オトーサンの2003年その2

ほのぼの映画批評

前口上

1999年の夏から、精力的に映画をみはじめました。 この数年は、1日1本以上のハイペースです。 そう、映画のある生活って、すばらしい!

映画の採点簿へ

目次

1003 スパイ・ゾルゲ(2003) 1002 嵐が丘(VTR 1939) 1001 スミス都に行く(VTR 1939) 1000 レッド・オクトーバーを追え!(DVD 1990) 999 インナースペース(DVD 1987)
998 ブレイン・ストーム(DVD 1983) 997 恋は負けない(DVD 2000) 996 ドールズ(DVD 2002) 995 マトリックス・リローデッド(2003) 994 白い嵐(DVD 1996)
993 魔王(DVD 1996) 992 テンペスト(DVD 1979) 991 テルマ&ルイーズ(DVD 1991) 990 帰郷(DVD 1978) 989 アバウト・シュミット(2002)
988 わが街(DVD 1991) 987 ベイブ(DVD 1995) 986 禁断の惑星(DVD 1956) 985 めまい(DVD 1958) 984 スターシップ・トルーパーズ(DVD 1997)
983 スタートレック 叛乱(DVD 1998) 982 バード(DVD 1988)> 981 8 Mile(2002) 980 エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事(DVD 1993) 979 愛に迷った時(DVD 1995)
978 愛のエチュード(DVD 2000) 977 燃えつきるまで(DVD 1984) 976 ホワイト・インフェルノ(DVD 2002) 975 レインマン(DVD 1988) 974 恋する遺伝子(DVD 2001)
973 オクラホマ!(VTR 1955) 972 めぐりあう時間たち(2002) 971 セント・エルモス・ファイアー(DVD 1985) 970 愛と青春の旅立ち(DVD 1982) 969 ティファニーで朝食を(DVD 1961)
968 アニー・ホール(DVD 1977) 967 素晴らしき日(DVD 1996) 966 レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い(DVD 1994) 965 X−メン 2(2003) 964 ラスト・タンゴ・イン・パリ(DVD 1972)
963 スクリーム 3(DVD 2000) 962 スクリーム 2(DVD 1997) 961 スクリーム(DVD 1996) 960 ゴスフォード・パーク(DVD 2001) 959 過去のない男(2002)
958 ベンゴ(DVD 2000) 957 マルコムX(DVD 1992) 956 アンドリューNDR114(DVD 1999) 955 ウディ・アレンの重罪と軽罪(DVD 1989) 954 ジョーズ 4 復讐編(DVD 1987)
953 ジョーズ 3(DVD 1983) 952 ジョーズ 2(DVD 1978) 951 スター・トレック6/未知の世界(DVD 1991) 950 イヴの総て(DVD 1950) 949 踊る大紐育(DVD 1949)
948 ポルターガイスト(DVD 1982) 947 ポリス・アカデミー(DVD 1984) 946 白昼の決闘(DVD 1946) 945 荒野の決闘(DVD 1946) 944 リオ・ブラボー(DVD 1959)
943 2300年 未来への旅(DVD 1976) 942 2010(DVD 1984) 941 シカゴ(2002) 940 ドン・キホーテ ラ・マンチャの男(TV DVD 2000) 939 ロッキー5/最後のドラマ(DVD 1990)
938 ロッキー4/炎の友情(DVD 1985) 937 ロッキー3(DVD 1982) 936 ロッキー2(DVD 1979) 935 ロッキー(DVD 1976) 934 屋根の上のヴァイオリン弾き(DVD 1971)
933 勝手にしやがれ(DVD 1960) 932 クレオパトラ(DVD 1963) 931 蒼き狼 チンギスハーン(DVD 1998) 930 リーサル・ウエポン4(DVD 1998) 929 リーサル・ウエポン3(DVD 1992)
928 リーサル・ウエポン2(DVD 1989) 927 おもいでの夏(DVD 1971) 926 ボウリング・フォー・コロンバイン(DVD 2002) 925 パットン大戦車軍団(DVD 1970) 924 プライベート・ライアン(DVD 1998)
923 キャッツ&ドッグス(DVD 2001) 922 ロストワールド/ジュラシック・パーク(DVD 1997) 921 ジュラシック・パーク(DVD 1993) 920 グッド・ウイル・ハンティング/旅立ち(DVD1997) 919 アルマゲドン(DVD 1998)
>918 タイタニック(DVD 1997) 917 エイリアン4(DVD 1997) 916 スパイダー 少年は蜘蛛にキスをする(2002) 915 エイリアン3(DVD 1992) 914 エイリアン2(DVD 1984)
913 エイリアン(DVD 1979) 912 麗しのサブリナ(DVD 1954) 911 インデペンデンス・デイ(DVD 1996) 910 バットマン・フォーエヴァー(DVD 1995) 909 バットマン・リターンズ(DVD 1992)
908 ガントレット(DVD 1977) 907 西部開拓史(DVD 1962) 906 ラスト・オブ・モヒカン(DVD 1992) 905 恋の手ほどき(DVD 1958) 904 ガンジー(DVD 1982)


スパイ・ゾルゲ

オトーサン、
「篠田正浩さんの引退作品か」
かれの作品は、いつも物足りないので、
見たくもなかったのですが、足を運びました。
「...老人ばかりだ、若いひとがいない」
見終わると、みんな粛然としていました。

原題:Spy Sorge (2003)     
監督:Masahiro Shinoda
脚本:Robert Mandy /Masahiro Shinoda 
Genre: Action / Thriller 
あらすじ:
日本の対ソ戦略を探るために
ドイツ新聞記者として日本に潜入したゾルゲ。
ドイツ大使館から日本の機密情報を入手し、
朝日新聞記者の尾崎秀実からも最高機密を入手する。
だが、人民主権と平和をめざす、その活動は、
共産主義者の破壊活動として監視されていた。
物語は、悲しい結末を迎える。
それでも生きてきた価値はあったのか?
激動の昭和史を描き続けてきた
篠田正浩監督、渾身の引退作品。

出演者:
Iain Glen ....  Reinhard Sorge (ゾルゲ)
Masahiro Motoki...Hidemi Ozaki(尾崎秀実)
Shima Iwashita ....  Mrs. Konoe(近衛夫人) 
オトーサン、
「本木、下手だなあ」
イアン・グレンだって、
たいしたことのない役者なのに、
その彼が実に上手に見えるのですから、
ほかの日本人役者たちの下手さ加減には、
へきへきしました。

IAIN GLEN イアン・グレン 
誕生日 1961/6/24 
出身 英スコットランド 
活躍度 △→ 
演技幅 適応 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆★★★★ 
出演作 
1988年「愛は霧の彼方に」
1990年「愛と野望のナイル」
     「フールズ・オブ・フォーチュン」
2000年「監禁」
     「ビューティフル・クリーチャー」
     「アリス」
2001年「トゥームレイダー」「天使にさよなら」
2002年「ファイナル・インパクト 
      墜落事故調査官」
     「ダークネス」
2003年「スパイ・ゾルゲ」(日)


その他の出演者:
Riona Hazuki ....  Hanako Miyake 
Takaya Kamikawa ....  Tokko T 
Koyuki ....  Yoshiko Yamazaki 
Toshiya Nagasawa ....  Miyagi 
Yui Natsukawa ....  Hideko Ozaki 
Kippei Shiina ....  Mitsusada Yoshikawa 


User Rating: awaiting 5 votes.
オトーサン、
「そうか、海外では上映されていないんだ」

Yahoo! Moviesでは、
5点満点で、2.5でした。
投書したひとは、111人でした。

User Comments:
これも、IMDBには、出ていないので、
Yahoo! Moviesから何とか読むに耐えるものを
2つ選びました。

comomo14さん
2003年6月8日
昭和の歴史を追う

昭和初期はこんな事件があった、
というのを復習するような映画です。
歴史をよく知らない私は結構面白かったです。
映画の視点が、
イアン、本木さん、葉月さんと移るので、
ゾルゲが主人公というより
ゾルゲに関わった人々の話です。
試写会で観たのですが、来ているひとの年齢層が高く
おじいさんとか結構いました。
ご自分の経験と重ねて観られたことと思いますが、
どんな感想を持ったか気になりました。  

apple_snorkさん
2003年6月19日
細かい点が残念

テーマが大きく絞り込めずに
全体にまとまりの無い作品になっていた点と
群衆を描く演出に力量不足を感じるのが残念でした。
他の方からも指摘のあったように
CGを使ったシーンでは明らかに興ざめでした。
(画面にもっと自然に溶け込むような工夫が
必要だと思います。
道路を走る真横カットの自動車や
電車、看板の様に背景の浮いた建物には
素人目にも違和感がありました)
しかしもっと残念だったのが
上海での群衆のデモシーンでの緊張感...  


オトーサン、
「これより悪い批評がケイタイで流れるんだから
若いひとは、絶対、見ないだろうなあ」
CGがどうだこうの、
本木さん、葉月さんがどうだこうの、
ピント外れもいい加減にせいといいたくなります。
平和ボケして、時代への想像力を失った世代を
戦後の虚構の繁栄が生み出してしまったのです。
「いずれ、この若者たちは、
戦争に巻きこまれて、死んでいくのだろうな」
戦争を懸命に止めようとしたひとびとの精神を
まったく理解しようともしないようでは、
仕方のないことでしょう。

オトーサン、
その昔、若い頃、
この映画の主人公の尾崎秀実の弟、
尾崎秀樹さんに会ったことがあります。
当時、ゾルゲのことも、尾崎秀実のことも
知らなかったので、叱られました。
「あなたは、冷笑されているが、
無知は、ひどい犯罪行為なんですよ」

オトーサン、
「今度は、オレが若いひとを叱る番だな」
若いひとたちよ、
オトーサンたちの世代も無知でした。
その無知が、いま話題の拉致被害者を生んだのです。
「キミたち、頼むぞ。
...そうはいっても、歴史は繰り返すか」

オトーサン、
そうあきらめの境地になっていましたが、
念のために、Yahoo! Moviesを再確認したら
以下のコメントが出ていました。
「ステキな若いものがいるんだ」

hemmi6 (32歳/男性)さん
2003年6月14日 
良い余韻だ。
 
確かに冗長な部分もある。
CMの曲はイメージとして良かったのに
作中に出て来なかった事も残念だ。
ゾルゲや尾崎の内面に深く踏み込む事が目的なら、
少し物足りなくもある。
しかし、そういった点を踏まえても、
十分味わえる映画だった。
これをして偏向と呼ぶものがあるならば、
よほど国家主義って奴に思い入れの深い御仁位の
ものだろう。
ナチやスターリニズムの野蛮さ、非人間性、
コミュニズムの理想を信じられなくなり
苦悩し、信頼を寄せてくれた人々を裏切る事に
苦しみつつも、道を開こうと進んだ男たちの物語。
圧巻ではないか。
2.26の青年将校たちも、
ゾルゲとその仲間達も、
結局理想は裏切られて倒れて行き、
歴史は回る…
愛国だ、革命の理想だと言っても、
結局はそんなものは空しい。
それでも、何かできる、しなければと考え行動した
彼らの生き様が味わい深い、
そーゆー映画だろ、これは。
古川検事の最後の一言が、結局締めなんだよ。
非現実的なカタルシスや
勧善懲悪を求める映画じゃない。
人間ってなこんなもんだが、
だから味わい深いんだ、って事じゃねえの?
ちらっと出た東條もむしろ苦悩して居る感じで
格好良かったし、
イマジンも言いたい事が伝わって素直に良かったよ。
近衛大臣の死のシーンもあれで良いと思うしな。
日本軍や官憲の描写も、悪意に満ちたサヨク的描写か
国粋的に美化された描写ばかりの御時世に、
自然でよかった。
俺は買うね。ありがとう、篠田監督。
何時までもお元気で。 


オトーサン、
ジョン・レノンの歌を引用して、
終りとしましょう。

♪想像してごらん、
この世に国家なんか存在しないと
決して難しいことではない
殺戮も死もなくなり
宗教の争いも消えてしまう
想像してくれよ、
すべての人間が平和に暮らしている姿を
君はこんな私を夢想家と思うだろうか...

John Lenon "Imagine"


嵐が丘

オトーサン、
「いやぁ、"スミス都へ行く"はよかった」
今日見るのは、やはり画像の悪いVTRですが、
これも、映画の当たり年である1939年のもの。
「風と共に去りぬ」「駅馬車」「オズの魔法使」など
名画が目白押しだったのです。 

原題:Wuthering Heights (1939)     
監督:William Wyler
原作:Emily Bronte 
脚本:Charles MacArthur ほか
Genre: Drama  
Black and White 
上映時間: 
あらすじ;
アーンショウ家は、
19世紀はじめのヨークシャーの農家。
ある日、アーンショウ氏が街から、
みすぼらしい子供を連れ帰ってきた。
アーンショウの息子のヒンドリーは、
その子供ヒースクリフを毛嫌いするが、
かれは、家族の一員となり、
ヒンドリーの妹キャサリンの親友となる。
両親が死ぬと、キャシーとヒースクロフは、
荒野でのびのびと育つ。
ヒンドリーとヒースクロフの仲は悪かったが、
キャシーとヒースクロフは、幸せだった。 
だが、裕福な隣人の息子エドガーが
キャシーの前にあらわれた。

出演者:
Merle Oberon ....  Cathy Linton(キャシー) 
Laurence Olivier...Heathcliff(ヒースクリフ)
David Niven ....  Edgar Linton(エドガー) 
オトーサン、
「ありゃ、マール・オベロンがない!」
海外映画俳優マガジンに主演女優が出ていません。
ここでは、主演男優だけを紹介しましょう。
貧しく粗野な厩番から凛々しい富豪へ。
熱愛シーンも披露してくれた名演技が光ります。
それから、若きデビット・ニーブンが出ていました。

LAURENCE OLIVIER
ローレンス・オリビエ 
誕生日 1907/5/22-1989/7/11 
出身 英サリー州ドーキング 
出演作
1936年「お気に召すまま」「無敵艦隊」
1937年「淑女は離婚がお好き」
1939年「嵐が丘」
1940年「レベッカ」
1941年「潜水艦轟沈す」「美女ありき」
1943年「ヘンリー五世」
1948年「ハムレット」アカデミー主演男優賞
1952年「黄昏」
1953年「三文オペラ」
1955年「リチャード三世」
1957年「王子と踊子」
1960年「スパルタカス」「客席芸人」
1962年「可愛い妖精」
1965年「オセロ」「バニー・レークは行方不明」
1966年「カーツーム」
1968年「栄光の座」
     「ロミオとジュリエット」(ナ)
1969年「素晴らしき戦争」「空軍大戦略」
1970年「さすらいの旅路」
1971年「ニコライとアレクサンドラ」
1972年「レディ・カロライン」「探偵スルース」
1973年「放浪紳士チャーリー」(ナ)
     「廃墟の中の恋」
1976年「マラソンマン」
     「シャーロック・ホームズの素敵な挑戦」
1977年「遠すぎた橋」
1978年「ベッツイ」「ブラジルから来た少年」
1979年「ドラキュラ」「リトル・ロマンス」
1980年「ジャズ・シンガー」
1981年「タイタンの戦い」
1983年「ジグソーマン」
1984年「バウンティ・愛と叛乱の航海」
1985年「ワイルド・ギースU」
1988年「戦争レクイエム」

その他の出演者:
Flora Robson ....  Ellen Dean 
Donald Crisp (I) ....  Dr. Kenneth 
Geraldine Fitzgerald (I) ....  Isabella Linton 
Hugh Williams (I) ....  Hindley 
Leo G. Carroll ....  Joseph, 
  the servant at Wuthering Heights 
Miles Mander ....  Mr. Lockwood 
Cecil Kellaway ....  Earnshaw 
Cecil Humphreys (I) ....  Judge Linton 
Sarita Wooton ....  Cathy (younger) 
Rex Downing ....  Heathcliff (younger) 
Douglas Scott (I) ....  Hindley (younger) 


User Rating:  7.7/10 (1,546 votes)  
オトーサン、
「やはり高いスコアだ。
全部ノミネートどまりだ。
この年は、競争が激しかったからなあ」

アカデミー賞ノミネート; 
作品賞、
監督賞:ウィリアム・ワイラー
主演男優賞:ローレンス・オリビエ
助演女優賞:ジェラルディン・フィッツジェラルド
原案賞、美術監督賞、オリジナル作曲賞


User Comments:
Orielさん
Athens, Georgia
1999年3月29日
ほぼ欠点のない古典映画

このブロンテの小説の映画化作品は、
おそらく多くの映画フアンにおなじみのものだろう。
それも当然だ。
ラルフ・ファインズ主演のヴァージョンが、
最近できたが、これもなかなかよいが、
この1939年の白黒映画の撮影や
ローレンス・オリビエの情熱的な演技を
超えるものではなかった。
いまだに、残念がるひとがいる。
当時のかれの妻、ビビアン・リーが、
キャサリン役を演じたがったのに、
それが実現しなかったことだ。 
だが、マール・オベロンも素晴らしかった。
彼女が演じるキャサリンには、好感がもてないが、
それは彼女のせいではない。
ハリウッド好みの甘い物語ではなく、
製作者は、キャシーとヒースクリフを
冷酷で、利己的で、破壊的で魅力的な人物として
リアルに描いた。
唯一の欠点といえば、
サッカリンをまぶしたような音楽だ。
この荒々しい恐ろしい物語を、
お菓子箱のロマンスに仕立てようとしている。
幸い、その他の部分は、そんなことはない。
この映画がカバーするのは、小説の半分だけだが、
それでも、誰でも満足し、忘れ難いと思うだろう。


オトーサン、
マール・オベロンの紹介をしましょう。
出典は、川本三郎さんの「ハリウッド大通り」
平凡社1991です。
このひとは、恋多きひとで、大金持ち。
英国のプロデューサーからもらった
巨額の慰謝料が蓄財のスタート。
次々と大金持ちと結婚。
彼女の暮らしを覗くと、
マリー・アントワネットのダイヤのネックレス、
ハリウッド・ベルエアの豪邸、
アカプルコにタージマハールを思わせる別荘、
世界中のセレブリティのパーティに
ジェット機で駆けつける”Jet set”
68歳で死にました。
看取ったのは、25歳年下の夫。
オランダの航空会社KLMの重役のドラ息子。
この男、後にオードリー・ヘップバーンの
年下の恋人になるのです。
彼女を、この破天荒な人生に駆りたてたのは、
その謎多き生い立ち。
川本さんは、英国人男性とインド人女性の間に
生まれた貧しい混血児だったと言っておられます。
愛に飢え、金に飢えていたのです。
さびしい、さびしいひとだったのです。
この「嵐が丘」彼女がブレイクした
記念すべき作品でした。
しかも、彼女は、この映画の通りに
人生を生きようとしたのです。


スミス都会に行く

オトーサン、
「記念すべき1001本目、何を見るかなあ」
かねてから、気にかかっていたので、
あえてビデオで見ることにしました。
「フザケンナ、塩爺!
消費税、15%に引き上げだと?
年金生活者の収入は、生活保護者を
ちょっと上回る程度でいいんだと?」
財務省の大衆課税強化案にムシャクシャしていたので
この映画に拍手喝采しました。
「ウジ虫ども、この世から消えてなくなれ!」

原題:Mr. Smith Goes to Washington (1939)     
監督:Frank Capra
原作:Lewis R. Foster
脚本:Sidney Buchman 
Genre: Drama / Comedy 
Black and White 
上映時間:129分
あらすじ:
素朴で理想主義者のスミスは、
ボーイ・スカウトのリーダーだったが、
節操のない州知事によって、
死去した上院議員の後任に指名される。
かれは、大統領候補と目され、
子供たちにも人気のある
先輩の上院議員ペインの指導を受ける。
だが、ワシントンで、スミスは、
議会の政治プロセスの欠点に直面する。
熱心に推進した国立青少年キャンプ運動法案が、
政治屋のボス、テイラーの思惑と食い違ったからだ。
テイラーは、はじめは、スミスを失脚させようとし、
ついで、スキャンダルで破滅させようとする。

出演者:
James Stewart ....  Jefferson Smith (スミス)
Jean Arthur.... Clarissa Saunders (サンダース)
Claude Rains ....  Sen. Joseph Harrison Paine 
         (ペイン上院議員)
オトーサン、
「スミスも、サンダースも、
ペイン上院議員も、ボスも、議長も、
みんなうまいなあ。生き生きしている!」
当時の俳優たちは、のびのびと演技しています。
この映画の上映は、1939年。
オトーサンが1歳の時でした。
だから、経歴を紹介すると、
見たこともない映画の題名が続々と出てくるのです。
「豪傑一代娘か。ハハハ」

JAMES STEWART
ジェームス・スチュワート 
誕生日 1908/5/20-1997/7/2 
出身 米ペンシルバニア州 
プリンストン大学卒業後、地方劇団で舞台デビュー。
すぐにNYのブロードウェイで舞台に立つが、
MGMのスクリーン・テストで合格し、映画界入り。
35年「舗道の殺人」で映画デビュー。
第二次大戦時には空軍に入隊。
40年「フィラデルフィア物語」で
アカデミー主演男優賞受賞。
授賞式会場には軍服で駆けつけた。
84年、アカデミー名誉賞受賞。
97年、心臓発作で死去。 
出演作
1935年「舗道の殺人」
1936年「ローズ・マリィ」「結婚設計図」
     「妻と女秘書」「小都会の女」
     「超スピード時代」「豪傑一代娘」
     「踊るアメリカ艦隊」「夕陽特急」
1937年「第七天国」「最後のギャング」
     「海の若人」
1938年「我が家の楽園」
     「モーガン先生のロマンス」
1939年「スミス都へ行く」「砂塵」
1940年「桃色の娘」
     「フィラデルフィア物語」
      アカデミー主演男優賞
1941年「美人劇場」
1946年「素晴らしき哉、人生!」
1947年「魔法の町」
1948年「出獄」「不時着結婚」「我が道は愉し」
     「ロープ」
1949年「燃える熱球」
1950年「ウィンチェスター銃’73」
     「折れた矢」「ハーヴェイ」
1952年「地上最大のショウ」「怒りの河」
     「カービン銃第一号」
1953年「裸の拍車」「雷鳴の湾」
1954年「グレン・ミラー物語」「裏窓」
1955年「遠い国」「戦略空軍命令」
     「ララミーから来た男」
1956年「知りすぎていた男」
1957年「翼よ!あれが巴里の灯だ」「夜の道」
1958年「めまい」「媚薬」
1959年「或る殺人」「連邦警察」
1960年「戦略爆破命令」
1961年「馬上の二人」
1962年「リバティ・バランスを射った男」
     「H氏のバケーション」
1963年「西部開拓史」「恋愛留学生」
1964年「シャイアン」
1965年「ボクいかれたヨ」「シェナンドー河」
1966年「飛べ!フェニックス」「スタンビート」
1967年「ファイヤークリークの決斗」
     「バンドレロ」
1968年「愚者の行進」「テキサス魂」
1974年「ザッツ・エンタテインメント」
1976年「ラスト・シューティスト」
1977年「エアポート’77・
      バミューダからの脱出」
1978年「ラッシー」「大いなる眠り」
1980年「アフリカ物語」
1991年「アフリカ物語2/ファイベル西へ行く」
      (声) 

JEAN ARTHUR
ジーン・アーサー 
誕生日 1908/10/17-1991/6/19  
出身 米ニューヨーク州ニューヨーク市 
出演作 
1923年「侠骨カービー」「海底の大宮殿」
1924年「男の誉」
1925年「キートンのセブン・チャンス」
     「鉄壁突破」
1927年「無理矢理空の大統領」
     「幸運馬蹄騒動記」
     「弱虫運動療法」
1928年「父と子」「野球王」
1929年「カナリヤ殺人事件」
     「グリーン家の惨劇」
     「半分天国」
     「フーマンチュウ博士の秘密」
     「恋のデパート」「砂丘を超えて」
1930年「パラマウント・オン・パレイド」
     「続フーマンチュウ博士」
     「銀鱗に踊る」「命を賭ける男」
     「若き翼」
1931年「珍暗黒街」「沈黙の犯罪」
1935年「ダイヤモンド・ジム」「夢の並木路」
     「男性NO.1」
     「大都会の戦慄」「俺は善人だ」
1936年「マンハッタン夜話」「一対二」
     「彼と女秘書」
     「オペラハット」
1937年「街は春風」「歴史は夜作られる」
     「平原児」
1938年「我が家の楽園」
1939年「スミス都へ行く」「コンドル」
1940年「アリゾナ」
1943年「西部を駆ける恋」
1953年「シェーン」

CLAUDE RAINS
クロード・レインズ 
誕生日 1889/11/10-1967/5/30 
出身 英ロンドン 
出演作
1932年「透明人間」
1934年「情熱なき犯罪」「幻しの合唱」
1935年「透視人間」「最後の駐屯兵」
1936年「風雲児アドヴァース」「流行の王様」
1937年「放浪の王子」「ロビン・フッドの冒険」
     「四人の姉妹」
1939年「スミス都へ行く」「革命児ファレス」
1940年「シーホーク」
1941年「幽霊紐育を歩く」「嵐の青春」
1942年「カサブランカ」「夜霧の港」
     「情熱の航路」
1943年「オペラの怪人」
1944年「渡洋爆撃隊」「愛の終幕」
1945年「誤解」
1946年「シーザーとクレオパトラ」「汚名」
     「愛憎の曲」
1948年「情熱の友」
1949年「欲望の砂漠」
1950年「白銀の嶺」
1953年「汽車を見送る男」
1956年「リスボン」
1959年「太陽の谷」
1960年「失われた世界」
1962年「アラビアのロレンス」
1964年「偉大な生涯の物語」 

その他の出演者:
Edward Arnold ....  Jim Taylor 
Guy Kibbee ....  Gov. Hubert 'Happy' Hopper 
Thomas Mitchell (I) ....  Diz Moore 
Eugene Pallette ....  Chick McGann 
Beulah Bondi ....  Ma Smith 
H.B. Warner ....  Sen. Agnew 
     (Senate Majority Leader) 
Harry Carey ....  President of Senate 
Astrid Allwyn ....  Susan Paine 
Ruth Donnelly ....  Emma Hopper 
Grant Mitchell (I) ....  Sen. MacPherson 
   (Privileges and Elections Committee) 
Porter Hall ....  Sen. Monroe
          (objecting to frivolity) 
Pierre Watkin ....  Sen. Barnes
          (Senate Minority Leader) 

User Rating: 8.4/10 (7,594 votes)
       top 250: #65 
オトーサン、
「おお、世界の名画の第65位だ!」
もっと若いひとが見てくれるといいのに。 

アカデミー賞受賞:オリジナル脚本賞   

同ノミネート:作品賞
監督賞:フランク・キャプラ
主演男優賞:ジェームズ・スチュアート
助演男優賞:ヘンリー・ケリー
      クロード・レインズ
原案賞、美術監督賞、音響賞、作曲・編曲賞、
編集賞


User Comments:
FlickJunkie-2さん
Atlanta, GA
2000年6月6日
国の至宝。

ジェームス・スチュワートとフランク・キャプラ、
この名を聞くだけで、実にいい映画だと分かる。
ふたりは、協力して、ワシントンのエリートたちの
ドラマチック・コメディを創りあげた。
主人公は、素朴なワシントンのアウトサイダーで、 
図らずも、上院議員に使命され、
ひとり敢然と腐敗や賄賂と戦う。
スミスは、無名だったが、
ある上院議員の死で、上院議員になるのだ。
かれが指名されたのは、政治屋どもが、
清廉潔白にみえながらも、賄賂に弱い人物で、
ボスのテイラーに巨大な利権となる
政府助成金によるダム建設の邪魔などしないやつ
と思われたからだ。
スミスは、ワシントンを見学して、
目を丸くするが、やがて不正請求を発見する。
というのも、ダムが、かれが提案している
青少年キャンプ法案のちょうど同じ場所に出来ると
分かったからだ。
ダム建設にストップをかけたとき、
テイラーの政治マシンが、暗躍しはじめて、
スミスが賄賂をもらったという偽証がなされる。
この結果、ドラマチックな対立が生まれる。
上院で、スミスは審議妨害という手を使って
真実を暴き出そうとする。

この映画は、いろいろな面ですばらしい。
物語は、古典的な善悪の対立である。
典型的なキャプラのスタイルで、
主役と敵役がはっきりしていて、
誰が善人か、誰が悪人なのかかを
間違えることは絶対にない。
キャプラ映画のメッセージは、明白で、
強い道義心は、必らず最後に勝つというものである。
かれは、絶望的な状況を作り出し、
そのなかで、かれらの人物像をあぶりだす。
基本的な価値原則を守りぬけば、
必ずや勝利すると約束するのだ。

このユーザーコメントを読んで、
私は、びっくりした。
とくに若い観客が登場人物が現実的でない、
誰も汚れてなどいないというのだ。 
われらが文化の惨状が浮き彫りになった。
汚職が例外で、あたり前ではない
そんな時代があったことを若者は知らないようだ。 

スチワートは、すばらしい。
理想的で、自然への畏怖を身につけている。
ワシントンの記念物や建国の歴史の壮大さに
圧倒される。
物語が進むにつれて、政治的な便宜主義と
理想的な原則との対立が激化していく。
真に偉大な人物は、安易な妥協を廃する道を
選ぶことで、権力を得るに至るのだと。
スチュワートは、不器用でおかしなギャグを
連発して、愛すべき人物像を浮かび上らせている。
ジーン・アーサーも、素晴らしい。
タフで、物知りの秘書だが、
ワシントンの政治力学にあきあきしているが、
スミスの高貴な人生哲学に接して 
その新鮮な熱気に打たれる。
クロード・レインズもまた見事だ。
腐敗した上院議員であり、
大統領になりたいために、腐敗に魂を売っている。
かれは、罪の意識と野心の間で
身を引き裂かれる男を演じている。
明らかに心臓が張り裂けそうであり、
ふたつの感情がその演技に溢れ出ており、
不愉快でもあり、哀れでもある。

この映画は、アメリカの至宝である。
私の好きな映画のベスト50に入っている。
政治の腐敗とそれに立ち向かう人物の偉大さは、
時代を超えた普遍性がある。
今日のワシントンの政治家に失われていないと
信じたい。
10点満点で10点。 


オトーサン、
「ふーっ、長い文章だなあ」
でも、名画ほど、ユーザー・コメントの文章が
長くなる傾向があるので、致しかたありません。
「4年間、毎日英文翻訳をやっていると、
翻訳の速度が早くなったような気もするなあ。
やはり、継続は力なりだ」
政治の悪さを嘆いているだけでなく、
やはり、塩爺に抗議の声を送り続けることが
大事なのではないでしょうか。
「アホなこというな。
弱いもんいじめばかりしておると、
おたくの議員、次の選挙で、みな落ちまっせ!」


レッド・オクトーバーを追え!

オトーサン、
「何を見ようかなあ」
ほのぼぼ批評の記念すべき1000本目です。
やはり、大好きなショーン・コネリーにしました。
1999年の夏からはじめて、4年目の快挙。
「継続は力なりだ!」
そんな風に、ひとりで盛りあがっています。

原題:Hunt for Red October, The (1990)     
監督:John McTiernan
原作:Tom Clancy 
脚本:Larry Ferguson ほか
Genre: Action /Adventure /Thriller
Country: USA 
Language: English / Russian  
上映時間:134分
あらすじ:
トム・クランシーのベストセラー小説の映画化。
主人公は、ソ連の最新型の原子力潜水艦の
ラミウス船長である。
CIAのエージェント、ジャック・ライアンは、
この潜水艦の緊迫し、
もつれた追跡劇に巻きこまれる。
ラミウスは、原潜レッド・オクトーバーとともに
亡命する。
物語は、アクション満載のテクノ・スリラー。

出演者:
Sean Connery..Capt. Marko Ramius(ラミウス艦長) 
Alec Baldwin...  Jack Ryan(ジャック・ライアン)
Peter Firth ....  Ivan Putin(イワン・プーチン)
       (political officer, Red October) 
オトーサン、
「いやあ、ショーン・コネリーの艦長役は、
存在感あるなあ」
28歳年下のアレック・ボールドウィンも、
CIAのエージェントとして熱演しています。
端役ですが、政治士官のプーチンさん
いまの大統領と同名です。

SEAN CONNERY
ショーン・コネリー 
誕生日 1930/8/25 
出身 英エディンバラ 
13歳からアルバイトを始め、18歳で海軍に入隊。
病気のため、除隊した後、鉄鋼労働者、道路工夫など
をしながら体を鍛え、ミスター・ユニヴァースに出場
その後、舞台「南太平洋」のコーラスボーイの
オーディションに合格し、国内ツアーに参加。
55年に映画デビュー後、
62年「007は殺しの番号」の
ジェームズ・ボンド役で人気スターに。
86年「薔薇の名前」で英国アカデミー賞主演男優賞
87年「アンタッチャブル」でアカデミー助演男優賞
を受賞した。
99年にナイトの称号が与えられ、
サー・ショーン・コネリーとなった。
妻は芸術家ミシェリーヌ・ルクブラン。
前妻ダイアン・シレントとの間の息子の
ジェイソン・コネリーも俳優。 
活躍度 ◎→ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆☆☆ 
アクション ☆☆☆☆☆★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1957年「鍵なき扉」「地獄特急」「虎の行動」
1959年「ターザンの決闘」「四つの願い」
1961年「殴り込み愚連隊」「ダイナミック作戦」
1962年「007は殺しの番号
     (007/ドクター・ノオ)」◇
     「史上最大の作戦」
1963年「007/危機一髪
     (007/ロシアより愛を込めて)」◇
1964年「わらの女」「マーニー」
     「007/ゴールドフィンガー」◇
1965年「丘」「素晴らしき男」
     「007/サンダーボール作戦」◇
1967年「007は二度死ぬ」◇
1968年「シャラコ」
1969年「赤いテント」
1970年「男の闘い」
1971年「ショーン・コネリー/盗聴作戦」◇
     「007/ダイヤモンドは永遠に」◇
1973年「怒りの刑事」
1974年「未来惑星ザルドス」
     「オリエント急行殺人事件」
     「オスロ国際空港
      /ダブル・ハイジャック」
1975年「風とライオン」
1976年「王になろうとした男」
     「ショーン・コネリー/愛しき暗殺者」◇
     「ロビンとマリアン」
1977年「遠すぎた橋」
1978年「大列車強盗」
1979年「メテオ」「さらばキューバ」
1981年「アウトランド」「バンデットQ」
1982年「シークレット・レンズ」「氷壁の女」
1983年「ネバーセイ・ネバーアゲイン」
     「勇者の剣」
1985年「ハイランダー/悪魔の戦士」
     「薔薇の名前」
1987年「アンタッチャブル」
      ◆アカデミー助演男優賞
1988年「プレシディオの男たち」
1989年「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」◆
     「ファミリー・ビジネス」
1990年「レッド・オクトーバーを追え!」
     「ロシア・ハウス」
     「ハイランダー2/蘇る戦士」
1991年「ロビン・フッド」△
1992年「ザ・スタンド」◇
1993年「ライジング・サン」
1994年「グッドマン・イン・アフリカ」
1995年「理由」「トゥルーナイト」
1996年「ザ・ロック」◇
     「ドラゴンハート」(声)
1998年「アベンジャーズ」◇
1999年「エントラップメント」◇
     「マイ・ハート,マイ・ラブ」◇
2000年「小説家を見つけたら」◇


ALEC BALDWIN
アレック・ボールドウィン 
誕生日 1958/4/3  
出身 米ニューヨーク州ロングアイランド 
弟に俳優のダニエル、ウィリアム、スティーブンが
いる。93年8月にキム・ベイシンガーと結婚。
2001年現在、離婚調停中。
娘が一人いる。 
活躍度 ○↑ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆☆★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1986年「ルルよ、永遠に」
     「ウーマン・イン・ニューヨーク」
1987年「アラモ2」
1988年「結婚の条件」「ビートル・ジュース」
     「ワーキング・ガール」
     「愛されちゃって、マフィア」
     「トーク・レディオ」
1989年「グレート・ボールズ・オブ・
      ファイヤー」
1990年「レッド・オクトーバーを追え!」◇
     「マイアミ・ブルース」「アリス」
1991年「あなたに恋のリフレイン」
1992年「摩天楼を夢みて」
     「キスへのプレリュード」
1993年「冷たい月を抱く女」
1994年「ゲッタウェイ」「シャドー」◇
1995年「アル・パチーノ/天国の約束」(ナ)
1996年「アル・パチーノのリチャードを探して」
     「陪審員」◇
     「ヘブンズ・プリズナー」◇
     「ゴースト・オブ・ミシシッピー」
1997年「ザ・ワイルド」◇
1998年「マーキュリー・ライジング」◆
1999年「シック・アズ・シーヴス」◇
2000年「きかんしゃトーマス 劇場版
      /魔法の線路」
2001年「パール・ハーバー」
     「ファイナル・ファンタジー」(声)
     「キャッツ&ドッグス」(声) 


その他の出演者:
Scott Glenn ....  Cmdr. Bart Mancuso 
Sam Neill ....  Capt. Vasily Borodin 
James Earl Jones ....  Adm. James Greer 
Joss Ackland ....  Ambassador Andrei Lysenko 
Richard Jordan (I)...National Security Advisor
            Jeffrey Pelt 
Tim Curry ....  Dr. Petrov 
Courtney B. Vance  Petty Officer 2nd Class Jones 
Stellan Skarsgard ....  Capt. Tupolev 
Jeffrey Jones ....  Skip Tyler 
Timothy Carhart ....  Bill Steiner 
Larry Ferguson ....  Chief of the Boat Watson
           (USS Dallas) 
Fred Dalton Thompson ....  Adm. Joshua Painter
             (USS Enterprise) 

User Rating:  7.6/10 (19,648 votes)  
オトーサン、
「おお、高いスコアだ」

アカデミー賞受賞:音響効果編集賞
同ノミネート:音響賞、編集賞

User Comments: 
Dale Shumwayさん
Tucson, Arizona
2003年2月9日
すばらしい潜水艦映画

幸い、この映画は、トム・クランシーの原作を
そっくり映画化したものではない。
かれは、アメリカの愛国者で、ナショナリストだ。
アメリカ軍の上層部とその高い技術力の
すばらしさを手放しでほめたがる。 
この映画は、ロシアに同情的で、
一般人の視点からみているのがいい。
ショーン・コネリーは、いかにもロシアの
原潜の艦長らしい。
もちろん、どんな映画でも、かれは、
映画を独り占めする迫力がある。 
いわば、25年間話題を独占したジョン・ウエイン
のようなものだ。
だが、助演陣もすばらしい。
Scott Glenn, Fred Thompson, James Earl Jones、
みんなうまく、ひきつける。
かれらは、強く、興味深く、
ダイナミックな演技を見せてくれる。
ハイテクや軍事装置とともに、 
この映画がいいところは、
素朴な海の男たちが、
いかにして技術的に困難な問題を解決するかを
描いているところである。
士官たち、提督たち、コンピューター、
航空機、原潜、みな印象的である。
だが、ショーン・コネリーは、
単純な推理と鋭い直感で、謎を解く。
そう、彼は、コンピュータの助けを借りるが、
もっと重要なことは、精神を重視しているのだ! 
この映画が力強いのは、
ハイテクやもろもろの飾りを排して、
人間的要素を忘れず、
いつも最重要に扱われていることだ。
さらに、単なるアメリカ軍の宣伝に
堕していないところがすばらしい。
それゆえ、私は軍について何も知らないひとや、
戦争嫌いの人のほうが、この映画を楽しめると思う。


オトーサン、
「ショーンが、ソ連側?」
最初、奇異に感じましたが、
この評者がいうように、そうすることで、
冷戦下の士気高揚の宣伝映画にならずに
すんだのだと感心しました。
時代が変わっても、
ショーン・コネリーが演じる原潜艦長像は、
古くはならないのではないでしょうか。
たとえ、時代がブッシュやプーチンを忘れても、
この冷静沈着な艦長像は記憶に残るでしょう。


インナースペース

オトーサン、
ミクロの決死圏は、面白かったなあ。
これも、そんなSF映画のひとつなのだろう。
アカデミー賞の特殊視覚効果賞を獲得しているので、
そういう先入観念でみはじめました。
ところが、純然たるコメディでした。

原題:Innerspace (1987)     
監督:Joe Dante
原作:Chip Proser 
脚本:Jeffrey Boam ほか
Genre: Action /Adventure /Comedy /SF
上映時間:120分
あらすじ:
タックは、生意気なパイロット。
人体のミニチュア化実験に参加している。
その技術を盗もうと、
誰かが研究所に侵入したときに、
科学者のひとりが、
ミニチュア化されたタックと
その運搬船が入った注射器を死守しようとする。
狙撃された科学者は、
死ぬ間際に、タックをウサギではなく、
偶然通りかかったジャックに注射してしまう。
ジャックは、心臓疾患があるなど、
いつもどこか具合が悪いと感じている。
タックは、ジャックの体に入ってしまい、
何か異常事態が起きたと感じる。 
研究室に戻り、何が起きたかを知る。
盗まれたもうひとつの材料を取り戻さないと、
タックは原型に戻れないのだ。
酸素がなくなろうとしていたが、
政府の係官たちは、
自分たちがタックも身柄を確保している限り、
泥棒たちは為す術がないことを知り、
酸素補給が間に合わぬと即断して、
タックを見殺しにすることを決定する。
あせるタックは、ジャックに依頼して泥棒を発見し、
昔なじみのガールフレンドで記者のリディアの
助けを借りることにする。
幸運なことに、彼女は大変有能だった。

出演者:
Dennis Quaid ....  Lieutenant Tuck Pendleton 
            (タック)
Meg Ryan ....  Lydia Maxwell (リディア)
Martin Short ....  Jack Putter(ジャック)

オトーサン、
「へえ、この映画の共演が縁で、
二人は、結ばれることになったんだ」
この映画が撮影時は、メグ・ライアンは、まだ
駆けだしの新人女優だったのです。
でも、その後の活躍はご存知の通り。
大女優になりました。
経歴は、このカップルとその軽妙な演技で
楽しませてくれたマーティン・ショートの
3人を紹介しましょう。 

DENNIS QUAID
デニス・クエイド 
誕生日 1953/4/9 
出身 米テキサス州ヒューストン 
俳優の兄ランディ・クエイドの影響で
高校時代から演技の勉強を始め、
ヒューストン大学では演劇を専攻。
1991年にメグ・ライアンと結婚し、
2001年7月16日、離婚した。 
活躍度 ○↑ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆☆★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1975年「クレイジー・ママ」
1977年「9/30/55」
1978年「勝利の季節/ウイニング・シーズン」
1979年「ヤング・ゼネレーション」
1980年「ロング・ライダーズ」
1981年「おかしなおかしな石器人」
     「さよならジョージア」
1983年「ザ・ファイト」「ジョーズ3」◇
     「ドリーム・スケープ」
     「ライトスタッフ」
1985年「第5惑星」
1987年「インナースペース」
     「ビッグ・イージー」
     「容疑者」
1988年「D.O.A/死へのカウントダウン」◇
     「熱き愛に時は流れて」
1989年「グレート・ボールズ・オブ・
      ファイヤー」
1990年「愛と哀しみの旅路」
     「ハリウッドに口づけ」
1993年「アンダーカバー・ブルース
      /子連れで銃撃戦」◇
     「フレッシュ・アンド・ボーン
      /渇いた愛のゆくえ」
     「ワイルダー・ナパーム」
1994年「ワイアット・アープ」
1995年「愛に迷った時」
1996年「ドラゴンハート」
1997年「ゴーイング・ウエスト」
     「ギャング・リレーテッド」
     「スイッチ・バック」◇
1998年「ファミリー・ゲーム」◇
     「セイヴィア」◇
1999年「エニイ・ギブン・サンデー」◆
     「マイ・ハート,マイ・ラブ」◇
2000年「オーロラの彼方へ」◇「トラフィック」
2002年「オールド・ルーキー」◇
     「エデンより彼方に」◇
 
MEG RYAN
メグ・ライアン 
誕生日 1961/11/19 
出身 米コネチカット州フェアフィールド 
ジャーナリスト志願でニューヨーク大学で
学んでいたが、エージェントに見いだされ女優に。
映画デビューは
1981年「ベストフレンズ」で
キャンディス・バーゲンの娘役。
1991年にデニス・クエイドと結婚し、
2001年7月16日、
ラッセル・クロウとの不倫騒動により離婚した。
二人の間には一児(ジャック)がいる。
「恋人たちの予感」(1988)
「めぐり逢えたら」(1993)で
ゴールデン・グローブ賞にノミネートされる。 
明るいイメージからか、感動大作への出演に
恵まれないため、賞歴はないが、
自分の個性を貫ける天性の演技力は、
アカデミー賞女優には決して劣ってはいない。 
活躍度 ◎→ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1981年「ベストフレンズ」デビュー
1983年「悪魔の棲む家3」
1986年「トップガン」
     「私立ガードマン/全員無責任」
1987年「インナースペース」◆
     「プロミストランド/青春の絆」◆
1988年「D.O.A.死へのカウントダウン」◇
     「プレシディオの男たち」◆
1989年「恋人たちの予感」◇
1990年「ジョー、満月の島へ行く」◇
1991年「ドアーズ」◆
1992年「キスへのプレリュード」◇
1993年「フレッシュ・アンド・ボーン
      /渇いた愛の行方」◇
     「めぐり逢えたら」◇
1994年「男が女を愛する時」◇「星に想いを」
1995年「恋の闇 愛の光」「フレンチ・キス」◇
1996年「戦火の勇気」◇
1997年「アナスタシア」(声)◇
     「恋におぼれて」◇
1998年「シティ・オブ・エンジェル」◇
     「ユー・ガット・メール」◇
1999年「キャスティング・ディレクター」◆
2000年「電話で抱きしめて」◇
     「プルーフ・オブ・ライフ」◇
2001年「ニューヨークの恋人」◇
2002年「デブラ・ウインガーを探して」 

MARTIN SHORT
マーティン・ショート 
誕生日 1950/3/26 
出身 カナダ・トロント 
活躍度 △→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1979年「ロスト・アンド・ファウンド」
1986年「サボテン・ブラザーズ」
1987年「インナースペース」
1988年「ハート泥棒」
     「ケビン・ベーコンのハリウッドに挑戦」
1989年「3人の逃亡者」
1991年「花嫁のパパ」「ピュア・ラック」
1992年「キャプテン・ロン」
1993年「恐竜大行進」(声)
1994年「ジュラシック・ボーイ/恐竜小僧」
1995年「花嫁のパパ2」
1996年「マーズ・アタック!」
1997年「ジャングル2ジャングル」
     「シンプル・ウィッシュ」
     「フェアリー・ゴッドマザー」
2001年「フロッグ・プリンス」(TM) 

その他の出演者:
Kevin McCarthy ....  Victor Eugene Scrimshaw 
Fiona Lewis ....  Dr. Margaret Canker 
Vernon Wells ....  Mr. Igoe 
Robert Picardo ....  The Cowboy 
Wendy Schaal ....  Wendy 
Harold Sylvester ....  Pete Blanchard 
William Schallert ....  Doctor Greenbush 
Henry Gibson ....  Mr. Wormwood 
John Hora ....  Ozzie Wexler 
Mark L. Taylor ....  Dr. Niles 
Orson Bean ....  Lydia's Editor 
Kevin Hooks ....  Duane 
 
User Rating:  6.3/10 (5,227 votes)  
オトーサン、
「面白かった。
もう少しスコアが高くてもいいはず」

アカデミー賞受賞:特殊視覚効果賞

User Comments:
patygirl_df さん
Brasilia, Brasil
2000年3月5日
面白く、興味深い。

この映画を最初に見たとき、
私はまだ、メグ・ライアンのフアンではなかった。 
たしか、土曜のTV番組のひとつで見たのだった。
好きになった。とくに出演者が気に入った。
後にフアンになる、このすばらしい女性は、
ほんとうに面白かった。、
他の出演者たちとは、まったくちがっていた。
その後、彼女はスペシャリストになる。
デニス・クエイドもいい。
才能豊かな俳優である。
だが、共演した女優と結婚してしまう才能もある。
ふたりの間は、実にいい雰囲気だった。
だが、この映画の主役はマーチン・スコットだろう。
陽気な精神分裂症患者ジャックとして最高だった。
この映画、かつてなく、愉快なSF映画だ。


オトーサン、
「その通り!
それにしても、メグ・ライアンは、
飛びぬけてキレイだったんだなあ」


ブレイン・ストーム

オトーサン、
「へえ、こんな題名の映画があるんだ」
ブレイン・ストーミングを思い出しました。
商品開発などで、頭のなかが嵐になるくらい
仕事のアイディアをみなで次々に出し合うのです。
うまくやるコツは、他人のアイディアに
ケチをつけないことと教わりました。

原題:Brainstorm (1983)     
監督:Douglas Trumbull
原作・脚本:Philip Frank Messina 
      Bruce Joel Rubinほか
Genre: SF /Thriller
上映時間:106分
あらすじ:
卓越した研究者リリアンとマイケルは、
実体験を記録・再生するシステムを開発した。
脳に機能を追加することによって、
他人の頭脳に侵入して
考えたり、感じたり、見たりしたことを
記録・再生することを可能とする研究開発である。
応用範囲は無限で、管理も難しい。
マイケルは、このシステムを使って、
同僚であり、別れた妻のカレンと仲直りをしたが、
乱用して強烈な性的体験をするひとも出るし、
論理的にも道義的にも問題のあるようなことを
試みるひとも出てくる。
政府は、軍事技術としての可能性を見出し、
直ちにマイケルとリリアンをこの研究から追放し、
ミサイル誘導装置に使うだけでなく、
洗脳のような心理操作にも使用しようとする。
ある研究者が死に、その模様を収めたテープが残る。
マイケルは、その研究者の名誉のためにも、
また、研究を前進させるためにも、
このテープを再生しようと決意する。
再生中に、また、研究者が死んだので、
テープは封印される。 
マイケルは、研究室を乗取った政府の連中や
同僚たちと戦い、恐ろしい事態を直視しようとする。
それは、われわれの誰もがいずれ避けえないもの、
すなわち、死だった。

出演者:
Christopher Walken.... Dr. Michael Anthony Brace 
               (マイケル)
Natalie Wood ....  Karen Brace(カレン) 
Louise Fletcher..Dr. Lillian Reynolds
          (リリアン)
オトーサン、
「若いなあ」
いつも老けている感じのクリストファー・
ウォーケンが、やけに若くみえます。
この映画では、まだ40歳だったのです。

「おお、ナタリー・ウッドが出ている!」
名画「ウエスト・サイド物語」(1961)では、
ぴちぴちギャルの彼女は、23歳でしたが、
この映画では、もう45歳。
「いや、違うな」
81年にボートの転覆事故で死んでいるので、
この映画を撮影当時は、43歳だったのです。
「それにしても...早死にしたなあ。
..惜しいなあ。オレと同い年なのに」

CHRISTOPHER WALKEN
クリストファー・ウォーケン 
誕生日 1943/3/31  
出身 米ニューヨーク・クイーンズ 
活躍度 ○↑ 
母が熱心なステージママであったため、
幼い頃から演技とダンスを学び、
テレビで二人の兄と共に子役として活躍。
59年、ブロードウェイ・デビュー。
ホストフラ大学進学で一時俳優活動を休止後、
舞台に復帰。
その後、アクターズ・スタジオで学び、
71年「盗聴作戦」で映画デビュー。
78年「ディア・ハンター」で
アカデミー助演男優賞受賞。 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1971年「盗聴作戦」
1972年「マインド・スナッチャー
      /恐怖の人体実験」
1976年「グリニッジ・ビレッジの青春」
1977年「アニー・ホール」「センチネル」
     「ローズランド」
1978年「ディアハンター」
      ◆アカデミー助演男優賞
1980年「天国の門」「戦争の犬たち」
1981年「ペニーズ・フロム・ヘプン」
     「アステカの秘宝」
1982年「アクターズ・ラブ」
1983年「デッド・ゾーン」
     「ブレイン・ストーム」
1985年「007/美しき獲物たち」
1986年「ロンリー・ブラッド」
     「ウォーゾーン/虐殺報道」
1988年「ミラグロ/奇跡の地」
     「ホームボーイ」
     「ブルースが聞こえる」
1989年「コミュニオン/遭遇」
1990年「キング・オブ・ニューヨーク」
     「迷宮のヴェニス」
1991年「マクベイン」
     「ミッドナイトチェイサー」
     「ミストレス」
1992年「バットマンリターンズ」◆
1993年「ウェインズ・ワールド2」
     「流血の絆」
     「トゥルー・ロマンス」
1994年「パルプ・フィクション」
1995年「デンバーに死す時」
     「サーチ&デストロイ」
     「ゴッド・アーミー/復讐の天使」
     「ニック・オブ・タイム」
     「アディクション」◆
1996年「フューネラル」「バスキア」
     「ラストマン・スタンディング」◆
     「ワイルド・サイド」
1997年「TOUCH<タッチ>」
     「エクセス・バゲッジ」
     「マウス・ハント」◆
1998年「イルミネイト」「アンツ」(声)
     「メビウス」◇
     「天井桟敷のみだらな人々」
1999年「タイムトラベラー
      /きのうから来た恋人」◆
     「スリーピー・ホロウ」◆
     「シシリアン 虐殺の地」
2001年「マリー・アントワネットの首飾り」◆
     「アメリカン・スウィートハート」◆
2002年「スチュアート・リトル2」(声)
     「キャッチ・ミー イフ・ユー・キャン」
     「カントリー・ベアーズ」◇

NATALIE WOOD
ナタリー・ウッド 
誕生日 1938/7/20-1981/11/29 
出身 米カリフォルニア州サンフランシスコ 
子役出身のスター女優。
61年「草原の輝き」
63年「マンハッタン物語」で
アカデミー主演女優賞に、
55年「理由なき反抗」では助演女優賞に
ノミネートされた。
子役から大人の女優への転身を上手く果たしたが、
70年代に低迷する。
81年、撮影中のボートの転覆事故により
不遇な死を遂げる。 
出演作
1946年「離愁」
1947年「三十四丁目の奇蹟」「幽霊と未亡人」
1948年「嵐の園」「日曜は鶏料理」
1949年「緑に誓う」
1950年「われら自身のもの」
1951年「青いヴェール」
1954年「銀の盃」
1955年「理由なき反抗」
1956年「捜索者」「果てしなき決闘」
1957年「B52爆撃隊」
1958年「初恋」「最後の接吻」
1959年「札束とお嬢さん」
1960年「夜が泣いている」
1961年「草原の輝き」「ウエスト・サイド物語」
1962年「ジプシー」
1963年「マンハッタン物語」
1964年「求婚専科」
1965年「グレース・レース」「サンセット物語」
1966年「雨のニューオリンズ」「美人泥棒」
1969年「ボブ&キャロル&テッド&アリス」
1972年「候補者ビル・マッケイ」
1973年「愛ふたたび」(TM)
1975年「ジェームス・ディーンのすべて
      /青春よ永遠に」
1976年「熱いトタン屋根の猫」(TM)
1978年「メテオ」
1979年「地上より永遠に」(TM)
1983年「ブレインストーム」

その他の出演者:
Cliff Robertson ....  Alex Terson 
Jordan Christopher ....  Gordy Forbes 
Donald Hotton ....  Landan Marks 
Alan Fudge ....  Robert Jenkins 
Joe Dorsey ....  Hal Abramson 
Bill Morey ....  James Zimbach 
Jason Lively ....  Chris Brace 
Darrell Larson ....  Security technician 
Lou Walker ....  Chief 
Stacey Kuhne-Adams ....  Andrea 
John Hugh ....  Animal lab technician 
Ira David Wood III ....  Barry 


User Rating:  6.2/10 (1,377 votes)  
オトーサン、
「もっと高いスコアでもいいのに」

User Comments:
Popcorn-28さん 
2000年12月8日
1983年以来、待ちに待った映画

これを見たのは、
1983年が最初で最後だった。
また見たいなと何度思い続けてきたことか...
このIMDBで、誰かが題名を思いださせてくれた。
ビデオレンタル店で出合うひとみんなに、
つい内容を説明してしまうが、
決まって、妙なヤツだなという顔をされる...
最近、"Flatliners"を見て、
また、この映画を見たくなった。
そこで、そうしたのだが... 
最初に見たときと同様に、すばらしかった。
勿論、欠点がないわけではないが、
映画を支えているアイディアやその手法がいい。
うっとりさせ、感じさせてくれるのだ。
これは、最近の映画には、稀なことだ。
ハリウッドで粗製乱される映画にあきたら、
この映画をみるといいと思う...
こんな映画は、みたことがないと思うだろう。


オトーサン、
「死後の世界を直視する!」
CGやSFXという革新的な画像処理技術で、
恐竜や宇宙旅行や戦闘シーンが、迫力を増し、
真に迫るものになりました。
でも、そんな絵空事をテーマにするよりも、
死後の世界はどうなるのか?
臨死体験はどのようなものか?
映画は、そうした差し迫った問題にも、
挑む必要があるのではないでしょうか?
ハリウッドのように娯楽に徹するのもいいですが、
生きる意味や頭脳の限界を探るというのも
ひとつの使命ではないでしょうか。


恋は負けない

オトーサン、
「恋」とか「愛」という題名を見ると、
つい借りてしまいます。
よほど愛に飢えているの?
ストレスがたまっているの?
そんなこたぁ、あーりません。
「これで、"愛"や"恋"という題名の映画は
ほぼ、ほのぼの批評に収録したぞ」

原題:Loser (2000)     
監督・脚本:Amy Heckerling
Genre: Comedy / Romance 
Rated PG-13 for drug content, 
crude sexual material and language. 
上映時間:98分
あらすじ:
おとなしい若者にとって、
マンハッタンは住みやすいか?
若い女は、悪い過去をすてて、
真実の愛にめざめるだろうか? 
ポールは、田舎から大学に入学して
NYにやってきた。
奨学金をもらうために、猛勉強をせねばならない。
そのため、ルームメイトとの付き合いが悪くなり、
負けイヌになり、連中の策謀によって。
寮の部屋から追い出され、
動物病院の一室に住むことになる。
そんなとき、かれは、教室でドーラに出会う。
彼女は、皮肉屋で自分勝手な教授の愛人。
授業料を払うために、バイトをしたがっている。
彼女は、パーティでドラッグを呑まされる。
つきっきりで看病してくれたのは、ポールだった。
彼女は、ポールに友情を抱く。
だが、ポールはそれ以上の気持ちを持っていた。
かれらは、事態を解決し、
ほんとうに幸せになれるのだろうか?

出演者:
Jason Biggs ....  Paul Tannek(ポール) 
Mena Suvari ....  Dora Diamond(ドーラ) 
Greg Kinnear ....  Professor Edward Alcott 
          (オルコット教授)
オトーサン、
「みんな下手だなあ」
助演陣が主役を張っているようなもの。
物足りないことありません。
主演の若手2人の経歴を見ておきましょう。

JASON BIGGS
ジェイソン・ビッグス 
誕生日 1978/5/12 
出身 米ニュージャージー州ポンプトン・プレインズ 
5歳の頃からテレビや舞台に出演。
13歳の時「CONVERSATIONS WITH MY FATHER」で
ジャド・ハーシュの相手役を務めて、
ブロードウェイデビュー。
テレビではソープオペラ「AS THE WORLD TURNS」の
ピート・ウェンドール役で知られる。
「アメリカン・パイ」では交換留学生ナディアに
振り回される主演のジム役。 
活躍度 △↑ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆★★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1999年「アメリカン・パイ」◇
2000年「恋は負けない」◇
2001年「アメリカン・サマー・ストーリー」◇
     「マテリアル・ウーマン」
     「ジェイ&サイレント・ボブ
      帝国への逆襲」 

MENA SUVARI ミーナ・スバーリ 
誕生日 1979/2/9  
出身 米ロードアイランド州ニューポート 
テレビでは「ER 緊急救命室」
「シカゴ・ホープ」のゲスト、
「high incident」の準レギュラー。
映画では「アメリカン・パイ」のヘザー役など。 
活躍度 △↑ 
演技幅 適応 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆★★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1997年「ノー・ウェア」「コレクター」◆
1999年「アメリカン・ビューティー」◆
     「アメリカン・パイ」◇
     「キャリー2」◆
2000年「恋は負けない」◇
2001年「ヤング・ブラッド」◆
     「アメリカン・サマー・ストーリー」◆
     「クライムチアーズ」 

その他の出演者:
Zak Orth ....  Adam 
Thomas Sadoski ....  Chris 
Jimmi Simpson ....  Noah 
Dan Aykroyd ....  Mr. Tanneck 
Twink Caplan ....  Gena 
Robert Miano ....  Victor
Mollie Israel ....  Annie 
Colleen Camp ....  Homeless Woman 
Andy Dick ....  Office Clerk 
Steven Wright (I) ....  Pantie Bar Man 
Brian Backer ....  Doctor 
Meredith Scott Lynn ....  Dog Loving Girl 


User Rating:  5.2/10 (3,320 votes)  
オトーサン、
「低いスコアだな」
ラブ・ストーリーとしても、
若者のシアリアス・ドラマとしても
コメディとしても、とにかく中途半端です。
欲求不満になりました。

User Comments:
Chris Walshさん
Vancouver, Canada
2003年1月27日
悪くはない、だが...

この映画のことを
「新しい」、「フレッシュ」と言って、
熱烈に弁護しているひとたちに言っておきたい。
これは、「アパートの鍵貸します」の
忠実なリメイクなのだ。
「アパートの鍵貸します」は、
ビリー・ワイルダー監督が1960年に製作し、
アカデミー賞の最優秀作品賞を受賞した。
主なちがいは、こちらは、大学が舞台なのに、
オリジナルは、大きなビルのオフィスである。
主演は、ジャック・レモン。 
3人の同僚が、彼をアパートから追い出す。
情事に使うので、部屋を貸してくれというのだ。
人のよい彼は、断りきれす、そのうち
ボスの情婦であるエレベーター・ガールと
恋に落ちる。
「恋は負けない」を楽しめたひとなら、
オリジナルは、もっと楽しめるだろう。
フレッシュで、おかしくて、フレッシュで、
エッジが効いていて、しかも、暗い。
この映画もリメイクでなければ、
そう悪くはいわれなかっただろうが、
誰だって、オリジナルの傑作と比較して、
否定的になってしまう。


オトーサン、
「そうか、
"アパートの鍵貸します"の
リメイクだったんだ」
でも、この映画だけを責めるのは、気の毒です。
時代が悪くなったせいでしょう。
おおらかな60年代と
人間がやたら増えて都会が住み辛くなった昨今では、
同じテーマでも、変質せざるをえません。
舞台となったのは、名門コロンビア大学ですが、
学生の質も、教授の質も落ちています。
「いやぁ、そんなことはない!」
当事者がいくら力んでも、
大学を見る世間の目が、
厳しさを増していることは間違いありません。
「末は、博士か大臣か」
教員が聖職なんて、とんでもない。
この映画の教授はひどすぎるとしても、
変わり者の一種と見られているのです。


ドールズ

オトーサン、
この映画、見逃しました。
というよりも、見送りました。
最初は、見にいくつもりでしたが、
カンヌ国際映画祭で、受賞を逸したので、
見送ったのです。
でも、ほのぼの映画批評の1000本のなかには、
収録したかったので、
新作DVD発売を機に借りました。

原題:Dolls (2002)     
監督・脚本:Takeshi Kitano
Genre: Drama / Romance 
上映時間:114分
あらすじ:
松本とサワコは、幸せなカップルだが、
干渉好きの両親と成功欲のために、
かれは悲劇的な選択をしてしまう。 
ヒロは、ヤクザの親分。
30年前、かれは貧しい労働者だった。
成功と引きかえに、ガールフレンドと別れた。
いまや、昔、よくデートした公園に戻る... 
春名は、海を見て過ごしている。
その美しい顔には、包帯が巻かれている。
すこし前までは、彼女は、スターだった。
TVのショー番組のホストで、
サイン攻めにあっていた。
貫井は、恐らく彼女の一番熱心なフアンだったが、
いまや、その証を見せようとしていた...

出演者:  
Miho Kanno菅野美穂....  Sawako(サワコ) 
Hidetoshi Nishijima西島英俊....Matsumoto(松本)
Tatsuya Mihashi三橋達也....  Hiro(ヒロ) 
Chieko Matsubara松原智恵子....Woman in the Park
                        (公園のオバサン)
オトーサン、
「菅野美穂がうまいなあ」
でも、オールドファンとしては、
忠犬ハチ公のようにじっと帰らぬ主を待つ
公園のオバサンの変わりはてた姿が胸を打ちました。
松原智恵子さん、かつての青春スターです。

その他の出演者:
Kyoko Fukada ....  Haruna
Tsutomu Takeshige ....  Nukui


User Rating:  7.7/10 (417 votes) 
オトーサン、
「おお、思ったよりも高いスコアだ」

冒頭シーン、
人形浄瑠璃、近松門左衛門「冥途の飛脚」の
感情表現の豊かさに圧倒されました。

User Comments:
huzurさん 
krakow, poland
2003年4月22日
この数年で最高の映画、
北野は、ほんとうの芸術家だ

さて、昨日、この映画をみる機会に恵まれた。
一言でいえば、魅了された。
北野は、すばらしい役者を集めた。
山本耀司は、日本の現存する伝説的な人物であり、
すばらしい衣装を用意した。
音楽は、至福そのもの。
撮影は、ユニークな傑作だ。
イメージと音楽にすっかり酔いしれた。
そう、今、念頭にあるのは、
このすばらしい傑作をつくった北野である。
北野は、映画の諸要素を駆使する。
この映画の編集に使われるフラッシュ・バックは
素晴らしい。
3つの異なったラブ・ストーリーが、
見事に交錯しあう。
北野とその登場人物たちは、心をかき乱す。
言葉もないほどだ。
目に涙をためて、私は飛びちがう
イメージの舞いをみつめていた。
この映画は、確かにイメージによる詩である。
北野武は、稀有な監督であり、
映画に心を注ぎ込むことができる
詩人になれるひとである。


オトーサン、
「外国の見知らぬひとから、
これだけ本音で褒めてもらえれば、
しあわせだなあ。監督冥利だ」
たとえ、カンヌで賞をとれなくても、
別のフアンからは、
「"Doll"ではなく"Dull"だとけなされても、
こういうフアンが片方にいれば、
映画を撮りつづける気になるのでしょう。

オトーサン、
ほのぼの映画批評が、
そろそろ1000本になるので、
ちょっと感傷的になりました。
「オレだって、
毎日見続けてくれるひとがいるから、
こうして毎日書き続けられるんだよなあ」


マトリックス・リローデッド

オトーサン、
先週公開されたのに、見送りました。
理由1:IMDBのスコアが案外悪い
理由2:混むからSARSに感染しやすい
まあ、根拠薄弱ですが、要するに億劫でした。
映画館、平日ですが、混んでいましたよ。

原題:Matrix Reloaded, The (2003)     
監督・脚本:Andy Wachowski/Larry Wachowski
Genre: SF /Action /Thriller 
Rated R for sf violence and some sexuality.
上映時間:138分
あらすじ:
ネオ、モーフィアス、トリニティ、
その他のクルーは、機械との戦いを続ける。
人類をマトリックスの中で奴隷化しようとする
機械との戦いを続けている。
ネオは、自分の超能力に目覚める。
ひとびとのコードを読み取ったり、周囲の事象を
看破する能力である。
同時に、いまや多くの人間がマトリックスから
抜け出し、リアル・ワールドで生きようとしていた。
その人数が増えるにつれて、戦いの中心は
サイオンに近づきつつあった。
そここそ、リアルワールドの都市であり、
レジスタンスの中心地だった。

出演者:
Keanu Reeves ....  Neo(ネオ) 
Laurence Fishburne ....  Morpheus(モーフィアス)
Monica Bellucci ....Persephone(パーセフォニー) 
オトーサン、
「すまん、すまん」
謝っている相手は、ネオのパートナー、トリニティを
演じている主演女優のキャリー=アン・モスです。
熱演している彼女をさしおいて、
ここで、端役でしかないパーセフォニーを
紹介しようとするからです。
「だって、しょうがないじゃん。
モニカ・ベルッチが出ているもん」
”世界で一番美しい女優”といわれています。
ペルージャ大学出身です。
「ナカタは会ったことがあるのかしらん?」

MONICA BELLUCCI
モニカ・ベルッチ 
誕生日 1968/9/30  
出身 イタリア・ペルージャ 
ペルージャ大学で法律を学んでいた学生時代に
モデルの仕事を始め、”イタリアの宝石”と
言われるほどの国際的モデルになる。
90年テレビシリーズ「VITA COI FIGLI」に
レギュラー出演、同年「LA RIFFA」で映画デビュー。
96年、俳優のヴァンサン・カッセルと結婚。 
活躍度 ○→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1991年「疑惑に抱かれて」
1992年「ドラキュラ」「情事」
1995年「アパートメント」
1997年「ドーベルマン」◆
2000年「マレーナ」◇
     「アンダー・サスピション」◆
2001年「ジェヴォーダンの獣」◆
2002年「アレックス」◇
2003年「マトリックス・リローデッド」
     「マトリックス・レボリューションズ」 

オトーサン、
「へえ、"ミッション:クレオパトラ"(2002)が
日本でも、公開されるんだって?」
フランス・ドイツの共同制作、監督はAlain Chabat
上映時間107分のコメディで、
IMDBのスコアは、6.9です。
「絶世の美女が演じるんだからなあ」

その他の出演者:
Carrie-Anne Moss ....  Trinity 
Hugo Weaving ....  Agent Smith 
Christine Anu ....  Kali 
Helmut Bakaitis ....  The Architect 
Steve Bastoni ....  Soren 
Don Battee ....  Vector 
Daniel Bernhardt ....  Agent Johnson 
Valerie Berry ....  Priestess 
Ian Bliss (I) ....  Bane 
Kelly Butler ....  Ice 
Sing Ngai ....  Seraph 
Paul Cotter (III) ....  Corrupt 
Gloria Foster ....  The Oracle 
Nona M. Gaye ....  Zee  
Roy Jones Jr. ....  Ballard 
Malcolm Kennard ....  Abel 
David Kilde ....  Agent Jackson 
Randall Duk Kim ....  The Keymaker 
Christopher Kirby ....  Mauser 
Peter Lamb (I) ....  Colt 
Nathaniel Lees ....  Mifune 
Harry J. Lennix ....  Commander Lock
Joshua Mbakwe ....  Link's Nephew 
Matt McColm ....  Agent Thompson 
Robyn Nevin ....  Councillor Dillard 
David No ....  Cain 
Genevieve O'Reilly ....  Officer Wirtz 
Harold Perrineau Jr. ....  Link 
Jada Pinkett Smith ....  Niobe 
David Roberts (I) ....  Roland 
Shane C. Rodrigo ....  Ajax 
Tahei Simpson ....  Binary 
Frankie Stevens ....  Tirant 
Gina Torres ....  Cas 
Steve Vella ....  Malachi 
Leigh Whannell ....  Axel 
Bernard White ....  Rama-Kandra 
Lambert Wilson ....  Merovingian 
Anthony Wong (I) ....  Ghost 
ほか

User Rating:  7.4/10 (23,427 votes)  
オトーサン、
「おお、また下った」
IMDBのスコアが時が経つにつれて、
少しずつ下がっているのです。

User Comments:
Tyler Brown さん
Gresham, OR
2003年6月10日
やり過ぎで、物足りない

ほんとうにがっかりした。
第1作の成功を引き継ごうとして
ひねったり、新しい登場人物を起用したり、
観客に驚きを与えようとしている。
心を奪うカメラ・アングルや特殊効果で
催眠状態にしようとしているが、
第1作と変わらない。
第1作では、うまくいったのは、
筋書きがよかったし、
登場人物たちも、より興味深かったからだ。
手厳し過ぎるかもしれないが、
第1作に衝撃を受けたからだ。
だが、それは、ちょっと短かったので、
新しい筋書きを追加して、30分ほど長くしたが、
ひとつの筋に徹したほうが、よかったと思う。
第1作がよかったのは、焦点を絞りこんだからだ。
登場人物たちも、生気がない。
面白くない。
たしかに、クールなシーンもあるが、
フリーウェイのシーンは、実に下らない。
アクションが生きるには、いい筋書きが要る。
いま期待しているのは、
第3作"Revolutions"が、もっとましな作品に
仕上がってくれることだ。
待ち遠しい。
10点満点で7点。


オトーサン、
この映画のキアヌが気の毒になりました。
延々と大立ち回りのシーンが続くのです。
みていて飽きるほどですから、
演技するほうは、たまらないでしょう。
だって、戦いの相手、エージェント・スミスの数が
どんどん増えていくのですよ。


「最後まで見ました?」
鑑賞後、見たひとに聞かれました。
エンディングで早々と席を立ったのですが、
最後まで座っていると、
第3作の予告編が見られたそうです。
なお、プログラムが900円もしました。
そのわりに内容は薄いので、
買っているひとがいなかったことも、
あわせて、ご報告しておきましょう。


白い嵐

オトーサン、
「テルマ&ルイーズ、面白かった。
最後の最後まで楽しめた」
リドリー・スコットという監督は、
観客を楽しませることに長けていて、
ありとあらゆる手を使います。
「パーフェクト・ストームのようなものかも」、
どんな手を使ってくるか楽しみです。

原題:White Squall (1996) 
監督:Ridley Scott
原作:Charles Gieg Jr. /Felix Sutton ほか
Genre: Adventure /Drama
Rated PG-13 for some sexuality 
and a traumatic shipwreck.
上映時間:129分
あらすじ:
実話。 
アメリカの10代の若者たちが 
教育訓練船に乗って、体験、規律、あるいは
親が欠けていると思う点を強化する。 
航海はかれらにとって、本当に冒険だったが、
浮き沈みがあった。

出演者:
Jeff Bridges ....Captain Christopher 'Skipper' 
         Sheldon (シェルダン船長)
Caroline Goodall....Dr. Alice Sheldon(アリス)
Jeremy Sisto ....  Frank Beaumont(フランク) 
オトーサン、
「見ものは、船長役のジェフ・ブリッジスだけ」
あとの青年たちは、演技以前です。 
美青年ですが、心も頭も空っぽという感じ。
花を添えるべきアリスもパッとしませんでした。

JEFF BRIDGES
ジェフ・ブリッジス 
誕生日 1949/12/4 
出身 米カリフォルニア州ロサンゼルス 
父のロイド、兄ボーも俳優という芸能一家。
8歳の時、父のテレビ番組に出演。
大人になってからはニューヨークの
スティーブン・バーコフのスタジオで
演技を勉強する。
「ラスト・ショー」「サンダー・ボルト」
「ザ・コンテンダー」で
アカデミー助演男優賞ノミネート、
「スターマン」でアカデミー主演男優賞に
ノミネートされる。
自身の製作会社アシス・プロダクションでは
「アメリカン・ハート」を製作・主演で作った。
俳優以外にも画家やミュージシャンで活躍中。 
活躍度 ○→ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1970年「怒りを胸にふり返れ!」
1971年「ラスト・ショー」
1972年「ゴングなき戦い」「夕陽の群盗」
1973年「ロリ・マドンナ戦争」
     「ラスト・アメリカン・ヒーロー」
1974年「サンダーボルト」
1975年「荒野にさすらう若者たち」
     「ステイ・ハングリー」
1976年「キングコング」
1978年「シャレード’79」
1979年「大統領の堕ちた日」
1981年「男の傷」「天国の門」
1982年「キス・ミー・グッバイ」「トロン」
1984年「カリブの熱い夜」
     「スターマン/愛・宇宙はるかに」
1985年「白と黒のナイフ」
1986年「800万の死にざま」
     「モーニング・アフター」
1987年「ナディーン・消えたセクシーショット」
1988年「タッカー」
1989年「いくつもの朝を迎えて」
     「恋の行方
      /ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」
     「チキン・ハート・ブルース
      /詐欺師と娼婦と殺し屋と」
1990年「新ラスト・ショー」
1991年「フィッシャー・キング」
1992年「アメリカン・ハート」
1993年「失踪」「フィアレス」
1994年「ブローン・アウェイ/復讐の序曲」
1995年「ワイルド・ビル」
1996年「白い嵐」「マンハッタン・ラプソディ」
1998年「ビッグ・リボウスキ」
     「隣人は静かに笑う」
1999年「ハリウッド・ミューズ」「背信の行方」
2000年「ザ・コンテンダー」
2001年「光の旅人 K−PAX」 

その他の出演者;
John Savage ....  McCrea, Albatross Crewman
         /English Teacher 
Scott Wolf (I) ....  Charles 'Chuck' Gieg
          /Narrator 
Ryan Phillippe ....  Gil Martin 
David Lascher ....  Robert March 
Eric Michael Cole ....  Dean Preston 
Jason Marsden ....  Shay Jennings, 
         Albatross First Mate 
David Selby ....  Francis Beaumont 
Julio Oscar Mechoso ....  Girard Pascal, 
           Albatross Cook 
Zeljko Ivanek ....  Coast Guard Captain Sanders 
Balthazar Getty ....  Tod Johnstone 
Ethan Embry ....  Tracy Lapchick 
Jordan Clarke ....  Charles Gieg 


User Rating:  6.4/10 (2,386 votes)  
オトーサン、
「まあまあか」

User Comments:
Theo Robertson さん
Isle Of Bute , Scotland 
2003年5月21日
どういう筋書き? 

リドリー・スコットの華々しい経歴をたどると、
「テルマ&ルイーズ」と「グラディエーター」の
はざまで、この「白い嵐」は、影が薄い。
最初は、公海を舞台にした
ある種の「 DEAD POET`S SOCIETY」だったが、 
次にデザスター映画になり、
遭難で何人かの命が失われる。
最後は、法廷ドラマになる。
映画の4分の3は、青年の通過儀礼の話で
最後の4分の1だけが、遭難と法廷劇だ。
映画の題名を考えると、 
遭難劇がその大半を占めると思う。
この映画、ヒドイ映画ではないが、 
いい映画というわけでもない。
この映画について、良否を即断するのは難しい。


オトーサン、
「うな丼大盛りを注文したら、
品のいい懐石弁当だった。
いろんなものが少しずつ入っていたけど、
食べたりない。そんな感じだった」
リドリー・スコット監督、
娯楽作品をつくらせたら天下一品ですが、
それでも、出来不出来があるのです。


魔王

オトーサン、
「ケシカラン!日活は?マークだ」
DVDの題名が間違っています。
「魔王」THE ORGEとなっているので、
IMDBに入力しても、出てきません。
苦労して、ようやく探しあてましたが、
正解は、"The Ogre"
随分多くのDVDを見てきましたが、
題名ミスは、これがはじめて。
さて、この映画、ジョン・マルコヴィッチ主演
という興味深いものです。

原題:Der Unhold (1996)
      The Ogre
      Le Roi des aulnes
監督:Volker Schlondorff
原作:Michel Tournier 
脚本:Jean-Claude Carriereほか
Genre: Drama 
Country: France / Germany / UK 
Language: English / German 
上映時間:118分
あらすじ:
フランス人ノアベルは、子供好き。
大人から子供を守るのが好きである。
変質者と間違われて、
第2次世界大戦では、兵士にスカウトされるが、
すぐに捕虜になる。
ゲーリング元帥の狩猟館に勤めた後、
すぐに、カルテンボーン城の雑用係になる。
そこは、ドイツの少年たちをエリートに育てる
訓練所だった。
少年たちの面倒を見る幸せな毎日が続く。
だが、ナチの僕として、訓練所に少年たちを
集めてくるのが仕事になる。 

出演者: 
John Malkovich ....  Abel (アベル)
Volker Spengler... Fieldmarshall Hermann Goering 
          (ゲーリング元帥)
Gottfried John....Chief Forrester(フォレスター) オトーサン、
「うまい!」
そのひとことです。
早速、経歴を見ましょう。

JOHN MALKOVICH
ジョン・マルコヴィッチ 
誕生日 1953/12/9  
出身 米イリノイ州ベントン 
イリノイ州立大学卒業後、
シカゴのステッペンウルフ・シアター・カンパニーに
加わる。
76年から96年まで50以上の舞台に携わり、
出演他、演出、美術をこなす。
84年「プレイス・イン・ザ・ハート」で
映画デビューし、アカデミー助演男優賞にノミネート
ボストン映画批評家協会賞、
全米映画批評家協会賞受賞。
93年「ザ・シークレット・サービス」で
再びアカデミー助演男優賞にノミネートされる。
99年「マルコヴィッチの穴」で本人を演じ、
ニューヨーク批評家協会賞助演男優賞受賞。 
活躍度 ◎↑ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作
1984年「プレイス・イン・ザ・ハート」
     「キリング・フィールド」
1985年「哀愁のエレーニ」
1987年「新成人Mr.アンドロイド」
     「ガラスの動物園」
     「太陽の帝国」
1988年「マイルズ・フロム・ホーム」
     「危険な関係」
1990年「幸福の選択」
     「シェルタリング・スカイ」
1991年「クイーンズ・ロジック」
1992年「ジェニファー8」
     「ウディ・アレンの影と霧」
     「二十日鼠と人間」
1993年「ザ・シークレット・サービス」◆
     「生きてこそ」
1995年「愛のめぐりあい」「メフィストの誘い」
1996年「ある貴婦人の肖像」「狼たちの街」
     「ジキル&ハイド」
     「アベル オーヌの王」
     「魔王」
1997年「コン・エアー」◆
1998年「仮面の男」
     「ジョン・マルコヴィッチの
      レディース・ルーム」
     「ラウンダーズ」◆
1999年「ジャンヌ・ダルク」◆
     「マルコピッチの穴」◇
     「ザ・ディレクター/
      [市民ケーン]の真実」◆
     「見出された時」
2000年「シャドウ・オブ・ヴァンパイア」◇
     「家路」
     「レ・ミゼラブル」(TM)

その他の出演者:
Marianne Sagebrecht ....  Mrs. Netta 
Heino Ferch ....  SS Officer Raufeisen 
Dieter Laser ....  Prof. Blaettchen 
Agnes Soral ....  Rachel 
Sasha Hanau ....  Martine 
Vernon Dobtcheff ....  Lawyer 
Simon McBurney ....  Brigadier 
Ilja Smoljanski ....  Ephraim 
Luc Florian ....  Prisoner-of-War 
Laurent Spielvogel ....  Prisoner-of-War 
Marc Duret ....  Prisoner-of-War 
Philippe Sturbelle ....  Prisoner-of-War 

User Rating:  6.9/10 (386 votes)  
オトーサン、
「かなり高いスコアだ」

User Comments: 
Redeye-2 さん
Helsinki, Finland
1998年12月14日
壮大な失敗作?

