オトーサンの2002その3

ほのぼの映画批評

前口上

この映画批評は、映画そのものを楽しみ、
見る前後の暮しも楽しもうというものです。
今年も、映画三味で人生を心豊かに過ごしましょう。
そうだ、映画をみよう!
みんな、映画館に行こう!

映画の採点簿へ

目次

702 トップガン(DVD 1986) 701 処刑人(DVD 1999) 700 アモーレス・ペロス(DVD 2000) 699 ディープ・コア2000(DVD 2000) 698 ブギーナイツ(DVD 1997)
697 ニクソン(DVD 1995) 696 プリティ・リーグ(DVD 1992) 695 ファングス(DVD 2001 TV) 694 インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア(DVD 1994) 693 ドラキュラ(DVD 1992)
692 ジョニー・ディスティニー(DVD 1995) 691 シャーキーズ・マシーン(DVD 1981) 690 サイン 689 カットスロート・アイランド(DVD 1995) 688 スパイキッズ2:失われた夢の島
687 告発(DVD 1995) 686 交渉人(DVD 1998) 685 アバウト・ア・ボーイ 684 フィーリング・ミネソタ(DVD 1996) 683 恋のエチュード(DVD 1971)
682 愛されずにはいられない(DVD 1997) 681 あなたに降る夢(DVD 1994) 680 青い珊瑚礁(DVD 1980) 679 オンリー・ユー(DVD 1994) 678 カーラの結婚宣言(DVD 1999)
677 ウインドトーカーズ 676 インソムニア 675 オースティン・パワーズ ゴールドメンバー 674 荒馬と女(DVD 1961) 673 恋をしましょう(DVD 1960)
672 お熱いのがお好き(DVD 1959) 671 シンデレラⅡ(DVD 2002) 670 ピーターパン2(DVD 2002) 669 バス停留所(DVD 1956) 668 七年目の浮気(DVD 1955)
667 帰らざる河(DVD 1954) 666 ジョンQ 665 ショウほど素敵な商売はない(DVD 1954) 664 紳士は金髪がお好き(DVD 1953) 663 ナイアガラ(DVD 1953)
662 百万長者と結婚する方法(DVD 1953) 661 ノックは無用(DVD 1952) 660 モンキー・ビジネス(DVD 1952) 659 トータル・フィアーズ 658 あのころ僕らは(DVD2001)
657 約束(DVD 2001) 656 エクゼクティブ・プロテクション(DVD 2001) 655 フェイス・イン・ラブ(TV2000) 654 マリリン・モンロー:ファイナル・デイズ(TV 2001) 653 オール・オブ・ミー/突然下半身が女に!(DVD 1984)
652 ガンモ(DVD 1997) 651 スチュワート・リトル2 650 輝きの海(DVD 1997) 649 セックスと嘘とビデオテープ(DVD 1989) 648 恐怖の報酬(DVD 1953)
647 子熊物語(DVD 1988) 646 不機嫌な赤いバラ(DVD 1994) 645 アイス・エイジ 644 天使にラブ・ソングを2(DVD 1993) 643 天使にラブ・ソングを・・・(DVD 1992)
642 17歳のカルテ(DVD 1999) 641 イン・ザ・ベッドルーム 640 彼女たちの関係(DVD 1994) 639 アニマル・ハウス(DVD 1978) 638 恋する人魚たち(DVD 1990)
637 チャタレイ夫人の恋人(DVD 1981) 636 海辺の家 635 シティ・ホール(DVD 1996) 634 白と黒のナイフ(DVD 1985) 633 ミクロの決死圏(DVD 1966)
632 アラン・スミシー・フィルム(DVD 1997) 631 裏窓(DVD 1954) 630 イーストウィックの魔女たち(DVD 1987) 629 チョコレート 628 タイムマシン(DVD 1960)
627 タイムマシン(2002) 626 赤ちゃん泥棒(DVD1987) 625 12人の怒れる男たち(DVD1957) 624 オデッサ・ファイル(DVD1974) 623 ガーデン(DVD1998)
622 沈黙の戦艦(DVD1992) 621 カナディアン・エキスプレス(DVD1990) 620 ニューヨークの恋人 619 アラクノフォビア(DVD1990) 618 愛を殺さないで(DVD1991)
617 知らなすぎた男(DVD1997) 616 永遠に美しく(DVD1992) 615 デーヴ(DVD1993) 614 メン・イン・ブラック2 613 イン&アウト(DVD1997)
612 誘う女(DVD1995) 611 ファイナル・デスティネーション(DVD2000) 610 理由(DVD1995) 609 今そこにある危機(DVD1994) 608 奇跡の旅(DVD1993)
607 ハーレー・ダビッドソン&マルボロマン(DVD1991) 606 クロウ(DVD:TVシリーズ1998) 605 妻の恋人、夫の愛人(DVD1996) 604 クローンズ(DVD1996) 603 クレイドル・ウィル・ロック(DVD1999)


クレイドル・ウィル・ロック

オトーサン、
大恐慌に、興味をもっています。
ルーズベルト大統領による経済再建策は、
歴史に残るものでした。
「小泉さん、しっかりして、
この映画から不況脱出のヒントをもらって」

原題:Cradle Will Rock (1999)  
監督・脚本:Tim Robbins  
Genre: Drama
Rated R for some language and sexuality. 
上映時間:132分
あらすじ:
1930年代のニューヨーク。
オーソン・ウェルズは、
フェデラル演劇支援プログラムを利用して
不況と共産党を恐れる企業家たちの
圧力にもかかわらず、
鉄鋼ストライキをテーマにした
ミュージカル「ゆりかご」の上演を企画している。
内容が過激なので、劇場は閉鎖されてしまう。
一方、ロックフェラーは、パトロン気取りで、
本社ロビーに巨大絵画を飾り付ける。
その絵のテーマに驚き、描き直しを求めて、画家と対立。
NYにやってきたイタリアの伯爵夫人は、
ムッソリーニの戦争資金かせぎに、名画を売っている。

出演者: 
Cherry Jones ....  Hallie Flanagan(ハリー)  
John Cusack ....  Nelson Rockefeller(ロックフェラー)
Joan Cusack ....  Hazel Huffman(ヘーゼル)  
オトーサン、
「芸達者をそろえたね」
大富豪ロックフェラーを演じた
ジョン・キューザックとジョーン・キューザックは、姉弟。

JOHN CUSACK 
ジョン・キューザック 
誕生日 1966/6/28  
出身 米イリノイ州シカゴ 
姉はアン・キューザック、ジョーン・キューザック、
兄はビル、妹にスージーがいる。全員俳優。
幼少からCMに出演。
ピヴン・シアター・ワークショップで学ぶ。
83年「恋のスクランブル」で映画デビュー。 
出演作 
1983年「恋のスクランブル」
1984年「グランビューU・S・A」「すてきな片思い」
1985年「シュア・シング」
1986年「スタンド・バイ・ミー」「やぶれかぶれ一発勝負」
     「ワン・クレイジー・サマー」「ナティ物語」
1987年「トラブル・バケーション」「ブロードキャスト・ニュース」
1988年「エイトメン・アウト」「テープヘッズ」
1989年「シャドー・メーカーズ」「セイ・エニシング」
1990年「グリフターズ/詐欺師たち」
1991年「トゥルー・カラーズ」
1992年「ウディ・アレンの影と霧」「蜃気楼ハイウェイ」
     「ボブ・ロバーツ」「ザ・プレイヤー」「ボブ・ロバーツ」
1993年「心の地図」「ビッグ・マネー・ブルース」
1994年「ブロード・ウェイと銃弾」「ケロッグ博士」
1996年「訣別の街」「スマイル・ライク・ユアーズ」
1997年「アナスタシア」(声)「コン・エアー」
     「ポイント・ブランク」「真夜中のサバナ」
1998年「シン・レッド・ライン」「フィオナが恋していた頃」
1999年「狂っちゃいないぜ!」「マルコヴィッチの穴」
     「クレイドル・ウィル・ロック」「シカゴ・ドライバー」
2000年「ハイ・フィデリティ」
2001年「アメリカン・スウィートハート」

その他の出演者:
Hank Azaria ....  Marc Blitzstein  
Ruben Blades ....  Diego Rivera  
Cary Elwes ....  John Houseman  
Philip Baker Hall ....  Gray Mathers  
Angus MacFadyen ....  Orson Welles  
Bill Murray ....  Tommy Crickshaw  
Vanessa Redgrave ....  Countess LaGrange  
Susan Sarandon ....  Margherita Sarfatti  
Jamey Sheridan ....  John Adair  
John Turturro ....  Aldo Silvano  
Emily Watson ....  Olive Stanton  
Bob Balaban ....  Harry Hopkins  

User Rating:  7.0/10 (1851 votes) 
オトーサン、
「高いスコアだ、編集もお見事」

User Comments:
djsadeghさん
Paris, France
2000年5月3日
素晴らしい知的な映画

私が映画に求めるすべてをもっている。
素晴らしい登場人物たち、ユーモア、サスペンス、深みと音楽。
2時間以上もの長編なのに、
多くのサブ・プロットのバランスがとれていて、
最後まで、もっと見たいと思わせてくれる。
演技は、みなうまい。
特に、フェデラル演劇プロジェクトのリーダー、
チェリー・ジョーンズを演じたハリー・フラナガンがいい。
ルーベン・ブレードとアンガス・マックファデンは、
ディエゴ・リヴェラとオーソン・ウェルズを演じて失望させない。
実話だというのに、これほど多くの
好ましいカリスマに会えるのは、めずらしい。
誰かひとりがスターというのではない。
みんなに、等しくスポットライトが当たっている。
ティム・ロビンズ監督は、
正しい場所にすべての事物をはめ込むという
素晴らしい仕事をやってのけた。
そして、何よりも、真実味のある論争がある。
芸術と政治と組合、お金の影響について考えさせる
意欲的な作品だ。
失敗する可能性もあったのに、あらゆるレベルで成功している。
必見。

オトーサン、
失業者の行列シーンに胸をつかれました。
日本のハローワークの行列を思い出します。
すさんだ顔の失業者の行列は、無策の象徴です。
この映画に出てくる
フェデラル演劇プロジェクトというのは、
なかなかの名案ではないでしょうか。
失業した歌手や舞台俳優たちに職を与え、
世の中を明るくしようというのです。
W杯サッカーのように、明るい話題が必要です。
官僚の発想では、絶対に出てこないだけに、
政治家の奮起が望まれます。
「でも、ムリかなあ?」
いつ警察に呼び出されるか、戦々恐々としている現状では。


クローンズ

オトーサン、
双子の娘に恵まれました。
子供の頃は、同じ洋服を着せて、
「あーら、かわいい、双子さんなの」
まんざらでない気持ちでした。
でも、時々、ふたりを見まちがえるのです。
「パパは、いつになったら、あたしのこと覚えるのよ!」
「あなたって、ダメねえ」と奥方。

原題:Multiplicity (1996)  
監督:Harold Ramis  
原作・脚本:Chris Miller (III) 
Genre: Comedy
Rated PG-13 for sexual situations. 
上映時間:117分
あらすじ:
建築作業員ダグは、超多忙なうえに、
働きに出た妻ローラの代役で、、
娘ジェニファーの面倒を見るのも手がかかる。
そこへ、遺伝学者リーズ博士がアプローチしてきて、
クローンという解決策を申し出る。

出演者: 
Michael Keaton ....  Doug Kinney(ダグ)
Andie MacDowell ....  Laura Kinney(ローラ)   
Katie Schlossberg ....  Jennifer Kinney(ジェニファー)  
Harris Yulin ....  Dr. Leeds(リーズ博士)  
オトーサン、
「ダグのひとり芝居だね」
マイケル・キートンが、
ひとりで何役も演じわけるのが愉しみです。

MICHAEL KEATON 
マイケル・キートン 
誕生日 1951/9/9  
出身 米ペンシルバニア州コラオポリス 
7人兄弟の末っ子。
大学でスピーチとコメディ作家のコースを専攻するが2年で中退。
地元のラジオ局に技術スタッフとして勤務後、
劇団を経てスタンダップ・コメディアンとなる。
NYからLAへと渡り、下積み生活の末
TVコメディ番組に出演。
これがきっかけとなって多くのバラエティやコメディ番組に出演。
82年の「ラブINニューヨーク」で映画デビュー。
その後コメディを中心に活躍し、
88年の「ビートルジュース」で毒の効いた持ち味を発揮して人気を得た。
89年、「バットマン」で主役を演じる。
出演作 
1982年「ラブINニューヨーク」
1983年「ミスター・マム」
1984年「暗黒街の人気者/マシンガン・ジョニー」
1986年「ガンホー」「マンハッタン・ミステリー」「シカゴ・ラプソディ」
1988年「偽りのヘブン」「ビートルジュース」
1989年「ドリームチーム」「バットマン」
1990年「パシフィック・ハイツ」
1991年「ニューヨーク・ジャスティス/許された犯罪」
1992年「バットマン・リターンズ」
1993年「から騒ぎ」「マイ・ライフ」
1994年「ザ・ペーパー」「眠れない夜はあなたと」
1996年「クローンズ」
1997年「ジャッキー・ブラウン」「絶対×絶命」
1998年「ジャック・フロスト」「アウト・オブ・サイト」
 
その他の出演者:
Zack Duhame ....  Zack Kinney  
Richard Masur ....  Del King  
Eugene Levy (I) ....  Vic  
Ann Cusack ....  Noreen  
John de Lancie ....  Ted  
Judith Kahan ....  Franny  
Brian Doyle-Murray ....  Walt  
Obba Babatunde ....  Paul  
Julie Bowen ....  Robin  
Dawn Maxey ....  Beth  
Kari Coleman ....  Patti  

User Rating:  5.6/10 (2985 votes) 
オトーサン
「5点台とはさびしいね」

User Comments:
Blair Campbellさん
Perth, Australia
1999年9月29日
弱点4つ。

この映画は、疑いなく、最低。
お金を払うと、我慢して座り続けるが、
この映画には、とても我慢ができなかった。
この映画に10点をつけるひとは、
ほかの映画を見たことがないにちがいない。
マイケル・キートンは、かなりいい演技をしたが、
プロットが脆弱で、先が読めた。
アンディ・マクドーネルは、キュートだが、
ごく当たり前の役を演じている。
ほかのひとは、みなつけ足り。
面白くも何ともなく、
予想通りの終わり方をする物語だ。
面白いアイディアなのに、
子供っぽい物語にして台無しになった。
悲しい。

オトーサン、
「意見がちがうぞ」
ユーザー・コメントとは立場がちがいます。
冒頭に述べたように、双子の親だからです。
双子というのは、神様の手になるクローン人間のようなもの。
「あたしたち、それぞれ個性があるのよ」
娘たちに叱られそうですが、
この映画に登場するクローン人間は、2種類あって
オリジナルのコピーと、コピーのコピーがあるのです。
後者は、コピーのずれがあって、かなり個性的です。
「そうか、微妙なコピーのずれが双子なんだ」
この発見については、娘たちには話さないでおきましょう。


妻の恋人、夫の愛人

オトーサン、 浜崎あゆみや宇多田ヒカルは知っています。 教え子に聞いてみました。 「ボン・ジョヴィって知ってる?」 「名前は聞いたことはありますが... 自分は音楽に詳しくないものですから」 それを聴いて、大いに安心しました。 若い人が全員、知っているわけじゃないのです。 原題:The Leading Man (1996) 監督:John Duigan 脚本:Virginia Duigan genre:Drama Rated R for some language and sexuality. Country: UK Langage:Ebglish 上映時間:100分 あらすじ: 劇作家フェリックスは、「ヒットマン」のリハーサル中。 旧友ハンフリーが監督し、すでに傑作の呼び声が高い。 しかし、フェリックスは、成功を楽しむどころではない。 若く陽気な女優ヒラリーと恋に落ちて、 よき家族だった妻エレナと 3人の元気な子供たちを捨てようとしていたからだ。 そこに、ハリウッド俳優ロビンが、割りこんでくる。 魅力的で、危険な男で、フェリックスにいたずらを仕掛ける。 出演者: Jon Bon Jovi .... Robin Grange(ロビン) Lambert Wilson .... Felix Webb(フェリックス) Anna Galiena .... Elena Webb (エレナ) Thandie Newton .... Hilary Rule (ヒラリー) オトーサン、 「ボン・ジョヴィ、やけに魅力的な色男だなあ。 大抵の女は、なびくはずだ」 ボン・ジョヴィの経歴を見てみましょう。 JON BON JOVI  ジョン・ボン・ジョヴィ 誕生日 1962/3/2 出身 米ニュージャージー州セイレビル 84年「夜明けのランナウェイ」でシングル・デビュー。 87年アルバム「ワイルド・イン・ザ・ストリート」が 8週連続全米NO.1。 「禁じられた愛」「リヴィン・オン・ア・プレイヤー」も 連続NO.1になるなど、 アルバムの売り上げはシングルを含め、全世界で3000万枚を超える。 90年「ヤングガン2」の主題歌「ブレイズ・オブ・グローリー」が アカデミー賞とグラミー賞にノミネートされた。 出演作 1990年「ヤングガン2」《 1995年「ムーンライト&ヴァレンチノ」 1996年「妻の恋人、夫の愛人」 1997年「リトル・シティ/恋人たちの選択」 1999年「ノー・ルッキング・バック」 2000年「Uー571」「ペイ・フォワード 可能の王国」 その他の出演者: Barry Humphries .... Humphrey Patricia Hodge .... Delvene Diana Quick .... Susan David Warner .... Tod User Rating: 6.2/10 (232 votes) オトーサン、 「もうすこし高くてもいいかな」 User Comments: blanche-2さん New York, NY 2001年1月15日 面白く、誘惑的 みどころは、何といっても ボン・ジョヴィの面白い演技である。 かなりミステリアスな俳優として、 ランバート・ウィルソンが書いた「ヒットマン」を演じる。 誘惑者としての動機が、不思議で、 この先どうなると思わせてくれる。 ウィルソンは、惑乱した劇作家としてうまい演技を見せる。 純真無垢の女性に熱愛し、妻を見捨てることもできない。 そのほか魅力的な出演者が多く出演している。 退屈な部分もないではないが、面白い映画だ。 オトーサン、 「舞台となったロンドンもいいし、 音楽も素敵だけれど、設定が凝ってるなあ」 普通だったら、 ・劇作家フィリップスとその妻エレナ、 ・フィリップスとその愛人ヒラリー、 この3人の三角関係を平凡に描き終わってしまうはずが、 ボン・ジョヴィがこの三角関係のなかに 強引に割り込んでくる設定をしたことによって、 どこにでもあるような三角関係が、 俄然、スポットライトを浴びてくるのです。 ボン・ジョヴィは、 いわば、触媒であり、霊媒者であり、狂言回しなのです。 ボン・ジョヴィというロックスターが 見事な演技をしたおかげで、ドラマが輝いているのです。 いわば、シェイクスピア劇の現代版です。


クロウ

オトーサン、
週末を過ごす映画を探しに。
3本のTVシリーズものを借りました。
ところが、災厄が待っていたのです。

原題:The Crow: Stairway to Heaven (TV 1998)
監督:Peter Dashkewytch / William Gereghty  
脚本:Naomi Janzen / Peter M. Lenkov  
Genre: Action / Horror / SF
上映時間:45分
Country: Canada  
Langage: English
あらすじ:
エリックは、ミュージシャン。
ガールフレンドと一緒に殺される。
カラスに導かれ、霊的な力のおかげで
生き返って、不死身となった。
彼とガールフレンドを殺したものに復讐するが、
善と悪のバランスを回復させるまで、
地球上に留まらねばならないことに気づく。

出演者: 
Mark Dacascos ....  Eric Draven(エリック) 
Marc Gomes ....  Daryl Albrecht(ダーリー) 
Sabine Karsenti ....  Shelly Webster(シェリー) 
オトーサン、
「どこかで見た顔だなあ」
ジャン・レノと一緒に「ジェヴォーダンの獣」に
出演していたマーク・ダカスコスでした。

MARK DACASCOS 
誕生日 1964/2/26  
出身 米ハワイ州 
両親は、マーシャツアーツのチャンピオン。
18歳の時、カンフーのヨーロッパ選手権で優勝し、
注目を集めて、俳優に転身。
85年「dim sum」で映画デビュー。
テレビ「クロウ」で主役を演じた。 
出演作 
1989年「仁義なき闘いインL.A./エンジェル・タウン」
1992年「バトル・マスター/USAサムライ伝説」
1993年「オンリー・ザ・ストロング」
1994年「ダブルドラゴン」
1995年「キック・ボクサー5」
1996年「D・N・A」「クライング・フリーマン」「サボタージュ」
1997年「迫撃者」「サンクチュアリ」
     「地獄のハイパー・ウェポン/レッドライン」「D・N・AⅡ」
1998年「クロウ ザ・リベンジ」「コマンドライン/ザ・ベース」
     「フル・ブラント」「クロウ」(TM)
1999年「クロウ/ウィッチクロウ」
2001年「ジェヴォーダンの獣」

その他の出演者:
Katie Stuart (I) ....  Sarah Mohr  
Lynda Boyd ....  Darla Mohr  
Jon Cuthbert ....  Lt. David Vincennes  
John Pyper-Ferguson ....  Top Dollar/Jason Danko  
Christina Cox ....  Jessica Capshaw  
Julie Dreyfus ....  India Reyes  
Sue Mathew ....  D.A. Cordelia Warren  
Gaetana Korbin ....  Shea Marino/Louise Moran  
Ty Olsson ....  Funboy/George Jamieson  

User rating:記載なし  
オトーサン、
「せいぜい5点台だな」

User Comments:
Stephane Morrellさん 
Montreal, Canada
1998年11月2日
ばかばかしい!

このTVシリーズに大きな期待を持っていた。
残念ながら、それは愚かな望みだった。
最初の映画を焼き直し、原作のいい味を殺して、
エリック・ドレイヴンの冒険シリーズを台無しにした。
素晴らしいアイディアをめちゃめちゃにするなんて
何ということだろう。

オトーサン、
怒り狂っています。
「おいおい、映画じゃないじゃないか!」
DVD3本には、30分ものが10本入っていましたが、
最初の1本だけで見るのをやめました。
「いつまで悪徳商法を続けるのだ!不当表示はやめろ」
製作したPioneer、
レンタルしているTSUTAYA、
入札で悪いことをしていた三井物産。
「お前ら、いい加減にせい」
大手の悪徳商法が大手を振って横行している現状、
ほとほと愛想を尽かしたくなります。


ハーレー・ダビッドソン&マルボロマン

オトーサン、
「これ、面白そうじゃん」
50ccの原付バイクに乗っていた頃、
ハーレー・ダビットソンに憧れていました。
「いまなら買えるかも」
数年前、オートバイ屋さんに相談したら、
「やめときなさい、歳でしょ」

原題:Harley Davidson and the Marlboro Man (1991)  
監督:Simon Wincer  
脚本:Don Michael Paul  
Genre: Action 
上映時間;98分
あらすじ:
バイク乗りのハーリーと
彼に劣らずバイク好きの親友マルボロマンは、
親代わりの友人がバーを失おうとしているのを知る。
銀行が、そこに新しいビルを建てたいので、
借地料250万ドルもの大金を要求してきたからだ。
2人は、ここは一肌脱いで、
旧友のために悪い銀行から金を強奪しようと決める。
不幸にも、間違った現金輸送車を狙ってしまう。
現金でなく新しい合成麻薬だった。
彼らは、悪い銀行家と麻薬マフィアに狙われる。

出演者: 
Mickey Rourke ....  Harley Davidson(ハーレー)  
Don Johnson ....  Marlboro(マルボロマン)  
Chelsea Field ....  Virginia Slim(ヴァージニア)  
オトーサン、
「登場人物のネーミング、すばらしいね」
主人公のふたりとも不良中年で、
イージーライダーにあこがれていた世代です。
「かっこいい!」
相手役の女性の名前、ヴァージニア・スリム!
これって、タバコの名前でしょう。

MICKEY ROURKE 
ミッキー・ローク 
誕生日 1956/9/16  
出身 米ニューヨーク州シュネクタディ 
7歳の時、両親が離婚し、母とマイアミへ。
高校時代、ボクサーを志すが、挫折。
19歳の時、単身ニューヨークへ。
バーの用心棒や夜警など職を転々とする一方、
サンドラ・シーキャットのもとで演技を学ぶ。
後にアクターズ・スタジオに入門。
79年「1941」で映画デビュー。
出演作
1979年「1941」
1980年「天国の門」「フェイドTOブラック」
1981年「白いドレスの女」
1982年「ダイナー」
1983年「ランブルフィッシュ」「錆びた黄金」
1984年「悪の華/パッショネイト」
1985年「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」
1986年「ナインハーフ」
1987年「エンゼル・ハート」「死にゆく者への祈り」
     「バーフライ」
1988年「ホームボーイ」
1989年「フランチェスコ」「ジョニー・ハンサム」
1990年「逃亡者」「蘭の女」
1991年「ハーレー・ダビッドソン&マルボロマン」
1992年「ホワイト・サンズ」
1994年「フリーライド」
1995年「男たちの危険な午後」
     「ハード・ブレット/仁義なき銃弾」
1996年「欲情の媚薬」
1997年「ダブルチーム」「レインメーカー」
     「ポイント・ブランク」
1999年「バッファロー66’」「マグナム」
2000年「追撃者」「アニマル・ファクトリー」
2001年「プレッジ」

その他の出演者:
Daniel Baldwin ....  Alexander  
Giancarlo Esposito ....  Jimmy Jiles  
Vanessa L. Williams ....  Lulu Daniels  
Robert Ginty ....  Thom  
Tia Carrere ....  Kimiko  
Julius Harris ....  Old Man  
Eloy Casados ....  Jose  
Big John Studd ....  Jack Daniels  
Tom Sizemore ....  Chance Wilder  
Mitzi Martin ....  The Woman  
Kelly Hu ....  Suzie  
James Nardini ....  Punk with Gun  

User Rating:  4.7/10 (1169 votes) 
オトーサン、
「おいおい、4点台かよ」
6点台を予想していました。

User Comments:
yovivoさん
Broken Bow, Oklahoma
1999年9月23日
オートバイとタバコへの粗野な侮辱

どの画面も、どの会話も、まったく面白くなかった。
ドン・ジョンソンは、恥じるべきだ。
ミッキールークは、こう言ったにちがいない。
「つまらん演技だった、新しいゼロだ」
アクション・シーンは、哀れなほどバレバレ。
5歳児だって、この退屈で愚かな映画には興奮できないだろう。
低俗な雑誌に出てくる英雄気取り。
絶対に駄作。
10満点で、0点だ。

オトーサン、
銀行の巨悪を暴くというのが気に入りました。
6月末の株主総会で不祥事を起こした
社長たちがぬけぬけと答弁していました。
この映画の底に流れるゆったりとした時間が、素敵でした。
確かに、60年代に流れていた時間です。
カウボーイたちの時間でもあります。
この映画、評価が分かれるようですが、
古きよき60年代への賛歌として上出来の作品だと思います。 


奇跡の旅

オトーサン、
ディズニー映画は、敬遠気味です。
この映画、ワンちゃんが主人公で、
飼っていた愛犬を思い出したので、
買ってしまいました。
「孫ができたら犬を飼って、一緒に見よう。
孫には、チロの思い出話もたくさんしてあげよう」

原題:Homeward Bound: The Incredible Journey (1993)  
監督:Duwayne Dunham  
原作:Sheila Burnford  
脚本:Caroline Thompson (I) 
Genre: Drama / Family / Adventure
上映時間:84分
あらすじ:
家族がバケーションに行くので、
3匹のペットが、留守番をする羽目に。
チャンスは、斜に構える若いアメリカン・ブルドッグ、
シャドウは、年寄りの賢いゴールデン・レトリーバー、
サシーは、気取ったヒマラヤンだ。
かれらは、飼い主探しに出発する。 
アメリカ横断旅行は、危険きわまりない。
深い森を横断し、開けた草原を越えていく。 、
ご主人を見つけられるかな? 

声の出演者: 
Michael J. Fox ....  Chance(チャンス)  
Don Ameche ....  Shadow (シャドウ)
Sally Field ....  Sassy (サシー) 
オトーサン、
2匹のワンちゃん、チャンスとシャドウ、
なかなかの名優です。
猫のサシーも名脇役です。
 
その他の出演者;
Don Alder ....  Molly's Father 
Ed Bernard ....  Desk Sergeant  
Kevin Chevalia ....  Jamie Seaver  
Anne Christianson ....  Research Assistant  
Ted D'Arms ....  Vet  
Woody Eney ....  Forest Ranger 'Mark'  
Kim Greist ....  Laura Burnford-Seaver  
Rich Hawkins ....  Forest Ranger  
Robert Hays ....  Bob Seaver  
Nurmi Husa ....  The Caterer  
Jane Jones (II) ....  Molly's Mother  
Veronica Lauren ....  Hope Burnford  

User Rating:  6.3/10 (920 votes) 
オトーサン、
「まあ、こんなものかな」

User Comments:
Monika-5さん
2000年10月11日
大好き! 

なんて楽しい映画でしょう!
田舎のひとたちや景色を愉しんだわ。
数年前に劇場でみた。
いま、うちにビデオがあるの。 
チャンス、サシー、シャドウ、かわいいわねえ。
吹き替えもかんぺきよ。 
家族もいいわねえ。 
ほんとうの家族みたい。 
優しいパパ役のロバート・ヘイが素敵だった。 
子供達の新しいパパにふさわしいわ。
清潔で、面白くて良い家族用の娯楽映画を探しているなら
この映画、おすすめよ。

オトーサン、
この映画のみどころは、
ワンちゃんたちですが、
ワンちゃんたちが冒険旅行をする
シェラネバタ山脈のすばらしい大自然も見逃せません。
森林、草原、渓谷、山岳、熊、ピューマ、スカンク、
「いいなあ、大自然って」
シェラネバタ山脈も自然が豊かです。
「ヨセミテ国立公園、行ってみたいなあ」


今そこにある危機

オトーサン、
ハリソン・フォードのフアンです。
「スターウォーズ」「インディ・ジョーンズ」、
「逃亡者」、「エアフォース・ワン」など秀作ぞろいです。
「これも面白そうだ。えーい、DVD買っちゃえ」

原題:Clear and Present Danger (1994)  
監督:Phillip Noyce  
原作:Tom Clancy 
脚本:Donald Stewart (II) 
Genre: Action / Thriller
上映時間:141分
あらすじ:
コロンビアの麻薬カルテルの
資金洗浄を引き受けていた男が、
その資金を盗んだために、報復にあい殺害される。
殺された男は、大統領の生涯の友だった。
人格者だったグリア海軍大将が、不治の病におかされたので、
CIAのアナリストだったライアンが、CIA副長官に任命され、
事件の解明にあたることになる。
補佐官たちは、大統領を説得し、
議会の意に反し、ライアンにも知らせず、
カルテルに対する秘密の軍事行動を決める。
この結果、事態は急速に悪化し、
ライアンは、上層部の政争に巻きこまれる。
一方、カルテルのボスの1人で、
盗まれた大金の持ち主エスコベダの警備主任コルテスは、
エスコベダからボスの座を奪おうとし、
秘密作戦へのCIAの関与をエスコベダに通報して
いい顔をしようとする。
補佐官カッターは、ライアンの意に反し、
コルテスと取引きし、軍事作戦の中止を決める。
その結果、米兵たちは、コロンビアから脱出できず、
傭兵たちの捕虜になってしまう。
激怒したライアンは、単身コロンビアに飛び、
現地エージェント、クラークの助けを借り、
兵士達を救出しようとする。

出演者: 
Harrison Ford ....  Jack Ryan (ライアン) 
Willem Dafoe ....  John Clark (クラーク) 
Miguel Sandoval (I) ....  Ernesto Escobeda(エスコベダ)  
オトーサン、
「ハリソン・フォード、いいね」
「スパイダーマン」で敵役を演じた
ウィレム・デフォーも、いいですねえ。
窮地に陥ったときの対応ぶりが見事で、
思わず声援を送りたくなります。
「艱難汝を玉にする」を地で行く大活躍。
脂がのっている時期だったのでしょう。

HARRISON FORD 
ハリソン・フォード 
誕生日 1942/7/13  
出身 米イリノイ州シカゴ 
ウィスコンシンのリボン・カレッジに学び、
夏休み中に舞台に立つようになる。
映画俳優になるべくロスに移り、
64年「現金大作戦」で映画デビュー。
「スター・ウォーズ」シリーズのハン・ソロ役や
「インディ・ジョーンズ」シリーズのインディ役が有名。
出演作 
1966年「現金作戦」
1967年「大いなる砲火」「テキサスの7人」
1970年「……YOU…」
1973年「アメリカン・グラフィティ」
1974年「カンバセーション…盗聴」
1977年「スター・ウォーズ」「幸福の旅路」
1978年「ナバロンの嵐」
1979年「ハノーバー・ストリート」「地獄の黙示録」
     「フリスコ・キッド」
1980年「スター・ウォーズ/帝国の逆襲」
1981年「レイダース/失われたアーク」
1982年「ブレード・ランナー」
1983年「スター・ウォーズ/ジェダイの復讐」
1984年「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」
1985年「刑事ジョン・ブック/目撃者」
1986年「モスキート・コースト」「フランティック」
     「ワーキング・ガール」
1989年「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」
1990年「推定無罪」
1991年「心の旅」
1992年「パトリオット・ゲーム」
1993年「逃亡者」
1994年「今そこにある危機」
1995年「サブリナ」「百一夜」
1997年「デビル」「エアフォース・ワン」
1998年「6デイズ7ナイツ」
1999年「ランダムハーツ」
2000年「ホワット・ライズ・ビニース」
     「地獄の黙示録〈特別完全版〉」

その他の出演者:
Anne Archer ....  Dr. Cathy Muller Ryan  
Joaquim de Almeida ....  Col. Felix Cortez/Roberto Alonzo Landa  
Henry Czerny ....  CIA Deputy Director Robert Ritter  
Harris Yulin ....  National Security Advisor James Cutter  
Donald Moffat ....  President Bennett  
Benjamin Bratt ....  Captain Ramirez  
Raymond Cruz ....  Domingo 'Ding' Chavez  
Dean Jones (I) ....  Judge Moore  
Thora Birch ....  Sally Ryan  
Ann Magnuson ....  Moira Wolfson  
Hope Lange ....  Senator Mayo, Chairwoman Appropriations Comittee  
Tom Tammi ....  FBI Director Emile Jacobs  

User Rating:  6.8/10 (7655 votes) 
オトーサン、
「高いスコアだ」

User Comments:
peterb-pさん
2002年3月29日
私の好きなスリラーのひとつ。

アクション、サスペンス、スリラー好きなら
この映画を借りるとよい。 
私にとって、大好きなスリラーのひとつである。 
年に1度は見ることにしている。 
記憶に残るシーンや会話がある。
原作を読んでいると、映画を思い浮かべる。
この映画は、CIAのエージェント・ジャック・ライアンが、
大がかりな政府の陰謀に巻きこまれるという話である。 
大統領の親友がコロンビアの麻薬事件で殺害されたために、 
かれは、秘密特殊部隊を指揮し、ジョンクラークとともに、
コロンビアで、麻薬の脅威をとりのぞこうとする。 
ふたりの悪漢、麻薬王のサンドバルと
そのアドバイザーのホアキン・デ・アルメイダの演技は、見事だ。 
CIAの作戦担当次長リッターや、 
特殊部隊の兵士 Chavezの演技も見事である。 
この役を他の役者が演じることは、想像できないほどだ。
ライアンと大統領、リター次長との政争シーンの間に、 
驚くべきアクション・シーンがある。 
最高なのは、コロンビアのテロリストたちが、
CIAの車両を屋上からロケット砲で狙撃するシーンである。
叛乱軍と特殊部隊とのバトルでは、
スマート爆弾が屋敷に落下するサスペンスあふれるシーンもある。
饒舌すぎる部分もあるが、いい映画だ。
ハリソン・フォードと他の登場人物との掛け合いは見事で、
アクション・シーンはクラシックで、脚本もよく書かれている。 
原作とは、ちょっと違っているが、 
いい映画になったのだから、それは許されるだろう。

オトーサン、
「ぜいたくな映画だなあ」
コロンビアのジャングルや市街地の撮影、
投入されるヘリや航空機の数の多さなど、
手間ヒマかかった超大作です。
ハリソン・フォードのような高額のギャラをとる
俳優を起用しているから、さぞ制作費がかさんだことでしょう。
さて、イラク攻撃の開始は目前とか。
「今そこにある危機」は、他人事ではなさそうです。


理由

オトーサン、
「ショーンの映画だ」
007でおなじみのショーン・コネリー、
円熟した良い演技を続けています。
「大したもんだ。老いてますます盛んなんて」
その「理由」は、何でしょうか。

原題:Just Cause (1995)  
監督:Arne Glimcher  
原作:John Katzenbach 
脚本:Jeb Stuart
Genre: Mystery / Thriller
上映時間;102分
あらすじ:
ボビーは、少女殺人容疑で電気椅子。
8年後、かれは無罪を証明するために
法律学の教授アームストロングを呼ぶ。 
アームストロングは、直ちに見逃された証拠を発見し、
警察に提供する。
しかし、警察は、見向きもしない。
なぜなら、ボビーは、かれらの殺人者なのだから。 

出演者:
Sean Connery ....  Paul Armstrong(アームストロング) 
Laurence Fishburne ....  Tanny Brown(タニー)
Blair Underwood ....  Bobby Earl(ボビー)  
Ed Harris ....  Blair Sullivan(サリバン)  
オトーサン、

ショーン・コネリー 
誕生日 1930/8/25  
出身 英エディンバラ
中学から働きに出て卒業後はトラック運転手に。
18歳で海軍に入隊。病気のため除隊し
新聞社など職を転々としていたが、
「南太平洋」の舞台に立ったのをきっかけに
“No Road Back”で映画デビュー。
「007/ドクター・ノオ」でボンド役を得て人気上昇。
以後、ボンド役を引退してからも数々の映画に出演。
87年、「アンタッチャブル」でアカデミー助演男優賞。
99年、ナイトの称号を得た。 
出演作 
1957年「鍵なき扉」「地獄特急」「虎の行動」
1959年「ターザンの決闘」「四つの願い」
1961年「殴り込み愚連隊」「ダイナミック作戦」
1962年「007は殺しの番号(007/ドクター・ノオ)」
     「史上最大の作戦」
1963年「007/危機一髪(007/ロシアより愛を込めて)」
1964年「わらの女」「マーニー」
     「007/ゴールドフィンガー」
1965年「丘」「素晴らしき男」
     「007/サンダーボール作戦」
1967年「007は二度死ぬ」
1968年「シャラコ」
1969年「赤いテント」
1970年「男の闘い」
1971年「ショーン・コネリー/盗聴作戦」
     「007/ダイヤモンドは永遠に」
1973年「怒りの刑事」
1974年「未来惑星ザルドス」「オリエント急行殺人事件」
     「オスロ国際空港/ダブル・ハイジャック」
1975年「風とライオン」
1976年「王になろうとした男」
     「ショーン・コネリー/愛しき暗殺者」「ロビンとマリアン」
1977年「遠すぎた橋」
1978年「大列車強盗」
1979年「メテオ」「さらばキューバ」
1981年「アウトランド」「バンデットQ」
1982年「シークレット・レンズ」「氷壁の女」
1983年「ネバーセイ・ネバーアゲイン」「勇者の剣」
1985年「ハイランダー/悪魔の戦士」「薔薇の名前」
1987年「アンタッチャブル」
1988年「プレシディオの男たち」
1989年「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」
     「ファミリー・ビジネス」
1990年「レッド・オクトーバーを追え!」「ロシア・ハウス」
     「ハイランダー2/蘇る戦士」
1991年「ロビン・フッド」
1992年「ザ・スタンド」
1993年「ライジング・サン」
1994年「グッドマン・イン・アフリカ」
1995年「理由」「トゥルーナイト」
1996年「ザ・ロック」◇「ドラゴンハート」(声)
1998年「アベンジャーズ」
1999年「エントラップメント」「マイ・ハート,マイ・ラブ」
2001年「小説家を見つけたら」

その他の出演者:
Kate Capshaw ....  Laurie Armstrong  
Christopher Murray ....  J.T. Wilcox  
Ruby Dee ....  Evangeline  
Scarlett Johansson ....  Kate  
Daniel J. Travanti ....  Warden  
Ned Beatty ....  McNair  
Liz Torres ....  Delores Rodriguez  
Lynne Thigpen ....  Ida Conklin  
Taral Hicks ....  Lena  
Victor Slezak ....  Sergeant Rogers  
Kevin McCarthy ....  Phil Prentiss  

User Rating:  6.1/10 (1995 votes) 
オトーサン、
「暗いシーンが影響したな」

User Comments:
jmorrison-2さん
San Jose, CA
2002年5月24日
驚くほどよく出来ている

この映画、筋書きが読めるかも知れないが、 
最後には、おもったよりすっといい映画になった。 
ショーン・コネリーは、出ずっぱりだった。 
フロリダの泥々した湿地帯の雰囲気はよく出ている。
ローレンス・フィッシバーンは、すばらしい。
この映画のスターといえよう。
南部の小さな町の刑事を体現している。 
ブレア・アンダーウッドもいい。
実にリアルに幼児殺人犯にされた男を演じている。 
自分が殺人犯であるという自覚は、
サスペンスに富み、おどろくべきものである。 
エド・ハリスもいい。 
精神病者の確信犯をややオーバーに演じているが、 
役を愉しんでいる。
最初のうちは、たいしたことないと思っていたが、 
最後には、思ったよりずっと良かった。 
ストーリーも、演技も、雰囲気もいい。 
強くおすすめしたい。

オトーサン、
「見所は、フロリダの裏の顔だな」
フロリダといえば、ビーチが長く延びていて、
運河がそれにそって長く延びていて、
ハッピー・リライアしたひとたちが
クルージングしている風景が思い浮びますが、
一歩奥に入れば、巨大ワニが住む湿地帯。
精神まで、じめじめ腐ってしまう、
黒人差別が色濃く存在している辺境なのです。
この映画、そんな雰囲気がよく出ていました。


ファイナル・デスティネーッション

オトーサン、
今週分6本借りました。
「手当たり次第、見過ぎだなあ」
こうやって、映画を見続けたあとの
ファイナル・デスティネーション(最終目的地)は、
一体、どこにあるのでしょうか?
「パリ、ニューヨーク、それとも死?」

原題:Final Destination (2000)  
監督:James Wong (IV)  
原作:Jeffrey Reddick  
脚本:Glen Morgan 
Genre: Horror / Thriller
Rated R for violence and terror, and for language. 
上映時間:98分
あらすじ:
パリに修学旅行に行く高校生のひとりが
180便は衝突・炎上すると予感。
友人たちに、乗らないほうがいいと叫ぶ。
数人が彼の言うことに耳をかたむけて乗らない。
すぐそのあとに飛行機は爆発する。
彼らは、誰も飛行機に乗らなくなったが、
神秘的な方法で殺されていく。

出演者: 
Devon Sawa ....  Alexander 'Alex' Chance Browning (アレックス) 
Ali Larter ....  Clear Rivers (クレア) 
Kerr Smith ....  Carter Horton (カーター) 
オトーサン、
「若手3人、なかなかいいね」
クレアを演じたアリ。ラーターは、なかなかの美人です。
経歴を見ましょう。

ALI LARTER 
アリ・ラーター 
誕生日 1976/2/28  
出身 米ニュージャージー州 
13歳からモデルとして活躍。
TV「シカゴ・ホープ」などにゲスト出演。
「バーシティ・ブルース」では
ホイップ・クリームに包まれたヌードを披露し、
「TATARI」ではアクションで活躍している。 
出演作 
1999年「バーシティ・ブルース」「TATARI」
2000年「ファイナル・デスティネーション」
2001年「キューティ・ブロンド」

その他の出演者:
Kristen Cloke ....  Ms. Valerie 'Val' Lewton  
Daniel Roebuck ....  Agent Weine  
Roger Guenveur Smith ....  Agent Schreck  
Chad Donella ....  Tod Waggner  
Seann William Scott ....  William 'Billy' Hitchcock  
Tony Todd ....  William 'Bill' Bludworth, The Mortician  
Amanda Detmer ....  Terry Chaney  
Brendan Fehr ....  George Waggner  
Forbes Angus ....  Larry Murnau, French Teacher  
Lisa Marie Caruk ....  Christa Marsh  
Christine Chatelain ....  Blake Dreyer  
Barbara Tyson ....  Mrs. Barbara Browning  

User Rating:  6.6/10 (7788 votes) 
オトーサン、
「かなり高いスコアだな」

User Comments:
Sarahrooieさん
London, England
2002年3月11日
ほんとうに怖い!

私は、ホラー映画に慣れている。
下手なアクションに大笑いし、
この先、何が起ころうが心配しない。
仮面をかぶった殺人者に追われる
金持ちの白人の高校生には、おびえない。
ポスターを見て、かっこよかったし、
カー・スミスが出ている映画ならいいか。
ポップコーンを買い、いい気持ちになって、見はじめた。
子供たちを追っていく死の有様を
1時間半じっくり確かめようと思ったのだ。
何が起ったと思う?
私は、1度も笑わなかった。
何回か、金切り声を上げそうになった!
これは筋金入りのホラー映画フアンにとって
完璧な映画である。
その理由は、
a) 飛行機墜落事故は恐しい。
b) 金持ちの高校生なんか目じゃない。
  カーターが体の芯から怯えきっているのが怖いのだ。
c) 実は、殺人者などいない。
  仮面をした死が、われわれを追いかけ続けている。

オトーサン、
死は、すべての人に必らす訪れるものなに、
誰もそれを意識していません。
若いひとにとって、死は遠いもの。
戦争やテロや交通事故や病気など、
身近に死があるのに、他人事のように思っています。
ところが、この映画では、
次々に、若いひとが不条理な出来事や方法で殺されていきます。
「若いひとが見るといいかも」
人生を直視するようになるかもしれません。


誘う女

オトーサン、
「誘う女?売春婦?」
チョット悪い予感がしましたが、
ニコール・キッドマン出演とあって、一安心。
トム・クルーズと別れてから、
一段と芸に磨きがかかってきました。

原題:To Die for (1995)  
監督:Gus Van Sant  
原作:Joyce Maynard
脚本:Buck Henry
Genre: Drama / Comedy
Country: UK / USA  
上映時間:106分
あらすじ:
スザーンは、自分が欲することを知っている。
テレビのニュースキャスターになりたい。
そのためには、何でもやろうと思っている。
知性には欠けるが、冷たい決意と悪企みで補う。
容赦なく目標を追求する。
邪魔者は殺せだ。

出演者: 
Nicole Kidman ....  Suzanne Stone Maretto(スーザン) 
Matt Dillon ....  Larry Maretto (ラリー) 
Alison Folland ....  Lydia Mertz(リディア)
オトーサン、
「キッドマンひとりのための映画だ」

NICOLE KIDMAN
ニコール・キッドマン 
誕生日 1968/6/20 
出身 米ハワイ州ホノルル 
父は生物学の教師、母は看護婦。
ハワイで育ち、3才の時、オーストラリアに帰国。
幼い頃からバレエを学び、10才で演劇学校に入学。
14才で「BUSH CHRISTMAS」で映画デビュー。
シドニーのオーストラリア演劇学校で演技を、
フィリップ・ストリート・シアターで発声、製作、演劇史を学んだ。
89年「デッドカーム戦慄の航海」がトム・クルーズの目にとまり、
「デイズ・オブ・サンダー」で共演。
90年12月結婚。01年、離婚。
出演作 
1982年「BUSH CHRISTMAS」
1983年「PRINCE AND THE GREAT RACE」
1984年「BMXアドベンチャー」
1985年「アーチャーズ・アドベンチャー」
1986年「陽のあたる街角」「世紀末ゲーム」
1987年「誘惑の香り」「ウィンド・ライダー」
     「NIGHT MASTER」
     「シャドウ・オブ・ブロンド」
1989年「デッドカーム/戦慄の航海」
     「最も危険な悪女」「囚われた女」
1990年「デイズ・オブ・サンダー」
     「ニコール・キッドマンの恋愛天国」
1991年「ビリー・バスゲイト」
1992年「遙かなる大地へ」
1993年「冷たい月を抱く女」「マイ・ライフ」
1995年「バットマン・フォーエヴァー」「誘う女」
1996年「ある貴婦人の肖像」
1997年「ピースメーカー」
1998年「プラクティカル・マジック」
     「アイズ・ワイド・シャット」
2001年「アザーズ」◇「ムーラン・ルージュ」
     「パニックルーム」(声)

その他の出演者:
Joaquin Phoenix ....  Jimmy Emmett 
Casey Affleck ....  Russel Hines  
Illeana Douglas ....  Janice Maretto  
Dan Hedaya ....  Joe Maretto  
Wayne Knight ....  Ed Grant  
Kurtwood Smith ....  Earl Stone  
Holland Taylor ....  Carol Stone  
Susan Traylor ....  Faye Stone  
Maria Tucci ....  Angela Maretto  
Tim Hopper ....  Mike Warden  
Michael Rispoli ....  Ben DeLuca  
Buck Henry ....  Mr. H. Finlaysson  

User Rating:  6.7/10 (4555 votes) 
オトーサン、
「いいスコアだ」

User Comments:
Kevin Smithさん
Newark, Illinois
1998年12月24日
ニコール・キッドマン、完璧

熟練したガス・ヴァンサン監督の手になる
痛烈で悪意に満ちた喜劇で、
キッドマンは、ダイナマイトの存在感を示している。
機知と知性に溢れたこの作品、必見である。
ホアキン・フェニックス、イレーナ・ダグラス、マット・ディロンがいい。
キッドマンは、「貴婦人の肖像」と同様に
この作品でも、90年代の主演女優であることを立証した。
これまでで最も魅惑的な演技だ。

オトーサン、
「ドキュメンタリーか、前衛映画みたいだね」
キッドマンが演劇学校に入っていて、
卒業試験で演技力を全開。
「顔のクローズアップで、これだけ長い時間、
観客をあきさせない演技力は、スゴイな」
「それにしても、美人だなあ」
すらりとした肢体、見事な歩き方、身のこなし。
若い女性は、この映画を教材に
魅力的な女性になる訓練をすべきでしょう。


イン&アウト

オトーサン、
「これって、ゴルフ映画かな」
しばらくして、その謎がとけました。
「人体で、入るところと出ることころとは?」
「口とお尻だろ」
「そう、ゲイは、それが反対になるんだ」
「?」

原題:In & Out (1997)  
監督:Frank Oz  
脚本:Paul Rudnick
Genre: Comedy 
Rated PG-13 for sexual content and some strong language. 
上映時間:90分
あらすじ:
高校の英語教師ハワードは、生徒の信頼も厚い。
3年間清く正しく交際し続けた
同僚のエミリーとの結婚を3日後に控えていた。 
その日、彼らの教え子である俳優のキャメロンが
オスカーを受賞する。
そして、全米生中継の受賞スピーチで、
「恩師はゲイです」と発言する。
小さな町は、てんわわんやの大騒ぎ。
やがて彼は、自分が本当はゲイなのではと疑いはじめる。

出演者: 
Kevin Kline ....  Howard Brackett(ハワード) 
Joan Cusack ....  Emily Montgomery(エミリー) 
Matt Dillon ....  Cameron Drake(キャメロン)  
オトーサン、
「ケビン・クライン、なかなかの芸(ゲイ?)達者だね」

Kevin Kline
ケヴィン・クライン
生年月日 : 1947/10/24
出身 : アメリカ/ミズーリ州セントルイス
インディアナ大学で演技を学んだ後、
ニューヨークのジュリアードで演技を学ぶ。
70年、オフ・ブロードウェイ・デビュー、
ブロードウェイ・ミュージカルで、トニー賞を受賞。
82年「ソフィーの選択」で映画デビュー。
88年「ワンダとダイヤと優しい奴ら」で
アカデミー助演男優賞を受賞。
「アニバーサリーの夜に」では、親子4人で出演。 
出演作 
1982年「ソフィーの選択」
1983年「再会の時」
1985年「シルバラード」
1986年「すみれはブルー」
1987年「遠い夜明け」
1988年「ワンダとダイヤと優しい奴ら」「乙女座殺人事件」
1990年「殺したいほどアイ・ラブ・ユー」
1991年「ソープディッシュ」「わが街」
1992年「チャーリー」「隣人」
1993年「デーヴ」
1994年「プリンセス・カラブー」
1995年「フレンチ・キス」
1996年「アル・パチーノのリチャードを探して」
     「ノートルダムの鐘」(声)
1997年「危険な動物たち」「イン&アウト」
1998年「アイス・ストーム」
1999年「ワイルド・ワイルド・ウエスト」
2000年「エル・ドラド 黄金の都」(声)
2001年「アニバーサリーの夜に」「海辺の家」

その他の出演者:
Tom Selleck ....  Peter Malloy 
Debbie Reynolds ....  Berniece Brackett  
Wilford Brimley ....  Frank Brackett  
Bob Newhart ....  Tom Halliwell  
Gregory Jbara ....  Walter Brackett  
Shalom Harlow ....  Sonya  
Shawn Hatosy ....  Jack  
Zak Orth ....  Mike  
Lauren Ambrose ....  Vicky  
J. Smith-Cameron ....  Trina Paxton  
Alexandra Holden ....  Meredith  
Kate McGregor-Stewart ....  Aunt Becky  

User Rating:  6.2/10 (6977 votes) 
オトーサン
「まあ、こんなものかな」  

User Comments:
jumawardさん
Ypsilanti, Michigan
2002年3月26日
いいねえ。

これは、ポール・ランドックの作品。
私の大好きな作品の1つである。
もうひとつ、好きな作品は、"Social Disease"で、
こいつは、素晴らしい作品だが、無名である。
もし見つけたら買うといい。
陽気な映画だと思った。
ジョーン・キューザックは、
救い難いガールフレンドをうまく演じている。
これ以上立ち入らないが、
思ったよりも彼女の性格に共鳴できた。
映画の後半でも、クライン氏の性格は変わらないだろう。
ボブ・ニューハートの校長役は、珍妙だった。

オトーサン、
久しぶりに大笑いしました。
まずは、ゲイを疑われたケビン・クラインのダンス・シーン。
男性ならば、踊ってはいけないというせりふがカセットから流れ、
その後、素敵なダンスミュージックが流れるなかて、
じっと我慢していたのが、耐えられなくなって、
ついに踊り出すシーンです。
それから、おばあさんたちの告白シーン。
「あたしの亭主の睾丸は3つもあるのよ」
さらに、ウエディングドレス姿のエミリーの大活躍など、
上出来のコメディでした。


メン・イン・ブラック2

オトーサン、
「どっちを先に見ようかな」
・「スターウォーズ」の先々行上映か
・「メン・イン・ブラック2」の先行上映か。
この2作を見終えて、ガックリ。
「今年の夏は、不作ぞろいだった」

原題:Men in Black II (2002)  
監督:Barry Sonnenfeld  
原作:Lowell Cunningham/ Robert Gordon (VII)
Genre: Action / Comedy / Fantasy / SF
上映時間:88分
あらすじ;
エイジェント J は、
宇宙姫サーリーナに、こてんぱんにやられて、
エイジェント Kに助けを求める。
ところが、郵便局員になっていたKは、
MIB時代の記憶を完全に失っていた。 

出演者: 
Tommy Lee Jones ....  Kevin Brown/MiB Agent K (ケイ)  
Will Smith ....  MiB Agent J (ジェイ)  
Lara Flynn Boyle ....  Serleena(サーリーナ)  
オトーサン、
「前作より演技のレベルは落ちてるな」
トミー・リー・ジョーンズの老いが目立ちました。

その他の出演者:
Rip Torn ....  MiB Chief Z   
Rosario Dawson ....  Rita  
Patrick Warburton ....  MiB Agent T (Tee)  
Brad Abrell ....  Mannix  
Paige Brooks ....  Laranna, Queen of the Universe  
Nick Cannon ....  Autopsy Agent  
David Cross (II) ....  Newton  
Darrell Foster ....  Autopsy Agent  
Jeremy Howard ....  Birdman, Smoking Postal Alien  
Linda Kim ....  Lauranna  
Johnny Knoxville ....  Scard/Charlie  
Biz Markie ....  Beat Box Alien  
Bart Mixon ....  Alien Puppeteer  
Michael Rivkin ....  Man with dog  
Tony Shalhoub ....  Jeebs  
Michael Bailey Smith ....  Creepy  
Mary Stein (I) ....  Birdlady Alien  

User Rating:  6.2/10 (1,736 votes) 
オトーサン、
「話題になっている割には、スコアが低いな」 

User Comments:
skottyrockさん
Tokyo
2002年7月9日
ジョーク不発、凡作だ。

この映画、絶対、製作されるべきではなかった。
信じられないほど良くない。
「次善」ではなく、悪いのだ。
「最後のアクション・ヒーロー?よく言うよ!」
物語は、支離滅裂、陳腐な会話とひどいアクション。
ウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズが、
第2作に戻ってくるとは信じられなかったが、
いまや、この目で確かめることができた。
しかし、ああ。
札束に目がくらんで出演したと思うしかない。
ジョークは平板だし、映画それ自体も平板である。
心臓治療機がいるのじゃないか。
製作者たちは、胸の鼓動を失っている!
見るべきではない!
キャンセルしなさい!
他の映画をみたほうがいい。
すぐにもペンキがはがれる、ガラクタだ。

オトーサン、
幾分、期待して行ったのですが、
ところどころ面白い映像があるだけ。
あまりのばかばかしさに、コックリ、コックリ。
気がついたら終わっていました。
いつもは必ず入手するパンフレットも受け取りませんでした。
「アメリカで流行しているって、ホントかな?
ソニーの宣伝にだまされているのじゃないの?」


デーヴ

オトーサン、
これも気軽に借りた1本です。
「デーヴ?巨人のキャッチャー大久保か?」
あまり期待していませんでしたが、
ところが、これが拾い物! 
「デーヴ」なんていう名前が勿体ないほどの名画でした。

原題:Dave (1993)  
監督:Ivan Reitman  
脚本:Gary Ross 
Genre: Comedy / Romance 
上映時間:110分
あらすじ:
ビル・ミッチェルは、浮気な大統領。
公式午餐会をさぼろうとして
臨時の影武者としてデイブを雇う。
ミッチェルが腹上死したため、
デーブは、影武者を続けることになる。
野心的な首席補佐官アレクサンダーは、
デーヴを操って、ホワイトハウスのボズになろうとするが、
その思惑は外れる。
デーブが、大統領職を立派に勤め、
ファースト・レディーと恋に落ちてしまうからだ。

出演者: 
Kevin Kline ....  Dave Kovic/Bill Mitchell(デーヴ)  
Sigourney Weaver ....  Ellen Mitchell(エレン)  
Frank Langella ....  Bob Alexander(アレクサンダー)  
オトーサン、
「ケヴィン・クライン、いいねえ」

Kevin Kline
ケヴィン・クライン
生年月日 : 1947/10/24
出身 : アメリカ/ミズーリ州セントルイス
インディアナ大学で演技を学んだ後、
ニューヨークのジュリアードで演技を学ぶ。
70年、オフ・ブロードウェイ・デビュー、
ブロードウェイ・ミュージカルで、トニー賞を受賞。
82年「ソフィーの選択」で映画デビュー。
88年、「ワンダとダイヤと優しい奴ら」で
アカデミー助演男優賞を受賞。
「アニバーサリーの夜に」では、親子4人で出演。 
出演作 
1982年「ソフィーの選択」
1983年「再会の時」
1985年「シルバラード」
1986年「すみれはブルー」
1987年「遠い夜明け」
1988年「ワンダとダイヤと優しい奴ら」「乙女座殺人事件」
1990年「殺したいほどアイ・ラブ・ユー」
1991年「ソープディッシュ」「わが街」
1992年「チャーリー」「隣人」
1993年「デーヴ」
1994年「プリンセス・カラブー」
1995年「フレンチ・キス」
1996年「アル・パチーノのリチャードを探して」
 「ノートルダムの鐘」(声)
1997年「危険な動物たち」「イン&アウト」
1998年「アイス・ストーム」
1999年「ワイルド・ワイルド・ウエスト」
2000年「エル・ドラド 黄金の都」(声)
2001年「アニバーサリーの夜に」「海辺の家」

その他の出演者:
Kevin Dunn (I) ....  Alan Reed  
Ving Rhames ....  Duane Stevenson  
Ben Kingsley ....  Vice President Nance  
Charles Grodin ....  Murray Blum  
Faith Prince ....  Alice  
Laura Linney ....  Randi  
Bonnie Hunt ....  White House Tour Guide  
Parley Baer ....  Senate Majority Leader  
Stefan Gierasch ....  House Majority Leader  
Anna Deavere Smith ....  Mrs. Travis  
Charles Hallahan ....  Policeman  
Tom Dugan (II) ....  Jerry  
Frederic W. Barnes ....  Himself  
Ronald Brownstein ....  Himself  
Eleanor Clift ....  Herself  
Christopher Dodd (I) ....  Himself  
Tom Harkin ....  Himself  
Bernard Kalb ....  Himself  
Larry King ....  Himself  
Michael Kinsley ....  Himself  
Morton Kondracke ....  Himself  
Jay Leno ....  Himself  
Frank Mankiewicz ....  Himself  
Christopher Matthews ....  Himself  
John McLaughlin (I) ....  Himself  
Howard Metzenbaum ....  Himself  
Abner J. Mikva ....  Himself  
Robert D. Novak ....  Himself  
Thomas P. 'Tip' O'Neill ....  Himself  
Richard Reeves (II) ....  Himself  
Arnold Schwarzenegger ....  Himself  
Paul Simon (IV) ....  Himself  
Alan Simpson (II) ....  Himself  
Ben Stein ....  Himself  
Oliver Stone ....  Himself  
Kathleen Sullivan (I) ....  Herself  
Jeff Tackett ....  Himself  
Helen Thomas (II) ....  Herself  
Nina Totenberg ....  Herself  
Sander Vanocur ....  Himself  
John Yang ....  Himself  

User Rating:  7.0/10 (6457 votes) 
オトーサン、
「おお、7点台だ!」

User Comments:
tfrizzellさん
United States
2000年9月19日
ケビン・クラインは、映画の格をあげた。

多くの映画のひとつかと思われたが、
コメディとドラマの両面で大いに楽しい映画だった。
ケヴィン・クラインは、大統領の臨時の身代わりである。
ところが、大統領が心臓発作で昏睡状態になると、
アメリカ大統領そのものになりきる役を演ずる。
大笑いさせてくれるが、
観客の興味をそそる多くのドラマがある。
フランク・ランゲラも、これまでで最良の演技をしている。
シゴニー。ウィーバー、ヴィング・ラームス、
助演陣のチャールズ・ゴードン、ベン・キングスリーも
みな見事な演技である。
脚本は、スマートで、
監督もフォーカスを失わない。
10点満点で、9点。

オトーサン、
「大統領批判は、実に、痛快」
エンド・クレジットでは、
大勢の俳優の名前が流れます.
例えば、Oliver Stone...himself
この映画に賛同している良識あるひとたちです。


永遠に美しく

オトーサン、
「ロマンティックな題名、恋愛映画だ」
そう思って借りてきたのですが、どうしてどうして。
不老不死をテーマにした骨太の映画でした。

原題:Death Becomes Her (1992)  
監督:Robert Zemeckis  
脚本:Martin Donovan (I) / David Koepp
Genre: Comedy / Fantasy
Country: USA / Argentina  
上映時間:103分
あらすじ:
ヘレンとマデリーンは、お互い大キライ。 
マデリーンは、ヘレンの元カレ、外科医アーネストと結婚。
ふたりともアーネストの美容整形手術を受けている。
マデリーヌが老化治療を受けると、ヘレンも倣う。 
ふたりは、不老不死になって、
人生は2度と取り戻せないことを知る。 

出演者: 
Meryl Streep ....  Madeline Ashton(マデリーン)  
Goldie Hawn ....  Helen Sharp(ヘレン)
Bruce Willis ....  Dr. Ernest Menville(アーネスト) 
オトーサン、
ふたりの長年の確執が、見物です。
大女優メリル。ストリープの経歴をみましょう。

MERYL STREEP 
メリル・ストリープ 
誕生日 1949/6/22  
出身 米ニュージャージー州サミット 
ヴァッサー・カレッジの演劇科と
イエール・オブ・スクール・ドラマを卒業後、
舞台俳優としてスタート。
映画は77年「ジュリア」がデビュー。
「ディア・ハンター」ほかアカデミー賞ノミネート12回。
「クレイマー、クレイマー」でアカデミー助演女優賞、
「ソフィーの選択」でアカデミー主演女優賞、
「A CRY IN THE DARK」でカンヌ映画祭主演女優賞獲得。
私生活では76年に舞台共演したジョン・カザールと同棲するが、
2年後に癌で死去。
その後、弟の親友の彫刻家ドン・ガンマーと結婚。
79年11月男児誕生。 
出演作 
1977年「ジュリア」
1978年「ディア・ハンター」
1979年「マンハッタン」「或る上院議員の私生活」
     「クレイマー、クレイマー」
1981年「フランス軍中尉の女」
1982年「殺意の香り」「ソフィーの選択」
1983年「シルクウッド」
1984年「恋におちて」「IN OUR HANDS」
1985年「プレンティ」「愛と哀しみの果て」
1986年「心みだれて」
1987年「黄昏に燃えて」
1988年「クライ・イン・ザ・ダーク」
1989年「シー・デビル」
1990年「ハリウッドに口づけ」
1991年「あなたの死後にご用心!」
1992年「永遠に美しく…」
1993年「愛と精霊の家」
1994年「激流」
1995年「マディソン群の橋」「判決前夜」
1996年「マイ・ルーム」
1998年「母の眠り」
1999年「ミュージック・オブ・ハート」
2001年「A.I.」(声)

その他の出演者:
Isabella Rossellini ....  Lisle Von Rhoman  
Ian Ogilvy ....  Chagall  
Adam Storke ....  Dakota  
Nancy Fish ....  Rose  
Alaina Reed Hall ....  Psychologist  
Michelle Johnson ....  Anna  
Mary Ellen Trainor ....  Vivian Adams  
William Frankfather ....  Mr. Franklin  
John Ingle ....  Eulogist  
Clement von Franckenstein ....  Opening Man  
Petrea Burchard ....  Opening Woman  
Jim Jansen ....  Second Man  

User Rating:  5.5/10 (5473 votes) 
オトーサン、
「びっくりだ、低すぎる」

User Comments:
grandc93さん
Parkersburg, WV
2000年3月9日
評価が低すぎる。90年代の必見の映画!

