オトーサンの2003年その4

ほのぼの映画批評

前口上

1999年の夏から、精力的に映画をみはじめました。 この数年は、1日1本以上のハイペースです。 そう、映画のある生活って、すばらしい! なお、 User Rating: 5.5/10 (4,890 votes)とありますが、 IMDbの採点で、10点満点で、5.5点という意味。 4,890 votesは、コメントを投稿したひとの数です。

映画の採点簿へ

目次

1207 ファースト・ワイフ・クラブ(DVD 1999) 1206 エディ&マーティンの逃走人生(DVD 1999) 1205 私の小さな楽園(2000) 1204 ペテン師と詐欺師 だまされてリビエラ(DVD 1988) 1203 花嫁のパパ 2(DVD 1995)
1202 月曜日に乾杯!(2002) 1201 いとこのビニー(DVD 1992) 1200 ウェイクアップ! ネッド(DVD 1998) 1199 裸のサンタクロース(DVD TV 2000) 1198 アラスカ・ケビン 史上最大の犬ぞり大作戦(DVD 2002)
1197 コール(2002) 1196 ジョー、満月の島に行く(DVD 1990) 1195 リーマン・ジョー!(DVD 2001) 1194 エース・ベンチュラ(DVD 1994) 1193 ジム・キャリーのエースにおまかせ!(DVD 1995)
1192 死ぬまでにしたい10のこと(2003) 1191 イン・アメリカ 三つの小さな願いごと(2002) 1190 エディ・マーフィのホワイトハウス狂想曲(DVD 1992) 1189 花嫁はエイリアン(DVD 1988) 1188 復活(2001)
1187 ナッシング・トウ・ルーズ(DVD 1997) 1186 デブラ・ウインガーを探して(2002) 1185 モンティ・パイソン 人生狂騒曲(DVD 1983) 1184 ラット・レース(DVD 2001) 1183 ステューヒッド・イン・ニューヨーク(DVD 1997)
1182 ファインディング・ニモ(2003) 1181 イン・ディス・ワールド(2002) 1180 天才マックスの世界(DVD 1998) 1179 ラスト・サムライ(2003) 1178 ファーザーズ・デイ(DVD 1997)
1177 アララトの聖母(2002) 1176 ベガス・バケーション(DVD 1997) 1175 ブルース・ブラザース(DVD 1990) 1174 ジムキャリー IN ハイ・ストラング(DVD1994) 1173 ライアー・ライアー(DVD 1997)
1172 ノンストップ・ガール(DVD 2000) 1171 バッドボーイズ2バッド(2003) 1170 女はみんな生きている(2001) 1169 シリアル・ラヴァー(DVD 1998) 1168 ボーイズ・オン・ザ・サイド(DVD 1995)
1167 恋する40days(DVD 2002) 1166 ビッグ・リボウスキ(DVD 1998) 1165 ビューティフル・クリーチャー(DVD 2000) 1164 フォーン・ブース(2002) 1163 花嫁のパパ(DVD 1991)
1162 サーチ&デストロイ(DVD 1995) 1161 ヒューマン・ネイチャー(DVD 2001) 1160 ドク・ハリウッド(DVD 1991) 1159 ビッグ・ムービー(DVD 1999) 1158 ウーマン・オン・トップ(DVD 2000)
1157 ポロック 2人だけのアトリエ(2001) 1156 ふたりの男とひとりの女(DVD 2000) 1155 ギリーは首ったけ(DVD 2001) 1154 キューティ・ブロンド(DVD 2001) 1153 ミッドナイト・ラン(DVD 1998)
1152 再見 また逢う日まで(2001) 1151 私の好きなコトすべて(1992) 1150 マグダレンの祈り(2002) 1149 マトリックス・レボリューションズ(2003) 1148 潮風のいたずら(DVD 1987)
1147 アメリカン・サマー・ストーリー(DVD 2001) 1146 アメリカン・パイ(DVD 1999) 1145 北京ヴァイオリン(2002) 1144 普通じゃない(DVD 1997) 1143 ベリー・バッド・ウェディング(DVD 1998)
1142 マイアミ・ラプソディー(DVD 1995) 1141 バロウズの妻(DVD 2000) 1140 ラストサマー 2(DVD 1998) 1139 ラストサマー(DVD 1997) 1138 O(DVD 2001)
1137 ティアーズ・オブ・ザ・サン(2003) 1136 キル・ビル(2003) 1135 ルール3(DVD 2002) 1134 ルール2(DVD 2000) 1133 ルール(DVD 1998)
1132 キューブIQハザード(DVD 1999) 1131 キューブ・アイキュー(DVD 1999) 1130 騎兵隊(DVD 1959) 1129 アラスカ魂(DVD 1960) 1128 CUBE(DVD 1997)
1127 カンパニー・マン(DVD 2002) 1126 書斎の死体(TV VTR 1984) 1125 エッジウェア卿殺人事件(TV VTR 1985) 1124 死海殺人事件(VTR 1988) 1123 インファナル・アフェア(2002)
1122 オリエント急行殺人事件(VTR 1974) 1121 オリエンタル探偵殺人事件(VTR 1981) 1120 ディスクロージャー(DVD 1994) 1119 穴(VTR 2001) 1118 マッチスティックメン(2003)
1117 ドーバー海峡殺人事件(VTR 1984) 1116 クリスタル殺人事件(VTR 1980) 1115 地中海殺人事件(VTR 1982) 1114 ナイル殺人事件(VTR 1978) 1113 サウンド・オブ・サイレンス(DVD 2001)
1112 閉ざされた森(2003) 1111 三十九夜(DVD 1935) 1110 レベッカ(DVD 1940) 1109 クジラの島の少女(2002) 1108 S.W.A.T.(2003)
1107 踊る大捜査線 THE MOVIE2(2003) 1106 メラニーは行く(DVD 2002) 1105 エクスカリバー戦記(DVD 1997) 1104 ミシェル(DVD 2001)


ファースト・ワイフ・クラブ

オトーサン、
「"ファースト・ワイフ"というのは、
"最初の妻"と"ファースト・レディ"という意味を
かけているのかな?」
もっと妻を大事にしないと、知らないわよ。
そうだとすると、真面目に見る必要があります。

原題:First Wives Club, The (1996) 
監督:Hugh Wilson
原作:Olivia Goldsmith 
脚本;Robert Harling
Genre: Comedy  
上映時間:102分
あらすじ:
3人の元妻たちが、復讐を誓う。
長い間、夫を支え、経済的に支援してきたのに、
若い女に目移りしたのだ。
3人は、夫たちを経済的に傷めつけようと、
計画を練る。
正義は、甘美で、愉快だった。
気の利いたセリフとギャグが満載!

出演者: 
Diane Keaton ....  Annie Paradis(アニー) 
Goldie Hawn ....  Elise Atchison (エリース)
Bette Midler ....  Brenda Cushman(ブレンダ) 
オトーサン、
「相変わらず、ダイアン・キートン、うまいなあ」
それに負けず劣らぬ個性で勝負しているのが、
ゴールディ・ホーンとベット・ミドラー。
美人女優でないのに、ハリウッドで
生き延びるのは、大変なことです。
このお2人の経歴をみましょう。

GOLDIE HAWN
ゴールディ・ホーン 
誕生日 1945/11/21 
出身 米ワシントンD.C. 
68年「ファミリー・バンド」で映画デビュー。
翌年「サボテンの花」でアカデミー助演女優賞受賞。
これまで3度結婚し、離婚。
3度目の結婚相手で歌手のビル・ハドソンとの間に
出来た娘に女優ケイト・ハドソンがいる。
俳優カート・ラッセルとの間にも一児がいる。 
活躍度 △→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1968年「ファミリーバンド」
1969年「サボテンの花」アカデミー助演女優賞
1970年「THERE'S A GIRL IN MY SOUP」
1971年「バンクジャック」
1972年「バタフライはフリー」
1974年「続・激突!カージャック」
     「THE GIRL FROM PETROVKA」
1975年「シャンプー」
1976年「THE DUCHESS AND THE DIRTWATER FOX」
1978年「ファール・プレイ」
1979年「VIAGGIO CON ANITA」
1980年「プライベート・ベンジャミン」
     「昔みたい」
1982年「結婚しない族」
1984年「スイング・シフト」
     「ゴールディ・ホーンのアメリカ万才」
1986年「ワイルドキャッツ」
1988年「潮風のいたずら」
1990年「バード・オン・ワイヤー」
1991年「幸せの向う側」
     「トワイライト・サマー」
1992年「ハウスシッター/結婚願望」
     「永遠に美しく…」
1996年「世界中がアイ・ラブ・ユー」
     「ファースト・ワイフ・クラブ」
1999年「アウト・オブ・タウナーズ」
2001年「フォルテ」
2002年「バンガー・シスターズ」

BETTE MIDLER
ベット・ミドラー 
誕生日 1945/12/1 
出身 米ハワイ州ホノルル 
歌手でも女優でも成功した女優。
大学を一年で辞め、アルバイト中に
「ハワイ」にエキストラ出演。
そのギャラでニューヨークに行き、
オフ・ブロードウェイでデビュー。
「屋根の上のバイオリン弾き」など3年間出演する。
73年にグラミー賞新人賞、75年にトニー賞受賞。
79年主演の歌手ローズを演じた「ローズ」で
映画界に進出し、ゴールデングローブ賞を受賞し、
アカデミー主演女優賞にもノミネートされた。 
活躍度 △→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1966年「ハワイ」
1979年「ローズ」
1986年「ビバリーヒルズ・バム」「殺したい女」
1987年「うるさい女たち」
1988年「ビッグ・ビジネス」
     「オリバー
      /ニューヨーク子猫ものがたり」
     「フォエバーフレンズ」
1990年「ステラ」
1991年「結婚記念日」「フォー・ザ・ボーイズ」
1993年「ホーカス・ポーカス」
1995年「ゲット・ショーティ」
1996年「ファースト・ワイフ・クラブ」
1997年「もう一度アイ・ラブ・ユー」
2000年「ハート・オブ・ウーマン」
     「MONA 彼女が殺された理由」

その他の出演者:
Maggie Smith ....  Gunilla Garson Goldberg 
Dan Hedaya ....  Morton Cushman 
Sarah Jessica Parker ....  Shelly Stewart 
Stockard Channing ....  Cynthia Swann Griffin 
Victor Garber ....  Bill Atchison 
Stephen Collins ....  Aaron Paradis 
Elizabeth Berkley ....  Phoebe LaVelle 
Marcia Gay Harden ....  Dr. Leslie Rosen 
Bronson Pinchot ....  Duarto Feliz 
Jennifer Dundas ....  Chris Paradis 
Eileen Heckart ....  Catherine MacDuggan 
Philip Bosco ....  Uncle Carmine Morelli 

User Rating:  5.5/10 (4,890 votes)IMDb  
オトーサン、
「低いなあ」

User Comments:
Poseidon-3 さん
Cincinnati, OH
2002年5月28日
おかしいけれども、5点はムリ。

このコメディ、
花の盛りが過ぎている女優さんたちの
力量と元気な会話のおかげで、
面白い映画になっている。
だが、パッと見にはいいのだが、
2度目に見ると、そのトリックや
ありきたりの観点やセンスの悪さに気付く。
主演女優たちは、頑張っている。
3人とも、思いつめているのだが、
面白いのは、3人の反応が対照的なところ。
キートンは、聡明だが、キレてしまうし、
ホーンは、若さを取りもどそうと一所懸命。
ミドラーは、肥り過ぎを苦にしている。
愉快な助演陣のオン・パレードも、スゴイ。
アイリーン・ヘケットとマギー・スミスは、
出番になるや、難なく目を奪うし、
新人女優のSJ ParkerやElizabeth Berkleyも、
持ち味を出している。
大学時代を演じる時の主演女優たちはカンペキ。
だが、いくつか筋書きに欠陥がある。
例えば、Marcia Gay Hardinは、どうしたのか?? 
でも、トッピな面白さがあるし、
当意即妙の応酬は応えられないし、
エピソードも、ぎっしりちりばめられている。
ぐんぐん引き込まれて、
かなりキュートな結末に向かう。
製作後、短くされたか、変更され、
多くの役者のセリフが少なくなっている。
みんなハリウッドの大物なのだから、残念だ。

オトーサン、
「スコアが低過ぎるな。よく出来た映画なのに。
だけど...」
ためらう理由は、男性としては、正直のところ、
あまりいい気持ちがしなかったからです。
「徹底的に、コケにされている」
映画の観客の半数以上が女性と思いますが、
映画批評のほうは、どうも8割くらいが男性です。
そんな事情も、このスコアに影響しているのかも。


エディ&マーティンの逃走人生

オトーサン、
「これは、コメディの定番だ」
吉野家の牛丼も、いまや定番ですが、
アメリカで狂牛病が発生して、大打撃。
もし、このエディ&マーティンのコンビが
壊れたら、定番シリーズは、どうなるのでしょうか?

原題:Life (1999)     
監督:Ted Demme
脚本;Robert Ramsey /Matthew Stone 
Genre: Comedy / Drama  
Rated R for strong language and a shooting.
上映時間108分
あらすじ;
1990年代半。
ミシシッピー州の農場に、
2人の囚人が、2人の終身刑囚の焼死体を埋葬した。
3番目の老人が、かれらについて語る。
犯してもいない殺人で罪に問われて、
65年間も服役していたのだ。
彼らを嵌めたのは、地方の保安官。
金を借りていたマンハッタン・クラブの
オーナーのために、密造酒ウィスキーを買った容疑だ。
回想形式だ。
年老いた囚人が、収容され、
レイの父親にもらった銀時計がなくなる。
レイは、早口の詐欺師。
クロードのほうは、銀行の帳簿係に就職寸前だった。
殺人、公判、Parchmanのシゴキ、
そして、クロードとレイの愛憎関係のなかで、 
彼らは、65年間も服役しながら、
逃走するチャンスを狙っていたのだった。

出演者; 
Eddie Murphy ....  Rayford Gibson(レイ) 
Martin Lawrence ....  Claude Banks (クロード)
Lisa Nicole Carson ....  Sylvia (シルビア)
オトーサン、
「やはり、名コンビだなあ」
エディ・マーフィとマーチン・ローレンスの
名コンビは、まさに1+1=3になっています。
ここでは、エディの経歴だけ見ましょう。

EDDIE MURPHY
エディ・マーフィ 
誕生日 1961/4/3 
出身 米ニューヨーク州ヘムスティード 
活躍度 ○→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆☆★ 
出演作 
1982年「48時間」◇
1983年「大逆転」◇
1984年「おかしな関係/絶体絶命」
1985年「ビバリーヒルズ・コップ」◇
1986年「ゴールデン・チャイルド」◇
1987年「ビバリーヒルズ・コップ2」◇
     「エディ・マーフィ/ロウ」◇
1988年「星の王子ニューヨークへ行く」◇
1989年「ハーレム・ナイト」◇
1990年「48時間PART2
      /帰ってきたふたり」◇
1992年「ブーメラン」◇
     「エディ・マーフィの
      ホワイトハウス狂想曲」◇
1994年「ビバリーヒルズ・コップ3」◇
1995年「ヴァンパイア・イン・ブルックリン」◇
1996年「ナッティ・プロフェッサー
      /クランプ教授の場合」◇
1997年「ネゴシエーター」◇
1998年「ドクター・ドリトル」◇
     「ホーリーマン」「ムーラン」
1999年「ビッグムービー」
     「エディ&マーティンの逃走人生」
2000年「ナッティ・プロフェッサー2
      /クランプ家の面々」◇
2001年「ドクター・ドリトル2」◇
     「シュレック」(声)
2002年「ショウタイム」◇「アイ・スパイ」◇
     「プルート・ナッシュ」◇
2003年「チャーリーと14人のキッズ」◇ 

その他の出演者:
Obba Babatunde ....  Willie Long 
Nick Cassavetes ....  Sergeant Dillard 
Anthony Anderson ....  Cookie 
Barry Shabaka Henley ....  Pokerface 
Brent Jennings ....  Hoppin' Bob 
Bernie Mac ....  Jangle Leg 
Miguel A. Nunez Jr. ....  Biscuit 
Michael Taliferro ....  Goldmouth 
Guy Torry ....  Radio 
Bokeem Woodbine ....  Can't Get Right 
Ned Beatty ....  Dexter Wilkins 
O'Neal Compton ....  Superintendant Abernathy 
 
User Rating:  5.7/10 (3,344 votes)  
オトーサン、
「あれ、低いなあ」

User Comments:
TxMikeさん
Houston, TX
2000年3月22日
エディ・マーフィーの最高傑作。

エディのユーモアのフアンでなかったら、
以下の文章は、読まないほうがいい。
映画のはじまりは、現代の1997年。
主役2人の葬式シーンからはじまる。
そして、1932年のミシシッピーへと飛ぶ。
かれらの長い囚人人生が物語られる。
2人は、ケチな犯罪人だったが、
犯してもいない殺人事件で終身刑に服すことになる。
1930年代のミシシッピー州は、冷たかった。
紐とかれる物語は、不遜であり、おかしくもある。
最後まで、どんでん返しが続き、実に興味深い。
この映画の平均スコアが、6点以下というのが、
私には、どうにも解せない。
私なら、8点あげるところだ。
面白いうえに、
人生についてのある種の教訓も含まれている。
この映画、エディ・マーフィーの最高傑作だ。

オトーサン、
「エディ、シリアス・ドラマも、うまい!」
ほんとうは、もうコメディに飽きているのでしょう。
芸域を広げたがっているのでしょう。
同じことは、マーチンについても言えます。
でも、観客の大部分は、この2人に、
やはり、コメディを期待するのでしょうねえ。
だから、裏切られたということで、
スコアが悪くなったのでしょう。


私の小さな楽園

オトーサン、
有楽町駅前のシネ・ラセットへ。
先日「月曜日に乾杯!」をみたところ。
日劇のほうは、「ラストサムライ」や「ニモ」の
長い行列ができていたのに、ここはガラガラでした。

原題:Eu Tu Eles (2000)     
   Me You Them 
監督:Andrucha Waddington
脚本;Elena Soarez 
Genre: Drama 
Rated PG-13 for sexuality and thematic content.
Country: Brazil 
Language: Portuguese 
上映時間:104分
あらすじ:
この映画は、実話に基づき、平凡な女と
その3人の夫の関係についてコミカルに描いている。
かれらは、ブラジル北部の貧しく不毛な村の
一軒家に一緒に暮らしている。

出演者:
Regina Case ....  Darlene (ダルレーニ)
Lima Duarte ....  Osias (オジアス)
Stenio Garcia ....  Zezinho (ゼジーニョ)
Luiz Carlos Vasconcelos ....  Ciro(シロ) 
オトーサン、
「逞しい女性だなあ」
3人の年齢のちがう夫たちを手玉にとるなんて。
「原始、女性は太陽だった」という
平塚らいちょうさんの名文句を思い出しました。

その他の出演者:
Nilda Spencer ....  Raquel 
Diogo Lopes ....  Black herdsman 
Helena Araujo ....  Darlene's mother 
Iami Reboucas ....  Young woman at ball 
Lucien Paulo ....  Headman 
Borges Cunha ....  Registry employee 
Placido Alves Neto ....  Store owner 
D. Dinorah ....  Osias' mother 
Jose Pascoal ....  Young man at ball 
Ze Brocoio ....  Speaker 
Clesio Atanasio ....  Speaker 

User Rating:  7.0/10 (412 votes)  
オトーサン、
「おお、こんなに高いのか」
・カンヌ国際映画祭「ある視点」部門特別賞
・カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭グランプリ、最優秀主演女優賞
・ハヴァナ国際映画祭グランプリ、最優秀音楽賞、特別賞

User Comments:
m67165 さん
Rio de Janeiro
2001年2月24日
愛は、さまざまな形をとる。

最初に断っておくが、
私がこの映画を見に行ったのは、 
貧しい人々が苦しむのを見たいからではない。
これは、その種の映画ではない。
映画が描くのは、ブラジル最北部の砂漠に住む
ひとびとの過酷な暮らしである。
社会の在り方を告発するありきたりのものでなく、
むしろ、それを期待した人々を啓発するもの。
映画が社会構造に抗議するのに反対しないが、
往々にして、貧乏人は、3流の人間扱いされる。
この映画は、そうではない。
ほんとうに厳しい暮らしであるが、
監督は、彼らが住む不毛地帯に偏在する
自然美をほめたたえている。
彼らは愛に生きるが、それは我々も同じである。
この映画の場合、
都会人には、異常に見えるかも知れないが、
かなり平和的なやり方で、いい関係を築いたのだ。
これは、実話であり、愛は偏在するということ、
選び取る愛の形は様々だということを
彼らは、教えてくれる。

オトーサン、
「こういう生き方もあるんだよなあ」
決して、憧れるわけではありませんが、
立派な家も、ベッドも、クルマもなく、
衣服は汚れ放題、食事もごく簡素なもの。
砂糖キビの収穫にトラックの荷台に乗せられて行く毎日。
娯楽ときたら、TVとたまに踊りに行く程度。
最大のイベントは、恋、愛、出産、育児。
そんななかで、1人の女と3人の夫というのが、
スゴク贅沢に見えてくるのです。
「まさに、ある視点賞ものだ!」


ペテン師と詐欺師 だまされてリビエラ

オトーサン、
「こりゃ、面白そうだ」
"花嫁のパパ"のスティ−ブ・マーチンと
"サイダーハウス・ルール"の名優マイケル・ケイン共演!
これで、面白くないハズがありません。

原題:Dirty Rotten Scoundrels (1988)     
監督:Frank Oz
脚本;Dale Launer /Stanley Shapiro
   Paul Henning
Genre: Comedy / Crime (more) 
上映時間;110分
あらすじ:
ローレンスとフレディは、詐欺師。
それぞれ、いい時も悪いときもある。
ふたりは、共同して詐欺行為をしようとするが、
南仏海岸は、二人で稼ぐには狭すぎるのだ。
そこで、負けたものは、町を去るということになる。
どちらかが勝ち、どちらかが負けになるというわけ。
最後に、愉快なドンデン返しがある。

出演者:
Steve Martin ....  Freddy Benson(フレディ) 
Michael Caine... Lawrence Jamieson(ローレンス) 
Glenne Headly ....  Janet Colgate(ジャネット) 
オトーサン、
「いやぁ、うまいもんだ」
うまい役者って、流れるような演技ができるのです。
そのマイケル・ケインの長い芸歴をみましょう。

MICHAEL CAINE
マイケル・ケイン
誕生日 1933/3/14 
出身 英ロンドン 
サセックス州ホーシャムでの舞台監督助手の仕事で
自信をつけ、名前をマイケル・ケインに変える。
ロンドンの演劇学校で学び、舞台でプロデビュー。
56年「韓国の丘」で映画デビュー。
63年「ズール戦争」の中尉役で注目され、
65年「国際諜報局」のハリー・パーマー役で
一躍有名となった。
66年「アルフィー」で
ニューヨーク批評家協会最優秀男優賞受賞。
86年「ハンナとその姉妹」、
99年「サイダーハウス・ルール」で
アカデミー助演男優賞を受賞。
88年「ペテン師とサギ師」、
98年「リトル・ヴォイス」で
ゴールデン・グローブ賞を手にした。 
活躍度 ○→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆☆★ 
出演作 
1956年「韓国の丘」
1957年「スパイ戦線」「最後の決死隊」
1958年「鍵」
1961年「カイロ作戦命令」
1962年「新泥棒株式会社」
1963年「ズール戦争」
1965年「国際諜報局」
1966年「パーマーの危機脱出」「泥棒貴族」
     「アルフィー」
1967年「女と女と女たち」「夕陽よ急げ」
     「10億ドルの頭脳」
1968年「恐怖の落とし穴」「怪奇と幻想の島」
     「大侵略」
1969年「ミニミニ大作戦」「空軍大戦略」
1970年「燃える戦場」「最後の谷」
1971年「狙撃者」「ある愛のすべて」
1972年「悪の紳士録」「探偵/スルース」
1974年「ドラブル」「マルセイユ特急」
1975年「ケープタウン」
     「愛と哀しみのエリザベス」
     「王になろうとした男」
1976年「ニューヨーク一攫千金」
     「鷲は舞い降りた」
1977年「遠すぎた橋」「シルバー・ベアーズ」
1978年「スウォーム」「アシャンティ」
     「カリフォルニア・スイート」
1979年「ポセイドン・アドベンチャー2」
1980年「殺しのドレス」「アイランド」
1981年「キラーハンド」「勝利への脱出」
1982年「デストラップ/死の罠」
     「ジグソーマン」「リタと大学教授」
1983年「愛と名誉のために」
     「アバンチュール・イン・リオ」
1985年「レゲエ de ゲリラ」
     「第三大国の遺産」
1986年「くたばれ!ハリウッド」「影の軍隊」
     「モナリザ」
     「ハンナとその姉妹」
     「ハーフムーン・ストリート」
1987年「恋はお手上げ」
     「ジョーズ87/復讐編」「第四の核」
1988年「ペテン師と詐欺師 だまされてリビエラ」
     「迷探偵シャーロック・ホームズ
      /最後の冒険」
     「マネーゲームで大逆転」(声)
1990年「殺意のシステム
      /ショック・トゥ・ザ・システム」
     「Mr.ディスティニー」
     「ダブルチェイス
      /俺たちは007じゃない」
1992年「ブルー・アイス」
     「カーテン・コール
      /ただいま舞台は戦闘状態」
     「クリスマス・キャロル」
     「永遠に美しく」
1994年「沈黙の要塞」
1997年「ブラッド&ワイン」
1998年「リトル・ヴォイス」
1999年「サイダーハウス・ルール」
     「ニューヨークの亡霊」
2000年「追撃者」「クイルズ」
     「デンジャラス・ビューティー」
2001年「逃亡犯」
2002年「オースティン・パワーズ 
      ゴールドメンバー」

その他の出演者:
Anton Rodgers ....  Inspector Andre 
Barbara Harris ....  Fanny Eubanks 
Ian McDiarmid ....  Arthur 
Dana Ivey ....  Mrs. Reed 
Meagen Fay ....  Lady from Oklahoma 
Frances Conroy ....  Lady from Palm Beach 
Nicole Calfan ....  Lady in Dining Car 
Aina Walle ....  Miss Krista Knudsen 
Cheryl Pay ....  Lady with Pearls 
Nathalie Auffret ....  Marion 
Lolly Susi ....  Lady in Rolls Royce 
Rupert Holliday-Evans ....  English Sailor #1

User Rating:  6.8/10 (6,073 votes)  
オトーサン、
「高いなあ、6点台後半だもの」

User Comments:
Joelさん 
Sweden
2002年7月23日
どんな瞬間でも、どこか笑える!

2人の紳士、マーチンとケインが、
この素敵なコメディですばらしい演技をみせる。
2人が共演したことがないというのは、驚きである。
この映画、実は、古典映画のリメイク。 
題名も同じ60年代の作品。
当時、マーロン・ブランドがフレディ役だった。 
だが、スティーブ・マーチンのほうが適役だと思う。
リメイクがオリジナルよりも優れている稀な例。
スティーブ・マーチンが、
列車の食堂車に入ってくるシーンを見ただけで、
面白い映画になりそうだと直感した。
やや馬鹿気ているように見えるが、
脚本も、音楽も、配役も、
フランク・オズの監督も、すべて素晴らしい。
実に、よく出来たシーンばかりだから、
脚本家たちも、ほめられてしかるべきだ。
私のお気に入りは、 
詐欺師2人が、最初に出会うシーン。
「盗み聞きしたわけじゃないが…、 
ちょっと、やり方が気にいらないな」
マイケル・ケインのローレンス役は、パーフェクト。
ふたりが、賭けをするやいなや陰謀がはじまる。 
いずれにせよ、2人は、賭けの内容を変更する。 
「新しい賭けをしようぜ!どっちが彼女をモノにするか」
筋書きの優れている点は、
ローレンスが、フレディが怪盗ジャッカルと思いこむ
あたりである。
その筋書きたるや、2転3転。
思いもよらぬ方向に進むところが、実にいい。
どんな瞬間でも、どこか笑える! 
これは、時を超える古典映画である。
スティーブ・マーチンとマイケル・ケインの
忘れ難い演技が光る。

オトーサン、
「名作だ!
アカデミー賞を取らなかったのが、不思議だ」


花嫁のパパ 2

オトーサン、
「"花嫁のパパ"の続編があるんだ」
第1作は、ハートフルな映画だったので、
このコメディの続編が楽しみです。

原題:Father of the Bride Part II (1995)     
監督:Charles Shyer
脚本:Albert Hackett /Frances Goodrich 
   Nancy Meyers /Charles Shyer
Genre: Family / Comedy
Rated PG for some mild language and 
      thematic elements.
上映時間:106分
あらすじ:
ジョージをめぐる
一家のトラブルは、まだ続く。
第1作の娘の結婚の痛手を生き延びて、
かれは、いまや、娘の妊娠と直面する。
事態が、ややこしくなったのは、 
妻のニーナも、妊娠してしまったからだ!

出演者:  
Steve Martin ....  George Banks(ジョージ)
Diane Keaton ....  Nina Banks(ニーナ) 
Kimberly Williams ....  Annie Banks-MacKenzie(アニー) 
オトーサン、
「2人とも、相変わらず、うまい演技だ」
今回は、第1作から4年も経ったので、
アニー役のキンバリー・ウイリアムスの
進境いちじるしいものがあります。

STEVE MARTIN
スティーブ・マーティン 
誕生日 1945/8/14  
出身 米テキサス州ウェコー 
活躍度 ○→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆☆☆★ 
出演作 
1978年「サージャント・ペッパー」
1979年「マペットの夢見るハリウッド」
     「天国から落ちた男」
1981年「四つ数えろ」
     「ペニーズ・フロム・ヘブン」
1983年「二つの頭脳を持つ男」
1984年「オール・オブ・ミー
      /突然下半身が女に!」
     「ロンリー・ガイ」
1985年「映画の作り方教えます」
1986年「リトルショップ・オブ・ホラーズ」
     「サボテン・ブラザース」
1987年「愛しのロクサーヌ」
     「大災難P.T.A.」
1988年「ペテン師と詐欺師
      /だまされてリビエラ」
1989年「バックマン家の人々」
1990年「マイ・ブルー・ヘブン」
1991年「L.A.ストーリー/恋の降る街」
     「わが街」「花嫁のパパ」
1992年「ハウス・シッター/結婚願望」
      「奇跡を呼ぶ男」
1994年「ミックス・ナッツ」「パパとマチルダ」
1995年「花嫁のパパ2」
1996年「SGT.ビルコ
      /史上最狂のギャンブル作戦」
1999年「アウト・オブ・タウナーズ」
     「ビッグ・ムービー」
2001年「ノボケイン/局部麻酔の罠」
2003年「女神が家にやってきた」 

DIANE KEATON
ダイアン・キートン 
誕生日 1946/1/5 
出身 米カリフォルニア州ロサンゼルス 
19歳の時、ニューヨークに移り、
ネイバーフッド・プレイハウスで演技を学んだ。
70年「ふたりの誓い」で映画デビュー。
77年「アニー・ホール」で
アカデミー主演女優賞受賞。
「レッズ」「マイ・ルーム」で
アカデミー賞にノミネート。
87年長編ドキュメンタリー「HEAVEN」で初監督。 
活躍度 ○→ 
演技幅 適応 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1970年「ふたりの誓い」
1972年「ゴッドファーザー」
     「ボギー!俺も男だ」
1973年「スリーパー」
1974年「ゴッドファーザーPARTU」
1975年「愛と死」
1976年「可愛い女」「ニューヨーク・一獲千金」
1977年「ミスター・グッドバーを探して」
     「アニー・ホール」
      ◇アカデミー主演女優賞
1978年「インテリア」
1979年「マンハッタン」
1981年「レッズ」
1982年「WHAT DOES DORRIE WANT?」
     「シュート・ザ・ムーン」
1984年「リトル・ドラマー・ガール」
     「燃えつきるまで」
1986年「ロンリー・ハート」
1987年「ラジオ・デイズ」
     「赤ちゃんはトップ・レディがお好き」
1988年「情熱の代償」
1990年「THE LEMON SISTERS」
     「ゴッドファーザーPARTV」
1991年「花嫁のパパ」
1993年「マンハッタン殺人ミステリー」
     「ベイビー・トーク3
      /ワンダフル・ファミリー」
1994年「ラスト・フライト」
1995年「花嫁のパパ2」
1996年「マイ・ルーム」
     「ファーストワイフ・クラブ」
1997年「イン・マイ・ライフ」
1999年「カーラの結婚宣言」
2000年「電話で抱きしめて」
2001年「フォルテ」 

その他の出演者:
Martin Short ....  Franck Eggelhoffer 
George Newbern ....  Bryan MacKenzie 
Kieran Culkin ....  Matty Banks 
B.D. Wong ....  Howard Weinstein 
Peter Michael Goetz ....  John MacKenzie 
Kate McGregor-Stewart ....  Joanna MacKenzie 
Jane Adams ....  Dr. Megan Eisenberg 
Eugene Levy ....  Mr. Habib 
Rebecca Chambers ....  Young Woman at Gym 
April Ortiz ....  Olivia 
Dulcy Rogers ....  Ava 
Kathy Anthony ....  Beautician #2 
 
User Rating:  5.5/10 (2,943 votes)  
オトーサン、
「低いのは、おかしいぞ」
確か、第1作は、6.4でした。

User Comments:
Grann-Bach さん
Denmark
2003年12月8日
第1作の焼き直し

映画がはじまるや否や、第1作を思い出した。 
多くのシーンが、第1作の再演なので、 
影が薄く、面白みにかける。
こうしたタイプの映画では、
それが当然だろうが、失敗だと思う。 
だが、その点を除けば、この映画、
続編としては、まあまあの出来だと思う。
物語は、第1作の焼き直しである。
同じ俳優たちが出てくる。
語り手は、また、スティーブ・マーチンである。
もし、第1作の登場人物たちが好きなら、
それもよいだろう。
第1作同様、おかしくて、感傷的で、楽しめる。
第1作とスティーブ・マーチンのフアンなら、
楽しめるだろう。 
10点満点で、7点。

オトーサン、
「孫の誕生か...」
いずれ、その時がやってくるでしょう。
「そうなったら、改名しなくては」
このHPの名前も、
"オトーサン"でなくて、"オジ−サン"にしないと。
「YAHOOに登録し直さなくては...面倒だなあ」


月曜日に乾杯!

オトーサン、
有楽町駅前のシネ・ラセットへ。
「月曜日に乾杯!」は、朝1回だけの上映。
客席は、がらがら。

原題:Lundi matin (2002)
   Monday Morning 
監督・脚本:Otar Iosseliani
Genre: Drama / Comedy 
Country: France / Italy 
Language: French / Italian / Romanian 
上映時間:122分
あらすじ:
フランスの小さな村に住むヴァンサンは、
毎朝5時起きで、車と電車を乗り継いで工場に通う。
仕事は単調で、好きなタバコも吸えない。
母と妻と2人の子どもがいるが、
ヴァンサンが家に帰っても誰も相手にしてくれない。
ある日、ヴァンサンは、突然旅に出る。
退屈な日よ、さようなら! 
病気の父親を訪ね、そして列車でヴェニスへ。
新しい出会いがヴァンサンを待っていた...。

出演者: 
Jacques Bidou ....  Vincent(ヴァンサン) 
オトーサン、
「まあ、ごく普通の役者さんだなあ」
周囲のひとびとも、みんな実在の人物のようです。

その他の出演者;
Anne Kravz-Tarnavsky ....  La femme de Vincent 
Narda Blanchet ....  La mere de Vincent 
Radslav Kinski ....  Le pere de Vincent 
Dato Tarielachvili... Nicolas, l'aine de Vincent 
Adrien Pachod ....  Gaston, le cadet de Vincent 
Pascal Chanal ....  Michel, le voisin 
Myriam Laidouni-Denis ....  La femme de Michel 
Laura-Kay Monnet ....  La fille de Michel 
Nicolas Ponthus ....  Le fils de Michel 
Pierre Tricaud ....  Le pere de Michel 
Armand Chagot ....  Le frere de Michel 
Vincent Douhadji ....  Le fermier 
Anne-Jacqueline Bousch ....  La bonne 
Anna Lamour-Flori ....  L'amie de Nicolas 

User Rating:  6.3/10 (171 votes)  
オトーサン、
「まあ、こんなものかも」

ベルリン国際映画祭受賞
・銀熊賞(監督賞)
・国際批評家連盟賞

User Comments:
Rene-6さん
Geneva, Switzerland
2002年5月12日
興味深いが、長すぎる。

この映画は、
フランスの田舎に住む工場労働者の物語。
妻と2人の子供がいるが、彼は愛されていない。
そこで、ある日、彼は、イタリアへ旅行することに。
友人ができ、大酒を飲んだりもする。
最後には、村に戻ってくるという、それだけのお話し。
登場人物たちが、リアルに描かれているので、
興味深いものの、ときに退屈する。
超大作を見たいひとには、薦められない。

オトーサン、
監督の描きたかったのは、
主人公よりも、その背景にある風土や経済文化です。
じっくりと周囲の人物、工場の仕事内容、
そして、ヴェニスの庶民の暮らしを描き出しています。
「まるで、現地で暮らしているみたいだ!
ゆったりとした時間が流れています。
このユニークで、
堂々たる映画をつくった監督に敬意を表して
そのプロフィールをご紹介しましょう。
表紙の写真でご覧のように、長身でハンサムです。

オタール・イオセリアーニ
1934年2月2日、旧ソ連グルジア共和国の
トビリシに生まれる。
トビリシ高等音楽学院の作曲科で
優れた成績を修める。
モスクワ大学で応用数学を専攻した後、
モスクワの国立映画大学(VGIK)の監督科に入学し、
アレクサンドル・ドヴジェンコのもとで演出を学ぶ。
卒業後、トビリシ撮影所に入り、
数本の短編劇映画を監督した後、
62年に長編第1作『四月』を監督。
その後、『落葉』(66)がカンヌ国際映画祭で
国際批評家連盟賞を、
『田園詩』(76)がベルリン国際映画祭で
国際批評家連盟賞をそれぞれ受賞し、
世界的に注目される。
79年、活動の拠点をパリに移し、
個性的な自由人たちが大挙登場する、
とぼけた味わいの奇想天外な群像劇で新境地を開拓し
「月の寵児たち」(84)、「そして光ありき」(89)
、『蝶採り』(92)、『群盗、第7章』(96)の
4作品がいずれもヴェネチア国際映画祭で
審査員特別大賞を受賞するという快挙を成し遂げた。
新作を発表するたびに絶賛されヨーロッパでの人気を
揺るぎないものにしてゆく。
99年、カンヌ国際映画祭に特別招待作品として
出品された前作『素敵な歌と舟はゆく』は、
ルイ・デリュック賞、ヨーロッパ映画アカデミー選出
による年間最優秀批評家連盟賞を受賞し、
ロングラン・ヒットを記録した。
2000年のカンヌ国際映画祭では、
カメラドール審査員長を務めると同時に、
長編処女作『四月』の復原版が特別上映され、
2001年のサン・セバスチャン国際映画祭では、
本作『月曜日に乾杯!』のメイキング・フィルムを
含む全作品の特集上映が組まれ、
その輝かしいキャリアにオマージュが捧げられた。
そして2002年、ベルリン国際映画祭に出品された
『月曜日に乾杯!』は、批評家のみならず観客から
大絶賛され、みごと銀熊賞(監督賞)と
国際批評家連盟賞のダブル受賞を果たした。 


いとこのビニー

オトーサン、
「随分、地味な題名だ」
あまり食欲のそそられない映画でしたが、
借りてきてしまった以上、仕方がありません。
でも、これが、うれしい誤算でした。

原題:My Cousin Vinny (1992)     
監督:Jonathan Lynn
脚本;Dale Launer 
Genre: Comedy 
Rated R for language
上映時間:120分
あらすじ:
10代の若者2人が、NYから深南部に旅行する。
一連の偶然によって、殺人犯として投獄される。
弁護士費用の5万ドルが払えないので、
いとこの弁護士で、典型的なNYっ子ビニーを呼ぶ。
その弁護ぶりは、しどろもどろ。
果たして、弁護に成功するだろうか?