実に興味深い映画だ! 
豊かで重要な問題提起、すばらしい演技、
だが、その最後は、何かが欠けている。
ナチの魅力というパラドックスが、
この映画では、あまり取り上げられていない。
このテーマでは、何の新味がない。
シュレンドルフ監督は、いい映画を創ったが、
破綻しているのは、現実の野蛮な歴史そのもので、
アベルが、ナチをマジック・キングダムと
錯覚しているところだ。
どこが間違ったのかを
正確に指摘することは難しいが、
一度に多くのことを狙い過ぎたのかも知れない。
いずれにせよ、 20世紀の悪夢についての
尊敬すべき多面的な分析がなされたことは確かだ。


オトーサン、
「その通り!」
以下のサイトに、原作者と監督への
興味深いインタビューが載っていました。

インタビュー:
ミシェル・トゥルニエ、フォルカー・シュレンドルフ
http://www.cablehogue.co.jp/OGRE/Interview.html


テンペスト

オトーサン、
「テンペスト」聞いたことがあるなあ。
うそう、シェイクピアの有名劇でした。
「いつ頃、読んだのかなあ。」
確か、中学生の頃、坪内逍遥さんの訳でした。
「...すっかり内容も忘れてしまった」

原題:Tempest, The (1979)     
監督・脚本:Derek Jarman
原作:William Shakespeare (play)
Genre: Drama
Country: UK 
Language: English  
上映時間:95分
あらすじ:
旧ミラノ大公プロスペロは、
娘ミランダと荒涼とした島に住んでいる。
島流しにされ、王座を奪った弟とナポリ王から
迫害を受ける身だった。
プロビデンス公が、敵を満載した船に乗り、
島に近づきつつあった。
プロスペロは、その秘めた魔力で
エーリアルにを呼び出し、
嵐によって船を難破させる。
全員死亡と思いこんだ王の息子フェルナンドは、
囚人になり、ミランダと恋に落ちる。
プロスペロの弟と国王は、
大酒飲みのクックや水兵たちと島をさすらう。
彼らは、プロスペロの獰猛な奴隷カリバンと共謀し、
プロスペロの殺害を謀る。
プロスペロは、勝利に飢え、
エーリアルは自由を、
ミランダは夫を望んだ。
そして、水兵たちは踊りたがった。 

出演者: 
Heathcote Williams....Prospero(プロスペーロ)
Toyah Willcox ....  Miranda(ミランダ)
David Meyer ....  Ferdinand(フェルディナンド)
オトーサン、
「みんな素人くさいなあ」
おそらく低予算のせいでしょう。


その他の出演者:
Peter Bull (I) ....  Alonso, the King of Naples 
Neil Cunningham (I) ....  Sebastian, his brother 
Richard Warwick (I) ....  Antonio, his brother 
Karl Johnson (II) ....  Ariel, an airy spirit 
Jack Birkett ....  Caliban, 
         a savage and deformed slave 
Christopher Biggins (I) ....  Stephano, 
             a drunken mariner 
Peter Turner (V) ....  Trinculo, his friend 
Ken Campbell (I).. Gonzalo, an honest councillor 
Elisabeth Welch ....  A Goddess 
Claire Davenport ....  Sycorax 
Kate Temple ....  Young Miranda 
Helen Wellington-Lloyd ....  A Spirit 


User Rating:  8.0/10 (57 votes)  
オトーサン、
「高いなあ。
でも、投書は、たった57人か」

User Comments:
ali-112さん 
Liverpool, UK
2001年6月1日
雲にそびえる塔、豪奢な宮殿...

シェイクスピア劇を映画化するのに
ほかに適任者がいるだろうか? 
ミステリーのイメージを余すところなく
とらえることができる監督がデレク・ジャーマンだ。
プロスペーロの最後のスピーチは、
映画の機能を要約したようなもの。
すべて壮大で、美しい照明のトリック。
映画のすべては、照明によって描かれている。
言葉など問題ではない、標識程度だ。
言葉を大事にしたシェイクスピア劇を
見事に脚色した映画について、
こんなことを言うのは、
神聖さを汚すように聞こえるかもしれないが、
そうではない。
そうあるべきなのだ。
事実、この映画と詩はビジュアルであるべきなのだ。
おそらく、シェイクスピアも納得してくれるだろう。
ジャーマンの死は、何たる損失だろう。


オトーサン、
この監督の映画としては、
「カラヴァッジオ 725」が記憶に残っています。
「奇妙な前衛映画だった。経歴を見てみよう」
まずは、海外映画俳優マガジンから。
ついで、IMDBから。

DEREK JARMAN
デレク・ジャーマン 
誕生日 1942/1/31-1994/2/19 MAN 
出身 英ロンドン 
監督作
1972年「ブロークン・イングリッシュ」(短編)
1976年「セバスチャン」(共)
1981年「イン・ザ・シャドウ・オブ・ザ・サン」
     「TG・サイキック・ラリー・イン・
      ヘブン」(短編)
1982年「テンペスト」
1983年「パイレイト・テープ」
1984年「ドリーム・マシン」
1985年「エンジェリック・カンバセーション」
1986年「カラヴァッジオ」
1987年「アリア」
1987年「ラスト・オブ・イングランド」
1990年「ザ・ガーデン」
1991年「エドワードU」
1993年「ヴィトゲンシュタイン」 

ユニークな映画監督。
大胆で実験的な作風、
社会批評とホモの探求で知られる。
かれは、1960年代に絵画を学び、
プロダクション・デザイナーとして
最初は劇場で、ついで、Ken Russell filmsで 
"The Devils" (1971) や"Savage Messiah"(1972). 
を手がけた。
スーパー8ミリの短編映画にトライした後、
最初につくった映画が、 
「セバスチャン」 (1976)で、かなり注目された。
また、"Jubilee" (1978)は、 
エリザベス1世が未来の英国の崩壊を観察する
という趣向で、批評を試みたもの。
次に、シェイクスピアの「テンペスト」(1979)を
脚色したが、これはめくるまくものだった。
その後、短編映画を数本つくり、
「カラヴァッジオ」 (1986)を製作した。
自分の芸術とセックスを検証していく
イタリアのハンサムな画家をとりあげて、
わざと懐古趣味で描いたものだった。
次に続いたのは、印象的な映画群だった。
「ラスト・オブ・イングランド」 (1987), 
「レクイエム」 (1988)、 
「ザ・ガーデン」 (1990)
そして、「エドワードII」(1991)である。
これは、Christopher Marloweの演劇をもとに 
ゲイだった英国王の没落を、
現代的なグラフィックで描いたもので、
現代のホモ嫌悪症の風土と同じ状況があったことを
訴求したものだった。
ジャーマンの挑戦は、まだ続き、
尋常でない哲学者の伝記を撮ったのが、
「ヴィトゲンシュタイ」 (1993)である。
また、"Blue" (1993)では、 
Warholian 風に、76分もの間、
コバルト・ブルーのスクリーンで、
ジャーマンと他のひとびとが、
いろいろな問題について討論している。
彼自身のエイズとの戦いについても、
触れられているが、彼はエイズで死んだのだ。
最後の作品が "Glitterbug" (1994)である。
なお、ジャーマン自身も、
オムニバス映画「アリア」 (1988)の
"Louise"の場面に顔を出している。 


テルマ&ルイーズ

オトーサン、
「もう見たいDVDがないよ」
GEOの店員に希望DVDリストを渡したのに、
ここ3週間、まったく音沙汰なし。
「このDVD、面白いかなあ?」
でも、リドリー・スコット監督のこと、
一級の娯楽映画に仕立てていました。

原題:Thelma & Louise (1991)     
監督:Ridley Scott
脚本:Callie Khouri
Genre: Action /Crime /Drama
上映時間:129分
あらすじ:
ルイーズは、
ファースト・フード・レストランで
ウエイトレスとして働いている。
ジミーとつきあっているが、もめている。
ミュージシャンで、旅行ばかりしているからだ。
一方、テルマは、ダリルと結婚している。
夫は、妻が台所にいて、
TVでフットボールを見るのが好きなタイプ。
ある日、ふたりは、いつもと違うことをやろうと
クルマに乗って、旅行に出る。
その旅は、しかしながら、暗転する。
というのも、テルマをレイプしようとした男を
ルイーズが殺してしまったからだ。
かれらは、メキシコに逃げることにするが、
たちまち、アメリカの警察に追われるところとなる。

出演者:
Geena Davis ....  Thelma(テルマ)
Susan Sarandon ....  Louise(ルイーズ)
オトーサン、
「女性パワーを感じるなあ」
どんな状況に置かれても、
したたかに生きのびていくのです。
テルマは、男に目がないイカレ女、
ルイーズは、男まさりの女性。
喜怒哀楽を演じ分けるのは、大変ですが、
見事なものでした。

GEENA DAVIS
ジーナ・デイビス 
誕生日 1957/1/21  
出身 米マサチューセッツ州ウェアハム 
ボストン大学で演技を学び、
下積み生活を経て、モデルに。
下着メーカーのカタログで彼女を見た
シドニー・ポラック監督に抜擢され、
82年「トッツィー」で映画デビュー。
88年「偶然の旅行者」で
アカデミー助演女優賞受賞。
91年「テルマ&ルイーズ」で
アカデミー主演女優賞にノミネートされる。
過去にはジェフ・ゴールドブラム(87-90)、
レニー・ハーリン監督(93-98)と結婚していた。
現在は4度目となる。 
活躍度 ○→ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆☆★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1982年「トッツィー」
1985年「フレッチ/殺人方程式」
     「突撃バンパイア・レポーター」
1986年「ザ・フライ」
1988年「ビートルジュース」「偶然の旅行者」
1989年「ぼくの彼女は地球人」
1990年「クィック・チェンジ」
1991年「テルマ&ルイーズ」
1992年「プリティ・リーグ」
     「ヒーロー/靴をなくした天使」
1994年「愛に気づけば」
     「眠れない夜はあなたと」
1995年「カットスロート・アイランド」
1996年「ロングキス・グッドナイト」
1999年「スチュアート・リトル」
2002年「スチュアート・リトル2」 

SUSAN SARANDON
スーザン・サランドン 
誕生日 1946/10/4 
出身 米ニューヨーク州ニューヨーク市 
ワシントンDCのカソリック大学を卒業後、
70年「ジョー」のヒロイン役でデビュー。
「アトランティック・シティ」「テルマ&ルイーズ」
「ロレンツォのオイル」「依頼人」で
4度アカデミー主演女優賞にノミネートされ、
95年「デッドマン・ウォーキング」の
シスター・ヘレン役でアカデミー主演女優賞受賞。
俳優クリス・サランドンと離婚後、
ティム・ロビンスと同棲中。
二人の間に二児がいる。 
活躍度 ◎→ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆☆☆ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1970年「ジョー」
1972年「LA MORTADELLA」
1974年「LOVIN'MOLLY」「フロント・ページ」
1975年「華麗なるヒコーキ野郎」
     「ロッキー・ホラー・ショー」
1976年「クラッシュ!」
     「ドラゴンフライの幻想」
     「LAST OF THE COWBOYS」
1977年「真夜中の向こう側」
     「アドベンチャー・ラリー」
1978年「プリティ・ベビー」
     「キング・オブ・ジプシー」
1979年「SOMETHING SHORT OF PARADISE」
1980年「アトランティック・シティ」
     「ラヴィング・カップル」
1982年「テンペスト」
1983年「ハンガー」
1984年「IN OUR HANDS」「バディ・システム」
1985年「ジュディスの告発」
1987年「イーストウィックの魔女たち」
1988年「さよならゲーム」
1989年「スウィート・ハート・ダンス」
     「乙女座殺人事件」
     「白く渇いた季節」
1990年「THROUGH THE WIRE」(ナ)
     「ぼくの美しい人だから」
1991年「テルマ&ルイーズ」
     「ライト・スリーパー」
1992年「ザ・プレイヤー」「ボブ・ロバーツ」
     「ロレンツォのオイル/命の詩」
1994年「運命の絆」「依頼人」◇「若草物語」
1995年「セルロイド・クローゼット」
     「デッドマン・ウォーキング」
      ◇アカデミー主演女優賞
1996年「ジャイアント・ビーチ」
1998年「グッドナイト・ムーン」◇
     「トワイライト」◇
     「天井桟敷のみだらな人々」
1999年「地上より何処かで」◇
     「クレイドル・ウィル・ロック」◇
2000年「ラグラッツのパリ探検隊」(声)
2001年「キャッツ&ドッグス」(声)
2002年「ムーンライト・マイル」
     「バンガー・シスターズ」 

その他の出演者:
Brad Pitt ....  J.D. Timothy 
Harvey Keitel ....  Hal 
Michael Madsen ....  Jimmy 
Christopher McDonald ....  Darryl 
Stephen Tobolowsky ....  Max 
Carhart ....  Harlan 
Lucinda Jenney ....  Lena, the Waitress 
Jason Beghe ....  State Trooper 
Marco St. John ....  Truck driver 
Sonny Carl Davis ....  Albert 
Ken Swofford ....  Major 
Shelly Desai ....  East Indian Motel Clerk
Carol Mansell ....  Waitress 

User Rating:  7.2/10 (12,447 votes)  
オトーサン、
「おお高いスコアだ」

アカデミー賞受賞:オリジナル脚本賞
同ノミネート: 
監督賞:リドリー・スコット
主演女優賞;ジーナ・デイビス
       スーザン・サランドン 
撮影賞、編集賞


User Comments:
coverme6
Allentown, PA
2000年7月31日
女性パワー!

ジーナ・デイビスとスーザン・サランドンは、
題名にふさわしい配役だ。
ふたりとも、ストレスで爆発寸前。
自分を取り戻すために、旅に出る。
生活に行き詰っているからだ。
旅の途中で、ルイーズは、
ギラギラした目つきで、テルマに言い寄る
レイプ犯を殺してしまう。
その結果、警官に猛スピードで追跡される。
マイケル・マッドセンとハーベイ・カイテルの
演技も光っている。
デイビスとサランドンは、文字通り
その暖かい雰囲気をかもしだしている。
また、内に秘めた怒りも理解できる。
純粋に面白いドラマだ。
実に極めつきのシックな映画だ。
だから何の不満もない!  


オトーサン、
「おお、ブラピが出ている!」
いかにも純朴な大学生というふりをして、
テルマに近づき、セックスをし、
おまけに、なけなしの金をそっくり盗んで
トンズラするのです。
職業は、コンビニ強盗。
お金に困って、テルマがその手口を真似したら、
「楽勝!」でした。
もっとも、店内のビデオカメラに
バッチリ写っていましたが....
「世の中、そうそう、うまい話はないよなあ」

オトーサン、
「オープンカー、いいなあ」
この映画、女の2人旅。
イージー・ライダー風ですが、
足は、オートバイでなくて、オープンカー
オクラホマからアーカンソーあたりの
貧しい地域のそのまた裏道を通りぬけていくのです。
次期の候補車に、
コペン、MRS、ロードスターあたりの
小さいオープンカーを考えているので、
オープンカーに、どのくらい荷物が載るのか、
じっと注目して見ていました。


帰郷

オトーサン、
「どうも邦題が妙だなあ。
"帰郷"は古い。"帰国"のほうが適切だろうに」
こういう地味な題名だと、見る気が起きません。
でも、とびきりの名画なのです。
20世紀フォックスが1枚買ったら1枚タダ!
六本木のTSUTAYAで買ったものです。

原題:Coming Home (1978)
監督:Hal Ashby
原作:Nancy Dowd
脚本:Robert C. Jones ほか
Genre: Drama /War
上映時間:126分
あらすじ:
サリーは、アメリカ陸軍士官の妻。
夫がヴェトナムに送られて、
ひとりひまをもてあましている。 
ボランティアをやることにして、
地元の復員軍人病院で働きだすが、
そこで高校時代の友人ルークと出会う。
負傷し、半身不随でクルマ椅子のルーク。
彼との恋に落ちたサリーは、 
人生について残酷な決断を迫られる。

出演者:
Jane Fonda ....  Sally Hyde(サリー) 
Jon Voight ....  Luke Martin (ルーク)
Bruce Dern ....  Capt. Bob Hyde(ボブ) 
オトーサン、
「このひとも若いときがあったんだ」
ジョン・ボイト、娘のアンジェリーナ・ジョリーと
共演した映画の老けた顔が頭にこびりついています。
「ジェーン・フォンダは、やせてるなあ」
でも、アフロ・ヘアがお似合いでしたし、
反戦運動家の生真面目さもよく出てました。
頑くなで壊れやすい夫をブルース・ダーンが
好演していました。
上記3人の経歴を見ることにしましょう。

JON VOIGHT
ジョン・ボイト 
誕生日 1938/12/29 
出身 米ニューヨーク州ヨンカース 
高校時代から演劇を学び、
22才の時、オフ・ブロードウェイにデビュー。
67年映画デビュー。
「真夜中のカーボーイ」で
ニューヨーク批評家協会賞と英国アカデミー賞受賞。
「帰郷」でカンヌ映画祭主演男優賞と
アカデミー主演男優賞受賞。
娘に俳優のアンジェリーナ・ジョリーがいる。 
活躍度 ○↑ 
演技幅 自在 
演技力     ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ   ☆☆☆★★★ 
出演作 
1967年「スーパーヒーロー/Mr.フランク」
     「墓石と決闘」「青春の渚」
1969年「真夜中のカーボーイ」
1971年「キャッチ22」「脱出」
1974年「コンラック先生」
          「オデッサ・ファイル」
1975年「殺意の行方」
1978年「帰郷」◇アカデミー主演男優賞
1979年「チャンプ」
1982年「大狂乱」
1983年「五人のテーブル」
1985年「暴走機関車」
1986年「デザート・ブルーム」
1990年「エタニティ/永遠の愛」
1994年「傷だらけのカーボーイ」
1995年「ヒート」
1996年「ミッション・インポッシブル」◆
1997年「アナコンダ」◇「ローズウッド」
          「レインメーカー」◆
     「クロスゲージ」
1998年「Uターン」「フランダースの犬」◆
     「エネミー・オブ・アメリカ」◆
     「ジェネラル/天国は血の匂い」
1999年「バーシティ・ブルース」◆
2001年「パール・ハーバー」◆
          「トゥームレイダー」◆
     「アリ」◆「ズーランダー」◆
          「アップライジング」◆ 

JANE FONDA
ジェーン・フォンダ 
誕生日 1937/12/14  
出身 米ニューヨーク州ニューヨーク  
活躍度 △↓ 
父は名優ヘンリー・フォンダ。
弟は俳優で監督のピーター・フォンダ。
59年からモデルとなり、
舞台女優、雑誌のカバーガールを経て
60年「のっぽ物語」で映画デビュー。
71年「コールガール」と
78年「帰郷」でアカデミー賞主演女優賞を
2度受賞。
65年に結婚したロジェ・バディム監督とは
73年に離婚。
同年に反戦運動家のトム・ヘイドン氏と
再婚したが89年に離婚。
91年にテッド・ターナー氏と結婚し、
92年に映画界からの引退を表明。
その後はボディーエクササイズ講師としても活躍。
2001年離婚。  
演技幅 自在 
演技力     ☆☆☆☆☆☆ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ   ☆☆☆★★★ 
出演作 
1960年「のっぽ物語」
1962年「荒野を歩け」「チャップマン報告」
1964年「ニューヨークの休日」
          「危険がいっぱい」
     「輪舞」
1965年「キャット・バルー」
1966年「逃亡地帯」「獲物の分け前」
          「水曜ならいいわ」
1967年「夕陽よ急げ」「裸足で散歩」
1968年「世にも怪奇な物語」「バーバレラ」
1969年「ひとりぼっちの青春」
1971年「コールガール」アカデミー主演女優賞
1972年「万事快調」
1973年「人形の家」
1976年「青い鳥」
1977年「おかしな泥棒・ディック&ジェーン」
          「ジュリア」
1978年「帰郷」アカデミー主演女優賞
     「カムズ・ア・ホースマン」
     「カリフォルニア・スイート」
1979年「出逢い」「チャイナ・シンドローム」
1980年「9時から5時まで」
1981年「黄昏」「華麗なる陰謀」
1985年「アグネス」
1986年「モーニング・アフター」
1987年「ビル・コスビーのそれ行けレオナルド」
1989年「私が愛したグリンゴ」
1990年「アイリスへの手紙」
2002年「デブラ・ウインガーを探して」

BRUCE DERN 
ブルース・ダーン 
誕生日 1936/6/4 
出身 米イリノイ州シカゴ 
60年「荒れ狂う河」で映画デビュー。
78年「帰郷」でアカデミー賞にノミネートされた。 
活躍度 △→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1960年「荒れ狂う河」
1964年「マーニー」「ふるえて眠れ」
1966年「ワイルド・エンジェル」
1967年「白昼の幻想」「マシンガン・シティ」
     「荒野の隠し井戸」
     「ダーティ・ライダー」「戦う幌馬車」
1968年「ウイル・ペニー」「奴らを高く吊るせ」
     「嵐の青春」
1969年「夕日に立つ保安官」「大反撃」
     「ひとりぼっちの青春」
     「ナンバーワン物語」
1970年「血まみれギャング・ママ」
1971年「11人のカウボーイ」
1972年「サイレント・ランニング」
     「青春のヒッチハイク」
1974年「マシンガン・パニック」
     「華麗なるギャッピー」
1975年「輝け!ミス・ヤング・アメリカ」
     「明日なき追跡」
1976年「ファミリー・プロット」
     「名犬ウォン・トン・トン」
     「ブルース・ダーンのザ・ツイスト」
1977年「ブラック・サンデー」
1978年「ザ・ドライバー」「帰郷」
1980年「彩られた殺意」
1982年「栄光の季節」
1985年「ザ・ランナー/孤独な挑戦」
1987年「ビッグ・タウン」
     「バッドランズ2087」
1988年「1969」
1989年「メイフィールドの怪人たち」
1990年「アフターダーク」
1992年「ミッドナイト・スティング」
1995年「ワイルド・ビル」
1996年「狼たちの街」
     「ラストマン・スタンディング」
     「潜望鏡を上げろ」
1998年「スモールソルジャーズ」(声)
1999年「ホーンティング」
2000年「すべての美しい馬」
2001年「グラスハウス」 

その他の出演者:
Penelope Milford ....  Vi Munson 
Robert Carradine ....  Bill Munson 
Robert Ginty ....  Sgt. Dink Mobley 
Mary Gregory ....  Martha Vickery 
Kathleen Miller ....  Kathy Delise 
Beeson Carroll ....  Capt. Carl Delise 
Willie Tyler ....  Virgil 
Louis Carello ....  Bozo 
Charles Cyphers ....  Pee Wee 
Olivia Cole ....  Corrine 
Tresa Hughes ....  Nurse Digroot 
Bruce French ....  Dr. Lincoln 


User Rating:  7.1/10 (960 votes)  
オトーサン、
「こんな名画だというのに、
見るひとが少ないのは、なぜだろう?」
反戦映画のレッテルを貼られたせいでしょう。
事実、そうなのですが。
「ああ、忘却とは忘れ去ることなり」

アカデミー賞受賞:
主演男優賞:ジョン・ボイト
主演女優賞:ジェーン・フォンダ
オリジナル脚本賞 

同ノミネート 
作品賞
監督賞:ハル・アシュビー
助演男優賞:ブルース・ダーン
       リチャード・ファーンズワース
助演女優賞: ペネロープ・ミルフォード
編集賞

User Comments:
markywatersさん
atlanta
2000年8月23日
ヴェトナム戦争を扱った傑作のひとつ。
だが、舞台は、アメリカ...

この映画が1978年に上映されてから
ヴェトナム戦争を扱った映画が多くなった。
その多くは、うたかたのように消え去った。
批評家たちは、個々の作品の質を正確に評価せずに、
テーマの良否しか評価しなかった。
では、20数年後のいま、どうだろう。
この映画は、もちこたえているだろうか? 
当時、この映画は、私に衝撃を与えた...。
東南アジアでは、まったく撮影されていないのに
その誠実な姿勢によって、
この映画は、ヴェトナム戦争を扱った映画のなかで、
もっとも感動的なものとなった。
抑さえの効いた監督術、
ジョン・ボイト、ジェーン・フォンダ、
ブルース・ダーンといった見事な配役、 
1968年の雰囲気の完璧な再現、 
(照明の拡散、ピンク色がかった撮影法が、 
ちょうど時代の気分に合っていた)
60年代後半に流行した歌の適切な選択。
(今は冴えないが、当時は光り輝いていた) 
この映画は、時代を物の見事に反映している。
(1978年は、68年のヴェトナム戦争の
ずいぶん後だ...!) 
当時もそう思ったが、振り返ってみると、 
この映画がいかに正しかったかが鮮明に分かる... 


オトーサン、
「ベ平連というのが、あったなあ」
日本でも、ヴェトナム反戦運動が高まって、
「何でも見てやろう」の作家、
小田実さんが活躍したものです。
小田さんは、若い頃、アメリカを横断するなど
ほんとうにアメリカ人が好きだったので、
間違った戦争には耐えられなかったのでしょう。
イラク戦争が終わって、
みんなが静かになりましたが、
事態にフタをするのでなく、
この映画のように10年後には、
イラク戦争の真実を抉り出す映画が
誕生してほしいものです。


アバウト・シュミット

オトーサン、
「どうせ、小品だろう」
最初、この映画、バカにしていました。
ところが、ジャック・ニコルソン出演と聞いて、
即座に見にいくことにしました。
映画館は、定年退職者ばかりでした。

原題:About Schmidt (2002)     
監督:Alexander Payne
原作:Louis Begley 
脚本:Alexander Payneほか
Genre: Comedy / Drama
Rated R for some language and brief nudity.
上映時間;125分
あらすじ:
退職したウォーレン・シュミットは、
曖昧な未来とつきあっていかねばならない。
その直後、妻があっけなく死んでしまう。
娘のジーニーが結婚する相手の
ランドールのことも、全く気に入らない。
結局、かれの人生は失敗だったのだ。

出演者: 
Jack Nicholson...Warren R. Schmidt(ウォ−レン) 
Hope Davis (I) ....  Jeannie Schmidt (ジーニー)
Dermot Mulroney....Randall Hertzel(ランドール) 
オトーサン、
「やっぱり、ニコルソンは名優だ」
前半は、平凡なサラリーマンを演じていたのが、
後半になると、表情がめまぐるしく変化。

JACK NICHOLSON
ジャック・ニコルソン 
誕生日 1937/4/22 
出身 米ニュージャージー州ネプチューン 
大学卒業後、MGMの動画部門で働き、
56年「お茶と同情」の端役で映画デビュー。
「カッコーの巣の上で」「恋愛小説家」で
アカデミー主演男優賞、
「愛と追憶の日々」でアカデミー助演男優賞受賞。
「イージーライダー」、「ファイブ・イージー・
ピーセス」、「さらば冬のかもめ」などで
7度アカデミー賞にノミネートされている。 
活躍度 ○→ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1956年「お茶と同情」
1961年「青春のさまよえる時」
     「ジャック・ニコルソンの
      ダーティ・ライダー」
1962年「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」
1963年「忍者と悪女」「古城の亡霊」
1965年「ミスタア・パルバー」
1967年「爆走!ヘルスエンジェルス」
     「マシンガン・シティ」
1968年「ジャック・ニコルソンの嵐の青春」
1969年「イージーライダー」
1970年「晴れた日に永遠が見える」
     「ファイブ・イージー・ピーセス」
1971年「愛の狩人」
1974年「さらば冬のかもめ」「チャイナタウン」
     「トミー」
     「さすらいの二人」
1976年「おかしなレディキラー」
     「カッコーの巣の上で」
     「ミズーリ・ブレイク」
     「ラスト・タイクーン」
1978年「ゴーイング・サウス」
1980年「シャイニング」
1981年「郵便配達は二度ベルを鳴らす」
     「レッズ」
1982年「ボーダー」
1983年「愛と追憶の日々」
1985年「女と男の名誉」
1986年「心みだれて」
1987年「イーストウィックの魔女たち」
     「ブロードキャスト・ニュース」
     「黄昏に燃えて」
1989年「バットマン」
1990年「黄昏のチャイナタウン」
1992年「お気に召すまま」
     「ア・フュー・グッドメン」「ホッファ」
1994年「ウルフ」
1995年「クロッシング・ガード」
1996年「夕べの星」「マーズ・アタック!」
1997年「恋愛小説家」
1999年「ビートニク」
2001年「プレッジ」◇
2002年「アバウト・シュミット」◇

その他の出演者:
Kathy Bates ....  Roberta Hertzel(ロバータ)
June Squibb ....  Helen Schmidt 
Howard Hesseman ....  Larry Hertzel 
Harry Groener ....  John Rusk 
Connie Ray ....  Vicki Rusk 
Len Cariou ....  Ray Nichols 
Mark Venhuizen ....  Duncan Hertzel 
Cheryl Hamada ....  Saundra 
Phil Reeves ....  Minister in Denver 
Matt Winston (I) ....  Gary Nordin 
James M. Connor ....  Randall's Best Man 
Jill Anderson (I) .  Bridesmaid Reading St. Paul 
 
User Rating:  7.7/10 (7,188 votes) 
オトーサン、
「高いなあ。
えっ、キャシー・ベイツも
ノミネートされていたんだ」
彼女が演じるのは、
シュミット氏の娘の嫁ぎ先の義母。
2度の離婚歴があり、
現在の亭主を馬鹿にしきっています。
素裸でジャグジーに入ってきて、
シュミット氏に言い寄ってくるのです。
「まさに、堂々たる中年女だ!
破廉恥で、自己中心主義で...」
そのくせ、どこか憎めない女性でした。

アカデミー賞ノミネート
主演男優賞:ジャック・ニコルソン
助演女優賞:キャシー・ベイツ

User Comments: 
Oanceaさん 
UK
2003年5月2日
自分と折り合いをつける

この映画は、66歳の老人、
ジャック・ニコルソンが、
長い失意の人生とどう折り合いをつけるか
という物語である。
引退して、かれは、自分を分析しはじめる。
妻や夫や以前の仕事への不満とも
何とか折り合いをつけていく。
ジャック・ニコルソンは、
平凡なウォーレン・シュミットを演じる。
その人生は、野心が消え去っていく人生だった。 
結局、弱さに負けたのだ。
シュミット氏は、
ひとりぽっちになって、
娘からも相手にされなくなって、
失うものなど何もないことに気づき、
自分の過ちを認める勇気をもつようになるのだ。
彼を取り巻くひとびとは、不愉快で、利己的である。
映画が進んでいっても、
それまでの人生で獲得した以上のことなど
これっぽっちも起こらないのだ。
かれは、自分の小さな世界に住み、
些細なことに喜びを見出し、最後には、
自分の運命を受け入れるようになる。


オトーサン、
「おれも、ああなるのかなあ」
退職後、毎日顔をつきあわせていると、
長年連れそった妻がうっとうしくなります。
「トイレを汚さないで。座ってやりなさい!」
妻の死後、
そんな妻のお小言を聞かずにすむので、
シュミット氏は、立ちションベンをします。
左右にジュニアを振ったりして、
自由を謳歌するのです。
それもつかの間。
やはり、妻の死は骨身にこたえるのです。
定年退職したひとには、きまって、
怒り+恐れ+孤独が入り混じった
感情が訪れてくるのようです。
それが死期を早めるのでしょう。

オトーサン、
「は、は、は、みんな同じだ!」
この映画の立ちションベン・シーンには、
思わず笑ってしまいました。
実は、いつも奥方に叱られているテーマです。
そんな軽妙な演技をさらっとやれる役者、
ジャック・ニコルソンしかいないでしょう。
徒らに、馬齢を重ねてきてはいないのです。
「ほぼ、オレと同い年かあ...」


わが街

オトーサン、
「邦題が、わが街?」
わが街とは、ロサンゼルス。
エンジエル(天使)の街のはずが、
大峡谷の谷間から暴力が吹きあがる街に
なってしまいました。
この映画、地味ですが、佳作です。

原題:Grand Canyon (1991)
監督:Lawrence Kasdan
脚本;Lawrence Kasdan & Meg Kasdan 
オトーサン、
「へえ、夫婦で脚本を書いたんだ。
道理で、女性心理がよく描かれている」
夫婦は、対立してばかりいないで、
前に向かって共同作業をすることが大事です。

Genre: Crime / Drama
上映時間:135分
あらすじ:
この映画は、現代ロサゼルスに住み、
様々な境遇の6人の群像を描く。
その中心にあるのは、人種も階級もちがう
あまり似つかわしくない2人の男の友情である。
ひとり(マック)が、危険な目にあったのは、
もうひとりの男(サイモン)の家の近所だった。
Steve Martin (クラインの友人)、 
Mary McDonnell (クラインの妻)、 
Mary-Louise Parker(クラインのアシスタントで情婦)
Alfre Woodard (パーカーの友人)
といったオールスター・キャスト。

出演者:
Danny Glover ....  Simon (サイモン)
Kevin Kline ....  Mack (マック)
Mary McDonnell ....  Claire (クレア)
オトーサン、
「3人とも、リアリティがあるなあ」
愛嬌のある黒人サイモン、
マックとクレアは、平凡な夫婦。
3人の経歴を見ましょう。

DANNY GLOVER
ダニー・グローバー 
誕生日 1947/7/22 
出身 米カリフォルニア州サンフランシスコ 
活躍度 ◎→ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1979年「アルカトラズからの脱出」
1984年「アイスマン」
     「プレイス・イン・ザ・ハート」
1985年「カラーパープル」
     「刑事ジョン・ブック/目撃者」
     「シルバラード」
1987年「リーサル・ウエポン」◇
1988年「バット★21」
1989年「リーサル・ウエポン2」◇
1990年「イントルーダー/怒りの翼」
     「プレデター2」◇
1991年「レイジ・イン・ハーレム」
     「わが街」「ピュア・ラック」
1992年「リーサル・ウエポン3」◇
1993年「ボッパー」「聖者の眠る街」
1994年「マーヴェリック」◆「エンジェル」
1995年「ダンボ・ドロップ大作戦」
1997年「レインメーカー」◆
     「ゴーン・フィッシング」
     「スイッチ・バック」◇
     「バッファロー・ソルジャー」◇
1998年「リーサル・ウエポン4」◇
     「アンツ」(声)◆
     「ビラヴド/愛されし者」
2001年「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」


KEVIN KLINE
ケビン・クライン 
誕生日 1947/10/24  
出身 米ミズーリ州セント・ルイス 
インディアナ大学で音楽を専攻するが、
演劇を専攻し、ジュリアード学院演劇科を卒業。
その後、ブロードウェイにデビュー。
映画は82年「ソフィーの選択」でデビュー。
89年「ワンダとダイヤと優しい奴ら」で
アカデミー助演男優賞受賞。
89年、フィービー・ケイツと結婚し、
オーウェンとグレタの一男一女がいる。
「アニバーサリーの夜に」では親子四人で出演。 
活躍度 ○→ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1982年「ソフィーの選択」
1983年「再会の時」
1985年「シルバラード」
1986年「すみれはブルー」
1987年「遠い夜明け」
1988年「ワンダとダイヤと優しい奴ら」
     「乙女座殺人事件」
1990年「殺したいほどアイ・ラブ・ユー」
1991年「ソープディッシュ」「わが街」
1992年「チャーリー」「隣人」
1993年「デーヴ」
1994年「プリンセス・カラブー」
1995年「フレンチ・キス」
1996年「アル・パチーノのリチャードを探して」
     「ノートルダムの鐘」(声)
1997年「危険な動物たち」「イン&アウト」
1998年「アイス・ストーム」
1999年「ワイルド・ワイルド・ウエスト」
2000年「エル・ドラド 黄金の都」(声)
2001年「アニバーサリーの夜に」「海辺の家」
2002年「オレンジ・カウンティ」 

MARY McDONNELL
メアリー・マクドネル 
誕生日 1952/4/28 
出身 米ペンシルバニア州ウィルクスバリー 
84年「ガルボ・トーク/夢の続きは夢…」で
映画デビュー。
アカデミー賞には
90年「ダンス・ウィズ・ウルブズ」で助演女優賞、
92年「パッション・フィッシュ」で主演女優賞に
ノミネートされる。 
活躍度 △→ 
演技幅 適応 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1984年「ガルボ・トーク/夢の続きは夢…」
1987年「メイト・ワン1920
      /アメリカ暗黒の決闘史」
1988年「故郷への遠い道」
1990年「ダンス・ウィズ・ウルブズ」
1991年「わが街」
1992年「スニーカーズ」
     「パッション・フィッシュ」◇
1994年「ハード・チェック」
1996年「インデペンデンス・デイ」◆
2001年「ドニー・ダーコ」 


その他の出演者:
Steve Martin ....  Davis 
Mary-Louise Parker ....  Dee 
Alfre Woodard ....  Jane 
Jeremy Sisto ....  Roberto 
Tina Lifford ....  Deborah 
Patrick Malone (I) ....  Otis 
Randle Mell ....  The Alley Baron 
Sarah Trigger (I) ....  Vanessa 
Destinee DeWalt ....  Kelley 
Candace Mead ....  Claire's Baby 
Loren Mead ....  Claire's Baby 
Shaun Baker (I) ....  Rocstar 

User Rating:  6.7/10 (3,210 votes)  
オトーサン
「低すぎないか?」

アカデミー賞ノミネート:オリジナル脚本賞
ベルリン国際映画グランプリ(金熊賞)受賞

User Comments: 
khouston86さん 
texas
2002年12月20日
90年代最高の映画

いい映画かどうかの判断基準は、
TVで再上映されたときに分かる。
また見る気になれるかどうか? 
この映画の場合は、絶対にイエスだ。
すばらしい瞬間が多い。
知的で、感動的な物語、見事な演技。
90年代はじめロスを襲った
混乱と暴力を描ききっている。
また、人が愛し、考え、いたわりあうさまを
通じて、軽やかに時代の雰囲気を伝えている。
まさに爆発寸前の時代だったのだ。
当時の社会は、不況下で、リーダーも不在だった。
ほんとうに、そうだったのだ。
だが、この映画は、時代を超えている。
どんな映画とも対抗できると思う。
当時、見逃された映画でもある。


オトーサン、
「そうだ、そうだ」
人生いろいろ。
些細なことで一喜一憂し、
重大事に出会って、右往左往。

オトーサン、
映画と同じような体験をしました。
例えば、路上教習のひととき。
娘に運転を教えるってうれしいものです。
でも、あやうくぶつかりそうになって、
「事故になれば一大事だぞ、注意しろ!」
とつい怒鳴ってしまいました。
この映画、そんな身近な体験を
丁寧に描いているので、おおいに共感しました。

オトーサン、
以下のせりふにも、大きくうなずきました。
「もっと映画を見ろ。
人生の謎の答えが分かるぞ」


ベイブ

オトーサン、
話題の六本木ヒルズに
オープンしたTSUTAYAへ。
旗艦店だから、実にファショナブルです。
スターバックスが入っていて、本の座り読みも自由。
「アメリカのバーンズ&ノーブルみたいだなあ」
肝心のDVDセル&レンタルは2階。
気をよくして3本もDVDを買ってしまいました。

原題:Babe (1995)     
監督:Chris Noonan
原作:Dick King-Smith
脚本:George Miller (II) ほか
Genre: Family /Comedy /Drama /Fantasy
Country: Australia / USA 
Language: English 
上映時間:89分
あらすじ:
農夫のホゲットさんは、お祭りで子豚をゲット。
自分をベイブと呼ぶ子豚と仲良しになる。
ベイブは、農場の他の動物たちについて学び、
牧用犬のフライと仲良くなる。
フライの助けを借り、
また農夫のホゲットさんのカンで、
ベイプは、羊飼いになっていくが、 
それは、めざましい成果を生むことになる。

出演者(声):
James Cromwell ....  Farmer Arthur Hoggett 
               (ホゲット)
Christine Cavanaugh ....Babe the Gallant Pig
               (ベイブ)
Miriam Margolyes ... Fly the Female Sheepdog
               (フライ)
オトーサン、
「こりゃ、すごいや。
口の動きと言葉が完璧にシンクロしてる!」
これは、動物を完璧に調教し、
高度のCG技術とアニマトロニク技術が
実写とシンクロせねば、不可能です。

その他の出演者(声)
Magda Szubanski ....  Esme Hoggett
Zoe Burton ....  Daughter 
Paul Goddard (I) ....  Son-in-law 
Christine Cavanaugh ....Babe the Gallant Pig
Miriam Margolyes ... Fly the Female Sheepdog
Danny Mann (I) ....  Ferdinand the Duck 
Hugo Weaving ....  Rex the Male Sheepdog 
Miriam Flynn ....  Maa the Very Old Ewe 
Russi Taylor ....  Dutchess the Cat
Evelyn Krape ....  Old Ewe 
Michael Edward-Stevens ....  Horse 
Charles Bartlett (II) ....  Cow 
Paul Livingston ....  Rooster in Stall 
Roscoe Lee Browne ....  Narrator  


User Rating:  7.4/10 (12,656 votes)  
オトーサン、
「やあ、高いスコアだ」
アニメの可能性を切り拓いた映画です。

アカデミー賞受賞:特殊視覚効果賞 

同ノミネート: 
作品賞、監督賞、
助演男優賞:ジェームズ・クロムウェル
脚色賞、美術監督装置賞、編集賞

User Comments:
Rene Hasekampさん 
the Netherlands
2002年2月28日
どんな年代にもいい映画。

この部分アニメの映画は、甘い映画。
この映画を見た後では、
しばらくは、豚肉が食べられなくなるだろう。
アイディアは、独創的である。
子豚のベイブは、頭がよくて、 
何でも、丁寧にやってのけてしまう。
ひとつ例をあげよう。
かれは、雄鶏のところに行き、たずねる。
「すいません。
今朝、カラスになってもらえませんか?」
スゴイ! 
筋書きは、うまく出来ているだけでなく、
オリジナルで、かつ感動的である。
子豚のベイブときたら、
突然、"Blue Moon"を歌いはじめるのだ。 
忘れ難いシーンである。
最後に、配役がいい。
とくに、ベイブ役の声優の声がいい。
この映画、繰り返し見るとよい。
2度目に見たほうが、よかった。
豚肉を食べたくなくなってしまった!


オトーサン、
知人に有名な泉真也さんがいます。
山荘にも一度遊びにきてくれました。
いまは、愛知万博のプロデューサー。
その泉さんが、大の豚好き。
豚の玩具のコレクターとしても有名です。
「どうして、あんな汚い豚が好きなんですか?」
日頃は、温和な泉さんの怒ること。
「豚は、きれい好きなんですよ、
汚くしているのは、人間なのです」

オトーサン、
「この映画、泉さんが見たら喜ばれるだろうなあ」
若いひとは、コレクションをはじめるべきです。
石ころでも、草花でも、牛でも、
通行手形でも何でもいいのです。
50年も継続すると、その道の権威になって、
ベイブのように立派な羊飼いになって、
胸を張って豊かな人生を送れるでしょう。


禁断の惑星

オトーサン、
名画を収録しようと懸命の努力。
「このSF映画、名画だというけど、大丈夫かな」
1956年製作と半世紀も前のSF映画なんて、
稚拙で、ほとんど冗談ではないでしょうか?

原題:Forbidden Planet (1956)     
監督:Fred M. Wilcox
原作:Irving Block /Allen Adlerほか
Genre: Drama / SF 
上映時間:98分
あらすじ:
アダムとそのクルーは、
科学者が居住する惑星が
異様な沈黙を守っているので、
調査しに行くが、2名を除いて
全員の死亡を確認する。
モービアス博士とその娘アルテーラは、
惑星をうろつく不可思議な怪物の魔手から
どうにか生き延びていた。
アダムは、知らなかったが、
モービアス博士は、ある発見をしているのに、
それを誰にも(それも娘にすら!)
打ち明ける気はなかったのだった。

出演者:
Walter Pidgeon ....  Dr. Edward Morbius
          (モービアス博士) 
Anne Francis (I) ....  Altaira Morbius
           (アルテーラ) 
Leslie Nielsen ....  Commander John J. Adams 
            (アダムス船長)
オトーサン、
「役者さんは、まあまあだ」
アルテーラは、なかなかセクシーですが、
1930年生まれですから、
「オレよりも年だ、するといまは73歳か」
その老婆が出演した大昔の若い肢体に
ドキドキしているあたり、SFっぽいですね。
まず、モービアス博士、そしてアルテーラの経歴を
見ましょう。
大昔の映画の題名って、愉快です。
じっと見ていて、想像をめぐらしていると、
時間を忘れますね。

WALTER PIDGEON
ウォルター・ピジョン 
誕生日 1897/9/23-1984/9/25 
出身 カナダ・ニュー・ブランズウィック 
出演作
1926年「ジョアンの嘆き」「美しの踊子」
     「サロメの心」
1927年「ゴリラ」「裁かるる魂」
1928年「アマゾンの紅薔薇」
1930年「ヴィエンナの夜」「ハリウッド盛衰記」
1931年「連隊の花形」
1933年「鏡の前の接吻」
1934年「夫の日記」
1936年「アメリカの恐怖」「呪はれた女」
1937年「新妻はタイピストから」「サラトガ」
1938年「ポルカの歌姫」「地球を馳ける男」
1940年「ホノルル航路」「暗黒の命令」
1941年「大編隊」「マンハント」
     「我が谷は緑なりき」「塵に咲く花」
1942年「ミニヴァー夫人」
1943年「キューリー夫人」
1944年「パーキントン夫人」
1946年「秘めたる心」
1948年「奥様武勇伝」
1949年「赤きダニューブ」
     「フォーサイト家の女」
1951年「クオ・ヴァディス」(ナ)
1952年「百万弗の人魚」「悪人と美女」
1954年「重役室」「第八ジェット戦闘機隊」
     「雨の朝巴里に死す」「我が心に君深く」
1955年「ガラスの靴」(ナ)「艦隊は踊る」
1956年「禁断の惑星」
1961年「地球の危機」
1962年「ピック・レッド」「野望の系列」
1963年「史上最大の喜劇/地上最笑の作戦」
1967年「FBIの敵NO1」「消えた拳銃」
1968年「ファニー・ガール」
1972年「ハイジャック」
1973年「南海征服」「黄金の指」
1975年「名犬ウォン・トン・トン」
1976年「パニック・イン・スタジアム」
1978年「セクステット/結婚狂想曲」      
ANNE FRANCIS
アン・フランシス 
誕生日 1930/9/16 
出身 米ニューヨーク州オッシニング 
幼い頃からモデル、テレビやラジオの
子役として活躍。
47年、MGMにスカウトされ、
48年「サマー・ホリデイ」で本格的に映画デビュー
56年「禁断の惑星」で注目される。
テレビでは65年からの「ハニーにおまかせ」の
私立探偵役が有名。
二度の結婚と離婚歴がある。 
活躍度 ▲↓ 
演技幅 適応 
演技力   ☆☆★★★★ 
アクション ☆☆★★★★ 
コメディ  ☆☆★★★★ 
出演作 
1948年「サマー・ホリデイ」「ジェニーの肖像」
1952年「嵐を呼ぶ太鼓」
1954年「奥様の芳紀十七才」「悪徳警官」
1955年「日本人の勲章」「愛欲と戦場」
     「暴力教室」
1956年「禁断の惑星」
1957年「Z旗あげて」
1960年「翼の男」
1965年「サタンバグ」
1968年「ファニー・ガール」
1969年「猛烈なる復讐」
1978年「リトル・モー」
1993年「バーチャルウエポン」

その他の出演者:
Robby the Robot ....  Robby 
Warren Stevens (I) ....  Lt. 'Doc' Ostrow 
Jack Kelly (I) ....  Lt. Jerry Farman 
Richard Anderson (I) ....  Chief Engineer Quinn 
Earl Holliman ....  Cook 
George Wallace (I) ....  Bosun 
Robert Dix ....  Grey (as Bob Dix) 
Jimmy Thompson (IV) ....  Youngerford 
James Drury ....  Joe Strong 
Harry Harvey Jr. ....  Randall 
Roger McGee ....  Lindstrom 
Peter Miller (I) ....  Moran 


User Rating:  7.6/10 (4,791 votes)  
オトーサン、
「おお、高いスコアだ」

アカデミー賞ノミネート:
特殊効果賞

User Comments:
Infofreakさん
Perth, Australia
2003年1月15日
SF映画の金字塔。
いまでも面白く想像力をかき立てる。

1950年代の最も有名なSF映画であり、
以後のSF映画に深い影響を与えた。
当時の優れたSF/ホラー映画としては、
"Invasion Of The Body Snatchers"や
"The Incredible Shrinking Man"があるが、 
いずれも現代アメリカが舞台で、
当時の恐怖や関心事を反映していた。
それに対して、この映画は、異質で、
舞台は、未来であり、
シェイクスピアの戯曲「テンペスト」に触発された
フロイド風のファンタジー映画である。
それまでで最も洗練された宇宙物語であり、
その特殊効果は、今日いまだに新鮮である。
ややB級映画の馬鹿々々しさがある。
例えば、アール・ホフマンの息抜きの喜劇。
だが、全体として、想像以上に真面目な映画で、
未来のおかしな男レスリー・ニールセンが、
アダムズ船長を好演している。
さらにうまいのが、
1940年代のスター、ウォルター・ピジョンで、
ミステリアスなモービアス博士を演じている。
かれのセクシーな娘アルテーラを演じるのは、 
アン・フランシスで、
1960年代後半のオカルト映画シリーズ、
'Honey West'が代表作である。
もちろん、ロビーもいる。
映画史に名高いロボットである。
この映画は、SFフアン必見である。
いまでも面白く想像力をかき立てる映画で、
実に見るのが楽しい。
個人的には、
「スターウォーズ」シリーズよりも
ずっと価値があると思う。


オトーサン、
「スターウォーズは、この映画をパクッたんだ。
そうか、そうなんだ」
暗黒の宇宙を背景に
シネマスコープを意識したタイトルが流れます。
そのシーンなんて、そっくりです。
ロボットのロビーだって、形をちょっと変えただけ。
「ドラマもあるし...、
100万年後にも通じる
自我意識の問題も扱っているし」
いろいろな意味で、現代SF映画のお手本です。

オトーサン、
とりあえず、IQ増幅装置に興味を持ちました。
「だれか商品化しないかあ」
もっとも、頭の悪いひとに使用すると、
死を招くことがあるそうです。


めまい

オトーサン、
「あった!」
どういうわけか、ヒッチコックのこの名作を
見逃していたのです。
ずっと探していたのですが、
TSUTAYAにも、GEOにもなし。
ついに、ソフマップ有楽町店で買いました。
「やあ、楽しみだなあ」

原題:Vertigo (1958)     
監督:Alfred Hitchcock
原作:Pierre Boileau /Thomas Narcejacほか
Genre: Drama /Mystery /Thriller
上映時間:128分
あらすじ;
サンフランシスコの刑事スコッテイは、
高所恐怖症が嵩じて、犯人追跡中に
同僚の転落死したのを契機に警察をやめる。
旧友のガルビンが、
過去にこだわる妻マデリンを監視するために、
彼を雇ってくれる。
彼は彼女をサンフランシスコ中をつけまわすが、
やがて複雑な事態に巻き込まれていく。

出演者:
James Stewart ....  Det. John 'Scottie' Ferguson 
           (スコッティ)
Kim Novak ....  Madeleine Elster/Judy Barton 
            (マデリン)   
Tom Helmore ....  Gavin Elster(ガルビン)

オトーサン、
「うまいなあ。ふたりとも」
ジェームス・スチュワートは、
一見すると、ごく平凡な感じですが、 
演技に底知れない深みがありますし、
キム・ノバクは、妖艶と気の強さが光ります。
只者でないのです。

JAMES STEWART
ジェームス・スチュワート 
誕生日 1908/5/20-1997/7/2 
出身 米ペンシルバニア州 
プリンストン大学卒業後、地方劇団で舞台デビュー。
すぐにNYのブロードウェイで舞台に立つが、
MGMのスクリーン・テストで合格し、映画界入り。
35年「舗道の殺人」で映画デビュー。
第二次大戦時には空軍に入隊。
40年「フィラデルフィア物語」で
アカデミー主演男優賞受賞。
授賞式会場には軍服で駆けつけた。
84年、アカデミー名誉賞受賞。
97年、心臓発作で死去。 
出演作
1935年「舗道の殺人」
1936年「ローズ・マリィ」「結婚設計図」
     「妻と女秘書」「小都会の女」
     「超スピード時代」「豪傑一代娘」
     「踊るアメリカ艦隊」「夕陽特急」
1937年「第七天国」「最後のギャング」
     「海の若人」
1938年「我が家の楽園」
     「モーガン先生のロマンス」
1939年「スミス都へ行く」「砂塵」
1940年「桃色の娘」
     「フィラデルフィア物語」
      アカデミー主演男優賞
1941年「美人劇場」
1946年「素晴らしき哉、人生!」
1947年「魔法の町」
1948年「出獄」「不時着結婚」「我が道は愉し」
     「ロープ」
1949年「燃える熱球」
1950年「ウィンチェスター銃’73」
     「折れた矢」「ハーヴェイ」
1952年「地上最大のショウ」「怒りの河」
     「カービン銃第一号」
1953年「裸の拍車」「雷鳴の湾」
1954年「グレン・ミラー物語」「裏窓」
1955年「遠い国」「戦略空軍命令」
     「ララミーから来た男」
1956年「知りすぎていた男」
1957年「翼よ!あれが巴里の灯だ」「夜の道」
1958年「めまい」「媚薬」
1959年「或る殺人」「連邦警察」
1960年「戦略爆破命令」
1961年「馬上の二人」
1962年「リバティ・バランスを射った男」
     「H氏のバケーション」
1963年「西部開拓史」「恋愛留学生」
1964年「シャイアン」
1965年「ボクいかれたヨ」「シェナンドー河」
1966年「飛べ!フェニックス」「スタンビート」
1967年「ファイヤークリークの決斗」
     「バンドレロ」
1968年「愚者の行進」「テキサス魂」
1974年「ザッツ・エンタテインメント」
1976年「ラスト・シューティスト」
1977年「エアポート’77・
      バミューダからの脱出」
1978年「ラッシー」「大いなる眠り」
1980年「アフリカ物語」
1991年「アフリカ物語2
      /ファイベル西へ行く」(声) 

KIM NOVAK
キム・ノバク 
誕生日 1933/2/13 
出身 米イリノイ州シカゴ 
モデル活動中にスカウトされ、
54年「フランス航路」で映画デビュー。
56年「ピクニック」で初主演。
順調にキャリアを積むも、ギャラをめぐって会社
と対立し、62年に退社。
その後はやや低迷している。 
活躍度 ▲↓ 
演技幅 適応 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1954年「フランス航路」
     「殺人者はバッヂをつけていた」
1955年「四十人の女盗賊」「黄金の腕」
1956年「ピクニック」「愛情物語」
1957年「女ひとり」「夜の豹」
1958年「めまい」「媚薬」
1959年「真夜中」
1960年「逢う時はいつも他人」「ペペ」
1962年「プレイボーイ」「悪名高き女」
1964年「人間の絆」「ねえ!キスしてよ」
1965年「モール・フランダースの愛の冒険」
1968年「女の香り」
1969年「空かける強盗団」
1973年「異界への扉」
1977年「ホワイト・バッファロー」
1979年「ジャスト・ア・ジゴロ」
1980年「クリスタル殺人事件」
1991年「オブセッション/愛欲の幻」 


その他の出演者:
Barbara Bel Geddes ....  Midge Wood 
Henry Jones (I) ....  Coroner 
Raymond Bailey ....  Scottie's Doctor 
Ellen Corby ....  Manager of McKittrick Hotel 
Konstantin Shayne ....  Pop Leibel 
Lee Patrick ....  Older Mistaken Identification 


User Rating:  8.5/10 (22,601 votes)  
       top 250: #30 
オトーサン、
「おお、世界の名画30位。
さすがヒッチコック監督だ」

アカデミー賞ニミネート
美術監督装置賞
音響賞

User Comments:
Manuel Tedinさん
Santa Rosa (LP) ARGENTINA
2003年4月21日
巨匠の傑作。

これを見るたびに、「サイコ」を思い出す。
(実は、8回も見ている)
「サイコ」が傑作であると同様に、
「めまい」は、ユニークでより内面的で、
忘れ難い映画であり、比類なき作品である。
心理的なスルラーというだけでなく、ドラマであり、
色彩豊かなフィルム・ノワールでもある。
すばらしい会話だ。
美しいサンフランシスコの風景は、まるで、
よく知られたアメリカの都市でないように、
意図的に奇妙に見える。 
勿論、この映画の見所は、
ジェームス・スチュワートとキム・ノバクの
最高の演技を見られることだ。
音楽もいい。
オープニング・クレジットは、
「サイコ」や「北北西に進路を取れ」よりも
聞き辛いが、スチュワートが、
ノバクを別のノバクに変身させるシーンの音楽の
魅惑的なことは、このうえない。
ワグナーの「トリスタンとイゾルデ」の
バリエーションである。
スコアは、10点満点で10点。


オトーサン、
「さすが、ヒッチコック」
特典映像を見て、さらにその感を深めました。
大事なシーンのパースが緻密に出来ているのです。
いつも、このホームページに掲載するために
4枚の写真を撮っているのですが、
「こりゃ、面白い」というシーンが続出し、
さらに、静止画像となっているのです。
「なるほど、なるほど。
大事なシーンは、静止させて見せているんだ」
ひとつ勉強になりました。


スターシップ・トルーパーズ

オトーサン、
この映画、特殊効果の傑作だと聞いていました。
「おお、こんな店に置いてあった」
はじめて中古のDVDで、いい作品を発見しました。

原題:Starship Troopers (1997)     
監督:Paul Verhoeven
原作:Robert A. Heinlein 
脚本:Edward Neumeier 
Genre: SF /Action /Adventure
Rated R for graphic sci-fi violence and gore, 
and for some language and nudity.
上映時間:129分
あらすじ:
はるかな未来、
高校生たちは、陸軍に加わり、
市民になるようにと薦められる。 
彼らは、知らなかったが、 
巨大な戦争に従軍する運命にあった。
敵は、エイリアンの巨大昆虫たち。
この戦いに人類の生存がかかっていた。

出演者: 
Casper Van Dien....Capt./Lt. Johnny Rico(リコ) 
Dina Meyer ....  Pvt. Dizzy Flores (フローレス)
Denise Richards ....  Pilot Cadet Carmen Ibanez
              (カルメン) 
オトーサン、
「若いひとばかりだ。演技以前だ」

CASPER VAN DIEN
キャスパー・ヴァン・ディーン 
誕生日 1968/12/18 
出身 米フロリダ州 
活躍度 △↑ 
演技幅 適応 
演技力   ☆☆★★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆★★★★★ 
出演作 
1995年「ハード・クエスト」(TM)
     「シークレット・アイズ 覗かれた殺意」
1996年「傷心
      /ジェームズ・ディーン 愛の伝説」
1997年「スターシップ・トゥルーパーズ」
     「キャスパー 誕生編」(TM)
1998年「ターザン 失われた都市」
     「オン・ザ・ボーダー」(TM)
1999年「スリーピー・ホロウ」
     「CODE:0000」
     「タイム・シーカー」
     「シャークアタック」
     「ハード・コレクター」
2000年「バイソン」「エアブレイク」
     「シアトル猟奇殺人捜査」
     「ロードレージ」
2001年「フィアーズ・オブ・ウォー」
     「ウインド・フォール」

その他の出演者:
Jake Busey ....  Pvt. Ace Levy 
Neil Patrick Harris ....  Col. Carl Jenkins 
Clancy Brown ....  Career Sgt. Zim 
Seth Gilliam ....  Pvt. Sugar Watkins 
Patrick Muldoon ....  Cadet Zander Barcalow 
Michael Ironside ....  Lt. Jean Rasczak 
Rue McClanahan ....  Biology Teacher 
Marshall Bell ....  Gen. Owen 
Eric Bruskotter ....  Breckinridge 
Matt Levin (I) ....  Kitten Smith 
Blake Lindsley ....  Katrina McIntire 
Anthony Ruivivar ....  Shujumi 
  
User Rating:  6.6/10 (22,960 votes)  
オトーサン、
「へえ、結構高いスコアだ」
1997年ですから、「タイタニック」に
特殊視覚効果賞をさらわれたのです。

アカデミー賞ノミネート:
特殊視覚効果賞

User Comments:
adrianb-2 さん
Paris
2003年2月18日
ただのSF映画ではない...

まさに、ローマ神話の半神半獣神だ。
それが、重要なポイントだ。
狂った社会、不合理な戦争の写し絵だ。
新兵の訓練シーンは、愉快だ。
能なしのアメリカン・ドリームそのもの。
登場人物たちは、美しく、スマートだが、アホだ。
60年代の絵のように、
ママは台所でお料理、パパは、ガレージで日曜大工。
男の子は、戦争ゴッゴ、女の子は、人形遊び。 
巨大特殊効果を誇る
50年代、60年代の下らんSF映画の
エピゴーネンではない。
確かに、並みのSF映画以上のものだ。 
ただ、映画の結末は、予算不足を露呈している。
奇妙な映画だ! 


オトーサン、
「無数の死体、多くの裸体、そして昆虫の大軍!」
この映画、ストーリーや演技を楽しもうとすれば、
失望します。
高度の知能をもった巨大昆虫が、
雲霞のごとく現れてくるシーンが売り物。
「いやあ、これはすごい」
何でも、2000匹の昆虫を描いたとか。
ジュラシック・パークのスタッフの腕の冴えを
じっくり、ご覧ください。


スタートレック 叛乱

オトーサン、
「スター・トレック6/未知の世界」を見て、
「もういいや、このシリーズ」と思いました。
でも思い直して、評判の作品を見てみました。

原題:Star Trek: Insurrection (1998)
   Star Trek: Nemesis
監督:Jonathan Frakes
原作;Rick Berman
脚本:Gene Roddenberry ("Star Trek")ほか
Genre: Action /SF
Rated PG for sf action violence, mild language 
and sensuality.
上映時間:103分
あらすじ:
バーク族を監視する使命を帯びた
データ少佐は、あたかも、
生存の脅威におびえたかのように、
突然粗暴な振る舞いをはじめる。
おだやかなバーク族は、
かれらの住む惑星で
再生する放射線を利用し、
信じられないほどの長寿を楽しみ、
自然と共生し、あらゆる種類の技術を
拒否し続けている。
宇宙艦隊は、バクー族の住む惑星、
その文化、そし同種族のソーナ族を
秘密裏に観察してきた。
しかし、ルアフォ率いるソーナ族は、
バーク族を殲滅しようとしていた。
惑星をわがものにし、
肉体を再生させたいと願っている
宇宙艦隊の高官たちを喜ばせるためである。
だが、かれらは、帝国の乗組員たちの
提督への忠誠心を軽視していた。

出演者:
Patrick Stewart ....  Captain Jean-Luc Picard 
      (ジャン=リュック・ピカード艦長)
F. Murray Abraham ....  Ru'afo (ルアフォ)
Brent Spiner....Lt. Commander Data(データ少佐)
オトーサン、
「そうか、このひとか。
パトリック・スチュワートが艦長なんだ」
「X−メン」や「X−MEN 2」の
プロフェッサーX役で尊敬されているひとです。
そのわりには、出番が少なかったので、
この映画で存分に見られたのは、幸いでした。

PATRIOCK STEWART
パトリック・スチュワート 
誕生日 1940/7/13 
出身 英ミアフィールド 
1966年にロイヤル・シェイクスピア・カンパニー
に入団し、翌年には準幹部団員となる。
ピーター・ブルック演出の
「アントニーとクレオパトラ」のイノバーバス役で
ウェストエンド劇場協会賞を受賞。
91年にはブロードウェイの舞台
「クリスマスキャロル」では
40人以上の登場人物を一人で演じる
一人芝居を上演。
各地で上演する中でオリヴィエ賞の
ベスト・エンタテインメント賞、
95年度のドラマ・ディスク賞の
ソロ・パフォーマー賞を受賞した。
TVでは、1988年から94年にかけて
放映された「新スター・トレック」の
ジャン=リュック・ピカード艦長役で人気を博し、
劇場版でも同役を演じた。
映画デビューは75年の「怒りの日」。
2000年「X−メン」の
チャールズ・エグゼビア教授役で
新たに新境地をひらく。 
活躍度 △→ 
演技幅 個性 
演技力     ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ   ☆☆★★★★ 
出演作 
1975年「怒りの日」
1981年「エクスカリバー」
1984年「砂の惑星デューン」
1985年「スペースバンパイア」
1991年「L.A.ストーリー 恋が降る街」
1993年「テロリスト・ゲーム」
          「ロビン・フッド
           /キング・オブ・タイツ」
     「ガンメン」
1994年「ジェネレーションズ」
1995年「ジェフリー
           /愛はセックスだけじゃない」
1996年「ファーストコンタクト 
            STAR TREK」
1997年「陰謀のセオリー」
          「ダッド・サベージ」◇
     「トラブルボーダー」
1998年「スター・トレック 叛乱」◇
1999年「プリンス・オブ・エジプト」(声)
2000年「X−メン」
2002年「ネメシス S.T.X」
2003年「X−MEN 2」

その他の出演者:
Jonathan Frakes ....  Commander William Riker 
LeVar Burton ....  Lt. Cmdr. Geordi La Forge 
Michael Dorn ....  Lt. Commander Worf 
Gates McFadden ....  Dr. Beverly Crusher 
Marina Sirtis ....  Counselor Deanna Troi 
Donna Murphy ....  Anij 
Anthony Zerbe ....  Matthew Dougherty 
Gregg Henry ....  Gallatin 
Daniel Hugh Kelly (I) ....  Sojef 
Michael Welch (I) ....  Artim 
Mark Deakins ....  Tournel 
Stephanie Niznik ....  Kell Perim 

User Rating:  6.3/10 (10,021 votes)  
オトーサン、
「まあ、フツ−のスコアだ。
それにしては、みんな見ているなあ」

User Comments:
mhsvikings さん
SF, California
2002年12月29日
スタートレック映画のなかでの傑作のひとつ。

これは、実に楽しめる映画だ。
スタートレック映画のなかでの傑作のひとつだ。
みんなが、この映画を攻撃するわけが
分からない。
Borg が全編に出られるはずがないじゃないか。
ジョナサン・フレークスが監督した
2つのスタートレック映画は、
いずれも、出来がいい。
他の2つの次世代映画が、
まあ、いいところ平均的なのだから。
この映画には、ユーモアがあり、物語もいい。
それまでよりも、物語について検討するような
部門ができたようだ。
もやもやを吹き払うには、
ひとびとが興味を示す理由を探す必要がある。
また、思うに、ジョナサン・フレークスが、
ネメシス・シリーズを監督したなら、
もっといいものが出来たはずだ。
というのも、スター・トレックのフアンが
望むものを知っているからだ。
ほかの監督たちは、映画の作り方を知っていても、
スタートレックのフアンを喜ばす方法を知らない。
残念ながら、かれらは、悪い連中のための
映画しかつくってこなかったからだ。
この映画の精神を受け継いだ
もうひとつの映画を作ってほしいものだ。
この映画は、「スター・トレック6/未知の世界」
以後で最良のスタートレック映画だ。


オトーサン、
「面白かったなあ」
スタートレック・フアンなら、
様々な機械や銃器、幻視装置や転送技術に
胸をときめかすでしょう。
「やあ、堪能したなあ」
パトリック・スチュワートは、
冷静沈着なリーダーの面だけでなく、
派手なアクションはやるし、
ラブ・ロマンスも演じるし、
そのうえ、コミカルな歌も歌うなど、
エンジン全開、サービス精神満点の大活躍でした。

オトーサン、
改心したデータ少佐が、
童心を学ぶべく、子供と干草で隠れん坊をしている
シーン遊びをしているラストシーンが気に入りました。
子供のセリフが、また、実にいいのです。
「毎日、すこしずつ遊ぶのが大事だよ」

...そう、
この映画批評も、
毎日書くのは重労働ですが、
この国に欠けている
「毎日、すこしずつ遊ぼう」という
遊び心を再建する一助になればと思います。


バード

オトーサン、
「バード? 鳥か?
ヒッチコックの「鳥」なら見てる」
でも、このバードは、初年兵のこと。
「じゃ、戦争映画?」
いやいや、有名なアルト・サックス奏者、
チャーリー・パーカーの伝記なのです。

原題:Bird (1988)
監督:Clint Eastwood
脚本;Joel Oliansky 
Genre: Drama 
上映時間:161分
あらすじ:
サキソフォン奏者のチャーリー・パーカーは、
1940年に、ニューヨークにくる。
その独特の演奏法で、たちまち、注目を浴びる。
麻薬常用者になった彼を最愛の妻が手助けする。

出演者:
Forest Whitaker ....  Charlie 'Bird' Parker 
           (チャーリー)
Diane Venora ....  Chan Parker(チャン) 
オトーサン、
「随分、練習したんだろうなあ」
フォレスト・ウィテカーは、
いつも兵隊役で、お目にかかっているので、 
違和感がありました。
相手の女優さんは、あまり好感がもてずに
見終わってしまいました。

FOREST WHITAKER
フォレスト・ウィテカー 
誕生日 1961/7/15 
出身 米テキサス州ロングヒュー 
ロサンゼルスで育ち、南カリフォルニア大学在学中は
オペラ歌手になろうとしたが、
同時に興味のあった俳優志願に転向。
卒業後、地方の劇団をまわり、演技を磨く。
88年「バード」でカンヌ映画祭最優秀男優賞に
選ばれた。 
活躍度 ○→ 
演技幅 自在 
演技力     ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ   ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1982年「初体験リッジモント・ハイ」
1985年「青春の賭け/ビジョン・クエスト」
1986年「プラトーン」「ハスラー2」
1987年「張り込み」
          「グッドモーニング、ベトナム」
1988年「バード」「ブラッド・スポーツ」
1989年「ジョニー・ハンサム」
1990年「ダウンタウン」
1991年「レイジ・イン・ハーレム」
          「錆びついた銃弾」
1992年「隣人」「ドク・ソルジャー/白い戦場」
      「クライング・ゲーム」
1993年「バング・ラバー」「ラッシュ・ナイフ」
     「ボディ・スナッチャーズ」
1994年「ブローン・アウェイ/復讐の序曲」
          「プレタポルテ」
1995年「スピーシーズ/種の起源」「スモーク」
1996年「フェノミナン」
1997年「ボディ・カウント」
1998年「ホープ・フローツ」
1999年「ゴースト・ドッグ」◇
     「ハイスクール・ジャック 怒りの教室」
2000年「バトルフィールド・アース」◆
     「ウィットネス・プロテクション
           証人保護」
2001年「パニックルーム」
          「フォース・エンジェル」

DIANE VENORA ダイアン・ヴェノーラ 
誕生日 1952/8/10 
出身 米コネチカット州 
活躍度 ○→ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1979年「オール・ザット・ジャズ」
1980年「ウルフェン」
1984年「コットン・クラブ」
1986年「F/X 引き裂かれたトリック」
1987年「黄昏に燃えて」
1995年 「ウィッシュ/夢がかなう時」
          「3人のエンジェル」
1996年「ヒート」◆「ロミオ+ジュリエット」◆
          「サバイビング・ピカソ」
1997年「ジャッカル」◆
1998年「奇跡の歌」
1999年「トゥルー・クライム」◆
          「インサイダー」◆
     「13ウォーリアーズ」◆
2000年「ハムレット」

その他の出演者;
Michael Zelniker ....  Red Rodney 
Samuel E. Wright ....  Dizzy Gillespie 
Keith David (I) ....  Buster Franklin 
Michael McGuire (I) ....  Brewster 
James Handy ....  Esteves 
Damon Whitaker ....  Young Bird 
Morgan Nagler ....  Kim 
Arlen Dean Snyder ....  Dr. Heath 
Sam Robards ....  Moscowitz 
Penelope Windust ....  Bellevue Nurse 
Glenn Wright (I) ....  Alcoholic Patient
George Orrison ....  Patient with Checkers 
Bill Cobbs ....  Dr. Caulfield 

User Rating:  7.1/10 (788 votes)  
オトーサン、
「おお高いスコアだ」

アカデミー賞受賞:音響賞

User Comments:
hb_wichitaさん
Wichita KS
2001年10月25日
輝かしく感動的

この映画には、多くの欠点があるという
ひとたちは、以下のポイントを見逃している。
脚本家のJoel Olianskyは、
映画"The Competition"の監督もやったひとだが、
ジャズ音楽の要素とヴィジュアルな要素を
融合させようとして、成功した。
リズム、トーン、ビーパップの即興演奏、
すべてこういった要素がからみあい、
それまで誰も試みなかった映画が出来上った。
単に従来のストーリー・テリングの観点だけで
評価してはならない。
Jack N. Greenの撮影がかもし出すムードは、
1940年代や50年代の雰囲気に
ぴたりと当てはまっている。
演技について言えば、
フォレスト・ウィテカーのカンヌ映画祭での受賞と
ダイアン・ヴェノーラが、ニューヨーク批評家協会の
最優秀助演女優賞獲得を指摘しておきたい。
すばらしい撮影とともに、
Clint Eastwood監督の音楽への情熱が結実して、
すばらしい音楽編集がなされている。
何てすばらしい音楽だろう! 
パーカーのオリジナルのソロが、
現代音楽家たちの努力によって整えられ、統合され、
よどみないものとなっている。
この映画は、アカデミー賞の音響賞を獲得している。
この映画は、偉大な奏者とその音楽を称えている。
輝かしいが、抹殺された人生を回復させている。
今日の観客がめったにお目にかかれぬ
稀有な映画となっているのだ。 


オトーサン、
「そうか。
Be-papの意味が、はじめて分かった」
時々、立ち寄る喫茶店の名前が、Be-papなのです。
「...映画って、勉強になるなあ」

オトーサン、
ジャズには弱いので、
ご不満なかたは、以下のサイトをご覧ください。
博識で、熱のこもった紹介文です。

ジャズの歴史を変えた早熟の天才
チャーリー・パーカー
http://www3.ocn.ne.jp/~zip2000/charlie-parker.htm


8 Mile

オトーサン、
「あのさ、エムネミって、評判なんだって?」
「ちがいますよ。エミネムですよ。ラッパーの」
若いひとに笑われてしまいました。
「ラッパー?」
聞くと、また笑われそうなので、黙っていました。
「まさか、喇叭吹きじゃあるまいな」

原題:8 Mile (2002)     
監督:Curtis Hanson
脚本:Scott Silver (I) 
Genre: Drama / Musical 
Rated R for strong language, sexuality, 
some violence and drug use.
上映時間:110分
あらすじ:
若いラッパー(エミネム)は、
その怒りを音楽にぶつけている。
暗い言葉を駆使した白人は、
黒人の多いデトロイトでは少数派である。
溜まりに溜まった嫌悪感を胸に、
些細なスタートを切った彼に、
はたして世界的なスーパースターへの道が
開けるのだろうか?