この映画、すべてがすばらしい。 
1)メリル・ストリープ、ゴルディ・ホーン、
ブルース・ウィルス、イザベル・ロゼリーニの演技が素晴らしい。
しかし、何といっても際立っているのは、 
若さと美貌を取り戻そうとはかない努力をする
メリル・ストリープの忘れがたい演技である。 
多くのすばらしいシーンがあるが、
どれを選んでいいか分からない。
是非、自分の目で確かめてほしい。
彼女は、アカデミー賞に何と12回もノミネートされているが、
この役だってノミネートされて当然だ。 
他の女優が思いもよらぬ微妙な彩りを加えられるのだ。 
「イヴのすべて」のベティ・デービス・マーゴット・チャニング
以来の名女優ではないか。
2)ロバート・ゼメキスの監督の演出が完璧。
何がおかしくて泥くさいコメディになるかを熟知している。 
忘れ難いイメージに満ちた世界を知的に創造する。 
3)脚本は、ここ数年で映画化された最もオリジナルなもの。
いくつかの会話は安っぽいし、読んだら俗っぽいだろうが、
俳優達のかみそりのような鋭い機知と間合いや
ゼメキス・スタイルのおかげで、モノになっている。
4)オスカーをとった特殊効果
こうした諸要素が、 Alan Silvestriの音楽と結びついて 
この映画を稀で輝かしいものにしている。 
確かに、ばかばかしいが、そう見えるだけなのだ!!! 
誰も私が言わんとしていることに反対はしないだろう。
ビデオショップでは、古典の棚に置かれている。
思い起こしてほしい。
"Bringing Up Baby" が1938年に上映されたとき、
屑と思われたのだが、いまや傑作とされている。

オトーサン、
バブルはなやかなりし頃、接待によく通っていた
料亭のおかみを思いだしました。
30台後半、色白の美貌、しとやかな動き。
ところが、実年齢を聞いて、びっくり。
何と、50代だったのです。
彼女によれば、懸命の努力をすれば、
20歳くらいまでは若く見せることができるそうです。
「それ以上はムリねえ」
その言葉の響きがいまも耳に残っています。
この映画、映画通におすすめです。 


知らなすぎた男

オトーサン、
長い人生をふりかえって、
「世間知らすだったなあ」と思うときがあります。
いま話題の税制改革を論議している
役人、代議士、経営者、学者たちは、
「お前ら、世間知らずだな」というひとばかり。
「お金で苦労したことないんじゃないの?
増税なんかしてみろ、ただじゃおかないぞ!」
そのくらい、民草の怒りがたまっているのです。

原題:The Man Who Knew Too Little(1997)  
監督:Jon Amiel  
原作・脚本:Robert Farrar (I)
Genre: Comedy / Crime 
Country: Germany / USA  
上映時間:94分
あらすじ:
ウォーリーは、弟のジェームズと
誕生日を過ごすために、イギリスに飛ぶ。
ジェームズは、仕事先を招待していたので、
ウォーリーは、どこかで時間つぶしが必要だ。
そこで、「犯罪ドラマ」に加することに。
俳優として扱ってくれるのだ。
だが、スパイを役者と間違えて狙撃し、
ロシア高官殺害の陰謀に巻き込まれる。

出演者: 
Bill Murray ....  Wallace 'Wally' Ritchie(ウォーリー)  
Peter Gallagher ....  James 'Jimmy' Ritchie (ジミー) 
Joanne Whalley ....  Lorelei 'Lori' (ローリー) 
オトーサン、
「ビル・マーレー、いいね」
どうってことのない中年俳優にみえましたが、
ドラマが進むにつれて、なかなかの役者と判明しました。
いぶし銀の魅力です。

BILL MURRAY 
ビル・マーレー 
誕生日 1950/5/21  
出身 米イリノイ州シカゴ郊外ウィルメット 
17才の時、9人の子供を残して父が亡くなり、
医者になるために入学したカレッジを一年で中退する。
以後、様々な職を転々とした後、
シカゴの即興劇団セカンド・シティ・セミナーに入り、コメディアンに。
テレビ番組「サタデー・ナイト・ライブ」での人気を買われ、
79年「ミートボール」で映画デビュー。 
出演作 
1976年「グリニッジ・ビレッジの青春」
1979年「ミートボール」
1980年「ボールズ・ボールズ」
1981年「アメリカ発・珍作映画情報」
1982年「パラダイスアーミー」「トッツィー」
1984年「ゴーストバスターズ」「剃刀の刃」
1986年「リトルショップ・オブ・ホラーズ」
1988年「3人のゴースト」
1989年「ゴーストバスターズ2」
1990年「クィック・チェンジ」
1991年「おつむてんてんクリニック」
1993年「恋に落ちたら…」「恋はデジャ・ヴ」
1994年「エド・ウッド」《
1996年「キングピン/ストライクへの道」「小さな贈りもの」「スペースジャム」
1998年「ワイルドシングス」「知らなすぎた男」「天才マックスの世界」
     「ウィズ・フレンズ」
1999年「クレイドル・ウィル・ロック」
2000年「ハムレット」「チャーリーズ・エンジェル」
2001年「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」 

その他の出演者:
Alfred Molina ....  Boris Ivanovich, the Butcher  
Richard Wilson (II) ....  Sir Roger Daggenhurst  
Geraldine James ....  Dr. Ludmilla Kropotkin  
John Standing (I) ....  Gilbert Embleton  
Anna Chancellor ....  Barbara Ritchie  
Nicholas Woodeson ....  Sergei  
Simon Chandler ....  Hawkins  
Cliff Parisi ....  Uri  
John Thomson (I) ....  Dimitri  
Janet Henfrey ....  Ms. Goldstein  
Terry O'Neill (I) ....  Spenser  
Isabel Hernandez (II) ....  Consuela  

User Rating:  6.1/10 (2210 votes) 
オトーサン、
「案外、高いスコアだ」

User Comments:
Dave Caseyさん
Denton, Texas
2000年4月22日
マーレーのヴィンテージ...

古きよき「サタデー・ナイト・ライブ」時代から
ずっとビル・マーレーを愛してきた。
もちろん「ボールズ・ボールズ」は、彼あっての映画だった。
ユニークな機知と態度はすばらしい。
このスパイを揶揄した映画で、
彼は、ほんとうに「T」を演技したのだ。
あまり話題にならなかったので、見逃したが、
レンタル店で見つけたときには、うれしかった。
マーレーと無名の助演陣は、
国際的なスパイや テロリストの中に紛れ込んでしまった
ロンドンに滞在するアメリカ人らしい
向こう見ずな脱線行為をうまく演じている。
映画の先行きは読めるものの、陽気で面白い。
マーレーは、他の映画の有名な場面をもじって、
いいシーンをつくりあげている。
笑いを欲しているひとに、お薦めする。
マーレー・ファンには、掘り出し物だろう!

オトーサン、
「こりゃあ、駄作だろう:
このDVDのディスクに英語の題名が載っていないので、
覚悟しましたが、よいほうに裏切られました。
「マーレーさん、なかなかの役者だな」
「若いころには金を出しても苦労せよ」という諺があります。
かれも、職を転々としている間は、
「この先どうなるだろう」と悩んだでしょうが、
その苦労が、土壌となって、大きく花開いたのです。
ひとの気持ちが手にとるように分かるようになったのです。


愛を殺さないで

オトーサン、
デミ・ムーアのフアンです。
「女優さんなら、みなフアンになるみたいね」
そんなことありませんが、
「G.I.ジェーン」の演技は、圧巻でした。

原題:Mortal Thoughts (1991)  
監督:Alan Rudolph  
脚本:William Reilly (I)/Claude Kerven  
Genre: Mystery / Thriller
上映時間:102分
あらすじ: 
シンシアは、刑事の取調べを受けている。 
親友ジョイスが夫ジェームスを殺した事件でだ。
回想シーン... 
ジェームスは、暴力をふるうので 
妻のジョイスは、あいつを殺してやるといつも言っていた。 
ある夜、3人がフェアに出かけた。
また夫婦喧嘩がはじまり、
シンシアは、ジェームスをヴァンに戻すのを手伝った。 
その後、かれが死んでいるのが発見された... 

出演者: 
Demi Moore ....  Cynthia Kellogg(シンシア) 
Bruce Willis ....  James Urbanski(ジェームス) 
Glenne Headly ....  Joyce Urbanski(ジョイス) 
オトーサン、
「へえ、デミ・ムーアとブルース・ウィルス、
夫婦だったんだ!」

DEMI MOORE 
デミ・ムーア 
誕生日 1962/11/11  
出身 米ニューメキシコ州ロズウェル 
両親はデミが生まれる前、結婚2か月で別れてしまう。
生後3カ月で母親が再婚するが、
父が職を次々に変え何度も引っ越し。
実母は飲酒運転や放火などで逮捕歴のある。
16歳で学校をやめ、モデルに。
麻薬を使用するようになる。
「セント・エルモス・ファイアー」撮影中、
ハイの状態のままセットに現れ、クビになる。
その後、治療を受けて回復。
90年、「ゴースト/ニューヨークの幻」のヒットで有名に。
03年、「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」で
役作りのために豊胸手術。
80年に最初の結婚。
87年、ブルース・ウィリスと再婚し、2000年に離婚。
出演作 
1981年「CHOICES」
1982年「病院狂時代」「悪魔の寄生虫バラサイト」
1984年「アバンチュール・イン・リオ」「恋人ゲーム」
1985年「セント・エルモス・ファイヤー」
1986年「昨日の夜は……」「ワン・クレイジー・サマー」
     「ウィズダム/夢のかけら」
1988年「第七の予言」
1989年「俺たちは天使じゃない」
1990年「ゴースト/ニューヨークの幻」
1991年「夢の降る街」「絶叫屋敷へいらっしゃい」愛を殺さないで」
1992年「ア・フュー・グッドメン」
1993年「幸福の条件」
1994年「ディスクロージャー」
1995年「スカーレット・レター」「DEARフレンズ」
1996年「陪審員」「ノートルダムの鐘」「素顔のままで」
1997年「G.I.ジェーン」「地球は女で回っている」
2000年「薔薇の眠り」

その他の出演者:
John Pankow ....  Arthur Kellogg  
Harvey Keitel ....  Detective John Woods  
Billie Neal ....  Linda Nealon  
Frank Vincent (I) ....  Dominic Marino  
Karen Shallo ....  Gloria Urbanski  
Crystal Field ....  Jeanette Marino  
Marianne Leone ....  Aunt Rita  
Marc Baron ....  Usher  
Doris McCarthy ....  Pat (Cynthia's Mom)  
Christopher Scotellaro ....  Joey Urbanski  
Ron J. Amodea ....  Band Leader  
Leonid Merzon ....  Yuri  

User Rating:  5.8/10 (892 votes) 
「あまり高くないね」

User Comments:
Peterさん
Netherlands
1998年12月29日
いかに犯罪を隠すか

スタートは、非常に面白い。
若い女性が、殺人の目撃者だったと告白。
親友ジョイスが疑われているのだ。
ここまでは良い。
しかし、何が起きたかの説明に、
上映時間の95パーセントもかけるとは、
あなたは考え続ける。
「一体、彼女がやったのか?」
思うに、
ミステリーは、解決を最後まで持たせる必要がある。
誰だって、90分よりも前に終わると思ったし
すばらしい結末を期待しただろう。
ところが、はじめから結末を知っていながら
話さなかった婦人警官がいたのだ。

オトーサン、
「そう不愉快ではなかったな」
デミー・ムーアの吊演技が楽しめたからです。
「でも、デミームーア、出ずっぱりだったな」
答は、簡単。
共同製作者としてお金を出しているのです。 


アラクノフォビア

オトーサン、
「"Arachnophobia"って、学術用語かな」
途中で、蜘蛛恐怖症だと分かったのですが、後の祭り。
あまりの怖さに、何度もDVDをストップさせました。

原題:Arachnophobia (1990)  
監督:Frank Marshall (I)  
原作:Don Jakoby ほか
Genre: Comedy / SF / Thriller / Horror
上映時間:103分
あらすじ:
ジャングルの奥から奇妙なクモが、
古き良き合衆国に輸送される。
偶然と事故が重なって、
新しく着任した医者ロスの家畜小屋に棲みつく。
地元の蜘蛛と交尾して、
何千という小さなクモが発生する。
実は、殺人蜘蛛だったのだ。
そこへ、害虫駆除業者デルバートが登場する。
結局、町を救うのはロスの双肩にかかってくる。

出演者: 
Jeff Daniels ....  Ross Jennings(ロス) 
Harley Jane Kozak ....  Molly Jennings(モーリー) 
John Goodman ....  Delbert McClintock(デルバート)  
オトーサン、
「ジェフ、よくやるなあ。
オレだったら、こんな怖い役、いくらお金を積まれても
引き受けないだろうなあ」

JEFF DANIELS 
ジェフ・ダニエルズ 
誕生日 1955/2/19  
出身 米ジョージア州アセンズ 
セントラル・ミシガン大学卒業後、
サークル・レパートリー劇団に入り活躍。
81年「ラグタイム」で映画デビュー。
「愛と追憶の日々」で、アカデミー助演男優賞ノミネート。 
85年「カイロの紫のバラ」で、ゴールデングローブ 男優賞ノミネート
86年、「サムシング・ワイルド」で、ゴールデングローブ 男優賞ノミネート
出演作 
1981年「ラグタイム」
1983年「愛と追憶の日々」
1985年「カイロの紫のバラ」「目撃者マリー」
1986年「心みだれて」「サムシング・ワイルド」
1987年「ラジオ・デイズ」
1988年「事件を追え」「スウィート・ハート・ダンス」
1989年「チェッキング・アウト」
1990年「アラクノフォビア」「悲しみよさようなら」
1991年「グランド・ツアー」「夢の降る街」
1992年「ペイダート」
1994年「スピード」
1995年「ジム・キャリーはMr.ダマー」
1996年「グース」「101」「トゥー・デイズ」
1997年「Mr.ダマー2 1/2」」
1998年「プレザントビル」「ブラボー火星人2000」
1999年「イッツ・ザ・レイジ」 

その他の出演者:
Julian Sands ....  Doctor Jametherton  
Stuart Pankin ....  Sheriff Parsons  
Brian McNamara ....  Chris Collins  
Mark L. Taylor ....  Jerry Manley  
Henry Jones (I) ....  Doctor Sam Metcalf  
Peter Jason ....  Henry Beechwood  
James Handy ....  Milton Briggs  
Roy Brocksmith ....  Irv Kendall  
Kathy Kinney ....  Blaire Kendall  
Mary Carver ....  Margaret Hollins  
Garette Ratliff Henson ....  Tommy Jennings  
Marlene Katz ....  Shelley Jennings  

User Rating:  6.1/10 (4,877 votes) 
「怖さだけだったら、9.0だ」

User Comments:
jhaggardjrさん
Chicago, Illinois
2000年11月10日
風変りなスリラー

実に面白いホラー映画である。
スピルバーグが製作者。 
新しいレベルの毒蜘蛛の脅威を扱っている。 
幕明けは、南米の密林探検中に 
毒蜘蛛がアメリカ人写真家を噛み、死に至らせる。
死体がアメリカに移送される前に、
この毒蜘蛛は棺桶にしのびこむ。 
一旦、アメリカに侵入するや、
地元の蜘蛛と交尾し、まさに悪夢がやってくる。 
いつの間にか、新種の蜘蛛がたくさん生まれ、 
この忍び歩く奴らは、最終兵器のようなのだ! 
ジェフ・ダニエルスの演技は、お見事。 
新しく小さな町に赴任してきた
大の蜘蛛きらいの医者を演じている。 
かれは、何かが変だなと思いはじめる。
死者が続出し、
蜘蛛が関係しているのではないかと思いはじめる。 
最後まで恐ろしいドライブが続く。
この映画には、そくぞくさせられ、大変面白い。 
コメディの多くは、害虫駆除業者のジョン・グッドマンが演じる。 
どうしようもない奴だ。 
最初から最後まで手に汗を握った。
フランク・マーシャルの初監督作品で、
スピルバーグの長年の盟友だった。
最初の作品としては、いい仕事をしたので、 
将来有望とおもわれる。 
まだ見ていないが、この数年後に
第2作 "Alive"を撮り、次に "Congo"を撮ったそうだが、 
後者は1995年のワースト映画になってしまった。
私の知るかぎり、それ以降、映画をつくっていない。 
しかし、この映画についていえば、
マーシャルはいい監督デビューをしたといえる。
なかなかいい素質を持っている。 
この映画は、いい作品であり、実に面白い。 
ひとこと警告。 
蜘蛛きらいなら、見ないほうがいい。 


オトーサン、
この映画、もう怖さを通りこして、
全身が痙攣マヒ状態。
もうろうとして、つまらぬことを考えました。
「そういえば、最近、塩辛トンボがいなくなったなあ。
銀ヤンマなんか、絶滅したのかなあ」
農薬散布のせいでしょうか?
話題の遺伝子操作技術が進むと、
とんでもない新種の毒蜘蛛が誕生して、
この映画のように社会は大混乱するかもしれません。
バイオ兵器として、
どこかの国が研究開発しているかもしれません。
ミサイルに満載して飛来してきて、
ポーンとはじけて、毒蜘蛛の大群が、
国中に出没したら、戦意喪失、発狂するかもしれません。
想像するだに、おそろしい事態です。


ニューヨークの恋人

オトーサン、
「メグ・ライアン、好きだなぁ」
「美人女優なら、誰でもフアンなの?」
「メグは、特別となの」
何かの記事で、メグがぼやいていました。
「あたしも、もう42歳、
いつまでも若い恋人役なんかやってられないわよ」
荒れてるメグなんか見たくないな。
そう思いましたが、見に行ってしまいました。

原題:Kate & Leopold (2001)  
監督:James Mangold  
原作:Steven Rogers (II)
脚本:James Mangold ほか
Genre: Romance / Fantasy / Comedy 
Rated PG-13 for brief strong language.
上映時間:112分
あらすじ:
ケイトと弟チャーリーは、21世紀のNYに住んでいる。
元カレのスチュアートは、彼女のアパートの上の階に住んでいる。
ブルックリン・ブリッジには、時の裂け目があるのだ。
彼は、18世紀に戻って、写真を撮る。
1870年代に生きているアルバニー伯爵レオポルドは、
スチュアートのカメラに困惑して、21世紀にやってくる。
新しい環境には慣れないが、チャーリーにいろいろ助けてもらう。
知的な男なので、近代的で便利な道具の使い方を学び、改善する。

出演者: 
Meg Ryan ....  Kate McKay(ケイト)  
Hugh Jackman ....  Leopold, Duke of Albany(レオポルド)  
Liev Schreiber ....  Stuart Besser(スチュワート) 
Breckin Meyer ....  Charlie McKay(チャーリー) 
オトーサン、
「メグも年とったなあ」
首筋と目の周りの皺は隠せません。
相手役のレオポルドも、好演していますが、
やはり、ここは、メぐでしょう。

MEG RYAN 
メグ・ライアン 
誕生日 1961/11/19 
出身 米コネチカット州フェアフィールド 
ニューヨーク大学のジャーナリズム科の夜間コースを卒業。
81年「ベストフレンズ」で映画デビュー。
「恋人たちの予感」「めぐり逢えたら」「ユー・ガット・メール」で
ゴールデン・グローブ賞にノミネートされ、ラブコメの女王に。
91年、「インナースペース」、「D.O.A.」で共演した
デニス・クエイドと結婚。一児をもうけるが離婚。
「プルーフ・オブ・ライフ」で共演した
ラッセル・クロウとは一時熱愛が伝えられた。
出演作 
1981年「ベストフレンズ」
1983年「悪魔の棲む家3」
1986年「トップガン」「私立ガードマン/全員無責任」
1987年「インナースペース」「プロミストランド/青春の絆」
1988年「D.O.A.死へのカウントダウン」
     「プレシディオの男たち」
1989年「恋人たちの予感」
1990年「ジョー、満月の島へ行く」
1991年「ドアーズ」
1992年「キスへのプレリュード」
1993年「フレッシュ・アンド・ボーン/渇いた愛の行方」
     「めぐり逢えたら」
1994年「男が女を愛する時」「星に想いを」
1995年「恋の闇 愛の光」「フレンチ・キス」
1996年「戦火の勇気」
1997年「アナスタシア」(声)「恋におぼれて」
1998年「シティ・オブ・エンジェル」「ユー・ガット・メール」
1999年「キャスティング・ディレクター」
2000年「電話で抱きしめて」「プルーフ・オブ・ライフ」「ロスト・ソウルズ」 
2001年「ニューヨークの恋人」

その他の出演者:
Natasha Lyonne ....  Darci  
Bradley Whitford ....  J.J. Camden  
Paxton Whitehead ....  Uncle Millard  
Spalding Gray ....  Dr. Geisler  
Josh Stamberg ....  Colleague Bob  
Matthew Sussman ....  Ad Executive Phil  
Charlotte Ayanna ....  Patrice  
Philip Bosco ....  Otis  
Andrew Jack ....  Roebling  
Stan Tracy ....  Photographer  
Kristen Schaal ....  Miss Tree  

User Rating:  6.5/10 (2423 votes) 
オトーサン、
「まあ、こんなところかな」

User Comments:
stepdawnさん
Tucson, Arizona
2002年6月15日

ジャックマンは素晴らしかった。
メグ・ライアンは、陳腐で、ムリが目立った。
私は、がんこ者の夢想家。
ロマンチック・コメディが大好き。
歴史色を添えれば、なおよい。
ところが、この映画には本当に失望した。
第一に、会話が2人のちがう人が書いたみたいだ。
男性たちの会話はみな良いのに、ケイトの会話は良くない。
メグ・ライアンは好きだが、楽しんで演じていない。
ジャックマンとの息は合っていない。
彼女に熱意が欠けていたからだ。
彼女が演じた役もキライだ。
疲れたキャリア・ウーマンが
ロマンティックな女性に変われるだろうか?
二重人格ではないか。
ディナーの最中にレオポルドをアパートから立ち去らせる。
こんなにひどい仕打ちをするなんて。
酔っていようといまいと、なんて恐ろしい女性なんだ!
ジャックマンは、傑出した演技を見せた。
助演陣の称賛に値する手助けもあった。
特に、シュライダーがいい。
次の映画でジャクマンに出会うのを楽しみにしている。
この映画、もしケイト役を他の女優がやったら
もっといい映画になったと思う。
ジェニファー・アニストンがいいと思う。
ライアンに何か問題があったのかも知れない。
ラッセル・クロウと揉めている間に撮影されたのかも。

オトーサン、
この映画、大いに楽しみました。
メグについても、
「おお、おいたわしや」というシーンもありましたが、
クリッとした瞳、しなやかな肢体などは健在でした。
でも、ジャックマンがよすぎて、
「こんなに素敵な恋人って、世界にいるかしら?」
てな感じでした。
メグの元カレも弟も最高の出来だったので、
メグが?しているのではないでしょうか。
「それにしても、ニューヨークが素敵だった」
古き良きニューヨーク、現代のニューヨーク、
そして「白馬の騎士」があらわれるセントラルパークが
とっても素敵でした。


カナディアン・エキスプレス

オトーサン、
ゲオの新店で、借りてみました。
7泊8日で、95円!
それが失敗のもと。
「また、やってしまった」
ホラー映画ではないものの、怖いの何の。

原題:Narrow Margin (1990)  
監督:Peter Hyams  
原作:Martin Goldsmith /Jack Leonard (III) 
Genre: Thriller 
上映時間:97分
あらすじ:
キャロルは、記者。
ブラインド・デートの最中に、
マフィアのボスに交際相手が殺害される。 
警察に知らせず、直ちに山荘に身を隠す。
警察が彼女の居場所を突き止めたものの、 
目撃証言を拒む。 
マフィアの魔の手が迫ってくる。 
刑事補ロバートに守られ、
カナダの森林地帯を走る列車に飛び乗る・・・

出演者: 
Gene Hackman ....  Robert Caulfield(ロバート) 
Anne Archer ....  Carol Hunnicut(キャロル) 
James Sikking ....  Nelson(ネルソン;殺し屋) 
オトーサン、

警部補ロバート役は、名優ジーン・ハックマン。
「うまいなあ」
権威に盾つき、世渡り下手な男の哀愁がただよっています。
同僚が殺され、それを悼むせりふ回しなど、見事なものです。
「定年まであと2年だったのになあ」
そのセリフにコロリと心変わりをする相手役は、
アン・アーチャー。
美人だし、うまい女優さんですが、
オトーサンのタイプではありません。
経歴を見ましょう。

GENE HACKMAN
ジーン・ハックマン
誕生日 1931/1/30 
出身 米カリフォルニア州サン・バーナディノ 
父は旅行記者。1才でイリノイに移住。
16才で学校を中退し、海兵隊に入隊。
除隊後、ニューヨークに出て、トラックの運転手、
靴のセールス、レストランのドアマンなど
職を転々とする。
30代でテレビ局のADとなり、
この頃、本格的に俳優になることを決め、
パサディナ・プレイハウスで演技を学ぶ。
サマーストックを経て、オフ・ブロードウェイや
ブロードウェイにデビュー。
60年代から映画にも出演し、
71年「フレンチ・コネクション」で
アカデミー主演男優賞を受賞、
92年「許されざる者」で
アカデミー助演男優賞を受賞した。
その他では「スーパーマン」シリーズの
悪役レックス・ルーサー役が有名。 
出演作 
1961年「機関銃を捨てろ」
1964年「リリス」
1966年「ハワイ」
1967年「体当たり決死隊」
     「俺たちに明日はない」「夜の誘惑」
1968年「汚れた7人」
1969年「暴動」「さすらいの大空」「白銀のレーサー」「宇宙からの脱出」
1970年「父の肖像」
1971年「さらば荒野」「フレンチ・コネクション」
1972年「ブラック・エース」「ポセイドン・アドベンチャー」
1973年「スケアクロウ」
1974年「カンバセーション…盗聴…」「ヤング・フランケンシュタイン」
     「西部に来た花嫁」
1975年「フレンチコネクション2」「弾丸を噛め」
     「ナイト・ムーブス」「ラッキー・レデイ」
1977年「遠すぎた橋」「外人部隊フォスター少佐の栄光」「ドミノ・ターゲット」
1978年「スーパーマン」
1981年「スーパーマン2/冒険編」「レッズ」
1982年「錆びた黄金」
1983年「アンダー・ファイアー」「ウィンター・ローズ」
     「地獄の7人」「セカンド・チャンス」(声)
1985年「ターゲット」「燃えてふたたび」「キングの報酬」
1986年「勝利への旅立ち」
1987年「スーパーマン4/最強の敵」「追いつめられて」
1988年「傷だらけの青春」「ミシシッピー・バーニング」
     「ブルーウォーターで乾杯」「私の中のもうひとりの私」「BAT★21」
1989年「ザ・パッケージ」
1990年「カナディアン・エクスプレス」「キャノンズ」「ハリウッドに口づけ」
1991年「訴訟」「ロシアン・ルーレット」
1992年「許されざる者」「ザ・ファーム/法律事務所」「ジェロニモ」
     「ザ・ドキュメント・オブ・イーストウッド」
1994年「ワイアット・アープ」
1995年「クイック&デッド」「クリムゾン・タイド」「ゲット・ショーティ」
1996年「バード・ケージ」「チェンバー/凍った絆」「ボディバンク」
1997年「目撃」「アンツ」(声)
1998年「エネミー・オブ・アメリカ」「トワイライト」
2000年「リプレイスメント」「アンダー・サスピション」
2001年「ザ・メキシカン」「ハートブレイカー」「エネミー・ライン」
     「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」「ザ・プロフェッショナル」

その他の出演者:
J.T. Walsh ....  Michael Tarlow  
M. Emmet Walsh ....  Sergeant Dominick Benti  
Susan Hogan ....  Kathryn Weller  
Nigel Bennett ....  Jack Wootton  
J.A. Preston ....  Martin Larner, Chief Deputy District Attorney  
B.A. 'Smitty' Smith ....  Keller, Railroad Security Man  
Codie Lucas Wilbee ....  Nicholas
Antony Holland ....  Elderly Man  
Doreen Ramos ....  Elderly Woman  
Kevin McNulty ....  James Dahlbeck  
Andrew Rhodes (I) ....  Sgt. Nigra, Fake RCMP Officer  
Lon Katzman ....  Detective Loughlin, Fake RCMP Officer  

User Rating:  6.4/10 (700 votes) 
「まあ、こんなものかな」

User Comments:
BillSchillaciさん
Ridgewood, New Jersey
2001年1月30日
一風変わったサスペンス

列車を舞台にしている。
なかなかのアイディアで、
よくまとまっており、知的で、素晴らしいアクションがある。
Hyams 監督は、閉所恐怖症を起こしそうな列車の内部シーンと
広大なカナダの荒野のシーンをうまくコントラストさせている。
ジーン・ハックマンは、いつもながらお見事。
一連の1対1の対決は、手に汗握る。
緊張で感電したような気がする。
最も良いのは、食堂車での
ハックマンとジェームズ・シッキングとの紳士的な会話。
結末には少しがっかりした。
思慮深い人向けサスペンス映画のフアンは、見たほうがいい。

オトーサン、
スリラー部分には、目をつぶって、
カナディアン・ロッキー横断列車の旅を愉しみました。
乗りたくなって、検索すると、
「早めに予約しないと、乗れないのか」


沈黙の戦艦/A>

オトーサン、
「ロクなものないなあ]
BOOK OFFの中古DVDをチェック。
「いいね」
3500円を1280円で売っていました。

原題:Under Siege (1992)  
監督:Andrew Davis  
脚本:J.F. Lawton
Genre: Action / Drama / Thriller 
Country: France / USA  
上映時間:103分
あらすじ:
ライバックは、前海軍SEAL大尉。 
いまは、戦艦ミズーリ号のコックだ。 
艦長アダムスの誕生日を祝おうと、
ストラニクス率いるバンドや
プレイメイトのジョーダンも呼び寄せた。 
ケーキとダンスで盛り上げようというのだ。 
アダムス艦長には、一切知らせていない。
だが、異変が。
ストラニクスが、艦長を射殺し、 
クリル中尉らの配下に指示し、戦艦を乗っ取る。 
だが、かれらは、ライバックを過小評価していた。 
武道の達人で、武器にも爆発物にも強い・・・

出演者: 
Steven Seagal ....  Casey Ryback(ライバック)  
Tommy Lee Jones ....  William Stranix(ストラニクス) 
Gary Busey ....  Commander Krill(クリル中佐)  
Erika Eleniak ....  Jordan Tate(ジョーダン)  
オトーサン、
「トミー・リー・ジョーンズが、悪役か」
この映画、セガールの代表作なので、
経歴を紹介しましょう。

STEVEN SEAGAL 
スティーブン・セガール 
誕生日 1950/4/10
出身 米ミシガン州ランシング 
大阪市淀川区十三の武徳館道場に入門。
道場長の娘、藤谷美也子と結婚し、
76年に天心道場として再建し、道場を構える。
その当時で合気道五段(その後、七段)、
83年に帰国。ロサンゼルスでマーシャル・アーツ・アカデミー天心を開校。
88年「刑事ニコ/法の死角」で製作・原案・主演を兼ね、映画デビュー。
武道を使ったアクションが注目され、
以後の映画でセガール・アクションを生み出した。
94年「沈黙の要塞」で初監督。
出演作
1988年「刑事ニコ/法の死角」
1990年「死の標的」「ハード・トゥ・キル」
1991年「アウト・フォー・ジャスティス」
1992年「沈黙の戦艦」
1994年「沈黙の要塞」
1995年「暴走特急」
1996年「エグゼクティブ・デシジョン」「グリマーマン」
1997年「沈黙の断崖」
1998年「マイ・ジャイアント」「沈黙の陰謀」
2001年「DENGEKI 電撃」「沈黙のテロリスト」
2002年「奪還 DAKKAN -アルカトラズ-」
     「激鉄 GEKITETZ -ワルシャワの標的-」

その他の出演者:
Damian Chapa ....  Tackman
Troy Evans ....  Granger  
David McKnight (I) ....  Flicker  
Lee Hinton (I) ....  Cue Ball  
Patrick O'Neal (I) ....  Captain Adams  
Glenn Morshower ....  Ensign Taylor  
Leo Alexander ....  Lieutenant Smart  
John Rottger ....  Commander Green  
Brad Rea ....  Marine Guard  
Michael Welden ....  Lieutenant Ballard  
Bernie Casey ....  Commander Harris  
Rickey Pierre ....  Kitchen Helper  

User Rating:  6.1/10 (5240 votes) 
「もう少し高いスコアかな」

User Comments:
supertomさん
Marlow, England
2002年6月22日
スティーブン・セガールのベスト!!

この映画は、セガールのベストだし、 
みんながいいと認める唯一の作品だろう。 
他の作品は、平均的かくだらない。
、船上での「ダイハード」だ。 
クローンのなかでは、数すくない成功例だ。 
アンドルー・デイビス監督は、「逃亡者」でも
同じことをやってのけた。 
かれの演出は、緊迫感があり、エキサイテイングだ。 
よかったのは、セガールがいつもよりソフトに演技しているから。
退役する戦艦ミズーリ号が舞台だ。
核兵器使用を計画するテロリストに乗っ取られ、
セガールは、前の海軍のSEALだが、
クックとして乗り込んでいる。
軍の大失敗に関係したために、この職しかだったのだ。
セガールは、ジョーダン嬢の助けを借りて
テロリストをやっつける。
エリカ・エレニアックは、演技はいまいちだが、
セクシーで水々しい。
アクションは、すばらしい。
セガールは、お得意の師範級の合気道だけでなく、
ガンファイトやスタントも見せてくれる。
太鼓腹だが、今回はややスリムだ。
全体的に見て面白い映画。
トミー・リー・ジョーンズとゲーリー・バシーがいい。
10点満点で8点。

オトーサン、
「セガールって、アクション俳優だね」
難度の高い技を涼しい顔でこなしてしまうのです。
おなじことをブルース・ウィルスがやったら、
汗だくでしょう。
ニコラス・ケイジなら、
顔をゆがめて「やったるぜ!」と言うだろうし、
ラッセル・クロウなら、
いかにも、苦労してる感じが伝わってくるでしょう。
ハリソン・フォードなら、
「もういい加減にしてよ、フー」と背中が語るにちがいありません。
なお、この戦艦ミズーリ号は、
日本が、無条件降伏の文書に署名した戦艦です。


ガーデン

オトーサン、
「繰り返します。ホラーはキライ」
細心の注意を払って避けています。
「ガーデニングの映画。楽しそうだ」
庭師やきれいな花がたくさん出てきます。
アイリス、紫色の素敵な花ですねえ。
ところが、これがホラー映画だったのです。

原題:The Gardener (1998)  
監督:James D.R. Hickox  
脚本:Joseph Gunn  
Genre: Horror 
上映時間:111分
あらすじ:
パートナーが失踪したので、
ケリー刑事は多くの秘密をかかえた孤児院にいく。 
いろいろと調べまわるにつれ、混乱してくる。
ひょっとしたら自分の勘は間違っているのではないか。
温室の壁の向こうに、犯罪なんか隠されていないのではないか。

出演者:
Malcolm McDowell ....  Ben Carter(ベン)
Angie Everhart ....  Kelly(ケリー) 
Sara Peterson ....Iris(アイリス)
オトーサン、
小柄な庭師。
どこか薄気味悪い男。
それが、このマルコム・マクダウェル。 
経歴を見ましょう。

MALCOLM McDOWELL 
マルコム・マクダウェル 
誕生日 1943/6/13  
出身 英ヨークシャー州 
両親の所有するパブで働いた後、
コーヒー会社のセールスマンに。
ondon Academy of Music and Dramatic Artに入り、
卒業後に舞台などで活躍。
67年、「夜空に星のあるように」で映画デビュー。
71年、「時計じかけのオレンジ」の主役で強烈な印象を残した。
07年、ホラー映画「ハロウィン」に出演。
12年、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム入り。
(和訳:名声の歩道)
出演作 
1969年「ifもしも……」
1971年「時計じかけのオレンジ」「ベッドかざりとほうき」
1973年「オー!ラッキーマン」
1975年「ローヤル・フラッシュ」
1976年「スカイエース」
1977年「さすらいの航海」
1979年「タイム・アフター・タイム」
1980年「カリギュラ」
1982年「キャット・ピープル」
1983年「ブルー・サンダー」「SFキング・オフアーサー魔剣伝説」
1988年「キャデラック・カウボーイ」
1990年「MOON44」「クラス・オブ・1999」「沈黙のリベンジ」
1992年「処刑特急 テロリストの罠」
1993年「サイボーグ3《「からみつく愛欲の罠」
1994年「ジェネレーションズ」「ミルク・マネー」
1995年「北斗の拳」「タンク・ガール」「不死身の男」
1996年「サイキック・ターゲット」「ハイドロスフィア」
     「TOO BEAUTIFUL TO KIL」機甲戦虫記LEXX」「精神病棟」
1997年「Mr.マグー」「HUGO POOL ヒューゴ・プール」
1999年「ガーデン」「ザ・リミット」
2001年「ブラックホール」

その他の出演者:
Kelly Nelson (III) ....  Joe  
Richard Grieco   ... Dean 
Olivia Hussey   ... Mrs. Carter 
Kim Morgan Greene   ...Betsy 
Roger Clinton   ...Dr. Nels Frankle 
Justin Carroll   ... Larry / Hippy 
Andrew Heckler   ... Jake 
James D.R. Hickox   ...  Chuck 
Pamela Bellwood   ... Mrs. Swenson
Danny Nieman  ... Dave 
Marina Malota  ...  Little Girl 
Anthony Hickox  ... Del  

User Rating:  3.1/10 (40 votes) 
オトーサン、
「3点とは!」

User Comments:
tedgさん
Virginia Beach
2002年3月6日
エコ・システムの完結

これは、ピーター・グリーンウェイに
ふさわしい非常に知的なアイディアである。
セックス、食事、勘定、死が結びついている。
排泄物と美しさとの永遠のきずなについて考えている。
グリーンウェイは、美しさの面からそれに迫る。
この映画は適切にも反対側からアプローチしている。
映画は、美しさ(花と彫像のようなエヴァレット)を扱い、
それを死なせて、下劣な製品へと変える。
多分、この映画の意図は観客を目覚めさせ、
人生に自らの内なる庭を作らせることにある。
知的な観客は、故意に貶めた芸術として見るかもしれない
手がかりは、エヴァレットが、ドグマ映画に関わっていることであり、
マクドウェルが、キューブリックの後継者たらんとしていることにある。
その概念は、美しさは消化器官を経由せなばならず、
誇張された性と関係するということである。
エヴァレットは、ハリウッドのスターたちの有名な仲間であり、
30歳にして、この分野では偶像になっているのだ。

オトーサン、
見終わった後、
そしてコメントを読み終わって納得。
「前衛映画だったんだ。
だから、極端に評価が割れるんだ」
ハリウッドのメロドラマを期待したり、
愉しい園芸映画を期待すると見事に裏切られます。
怒り狂ったひとが、悪いスコアをつけたのでしょう。
最初から「狂った庭師」という題名にしておけば、
誤解を招かないですんだのでしょう。
題名って大事ですね。


オデッサ・ファイル

オトーサン、
7月14日のパリ祭の日に、
シラク大統領が狙撃されたものの、
幸い無事だったと知りました。
犯人は、極右の学生で、凶器の拳銃は
バイオリンケースのなかに隠しもっていたとか。
「ジャッカルの日そっくりだ!
あの映画、面白かったなあ。3回も見た」
そこで、フレデリック・フォーサイス原作の
別のDVDを借りることにしました。

原題:The Odessa File(1974)  
監督:Ronald Neame  
原作:Frederick Forsyth
脚本:Kenneth Ross ほか
Genre: Thriller 
Country: UK / West Germany 
Language: English / German 
上映時間:130分
あらすじ:
フリーランス・ジャーナリストのピーターは、
幼い頃、軍人だった父親を亡くした。 
自殺した年老いたユダヤ人の日記を読んで、 
ナチのSS大尉ロシュマンを見つけようと調査を開始した。
かれは、第2次世界大戦中にはリガ強制収容所長で、
ユダヤ人の虐殺者と呼ばれた残忍な男である。 
ピーターは、イスラエル秘密警察と組んで
元ナチSSの秘密結社オデッサに潜入し、
ロシュマンの捜査に挑み、 
SS大尉、オデッサ、亡き父とのつながりを発見する。 

出演者: 
Jon Voight ....  Peter Miller(ミラー)  
Mary Tamm ....  Sigi(シギ)  
Maximilian Schell ....  Eduard Roschmann(ロシュマン)  
オトーサン、
「若いわりには、苦労人にみえるな」
ミラーを演じるジョン・ボイト、36歳には見えません。

JON VOIGHT 
ジョン・ボイト 
誕生日 1938/12/29  
出身 米ニューヨーク州ヨンカース 
父親はプロゴルファー。
高校時代にシェイクスピアの「夏の夜の夢」に出演。
卒業後はワシントンDCのアメリカ・カトリック大学で美術を学ぶ。
ニューヨークに戻り、演出や舞台美術を勉強し、
オフ・ブロードウェイやブロードウェイの舞台に立つ。
67年、「墓石と決闘」で映画デビュー。
69年「真夜中のカーボーイ」で
ニューヨーク批評家協会賞と英国アカデミー賞受賞。
「帰郷」でカンヌ映画祭主演男優賞とアカデミー主演男優賞受賞。
娘に俳優のアンジェリーナ・ジョリーがいる。 
出演作 
1967年「スーパーヒーロー/Mr.フランク」
     「墓石と決闘」「青春の渚」
1969年「真夜中のカーボーイ」
1971年「キャッチ22」「脱出」
1974年「コンラック先生」「オデッサ・ファイル」
1975年「殺意の行方」
1978年「帰郷」
1979年「チャンプ」
1982年「大狂乱」
1983年「五人のテーブル」
1985年「暴走機関車」
1986年「デザート・ブルーム」
1990年「エタニティ/永遠の愛」
1994年「傷だらけのカーボーイ」
1995年「ヒート」
1996年「ミッション・インポッシブル」
1997年「アナコンダ」「ローズウッド」
     「レインメーカー」「クロスゲージ」
1998年「Uターン」「フランダースの犬」
     「エネミー・オブ・アメリカ」「ジェネラル/天国は血の匂い」
1999年「バーシティ・ブルース」
2001年「パール・ハーバー」「トゥームレイダー」アリ」 

その他の出演者:
Maria Schell ....  Frau Miller  
Derek Jacobi ....  Klaus Wenzer  
Peter Jeffrey (I) ....  David Porath  
Klaus Lowitsch ....  Gustav Mackensen  
Kurt Meisel ....  Alfred Oster  
Hannes Messemer ....  General Glucks  
Garfield Morgan ....  Israeli General  
Shmuel Rodensky ....  Simon Wiesenthal  
Ernst Schroder ....  Werner Deilman  
Gunter Strack ....  Kunik  
Noel Willman ....  Franz Bayer  
Martin Brandt ....  Marx  

User Rating:  6.5/10 (445 votes) 
オトーサン、
「もう少し高いスコアかな」

User Comments:
christglaさん
Oslo, Scandinavia
2002年6月28日
よき70年代のスリラー 

この映画、ロナルド・ニーム監督の手になるもので、 
ハリウッド最後の黄金時代のよきスリラーである。
すばらしいロケーション、息もつかさぬ演技、
すばらしいプロットをもっている。 
今日のスリラーに欠けているものだ。 
アンドリュー・ロイド・ウエーバーの音楽もよい。
しかし、この映画が最高という意見には組みしがたい。 
ハリウッドのスリラー映画の職人芸は、
どんなジャンルであれ、70年代の映画のほうが、 
今日のものよりも、比較にならないほど優れている。
しかし、この時代の他の作品と較べれば、
平均よりやや上といった程度だろう。 
そう、いまだに愉しい映画である。 
最初から最後まで心臓をギュッとつかんで放さない。
ユーザーコメントにあったように、
彼らは、ありきたりのものは作らないのだ。

オトーサン、
「面白いなあ、怖いなあ。
ホラー映画もスリラー映画もこわいなあ」
国際諜報部員の活躍を描いたら第1人者の
フレデリック・フォーサイス原作に基づいているだけあって
ストーリー展開のめまぐるしさには、目をみはるものがあります。
イスラエル、ハンブルク、ハイデルベルク、ウィーンなど
中東、欧州を舞台にした追跡劇を楽しみました。


12人の怒れる男たち

オトーサン、
「この名画、見たことがある」
陪審員制度について、はじめて知りました。
40年ぶりに見て、驚きました。
「白黒映画だったんだ!
記憶のなかでは、カラー映画でした。

原題:12 Angry Men (1957)  
監督:Sidney Lumet  
原作・脚本:Reginald Rose
Genre: Drama / Mystery / Thriller
Color: Black and White  
上映時間:96分
あらすじ:
被告側と検察側は休憩を取った。
陪審員たちは、父親を殺した
スペイン系アメリカ人の若者が有罪か、無罪か
陪審員室で議論している。
まもなく明らかになるのは、
陪審員たちの被告への偏見、裁判についての先入観、
相互に抱く感情の噴出だった。

出演者: 
Henry Fonda ....  陪審員 #8   
Lee J. Cobb ....  陪審員 #3  
Ed Begley ....  陪審員 #10  
オトーサン
陪審員は、それぞれ個性的ですが、
際立っているのが、8番。
演じているのが、伝説的な名優ヘンリー・フォンダ。
「毅然とした男のなかの男。
いまや、こうした気品ある男は、絶滅したなあ」

HENRY FONDA 
ヘンリー・フォンダ 
誕生日 1905/5/16-1982/8/12  
出身 米ネブラスカ州 
ハリウッド黄金期を代表する名優。
印刷工場を営むイタリア系移民の長男。
12歳、ニュース映画で映画デビュー。
大学でジャーナリズムを専攻するが中退。 
20歳、アマチュア劇団「オマハ・コミュニティ・プレイハウス」に参加し、
25年に初舞台を踏む。 
「ユニバーシティ・プレイヤーズ・グループ」に入団。
35年、「運河のそよ風」で映画デビュー。 
40年「怒りの葡萄」でアカデミー主演男優賞ノミネート。
第二次世界大戦中は海軍に入隊。
自ら製作を務めた法廷ドラマ「十二人の怒れる男」で名演技を披露。 
81年、不和だった娘ジェーンと共演した「黄昏」でアカデミー主演男優賞を受賞。
出演作 
1935年「運河のそよ風」「東への道」「恋の唄」
1936年「丘の一本松」「月は我が家」「浪費者」
1937年「暁の翼」「暗黒街の弾痕」「高圧線」「或る女」
1938年「黒蘭の女」「封鎖線」「美人は人殺しがお好き」「北海の子」
1939年「地獄への道」「科学者ベル」「若き日のリンカーン」
     「モホークの太鼓」
1940年「怒りの葡萄」「地獄への逆襲」
1941年「レディ・イヴ」「新妻はお医者様」
1942年「男性」「運命の饗宴」
1943年「ビッグ・ストリート/美しき女への挽歌」「牛泥棒」
1946年「荒野の決闘」
1947年「朝はまだ来ない」「逃亡者」「哀しみの恋」
1948年「わが道は愉し」「アパッチ砦」
1955年「ミスタア・ロバーツ」
1956年「戦争と平和」
1957年「間違えられた男」「十二人の怒れる男」「胸に輝く星」
1958年「女優志願」
1959年「ワーロック」「断絶の嵐」
1961年「野望の系列」
1962年「史上最大の作戦」「西部開拓史」
1963年「スペンサーの山」
1964年「最後の勝利者」「求婚専科」「ランダース」「未知への飛行」
1965年「危険な道」「バルジ大作戦」
1966年「秘密大戦争」「テキサスの五人の仲間」
1968年「ファイヤークリークの決闘」「刑事マディガン」「合併結婚」「絞殺魔」
1969年「ウエスタン」
1970年「テキサス魂」「燃える戦場」「大脱獄」
1971年「わが緑の大地」
1973年「エスピオナージ」「ミスター・ノーボディ」「別離」
1974年「ブラック・シャツ/独裁者ムッソリーニを狙え!」
1976年「ミッドウェイ」
1977年「テンタクルズ」「ジェット・ローラー・コースター」
1978年「ザ・ビッグ・バトル」「スウォーム」「悲愁」
1979年「メテオ」「グランド・キャニオンの黄金」「シティ・オン・ファイア」
1981年「黄昏」

その他の出演者:
E.G. Marshall ....  Juror #4  
Jack Warden ....  Juror #7  
Martin Balsam ....  Juror #1  
John Fiedler (I) ....  Juror #2  
Jack Klugman ....  Juror #5  
Ed Binns ....  Juror #6  
Joseph Sweeney ....  Juror #9  
George Voskovec ....  Juror #11  
Robert Webber (I) ....  Juror #12  

User Rating:  8.6/10 (13888 votes)  top 250: #23
オトーサン、
「おお、世界の名画だ。それも23位!」

User Comments:
mikepwongさん
Vancouver, BC, Canada
2002年6月16日
すばらしい演技、信じられぬ物語。

今までに作られた最も良い映画の1つ。
はじめから終りまで、信じられないほど魅惑的なのに驚いた。
最も好きなのは登場人物たちである。
才能豊かな俳優たちと素晴らしいシドニー・ルメット監督が、
登場人物たちを生き生きと描いている。
最も印象的なシーンは、
ヘンリー・フォンダがナイフを引き抜いて、
テーブルの上に投げ出すところだった。
他の陪審員たちとまったく同様に、私も椅子から転げ落ちそうになった。
最近、古典映画を多く見ているが、この映画は、最良のもの。
1997年のリメイクも、すばらしいらしい。
このオリジナルより良いなんて、想像できない。
10点満点で10点。

オトーサン、
この映画の脚本を書いた
レジナルド・ローズは、天才だと思いました。
緻密な筋書き、
11対1と少数だった無罪派が次第に増えて、
最後は、全員が無罪へ。
こんなことは滅多に起きないと思いますが、
アメリカの草の根の民主主義のしたたかさを見せた傑作です。
「1957年か」
第2次世界大戦に勝利して、
世界の盟主になったアメリカ、
その精神力をまざまざと見せた映画でした。
「若い時にもすごい映画だと思ったけれど、
年をとって見ると、もっとそのすごさが分かる。
人生の機微、さまざまなひとの人生、
ほんとうに、いい脚本だ!」


赤ちゃん泥棒

オトーサン、
「コーエン兄弟の映画だ!」
幼児誘拐事件が、兄弟の手にかかると、
あーら不思議、マニアックな世界に一変するのです。
善も悪もない、独特の世界へ。

原題:Raising Arizona (1987)  
監督・脚本:Joel Coen & Ethan Coen  
Genre: Comedy 
Rated: PG-13 
上映時間:94分
あらすじ:
ハーバートは、常習犯。
更正して、警察官エドウィーナと結婚するが、
不妊症で、子供が持てない。
二人は、家具界の大物、ネイサン・アリゾナ一家に
誕生した五つ子の1人、ネイサンの誘拐を決める。
犯罪を隠すが、友人、同僚、賞金稼ぎまでやってきて
誘拐したネイサンを利用しようとする。

出演者: 
Nicolas Cage ....  Herbert 'H.I.' McDonnough (ハーバート) 
Holly Hunter ....  Edwina 'Ed' McDonnough (エドウィーナ) 
Trey Wilson ....  Nathan Arizona Huffhines, Sr. (ネイサン) 
オトーサン、
「ニコラス・ケイジ、いいね」
落ち込む妻役ホリー・ハンター、見事な演技です。

HOLLY HUNTER 
ホリー・ハンター 
誕生日 1958/3/20  
出身 米ジョージア州コンヤーズ 
高校演劇コンクールに出演している時、
審査員のアトランタのストック劇団の
監督に勧められ、劇団に参加。
カーネギー・メロン大学で演技を学ぶる。
87年「ブロードキャスト・ニュース」で
アカデミー主演女優賞ノミネート。
93年「ピアノ・レッスン」でアカデミー主演女優賞と
カンヌ映画祭主演女優賞を受賞した。 
出演作 
1981年「バーニング」
1984年「スイング・シフト」「ブラッド・シンプル」(声)
1987年「赤ちゃん泥棒」「ハロー・マイ・トレイン」
     「ブロード・キャスト・ニュース」「ルイジアナの夜明け」
1989年「ミス・ファイヤークラッカー」「ANIMAL BEHAVIOR」
     「オールウェイズ」
1991年「ワンス・アラウンド」
1992年「愛を奏でて」
1993年「ザ・ファーム/法律事務所」「ピアノ・レッスン」
1995年「コピー・キャット」「ホーム・フォーザ・ホリデイ」
1996年「クラッシュ」
1997年「普通じゃない」
1999年「美しき家政婦」「彼女を見ればわかること」
     「マンハッタンで抱きしめて」
2000年「オー・ブラザー!」  

その他の出演者:
John Goodman ....  Gale Snopes  
William Forsythe ....  Evelle Snopes  
Sam McMurray ....  Glen  
Frances McDormand ....  Dot  
Randall 'Tex' Cobb ....  Leonard Smalls  
T.J. Kuhn ....  Nathan Arizona, Jr.  
Lynne Dumin Kitei ....  Florence Arizona  
Peter Benedek (I) ....  Dr. Schwartz  
Charles 'Lew' Smith ....  Nice Old Grocery Man  
Warren Keith (I) ....  Younger FBI Agent  
Henry Kendrick ....  Older FBI Agent  
Sidney Dawson ....  Moses (Ear Bending Cellmate)  

User Rating:  7.6/10 (12,136 votes) 
オトーサン、
「高いスコアだ」
熱狂的なファンが多いのでしょう。

User Comments:
Joe McKimさん
St. Louis, MO
1998年8月12日
ニコラス・ケイジの最高傑作

実に面白い映画だ。 
ニコラス・ケイジとホリーハンターが出ている。 
ニコラス・ケイジ演じるマクドノーは、
コンビニ強盗の常習犯で、刑務所の常連。 
そこで、女性警官と恋に落ちる。 
出獄後、彼女と結婚し、新生活を夢みる。 
ところが、彼女が石女で、子供を持てない。 
前歴の関係で養子もムリ。
たまたま新聞で5つ子誕生の記事を読み、
そのうちの1人を盗むことにする。
コーエン兄弟の作品のうちで、
「ファーゴ」に次ぐよい作品ではなかろうか。 

オトーサン、
「どんな映画だったかな、ファーゴ」
たくさん集中してみているので、忘れていました。
映画索引で「ファーゴ」553の映画批評を読み直しました。
コーエン兄弟の経歴が載っていました。


タイムマシン(2002)

オトーサン、
「いそがしいなあ。どの映画から見るかな?」
夏休みになって、新作映画が続々登場。
そんななか、この映画の宣伝コピー、しゃれています。
・この夏休み、あなたは「いつ」に行きますか?
なお、この映画の監督は、H.G. Wellsの曾孫とか。

原題:The Time Machine (2002)  
監督:Simon Wells (I)  
原作:H.G. Wells 
脚本:David Duncan (II) ほか 
Genre: Horror/ SF/ Drama/ Adventure/ Thriller/ Action
Rated PG-13 for intense sequences of action violence. 
上映時間:95分
あらすじ:
時間旅行は可能と主張する科学者アレクサンダー。
婚約者が殺され、何とか過去を変え、彼女の命を取り戻そうとする。
発明に全力をあげ、タイムマシンをテストし、80万年先へ。
おお、そこは、すさまじい世界だった。
人類は、狩猟者と狩られる者とに分かれていた。

出演者: 
Guy Pearce ....  Alexander Hartdegen(アレクサンダー)  
Samantha Mumba ....  Mara(マーラ)  
Jeremy Irons ....  Uber-Morlock(ウーバー・モーロック)  
オトーサン、
「演技力? ちょっとね」
ガイ・ピアース、インディーズ系映画に出てきました。
ハリウッド映画は、初出演とか。
モーロック族の首長を演じるジェレミー・アイアンズ、
気持ち悪いけれども、なかなかの芸達者でした。

GUY PEARCE 
ガイ・ピアース 
誕生日 1967/10/7  
出身 英 
パイロットだった父の仕事の関係で
3歳の時にオーストラリアに移り、メルボルン近郊で育つ。
ティーン時代、ボディ・ビル大会でジュニア・ミスターに選ばれる。
高校卒業と同時に、テレビ・シリーズ「NEIGHBOURS」に主演sぎ、
オーストラリアでアイドルに。
89年「HUNTING」で映画デビュー。
97年「L.A.コンフィデンシャル」で注目される。
出演作 
1994年「プリシラ」
1996年「月に願いを」
1998年「L.A.コンフィデンシャル」
1999年「ラビナス」
2000年「英雄の条件」「メメント」
2002年「タイムマシン」

その他の出演者:
Mark Addy ....  David Philby  
Phyllida Law ....  Mrs. Watchit  
Laura Kirk ....  Flower Seller  
Josh Stamberg ....  Motorist  
John W. Momrow ....  Fifth Avenue Carriage Driver  
Sienna Guillory ....  Emma  
Max Baker ....  Robber  
Jeffrey M. Meyer ....  Central Park Carriage Driver  
Alan Young (I) ....  Flower Store Worker  
Myndy Crist ....  Jogger  
Connie Ray ....  Teacher  
Orlando Jones ....  Vox  
Lennie Loftin ....  Soldier #1  
Thomas Corey Robinson ....  Soldier #2  
Omero Mumba ....  Kalen  
Yancey Arias ....  Toren  

User Rating:  5.8/10 (3806 votes) 
オトーサン、
「あれっ、低いな。
最高の特殊撮影技術を駆使しているのに」
光の玉のようなタイムマシンは素敵でしたが、
80万年前の世界に登場するのが、
原始人という設定は、ムリがあります。

User Comments:
blteigenさん
Nashotah, Wisconsin
2002年7月19日
古典映画にはなれないが、愉しい。

この映画を大いに楽しみにしていた。
最近は、本当のSF映画を見かけない。 
この映画なら。流行のSFファンタジーと
競合できるのではないかと期待した。 
残念ながら、そうではなかった。 
しかし、完璧でなかろうと、オスカーとは縁遠かろうと、
そう馬鹿にすることもあるまい。 
見ていて愉しいし、特殊効果が使われているし、
撮影もいいし、演技もうまい。
ただ、脚本は平凡だ
「ロード・オブ・ザ・リング」「インソムニア」
「スパイダーマン」に敵わなかったとしても、
それはそれでいいではないか。
私はこの映画に引き込まれた。 
博士のガールフレンドが死んだとき、
イーロイ族のひとびとが捕らえられたとき、
月が壊れたときなど...
次に何が起こるか、手に汗を握ったものだ。
10点満点で6点。 
ジェレミー・アイアンズには、もっといい役!