出演者:
Joe Pesci ....  Vincent Gambini (ビンセント)
Marisa Tomei ....  Mona Lisa Vito(モーナ) 
Fred Gwynne.... Judge Chamberlain Haller(判事) 
オトーサン、
「いやあ、うまいもんだ」
ジョー・ペシの演技には敬服していましたが、
主役として、弁護士役を、これだけやれるとは...
そして、その婚約者役のマリサ・トメイ、
これが、実に、破天荒で、いいんだなあ。

JOE PESCI
ジョー・ペシ 
誕生日 1943/2/9 
出身 米ニュージャージー州ニューアーク 
活躍度 ○→ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆☆☆★ 
出演作 
1975年「DEATH COLLECTOR」
1980年「レイジング・ブル」
1981年「錆びた黄金」
1983年「イージー・マネー/一獲千金」
     「ワンス・アポン・ア・タイム・
      イン・アメリカ」
1988年「ムーン・ウォーカー」
1989年「リーサル・ウエポン2」
     「ハートに火をつけて」
1990年「ベッツィの結婚/本日はお日柄も良く」
     「JFK」「ホームアローン」
     「グッドフェローズ」
      アカデミー助演男優賞
1991年「ニューヨークのいたずら」
1992年「リーサル・ウエポン3」
     「いとこのビニー」
     「パプリック・アイ」
     「ホームアローン2」
1993年「ブロンクス物語 愛につつまれた街」
1994年「きっと忘れない」
1995年「カジノ」
1998年「リーサル・ウエポン4」

MARISA TOMEI
マリサ・トメイ 
誕生日 1964/12/4 
出身 米ニューヨーク市ブルックリン 
ボストン大学在学中に「フラミンゴ・キッド」で
映画デビュー。
ニューヨーク大学に移り、
本格的な演技の勉強を始める。
92年「いとこのビニー」で
アカデミー助演女優賞受賞。 
活躍度 △↑ 
演技幅 適応 
演技力     ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆★★★★ 
コメディ   ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1984年「フラミンゴ・キッド」デビュー
1991年「オスカー」「ザンダリーという女」
1992年「いとこのビニー」「チャーリー」
1993年「堕ちた恋人たちへ」「忘れられない人」
1994年「ザ・ペーパー」「オンリー・ユー」
          「フォー・ルームス」
1995年「太陽に抱かれて」
1996年「ミルドレッド」
1997年「ウェルカム・トゥ・サラエボ」
1998年「Fカップの憂うつ」
2000年「ザ・ウォッチャー」
          「ハート・オブ・ウーマン」
2001年「恋する遺伝子」
          「イン・ザ・ベッドルーム」
2003年「N.Y.式ハッピー・セラピー」 

その他の出演者:
Ralph Macchio ....  Billy Gambini 
Mitchell Whitfield ....  Stan Rothenstein 
Lane Smith ....  D.A. Jim Trotter, III 
Austin Pendleton ....  John Gibbons 
Bruce McGill ....  Sheriff Dean Farley 
Maury Chaykin ....  Sam Tipton 
Paulene Myers ....  Constance Riley 
Reiner Schone ....  Ernie Crane 
James Rebhorn ....  George Wilbur 
Chris Ellis ....  J.T. 
Michael Simpson ....  Neckbrace 
Lou Walker ....  Grits Cook 

User Rating:  7.1/10 (8,268 votes)  
オトーサン、
「おお、7点台だ」
アカデミー賞受賞
・助演女優賞  マリサ・トメイ

User Comments:
TxMikeさん
Houston, Tx, USA, Earth
2002年12月9日
評判のいいのも、うなずける。
マリサ・トメイが、アカデミー賞。

この映画をみて、しばらくたった。
覚えているのは、法廷シーンが面白かったこと。
アラバマ州の判事役、Fred Gwynneは、
ほんとに、最高の役者だった。
そう、かれを見たのは、もう40年も前、
テレビ番組"Car 54 Where Are You"だった。 
悲しいことに、この映画上映の1年後に死んだ。
マリサ・トメイについて、一言いいたい。
彼女は、私のお気に入り女性のトップに位置する。
熱帯の孤島に置き去りにされても、
彼女なら、全然、かまわない。
この映画で、彼女は、輝いている。
まるで、彼女のために、本が書かれたみたいだ。
生意気な失業中の美容師で、元メカニック。
彼女の証言が、
若者たちが殺人犯でないことを立証する。
「それは、スッゴイ質問ね。
誰だって、そんな質問に答えられないわ」
(問題のクルマは、1964年まで、
その種のエンジンを搭載していなかった)
この映画のDVDを隣人のロンが貸してくれた。
10年前の映画だが、見事にDVD化されている。
これ以上、付け加える必要はないだろう。
このDVD、出来がいいので、 
買っておけば、コメディを楽しめるだろう。

オトーサン、
「日本じゃ思いもつかないだろうなあ」
やはり「車輪の上の文明」といわれるアメリカです。
マリサ・トメイ演じるモ−ナが自動車に詳しいこと!
両親も、祖父母も、メカニック一家。
タイヤのスリップ跡から、車名や年式が分かるなんて
信じられません。
「それにしても、アメリカのフリーウェイは、
うらやましいなあ。通行料金がタダ!」
それに引き換え、鳴り物入りの道路公団民営化は、、
まったくの腰くだけに終わりました。
「改革は、できないくせに、
自衛隊の海外派遣は、きちんとやる。
年金減らしや増税は、きちんとやってのける。
コイズミって、何者?
希代の詐欺師?」


ウェイクアップ! ネッド

オトーサン、
「どういう映画だろう。
ネッドという若者の寝起きが悪いのかなあ?
どうせ、青春もののバカ映画だろう」
ところが、まったく予想外の名画でした。

原題:Waking Ned (1998)     
監督・脚本:Kirk Jones
Genre: Comedy 
Rated PG for nudity, language 
    and thematic elements.
Country: Ireland / UK / France / USA 
Language: English / Latin / Gaelic 
上映時間:91分
あらすじ;
ふたりの老人の耳に、
小さな村の誰かに宝くじが当たったという噂が入る。
二人は、当選者を探し、賞金を山分けしようとする。
ようやく、幸運の持ち主を発見したものの、
当選したネッドは、何とショック死していた。
お金がふいになるのを恐れて、
村人たちは、ネッドが生きていることを装うことを
固く誓い合う。
ネッドの代役となったのは、マイケル老人だった。

出演者: 
Ian Bannen ....  Jackie O'Shea (ジャッキー)
David Kelly ....  Michael O'Sullivan (マイケル)
Susan Lynch ....  Maggie O'Toole(マギー) 
James Nesbitt ....  Pig Finn(豚飼いのフィン) 
オトーサン、
「この老人コンビ、秀逸だなあ」
裸になると、骨と皮状態で見るに耐えませんが、
心は、まだ、青春しているのです。
「いいなあ。死ぬまで、幼友達がいるなんて」
ジャッキーとマイケルの経歴を見ましょう。
ジャッキーは自動車事故死したせいでしょうか、
経歴が出ていませんでした。

DAVID KELLY
デビッド・ケリー 
誕生日 1929/7/11  
活躍度 △→ 
演技幅 適応 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1983年「ジグソーマン」
1993年「白馬の伝説」
1998年「ウェイクアップ! ネッド」
1999年「私が愛したギャング・スター」
2000年「グリーンフィンガーズ」
2001年「ミーン・マシーン」

その他の出演者:
Fionnula Flanagan ....  Annie O'Shea
Paul Vaughan ....  Narrator (voice) 
Adrian Robinson ....  Lotto Observer 
Maura O'Malley ....  Mrs. Kennedy 
Robert Hickey ....  Maurice O'Toole 
Paddy Ward ....  Brendy O'Toole 
James Ryland ....  Dennis Fitzgerald 
Fintan McKeown ....  Pat Mulligan 
Eileen Dromey ....  Lizzy Quinn 
Kitty Fitzgerald ....  Kitty 
Dermot Kerrigan ....  Father Patrick 

User Rating:  7.3/10 (5,871 votes)  
オトーサン、
「高いスコアだ」

User Comments:
Alan Devineさん
Sheffield, England
1999年4月3日
爽やか。 

熱い夏の日のアフタヌーン・ティー。
その日の緊張をほぐすために、いまだに、
そうした楽しみを捨てないひとたちがいる。
この映画、まさに、ある種のアフタヌーン・ティー。
悪いことなど起きない。厳しい瞬間もない。
生命や自由が脅かされることもない。
登場人物たちは、みんな好人物であるものの、
一筋縄ではいかない連中である。、
それが、この映画を楽しいものにしている。
おそらく、同情されない2人の人物がいるが、
因果応報で消えてしまう。
ひとりは、ほんとうに、「オズの魔法使い」の
邪悪な魔女を思わせる。
要するに、これは、爽やかな映画である。
とにかく、いい感じである。
お涙頂戴ものなどではなく、
村人たちの「乾杯!」のどよめきが聞こえてくる。

オトーサン、
「馬鹿だなあ」
有楽町の宝クジ売場に長い行列をつくっているひとを
ずっと軽蔑していました。
ところが、娘が、面白半分で3枚買ったというので、
「1枚いくらするの?」と尋ねました。
「300円よ」
「へえ、案外安いんだ」
そこで、銀座の誰もいない売場で1枚買いました。
「何で1枚だけなの?連番で買わないと、
3億円は、当らないのよ」
「どうせ、当たらないから、同じだよ」
通常、宝クジは、抽選日までが楽しみなのですが、
この映画、当選した後から物語がはじまるなど、
目のつけどころが、秀逸です。


裸のサンタクロース

オトーサン、
「あっという間にクリスマスが終わった!」
スイス旅行から帰ってきた娘を東京駅に迎えにいき、
その後、新橋のTSUTAYAにDVDを借りにいき、
アルファ・ロメオの本を買って、帰宅。 夕食後、ケーキを食べたら、もう、眠くなって... 原題:Santa Who? (2000) (TV) 監督:William Dear 原作:Chad Hoffman /Robert Schwartz Genre: Comedy 上映時間;92分 あらすじ: サンタクロースが、 そりから落ちて、記憶喪失になる。 邪気のない子供だけが、彼を信じるが、 サンタは、マスコミ人間の不信感と戦う。 出演者: Leslie Nielsen .... Santa Claus (サンタ) Steven Eckholdt .... Peter Albright (ピーター) Robyn Lively .... Claire Dreyer (クレア) Max Morrow .... Zack Dreyer(ザック) オトーサン、 「いい役者だ。見違えるようだ」 サンタクロースを演じたレスリー・ニールセン、 昨日見た「アラスカ・ケビン...」では、 冴えなかったのに、まるで別人のようです。 いい味を出していますし、実に生き生きしています。 LESLIE NIELSEN レスリー・ニールセン 誕生日 1926/2/11 出身 カナダ・サスカティワン州レジナ 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆☆☆★ 出演作 1956年「放浪の王者」「禁断の惑星」「誘拐」 1958年「縄張り」 1965年「ハーロー」 1966年「ボージェスト」「シャイアン砦」 1967年「早射ちガンマン」「誇り高き戦場」 1968年「0011ナポレオン・ソロ       /地球を盗む男」 1969年「黒の捜査線」 1971年「ザカリー・ホイラーの復活」 1972年「ポセイドン・アドベンチャー」 1977年「アニマル大戦争」「ビバ・ニーベル」      「アムステルダム・キル」 1979年「リトル・モー」 1980年「シティ・オン・ファイア」      「プロム・ナイト」「フライングハイ」 1981年「SFエイリアン天国       <裸の宇宙銃を持つ男>」 1982年「クリープショー」      「シークレット・レンズ」 1986年「スキューバ・バトル/地獄の爆弾要塞」      「ミスター・ソウルマン」 1987年「ナッツ」「略奪された百万弗の花嫁」 1988年「裸の銃を持つ男」      「ビキニギャル・パニック」 1991年「裸の銃を持つ男PART21/2」      「クリスマスに万歳!」      「レスリー・ニールセンの裸の十字架を       持つ男/エクソシスト・フォーエバー」 1993年「レスリー・ニールセン       /鉄の顔を持つ男」 1994年「裸の銃を持つ男PART331/3       最後の侮辱」      「レスリー・ニールセン/       裸のローマ帝国2000 1/2年前」 1995年「レンタル・キッズ」      「スパイ・ハード」      「レスリー・ニールセンのドラキュラ」 1997年「ファミリー・プラン」      「ミスター・マグー」 1998年「裸の銃を持つ逃亡者」 2000年「レスリー・ニールセンの       2001年宇宙への旅」 2001年「アラスカ・ケビン        史上最大の犬ぞり大作戦」 その他の出演者: Tommy Davidson .... Max Darren Frost .... Rupert the Elf Karen LeBlanc .... Lenny the Camera Person R.D. Reid .... Grady Ted Atherton .... George, Ch. 12 Manager Stewart Arnott .... Lusby, Claire's Boss Carol Lempert .... Ellen, Claire's Secretary Roger Clown .... Ray Engles Elizabeth Brown .... Nancy Engles Laura DeCarteret .... Sister Greta Richard Fitzpatrick .... Detective Lohenry User Rating: 5.5/10 (145 votes) オトーサン、 「変だなあ。名作だと思うが」 User Comments: shawn_allenさん Maryland 2000年12月3日 レスリー・ニールセンのサンタがいい! レスリー・ニールセンは、はまり役。 かれのサンタは、パーフェクト。 「クリスマスに万歳!」よりもいい。 あれも、キラリと光る役だった...。 この映画で演じるのは、記憶喪失のサンタ。 困惑しきっているので、同情したくなる。 「クリスマス・キャロル」を学び直すあたり、 実にユニークだ。 休日を楽しむには、いいだろう。 オトーサン、 「万事、味気なくなっている」 クリスマスのギフトが、いい例。 アメリカでは、パパ・ママ・コドモに大人気だった 玩具専門店のFAOシュワルツが左前になったとか。 理由は、トイザらスやウォルマートが 安売りしはじめたためです。 また、通販で済ますひとも増えてきました。 ギフト代わりに、メールだけというひともいます。 実は、オトーサンも、そうなのです。 楽天市場のクリスマス・カードが、お勧め。 アニメで、結構楽しく凝ったものなのです。 「もう、間に合わないよ」という方、ご安心を。 色々な絵柄のグリーティング・カードがあって、 なかには、アニメの年賀状もあります。 しゃれているし、無料なので、お勧めです。 一度、トライしてみてください。


アラスカ・ケビン 史上最大の犬ぞり大作戦

オトーサン、
「アラスカか、昨日の話の続きみたいだな」
そんなことで、この映画をみることにしました。
犬ぞりレースを舞台にしたコメディ映画です。
果たして、サンタさん、乗ってくるのでしょうか?

原題:Kevin of the North (2001)     
監督:Bob Spiers
脚本;William Osborne 
Genre: Comedy / Adventure
Rated PG-13 for crude and sex-related humor 
      including language.
Country: UK / Canada 
Language: English 
上映時間;100分
あらすじ;
若い男が、カナダの原野を横断する
犬ぞりレースに参戦することになる。
それが祖父の遺産を相続する条件なのだ。

出演者:
Skeet Ulrich ....  Kevin Manley(ケビン) 
Natasha Henstridge ....  Bonnie Livengood(ボニー)   
Leslie Nielsen...Clive Thornton (ソーントン)
Rik Mayall ....  Carter(カーター) 
オトーサン、
「主役は、あまり、大した役者じゃないな」
経歴をみておきましょう。

SKEET ULRICH
スキート・ウーリッチ
誕生日 1970/1/20 
出身 米ノースカロライナ州 
レオナルド・ディカプリオのような少年の顔立ちに
野性的な瞳を持つ俳優。
本名はブライアン・レイ・ウーリッチ。
芸名のスキートは子供の頃にリトル・リーグの
コーチから「小さくて蚊に似ている」から
「スキーター」と呼ばれたことから命名された。
大学時代は海洋生物学を専攻。
学生時代から舞台活動に励む。
デビュー作は
1996年ウィノナ・ライダー主演の「BOYS」
「ラストダンス」「ザ・クラフト」では
それほど目立たなかったが、
ホラー映画「スクリーム」のネーブ・キャンベル
の恋人役で名をあげた。
1996年「タッチ」では、
人の心を癒す不思議な力を持つ青年
ジュヴナルを主役として演じる。
近作は「ニュートン・ボーイズ」(1998)。
まだ、悩み多き青年といった特定の役回りが
多いが、今後芸幅を広げれば、
さらに飛躍する可能性あり。 
活躍度 △↑ 
演技幅 適応 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆★★★★ 
出演作 
1996年「BOYS」「ザ・クラフト」◆
     「スクリーム」◇「ラストダンス」
     「アルビノ・アリゲーター」
     「TOUCH<タッチ>」◇
     「OLD FRIENDS」「恋愛小説家」
1998年「ニュートン・ボーイズ」◆
     「グリーンズ」◇
1999年「楽園をください」◆
2000年「チルファクター」◇
     「ザ・ハッカー」
2001年「ミッションブルー」◇
     「アラスカ・ケビン 
      史上最大の犬ぞり大作戦」 

その他の出演者:
Rondel Reynoldson ....  Waitress 
Lochlyn Munro ....  Ned Parker 
Brian Jensen ....  Frank Livengood 
Jay Brazeau ....  Mr. Riskind 
rest of cast listed alphabetically 
Mark Brandon ....  Sportscaster 
Dan Joffre ....  Race Offical 

User Rating:  4.5/10 (143 votes)  
オトーサン、
「こんなものかも」

User Comments:
Golgothaeさん 
Norway
2002年10月5日
Rik Mayall...あんた、何しとる!?

この映画、本当に、がっかりだ。...
タイミングの取り方さえよければ、
面白い映画になっただろうに。
こんなにひどいタイミング、見たことない。 
Rik MayallとLeslie Nielsenのような役者が
出ているのだから、大ヒットするかと思った。
Rik Mayall は、Leslie Nielsenに依頼されて、
悪どい競争者の役をしている。
かれは、このコメディで、最もつまらん人物だ。
...大好きなコメデァインだというのに。
だが、この映画では、演技させてもらっていない。
ほんとうに、悲しいことだ、本当に。
この映画で、がっかりしたのは、
面白く演じさせようという気がまるでないことだ。
ただ、面白い役者を揃えれば事足れリという感じ。
その点が、本当に問題なのだ。
勿論、こんな脚本では、
どうしようもないかも知れないが、
こうなったのは、監督の責任も大きい。
もっと、いい映画になったはずだ。
ほんとうに、そうなのだ。
だが、RikyやLesliが、お手上げなのでは...。
まあ、子供向けの映画にはなってはいるが。

オトーサン、
「ほんとうに惜しいなあ」
恐らく、アラスカでの撮影が大変だったのでしょう。
犬を調教し、厳しい自然と戦い、予算オーバー。
そんななか、肝心かなめの俳優の演技指導にまで、
手が回らなかったのでしょう。
「結局、サンタは、乗っていなかったんだ!」


コール

オトーサン、
「どうしようかなあ」
迷っていましたが、たまたま週刊文春で、
おすぎさんが、3つ星をつけていたので、
見ることにしました。

原題:Trapped (2002)     
監督:Luis Mandoki
原作・脚本:Greg Iles
Genre: Thriller / Crime 
Rated R for violence, language 
    and sexual content.
Country: USA / Germany 
Language: English 
上映時間:106分
あらすじ;
ジョーは、自分の手口に酔っている。
お金持の子供を誘拐し、24時間監禁し、
母親を支配下に置く一方で、もうひとりが、
旅先の父親から身代金を獲得するというもの。
だが、この手口をジェニングス一家に応用すると、
事態が悪化した。
ひとつは、娘のアビーが喘息持ちだったこと。
もうひとつは、一家がジョーの正体を
突き止めたからだった。

出演者:
Charlize Theron ....  Karen Jennings (カレン)
Dakota Fanning ....  Abigail Jennings(アビー) 
オトーサン、
「アビー、期待していたほど、よくない」
名子役ということで、もてはやされて、
擦れてきているのではないでしょうか。
母親のカレンを演じたシャーリーズ・セロン、
やはり、飛び切りの美人ですねえ。
誘拐犯に犯されそうになるシーンなんか、生唾もの。
でも、演技のほうも実力派で、大したものです。
経歴紹介は、この2人にしましょう。

DAKOTA FANNING
ダコタ・ファニング 
誕生日 1994/2/23  
出身 米ジョージア州アトランタ 
5才の時、
TIDEのコマーシャルのオーディションで
数千人の中から選ばれ、芸能界入り。
地元のアトランタで何本かCM出演後、
テレビ「ER 緊急救命室」でゲスト出演。
その後も「アリーMYラブ」「ザ・プラクティス」
「スピン・シティ」にゲスト出演。
2001年「TOMCATS」で映画デビュー。
2001年「アイ・アム・サム」のルーシー役で
BFCA最優秀新人賞、
シカゴ映画批評家協会賞、
ゴールデン・サテライト賞、
ラスベガス映画批評家協会賞、
映画俳優協会賞など
新人賞を総なめした。 
活躍度 △↑ 
演技幅 適応 
演技力     ☆☆★★★★ 
アクション ☆☆★★★★ 
コメディ   ☆☆★★★★ 
出演作 
2001年「トム・キャッツ
            /恋のハメハメ猛レース」
     「I am Sam アイ・アム・サム」◆
2002年「ヘンゼルとグレーテル」
          「コール」 

CHARLIZE THERON
シャーリーズ・セロン 
誕生日 1975/8/7 
出身 南アフリカ・ベニーノ 
フランス系の父とドイツ系の母の間に生まれる。
南アフリカ郊外の農場で育ち、
モデルとしてキャリアを積んで、
ジェフリー・バレエ・スクールなどで12年間、
クラシック・バレエを学び、
ダンサーになることを夢見ていたが、
膝の故障のために断念。
ミラノやパリでトップモデルとして活躍した後、
アメリカで女優を目指す。
長編映画デビュー作は「トゥー・デイズ」で
ジェームズ・スペイダーの恋人役。
美しいプロポーションもさることながら、
役柄に合わせた演技力がある。
「ディアボロス」では、精神状態に次第に
崩壊していくキアヌ・リーブスの妻役で
衝撃的な演技を見せたかと思えば、
「マイティ・ジョー」では、命がけで
大ゴリラ・ジョーを守るヒロイン・ジル
のような明るく元気な女性を演じている。 
活躍度 ○↑ 
演技幅 適応 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆★★★★ 
出演作 
1994年「CHILDREN OF THE CORN V」
1996年「トゥー・デイズ」◆
     「すべてをあなたに」◆
1997年「ディアポロス/悪魔の扉」◆
     「Mr・ダマー2 1/2」◆
1998年「マイティ・ジョー」◇
1999年「セレブリティ」◆「ノイズ」◇
     「ネイビー・ダイバー」
     「サイダーハウス・ルール」◇
2000年「レインディア・ゲーム」◇
     「バガー・ヴァンスの伝説」◇
     「ザ・ダイバー」◆「裏切り者」◆
2001年「15ミニッツ」▲
     「スウィート・ノベンバー」◇
     「スコルピオンの恋まじない」◆
2002年「コール」◇
2003年「ミニミニ大作戦」◇

その他の出演者:
Courtney Love ....  Cheryl Hickey (シェリル)
Kevin Bacon ....  Joe Hickey(ジョー) 
Stuart Townsend...William Jennings(ウィリアム)
オトーサン、
脇役の3人がなかなかの演技でした。
コートニー・ラブの悪女ぶり、
ケビン・ベーコンは、主犯格の誘拐犯ですが、
このひと、こういう役をやらせたら天下一品です。
シャーリーズ・セロンの夫で、著名な麻酔医を
演じたのは、ステュワート・タウンゼント。
はじめてお目にかかりましたが、美男子でした。

Pruitt Taylor Vince ....  Marvin 
Steve Rankin ....  Hank Ferris 
Gary Chalk ....  Agent Chalmers 
Jodie Markell ....  Mary McDill 
Matt Koby ....  Peter McDill 
Gerry Becker ....  Dr. Stein 
Andrew Airlie ....  Holden 
Randi Lynne ....  Hotel Operator 
Colleen Camp ....  Joan Evans 
J.B. Bivens ....  Gray Davidson 

User Rating:  5.9/10 (2,106 votes) 
オトーサン、
「案外、低いなあ」
これだけ、よく出来ているのに、低いのは、
やはり幼児誘拐という最も卑劣な犯罪の描き方に
問題があるのかも。

User Comments:
moonspinner55さん
san berdo, ca
2003年9月6日
不自然だが、
流れるような出来。
ひねりも多く、最後まで飽きさせない。

連続幼児誘拐犯がパニックになる。
というのも、犠牲者とその両親が
テーブルを回しはじめたからだ。 
結末のカーチェイス・シーンの出来は絶妙。
大いに盛り上げる。
登場人物たちの動機が次第に不明確になるものの、
見事なサスペンス映画だ。
配役もいい。

オトーサン、
「一度、乗ってみたいなあ」
ステユワート・タウンゼントが操縦する水上飛行機。
赤と白に塗り分けて、素敵なのです。
だって、静かな海面を疾走して、
離陸することができるなんて、信じられません。
「そう、シドニーでも、見たなあ」
「一度乗ってみたいもんだ。
でも、乗るならアラスカがいいなあ。
サーモン・フィッシングに行きたいもんだ」


ジョー、満月の島に行く

オトーサン、
「オオ、メグ・ライアンのラブ・コメだ。
相手役は、あの名優トム・ハンクス、
こりゃあ、いいわい」

原題:Joe Versus the Volcano (1990)     
監督・脚本:John Patrick Shanley
Genre: Comedy / Romance / Drama
上映時間:97分
あらすじ:
余命数ケ月と宣告されたジョー。
ある裕福なビジネスマンに説得されて、
太平洋の島にある火山に飛びこむ。
たたりを恐れる住民の不安を解消するための
人身御供というわけ。
島に行く途中、メグに出会う。
彼女は、ひとり三役を演じている。

出演者:Tom Hanks ....  Joe Banks(ジョー) 
Meg Ryan ....  DeDe/Angelica Graynamore
  /Patricia Graynamore (パトリシア)
オトーサン、
「トム・ハンクスのほうが、一枚役者が上だ!」
メグは、1人三役に挑戦していますが、
どう演じわけようとしても、メグはメグ。
まるで、別人のようにみえるトムには、敵いません。
2人とも、長い経歴ですが、紹介しましょう。

TOM HANKS
トム・ハンクス 
誕生日 1956/7/9 
出身 米カリフォルニア州オークランド 
カリフォルニア州立大学在学中から
シェイクスピア劇団の舞台に立つ。
80年「血塗られた花嫁」で映画デビュー。
84年「スプラッシュ」で注目され、
「ビッグ」で初めてアカデミー賞にノミネート。
93年「フィラデルフィア」と
94年「フォレストガンプ/一期一会」で
二年連続アカデミー主演男優賞受賞。
96年「すべてをあなたに」では監督としても
デビューした。
私生活では在学中の演劇クラスで
スーザン・ディリンガム(ルイス)と知り合い、
77年11月に二人の間にコリン・ハンクス生まれる
78年に結婚。
82年に二人目の子供エリザベスが生まれる。
87年に長い調停の末、離婚。
88年に再婚したリタ・ウィルソンとの間にも
二人の子供がいる。
別れた妻サマンサ(48)は2001年現在
末期癌に冒され、治療費の援助を行っている。
弟は俳優のジム・ハンクス。 
活躍度 ◎→ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆☆☆ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1980年「血塗られた花嫁」
1984年「スプラッシュ」◇
     「バチェラー・パーティ」◇
1985年「赤い靴を履いた男の子」◇
     「ピース・フォース」
1986年「恋の邪魔者」◇「マネー・ピット」◇
1987年「さよならは言わないで」◇
1988年「ドラグネット/正義一直線」◇
     「パンチライン」◇「ビッグ」◇
     「メイフィールドの怪人たち」◇
1989年「ターナー&フーチ/すてきな相棒」◇
1990年「虚栄のかがり火」◇
     「ジョー、満月の島へ行く」◇
1992年「プリティ・リーグ」◇
     「ラジオフライヤー」(ナ)
1993年「めぐり逢えたら」◇
     「フィラデルフィア」
      ◇アカデミー主演男優賞
1994年「フォレスト・ガンプ/一期一会」
      ◇アカデミー主演男優賞
1995年「アポロ13」◇
     「セルロイド・クローゼット」
     「トイ・ストーリー」(声)◇
1996年「すべてをあなたに」◇
1998年「プライベート・ライアン」◇
     「ユー・ガット・メール」◇
1999年「グリーンマイル」◇
     「トイ・ストーリー2」(声)
2000年「キャスト・アウェイ」◇
2002年「ロードトゥパーディション」◇
     「キャッチ・ミーイフ・ユー・キャン」◇ 

MEG RYAN 
メグ・ライアン 
誕生日 1961/11/19   
出身 米コネチカット州フェアフィールド 
ジャーナリスト志願でニューヨーク大学で
学んでいたが、エージェントに見いだされ女優に。
映画デビューは1981年「ベストフレンズ」で
キャンディス・バーゲンの娘役。
1991年にデニス・クエイドと結婚し、
2001年7月16日、ラッセル・クロウとの
不倫騒動により離婚した。
二人の間には一児(ジャック)がいる。
「恋人たちの予感」(1988)
「めぐり逢えたら」(1993)で
ゴールデン・グローブ賞にノミネートされる。 
メグ・ライアンはといえば、
ラブコメ映画に欠かせない金髪でショートヘア、
クリッとした瞳の女優。
いくつになっても少女のようなかわいらしい笑顔と
若々しい爽やかな演技は、
どんな映画でも観客を自分のペースに取り込んで
しまう不思議な魅力を持っている。
もちろん、コメディばかりでなく、
「戦火の勇気」の謎の死を遂げた兵士や
「男が女を愛する時」のアル中の主婦アリス役の
ような感情の起伏の激しい役や
「シティ・オブ・エンジェル」の女医役で
見せたような大人の演技でも、
十分存在感を見せている。
彼女の明るいイメージからか、
あまり感動大作への出演に恵まれないため、
賞歴はないが、自分の個性を貫ける天性の演技力は、
アカデミー賞女優には決して劣ってはいない。 
活躍度 ◎→ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1981年「ベストフレンズ」デビュー
1983年「悪魔の棲む家3」
1986年「トップガン」
     「私立ガードマン/全員無責任」
1987年「インナースペース」◆
     「プロミストランド/青春の絆」◆
1988年「D.O.A.死へのカウントダウン」◇
     「プレシディオの男たち」◆
1989年「恋人たちの予感」◇
1990年「ジョー、満月の島へ行く」◇
1991年「ドアーズ」◆
1992年「キスへのプレリュード」◇
1993年「フレッシュ・アンド・ボーン
      /渇いた愛の行方」◇
     「めぐり逢えたら」◇
1994年「男が女を愛する時」◇「星に想いを」
1995年「恋の闇 愛の光」「フレンチ・キス」◇
1996年「戦火の勇気」◇
1997年「アナスタシア」(声)◇
     「恋におぼれて」◇
1998年「シティ・オブ・エンジェル」◇
     「ユー・ガット・メール」◇
1999年「キャスティング・ディレクター」◆
2000年「電話で抱きしめて」◇
     「プルーフ・オブ・ライフ」◇
2001年「ニューヨークの恋人」◇
2002年「デブラ・ウインガーを探して」
2003年「イン・ザ・カット」 

その他の出演者:
Lloyd Bridges ....  Samuel Harvey Graynamore 
Robert Stack ....  Dr. Ellison 
Abe Vigoda ....  Waponis Chief 
Dan Hedaya ....  Mr. Frank Waturi 
Barry McGovern ....  Luggage Salesman 
Amanda Plummer ....  Dagmar 
Ossie Davis ....  Marshall 
Jayne Haynes ....  Nurse 
David Burton ....  Mike 
Carol Kane ....  Cassandra (hairdresser)
Jim Hudson ....  Fred (Guard) 
Antoni Gatti ....  Italian tailor 
Darrell Zwerling ....  Underwear Salesman

User Rating:  5.3/10 (6,285 votes)  
オトーサン、
「そんなバカな、こんなに低いハズがない」

User Comments:
mm-39さん
Winnipeg
2002年7月22日
平均的

トム・ハンクスが、B級映画に出ている。
物語は、特にどうっていうことはない。
だが、サラリーマンの身をすりへらすような
日々の苦しみは、よく分かる。
私だって、火口に飛び込みたくなることがある。
本当にそうしたくなるほど、悪い映画ではないが、
かといって、飛び込むのやめたくなるほど、
おかしくもない。
いくらかユーモアもあるが、弾けることはない。
誰だ、本当に、頭に雲がかかっているのは? 
10点満点で6点。 

オトーサン、
「だって、トムとメグの共演だぜ。
褒めているコメントのひとつやふたつ、あるだろう」

User Comments:
Avatar-7さん 
Pittsburgh, PA
2003年1月3日
見過ごされた宝石... 

映画のスタイルがすばらしい。 
冒頭の照明、オフィスの飾りつけには狂喜した。
テレビで見ていたというのに。
この映画、トムとメグの相性がバツグンだ。
撮影も、ファンタスティック。
記憶に残るシーンがたくさんある。
多くのシーンは、意図的に照明を落として
シュールな雰囲気を醸しだしている。
ストーリーは、新鮮で本物である。
登場人物に感情移入できる。
「ロマンティック・コメディ」の傑作だ。
10点満点で、8点。 

オトーサン、
「毀誉褒貶。ひと、それぞれ。
でも、オレは、どちらかというと、
後者のほうに賛成だなあ」
とはいえ、後半の原住民のシーンのひどさには、
目を覆いました。
「どうなってるの?」


リーマン・ジョー!

オトーサン、
このDVDのジャケットのデザインが
しゃれていたので、借りました。
「ジョー!」の「!」というのが、ネクタイ。
そういえば、主人公は、サラリーマン。
首にネクタイを巻きつけられて暮らす身。

原題:Joe Somebody (2001)     
監督:John Pasquin
脚本:John Scott Shepherd
Genre: Comedy / Romance / Drama
Rated PG for language, thematic elements 
    and some mild violence.
上映時間;98分
あらすじ:
馬鹿にされているビデオ技術者のジョーは、
オフィスや娘の面前で、弱い者いじめのマークに
ひどい辱しめを受け、復讐を誓う。
そこで、身体を鍛えようと、
B級アクション・スターに弟子入りして、
マーシャル・アーツを習う。
マークとの対決の噂が流れて、 
ジョーは、突然、注目の的になり、出世する。
平凡な男と思われたくなかったのだが、
予想だにしないことが起きる。

出演者:
Tim Allen ....  Joe Scheffer (ジョー)
Julie Bowen ....  Meg Harper(メグ)
Patrick Warburton ....  Mark McKinney(マーク) 
オトーサン、
「ティム・アレンって、いい役者だ」
はじめて、お目にかかりましたが、
丁寧に演技しているので、好感をもちました。

TIM ALLEN
ティム・アレン 
誕生日 1953/6/13 
出身 米コロラド州デンバー 
94年「サンタクロース」で映画デビュー。
「トイ・ストーリー」のバズ・ライトイヤーの
声が有名。 
活躍度 △→ 
演技幅 個性 
演技力     ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ   ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1994年「サンタクロース」
1995年「トイ・ストーリー」(声)
1997年「ジャングル2ジャングル」
          「大富豪、大貧民」
1999年「トイ・ストーリー2」(声)
2000年「ギャラクシー・クエスト」
          「クライム&ダイヤモンド」
2001年「リーマン・ジョー!」
2002年「ビッグ・トラブル」
     「サンタクロース・リターンズ 
            クリスマス危機一髪」

その他の出演者:
Kelly Lynch ....  Callie Scheffer
Greg Germann ....  Jeremy 
Hayden Panettiere ....  Natalie Scheffer 
James Belushi ....  Chuck Scarett
Ken Marino ....  Rick Raglow 
Wolfgang Bodison ....  Cade Raymond 
Cristi Conaway ....  Abby Manheim 
Robert Joy ....  Pat Chilcutt 
Tina Lifford ....  Cassandra Taylor 
James Cada ....  Exec. Bill 
Tawnja Zahradka ....  Waver 'Tawnja' 
Ahna Brandvik ....  Neva 

User Rating:  5.4/10 (1,230 votes) 
オトーサン、
「これも、低いなあ」

User Comments:
mattymatt4everさん
Jersey City, NJ
2001年12月28日
家族向きの面白い映画。

ティム・アレンは、才能のあるコメディアンだ。
かれの映画は、ほとんど、みな面白い。
悪いのは、"Jungle 2 Jungle"だけ。 
この映画は、家族向きコメディとして上出来。
物語の先が読める。
だが、見ていて楽しかった。
ジュリー・ボーエンは、アレンの恋人役。
そう!彼女は、ハリウッドきっての美女だ! 
もっと彼女の映画を見たい。
スクリーンに出てくるだけで.メロメロになる。
Jim Belushi は、マーシャル・アーツの教師で、
失業したアクションスター役である。
これは、かれのキャョリアを思わせる内輪の冗談?
でも、ジムは好きだ。
評価が低いのは、おかしい。
もし、かれのおかしな演技をみたかったら、
"Taking Care of Business" や"Return to Me"を
おすすめする。
がっかりしたのは、
Patrick Warburtonが出てくる時間の短いこと。
たった10分しか出ていない! 
Warburtonも、才能豊かなコメディアンで、
 "Seinfeld"のパディ役なんて、素敵だった。
つぼに、はまっていた。
この映画では、しゃれたせりふのひとつも言わない。
何ということだ! 
だから、"Big Trouble"の上映が本当に待ち遠しい。 
この映画では、また、アレンとWarburtonが共演し、
もっとかれのことを見ることができる。
ほかの家族向け映画と同様に、
この映画でも、コメディが翳る部分がある。
その部分で、メッセージを伝達しようというもの。
だが、実にありきたりで、がっかりする。
そう、ペシミストなのである。
メッセージを伝えたかったら、
リアリティの感覚がないとダメだ。
「アメリカン・ビューティ」には、
伝えたいメッセージがあったが、 
実に自然で、リアリスティックなものだった。
観客の反発を買わないやりかただった。
この映画の冒頭、アレンは、負け犬として登場。
なぜ? そんなことだれが知るか? 
だが、ある馬鹿げた理由で、周囲のものは、
かれの存在すら忘れている始末。
「ハロー」と呼びかけても、誰も返事をしない。
だが、かれが仕事場の嫌われ者と戦うとなるや否や、
みんなが、かれを神のようにあがめる。
第六感ってやつかも。
だが、大企業でも同じかも? 
私は、そうは思わないが。
大人どもが、みな浅薄になりうる。
そこが、おかしい。
そんなことを期待して、
この映画を見に行ってはいけない。
啓蒙されたり、感動したりする類の映画ではない。
笑いに行くべし。 
男なら、ジュリー・ボーエンの美貌を見に行くべし。
それが、行く理由だ! 
私のスコアは、10点満点で7点。

オトーサン、
「そんなに、ジュリー・ボーエン、いいかなあ?」
女性がタイプかかどうかは、ひとそれぞれですね。
それより、主人公の娘さんが、かわいかったので、
表紙に写真を掲載しました。


エース・ベンチュラ

オトーサン、
「これが、第1作なんだ」 
ジム・キャリーがペット探偵を演じるシリーズ。
やはり、第1作は、出来がいいようです。

原題:Ace Ventura: Pet Detective (1994)     
監督:Tom Shadyac
原作:Jack Bernstein 
脚本:Jack Bernstein /Tom Shadyac /Jim Carrey
Genre: Comedy
上映時間:86分
あらすじ:
ペット探偵になるには、
犯罪人とペットの双方を熟知せねばならない。
エース・ベンチュラは、さらに、その上を行くのだ。
かれは、野放図なペットのように行動する。
フットボールチームのマスコットであるイルカが
スーパーボウル直前に盗まれて、
エース・ベンチュラに、仕事が回ってくる。
さあ、誰がイルカを盗もうとしたのか。
そして、その理由は? 