出演者: 
Eminem ....  Jimmy 'B-Rabbit' Smith, Jr. 
Kim Basinger ...Stephanie Smith (ステファニー)
Brittany Murphy ....  Alex(アレックス) 
オトーサン、
海外映画俳優マガジンを見ました。
「エミネム、ド迫力だ。
あれっ、エミネム、出てないなあ」
ラッパーとして名声を獲得し、
映画には、これが初出演のせいでしょう。
以下では、泥まみれの不遇な環境のなかで、
抜け出そうとして悪戦苦闘していた
若手と老練の2人の女優さんの
経歴を見てみましょう。

BRITTANY MURPHY
ブリタニー・マーフィー 
誕生日 1977/11/10 
出身 米ニュージャージー州アトランタ 
「クルーレス」のタイ役や
「17歳のカルテ」のデイジー役など。 
活躍度 ○↑ 
演技幅 個性 
演技力     ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ   ☆☆☆★★★ 
出演作 
1993年「家族の祈り」
1995年「クルーレス」
1996年「連鎖犯罪/逃げられない女」
          「DRIVE/破壊王」
1998年「フェニックス」
     「ダブル・ジェパディ
           /悪党警官が仕掛けた二重の危機」
          (TM)
     「ゴッド・アーミー/復讐の天使」
     「デビッド&リサ〜心の扉」(TM)
1999年「17歳のカルテ」◆
          「タイム・ラビリンス 時空の扉」
2000年「インシデント」◇
          「わたしが美しくなった100の秘密」
     「カミングアウト」
2001年「サンキュー、ボーイズ」◆
     「サウンド・オブ・サイレンス」◇
     「サイドウォーク・オブ・ニューヨーク」 
2002年「8 Mile」◇


KIM BASINGER
キム・ベイシンガー 
誕生日 1953/12/8  
出身 米ジョージア州アセンズ 
81年に映画デビュー。
93年「ボクシング・ヘレナ」の主演を
途中降板したことで訴えられ、損害賠償金を支払い、
破産宣告を受けた。
「L.A.コンフィデンシャル」で
アカデミー助演女優賞を受賞。
93年8月のアレック・ボールドウインと結婚。
2001年現在、離婚調停中。娘が一人いる。 
活躍度 ○→ 
演技幅 個性 
演技力     ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ   ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1981年「HARD COUNTRY」
1982年「大金塊」
1983年「グッバイ、デイビッド」
          「ネバーセイ・ネバーアゲイン」
1984年「ナチュラル」
1985年「フール・フォア・ラブ」
          「ナインハーフ」
1986年「ノー・マーシイ/非情の愛」
1987年「ブラインド・デート」
     「ナディーン/消えたセクシーショット」
1988年「花嫁はエイリアン」
1989年「バットマン」
1991年「あなたに恋のリフレイン」
1992年「愛という名の疑惑」
          「クール・ワールド」
1993年「ウェインズ・ワールド2」
          「ブロンディー/女銀行強盗」
1994年「プレタポルテ」「ゲッタウェイ」
1997年「L.A.コンフィデンシャル」
           ◆アカデミー助演女優賞
2000年「永遠のアフリカ」◇
          「ブレス・ザ・チャイルド」◇
2002年「8 MILE」
          「ニューヨーク 最後の日々」

その他の出演者:
Evan Jones (I) ....  Cheddar Bob 
Omar Benson Miller ....  Sol George 
De'Angelo Wilson ....  DJ Iz 
Eugene Byrd ....  Wink 
Taryn Manning ....  Janeane 
Larry Hudson (III) ....  Bouncer 
Proof ....  Lil' Tic 
Michael Bell (I) ....  Shorty Mike 
DJ Head ....  Battle DJ 
Michael Shannon (V) ....  Greg Buehl 
Chloe Greenfield ....  Lily Smith 
 

User Rating:  6.9/10 (8,587 votes)    
オトーサン、
「おお、いいスコアだ」

アカデミー賞受賞:
主題歌賞: Lose Yourself

User Comments:
malikonaさん
Frankfort, Kentucky (USA)
2002年11月10日
この映画、アメリカの若者に
強い影響を与えるだろう。

この映画、
既存の映画制作者やプロダクションには、
できないことをやってのけた。
若者向けには、 
鮮明さでアピールする筋書きか、
知的なスタイルに徹するか、
そのどちらかを選ばねばならない。
この映画は、この悪循環を打ち破り、
痛烈なオーディオとビデオのスタイルで
わが国の若者たちの人生の現実を
えぐりだしてみせた。
ここに、ブレイクスルーの手本がある。
この映画の意味は、微妙なものでなく、
明白なものである。
若者だけでなく、広い観客層に当てはまる。
なまじの文部省推薦映画よりも、
より劇的なモラルがある。
公開された最初の週末のチケットの売れ行きを
見ればいい。
この映画が、若者にどういう影響を与えるか
予想することは避けたいが、
いい影響を与えると思う。
アクション映画や難解なカルト映画のような
妙な影響を与えることはないと信じる。
この映画のもつ深みと訴求力は、
他の映画の及ぶところではない。


オトーサン、
劇場内を見回して、
「うわっ。ガキばかりだなあ」
若いひとたち、
それも、ちょっとイカレタ感じの若者たちで
劇場が埋まっていました。
でも、エンディングまで、
みんな静かに鑑賞していました。
「この映画を見て、真人間になる奴もいるかも」

オトーサン、
最後の歌に感動しました。
"IN ONE MOMENT WOULD YOU CAPTURE IT?
YOU ONLY GET ONE SHOT 
DO NOT MISS YOUR CHANCE TO BLOW"
「アカデミー賞をとるはずだ」
どことなく、ロッキーのテーマ曲に
似ているように感じました。
バトルに勝ち抜いてきた若者の心情が
ストレートに出ているからでしょう。
「若いひとは、この映画を見て、
元気をもらうのじゃないかなあ。
そうだと、いいんだがなあ」

オトーサン、
「そうか、ラップって、
音楽やリズムにのせた語りのことなんだ」

詳しくは、以下のサイトをご覧ください。 
エミネム「8Miles」日本公開&公演 

http://news.goo.ne.jp/news/sanspo/geino/20030227/20030227-17.html


エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事

オトーサン、
DVDのパケージを手にとって、
「ウィノナが出ている! じゃ、借りよう」
あまり期待もせずに、借りたのですが、
これは掘り出し物の名画でした。

原題:Age of Innocence, The (1993)     
監督:Martin Scorsese
原作:Edith Wharton 
脚本:Jay Cocks ほか
Genre: Drama 
上映時間:139分
あらすじ:
社交界の子弟アーチャーは、メイと婚約する。
だが、かれの秩序正しい人生は、 
メイのいとこで、自由奔放なオレンスカ伯爵夫人に
出会ったことで、くつがえされる。
最初、かれは、伯爵夫人の擁護者だった。
野放図な夫の伯爵と別居したことが、
19世紀後半の厳格な社交界においては、
非難中傷の的になっていたのだ。
だが、かれは彼女に共感し、そして恋に落ちる。

出演者:
Daniel Day-Lewis ....  Newland Archer
          (アーチャー)
Michelle Pfeiffer ....  Ellen Olenska 
            (エレン)
Winona Ryder ....  May Welland(メイ)
オトーサン、
「やあ、美人ぞろいだ」
名だたる美人女優のミシェル・ファイファー、
それに、ウィノナ・ライダーが
着飾った上流階級婦人を演じているのですから、
目をみはるあでやかな美しさ。
でも、演技のほうは、何といっても、
ダニエル・デイ・ルイス、
このひとです。 

DANIEL DAY-LEWIS
ダニエル・デイ・ルイス 
誕生日 1957/4/29 
出身 英ロンドン 
ブリストル・オールド・ヴィグ養成所で学び、
70年代から80年代前半までブリストル・
オールド・ヴィグ・シアター・カンパニーなどで
舞台俳優として活躍。
89年「マイ・レフト・フット」で
作家クリスティ・ブラウン役で
アカデミー主演男優賞受賞。
「父の祈りを」でも
アカデミー主演男優賞にノミネートされる。 
活躍度 △→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1971年「日曜日は別れの時」
1982年「ガンジー」
1984年「バウンティ/愛と反乱の航海」
1985年「マイ・ビューティフル・ランドレット」
1986年「眺めのいい部屋」「風の中の恋人たち」
1988年「存在の耐えられない軽さ」
     「イングリッシュマンinニューヨーク」
1989年「マイ・レフトフット」
     「エバー・スマイル・ニュージャージー」
1992年「ラスト・オブ・モヒカン」
1993年「父の祈りを」
     「エイジ・オブ・イノセンス
      /汚れなき情事」
1996年「クルーシブル」
1997年「ボクサー」
2002年「ギャング・オブ・ニューヨーク」 

その他の出演者:
Alexis Smith (I) ....  Louisa van der Luyden 
Geraldine Chaplin ....  Mrs. Welland 
Mary Beth Hurt ....  Regina Beaufort 
Alec McCowen ....  Sillerton Jackson 
Richard E. Grant ....  Larry Lefferts 
Miriam Margolyes ....  Mrs. Mingott 
Robert Sean Leonard ....  Ted Archer 
Sian Phillips ....  Mrs. Archer 
Jonathan Pryce ....  Riviere 
Michael Gough ....  Henry van der Luyden 
Joanne Woodward ....  Narrator (voice) 
Stuart Wilson (II) ....  Julius Beaufort 


User Rating:  7.0/10 (4,124 votes)  
オトーサン、
「高いスコアだ。
ダニエル・デイ・ルイスが受賞してもいいはず」 

主演男優賞は、
「父の祈りを」のほうでノミネートされていました。

アカデミー賞受賞:
衣装デザイン賞

同ノミネート:
助演女優賞:ウィノナ・ライダー
脚色賞
美術監督装置賞
作曲賞 

User Comments:
mrjarndyce 
Knoxville, TN
2002年6月11日
あらゆる点で、すばらしい。

不幸なコメントを散見するのは、残念だ。
いつものスコセッシ映画でないから
落胆したというのだ。
心配ご無用。
監督のフアンなら、かれの幅広い作風を知っている。
つまり、これはこれで、すばらしい映画なのだ。
原作の微妙な含意を忠実に描き出している。
眼福であり、
別世界のひとびとを生き生きと見せてくれる。
デイ・ルイスは、最高!
ファイファーとのシーン、 
ふたりが、クリストファー・コロンブスのことで
冗談をいいあうシーンがいい。 
女性の前でみせる抑制された歓喜の仕草を見よ。
だが、女性陣! 
あまりに美しいファイファーを呪うひとがいる。
そんなバカな!
光輝く彼女のの顔を曇らせるようなことを言うな。
洗練され、知的で、情熱的で、高いモラルをもった
伯爵夫人として、彼女は理想的だった。 
さらに、スコセッシ監督が、
職人としての冴えをみせ、
すべての映画の要素を指揮している。


オトーサン、
「そうだ、そうだ。
この映画、監督を忘れてはいけない」

映画は、忠実に19世紀後半の
ニューヨークを再現しています。
いまは市の中心セントラル・パークが、
当時は、荒涼とした新開地だったのです。
「ギャング・オブ・ニューヨーク」でも、
古い時代の荒涼としたニューヨークを
見せてくれました。
「余程、古い時代のNYが好きなんだ。
ハリウッドは、東海岸がキライだから、
損してるよなあ。
賞を逸したのは、残念だった」
では、マーティン・スコセッシ監督の
経歴をさっと見ておきましょう。 

MARTIN SCORSESE
マーティン・スコセッシ 
誕生日 1942/11/17 
出身 米ニューヨーク 
監督作 
1968年「ドアをノックするのは誰?」
1972年「明日に処刑を…」
1973年「ミーン・ストリート」
1974年「アリスの恋」
1976年「タクシー・ドライバー」
1977年「ニューヨーク・ニューヨーク」
1978年「ラスト・ワルツ」
1980年「レイジング・ブル」
1983年「キング・オブ・コメディ」
1985年「アフター・アワーズ」
1986年「ハスラー2」
1988年「最後の誘惑」
1989年「ニューヨーク・ストーリー」(挿話)
1990年「グッドフェローズ」
1991年「ケープ・フィアー」
1993年「エイジ・オブ・イノセンス
      汚れなき情事」
1995年「カジノ」
1997年「クンドゥン」
1999年「救命士」
2002年「ギャング・オブ・ニューヨーク」


愛に迷った時

オトーサン、
「おお!ジュリア・ロバーツものだ」
彼女の映画なら、どんなものでも、
迷うことなく、見てしまいます。
「今回の相手役は、誰かなあ?」

原題:Something to Talk About (1995)     
   Game of Love
監督:Lasse Hallstrom
脚本:Callie Khouri 
Genre: Comedy /Drama /Romance
Rated R for brief strong language.
上映時間:106分
あらすじ:
グレイスは、
父親の乗馬学校を切り盛りしている。
ある日、夫のエディが、自分を騙して
他の女とつきあっているのを発見する。
小さな町の街路で、深夜、口論した後、
しばらく、妹のエマの家に滞在することにする。
日常生活から離れてみて、
彼女は、はじめて権威というものに疑いを持つ。
とくに、父親である。
事態は、両親の結婚生活まで揺るがせることになる。

出演者:
Julia Roberts ....  Grace Bichon(グレース) 
Dennis Quaid ....  Eddie Bichon (エディ)
オトーサン、
あらためてジュリア・ロバーツの豊かな表情に
驚きます。
「...それにしても、
デニス・クエイドは、役得だなあ」
実生活では、あのメグ・ライアンの夫!
スクリーンでは、このジュリア・ロバーツの夫!
虚実皮膜の間を生きているのって、
どんな気分なのでしょうか。
「...もっとも、両方とも破局だけど」

JULIA ROBERTS 
ジュリア・ロバーツ 
誕生日 1967/10/28 
出身 米ジョージア州スルミナ 
演技学校を経営していた両親の影響で
幼い頃から演技に目覚める。
16才の時、俳優の兄エリック・ロバーツの
「パッショネイト/悪の華」のロケを見学し、
女優になる決意を固める。
88年「ブラッド・レット/復讐の銃弾」で
兄と共演し、映画デビュー。
89年「マグノリアの花たち」で
アカデミー助演女優賞にノミネート、
ゴールデン・グローブ助演女優賞受賞。
2000年「エリン・ブロコヴィッチ」で
アカデミー主演女優賞とゴールデン・グローブ賞
主演女優賞を手にした。
私生活では91年キーファー・サザーランドと
挙式予定三日前に婚約破棄。
93年、歌手のライル・ロベットと結婚するが、
95年離婚。
最近では、ベンジャミン・ブラットと破局した。
2002年7月、カメラマンのダニエル・モダー
と再婚した。 
活躍度 ◎↑ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1988年「ブラッド・レッド/復讐の銃弾」
     「サティスファクション」
     「ミスティック・ピザ」
1989年「マグノリアの花たち」
1990年「愛が壊れるとき」
     「フラットライナーズ」
     「プリティ・ウーマン」◇
1991年「愛の選択」「フック」
1992年「ザ・プレイヤー」
1993年「ペリカン文書」◇
1994年「アイ・ラブ・トラブル」
     「プレタポルテ」
1995年「愛に迷った時」
1996年「ジキル&ハイド」
     「世界中がアイ・ラブ・ユー」
     「マイケル・コリンズ」
1997年「陰謀のセオリー」◇
     「ベスト・フレンズ・ウェディング」◇ 
1998年「グッドナイト・ムーン」◇
1999年「ノッティング・ヒルの恋人」◇
     「プリティ・ブライド」◇
2000年「エリン・ブロコピッチ」◇
2001年「ザ・メキシカン」◇
     「アメリカン・スウィートハート」◇
     「オーシャンズ11」 

DENNIS QUAID
デニス・クエイド 
誕生日 1953/4/9 
出身 米テキサス州ヒューストン 
俳優の兄ランディ・クエイドの影響で
高校時代から演技の勉強を始め、
ヒューストン大学では演劇を専攻。
1991年にメグ・ライアンと結婚し、
2001年7月16日、離婚した。 
活躍度 ○↑ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆☆★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1975年「クレイジー・ママ」
1977年「9/30/55」
1978年「勝利の季節/ウイニング・シーズン」
1979年「ヤング・ゼネレーション」
1980年「ロング・ライダーズ」
1981年「おかしなおかしな石器人」
     「さよならジョージア」
1983年「ザ・ファイト」「ジョーズ3」◇
     「ドリーム・スケープ」
     「ライトスタッフ」
1985年「第5惑星」
1987年「インナースペース」
     「ビッグ・イージー」
     「容疑者」
1988年「D.O.A/死へのカウントダウン」◇
     「熱き愛に時は流れて」
1989年「グレート・ボールズ・オブ・
      ファイヤー」
1990年「愛と哀しみの旅路」
     「ハリウッドに口づけ」
1993年「アンダーカバー・ブルース
      /子連れで銃撃戦」◇
     「フレッシュ・アンド・ボーン
      /渇いた愛のゆくえ」
     「ワイルダー・ナパーム」
1994年「ワイアット・アープ」
1995年「愛に迷った時」
1996年「ドラゴンハート」
1997年「ゴーイング・ウエスト」
     「ギャング・リレーテッド」
     「スイッチ・バック」◇
1998年「ファミリー・ゲーム」◇
     「セイヴィア」◇
1999年「エニイ・ギブン・サンデー」◆
     「マイ・ハート,マイ・ラブ」◇
2000年「オーロラの彼方へ」◇「トラフィック」
2002年「オールド・ルーキー」◇
     「エデンより彼方に」◇

その他の出演者:
Robert Duvall ....  Wyly King 
Gena Rowlands ....  Georgia King 
Kyra Sedgwick ....  Emma Rae 
Brett Cullen ....  Jamie Johnson 
Haley Aull ....  Caroline 
Muse Watson ....  Hank Corrigan 
Anne Shropshire ....  Aunt Rae 
Ginnie Randall ....  Eula 
Terrence Currier ....  Dr. Frank Lewis 
Rebecca Koon ....  Barbaranelle 
Rhoda Griffis ....  Edna 
Lisa Roberts (I) ....  Kitty 
Deborah Hobart ....  Lorene Tuttle 

User Rating:  5.6/10 (1,846 votes)  
オトーサン、
「低いなあ」

User Comments:
kenandrafさん
Honolulu,Hawaii
2002年12月4日
フツーのコメディ・ドラマ

これは、フツーの家族向けのコメディ・ドラマ。
すばらしい出演者なのに、物語は、平凡。
だが、脚本の出来は悪くはないし、
演技もまあいい。
撮影は、下手。
照明も同様。
物語は、不倫を扱い、
情事のあとに結婚生活を継続する試みについて
物語っている。
どこにも、特別のことはない。
家族向けのありふれたコメディ・ドラマの
フアンか、主演女優の熱狂的フアン向けだ。


オトーサン、
「いえてるなあ」 
ジュリア・ロバーツのフアンとしては、
彼女の明るい笑顔やのびやかな肢体を
拝めればそれでいいのです。


愛のエチュード

オトーサン、
「この手の甘ったるい題名は、
決まって変な出来栄えになるんだよなあ」
でも、ご安心ください。
トラウマに悩む天才チェス・プレイヤーの
しっとりとした初恋物語に仕上がっています。
「エチュード」とは、チェスの手筋という意味。

原題:Luzhin Defence, The (2000)     
監督:Marleen Gorris
原作:Vladimir Nabokov 
脚本:Peter Berry 
Genre: Drama / Romance 
Rated PG-13 for some sensuality 
and thematic elements.
Country: UK / France 
Language: English 
上映時間:112分
あらすじ:
1920年代の後半。 
この映画は、覚束ない足取りで超俗的な
天才チェスプレイヤーの物語である。
かれは、世界選手権にのぞむべく
イタリアのコモ湖に到着し、 
偶然にも、人生ではじめての恋に出会う。
幼年時代にかれの天才を発見した両親は、
結婚に失敗し、それが彼の人生に影を落とす。
ルージンのチェスへの叙情的な情熱は逃げ場になり、
現実社会を幻想としか思えぬようになる。
ササール伯爵のもとへ嫁ぐ運命にあった
ナターリアは、ルージンに出会い、
風変わりな天才に惹かれて、
彼にチェス以外の世界を垣間見させるが、
彼には、現実社会に対する備えがなかった。 
2つの世界に引き裂かれた彼に悲劇が訪れる。

出演者:
John Turturro ....  Aleksandr Ivanovich Luzhin
           (ル−ジン) 
Emily Watson ....  Natalia Katkov(ナターリア) 
オトーサン、
「ジョン・タトゥーロ、いい味だしてる」
男の匂いというか、哀愁がただよっています。
相手役のエミリー・ワトソンもうまい女優さん。
この2人の息がぴったり合っているのですから、
恋愛映画フアンには、たまらないでしょう。

JOHN TURTURRO ジョン・タトゥーロ 
誕生日 1957/2/28 
出身 米ニューヨーク・ブルックリン 
ニューヨーク州立大学で学び、
奨学金を得てイェール大学演劇科に進む。
映画は80年「レイジング・ブル」に
ノークレジットで出演。
91年「バートン・フィンク」で
カンヌ映画祭主演男優賞受賞。 
活躍度 ○↑ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1980年「レイジング・ブル」
1984年「エクスターミネーター2」
     「フラミンゴ・キッド」
     「マドンナのスーザンを探して」
     「L.A.大捜査線/狼たちの街」
1986年「オフ・ビート」「ハスラー2」
     「ガン・ホー」
     「ハンナとその姉妹」▲
1987年「シシリアン」
1988年「ファイブ・コーナーズ
      /危険な天使たち」
1989年「ドゥ・ザ・ライト・シング」
     「ハートに火をつけて」
1990年「モ’ベター・ブルース」
     「ミラーズ・クロッシング」
     「ゴールド・ブラッド/殺しの紋章」
     「ジャングル・フィーバー」
     「バートン・フィンク」
1993年「フィアレス」
1994年「クイズ・ショウ」
1995年「サーチ&デストロイ」「クロッカーズ」
     「想い出の頬笑」
1996年「グレイス・オブ・マイ・ハート」
     「ガール6」
1997年「遙かなる帰郷」
1998年「ビッグ・リボウスキ」
     「ラウンダーズ」◆
     「ラスト・ゲーム」◆
     「天井桟敷のみだらな人々」
1999年「クレイドル・ウィル・ロック」◇
     「ビートニク」
     「2000・限りある日々」◇
     「サマー・オブ・サム」(声)
2000年「愛のエチュード」◇
     「オー・ブラザー!」◇
     「耳に残るは君の歌声」◆
     「モンキーボーン」
     「CIAの男」
2002年「コラテラル・ダメージ」
     「Mr.ディーズ」


EMILY WATSON エミリー・ワトソン 
誕生日 1967/1/14 
出身 英ロンドン 
ブリストル大学で英文学を専攻、
大学院で演技を学ぶ。
ロイヤル・シェークスピア・カンパニーに所属し、
舞台で活躍。
映画デビュー作「奇蹟の海」で
アカデミー主演女優賞にノミネートされる。 
活躍度 △→ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆★★★★ 
コメディ  ☆☆★★★★ 
出演作 
1990年「奇蹟の海」デビュー
1997年「ボクサー」「METROLAND」
1998年「ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ」
      ◇
1999年「アンジェラの灰」◇
     「グレイドル・ウィル・ロック」
2000年「愛のエチュード」
2001年「ゴスフォード・パーク」
2002年「レッド・ドラゴン」
     「パンチドランク・ラブ」
     「リベリオン」

その他の出演者:
Geraldine James ....  Vera 
Stuart Wilson (II) ....  Leo Valentinov 
Christopher Thompson (I) ....  Jean de Stassard 
Fabio Sartor (I) ....  Dottore Salvatore Turati 
Peter Blythe (I) ....  Ilya 
Orla Brady ....  Anna 
Mark Tandy ....  Luzhin's Father 
Kelly Hunter ....  Luzhin's Mother 
Alexander Hunting ....  Young Luzhin 
Alfredo Pea ....  1st Official 
Fabio Pasquini ....  2nd Official 
Luigi Petrucci (I) ....  Santucci 
Carlo Greco ....  Hotel Manager 


User Rating:  7.1/10 (871 votes)  
オトーサン、
「高いなあ」
女性監督が愛を描くと、一味ちがいます。

User Comments:
selune13 さん
St. Louis, Missouri
2002年3月11日
テンポがのろいが、
見るべき価値は充分にある。

この映画の主演は、
「奇跡の海」でブレークした
エミリー・ワトソンである。
この映画は、チェスの試合が行われる
ゾ−ト地で起きた男の妄想を扱っている。
天才が到着し、その直後、狂おしい愛に落ちる。
エミリー・ワトソン演じる女性に一目惚れする。
彼女も、このチェスに魅入られた男に好意を抱く。
これは、彼女の母親にとっては、悪夢だった。
他の紳士とお見合いさせようとしていたからだ。
母親は、一時の気の迷いに過ぎないと思う。
娘は、前に奇妙な動物に夢中になったことがある。
この映画のポイントは、
男の心の旅を描いているところにある。
過去がいかに現在に影響しているかが焦点である。
エミリー・ワトソンは、興味深い。
この映画は、テンポは非常にのろいが、
見るべき価値は充分にある。
結末は、満足すべきものだった。


オトーサン、
お節介なことを考えました。
「福原愛ちゃん、大丈夫かなあ」
幼い時から、卓球ひとすじ。
この映画のチェスの天才ルージンと同様、
現実社会との接点が限られています。
「大きくなったら、
柔道の田村亮子さんみたいに、
好きなひとができるといいんだが。
ノーマルな生活軌道に乗れるといいいんだが」

オトーサン、
この映画の舞台となったイタリアのコモ湖に
一度足を運んだことがあります。
湖そのものは、芦ノ湖など、日本にも
いくらでも似たような湖はあります。
でも、湖水をとりまく風景がまったくちがいます。
豪壮な貴族の屋敷、美しい庭園と遊歩道。
「あの風景、眩暈がするほどきれいだった。
...バスで知りあったおじいさん、元気かな?」
何年か文通しあったのですが、
その後、消息がぷっつりと絶えましした。
コモ湖畔の貴族の館でひと夏を過ごすという
オトーサンの夢想は、絶ち切られたのです。


燃えつきるまで

オトーサン、
「燃えつきるまでとは、大時代的な題名だな」
もっとも、いまは、リストラの時代ですから、
「燃えつき症候群」のひとは、大勢いるはずです。
でも、この映画、ラブ・ストーリーです。

原題:Mrs. Soffel (1984)     
監督:Gillian Armstrong
脚本:Ron Nyswaner 
Genre: Drama / Romance
上映時間;110分
あらすじ:
ソフルは、頭の固い男で、
世紀の変わり目のアメリカの刑務所の所長。
その妻、ケイトは、死刑囚エドに惹かれる。
彼女は、夫と子供を捨てて、
エドのその弟のジャックの逃亡を手伝い、
彼らと冬の荒野まで行動を共にする。

出演者:
Diane Keaton ....  Kate Soffel (ケイト)
Mel Gibson ....  Ed Biddle (エド)
オトーサン、
「いい!ダイアン・キートン、いいぞ!
"アニー・ホール"のときよりも、ずっと美人だ」
エドを演じたメル・ギブソンについては、
そのうまさは、言うまでもないでしょう。
ふたりとも、強い眼差しをもっています。
瞳の演技ができる数少ない役者さんでしょう。

DIANE KEATON
ダイアン・キートン 
誕生日 1946/1/5 
出身 米カリフォルニア州ロサンゼルス 
19歳の時、ニューヨークに移り、
ネイバーフッド・プレイハウスで演技を学んだ。
70年「ふたりの誓い」で映画デビュー。
77年「アニー・ホール」で
アカデミー主演女優賞受賞。
「レッズ」「マイ・ルーム」でアカデミー賞に
ノミネート。
87年長編ドキュメンタリー「HEAVEN」で初監督。 
活躍度 ○→ 
演技幅 適応 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1970年「ふたりの誓い」
1972年「ゴッドファーザー」
     「ボギー!俺も男だ」
1973年「スリーパー」
1974年「ゴッドファーザーPARTU」
1975年「愛と死」
1976年「可愛い女」「ニューヨーク・一獲千金」
1977年「ミスター・グッドバーを探して」
     「アニー・ホール」
      ◇アカデミー主演女優賞
1978年「インテリア」
1979年「マンハッタン」
1981年「レッズ」
1982年「WHAT DOES DORRIE WANT?」
     「シュート・ザ・ムーン」
1984年「リトル・ドラマー・ガール」
     「燃えつきるまで」
1986年「ロンリー・ハート」
1987年「ラジオ・デイズ」
     「赤ちゃんはトップ・レディがお好き」
1988年「情熱の代償」
1990年「THE LEMON SISTERS」
     「ゴッドファーザーPARTV」
1991年「花嫁のパパ」
1993年「マンハッタン殺人ミステリー」
     「ベイビー・トーク3
      /ワンダフル・ファミリー」
1994年「ラスト・フライト」
1995年「花嫁のパパ2」
1996年「マイ・ルーム」
     「ファーストワイフ・クラブ」
1997年「イン・マイ・ライフ」
1999年「カーラの結婚宣言」
2000年「電話で抱きしめて」
2001年「フォルテ」 


MEL GIBSON メル・ギブソン 
誕生日 1956/1/3 
出身 米ニューヨーク 
ニューヨークに生まれ、11人兄弟の中に育ち、
12歳の時にオーストラリアに移住。
高校を卒業すると、姉の薦めでシドニーの
国立演劇学校に入学。
舞台を経て在学中の1977年、
「SUMMER CITY」で映画デビュー。
彼を一躍スターダムに押し上げたのは、
1979年「マッド・マックス」
(ジョージ・ミラー監督)。
暴漢に妻子を殺され、復讐に燃える警官マックスを
演じ、注目を集めた。
1980年、ビデオ映画「ティム」(1979)と「誓い」
(1981)でオーストラリア映画協会最優秀男優賞
を受賞。
1984年「ザ・リバー」からアメリカ映画界へ進出。
1993年「顔のない天使」で初監督・主演をつとめ、
続く監督・主演作品「ブレイブハート」(1995)で
1996年度アカデミー作品賞と監督賞を受賞。 

活躍度 ◎→ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆☆☆ 
アクション ☆☆☆☆☆★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1977年「SUMMER CITY」
1978年「メル・ギブソンの青春グラフィティ」
1979年「マッドマックス」◇「ティム」
1980年「THE CHAIN REACTION」
1981年「誓い」「マッドマックス2」◇
1982年「危険な年」「ATTACK FORCE Z」
      (特別奇襲戦隊Z)
1984年「ザ・リバー」「燃えつきるまで」
     「バウンティ/愛と反乱の航海」
1985年「マッドマックス/サンダードーム」◇
1987年「リーサル・ウエポン」◇
1989年「テキーラ・サンライズ」
     「リーサル・ウエポン2」◇
1990年「エア・アメリカ」
     「バード・オン・ワイヤー」
     「ハムレット」
1992年「フォーエバー・ヤング
      /時を超えた告白」◇
     「リーサル・ウエポン3」◇
1993年「顔のない天使」◇
1994年「マーヴェリック」◇
1995年「ブレイブハート」◇
     「ポカホンタス」(声)◇
     「キャスパー」△
1996年「身代金」◇
1997年「陰謀のセオリー」◇
     「ファーザーズ・デイ」△
     「フェアリーテイル」△
1998年「リーサル・ウエポン4」◇
1999年「ペイ・バック」◇
2000年「パトリオット」◇
     「ハート・オブ・ウーマン」◇
     「ミリオンダラー・ホテル」
     「チキン・ラン」(声)
2001年「ワンス・アンド・フォーエバー」◇
2002年「サイン」◇

その他の出演者;
Matthew Modine ....  Jack Biddle 
Edward Herrmann ....  Peter K. Soffel, 
        Warden Allegheny Co. Prison 
Trini Alvarado ....  Irene Soffel 
Jennifer Dundas ....  Margaret Soffel
Danny Corkill ....  Eddie Soffel 
Harley Cross ....  Clarence Soffel 
Terry O'Quinn ....  Detective Buck McGovern 
Pippa Pearthree ....  Maggie, Soffel's Cook 
William Youmans ....  Guard George Koslow 
Maury Chaykin ....  Guard Charlie Reynolds 
Joyce Ebert ....  Matron Agnes Garvey 
Wayne Robson ....  Halliday 
Dana Wheeler-Nicholson ....  Jessie Bodyne, 
             Ed's Girlfriend 


User Rating:  6.2/10 (415 votes)  
オトーサン、
「まあまあか」
ちょっと終わりがもたつくせいでしょう。

stefaan van bockstalさん
Lochristi, Belgium
2002年1月13日
ダイアン・キートンとメル・ギブソンは、
ラブリー。もっと共演してほしい。

この映画は、実話に基づいている。
死刑執行寸前の囚人と恋に落ちた女性を描く。
彼女は、かれとその弟の逃亡を助ける... 
ダイアン・キートンとメル・ギブソンは、
感動的な演技をみせてくれる。
ちょっと、「ロミオとジュリエット」に似ている。
大好きな映画だ。
ふたりは、ただ素晴らしい。
ふたりで、もうひとつの傑作をつくってほしい...
スコアは、10点満点で8点。


オトーサン、
「燃えつきるまで」を誤解していました。
別に、熱愛のことではないのです。
「若いひとの話だ。
...それなら、オレには無縁だ」
そんな風に、少しひがんでいましたが、
実は、燃え尽きるというのは、命のことでした。
つまり、生命のロウソクの火が、
どんなにか細くなろうと、燃え尽きるまで、
静かに燃やし続けなさいという意味でした。

オトーサン、
「...それなら、他人事ではないなあ。
眼差しに力がなくなったら、おしまいだ」


ホワイト・インフェルノ

オトーサン、
"White Inferno"とIMDBに入力。
「あれっ?出てこない」
DVDのディスクを見ると、
小さく英語の題名が出ていました。
「失敗した、怪し気なやつを借りてしまった」

原題:Trapped: Buried Alive (2002) (TV)     
   Trapped: Beneath the Snow    
監督:Doug Campbell (II)
脚本;Tim McKay (I) 
上映時間:
あらすじ;
オトーサン、
「映画じゃなかった。TVドラマだ」
IMDBには、あらすじすら出ていません。
「しまった。借りるのじゃなかった」
以下は、宣伝文句を引用。

雷鳴とどろき、稲妻が走る。
家族が生き埋めにされた。 
いまや、母親の気力と父親の勇気が
手遅れになる前に、かれらを救えるだろうか? 

出演者:
Jack Wagner (I) ....  Michael Cooper(マイケル) 
Gabrielle Carteris.... Emily Cooper(エミリー) 
Aubrey Dollar ....  Paige Cooper(ペイジ)
オトーサン、
「おおおお、下手な連中ばかり」
お馴染の海外映画俳優マガジンにも、
経歴が載っていませんでした。

その他の出演者;
Mark Lindsay Chapman ....  Reno Riley 
Morgan Rusler ....  A.J. 
Jennifer Jean Snyder ....  Clair 
John J. Fleming ....  Karl Clark 
Wendy Davis ....  Monique 
Mike Graybeal ....  Alex Riley 
Phil Coccioletti ....  Danny 
Frank T. Wells ....  Finley 
Edsel Hughes ....  Stanley 
Celeste Oliva ....  News Reporter 
 
User Rating:  4.5/10 (44 votes)  
オトーサン、
「低いスコアだ」

User Comments:
Chris Winston さん
2003年4月16日
ジャンク

分からない... 
この映画がアメリカで上映されたことは
賞賛したい。
いまや、こういった類の映画は、カナダでしか
上映されず、アメリカ市民の仕事を奪っている。
恥ずかしいことだ。
しかし、この映画は、アメリカのヴァーモントで
上映されている。いいことだ。
ところが、この映画、残念なことに、
すべてが、いや、ほとんどが悪臭を放っている。
ジャック・ワゴナーは、そう悪くはない。
子供は、まあ悪ガキだ。
なぜ、死んだママの背景を説明するのだ? 
なぜ、TVでは、こういういい加減なことが
多いんだ? 
ママは、死んだ。
離婚などしていない、死んだ。
そして、パパは、独身である。
この映画の場合は再婚する。
いい加減にしてくれ。 
両親が結婚しようが、生きていようが、
この場合、どういう関係があるんだ? 
脚本家は、なぜ、こんな変な仕事をするんだ??? 
とにかく、子供は、悪ガキだ。
部屋に閉じ込めるべきだ。
次に、妙な登場人物は、スキー・コーチの娘。
スリムだが傲慢な女で、女をどう扱っていいか
分からぬ男に振られる。
...それから、スキー・パトロール隊のヘッド。
どう見たって、そうは見えないし、
どうしようもない奴だ。
この3人が、この映画をおそろしくダメにしている。
見ていて、不愉快になるからだ。
でたらめばかり!
でたらめだらけ!
すばらしいシーンは、演技にはない。
また、脚本家が書いたことにもない。
すばらしいシーンは、息を呑む山岳風景と、
強烈な雪崩だ。
信じ難いほど、美しく迫力ある風景だ。
思うに、誰か爆発物をもったスタッフが、
V字型に雪崩が起きるようにしたにちがいない。
連中が立ちつくしている左手を
雪崩がすべり落ちていくのようにしたのだ、
左手であり、かれらの頭上ではなかった.. 
おお、おお、お尻から猿が飛び出すせ。 
これは、興味ある映画である。
数10回も目を回す羽目になった代物だ。
ジャンク。
この雪崩のようにひどい映画に対する
私のスコアは、D である。


オトーサン、
普通は、悪口批評を掲載しないのですが、
この人は、悪口に全精力を傾けているので、
翻訳してみました。
その通りです。

オトーサン、
ここ数年、スキーに、ご無沙汰。
若い頃は、列車やクルマで何時間もかかって
スキー場に行ったというのに...、
いまや山荘から5分のスキー場があるのに、
たまに出かけても、コーヒーを飲みながら、
ゲレンデの滑っているひとたちを観察するだけ。
「最近は、スキーやるひとが減ったなあ」
「最近のスキー板は、短いのね」


レインマン

オトーサン、
「変だなあ。見たはずなのに」
自宅にDVDまであるのに、どういうわけか、
ほのぼの映画批評に掲載されていません。
「これは、名画中の名画だから、
1000本のなかに絶対入れておこう」

原題:Rain Man (1988)     
監督:Barry Levinson
原作:Barry Morrow 
脚本:Ronald Bass ほか
Genre: Comedy / Drama
上映時間:133分
あらすじ:
利己的なヤッピー、チャーリーの父が死んだ。
あとには、莫大な遺産が残された。
だが、その贈与先は、レイモンドだった。 
自閉症で施設に収容されているが、
奇妙にも博識の兄で、チャーリーは、
その存在すら知らされていなかった。
ふたりは、大陸横断の旅に出る。

出演者:
Dustin Hoffman...  Raymond Babbitt(レイモンド)
Tom Cruise ....  Charlie Babbitt (チャーリー)
オトーサン、
「ダスティン・ホフマン、入神の演技だ」
これだけ見事な自閉症患者の演技は、
空前絶後でしょう。
絶大な人気を誇るトム・クルーズが、
完全に引き立て役に回ってしまいました。

DUSTIN HOFEMAN ダスティン・ホフマン 
誕生日 1937/8/8 
出身 米ロサンゼルス 
幼少の頃からクラシック・ピアノを正式に習い始め、
ロサンゼルス音楽院を経て、
サンタモニカ・カレッジへ。
パサディナ・プレイハウスで演技を学びながら、
58年カレッジを卒業。
ニューヨークのアクターズ・スタジオに入るが、
生活は苦しく、ダンスホールのピアノ弾き、
ウエイター、皿洗い、ビルの掃除人など職を転々。
舞台でも長く活躍できず、
"HARRY, NOON AND NIGHT"のナチ将校役で
8年目にしてようやくオビー賞最優秀男優賞受賞。
67年「TIGER MAKE OUT」の端役で映画デビュー。
同年、「卒業」でアカデミー主演男優賞にノミネート
他「真夜中のカーボーイ」「リニー・ブルース」でも
ノミネートされ、79年「クレイマー、クレイマー」
でアカデミー主演男優賞受賞。
88年「レインマン」で二度目の受賞を果たした。
私生活では69年元バリエ・ダンサーの女優アン・
バーンと結婚。
80年10月リサ・ゴットセーゲンと再婚。 
活躍度 ◎→ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆☆☆ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1967年「TIGER MAKES OUT」
     「100万ドル大捜査」
     「卒業」
1969年「真夜中のカーボーイ」
     「ジョンとメリー」
1970年「小さな巨人」
1971年「ケラーマン」「わらの犬」
1972年「アルフレード・アルフレード
1973年「パピヨン」
1974年「レニー・ブルース」
1976年「大統領の陰謀」「マラソンマン」
1978年「ストレート・タイム」
1979年「アガサ 愛の失踪事件」
      「クレイマー、クレイマー」
1982年「トッツィー」
1985年「セ−ルスマンの死」
1987年「イシュタール」
1988年「レインマン」
1989年「ファミリービジネス」
1990年「ディックトレーシー」
1991年「フック」「ビリー・バスゲイト」
1992年「ヒーロー 靴をなくした天使」
1995年「アウトブレイク」
1996年「アメリカン・バッファロー」
     「スリーパーズ」
1997年「マッド・シティ」
     「ワグ・ザ・ドッグ 噂の真相」
1998年「スフィア」
1999年「ジャンヌ・ダルク」
     「マルコヴィッチの穴」
2002年「ムーンライト・マイル」


その他の出演者:
Valeria Golino ....  Susanna 
Gerald R. Molen ....  Dr. Bruner 
Jack Murdock ....  John Mooney 
Michael D. Roberts ....  Vern 
Ralph Seymour ....  Lenny 
Lucinda Jenney ....  Iris 
Bonnie Hunt ....  Sally Dibbs 
Kim Robillard ....  Small Town Doctor 
Beth Grant ....  Mother at Farm House 
Dolan Dougherty ....  Farm House Kid 
Marshall Dougherty ....  Farm House Kid 
Patrick Dougherty ....  Farm House Kid 
John-Michael Dougherty ....  Farm House Kid 


User Rating:7.8/10 (28,519 votes)  
      top 250: #197 
オトーサン、
「おお世界の名画だ。
アカデミー賞も、ほぼ独占だ!」

アカデミー賞受賞:
作品賞:
監督賞:バリー・レビンソン
主演男優賞:ダスティン・ホフマン
オリジナル脚本賞

同ノミネート 
美術監督装置賞
撮影賞、作曲賞、編集賞


User Comments:
willramsさん 
Santa Maria, CA
2003年4月6日
夢中になった。

今日、AMC TVで見た。
1988年に1度見て、
2回も見たことになるのに...
どんなに夢中になったことか。
ダスティン・ホフマンは、
トム・クルーズの兄で、自閉症患者を演じている。
事態は、複雑化の一途をたどる。
というのも、利己的なトムが、父が兄に残した
信託基金を現金化するには、
兄の尋常ならざる言葉を
聞いてやらねばならないからである。 
ふたりは、大陸横断の旅に出て、
ラスヴェガスで、カード・ゲームをやる。
ホフマンは、カード・ゲームで勝つという
不思議な頭脳(数字の暗記力)を持っている。
ふたりは、お互いのことをよく知らないまま、
すっかり仲良くなっていく。
物語の焦点は、
トムが、いかに問題を解決していくか、
兄を以前住んでいた場所に戻してやるかに
かかっている。
涙を誘う映画であり、
異様なまでに面白い数々のシーンがある。


オトーサン、
「2度目だが、やはり、いい映画だ」
前に見て、何とも思わなかったシーンが、
妙に気になりました。
自閉症の兄は、急に旅行に出たために、
パンツの替えがなく、弟のを借ります。
「いやだ。
Kマートのシンシナティ店の
トランクスじゃなければ...」
わざわざ、遠路はるばる引き返す羽目になります。
そこで、弟役のトム・クルーズが、
「あんな最低の店、何でそんなにいいんだ」
と悪態をつきます。

オトーサン、
たった、その一言ですが、
「いいのかなあ。そんなこと言って」
ご存知のように、Kマートは、その後、経営破綻。
「...このセリフのせいじゃあるまいけど」
固有名詞を出して、
非難しても、大丈夫なのでしょうか?
SARSで、固有名詞を発表されたホテルなどの
例もあるので、妙に気にかかりました。


恋する遺伝子

オトーサン、
この映画、見逃しました。
「2年前だったかなあ」
遺伝子ばやりの昨今、うまい題名をつけたものです。
原題の"Someone Like You"は、平凡そのもの。
「誰かがあなたを好き」ではなく、
「あんたみたいなやつ」という意味です。

原題:Someone Like You (2001)     
監督:Tony Goldwyn
原作:Laura Zigman 
脚本:Elizabeth Chandler
Genre: Comedy / Romance 
Rated PG-13 for sexual content 
including dialogue,and for some language.
上映時間:97分
あらすじ:
ジェーンは、思い通りの人生を送っている。
有名なお昼のトークショーのプロデューサで、
いまや、エクゼクティブ・プロデューサーの
レイとも熱愛中。
だが、なぜかレイに捨てられて、失意。
彼女は、男をものにするにはどうすべきか
雄牛と牝牛の関係を手がかりに
男性の恋愛行動の研究を開始する。
その結果、独身女性の教祖になり、
センセーショナルな存在となる。
会社の同僚で、遊び人、
いまはルームメートとなったエディを
研究材料にしてみるが、愉快な結末になる。
真の答えが見つかるのだ。

出演者:
Ashley Judd ....  Jane Goodale(ジェーン) 
Greg Kinnear ....  Ray Brown(レイ) 
Hugh Jackman ....  Eddie Alden(エディ) 
オトーサン、
「アシュレイ・ジャッド 大活躍だ。
うまい女優さんだ。
エディも、いい。オーラがある。
誰が演じているのだろう?
そうか、ヒュー・ジャックマンか。
なるほど、なるほど」

ASHLEY JUDD アシュレイ・ジャッド 
誕生日 1968/4/19 
出身 米カリフォルニア州ロサンゼルス 
4歳の時に両親が離婚し、
歌手の母や姉とともに各地を転々とする
少女時代を送る。
その後、母ナオミと姉ウィノナは
カントリー・ミュージックのバンド
”ジャッズ”で成功を収めた。
ケンタッキー大学でフランス語を専攻。
卒業後はピース・コープスに就職が決まっていたが、
友人たちの勧めで女優を志し、ハリウッドへ。
ウェイトレスやエージェントのアシスタントを
する傍ら、演技教室で数年間演技を学ぶ。
91年、NBCの”SISTERS”でレギュラーに
起用され、注目を集める。
1992年「カフス」で映画デビュー。
当初は大きな役でオファーされていたが、
ヌード・シーンがあるため、断り、
端役での出演だった。
93年「RUBY IN PARADISE」でインディペンデント・
スピリット主演女優賞受賞。
2000年4月にカーレーサーの
ダリオ・フランチッティと婚約、
2001年12月12日、結婚した。 
活躍度 ○→ 
演技幅 個性 
演技力     ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ   ☆☆☆★★★ 
出演作 
1992年「カフス」
1993年「ディープ・ジョパディー」
1995年「スモーク」 「ヒート」 「聖なる狂気」
1996年「評決のとき」
          「ノーマ・ジーンとマリリン」
     「ボディ・リップス」
1997年「ザ・ローカスト あばかれた夏」
1998年「コレクター」◇「サイモン・バーチ」
     「氷の接吻」◇
1999年「ダブル・ジョパディー」◇
2000年「あなたのために」◇
2001年「恋する遺伝子」◇
2002年「ハイ・クライムズ」◇
          「ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密」
     「フリーダ」
 
HUGH JACKMAN ヒュー・ジャックマン 
誕生日 1968/10/12
出身 オーストラリア・シドニー 
ジャーナリズム専攻で大学在学中、
単位を楽に捕れると友人から聞かされていた
演劇の授業を選択するが、
担当教授から主役に抜擢され、
アマチュア劇団の巡業公演に参加するうち、
演技に目覚める。
大学卒業後、演劇学園の1年間コースに通ううち、
オーストラリアで最も人気の高い昼メロ番組
「NEIGHBOURS」の出演交渉を受けるが、それを断り、
バースにあるウェスタン・オーストラリア・
アカデミー・オブ・パフォーミング・アーツを
選択し、さらに3年間演技を学ぶ。
その卒業当日、囚人生活を描いたTVミニ・シリーズ
「CORELLI」の出演が決まる。
彼の演技は絶賛を浴び、その番組で共演した
スターのデボラ=リー・ファーネスと
後に結婚することになる。
そして、オーディションで
ミュージカル版「美女と野獣」の主役ガストン役を
射止め、1年間のロングランで
オーストラリアのMO賞候補となる。
引き続き、ロイヤル・ナショナル・シアター・
カンパニーのトレバー・ナン演出の
「サンセット大通り」のメルボルン公演で
主役を演じ、MO賞ミュージカル部門の
最優秀主演男優賞を受賞。
再びトレバー・ナン演出でロンドンの
ウェストエンドで上演された
「オクラホマ!」のリバイバル公演で
カーリー役を演じ、
本年度のオリヴィエ賞ミュージカル部門の
主演男優賞にノミネートされた。
ジャックマンは、オーストラリアン・ムービー・
コネクションで1999年度のオーストラリアン・
スター・オブ・ザ・イヤーに選ばれるほど
本国では絶大な人気を誇っており、
TVシリーズの「HALIFAX f.p」の他、
オーストラリア映画産業賞の主演男優賞候補
となった。
「ERSKINEVILLEKINGS」「PAPERBACK HERO」など
数本のオーストラリアのインディペンデント映画に
出演している。
「X−メン」のウルヴァリン役は
ハリウッドデビューを飾る主演作となった。 
活躍度 ○↑ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
2000年「X−メン」◇
2001年「恋する遺伝子」◇
     「ソードフィッシュ」◇
     「ニューヨークの恋人」◇
2003年「X−MEN 2」 

その他の出演者:
Marisa Tomei ....  Liz 
Ellen Barkin ....  Diane Roberts 
Catherine Dent ....  Alice, Jane's Sister 
Peter Friedman (I)....  Stephen, Alice's Husband 
Laura Regan ....  Evelyn 
Sue Jin Song ....  Female Scientist 
Keith Reddin ....  Male Scientist 
Derick Karlton Grant ....  Flower Delivery Man 
Donna Hanover ....  Mary Lou Corkle 
Matthew Coyle ....  Staff Member 
Nicole Leach ....  Nia, Young Female Intern 
Pon Yang ....  Chinese Vendor 

User Rating:  5.7/10 (2,687 votes)  
オトーサン、
「案外低いスコアだ」
おふざけが過ぎるぞと、
良識派の観客の不興を買ったからかも。

User Comments:
tamjan4 さん
Phoenix, Arizona
2002年7月4日
アシュレイとヒューは、いい雰囲気。

正直に言うと、
最初に映画館で見たとき、
キライだった。
レイ役の Greg Kinnearが好きなのに、 
彼女と最後に結ばれなかった。
その後、何度も見ているうちに、
この映画は、私のお気に入りになった。 
アシュレーは、ステキだ。
役柄の変化に応じてどんどんステキになっていく。
ヒュー・ジャックマンは、
私のAランクの俳優だが、大変魅力的で、
さしずめ往年のグレゴリー・ペックのようだ。
この役柄は、ちょっといただけないが、
彼は、ほんとうは良心的な男なのだ。
愛によって傷つけられることを恐れて、
保身に走っているだけなのだ。
視聴率に目が釣りあがっている番組のホスト役の
Ellen Barkinには、イライラさせられる。
彼女は、もう晩年なのだから
億万長者の夫と家にいればいいのだ。
私は、カウボーイ理論の信奉者だ。
アシュレーは、それを説いた。
だが、映画にもあるように、
この理論、万人に当てはまるわけではない。
人間関係に傷ついた場合、
現実を直視するのは、たいていの場合難しい。
自分の周りに壁をつくりたがるからだ。
映画では、誰が悪者なのだろう? 
うまい口実も思いつかず、
パンツに手を入れてくるやつと
あまい言葉で、あなたが聞きたいことを囁いて
パンツに手を入れてくるやつ。
私なら、正直な猟犬が好きだ。
まあ、ひとによって立場が違う。
エディのいうことに耳を傾けるかどうか、
それはあなた次第だ。
結論。
アシュレイは、
映画の最後にいい人と結ばれた。


オトーサン、
「ハ、ハ、ハ」
この映画、雄牛は一旦交尾した牝牛とは
2度と交尾しないというカウボーイ理論を軸にした
NYのキャリアウーマンの奮闘記でした。
アシュレーが、ヨガで体を鍛えていました。
逆立ちのポーズです。
「うちの娘も、ヨガをはじめたらしいが、
逆立ちは、できるのかなあ?」


オクラホマ!

オトーサン、
「あれが幸せだったのだ。
...今なら分かる。
あれこそまさに至福のときだった」
長い長い受験勉強の時期が終わって
大学を受験したその足で、
新宿のミラノ座で、この映画を見たのです。
そう、まざに、至福のときでした。

原題:Oklahoma! (1955)     
監督:Fred Zinnemann
脚本:Lynn Riggs /Oscar Hammerstein II ほか
Genre: Musical /Romance /Western
上映時間:145分
あらすじ:
世紀の変わり目のオクラホマ。
悪い牧童頭や行商人の妨害に遭いながら、
若いカウボーイたちは、彼女の心を射止める。

出演者;
Gordon MacRae ....Curly McLain(カーリー) 
Shirley Jones (I)...Laurey Williams (ローリー)
Gloria Grahame..Ado Annie Carnes(アニー) 
Rod Steiger ....  Jud Fry (ジャッド)
オトーサン、
「うーん、いいなあ。みんないい!」
告白すると、浮気娘のアニーが気に入りました。
彼女がキスすると、ドキドキしました。

GLORIA GRAHAME グロリア・グラハム 
誕生日 1923/11/18-1981/10/5  
出身 米カリフォルニア州ロサンゼルス 
52年「悪人と美女」でアカデミー助演女優賞受賞。 
出演作
1946年「素晴らしき哉、人生!」
          「スケルトン映画騒動」
1947年「十字砲火」「下町天国」
          「影なき男の息子」
1948年「渓谷の銃声」
1950年「孤独な場所で」
1952年「摩天楼の影」「マカオ」「突然の恐怖」
     「地上最大のショウ」「悪人と美女」
1953年「復讐は俺に任せろ」「綱渡りの男」
1954年「善人の若死する」
1955年「見知らぬ人でなく」「蜘蛛の巣」
          「オクラホマ!」
1959年「拳銃の報酬」
1965年「烙印の狼」
1970年「大脱出」(TM)
1971年「未亡人館の惨劇」
1977年「リッチマン・プアマン/青春の炎」
           (TM)
1979年「揺れる愛」
1980年「ネスティング」

その他の出演者:
Gene Nelson .... Will Parker 
Charlotte Greenwood ....  Aunt Eller Murphy 
Eddie Albert ....  Ali Hakim 
James Whitmore ....  Carnes 
Barbara Lawrence ....  Gertie Cummings 
Jay C. Flippen ....  Ike Skidmore 
Roy Barcroft ....  Marshal Cord Elam 
James Mitchell (I) ....  Dream Curly 
Bambi Linn ....  Dream Laurey 
Jennie Workman ....  Dancer 
Virginia Bosler ....  Dancer 


User Rating:  7.3/10 (1,189 votes)  
オトーサン、
「まあ、こんなものかも」
でも、ほんとうは、10点つけたいし、
世界の名画の10位以内に入れたいほどです。

アカデミー賞受賞;
音響賞、ミュージカル映画音楽賞
同ノミネート:
撮影賞(カラー)、編集賞

User Comments:
RachelG-2 さん
Wisconsin
2000年1月17日
すばらしい映画だが、古さも感じる。

この映画は、いろいろな面ですばらしい。
まず、美しいショットがあり、
すべての俳優たちは、自信を持って、
その役を演じている。
ダンスときたら、信じられないほどだ! 
この映画が好きな理由のひとつは、
ローリーの夢のシーンだ。
さまざまなスタイルのダンスがあり、
ダンサーたちは、見事にこなしている。
歌も大好きだ。
どの歌も、頭から離れない!
先週、この映画を見た後のことだが、
この映画に、非白人がまったく出ていない
ことに気づいた。
住み慣れた土地を追われて
オクラホマに移住させられたインディアンが
出てこない。
まったく、無視するのは、実に奇妙だ。
同様に、黒人のカウボーイも出てこない。
これは、ちょっとした傷にすぎないという
ひともいるかも知れないが、 
この映画がつくられた時代を正直に写している。
全体にみて、この映画は
すばらしいアメリカ・ミュージカルである。
だが、その歴史に対する態度はやや古い。
真の西部の歴史を勉強しに、図書館へ行くべきだ。
映画を見た後でそうしてほしい。 


オトーサン、
「その通りかも」
でも、いましばらくは、黄金コンビ、
ロジャース&ハマースタインU世の名曲の
数々に酔いしれていたい気分です。

♪この美しい朝、
すばらしい日

♪私に花束を投げないで
恋してると噂になるわ

♪哀れ、ジャッド・フライ
ここに死す

♪オクラホマ、
風が平原を渡る土地

オトーサン、
即興で歌をつくってしまいました。

電話もなく、
室内トイレもないオクラホマ!
農民と牧童が対立し、
気性が荒い女の地、オクラホマ!
大平原に竜巻が襲うけど、
ひとびとが助け合うオクラホマ!
オクラホマは、最高
オクラホマ、OK!

オトーサン、
原則として、DVDしか見ないのですが、
いまだに、発売されていないので、
若い友人の好意で、VTRを入手しました。
画像が荒れているのは、そのせいです。


めぐりあう時間たち

オトーサン、
普通のマスクをして、映画館へ。
ほんとうは、高機能マスクがほしいのですが、
品不足で入手できません。
この映画、歴史に残る名画との前評判でしたが、
やはり、中年女性で超満員でした。

原題:Hours, The (2002)     
監督:Stephen Daldry
原作:Michael Cunningham (III)
脚本:David Hare 
Genre: Drama 
Rated PG-13 for mature thematic elements, 
some disturbing images and brief language.
上映時間:114分
あらすじ:
1951年、妊娠中の主婦ローラ。
夫の誕生パーティを計画していたが、
「ミセス・ダロウエイ」の読書を止められない。
クラリッサは、現代女性で編集者。
友人の有名な詩人で、エイズで死にかけている
リチャードのために受賞記念パーティを計画する。
ふたりの物語が、同時並行的に進行し、
「ミセス・ダロウエイ」の著者である
ヴァージニニア・ウルフの人生と密接につながる。

出演者:
Nicole Kidman ....  Virginia Woolf
         (ヴァージニア・ウルフ)
Julianne Moore ....  Laura Brown (ローラ)
Meryl Streep.... Clarissa Vaughan(クラリッサ)
オトーサン、
「3人の名女優の豪華競演だ!」
結局、アカデミ−賞は、
旬の女優、ニコール・キッドマンになりましたが、
誰がとっても不思議でない名演技です。 

NICOLE KIDMAN
ニコール・キッドマン 
誕生日 1968/6/20 
出身 米ハワイ州ホノルル 
父は生物学の教師、母は看護婦。
ハワイで育ち、3才の時、オーストラリアに帰国。
幼い頃からバレエを学び、10才で演劇学校に入学。
14才で82年「BUSH CHRISTMAS」で映画デビュー。
映画出演の傍ら、シドニーのオーストラリア演劇学校
で舞台演技を、
フィリップ・ストリート・シアターで発声、
製作、演劇史を学んだ。
89年「デッドカーム戦慄の航海」が
トム・クルーズの目にとまり、
「デイズ・オブ・サンダー」で共演。
90年12月結婚。
しかし、2001年8月、離婚した。
娘が二人いる。
2003年、「めぐりあう時間たち」で
ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門主演女優賞、
アカデミー主演女優賞受賞。 
活躍度 ○↑ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1982年「BUSH CHRISTMAS」
1983年「PRINCE AND THE GREAT RACE」
1984年「BMXアドベンチャー」
1985年「アーチャーズ・アドベンチャー」
1986年「陽のあたる街角」「世紀末ゲーム」
1987年「誘惑の香り」「ウィンド・ライダー」
     「NIGHT MASTER」
     「シャドウ・オブ・ブロンド」
1989年「デッドカーム戦慄の航海」
     「最も危険な悪女」「囚われた女」
1990年「デイズ・オブ・サンダー」
     「ニコール・キッドマンの恋愛天国」
1991年「ビリー・バスゲイト」
1992年「遙かなる大地へ」◇
1993年「冷たい月を抱く女」◇
     「マイ・ライフ」◆
1995年「バットマン・フォーエヴァー」◆
     「誘う女」◇
1996年「ある貴婦人の肖像」
1997年「ピースメーカー」◇
1998年「プラクティカル・マジック」◇
     「アイズ・ワイド・シャット」◇
2001年「アザーズ」◇「ムーラン・ルージュ」◇
     「パニックルーム」(声)
2002年「バースデイ・ガール」◇
     「めぐりあう時間たち」◇ 

その他の出演者:
Stephen Dillane ....  Leonard Woolf 
Miranda Richardson ....  Vanessa Bell 
George Loftus ....  Quentin Bell 
Charley Ramm ....  Julian Bell 
Sophie Wyburd ....  Angelica Bell 
Lyndsey Marshal ....  Lottie Hope 
Linda Bassett ....  Nelly Boxall 
Christian Coulson ....  Ralph Partridge 
Michael Culkin ....  Doctor 
John C. Reilly ....  Dan Brown 
Jack Rovello ....  Richard Brown 
Toni Collette ....  Kitty Barlowe 


User Rating:  7.8/10 (6,310 votes)  
オトーサン、
「高いけど、もっと高くていいはず」

アカデミー賞受賞:
主演女優賞 ニコール・キッドマン

同ノミネート: 
作品賞、
監督賞:スティーブン・ダルトリー
助演男優賞:エド・ハリス
助演女優賞:ジュリアン・ムーア 
脚色賞、作曲賞、衣装デザイン賞、編集賞

User Comments:
Christopher Smithさん
Artesia, California
2003年4月24日
パワフル

これは、いい映画だ。
アカデミー賞の最優秀作品賞を獲得できなかったが、
最高の映画だということは、誰も否定できまい。
物語:10/10. 
ヴァージニア・ウルフの作品が、
後の2人の人生にどんなインパクトを与えたかを
描いている。
演技;10/10. 
ニコール・キッドマンの主演女優賞は当然だ。
ヴァージニア・ウルフを現代に蘇らせた。 
Meryl Streep, Julianne Moore, Ed Harris, 
John C. Reilly, そして Claire Danes 
みな、すばらしい。
興味水準: 10/10. 
この映画の製作方法は、たったひとつの言葉にも
夢中にさせてくれた。
シンプルだが、興味深い。. 
パワフル: 10/10. 
これは、疑いなくパワフルな映画だ。
ひとの心をゆさぶる何かがある。
最終結果: 10/10.
疑いなく、この映画は、2002年の最高傑作だ。
受賞できなかったにせよ、
たったひとつだけ選ぶというのは、
誰にとっても難しい作業なのだ。


オトーサン、
エイズを病む恋人の詩人の受賞を知って
メリル・ストリープ演じるクラリッサが、
"What a beautiful Morning"
と口づさんだとき、
「おお!」
と感動しました。
そして、以下のせりふに、
背筋が凍りました。
「まだまだ幸わせの序の口と思っていた。
...30年経って、
クラリッサは、ときに愕然とすることがある。
あれが幸せだったのだ。
...今なら分かる。
あれこそまさに至福のときだった。
あの時以外に幸せはなかったと」

オトーサン、
「あの映画をみた頃が、
おれの人生の至福のときだったんだ」


セント・エルモス・ファイアー

 
オトーサン、
「何だ、この題名?」
でも、パッケージの解説を読むと、
名門大学を卒業した7名の同窓生が、
仕事や私生活での成功を喜びあい、挫折に悩む。
そんな青春群像を描いた佳作とありました。
「ほんとかなあ?」

原題:St. Elmo's Fire (1985)     
監督:Joel Schumacher
脚本:Joel Schumacher /Carl Kurlander 
Genre: Drama / Romance
上映時間:110分
あらすじ:
若い友人たちの人生の浮き沈みを
描いた Brat Pack(悪ガキ)映画。
ビリーは、定職がない。
ウエンディのお金持ちの両親は、
結婚し、家族経営に腕をふるっている
姉のようになってほしいと願っている。
彼女は、ビリーが好きだが、
ビリーのほうは、妻子とともに暮らしたがっている。
カービーは、学校時代の彼女と喧嘩別れ。
ジュールズには、さまざまな危機が訪れる。
アレックスは、レスリーと結婚したいが、
彼女は、不実で、ライバルがいる。
ケビンだ。彼女を好きなのだ。 
ジュールズは、ケビンがゲイだと疑っているが、
それは間違いだった。 
ステキで、シンプルな筋書き。

出演者;
Rob Lowe ....  Billy Hicks(ビリー) 
Demi Moore ....  Jules Jacoby(ジュールズ) 
Mare Winningham ....Wendy Beamish(ウエンディ) 
オトーサン、
ぶつぶつ。
「誰が誰だか、サッパリ分からん」
7人のうち、気になった役者さんの
経歴をご紹介しましょう。
ビリーは、卒業後も学生気分がぬけず、
バイト先を転々、趣味のサックスが生き甲斐。
ジュールズは、金持ちに体を売って
成功を夢見て挫折、危うく死にそうになる。
親の言いなりだったウエンディは、ついに、
愛するひとのもとへ走る。

7人の若手のうち、
出世頭がデミ・ムーアです。
この3人の経歴をご紹介しましょう。

DEMI MOORE デミ・ムーア 
誕生日 1962/11/11 
出身 米ニューメキシコ州ロズウェル 
80年に最初の結婚。
87年、ブルース・ウィリスと再婚し、
2000年に離婚。
娘に女優のルーマー・ウィリスがいる。 
活躍度 ○→ 
演技幅 個性 
演技力     ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ   ☆☆☆★★★ 
出演作 
1981年「CHOICES」
1982年「病院狂時代」
          「悪魔の寄生虫バラサイト」
1984年「アバンチュール・イン・リオ」
          「恋人ゲーム」
1985年「セント・エルモス・ファイヤー」
1986年「昨日の夜は……」
          「ワン・クレイジー・サマー」
     「ウィズダム/夢のかけら」
1988年「第七の予言」
1989年「俺たちは天使じゃない」
1990年「ゴースト/ニューヨークの幻」
1991年「夢の降る街」
          「絶叫屋敷へいらっしゃい」
     「愛を殺さないで」
1992年「ア・フュー・グッドメン」
1993年「幸福の条件」
1994年「ディスクロージャー」
1995年「スカーレット・レター」
          「DEARフレンズ」
1996年「陪審員」「ノートルダムの鐘」
          「素顔のままで」
1997年「G.I.ジェーン」
          「地球は女で回っている」
2000年「薔薇の眠り」
2003年「チャーリーズ・エンジェル
           フルスロットル」

ROB LOWE ロブ・ロウ 
誕生日 1964/3/17 
出身 米バージニア州 
活躍度 △→  
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1982年「アウトサイダー」
1983年「恋のスクランブル」
1984年「オックスフォード・ブルース」
     「ホテル・ニャーハンプシャー」
1985年「セント・エルモス・ファイアー」
1986年「栄光のエンブレム」「昨日の夜は」
1987年「スクエアダンス」
1988年「マスカレード/甘い罠」
     「ロブ・ロウの
      おかしなおかしな探偵物語」
1990年「バッド・インフルエンス 悪影響」
1991年「ワンダーアーム・ストーリー」
     「シールズ/栄光の戦士たち」
     「夢で逢えたら」
1992年「ウェインズ・ワールド」
1995年「クリス・ファーレーはトミー・ボーイ」
     「冷たい接吻」
1996年「狼たちの街」「ストーカー/狂気の罠」
1997年「コンタクト」◆
     「ミッドナイト・キャブ」
1998年「オースティン・パワーズデラックス」◆
1999年「アンダー・プレッシャー」◇
2000年「MIS U 
      メン・イン・スパイダー2」
2001年「JUSTISE 必殺」
2001年「N.Y.犯罪潜入捜査官」(TM)
2002年「オースティン・パワーズ 
      ゴールドメンバー」
     「ラナウェイ・ジェーン」

MARE WINNINGHAM メア・ウィニンガム 
誕生日 1959/5/6  
出身 米アリゾナ州フェニックス 
活躍度 △→ 
演技幅 個性 
演技力     ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ   ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1985年「セント・エルモス・ファイヤー」
1987年「或る人々」「メイド・イン・ヘブン」
1988年「ミラクル・マイル」
1989年「ターナ&フーチ/素敵な相棒」
1992年「いつも隣にいてほしい」
1994年「ワイアット・アープ」
          「8月のメモワール」
1995年「ジョージア」
1996年「プレッシャー/壊れた男」


その他の出演者:
Andrew McCarthy ....  Kevin Dolenz 
Emilio Estevez ....  Kirby Keger 
Judd Nelson ....  Alec Newbary 
Ally Sheedy ....  Leslie Hunter 
Martin Balsam ....  Mr. Beamish 
Andie MacDowell ....  Dale Biberman 
Joyce Van Patten ....  Mrs. Beamish 
Jenny Wright ....  Felicia 
Blake Clark ....  Wally 
Jon Cutler ....  Howie Krantz 
Matthew Laurance ....  Ron Dellasandro 
Gina Hecht ....  Judith 


User Rating:  5.8/10 (3,823 votes)  
オトーサン、
「意外に、低いスコアだなあ」


User Comments
Jaymay 
los angeles,ca
2001年8月10日
自分だけに夢中?

最近、この映画は、HBOでよく上映される。
ある夜、テレビをつけて、全部を見た。
そう、これは、昔へのなつかしい旅だ。
10年前にも、数回CATVでやっていた。
いい場面があり、
青春のひとときをよく捉えている。
いまの学生にも、80年代の悪ガキに魅せられた
我々にも、この映画は通じるものがある。
他のひとのコメントにも目を通したが、
登場人物たちが、みんな自分本位だという
泣き言を見かけた。
そう..うむうむ、そうか。 
多くの映画は、自分本位に決まっている。
そういう連中のほうが、面白いからだ。
他人がどうしようと知ったことじゃないからだ。
かれらは、感覚が鋭い。
大失敗もやらかす。 
だから、見ていて面白い。
いつの世も素晴らしい映画は、
この自分本位の連中を描いたものだ。
「アニー・ホール」のAlvy Singer
「アマデスス」のMozart、 
「リービング・ラスベガス」のNic Cage、 
マザー・テレサに至っては、
献身的で、カンペキに無私のひとだが、
彼女の映画が作られたとは聞いていない。
自分本位?
そんなことは、問題ではないのだ。
この映画が、古典作品とはいわない。
ただ、みんな落ち着けと言いいたい。
映画をそのまま自然に見ることだ。
鮮やかに人生のひとときを捉えているじゃないか。
お説教はいい。
どんな人物が適切かなどという御託は無用だ。


オトーサン、
この映画で、ひとつお勉強しました。
「 そうか、題名は“聖エルモの火”なんだ」
映画のなかで、ビリーが
失意のジュールズを労わって、
こう語りかけます。
「幻だよ。
“聖エルモの火”みたいなもんだよ。
辛い時には何かが必要なのさ!!
君のように!
……船乗りが真っ暗な海で
ありもしない灯を頼りに進むのと同じさ。
でも、君にはみんながいる。」

オトーサンの知的好奇心は、
これだけでは、満足できません。
「聖エルモの火の由来や、いかに?」
そこで、サイトを検索しました。

・双子座の由来と神話
http://trine.hp.infoseek.co.jp/star/gemini.html

オトーサン、
いいサイトですが、
難解なので、要約してみました。

天空に輝く双子座は
ギリシャ神話の双子から命名されている。
父親に寵愛された双子、
カストル(白色星)とポルックス(オレンジ星)は、
剣の勇士であり、船員の保護神だった。
アルゴ号が暴風に遭い、
オルフェウスが空に向かって祈る。
すると、天空から落下して来た二つの炎が
双子の頭上に止まり,奇跡的に嵐が静まる。
これが,「聖エルモの火」の起源である。
嵐のときにマストに青光が出現すれば、
船旅に聖エルモの加護が約束されるというわけ。

因みに、
"シアトル・マリナーズ"は、
イチローと佐々木の加入で、
ダメチームが、一躍、優勝街道を驀進。
"シアトルの船員たち"では、
イチローと佐々木という2人の活躍を
「聖エルモの火だ!」と喜んでいる。

オトーサン、
「そうなんだ。
セント・エルモス・ファイアーは、
シアトル・マリナーズでは、常識なんだ」
イチローに会ったら、確かめてみたいものです。


愛と青春の旅立ち

オトーサン、
「あれっ?まだ見ていなかったっけ?」
似たような題名の映画が多いからかもしれません。
ご贔屓のリチャード・ギアが主演しています。
「楽しみだなあ」

原題:Officer and a Gentleman, An (1982)     
監督:Taylor Hackford
脚本:Douglas Day Stewart 
Genre: Comedy /Drama /Romance
上映時間:122分
あらすじ:
ザックは、若い男。
海軍航空隊に入ったが、問題児だった。
フォーリー軍曹が、彼を訓練し、評価する。
ザックが望むのが何かをはっきり把握している。
ザックは、貧しい娘のポーラに出会う。 
いまや、彼は、何をしたいか、
人生のありかたを決めねばならない。

出演者;
Richard Gere ....  Zack Mayo (ザック)
Debra Winger ....  Paula Pokrifki (ポーラ)
Louis Gossett Jr. ....  Gunnery Sgt. Emil Foley 
            (フォーリー軍曹)
オトーサン、
「リチャード・ギア、熱演してるのになあ」
それなのに、アカデミー賞は、彼ではなく、
いつも相手役がさらっていくのです。
何が原因なのでしょうか。
我を忘れることができないというか、
いつもどこか覚めているような感じがします。

DEBRA WINGER
デブラ・ウィンガー 
誕生日 1955/5/16  
出身 米オハイオ州クリーブランド 
大学在学中、バイト先の遊園地で事故に遭い、
半身不随に。リハビリ後、演技を学び、
TVシリーズ「ワンダー・ウーマン」のヒロイン
の妹役などで活躍。
「愛と青春の旅だち」
「愛と追憶の日々」
「永遠の愛に生きて」で
三度アカデミー主演助演女優賞にノミネートされる。 
活躍度 △→ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1977年「恋のスランバー・パーティ」
1978年「イッツ・フライデー」
1979年「フレンチ・グラフィティ」
1980年「アーバン・カウボーイ」
1982年「愛と青春の旅だち」「E.T.」(声)
1983年「愛と追憶の日々」
1984年「マイクス・マーダー」
1986年「夜霧のマンハッタン」
1987年「ブラック・ウィドー」
     「メイド・イン・ヘブン」
1988年「背信の日々」
1990年「もうひとつのラブ・ストーリー」
     「シェルタリング・スカイ」
1992年「奇蹟を呼ぶ男」
1993年「ワイルダー・ナパーム」「欲望」
     「永遠の愛に生きて」
1995年「彼と彼女の第2章」


LOUIS GOSSETT.JR. 
ルイス・ゴゼット・ジュニア 
誕生日 1936/5/27  
出身 米ニューヨーク市ブルックリン 
ブルックリンのリンカーン・ハイスクール時代は
バスケットボールの花形スターだったが、
怪我でプロ入りを断念。
ニューヨーク大学では役者を目指し、
数々の舞台に立つ。
82年「愛と青春の旅だち」のフォーリー軍曹役で
アカデミー助演男優賞を手にした。 
活躍度 △→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆★★★★ 
出演作 
1970年「最後の栄光」「真夜中の青春」
1971年「西部無法伝」
1974年「マシンガン・パニック」
1976年「リインカネーションの恐怖」
1977年「クワイヤボーイズ」「ザ・ディープ」
     「褐色のシェリフ」
1982年「愛と青春の旅だち」
      アカデミー助演男優賞
1983年「ジョーズ3」
1984年「マネーハンティングUSA」
1985年「第5惑星」「アイアン・イーグル」
1987年「ファイアーウォーカー」
     「暴力教室’88」
1988年「メタル・ブルー」
1989年「パニッシャー」
1990年「トイ・ソルジャー」
1991年「デス・ロック/戦略ガス兵器を追え」
1992年「ミッドナイト・スティング」
     「エイセス/大空の誓い」
1993年「モノリス」「フラッシュ・ファイヤー」
1994年「グッドマン・イン・アフリカ」
1995年「ジャンクション」
1996年「アイアンイーグル4」
1997年「ヘルベント」
1999年「バイオレンス・ロード」 

その他の出演者;
David Keith ....  Sid Worley 
Robert Loggia ....  Byron Mayo 
Lisa Blount ....  Lynette Pomeroy 
Lisa Eilbacher ....  Casey Seeger 
Tony Plana ....  Emiliano Della Serra 
Harold Sylvester ....  Joe Perryman 
David Caruso ....  Topper Daniels 
Victor French ....  Joe Pokrifki 
Grace Zabriskie ....  Esther Pokrifki 
Tommy Petersen ....  Young Zack 
Mara Scott-Wood ....  Bunny 
David Greenfield ....  Schneider 


User Rating:  6.8/10 (4,809 votes)  
オトーサン、
「おお、高いスコアだ」
この映画は、演技と音楽が感動的でした。

アカデミー賞受賞;
助演男優賞: ルイス・ゴセットJr
主題歌賞:   UP WHERE WE BELONG

同ノミネート:
主演女優賞:デブラ・ウィンガー 
オリジナル脚本賞、作曲賞、編集賞


User Comments:
Rudy Vasquezさん
Chicago, IL
2001年8月11日
ルイス・ゴゼット・ジュニアがいい映画。

この映画を見る前に、
ルイス・ゴゼット・ジュニアのことを忘れていた。
それまでに見た彼の映画といえば、
"Enemy Mine"だけだったからだ。 
そのほか、覚えているのは、
「アイアンイーグル」の下らない続編だった。
(いまでも、なぜ4作目ができたか理解に苦しむ)
この映画の彼は、本当にアカデミー賞に値する。
残念ながら、いい演技をしてはいるが、
リチャード・ギアではない。
この映画の見どころは、
ギアとデブラ・ウィンガーのロマンスではなく、 
ギアとゴゼット・ジュニアの関係である。
他の観客のコメントについて触れておくと、
この映画を"FMJ "と比較するのは、ナンセンス。
まったくちがった映画だからだ。
最後に、音楽はカンペキだった。 
そのおかげで、この映画がよくなっている。
10点満点で、8点。


オトーサン、
「FMJ?」
しばらくして、ハッと思い出しました。
"Full Metal Jacket"、
スタンレー・キューブリック監督の名作で、
海兵隊のすさまじい新兵訓練の模様が印象的でした。

オトーサン、
特典映像で、監督の解説を見ました。
この映画が製作された時期は、
パラマウント映画の絶頂期で、
社長は、のちにディズニーのトップになる
マイケル・アイズナー。
予算管理に厳格で、
フィリピン・ロケも許可しませんでした。
仕方なく、監督が自腹で、撮影に。
監督いわく。
「エラクなるひとは、ちがう。
...いや、これは、皮肉でも何でもなくて」
オトーサン、
このコメントひとつで、
テイラー・ハックフォード監督が好きになりました。
そして、アイズナー批判のサイトを発見しました。
映画界の裏幕がよく分かります。

マイケル・アイズナー不信
http://www26.tok2.com/home/showko/bb-essay/essay6.html


ティファニーで朝食を

オトーサン、
通りがかりにセル・ビデオをチェック。
「ああ。懐かしいなあ、学生の頃見たっけ」
NYの5番街にあるティファニーを舞台にした
オードリー・ヘップバーンの名画です。
「買うか、2500円もするけれど」

原題:Breakfast at Tiffany's (1961)     
監督:Blake Edwards
原作:Truman Capote 
脚本:George Axelrod 
Genre: Comedy /Drama /Romance
上映時間:115分
あらすじ:
トルーマン・カポーティの小説の映画化。
NYの上流階級の若い女の物語である。
彼女は、同じアパートに引っ越してきた
若い男に出会う。
彼は、作家志望だが、お金に困って、
金持ちの中年婦人のヒモになっている。
彼女は、実は、高額のエスコート・ガールで、
結婚相手に金持ちの老人を物色中。
映画は、朝の6時、徹夜のデート明けに、
ティファニーでウインドウ・ショッピングを 
しているところからはじまる。

出演者:  
Audrey Hepburn ....  Holly Golightly(ホーリー) 
George Peppard ....  Paul Varjak(ポール) 
オトーサン、
「いいなあ。みんないいなあ」
オードリーは、着飾った姿がいいのですが、
酔っ払った演技もなかなかのものです。

AUDREY HEPBURN
オードリー・ヘプパーン 
誕生日 1929/5/4-1993/1/20
出身 ベルギー・ブリュッセル 
51年、ブロードウェイの「ジジ」の公演を見ていた
ワイラー監督に見出され、
53年「ローマの休日」に抜擢され、
アカデミー主演女優賞を受賞。
私生活では二度の離婚を経験。
93年、結腸癌で亡くなった。 
出演作
1948年「NEDERLAND IN 7 LESSEN」
1951年「ONE WILD OAT」「YOUNG WIVES TALE」
          「LAUGHTER IN PARADISE」
     「THE LAVENDER HILL MOB」
          「オードリー・ヘプバーンの
            モンテカルロへ行こう」
1952年「初恋」
1953年「ローマの休日」アカデミー主演女優賞
1954年「麗しのサブリナ」
1956年「戦争と平和」
1957年「パリの恋人」「昼下がりの情事」
1959年「緑の館」「尼僧物語」
1960年「許されざる者」
1961年「ティファニーで朝食を」
1962年「噂の二人」
1963年「シャレード」
1964年「パリで一緒に」
          「マイ・フェア・レディ」
1966年「おしゃれ泥棒」
1967年「いつも二人で」「暗くなるまで待って」
1976年「ロビンとマリアン」
1979年「華麗なる相続人」
1981年「ニューヨークの恋人たち」
1986年「DIRECTED BY WILLIAM WYLER」
          「おしゃれ泥棒2」
1989年「オールウェイズ」 

その他の出演者;
Patricia Neal ....  2-E 
Buddy Ebsen ....  Doc Golightly 
Martin Balsam ....  O. J. Berman 
Jose Luis de Villalonga....Jose da Silva Pereira
John McGiver (I) ....  Tiffany's salesman 
Alan Reed (I) ....  Sally Tomato 
Dorothy Whitney (I) ....  Mag Wildwood 
Beverly Powers ....  Dancer at Nightclub 
Stanley Adams (I) ....  Rusty Trawler 
Claude Stroud ....  Sid Arbuck 
Elvia Allman ....  Librarian 
Mickey Rooney ....  Mr. Yunioshi 
rest of cast listed alphabetically 
Orangey ....  Cat 

User Rating:  7.7/10 (7,868 votes)  
オトーサン、
「えっ、世界の名画に入っていない!
それって、おかしいんじゃないの?」

アカデミー賞受賞:
劇・喜劇映画音楽賞 
主題歌賞:MOON RIVER

同ノミネート: 
主演女優賞:オードリー・ヘップバーン
脚色賞、
美術監督装置賞(カラー)

User Comments:
enmussakさん
Madison, WI USA
2002年12月27日
愛すべき小品

これは、間違いなく私のお気に入りの
オードリー・ヘップバーンの映画である。
彼女は、実に魅力的で、そのカリスマに酔って
時間が過ぎていった。 
それゆえ、大金持ちの男たちに
求愛する彼女の妙な職業にも納得することができた。
もし、オードリーが気に入らなければ、
これは、おそらく平凡そのものの映画だろう。
彼女に夢中だったので、
Mickey Rooneyが演じる怒りっぽい
中国人家主の振る舞いもそう気にはならなかった。
私は、座ったまま、
彼女が演じるホーリー・ゴライトリーのせりふに
じっと耳を澄ませていたのだった。
特別の映画だ。
10点満点で9点。


オトーサン、
「あっ、あの家だ!」
数年前に、NYの娘のアパートで、
トルーマン・カポーティの原作を読んで、
無性に、その舞台となった家を見たくなりました。
セカンド・アベニュ−でしたっけ。
「171番地は、どこかなあ?」
ようやく探し当てて、写真を撮りまくりました。

オトーサン、
「こんな家に住めたらいいかも」
奥方、
「...見物人ばかりで、落ち着かないわよ」
そんな会話をした家が、映画に出てきたのです。
「おお、オードリーが入口の階段を上っていく!」
感激ひとしおでした。


アニー・ホール

オトーサン、
ウッディ・アレン、いまいちフアンになれません。
せせこましくて、気疲れするのです。
でも、この映画は、彼の代表作なので、
見ることにしました。

原題:Annie Hall (1977)     
監督:Woody Allen
脚本:Woody Allen /Marshall Brickman 
Genre: Comedy / Romance 
上映時間:93分
あらすじ:
NYのコメディアン、アービーと、
同じく神経症患者のガールフレンド、
アニーとのロマンティックな冒険談。
最初の出会いから、ふたりの関係をたどる。
1970年代の愛についての
歴史的なドキュメンタリーとして興味深い。

出演者:
Woody Allen ....  Alvy Singe(アービー) 
Diane Keaton ....  Annie Hall(アニー・ホール)
オトーサン、
「いやあ、ヴィヴィッドだ。
生き生きしている。溌剌としている。
ダイアン・キートンって、
こんなにうまい役者だったのか!」

DIANE KEATON
ダイアン・キートン 
誕生日 1946/1/5  
出身 米カリフォルニア州ロサンゼルス 
19歳の時、ニューヨークに移り、
ネイバーフッド・プレイハウスで演技を学んだ。
70年「ふたりの誓い」で映画デビュー。
77年「アニー・ホール」で
アカデミー主演女優賞受賞。
「レッズ」「マイ・ルーム」で
アカデミー賞にノミネート。
87年長編ドキュメンタリー「HEAVEN」で初監督。 
活躍度 ○→ 
演技幅 適応 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1970年「ふたりの誓い」
1972年「ゴッドファーザー」
     「ボギー!俺も男だ」
1973年「スリーパー」
1974年「ゴッドファーザーPARTU」
1975年「愛と死」
1976年「可愛い女」「ニューヨーク・一獲千金」
1977年「ミスター・グッドバーを探して」
     「アニー・ホール」
      ◇アカデミー主演女優賞
1978年「インテリア」
1979年「マンハッタン」
1981年「レッズ」
1982年「WHAT DOES DORRIE WANT?」
     「シュート・ザ・ムーン」
1984年「リトル・ドラマー・ガール」
     「燃えつきるまで」
1986年「ロンリー・ハート」
1987年「ラジオ・デイズ」
     「赤ちゃんはトップ・レディがお好き」
1988年「情熱の代償」
1990年「THE LEMON SISTERS」
     「ゴッドファーザーPARTV」
1991年「花嫁のパパ」
1993年「マンハッタン殺人ミステリー」
     「ベイビー・トーク3
      /ワンダフル・ファミリー」
1994年「ラスト・フライト」
1995年「花嫁のパパ2」
1996年「マイ・ルーム」
     「ファーストワイフ・クラブ」
1997年「イン・マイ・ライフ」
1999年「カーラの結婚宣言」
2000年「電話で抱きしめて」
2001年「フォルテ」 

その他の出演者:
Tony Roberts (I) ....  Rob 
Carol Kane ....  Allison Portchnik 
Paul Simon (I) ....  Tony Lacey 
Shelley Duvall ....  Pam 
Janet Margolin ....  Robin 
Colleen Dewhurst ....  Annie's Mom 
Christopher Walken ....  Duane Hall 
Donald Symington ....  Annie's Dad 
Helen Ludlam ....  Grammy Hall 
Mordecai Lawner ....  Alvy's Dad 
Joan Neuman ....  Alvy's Mom 
Jonathan Munk ....  Alvy at 9 
Ruth Volner ....  Alvy's Aunt 
  
User Rating:  8.3/10 (13,527 votes)  
       top 250: #68 
オトーサン、
「おお、世界の名画68位だ。
ありふれた私小説なのに
アカデミー賞をとれるなんて」

アカデミー賞受賞:
作品賞
監督賞:ウッディ・アレン
主演女優賞:ダイアン・キートン
オリジナル脚本賞

同ノミネート:
主演男優賞:ウッディ・アレン

User Comments:
Christopher Penneyさん 
New York
2003年1月13日
ウッディの最高傑作

私は、大笑いした。 
ウッディの並外れた機知には、いつも感心している。
だが、これは、かれのユーモアの最高傑作だ。
おかしいだけでなく、信じ難いほど誠実である。
アニーを演じたダイアン・キートンの演技、
とくに、物語に登場した時の演技に感心した。
物語が進むにつれて、変化していく様は、
天才的とすらいえる。
エクセントリックな典型的なNYッ子である
ウッデイも、すばらしい。 
時々、重苦しいが、 
それも、彼の重苦しい病気のためだ。
要するに、シンプルな物語だが、
実に見事にエキサイティングで創造的な
物語に仕上がっている。
ユーモラスなサブ・タイトルと
効果的なカメラのナレーションがいい。


オトーサン、
今年の長者番付をみています。
「歌手は、浜崎あゆみか。
俳優は、中居正広。
スポーツ選手は、松井秀喜。
まあ、順当なところだろうなあ」
文化人をみると、
評論家の竹村健一さんが、1位。
3位の小室哲哉よりも、上なのです。
「へえ、そんなに活躍しているのかなあ」
調べたら、米国に買った土地家屋が値上がりし、
売却したための一時的なものと判明しました。

オトーサン、
その後で、この映画を見ました。、
突然、マクルーハンが登場しました。
「へえ、偶然が重なるって、あるんだ」
竹村健一さんが、デビューしたのは、
カナダの社会学者マクルーハンを紹介したからです。
ベストセラーになって、一躍、有名人へ。

オトーサン、
実は、竹村さんと出会ったために
マクルーハン旋風に巻きこまれて、
初の講演デビュー。
英語の原書を1冊読んだだけで、
東証ホールへ。
聴衆、何と600人。
「いやあ、恥ずかしかったなあ。
あんなに上がったことなかったなあ」

映画を見ていると、
不意に、予想もつかなかったことを
思い出すことがあります。
「ウッディ、マクルーハンのフアンだったんだ。
そうか、オレと同時代人だったんだ...」


素晴らしき日

オトーサン、
「たまには、ラブコメもいいなあ」
ラブコメを3本借りたのですが、
うち2本は既に見ていました。
「おお、何たる不注意!まあ...
生死にかかわるミスではなかったが」

原題:One Fine Day (1996)     
監督:Michael Hoffman
脚本:Terrel Seltzer /Ellen Simon 
Genre: Romance /Comedy /Drama
Rated PG for language and mild sensuality.
上映時間:108分
あらすじ:
メラニーは、建築家。
シングルマザーで、ひとり息子がサミー。
ジャックは、新聞のコラムニストで、
離婚し、ひとり娘がマギー。
かれらの出会いは、とある朝。
ジャックが、マギーをたまたま預リ、
学校へ連れていくようにと
メラニーに頼まれたのを
すっかり忘れてしまったからだった。
その結果、ふたりの子供は、
野外演習の船に乗り遅れる。
ふたりは、頭からお互いを軽蔑しあう。
だが、子供の面倒を見ながら、
仕事をクビにならないためには、
助け合わねばならないことが分かる。
愉快なのは、
サミーの鼻にものを入れるクセ、
そして、マギーの徘徊癖。

出演者: 
Michelle Pfeiffer....  Melanie Parker(メラニー)
George Clooney ....  Jack Taylor(ジャック) 
オトーサン、
「このふたり、名コンビだ」
コミカルな演技もなかなか達者です。
美人女優と美男俳優の経歴を拝見しましょう。

MICHELLE PFEIFFER
ミシェル・ファイファー 
誕生日 1958/4/28 
出身 米カリフォルニア州サンタアナ 
ファウンテン・バレー高校で演技を学び、
卒業後ロスへ。
映画デビューは80年「THE HOLLYWOOD KNIGHTS」。
82年「グリース2」の主役で注目される。
88年「危険な関係」でアカデミー助演女優賞に
ノミネート。
89年「恋の行方 ファビュラス・ベイカー・
ボーイズ」、92年「ラブ・フィールド」で
同賞主演女優賞にノミネートされた。
「ラブ・フィールド」では
ベルリン映画祭主演女優賞に選ばれている。 
活躍度 ◎→ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1980年「THE HOLLYWOOD KNIGHTS」
     「マンハッタン・ラプソディー」
1981年「オリエンタル探偵殺人事件」
1982年「グリース2」◇
1983年「スカーフェイス」◆
1985年「眠れぬ夜のために」「レディホーク」
1986年「くたばれ!ハリウッド」
1987年「イーストウィックの魔女たち」
     「アメリカン・パロディ・シアター」
1988年「愛されちゃってマフィア」
     「テキーラ・サンライズ」
     「危険な関係」◆
1989年「恋のゆくえ/
      ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」◇
1990年「黒い果実」「ロシア・ハウス」
1991年「恋のためらい/フランキー&ジョニー」
1992年「バットマン・リターンズ」◇
     「ラブ・フィールド」◇
1993年「エイジ・オブ・イノセンス
      /汚れなき情事」
1994年「ウルフ」◇
1995年「デンジャラス・マインド
      /卒業の日まで」
1996年「逢いたくて」「アンカー・ウーマン」
1997年「シークレット/嵐の夜に」
     「素晴らしき日」
1998年「プリンス・オブ・エジプト」(声)
1999年「ディープエンド・オブ・オーシャン」◇
     「真夏の夜の夢」
     「ストーリー・オブ・ラブ」◇
2000年「ホワット・ライズ・ビニース」◇
2001年「アイ・アム・サム」◇
2002年「ホワイト・オランダー」

GEORGE CLOONEY
ジョージ・クルーニー 
誕生日 1961/5/6  
出身 米ケンタッキー州レキシントン 
アメリカン・ムービー・クラシック局の
ホスト役として有名なニック・クルーニーが父、
祖母は歌手のローズ・マリー・クルーニー、
従兄弟に俳優ミゲル・フェラーの芸能一家に育つ。
俳優を目指して82年、ロサンゼルスに移り住む。
不遇の1年をハリウッドで過ごした後、
数々のテレビドラマに出演し、
中でもNBCの「ER 緊急救命室」
ダグラス・ロス医師役で、一躍スターとなる。
このドラマではエミー賞、ゴールデン・グローブ賞、
映画俳優組合賞を受賞した。
映画では「フロム・ダスク・ティル・ドーン」
あたりから本格的に主役を演じるようになった。 
活躍度 ○↑ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆☆★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1984年「グリズリー2」
1988年「ハイスクールはダンステリア」
1989年「リターン・オブ・キラートマト」
     「TRUE BLUE」
     「レッド・サーフ」
1996年「フロム・ダスク・ティル・ドーン」◇
1997年「バットマン&ロビン
      /Mrフリーズの逆襲」◇
     「素晴らしき日」◇ 
     「ピースメーカー」◇
1998年「アウト・オブ・サイト」◇
1999年「シン・レッド・ライン」◆
     「スリー・キングス」◇
2000年「パーフェクト・ストーム」◇
     「サウスパーク」(声)
     「FAIL SAFE/未知への飛行」(TM)
     「オー・ブラザー!」
2001年「オーシャンズ11」「スパイキッズ」
2003年「ソラリス」 

その他の出演者:
Mae Whitman ....  Maggie Taylor 
Alex D. Linz ....  Sammy Parker 
Charles Durning ....  Lew 
Jon Robin Baitz ....  Mr. Yates, Jr. 
Ellen Greene ....  Mrs. Elaine Lieberman 
Joe Grifasi ....  Manny Feldstein 
Pete Hamill ....  Frank Burroughs 
Anna Maria Horsford ....  Evelyn 
Gregory Jbara ....  Freddy 
Sheila Kelley (I) ....  Kristen 
Barry Kivel ....  Mr. Yates, Sr. 
Robert Klein (I) ....  Dr. Martin 
George Martin (II) ....  Mr. Smith Leland 
 
User Rating:  6.2/10 (4,552 votes)  
オトーサン、
「うん、まあまあだ」

User Comments:
Idris John Jonesさん
Machynlleth, WALES 
2000年9月6日
心温まるコメディ・ドラマ

ニール・サイモンの"Goodbye Girl" を
追憶させる心温まるコメディ・ドラマ。
どうしようもない状況のせいで
不仲になったが、後に一目惚れと分かる。
この記述は、無意味に思える。
というのも、子供の扱いについての
昔からの演出上のアドバイスが、
この場合には、当てはまらないからだ。
可愛い子供たちは、筋書きの中心で、
しかも、ラブ・コメデイを壊していない。
実に愉快な映画。
古典ではないが、 題名にあるように、
「素晴らしき日」を過ごすことができる。


オトーサン、
「子育てって、大変だなあ」
とくに、キャリア・ウーマンがみたら、
さらに婚期が遠のくでしょう。
この子供たちときたら、
迷子になるわ、
病院にかつぎこまれるわ、
親の仕事を邪魔するわ、
足手まといなこと、この上もありません。
せっかく美人女優のミシェルを起用したのに、
笑顔も、着飾ったシーンもなく、
ただ、ひたすら髪ふりみだし、
顔つきも険しくなんて...
どう考えても、変な映画です。
でも、本当のフアンなら、
地のままのミシェルを好きになるでしょうね。


レジェンド・オブ・フォール /果てしなき想い

オトーサン、
「ロマンティックな題名だなあ」
こうしたメロドラマ、キライではありません。
モンタナの雄大な自然を背景にした
この映画、間違いなく楽しめるでしょう。

原題:Legends of the Fall (1994)     
監督:Edward Zwick
原作:Jim Harrison (I)
脚本:Susan Shilliday ほか
Genre: Drama /Romance /Western
上映時間:133分
あらすじ:
陸軍がインデイアンを不当に扱うのに
イヤ気がさして、ルドロウ大佐は、
モナタナの山地に引退して、
3人の息子たちと暮らしはじめる。
落ち着くと、息子たちに、古来の乗馬術や
狩猟法を教える。
末息子のサミュエルは、大学を終えて
許婚をともなって帰宅する。
2人の兄も彼女を好きになり、
事態はややこしくなる。
やがて、第1次世界大戦が勃発し、
若いひとには、出世のチャンスが訪れる。
幸い、乗馬や射撃の腕がよい兄弟は、
徴兵に応じる。

出演者:
Anthony Hopkins....  Col. William Ludlow (大佐)
Brad Pitt ....  Tristan Ludlow (トリスタン)
Julia Ormond ....  Susannah Fincannon Ludlow 
           (スザンナ)
Aidan Quinn ....  Alfred Ludlow (アルフレッド)
オトーサン、
「贅沢な配役だなあ」
ブラット・ビットに、アンソニー・ホプキンス。
いまさら褒める相手でなし、
経歴紹介も何回もやってきたので、
今回は、トリスタンの恋人役の女優さん、
ジュリア・オーモンドの経歴だけ見てみましょう。

JULIA ORMOND
ジュリア・オーモンド 
誕生日 1965/1/4 
出身 英サリー州エプソム 
活躍度 △→ 
演技幅 適応 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1993年「ベイビー・オブ・マコン」
1994年「レジェンド・オブ・フォール
      /果てしなき想い」
     「ノストラダムス」「愛に囚われて」
1995年「サブリナ」「トゥルー・ナイト」
1996年「陰謀のシナリオ」
1999年「シベリアの理髪師」

その他の出演者:
Henry Thomas ....  Samuel Ludlow 
Karina Lombard ....  Isabel Decker Ludlow 
Gordon Tootoosis ....  One Stab 
Christina Pickles ....  Isabel Ludlow 
Paul Desmond (II) ....  Decker 
Tantoo Cardinal ....  Pet 
Robert Wisden ....  John T. O'Banion 
John Novak ....  James O'Banion 
Kenneth Welsh ....  Sheriff Tynert 
Bill Dow ....  Longley 
Sam Sarkar (I) ....  Rodriguez 

User Rating:  6.6/10 (8,481 votes)  
オトーサン、
「まあまあのスコアかも」

アカデミー賞受賞:撮影賞
同ノミネート:美術監督装置賞、音響賞


User Comments:
vamp_lestat さん
Quezon City, Philippines
2002年10月21日
絶対すばらしい!!!!!