オトーサン、
学校で4次元の世界を勉強しました。
「3次元の箱を想像してください。
これを移動するとしましょう。
移動前と移動後の2つの箱を線で結びます。
これが4次元。4次元が見えるんです!」
先生が興奮して説明するので、つられて興奮しました。
タイムマシンの原理は、
この線上を自由に移動すればいいはずです。
「でも、そんな必要ないよ。
最近のオレなんて、亡くなったお袋のことを思い出している。
江戸川の畑でサツマイモを掘リ出したあの夏の暑さ。
お袋の笑顔がありました。

「SFの父」の経歴を見ましょう。

Herbert George Wells,
ハーバート・ジョージ・ウェルス
誕生日: 1866/9/21 - 1946/8/13日
出身:英国ケント州ブロムリー(ロンドン特別区)
父は園丁やクリケット選手、母はメイド。
呉服商や薬局の徒弟奉公、見習い教師などを経験。
奨学金でサウス・ケンジントンの科学師範学校に入学。
学生誌に掲載された「時の探検家たち」は、
「タイム・マシン」の原型となる。
1891年、四次元の世界について述べた論文「単一性の再発見」が
「フォート・ナイトリ・レヴュー」に掲載された。
やがてジャーナリストとなる。
1890年代から1900年代初頭にかけて、「タイム・マシン」をはじめ、
「透明人間」、「宇宙戦争」などを発表する。
やがて社会主義に傾倒し、フェビアン協会に参加。
人類への憂慮を背景にした作品を発表し続けた。
戦争を根絶するために国際連盟の樹立を提唱した。


タイムマシン(1960)

オトーサン、
「タイムマシン」(2002)を映画館で見た後。
古典作品「タイムマシン」(1960)を借りました。
「この2つを比べたら、面白かろう!」

原題:The Time Machine (1960)  
監督:George Pal  
原作:H.G. Wells 
脚本:David Duncan (II)  
Genre: Adventure / SF
上映時間:103分
あらすじ:
科学者ジョージがタイムマシンを作り、
遠い未来を探検する。
そこでは、穏やかな優しい種族と
地下に住む獰猛な食人種の2つの種族がいる。
タイムマシンは、地下の食人種に盗まれ、
彼も食べられそうになるが、
何とか自分の時代へ戻ろうとする。

出演者: 
Rod Taylor ....  George(ジョージ)  
Alan Young (I) ....  Filby(フィルビー) 
Yvette Mimieux ....  Weena(ウィーナ) 
オトーサン、
「ロッド・テイラー、いい味を出してるねえ」
グレゴリー・ペックに似ています。

ROD TAYLOR 
ロッド・テイラー 
誕生日 1929/1/11 -2015/1/7
出身 オーストラリア・シドニー 
画家を志してカレッジに進むが
ローレンス・オリヴィエの芝居を観て俳優を目指す。
舞台、映画を経てLAに渡り
54年、「海賊島」本格デビュー。
アクション俳優として活躍。
「タイム・マシン/80万年後の世界へ」で有名になった。
ヒッチコックの「鳥」や「ホテル」で、シリアスな演技をみせた。
2015年心臓発作で死去。
出演作 
1954年「海賊島」
1955年「地獄の埠頭」
1956年「ジャイアンツ」
1957年「愛情の花咲く樹」
1958年「旅路」
1959年「恋の売込み作戦」「アマゾンの女王」
1960年「タイムマシン」
1961年「101匹わんちゃん大行進」(声)「海賊魂」
1963年「ニューヨークの休日」「ミサイル空爆戦隊」
     「鳥」「予期せぬ出来事」「36時間」
1965年「ただいま熱愛中」「殺しのエージェント」
1966年「マーメイド作戦」「ホテル」
1967年「戦争プロフェッショナル」「砦のガンベルト」
1968年「アフリカ大空輸」「群集の中の殺し屋」
1969年「砂丘」
1970年「闇の閃光」
1973年「大列車強盗」「トレイダー・ホーン」「死の追跡」
1974年「ヘルリバー」
1977年「ゴールドハンター」
1985年「仮面の殺意」「(秘)ホット・スポット」「タイム・トゥ・ダイ」
1986年「荒野のタイム・ドロッパーズ」
1997年「ウープ・ウープ」 

その他の出演者:
Sebastian Cabot ....  Dr. Philip Hillyer  
Tom Helmore ....  Anthony Bridewell  
Whit Bissell ....  Walter Kemp  
Doris Lloyd ....  Mrs. Watchett  

User Rating:  7.3/10 (2171 votes) 
オトーサン、
「おお、こちらは高いスコアだ!」

User Comments:
barettaさん
New York, New york
1998年12月17日
偉大な古典SF映画。

驚嘆に値する物語、
主演俳優ロッド・テイラーによる見事な演技。
サイエンス・フィクション映画での堅実な演技が光る。
彼は、遠いはるかな未来を旅するが、
そこでは、文明社会のすべての痕跡が拭い去られていた。
この映画が現代の特殊効果技術でリメイクされ、
もっと良いデザインのタイムマシンが作られ、
いい衣装やメーキャプが実現することは確かだと思う。
しかし、おそらく、この映画を超えることができないだろう。
でも、未来のリメイク版も、一見の価値があるだろう。

オトーサン、
「やあ、古いのと較べると、雲泥の差だな」
たしかに特撮技術の発達で、
タイムマシンは、はるかに精巧になっていますし、
モーロック族も、獰猛で敏捷ですが、
時間移動のあはれを感じさせてくれるのは、古いほうです。
雲の流れが速くなったり、
花のつぼみが超スピードで開花したり、
ファッションがめまぐるしく変化したりしたほうが、
地表が割れたり、火山が爆発するよりも、
時の流れを実感させます。
そして、従順な族についての描写も迫力があります。
飼育された家畜、あるいは清浄野菜といったら、
いいのでしょうか。
「リストラされたひとは、イーロイ族みたいだね」
何の不平も漏らさず、すべては運命と思い込む。
H.G.ウエルスの予想した明るい悪夢の世界に
われわれは、既に暮らしているのです。


チョコレート

オトーサン、
「英語の題名は、chocolate」
ところが、Monster's Ball(怪物たちの宴)とあって、びっくり。
死刑執行人が死刑執行の前夜に開くお祝いのパーティとか。
残酷で、チョコレートの甘さはありません。
でも、「チョコレート」というのは、黒人の肌の色。
差別用語です。

原題:Monster's Ball (2001)  
監督:Marc Forster  
脚本:Milo Addica/Will Rokos
Genre: Drama / Romance 
Rated R for strong sexual content, language and violence. 
上映時間:111分
あらすじ:
舞台は、アメリカ深南部。
人種差別主義者の白人ハンクが主人公。
彼の一家は3代つづいて刑務所の看守。
ハンクは、黒人女性レイシアと恋に落ちる。
皮肉なことに、レイシアの夫の死刑執行に立ち会っていた。
2人の情事は、混乱を招くが・・・

出演者: 
Billy Bob Thornton ....  Hank Grotowski(ハンク)  
Peter Boyle ....  Buck Grotowski(バック:父親) 
Heath Ledger ....  Sonny Grotowski(ソニー:息子) 
Halle Berry ....  Leticia Musgrove レティシア) 
オトーサン、
「黒人女優として、はじめてなんだ」
ハルベリーが、アカデミー賞主演女優賞に輝きました。
天性の美貌に加えて、見事な演技力です。
ハンクを演じるビリー・ボブ・ソーントン、
いいですね、ほんとうにいいですねえ。

HALLE BERRY 
ハル・ベリー 
誕生日 1966/8/14 
出身 米オハイオ州クリーブランド 
白人の母と黒人の父を両親に持ち、
看護婦の母親の元で育つ。
84年、ミス・ティーン・オハイオ、
86年、準ミス・アメリカに選ばれ、
TVのコメディー番組「リビング・ドールズ」の主役に。
91年「ジャングル・フィーバー」でデビュー。
出演作 
1991年「ジャングル・フィーバー」「ラスト・ボーイスカウト」
1992年「ブーメラン」
1993年「パパと呼ばれて大迷惑」「クォーターバック」
1994年「フリントストーン/モダン石器時代」
1995年「代理人」
1996年「エグゼクティブ・デシジョン」「ガール6」
     「レース・ザ・サン」「潜在殺意」
1997年「バップス」
1998年「ブルワース」
2000年「Xーメン」
2001年「ソードフィッシュ」「チョコレート」

その他の出演者:
Sean 'Puffy' Combs ....  Lawrence Musgrove  
Mos Def ....  Ryrus Cooper  
Will Rokos ....  Warden Velesco  
Milo Addica ....  Tommy Roulaine  
Coronji Calhoun ....  Tyrell Musgrove  
Taylor Simpson ....  Lucille  
Gabrielle Witcher ....  Betty  
Amber Rules ....  Vera  
Charles Cowan Jr. ....  Willie Cooper  
Taylor Lagrange ....  Darryl Cooper  
Anthony Bean ....  Dappa Smith  

User Rating:  7.7/10 (4244 votes) 
オトーサン、
「高いなあ」

User Comments:
Christopherさん
Chicago
2002年7月22日
すばらしい

この映画の批評を読んだ。
若干の懐疑心を抱いて、見にいった。
さて、何を言おうか?
完全に揺さぶられてしまった。
胃が痛み、集中できなかった。
現実とは思えなかった。
これまで経験したことのない時間だった。
この映画が好きと言うと、奇妙なことになる。
というのは、何か不確かなところがあるのだ。
心をぎゅっと掴んで、放さない。
信じがたい登場人物の造形、
スマートな脚本、
ディテールにこだわった確かな目。
その結果、傑出した作品が誕生した。
ビリー・ボブ・ソーントンは、信頼でき、素晴らしい。
どんな役を選ぶべきかを熟知している。
彼が嫌いなひと、大目に見るひと、好きなひと、
ひとさまざまだ。
ハル・ベリーをどう感じたかは、まだ分からない。
魅力のない女優が演じたなら、もっと楽しめたかも。
男ならだれでも、彼女に惚れこむ。
魅力的でなかったなら、
出来事に、より深い意味が加わっただろう。
ピーター・ボイルがハンクの父親を下劣に演じている。
"Everybody Loves Raymond"の愛すべき役を見ているだけに、
この役は、ほんとうにショックだった!
この映画は、自分の目で確かめてほしい。

オトーサン、
最初、ポルノ映画かと思いました。
若い娘がアパートに訪ねてきて、
「どう?元気?」
「うん、相変わらずだ」
言葉を交わす間に、豊かな乳房がぽろり。
台所に行くと、後ろから男が挿入。
ものの数分でコトが終わるのです。
「じゃあね。また」
「ああ」
ハンクとレティシアの激しいセックスも
はじめは、欲望の処理だったのですが、
次第に優しさが加わっていきます。
その変化が、実に見事でした。
大人のラブ・ストーリーに仕上がっていました。
上映が終わって、観客はシーン。
余韻を味わっていました。
なお、プログラムに収録されているハル・ベリーの
受賞スピーチ、感動的です。
「...私を信じつづけてくれてありがとう。
ありがとう。本当にありがとう」


イーストウィックの魔女たち

オトーサン、
「魔女狩りだな」
国会で田中真紀子さんが
秘書給与疑惑を追求されています。
Yahoo!で検索すると
「なんらかの誤解を受け、誇張されて非難される。
あるいは政治的・社会的利害関係に巻き込まれたもの。
民衆文化に対するエリートの反感・誤解の側面もある」

原題:The Witches of Eastwick (1987)  
監督:George Miller (II)  
原作:John Updike
脚本:Michael Cristofer  
Genre: Comedy / Horror 
Rated:R 
上映時間:121分
あらすじ:
アレクサンドラとジェーンとスーキーは、
退屈しきった離婚女性3人組。 
自分たちの望みをすべてかなえてくれる
男の出現を待望している。
新しく町にやってきたデアリーは、
彼女達の望み通りの男だった。 
大金持ちで、野性的な眼つき。
日ならずして、3人とベッドイン。

出演者; 
Jack Nicholson ....  Daryl Van Horne (デアリー)
Cher ....  Alexandra Medford (アレクサンドラ) 
Susan Sarandon ....  Jane Spofford (ジェーン) 
Michelle Pfeiffer ....  Sukie Ridgemont(スーキー)  
オトーサン、
「まあ、よくもまあ、芸達者を集めたものだ」
毎度ですが、ジャック・ニコルソンの芸には圧倒されます。 

JACK NICHOLSON 
ジャック・ニコルソン 
誕生日 1937/4/22  
出身 米ニュージャージー州ネプチューン 
大学卒業後、MGMの動画部門で働き、
56年「お茶と同情」で映画デビュー。
「カッコーの巣の上で」「恋愛小説家」で、アカデミー主演男優賞、
「愛と追憶の日々」でアカデミー助演男優賞受賞。
「イージーライダー」、「ファイブ・イージー・ピーセス」、
「さらば冬のかもめ」など、7度もアカデミー賞にノミネート。 
出演作 
1956年「お茶と同情」
1961年「青春のさまよえる時」「ジャック・ニコルソンのダーティ・ライダー」
1962年「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」
1963年「忍者と悪女」「古城の亡霊」
1965年「ミスタア・パルバー」
1967年「爆走!ヘルスエンジェルス」「マシンガン・シティ」
1968年「ジャック・ニコルソンの嵐の青春」
1969年「イージーライダー」
1970年「晴れた日に永遠が見える」「ファイブ・イージー・ピーセス」
1971年「愛の狩人」
1974年「さらば冬のかもめ」「チャイナタウン」「トミー」「さすらいの二人」
1976年「おかしなレディキラー」「カッコーの巣の上で」
     「ミズーリ・ブレイク」「ラスト・タイクーン」
1978年「ゴーイング・サウス」
1980年「シャイニング」
1981年「郵便配達は二度ベルを鳴らす」「レッズ」
1982年「ボーダー」
1983年「愛と追憶の日々」
1985年「女と男の名誉」
1986年「心みだれて」
1987年「イーストウィックの魔女たち」
     「ブロードキャスト・ニュース」「黄昏に燃えて」
1989年「バットマン」
1990年「黄昏のチャイナタウン」
1992年「お気に召すまま」「ア・フュー・グッドメン」「ホッファ」
1994年「ウルフ」
1995年「クロッシング・ガード」
1996年「夕べの星」「マーズ・アタック!」
1997年「恋愛小説家」
1999年「ビートニク」
2001年「プレッジ」

その他の出演者:
Veronica Cartwright ....  Felicia Alden  
Richard Jenkins (I) ....  Clyde Alden  
Keith Jochim ....  Walter Neff  
Carel Struycken ....  Fidel  
Helen Lloyd Breed ....  Mrs. Biddle  
Caroline Struzik ....  Carol Medford  
Michele Sincavage ....  Ridgemont Child  
Nicol Sincavage ....  Ridgemont Child  
Heather Coleman ....  Ridgemont Child  
Carolyn Ditmars ....  Ridgemont Child  
Cynthia Ditmars ....  Ridgemont Child  

User Rating:  6.3/10 (5490 votes) 
オトーサン、
「もっと高いはず」
セックス・シーンや嘔吐シーンが
生真面目な観客の反感を買ったのでしょう。

User Comments:
tao-3さん
Israel
1999年1月2日
何という黒魔術!

何と素晴らしい映画だろう!
驚くべき出演者!
ジョン・アップダイクの小説を映画化した
ホラー・コメディが誕生した。
誰も、この映画を超えることはできないので?
ニコルソンは、白眉の魔法使いを演じている。
素晴らしいニンフ役に、
スーザン・サランドン、ミッシェル・ファイファー、シェール。
ニューイングランドの絵のように美しいが退屈な町に
奇妙な旋風を巻き起こすのは、気が狂った女性、
パット・ロバートソンを演じるヴェロニカ・カートライト。
彼女ほど堂々たる態度で、嘔吐したひとはいないだろう。
上記の人たちすべてが楽しく、カラフルな
ドタバタ喜劇を見せてくれる。

オトーサン、
この映画の原作を書いた作家に興味を持ちました。
われわれの中産階級の文化のうさんくささに、
強烈なパンチを浴びせた作家のようです。

ジョン・アップダイク(1932- )
ペンシルヴァニア州シリントン生まれ。
ハーバァード大学英文科を最優等で卒業。
オクスフォード、ラスキン・カレッジで絵画を学ぶ。
帰国後、大学在学中から小説を掲載した
ニューヨーカー誌のスタッフとなり、「街の噂」欄を担当。
作家生活に入った後も、同誌に多くの短編、詩、エッセイを発表した。
1964年、『ケンタウロス』で全米図書賞を受賞。
アメリカ社会で生きる人間をリアリスティックに、
時にはその枠を超えた鮮やかな手法で描いている。


裏窓

オトーサン、
今週分としてDVDを6本借りました。
そのなかのひとつが、この「裏窓」です。
英語の原題を見てビックリ。
「えっ、裏窓って、リア・ウインドウだったの?」

原題:Rear Window (1954)  
監督:Alfred Hitchcock  
脚本:John Michael Hayes ほか
Genre: Thriller / Mystery
上映時間:112分
あらすじ:
カメラマンのジェフは、自動車レース取材中に骨折する。
ニューヨークのアパートに閉じ込められてしまい、
裏窓から隣人を観察して時間つぶし。
向かいの男がその妻を殺したかもと思いはじめる。
ガールフレンドのモデルのリサと
看護婦のステラの協力を得て、調査に乗り出す。

出演者: 
James Stewart ....  L. B. 'Jeff' Jeffries(ジェフ) 
Grace Kelly ....  Lisa Carol Fremont(リサ) 
Wendell Corey ....  Lieutenant Thomas J. Doyle(ドイル警部補)  
オトーサン、
あらためて驚嘆いたします。
「全盛期のグレイス・ケリーって、こんなにキレイだったんだ。
まさに光り輝く女神だなあ」
若い女性なら、ケリーバックをご存知でしょう。
そう、彼女の名前からとったのです。

GRACE KELLY 
グレース・ケリー 
誕生日 1928/11/12-1982/9/14  
出身 米ペンシルバニア州フィラデルフィア 
18歳の時に女優を志し、舞台に出演中のところを
20世紀フォックスがスカウト。
51年「14時間」で映画デビュー。
高貴な美しさが魅力で、ヒッチ・コックの映画に多く出演。
54年「喝采」でアカデミー主演女優賞。
56年、モナコ王子と結婚し、引退。
82年に自動車事故で亡くなった。 
出演作
1951年「14時間」
1952年「真昼の決闘」
1953年「モガンボ」
1954年「ダイヤルMを廻せ!」「裏窓」
     「喝采」「緑の火エメラルド」「トコリの橋」
1955年「泥棒成金」
1956年「白鳥」「上流社会」「世紀の女王」

その他の出演者:
Thelma Ritter ....  Stella  
Raymond Burr ....  Lars Thorwald  
Judith Evelyn ....  Miss Lonelyheart  
Ross Bagdasarian ....  Songwriter  
Georgine Darcy ....  Miss Torso, the Ballet Dancer  
Sara Berner ....  Woman on Fire Escape  
Frank Cady ....  Man on Fire Escape  
Jesslyn Fax ....  Miss Hearing Aid  
Rand Harper ....  Newlywed Man  
Irene Winston ....  Mrs. Anna Thorwald  
Havis Davenport ....  Newlywed Woman  

User Rating:  8.7/10 (21368 votes)  top 250: #14
オトーサン、
「うわーっ、世界の名画だ」
それも、第14位とは。


User Comments:
sadafaceさん
Athens, Greece
2002年7月15日
おそらく、覗き見についての最高の映画。

これは、私の大好きな映画の1つ。、
天才アルフレッド・ヒッチコックの作品である。
これまでで最高の映画のひとつで、
ある趣味をもつ人の心理研究で飛びぬけた作品である。
のぞき趣味がすべてのシーンに描かれている。
記者、彼のガールフレンド、看護婦。
この映画の観客もまた、のぞき見の強迫観念に陥る。
会話も実に皮肉で、演技も、完ぺき。
ヒッチコックの心を占めた観念が示されている。
これらすべての要素の体系化に成功したのは、
もちろん、ヒッチコックの監督術そのものである。
心に残る作品だ。

オトーサン、
妙な記憶をゆさぶられます。
新入社員の頃でした。
勤務していたオフィスは、町のド真中。
となりは、中華料理屋がはいった雑居ビル。
上司も帰ってしまった夜の8時頃、
残業した仲間たちと、2階の会議室に入るのが愉しみでした。
雑居ビルの2階の部屋に灯かりがつきます。
女店員の着替えがはじまるのです。
制服をぬいで、ブラジャーひとつに。
それるだけのことですが、
暗がりに息をひそめて、
みんなで、そのシーンを見守ったものです。
「若かったんだなあ。
あんなことでドキドキしたりして」
あの女店員も、もう、お婆さんでしょうね。


アラン・スミシー・フィルム

オトーサン、
「アラン・スミシー? どういう意味だろう」
一もニもなく、借りてしまいました。
アラン・スミシーって、いうのは、
トラブルによって、監督が降板した時などに
使われる架空の監督名なのです。

原題:Alan Smithee Film:An Burn Hollywood Burn (1997)  
監督:Arthur Hiller/Alan Smithee  
脚本:Joe Eszterhas
Genre: Comedy 
Rated R for strong language and some sexual humor. 
上映時間:86分
あらすじ:
アラン・スミシー監督が、
莫大な製作費のもとにシルヴェスター・スタローン、
ウーピー・ゴールドバーグ、ジャッキー・チェンの
豪華出演陣を揃えて映画「トリオ」を撮影した。
制作過程でスタジオ側から編集を加えられた結果、
「ショーガールより酷い出来」になってしまう。
そこでスミシーは、監督名のクレジットを拒否しようとするが
架空名義は自分と同じ名前のアラン・スミシーしかないと悟り、
フィルムを盗み出して逃亡を図った末に、
スタジオ側へフィルムごと燃やしてやると脅迫を入れる。

出演者:
Whoopi Goldberg ....  Herself(ウーピー・ゴールドバーグ:主演女優)  
Eric Idle ....  Alan Smithee(アラン・スミシー:監督)
Ryan O'Neal ....  James Edmunds(ジェームス・エドマンズ:製作者)  
オトーサン、
「製作者と監督が主人公の映画だ」
ちょっと出ただけのウーピー・ゴールドバーグ、
輝いていました。
フィルムを持ち逃げする情けない監督を演じている
役者さんの経歴もチェックしましょう。

ERIC IDLE 
エリック・アイドル 
誕生日・性別 1943/3/29 MAN 
出身 英 
コメディ集団モンティ・パイソンのメンバーの一人。 
出演作 
1989年「バロン」
1995年「キャスパー」
1998年「アラン・スミシー・フィルム」
1999年「ダドリーの大冒険」
2000年「102」

その他の出演者:
Glover  Coolio ....  Dion Brothers  
D. Chuck ....  Leon Brothers  
Leslie Stefanson ....  Michelle Rafferty  
Sandra Bernhard ....  Ann Glover  
Cherie Lunghi ....  Myrna Smithee  
Harvey Weinstein ....  Sam Rizzo  
Gavin Polone (I) ....  Gary Samuels  
MC Lyte ....  Sista Tu Lumumba  
Marcello Thedford ....  Stagger Lee  
Nicole Nagel ....  Aloe Vera  
Stephen Tobolowsky ....  Bill Bardo  
Erik King ....  Wayne Jackson  
Jim Piddock ....  Attendant #1  
Naomi Campbell ....  Attendant #2  
Marianne Muellerleile ....  Sheila Caslin  
Suli McCullough ....  S.L.A.  
Dina Spybey ....  Allessandra  
Robert Littman ....  Cousin Andrew  
Douglas Walker ....  Photographer  
Robin Quivers ....  Bonnie  
Robin Dugger ....  Clyde  
Leslie Segar ....  Big Lez  
Duane Davis ....  Black Policeman  
Hideo Kimura ....  Japanese Businessman  
Earl Kim Shiroma ....  Japanese Businessman  
Jesse Rambis ....  Lakers Fan  
Christopher Kelley (I) ....  British Bartender  
Sylvester Stallone ....  Himself  
Jackie Chan ....  Himself  
Robert Evans (I) ....  Himself  
Robert Shapiro (II) ....  Himself  
Linnell Shapiro ....  Himself  
Grant Shapiro ....  Himself  
Brent Shapiro ....  Himself  
Shane Black ....  Himself  
Jeremy Baka ....  Himself  
Mario Machado ....  Himself  
Gary Franklin (I) ....  Himself  
John Corcoran ....  Himself  
Joe Eszterhas ....  Himself  
Naomi Eszterhas ....  Herself  
Larry King ....  Himself  
Peter Bart ....  Himself  
Dominick Dunne (I) ....  Himself  
Lisa Canning ....  Herself  
Billy Bob Thornton ....  Himself  
Billy Barty ....  Himself  
Norman Jewison ....  Himself  
Victor Drai ....  Himself  
Stanley Ralph Ross ....  Himself  
Alan Smith (III) ....  Himself  

User Rating:  3.2/10 (663 votes) 
「あれっ、低いなあ」 
ハリウッドに巣くう人種を風刺しているからでしょうか。  

User Comments:
Dan Harklessさん
Costa Mesa, California, U.S.A.
2000年10月16日
そう悪くはない。

これは今までに作られた最悪の映画の1つだ!
私は、そう非難する人々とは意見が違う。
世の中には、悪い映画もあるが、このケースはちがう。
最初から最後まで、うまく仕立てあげられている。
確かに、脚本は、ほかのドラフトを使うこともできた。
何人かが最悪の映画だと誤解しそうだが、
ただ面白くないだけで、心をかき乱すほどではない。
ハリウッドの内部事情について何も知らないなら
言っている意味が理解できないだろうし、ほとんど面白くないだろう。
私も理解できなかった沢山のほのめかしがあった。
ハリウッドで働いている人々は、我々よりも、
この映画から感じることは多いだろうと思う。
1つ分からなかったのが、
再三出てくる"Michael Ovitz"という吊前である。
サウンド・トラックのなかに出てきて、
"I Wanna Be Michael Ovitz" と歌われており、
病院などを背景にして、"Paging Dr. Ovitz"が描かれる。 
脚本家のエスターハスが、この Ovitz に対して
どういう感じをもっているかが分からない。 
嫌っているのか、尊敬しているのか?
分からなかったもう1つは、アーサー・ヒラー監督が、
なぜ、自分の名前をアラン・スミシーに変えなければならなかったかである。
面白くうまく出来ているというのに。
この映画を見ていて思うに、
新しい登場人物を紹介する度に出てくる
タイトルカードの痛烈で辛らつな言葉以外に
根本的に書き変えられた部分があるとは、思えなかった。


オトーサン、
「結構、面白いじゃん」
4700円も払ってDVDを買ったひとや、
1800円を払って、
ウーピー・ゴールドバーグ、
シルベスター・スタローン、 
ジャッキー・チェンの主演するはずだった映画を
見に行ったひとは、烈火のごとく怒るでしょう。
でも、ハリウッドに巣くう人種の紹介文には、
思わず笑ってしまいました。
例えば、Robert Shapiroについては、
・ミスター人気者
・OJシンプソンの弁護士
・大統領のお友達候補
・うそつきの修行中
なーんて、書いてあるのです。
もうひとつ。
この映画は、ラジー賞を獲得しています。
その年のワーストワンに与えられる賞です。


ミクロの決死圏

オトーサン、
「確か、数十年前に見たな」
血があたかも大河のように流れ、
赤い奔流のなかをミニチュア人間たちのった
ボートが押し流されていくのです。
「そんなシーンあったかなあ?」
記憶というのは、あてになりませんが、
今回は、どうでしょうか?

原題:Fantastic Voyage (1966)  
監督:Richard Fleischer  
原作:Jerome Bixby
脚本:Harry Kleiner ほか  
Genre: Adventure / SF
Rated PG for mild violence and language. 
上映時間:100分
あらすじ:
重要機密をもった外交官が、殺されそうになる。
彼を救うために、潜水艦がミクロ・レベルに縮んで、
小さくなったクルーたちと一緒に、彼の血管に注入される。
船内に、破壊活動家がいることが明らかになったが、
ちょうど航海をはじめたところだった。

出演者: 
Stephen Boyd ...Grant, Proteus Communications Officer(グラント)  
Raquel Welch ...Cora Peterson, Dr. Duval's Technician(コーラ・ピーターセン:美人技師)  
Edmond O'Brien .General Carter, Commander of CMDF (カーター将軍)
オトーサン、
「人体内の光景が主人公だな」
登場人物たちは、将棋の駒扱いでした。

その他の出演者:
Donald Pleasence ....  Dr. Michaels, CMDF Chief of Medical Section  
Arthur O'Connell ....  Colonel Donald Reid  
William Redfield ....  Captain Bill Owens, Proteus Commander  
Arthur Kennedy (I) ....  Dr. Peter Duval, Surgeon  
Jean Del Val ....  Jan Benes  
Barry Coe (I) ....  Communications Aide  
Ken Scott (I) ....  Secret Service  
Shelby Grant ....  Nurse  
James Brolin ....  Technician  
Brendan Fitzgerald ....  Wireless Operator  

User Rating:  6.7/10 (1170 votes) 
オトーサン、
「このスコア、低いな」

User Comments:
David Diamond さん
Great Neck, NY, USA
1999年1月22日
いまだに比類なき独創的なSF映画。

映画史上、いまだに独創的なSF映画の1つである。
冷戦物語や特殊効果とセットも、やや時代遅れであるが、
ミクロの世界に入っていき、人体内部のメカニズムを知ることができる。 
エンターテイメントとして最高である。
面白く魅力的なので、何度も見たくなるはずである。
その後、「インナースペース」(1987)が、
コメディ・タッチで同じ筋書きを試みたが、
この映画のオリジナリティには太刀打ちできなかった。
大画面テレビでを見るほうがいい。


オトーサン、
「あれっ、この映画、見たことないかも」
というのも、赤い激流に押し流されるシーンなんか
出てこないのです。
ミニチュア機動部隊が乗る潜水艦は、不慮の事故のために、
予定したコースを取ることができず、
静脈から心臓、肺、リンパ腺、そして内耳へと向かいます。
さらに、クモ膜下腔から脳へ、最後に視神経から脱出します。
心臓の脈拍の遠雷のような音に感動しました。
肺を通過する酸素の音は、暴風のようでした。
リンパ腺の中は、ワカメの林のようでした。
脳のなかでは、思考のきらめきがみえました。
そこで、質問。
「人間の血管の長さの総延長は?」
答えは、10万マイルだそうです。
人体というのは、驚異的な世界です。
「生命を与えられているって、スゴイことだな」


白と黒のナイフ

オトーサン、
一頃、アウトドアに狂っていて、
狩猟用のナイフに憧れました。
獣を解体するのではなく、
ちょっとした料理や木工に使うのです。
コレクター垂涎のモデルなんかもあって、
数十万円、場合によっては数百万円もするのです。
「いいなあ。素敵なデザイン」

原題:Jagged Edge (1985)  
監督:Richard Marquand  
脚本:Joe Eszterhas  
オトーサン、
「この脚本家の名前、見たことがある!」
数日前にみた「アラン・スミシー」を書いたひとでした。
Genre: Thriller
上映時間:108分
女性相続人のページがサンフランシスコの
ビーチに面した家で残酷に殺される。
夫のジャックは、打ちのめされる。
だが、何と彼自身が殺人罪で告発されてしまう。
彼は、女性弁護士テディーを雇い、
2人の間に恋愛感情が生じる。

出演者:
Glenn Close ....  Teddy Barnes(テディ) 
Jeff Bridges ....  Jack Forrester(ジャック)  
Peter Coyote ....  Thomas Krasny(トム:検事)  
オトーサン、
「うまい女優さんだ。
グレン・クローズ、どこかで見た顔だなあ」
失礼!名女優の名前を忘れるとは。
アカデミー賞に何度もノミネートされています。

GLENN CLOSE 
グレン・クローズ 
誕生日 1947/3/19 
出身 米コネチカット州グリーンウィッチ 
カレッジ・オブ・ウィリアム&メアリー大学卒業後、
ニューヨークで舞台デビュー。
82年「ガープの世界」で映画デビューし、
アカデミー賞にノミネートされる。
「再会の時」「ナチュラル」「危険な情事」「危険な関係」でも
アカデミー賞にノミネート。 
出演作 
1982年「ガープの世界」
1983年「再会の時」
1984年「THE STONE BOY」
     「グレイストーク/ターザン伝説」(声)「ナチュラル」
1985年「白と黒のナイフ」
1987年「危険な情事」
1988年「危険な関係」「LIGHT YEARS」(声)
1989年「この愛の行方」
1990年「運命の逆転」「ハムレット」
1991年「ミーティング・ヴィーナス」「フック」
1993年「愛と精霊の家」
1994年「ザ・ペーパー」
1995年「ANNE FRANK REMEMBERED」
1996年「ジキル&ハイド」「マーズ・アタック!」「101」
1997年「エアフォース・ワン」「パラダイス・ロード」
1999年「クッキー・フォーチュン」「彼女を見ればわかること」
     「ターザン」(声)
2000年「102」

その他の出演者:
Maria Mayenzet ....  Page Forrester 
Dave Austin ....  Policeman  
David Partlow ....  Policeman  
Lance Henriksen ....  Frank Martin  
William Allen Young ....  Greg Arnold  
Ben Hammer (I) ....  Dr. Goldman  
James Karen (I) ....  Andrew Hardesty  
Sanford Jensen ....  Scott Talbot  
Woody Eney ....  Austin Lofton  
Al Ruscio ....  Carl Siegal  
Sharon Hanlan ....  Assistant D.A.  
Sarah Cunningham ....  First Judge  

User Rating:  6.5/10 (1,347 votes) 
オトーサン、
「もう少し高いスコアのはず」

User Comments:
xenonioさん
Belo Horizonte, Brazil
2000年9月30日
巧妙、しかし悪くない。

評価- Grade: B
これが80年代の最良のミステリー映画?
分からん。
この10年、面白い映画はなかったとしても、
ミステリー映画では、いい作品があった。
「殺しのドレス」をはじめ、「ミッドナイトクロス」
「スリル・オブ・ゲーム」「白いドレスの女」・・・
この映画には、法廷ドラマの弊害がある。
最悪だ。
恥知らずにも観客を操ろうとしている。
IMDbのコメントにも同じ苦情が出ている、
責任を負うべきは、脚本のジョー・エスタハスだ。
かれは、7年後に「氷の微笑」を書いて
世界的な成功を収めた。
彼は、観客をどうやって操るか、
目を覚まさせたり、注意をひきつける方法を熟知している。
たった2つの質問を提起するのだ。
はい、あるいは、いいえ。
つまり、彼は彼女を殺したか、殺さなかったか?
エスタハスは、2時間弱の上映時間の間に
何度も、両方の可能性を信じさせる。
ひねりすぎた筋書きなのだ。
オーケー!
この映画は、陳腐で、許し難いが、
物語は、サスペンスに富んでいる。
監督も見事だし、俳優たちもかなり良い。
グレン・クローズは、信頼できるし、
ジェフ・ブリッジズは、
ミステリアスなクライアントとして説得力がある。
「隣人は静かに笑う」や
「キスミー・グッバイ」でスターになった。 
この映画には、巧妙さという良い側面もある。
少なくとも登場人物や物語が気にかかる。
脚本としては、正統派ではないし、
80年代最良のスリラーでもないが、
90年代の類似の映画よりは、ずっとマシだ。

オトーサン、
ユーザー・コメントを翻訳した後で、
こう思いました。
「いやだな。残忍な殺しのシーン」
手足を縛って、まず乳首のまわりを切って、
その血で、壁に絵文字を書き、下腹部を切り...
「いやだ、いやだ。そんなシーン、見ないぞ」
ところが、案に相違して、
冒頭シーンは、あっさりしたものでした。 
「いいな。いいな。この姿勢」
巧い脚本に乗せられて、愉しい2時間を過ごしました。
サンフランシスコが舞台というのも、素敵でした。
金門橋、坂のある街、長い美しいビーチ・・・
「また行きたいなあ」


シティ・ホール

オトーサン、
「NYが舞台だ」
主人公は、NY市長(アル・パチーノ)。
1996年の映画ですから、
ジュリアーノ市長がモデルでしょう。
犯罪をなくそうと呼びかける演説は、
聞きごたえがありました。

原題:City Hall (1996)  
監督:Harold Becker  
脚本:Ken Lipper and Paul Schrader
Genre: Drama / Thriller 
Rated R for language and some violence. 
上映時間:111分
あらすじ:
少年が、警官とマフィアとの銃撃戦の流れ弾で死ぬ。
警官は、以前、収賄容疑をかけられていたが、
それをはねのけようと勇み足をしたようだ。
ニューヨーク市長、ケビン・カルフーンは
真相を究明しはじめる。

出演者: 
Al Pacino ....  Mayor John Pappas (市長) 
John Cusack ....  Deputy Mayor Kevin Calhoun(ケビン:補佐官)  
Bridget Fonda ....  Marybeth Cogan(コーガン) 
Danny Aiello ....  Frank Anselmo(アンセルモ)  
オトーサン、
アル・パチーノの演技に、感嘆しきりです。
「うまいなあ、人間技とは思えない。
ハリウッドで最高の役者じゃないか!」
相手役のジョン・キューザックも、
美人のブリジット・フォンダも、
かれの前では、駆け出しとしか思えません。
そして、...今回の収穫は、
アンセルモを演じたダニー・アイエロ。
ミュージカルが大好きの心優しい人間なのですが、
商売は、なぜか、マフィアとのつなぎ役なのです。
「...哀れだなあ」

DANNY AIELO 
ダニー・アイエロ 
誕生日 1933/6/20  
出身 米ニューヨーク 
イタリア移民の両親の下に生まれる。
父は肉体労働、ナポリ出身の母は針子。
両親と6人兄弟の大家族。
病気で妻が失明したにもかかわらず父は家族を捨てた。
幼いダニエル・ジュニアは、新聞配達や靴磨きをやった。
7歳の時にサウスブロンクスに転居し、
ジェイムズ・モンロー・ハイスクールに入学。
16歳の時に年齢を偽って陸軍に入隊。
除隊後はニューヨークにもどり、
グレイハウンド・バス社の労働組合の代表を10年務めた]。
30代半ばの頃にはナイトクラブの用心棒として働いていたが、
ある夜、レギュラーの司会者が店
に現れなかったため、急遽代役で司会や歌を披露した。
仲間が、演技で勝負をしろと勧めたので、業界入り。
73年、「バング・ザ・ドラム」で映画デビュー。
以降、下品で粗野なキャラクターから、
ユーモラスな役、親切な小市民まで幅広い役柄を演じる脇役として活躍。
81年、ABC Afterschool Special の中の A Family of Strangers で
デイタイム・エミー賞を受賞した。
数枚のアルバムもリリースしている。
出演作 
1973年「バング・ザ・ドラム」
1974年「ゴッドファーザーPARTⅡ」
1976年「ザ・フロント」
1978年「マッド・フィンガーズ」「愛の断層」
1979年「摩天楼ブルース」
1981年「アパッチ砦ブロンクス」
1982年「悪魔の棲む家PART2」
1983年「オールド・イナフ」
1984年「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」「デスマスク」
1985年「カイロの紫のバラ」「プロテクター」「スタッフ」
     「恋人たちの合鍵」
1987年「ラジオ・デイズ」「ピックアップ・アーティスト」「月の輝く夜に」
1988年「N.Y.ドラッグ・コネクション」「乙女座殺人事件」
     「アフガン/ネクサス奪還作戦」
1989年「ルシカム/KGB・赤い狙撃者」「ドゥ・ザ・ライト・シング」
     「ハーレム・ナイト」
     「N.Y.捜査線 ナイトハンター 女子学生殺人事件」
1990年「ワンス・アラウンド」「ジェイコブズ・ラダー」
1991年「ハドソン・ホーク」「奇蹟が降る街」
1992年「ジャック・ルビー」「ミストレス」
1993年「セメタリークラブ」「フライング・ピクルス」
1994年「プレタポルテ」「レオン」
1996年「訣別の街」「あなたに逢いたくて」「トゥー・デイズ」

その他の出演者:
Martin Landau ....  Judge Walter Stern  
David Paymer ....  Abe Goodman  
Anthony Franciosa ....  Paul Zapatti  
Richard Schiff ....  Larry Schwartz  
Lindsay Duncan ....  Sydney Pappas  
Nestor Serrano ....  Detective Eddie Santos  
Mel Winkler ....  Detective Albert Holly  
Lauren Velez ....  Elaine Santos  
Chloe Morris ....  Maria Santos  
Ian Quinlan ....  Randy Santos  
Roberta Peters ....  Nettie Anselmo  

User Rating:  6.1/10 (2507 votes) 
オトーサン、
「おい、どういう了見だ。
こんないい映画に6点とは」

User Comments:
Richard Bruntonさん
Edinburgh, Scotland
2000年7月10日
素晴らしい演技、物静かな脚本。

物静かで、ゆったりとした演技の
すばらしい政治スリラーである。
パチーノとキューザックについては、
驚くべき演技を見せてくれるとしかいいようがない。
彼らは、成功者であり、トップランクのキャリアをもっている。
友情、父親と息子の関係、汚職と虚偽の物語である。
2人の俳優は、驚異的に息のあった演技をみせる。
助演陣のアイエロとフォンダの演技もまた秀逸である。
アイエロは、素晴らしい。
特に、新聞記事で汚職が暴露されたシーンでは。
複雑な汚職スキャンダルに焦点を合わせる代わりに、
政治的な贈収賄に失敗した人間像を造りあげた。
主演俳優が出てくる最終シーンは、
素晴らしく書かれ、演じられている。

オトーサン、
アル・パチーノについて、IMDbで調べてみました。

フランシス・コッポラ監督の「ゴッドファーザー」で 
静かなマフィアのボス、マイケル・コルレオーネを演じて、
観客を魅了し、アカデミー賞にノミネートされた。
この役を3度演じている。
鋼鉄のように意思が堅固で妄想屋で執念深い冷酷なドンとして、
ゴッドファーザー第2部(オスカーに再びノミネート)に出演し、
第3部では、老いて弱く悲劇的な人物を演じた。
これら3つの映画によって、記憶に残る俳優になった。
69年、ブロードウェーの"Does a Tiger Wear a Necktie?"で、
トニー賞を獲得した後、
「ナタリーの朝」で映画デビューして以来、
「狼たちの午後」での性的に混乱した銀行強盗志願者から、 
「セルピコ」の買収されない異端の警官役まで
ユニークな多くの役を演じてきた。
「哀しみの街角」での麻薬常用者、 
「スケアクロウ」での静かな放浪者、
いずれの演技でも、観客を圧倒し、
スクリーンに強烈な存在感を印象づけた。
「ボビー・デアフィールド」のようなつまらない映画でもそうだし、
ゲイ地獄を描き、物議をかもした「クルージング」も、同様だった。
理想主義の弁護士を好演した「ジャスティス」で、
再度、オスカーにノミネートされた。
「喝采の陰で」では、好演技をみせたものの、批評家に批判された!
ブライアン・デ・パルマ監督の「スカーフェイス」では、
キューバの麻薬の中心人物トニー・モンタナとして爆発的な演技をみせ、
カルトのお気に入り映画になった。
続いて、衣装劇「レボリューション めぐり逢い」では、
植民地の Noo Yawk訛りが、公に嘲笑されることになった。
パチーノは、ハリウッドから追放された。
舞台に舞い戻り、また俳優兼製作者として、 
インデペンデント映画に長年携わった。
英国の劇作家ヒースコート・ウィリアムズの作品の映画化である。
「シー・オブ・ラブ」で、大酒飲みの感情上安定な探偵を演じ、
スクリーンに凱旋帰還した。 
ウォーレン・ビーティー監督の「ディック・トレーシー」では、
ひどいメーキャップをした即興の道化を演じたが、
これまで人目につかなかったコメディの才能が明らかになり、
助演男優賞にノミネートされた。
「スカーフェイス」の共演者ミッシェル・ファイファーと再演した
「恋のためらい/フランキーとジョニー」は、
この数年で最も温かく魅力的な役だった。
次の年、最優秀助演男優にノミネートされた映画に出た。
グレンガリー・グレン・ロスのサメのような不動産セールスマン、
リッキー・ローマとして忘れ難い演技をみせて、
ついに、アカデミー賞最優秀男優賞を勝ち取った。
「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」で
盲目の威勢のいい前中佐を演じたのである。
スター性が、再確認されて、
パチーノは、舞台でも、映画でも、多忙になった。
舞台では、「リチャード3世」や「サロメ」のような意外なプロジェクト、
映画では、ブライアン・デ・パルマ監督と再び組んで
「カリートへの道」で、プエルトリコ人の前犯罪者で、
都会では真面目に生きていこうとする若者として
魅惑的なパフォーマンスを披露している。
「シティホール」では、不正なニューヨーク市長を演じた。
いま、シェークスピアについてのドキュメンタリーに取り組んでいる。


海辺の家

オトーサン、
「父親と息子が、家を建てる?」
雑誌の映画評は、好意的でした。
「スターウォーズ:クローンの攻撃」
アナキン役ヘイデン・クリチャンセンが出ています。
「彼の演技ぶりをチェックしよう」

原題:Life as a House (2001)  
監督:Irwin Winkler  
脚本:Mark Andrus 
Genre: Drama / Comedy
Rated R for language, sexuality and drug use. 
上映時間:125分
あらすじ:
ジョージは、末期ガンを宣告される。 
残された時間は貴重である。
妻ロビンとの離婚がひきがねで、
10代の息子サムが人間嫌いになった。
売春に走り、父親を避けている。
そこで、息子との絆を回復するために
一軒の家を建てることにする。

出演者: 
Kevin Kline ....  George Monroe(ジョージ) 
Kristin Scott Thomas ....  Robin Kimball(ロビン) 
Hayden Christensen ....  Sam Monroe(サム) 
オトーサン、
ケビン・クラインの迫真の演技に感動しました。
「泣いている女性も多かったなぁ」
妻役のクリスティン・スコット・トーマスも、
なかなかの渋い演技でした。
収穫だったのは、
息子サムを演じたヘイデン・クリチャンセン。
すばらしい演技をしていたので、驚きました。
「監督がちがうと、役者はかくも良くなるのか!」

HAYDEN CHRISTENSEN 
ヘイデン・クリステンセン 
誕生日 1981/4/19 
出身 カナダ・バンクーバー 
 「スター・ウォーズ エピソード2」で
アナキン・スカイウォーカー役に抜擢される。 
出演作 
1995年「マウス・オブ・マッドネス」
1998年「ガールズ・ルール!100%おんなのこ主義」
1999年「ヴァージン・スーサイズ」「海辺の家」
2002年「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」 

その他の出演者:
Jena Malone ....  Alyssa Beck  
Mary Steenburgen ....  Colleen Beck  
Mike Weinberg ....  Adam Kimball  
Scotty Leavenworth ....  Ryan Kimball  
Ian Somerhalder ....  Josh  
Jamey Sheridan ....  Peter Kimball  
Scott Bakula ....  Officer Kurt Walker  
Sandra Nelson ....  Nurse #1  
Sam Robards ....  David Dokos  
John Pankow ....  Bryan Burke  
Kim Delgado ....  Bob Larson  
Barry Primus ....  Tom  

User Rating:  7.6/10 (2573 votes) 
オトーサン、
「高いスコアだなぁ」
感動的な作品に仕上がっていました。 

User Comments:
Cortexさん
San Marcos, California, USA
2002年7月15日
実に感動的

なぜだか分からないが、 
最初に見たとき、あまり感動しなかった。
批評がぱっとしなかったせいだろう。 
ともかく、ビデオを借りることにしたところ、
嬉しい驚きが待っていた。
ほんとうに素敵な映画である。
物語は、興味深く、設定もいいし、演出も完璧。
いい調子で、物語が進んでいく。
演技は、信じられないほど、いい。 
ケビン・クラインは、実に見事な演技を見せている。 
何かの賞ももらえるかもしれない。 
ヘイデン・クリチャンセンもいい。
あの「スターウォーズ:クローンの攻撃」のアナキン、
クリスティン・スコット・トーマスも、いい演技をみせる。
ジーナ・マローンとメアリー・スティン・バーゲンも、 
ほめてあげたい。
とにかく、この映画は、ほんとうに感動的だった。 
いいドラマが好きなひとにはお勧めしたい。 
きっと愉しめるだろう。 

オトーサン、
時間をつくって、丸の内ピカデリーへ。
周囲は、中年女性ばかりでした。
「この映画、そんなに女性向きかなぁ」
「そうか」
水曜日はレディースデイで、1000円。
それにしても、成人1800円は高すぎます。
DVDを1週間借りても、400円という時代なのに。


チャタレイ夫人の恋人

オトーサン、
「蒸し熱いな、東京の夏は」
新橋のTSUTAYAへ行く途中、
飲み屋やアダルトビデオショップがある
猥雑な街路を通り抜けて行かなければなりません。
その影響を受けたのでしょう。
「チャタレイ夫人の恋人か。
たまには、この種の映画もいいかも」

原題:Lady Chatterley's Lover (1981)  
監督:Just Jaeckin  
脚本:Marc Behm / Just Jaeckin   
Genre: Drama / Romance 
上映時間:104分
あらすじ:
夫が戦争で傷つき、性的不能者になった。
チャタレー夫人は、夫への愛と肉体的渇望との間でゆれる。
夫の同意を得て、渇望を満たす手段を探し求める。

出演者: 
Sylvia Kristel ....  Lady Constance Chatterley(チャタレー夫人)  
Shane Briant ....  Sir Clifford Chatterley (その夫) 
Nicholas Clay (I) ....  Oliver Mellors(チャタレー夫人の恋人)  
オトーサン、
「チャタレイ夫人、誰が演じているかな」
見はじめて、ガックリ。
シルビア・クリステルではありませんか。 
「これじゃあ、エマニュエル夫人だ」

SYLVIA KRISTEL 
シルビア・クリステル 
誕生日 1952/9/28  
出身 オランダ・ユトレヒト
両親はユトレヒトで宿屋を経営。
9歳の時に宿泊客にレイプされた。
ドラッグやアルコールに溺れたる。
14歳の時に父親が家を出ていき両親は離婚。
17歳でモデルに。ミスコンテストで優勝している。
オランダ語、英語、フランス語、ドイツ語とイタリア語も話せる。
72年、「処女シルビア・クリステル/初体験」で映画デビュー。
74年、「エマニエル夫人」で、世界的に有名に。
以後、エマニュエルのような役を演じる。
ロサンゼルスに移住。アメリカでの成功を目指したが、
コカインを覚えた。
10代前半からの喫煙の影響で喉頭癌、
2004年には肺癌の手術を受けている。
脳卒中で死去。60歳。
出演作 
1972年「処女シルビア・クリステル/初体験」
1973年「エマニエル夫人」
1974年「暴かれたスキャンダル」「卒業試験」「危険な戯れ」
1975年「続・エマニエル夫人」
1976年「夜明けのマルジュ」「華麗な関係」
1977年「ピンク泥棒」
1978年「さよならエマニエル夫人」「ミステリーズ」
1979年「エアポート’80」「ピンクのルージュ」
1980年「0086笑いの番号」「それ行けスマート 世界一の無責任スパイ」
1981年「プライベイト・レッスン」「チャタレイ夫人の恋人」
1983年「プライベイト・スクール」「エマニュエル」
1985年「魔性の女スパイ」
1986年「レッド・ヒート」
1987年「ディープ・レッスン」「シルビア・クリステル/蒼ざめた欲望」
     「ドラキュラ・ウィドー」
1989年「ホット・ブラット」
1992年「奴隷貴婦人」
1993年「エマニュエル7」

 その他の出演者:
Ann Mitchell ....  Ivy Bolton  
Elizabeth Spriggs ....  Lady Eva  
Pascale Rivault ....  Hilda  
Peter Bennett (I) ....  The Butler  
Anthony Head ....  Anton  
Frank Moorey ....  The Priest  
Bessie Love ....  Flora  
John Tynan ....  Roberts  
Michael Huston ....  Footman  
Fran Hunter ....  Maid  
Ryan Michael ....  Gigolo  
Mark Colleano ....  Gigolo  

User Rating:  4.8/10 (164 votes) 
オトーサン、
「低いなあ」

User Comments:
moonspinner55さん
san berdo, ca
2002年7月5日
寄せ集めのB級映画。

激情よりも性欲に焦点が当たっている。
これは、「エマニュエル夫人」の製作陣の手になるもので、
全く、D.H.ローレンスの世界じゃない。
この低予算の性映画に、
情熱的な主役シルヴィア・クリステルと
ニコラス・クレイが出演していて、
ふたりとも、ヌード・シーンに照れている。
数少ない準成人用映画だ。
女性もそうだが、上手に男の裸を見せている。
森のなかでのセックスは、動物的な激しさである。
有名小説の優れた映画化を求めた人は、
恥ずかしく思い、少しは面白いと思うだろう。
脚本が弱い。
多くのシーンが、未完成であり、
クライマックスは、駆け足で過ぎていってしまう。
ソフトコア・ポルノとハーレイクインと思えば、
そう悪くもない。

オトーサン、
文芸評論家の伊藤整さんが、
「チャタレイ夫人」を翻訳して、
発禁処分を受けたことに抗議して、裁判沙汰になりました。
ヘアー解禁になったいまでは、信じられない話です。
「オレも純朴だったなあ」
チャタレイ夫人のペーパーバックを購入して、
問題部分を読んだりしたものです。
「それで、どうでした?」
「いやあ、それが...興奮しませんでした。
文章が難解で、翻訳するのに、精一杯で」
「この映画、興奮しました?」
「しませんでした」
シルビア・クリステル、29歳のはずなのに、
もう乳房が垂れ下がっていたのです。


恋する人魚たち

オトーサン、
「松田聖子の歌のような題名だな」
はじめは駄作だと思ったのですが、
どんどん面白くなってきました。
繰り返し見たくなる大人のコメディです。

原題:Mermaids (1990)  
監督:Richard Benjamin  
原作:Patty Dann (I) 
脚本:June Roberts (I) 
Genre: Comedy 
上映時間:110分
あらすじ:
何度も結婚生活に失敗した後で、
レイチェルは、人生をやり直そうと、
家族と一緒に、東海岸へ。
娘のシャーロットは、難しい思春期だ。
いやいや転校する。
修道女になりたがっているが、
教会に勤める物静かな若者と恋におちる。 

出演者: 
Cher ....  Rachel Flax (レイチェル)
Bob Hoskins ....  Lou Landsky(ルー)  
Winona Ryder ....  Charlotte Flax(シャルロッテ) 
オトーサン、
「ウィノナ・ライダー、いいね」
思春期の娘を好演しています。
ボブ・ホスキンスが、シェールに振り回される
中年の禿げ頭の小男を好演しています。

WINONA RYDER 
ウィノナ・ライダー 
誕生日 1971/10/29  
出身 米ミネソタ州ウィノナ 
12才の時、オーディションに合格し、芸能界に。
86年「ルーカスの初恋メモリー」で映画デビュー。
90年、コッポラ監督に「ゴッドファーザーPARTⅢ」で起用されるが、
過労で降板し、92年「ドラキュラ」で、再び起用された。
93年「エイジ・オブ・イノセンス」で、
ゴールデン・グローブ助演女優賞受賞。
94年「若草物語」でアカデミー主演女優賞ノミネート。 
01年、万引きで逮捕された。
出演作 
1986年「ルーカスの初恋メモリー」
1987年「スクエアダンス」
1988年「ビートルジュース」「1969」
1989年「グレード・ボールズ・オブ・ファイヤー」
     「ヘザース/ベロニカの熱い日」
1990年「ウィノナ・ライダー/悲しみよさようなら」
     「恋する人魚たち」「シザーハンズ」
1991年「ナイト・オン・ザ・プラネット」
1992年「ドラキュラ」
1993年「エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事」
     「愛と精霊の家」
1994年「リアリティ・バイツ」「若草物語」
1995年「キルトに綴る愛」
1996年「ボーイズ」「リチャードを捜して」「クルーシブル」
1997年「エイリアン4」
1998年「セレブリティ」
1999年「17歳のカルテ」「マルコヴィッチの穴」
2000年「オータム・イン・ニューヨーク」「ロスト・ソウルズ」

その他の出演者:
Michael Schoeffling ....  Joe  
Christina Ricci ....  Kate Flax  
Caroline McWilliams ....  Carrie  
Jan Miner ....  Mother Superior  
Betsy Townsend ....  Mary O'Brien  
Richard McElvain ....  Mr. Crain  
Paula Plum ....  Mrs. Crain  
Dossy Peabody ....  Coach Parker  
William Paul Steele ....  Boss in Oklahoma  
Rex Trailer ....  Dr. Reynolds  
Pete Kovner ....  Perfect Family Father  
Patricia Madden ....  Perfect Family Mother  

User Rating:  6.2/10 (2439 votes) 
オトーサン、
「7点台かも」

User Comments:
Bil-3さん
Toronto, Ontario
2000年2月17日
4つ星、いつまでも魅力的。

最初に見たのは、10代前半だった。
それ以来、この映画が好き。
過小評価された飾らない大人のコメディ。
際限なく面白い演技がいい。
シェールが最高の演技を見せているのが売り。
彼女は、世界を支配する。
やりたい放題なのだ。
レイチェル・フラックスは、
ウィノーナ・ライダー、クリスティーナ・リッチという
二人の子供の母親であり、頑固で独立精神が旺盛。
彼女ときたら、トラブルのわずかなサインが出たら
何も考えずに自動車に飛び乗って、別の町に引越してしまう。
「生活って、変化よ」そう言うのだ。
ライダーは、15歳の娘シャーロットを見事に演じている。
思春期の横溢するホルモンと戦うために、
ユダヤ人であるにもかかわらず、カトリックの修道女となって
人生を教会に捧げようと思いつめている。
もちろん、隣の少年が、彼女の神聖な野心のなかに忍び込んでくる。
(残念ながら、マイケル・ショーファリングは、もうリタイアした)
ボブ・ホプキンスは、
レイチェルに最初から魅惑され、愛に振り回される
靴のセールスマンを演じるが、これがまた出色の出来である。
素晴らしい音楽、長い楽しみ、
リチャード・ベンジャミンの心温まる
軽やかな監督ぶりだ。

オトーサン、
「高校時代の彼女に似てるなぁ」
そうなのです。
ひたむきさ、心のなかの大いなる葛藤。
前途への漠然たる不安をたたえた眼差し、
そして輝くような肌。
IMDbの経歴紹介を見ましょう。

漆黒の髪をした、魅了する若い女優。
かなりの才能と広い芸域をもっている。
カリフォルニアの反体制派文化人の娘である。
彼女のゴッドファーザーは、ティモシー・レアリー博士。
カリフォルニアのコミューンで育ち、
10代から小さな映画館の舞台で演じていた。 
「ルーカスの初恋メモリー」と「スクエアダンス」で、
色白の膚と感情がこもった黒眼のコントラストが素敵な
多感な娘を見事に演じた。
「ビートルジュース」では、
暗い顔をした死に取りつかれた娘の演技が好評で、
これが彼女の出世作となった。
「グレード・ボールズ・オブ・ファイヤー」では
ジェリー・リー・ルイスの花嫁の従妹役を演じ、説得力があった!
「ヘザース/ベロニカの熱い日」では、
小さな町の風変わりな人物ロクシー・カーマイケル、
「恋する人魚たち」では、シェールの辛抱強い娘、
「シザーハンズ」でのブロンドの過激なガールフレンド役も印象的だった。
ひっきりなしに仕事が舞いこんだために、
「ゴッドファーザー第3部」は、降板したが、
ストーカーを扱った「ドラキュラ」での演技が
フランシス・コッポラ監督の目にとまって、挽回した。
次に、マーティン・スコーセス監督によって、
「エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事」に起用され、
年齢をごまかした従順な婚約者を演じ、
最優秀助演女優賞にノミネートされた。
「リアリティ・バイツ」に主演した後、
「若草物語」の魅惑的な演技で、
アカデミー主演女優賞にノミネートされた。 


アニマル・ハウス

オトーサン、
このところの暑さ続きで、
シリアスな映画を見る根気がなくなっています。
そこで、ついコメディに走ることに。
ところが、このコメディって、
日本人に分かりにくい作品が多いのです。
英語のダジャレも翻訳すると、ピンとこないし、
文化・風俗・習慣のちがいが大きいのです。

原題:Animal House (1978)  
監督:John Landis  
脚本:Douglas Kenney/ Harold Ramis  
Genre: Comedy
上映時間:109分
あらすじ:
ヴァーノン・ウォーマー学長は
デルタ・ハウス友愛会を解散しようと決心した。
だが、悪ガキどもは、対抗手段を考えつく。

出演者: 
John Belushi ....  John 'Bluto' Blutarsky(ブルート) 
Tim Matheson ....  Eric 'Otter' Stratton, Delta Rush Chairman(オッター)  
John Vernon ....  Dean Vernon Wormer(学長)  
オトーサン、
「目立つ役者、おらへん」
ブルートを演じたジョン・ベルーシの経歴をみましょう。

JOHN BELUSHI 
ジョン・ベルーシ 
誕生日 1949/1/24-1982/3/5  
出身 米イリノイ州シカゴ 
10代からバンドを結成し、
おしゃべりと歌でみんなを楽しませていた。
21才の時、ミシガン州立大学を退学し、
セカンド・シティ・レビュー劇団に入る。
地方劇団からオフ・ブロードウェイの舞台へ。
脚本で頭角を現し、
テレビ番組「サタデー・ナイト・ライブ」のレギュラーに。
ダン・エイクロイドと「ブルース・ブラザース」を結成。
78年「アニマル・ハウス」で映画デビュー。 
人気絶頂期に、薬物の過剰摂取で死去。33歳。
出演作
1978年「アニマル・ハウス」「ゴーイング・サウス」
1979年「オールド・ボーイフレンズ」「1941」
1980年「ブルース・ブラザース」
1981年「Oh!ペルーシ絶体絶命」「ネイバーズ」 

その他の出演者:
Verna Bloom ....  Marion Wormer  
Tom Hulce ....  Larry 'Pinto' Kroger  
Cesare Danova ....  Mayor Carmine DePasto  
Peter Riegert ....  Donald 'Boon' Schoenstein  
Mary Louise Weller ....  Mandy Pepperidge  
Stephen Furst ....  Kent 'Flounder' Dorfman  
James Daughton ....  Gregory 'Greg' Marmalard  
Bruce McGill ....  Daniel Simpson 'D-Day' Day  
Mark Metcalf ....  Douglas C. 'Doug' Neidermeyer  
DeWayne Jessie ....  Otis Day  
Karen Allen ....  Katy Fuller  
James Widdoes ....  Robert Hoover  

User Rating:  7.5/10 (10,035 votes) 
オトーサン、
「えっ、7点台? 5点台だろ」

User Comments:
Leo Daughertyさん
Charlottesville, Virginia
1998年8月30日
最高に面白い!