出演者: 
Jim Carrey ....  Ace Ventura (エース)
Courteney Cox ....  Melissa Robinson (メリッサ)
Reiner Schone ....  Woodstock(ウッドストック)
オトーサン、
「ジム・キャリー、好演!」
それに、脇役の女優さん、2人もなかなかのもの。
ここでは、依頼主の広報担当の女性を演じた
コートニー・コックスの経歴を見ましょう。

COURTENEY COX ARQUETTE
コートニー・コックス・アークエット 
誕生日 1964/6/15  
出身 米アラバマ州バーミンガム 
高校卒業後、すぐニューヨークへ移り、
モデルとコマーシャルの仕事を始める。
テレビでは「ファミリー・タイズ」や
「フレンズ」のモニカ役で活躍。
映画では「スクリーム」シリーズのゲイル役が有名。
99年に「スクリーム」で共演した
デイビッド・アークェットと結婚した。 
活躍度 △→ 
演技幅 個性 
演技力     ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ   ☆☆☆★★★ 
出演作 
1987年「DOWN TWISTED」
          「マスターズ/超空の覇者」
1988年「コクーン2」
1990年「Mr.ディスティニー」
1991年「BLUE DESERT」
1992年「SHAKING THE TREE」
1994年「エース・ベンチュラ」
1996年「スクリーム」
1997年「コマンドメンツ」(V)
          「スクリーム2」
1999年「デスリミッツ」
2000年「スクリーム3」◇
2001年「スコーピオン」

その他の出演者:
Sean Young ....  Lt. Lois Einhorn 
Tone Loc ....  Emilio 
Dan Marino ....  Himself 
Noble Willingham ....  Riddle 
Troy Evans ....  Roger Podacter 
Udo Kier ....  Ron Camp 
Frank Adonis ....  Vinnie 
Tiny Ron ....  Roc 
David Margulies ....  Doctor 
John Capodice ....  Aguado 
Judy Clayton ....  Martha Mertz 
Bill Zuckert ....  Mr. Finkle 
Alice Drummond ....  Mrs. Finkle 
Rebecca Ferratti ....  Sexy Woman 
Mark Margolis ....  Mr. Shickadance 
Antoni Corone ....  Reporter #1 
Margo Peace ....  Reporter #2 
Randall 'Tex' Cobb ....  Dog owner 
Henry Landivar ....  Burnout 
Florence Mistrot ....  Neighbor 

User Rating:  6.2/10 (14,816 votes)  
オトーサン、
「こっちは、高いなあ」

User Comments:
jellyneckrさん
Virginia
2001年8月13日
最初は面白いが、2度目はよくない!

その昔、1994年に、この映画を見て、
面白かった。
最近、ビデオで見てキライになった。
最初に見たときは、おかしかったが、
2度目は、まったくおかしくなかった。
友人たちはテレビで100回も見ているらしいが、
私のほうは、見る度にキライになる。
友人たちは、好きなんだが、 
どうしてだろう。

オトーサン、
「やっぱり、ジム・キャリーの芸が強烈だから、
好き嫌いが分かれるのだろうなあ」
お金儲けのために、ここまでやるかと思いはじめると
イヤでイヤでたまらなくなるだろうし、
「あの顔、まるで、ゴムマスクみたい、スゴイ」
そう思えば、100変化を楽しめるのでしょう。


ジム・キャリーのエースにおまかせ!

オトーサン、
「どうなってるんだ」
新橋のTSUTATAで借りてきたDVDが映らないのです。
「修理の店ないかなあ」
拭き掃除をしたら直ったのをみると、
原因は、機械の内部に溜まった埃のようでした。

原題:Ace Ventura: When Nature Calls (1995)     
監督・脚本:Steve Oedekerk
キャラ:Jack Bernstein 
Genre: Comedy 
Rated PG-13 for crude humor.
上映時間:90分 
あらすじ:
人里離れたヒマラヤの隠れ家から
出てきたエース・ベンチュラは、 
探検家のフルトン・グリーンウォールと
聖なるコウモリを探しにアフリカに行く。
Wachootoo族とWachati族の間の抗争を 
中止させる力があるといわれている。
勿論、エースが介入するや、
地獄も吹き飛んでしまう...

出演者:
Jim Carrey ....  Ace Ventura(エース) 
Ian McNeice ....  Fulton Greenwall(フルトン) 
Simon Callow ....  Vincent Cadby (領事)
オトーサン、
「こりゃ、失敗だ。空回りだ」
肝心のジム・キャリーが、こうでは、
面白くも、何ともありません。
脇役も、毒気に当てられて、影が薄い演技でした。

JIM CARREY
ジム・キャリー 
誕生日 1962/1/17 
出身 カナダ・オンタリオ州 
15歳にして学校生活をやめ、トロントに出る。
4年間に渡ってカナダ各地のコメディ・クラブを
回って、人気を得た後、ロサンゼルスに移住。
サンセット・ストリップにある
ミッツィ・ショアーズ・コメディ・ストアに
腰を落ち着けた。
NBCのコメディ・シリーズ「THE DUCK FACTORY」で
レギュラー。
映画は95年「ジム・キャリーはMr.ダマー」が
3億5千万ドルの興業収益を上げるヒットで
一躍スターに。 
活躍度 ◎↑ 
演技幅 個性 
演技力     ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ   ☆☆☆☆☆★ 
出演作 
1983年「ラバー・フェイス」
1984年「ジム・キャリーの
            スキーでヤッホー大作戦!」
     「マネーハンティングUSA
            /500万ドルを追いかけろ」
1985年「ワンス・ビトゥン
            /恋のチューチューバンパイア」
1986年「ペギー・スーの結婚」
1988年「ダーティー・ハリー5」
1989年「ピンク・キャデラック」
          「ボクの彼女は地球人」
1990年「ハイ・ストラング」
1994年「ジム・キャリーはMr.ダマー」◇
          「エース・ベンチュラ」◇「マスク」◇
1995年「バットマン・フォーエヴァー」◆
     「ジム・キャリーのエースにおまかせ!」
            ◇
1996年「ケーブルガイ」◇
1997年「ライアー・ライアー」◇
1998年「トゥルーマン・ショー」◇
          「サイモン・バーチ」
1999年「マン・オン・ザ・ムーン」◇
          「グリンチ」◇
2000年「ふたりの男とひとりの女」◇
2001年「マジェスティック」◇
2003年「ブルース・オールマイティ」◇

その他の出演者:
Maynard Eziashi ....  Ouda 
Bob Gunton ....  Burton Quinn 
Sophie Okonedo ....  The Wachati Princess 
Tommy Davidson ....  The Tiny Warrior 
Adewale Akinnuoye-Agbaje ....  Hitu (as Adewale) 
Danny D. Daniels ....  Wachootoo Witch Doctor 
Sam Motoana Phillips ....  Wachootoo Chief 
Damon Standifer ....  Wachati Chief 
Andrew Steel ....  Mick Katie 
Bruce Spence ....  Gahjii 
Thomas Grunke ....  Derrick McCane 
Arsenio 'Sonny' Trinidad ....  Ashram Monk 

User Rating:  4.8/10 (10,482 votes)  
オトーサン、
「低いなあ」

User Comments:
heo Robertsonさん 
Isle Of Bute , Scotland
2003年10月20日
チャンスを与えよう 

いつも、ジムキャリーの映画は軽蔑してきた。
「エース・ベンチュラ」が、まあまあだったので、
キャリーキライの確信犯の私が、
ついに、続編を見ることにしたのだ。
映画の出だしは「クリフハンガー」のパロディ風で、
なかなかよかったが、 
それに続くシーンときたら、
「ランボー3」に、ほど遠いものだった。
アクションの舞台がアフリカに移動すると
「オズ」のフアンなら、
Simon Adebisiを演じる男に注目するだろう。
それとともに、この映画の破綻がはじまる。
エースが、希少なコウモリを探すという筋書きが、
キャリーのマンネリ化したドタバタ喜劇のおかげで、
どんどんわけが分からなくなっていくのだ。
私は、ドタバタ喜劇のフアンではない。
あのローレルとハーディのような名優でも、
演技には、出来不出来がある。
映画が進んで、終りになればなるほど、
私は、この映画がキライになっていった。
この映画、大キライ、
ジム・キャリー・フアンだけのものだ。

オトーサン、
「欲ばりすぎだし、うそっぽい」
エースは、環境に優しく動物愛護家という設定ですが、
とんでもない。あちこちで、無神経な行動が露呈。
アフリカの原住民の描きかたも、類型的。
動物の描き方も、同様。
何しろドタバタ優先でした。
「そこのけ、そこのけ、ブッシュが通る」式でした。


死ぬまでにしたい10のこと

オトーサン、
「すごい題名だ」
そろそろ定年ですから、
これからのことを、いろいろ考えてしまいます。
「でも、死に支度をせよと言われるとは...」
死ぬ前に、思い残すことがないようにするのって、
考えてみれば、大変なことですね。

原題:My Life Without Me (2003)     
監督・脚本:Isabel Coixet
Genre: Romance / Drama  
Rated R for language.
Country: Spain / Canada 
Language: English 
上映時間:106分
あらすじ:
アンは、23歳。 
母親の庭に置いたトレーラーハウスで
夫と2人の子供たちと穏やかな日々を過ごしている。
その暮らしが暗転する。
というのも、医者が、あなたは子宮ガンで、
余命は、あと2ケ月しかないと宣告したからだ。
彼女は、死ぬ前にやりたいこと
10のリストをつくる。
家族のために、いろいろやってあげる。
コインランドリーで出会った
さびしい男リーと恋に落ちる。

出演者:  
Sarah Polley ....  Ann(アン) 
Scott Speedman ....  Don(ダン)
Mark Ruffalo ....  Lee(リー) 
オトーサン
「このひと、うまいのか、下手なのか」
サラ・ポーリーには、感情移入できませんでした。 
男優2人も、あまり上手とはいえません。

SARAH POLLEY
サラ・ポーリー 
誕生日 1979/1/8  
出身 カナダ 
テレビでは「アボンリーへの道」のヒロイン、
セーラ役や「丘の家のジェーン」など。 
活躍度 △↑ 
演技幅 適応 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆★★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1985年「クリスマスに届いた愛」デビュー
1988年「バロン」
1990年「丘の上のジェーン」(TM)
     「アヴォンリーへの道」(TM)
1994年「エキゾチカ」
1996年「JOE'S SO MEAN TO JOSEPHINE」
1997年「スウィート・ヒアアフター」
     「THE HANGING GARDEN」
     「THE PLANET OF JUNIOR BROWN」
1998年「go」◇「イグジステンズ」◆
1999年「写真家の女たち」◇
2000年「悪魔の呼ぶ海へ」 「めぐり逢う大地」
2002年「死ぬまでにしたい10のこと」◇

その他の出演者:
Deborah Harry ....  Ann's Mother 
Leonor Watling ....  Ann 
Amanda Plummer ....  Laurie 
Julian Richings ....  Dr. Thompson 
Maria de Medeiros ....  Hairdresser 
Jessica Amlee ....  Penny 
Kenya Jo Kennedy ....  Patsy 
Alfred Molina ....  Ann's Father 
Sonja Bennett ....  Sarah 
rest of cast listed alphabetically 
Esther Garcia   
Tyron Leitso ....  Guy in Bar 

User Rating:  7.7/10 (551 votes)  
オトーサン、
「おっ、意外に、高いスコアだ」

User Comments:
paul2001sw-1さん
Merced, California
2003年11月21日
ひときわ優れたお涙頂戴もの

この映画、見るのが辛い。
魅力的な若い母親が、余命あと2ケ月と知る。
残された時間を活用しようと、
病名を伏せ、自分のために、
そして彼女が愛するひとたちのために
できるかぎりのことをやろうとする。
映画は、意識的に、この時期に集中する。
苦痛をソフトフォーカスで描き、
ある視点から見ると、すべてが順調に進んでいく。
出来すぎといいたくなるほどだ。
だが、この映画は、すばらしい。
すべての演技は、的確だし、
ユーモアに満ちている。
それも、死をものともしない
ブラック・ユーモアではなく、
日々の暮らしを肯定する前向きのユーモアである。
構成も素晴らしい。
シーンとシーンをつなぐ技術や
より広い意味では、物語の語り口もいい。
筋書きは、最終的な自殺にむかって進行する。
監督が、物語りと配役に寄せる信頼のおかげで、
鼻持ちのならないものには、なっていない。 
死は、確かにロマンティックなものではない。
Mike Nichollsの"Wit" のように悩ましい映画であり、
見るのがつらい映画ではあるが、
観客は、生きていることの幸せをかみしめるだろう。

オトーサン、
「おお、よく寝たなあ」
観客の99%は、若い女性たち。
眠りこけている中年男を数多く見ました。
「よほど、退屈だったんだ」
会社をさぼって、平日の昼に見にきているひとは、
原題にあるとおり、"My Life Without Me"。
「お前なんか、いなくていいよ」
そう言われている窓際族なのでしょう。 

オトーサン、
再発見しました。
「それにしても、若い女性は、貪欲だなあ。
愛されるだけでは、ダメなんだ。
深く愛してほしいんだ。
「その欲ばりすぎが、不幸を招くんだ」
かのフセイン大統領も、第2夫人を溺愛していて、
恋のテレフォンコールを盗聴されて、捕まったとか。
「逃亡犯に、ラブコールさせるなんて、
欲張りだよ、まったくもう」

ところで、フセイン元大統領、
来年夏には、死刑になりそうですが、
「死ぬまでにしたい10のこと」って、
何なのでしょうか。


イン・アメリカ 三つの小さな願いごと

オトーサン、
「ふーん、元気のようだ」
NYに住む長女から誕生日を祝うメールを受信。
「風邪を引かないでね」とあります。
娘がアメリカのお世話になっているのに、
最近、ブッシュの悪口ばかり書いていますが、
その願いは、ただひとつ。
「アメリカよ、早く、正気になってくれ」

原題:In America (2002)     
   East of Harlem 
監督:Jim Sheridan
脚本;Jim Sheridan 
      /Naomi Sheridan /Kirsten Sheridan
Genre: Drama / Romance (more) 
Rated PG-13 for some sexuality, drug references,
      brief violence and language.
Country: Ireland / UK 
Language: English 
上映時間;107分
あらすじ:
物語の語り手は、
年に似合わず賢い11歳の子供クリスティ。
アメリカで生きることを選んだ
アイルランド人の両親について語れる年になった。 
クリスティとアリエル姉妹にとって、
アメリカは、魔法の国。
そこでは、望みがすべてかなう。
両親にとっては、 
すべてを一からやり直さねばならない国。
娘たちの希望と信仰に導かれて、
家族は、心を取り戻し、愛しはじめる。
故郷を発見するのだ。
監督のジム・シェリダンは、
「マイ・レフトフット」「父の祈り」で知られる。
製作者である2人の娘、
NaomiとKirstenとの共同脚本である。

出演者: 
Paddy Considine ....  Johnny (ジョニー)
Samantha Morton ....  Sarah(サラ) 
Sarah Bolger ....  Christy(クリスティ) 
Emma Bolger ....  Ariel (アリエル)
オトーサン、
「何といっても、子供たちが可愛いなあ」
ここでは、海外俳優マガジンに出ていた
母親のサラの紹介をしておきましょう。

SAMANTHA MORTON
サマンサ・モートン 
誕生日 1977/5/13  
出身 英ノッティンガム 
セントラル・ジュニア・テレビジョン・
ワークショップで演技の指導を受け、
13歳の時からテレビで活躍。
2000年5月、
俳優チャーリー・クリード・マイルズとの間に
娘が生まれた。 
活躍度 △↑ 
演技幅 個性 
演技力     ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆★★★★ 
コメディ   ☆☆☆★★★ 
出演作 
1997年「アンダー・ザ・スキン」
1999年「ギター弾きの恋」「禁断のエバ」
2002年「マイノリティ・リポート」
          「モーヴァン」
2003年「イン・アメリカ 三つの小さな願いごと」

その他の出演者:
Neal Jones ....  Immigration Officer #1 
Randall Carlton ....  Immigration Officer #2 
Ciaran Cronin ....  Frankie 
Djimon Hounsou ....  Mateo 
Juan Hernandez ....  Papo 
Nye Heron ....  Blind Man 
Jason Salkey ....  Tony 
Rene Millan ....  Steve 
Sara James ....  Papo's Girlfriend 
Bob Gallico ....  Theatre Director 
Jason Killalee ....  Assistant Theatre Director 

User Rating:  7.9/10 (360 votes)  
オトーサン、
「おお、高いスコアだ」
息子を失った両親の、
そして、兄を失った妹の哀しみ。
その深さ、辛さ、永続性が心をえぐるのです。

User Comments:
John DeSandoさん
Columbus, Ohio
2003年12月9日
英語でつくられた移民を描いた最高の映画。

この映画は、勝利と敗北という運命の輪を
見事に描いている。
すべての恵まれない人々は、
合法的に暮らすことができるまでに、
アメリカで多くの苦悩を味わうのだ。
姉のクリスティのナレーション、
彼女の手持ちの安いビデオ・レコーダー映像、
ヒューマニストの暖かい眼差し。
これらは、明らかに、
ジム・シェリダン監督そのものだ。
カナダ経由でマンハッタンに密入国した
アイルランドの4人家族が描かれている。
その冬中、死んだ息子のことを想いつつ、
ノミのたかるアパートに住み、赤子の誕生に備える。
父親のジョニーは、俳優の仕事にありつけない。
夜勤でタクシー運転手の仕事をやっているので、
近所のアーチストが妻に言い寄るのを防げない。
自分自身も、心が荒れて、 
2人の早熟な娘に愛情をそそぐことができない。
そして、このシーンでは、バックに、
The Lovinの"Spoonful and Byrds"のなかの
哀切な歌が流れているのだ。
子供たちは、「E.T.」に夢中。 
暖かい家庭がほしい、他のエイリアンたちに
受け入れられてほしいという深層心理からだ。
かれらは、ボロボロのアパートに住む
麻薬の売人、乞食なのだが。
なかでも、黒人アーチストのマテオは、
生活を脅かす存在である。
だが、姉妹がハロウィーンで、
かれの部屋を恐る恐る訪ねると、
獰猛な怪物ではなく、優しい男だったのだ。
自分の妻といい仲になっていると疑って、
対決することになったとき、
マテオは、答える。
「いや、おれは、あんたが好きだ。
あんたの妻も好きだ。
あんたの子供たちもさ」
シェリダンは、この奇妙な絵描き一家との
対決をうまく描いている。
最後のクレジットで、
シェリダンが、死んだ息子のために
ふたりの娘たちとこの脚本を書いたことが分かる。
フクションになってはいるけれども、
自伝の強さを感じさせられる。
私が、思い当たるのは、
バーグマン監督の"Seventh Seal"である。 
そこでは、ジョセフ、メアリー、赤ん坊が
最後に周囲の敵意に打ち勝つというものだった。
父親のジョセフも俳優だった。
そして、シェリダン監督のサラもまた
バーグマン監督のBibi Anderssonによく似ている。
ふたりの監督は、生き残るという魔術に
惹かれているように思われる。
ジョニーがマテオに言う。
「奇跡が起きてほしいなあ」
「E.T.」のように、
満月が輝くなかで、奇跡がかなうのだが、
もうひとつの奇跡は、この映画そのものである。
監督は、感傷を拝し、リアリズムに徹しているが、
そこには、アメリカでしか見出せないマジックが
描かれている。


オトーサン、
「三つの願いが叶うなら、
オレだったら、どうするかなあ」
この映画では、
家族の亡くなった息子が、死ぬ前に
「願い事には、願っていいことと悪いことがある。
願えるのは三つ」と言い残すのです。
「...そうだなあ。
オレの願いは、目下、ただひとつ。
プロバイダーの合併などやめてほしい!」 

オトーサン、
NTTコミュニケーションズから、
以下のような厳しい最後通告を受けています。

PLAZAホームページのFTPは、
2004年2月29日まで可能ですが、
以降は、PLAZAサーバのホームページの
内容更新は行えません。
事前にコンテンツを「Page ON」に移動してください。

オトーサン、
「お前ら、
移動の大変さが分かってるか?
費用と時間と労力が、かかるんだぞ」
ひとつひとつ、コンテンツをダウンロードし、
別のサイトに、アップロードしなければなりません。
ここ数年、せっせと書きためてきたので、
気の遠くなるような作業が予想されます。

「頭にきた。仕返しに、いっそ、
別のプロバイダーに変わってやろうか」
そんなことで、
1)いいプロバイダーは、ないでしょうか?
2)HPを簡単に引っ越す方法はないでしょうか?
3)YAHOOの推奨を続けるにはどうすれば?

オトーサン、
「あれっ?やっぱり三つのお願いになっている」


エディ・マーフィのホワイトハウス狂想曲

オトーサン、
「エディも、昔は、キライだったなあ」
クルマのコマーシャルで見たときには、
「何で、よりによって、こんな奴を使うの」と思ったもの。
それが、黒人俳優のなかでは、デンゼルについで、
好感がもてるようになりました。

原題:Distinguished Gentleman, The (1992) 
監督:Jonathan Lynn
原作・脚本:Marty Kaplan /Jonathan Reynolds ほか
Genre: Comedy (more) 
上映時間:112分
あらすじ:
フロリダの詐欺師が、
その地区の議員が急死したのを受けて、
選出されるために、その名前を受け継ぎ、
連邦議会をめざす。
詐欺師にとっては、議員は夢の職業。
ロビイストたちから、お金が入ってくるからだ。
だが、まもなく、この政治ゲームの裏側を知って、
戦うことを決意する。
その手段は、お得意の詐欺だ。

出演者:
Eddie Murphy.... Thomas Jefferson Johnson
(トーマス・ジェファーソン・ジョンソン)
Lane Smith.... Dick Dodge(ドッジ)
Sheryl Lee Ralph.... Miss Loretta(ロレッタ)
オトーサン、
「エド・マーフィは、いいなあ」
底抜けの明るさ、軽やかな身のこなし、
鉄砲玉のような語り。
これに対する悪役の議員ドッジを演じた
レーン・スミス、なかなかの渋い演技でした。

EDDIE MURPHY
エディ・マーフィ
誕生日 1961/4/3
出身 米ニューヨーク州ヘムスティード
活躍度  ○→
演技幅  個性
演技力      ☆☆☆☆★★
アクション  ☆☆☆☆★★
コメディ    ☆☆☆☆☆★
出演作
1982年「48時間」◇
1983年「大逆転」◇
1984年「おかしな関係/絶体絶命」
1985年「ビバリーヒルズ・コップ」◇
1986年「ゴールデン・チャイルド」◇
1987年「ビバリーヒルズ・コップ2」◇
          「エディ・マーフィ/ロウ」◇
1988年「星の王子ニューヨークへ行く」◇
1989年「ハーレム・ナイト」◇
1990年「48時間PART2
      /帰ってきたふたり」◇
1992年「ブーメラン」◇
          「エディ・マーフィのホワイトハウス狂想曲」◇
1994年「ビバリーヒルズ・コップ3」◇
1995年「ヴァンパイア・イン・ブルックリン」◇
1996年「ナッティ・プロフェッサー
            /クランプ教授の場合」◇
1997年「ネゴシエーター」◇
1998年「ドクター・ドリトル」◇
     「ホーリーマン」「ムーラン」
1999年「ビッグムービー」
          「エディ&マーティンの逃走人生」
2000年「ナッティ・プロフェッサー2
            /クランプ家の面々」◇
2001年「ドクター・ドリトル2」◇
     「シュレック」(声)
2002年「ショウタイム」◇「アイ・スパイ」◇
          「プルート・ナッシュ」◇
2003年「チャーリーと14人のキッズ」◇

その他の出演者:
Joe Don Baker.... Olaf Andersen
Victoria Rowell.... Celia Kirby
Grant Shaud.... Arthur Reinhardt
Kevin McCarthy.... Terry Corrigan
Charles Dutton.... Elijah Hawkins 
Victor Rivers.... Armando
Chi McBride.... Homer
Sonny Jim Gaines.... Van Dyke
Noble Willingham.... Zeke Bridges
Gary Frank.... Iowa
Daniel Benzali.... 'Skeeter' Warburton
Cynthia Harris.... Vera Johnson

User Rating:  5.7/10 (1,922 votes) 
オトーサン
「まあ、こんなものかも」

User Comments:
jtpaladinさん
California
2002年12月3日
すばらしいエディ。

この映画を本当に楽しむには、
この映画が上映された1992年という年は、
民主党が上下両院を握っていて、
贈収賄や腐敗が横行していたのを知っておくとよい。
主人公のマーフィは、詐欺師。
議員になって、
多額の金をポケットに入れるのが、かれの夢。
そのためにも、ロビイストに顔を売る必要がある。
そこで、マーフィは、議会でもっとも力のある
Ways & Means委員会に所属しようとする。
この映画が上映された時期、
この委員会を牛耳っていたのは、
Dan Rostenkowskiだが、
映画では、同様に腐敗しきっているDick Dodgeが
その役を演じている。
1994年、Rostenkowskiは収賄容疑で起訴され、
委員会の委員長職を解かれた。
議席も失い、その年の選挙にも出馬できなくなった。
1996年に詐欺罪で有罪を宣告され、
17ケ月の刑に服した。
この映画で、すばらしいのは、
議会の現実の事件と平行していることである。
民主党支配下で、いかに妙なことが起きたかを
告発している。
政治に関心のあるひとにとって、必見。
そして、いつもとちがう役を演じているので、
マーフィのフアンには、歓迎されるだろう。

オトーサン、
「権力のあるところ、腐敗ありか。
ブッシュ共和党が、なぜ選挙で勝ったのか、
分からなかったけど、こんな事件があったのか。
野党も、与党も、同じ穴のムジナか」
政治家=利権屋なのでしょうか。


花嫁はエイリアン

オトーサン、
「うまい邦題だ!」
原題は、「私の継母は、エイリアン」ですが、
継母を花嫁にするだけで、こんなに魅力的に。
コメディらしい味が出ます。

原題:My Stepmother Is an Alien (1988)     
監督:Richard Benjamin
脚本:Jerico /Merschel Weingrod ほか
Genre: Comedy / SF 
上映時間:105分
あらすじ:
あるエイリアンが、
秘密任務で、地球に送られる。
彼女は、豪奢で、魅惑的な独身女性。
任務は、若い科学者と接触すること。
かれは、彼女も魅力に圧倒されて、
自分の仕事と彼女の出現との間の
因果関係に気づかない。

出演者:
Dan Aykroyd ....  Steven Mills(スティーブ) 
Kim Basinger ....  Celeste Martin(セレステ) 
Adrian Sparks ....  Dr. Morosini(所長) 
オトーサン、
「やあ、このエイリアン、うっとりさせる。
誰だろう、演じているのは、そうか、道理で」
このとき、キム・ベイシンガー 35歳。
女盛りです。
相手役の主人公、ダン・エクロイドは、
「どこかで見たなあ」と思ったら、
ブルース・ブラザースのひとりでした。
いい味を出しています。

DAN AYKROYD
ダン・エイクロイド 
誕生日 1951/7/1 
出身 カナダ・オタワ 
20才でカールトン大学卒業後、
様々な職を転々とした後、トロントのコメディ劇団
「セコンド・シティ」に参加。
子供向けテレビショーの自作自演で売り出し、
カナダ映画に初出演。
75年、NBCの「サタデー・ナイト・ライブ」の
レギュラーとなり、
ジョン・ベルーシとのコンビ
「ブルース・ブラザース」が人気を呼んだ。
75年「ひと目惚れ」で映画デビュー。 
活躍度 △→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆☆★ 
出演作 
1975年「ひと目惚れ」
1979年「1941」
1980年「ブルース・ブラザース」
1981年「ネイバーズ」
1982年「Dr.デトロイトを探せ」
1983年「大逆転」
     「トワイライトゾーン/超次元の体験」
1984年「ゴーストバスターズ」
     「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」▲
1985年「眠れぬ夜のために」
     「スパイ・ライク・アス」
1987年「ドラグネット/正義一直線」
1988年「カウチ・トリップ」
     「花嫁はエイリアン」
     「ボールズ・ボールズ2」「大混乱」
1989年「ゴーストバスターズ2」
     「ドライビング・ミス・デイジー」
     「ハーレーダビッドソン
      &クレイジーライダー」
1990年「キャノンズ」
1991年「マイ・ガール」
     「絶叫屋敷へいらっしゃい!」
1992年「ディス・イズ・マイ・ライフ」
1993年「チャーリー」「スニーカーズ」
     「コーンヘッズ」
1994年「マイ・ガール2」
     「ノース/小さな旅人」
1995年「ジョン・キャンディの大進撃」
     「キャスパー」
     「クリス・ファーレイはトミー・ボーイ」
1996年「Sgt.ビルゴ
      /史上最狂のギャンブル作戦」
     「レインボー」
     「フィーリング・ミネソタ」
     「元大統領危機一髪
      /プレジデント・クライシス」
     「ダンク・ブラザース
      /脱線ファンにご用心」
1997年「ポイント・ブランク」
     「センシャル・ウーマン」
1998年「ブルース・ブラザース2000」
     「アンツ」(声)
     「スーザンズ・プラン 
      殺せないダーリン」
2000年「恋は負けない」
2001年「パール・ハーバー」
     「エボリューション」
     「スコルピオンの恋まじない」
2002年「ノット・ア・ガール」

KIM BASINGER
キム・ベイシンガー 
誕生日 1953/12/8  
出身 米ジョージア州アセンズ 
81年に映画デビュー。
93年「ボクシング・ヘレナ」の主演を途中降板した
ことで、訴えられ、損害賠償金を支払い、
破産宣告を受けた。
「L.A.コンフィデンシャル」で
アカデミー助演女優賞を受賞。
93年8月のアレック・ボールドウインと結婚。
2001年現在、離婚調停中。娘が一人いる。 
活躍度 ○→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1981年「HARD COUNTRY」
1982年「大金塊」
1983年「グッバイ、デイビッド」
     「ネバーセイ・ネバーアゲイン」
1984年「ナチュラル」
1985年「フール・フォア・ラブ」
     「ナインハーフ」
1986年「ノー・マーシイ/非情の愛」
1987年「ブラインド・デート」
     「ナディーン/消えたセクシーショット」
1988年「花嫁はエイリアン」
1989年「バットマン」
1991年「あなたに恋のリフレイン」
1992年「愛という名の疑惑」
     「クール・ワールド」
1993年「ウェインズ・ワールド2」
     「ブロンディー/女銀行強盗」
1994年「プレタポルテ」「ゲッタウェイ」
1997年「L.A.コンフィデンシャル」
      ◆アカデミー助演女優賞
2000年「永遠のアフリカ」◇
     「ブレス・ザ・チャイルド」◇
2002年「8 MILE」
     「ニューヨーク 最後の日々」

その他の出演者:
Jon Lovitz ....  Ron Mills
Alyson Hannigan ....  Jessie Mills 
Joseph Maher ....  Lucas Budlong 
Seth Green ....  Fred Glass 
Ann Prentiss ....  The Voice of Bag (voice) 
Wesley Mann ....  Grady 
Tony Jay ....  Council Chief 
Peter Bromilow ....  Second in Command 
Nina Henderson ....  Cashier 
Harry Shearer ....  Carl Sagan (voice) 
Juliette Lewis ....  Lexie 
Tanya Fenmore ....  Ellen 

User Rating:  4.7/10 (3,171 votes)  
オトーサン、
「変だなあ、こんなに低いハズないのに」
理由は、女性が着衣をぬぐシーンに、
アメリカ人は、とても抵抗があるからです。

User Comments:
donlhumphriesさん
Australia
2002年4月8日
いい娯楽作

これは、あなたを虜にする映画。
最初見ただけでは、
愚かなナンセンスに見えるかも知れないが、
2度みて、じっくり鑑賞すると、
ななかな隅に置けない。
気軽なお楽しみ映画で、
あまり気まじめに受け取る必要はないが、
私見では、いい筋書きだし、
Dan Aykroydや Kim Basingerなどの演技がいい。
最後まで、注意をひきつける。
みんなが辛い点をつけているようだが、
ずっといい映画で、古典になるだろう。 
豊かなシーンがたくさんある。
私のお気に入りの映画になった。
絶対、10点満点で、7点はとれる。

オトーサン、
「こりゃ、一種の文明批評だ」
銀河系の向こうに住むエイリアンの世界では、
キスやセックスは、死語になっています。
キム・ベイジンガー扮するエイリアンは、
キスが何だか分からなくて、辞書を引きます。
1)唇を触れ合うこと
2)チョコレートの名前
「ハ、ハ」
セックスを辞書で引くと、
1)雄と雌の別
2)性行為 
3)ひよこなどの雌雄を鑑別する 
「ハ、ハ、ハ、ハ」
これじゃ、セックスの仕方なんて分かりません。
「辞書って、案外、役立たずだなあ」

オトーサン、
イラクに自衛隊派遣か。
現地で必要とされているのは、医療と職。
それを提供する能力などなく、軍隊として派遣され、
わざわざ敵をつくりに行くのですから。
「自衛隊は、エイリアン」
そんな題名の映画、誰か作って欲しいものです。


復活 

オトーサン、
♪カチューシャかわいや わかれのつらさ
  ひろい野原を とぼとぼと
  ひとり出ていく ララ あすの旅
その昔、歌声喫茶で、よく歌ったものです。
この映画、有楽町のスバル座で見ました。
ここは、オールド映画ファンのメッカ。

原題:"Resurrezione" (2001)
   "Resurrection" 
監督:Paolo Taviani /Vittorio Taviani
原作:Leo Tolstoy 
脚本:
Genre: Drama 
Country: Italy / France / Germany 
Language: Italian 
上映時間:187分
あらすじ:
19世紀末のロシア。
ドミトリ・ネフリュードフ伯爵は、 
陪審員として、法廷に呼ばれる。
被告は、売春婦のカチューシャだった。
盗みのために商人を殺害した容疑である。
ドミトリは、カチューシャのことを思い出す。
当時は、若い娘だった。
何年も前に女中の彼女を誘惑したのだ。
ドミトリは、彼女を救おうとする。

出演者:
Stefania Rocca ....  Katiuscia Maslova 
          (カチューシャ)
Timothy Peach ....  Dimitri Necklivdov 
          (ドミトリ)
オトーサン、
「せつないなあ」
美男美女の取り合わせは、いいもんです。
やはり、映画の華というものでしょう。
「ベッカムより、ハンサムだなあ」
ドミトリ役のティモシー・ピーチ、
経歴が海外映画俳優マガジンに出ていませんでした。

STEFANIA ROCCA
ステファニア・ロッカ 
誕生日 1971/4/24 
出身 イタリア・チューリン 
イタリアの人気若手女優。
94年「POLIZIOTTI」で映画デビュー。
TVでは「THE BIBLE」でゲイリー・オールドマン
と共演している。
「リプリー」ではジュード・ロウの愛人役で出演。 
活躍度 ▲↑ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆★★★★ 
アクション ☆☆★★★★ 
コメディ  ☆☆★★★★ 
出演作 
1996年「ニルヴァーナ」
1999年「リプリー」◆「恋の骨折り損」◆
2002年「復活」 

その他の出演者:
Marie Baumer ....  Missy 
Cecile Bois ....  Mariette 
Eva Christian   
Sonia Gessner ....  Zia Maria 
Giulia Lazzarini ....  Zia Sofia 
Michele Melega ....  Krilstov 
Vania Vilers   
Marina Vlady ....  Zia Duchessa 
Antonella Ponziani ....  Vera 
Giulio Scarpati ....  Simonson 

User Rating:  7.4/10 (16 votes)  
オトーサン、
「おお、高いスコアだ」
モスクワ国際映画祭グランプリ受賞

User Comments: 
オトーサン、
「また、IMDBの悪いクセが出た」
外国映画だと、User Commentsもないのです。
しょうがないので、映画生活のサイトから
引用させていただきましょう。

syunnさん
Japan
2003年11月26日
すばらしい映画 ★★★★★ 

これはいい映画ですよ。
何でこんなに公開が少なくて、
コメントも0なの???
この映画の主人公たちは、
みんなある意味「正しい」。
それぞれの場面で、優れた選択を行っている。
「正義」を貫こうとするネリュードフ、
「愛」に殉ずるカチーシャ。
脇を固めるネリュードフの旧友、貴族の妻、
政治犯としてシベリア送りにされる人々もまた、
一癖あって決して非難されるべき人々ではない。
しかし、主人公たちの一度限りの過ちは
永久に回復されず、ハッピーエンドも訪れない。
その事実の厳粛さ。
同時に、自らの運命に挑戦し、
敗北していく主人公に、
人間の高貴さが丹念に描かれている。
最近の映画にはこういう描写はまず見られない
(主人公の男をバカにする人もいるだろうけど、
あれはあれで立派。自分に同じことができるか、
と問えばいい)。
他方で、こうした人々の流れ
(貴族社会、農民社会、政治運動…)が、
1905年の日露戦争と一次ロシア革命、
そして1917年のロシア革命へと滔々と向かい、
やがてすべてが押し流されていく…。
この映画はその前史であり、
貴族社会の最後の局面であることが、
あの最後の場面で明瞭に示唆されている。
こうしたスケールの大きさもまたすばらしい。
本当に、久々に見たいい映画でした。