これは、息を呑むような映画だ。
私が、ブラットピットのフアンだから、
そう言うのではない。
(もっとも、この映画の彼は、最高の演技だ!)
この魂をゆさぶる物語は、数少ない泣ける映画だ。
筋書きがいい。
さっきも言ったが、泣きそうになった。
トリスタンの人生がかわいそうだった。
かれがどんなひとか。
われわれの想像を絶するような
内なる苦しみに悩んでいるひとだ。
(もう、泣きそう!)
筋書きは、ほんとうに魂をゆさぶり、
ドラマティックだ。
それが実にいい。
また、俳優たちもすばらしい。
ブラット・ピットだけでなく、
アンソニー・ホプキンス、エイダン・クイン、
ヘンリー・トーマス、
みんな自分の役柄をしっかり演じている。
ストーリーを盛り上げ、生き生きさせている。
すばらしい筋書きとあいまって、
この映画を、忘れがたい映画としている。

追記:James Horne のBGMも効果的で、
泣きたくなるじゃありませんか?


オトーサン、
「モンタナの大自然、すばらしいなあ」
大草原のかなたに、ロッキー山脈の白い峰々が
そびえたつ風景は、息を呑むようです。
アメリカ内陸部の州だけに、
"Fly-over coutry"(飛行機で飛び越すだけの地域)
と馬鹿にする向きもあるようですが、 
モンタナ州は、カナダに接しています。
「大きな空の国」という綽名がついているほど、
大自然と大空が広がっています。
ご存知でしょうか、
新日家マンスフィールド駐日大使の故郷です。
大使は、日本には360度の風景がないので、
時々、望郷の念に駆られたそうです。


X−メン 2

オトーサン、
新型肺炎流行で、映画館は敬遠中。
でも、アメリカでは、観客動員数が
2週連続トップと知ると、たまらず、映画館へ。
上層階に向かうエレベーターは満員。
おまけに、咳!をするひと。
咳が、銃声のように聞こえました。
「おおこわ。重症急性呼吸器症候群!」

原題:X2 (2003)     
監督:Bryan Singer
原作・脚本:Bryan Singer /David Hayterほか
Genre: Action /Thriller /Adventure /Drama /SF
Rated PG-13 for sci-fi action/violence, 
some sexuality and brief language.
Country: USA 
Language: English / German 
上映時間:133分
あらすじ:
人間とミュータントの新たな戦いがはじまる。
ホワイトハウスのアメリカ大統領を
殺害しようとする事件が起きたからだ。
いまや、すべてのミュータントは、
力をあわせて共通の敵と戦わねばならない。
陸軍司令官ストライカーが、
ミュータント皆殺しを謀っているからだ。 
かれは、マグニートからラディカルなやりかたを
学び、プロフェッサーXのスクールを襲う。
そこには、ウルヴァリンと若い学生たちがいた。
数々のアクション・シーンと
意外な事実が連続するアメコミの映画化。

出演者:  
Patrick Stewart ....  Professor Charles Xavier
           (プロフェッサーX)
Hugh Jackman ....Logan/Wolverine (ウルヴァリン)
Alan Cumming ....  Kurt Wagner/Nightcrawler
           (ナイトクロウラー) 
オトーサン、
「いやあ、豪華なキャストだなあ」
「ロード・オブ・ザ・リング」イアン・マッケラン、
「チョコレート」ハル・ベリーなど、
そうそうたるアカデミー賞級スターが勢ぞろい。
「誰を紹介しようかなあ?」
車椅子生活ながらテレパシー能力者の
プロフェッサーXを見事に演じた
パトリック・スチュワートか、
大統領を殺す寸前までいった尻尾男で
瞬間移動能力のあるナイトクロウラーを
演じたアラン・カミングか。
でも、やはり、両手の拳から合金の長い爪が
飛び出すウルヴァリンを演じたヒュー・ジャックマン
でしょう。
このひと、驚異的な治癒能力があるのです。
「うらやましいなあ。
SARSなんか、メじゃないだろう」

HUGH JACKMAN
ヒュー・ジャックマン 
誕生日 1968/10/12 
出身 オーストラリア・シドニー 
ジャーナリズム専攻で大学在学中、
単位を楽に捕れると友人から聞かされていた
演劇の授業を選択するが、
担当教授から主役に抜擢され、
アマチュア劇団の巡業公演に参加するうち、
演技に目覚める。
大学卒業後、演劇学園の1年間コースに通ううち、
オーストラリアで最も人気の高い昼メロ番組
「NEIGHBOURS」の出演交渉を受けるが、
それを断り、バースにある
ウェスタン・オーストラリア・アカデミー・
オブ・パフォーミング・アーツを選択し、
さらに3年間演技を学ぶ。
その卒業当日、囚人生活を描いた
TVミニ・シリーズ「CORELLI」の出演が決まる。
彼の演技は絶賛を浴び、
その番組で共演したスターの
デボラ=リー・ファーネスと後に結婚する。
そして、オーディションでミュージカル版
「美女と野獣」の主役ガストン役を射止め、
1年間のロングランでオーストラリアの
MO賞候補となる。
引き続き、ロイヤル・ナショナル・シアター・
カンパニーのトレバー・ナン演出の
「サンセット大通り」のメルボルン公演で主役を演じ
MO賞ミュージカル部門の最優秀主演男優賞を受賞。
再びトレバー・ナン演出でロンドンの
ウェストエンドで上演された「オクラホマ!」の
リバイバル公演でカーリー役を演じ、
本年度のオリヴィエ賞ミュージカル部門の
主演男優賞にノミネートされた。
ジャックマンは、オーストラリアン・ムービー・
コネクションで
1999年度のオーストラリアン・スター・オブ・
ザ・イヤーに選ばれるほど本国では絶大な人気を
誇っており、TVシリーズの「HALIFAX f.p」の他、
オーストラリア映画産業賞の主演男優賞候補となった
「ERSKINEVILLEKINGS」「PAPERBACK HERO」など
数本のオーストラリアのインディペンデント映画に
出演している。
「X−メン」のウルヴァリン役は
ハリウッドデビューを飾る主演作となった。 
活躍度 ○↑ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作
2000年「X−メン」◇
2001年「恋する遺伝子」◇
     「ソードフィッシュ」◇
     「ニューヨークの恋人」◇
2003年「X−MEN 2」 


その他の出演者:
Ian McKellen ....  Erik Lensherr/Magneto 
Halle Berry ....  Storm 
Famke Janssen ....  Dr. Jean Grey 
James Marsden ....  Scott Summers 
Rebecca Romijn-Stamos...Mystique/Raven Darkholme 
Brian Cox ....  William Stryker 
Bruce Davison ....  Senator Robert Kelly 
Anna Paquin ....  Rogue 
Kelly Hu ....  Yuriko Oyama 
Aaron Stanford ....  John Allerdyce/Pyro 
Shawn Ashmore ....  Bobby Drake/Iceman 
Katie Stuart (I) ....  Kitty Pryde 

User Rating:  7.9/10 (10,265 votes)  
オトーサン、
「おお、高いスコアだ」

User Comments:
Aaron1375さん
Alabama
2003年5月3日
思ったより、いい。

これは、なかなかいい映画だ。
大勢の登場人物がいて、
主役は、第1作に出ていたひとたちだ。
新たに加わったのは、
ナイトクロウラーとパイロで、
その力を見せつけてくれる。
ちょっと残念だったのは、
Colossusやアイスマンの見せ場が少なかったこと。
だが、それ以外は、いい映画だ。
サイクロップスも、
もっと出番があればよかったが、
3つの話が同時進行するので、
それによって、もっと面白い側面が
打ち出せたのではないか。
マグニートーを演じたマッケランはすばらしい。
他の出演者たちも、なかなかよい。
マグニートーが、監獄から逃亡するシーンが
よかった。 
デスストライク嬢も出番が少なかった。
1回だけの見せ場だったが、
ウルヴァリンとずさまじい戦いをやってみせた。
もっと、長ければよかったのに。
この映画のハイライトは、
勿論、ウルヴァリンとデスストライクの戦い、
開幕のナイトクロウラーのクールなシーン、
凶暴なパイロのシーン、
軍隊が、エクゼビア・スク−ルを襲うシーンだ。
ほかにも、いいシーンが一杯あるが、
以上が私の好きなシーンである。
映画の終りが弱いという批評もあるが、
そう気にするほどのことはない。
同様に、イントロの Phoenix characterも
気にならなかった。
映画の定石からは、外れるかも知れないが、
光っていた。
全体にいい映画だ。
もっと終りがよければと思ったが、
ふっとそう思っただけだ。


オトーサン、
サイトで写真のいいのを探しましたが、
見当たらなくて、がっかり。
でも、その代わりに、
「へえ、Xメンの来日記者会見があった」

第1弾:
http://www.foxjapan.com/movies/x-men/kaiken1.html
第2弾:
http://www.foxjapan.com/movies/x-men/kaiken2.html

若い監督を中心にした、
生き生きした撮影現場の有様が感じられました。


ラスト・タンゴ・イン・パリ

オトーサン、
今週分として、GEOで6本借りました。
「名画があった!」
見逃していた棚に何本かの名画がありました。

原題:Ultimo tango a Parigi (1972)     
   Last Tango in Paris 
監督・脚本:Bernardo Bertolucci
Genre: Drama /Romance 
Rated NC-17 for some explicit sexual content
Country: Italy / France 
Language: English / French 
上映時間:127分
あらすじ:
アパートを探していて、
美しいパリの娘ジャンヌは、ポールに出会う。 
ふしぎなアメリカ人の国外追放者で、
自殺した妻を悼んでいる。
惹かれあったふたりは、
お互いの名前も明かさぬまま、 
激しい嵐のような情事に溺れていく。
ポールは、
妻の死という事実と格闘し、
ジャンヌは、
フィアンセとの結婚を前にしているのに、
情事は、ふたりの人生を変えてしまう。
ジャンヌのフィアンセ、トムは、映画監督で、
彼女ドキュメンタリー映画を撮ろうとしていた。

出演者:
Marlon Brando ....  Paul(ポール) 
Maria Schneider ....  Jeanne(ジャンヌ) 
オトーサン、
「マーロン・ブランド、天才だ!」
哀愁、狂気をこれだけ見事に演じられる俳優は、
もう出てこないのではないでしょうか。
その相手役のマリア・シュナイダー、
まさに体当たりの演技。
つまり、全裸シーンが多いということです。
イタリアでは、4日目に上映中止になったとか。

MARLON BRANDO マーロン・ブランド 
誕生日 1924/4/3 
出身 米ネブラスカ州オマハ 
女優志願の姉の影響を受け、
19才の時に役者を目指してニューヨークに移り、
ニューヨーク演劇ワークショップで演技を学ぶ。
20才の時にブロードウェイで初舞台。
50年「男たち」で映画デビュー。
54年「波止場」、
72年「ゴッドファーザー」で
二度アカデミー主演男優賞を受賞しているが、
60年代から関わった公民権運動で
アメリカ・インディアンの虐待を非難し、
賞を辞退している。 
活躍度 △→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1950年「男たち」
1951年「欲望という名の電車」
1952年「革命児サバタ」
1953年「ジュリアス・シーザー」
1954年「デジレ」「乱暴者(あばれもの)」
     「波止場」
1955年「野郎どもと女たち」
1956年「八月十五夜の茶屋」
1957年「サヨナラ」
1958年「若き獅子たち」
1959年「蛇皮の服を着た男」
1960年「片目のジャック」
1962年「戦艦バウンティ」
1963年「侵略」
1964年「寝室ものがたり」
1965年「モリツリ」
1966年「逃亡地帯」「シュラマドレの決闘」
     「チャップリンの伯爵夫人」
1967年「禁じられた情事の森」
1968年「キャンディ」
1969年「私は誘拐されたい」
1970年「ケマダの戦い」
1972年「ゴッドファーザー」「妖精たちの森」
     「ラスト・タンゴ・イン・パリ」
1976年「ミズーリ・ブレイク」
1978年「スーパーマン」
1979年「地獄の黙示録」
1980年「ジェネシスを追え」
1989年「白く渇いた季節」
1990年「ドン・サバティーニ」
1992年「コロンブス」
1995年「ドン・ファン」
1996年「D.N.A」
1997年「ブレイブ」
1998年「フリーマネー」
1999年「ビートニク」
2000年「地獄の黙示録〈特別完全版〉」
2001年「スコア」

MARIA SCHNEIDER マリア・シュナイダー 
誕生日 1952/3/27 
出身 フランス・パリ 
72年「ラスト・タンゴ・イン・パリ」で
マーロン・ブランドとの大胆なセックス・シーンで
有名に。 
活躍度 △→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1969年「クリスマス・ツリー」
1970年「紫色のマッドレー」
1971年「花のようなエレ」
1972年「ラスト・タンゴ・イン・パリ」
1975年「さすらいの二人」「危険なめぐり逢い」
1979年「夜よ、さようなら」
1980年「キラー・トラック」
     「みんなドラキュラ」
1984年「ヨーロッパ特急」
1989年「バンカー・パレス・ホテル」
1993年「野性の夜に」
1995年「ジェイン・エア」

その他の出演者:
Maria Michi ....  Rosa's Mother 
Giovanna Galletti ....  Prostitute 
Gitt Magrini ....  Jeanne's Mother 
Catherine Allegret ....  Catherine 
Luce Marquand ....  Olympia 
Marie-Helene Breillat ....  Monique 
Catherine Breillat ....  Mouchette 
Dan Diament ....  TV Sound Engineer 
Catherine Sola ....  TV Script Girl 
Mauro Marchetti ....  TV Cameraman 
Jean-Pierre Leaud ....  Tom 
Massimo Girotti ....  Marcel 
rest of cast listed alphabetically 
Armand Abplanalp ....  Prostitute's Client 
Laura Betti ....  Miss Blandish
         (scenes deleted) 
Jean-Luc Bideau ....  Le capitaine de la peniche 
           (scenes deleted) 
Michel Delahaye ....  Le vendeur de Bibles 
           (scenes deleted) 
Rachel Kesterber ....  Christine 
Veronica Lazar ....  Rosa 
Darling Legitimus ....  Concierge 
Ramon Mendizabal ....  Tango Orchestra Leader 
Mimi Pinson ....  President of Tango Jury 
Peter Schommer ....  TV Assistant Cameraman 

User Rating:  6.9/10 (2,182 votes)  
オトーサン、
「高いスコアだ、当然だ、
もっと高くてもいいはずだ」

アカデミー賞ノミネート:
監督賞:ベルナルド・ベルトルッチ
主演男優賞:マーロン・ブランド

User Comments:
marisol さん
Montaigne Avenue
2002年5月14日
2人でタンゴを。

この映画について
キザだ、
セックスはいらない、
退屈だ、とすら言うひとがいる。
そう、そういう人は、大事な点を見過ごしている。
マーロン・ブランド演じるポールは、
自分を見下し、自己破壊衝動のある男である。
かれは、苦悩する男であり、
恐ろしい罪の意識に悩んでいる。
映画は、ヒントを与えている。
かれは、恐ろしい夫であり、男だと。
かれは、若い娘に出会って、
病的なやりかたで、彼女を物にする。
そう、これがポイントだ。
これは、精神状態が悪化していく様を描いた
信じがたいほどの心理劇なのだ。
どうして、エロティックでありえよう?
私は、エロテイズムは、
見知らぬ他人とのワイルドなセックスではなく、
ある種の感覚ーいたわり、自尊と尊敬であと思う。
ベルトリッチ監督は、
苦悩する男をスクリーンに、いかに
効果的に登場させるかを知りぬいている。
主役たちは、みな解決法を知らぬ人間たちである。
Gato Barbieri の潜在意識に訴える音楽、
タイトルの Francis Bacon の絵、
タンゴ・コンテストのシーンにも、注目!
10点満点で8点。 


オトーサン、
タンゴ・コンテストで、
審判長が入賞者を告げる瞬間に、
若い頃のささやかながら誇らしい体験を
ふっと思い出しました。
「3位、0000組」
そう!
オトーサンの組が
タンゴの部で入賞したのです。

まあ、そんな私的な感想は置いて、
この魂をえぐる名画をつくった監督の
経歴をみてみましょう。
まずは、海外映画俳優マガジン、
そしてIMDBのミニ伝記から。

BERNARDO BERTOLUCCI
ベルナルド・ベルトルッチ 
誕生日 1940/3/16 
出身 伊パルマ 
監督作 
1962年「殺し」
1964年「革命前夜」
1970年「暗殺のオペラ」「暗殺の森」
1972年「ラストタンゴ・イン・パリ」
1976年「1900年」
1977年「ルナ」
1981年「ある愚か者の悲劇」
1987年「ラスト・エンペラー」
1990年「シェルタリング・スカイ」
1993年「リトル・ブッダ」
1996年「魅せられて」
1998年「シャンドライの恋」

イタリア人監督
Bernardo Bertolucciは、 
色彩豊かなビジュアルナスタイルで知られる。
1940年、パルマに生まれる。
Rome Universityを出て、詩人として有名になる。
Accattone (1961) で、助監督をつとめ、
「殺し(1962)」を監督する。 
第2作「Prima della rivoluzione (1962)」は、 
古典文学を現代化し、政治思想を加味したもの。
この作品で監督として認めあれるようになった。
カメラワークとスタイリッシュな編集で
知られている。
アメリカで最初にヒットしたのは、
「暗殺の森」(1970)で、 
最優秀脚本賞にノミネートされた。
「ラスト・タンゴ・イン・パリ」(1972)で、
最優秀監督賞と脚本賞にノミネートされた。
「ラスト・エンペラー」(1987)は、
アカデミー賞を9部門で受賞した。


スクリーム 3

オトーサン、
「いよいよ、第3作だ」
これを見終われば、ホラ−から解放されます。
SARSの恐怖から解放されそうもありませんが、
こちらのほうは、もう見なければいいのですから。

原題:Scream 3 (2000)     
監督:Wes Craven
キャラクター:Kevin Williamson 
脚本:Ehren Kruger 
Genre: Horror /Comedy /Mystery /Thriller
Rated R for strong horror violence and language.
上映時間:116分
あらすじ:
シドニーは、森で冬篭りをしている。
彼女の所在は、デレクしか知らない。
ウッズボローの事件と関連がありそうに見える
何件かの殺人事件のあと、
事件が「スタブ3」のセットで起こる。 
シドニーは、ハリウッドでも怖い目に会い、
母親の死の真相を知らされる。
「スクリーム」のミステリーの
最後の断片が重なっていく。

出演者:  
Neve Campbell ....  Sidney 'Sid' Prescott 
           (シドニー)
David Arquette ....  Dwight 'Dewey' Riley 
            (デューイ)
Courteney Cox ....  Gale Weathers (ゲイル)
Scott Foley ....  Roman Bridger (ローマン)
オトーサン、
「演技がうまくなったみたいだ」
デイビット・アークエットは、
コートニー・コックスと結婚して、
すこし肥ったようです。
主役としての自信や貫禄もついています。
奥さんのほうは、やつれた感じ。
ふたりの仲は、うまく行っているのでしょうか。

その他の出演者: 
Patrick Dempsey ....Detective Mark Kincaid, LAPD 
Lance Henriksen ....  John Milton 
Matt Keeslar ....  Tom Prinze 
Jenny McCarthy ....  Sarah Darling 
Emily Mortimer ....  Angelina Tyler 
Parker Posey ....  Jennifer Jolie 
Deon Richmond ....  Tyson Fox 
Kelly Rutherford ....  Christine Hamilton 
Liev Schreiber ....  Cotton Weary 
Patrick Warburton ....  Steven Stone, 
           Jennifer's Bodyguard 
Jamie Kennedy ....  Randy Meeks (video) 


User Rating:  5.5/10 (10,521 votes)  
オトーサン
「おっ、低い。」

User Comments:
Jake McDowellさん
Toronto
2003年3月13日
よくない。オリジナルでもない。
だが、我慢できなくもない。

みなさんは、
第1作の小さな町の雰囲気を
覚えておられるだろうか?
殺人事件は、どこにでもあるような町の
家のすぐそばで起こった。 
第2作は、覚えておられるだろうか?
カレッジが舞台で、第1作とちがっていた。
第3作は、あまりいい続編ではない。
ハリウッドが舞台だからだ。
そのため、小さな地域社会で起きた殺人事件の
雰囲気が全くなくなっている。
数千人のひとがいる都会が舞台の
陰惨で流血だらけの、
この続編は、他よりはよいものの、
あまりいい映画とはいえない。
寸言あり、クールな恐怖あり、演技も手堅い。
だが、殺人者が、相変わらず
シドニーを追いかけまわすのは、手品みたいだ。
彼女のことを忘れるか、
同じ部屋で、出演者全員を殺すかすべきだ。 
DIMENSION FILMS は、「スクリーム4」を
つくるべきではない!
私の採点は、10点満点で 5.5。 
私のRatedは、R for violence and language. 


オトーサン、
「殺しすぎだよなあ」
ところで、このユーザー・コメントのひと、
カナダのトロントに住んでいるようです。
「ホラー映画なんか見ている場合じゃないだろうに」
トロントでは、ご存知のように、SARSが流行中。
町の身近な誰もが犠牲者になるという
「スクリーム」そのものの状況下にあります。
「中華街も、客足が遠のいているだろう」


スクリーム 2

オトーサン、
「続編か。第1作よりも、落ちるだろうなあ」
そう思ってみはじめました。
すると、映画のなかで行こなわれている授業で、
「続編は第1作を超えられるか」というテーマで、
盛大にクラス討論が行われていました。
「ゴッドファーザーPartU」や「エイリアン2」は、
続編のほうがよかったという発言があったりして、
オトーサン、ニヤリ。
「この監督、相当ジンクスを意識してるなあ」

原題:Scream 2 (1997)     
監督:Wes Craven
脚本:Kevin Williamson 
Genre: Horror /Mystery /Thriller 
Rated R for language and strong bloody violence.
上映時間:120分
あらすじ:
ウッズボローでの悲劇の2年後、
シドニーとランディは、
ウィンザー・カレッジの学生になり。
立ち直ろうとしている。
ウェアリーは、無罪放免となり、
不運な刑務所生活を忘れようとしている。
ゲイルが書いた「ウッズボロー殺人事件」は、
ベストセラーになり、
「スタブ」という題名で映画化される。
シドニー役は、Tori Spelling である。
公開日が迫ってくると、また、殺人事件が起こる。
デューイは、ウッズボローを飛び出し、
妹分のシドニーを保護しようとする。
この1996年の続編では、 
死体の数が増えるにつれ、容疑者の数が減っていく。

出演者:  
Neve Campbell...Sidney 'Sid' Prescott(シドニー)
Jerry O'Connell ....  Derek Feldman (デレク)
David Arquette...Dwight 'Dewey' Riley(デューイ)
オトーサン、
「そうか、シドニーが主役なんだ」
あまりパッとしない女優さんですが、
経歴を見ておきましょう。

NEVE CAMPBELL ネーブ・キャンベル 
誕生日 1973/10/3  
出身 カナダ・オンタリオ州トロント 
9歳で名門カナダ国立バレエ学校に入学、
演劇、発声法、ダンスを学び、
学校プロデュースの「眠れる森の美女」などに出演。
15歳の時、トロントで製作された舞台
「オペラ座の怪人」でプロデビュー。
テレビでは94年から2000年まで
「サンフランシスコの空の下」の
ジュリア・サリンジャー役で活躍。
映画では、「スクリーム」シリーズの
シドニー・プレスコット役で一躍スターとなった。
兄クリスチャンも俳優。 
活躍度 △↑ 
演技幅 適応 
演技力     ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ   ☆☆☆★★★ 
出演作 
1996年「ザ・クラフト」◆「スクリーム」◇
1997年「スクリーム2」◇
1998年「ワイルドシングス」◇
          「54フィフティー・フォー」◆
     「too Smooth 
            嘘つきは恋の始まり」
1999年「スリー・トゥ・タンゴ」◇
2000年「スクリーム3」◇
          「MONA 彼女が殺された理由」◇
     「パニック/脳壊」◇ 

その他の出演者:
Courteney Cox ....  Gale Weathers
Jamie Kennedy ....  Randy Meeks 
Sarah Michelle Gellar ....  Casey 'Cici' Cooper 
Laurie Metcalf ....  Debbie Salt 
Elise Neal ....  Hallie McDaniel 
Timothy Olyphant ....  Mickey Altieri 
Jada Pinkett Smith ....  Maureen Evans
Liev Schreiber ....  Cotton Weary 
Lewis Arquette ....  Chief Lewis Hartley 
Duane Martin ....  Joel Jones 
Rebecca Gayheart ....  Sorority Sister Lois 
Portia de Rossi ....  Sorority Sister Murphy 


User Rating:  6.0/10 (15,458 votes)  
オトーサン、
「まあ、こんなものかも」

User Comments:
citizengotto 
Illinois
2003年4月3日
Scaryよりも面白い。

この映画は、コメディだと思う。
第1作は、原作に忠実なホラー映画で、
それなりによく出来ていた。
というのも、原作を読んで、
そのトリックを知っていたからだ。
だが、とにかくポストモダンになっていた。 
だが、この第2作は、コメディである。
この映画のオープニング・シーンは、
第1作が引き起こした怪しい現象の
陽気なパロディである。
ハリウッドとメディアの馬鹿騒ぎを風刺している。
メディアは、特殊な悲劇物語に出くわすと、 
誇張に走るあまり、事件の関係者のことも、
それが起きたという事実も忘れてしまう。 
私は、ちいさなジョークが面白かった。
いまから20年後に、
子供たちに説明せねばならないかもしれないが、
時を超越したジョークというほどではない。
そう、終りは退屈で、コジツケで、
第1作の驚きはない。
欠点も多いので、第1作ほど世に残らないだろうが、
愉快な映画ではある。
10点満点で、7点。 

オトーサン、
「まあまあだったな」
続編って、難しいものです。
2作ともそうですが、エンディングがいまいち。
これは、脚本家の力不足でしょう。


スクリーム

オトーサン、
この映画批評にシリーズものを収録しておこうと、
このところ、精を出しています。
「エイリアン」「リーサル・ウエポン」
「ロッキー」と続いて、「ジョーズ」、
そして、この「スクリーム」のシリーズです。

原題:Scream (1996)     
監督:Wes Craven
脚本:Kevin Williamson 
Genre: Horror /Mystery /Thriller
Rated R for strong graphic horror violence 
and gore, and for language.
上映時間:111分
あらすじ:
一連の不思議な殺人事件後、平和な街は、
誰もがどこにいても安全ではない場所に
変わってしまった。
誰もが容疑者だった! 
オフビートの友人グループが、
競って街の秘密を解き明かそうとした時だった...
恐ろしい結果が待っていた。
Drew Barrymore, Courtney Cox, 
Neve Campbell, Skeet Ulrich, 
そして、David Arquetteが出演している。

出演者;
David Arquette ....  Deputy Dwight 'Dewey' Riley 
                      (デューイ)
Courteney Cox ....  Gale Weathers(ゲイル)
Neve Campbell.. Sidney 'Sid' Prescott(シドニー)
オトーサン、
「誰がうまいというわけでもないが、
デューイ役の俳優さんとゲイル役の女優さん、
何か、異常に惹かれあっている雰囲気がある...」
2人の経歴をみると、
その理由がよーく分かります。

DAVID ARQUETTE
デイビッド・アークエット 
誕生日 1972/9/8 
出身 米イリノイ州シカゴ 
 コメディアンで寄席演芸のスターだった
クリフォード・アークェットの孫として育つ。
父ルイスによって町で二番目の演劇グループで
レッスンを受けた。
同じ俳優のロザンナ、パトリシア、アレクシス、
リッチモンドと兄弟。
映画は「スクリーム」シリーズのデューイ役が有名。
妻は「スクリーム」で共演した
コートニー・コックス。 
活躍度 ○→ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1989年「ロンサム・ダブ」
1990年「アラーミスト」
1992年「ハートブレイク・タウン」
     「バッフィ/ザ・バンパイア・キラー」
1993年「キリング・ボックス」
1994年「ハードロック・ハイジャック」
     「ロードレーサーズ」(TM)
1995年「男たちの危険な午後」(V)
     「ワイルド・ビル」(V)
1996年「JOHNS ジョンズ」
     「ビューティフル・ガールズ」
     「スクリーム」◆
1997年「アラーミスト」◇
     「RPMエキゾースト・ヒート」
     「スクリーム2」◆
1998年「フリーマネー」
1999年「25年目のキス」◇「ラビナス」◆
     「デスリミッツ」
2000年「スクリーム3」◇
2001年「スポット」◇「スコーピオン」◆
     「灰の記憶」
2002年「スパイダー・パニック!」


COURTENEY COX ARQUETTE
コートニー・コックス・アークエット 
誕生日 1964/6/15  
出身 米アラバマ州バーミンガム 
高校卒業後、すぐニューヨークへ移り、
モデルとコマーシャルの仕事を始める。
テレビでは「ファミリー・タイズ」や
「フレンズ」のモニカ役で活躍。
映画では「スクリーム」シリーズのゲイル役が有名。
99年に「スクリーム」で共演した
デイビッド・アークェットと結婚した。 
活躍度 △→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1987年「DOWN TWISTED」
     「マスターズ/超空の覇者」
1988年「コクーン2」
1990年「Mr.ディスティニー」
1991年「BLUE DESERT」
1992年「SHAKING THE TREE」
1994年「エース・ベンチュラ」
1996年「スクリーム」
1997年「コマンドメンツ」(V)
     「スクリーム2」
1999年「デスリミッツ」
2000年「スクリーム3」◇
2001年「スコーピオン」


その他の出演者:
Skeet Ulrich ....  William 'Billy' Loomis 
Rose McGowan ....  Tatum Riley 
Matthew Lillard ....  Stuart 'Stu' Macher 
Jamie Kennedy ....  Randy Meeks 
W. Earl Brown ....  Kenneth 'Kenny' Jones 
Drew Barrymore ....  Casey Becker 
Joseph Whipp ....  Sheriff Burke 
Lawrence Hecht ....  Neil Prescott 
Roger L. Jackson ....  GhostFace Phone Voice 
David Booth (II) ....  Mr. Becker 
Liev Schreiber ....  Cotton Weary 
Carla Hatley ....  Mrs. Becker 

User Rating:  7.1/10 (31,770 votes)  
オトーサン、
「へえ、案外、高いスコアだ」

User Comments:
CJP824さん 
Ireland
2003年1月30日
すばらしい映画

この映画は、すばらしいホラー映画だ。
1990年代初期には、
ロクなホラー映画がなかった。
この映画が、そのホラー映画を再開させた。
「13日の金曜日」や「 エルム街の悪夢」の
どこが怖いのか、よく分からない。
10代向けのホラー映画といわれているが、
私は、笑いこけた。
ところが、この映画は、こわい。
見ている間中、座席にしがみついていた。
ユーモアのセンスもある。
ホラー映画の決まり文句も出てくる。
多くの脚本家がこわがるだろう。


オトーサン、
「しまった!」
最初の30分、ドキドキしっぱなし。
完全にホラー嫌いだったのを思い出しました。
「スクリーム=悲鳴」という題名の意味が
よーく分かりました。
「あと2本もあるんだ!」


ゴスフォード・パーク

オトーサン、
近所のTSUTAYAをのぞいてみました。
小さい店で、何も見るものなんてないのです。
「あった!でも、新作は、高いなあ」
料金は当日返却で、367円。
よく行くミスタードーナツ並みの料金です。

原題:Gosford Park (2001)     
監督:Robert Altman
脚本:Julian Fellowes 
Genre: Comedy /Crime /Mystery /Drama 
Rated R for some language and brief sexuality.
Country: UK / USA / Germany / Italy 
Language: English 
上映時間:137分
あらすじ:
舞台は、1930年代。
イギリス貴族の古い優雅なカントリーハウス。
物語の中心になっているのは、
週末の狩猟パーティに大勢の友人を招待している
家の主人ウィリアムである。
年を経るにつれて、ウィリアムは、
親戚や友人たちの後援者になっていった。
週末が過ぎていくにつれて、
多くの秘密が明らかになる。 
階上にいる主人たちと階下にいる召使たちの
すべてが、ウィリアムのお金を狙っているのだ。
何をやらかそうとしているのだろうか...?

出演者;
Maggie Smith ....  Constance (コンスタンス)
Michael Gambon ....  Sir William McCordle 
           (ウィリアム)
Helen Mirren ....  Jane Wilson (ジェーン)
オトーサン、
「やはり、マギー・スミスは、うまいな」
アカデミー賞にノミネートされた
ヘレン・ミレンの経歴もあわせて見ましょう。

MAGGIE SMITH マギー・スミス 
誕生日 1934/12/28 
出身 英イルフォード 
52年、オックスフォード大学の演劇部の舞台で
初舞台を踏む。
59年にオールド・ヴィク劇団に入団。
69年「ミス・ブロディの青春」で
アカデミー主演女優賞受賞。
77年に「カリフォルニア・スイート」で
アカデミー助演女優賞を手にした。
ほか、アカデミー賞は五度ノミネートされている。
「眺めのいい部屋」ではBAFTA主演女優賞受賞。 
活躍度 ○→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1963年「予期せぬ出来事」
1964年「女が愛情に渇くとき」
1965年「オセロ
1967年「三人の女性への招待状」
1969年「ミス・ブロディの青春」
     「素晴らしき戦争」
1976年「名探偵登場」
1978年「ナイル殺人事件」
     「カリフォルニア・スイート」
1981年「タイタンの戦い」「カルテット」
1982年「地中海殺人事件」
     「コート・ダ・ジュール・ドリーム」
     「ストップ・ザ・売春天国」
1984年「最強最後の晩餐」
1985年「眺めのいい部屋」
1991年「フック」
1992年「天使にラブ・ソングを…」
1993年「秘密の花園」
     「天使にラブ・ソングを2」
1995年「リチャード三世」
1996年「ファースト・ワイフ・クラブ」
1998年「ムッソリーニとお茶を」
1999年「ニューヨークの亡霊」
     「デビッド・コパーフィールド」(TM)
2001年「ハリー・ポッターと賢者の石」
     「ゴスフォード・パーク」
2002年「ハリー・ポッターと秘密の部屋」


HELEN MIRREN ヘレン・ミレン 
誕生日 1945/7/26  
出身 英ロンドン 
2001年「ゴスフォード・パーク」で
アカデミー助演女優賞ノミネート。 
活躍度 △→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆★★★★ 
出演作 
1968年「A MIDSUMMER NIGHT'S DREAM」
1969年「としごろ」
1972年「狂えるメサイア」
     「オー!ラッキーマン」
1980年「カリギュラ」
     「天才悪魔フー・マンチュー」
     「失われた航海」
1981年「エクスカリバー」
1984年「2010年」
1985年「ホワイトナイツ/白夜」
     「奇蹟の教師ヴィック」
1986年「モスキート・コースト」
1988年「パスカリの島」
1989年「鯨が来た時」
     「コックと泥棒、その妻と愛人」
1990年「黄土の英雄/軍医ベシューンの生涯」
     「迷宮のヴェニス」
1991年「天使も許さぬ恋ゆえに」
1994年「英国万歳!」
1996年「SOME MOTHER'S SON」
1998年「プリンス・オブ・エジプト」(声)
1999年「鬼教師ミセス・ティングル」◇
2000年「グリーンフィンガーズ」
2001年「プレッジ」「ゴスフォード・パーク」 

その他の出演者:
Kristin Scott Thomas ....  Lady Sylvia McCordle 
Camilla Rutherford ....  Isobel McCordle 
Charles Dance ....  Raymond, Baron Stockbridge 
Geraldine Somerville ....  Louisa 
Tom Hollander ....  Anthony Meredith 
Natasha Wightman ....  Lavinia Meredith 
Jeremy Northam ....  Ivor Novello 
Bob Balaban ....  Morris Weissman 
James Wilby ....  Freddie Nesbitt 
Claudie Blakley ....  Mrs. Mabel Nesbitt 
Laurence Fox ....  Rupert Standish 
Trent Ford ....  Jeremy Blond 
Ryan Phillippe ....  Henry Denton 


User Rating:  7.4/10 (10,432 votes)  
オトーサン、
「高いスコアだ!」

アカデミー賞受賞:
オリジナル脚本賞

同ノミネート:
作品賞、
監督賞:ロバート・アルトマン
助演女優賞;ヘレン・ミレン / マギー・スミス
衣装デザイン賞

User Comments:
LittleMunchkin 
Princeton, NJ, United States
2003年4月16火
ひねりの利いた殺人事件。

この映画は、見事な殺人ミステリーだ。
しかも、召使いの目から見たものである。
召使のいるところ、必ずカメラがある。
部屋に召使がいないシーンは、ひとつもないし、
それが、この映画を興味深いものにしている。
階上のひとびと(主人)の視点で、
映画を見るのが普通だが、
監督は、召使をミステリーの鍵としている。
また、登場人物を生き生きと描いている。
殺人は、復讐のために起き、成功する。
この映画には、英国の俳優たちが
オールスター・キャストで出演しているので、
私のお気に入りである。


オトーサン、
感心しきりです。
アガサ・クリスティの
小説を思わせる舞台設定ですが、
アッと驚くひねりの利いた処理をしています。
複雑な脚本を自在に処理し、
登場人物が脇役のひとりひとりまで、
主役のように扱っているあたりは、
お見事です。たいしたものです。
「この監督、相当、ご年配だ。
でも、確かな腕をもっているなあ」

ROBERT ALTMAN ロバート・アルトマン 
誕生日 1925/2/20 
出身 米ミズーリ州カンザスシティ 
監督作
1957年「ジェームス・ディーン物語」(共)
1968年「宇宙大征服」
1969年「雨に濡れた舗道」
1970年「バード・シット/BIRD-SHT」
          「M☆A☆S☆H」
1971年「ギャンブラー」
1972年「ロバート・アルトマンのイメージズ」
1973年「ロング・グッドバイ」
1974年「ボウイ&キーチ」
1975年「ナッシュビル」
1976年「ビッグ・アメリカン」
1977年「三人の女」
1978年「ウェディング」
1980年「ポパイ」
1983年「ストリーマーズ〜若き兵士たちの物語」
1985年「フール・フォア・ラブ」
1987年「アリア」「ニューヨーカーの青い鳥」
     「突撃!O.Cとスティグス
           お笑い黙示録」
1990年「ゴッホ」
1992年「ザ・プレイヤー」
1993年「ショート・カッツ」
1994年「プレタポルテ」
1995年「カンザス・シティ」
1998年「相続人」
1999年「クッキー・フォーチュン」
2000年「Dr.Tと女たち」
2001年「ゴスフォード・パーク」

次に、IMDBのミニ伝記。

ロバート・アルトマンは、
1925年2月20日、ミズーリ州カンザス市に
保険外交員の父と母親ヘレンの間に生まれた。
6歳のとき、St. Peters Catholic schoolに入学。
Catholic high schoolにも通った。
その後、Rockhurst high schoolに転校し、
安いテープレコーダーで、音楽づくりをはじめた。
モンタナ州のレキシントンにある
Wentworth Military Academy に入学した。
1945年、空軍に入り、B-24の操縦士になった。
除隊後、Calvin Co.に勤め、映画製作を学ぶ。
1955年に会社をやめ、あまり注目されぬ
インディペンデント映画を撮っているときに、
アルフレッド・ヒッチコックに見出される。、
以後、多くのTV映画を撮ることになるが、
大勢の候補者のなかから、選ばれて、
"MASH (1970)"の脚本を引き受けたのが、
ブレークのきっかけとなった。
製作者たちには注目してもらえなかったが、
これが、最初の成功作になったのである。

オトーサン、
「そうか、45歳まで芽が出なかったんだ」


過去のない男

オトーサン、
SARS感染予防に神経を使っています。
ものすごく小さな映画館を選んで見に行きました。
「45席か、うちのリビングのほうが広いかも」
まさか、そんなことはありませんが、
「ここなら、SARSに感染しにくいだろう」
WHOの最新の発表によれば、死亡率は15%。
うち、65歳以上は、何と50%なのです。

原題:Mies vailla menneisyytta (2002)     
      The Man Without a Past 
監督・脚本:Aki Kaurismaki
Genre: Comedy /Fantasy /Drama /Romance
Rated PG-13 for some violence.
上映時間:97分
あらすじ:
アキ・カウリスマキ監督による
「Finland」3部作の第2部である。 
映画は、ヘルシンキに着いたひとりの男を追う。
ひどく殴られ、記憶喪失になる。
名前も、自分の過去に関するすべてを失ったために、
仕事もアパートも得ることができない。 
そこで、街外れのコンテナに住んで、
徐々に人生の痕跡をたどりはじめる。 

出演者:
Markku Peltola ....  M 
Kati Outinen ....  Irma(イルマ) 
Sakari Kuosmanen ....  Anttila(アンティラ)
オトーサン、
「うーん、俳優はごく普通のひとだなあ。
うまいとは思わないけど、リアリティがある」

その他の出演者:
Juhani Niemela ....  Nieminen 
Kaija Pakarinen ....  Kaisa Nieminen 
Annikki Tahti ....  Flea Market Manageress 
Anneli Sauli ....  Bar Owner 
Elina Salo ....  Shipyard Clerk 
Outi Maenpaa ....  Bank Clerk 
Esko Nikkari ....  Bank Robber 
Pertti Sveholm ....  Investigating Officer 
Matti Wuori ....  Lawyer 
Aino Seppo ....  Ex-wife 
Janne Hyytiainen ....  Ovaskainen 
Antti Reini ....  Electrician 

User Rating:  7.9/10 (1,627 votes)  
オトーサン、
「高いスコアだ」

カンヌ映画祭グランプリ
主演女優賞受賞:カティ・オウティネン

アカデミー賞外国語映画賞ノミネート

User Comments:
Howard Schumannさん
Vancouver, B.C.
2002年10月7日
終末医療の苦悩

「世界に何の希望もないならば、
ペシミズムに流されぬ
希望に満ちた映画をつくりたい。
なぜならば、今日、すべてが悪くなっているからだ」
         ーアキ・カウリスマキ

フィンランドの監督、
アキ・カウリスマキの最新作は、 
彼らしいよい感じのコメディである。
つまり、無表情のユーモア、
ストイックな登場人物たち、
労働者階級の置かれた荒れた環境、 
アメリカのロック・ミュージック。
この映画は、今年のカンヌ映画祭で 
グランプリを受賞しているが、
残念ながら、新境地を開いたとは言い難い。
マルク・ペルトーラは、
ヘルシンキにやってきて、列車を降りた途端に
殴られ、所持品を盗まれた溶接工を演じている。
Mという名の男として、ようやく生きのびるものの、
過去の記憶の一切を失い、所持品もない。
徐々に記憶の断片をつぎあわせながら
街外れの不法占拠者やホームレスたちにまじって
人生を再開する。
寛大な住民たちに助けてもらい、 
救世軍から食べ物や衣料品をもらう。
そして、救世軍のイルマに出会い、恋に落ちる。
厳しい状況下で、警備員から前借りし、
ハンニバルという名の獰猛なイヌと暮らす。
アメリカのロック・ミュージックやブルーズを奏でる
ジューク・ボックスを修理し、
町の救世軍の一団をロックバンドに仕立てあげる。
ところが、また、事件が起きる。
銀行強盗と間違えられて逮捕されるのだ。
たまたま、その場に居合わせて、
身分を証明できなかったからだ。
その後、かれは、例の銀行強盗に出会うが、
凍結された口座の金を自分のために働いたひとに、
やってくれと頼まれる。
これは、おだやかなファンタジーで、
「ミラノの奇跡」にちょっと似ている。 
デ・シーカ監督のように、監督は、 
社会が忌避し、軽蔑する様を劇的に描いている。
だが、最終的に、この映画は、コメディにしても、
社会風刺にしても、キュート過ぎると思う。
いい映画だが、あまりに多くの賢い寸言があり、
精神安定剤を服用しているジェイ・レノのように
しゃべりまくる色鮮やかな登場人物が大勢出てくる。


オトーサン、
「一杯のかけそば風の映画だなあ」
この監督、小津安二郎監督に私淑しているらしく、
昔の日本映画に流れている安らぎを感じました。
列車のなかで、日本の歌が流れるなか、
お寿司を前に日本酒を飲むなんて、いい感じです。
「...そういえば、フィンランドは、親日だったな」
日露戦争で、小国日本が大国ロシアを
コテンパンにやっつけて以来親日感情が強いのです。


ベンゴ

オトーサン、
「50円も値上げ! しっかり商売してるなあ」
GEOが5月1日から195円へ値上げ。
このお店、開店直後は、95円だったのです。
「もう、GEOとも縁切りだなあ」
DVDを手当たり次第に借りてきましたが、
7本のうち、2本は、前に借りたDVDでした。

原題:Vengo (2000)     
監督:Tony Gatlif
脚本:Tony Gatlif / David Trueba 
Genre: Musical / Drama 
Country: France / Germany / Spain / Japan 
Language: French / Spanish 
上映時間:90分
あらすじ:
カコは、誇り高い色男。
一家のボスで、地元の顔役のひとり。
最愛の娘の死で、心はズタズタになっている。
しばしば墓所を訪れ、
娘の写真に対面してはすすり泣く。
いま、その代償に精神障害の甥、
ディエゴを可愛がっている。
ディエゴの父親は、カコの兄だが、
地元のもうひとつの顔役カラバカ一家の男を
殺して、隠れている。
カラバゴ一家は、復讐を誓い、
コカに裁きを要求してくる。
兄を裏切るのはイヤだと拒否すると、
一家は、イラ立つ。
兄の居場所を突き止められないと分かると、
今度は、代わりにデイエゴを殺すと言い出す。
誇り高いカコは、殺戮と復讐の悪循環を
止めなければならないと決意する。 
だが、どうしたら、これを実現し、
最愛のディエゴを守り通すことが出来るだろうか?

出演者:
Antonio Canales ....  Caco(カコ) 
Orestes Villasan Rodriguez....  Diego(ディエゴ)
Antonio Dechent.. Primo Alejandro(アレハンドロ)
オトーサン、
「やっぱり、一流のひとは、ちがうな。
何をやらせても、味や風格がある...」
カコを演じたアントニオ・カナーレスは、
最高のフラメンコの踊り手のようです。
経歴は、出ていませんでした。

その他の出演者: 
Bobote ....  Primo Antonio 
Juan Luis Corrientes ....  Primo Tres 
Fernando Guerrero Rebollo ....Fernando Caravaca 
Francisco Chavero Rios ....  Francisco Caravaca 
Jose Ramirez 'El Cheli' ....  Primo Caravaca 1 
Juan-Luis Barrios Llorente....  Primo Caravaca 2 
Jesus Maria Ventura ....  Primo Caravaca 3 
El Moro ....  Pepe Sardina 
Manuel Vega Salazar ....  Anselmo 
Maria Faraco ....  La Catalana 
Natasha Mayghine ....  Alma 
Maria Altea Maya ....  La Coneja 


User Rating:  6.0/10 (217 votes)  
オトーサン、
「意外に、低いなあ」
見るひとによっては、
もっと高くていいと思うかも。

2001年セザール賞:最優秀音楽賞

User Comments:
dromascaさん
Herzlya, Israel
2002年9月11日
すばらしい音楽だが、
すばらしい映画ではない

すばらしい音楽があっても、
すばらしい映画が出来るというものではない。
もし、この映画が、
ミュージック・チャネルで放映されたら、
音楽フアンは、
メロドラマの部分は不要だというだろう。
それがなければ、30分もの歌や踊りを
楽しめたはずだと。
面白いことに、
この映画を映画館や映画チャネルで見たら
反対に、音楽が邪魔に思えるだろう。 
すばらしい音楽、すばらしい踊りがある。
その他は、皮相的なジプシーの復讐物語であり、
単純で、そう興味深いものでもない。
登場人物の何人かは、興味深く、いい演技をみせる。
だが、記憶に残るのは、
やはり、音楽であり、
フラメンコダンスであり、
アンダルシアの風景である。
スコアは、10点満点で7点。
もし、ジプシー音楽や文化のフアンでなかったら、
借りてはいけない。


オトーサン、
「本場のフラメンコ、
いいなあ。魂がゆさぶられる。
こういう異文化をもっと大事にしないと...」

最後に、映画の最後に流れていた
ジプシーの代表的な歌の歌詞をご紹介しましょう。

♪私はさまよう
あてもなく風景もなく
私には故郷がないから
この指に火を灯して
魂の歌をあなたに歌う
心の弦をふるわせて

♪私はアラモの生まれ
アラモの女
居場所もなく
風景もなく生きていく
私には故郷がないから

♪私はアラモの生まれ
アラモの女
その魅惑の歌を
あなたが歌う時、
女たちは喜びにふるえる

このジプシー映画とその監督に、
興味をもたれた方は、下記のサイトへどうぞ。
・ベンゴ
http://c-cross.cside2.com/html/a10he002.htm

・監督インタビュー
http://c-cross.cside2.com/html/a20ka001.htm


マルコムX

オトーサン、
数年前、NYのハーレムに粉れこんだとき、
豹の目をした黒人の若者がたむろしていて、
鋪道には、マルコムXと書き殴ってありました。
「おお、こわ!どういうひとなのかなあ?」

原題:Malcolm X (1992)     
監督:Spike Lee
原作:Alex Haley / Malcolm X ほか
Genre: Drama 
上映時間:194分
あらすじ:
マルコムXの伝記。
有名なアフリカ系アメリカ人のリーダー。
幼時の名はマルコム・リトル。
説教師の父親は、KKKに殺された。
かれは、ギャングになり、獄中で、
イライジャ・ムハマドの書物、
"the Nation of Islam"と出会う。
出所後、かれは、その教えを説くようになり、
メッカ巡礼にも行く。
イスラム教に転向し、スンニ派になる。
名前を、El-Hajj Malik Al-Shabazzに改めて、
間違いを認め、反白人主義を捨てる。
その後、暗殺され、Muslim Martyrとなる。

出演者:  
Denzel Washington ....  Malcolm X/Malcolm Little 
                      (マルコムX)
Angela Bassett ....  Betty Shabazz (ベティ)
Al Freeman Jr. ....  Elijah Muhammad
           (イライジャ・ムハマド) 
オトーサン、
「デンゼル、いい奴だなあ。
過激な火を吐くような演説、
家族愛に満ちたやさしい笑顔」

DENZEL WASHINGTON デンゼル・ワシントン 
誕生日 1954/12/28 
出身 米ニューヨーク州マウント・バーノン 
父は牧師、母はゴスペル歌手。
フォーダム大学でジャーナリズムを専攻するが、
やがて演劇を志し、
卒業後、サンフランシスコの演劇学校で学ぶ。
その後、ニューヨークへ戻り、
プロの俳優としてオフ・ブロードウェイの
舞台に上がる。
テレビでは77年「ウィルマ」や
6年続いたシリーズ「ST.ELSEWHERE」の
医師役がある。
映画デビューは81年「ハロー・ダディ」。
89年「グローリー」でアカデミー助演男優賞受賞。
「遠い夜明け」でアカデミー助演男優賞にノミネート
「マルコムX」のマルコムX役で
アカデミー主演男優賞にノミネートされている。
私生活では歌手のポーレッタ・ピアソンと結婚し、
4児の父。 
活躍度 ◎→ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆☆☆ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆★★★★ 
出演作 
1981年「CARBON COPY」「ハロー・ダディ」
1984年「ソルジャー・ストーリー」
1986年「キングの報酬」
1987年「遠い夜明け」
1988年「デンゼル・ワシントン
      /女王と祖国のために」
1989年「グローリー」◆アカデミー助演男優賞
     「刑事クイン 妖術師の島」
     「リユニオン 再会」
1990年「モ’・ベター・ブルース」
     「私の愛したゴースト」
1991年「ミシシッピー・マサラ」
     「リコシェ 炎の銃弾」
1992年「マルコムX」◇
1993年「から騒ぎ」「フィラデルフィア」
     「ペリカン文書」◇
1995年「青いドレスの女」
     「クリムゾン・タイド」◇
     「バーチュオシティ」
1996年「戦火の勇気」◇「天使の贈り物」
1997年「悪魔を憐れむ歌」◇
1998年「ラスト・ゲーム」◇
1999年「マーシャル・ロー」◇
     「ボーン・コレクター」◇
     「ザ・ハリケーン」◇
2000年「タイタンズを忘れない」◇
2001年「トレーニング・デイ」◇
2002年「ジョンQ」◇「きみの帰る場所」 


その他の出演者:
Albert Hall (I) ....  Baines 
Delroy Lindo ....  West Indian Archie 
Spike Lee ....  Shorty 
Theresa Randle ....  Laura 
Kate Vernon ....  Sophia 
Lonette McKee ....  Louise Little 
Tommy Hollis ....  Earl Little 
James McDaniel (I) ....  Brother Earl 
Ernest Thomas ....  Sidney 
Jean Claude La Marre ....  Benjamin 2X
O.L. Duke ....  Pete 
Larry McCoy (I) ....  Sammy 

User Rating:  7.4/10 (4,317 votes)  
オトーサン、
「高いスコアだ」

アカデミー賞ノミネート:
主演男優賞:デンゼル・ワシントン

User Comments:
philhlさん
Ottawa, ON
2002年3月26日
すばらしい。
スパイク・リーが、
この映画を監督しているのは、
うれしいことだ。 

この映画について、言いたいことは、
スパイク・リーが、この映画を、
今日のアメリカのスタジオで創られた
多くの他の伝記のように
天使としてではなく、 
市民権運動のリーダーとして、
ひとりのヒューマンな人間として、
描いていることだ。
最初、Norman Jewison監督のはずだったが、
スパイク・リーに交代した。
リーが、黒人が監督すべきと主張したからだ。
それは、ほんとうに正解だった。
「ハリケーン」を見ると、
Jewison監督なら、おそらく 
マルコム・リトルをルーベン・カーターの
ように聖人として描いたことだろう。
伝記というものは、
正確に人物を描かねばならない。
実際より大物として描いてはならないのだ...
スパイク・リーは、いい仕事をした...
願わくば、「ハリケーン」も、
かれが監督したらよかったと思う。


オトーサン、
「これぞ、
黒人による
黒人のための
黒人の映画だ」
ブラック・ムービーの旗手である
黒人監督スパイク・リー、
黒人俳優ナンバーワンのデンゼル・ワシントン、
以下、スタッフも、出演者も黒人ばかり。
「すごいなあ、この告発!」
白人が、黒人を奴隷として、
次には、3流の国民として
いいように扱ってきた実態を告発しています。
「アメリカン・ドリーム?
そんなものは白人の夢だ。
黒人にとっては、悪夢でしかない!」
「人類のはじまりは、黒人だ!」
「聖書によれば、イエスも黒人だ!」
「アメリカが消えても、黒人は残る!」
「この世で最大の殺人者は、白人だ。
この世で最大の拉致者も、白人だ!」


アンドリューNDR114

オトーサン、
このDVDも、題名がいかにもSFじみていて
ずっと敬遠してきました。
「でも、一応、ラインナップに加えておかねば」
見始めて、びっくり。
ご贔屓のロビン・ウィアムスが主演なのです。

原題:Bicentennial Man (1999)     
監督:Chris Columbus
原作:Isaac Asimov 
Genre: SF /Drama /Romance 
Rated PG for language and some sexual content.
Country: USA / Germany 
Language: English 
上映時間:132分
あらすじ:
この映画は、主役のアンドロイドの
人生を描いている。
召使や家事ロボットとして購入されたが、
数日も経たないうちに、マーチン一家は、
普通のロボットを買ったのではないことに気づく。
アンドリューは、感情をもち、創造力があるのだ。
200年にわたる物語のなかで、
アンドリューは、人間性の機微を知り、
自分を創造した会社が、欠陥商品として
自分を破壊することを食い止めようとする。

出演者;
Robin Williams....Andrew Martin (アンドリュー)
Embeth Davidtz ....  Little Miss Amanda Martin
          /Portia Charney
          (リトル・ミス /ポーシャ)
Sam Neill ....  'Sir' Richard Martin (マーチン)
オトーサン、
ロビン・ウィリアムスが、
ロボットのアンドリューの声で出演しています。
「相変わらず、しゃべりがうまいなあ」
ロボットまで、ロビンに似せて、つくってあるので、
笑ってしまいました。

ロボットを購入したマーチン役の俳優、
「どこかで見たなあ?」
サム・ニールは、「ジュラシック・パーク」に
出演し、逃げ回っていたのが印象的でした。

ポーシャは、
さほど演技がうまいとは思いませんでしたが、
ロビンが恋する相手なので、好感をもちました。
何度も紹介しているので、
経歴紹介からは、ロビンを除きましょう。

SAM NEILL サム・ニール 
誕生日 1947/9/14 
出身 アイルランド 
カンタベリー大学在学中に演劇に目覚め、
卒業後、国立映画ユニットでドキュメンタリーの
演出及び舞台俳優として活躍する。
77年「テロリストたちの夜」で映画デビュー。
89年に結婚した日本人メーキャップ・アーティスト
の妻と2人の娘がいる。 
活躍度 ○↑ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1977年「テロリストたちの夜/自由への挽歌」
1979年「わが青春の輝き」
1981年「特別奇襲戦隊Z」
     「オーメン最後の闘争」
     「ポゼッション」
1982年「エニグマ奇襲指令」
1984年「他人の血」
1985年「プレンティ」
1987年「普通の女」
1988年「デッドカーム/戦慄の航海」
1990年「レッド・オクトーバーを追え」
1991年「夢の涯てまでも」「チャイナシャドー」
1992年「透明人間」
     「ダーティ・ゲーム/堕ちた工作員」
1993年「ピアノ・レッスン」
     「ジュラシック・パーク」
1994年「泉のセイレーン」
     「ジャングル・ブック」
     「ヴィクトリー/遙かなる大地」
1995年「マウス・オブ・マッドネス」
     「恋の闇 愛の光」
1996年「革命の子供たち」
     「コリン・マッケンジー
      /もうひとりのグリフィス」
1997年「スノーホワイト」
     「イベント・ホライゾン」
     「モンタナの風に抱かれて」
1998年「エクスカリバー 聖剣伝説」
1999年「アンドリューNDR114」
2000年「月のひつじ」
2001年「ジュラシック・パークV」
     「N.Y.犯罪潜入捜査官」 


EMBETH DAVIDTZ エンベス・デイビッツ 
誕生日 1966/1/1  
出身 米ニュージャージー州 
9歳の時、南アフリカに移り、
ロード・ユニバーシティで演劇と英文学を専攻。
90年「スウィート・マーダー」で映画デビュー。 
活躍度 △→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆★★★★ 
出演作 
1990年「スウィート・マーダー」
1993年「キャブテン・スーパーマーケット」
     「シンドラーのリスト」
1995年「告発」
1996年「七月の宴」「マチルダ」
1997年「相続人」◇「ラスト・ライツ」◇
1998年「悪魔を憐れむ歌」◆
1999年「アンドリューNDR114」◇
2001年「ブリジット・ジョーンズの日記」
     「穴」◆「13ゴースト」◆ 

その他の出演者;
Oliver Platt ....  Rupert Burns 
Kiersten Warren ....  Galatea 
Wendy Crewson ....  'Ma´am' Martin 
Hallie Kate Eisenberg ....  7 Year Old 
       'Little Miss' Amanda 
Martin Lindze Letherman ....  9 Year Old
            'Miss' Grace Martin 
Angela Landis ....  'Miss' Grace Martin 
John Michael Higgins ....  Bill Feingold, 
             Martin's Lawyer 
Bradley Whitford ....  Lloyd Charney 
Igor Hiller ....  10 Year Old Lloyd Charney 
Joe Bellan ....  Robot Delivery Man 
Brett Wagner (I) ....  Robot Delivery Man 
Stephen Root (I) ....  Dennis Mansky, 
          Head of NorthAm Robotics 

User Rating:  6.1/10 (4,974 votes)  
オトーサン、
「もっと高いスコアでも、
いいのではないでしょうか」

アカデミー賞ノミネート:
メイクアップ賞

User Comments:
Juanjo Bernabeuさん
Bilbao, Spain
2002年9月20日
劇場で見るよりも、DVDのほうがいい。

この映画、シネマ・コンプレックスで見た。
あまり、印象には残らなかった。
友人たちは、好きだといわなかったし、
ある奴なんか、上映中に寝ていた。
最近、これを自宅でDVDで見る機会があった。
最後には、しくしく泣いていた。
これは、お宝映画だと思った。 
映画館では、なぜ、気づかなかったのだろう?
そう、未来の風景の出来は迫力がある。
そう、メイキャップとアニマトロニクスは、
すばらしい。  
別に説教するつもりはないが、
原作のアイディアは、子供だましかも知れない? 
筋は、ものすごい。 
何をするにつけても、この平凡な時代に
こうした尊厳を求めた心をゆさぶる映画は、
高い価値があると思う。
これ以上とりとめのない話をするのは、
やめるが、もし見るのなら、覚えておいてほしい。
他のひとのコメントを読んだが、
この映画を楽しむには、
アイザック・アシモフの原作のフアンである
必要はないと断言したい。
演技については、詳しくないが、
俳優をみるのでなく、登場人物をみるほうがいい。
私は、 Celine Dion のフアンではないが、, 
エンド・クレジットで流れる歌は、ステキだった。
この映画が、アカデミー賞にノミネートされずに、
「タイタニック」などというのが、解せない... 


オトーサン、
「この映画、原作がいいなあ」
ソニーやホンダのロボットが評判を呼んでいます。
家事ロボットの家庭への普及は、
そう遠くない将来に可能になるでしょう。

このアンドリューくん、
プログラム・ミスで、創造性があります。
時計の修理を任されたのを契機に、事業を開始。
蓄財をして、ある日、自由になりたいと言い出して
独立します。
背広を着て、外見だけを見ていると、
人間とほぼ見分けがつかなくなります。
その後、感情が顔に出るように、
また、食べ物の味が分かるように味覚センサーを
つけたり、プログラムの改良をします。
ポーシャに恋をして、
男性としての機能もつけ加えます。
ベッドをともにする仲になったのです。
ところが、
相手のミーシャは、どんどん年をとるのに、
アンドリューは、若いまま。
そう、ロボットは、不老不死なのです。
「伴侶が死んで、ひとり取り残されるのには、
耐えられない!」
そう言って、アンドリューは、設計を改良して
伴侶とともに死ぬのです。

オトーサン、
感情移入してしまい、
「伴侶とともに死ねるなんて、幸せな奴だ」


ウディ・アレンの重罪と軽罪

オトーサン、
ジョーズ・シリーズの駄作につきあわされて、
がっくり。名画に飢えてきました。
新橋のTSUTATAを通りかかったら、
うまい具合に、この映画が棚に置いてありました。

原題:Crimes and Misdemeanors (1989)     
監督・脚本:Woody Allen
Writing credits (WGA) 
Woody Allen (written by)
Genre: Comedy / Drama 
上映時間:107分
あらすじ:
眼科医のジュダは、
ここ数年、ドロレスと情事に耽っている。
いまや、彼女は、結婚してくれないと、
あんたの人生をめちゃめちゃにしてやると脅す。
弟のジャックは、そんな女、殺してしまえという。
ジュダは、道義上のディレンマに陥っている。
人生をだめにするか、殺人か。
一方、記録映画製作者のクリフは、
哲学教師を描いた興味深い映画に代えて、
TV製作者レスターの映画を撮ることになる。
だが、クリフにとって、成功者のレスターは義兄、
やることなすこと、すべて気に入らなかった。

出演者:
Martin Landau ....  Judah Rosenthal(ジュダ) 
Claire Bloom ....  Miriam Rosenthal(ミリアム) 
Woody Allen ....  Cliff Stern (クリフ)
オトーサン、
ジュダ役のマーティン・ランドー、
富と名声を手にしながらも、
情事のつけで悩みぬいている姿が、哀れでした。
ジュダの妻ミリアムの顔に見覚えがありました。
「クレア・ブルームか、懐かしいなあ」
中学時代にみた「ライムライト」の彼女ときたら、
こんな美女が世のなかにいるのかと思ったほど。
当時、彼女は21歳、花の咲き初めでした。
この映画では、すでに58歳
「頬はそげ、落花の盛りかぁ」

CLAIRE BLOOM クレア・ブルーム 
誕生日 1931/2/15 
出身 英ロンドン 
活躍度 △→ 
演技幅 適応 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆★★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1948年「THE BLIND GODDESS」
1952年「ライム・ライト」
1953年「二つの世界の男」「浮気は巴里で」
1955年「リチャード三世」
1956年「アレキサンダー大王」
1958年「カラマゾフの兄弟」
     「怒りを込めて振り返れ」
     「大海賊」
1962年「世にも不思議な物語」
     「チャップマン報告」
1963年「たたり」
1964年「暴行」
1965年「寒い国から帰ったスパイ」
1968年「まごころを君に
      /アルジャーノンに花束を」
1969年「いれずみの男」「濡れてる牝猫」
1970年「朝やけの空」
1977年「海流の中の島々」
1981年「タイタンの戦い」
1985年「デジャ・ヴ/夢の女」
1987年「サミー&ロージー/それぞれの不倫」
1989年「ウディ・アレンの重罪と軽罪」
1995年「誘惑のアフロディーテ」
1996年「デイライト」
1997年「耳の聞こえない男が聞いた話」

MARTIN LANDAU マーティン・ランドー 
誕生日 1931/6/20 
出身 米ニューヨーク・ブルックリン 
55年にリー・ストラスバーグの劇団
アクターズ・スタジオに永久研究生として入団。
59年に北北西に進路を取れ」で映画デビュー。
88年「タッカー」で
アカデミー助演男優賞にノミネート。
94年「エド・ウッド」でアカデミー助演男優賞、
ゴールデングローブ賞などを受賞。
テレビ俳優としても「アンタッチャブル」
「アイ・スパイ」「ボナンザ」「マーベリック」
「拳銃無宿」「ミステリーゾーン」
「アウターリミッツ」「スパイ大作戦」など
50年代後半から60年代後半にかけて活躍した。 
活躍度 ○→ 
演技幅 適応 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1959年「北北西に進路を取れ」「勝利なき戦い」
1960年「奥様の裸は高くつく」
1963年「クレオパトラ」
1965年「偉大な生涯の物語」「ビッグトレイル」
1966年「ネバダ・スミス」
1969年「スパイ大作戦/薔薇の秘密指令」
1970年「続・夜の大捜査線」
1971年「荒野のライフル」
1973年「スーパーガン」
1976年「ビッグ・マグナム」
1979年「メテオ」「アッシャー家の崩壊」
     「ダニー・トラビス」
1980年「アースライト/君は星になった」
     「ニンジャリアン」
1982年「ジャンク・イン・ザ・ダーク」
1983年「ビーイング」
1984年「アクセス・コード/地球壊滅の警告」
1987年「殺人プレイバック」
     「上海娼館からの脱出」
     「W・A・R/復讐の女戦士」
     「サイクロン」
1988年「タッカー」
1989年「ザ・コレクター/沈黙のオブジェ」
     「ファイヤーヘッド」
     「ウディ・アレンの重罪と軽罪」
1990年「バトル・サバイバー」
     「ラスト・カウントダウン
      /大統領の選択」(TM)
1992年「ミストレス」
     「ノー・プレイス・トゥ・ハイド」
     「硝子の塔」
     「血塗られたレガシー」(TM)
1994年「わかれ路」
     「エド・ウッド」アカデミー助演男優賞
     「夢見る小説家」
1995年「リトル・パンダの冒険」
1996年「訣別の街」「ピノキオ」
1997年「B.A.P.S.」
1998年「Xファイル・ザ・ムービー」
     「ラウンダーズ」◆
1999年「エドtv」◆
     「ピノキオ ニュー・アドベンチャー」
2000年「イン・ザ・ビギニング」(TM)
2001年「マジェスティック」 

その他の出演者:
Alan Alda ....  Lester 
Anjelica Huston ....  Dolores Paley
Bill Bernstein ....  Testimonial Speaker 
Stephanie Roth ....  Sharon Rosenthal 
Gregg Edelman ....  Chris 
George J. Manos ....  Photographer
Jenny Nichols (I) ....  Jenny 
Joanna Gleason ....  Wendy Stern 
Sam Waterston ....  Ben 
Zina Jasper ....  Carol 
Dolores Sutton ....  Judah's Secretary 
Joel Fogel ....  T.V. Producer


User Rating:  7.9/10 (5,190 votes)  
オトーサン、
「高いスコアだ」

アカデミー賞ノミネート:
監督賞:ウディ・アレン
助演男優賞:マーティン・ランドー
オリジナル脚本賞

User Comments:
dpmoretti さん
LA
2001年12月23日
圧倒される

これは、私の好きなウディ・アレンの映画だ。
大問題を提起している。
「神は、果たして、我等を見ておられるか?」
この映画は、また、プロフェッショナリズムが、
いかにひとを悪い方向に変えるかを皮肉っている。
歳をとるにつれて、人間関係がいかに
マキャベリスティックになっていくかを示している。
神に選ばれたかに見える少数の者であっても、
普通のひとよりも、
深く傷つくことがありうることを示している。
「神は我等を見ておられるか」という
最も普遍的で、最も困難な質問に対しては、
誰であろうと、正解を得ることはできないのだ。


オトーサン、
ウディ・アレンについては、
2つの相反する感情を抱いています。
演技のほうは、
「せわしなくて、見ていて疲れる」
決してハンサムでも、長身でもないので、
それを補うためか、やたら、せわしないのです。
でも、監督・脚本のほうは、
「都会人を描かせたら、右に出るひとがいない!」
とくに、この映画は、ドストエフスキイーの
「罪と罰」を下敷きにしたのでしょうか、
殺人を犯した主人公の苦悩がよく出ていました。


ジョーズ 4 復讐編

オトーサン、
「第3作は、ひどかったなあ。
確か、ワースト45位だった。
まさか、この第4作が、それ以下ということは
あるまい」
希望的観測で見はじめましたが...ああ。

原題:Jaws: The Revenge (1987)     
監督:Joseph Sargent
脚本:Michael De Guzman 
Genre: Horror / Thriller 
上映時間:91分
あらすじ」
シリーズ第4作では、 
息子たちが、殺されたために
ブロディ署長の妻は、アミティを離れる。 
もうひとりの息子とその妻、
そして孫もいるカリブに行く。
だが、カリブに行ったのは、彼女だけではなかった。
息子を殺した鮫もまた彼女の後を追ったのだ。
そして、復讐劇がはじまる。

出演者:  
Lorraine Gary ....  Ellen Brody(エレン) 
Lance Guest ....  Michael(マイケル) 
Michael Caine ....  Hoagie Newcombe(ホージー) 
オトーサン、
「マイケルケーンのような名優が、
なぜ、こんな映画に出ているんだろう?」
そうなのです、
すっと下積み人生だったのです。
「サイダーハウス・ルール」で
アカデミー助演男優賞を受賞したのは、
何と66歳になってからでした。

MICHAEL CAINE マイケル・ケイン
誕生日 1933/3/14 
出身 英ロンドン 
サセックス州ホーシャムでの舞台監督助手の仕事で
自信をつけ、名前をマイケル・ケインに変える。
ロンドンの演劇学校で学び、舞台でプロデビュー。
56年「韓国の丘」で映画デビュー。
63年「ズール戦争」の中尉役で注目され、
65年「国際諜報局」のハリー・パーマー役で
一躍有名となった。
66年「アルフィー」で
ニューヨーク批評家協会最優秀男優賞受賞。
86年「ハンナとその姉妹」、
99年「サイダーハウス・ルール」で
アカデミー助演男優賞を受賞。
88年「ペテン師とサギ師」、
98年「リトル・ヴォイス」で
ゴールデン・グローブ賞を手にした。 
活躍度 ○→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆☆★ 
出演作 
1956年「韓国の丘」
1957年「スパイ戦線」「最後の決死隊」
1958年「鍵」
1961年「カイロ作戦命令」
1962年「新泥棒株式会社」
1963年「ズール戦争」
1965年「国際諜報局」
1966年「パーマーの危機脱出」「泥棒貴族」
     「アルフィー」
1967年「女と女と女たち」「夕陽よ急げ」
     「10億ドルの頭脳」
1968年「恐怖の落とし穴」「怪奇と幻想の島」
     「大侵略」
1969年「ミニミニ大作戦」「空軍大戦略」
1970年「燃える戦場」「最後の谷」
1971年「狙撃者」「ある愛のすべて」
1972年「悪の紳士録」「探偵/スルース」
1974年「ドラブル」「マルセイユ特急」
1975年「ケープタウン」
     「愛と哀しみのエリザベス」
     「王になろうとした男」
1976年「ニューヨーク一攫千金」
     「鷲は舞い降りた」
1977年「遠すぎた橋」「シルバー・ベアーズ」
1978年「スウォーム」「アシャンティ」
     「カリフォルニア・スイート」
1979年「ポセイドン・アドベンチャー2」
1980年「殺しのドレス」「アイランド」
1981年「キラーハンド」「勝利への脱出」
1982年「デストラップ/死の罠」
     「ジグソーマン」「リタと大学教授」
1983年「愛と名誉のために」
     「アバンチュール・イン・リオ」
1985年「レゲエ de ゲリラ」
     「第三大国の遺産」
1986年「くたばれ!ハリウッド」「影の軍隊」
     「モナリザ」
     「ハンナとその姉妹」
     「ハーフムーン・ストリート」
1987年「恋はお手上げ」
     「ジョーズ87/復讐編」「第四の核」
1988年「ペテン師と詐欺師
      /だまされてリビエラ」
     「迷探偵シャーロック・ホームズ
      /最後の冒険」
     「マネーゲームで大逆転」(声)
1990年「殺意のシステム
      /ショック・トゥ・ザ・システム」
     「Mr.ディスティニー」
     「ダブルチェイス
      /俺たちは007じゃない」
1992年「ブルー・アイス」
     「カーテン・コール
      /ただいま舞台は戦闘状態」
     「クリスマス・キャロル」
     「永遠に美しく」
1994年「沈黙の要塞」
1997年「ブラッド&ワイン」
1998年「リトル・ヴォイス」
1999年「サイダーハウス・ルール」
     「ニューヨークの亡霊」
2000年「追撃者」「クイルズ」
     「デンジャラス・ビューティー」
2002年「オースティン・パワーズ 
      ゴールドメンバー」

その他の出演者:
Mario Van Peebles ....  Jake 
Karen Young (I) ....  Carla 
Judith Barsi ....  Thea Brody 
Lynn Whitfield ....  Louisa 
Mitchell Anderson ....  Sean 
Jay Mello ....  Young Sean Brody 
Cedric Scott ....  Clarence 
Charles Bowleg ....  William 
Melvin Van Peebles ....  Mr. Witherspoon 
Mary Smith (II) ....  Tiffany 
Edna Billotto ....  Polly 
Fritzi Jane Courtney ....  Mrs. Taft 


User Rating:  2.6/10 (3,121 votes)  
bottom 100: #23 
オトーサン、
「おお、ワースト23位だ。
上には上があるというけれど、
下にも下があるもんだ」

User Comments:
Alex Brownさん
Woking, England
2001年3月28日
いやはや、ひどいもんだ

こんな馬鹿気たアイディアを、
一体誰が思いついたんだ? 
マイケル・ケインともあろうものが、
何を考えているんだ。 
こんな映画のどこがいいんだ?
ブロディ一家を狙い、鮫をけしかけ、 
あとは、野となれ山となれとは...。
"The Postman"のようなひどいジャンルの
映画ではないが、似たりよったりだ。
友達が、立体メガネをかけて
「ジョーズ」を見ているのを見たって、
面白くも何ともない。
ひどい、もうやめてくれ。 


オトーサン、
バハマの海やビーチを堪能しました。
海の色が緑色で、はなやなかビーチライフが
繰り広げられています。
「...でもなあ。よくもまあ」
何といっても脚本が支離滅裂です。
「なぜ?なぜ?なぜ?」の連続なのです。
・なぜ、南の海までサメが、
ブロディ一家を追いかけていくのでしょうか?
・なぜ、エレンは、鮫がいるに決まっている
海にひとりで丸腰で出かけてしまうのでしょうか?
・なぜ、雇われパイロットのホージーが、
水上飛行機を壊される危険を犯すのでしょうか?
・海から上がったばかりなのに、
なぜ、かれのシャツは渇いているのでしょうか?
・なぜ、鮫の口に入ったジェイクが、
無事なのでしょうか?
・なぜ、後になるほど鮫がチャチに見えるように
するのでしょうか?

そして、最後に、関係者に聞きたいものです。
・なぜ、スピルバーグの傑作「ジョーズ」を
メチャメチャにして喜んでいるのですか?