アメリカ映画史上、最高の監督作品、
円舞曲や交響曲のように
音楽が複雑に物語や演技を盛り立て、
陽気な状態から次の状態へと休みなく展開していく。
大笑いが好きなひとには好まれるだろうが、
クソ真面目な道徳家には憎まれるだろう。
批評家たちには、ずっと過小評価されてきた。
忘れもしない。
レオナルド・マーチンは、4点満点で2点だ。
なんて非常識な評価なんだ。
ランディスの監督ぶりには、多くの模倣者が現れた。
最も明らかなのは、スパイク・リー監督である。
特に"Do the Right Thing"がそうだ。
みんな、このランディス監督のおかげ。
記念碑的作品だ。

オトーサン、
カーセックスや麻薬やカーニヴァルなどの
バカ騒ぎにはついていけませんでした。
でも、独身寮でのバカ騒ぎを思い出しました。
おでんとビールで、酔払って、どんちゃん騒ぎ。
ジルバや当時流行したドドンパで踊りあかしました。
悪い奴がいて、
ロール式のトイレット・ペーパーに糊づけしたので、 
入った時は、一見、何の異常もないのですが、
いざ、お尻を拭こうとすると、
「??? !!!!」
クソ真面目な先輩が人事部に訴える騒ぎに。
でも、その悪ガキも、おとがめなし。
いい時代でした。


彼女たちの関係

オトーサン、
TSUTAYA新橋店のフランス映画コーナーへ。
「面白そうなのが、大分あるなぁ」
でも、ひとつ問題があります。
IMDbは米国籍ですから、フランス映画に冷ややかなのです。
掲載しなかったり、スコアを低くしたり・・・

原題:A la folie (1994)  
監督:Diane Kurys  
脚本:Diane Kurys / Antoine Lacomblez  
Genre: Drama 
Country: France  
Rated R for strong sexuality and related language. 
上映時間:98分
あらすじ:
アリスは、パリの有望な若い画家。
NY進出を夢みている。 
ボーイフレンドのフランクは、ボクサー。
彼女の屋根裏部屋に引っ越してくる。
姉のエルサは、退屈な主婦業に飽きて、
夫トーマスを置き去りにして、
アリスとフランクのところに泊まりにくる。
エルサは、心理ゲームをしかけて、
2人を混乱させるが、彼女を追い出す気になれない。

出演者: 
Anne Parillaud ....  Alice(アリス)  
Beatrice Dalle ....  Elsa (エルザ) 
Patrick Aurignac ....  Franck(フランク) 
オトーサン、
この姉妹、なかなかの好演です。
姉妹の喧嘩の間で、おろおろする男フランクを
パトリック・オーリニャックが、好演しています。
小悪魔の姉の経歴をみましょう。

BEATRICE DALLE 
ベアトリス・ダル 
誕生日 1964/12/19  
出身 仏ルマン 
繊細で感情表現豊かなセクシー女優。
18歳の時、フォト・レビュー誌に掲載された写真で
セックス・シンボルとなって映画界入り。
86年、「ペティー・ブルー/愛と激情の日々」で、
主演映画デビュー。
麻薬や窃盗、傷害で逮捕歴がある。
出演作 
1986年「ベティ・ブルー/愛と激情の日々」
1988年「サバス」
1989年「ボブ・ノワール/魅惑の館」「シメール」
1990年「女の復讐」
1991年「ナイト・オン・ザ・プラネット」
1992年「ベティ・ブルー/インテグラル」「ブリジット/女が男を奪う時」
1994年「彼女たちの関係」「パリ18区、夜。」
1996年「L・S・D」
1997年「ブラック・アウト」

その他の出演者:
Bernard Verley ....  Sanders  
Alain Chabat ....  Thomas  
Jean-Claude de Goros ....  Raymond  
Marie Guillard ....  Betty  
Robert Benitah ....  Sparing partner  

User Rating:  5.4/10 (54 votes) 
オトーサン、
「低すぎない?」
監督が、女性のいやらしさを徹底追求したので、
イヤな気分になったのでしょう。

User Comments:
Gerry-12さん
Columbus Ohio USA
2001年5月2日
姉妹関係についての雄弁に物語る。

ダイアン・カーリー監督は、血や墜落シーンを見せずに、
相当なスリルをつくりだした。
IMDbの仲間が低いスコアをつけたのは
よりいっそうショックだった。
この映画の単純さに、私は感動した。
カーリー監督は、力むことなく、
サスペンス・シーンの数々ををつくりだしている。
俳優たちは、みな美人である。
独立を勝ちとろうとしているアリスに肩入れし、
彼女のNYでの成功を示唆している。

オトーサン、
「 "A la folie"、どういう意味?」
途中のアリスのせりふで分かりました。
「馬鹿ねぇ」
フランス語もさびついているようです。
この「ア・ラ・フォリ」あちこちで使えそうです。
「ベアトリス・ダルって、馬鹿よねぇ」


イン・ザ・ベッドルーム

オトーサン、
「ほんとかいな、この宣伝文句」
・本年度、最高のアメリカ映画!
アカデミー賞は逃しましたが、5部門ノミネート!
・最優秀作品賞、最優秀主演男優賞、最優秀主演女優賞、
助演女優賞、最優秀脚色賞と大したものです。

原題:In the Bedroom (2001)  
監督:Todd Field  
脚本:Robert Festinger / Todd Field
Genre: Drama 
Rated R for some violence and language. 
上映時間:130分
あらすじ:
ファウラー一家は、メイン州に住んでいる。
マットは、医者で釣り好き。
妻のルースは、学校の聖歌隊リーダー、
大学生の息子フランクが帰省し、
シングルマザーのナタリーと恋に落ちる。
前夫リチャードとは、まだ離婚していない。
リチャードは、凍りつく。
妻がほかの男と一緒に過ごしているのだ。

出演者: 
Sissy Spacek ....  Ruth Fowler(ルース)   
Tom Wilkinson (I) ....  Matt Fowler(マット) 
Marisa Tomei ....  Natalie Strout(ナタリー) 
オトーサン、
「シシー・スペイセク、いいね」
ファニーフェイスを生かした陰影のある演技でした。
無骨な夫マットを演じたトム・ウィルキンソン、
息子と一夏の情事を愉しむナタリー役の
マリサ・トメイも、なかなかの名演技です。 

SISSY SPACEK 
シシー・スペイセク 
誕生日 1949/12/25  
出身 米テキサス州クイットマン 
17歳の時、俳優の従兄を頼って、
NYのアクターズ・スタジオで学ぶ。
71年、「ブラック・エース」で映画デビュー。
73年、「地獄の逃避行」に主演。
76年、「キャリー」でアカデミー主演女優賞ノミネート。
80年、「歌え!ロレッタ愛のために」でアカデミー主演女優賞受賞。
82年「ミッシング」、84年「ザ・リバー」、
86年「ロンリー・ハート」で、アカデミー主演女優賞ノミネート。
出演作 
1970年「TRASH」
1972年「PRIME CUTS」「ブラック・エース」
1973年「GINGER IN THE MORNING」「地獄の逃避行」
1976年「キャリー」
1977年「WELCOME TO L.A.」「三人の女」
1980年「HEARTBEAT」「歌え!ロレッタ愛のために」
1981年「RAGGEDY MAN」
1982年「ミッシング」
1984年「ザ・リバー」
1985年「目撃者マリー」
1986年「すみれは、ブルー」「'NIGHT MOTHER」「ロンリーハート」
1990年「ロング・ウォーク・ホーム」
1991年「いつも隣にいてほしい」「JFK」
1994年「マミー・マーケット」
1996年「グラスハーブ/草の竪琴」
1997年「白い刻印」
1999年「ストレイト・ストーリー」
     「タイムトラベラー/きのうから来た恋人」
2001年「イン・ザ・ベッドルーム」 

その他の出演者:
Nick Stahl ....  Frank Fowler
William Mapother ....  Richard Strout  
William Wise ....  Willis Grinnel  
Celia Weston ....  Katie Grinnel  
Karen Allen ....  Marla Keyes  
Frank T. Wells ....  Henry  
W. Clapham Murray ....  Carl  
Justin Ashforth ....  Tim  
Terry A. Burgess ....  District Attorney  
Jonathan Walsh ....  Father McCasslin  
Diane E. Hamlin ....  Davis' Assistant  
Camden Munson ....  Jason Strout  

User Rating:  7.7/10 (4010 votes) 
オトーサン、
「高いスコアだ」
やはり、アカデミー賞ノミネート作は、強いね。

User Comments:
stenssonさん
Stockholm, Sweden
2002年6月1日
アメリカ人の人生のもうひとつの姿を描き出す

この映画は、主流ではない。
それ自身のテンポとリズムとプロットを持っている。
この映画は、アメリカでみるといい、
次に何が起きるか分からない国だからだ。
事件は、メイン州で起きる。
この小さな町では、誰も成功していない。
大部分が事務員、漁師、工員など普通の仕事をしている。
人間関係・・・が破局を生む。
破局で、自警活動」が発生し、人々の姿が変わる。
テンポは遅いが、観客がきっと映画に集中する。
暴力シーンは多くないが、重苦しい感情が流れる。
アクション映画ではない。
トッド・フィールドは、才能のある監督だ。
出演者も同様だ。
必見!

オトーサン、
公開初日、日比谷シャンテへ。
開園時間より早めに行ったのに、もう満員。
「席を外します。プログラアムを買ってきます」
となりの女性に断わって、ロビーの売店へ。
「プログラムください」
「すみません、事情があってありません」
著作権の関係で、発行できなかったようです。


17歳のカルテ

オトーサン、
「怪我の功名だ」
前に、映画批評も書いたのですが、
どういうわけか消去してしまい、
ずうっと気になっていました。
見直したおかげで、名画と分かりました。

原題:Girl, Interrupted (1999)  
監督:James Mangold  
原作:Susanna Kaysen
脚本:James Mangold ほか
Genre: Drama 
Rated R for strong language and content 
relating to drugs, sexuality and suicide. 
Country: Germany / USA  
Language: English 
上映時間:127分
あらすじ:
スザンナは、病院に急いで運びこまれた。
その後、彼女は、精神科医と議論する。
ある程度の妄想癖があった。
親の友人の夫と情事をしていた。
医者は、アスピリン一瓶とウオッカのワンボトルを
併せ飲みしたのは、自殺を図ったのだろうという。
クレイモアは、頭が変な人だらけの私立精神病院だ。
ジョルジーナは、虚言癖をもっている。
ポリーは、顔に火傷跡が残っている。
デイジーは、他人の前では食べようとしない。
リサは、看護婦らを悩ませ、他の少女たちのボスだ。
病院を何度も脱出しているし、
医者の個人ファイルにアクセスする始末だ。

出演者: 
Winona Ryder ....  Susanna Kaysen (スザンナ)  
Angelina Jolie ....  Lisa Rowe (リサ) 
Brittany Murphy ....  Daisy Randone (デイジー) 
オトーサン、
「主役は、アンジェリーナ・ジョリーだな」
ものすごい演技でした。

ANGELINA JOLIE 
アンジェリーナ・ジョリー 
誕生日 1975/6/4  
出身 米カリフォルニア州ロサンゼルス 
父はジョン・ボイト。
名門リー・ストラスバーグ演劇学校で演技を学び、
ニューヨークのジャン・タラント、
ロサンゼルスのシルバーナ・ガラントに師事し、舞台経験を持つ。
ロンドン・ニューヨーク、ロサンゼルスでモデルとして活躍。
1999年「17歳のカルテ」で、アカデミー助演女優賞を受賞。 
出演作 
1993年「サイボーグ2」
1995年「サイバーネット」
1997年「不法執刀」「ロード・トゥ・ヘブン」
1999年「狂っちゃいないぜ」「ボーン・コレクター」
     「17歳のカルテ」「マイ・ハート,マイ・ラブ」「第一目撃者」
2000年「60セカンズ」「ポワゾン」
2001年「トゥームレイダー」 

その他の出演者:
Clea DuVall ....  Georgina Tuskin  
Elisabeth Moss ....  Polly 'Torch' Clark  
Jared Leto ....  Tobias Jacobs  
Jeffrey Tambor ....  Dr. Melvin Potts  
Vanessa Redgrave ....  Dr. Sonia Wick  
Whoopi Goldberg ....  Valerie Owens R.N.  
Angela Bettis ....  Janet Webber  
Jillian Armenante ....  Cynthia Crowley  
Drucie McDaniel ....  M.G.  
Alison Claire ....  Gretta  
Christina Myers ....  Margie  
Joanna Kerns ....  Annette Kaysen  

User Rating:  7.0/10 (7,161 votes) 
オトーサン、
「7点台とはスゴイな」

User Comments:
Lさん
houston texas
2002年7月21日
もう一度見たい。

これまでで最も良い映画の1つだった。
ウィノーナ・ライダーの演技は、すばらしかった。
精神病院に入所した19歳の不安な少女そのものだった。
多くの名優が出演している。
ウィノーナ・ライダー、アンジェリナ・ジョリー、
ブリタニー・マーフィー・・・
彼女たちは、みな素晴らしい演技をした。
ジョリーは、乱暴に振る舞い、この役を見事にこなした。
マーフィーは、見るからに不安な少女の感じを出していた。
私は、Susana Keyson の原作を読んだが、
映画よりさらに良かった。
本当に何が起きたのか、心のなかを吐露したのだ。

オトーサン、
「ウィノーナ・ライダーも、いいね」
いぶし銀の魅力を再確認しました。
「...それにしても」
アンジェリーナ・ジョリー。
名優ビリー・ボブ・ソーントンと再婚できたのに、
もう離婚とは。
おやじのジョン・ボイトも、気が気ではないだろう。


天使にラブ・ソングを・・・

オトーサン、
長い間、この映画を借りないできました。
「天使にラブソングを・・・」なんていう題名、
胡散臭いじゃないですか。

原題:Sister Act (1992)  
監督:Emile Ardolino  
脚本:Joseph Howard 
Genre: Comedy / Crime 
上映時間:100分
あらすじ:
デロリスのボーイフレンドは、ヴィンス・ラ・ロッカ。
残念なことにマフィアの一員だ。
彼が運転手を殺す現場を目撃したので殺されそうになる。
証人保護プログラムが適用され、
女子修道院に隠まわれることになる。
修道女のメアリー・ロバート、メアリー・ラズラス、
メアリー・パトリックと仲良くなる。
2人をつれて夜間外出してバーに行くが、
修道院長にみつかって、聖歌隊に加わるよう命じられる。
だが、ドロレスは、聖歌隊をスイングさせてしまうのだ。
聖歌隊は、近所で大評判になる。
だが、ボーイフレンドが追ってくる。

出演者: 
Whoopi Goldberg ....  Deloris Van Cartier/Sister Mary Clarence(デロリス)  
Maggie Smith ....  Mother Superior(修道院長) 
Harvey Keitel ....  Vince LaRocca(ヴィンス) 
オトーサン、
「ウーピー・ゴールドバーグ 、いいね」
生きる喜びが伝わってきます。
マギー・スミスは、抑制された力のある演技だ。
ハーベイ・カイテルは、いい味を出していました。

WHOOPI GOLDBERG 
ウーピー・ゴールドバーグ 
誕生日 1949/11/13  
出身 米ニューヨーク州ニューヨーク市 
8才の頃から児童劇団で活動。
74年、サンディエゴ・レパートリー劇団の創設メンバーとなる。
85年、「カラー・パープル」で映画デビュー。
86年、「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」に主演するが、
興行的に失敗し、低迷を余儀なくされる。
90年「ゴースト/ニューヨークの幻」で、アカデミー助演女優賞を受賞。
「天使にラブソングを…」もヒットした。 

出演作 
1985年「カラーパープル」
1986年「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」
1987年「バーグラー/危機一髪」「危険な天使」
1988年「ザ・テレフォン」「マイフレンド・クララ」
1990年「ゴースト/ニューヨークの幻」「天使が降りたホームタウン」
     「ロング・ウォーク・ホーム」
1991年「ソープディッシュ」
1992年「ザ・プレイヤー」「天使にラブ・ソングを…」「サラフィナ!」
1993年「メイド・イン・アメリカ」「天使にラブ・ソングを2」
     「ローデッド・ウェポン1」
1994年「ネーキッド・イン・ニューヨーク」「ライオン・キング」(声)
     「THE LITTLE RASCALS」「コリーナ、コリーナ」
     「ジェネレーションズ」「THE PAGEMASTER」(声)
1995年「ボーイズ・オン・ザ・サイド」「ムーンライト&ヴァレンチノ」
     「セルロイド・クローゼット」
1996年「エディー・勝利の天使」「レックス」「チャンス!」
     「ゴースト・オブ・ミシシッピー」「僕のボーガス」
1998年「ステラが恋に落ちて」「アラン・スミシー・フィルム」
1999年「ディープ・エンド・オブ・オーシャン」「17歳のカルテ」
2001年「ラットレース」「モンキーボーン」

その他の出演者:
Kathy Najimy ....  Sister Mary Patrick  
Wendy Makkena ....  Sister Mary Robert  
Mary Wickes ....  Sister Mary Lazarus  
Bill Nunn ....  Lieutenant Eddie Souther  
Robert Miranda ....  Joey  
Richard Portnow ....  Willy  
Ellen Albertini Dow ....  Choir Nun  
Carmen Zapata ....  Choir Nun  
Pat Crawford Brown ....  Choir Nun  
Prudence Wright Holmes ....  Choir Nun  
Georgia Creighton ....  Choir Nun  
Susan Johnson (II) ....  Choir Nun  

User Rating:  5.9/10 (5745 votes) 
オトーサン、
「すばらしい!7点台でもおかしくない」

User Comments:
Eric Dahlさん
WA, United States
1998年11月10日
90年代初期の最高のコメディ!

最初に、これは何なんだと思った。
終わりになって
「主についていきます」(I Will Follow Him)が
流れてショックを感じた。
完璧な映画を見ていたと悟ったのだ。
タッチストーン・ピクチャーズは、
コメディ、ドラマ、音楽を完璧にブレンドした。
そして出来上がったのが、このすばらしい映画だった。
これを見たとき、心に浮かんだ映画は、
"Stand and Deliver" (1988)だった。
人々は豊かな才能を持っているのに、
決して気づいていないし、生かそうともしていない。
そこへ、あるひとがやってきて、
その持てる大きな可能性を解き放つ。
私は、こうした映画が好きである、
このレビューを読んだあと、この映画を借りて、
金曜日の夜に見終わる頃には、
修道女とともに歌っているだろう。
映画を愛するようになり、
すばらしい時間を持てるようになるだろう。

オトーサン、
「そうなんだ」
この映画は、きわどい悪ふざけではなく
ほんものの宗教映画でした。
現代に、宗教をよみがえらそうという
試みだったのです。
多くの日本人にとって、宗教は、葬式宗教。
でも、ひとを許すことや、
魂を磨いていくことがどんなに大事かは、
みんな薄々知ってはいるのです。
でも、すさんだ世界を生き延びていくなかで、
それを忘れています。
そんなとき、
"I Will Follow Him"の歌の調べは、
乾いた心にひときわ沁みてくるのです。
NYで、ウーピーが歌っているクラブかあれば、
生で彼女の歌を聞いてみたくなりました。 


天使にラブ・ソングを2

オトーサン、
この映画、続編なので借りました。
「心配だなあ。2で終わりということは、
つまらん映画ということかも」

原題:Sister Act 2: Back in the Habit (1993)  
監督:Bill Duke  
脚本:James Orr/Joseph Howard
Genre: Comedy
上映時間:107分
あらすじ:
シスターたちが、ドロレスのショーにやってくる。
閉鎖される教区付属学校の学生たちに音楽を教えるために、
修道女メアリーとして戻ってきてほしいと頼む。
聖歌隊は、州のチャンピオンになったのに
メンバーのなかで最も才能がある少女の1人が
母親によって歌うことを禁止されてしまう。
生真面目で無能な修道士たち、その動きを止めようとする。

出演者: 
Whoopi Goldberg ....  Deloris Van Cartier/Sister Mary Clarence(ドロレス)  
Kathy Najimy ....  Sister Mary Patrick(シスター・パトリック) 
James Coburn ....  Mr. Crisp(クリスプ) 
オトーサン、
「ウーピー、元気一杯だな」

その他の出演者:
Mary Wickes ....  Sister Mary Lazarus  
Barnard Hughes ....  Father Maurice 
Michael Jeter ....  Father Ignatius
Brad Sullivan ....  Father Thomas  
Wendy Makkena ....  Sister Mary Robert  
Sheryl Lee Ralph ....  Florence Watson  
Robert Pastorelli ....  Joey Bustamente  
Thomas Gottschalk (I) ....  Father Wolfgang  
Maggie Smith ....  Mother Superior  
Lauryn Hill ....  Rita Louise Watson  
Alanna Ubach ....  Maria  
Ryan Toby ....  Ahmal  

User Rating:  4.4/10 (2367 votes) 
オトーサン、
「低いなぁ」

User Comments:
Boyo-2さん
Brooklyn NY 
2000年12月19日
続編としてはそう悪くない。

第1作が好きだが、私は、反続編派だ。
確実に儲けが見込めるからつくるというのは、
私にいわせれば、怠惰の極みである。
うち95%は、ビジネスとして失敗するのだ。
この映画は、正直なところ私の意見を変えるほどの出来ではない。
金儲け目当てではないし、第1作の看板倒れでもない。
前回と監督が変わった。
ハッピーエンドになるのは、大空のように明白。
私は、大変、この映画が気に入った。
聖歌隊の歌がいい。
最後の20分に、美しい歌声が聞かれる。
どの俳優も、頑張っている。
素晴らしい演技だ。
何といっても、ウーピーの演技が映画を引き締める。
ダンス・ナンバーが奇妙にうまい学生
ジェニファー・ラブ・ヒューイットを探すとよい。
ブラッド・サリバン、マイケル・ジェターと
バーナード・ヒューズは、おどけた息抜きを提供している。
キャシー・ナジミーとマギー・スミスが、また出演している。
エンド・クレジットで、アレサ・フランクリンが
"Deeper Love"を歌っている。
実に素晴らしい歌だ、じっと耳を傾けよう。

オトーサン、
「第1作より、やはり落ちるな」
監督の力量のちがいでしょうか。
先が読めるのです。
ただ、ウーピーと生徒たちの歌は、見事でした。
ハーレムに行って、ゴスペルを聴きたくなりました。


アイス・エイジ

オトーサン、
「アニメは、好かん」
映画館が、子供たちで騒々しいからです。
この夏休みは、アニメのオン・パレード。
「猫の恩返し」「スチュワート・リトル2」など。
「でも、1本くらい見ておくか」

原題:Ice Age (2002)  
監督:Carlos Saldanha (I) / Chris Wedge  
原作:Michael J. Wilson
脚本:Michael Berg (IV) 
Genre: Adventure / Animation / Family / Comedy 
Rated PG for mild peril. 
上映時間:88分 
あらすじ:
地球は氷河に覆われていた。
動物たちは、生き延びようと争っていた。
サーベル・タイガーのスロスと
マニーという名のマンモスが、
行方上明になった人間の赤ん坊を発見する。 
かれらは、赤ん坊を人間に返してやろうとする。 
シドという名のばかなナマケモノ、 
スクラットというドングリ好きのリスも
日頃のいがみあいをやめて
父親に子供を返そうと団結する。

出演者: 
Ray Romano(山寺宏一)....  Manfred(マニー)  
John Leguizamo(大田光)....  Sid(シド) 
Denis Leary (竹中直人)....  Diego(ディエゴ) 
オトーサン、
日本語字幕でなく、日本語吹き替え版で見ました。
声優は、なかなかのものでした。

その他の出演者:
Goran Visnjic ....  Soto  
Jack Black (I) ....  Zeke  
Cedric the Entertainer ....  Rhino  
Stephen Root (I) ....  Rhino/Start  
Diedrich Bader ....  Saber-Tooth Tiger  
Alan Tudyk ....  Saber-Tooth Tiger/Dodo/Freaky Mammal  
Lorri Bagley ....  Female Sloth  
Jane Krakowski ....  Female Sloth  
Peter Ackerman ....  Dodo/Freaky Mammal  
P.J. Benjamin ....  Dodo  
Josh Hamilton ....  Dodo/Glypto  
Chris Wedge ....  Dodo/Scrat  

User Rating:  7.4/10 (5532 votes) 
オトーサン、
「高いスコアだ」

User Comments:
Psy Dragonさん
Basel, Switzerland
2002年3月5日
とてもキレイな映画!

見てきたところだり。
とても面白く、きれいな映画だった。
物語は単純だが、効果をあげていた。
登場する動物たちは、愛らしく、うまく肉付けされている。
しかし、もっとも光っているのは、
デジタルのセット・デザインである。
伝統的なアニメ映画をベースに
現実よりもいっそう感動的である。
デザインはカラーの驚くべき使い方で、
本当にきれいな世界を見せてくれる。
リアルな仕上げが輝やくようだ
特に、水の表現がキレイ。
現実に基づいてのファンタジー世界は、お見事。
巨大な風景画でも、レンダリング・コストを少なくできる。
ピクサー・フィルムは、技術面での素晴らしさで有名だが、
この映画は、技術的なノウハウを効果的に使っている点で、
とくに優れている。
専門的にも、盛りだくさんで、
滑稽なシーンもある家族向け映画だ。

オトーサン、
冒頭で、アニメがキライな理由をあげましたが、
色づかいがけばけばしいのも、キライな理由です。
ところが、この映画の色づかいには、好感をもちました。
とても自然な色なのです。
「アニメも馬鹿にしちゃいかんな」
プログラムを読むと、それを可能にした理由がわかりました。
新開発のライティング・ソフトを駆使し、
鏡面反射や拡散反射をより自在に操れるようになったそうです。
「そうか、シュレックより進んでいるんだ」
「シュレック」では、毛のやわらかさが感じられて、
大変驚きましたが、このアイス・エイジでは、
微妙な光の陰影も感じることができました。


不機嫌な赤いバラ

オトーサン、
雷鳴のとどろくなかTSUTAYA新橋店で、
大急ぎで、今週分のDVDを選定しました。
「洗濯物干してあるのよ。急いでよ」
奥方が、隣でやきもきしてるのです。
「予報で、一時雨が降ると言ってただろ」
「だって、洗濯物が溜まっているんですもの」
女って、本当に扱いにくい生き物だというのが、
この喜劇映画のテーマです。

原題:Guarding Tess (1994)  
監督:Hugh Wilson  
脚本:Hugh Wilson /Peter Torokvei
Genre: Comedy / Drama 
Rated:PG-13  
上映時間:96分
あらすじ:
ダグは、シークレット・サービスの主任。
現大統領とも親しい前合衆国大統領の未亡人
テス・カーライルをガードする仕事の任期を終えた。
だが、彼女が異動を拒み、
永久に警備してくれるように大統領に頼んだと知る。
ダグは、打ちのめされ、その理由を聞こうとする。
彼女の警備は、非常に難しい。
気まぐれな要求を連発するからだ。
ダグには、どうやって彼女を扱ったらよいか分からない。

出演者: 
Nicolas Cage ....  Doug Chesnic(ダグ) 
Shirley MacLaine ....  Tess Carlisle(テス) 
Richard Griffiths (I) ....  Frederick(フレデリック) 
オトーサン、
「ニコラス・ケイジ、かわいそうだな」
気まぐれな前ファースト・レディ、テスを演じるのは、
名女優、シャーリー・マクレーンを紹介しましょう。

SHIRLEY MACLAINE 
シャーリー・マクレーン 
誕生日 1934/4/24  
出身 米バージニア州リッチモンド 
弟は俳優ウォーレン・ベイティ。
55年「ハリーの災難」で映画デビュー。
83年「愛と追憶の日々」でアカデミー主演女優賞受賞。
99年「ぼくが天使になった日」で初監督。 
出演作 
1955年「ハリーの災難」「画家とモデル」
1956年「80日間世界一周」
1958年「縄張り」「THE MATCHMAKER」「HOT SPELL」
1959年「走り来る人々」「恋の売込み合戦」「果てしなき夢」
1960年「オーシャンと11人の仲間」「カンカン」「アパートの鍵貸します」
1961年「凡ては夜に始まる」「TWO LOVES」
1962年「噂の二人」「青い目の蝶々さん」「すれ違いの街角」
1963年「あなただけ今晩は」
1964年「何という行き方!」「黄色いロールス・ロイス」
1965年「JOHN GOLDFARB PLEASE COME HOME」
1966年「泥棒貴族」
1967年「女と女と女たち」
1968年「THE BLISS OF MRS.BLOSSOM」
1969年「スイート・チャリティ」
1970年「真昼の決闘」
1971年「DESPERATE CHARACTERS」
1972年「THE POSSESSION OF JOEL DELANEY」
1973年「THE YEAR OG THE WOMAN」
1975年「THE OTHER HALF OF THE SKY」
1977年「愛と喝采の日々」
1979年「チャンス」
1980年「ラヴィング・カップル」「LOVEシーズン」
1983年「愛と追憶の日々」
     「キャノン・ボール2」
1988年「マダム・スザーツカ」
1989年「マグノリアの花たち」
1990年「ミラクルバックリーの魔女たち」「ハリウッドに口づけ」
1991年「あなたの死後にご用心!」
1992年「迷子の大人たち」
1993年「潮風とベーコンサンドとヘミングウェイ」
1994年「不機嫌な赤いバラ」
1995年「セルロイド・クローゼット」
1996年「くちづけはタンゴの後で」「夕べの星」
1997年「スマイル・ライク・ユアーズ」
1999年「ぼくが天使になった日」

その他の出演者:
Austin Pendleton ....  Earl Fowler  
Edward Albert ....  Barry Carlisle  
James Rebhorn ....  Howard Schaeffer  
John Roselius ....  Tom Bahlor  
David Graf ....  Lee Danielson  
Don Yesso ....  Ralph Buoncristiani  
James Lally ....  Joe Spector  
Brant von Hoffman ....  Bob Hutcherson  
Harry J. Lennix ....  Kenny Young  
Susan Blommaert ....  Kimberly Cannon  
Dale Dye ....  Charles Ivy  
James Handy ....  Neal Carlo  

User Rating:  6.0/10 (1574 votes)
オトーサン、
「スコアは、まあ、こんなものでしょうか」

User Comments:
dho-2さん
Scotland
1999年1月17日
古いタイプの喜劇だが、面白い。

この映画には、けばけばしい特殊効果も、熱いアクションもない。
登場人物の性格や会話に頼った映画である。
ユーモアは、おおげさではなく微妙なもので、
現代喜劇の新側面を切り開いた見事なものである。
気まぐれなテスとそのガードマンとのやりとりは、
上手に書かれており、見事に演技されている。
助演のリチャード・グリフィスの演技も素晴らしい。
この90分には、投資する価値はある。 

オトーサン、
会社に勤めはじめた頃、同期の秘書をみて、
「よくやってるなあ。オレなんか1日ももたない」
だって、社長のほどけた靴のヒモまで結んでいるのですよ。
ダグも気の毒でした。
信頼されていないので、
テスのウサばらしの対象となって、意地悪されるのです。
ちょっとした仕返しをすると、
彼女はすぐ大統領に電話して泣きながら直訴。
すると、大統領からじかに電話がかかってくるのです。
それも、トイレで用便中に。
ダグの困惑した仕草には、思わず笑ってしまいました。
そのシーンをのぞけば、
この映画、コメディというよりもサスペンスでした。


子熊物語

オトーサン、
「子供向けのディズニー映画だろうな。
たまには、いいか。ノンビリ見るとするか」
でも、地球生き物大紀行みたいな映画でした。

原題: L'Ours(1988) 
   The Bear 
監督:Jean-Jacques Annaud  
脚本:Gerard Brach  
Genre: Adventure 
Country: France / USA  
Language: English 
上映時間:94分
あらすじ:
子熊が主人公。
母熊が落石で死んで、孤りぽっちになり
ようやく庇護する雄熊をみつけ、
ハンターを必死になって避ける。

出演者: 
子熊、母熊、雄熊、雌熊、
オトーサン、
「この子熊、アカデミー賞ものの名演技だな」

その他の出演者:
Tcheky Karyo ....  Tom  
Jack Wallace (I) ....  Bill  
Andre Lacombe ....  Le chasseur aux chiens  

User Rating:  7.3/10 (776 votes) 
オトーサン、
「いい映画だなあ。
カナダの大自然は、きれいだなあ、
絵のようだなあ、癒されるなあ」
8点台でもおかしくない名画でした。

User Comments:
doctorjkさん
NY,NY
2000年6月23日
ほんとうに動物好きのための映画

この映画は、動物愛好家だけが撮れる視点で
動物たちを描いている。
私は、動物好きなので、よく分かる。
この映画が最も優れている点は、
熊の観点から撮られていることであろう。
人間は、プロットの一部にしか過ぎない。
動物映画が犯しやすい2つのミスを避けている。
愚かな話をする動物とか、
人間のために重要な役割を果たしている動物のメロドラマ。
音楽は、完璧。
ラスト・シーンは、何とも心温まるもので、大満足。
この映画は、科学と同じような方法で
思慮深い知恵ある生き物として、熊たちを描こうとしている。
愛情に満ちており、実によく考えている。
動物たちとわれわれとの違いは、
言語と道具使用の能力だけなのだ。
彼らもまた、感情をもち、思考するのだ。

オトーサン、
昨年の夏、アラスカのデナリ国立公園に
行ったときのことを思いだしました。
「ヒグマの親子を身かけたな。
でも、望遠鏡でみる世界だった」
ところが、この映画では、
カナディィン・ロッキーの大自然を舞台に
ヒグマたちを間近に見ることができるのです。
カエルを追いかけ、立ちあがって樹木を倒し、
密蜂の巣を食べ、鮭を捕獲し、
崖を這い登ったり、転げおちたり、
実に丁寧にヒグマたちの生態が描かれているのです。
「どうやって撮影したんだろう?」
夏休みに家族で見るのに最適です。
WWFなどの環境保護団体の推薦です。


恐怖の報酬

オトーサン、
「40年ほど前に見たな」
当時は、この映画に、みんなが夢中でした。
いまでも口ずさむ「枯葉」で有ナな
シャンソン歌手のイヴ・モンタン主演というのも、
話題を呼びました。

原題:Le Salaire de la peur (1953)  
監督:Henri-Georges Clouzot  
原作:Georges Arnaud (II)  
脚本:Henri-Georges Clouzot  
Genre: Thriller/Drama 
Color:Black and White
Country: France / Italy 
Language: French / English / Spanish / German / Italian / Russian  
上映時間:148分
あらすじ:
南米のジャングルの彼方にある
油田火災を鎮火するために、ニトログリセリンが必要となる。
石油会社は、その運搬のために、
2台のトラックと4人の男性たちを雇う。
極限状況のなかで2組の運転手たちの間に
ライバル意識が燃えあがり、死闘の色彩を帯びてくる。
でこぼこ道では、わずかな衝撃が死を招くのだ。

出演者: 
Yves Montand ....  Mario(マリオ)  
Charles Vanel ....  M. Jo(ジョー) 
Vera Clouzot ....  Linda(リンダ) 
オトーサン、
「若いなあ、しゃれているなあ]
こんなに多くの映画に出演していたか。

YVES MONTAND 
イブ・モンタン 
誕生日 1921/10/13-1991/11/9  
出身 伊マンスマーノ 
出演作 
1945年「光なき星」
1946年「夜の門」
1952年「恐怖の報酬」
1954年「ナポレオン」
1955年「悪の決算」
1956年「人間と狼」「サレムの魔女」
1957年「青い大きな海」「シャンソン・ド・パリ」
1958年「すずらん祭り」
1959年「掟」
1960年「サンクチュアリ」「恋をしましょう」
1961年「さよならをもう一度」「青い目の蝶々さん」
1965年「七人目に賭ける男」
1966年「パリは燃えているか」「戦争は終わった」
     「グラン・プリ」
1967年「パリのめぐり逢い」「深夜列車」
1968年「Z」
1969年「告白」「悪党」
1970年「仁義」「晴れた日に永遠が見える」
1972年「大乱戦」「夕なぎ」「万事快調」「ビッグ・スクランブル」
1973年「戒厳令」「潮騒」
1974年「友情」「本質的な歌手の孤独」
1975年「うず潮」
1976年「真夜中の刑事」「赤ちゃんは紳士がお好き」
1977年「メナース」
1983年「ギャルソン」
1985年「想い出のマルセイユ」
1986年「愛と宿命の泉」
1991年「IP5/愛を探す旅人たち」
1994年「モンタン、パリに抱かれた男」(記録映画) 

その他の出演者:
Folco Lulli ....  Luigi  
Peter van Eyck ....  Bimba  
Antonio Centa ....  Camp Chief  
Luis De Lima ....  Bernardo  
Jo Dest ....  Smerloff  
Dario Moreno ....  Hernandez  
William Tubbs ....  Bill O'Brien  
Jeronimo Mitchell ....  Dick  

User Rating:  8.3/10 (1389 votes) 
オトーサン、
「名画だ!」
世界の名画250に入っていない!
こりゃ、世界の不思議だ。

User Comments:
inframanさん 
ここ地上で
2001年7月9日

実に壮大!
「市民ケーン」「天井桟敷の人々」「怒りの葡萄」
と並んで、不朽の名画の1つだと思う。
圧倒的な威厳、広い視野、人間悲劇への深い洞察力がある。
単なるサスペンス映画ではない。
はるかに多くの側面をもっている。
生ある者が等しく共有する、
生き残りのための戦いの比喩が、見てとれる。
この映画の象徴的なイメージと演技例をあげるのに
躊躇することはない。
ゴキブリのダンスとマリオの最後のドライブである。
最近、比喩が、あまり使われなくなっているが、
これは、分かりやすい比喩に属する。
特に、エンディングである。
間近に迫った死を相手に奮闘するとき、
先延ばしするチャンスがある。
だが、運を忘れたり、祝ったりしようものなら、
死期がやってくる。
ヴェラ・クルーゾ(リンダ役)の起用には、疑問がある。
悲惨な状態なのに、誰かのために尽くそうとする姿は、
あまりにも献身的であり、楽天的だ。
彼女は、どう考えても、間抜けなボスと寝るために
喜んで階段を登っていくように見える。
ジョン・フォード監督がリメイクした
「恐怖の報酬」(1967)を思い出す。
ところで、わが人生の最後に、
最初の40分と最後の15分が削除された版を発見した!
何とも忌まわしい!
この映画をつくった人たちを祝福しよう。

オトーサン、
「うーん、記憶というものは、当てにならんな」
記憶にあるのは、爆発物を積んだトラックを待ち構えていた
様々なトラブルなのですが、
140分のうち、60分が
トラックとは無縁の物語とは、思いませんでした。
また、遭遇したトラブルも記憶とはちがっていましたし、
素敵?なエンディング・シーンも、まったく違っていました。
要するに、新作を見たようなものです。
この映画の強い影響で
急に慎重な運転になってしまいました。


セックスと嘘とビデオテープ

オトーサン、
「この題名、いやらしいなあ」
でも、一度、聞いたら忘れられない題名でした。
後になって、ソダーバーグ監督の
初期の傑作と知って、いそいそと借りに行きました。

原題:Sex, Lies, and Videotape (1989)  
監督・脚本:Steven Soderbergh  
Genre: Drama
Rated:R
上映時間:98分
あらすじ:
アンは、ジョンと結婚している。
ジョンは、彼女の妹のシンシアとの情事に熱中している。 
アンは、物静かなタイプで、離婚には踏み切れない。
ジョンの旧友、グラハムがぶらりとやってきて、 
かれらすべての人生が変わる。 
グラハムは、女性とのインタビューを
ビデオテープに撮るのが趣味である。 

出演者: 
James Spader ....  Graham Dalton(グラハム)  
Andie MacDowell ....  Ann Millaney (アン) 
Peter Gallagher ....  John Millaney (ジョン) 
Laura San Giacomo ....  Cynthia Bishop (シンシア) 
オトーサン、
若者4人がそれぞれ持ち味を出しています。

JAMES SPADER 
ジェームズ・スペイダー 
誕生日 1960/2/7  
出身 米マサチューセッツ州ボストン 
プレップ・スクールの名門フィリップ・アカデミーを退学して、
NYで演劇の修行を積む。
78年「TEAM-MATES」で映画デビュー。
89年「セックスと嘘とビデオテープ」でカンヌ映画祭主演男優賞受賞。 
出演作 
1981年「エンドレス・ラブ」
1985年「放課後」
1986年「プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角」
1987年「マネキン」「レス・ザン・ゼロ」「ウォール街」
1988年「赤ちゃんはトップ・レディがお好き」
     「殺しのナイフ/ジャック・ザ・リッパー」
1989年「レイチェル・ペーパー」「セックスと嘘とビデオテープ」
1990年「バッド・インフルエンス/悪影響」「ぼくの美しい人だから」
1991年「トゥルー・カラーズ」
1992年「ストーリービル/秘められた街」
1993年「ミュージック・オブ・チャンス」
     「ボブ・ロバーツ」《「水曜日に抱かれる女」
1994年「ウルフ」「スターゲイト」
1996年「クラッシュ」「ブラック・メール/脅迫」「トゥー・デイズ」
1997年「クリティカル・ケア」「ドリフト・ウッド 狂気の密室」
1998年「カーテン・コール」
1999年「ニューヨークの亡霊」
2000年「ザ・ウォッチャー」「スーパーノヴァ」
     「スローバーン/伝説のダイヤモンド」 

その他の出演者:
Ron Vawter ....  Therapist  
Steven Brill (I) ....  Barfly  
Alexandra Root ....  Girl on Tape  
Earl T. Taylor ....  Landlord  
David Foil ....  John's Colleague  

User Rating:  7.0/10 (4439 votes) 
オトーサン、
「7点台か、うーん」

User Comments:
MyDarkStarさん
Atlanta, GA
2002年4月2日
ソダーバーグは早熟の天才。

これは、何といっても、
スティーブン・ソダーバーグ監督のデビュー作である。
その事実は、映画の一瞥しただけでは、明白ではない。
彼は、「分別のある」方法で、特有のタッチを用いている。
全体の人間関係を要約する方法に効果的な手法を使っている。
最も効果的なのは、2人の登場人物の間に交わされる
一見ささいだが、意義深い、相互作用を
速い連続シーンで見せるところである。
「分別がある」というのは、そういう意味である。
彼は、あなたの前に、決して顔を出さない。
観客に多くの"fly-on-the-wall"なタイプの見方を教えてくれる。
あくまでも主題に忠実である。
脚本も書き、ノミネートされた。
だからといって、主演のジェームズ・スペイダー、
ピーター・ギャラガー、アンディ・マクドウェル、
ローラ・サン・ディアコモ、
この4人の見事な演技を見落とそうというわけではない。
彼ら4人とも、これまで最良の演技だろう。
一人ひとりが、本当に持ち味を出している。
とくに、スペイダーがいい。
ときに、自信満々で、独善的である。
ときに、自暴自棄で、痛ましい。
素晴らしい映画だ。

オトーサン、
「先入観って、こわないな」
この映画、モノクロと思っていました。
セックス・シーンが、際限なく映っていると思いました。
ところが、カラー映画で、若者4人が、とても明るいのです。
とくに、ビデオ・フェチのグラハムは、
一日中ポルノ・ビデオを見ているような陰鬱な男かと思ったら、
ヒュー・グラントのような明るい好男子。
「そうか、最近の若者って、こうなのか」
現実の人間関係では、互いに傷つけあってしまうので、
安全・清潔なヴァーチャル世界に逃げ込んでいるのです。
グラハムは、アンと結ばれるのですが、
ソダーバーグは、本当にセックスしたのかをぼかしています。
ノン・セックスだって、正常なのだ。
現実世界の性概念が、あまりに固定化されていると
主張しているようにも思えます。


輝きの海

オトーサン、
「素敵な題名だな」
しばらく夏の海に行っていません。
「この夏は、マーサズ・ヴィンヤード島に行ってみるか」
ケネディ家の別荘のあるところです。

原題:Swept from the Sea (1997)  
監督:Beeban Kidron  
原作:Joseph Conrad
脚本:Tim Willocks  
Genre: Drama / Romance 
Rated PG-13 for elements of theme and some sensuality. 
Country: Canada / UK / USA  
あらすじ:
19世紀末、アメリカ。
ヤンコは、ロシアからアメリカに向かう。
船が難破し、ただ一人生き残る。
病み飢えて農場にたどりついたが、 
村人は誰も、恐れて近づこうとはしなかった。 
ただ、エイミーだけが彼を介護し、手助けした。 
間もなく、彼はケネディ医師の息子のようになり、
エイミーのロマンスが花咲く。 

出演者: 
Vincent Perez ....  Yanko Gooral(ヤンコ)
Rachel Weisz ....  Amy Foster(エイミー) 
Ian McKellen ....  Dr. James Kennedy(ケネディ医師) 
オトーサン、
「歳の功だなあ」
老いたケネディ医師を演じた
イアン・マッケランが、すばらしくよかったです。 

IAN MCKELLEN 
イアン・マッケラン 
誕生日 1939/5/25  
出身 英バーンリー 
土木技師の長男として生まれる。
パブリック・スクール時代から学校演劇に出て、
英文学を専攻したケンブリッジ大学でも
21本の学生芝居の公演に出演する。
正式な演技の訓練を受けないで、
1961年、ベルグレード劇場でデビュー。
いくつかの地方劇団で修行を積み、
憧れていたタイロン・ガスリー演出による
ノッティンガム・プレイハウスのこけらおとし公演に出演する。
64年、ロンドンの舞台「A SCENT PF FLOWERS」で
クラレンス・ダーウェント賞を受賞し、
ローレンス・オリヴィエから
ナショナル・シアター・カンパニーへの入団の誘いを受ける。
ブロードウェイでは、80年から81年にかけて演じた
「アマデウス」のサリエリ役で、トニー賞の主演男優賞をはじめ、
各賞を総なめにする。
91年に演劇に対する功績が認められ、サーの称号を授与された。
69年、「ALFRED THE GREAT」で映画デビュー。
95年、「リチャード3世」で共同脚本・共同製作・主演を務めた。 
出演作 
1983年「ザ・キープ」
1985年「プレンティ」
1989年「スキャンダル」
1993年「ラスト・アクション・ヒーロー」「私に近い6人の他人」
1994年「シャドー」「ハリウッド・トラブル」
1995年「恋の闇 愛の光」「赤ちゃんにバンザイ!?」「リチャード3世」
1997年「ベント 堕ちた饗宴」「ゴールデン・ボーイ」
1998年「輝きの海」「ゴッドandモンスター」
2000年「Xーメン」
2001年「ロード・オブ・ザ・リング」

その他の出演者:
Joss Ackland ....  Mr. Swaffer  
Kathy Bates ....  Miss Swaffer  
Tom Bell ....  Isaac Foster  
Zoe Wanamaker ....  Mary Foster  
Tony Haygarth ....  Mr. Smith  
Fiona Victory ....  Mrs. Smith  
William Scott-Masson ....  Mr. Wilcox  
Eve Matheson ....  Mrs. Wilcox  
Dave Hill (I) ....  Jack Vincent  
Roger Ashton-Griffiths ....  Canon Van Stone  
Matthew Scurfield ....  Thackery  
Margery Withers ....  Widow Cree  

User Rating:  6.7/10 (307 votes) 
オトーサン、
「意外に高いスコア、5点台かと思った」

User Comments:
Boyo-2さん
Brooklyn NY
1998年8月6日
手堅いいい映画

最初に、お断りをしておかねばならないが、 
普通、私は、この種の映画をみないようにしている。 
でも、この映画は、とてもよかった。
予想よりずっとよかった
キャシー・ベイツとゾー・ワナメーカーの助演陣も
手堅い演技を見せてくれている。 
主演者たちは、悩ましいほど美しかった。
これほど、よい演技は、はじめてではないか。
おめでとう。

オトーサン、
この映画、最後まで、よく狙いがわかりませんでした。
主人公の苦難と愛の短い生涯を描いたのでしょうが、
「いまどき、何故、このテーマ?」
紊得のいかない部分が多すぎるのです。
・エイミーは、なぜ魔女だといわれるのか?
・母親のメアリーは、なぜ娘を忌みきらうのか?
・医師ケネディは、なぜエイミーを避けるのか?
・ミス・スウォファーは、死の床で、
 なぜヤンコの物語を聞きたがるのか?
・エイミーは、なぜヤンコの「水を1杯くれ」
 という言葉を聞き取れなかったのか?
おそらく、ジョセフ・コンラッドの原作には
書きこんであったのでしょうが、
映画の場合、時間の制約で説明不足になったのでしょう。
でも、多用されていた海原や海岸の遠景シーンは、見事。
「大海原に夕陽が沈むシーン、素敵だなあ」


スチュアート・リトル2

オトーサン、
「夏休みは、アニメばっかり」
悪態をつきながら、最終日に見にいきました。
劇場はガラガラ、子供の声もうるさくなく、
映画に没頭できました。
「おしいなあ、もう打ち切りなんて」

原題:Stuart Little 2 (2002)  
監督:Rob Minkoff  
脚本:E.B. White  Douglas Wick 
Genre: Animation/ Adventure/ Comedy   
Rated PG for brief mild language. 
上映時間:77分
あらすじ:
スチュアート・リトルの家には、
パパとママ、ジョージ兄さん、猫のスノーベルに加えて、
妹マーサも生まれて、にぎやかな6人家族になった。
羽根に怪我した小鳥のマーガロを助けた
スチュアートは、彼女が大好きになる。
マーガロを狙うファルコンから
彼女を守れるのは君だけだよ。
頑張れ、スチュアート!

主な出演者;
Michael J. Fox ....  Stuart Little (スチュアート・リトル:子ネズミ)
Geena Davis ....  Eleanor Little (エレノア:ママ) 
Hugh Laurie ....  Fredrick Little (フレデリック:パパ) 
Jonathan Lipnicki ....  George Little (ジョージ:長男) 
Melanie Griffith ....  Margalo(マーガロ:小鳥) 
Nathan Lane ....  Snowbell(スノーベル:ペルシャ猫)
James Woods ....  Falcon (ファルコン:鷹) 
オトーサン、
子ネズミのスチュアートに、
はじめてお目にかかりましたが、
あまりに、かわいいので、びっくりしました。
「ママが抜群の演技力だね」
経歴をみましょう。

GEENA DAVIS 
ジーナ・デイビス 
誕生日 1957/1/21  
出身 米マサチューセッツ州ウェアハム 
ボストン大学で演技を学び、下積み生活を経て、モデルに。
下着メーカーのカタログで彼女を見たシドニー・ポラック監督に抜擢され、
82年「トッツィー」で映画デビュー。
88年「偶然の旅行者」でアカデミー助演女優賞受賞。
91年「テルマ&ルイーズ」でアカデミー主演女優賞ノミネート。
出演作 
1982年「トッツィー」
1985年「フレッチ/殺人方程式」《「突撃バンパイア・レポーター」
1986年「ザ・フライ」
1988年「ビートルジュース」「偶然の旅行者」
1989年「ぼくの彼女は地球人」
1990年「クィック・チェンジ」
1991年「テルマ&ルイーズ」
1992年「プリティ・リーグ」「ヒーロー/靴をなくした天使」
1994年「愛に気づけば」「眠れない夜はあなたと」
1995年「カットスロート・アイランド」
1996年「ロングキス・グッドナイト」
1999年「スチュアート・リトル」
2002年「スチュアート・リトル2」 

その他の出演者:
Anna Hoelck ....  Martha Little  
Ashley Hoelck ....  Martha Little  
Marc John Jeffries ....  Will  
Angelo Massagli ....  Angelo  
Jim Doughan ....  Coach  
Brad Garrett ....  Plumber  
Conan McCarty (I) ....  Referee  

User Rating:  6.2/10 (317 votes) 
オトーサン、
「CGが進歩したな」
ひげもふるえるし、白い毛並みも自然。
ファルコンの飛ぶ姿、
とくに上空から急降下するド迫力には感嘆しました。

User Comments:
Crazy Bananaさん
Washington State
2002年7月9日
絶対に小品ではない...

この映画は、第1作よりもよい。 
心意気や希望だけでなく、すばらしい脚本と演技が、
この映画に生気を与えている。 
特殊効果は、驚嘆すべきもので、 
どのキャラクターも細部まで描きこまれ、デザインも秀逸。
前作のキャラクターに加えて、
リトル一家に新しく加わったメンバーもいい。
マイケル・ジョー・フォックスの声は、すばらしい。 
私のお気入りの俳優になってしまった。 
これ以外の出演者も、また、すばらしい。 
Nathan Lane(スノーベル役の声優)と
Johnathan Lipnickie(ジョージ役の声優)だ。 
子供連れであろうとなかろうと、絶対、見にいくべきだ。
短編だが、プロットのひねりが予想もつかないので、
夢中になるだろう。 
見れば、きっと驚くだろう。

オトーサン、
日本語吹き替え版で見たので、
声優たちのすばらしさは、味わえませんでした。
「もう少し、日本人の声優がうまければ、話題になっただろうに」
この映画で、ファルコンだけでなく、小鳥のマーガロ、
そして、玩具のヒコーキでマンハッタンを飛びまわる
スチュアートの姿をみて、
「あんな風に、大空を自由に飛びまわれたら、
さぞかし気持ちがいいだろうになあ」
「今度NYに行ったら、遊覧飛行をしよう」


ガンモ

オトーサン、
「がんもどき?」
題名のGummoとは
喜劇俳優、ガンモ・マルクスから取ったとか。
手当たり次第に借りると、
妙な映画にあたることがあります。
世界が広がることもあるので、
たまには、未知の映画を見るのもいいかも・・・

原題:Gummo (1997)  
監督・脚本:Harmony Korine  
Genre: Drama 
Rated R for pervasive depiction of anti-social behavior of juveniles,
including violence, substance abuse,sexuality and language. 
上映時間:89分
あらすじ:
ソロモンとタムラーは、オハイオで、ヒマをもてあましている。
この小さな町は、1970年代の竜巻被害で
コミュニティが崩壊したまだ。

出演者:
Jacob Reynolds ....  Solomon(ソロモン)  
Nick Sutton ....  Tummler (タムター) 
Jacob Sewell ....  Bunny Boy(バニー・ボーイ) 
オトーサン、
「みんな素人か」
地でしょう。
だからこそ、とても怖いのです。

その他の出演者:
Lara Tosh ....  Girl in Car  
Darby Dougherty ....  Darby  
Chloe Sevigny ....  Dot  
Carisa Glucksman ....  Helen  
Jason Guzak ....  Skinhead #1  
Casey Guzak ....  Skinhead #2  
Wendall Carr ....  Huntz  
James Lawhorn ....  Cowboy #1  
James Glass (II) ....  Cowboy #2  
Ellen M. Smith ....  Ellen  
Charles Matthew Coatney ....  Eddie  
Harmony Korine ....  Boy on Couch  

User Rating: 5.6/10 (1,613 votes) 
オトーサン、
「うーん、判断に迷うな」  

User Comments:
Dan Shearingさん
England
2001年9月18日
心の狭いひとには向かないが、ユニークな注目作。

この映画については、
買う前に、いろんな話を聞いていた。
見はじめて、何の心の準備もしていなかったことに気づいた。
何から何まで、ほかの映画とはちがっていた。
ランダムに出来事を集めたもののようだった。
何回か見ると、いくつかのシーンや登場人物が
密接につながていることに気づいた。
確信がもてない部分があるけれども!
最も似ているのは、音楽アルバムだろう。
それぞれのシーンは、それ自体で楽しめるが、
アルバム全体として聞いてみると、
単なる寄せ集めではなく、密接にリンクしている。
素晴らしいアルバムのように、
何遍も聴けば聴くほど、引き出すものが増えてくる。
人々は、この映画にプロットがないと批判している。
その通りだ。
だが、懸命に理解しようとするなら、
ハリウッドのベストセラー映画よりも
ずっと多くの報酬と楽しみを得るだろう。
この映画の美しさは、繰り返して見るとよく分かる。
毎回、異なった何かを手に入れることができるのだ。
そうすると、本当に、多くの疑問がでてくる。、
この映画は短いが、私の見る限りでは、
すべてのシーンがうまく出来ている唯一のフィルムである。
私は、非常に気難しい観客であるが、
この映画のすべてのシーンに心を奪われ続けてしまい、
15回も見たのに、1度も早送りしたいとは思わなかった。
壮大な映画である。
この題名を覚えておこう。
ハーモニー・コリーヌ監督のデビュー作だ。

オトーサン、
昔、サルトルの出世作「嘔吐」を読んで
吐き気がしました。
「何で、こんな作品が、有名になるんだ?!」
後になって、ノーベル賞をとってから、
「優れた小説は、悪の限界を切り拓くんだ」
やや寛容になりました。
でも、この映画には、ついていけません。


オール・オブ・ミー/突然下半身が女に!

オトーサン、
「下半身が女に?」
驚くだろうなあ。オシッコ、どうするんだ?
最初に浮んだのは、そうした感想でした。
「世のなかには、とてつもないことを考える奴がいるなあ」

原題:All of Me (1984)  
監督:Carl Reiner  
原作:Edwin Davis (III)
脚本:Phil Alden Robinson  
Genre: Comedy 
上映時間:93分
あらすじ:
ロジャーは弁護士。
高齢の女富豪の遺言書変更の件で呼ばれる。 
死んだら自分の魂を若い女性に移し変えるという。
「奇妙な考えに凝りかたまったな」
遺言書の件でもめた後、大富豪は死んだが、 
彼女の魂は、何とロジャーの肉体に乗り移った。 

出演者: 
Steve Martin ....  Roger Cobb (ロジャー) 
Lily Tomlin ....  Edwina Cutwater (エドウィーナ) 
Victoria Tennant ....  Terry Hoskins (テリー) 
オトーサン、
「いやぁ、こんな巧い喜劇役者がいたなんて。
これだから映画はやめられない」
スティーブ・マーティン、
突然、下半身が麻痺して歩くシーンに、びっくり。
その後、用を足しにトイレに行くのですが、
このシーンには、大笑い。
だって、何を右手でもつのは、女性だぜ。
それも、はじめて持つんだぜ。
「は、は、は、は....気持ち悪いー」
そして、何をにぎる役を軽妙に演じた
大富豪の女性、リリー・トムリンもコミカルでした。

STEVE MARTIN 
スティーブ・マーティン 
誕生日 1945/8/14  
出身 米テキサス州ウェコー 
幼少期にディズニー・ランドの近くへ引っ越し、
ショョービジネスの世界に憧れるようになる。
大学では哲学を専攻していたが、中退して
UCLAで脚本の勉強をしながら、ナイトクラブなどに出演し始める。
やがて「サタデー・ナイト・ライブ」出演で人気急上昇。
1969年、TVの脚本でエミー賞を受賞。
1977年と1978年にはグラミー賞のコメディ・レコード賞を受賞。
「無邪気な笑顔」で独特のリズムの摩訶不思議な身体の動きをし、
また途方もない馬鹿げた内容をニコニコしながらしゃべる。
けっして下品ではなく、非常に知的で洗練された芸。
「サボテン・ブラザーズ」はカルト作となっている。
「スパニッシュ・プリズナー』では影のある男、
「ノボケイン/局部麻酔の罠」では罠にはまる歯科医師、
「わが街」では、足が不自由になって人生を見つめ直す映画プロデューサー
シリアスな役柄での演技も披露している。
2001年・2003年・2010年のアカデミー賞授賞式では司会を務めた。
出演作 
1978年「サージャント・ペッパー」
1979年「マペットの夢見るハリウッド」「天国から落ちた男」
1981年「四つ数えろ」「ペニーズ・フロム・ヘブン」
1983年「二つの頭脳を持つ男」
1984年「オール・オブ・ミー/突然下半身が女に!」「ロンリー・ガイ」
1985年「映画の作り方教えます」
1986年「リトルショップ・オブ・ホラーズ」「サボテン・ブラザース」
1987年「愛しのロクサーヌ」「大災難P.T.A.」
1988年「ペテン師と詐欺師/だまされてリビエラ」
1989年「バックマン家の人々」
1990年「マイ・ブルー・ヘブン」
1991年「L.A.ストーリー/恋の降る街」「わが街」「花嫁のパパ」
1992年「ハウス・シッター/結婚願望」「奇跡を呼ぶ男」
1994年「ミックス・ナッツ」「パパとマチルダ」
1995年「花嫁のパパ2」
1996年「SGT.ビルコ/史上最狂のギャンブル作戦」
1999年「アウト・オブ・タウナーズ」「ビッグ・ムービー」
2001年「ノボケイン/局部麻酔の罠」 

その他の出演者:
Madolyn Smith-Osborne ....  Peggy Schuyler  
Richard Libertini ....  Prahka Lasa  
Dana Elcar ....  Burton Schuyler  
Jason Bernard (I) ....  Tyrone Wattell  
Selma Diamond ....  Margo  
Eric Christmas ....  Fred Hoskins  
Gailard Sartain ....  Fulton Norris  
Neva Patterson ....  Gretchen  
Michael Ensign ....  Mr. Mifflin  
Peggy Feury ....  Dr. Betty Ahrens  
Nan Martin ....  Divorce Lawyer  
Basil Hoffman ....  Court Clerk  

User Rating:  6.7/10 (2,153 votes) 
オトーサン、
「結構、高いスコアだ」

User Comments:
sdpapaさん
Zakynthos, Greece
2002年3月6日
笑うのがイヤなら、見ちゃだめ

この映画を何度も見た... 
笑いが止らない。 
プロットは、やや間延びしているが...
そんなこと問題じゃないだろう。 
これまで見たコメディのなかで、1番だ。 
この映画を楽しめたら、
スティーブ・マーティンとマイケル・ケインが出ている
「ペテン師と詐欺師/だまされてリビエラ」を見るといい。 
警告。
もし、ユーモアを持ちあわせていないならば、 
この映画を見ようと思わないほうがいい。 
スティーブ・マーチンが、
法廷で、下半身を乗っ取られるシーンほど、
キテレツな見物はない。
犯人の女性を演じるのは、そう、リリー・トムリン。 
卒倒して、本当に笑い泣きするだろう。
そして、彼が男子トイレで小便するシーン。
たまたま右利きで、右半身は女性になっているとすると、
これは、疑いなく、妙なことになる!
長い生命をもつスラプスティック・ユーモアだ。
我々を笑わせることにかけて、
スティーブ・マーティンは天才である。
現代のジェリー・ルイスだ、それ以上かも。

オトーサン、
その昔、新婚早々の頃、
田舎の人気のない夜道を一緒に帰宅するとき、
オシッコをしたくなりました。
「どう?持ったことある?」
奥方は、兄が3人いますから、
あるいは、有経験者かと思ったのです。
「ないわ」
「じゃあ、持ってごらん」
あのくすぐったい夏の夜のことは生涯忘れないでしょう。
馬鹿なことを言ってゴメンナサイ。
それにしても、田中真紀子が議員辞職とは驚きました。
鈴木ムネオとの大立ち回りなど、低俗なドタバタ喜劇
まさに、スラプスティックそのものでした。


マリリン・モンロー:ファイナル・デイズ

オトーサン、
「にんまりしてます」
8月5日が、マリリン・モンローの命日。
8月2日が、「マリリン・モンロー ダイヤモンド・アルバム」の発売日。
この貴重なDVDボックスを大枚をはたいて予約購入したのです。
12枚組、スオペシャル・プライス \24,800。
予約購入者限定で、このDVD1枚がついています。
もちろん、非売品。貴重な映像です。

原題:Marilyn Monroe: The Final Days (2001) (TV)  
監督:Patty Ivins  
脚本:Monica Bider  
Genre: Documentary
上映時間:90分
あらすじ:
これは、世紀のスーパースター、モンローの
最後の数ケ月についてのドキュメンタリー。
彼女の騒がしい情事、薬とアルコール依存症、鬱病、
そして、最後の映画となった20世紀フォックスの
”Something's Got to Give ”での解雇問題。
最後の日々に、モンローを取り巻いていた人たちによる
彼女の生活ぶりや足跡の数々が写真や
いくつかの初インタビューがあり、興味深い。
ディーン・マーティンとシド・シャリッセが共演した
彼女の最後の主演映画の舞台裏の映像もある。

出演者: 
Marilyn Monroe ....  Herself(マリリン・モンロー)  
Dean Martin ....  Himself, Costar(ディーン・マーチン:俳優) 
George Cukor ....  Himself, Director(ジョージ・キューカー:監督) 
オトーサン、
「モンローって、美人だなあ。お芝居も実にうまいじゃないか。
思ったよりもずっと知的だし、セックス美人じゃないな。
「35歳、女盛りで死んだのか。自殺か、それとも他殺か」
まだ、結論は出ていないようです。
デートのお相手は、
ケネディ大統領だったのか、弟のロバートか、
これも真相は闇の中のようです。

DEAN MARTIN 
ディーン・マーティン
誕生日 1917/6/7-1995/12/25  
出身 米オハイオ州スチューベンビル 
高校を中退してボクサーやプロの賭博師など
様々な職業を経てナイトクラブで歌うようになる。
46年、ジェリー・ルイスと知り合い、即興でコンビを組み舞台に出演。
クラブやTVに出演して人気を得た。
49年、映画デビュー。
その後は『底抜け』シリーズで大活躍。
56年の「底抜けコンビのるかそるか」でコンビを解消。
その後、正統派俳優の道に。
「リオ・ブラボー」などで演技力を発揮。
60年代は、シナトラ一家の一員として、おしゃれな雰囲気でファンを魅了。
66年からの『サイレンサー』シリーズでも軽妙な演技で好評を得た。
一方“酔いどれディノ”の愛称で歌手としても活躍。
『思い出はかくの如く』や『誰かが誰かを愛してる』などのヒット曲も生み出し、
65年からは自身のTVショーも持っていた。
95年、呼吸器疾患のため死亡。
出演作
1951年「底抜け右向け!左」
1952年「底抜け艦隊」「底抜け落下傘部隊」「パリ島珍道中」
1953年「底抜けびっくり仰天」「底抜けやぶれかぶれ」
1954年「底抜けふんだりけったり」「底抜けニューヨークの休日」
     「底抜け最大のショウ」
1955年「お若いデス」「画家とモデル」
1956年「底抜け西部へ行く」「のるかそるか」
1958年「若き獅子たち」「リオ・ブラボー」「走り来る人々」
1959年「果てしなき夢」
1960年「オーシャンと11人の仲間」「凡ては夜に始まる」
     「奥様ご免なさい」「ペペ」
1961年「荒野の3軍曹」
1962年「浮気の計算書」「ミサイル珍道中」
1963年「テキサスの四人」「欲望の家」「僕のベッドは花ざかり」
     「世界の歌物語」
1964年「ナイスガイ・ニューヨーク」「7人の愚連隊」「何という行き方!」
     「ねえ!キスしてよ」
1965年「エルダー兄弟」「結婚専科」「サイレンサー/沈黙部隊」
1966年「テキサス」「サイレンサー/殺人部隊」
1967年「ジェリコ」「サイレンサー/待伏部隊」
1968年「バンドレロ」「5枚のカード」「サイレンサー/破壊部隊」
1969年「大空港」
1971年「サムシング・ビッグ」
1972年「対決」
1981年「キャノン・ボール」
1984年「キャノン・ボール2」
1985年「ザッツ・ダンシング」

その他の出演者:
James Coburn ....  Narrator  
David Brown (I) ....  Himself, an Interviewee (Producer)  
Gene Allen (I) ....  Himself, an Interviewee (Associate Producer)  
Henry T. Weinstein ....  Himself, an Interviewee (Producer)  
Walter Bernstein ....  Himself, an Interviewee (Writer)  
Hyman Engelberg ....  Himself, an Interviewee (Marilyn's Physician)  
Susan Strasberg ....  Herself, an Interviewee (Marilyn's Friend)  
Richard Raguse ....  Himself, an Interviewee (Production Soundman)  
Steve Allen ....  Himself, an Interviewee (Costar)  
Cyd Charisse ....  Herself, an Interviewee (Costar)  
Evelyn Moriarty ....  Herself, an Interviewee (Marilyn's Stand-In)  
Richard Meryman ....  Himself, an Interviewee (Journalist)  
Eunice Murray ....  Herself, an Interviewee (Marilyn's Housekeeper)  

User Rating:  8.2/10 (30 votes) 
オトーサン、
「おお、8点台とは」

User Comments:
Chris さん
Lawrence, KS
2001年7月2日
映画狂向き。

アメリカ人のイコンだったモンローが最後に出演し、
未完成で終わった映画に関する撮影秘話である。
ドキュメンタリーとしては、いくつか点で欠点がある。
例えば、 モンローの度重なる欠勤に怒り狂う
ジョージ・キューカー監督との関係が描かれていない。
しかし、モンローのたくさんの貴重な映像や、
モンローが悲劇の死を遂げる前に撮影された映像を使って
まとめた37分間の短編映画がある。
「マリリン・モンロー:最後の日々」は、
モンローの足跡をたどったという点で、大きな価値がある。

オトーサン、
「これが非売品というのは、惜しいなあ」
アメリカでは、TV放映されました。
どこかのTV局が、来年も8月5日に放映しないかなあ。


フェイス・イン・ラブ

オトーサン、
どういう内容かわからず借りてきました。
出だしのハーレムを走るシーンに魅了されました。
「おお、NYだ。ハーレムだ」
空港から娘の家に行く途中のおなじみの風景です。
古い煉瓦の家の前に、黒人たちがたむろしているのです。

原題:Disappearing Acts (2000) (TV)  
      Faith in Love
監督:Gina Prince-Bythewood  
原作:Terry McMillan 
台本:Lisa Jones (II)
Genre: Drama / Romance 
Rated R for sexuality and language. 
上映時間:115分
あらすじ:
ゾラは、教師だが、歌手として成功することを熱望している。
悲しみが嵩じると心臓発作を起こすことがある。 
フランクリンは、不運続きの建築作業員.
2児の父親で、前妻との離婚が成立していない。
自分のビジネスをはじめたいと思っている。
2人は、出会い、恋に落ちた。
荒れ模様の関係のなかで、
愛とお互いの関係について、驚くべき結論に達する。

出演者: 
Wesley Snipes ....  Franklin Swift(フランクリン)  
Sanaa Lathan ....  Zora Banks (ゾラ) 
オトーサン、
フランクリンを演じたウェズリー・スナイプスは、
黒人俳優として演技力には定評がありますが、 
ゾラを演じたサナ・ロサンは、はじめて。
「美人女優ではないが、生活観が出ている」

WESLEY SNIPES 
ウェズリー・スナイプス 
誕生日 1962/7/31  
出身 米フロリダ州オルランド
幼少時代から武術を習得し、
高校時代から友人と劇団を結成。
ニューヨーク州立大学では演劇を専攻し、
ブロードウェイの舞台に立つ。
85年「ワイルドキャッツ」で映画デビュー。
87年、スコセッシが監督したマイケル・ジャクソンの
ミュージック・ビデオ“バッド”で注目される。
91年、「ジャングル・フィーバー」で脚光を浴びた。
マーシャル・アーツを活かしたアクションで活躍。
10年、脱税で禁固3年の実刑判決。
出演作
1985年「ワイルド・キャッツ」
1986年「S・O・S・ドクター・ノーグッド!」
     「ニューヨーク ベイサイド物語」
1989年「メジャー・リーグ」
1990年「キング・オブ・ニューヨーク」「モ’ベター・ブルース」
1991年「ニュー・ジャック・シティ」「ウォーターダンス」
     「ジャングル・フィーバー」
1992年「ハード・プレイ」「パッセンジャー57」
     「ポイリング・ポイント」
1993年「ライジング・サン」「シュガーヒル」
     「デモリションマン」「ウォーターダンス」
1994年「ドロップゾーン」「シュガーヒル」
1995年「3人のエンジェル」「マネー・トレイン」「ため息つかせて」
1996年「ザ・ファン」
1997年「ホワイトハウスの陰謀」「ワン・ナイト・スタンド」
1998年「追跡者」「ブレイド」「デス・ゲーム2025」
2000年「アート・オブ・ウォー」
2002年「ブレイド2」

その他の出演者:
Regina Hall (I) ....  Portia  
Lisa Arrindell Anderson ....  Claudette  
Q-Tip ....  Reg Baptiste  
Clark Johnson (I) ....  Jimmy  
John Amos (I) ....  Mr. Swift  
CCH Pounder ....  Mrs. Swift  
Aunjanue Ellis ....  Pam  
John Beasley ....  Mr. Banks  

User Rating:  5.9/10 (102 votes)   
オトーサン、
「このスコアも低いなあ」
黒人俳優と女優が主演の映画だからとは
思いたくありませんが・・・

User Comments:
H. W. Stoneさん
Atlanta, GA, USA
2000年11月29日
ありふれた話だが、低予算にしては上出来。

実によく書かれ、さわやかな語り口。 
物事は、そう劇的に変わらないが、
徐々に改善されていくという
2000年の人間関係をよく表現している。 
焦点を当てられているのは、黒人であるが、
骨格そのままで、どんなグループにも当てはまるだろう。 
スナイプスは、すばらしい俳優であることを示した。 
サナ・ロサンは、この5年間に飛躍的に演技力を向上させた。
いまや、有名俳優の仲間入りをした。 
助演陣も、ほぼ問題ない。 

オトーサン、
「いい映画だったな」
脚本家(TV台本)は、女性のようですが、
出会いから妊娠、出産、育児までの出来事がよく書けています。 
世のなかの恵まれないひとたちの行動と気分が、よく描かれている。
いろいろな障害や上運のために、一旦は、夢をあきらめかけるものの、
思い直して再挑戦するというのが、実にいい。
これから人生を切りひらいていく若いひとたちに、
是非参考にしてほしい映画です。


エクゼクティブ・プロテクション

オトーサン、
「要人警護だね」
友人のことを思い出しました。
かれは、大学を中退し、アメリカに渡りました。
趣味の射撃の腕前を買われてボディガードの職を得ました。
認められて、エクゼキュティブにまで出世したのです。
「どうしているかな、元気かなあ?」

原題:Livvakterna (2001)  
   Executive Protection  
監督:Anders Nilsson (I)  
脚本:Joakim Hansson / Anders Nilsson (I)  
Genre: Action / Thriller 
Country: Sweden  
Language: Swedish / English / German 
上映時間:112分
あらすじ:
スヴェンは、ロシアン・マフィアの詐欺犠牲者。
金目当ての東ドイツ秘密警察出身の犯罪者と
その仲間たちに恐喝される。
スヴェンが支払いに応じないと、
手厳しい仕返しが待っていた。
一方、警察の調査官ユーマンは、
上役に睨まれて辞職に追いやられる。
そして、昔からの仲間、 スヴェンを助けるために
ボディーガードチームに合流する。

出演者: 
Samuel Froler ....  Sven Persson (スヴェン)
Jacob Eklund ....  Johan Falk (ユーマン) 
Christoph M. Ohrt ....  Nikolaus Lehman(レーマン:犯罪者)
Alexandra Rapaport ....  Pernilla (パーニラ:警備会社社員) 
オトーサン、
「この俳優たち、なかなかうまかったね」

その他の出演者:
Lia Boysen ....  Jeanette Persson  
Marie Richardson ....  Helen  
Krister Henriksson ....  Martensson  
Per Burell ....  Torbjorn   
Lennart Hjulstrom ....  Sellberg  
Orjan Landstrom ....  Ralf  
Rafael Edholm ....  Carl  
Katarina Weidhagen von Hal ....  Lisbeth  
Magnus Roosmann ....  Fredrixon  
Claes-Goran Turesson ....  Gunnar  
Evert Lindkvist ....  Danielsson  

User Rating:  7.1/10 (399 votes) 
オトーサン、
「おお、高いスコアだな」  

User Comments:
Anders Aslundさん
Karlstad, Sweden
2001年8月14日
いいなあ... スエーデン語だ!