オトーサン、
3時間を超える大作でした。
ロシアの古都セント・ペテルスベルグの美しさ。
スケート場ひとつとっても、
弦楽四重奏曲が生演奏され、
着飾った貴婦人や紳士がアフタヌーン・ティ。
あでやかな貴族生活には、ため息が出ます。

見終わると、男性用トイレも満員。
「古いタイプのメロドラマだったなあ」
それでも、ジーンと感動したのは、
やはり、ロシアの文豪トルストイの力でしょう。
徹底的に自分の良心を突き詰めていく
ドミトリのカチューシャへの愛は、
決して報われることのない一方通行のものですが、
その深さと持続力が、太陽のように輝くのです。
現代人が見失っってしまったものだけに、
「現代人は、このままでいいのか?
物質的な豊かさを手に入れた反面、
大事な心を忘れ去ってしまったのではないか?」
そんな疑問がふつふつと湧いてきます。

ラスト・シーン、
農民たちが、新世紀を迎えて喜びあいます。
新世紀、20世紀の到来を喜んでいるのです。
オトーサン、
20世紀の繁栄の裏にある
殺戮の事実を知っているだけに、
「ああ、それなのに...」
喪失感に身もだえしそうになりました。
そして、期待した21世紀も、
9.11,のテロとその後のイラク戦争。
またもや、血塗られた世紀になってしまいそうです。
「あーあ」


ナッシング・トウ・ルーズ 

オトーサン、
「失うもののないひとは、強いなあ」
イラクの抵抗派、自爆テロを敢行する人にとっては、
われわれとまったくちがう風景がみえるはずです。
国土を奪われ、肉親が殺され、明日が見えない。
死が希望であり、栄光となったひとたち。
ナッシング・トウ・ルーズ状態のひとたち。
彼らに勝つのは、不可能ではないでしょうか。

原題:Nothing to Lose (1997)     
監督・脚本:Steve Oedekerk
Genre: Action /Adventure /Comedy /Crime
Rated R for pervasive language, 
    and some sexuality and violence. 
上映時間:98分
あらすじ:
ニックの人生は、暗転した。
最愛の妻の上司との浮気現場を目撃。
嘘で塗り固めた人生だったのだ。
自暴自棄になって破滅寸前。
そんなことで、
カージャック犯 T. Paulに脅迫されても、
かえって、最後に差し伸べられた藁のようなもの。
得ることはあっても、失うものなどない。
かれは、逆に T. Paulを誘拐し、
人生を取り戻そうとする。

出演者:
Martin Lawrence ....  Terrance Paul Davidson 
                       (テレンス)
Tim Robbins ....  Nick Beam(ニック) 
Kelly Preston ....  Ann Beam (アン)
オトーサン、
「こういう役をやらせたら、天下一品」
カージャック犯のチンピラを演じるのは、
いつもは、エディ・マーフィとコンビを組む
マーチン・ローレンスです。
ところが、今回のコンビ役は、
白人のティム・ロビンス。 
美男子ではありませんが、かなりの演技派。

TIM ROBBINS
誕生日 1958/10/16 
出身 米カリフォルニア州ウエストコヴィーナ 
ニューヨーク大学、UCLAの演劇科で勉強した後、
ジョン・キューザックらと劇団アクターズ・ギャング
を作る。
「ザ・プレイヤー」でカンヌ映画祭主演男優賞。
「ショーシャンクの空に」の脱獄囚役も評価された。
92年「ボブ・ロバーツ」で監督デビュー。
監督二作目の「デッドマン・ウォーキング」では
アカデミー監督賞の候補にも挙がる。
私生活ではスーザン・サランドンがパートナー。 
活躍度 ○↑ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1984年「恋人ゲーム」「トイ・ソルジャー」
1985年「シュア・シング」
1986年「ハワード・ザ・ダッグ
      /暗黒魔王の陰謀」
1988年「テープヘッズ」
     「ファイブ・コーナーズ
      /危険な天使たち」
     「メイド・イン・ヘブン」
     「さよならゲーム」
1989年「ミス・ファイアー・クラッカー」
     「エリック・ザ・バイキング
      /バルハラへの航海」
1990年「ジェイコブズ・ラダー」
     「キャデラックマン」
1991年「ジャングル・フィーバー」
1992年「ザ・プレイヤー」「ボブ・ロバーツ」
1993年「ショート・カッツ」
1994年「未来は今」「星に想いを」
     「ショーシャンクの空に」◇
     「プレタポルテ」
1995年「デッドマン・ウォーキング」◇
1998年「ナッシング・トウ・ルーズ」◇
     「隣人は静かに笑う」◇
1999年「オースティン・パワーズ・デラックス」
      ▲
2000年「ミッション・トゥ・マーズ」◇
     「ハイ・フィデリティ」◆
2001年「サベイランス/監視」
     「ヒューマンネイチュア」

その他の出演者:
John C. McGinley ....  Davis 'Rig' Lanlow 
Giancarlo Esposito ....  Charlie Dunt 
Michael McKean ....  Phillip Barrow 
Rebecca Gayheart ....  Danielle 
Susan Barnes ....  Delores 
Irma P. Hall ....  Bertha 
Samaria Graham ....  Lisa 
Marcus T. Paulk ....  Joey 
Penny Bae Bridges ....  Tonya 
Steve Oedekerk ....  Security Guard Baxter 
Mary Jo Keenen ....  Grace 
Lisa Mende ....  Emma 

User Rating:  6.5/10 (4,005 votes)  
オトーサン、
「おお、案外高いスコアだ」

User Comments:
fabfemfataleさん 
Calgary, Canada
2002年3月6日
最高の異文化コンビ。

この映画を見るまでは、
白黒コンビのエディ・マーフィの映画が、
最高と常々思っていた。
誰が、キャスティングしたのか、 
ティムとマーチンのコンビは、最高の選択だ。
まず、風貌が、まったくちがう。
片方は、背の高い白人で、もう一方は、黒人のチビ。
財政状態もまったくちがうが、
共通の価値観をもつようになっていく。
最初から最後まで、笑い放しだった。
親友たちに、この映画を貸しまくった。
この映画でのお互いの誤解は、
実におかしい。
場違いなときに、場違いな男を強盗する。
靴に火がついて、ティムが転げまわる。、
背景で、スキャットマンが歌う砂漠のシーン!
これは、これまでで最高に面白かった。
涙が出てきた。
次にどこで、何が起こるか分からない映画だ。
幸運に見放された男、
すべてが悪いほうに転げる男には、
本当に失うものなどないのだ。
ところで、このパート2、
いつ上映されるのだろうか?? 

オトーサン、
「異文化理解か」
アメリカのネオコンといわれる連中。
生まれも育ちもいい連中は、
他人を蹴落として、いまの地位を獲得したのです。
かれらの辞書には、
「相手の立場に立って考える」
という習慣など、おそらくないのでしょう。


デブラ・ウインガーを探して 

オトーサン、
「ようやく見られた!
これだけ大勢の女優さんを一度に見られるなんて」
しかも、素顔のままで、本音を話してくれるなんて、
滅多にないこと。とても贅沢な映画です。
「メグ・ライアン、何を話すのかなあ?」

原題:Searching for Debra Winger (2002)     
監督;Rosanna Arquette
Genre: Documentary 
Rated R for language.
上映時間:100分 
あらすじ:
ロザンナ・アークェットが、
数人の対照的な女優にインタビュ−している。
娯楽産業に身をおき、女性としてどう生きていくか。
男性スタッフの好戦主義、自惚れ、
そして女優についてのワンパターンの
固定概念についての白熱した議論が交わされる。
インタビューの相手は、
Alley Sheedy、Martha Plimpton、Debra Winger、
Emmanual Beart、ロザンナの妹パトリシアといった
そうそうたる女優陣である。
ドキュメンタリーではあるが、優しいタッチ。
監督のアークエットは、議論もしないし、 
他の女優についての悪口も言わない。
みんな、彼女の敬愛する女優だからである。

出演者:  
Debra Winger ....  Herself(デブラ)
Jane Fonda ....  Herself (ジェーン・フォンダ)
Meg Ryan ....  Herself(メグ) 
オトーサン、
「メグ、やっぱり、いいな!」
ずっと賞にめぐまれないできた彼女、
メリル・ストリープやデミ・ムーアの名演技に
いつも打ちのめされているそうですが、 
最近は、そういう重石もとれて、
自分は、自分なりの演技をするとのこと。
爽やかです。今後も期待がもてそうです。

オトーサン、
「やっぱり、このひとは、一流なんだ」
すばらしい実績を残して、映画界を去り、
CNNのテッド・タナー会長と結婚した
ジェーン・フォンダ。
スポット・ライトがあたり、
名画が誕生する緊張の瞬間を語っています。
聞いていて、めまいがしました。
そして、
ダイアン・レイン、
ウーピー・ゴールドバーグ、
グィネス・パルトロウ、
それぞれ、女優としてだけでなく、
人間として、とてもステキなひとたちです。
あらためて、尊敬心がわいてきました。
このほか、多くの女優さんが、
とても、ステキなことを言っています。

経歴紹介は、
監督のロザンナ・アークェットと
デブラ・ウインガーだけに限定しましょう。
「デブラって、山口百恵だ。
早期引退して、エンジョイ・ライフ。
格好いいなあ、いい生き方しているなあ」

ROSSANNA ARQUETTE
ロザンナ・アークェット 
誕生日 1959/8/10  
出身 米ニューヨーク 
活躍度 ○→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1979年「アメリカン・グラフィティ2」
1980年「G.O.R.P.」
1981年「S.O.B.」「ロングウェイ・ホーム」
     「OFF THE WALL」
1983年「ベイビー・イッツ・ユー」
1985年「アフター・アワーズ」「シルバラード」
     「マドンナのスーザンを探して」◇
     「アビエーター」
1986年「800万の死にざま」
     「ノーバディーズ・フール」
1987年「アメリカン・パロディ・シアター」
1988年「グラン・ブルー」◇
1989年「ニューヨーク・ストーリー」
1990年「ウェンディの見る夢は」
     「恋人たちのパリ」
1991年「ブラック・レインボウ」
     「イントルーダー/怒りの翼」
1992年「ニューヨーク恋泥棒」「海辺の殺人者」
     「殺人愛好症の男」
1993年「ボディ・ターゲット」
     「カンヌ映画殺人事件」△
     「愛の拘束」
1994年「パルプ・フィクション」
1995年「サーチ&デストロイ」
1996年「クラッシュ」◆「ブレイクアウト」◇
1997年「ライアー」◆「ゴーン・フィッシン’」
1998年「微笑みをもう一度」
     「バッファロー66’」◆
     「TABOO タブー」
     「ブラック・ハート」
1999年「ポイズン」
2000年「隣のヒットマン」「SEX:EL」
2002年「デブラ・ウインガーを探して」

DEBRA WINGER
デブラ・ウィンガー 
誕生日 1955/5/16  
出身 米オハイオ州クリーブランド 
大学在学中、バイト先の遊園地で事故に遭い、
半身不随に。リハビリ後、演技を学び、
TVシリーズ「ワンダー・ウーマン」の
ヒロインの妹役などで活躍。
「愛と青春の旅だち」「愛と追憶の日々」
「永遠の愛に生きて」で
三度アカデミー主演助演女優賞にノミネートされる。 
活躍度 △→ 
演技幅 自在 
演技力     ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ   ☆☆☆★★★ 
出演作 
1977年「恋のスランバー・パーティ」
1978年「イッツ・フライデー」
1979年「フレンチ・グラフィティ」
1980年「アーバン・カウボーイ」
1982年「愛と青春の旅だち」「E.T.」(声)
1983年「愛と追憶の日々」
1984年「マイクス・マーダー」
1986年「夜霧のマンハッタン」
1987年「ブラック・ウィドー」
          「メイド・イン・ヘブン」
1988年「背信の日々」
1990年「もうひとつのラブ・ストーリー」
          「シェルタリング・スカイ」
1992年「奇蹟を呼ぶ男」
1993年「ワイルダー・ナパーム」「欲望」
     「永遠の愛に生きて」
1995年「彼と彼女の第2章」
2002年「デブラ・ウインガーを探して」

気になる出演者:
Rosanna Arquette ....  Herself 
Patricia Arquette ....  Herself
Diane Lane ....  Herself
Whoopi Goldberg ....  Herself 
Sharon Stone ....  Herself 
Gwyneth Paltrow ....  Herself 
Holly Hunter ....  Herself 

その他の出演者:
Emmanuelle Beart ....  Herself 
Katrin Cartlidge ....  Herself 
Laura Dern ....  Herself 
Roger Ebert ....  Himself 
Teri Garr ....  Herself 
Melanie Griffith ....  Herself 
Daryl Hannah ....  Herself 
Salma Hayek ....  Herself 
Anjelica Huston ....  Herself 
Kelly Lynch ....  Herself 
Julianna Margulies ....  Herself 
Chiara Mastroianni ....  Herself 
Samantha Mathis ....  Herself 
Frances McDormand ....  Herself 
Catherine O'Hara ....  Herself 
Julia Ormond ....  Herself 
Martha Plimpton ....  Herself 
Charlotte Rampling ....  Herself 
Vanessa Redgrave ....  Herself 
Theresa Russell ....  Herself 
Ally Sheedy ....  Herself 
Adrienne Shelly ....  Herself 
Hilary Shepard ....  Herself 
Tracey Ullman ....  Herself 
JoBeth Williams ....  Herself 
Alfre Woodard ....  Herself 
Robin Wright Penn ....  Herself 

User Rating:  5.6/10 (96 votes)  
オトーサン、
「へえ、案外低いなあ。
それに見るひとが、すくない」
米国では一般公開されず、
カンヌ映画祭で上映されただけだからでしょう。

User Comments:
RalphsWookie さん
Milwaukee, WI
2003年8月18日
驚くほど洞察力に富む。

"Entertainment Weekly"で、
このドキュメンタリーの記事を読んだところだ。
今夜の"Showtime"でやるというではないか。
浅薄だと手厳しい批評をするつもりだったが、
うれしいことに、間違っていた。
新鮮な洞察力に富む映画だった。
ロザンナ・アークエットが、監督として、
このドキュメンタリーを制作している。
キャリアを重ね、年をとり、若手女優でなくなった
場合、ハリウッドでどういう役を与えられるか。
もっとも印象的だったのは、
インタビューした女優の数の多さ。
Sharon Stoneから、Martha Plimpton、 
Holly Hunterから、Charlotte Ramplingまで、 
多くの女優が、不平というかたちではなく、
女性としていい役がなくなってくることについて
興味ある見解を述べている。
私は、サルマ・ハイエックのフアンではないが、
女性脚本家や監督が必要という意見には、賛成だ。
アーケットの地についたスタイルが、
この映画を、実にスムースなものにしている。
何のてらいもないのが、新鮮である。
何度となく、彼女は、インタビュー相手に、
自分の賛美や尊敬心を示している。
多くのグループ・インタビューを行っているが、
活発な会話がなされ、友情が吐露されている。
映画評論家のロジャー・エバートですら、
いつまでも若い男性のための映画ではいけない、
ハリウッドは、変わるべきだと語っている。
唯一不満があるとすれば、
アーケット自身の意図が分からなかったこと。
女優たちが提供する興味深い洞察に耳を傾けつつも、
私は、これらのテーマの相互関係を見出せなかった。
だが、見る価値が充分ある映画で、
女性ホルモンが横溢している。
「反メグ・ライアン映画」の
傾向のある人にとっては、
この映画は、とても面白く挑発的だろう。

オトーサン、
「オトーサンをめぐる5人の女」
という状態で、この映画をみました。
「どういうこと?」
観客がたった6人だったということです。
男性は、オトーサンひとり。
さて、この映画、
家庭と仕事の両立に悩んでいる
キャリア・ウーマンには、必見の映画でしょう。
きっと、勇気づけられると思います。
一方、男性が、この映画をみると、
日経広告の名コピー、
「女は変わった。男はどうだ」
という問いを突きつけられるのではないでしょうか。
相変わらずの戦争ゴッコ。
もういい加減に止めましょうよ。


モンティ・パイソン 人生狂騒曲 

オトーサン、
「モンティ・パイソン? ヤバイなあ。
ブッシュから抜けられなくなった誰かさんと同じ」
それでも、一応、見てみることにしました。

原題:Monty Python's The Meaning of Life(1983)     
監督:Terry Gilliam /Terry Jones
脚本:Graham Chapman /John Cleese ほか
Genre: Comedy / Musical 
Country: UK 
Language: English 
上映時間:107分
あらすじ:
有名なBBCのTV番組の感じを蘇らせた
コメディ群を1本の映画に仕立てたもの。
人生の各ステージで出会う試練についての
コメディの小品集である。
予想もつかぬことを期待し、
多くの宗教的なシーンと同時に
俗世界のセクシー・ユーモアのシーンがあり、
怒り出すひとも出るかもしれない。
ミュージカルも少しあるが、
パイソン流のユーモアに染まっている。

出演者:  
Graham Chapman ....  Fish #1
          /Obstetrician/Harry Blackitt
          /Wymer/Hordern/General
          /Narrator #2/Dr. Livingstone
          /Strange Woman/Eric/Coles
          /Chairman/Guest #4
          /Arthur Jarrett/Geoffrey
          /Tony Bennett 
John Cleese ....  Fish #2
         /Dr. Spenser/Humphrey Williams
         /Sturridge/Ainsworth/Waiter/Man
         /Maitre D/Grim Reaper 
Terry Gilliam .... Fish #4
         /Walters/Zulu Announcer
         /M'Lady Joeline/Mr. Brown
         /Howard Katzenberg 

オトーサン、
「なんじゃ、こりゃ?」
この映画、いくつもの短編映画から成っていて、
ひとりで、何役もこなしているのです。
2匹目のサカナをはじめ、熱演している
ジョン・クリースの経歴をみましょう。
「えっ、昨日、見たばかり?」

JOHN CLEESE
ジョン・クリース 
誕生日 1939/10/27  
出身 英サマーセット 
ケンブリッジ大学では法律を専攻。
学生時代からBBCラジオの
ライターや俳優として活躍。
69年、BBCのテレビシリーズ
「空飛ぶモンティ・パイソン」(69−74)で
人気を得る。
同番組を3シリーズで降板すると、
当時の妻コニー・ブースと共に脚本を執筆した
BBCの「フォルティ・タワーズ/危ねえホテル」
(75−79)に精力を注ぐ。
88年「ワンダとダイヤと優しい奴ら」では
製作・脚本・主演をこなし、
BAFTAの最優秀主演男優賞に選ばれた。
「ワールド・イズ・ノット・イナフ」では
Qの助手Rを演じた。 
活躍度 △→ 
演技幅 適応 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1968年「しのび逢い」
1975年「モンティ・パイソン・アンド・ナウ」
     「モンティ・パイソン・アンド・
      ホーリー・グレイル」
1978年「ジャバーウォッキー」
1980年「バンデットQ」
     「ゲイ人大尉と兵隊ヤクシャ」
1983年「モンティ・パイソン 人生狂騒曲」
1985年「シルバラード」
1988年「ワンダとダイヤと優しい奴ら」
1989年「エリック・ザ・バイキング 
      バルハラへの航海」
1994年「スワン・プリンセス 白鳥の湖」(声)
     「フランケンシュタイン」
     「ジャングル・ブック」(声)
1996年「相続王座決定戦」「楽しい川べ」
1997年「危険な動物たち」
1998年「ジャングル・ジョージ」(声)
1999年「007
      /ワールド・イズ・ノット・イナフ」
     「アウト・オブ・タウナーズ」
2001年「ハリー・ポッターと賢者の石」
     「ラット・レース」
2002年「007/ダイ・アナザー・デイ」
     「ハリー・ポッターと秘密の部屋」
2003年「チャーリーズ・エンジェル
      フルスロットル」

その他の出演者:
Eric Idle ....  Fish #3
        /Singer/Mr. Moore/Mrs. Blackitt
        /Watson/Atkison/Perkins/Victim #3
        /Front End/Mrs. Hendy/man in Pink
        /Noel Coward/Gaston/Angela 
Terry Jones ....  Fish #6
        /Mum/Priest/Biggs/Sergeant
        /Strange Man/Mrs. Brown
        /Mr. Creosote/Maria/Bert/Leaf #1
        /Fiona Portland-Smyth 
Michael Palin ....  Fish #5
        /Mr. Pycroft/Dad/Narrator #1
        /Chaplain/Carter/Spadger
        /Sargeant Major/Pakenham-Walsh
        /Rear End/Lady Presenter
        /Mr. Marvin Hendy/Harry/Padre
        /Debbie Katzenberg 
Carol Cleveland ....  Wife of Guest #4 
Simon Jones ....  Jeremy Portland-Smythe 
Patricia Quinn ....  Mrs. Williams 
Judy Loe ....  First Nurse 
Andrew MacLachlan ....  Groom 
Mark Holmes ....  Severed Head 
Valerie Whittington ....  Mrs. Moore 
Jennifer Franks ....  Bride 
Imogen Bickford-Smith ....  Second Nurse 
 
User Rating:  7.3/10 (8,717 votes)  
オトーサン、
「高いなあ」

User Comments:
Jeff さん
L.A. CA
1999年7月13日
マイケル・パーリンがいい。

この映画では、
モンティ・パイソン・ボーイズが、
その" Flying Circus" 時代に回帰する。
人生の多くのステージを検証し、
6人のアホたちが繰り広げるだろう
ランチキ騒ぎに期待する。
Terry Gilliam 監督が贈るしゃれた短編群は、
人生の意味を問うことからはじまる。
誕生のシーンでは、プロテスタントであることの
良否を問う。
次に、戦争、生体臓器移植へ。
奇妙な折り返しからは、性教育のシーンへ。
Terry Jones が、食べ過ぎて、吐いて、爆発。
気味が悪いこと、このうえないが、
実に、愉快なシーンである。
こんな映画見たことない。
最後に訪れるのが、死。
個人的には、Grahm Chapmanの死刑執行がいい。
みんなが天国に召され、
そこでは、毎日がクリスマスで、
ラスベガスのショウが繰り広げられている。
最後に、Michael Palin が、
人生の意味とは何かを明かす。
それで、いいんじゃないの。

オトーサン、
「モンティ・パイソン? ヤバイなあ」
そう思って、見はじめたのですが、
冒頭の短編映画を見ただけで、
すっかりモンティ・パイソンに、はまりました。
短編の題名は、
「老人は、荒野をめざす」
不況下、リストラが進行するなかで、
ひどい老人いじめが横行しています。
ガレー船の漕ぎ手にされて、
ちょっとでも動きが鈍ると、若者に鞭打たれる有様。
抑圧に耐えかねて、老人たちは反乱を起こします。
反乱に成功して意気揚々の老人を満載した
終身雇用号は、はるかNYをめざします。
敵は、金融帝国ウォルストリート。
そこに乗り込んだ老人軍は、
若手のトレーダーたちを次々に虐殺するのです。
散乱する相場表。

オトーサン、
「やあ、いい気味だ」
この映画、1983年に出来た映画なので、
苦境の大英帝国の構造改革をめさした
サッチャー政権を痛烈に批判したのでしょう。


ラット・レース 

オトーサン、
「GEOは、ケシカラン」
DVDの品質検査をしていないようです。
汚れているのはともかく、見えないようでは...。
「ありゃ、円盤の端に、傷がついてる!」
そんなことで、TSUTAYAで借り直しました。

原題:Rat Race (2001)     
   Course folle (Canada: French title) 
監督:Jerry Zucker
脚本:Andy Breckman 
Genre: Comedy / Adventure 
Rated PG-13 for sexual references, crude humor, 
      partial nudity and language.
Country: USA / Canada 
Language: English 
上映時間:112分
あらすじ:
カジノ賭博狂の大物と
その悪い仲間の億万長者たちが組んで、
ロッカーに隠した200万ドル探しの
新しいギャンブルを思いつく。
賭けの対象者は、カジノにきた連中、
誰が一番早く200万ドルを発見するか?
弁護士、ドジな元NFLのレフェリー、 
2人の兄弟、母親と娘、嗜眠症のイタリア移民、 
絶望した父親の8人のうち、誰なのか?
だが、みんな金目当てよりも、冒険好きだった。

出演者:
John Cleese ....  Donald P. Sinclair(ドナルド) 
Cuba Gooding Jr. ....  Owen Templeton (オーエン)
Rowan Atkinson ....  Enrico Pollini(エンリコ)
Whoopi Goldberg ....  Vera Baker(ヴェラ) 
オトーサン、
「多士済々とはこのこと」
アカデミー俳優が3人も出ているとのこと。
オーエン役のキューバ・グーディングJr.、
母親ヴェラ役のウーピーゴールド・バーグら。
そして、奇怪な風貌のローエン・アトキンソン。
これだけ役者がそろうと、
胴元のドナルド役のジョン・クリースですら、
影が薄くなりました。 

JOHN CLEESE
ジョン・クリース 
誕生日 1939/10/27  
出身 英サマーセット 
ケンブリッジ大学では法律を専攻。
学生時代からBBCラジオのライターや
俳優として活躍。
69年、BBCのテレビシリーズ
「空飛ぶモンティ・パイソン」(69−74)で
人気を得る。
同番組を3シリーズで降板すると、
当時の妻コニー・ブースと共に脚本を執筆した
BBCの「フォルティ・タワーズ/危ねえホテル」
(75−79)に精力を注ぐ。
88年「ワンダとダイヤと優しい奴ら」では
製作・脚本・主演をこなし、
BAFTAの最優秀主演男優賞に選ばれた。
「ワールド・イズ・ノット・イナフ」では
Qの助手Rを演じた。 
活躍度 △→ 
演技幅 適応 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1968年「しのび逢い」
1975年「モンティ・パイソン・アンド・ナウ」
     「モンティ・パイソン・アンド・
      ホーリー・グレイル」
1978年「ジャバーウォッキー」
1980年「バンデットQ」
     「ゲイ人大尉と兵隊ヤクシャ」
1983年「モンティ・パイソン 人生狂騒曲」
1985年「シルバラード」
1988年「ワンダとダイヤと優しい奴ら」
1989年「エリック・ザ・バイキング 
      バルハラへの航海」
1994年「スワン・プリンセス 白鳥の湖」(声)
     「フランケンシュタイン」
     「ジャングル・ブック」(声)
1996年「相続王座決定戦」「楽しい川べ」
1997年「危険な動物たち」
1998年「ジャングル・ジョージ」(声)
1999年「007
      /ワールド・イズ・ノット・イナフ」
     「アウト・オブ・タウナーズ」
2001年「ハリー・ポッターと賢者の石」
     「ラット・レース」
2002年「007/ダイ・アナザー・デイ」
     「ハリー・ポッターと秘密の部屋」
2003年「チャーリーズ・エンジェル 
      フルスロットル」

その他の出演者:
Lanei Chapman ....  Merrill Jennings (Baker)  
Seth Green ....  Duane Cody 
Wayne Knight ....  Zack Mallozzi 
Jon Lovitz ....  Randall 'Randy' Pear 
Breckin Meyer ....  Nick Schaffer 
Kathy Najimy ....  Beverly 'Bev' Pear 
Amy Smart ....  Tracy Faucet 
Vince Vieluf ....  Blaine Cody 
Jillian Marie ....  Kimberly Pear
Brody Smith ....  Jason Pear 
Jenica Bergere ....  Hotel Clerk 

User Rating:  6.5/10 (9,450 votes)  
オトーサン、
「おお、案外、高いスコアだ」

User Comments:
TxCrackerさん
Houston
2003年6月23日
模倣にもかかわらず、そう悪くない。

自分としては、オリジナルの
"It's a Mad, Mad, Mad, Mad World "のほうが
好きだが、これもそう悪くない。
多くのシーンが、実に愉快だ。
頑張っただけのことはあると思う。
おかしいと思ったのは、結末。
信じられないほど、ありきたりだ。
おちょくられているような気がした。
この部分は、Anne Landersか、Aunt Beeか、
あるいは、他の老婆が書いたような気がする。
風変わりな映画のイメージ全体をぶち壊している。 
ジョン・クリースは、こんなひどい落ちで
終わらせてはいけない役者だと思う。
絶対、かれも喜んでいないはずだ。
ドタバタ喜劇が好きなすべてのひとにすすめたい。
でも、終わる前に消すこと! 
勿論、そうしないだろうけれど...
がっがりしないように。

オトーサン、
「やっぱり結末を見てしまったけど、まあまあだ」
映画の感想は、十人十色ですね。


ステューピッド・イン・ニューヨーク 

オトーサン、
「題名からして、馬鹿気ている」
直訳すると、NYの馬鹿もん。
もっとも、原題も「アタマをどつく」ですが。

原題:Kicked in the Head (1997)     
監督:Matthew Harrison
脚本:Kevin Corrigan /Matthew Harrison 
オトーサン、
「この映画、ケビン・コーリガンが
監督・脚本・主演だ。タケシみたいだ」 

Genre: Comedy / Drama 
Rated R for strong language, drug content, 
    some sex and brief violence.
上映時間:87分
あらすじ:
レドモンドは、若い男で、
人生どう生きていいか分からないでいる。
たまたまサム伯父からバッグを渡され、 
誰か分からぬひとに渡してくれと頼まれる。
受け渡しに失敗して、
低姿勢の犯罪人ジャックとトラブル。
友人のタフガイのストレッチが、
違法なビール販売に加われよと誘ってくれるが、 
承諾する前に、そのビジネスは、妙な具合になる。
レドモンドは、ステュワーデスのメーガンと
いい仲になる。

出演者:  
Kevin Corrigan ....  Redmond(レドモンド) 
Linda Fiorentino ....  Megan(メーガン)
James Woods ....  Uncle Sam (サム伯父)
オトーサン、
「この人、大してうまくないなあ」
スチュワーデス、
いや訂正、そういうとイヤがられるそうなので、
客室乗務員と呼ぶべきだそうですが、
そのメーガンを演じたリンダ・フィオレンティーノ、
肌は荒れていて、不機嫌そのものですが、
なかなかの演技でした。

KEVIN CORRIGAN
ケビン・コーリガン 
誕生日 1969/3/27 
出身 米ニューヨーク市ブロンクス 
活躍度 △↑ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1989年「LOST ANGELS」
1990年「エクソシスト3」「グッドフェローズ」
1991年「ビリー・バスゲイト」
1993年「聖者の眠る街」「トゥルー・ロマンス」
1994年「リビング・イン・オブリビオン
      /悪魔の撮影日誌」
1995年「バンド・ワゴン」「死の接吻」
1996年「トゥリーズ・ラウンジ」
     「バンドワゴン」「イル・タウン」
1997年「ヘンリー・フール」
     「ステューピッド・イン・ニューヨーク」
1998年「ルル・オン・ザ・ブリッジ」
     「バッファロー66’」

LINDA FIORENTINO
リンダ・フィオレンティーノ 
誕生日 1960/5/9  
出身 米ペンシルバニア州フィラデルフィア 
ローズモンド・カレッジ卒業後、
ニューヨークのサークル・イン・ザ・スクエアで
演技の勉強をする。
映画デビューは「ビジョン・クエスト」。 
活躍度 ○↑ 
演技幅 個性 
演技力     ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ   ☆☆☆★★★ 
出演作 
1985年「ビジョン・クエスト/青春の賭け」
     「アフター・アワーズ」「ガッチャ」
1988年「モダーンズ」
1989年「ネオン・エンパイア」
1991年「クイーンズ・ロジック
            /彼女の言い分、彼の言い訳」
          「過ぎゆく夏」
1992年「からみつく愛欲の罠」
1993年「キング・オブ・ハーレー」
1994年「覗く女2(ダーティーコップ
           /濡れたナイフ)」◇「甘い毒」
     「THE DESPERATE TRAIL」
          「CHARLIE'S GHOST STORY」
1995年「ジェイド」「フォー・ルームス」
1996年「アンフォゲタブル」「小さな贈り物」
          「ボディ・カウント」
1997年「メン・イン・ブラック」◆
          「ステューピッド・イン・ニューヨーク」
1999年「ドグマ」◇
          「私が愛したギャング・スター」◇
2000年「ゲット・ア・チャンス」◇
          「2999年異性への旅」
2002年「スナイパー」

その他の出演者:
Michael Rapaport ....  Stretch 
Lili Taylor ....  Happy 
Burt Young ....  Jack 
Olek Krupa ....  Borko 
Bianca Bakija ....  Pearl 
Lawton Paseka ....  Pilot 
Gary Perez ....  Dean 
John Ventimiglia ....  Man at party 

User Rating:  4.0/10 (209 votes)  
オトーサン、
「何という低さ」

User Comments:
sschwartさん
2003年4月28日
この映画、キックだ。

昨夜、偶然、衛星ケーブルテレビで見た。
実に奇妙な面白さで、よく書かれていて
魅了された。
このインディペンデントの小品は、
見るだけの価値がある。
友人ストレッチ役のMichael Rappaportが
最高の演技。
サム伯父のJames Woodsは、イタチ野郎。
これも彼ならではの演技だった。
この映画は、"Pulp Fiction"と"Slacker"を
混ぜたようなものだが、面白い... 
拳銃、麻薬、迷いイヌ、盗まれたクルマ、
そして、大量のビール。 
この映画、要チェック。
気まぐれな小品が好きなら、オススメ。

オトーサン、
「何を言いたいんだか...
要するに、若いヤツの甘えだなあ」」
タケシの映画も、時々、私小説のようで、
面白くも何ともなくなりますが、それと同じ。
のろけ話など、他人からすれば、
どうってことありません。
「こんなの映画にするなよ」
この映画の主人公は、
仕事をやめてしまい、
長年かれをしたってきた恋人につれなくします。
友人の家に転がりこむのですが、感謝もしない。
それでいて、行きずりの客室乗務員に言い寄る。
「いい加減にしろ、好きにやってくれ!」
行く手にひろがる人生の荒野を前に、
たじろぐ若者心理を描いたつもりなのでしょうが、
まったく共感を感じませんでした。
個人的な悩みをどう普遍化するか、
文豪ゲーテの書いた「若きウェルテルの悩み」の
描き方など参考にしてほしいものです。


ファインディング・ニモ 

オトーサン、
「ディズニーも、大変だなあ」
ワンマンのアイズナーに抗議して、役員が辞任。
TDLでは、スペース・マウンテンが故障。
そんななか、大ヒットしたのが、この映画です。
日曜の朝9時から、吹き替え版をみました。

原題:Finding Nemo (2003)     
監督:Andrew Stanton/ Lee Unkrich
原作:Andrew Stanton )
脚本:Andrew Stanton ほか
Genre: Adventure /Animation /Comedy /Family
上映時間:100分
あらすじ:
マーリンは、やもめの魚。
捕食者の襲撃から家族のなかで
唯一残されたのが、息子のニモだった。
数年後、ニモは、入学の初日に
スキューバ・ダイバーにとらえられて、
歯医者の水槽に入れられてしまう。
マーリンとその新しい忘れん坊の友人ドーリーは、
ニモを見つけるべく太洋を渡る。
一方、ニモとその水槽仲間は、
ペット殺しで有名な歯医者の姪が
新しいペットとして貰いにくる前に、
何とか水槽から逃れようとする。

声の出演者:
Albert Brooks ....  Marlin (木梨憲武) 
Ellen DeGeneres ....  Dory (室井滋) 
Alexander Gould ....  Nemo (宮谷恵多) 
オトーサン、
「木梨君だったんだ」
うまいもんです。
「室井さんも、うまいなあ」
吹き変えも、このレベルだと楽しめます。

その他の声の出演者:
Willem Dafoe ....  Gill 
Brad Garrett ....  Bloat 
Allison Janney ....  Peach 
Austin Pendleton ....  Gurgle 
Stephen Root ....  Bubbles 
Vicki Lewis ....  Deb/Flo 
Joe Ranft ....  Jacques  
Geoffrey Rush ....  Nigel 
Andrew Stanton ....  Crush 
Elizabeth Perkins ....  Coral 
Nicholas Bird ....  Squirt  
Bob Peterson ....  Mr. Ray  

User Rating:  8.3/10 (14,715 votes)  
       top 250: #90 
オトーサン、
「おお、世界の名画だ!」

User Comments:
Filmjack3さん
New Jersey
2003年6月11日
「バグズ・ライフ」以来のピクサーの傑作。
絵と声が魔法のように合っていた。

Andrew StantonとLee Unkrichの
共同監督の手になるこの映画は、
観客を"Little Mermaid"の想像世界を
超える冒険に連れていってくれる。 
事実、ユーモアと会話は、
"Antz"のような洗練されたアニメ映画を
思い出させた。
セレブリティが、すばらしいアニメの
キャラクターたちに息吹を与えていた。
"Antz"で思いだしたが、 
今回の神経質で、偏執狂のキャラは、
Albert Brooksが声の出演をしているマーリンだ。
かれの妻である愉快な魚と数百の卵が
大きな魚に食われてしまって、
たった1つだけ残った卵となれば、
いやがうえにも、それを保護しようという
気持ちは強くなる。
息子のニモは、ダイバーの網で掬いとられて、
シドニーの歯医者のオフィスの水槽に入れられる。
このため、マーリンは、大洋を横断しようとする。
一緒に旅をするのは、 言った途端に、
言ったことを忘れる魚である。
その声の出演は、Ellen Degeneres。 
かれらは、リハビリ中の鮫や、
カリフォルニア訛りの海ガメ、 
そして、クジラなどに出会う。
一方、水槽に入れられたニモはといえば、
シャカベイトと名が変わり。
父親譲りの勇気を発揮しはじめる。
ピクサーは、前作同様に、 
想像でしかありえない世界を見せてくれる。
深海の世界が映画の65%も占めるが、
実に息をのむ出来栄えである。
リアリズムにとらわれないものの、
歯医者の治療室や波止場の風景は、
正確そのものである。
前にそこにいたことがあるような気にさせてくれる。
それどころか、親近感すら覚えるのだ。
この輝かしい世界は、
Brooks、Degeneres、 Willem Dafoeら
水槽にいる魚たちの声の出演者、
ペリカン役のGeoffrey Rush、
その他の助演陣の活躍もあって、
どんな年齢のひとびとにとっても、 
この夏最大の見ものとなっている。
他にもっといい映画が出てこなければ、
今年最高のアニメ映画になるだろう。
ところで、
「トイ・ストーリー」のエイリアンもよかったが、
カモメたちは、ピクサーが作り出した
最も愉快な生き物だろう。
なお、本編上映に先立って上映された
短編映画"Knick Knack"は、驚異の世界だった。
評価は、A 

オトーサン、
「やあ、よかったなあ」
アニメといっても、
印象派の絵のようにソフトなタッチ。
海水の反射など、実に驚異的な出来栄え。
アニメ製作会社・ピクサーの腕も、
随分と上達したものです。
お隣りが、パパと2人連れの女の子。
背が低いので、椅子に立ち座り。
室井さんや木梨くんがクジラ語をしゃべると、
ケラケラ笑います。
「家族連れと一緒にみるのも、たまにはいいなあ」

オトーサン、
「この冬、どこに行こうかなあ」
娘は、グアムかサイパンか石垣島に行こうと
言っていますが、どうなることやら。
「グレート・バリアリーフに行くか?」
この映画で綺麗な海をみたら、行きたくなりました。
ゴールド・コーストに近いサンゴ礁の海で、
スキューバ・ダイビングをやったら楽しいでしょう。
その後、ニモが行ったシドニーで遊べば、最高かも。
有名なオペラハウスで、一夜を過ごしたいですねえ。


イン・ディス・ワールド 

オトーサン、
「ラスト・サムライ」の直後に見ました。
泰明小学校の前の道が、みゆき通り。
明治天皇が御幸されたので、みゆきと付いたのです。
銀座の柳の2代目のそばに、
島崎藤村・北村透谷、ここに学ぶという碑。
そのすぐ先が、日比谷シャンテ。
「1日に2本見るなんて、ひさしぶりだなあ」
若い頃、1日に4本みたことがありますが...。

原題:In This World (2002)
      The Silk Road
監督:Michael Winterbottom
脚本:Tony Grisoni 
Genre: Drama 
Rated R for brief strong language.
Country: UK 
Language: Pashtu / Farsi / English 
Color: Black and White / Color 
上映時間:88分
あらすじ:
エナヤットとジャマールは、
パキスタン北部のペシャワールにある
難民キャンプに住む難民。
運び屋の手で、英国に亡命しようとする。
危険な旅は、シルクロード沿い。
パキスタン、イラン、トルコを抜け、
ロンドンに向かう。

出演者;  
Jamal Udin Torabi...Himself (ジャマール)
Enayatullah ....  Himself(エナヤット) 
オトーサン、
「実在の難民か」
演技力以前の素材の魅力が胸を打ちます。

その他の出演者:
Imran Paracha ....  Pakistan - travel agent 
Hiddayatullah ....  Pakistan - Enayat's brother 
Jamau ....  Pakistan - Enayat's father 
Wakeel Khan ....  Pakistan - Enayat's uncle 
Lal Zarin ....  Pakistan - Enayat's uncle 
Ahsan Raza ....  Pakistan - money changer 
Mirwais Torabi ....  Pakistan
        - Jamal's older brother 
Abdul Ahmad ....  Pakistan - groom 
Amanullah Torabi ....  Pakistan 
       - Jamal's younger brother 
Ramzan Ali ....  Pakistan - driver 
Chaman Ali ....  Pakistan - driver 
Rasheed ....  Pakistan - soldier Shaheen 
Allah Bauhsh ....  Pakistan - Farid 
 
User Rating:  8.2/10 (244 votes) 
オトーサン、
「高いなあ」
ベルリン国際映画祭金熊賞受賞

User Comments:
JiveTurkey246さん 
Boston, MA
2003年9月22日
珠玉の映画。

誰もこれまでに見たことのないような
例をみない貴重な映画だ。
今日の映画界に、
これだけ度量のある映画が誕生したのは、
驚きである。
「スパルタカス」や「アラビアのローレンス」
のような古典的映画ではないが、
人間の旅の叙事詩となっている。
物語そのものも、胸を打つが、
この映画のほとんどが小さなデジタル・カメラで
撮影されたことで、一層、真実味が増している。
まるで、自分が一緒に旅をしているように感じる。 
ふたりが、見たものを見て、
ふたりが感じたように感じる。
映画がもたらす誠実さがより身近になる。
中東アジアの文化と暮らしのユニークな内幕を
提供してくれる。
どういう契機で、旅がはじまったかも興味深い。
エナヤットは、浅ましい暮らしをしている。
西欧へ行くのが、夢である。
そんな彼に、西欧社会が次第に近づいてくる。
この映画を見た後、告白するが、
移民たちを以前のような目で見ることは、
もう出来なくなってしまった。
かれらを尊敬するようになったのだ。 

オトーサン、
「すごい映画をつくったもんだ」
監督の経歴をみたくなりうました。

MICHAEL WINTERBOTTOM
マイケル・ウィンターボトム 
誕生日 1961/3/29  
出身 英ランカシャー州ブラッドバーン 
監督作
1995年「ゴー・ナウ GO NOW」
     「バタフライ・キス」
1996年「日蔭のふたり」
1997年「ウェルカム・トゥ・サラエボ」
1998年「アイ・ウォント・ユー」
1999年「ひかりのまち」
2001年「24アワー・パーティ・ピープル」
     「めぐり逢う大地」
2002年「イン・ディス・ワールド」

オトーサン、
「ところで、日本の難民受け入れは、
現状、どうなっているんだろう?」
ネットで、2つの正反対の意見をみつけました。
オトーサンは、勿論賛成派ですが、
あなたは、いかがですか?