ジョーズ 3

オトーサン、
「ジョーズ2は、意外に面白かった。
第3作は、どうかなあ。
第4作もあるから、そうひどくはないだろう。
ひどかったら、打ち切りだものなあ」
ある程度、覚悟してみはじめました。

原題:Jaws 3-D (1983)     
監督:Joe Alves
原作:Peter Benchley 
脚本:Carl Gottlieb (I) ほか
Genre: Horror / Thriller
あらすじ: 
シリーズ第3作では、
子鮫が、フロリダのシーワールドに迷い込む。
海洋生物学者たちが、子鮫を捕獲し、
研究しようとする。
だが、死体が発見され、子鮫が下手人と目される。
よく調べてみると、子鮫が殺人者ではなかった。
35フィートもある母鮫がパークに侵入し、
入園者をめちゃめちゃにするのだ。

出演者:
Dennis Quaid ....  Mike Brody(マイク) 
Bess Armstrong.... Kathryn Morgan(キャサリン) 
Simon MacCorkindale ....  Philip FitzRoyce
            (フィリップ)   
オトーサン、
「あれ?署長が出ていない!」
でも、あのメグの旦那さんのデニス・クエイドが
出ていますし、海洋生物学者キャサリンにも
好感をみちました。
この2人の経歴を見ておきましょう。

DENNIS QUAID デニス・クエイド 
誕生日 1953/4/9   
出身 米テキサス州ヒューストン 
俳優の兄ランディ・クエイドの影響で
高校時代から演技の勉強を始め、
ヒューストン大学では演劇を専攻。
1991年にメグ・ライアンと結婚し、
2001年7月16日、離婚した。 
活躍度 ○↑ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1975年「クレイジー・ママ」
1977年「9/30/55」
1978年「勝利の季節/ウイニング・シーズン」
1979年「ヤング・ゼネレーション」
1980年「ロング・ライダーズ」
1981年「おかしなおかしな石器人」
     「さよならジョージア」
1983年「ザ・ファイト」「ジョーズ3」◇
     「ドリーム・スケープ」
     「ライトスタッフ」
1985年「第5惑星」
1987年「インナースペース」
     「ビッグ・イージー」
     「容疑者」
1988年「D.O.A/死へのカウントダウン」◇
     「熱き愛に時は流れて」
1989年「グレート・ボールズ・オブ・
      ファイヤー」
1990年「愛と哀しみの旅路」
     「ハリウッドに口づけ」
1993年「アンダーカバー・ブルース
      /子連れで銃撃戦」◇
     「フレッシュ・アンド・ボーン
      /渇いた愛のゆくえ」
     「ワイルダー・ナパーム」
1994年「ワイアット・アープ」
1995年「愛に迷った時」
1996年「ドラゴンハート」
1997年「ゴーイング・ウエスト」
     「ギャング・リレーテッド」
     「スイッチ・バック」◇
1998年「ファミリー・ゲーム」◇
     「セイヴィア」◇
1999年「エニイ・ギブン・サンデー」◆
     「マイ・ハート,マイ・ラブ」◇
2000年「オーロラの彼方へ」◇「トラフィック」
2002年「オールド・ルーキー」◇
 
BESS ARMSTRONG ベス・アームストロング 
誕生日 1953/12/11  
出身 米メリーランド州ボルティモア 
ブロンドの美人女優ベス・アームストロングは
小さい時から演劇を志し、
ブラウン大学3年生の頃には100本以上の舞台を
踏んでいる。
彼女の映画デビュー作は「HOUSE OF GOD」。
その前にテレビ番組「ONOUR OWN」の主役に
抜擢されている。
彼女の映画出演作としては、
トム・セレック共演した冒険映画「ハイ・ロード」。
ここでは失踪した父親を捜しに複葉機に乗って
中国大陸へ向かうヒロインを演じている。
さらにデニス・クエイドと共演した「ジョーズ3」
では、ジョーズと戦う海洋生物学者を演じ、
アクション映画のヒロインとしては
欠かせない女優となっている。 
活躍度 △↓ 
演技幅 適応 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆★★★★ 
出演作 
1981年「四季」
1982年「新・ジキル博士とハイド氏」
1983年「ハイ・ロード」◇「ジョーズ3」◇
1984年「フィービー・ケーツのレース」(TM)
1986年「恋のじゃま者」
1989年「超能力名探偵ボビー」(TM)
1993年「水曜日に抱かれる女」
1995年「禁断の記憶」(TM)
1998年「I LOVE ペッカー」

その他の出演者:
Louis Gossett Jr. ....  Calvin Bouchard 
John Putch ....  Sean Brody 
Lea Thompson ....  Kelly Ann Bukowski 
P.H. Moriarty ....  Jack Tate 
Dan Blasko ....  Dan 
Liz Morris ....  Liz 
Lisa Maurer ....  Ethel 
Harry Grant (IV) ....  Shelby Overman 
Andy Hansen ....  Silver Bullet 
P.T. Horn ....  Funnel guide 
John Edson ....  Bob Woodbury 
Kaye Stevens ....  Mrs. Kellender 

User Rating:  3.1/10 (3,026 votes)  
       bottom 100: #45 
オトーサン、
「えっ? ワースト45?
そんなのってIMDBにあったの?」

User Comments:
NickL-3さん
Plainsboro, NJ
1999年8月16日
魔法だよ

この映画を何回も見てるぜ。
ロイ・シュナイダーが、
なんで出ていないんだ。分からん。
だけど、デニス・クエイド
やルイ・ゴセット・Jrが出てるから、
まあいいか。うまいぜ。 
とにかく、この映画、鮫がパークに侵入するんだ。
魚も人間も、鮫の朝食、ランチ、ディナーに
なってしまう。
10点満点で8点あげたい。
この映画、いいと思うけどなあ。 


オトーサン、
この映画、ジョーズのシリーズとは
到底、思えません。
だって、あの味のある署長が出ていないのです。
主演男優が出ないシリーズってあっります?
例えば、寅さんの出ない寅さん映画や、
ロッキーの出ないロッキー映画なんて。
「クリープを入れないコーヒーどころか、
コーヒーすら入れないコーヒーのようなもの」

また、鮫の出る場所を
シーワールドに限定してしまっています。、
シリーズの特徴であった海岸や大海原の開放感が
すっかり消えてしまっています。


ジョーズ 2

オトーサン、
1000本収録が迫ってきたので、
ほのぼの批評のラインアップを充実させようと必死。
「...ジョーズ・シリーズも見終えていないなあ」
スピルバーグの「ジョーズ」は、世界の名画でした。

原題:Jaws 2 (1978)     
監督:Jeannot Szwarc
脚本:Carl Gottlieb (I) / Howard Sackler 
Genre: Horror / Thriller
上映時間:116分
あらすじ:
平穏無事の4年が過ぎて、
また、巨大な人食い鮫がやってきた。
一連のボート事故や不思議な事故が起きて
ブロディ署長は、アミティ・アイランドに 
巨大人食い鮫がやってきたことを確信する。
だが、観光優先の町の有力者たちを
納得させることは、出来なかった。
それどころか、解雇されてしまう。
やがて、より多くのボート事故が起きるなか、
ブロディ署長の2人の息子が
友人たちと船遊びに出かけてしまう。 
鮫に襲われる前に、救い出さねばならない。

出演者:
Roy Scheider ....  Police Chief Martin Brody 
         (ブロディ)
Lorraine Gary ....  Ellen Brody(エレン) 
Murray Hamilton ....  Mayor Larry Vaughn(市長) 
オトーサン、
「やっぱり、ブロディ署長を演じた
ロイ・シャイダーは、独特の渋い持味がある!」
第1作の「ジョーズ 575」の批評で、
すでに彼の経歴は紹介済みですが、
あらためて、ご紹介しましょう。

ROY SCHEIDER ロイ・シャイダー 
誕生日・性別 1932/11/10 MAN 
出身 米ニュージャージー州 
テレビでは「シークエスト」の艦長ブリッジャー役。
映画は「ペーパー・ライオン」でデビュー。
「ジョーズ」の署長役が有名。 
活躍度 ○→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆★★★★ 
出演作 
1968年「栄光のタッチダウン」
1969年「スター!」「USAブルース」
1970年「ルーという女」
1971年「コールガール」
     「フレンチ・コネクション」
1973年「ザ・セブン・アップス」
1975年「ジョーズ」◇
1976年「マラソンマン」
1977年「恐怖の報酬」
1978年「ジョーズ2」◇
1979年「オール・ザット・ジャズ」
     「LAST EMBRACE」
1982年「殺意の香り」
1983年「ブルーサンダー」◇
     「ファイナル・イブニング」
1984年「2010年」
1986年「メンズクラブ/真夜中の情事」
1987年「デス・ポイント/非情の罠」
1989年「ジャッカー」「青春!ケンモント大学」
     「ナイトゲーム/殺意のスタジアム」
1990年「対決」「ロシア・ハウス」
     「ウォッチャー」
1991年「裸のランチ」
1993年「ロイ・シャイダーIN炎の追撃」◇
1994年「蜘蛛女」
1996年「エグゼクティブ・ターゲット」
     「ピースキーパー」◆
1997年「ザ・キーパー」
     「ミス・オブ・フィンガープリンツ」
     「ザ・レイジ」「レインメーカー」
     「デストラクション 制御不能」
1998年「エグゼクティブ・エクスプレス
      プリズンブレイク」
1999年「偽造」◆
2000年「デイブレイク」◇「死霊の門」◇

その他の出演者:
Joseph Mascolo ....  Leonard 'Len' Peterson 
Jeffrey Kramer...Deputy Leonard 'Jeff' Hendricks 
Mark Gruner ....  Michael 'Mike' Brody 
Ann Dusenberry ....  Tina Wilcox 
Collin Wilcox Paxton ....  Dr. Elkins 
Barry Coe (I) ....  Tom Andrews 
Susan French (I) ....  Elderly Water-skiing 
            Accident Witness 
Gary Springer ....  Andrew 'Andy' Williams 
Donna Wilkes ....  Jackie 
Gary Dubin ....  Ed 
John Dukakis ....  Polo 
G. Thomas Dunlop ....  Timmy 

User Rating:  5.2/10 (4,017 votes)  
オトーサン、
「ありゃっ、意外に低いな」

User Comments:
Op_Primeさん
Ardmore, PA
1999年10月4日
よく出来た続編

「ジョーズ2」は、
出来のよい第1作に対して
生き残るという難題を抱えていたが、
それをまあクリアしている。
第1作には及ばないが、非常によい。
第1作と同様、よく出来ている。
特殊効果は、第1作よりも進歩している。
同じようななつかしいサスペンスもある。
物語は似たようなもので、
第1作ほどの品質はないが、
第3作や第4作よりは、いい。


オトーサン、
青海原と白砂の海岸風景をみながら、
この映画での主人公が、
「タマちゃんでも出現しないかなあ」
などといいながら、
のんびりと海を眺めている様を想像しました。
でも、そんな平和は長続きしなかったのです。
何しろ、最愛の2人の子供の命がかかる
人食い鮫の事件に巻きこまれたのですから。
この映画、そんな非常事態における親の気持ちが
よく描かれているように思いました。

オトーサン、
「そうそう、
ジョーズを見た後、
すっかり海水浴に行かなくなったなあ」 
これは、何も、オトーサンだけでなく、
みんなが似たような体験をしているようです。
この前、ゴールドコーストに行ったときも、
パラセールや水上スキーをやっている風景を
うらやましくみながらも、
「ここら、鮫がいないのかなあ」
なーんて思ってしまいました。
テロ後のNY、
SARS後の香港や中国、
見る目が変わってしまったのも
同じようなものです。


スター・トレック6/未知の世界

オトーサン、
先日、本屋をのぞいたら、
「週刊スタートレック」が置いてありました。 
「えっ、そんなに熱心なフアンがいるの?」
急遽、1本だけ見てみることにしました。

原題:Star Trek VI: 
   The Undiscovered Country (1991)     
監督:Nicholas Meyer
TV台本:Gene Roddenberry 
原作:Leonard Nimoy ほか
Genre: Action / SF
Country: USA 
Language: English / Klingon 
上映時間:113分
あらすじ:
自分たちの住む月の爆発によって、
クリンゴン族は、50年以内にオゾン層が
完全に減少し、死亡する運命に置かれる。
残された選択肢はたったひとつ。
連邦軍に降伏することだった。
それは、また、70年間にわたる
戦争の終結を意味していた。
カーク提督とその乗組員は、
クリンゴン族を熟知していたので、
交渉支援のため召集される。 
だが、和平交渉は、うまく行かなかった。
それどころか、カークとマッコイは、
暗殺容疑で逮捕され、雪のシベリアにある
強制労働キャンプに送られてしまう。
かれらは、脱出できるだろうか ? 
クリンゴン族との和平は、達成できるだろうか ?

出演者:
William Shatner..Captain James T. Kirk(カーク) 
Leonard Nimoy ....  Captain Spock (スポック)

オトーサン、
「まあ、こういう映画では、
役者の演技力なんかに期待しては
いけないんだろうなあ」
そんなことで、カーク提督の経歴だけを
見てみましょう。
このひとが、スター・トレック・シリーズの
主役のようです。

WILLIAM SHATNER ウィリアム・シャトナー 
誕生日 1931/3/22  
出身 カナダ・モントリオール 
活躍度 △→ 
演技幅 適応 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1958年「カラマゾフの兄弟」
1961年「ニュールンベルク裁判」「嵐の学園」
1964年「暴行」
1974年「キラー・インパルス/殺しの日本刀」
     「ビッグ・バッド・ママ」
1975年「魔鬼雨」
1977年「巨大クモ軍団の襲撃」
1979年「スタートレック」
1980年「大統領の誘拐」
1981年「面会時間」
1982年「スター・トレック2/カーンの逆襲」
     「フライングハイ2
      /危険がいっぱい月への旅」
1984年「スター・トレック3
      /ミスター・スポックを探せ」
1986年「スター・トレック4/故郷への長い道」
1989年「スター・トレック5/新たなる未知へ」
1991年「スター・トレック6/未知の世界」
     「ビルとテッドの地獄旅行」
1993年「ローデッド・ウェポン1」
1995年「ジェネレーションズ
      /STAR TREK」
1997年「シークレット・プラン」
2000年「ファルコン・ダウン」
     「デンジャラス・ビューティー」
2002年「アメリカン・サイコ2」
     「ショウタイム」

その他の出演者:
DeForest Kelley ....  Dr. Leonard 'Bones' McCoy 
James Doohan...Captain Montgomery 'Scotty' Scott 
Walter Koenig ....  Pavel Chekov 
Nichelle Nichols ....  Commander Uhura 
George Takei ....  Captain Hikaru Sulu 
Kim Cattrall ....  Valeris 
Mark Lenard ....  Sarek 
Grace Lee Whitney ....  Janice Rand 
Brock Peters ....  Cartwright 
Leon Russom ....  William 'Bill' Smillie 
Kurtwood Smith ....  Federation President 
Christopher Plummer ....  Change 
Rosanna DeSoto ....  Azetbnur 

User Rating:  6.8/10 (7,341 votes)  
オトーサン、
「かなり高いスコアだ」

アカデミー賞ノミネート
音響効果編集賞
メイクアップ賞

User Comments:
mm-39さん
bored
2002年9月4日
筋が読める

最初から結末が分かる映画なんて見たことある?
この映画がそうだ。
誰も、クリンゴン族がソ連で、 
連邦軍がアメリカだと知っている。
冷戦終結とともに、
このスター・トレックの戦争も終結した。
ベルリンの壁は崩れ落ちたのだ。
最後のひねりも、どうってことはない! 
この映画を救っているのは、シャトナーが、
クリンゴン族の刑務所で戦う場面だけである。
要するに、見る価値があるかどうか
すれすれというところ。
10点満点で6点。
この映画も、同じようなアイディアを
新シリーズと称して性懲りもなく繰り返す
他のシリーズ映画同様に、滅びていくのだろう。


オトーサン、
「この映画を下敷きに、
"スターウォーズ"が誕生したという功績は
認めるけど、続編を見たいと思わないなあ」

でも、アニメやコミック好き世代にとっては、
ゲーム感覚で楽しめる映画でもあるようです。

そんなサイトのひとつをご紹介しましょう。
http://www21.tok2.com/home/endorx/cinema/st.htm


イヴの総て

オトーサン、
この映画をすこし馬鹿にしていました。
というのは、DVDの1500円コーナーに
投売りのように並べられていたからです。
「とんでもない!」
名画中の名画だったのです。

原題:All About Eve (1950)     
監督:Joseph L. Mankiewicz
脚本;Joseph L. Mankiewicz ほか
Genre: Drama 
Color: Black and White 
上映時間:138分
あらすじ:
女優をめざす野心的なイヴは、
ブロードウェイのスター女優マーゴ、
脚本家ロイド・リチャード、
監督ビル・サンプソンに
何とかして近づくこうとする。
この野心と裏切りの古典的な物語は、
アメリカの伝説のひとつになっている。
ベティ・デイビスは、
新作映画で提案されたバンクヘッド役が
気に入らず、こう吐き捨てる。
「今夜は荒れそうだから、
シートベルトをつけたほうがいいわよ」
これは、伝説的なせりふとなった。
だが、すべてのせりふが、
同じように火花を散らしている。

出演者:
Bette Davis ....  Margo Channing (マーゴ)
Anne Baxter ....  Eve Harrington (イヴ)
George Sanders....  Addison DeWitt(アディソン) 
オトーサン、
「いやぁ、ベティ・デイビス、うまいなあ。
うまいなんていうものじゃないなあ。
鬼気迫るというべきか」
それにつけても、思い出すのは、
「何がジェーンに起こったか?」です。
生涯のライバルである
ジョーン・クロフォード演じる実の姉を 
車椅子ごと階段から突き落とす演技です。

BETTE DAVIS ベティ・デイビス 
誕生日 1908/4/5-1989/10/6 
出身 米マサチューセッツ州ローウェル 
あらゆる役に挑み続けた演技派名女優。
ハリウッドのファースト・レディとも呼ばれた。
ニューヨークの小さな劇団から出発し、
31年に映画デビュー。
35年「青春の抗議」38年「黒蘭の女」で
アカデミー主演女優賞を受賞するが、
同賞のノミネートは
「愛の勝利」「月光の女」など8回もある。
37年「札つき女」で
ベネチア映画祭主演女優賞受賞。
50年「イヴの総て」で
カンヌ映画祭主演女優賞受賞。
生涯ジョーン・クロフォードをライバルとし、
汚れ役や難役に果敢に挑戦した。
89年、癌で死去。 
出演作
1931年「母性」「ウォタルウ橋」
1932年「母」「暁の耕地」「舗道の三人娘」
1933年「春なき二万年」「落下傘」
     「失踪者三万人」
1934年「流行の王様」「めりけん商売」
     「偽者紳士」     「痴人の愛」
1935年「国境の町」「日かげの花」「特高警察」
     「青春の抗議」アカデミー主演女優賞
1936年「化石の森」
1937年「札つき女」「倒れるまで」「或る女」
     「恋愛合戦」
1938年「黒蘭の女」アカデミー主演女優賞
     「黄昏」
1939年「愛の勝利」
1940年「凡てこの世も天国も」「月光の女」
1941年「偉大なる嘘」「偽りの花園」
1942年「情熱の航路」
1943年「ラインの監視」「旧友」
1944年「ハリウッド玉手箱」
1945年「小麦は緑」
1946年「盗まれた青春」「愛憎の曲」
1948年「花嫁の季節」
1950年「イヴの総て」
1959年「大海戦史」
1961年「ポケット一杯の幸福」
1962年「何がジェーンに起こったか?」
1964年「禁じられた抱擁」
     「誰が私を殺したか?」
     「愛よいずこへ」
1965年「ふるえて眠れ」「妖婆の家」
1976年「家」
1978年「ナイル殺人事件」
1980年「呪われた森」
1987年「8月の鯨」

GEORGE SANDERS ジョージ・サンダース 
誕生日 1906/7/3-1972/4/25  
出身 ロシア・サンクトペテルブルク 
出演作
1936年「奇蹟人間」「勝鬨」
1937年「狙はれたお嬢さん」「奴隷船」
1938年「四人の復讐」
1939年「戦慄のスパイ網」
     「アリガニー高原の暴動」
     「暗黒街に明日はない」
1940年「レベッカ」「海外特派員」
1941年「天国の怒り」「マンハント」
     「砂丘の敵」
1942年「激闘」「運命の饗宴」「海の征服者」
1943年「自由への戦い」
1944年「アラブの陰謀」「謎の下宿人」
1945年「ドリアン・グレイの肖像」
     「戦慄の調べ」
1947年「美貌の友」「幽霊と未亡人」「誘拐魔」
     「永遠のアムバア」
1949年「サムソンとデリラ」
1950年「イヴの総て」アカデミー助演男優賞
1952年「黒騎士」
1953年「イタリア旅行」
1954年「獅子王リチャード」
1955年「ムーンフリート」
1956年「口紅殺人事件」「すてきな気持ち」
1958年「宇宙ロケット帰還せず」
1959年「私はそんな女」
     「ソロモンとシバの女王」
1960年「美女と詐欺師」「最後の航海」
     「光る眼」
1962年「難破船」
1963年「金庫破り」「地球の皮を剥ぐ」(ナ)
1964年「暗闇でドッキリ」
1965年「モール・フランダースの愛の冒険」
1966年「さらばベルリンの灯」
1967年「ソニーとシェールのグッド・タイムス」
     「消えた拳銃」
1968年「キング・オブ・アメリカ」
     「ジャングル・ブック」(声)
1969年「狼の館」「空中蒸発」
1970年「クレムリン・レター」「美人殺人部隊」
1971年「エンドレス・ナイト」
1972年「サイコ・マニア」 

その他の出演者:
Celeste Holm ....  Mrs. Karen Richards/narrator 
Gary Merrill ....  Bill Sampson 
Hugh Marlowe ....  Lloyd Richards 
Gregory Ratoff ....  Max Fabian 
Barbara Bates (I) ....  Phoebe 
Marilyn Monroe ....  Claudia Casswell 
Thelma Ritter ....  Birdie Coonan 
Walter Hampden ....  Master of Ceremonies 
      at Sarah Siddons Award Dinner 
Randy Stuart ....  Girl 
Craig Hill (I) ....  Leading man 
Leland Harris ....  Doorman 
Barbara White (III) ....  Autograph seeker 


User Rating:  8.5/10 (8,216 votes)  
       top 250: #49 
オトーサン、
「スゴイ、すごい!世界の名画の49位!
アカデミー賞総なめだぁ。
こんなに女優陣がノミネートされている映画、
はじめて見たなあ」

アカデミー賞受賞:
作品賞、
監督賞:ジョセフ・L・マンキーウィッツ
助演男優賞: ジョージ・サンダース
脚色賞、音響賞、衣装デザイン賞(白黒) 

同ノミネート: 
主演女優賞:アン・バクスター 
      ベティ・デイビス 
助演女優賞:セレステ・ホルム
          セルマ・リッター 
美術監督装置賞(白黒)、撮影賞(白黒) 


User Comments:
Snow Leopardさん
Ohio
2001年5月22日
忘れがたい登場人物たち、脚本、そして演技。

この映画で、偉大なベティ・デイビスは
最高の演技を披露している。
それだけで、この映画は見る価値が十分にある。
そのほかにも、すばらしい俳優たちが出演しており、
脚本も、最高の出来栄えとなっている。
その結果、時を超えた最高の映画が誕生した。
観客は、この映画を記憶し続けるだろう。
もととなる物語は、かなりシンプルである。
映画の冒頭、観客は、エヴァが、
権威ある賞を受賞するのを見る。
その後、彼女がトップスターに駆け上っていく
過程を固唾をのんで見守ることになる。
彼女を取り巻くひとびとの目でみるのだ。 
ベティ・デイビスは、エヴァが憧れる
有名女優マ−ゴを演じる。
偉大だが、もう歳である。
ふたりは、影響しあうことになる。
この映画には、すばらしい登場人物たちがいる。
傑出し、興味深い人物ばかりだ。
かれらの人間関係もまた魅惑的である。
その特徴を余すところなく描いている。
会話がまたすばらしい。
配役が、それを生かしきっている。
登場人物たちとそのせりふは、
すべて、その役柄にぴったりしている。
ジョージ・サンダースは、
シニカルで、計算高いコラムニストそのものだし、
ゲーリー・メリルは、緊張で張り詰めた監督だし、
ヒュー・マーロウは、洗練された脚本家である。
ほかのひとも、みな同様に、すばらしい出演者だ。
この映画を見終わった後、. 
ほかの映画で、これらの役者たちを見ると、
この映画の役を思い出してしまうだろう。
この映画は、脚本、演技、監督という
重要な基礎を大事にすれば、
映画がいかに偉大なものになりうるかの見本である。
古い映画が好きなひと、
いい劇が好きなひとは、 
この映画を見る度に、
これがいかにいい映画か納得できるだろう。


オトーサン、
名女優ベティ・デイビスのひととなりに
興味を抱きました。
IMDBには、言行録が掲載されています。
そのいくつかを、ご紹介しましょう。

(イヴの総てについて)
 マーゴは、悪い女じゃないわ。
 どんどん年とっていく女優なのよ。
 それで、不幸なの。
 どうしてって? 
 人生は40歳からはじまるって、
 みんなが言うけれど、その通りよ。
 年をとっていくと、体が壊れていき、
 病気になる。物忘れもする。 
 それって、ステキなことじゃなーい?

(生涯のライバル、クロフォードについて)
・あの女が焼け焦げたら、小便をひっかけてやるわ。 
・あの女ときたら、誰とでも寝るのよ。
 MGMで、寝ていない男は、名犬ラッシーくらい。
・私が悪女を演じるのがうまいわけですって? 
 思うに、あたしが、悪女でないからよ。
 ミス・クロフォードが、レディを演じたがるのは、
 レディじゃないからでしょ。
・死んだひとに悪口を言うべきじゃないわ。
 良いことだけを言うべきよ...。
 ジョン・クロフォードが死んだって?
 そりゃあ、良いことよ。 

(人生論)
・演技は、人生以上にすばらしいのよ。
 脚本も、人生以上にすばらしくなくては。
 すべては、人生以上にすばらしくあるべきよ。

・夢を実現する。
 それには、孤独な作業に汗水かかなくては。
 チャンスをつくり出さなくては。
 それが、人生の肉とポテトなのよ。
 お金は、肉汁のようなもの。

・50歳になって
 あたしは、誇らしく自分にこう言うの。
  この位置に、あたしはいる、半世紀も! 
 60歳になるのは、かなり恐ろしいことだわ。
 あたしの70歳の誕生日をどう過ごすか知りたい? 
 黒い顔をして、黒いアフロヘアーをして、
 黒い服を着て、家のドアに黒い花輪をかけるわ。

(セックスについて)
 神さまが人間にあたえた最大のジョークよ。


踊る大紐育

オトーサン、
「"シカゴ"、よかったなあ」
久しぶりに、ミュージカルを見たくなりました。
病みつきになったきっかけはといえば、
中学時代に見た「雨に唄えば」でした。
ジーン・ケリーが傘をさして踊るシーンは、
いまでも目に焼きついています。
では、全盛期のミュージカルを見ましょう。

原題:On the Town (1949)     
監督:Stanley Donen/ Gene Kelly
台本:Adolph Green /Betty Comden ほか
Genre: Musical 
上映時間:98分
あらすじ:
3人の水兵、ゲイビー、チップ、オ−ジーは、
NYで24時間の間、非番になった。
さあ、NYを見物しよう、何から見ようか。
この街は、一味ちがい、何でもそろっている! 
ガービーは、「今月のミス地下鉄」のポスターで
見初めた彼女に向かって突進する。
上流階級の娘と思っていた彼女は、
実は、遊園地コニー・アイランドの
見世物小屋の踊り子に過ぎなかった。
無邪気なチップは、タクシーの女性運転手に
一目ぼれされてしまう。
そしてオージーは、ゴージャスな女性人類学者
の研究対象になる。
というのも、先史時代の人類に彼のご面相が
そっくりだからだ。
すばらしい音楽、NYの目をみはる風景が最高。

出演者; 
Gene Kelly ....  Gabey(ゲイビー) 
Frank Sinatra ....  Chip(チップ) 
Jules Munshin ....  Ozzie(オージー) 
オトーサン、
「やっぱり、ジーン・ケリーは、いいなあ。
ダンスがうまくて、底ぬけに明るくて」
もうこんなキャラは、世知辛い地球上に、
生まれてこないかもしれません。

GENE KELLY ジーン・ケリー 
誕生日 1912/8/23-1996/2/2  
出身 米ペンシルバニア州ピッツバーグ 
出演作
1943年「デュバリイは貴婦人」
          「ローレンの反撃」
1944年「カバーガール」「クリスマスの休暇」
1945年「錨をあげて」
1946年「ジーグフェルド・フォーリーズ」
1948年「踊る海賊」「三銃士」「言葉と音楽」
1949年「私を野球へつれてって」「踊る大紐育」
1950年「サマー・ストック」
1951年「巴里のアメリカ人」
1952年「雨に唄えば」「赤い唇」
1954年「ブリガドーン」「我が心に君深く」
1955年「いつも上天気」
1956年「舞踏への招待」
1957年「ハッピー・ロード」「魅惑の巴里」
1958年「初恋」
1960年「聖書の反逆」「恋をしましょう」
1964年「何という行き方!」
1967年「ロシュホールの恋人たち」
1973年「エーゲ海の旅情」
1974年「ザッツ・エンタテインメント」
1976年「ザッツ・エンタテインメント
            PART2」
1977年「ビバ・ニーベル」
1980年「ザナドゥ」
1985年「ザッツ・ダンシング!」
1994年「ザッツ・エンタテインメント
            PART3」 

その他の出演者:
Alice Pearce ....  Lucy Shmeeler
Betty Garrett ....  Brunhilde Esterhazy 
Ann Miller (I) ....  Claire Huddesen 
Vera-Ellen ....  Ivy Smith 
Florence Bates ....  Madame Dilyovska 
George Meader ....  Professor 
rest of cast listed alphabetically 
Judy Holliday ....  Daisy (voice) 


User Rating:  7.6/10 (1,138 votes)  
オトーサン、
「高いスコアだ」

アカデミー賞受賞:
ミュージカル映画音楽賞 

User Comments:
Tommy-92 
Baltimore, Maryland
1999年12月29日
この映画は、実に楽しい!

出だしの有名な歌曲"New York, New York"が、
まさに、この映画を要約している。 
ブロードウェイ・ミュージカルを
面白おかしく脚色している。
退屈な瞬間がないでもない。
例えば、ジーン・ケリーが、しゃかりきになって、
ヴェラ・エレンを探し回るあたりだ。
フランク・シナトラは、
若くナイーブな水兵を演じている (!) 
ベティ・ギャレットのアパートに
引っぱりこまれないように、儚い抵抗をする。
そして、ジュール・マンシンときたら、
コメデイの味つけをしてくれる。
若く可愛いアン・ミラーは、冴えたダンスを見せる。 
事実、全員が数回は歌って踊るのだ。
それが、みんな素晴らしい。
Betty Comden-Adolph Green の
機知に富んだ脚本は、大衆文化に迎合しているが、
アリス・ピアースが陽気な演技で、
ブロードウェイでの舞台を再現してくれている。
NYのすばらしい風景もあり、
たのしい夕方を過ごせるだろう。
そう、この映画、筋書きなんてどうでもいいのだ。
「雨に唄えば」ほど感動的ではないが、
そんなことは、どうでもいい。
愉快な映画であり、私にはそれで充分だ。


オトーサン、
この映画のNY風景を見て、
「しばらくニューヨークに行っていないなぁ。
松井とイチローの対決を見に行けるひとって、
どういうひとなのかなあ?
自営業なのか、学生なのか、
仕事をサボッてるのかなあ?」


ポルターガイスト

オトーサン、
「ホラー映画か、苦手だなあ」
とはいえ、スピルバーグが関係していそうなので、
つい借りてしまいました。
「気味悪そうな映画だなあ。タタリがあるかも」

原題;Poltergeist (1982)     
監督:Tobe Hooper/ Steven Spielberg(*訳注)
原作・脚本;Steven Spielberg ほか
Genre: Horror / Thriller 
上映時間:114分
あらすじ:
若い家族の自宅に幽霊が訪れる。
最初、幽霊は友好的で、イスなどを動かす。 
みんなが面白がるほどだ。
やがて、幽霊は、汚くなり、 
家族相手にテロをし、最後に娘を誘拐する。

出演者;
JoBeth Williams ....  Diane Freeling (ダイアン)
Craig T. Nelson ....  Steve Freeling(スティーヴ
Heather O'Rourke ....  Carol Anne Freeling
             (キャロル・アン) 
オトーサン、
「みんなあまりうまくないなあ」
でも、末娘のキャロル・アンは、可愛い存在でした。
「スピルバーグは、子役を見つけるのがうまいなあ」

HEATHER O'ROURKE ヘザー・オルーク 
誕生日 1975/12/27-1988/2/1 
出身 米カリフォルニア州サンディエゴ 
母親と姉タミーとMGMのレストランにいるところを
「スティーブン・スピルバーグ」の目に留まり、
1982年「ポルターガイスト」で映画デビュー。
以前はCM出演がメインだったが、
映画出演後はテレビ番組「ハッピー・デイズ」や
「ファンタジー・アイランド」で活躍。
しかし、「ポルターガイスト3」撮影終了後、
原因不明の病魔に冒され、1988年2月1日に急逝。
12才だった。 
映画としては「ポルターガイスト」シリーズだけだが
幼い頃からキャロル・アン役を演じたことで
彼女の成長=キャロル・アンの成長にもつながり、
「ポルターガイスト」シリーズは彼女の演技の発展と
キャロル・アンの人生を見られる非常に珍しい映画と
なった。
演技的には見えないものを見えるように演技する
ところはただの子役とは思えない才能を感じた。
「ポルターガイスト3」では、彼女の周りが
誰も存在を信じてくれない敵幽霊を相手に孤独に戦う
姿は、12才とは思えない存在感と力強さがあった。
笑顔が可愛いので、コメディ映画でのヘザーも
見てみたかった。
ドリュー・バリモアと並ぶ天才子役の一人である。 
出演作
1982年「ポルターガイスト」
1986年「ポルターガイスト2」
1988年「ポルターガイスト3」

その他の出演者:
Beatrice Straight ....  Dr. Lesh 
Dominique Dunne ....  Dana Freeling 
Oliver Robins ....  Robbie Freeling 
Michael McManus (I) ....  Ben Tuthill 
Virginia Kiser ....  Mrs. Tuthill 
Martin Casella (I) ....  Marty 
Richard Lawson ....  Ryan 
Zelda Rubinstein ....  Tangina Barrons 
Lou Perry (I) ....  Pugsley 
Clair E. Leucart ....  Bulldozer driver 
James Karen (I) ....  Mr. Teague 
Dirk Blocker ....  Jeff Shaw 
 
User Rating:  7.2/10 (7,555 votes)  
オトーサン、
「おお高いスコアだ」

User Comments:
Boyo-2さん
Brooklyn NY
2001年7月9日
よく出来た幽霊屋敷の物語

オーケー、
この映画、多くのひと向けではない。
出だしは、ファンタスティックだ。
この映画に出てくる家族は、
あなたがたと同じようなものである、
きたるべきことの予兆はある。
キャロル・アンが可愛がっていた
インコのトゥイーテイが死ぬからだ。
彼女は、嘆く。
おそろしい雷鳴がとどろき、
屋根の上の道化師がうめく。
そして、ほんとうの恐怖がやってくる。
キャロル・アンが、
屋敷に住む見えない力によって誘拐される。
外部の助けを求めて、
霊媒師のベアトリスたちがやってくる。
ゼルダ・ルビンシュテインが、いい仕事をして、
到着するや、観客の注意をひきつける。
ここまでが、納得のいくところだ。
不必要なのは、第3幕で、
キャロル・アンが救助された後だ。
幽霊屋敷のそばに暮らすなんて変だよね? 
だから、最後の15分は余計だ。
だが、その前の部分は、ほんとうによい。
あらゆるところに、スピルバーグのにおいがする。
監督に名を連ねていないようだが。

*訳注:IMDBでは、共同監督として表記。


オトーサン、
「ふーん、出だしは、ほのぼの家族だ」
ところが、急転直下ホラー映画になるのです。
「...他人事じゃないなあ」
じつは、中央道を走行中、異常が起きました。
エンジンが止まって、路肩に急停車したのです。
JAFを呼んで、中津川ICまで積載。
ICの駐車場にクルマを置き去って、
中津川駅から列車にのって帰宅しました。
列車のなかで、この映画を見たのです。
「幽霊のタタリって、あるのかなあ?」
経歴紹介でご覧いただいたように、
子役のキャロル・アンが急死したりするなど、
このホラー映画を見るときは、
充分、身辺にお気をつけください。


ポリス・アカデミー

オトーサン、
この映画、よく店頭で見かけるので、
ずっと気になっていました。
シリーズ第7弾「ポリス・アカデミー777
モスクワ大作戦!」(1994)まで続くのです。
「面白いといいんだけどなあ。
1週間楽しめるから...」

原題;Police Academy (1984)     
監督:Hugh Wilson
原作:Neal Israel /Pat Proft ほか
Genre: Comedy / Crime
上映時間:96分
あらすじ:
新女性市長が、警察官採用の新ルールを定めた。
性、体重、身長、知性は、問わない。
その結果、落ちこぼれの連中が、
大挙、警察官を志望することになってしまう。
警察学校の教官たちは、狼狽し、悲しむ。
誰もが簡単に入学できたが、
ただ、求刑中のもてあまし者である
マホニーだけが、ブタ箱入りする代わりに、
警察学校に入学させられる。
たちまち、がさつな教官ハリスが、
マホニーのからかいの対象になってしまう。
だが、まもなく、マホニーは、警察官候補は、
なかなか楽しいものであることに気づき、
警察にとどまることにする。
だが、ハリスのほうは、何とかして
マホニーを追放しようと決心していた! 

出演者:
Steve Guttenberg ....  Cadet Carey Mahoney
              (マホニー)
G.W. Bailey ....  Lt. Thaddeus Harris 
          (ハリス)
Donovan Scott (I) ....  Cadet Leslie Barbara 
            (バーバラ)
オトーサン、
「風変わりな連中が多いけど、うまい役者はいない」

STEVE GUTTENBERG スティーブ・グッテンバーグ 
誕生日 1958/8/24  
出身 米ニューヨーク・ブルックリン 
父は元ニューヨーク市警の警官。
ハイスクール時代から広告代理店で
バイトを始めたのがきっかけで俳優の道へ。
学校と俳優養成所へ通う二重生活を送り、
オフ・ブロードウェイの「虹のライオン」で初舞台。
さらにリー・ストラスバーグやウタ・ヘゲーンの
元で演技を磨いた。
76年、ハリウッドに乗り込み、
テレビ・ドラマ「ジョイ」に出演。
77年、映画デビュー。
「ポリス・アカデミー」シリーズの
マホニー役で人気をつかんだ。 
活躍度 △→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆☆☆★ 
出演作 
1977年「ジェットローラー・コースター」
1979年「ブラジルから来た少年」
     「ウィンブルドン・愛の日」
1980年「ミュージック・ミュージック」
1982年「ダイナー」
1983年「アドベンチャー・オブ・透明人間」
     「ザ・デイ・アフター」
1984年「ポリスアカデミー」
1985年「ポリスアカデミー2・全員出動」
     「コクーン」
     「ドクター・ストップ/全員感染」
1986年「ポリスアカデミー3・全員再訓練!」
     「ショート・サーキット」
1987年「アメリカン・パロディ・シアター」
     「窓・ベッドルームの女」
     「ポリスアカデミー4・市民パトロール」
     「恋はお手上げ」
1988年「スリーメン&ベビー」
     「プランケット城への招待」
     「コクーン2/遙かなる地球」
1990年「スリーメン&リトルレディ」
     「恋のためなら」
1995年「ビッグクリーン
      /でこぼこイレブン大旋風」
     「ホーム・フォー・ザ・ホリデイ」
     「ひとりっ娘2」
1996年「ゼウス&ロクサーヌ 
      イルカにのった犬」
1997年「キャスパー 誕生」


その他の出演者:
Bubba Smith ....  Cadet Moses Hightower 
Kim Cattrall ....  Cadet Karen Thompson 
George Gaynes ....  Cmndt. Eric Lassard 
Andrew Rubin ....  Cadet George Martin 
David Graf ....  Cadet Eugene Tackleberry 
Leslie Easterbrook ....  Sgt. Debbie Callahan 
Michael Winslow (I) ....  Cadet Larvell Jones 
Debralee Scott ....  Mrs. Fackler 
Bruce Mahler ....  Cadet Douglas Fackler 
Ted Ross (I) ....  Capt. Reed 
Scott Thomson (I) ....  Cadet Chad Copeland 
Brant von Hoffman ....  Cadet Kyle Blankes


User Rating:  5.6/10 (5,416 votes)  
オトーサン、
「低いなぁ、
第1作からこんなに低調では、
先が思いやられるなぁ」

User Comments:
Bud Sturguessさん 
Texas, USA
2002年2月11日
登場人物がいい。
過小評価されたドタバタ喜劇

かりに退屈な6本の続編があるにせよ、
まだ、見るのをやめないのかと言われるにせよ、
この第一作は、いろいろな登場人物の組み合わせが
実によい騒がしいドタバタ喜劇で、
1980年代の過小評価された喜劇である。
事実、警察学校での訓練を借りて
人生をおかしく風刺したこの映画は、
愛すべき陽気な登場人物たちで溢れている。
心の底から、この映画をおすすめする。
だが、続編たるや...アー...

オトーサン、
「つまらなかった」
このシリーズとつきあうのは、
時間のムダのようなので、やめにしましょう。


白昼の決闘

オトーサン、
「西部劇、面白いなあ、もう1本見ようっと」
この西部劇ときたら、役者がすばらしいのです。
グレゴリー・ペックの悪役なんて、信じられますか?

原題:Duel in the Sun (1946)     
監督:King Vidor/ Otto Brower
原作:Niven Busch 
脚色:Oliver H.P. Garrett ほか
Genre: Western
上映時間:138分
あらすじ:
妻とその愛人を撃ったために
父が絞首刑になった後、 
混血児パールは、 
テキサスにいる遠縁のローラ・ベルのもとに行く。
長男で法律家のジェシーは歓迎してくれたが、
ほかのひとたちは、彼女に敵意をもっていた。
牧場主、車椅子の上院議員、 
欲望むきだしの女たらし、次男のルート。 
彼女のおかげで、以前からあった
家族間の緊張が一挙に激化する。
彼女の体は、否応なしにルートに惹かれていく。

出演者:
Jennifer Jones (I) ....  Pearl Chavez(パール)
Joseph Cotten ....  Jesse McCanles(ジェシー) 
Gregory Peck ....  Lewt McCanles (ルート)
オトーサン、
「おお、ジェニファー・ジョーンズだ!」
経歴をご覧になって分かるとおり、
映画初出演で、アカデミー主演女優賞ですよ。
「そんなことって、あるかなぁ」
誰だって、そう思いますよね。
実は、何を隠そうハリウッドの大立者、
セルズニックの「女」だったのです。
政治工作で、賞を射止めたのです。

JENNIFER JONES ジェニファー・ジョーンズ 
誕生日 1919/3/2 
出身 米オクラホマ州タルサ 
活躍度 ×↓ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1943年「聖処女」アカデミー主演女優賞
1944年「君去りし後」
1945年「ラブ・レター」
1946年「小間使」「白昼の決闘」
1948年「ジェニーの肖像」
1949年「ボヴァリー夫人」
1950年「女狐」
1952年「黄昏」「ルビー」
1953年「終着駅」
1954年「悪魔をやっつけろ」
1955年「慕情」「美しき想い出」
1956年「灰色の服を着た男」
1957年「武器よさらば」
1962年「夜は帰ってこない」
1974年「タワーリングインフェルノ」

JOSEPH COTTEN ジョセフ・コットン 
誕生日 1905/5/15-1994/2/6  
出身 米バージニア州ピータースバーグ 
出演作
1941年「市民ケーン」「リディアと四人の恋人」
1942年「偉大なるアンバーソン家の人々」
1943年「恐怖への旅」「疑惑の影」
1944年「ガス燈」「君去りし後」「恋の十日間」
1945年「ラブ・レター」
1946年「白昼の決闘」
1947年「ミネソタの娘」
1948年「ジェニーの肖像」
1949年「山羊座のもとに」「森の彼方に」
1950年「第三の男」「追いつめられた男」
     「西部の二国旗」「旅愁」
1951年「北京超特急」
1952年「11年目の疑惑」
     「オーソン・ウェルズのオセロ」
1953年「ナイアガラ」「スー族の反乱」
1955年「瓶の底」「殺し屋は放たれた」
1958年「黒い罠」「宇宙ロケット帰還せず」
1960年「戦火地帯」
1961年「ガン・ファイター」
1965年「ふるえて眠れ」「カスター将軍の最後」
1966年「オスカー」「銭の罠」「荒野の渡り者」
1967年「サイゴンに生き残る日」
     「ダイヤモンド・ジャック」
1968年「華やかな情事」「顔役」
1969年「クリスチーヌの性愛記」
     「緯度0大作戦」
1970年「トラ・トラ・トラ!」「海底都市」
1971年「ドクター・ファイブス」
     「フランケンシュタイン・娘の復讐」
1972年「処刑男爵」
1973年「ソイレント・グリーン」
1975年「オーソン・ウェルズのフェイク」
1976年「合衆国最後の日」
1977年「エアポート’77・
      バミューダからの脱出」
1979年「ドクター・モリスの島
      /フィッシュマン」「コンコルド」
     「ザ・ハース/生贄の町」
1980年「ガイアナ人民寺院の惨劇」「天国の門」
1981年「ジャンボ墜落/ザ・サバイバー」

GREGORY PECK グレゴリー・ペック 
誕生日 1916/4/5  
出身 米カリフォルニア州 
活躍度 △↓ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1944年「炎のロシア戦線」「王国の鍵」
1945年「愛の決断」「白い恐怖」
1946年「子鹿物語」「白昼の決闘」
1947年「決死の猛獣狩」「紳士協定」
     「パラダイン夫人の恋」
1948年「廃墟の群盗」
1949年「頭上の敵機」
1950年「拳銃王」
1951年「勇者のみ」「艦長ホレーショ」
     「愛欲の十字路」
1952年「世界を彼の腕に」
     「キリマンジャロの雪」
1953年「ローマの休日」
1954年「春風と百万紙幣」「夜の人々」
1955年「紫の平原」
1956年「灰色の服を着た男」「白鯨」
1957年「バラの肌着」
1958年「大いなる西部」
1959年「勝利なき戦い」「悲愁」
1960年「渚にて」
1961年「ナバロンの要塞」
1962年「恐怖の岬」「アラバマ物語」
     「西部開拓史」
1963年「ニューマンという男」
1964年「日曜日には鼠を殺せ」
1965年「蜃気楼」
1966年「稲妻の2年10ヶ月」(ナ)
     「アラベスク」
1968年「レッドムーン」
1969年「マッケンナの黄金」「0の決死圏」
     「宇宙からの脱出」
1971年「新・ガンヒルの決闘」
1974年「荒野のガンマン無宿」
1976年「イッツ・ショー・タイム」「オーメン」
1977年「マッカーサー」
1978年「ブラジルから来た少年」
1980年「シーウルフ」
1987年「サイレント・ボイス/愛は虹にのせて」
1989年「私が愛したグリンゴ」
1991年「アザー・ピープルズ・マネー」
     「ケープ・フィアー」
1993年「愛のポートレイト」
1995年「想い出のロジャー・ムーア」
1998年「モビー・ディック」 

その他の出演者:
Lionel Barrymore ....  Sen. McCanles 
Herbert Marshall ....  Scott Chavez 
Lillian Gish ....  Laura Belle McCanles 
Walter Huston ....  The Sinkiller (Preacher) 
Charles Bickford ....  Sam Pierce 
Harry Carey ....  Lem Smoot 
Joan Tetzel ....  Helen Langford 
Tilly Losch ....  Chavez's wife 
Butterfly McQueen ....  Vashti 
Scott McKay ....  Sid 
Otto Kruger ....  Mr. Langford 
Sidney Blackmer ....  The Lover 

User Rating:  7.0/10 (457 votes)  
オトーサン、
「おお、高いスコアだ。
ジェニファーの体当たりの演技には脱帽しました。

アカデミー賞ノミネート;
主演女優賞:ジェニファー・ジョーンズ

User Comments
jtboyd さん
charlotte
2002年7月1日
この映画が好き!

典型的な西部劇から逸脱している。
ジェニファ・ジョーンズは、
混血娘として、よき子になろうとするものの、
悪い力に押し流されていく。
グレゴリー・ペックは、
究極の悪い男を見事に演じている。
したい放題で、情け容赦もなくひとを殺す。
そう、れっきとしたメロドラマである。
文字通り、すべて、やりすぎ。
でも、私はこの映画が好きである。
10点満点で9点。


オトーサン、
「ゼルズニックといえば、"風とともに去りぬ"
だけど、どういう経歴なのかなあ」
海外映画俳優マガジンにはなく、
IMDBにも詳しく出ていないので、Googleで検索。
「あった!すごいデータだ!」

http://www.geocities.co.jp/Hollywood/5710/d-selznick.html

オトーサン、
見ているうちに、妙な気がしてきました。
「...もしかして、このDVD、海賊版かも」
題名が「太陽浴血記」で、字幕が中国語なのです。
「画像が荒いし、陰影も出ていない」
数年前、香港で買ったDVDそっくりなのです。
GEOが海賊版をレンタルしているとなると、
これは、社会問題になるおそれがあります。
果たして、真相はどうなのでしょうか?


荒野の決闘

オトーサン、
もう1本、西部劇を見よう。
「ジョン・フォード監督、
ヘンリー・フォンダ主演か」
不思議なことに、
"Oh My Darling, Oh My Darling, 
Oh My Darling Clementine...."
鼻歌まじりに歌えるのです。

原題:My Darling Clementine (1946)     
監督:John Ford
原作:Sam Hellman (story)
脚本:Samuel G. Engel ほか
Genre: Western 
Color: Black and White 
上映時間:97分
あらすじ:
ワイアット・アープ、
そしてモーガン、ヴァージルの3兄弟は、
ツームストーンの町に出かける。
牛の群れの世話をしてもらうために
末弟のジェームスを残す。
帰ると、牛は盗まれ、
ジェームスは殺されていた。
ワイアットは、
町の保安官の仕事を引き受け、
弟の遺志をついで、弟殺しを見つけるまで、
ツームストーンの町にとどまることを誓う。
彼は、やがて、喘息持ちで深酒飲みだが、
思慮深いドク・ホリデーに出会う。
また、不機嫌で悪意にみちた
クラントン・クランにも出会う。
やがて、弟のジェームスがつけていた装身具を
奪い去った人物を発見する。
こうして、ワイアットが待ち望んでいた
復讐の舞台がようやく整った。

出演者:
Henry Fonda....Wyatt Earp (ワイアット・アープ)
Victor Mature...Dr. John 'Doc' Holliday
                 (ドク・ホリデー)
Linda Darnell ....  Chihuahua(チワワ)
Cathy Downs..Clementine Carter(クレメンタイン) 
オトーサン、
「ヘンリー・フォンダ、かっこいいいなあ」
"愛しのクレメンタイン"を演じた楚々たる美人、
キャシー・ダウンズの経歴を探しましたが、
海外映画俳優マガジンには、出ていませんでした。
代わりに、ドク・ホリデーが愛した酒場女の
チワワ役を演じたリンダ・ダーネルの
経歴を見ましょう。

HENRY FONDA ヘンリー・フォンダ 
誕生日 1905/5/16-1982/8/12  
出身 米ネブラスカ州 
出演作
 1935年「運河のそよ風」「東への道」「恋の唄」
1936年「丘の一本松」「月は我が家」「浪費者」
1937年「暁の翼」「暗黒街の弾痕」「高圧線」
     「或る女」
1938年「黒蘭の女」「封鎖線」
     「美人は人殺しがお好き」
     「北海の子」
1939年「地獄への道」「科学者ベル」
     「若き日のリンカーン」
     「モホークの太鼓」
1940年「怒りの葡萄」「地獄への逆襲」
1941年「レディ・イヴ」「新妻はお医者様」
1942年「男性」「運命の饗宴」
1943年「ビッグ・ストリート
      /美しき女への挽歌」
     「牛泥棒」
1946年「荒野の決闘」
1947年「朝はまだ来ない」「逃亡者」
     「哀しみの恋」
1948年「わが道は愉し」「アパッチ砦」
1955年「ミスタア・ロバーツ」
1956年「戦争と平和」
1957年「間違えられた男」「十二人の怒れる男」
     「胸に輝く星」
1958年「女優志願」
1959年「ワーロック」「断絶の嵐」
1961年「野望の系列」
1962年「史上最大の作戦」「西部開拓史」
1963年「スペンサーの山」
1964年「最後の勝利者」「求婚専科」
     「ランダース」
     「未知への飛行」
1965年「危険な道」「バルジ大作戦」
1966年「秘密大戦争」「テキサスの五人の仲間」
1968年「ファイヤークリークの決闘」
     「刑事マディガン」
     「合併結婚」「絞殺魔」
1969年「ウエスタン」
1970年「テキサス魂」「燃える戦場」「大脱獄」
1971年「わが緑の大地」
1973年「エスピオナージ」
     「ミスター・ノーボディ」「別離」
1974年「ブラック・シャツ
      /独裁者ムッソリーニを狙え!」
1976年「ミッドウェイ」
1977年「テンタクルズ」
     「ジェット・ローラー・コースター」
1978年「ザ・ビッグ・バトル」「スウォーム」
     「悲愁」
1979年「メテオ」
     「グランド・キャニオンの黄金」
     「シティ・オン・ファイア」
1981年「黄昏」


LINDA DARNELL リンダ・ダーネル 
誕生日 1921/10/16-1965/4/10 
出身 米テキサス州ダラス 
ステージ・ママに育てられ、
ジュニア・モデルとして芸能界入り。
16才で映画界入り。39年、映画デビュー。
天性の美しさで早くから映画の主役を飾ったが、
女優特有の性格的な部分で評判がよくなかった。
代表作は「荒野の決闘」のリンダ役や
「三人の妻への手紙」の若妻役など。
65年、友人宅で吸っていたタバコが火元となって
焼死した。 
出演作
1940年「怪傑ゾロ」
1941年「血と砂」
1943年「聖処女」
1944年「明日を知った男」「西部の王者」
1945年「戦慄の調べ」
1946年「アンナとシャム王」
     「荒野の決闘/いとしのクレメンタイン」
1947年「永遠のアンバー」
1948年「殺人幻想曲」
1949年「三人の妻への手紙」「私も貴方も」
1950年「西部の二国旗」
1952年「海賊黒ひげ」
1953年「第二の機会」
1956年「争闘の丘」
1965年「黒い拍車」

その他の出演者:
Walter Brennan ....  Old Man Clanton 
Tim Holt ....  Virgil Earp 
Ward Bond ....  Morgan Earp 
Alan Mowbray (I) ....  Granville Thorndyke 
John Ireland ....  Billy Clanton 
Roy Roberts (I) ....  Mayor 
Jane Darwell ....  Kate Nelson 
Grant Withers ....  Ike Clanton 
J. Farrell MacDonald ....  Mac the barman 
Russell Simpson ....  John Simpson 


User Rating:  8.2/10 (1,421 votes)  
オトーサン、
「高いスコアだ」

User Comments:
JeddakUSさん
Kansas, USA
2002年11月27日
歴史に残る西部劇の古典

すばらしい西部劇だ。
すばらしい感覚の暗いムード。
まるで、歴史の実際の事件に立ち会っているようだ。
多くの間違いはあるものの、
ツームストーンで実際に起きたことから
物語を織りあげている。
弟のジェームスが、クラントンの手によって
殺されることになっているが、
ほんとうは、彼はそこにいなかった。
ヴァージルが撃ち殺されるのは、
有名なOK牧場の決闘の前であり、
死ぬのは、ずっと後のことである。
勿論、決闘は、OK牧場では起きなかった。
間違いのなかで、とくに問題なのは、 
ドックが、決闘の最中に死ぬことだ。
多くの間違いがある。
ビリー・クラントンが、
OK牧場の決闘の前に死ぬとか、 
アイク・クラントンが撃ちあいで死ぬとか、
ワイアットが、主任保安官になるとか、
実際には、ヴァージルがそうだったのだ...
だが、これらは、この映画が
すばらしいという事実を揺るがせるものではない。
西部劇フアンなら、誰だって、
この映画を存分に楽しめるだろう。 


オトーサン、
「この人、西部開拓時代の歴史に詳しいなあ」
以下のサイトで、
背景を知って、この映画を見ると、
さらに興味深いかもしれません。

http://www001.upp.so-net.ne.jp/ja9iff/ja2rm/021230.html

19世紀のど真ん中。
アメリカ西海岸で、
幾つかの河の中から砂金が見つかった。
山師が探すと至る所から山砂金が見つかった。
ニュウスが東部に飛ぶ。
1849年は、ゴールド・ラッシュ、
遅れてはならじ我も我もと、
馬や馬車を西に走らせるモノが相次いだ。
こうしてこの年頃西部に移住した人を
49er,フォーリーナイナーと呼びます。 
西部活劇、保安官ドク・ホリデーが、
悪者ワイヤット・アープ一味を倒す荒野の決闘、
Oh, my dearling Clementine 
主題歌の一番にも出てくる。
♪、、、excavating for a mine、 
dwelt a miner,49er, 
and his daughter Clementine。 
鉄道と、電信線が、西へ西へと人を追う。 
そんな一時代を作り出したわけでした。
この唄の中では、最後は、クレメンタイン嬢は
身をはかなんで、朝九時に、泡立つ激流に
身を投げてしまうようですが。

オトーサン、
「そうか、アメリカの家は、床を先に敷くのか」
友人の渡辺武信さんの「銀幕の中のインテリア」に
教会の上棟式について書いてありました。
日本の家のように、壁や屋根をつくってからでは
ないのです。
町のひとが、お祝いに集まって、
その床の上でダンスを踊るシーンが印象的でした。
ワイアット・アープは、
想いを寄せるクレメンタインにダンスを申しこみ、
首尾よく応じてもらい、
衆人注視のなか、ダンスを踊るのです。

オトーサン、
「では、名監督、ジョン・フォードの経歴を
見ましょう」 

JOHN FORD ジョン・フォード 
誕生日 1895/2/1-1973/8/31 
出身 米メイン州ケープ・エリザベス 
監督作
1917年「鄙より都会へ」「愛馬」「恵の光」
          「腕力家」「光の国へ」
     「武力の説教」「誉の名手」「颱風」
          「快中尉」
1918年「砂に埋れて」「幽霊騎手」
          「真紅の血汐」「黄金の罪」
     「鉄窓を出て」「布哇の一夜」「新生涯」
1919年「鞍上の勇者」「空拳」「回春録」
          「西部の紳士」
     「さすらいの旅」
     「正義の騎手」「復讐の騎手」
          「恋の投縄」
1920年「二十九号室」「西方の勇者」
          「野人の勇」
     「A街の貴公子」
1921年「雷電児」「吹雪の道」「熱血の焔」
          「ジャッキー」
     「百発百中」「疾風の如く」
1922年「嘆くな乙女」「銀色の翼」(共)
          「村の鍛冶屋」
1923年「侠骨カービー」「豪雨の一夜」
          「意気天に沖す」
1924年「オーロラの彼方へ」
          「アイアン・ホース」
1925年「雪辱の大決戦」
          「香も高きケンタッキー」「電光」
     「サンキュー」
1926年「青鷲」「誉れの一番乗」「三悪人」
1928年「四人の息子」「血涙の志士」
          「マザー・マクリー」
     「ナポレオンと理髪師」
     「赤毛布恋の渦巻」
1929年「黒時計聯隊」「最敬礼」「名物三羽烏」
1930年「悪に咲く花」「最後の一人」
          「河上の別荘」
1931年「人類の戦士」「餓鬼娘」「海の底」
1932年「大空の騎士」「肉体」
1933年「ドクター・ブル」「戦争と母性」
1934年「プリースト判事」「肉強鬼中隊」
          「世界は動く」
1935年「男の敵」「周遊する蒸気船」
          「俺は善人だ」
1936年「スコットランドのメアリー」
          「虎鮫島脱出」
1937年「ハリケーン」「軍使」
1938年「四人の復讐」「サブマリン爆撃隊」
1939年「モホークの太鼓」「駅馬車」
          「若き日のリンカーン」
1940年「怒りの葡萄」「果てしなき船路」
1941年「わが谷は緑なりき」「タバコロード」
1942年「ミッドウェイ海戦」
1943年「ドキュメント真珠湾攻撃」
1945年「コレヒドール戦記」
1946年「荒野の決闘」
1947年「逃亡者」
1948年「三人の名付親」「アパッチ砦」
1949年「黄色いリボン」
1950年「リオ・グランデの砦」「幌馬車」
1952年「静かなる男」「栄光何するものぞ」
1953年「モガンボ」「太陽は光り輝く」
1955年「長い灰色の線」「ミスタア・ロバーツ」
1956年「探索者」
1957年「月の出の脱走」「荒鷲の翼」
1958年「ギデオン」「最後の歓呼」
1959年「騎兵隊」
1960年「バファロー大隊」
1961年「馬上の二人」
1962年「西部開拓史」(挿話)
          「リバティ・バランスを射った男」
1963年「ドノバン珊瑚礁」
1964年「シャイアン」
1966年「荒野の女たち」

オトーサン、
「昔の映画の題名を見ていると、
時間を忘れるなあ。
「雷電児」
「村の鍛冶屋」
「意気天に沖す」
「誉れの一番乗」
戦前に読んだ本の題名がみなこんな風でした。

次は、IMDBのミニ伝記です。
「ジョン・フォードは、
俳優である兄についてハリウッドにやってきた。
なんで、ハリウッドにやってきたのかと問われて、
「汽車で」と答えたりした。
この業界で、もっとも尊敬される監督となった。
西部劇で有名だが、このジャンルは、
あまり真面目な分野と思われていなかったのだ。
アカデミー賞には、6度輝いた。
第2次世界大戦をテーマにした記録映画でも、
アカデミー賞を2度獲った。
妻がひとり、息子と娘、孫のダンがいる。
ダンは、有名なおじいさんの伝記を書いた」

オトーサン、
「じゃ、最後に、
"愛しのクレメンタイン"を探してみよう。
あった!」

http://www.hi-ho.ne.jp/momose/mu_title/yukiyamasanka.htm

「そうか、別名「雪山賛歌」か、
道理で、すらすら歌えたはずだ」

1) 雪よ岩よ われ等が宿り
  俺たちゃ 街には
  住めないからに
(2) シール外して パイプの煙
  輝く尾根に
  春風そよぐ
(3) 煙い小屋でも 黄金の御殿
  早く行こうよ
  谷間の小屋へ
(4) テントの中でも 月見はできる
  雨が降ったら 
  濡れればいいさ
(5) 吹雪の日には 本当に辛い
  ピッケル握る
  手が凍えるよ
(6) 荒れて狂うは 吹雪か雪崩れ
  俺たちゃ そんなもの
  恐れはせぬぞ
(7) 雪の間に間に キラキラ光る
  明日は登ろうよ 
  あの頂に
(8) 朝日に輝く 新雪踏んで
  今日も行こうよ
  あの山越えて
(9) 山よさよなら ご機嫌宜しゅう
  また来る時にも
  笑っておくれ 


リオ・ブラボー

オトーサン、
この西部劇、ン10年前に見ました。
ほのぼの映画批評に入れておこうと見はじめて、
長身・憂い顔のジョン・ウェインが登場し、
名曲の”皆殺し”がゆったりと流れ出すと、
もう、しびれっぱなしになってしまいました。
ほんとうに名画です。

原題:Rio Bravo (1959)     
監督:Howard Hawks
脚本:Leigh Brackett /Jules Furthman ほか
Genre: Action /Western /Romance 
上映時間:141分
あらすじ:
西部の小さな町の保安官は、
びっこの老人、飲んだくれ、
そして若い拳銃使いの支援をうけて、
地元の悪い大立者の弟を、何とか
留置場にとどめようとする。

出演者:
John Wayne ....  Sheriff John T. Chance 
         (チャンス)
Angie Dickinson ....  Feathers(フェザー) 
Dean Martin ....  Dude (デュード) 
Ricky Nelson (I) ....  Colorado Ryan (コロラド)
Walter Brennan ....  Stumpy (スタンピー)
オトーサン、
「やはり西部劇は、ジョン・ウェインだ」
戦い、恋もする保安官チャンス役がぴったりです。
飲んだくれの相棒を演じたディーン・マーチン、
喜劇役者ですが、哀歓を感じさせる演技でした。
「フェザー、うまいいなあ」
いかさま賭博師の妻の役なのですが、
ウェインに言い寄る様は、見事な演技でした。
この3人の経歴を見ておきましょう。

JOHN WAYNE ジョン・ウェイン 
誕生日 1907/5/26-1979/6/11  
出身 米アイオワ州 
出演作
1925年「大学のブラウン」
1926年「剣侠時代」
1927年「最後の一蹴」
1928年「マザー・マクリー」「血涙の志士」
1929年「踊るカレッジ」「最敬礼」
1930年「最後の一人」「ビッグ・トレイル」
1931年「娘三人」「アリゾナ」
     「鉄腕ジョーンズ」
1932年「テキサスの旋風」「巨頭団殲滅」
     「歓呼の涯」「流線怪盗列車」
     「テキサスの若武者」
     「アリゾナ・ギャング」「金塊争奪」
1933年「討伐隊」「つばさの天使」「男の一頁」
     「紅唇罪あり」「南方の騎士」
1934年「ユタから来た男」
1936年「沿岸警備隊」「荒武者乱闘王」
1937年「超速大陸争覇」「従軍記者」
     「氷上の乱闘」
     「荒野の激斗/モンタナの掟」
1939年「駅馬車」「アリゲニー高原の暴動」
1940年「暗黒の命令」「果てなき船路」「妖化」
1941年「暴力街」「暗黒街の王者」
     「丘の羊飼い」
1942年「或る夜の貴婦人」「絶海の嵐」
     「スポイラーズ」「西部の顔役」
     「ならず者戦斗機隊」「男性都市」
1943年「西部を駆ける恋」「硝煙の新天地」
1944年「血戦奇襲部隊」「拳銃の町」
1945年「炎の街」「パターンを奪回せよ」
     「コレヒドール戦記」「ダコタ荒原」
1946年「恋愛超特急」
1947年「拳銃無宿」「タイクーン」
1948年「アパッチ砦」「赤い河」
     「三人の名付親」
1949年「怒濤の果て」「ケンタッキー魂」
     「黄色いリボン」「硫黄島の砂」
1950年「リオ・グランデの砦」
1951年「太平洋機動作戦」「太平洋作戦」
1952年「静かなる男」「ハワイの陰謀」
1953年「勝負に賭ける男」「男の叫び」
     「ホンドー」
1954年「紅の翼」
1955年「男の魂」「中共脱出」
1956年「征服者」「捜索者」
1957年「荒鷲の翼」「ジェット・パイロット」
     「失われたものの伝説」
1958年「黒船」
1959年「リオ・ブラボー」「騎兵隊」
1960年「アラモ」「アラスカ魂」
1961年「コマンチェロ」
1962年「リバティ・バランスを射った男」
     「ハタリ!」「史上最大の作戦」
     「西部開拓史」
1963年「ドノバン珊瑚礁」「マクリントック」
1964年「サーカスの世界」
1965年「偉大な生涯の物語」「危険な道」
     「エルダー兄弟」
1966年「巨大なる戦場」
1967年「戦う幌馬車」「エル・ドラド」
1968年「グリーン・ベレー」
1969年「ヘル・ファイター」「勇気ある追跡」
     「大いなる男たち」
1970年「チザム」「リオ・ロボ」
1971年「100万ドルの決斗」
1972年「11人のカウボーイ」
1973年「大列車強盗」「ビッグケーヒル」
1974年「マックQ」
1975年「ブラニガン」「オレゴン魂」
1976年「ラスト・シューティング」 


DEAN MARTIN ディーン・マーティン
誕生日・性別 1917/6/7-1995/12/25  
出身 米オハイオ州スチューベンビル 
出演作
1951年「底抜け右向け!左」
1952年「底抜け艦隊」「底抜け落下傘部隊」
     「パリ島珍道中」
1953年「底抜けびっくり仰天」
     「底抜けやぶれかぶれ」
1954年「底抜けふんだりけったり」
     「底抜けニューヨークの休日」
     「底抜け最大のショウ」
1955年「お若いデス」「画家とモデル」
1956年「底抜け西部へ行く」「のるかそるか」
1958年「若き獅子たち」「リオ・ブラボー」
     「走り来る人々」
1959年「果てしなき夢」
1960年「オーシャンと11人の仲間」
     「凡ては夜に始まる」「奥様ご免なさい」
     「ペペ」
1961年「荒野の3軍曹」
1962年「浮気の計算書」「ミサイル珍道中」
1963年「テキサスの四人」「欲望の家」
     「僕のベッドは花ざかり
     「世界の歌物語」
1964年「ナイスガイ・ニューヨーク」
     「7人の愚連隊」「何という行き方!」
     「ねえ!キスしてよ」
1965年「エルダー兄弟」「結婚専科」
     「サイレンサー/沈黙部隊」
1966年「テキサス」「サイレンサー/殺人部隊」
1967年「ジェリコ」「サイレンサー/待伏部隊」
1968年「バンドレロ」「5枚のカード」
     「サイレンサー/破壊部隊」
1969年「大空港」
1971年「サムシング・ビッグ」
1972年「対決」
1981年「キャノン・ボール」
1984年「キャノン・ボール2」
1985年「ザッツ・ダンシング」
 
ANGIE DICKINSON アンジー・ディッキンソン 
誕生日 1931/9/30  
出身 米ノースダコタ州クルム 
大学卒業後、秘書として働くが、
地方のテレビ局の美人コンテストに優勝したのが
きっかけで女優に。54年、映画デビュー。
代表作は「リオ・ブラボー」「殺しのドレス」など。
テレビでは「女刑事ペパー」で主役を演じた。 
活躍度 △→ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1954年「LUCKY ME」
1955年「街中の拳銃に狙われる男」「拳銃稼業」
     「必殺の銃口」「対決の一瞬」
1956年「テーブル・ロックの決闘」
     「地獄の拳銃」「GUN THE MAN DOWN」
     「THE UNFINISHED TASK」
     「DOWN LIBERTY ROAD」
1957年「赤い矢」「暴力部落の対決」
     「CHINA GATE」
1958年「針なき時計」「モホーク討伐隊」
     「I MARRIED A WOMAN」
1959年「リオ・ブラボー」
1960年「オーシャンと11人の仲間」
     「THE BRAMBLE BUSH」
1961年「THE SINS OF RACHEL CADE」
     「FEVER IN THE BLOOD」
1962年「恋愛専科」「すてきなジェシカ」
1963年「ニューマンという男」
1964年「殺人者たち」
1965年「恋するパリジェンヌ」
1966年「逃亡地帯」「巨大なる戦場」
     「悪のシンフォニー」
1967年「殺しの分け前/ポイント・ブランク」
     「レッド・リバーのガンマン」
1969年「賭けの報酬」
     「国境のかなたに明日はない」
     「SOME KIND OF A NUT」
1971年「課外授業」
     「THE RESURRECTION OF ZACHARY」
1973年「THE OUTSIDE MAN」
1974年「ビッグ・バッド・ママ」
1980年「黄金の荒野」「殺しのドレス」
1981年「オリエンタル探偵殺人事件」
     「デス・ハント」
1987年「ビッグ・バッド・ママ2」
1994年「カウガール・ブルース」
     「ザ・チェイス」
1995年「冷たい夜は死の匂い」「サブリナ」
2000年「ペイ・フォワード 可能の王国」
     「デュエット」 

その他の出演者:
Ward Bond ....  Pat Wheeler 
John Russell (I) ....  Nathan Burdette 
Claude Akins ....  Joe Burdette 
Pedro Gonzales-Gonzales ....  Carlos Robante
Estelita Rodriguez ....  Consuela Robante 
Malcolm Atterbury ....  Jake
Harry Carey Jr. ....  Harold 
 
User Rating:  8.0/10 (4,444 votes)  
       top 250: #224 

オトーサン、
「おお、久しぶりに世界の名画だ」

User Comments:
Jack Austin Crawfordさん
Burnet, Texas (USA)
1999年12月25日
時間をつくっても、見る価値あり..

こんな不平を言うやつがいる。
ネルソンは、夢遊病か昏睡状態だ。
かれはぶつぶつ言っているというひともいる。
そんなことはない。
かれが演じたのは、控え目でぶっきら棒な
若いカウボーイである。
また、こんなことを言うやつがいる。
ウェインとディキンソンの息が合っていない。
そうかも知れない。
だが、誰だって、そんな場面に出くわしたら、
臆病になるのに決まっている。
こうした下らぬ批判はさておき、
これは、実にすばらしい映画であり、
時を超えた古典である。
もっと言いたいが、もう分かっただろう。
悪い奴は、黒い帽子をかぶっている。
ひとの土地を奪うために、
「皆殺し(EL DEGUELLO)」の曲を演奏させる。
そして、どんないい奴にも、弱みがある。
その通りだ。
これは、4つ星の名画であり、 
決して頭痛になることはない...。


オトーサン、
「人物がみなよく描かれているなあ。
足の悪い老人スタンピーまで大活躍だ」
いい監督は、脇役にも手ぬきをしないのです。

HOWARD HAWKS ハワード・ホークス 
誕生日 1896/5/30-1977/12/26  
出身 米インディアナ州ゴーシェン 
監督作
1925年「栄光への道」
1926年「無花果の華」
1927年「新旧恋の三段返し」
     「雲晴れて愛は輝く」
1928年「空中サーカス」「ファジル」
     「港々に女あり」
1929年「トレント事件」
1930年「暁の偵察」
1931年「光に叛く者」
1932年「群衆の歓呼」「暗黒街の顔役」
     「虎鮫/タイガーシャーク」
1933年「今日限りの命」
1934年「特急二十世紀」「奇傑パンチョ」
1935年「バーバリー・コースト」「無限の青空」
1936年「大自然の凱歌」(共)「永遠の戦場」
1938年「赤ちゃん教育」
1939年「コンドル」
1940年「ヒズ・ガール・フライデー」
1941年「教授と美女」「ヨーク軍曹」
1943年「ならず者」
1944年「脱出」
1946年「三つ数えろ」
1948年「赤い河」「ヒット・パレード」
1949年「僕は戦争花嫁」
1952年「果てしなき蒼空」
     「モンキー・ビジネス」
     「人生模様」(挿話)
1953年「紳士は金髪がお好き」
1955年「ピラミッド」
1959年「リオ・ブラボー」
1962年「ハタリ!」
1964年「男性の好きなスポーツ」
1965年「レッドライン7000」
1967年「エル・ドラド」
1970年「リオ・ロボ」

オトーサン、
「マリリン・モンローの映画も
何本か撮っている。売れっ子だったんだ」
IMDBのミニ伝記をみましょう。

ハワード・フォークは、
1926年に監督デビュ−を飾った。
航空機のパイロットであり、カーレーサーだった。
サイレント映画を8本撮った後、
ハリウッド映画の大立者になった。 
製作者として、あらゆるジャンルの映画で成功した。
だが、得意なのは、コメディと西部劇だった。


2300年 未来への旅

オトーサン、
「2300年とは、大きく出たなあ」
「2001年 宇宙への旅」をつくった
キューブリック監督が生きていたら、
烈火のごとく怒るかもしれません。
「お前ら、一体、何バカなこと考えてるんだ」

原題:Logan's Run (1976)     
監督:Michael Anderson (I)
原作:William F. Nolan 
   George Clayton Johnson ほか
Genre:SF /Action /Adventure
上映時間:120分
あらすじ:
ローガンは、警察の暗殺団員。
聖域を捜索せよと命令されている。
この未来のドーム都市からの逃亡者たちが
そこで暮らしているようなのだ。
だが、ローガンは、26歳なのに、
死を宣告され、逃亡を決意する。
おなじく逃亡中のジェシカと出会い、
手に手をとって逃亡する。
それを追うのが、親友の暗殺団員フランシス。
「逃亡なんかするな」と説得する。 
聖域は、かれらが期待していたものとは、
ちがっていた。

出演者;
Michael York ....  Logan 5, Sandman(ローガン) 
Jenny Agutter ....  Jessica 6 (ジェシカ)
Richard Jordan (I) ....  Francis 7, Sandman 
             (フランシス)
オトーサン、
「そろいもそろって、大根役者ばかり」
SF映画って、装置にお金がかかるので、
俳優の出演料をけちるから、こうなるのです。
一応、主役の経歴だけ見ておきましょう。

MICHAEL YORK マイケル・ヨーク 
誕生日 1942/3/27 
出身 米バッキンガムシャー・フルマー 
活躍度 ○→ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1963年「マインド・ベンダーズ」
1966年「じゃじゃ馬ならし」「できごと」
1968年「ロミオとジュリエット」
1969年「アレキサンドリア物語」
     「アルフレッド大王」
1970年「SOMETHING FOR EVERYONE」
1971年「ツェッペリン」
1972年「キャバレー」「失われた地平線」
1973年「三銃士」
1974年「オリエント急行殺人事件」「四銃士」
1975年「CONDUCT UNBECOMING」
1976年「2300年未来への旅」
1977年「ドクター・モローの島」
     「OH!外人部隊」
1978年「謀略海域」「悲愁」
1983年「ホワイト・ライオン」
1986年「フロンティアーズ/再会の大地」
1987年「ジョーカー/復讐の切り札」
1988年「ヘルバランス」
1989年「ベルリン・ナイトコップ」
1993年「ボディandハーツ」
1995年「ウォーニング」
     「ナイト・フロム・ザ・フューチャー 
      時空を超えた騎士」
1997年「オースティン・パワーズ」
1998年「MERCHANTS OF VENUS」
     「裸の銃を持つ逃亡者」◆
1999年「オースティン・パワーズ:デラックス」
      ◆
     「CODE:0000」
2001年「メギド」
2002年「オースティン・パワーズ 
      ゴールド・メンバー」

その他の出演者:
Roscoe Lee Browne ....  Box (ボックス)
Farrah Fawcett ....  Holly(老人ホーリー)
Michael Anderson Jr. ....  Doc, New You Facility 
Peter Ustinov ....  Ballard:The Old Man 
Randolph Roberts ....  2nd Sanctuary Man 
Lara Lindsay....The Woman Runner/Computer Voice
        Sandman Headquarters 
Gary Morgan (I) ....  Billy 
Michelle Stacy ....  Mary 2 
Laura Hippe ....  Woman Customer 
David Westberg (I) ....  Sandman 
Camilla Carr ....  Sanctuary Woman 
Greg Lewis (I) ....  Cub 

User Rating:  6.4/10 (3,591 votes)  
オトーサン、
「ちょっと高すぎないかなあ」

アカデミー賞ノミネート: 
美術監督装置賞、撮影賞  


User Comments:
bgrubbさん
Las Cruces, NM USA
2002年11月22日
原作よりはいい。

これは、原作よりも、映画のほうがいいレア物だ。
原作のもつロジックや筋書きの誤りが、
映画では、注意深く回避されている。
その結果、原作よりも信用できるものとなった。
とくに、結末がそうだ。
だが、2300年のシーンを理解するには、 
注意深く登場人物のセリフに耳を傾けねばならない。
ボックスとの遭遇シーンは、その典型。
かれが言っている内容を知れば、
その闘争シーンよりも、ずっと背筋が凍る。
同様に、掌のクリスタルについての
コメントも興味深い。
「スターウォ−ズ」以後の世代にとって、
この映画の特殊効果は、たいしたことはないが、
この映画に迫力を加えているのは、登場人物たち。
かれらに魅了されれば、
ちゃちな装置の問題点など、吹き飛ぶだろう。


オトーサン、
「...そうかも知れないけど、
ほんとにチャチな装置だらけだなあ。
でも、1976の映画じゃ、仕方ないか」
2300年、
このHPの読者の誰も生きていないでしょうが、
戦争と人口増と大気汚染で棲みづらくなった人類は、
巨大なドーム都市に閉じこもってしまうのです。
でも、ぞっとするのは、その先。
人工抑制のために、30歳になったら、
全員、奇妙なローブをまとい、
「新生の儀式」に参加するのです。
これが、麻原さんが夢想したにちがいないもので、
要するに、全員が昇天させられるのです。
つまり、未来の都市には、
30歳以下の若者しかいないようにしているのです。
だから、老人も、ネコも、森も、滝も、
誰もその存在すら知らないのです。

オトーサン、
芭蕉の句を思い出しました。
「夏草や つわものどもの 夢のあと」
ドーム都市からの逃亡に成功した
ローガンとジェシカの目の前にひろがるのは、
巨大な廃墟と蔦に覆われた彫像。
そう、ホワイトハウスとリンカーン像なのです。
「気味が悪いけど、気持ちいいなあ」


2010年

オトーサン、
「流石、巨匠キューブリック!
2001年 宇宙への旅 402」よかったなあ。
これは、ちがう監督による続編のようです。

原題:2010 (1984)     
   2010: The Year We Make Contact  
監督:Peter Hyams
原作:Arthur C. Clarke 
脚本:Peter Hyams 
Genre: Action /Mystery /SF /Thriller
Country: USA 
Language: English / Russian 
上映時間:116分
あらすじ:
これは、キューブリック監督の
「2001年 宇宙への旅」の続編である。
世界的な緊張関係を和らげる狙いもあって
米ソの共同探検チームが結成され、
木星の衛星ジュピターのそばに放置された
ディスカバリー号に、どんな事故が起きたかを
調べるために派遣される。 
多くのミステリーがあるが、
探検チームが調査しなければならないのは、
ジュピターの軌道上に現れる巨大な黒板石であり
ディカバリー号の神経過敏なコンピュータ、 
ハルの状態である。
アーサー・C・クラークの原作に基づく。

出演者:
Roy Scheider ....  Heywood Floyd (ヘイウッド)
John Lithgow ....  Walter Curnow (ウォルター)
Helen Mirren ....  Tanya Kirbuk(タニヤ) 
オトーサン、
「おお、昨日見たばかりのドン・キホーテ役
ジョン・リスゴーが出てる!今日は、元気ないなあ」
リスゴーの経歴は省くとにして、
やや元気な主役2人の紹介をしましょう。
ディスカバリー号やコンピュータのハルが
主役のようなので、宇宙飛行士たちの活躍が
あまり目立たないのが、残念です。

ROY SCHEIDER ロイ・シャイダー 
誕生日 1932/11/10 
出身 米ニュージャージー州 
テレビでは「シークエスト」の艦長ブリッジャー役。
映画は「ペーパー・ライオン」でデビュー。
「ジョーズ」の署長役が有名。 
活躍度 ○→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆★★★★ 
出演作 
1968年「栄光のタッチダウン」
1969年「スター!」「USAブルース」
1970年「ルーという女」
1971年「コールガール」
     「フレンチ・コネクション」
1973年「ザ・セブン・アップス」
1975年「ジョーズ」◇
1976年「マラソンマン」
1977年「恐怖の報酬」
1978年「ジョーズ2」◇
1979年「オール・ザット・ジャズ」
     「LAST EMBRACE」
1982年「殺意の香り」
1983年「ブルーサンダー」◇
     「ファイナル・イブニング」
1984年「2010年」
1986年「メンズクラブ/真夜中の情事」
1987年「デス・ポイント/非情の罠」
1989年「ジャッカー」「青春!ケンモント大学」
      「ナイトゲーム/殺意のスタジアム」
1990年「対決」「ロシア・ハウス」
     「ウォッチャー」
1991年「裸のランチ」
1993年「ロイ・シャイダーIN炎の追撃」◇
1994年「蜘蛛女」
1996年「エグゼクティブ・ターゲット」
     「ピースキーパー」◆
1997年「ザ・キーパー」
     「ミス・オブ・フィンガープリンツ」
     「ザ・レイジ」「レインメーカー」
     「デストラクション 制御不能」
1998年「エグゼクティブ・エクスプレス
      プリズンブレイク」
1999年「偽造」◆
2000年「デイブレイク」◇「死霊の門」◇


HELEN MIRREN ヘレン・ミレン 
誕生日 1945/7/26  
出身 英ロンドン 
2001年「ゴスフォード・パーク」で
アカデミー助演女優賞ノミネート。 
活躍度 △→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆★★★★ 
出演作 
1968年「A MIDSUMMER NIGHT'S DREAM」
1969年「としごろ」
1972年「狂えるメサイア」
     「オー!ラッキーマン」
1980年「カリギュラ」
     「天才悪魔フー・マンチュー」
     「失われた航海」
1981年「エクスカリバー」
1984年「2010年」
1985年「ホワイトナイツ/白夜」
     「奇蹟の教師ヴィック」
1986年「モスキート・コースト」
1988年「パスカリの島」
1989年「鯨が来た時」
     「コックと泥棒、その妻と愛人」
1990年「黄土の英雄/軍医ベシューンの生涯」
     「迷宮のヴェニス」
1991年「天使も許さぬ恋ゆえに」
1994年「英国万歳!」
1996年「SOME MOTHER'S SON」
1998年「プリンス・オブ・エジプト」(声)
1999年「鬼教師ミセス・ティングル」◇
2000年「グリーンフィンガーズ」
2001年「プレッジ」「ゴスフォード・パーク」 

その他の出演者:
Bob Balaban ....  R. Chandra 
Keir Dullea ....  Dave Bowman 
Douglas Rain ....  HAL 9000 (voice) 
Madolyn Smith-Osborne .... Caroline Floyd 
Dana Elcar ....  Dimitri Moisevitch 
Taliesin Jaffe ....  Christopher Floyd 
James McEachin ....  Victor Milson 
Mary Jo Deschanel ....  Betty Fernandez 
Elya Baskin ....  Maxim Brajlovsky 
Saveli Kramarov ....  Vladimir Rudenko
Oleg Rudnik ....  Vasili Orlov 
Natasha Shneider ....  Irina Yakunina 

User Rating:  6.4/10 (5,083 votes)  
オトーサン、
「まあまあのスコアかな。
いや、少し低すぎるかも」

アカデミー賞ノミネート: 
美術監督装置賞、音響賞、特殊視覚効果賞、
衣装デザイン賞、メイクアップ賞  

User Comments:
gazzo-2さん
2000年9月23日
すばらしい続編で、筋が通っている!!