世界中ひどい警察映画だらけだが、
スウェーデンも、同じだ。
"Livvakterna"(ボディーガード)は、
新鮮な試みが成功している。
(上掲:あらすじ紹介)
新しい展開も、ひねりもない、おなじみの物語だが、
それなのに、なぜ良いのだろうか?
登場人物たちが、信用できるし、演技も良いからだ。
アクション・スリラー映画として、どこか異なっている。
すごい爆発も獰猛な奴もいない。
シンプルな銃撃やカーチェイスのシーンがある。
クルマがスウェーデンの森林を疾駆するが、
この森が、素敵なのだ。
非常に面白いフィナーレが待っている。
もちろん、伝統の映画とおなじで、
最後に善人が勝つ前に、
困惑、断固たる行動や、さらなる困惑があり、
多くの献身的なシーンがある。
演技は素晴らしい。
ただ、アレクサンドラ・ラパポールは、
この種の映画を避けるべきだっただろう。
明らかに向いていない。

オトーサン、
スエーデンに行ったことはないのですが、
伯父がウプサラ大学に一時留学していて、
幼い頃、よく聞かされたものです。
「白夜か、体験してみたいなぁ」
長じて、隣国ノルウエーに行くことになって
白夜を体験しました。
日本の熱帯夜とちがって、
さらっとして、過ごしやすいのです。
「冬は長いから、辛そうだなあ」
この気候に鍛えられた真面目さや忍耐力が
スエーデン人の持ち味です。
国民車は、頑丈なボルボです。


あのころ僕らは

オトーサン、
「この題名、フォークソングの歌詞みたいだ」
ディカプリオが出ているので、借りました。
ファミレスで騒ぐ若者の群像にびっくり。
モノクロ映画でした。

原題:Don's Plum (2001)  
監督:R.D. Robb/ John Schindler  
脚本:Bethany Ashton/ Tawd Beckman ほか  
Genre: Drama 
Country: Denmark / USA  
Color: Black and White  
上映時間:89分
あらすじ:
ロサンゼルスの土曜日の夜。
ディレク、イアン、ブラッド、ジェレミーは
ダイナー“Don's Plum”に集合する。
土曜の夜のいつもの約束は、
「必ず女の子を連れてくること」。
ブラッドはベッドを共にしたばかりのサラ、
ジェレミーは、ヒッチハイクをしていたエイミーを連れてくる。。
イアンは何人もに断られた後、なんとかジュリエットのOKをもらう。
しかし、デレックは、片っ端から断られてしまう・・・

出演者: 
Leonardo DiCaprio ....  Derek(デレック)  
Jenny Lewis (I) ....  Sara (サラ) 
Scott Bloom (I) ....  Brad(ブラッド)  
Amber Benson ....  Amy(エイミー)  
オトーサン、
若者たちの話題は、
セックス、友達、趣味、クセなど...
レオも同じような普通の若者です。
経歴を見てみましょう。

LEONARDO DICAPRIO 
レオナルド・ディカプリオ 
誕生日 1974/11/11  
出身 独アーケンシュミット 
その名は、「レオナルド・ダ・ヴィンチ」の絵の前で
胎内にいた彼が動いたことからつけられた。
イタリア系の父が離婚し、ドイツ人の母に育てられた。
14歳からコマーシャルに出演し、テレビ・ドラマへ。
91年「クリッター3」で映画デビュー。
代表作は「タイタニック」
「バスケットボール・ダイアリーズ」や
「ボーイズ・ライフ」の少年役では、
思春期の心の機微を見事に表現していた。
出演作 
1991年「クリッター3」
1992年「ボディヒート2」
1993年「ギルバート・グレイブ」「ボーイズ・ライフ」
1995年「クイック&デッド」「太陽と月に背いて」
     「バスケットボール・ダイアリーズ」
1996年「マイ・ルーム」「ロミオ&ジュリエット」
1997年「タイタニック」
1998年「仮面の男」「セレブリティ」
1999年「ザ・ビーチ」
2000年「あのころ僕らは」
2001年「ギャング・オブ・ニューヨーク」

その他の出演者:
Kevin Connolly (I) ....  Jeremy  
Tobey Maguire ....  Ian  
Heather McComb ....  Constance  
Meadow Sisto ....  Juliet  
Byron Thames ....  Don Plum  
Traci Burgard ....  Hot Chic in car  
Alex Guevara ....  Coffee shop guy  

User Rating:  5.4/10 (92 votes) 
「前衛映画だからか、スコアは低いね」

User Comments:
Ralfscheapthrillさん
Berlin
2001年1月24日
パンツのなかに手を入れたって、いいじゃない?

昨日、私はベリリンにある
地下室の小さな映画館で、この小品を見た。
期待は大きかった!
ぶらぶらし、冗談を言いあい、恋をもて遊び、
傷つき、泣いている若者たちの話に、感動した。
nick Cassavetes Jr.がつくった「プレ・ドグマ」風の 
”everybody gets drunk except the d.p."の
リメイクを見たときと同じような気になった。
レオは、リアルな演技に徹している。
横柄だが、傷ついている若者を演じ
みんなの外見や性格や態度や習慣をけなす。
セックスにしか興味を持てない。
出演者たちは、みな20歳くらい。
私は、自分が年寄りのような気がした!
私は、いま26歳。
「25歳以上なら、この映画は好きになれないかも」
そんな宣伝文句に目を疑った。
私は、この若者たちを憎み、かつ愛する!

オトーサン、
こういう現実をルポした映画、キライではありません。
「フーン、最近の若者って、こんな風なんだ」
昨日、たまたま、渋谷の東急本店の前にある
スタバの2階で時間つぶしをしました。
おとなりは、カップル。
若い女性が、相手にさかんに笑いかけています。
途中、男がトイレに立った途端、
その女性の顔から輝きが失せました。
あまりの落差に驚きました。
「この娘、素顔は魅力ないな」


トータル・フィアーズ

オトーサン、
この映画、見ないつもりでした。
週刊文春の映画評で、おすぎが☆ひとつだったのです。
「原爆投下が売り、被爆を過小評価している。
アメリカのエゴに頭にくることが多いので、
抗議心から、見ないできました。

原題:The Sum of All Fears(2002)  
監督:Phil Alden Robinson  
原作:Tom Clancy 
脚本:Paul Attanasio 
Genre: Action / Drama / Thriller 
Rated PG-13 for violence, disaster images and brief strong language. 
上映時間:124分
あらすじ:
ロシアの大統領が突然死んで、
まったく未知な男が後任となった。
アメリカのCIA高官に一騒動が起きた。
そこで、カボットCIA長官は、
その洞察力とアドバイスに期待して
若い分析官ジャック・ライアンをリクルートする。
その時、考えられないことが起きる。
核爆弾が、合衆国のボルチモアで爆発したのだ。
アメリカは、直ちに、ロシアを非難した。
実は、その背後に、戦争を起こして漁夫の利を得ようと
テロリストたちが暗躍していたのだ。

出演者: 
Ben Affleck ....  Jack Ryan (ジャック・ライアン:分析官) 
Morgan Freeman ....  DCI William Cabot(カボット:CIA長官)  
James Cromwell ....  President Robert Fowler (ファウラー:大統領) 
オトーサン、
「ベン・アフレック、戦争づいているな」
「パールハーバー」の演技は、ひどいもんでした。
モーガン・フリーマンは、見事な演技ぶり。
いつか、アカデミー賞をあげたいなあ。

その他の出演者:
Liev Schreiber ....  John Clark  
Bridget Moynahan ....  Dr. Cathy Muller  
Alan Bates ....  Dressler  
Ciaran Hinds ....  President Alexander Nemerov  
Philip Baker Hall ....  Defense Secretary Becker  
Ron Rifkin ....  Secretary of State Owens  
Bruce McGill ....  National Security Advisor Revell  
Colm Feore ....  Olson  
Josef Sommer ....  Senator Jessup  
Ian Mongrain ....  Syrian Radar Operator  
Russell Bobbitt ....  Israeli Pilot  
Ken Jenkins (I) ....  Admiral Pollack  

User Rating:  7.1/10 (3989 votes) 
オトーサン、
「7点台は高すぎる!」 
でも、アメリカは戦争中なのです。

User Comments:
boston, massachusetts
2002年7月20日
わが恐怖の総和...

トム・クランシーの映画化作品で
ジャック・ライアン役は、ハリソン・フォードがやってきた。
今回から、ベン・アフレックになった。
売りは、原爆爆発のシーンだ。 
その衝撃波で、ブリジット・モイナハンは、
ナース・ステーションの向こう側まで吹き飛ばされるが、
たいした傷も負わずに、生き残る。
ロシアと合衆国の両政府は、他愛もないやりとりをする
愚か者として描かれている。
聡明なCIA長官モーガン・フリーマンの死後、
両国は、核戦争につながる引き金を引き合う。
CIAは、本当にお粗末なのだろうか?
ロシアと合衆国は、
オンライン・インスタント・メッセンジャーのような
誰もが聴ける国際的な通信プロトコルを通して、
コミュニケートできないのだろうか?
ブッシュ政権は、大衆に何かを隠している。
この映画、無分別な娯楽を皿に盛りつけただけのもの。

オトーサン、
日比谷スカラ座でみました。
ひとだかりがしていました。
「けっこう人気があるんだ」
切符売り場は、中年男性がほとんど。
「戦争ものだもんなあ」
何とも胡散臭い映画です。
セットは、つくりもののが丸見えですし、
ベン・アフレックは、、
臭いロマンスを繰りひろげています。
米軍が撮影に協力した
F16やブラックホーク・ヘリの轟音が売りの
戦意高揚映画です。
「...原爆投下がついに映画になったか」
核拡散防止条約なんて、何の役割も果たせない時代。
イスラエル、インド、パキスタン、イラク、北朝鮮...
みんなが核兵器を持っています。
「日本にだって、米軍が持ち込んでいるし」
まさに、"The Sum of All Fears"(恐怖の総和)の
地雷原のうえに住んでいるわれわれ。
愚か者がいつでも核戦争をはじめる時代、
イラクに原爆投下する日が迫ってきたかも。


モンキー・ビジネス

オトーサン、
今回から、いよいよモンロー映画特集。
マリリン・モンロー・ダイヤモンド・シリーズの
名作12本を連続上映します。
「海外旅行で中断しそうだけれど」

原題:Monkey Business (1952)  
監督:Howard Hawks  
原作:Harry Segall  
脚本:Ben Hecht 
Genre: Fantasy / Comedy / SF
Color: Black and White  
上映時間:97分
あらすじ:
科学者バーナビは、若返り薬を開発中。
チンパンジーのエステルでテストする。
妻のエドウィーナは、彼を支援してくれる。
秘書は、バーナビが開発した
破れないストッキングをちらつかせている。
チンパンジーが、見よう見真似で薬品を調合し、
研究室のウォーター・クーラーに、薬品を入れてしまう。
ドラマのじまり、はじまり!
バーナビも、エドウィーナも、若返って20歳になり、
スポーツカーをぶっ飛ばし、ローラースケートを楽しむ。
エドウィーナは、幼年時代からのボーイフレンド、
ハンク・エントホイッスルを踊る。
その後、2人は、ずっと楽しく生きたとさ。
すべては、チンパンジーのおかげ。

出演者: 
Cary Grant ....  Barnaby Fulton(バーナビ)  
Ginger Rogers ....  Edwina Fulton (エドウィーナ) 
Marilyn Monroe ....  Lois Laurel (ローレル:社長秘書) 
オトーサン、
「モンローは、端役扱いだったね」
良き妻をコミカルに演じたジンジャー・ロジャース、
実にうまいのに驚きました。 
経歴紹介は、何といっても名優ケーリー・グラント。

CARY GRANT 
ケーリー・グラント 
誕生日 1904/1/18-1986/11/29  
出身 英ブリストル 
父は工員、母は10歳の時に家出。
幼い時に劇場の舞台裏を見学して演劇に興味を持つ。
13歳でアクロバットとコメディ一座に入り、渡米。
アメリカで下積み生活を送る。
32年、「その夜」で映画デビュー。
「赤ちゃん教育」、「フィラデルフィア物語」と代表作に恵まれる。
「愛のアルバム」と「孤独な心」でアカデミー主演賞ノミネート。
「泥棒成金」「めぐり逢い」「北北西に進路を取れ」、「シャレード」
数々の名作に主演する。
そ6年、「歩け走るな!」を最後に引退。
70年、アカデミー名誉賞を受賞。
86年、脳卒中で急死。
出演作
1932年「その夜」「明日は晴れ」「我らは楽しく地獄へ行く」
     「悪魔と深海」「ブロンド・ヴィナス」「七月の肌着」「お蝶夫人」
1933年「わたしは別よ」「追ひつめられた女」「鷲と鷹」「海の密室」
     「妾は天使ぢゃない」「不思議の国のアリス」
1934年「三日姫君」「濁流」「接吻とお化粧」「お嬢様お耳拝借」
1935年「ソプラノ奥様」「盲目の飛行士」「最後の駐屯兵」
1936年「男装」「アメリカの恐怖」「暁の爆撃隊」「結婚の贈物」
1937年「間奏楽」「天国漫歩」「富豪一代」「新婚道中記」
1938年「赤ちゃん教育」「素晴らしき休日」
1939年「ガンガ・ディン」「コンドル」
1940年「ヒズ・ガール・フライデー」「ママのご帰還」「明日への戦ひ」
     「フィラデルフィア物語」
1941年「愛のアルバム」「断崖」
1942年「恋の情報網」
1943年「ミスター・ラッキー」
1944年「此の虫十万弗」「孤独な心」「毒薬と老嬢」
1946年「夜も昼も」「汚名」「恋愛超特急」
1947年「独身者と女学生」
1948年「気まぐれ天使」「ウチの亭主と夢の宿」「恋はかくの如く」
1949年「僕は戦争花嫁」
1950年「危機の男」
1951年「うわさの名医」
1952年「モンキー・ビジネス」
1955年「泥棒成金」
1957年「誇りと情熱」「めぐり逢い」「よろめき休暇」
1958年「無分別」「月夜の出来事」
1959年「北北西に進路を取れ」「ペティコート作戦」
1960年「芝生は緑」
1962年「ミンクの手ざわり」
1963年「シャレード」
1964年「がちょうのおやじ」
1966年「歩け!走るな」
1970年「エルビス・オン・ステージ」 

その他の出演者:
Charles Coburn ....  Mr. Oliver Oxley  
Hugh Marlowe ....  Hank Entwhistle  
Henri Letondal ....  Jerome Linten  
Robert Cornthwaite ....  Dr. Zoldeck  
Larry Keating (I) ....  G.J. Culverly  
Douglas Spencer ....  Dr. Brunner  
Esther Dale (I) ....  Mrs. Rhinelander  
George Winslow ....  Little Indian  

User Rating:  7.1/10 (628 votes) 
オトーサン、
「高いスコアだ」

User Comments:
fwooshさん
UK
2002年3月31日
樽詰めの猿の数よりも多いお楽しみ...

この映画、ケイリー・グラントとジンジャー・ロジャースの
ものすごいエネルギーが光っている。
1930年代と40代、
あのスクリューボール時代に先祖返りした映画だ。
現実を忘れ、提供される良質の笑いを愉しめばよい。
ハワード監督は、偉大な才能の持ち主で
素晴らしい映画をつくってきた。
トレードマークは、喜劇の典型ともいうべき
猛烈な早口とこっけいな状況である。
登場人物たちの会話を追って固唾をのむ。
その一例が、新婚旅行で泊まった304号室のシーンだ!
バーナビとエドウィーナは、言い争いをはじめ、
エドウィーナは、バーナビを部屋から締め出してしまう。
陽気で手痛い仕打ち!
多くのスクリューボール喜劇と同じように、
観客は、チンパンジーが調合した若返り薬という
約束事を受け入れなければならない。
そこから話が展開していくからである。
さて、秘書役だが、マリリン以外に誰がいるだろうか?
エンディングは、まさに手に汗握る展開である。
この映画の最も面白い部分は、
バーナビを演じるグラントの演技であろう。
彼は、明らかにホークス監督のお気にいり俳優で、
確かに、その通りの演技を見せる。
絶妙のせりふ回しで、科学者や礼儀正しい記者を演ずる。
バーナビを見ると、デイビッド・ハックスレイを思い出す。
グラントが"Bringing Up Baby"で演じた役である。
デイビッドがスーザンによって新生活をスタートさせるように、
バーナビは、秘薬の効果で若返る。
両方の映画で、転換が起きるのは楽しい。
最初、グラント演じるバーナビは、
学者のように堅苦しく、時に放心状態になる。
おとなこどもなのだ。
だが、秘薬が効果を発揮すると、信じられないほど変わる。
とんぼ返りをし、向こう見ずな運転をする。
戦闘歌を歌いながら子供たちのコーラスを指揮する。
実に愉しいシーンだ。
グラントがみせる「生きる喜び」は、明白である。
少女に変わってからのジンジャー・ロジャースの演技は、
実に魅力的である。
ホテルでタップダンスを踊り、
輪ゴムをはじき飛ばして社長に当てたり、
チューインガムをかんで、会議室の黒板に
「バーナビは エドウィーナが好き」と
走り書きするのだ。
このシーン、実に楽しい。
この映画、素晴らしく陽気なシーンにあふれている。
だが、この映画の最大の強みは、
出演者のエネルギッシュで巧みな才能にある。 
素晴らしいケイリー・グラント、
愛らしいジンジャー・ロジャース、
そして男心をそそる若きマリリン・モンロー。
この映画を見たら、すぐにもまた見たくなるだろう。
本当に、この映画、見ない手はない。

オトーサン、
長文を翻訳し終わって、フー。
「それにしても、長いコメントだったなあ」
面白い映画ほど、書き込みが長くなる傾向があります。
「でも、ほんとうに愉快な映画だった。
ケイリー・グラントも、ジンジャー・ロジャースも素敵だった。
モンローも端役だけど、若さではちきれんばかりだった。
チンパンジーのエステルの演技だって、
日光猿軍団よりうまかった!
せりふも、しゃれていました。
「不適応と愚かさと茶番、それが青春だ」
もう一度、青春時代に戻りたくなりました。


ノックは無用

オトーサン、
「のマリリン・モンロー特集第2弾!」
コメディだとばかり思いこんでいました。
マリリンのセクシーな姿が拝めれば、
こんないい夏休みはないなーんて思っていました。
ところが、ところが...。

原題:Don't Bother to Knock (1952)  
監督:Roy Ward Baker  
原作:Charlotte Armstrong
脚本:Daniel Taradash  
Genre: Adventure / Drama / Thriller
Color: Black and White  
上映時間:76分
あらすじ:
航空会社のパイロット、ジェドは、
ニューヨークのホテルに滞在しにやってきた。
そこにガールフレンドの歌手リンが働いているからだ。
リンにすげなくされていたが、
反対側の部屋の窓をみやると、女がいる。
遊び人の彼は、つきあおうと彼女に電話する。
彼女ネルは、ベビーシッター。
少女バニーは、知らない男が部屋にやってたので
泣き出し、泣きやまない。
頭が変になって、ネルは、少女に猿ぐつわする。
リンは、ジェドとの逢瀬を少女が邪魔していると思う。
ジェドは、まもなく悟る・・・

出演者: 
Richard Widmark ....  Jed Towers(ジェド) 
Marilyn Monroe ....  Nell Forbes(ネル) 
Anne Bancroft ....  Lyn Lesley(リン) 
オトーサン、
「ウィドマーク、あまり見たことがないな」
西部劇の悪役面で、好感がもてませんでした。
そして、クラブ歌手のリタ。
「美人だなあ。ささやくような歌声、しびれるなあ」
何と、若きアン・バンクロフトでした。

ANNE BANCROFT 
アン・バンクロフト 
誕生日 1931/9/17  
出身 米ニューヨーク市ブロンクス 
アクターズ・スタジオで演技を学び、
52年「ノックは無用」で映画デビュー。
59年、舞台「奇跡の人」で好演。
62年、「奇跡の人」でアカデミー主演女優賞受賞。
67年「卒業」も注目された。
79年、監督デビュー。 
出演作 
1952年「ノックは無用」
1953年「TONIGHT WE SING」「ゴールデン・コンドルの秘宝」
     「THE KID FROM LEFT FIELD」
1954年「GORILLA AT LARGE」「ディミトリアスと闘士」「THE RAID」
1955年「紐育秘密結社」「A LIFE IN THE BALANCE」「THE NAKED STREET」
     「シャロンの屠殺者」
1956年「WALK THE PROUD LAND」
1957年「NIGHTFALL」「THE RESTLESS BREED」
     「THE GIRL IN BLACK STOCKINGS」
1962年「奇跡の人」
1964年「女が愛情に渇くとき」
1965年「いのちの紐」
1966年「荒野の女たち」
1967年「卒業」
1972年「戦争と冒険」
1975年「THE PRISONERS OF SECOND AVENUE」「ヒンデンブルグ」
1976年「リップスティック」「サイレンムービー」
1977年「愛と喝采の日々」「ナザレのイエス」
1980年「愛と食欲の日々」「エレファントマン」
1983年「メル・ブルックスの大脱走」
1984年「ガルボトーク/夢のつづきは夢……」
1985年「アグネス」
1986年「'NIGHT MOTHER」「チャーリングクロス街84番地」
1988年「トーチソングトリロジー」
1989年「ハリウッド、夢、夢物語」
1991年「ブロードウェイ・バウンド」
1992年「ハネムーン・イン・ベガス」「ラブ・ポーションNO.9」
1993年「心のままに」「冷たい月を抱く女」「アサシン/暗殺者」
1995年「キルトに綴る愛」「レスリー・ニールセンのドラキュラ」
     「ホーム・フォー・ザ・ホリデイ/家に帰ろう」
1996年「心の指紋」
1997年「大いなる遺産」「G.I.ジェーン」
1998年「アンツ」(声)
2000年「僕たちのアナ・バナナ」
2001年「ハートブレイカー」

その他の出演者:
Donna Corcoran ....  Bunny Jones  
Jeanne Cagney ....  Rochelle  
Lurene Tuttle ....  Ruth Jones  
Elisha Cook Jr. ....  Eddie Forbes  
Jim Backus ....  Peter Jones  
Verna Felton ....  Mrs. Emma Ballew  
Willis Bouchey ....  Joe the Bartender  
Don Beddoe ....  Mr. Ballew  
Gloria Blondell ....  Janey, Girl Photographer  
Grace Hayle ....  Mrs. McMurdock  
Michael Ross (I) ....  Pat the House Detective  

User Rating:  6.6/10 (218 votes) 
オトーサン、
「まあまあのスコアだ」

User Comments:
baldomanegroさん
Manresa, Spain
2002年7月21日
マリリンは、説得力あるドラマティックな女優だ

私は、映画史上、最も素晴らしい神話で
色どられた映画を見たことがなかった。
ロイ・ベイカー監督の「ノックは無用」について、
ほとんど知らなかった。
偏見から自由だったわけだ。
マリリンの演技を見たかった。
幸いにも、楽しい経験だった。
悲しい幼年時代が蘇るというプロットを、
マリリンは、うまく演じることができたと思う。
観客は、彼女の感情の変化が気味が悪いと感じたにちがいない。
少しテンポが遅いだけに、物語をより信用できたと思う。
リチャード・ウィドマークは、
特徴のない浅薄な人物を演じさせられたが、光っていた。
この映画、モンローのちがった面を描いたということで、
記憶されだろう。
強烈なセックス・アピールをもった愚かな金髪の美女
そんなイメージで売り出された彼女ではない。

オトーサン、
もう少し知りたくなって、yahoo!で検索。
「は、はっ、はっ」
「ノックは無用」で検索すると、出るわ、出るわ。
女子大生にセクハラ行為をした元大阪府知事、
横山ノックさんに関するページだらけ。


百万長者と結婚する方法

オトーサン、
「マリリン・モンロー特集の第4弾だ」
舞台は、ニューヨーク。
この映画批評をお送りしているのも、
ニューヨークからです。

原題:How to Marry a Millionaire (1953)  
監督:Jean Negulesco  
台本:Zoe Akins / Dale Eunson (I)
Genre: Comedy / Romance 
上映時間:95分
あらすじ:
シャッツイ、ポーラ、ロコは、ニューヨークのモデル。
シャッツィは、3人のリーダー、
ロコは、おてんば、ポーラは、たよりない。
安っぽい男性や金欠男にはあきあき。
大富豪を罠にかけ、結婚するため
手練手管をを駆使しようとしている。
だが、そうは問屋が卸さない。
だが、金持ちとハスラーは見分けにくい。
そもそも、お金で幸福になれるだろうか? 

出演者: 
Lauren Bacall ....  Schatze Page(シャッツィ) 
Marilyn Monroe ....  Pola Debevoise(ポーラ)  
Betty Grable ....  Loco Dempsey(ロコ)  
オトーサン、
3人のいずれ劣らぬ美女を前に、
「どっちにするかなあ」
「どっちも、こっちもないでしょうに」
そんな声が聞こえてきますが、
時間や場所の制約を超えて
一途に美女との恋こがれるのも、いいもんです。

LAUREN BACALL 
ローレン・バコール 
誕生日 1924/9/16 - 2014/8/12
出身 米ニューヨーク州ニューヨーク 
ファッション・モデルをしながら
アメリカ芸術アカデミーで演技を学び、
42年.ニューヨークで舞台デビュー。
44年「脱出」で映画デビュー。
45年、ハンフリー・ボガートと結婚。
クールな表情とハスキー・ボイスが魅力。、
ロマンティック・コメディに新境地を見出した。
60年代からは舞台を中心に活躍。7
0年には「イブの総て」の舞台でトニー賞受賞。
ジョン・レノンと同じダコタ・ハウスに住み、
自叙伝「ローレン・バコール/私一人』はベスト・セラーに。
04年、脳卒中で死去。
出演作 
1944年「脱出」
1945年「密使」
1946年「三つ数えろ」
1947年「潜行者」
1948年「キー・ラーゴ」
1950年「情熱の狂想曲」「燃えつきた欲望」
1953年「百万長者と結婚する方法」
1954年「ニューヨークの女達」
1955年「中共脱出」「蜘蛛の巣」
1956年「風と共に散る」
1957年「バラの肌着」
1958年「愛の贈物」
1959年「北西戦線」
1964年「求婚専科」「残虐療法」
1966年「動く標的」
1974年「オリエント急行殺人事件」
1976年「ラスト・シューティスト」
1981年「殺しのファンレター」
1987年「ハリウッドからの遺言」
1988年「死海殺人事件」「ヒューストン・アンソロジー」
     「ミスター・ノース/風をはこんだ男」
1989年「身代わりの樹」
1990年「ミザリー」
1991年「クリスマスに万歳!」
1993年「ノルマンディーの黄昏」「愛のポートレイト」
1995年「プレタポルテ」「サーチ&デストロイ」
1996年「マンハッタン・ラプソディ」「ボギーと呼ばれた男」
     「元大統領危機一髪 プレジデント・クライシス」

その他の出演者:
David Wayne (I) ....  Freddie Denmark  
Rory Calhoun ....  Eben  
Cameron Mitchell ....  Tom Brookman  
Alexander D'Arcy ....  J. Stewart Merrill  
Fred Clark (I) ....  Waldo Brewster  
William Powell ....  J.D. Hanley  

User Rating:  6.8/10 (872 votes) 
オトーサン、
「かなり高いスコアだ。
見ているひとが少ないな」  

User Comments:
Richard-23さん
Palo Alto, California
1998年9月18日
記念碑的作品

これは、いつの時代にも愛される映画である。
シネマスコープで、はじめて撮影された映画だ。
"The Robe"が2番目に撮影されたが、
最初にリリースされたのが、この映画だった。
ハリウッドが、新しい製作プロセスを進める実験台だった。
フル・オーケストラ、ニューヨークのすばらしい眺望、
ファッション・ショーが出てくる。
モンロー、グレーブル、バコールという
3人の魅力的な女性の出演も手伝って、
新しいワイド・スクリーンが最大限に活かされている。
他のスタジオも実験したい衝動に駆られたものだった。
とびきりの美女のおかげで、
もし、映画をつくる気も、お金もないとしても、
いつの日でも、この映画を見られるとは、
映画というのは、楽しい体験ではないか。

オトーサン、
「ちょっとひっかかる」
シネマスコープをことさら強調するために、
不必要なシーンを長々と写しています。
例えば、冒頭のフル・オーケストラのシーン。
「たしかに、大勢の奏者が並んでいる
ワイドスクリーンは、すごいけど、やりすぎだよ」
技術のすばらしさに夢中になるあまり、
観客の気持ちを無視してはいけません。


ナイアガラ

オトーサン、
米国出張で、ナイアガラの滝を見ました。
「大きいなあ。華厳の滝なんて、メじゃないな」
その後、NYにいる娘に会いにいったとき、
バファロー上空を飛びましたが、
眼下にナイアガラの滝は見えませんでした。

原題:Niagara (1953)  
監督:Henry Hathaway  
脚本:Charles Brackett /Walter Reisch  
Genre: Film-Noir / Thriller 
上映時間:92分
あらすじ:
ジョージとローズは、
ナイアガラの滝の見晴らしのいいモーテルで
蜜月を過ごしている。
ローズは、夫のジョージを殺そうと
テッドに依頼していたのだ。
物事はなかなかうまく行かないものだ。
ジョージの失踪が判明したあと、
ポリーは、モーテルでジョージを見たのだが、
夫は、そんなはずはないという。

出演者: 
Marilyn Monroe ....  Rose Loomis(ローズ)  
Joseph Cotten ....  George Loomis (ジョージ・ルーミス) 
Jean Peters ....  Polly Cutler(ポリー)  
オトーサン、
「驚嘆しました」
マリリンの表情の明るさと陰りのめまぐるしい移り変わり。
「天性の役者だ」
精神病者の夫を演じたジョセフ・コットン、
「うまい役者さんだ」
もうひとり、活躍した女優は、ジ*ン・ピータス。
ジョージとローズ夫妻の不仲に気付いたために、
思わぬ危険に身をさらすことになったのです。
「きれいなひとだけど、マリリンと比べるとなぁ」

JOSEPH COTTEN 
ジョセフ・コットン 
誕生日 1905/5/15-1994/2/6  
出身 米バージニア州ピータースバーグ 
ヴァージニアの学校で演劇を学んだ後、
演劇関係のジャーナリストとして働いていた。
俳優になるためニューヨークに移り
1930年、ブロードウェイ・デビュー。
オーソン・ウェルズと出会い、彼の劇団に参加する。
ウェルズの監督作品で映画デビュー。
「市民ケーン」や「第三の男」で強い印象を残した。
1948年、「ジェニイの肖像」で
ヴェネツィア国際映画祭 男優賞を受賞。
1994年、肺炎のため死去。
出演作 
1941年「市民ケーン」「リディアと四人の恋人」
1942年「偉大なるアンバーソン家の人々」
1943年「恐怖への旅」「疑惑の影」
1944年「ガス燈」「君去りし後」「恋の十日間」
1945年「ラブ・レター」
1946年「白昼の決闘」
1947年「ミネソタの娘」
1948年「ジェニーの肖像」
1949年「山羊座のもとに」「森の彼方に」
1950年「第三の男」「追いつめられた男」
         「西部の二国旗」「旅愁」
1951年「北京超特急」
1952年「11年目の疑惑」「オーソン・ウェルズのオセロ」
1953年「ナイアガラ」「スー族の反乱」
1955年「瓶の底」「殺し屋は放たれた」
1958年「黒い罠」「宇宙ロケット帰還せず」
1960年「戦火地帯」
1961年「ガン・ファイター」
1965年「ふるえて眠れ」「カスター将軍の最後」
1966年「オスカー」「銭の罠」「荒野の渡り者」
1967年「サイゴンに生き残る日」「ダイヤモンド・ジャック」
1968年「華やかな情事」「顔役」
1969年「クリスチーヌの性愛記」「緯度0大作戦」
1970年「トラ・トラ・トラ!」「海底都市」
1971年「ドクター・ファイブス」「フランケンシュタイン・娘の復讐」
1972年「処刑男爵」
1973年「ソイレント・グリーン」
1975年「オーソン・ウェルズのフェイク」
1976年「合衆国最後の日」
1977年「エアポート’77・バミューダからの脱出」
1979年「ドクター・モリスの島/フィッシュマン」
          「コンコルド」「ザ・ハース/生贄の町」
1980年「ガイアナ人民寺院の惨劇」「天国の門」
1981年「ジャンボ墜落/ザ・サバイバー」

その他の出演者:
Max Showalter ....  Ray Cutler  
Denis O'Dea ....  Inspector Starkey  
Richard Allan (I) ....  Patrick  
Don Wilson (I) ....  Mr. Kettering  
Lurene Tuttle ....  Mrs. Kettering  
Russell Collins (I) ....  Mr. Qua  
Will Wright (I) ....  Boatman  

User Rating:  7.0/10 (755 votes) 
オトーサン、
「もっと高くてもいいいはず。
世界の名画のうちに入っても、おかしくない」  

User Comments:
nikodemusさん
Finland
2000年12月31日
この雰囲気のあるスリラーには、
息を飲むような風景がある。
モンローには、コメディが似合うと思っていたが、
このヒッチコック調のスリラーでは、
彼女のシリアスな演技力が堪能できる。
最も輝いた純粋な映画のひとつだ。
モンローは、誘惑的で狡猾な妻役で
嫉妬深い夫を殺そうと思っているのだ。
夫を演じるジョセフ・コットンが、いい!
リチャード・アランは、マリリンの恋人を演じる。
背の低く、どこにでもいるような男だ。
マリリン主演映画だが、
モリーが、最も重要な役割を果たしている。
罪のないおせっかいな旅行者の妻役は、
明らかにモンローと対照的な存在だ。
ナイアガラの滝は息をのむようで、
雰囲気づくりに大いに貢献している。

オトーサン、
NYの娘のアパートで深夜、
明かりもつけずに、
DVD外付けのSONYのパソコンで
一気に見終えてしまいました。
「いい映画だなあ。
ナイアガラに行く必要がないくらいだ。
滝のしぶきが当たってくるように感じる]
実際のナイアガラは、俗悪な観光地で、
見るに耐えない場所だったのです。
「でも、だいぶ昔の話だたからなあ。
いまは、だいぶ、洗練されているかも」
この映画、あのモンロー・ウォークが
はじめて披露されます。
マリリンは「キス」を歌っています。


紳士は金髪がお好き

オトーサン、
「マリリン・モンロー特集の第5弾!」
「2大美女、競演」が売りでした。
いまでは、ジーン・ラッセルなんて誰も知らないでしょう。
大好きなミュージカル仕立てです。

原題:Gentlemen Prefer Blondes (1953)  
監督:Howard Hawks  
原作:Anita Loos 
台本:Joseph Fields (I)
Genre: Comedy / Musical / Romance
上映時間:91分
あらすじ:
ローレライとその親友ドロシーは、
"リトルロックからの2人の少女"。
ラウンジ歌手だ。
大西洋を船で横断し、パリへ行く途中である。
お金持ちなら、どんな男性でも相手にして楽しむ。
"ダイヤは、女の一番の親友”なのだ。

出演者: 
Jane Russell ....  Dorothy Shaw (ドロシー) 
Marilyn Monroe ....  Lorelei Lee(ローレライ)  
Charles Coburn ....  Sir Francis Beekman (ビークマン卿) 
オトーサン、
ドロシーを演じたジェーン・ラッセル、
マリリンに比べると、男っぽい感じですが、
歌も踊りもうまく、性格もいい女性です。
年老いた大金持ち、ビークマン卿を演じた
チャールズ・コバーンがいい持ち味を出しています。

JANE RUSSELL 
ジェーン・ラッセル 
誕生日 1921/6/21  
出身 英ミネソタ州ベミッジ 
幼年期に、カリフォルニア州サンフェルナンド・ヴァレーへ移住。
父親が若くして亡くなったため、写真のモデルをして家計を助けた。
1940年、「ならず者」のヒロイン・オーディションに合格。
大富豪ハワード・ヒューズは、自身が監督となり、
胸元を大きく開いたジェーンの写真を宣伝用に大量にばらまいた。
第二次世界大戦のため前線にいる兵士たちに、ブロマイドを配布した。
際どいシーンが検閲に触れ、公開禁止運動で上映中止。
この作品でジェーン・ラッセルはセックス・シンボルとして有名に。
モンローと共演したミュージカル映画「紳士は金髪がお好き」では、
マリリンに匹敵する人気を得た。
2011年、呼吸不全のため死去。
出演作 
1943年「ならず者」
1946年「腰抜け二挺拳銃」
1951年「ダブル・ダイナマイト」
1952年「犯罪都市」「マカオ」「腰抜け二挺拳銃の息子」
     「パリ島珍道中」
1953年「紳士は金髪がお好き」
1954年「フランス航路」
1955年「海底の黄金」「たくましき男」
     「紳士はブルーネット娘と結婚する」
1957年「さらわれた花嫁」
1964年「不時着」
1966年「必殺のジョニー」「渡り者」
1967年「地獄の天使」

その他の出演者:
Elliott Reid (I) ....  Detective Malone  
Tommy Noonan (I) ....  Gus Esmond  
George Winslow ....  Henry Spofford III  
Marcel Dalio ....  Magistrate  
Taylor Holmes ....  Esmond Sr  
Norma Varden ....  Lady Beekman  
Howard Wendell ....  Watson  
Steven Geray ....  Hotel Manager  

User Rating:  7.1/10 (1223 votes) 
オトーサン、
「高いスコアだね」 

User Comments:
Reneeさん
2002年2月17日
楽しいが、筋書きがお粗末...

この映画を楽しんだ。
喜劇と音楽がよかったものの、
没入できるほどの筋書きではなかった。
最初の数分、けばけばしい赤いコスチュームで、
2人の小さな町の女性が登場する。
ローレライ(モンロー)は、
金持ちの実業家の息子と婚約している。
かれは、彼女の動静を嫉妬心から監視させている。
彼女は親友(ジェーン・ラッセル)と一緒に、
パリで婚約者に出会うために、高価な船旅に出発するが、
それがトラブルのはじまりだった。
ローレライは、ダイヤモンド気ちがいで、
初老の英国人貴族に早速取り入る。
高価なダイヤモンドの王冠を持っていたからだ。
賢いジェーン・ラッセルのおかげで、窮地を脱する。
この映画、筋書きよりも
ばけばしいコスチュームとダンス・ナンバーのほうが、
重要なようである。
モンローは、
有名な「ダイヤモンドは、女の一番の親友」を歌う。
スコアは、7点。

オトーサン、
このユーザー・コメントに
共感する面もないではありませんが、
全盛期のマリリンの魅力には打ち勝てませんでした。
芯から、マリリンにほれこみました。
「筋書きなんかどうだっていいじゃないか。
この映画、マリリンがすべてだ。
自信満々、演技にゆとりが出て、説得力がある」

日本は、いま、しょぼくれていますが、
今こそ、世の中をぱーっと明るくできる
スターが必要なのでは?


ショウほど素敵な商売はない

オトーサン、
マリリン・モンロー特集の第6弾、
ミュージカルなので、わくわくします。
「ブロードウェィの切符取りに行こうかなあ」

原題:There's No Business Like Show Business (1954)  
監督:Walter Lang (I)  
原作:Lamar Trotti
脚本:Phoebe Ephron 
Genre: Musical 
上映時間:117分
あらすじ:
モリーとテリー、3人の子供たち。
親子5人で、"The Five Donahues"を結成している。 
息子のティムが、魅力的なビッキーと出会ってから 
一家の演技は、息が合わなくなる。

出演者:
Dan Dailey ....  Terence Donahue(テリー)   
Ethel Merman ....  Molly Donahue(モリーマ)  
Donald O'Connor ....  Tim Donahue(ティム)  
Marilyn Monroe ....  Vicky Hoffman/Vicky Parker(ビッキー)  
オトーサン、
この映画でのモンロー、
歌もうまいし、激しいダンスもやれるので、
別人かと思いました。
ドナヒュー一家の大黒柱、ママのモリー、いいですねえ。
モンローふんするビッキーに、めろめろになったティムも、
忘れられないキャラクターでした。

その他の出演者:
Johnnie Ray ....  Steve Donahue  
Mitzi Gaynor ....  Katy Donahue  
Richard Eastham ....  Lew Harris  
Hugh O'Brian ....  Charles Biggs  
Frank McHugh ....  Eddie Dugan, Vicky's Agent  
Rhys Williams (I) ....  Father Dineen  
Lee Patrick ....  Marge  
Eve Miller ....  Hat check girl  
Robin Raymond ....  Lillian Sawyer  

User Rating:  6.5/10 (265 votes) 
オト*サン、
「あれ、意外に低いスコアだ」  

User Comments:
jkkoさん
sharon hill, pa
2001年2月24日
最高のショービズ映画!

やあ、やあ。
この映画は、いんちき。
感傷的で、ド派手で、がなりたてる。
一方、ショービジネス映画のなかでは、
実に面白く、含蓄があり、控え目。
キャストは、完ぺき。
とくに、マーマン、デイリー、オコナー。
オコナーのママとパパ役にエセル・マーマンと
ダン・マーマンだって?
ところが、うまくいかないはずなのに、うまくいった。
マリリンの劇的なシーンは最高。
とくに全3曲が忘れられない。
ジョニー・レイが牧師役! 
まあ、彼は、歌えた。
M・ゲイナーは、幸いにも歌う機会は少なかったが、
踊る機会が多かった。
これは大仕掛けで、ド派手で、
そのド派手な衣装の裏に美しい心を隠している。
愛すべき映画、何度も見るべき映画。
この楽しい音楽を味わうために、
映画が終わった後でも、5分間は席に座っているべきだ。

オトーサン、
モンローが、脇役だったのでがっかり。
でも、すばらしい踊りと
"ショウほど素敵な商売はない"
"アレクサンダー・ラグタイム・バンド"などの
数々の名曲にあふれる舞台に酔いしれました。
「これは、5つ星の名画だ、
よさが分からないひとの目は、節穴だ」
懐かしい「スワニー河」のメロディを聴いて、
江利チエミさんを思い出しました。


ジョンQ

オトーサン、
ニューヨークに向かう機内映画を見ました。
「眠いなあ。ん?デンゼル主演!じゃ、見なくては」
デンゼルは、どこか清々しいのです。  

原題:John Q (2002)  
監督:Nick Cassavetes  
脚本:James Kearns (II)
Genre: Drama / Thriller 
Rated PG-13 for violence, language and intense thematic elements. 
上映時間:113分
あらすじ:
ジョンQの息子マイケルが、
野球の試合中に心臓麻痺で倒れる。
彼は、息子を緊急治療室に連れて行く。
残念なことに、保険は息子の移植をカバーしない。
そこで、緊急治療室に人質をとって立てこもる。

出演者: 
Denzel Washington ....  John Quincy Archibald(ジョンQ)  
Kimberly Elise ....  Denise Archibald(デニーズ:妻)  
Anne Heche ....  Rebecca Payne(レベッカ・ペイン:病院管理者)  
オトーサン、
デンゼルの演技に感心しました。
「リアリティがある」
家族思いや正義感のある持ち味がよく出ています。

DENZEL WASHINGTON 
デンゼル・ワシントン 
誕生日 1954/12/28 
出身 米ニューヨーク州マウント・バーノン 
父は牧師、母はゴスペル歌手。
フォーダム大学でジャーナリズムを専攻するが、
卒業後、サンフランシスコの演劇学校で学ぶ。
ニューヨークへ戻り、オフ・ブロードウェイの舞台に。
81年、「ハロー・ダディ」で映画デビュー。
89年、「グローリー」アカデミー助演男優賞受賞。
「遠い夜明け」でアカデミー助演男優賞ノミネート、
「マルコムX」でも、アカデミー主演男優賞ノミネート。
歌手のポーレッタ・ピアソンと結婚し、4児の父。 
出演作 
1981年「CARBON COPY」「ハロー・ダディ」
1984年「ソルジャー・ストーリー」
1986年「キングの報酬」
1987年「遠い夜明け」
1988年「デンゼル・ワシントン/女王と祖国のために」
1989年「グローリー」
     「刑事クイン 妖術師の島」「リユニオン 再会」
1990年「モ’・ベター・ブルース」「私の愛したゴースト
1991年「ミシシッピー・マサラ」「リコシェ 炎の銃弾」
1992年「マルコムX」
1993年「から騒ぎ」「フィラデルフィア」「ペリカン文書」
1995年「青いドレスの女」「クリムゾン・タイド」「バーチュオシティ」
1996年「戦火の勇気」「天使の贈り物」
1997年「悪魔を憐れむ歌」
1998年「ラスト・ゲーム」
1999年「マーシャル・ロー」「ボーン・コレクター」「ザ・ハリケーン」
2000年「タイタンズを忘れない」
2001年「トレーニング・デイ」
2002年「ジョンQ」 

その他の出演者:
Daniel E. Smith ....  Mike Archibald (マイク:息子) 
Gabriela Oltean ....  Beautiful Woman  
Ron Annabelle ....  Tow Truck Driver  
David Thornton (I) ....  Jimmy Palumbo  
Barry G. King ....  Personnel Manager  
Laura Harring ....  Gina Palumbo  
Kevin Connolly (I) ....  Steve Maguire  
Larissa Laskin ....  Dr. Ellen Klein  
Vanessa Branch ....  R.N.  
Stephanie Moore ....  Admitting Nurse  
James Finnerty (I) ....  Reggie  
James Woods ....  Dr. Raymond Turner  

User Rating:  6.4/10 (2585 votes) 
オトーサン、
「もう少し高くてもいい]

User Comments:
Stephenさん
Arlington, VA
2002年2月8日
手堅い作品だが、アカデミー賞ものではない。

昨晩、「ジョンQ」の試写会に出席した。
デンゼル・ワシントン主演である。
ニック・カサベテス監督。
息子が心臓移植を必要とするのに、
保険がそれをカバーしない労働者についての物語である。
ワシントンは、少年の父(ジョンQ)として
手堅い演技をしている。
普通の市民が並外れた状況に直面した場合に
どうしたらいいか、その方法について語っている。
ワシントンは、この役割に際し、あらゆる手をつくした。
工場労働者として、ちょっとした仕事を覚えるために、
仕事を学び、3ヵ月を費やした。
彼は、工場労働者の考え方をとらえられたと話した。
アン・ヘッシュ(ペイン:病院管理者)、
レイ・リオッタ(警察署長)、
ロバート・デュバル(警察の交渉者)らの助演陣は、見事な演技。
アメリカには、信頼できる保険制度が必要だ。
約5千万人は、まったく健康保険がないのだ。
数百万人の働く貧しい者は、不十分な給付しか受けられない。
臓器移植を待つ間に、昨年は、7000人ものアメリカ人が死んだ。
この映画は世論に、問題の深刻さを気づかせることができるだろう。

オトーサン、
機内で上映されたので、
自宅でDVDを見ているときのように画像が入手できませんでした。
国内で上映されていれば、ネットで画像を入手きるのですが、
この映画は、本邦未公開ということでダメ。
でも、ダメモトと思って、Yahooを開くと、
今秋公開ということで、事前宣伝がはじまっていて、
無事、画像がゲットできました。


帰らざる河

オトーサン、
「マリリン・モンロー特集の後半7本目!」
若い頃に見た忘れられない名画です。
いまでも時々♪ノー・リターン、ノリタン...、
主題歌を口ずさむことがあります。

原題:River of No Return (1954)  
監督:Otto Preminger  
脚本:Frank Fentonほか  
Genre: Adventure / Western 
上映時間:91分
あらすじ:
タイトルとなっている河は、
刑務所から最近釈放された農夫と彼の若い息子
そして野心的なサロン歌手を結びつける。
生き残るために、かれらは、怒りを乗り越え、
他者を理解し、気にかけることを学ばなければならない。
マリリン・モンローの歌に加え、
ロバート・ミッチャムが、タイトル・ソングを歌う。

出演者: 
Marilyn Monroe ....  Kay Weston(ケイ)  
Robert Mitchum ....  Matt Calder(マット)  
Tommy Rettig ....  Mark Calder(マーク)  
Rory Calhoun ....  Harry Weston(ハリー)  
オトーサン、
マリリンのあでやかな舞台衣装もいいですが、
ジーンズ姿もなかなかオツだと思いました。
ロバート・ミッチャムは、影のあるお人好し。
「いい役もらったなあ」
これで、挫折から立ち直ったのです。
長い長い芸歴をみてみましょう。
 
ROBERT MITCHUM 
ロバート・ミッチャム 
誕生日 1917/8/6-1997/7/1  
出身 米コネチカット州 
眠たそうな顔立ちとガッシリとした風貌で
多くのファンを魅了した。
14歳の時に家出、転々としながら肉体労働。
カリフォルニアに渡り飛行場で仕事をしながら地元劇団に加入。
42年に映画デビュー。
45年「G・I・ジョウ」でアカデミー助演賞ノミネート。
48年、マリフファナ吸引の容疑で逮捕され、2年間投獄される。
54年、「帰らざる河」でマリリン・モンローと共演。、
巨匠デヴィッド・リーンの「ライアンの娘」など、数々の傑作に出演。
アクション・ファンには「眼下の敵」や、「史上最大の作戦」、
そして「エル・ドラド」などでは、頼もしいヒーローを演じた。
97年、肺ガンで死亡。
出演作 
1940年「曠野の逆襲」
1943年「駆潜艇K225」「町の人気者」「大空に生きる」
     「ごくらく珍商売」「海底の墓標」
1944年「東京上空三十秒」「ネヴァダ男」
1945年「G・Iジョー」
1946年「青春よふたたび」「危険な女」
1947年「追跡」「十字砲火」「過去を逃れて」
1948年「月下の銃声」「荒原の女」
1949年「ママの青春」「赤い子馬」「仮面の報酬」
1950年「ゼロへの逃避行」
1951年「禁じられた過去」「脅迫者」「替え玉殺人計画」
1952年「死のロディオ」「零号作戦」「マカオ」「天使の顔」
1953年「第二の機会」「蛮地の太陽」「セラーズ先生今日は」
1954年「血ぬられた爪あと」「帰らざる河」
1955年「町中の拳銃に狙われる男」「見知らぬ人でなく」
     「狩人の夜」
1956年「外国の陰謀」「叛逆者の群れ」
1957年「白い砂」「眼下の敵」「海の荒くれ」
1958年「死の驀走」「追撃機」
1959年「怒りの丘」「メキシコの暴れん坊」
1960年「サンダウナーズ」「肉体の遺産」「芝生は緑」
1961年「おかしな兵隊物語」
1962年「恐怖の岬」「この愛の終わりに」「史上最大の作戦」
     「ランページ」
1963年「秘密殺人計画書」
1964年「何という行き方!」「銃殺指令」
1965年「ジャングル・モーゼ」
1967年「アンツィオ大作戦」「大西部への道」「エル・ドラド」
1968年「戦うパンチョ・ビラ」「5枚のカード」「秘密の儀式」
1969年「国境のかなたに明日はない」「悪党谷の二人」
1970年「ライアンの娘」
1972年「サンタマリア特命隊」
1973年「狼のシンジケート/ダーティ・エディ」
1974年「ザ・ヤクザ」
1975年「さらば愛しき女よ」
1976年「ミッドウェイ」「ラスト・タイクーン」
1977年「アムステルダム・キル」
1978年「マチルダ」「大いなる眠り」
     「戦場の黄金律/戦争のはらわたⅡ」
1980年「Theエージェンシー」「ナイトキル」
1982年「栄光の季節」「パラレルデス/殺しの真相」
     「ジェームズ・スペイダーの明日に向かって走れ」
1984年「マリアの恋人」「ジェノサイド・ストーム」
1986年「ロバート・ミッチャム/男たちの勲章」
1987年「クライムシティ2/消えたマコール」
1988年「ミスター・ノース/風を運んだ男」「3人のゴースト」
1990年「レプスキー絶体絶命/その男凶暴につき」
1991年「ケープ・フィアー」
1993年「トゥーム・ストーン」「デッドボディ」
1994年「バックファイアー!」
1995年「デッドマン」
1996年「傷・心/ジェームズ・ディーン愛の伝説」
1999年「ビートニク」

その他の出演者:
Murvyn Vye ....  Dave Colby  
Douglas Spencer ....  Sam Benson  

User Rating:  6.7/10 (483 votes) 
オトーサン、
「おいおい、もっと高いスコアだろうが」
この名画を見ているひとが少ないのも
気になります。  

User Comments:
robert frangieさん
Leon, Gto. Mexico
1999年7月24日
マリリンと美しい景色がその美を競う!