難民受け入れに賛成
足元のアフガニスタン難民の受け入れが、
アフガン復興支援の第一歩
西中誠一郎(フリーライター)
http://www.imadr.org/japan/jc/newsletter/afghan.article.html

難民受け入れに反対
http://www005.upp.so-net.ne.jp/shigas/HOMPG522.HTM
反対派のひとへ:
難民が世界で1500万人!もいるという
悲惨な事実を忘れていませんか?
アジアの難民だけでも、500万人!
米軍のアフガニスタン進攻で、急増したのです。
難民の多くが、トヨタ車やウォークマンを通じて、
日本に好意を抱き、日本に行きたがっているのに、
そんなかれらを無情にも追い返し、
ドアを目の前でピシャッと閉める...。
それが、コイズミ=日本政府の対応です。
難民は、根っからの性悪人なのでしょうか?
あなたは、彼らを見ようともしないけれども、
そんなあなたを無数の目がじっと見ているのです。


天才マックスの世界 

オトーサン、
「天才って、困るよなあ?」
というのも、発明王エジソンのようなひとが、
周囲にいたら、かなりヤバイ気がします。
しょっちゅう、劣等感に襲われるじゃないですか。
この映画の主人公、天から与えられた才能を生かして
いるだけなのに、周囲のやっかみに苦しみます。
しかも、恋だけは、いかに天才といえども、
思うようにならないのです。

原題:Rushmore (1998)     
監督:Wes Anderson
脚本:Wes Anderson /Owen Wilson 
Genre: Romance / Comedy 
Rated R for language and brief nudity.
上映時間:93分
あらすじ:
マックスは、ラシュモア高校きっての学生。
課外授業と称して、何でもやってのける。
先生のローズマリーと親しくなり、恋に落ちる。
悪いことに、導師ハーマンも、彼女に恋する。
ハーマンは、不幸な百万長者なのだ。
その結果、かれらの個人生活にも、
職業人生にも大混乱が生じる。

出演者:  
Jason Schwartzman ....  Max Fischer(マックス) 
Bill Murray ....Mr. Herman J. Blume (ハーマン)
Olivia Williams ....  Miss Rosemary Cross, 
    formerly Mrs. Appleby (ローズマリー)
オトーサン、
「ありゃ、マックスの経歴が出てない!」
しょうがないので、大活躍のマックスの片思いの
美人教師ローズマリーの経歴をみましょう。

OLIVIA WILLIAMS
オリビア・ウイリアムズ 
誕生日 1968.1.1.  
出身 英ロンドン 
ケンブリッジ大学で英文学を専攻、
ブリストルのオールド・ヴィグ・スクールで
演技を学び、91年卒業。以後、舞台で活躍。
97年「ポストマン」でケビン・コスナーの
ヒロイン役を演じ、映画デビュー。
その後は「シックス・センス」
「ラッキー・ブレイク」と
ヒロイン役での出演が続いている。 
活躍度 △↑ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1997年「ポストマン」◇「エマ」(TM)
1998年「天才マックスの世界」(TM)
1999年「シックス・センス」◆
2000年「抹殺者」◇「デッドベイビーズ」
2001年「ラッキー・ブレイク」◆
2002年「ビロウ」◆

その他の出演者:
Seymour Cassel ....  Bert Fischer 
Brian Cox ....  Dr. Nelson Guggenheim 
Mason Gamble ....  Dirk Calloway 
Sara Tanaka ....  Margaret Yang 
Stephen McCole ....  Magnus Buchan 
Connie Nielsen ....  Mrs. Calloway 
Luke Wilson ....  Dr. Peter Flynn 
Dipak Pallana ....  Mr. Adams 
Andrew Wilson ....  Coach Beck 
Marietta Marich ....  Mrs. Guggenheim 
Ronnie McCawley ....  Ronny Blume 
Keith McCawley ....  Donny Blume 

User Rating:  7.7/10 (16,174 votes)  
オトーサン、
「おお、何という高いスコアだ」

User Comments:
TxMikeさん
Houston, TX
2000年7月17日
ステキな映画。
オフビートの映画好きなら楽しめる。

6ケ月前に見て、いい映画だと思った。
昨夜また見て、2度目のほうが楽しめた。
知っておいてほしいのは、
いい映画というものは、筋運びがよく、
登場人物が成長するところにある。
この映画、まさにそうなのだ。 
主人公は、マックスとハーマンとローズマリー。
マックスは、わずか15歳。 
ハーマンは、裕福なビジネスマンで、
ふたりとも、ローズマリーに恋する。
彼女は、高校教師で、夫が1年前に死んだばかり。
こう書くと、かなり妙な筋書きだが、
実にうまい筋運びなのだ。
マックスは、並みの15歳ではなく、
そこに、この映画の魅力がある。
冒頭シーンで、マックスは、友人に言う。
オヤジは、脳外科医なんだ。
最後になって、オヤジを床屋だと紹介する。
要するに、彼が成長したということだ。
ステキなせりふがある。
マックスの友人が、こう言う。
「脳外科医かと思っていました」
父親が答える。
「みんなが、よく間違えます」 

オトーサン、
青春物、学園物というと、定番映画ばかり。
映画をはじめてみる若い観客が参入してくるので、
毎年、性懲りもなく新作が出てきます。
大体、ワンパターン。
スピード、スリル、セックス。
そんななか、この映画は、一風変わっています。
「ふーん、独自の世界を描いている。
面白うて、やがて悲しき迂回かなっていう感じ。
人恋しさがよく出てる!」
この映画の監督の経歴をみましょう。

WES ANDERSON
ウェス・アンダーソン 
誕生日 1969.5.1  
出身 米テキサス州ヒューストン 
監督作
1996年「アンソニーのハッピー・モーテル」
1998年「天才マックスの世界」
2001年「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」


ラスト・サムライ 

オトーサン、
初日、朝一番に、有楽町の日劇へ。
9時前だというのに、大勢のひとで賑わっています。
トム・クルーズのフアンかな、
渡辺謙や真田真之のフアンかなと思ったら、
宝くじ売場に並ぶ庶民たちでした。
寒いなか、2時間待ちとか。

原題:Last Samurai, The (2003)     
監督:Edward Zwick
脚本:John Logan /Marshall Herskovitz ほか
Genre: Action /Adventure /Drama /War 
Rated R for strong violence and battle sequences.
144 min 
Country: USA / New Zealand / Japan 
Language: English / Japanese 
上映時間:144分
あらすじ:
南北戦争のベテラン、オールグレン大尉は、
明治天皇の部隊の銃撃訓練を受けもっている。
残兵のサムライたちを掃討する作戦準備である。
だが、オールグレンの情熱は、ゆらぐ。
サムライの捕虜となって、
その伝統と名誉について学びはじめたからだ。

出演者:
Tom Cruise ....  Nathan Algren(オールグレン) 
Ken Watanabe ....  Katsumoto (勝元)
Hiroyuki Sanada ....  Ujio(氏尾)
オトーサン、
「トム・クルーズもいいけど、
渡辺謙も真田真之がずっといいなあ」
ここでは、トム・クルーズの経歴をみましょう。

TOM CRUISE
トム・クルーズ 
誕生日 1962/7/3 
出身 米ニューヨーク州シラキューズ 
10歳の時に両親が離婚し、母に引き取られて育つ。
ハイスクール在学中はレスリングに熱中したが、
ケガで断念。俳優を志す。
卒業後、ディナーショーのミュージカルなどに
出演していたが、81年「エンドレス・ラブ」の
端役をきっかけに「タップス」で大役を得る。
87年5月、ミミ・ロジャースと結婚するが、
90年に離婚。
90年に現在の妻ニコール・キッドマンと
結婚するが、2001年8月離婚。 
活躍度 ○↑ 
演技幅 自在 
演技力     ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ   ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1981年「エンドレス・ラブ」「タップス」
1983年「アウトサイダー」
          「爆笑!恋のABC体験」
     「卒業白書」「栄光の彼方に」
1985年「レジェンド/光と闇の伝説」
1986年「トップガン」◇「ハスラー2」◇
1988年「カクテル」◇「レインマン」
1989年「7月4日に生まれて」◇
1990年「デイズ・オブ・サンダー」◇
1992年「ア・フュー・グッドメン」◇
          「遙かなる大地へ」◇
1993年「ザ・ファーム/法律事務所」◇
1994年「インタビュー・ウイズ・ヴァンパイア」
            ◇
1996年「ザ・エージェント」◇
          「ミッション・インポッシブル」◇
1998年「アイズ・ワイド・シャット」◇
1999年「マグノリア」◇
2000年「M:I−2」◇
2001年「バニラ・スカイ」◇
2002年「マイノリティ・リポート」
     「スペース・ステーション」(ナ)
     「オースティン・パワーズ 
            ゴールド・メンバー」

その他の出演者:
Billy Connolly ....  Sgt. Zebulah Grant 
Tony Goldwyn ....  Col. Benjamin Bagly 
Shin Koyamada ....  Nobutada's son 
Timothy Spall ....  Simon Graham 
Koyuki ....  Taka 
Shichinosuke Nakamura ....  Emperor 
Seizo Fukumoto ....  Silent Samurai 
Shun Sugata ....  Nakao 
Masato Harada ....  Ohmura 
Emmy Collins ....  Western Man 
Gelbert Coloma ....  Samurai, soldier 
Darin Fujimori ....  Gatling Gun Operator 
Togo Igawa ....  Hasegawa 
John Koyama ....  Omura's Bodyguard 
Yuki Matsuzaki ....  Imperial Soldier 
Tod Nakamura ....  Imperial Soldier 
June Yamada ....  Tokyo street merchant 

User Rating:  7.7/10 (75 votes)  
オトーサン、
「おお、高いスコアだ」

User Comments:
deepcheckさん 
Japan
2003年11月23日
思いがけず、見事に抑制された内省的な映画。

多くのひとと同様に、
私は、この映画に疑問を抱いていた。
映画評を見ると、
"Dances with Wolves"みたいに、 
ハリウッドの典型的な下劣なコピー映画かと思った。
幸いなことに、驚くべき映画で、
あらゆる点で、印象に残る。
東アジアの言語と文化を勉強したので、
映画の歴史的正確さや時代考証の欠如を
恐れていたが、どうしてどうして。
実に綿密に歴史記録を調べている。
映画で取りあげた出来事は、正しい。
主な登場人物は、明治天皇を除くと、
完全に、架空の人物であるか、
歴史的人物に基づき、別名で登場する。
例えば、勝元は、明らかに西郷隆盛である。
かれは、偉大な文化的指導者で、
明治政府に対する1988年の反乱の首謀者だった。
すばらしい俳優たちの演技のおかげで、
映画は、実にいいペースで進む。
すばらしいアイディア、
そして葛藤の核となる理念を感じられた。
その多くは、言葉で語られることはないが、
どんな観客にも明快に届くだろう。
ビジュアル面は、これまで見た映画のなかで、
もっとも美しいものだった。
息を呑む背景、躍動する色彩、
衣装の裁断など、些細な細部へのこだわり。
そして、戦いの醜い美しさ。
音楽は、カンペキ。
実に印象的だったのは、
オールグレン自身のサブ・プロットが示す 
物事の核心へと突き進む強い欲求である。
妙に通俗的になりかねない筋書きなのに、
これらのシーンには、多くの感動的な内容があり、
完全には、語られることがないものの、
実に、明快である。
抑制された演技は、ハリウッド流の対極にあるが、
この映画の力そのものとなっている。
私は、完全に、この映画を楽しんだ。
だが、多くのひとが抱いた危惧、
あるいは、期待したかもしれない
「か弱い女性が白人を殺す」症候群など、
この映画にみつけることは出来なかった。
トム・クルーズは、すばらしい。
だが、勝元を演じた渡辺謙の前に、
完全に影が薄くなってしまった。
そうなのだ。
西郷隆盛は、その死後も、
日本人の心の中心に位置しているのだから。
この人物の終わり方には、2つあったが、
観客にとっても、この映画にとっても、
幸いなことに、最高の終わり方となっている。
特に推薦する。

オトーサン、
「トム・クルーズ、でかした!」
ハリウッド映画では、これがはじめてでしょう。
日本人をまともに描いたのは。
和魂洋才。
西郷隆盛がその死をもって
天皇や後世の日本人に伝えたかった武士道精神。
いまや、地に堕ちています。
アメリカ追従しか芸がなく、
租税を高くして、民を虐げることしか考えていない
党利党略の指導者たち。
その結果、生まれた宝クジ売場に並ぶ庶民たち。
日本人は、いつから、こんな情ない国民に
なってしまったのでしょうか。
やはり、西郷隆盛がラスト・サムライだったのかも。

オトーサン、
「西南戦争について、調べてみよう」
この映画をみて、そう思い立ちました。
そういえば、亡くなった母が、
父方の先祖が西南戦争に従軍したと言っていました。
「西郷さんの銅像も、久しく拝んでいないなあ...」


ファーザーズ・デイ 

オトーサン、
「ファーザーズ・デイ、父の日か。
いつだったっけ?」
家庭での父の影の薄さを、
この日が雄弁に物語っているようです。

原題:Fathers' Day (1997)     
監督:Ivan Reitman
オリジナル映画脚本:Francis Veber
脚本:Lowell Ganz ほか
Genre: Comedy 
Rated PG-13 for some sex-related humor 
            and drug references.
上映時間;98分
あらすじ:
スコットが父親と喧嘩して家出し、
怒った父親は、放っとけ。
母親のコレットは、昔のボーイフレンドで
弁護士のジャックに息子探しを依頼する。 
その際、実はスコットはあなたの子よと打ち明ける。 
ジャックは、その申し出を断る。
そこで、コレットは、別のボーイフレンドのデイルに
スコット探しを依頼する。
やがて、ふたりの元ボーイフレンドは出会い、
同じ子供を捜していることが分かる。
そして、狂ったような捜査がはじまる。
スコットが家に帰りたがらなかったからだ。

出演者:
Robin Williams ....  Dale Putley(デイル) 
Billy Crystal ....  Jack Lawrence (ジャック)
Nastassja Kinski... Collette Andrews(コレット) 
オトーサン、
「いやあ、お見事!」
二人の元カレのコンビネーションと芸の冴えが
見事なので、経歴をみておきましょう、

ROBIN WILLIAMS
ロビン・ウィリアムス 
誕生日 1952/7/21 
出身 米イリノイ州シカゴ 
ジュリアード学院で学ぶ。
テレビシリーズの「ハッピー・デイズ」の
ゲスト出演がブレイクのきっかけ。
80年「ポパイ」で映画デビュー。
97年「グッド・ウィル・ハンティング」で
アカデミー助演男優賞。 
活躍度 ◎→ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆☆★ 
出演作 
1980年「ポパイ」
1982年「ガープの世界」
1983年「ロビン・ウィリアムスの
      大混乱サバイバル特訓」
1984年「ハドソン河のモスコー」
1985年「タッチダウン90’」
1986年「クラブ・パラダイス」
     「ミッドナイト・ニューヨーカー」
1987年「ディア・アメリカ/戦場からの手紙」
      (ナ)
     「グッドモーニング、ベトナム」
1989年「いまを生きる」「バロン」▲
1990年「愛と死の間で」「キャデラック・マン」
     「レナードの朝」
1991年「フィッシャーキング」「フック」
1992年「トイズ」「アラジン」(声)
1993年「ミセス・ダウト」
1995年「9ヶ月」「ジュマンジ」
     「3人のエンジェル」▲
1996年「バードケージ」「ジャック」
     「ハムレット」
     「シークレット・エージェント」▲
1997年「ファーザーズ・デイ」
     「グッド・ウィルハンティング/旅立ち」
      アカデミー助演男優賞
     「フラバー」
1998年「パッチ・アダムス」「奇跡の輝き」
1999年「聖なる嘘つき その名はジェイコブ」
     「アンドリューNDR114」
2001年「A.I.」(ナ)
2002年「インソムニア」「ストーカー」

BILLY CRYSTAL
ビリー・クリスタル 
誕生日 1948/3/14  
出身 米ニューヨーク・ロングビーチ 
音楽プロデューサーの父の影響で
幼少からショー・ビジネスの世界で育ち、
テレビドラマ「ソープ」や
「サタデー・ナイト・ライブ」で
人気コメディアンとなり、78年映画デビュー。
アカデミー賞の司会も6度務めている。 
活躍度 △→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆★★★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1978年「RABBIT TEST」
1984年「スパイナルタップ」
1986年「シカゴ・コネクション/夢見て走れ」
1987年「プリンセス・ブライド・ストーリー」
     「鬼ママを殺せ」
1989年「恋人たちの予感」
1991年「シティ・スリッカーズ」
1992年「ミスター・サタデー・ナイト」
1994年「シティ・スリッカーズ2
      /黄金伝説を追え」
1995年「彼と彼女の第二章」
1996年「ハムレット」
1997年「ファーザーズ・デイ」
     「地球は女で回っている」
1998年「マイ・ジャイアント」◇
1999年「アナライズ・ミー」◇
2001年「アメリカン・スウィートハート」◇
     「モンスターズ・インク」(声)
2002年「アナライズ・ユー」

その他の出演者:
Julia Louis-Dreyfus ....  Carrie Lawrence 
Charlie Hofheimer ....  Scott Andrews 
Bruce Greenwood ....  Bob Andrews 
Dennis Burkley ....  Calvin the Trucker 
Haylie Johnson ....  Nikki Trainor 
Charles Rocket ....  Russ Trainor 
Patti D'Arbanville ....  Shirley Trainor 
Jared Harris ....  Lee 
Louis Lombardi ....  Matt 
Mark McGrath ....  Sugar Ray Band 
Craig Bullock ....  Sugar Ray Band 
Charles Stan Frazier ....  Sugar Ray Band 

User Rating:  4.7/10 (1,990 votes)  
オトーサン、
「おお、なんで、こんなに低いんだ?」

User Comments:
Sheila S. Antonioさん
Guam
2000年5月21日
いい俳優、悪いキャラ、インチキ映画

この映画を見ようと思っていて、
忘れてしまった。
忘れてよかった。 
お金を損するところだった。
筋書きは、興味深い。
女性が家出息子を探す。
2人の元カレに、あなたたちのどちらかが
あの子の親なのよと告げる。
(実際は、ちがうのだが) 
ロビン・ウィリアムスとビリー・クリスタルは、
実にコミカルなコンビだった。
だが、ふたりのキャラクターはといえば、
... 出鱈目だ。 
ビリーの弁護士は、実に退屈。
ロビンの脚本家は、馬鹿気ている。
驚いたのは、Cali-quintet bandの 
Sugar Rayが出演していたこと。
でも、何もしゃべらなかった! 
あるシーンで、デイルとジャックが 
ドイツのレコード会社のプロデューサーだと
偽る部分があるが、
Mark McGrathは、
「前に会ったことないか?」 
Murphy Kargesは、 
「この人たちのこと、聞いたことがある」
と言うのみ。
Rodney Sheppard、 Stan Frazier、 
そして、Craig "DJ Homicide" Bullock は、
ただ座っていただけ。
まあ、みんな健在だからいいいけれど。

オトーサン、
「勿体ないなあ」
好感度1番と2番の役者をそろえておきながら、
サンフランシスコという魅力的な街を舞台にして、
これだけ、盛り上がらない映画をつくるとは。
「まあ、しょうがないか。父の日だから」


アララトの聖母 

オトーサン、
「おお、間にあったか」
大分前から見たいと思っていた映画です。
「アララトとアラファト、どこか似てるなあ」
ひょっとしたら、PLOのアラファト議長と
ルーツが同じかも。

原題:Ararat (2002)     
監督・脚本:Atom Egoyan
Genre: Drama 
Rated R for violence, sexuality/nudity 
        and language.
上映時間:115分
Country: Canada / France 
Language: English / Armenian / French / German 
あらすじ:
劇中劇ならぬ映画中映画。
これは、1915年に起きた
アルメニア人大量虐殺を扱った現代の物語である。 
プロダクションに
運転手として雇われた18歳の若者の人生に
映画制作は、どのような影響を与えたのだろうか。 

出演者:
David Alpay ....  Raffi (ラフィ)
Arsinee Khanjian ....  Ani(アニ:美術史教授) 
Christopher Plummer ....  David (税関検査官)
オトーサン、
「ラフィがいいなあ」
この若者、目が澄んでいます。
そして、助演陣がなかなかです。
税関検査官のデイビットを演じた
クリストファー・プラマーや、 
ラフィの母親のアニを演じた女優さんが
深みのある演技でした。

CHRISTOPHER PLUMMER
クリストファー・プラマー 
誕生日 1927/12/13  
出身 カナダ・オンタリオ州トロント 
モントリオールで育つ。
フランス語・英語での舞台、ラジオでの活躍を経て、
54年にブロードウェイに進出。
57年「女優志願」で映画デビュー。
舞台ではトニー賞を二度受賞。
86年に演劇の殿堂入り。 
活躍度 ○→ 
演技幅 自在 
演技力     ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ   ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1957年「女優志願」
1958年「ジャングル・ガードマン」
1964年「ローマ帝国の滅亡」
1965年「サウンド・オブ・ミュージック」
          「サンセット物語」
1967年「将軍たちの夜」「トリプル・クロス」
1968年「群集の中の殺し屋」
1969年「空軍大戦略」
1970年「ワーテルロー」
1975年「らせん階段」「ピンク・パンサー2」
1976年「王になろうとした男」
          「スカイ・エース」
1977年「将軍暗殺」「殺しに愛のバラードを」
1978年「サイレント・パートナー」
          「インターナショナル・ベルベット」
1979年「スタークラッシュ」「黒馬車の影」
     「ハノーバー・ストリート
            /哀愁の街かど」
     「バラ色の報酬
            /1000万ドルを追え!」
          「ある日どこかで」
1980年「目撃者」
1982年「ザ・アマチュア」
1983年「ドリーム・スケープ」
1984年「ドーバー海峡殺人事件」
1986年「ボス’Sワイフ/ブロンドはお好き」
1987年「I LOVE N.Y.
            〜ニューヨーク恋物語〜」
          「アメリカ物語」(声)
     「ドラグネット/正義一直線」
          「ガンダーラ」(声)
1988年「バンパイア・イン・ベニス」
          「レクイエム」
1989年「頭脳警察」
1990年「女神たちの季節」
          「ファイヤーヘッド」
          「レッド・ブラッド・ガール」
1991年「スタートレックW/未知の世界」
          「煉獄の中で」
1992年「女神がそっと微笑んで」「マルコムX」
          「ダニエル・スティール/容疑者」
1993年「鏡の中の他人」
1994年「ハード・ジャッカー」「ウルフ」
1995年「黙秘」「12モンキーズ」「陰謀」
1996年「アロー」
1997年「おもちゃの国を救え!」
          「ダブルクライム」
1999年「インサイダー」◆
2000年「エクソシスト/トゥルー・ストーリー」
          「ドラキュリア」
2001年「ビューティフル・マインド」
          「ラッキー・ブレイク」 

その他の出演者:
Charles Aznavour ....  Edward Saroyan 
Marie-Josee Croze ....  Celia 
Eric Bogosian ....  Rouben 
Brent Carver ....  Philip 
Bruce Greenwood ....  Martin Harcourt, 
            actor playing Clarence Ussher 
Elias Koteas ....  Ali, actor playing Jevdet Bey 
Simon Abkarian ....  Arshile Gorky 
Lousnak ....  Shushan Gorky 
Raoul Bhaneja ....  The Photographer 

User Rating:  7.2/10 (2,685 votes)  
オトーサン、
「おお、高いスコアだ」

User Comments:
Chrisさん
Hellas, Thessaloniki
2003年9月7日
うー、いい、映画だ。
10点満点で7.5だ。

正直言って、最初のうちは身構えていた。
何を見せられるだろうか?
だが、幸いに、映画は、素晴らしかった。
そう、味がある。
むしろ、美術品とでもいうべきかも...
アトム・エゴヤン監督は、すばらしい仕事をした。
とくに、脚本は、文句なしにいい。
だが、監督は、そうよくはない。
演技は、高い水準である。
とくに、青年・ラフィがいい。
若くロマンティック(?!)なカナダ系アルメニア人で
父親の死には、意味があるかを問うている。
勿論、次に重要な役である
ラフィを不審に思う税関検査官を演じた
クリストファー・プラマーも、いい。
私の意見では、もっとも共感できる俳優である。
シナリオは、アルメニア人虐殺についての
ラフィの調査と映画づくりを扱っている。
妙な理由で、私は、"Adaptation"を思い出した。 
楽観的ではないものの幸せの影が共通している。
映画のテーマは、重大だが、まさに正しい。 
トルコがアルメニアにした行為への異議申し立て。
実に、単純である...
実際、2度見たくなる類の映画ではなく、
悪くはないが、実に暗い話だ。
重要な欠点は、アルメニア歴史の叙述。
これは、まるで国家式典で上映されているようだ。
そう、ちょっとうるさい。
この映画、日頃、映画を見慣れない人には、
非常に、かったるいだろうが、
ある種興味のある人には、歓迎されると思う。
論争の余地は多々あるが、
歴史的記憶を蘇らせた映画として、
10点満点で7,5点は献上したい。
もし、この映画がよかったら、
エリア・カザンの"America America"を見ることを
オススメする。(私のお気に入り) 
これも、20世紀初頭のトルコ人による
アルメニア人とギリシャ人の虐殺を扱っている。
アメリカ史上、傑作と考えられている。

オトーサン、
「そうか、ナチのユダヤ人虐殺の前に、
トルコによるアルメニア人の大量虐殺があったんだ」
その数、何と100万人!
この映画の主人公は、カナダに亡命した
アルメニア人の子供。
もはや民族の歴史などに無関心の世代。
ひょんなことで、父親がテロリストだったこと、
トルコ大使の殺害に失敗したことを知ります。
肉親、知人、村人すべてを殺されたトルコへの復讐。
「オヤジは、テロリストなのか? 英雄なのか?
テロリストって、一体、何なのだ?」
かれは、真正面からその疑問に挑んでいきます。
そして、父の死の真の意味を把握するのです。

オトーサン、
最近、考えこんでいます。
日本人外交官2人が殺されました。
二人とも、まだお若いのに、痛ましいことです。
遺族は、さぞかし無念でしょう。
川口外相が、葬儀の席で泣いていました。
死んで昇進させたそうですが、イヤですねえ。
もっと前にやることがあったはず。
怠慢を覆い隠す行為です。
いまや、この悲劇の原因を改めて問うべきです。
政府もマスコミも、犯人はテロリストとしています。
それで、本当に、いいのでしょうか?
犯人をテロリストと呼んでいいのでしょうか?
見方を変えれば、
アメリカ植民地政策に反抗する
レジスタンスの闘士だとも考えられます。
「あれだけ爆撃されて、仲間が殺されたんだ。
頭に血が上らないほうが、不思議だろうが。
アメリカとグルになった奴は、敵だ!」
誰だって、そう考えるのが自然でしょう。
間違っているでしょうか。
早漏気味の誰かさんの決断が、
せっかく築いてきた中東諸国との友好関係を壊し、
外交官を殺したのではないでしょうか?
反発があるのを承知のうえで、
イラクに自衛隊を派遣しようという行為自体が
この悲劇を招いたと、なぜ考えないのでしょうか?
石油利権確保のためにはじまったブッシュの戦争。
テロリストというレッテルを張りつけて、
邪悪な意図を覆い隠した巧妙なプロパガンダに
誰かさんは、踊らされているのです...
「テロに屈するな、国際協調のため」
とんでもないウソです。
「友好国アメリカのために、
ここはひとつ、侠気を見せよう」
馬鹿言っちゃ、いけません。
いまや、アメリカ人の70%が、
イラク戦争はテロへの戦いではなかったと
反省しているという世論調査結果がでました。
この事実をどう考えたらいいのでしょうか。
遠い異国の占領、
こんなムリが、長続きするはずありません。
兵士の死、巨額の戦争費用、世界の反発...。
近く、アメリカは、必ず変心します。
ふと振り向いてみると、
イラクに残って人民の敵扱いされるのは、
肩代わりさせられた日本だけだったりして...
日本人の9割が戦争反対なのにねえ。
民主主義って、多数決の政治じゃなかったの?
首相、手遅れにならないうちに
自衛隊派遣はとりやめなさい。
アホなブッシュと心中するのはやめなさい。
仕返しが怖い?
大統領選挙まで、あとすこし。
いずれ、ブッシュは引退するんだから、
いじめに遭っても、我慢しましょうよ。

ベガス・バケーション 

オトーサン、
「ラスベガスか。また行きたいなあ」
数年前に家族旅行で行きました。
ルクソールに宿泊し、スロットマシンで儲けて、
宿泊代が回収できたので、ゴキゲンでした。
この映画のパパは、2万3000ドルの損。
「クルマ1台分、パーか」

原題:Vegas Vacation (1997)     
   National Lampoon's Las Vegas Vacation 
監督:Stephen Kessler
原作:Elisa Bell/ Bob Ducsay ほか
Genre: Comedy 
Rated PG for sensuality, language 
     and thematic elements.
上映時間:93分
あらすじ:
食品保存剤の開発で、クラークが、
会社からご褒美のボーナス休暇を貰ったので、 
グリズワルド一家は、ラスベガスに向かう。
幸運の都市ベガスで、
一家の絆は、試練にさらされる。
クラーク本人は、
フーバーダムを危うく決壊させようとしたり、
ジーグフリード&ロイのショウの
舞台に呼び出されて、
ホワイト・タイガーを間近に見たりするが、
最後に、有り金を全部失ってしまう。
妻のエレンは、ウェイン・ニュートンに誘惑される。
息子のラスティは、21歳未満は賭け事禁止なのに、
年齢を偽って、パパゲーノ氏を名乗ったが、
幸運続きで、何とクルマ4台をゲット!
娘のオードリーは、
従兄弟のエディの娘ヴィッキーと仲よくなって、
有名なナイトクラブのダンサーになってしまう。
放射能汚染地区に土地を所有している、
従兄弟のエディが、大金をすったクラークに
救いの手を差し伸べるが、それも砂漠に消える。
儲けた者、損した者、いろいろあったが、
最後に、愛と連帯感が、家族を仲直りさせる。
お金なんてメじゃない?

出演者: 
Chevy Chase ....  Clark Wilhelm Griswold, Jr. 
                     (クラーク)
Beverly D'Angelo ....  Ellen Priscilla 
        Ruth Smith Griswold (エレン)
Randy Quaid ....  Cousin Eddie (エディ)
オトーサン、
「このクラーク、
コメディアンとしては、イマイチだなあ」
また、従兄弟のエディが、ド下手で、
かれのからむシーンは、全く笑えませんでした。

CHEVY CHASE
チェビー・チェイス 
誕生日 1943/10/8  
出身 米ニューヨーク 
活躍度 △→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆☆★ 
出演作 
1974年「アイダホ・ポテト・ライブ」
1978年「ファールプレイ」
1980年「ボールズ・ボールズ」
     「名探偵ベンジー」「昔みたい」
1981年「スーパー念力マン」
1983年「世紀の取り引き」
     「ホリデーロード4000キロ」
1985年「フレッチ/殺人方程式」
     「ナショナルランプーン
      /ヨーロピアン・ヴァケーション」
     「スパイ・ライク・アス」
1986年「サボテン・ブラザース」
1988年「ファニー・ファーム」
     「カウチ・トリップ」
     「ボールズ・ボールズ2」
1989年「ナショナル・ランプーン
      /クリスマス・ヴァケーション」
     「フレッチ登場!/5つの顔を持つ男」
1991年「絶叫屋敷へいらっしゃい」
1992年「透明人間」「靴をなくした天使」
1993年「ラスト・アクション・ヒーロー」▲
1994年「コップス&ロバーソン」
1995年「ママのフィアンセ/結婚に異議あり!」
1997年「ベガス・バケーション」

その他の出演者:
Ethan Embry ....  Russell 'Rusty' Griswold 
Marisol Nichols ....  Audrey Griswold 
Miriam Flynn ....  Cousin Catherine 
Shae D'Lyn ....  Cousin Vicki 
Wayne Newton ....  Himself 
Siegfried Fischbacher ....  Himself 
Roy Horn ....  Himself 
Wallace Shawn ....  Marty 
Sid Caesar ....  Mr. Ellis 
Julio Oscar Mechoso ....  Limo Driver 
Sly Smith ....  Mirage Security Guard 
Julia Sweeney ....  Mirage Reception Person 
 
User Rating:  5.0/10 (3,110 votes)  
オトーサン、
「5点か、案外低いなあ」

User Comments:
Jack the Ripperさん
Las Vegas, Nevada
2002年6月7日
気持ちをゆさぶるコメディ

この映画、面白い。
唯一不満なのは、セックスがらみの
ユーモアや会話があるので、
PG-13 にすべきではなかったかと思う。
最初に見たのは、1998年で、 
いまでも、まだ見るのを楽しみにしてる。
笑える。
夏にラスベガス旅行をすることになったひとは、
見るべきだ。
ベガスでの多くの遊びが紹介されている。
マジック・ショウやウェイン・ニュートンのショウ、
(ウェインは、演技もしている)
多くのカジノやゴーゴーダンサーたち。
私の好きな映画なので、5点満点で4点あげたい。
知恵遅れの友人は、5点満点で2点だった。
そこで、妥協して.5点満点で3点としたい。

オトーサン、
「うーん、このシーンが、P−13か?」
シカゴからベガスに行く途中、
ノリノリになったクラークが、航空機の狭いトイレで、
妻のエレンと事に及んで失敗するあたりでしょうか。
出だしは、実に快調でした。
でも、そのあとは、カジノの紹介ばかりで、
ベガスの観光ビデオに終わってしまいました。

オトーサン、
「へえ、ジーグフリード&ロイのショウって、
あんなふうなんだ」
前回のベガス旅行では、
人気のショウは、軒並みキップが取れないのが、
残念でした。
ジーグフリード&ロイのショウは、その最たるもので
数ケ月前の予約が必要です。
それでも、ミラージュ・ホテル付属の動物園で、
ホワイト・タイガーを見ることができました。
「へえ、白いトラっているんだ...。
おい、お前、寝てばかりいないで、起きろよ」
ショウで疲れたのでしょう。


ブルース・ブラザース 

オトーサン、
「ブルース・ブラザース?何これ?」
まったくの予備知識なしで、見はじめました。
まさか、これが、今年見た370本のなかで、
最高の映画体験になるとは、つゆ知らずに...
「人生、何が起きるか分からんなあ」

原題:Blues Brothers, The (1980)     
監督:John Landis
脚本:Dan Aykroyd /John Landis 
Genre: Action / Comedy / Musical  
上映時間:148分
あらすじ:
ジェイク・ブルースが釈放され、
弟のエルウッドとともに昔のホームを訪ねる。
尼さんに育てられた孤児院なのだが、
教会が支援を取りやめ、
教育委員会に売却しようとしていることを知る。
売却を取りやめるには、固定資産税5000ドルを
11日以内に支払わねばならない。
兄弟は、何とかしたいと願い、 
バンドを再結成し、税金分を儲けようとする。
神の使命を感じ、持ち歌を歌うたびに、
敵がどんどん増えていく。
こんな状態で、間に合うのだろうか?