このサイトは、
聖なる古典「2001年」の続編なんて
製作されるべきではないという声に満ちている! 
ワーア、何たることだ。
これは、一体、何事じゃ?! などなど。
勿論、この映画は出来てしまったし、
実によき続編でもあるのだ。
自己主張できるものをもっているし、
すばらしい冗談まで入っている。
うれしいことだ! 
ロイ・シュナイダー、ヘレン・ミレン、
ロイと宇宙船で同居しているロシア人ギャル、
ジュピターのまわりをうろうろする
リスゴーをはじめとして、 
みんな見事な演技をしている。
ボブ・バラバンもいい。 
私が思うに、ジュピターのまわりを
うろうろするシーンは、エキサイティングで、
手に汗をにぎらされるし、よく考えられている。
私は、ロイ・シャイダーが大好きだ。 
いつ見てもうまい演技だ。
定まりの冷戦のお話のほうは、くだらない。
まあ、84年当時は、実感があったのかも。 
2001年の年末になって見直すと、
当時のLSDのお話は、お粗末だし、
宇宙服も今となっては、一体、何を着ているんだ? 
となってしまう。
この続編が、キューブリックの映画よりいいと
言う気はないが、まあいい映画ではないだろうか。
感動的だし、キックしてくるし、
第1作で知りたかった謎にも答えてくれる。
しかも、最新のSFX画像が、感動的だ。
4点満点で3点あげたい。
もう不平なんか言うな、いい映画だ!


オトーサン、
「おいおい、いくらSFだといっても、
太陽が2つになるはずはないだろうに」
SF界の第1人者の作品とはいえ、
ムリがあるのではないでしょうか。
1900光年の彼方にある木星状星雲ならば
超爆発で太陽のひとつやふたつ生まれても
不思議ではないのでしょうが、
2010年に(たったの7年後ですよ)
木星で核融合により太陽が誕生するという
筋書きは、到底、信じられません。

オトーサン、
思い直して、
「2つもあると、電気代の節約になるなぁ」
北欧で白夜を体験しましたが、夜になっても
明るいというのは、奇妙なものです。
空を仰ぐと、旧い太陽と新しい太陽、そして月、
小学生の書く絵も変わることになるのでしょうか?


シカゴ

オトーサン、
このところ映画館を避けています。
新型肺炎流行の最中に人混みは危険です。
でも、マスクして朝一番に駆けつけました。
長蛇の列、それも99%までオバサン軍団。
みんなマスクしていません。
「元気だなあ、...無知だなあ」

原題:Chicago (2002)     
監督:Rob Marshall
脚本:Maurine Dallas Watkins 
台本:Bob Fosse (musical Chicago)ほか
Genre: Musical /Comedy /Crime 
Rated PG-13 for sexual content 
and dialogue, violence and thematic elements.
Country: USA / Canada 
Language: English / Hungarian 
Color: Black and White / Color 
上映時間:113分
あらすじ:
ロキシー・ハートは、コーラス・ガール。
夫がいるが、ボードヴィルのスターを夢見ている。
ベルマ・ケリーは、前の主役。
この2人に共通なのは、何か? 
2人とも殺人者だったのだ。
ロキシーは、愛人に捨てられての逆上殺人。
ベルマ・ケリーのほうは、浮気をしていた
夫と妹の浮気現場を目撃しての殺人。
シカゴの新聞は、スキャンダル好きだから
ヴェルマ事件はトップ記事になる。
だが、ロキシー事件が起こるやいなや、
ベルマのほうは、忘れ去られる。 
ふたりは、マスコミ受けで争うだけでなく、
ハンサムな弁護士ビリー・フリンをどちらが
味方につけるかでも争う。
その他、出演するのは、
ロキシーの気の毒な夫アモスや
女囚たちの面倒をよく見る気のいい女看守...
それが、シカゴだ。

出演者:
Renee Zellweger ....  Roxie Hart(ロキシー) 
Catherine Zeta-Jones ....  Velma Kelly(ベルマ) 
Richard Gere.... William 'Billy' Flynn(ビリー) 
オトーサン、
今年のアカデミー賞選考結果に不満でした。
「おかしいよなあ。
熱演したレニーがもらえないなんて。
それに、一生懸命踊って歌ったリチャードが、
ノミネートもされないなんて...」
でも、映画を見て、納得。
「キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、
こりゃ、スゴイや!」
そのダンスと"All That Jazz"の
熱唄には、ゾクゾクしました。
以下、美女2名のみ、紹介しましょう。
ほんとうは、お気に入りのリチャード・ギアも
紹介したいのですが...、

RENEE ZELLWEGER
レニー・ゼルウィガー 
誕生日 1969/4/25  
出身 米テキサス州ケイティ 
60年代のアメリカに移住したドイツ系スイス人と
スウェーデン人の母の間に生まれる。
高校時代はドラマクラブに所属。
テキサス大学で英文学を専攻。
演劇クラスを受講したことから女優を目指し、
在学中から舞台やCMに出演。
トム・クルーズのヒロイン役を演じた
「ザ・エージェント」でブレイクした。
「ベティ・サイズモア」でゴールデングローブ賞
(コメディ・ミュージカル部門)
主演女優賞に輝いた。 
活躍度 ◎↑ 
演技幅 適応 
演技力   ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆☆☆★ 
出演作 
1993年「バッド・チューニング」
1994年「悪魔のいけにえ
      /レジェンド・オブ・レザーフェイス」
     「リアリティ・バイツ」
     「ガンズ・オン・ザ・ラン
      /明日なき堕天使」
1995年「エンパイア・レコード」
1996年「ザ・エージェント」◇「草の上の月」
1997年「ライヤー」◆
1998年「母の眠り」◇「しあわせ色のルビー」◇
1999年「プロポーズ」◇
2000年「ふたりの男とひとりの女」◇
     「ベティ・サイズモア」◇
2001年「ブリジット・ジョーンズの日記」◇
2002年「ホワイト・オランダー」
     「シカゴ」 

CATHERINE ZETA-JONES
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
誕生日 1969/9/25 
出身 英ウェールズ 
90年「シェラザード」で映画デビュー。
2000年「トラフィック」で
ゴールデン・グローブ賞にノミネート。
2002年「シカゴ」でアカデミー助演女優賞受賞。
2000年9月、マイケル・ダグラスと結婚、
翌年、長男を出産。 
活躍度 △↑ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1990年「シェラザード/新・千夜一夜物語」
1992年「コロンブス」
1993年「相続王座決定戦」
1995年「ブルージュース」
1996年「ザ・ファントム」
1998年「マスク・オブ・ゾロ」◆
1999年「エントラップメント」◇
     「ホーンティング」◇
2000年「トラフィック」◆
     「ハイ・フィデリティ」◆
2001年「アメリカン・スウィートハート」◇
2002年「シカゴ」◇

その他の出演者:
Queen Latifah ....  Matron 'Mama' Morton 
John C. Reilly ....  Amos Hart 
Lucy Liu ....Katherine 'Go-to-Hell Kitty' Baxter 
Taye Diggs ....  The Bandleader 
Colm Feore ...District Attorney Martin Harrison 
Christine Baranski ....  Mary Sunshine 
Dominic West ....  Fred Casely 
Mya (I) ....  Mona 
Deirdre Goodwin ....  June 
Ekaterina Chtchelkanova ....  The Hunyak 
Denise Faye (I) ....  Annie 
Susan Misner ....  Liz 


User Rating:  7.8/10 (11,732 votes)  
オトーサン、
「おお高いスコアだ」
今年のアカデミー賞レースでは圧勝しました。

アカデミー賞受賞(6部門)
作品賞
助演女優賞:キャサリン・ゼタ・ジョーンズ 
美術監督装置賞
音響賞
衣装デザイン賞
編集賞

同ノミネート(7部門) 
監督賞;ロブ・マーシャル
主演女優賞:レニー・ゼルウィガー 
助演男優賞:ジョン・C・レイリー
助演女優賞:クイーン・ラティファ 
脚色賞
撮影賞
主題歌賞:I Move On

User Comments:
flimsonsさん 
Melbourne , Australia
2003年4月15日
過去最高のミュージカル映画。

私は、ミュージカル好きだ。
ひどかった「ムーラン・ルージュ」を見て、
このジャンルは、もうお終いだと思った。
でも、間違っていた! 
何度も騒がれた後、ようやく、
ボブ・フォッシーのブロードウェイ・ミュージカル
「シカゴ」をもとに、製作が開始された。
配役が発表されたが、舞台俳優でなかったので、
私は、ちょっぴり心配した。
だが、出演者たちは、私の杞憂を吹き払い、
歌と演技で、爽やかな風を送りこんでくれた。
ベルマ・ケリーを演じた
キャサリン・ゼタ・ジョーンズは、
信じられないほど、うまかった!
この役のために生まれてきたかのようだ。
これ以上の役を演じることはないだろうと思える。
アカデミー賞は、当然だ。
レニー・ゼルウィガーは、実に可愛い! 
キュートな声、すらりと伸びた脚で、
すっかりロキシーになりきっている。
ニコール・キッドマンにアカデミー主演女優賞を
さらわれたのは、残念だ。
リチャード・ギアは、素晴らしい! 
悪徳弁護士、ビリー・フリン役を完璧に演じた。
最高のシンガーではなかったが、そもそも、
そんな役柄ではないのだ。
助演女優クイーン・ラティファ、
助演俳優ジョン・C・レイリー、
そして助演女優クリスティン・バランスキーも 
みんなが、この映画を盛り上げてくれた。
この映画は、古典となるだろう。
機知に富み、シニカルな物語、
素晴らしいジャズの数々、
何といっても、ステキなミュージカルだ。
もし、「ムーラン・ルージュ」に失望しても、
この映画は、見たほうがいい。
きっといい気持ちになって
映画館を後にすることになるだろう。 
いい映画だ。


オトーサン、
「やあ、迫力満点だ。
こんな編集、見たことない!」
リアルの場面とミュージカルの場面の切り替えが
実にスムースかつ自然かつ創造的でした。
「さすが、ショービジネスの本場・アメリカ!」
ブッシュさんは、キライですが、
この映画のすばらしさには、脱帽です。

オトーサン、
見終わって、ため息。
「こりゃぁ、おばさん軍団の鼻息が
いよいよ荒くなりそうだなあ」
何しろ、役立たずの男なんか、
銃で撃ち殺してしまえと、
そそのかしているかのようなのです。
この映画に出ているアメリカ女の強さは、
想像を超えています。

オトーサン、
SARSについて、鋭意調査中。
だって、Severe Acute Respiratory Syndrome
(重症急性呼吸器症候群)の死者数が
あっという間に250人を超えました。
いろいろサイトを捜しましたが、
男女別のデータが、出ていません。
「ひょっとしたら、死ぬのは、男ばかり。
おばさんは、ひとりも死んでいないのかも...」


ドン・キホーテ ラ・マンチャの男

オトーサン、
GEOで、今週分7本を選ぶのに一苦労。
「おお、この店も見るものがなくなってきた」
アカデミー賞には、無縁ですが、小説や
ミュージカルで有名な物語なので、借りてみました。
「ありゃ、映画でなくて、TVドラマか」

原題:Don Quixote (2000) (TV)     
監督:Peter Yates (I)
原作:Miguel de Cervantes y Saavedra
TV台本:John Mortimer (I) 
Genre: Adventure /Comedy /Romance /Drama
上映時間:120分
あらすじ:
スペインは、寒村のラマンチャ。
郷士アロンソ・キハーノは、おいぼれ老人。
騎士道物語を読み漁るうちに、
自分を遍歴の騎士と思い込む。
サンチョ・パンサを従え、
白馬ロシナントに打ちまたがり、旅に出る。
風車を巨人と思い、旅籠の娘を"我が姫"と思い込み、
悪に立ち向かう勇者ドンキホーテ。
見果てぬ夢を追求する様に、
人間の業が浮かび上がる。

出演者:
John Lithgow ....  Don Quixote de La Mancha
       /Alonso Quixano (ドン・キホーテ)
Bob Hoskins ....  Sancho Panza (サンチョ)
Isabella Rossellini ... The Duchess(公爵夫人) 
オトーサン、
「いいなあ、ドン・キホーテ」
風車を敵と思い込んで戦うなんで、
道化者の妄想としか見えませんが、
次第に、その愚かな生真面目さが、
いとおしく貴重な存在に思えるのです。
そして、安穏な暮らしに飽きて、
ドン・キホーテをからかう公爵夫人、
そう、あのイザベラ・ロッシーニが出ています。
この2人をご紹介ましょしょう。

JOHN LITHGOW ジョン・リスゴー 
誕生日 1945/10/19  
出身 米ニューヨーク州ロチェスター 
父が演劇プロデューサーだったことから、
6才で初舞台を踏む。
ハーバード大学で英文学を専攻したが、
演劇活動に夢中になり、フルブライト奨学金を得て、
ロンドンの音楽演劇アカデミーで学ぶ。
帰国後、本格的に舞台俳優として活動。
映画は83年「ガープの世界」で
アカデミー助演男優賞にノミネートされた。 
活躍度 △→ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1976年「愛のメモリー」
1979年「無邪気な子供たち」
     「オール・ザット・ジャズ」
     「私立探偵モーゼス」
1981年「ミッドナイト・クロス」
1982年「ガープの世界」「暗闇からの脱出」
1983年「愛と追憶の日々」
     「トワイライト・ゾーン」
     「ザ・デイ・アフター」
1984年「フットルース」
     「バカルー・バンザイの
      8次元ギャラクシー」
     「2010年」
1985年「サンタクロース」
1986年「マンハッタン・プロジェクト」
     「禍いの家の花嫁<ヴァージニア>」
     「ヴィクトリア」
1987年「ハリーとヘンダソン一家」
1988年「ディスタント・サンダー」
     「アウト・コールド」
1990年「メンフィス・ベル」
     「アイボリー・ハンター」
1991年「L.A.ストーリー/恋の降る街」
     「リコシェ」
1992年「レイジング・ケイン」
1993年「クリフ・ハンガー」
     「グッドマン・イン・アフリカ」
     「プリンセス・カラブー」
     「ペリカン文書」「愛の拘束」
1994年「精神分析医J」「完全犯罪」
1995年「レッドウッド・カーテン」
     「バッドマックス」「ブラインド・ヒル」
1997年「モンタージュ・証拠死体」
2001年「シュレック」(声)
2002年「オレンジ・カウンティ」 


ISABELLA ROSSELINI イザベラ・ロッセリーニ 
誕生日 1952/6/18 
出身 イタリア・ローマ 
母は女優イングリッド・バーグマン、
父は監督ロベルト・ロッセリーニ。
双子のもう一人はイングリッド。
両親は5歳の時に離婚。
母のもとでローマに住み続け、時折父と会う。
13歳で脊柱側弯症に犯され、
2年間闘病生活を送り、
パリとローマで学業を終えた。
夏休みに父の作品で衣装の仕事を手がけ、
その後、ニューヨークでイタリア語を教え、
イタリアのテレビ局RAIのニューヨーク支社に
勤務した。
次いでイタリアのテレビ・リポーターとして
活躍した。
私生活では79年に結婚した
マーティン・スコセッシ監督と83年に離婚。
その後、ジョナサン・ワイドマンと結婚し、
エレットラ・イングランドをもうけた。 
活躍度 △→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1975年「時の問題」
1976年「ザ・スター」
1979年「IL PLATO」「小牧場」
1981年「IL PAP'OCCHIO」
1985年「ホワイト・ナイツ/白夜」
1986年「ブルー・ベルベット」
1987年「RED RISING HOOD」
     「タフガイは踊らない」
     「シェスタ」
1988年「ゼリーと私」
1989年「今ひとたび」
1990年「ワイルド・アット・ハート」
     「宮廷円舞曲」
     「アイボリー・ハンター」
1992年「永遠に美しく…」
1993年「フィアレス」「フライング・ピクルス」
     「愛の果てに」
1994年「ワイアット・アープ」
     「不滅の恋ベートーヴェン」
1996年「フューネラル/流血の街」
1997年「リストランテの夜」
2000年「ふたりのトスカーナ」 

その他の出演者;
Vanessa L. Williams ....  Dulcinea/Aldonza 
Lambert Wilson ....  The Duke 
Amelia Warner ....  Antonia 
Tony Haygarth ....  The Barber 
Peter Eyre ....  The Priest 
Lilo Baur ....  Teresa Panza (Sancho's wife) 
James Purefoy ....  Sanson Carrasco 
Trevor Peacock ....  The Innkeeper 
Linda Bassett ....  The Housekeeper 
Barry Stanton (I)...Chaplain at the Duke's Feast 
Alun Raglan ....  Rodriguez 
Michael Feast ....  The Doctor 

User Rating:  6.2/10 (143 votes)  
オトーサン、
「おお、案外高いスコアだ」

User Comments:
itszさん 
Israel
2000年8月20日
この映画は、何といっても
ジョン・リスゴーの演技だ

私は、この映画のジョン・リスゴーの
すばらしい演技に驚かなかった。
なぜなら、彼が出演することを知っていたからだ。
まさに、かれならドンキホーテにうってつけだと
思っていた。
注意深く見ると、かれは、ちょっと
Dick Solomon に似ていることに気づくだろう。
それが、監督が彼を選んだ理由だと思う。
サンチョを演じたボブ・ホスキンスもすばらしい。
性格が、実によく出ている。
まるで、本や絵でみた古典そのものだ。
だが、かれにはイギリスなまりがある。 
かれにとって、それを直すのは簡単だっただろうが、
全体をイギリスなまりで押し通している。
スペイン人を演じているのだから、異常である。
ともかく、リスゴーさん、 
もし、このコメントを読んでおられるなら。
あなたが、過去最高のドンキホーテ役者だと思って
いることを知ってほしい!


オトーサン、
YAHOOに「ドンキホ−テ」と入力。
「えっ、中古車屋?
ディスカウント・ストア?
パチンコ屋?
パルケ・イスパーニャ?」
そんなことで、肝心の不朽の名作を解説している
サイトがみつかりません。

「しょうがないなあ。
原作者のセルバンテスで入力してみようか」
すると、お目当てのサイトが出てきました。

その1:ミュージカル「ラ・マンチャの男」観劇記
http://www.geocities.jp/fukuperocco/spain/s_coramu/lamancha.html

その2:セルバンテス格言集:
http://kuroneko22.cool.ne.jp/cervantes.htm

オトーサン、
「さすが、名作。
人間性への洞察に満ち満ちている。
だから、長い間、愛されているんだ」
なお、
イラク戦争後の世界中でわき起こっている
アメリカへの反感を示す格言も見つけましたよ。

「どんな虫っけらだって踏みつけられりゃあ、
何を!という格好をするものである」


ロッキー5/最後のドラマ

オトーサン、
「第5作か、よくぞ続いたなぁ。
1976年から、もうすでに24年」
今回は、スタローンが監督をせず、
第1作と同じJohn G. Avildsenが監督を
引き受けています。
「スタローン、もう歳か」 

原題:Rocky V (1990)     
監督;John G. Avildsen
脚本:Sylvester Stallone 
Genre: Action /Drama
上映時間:104分
あらすじ:
ロッキーは、引退を迫られる。
ロシアのボクサー、ドラゴとの試合で
蒙ったダメージのためである。 
ドラゴとの試合から帰国したロッキーは、
チャンピオン時代に築いた財産の株式が、
任せていた経理士が相場を見誤って
消えてしまったことを知る。 
ボクサー時代は終り、
ロッキーは、有望新人トミーのコーチになる。
だが、トミーは、街のマネージャーが
申し出た高い報酬やきらめく賞金の誘惑に
負けてしまう。

出演者:
Sylvester Stallone....Rocky Balboa (ロッキー)
Talia Shire ....  Adrian (エイドリアン)
Sage Stallone ....  Rocky Balboa Jr. (息子)
Tommy Morrison...Tommy 'Machine' Gunn’(トミー)
オトーサン、
「もうマンネリだなあ。
この子供は、スタローンの息子なのかな?」

その他の出演者:
Burgess Meredith ....  Mickey Goldmill 
Burt Young ....  Paulie 
Richard Gant ....  George Washington Duke 
Tony Burton (I) ....  Duke 
Jimmy Gambina ....  Jimmy 
Delia Sheppard ....  Karen 
Mike Girard Sheehan ....  Merlin Sheets 
Michael Williams (III) ....  Union Cane 
Kevin Connolly (I) ....  Chickie 
Elisebeth Peters ....  Jewel 
Hayes Swope ....  Chickie's Pal 


User Rating:  3.9/10 (4,243 votes)  
オトーサン、
「3点台か、こりゃひどい」

User Comments:
Jessecon3 さん
Wisconsin
2002年7月9日
これは、ロッキーコレクションでの
お気に入り。

これは、いい映画だ.. 
ヒットしなかったからといって、
悪いわけではない。
こういう風にケリをつけるのが一番だと思う。
だからといって、「ロッキー6」があっても
反対ではない。
それは、相当クールだと思う。
かれの息子が成人になるなんて。
そう、これは私の意見で、
これを読んだひとには、別の意見もあるだろう。
それでも構わない。
チクショー。 


オトーサン、
「へえ。やっぱり。
MGMは、ロッキー6をつくるのか」
引退して青少年センター活動に携わっていた
ロッキーが、またもや対戦するそうです。
「つくれば、一定の映画収入が見込めるからなあ」

さて、ここで、
全5作の総括をしておきましょう。
といっても、そんなサイトをみつけただけですが...
興味のある方は、ご覧ください。

地に落ちた映画−「ロッキー」DVD-BOXを見て
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Stage/4989/rocky.html

そのほか、無数のロッキーサイトがあって、
「いっそのこと、寅さんシリーズになったら」
そんな声もありました。


ロッキー4/炎の友情

オトーサン、
「このシリーズ、よく続くなぁ」
スタローンも、頑張ってるなあ。
今回の舞台は、ロシア。
「007みたいになってきたなあ」

原題:Rocky IV (1985)     
監督・脚本:Sylvester Stallone
Genre: Action /Drama 
上映時間:91分
あらすじ:
ロッキーの友人アポロが、
ロシアの強力なボクサー、
イワン・ドラゴに試合中に殴り殺される。 
ロッキーは、そんなひどい事態になる前に
もっと早くタオルを投げ入れるべきだったと
自分を責める。
ロシア人の傲慢さに怒りを覚えた
ロッキーは、ドラゴと戦うことを決意する。
新チャンピオンと戦う場は、ロシアだった。

出演者: 
Sylvester Stallone.... Rocky Balboa(ロッキー) 
Talia Shire ....  Adrian (エイドリアン)
Dolph Lundgren ....  Ivan Drago (ドラゴ)
オトーサン、
「お待たせしました」
今回、ようやく、ロッキーの奥さん、
エイドリアンの経歴をご紹介しましょう。
「へえ、そうなんだ。
下手クソと思っていたけど、
結構いい女優さんだったんだ」

TALIA SHIRE タリア・シャイア 
誕生日 1946/4/25 
出身 米ニューヨーク州ジャマイカ 
父は作曲家カーマイン・コッポラ、
兄は監督フランシス・F・コッポラ。
イェール大学演劇科に二年在籍。
「ゴッドファーザーPARTU」で
アカデミー助演女優賞にノミネート。
「ロッキー」のエイドリアン役では
アカデミー主演女優賞にノミネートされた。 
活躍度 △→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1963年「X線の眼を持つ男」
1970年「ダンウィッチの怪」
1972年「ゴッドファーザー」
1974年「ゴッドファーザーPARTU」
1976年「ロッキー」
1979年「オールドボーイフレンズ」
     「ロッキー2」
     「プロフェシー/恐怖の予言」
1980年「エミリーの窓」
1982年「ロッキー3」
1985年「ロッキー4/炎の友情」
1986年「BMXサイクル・キッド」
     「ハイパー・サピエンス」
1989年「ニューヨーク・ストーリー」
1990年「ロッキー5/最後のドラマ」
     「ゴッドファーザーPARTV」
1992年「コールド・ヘブン/悪夢の再会」
1993年「プロフェッショナル」
1994年「官能」
1999年「計画殺人」 

その他の出演者;
Burt Young ....  Paulie 
Carl Weathers ....  Apollo Creed 
Brigitte Nielsen ....  Ludmilla 
Tony Burton (I) ....  Duke 
Michael Pataki ....  Nicoli Koloff 
Stu Nahan ....  Commentator #1 
R.J. Adams ....  Sports Announcer 
Al Bandiero ....  American Commentator #2 
Dominic Barto ....  Russian Government Official 
Danial Brown ....  Rocky Jr.'s Friend 
James Brown (I) ....  The Godfather of Soul 
Rose Mary Campos ....  Maid 

User Rating:  5.0/10 (6,756 votes)  
オトーサン、
「おお、さらに低いや」

User Comments:
graywl さん
Ukraine, Chernobyl
2002年8月2日
平均的アメリカ人ならば、
この映画が好きだろう。
ロシア人なら、この映画を愛するだろう。
そのほかの国民なら、
時間の浪費だ。

私は、ソ連を描いた西欧映画が、好きだ。
ロシアが雪の砂漠に見えるのが、好きだ。
ロシア人役の俳優がしゃべるロシア語が
さつぱり分からないのも、好きだ。
だから、英語の字幕を読む。
それから、ロシア人が、醜くく、
間抜けなエイリアンやロボットに見えるのも好きだ。
ひとのよいアメリカ人が、
妻や子供を愛するのを見るのも、好きだ。
かれらが、戦うのを見ると、神経質になる。
頭をばかばか殴られれば、
どうしたって、馬鹿になるはずなのに、
おお神様、かれは丈夫なのだ。
戦いの後の、かれのスピーチに、
私は泣いた。
涙がどっと出てきたのだ。
そう! 
私は変わることができるのだ!!
アメリカ万歳!!!


オトーサン、
「このひと、ロシア人だ、
どうもチェルノブイリのひとのようだ」
強烈なアメリカ人への皮肉です。
アメリカ人は、他国のひとにすぐ敵意をもち、
エイリアン呼ばわりするクセがあるようです。
敵か、味方か。
悪か、善か。
白か、黒か。
「世の中、そんなに単純じゃないんだけどなあ」
広大で深遠なグレーゾーンがあるのです。
ちょうど宇宙のように。

この映画で、
敵意に満ちてロッキーを迎えた
ロシアの観客たちは、
死闘を耐え抜くロッキーの奮闘に
次第に敬意と愛情を抱きはじめます。
ロッキーが勝つと大歓声。
ロッキーは、
試合直後のインタビューで
われわれは、お互い敵視しあっているが、
冷戦思考から変わることができるのだと
訴えています。
「変われるんだ」

オトーサン、
「われわれは、変われるんだ」
ロシアからの愛のメッセージを
信じたいと思います。
北朝鮮も、アメリカも、日本も、
そして...われわれ自身も。


ロッキー3

オトーサン、
「ロッキー、世界チャンピオンになった。
さあ、これから、どう展開するのかな?」
頂点を極めて、ハングリー精神を失うのか?
コマーシャルに出て、大金を浪費するのか?
「禍福は、あざなえる縄のごとし」というからなあ。

原題:Rocky III (1982)     
監督・脚本:Sylvester Stallone
Genre: Action /Drama 
上映時間:99分
あらすじ:
アポロに2回もやられたが、
いまやロッキーは、最高の位置についた。
しばらく安心しておられる。 
かれは、アポロとの友情を育み、 
妻との時間ももっと持てるようになった。
だが、彼は、新人クラバーとの試合に惨敗する。
もう、誰もかれを見向きもしない。
アポロだけが、再戦するよう薦めるのだった。

出演者:
Sylvester Stallone ....Rocky Balboa(ロッキー) 
Mr. T ....  Clubber Lang (クラバー)
Burgess Meredith.... Mickey Goldmill(ミッキー) 
オトーサン、
「ミッキー、いい脇役だなあ」
ロッキーの育ての親、名トレーナーの
ミッキーが、ついに心臓病で倒れるのです。
今回は、ミッキーを紹介しよう」

BURGESS MEREDITH バージェス・メレディス 
誕生日 1907/11/16-1997/9/9 
出身 米オハイオ州 
出演作
1936年「目撃者」
1939年「廿日鼠と人間」
1940年「恋のスイング合戦
      <セカンド・コーラス>」
1941年「淑女超特急」
     「愛の鐘はキッスで鳴った」
1945年「G・Iジョー」
1946年「アメリカの恋人」「小間使いの日記」
1948年「我が道は愉し」
1949年「エッフェル塔の男」
1957年「東京特ダネ部隊」
1961年「野望の系列」
1963年「枢機卿」
1965年「危険な道」「母の旅路」
1966年「バットマン」「テキサスの五人の仲間」
1967年「夕陽よ急げ」「残酷の沼」
1969年「殺人美学」「マッケンナの黄金」
     「華麗なる週末」(ナ)
1970年「大脱獄」
1971年「男と女の間」「悪魔のエイリアン」
1974年「黄金の針」
1975年「イナゴの日」「ヒンデンブルグ」
     「マスター・ガンファイター」▲
1976年「家」「ロッキー」
1977年「センチネル」「黄金のランデブー」
1978年「マニトウ」「マジック」
     「アトランチスの謎」
     「ファール・プレイ」
     「マジック」
1979年「ロッキー2」
1980年「ラスト・カーチェイス」
     「世界崩壊の序曲」
1981年「タイタンの戦い」「告白」
1982年「ロッキー3」
1983年「トワイライト・ゾーン
      /超次元の体験」(ナ)
1985年「サンタクロース」
1988年「ゴダールのリア王」
     「ブルー・ウォーターで乾杯」
     「マネー・ゲームで大逆転」(声)
1990年「ロッキー5」
     「ステート・オブ・グレース」
1992年「チャーリー・チャップリン」(ナ)
1994年「僕たちのサマーキャンプ」
     「ラブリー・オールドメン」
1995年「トール・テール」 

その他の出演者:
Talia Shire ....  Adrian 
Burt Young ....  Paulie 
Carl Weathers ....  Apollo Creed 
Tony Burton (I) ....  Duke 
Hulk Hogan ....  Thunderlips 
Ian Fried ....  Rocky Junior 
Al Silvani ....  Al 
Wally Taylor ....  Clubber's Manager 
Jim Hill (I) ....  Sportscaster 
Don Sherman ....  Andy 
Dennis James (I) ....  Wrestling Commentator 
Jim Healy (I) ....  Wrestling Commentator 
 

User Rating:  5.5/10 (5,756 votes)  
オトーサン、
「低いな」

User Comments:
LuboLarsson 
Scotland
2002年4月28日
実に面白い。

「ロッキー2」は、面白い。
前2作ほどシリアスではない。
上映時間を短縮して、
多くのアクションを詰め込んでいる。 
今回、ロッキーは、クラバーに敗れる。
演じるのは、 Mr T で、
テレビ番組 "The A team" で有名な役者だ。
ロッキーは、リターン・マッチに勝つには、
「トラの目」を取り戻さねばならない。
かれの最高のトレーナー、ミッキーが
敗戦後、更衣室で心臓病で死んでしまう。
胸をゆさぶるシーンだ。
いまや、かつての対戦相手だったアポロが
ミッキーに代わってトレーナーになる。
奇妙なめぐりあわせだ。
いつものトレーニング・シーンが続き、
最後に、ものすごい戦いがある。
要するに、すごい映画だ。
1982年に上映されたときには、大ヒットした。
ナンバーワンのヒット曲、Survivorによる 
"トラの目 Eye of the Tiger"も聞ける。
すばらしいロッキーの映画だ。
私見だが、次のロッキーの映画のほうが、
この「ロッキー3」より、さらによい。
勿論、「ロッキー4」のことだ。


オトーサン、
ヒット曲「トラの目」の歌詞を覚えました。
ご紹介しましょう。

♪ストリートに生まれて
チャンスに賭ける
決死の覚悟で 突き進み
鉄の意志で 勝ち残る
またたく間に 時は過ぎて
栄光は わが手に
過去の夢を 忘れることなく
それを永久に 追い続けよう
アイ・オブ・ザ・タイガー
”トラの目”を
アイ・オブ・ザ・タイガー
闘志を燃やせ
獲物を求める トラのように
勝利を追って くいさがれ
アイ・オブ・ザ・タイガー


オトーサン、
「ロッキー3」で、
チャンピオンとして
10連勝を飾ったロッキーが、
フィラデルフィア市長から表彰され、
その銅像の除幕式のシーンをみました。
「しまった、ロッキーの銅像があったんだ」
サイトを探したら、
ちゃんと見学に行ったひとがいました。
「やるなあ。
ハハハ、このひとも階段を駆けのぼったんだ」
http://www.geocities.jp/kaisokutaro/Phila.html


ロッキー2

オトーサン、
「第2作、どういう内容だったっけ?」
見たのに、もう、すっかり忘れています。 原題:Rocky II (1979) 監督・脚本:Sylvester Stallone Genre: Action /Drama 上映時間:119分 あらすじ; アポロとの試合の後、 ロッキーは、 妻のエイドリアンと 幸せな生活を送ることに決めた。 残念なことに、すぐにお金が不足してきて、 アポロとのリターン・マッチをせざるを得なくなる。 「ロッキー2」は.第1作と多くの共通点がある。 出演者; Sylvester Stallone ... Rocky Balboa(ロッキー) Carl Weathers .... Apollo Creed (アポロ) Burgess Meredith.... Mickey Goldmill (ミッキー) オトーサン、 「ロッキー、頑張れ!、頑張れ!」 壮絶な殴り合いの結果は分かっていても、 やはり手に汗をにぎりました。 今回の経歴紹介は、対戦相手のアポロ役に しましょう。 CARL WEATHERS カール・ウェザース 誕生日 1948/1/14 出身 米ルイジアナ州ニューオリンズ 小学校6年生の時に舞台デビュー。 スポーツに優れていたため、 いくつかの大学から誘いが来たが全てを断り、 ロング・ビーチ・カレッジに入学。 その後、サンディエゴ州立大学の フットボール奨学金を得たものの、 最後には演劇学位を得て卒業した。 最初は俳優を目指したが、 プロ・フットボールの高額な契約金に目を奪われ、 オークランド・レイダーズに入団。 その間もオフ・シーズンには サンフランシスコの舞台に立ち、 5年後の74年に引退してから、 本格的にプロを目指し、ロサンゼルスに移住。 すぐにテレビ・シリーズに出演。 映画は「ロッキー」のアポロ役で人気となった。 活躍度 △↓ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1976年「ロッキー」◆ 1977年「未知との遭遇」 1978年「ナバロンの嵐」「ロッキー2」◇ 1982年「ロッキー3」◆ 1985年「ロッキー4/炎の友情」◆ 1987年「プレデター」◆ 2000年「リトル・ニッキー」◆ その他の出演者; Talia Shire .... Adrian Burt Young .... Paulie Tony Burton (I) .... Duke Joe Spinell .... Gazzo Leonard Gaines .... Agent Sylvia Meals .... Mary Anne Creed Frank McRae .... Meat Foreman Al Silvani .... Cutter John Pleshette .... Director Stu Nahan .... Announcer Bill Baldwin Sr. .... Commentator Jerry Ziesmer .... Salesman User Rating: 6.1/10 (5,521 votes) オトーサン、 「低くなったなあ」 アカデミー賞にも無縁でした。 User Comments: tfrizzellさん United States 2000年7月29日 最優秀作品賞を獲った第1作に比べ、 続編には失望した 「ロッキー2」では、 ロッキーがアポロと再戦し、今度は、勝つ。 その前に、第1作の怪我の治療のために 入院している。 かれは、引退して、エイドリアンと結婚したが、 稼いだカネがたちまちなくなってしまう。 アポロと再戦し、またミッキーの指導で トレーニングに励む。 エイドリアンは、子供を出産するが、 昏睡状態になり、やっと回復したので、 ロッキーは、ようやくチャンピオンになる。 この話のどこもドラマチックでも、 面白くもない。 事実、この続編は、ほんとうに退屈だ。 筋書きが読めるし、ダルだ。 要するに、第1作の大成功に気をよくして 金儲けをしようとしているだけだ。 10点満点なら4点。 オトーサン、 憮然として、一口コメント。 「スタローンが監督というは、いいが、 まだ不慣れなのが影響しているかもなあ」 あとひとつ、 ボクシングの醍醐味のひとつは、 選手名の読み上げ、 迫力ありますねえ。 赤コーナー 体重212ポンド、 世界ヘビーウエイト級チャンピオン、 イタリアの種馬、 ロッキー・バルボーア! オトーサン、 「種馬という訳はどうかなあ?」 イターリアン・スターリオン と韻を踏んで叫んでいるのに、 種馬と翻訳されたのでは、 まったく勢いが感じられません。 翻訳って、難しいものです。


ロッキー

オトーサン、
「ロッキーか」
この映画が大好きで、退職後の夏、
フィラデルフィア美術館の前庭にある
広い階段をロッキーのように駆け上りました。
あのロッキーのマーチを耳に。

原題:Rocky (1976)     
監督:John G. Avildsen
脚本:Sylvester Stallone 
Genre: Action / Drama 
上映時間:119分
あらすじ:
ロッキーは、栄光をめざして奮闘するボクサー。
わずなかお金を得るために、
フィラデルフィアの肉工場で働いている。
バイトで、借金取りもやっている。
ヘビーウエイト級チャンピオンのアポロが、
フィラデルフィアを訪問したときに、
マネージャーが、無名の新人ボクサーとの
エキジビジョン・マッチを思いつく。
無名のボクサ−に、有名になるチャンスを
与えるという宣伝のためである。
アポロが簡単に勝つように仕組んだものだったが、
ロッキーは、それこそ最後のチャンスだと
大奮闘してしまう。

出演者:
Sylvester Stallone ....Rocky Balboa(ロッキー) 
Talia Shire ....  Adrian(エイドリアン) 
Carl Weathers ....  Apollo Creed (アポロ)
オトーサン、
「ロッキー、いいなあ」
苦労人のシルヴェスター・スタローンが
ようやく報われるところに、
思わず共感し、声援してしまうのです。

SYLVESTER STALLONE
シルヴェスター・スタローン 
誕生日 1946/7/6 
出身 米ニューヨーク 
活躍度 ○→ 
両親の離婚から少年時代は素行が悪く、
ウェイト・トレーニングやスポーツに明け暮れた。
スイスの大学時代に俳優を志し、
マイアミ大学演劇科に編入したが中退する。
69年にニューヨークへ出て、生活苦の中、
役者を志す。
75年、クローズド・サーキッドで観た
ヘビー級チャンピオン戦に刺激されて
三日で書き上げたシナリオが
映画「ロッキー」として自ら主役を演じ、大ヒット。
以後、「ロッキー」「ランボー」シリーズで
アクション・スターとして地位を不動のものにする。
私生活ではサーシャ夫人とは二子をもうけたが、
離婚。ブリジット・ニールセンとも再婚したが別れ、
現在は三人目。 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆☆☆ 
コメディ  ☆☆★★★★ 
出演作 
1971年「ザ・イタリアン・スタローン」
     「ウッディ・アレンのバナナ」「レベル」
1974年「ブルックリンの青春」
1975年「ビッグ・ボス」「さらば愛しき女よ」
1976年「デス・レース2000」
     「爆走!キャノンボール」
     「ロッキー」◇
1978年「パラダイス・アレイ」「フィスト」
     「ロッキー2」◇
1980年「勝利への脱出」◇
1981年「ナイトホークス」◇
1982年「ランボー」◇「ロッキー3」◇
1983年「ステイン・アライブ」
1984年「クラブ・ラインストーン/今夜は最高」
1985年「ランボー/怒りの脱出」◇
     「ロッキー4 炎の友情」◇
1986年「コブラ」◇
1987年「オーバー・ザ・トップ」◇
1988年「ランボー3/怒りのアフガン」◇
1989年「デッドフォール」◇「ロックアップ」◇
1990年「ロッキー5/最後のドラマ」◇
1991年「オスカー」◇
1992年「刑事ジョー/ママにお手上げ」◇
1993年「デモリションマン」◇
     「クリフハンガー」◇
1994年「スペシャリスト」◇
1995年「暗殺者」◇「ジャッジ・ドレッド」◇
1996年「デイライト」◇
1997年「コップランド」◇
     「メン・イン・ブラック」▲
1998年「アンツ」(声)◆
     「アラン・スミシー・フィルム」
2000年「追撃者」◇
2001年「ドリヴン」◇
2002年「D−TOX」◇ 


その他の出演者:
Burt Young ....  Paulie 
Burgess Meredith ....  Mickey Goldmill 
Thayer David ....  Jergens 
Joe Spinell ....  Gazzo 
Jimmy Gambina ....  Mike 
Bill Baldwin Sr. ....  Fight Announcer 
Al Silvani ....  Cut Man 
George Memmoli ....  Ice Rink Attendant 
Jodi Letizia ....  Marie 
Diana Lewis (II) ....  TV Commentator 
George O'Hanlon (I) ....  TV Commentator 
Larry Carroll (I) ....  TV Interviewer 


User Rating:  7.7/10 (13,445 votes)  
オトーサン、
「高いスコアだ。
世界の名画に入っていいと思うけどなあ」
アカデミー賞では圧勝です。

アカデミー賞受賞:
作品賞 
監督賞 ジョン・G・アビルドセン
編集賞

同ノミネート:
主演男優賞:シルベスター・スタローン
主演女優賞:タリア・シャイア
助演男優賞;バージェス・メレディス
     :バート・ヤング
オリジナル脚本賞
音響賞
主題歌賞:GONNNA FLY NOW


User Comments:
Ashley Whitearさん
Southampton, England
2002年12月10日
古典。

この映画は、私にとって古典である。
ボクシング映画として最高傑作であり、
4つの続編も同様である。
1971年から1991年の間に製作された。
ロッキ−は、街のボクサーのお話であり、
世界ヘビー級チャンピオンに向かって、
一生懸命に挑みかかる。
 
オトーサン、
港の与太呂のサクセス・ストーリーに
酔いしれました。
「オレだって、いつかは栄光の座に」
元気のない日本、
ロッキーの元気を共有したいものです。
何とかして、元気の出る
ロッキーのテーマ・ソングを
お聞かせたくて、サイトを探しまくりました。
「おお、聞こえる!」

海外映画的音楽

せっかくの日曜日が雨、
映画音楽でも聞いて、お過ごしください。


屋根の上のヴァイオリン弾き

オトーサン、
「森繁さんが、長いこと演じていたなあ」
その後、西田敏行さんにテビエ役を譲りましたが、
結局、見ないままで、今日まで過ごしてきました。
まだ見ていませんが、
映画「シカゴ」の大ヒットのおかげで、
ミュージカル映画が復活しそうなのは、
フアンのはしくれとして大変喜ばしいことです。

原題:Fiddler on the Roof (1971)     
監督:Norman Jewison
原作;Sholom Aleichem 
Joseph Stein (libretto)
Genre: Musical
上映時間:181分
あらすじ:
ロングランのミュージカルの映画化。
原作は、Sholom Aleichem。 
テビエは、ユダヤ人の農夫。
革命前のロシアで、一生懸命に
伝統的な日々の暮らし守りぬいてきた。
かれのユダヤの伝統、妻と娘たちの家族、 
そして、はじまった虐殺。

出演者;
Topol ....  Tevye (テビエ)
Norma Crane ....  Golde (ゴールデ:妻)
Paul Mann (I) ....  Lazar Wolf (ラザロ)
オトーサン、
「みんな根っからの土地のひとだ。
とても役者が演じているようにはみえない」
海外映画俳優マガジンに経歴が出ていませんでした。

その他の出演者:
Molly Picon ....  Yente 
Rosalind Harris ....  Tzeitel 
Michele Marsh (I) ....  Hodel 
Leonard Frey ....  Motel
Neva Small ....  Chava 
Paul Michael Glaser ....  Perchik
Ray Lovelock ....  Fyedka  
Elaine Edwards (III) ....  Shprintze 
Candy Bonstein ....  Bielke 
Shimen Ruskin ....  Mordcha 
Zvee Scooler ....  Rabbi 
Louis Zorich ....  Constable 


User Rating:  7.5/10 (3,997 votes) 
オトーサン、
「高いなあ。
でも、世界の名画には入っていないんだ」

アカデミー賞受賞:
撮影賞、音響賞、歌曲・編曲賞
同ノミネート 
作品賞、
監督賞:ノーマン・ジェイスン
主演男優賞:トポル
助演男優賞:レオナルド・フレイ
美術監督装置賞


User Comments:
Au-standingさん 
Silicon Valley
2001年12月8日
過小評価のすばらしいミュージカル。

これは、いままでに見た最高のミュージカルだ。
すばらしい音楽、物語、演技など. 
観客を虜にして、さまざまな感情に
身をゆだねさせてしまう。
これは、確かに、伝統と現代、
実務と価値観の相克の物語だ。
伝統は伝統、文化は文化だ。
このいずれをも、一笑にふすことはできない。
この物語は、そうした葛藤を見事に描き出している。
そして、家族、愛、結婚、親、関係、神など、
多くの大切なことを訴えかけてく。


オトーサン、
音楽に聞きほれました。
娘の結婚式で、村人が肩を組んで
ともに歌うところでは、
危うく涙が出そうになりました。

♪陽は昇り、陽は沈む
 歳月は、飛び去る
 季節は、移り変わる
 喜びと涙とともに

「遊び回っていたあの子が、
もう1人前か」
息子の結婚式のことが思い出されました。
そして、屋根の上のヴァイオリンの調べが
ステキでした。
字幕を見て、気づきました。
「そうか、ヴァイオリンの演奏は
アイザック・スターンだったんだ!」
かれの生演奏を2度聞いたことがあります。
最初は、デトロイトのフォード・シアター、
2度目は、東京のどこかの劇場。
いずれも感激しました。
いまでも、彼のバイオリン協奏曲集のCDを
時々、聞いています。
「ほんとうは、DVDを買って、
映像と音楽の両方を楽しむべきなんだろうなあ」

オトーサン、
「西田さんのでもいいから、
この舞台を見るべきだったなあ」
以下に、サイトで発見した観劇記のひとつを
ご紹介しましょう。

http://daiku0913.infoseek.livedoor.com/page020.html


勝手にしやがれ

オトーサン、
「これ、随分、昔に見たなあ。
学生の頃だったっけ。それとも、就職後かなぁ」
ヌベール・バーグ映画時代、到来!
フランスから新しい波がやってきたと大騒ぎ。
女の子の髪型まで変わったのです。

原題:A bout de souffle (1960)     
監督・脚本:Jean-Luc Godard
原作:Francois Truffaut 
Genre: Crime /Drama /Romance
Country: France 
Language: French 
Color: Black and White 
上映時間:87分
あらすじ:
ミシェルは,
若い凶悪犯。
自分は、ハンフリー・ボガートだと
思いこんでいる。
盗んだクルマを運転中、警官を射殺。
田舎道でのスピード違反をふりきるためだった。
一文なしのミシェルは、
アメリカ人のガールフレンドのもとへ逃げ込む。
学生でジャーナリスト志望のパトリシアは、
ミシェルを隠まい、愛し合い、 
イタリアに行くためにクルマを盗む。
警察の包囲網が狭まるにつれて、
ミシェルの虚勢と絶望がひどくなっていく...。

出演者:
Jean-Paul Belmondo....Michel Poiccard alias 
            Laszlo Kovacs (ミシェル)
Jean Seberg.... Patricia Franchini(パトリシア) 
オトーサン、
「やっぱり、味があるなあ」
ジャン・ポール・ベルモンドは、
決して美男子ではないのですが、
かえって新しい波の映画には、向いていたのです。
セシールカットで一世を風靡した相手役の
ジーン・セバーグの経歴もあわせて
ご紹介しましょう。 

JEAN-PAUL BELMONDO ジャン・ポール・ベルモンド 
誕生日 1933/4/9 
出身 仏パリ近郊ヌーイ 
活躍度 △→ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1957年「歩いて馬で自転車で」
1958年「黙って抱いて」「危険な曲り角」
     「シャルロットとジュール」
1959年「勝手にしやがれ」「二重の鍵」
1960年「墓場なき野郎ども」
     「フランス女性と恋愛」
     「雨のしのび逢い」
1961年「ふたりの女」「ビアンカ」
     「女は女である」「素晴らしい恋人たち」
     「勝負をつけろ」「大盗賊」
1962年「冬の猿」「いぬ」
1963年「波止場」
     「史上最大の喜劇/地上最笑の作戦」
     「バナナの皮」
1964年「リオの男」「太陽の下の10万ドル」
     「黄金の男」「ダンケルク」
1965年「ある晴れた朝、突然に」
     「カトマンズの男」「気狂いピエロ」
1966年「パリは燃えているか」「タヒチの男」
1967年「パリの大泥棒」
     「007/カジノ・ロワイヤル」
1968年「オー!」
1969年「大頭脳」「暗くなるまでこの恋を」
     「あの愛をふたたび」
1970年「ボルサリーノ」
1971年「コニャックの男」「華麗なる大泥棒」
1972年「交換結婚」「ラ・スクムーン」
1973年「相続人」
1974年「おかしなおかしな大冒険」
     「薔薇のスタビスキー」
1975年「恐怖に襲われた街」
     「ベルモンドの怪人二十面相」
1976年「追悼のメロディ」「危険を買う男」
1977年「ムッシュとマドモアゼル」
1979年「警視コマンドー」
1980年「道化師」
1981年「プロフェッショナル」
1982年「エースの中のエース」
1983年「パリ警視J」
1984年「恋にくちづけ」
1987年「ライオンと呼ばれた男」
1995年「レ・ミゼラブル」「百一夜」
1998年「ハーフ・ア・チャンス」
1999年「パリの確率」 


JEAN SEBERG ジーン・セバーグ 
誕生日 1938/11/13-1979/9/8 
出身 米インディアナ州マーシャルタウン 
57年18000人の中から
「セント・ジョン」の主役ジャンヌ・ダルク役に
選ばれ、映画デビュー。
58年「悲しみよこんにちは」で人気となり、
彼女が演じた役の名にちなんで
ブロンドのベリー・ショートが
セシル・カットと名付けられた。
三度結婚するが、いずれも失敗。
79年、原因不明の死体となって発見される。
代表作は「勝手にしやがれ」「黄金の男」など。 
出演作
1957年「セント・ジョン」
1958年「悲しみよこんにちは」
1959年「ピーター・セラーズのマ・ウ・ス」
1960年「勝手にしやがれ」
     「俺の墓標は立てるな」
1961年「さよならパリ」
1963年「フレンチ・スタイルで」
1964年「黄金の男」「立派な詐欺師」
1966年「その日その時」「盗みのテクニック」
     「素晴らしき男」
1968年「ペルーの島」
1969年「ペンタグラム」「ベンチャー・ワゴン」
1970年「大空港」「西部番外地」
     「コマンドG戦略」
1971年「殺し」
1972年「殺しのギャンブル」「真夜中の恐怖」
1974年「孤高」
1977年「星空の神話」


その他の出演者:
Daniel Boulanger ....  Police Inspector 
Jean-Pierre Melville ....  Parvulesco 
Henri-Jacques Huet ....  Antonio Berrutti 
Van Doude ....  The Journalist 
Claude Mansard ....  Claudius Mansard 
Jean-Luc Godard ....  An Informer 
Richard Balducci ....  Tolmatchoff 
Roger Hanin ....  Cal Zombach 
Jean-Louis Richard ....  A Journalist 


User Rating:  7.8/10 (2,689 votes)  
オトーサン、
「高いなあ」

User Comments:
cartosanさん
Spain
2002年10月27日
有名であり、面白い 

どうか、映画を見間違えないで。
この映画こそ、本物だ。
1960年に製作され、
ヌーベルバーグ(新しい波)を象徴する映画だった。
知識人だけでなく、みんなに面白がられた。
男の子も女の子も、
自分が主役になったかのように夢中で話合った。
フランスだけの現象ではなかった。
ハンフリー・ボガートや
アメリカ黒人映画の影響を受けているが、
60年代のはじめには、 
会話やアクションは、斬新きわまりないもので、
挑発的とすら言えた。
監督は、ジャン・リュック・ゴタール。
書いたのは、トリュフォー。
ジャン・ポール・ベルモンドと
ジーン・セバーグが主演。
ゴタール自身も、警官への通報者役で
出演している。
製作者のJ.P. Melville も出ている。
パリで撮影され、
有名になり、面白がられた。
予断を持たずに見るといい。
楽しんでください。
でも、この映画で最高なのは、 
ジーン・セバーグだと思う。
満点をあげたい。
そのうち、心変わりをするかもしれないが、
でも、まだ好きだ。


オトーサン、
「うわ−っ。オレも年とったんだ」
というのも、ジーン・セバーグの経歴を見ていて、
1938/11/13-1979/9/8とあるのに、
胸を突かれたのです。
オトーサンは、
1938/12/12- ?
ですので、彼女とおない年だったのです。
ガールフレンドも、おない年でした。
「そうそう、
あの娘も、セシル・カットだった。
パトリシアのように若かったなあ。
まぶしかったなあ」

オトーサン
「なつかしいなあ」
そんな思い出を、詰めこんだのが、
このホームページの載っている「青春時代」です。
ゴールデン・ウィークにでも、
ご一読ください。


クレオパトラ

オトーサン、
「クレオパトラの鼻が、
もうすこし高かったら
世界の運命は変わっただろう」
そう、シーザーも暗殺されなかったはず。
「ブルータス、お前もか!」などという
名文句も残さずに、幸せな人生を送れたはず。
ローマの英雄の運命を暗転させてしまった
絶世の美女、エジプトの女王クレオパトラ。
演じるのは、名女優エリザベス・テイラーです。

原題:Cleopatra (1963)     
監督:Joseph L. Mankiewicz /Rouben Mamoulianほか
原作;Carlo Mario Franzero 
脚本:Sidney Buchman ほか
Genre: Drama 
Country: USA / UK / Switzerland 
Language: English 
上映時間:251分
オトーサン、
「4時間強、DVD2枚組だぁ。
こりゃ、大変だぁ」

あらすじ;
この映画は、エジプトの女王
クレオパトラの史劇である。
彼女は、ローマの力を借りて、
政権を安定化しようとした。
彼女の美貌に溺れて、
ジリアス・シーザーも、
マーク・アントニーも、恋に落ちた。
だが、クレオパトラは、間違った側につき、
すべてを失い、エジプトは、
ローマ帝国に併合された。 

出演者:
Elizabeth Taylor ....  Cleopatra(クレオパトラ) 
Richard Burton ....  Marc Antony (アンソニー)
Rex Harrison ....  Julius Caesar(シーザー)
オトーサン、
「リズ、すばらしい。ひょっとすると、
本物のクレオパトラよりも美しいのでは?」
彼女のローマ入場シーンなどは、
紅白の小林幸子さんでも、脱帽する豪華さです。
この映画で、アカデミー助演賞をとった
シーザー役のレックス・ハリソンの経歴も
あわせてみてみましょう。

ELIZABETH TAYLOR エリザベス・テイラー 
誕生日 1932/2/27 
出身 英ロンドン 
7才の時に渡米し、ビバリーヒルズに。
42年、映画デビュー。
60年「バタフィールド8」、
66年「バージニア・ウルフなんかこわくない」で
2度アカデミー主演女優賞を受賞。
結婚は8度している。 
活躍度 △↓ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆☆☆ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1943年「家路」
1944年「ジェーン・エア」
     「ドーヴァーの白い崖」
     「緑園の天使」
1947年「ライフ・ウィズ・ファーザー」
1948年「スイングの少女」「奥様武勇伝」
1949年「若草物語」
1950年「花嫁の父」
1951年「クォ・ヴァディス」「可愛い配当」
     「陽のあたる場所」
1952年「黒騎士」
1954年「ラプソディー」「巨象の道」
     「雨の朝巴里に死す」
1956年「ジャイアンツ」
1957年「愛情の花咲く樹」
1958年「熱いトタン屋根の猫」
1959年「去年の夏突然に」
1960年「スペインの休日」
     「バタフィールド8」
      アカデミー主演女優賞
1963年「クレオパトラ」「予期せぬ出来事」
1965年「いそしぎ」
1966年「バージニア・ウルフなんか恐くない」
      アカデミー主演女優賞
1967年「じゃじゃ馬ならし」
     「ファウスト悪のたのしみ」
     「禁じられた情事の森」「危険な旅路」
1968年「夕なぎ」「秘密の儀式」
1970年「この愛にすべてを」
1972年「ある愛のすべて」
1974年「夜を見つめて」「別離」
     「ザッツ・エンタテインメント」
1976年「青い鳥」「エンテベの勝利」
     「イッツ・ショータイム」
1979年「大統領の堕ちた日」
1980年「クリスタル殺人事件」
1986年「アクトレス ある女優の栄光と挫折」
1988年「トスカニーニ〜愛と情熱の日々〜」
1994年「フリント・ストーン/モダン石器時代」
 

REX HARRISON レックス・ハリソン
誕生日 1908/3/5-1990/6/2
出身 英ランカシャー州 
出演作 
1937年「男は神に非ず」「茶碗の中の嵐」
1939年「城砦」
1940年「ミュンヘンへの夜行列車」
1945年「大空に散る恋」「陽気な幽霊」
     「艶ごと師」
1946年「アンナとシャム王」
1947年「幽霊と未亡人」「殺人狂騒曲」
1953年「ブロードウェイへの道」
1954年「獅子王リチャード」
1955年「完全なる良人」
1960年「誰かが狙っている」
1962年「楽しい泥棒日記」
1963年「クレオパトラ」
1964年「マイ・フェア・レディ」
     「黄色いロールス・ロイス」
1965年「華麗なる激情」
1967年「三人の女性への招待状」
     「ドリトル先生不思議な旅」
1968年「パリの秘めごと」
1969年「ふたりは恋人」
1977年「王子と乞食」
1978年「アシャンティ」「泥棒も命がけ」
1983年「マッド・ハンター」


その他の出演者:
Pamela Brown (I) ....  High Priestess 
George Cole (I) ....  Flavius 
Hume Cronyn ....  Sosigenes 
Cesare Danova ....  Apollodorus 
Kenneth Haigh ....  Brutus 
Andrew Keir ....  Agrippa 
Martin Landau ....  Rufio 
Roddy McDowall ....  Caesar Augustus
Robert Stephens (I) ....  Germanicus 
Francesca Annis ....  Eiras 
Gregoire Aslan ....  Pothinos 
Martin Benson ....  Ramos 


User Rating:  6.5/10 (1,603 votes)  
オトーサン、
「スコアは、まあまあか」
超大作史劇ということで、
ハリウッド中を賑わせました。

アカデミー賞:
美術監督装置賞(カラー)
撮影賞(カラー)
特殊視覚効果賞  
衣装デザイン賞(カラー) 

同ノミネート一覧:
作品賞
主演男優賞;レックス・ハリスン
音響賞、オジリジナル作曲賞
編集賞

User Comments:
CELLIOTT10 さん
England
2001年11月27日
クレオパトラを演じることができるのは、
ビビアン・リーか、リズしかいないだろう。

リズは、クレオパトラを見事に演じ切っている。
まさに、エジプト女王にふさわしい。
20世紀フォックスは、最高の配役をしたわけだ。
映画では、クレオパトラが、
シーザーと結婚するが、
その後、アントニー(リチャード・バートン)
と恋に落ちる。
この映画と「ヴァージニア・ウルフなんか怖くない」
が、バートンとの共演の最高傑作だ。
この映画ができあがるまでには、
リズの健康悪化のせいで、数年を要した。
1981年、リズが滞在していたイギリスで
撮影されていたが、
慢性病になり、あやうく死にそうになったのだ。
これは、必見の名画だ。 
リズの傑作のひとつだ。


オトーサン、
「毎日、寝られないのだろうなあ」
イラクの次は、お前だとなれば、
北朝鮮の金正日さんも、シリアのアサド大統領も
気が気ではないでしょう。
強国の脅威の前にゆれる指導者という点では、
現代エジプトのムバラク大統領も同じ。
民衆は、圧倒的に嫌米・非米・反米なのに、
親米政権を維持するのは、並大抵ではありません。
アメリカにエールを贈るものの、
「ひとりのフセインを殺すと、
100人のビン・ラディンが生まれる」
そう、側近にぼやくしかないのです。
「...クレオパトラも、大変だったろうなあ」

オトーサン、
クレオパトラに興味をもち、
ついに、作品に取り込んでしまいました。
このホームページにも載っている
「月夜の来訪者」の
第6章「表舞台と舞台裏」には、
「クレオパトラ」や「ブルータス」に、
やや詳しい解説を載せました。
ゴールデンウィークに、ご一読ください。
なお、この小説は、
20歳の夏に書いたものを基に、
63歳の夏に完成させたものです。
40数年ががりの小説ということになります。


蒼き狼 チンギスハーン

オトーサン、
「たまには、新作も借りなくては」
GEOの新作コーナーにあったものです。
1泊2日で、309円でした。
レンタル料金は、145円が普通ですから、
新作で利益をあげているわけです。

原題:Genghis Khan (1998)     
監督:Sai Fu /Lisi Mai
脚本:Pang Ping
Genre: Adventure / Drama 
Country: China 
Language: Mandarin / Mongolian 
上映時間:113分
あらすじ:
IMDBには、あらすじが出ていません。

まず、DVDの解説で背景を知りましょう。

チンギスハーンは、
アレクサンダー大王、皇帝ナポレオンと並び、
世界3大英雄の一人として知られる。
しかし、後者2人が築いた領土は、
チンギスハーンのそれには遠く及ばない。
アジアからヨーロッパまで12世紀当時に
世界として認識されていたほぼ全土を
一代にして統一した彼は、まさに
「人類史上最も世界征服に近づいた男」といえる。
一方で、彼の出生も、墓所も、今では、
世界史最大の謎である。
「蒼き狼」として、全世界から恐れられ、
ユーラシアの大草原を駆け抜けた英雄の謎に
包まれた生涯を一部族の長子から身を起こし、
一大帝国を築き上げるまでを
圧倒的な戦闘シーンと克明な人物描写により
描いた歴史スペクタクルロマン超大作。

続いて、
オトーサンの書いたあらすじ。

12世紀モンゴル。
日本の戦国時代さながらに、
各部族が殺しあい、略奪婚が日常的だった。
ハーンの母親も、略奪婚の犠牲者。
戦いのなかで夫を殺される。
すでに身重の体だったが、敵の手をのがれ、
葦原のなかでハーンを生み落とす。
だが発見され、殺されるところを、
運命の敵となるメルキト族の長に救われる。
蒼き狼といわれるジンギスハーンの
波乱万丈の戦いと愛の生涯を描く。

出演者:
オトーサン、
これもIMDBには出ていません。
「しょうがないなあ」

キャト族長テムジン....チンギスハーン
同、エスゲイ...    チンギスハーンの父親
同、ホエルン...  チンギスハーンの母親
同、ベクテル...  チンギスハーンに殺された弟
ポルテ  ...        チンギスハーンの妻
ジャダラン族長シャムニ...チンギスハーンの義兄弟
メルキト族長タルヘタイ...チンギスハーンの運命の敵


User Rating:  6.8/10 (11 votes)  
オトーサン、
「高いスコアだ」
もっとも見ているひとは、ごく少数です。

User Comments:
edwaforさん 
oakland, ca, usa
2000年12月21日
私にとって初のモンゴル映画

これが最後でないことを祈りたい。
モンゴルの歴史を一瞥して、興味深かった。
数百年前のひとびとの人生を見ることが出来た。
有名なチンギスハーンをモンゴル人の目から見る。
映画は、かれの個人史といろいろな事件、
そして、かれが究極的に目指したものを描く。
今度は、現代モンゴルを描いた映画を見てみたい。


オトーサン、
「モンゴルといえば、朝青龍か」
おそらくチンギス・ハーンも、かれのように
俊敏で知的な戦士だったのでしょう。
オトーサン、
ぶつぶつ。
「勝てば官軍かぁ」
イラク戦に勝ったアメリカは、
お膝下の中南米諸国に
次々と軍事介入し親米政権をつくっていった
歴史が示すように
イラクを手はじめに、シリア、
そしてイランとパレスチナと、
敵対する中東諸国の平定を狙っているようです。
クエート、サウジアラビア、ヨルダン、オマーンは、
すでに友邦国ですから、
上記の諸国を平定すれば、
みんな親イスラエルとなって、
イスラエル化による和平プロセスが完成する、
そんな構想を描いているのでしょう。
まさに、10世紀の十字軍の再現です。

昨日の東京市場の株安は、
イラク戦争が早期に終わったので、
本来、株高になるところが大幅な株安になりました。
株価でみれば、「失われた10年」どころか、
「失われた20年」の惨状です。
この背景には、G7で早速スノー財務長官から
イラク戦争の戦費の大半は、
日本が負担せよという要請があったためです。
疲弊した日本経済にとっては、大打撃です。

さらに、さらに、
想像を逞しくしていけば、
アメリカで台頭している新保守派は、
憎っくきフランス、ドイツ、ロシアを平定し、
中国をはじめとする広大なアジアも征服し、
友好的な民主国家に変えていこうとしています。
「世界5大陸の征服か。
21世紀中に実現するかなあ?」

世界最大の帝国を築いた
チンギスハーンについて、詳しく知りたい方は、
下記サイトをごらんください。

チンギスハーン、蒼き狼の伝説
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Oasis/4446/top.htm


リーサル・ウエポン4

オトーサン、
「このシリーズ、案外、高水準で続くなあ」
ドナー監督が継投しているからでしょう。

原題:Lethal Weapon 4 (1998)     
監督:Richard Donner
キャラクター:Shane Black
原作:Jonathan Lemkin ほか
Genre: Crime /Action /Comedy /Thriller
Rated R for violence and language.
Country: USA 
Language: English / Cantonese / Mandarin 
上映時間:127分
あらすじ:
リッグスとマータフは、 
第3作では、危うく死から免れたが、 
秘密結社の処刑者リストに載った。
血に飢えた傭兵たちが、襲いかかるなかで、
かれらは、再び、レオ・ゲッツやローナ・コール、
そして新人クリス・ロックと組んで、
最後にようやく秘密結社を駆逐する。

出演者:
Mel Gibson ....Detective Sergeant Martin Riggs 
       (リッグス刑事)
Danny Glover...Detective Sergeant Roger Murtaugh 
       (マータフ刑事)
Joe Pesci ....  Leo Getz (レオ・ゲッツ)
Rene Russo ....  Lorna Cole(ローナ・コール)
オトーサン、
この4人は、息がピッタリ合っています。
「でも経歴は、前作と同じだから省こう」

その他の出演者、その1:
Chris Rock....  Detective Lee Butters(バターズ)
Jet Li ....  Wah Sing Ku (クー)
オトーサン、
第4作に初出演の2人をご紹介しましょう。
クリス・ロック。切れ味のよい演技ですし、
ジェット・リーときたら、
おとなしい学生のようなのに、
いざ、戦うシーンとなると、
カンフーが冴えわたり、神業としか思えません。

CHRIS ROCK クリス・ロック 
誕生日 1966/2/7  
出身 米サウスカロライナ州アンドリュー 
ブルックリン育ち。
89年からNBCの「サタデー・ナイト・ライブ」
に出演し、人気者に。
HBOでは「クリス・ロック・ショー」という
自分の番組を持っている。 
活躍度 △↑ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1987年「ビバリーヒルズ・コップ2」
1991年「ニュー・ジャック・シティ」
1992年「ブーメラン」
1993年「CB4」
1995年「パンサー」
1998年「リーサル・ウエポン4」◆
1999年「ドグマ」◆
2000年「ベティ・サイズモア」◆
     「天国から来たチャンピオン2002」◇
2001年「A.I.」◆「プーティ・タン」
     「ジェイ&サイレント・ボブ
      帝国への逆襲」
2002年「9デイズ」◇

JET LI ジェット・リー 
誕生日 1963/4/26 
出身 中国・瀋陽 
子供の頃から中国武術を学び、
11才の時に中国武術大会のチャンピオンとなり、
以後、五度優勝。
82年に映画界入り。
88年「ファイナル・ファイター」から
リー・リンチェイの名で本格的に香港映画で活躍。
「リーサル・ウエポン4」の悪役で
ハリウッドでも注目されるようになった。 
活躍度 ○↑ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆☆☆ 
コメディ  ☆☆★★★★ 
出演作 
1982年「少林寺」
1983年「ドキュメント・燃えよカンフー」
     「少林寺2」
1986年「阿羅漢」
1988年「ファイナル・ファイター 鉄拳英雄」
1989年「ハード・ブラッド」
1989年「ドラゴン・ファイト」
1992年「ワンス・アポン・ア・タイム・
      イン・チャイナ/天地大乱」
     「スウォーズマン/女神伝説の章」
     「格闘飛龍・方世玉」
1993年「ラスト・ヒーロー・イン・チャイナ
      /烈火風雲」「方世玉2」
     「カンフー・カルト・マスター 
      魔教教主」
1994年「ターゲット・ブルー」
     「マスター・オブ・リアル・カンフー
      大地無限」
     「新・少林寺伝説」
     「フィスト・オブ・レジェンド 
      怒りの鉄拳」
1995年「D&D/完全黙秘」「ハイリスク」
1996年「ブラック・マスク」◇「冒険王」
1997年「ワンス・アポン・ア・タイム・
      イン・チャイナ&アメリカ」
1998年「リーサル・ウエポン4」◆
2000年「ロミオ・マスト・ダイ」◇
2001年「キス・オブ・ザ・ドラゴン」◇
     「ザ・ワン」◇
2003年「ブラック・ダイヤモンド」◇


その他の出演者、その2:
Steve Kahan ....  Captain Ed Murphy 
Kim Chan ....  Benny 'Uncle Benny' Chan 
Darlene Love ....  Trish Murtaugh 
Traci Wolfe ....  Rianne Murtaugh Butters 
Eddy Ko ....  Hong, Chinese Refugee 
Jack Kehler ....  State Department Man 
Calvin Jung ....  Detective Ng 
Damon Hines ....  Nick Murtaugh 
Ebonie Smith ....  Carrie Murtaugh 

User Rating:  6.3/10 (11,667 votes)  
オトーサン、
「おお、案外高いスコアだ」
第4作にして、6点台は立派です。

User Comments:
Jerry Jonesさん 
USA
2002年8月11日
シリーズの終りにしては、お見事だ...

3つ星。
メル・ギブソン、ダニー・クローバー、
クリス・ロック、ジェット・リーが出演。
...もし、これが最終作なら、 
(誰もわからないだろうが)
このシリーズは、全体に高いスコアになる。
「リーサル・ウエポン3」
そして、この第4作も、高いスコアだ。 
批評家たちが過小評価しているのは、
好きになれないせいかもしれない (?) 
でも、それは間違いだ。
だって、いい映画なのだから。
面白いし、アクション満載だし、
エキサイティングでもある。
ジェット・リーの悪漢も、いい。
英語をしゃべると、妙な感じになるから、
黙って、微笑んでいればいいのだ。
そうだ、広東語なんかで怒鳴ればいい。
今回、マータフとリッグス両刑事が、
阻止しようとするのは、偽札づくりである。
それは、これまでになく困難な任務なのだ。
ペシとルッソも戻ってきた。
ルッソは、とうとうリッグスの子供を宿している。
これまでになく、ペシも愉快だ。
マータフ刑事一家も戻ってきた。
この映画をおすすめしたい。
このシリーズのなかでは、2番目によい。


オトーサン、
「この見事な4部作をつくった監督、
どういうひとなのかなあ」
海外映画俳優マガジンをみました。

RICHARD DONNER リチャード・ドナー 
誕生日 1930/4/24 
出身 米ニューヨーク 
監督作 
1968年「君は銃口/俺は引金」
1969年「おませなツインキー」
1976年「オーメン」
1978年「スーパーマン」
1980年「サンフランシスコ物語」」
1982年「おもちゃがくれた愛」
1985年「グーニーズ」「レディホーク」
1987年「リーサル・ウェポン」
     「ロスト・ボーイ」
1988年「3人のゴースト」
1989年「リーサル・ウェポン2」
1992年「リーサル・ウェポン3」
     「ラジオ・フライヤー」
1993年「フリー・ウィリー」
1994年「マーヴェリック」
1995年「暗殺者」
1997年「陰謀のセオリー」
1998年「リーサル・ウェポン4 

オトーサン、
IMDBも見ました。
「出てない、しょうがないなあ」
DVDの付録に、経歴紹介が載っていました。

1929年ニューヨーク市生まれ。
ニューヨーク大学で経営学と舞台芸術を学ぶ。
はじめは、俳優を志していたが、
「ノーマン・レイ」で知られる監督の
マーチン・リットに、俳優よりも監督に向いている
といわれ、同監督のアシスタントになった。
ロサンゼルスに移り、コマーシャルや企業映画、
ドキュメンタリーなどを手がけたり、
スティーブ・マックィーンの人気テレビシリーズ
「拳銃無宿」のパイロット版を演出。
これがきっかけとなって、
「トワイライト・ゾーン」」や「逃亡者」などの
人気シリーズを次々に演出した。
1976年、200万ドルの予算で製作した
「オーメン」が、6500万ドルの大ヒットを記録、
映画監督として脚光を浴び、つづく
「スーパーマン」も世界中で大ヒットした。
メル・ギブソンとは、本シリーズのほか、
「マーベリック」や「陰謀のセオリー」でも
チームを組んでいる。

そのほか、サイトをあちこち探して、
以下が判明しました。
一見凡庸な職人監督のように見えますが、
“スター扱いのうまさ”は、抜群のようです。
確かに、本シリーズでも、
俳優たちがみな生き生きしているのが印象的でした。
「スーパーマン」では、ヒゲを剃るのを嫌がる
ハックマンを奇策を用いて説得したりしたそうで、
なかなかのやり手のようです。


リーサル・ウエポン3

オトーサン、
「シリーズ第3作か。出来はどうかなあ?」
柳の下に、泥鰌が3匹。うまくいくでしょうか

原題:Lethal Weapon 3 (1992)     
監督:Richard Donner
キャラクター:Shane Black 
原作:Jeffrey Boam ほか
Genre: Crime /Action /Comedy
上映時間:118分
あらすじ:
リッグスとマータフの刑事コンビは、
この第3作でも共演する。
今回、彼らが、追及するのは、
ロス警察の武器貯蔵庫から武器を盗んだ男。
ふたりは、第2作に出た奇妙な男、
レオ・ゲッツと取引する。
リッグスは、ちょっとした問題に直面する。
相手は、若く美しい女刑事だ。

出演者:
Mel Gibson ....  Det. Sgt. Martin Rggs 
         (リッグス刑事)
Danny Glover ....  Det. Sgt. Roger Murtaugh 
          (マータフ刑事)
Rene Russo ....  Lorna Cole
           (ローナ・コール)
オトーサン、
「今回こそ、ダニーを紹介しなくては」
名脇役の紹介が遅れましたが、ご勘弁ください。
それから、2人のコンビに加わった
美人刑事レネ・ルッソの経歴もみましょう。
今回も経歴紹介が長くなります。

DANNY GLOVER ダニー・グローバー 
誕生日 1947/7/22 
出身 米カリフォルニア州サンフランシスコ 
活躍度 ◎→ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1979年「アルカトラズからの脱出」
1984年「アイスマン」
     「プレイス・イン・ザ・ハート」
1985年「カラーパープル」
     「刑事ジョン・ブック/目撃者」
     「シルバラード」
1987年「リーサル・ウエポン」◇
1988年「バット★21」
1989年「リーサル・ウエポン2」◇
1990年「イントルーダー/怒りの翼」
     「プレデター2」◇
1991年「レイジ・イン・ハーレム」「わが街」
     「ピュア・ラック」
1992年「リーサル・ウエポン3」◇
1993年「ボッパー」「聖者の眠る街」
1994年「マーヴェリック」◆「エンジェル」
1995年「ダンボ・ドロップ大作戦」
1997年「レインメーカー」◆
     「ゴーン・フィッシング」
     「スイッチ・バック」◇
     「バッファロー・ソルジャー」◇
1998年「リーサル・ウエポン4」◇
     「アンツ」(声)◆
     「ビラヴド/愛されし者」
2001年「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」


RENE RUSSO レネ・ルッソ 
誕生日 1954/2/17 
出身 米カリフォルニア州バーバンク 
18才の時、ローリング・ストーンズの
コンサートを見に行った先でスカウトされ、
ファッション・モデルになる。
1970年代後半から1980年代にかけて、
”ヴォーグ”、”コスモポリタン”といった
一流ファッション誌の表紙を飾り、
トップ・モデルの地位にいた。
その後、演技を学び、女優に転身。
1989年「メジャーリーグ」で、
主演トム・ベレンジャーの別れた妻の役で
映画デビューを果たす。
夫のダン・ギルロイが脚本した
「フリー・ジャック」(1989)にも出演。
1992年「リーサル・ウエポン3」で
女刑事役でメル・ギブソンと共演して以降、
「ザ・シークレット・サービス」や
「アウト・ブレイク」「ゲット・ショーティ」など
人気作に出演。 
知的で行動力のある気丈な女性を演じさせたら、
必ず期待に応えてくれる女優。
モデル出身のなせる技か、
洋服の着こなしのうまさも絶品で、
特にセーターを着させたら、そのセンスはNO.1。
ただ、恋愛部分で情熱的な女性を演じることが
多い割には、それほど野性味や色気といった
感情的な訴えかけが弱く、
どこか演技に計算されたものを感じてしまう。
言い換えると、教科書的な演技というところか。 
彼女なりに自分位置づけを決めてしまうところが
あるのか、主演を押しのけて自分が前面に出る部分が
なく、相手男優を立ててしまうところがある。
映画のヒロインとしては理想的だが、
彼女のキャリアにいつまでも主人公役がないのは
気になるところ。 
活躍度 ○→ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1988年「メジャーリーグ」
1989年「フリージャック」
1990年「Mr.デスティニー」
1991年「ニューヨーク・ジャスティス」
1992年「リーサル・ウエポン3」◆
1993年「ザ・シークレット・サービス」
1994年「メジャーリーグ2」
1995年「アウトブレイク」
     「ゲット・ショーティ」
1994年「きっと忘れない」
1996年「ティン・カップ」◇「身代金」◇
1997年「愛しのバディ 瞳を見つめて」
1998年「リーサル・ウエポン4」◆
1999年「トーマス・クラウン・アフェアー」◇
2000年「ロッキー&ブルウィンクル」
2002年「ショウタイム」「ビッグ・トラブル」


その他の出演者:
Joe Pesci ....  Leo Getz 
Stuart Wilson (II) ....  Former police Lt. 
          Jack Edward Travis 
Steve Kahan ....  Capt. Ed Murphy 
Darlene Love ....  Trish Murtaugh 
Traci Wolfe ....  Rianne Murtaugh 
Damon Hines ....  Nick Murtaugh 
Ebonie Smith ....  Carrie Murtaugh 
Gregory Millar ....  Tyrone 
Nick Chinlund ....  Hatchett 
Jason Meshover-Iorg ....  Young Cop 
Alan Scarfe ....  Herman Walters 
Delores Hall (II) ....  Delores 


User Rating:  6.3/10 (8,778 votes)  
オトーサン、
「まあ、こんなものか」

User Comments:
bob the moo さん
Birmingham, UK
2002年1月25日
面白いが、洗練され、家族向きかも?