マリリンは、かつてこう言った:
「性は、自然の一部です。
私は、自然のなかで一人になれる」
映画の舞台はカナダ北部で、
ゴールドラッシュ時代のインディアン特別保護区。
筋書きは物足りないが、
景色は抜群で、河の流れはドラマチック。
オットー・プレミンジャー監督は、
カナディアン・ロッキーの大自然のなかで
緊張と脅威をつくり出す方法を熟知していた。
テクニカラーとシネマスコープで撮られ、
山々、森林、急流の輝きを存分に利用している。
マリリン・モンローの
ひとを引きつけてやまない魅惑的な人物像が、実にいい。
彼女は、たったひとりで、
ハンサムな男性、ロバート・ミッチャムとロリー・カルフーン、
そして男の子のトミー・レティッグに取り囲まれている。
マリリンは、この映画で4曲歌う:
"One Silver Dollar"、
"I'm Gonna File My Claim"、
"Down in the Meadow"、 
そして "The River of No Return"である。
ロバート・ミッチャムが人気者になったのは、50年代半ば、
この映画と"Not as a Stranger "(1955)がきっかけである。
ロリー・カルフーンによるウェスタンは、
どれも記憶に残る:
"Way of Gaucho "(1952)、
" Powder River" (1953)、
"Apache Territory" (1958)...である。
ご存知のように、トミー・レイティングは、
大スケールの西部劇 "The Last Wagon (1960)"で、
リチャード・ウィドマークと共演している。

オトーサン、
カナデイアン・ロッキーの
大自然の美しさに酔いました。
舞台となった「帰らざる河」の急流をみて、
昨年、アラスカのデナリ川で体験した
ラフティングのことを思い出しました。
詳しくは「そんなことアラースカ」に譲るとして、
ちょっとしたエピソードを。
「ラフテイングなんて、たいしたことなかったな」
「そうでしょ。パパは、尻ごみしていたじゃない」
「楽だったのは、あのおやじのおかげだぜ。
急流を乗り越えたとき、派手に仰向けになっただろう。
あれ以来、実に安全なラフテイングになった」
「そういえば、後ろのボートは激流を攻めていたわね。
あのうるさかった黒人の不良娘が、静かになったもの」
激流下りの怖さが、見どころでした。
インディアンが襲ってきますが、
西部劇というより、アウトドア映画として楽しめました。


七年目の浮気

オトーサン、
「地下鉄の通風口のシーン、見ものだぜ」
リチャードは、凍りついた。
粗削りの顔に浮かんだ困惑した笑顔、
しわくちゃのスーツのポケットに手を突っこんでいる。
地下鉄の風圧で、マリリンのスカートが
ふわっと浮かぶのを見たのだ」
今では、まず話題になりませんが、
当時は、好奇心いっぱいで見にいったものです。

原題:The Seven Year Itch (1955)  
監督:Billy Wilder  
台本:George Axelrod
脚本:Billy Wilder ほか
Genre: Comedy 
上映時間:105分
あらすじ:
多くの夫たちと同じく、リチャードは、
夏の間、妻と息子を田舎に行かせ、
自分は暑いなかマンハッタンで過ごす。
一時の独身者の自由を謳歌するが、
他の連中のように飲んで騒いだり、
恋をあさることはしない。
小心者だが、想像力は旺盛だ。
魅力的な金髪娘が、二階に引っ越してきた・・・

出演者: 
Marilyn Monroe ....  The Girl (娘)  
Tom Ewell ....  Richard Sherman (リチャード) 
Evelyn Keyes ....  Helen Sherman (ヘレン) 
オトーサン、
「トム・イーエル、最高にいい!」
経歴をみましょう。

TOM EWELL
トム・イーウェル?
誕生日: 1909/04/29ー 1994/09/12
出身 : アメリカ/ケンタッキー州
ウィスコンシン大学在学中に俳優になると決める。
1928年、舞台デビュー
1931年、ニューヨークのアクターズ・スタジオで学ぶ。
1934年、ブロードウェイ・デビュー
映画では、役に恵まれなかった。
第二次世界大戦では、海軍に4年間。
退役後、舞台に戻り、クラレンス・ダーウェント賞を受賞。
1949年、「アダム氏とマダム」で注目される。
1952年、ブロードウェイ「七年目の浮気」に主演し
トニー賞 演劇主演男優賞を受賞。
1955年、映画化作品に主演し、
ゴールデングローブ賞 主演男優賞 (ミュージカル・コメディ部門)を受賞。
その後はテレビを中心に、舞台にも出演。
長い間、闘病生活を送っていた。
出演作:
1949年「アダム氏とマダム」
1950年「アメリカン・ゲリラ・イン・フィリピン
1955年「七年目の浮気」
1956年「スカートをはいた中尉さん」「女はそれを我慢できない」
1961年「夜は帰って来ない」「ステート・フェア」
1970年「戦争ゲーム」 
1972年「大捜査」
1983年「イージー・マネー/一獲千金」 ? 
?
その他の出演者:
Sonny Tufts ....  Tom MacKenzie  
Robert Strauss (I) ....  Mr. Kruhulik  
Oskar Homolka ....  Dr. Brubaker  
Marguerite Chapman ....  Miss Morris  
Victor Moore (I) ....  Plumber  
Roxanne (I) ....  Elaine  
Donald MacBride ....  Mr. Brady  
Carolyn Jones (I) ....  Miss Finch  

User Rating:  7.2/10 (1618 votes) 
オトーサン、
「高いスコアだ」
文句なしの傑作なので、
世界の名画に入っていないのが不思議です。

User Comments:
Darth Sidiousさん
England
2000年12月30日
この映画に震えた。

私は、はじめてモンローに会えた!
この映画は楽しい。
特別な暖かい感覚がある。
コメディの中心に、強いメッセージがある。
結婚生活が惰性に陥ると、男性というものは、
何か刺激的なことにあこがれるのだろうか?
多くの男性は、妻が休暇でいなくなると、
他のひとに目が行くと思う。
多くの楽しみとユーモアと素晴らしい脚本だ。
トム・イーウェルの演技は、素晴らしい。
ほとんど完璧といってよい!
モンローは、衝撃的。
多才ではないかもしれないが、
ああ、誰で彼女から目をそらすなんてムリだ。
監督も素晴らしい。
ワイルダーは、ワイド・スクリーンの
フレームを見事に使いこなしている。
撮影も素晴らしい。
衝撃的な光をモンローに当てている。
全体に、優れた映画。
楽しめること大請けあい!
ワイド・スクリーンで見るように!

オトーサン、     
ビリー・ワイルダー監督の才能にほれぼれします。
主人公は、大都会に住む小心者で、ちょっぴり色好み。
現代サラリーマンの自画像のようなものです。
この映画をみて、何度も笑いました。
セリフが軽妙だし、
トム・イーウェルの仕草が何ともいじましかったし、
有名な映画のシーンのパロディもあるのです。
「ここより永遠に」には、
人気のない砂浜で男女が抱きあうシーンがあって、
押し寄せる波が二人の体を洗います。
この映画では、
トム・イーウェルが抱擁から逃れようともがくのです。
つま先が砂浜を蹴る仕草が絶妙のおかしさでした。
「いい映画って、細部にこだわっているなあ」
まさに、「神は細部に宿りたもう」だ。


バス停留所

オトーサン、
惜しがることひとしきりです。
マリリン・モンロー特集は、全12本ですが、
これが9作目。出演作は、あとたったの3本。
「惜しいなあ。長生きしてほしかった。
せっかくいい女優になってきたのに」

原題:Bus Stop (1956)  
監督:Joshua Logan  
脚本:George Axelrod  
Genre: Comedy / Drama / Romance 
上映時間:96分
あらすじ:
世間知らずのロデオ・カウボーイのボーは、
フェニックスのロデオ大会に出場し、
クラブ歌手のシェリーと恋に落ちる。
彼女は、ロサンゼルスに逃げるが、
彼は、彼女を見つけて、
モンタナの自宅に行くバスに連れこむ。
バスは、グレイスの食堂で止まってしまう。
大雪で道路が閉鎖されてしまったのだ。
いまでは、誰も誘拐という言葉を知っているが、
無邪気なボーは、シェリーの心変わりを持つ。

出演者:: 
Marilyn Monroe ....  Cherie(チェリー)  
Don Murray ....  Beauregard 'Bo' Decker (ボー) 
Arthur O'Connell ....  Virgil 'Virge' Blessing(バージ)  
Betty Field ....  Grace, Restaurant/Bus Stop Owner(グレース)  
オトーサン、
「モンロー、演技がうまくなったなあ」
カウボーイを演じたドン・マーレイは、これが地でしょう。
お目付け役のバージを演じたアーサー・オコネルも、
グレイス食堂の女主人を演じたベティ・フィールドも
ベテランの味を充分に発揮しています。

その他の出演者:
Eileen Heckart ....  Vera, Waitress at Blue Dragon Nightclub  
Robert Bray ....  Carl the Bus Driver  
Hope Lange ....  Elma Duckworth, befriends Cherie on Bus  
Hans Conried ....  Life Magazine Photographer  
Max Showalter ....  Life Magazine Reporter  

User Rating:  7.1/10 (685 votes) 
オトーサン、
「高いスコアだな」  

User Comments:
doc-55さん
elgin, illinois
2001年1月9日
コメディとペーソスが結びついた傑作。

この映画のテーゼは、 次のようなものである。
いろいろな点で正反対の2人は、
自分にないところを補ないあうことができ、
いい関係になれる。
それが、ボーが最後にシェリーに言った言葉。
私に愛の経験がなく、
あなたのほうは、愛の経験者だとしよう。
多分、我々は真ん中あたりで折り合えるだろう。
観客は、カウボーイとクラブ歌手の双方に、
ユーモアと同情を感じる。
7、8回見たが、それでも、同じ感想を抱く。
キャストはみな素晴らしい。
よく言われるが、モンローは微妙な感情表現が不得手。
シェリーを演じることで、
何とか女優として成功しようという執念を感じる。
マーレイの演技はすばらしい。
無邪気なカウボーイだが、やがて魅力が剥げ落ちて、
最後は抑圧的になる。
私のような時代遅れのものにとっては、
ベティ・フィールドを見るのも楽しい。
40年代から、2、3の映画でみせた」
どこか脆いキャラクターを好演している。

オトーサン、
停留所という言葉がキライです。
この邦訳の「バス停留所」が、
死語同然になったのを喜んでいます。
「バス停」と呼ぶのも、何か低俗です。
英語と同じく、「バス・ストップ」にしましょうよ。
幼い頃、わが家を修理してくれた
近所の年老いた大工さんが、
停留所で、バスに引きづられて死んだからです。
原因は、バスの運転手の不注意。
まだ降り切っていないのに、ドアを閉めて発車。
そのまま引きづられて頭蓋骨骨折。
痛ましい思い出です。


ピーターパン2

オトーサン、
モンローのDVDが残り少なくなったので、
引き伸ばし作戦を開始。
ウエストサイドのレンタルビデオ屋で、
DVDを19.99ドルで購入。
「予告編を日本でやっていたっけ。
アニメなら、英語が分からなくても、何とかなるだろう」
ところが・・・

原題;Return to Never Land (2002)  
監督:Robin Budd (II) / Donovan Cook  
脚本:J.M. Barrie  (characters)
Genre: Animation / Family / Musical / Adventure 
上映時間: 72分 
Country: USA / Canada / Australia  
あらすじ:
これは、デイズニー映画の古典
『ピーター・パン』の続編である。
第二次世界大戦下の世界。
いまや大人になったウェンディが、
ネバーランドで
ピーター・パンに出会った不思議な体験を
話をして、子供たちに希望を与えようとする。
しかし、ウェンディの12才の娘ジェーンは、
お話は分かるが、信じるのを拒絶する。
悪者のフック船長は、彼女をウェンディと間違え、
ネバーランドに誘拐し、
ピーター・パンを誘いだし、捕らえようとする。
ジェーンが、想像力の魔法を信じないと、
ジェーンを家に送り返そうという
ピーター・パンの試みは危うくなる。

出演者: 
Harriet Owen ....  Jane & Young Wendy(ジェーン)  
Blayne Weaver ....  Peter Pan (ピーターパン) 
Corey Burton ....  Captain Hook (フック船長) 
オトーサン、
ディズニー映画の登場人物は、
あまり好きではありませんが、
このピーターパン、なかなか可愛いく、
画像も鮮明でカラフルでした。

その他の出演者:
Jeff Bennett (I) ....  Smee & Pirates  
Kath Soucie ....  Wendy  
Andrew McDonough ....  Danny  
Roger Rees ....  Edward  
Spencer Breslin ....  Cubby  
Bradley Pierce ....  Nibs  
Quinn Beswick ....  Slightly  
Aaron Spann ....  Twins  
Dan Castellaneta ....  Additional Voice  
Jim Cummings ....  Additional Voice  
Rob Paulsen ....  Additional Voice  
Clive Revill ....  Additional Voice  

User Rating:  5.5/10 (397 votes)   
オトーサン、
「意外に低いスコアだ」

User Comments:
chris.daveyさん
Edmonton, Alberta, Canada
2002年5月3日
オリジナルよりいい。

なんと素晴らしい驚き!
この続編で、ディズニーは、
ピーター・パンを第二次世界大戦のロンドン、
電撃爆撃戦の現実にフィットさせることができた。
子供っぽい驚きと若者の責任をバランスさせている。
ジェーンは、ウェンディの娘。
弟が驚きに満ちた物語を楽しんでいるので、
母は、彼女にもピーター・パンについて話す。
二年後、彼女は責任ある立場になり、
弟と母の世話をしようとしている。
父が軍務で家を離れたからだ。
彼女は、ピーターパンの存在を信じることがでず、
同時に、責任を果たそうとしている。
映画は、魔法の効果を高める
優れたBGMとドラマのユーモアがすばらしい。
また、シュールな「ネバーランド」のタコは、
少し怖いが面白いので、親子にアピールできるだろう。
この映画を見に、子供たちを2度連れて行ったが、
ディズニー映画の古典になったを確認できた。

オトーサン、
喜び勇んで、
このDVDをVAIOのDVDドライブに挿入。
すると、Inter Actual Playerが起動。
喜んだのも束の間、本編が見られないのです。
「このソフトを登録しなかったためかなあ。
それともダウンロードしないとダメなのかなあ」
アメリカのDVDがそのまま見られると思っていましたが、
実は大間違いだったのです。
ところで、この映画、日本公開は、ずっと後でした。
「けしからん。ディズニーは、日本市場を馬鹿にしている!」


シンデレラⅡ

オトーサン、
このDVD、NYで買って見ました。
映画批評を書く段になって、
IMDBを探しましたがみつかりません。
あきらめて、放置しましたが、
帰国後、YAHOO! USAから辿っていって、
ようやくサイトを発見しました。

原題:Cinderella II: Dreams Come True (2002)(V)  
監督:John Kafka  
脚本:Jill E. Blotevogel /Tom Rogers (II) 
Genre: Animation / Family 
上映時間:73分
あらすじ:
シンデレラのその後。
妖精の継母の助けを得て、彼女は王女として
幸せな人生をおくる。
第一話。
シンデレラは、宮殿でぎこちない日をすごす。
しきたりに合わせようと努力するなかで、自分を見失う。
第二話。、
ジャックが人間的でありたいがために、宮殿を去る。
第三話。
シンデレラは、よこしまな継姉妹たちに、
本当の愛をもつことの大事さを教える。

出演者: 
Jennifer Hale ....  Cinderella(シンデレラ)  
Christopher Daniel Barnes ....  Prince(王子さま)  
Susan Blakeslee ....  Stepmother(継母)  

その他の出演者:
Tress MacNeille ....  Anastasia  
Rob Paulsen ....  Jacques/Baker/Sir Hugh  
Corey Burton ....  Gus  
Holland Taylor ....  Prudence  
Frank Welker ....  Pom Pom/Lucifer  
Andre Stojka ....  King  
Russi Taylor ....  Fairy Godmother/Mary Mouse/Beatrice/Daphne/Drizella  

User Rating:  5.0/10 (106 votes) 
オトーサン、
「ありきたりだったな」
有名な物語の続編は、難しいものです。

User Comments:
Cylexさん
London
2002年2月14日
この価値ある続編、
ジャックとカズは、ほんとうのスターだ。

シンデレラの続編としては、いまいちだが、
ジャックとガスがとても好きになった。
シンデレラ物語には、とても啓発される。
私自身、この物語を自分なりに書いて楽しんでいる。
子供たちがこの物語に、励まされることを望んでいる。
3つの物語は、とても可愛いくて、面白い。
歌は、いまいち。
ジャックとガスは、私の大好きなキャラである。
また、魔王、ブルーノ、マウス・コーラスと
ほかにも楽しみが盛りだくさんである。
ポムポムは、魔王の完璧な伴侶だった。
女性の家庭教師もいい。
この続編は、気分転換によい。
評価は、10点満点で8点。

オトーサン、 
このDVDのアメリカ版の冒頭に、
「私的視聴以外の営利目的に
この映画の全部または一部を利用することを禁じる」
よくある文章が、FBIの"Warning"(警告)
として出てきたので、驚きました。
「3点ほど画像借用したけど、逮捕されるかなあ?
画像を消去すると、証拠隠滅になるかも」
日本では、どの役所の所管でしょうか。


お熱いのがお好き

オトーサン、
久しぶりにモンローのDVDに復帰。
これを含めて、あとたったの3本。
「見るのが惜しいなあ」

原題:Some Like It Hot (1959)  
監督:Billy Wilder  
原作:Robert Thoeren/M. Logan
Genre: Comedy / Romance 
Color: Black and White  
上映時間:120分 
あらすじ:
2人の奮闘している音楽家が、
聖バレンタインデーの大虐殺を目撃した。
見つかって、暴徒に殺される前に、
この街から逃げ出そうとする。
2人は、女性の仮装をする羽目になる。
お金を得られる唯一の仕事は、少女バンドしかなかったのだ。
隠れるの大変だったが、それぞれ自分の問題も抱えていた。
一人は、バンド・メンバーと恋に落ちるが、
自分の性を告白できない。
もうひとりの相手は、大金持ちなので、「ノー」と言えない。

出演者: 
Marilyn Monroe ....  Sugar Kane (シュガー) 
Tony Curtis ....  Joe (Josephine)/Junior (ジョー) 
Jack Lemmon ....  Jerry (Daphne) (ジェリー) 
オトーサン、
「モンローは、すばらしいの一言だ」
盛りあげているのが、喜劇の名コンビ、
トニー・カーティスとジャック・レモンです。
「芸歴の厚み、すごいね」

JACK LEMMON 
ジャック・レモン 
誕生日 1925/2/8-2001/6/27  
出身 米マサチューセッツ州ボストン 
早産で、病院のエレベーターの中で生まれる。
父は元舞台俳優。
ハーバード大学で科学を専攻しながら演劇に熱中。
第二次大戦では海軍少尉。
除隊後NYに渡り、数多くのラジオ・ドラマやTVに出演。
1953年、ブロードウェイに進出。
55年、「ミスタア・ロバーツ」でアカデミー助演賞を受賞。
ビリー・ワイルダー監督の「お熱いのがお好き」、
「アパートの鍵貸します」などに出演し、
人生の悲哀を表現するコメディアンとして地位を確立。
「恋人よ帰れ!わが胸に」「おかしな二人」でウォルター・マッソーと共演。
名コンビとなって大いに笑わせてくれた。
73年、「セイヴ・ザ・タイガー」で4度目にしてアカデミー主演賞受賞。
88年、はアメリカ映画協会から生涯功労賞が贈られている。
2001年、ガンによる合併症で惜しまれつつこの世を去った。

出演作 
1955年「私の夫は二人いる」「ミスタア・ロバーツ」
1956年「夜の乗合自動車」
1957年「海の荒くれ」
1958年「カウボーイ」「媚薬」
1959年「お熱いのがお好き」
1960年「南太平洋ボロ船作戦」「アパートの鍵貸します」「ペペ」
1962年「悪名高き女」「酒とバラの日々」
1963年「あなただけ今晩は」「ヤムヤム・ガール」
1964年「ちょっとご主人貸して」「女房の殺し方教えます」
1965年「グレート・レース」
1966年「恋人よ帰れ!わが胸に」
1968年「おかしな二人」
1969年「幸せはパリで」
1970年「おかしな夫婦」
1971年「コッチおじさん」
1972年「おかしな関係/絶体絶命」「お熱い夜をあなたに」
1973年「セーブ・ザ・タイガー」
1974年「フロント・ページ」
1975年「放浪紳士チャーリー」(ナ)
1977年「エアポート’77/バミューダからの脱出」
1979年「チャイナ・シンドローム」
1980年「マイ・ハート マイ・ラブ」
1981年「バディ・バディ」
1982年「ミッシング」
1984年「青春の祈り・司祭への道」
1985年「マカロニ」
1989年「晩秋」
1991年「JFK」
1992年「摩天楼を夢見て」「ザ・プレイヤー」「チャーリー」
1993年「黄昏のブロードウェイ/ライフ・イン・ザ・シアター」
1994年「ラブリー・オールドメン」「ショーツ・カッツ」
1995年「グラスハープ 草の竪琴」
1996年「ラブリー・オールドメン釣り大将LOVELOVE日記」
     「ハムレット」
     「元大統領危機一髪/プレジデント・クライシス」
     「あやしい奴ら」
1997年「カリブは最高!」「12人の怒れる男」
1998年「おかしな二人2」
2000年「バガー・ヴァンスの伝説」

その他の出演者:
George Raft ....  Spats Colombo  
Pat O'Brien ....  Mulligan  
Joe E. Brown ....  Osgood Fielding III  
Nehemiah Persoff ....  Bonaparte  
Joan Shawlee ....  Sweet Sue  
Billy Gray (II) ....  Sig Poliakoff  
George E. Stone (I) ....  Toothpick Charlie  
Dave Barry (I) ....  Beinstock  
Mike Mazurki ....  Spats' Henchman  
Harry Wilson (I) ....  Spats' Henchman  
Beverly Wills ....  Dolores  
Barbara Drew ....  Nellie  

User Rating:  8.5/10 (12933 votes)  top 250: #32
オトーサン、
「世界の名画の32位だ!」
高いスコアに感動しました。

User Comments:
Agro45
Bronx,NY
2002年1月31日
すばらしい映画、リメイクするな。

「お熱いのがお好き」は、
過去最高の喜劇の傑作である。
ふたりの友人ジョーとジェリーは、
聖バレンタインデーの大虐殺を目撃し、
女性の服を着て、少女バンドに加わって、
何とか逃げのびる。
彼らは、歌手のシュガーに出会う。
そして、ジョーは、彼女を味方に引き入れるために、
金持ちのプレイボーイを装おう。
前にも言ったように、
この映画をリメイクしないでほしい。
いま、この映画を
私の好きなマイク・マイヤーズとベン・スティラーの
主演で見られそうである。
誰も知らないだろうが、
できれば、そんなことをしてほしくない。
この喜劇のタイミングは素晴らしい。
冗談の一部は、信じ難いが。

オトーサン、
「やあ、面白いなあ」
このドタバタ喜劇のスピード感、溢れる活力、息もつがせぬ展開。 
「これって、日本人に一番欠けているものだね」


恋をしましょう

オトーサン、
この夏中、人生を豊かにしてくれた
マリリン・モンロー出演映画が
いよいよ残り1本になって、さびしい思いです。
「ああ、モンローと一緒の夏が終わるのか」

原題:Let's Make Love (1960)  
監督:George Cukor  
脚本:Norman Krasnah/Hal Kanter
Genre: Comedy / Musical / Romance 
上映時間:119分
あらすじ:
億万長者ジャン=マルク・クレメントは、
オフ・ブロードウェーのレビューで、
自分が諷刺されると知る。
歌のリハーサル中のアマンダに一目惚れ。
ディレクターが億万長者をいい俳優だと思い、
役を引き受けてくれないかと交渉する。
アマンダにもっと会いたいために、
彼は、その役を引き受ける。

出演者: 
Marilyn Monroe ....  Amanda Dell(アマンダ)  
Yves Montand ....  Jean-Marc Clement(億万長者)  
Frankie Vaughan ....  Tony Danton(トニー)  
オトーサン、
「イブ・モンタンだ!」
モンローに惚れた億万長者を演じています。
金と権力の力で、好きな女性を物にしようという役。
誰にでもキラワレル難しい役ですが、
それなりにがんばっていました。
「シャンソン歌手として
歴史に名を残したひとが、
映画にもずいぶん出演しているなあ」
経歴をみましょう。

YVES MONTAND 
イブ・モンタン 
誕生日 1921/10/13-1991/11/9  
出身 伊マンスマーノ 
出演作 
1945年「光なき星」
1946年「夜の門」
1952年「恐怖の報酬」
1954年「ナポレオン」
1955年「悪の決算」
1956年「人間と狼」「サレムの魔女」
1957年「青い大きな海」「シャンソン・ド・パリ」
1958年「すずらん祭り」
1959年「掟」
1960年「サンクチュアリ」「恋をしましょう」
1961年「さよならをもう一度」「青い目の蝶々さん」
1965年「七人目に賭ける男」
1966年「パリは燃えているか」「戦争は終わった」
     「グラン・プリ」
1967年「パリのめぐり逢い」「深夜列車」
1968年「Z」
1969年「告白」「悪党」
1970年「仁義」「晴れた日に永遠が見える」
1972年「大乱戦」「夕なぎ」「万事快調」「ビッグ・スクランブル」
1973年「戒厳令」「潮騒」
1974年「友情」「本質的な歌手の孤独」
1975年「うず潮」
1976年「真夜中の刑事」「赤ちゃんは紳士がお好き」
1977年「メナース」
1983年「ギャルソン」
1985年「想い出のマルセイユ」
1986年「愛と宿命の泉」
1991年「IP5/愛を探す旅人たち」
1994年「モンタン、パリに抱かれた男」(記録映画) 

その他の出演者:
Tony Randall ....  Howard Coffman  
Wilfrid Hyde-White ....  John Wales  
David Burns (I) ....  Oliver Burton  
Michael David (I) ....  Dave Kerry  
Mara Lynn ....  Lily Nyles  
Dennis King Jr. ....  Abe Miller  
Joe Besser ....  Lamont  

User Rating:  6.0/10 (357 votes)   
オトーサン、
「低いな」
モンロー映画のなかで、一番低いね。

User Comments:
Andreas Jackeさん
Berlin
2002年8月30日
フランス紳士と女優。

彼女は紳士に恋の手ほどきをする。
オーケー。
みんなが、モンロー映画としては不出来だという。
億万長者が好きでないからだ。
私は、面白い映画だと思う。
イブ・モンタンは、モンローの唯一の情事の相手である。
この映画が、最初のハリウッド映画出演であった。
親しみやすいフランスの人なので、
彼らは一緒に素晴らしい演技を見せる。
彼女は、彼に良い俳優になる方法を教える。
彼女の父は、聖職者である。
これは重要な映画で、
モンローは新しいイメージをつくりあげた。
億万長者が大キライの女性の役だが、
「紳士は、金髪がお好き」のローレライとは正反対。
モンローが登場する最初のシーンは、有名だ。
実に素晴らしい。
彼女は歌う。
「私の心は、パパのもの」
彼女のプライベートな見解とは関係ないが、
もう一つのテーマとして興味があるところだ。
素敵なモンローが出ている面白い映画だ。

オトーサン、
実は、途中まで億万長者の振舞いがいやで
「いくら大好きなイブ・モンタンでも
これじゃあ、いいスコアはあげられないなあ」
ところが、途中から、
「ジョン・キューザック監督、力が入っている」
というのも、億万長者の歌唱指導には、ビング・クロスビー、
演技指導には、ジーン・ケリーが出演しているのです。
「豪華な顔ぶれ、これがハリウッドだ」


荒馬と女

オトーサン、
「ああ、最後だ、最後の最後だ。
2度とスクリーンで、マリリンに会えないんだ」
この映画、マリリン最後の作品です。

原題:The Misfits (1961)  
監督:John Huston  
脚本:Arthur Miller  
Genre: Action / Drama / Romance 
Color: Black and White  
上映時間:124分
あらすじ:
ロスリンは、離婚したばかりの美女。
クイドとゲイに出会う。
ここ数週間、いろいろと大変だったので、
休養のためにクイドのカントリーハウスで
2、3日過ごすことに。
はじめのうちは、すべてが素晴らしかった。
しかし、2人の男はロスリンと恋に落ち、
その性格の悪い面が露呈しはじめる。
まもなく、彼らはゲイのもう一人の友人パースに出会い、
4人は荒馬狩りに行く。
そして、激情が爆発する!

出演者: 
Clark Gable ....  Gay Langland (ゲイ) 
Marilyn Monroe ....  Roslyn Taber(ロスリン)  
Montgomery Clift ....  Perce Howland(パース)  
オトーサン、
クラーク・ゲーブル、いいなあ。
「風とともに去りぬ」よりもいい。
かれの最高傑作だ」

CLARK GABLE 
クラーク・ゲーブル 
誕生日 1901/2/1-1960/1/17  
出身 米オハイオ州 
父は石油採掘業者。
若い頃から舞台に興味を持ち、
旅興行の一座に入り、地方巡業する。
ハリウッドに出て、
1924年「禁断の楽園」で映画デビュー。
サイレント映画ではダメ思い、
ニューヨークに移り舞台活動に専念。
その活躍がMGMの目にとまり、
1931年「惨劇の砂漠」でら映画復帰。
1934年「或る夜の出来事」でアカデミー主演男優賞受賞。
「風と共に去りぬ」のレッド・バトラー役が有名。
第二次大戦中は空軍に従軍。
1945年「冒険」で復帰。
1961年「荒馬と女」の撮影直後、心臓麻痺で亡くなった。 
出演作 
1924年「禁断の楽園」
1925年「メリー・ウィドウ」
1931年「惨劇の砂漠」「暗黒街に踊る」
     「無冠の帝王」「笑ふ罪人」
     「秘密の6」「夜の看護婦」
     「自由の魂」「男性の血汐」
     「スーザン・レノックス」「蜃気楼の女」
1932年「太平洋爆撃隊」「地獄のサーカス」
     「紅塵」「心の青空」
     「春の火遊び」「ホワイト・シスター」
     「夜間飛行」「ダンシング・レディ」
1933年「白衣の騎士」「男の世界」
     「私のダイナ」「結婚十分前」
1934年「或る夜の出来事」
1935年「或る夜の特ダネ」「野性の叫び」
     「支那海」「南海征服」
1936年「妻と女秘書」「桑港」
     「スタアと選手」「空駈ける恋」
1937年「恋の挽歌」「サラトガ」
1938年「地球を駈ける男」「テスト・パイロット」
1939年「風と友に去りぬ」
1940年「ブーム・タウン」
1941年「無法街」
1945年「冒険」
1947年「自信売ります」
1948年「帰郷」「戦略爆撃指令」
1950年「スピード王」
1951年「ミズーリ横断」
1952年「栄光の星の下に」
1953年「モガンボ」「哀愁のロシア」
1954年「一獲千金を夢見る男」「叛逆者」「たくましき男たち」
1956年「ながれ者」
1957年「南部の反逆者」
1958年「先生のお気に入り」「深く静かに潜航せよ」
1959年「僕は御免だ」
1960年「ナポリ湾」
1961年「荒馬と女」 

その他の出演者:
Thelma Ritter ....  Isabelle Steers  
Eli Wallach ....  Guido  
James Barton (I) ....  Old Man in Bar  
Kevin McCarthy ....  Raymond Taber  
Estelle Winwood ....  Church Lady  

User Rating:  7.4/10 (847 votes) 

オトーサン、
「もう少し高いはずだけどな」
もっとみんなに見てほしい映画です。

User Comments:
Curly-27さん
Los Angeles, CA
200年2月29日
すばらしい演技、そして深遠な脚本。

伝説の俳優たちが出演しているので、
長い間、この映画を見たかった。
そして、昨日ついに、これを借りた。
面白い映画とは言えないが、
確かに深く記憶に残る映画である。
クラーク・ゲーブル、マリリン・モンロー、
モンゴメリー・クリフト、みんな素晴らしかった。
何か痛烈なものが、3人のキャスティングにある。
合わない役者が集まって、
実際に「合わない」ところが、実にいいのだ。
これがクラーク・ゲーブルとマリリン・モンローにとって
最後の映画だと知って見ると、
また格別の雰囲気を感じる。
マリリン・モンローは、
ついに立派な女優という信用を得ることができた。
彼女の演じる役は、男性を迷わすという既存のイメージとは
対極的である。
また、この映画で、
私は、はじめてモンゴメリー・クリフトをみた。
なんて立派な俳優なんだろう!
演じる役に大きな深味を与えることができる。
とくに無言のときがいい。
重ねていうが、面白い映画を探しているならば、
失望するかもしれない。
俳優の鏡であるキャラクターたちが
見事にまじり合っている映画を探しているならば、
ぜひ、この映画を借りてほしい。
これは豪華スター競演の
無限にのびのびした演技が詰まった映画なのだ。

オトーサン、
ついにマリリン・モンローの
映画12本を見終えて、感無量。
「マリリンは、おれたちにとって
青春そのものだったんだ」
さて、IMDBの長い長い経歴紹介を
翻訳して、このシリーズを終えましょう。

全ての女優のなかで最も有名な女優マリリン・モンローは、
1926年6月1日、カリフォルニアのロサンゼルス総合病院で、
ノルマ・ジーン・モーテンソンとして生まれた。
出まれる前に、父は、ロスにいた家族を見捨て、
オートバイを買って、北サンフランシスコに遁走した。
マリリンは、父親が誰かを知らずに成長した。
彼女の母(グラディス)は、
誰が彼女の父なのか分からないほど多くの男性と関係した。
後に、グラディスはノルマ・ジーン(マリリン)に
ベーカー(モーテンソンの前の相手)の名前を与えた。
貧困が永遠の伴侶だった。
母親のグラディスは、とても魅力的で、
フィルム・カッターとしてRKOスタジオで働いていたが、
精神病になって、人生の残りを精神病院で過ごした。
その後、マリリンは里子に出される。
9歳のとき、孤児院に入れられ、2年を過ごす。
孤児院から解放された後、また里子に出される。
1942年、16才で、
ジェームズ・ドーティーという名の航空機工場の労働者と結婚する。
1946年に離婚した。
その結婚生活は4年続いただけだった。
この頃、マリリンは水着モデルとなって、
ブロンドの髪を漂白したショットが大衆受けして、
映画会社RKOのボズ、ハワード・ヒューズが彼女をスカウトした。
ヒューズは、マリリンにスクリーン・テストの機会を与えたが、
エージェントは、20世紀フォックスのほうが有名だし、
権威があるので、そちらのほうが良い選択だと助言した。
6ヵ月間、週給125ドルの条件で契約にサインさせられた。
契約は延長され25ドル増やされた。
最初の映画は、「衝撃的なミス巡礼者」(1947)で端役だった。
次の作品は、さらに良くなかった。
忘れ難い"Scudda Hoo"(1948)である!
部屋の床に座ってナイフで手首を切るシーンが評判になったが。
同じ年、マリリンは「危険な年」(1947)のエビーという
良い役を与えられたが、20世紀フォックスが契約を打ち切ったので、
モデルに戻って、俳優学校に通うことになった。
その後、コロンビア・スタジオが、
彼女を起用した"LADIES OF THE CHORUS"(1948)で、
ぺギー・マーティンを演じ、2曲歌った。
批評家の注目を引いたものの、コロンビアは、彼女をクビにした。
もう一度、マリリンはモデルに戻った。
1949年、ユナイテッド・アーティスツの映画
「ラブ・ハッピー」(1950)に出演する。
この年、カレンダーにヌード写真で登場する。
この写真が、この後1953年にプレイボーイ誌に載って、
彼女を有名にした。
この雑誌の長く歴史の中で初の見開きページだった。
1950年は、マリリンにとって楽しい1年になった。
5つの映画に出演し、そのうち2つは端役だったが、注目を浴びた。
MGMの「アスファルト・ジャングル」(1950)と
フォックスの「イヴの総て」(1950)である。
後者は、アカデミー賞にノミネートされ、
映画ファンは、口のきけないブロンド役の演技で彼女を覚えた。
1951年、"LOVE NEST"(1951)で、かなり大きな役を得た。
大衆は、いまやマリリンに心を奪われていた。
セクシーで、あどけない雰囲気がにじみ出ていた。
1952年、精神上安定になったベビーシッターを演じた。
「ノックは無用」(1952)である。
この作品は、批評家に不評だった。
この年の終わりに、「モンキー・ビジネス」(1952)に出演し、
はじめてプラチナ・ブロンドが評判になった。
このルックスはトレードマークになる。
翌年、ローレライ・リー役で「紳士は金髪がお好き」(1953)に出演した。
また、この年、偉大な野球選手、ジョー・ディマジオとデート。
マリリンは、いまや興行上のエースになった。
「百万長者と結婚する方法」(1953)で、
ベティ・グレーブル、ローレン・バコール、ロリー・カルフーンと共演。
共演者たちも絶賛されたが、男性の観衆を興奮させたのはマリリンだった。
1954年1月14日、マリリンはデイマジオと結婚する。
そして「ショーほど素敵な商売はない」(1954)の撮影を開始する。
その後、「七年目の浮気」(1955) が続く。
この映画では、彼女の喜劇の才能が前面に押し出された。
1954年10月、マリリンは、ディマジオとの離婚をアナウンスした。
たった8ヵ月の結婚生活だった。
1955年、マリリンは「非常に人気がある方法」で、
仕事の進行状況をを報告しないという理由で、
フォックスからクビを宣告された。
第二の中止だった。
第一は、「ピンクのタイツを着けた少女」の製作の時だった。
その役は、他の女優に行った。
1955年、「7年目の浮気」での
地下鉄の通風孔からの風で白いドレスが吹きあがるシーンは、
最も忘れられないものとなった。
これは、この年の唯一の映画だった。
彼女の仕事は、スローダウンした。
病気かどうか分からないが、たびたび撮影に遅刻した。
製作者、監督、仲間の俳優たちと協力する気がないと思われた。
「バス停留所」(1956)で、
ついに批評家の賛辞を得る劇的な役を演じた。
この年、脚本家アーサー・ミラーと結婚した。
(1960年に離婚)
1957年、「王子と踊り子」(1957)の撮影のために、
英国に飛んで行った。
この映画は、評判ほどではなかった。
儲かったものの、テンポののろい映画と思われた。
1年後の1958年に、マリリンは銀幕に戻ったあと、
楽しいコメディに出演した。
トニー・カーティス、ジャック・レモンと共演の
「お熱いのがお好き」(1959)である。
女性のふりをして少女バンドの仕事にありついた
カーチスとレモンの熱演で、大ヒットした。
再び、これが、この年の唯一の映画になった。
1960年、ジョージ・キューカー監督の「恋をしましょう」で、
トニー・ランドールとイブ・モンタンと共演した。
多くの批評家は、テンポののろい映画と評した。
次の年、最後の映画「荒馬と女」(1961)で、
伝説的な俳優、クラーク・ゲーブルと共演した。
撮影終了直後、ゲーブルは心臓発作で死んだ。
この映画は、かれの遺作となった。
批評家にも大衆にも人気を博した。
1962年、"Something's Got to Give" (1962)の役を得たが、
長期欠勤のために製作が遅れて、クビになった。
彼女の経歴は終わったかに見えた。
いつも遅れて、数千ドルもの?をさせるので、
スタジオは使いたくなくなっていた。
ロサンゼルスの自宅にこもりきりになる。
1962年8月5日、
家政婦が裸でうつ伏せになって死んでいるのを発見する。
過度の鎮静剤使用の犠牲者だった。
まだ36歳だった。
その生涯で30の映画に出演しただけなのに、
マリリン伝説とその神秘性は、永遠に映画史に残ることになった。

では、マリリンの肉声を。
「誰も馬鹿してこなかったわ。
ただ、みんなを狂わせてしまったのよ。
みんなは、あたしが誰なのか、何者なのか、
分かろうとしなかった。
その代わりに、あるキャラクターを発明したの。
議論なんかしなかったけど、
みんなは、あたしでない人が好きだったのよ。
それが分かったとき、みんなは幻滅し、あたしを非難した。
でも、それは自分が馬鹿だというようなものよ」


オースティン・パワーズ ゴールドメンバー

オトーサン、
久しぶりに劇場へ。
「やっぱり、劇場はいいわ」
音響がちがいます。
観客の雰囲気もまたいいものです。
「でも、みんな静かだなあ。
アメリカなら大騒ぎなのに」

原題:Austin Powers in Goldmember (2002)  
監督:Jay Roach  
脚本:Mike Myers ほか
Genre: Comedy 
Rated PG-13 for sexual innuendo, crude humor and language. 
上映時間:94分
あらすじ:
Dr.イーブルとミニ・ミーは、
ゴールドメンバーと一緒に、
厳重な警戒下の刑務所から逃走する。
世界支配には、
邪魔者であるオースティン・パワーズの父
(英国のマスター・スパイ)の誘拐が不可欠だった。
また、時間旅行の必要があった。
オースティンは、父を救おうと、犯人グループを追う。
ガールフレンドとよりをもどし、支援してもらうために
時間旅行で、一旦、1975年に戻る。

出演者: 
Mike Myers ....  Austin Powers/Dr. Evil/Fat Bastard/Goldmember  
Beyonce Knowles ....  Foxxy Cleopatra, CIA  
Michael Caine ....  Nigel Powers, International Man of Mystery  

オトーサン、
見終わって、プログラムを読むまで、
マイク・マイヤーズが
Austin Powers、Dr. Evilm、Fat Bastard、Goldmember
の4役を演じ分けていたとは、気づきませんでした。  
しかも、制作・脚本も兼ねています。

MIKE MYERS 
マイク・マイヤーズ 
誕生日 1963/5/25 
出身 カナダ・トロント 
「サタデー・ナイト・ライブ」の
プロデューサー、ローン・マイケルに発掘され、
1989年、同番組の出演者兼作家としてデビュー。
この番組での活躍で、エミー賞コメディ番組部門脚本賞を受賞。
1992年、同番組の人気コーナーが映画化され、
映画主役デビュー。
今、最も勢いのあるコメディ俳優。 
出演作 
1992年「ウェインズ・ワールド]
1993年「ウェインズ・ワールド2]
1997年「オースティン・パワーズ]
1998年「54]
1999年「オースティン・パワーズ:デラックス]
     「ピンク・ピンク・ライン]
2001年「シュレック](声)
2002年「オースティン・パワーズ ゴールドメンバー]

その他の出演者:
Seth Green ....  Scott Evil  
Verne Troyer ....  Mini-Me  
Michael York ....  Basil Exposition, British Intelligence  
Robert Wagner ....  Number Two  
Mindy Sterling ....  Frau Farbissina  
Fred Savage ....  Number Three / 'The Mole'  
Diane Mizota ....  Fook Mi  
Aaron Himelstein ....  Young Austin Powers  
Josh Zuckerman ....  Young Dr. Evil  
Carrie Ann Inaba ....  Fook Yu  
Evan Farmer ....  Young Number Two  
Nobu Matsuhisa ....  Mr. Roboto  

User Rating:  6.8/10 (6225 votes) 
オトーサン、
「意外に高いスコアだなあ」

User Comments:
Gina Sassmanさん
Toronto
2002年6月27日

へい、ベイビー!
オースティンが戻ってきた、前よりいいぜ。
この三部作、強力だ。
前2作よりも猥褻になっているが、素晴らしい。
マイヤーズの巧い演技のおかげで、
観客は、数々の奇抜な趣向に驚く。
彼は、4つのキャラクターを演じ分ける。
手際よく自分なりの道を歩んでいる。
助演陣は、これまでと同様に強力る。
特に、セス・グリーン、ヴーン・トロアヤー、
ミンディー・スターリングがいい。
へい、ベイビー。
イエーイ!

オトーサン、 
このおバカ映画、
とてもここには書けない下ネタの数々・・・
聖域なき活力こそ、映画再興のエンジンでしょう。
大好きな「007は2度死ぬ」のパロディもあるし、
日本が舞台となって、
フジヤマ、ゲイシャ、スモウレスラー、
ハイテク企業、トーキョー風景・・・
奇妙キテレツに描かれていましたが、頭にきませんでした。
「へえ、NOBUの松下信幸さんも、どうして?」

映画の公式HPには、
以下のように掲載されていました。
松下信幸は、ゴールドメンバーと共謀して
Dr.イーブルの悪事の手助けをする、
日本企業ロボット社のロボト社長を演じている。
アメリカではイチローに次ぐ有名な日本人だ。
世界のシェフ・マツヒサ!
96年、デ・ニーロの薦めで
マーティン・スコセッシ監督の「カジノ」で映画デビュー。


インソムニア

オトーサン、
公開初日に劇場へ。
アカデミー賞俳優3人の競演ということで
行列かと思ったのですが、意外にも不入り。
「題名がよくないよ」
インソムニアとは、不眠症のこと。
このオスカー候補作が不入りでは、
関係者が、不眠症になってしまうかも。

原題:Insomnia (2002)  
監督:Christopher Nolan  
脚本:Nikolaj Frobenius /Erik Skjoldbjarg 
Genre: Crime / Thriller
Rated R for language, some violence and brief nudity. 
上映時間:118分
あらすじ:
霧深いアラスカで起きた少女殺人事件。
ロスから派遣されてきた刑事ドーマーは、
犯人を逮捕しようとして、同僚を撃ち殺してしまう。
アリバイを捏造するが、罪の意識が増す。
追っていた犯人に恐喝されて、
罪のない若者にヌレ衣を着せる。
地元の刑事エリーが、独自の調査をはじめる。
かくして、ドーマーの不眠症は一層悪化する・・・

出演者: 
Al Pacino ....  Detective Will Dormer(ドーマー)  
Robin Williams ....  Walter Finch (フィンチ) 
Hilary Swank ....  Detective Ellie Burr(エリー)  
オトーサン、
「アル・パチーノ、演技のお手本だ」
現代最高峰の演技力は、誰も太刀打ちできないでしょう。
「ロビンの演技は、その語りのうまさにある」
「ヒラリー、若手ナンバーワンの演技力」
アル・パチーノの経歴をみましょう。

AL PACINO 
アル・パチーノ 
誕生日 1940/4/25  
出身 米ニューヨーク州イーストハーレム 
シシリア移民の子として生まれ、貧しい生活を送る。
小さな頃から演技に目覚めて、
教師の勧めにより演技高校に入学。
17歳で退学し、職と転々とする。
HGスタジオを経て、アクターズ・スタジオに入学。
舞台活動を続け、いくつかの賞を得る。
68年「ナタリーの朝」で映画デビュー。
71年の「哀しみの街かど」で初主演、
72年「ゴッドファーザー」でアカデミー助演男優賞ノミネート。
「セルピコ」で主演賞、
74年「ゴッドファーザーPARTII」で主演賞、
75年「狼たちの午後」で主演賞と、4年連続ノミネート。
92年「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」で
遂に念願のアカデミー主演男優賞を受賞した
96年、「リチャードを探して」で監督デビュー。
出演作 
1969年「ナタリーの朝」
1971年「哀しみの街角」
1972年「ゴッド・ファーザー」
1973年「スケアクロウ」「セルピコ」
1974年「ゴッド・ファーザーPART2」
1975年「狼たちの午後」
1977年「ボビー・デアフィールド」
1979年「ジャスティス」
1980年「クルージング」
1982年「喝采の陰で」
1983年「スカーフェイス」
1985年「レボリューション めぐり逢い」
1989年「シー・オブ・ラブ」《
1990年「ゴッド・ファーザーPART3」「ディック・トレーシー」
1991年「イン・ベッド・ウイズ・マドンナ」
     「恋のためらい/フランキーとジョニー」
1992年「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」
     「摩天楼を夢見て」
1993年「カリートの道」
1995年「ヒート」「アル・パチーノ/天国の約束」
1996年「訣別の街」「アル・パチーノのリチャードを探して」
1997年「ディアポロス」「フェイク」
1998年「チャイニーズ・コーヒー」
1999年「エニイ・ギブン・サンデー」「インサイダー」
2002年「インソムニア」 

その他の出演者:
Maura Tierney ....  Rachel Clement  
Martin Donovan (II) ....  Hap Eckhart  
Nicky Katt ....  Fred Duggar  
Paul Dooley ....  Chief Charles Nyback  
Jonathan Jackson ....  Randy Stetz  
Katharine Isabelle ....  Tanya Francke  
Oliver 'Ole' Zemen ....  Pilot  
Larry Holden (I) ....  Farrell  
Jay Brazeau ....  Francis  
Lorne Cardinal ....  Rich  
James Hutson ....  Officer #1  
Andrew Campbell (IV) ....  Officer #2  

User Rating:  7.8/10 (4,886 votes) 
オトーサン、
「高いスコアだ」  

User Comments:
StevieGBさん
London, England
2002年8月28日
不眠症にならないように。

多くのアメリカ人は、
この映画が外国映画のリメイクだからといって、
元の作品をチェックすることはないだろう。
副題を読むこともないだろう。
英国の視聴者は、
衛星放送などでオリジナル映画を見ることができる。
事実、私は見たばかりである。
これは、脅迫に震えあがる映画である。
主人公を好きにはなれないが、
その心の動きに思わず引きこまれてしまう。
新しいバージョン..
このほうは、オリジナルをソフトにしている。
赤ん坊が飲み込みやすいように、
よく噛みくだいてあげるようなものだ。
このバージョンが最初にできていたら、
誰もリメイクしたくならなかっただろう。
キャラクターは、
どちらも容易に理解できるタイプの刑事だ。
「ほら、ロビン・ウィリアムズが演じている」
というタイプの殺人者が出てくる。
最初の20分の出来が悪い。
会話が陳腐。
マーティン・ドノヴァンの死のシーンと
ロビン・ウィリアムズの電話の声を除くと、
演技は、平凡。
撮影は素晴らしい。
しかし、物語を語るよりは、
アラスカの景色がどんなに美しいかを語ったほうがいい。
クリストファー・ノーランは、
すばらしい映画を作れる監督であるが、
この映画は、彼の傑作ではない。
おそらく、5~10年後に、
彼自身がそう言いそうな気がする。

オトーサン、
「意見が違うな」
アルパチーノは、最初から最後まですばらしかった。
アラスカの大自然を背景にしながら、
それにおぼれることなく、
主人公の罪を容赦なく照射する白夜の光を
巧みに使っているのが印象的でした。
「これは、傑作だ!」
この映画、おすすめです。
見ないと?ですよ。


ウインドトーカーズ

オトーサン、
「ふーん、ジョン・ウー監督映画か、
スタイリッシュな映像満載だろう」

原題:Windtalkers (2002)  
監督:John Woo  
脚本:John Rice (IV) & Joe Batteer
Genre: Action / Drama / War 
Rated R for pervasive graphic war violence, and for language. 
上映時間:133分
あらすじ:
エンダーズは、
第2次世界大戦史にその名を残す海兵隊員だ。
健康診断をごまかして、任務に戻ってきた。
「OX」と呼ばれる新入りのアンダーソンも、
同じように新任務につく。
彼等の任務は、ナバホ族の暗号員の援護である。
二人の名は、Ben Yahzee と Charlie Whitehorse。
エンダーズは、かれらの働きぶりに失望するが、
サイパン島奪取の残忍な戦いでの
働きぶりを目にして尊敬心が芽生えてくる。

出演者: 
Nicolas Cage ....  Joe Enders(エンダース)  
Christian Slater ....  Sergeant Ryan 'Ox' Anderson (OX)
Adam Beach ....  Ben Yahzee (ヤージー) 
オト名演です。
ジョン・ウー監督は、アジアのひとですから、
白人でないヤージーを贔屓にしているような気がしました。

NICOLAS CAGE 
ニコラス・ケイジ 
誕生日 1964/1/7   
出身 米カリフォルニア州サンフランシスコ・ロングビーチ 
甥は、あのフランシス・フォード・コッポラ。
高校を中退し、アメリカン・コンサバトリー・シアターの
夏期コースに参加。
82年「初体験リッジモント・ハイ」で映画デビュー。
95年「リービング・ラスベガス」でアカデミー主演男優賞受賞。
パトリシア・アークェットと結婚し、離婚。
2002年、エルビス・ブレスリーの娘で
マイケル・ジャクソンと離婚したリサ・マリー・プレスリーと結婚。 
出演作 
1982年「初体験/リッジモント・ハイ」
1983年「ランブルフィッシュ」「アップタウンガール」
1984年「コットン・クラブ」「バーディ」
     「月を追いかけて」
1986年「ボーイ・イン・ブルー」「ペギー・スーの結婚」
1987年「赤ちゃん泥棒」「月の輝く夜に」
1988年「バンパイア・キッス」「ハートにびんびん火をつけて」
1990年「アパッチ」「ザンダリーという女」
     「ワイルド・アット・ハート」
1991年「タイム・トゥ・キル/愛と勇気の戦場」
     「ザンダリーという女」「エネミー・ウォー」
1992年「ハネムーン・イン・ベガス」
     「レッドロック/裏切りの銃弾」
1993年「アモス&アンドリュー」「プロフェッショナル」
1994年「あなたに降る夢」「パラダイスの逃亡者」
     「上機嫌な赤い薔薇」
1995年「リービング・ラスベガス」「死の接吻」
1996年「ザ・ロック」
1997年「コン・エアー」「フェイス/オフ」
1998年「シティ・オブ・エンジェル」「スネーク・アイズ」
1999年「8mm」「救命士」
2000年「60セカンズ」「天使のくれた時間」
2001年「コレリ大尉のマンドリン」「ウインドトーカーズ」 

その他の出演者:
Peter Stormare ....  Hjelmstad  
Noah Emmerich ....  Chick  
Mark Ruffalo ....  Pappas  
Brian Van Holt ....  Harrigan  
Martin Henderson (I) ....  Nellie  
Roger Willie ....  Charlie Whitehorse  
Frances O'Connor (II) ....  Rita  
Jason Isaacs ....  Major Mellitz  
Billy Morts ....  Fortino  
Cameron Thor ....  Mertens  
Kevin Cooney (I) ....  Ear Doctor  
Holmes Osborne ....  Colonel Hollings  

User Rating:  6.1/10 (1909 votes) 
オトーサン、
「案外低いスコアだ」  

User Comments:
critic_at_largeさん
Hollywood
2002年9月2日
歴史には意義深いが、映画のほうは?

批評に先だって、
ジョン・ウー・ファンではないと、断っておく。
これまで感動できるジョン・ウー映画を見たことがない。
これも、そうだ。
主に、内容のためだ。
いくつかの強烈な瞬間をのぞけば、
お涙頂戴のソープ・オペラである。
最後まで暗号員とその援護者の関係に
感動することができなかった。
この中心になる人間関係こそが、
この映画が最も核として観客に訴求し、
売り込みたがっていることは分かったが。
映画の終わり、そして冒頭もそうだが、
ニコラス・ケイジ演じるキャラクターが
さまざまな困難に出会うショットを見た。
自分は、冷淡すぎる批評家なのだろうか、
あるいは、ただ登場人物を買ってないだけなのか、
分からなくなってきた。
おそらく、後者だろう。
私の考えでは、
歴史的に面白い映画であることは間違いないが、
とくに優れた映画だとは思えない。
Aクラスの努力をしたものの、結果はCだった。

オトーサン、
このひとと反対に、
ニコラス・ケイジの奮闘努力に拍手しました。
「最近の戦争映画は、特殊効果で、
あたかも戦場にいるような感じを出している」
その臨場感をスタイリッシュに仕上げた
ジョン・ウー監督の力量にも魅了されました。
ひとつ気になったのは、
映画の舞台がサイパン島で、
ここを防衛していたわが日本軍が
コテンパンにやっつけられるという設定でした。
「可哀想になあ」 
RPGゲームのキャラのように
日本兵がバタバタと倒されていくのです。
「こんなにイージーに殺されていいのか。
こんな風に、わが先輩たちは死んでいったのだ。
若者たちよ、
サイパンを遊び場にしているが、
痛みを感じてほしいね。


カーラの結婚宣言

オトーサン、
ひさしぶりにTSUTAYAへ。
「何を借りようかな」
題名が「あ」のDVDを5本借りて、
見逃していたこのDVDも借りました。

原題:The Other Sister (1999)  
監督:Garry Marshall  
脚本:Alexandra Rose/ Blair Richwood
Genre: Drama / Romance / Comedy 
Rated PG-13 for thematic elements involving sex related material. 
上映時間:129分
あらすじ:
カーラは、知恵遅れの若い女性。
長年過ごしていた訓練所を卒業した。
彼女の望みは、自分が役に立つのを
みんなに認めてもらうことだった。
カーラ家は、裕福だが、母親は心配性。
そこで必然的に対立が生じる。
カーラが、アパートに住みたいと言っても、
知恵遅れだから危ないと猛反対。
娘の高い能力に気付かないのだ。
カーラは、知恵遅れの青年と恋に落ちて、
家族の言うことも聞かなくなる。
しかし、彼のおかげで、カーラは・・・

出演者: 
Diane Keaton ....  Elizabeth Tate(エリザベス)  
Juliette Lewis ....  Carla Tate (カーラ) 
Giovanni Ribisi ....  Danny McMann(ダニー) 

オトーサン、
「カーラ、健気だね」
ジュリエット・ルイスが好演しています。
心配性の母親役をダイアン・キートンが演じています。

JULIETTE LEWIS 
ジュリエット・ルイス 
誕生日 1973/6/21 
出身 米カリフォルニア 
12才の時、TV「HOMEFRIES」に主演。
91年「ケープ・フィアー」で
アカデミー賞助演女優賞にノミネートされる。
父は俳優ジェフリー・ルイス。 
出演作 
1988年「花嫁はエイリアン」「ライフ・オン・ジ・エッジ」
1989年「ナショナル・ランプーン/クリスマス・バケーション」
1991年「ケープ・フィアー」「ねじれた家族」
1992年「恋に焦がれて」「夫たち、妻たち」
1993年「カリフォルニア」「ギルバート・グレイブ」「蜘蛛女」
1994年「ナチュラル・ボーン・キラーズ」
     「ミックス・ナッツ/イブに逢えたら」
1995年「バスケットボール・ダイアリーズ」「ストレンジ・デイズ」
1996年「フロム・ダスク・ティル・ドーン」「夕べの星」
1998年「サム・ガール」
1999年「カーラの結婚宣言」「4thフロアー」
2000年「誘拐犯」

その他の出演者:
Tom Skerritt ....  Radley Tate  
Poppy Montgomery ....  Caroline Tate  
Sarah Paulson ....  Heather Tate  
Linda Thorson ....  Drew  
Joe Flanigan ....  Jeff  
Juliet Mills ....  Winnie the Maid  
Tracy Reiner ....  Michelle  
Hope Alexander-Willis ....  Marge  
Harvey Miller (I) ....  Dr. Johnson  
Hector Elizondo ....  Ernie the Manservant  
Alma Yvonne ....  Rachel  
Marvin Braverman ....  Uncle Sam Teacher  

User Rating:  6.3/10 (1662 votes)   
オトーサン、
「もう少し高いスコアでも、いいのじゃない」

User Comments:
Handmaidnさん
NY, USA
1999年11月1日
これは、精神病院で働いたことのある者の手になる作品。
きわめてリアル!
賞賛に値するだけでなく、素晴らしい演技と脚本に恵まれている。
精神障害をもったひとびとについて、深い洞察を提供してくれる。
子どもが、自立して家を出て行くのが心配で心配で、許せない、
子離れの準備のできていない親の神経過敏がよく描かれている。
母親を演じるダイアン・キートンが素晴らしい...
自己主張して、大人とは異なる道を歩みはじめる
子どもをもったひとへの応援歌である。
これより良い励ましがあるだろうか?

オトーサン、 
娘たちが海外に行くと言い出したとき、
誇らしく思うとと同時に、
夜も寝れらないくらい心配したものです。
奥方も、それこそ、この映画のエリザベスくらい、
「あーだ、こーだ」言ったものです。
この映画、自立しようとする子どもの視点だけでなく、
親の視点でも描いていたのが、優れたところでしょう。


オンリー・ユー

オトーサン、
「この曲、聞きおぼえがある。
昔、踊ったことがあるかもしれない.
オンリー・ユー、あなただけ。
そんな気持ちになったこともあったっけ]

原題:Only You (1994)  
監督:Norman Jewison  
脚本:Diane Drake
Genre: Comedy / Romance
上映時間:115分
あらすじ:
フェイスは、地球のどこかに自分とピッタリの男性がいて、
ふたりの魂が完全にとけあえるはずだと信じている。 
占い遊びで、その理想の相手の名前をみつける。
その吊は、D-A-M-O-N B-R-A-D-L-E-Yだった。
その後、カーニバルで占い師に見てもらうと、
水晶球に Damon Bradleyなる名前が現れた。
占い師は、こう告げた。
「自分の運命は自分の手でつかみなさい。
時間をムダにしてはいけない」
Damon Bradleyを探して14年。
彼女は平凡な医者と婚約して、結婚することになった。
そのとき、1本の電話がかかってきた。
夫となるべきひとの友人で、
いまヴェニスに向かって飛び立つところだと言った。
その名は、何と、Damon Bradleyだった。
彼女は、長年捜し求めていた心の友に会うべく、
空港に急行するが、間に合わなかった。
しかし、何が何でも彼の後を追うことにする。
フエイスとそのいとこのケイトは、
次の便でイタリーに飛び、Damonに会おうとする。

出演者: 
Marisa Tomei ....  Faith Corvatch(フェイス) 
Robert Downey Jr. ....  Peter Wright(ピーター)  
Bonnie Hunt ....  Kate Corvatch(ケイト) 
オトーサン、 
「マリサ・トメイ、なかなな芸達者だね」

MARISA TOMEI 
マリサ・トメイ 
誕生日 1964/12/4  
出身 米ニューヨーク市ブルックリン 
ボストン大学在学中に「フラミンゴ・キッド」で映画デビュー。
ニューヨーク大学に移り、本格的な演技の勉強を始める。
92年「いとこのビニー」でアカデミー助演女優賞受賞。 
出演作 
1984年「フラミンゴ・キッド」
1991年「オスカー」「ザンダリーという女」
1992年「いとこのビニー」「チャーリー」
1993年「堕ちた恋人たちへ」「忘れられない人」
1994年「ザ・ペーパー」「オンリー・ユー」「フォー・ルームス」
1995年「太陽に抱かれて」
1996年「ミルドレッド」
1997年「ウェルカム・トゥ・サラエボ」
1998年「Fカップの憂うつ」
2000年「ザ・ウォッチャー」「ハート・オブ・ウーマン」
2001年「恋する遺伝子」「イン・ザ・ベッドルーム」 

その他の出演者:
Joaquim de Almeida ....  Giovanni  
Fisher Stevens ....  Larry Corvatch  
Billy Zane ....  The False Damon Bradley  
Adam LeFevre ....  Damon Bradley  
John Benjamin Hickey ....  Dwayne  
Siobhan Fallon ....  Leslie  
Antonia Rey ....  Fortune Teller  
Phyllis Newman ....  Faith's Mother  
Denise Du Maurier ....  Dwayne's Mother  
Tammy Minoff ....  Young Faith  
Harry Barandes ....  Young Larry  
Jessica Hertel ....  Young Kate  

User Rating:  6.3/10 (1,487 votes) 
オトーサン、
「まあ、こんなものかな」  

User Comments:
foordieさん
1999年1月11日
軽いタッチのコメディ。ロマンスが交錯する。

疲れ切って、脳のスイッチを切りたいとき、
そんな夕方には、何かつまみながら、
のんびりと映画を見るのもいいものである。
ただし、筋書きが複雑だったり、
登場人物に夢中になっては、ダメ! 
これは、少女が少年に出会うというよくある映画である。
いろいろな行き違いがあるものの、
最後に、ふたりは、相手が自分にふさわしいことに気づく。
軽妙で、甘く、ときにおかしい。
まあ、何かしらいいところがあるのだから
受け入れてやってほしい! 

オトーサン、
この映画批評をUPするときに、
ウッカリして全部消去してしまいました。
翻訳も一からやりなおし。
「でも、面白いものだなあ」
記憶に残っていて、スムーズに翻訳できました。
「焼けぼっくりに火がつくというが、
昔の恋人に出会ったら、やばいかも」


青い珊瑚礁

オトーサン、
「なつかしいなあ。松田聖子のデビュー曲だ」
当時、中一の息子が盛んに聞いていました。
でも、この映画とは無関係でした。

原題:The Blue Lagoon(1980)  
監督:Randal Kleiser  
原作:Henry De Vere Stacpoole
脚本:Douglas Day Stewart  
Genre: Adventure / Drama / Romance
上映時間:104分
あらすじ:
リチャードとエムは、子供。
難破して、青い珊瑚礁の孤島に置き去りにされた。
救出された時には、彼らは人生についてしっかり学んで、
自分たちの子供を育てていた。

出演者: 
Brooke Shields ....  Emmeline(エム)  
Christopher Atkins ....  Richard (リチャード) 
オトーサン、
「ブルック・シールズ、
皇太子が好きだった女優さんだ」
あまり、よく知らない女優さんです。
経歴をみましょう。 

BROOKE SHIELDS 
ブルック・シールズ 
誕生日 1965/5/31  
出身 米ニューヨーク州ニューヨーク市 
父はレブロン化粧品会社の重役、母は元モデル。
生後11ヶ月でアイボリー石鹸のCM、
3歳でファッション・ショーにに登場。
10歳でテレビ・ドラマに出演し、
78年「プリティ・ベビー」の12歳の娼婦役で
映画デビュー。
99年テニス・プレイヤー、アンドレ・アガシと離婚し、
2001年テレビ作家クリス・ヘンチーと再婚。 

出演作 
1978年「プリティ・ベビー」「キング・オブ・ジプシー」
1979年「プリティ・ギャンブラー」「WANDA NEVADA」
     「裸足の天使」
1980年「青い珊瑚礁」
1981年「エンドレス・ラブ」
1984年「サハラ」「マペットめざせブロードウェイ」「青い誘惑」
1986年「ブレンダ・スター」
1989年「ヤングガン」「キャノンボール/新しき挑戦者」
1990年「バックストリート・ドリームズ」
1993年「FREAKED」「ストーカー/異常性愛」
1994年「セブンス・フロア」
     「ボーン・ワイルド/サバンナに生きて」
1995年「連鎖犯罪/逃げられない女」
1999年「プロポーズ」 

その他の出演者:
Leo McKern ....  Paddy Button  
William Daniels (I) ....  Arthur Lestrange  
Elva Josephson ....  Young Emmeline  
Glenn Kohan ....  Young Richard  
Alan Hopgood ....  Captain  
Gus Mercurio ....  Officer  
Jeffrey Means ....  Lookout  
Bradley Pryce ....  Little Paddy  
Chad Timmerman ....  Infant Paddy  
Gert Jacoby ....  Sailor  
Alex Hamilton ....  Sailor  
Richard Evanson ....  Sailor  

User Rating:  4.5/10 (2585 votes) 
オトーサン、
「スコア低いなあ」

User Comments:
Daniel Umohさん
Plano, Texas, U.S.A.
2001年1月28日
ああ、私もナンパしたい...