出演者:
John Belushi ....  'Joliet' Jake Blues
         (ジェイク) 
Dan Aykroyd ....  Elwood Blues(エルウッド)
Cab Calloway ....  Curtis (カーチス) 
オトーサン、
「そうか、そうなんだ」
もう何10年も前のことでしょうか。
アメリカのどこかのパークで、
黒服、黒帽子のミュージシャンが歌っていて、
大受けしていました。
「何で、ビジネスマンのような格好で歌うんだ?」
あれが、当時大ブレークした
ブルース・ブラザースだったのです。

JOHN BELUSHI
ジョン・ベルーシ 
誕生日 1949/1/24-1982/3/5  
出身 米イリノイ州シカゴ 
10代の頃からバンドを結成し、
しゃべりと歌で人を楽しませていた。
21才の時、ミシガン州立大学を退学し、
セカンド・シティ・レビュー団という劇団に入り、
プロを目指して演技活動を始める。
地方劇団からオフ・ブロードウェイの舞台に立つ
一方で、脚本の方で頭角を現し、
テレビ番組「サタデー・ナイト・ライブ」の
レギュラーとなる。
そして、ダン・エイクロイドと
「ブルース・ブラザース」を結成し、一躍人気に。
78年「アニマル・ハウス」で映画デビュー。 
出演作 
1978年「アニマル・ハウス」
     「ゴーイング・サウス」
1979年「オールド・ボーイフレンズ」
     「1941」
1980年「ブルース・ブラザース」
1981年「Oh!ペルーシ絶体絶命」
     「ネイバーズ」 

DAN AYKROYD
ダン・エイクロイド 
誕生日 1951/7/1  
出身 カナダ・オタワ 
20才でカールトン大学卒業後、
様々な職を転々とした後、
トロントのコメディ劇団
「セコンド・シティ」に参加。
子供向けテレビショーの自作自演で売り出し、
カナダ映画に初出演。
75年、NBCの「サタデー・ナイト・ライブ」
のレギュラーとなり、
ジョン・ベルーシとのコンビ
「ブルース・ブラザース」が人気を呼んだ。
75年「ひと目惚れ」で映画デビュー。 
活躍度 △→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆☆★ 
出演作 
1975年「ひと目惚れ」
1979年「1941」
1980年「ブルース・ブラザース」
1981年「ネイバーズ」
1982年「Dr.デトロイトを探せ」
1983年「大逆転」
     「トワイライトゾーン/超次元の体験」
1984年「ゴーストバスターズ」
     「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」▲
1985年「眠れぬ夜のために」
     「スパイ・ライク・アス」
1987年「ドラグネット/正義一直線」
1988年「カウチ・トリップ」
     「花嫁はエイリアン」
     「ボールズ・ボールズ2」「大混乱」
1989年「ゴーストバスターズ2」
     「ドライビング・ミス・デイジー」
     「ハーレーダビッドソン
      &クレイジーライダー」
1990年「キャノンズ」
1991年「マイ・ガール」
     「絶叫屋敷へいらっしゃい!」
1992年「ディス・イズ・マイ・ライフ」
1993年「チャーリー」「スニーカーズ」
     「コーンヘッズ」
1994年「マイ・ガール2」
     「ノース/小さな旅人」
1995年「ジョン・キャンディの大進撃」
     「キャスパー」
     「クリス・ファーレイはトミー・ボーイ」
1996年「Sgt.ビルゴ
      /史上最狂のギャンブル作戦」
     「レインボー」
     「フィーリング・ミネソタ」
     「元大統領危機一髪
      /プレジデント・クライシス」
     「ダンク・ブラザース
      /脱線ファンにご用心」
1997年「ポイント・ブランク」
     「センシャル・ウーマン」
1998年「ブルース・ブラザース2000」
     「アンツ」(声)
     「スーザンズ・プラン 
      殺せないダーリン」
2000年「恋は負けない」
2001年「パール・ハーバー」
     「エボリューション」
     「スコルピオンの恋まじない」
2002年「ノット・ア・ガール」

その他の出演者:
James Brown ....  Reverend Cleophus James 
Ray Charles ....  Ray 
Aretha Franklin ....  Mrs. Murphy 
Steve Cropper ....  Steve 'The Colonel' Cropper 
Donald Dunn ....  Donald 'Duck' Dunn 
Murphy Dunne ....  Murph 
Willie Hall ....  Willie 'Too Big' Hall 
Tom Malone ....  Tom 'Bones' Malone 
Lou Marini ....  'Blue Lou' Marini 
Matt Murphy ....  Matt 'Guitar' Murphy 
Alan Rubin ....  Mr. Fabulous 
Carrie Fisher ....  Mystery Woman 
 
User Rating:  7.6/10 (23,022 votes) 
オトーサン、
「おお、7点台だ!」

User Comments:
george.schmidtさん
fairview, nj
2003年2月27日
ソウルの兄弟歌手! 
ノンストップのカーチェイス
イリノイのナチ党! 
これ以上何が必要だろうか???!!

「ブルース・ブラザース」 (1980) には、
ジョン・ベルーシ、 ダン・エイクロイドのほか、
超豪華メンバーが勢ぞろいする。
Carrie Fisher, Cab Calloway, John Candy, 
James Brown, Anetha Franklin, Ray Charles, 
Carrie Fisher, Steve Lawrence, Kathleen Freeman, 
Henry Gibson, Frank Oz, Charles Napierが出演し、 
カメオで、
Pee-Wee HermanとSteven Spielbergも出る。
"Saturday Night Live"に登場する
ソウルの兄弟歌手を主人公にした古典的コメディ。 
兄弟は、"on a mission from God"を演奏し、
シカゴの孤児院を救おうとする
慈善コンサートのために、バンドが再結成される。
ドタバタ喜劇、寸劇、おしゃれなミュージカルが、
この大はしゃぎのけたたましく愉快な叙事詩を彩る。
映画史上、最高のパトカーのカーチェイスもある。
最高のシーンは、ショッピングセンターでの
クルマでの大ランチキ騒ぎだ。
ジェイク、「このモール、いろいろあるなあ」
また、こんなセリフもある。
警官が、ドリンクを注文して、
「オレンジ・ホイップいる?
オレンジ・ホイップいる?、
じゃ、オレンジ・ホイップ3杯ね」

オトーサン、
「 おお、目まいがする!」
音楽シーンの豊かさ。
ブルース、ロックンロール、ソウル、R&B,
カントリー・ウエスタン、POP,ラテン...、
そして、カーチェイス・シーンのはちゃめちゃ。
「バッド・ボーイスなんて、メじゃないなあ」
最後のダメ押しが、シカゴのロケ。
こんなに見事にシカゴを描いた映画は、はじめて。
「うーん、シカゴ好きの娘にみせたいなあ」

オトーサン、
「ブルース・ブラザースって、何だ?」
おすすめのサイトを、ごご紹介します。
一読された方には、きっといい日が訪れるでしょう。

神に遺わされたR&Bの伝道師たち
- ブルース・ブラザース Blues Brothers -
http://www3.ocn.ne.jp/~zip2000/blues-brothers.htm


ジム・キャリー IN ハイ・ストラング 

オトーサン、
「おお、ジム・キャリーのだ!」
あんなに敬遠していた彼の映画を喜んで
借りるようになったのですから。
君子?豹変とは、このことです。

原題:High Strung (1994)     
   Pissed Off   
監督:Roger Nygard
脚本:Robert Kuhn /Steve Oedekerk 
Genre: Comedy
上映時間:93分
あらすじ:
ファローズは、
まったくの皮肉屋である陽気な童話作家。
ある朝目覚めて、 
長い間、何もかも気にくわないので、
またもや、ブツブツ言いながら一日を始める。
だが、その日は、どういうわけか、
いつもと、勝手が違った。
奇妙な電話が度々かかってくるわ、
妙な手紙を受けとるわ、
頭の中に声がするわ。
夜の8時に何かが起きるという予告。
そうして、一日が過ぎていき、 
自分を悩ます物事に、怒ったりしているうちに
時計の針は、運命へと刻々と向かっていく。

出演者:
Jim Carrey ....  Death (死神) 
Steve Oedekerk ....  Thane Furrows(ファローズ) 
Thomas F. Wilson ....  Al (アル)
オトーサン、
「ひとり芝居だ」
95分中、ほとんどしゃべりっ放し。
スティーブ・オーデカーク、ご苦労さま。
なお、ジム・キャリーは、ほとんど出てきません。

STEVE OEDEKERK
スティーブ・オーデカーク 
誕生日 1961  
出身 米 
活躍度 ▲→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆★★★★ 
アクション ☆☆★★★★ 
コメディ  ☆☆★★★★ 
出演作 
1994年「ジム・キャリー
      IN ハイ・ストラング」
1998年「ナッシング・トゥ・ルーズ」
2001年「親指パットサム」「親指ブレアサム」

その他の出演者:
Denise Crosby ....  Melanie 
Fred Willard ....  Insurance Salesman 
Jani Lane ....  Vol 
Kirsten Dunst ....  Young Girl 
Ed Williams ....  Boss 
Ivy Austin ....  Contestant 
Paul Ryan ....  Game Show Host 
Mark Eugene Roberts ....  Limo Driver 
Toni Sawyer ....  Mother 

User Rating:  6.5/10 (298 votes)  
オトーサン、
「おお高いスコアだ」

User Comments:
Travis the Cabbieさん
Michigan
2002年9月20日
過小評価のとんでもないコメディ。

この映画は、はちゃめちゃ。
スティーブ・オーデカークは、
ファローズ役を見事に演じた。
ジム・キャリーの死神役には、大笑いした。
映画としては、こんなものあり?だろうが、
きっと友達に話したくなるだろう。
この童話は、ヒステリカルである! 
5回借りたが、また週末に借りにいくつもり。
実に陽気な映画だ。

オトーサン、
「こんな映画ってあるんだ」
いわば、落語を聴きに行ったようなもの。
ブツブツブツブツ、モノローグがつづくのです。
ハエがゴハンに止まったの、
セールスマンの売り込みが気に障るの、
上の階の若者の音楽がウルサイの、
くだらないDMばかりくるだの、
ウエイトレスのお世辞がウザイだの、
TVのクイズ番組の回答者がアホだの、
まあ、言ってみれば、
この世のよしなしごとの羅列。
これに、ヴェトナム戦争の悲惨さも加わって、
主人公は、死にたい、死にたいとぼやくのです。
「分かるなあ、その気持ち」


ライアー、ライアー 

オトーサン、
「おお、また、ジム・キャリーか」
このところ、専ら、コメディを見ていますが、
彼がしばしば登場します。
コメディは、かれの独壇場なので、仕方ないのかも。

原題:Liar Liar (1997)     
監督:Tom Shadyac
脚本:Paul Guay  & Stephen Mazur
Genre: Comedy
Rated PG-13 for sex related humor and language.
上映時間:86分
あらすじ:
フレッチャー・レイドは、
早口の弁護士で、生まれつきの嘘つき。
息子のマックスは、5歳になって、
バースデイ・ケ−キを吹き消すときに、
こう祈った。
「パパが、24時間ウソをつきませんように」
この願いは、奇跡的にかなえられ、
フレッチャーは、最大の資産(舌先三寸)が、
突然、最大の負債になってしまうのを発見する。
元妻のオードリーが、新しい恋人と一緒に
ボストンに息子を連れて行こうという時、
舌先三寸を駆使せねばならないその時、
自由にならないのだ。
理性と感情の両面で、彼は、もがき苦しむ。

出演者: 
Jim Carrey ....  Fletcher Reede(フレッチャー) 
Maura Tierney ....  Audrey Reede(オードリー) 
Justin Cooper ....  Max Reede (マックス)
オトーサン、
「ジム、適役だ!
いままで見たうちで、一番いいなあ」
こういう脚本で、こういう演出だと、
かれの持ち味の七面相がよく生きてきます。
子役のマックス坊やの可愛かったこと。

JIM CARREY
ジム・キャリー 
誕生日 1962/1/17 
出身 カナダ・オンタリオ州 
15歳にして学校生活をやめ、トロントに出る。
4年間に渡ってカナダ各地のコメディ・クラブを
回って、人気を得た後、ロサンゼルスに移住。
サンセット・ストリップにある
ミッツィ・ショアーズ・コメディ・ストアに
腰を落ち着けた。
NBCのコメディ・シリーズ
「THE DUCK FACTORY」でレギュラー。
映画は95年「ジム・キャリーはMr.ダマー」が
3億5千万ドルの興業収益を上げるヒットで
一躍スターに。 
活躍度 ◎↑ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆☆★ 
出演作 
1983年「ラバー・フェイス」
1984年「ジム・キャリーのスキーで
      ヤッホー大作戦!」
     「マネーハンティングUSA
      /500万ドルを追いかけろ」
1985年「ワンス・ビトゥン
      /恋のチューチューバンパイア」
1986年「ペギー・スーの結婚」
1988年「ダーティー・ハリー5」
1989年「ピンク・キャデラック」
     「ボクの彼女は地球人」
1990年「ハイ・ストラング」
1994年「ジム・キャリーはMr.ダマー」◇
     「エース・ベンチュラ」◇「マスク」◇
1995年「バットマン・フォーエヴァー」◆
     「ジム・キャリーのエースにおまかせ!」
      ◇
1996年「ケーブルガイ」◇
1997年「ライアー・ライアー」◇
1998年「トゥルーマン・ショー」◇
     「サイモン・バーチ」
1999年「マン・オン・ザ・ムーン」◇
     「グリンチ」◇
2000年「ふたりの男とひとりの女」◇
2001年「マジェスティック」◇
2003年「ブルース・オールマイティ」◇

その他の出演者:
Cary Elwes ....  Jerry 
Anne Haney ....  Greta 
Jennifer Tilly ....  Samantha Cole 
Amanda Donohoe ....  Miranda 
Jason Bernard ....  Judge Marshall Stevens 
Swoosie Kurtz ....  Dana Appleton 
Mitch Ryan ....  Mr. Allan 
Christopher Mayer ....  Kenneth Falk
Eric Pierpoint ....  Richard Cole 
Randall 'Tex' Cobb ....  Skull 
Cheri Oteri ....  Jane 
SW Fisher ....  Pete 
 
User Rating:  6.5/10 (16,516 votes)  
オトーサン、
「おお、高いスコアだ」

User Comments:
Ryan Crepackさん 
North America 
2003年2月4日
これまでで、最高の映画だ!!!!!!

この映画、まさに、 
私の好きな映画のトップ5だ。
ものすごーーーーく、おもしろい。 
お気に入りのジム・キャリー、 
ほんとに、ホントに、本当に、面白い。 
 (10回、ほんとうに) 
かれが演じるのは、ちがったキャラ。
私の意見に反対のひとも多いだろうが、
でも、考えてほしい。
いつも演じる役は、マヌケで愉快なヤツ。
Ace Ventura, 
Lloyd Christmas, 
Stanley Ipkiss WITH the Mask on
などの役がそうだ。 
だが、この映画で、かれが演じるのは、
悪い日に出くわしたというだけ。
この点、他の映画よりも傑出していると思う。
この映画が独創的なのは、
彼がウソをつけなくなるようにという願いだ。
それだけでは、独創的ではないかもしれないが、 
他のスタッフが、みな協力しあうと、 
実に見事に機能する。
そう、思うんだが。

オトーサン、
「そうか、掛け言葉なんだ」
”Liar Liar”と”Lawyer Lawyer”
綴りも発音も、似てますよね。
「弁護士=嘘つきなんだ」
つまり、嘘をついても勝訴するのが、
腕のいい弁護士というわけです。
「そうすると、マイケルも無罪かなあ?」


ノンストップ・ガール 

オトーサン、
「ETCって、気持ちいいなあ」
みんなが料金所で長蛇の列をつくっているのに、
ETCならば、ノンストップで通過できます。
「これで、ハイウエーが無料だったらなあ」
そうそう、話が外れましたが、
映画の題名は、ノンストップ・ガール!
向かうところ敵なし!!

原題:Committed (2000)     
   Non Stop Girl   
監督・脚本:Lisa Krueger
Genre: Comedy / Drama 
Rated R for language.
上映時間:98分 
あらすじ:
この映画の主人公は、
グラハム演じる若くて強い女性である。
夫が、自分探しで彼女を置き去りにしたのだ。
そこで、彼女は、夫を探して、大陸横断。
ようやく探し当てた夫は...、 
ややこしい事態になる。

出演者:
Heather Graham ....  Joline(ジョリーヌ) 
Casey Affleck ....  Jay(ジェイ) 
Luke Wilson ....  Carl (カール)
オトーサン、
「うーん、この主演女優さん、
可愛いけど、でも、なあ」
相手役のひとり、カールを演じた
ケイシー・アフレック、
「うーん、兄貴より、いいかも」 

HEATHER GRAHAM
ヘザー・グラハム 
誕生日 1970/1/29  
出身 米ウィスコンシン州ミルウォーキー 
妹は女優のエイミー・グラハム。
父はFBI捜査官、母は教師で作家。
テレビで子役として活躍した後、
88年「ツインズ」(NC)で映画デビュー。
89年「ドラッグストア・カウボーイ」で
注目される。
テレビでは「ツイン・ピークス」のアニー役など。 
活躍度 ○↑ 
演技幅 適応 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1988年「ツインズ」「運転免許証」「ツインズ」
1989年「ドラッグストア・カウボーイ」
1990年「殺したいほどアイ・ラブ・ユー」
1991年「過ぎゆく夏」
1992年「ミッドナイト・スティング」
     「カウガール・ブルース」
1994年「ミセス・パーカー
      /ジャズ・エイジの華」
1996年「スウィンガーズ」「天使の旅立ち」
1997年「ノーウェア」「ブギーナイツ」
     「スクリーム2」
1998年「ロスト・イン・スペース」
     「TWO GIRL AND A GAY」
1999年「オースティン・パワーズ・デラックス」
     「ビッグムービー」
2000年「ノンストップ・ガール」◇
2001年「フロム・ヘル」◇
     「ギリーは首ったけ」◇
     「キリング・ミー・ソフトリー」◇
     「サイドウォーク・オブ・ニューヨーク」 

CASEY AFFLECK
ケイシー・アフレック 
誕生日 1975/8/12 
出身 米マサチューセッツ州フォルマウス 
兄はベン・アフレック。
88年「レモン色の空」で映画デビュー。
その後、学業に専念し、高校を卒業すると、
カリフォルニアに移住。
95年「誘う女」に出演後、
ジョージ・ワシントン大学とコロンビア大学の両方で
演劇を専攻した。 
活躍度 △↑ 
演技幅 適応 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆★★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1988年「レモン色の空」
1995年「誘う女」
1996年「レース・ザ・サン」
1997年「チェイシング・エイミー」
     「グッド・ウィルハンティング/旅立ち」
1998年「200本のたばこ」「DESERT BLUE」
1999年「アメリカン・パイ」(NC)
2000年「MONA 彼女が殺された理由」
     「ハムレット」
     「ノンストップ・ガール」
     「エントランス」
2001年「オーシャンズ11」
     「アメリカン・サマー・ストーリー」

その他の出演者:
Goran Visnjic ....  Neil 
Patricia Velazquez ....  Carmen 
Alfonso Arau ....  Grampy 
Mark Ruffalo ....  T-Bo 
Kim Dickens ....  Jenny 
Clea DuVall ....  Mimi (as Clea Duvall) 
Summer Phoenix ....  Meg 
Mary Kay Place ....  Psychiatrist 
Dylan Baker ....  Carl's Editor 
Wood Harris ....  Chicky 
Laurel Holloman ....  Adelle 
Robert Acosta ....  Pierced Man 

User Rating:  5.0/10 (532 votes)  
オトーサン、
「低いなあ」

User Comments:
quigley-5さん
Dallas, TX
2000年6月13日
いいアンサンブルなのに、評価が低い。

ダラスの映画館で、たった2週間で打ち切り。
とっても、いい映画だというのに。 
脚本は、おもしろい。
感動の微妙な起伏もあり、いいメッセージもある。
演技は、すばらしい。
みんないい仕事をしている。
とくに、脚本は絶妙。
ヘザー・グラハムは、目がいい。 
感情を物語る目だ。
その点、出演者は、みんな魅力的だ。
どうして、短期間に打ち切りになったか、解せない。
分からないけれども、
スタジオが、プッシュしなかったからかも。
でも、この映画は、いい。
ビデオ化されるのを待ちたい。
2000年前半で、一番好きな映画だった。

オトーサン、
「フーン、捨てる神あれば、拾う神ありか」


バッドボーイズ2バッド 

オトーサン、
「今日もアメか。どうしようかなあ」
濡れずに行けるところとなると、有楽町くらい。
「まあ、いいか。これにしとくか」

原題:Bad Boys II (2003)     
監督:Michael Bay
キャラ:George Gallo 
原作:Marianne Wibberley
Genre: Action /Comedy /Thriller /Crime
Rated R for strong violence and action, 
pervasive language, sexuality and drug content. 
上映時間:147分
あらすじ:
麻薬捜査官のマイクとマーカスは、
マイアミに流入する麻薬の流れを捜査する
タスクフォースに加わる。
捜査は、危険な中心人物に行き着く。 
そいつは、マイアミの麻薬の流れを
コントロールしようとしており、
水面下で、利権争いがはじまっていた。
やがて、マイクとマーカスの妹シド
との間に恋が芽生える。

出演者:
Will Smith ....  Detective Mike Lowrey(マイク) 
Martin Lawrence ....  Detective Marcus Burnett
            (マーカス)  
Gabrielle Union ....  Sydney Burnett(シド) 
オトーサン、
「ウィル・スミスは、切れ味、バツグンだなあ」
その相棒のマーティン・ローレンス、
あまり パッとしませんが、いいコンビです。

WILL SMITH
ウイル・スミス 
誕生日 1968/9/25  
出身 米ペンシルバニア州フィラデルフィア 
当初はミュージシャンとしての方が有名で、
1986年にジェフ・タウンズと共に、
D.J.ジャジー・ジェフ・
アンド・ザ・フレッシュ・プリンスを結成。
グラミー賞を2回、
アメリカン・ミュージック・アワードを3回
それぞれ受賞し、ラップ・ミュージックの
トップスターとして、不動の地位を築いている。
90年にTV界に進出。
「ベルエアのフレッシュ・プリンス」に出演。
これがきっかけで1992年、
青春映画「ハートブレイク・タウン」で映画デビュー
私に近い6人の他人」「メイド・イン・アメリカ」
(1993)での演技力を認められ、
1995年「バッド・ボーイズ」で主演デビューとなった
その後は、「インデペンデンス・デイ」(1996)、
「メン・イン・ブラック」(1997)と
主演作が次々とヒットした。 
ウイル・スミスは、黒人俳優の中ではナンバー1の
アクション俳優。
エディ・マーフィーのようなマシンガントークも
ローレンス・フィッシュバーンのような重厚な演技も
出来ないが、切れのいいアクションと
陽気で正義感あふれるキャラを確立し、
アクション映画には欠かせない俳優となった。 
活躍度 ○↑ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆☆★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1992年「ハートブレイク・ダウン」
1993年「メイド・イン・アメリカ」
     「私に近い6人の他人」
1995年「バッドボーイズ」◇
1996年「インデペンデンス・デイ」◇
1997年「メン・イン・ブラック」◇
1998年「エネミー・オブ・アメリカ」◇
1999年「ワイルド・ワイルド・ウエスト」◇
2000年「バガー・ヴァンスの伝説」◇
2001年「アリ」
2002年「メン・イン・ブラック2」◇
2003年「バッドボーイズ2バッド」
 
MARTIN LAWRENCE
マーティン・ローレンス 
誕生日 1965/4/16  
出身 独 
活躍度 ○→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆☆★ 
出演作 
1989年「ドゥ・ザ・ライト・シング」
1990年「ハウス・パーティ」
1991年「ハウス・パーティ2」
1992年「ブーメラン」◆
1995年「バッドボーイズ」◇
1997年「ナッシング・トウ・ルーズ」◇
1999年「ブルー・ストリーク」◇
     「エディ&マーティンの逃走人生」
2000年「ビッグ・ママス・ハウス」◇
2001年「ビッグ・マネー」◇
2002年「ブラックナイト」◇
2003年「ナショナル・セキュリティ」◇
     「バッドボーイズ2バッド」◇

その他の出演者: 
Jordi Molla ....  Hector Juan Carlos 'Johnny' 
         Tapia 
Peter Stormare ....  Alexei 
Theresa Randle ....  Theresa Burnett 
Joe Pantoliano ....  Captain Howard 
Michael Shannon ....  Floyd Poteet 
Jon Seda ....  Roberto 
Yul Vazquez ....  Detective Mateo Reyes 
Jason Manuel Olazabal ....Detective Marco Vargas 
Otto Sanchez ....  Carlos 
Henry Rollins ....  TNT Leader 
Antoni Corone ....  DEA Tony Dodd 
Oleg Taktarov ....  Josef 
 
User Rating:  6.1/10 (5,166 votes)  
オトーサン、
「こんなスコアが高くていいの?」

User Comments:
the unemployed criticさん
2003年7月17日
Heavens, 
これが、マイケル・ベイ監督の
お楽しみモードというなら、
やめてくれ、オレはごめんだ...

1995年といえば、大昔のようだが、
「バッド・ボーイズ」にとっては、つい昨日。
その年の春に、大ヒットしたのだった。 
マーティン・ローレンスとウィル・スミスが
ブレイクし、監督のマイケル・ベイが誕生した。
その8年後、この製作陣はみんな超大作ムード
になっていて、待ちに待たれた続編を
手馴れた「娯楽映画」にしようとしている。
そこで、カモネギで、
「バッドボーイズ2」が生まれたわけだ。
いまや、やりたい放題。 
マーカスとマイクは、
いまも、マイアミの街を警備していて、
地方のクラブに高純度の麻薬を密輸しようとする
キューバの麻薬デーラーを発見する。
麻薬王ジョニーに率いられた犯罪者集団は、
何と棺桶を密輸に利用している。
そして麻薬取締局の潜入捜査官シドは、
マーカスの妹だった。
バッド・ボーイズが
街やモノレールやいろいろな家を捜索しているとき、
ジョニーのほうは、カネを稼ぎ、
シドを保険に使って、国外逃亡を図っている。

「バッド・ボーイズ 1」がよかったのは、
製作陣の誰も力をもっていなかったからだった。 
製作者のジェリー・ブラックハイマーですら、
スランプの最中だった。
「バッド・ボーイズ 1」は、
子供向けの手袋のようなもので、
マイケル・ベイ監督は、最後の仕上げのための
予算すら制約があってもらえなかった。
自分の金を撮影費用に回したほどだった!
だが、この予算制約のおかげで、
「バッド・ボーイズ 1」は、
やり過ぎにならずに済んだのだった。
確かに、映画は、ド派手なアクション映画だった。
後に、マイケル・ベイがマスターする
視覚的な激情を残酷に示す手法の前触れでもあった。
だが、純粋で攻撃的でない映画体験だった。
陽気で、スミスとローレンスとの
ユニークな相性のよさが、
しばしば過剰に流れるのを防いでいた。

2003年、ベイは、
連続大ヒットのおかげで、
自作をすべての面で掌握できるようになっていた。
「アルマゲドン」、「パールハーバー」、
ベイは、「バッド・ボーイズ 1」では、
まだ、その兆候がみえただけの
不愉快なヴィジュアル・スタイルを
これらの映画で、頑強に押し通してきた。
「バッド・ボーイズ 2」は、 
古き良きアメリカのサマー映画を追求する
ベイの軽やかな作品を代表している。
たとえ、そうであっても、この映画は、
ポルノ映画の程度まで堕落している。
なぜ、第1作のほうがよかったか、
誰にでも分かる程度の代物である。
全部が全部アクション映画ではなく、
スミスとローレンスの親密な掛け合いに浸れる
充分な時間をとっているし、
第1作で示された筋書きもいくつか再現している。
マーカスとマイクの古典的シーンとしては、
マーカスの娘をデートに誘いにきた紳士面を
どなりつけるという新しいシーンがある。
このシーンで、私は、涙が出るほど大笑いした。
次の瞬間、ベイは、大量破壊以外にも
多くのことができる監督だと確信した。
すぐに、その思い込みを断たれてしまったが。

第2作は、アクション・シーンでじらすことなく、
まっしぐらに3つのカーチェースと
対立を象徴する果てしない銃撃戦に飛び込む。
大金を与えられ、「ノー」というひとが
誰もいなくなったので、
ベイは、アクション・シーンで大暴れをする。
まさに、ナンセンスの極地である。
ベイは、火薬を携え、
街路をめちゃめちゃにするだけでなく、
混沌へと毒のある弾丸を撃ちまくる。
これでは、とても楽むどころではない。
カメラを乱暴に振り回し、
狂人のように編集し、
悩ましい`The Rock'カメラを再使用し、
アクションの大混乱を演出するために、
カーチェースの間中、絶えず、
登場人物のズームインとアウトを繰り返す。
ベイは、大ヒットで数十億を手に入れ、
自分の流儀が正しいことを立証した。
だが、それでほんとうにいいのだろうか?
ベイは、その落胆させる舞台装置によって、
第2作から娯楽を奪ってしまい、
奇妙なアクション映画の世界をつくりだした。
そこでは、登場人物や筋運びよりも、
巨大なスタントたちや特殊効果のセットを
見せつけられる。
第2作で、フロリダのハイウエーを数億円もの
ポンコツ車で埋め尽くすあたりは、正視できない。
一方、伝統的なコメディのシーンが幾つかあって、
そちらのほうが観客には記憶に残る。
これがベイが、ここ数年やってきたことだ。
実に悲しい。
第2作の上映時間は、何と147分である。
そう、147分。
2時間以上が必要な根拠はゼロである。
第1作は、話にケリをつけるのに、
2時間足らずですんだのに、
第2作は、ベイの乱痴気騒ぎの迷路を拡げるために
もっと時間をよこせというわけだ。
これは、ベイの無礼のもうひとつの例であって、
考え直してもらわなければならないだろう。

さて、結末だが、
ベイは、さらに出資金を集めて、
アクションの舞台をキューバに求めた。
そこで、3度目の(ヒヤーッ)カーチェースを
繰り広げる。
今度は、コカインを製造する貧民街を
走り抜けるという趣向である。
このほうが、もっと火薬を使えるからである。
そして、煙の中を走りぬけ、最後の物語へと向かう。
ベイは、観客の疲れを取り除こうと、
狂ったような爆発と銃撃戦を見せる。
だが、この策略はみえみえで、
映画館を出て行ってしまいたいという気持ちが
いや増すばかりとなる、 

この第2作、思ったよりも楽しめたが、
アクションだけは、勘弁してほしい。
夏のお気軽映画としても、アクションはやり過ぎ。
おお、これがマイケル・ベイのお楽しみモードでの
最高傑作というならば、
次回の真面目な路線の企画の話も聞きたくない。
10点満点で、4点。

オトーサン、
「こんな映画に大金を投じるなんて、
ソニーも落ち目だ。どうしょうもないなー」
とても許せません。
見終わった後、有楽町で号外を見ました。
「日本人外交官2人、イラクで殺害!」
やはり、起こるべきことが起きました。
政府の無為無策が、こんな形で露見したのです。
「”痛恨の極みで許し難い”だって?
よくも、そう白々しく言えるもんだ。
予想していた事態なのに、何の手も打たなかった。
テロに屈しないといって、
どこかのひとに尻尾を振り続けるから、
こんなことになったのです。
困難でも日本独自の外交努力をするのをさぼった。
無為無策だからこそ、起きた悲劇なのです。
コイズミも、フクダのコメントを聞いていると、
猛烈に腹が立ちます。
「どうしようもない下衆男どもだなあ。
真人間なら、即、辞任だろうが...」
こんなバッドボーイズに、
国を任せてしまったのは、痛恨の極みです。


女はみんな生きている 

オトーサン、
「やっぱり見に行くか」
雨のなか、この前、「再見」を見たばかりの
銀座4丁目のシネスイッチへ。
各紙に映画評が出ているので、見逃せません。
「危ないんだけどなあ、行くか」
誰かさんのおかげで、
都心は、いまやテロの危険地帯なのです。

原題:Chaos (2001/I)     
監督・脚本:Coline Serreau
Genre: Comedy / Drama / Crime 
Runtime: 109 min 
Country: France 
Language: French 
あらすじ:
ブルジョワのカップル。 
モダーンだが、古風な面もある。
ある夜、偶然に、彼らの人生に、
売春婦がかかわりをもってくる。 
追われ、脅かされ、暴行を加えられた女は、
ある親身な女性に助けてもらい生き延びようとする。
復活し、自由と尊厳を求めて奮闘する。
誰もが息をのむ嵐のような出会いである。

出演者;
Catherine Frot ....  Helene(エレーヌ) 
Rachida Brakni ....  Noemie/Malika(ノエミ) 
Vincent Lindon ....  Paul (ポール)
オトーサン、
「この女優さん、いいなあ。適役だ」
エレーヌは、フツーの主婦。
あることを期に、彼女は勇敢な戦士に。
演じたのは、カトリーヌ・フロ。
虫も殺さぬような、おだやかな女性が、
ここまで大奮闘するとは....
酷薄な夫ポールをヴァンサン・ランドンが
好演していました。
この映画、残念ながら、海外映画俳優マガジンには、
経歴の掲載がありませんでした。

その他の出演者:
Line Renaud ....  Mamie 
Aurelien Wiik ....  Fabrice 
Ivan Franek ....  Touki 
Michel Lagueyrie ....  Marsat 
Wojciech Pszoniak ....  Pali 
Eric Poulain ....  Le jeune policier 
Omar-Echeriff Attalah ....  Tarek 
Hajar Nouma ....  Zora 
Chloe Lambert ....  Florence 
Marie Denarnaud ....  Charlotte 
Jean-Marc Stehle ....  Blanchet 
Lea Drucker ....  Nicole 
 
User Rating:  7.3/10 (323 votes)  
オトーサン、
「おお高いなあ」

User Comments:
stedrazedさん
United States
2003年7月15日
一段と優れている

実に面白い。
今年、2本のよい映画を見た。
2本ともフランス映画だった。
(もう1本は、Gaspar Noeの"IRREVERSIBLE")
悲しいことに、アメリカの中西部では、
2003年と2年遅れの上映である。
私の見たアメリカ映画の出来は、
どれひとつ、この映画に及ばない。
我々は、考え直さねばならないのではないか。
馬鹿げた自由が真の文化を吹き消してしまったのだ。
これは、すばらしい映画だ。
一瞬もムダにしていない。
映画は、衝撃のシーンからはじまる。
ポールとその妻エレーヌが、
夜中にドライブしているとき、
3人の暴漢に暴行されている女を目撃。
ノエミという名のアルジェリアの売春婦が
ふたりに、助けて!と叫ぶ
ポールは、ドアをロックし、知らぬ存ぜぬ。
ヒモたちが逃げ去ると、クルマを降りる。
意識を失なった女を放置し、
血で汚れ視界が悪くなった自分のクルマの
窓ガラスを拭いている...
カンペキなオープニングである。
支配する男らの魔手にかかった女性の脆さ。
男らの非人間性と利己主義。
私自身、男というの立場だが、
この映画の男の描き方に、憤慨しなかった。
男なんか、みんなこんなものよと
説得してはいないものの、
映画の男たちは、みんなそうだと言っている。
だが、多くの男たちは、
この映画の登場人物のせりふを聞いて、
居心地悪く感じることは、間違いないだろう。
例えば、エレーヌがいう。
「男がみんな、下衆ってわけじゃないのよ」
ノエミは、肩をすくめ、薄笑いを浮かべる。
数千の言葉よりも、雄弁である。

オトーサン、
「へえ????」
ブッシュ大統領が、
この感謝祭に、バクダットを電撃訪問しました。
兵士の慰問を終えると、さっさと帰国。

オトーサン、
「ブッシュって、ポールだ。ワイパー男だ」
意識を失なった女を放置し、
血で汚れて視界が悪くなった窓ガラスを拭く...
そんな下衆男ポール。
一方、ブッシュは、
負傷兵の見舞いもせず、
イラク国民への挨拶も一切なくさっさと帰国。
バクダット市民は、
たったの2時間で逃げ去った大統領に対して、
肩をすくめ、薄笑いを浮かべました。

このエピソード以上に、
この戦争の真実を照らす光景は、
ないのではないのでしょうか。
「こんな下衆男を大統領に選んでしまった
アメリカ人は、気の毒だなあ」
そして、
そんな大義なき戦争に加担していながら、
イラクへ行って自分の目で確かめもせずに、
戦争に自国兵を派遣しようとしている防衛庁長官。
職務怠慢もいいところ。
この男にとって、戦争はゲームでしかなく、
自国民がテロにあっても知らぬ顔でしょう。

次は、参院選。
「こんな下衆男を選ぶな!」


シリアル・ラヴァー 

オトーサン、
「へえ、フランス映画なんだ」
フランス映画というと、
甘美なものをイメージしがちですが、
そこは、それ、ギロチンを発明した国。
ひとが死ぬなんて、ヘッチャラのお国柄。
この映画が、そのいい証拠です。

原題:Serial Lover (1998)     
監督:James Huth
脚本:Romain Berthomieu/ James Huth/Hugo Jacomet
Genre: Comedy / Crime  
Country: France 
Language: French 
上映時間:83分
あらすじ:
クレールは、3人の男友達を家に招く。
ダンディなサーシャ、神経質なチャールス、
そして、落ち着いたハキムである。 
3人とも、自分が一番好かれていると思っている。
そのなかから、夫を選ぼうというのだ。
そして、事故が家の中で起こる...