このシリーズ第3作は、
前2作よりも、ずっと洗練されている。
今回は、お金もかけられている! 
物語は、実にいいが、
迫力(rocket science)がない。 
ビルの爆破から、最後の対決まで
同じような筋立てだからだろうか?
リッグスとコールのロマンスは、
リッグスから狂気を奪い、
映画をソフトにしてしまった。
肝心のアクション・シーンの迫力も減った。
だが、ユーモアがある。
ペシがいる。 
愉快だが、ちょっとやりすぎ。
ギブソンとマータフのコンビは、いい。
手馴れた役どころだからだろう。
履きなれた古い靴のように! 
ペシは、前作ほど、すばらしくないが、
なかなかの演技をみせる。
ルッソのラブシーンは、いいし、
まあうまく演じている。
全体に、いい映画だが、
この「リーサル・ウエポン」を大ヒットさせた
あの暗い荒っぽいトーンが消えている。


オトーサン、
「でも、なかなか面白かった」
ド派手なアクション・シーンもないので、
リーサル・ウエポンを期待すると、ガッカリです。
リッグスとコールの恋愛も描きこまれていません、
ルッソのせりふもちょっとダレ気味。

オトーサン、
早期退職を決意したので、
おなじく早期退職を決意したマータフ刑事の
ゆれる思いが、身近に感じられました。
「あと7日」とか
「あと3日しかない、大事に行こう」とか、
カウント・ダウンのはじまった日々って、
同じ一日でも、案外、光り輝くのです。
この映画では、マータフ刑事は、
長年コンビを組んだリッグス刑事と別れ難く、
「やっぱり定年まで働こうか」となるのですが、
それも、納得できる描きかたになっていました。
若者向けではないのでしょうが、
このシリーズも成熟して、
ヒューマン・ドラマを目指しているようです。


リーサル・ウエポン2

オトーサン、
索引リストをチェックしていて、
「リーサル・ウエポン、面白かったなあ。
...そういえば、続編を見ていない」
この傑作は、2,3.4と続いていました。

原題:Lethal Weapon 2 (1989)     
監督:Richard Donner
キャラクタ−・原作;Shane Black
Genre: Comedy /Crime /Action /Thriller
上映時間:118分
あらすじ:
この1989年の続編で、
リッグスとマータフのコンビが帰ってきた。
追跡中に、赤いBMWが衝突する。
何と、トランクには、南ア金貨がぎっしり。
トラブル・メーカーのニ人に、業をにやし、
警察の上司は、レオ・ゲッツなる重要証人を
保護していろと退屈な任務を命じる。
だが、証人は、南アと汚いビジネスをしていた。
物語は、息もつかさぬ展開を見せる。

出演者:
Mel Gibson ....  Detective Sergeant Martin Riggs 
          (リッグス刑事)  
Danny Glover...Detective Sergeant Roger Murtaugh 
          (マータフ刑事)
Joe Pesci ....  Leo Getz (レオ・ゲッツ)
オトーサン、
「メルもうまいけど、ほかの2人もいいなあ」
とくに、ジョー・ペシの軽妙なしゃべりが秀逸です。
長くなりますが、メルの経歴のあとに、
かれの経歴も掲載しましょう。
なかなかの名優なのです。

MEL GIBSON メル・ギブソン 
誕生日 1956/1/3  
出身 米ニューヨーク 
ニューヨークに生まれ、11人兄弟の中に育ち、
12歳の時にオーストラリアに移住。
高校を卒業すると、
姉の薦めでシドニーの国立演劇学校に入学。
舞台を経て在学中の1977年、
「SUMMER CITY」で映画デビュー。
彼を一躍スターダムに押し上げたのは、
1979年「マッド・マックス」
(ジョージ・ミラー監督)。
暴漢に妻子を殺され、復讐に燃える警官マックスを
演じ、注目を集めた。
1980年、ビデオ映画「ティム」(1979)と
「誓い」(1981)で
オーストラリア映画協会最優秀男優賞を受賞。
1984年「ザ・リバー」からアメリカ映画界へ進出。
1993年「顔のない天使」で初監督・主演をつとめ、
続く監督・主演作品「ブレイブハート」(1995)で
1996年度アカデミー作品賞と監督賞を受賞。 
メル・ギブソンは、人間の感情というものを
強く前面に押し出し、観客を魅了させることの出来る
舞台俳優に近い映画俳優である。 
彼はアクション映画一つとっても、ただのアクション
にとどまらず、表情や演技からあふれ出る感情を
観る者にぶつけてくる。
特に怒りに対する表現力は突出していて、
「マッド・マックス」のマックスや
「リーサル・ウエポン」のリッグス、
「ブレイブハート」のウィリアムの復讐劇に
観客が同化できるのも、演技力のなせる技だろう。 
活躍度 ◎→ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆☆☆ 
アクション ☆☆☆☆☆★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1977年「SUMMER CITY」
1978年「メル・ギブソンの青春グラフィティ」
1979年「マッドマックス」◇「ティム」
1980年「THE CHAIN REACTION」
1981年「誓い」「マッドマックス2」◇
1982年「危険な年」「ATTACK FORCE Z」
     (特別奇襲戦隊Z)
1984年「ザ・リバー」「燃えつきるまで」
     「バウンティ/愛と反乱の航海」
1985年「マッドマックス/サンダードーム」◇
1987年「リーサル・ウエポン」◇
1989年「テキーラ・サンライズ」
     「リーサル・ウエポン2」◇
1990年「エア・アメリカ」
     「バード・オン・ワイヤー」
     「ハムレット」
1992年「フォーエバー・ヤング
      /時を超えた告白」◇
     「リーサル・ウエポン3」◇
1993年「顔のない天使」◇
1994年「マーヴェリック」◇
1995年「ブレイブハート」◇
     「ポカホンタス」(声)◇
     「キャスパー」△
1996年「身代金」◇
1997年「陰謀のセオリー」◇
     「ファーザーズ・デイ」△
     「フェアリーテイル」△
1998年「リーサル・ウエポン4」◇
1999年「ペイ・バック」◇
2000年「パトリオット」◇
     「ハート・オブ・ウーマン」◇
     「ミリオンダラー・ホテル」
     「チキン・ラン」(声)
2001年「ワンス・アンド・フォーエバー」◇
2002年「サイン」◇


JOE PESCI ジョー・ペシ 
誕生日 1943/2/9 
出身 米ニュージャージー州ニューアーク 
活躍度 ○→ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆☆☆★ 
出演作 
1975年「DEATH COLLECTOR」
1980年「レイジング・ブル」
1981年「錆びた黄金」
1983年「イージー・マネー/一獲千金」
     「ワンス・アポン・ア・タイム
      ・イン・アメリカ」
1988年「ムーン・ウォーカー」
1989年「リーサル・ウエポン2」
     「ハートに火をつけて」
1990年「ベッツィの結婚/本日はお日柄も良く」
     「JFK」「ホームアローン」
     「グッドフェローズ」
      アカデミー助演男優賞
1991年「ニューヨークのいたずら」
1992年「リーサル・ウエポン3」
     「いとこのビニー」
     「パプリック・アイ」
     「ホームアローン2」
1993年「ブロンクス物語 愛につつまれた街」
1994年「きっと忘れない」
1995年「カジノ」
1998年「リーサル・ウエポン4」

その他の出演者:
Joss Ackland ....  Arjen 'Aryan' Rudd 
Derrick O'Connor ....  Pieter 'Adolph' Vorstedt 
Patsy Kensit ....  Rika Van Den Haas 
Darlene Love ....  Trish Murtaugh 
Traci Wolfe ....  Rianne Murtaugh 
Steve Kahan ....  Captain Ed Murphy 
Mark Rolston ....  Hans 
Jenette Goldstein ....  Officer Meagan Shapiro 
Dean Norris ....  Tim Cavanaugh 
Juney Smith ....  Tom Wyler 
Nestor Serrano ....  Eddie Estaban 
Philip Suriano ....  Joseph Ragucci 


User Rating:  6.9/10 (9,674 votes)  
オトーサン、
「おお、高いなあ」

アカデミー賞ノミネート:
音響効果編集賞

User Comments:
oonagimakiiさん 
New York, NY
2003年2月11日
まさにマジック

第1作は、hard coreだった。
麻薬、陰謀、ヴェトナムで埋めつくされていた。
リッグスの自殺願望が主テーマだった。
シアリアス、あまりにシアリアス、恐ろしかった。
今度のは、やや明るいおとなしいリッグスだ。
マータフも同じ。
だが、それもつかの間だった。
さて、第1作よりもいい理由だが、
1. レオ・ゲッツがいい 
2. ふたりの息があって、強い絆がある。
3. コミックに救われる。 
4. 実に卑劣な悪漢たちがいる。
5. 復讐物語がどこにもないほど突出している。
 (ギブソンの映画としては、驚くべきことだ) 
これは、シリーズ中の傑作だ。
第3作は、お笑いだし、 
第4作ときたら、一体何だか分からない。
第1作は、赤子のようなもので、
この第2作で大物になった。


オトーサン、
「リーサル・ウエポン2
副題は、炎の約束、
男同士の堅い約束って、いいですねえ」
でも、残念なことに、
最近は、約束を破るひとが多くなりました。
雇用契約、債務支払い、公約、国連決議...、
卑劣なことをしているという意識すら
なくなっているようです。
居直ったりして、醜いこと、この上なし。
そんななかで、リッグスとマータフの
炎の約束は、それこそ、光り輝いています。


おもいでの夏

オトーサン、
もう戦争ごっこに、あきたので、
青春映画に逃避することにしました。
いまふうに言うと、癒しを求めて...
ステキな音楽の流れるステキな映画でした。

原題:Summer of '42 (1971)     
監督:Robert Mulligan
脚本:Herman Raucher 
Genre: Drama 
上映時間:103分
あらすじ:
絵画のように静かに、 
この映画は、ハーミーの白昼夢を描く。
1942年の夏、アメリカの小島で、
悪ガキのオスキーとベンジーと一緒だった。
第2次世界大戦の影響は、あまりなかった。
オスキーの頭は、いつ、どうやって
女と寝るかでいっぱいだった。
ハーミーは、陸軍パイロットと結婚している
年上の女性ドロシーと恋に落ちる。
彼女の夫が、前線で戦死した夜、
ハーミーは、おずおずと彼女に近づくのだった。

出演者:
Jennifer O'Neill (I) ....  Dorothy(ドロシー) 
Gary Grimes (I) ....  Hermie(ハーミー) 
Jerry Houser ....  Oscy(  ) 
Oliver Conant ....  Benjie (ベンジー)
オトーサン、
「一目惚れって、いいなあ」
若い頃を思い出しました。
恋する力が溢れていた時期でした。
「...それにしても、
ドロシー役の女優さんは、きれいだなあ」

JENNIFER O'NEILL ジェニファー・オニール 
誕生日 1948/2/20  
出身 ブラジル・リオデジャネイロ 
活躍度 △↓ 
演技幅 適応 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆★★★★ 
出演作 
1968年「愛は心に深く」
1969年「複数犯罪」
1970年「リオ・ロボ」
1971年「おもいでの夏」「男と女のあいだ」
1973年「ダイヤモンド・コネクション」
1975年「リーインカーネーション」
     「キャッシュ」
1976年「イノセント」
1978年「ルチオ・フルチのサイキック」
1979年「フォース・オブ・ワン」
1980年「ビッグ・ウィング」
     「超高層プロフェッショナル」
1981年「スキャナーズ」
1988年「ニューヨーク恋物語」
     「殺人ホスピタル」
     「I LOVE N.Y.〜ニューヨーク恋物語〜」
1993年「略奪〜甘く危険な悪女たち」
1996年「ネイビーパッション」

その他の出演者:
Katherine Allentuck ....  Aggie 
Christopher Norris (I) ....  Miriam 
Lou Frizzell ....  Druggist 


User Rating:  6.8/10 (680 votes)  
オトーサン、
「おお高いスコアだ」

アカデミー賞受賞:作曲賞 
同ノミネート:オリジナル脚本賞、撮影賞、編集賞

User Comments:
Pinback-4さん
Stockton, California
1999年9月12日

この映画を最初に見たのは、
15歳の時だった。
だから、1942年ではなかったが、
ハーミーの気持ちがすぐに分かった。
ジェニファー・オニールの美しさに
一目惚れしないひとはいないだろう。
脚本家の名前がハーマンであり、
これが自叙伝で、実話であることに気づいた。
彼女は、ジェニファーのように美人だったようだ。
とにかく、この映画は、
年上の女性を恋した10代の少年を描いている。
彼女の夫は、第二次世界大戦の飛行士だった。
物語は、ある小さな島で起きる。
だれもが、いつもビーチで過ごしている。
ハーミーの悪友オスキーのほうは、
同級生の女の子とセックスしようとしていたが、
ハーミーのほうは、それどころではない。
というのも、ドラッグストアで出会った
年上の美しい女性に恋してしまったからだ。
オスキーとハーミーは、
ハーミーのベッドルームで 、
どういう手順で女に近づけば、
ステキな一夜を過ごせるか議論する。
映画の最後、悲劇を耳にする。
だが、いい映画である。


オトーサン、
この映画を見ていて、
モモエちゃんの歌の文句、
「誰でも一度だけ経験するのよ..」と
中学時代の出来事を思い出しました。
「...恥ずかしかったなあ」
Aクンが、
オトーサンを力づくで引っ張っていって、
好きな女の子のいる教室に連れていってのです。
みんながワーワー、囃子たてました。
耳まで真っ赤になりました。
また、悪ガキどもと頭を寄せ合って、
エロ本を読みあさったこともありました。
「あの頃は、色キチガイだったなあ」
物の怪につかれたように、
頭の中は、セックスのことばかりでした。


ボウリング・フォー・コロンバイン

オトーサン、
アカデミー賞の受賞式で、
ブッシュ大統領をののしった
マイケル・ムーア監督に興味を持ちました。
「アホでマヌケなアメリカ白人」という
ベストセラー本の存在は知っていましたが、
その著者が、この映画の監督とは知りませんでした。
映画館は、平日の朝なのに満員。
「ほんとに、みんな戦争反対なんだ」

原題:Bowling for Columbine (2002)     
監督・脚本:Michael Moore (II)
Genre: Comedy / Documentary 
Rated R for some violent images and language
Country: Canada / USA / Germany 
Language: English 
上映時間:120分
あらすじ:
1999年4月20日、
アメリカ合衆国は普段通りの穏やかな朝を迎えた。
人々は仕事に励み、
大統領は国民が名前さえ知らない国に爆弾を落とし、
コロラド州の小さな町では2人の少年が
朝からボウリングに興じている。
何の変哲もない予定調和な1日のはじまり…。
このあと、2人のボウリング少年が
悲劇的事件を起こすとは、誰が予想しただろう。 
舞台は、コロラド州のコロンバイン高校。
2人の生徒が、高校に乗り込み、銃を乱射。
12人の生徒と1人の教師を殺害したのち、
自殺するという衝撃的なものだった。 
この事件は全米を震撼させた。
映画やTV、ビデオゲームにおける
バイオレンスの氾濫が悪いのだ、
家庭の崩壊の産物だ、高い失業率が原因だ、
アメリカ建国以来の暴力的歴史のせいだと。
犯人が聴いていたという理由から
ハード・ロック歌手マリリン・マンソンの
ライブが禁止される一幕もあった
しかし、ビデオゲームは、
日本の方がよほど進んでいる、
家庭の崩壊は、イギリスのほうがひどい、
失業率は、カナダのほうがはるかに高い。
それなのに、なぜアメリカだけ
銃犯罪が突出しているのだ?
銃社会の悪夢から覚めることができないのか? 
マイケル・ムーアは、その大きな体をゆすりながら、
マイク片手にアポなし突撃取材を敢行していく。
「マリリン・マンソンのライブを禁止するのなら、
なぜ、ボウリングも禁止しないのか?」

出演者:
Michael Moore (II) ....  Himself (ムーア)
Marilyn Manson...  Himself(マリリン・マンソン)
George W. Bush .... President of the USA
オトーサン、
「載っていないなあ」
海外映画俳優マガジンの監督のページを
みましたが、ありませんでした。
そこで、下記サイトから、引用させていただきます。

マイケル・ムーア(Michael Moore)
批評と笑いの精神に溢れるジャーナリスト
兼映画監督。
54年ミシガン州のGMの城下町フリント生まれ。
10代から政治活動に目覚め、
22歳で、ラディカルで洒落たジャーナリズムを
目指す地域紙『フリント・ボイス』を創刊、
以後、10年、編集長兼記者として活躍する。
89年、GM工場の大量解雇を題材に撮った
自主ドキュメンタリー映画「ロジャー&ミー」が、
批評家から高い評価を受け、TVプロデューサー、
映画監督、俳優、放送作家、シナリオ・ライター、
進歩派ジャーナリストと八面六臂の活躍を続ける。
トレードマークは、野球帽。 

その他の出演者:
Denise Ames (I) ....  Sexy Girl with Gun 
Arthur A. Busch ....  Himself/Democrat
           /Genesee County prosecutor 
Dick Cheney ....  Himself 
Bill Clinton ....  Himself
Barry Glassner ....  Himself/Author
/Professor of sociology at the USC
Charlton Heston ....  Himself 
John Nichols (IV) ....  Himself 
Chris Rock ....  Himself
Matt Stone ....  Himself 

User Rating:  8.9/10 (10,686 votes) 
オトーサン、
「おお、高いスコアだ」
カンヌ映画祭第55回記念賞受賞。
アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞受賞。


User Comments:
davideo-2さん
Birmingham,England
2002年12月31日
User Comments:
davideo-2さん
Birmingham,England
2002年12月31日
間違いなく今年最高の映画

マイケル・ムーア監督による
ドキュメンタリー映画。
自身出演している。
銃の誤使用で、悲劇が起きた
故郷のミシガン州フリントを舞台に、
いかにアメリカを銃文化が支配しているかを
告発している。 
実によく出来た映画で、
大笑いするような面白さと同時に、
戦慄のシーンが対置されて、
その結果、事態について考えさせられる。
ムーアは、実によくリサーチしている。
銃を野放しにしている事実や
そのもとになっている考え方を紹介し、
また、賢明に使用している場面も紹介し、
ドラマティツクな緊迫感を演出している。
もうひとつ優れているのは、
ムーアが、どちらの側がいいか
即断を避けていることである。
他方、みんなと一緒に、銃の誤使用によって
起きた悲劇に戦慄している。
でも、かれも銃の愛好者の団体、
全米ライフル協会(National Rifle Association)
のメンバーで、狩猟を楽しんでいる。
だからといって、銃問題に目をつぶるわけではない。
問題の核心にたどりつくまで、何事も見逃さない。
実に考えさせ、夢中にさせる。
5つ星だ。


オトーサン、
大喝采を浴びたアカデミー賞での
ムーア監督のスピーチを探しあてました。
「ブッシュよ、われわれは戦争に反対する。
恥を知れ、ブッシュ。恥を知れ!」
...まったく同感です。
「よくぞ言ってくれた」
以下が、その原文です。

I’ve invited my fellow documentary nominees 
on the stage with us. 
They are here in solidarity with me 
because we like nonfiction. 
We like nonfiction 
and we live in fictitious times. 
We live in the time 
when we have fictitious election results 
that elect a fictitious president. 
We live in a time 
where we have a man sending us to war 
for fictitious reasons, 
whether it is the fiction of duct tape 
or the fiction of orange alerts. 
We are against this war, Mr. Bush. 
Shame on you, Mr. Bush. 
Shame on you! 
And any time that you have the Pope 
and the Dixie Chicks against you, 
your time is up.


パットン大戦車軍団

オトーサン、
イラク戦での戦車部隊の大活躍をみて、
この映画を見たくなりました。
第1次湾岸戦争のシュワルツコフ将軍は熱血漢で、
パットン将軍のように生粋の軍人でしたが、
いまイラク戦を指揮しているフランクス司令官は、
打算的な政治人間に見えます。

原題:Patton (1970)     
監督:Franklin J. Schaffner
原作:Ladislas Farago /Omar N. Bradley
Genre: Drama / War 
Country: USA 
Language: English / German / French / Russian 
上映時間:170分
あらすじ:
この物語は、第二次世界大戦で戦車軍団を率いた
有名なジョージ・S・パットン将軍の物語である。
かれの北アフリカでのキャリアにはじまり、
ドイツ軍侵攻、そして第三帝国没落までを描く。
サイド・ストーリーでは、
その反抗的な気質や習慣などの欠点にも触れる。

出演者:
George C. Scott ....  Gen. George S. Patton Jr. 
            (パットン将軍)
Karl Malden ....  Gen. Omar N. Bradley 
            (ブラッドレー将軍)  
オトーサン、
「パットン将軍になりきっているなあ」
ジョージ・C・スコット、まさに入魂の演技です。
その友人のブラッドレー将軍もまあまあ。
2人の経歴をみましょう。
「古い映画の題名って、愉快だなあ」

GEORGE C.SCOTT ジョージ・C・スコット 
誕生日 1927/10/18-1999/9/22  
出身 米バージニア州ワイズ 
59年「縛り首の木」で映画デビュー。
61年「ハスラー」でアカデミー助演男優賞に
ノミネートされたが拒否。
結果的には受賞しなかったが、
当時はセンセーショナルな話題となる。
70年「パットン戦車軍団」で
アカデミー主演男優賞に選ばれたが、これもを拒否。
その後はアルコール依存症にかかったりするなど、
仕事に恵まれなかった。
1999年9月22日、 ロサンゼルス近郊の自宅で死去。
死因は不明。 
出演作
1959年「縛り首の木」「或る殺人」
1961年「ハスラー」
1963年「秘密殺人計画書」「博士の異常な愛情」
1964年「黄色いロールス・ロイス」
1966年「天地創造」「おれの女に手を出すな」
1967年「恋とペテンと青空と」
1969年「華やかな情事」
1970年「パットン大戦車軍団」
      アカデミー主演男優賞
     「ジェーン・エア」
1971年「ラスト・ラン」「ホスピタル」
1972年「センチュリアン」
1973年「オクラホマ巨人」「イルカの日」
     「激怒」
1974年「ロンリー・アイランド」
1975年「悪の天才たち」「ヒンデンブルグ」
1977年「王子と乞食」「海流の中の島々」
1978年「ブルックリン物語」
1979年「ハードコアの夜」
1980年「チェンジリング」「ジェネシスを追え」
1981年「タップス」
1984年「炎の少女チャーリー」
1990年「エクソシスト3」
     「ビアンカの大冒険
     /ゴールデン・イーグルを救え!」(声)
1993年「冷たい月を抱く女」
     「ルディ/涙のウイニング・ラン」
1995年「どんな時も」
1998年「グロリア」
1999年「ロッキー・マルシアーノ
      伝説のチャンプ」 


KARL MALDEN カール・マルデン
誕生日 1913/3/22 
出身 米イリノイ州シカゴ 
活躍度 △↓ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆★★★★ 
出演作 
1946年「鮮血の情報」
1947年「影なき殺人」「死の接吻」
1950年「拳銃王」「地獄の戦場」
1951年「欲望という名の電車」「暁前の決断」
1952年「国務省の密使」「ルビー」
     「語らざる男」
1953年「あの高地を取れ」「私は告白する」
1954年「謎のモルグ街」「波止場」
1956年「ベビイドール」
1957年「栄光の旅路」「B52爆撃隊」
1958年「縛り首の木」
1960年「ポリアンナ」「片目のジャック」
     「おとぼけ先生」
1961年「二十歳の火遊び」
1962年「終身犯」「ジプシー」「西部開拓史」
     「翼のリズム」
1964年「誰が私を殺したか?」「シャイアン」
1965年「シンシナティ・キッド」
     「黄金作戦・追いつ追われつ」
1966年「ネバダ・スミス」
     「サイレンサー/殺人部隊」
1967年「ホテル」「10億ドルの頭脳」
1968年「血と怒りの河」
1969年「パットン大戦車軍団」「私は目撃者」
1971年「夕陽の挽歌」
1972年「サマータイム・キラー」
1979年「ポセイドン・アドベンチャー2」
     「メテオ」
1983年「スティング2」
     「トワイライト・タイム」
1987年「ナッツ」 


その他の出演者:
Stephen Young (I) ....  Capt. Chester B. Hansen 
Michael Strong (I) ...Brig. Gen. Hobart Carver 
Carey Loftin ....  Gen. Bradley's Driver
Albert Dumortier ....  Moroccan Minister 
Frank Latimore ....  Lt. Col. Henry Davenport 
Morgan Paull ....  Capt. Richard N. Jenson 
Karl Michael Vogler...Field Marshal Erwin Rommel 
Bill Hickman ....  Gen. Patton's Driver 
Patrick J. Zurica ...1st Lt. Alexander Stiller 
James Edwards (I) ...Sgt. William George Meeks 
Lawrence Dobkin ....  Col. Gaston Bell 
David Bauer ....  Lt. Gen. Harry Buford 
John Barrie ....  Air Vice-Marshal 
         Sir Arthur Coningham 

User Rating:  8.2/10 (8,909 votes)  
       top 250: #112     
オトーサン、
「おお、世界の名画112位だ!
 おお、アカデミー賞も独占だ!」

アカデミー賞: 
作品賞、
監督賞:フランクリン・J・シャフナー
主演男優賞:ジョージC・スコット
オリジナル脚本賞、美術監督装置賞
音響賞、編集賞 

同ノミネート
撮影賞、作曲賞、特殊視覚効果賞

User Comments:
kenandraf
Honolulu,Hawaii
2001年3月23日
Geaorge becomes Patton!

この映画ですばらしいのは、
何といっても、スコットの演技である。
巨費を投じた野心作、助演俳優マルデンの妙演、
そして、すばらしい音楽。
だが、最高にすばらしいのは、
最高の戦闘軍司令官としてのスコットの
不気味なまでの演技である。
だが、あえて指摘しておきたいが、
戦闘シーンに、大きな欠陥がある。
その結果、映画が台なしになっている。
戦闘シーンは、漫画的であるものの、
リハーサルが充分なされ、お金もかかっている。
戦闘のすさまじさを除いてあるのは、
マーケティング的な観点からだろう。
そのため、本当の戦闘シーンの細部や、
パットン将軍の歴史的行動のもつ意味が
薄れてしまっている。
大向こうをうならせようとして、
私のような専門家にとっては、
つまらないものになってしまっている。
そこここに、間違った装備があり、
子供だましの戦闘シーンがあり、
その結果、すばらしい戦争伝記映画に
なりそこなってしまった。
それでも、これは戦争映画でトップ20であり、
伝記映画としてトップ10に入る。
だが、いくら甘く評価しても、
トップ100の名画にはなれないだろう。
次のひとに、この映画をお勧めする。
パットン将軍については知らないひと、
戦争映画フアン、
アクション映画のフアン、
スコットの演技を勉強するとよい.... 


オトーサン、
「そうか、こんな傑物がいたんだ」
特典映像によれば、このパットン将軍は、
読書障害で大学を1年落第し5年で卒業。
ウェスト・ポイントにもようやく入れたそうです。
その後、人間的にも大きく成長しました。
「お天気や」とか「誇大妄想狂」と
揶揄されましたが、要は、頑張りやさんなのです。
1912年のオリンピックに近代5種競技で出場の
万能スポーツマンであり、船乗りでもあり、
詩人でもありました。
そして、何よりも、
「勇者として死ぬべし」と部下を叱咤激励して、
史上最強の軍団に育てあげたひとでした。
その彼も戦争が終わると、時代遅れ。
行政官と外交官の季節がやってきたのです。
「イラクと似ているなあ。
フランクス司令官は、マッカーサーみたいな役を
演じるのかなあ」


プライベート・ライアン

オトーサン、
「あれ? 見てなかったっけ?」
索引を見ても、題名が載っていません。
「プラトーン」と間違えていたのかも。
「でも、見たよなあ、お墓のシーン」

原題:Saving Private Ryan (1998)     
監督:Steven Spielberg
脚本:Robert Rodat 
Genre: Action /Drama /War
Country: USA 
Language: Czech / English / French / German 
上映時間:170分
あらすじ;
第2次世界大戦で、
殺された3人兄弟に、
もうひとり末っ子がいることが判明した。
同じ日に、母親は、3人もの死亡通知を
受け取ったのだ。
軍隊は、実際は4人兄弟だと確認する。
末っ子、ライアン二等兵を発見し、
母親の手に返してやらねばならない。

出演者:
Tom Hanks .... Capt. John Miller(ミラー大尉) 
Matt Damon.... Pvt. James Ryan (ライアン二等兵)


オトーサン、
「トム・ハンクスって、名優だなあ。
どんな役をやらせても、そつなくこなすし」

TOM HANKS トム・ハンクス 
誕生日 1956/7/9 
出身 米カリフォルニア州オークランド 
カリフォルニア州立大学在学中から
シェイクスピア劇団の舞台に立つ。
80年「血塗られた花嫁」で映画デビュー。
84年「スプラッシュ」で注目され、
「ビッグ」で初めてアカデミー賞に
ノミネートされる。
93年「フィラデルフィア」と
94年「フォレストガンプ/一期一会」で
二年連続アカデミー主演男優賞受賞。
96年「すべてをあなたに」では
監督としてもデビューした。
私生活では在学中の演劇クラスで
スーザン・ディリンガム(ルイス)と知り合い、
77年11月に二人の間にコリン・ハンクスが
生まれる。78年に結婚。
82年に二人目の子供エリザベスが生まれる。
87年に長い調停の末、離婚。
88年に再婚したリタ・ウィルソンとの間にも
二人の子供がいる。
別れた妻サマンサ(48)は2001年現在末期癌に
冒され、治療費の援助を行っている。
弟は俳優のジム・ハンクス。 
活躍度 ◎→ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆☆☆ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1980年「血塗られた花嫁」
1984年「スプラッシュ」◇
     「バチェラー・パーティ」◇
1985年「赤い靴を履いた男の子」◇
     「ピース・フォース」
1986年「恋の邪魔者」◇「マネー・ピット」◇
1987年「さよならは言わないで」◇
1988年「ドラグネット/正義一直線」◇
     「パンチライン」◇「ビッグ」◇
     「メイフィールドの怪人たち」◇
1989年「ターナー&フーチ/すてきな相棒」◇
1990年「虚栄のかがり火」◇
     「ジョー、満月の島へ行く」◇
1992年「プリティ・リーグ」◇
     「ラジオフライヤー」(ナ)
1993年「めぐり逢えたら」◇
     「フィラデルフィア」
      ◇アカデミー主演男優賞
1994年「フォレスト・ガンプ/一期一会」
      ◇アカデミー主演男優賞
1995年「アポロ13」◇
     「セルロイド・クローゼット」
     「トイ・ストーリー」(声)◇
1996年「すべてをあなたに」◇
1998年「プライベート・ライアン」◇
     「ユー・ガット・メール」◇
1999年「グリーンマイル」◇
     「トイ・ストーリー2」(声)
2000年「キャスト・アウェイ」◇
2002年「ロードトゥパーディション」◇
     「キャッチ・ミー イフ・ユー・キャン」
      ◇ 

その他の出演者:
Edward Burns (I) ....  Pvt. Richard Reiben 
Tom Sizemore ....  Sgt. Michael Horvath 
Jeremy Davies ....  Cpl. Timothy Upham 
Adam Goldberg ....  Pvt. Stanley Mellish 
Barry Pepper ....  Pvt. Daniel Jackson 
Giovanni Ribisi ....  Pvt. Irwin Wade 
Vin Diesel ....  Pvt. Adrian Caparzo 
Ted Danson ....  Capt. Fred Hamill 
Max Martini ....  Cpl. Fred Henderson 
Dylan Bruno ....  Pvt. Alan Toynbe 
Joerg Stadler ....  Steamboat Willie 
Paul Giamatti ....  SSgt. William Hill 
Dennis Farina ....  Lt. Col. Walter Anderson 
 
User Rating:  8.3/10 (65,311 votes) 
       top 250: #48 
オトーサン、
「おお、高いスコアだ。
世界の名画の48位、さすがスピルバーグ」
カデミー賞も独占状態です。

アカデミー賞受賞:
監督賞 スティーブン・スピルバーグ
撮影賞、音響賞、音響効果編集賞
編集賞

ノミネート: 
作品賞
主演男優賞 トム・ハンクス
オリジナル脚本賞
美術監督装置賞
オリジナル作曲賞(ドラマ)
メイクアップ賞

User Comments:
Kerry Heath さん
Hotdog, FL
2003年2月10日
映画が終わったとき、
みんながシーンとしていた。

ご存知の通り、
映画は観客に深い影響を与える。
この映画が終わったとき、
劇場全体がシーンと静まりかえっていた。
最初の30分間、アメリカ軍が
ノルマンディ海岸に上陸するシーンでは、
誰も、しゃべらなかった...
雑草が吹き飛ばされ、最前線を照らす間、
観客は、誰も身じろぎしなかった...
強烈だった。
そのイメージと現実が、観客に衝撃を与えた。
これは、信じがたい映画である。
見逃すべきではない。
オールスター・キャストであり、
最高の監督の作品である。
美しい映画であり、
トップ10の映画と並ぶものだろう。


オトーサン、
「長いなあ。名画だけど」
戦争シーンには、もう、あきあきしました。
TVで散々やっているというのに、
映画でわざわざ見る必要はないのかも。
でも、米軍が報道機関まで攻撃して、
戦争の悲惨な姿を隠している状況下では、
こうした真に迫った戦争映画が、
存在する意味があるのでしょう。
「オレだったら、戦場でどうするだろう。
この映画の通訳みたいになるかもなあ」
臆病だから、弾が当たらないように、
じっと塀の影に隠れて、ぶるぶる震えているのです。
他人を救うために、命を投げ出す勇敢な大尉、
トム・ハンクスには、到底なれそうにもありません。


キャッツ&ドッグス

オトーサン、
「どっちかといえば、イヌ派だなあ」
子供の頃は、ネコを飼っていたので、ネコ派。
その後、16年間チロという名のポメラニアンと
暮らしたので、イヌ派になりました。
このDVD,最初にネコかイヌかを選択できます。
オトーサンは、イヌを選びました。

原題:Cats & Dogs (2001)     
監督:Lawrence Guterman
脚本:John Requa /Glenn Ficarra 
Genre: Family /Animation /Comedy
MPAA: Rated PG for animal action and humor.
上映時間:87分
あらすじ:
地球上のあちこち、
人間どもは、まったく気づいていないが、
家の中や近所で行われている密かな戦争がある。
それが、偉大なるネコ軍団とイヌ軍団との間の
永遠の戦いなのである。
映画は、 イヌ・アレルギーを解消すべく
開発中のワクチンを破壊せんとするネコの企みと
それを阻止せんとするイヌの奮闘を追う。
特に、ワクチンをガードする子犬ルーに
焦点があてられる。
そのほか、かれを見守る賢い老犬、仲良しの大型犬
エレクトロニクスのエキスパートとして、
子犬を支える小型犬が登場する。
ジェフ・ゴールドブラムが、
ワクチンを発明した科学者を演じている。

出演者;
Jeff Goldblum ....Professor Dad Brody (ダッド)
Elizabeth Perkins ....  Mrs. Mom Brody (夫人)
Tobey Maguire ....Lou the Beagle (voice) (ルー)
Susan Sarandon..Ivy, the Female Alley(アイビー)
        Saluki Dog (voice) 

オトーサン、
「主役は、イヌで、俳優は添え物だなあ」
主役のルーは、可愛いヴィーグル。
最高に美しいイヌは、アイビーという名の
アナドリアン・シェパードでした。
「人間のほうは、どうってことないなあ」
ジェフ・ゴールドブラムが、
イヌ・アレルギー・ワクチン開発者を演じています。
「ジュラシック・パーク2」で紹介済みなので、
その夫人役のエリザベス・パーキンスの経歴だけ
ご紹介しましょう。 

ELIZABETH PERKINS 
エリザベス・パーキンス 
誕生日 1960/11/18
出身 米ニューヨーク・クイーンズ 
高校卒業後、グッドマン・スクール・オブ・ドラマで
3年間、演技を学ぶ。
86年「きのうの夜は…」で映画デビュー。 
活躍度 △→ 
演技幅 適応 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1986年「きのうの夜は…」
1988年「ビッグ」
     「スウィート・ハート・ダンス」
1990年「探偵より愛をこめて」「ハリーの妻難」
     「わが心のボルチモア」
1991年「ヒー・セッド、シー・セッド
      /彼の言い分、彼女の言い分」
     「ドクター」
1993年「インディアン・サマー
      /タスクワの英雄たち」
1994年「フリント・ストーン/モダン石器時代」
     「34丁目の奇跡」
1995年「ムーンライト&ヴァレンチノ」
1999年「クレイジー・イン・アラバマ」
2000年「28DAYS」
2001年「キャッツ&ドッグス」
     「ベールの向こうに」(TM)

その他の出演者:
Alexander Pollock ....  Scotty Brody 
Miriam Margolyes ....  Sophie the Maid 
Alec Baldwin ....  Butch, the Chief Agency Dog
           (voice) 
Myron Natwick (II)..Mr. Mason, the Employer Boss 
Doris Chillcott ....  Mrs. Calvert 
Sean Hayes (I) ....  Mr. Tinkles, 
          the Evil Chief Cat (voice) 
Kirsten Robek ....  Pie Mom 
Michael Clarke Duncan ....  Sam the Sheepdog
               (voice) 
Frank C. Turner (I) ....The Farmer at Puppy Shop 
Mar Andersons ....  Guard at Gate 
Jon Lovitz ...  Calico, Mr. Tinkles' Servant Cat
                  (voice) 

User Rating:  5.5/10 (3,998 votes)  
オトーサン、
「案外低いなあ」
低予算のせいでしょうか、
不出来なシーンが目立ちました。

User Comments:
smurdley92さん
manitoba, canada
2002年5月30日
見たこともない愉快な"rated G" 映画。

まだ、見ていなかったら、
すぐ借りに行きなさい! 
これは、子供も大人も楽しめる映画だ。
特に、ネコの飼い主には必見である。
というのも、ネコは、世界を支配せんとする
悪魔のように賢い生物として描かれているからだ。
特殊効果もすごい。
演技もいい。 
動物たちの声は、何人かの有名な俳優によって
吹き替えられている。
年取った観客には、
「デスオペラー(desperado)」や
「フルメタル・ジャケット」といった
シリアスな映画のパロディ出てくるあたりが、
たまらないかも。
子供たちは、面白い映画を見慣れているから、
つまらないかもしれないが、
ネコやイヌが会話するのを見るのは、
絶対、楽しがると思う。
私の好きなシーンは、
悪しき立案者、Mr Tinklesが吐く 
次の見逃せぬセリフある。
「世界を乗っとろうとしているのか???」 
「ここにいてほしい」
「どうして?」 
「だって、キライなんだもん」
家族向きのいい映画だ。
楽しんでください! 


オトーサン、
「CGがすごいなあ。
まるで、本物のイヌのようだ」
でも、イヌとネコがハイテク戦争をやると
アイディアは、気に入りませんでした。
「戦争は、もういい。人間だけにしてくれ!」


ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク 2

オトーサン、
「これも、見てるなあ」
この映画批評のはじまる前年の話題作です。

原題:Lost World: Jurassic Park, The (1997)     
Jurassic Park 2 
監督:Steven Spielberg
原作:Michael Crichton 
脚本:David Koepp 
Genre: Horror /SF /Adventure /Thriller /Action
Rated PG-13 for intense sf terror and violence.
上映時間:129分
あらすじ:
ナブラー島でのジュラシック・パークの
失敗から、もう4年たった。
ベンチャー企業家、ジョン・ハモンドは、
数学者イアン・マルコムに、ある秘密を明かす。
実は、ナブラー島への搬送前に、
恐竜を他の島で飼育していた。
そこがサイトBだ。
災難後、放置され、恐竜で溢れている。 
ハモンドの心配は、開発によって
その自然環境が破壊されてしまうことだった。

出演者:  
Jeff Goldblum ....  Dr. Ian Malcolm
         (イアン・マルコム博士) 
Julianne Moore ....  Dr. Sarah Harding 
          (サラ博士) 
Richard Attenborough ....  John Hammond 
          (ジョン・ハモンド)   

オトーサン、
「イアン・マルコム役の俳優、目玉が大きいなぁ」
悪役のほうが、似合いそうな俳優です。
その相手役サラが、ジュリアン・ムーア。
「こんな愚者の役では、勿体ないなあ」
この2人の経歴を見ましょう。

JEFF GOLDBLUM ジェフ・ゴールドブラム 
誕生日 1952/10/22 
出身 米ペンシルバニア州ピッツバーグ 
ニューヨークの
ネイバー・フッド・プレイハウスで演技を学ぶ。
映画は「ジュラシック・パーク」での
数学教授役が有名。
80年に最初の結婚の後、86年離婚。
87年、ジーナ・デイビスと結婚するも、
90年離婚。
「ジュラシック・パーク」で共演した
ローラ・ダーンとも破局した。 
活躍度 ○→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1974年「狼よさらば」
     「カリフォルニア・スプリット」
1975年「ナッシュビル」
1976年「グリニッチ・ビレッジの青春」
     「セント・アイブス」
     「ミッドナイト・ジャガー」 
1977年「アニー・ホール」「センチネル」
1978年「イッツ・フライデー」
     「SF/ボディ・スナッチャー」
1980年「OH!ハードボイルド」
1983年「ライト・スタッフ」「再会の時」
1984年「バカルー・バンザイの
      8次元ギャラクシー」
1985年「シルバラード」
     「突撃バンパイア・レポーター」
     「眠れぬ夜のために」
1986年「ザ・フライ」
     「ニューヨーカーの青い鳥」
1988年「バイブス/秘宝の謎」
1989年「彼女かすてきな理由(わけ)」
     「禁断のつぼみ」
     「ボクの彼女は地球人」
1990年「ミスターフロスト」「海辺の殺人者」
1992年「ディープ・カバー/潜入捜査」
     「美女と時計と危ないお願い」
     「ザ・プレイヤー」
1993年「ジュラシック・パーク」
     「ラッシュライフ」
1995年「9ヶ月」「ハイダウェイ」「パウダー」
1996年「インデペンデンス・デイ」
     「マッド・ドッグス」
     「ファイト・マネー」
1997年「ロスト・ワールド
      /ジュラシック・パーク」
1998年「ホーリーマン」
2001年「キャッツ&ドッグス」  


JULIANNE MOORE ジュリアン・ムーア
誕生日 1960/12/3 
出身 米ノースカロライナ州 
ジャンルを問わず主役を演じられる天才女優。
父は軍人。
旧西ドイツフランクフェルトの高校在学中、
学校演劇の「タルチュフ」で初舞台。
83年、ボストン大学芸術学部卒業。
テレビの昼メロ「AS THE WORLD TURNS」の
フラニー・ヒューズ役で注目され、
88年エミー賞受賞。
90年「フロム・ザ・ダークサイド 
ザ・ムービー 3つの闇の物語」で映画デビュー。
97年「ブギー・ナイツ」で
ポルノ界の女王を演じ、アカデミー助演女優賞、
1999年「ことの終わり」では
アカデミー主演女優賞にノミネート
2001年には「ハンニバル」の
クラリス役を演じた。

活躍度 ◎↑ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1990年「フロム・ザ・ダークサイド 
      ザ・ムービー 3つの闇の物語」
1992年「ゆりかごを揺らす手」
     「BODY ボディ」
     「ベディ・ルーは犯罪者?」
1993年「逃亡者」「妹の恋人」◆
     「ルームメイト」
1994年「ショート・カッツ」
     「42丁目のワーニャ」
1995年「暗殺者」◇「9ヶ月」◇
     「SAFE」◇「最高のルームメイト」
1996年「サバイビング・ピカソ」◇
1997年「ロスト・ワールド
      /ジュラシック・パーク」◇
     「家族という名の他人」
1998年「ビッグ・リボウスキ」◆
     「ブギー・ナイツ」◇「サイコ」◇
1999年「マグノリア」◇「理想の結婚」
     「クッキー・フォーチュン」◆
     「ことの終わり」◇
     「シカゴ・ドライバー」◇
     「マップ・オブ・ザ・ワールド」
2001年「ハンニバル」◇
     「エボリューション」◇
     「シッピング・ニュース」◇ 

その他の出演者:
Pete Postlethwaite ....  Roland Tembo 
Arliss Howard ....  Peter Ludlow 
Vince Vaughn ....  Nick Van Owen 
Vanessa Lee Chester ....  Kelly Malcolm 
Peter Stormare ....  Dieter Stark 
Harvey Jason ....  Ajay Sidhu 
Richard Schiff ....  Eddie Carr 
Thomas F. Duffy ....  Dr. Robert Burke 
Joseph Mazzello ....  Timothy 'Tim' Murphy 
Ariana Richards ....  Alexis 'Lex' Murphy 
Thomas Rosales Jr. ....  Carter 
Camilla Belle ....  Cathy Bowman 


User Rating:  5.4/10 (18,955 votes)  
オトーサン、
「うわっ、低いスコアだ」

アカデミー賞ノミネート;特殊視覚効果賞  

User Comments:
tfrizzellさん
United States
2002年3月14日
これが続編か?

この映画は、
第1作の楽しさを台無しにしてしまった
典型的な続編である。
ジェフ・ゴールドブラムは、
数年後のこの第2作に再登場して主役を勤める。
今回、かれは、サイトBに向かう
調査隊のリーダー役を引き受ける。
メンバーには、ジュリアン・ムーアも入っている。
勿論、他のグループも存在する。
恐竜を米国本土へ運び込み、
サンディエゴ動物園のなかに
ジュラシック・パークをつくる任務を帯びている。
まるで、馬鹿気た話だ。
ともかく、映画は、アップアップ状態で、
あるべき「ジュラシック・パーク」を
最後に、散々なものにしてしまう。
5点満点で2点。


オトーサン、
「確かに、期待外れだなあ」
第1作に比べて、CGの進歩には
めざましいものがあります。
でも、その差よりも、期待のほうが大きすぎて、
どう贔屓目に見ても、2番煎じの感は否めません。
「まあ、最近のデジカメのようなもんだ」
200万画素が300万画素になったところで、
急にいい写真がとれるものでもありません。
また、ジュラシック・パークを
サンディエゴという大都市につくるアイディアも、
どう考えたって市の許可が下りるはずありません。

オトーサン、
サンディエゴには、
2度、行ったことがあります。
シーワールドと並んで有名なのが動物園。
オラウータンが放し飼いになっている森が評判で、
たしか展示の賞をとっていました。
でも、そんなに広い敷地でもありません。
「誰がサンディエゴに巨大恐竜なんて
バカなアイディアを思いついたんだろう?」
DVDの特典映像を見ると、
スタッフの猛反対をスピルバーグが押し切ったとか。
「弘法にも筆のあやまリ」
監督の判断ミスとしか思えません。

なお、「ジュラシック・パークV」の映画批評は、
索引「2001年その2:292」に掲載されています。
これは、CGがさらに進化し、お話も面白いので、
おすすめです。


ジュラシック・パーク

オトーサン、
これも、ほのぼの映画批評に未収録のもの。
「やぁ、恐竜の群れが草原を疾駆していくシーン、
よかったなあ、驚いたなあ、息を呑んだ」
CGの威力と可能性をまざまざと感じた映画でした。

原題;Jurassic Park (1993)     
監督:Steven Spielberg
原作・脚本:Michael Crichton 
Genre: Horror /SF /Adventure /Thriller /Action
上映時間:127分
あらすじ:
南海の人里離れた島に、 
お金持ちが密かにテーマパークをつくっていた。
目玉は、先史時代のDNAで蘇らせた
生きた恐竜たち。
一般公開に先駆けて、
古生物学者、古植物学者、理論数学者、
そして、恐竜好きの自分の孫2人を招待し、
パークを体験してもらい、
投資家たちの懸念を払拭させようとしたのだ。
だが、それは、穏やかならざるものとなった。
セキュリティ・システムが、故障し、
恐竜たちが暴れはじめて、
想像を絶する結果がもたらされたのだ。
マイケル・クライトンのベストセラー小説を
映画化したもの。

出演者:
Sam Neill ....  Alan Grant (アラン)
Laura Dern ....  Ellie Sattler (エリー)
Jeff Goldblum ....  Ian Malcolm(イアン) 
Richard Attenborough ....  John Hammond
            (ハモンド博士) 
オトーサン、
「誰も知らないなあ」
それもそのはず、恐竜が主人公なので、
スピルバーグ監督は、敢て有名俳優を除いたのです。

その他の出演者:
Bob Peck (I) ....  Muldoon 
Martin Ferrero ....  Gennaro 
B.D. Wong ....  Wu 
Joseph Mazzello ....  Tim 
Ariana Richards ....  Lex 
Samuel L. Jackson ....  Arnold 
Wayne Knight ....  Dennis Nedry 
Gerald R. Molen ....  Harding 
Miguel Sandoval (I) ....  Rostagno 
Cameron Thor ....  Dodgson 
Christopher John Fields ....Volunteer #1 


User Rating:  7.3/10 (38,366 votes)  
オトーサン、
「おお、意外に低いスコアだ」

アカデミー賞:
音響賞、音響効果編集賞、特殊視覚効果賞

User Comments:
Xunka さん
North America
2003年2月20日
大好きな映画。

これは、私の大好きな映画である。
筋書きがいいし、演技もいいし、台本もすばらしい。
そして、何といっても特殊効果がすばらしい。
多くのひとが、この映画をバッシングしているが、
この映画が誕生しなければ、その後の大部分の映画は
生まれなかったという事実を無視している。
今日使われている多くのCGIの技術は、
このジュラシックパークからきているのだ。
確かに、先進的なCGIは、
この映画がなくたって発展したにちがいないが、
異なったものとなったはずである。
事実、今日の映画のなかには、いまだに、
この映画のCGIに敵わないものもある。
これは、映画製作におけるお手本であり、
関係する者は、みな拍手喝采すべきだ。
監督も、俳優も、若い観客も。

 
オトーサン、
「1993年か、バブルがはじけた頃だ」
当時、北は北海道から、南は宮崎まで
全国のリゾート施設を見て回りました。
「...いま残っているのは、数ケ所のみ」
UFJも雲ゆきが怪しくなってきましたし、
西のTDLといわれたハウステンボスも倒産して、
ディズニーが買収に動きはじめたとのこと。
残るは、ディズニーばかりなり。
「そのうち、TDLにでも行くか。
ひさしぶりに、カリブの海賊でも見るかな」
公開前に見に行っただけなのです。
何度も行列までして見に行くひとの気が知れません。
「ジュラシック・パークだって、
映画のほうが、すっと面白くて、安いよ」


グッド・ウイル・ハンティング /旅立ち

オトーサン、
「この名画を、何でいまごろ?」
これは、青春映画の代表作です。
まだ見ていなかったとは、お恥ずかしい次第です。
てっきり見たとばかり思い込んでいました。

原題:Good Will Hunting (1997)     
監督:Gus Van Sant
脚本:Matt Damon /Ben Affleck 
Genre: Drama  
Rated R for strong language, 
including some sex-related dialogue.
上映時間:
あらすじ:
ウィルは、天才。
ボストンのサウスエンドで貧しく暮らし、
地元の有名大学で雑役夫をしている。
かれの才能を発見したのは、
数学のノーベル賞といわれる
フィールズ賞受賞の教授。
ウィルの人生を変えてあげようと思って、
友人の心理学者ショーンに頼んで
いろいろなアドバイスをしてもらう。
反抗的だったウィルは、やがて、
自分がそれまで考えていたよりも、
人生はずっと豊かであることを自覚する。

出演者:
Robin Williams ....  Sean Maguire(ショーン)
Matt Damon ....  Will Hunting (ウィル)
Ben Affleck ....  Chuckie Sullivan(チャックル) 
Minnie Driver ....  Skylar(スカイラー) 
オトーサン、
「ロビンもいいけど、マットもいいなあ」
たいして、美男子ではないのですが、
何ともいえないナイーブな性格が
みんなに愛されるのでしょう。
高校時代からの親友アフレック、
こちらのほうが美男子ですが、
俳優人生としては、マットのほうが恵まれています。
経歴紹介は、マットとその女友達の
2人だけにしましょう。

MATT DAMON マット・デイモン 
誕生日 1970/10/8 
出身 米マサチューセッツ州ボストン 
ハーバード大学在学中、
「ミスティック・ピザ」の端役で映画デビュー。
大学を休学して、
「青春の輝き」「ジェロニモ」などに出演した。
「戦火の勇気」では体重を落としてまで
役作りに挑んだ。
しかし、主演クラスの役を得るのは難しく、
幼なじみのベン・アフレックと二人で書いた
「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」を
自分たちが主役として出演することを条件に映画化に
奔走。
紆余曲折の末、ミラマックス社によって実現した。
この作品でマットはアカデミー主演男優賞に
ノミネートされ、脚本賞を受賞した。
その後は「ラウンダーズ」「リプリー」など
主演作に恵まれ、
順調な俳優としてのキャリアを積んでいる。 
活躍度 ◎↑ 
演技幅 適応 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1988年「ミスティック・ピザ」
1992年「青春の輝き」
1994年「ワイルド・メン」(TM)
     「ジェロニモ」
1996年「戦火の勇気」◆
     「グローリー・デイズ 旅立ちの日」
      (TM)
1997年「レインメーカー」◇
     「チェイシング・エイミー」◆
     「グッド・ウイル・ハンティング
      /旅立ち」◇
1998年「プライベート・ライアン」◆
     「ラウンダーズ」◇
1999年「ドグマ」◇
2000年「タイタンA.E.」(声)◇
     「リプリー」◇
     「バガー・ヴァンスの伝説」◇
     「小説家を見つけたら」◆
     「すべての美しい馬」◇
2001年「オーシャンズ11」
     「恋の方程式 
      あなたのハートにクリック2」
     「マジェスティック」(声)
     「ジェイ&サイレント・ボブ 
      帝国への逆襲」
2002年「ボーン・アイデンティティー」 

MINNIE DRIVER ミニー・ドライバー
本名 アメリア・ドライバー 
誕生日 1971/1/31 
出身 英ロンドン 
父は映画プロデューサー。
ロンドン舞台芸術院に在籍中の90年に
テレビ「GOD ON THE ROCKS」でデビュー。
その後、「LOVEJOY」「CASUALTY」に出演。
95年「サークル・オブ・フレンズ」の主役で
映画デビュー。
97年「グッド・ウィル・ハンティング」で
アカデミー助演女優賞にノミネートされた。 
活躍度 ○↑ 
演技幅 適応 
演技力     ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1995年「サークル・オブ・フレンズ」
     「007/ゴールデン・アイ」
1996年「スリーパーズ」◆
1997年「グッド・ウィル・ハンティング」◆
     「シェフとギャルソン、
            リストランテの夜」
     「ポイント・ブランク」◆
1998年「フラッド」◇
1999年「ターザン」(声)◇
          「PRINCESS MONONOKE」(声)
     「理想の結婚」
2000年「サウスパーク」(声)
          「この胸のときめき」◇
     「ビューティフル」◇
          「スローバーン/伝説のダイヤモンド」
2001年「ハイヒール・エンジェル」◇ 


その他の出演者:
Stellan Skarsgard ....  Gerald Lambeau 
Casey Affleck ....  Morgan O'Mally 
Cole Hauser ....  Billy McBride 
John Mighton ....  Tom 
Rachel Majorowski ....  Krystyn 
Colleen McCauley ....  Cathy 
Matt Mercier ....  Barbershop Quartet #1 
Ralph St. George ....  Barbershop Quartet #2 
Rob Lynds ....  Barbershop Quartet #3 
Dan Washington ....  Barbershop Quartet #4 
Alison Folland ....  M.I.T. Student 

User Rating:  7.8/10 (40,933 votes)  
       top 250: #214
オトーサン、
「おお、高いスコアだ。それに世界の名画だ」
アカデミー賞もたくさん獲っています。

アカデミー賞:
助演男優賞 ロビン・ウィリアムス
オリジナル脚本賞

同ノミネート: 
作品賞
監督賞; ガス・バンサント
主演男優賞:マット・ディモン
助演女優賞;ミニー・ドライバー 
オリジナル作曲賞(ドラマ)、
主題歌賞;MISS MISERY 
編集賞

User Comments:
Ryan Harderさん 
Saskatoon, Saskatchewan, Canada
2002年10月17日
興味深い傑作

この映画を見て、興味深々だった。
どう展開していくのだろうか?
この宣伝文句を見て、
定番の青春映画かと思っていたが、
全くの勘違いだった!!!. 
演技は、すばらしい。
ロビン・ウィリアムスとマット・デイモンは、
過去最高の演技を披露している。
ロビンは、妻を失って落ち込んでいるし、
場末生まれの天才も悩みが深い。
ウィルの友人役であるコール・ハウザー、
ベン・アフレック、ミニ・ドライバーも、ステキだ。
かれらのユーモアもいいが、往時の野球の名場面を
思い出すシーンも、なかなかかいい。
これは、それまでまったく無名だった俳優2人
マットとアフレックを一躍スターにした映画だ。
10点満点だ。
若いひとたちが好きならば、
この傑作中の傑作を見るべきだ。
そして、どんなに気に入ったか、
ぜひ、報告してほしい!!! 


オトーサン、
「元気な若者だなあ」
俳優になるために、自分たちで脚本を書いて
売り込みにいくなんて。
いま、就職戦線まっ盛りのようですが、
着なれないリクルート・スーツを着て、
面接ではマニュアル通りの応答というのは?
マットやアフレックみたいに、
その会社再建の処方箋を書いて臨んだら如何。
そうした元気な若者を社会は欲しているのです。


アルマゲドン

オトーサン、
これも、この映画批評がはじまる直前に見たもの。
熱血漢ブルース・ウィリスが出ていたことは、
鮮明に覚えていました。
そうそう、アルマゲドンは地球の終焉という
意味でしたっけ。

原題:Armageddon (1998) 
監督:Michael Bay
脚本:Robert Roy Pool /Jonathan Hensleighほか
Genre: Action /Romance /SF /Thriller
Rated PG-13 for sci-fi disaster action, 
sensuality and brief language.
上映時間:144分
あらすじ;
ニューヨークが、数百もの隕石で破壊される。
NASAは、テキサス州ほどの小惑星が、
地球に衝突するコースを取っているのを発見する。
政府は、世界中の石油掘削のプロのなかから
ハリーを選び、小惑星に行き、穴を開けて、
核弾頭を爆発させるために、
宇宙飛行士の訓練を依頼する。
ハリーは、たった10日で訓練することはできない、
気心の知れた仲間を宇宙飛行士として訓練し、
仕事に当たらせてほしいという。
ハリーのチームの一員には、娘のフィアンセがいる。

出演者:
Bruce Willis.... Harry S. Stamper(ハリー)
Ben Affleck.... A.J. Frost(AJ)
Liv Tyler.... Grace Stamper(グレース)
オトーサン、
この映画は、何といってもブルース・ウィリスです。
「このカップル、臭いなあ」
AJとグレースの二人の身元調べは、
やめときましょう。

BRUCE WILLIS ブルース・ウィリス
誕生日  1955/3/19 
出身  西ドイツ
母はドイツ人。
軍人の父が駐留中のドイツで生まれる。
2年後に帰米し、ニュージャージー州で育つ。
モントクレア州立大学を中退し、
ニューヨークでバーテンをしながら、
音楽と演劇活動をする。
テレビでは85年からの
「こちらブルームーン探偵社」が有名。
映画では87年「ブラインド・デート」が初の主役。
88年「タイ・ハード」のジョン・マクレーン刑事役
がヒットし、大スターに。
87年、デミ・ムーアと結婚し、3児の父となるも、
2000年離婚。
活躍度  ◎↑
演技幅  個性
演技力      ☆☆☆☆☆★
アクション  ☆☆☆☆☆★
コメディ    ☆☆☆☆☆★
出演作
1980年「第一の大罪」
1981年「プリンス・オブ・シティ」
1982年「評決」
1987年「ブラインド・デート」
1988年「キャデラック・カウボーイ」
     「ダイ・ハード」◇
1989年「ブルース・ウィリス
      /イン・カントリー」◇
          「ベイビー・トーク」(声)◇
1990年「ダイ・ハード2」◇
          「ベイピートーク2
      /リトルダイナマイツ」(声)◇
          「虚栄のかがり火」◇
1991年「愛を殺さないで」◆
     「ハドソン・ホーク」◇
          「ビリー・バスゲイト」◆
     「ラスト・ボーイスカウト」◇
1992年「永遠に美しく」◇「ザ・プレイヤー」
1993年「スリー・リバーズ」◇
1994年「ノース/小さな旅人」◇
     「ノーバディーズ・フール」◆
          「薔薇の素顔」◇
     「パルプ・フィクション」◇
1995年「ダイ・ハード3」◇ 
     「12モンキーズ」◇
          「フォー・ルームス」◆
1996年「ラストマン・スタンディング」◇
1997年「ジャッカル」◇
     「フィフス・エレメント」◇
1998年「マーキュリー・ライジング」◇
     「アルマゲドン」◇
1999年「シックス・センス」◇
     「マーシャル・ロー」◆
          「ストーリー・オブ・ラブ」◇
          「ブレックファースト・オブ・
      チャンピオン」
2000年「キッド」◇「アンブレイカブル」◇
     「隣のヒットマン」◇
2001年「バンディッツ」◇「ジャスティス」◇

その他の出演者:
Billy Bob Thornton.... Dan Truman, 
           NASA Administrator
Will Patton.... Charles 'Chick' Chapple
Steve Buscemi.... Rockhound
William Fichtner.... Col. William Sharp, 
                     Shuttle Freedom pilot
Owen Wilson .... Oscar Choi, Geologist
Michael Clarke Duncan.... Jayotis 'Bear' 
             Kurleenbear
Peter Stormare.... Lev Andropov, 
          Russian Cosmonaut
Ken Hudson Campbell.... Max Lennert 
Jessica Steen.... Jennifer Watts, NASA, 
                  Shuttle Freeom co-pilot
Keith David (I).... Lt. Gen. Kimsey
Chris Ellis (I).... Walter Clark
Jason Isaacs.... Dr. Ronald Quincy, Research


User Rating:  5.7/10 (30,316 votes)  
オトーサン、
「案外、低いんだなあ」
宇宙船の装置類も、なかなか見ものでしたが、
機械音や叫び声などの演出が特に優れていました。

アカデミー賞ノミネート:
音響賞、音響効果賞
                                                                    
User Comments:
Jack Christal-Gattanellaさん
New Jersey
2000年5月5日
夏休み向きのイカシタ映画。

この映画は、よくできたアクション映画だ。
夏休み用の映画分野で、ガンバッテいる。
 (いまや、そういう分野ができていると思うが...)
物語は、夏休み映画「ディープ・インパクト」に
似ているいような気がしないでもない。
だが、「アルマゲドン」は、小惑星だが、
「ディープ・インパクト」のほうは、彗星である。
小惑星を止めるチームのメンバーは、
ブルース・ウィルス、ベン・アフレック、 
ウィル・パットン、マイケル・クラーク・ダンカン、
オーエン・ウィルソン、
そして、妙な奴のスティーブ・プシェーミである。
また、ビリー・ボブ・ソーントンが、
NASAの指揮官として
珍しくまっとうな役を演じており、
リヴ・タイラーが、ウィルスの娘、アフレックの
恋人役を演じて、
緊迫した会話の流れをつくりあげている。
アクションもなかなかだし、
特殊効果にも見るべきものがあり、クールな物語も、
この映画を楽しめるようにしている。
サラウンド音楽が、実にいい。

オトーサン、 
98年の映画なのに、いま見ると、驚かされす。
ワールド・トレード・センターが写っていますが、
その一棟が隕石にやられて、煙が立ち昇っています。
また、スペースシャトルが、爆破しました。
テロという言葉も出てきます。
この夏休み映画のシナリオ通りに
世界は動いているようです。
いま、アメリカがイラク相手にやっている戦争も、
将来の小惑星衝突という緊急事態の
予行演習かもしれません。


タイタニック

オトーサン、
「えっ、タイタニック、まだ見ていなかったの?」
そう言われてしまいそうですが、勿論見ています。
ただ、このHPをはじめたのが、98年夏から。
この話題の映画の上映は、97年でしたから、
まだ、映画批評をはじめていなかったのです。
「エイリアン2」でのジェイムス・キャメロン監督の
腕の冴えを見て、この映画のことを思い出しました。

原題:Titanic (1997)     
監督・脚本:James Cameron

オトーサン、
キャメロン監督の経歴を見ました。
「寡作だなあ」

JAMES CAMERON 
ジェームス・キャメロン 
誕生日 1954/8/16  
出身 カナダ・オンタリオ州 
監督作 
1981年「殺人魚フライング・キラー」
1984年「ターミネーター」
1986年「エイリアン2」
1989年「アビス」
1991年「ターミネーター2」
1993年「アビス完全版」
1994年「トゥルーライズ」
1997年「タイタニック」

Genre: Drama / Romance 
MPAA: Rated PG-13 for disaster 
related peril and violence, nudity, 
sensuality and brief language.
Country: USA 
Language: English / French / German / Swedish 
上映時間:194分

オトーサン、
「長いなあ。3時間と14分だ」

あらすじ:
豪華客船タイタニック号とともに沈んだ
ルイ14世のものだった青いダイヤモンドを探して、 
ブロックは、首にそれをかけている美しい女性の
興味深いスケッチを発見する。
新聞に、このスケッチの記事が載ると、
自分がそのスケッチに描かれた女性だと
ある老婦人が名乗り出てきた。
彼女は、悲運の客船で起きた美しい物語を語る。
それは、きわめて切ない恋物語だった。

出演者:
Leonardo DiCaprio ....  Jack Dawson
             (ジャック・ドーソン)
Kate Winslet ....  Rose DeWitt Bukater(ローズ) 
Gloria Stuart ....  Rose Dawson Calvert
            (ローズ・ドーソン)
オトーサン、
「デカプリオも、ケイトもまあまあだな」
相性の悪いカップルだという印象でしたが、
歳月を経ると、印象も変わるのでしょうか。
「へえ、87歳か」
老婦人を演じたグロリア・スチュアートは、
そんな歳になってから、
アカデミー賞にノミネートされたのです。
「人生何があるか、死ぬまで分からない。
長生きしなくては...」
では、この3人の経歴を見ましょう。

LEONARDO DICAPRIO 
レオナルド・ディカプリオ 
誕生日 1974/11/11 
出身 独アーケンシュミット(ロサンゼルス説あり)
彼の名前は「レオナルド・ダ・ヴィンチ」の絵の前で
母の胎内にいた彼が動いたことからつけられた。
イタリア系の父とドイツ人の母の間に生まれたが、
幼い頃、離婚し、母子家庭でハリウッドで育つ。
子供の頃から俳優を目指して、エージェントに
所属する。
14歳からコマーシャルに出演し始めて、
徐々に活躍の場をテレビ・ドラマへ。
91年「クリッター3」で映画デビュー。
TVでは「GROWING PAINS」でレギュラーだった。
代表作は「タイタニック」のジャック役や
「ロミオ&ジュリエット」のロミオ役など。
ディカプリオは「バスケットボール・ダイアリーズ」
のジム役や「ボーイズ・ライフ」のトバイアスなどの
少年役を演じていた頃は、思春期の心の機微を
表現することにたけた俳優だったが、
最近は役柄にあまり方向性が感じられないのが
気になるところ。
私生活ではモデルのアンバー・バレッタや
ヴィルジニー・ルドワイヤンなど新しい恋人の噂が
絶えず。
現在はブラジル・モデル、ジゼル・ブンチェンと
交際中だが…… 
活躍度 ◎↑ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1991年「クリッター3」
1992年「ボディヒート2」
1993年「ギルバート・グレイブ」
     「ボーイズ・ライフ」
1995年「クイック&デッド」◆
     「太陽と月に背いて」
     「バスケットボール・ダイアリーズ」◇
1996年「マイ・ルーム」◇
     「ロミオ&ジュリエット」◇
1997年「タイタニック」◇
1998年「仮面の男」◇「セレブリティ」◆
1999年「ザ・ビーチ」◇
2000年「あのころ僕らは」(1995年撮影)
2001年「ギャング・オブ・ニューヨーク」
2002年「キャッチ・ミー イフ・ユー・キャン」


KATE WINSLET ケイト・ウィンスレット 
誕生日 1975/10/5  
出身 英レディング 
両親ともに俳優という演劇一家に育ち、
11才の時から地元のドラマ・スクールで学ぶ。
94年「乙女の祈り」で映画デビュー。
95年「いつか晴れた日に」でアカデミー助演女優賞
にノミネートされ、
イギリスのアカデミー賞BAFTAの
最優秀助演女優賞を受賞した。
97年「タイタニック」ではヒロイン役を演じ、
アカデミー主演女優賞にノミネート。
98年「グッバイ・モロッコ」の出演で知り合った
助監督のジム・スレプレトンと98年11月に結婚。
2000年10月12日に長女が生まれるが、
2001年12月13日、離婚した。 
活躍度 ○↑ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1994年「乙女の祈り」
1995年「いつか晴れた日に」
1996年「タイムマスター/時空をかける少年」
     (V)
     「日陰のふたり」「ハムレット」
1997年「タイタニック」◇
1998年「グッバイ・モロッコ」◇
1999年「ホーリー・スモーク」
2000年「クイルズ」
2001年「アイリス」


GLORIA STUART グロリア・スチュアート 
誕生日 1910/7/4-2002  
出身 米カリフォルニア州 
1930年代に女優としてデビューし、
40年代半ばで引退。
その後、ニューヨークやオーストリア・イタリアで
画家として個展を開く。
70年代に女優復帰。
97年「タイタニック」でアカデミー助演女優賞に
ノミネートされる。 
出演作
1932年「魔の家」
1933年「透明人間」「大空の闘士」
     「銃の前の接吻」「羅馬太平記」
1935年「ゴールド・ディガース36年」
1936年「虎鮫島脱獄」
1937年「大学三人男」
1938年「農園の寵児」
1997年「タイタニック」
1999年「ラブ・レター」
2000年「ミリオンダラー・ホテル」

その他の出演者:
Kathy Bates ....  Mrs. Margaret 'Molly' Brown 
Bill Paxton ....  Brock Lovett 
Billy Zane ....  Caledon 'Cal' Hockley 
Frances Fisher ....  Ruth DeWitt Bukater 
Bernard Hill ....  Capt. Edward J. Smith 
Jonathan Hyde ....  J. Bruce Ismay 
David Warner ....  Spicer Lovejoy 
Victor Garber ....  Thomas Andrews 
Danny Nucci ....  Fabrizio De Rossi 
Lewis Abernathy ....  Lewis Bodine 
Suzy Amis ....  Lizzy Calvert 
Nicholas Cascone ....  Bobby Buell 
 
User Rating:  6.9/10 (66,953 votes)  
オトーサン、
「あっ、意外に低いスコアだ。
世界の名画にも入っていないなあ。
でも、アカデミー賞は、ひとり占めだ」

アカデミー賞:
作品賞、 
監督賞 ジェイムズ・キャメロン、
美術監督装置賞、撮影賞、音響賞、 
オリジナル作曲賞(ドラマ)、
主題歌賞 MY HEART WILL GO ON 、
音響効果編集賞、特殊視覚効果賞、
衣装デザイン賞、編集賞。

同ノミネート: 
主演女優賞 ケイト・ウインスレット、
助演女優賞 グロリア・スチュアート、
メイクアップ賞。

User Comments:
bcampeggi さん
Maryland
2003年3月26日
IMDBのユーザーは、正しい。

時々、映画を見た後、目を疑うことがある。
最低の映画が、高いスコアだったりするのだ。
反対のこともある。 
だが、「タイタニック」については、
IMDBのユーザーの評価は、正しかった。
いま、これを書いている時点でのスコアは、
7.0である。
悪い映画ではないが、そう良い映画でもない。
大抵のひとはすでに何らかの形で、
この映画を見ているだろうから、
映画そのものには立ち入らない。
だが、ひとつ指摘しておきたいのは、
イマドキ、こんなイヤな時代に、
ラブ・ストーリーを撮るなんて
無謀な試みだということである。
こんな映画なんか、不必要なのだ。
そう、こんなに長ったらしい
ラブ・ストーリーなんてやめてほしい。
映画のラスト・シーンには、ほとほと参った。
主人公たちが、お互いの名前を呼び合うのだ。
"Jack!!" "Rose!!!"
"Jack!!!!" "Rose!!!!" 
うわっ、何というせりふだ!!! 
もし、万一、この映画を見ていなかったら、
(過去6年もの間、何をしていた?といいたいが)
見るのを薦めたい。
たしかに、数々のすばらしい瞬間がある。
ただ、この無理やりつくられたセリフと
ラブ・ストーリーには、注意したほうがいい。


オトーサン、
「確かに、いまどき熱愛物語なんて
流行ないかも。ふたりの演技も下手だったし、
キャメロン監督も、ラブストーリーは得意でないし。
でも、巨大模型を撮りたかったので、
制作費230億円を確保するために、
ラブ・ストーリーを入れたんだろう」
ご存知の通り、1912年、タイタニック号は
ニューヨークへの処女航海中に、
北大西洋上で氷山に接触し、沈没したのです。

なお、サイトを探索していると
タイタニック号の事故について興味深いものが
みつかりましたので、ご紹介しましょう。

1)タイタニック号惨事のルーツ。
  予告現象があった!?
  http://homepage1.nifty.com/Titanic/real/realstory1.htm

2)アストロ・カート・グラフィがタイタニック号
  沈没の謎を解き明かします…
  http://www.astroagenda.com/titanic.html


エイリアン4

オトーサン、
「エイリアン・シリーズは、
この4で打ち止めかなあ?」
第3作は、不出来でしたが、再三の監督交代。
この第4作でまた盛り返して、
シリーズが続くようにしてほしいものです。

原題:Alien: Resurrection (1997)     
監督:Jean-Pierre Jeunet

オトーサン、
「この監督、
どんな作品を作っているのかなあ?
おお、"アメリ"か!」

JEAN-PIERRE JEUNET
ジャン・ピエール・ジュネ 
誕生日 1953(55)  
出身 仏 
監督作
1992年「デリカテッセン」
1995年「ロスト・チルドレン」
1998年「エイリアン4」
2001年「アメリ」

キャラクター:Dan O'Bannon /Ronald Shusettほか
Genre: SF /Action/ Horror/ Thriller
Rated R for strong sci-fi violence and gore, 
some grotesque images, and for language.
上映時間:109分
あらすじ:
政府が、エイリアンを地球に持ち帰るのを
何とか阻止しようと、リプリーは自決する。
200年後、リプリーはクローン技術で再生される。
彼女の中に巣食うエイリアンも取り除かれる。
だが、エイリアンが出現し、恐怖が再来する。 
リプリーを再生した科学者が
エイリアンを完全に取り除かなかったためである。
彼女は、またも、蛮行を食い止めることのできる
唯一の人間になってしまう...。

出演者:
Sigourney Weaver ....  Lt. Ellen Ripley Clone #8
                      (リプリー)
Winona Ryder ....  Annalee Call(コール) 
Dominique Pinon ....  Vriess(ヴリース) 
オトーサン、
「おお、あのウィノナが出ている!」
彼女の経歴を再確認しておきましょう。
「いい役者だったのに...、
将来を嘱望された若手女優だったのに...
万引きなんて、なんて馬鹿なことしたんだ」

WINONA RYDER ウィノナ・ライダー 
誕生日 1971/10/29 
出身 米ミネソタ州ウィノナ 
12才の時、オーディションに合格したのが
きっかけで芸能界に。
86年「ルーカスの初恋メモリー」で映画デビュー。
90年、コッポラ監督に
「ゴッドファーザーPARTV」に起用されるが、
過労で降板し、
92年「ドラキュラ」で再び起用された。
93年「エイジ・オブ・イノセンス」で
ゴールデン・グローブ助演女優賞受賞。
94年「若草物語」でアカデミー主演女優賞に
ノミネートされた。 
活躍度 ○→ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1986年「ルーカスの初恋メモリー」
1987年「スクエアダンス」
1988年「ビートルジュース」「1969」
1989年「グレード・ボールズ・オブ・
      ファイヤー」
     「ヘザース/ベロニカの熱い日」
1990年「ウィノナ・ライダー
      /悲しみよさようなら」◇
     「恋する人魚たち」「シザーハンズ」
1991年「ナイト・オン・ザ・プラネット」◇
1992年「ドラキュラ」◇
1993年「エイジ・オブ・イノセンス
      /汚れなき情事」
     「愛と精霊の家」
1994年「リアリティ・バイツ」「若草物語」
1995年「キルトに綴る愛」
1996年「ボーイズ」「リチャードを捜して」
     「クルーシブル」
1997年「エイリアン4」◇
1998年「セレブリティ」◆
1999年「17歳のカルテ」◇
     「マルコヴィッチの穴」
2000年「オータム・イン・ニューヨーク」◇
     「ロスト・ソウルズ」◇
2001年「ズーランダー」
2002年「Mr.ディーズ」◇

その他の出演者:
Ron Perlman ....  Johner 
Gary Dourdan ....  Christie 
Michael Wincott ....  Elgyn 
Kim Flowers ....  Hillard 
Dan Hedaya ....  General Perez 
J.E. Freeman ....  Dr. Wren 
Brad Dourif ....  Dr. Gediman 
Raymond Cruz ....  Distephano 
Leland Orser ....  Purvis 
Carolyn Campbell ....  Anesthesiologist 
Marlene Bush ....  Scientist 
David St. James ....  Surgeon 

User Rating:  6.0/10 (15,432 votes)  
オトーサン、
「6点だ。まあまあだ」
最後に美しい地球に無事に帰還できたのが
よかったのでしょう。

User Comments:
gbheronさん
Washington, DC
1999年7月30日
何という混乱

第3作で、エイリアン・シリーズは、
打ち止めと思っただろうが、そうではなかった。
だが、この第4作が、打ち止めの決定打だ。
舞台は、200年先。
地球を救うために、
エイリアン3で、リプリーが自決した後、
彼女は、再生する。
血液のサンプルからクローン人間をつくり出すことが
出来るようになっていたためである。
だが、それは彼女の遺伝子そのものではなく、
エイリアンの遺伝子が混ざったものだった。
人間には見えるが、そうではない。
例えば、バスケットボールをやらせると、
比類なきキラー・プレイヤーである。
だが、人間性を失ったので、
リプリーは、初期のエイリアン映画で見せた
重要なドラマティックな勢いを失ってしまっている。
エイリアンも、出演者のひとりになってしまった。
何たることだ。
脚本も、登場人物も、マンガチックで、類型的だ。
俳優たちの才能の何たる浪費! 
笑い出したくなるほど、最終作は、惨めだ。
アドバイス。
見ないほうがいい。


オトーサン、
「そういわれてもなあ。
もう見てしまったし...」
映画瓦版が擁護しているので、
以下をご覧ください。

http://www.eiga-kawaraban.com/98/98011901.html

なお、
「詳報!ウィノナ・ライダーが万引きと薬物所持」
というハリウッド情報もあります。
「人の不幸は、蜜の味」という諺もあります。
御用とお急ぎでない方は、どうぞ。

http://www.zakzak.co.jp/midnight/hollywood/backnumber/R/011214-R.html


スパイダー 少年は蜘蛛にキスをする

オトーサン、
「怪しげな映画だなあ」
近年、話題になった映画では、
「スパイダーマン」がありますし、
「スパイダー」もありました。
その2番煎じかと思ったのです。
香りも高い生真面目なホラー映画でした。

原題:Spider (2002)     
監督:David Cronenberg
原作・脚本:Patrick McGrath
Genre: Drama 
Rated R for sexuality, brief violence 
and language.
Country: France / Canada / UK 
Language: English 
上映時間:98分
あらすじ:
デニス・クレッグは、30代の男。
母がつけたニックネームは、スパイダー。
20年間、病んでいた急性神経分裂症
(統合失調症)が癒えて、
ロンドンの精神病院を出て、
社会復帰をめざす施設に入所する。
だが、本当は、回復していなかった。
物語が進むにつれて、
観客は、次第に現実から遠さがっていく
彼の心情をまざまざと体験する。

出演者:
Ralph Fiennes...Dennis 'Spider' Cleg
        (スパイダー) 
Miranda Richardson ....  Yvonne/Mrs. Cleg
        (イヴォンヌ/夫人)
Gabriel Byrne ....  Bill Cleg (ビル)
オトーサン、
「レイフ・ファインズ、はまり役だ」
「レッド・ドラゴン 845」の殺人鬼Dと並ぶ
名演技でした。

RALPH FIENNES レイフ・ファインズ 
誕生日 1962/12/22 
出身 英サフォーク 
父は写真家、母は小説家であり画家、
妹はCM・映画監督、弟マグナスは作曲家、
弟ジョセフは俳優という芸能一家。
最初は画家を志すが、俳優志望に転じ、
ロイヤル・アカデミーで演技を学ぶ。
85年に卒業し、ナショナル・シアターや
ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーで
「ヘンリー6世」「リア王」などの舞台に立った。
その後、91年テレビ映画「ロレンス1918」で
ロレンス役、92年「嵐が丘」のヒースクリフ役で
映画デビュー。
「シンドラーのリスト」と
「イングリッシュ・ペイシェント」で
二度アカデミー賞候補に。 
活躍度 ○↑ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1991年「ロレンス1918」
1992年「嵐が丘」◇
1993年「シンドラーのリスト」◆
     「ベイビー・オブ・マコン」
1994年「クイズ・ショウ」
1995年「ストレンジ・デイズ」
1996年「イングリッシュ・ペイシェント」◇
1997年「オスカーとルシンダ」
1998年「アベンジャーズ」◇
     「プリンス・オブ・エジプト」(声)
1999年「オネーギンの恋文」◇
     「ことの終わり」◇
     「太陽の雫」◇
2002年「レッド・ドラゴン」
     「スパイダー 少年は蜘蛛にキスをする」

その他の出演者:
Lynn Redgrave ....  Mrs. Wilkinson 
John Neville ....  Terrence 
Bradley Hall (II) ....  Young Spider 
Gary Reineke ....  Freddy 
Philip Craig (I) ....  John 
Cliff Saunders (II) ....  Bob 
Tara Ellis (I) ....  Nora 
Sara Stockbridge ....  Gladys 
Arthur Whybrow ....  Ernie 

User Rating:  7.2/10 (1,233 votes)  
オトーサン、
「高いスコアだなあ」
まあ、カルトだけしか見ていないせいかも。

User Comments:
mob61ukさん
Cambridge, England
2002年7月21日
A beautifully directed low-key study 
精神を病んだスパイダーについての
物静かな研究に基づいた美しい物語。


これは、従来のクローネン・バーグ映画ではない。
世界を、とくに自分の過去を理解しようとする
精神を病んだスパイダーについての
物静かな研究に基づいた美しい物語である。
レイフ・ファインズが演じたスパイダーは、
完璧だ。
スパイダ−役を演じたというのではなく、
かれがスパイダ−そのものなのだ。
実に素晴らしい演技だ。
「ビューティフル・マインド」で精神病者を演じた
ラッセル・クロウが、まるで、駆け出しの俳優に
見えるほどだ。
この映画は、野心的にも、われわれに、
スパイダーの目から見た世界や幻想のすべてを
見せようとしている。
なお、スパイダーは、少年時代に
人格を揺るがせる事件に出会ったのだから
その心の宇宙を描くためには、
単純化しないほうがよかったと思う。
だが、印象的な映画だ。


オトーサン、
「これは、カフカの変身だ!」
その小説では、ある朝目覚めると、
主人公は、カブトムシに変身しているのです。
当時、この小説など実存主義文学が
大流行しました。
オトーサンも当時の若者と同じく、
自分に対して、根源的な問いを発しました。
ながい間、折り合いをつけてきた、
すっかり分かったつもりになっていた自分は、
一体、何者なのだろうか?
この影響でしょうか、
ラムズフェルド国防長官などの
権力者や有名人で失脚する人々を見ると、
若い頃、そうした問いを発したことのないまま
大人になってしまったように見えます。
表面上は、常人なのですが、
オトーサンの目から見ると、
かれらは、統合失調症患者です。
それより悪性かも...。

なお、クローネンバーグ監督の
来日記者会見の模様は、以下のサイトを。

http://www.movies.co.jp/spider/interview.html


エイリアン3

オトーサン、
第3作も、監督交代です。
「デビット・フィンチャーだ!」
あの名作「セブン 135」の監督です。
「第3作ともなると、息切れするけどなあ」
さて、出来はどうでしょうか?

原題:Alien3 (1992)     
監督:David Fincher
オトーサン、
監督の経歴を調べました。
この「エイリアン3」は処女作のようです。

http://www.eiga-kawaraban.com/96/96022201.html

DAVID FINCHER デビッド・フィンチャー 
誕生日 1962 
出身 米コロラド州デンバー 
監督作 
1992年「エイリアン3」
1995年「セブン」
1997年「ゲーム」
1999年「ファイト・クラブ」
2001年「パニックルーム」

キャラクター:Dan O'Bannon/ Ronald Shusett
Genre: Action/ Horror/ SF/ Thriller/ Drama 
上映時間:114分
あらすじ:
リプリーを乗せた宇宙船は、
エイリアンの棲む惑星を逃れたものの、 
遠く離れた惑星に激突する。
そこは、男だけの囚人流刑地だった。
ただ一人、救出されたリプリーは、
衝突の恐るべき原因を知る。
エイリアンの密航者がいたのだ。
エイリアンの子供たちが発育し、 
囚人たちを殺しはじめる。
リプリーは、エイリアンと死闘を繰り広げるが、
ほんとうの敵は、エイリアンではないことに
気づいていなかった。

出演者:
Sigourney Weaver ....  Ellen Ripley(リプリー) 
Charles Dance ....  Clemens (クレメンス)
Charles Dutton ....  Dillon (ディロン)
オトーサン、
「へえ、チャールズが2人もいる」
まあ、あまりうまい役者ではありませんが、
一応2人の経歴を見ておきましょう。

CHARLES DANCE チャールズ・ダンス 
誕生日 1946/10/10  
出身 英プリマス 
レクター美術大学に学んだ後、
75年ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーに参加
81年「007/ユア・アイズ・オンリー」で
映画デビュー。 
活躍度 △→ 
演技幅 適応 
演技力     ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ   ☆☆☆★★★ 
出演作 
1981年「007/ユア・アイズ・オンリー」
1984年「プレンティ」
1985年「McGUFFIN」
1986年「ゴールデン・チャイルド」 
1987年「グッドモーニング・バビロン!」
          「白い炎の女」
1988年「パスカリの島」
1992年「エイリアン3」
1993年「ラスト・アクション・ヒーロー」
1995年「ゴールデン・アイ」
1996年「マイケル・コリンズ」
1997年「インモラル・ビーチ 灼熱の貞操帯」
1998年「ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ」
2001年「ゴスフォード・パーク」
          「ダーク・ブルー」

CHARLES S.DUTTON チャールズ・S・ダットン 
誕生日 1951/1/30 
出身 米メリーランド州ボルティモア 
活躍度 △→ 
演技幅 適応 
演技力     ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ   ☆☆☆★★★ 
出演作 
1986年「ノーマーシー/非情の愛」
1988年「クロコダイル・ダンディー2」
1989年「ジャックナイフ」
1990年「殺人調書Q&A」
          「クロコダイル・ダンディ2」
1991年「ミシシッピー・マサラ」
1992年「エイリアン3」
1995年「ニック・オブ・タイム」「輝きの天地」
1996年「ミミック」「評決のとき」
          「ゲット・オン・ザ・バス」
1998年「ブラック・ドッグ」
1999年「ランダム・ハーツ」「DETOX」
          「クッキー・フォーチュン」
     「アフター・ショック 
            ニューヨーク大地震」
2000年「ザ・ネゴシエーター 交渉人」
2002年「D−TOX」

その他の出演者:
Paul McGann ....  Golic 
Brian Glover (I) ....  Andrews 
Ralph Brown (I) ....  Aaron 
Daniel Webb (I) ....  Morse
Christopher John Fields ....  Rains 
Holt McCallany ....  Junior 
Lance Henriksen ....  Bishop II 
Christopher Fairbank ....  Murphy 
Carl Chase ....  Frank 
Leon Herbert ....  Boggs 
Vincenzo Nicoli ....  Jude 
Pete Postlethwaite ....  David 


User Rating:  5.9/10 (12,866 votes)  
オトーサン、
「あーあ、やはりダメか」
シリーズもので、
傑作が続くことはなかなか難しいようです。
アカデミー賞にも無縁でした。

User Comments:
Agent10さん
Tucson, AZ
2002年4月18日
みんなが言うよりは、いい。

エイリアン3は、いい映画だと言ったら、
多くのひとから、お前はクレイジーだと言われた。
エイリアン・シリーズの鬼っ子(black sheep)
のようであるが、アクションや会話以外の点で
シリーズの豊かさに寄与している。
チャールズ・S・ダットンは、このシリーズの
ほかの役者に比べても、なかなかいい。
実に力強い。
処女作にしては、デビット・フィンチャーは、
面白いアイディアを披露してくれた。
エイリアンの目から見た
方向感覚の定まらないショットは、恐ろしい。
真正の恐怖をもたらす。
まさに、過小評価された映画だ。


オトーサン、
監督の力量を認めています。
過小評価はしないように、心して見ました。
「でも、やっぱりつまらん」
ジェームズ・キャメロン監督の第2作が
あまりに出来がよすぎたのです。
まず装置がチャチでした。
これは、低予算のせいでしょう。
完全版と比べたのも、影響しているかも。
154分と114分では、勝負になりません。
盛り込める内容が、まったく違います。
例えば、リプリーが実に娘のように思って
守りぬいてきた少女が死んでしまったのに、
悲しみに浸っている時間があまりに少ないのです。

それにしても、脚本が悪すぎます。
われらがリプリーの描き方がよろしくないのです。
スキンヘッドにするのは、まあ許せるにしても、
医務主任とセックスさせるのは、唐突です。
「セックスしない?久しぶりなの」
そんなせりふはないでしょう。
また、男だけの囚人流刑地という設定も、
ドラマに深みを加えるどころか、肝心の
エイリアンとの死闘から目をそらせることになって
ドラマを底の浅いものにしています。


エイリアン2

オトーサン、
「おお、監督交代だ」
リドリー・スコットからジェームズ・キャメロンへ。
名監督から名監督への見事なリレーです。

原題:Aliens (1986)
    Alien 2 (USA)     
監督:James Cameron
脚本:James Cameron / David Giler ほか
Genre: SF/ Action/ Thriller/ Horror
Country: USA / UK 
Language: English 
上映時間:154分(Director's Cut) 
オトーサン、
「長いなあ」

あらすじ:
ノストロモ号の唯一の生存者リプリーは、 
半世紀後に、サルベージ船によって、
深い眠りについていたところを発見される。
リプリーは、地球に帰還するが、
問題の惑星に人類が入植していると知らされる。
植民地では再びエイリアンが入植者を襲う。
かれらの消息がつかめないので、
リプリーは、再び、戦士たちとともに
問題の惑星に乗り込む。
生存者がいたら、救出し、エイリアンの脅威を
永久に取り除こうとするのだ。

出演者:
Sigourney Weaver....Lt. Ellen Ripley (リプリー)
Paul Reiser ....  Carter J. Burke (カーター)
Lance Henriksen ....  Bishop (ビショップ)
オトーサン、
「シガニーいいなあ」
硬軟とりまぜた最高の演技でしだ。
「こいつ、憎い奴だなあ。殺してやりたい」
利益のためには、同胞の人命など、どうでもいい
会社人間カーターを演じるポール・レイザーも、
なかなかの演技でした。
ビショップは、ロボット。
カーターなんかよりも、ずっと人間的でした。
「おれも、いずれ介護ロボットの世話になるかも」
実の息子や娘よりも、アイボくんのほうが、
やさしくて、頼りになる...、
もう、そんな時代になっているのかも...。

その他の出演者:
Bill Paxton ....  Pvt. W. Hudson 
Michael Biehn....  Cpl. Dwayne Hicks 
Carrie Henn ....  Rebecca 'Newt' Jordan 
William Hope ....  Lt. W. Gorman 
Jenette Goldstein ....  Pvt. J. Vasquez 
Al Matthews ....  Sgt. A. Apone 
Mark Rolston ....  Pvt. M. Drake 
Ricco Ross ....  Pvt. R. Frost 
Colette Hiller ....  Cpl. C. Ferro 
Daniel Kash ....  Pvt. D. Spunkmeyer 
Cynthia Dale Scott ....  Cpl. C. Dietrich 
Tip Tipping ....  Pvt. T. Crowe 


User Rating:  8.2/10 (42,263 votes)  
       top 250: #83 
オトーサン、
「おお、これも世界の名画だ。
第83位、第1作は62位だったっけ」

でも、第2作のほうが
はるかに優れていると思いました。
ヒューマン・ドラマも描きこまれているし、
さすが、キャメロン監督はもと装置係。
武器、機械類、エイリアンの動きは、
「タイタニック」よりも、
多種多様で、真に迫っていました。

アカデミー賞:音響効果編集賞、特殊視覚効果賞
同ノミネート:
主演女優賞(シガニー・ウィーバー)
美術監督装置賞、音響賞、作曲賞、編集賞 


User Comments:
Steve さん
San Antonio, Texas, USA
2000年2月23日
SFとアクションとユーモアが
絶妙にミックスされている。

この映画、10点満点としたい。
第2作は、第1作がホラーとSFだったのを、
アクション冒険SFに変えている。
そして、比類なきスタンダードを確立した。
私は、この映画が好きだ。
未来を描き出しているからである。
見はじめると、たちまち、現実そのものと感じ、
引き込まれ、登場人物たちの運命に興味を抱く。
愛すべき者、キライな者....
だが、誰ひとり退屈させることはない。
アクションがはじまるや否や、
映画を見ていることを忘れる。
筋書きは、緊張感に満ち、
時々、歴史上忘れ難い寸言が飛び出す。
特に、Private Hudsonの寸言が光る。
特殊効果については、
初期の古風なデジタル合成を使っていることを
考えると、お見事といわざるを得ない。
私は、Director's Cut 版を持っているが、
これについても、10点をあげたい。
追加された部分も実に興味深い。
どの版であろうと、興味深い登場人物、
サスペンス、アクション、スリラー、爆発、
風刺、そして機知を楽しめる。
「エイリアン2」は、見ものである!