驚くべき映画。
「青い珊瑚礁」の主人公は、2人の子ども。
子どものときに難破して島に置きさりにされ、
緑のすばらしい島で成人する。
映画は、かれらの成長過程を詳しく紹介する。
良い音楽もあり、風景は完璧である。
確かに、会話の一部は、ありきたりだが、
演技のほうは素晴らしい。
よく書きこまれた脚本は、
自分も子供のころに難破したかったと思わせるほど。
この映画を見た後に、他の映画を見ると、屁のように見える。
それほどよかったということだ。
どんなによいか、自分の目で確かめてほしい。

オトーサン、
「映画としては駄作だ」
ちょっと想像してみてください。
生き物地球大紀行+性の目覚めなる映画、
「気持ち悪い」
でも、性に目覚めだした頃を思い出しましたよー。


あなたに降る夢

オトーサン、
宝クジ売り場に並ぶひとの気持ちが分かりません。
「ふん、1億円の当たり券が出た売り場だって?
大勢並べば、当たる確率が高いのは、当たりまえ。
万が一を期待する助平根性も気にくわん」
でも、当たればいいなとは思います。

原題:It Could Happen to You (1994)  
監督:Andrew Bergman  
脚本:Jane Anderson (II) 
Genre: Comedy / Drama / Romance 
上映時間:101分
あらすじ:
チャーリーとミュリエルは、シンプルな生活を送っている。
ようやく暮らしているのだ。
だが、宝くじで400万ドルが当たった!
しかし、問題がある。
宝くじに当たるとは思わなかったので、
チャーリーは喫茶店のウェイトレスに
チップ代わりに、宝くじが当たったら、
その半分をあげると約束してしまったのだ。
妻は、それを知って怒り、離婚を決心する。

出演者: 
Nicolas Cage ....  Charlie Lang(チャーリー)  
Bridget Fonda ....  Yvonne Biasi(イヴォンヌ)  
Rosie Perez ....  Muriel Lang (ミュリエル) 
オトーサン、
「ニコラス・ケイジ、上手いもんだ」
ロージー・ペレスの悪女房ぶりもいい味だしていますが、
ここは、やはり、美人女優ブリジット・フォンダの
経歴を見ておきましょう。 

BRIDGET FONDA 
ブリジット・フォンダ 
誕生日 1964/1/27  
出身 米カリフォルニア州ロサンゼルス 
父がピーター・フォンダという三代に渡る芸能一家。
82年「パートナーズ」の端役で映画デビュー。
ニューヨーク大とリー・ストラスバーグ・シアターで演技を学び、
ハロルド・ガスキンのもとで修行を積み、
「アリア」で本格的に映画デビュー。
89年「スキャンダル」で
ゴールデン・グローブ賞にノミネートされる。
役になりきるタイプで、出演ジャンルはこだわらない。
暗めの役が多かったが、
「U.M.A/レイク・プラシッド」では、
少し弾けるところも披露。 

出演作 
1982年「パートナーズ」
1987年「アリア」
1988年「恋はあせらず」「シャグ」
1989年「スキャンダル」「ストラップレス」
     「ラスト・サマー・グラフィティ」
1990年「ゴッドファーザーPARTⅢ」
     「フランケンシュタイン/禁断の時空」
1991年「レザー・ジャケット」
     「アイアン・メイズ/ピッツバーグの幻想」
     「アウト・オブ・レイン」「私の彼は問題児」
     「ドク・ハリウッド」
1992年「ルームメイト」「シングルス」
1993年「恋愛の法則」「アサシン」
     「キャプテン・スーパーマーケット」
     「リトル・ブッダ」
1994年「カミーラ/あなたのいた夏」「あなたに降る夢」
     「ケロッグ博士」
1995年「バルト」「ラフ・マジック」
1996年「訣別の街」「TOUCH<タッチ>」
1997年「ジャッキー・ブラウン」
1998年「シンプル・プラン」「グレイスランド」
     「赤い標的 THE BREAK UP」
1999年「U.M.A/レイク・プラシッド」
2001年「キス・オブ・ザ・ドラゴン」「モンキーボーン」

その他の出演者:
Wendell Pierce ....  Bo Williams  
Isaac Hayes ....  Angel  
Victor Rojas (II) ....  Jesu  
Seymour Cassel ....  Jack Gross  
Stanley Tucci ....  Eddie Biasi  
J.E. Freeman ....  Sal Bontempo  
Red Buttons ....  Walter Zakuto  
Richard Jenkins (I) ....  C. Vernon Hale, Muriel's attorney  
Robert Dorfman ....  Waiter  
Charles Busch (I) ....  Timothy  
Beatrice Winde ....  Judge  
Ginny Yang ....  Mrs. Sun  

User Rating:  6.2/10 (2793 votes) 
オトーサン、
「まあ、こんなものかな」

User Comments:
BJs twitさん
Sc, USA
1998年11月26日
全くすばらしい。

これは、運のいい警官と、その耳障りな妻の物語である。
ニコラス・ケイジとロージー・ペレズが
この夫妻を見事に演じている。
ある日、ニコラス・ケイジは、
ウェイトレスに渡すチップのもちあわせがなくて、
宝くじが当たったら、賞金の半分をあげると言う。
だが、400万ドルが当たってしまう。
正直者なので、ウェイトレスに、半分を与えることにする。
とにかく、この映画の結末は楽しい。
ふたりは、甘い恋に落ちることになる。

オトーサン、
「宝クジにあたると、人生が変わるって、よく言われるが、
案外、本当かもしれない」
日頃、さして親しくもない
身内や友人知人が大勢現われてくるような気がします。
証券会社や百貨店の外商もやってくるでしょう。
銀行やカード会社だって、面会を求めてくるでしょう。
新聞の売り込みも激しさを増しそうです。
「朝日、毎日、読売、日経、産経、
報知、日刊スポーツ、サンスポ、中日スポーツ... 
みんな来るよな。
おれ、人がいいから、全紙、取ることになるだろうな」
すると、
奥方が怒りに全身震えそうです。
「あーた、読みもしない新聞なんか取らないでよ!
まあ、カネなんか、ないほうが気楽ですね。


愛さずにはいられない

オトーサン、
「照れるなあ。
いい年して、こんな甘い題名のを借りるなんて」
でも、愛は男女間だけではなく、親子間もあるよね。
そう思い直して、借りてしまいました。
親の子への愛情は、いつになっても続きます。
死ぬまで、いや、死んでからも。
「...死んだオフクロ、いいひとだったなあ」
"親孝行、したいときには親はなし"という言葉の意味が、
今頃になって、ようやく分かってきました。

原題:Fools Rush In (1997)  
監督:Andy Tennant  
原作・脚本:Joan Taylor /Katherine Rebackほか
Genre: Comedy / Drama / Romance
Rated PG-13 for sensuality and brief language. 
上映時間:109分
あらすじ:
ラスべガスの夜の会議後、
若いアメリカの建設監督者アレックスは、
メキシコのカメラマン、イザベルと偶然出会う。
数か月後、彼女は、彼に何が起きたかを知らせに。
大騒動のあと、彼は、彼女の後を追い、結婚することにする。
その後、ふたりの文化的背景の違い、
習慣や考えの違いが明らかになり、家族との不和が生じ、
食い違いが大きくなっていく。

出演者: 
Matthew Perry ....  Alex Whitman(アレックス)  
Salma Hayek ....  Isabel Fuentes (イザベル) 
オトーサン、
最初のうち、ブツブツ。
「この映画、主役級の俳優がいないな」
でも、最後には、
「サルマ、美人だ、タイプだなあ」

SALMA HAYEK
サルマ・ハエック 
誕生日 1966/9/2  
出身 メキシコ・ベラクルス 
南米のテレビで活躍後、
片言の英語も話せないまま、アメリカへ渡る。
長編デビュー作は「MAVIDA LOCA」
1994年、TV映画「ROADRACERS」で
ロバート・ロドリゲス監督に見いだされ、
1995年「デスペラード」で初主演。
制作会社”ベインタナローザ”を設立して、
プロデューサーとしても活躍。
メキシコ映画「NO ONE WRITES TO THE COLONEL」を共同製作し
カンヌ映画祭のコンペティション部門に出品した。 
ちょっとワイルドなラテン系の顔立ち、
豊満な胸、ドレスの似合うスレンダーなボディが魅力の女優。
ただ外見のセクシーさと裏腹に、
演技的には西部の酒場の看板娘のような清純さと
一途さを押し出すような演技の方が得意。
印象的な作品としては、
アントニオ・バンデラスと共演の「デスペラード」、
ラッセル・クロウと共演の「ターニング・ラブ」、
セクシーな役どころでは、
吸血鬼を演じた「フロム・ダスク・ティル・ドーン」。
出演作 
1994年「MI VIDA LOCA」
1995年「デスペラード」「MIDAQ ALLEY」
1996年「フロム・ダスク・ティル・ドーン」「フォロー・ミー・ホーム」
     「逃げる」「F.L.E.D」
1997年「ターニング・ラブ」「愛さずにいられない」
1998年「バラサイト」「VELOCITY OF GARY」
     「54フィフティー・フォー」
1999年「ワイルド・ワイルド・ウエスト」「ドグマ」

その他の出演者:
Jon Tenney ....  Jeff  
Carlos Gomez (II) ....  Chuy  
Tomas Milian ....  Tomas Fuentes (Isabel's father)  
Siobhan Fallon ....  Lanie  
John Bennett Perry ....  Richard Whitman  
Stanley DeSantis ....  Judd Marshall  
Suzanne Snyder ....  Cathy Stewart  
Anne Betancourt ....  Amalia  
Jill Clayburgh ....  Nan Whitman  
Angelina Calderon Torres ....  Great Grandma  
Debby Shively ....  Donna  
Annie Combs (I) ....  Dr. Lisa Barnes  
Shelley Morrison ....  Aunt Carmen  

User Rating:  5.8/10 (2944 votes) 
オトーサン、
「このスコアは低すぎる」
偽装結婚で米国に流入するラティーノへの嫌悪感が
底流にあるような気がします。

User Comments:
jeanneckorshさん
usa
2001年12月21日
感謝。

過小評価されている珠玉の作品。
楽しい脚本は、古典的なコメディの現代版である。
最後は、いつも結婚で終わる。
ふたりは欠点を直し、家族も反対しなくなる。
家族愛を通して、社会の安定に貢献する。
英国人のアレックスは、彼女を追うが見失い、
最初のうちは、家族にも、カントリークラブにも認られない。
その後、メキシコの写真家イザベルの彼への関心が
ほんものであることが分かる。
アレックスの性格は純粋で、イザベル同様、
疲れ切った仲間との対比でうまく描かれている。
同時に、家族との離れがたい関係、
自国文化の生き残りを恐れる感情、
働く場所についての恋人たちの意見の違いなどが、
国際結婚の大きな障害になる。
恋人たちは成長し、
最終的にお互いの利益と信念を受け入れる。
彼らは、再婚してから再会する。
ようやく家族や友人によって祝福される。
配役も演技も10点。
ハイエクとペリーは、イザベルとアレックスを演じた。
映画が終わった後でも存在感があり、説得力があった。
テニーは、シニカルで、ペリー・アレックスとは
正反対の役だったが、それが効果的だった。
キャスト全員は、強力で映画の成功に多大の貢献をしている。
もう一つ、音楽も素晴らしい。
映画に出てくる多くの音楽は、
恋人たち感情と時代の状況を表すよう、うまく選ばれている。
実に楽しい映画である!

オトーサン、
ちがう人種の2人が恋に落ちると、
その先には、どんな障害が待ち受けているのか、
それが、この映画の面白さです。
異文化コミュニケーションの教材になるほど、
NYっ子のアレックスとメキシカンのイザベルでは、
何から何まで趣味がちがうのです。
・気温
・建築様式、インテリアの色づかいのちがい
・大家族と核家族
・宗教
・食べ物やお酒 
・遊び
この映画、音楽がすてきでした。
・"Can't help falling love"。
グランド・キャニオンの雄大な風景をバックに、
エルビス・プレスリーの歌が流れるのです。
甘い甘い歌詞をご紹介して、
終わりにしましょう。

♪恋に落ちるのは 愚かだというけれど 
 君を愛さずにはいられない
 心を偽るのは 罪を犯すこと
 だから愛さずにはいられない

 川は流れて 海にたどり着く
 僕も運命に逆らわない
 この愛にすべてを捧げよう
 君を愛さずにはいられない


恋のエチュード

オトーサン、
「こりゃあ、堀り出し物だ」
フランソワ・トリュフォー監督作品でした。
「突然、炎のごとく」の名監督です。
原題を邦訳すると、「英国女性と大陸のひと」
島国の英国女性から見ると、
フランスからやってきた主人公は、
本土の人という感じなのでしょう。

原題:Les Deux anglaises et le continent (1971)  
監督:Francois Truffaut  
原作:Henri-Pierre Roche
脚本:Francois Truffaut ほか
Genre: Drama 
Country: France  
Language: French  
上映時間:130分
あらすじ:
20世紀初頭。
フランス中流階級のクロードは、
パリで英国女性アンに出会う。 
ふたりは、友達になり、
アンはわが家にクロードを招待する。
クロードは、アンの母親と妹ミュリエルに出会う。
アンは、彼を妹の相手によいと思っていたのだ。
休暇中、ともに過ごすなかで、3人は親しくなる。 
クロードは、次第にミュリエルを恋するようになる。 
しかし、双方の親が相談した結果、1年の冷却期間を置き、
それで熱が冷めなければ、結婚してもいいということになる。 
クロードは、パリに帰る。 
数々の情事にふけることになる。 
そして、ミュリエルに破局の手紙を送る... 

出演者: 
Jean-Pierre Leaud ....  Claude Roc(クロード)  
Kika Markham ....  Ann Brown(アン)  
Stacey Tendeter ....  Muriel Brown(ミュリエル)  
美しい姉妹2人の間でゆれ動く青年を
ジャン・ピエール・レオが好演しています。 

その他の出演者:
Sylvia Marriott ....  Mrs. Brown  
Marie Mansart ....  Madame Roc  
Philippe Leotard ....  Diurka  
Irene Tunc ....  Ruta  
Mark Peterson (I) ....  Mr. Flint  
Georges Delerue ....  Claude's Business Agent  
Marie Irakane ....  Madame Roc's maidservant  
Marcel Berbert ....  Vendeur d'art  
Jeanne Lobre ....  Porter  
David Markham ....  Palmist  

User Rating:  7.3/10 (328 votes) 
オトーサン、
「高いスコアだ」

User Comments:
Marko Royさん
Welland, Canada
2001年4月24日
感動的

これは、フランソワ・トリュフォー監督の手になる
もうひとつの偉大な映画だ。 
「突然炎のごとく」と似ているが、
今度は、若い男、クロードの物語である。 
かれの気持ちは、ウエールズの若い姉妹、
アンとミュリエルの間で行きつ戻りつする。 
こうした異常な感動的な紆余曲折が、トリュフォーのお家芸だ。
何事もイージーにはいかない。
愛すらもきわめて残酷である。
この映画は、感動的で、演技は実にいい。 
撮影、カメラの動きも実にいい。
100点満点なら,81点。

オトーサン、
そのむかし、「突然炎のごとく」をみて
やたら感動したことがあります。
当時は、サルトルやカミュの実存主義が流行していて、
不条理なんていう言葉をよく使ったものです。
フランソワ・トリューフォー監督の
経歴を見ておきましょう。

FRANCOIS TRUFFAUT 
フランソワ・トリュフォー 
誕生日 1932/2/6-1984/10/21  
出身 仏パリ 
フランソアは、勤勉な子どもで、
毎晩7時になると映画を見に行った。
また、読書好きだった。
14歳での学校をやめ、働き始めた。
1947年、15歳で、映画クラブを設立し、
アンドレ・バザンと出会う。、
バザンはフランスの批評家だった。
非行少年トリュフォーを助け、パトロンになったが、
軍籍を捨てたので、刑務所に入った。
1953年、彼は最初の映画批評を発表する。
"Les Cahiers du Cinema"である。
この雑誌で、トリュフォーと彼の友人らは、
彼らが「著者方針」と呼ぶものの擁護者になる。
1954年、トリュフォーは、実験的短編映画を監督する。
1956年、ロベルト・ロッセリーニ監督の助手となる。
1957年は、彼にとって重要な年になった。
マドレーヌ・モーガンスターンとの結婚である。
大手映画配給業者の娘だった。
トリュフォーは、その後ろ盾で、
自分の製作会社"Les Films du Carrosse"を設立する。
"Les Mistons"(1957)を監督するが、
本当に最初のステップとなった。
他の大きな年は、1957年だった。
"Les Quatre cents coups"が、
ニュー・ウェーブのはじまりとして、大成功を収めたのだ。
トリュフォーは、
最も人気があり、成功したフランスの映画監督だった。
主なテーマは、情熱、女性、幼児期、そして誠実さだった。

監督作
1955年「ある訪問」
1957年「あこがれ」(短編)
1958年「水の話」(短編)
1959年「大人はわかってくれない」
1960年「ピアニストを撃て」
1961年「突然炎のごとく」
1962年「二十歳の恋」(挿話)
1964年「柔らかい肌」
1966年「華氏451」
1968年「黒衣の花嫁」「夜霧の恋人たち」
1969年「暗くなるまでこの恋を」「野性の少年」
1970年「家庭」
1971年「恋のエチュード」
1973年「映画に愛を込めて アメリカの夜」「私のように美しい娘」
1975年「アデルの恋の物語」
1976年「トリュフォーの思春期」
1977年「恋愛日記」
1978年「緑色の部屋」
1979年「逃げ去る恋」
1980年「終電車」
1981年「隣の女」
1982年「日曜日が待ち遠しい!」


フィーリング・ミネソタ

オトーサン、
「キアヌが出ている!」ということで、
このDVDを借りました。
「マトリックス」のキアヌのかっこよかったこと。
オトーサンのDVD購入第1号です。

原題:Feeling Minnesota (1996)  
監督・脚本:Steven Baigelman (II)  
Genre: Comedy / Drama / Romance 
Rated R for violence, sexuality and language. 
上映時間:99分
あらすじ:
フレディは、ナイトクラブのオーナーに借りた負債を返すために
サムと無理やり結婚させられた元ストリッパー。
しかし、フレディは、サムの弟ジャックスに恋をしている。
ふたりは、一緒に逃げる。
サムは、刑事を雇い、彼らを捕まえ復讐しようとする。

出演者: 
Keanu Reeves ....  Jjaks Clayton(ジャックス)  
Cameron Diaz ....  Freddie Clayton(フレディ)  
Vincent D'Onofrio ....  Sam Clayton (サム) 
キアヌの経歴をみましょう。

KEANU REEVES 
キアヌ・リーブス 
誕生日 1964/9/2  
出身 レバノン・ベイルート 
父親はハワイ系中国人、母親はイギリス人。
オーストラリア、ニューヨークと引っ越し、
6才からカナダのトロントに移り住む。
高校時代はアイス・ホッケーの選手で
シアター・アーツ・スクールに通いながら
夜間の演技塾で学ぶ。
大学でもアイス・ホッケーの選手として活躍したが、
プロの誘いを断り、俳優になることを決め、俳優学校へ通う。
16才で地元のテレビ番組に初出演。
1985年は、アイスホッケーを扱う
「栄光へのフィニッシュ」で映画デビュー。
ヒッチハイクでハリウッドに行き、本格的活動を始めた。
「ビルとテッドの大冒険」で人気アイドルに。
1994年「スピード」のヒットでスターとなる。
ずば抜けて優れた演技力を持ち合わせはいないが、
どんなジャンルの映画でもそつなくこなしてしまう。
彼の魅力は端整な顔立ちもさることながら、
個性を強調しない素朴な演技にある。
人気スターなのに傲慢さがない。
出演作 
1985年「栄光へのフィニッシュ」
1987年「リバース・エッジ」
1988年「ミッドナイトをぶっとばせ!」
     「パーマネント・レコード」「旅立ちの季節」
     「プリンス・オブ・ペンシルバニア」「危険な関係」
1989年「ビルとテッドの大冒険」「バックマン家の人々」
1990年「殺したいほどアイ・ラブ・ユー」「ラジオタウンで恋をして」
1991年「ハートブルー」「ビルとテッドの地獄旅行」
     「マイ・プライベート・アイダホ」
1992年「ドラキュラ」
1993年「から騒ぎ」「カウガール・ブルース」「ミュータント・フリークス」
1994年「リトル・ブッダ」「スピード」
1995年「雲の中で散歩」「JM」
1996年「チェーン・リアクション」「フィーリング・ミネソタ」
1997年「死にたいほどの夜」「ディアポロス/悪魔の扉」
1998年「ミー&ウィル」
1999年「マトリックス」
2000年「リプレイスメント」「ザ・ウォッチャー」「ギフト」
2001年「スウィート・ノベンバー」「陽だまりのグラウンド」
2003年「マトリックス・リローデッド」「マトリックス・レボリューション」

その他の出演者:
Delroy Lindo ....  Red  
Dan Aykroyd ....  Ben Costikyan  
Courtney Love ....  Rhonda, the waitress  
Drew Desmarais ....  Young Jjaks Clayton  
Tuesday Weld ....  Norma Clayton  
Aaron Michael Metchik ....  Young Sam Clayton  
Russell Konstans ....  Joseph  
David Alan Smith ....  Lloyd  
Bill Schoppert ....  Minister  
Steve Ghizoni ....  Wedding Band Singer  
Jack Walsh (I) ....  Bob, Gas Station  
Buffy Sedlachek ....  Gas Station Attendant  

User Rating:  5.2/10 (1441 votes) 
オトーサン、
「あたり!」
見ながら予想していた通りのスコアでした。
キアヌがよくなかったのです。

User Comments:
dpags!さん
new york
1998年11月6日
借りる価値あり!

この映画は楽しい。
信じがたいひねりがあるなど多くの欠点もあるが、
素晴らしく現実的な感覚があり、
ブラック・コメディとしては、よくできている。
キャメロン・ディアスは、
置かれた悪い立場で困っている女として抑制された演技を見せている。
キアヌは、いつもよりくだけていて、彼女を救う役をうまく演じている。
この映画で主役を食っているのは、ヴィンセント・ドノフリオだ。
彼は、面白おかしく演技している。
コートニー・ラブとの食堂シーンをチェックしてみよう!
俳優の相性のよさ、
撮影技術(常に曇りというのも、重苦しい感じを与えている)と
適切な結末によって、楽しい視聴経験を与えてくれる。
追記:オープニングのタイトルバックがよかった。
虜にされた!

オトーサン、
あらためて思います。 

「"インソムニア"、よかったなあ。
この映画が、ミネソタの曇天をうまく生かしているのと同様に、
"インムニア"では、アラスカの白夜の太陽が印象的でした。
「アル・パチーノ、よかったなあ」
その迫力もあり、抑制された奥行き深い演技を見てしまうと
ほかの役者が、ド下手に見えます。
話は、すこし飛びますが、
おすぎが週刊文春の映画評で"インソムニア"に
☆ひとつをつけているのには、たまげました。
見ないほうがいいという理由が、
共演のロビン・ウィリアムが、ド下手だというのです。
アルパチーノの演技は必見!というべきでは・・・


アバウト・ア・ボーイ

オトーサン、
「ヒュー・グラント主演か。ひさしぶりだなあ]
ジュリア・ロバーツと共演した「ノッティングヒルの恋人」
の舞台になったノッティングヒルの本屋を見に行きました。

原題:About a Boy (2002)  
監督:Chris Weitz /Paul Weitz  
原作:Nick Hornby
脚本:Peter Hedges (II)
Genre: Drama / Comedy
Rated PG-13 for brief strong language and some thematic elements. 
上映時間:101分
あらすじ:
ウィルは優雅なロンドンっ子。 
ある日、周囲の友人たちがみな結婚し、
一家を構えていることに気づいて、さびしい気分になる。 
シングル・ファーザーと偽って、シングル・マザーに接近する。 
何か責任を負わせれそうになったら、
さっさと手を切ろうという魂胆である。
ずうぅと優雅な独身男であろうという希望は、
12歳の子供マーカスに出あって、ダメになる。 
いろんな点で、二人は正反対だった。

出演者: 
Hugh Grant ....  Will(ウィル)  
Nicholas Hoult ....  Marcus (マーカス) 
Toni Collette ....  Fiona(フィオナ)  
オトーサン、
「ここは、ヒュー・グラントだ!」
かれの経歴を見ましょう。

HUGH GRANT 
ヒュー・グラント 
誕生日 1960/9/9  
出身 英ロンドン 
オックスフォード大学で英文学を学ぶ。
卒業後にノッティンガム・プレイハウスで多くの舞台に立ち、
84年からテレビに進出。
87年「モーリス」で,ヴェネチア国際映画祭最優秀男優賞獲得。 
出演作 
1982年「オックスフォード・ラブ」
1987年「モーリス」「白い炎の女」
1988年「ベンガルの夜」「幻の城」
1989年「青い夜明け」「白蛇伝説」
1990年「スピリット/傷だらけの栄光」
1991年「即興曲」
1992年「赤い航路」
1993年「日の名残り」「処刑特急/テロリストの罠」
1994年「フォー・ウェディング」「恋する予感」
1995年「9か月」「いつか晴れた空に」「ウェールズの山」
     「泉のセイレーン」「恋の闇 愛の光」
1996年「ボディバンク」《「ダンシング・クイーン」
1998年「リラクタント・グルーム」「アザーワイズ・エンゲージド」
1999年「ノッティングヒルの恋人」「恋するための3つのルール」
2000年「おいしい生活」
2001年「ブリジット・ジョーンズの日記」
2002年「アバウト・ア・ボーイ」 

その他の出演者:
Madison Cook ....  Imogen  
Jordan Cook ....  Imogen  
Nicholas Hutchison ....  John  
Ryan Speechley ....  Barney  
Joseph Speechley ....  Barney  
Nat Gastiain Tena ....  Ellie  
Laura Kennington ....  Ellie's Friend  
Tanika Swaby ....  Ellie's Friend  
Peter McNicholl ....  Ellie's Friend  
Christopher Webster (III) ....  Ellie's Friend  
Ben Ridgeway ....  Lee, The Bully  

User Rating:  7.7/10 (4276 votes) 
オトーサン、
「高いスコアだ。スターウォーズ並みだ」  

User Comments:
Aidan McGuinnessさん
Dublin, Ireland
2002年6月26日
悩みのない役だったヒューグラントが、
何と違った役。
それが、実におかしい。
この映画は、ヒュー・グラントにとって
大きな意味をもつ作品と宣伝されてきたが、
まさにその通りである。
悪名高き不器用な英国の洒落者というイメージは消え、
けばだった髪は
流行のシャープで、スタイリッシュに変わった。
彼は、金持ちで利己的なのらくら者のウィルを演じる。
亡父が、何年も前に書いた歌の著作権使用料のおかげで、
悠々と遊び暮らせるのだ。
彼は、意気消沈した自殺志願の母フィオーナと一緒に暮らす
見知らぬ12才の少年マーカスに会う。
たまたまシングルマザー・グループの集まりに出たからで、
気楽な遊び相手の女性と出会える機会と思ったからである。
母親の悲劇的事件が起き、
マーカスがウィルを頼りにするようになって、
すべてに無関心で快適さのみをもとめて、
自宅でぶらぶらしていた彼は、
人生には他にやるべきことあることに気づく。
ヒュー・グラントは、この映画でピークに達した。
より若い男性たちのために、古い役割を棄て去った。
彼は、ごく自然に彼らしい魅力を発揮できる役者だが、
このところマンネリ気味だったのも事実だ。
彼は、本物の愛想よさや暖かさを伝達できる。
マーカスの母親役を演じたトニー・コレットも、印象的。
彼女の性格は、悲劇的である。
ほんとうの厭世感覚がメイキャップ演技の組合せで伝わってくる。
この映画の本当のスターは、
ウィルに手応えのある人生をもたらした少年ニコラス・ホールトである。
かわいらしくもなく、美貌でもない。
その点、他の子役とはちがう。
ひとびとが傷つけあう理由を理解することができない。
母親とウィルの仲を取り持とうとするが、
うまく行かない理由も分からない。
オスメントのように、ホールトは、
年上の俳優に負けない演技ができることを示した。
脚本は、陽気で、気がきいている。
英国のコメディ市場の実力に期待した通りである。
英国のコメディらしい点は、先行きが予測でき、
途中、比較的、驚きが少ない点である。
登場人物の性格は、十分、強く描かれている。
高い水準のユーモアに出会える。
この映画が、「アメリカン・パイ」の
ウェイツ兄弟監督によってつくられたというのは、驚くべきことである。
彼らは、映画に、考え深く静かな雰囲気を持ちこんだ。
無意味なカメラ技術に動きが取れなくなるようなことがなかった。
観客に残された仕事といったら、単純にTV画面を拭くくらいかも。
Badly Drawn Boyがすべてのサウンド・トラックを作っているが、
それが映画のトーンと非常によく合っている。
特に、傑出したところのない映画ではあるが、
驚くべきは、非常にうまくできている。
夕方、のんびり見るには、最高に楽しい映画である。
10点満点で7点。

オトーサン、
ヒュー・グラントの名演技を堪能しました。
「彼の最高傑作じゃないかなあ」
前の席に座っていたカップルなんか、
感動して、最後に抱き合っていましたよー。
「でもなあ。プログラムがお粗末だよなあ」
公式HPを見たのですが、ロクな画像が載っていないのです。
「いい映画なのに、PR不足。おかしいんじゃないの?」


交渉人

オトーサン、
この映画批評に取り上げたのですが、
数年前にまちがって削除してしまいました。
「ようし、もう一度見るぞ」

原題:The Negotiator (1998)  
監督:F. Gary Gray 
脚本:James DeMonaco /Kevin Fox (II)
Genre: Action / Drama / Thriller
Rated R for violence and language. 
Country: Germany / USA  
上映時間: 139分 
あらすじ:
交渉専門家の警官は、
パートナーを殺し、年金基金を横領したと告発される。
精巧な陰謀の渦中で、
かれが無実を証明するたった一つの機会は、
自分自身が人質になり、
もう一人の交渉人の助けを得て、
手遅れにならないうちに陰謀の真相を暴くしかない・・・

出演者: 
Samuel L. Jackson ....  Lieutenant Danny Roman(ダニー)  
Kevin Spacey ....  Lieutenant Chris Sabian (クリス) 
J.T. Walsh ....  Inspector Terence Niebaum(ニーダム)  
オトーサン、
交渉人のど迫力に感動しました。
「鬼気迫るとは、このことだ」
サミュエル・L・ジャクソンの経歴を見ましょう。 

SAMUEL L.JACKSON 
サミュエル・L・ジャクソン 
誕生日 1948/12/21 
出身 米ジョージア州アトランタ 
アトランタのモアハウス・カレッジで演劇を専攻。
76年、NYに移り映画の端役やCMに出演。
ニグロ・アンサンブル・カンパニーなど、
多くの舞台で経験を積む。
81年「ラグタイム」で映画デビュー。
88年の「スクール・デイズ」以降、
スパイク・リー作品の常連となり、
91年、「ジャングル・フィーバー」でカンヌ映画祭助演賞を受賞。
94年、「パルプ・フィクション」で注目され、
「ダイ・ハード3」「スター・ウォーズシリーズ」で地位を確立。

出演作 
1981年「ラグタイム」
1987年「エディ・マーフィー/ロウ」
1988年「星の王子ニューヨークへ行く」「スクール・デイズ」
1989年「シー・オブ・ラブ」「ドゥ・ザ・ライト・シング」
1990年「モ’ベター・ブルース」「グッド・フェローズ」
     「ベッツィーの結婚」「エクソシスト3」
     「殺意のシステム 出世のための殺人フルコース」《
1991年「ジョニー・スウェード」「ジャングル・フィーバー」
     「ブロンクス/破滅の銃声」
1992年「パトリオット・ゲーム」「ジュース」「ホワイト・サンズ」
1993年「アモス&アンドリュー」「ローデッド・ウエポン1」
     「ジュラシック・パーク」「ポケット一杯の涙」
     「トゥルー・ロマンス」
1994年「ニュー・エイジ」「パルプ・フィクション」
     「フレッシュ」「ワイルド・ボーイズ」
1995年「死の接吻」「ダイ・ハード3」「代理人」「フルーク」
1996年「トゥリーズ・ラウンジ」「評決のとき」
     「ロング・キス・グッドナイト」「片目のジミー」
1997年「ジャッキー・ブラウン」「187」「プレイヤー死の祈り」
1998年「交渉人」「スフィア」「レッド・バイオリン」
     「アウト・オブ・サイト」
1999年「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」
     「ディープ・ブルー」
2000年「英雄の条件」「シャフト」「アンブレイカブル」
2001年「ケイブマン」
2002年「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」
     「トリプルX」「チェンジング・レーン」 

その他の出演者:
Ron Rifkin ....  Commander Grant Frost  
John Spencer (I) ....  Chief Al Travis  
David Morse ....  Commander Adam Beck  
Siobhan Fallon ....  Maggie  
Paul Giamatti ....  Rudy Timmons  
Regina Taylor (I) ....  Karen Roman  
Bruce Beatty ....  Markus  
Michael Cudlitz ....  Palermo  
Carlos Gomez (II) ....  Eagle  
Tim Kelleher (I) ....  Argento  
Dean Norris ....  Scott  
Nestor Serrano ....  Hellman  

User Rating:  7.2/10 (11,540 votes) 
オトーサン、
「高いスコアだ」

User Comments:
Greg Shafferさん
Midland, Michigan
1998年8月8日
力強く、知的な映画づくり


野心と知性に満ちた夏休み映画である。
ありえない事態を想定し、それをシリアスに描く。
難しい作業だが、この映画については、何の不安安もない。
大部分の映画とは異なって、きちんとした脚本があり、
すばらしい演技と組み合わせることで、
その難しさを克服しているのだ。
これが完璧にできたなら、
ジャクソンは、オスカー指名に値するだろう。
もちろん、彼ができない演技などはない。
しかし、難しい役である。
階下にいる警官たちには、
精神異常者だと信じさせなければならないし、
一方で、彼が無実で、間違いない仕事をすると、
人質に信じさせねばならない。
時折、撃ち合いシーンが入るという事実を考慮すると、
これはそう簡単な演技ではない。
少なくとも、彼は、MTV賞を獲得するだろう。
巧みに作られた映画が誕生した。
私は、大いに楽しんだ。
それはそうと、私は思う。
アクションは激しいが、論理的パターンが優先し、
しかも結末は失望させない。
全く面白い体験だった。

オトーサン、
つい最近の2つの事件を思い浮かべました。
1つは、東電の原子炉故障隠し。
内報者の名前が不用意にも明かされてしまったのです。
この映画では、内通者は射殺されてしまうのです。
もうひとつは、人質立てこもり事件。
警察の上手際で、人質の少女が殺されましたが、
この映画のようなプロの交渉人がいれば、
少女の命は、助かったかもしれません。
この映画、力作です。
交渉事に携わる人には、必見の映画ではないでしょうか。


告発

オトーサン、
「告発か。
学生時代に同じ題名の小説を書いたっけ。
内容?すっかり忘れてしまったなあ」
この映画の原題は、"Murder in the First"
第1級殺人事件。
拉致された方々の死因は、
病気・災害等と発表されていますが、
Murder in the Firstではないでしょうねえ。

原題:Murder in the First(1995)  
監督:Marc Rocco  
脚本:Dan Gordon (III)
Genre: Drama / Thriller
Color: Black and White / Color  
Country: France / USA  
上映時間:122分
あらすじ:
実話をもとにした映画。
1930年代にアルカトラズ刑務所に送られた
ケチな犯罪人が脱獄を企んで逮捕される。
罰として、独房に入れられる。
19日間収容が限度なのに、
ヘンリーは、冷たく真っ暗な独房で数年間も過ごし、
その結果、狂人になり、殺人者になる。 
その後、新米弁護士が弁護に立ち上がり
刑務所の悪行とヘンリーの無罪を立証しようとする。 

出演者: 
Christian Slater ....  James Stamphill(ジェームス:弁護士)  
Kevin Bacon ....  Henri Young (ヘンリー:死刑囚) 
オトーサン、
「真に迫ってる、ふたりともお見事!」

CHRISTIAN SLATER 
クリスチャン・スレーター 
誕生日 1969/8/18 
出身 米ニューヨーク 
父は舞台やテレビドラマ俳優、
母はキャスティング・ディレクター。
5才の時に離婚し、母方につく。
ドルトン・スクールと
プロフェッショナル・チルドレン・スクールに通い、
7才でTVドラマに出演。
9才でブロードウェイの舞台デビュー。
本格的映画デビューは、1985年「ビリー・ジーンの伝説」。
監督デビューは、短編「MUSEUM OF LOVE」。
プライベートでは婚約破棄や暴行事件などで
たびたびマスコミを賑わせる。 
ベビーフェイスながら、
年齢に左右されず、役柄にも囚われず
自在に演じられる演技派俳優。
ただし、ラブシーンに関しては、
女性のリードの仕方があまり得意ではない。

出演作 
1986年「薔薇の名前」
1988年「タッカー」「ローリング・キッズ」
1989年「宇宙への選択」「スウィート・ロード」
     「ヘザース/ベロニカの熱い日」
1990年「ヤングガン2」 「今夜はトークハード」
     「フロム・ザ・ダーク・サイド・ザ・ムービー 三つの闇の物語」
1991年「ロビンフッド」「モブスターズ/青春の群像」
     「スタートレックⅥ未知の世界」
1992年「カフス」《「グリーンガリー永遠の熱帯雨林」(声)
     「ハートブレイクダウン」
1993年「忘れられない人」「トゥルー・ロマンス」
1994年「インタビュー・ウイズ・ヴァンパイア」「告発」
     「ジミー・ハリウッド」
1996年「マンハッタン花物語」「ブロークン・アロー」
1997年「ジュリアン・ボーの涙」「バジル」
     「オースティン・パワーズ」
1998年「フラッド」「ベリー・バッド・ウェディング」
2000年「ザ・コンテンダー」「クライム&ダイヤモンド」
2001年「ウインドトーカーズ」「スコーピオン」
     「ズーランダー」

その他の出演者:
Gary Oldman ....  Milton Glenn  
Embeth Davidtz ....  Mary McCasslin  
William H. Macy ....  D.A. William McNeil  
Stephen Tobolowsky ....  Mr. Henkin  
Brad Dourif ....  Byron Stamphill  
R. Lee Ermey ....  Judge Clawson  
Mia Kirshner ....  Adult Rosetta Young  
Ben Slack ....  Jerry Hoolihan  
Stefan Gierasch ....  Warden James Humson  
Kyra Sedgwick ....  Blanche, Hooker  
Alexander Bookston ....  Alcatraz Doc  
Richie Allan ....  Jury Foreman  
Herb Ritts ....  Mike Kelly  

User Rating:  6.9/10 (2827 votes) 
オトーサン、
「7点台だと思うけれど」

User Comments:
Eitan Schechtmanさん
Rehovot, Israel
1998年9月6日
見る価値あり

この映画は、何といってもケビン・ベーコン。
この戦慄すべき映画では、
アルカトラスでの囚人の精神状態を扱っている。 
どんな観客でも、ベーコンの演技を通じて
刑の乱用に背筋が凍りつくだろう。 
私見だが、かれの最高の演技である。
他方、クリスチャン・スレーターは、
善意の弁護士を演じたが、影が薄く、演じきれていない。
物静かなベーコンが、この映画を救っている。
彼ほどすごい仕事ができる俳優を見たことはない。
ベーコンのおかげで、10点満点で8点をつけたい。

オトーサン、
「ベーコンもいいけど、
スレーターもいいと思うけどなあ」
その昔、サンフランシスコに行ったとき、
物売りやシーフード・レストランでにぎわう波止場から
沖合いにアルカトラズ島がみえました。
「潜水艦みたいな格好をした島だなあ」
「あれ、刑務所だったらしい。見学に行く?」
「オプショナル・ツアーで、お金取られるんだろう?
 ここでロブスター食べて待ってるよ」
1963年、この悪名高き刑務所は廃止され、
観光コースになったばかりだったのです。
見ておけば、この映画批評も、


スパイキッズ2:失われた夢の島

オトーサン、
この映画、ながいこと迷いました。
「見ようかなあ、どうしようかなあ。
子供向け映画だし、あまり前評判もよくないし」

原題:Spy Kids 2: Island of Lost Dreams (2002)     
監督・Robert Rodriguez
Genre: Adventure / SF / Family 
Rated PG for action sequences and brief rude humor.
上映時間:99分
あらすじ:
「スパイキッズ」の続編。
前作の冒険再現。 
カルメンとジュニ・コルテスは、
ほかの二人のスパイキッズ、
ゲイリーとガーティ・ギグルスとともに 
世界を救おうとする。 
相手は、ロメロなる悪い科学者だった。 


出演者:  
Alexa Vega ....  Carmen Cortez(カルメン) 
Daryl Sabara ....  Juni Cortez(ジュニ) 
Emily Osment ....  Gerti Giggles(ガーティ) 
Steve Buscemi ....  Dr. Romero(ロメロ博士) 
オトーサン、
子役2人のなかでは、
姉のカルメンを演じたアレックス・ヴェガが上手です。
もう一組のスパイキッズには、
天才子役オスメント君の妹エミリーちゃん。
なかなかの演技で、注目株です。
脇役では、美男俳優アントニオ・バンデラスよりも、
ロメロ博士を演じたスティーブ・ブシェミが怪演していました。

STEVE BUSCEMI
スティーブ・ブシェーミ 
誕生日 1957/12/13 
出身 米ニューヨーク・ブルックリン 
俳優を目指し、昼は消防署勤務、
夜はスタンダップ・コミックの舞台に立ち、
その合間にアクターズ・スクールに4年通う。
ジム・ジャームッシュ監督「ミステリー・トレイン」、
「ミラーズ・クロッシング」以降のコーエン兄弟の作品、
クエンティン・タランティーノ監督「レザボア・ドッグス」など
多数のインディペンデント映画に出演。
1996年に「トゥリーズ・ラウンジ」で
初の主演・監督・脚本をつとめた。 
ブシェーミは映画の世界観の中にいて
自分の世界観で演じることができる個性派俳優。
本来、脇役は映画に出てくる大勢の登場人物の中の一人として
埋没してしまうものだが、
彼は少ない出番の中でも他の登場人物とは
一線を画する演技で存在感をアピールする。
その演技も単に目立とうとか、
大げさにするとかいうものではなく、
出演映画に応じて、その映画の雰囲気にそぐわない演技をする。
彼自身はルックスや声に特徴があるわけではなく、
普通の人なのだが、仕草やしゃべりで
場の雰囲気になじまない異様な雰囲気を出すのが実にうまく、
時には主演俳優よりも印象に残ってしまう上思議な俳優である。 

出演作 
1984年「THE WAY IT IS OR EURYDICE IN THE QVENUE」
1986年「パーティング・グランス」「スリープ・ウォーク」
1987年「クロスカウンター」
1988年「真夜中にコール・ミー」《「ハート・オブ・ミッドナイト」《
     「バイブス/秘宝の謎」
1989年「ワン・ナイト・オブ・ブロードウェイ」
     「ニューヨーク・ストーリー」「ミステリートレイン」
     「フロム・ザ・ダーク・サイド・ザ・ムービー三つの闇の物語」
     「ニューヨークの奴隷たち」
1990年「ミラーズ・クロッシング」
1991年「レザボア・ドッグス」「バートン・フィンク」
     「ザンダリーという女」「キング・オブ・ニューヨーク」
     「ビリー・バスゲイト」
1992年「イン・ザ・スープ」「トワイライト・サマー」
1993年「風と共に去る20ドル?」
     「ラスト・アウトロー」「ライジング・サン」
1994年「ハードロック・ハイジャック」「未来は今」
     「パルプ・フィクション」
     「リビング・イン・オブリビオン/悪夢の撮影日誌」
     「サムバディ・トゥ・ラブ」
1995年「デスペラード」《「デンバーに死す時」
1996年「エスケープ・フロム・L.A.」「ファーゴ」
     「トゥリーズ・ラウンジ」「片目のジミー」
1997年「コンエアー」「リアル・ブロンド」
1998年「アルマゲドン」「ビッグ・リボウスキ」
     「ウェディング・シンガー」
1999年「ビッグ・ダディ」
2000年「28DAYS」
2001年「ファイナル・ファンタジー」(声)「ゴースト・ワールド」
     「モンスターズ・インク」(声)「ドメスティック・フィアー」
2002年「スパイキッズ2/失われた夢の島」 

その他の出演者:
Antonio Banderas ....  Gregorio Cortez 
Carla Gugino ....  Ingrid Cortez 
Mike Judge ....  Donnagon Giggles 
Danny Trejo ....  Uncle Izzy "Machete" Cortez 
Cheech Marin ....  Felix Gumm 
Matthew O'Leary ....  Gary Giggles (as Matt O'Leary) 
Ricardo Montalban ....  Grandfather 
Holland Taylor ....  Grandmother 
Alan Cumming ....  Fegan Floop 
Taylor Momsen ....  Alexandra, President's Daughter 
Christopher McDonald ....  President of the USA 

User Rating:  6.3/10 (613 votes)  
オトーサン、
「低予算にしは頑張ってるけど」
続編は低いというジンクスそのまま。
ちなみに、前作のスコアは、6.7でした。

User Comments:
1.85さん
2002年8月18日
前作の魅力も機知もなし。

この続編は、子役たちが思春期になってしまう前に、
かれらを最大限に利用するためにでっちあげた感じがする。
しかし、笑いもいい考えもある。
ハリー・ハウゼン監督への献辞が出たので、 
そうそう「アルゴ探検隊の大冒険」(1963)
子供に見せてやろうと思った。
脚本は、草案のような感じであり、
アイディアが整理されぬまま盛りこまれている。
野心的な子供映画だが、
ロバート・ロドリゲス監督は、
撮影前に充分な準備期間を与えられなかったのではないか。
幸いにも、前作の2人の主役、
アレックス・ヴェガとダリル・サバラが魅力的である。
彼らに、ポップ・スターをやらせるという
思いつきのようなエンディングには疑問を感じたが、
今日の多くのけばけばしい10代文化とはちがって、
かれらは日常的な自然さや本物のユーモア・センスを持っている。
このシリーズが終了したとしても、
二人の今後の活躍に期待したい。

オトーサン、
前作「スパイ・キッズ」同様
最初のうち、うつらうつら。
吹き替えが下手で、馬鹿らしくなったのです。
でも、最後のほうになって、目が覚めてきました。
「前作は、ディズニー映画+007だったけど、
今度は、ジュラシック・パーク+レイダース:失われたアークだなあ」
まあ、ウルサイことを考えずに、童心に返って見ればいいのでは。
ロドリゲス監督は、今回も3900万ドルの低予算で作ったので、
大儲けすることになるそうです。
「へえ、第3作も予定しているんだって?」


カットスロート・アイランド

オトーサン、
「カットスロート、死に物狂い」
怖そうな題名でしたが、ホラー映画でなく、
血湧き肉踊る海洋冒険活劇でしたよ。

原題:Cutthroat Island (1995)     
監督:Renny Harlin
原作:Michael Frost Beckner /James Gorman (I)ほか
Genre: Action / Adventure / Romance 
Rated PG-13 for some strong pirate action/violence and brief sensuality.
Country: USA / France / Italy / Germany 
上映時間:119分
あらすじ:
女海賊、モーガン・アダムズと
彼女の奴隷ウィリアム・ショーは、
宝物のありかを示す地図の3つの切れ端を取り戻し、
宝物をみつけるために大航海に出る。
残念なことに、地図の大事な部分は、残忍な叔父が持っている。
クルーたちは、彼女のリーダーシップ能力に懐疑的。
暴動を起こされる前に、探検を終えねばならない。
彼女の海賊行為をやめさせようという英国国王の介入もあって、
宝物探しは、いっそう難しくなる。

出演者:  
Geena Davis ....  Morgan Adams(モーガン) 
Matthew Modine ....  William Shaw (ショー)
Frank Langella ....  Dawg Brown(ドーグ) 
女海賊モーガンをジーナ・デイビスが大熱演。
屋根から馬車にひらりと飛び乗ったり、
崖から海に飛び降りたり、チャンバラをやったり...

経歴をみましょう。
GEENA DAVIS 
ジーナ・デイビス 
誕生日 1957/1/21  
出身 米マサチューセッツ州ウェアハム 
ボストン大学で演技を学び、下積み生活を経て、モデルに。
下着メーカーのカタログで彼女を見たシドニー・ポラック監督に抜擢され、
82年「トッツィー」で映画デビュー。
88年「偶然の旅行者」でアカデミー助演女優賞受賞。
91年「テルマ&ルイーズ」でアカデミー主演女優賞ノミネート。
過去にはジェフ・ゴールドブラム(87-90)、
レニー・ハーリン監督(93-98)と結婚していた。
現在は4度目となる。 
出演作 
1982年「トッツィー」
1985年「フレッチ/殺人方程式「突撃バンパイア・レポーター」
1986年「ザ・フライ」
1988年「ビートルジュース」「偶然の旅行者」
1989年「ぼくの彼女は地球人」
1990年「クィック・チェンジ」
1991年「テルマ&ルイーズ」
1992年「プリティ・リーグ」「ヒーロー/靴をなくした天使」
1994年「愛に気づけば」「眠れない夜はあなたと」
1995年「カットスロート・アイランド」
1996年「ロングキス・グッドナイト」
1999年「スチュアート・リトル」
2002年「スチュアート・リトル2」 

その他の出演者:
Maury Chaykin ....  John Reed 
Patrick Malahide ....  Ainslee 
Stan Shaw ....  Glasspoole 
Rex Linn ....  Mr. Blair 
Paul Dillon (I) ....  Snelgrave 
Christopher Masterson ....  Bowen 
Jimmie F. Skaggs ....  Scully 
Harris Yulin ....  Black Harry 
Carl Chase ....  Bishop 
Peter Geeves ....  Fiddler Pirate 
Angus Wright ....  Captain Trotter 
Ken Bones ....  Toussant 

User Rating:  5.1/10 (2,058 votes)  
オトーサン、
「低いなあ」

User Comments:
stormlordさん
Australia
2002年7月27日
主役が悪い。

ジーナ・デービス主演でなかったなら、
この映画は素晴らしかっただろう。
彼女が海賊キャプテン・モーガンというのは、
大きな疑問が残る。
たしかに、彼女は見た目は良いが、
それだけのことで、助演女優にしかすぎない。
彼女のアマチュアの腕前に頼ってしまったので、
誰もが、すぐに落胆してしまうだろう。
この映画には、優れた点もある。
美しいセット、衣装、助演陣のショーとマドドッグ。
エキサイティングなアクションとスピーディな展開は、
実に、刺激的である。
プロデューサーが、
デイビス以外の誰かに
主演女優を与えておれば、
この映画は古典になっただろう。
10点満点で6点。

オトーサン、
「ここまで悪口を言われては、立つ瀬ないなあ」
そういうひとっていますよね。
例えば、北朝鮮まで行って話を決めてきたのに、
拉致の真相究明不十分と猛烈に非難されているひと。
「拉致って何?」という程度だった記者が、
突然、被害者の家族のように正義の味方に変身。
「休場の窮状」なんて
散々悪口を叩かれた
横綱・貴の花が記者を相手に、
ひとことも口をきかない気持ちがよーく分かります。
「モーガンも可哀そうになあ。
アカデミー助演女優賞まで受賞しているのに
端役呼ばわりとは」
でも、ビビアン・リーとか、
アンジェリーナ・ジョリーがやったら、
もう少し大衆受けしたかもしれません。

オトーサン、
「結構、面白かったなあ」
帆船の雄姿が素敵でしたよ。


サイン

オトーサン、
「ナイト・シャマラン監督作品か。
主演がメル・ギブソン、
そりゃあ、いい映画に決まってる!」
「シックス・センス」のナイト・シャマラン監督は、
最近では、スピルバーグをしのぐ売れっ子なのです。

原題:Signs (2002)     
監督・脚本:M. Night Shyamalan
Genre: Drama / SF / Thriller 
Rated PG-13 for some frightening moments.
上映時間:106分
あらすじ:
ペンシルバニア州バックス郡。
町の牧師グレアム・ヘスの農場で
500フィートの穀物のミステリー・サークルが、
見つかった。
このサークルは、メディアの熱狂を引き起こし、
ヘスの信仰をテストすることになる。
彼は、このサークルの真実を発見するために旅する。

出演者:  
Mel Gibson ....  Father Graham Hess(グラハム) 
Joaquin Phoenix ....  Merrill Hess(メリル) 
Rory Culkin ....  Morgan Hess(モーガン:子役) 
Abigail Breslin ....  Bo Hess(ボー:子役) 
オトーサン、
子役2人がかわいかったですが、
ここは、やはりメル・ギブソンでしょう。

MEL GIBSON 
メル・ギブソン 
誕生日 1956/1/3 
出身 米ニューヨーク 
11人兄弟の中に育ち、
12歳の時にオーストラリアに移住。
高校を卒業すると、
姉の薦めでシドニーの国立演劇学校に入学。
舞台を経て在学中の1977年「SUMMER CITY」映画デビュー。
彼を一躍スターダムに押し上げたのは、
1979年「マッド・マックス」。
暴漢に妻子を殺され、復讐に燃える警官マックスを演じた。
1980年、ビデオ映画「ティム」(1979)と
「誓い」(1981)でオーストラリア映画協会最優秀男優賞を受賞。
1984年「ザ・リバー」でアメリカ進出。
1993年「顔のない天使」で初監督・主演をつとめ、
続く監督・主演作品「ブレイブハート:(1995)で
1996年度アカデミー作品賞と監督賞を受賞。 
メル・ギブソンは、人間の感情というものを強く前面に押し出し、
観客を魅了させることの出来る舞台俳優に近い映画俳優である。 
彼はアクション映画一つとっても、
ただのアクションにとどまらず、
表情や演技からあふれ出る感情を観る者にぶつけてくる。
特に怒りに対する表現力は突出していて、
「マッド・マックス」のマックスや
「リーサル・ウエポン」のリッグス、
「ブレイブハート」のウィリアムの復讐劇に観客が同化できるのも、
彼の演技力のなせる技であろう。 
出演作 
1977年「SUMMER CITY」
1978年「メル・ギブソンの青春グラフィティ」
1979年「マッドマックス」「ティム」
1980年「THE CHAIN REACTION」
1981年「誓い」「マッドマックス2」
1982年「危険な年」「ATTACK FORCE Z(特別奇襲戦隊Z」
1984年「ザ・リバー」「燃えつきるまで」
     「バウンティ/愛と反乱の航海」
1985年「マッドマックス/サンダードーム」
1987年「リーサル・ウエポン」
1989年「テキーラ・サンライズ」《「リーサル・ウエポン2」
1990年「エア・アメリカ」《「バード・オン・ワイヤー」
     「ハムレット」
1992年「フォーエバー・ヤング/時を超えた告白」
     「リーサル・ウエポン3」
1993年「顔のない天使」
1994年「マーヴェリック」
1995年「ブレイブハート」「ポカホンタス」(声)「キャスパー」
1996年「身代金」
1997年「陰謀のセオリー」「ファーザーズ・デイ」
     「フェアリーテイル」
1998年「リーサル・ウエポン4」
1999年「ペイ・バック」
2000年「パトリオット「ハート・オブ・ウーマン」
         「ミリオンダラー・ホテル」「チキン・ラン」(声)
2001年「ワンス・アンド・フォーエバー」
2002年「サイン」

その他の出演者:
Cherry Jones ....  Officer Caroline Paski 
Patricia Kalember ....  Colleen Hess 
M. Night Shyamalan ....  Ray Reddy 
Ted Sutton ....  SFC Cunningham 
Merritt Wever ....  Tracey Abernathy 
Lanny Flaherty ....  Mr. Nathan 
Marion McCorry ....  Mrs. Nathan 
Michael Showalter ....  Lionel Prichard 
Kevin Pires ....  Brazilian Birthday Boy 
Clifford David ....  Columbia University Professor 
Rhonda Overby ....  Sarah Hughes 

User Rating: 7.8/10 (11,511 votes)top 250: #236 
オトーサン、
「うわーっ、世界の名作250に入る映画だ!
今年、一番の映画かも」

User Comments:
Jean-Michel Fustinさん
Aberdeen, UK
2002年9月17日
シャマラン監督の人間の目的と運命に関する新たな探求。

シャマラン監督は、人間の目的と運命に関する探求を続けている。
「シックス・センス」では、
予知力のある少年がその天与の才能を無視するものの、
やがて最後に、ひとびとの精神を助けることを描いた。
「アンブレイカブル」では、
壊れることのない肉体をもった男の
怪我することもできない重苦しさを描いた。
彼は、幸せを取り戻すために、
人生の目的を見つける必要があった。
「サイン」は、我々の行為の目的よりも、
人間それ自身については語ることはない。
たとえ、彼らが欺かれようとも、無駄な努力をしようとも。
世の中には、運命や偶然の一致があるのだろうか? 
我々の意思を越えて、何者かによって導かれ、
意味をもつようなことはあるのだろうか?
ハリウッドは、シャマラン監督に、
傑作を創造するように舞台を整えてきた。
「サイン」は、牧師の農場のなかのミステリー・サークル...
そしてエイリアンについて物語る。
空に光の群れが描くハルマゲドンと攻撃放送というのは、
よくある話であり、4次元の世界で描かれてきた。
しかし、率直に言って、
2つの映画をこれ以上比較するのは無意味である。
それは、ちょうど、「X-マン」と「アンブレイカブル」を
比較するようなものだ。
この映画では、一つの家の中ですべての事件が起こる。
そして、ああ、神よ、過激な愛国心と空中戦!
影、ノイズ、宇宙ゲームが、おかしな瞬間や愚かな演技で
中断させられなかったならば、非常に怖い映画になったことだろう。
しかし、ホラー映画のような撮影がシャマラン監督の狙いではなかった。
これらは、渾然一体として、驚くべき結末になだれこみ、
すばらしい映画を創造する。
配役はよい。
今回、ブルース・ウィルスでなく、
メル・ギブソンを起用したのは、よかった。
メルは、とうもろこし農民兼シングル・ファザー、
兼神父として、実に適役だった。


オトーサン、
この映画、3回見方が変わりました。
最初、モノクロでシンプル、
まったく凝ったところないところが、
「新鮮だなあ」と感動しました。
中盤になると、
とうもろこしが揺れるのを見るだけで
おそろしくて、おそろしくて、いたたまれない気分になりました。
「しまった!ホラー映画だったんだ」と激しく後悔。
話題の結末については、期待しすぎたせいか、
「何だ、馬鹿にしている。インチキだ。
こんな脚本で、ハリウッド史上、最高の脚本料とは?」
とケチをつけたくなりました。
「シックス・センスは、よかったけれど、
あとの2作は、駄作だなあ」

なお、
"Father"は、父かと思っていましたが、
神父でした。
最後にエイリアンを野球のバットで撃退するというのも、
お粗末でした。
この映画、米国では、ヒットしましたが、
日本ではどうでしょうか?


シャーキーズ・マシーン

オトーサン、
「この題名、どういう意味だろうなあ」
最近、英語名をそのまま使う邦題が増えました。
「シャーキーは、人名だろうな。
マシーンは、機械か、それとも機関かもな。
どっちにしてもよくわからんなあ」

原題:Sharky's Machine (1981)     
監督:Burt Reynolds
原作:William Diehl 
脚本:Gerald Di Pego 
Genre: Crime 
上映時間:122分
あらすじ:
シャーキーは、アトランタの麻薬捜査官。
麻薬ディーラーを追っている際に、撃ちあいになる。
犠牲者が出て、署長を怒らせてしまい、
風紀課勤務になる。
出世の見込みのない任務である。
盲目の売春婦とその彼氏との
2重殺人の調査にあたるために、
彼は、仲間の調査官を集める。
これが、シャーキーズ・マシーンである。
強力なギャング兼ブローカーのビクターが、
殺人事件の背後にいて、
ナンバーワン詐欺師に高級アパートを貸し、
1晩で1000ドルも稼ぐ高級娼婦ドミノに
狙った客の情報を得させていることを知る。
殺し屋が再び襲ってくる。
今度は、シャーキーを狙っているのだ。
彼は、娼婦ドミノを安全のために山荘に隠す。
彼を助けようと仲間たちが、応援に駆けつけるが、
ビクターもさるもの。
多くの共犯者がいて、
そのうえ、凶悪極まりない殺し屋もいるのだ。

出演者:  
Burt Reynolds ....  Sharky(シャーキー) 
Rachel Ward ....  Dominoe(ドミノ) 
Henry Silva ....  Billy Score(ビリー) 
オトーサン、
「バート・レイノルズ、力が入っている」
監督兼主演俳優で、刑事シャーキー役。
魅力的な登場人物が多くて、楽しめました。
謎の美女ドミノ役は、
映画初主演のレイチェル・ウォード、
初々しいですね。
しつこく追ってきて撃たれても死ない殺し屋ビリー役は、
ヘンリー・シルヴァ。

BURT REYNOLDS 
バート・レイノルズ
誕生日 1936/2/11 
出身 米ジョージア州ウェイクロス 
TVシリーズ「夜間捜査官ホーク」で主役。
61年「奇蹟の天使」で映画デビュー。
70年代から80年代前半のアクション俳優。 
出演作 
1961年「奇蹟の天使」「機工兵団」
1965年「虐殺部隊」
1966年「さすらいのガンマン」
1968年「夏の日にさようなら」
1969年「賭けの報酬」「黄金の銃弾」「100挺のライフル」
          「恐怖のダイビング/鮫と金塊」
1970年「類人猿捜索隊」
1972年「複数犯罪」「脱出」
     「ウディ・アレンの誰でも知りたがってるくせにちょっと聞きにくい
           SEXのすべてについて教えましょう」
1973年「シェイマス」「キャット・ダンシング」「白熱」
1974年「ロンゲスト・ヤード」
1975年「デキシー・ダンスキングス」「ラッキー・レディ」「ハッスル」
1976年「サイレント・ムービー」「ゲイター」「ニッケルオデオン」
1977年「トランザム7000」「タッチダウン」
1978年「グレート・スタントマン」
1979年「結婚ゲーム」
1980年「ラフ・カット」「トランザム7000VS激突パトカー軍団」
1981年「キャノンボール」「結婚しない男」「シャーキーズ・マシーン」
1982年「テキサス1の赤いバラ」「結婚しない族」
1983年「グッバイ、デイビッド」「ストローカーエース」「キャノンボール2」
1984年「シティヒート」
1985年「スティック」
1987年「ビッグヒート」「マローン/黒い標的」
1988年「レンタ・コップ」「スイッチング・チャンネル」
1989年「ブレイキング・イン」《「天使のわんちゃん/チャーリーのお話」
     「証人を消せ/レンタ・コップ2」
1992年「ザ・プレイヤー」
1993年「コップ&ハーフ」
1994年「冷たい夜は死の匂い」
1996年「素顔のままで《「フランケンシュタインと僕」
     「バート・レイノルズ/ザ・コマンド」
          「マッドドッグ」「CITIZEN RUSH」
1997年「ブギーナイツ」
     「ビーン」「ビッグ・シティ・ブルース」
1999年「パップス」「ミステリー、アラスカ」
2000年「マイアミ・ガイズ 俺たちはギャングだ」
2001年「ドリヴン」「ハリウッド・ゲーム」

その他の出演者:
Vittorio Gassman ....  Victor 
Brian Keith ....  Papa 
Charles Durning ....  Friscoe 
Earl Holliman ....  Hotchkins 
Bernie Casey ....  Arch 
Richard Libertini ....  Nosh 
Darryl Hickman ....  Smiley 
Joseph Mascolo ....  Joe Tipps 
Carol Lacatell ....  Mabel 
Hari Rhodes ....  Highball Mary 
John Fiedler (I) ....  Barrett 
James O'Connell (I) ....  Twigs 

User Rating:  5.7/10 (469 votes)  
オトーサン、
「まあ、こんなものかな。
いい俳優がそろったのに惜しいなあ」

User Comments:
peter.ferrignoさん
Sydney, Australia
2000年3月20日
レイノルズが最高....