出演者:  
Michele Laroque ....  Claire Doste (クレール)
Antoine Basler ....  Sacha Peters(サッシャ)
Michel Vuillermoz... Charles Thiriot (シャルル)
オトーサン、
「このクレール、年増女。
どうみても、35歳には見えないな。
40歳を超えてるんじゃないかなあ」
フランスの女優さんのためでしょうか、
海外映画俳優マガジンをいくら探しても、
その経歴が載っていませんでした。

その他の出演者:
Elise Tielrooy ....  Alice Doste 
Gilles Privat ....  Ruitchi dit Chichi 
Zinedine Soualem ....  Prince Hakim 
Albert Dupontel ....  Eric Cellier 
Didier Benureau ....  Bruno Helgen 
Philippe Vieux ....  Giuseppe 
Patrick Ligardes ....  Pino 
Isabelle Nanty ....  Isabelle 
Pierre-Francois Martin-Laval   
Maurice Barthelemy   
Steve Suissa   
Marina Fois   

User Rating:  7.4/10 (340 votes)  
オトーサン、
「おお、高いスコアだ」

User Comments:
Christoph Schmitz
Trier, Germany
1999年2月8日
魔法っぽいが、愉快

この映画、試写会で見た。
観客は、誰もどんな映画を見せられるか分からない。
前半で、みんな帰っていってしまった。
でも、残ったひとは、面白がっていたようだ。
私が、そうだった。
Monty-Python流の流血・血糊ものがキライなら、
この映画、見ないほうがいい。
映画の冒頭、主人公のクレールは、偶然に、
フィアンセだった4人の男友達を殺してしまう。
実に奇妙なことで、事故が起きるのだ。
ひとりは、電話コードが巻きついて、
アイススケートの刃が頭に当って、事故が起きる。
事件後、彼女は、事故を隠すのに大童。
妹が誕生日祝いに招待した数十人の客とケンカし、
もう破滅寸前。
15分後、
もうこんなペースは続かないだろうと思ったのに、
そうではなかった。
死体の数が、もうちょっと少なかったら、
"screwball comedy"と呼ぶことができただろう。
"Four Rooms"を見ているひとなら、 
バンデラスとタランティーノの
90分物の場面を倍速で見るとよい。
「そうか」と納得するだろう。

オトーサン、
「まあ、よくまあ、次々と死ぬなあ」


ボーイズ・オン・ザ・サイド 

オトーサン、
「この題名も意味が分からんなあ」
度々、指摘していることですが、
英語の題名をそのままカタカナにしても、
意味不明な場合があります。
でも、「男は、おまけ」や「男ギライ」
と直訳したのでは、誰も見にこないかも。
邦題をつけるのって、大変なことです。

原題:Boys on the Side (1995)     
監督:Herbert Ross
脚本:Don Roos 
Genre: Comedy / Drama 
Country: USA / France 
Language: English
上映時間:115分
あらすじ:
ジェーンは、ナイトクラブの歌手。
失業して、ロスで一旗あげようと、
同乗者を探している。 
三行広告に応募してきたのが、ロビン。
お調子者のジェーンとちがってシャイな若い女性。 
ピッツバーグで、3人目を拾う。
麻薬デーラーで、暴力を振るう夫から逃げ出した
ホリーである。
旅の間に、彼女らは、お互いを知りあい、
尊敬し、いたわりあう仲になる。
だが、3人それぞれ個性もある。 
ジェーンは、レスビアン、ロビンはエイズ患者、
ホリーは過去から逃げて一夜の相手を探す女。 

出演者:
Whoopi Goldberg ....  Jane Deluca(ジェーン)
Mary-Louise Parker ....  Robin(ロビン) 
Drew Barrymore...Holly Pulchik/Lincoln(ホリー) 
オトーサン、
「不思議だなあ」
いつも思うのですが、
ウーピー・ゴールドバーグといえば、
黒人+中年女+デブ+ブス。
いわば、四重苦を背負った女優さん。
その彼女、内面は、仏の輝きがあるのです。
目の輝き、優しさ、そして天性の美声。
ドリュー・バリモアもステキですが、
経歴紹介は、ウーピー・ゴールドバーグと
ロビンを好演したメアリー・ルイーズ・パーカー、
この2人にしておきましょう。 

WHOOPI GOLDBERG
ウーピー・ゴールドバーグ 
誕生日 1949/11/13 
出身 米ニューヨーク州ニューヨーク市 
8才の頃から児童劇団で活動。
74年にサンディエゴ・レパートリー劇団の
創設メンバーとなる。
85年「カラー・パープル」で映画デビューし、
一躍注目される。
86年「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」に
主演するも、興行的に失敗し、
一時低迷を余儀なくされる。
90年「ゴースト/ニューヨークの幻」で
アカデミー助演女優賞受賞し、再び人気が再燃。
「天使にラブソングを…」もヒットさせた。 
活躍度 ○→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1985年「カラーパープル」
1986年「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」
1987年「バーグラー/危機一髪」「危険な天使」
1988年「ザ・テレフォン」
     「マイフレンド・クララ」
1990年「ゴースト/ニューヨークの幻」
     「天使が降りたホームタウン」
     「ロング・ウォーク・ホーム」
1991年「ソープディッシュ」
1992年「ザ・プレイヤー」
     「天使にラブ・ソングを…」
     「サラフィナ!」
1993年「メイド・イン・アメリカ」
     「天使にラブ・ソングを2」
     「ローデッド・ウェポン1」
1994年「ネーキッド・イン・ニューヨーク」
     「ライオン・キング」(声)
     「THE LITTLE RASCALS」
     「コリーナ、コリーナ」
     「ジェネレーションズ」
     「THE PAGEMASTER」(声)
1995年「ボーイズ・オン・ザ・サイド」
     「ムーンライト&ヴァレンチノ」
     「セルロイド・クローゼット」
     「T−レックス」
1996年「エディー・勝利の天使」「レックス」
     「チャンス!」
     「ゴースト・オブ・ミシシッピー」
     「僕のボーガス」
1998年「ステラが恋に落ちて」
     「アラン・スミシー・フィルム」
     「レプリコーン 妖精伝説」(TM)
1999年「ディープ・エンド・オブ・オーシャン」
     「17歳のカルテ」
2001年「ラットレース」「モンキーボーン」
     「カモン・ヘブン!」
2002年「ネメシス S.T.X」
     「デブラ・ウインガーを探して」

MARY-LOUISE PARKER
メアリー・ルイーズ・パーカー 
誕生日 1964/8/2  
出身 米サウスキャロライナ州フォートジャクソン 
米サウスカロライナ生まれ。
高校時代から女優を志し、演劇学校で4年間勉強する
大学卒業後、舞台に出演。
1990年、クレイグ・ルーカスの
「キスへのプレリュード」のブロードウェイ公演に
主演し、トニー賞にノミネートされる。
映画では、「フライド・グリーン・トマト」や
「我が街」が批評家から評価された。
最近ではピュリッツアー賞受賞作の舞台化
「HOW I LEARNED TO DRIVE」でオビー賞
とルシール・ローテル主演女優賞を受賞している。 
外見からは明るく快活な女の子というイメージが
出ていて、本来はコメディ向きの俳優。
1990年「ロングタイム・コンパニオン」や
1994年「ブロードウェイと銃弾」、
1998年「グッバイ・ラバー」では
そんなコミカルな一面が見られるが、
評価的には神経質な若い母親を演じた「依頼人」
や「ボーイズ・オン・ザ・サイド」、
「フライド・グリーン・トマト」「ザ・メイカー」
などの暗めの難役の方が評価が高い。
ただ、映画を引っ張っていくだけの存在感がないのか
助演としては光るが、主演となるとやや心許ない。 
活躍度 △→ 
演技幅 適応 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1988年「若すぎた英雄ヒーロー」
1989年「サインズ・オブ・ライフ」
1990年「ロングタイム・コンパニオン」
1991年「フライド・グリーン・トマト」
     「わが街」
1993年「最高の恋人」
1994年「ネイキッド・イン・ニューヨーク」
     「依頼人」◆
     「ブロードウェイと銃弾」
1995年「ボーイズ・オン・ザ・サイド」
     「RECKLESS」
1996年「ある貴婦人の肖像」
1997年「ザ・メイカー」◆
1998年「スキャンダル」◇
     「パトリシア・アークエットの
      グッバイ・ラバー」◆
2002年「レッド・ドラゴン」◆

その他の出演者:
Matthew McConaughey ....  Abe Lincoln, 
          Tucson Police Officer 
James Remar ....  Alex 
Billy Wirth ....  Nick 
Anita Gillette ....  Elaine, Robin's Mother 
Dennis Boutsikaris ....  Massarelli, 
          Prosecuting Attorney 
Estelle Parsons ....  Louise the Psychic 
Amy Aquino ....  Anna 
Stan Egi ....  Henry 
Stephen Gevedon ....  Johnny Figgis 
Amy Ray ....  Indigo Girl 
Emily Saliers ....  Indigo Girl 
Jude Ciccolella ....  Jerry 

User Rating:  6.1/10 (2,155 votes)  
オトーサン、
「まあまあか」

User Comments:
smatysiaさん
Houston, Texas
2000年11月15日
痛烈で甘い

思ったより、ずっといい映画だった。
ドリュー・バリモアは、
汚れ役をやらせても、相変わらず、ステキ。 
メアリー・ルイーズ・パーカーは、
この映画をいいものにしている。  
はかない美しさ。
一旦、事があるとタフになるあたり、カンペキ。
ウーピー・ゴールドバーグは、
いつも、すってん狂のコミカルな役を演じることで
知られているが、ここでは控え目な演技.
マシュー・マコノヒーは、道化役なので、
持ち前の才能が発揮できていない。
さほど悪あがきもしない痛烈な結末である。
この映画、絶対、見る価値がある。

オトーサン、
「そうかなあ?」
途中までは、スゴイ脚本だと思っていました。
エイズ患者が死を前に、頑なに心を閉ざす。
そのあたりの描写もなかなかのもの。
エイズ患者に加えて、レス、妊婦のからみを
描くだけでも大変だろうに、3人の
それぞれの過去と現在まで交錯させようというもの。
意欲満々の脚本です。
いわば、ジグゾーパズルを解くようなもの。
うまく組み合わせられずに終わってしまいました。
「欲張り過ぎもいいところだったなあ」


恋する40days 

オトーサン、
「おお、久しぶりに、数字が入る題名だ」
これまで、見た1100本超の映画のなかで、
該当するのは、20本くらい。
さて、この映画、主演がジョシュ・ハートネット。
「パールハーバー」で評判を落とした彼です。

原題:40 Days and 40 Nights (2002)     
監督:Michael Lehmann
脚本:Rob Perez 
Genre: Comedy / Romance  
Rated R for strong sexual content, nudity 
   and language.
Country: USA / UK / France 
Language: English 
上映時間:96分
あらすじ:
数ケ月前、ニコールは、マットと破局し、
いま、誰かと婚約したとか。
マットは、ハンサム。
若い女性をみつけるのに不自由しないものの、
ニコールのことを忘れることができない。
彼女に未練が残っているのだ。 
かれは、あることを思いつく。
四旬節の間、禁欲しようと誓うのだ。
キスや自慰、セックスも、何もかも、禁止だ。
実行できれば、前途も明るくなるだろう。
数日後、かれはある女性に出会い、恋に落ちる。
マットは、禁欲を私事と考え、彼女に言わない。
だが、友人たちは、妙なことを思いついたので、 
事態は、こんがらがってくる...

出演者:
Josh Hartnett ....  Matt (マット)
Shannyn Sossamon ....  Erica Sutton(エリカ) 
Paulo Costanzo ....  Ryan(ライアン) 
オトーサン、
「へえ、ジョシュ・ハートネットって、
こんなに、うまい役者さんだったんだ」
「パールハーバー」は、悲壮になりすぎたのかも。
相手のエリカ役の女優さん、
シャニン・ソサモン、パッとしません。
昔の恋人のほうが、はるかに魅力的でした。

JOSH HARTNETT
ジョシュ・ハートネット
誕生日 1978/7/21  
出身 米カリフォルニア州サンフランシスコ 
ミネソタ州セントポールで育ち、
レイチェル・リー・クックと同じサウス高校時代は
フットボール選手として活躍。
しかし、怪我がもとで俳優を目指す。
高校卒業後、ニューヨーク州立大学パーチェス校で
演技プログラムを修了する。
テレビでは「CRACKER」など。
映画は「パラサイト」で初の主役。
「パールハーバー」主演でスターの地位に躍り出る。
活躍度 ○↑ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆★★★★ 
出演作 
1998年「ハロウィンH20」
     「パラサイト」◇
1999年「ヴァージン・スーサイズ」◆
2000年「愛ここにありて」◇
     「シャンプー台のむこうに」
2001年「パールハーバー」◇「O[オー]」◇
     「メンバー」(短)「フォルテ」◆
     「ブラックホーク・ダウン」◇
2002年「恋する40days」◇

SHANYNN SOSSAMON
シャニン・ソサモン 
誕生日 1979/10/3  
出身 米ハワイ州 
ネバダ州で育つ。
ロサンゼルスでダンスを学び、
いくつかのCMに出演。
1999年、グウィネス・パルトロウと
弟のジェイクの合同バースデー・パーティーに
出席した際、キャスティング・ティレクターに
スカウトされ、
「ロック・ユー」のヒース・レジャーの
恋人ジョスリン役で映画デビュー。 
活躍度 ▲↑ 
演技幅 個性 
演技力     ☆☆★★★★ 
アクション ☆☆★★★★ 
コメディ   ☆☆★★★★ 
出演作 
2001年「ROCK YOU!
            <ロック・ユー!>」
2002年「恋する40days」
          「ルールズ・オブ・アトラクション」 

その他の出演者:
Vinessa Shaw ....  Nicole 
Adam Trese ....  John 
Emmanuelle Vaugier ....  Susie 
Lorin Heath ....  Diana 
Aaron Trainor ....  Waiter 
Glenn Fitzgerald ....  Chris 
Monet Mazur ....  Candy 
Christine Chatelain ....  Andie 
Keegan Connor Tracy ....  Mandy 
Michael C. Maronna ....  Bagel guy 
Stefanie von Pfetten ....  Girl in Chinatown 
Stanley Anderson ....  Father Maher 

User Rating:  5.6/10 (5,294 votes)  
オトーサン、
「まあ、こんなものかも」

User Comments:
Boyo-2さん
Brooklyn NY
2002年3月4日
ハートネット、カリスマぶりを発揮。

ジョシュ・ハートネットは、ハンサムだ。
その美貌で、観客との間に壁をつくることもない。
人間的で、スイートだ。
これが、この映画では役立っている。
というのも、彼の演じるのは、'sex object' で、
不毛な役回りだからだ。
手当たり次第に、女性をベッドに連れこむ
そんな男なんか誰も見たくない。
マットは、自分には悪いことばかり起きるよう
運命づけられているのだろうかと思う。
マットは、そこで、何か劇的なことをしようと思う。
40日間の禁欲に挑戦しよう!
この挑戦は、オフィスの話題を独占する。
彼がいつ禁欲に負けるかというクイズがはじまる。
何人かの女たちが、賭けに勝とうと、
彼に猛烈にアタックをかけてくる。
その賭けは、ネットで公開され、
彼には、'Vow Boy なるあだ名がつく。
この映画、実に、おかしい。
いくつかのシーンは、retandantで、 
つまらないものの、
大部分は、実に愉快に仕上がっている。
ジョシュ・ハートネットには、笑わされる。
ルームメイトやボスも、まあまあ。
ジョシュとエリカ役のシャニン・ソサモンの
相性もいい。
10点満点で、7点。

オトーサン、
「へえ、四旬節っていうものが、あるんだ」
何でも、キリストが悪魔の誘惑に耐えて、
40日間、荒野をさまよう故事からきているとか。
普通は、断食か懺悔を行うのですが、
マットの場合は、セックス断ちを実践してみようと
思いたったわけです。
「分かるなあ、マットの気持ち」
禁欲続きで、頭の中は、セックスのことだらけ。
コンセントの穴を見ても、ヴァギナを思い浮かべ、
街を歩けば、女性がみんな裸に見える始末。
「は、は、は」

オトーサン、
若い頃、ダンスに狂っていて、
電柱に「小泉タンス店」と書いてあるのに、
ダンスに見えましたっけ。


ビッグ・リボウスキ 

オトーサン、
「おお、コーエン兄弟のだ!」
この兄弟のコメディに出逢えるなんて、ラッキー。
作品は、名作ぞろい。

原題:Big Lebowski, The (1998)     
監督:Joel Coen
脚本:Ethan Coen & Joel Coen
Genre: Comedy / Mystery / Thriller  
Rated R for pervasive strong language, 
   drug content, sexuality and brief violence.
上映時間:117分
あらすじ:
ジェフェリー・リボウスキ、
自称デュードは、ロスに住む究極の怠け者。
ある日、2人の賊に自宅に侵入され、
絨毯に小便されてしまう。 
百万長者のリボウスキと間違われたのだ。
妻は、奴らに巨額の借金があるらしい。
デュードは、悪企みを思いつき、
百万長者を訪ね、ダメになった絨毯を
弁償してくれという。
そして、リボウスキに依頼され、
誘拐された妻の捜索をすることになるのだが...

出演者:
Jeff Bridges ....  Jeffrey Lebowski/The Dude
             (デュード) 
John Goodman ....  Walter Sobchak(ウォルター)
Steve Buscemi ....  Donny (ドニー)
John Turturro ....  Jesus Quintana (ジーザス)
オトーサン、
「へえ、うまいもんだ」
大統領役をやった役者が、
怠け者を見事に演じるのですから、大したもの。
ヴェトナム戦争の後遺症がぬけないウォルター、
ボーリングだけが生きがいの影の薄いドニー、
おなじくボーリング好きだが、
突っ張りが生きがいのジーザス。
助演陣のユニークさが光っています。

JEFF BRIDGES
ジェフ・ブリッジス 
誕生日 1949/12/4 
出身 米カリフォルニア州ロサンゼルス 
父のロイド、兄ボーも俳優という芸能一家。
8歳の時、父のテレビ番組に出演。
大人になってからはニューヨークの
スティーブン・バーコフのスタジオで演技を勉強。
「ラスト・ショー」「サンダー・ボルト」
「ザ・コンテンダー」でアカデミー助演男優賞
ノミネート、
「スターマン」でアカデミー主演男優賞に
ノミネートされる。
自身の製作会社アシス・プロダクションでは
「アメリカン・ハート」を製作・主演で作った。
俳優以外にも画家やミュージシャンで活躍中。 
活躍度 ○→ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1970年「怒りを胸にふり返れ!」
1971年「ラスト・ショー」
1972年「ゴングなき戦い」「夕陽の群盗」
1973年「ロリ・マドンナ戦争」
     「ラスト・アメリカン・ヒーロー」
1974年「サンダーボルト」
1975年「荒野にさすらう若者たち」
     「ステイ・ハングリー」
1976年「キングコング」
1978年「シャレード’79」
1979年「大統領の堕ちた日」
1981年「男の傷」「天国の門」
1982年「キス・ミー・グッバイ」「トロン」
1984年「カリブの熱い夜」
     「スターマン/愛・宇宙はるかに」
1985年「白と黒のナイフ」
1986年「800万の死にざま」
     「モーニング・アフター」
1987年「ナディーン・消えたセクシーショット」
1988年「タッカー」
1989年「いくつもの朝を迎えて」
     「恋の行方
      /ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」
     「チキン・ハート・ブルース
      /詐欺師と娼婦と殺し屋と」
1990年「新ラスト・ショー」
1991年「フィッシャー・キング」
1992年「アメリカン・ハート」
1993年「失踪」「フィアレス」
1994年「ブローン・アウェイ/復讐の序曲」
1995年「ワイルド・ビル」
1996年「白い嵐」「マンハッタン・ラプソディ」
1998年「ビッグ・リボウスキ」
     「隣人は静かに笑う」
1999年「ハリウッド・ミューズ」「背信の行方」
2000年「ザ・コンテンダー」
2001年「光の旅人 K−PAX」
2003年「シービスケット」 

その他の出演者:
Julianne Moore ....  Maude Lebowski 
David Huddleston ....  Jeffrey Lebowski 
Philip Seymour Hoffman ....  Brandt 
Tara Reid ....  Bunny Lebowski 
Philip Moon ....  Woo, Treehorn Thug 
Mark Pellegrino ....  Blond Treehorn Thug 
Peter Stormare ....  Uli Kunkel
Karl Hungus  ....  Kieffer (Nihilist 2) 
Torsten Voges ....  Franz (Nihilist 3) 
Jimmie Dale Gilmore ....  Smokey 
Jack Kehler ....  Marty, The Dude's Landlord 


User Rating:  7.9/10 (32,764 votes)
        top 250: #222
オトーサン、
「おお、久しぶりに世界の名画だ」
さすが、コーエン兄弟です。 

User Comments:
chrisさん 
texas
2003年9月19日
古典だ

最初に見たとき、寝てしまった。
あまり感動しなかった。 
いまや、もう少なくとも20回は見ている。
見るたびに、どんどん面白くなり、
何か新しいことがみつかる。
ボーリング・シューズを借りる。 
裸足で履いたのが、何人いたのだろうか? 
タトゥーロが登場する。
これが、おそらく一番好きなシーンである。
いかついボウラーとして登場するが、
ウォルターにあっさり、その正体が暴かれる。
このとき歌詞がスペイン語から英語に変わるので、
そこにユーモアが感じるられるというわけ。 
魔法みたいな美しい陽気な2秒間である。
音楽は、映画のすべてのシーンに
ぴったり合っている。
とくに、オープニング・シーン、
ジーザスが出るシーン、
そして、ガーターボールのシーン。 
この映画、勿論、デュードがヒーローなのだが、
私のご贔屓は、
ジョン・グッドマン演じるところのウォルターと
スティーブ・ブシーミ演じるドニーだ。
グッドマンのウォルターは余人をもって代え難いし、
プセミは、端役なのに、実に面白い。 
サム・エリオットのナレーションは、
ケーキを冷やす役割を担っている。
ウォルターがいう。
「なんか悪いか? おれが悪いのか?」

オトーサン、
「いやはや、まったく」
コーエン兄弟は、天才ではないでしょうか。
作品すべてを見たわけではありませんが、
ユニークなコーエン・ワールドに招待してくれます。
「おもしろうて、やがて悲しき世界かな」
経歴を見ておきましょう。

JOEL COEN
ジョエル・コーエン 
誕生日 1954/11/29  
ETHAN COEN イーサン・コーエン 
誕生日 1957/9/21 
出身 米ミネソタ州ミネアポリス 
監督作 
1984年「ブラッド・シンプル」
1987年「赤ちゃん泥棒」
1990年「ミラーズ・クロッシング」
1991年「バートン・フィンク」
1994年「未来は今」
1996年「ファーゴ」
1998年「ビッグ・リボウスキ」
1999年「ブラッド・シンプル/ザ・スリラー」
2000年「オー・ブラザー!」
2001年「バーバー」 


ビューティフル・クリーチャー 

オトーサン、
「美しい生き物か。
サラブレッドなんか、典型的だな」
犬やネコにも、美しいのが沢山いますよね。
野生動物の美しさときたら、感動ものです。
でも、この場合は、女性に決まっています。

原題:Beautiful Creatures (2000)  
監督:Bill Eagles
脚本:Simon Donald 
Comedy / Thriller / Crime / Drama 
Rated R for strong violence and sexuality, 
    drug use and language.
Country: UK 
Language: English 
上映時間:86分
あらすじ:
オトーサン、
「しょうがないなあ。」
IMDBの悪いくせで、英国の新人監督の映画なので
あらすじをサボッているのです。

スコットランド・グラスゴーの夜中に、
その事件は、起きた。
恋人のあまりの暴力にドロシーは、逃げ出すが、
つかまって、殴られている。
そこを通りかかったのが、ペチューラ。
彼女を救うため手近にあった棒で、殴る。
アパートでかれは息を引きとる。
思わぬことで、殺人者になった二人に、
刑事が近づいてくる。

出演者:
Rachel Weisz ....  Petula(ペチューラ)
Susan Lynch ....  Dorothy(ドロシー) 
Iain Glen ....  Tony(トニー) 
オトーサン、
「この悪女2人、憎めないなあ」
女性上位の時代といわれているものの、
実態は、女を食い物にする男が後を絶たないから、
こういう女性が生まれるてくるのでしょう。

RACHEL WEISZ
レイチェル・ワイズ 
誕生日 1971/3/7  
出身 英ロンドン 
14歳からモデルを始め、
ケンブリッジ大学で演技を学ぶ。
在学中に劇団を結成し、エジンバラ演劇祭で
ガーディアン賞を受賞。
舞台中心に活躍していたが、
94年「デス・マシーン」で映画デビュー。
「ハムナプトラ」シリーズのエプリン役が有名。 
活躍度 ○↑ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1993年「赤と黒」
1994年「デスマシーン」
1996年「魅せられて」
     「チェーン・リアクション」◇
1997年「ベント/堕ちた饗宴」▲
     「インディアナ・ポリスの夏
      /青春の傷跡」◇
1998年「輝きの海」◇
     「アイ・ウォント・ユー」◇
     「スカートの翼広げて」◇
1999年「ハムナプトラ/失われた砂漠の都」◇
     「チューブ・テイルズ」◇「太陽の雫」
2000年「スターリングラード」◆
     「ビューティフル・クリーチャー」
2001年「ハムナプトラ2/黄金のピラミッド」◇
2002年「アバウト・ア・ボーイ」◆

SUSAN LYNCH
スーザン・リンチ 
誕生日 1971/6/5  
出身 北アイルランド・ナーウィー 
兄は俳優ジョン・リンチ。
18歳の時にセントラル・スクールで学ぶため、
ロンドンに移住。
演劇学校に入学するが、中退。
数多くの舞台に出て演技を磨く。
78年「NORTHERN LIGHTS」で映画デビュー。 
活躍度 △→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆★★★★ 
コメディ  ☆☆★★★★ 
出演作 
1994年「フィオナの海」
     「インタビュー・ウィズ・バンパイア」
1997年「ダウンタイム」
1998年「ウェイクアップ!ネッド」
2000年「ノーラ・ジョイス 或る小説家の妻」
     「ビューティフル・クリーチャー」
2001年「フロム・ヘル」 

その他の出演者:
Jake D'Arcy ....  Train Guard 
Tom Mannion ....  Brian McMinn 
Maurice Roeves ....  Ronnie McMinn 
Paul Doonan ....  Man in Lift 
Robin Laing ....  Garage Attendant 
Pauline Lynch ....  Sheena 
John Murtagh ....  Man on Beach 
Shane Cadzow ....  Small Boy on Beach 
Juliet Cadzow ....  Mother on Beach 
Alex Norton ....  Hepburn 
Stewart Preston ....  Duty Sergeant 
Ron Donachie ....  Police Pathologist 

User Rating:  5.7/10 (495 votes)  
オトーサン、
「暗い、悪い、終りが不愉快」
そんなことで、評価が低いのでしょう。

User Comments:
lwangさん
New York City
2002年12月28日
暗く病的なユーモアのおかしさ。

これは、英国のダーク・コメディ。
2人の女が、不当な環境下で出会い、
そこから逃れるべく、ある計画を練る。
彼女らの前に立ちふさがる男たちは、みんな敵。
みすぼらしいオポチュニストか、小汚い奴として
描かれているところが、おもしろい。
女たちは、最後に、男たちをやっつける。
「テルマ&ルイーズ」に似ているが、 
われらがヒロインは、そう無邪気でないし、
ハッピーエンドで終わるところもちがう。

オトーサン、
「これって、どう考えても、コメディじゃないぞ」
サスペンスとコメディの合体という新境地を
開こうとしたようですが、 
ところどころいいものがありながら、
全体としては、いまいち盛りあがりません。
新人監督の今後に期待しましょう。


フォーン・ブース 

オトーサン、
「ふーん、面白そう」
予告編をみて、そう思いました。
IMDBで、コメントを確認して、
早速、見にいくことにしました。

原題:Phone Booth (2002)     
監督:Joel Schumacher
脚本:Larry Cohen 
Genre: Thriller
Rated R for pervasive language and some violence.
Country: USA 
Language: English / Swahili 
上映時間:81分
あらすじ:
NYの薄汚い宣伝屋は、
受話器をとったところ、こういわれる。 
受話器を置くと、殺すぞ... 
レーザー・ライフルの小さな赤い光が、 
その電話がおふざけでないことの証拠だった。

出演者:  
Colin Farrell ....  Stu Shepard(ステュー) 
Forest Whitaker....Captain Ramey(レイミー警部)
Radha Mitchell ....  Kelly Shepard (ケリー)
Kiefer Sutherland ....  The Caller(電話男) 
オトーサン、
「最近、活躍してるなあ」
リトル・ブラット・ビットという感じでしたが、
この映画では、大化け。
いずれ、堂々たる大スターになるでしょう。
そして、声はすれども、姿はみえずの電話男を演じた
キーファー・サザーランドの話術の冴え。 
この2人の経歴を見ましょう。

COLIN FARRELL
コリン・ファレル 
誕生日 1976/3/31 
出身 アイルランド・ダブリン 
父イーモン、叔父トミーもサッカー・チーム、
シュムロック・ローバーズの選手。
幼い頃はサッカー選手を目指していたが、
演技に関心が移り、
ダブリンのガイエティ演劇学校に入学。
映画は「素肌の涙」で注目され、
「タイガーランド」で主役のボズを演じ、
ボストン批評家協会賞主演男優賞を受賞した。 
活躍度 ○↑ 
演技幅 適応 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆★★★★ 
出演作 
1998年「素肌の涙」
2000年「私が愛したギャング・スター」
     「タイガーランド」◇
2001年「ジャスティス」◇
     「アメリカン・アウトロー」◇
2002年「マイノリティ・リポート」◆
     「フォーン・ブース」◇
2003年「デアデビル」◆
     「S.W.A.T」◇「リクルート」◇ 

KIEFER SUTHERLAND
キーファー・サザーランド 
誕生日 1966/12/18 
出身 英ロンドン 
活躍度 ○→ 
演技幅 適応 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1983年「キャッシュマン」
1984年「ベイ・ボーイ」
1985年「ロンリー・ブラッド」
1986年「スタンド・バイ・ミー」
1987年「ロスト・ボーイ」
     「ダブル・トリック
      /謎のアリバイを追え」
     「プロミストランド/青春の絆」
1988年「再会の街」「ヤングガン」「1969」
1989年「レネゲイズ」
1990年「ハマースミスの六日間」
     「フラッシュ・バック」
     「ヤングガン2」「フラットライナーズ」
1992年「ア・フュー・グッドメン」
     「ツイン・ピークス
      /ローラ・パーマー最期の七日間」
     「ドク・ソルジャー/白い戦場」
1993年「失踪」「三銃士」
     「要塞監獄 プリズナー107」
1994年「カウボーイ・ウェイ
      /荒野のヒーローNYに行く」
1996年「連鎖犯罪/逃げられない女」
     「ピースキーパー」◆
     「評決のとき」
     「フランキー・ザ・フライ」
1997年「乱気流 グランド・コントロール」
     「気まぐれな狂気」
     「ダークシティー」◆
1998年「グリーンズ」◇
     「赤い標的 THE BREAK UP」◆
1999年「美しき家政婦」「ヴァージン・ハンド」
2000年「バロウズの妻」
     「ダブル・テンプテーション」
2001年「エンド・オブ・オール・ウォーズ」
2002年「フォーン・ブース」 

その他の出演者:
Katie Holmes ....  Pamela McFadden 
Paula Jai Parker ....  Felicia 
Arian Waring Ash ....  Corky (as Arian Ash) 
Tia Texada ....  Asia 
John Enos III ....  Leon 
Richard T. Jones ....  Sergeant Cole 
Keith Nobbs ....  Adam 
Dell Yount ....  Pizza Guy 
James MacDonald ....  Negotiator 
Josh Pais ....  Mario 
Yorgo Constantine ....  ESU Commander 

User Rating:  7.5/10 (11,459 votes)  
オトーサン、
「おお、こんなに高いのか!分かる!」

User Comments:
Trondheim, Norway
2003年11月6日
単純..だが、ファンタスティックだ!

ジョエル・シューマカー監督の手になる
このスリリングな映画の主演は、コリン・ファレル。
もう一度、見たくなる! 
実に面白く、すばらしい出来栄えである。
物語は、シンプルである。
だが、出だしから、息をのみ、興味深い。
筋書きは、ヒミツではないのかもしれない。
タイトルの" PHONE BOOTH"の通り、
男が公衆電話ボックスに入る。 
銃弾がガラスに穴をあける。 
謳い文句:1本の電話線に命がかかっている。 
そういうことだ。
ヒミツでも何でもない。
だが、この映画、
高水準のよくできたスリラーである。
会話もいいし、興奮させる!
コリン・ファレルは、
如才なく薄汚いがスマートな男を演じているが、
絶対に適役である。
その名は、ステュ・シェファード。 
もうひとり、フォレスト・ウィテカーが、
警部として出演している。
「.......」盗聴役である。
人生でいくつかの映画を見てきたものにとっては、
電話男の声を聞いても、
大したことないかも知れないが、
とにかく、瞠目すべき声である。
出だしもそうだが、
結末は、最高、ほんとうに最高だ。
「サイコ」のシャワーのように
受話器とある種の近しい関係になってしまう! 
そう、ちょっとやりすぎかも知れないが、
ついに素晴らしいスリラーが誕生した。
5点満点で4点。

オトーサン、
「やあ、これは傑作だ」
冒頭とラストシーン。
通信衛星から地球へ、アメリカへ、
NYへ、マンハッタンへ、
そしてタイムズ・スクエアへ。
カメラが、グーンと近づいていきます。
浮かびあがるのは、公衆電話ボックス。
中にいるのは、小汚い男。
「いいなあ」
近来稀にみるよい脚本です。、
81分を演じきったコレン・ファレルに乾杯!
電話男の声も最高。
パンフレットでは、
発信者となっていましたが、
あえて、電話男と呼びましょう。


花嫁のパパ 

オトーサン、
「うーん、花嫁のパパか」
平凡なタイトルですが、ふっと気づきました。
「おいおい、他人事じゃないぞ!」

原題:Father of the Bride (1991)     
監督:Charles Shyer
脚本:Frances Goodrich (screenplay)/ 
      Albert Hackett ...
Genre: Family / Comedy 
上映時間:105分
あらすじ:
スペンサー・トレイシーの古典のリメイク。
ジョージとニーナは、間もなく嫁ぐムスメの両親。
あのちっちゃな子が、もう女になったという事実を
受け入れられない神経質な父親である。
盛大な結婚式の準備で、
またもやコミカルな瞬間が生じる。

出演者: 
Steve Martin ....  George Stanley Banks 
          (ジョージ)  
Diane Keaton ....  Nina Banks (ニーナ)
Kimberly Williams ....  Annie Banks (アニー)
オトーサン、
「うまいもんだなあ」
スティーブ・マーティン、
花嫁の父が味わう喜怒哀楽を見事に演じています。
母親役のダイアン・キートン、 
「いいなあ、目がキラキラしている」
何気ない仕草に、情がこもっている名演技です。

STEVE MARTIN
スティーブ・マーティン 
誕生日 1945/8/14  
出身 米テキサス州ウェコー 
活躍度 ○→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆☆☆★ 
出演作 
1978年「サージャント・ペッパー」
1979年「マペットの夢見るハリウッド」
     「天国から落ちた男」
1981年「四つ数えろ」
     「ペニーズ・フロム・ヘブン」
1983年「二つの頭脳を持つ男」
1984年「オール・オブ・ミー
      /突然下半身が女に!」
     「ロンリー・ガイ」
1985年「映画の作り方教えます」
1986年「リトルショップ・オブ・ホラーズ」
     「サボテン・ブラザース」
1987年「愛しのロクサーヌ」
     「大災難P.T.A.」
1988年「ペテン師と詐欺師
      /だまされてリビエラ」
1989年「バックマン家の人々」
1990年「マイ・ブルー・ヘブン」
1991年「L.A.ストーリー/恋の降る街」
     「わが街」「花嫁のパパ」
1992年「ハウス・シッター/結婚願望」
      「奇跡を呼ぶ男」
1994年「ミックス・ナッツ」「パパとマチルダ」
1995年「花嫁のパパ2」
1996年「SGT.ビルコ
      /史上最狂のギャンブル作戦」
1999年「アウト・オブ・タウナーズ」
     「ビッグ・ムービー」
2001年「ノボケイン/局部麻酔の罠」
2003年「女神が家にやってきた」 

DIANE KEATON
ダイアン・キートン 
誕生日 1946/1/5 
出身 米カリフォルニア州ロサンゼルス 
19歳の時、ニューヨークに移り、
ネイバーフッド・プレイハウスで演技を学んだ。
70年「ふたりの誓い」で映画デビュー。
77年「アニー・ホール」で
アカデミー主演女優賞受賞。
「レッズ」「マイ・ルーム」で
アカデミー賞にノミネート。
87年長編ドキュメンタリー「HEAVEN」で初監督。 
活躍度 ○→ 
演技幅 適応 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1970年「ふたりの誓い」
1972年「ゴッドファーザー」
     「ボギー!俺も男だ」
1973年「スリーパー」
1974年「ゴッドファーザーPARTU」
1975年「愛と死」
1976年「可愛い女」「ニューヨーク・一獲千金」
1977年「ミスター・グッドバーを探して」
     「アニー・ホール」
      ◇アカデミー主演女優賞
1978年「インテリア」
1979年「マンハッタン」
1981年「レッズ」
1982年「WHAT DOES DORRIE WANT?」
     「シュート・ザ・ムーン」
1984年「リトル・ドラマー・ガール」
     「燃えつきるまで」
1986年「ロンリー・ハート」
1987年「ラジオ・デイズ」
     「赤ちゃんはトップ・レディがお好き」
1988年「情熱の代償」
1990年「THE LEMON SISTERS」
     「ゴッドファーザーPARTV」
1991年「花嫁のパパ」
1993年「マンハッタン殺人ミステリー」
     「ベイビー・トーク3
      /ワンダフル・ファミリー」
1994年「ラスト・フライト」
1995年「花嫁のパパ2」
1996年「マイ・ルーム」
     「ファーストワイフ・クラブ」
1997年「イン・マイ・ライフ」
1999年「カーラの結婚宣言」
2000年「電話で抱きしめて」
2001年「フォルテ」 

その他の出演者:
Kieran Culkin ....  Matty Banks 
George Newbern ....  Bryan MacKenzie 
Martin Short ....  Franck Eggelhoffer 
B.D. Wong ....  Howard Weinstein 
Peter Michael Goetz ....  John MacKenzie 
Kate McGregor-Stewart ....  Joanna MacKenzie 
Carmen Hayward ....  Grace 
April Ortiz ....  Olivia 
Mina Vasquez ....  Marta 
Gibby Brand ....  David 
Richard Portnow ....  Al 
Barbara Perry ....  Female Factory Worker 
 