オトーサン、
「切ないだろうなあ」
子供が死んだ親御さんを知っています。
その悲しみの深さは、想像を絶するもの。
主人公のリプリーは、第1作の後、
57年もの間、深い睡眠に入っていました。
目覚めて、11歳になる娘の消息を聞きます。
「死にました。66歳で」
これで、打ちのめされないはずはありません。
そのうえに、夜毎の悪夢。
エイリアンが襲ってきて、自分の腹部を食い破って
出てくるのです。
「しかし、よく頑張ったなあ」
オトーサン、
完全に感情移入してしまって、
シガニーにアカデミー賞をあげるべきだったと
思いました。

イラクで米軍兵士が、
検問所で民間人を殺したことが報道されました。
またも自爆攻撃かと恐れたようです。
イラク人を見れば、みんなエイリアン。
「悪夢だ!悪夢だ!落ち着け!落ち着け!」
この映画の中で、兵士が叫びます。
計算された限定戦争なんて、ないのです。
机上ではありえても、
戦場では、一秒一秒が生きるか死ぬかなのです。
同胞の命があっという間に失われていきます。
この戦争、即刻、やめるべきです。


エイリアン

オトーサン、
「前に見た」と錯覚していました。
エイリアン映画の元祖・本家・本元のようです。
大ヒットして、続編が3つも出来ています。
4本連続で見ましょう。

原題:Alien (1979)     
監督:Ridley Scott
原作:Dan O'Bannon / Ronald Shusett ほか
Genre: SF/ Horror/ Thriller
Country: UK 
Language: English 
上映時間:117分
あらすじ:
宇宙探検中の資源採取船ノストロモの乗員たちは、
半年後に、深い眠りから目覚めて、
近くの惑星からの奇妙なシグナルを探知するが、
SOSではなく、警告であることが分かる。 
それに続くのは、H.R.ギガーの画集に基づいた. 
きわめて創造的な特殊効果である。

出演者:
Sigourney Weaver ....  Ripley (リプリー)
Tom Skerritt ....  Dallas (ダラス)
Ian Holm ....  Ash (アッシュ)
オトーサン、
「うーん、この女優さん、うまい!」
エイリアンと戦う宇宙飛行士を熱演しています。
「ダラス船長、妙にぎこちないなあ」
実は、ロボットだったのです。
そう分って見直すと、なかなかの演技でした。

TOM SKERRITT トム・スケリット 
誕生日 1933/8/25 
出身 米デトロイト 
デトロイトのマッケンジー高校卒。
4年間アメリカ空軍に入り、除隊後、
デトロイトのウェイン州立大学で学んだ。
2年後、大学を中退し、ミシガン州とオハイオ州の
劇団に入り、舞台に立った。
60年にカリフォルニア大学に入学。
60年「ウォー・ハント」で映画デビュー。
テレビでは「ピケット・フェンス」で
主役のブロック保安官。 
活躍度 △→ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1961年「ウォー・ハント」
1962年「戦場の追跡」
1964年「われらキャロウェイ」
1970年「M★A★S★H」
1971年「夕陽に挽歌」
1974年「ビッグ・バッド・ママ」
     「ボウイ&キーチ」
1975年「魔鬼雨」
1976年「濡れたダイヤ」
1977年「愛と喝采の日々」
1978年「チーチ&チョン/スモーキング作戦」
     「アイス・キャッスル」
1979年「エイリアン」
1981年「マン・ハンティング/人間狩り」
     「12月の熱い夏」
1982年「デス・ベンジェンス」
1983年「デッドゾーン」
1984年「魔性の女」
1986年「トップガン」「ヘル・キャンプ」
     「スペースキャンプ」「ウィズダム」
1987年「ポルターガイスト3
      少女の霊に捧ぐ…」
     「ビッグタウン」「星に願いを」
1989年「マグノリアの花たち」
     「バニシング・シティ」
     「リミット・アップ」
     「屋根うらの怪人
      /キャンパスは春の大珍事」
1990年「ルーキー」
     「新・蘭の女
      /ブルー・ムービー・ブルー」
     「ナイトチャイルド」
1992年「美しき獲物」「ボディ・ヒート」
     「シングルズ」
     「リバー・ランズ・スルー・イット」
1997年「コンタクト」
1999年「カーラの結婚宣言」
     「アフター・ショック
      ニューヨーク大地震」
 
SIGOURNEY WEAVER シガニー・ウィーバー 
誕生日 1949/10/8 
出身 米ニューヨーク州ニューヨーク市 
エール大学演劇科に入学し、修士号を取得。
卒業後はアクターズ・ワークショップで演技を学び、
75年に舞台女優としてデビュー。
映画デビューは77年「アニーホール」。
87年「エイリアン2」のリプリー役で
アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。
88年「愛は霧の彼方に」と「ワーキングガール」で
アカデミー主演女優賞と助演女優賞に
ダブル・ノミネートされた。 
活躍度 ◎→ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆☆☆★ 
コメディ  ☆☆☆☆☆★ 
出演作 
1976年「MADMAN」
1977年「アニー・ホール」
1979年「エイリアン」◇
1981年「目撃者」
1983年「危険な年」「世紀の取引」
1984年「ゴーストバスターズ」◆
1985年「シガーニー・ウィバーの大発掘」◇
1986年「エイリアン2」◇
     「ハーフムーン・ストリート」
1988年「愛は霧の彼方に」
     「ワーキング・ガール」◆
1989年「ゴーストバスターズ2」◇
1992年「エイリアン3」◇
     「1492コロンブス」
1993年「デーヴ」
1994年「死と処女」◇
1995年「コピー・キャット」◇「ジェフリー!」
1997年「アイス・ストーム」◇
     「エイリアン4」◇
     「スノーホワイト」◇
1999年「マップ・オブ・ザ・ワールド」◇
2000年「ギャラクシー・クエスト」◇
     「CIAの男」◇
2001年「ハートブレイカー」

その他の出演者:
Harry Dean Stanton ....  Brett 
John Hurt ....  Kane 
Veronica Cartwright ....  Lambert 
Yaphet Kotto ....  Parker 
Bolaji Badejo ....  Alien 
Helen Horton ....  Mother (voice) 

User Rating:  8.3/10 (39,527 votes)  
       top 250: #62 
オトーサン、
「おお、世界の名画、62位だ!」

アカデミー賞:特殊視覚効果賞 
同ノミネート:美術監督装置賞

User Comments:
Filmjack3さん
New Jersey
2000年4月28日
そう、リドリ・ースコットの
エイリアンはいい。

だが、正直に言うと、
続編のほうがすこし良いような気がする。
(ジェームス・キャメロンは、
観客を喜ばせるコツを知っている)
このエイリアン冒険談の第1作は、実に気味が悪い。
第1作の唯一の功績は、宇宙深奥での恐怖を
世に問うたオリジナル映画ということだ。
宇宙飛行士たちは、苦悩のシグナルを聞きつけ、
惑星に近づく。
巨大なクロワッサンのような船から出てきた
エイリアンは、乗組員をひとりづつ殺していく。
続編と比べると、スリラーとしては、かったるいが、
SFとしては、記憶に残る数々のシーンがある。
とくに、心をとらえるのは、
腹の中からエイリアンが出てくるシーンである。
スコット監督は、頑張っているが、
演技陣のほうが、いまひとつよくない。
だが、有名な H.R.ギガー描く
バイオメカニクス風のエイリアンのデザインや
特殊効果は、実に面白い。
評価は、A。


オトーサン、
「やはり、画期的な映画だ」
特殊効果もなかなかのものですが、
この方面は、CGの進歩で、
次々といい映画が登場しています。
したがって、この映画の功績は、
エイリアンの発明でしょう。
何と言ったって、
はじめてエイリアンを見るのですから、
人類の一員として胸が騒ぐのは事実です。
このエイリアン、
ちょっとどこかの国の指導者に似ていて、
気味が悪いのです。
生き残りのために良心や後悔に影響されない
完全生物なのですから。

なお、参考サイトも掲載しておきましょう。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~HIGHLAND/movie15.html


麗しのサブリナ

オトーサン、
「ヘップバーンか、なつかしいなあ」
「ローマの休日」で、グレゴリー・ペックと共演して
一躍、大スターになった彼女。
若い頃は、夢中になって、見に行ったものです。

原題:Sabrina (1954)     
監督:Billy Wilder
脚本:Samuel A. Taylor / Billy Wilder ほか
Genre: Comedy / Romance 
Color: Black and White 
上映時間:113分
あらすじ:
ララビー一家のお抱え運転手の娘、
サブリナは、次男坊のデイビットに夢中だった。
デイビットは、ぐうたら息子で、女狂い。
サブリナなんて眼中にない。
サブリナは、パリに数年出かける。
帰ってくると、見違えるように
魅力的で洗練された女性に変身していた。
デイビットは、すぐに彼女に引かれてしまう。
兄のライナスは、これを見て、
デイビットの間近に迫った大富豪の娘との結婚が
破談にならないかと心配する。
そんなことになろうものなら、
花嫁一家との取引関係が破綻しかねない。
ライナスは、サブリナを弟から引き離そうとして、
自分を一生懸命売り込む。

出演者:
Audrey Hepburn .... Sabrina Fairchild(サブリナ)
Humphrey Bogart ....  Linus Larrabee (ライナス)
William Holden .... David Larrabee (デイビット)
オトーサン、
「いーな、いーな、いーなあ」
何といっても、ヘップバーンの主演映画ですよ。
おまけに、名優ハンフリー・ボガートと、
これまた名優のウィリアム・ホールデンが共演。
こんな贅沢な組み合わせは、滅多にありません。
3人の輝かしい経歴を見ましょう。

AUDREY HEPBURN オードリー・ヘプパーン 
誕生日 1929/5/4-1993/1/20 
出身 ベルギー・ブリュッセル 
51年、ブロードウェイの「ジジ」の
公演を見ていたワイラー監督に見出され、
53年「ローマの休日」に抜擢され、
アカデミー主演女優賞を受賞。
私生活では二度の離婚を経験。
93年、結腸癌で亡くなった。 
出演作
1948年「NEDERLAND IN 7 LESSEN」
1951年「ONE WILD OAT」「YOUNG WIVES TALE」
     「LAUGHTER IN PARADISE」
     「THE LAVENDER HILL MOB」
     「オードリー・ヘプバーンの
      モンテカルロへ行こう」
1952年「初恋」
1953年「ローマの休日」アカデミー主演女優賞
1954年「麗しのサブリナ」
1956年「戦争と平和」
1957年「パリの恋人」「昼下がりの情事」
1959年「緑の館」「尼僧物語」
1960年「許されざる者」
1961年「ティファニーで朝食を」
1962年「噂の二人」
1963年「シャレード」
1964年「パリで一緒に」
     「マイ・フェア・レディ」
1966年「おしゃれ泥棒」
1967年「いつも二人で」「暗くなるまで待って」
1976年「ロビンとマリアン」
1979年「華麗なる相続人」
1981年「ニューヨークの恋人たち」
1986年「DIRECTED BY WILLIAM WYLER」
     「おしゃれ泥棒2」
1989年「オールウェイズ」 


HUMPHREY BOGART ハンフリー・ボガート 
誕生日 1899/1/23-1957/1/14  
出身 米ニューヨーク 
出演作 
1920年「誘惑の人生」
1930年「哄笑の世界」「河上の別荘」
1931年「肉と霊」「各国の女」
     「モダーン西部王」
1932年「舗道の三人女」
1936年「化石の森」「弾丸か投票か!」
     「太平洋横断機」
1937年「黒の秘密」「札つき女」「倒れるまで」
     「デッドエンド」「身替り花形」
1938年「犯罪博士」「汚れた顔の天使」
     「少年院」
1939年「オクラホマ・キッド」「愛の勝利」
     「彼奴は顔役だ!」
     「前科者」「脱獄者の報酬」
1940年「ヴァジニアの決闘」
     「ニューヨークの顔役」
     「夜までドライブ」
1941年「ハイ・シエラ」「マルタの鷹」
1942年「追憶の女」
1943年「カサブランカ」「北大西洋」
     「サハラ戦車隊」
1944年「渡洋爆撃隊」「脱出」
1945年「追求」
1946年「三つ数えろ」
1947年「大いなる別れ」「第二の妻」「潜行者」
1948年「黄金」「キー・ラーゴ」
1949年「暗黒への転落」「東京ジョー」
1950年「孤独な場所で」「大空への挑戦」
1951年「脅迫者」「モロッコ慕情」
     「アフリカの女王」
1952年「デッドラインU.S.A.」
     「パリ島珍道中」
1954年「悪魔をやっつけろ」「ケイン号の叛乱」
     「麗しのサブリナ」「裸足の伯爵夫人」
1955年「俺たちは天使じゃない」
     「必死の逃亡者」
1956年「殴られる男」
1972年「ボギー!俺も男だ」


WILLIAM HOLDEN ウィリアム・ホールデン 
誕生日 1918/4/17-1981/11/16 
出身 米イリノイ州オファロン 
カリフォルニア州パサデナ短大から
パサディナ・プレイハウスに入り演劇を学んだが、
パラマウント社からスカウトされ、
39年「ゴールデン・ボーイ」で映画デビュー。
大戦中に空軍に入隊、戦後再び映画界に復帰。
53年「第17捕虜収容所」で
アカデミー主演男優賞。
代表作は「麗しのサブリナ」「パリで一緒に」など。 
出演作 
1939年「ゴールデン・ボーイ」「前科者」
1940年「我等の町」「アリゾナ」
1941年「空の要塞」「掠奪の町」
1943年「俳優志願」
1947年「ハリウッド・アルバム」「恋文騒動」
1948年「コロラド」「荒原の女」
1949年「テキサス決死隊」
1950年「ボーン・イエスタデー」
     「サンセット通り」
     「武装市街」
1951年「太平洋の虎鮫」「戦場の誓い」
1952年「黒い街」
1953年「月蒼くして」「第17捕虜収容所」
     「女性よ永遠に」
     「ブラボー砦の脱出」
1954年「重役室」「トコリの橋」
     「麗しのサブリナ」「喝采」
1955年「慕情」「ピクニック」
1956年「ロケット・パイロット」「誇りと冒涜」
1957年「戦場にかける橋」
1958年「鍵」
1959年「騎兵隊」
1960年「スージー・ウォンの世界」
1961年「偽の売国奴」
1962年「誘惑の夜」「ライオン」
1963年「パリで一緒に」
1964年「第7の暁」
1966年「アルバレス・ケリー」
1967年「007/カジノ・ロワイヤル」
     「コマンド戦略」
1969年「クリスマス・ツリー」
     「ワイルド・バンチ」
1971年「夕陽の挽歌」
1972年「復讐の荒野」
1973年「愛のそよ風」
1974年「タワーリング・インフェルノ」
     「ダーティハンター」
1976年「ネットワーク」
1978年「オーメン2/ダミアン」「悲愁」
     「オフサイド7」
1979年「アシャンティ」
1980年「世界崩壊の序曲」
1981年「アドベンチャーロード」「S・O・B」


その他の出演者:
Walter Hampden ....  Oliver Larrabee 
John Williams (II) ....  Thomas Fairchild 
Martha Hyer ....  Elizabeth Tyson 
Joan Vohs ....  Gretchen Van Horn 
Marcel Dalio ....  Baron St. Fontanel 
Marcel Hillaire ....  The Professor 
Nella Walker ....  Maude Larrabee 
Francis X. Bushman ....  Mr. Tyson 
Ellen Corby ....  Miss McCardle 


User Rating:  7.6/10 (3,791 votes)  
オトーサン、
「高いスコアだなあ」
世界の名画には入っていないませんが、
アカデミー賞をたくさん獲っています。

アカデミー賞:衣装デザイン賞(白黒)
同ノミネート:
監督賞:ビリー・ワイルダー 
主演女優賞:オードリー・ヘップバーン
脚色賞、美術監督装置賞(白黒)、
撮影賞(白黒)  

User Comments:
Robert Reynolds さん
Tucson AZ
2001年5月10日
素晴らしい配役と素晴らしい脚本による
素晴らしい映画。

はじめから終りまで、
この映画は至福である。
オードリー・ヘップバーンは、、
サブリナを完璧に演じている。
ウイリアム・ホールデンも、
ハンフリー・ボガートも素晴らしい。
それに、珠玉の脚本ときている。
いつの時代にも通用するロマンティックなコメディだ!
衣装デザイン賞を獲っている
衣装は、ゴージャスきわまりない! 
大好きな映画だ!! 
特に、お勧めしたい。 


オトーサン、
「手放しの賛辞だなあ!」
通常、IMDBのコメントのなかから、
ベタボメのものは、訳さないようにしていますが、
今回だけは、例外としましょう。
「見るべし!」
過酷な戦争の現実を忘れるためにも、見るべきです。
「けしからん?ダメ?」
でも、たったの2時間、お許しください。

ヘップバーンについての詳しい情報は、
下記のサイトをどうぞ。
http://www.paoon.com/star/506.html


インデペンデンス・デイ

オトーサン、
「この映画、見たような気がするなあ」
店頭で見かける度に、そう思っていました。
これまで見た映画の索引をコピーしたので、
店頭で、チェックしてみました。
「見ていない、変だなあ、そうかなあ」

原題;The Independence Day (1996)     
監督:Roland Emmerich
脚本:Dean Devlin / Roland Emmerich
Genre: Action / SF
Rated PG-13 for SF destruction and violence.
上映時間:153分(special edition) 
あらすじ:
究極の遭遇である。
ミステリアスで、パワフルなエイリアンが、
人類を征服しようと地球に侵略してくる。
無数の宇宙船が地球の空に出現し、
息を呑む眺めである。 
だが、驚異は、恐怖に変わる。
宇宙船からのファイアー・ビームが
地球上のあらゆる都市に発射されるのだ。
いまや、地球の運命は、
賢明な指導者の手腕にかかっている。
かれらが人類を滅ぼす前に、侵略に対し、
乾坤一擲の大打撃を与えねばならない。

出演者:
Bill Pullman ....  President Thomas J. Whitmore 
                    (ホィットモア大統領)
Mary McDonnell ....  First Lady Marilyn Whitmore 
          (大統領夫人)
Will Smith ....  Captain Steven 'Steve' Hiller 
         (スティーブン・ヒラー大尉)
Jeff Goldblum ....  David Levinson (デイビット)

オトーサン、
「ビル・プルマン、なかなかいいなあ」
役不足かと思っていましたが、
ヒューマンな大統領を演じ切っていました。
核兵器使用に固執する国防長官をクビにするのも、
単身、F18戦闘機に乗って出撃するのも、
大いに気に入りました。
「ブッシュ大統領も、こうでなくては」

BILL PULLMAN ビル・プルマン 
誕生日 1953/12/17 
出身 米ニューヨーク州ホーネル 
マサチューセッツ大学で演出を専攻し
博士号を取得。
その後、モンタナ州立大学で舞台を製作したり
教鞭を執りながら二年の間、演劇部門を率いた。
映画デビューは86年「殺したい女」。 
活躍度 ○↑ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1986年「殺したい女」
1987年「スペースボール」
1988年「偶然の旅行者」「ゾンビ伝説」
     「ジブラルタル号の出帆」
1989年「チキンハート・ブルース」
1990年「マージョリーの告白」
     「ブライト・エンジェル/旅立ちの予感」
1991年「ピンク・ノベンバーを追え!?」
1992年「シングルズ」「ニュージーズ」
     「プリティリーグ」
     「愛を奏でて」
1993年「ノンストップ・クレイジー
      /大迷惑な人々」
     「めぐり逢えたら」
     「ジャック・スマースビー」
     「心のままに」「冷たい月を抱く女」
     「甘い毒」
1994年「秘密のお願い」「ワイアット・アープ」
1995年「あなたが寝てる間に」「キャスパー」◇
     「犯罪指令」
1996年「インデペンデンス・デイ」◇
     「ミスター・クレイジー」
1997年「ロスト・ハイウェイ」
     「エンド・オブ・バイオレンス」
     「ミストライアル」
1998年「シン・レッド・ライン」△
     「ゼロ・エフェクト」◇
1999年「ブロークダウン・パレス」◇
     「U.M.A./レイク・プラシッド」◇
     「スパイゲーム」◇
     「バッド・スパイラル 運命の罠」
2000年「タイタンA.E.」(声)
     「ラッキー・ナンバー」◆ 

MARY McDONNELL メアリー・マクドネル 
誕生日 1952/4/28 
出身 米ペンシルバニア州ウィルクスバリー 
84年「ガルボ・トーク/夢の続きは夢…」で
映画デビュー。
アカデミー賞には
90年「ダンス・ウィズ・ウルブズ」で助演女優賞、
92年「パッション・フィッシュ」で主演女優賞に
ノミネートされる。 
活躍度 △→ 
演技幅 適応 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1984年「ガルボ・トーク/夢の続きは夢…」
1987年「メイト・ワン1920
      /アメリカ暗黒の決闘史」
1988年「故郷への遠い道」
1990年「ダンス・ウィズ・ウルブズ」
1991年「わが街」
1992年「スニーカーズ」
     「パッション・フィッシュ」◇
1994年「ハード・チェック」
1996年「インデペンデンス・デイ」◆
2001年「ドニー・ダーコ」 

その他の出演者:
Mae Whitman ....First Daughter Patricia Whitmore
Judd Hirsch ....  Julius Levinson 
Vivica A. Fox ....  Jasmine Dubrow Hiller 
Ross Bagley (I) ....  Dylan Dubrow 
Margaret Colin ....  Constance 'Connie' Spano 
Robert Loggia ....  General William M Grey, USMC 
James Rebhorn ....  Secretary of Defence 
          Albert Nimziki 
Randy Quaid ....  Russell Casse 
James Duval ....  Miguel Casse 
Lisa Jakub ....  Alicia Casse 
Giuseppe Andrews ....  Troy Casse 

User Rating:  6.0/10 (43,121 votes)  
オトーサン、
「スコアは、こんなものかも。
それにしても、大勢が見ているなあ」
クリントン大統領が推奨したこともあって、
大ヒットしたそうです。
実写、模型、CGを縦横に駆使した
地球を覆いつくす巨大円盤や
宇宙での無数の航空機の戦闘シーンが、
まことに見事でした。

アカデミー賞:特殊視覚効果賞
同ノミネート:音響賞

User Comments:
NAHNCEEさん 
LA, CA, USA
2003年1月26日
サダム・フセイン、見るべし。

この映画は、9.11の5年前に出来た。 
2003年に再び見ると、なかなか面白い。
ここには、色彩豊かに、また大音響で、
アメリカ人特有の「何とかなるさ」という
楽観的な態度が示されている。
サダムとその配下にあるテロリストたちは、
これを見て、アメリカの技術のすごさを知るべきだ。
斧や槍やラクダで、脅かしたってダメだ。
われわれは、環境に気遣い、互いに敬愛しあい、
世界のひとびとを助け、保護しようとしている。
それも何の代償もなしにだ。


オトーサン、
「まいったなあ」
このアメリカ人は、
正直といえば、正直。
お人よしといえば、お人よし。
馬鹿といえば、馬鹿。
「そうなんだよなあ。
ブッシュに投票するひとって、こんな感じなんだ」
西部劇に出てくる保安官のつもりなのでしょう。
世の中を善悪で単純に色分けして 
自分が世界国家の警官であると宣言。
「...世の中、もっと複雑だと思うけれどなぁ」
フランスの詩人、ボードレールの詩に
「我は、刃にして傷」というのが、あります。
ヴェトナム戦争を忘れた世代は、
いまや、こわいものなし。
そんな世代が世界の指導者になっているのは、
人類にとって、まことに不幸なことです。

なお、
この映画の気味悪さについては、
下記のサイトも指摘しています。

http://homepage2.nifty.com/TakeshiHori/independ.html


バットマン・フォーエヴァー

オトーサン、
「何だ。ティム・バートンじゃない」
監督は、ジョエル・シュマッカーに交代しています。
バットマンも交代。
「これじゃぁ、あまり期待できないかも」

原題:Batman Forever (1995)     
監督:Joel Schumacher
キャラクター:Bob Kane 
脚本:Lee Batchlerほか
Genre: Crime /Fantasy /Action /Family 
/Adventure /Thrillerほか 
Rated PG-13 for strong stylized action
上映時間:122分
あらすじ:
第3作は、第2作を引き継いでいる。
バットマンと対決するのは、
2人の悪漢、2フェースとリドラー。
2フェースは、自分の顔半分が硫酸で傷ついたのは、
バットマンのせいだと非難し、殺そうとしている。
リドラーは、ウェイン社で働く発明家で、不満分子。
ウェイン社長の成功と洗練された物腰をねたみ、
発明した機械を用いて、社長やバットマンよりも
自分が優れていることを示そうとする。
このコンビに加えて、登場するのが、
セクシーな異常心理者チェース博士である。
彼女は、犯罪者を研究するだけでなく、 
バットマンにも興味を抱いている。
ディック・グレイソンも味方に加わる。
ゴッサム・シティーは、依然として暗く、
何かが起こりそうな場所である。
バットマンは、
夢のなかで、両親の死を追体験しながら、
自分の心理状態を把握しはじめていた。

出演者:  
Val Kilmer ....  Batman (バットマン) 
Tommy Lee Jones ....  Two-Face (2フェース) 
Jim Carrey ....  The Riddler (リドラー) 
Nicole Kidman ....  Dr. Chase Meridian
            (チェース博士)

オトーサン、
「冴えないなあ」
2002年のアカデミー賞で、
主演女優賞をとったというのに、
美人女優、ニコール・キッドマン、
この映画では、ただのお飾りでした。

その代わり、悪漢2人が大活躍。
トミー・リー・ジョーンズは、
顔面の右側がただれているので、
2フェースというわけですが、
俊敏な動きを見せてくれます。

ジム・キャリーが、出演しています。
その怪演技で、他の役者の影が薄くなりました。
オトーサン、
「起用法を考えないと。
ひとり芝居しかできないひとだから」
では、この2人の経歴を見ましょう。

TOMMY LEE JONES トミー・リー・ジョーンズ 
誕生日 1946/9/15 
出身 米テキサス州サンサバ 
油田に務める父と婦人警官の母との間に生まれる。
ダラスの予備校を卒業後、しばらく油田で働き、
ハーバート大学に入学。
優秀な成績で英文学の学位を取り、
フットボールの選手として活躍。
全米チームの一員に選ばれたこともあった。
俳優になる決心をしてニューヨークに移り、
数年間、オフ・ブロードウェイの芝居で演技を磨き、
「A PATRIOT FOR ME」でブロードウェイ・デビュー。
70年「ある愛の詩」で映画デビュー。
93年「逃亡者」で
アカデミー助演男優賞を受賞した。 
活躍度 ◎→ 
演技幅 個性 
演技力     ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ   ☆☆☆★★★ 
出演作 
1970年「ある愛の詩」
1976年「ジャクソン・ジェイル」
1977年「ベッツィー」「ローリング・サンダー」
1978年「アイズ」
1980年「歌え!ロレッタ・愛のために」
1983年「キャプテン・ブーリーの大冒険」
1986年「ブラック・ライダー」
1987年「ビッグタウン」
1988年「ストーミー・マンディ」
1989年「ザ・パッケージ 暴かれた陰謀」
1990年「アパッチ」
1991年「JFK」
1992年「沈黙の戦艦」
          「ハウス・オブ・カート 心の扉」
1993年「逃亡者」アカデミー助演男優賞
     「天と地」
1994年「依頼人」
          「ナチュラル・ボーン・キラーズ」
     「ブルー・スカイ」
          「ブローン・アウェイ 復讐の序曲」
     「ワイルド・メン」(TM)
1995年「タイ・カップ」
          「バットマン・フォーエヴァー」
1997年「ボルケーノ」「メン・イン・ブラック」
1998年「追跡者」
          「スモールソルジャーズ」(声)
1999年「ダブル・ジョパディー」
2000年「英雄の条件」「スペース・カウボーイ」
2002年「メン・イン・ブラック2」「ハンテッド」
JIM CARREY ジム・キャリー 
誕生日 1962/1/17  
出身 カナダ・オンタリオ州 
15歳にして学校生活をやめ、トロントに出る。
4年間に渡ってカナダ各地のコメディ・クラブを
回って、人気を得た後、ロサンゼルスに移住。
サンセット・ストリップにある
ミッツィ・ショアーズ・コメディ・ストアに
腰を落ち着けた。
NBCのコメディ・シリーズ「THE DUCK FACTORY」で
レギュラー。
映画は95年「ジム・キャリーは
Mr.ダマー」が3億5千万ドルの興業収益を
上げるヒットで一躍スターに。 
活躍度 ◎↑ 
演技幅 個性 
演技力     ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ   ☆☆☆☆☆★ 
出演作 
1984年「マネーハンティングUSA
            /500万ドルを追いかけろ」
1985年「ワンス・ビトゥン
            /恋のチューチューバンパイア」
1986年「ペギー・スーの結婚」
1988年「ダーティー・ハリー5」
1989年「ピンク・キャデラック」
          「ボクの彼女は地球人」
1990年「ハイ・ストラング」
1994年「ジム・キャリーはMr.ダマー」◇
          「エース・ベンチュラ」◇「マスク」◇
1995年「バットマン・フォーエヴァー」◆
     「ジム・キャリーのエースにおまかせ!」
            ◇
1996年「ケーブルガイ」◇
1997年「ライアー・ライアー」◇
1998年「トゥルーマン・ショー」◇
1999年「マン・オン・ザ・ムーン」◇
          「グリンチ」◇
2000年「ふたりの男とひとりの女」◇
2001年「マジェスティック」◇

その他の出演者:
Chris O'Donnell ....  Robin (Dick Grayson) 
Michael Gough ....  Alfred Pennyworth 
Pat Hingle ....  Commissioner Gordon 
Drew Barrymore ....  Sugar 
Debi Mazar ....  Spice 
Elizabeth Sanders ....  Gossip Gerty 
Rene Auberjonois ....  Dr. Burton 
Joe Grifasi ....  Bank Guard 
Philip Moon ....  Newscaster 
Jessica Tuck ....  Female Newscaster 
Dennis Paladino ....  Crime Boss Moroni 

User Rating:  5.3/10 (15,172 votes)  
オトーサン、
「なぜ、悪いスコアなんだろう?
3部門でノミネートされているのに」

アカデミー賞ノミネート:
撮影賞、音響賞、音響効果編集賞

User Comments:
Aaron1375 さん
Alabama
2002年12月15日
いい。だが、ジム・キャリーとジョーンズだけ。

この2人の悪漢だけは見る価値がある。
2人には、8点をあげたいが、
映画全体となると、7点がぜいぜいだ。
多くの問題点があるが、
キャリーとジョーンズのおかげで、
まあまあの映画になっている。
不幸にも、問題点の1つは、 
編集が下手だということである。
ちがうバージョンが採用されたら、
もっと面白くなっていたに違いない。
物語は、波乱万丈だが、編集のせいで、
つまらなくなっている。
キッドマンの演じる役は、この映画には不要である。
多くのキッドマンが出ている映画を見てきたが、 
この映画の彼女はよくない。
全体的にみて、いくつかのいいシーンがあるものの、
編集次第でもっとよくなったはずだ。

オトーサン、
「そうか、編集のせいか」
これまで、映画づくりにおける
編集の大事さについて触れてきませんでしたが、
編集は、後作業で地味ですが、重要です。
アカデミー賞に編集賞があることでも、
お分かりいただけるでしょう。
この第3作のように、
登場人物を増やした場合、誰の出番を増やすかが
編集段階で重要になってきます。
また、ストーリーがこみいっている場合、
見せ場という枝葉に、こだわりすぎると、
ストーリーの全体の流れが見えなくなってきます。

本当は、編集段階で腰を据えて
手直しに励めばいいはずなのですが、
撮影で力を使い果たしていると、
それができなくなります。
勿論、時間の制約も大きな要因です。
公開日をセットしてあると、
手直しする時間もないことになります。
「惜しいなあ」
この映画、アカデミー賞に
撮影賞、音響賞、音響効果編集賞と3つも
ノミネートされているのに、
作品賞にも、主演男優賞や助演男優賞にノミネート
されなかったのは、やはり編集のせいでしょう。


バットマン・リターンズ

オトーサン、
「おお、バットマン・シリーズがある!」
2年前に見た第1作「バットマン 342」の
面白かったことを鮮明に覚えています。
監督は、ティム・バートンで、
名優ジャック・ニコルソンの主演でした
今日は、第2作、第3作と続けて見ましょう。
「一番面白いのは、どれかなあ?」

原題:Batman Returns (1992)     
監督:Tim Burton
キャラクター:Bob Kane
原作:Daniel Waters (I) ほか
Genre: Crime/ Drama/ Fantasy/ Mystery
   / Thriller/ Action 
Country: USA / UK 
Language: English 
上映時間:126分
あらすじ:
この第2作で、
誇大妄想の実業家マックス・シュレックは、
ゴッサム市を乗っとろうとする。
市長候補に押し立てたのは、ペンギン。 
ペンギンは、奇形で生まれたために、
有名人の両親に遺棄されて、荒れ狂っている。
事態は、セレーナの登場で混迷の度を深める。
元秘書で、猫女に変身した悪女である。
その背景には、複雑な動機がある。

出演者::  
Michael Keaton ....  Batman (バットマン)
Danny DeVito ....  The Penguin (ペンギン)
Michelle Pfeiffer ....The Catwoman (猫女)
Christopher Walken ....Max Shreck (マックス)
オトーサン、
子供の頃を思い出します。
「おお、黄金バットの登場だ」
バットマンを演じているのは、マイケル・キートン。
第1作に引き続いての活躍です。
早速、経歴を見ましょう。
怪演ぶりを発揮したペンギンの
ダニー・デビート、いいですねえ。
そして、バットマンに対して、
「マタタビみたいに引き付けるの」なーんて、
気味の悪い愛の告白をする猫女を演じた
美人女優ミシェル・ファイファーの経歴も見ましょう。

MICHAEL KEATON マイケル・キートン 
誕生日 1951/9/9  
出身 米ペンシルバニア州コラオポリス 
活躍度 ○→ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1982年「ラブINニューヨーク」
1983年「ミスター・マム」
1984年「暗黒街の人気者
      /マシンガン・ジョニー」
1986年「ガンホー」
     「マンハッタン・ミステリー」
     「シカゴ・ラプソディ」
1988年「偽りのヘブン」「ビートルジュース」
1989年「ドリームチーム」「バットマン」◇
1990年「パシフィック・ハイツ」◇
1991年「ニューヨーク・ジャスティス
      /許された犯罪」
1992年「バットマン・リターンズ」◇
1993年「から騒ぎ」「マイ・ライフ」◇
1994年「ザ・ペーパー」
     「眠れない夜はあなたと」
1996年「クローンズ」◇
1997年「ジャッキー・ブラウン」◇
     「絶体×絶命」◇
1998年「ジャック・フロスト」◇
     「アウト・オブ・サイト」▲

DANNY DeVITO ダニー・デビート 
誕生日 1944/11/17  
出身 米ニュージャージー州アズバリー・パーク 
ニューヨークのアメリカン・アカデミー・オブ・
ドラマチック・アーツで演劇を学び、
60年代にユージーン・オニール財団で
仕事をしている時、マイケル・ダグラスと出会う。
マイケル・ダグラス製作の
75年「カッコーの巣の上で」で舞台で演じたのと
同じマーティニ役を演じる。
テレビ・シリーズでは
78年の「Taxi」で人気を得た。
映画監督としては「鬼ママを殺せ!」で主演も兼ね、
デビュー。妻は女優リー・パールマン。 
活躍度 ○→ 
演技幅 自在 
演技力     ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ   ☆☆☆☆☆★ 
出演作 
1969年「くちづけ」
1975年「カッコーの巣の上で」
1976年「カー・ウォッシュ」
1977年「爆笑!世紀のスター誕生」
1978年「ゴーイング・サウス」
1983年「愛と追憶の日々
1984年「ロマンシングストーン 秘宝の谷」
     「マシンガン・ジョニー」
1985年「ナイルの宝石」
1986年「マッド・オフィス」「殺したい女」
1987年「鬼ママを殺せ」(V)
     「テインメン 
            事の起こりはキャデラック」
1988年「ツインズ」
1989年「ローズ家の戦争」
1991年「アザー・ピープルズ・マネー」
1992年「バットマン・リターンズ」「ホッファ」
1993年「ラスト・アクション・ヒーロー」(声)
     「ジャック・ザ・ベア みんな愛してる」
     「ベイピートーク3 
            ワンダフルファミリー」
1994年「ジュニア」「勇気あるもの」
1995年「ゲット・ショーティ」
1996年「マーズ・アタック!」「マチルダ」
     「スペース・ジャム」(声)
1997年「ヘラクレス」(声)
          「L.A.コンフィデンシャル」
     「レインメーカー」
1998年「アウト・オブ・サイト」
          「THE KISS」
1999年「マン・オン・ザ・ムーン」◆
          「ヴァージン・スーサイズ」◆
     「ビッグ・チャンス」
2000年「60セカンズ」◆
          「MONA 彼女が殺された理由」
     「スクリュード ドジドジ大作戦」
2001年「ザ・プロフェッショナル」◇
          「ビッグ・マネー」
2002年「オースティン・パワーズ 
            ゴールドメンバー」 

MICHELLE PFEIFFER ミシェル・ファイファー 
誕生日 1958/4/28  
出身 米カリフォルニア州サンタアナ 
ファウンテン・バレー高校で演技を学び、
卒業後ロスへ。
映画デビューは80年「THE HOLLYWOOD KNIGHTS」。
82年「グリース2」の主役で注目される。
88年「危険な関係」でアカデミー助演女優賞に
ノミネート。
89年「恋の行方 ファビュラス・ベイカー・
ボーイズ」、92年「ラブ・フィールド」で
同賞主演女優賞にノミネートされた。
「ラブ・フィールド」ではベルリン映画祭主演女優賞
に選ばれている。 
活躍度 ◎→ 
演技幅 自在 
演技力     ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ   ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1980年「THE HOLLYWOOD KNIGHTS」
          「マンハッタン・ラプソディー」
1981年「オリエンタル探偵殺人事件」
1982年「グリース2」◇
1983年「スカーフェイス」◆
1985年「眠れぬ夜のために」「レディホーク」
1986年「くたばれ!ハリウッド」
1987年「イーストウィックの魔女たち」
          「アメリカン・パロディ・シアター」
1988年「愛されちゃってマフィア」
          「テキーラ・サンライズ」
     「危険な関係」◆
1989年「恋のゆくえ
           /ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」◇
1990年「黒い果実」「ロシア・ハウス」
1991年「恋のためらい/フランキー&ジョニー」
1992年「バットマン・リターンズ」◇
          「ラブ・フィールド」◇
1993年「エイジ・オブ・イノセンス
            /汚れなき情事」
1994年「ウルフ」◇
1995年「デンジャラス・マインド
            /卒業の日まで」
1996年「逢いたくて」「アンカー・ウーマン」
1997年「シークレット/嵐の夜に」
          「素晴らしき日」
1998年「プリンス・オブ・エジプト」(声)
1999年「ディープエンド・オブ・オーシャン」◇
          「真夏の夜の夢」
     「ストーリー・オブ・ラブ」◇
2000年「ホワット・ライズ・ビニース」◇
2001年「アイ・アム・サム」◇
2002年「ホワイト・オランダー」

その他の出演者: 
Michael Gough ....  Alfred Pennyworth 
Michael Murphy (I) ....  Mayor 
Cristi Conaway ....  Ice Princess 
Andrew Bryniarski ....  Chip Shreck 
Pat Hingle ....  Commissioner Gordon 
Vincent Schiavelli ....  Organ Grinder 
Steve Witting.... Josh, Shreck Image Consultant 
Jan Hooks ....  Jen, Shreck Image Consultant 
John Strong (II) ....  Sword Swallower 
Rick Zumwalt ....  Tattooed Strongman 
Anna Katerina ....  Poodle Lady  

User Rating:  6.4/10 (14,095 votes)  
オトーサン、
「おお、高いスコアだ」
見どころは、ペンギン大軍団の動き、
そしてペンギンや猫女のメイクアップです。

アカデミー賞ノミネート:
特殊視覚効果賞、メイクアップ賞

User Comments
eil-2さん 
Lockerbie, Scotland
2002年12月3日
第1作よりもいいかも?

「バットマン」と「バットマン・リターンズ」、
どちらがいいか、決めるのは難しい。
両者とも、アクション映画として上質だからだ。
この映画には、真の悪漢はいない。
ダニー・デビート演じるペンギンは、
カリスマ的でなく、ジョーカーよりも共感できる。
そして、この映画、何と言っても
スーパーヒーローの面白さを再確認させてくれる。
好意的に言えば、「バットマン・リターンズ」は、
第1作よりも、エキサイティングである。
マイケル・キートン、ミシェル・ファイファー、
そして、何かの間違いではないかと思うが、
悪徳実業家、ウォーケンの演技がすばらしい。
ダニー・エルフマンは、素敵な音楽を披露しており、
クリスマス・ソングが効果をあげている。
ちょっと脚本がおそまつだが、
会話は、概して面白く出来ている。
結末は、先に述べたように、馬鹿げている。
だが、これは、面白い映画だ。
おそらく第1作よりも優れている、
明らかに、ジョエル・シュマッカー監督による
わけのわからぬ第3作よりもマシだ。
10点満点で8点。


オトーサン、
イラク戦争が激化して、
バクダッドが火の海になるなかで、
こうしたお馬鹿映画を見ていると、
後ろめたい気になさらざるを得ません。
でも、才人、ティム・バートン監督、
ただのお馬鹿映画を作っているわけではありません。
独特の色調、凝りに凝った特殊撮影だけでなく、
戦闘シーンのせりふひとつとっても、
気合いが入っているのです。
猫女が、ロケット砲を背負ったペンギン軍団に
こう呼びかけています。
「殺さないで!
警察に引き渡しましょう。
みんなそろって、お家に帰りましょう」

オトーサン、
昔、学生時代、
安保闘争の頃、みんなで叫んだ
「ヤンキー・ゴー・ホーム!」という言葉を
久しぶりに思い出しました。
「大義なき戦争なんかやめて
みんなでオウチに帰ろうよ。
ブッシュさんも、テキサスのオウチに帰って、
家族水入らずで、のんびりしたら?
ギスギスした心が、癒されるよ」


ガントレット

オトーサン、
「おお、1500円で売っている!
イーストウッドなら間違いないだろう」
給料日で、気が大きくなっていたせいでしょうか、
ワーナー・ブラザースのDVDを衝動買いしました。

原題:Gauntlet, The (1977)     
監督:Clint Eastwood
脚本:Michael Butler (II) / Dennis Shryack 
Genre: Action 
上映時間:109分
あらすじ:
ベン・ショックレイ刑事は、
マレーという名の重要証人の
ベガスからフェニックスへの護送を命じられる。
マレーは、ギャングとも関係する気の強い売春婦。
警察上層部の情報をつかんでいるようである。
ショックレー刑事の上層部による
賭博容疑の疑念は、次第に深まっていく。
その矢先、護送車は爆破され、
マーレーの家も、粉々に破壊される。
二人は、信じていたものに裏切られる。
自らの内なる力を信じなければ、
生き残ることはできない。
二人は、武装バスを仕立て、フェニックスに向かう。
だが、重火器で武装した数百人もの警官隊の
集中砲火を浴びるのだった。

出演者:
Clint Eastwood....Ben Shockley(ベン)
Sondra Locke ....  Gus Mally(マレー) 
オトーサン、
「おなじみの映画だなあ」
イーストウッドの、
イーストウッドによる
イーストウッドのための映画です。
相手役の女優は、ソンドラ・ロック。 
サンドラ・バラックと間違えそうです。
では、2人の経歴を見ておきましょう。

CLINT EASTWOOD クリント・イーストウッド 
誕生日 1930/5/31
出身 米サンフランシスコ 
活躍度 ○→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆☆☆★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1955年「半魚人の逆襲」「タランチュラの襲撃」
1956年「全艦発進せよ」「底抜け西部へ行く」
     「最初の女セールスマン」
1957年「二人の可愛い逃亡者」
1958年「壮烈!外人部隊」
1964年「荒野の用心棒」
1965年「夕陽のガンマン」
1966年「続・夕陽のガンマン」
1967年「華やかな魔女たち」
1968年「奴らを高く吊せ!」
     「マンハッタン無宿」
1969年「荒鷲の要塞」「ペンチャーワゴン」
1970年「真昼の決闘」「戦略大作戦」
1971年「白い肌の異常な夜」「恐怖のメロディ」
     「ダーティハリー」
1972年「シノーラ」
1973年「荒野のストレンジャー」「愛のそよ風」
     「ダーティハリー2」
1974年「サンダーボルト」
1975年「アイガー・サンクション」
1976年「アウトロー」「ダーティハリー3」
1977年「ガントレット」
1978年「ダーティーファイター」
1979年「アルカトラズからの脱出」
1980年「ダーティファイター燃えよ鉄拳」
     「ブロンコ・ビリー」
1982年「ファイヤーフォックス」
     「センチメンタル・アドベンチャー」
1983年「ダーティハリー4」
1984年「タイトロープ」「シティヒート」
1985年「ペイルライダー」
1986年「ハートブレイク・リッジ/勝利の戦場」
1988年「ダーティハリー5」
1989年「ピンク・キャデラック」
1990年「ホワイトハンター/ブラックハート」
     「ルーキー」
     「許されざる者」
1993年「ザ・シークレット・サービス」
     「パーフェクト・ワールド」
1995年「マディソン郡の橋」
1997年「目撃」
1999年「トゥルー・クライム」
2000年「スペース・カウボーイ」
2002年「ブラッド・ワーク」 


SONDRA LOCKE ソンドラ・ロック 
誕生日 1947/5/28 
出身 米テネシー州ジェルビービル 
活躍度 △↓ 
演技幅 個性 
演技力     ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ   ☆☆☆★★★ 
出演作 
1968年「愛すれど心さびしく」
1970年「濡れた欲望」
1971年「ウィラード」
1973年「恐怖の影」
1974年「THE SECOND」
1976年「アウトロー」
1977年「メイクアップ」「ガントレット」
          「チカラ」
1978年「WISHDONE CUTTER」
          「ダーティファイター」
1980年「ブロンコビリー」
          「ダーティファイター/燃えよ鉄拳」
1983年「ダーティハリー4」
1986年「ラットボーイ」
1999年「プロフェッツ・ゲーム/殺人予告」 

その他の出演者:
Pat Hingle ....  Josephson 
William Prince ....  Blakelock 
Bill McKinney ....  Constable 
Michael Cavanaugh (I) ....  Feyderspiel 
Carole Cook ....  Waitress 
Mara Corday ....  Jail Matron 
Doug McGrath (I) ....  Bookie 
Jeff Morris (I) ....  Desk Sergeant 
Samantha Doane ....  Biker 
Roy Jenson (I) ....  Biker 
Dan Vadis ....  Biker 
Carver Barnes ....  Bus Driver 
Robert Barrett (II) ....  Paramedic 

User Rating:  6.0/10 (1,247 votes)  
オトーサン、
「こんなものかなあ。
もう少し高いスコアでもよかったのに」
77年のアカデミー賞をチェックしましたが、
やはり無関係でした。

User Comments:
Tim-130さん
Kunkletown, Pa
2000年2月24日
A級俳優によるB級映画

私は、この映画が好きだ。
数十回見てきて、最近分かったことは、
これは、娯楽映画としては第一級だが、
所詮は、ヒマつぶし映画だということである。
...そう、1977年のことだが、
最初に劇場で見たとき、
私と友人たちは、4回も立て続けに見たのだった。
(当地の映画館は、1回分の料金で何度も見られた)
この映画に出てくる寸言は、私の語彙になっている。
イーストウッドの最高の作品ではないにせよ
最悪の作品というわけでもない。
かつての親友3人とは音信不通である。
だが、この映画を見るたびに、
私は、若い頃に戻れるのだ... 


オトーサン、
「分かるなあ、このひとの気持ち」
忘れえぬ映画といえば、
大学入試が終わったあと、開放感からみた
ミュージカル映画「オクラホマ」でした。
その主題歌は、いまもゴキゲンなときに、
つい口ずさんでしまいます。

"Oh what a beautiful morning!
 Oh What a beautiful day!
 I got a beautiful feeling...
 Everything going my way."

ブッシュさん、
開戦初期こそ、笑顔が見えました。
この歌詞のようにすべて思い通りでした。
戦争が長引き、自国の兵士の死者が増えるにつれて、
マスコミのガントレット(集中砲火)を浴び、
次第に渋面が目立つようになりました。
いわば、四面楚歌、八方ふさがり。
「ハイテク兵器がありますから、
米軍には死傷者など出ません」
そうたきつけられて、戦争に踏み切ったのでしょう。
でも、民衆は、ナイフや斧のひとつもあれば、
武装した兵士を殺せるのです。
また、解放戦争どころか、
イラクへの侵略戦争であることも、
次第に、はっきりとしてきました。
侵略戦争とは、息子を異国の地で殺されること。
そういう非情な現実が浮かびあがってきたのです。


西部開拓史

オトーサン、
「ブッシュさんが好きそうな西部劇だ」
これ1本で、大体、西部開拓史が分かるのです。
先人たちの努力を称える、いわば大本営発表です。

原題:How the West Was Won (1962)     
監督:John Ford (The Civil War)  
      Henry Hathaway(The Rivers/The Plains/
      The Outlaws)  
      George Marshall (I) (The Railroad)  
      Richard Thorpe (I) (transitional historical                           sequences)  
オトーサン、
「おお、監督が5人もいる!」
オムニバス形式の映画なのです。

脚本:James R. Webb ほか
Genre: War / Western 
上映時間:162分
あらすじ:
ある一家のアメリカ西部開拓史。
18世紀のはじめ、ゼブロン・プレスコットは、
一家を引きつれ、ニューヨークから西部を目指した。
彼の子供たち、そして孫たちが
戦争や争いなど幾多の困難を乗り越えて、
ようやく西海岸に住みつく。

出演者;
Carroll Baker ....  Eve Prescott (イーヴ)
Gregory Peck ....  Cleve Van Valen (クリーブ)
Debbie Reynolds ....  Lillith Prescott (リリス)
オトーサン、
「まさに、オールスターキャストだ」
ヘンリー・フォンダ、グレゴリー・ペック、
ジョン・ウェインなど、スーパースター総出演です。
経歴だらけというのも困るので、
ここでは、往年の大女優キャロル・ベイカーの
経歴だけをみることにしましょう。
このひと、南北戦争で夫のライナスが戦死し、
気落ちして、すぐ後を追った悲劇の女性です。

CARROLL BAKER キャロル・ベイカー 
誕生日 1931/5/28  
出身 米ペンシルバニア州ジョンストン 
活躍度 △→ 
演技幅 自在 
演技力     ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ   ☆☆☆★★★ 
出演作 
1953年「EASY TO LOVE」
1955年「ジャイアンツ」
1956年「ベビードール」
1958年「大いなる西部」
1959年「僕は御免だ」「奇跡」
1961年「太陽に架ける橋」
1962年「サムシング・ワイルド」「西部開拓史」
1963年「白昼の情事」
1964年「大いなる野望」「シャイアン」
1965年「シルビア」「偉大な生涯の物語」
          「ジャングル・モーゼ」
     「ハーロー」
1967年「ダイヤモンド・ジャック」
1968年「L'HAREM」「デボラの甘い肉体」
          「狂った蜜蜂」
1969年「殺意の海」
1970年「COSI DOLCE・・・COSI PERVERSA」
1971年「IN FONDO ALLA PISCINA」
          「CAPTAIN APACHE」
1972年「IL DIAVOLO A SETTE FACCE」
     「IL COLTELLO DI GHIACCIO」
1973年「THE MADNESS OF LOVE」
     「BABA YAGA」
     「IL FIORE DAI PETALI D'ACCIAIO」
1974年「IL CORPO」
1975年「狂気の楽園」
     「ジェームズ・ディーンのすべて
            /青春よ永遠に」
     「課外授業」
1976年「THE FLOWER WITH THE DEADLY STING」
     「DOMANI SAREMO RICCHI」「ああ新婚」
     「ZERSCHOSSENE TRAUME」
     「LAMOGLIE DIMIO PADRE」
1977年「アンディ・ウォーホルのBAD」
          「CYCLONE」
1979年「THE WORLD IS FULL OF MARRIED MEN」
1980年「呪われた森」
1983年「クレムリンの赤いバラ」「スター80」
1984年「THE SECRET DIARY OF SIGMUND FREUD」
1986年「NATIVE SON」
1987年「黄昏に燃えて」
1990年「キンダガートン・コップ」
          「ナイト・エンジェル」
1991年「ブロンド・フィスト」
1998年「ゲーム」 

その他の出演者:
Henry Fonda ....  Jethro Stuart
Lee J. Cobb ....  Marshal Lou Ramsey 
Carolyn Jones (I) ....  Julie Rawlings 
Karl Malden ....  Zebulon Prescott 
George Peppard ....  Zeb Rawlings 
Robert Preston (I) ....  Roger Morgan 
James Stewart ....  Linus Rawlings 
Eli Wallach ....  Charlie Gant 
Richard Widmark ....  Mike King 
Brigid Bazlen ....  Dora Hawkins 
Walter Brennan ....  Col. Jeb Hawkins 
David Brian ....  Lilith's attorney 
Andy Devine (I) ....  Cpl. Peterson 
Raymond Massey (I) ....  Abraham Lincoln 
Agnes Moorehead ....  Rebecca Prescott 
Harry Morgan ....  Gen. Ulysses S. Grant Morgan 
Thelma Ritter ....  Agatha Clegg 
Mickey Shaughnessy ....  Deputy Stover 
Russ Tamblyn ....  Confederate deserter 
John Wayne ....  Gen. William Tecumseh Sherman 
Spencer Tracy ....  Narrator (voice) 


User Rating:  6.9/10 (1,202 votes)  
オトーサン、
「あれっ、1962年のはずなのに」
アカデミー賞を受賞したのは、翌年でした。
「どうしてだろう?」

アカデミー賞3部門受賞
オリジナル脚本賞、音響賞、編集賞
ノミネート:5部門
作品賞、美術監督装置賞、撮影賞(カラー)、
オジリジナル作曲賞、衣装デザイン賞(カラー)

User Comments:
Steve Richmondさん
Brea, Ca. USA
1999年1月17日
西部へと向かった開拓者たちの
何世代もの興味溢れる叙事詩。

オリジナルは、シネラマ画面だったので、
DVDのレンタルでは、物足りないかも知れない。
それでも、数世代にわたる西部開拓者たちの人生の
傑出した叙事詩を存分に楽しむことができる。
映画史上、名高い俳優たちが
素晴らしい演技を見せてくれる。
Greg Peck, Carroll Baker, Henry Fonda, 
Robert Preston, Debbie Reynolds, James Stewart 
そして、John Wayneである。 
アルフレッド・ニューマンの歌も素晴らしい。
アカデミー賞を受賞した脚本もいい。
小さな画面で見ても、風景は息も呑むようである。
George Peppard は、最高の演技を披露している。
「西部開拓史」を見逃すな! 


オトーサン、
「これ1本で、西部開拓史が分かる」
初期の入植者たち、エリー運河の開通、
蒸気船の登場、カリフルニアでの金鉱発見、
南北戦争、大陸横断鉄道、インディアンの襲撃、
そして、西部の繁栄... 
まさに、社会科の教科書のようでした。
でも、そんななか、気になるセリフがありました。
「人命は、雑草より軽く、
殺人は、戦闘行為と見なされた」
その後、法と秩序の時代がやってくるのですが、
いままた、歴史は繰り返すようです。
「劣化ウラン弾まで使うようではなあ」


ラスト・オブ・モヒカン

オトーサン、
「今日は、西部劇の名作を見るぞ」
ほとんどが白人の視点で出来た映画ですが、
この映画は、インディアン側にたった名作です。
ブッシュさんも、西部劇フアンのようですが、
インディアンならぬ、イラク兵の待ち伏せ攻撃は、
予期しなかったようです。
「待ち伏せなんて、常識なのに...」

原題:Last of the Mohicans, The (1992)     
監督:Michael Mann
原作:James Fenimore Cooper 
脚本:John L. Balderston ほか
Genre: Western / War / Romance 
Country: USA 
Language: English / French 
上映時間:122分
あらすじ:
18世紀のアメリカ北部。
植民地の覇権を求めて英軍と仏軍が戦う。
移住者たちとインディアンたちは、
どちらかの側に立つことを強制される。
コーラとアリスの姉妹は、
父親に会いにいく長旅の途中に、
不運にも戦闘に巻き込まれる。
姉妹を救ったのは、ホークアイ、
最後のモヒカン族に拾われた孤児だった。

出演者;
Daniel Day-Lewis ....  Hawkeye/Nathaniel
           "Natty" Bumpo(ホークアイ)
Madeleine Stowe ....  Cora Munro (コーラ)
Wes Studi ....  Magua (マグワ)

オトーサン、
「かわいそうに...」
ダニエル・デイ・ルイス、
「ギャング・オブ・ニューヨーク」で好演したのに、 
アカデミー主演男優賞を獲れませんでした。
「あまり、パッしない女優さんだなあ」
相手役のマデリーン・ストウのことです。
でも、キラリと光るせりふを吐きました。
父親である英軍の指揮官に言うのです。
「そんな正義を振り回すなら、
負けたほうが国のためよ」
この2人の経歴を見ておきましょう。

DANIEL DAY-LEWIS ダニエル・デイ・ルイス 
誕生日 1957/4/29  
出身 英ロンドン 
ブリストル・オールド・ヴィグ養成所で学び、
70年代から80年代前半まで
ブリストル・オールド・ヴィグ・シアター・
カンパニーなどで舞台俳優として活躍。
89年「マイ・レフト・フット」で
作家クリスティ・ブラウン役で
アカデミー主演男優賞受賞。
「父の祈りを」でも、アカデミー主演男優賞に
ノミネートされる。 
活躍度 △→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1971年「日曜日は別れの時」
1982年「ガンジー」
1984年「バウンティ/愛と反乱の航海」
1985年「マイ・ビューティフル・ランドレット」
1986年「眺めのいい部屋」「風の中の恋人たち」
1988年「存在の耐えられない軽さ」
     「イングリッシュマンinニューヨーク」
1989年「マイ・レフトフット」
     「エバー・スマイル・ニュージャージー」
1992年「ラスト・オブ・モヒカン」
1993年「父の祈りを」
     「エイジ・オブ・イノセンス
      /汚れなき情事」
1996年「クルーシブル」
1997年「ボクサー」
2002年「ギャング・オブ・ニューヨーク」 


MADELEINE STOWE マデリーン・ストウ 
誕生日 1958/8/18 
出身 米カリフォルニア州イーグルロック 
コスタリカ人の母とアメリカ人の父の間に生まれる。
南カリフォルニア大学で映画とジャーナリズムを学び
ビバリーヒルズの劇場で実習生となる。
そこでリチャード・ドレイファスと出会ったのが
縁で87年「張り込み」で映画デビュー。
93年「ショート・カッツ」で
全米映画批評家協会賞助演女優賞受賞。 
活躍度 ○→ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1987年「張り込み」◆
1988年「トロピカル・スノウ」
1989年「3人の婚約者」
1990年「リベンジ」「黄昏のチャイナタウン」
1991年「クローゼット・ランド」
     「チャイナ・ムーン」
1992年「ラスト・オブ・モヒカン」◇
     「不法侵入」
1993年「ショート・カッツ」
     「張り込みプラス」◆
1994年「ブリンク/瞳が忘れない」◇
     「バッド・ガールズ」◇
1995年「12モンキーズ」◇
1999年「将軍の娘/エリザベス・キャンベル」◆
     「マイ・ハート,マイ・ラブ」◇
2001年「クローン」
     「ワンス・アンド・フォーエバー」 

その他の出演者:
Russell Means ....  Chingachgook 
Eric Schweig ....  Uncas 
Jodhi May ....  Alice Munro 
Steven Waddington ....  Maj. Duncan Heyward 
Maurice Roeves ....  Col. Edmund Munro 
Patrice Chereau ....  Gen Montcalm 
Edward Blatchford ....  Jack Winthrop 
Terry Kinney ....  John Cameron 
Tracey Ellis ....  Alexandra Cameron 
Justin M. Rice ....  James Cameron 
Dennis Banks ....  Ongewasgone 
Pete Postlethwaite ....  Capt. Beams 


User Rating:  7.4/10 (9,576 votes)  
オトーサン、
「高いスコアだ」
アカデミー賞は、音響賞だけでしたが、
戦争の残虐さ、すさまじさが、
大砲が着弾する地響きで感じとれました。
イラク戦の爆弾の地響きは、おそらく
こんなものではないでしょう。

User Comments:
cowboy7642 さん
Alexandria, VA
2003年3月18日
仏vsインディアン戦争物語の
素晴らしい美しい映画 

このアメリカ植民地時代の名画は、
カラフルで、アクション満載の暴力的な物語である。
ダニエル・デイ・ルイスと
マデリーン・ストウの恋は、
赤い軍服の英軍と敵対するイロコイ族との間の
残虐で流血の戦闘シーンの最中に芽生える。
マグワが属するイロコイ族は、
ヒューロン族への復讐心に染まっている。
英兵や移住民への大がかりな虐殺が行われた 
ウィリアム・ヘンリー砦での戦闘は、
歴史的事実に基づいている。
ダニエル・デイ・ルイズと
ラッセル・ミーンズが演じる Chingachgookは、
樹林地帯のもみの木のように無骨である。
かれらは、たまたまガイトになり、
ムンロ大佐の娘たちを安全な場所に導くことになる。
マデリーン・ストウが演じるコーラは、
心をうつヒロインである。
だが、最高の登場人物は、何といっても、
極悪人マグアを演じたウェズ・スタディだろう。


オトーサン、
せっかくの機会ですので、
イラクへの残虐な戦争を仕掛けた
アメリカの原罪について、触れておきましょう。
コロンブスのアメリカ大陸発見以来、
先住民族インディアンを虐殺し続けたのです。
西部劇は、虐殺を正当化するプロパガンダでした。
いわば、戦争賛歌だったのです。

そこで、クイズ:
虐殺した人数は、
どのくらいだったのでしょうか?
1000人
10000人
100000人
1000000人
10000000人

答えは、以下のサイトでお確かめください。
http://www.aritearu.com/Influence/Native/Native.htm


恋の手ほどき

オトーサン、
イラク戦早期終了の希望的観測が遠のいた
TVを食い入るように見ています。
「暗いニュースばかりだ」
1本だけなら、楽しい映画も許されるでしょう。

原題:Gigi (1958)     
監督:Vincente Minnelli /Charles Walters
原作:Colette /Alan Jay Lerner ほか
Genre: Comedy / Musical / Romance
上映時間:119分
あらすじ:
世紀の変わり目のパリ。
ガストンは、生まれながらの遊び人。
伯父のオノレを見習ったのかも。
この伯父ときたら、いい年をしているのに、
若い娘に目がなく、言い寄ってばかりいる。
ガストンは、そんな社交生活に退屈してきた。
... もう、女どもには飽きた。
彼が、唯一心安らぐ一時は、
伯父のかつてのガールフレンドである
マダム・アルバレスと雑談したり、
そのお転婆な孫娘ジジと遊び回るときだけである。
ジジは、有名な情婦であった祖母から
恋の手ほどきを受けている
それは、突然のことだった。
ガストンは、ジジの保護者だったが、
ある日、ジジを恋していることに気づいて、
落ち着かなくなる。
結婚してほしい... 

出演者:  
Leslie Caron ....  Gigi(ジジ)
Maurice Chevalier...Honore Lachaille(オノレ) 
Louis Jourdan (I).. Gaston Lachaille (ガストン)

オトーサン、
「ジジ、可愛いいなあ」
レスリー・キャロンは、
「巴里のアメリカ人」で出合っているかも。
「ショコラ」にも出ていたっけ?

モーリス・シュバリエは、いいおじいさんです。
ステキな声で歌います。
かれの歌声を聴けて、つかの間ですが、
幸せに思いました。

LESLIE CARON レスリー・キャロン 
誕生日 1931/7/1 
出身 仏ブローローニュスールセーヌ 
アサンプシャン修道院学校を経て、
コンセルヴァトワールでバレエを学ぶ。
ローサン・プチに見出され、
シャンゼリゼ・バレエに入団。
51年「巴里のアメリカ人」で映画デビュー。
53年「リリー」と63年「IL-SHARPED ROOM」で
米アカデミー主演女優賞にノミネート、
英アカデミー主演女優賞を受賞した。 
活躍度 △↓ 
演技幅 個性 
演技力     ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ   ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1951年「巴里のアメリカ人」
1953年「三つの恋の物語」「リリー」
1955年「ガラスの靴」「足ながおじさん」
1956年「哀愁物語」
1958年「恋の手ほどき」
1959年「ナポレオン・アウステルリッツの戦い」
          「断絶の嵐」
1960年「地下街の住人」
1961年「ファニー」
1962年「暗黒の銃弾」
1964年「がちょうのおやじ」
1965年「すべてをアナタに」
1966年「のぞき」「パリは燃えているか」
1974年「衝撃の告発!QBセブン」
1975年「ジェームス・ディーンのすべて
            /青春よ永遠に」
1977年「恋愛日記」「バレンチノ」
1979年「ゴールデン・ガール」
1984年「ゲームの達人」(TM)
1988年「ホテル・リッツ」
1989年「アルプスを超えて」
1992年「ダメージ」
1995年「ファニー・ボーン/骨まで笑って」
          「スィート・ダンス」
1996年「ダニエル・スティール 標的」(TM)
2000年「ショコラ」


MAURICE CHEVALIER モーリス・シュバリエ 
誕生日 1888/9/12-1972/1/1 
出身 仏パリ 
10歳の時にアクロバットでデビュー。
若くしてプロの歌手となり、カフェー・コンセール
やミュージック・ホールに出演。
才能を買われハリウッドの多くの映画に出演。
58年にアカデミー特別功労賞、
68年に引退。 
出演作 
1929年「レヴューの巴里っ子」
          「ラヴ・パレイド」
1930年「パラマウント・オン・パレイド」
          「チュインガム行進曲」
     「巴里選手」
1931年「陽気な中尉さん」
1932年「君とひととき」「ハリウッドは大騒ぎ」
     「今晩は愛して頂戴ナ」
1933年「坊やはお休み」「恋の手ほどき」
1934年「メリィ・ウィドウ」
1935年「シュヴァリエの巴里っ子」
1936年「ジュヴァリエの流行児」「微笑む人生」
     「シュヴァリエの放浪児」
1947年「沈黙は金」
1949年「王様」
1957年「昼下がりの情事」
1958年「恋の手ほどき」
1960年「バラ色の森」「カンカン」「ペペ」
     「ブラック・タイツ」
1961年「ファニー」
1962年「すてきなジェシカ」「難破船」
1963年「パリが恋するとき」「彼女は億万長者」

その他の出演者:
Hermione Gingold ....  Madame Alvarez 
Eva Gabor ....  Liane d'Exelmans 
Jacques Bergerac ....  Sandomir 
Isabel Jeans ....  Aunt Alicia 
John Abbott (I) ....  Manuel 


User Rating:  7.1/10 (1,111 votes)  
オトーサン、
「高いスコアだ。
スゴイ、圧勝だ!」

アカデミー賞9部門受賞:
作品賞 
監督賞 ビンセント・ミネリ
脚色賞、美術監督装置賞、撮影賞(カラー) 
ミュージカル映画音楽賞、主題歌賞、
衣装デザイン賞、編集賞 

User Comments:
stanleykowalskiさん
Belo Horizonte, Brazil
2001年11月4日
小児愛かどうか

ビンセント・ミネリ監督の「ジジ」は、
1959年のアカデミー賞のほとんどを獲得した。
「熱いトタン屋根の猫」や「 メイム叔母さん」
を破ってのことだ。
まあ、そっちのほうがいい映画だと思うが、
みんな好きな映画ではある。
この映画は長年の間、クラシックとされてきたが、
今日では、やや過大評価に思える。
ビンセント・ミネリの他の映画、
「巴里のアメリカ人」や「花嫁の父」
また、Loewe & Lerner のミュージカルである 
「マイフェア・レディ」のほうが、よい。
だが、この映画は、実に魅力的である。 
ステキな歌あり、ゴージャスな舞台があり、 
レスリー・キャロン、モーリス・シュバリエ、
ルイ・ジョルダン、そして、
Hermione Gingold (THE MUSIC MAN)も出ている。 
50年代の魅惑的なミュージカルであり、
そんなにいいストーリーや
記憶に残る演技はないものの、
観客に催眠術をかけてしまう。
ひとつ問題を提起したい。
これは、小児愛の物語なのだろうか?
誰かが、今日、スクリーン上で
 "Thank Heaven for Little Girls" 
など歌おうものなら、小児愛患者と思われるだろう。
でも、モーリス・シュバリエなら、話は別なのだ。
50年代の観客は、われわれのように
心が汚れていなかったのだろう。
だが、私の意見では、
10代のジジが、30代の男ガストンと
愛し合うのは、無分別ではなかろうか。

まあ、こんな意見は忘れてください。
「こいつ、おかしいんじゃないの?
余程、ヒマをもて余しているのかも」 
なーんて、思われるのはイヤだから。
たとえ、小児愛であろうと、
ジジの甘い無邪気さは、 
21世紀のわれわれをも魅了してくれる。
それを忘れてはならない。


オトーサン、
無邪気なジジが、
おばあさんに躾けられた
その手の女性のような仕草をして、
ダンカンに嫌われそうになるシーンを
ドキドキしながら見守っていました。
「そうなんだよなあ、
教え過ぎはよくないんだよなあ」
ジジは、社交界で鳴らしたおばあさんに
徹底した恋の手ほどきを受けます。
食事のマナー、ワインの飲み方、
殿方の葉巻の選び方、宝石の真贋の見分け方...
そんな手練手管は、恋の邪魔になるだけなのに。
考えてみれば、
ブッシュさんたちのやっていることも、
同様ではないでしょうか?
明らかに、子供たちに教えすぎています。
「他人を信用するな」
「取り巻きで固めろ」
「気にいらなかったら、先に殴ってもいい」
「殴られたら、10倍仕返ししろ」
どうやら、かつてのブッシュ大統領が、
第一次湾岸戦争で忙し過ぎて、
ジュニアの教育に手が回らなかったせいでしょう。


ガンジー

オトーサン、
「どうして、頭の発達したヒトが、
なぜ易々と戦争という暴力に訴えるのだろう?」
非暴力で名高いマハトマ・ガンジー、
かれは、どんなひとだったのでしょう?
彼の教えは、現在でも有効なのでしょうか?
この映画は、そんなことまで考えさせる名画です。

原題:Gandhi (1982)     
監督:Richard Attenborough
脚本:John Briley 
Genre: Drama 
Country: UK / India 
Language: English 
上映時間:188分
オトーサン、
「長いなあ、3時間以上だ」
でも、最後まで一気に見ることができました。

あらすじ:
マハトマ・ガンジーの伝記。
臨時雇いの弁護士から、
非暴力の果敢な抗議活動によって、
インド独立運動の指導者になるまでを描く。

出演者: 
Ben Kingsley ....  Mahatma Mohandas K. Gandhi 
         (マハトマ・ガンジー)
Candice Bergen ....  Margaret Bourke-White 
          (マーガレット)
Edward Fox ....  General Dyer (総督)

オトーサン、
「まさに、入神の演技とはこのことだ」
ベン・キングズレーが、
英国殖民地であったインドを独立に導き、
全国民に敬愛された指導者ガンジーを
演じています。
姿も話し方も、すべてが、
ガンジーそのひとになりきっています。
こんなことは、演じているひとに心酔しないかぎり
ありえないことです。

BEN KINGSLEY ベン・キングズレー 
誕生日 1943/12/31  
出身 英ヨークシャー州 
活躍度 ○↑ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆★★★★ 
出演作 
1972年「爆走!」
1982年「ガンジー」アカデミー主演男優賞
1985年「ハーレム」「海に帰る日」
1987年「モーリス」
1988年「パスカリの島」
     「迷探偵シャーロック・ホームズ
      /最後の冒険」
1989年「風の惑星/スリップ・ストリーム」
     「フィフス・モンキー
      /4匹と1人の大冒険」
1991年「バグジー」
1992年「スニーカーズ」
1993年「デーヴ」
     「ボビー・フィッシャーを探して」
     「シンドラーのリスト」
1995年「死と処女(おとめ)」
     「スピーシーズ/種の起源」
1996年「十二夜」
1997年「アサインメント」
     「フォトグラフィング・フェアリーズ」
     「スウィニー・トッド」
2000年「英雄の条件」「2999年異性への旅」
2001年「A.I.」(声)

その他の出演者;
John Gielgud ....  Lord Irwin 
Trevor Howard ....  Judge Broomfield 
John Mills (I) ....  The Viceroy 
Martin Sheen ....  Vince Walker, 
          Reporter New York Times 
Ian Charleson ....  Reverend Charlie Andrews 
Athol Fugard ....  General Jan Christian Smuts 
Gunther Maria Halmer ....  Dr. Herman Kallenbach 
Saeed Jaffrey ....  Sardar Patel 
Geraldine James ....  Mirabehn 
Alyque Padamsee ....  Mohammed Ali Jinnah 
Amrish Puri ....  Kahn 
Roshan Seth ....  Pandit Nehru 


User Rating:  7.9/10 (10,027 votes)  
       top 250: #195
オトーサン、
「おお、世界の名画195位だ。
アカデミー賞を総なめしている!」

アカデミー賞8部門受賞;
 作品賞
 監督賞:リチャード・アッテンボロー 
 主演男優賞:ベン・キングスレー
 オリジナル脚本賞
 美術監督装置賞、撮影賞、
 衣装デザイン賞、編集賞
同ノミネート3部門 
 音響賞、作曲賞、メイクアップ賞

User Comments:
David Bohr 
Annville, Pennsylvania
2002年7月24日
キングスレー最高の演技

ベン・キングスレーは、すばらしい役者だ。
ガンジー役は、彼の最高傑作だ。
南アフリカで、若いインド人として
出くわした人種差別に大きなショックを覚える。
若き理想主義者は、故国に帰り、
国民会議派を結成し、そのリーダーとして、
宗主国・英国に立ち向かう。
そして、年老いて
インドの宗教集団(ヒンズーと回教徒)の
対立を調停しようと命を賭して断食を行う。
だが、この映画の見所は、他にある。
出演者は、Aクラスの演技をみせてくれているし、
ガンジーの人生の重要な瞬間のすべてを
存分に見せてくれる。
叙事詩的スケ−ルの数々のシーンがあるが、
それらは、みんな印象的である。
例えば、8万人もの群衆を描くのに、
コンピューター技術を使っていないというのは、
大変なことである。
最後のダラサナ製塩所での非暴力運動シーンは、
映画史上もっとも感動的なものだろう。
10点満点で、10点。


オトーサン、
「ガンジーって、偉大なひとだ!」
アインシュタインが、
ガンジーを評してこう言いました。
「後世のひとは、
こんなにすばらしい人間が実存したことが
信じられないだろう」

ガンジーは、
口先だけの平和主義者ではありません。
筋金入りの平和主義者なのです」
それは、かれの次の言葉で了解されます。
「私は、戦うくらいなら、死を選ぶ」
「もし、自分の子供が殺されたら、
 敵の子供を引き取って育てる」
いまこそ、ガンジーの思想は、
真剣に見直されていいいはずです。
いま戦争反対のために「人間の盾」として
バクダッド入りしている日本人が増えています。
かれらは、ガンジーの思想的後継者なのです。

ガンジー、いわく。
「西欧文明のもつ暴力性までも、
アジアのひとびとが輸入する必要はない」
こういうガンジーの語録を、
ブッシュの戦争に安易に加担している
小泉首相以下にぜひ読んでほしいものです。
簡単に対米追従したために、
長年築きあげた友好感情は、破壊されました。
日本は、いまや中東の敵になったのです。
英米、そして日本の旗も焼かれています。

さらに、
川口外相以下外務省の、
「人間の盾」についての
無知さ加減も、おそろしいほどです。
最初は「帰国を説得中」
次に「確信犯だから、もう連絡しない」
まるで、子供のいうせりふです。
かれらのおかげで、中東諸国と日本の
友好関係が、細い糸でつながっているのです。
日本人を好きになってくれているのです。
日本外交の失態を救ってくれている恩人なのです。

なお、ガンジーについては、
下記の2つのサイトに感銘を受けました。

1)http://www.infosnow.ne.jp/~uwabe/izinkan9.htm
2)http://www.infoaomori.ne.jp/~yappi/eiga/ED-01gandhi.html


映画の採点簿

ガンジー                *****
恋の手ほどき              *****
ラスト・オブ・モヒカン         *****
西部開拓史               *****
ガントレット              **** 
バットマン・リターンズ         **** 
バットマン・フォーエヴァー       **** 
インデペンデンス・デイ         **** 
麗しのサブリナ             *****
エイリアン               *****
エイリアン2              *****
エイリアン3              **** 
スパイダー 少年は蜘蛛にキスをする           **** 
エイリアン4              **** 
タイタニック              *****
アルマゲドン              *****
グッド・ウイル・ハンティング/旅立ち    *****
ジュラシック・パーク          *****
ロストワールド/ジュラシック・パーク2  **** 
キャッツ&ドッグス           **** 
プライベート・ライアン         *****
パットン大戦車軍団           *****
ボウリング・フォー・コロンバイン    *****
おもいでの夏              *****
リーサル・ウエポン2          *****
リーサル・ウエポン3          **** 
リーサル・ウエポン4          **** 
蒼き狼 チンギスハーン         **** 
クレオパトラ              *****
勝手にしやがれ             *****
屋根の上のヴァイオリン弾き       *****
ロッキー                *****
ロッキー2               **** 
ロッキー3               **** 
ロッキー4/炎の友情           **** 
ロッキー5/最後のドラマ         **** 
ドン・キホーテ ラ・マンチャの男    **** 
シカゴ                 *****
2010                **** 
2300年 未来への旅          **** 
リオ・ブラボー              *****
荒野の決闘                *****
白昼の決闘                **** 
ポリス・アカデミー            **** 
ポルターガイスト             **** 
踊る大紐育                   **** 
イヴの総て                *****
スター・トレック6/未知の世界      **** 
ジョーズ 2                  **** 
ジョーズ 3                  ***   
ジョーズ 4 復讐編              ***  
ウディ・アレンの重罪と軽罪        *****
アンドリューNDR114               **** 
マルコムX                *****
ベンゴ                  **** 
過去のない男               **** 
ゴスフォード・パーク           *****
スクリーム                *****
スクリーム 2               ****  
スクリーム 3               ****  
ラスト・タンゴ・イン・パリ        *****
X-メン 2                       *****
レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い****
素晴らしき日              ****  
アニー・ホール              **** 
ティファニーで朝食を           *****
愛と青春の旅立ち             *****
セント・エルモス・ファイアー       *****
めぐりあう時間たち            *****
恋する遺伝子               **** 
レインマン                *****
ホワイト・インフェルノ          *****
燃えつきるまで              **** 
愛のエチュード              *****
愛に迷った時               **** 
エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事  *****
8 Mile                 **** 
バード                  **** 
スタートレック 叛乱           **** 
スターシップ・トルーパーズ             **** 
めまい                  *****
禁断の惑星                *****
ベイブ                  **** 
わが街                  *****
アバウト・シュミット           *****
帰郷                   *****
テルマ&ルイーズ             *****
テンペスト                ***  
魔王                   **** 
白い嵐                  **** 
マトリックス・リローデッド        **** 
ドールズ                 **** 
恋は負けない               ***  
ブレイン・ストーム            *****
インナースペース             *****
レッド・オクトーバーを追え!       *****
スミス都に行く              *****
嵐が丘                  *****
スパイ・ゾルゲ              **** 

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