厳しく妥協しない警官のスリラー。
これは、「脱出」、「ブギーナイツ」と並んで、
レイノルズの傑作映画である。
厳しい妥協しない警官は、
サディスティックなギャング、ゆがんだ警察、
カンニングをしている政治家と対決しなければならない。
しかも、美しい売春婦のレイチェルを覗き見して楽しむこともできる!!
このレイノルズの手になる本当にパンチのきいたアクション映画には、
助演陣に80年代前半の最高の性格俳優の何人かが出演している。
チャールズ・ダーニングは、パパ役で、
アトランタ風俗犯罪取り締まり班の背が低いボスを演じる。
禅に影響されたパートナーのバーニー・ケーシー、
ブライアン・キースは、ジャンンクフード好きで、
シャーキーズ機関のメンバーを愛している。
そして、忘れてならないのが、悪者たちである。
堕落した政治家アール・ホリマン、
暴力団のボスで冷血でやり手のヴィットリオ・ガスマン、
氷のような止められない暗殺者ヘンリー・シルバ.....、
そして、カンフーの使い手もいる!!?
マニキュアするのは誰だ....????
銃撃シーンのすばらしいロケハン、
興味深い脚本、
ダーニングとキーズが時折見せるコミカルな瞬間、
すごいスタントマン、
骨の隋まで興奮させるファイトシーン。
これらがあいまって、
この映画は、80年代前半の最も楽しい警官映画となっている。
これは、バートの最後の傑作である。
その後、彼は、スクリーンの上でも、私生活の上でも、
かなり厳しく長い停滞期に入る。
それから再び90年代に復活してくるのだ。

オトーサン、
このユーザーコメントを翻訳しながら、
「フアンって有難いものだなあ。
いい時も悪い時も、影日向なく見守ってくれる」
どういうわけか、
舟木一夫さんを愛するおばさん軍団と
かれの復活劇を思い浮かべてしまいました。
でも、映画を見ている間の正直な感じは、
「しまった!スリラーだった。
やけに怖いシーンを引き延ばすなあ」
というものでした。
主人公のシャーキーを演じているレイノルズは、
監督だから助かるに決まっているのですが、
「こわいものは怖い!」
何度も、DVDをOFFにしました。

なお、ちょっと気になったのは、
日本の話題が出てくるところ。
「日本人は、身長が1メートルしかない」
「禅をやっていると痛みを感じない」
「菜食だから太らない」
「ドリブン」での名演に好感をもっていましたが、
やや影がさしてしまいました。


ジョニー・ディスティニー

オトーサン、
題名に、
「クエンティン・タランティーノの
ジョニー・ディスティニー」とあるので、
「そうか、タランティーノって、
そんなにすごい役者なのか」
感動して、このDVDを借りました。

原題:Destiny Turns on the Radio (1995)     
監督:Jack Baran
脚本:Robert Ramsey (V)/Matthew Stone (I)
Genre: Crime / Comedy / Fantasy 
Rated R for language.
上映時間:102分
あらすじ: 
ジョニー・ディスティニーの運転する
ダッジ・ロードランナーが、
ラスべガスに向かう途中、燃えてしまう。
かれは、砂漠で見知らぬ人に拾ってもらう。
物事は、いつも見かけとは同じではない。
この街、ラスべガスでは何でもありなのだ。
特に、稲妻が走り、電波が乱れるような夜には。
刑務所から逃げ出したストレンジャーは、
昔の暮らしを取り戻そうとする。
銀行強盗で奪ったお金を取り戻し、
その仕事のせいで失った恋人の愛を取り戻そうとする。
しかし、何かが、かれの思いを妨げる。
それは、単なる運なのだろうか
…あるいは運命なのだろうか?

出演者::  
Dylan McDermott ....  Julian Goddard(ジュリアン) 
Nancy Travis ....  Lucille(ルシール)
Quentin Tarantino ....  Johnny Destiny(ジョニー・ディスティニー) 
オトーサン、
主役は、ジュリアンとルシールを演じた役者なのに、
どうして、端役のジョニー・ディスティニーを演じる 
クエンティン・タランティーノが、
主役みたいに扱われるのか、不思議でした。 

経歴をみましょう。
QUENTIN TARANTINO 
クエンティン・タランティーノ 
誕生日 1963/3/27  
出身 米テネシー州ノックスビル 
出演作 
1991年「レザボア・ドッグス」
1994年「パルプ・フィクション」「サムバディ・トゥ・ラブ」
     「スリーブ・ウィズ・ミー」
1995年「デスペラード」「フォー・ルームス」
     「ジョニー・ディスティニー」
1996年「ガール6《「フロム・ダスク・ティル・ドーン」
2000年「リトル・ニッキー」 

その他の出演者:
James LeGros ....  Thoreau 
James Belushi ....  Tuerto 
Janet Carroll ....  Escabel 
David Cross (II) ....  Ralph Dellaposa 
Richard Edson ....  Gage 
Bob Goldthwait ....  Mr. Smith 
Barry Shabaka Henley ....  Dravec 
Lisa Jane Persky ....  Katrina 
Sarah Trigger (I) ....  Francine 
Tracey Walter ....  Pappy 
Allen Garfield ....  Vinnie Vidivici 
Ralph Brannen ....  Henchman 

User Rating:  4.2/10 (413 votes)  
オトーサン、
「4点台か。低いなあ《
主人公が脱獄犯で、
車泥棒も、人殺しもいとわないくせに、
ひょうひょうとしていて、
罪の意識などこれっぽっちもないというのが、
嫌われた理由でしょう。

sanyaさん
1999年1月28日
この映画が好きだ。 
この映画に出ている奴らよりも
自分が知的だなんて思わんぜ。
これが、このコメディについて言えるすべてだ。
J.Bellushiの"Mr.Destiny"と正反対の筋書きだ。
いいストーリー、予想もしなかった結末。
この映画、著者たちに名声も大金も
もたらさなかったようだが、
大衆ってそんなものだ。
ゴメンネ。 

オトーサン、
この匿名の投書に同感です。
とんまなキャラクターに魅せられました。
トーンも、マナーも、キャラも素敵なのです。
「ジョニー・ディスティニーが、
真夜中のプールから、燦然と輝きながら出てくるなんて
素敵な設定だなあ」
ハリウッドで売れっ子のナイト・シャマラン監督が
いかにも喜びそうな設定です。
舞台が、ラスベガスで、
マリリン・モーテルというのも気にいりました。
ネオンサインは、マリリンの有名なシーン。
地下鉄の通風孔からの風で
スカートがめくりあがるというもの。
部屋の名前が、
「荒馬と女」、
「紳士は金髪がお好き」
というように映画の題名がついているのも、
大変にしゃれていました。
「マリリン・モンローが出ていたらなあ」
この映画、世界の名作になったかもしれません。


ドラキュラ

オトーサン、
ほのぼの映画批評に
「ドラキュリア」を掲載済みなので、
借りるときに、「同じやつかなあ」と心配。
でも、この作品、あのコッポラ監督のもので、
出演者がこれまた最高です。

原題:Dracula (1992) 
監督:Francis Ford Coppola
原作:Bram Stoker
脚本:James V. Hart (screenplay)
Genre: Horror / Romance 
上映時間:130分
あらすじ:
ドラキュラの新しい版は、
ブラム・ストーカーの古典小説に忠実である。 
若い弁護士が東欧の陰気な霧の村に派遣される。
捕らえられて、上死身の吸血鬼ドラキュラに幽閉される。
ドラキュラは、ロンドンに旅行し、
弁護士の婚約者ミナの写真をみて一目ぼれをする。 
英国で、ドラキュラは、誘惑と恐怖の帝国を作り上げ、
ミナの親友ルーシの生き血を呑む。 
ルーシーの友人たちは、結束してドラキュラを追放しようとする。

出演者:
Anthony Hopkins.... Professor Abraham Van Helsing(ヘルシング博士)
Gary Oldman.... Prince Vlad Dracula(ドラキュラ)
Winona Ryder.... Mina Murray/Elisabeta(ミナ)
オトーサン、
背筋がぞくぞくしました。
怖かったこともありますが、
それ以上に豪華なキャストに感激しました。
「ゲーリー・オールドマンとアンソニー・ホプキンス。
これって、あの「ハンニバル」の名コンビではないですか。
女優のウィノ・ライダーも妖艶でしたし、
キアヌ・リーブスやモニカ・ベルッチといった
主演俳優までが脇役で出ているのです。

ANTHONY HOPKINS 
アンソニー・ホプキンス
誕生日  1937/12/31
出身 英ウェールズ州マーガム
パン屋を営む両親の一人息子として生まれる。
17歳で地元のYMCAのアマチュア劇団に参加すると、
カーディフにある
ウェルシュ・カレッジ・オブ・ミュージック&ドラマの奨学金を得る。
2年間学んだ後、イギリス軍に2年間在籍。
61年に奨学生として王立舞台芸術学校に通い、
63年に銀勲位授与者として卒業する。
卒業後は舞台で活躍。
67年「冬のライオン」で映画本格的にデビュー。
91年「羊たちの沈黙」のレクター役でアカデミー主演男優賞を受賞。
出演作
1967年「冬のライオン」
1969年「ハムレット」
1970年「鏡の国の戦争」
1971年「八点鐘が鳴る時」
1972年「戦争と冒険」
1973年「人形の家」
1974年「ジャガー・ノート」
1976年「エンテベの勝利」
1977年「オードリー・ローズ」「遠すぎた橋」
1978年「インターナショナル・ベルベット」「マジック」
1980年「エレファントマン」「LOVEシーズン」
1984年「バウンティ 愛と反乱の航海」
1986年「チャーリング・クロス街84番地」
1988年「青い夜明け」「浮気なシナリオ」 
1990年「逃亡者」
1991年「羊たちの沈黙」
     「スポッツウッド・クラブ」
1992年「チャーリー」「トライアル審判」
     「ドラキュラ」「ハワーズ・エンド」「フリー・ジャック」
1993年「日の名残り」「永遠の愛に生きて」「愛の果てに」
1994年「レジェンド・オブ・フォール果てしなき想い」
     「ケロッグ博士」
1995年「ニクソン」
1996年「サバイビング・ピカソ」
1997年「アミスタッド」「ザ・ワイルド」
1998年「マスク・オブ・ゾロ」
     「ジョー・ブラックをよろしく」
1999年「ハーモニーベイの夜明け」タイタス」
2000年「M:I*2」「グリンチ」(ナ)
2001年「ハンニバル」「アトランティスのこころ」
2002年「9デイズ」

その他の出演者:
Keanu Reeves.... Jonathan Harker
Richard E. Grant.... Dr. Jack Seward
Cary Elwes.... Lord Arthur Holmwood
Bill Campbell.... Quincey P. Morris
Sadie Frost.... Lucy Westenra
Tom Waits.... R.M. Renfield
Monica Bellucci.... Dracula's Bride
Michaela Bercu.... Dracula's Bride
Florina Kendrick.... Dracula's Bride
Jay Robinson (I).... Mr. Hawkins
I.M. Hobson.... Hobbs
Maud Winchester.... Downstairs Maid

User Rating:  7.0/10 (11,029 votes) 
オトーサン、
「おお、高いなあ」

User Comments:
jester-22さん
Payson, Utah
1999年1月16日
原作小説の脚色としては疑問があるが、
いい映画である。
私は、ブラム・ストーカーの名前が、
なぜ、この映画の題名についたのか分からない。
なぜなら、登場人物と重要な2、3の筋書きを除くと、
この映画は、ブラム・ストーカーの古典小説と異なっている。
しかし、この映画は、いい映画である。
ときに筋書きは面白く、信じられないような目を見はらせるシーンがある。
特に最後30分。
私は、ドラキュラとミナのロマンスは不必要だと思う。
これでは、観客の感動を引き起こすには不足である。
しかし、最初の数分のドラキュラが
吸血鬼になった理由を紹介したあたりは
非常によく出来ていた。
(もっとも、原作小説にはないが)
ブラム・ストーカーの原作小説の忠実な脚色を求めているならば、
誰かがいつかやってくれるのを待つしかない。
しかし、ドラキュラ物語の面白い新しい筋書きを探しているならば、
ビデオ店に行った時に、この映画を借りてほしい。

オトーサン、
この映画、見終わって、欲求不満でした。
配役は、最高ですし、
19世紀のロンドンの風俗もなかなかのもの。
でも、メッセージがピンとこないのです。
神に裏切られて吸血鬼になった
ドラキュラの悲劇が、伝わってきないのです。
神なき国の住人のせいでしょうか。


インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア

オトーサン、
今日もドラキュラもの。
題名を見て驚きました。 
「吸血鬼にインタビュー?そんなこと出来るの?」
とんでもないことを思いついたもんです。

原題:Interview with the Vampire: The Vampire Chronicles (1994)     
監督:Neil Jordan
原作・脚本:Anne Rice 
Genre: Drama / Horror 
上映時間:123分
あらすじ:
農場所有者ルイスは、妻を失って、
1年もたたないうちに、生きる意志を失った。
レスタートなる吸血鬼がルイスを好きになり、
彼に夜の生き物、すなわち、
吸血鬼になったらどうかと申し入れる。
ルイスが受け入れたので、
レスタートは、ルイスの血を吸って、
吸血鬼の血と入れ替えてしまう。
ルイスは、レスタートから
吸血鬼として生きる方法を学ばねばらない。

出演者:  
Tom Cruise ....  Lestat de Lioncourt(レスタート) 
Brad Pitt ....  Louis de Pointe du Lac(ルイ) 
Kirsten Dunst ....  Claudia(クローディア) 
オトーサン、
配役をみての印象は、
「若いひとに人気の俳優だなあ。
トム・クルーズ、ブラット・ビット、 
こりゃスゴイや」
見終わった後の印象は、
「ブラット・ビット、いいなあ。最高の演技だ。
クリステン・ダンスト、いいなあ。
いい役に恵まれたなあ。」
経歴紹介をお読みいただけば分かるように、
彼女は、この映画で賞をひとり占めしています。

KIRSTEN DUNST 
キルスティン・ダンスト 
誕生日 1982/4/30  
出身 米ニュージャージー州ポイントプレザント 
3才で芸能界入りし、70本以上のCMに出演。
89年「ニューヨーク・ストーリー」で映画デビュー。
94年「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」で
ゴールデン・グローブ賞ノミネート、
ブロックバスター・ビデオ・アワードの助演新人賞、
MTVアワードのベスト・ブレークスルー・アーティスト賞、
サターン・アワードのベスト・ヤング・アクトレス賞を受賞。 
出演作 
1989年「ニューヨーク・ストーリー」
1990年「虚栄のかがり火」
1994年「インタビュー・ウイズ・ヴァンパイア」
     「若草物語」「ジム・キャリーIN ハイ・ストラング」
1995年「ジュマンジ」
1996年「マザー・ナイト」
1997年「噂の真相/ワグ・ザ・ドッグ」
1998年「スモール・ソルジャーズ」
     「ガールズ・ルール!100%おんなのこ主義」
     1999年「ヴァージン・スーサイズ」
     「わたしが美しくなった100の秘密」
2000年「クロウ 復讐の翼」
2001年「チアーズ!」「クレイジー/ビューティフル」
2002年「スパイダーマン」「アクシス」(声) 

その他の出演者:
Stephen Rea ....  Santiago 
Antonio Banderas ....  Armand 
Christian Slater ....  Daniel Malloy 
Virginia McCollam ....  Whore on Waterfront 
John McConnell (I) ....  Gambler 
Mike Seelig ....  Pimp 
Bellina Logan ....  Tavern Girl 
Thandie Newton ....  Yvette 
Indra Ove ....  New Orleans Whore 
Helen McCrory ....  2nd Whore 
Lyla Hay Owen ....  Widow St. Clair 
Lee Emery (II) ....  Widow's Lover 

User Rating:  7.0/10 (14,685 votes)  
オトーサン、
「もっと高いスコアで、いいはず」

User Comments:
mjensen-3さん
San Antonio
2002年5月17日
過去最高の吸血鬼映画だ。

過去10年間で、この映画は、最高の映画である。 
ブラット・ビットは、これまでで最高の演技だった。
苦痛と怒りを表現した。
トム・クルーズは、
ハンサムで孤独なレスタートを見事に演じきった。
アントニオ・バンデラスは、
アーモンド役でぞくぞくさせてくれた。
そして、クリステン・ダンストは、
クローディアとして見事な演技をみせた。
少女そのもの体をもった女性を演じきった。
この映画は、吸血鬼が単に血を吸うけだものではない。
かれらも魂と感情をもっているのだという。
脚本家のアン・ライスは、吸血鬼の世界にあなたを誘ない、
あなたに深く考えさせる。
もしも、吸血鬼に出会って、じっくりとお互いについて
語りあったらどうだろうかと。
ニール・ジョーダンの監督は、催眠術をかけるようで、
演技もまたそうだった。
ブラットもトムも、アカデミー賞にノミネートされるべきだ。
この映画が、最優秀作曲賞に輝いたのは、喜こばしい。
この映画は、いい。
将来にわたって、みんなが見て、好きになってほしい。
私は、この映画を吸血鬼映画好きのすべてのひとにお勧めしたい。
10点満点で15点だ。 

オトーサン、
とても驚きました。
「こんなベタボメのユーザーコメントも、
めずらしいなあ」
でも、まったく同じように思ったのも事実です。
とくに、クローディアの人物像の造形は、忘れがたいものでした。
「これから少女を見るときの見方が変わるなあ。
そのうち、世界の名画250にランクインするぞ」



ファングス

オトーサン、
「ファングスって、何だろう?《
辞書を引くと、fangは、牙、犬歯、毒牙とあります。  
でも、DVD英語題名は、RATS。
IMDBに"RATS"と入力しても、出てきません。
あるいはと思って、YAHOOに「ファングス」と入力。
ドイツ語の題目がみつかりました。
そして、探しだしたのが、以下のサイト内容。
ところが、あらすじも、ユーザー・コメントも
書き込みがありません。
「IMDBは、外国映画に弱いなあ]」

原題:Ratten - sie werden dich kriegen! (2001) (TV)     
監督:Jorg Luhdorff
脚本:Alexander M. Rumelin 
Genre: Action / Thriller 
Country: Germany / Czech Republic 
あらすじ:(DVDの宣伝文句)
黒い洪水のように押し寄せる数百万のネズミの群れ。
小さく鋭い牙≪ファングス≫が人間を噛み裂き、
魔の疫病が都市を死滅させてゆく。
そして、人類の種の存亡を賭けた闘いが始まった!

出演者:  
Ralph Herforth ....  Dabrock(ダブロック) 
Anne Cathrin Buhtz ....  Katrin(カトリン)
Karin Neuhauser ....  Semmler-Heiduck(女性市長) 
オトーサン、
「まあ普通の役者さんばかりだなあ。
うまくもなく、下手でもなく」

その他の出演者:
Christian Kahrmann ....  Stuffz Hubert 
Helmut Lorin ....  Dinter 
Christoph Hagen Dittmann ....  Bennat 
Frank Roth (I) ....  Waldemar 
Janek Rieke ....  Werner 

User Rating:  5.3/10 (15 votes)  
オトーサン、
「まあ、こんなところだろうなあ」

User Comments:
movies/687さん
日本
出来の悪いアニマル・スリラー

ドイツのTVムービー。
チェコの資本が入っている。
原題の"Ratten - sie werden dich kriegen!"は、
"Rats - they will get you!"、すなわち
「鼠たち - 彼らはお前を捕えるぞ!」という凄まじいもの。
監督のヨルク・リュードルフはTV専門の人のようだ。
日本で流通しているビデオ/DVDは、
残念ながら英語吹き替え版で、"Rats"という英語タイトルが付いている。
『ザ・ペスト』と似たところが多い。
どちらも都市の地下でネズミが繁殖する話で、
清掃局の職員がストをやっていてゴミが街角に放置されており、
女性の市長が手を打つのが遅れて大変なことになる。
ただ、『ザ・ペスト』が比較的まじめな映画だったのに対し、
こちらはネズミの駆除をする男たちを主人公とする、
非科学的なモンスター・パニック映画になっていた。
その分だけつまらない。
また、こちらの舞台はフランクフルト。
主人公の男を演じるラルフ・ヘアフォースは、
『ザ・ペスト』にもクレジットされているようだが、
何の役だったのかは上明。
ヒロインのアンネ・カトリン・ブーツは比較的新人のようだ。
ネズミ嫌いの人ならば嫌な思いができるだろう。
どうせならもっと凄いものを期待していたんだが、
あらゆる点で中途半端。

オトーサン、
ドイツのひとのゴミ収集や大気汚染への関心の強さを
あらためて感じました。
NYはまったく分別収集などしていないのに、
ドイツのゴミの分別収集は、10数種類に分けるのです。
だから、上記ユーザー・コメントにあるように、 
市長が清掃局の民営化を図ったために、
ストが起き、町中ゴミだらけになるなんていうのは、
ドイツ人にとっては、想像を絶する悪夢なのです。

オトーサン、
後、ネズミだらけの時期を経験しましたから
わが家で、たまにゴキブリが出て、
奥方や娘たちがパニックになる心理がまったく理解できません。
何がスリルかというのは、個体差があります。 
そこで、みんなを怖がらせようとすると
ねずみの大群を持ち出さざるをえず、
すると今度は、絵空事になって
B級ホラー映画になってしまうのです。


プリティ・リーグ

オトーサン、
「あざといな」
イヤな感じを受けました。
ヒットした「プリティ・ウーマン」にあやかった邦題です。

原題:A League of Their Own(1992)     
監督:Penny Marshall
原作・脚本:Kim Wilson /Kelly Candaele
Genre: Comedy / Drama 
上映時間:128分
あらすじ:
第二次世界大戦がはじまった。多くの野球選手が徴兵される。
野球を救おうと、数人のオーナーが、
All American Girls Baseball Leagueを結成する。
映画は、90年代に飛ぶ。
40年代に活躍した女子野球選手のひとりが
野球の殿堂の開所式に出席する。
ながい思い出がはじまる。
主人公は、女子プロ野球がはじまった年の姉妹。
ふたりは、職業選手として切磋琢磨して、
自分を磨き、大衆にアピールし、
1940年代をたくましく生きぬいていく。 

出演者:  
Tom Hanks ....  Jimmy Dugan(ジミー) 
Geena Davis ....  Dottie Hinson(ドッティ:捕手/姉)
Lori Petty ....  Kit Keller(キット:投手/妹) 
オトーサン、
感心しきり。
「うまいなあ。トム・ハンクス!」
登場して最初の印象的なシーンは、
トイレに駆け込んで、用足しをするところ。
肩がゆれたりして、大笑いしました。
相手役のドッティも、好演していました。

TOM HANKS 
トム・ハンクス 
誕生日 1956/7/9  
出身 米カリフォルニア州オークランド 
カリフォルニア州立大学在学中から
シェイクスピア劇団の舞台に立つ。
80年「血塗られた花嫁」で映画デビュー。
84年「スプラッシュ」で注目され、
「ビッグ」で初めてアカデミー賞にノミネートされる。
93年「フィラデルフィア」と
94年「フォレストガンプ/一期一会」で
二年連続アカデミー主演男優賞受賞。
96年「すべてをあなたに」で監督デビュー。
私生活では在学中の演劇クラスで
スーザン・ディリンガム(ルイス)と知り合い、
コリン・ハンクスが生まれる。
82年に二人目の子供エリザベスが生まれる。
87年に長い調停の末、離婚。
88年に再婚したリタ・ウィルソンとの間にも二人の子供がいる。
別れた妻サマンサは末期癌に冒され、治療費の援助を行っている。
出演作 
1980年「血塗られた花嫁」
1984年「スプラッシュ」バチェラー・パーティ」
1985年「赤い靴を履いた男の子」「ピース・フォース」
1986年「恋の邪魔者」「マネー・ピット」
1987年「さよならは言わないで」
1988年「ドラグネット/正義一直線」「パンチライン」「ビッグ」
     「メイフィールドの怪人たち」
1989年「ターナー&フーチ/すてきな相棒」
1990年「虚栄のかがり火」「ジョー、満月の島へ行く」
1992年「プリティ・リーグ」「ラジオフライヤー」(ナ)
1993年「めぐり逢えたら」
     「フィラデルフィア」
1994年「フォレスト・ガンプ/一期一会」
1995年「アポロ13」「セルロイド・クローゼット」
     「トイ・ストーリー」(声)
1996年「すべてをあなたに」
1998年「プライベート・ライアン」「ユー・ガット・メール」
1999年「グリーンマイル」「トイ・ストーリー2」(声)
2000年「キャスト・アウェイ」
2002年「ロードトゥパーディション」 

GEENA DAVIS 
ジーナ・デイビス 
誕生日 1957/1/21  
出身 米マサチューセッツ州ウェアハム 
ボストン大学で演技を学び、下積み生活を経て、モデルに。
下着メーカーのカタログで彼女を見たシドニー・ポラック監督に抜擢され、
82年「トッツィー」で映画デビュー。
88年「偶然の旅行者」でアカデミー助演女優賞受賞。
91年「テルマ&ルイーズ」でアカデミー主演女優賞ノミネート。
過去にはジェフ・ゴールドブラム(87-90)、
レニー・ハーリン監督(93-98)と結婚していた。
現在は4度目となる。 
出演作 
1982年「トッツィー」
1985年「フレッチ/殺人方程式「突撃バンパイア・レポーター」
1986年「ザ・フライ」
1988年「ビートルジュース」「偶然の旅行者」
1989年「ぼくの彼女は地球人」
1990年「クィック・チェンジ」
1991年「テルマ&ルイーズ」
1992年「プリティ・リーグ」「ヒーロー/靴をなくした天使」
1994年「愛に気づけば」「眠れない夜はあなたと」
1995年「カットスロート・アイランド」
1996年「ロングキス・グッドナイト」
1999年「スチュアート・リトル」
2002年「スチュアート・リトル2」 

その他の出演者:
Madonna ....  Mae All-The-Way-Mae' Mordabito
Jon Lovitz ....  Ernie Capadino 
David Strathairn ....  Ira Lowenstein 
Garry Marshall ....  Walter Harvey 
Bill Pullman ....  Bob Hinson 
Megan Cavanagh ....  Marla Hooch 
Rosie O'Donnell ....  Doris Murphy 
Tracy Reiner ....  Betty 'Betty Spaghetti' Horn 
Bitty Schram ....  Evelyn Gardner 
Don S. Davis ....  Racine Coach Charlie Collins 
Renee Coleman ....  Alice Gaspers
Ann Cusack ....  Shirley Baker 

オトーサン
「聖子ちゃんより、うまいけどな」
脇役で印象に残りませんでしたが、
マドンナが女子選手のひとりとして出演しています。

User Rating:  6.9/10 (8,311 votes)  
オトーサン、
「かなりいいスコアだ」

User Comments:
Evelyn Bryantさん
United States
2001年7月2日
すばらしい女子選手たち、
信じられない出来事、その思い出。

この映画は、オールアメリカン女子プロ野球リーグ選手が
スポーツとして認められるようになるまでを見事に描いている。
最初は、見世物としてフェミニストたちや
男性たちに軽くあしらわれたが、
苦境を乗り越え、限界を打ち破り、野球を女性のものにする。
それまでは、自分たちがどんなに野球好きでも、
野球などやろうものなら、見下されたものだった。
まるで、カスみたいに扱われ、
女性でないように扱われ、女性の恥だったのだ。
しかし、認められなくても、彼女たちは、
野球場で、まさに忘れられない革命家となった。
さらに、この映画には、ユーモアとすばらしい物語がある。
姉妹愛が世界女子プロ野球選手権のタイトルをすら上回るのだ。
この映画は、女性たちにとって忘れられない映画になるだろう。
全ての女子野球やソフトボール選手の鑑である。

オトーサン、
「本当に、アメリカ人って、野球が好きなんだなあ」
「フィールド・オブ・ドリーム」みたいですが、
ある意味で、もっと野球好きがつくった映画ではないでしょうか。
エンド・クレジットが終わっても、
まだ野球のシーンと印象的な主題歌が流れていて、
アンパイアの判定に女子選手が猛烈に抗議しています。
すると、審判がこう答えるのです。
「昨日はボールでも、今日は、ストライクなの」
この一言があるだけで、スコアを高くしたくなるのです。
言葉の力ってありますよね。


ニクソン

オトーサン、
「えっ、こんな映画あるの?」
オリバー・ストーン監督の「JFK」は有吊ですが、
ライバルだった「ニクソン」も撮っていたのです。 
「辞任に追い込まれた大統領、面白そうだ」

原題:Nixon (1995) 
監督:Oliver Stone
脚本:Stephen J. Rivele /Christopher Wilkinson (I)ほか
Genre: Drama 
Rated R for language.
Color: Black and White / Color 
上映時間:192分
あらすじ:
リチャード・M・ニクソンは、
屈辱にまみれて大統領職を辞任した。 
訴追を免れるためにホワイトハウスを去った唯一の大統領。 
映画は、ウォーターゲートへの侵入事件からはじまる。
ニクソンの転落のはじまりだった。 
膨大な資料映像を用い、
回想場面では白黒写真を用いる。
オーソン・ウェルズの「市民ケーン」に似ているが、
ストーン映画の常として、人間を誇張して描き、
暗く、そして時として不正確だ。 

オトーサン、
「何だこりゃ、あらすじ紹介の域を超えている。
オリバー・ストーン監督批判じゃないか」

出演者:  
Anthony Hopkins ....  Richard M. Nixon(ニクソン)
Joan Allen ....  Pat Nixon(パット夫人)
Ed Harris ....  E. Howard Hunt(ハント) 
オトーサン、
「丸顔のアンソニー・ホプキンスを
起用することはないだろうに」
ニクソンは馬面で、全然ちがいます。
でも、名優ホプキンス、さすがです。
ニクソンが善人に見えてくるから上思議。

その他の出演者:
Powers Boothe ....  Alexander Haig  
Bob Hoskins ....  J. Edgar Hoover 
E.G. Marshall ....  John Mitchell 
David Paymer ....  Ron Ziegler 
David Hyde Pierce ....  John Dean 
Paul Sorvino ....  Henry Kissinger 
Mary Steenburgen ....  Hannah Nixon 
J.T. Walsh ....  John Ehrlichman 
James Woods ....  H. R. Haldeman 
Brian Bedford ....  Clyde Tolson 
Kevin Dunn (I) ....  Charles Colson 
Fyvush Finkel ....  Murray Chotiner 

User Rating:  6.9/10 (3,487 votes)  
オトーサン、
「惜しいなあ、7点台にあと一息」

User Comments:
virek213さん
San Gabriel, Ca., USA
2001年7月11日
悲劇で傷ついた男の肖像。

第37代大統領ニクソン。
多くの中傷者と弁護者がいた。
オリバー・ストーン監督は、かれに衝撃的な光をあてた。
アメリカ史においてニクソンは
稀れにみる政治的知性の持ち主であり、
社会が乱気流に置かれていた時代が望んだ人物だったとして、
その肖像を非常に公正に扱っている。
ニクソンは、政治的な才能の持ち主だった。
共産主義者たちを容赦なく攻撃し、
右翼の支持者間で評判を得る一方、
ロシアとの間で、
核の緊張を減らすABM条約に調印することができた。
ウォーターゲート事件とその後のパラノイアによって、
そうした政治的な贈り物の価値が?なわれたのは残念である。
誰も、ストーンが、このテーマに光をあてるとは予想しなかった。
彼は、ニクソンがギリシアの悲劇の人物のアメリカ版だとする。
カメラワークのめまぐるしさや、
陰謀説や多くの作り事が邪魔しているものの、
「ニクソン」は、魅力的で見るに値する映画である。
ストーンが、ニクソンのために集めたケースは、
「JFK」撮影の際に得たもののようである。
ジョーン・アレンは、パット・ニクソンを見事に演じている。
オスカーの助演女優賞に値する。
ジェームス・ウッズ、パワーズ・ブース、
J.T.ウォルシュ、ボブ・ホスキンズ、ディヴィド・ハイド・ピアス、
そしてエド・ハリス、みんな立派で迫真の演技だった。
10点満点で8点。
作り事の部分があるので、2点減点。

オトーサン、
若い頃、ケネディにほれこんでいたので、
そのライバルだったニクソンを馬鹿にしていました。
政治家の理想像はケネディ、醜いほうはニクソン、
そう相場が決まっていました。
でも、ニクソンは、
ヴェトナム戦争を終わらせ、
キッシンジャーの助言を受けて
訪中して米中国交回復を実現し、
ソ連との間で軍拡競争をやめ、
さらには、日本にニクソン・ショックを与え、
その経済的台頭に歯止めをかけたり、
外交政策の面では、大活躍をしました。
私淑していたリンカーンのように
歴史に名を残せませでんしたが、
大きな業績を残しました。
再評価すべきでしょう。

オトーサン、
政治家が大勢出てくるこの映画をみて、
昔のある出来事をふっと思い出しました。
国務長官をつとめられた方が、
会社を訪問されたときに、
その接待係をおおせつかったのです。
いろいろと知恵をしぼって
おみやげに、日本の誇るキャノンの
コンパクト・カメラを差し上げることにしました。
社長からカメラを手渡されて、元長官は、
"Oh! CANON. Made in Japan.It's Wonderfull !"
そう喜ばれて、プレゼントを開封しました。
そのあとの出来事については、書きたくありません。
恥ずかしくて、穴があったら入りたい気分でした。
いまでも、思います。
「プレゼントは、日本人のように、後で開封してよ」
カメラには、Made in Taiwanと刻印してあったのです・・・


ブギーナイツ

オトーサン、
バート・レイノルズが製作・監督・主演した
「シャーキーズ・マシーン」のユーザーコメントで、
この「ブギーナイト」がバートの傑作と出ていたので、
見たいなと思っていたら、TSUTAYAにありました。
「ラッキー!」

原題:Boogie Nights (1997)     
監督・脚本:Paul Thomas Anderson
Genre: Drama  
Rated R for strong sex scenes 
with explicit dialogue, nudity, drug use, language and violence. 
上映時間:152分
あらすじ:
エディは、ジャック・ホナーに見出された野心的な俳優。
ジャック・ホナーは、ポルノ映画の監督だが、
自分は芸術作品をつくっていると思っている。
エディは、自分の芸名をダーク・ディグラーとし、
70年代後半のポルノ産業のライフスタイルと
人間関係にひたりこむ。 

出演者:  
Mark Wahlberg ....  Eddie Adams/Dirk Diggler(エディ)
Julianne Moore ....  Amber Waves/Maggie (アンバー)
Burt Reynolds ....  Jack Horner (ジャック)
オトーサン、
「エディ、何の取柄もない青年だね」
大器をもっていたのが、幸運のはじまり。
活火山のようで、何度でも爆発できるのです。
この青年を売り出し中のマーク・ウォルバーグが好演しています。
「うーん、地なのか、演技なのか」
そのほか、バート・レイノルズとジュリアン・ムーアが出演。
「ジュリアン・ムーアがポルノ女優。贅沢な映画だなあ」

MARK WAHLBERG 
マーク・ウォルバーグ 
誕生日 1971/6/5  
出身 米マサチューセッツ州ドーチェスター 
下層階級の貧しい9人家族で育ち、
少年時代はストリートの上良少年だった。
12歳の時にブレイク・ダンサーとして活躍し始め、
14歳の時にはエレクトリック・ジェネレイションに所属していた。
一時は、万引で逮捕され、ドチェスー青少年救済センターに通っていた。
その後、ハイスクールを9年生で中退し、
兄のドニー達と結成したニュー・キッズ・オン・ザ・ブロックで
芸能界デビューし、2000年現在、2枚のヒットアルバムをリリース。
94年「勇気あるもの」で映画デビュー。
96年「悪魔の恋人」で初主演。
他にジョージ・クルーニーと共演した「スリー・キングス」
「パーフェクト・ストーム」がある。 
出演作 
1994年「勇気あるもの」
1995年「バスケットボール・ダイアリーズ」
1996年「悪魔の恋人」
1997年「フェイクディール 偽札」「ブギーナイツ」
1998年「ビッグ・ヒット」
1999年「スリー・キングス」「NYPD15分署」
2000年「パーフェクト・ストーム」「裏切り者」
2001年「PLANET OF THE APES/猿の惑星」「ロック・スター」

その他の出演者:
Luis Guzman ....  Maurice T. Rodriguez 
Don Cheadle ....  Buck Swope 
Philip Baker Hall ....  Floyd Gondolli 
Heather Graham ....  Rollergirl/Brandy 
Philip Seymour Hoffman ....  Scotty J. 
Thomas Jane ....  Todd Parker 
William H. Macy ....  Little Bill 
Ricky Jay ....  Kurt Longjohn 
John C. Reilly ....  Reed Rothchild 
Robert Ridgely ....  Colonel James 
Alfred Molina ....  Rahad Jackson 
Nicole Ari Parker ....  Becky Barnett 

User Rating:  7.5/10 (16,171 votes)  
オトーサン、
「高いスコアだ。大勢のひとが見ている!」

User Comments
MikeIconさん
Peabody, MA
2002年8月20日
スゴイ映画。

この映画を見て、僕は映画監督になりたくなった。
とても素敵で、1997年の最高の映画のひとつだ。
3部門でノミネートされたが、
オスカーなんか取れなくてもいい。
この映画には、珍しいことに、
キラー・サウンド・トラックが使われている。
アンダーソンは、すばらしい脚本を書き、
ほぼ3時間におよぶ傑作をつくりあげた。
この映画で、バート・レイノルズが復活した。
また、マーク・ウォルバーグをはじめ、 
John C. Reily, Philip Seymour Hoffman, Don Cheadle, 
Luis Guzman, Thomas Jane, Heather Grahamが活躍している。
ジュリアン・ムーアとWilliam H. Macyも
いずれも見事な演技を見せている。
この映画は、1970年代と80年代はじめの
アダルト映画産業の内幕を見せてくれる。
ウォルバーグ演じるダーク・ディグラーは、17歳。
たったひとつの取柄が、13インチのあれ。
観客が見守るなか、かれはこの産業のトップに登っていき、
また、奈落の底に落ちていく。
麻薬を使用し、レコードもつくろうとする。
バート・レイノルズは、アダルト映画の監督を演じる。
かれは、ディグラーを見出す。
ムーアは、アンバー・ウエイブを演じるが、
アダルト映画の女優になったがために子供を手放さざるを得ない。
John C. Reily は、Reed Rothchildを演じる。
ダークの親友で、かれの助手役である。
Philip Seymour Hoffman は Scotty役で映画づくりに携わる。 
Heather Graham は、ローラー・ガールを演じ、
実に興味深い登場人物である。
アンダーソンは、この映画によって、
ハリウッド最高の映画製作者であることを実証した。
この映画は、すでに古典である。
多くの記憶に残るせりふやシーンがある。
これは、ポルノではなく、いい映画だ。
いい映画をみたいひとにとっては、必見。

オトーサン、
「長いなあ」
17才の少年が栄光の絶頂へ、
そして奈落の底に転落するまでを描くのですから、
時間がかかるのはしょうがないのでしょうが...
「まあ、映画は、2時間が限度、2時間半はつらい」 
でも、なかなかよく出来た映画でした。


ディープ・コア2000

オトーサン、
TSUTAYAで急いでいたので、
題吊をよく確認せずに借りたのが、このDVD。
「まさか、ポルノ映画じゃなかろうなあ《
地球内奥部にあるコアのことでした。

原題:Deep Core (2000)     
監督:Rodney McDonald
原作・脚本:Martin Lazarus & Phillip J. Roth
Rated PG-13 for action violence, language and brief sexuality.
上映時間:90分
あらすじ:
オトーサン、
「ありゃ、IMDBに出ていない!」
しょうがないので、自分で書きましょう。 
石油掘削業者が高性能の掘削機を開発する。
地中奥深く掘り進んで、石油のありかを探索するのだ。
ところが、爆破の規模が大きすぎて、
地球のマグマの安定が?なわれ、
世界的規模で、火山の爆発や津波が起きる。
これを食い止めようと、ブライアンらは、
地中深くもぐっていく・・・

出演者:  
Craig Sheffer ....  Brian Goodman (ブライアン)
Terry Farrell ....  Allison Saunders(アリソン) 
Harry Van Gorkum ....  Alan Morrisey(アラン) 
オトーサン、
「みんな、がんばってはいるけれど、
残念ながら、たいした役者じゃないなあ」

CRAIG SHEFFER 
クレイグ・シェーファー 
誕生日 1960/4/23  
出身 米ペンシルバニア州 
出演作 
1985年「BAD/傷だらけの疾走」
1986年「禁じられた恋」
1987年「恋しくて」
1988年「傷だらけの青春」
1990年「ミディアン」
1991年「アイ・オブ・ザ・ストーム」
1992年「リバー・ランズ・スルー・イット」
1993年「サンドラ・ブロック IN アマゾン」「ロードランナー」
     「ファイヤー・イン・ザ・スカイ/未知からの生還」
1994年「スリープ・ウィズ・ミー」「クォーター・バック」
1995年「共犯者」「愛と勇気の翼」「ブラッド・ノット/影を殺した女」
     「遙かなる栄光」
1996年「真夏の出来事」
1997年「ホワイトハウス/殺人連鎖」「ダブル・テイク」
          「ハード・テクニック」
1998年「ザ・フォール」「疑惑の幻影」
1999年「タービュランス2」
2000年「ヘルレイザー/ゲート・オブ・インフェルノ」
     「ディープ・コア2000」

その他の出演者:
Bruce McGill ....  Sam Dalton 
Wil Wheaton ....  Rodney Bedecker 
James Russo ....  Darryl Simmons 
Ron Yuan ....  Chin Li 
James Lew ....  Lou Chang 
Kenneth Choi ....  Wayne Lung
Dean Cameron (I) ....  Head Engineer 
Donald Li ....  Colonel Sun Po 
Catherine Kwong ....  Phong Li 
Joseph Patrick Kelly ....  M.I.B. #1 
Dean Biasucci ....  M.I.B. #2 
Gary Hershberger ....  Henry  

User Rating:  3.1/10 (88 votes)  
オトーサン、
「低いスコアだなあ《

User Comments:
dave-333さん
2002年5月26日
核心に迫れず、ちっとも堀下げていない。

最初のクレジットで、
爆発の合成画像が繰り返し出てくるので、
イヤな予感がしたが、その通りになった。
その警戒信号を無視して見続けた観客は、
パンドラの箱が開き、
ありとあらゆるでたらめに出会うことになる。 
爆破するはずが、火花が出るだけの機械;
携帯カメラでのホーム・ムービーのようなショット;
悪者=資本家という決まり文句;
お決まりの科学者間の性差論争;
高い建物がジグソーパズルのように崩壊しはじめる都市が
絵葉書のようにしか見えない短い地震のシーン;
ウィル・ホイートンは、
先妻について冗談を飛ばすふくれっ面の20代の男を演じているが、
まるで犬歯を抜いた直後のようだ;
これは、"Crack in the world"の現代版ではない。
監督は、未来の大器ではない。
ポジティブな面も紹介しておこう。
良く出来た映画が、いかにすぐれた技術で
出来ているかに気づくということである。

オトーサン、
見終わって、紊得。
「こりゃあ、スコアが低いはずだ」
まず、高性能の掘削機械がチャチ。
次に、ストーリーがめちゃめちゃ。
核爆発を気軽に起こそうとする神経が疑問ですし、
中国が介入し、最後に白人を射殺するのも気分悪いでしょう。
最後のラブシーンも、とってつけた感じです。
「よくも、次々と観客の神経を
逆なでするようなことを考えたものだ」
新人監督が、たくさんの映画があるなかで、
目立とうとすると、どうしても、
大博打や奇策に出ようという誘惑にかられがちです。
この映画、それが裏目に出たようです。


アモーレス・ペロス

オトーサン、
例のごとく、TSUTAYAで、6本借りました。
ところが、店員が、
「これは新作なので、
当日か、1泊2日か、2泊3日か、どれにしますか?」
2泊3日の料金を払いましたが、
面白くて面白くて、その夜のうちに見終えてしまいました。
「しまった。当日返却にしておけばよかった《

原題:Amores perros (2000)     
監督:Alejandro Gonzalez Inarritu
脚本:Guillermo Arriaga (I) 
Genre: Thriller / Drama  
Rated R for violence/gore, language and sexuality.
Country: Mexico 
Language: Spanish 
上映時間:153分
あらすじ:
三話構成: 
オクタビオは、無目的に生きる負け犬の若者。
スペイン人居留地に住み、チンピラの兄ラミロの
嫁であるスサナに横恋慕している
一方、成功した編集者は、妻子を見捨て、 
浅はかで神経症なスーパーモデル、バレリアと
アパートを借りて同棲する夢を抱いている。 
さらに、エル・チーボがいる。
かれは、元テロリストで、いまは殺し屋であるが、 
なぜか、若い娘のあとを付け回している。
秘密の関係があるようだ。 
彼は、また、お金をもらって、
若く裕福な色男のビジネスマンを殺そうとしている。 
かれらの人生、2匹の犬の運命が分かちがたく結びつく。
事件は、変化がめまぐるしい暴力的な街、
メキシコ・シティのの中心部で起こる。 

出演者:  
Gael Garcia Bernal ....  Octavio (オクタビオ:弟)
Goya Toledo ....  Valeria(バレリア:スーパーモデル) 
Emilio Echevarria ....  El Chivo - The Goat(エル・チボ:殺し屋) 
オトーサン、
「みな無名だけど、目が輝いている。
必死で生きている。そこがいいなあ」

その他の出演者:
Vanessa Bauche ....  Susana
Alvaro Guerrero ....  Daniel 
Jorge Salinas ....  Luis 
Marco Perez ....  Ramiro 
Rodrigo Murray ....  Gustavo 
Humberto Busto ....  Jorge 
Gerardo Campbell ....  Mauricio 
Rosa Maria Bianchi ....  Aunt Luisa 
Dunia Saldivar ....  Susana's Mother 
Adriana Barraza ....  Octavio's Mother 
Jose Sefami ....  Leonardo 
Lourdes Echevarria ....  Maru 

User Rating:  8.1/10 (5,194 votes)  top 250: #180 
オトーサン、
「高いなあ。世界の180位だ!」

User Comments:
LaMadrugadaさん
Atlanta, Georgia
2002年9月20日
最高傑作。
この10年でもっとも進んだ芸術作品。

まず、この映画の否定者に言いたい。
この芸術作品が分からないようなら、 
空虚なハリウッド映画に入り浸っているせいだろう。
この映画の輝きは、多面的な豊穣さ、深さ、曖昧性、
含蓄、そしてさまざまな対比にある。 
映画は、芸術である。
芸術は、立派な解釈など必要としない。 
この映画は、さまざまなひとたちに多くの解釈を許すだろう。 
ひとびとは、まず、この映画の単純な脚本に気づくだろう。
その後、撮影方法、編集、演技が最高にすばらしいことに気づく。 
芸術の一形態としての映画愛好者として、 
これまで見たもっとも好きな映画だと思う。

オトーサン、 
久しぶりにメモをとりながら、見ました。
場面転換が早くて、ついていけないからでした。
でも、見はじめて1時間くらい経つと、
監督の狙いがすこしずつ見えてきました。
過去・現在・未来がある一点で交錯するのです。 
見終わった後、興奮しました。
「スゴイ映画が出来たものだ」
あとで、付録のメイキング(製作秘話)をみると、
アレハンドラ監督は、36回も脚本を書きなおしたそうです。
「全員が脇役、主役は神だ」
こんなせりふ、スター・システムにどっぷり浸っている
ハリウッドの監督では言えませんよね。
もうひとつ、素敵な胸を打つせりふがありました。
老いたテロリスト、エル・チーボの言葉です。
「公平な社会を築き、皆で共有したかった。
だが、見事に失敗した」
喪失感がひしひしと伝わってきました。
オトーサン、ポツリ。
「オレも、同じ夢を見て、ものの見事に失敗したなあ」


処刑人

オトーサン、
「英語の題名も書いていないし、また駄作か」
まったく期待しないで、みはじめました。
ところが、どんどん面白くなっていくのです。

原題:The Boondock Saints(1999)     
監督・脚本:Troy Duffy
Genre: Crime / Action / Comedy  
Rated R for strong violence, language and sexual content.
Country: USA / Canada 
Color: Black and White / Color  
上映時間:110分
あらすじ:
アイルランド人のマクマナス兄弟は、
ボストンに住み、働いている。
この地上から悪という悪を駆逐せよ
という神のお告げをうけて
神の業を実行しはじめる。
大衆からの非難もなく、
流血の惨事を追うFBIのスメッカーにとっても、 
兄弟のやっている悪人駆除は、
ひそかに彼が願っていることでもあった。 
真理と正義の信条に命を懸けるかれらは、
Boondock聖人たちと呼ばれ、大衆に歓迎される。 
誰もがひそかに認める善なる行為だったからだ。 

出演者:  
Willem Dafoe ....  Paul Smecker(スメッカー) 
Sean Patrick Flanery ....  Connor MacManus(マクマナス;兄) 
Norman Reedus ....  Murphy MacManus(弟) 
David Della Rocco ....  Rocco (ロッコ)
オトーサン、
「このFBI捜査官のスメッカー、いいなあ。
さすが、ベテランのウイレム・デフォー」
オペラをウォークマンで聞いて、
指揮者になったような身振りをしながら
死体を検証するんですよ。

WILLEM DAFOE 
ウィレム・デフォー 
誕生日 1955/7/22  
出身 米ウィスコンシン州アップルトン 
外科医の父と看護婦の母の間の
7人兄弟の6番目の子として生まれる。
高校を中退して、ミルウォーキーの前衛劇団シアターXに参加。
78年ニューヨークに出て、
エリザベス・ルコントが率いる劇団ウースター・グループに
加わって舞台活動を続ける。
映画デビューは81年「天国の門」。
83年「ラブレス」で初主演。
「プラトーン」アカデミー助演男優賞にノミネート。 
活躍度 ◎→ 
演技幅 個性 
演技力     ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ   ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1981年「天国の門」
1983年「ハンガー」「ラブレス」
1984年「ロードハウス66」「ストリート・オブ・ファイヤー」
1985年「L.A.大捜査線 狼たちの街」
1986年「プラトーン」「ディア・アメリカ」(声)
1988年「最後の誘惑」「サイゴン」「ミシシッピー・バーニング」
1989年「生きるために」「7月4日に生まれて」
1990年「イントルーダー怒りの翼」「クライ・ベイビー」
     「ワイルド・アット・ハート」「ドアーズ」
1991年「ライト・スリーパー」
1992年「BODY/ボディ」「ホワイト・サンズ」
1993年「時の翼に乗って/ファラウェイ・ソー・クロース」
1994年「愛しすぎて/詩人の妻」「今そこにある危機」
     「欲望の華」
1995年「ヴィクトリー/遙かなる大地」
1996年「イングリッシュ・ペイシェント」「スピード2」
     「FISHING WITH JOHN」「バスキア」
1997年「白い刻印」
1998年「ルル・オン・ザ・ブリッジ」
1999年「イグジステンズ」「処刑人」:
2000年「アメリカン・サイコ」「シャドウ・オブ・ヴァンパイア」
     「アニマル・ファクトリー」
2001年「ぼくの神様」
2002年「スパイダーマン」

その他の出演者:
Billy Connolly ....  Il Duce 
David Ferry (I) ....  Detective Dolly 
Brian Mahoney ....  Detective Duffy 
Bob Marley (II) ....  Detective Greenly 
Richard Fitzpatrick ....  The Chief 
William Young (VI) ....  Monsignor 
Robert Pemberton ....  Mackiepenny 
Bill Craig (I) ....  McGerkin 
Dot Jones ....  Rosengurtie 
Scott Griffith (II) ....  Ivan Checkov 
Layton Morrison ....  Vladdy 

User Rating:  7.7/10 (4,787 votes)  
オトーサン、
「高いなあ、思ったよりずっと高いスコアだ」

User Comments:
Christoph Heumannさん
Bonn, Germany

1999年8月15日
そう新しくはないが、
いいアイディアを映画化した。
"Pulp Fiction"の流れを汲む娯楽作品。
最初に紹介しよう:
1999年8月、ドイツのケルンで開催された
"Fantasy Film Festival" での未公開版についてのもの。
「この映画は、知的で、おかしく、物の見事に暴力的な映画であり、
娯楽作品として高い価値をもっている。
物語は、2人のアイルランド人の兄弟をめぐるもので、
エキセントリックなFBIの捜査員を
おそろしいウィレム・デフォーが演じている。
兄弟は、敬虔なカソリック教徒だが、数ケ国語を流暢にしゃべる。
屠殺場で働いていて、金と武器を手にする。
そして、いよいよ、ボストンの悪人相手に十字軍をスタートさせる。
プロの殺し屋、マフィアのボス、麻薬デーラーが相手である。
FBIの捜査官が兄弟の後を追うが、
かれは正義は兄弟の側にあることに気づく。
この基本的な筋書きが、この高度に血生臭い物語の基礎にある。
すばらしく、ときに実にコミカルな会話がある。
愉快なギャグ、多くのクレイジーな状況があり、
愉快でたまらない筋運びがある。
アクション、射撃シーンは細部までうまく組み立てられているが、
それよりもすばらしいのは、
主演俳優たちであり、かれらの会話であり、
ぐんぐん引きこまれる筋書きである。
その上、分裂した時空構造を体験することができる。
これは、すでに、キューブリックの映画 "The Killing" や
タランティーノの "Reservoir Dogs"でおなじみであるが、
この映画のそれは、新しい地平を切り開くものとなっている。
だから、見ていて面白いのである。
勿論、登場人物たちは、時々、ちょっと浅薄になるし、
みな彼等のバクグラウンドを知りたいとおもうが、
ちょっとしたコメントがあるだけなのは残念である。
全体的にみて、また製作意図から見ても
この"Boondock Saints"は、すばらしい娯楽映画である。
もう、それ以上を望む必要はない。

オトーサン、
この映画の舞台となっている
ボストンの裏町の風景を楽しみました。
この夏、ボストンに行ったのですが、
まあ、観光コースだけでしたから、
この映画の裏町にある独特の匂いが実によかったのです。
「ボストンって、やはりアイルランド系が多いんだ」
ケネディ一家が表の顔なら、
マフィアが裏の顔ということになります。


トップガン

オトーサン、
「トム・クルーズか、おもしろそうだな」
西部劇かとおもいましたが、ちがいました。
トップガンとは、全米のパイロットのうち、
最優秀の1%の者を意味し、彼等を鍛えに鍛えて、
戦争に備えようという狙いのようです。

原題:Top Gun (1986)     
監督:Tony Scott
脚本:Jim Cash (I) /Jack Epps Jr. 
Genre: Action / Drama 
上映時間:110分
あらすじ:
マーベリックは、新人パイロット。
ペルシャ湾でミグ戦闘機2機に遭遇した。
同僚は恐怖で心身喪失状態、しかも燃料が尽きる。
ようやく帰還したが、同僚が辞めたため、
順位が繰り上がったマーベリックは、
海軍トップガン・スクールに入所させられる。
そこで、かれは他のパイロットと競争し、
戦闘中に死んだパイロットだった父の逸話を聞かされる。
父の過失で、同僚たちが大勢死んだという噂もあった。
マーベリックは、同僚を押しのけて、
ベスト・パイロットになろうとする。 
また、教官のシャルロッテに恋をする。 

出演者:  
Tom Cruise ....  Lieutenant Pete 'Maverick' Mitchell(マーベリック) 
Kelly McGillis ....  Charlotte Blackwood, callsign 'Charlie'(シャルロッテ) 
Val Kilmer ....  Lieutenant Tom 'Iceman' Kazanski(アイスマン) 
オトーサン、
トム・クルーズの経歴は、
何度も紹介しているので、ここでは、
教官役を演じた女優さんの紹介をしましょう。
教官が教え子に恋をしてはいけません。
でも、この女優さん、どうも、
トム・クルーズに、ひと目ぼれのようです。
「トムがこんなに魅力的じゃ、しょうがないかも」
確かに、若い頃のトムは、
男の目から見ても魅力的です。

KELLY McGILLIS 
ケリー・マクギリス 
誕生日 1957/7/9  
出身 米カリフォルニア州ニューポートピーチ 
高校時代に学校演劇に出演、
州で助演女優賞に選ばれ女優を目指す。
高校を中退後、ジュリアード学院、
パシフィック・コンサヴァトリー・
オブ・パフォーミング・アーツで演技修行。
82年、映画デビュー。
85年「刑事ジョン・ブック」での母親役や
86年「トップ・ガン」の教官役などで一躍スターに。
88年「告発の行方」の検事補役の後、
映画デビューする前にレイプされた事実を告白。 
出演作 
1982年「レーベン・ルーベン」
1985年「刑事ジョン・ブック/目撃者」
1986年「トップガン」
1987年「メイド・イン・ヘブン」
1988年「事件を追え」「告発の行方」
1989年「ウィンター・ピープル」「キャット・チェイサー」
1992年「夢を生きた男/ザ・ベイブ」
1994年「ノース/小さな旅人」
1998年「犯罪心理捜査官2」「グランド・コントロール/乱気流」
     「ツイスターインフェルノ2」
2000年「ポエトリー,セックス」

その他の出演者:
Anthony Edwards ....  Lieutenant Nick 'Goose' Bradshaw 
Tom Skerritt ....  Commander Mike 'Viper' Metcalf 
Michael Ironside ....  Lieutenant Commander 'Jester' Heatherly 
John Stockwell ....  Cougar 
Barry Tubb ....  Wolfman 
Rick Rossovich ....  Slider 
Tim Robbins ....  Merlin 
Clarence Gilyard Jr. ....  Sundown 
Whip Hubley ....  Hollywood 
James Tolkan ....  Stinger 
Meg Ryan ....  Carole Bradshaw 
Adrian Pasdar ....  Chipper 

User Rating:  6.4/10 (19,863 votes)  
オトーサン、
「こんなものかな。大勢見てるなあ」

User Comments:
CDRBevさん
Tampa, FL
1998年12月14日
ホットなアクション、クールな音楽。

これは、スリル満点のアクション映画だ。
すばらしい音楽もあって、音量を上げたくなる。
でも、一体、誰がケリー・マクギリスなんか選んだのだ。
大きな間違いだ。
背が高すぎるし、年とってるし、あまりに平凡だ。
トム・クルーズとは、まるで、水と油。
まるで、息があっていない。
だから、ロマンスを期待してはいけない。
アクションと音楽に期待すべきだ。
息を呑むのはかれらに任せておこう。

オトーサン、
「この映画の主役はF14だなあ」
マッハ2、米軍が誇るF14戦闘機が、
かぎりなく澄んだ青空のうえで、
急上昇、急降下、急旋回し、きりもみ飛行が、見事。
音楽もよかったなあ。
「デンジャラス・ゾーン」「愛は吐息のように」など
ご存知の吊曲が流れていました。 


映画の採点簿

クレイドル・ウィル・ロック**** 
クロ*ンズ**** 
妻の恋人、夫の愛人**** 
クロウ***  
ハーレー・ダビッドソン&マルボロマン**** 
奇跡の旅**** 
今そこにある危機*****
理由**** 
ファイナル・デスティネーッション**** 
誘う女**** 
イン&アウト*****
メン・イン・ブラック2***  
デーヴ*****
永遠に美しく**** 
知らなすぎた男**** 
愛を殺さないで**** 
アラクノフォビア**** 
ニューヨークの恋人**** 
カナディアン・エキスレス**** 
沈黙の戦艦**** 
ガーデン***  
オデッサ・ファイル*****
12人の怒れる男たち*****
赤ちゃん泥棒**** 
タイムマシン**** 
タイムマシン(1960)*****
チョコレート*****
イーストウィックの魔女達**** 
裏窓*****
アラン・スミシー・フィルム**** 
ミクロの決死圏**** 
白と黒のナイフ**** 
シティ・ホール*****
海辺の家*****
チャタレイ夫人の恋人***  
恋する人魚たち**** 
アニマル・ハウス**** 
彼女たちの関係**** 
イン・ザ・ベッドルーム*****
17歳のカルテ*****
天使にラブソングを...*****
天使にラブソングを2...****  
アイス・エイジ****  
上機嫌な赤いバラ****  
子熊物語*****
恐怖の報酬*****
セックスと嘘とビデオテープ*****
輝きの海***  
スチュワート・リトル2****  
ガンモ***   
オール・オブ・ミー/突然下半身が女に!*****
マリリン・モンロー:ファイナル・デイズ***  
フェイス・イン・ラブ****  
エクゼクティブ・プロテクション****  
約束****  
あのころ僕らは***   
トータル・フィア*ズ****  
モンキー・ビジネス*****
ノックは無用*****
百万長者と結婚する方法****  
ナイアガラ*****
紳士は金髪がお好き**** 
ショウほど素敵な商売はない*****
ジョンQ**** 
帰らざる河*****
七年目の浮気*****
バス停留所*****
ピーターパン2**** 
シンデレラⅡ**** 
お熱いのがお好き*****
恋をしましょう**** 
荒馬と女*****
オースティン・パワーズ ゴールドメンバー**** 
インソムニア*****
ウインドトーカーズ**** 
カーラの結婚宣言**** 
オンリー・ユー**** 
青い珊瑚礁**** 
あなたに降る夢**** 
愛されずにはいられない**** 
恋のエチュード*****
フィーリング・ミネソタ**** 
アバウト・ア・ボーイ**** 
交渉人*****
告発*****
スパイキッズ2:失われた夢の島**** 
カット・スロートアイランド**** 
サイン**** 
シャーキーズ・マシーン**** 
ジョニー・ディスティニー**** 
ドラキュリア**** 
インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア*****
ファングス***  
プリティ・リーグ**** 
ニクソン*****
ブギーナイツ*****
ディープ・コア2000***  
アモーレス・ペロス*****
処刑人*****
トップガン****

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