User Rating:  6.3/10 (6,462 votes)  
オトーサン、
「結構高いけど、もっと高くてもいいかも」

User Comments:
famousgir1さん
London,England
2001年10月18日
ステキで愉快なコメディ。

スティーブ・マーティンとダイアン・キートンが、
間もなく嫁ぐアニーの両親、ジョージとニーナ役。
だが、ジョージは、ちっちゃな子だった娘が
結婚するのが、まったく気にいらない。
だが、かれは、その事態に慣れようと努める。
そして、結婚式の準備が進むにつれて、
もっと愉快な時間が訪れる。
出演者は、Steve Martin、 Diane Keaton
Kimberly Williams、Martin Shortである。
みんなうまい演技である。
この映画は、すばらしいコメディで、
どんな映画愛好者でも、好きになるだろう。
10点満点で、10点をつけたい。

オトーサン、
「みんなそうなのかなあ」
花嫁の父親は、幸か不幸か、まだ体験していません。
でも、1年前に、息子の結婚式で、
花婿の父を演じたので、だいたい見当がつきます。
この映画、見ているうちに、
次第に他人事でなくなってきました。
「相手の家に、挨拶に行かなきゃいけないのか」
気の重いことです。
相手が、貧乏でも困りますが、反対でも困ることに
はじめて気づきました。
「そうか、娘が大金持ちの家に嫁ぐと、大変なんだ。
物入りや何やらで...」
わが娘2人、適齢期なのに気配もありませんが、
それはそれ、先のことが気になりだしました。
「...、まったく、もう」

オトーサンの花婿の父親体験記、
「GO!豪!ゴールドコースト!」をどうぞ。
表紙に再録しました。


サーチ&デストロイ 

オトーサン、
「へえ、マーチン・スコセッシ監督が、
コメディを撮るの?」 
このところ、コメディばかり見ていますが、
おかげで、色々な種類があるのが分かってきました。

原題:Search and Destroy (1995)     
   The Four Rules   
監督:David Salle
台本:Howard Korder
脚本:Michael Almereyda 
Genre: Drama / Comedy  
Rated R for strong language and some violence, 
    nudity and drug content.
上映時間:90分
あらすじ:
自称映画製作者が、
導師を説得し、映画化権を得ようと奮闘する。
だが、導師は、お金目当てと判明して、
製作者は、いかがわしいビジネスマンに泣きつく。
導師の女性秘書も、脳をえぐりとる怪物の
ホラー映画の映画の脚本を書こうと乗り出してくる。

出演者:
Christopher Walken ....  Kim Ulander (キム)
Griffin Dunne .... Martin Mirkheim (マーティン)
Illeana Douglas ....  Marie Davenport(マリー) 
Dennis Hopper....Dr. Waxling(ワクスリング博士) 
オトーサン、
「よくまあ、妙なやつらばかり出てくる」
クリストファー・ウォーケンは、
もともと気味の悪い役が得意ですが、 
日本パブで芸者相手に、
下手な歌を歌い、下手に踊るシーンには
あきれはてました。
ホラー映画の脚本家志望の女性秘書マリー役の
女優さん、この目玉も相当気味わるいのです。
この2人の経歴をみておきましょう。

CHRISTOPHER WALKEN
クリストファー・ウォーケン 
誕生日 1943/3/31  
出身 米ニューヨーク・クイーンズ 
活躍度 ○↑ 
母が熱心なステージママであったため、
幼い頃から演技とダンスを学び、
テレビで二人の兄と共に子役として活躍。
59年、ブロードウェイ・デビュー。
ホストフラ大学進学で一時俳優活動を
休止後、舞台に復帰。
その後、アクターズ・スタジオで学び、
71年「盗聴作戦」で映画デビュー。
78年「ディア・ハンター」で
アカデミー助演男優賞受賞。 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1971年「盗聴作戦」
1972年「マインド・スナッチャー
           /恐怖の人体実験」
1976年「グリニッジ・ビレッジの青春」
1977年「アニー・ホール」「センチネル」
     「ローズランド」
1978年「ディアハンター」
            ◆アカデミー助演男優賞
1980年「天国の門」「戦争の犬たち」
1981年「ペニーズ・フロム・ヘプン」
     「アステカの秘宝」
1982年「アクターズ・ラブ」
1983年「デッド・ゾーン」
          「ブレイン・ストーム」
1985年「007/美しき獲物たち」
1986年「ロンリー・ブラッド」
     「ウォーゾーン/虐殺報道」
1988年「ミラグロ/奇跡の地」「ホームボーイ」
     「ブルースが聞こえる」
1989年「コミュニオン/遭遇」
1990年「キング・オブ・ニューヨーク」
     「迷宮のヴェニス」
1991年「マクベイン」
          「ミッドナイトチェイサー」
     「ミストレス」
1992年「バットマンリターンズ」◆
1993年「ウェインズ・ワールド2」「流血の絆」
     「トゥルー・ロマンス」
1994年「パルプ・フィクション」
1995年「デンバーに死す時」
     「サーチ&デストロイ」
     「ゴッド・アーミー/復讐の天使」
     「ニック・オブ・タイム」
     「アディクション」◆
1996年「フューネラル」「バスキア」
     「ラストマン・スタンディング」◆
     「ワイルド・サイド」
1997年「TOUCH<タッチ>」
     「エクセス・バゲッジ」
     「マウス・ハント」◆
1998年「イルミネイト」「アンツ」(声)
     「メビウス」◇
     「天井桟敷のみだらな人々」
1999年「タイムトラベラー
           /きのうから来た恋人」◆
     「スリーピー・ホロウ」◆
     「シシリアン 虐殺の地」
2001年「マリー・アントワネットの首飾り」◆
     「アメリカン・スウィートハート」◆
2002年「スチュアート・リトル2」(声)
     「キャッチ・ミー イフ・ユー・キャン」
     「カントリー・ベアーズ」◇
2003年「カンガルージャック」

ILLEANA DOUGLAS
イリアーナ・ダグラス 
誕生日 1965/7/25  
出身 米マサチューセッツ州 
祖父はメルヴィン・ダグラス。
幼少の頃からニューヨークの
ネイバーフード・プレイハウスで演技を学び、
10代半ばで、スタンダップ・コメディーを
含む数々の舞台に出演。
映画は「最後の誘惑」から注目される。 
活躍度 △→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1988年「最後の誘惑」
1990年「グッドフェローズ」
1991年「ケープ・フィアー」
1993年「生きてこそ」
1994年「クイズ・ショウ」
1995年「誘う女」「サーチ&デストロイ」
1996年「グレイス・オブ・マイ・ハート」
1999年「メッセージ・イン・ア・ボトル」
     「ハッピー・テキサス」
2000年「2番目に幸せなこと」
          「ゴーストワールド」
2002年「ダミー」

その他の出演者:
Jason Ferraro ....  Young Daniel Strong 
Robert Knepper ....  Daniel Strong 
Martin Scorsese ....  The Accountant 
Rosanna Arquette ....  Lauren Mirkheim 
David Thornton ....  Rob 
Linda Wahl ....  Party guest 
Ethan Hawke ....  Roger 
Laurie Godet ....  Model 
Randy Pearlstein ....  Desk clerk 
Vincent Angell ....  Security guard 
Nicole Burdette ....  Dorothy 

User Rating:  4.9/10 (330 votes)  
オトーサン、
「低いなあ。まあ、ムリもないか」

User Comments:
alexander.stroeckさん
vienna.austria
2001年6月28日
奇妙な味、大いにオススメする。

これは、実に奇妙なコメディだ。
とくに、登場人物たちが気味悪い。
クリストファー・ウォーケンが本領発揮。
ほかのひとも気味悪い。
何ともいえないせりふに出会う。
それが、ガーンとくるのだ。
この映画に匹敵するのは、マーチン・スコセッシの
"After Hours" くらいなもの! 
製作者であるマーチン・スコセッシの影響が
随所に感じられる。
新しいお楽しみの世界に入りたかったら、
絶対に見たほうがいい! 

オトーサン、
「成功への4個条か」
思わず、メモしてしまいましたよ。
もう手遅れですが、19歳のときに
読んでおくといいというせりふもありました。
1)強者は弁解せず
2)過去は無意味だ
3)身の上話は、他人にはつまらない
4)謝まったりしないで、とことんやれ
何だか、ヤマタクに合うような気もするし、
ブッシュに合うような気もするし...

オトーサン、
「おお、レアものだ。
巨匠、マーチン・スコセッシが
会計士役で出演している!」 
俳優と監督の双方の経歴を見ておきましょう。

MARTIN SCORSESE
マーチン・スコセッシ 
誕生日 1942/11/17  
出身 米ニューヨーク 
活躍度 △→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆★★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1994年「クイズ・ショウ」
1995年「サーチ・アンド・デストロイ」
1998年「ハリウッド・ミューズ」
1999年「救命士」(声) 

監督作
1968年「ドアをノックするのは誰?」
1972年「明日に処刑を…」
1973年「ミーン・ストリート」
1974年「アリスの恋」
1976年「タクシー・ドライバー」
1977年「ニューヨーク・ニューヨーク」
1978年「ラスト・ワルツ」
1980年「レイジング・ブル」
1983年「キング・オブ・コメディ」
1985年「アフター・アワーズ」
1986年「ハスラー2」
1988年「最後の誘惑」
1989年「ニューヨーク・ストーリー」(挿話)
1990年「グッドフェローズ」
1991年「ケープ・フィアー」
1993年「エイジ・オブ・イノセンス
            汚れなき情事」
1995年「カジノ」
1997年「クンドゥン」
1999年「救命士」
2002年「ギャング・オブ・ニューヨーク」


ヒューマン・ネイチャー 

オトーサン、
「人間性、これって、コメディ映画の題名?」
間違って、ヒューマン・ドラマを借りてきたのかも。
ところが、なかなか渋いコメディでした。

原題:Human Nature (2001)     
監督:Michel Gondry
脚本:Charlie Kaufman 
Genre: Comedy
Rated R for sexuality/nudity and language.
Country: USA / France 
Language: English / French 
上映時間:96分
あらすじ:
哲学的なパロディ。 
この映画がとりあげるのは、
偏執狂の科学者、女性ナチュラリスト、
野生で育てられた男の浮き沈み。
ネイサンは、発見した男パフを
文明社会に適応できるように訓練する。
手はじめは、テーブル・マナー。
愛人のライラは、野生のサルの特徴である
自由さを消さないようにしたい。
異常な三角関係の争いのなかで、
人間らしい心と文明の特異性が次第にあらわになる。
これは、コミカルな実験である。
自然と文明の共存を願うことの罠を描いている。

出演者:
Patricia Arquette ....  Lila Jute(ライラ) 
Rhys Ifans ....  Puff (パフ)
Tim Robbins ....  Nathan Bronfman(ネイサン) 
オトーサン、
「断然、パフがいい!どこかで見たなあ」
リス・エヴァンスは、
サルと洗練された人間の双方を演じるという
おいしい役です。
「ノッティング・ヒルの恋人」で、
変人を演じて、実に、印象的でした。
パトリシア・アークエットも
毛深いヒト、ライラを好演していました
この2人の経歴をみましょう。

PATRICIA ARQUETTE
パトリシア・アークエット
誕生日 1968/4/8 WOMAN  
出身 米イリノイ州シカゴ 
パトリシアは祖父、父、ほかの姉弟
(ロザンナ、アレクシス、デイビッド)と
3代揃っての俳優一家で、6歳で初舞台を踏んでいた。
映画デビューは1987年「エルム街の悪夢3/惨劇の館」。
1991年「インディアン・ランナー」や
1993年「トゥルー・ロマンス」で注目を浴びる。
1995年5月にニコラス・ケイジと結婚し、2001年5月に離婚。 
特徴のないのが特徴というつかみどころのない俳優。
特に色気があるわけでもなく、
アクションやラブロマンスでも秀でているわけではないが、
彼女の演技には常に清純さが漂い、
どんな役をやっても嫌みが感じられない爽やかさがある。
役柄的には、明るくさばけたキャラ、不倫関係にあるキャラ、
気丈で真面目なキャラが多い。
クリスチャン・スレイターと共演した「トゥルー・ロマンス」での
陽気でちょっとイカレタ感じのコールガール、アラバマ役は
かなりインパクトがあったが、
ユアン・マクレガーと共演した「ナイト・ウォッチ」での
気丈な大学院生の演技も捨てがたい。
「グッバイ・ラバー」と「スティグマータ」は主役。 
活躍度 ○↑ 
演技幅 自在 
演技力     ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ   ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1987年「エルム街の悪夢3/惨劇の館」
1988年「エンゼル・ショット/戦慄のバイブル」
1991年「インディアン・ランナー」「ローラー・ボーイズ」
1992年「INSIDE MONKEY ZETTERLAND」
     「トラブル・バウンド/復讐の銃弾」
1993年「哀愁のメモワール」
     「トゥルー・ロマンス」◇「愛の疑惑」
1994年「ホーリー・ウェディング」「エド・ウッド」
1995年「ラングーンを越えて」
1996年「アメリカの災難」「インフィニティ/無限の愛」
     「シークレット・エージェント」
          「ナイト・ウォッチ」◆
     「ロスト・ハイウェイ」
1998年「パトリシア・アークエットのグッバイ・ラバー」◇
     「ハイロー・カントリー」◆
1999年「救命士」◇「スティグマータ 聖痕」◇
2000年「リトル・ニッキー」
2001年「ヒューマン・ネイチュア」
2002年「デブラ・ウインガーを探して」

RHYS IFANS
リス・エヴァンス 
誕生日 1968/7/22 
出身 英ウェールズ 
第一言語はウェールズ語で
10歳の時に自ら名字をEVANSからウェールズ語風のIFANSに変えた。
18歳で演劇を学ぶためにロンドンへ。
ギルドホール音楽演劇学校卒業し、
シアター・クルーイドやロイヤル・ナショナル・シアター
などの舞台に出演。
96年「8月の誘惑」で本格的に映画デビュー。
97年、弟で俳優のリル・エヴァンスと「ツイン・タウン」で主演。
99年「ノッティング・ヒルの恋人」のヒュー・グラントの
同居人スパイク役で英国アカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、
それ以後は個性的な助演俳優として大活躍している。 
活躍度 ○↑ 
演技幅 個性 
演技力     ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ   ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1996年「AUGUST」
1997年「ツイン・タウン」◇
1998年「DANCING AT LUGHNASA」「ギャング・オブ・UK」
1999年「ノッティング・ヒルの恋人」◆「ジャニスのOL日記」◆
     「ロンドン・ドッグス」◆「ハート」
2000年「リプレイスメント」◆「リトル・ニッキー」◆
     「イビサボーイズGO!DJ!」
2001年「ヒューマン・ネイチュア」◇「シッピング・ニュース」◆
     「HOTEL」
2002年「ケミカル51」◆ 

その他の出演者:
Ken Magee ....  Police Detective 
Sy Richardson ....  Police Detective 
David Warshofsky ....  Police Detective 
Hilary Duff ....  Young Lila Jute 
Stanley DeSantis ....  Doctor 
Peter Dinklage ....  Frank 
Toby Huss ....  Puff's Father 
Bobby Harwell ....  Congressman 
Daryl Anderson ....  Congressman 
Bobby Pyle ....  Young Puff 
Chase MacKenzie Bebak ....  Young Nathan 
Mary Kay Place ....  Nathan's Mother 

User Rating:  6.2/10 (1,617 votes)  
オトーサン、
「まあ、こんなところかも」

User Comments:
Algis Kuliukasさん 
Perth, Australia
2003年7月19日
まことに新鮮なコメディ。

この映画、あまりシリアスに受け取らないほうがい。
お楽しみと考えるべきだ。
いくつかのシーンとセリフは、実に愉快だ。
例えば、過去半時間、おさまっていた
性的衝動が蘇ってきて、
パフが"Woopee!"と雄たけびをあげるあたりは、
好きだ。
もっともらしい箇所やクレイジーな筋書きに
目をつぶることができれば、
風変わりなユーモアのセンスのあるひとは、
この映画を好きになるだろう。
ちょっと、気にかかったせりふを訂正しておきたい。
ネイサンの父親が息子に、こういう。
ピグミー・チンパンジーは、ヒトに一番近い。
というのも、ヒトは、たったひとつだけ染色体が少ないから。
事実、類人猿は4タイプに分かれる。
チンパンジー、ボノボ、ゴリラ、オラウータンである。
染色体の数は48。それに対してヒトは46。
ほかの類人猿よりも、チンパンジーとボノボのほうが
ヒトに近い理由は、遺伝子が少ないからである...
だが、そんなこと、大した問題じゃない。

オトーサン、
「永久脱毛か、そういう手があったんだ」
毛深いので悩んでいる女性には、福音でしょう。
パトリシア・アークエットは、
もともとは、毛深くないので、毛を植えつけて、
そして、毛を剃ったり、脱毛したりと、
大いそがしでした。
「それにしても、霊長類のなかで、
なぜ、人間だけが肌がつやつやしてるんだろう?」
読者の方で、この謎を突き止めたかた、
いらっしゃいますか?


ドク・ハリウッド 

オトーサン、
「ハリウッドが舞台か。タコ足だあ」
食物に窮したあまり、
タコが自分の足を食べるようなもの。
最近のハリウッド、
いいテーマがなくて困っているようです。
でも、舞台は、ド田舎でしたよ。

原題:Doc Hollywood (1991)     
監督:Michael Caton-Jones
原作:Neil B. Shulman
脚色:Laurian Leggett
Genre: Comedy / Romance 
上映時間;104分
あらすじ:
ベンジャミン・ストーンは、若い医師。
ビバリーヒルズの美容整形医という
おいしい仕事につくべく、ロスに向けて運転中に、
交通渋滞をさけて、田舎の道へ迂回。 
だが、道に迷って、
グレイディーという名の小さな町の柵に激突。
田舎の病院で32時間、
コミュニティ・サービスを課すという刑を
言い渡される。
さっさと刑を終えて、ロスへ行こう。
だが、新米医師にとって、
次第に、田舎暮らしが好ましくなってくる。
救急車の運転手ルーと恋仲に。
立ち去ることができるだろうか?

出演者:
Michael J. Fox ....  Dr. Benjamin Stone
         (ストーン) 
Julie Warner ....  Vialula/'Lou' (ルー)
Bridget Fonda ....  Nancy Lee Nicholson 
          (ナンシー)  
オトーサン、
「どこかで見た顔だと思ったけど、
バック・トゥ・ザ・フューチャーのあの坊やか。
大きくなったなあ」
マイケル・J・フォックス と、
あまり出番がなかった
ナンシー役のブリジット・フォンダ、
この2人の経歴を見ましょう。 

MICHAEL J.FOX
マイケル・J・フォックス 
誕生日 1961/6/9  
出身 カナダ・ブリティッシュ・コロンビア州 
陸軍将官を父に持つ5人兄弟の4番目。
高校時代、先生に勧められて
地元のテレビシリーズに出演。
18歳でロサンゼルスに行き、
80年「MIDNIGHT AND MADNESS」で映画デビュー。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」
シリーズのマーティー役が有名。 
活躍度 △↓ 
演技幅 適応 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1982年「処刑教室」
1985年「バック・トゥ・ザ・フューチャー」
     「ティーン・ウルフ」
1987年「愛と栄光の日々」「摩天楼はバラ色に」
     「ディア・アメリカ
            /戦場からの手紙」(声)
1988年「再会の街
            /ブライトライツ・ビッグシティ」
1989年「カジュアリティーズ」
     「バック・トゥ・ザ・フューチャー
            PART2」
1990年「バック・トゥ・ザ・フューチャー
            PART3」
1991年「ドク・ハリウッド」「ハードウェイ」
1993年「奇跡の旅」(声)
          「ライフWITHマイキー」
     「リバー・ノース/遙かなる河の流れに」
     「バラ色の選択」
1994年「億万長者は命がけ!?」
     「トラブル・ボックス 
            恋とスパイと大作戦」(TM)
1995年「アメリカン・プレジデント」
     「ブルー・イン・ザ・フェイス」
     「ヤング・ヒットマン」
1996年「奇跡の旅2
           /サンフランシスコの大冒険」(声)
     「さまよう魂たち」
          「マーズ・アタック!」
2000年「スチュアート・リトル」(声)◇
2001年「アトランティス 失われた帝国」(声)
2002年「スチュアート・リトル2」(声)
     「アメージング・ハイウェイ60」 

BRIDGET FONDA
ブリジット・フォンダ 
誕生日 1964/1/27  
出身 米カリフォルニア州ロサンゼルス 
祖父ヘンリー、叔母ジェーン、
父がピーター・フォンダという三代に渡る芸能一家。
82年「パートナーズ」の端役で映画デビュー。
ニューヨーク大と
リー・ストラスバーグ・シアターで演技を学び、
ハロルド・ガスキンのもとで修行を積み、
「アリア」で本格的に映画デビューする。
89年「スキャンダル」で
ゴールデン・グローブ賞にノミネートされる。
個性を前面に出す俳優ではなく、
わりと役になりきるタイプで、
出演ジャンルはこだわらない。
暗めの役が多かったが、
「U.M.A/レイク・プラシッド」では
少し弾けるところも披露。 
活躍度 ○→ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1982年「パートナーズ」
1987年「アリア」
1988年「恋はあせらず」「シャグ」
1989年「スキャンダル」「ストラップレス」
     「ラスト・サマー・グラフィティ」
1990年「ゴッドファーザーPARTV」
     「フランケンシュタイン/禁断の時空」
1991年「レザー・ジャケット」
     「アイアン・メイズ
            /ピッツバーグの幻想」
     「アウト・オブ・レイン」
     「私の彼は問題児」「ドク・ハリウッド」
1992年「ルームメイト」「シングルス」
1993年「恋愛の法則」「アサシン」
     「キャプテン・スーパーマーケット」▲
     「リトル・ブッダ」
1994年「カミーラ/あなたのいた夏」
          「あなたに降る夢」
     「ケロッグ博士」
1995年「バルト」「ラフ・マジック」
1996年「訣別の街」「TOUCH<タッチ>」
1997年「ジャッキー・ブラウン」
1998年「シンプル・プラン」◇
          「グレイスランド」◆
     「赤い標的 THE BREAK UP」◇
1999年「U.M.A/レイク・プラシッド」◇
2001年「キス・オブ・ザ・ドラゴン」◇
          「モンキーボーン」
2002年「スノークイーン 雪の女王」◇

その他の出演者:
Barnard Hughes ....  Dr. Aurelius Hogue 
Woody Harrelson ....  Hank Gordon 
David Ogden Stiers ....  Mayor Nick Nicholson 
Frances Sternhagen ....  Lillian, Welcoming Committee 
George Hamilton ....  Doctor Halberstrom 
Mel Winkler ....  Melvin the Mechanic 
Helen Martin ....  Maddie, Welcoming Committee 
Roberts Blossom ....  Judge Evans 
Tom Lacy ....  Deputy Cotton 
Macon McCalman ....  Aubrey Draper 
Raye Birk ....  Simon Tidwell, First Patient 
Eyde Byrde ....  Nurse Packer 

User Rating:  5.8/10 (4,837 votes)  
オトーサン、
「まあ、こんなものかも」

User Comments:
mattymatt4everさん
Jersey City, NJ
2002年8月4日
平凡

これは、いたって害のない、
だが、筋書きの読めるとろいコメディである。
まあ、ビデオラックの詰め物か。
配役はいい。 
マイケル・J・フォックスは、カリスマだが、
こんな役では、活躍できない。
イライラしたのは、
ウディ・ハレルソンのつまらん役。
これまでで、サイテーの役回りだろう。
少なくとも、おかしなセリフを
絞り出すことくらいできるはず。
「あのひと、スター? いや、テッド・ダナソンだ」 
ブリジット・フォンダも、時間のムダ。
好きな女優ではないが、いい女優ではある。
彼女をもっとみたいと思ったのは、はじめてだ。
ヒドイ映画ではないし、
確かに、面白いシーンもいくつかあるが、
見終わると、何の記憶も残らない。
最後に残ったのは、オープニングの音楽だけ。
おお神よ、その歌詞も、思い出せません。
"I am the one and only..." 
スコアは、10点満点で5点。

オトーサン、
「ふーん。そうかもな」
ブリジット・フォンダ、触れなば落ちんという風情。
それなのに、マイケル・J・フォックス、
逃げ回るのです。
「おれなら、すぐOK!っていうけどなあ」 
まあ、その程度の映画でした。


ビッグ・ムービー 

オトーサン、
「エディ・マーフィ、苦手だなあ」
「ナッティ・プロフェッサー」など、
アクの強い演技で、面白くも何ともありません。
「でも、食わずギライでもなんだから」

原題:Bowfinger (1999)     
   Bowfinger's Big Thing 
監督:Frank Oz
脚本:Steve Martin
Genre: Comedy 
Rated PG-13 for sex-related material and language.
上映時間:97分
あらすじ: 
現代のハリウッド。
ボビー・ボウフィンガーは、 
峠をこえた俳優・監督・プロデューサー。
いま、友人の書いた脚本を読んでいる。
こりゃ、いい本だと思って、最後の出演を決意する。
だが、脚本はなかなか売れない。
有名なプロデューサーが引き受けてくれたものの、
スターのキット・ラムゼイが主演との条件を出す。
ボビーは、キットに話をもっていくが、断られる。
そこで、自分で撮ることにする。
南カリフォルニアで、安い役者たちをかきあつめる。
オハイオからきたとろい田舎娘、
大手スタジオからきた雑用係、
ハンバーガー店のフライ係りたちである。 
ボビーは、キム・ラムゼイ主演のSF映画をつくる。
当人は、まったく知らないのだ。

出演者: 
Steve Martin ....  Bobby Bowfinger(ボビー) 
Eddie Murphy ....  Kit Ramsey
         /Jiffernson 'Jiff' Ramsey 
          (ジフ)  
Christine Baranski ....  Carol (キャロル)
オトーサン、
「ほんとに、うれしそうだな」
スティーブ・マーチン、
念願がかなって、うれしそうです。
「うまいもんだ」
エディ・マーフィが、1人2役。
アクの強い演技だけではないのですね。

EDDIE MURPHY
エディ・マーフィ 
誕生日 1961/4/3 
出身 米ニューヨーク州ヘムスティード 
活躍度 ○→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆☆★ 
出演作 
1982年「48時間」◇
1983年「大逆転」◇
1984年「おかしな関係/絶体絶命」
1985年「ビバリーヒルズ・コップ」◇
1986年「ゴールデン・チャイルド」◇
1987年「ビバリーヒルズ・コップ2」◇
     「エディ・マーフィ/ロウ」◇
1988年「星の王子ニューヨークへ行く」◇
1989年「ハーレム・ナイト」◇
1990年「48時間PART2
      /帰ってきたふたり」◇
1992年「ブーメラン」◇
     「エディ・マーフィの
      ホワイトハウス狂想曲」◇
1994年「ビバリーヒルズ・コップ3」◇
1995年「ヴァンパイア・イン・ブルックリン」◇
1996年「ナッティ・プロフェッサー
      /クランプ教授の場合」◇
1997年「ネゴシエーター」◇
1998年「ドクター・ドリトル」◇
     「ホーリーマン」「ムーラン」
1999年「ビッグムービー」
     「エディ&マーティンの逃走人生」
2000年「ナッティ・プロフェッサー2
      /クランプ家の面々」◇
2001年「ドクター・ドリトル2」◇
     「シュレック」(声)
2002年「ショウタイム」◇「アイ・スパイ」◇
     「プルート・ナッシュ」◇
2003年「チャーリーと14人のキッズ」◇ 

STEVE MARTIN
スティーブ・マーティン 
誕生日 1945/8/14 
出身 米テキサス州ウェコー 
活躍度 ○→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆☆☆★ 
出演作 
1978年「サージャント・ペッパー」
1979年「マペットの夢見るハリウッド」
     「天国から落ちた男」
1981年「四つ数えろ」
     「ペニーズ・フロム・ヘブン」
1983年「二つの頭脳を持つ男」
1984年「オール・オブ・ミー
      /突然下半身が女に!」
     「ロンリー・ガイ」
1985年「映画の作り方教えます」
1986年「リトルショップ・オブ・ホラーズ」
     「サボテン・ブラザース」
1987年「愛しのロクサーヌ」
     「大災難P.T.A.」
1988年「ペテン師と詐欺師
      /だまされてリビエラ」
1989年「バックマン家の人々」
1990年「マイ・ブルー・ヘブン」
1991年「L.A.ストーリー/恋の降る街」
     「わが街」
     「花嫁のパパ」
1992年「ハウス・シッター/結婚願望」
     「奇跡を呼ぶ男」
1994年「ミックス・ナッツ」「パパとマチルダ」
1995年「花嫁のパパ2」
1996年「SGT.ビルコ
      /史上最狂のギャンブル作戦」
1999年「アウト・オブ・タウナーズ」
     「ビッグ・ムービー」
2001年「ノボケイン/局部麻酔の罠」
2003年「女神が家にやってきた」 

その他の出演者:
Heather Graham ....  Daisy 
Terence Stamp ....  Terry Stricter
Jamie Kennedy ....  Dave 
Barry Newman ....  Hal, Kit's Agent 
Adam Alexi-Malle ....  Afrim 
Kohl Sudduth ....  Slater 
Robert Downey Jr. ....  Jerry Renfro 
Alejandro Patino ....  Sanchez 
Alfred De Contreras ....  Martinez 
Ramiro Fabian ....  Hector 
Johnny Sanchez ....  Luis 
Claude Brooks ....  Freddy 

User Rating:  6.5/10 (10,678 votes) 
オトーサン、
「おお、思ったより高いスコアだ」
やはり、エディ・マーフィのフアンが多いのでしょう。
User Comments:
moonspinner55さん
san berdo, ca
2001年9月2日
クレバーというより、おべんちゃら

毒にも薬にもならないコメディ。
この映画の脚本を書き、出演している
スティーブ・マーティンの
ハリウッドへの愛憎がよく出ている。
1991年の 「L.A.ストーリー/恋の降る街」
以来の映画づくりになる。 
落ちぶれた映画監督が、映画づくりを思い立つ。
主役に、スーパースターを起用する...
だが、スター本人は、まったく知らないのだ! 
あまり出来のよくない脚本だが、多少、笑える。
ひとりよがりの筋運びだし、
テレンス・スタンプが利己的な導師として出てくる
サブ・プロットも、ひとりよがり。
なぜ、スティーブ・マーチンは、
自分自身とその信念をくさすようなことをするのか? 
もっと洗練させたら、面白い映画になっただろう。 

オトーサン、
「でも、結構、笑えたな」
スティーブも、エディも、ナイスガイでした。
映画が好きでたまらない連中なのです。


ウーマン・オン・トップ 

オトーサン、
「この題名、どういう意味かなあ」
"Woman on Top"ですが、
Womanも、onも、Topもやさしい英語なのに、
くっつくと分からなくなります。
「女性社長のことかなあ?
それとも、女性上位ってことか?」

原題:Woman on Top (2000)
監督:Fina Torres
脚本:Vera Blasi 
Genre: Comedy / Romance 
Rated R for some strong sexuality and language.
上映時間:92分
あらすじ:
イザベルは、すてきなシェフ。
ブラジルにある夫のレストランで活躍している。
ちょっと疲れたので、
ドライブにでかけ、女性上位の姿勢をとる。
その結果、夫のトニーニョが浮気に走る。
傷心の彼女は、サンフランシスコに向かう。
子供の頃からの友人で、女性の服を着るのが趣味の
モニカと一緒である。
心を癒そうと、彼女は海の女神 Yemanjaに祈る。 
その願いが聞き入れられて、
イザベラは、その後、ひとを愛せなくなる。
打ちひしがれたトニーニョは、
彼女の愛を取り戻そうと、北を目指す。
すると、何と、彼女は有名なテレビの料理番組
「情熱の料理」の出演者になっていた。
つきそっているのは、プロデューサーだった。
彼は、謙遜さを学びとれるだろうか? 
彼女は、かれなしで、幸せになれるのだろうか?

出演者:
Penelope Cruz ....  Isabella Oliveira(イザベラ)  
Murilo Benicio ....  Toninho Oliveira (トニーニョ)
Harold Perrineau Jr. ....  Monica Jones(モニカ)
オトーサン、
「まあ、美空ひばりの映画みたいなもんだな」
彼女の魅力を最大限に引き出すのが、狙いです。
フアンには、こたえられないでしょう。

PENELOPE CRUZ
ペネロペ・クルス 
誕生日 1974/4/28 
出身 スペイン・マドリード 
14才でモデルとしてデビュー。
マドリード演劇学校でクラシック・バレエを学ぶ。
テレビタレントして活躍した後、映画に進出。
92年「ハモンハモン」でゴヤ賞主演女優賞に
ノミネートされる。
スペイン映画「オープン・ユア・アイズ」と
同映画のリメイク「バニラ・スカイ」で
同じ役を演じている。 
活躍度 ○↑ 
演技幅 適応 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆★★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1990年「CRONICAS URBANAS」
1991年「E'L LABERINTO GRIEGO」
1992年「ハモンハモン」「ベル・エポック」
1993年「PER AMORE SOLO PER AMORE」
1997年「ライブ・フレッシュ」
     「オープン・ユア・アイズ」◇
     「A CORNER OF PARADISE」
1998年「ハイロー・カントリー」◆
     「イフ・オンリー」
     「美しき虜」
     「DON JUAN」「TALK OF ANGELS」
1999年「オール・アバウト・マイ・マザー」◆
     「裸のマハ」
2000年「ウーマン・オン・トップ」◇
     「すべての美しい馬」◇
2001年「ブロウ」◆
     「コレリ大尉のマンドリン」◇
     「バニラ・スカイ」◇
     「ウェルカム!ヘヴン」◇ 

その他の出演者:
Mark Feuerstein ....  Cliff Lloyd 
John de Lancie ....  Alex Reeves 
Anne Ramsay ....  TV Director 
Ana Gasteyer ....  Claudia Hunter 
Analu De Castro ....  Little Isabella (Age 2) 
Thais de Sa Curvelo .... Little Isabella (Age 5) 
Eliane Guttman ....  Isabella's Mother 
Eduardo Mattedi ....  Isabella's Father 
Ana Paula Oliveira ....  Cook 
Marilice Santos ....  Sexy Neighbor 
Giba Conceicao ....  Troubadour #1 
Joaquim Pinto ....  Troubadour #2 

User Rating:  5.3/10 (1,500 votes) 
オトーサン、
「ありゃ、低いなあ」

User Comments:
George Parkerさん
Orange County, CA USA
2001年9月10日
よだれも消える出来栄え。

この映画は、ブラジルの女性シェフが
夫を見限るというお話し。 
浮気されたからだ。
乗り物酔いになったからだし、
海の女神を呼び出したからだ。
..おお、気にすることなかれ。 
これは、官能的なサンバや料理に彩られた、
ロマンティックな寓話なのだから。
四角い豚を丸い穴から引き出そうなどという
ペテンをおそるおそる企んでいるのだ。
うまく行くはずがない。
ペネロペ・クルスは、映画のほとんどで
ふさぎこんでいるし、元夫も気にいらない。
演技は、生硬で、ストーリーもはっきりしない。
官能やロマンスは、最初から最後まで、
ちじんだままである。
ちょっとロマンティックな気分になりたがっている
テレビ狂向きである。

オトーサン、
「この映画、監督がいけないぞ」
Fina Torresとあるので、女性監督でしょうが、
女性にありがちですが、
1枚1枚の絵としては、きれいですが、i 
情におぼれ、細部にばかり目が行って、
肝心の骨格づくりができていないのです。
いわば、章立てもない論文を書くようなもの。
最後になると、何を言いたいのか、
何を論じたいのか、サッパリ分からなくなります。

オトーサン、
「どこかの党と似ているなあ」
社民党、もう潮時でしょう。
議席を減らしたので、
首相に質問できる時間がたったの1分とか。
解散しなさい。
政権をとる可能性のまったくない政党は、
存在すべきでないのです。


ポロック 2人だけのアトリエ 

オトーサン、
「どうしようかなあ」
キューティ・ブロンドの続編も、見ておきたいし。
でも、IMDBをみたら、スコアが、たったの4.4。
「じゃ、エド・ハリス見るか、
前衛画家って感じの俳優じゃないけどなあ」

原題:Pollock (2000)     
監督:Ed Harris
原作:Steven Naifeh /Gregory White Smith
脚本:Barbara Turner /Susan Emshwiller  
Rated R for language and brief sexuality.
Genre: Drama
上映時間:122分
あらすじ:
1940年代の終り。 雑誌「ライフ」に
前衛画家、Jackson Pollock (1912-1956)の特集記事が載った。
1941年に戻ると、当時、ポラックは、
弟と一緒にNYの小さなアパートに住んでいた。
大酒を呑み、仲間内の展覧会にときどき出品していた。
だが、かれは、画家の Lee Krasnerに出会う。
彼女は、以後、かれの伴侶として、愛人として、
暴君として、妻として、そして何よりも庇護者として
かれを守り続ける。
飲酒、情緒不安定、都会生活のストレスから
かれを遠ざけるために、ハンプトンに移住する。
自然と真面目な生活が、かれの作風に転機をもたらした。
批評家に賞賛され、またライフが取材にくる。
だが、かつての悪魔が再来する。
結末は、汚辱にまみれ、あっけないものだった。

出演者:
Ed Harris ....  Jackson Pollock(ポロック) 
Marcia Gay Harden ....  Lee Krasner(リー) 
Amy Madigan ....  Peggy Guggenheim(ペギー) 
オトーサン、
「執念を感じるなあ」
何でも、15年も前からポラックに関心があって、
絵の修行をし、ついに監督・主演となったそうです。
「でも、リーが、ダンゼン、いいなあ」
アカデミー賞助演女優賞を取った名演技です。
ふたりの経歴をみましょう。

ED HARRIS
エド・ハリス 
誕生日 1950/11/28 
出身 米ニュージャージー州テナフライ 
活躍度 ○→ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1978年「コーマ」
1980年「ボーダーライン」
1981年「ナイトライダーズ」
1982年「クリープショー」
1983年「アンダーファイア」「ライトスタッフ」
1984年「スイング・シフト」
     「プレイス・イン・ザ・ハート」
1985年「アラモベイ」
     「コードネームはエメラルド」
     「スウィート・ドリームス」
1987年「ウォーカー」
1988年「ワルシャワの悲劇/神父暗殺」
1989年「アビス」「ジャックナイフ」
1991年「ステート・オブ・グレース」
1992年「パリス・トラウト」「摩天楼を夢見て」
1993年「ザ・ファーム/法律事務所」
     「ニードフル・シングス」
1994年「ワイアット・アープ」
     「ナチュラル・ボーン・キラーズ」
     「チャイナ・ムーン」「ミルク・マネー」
1995年「アポロ13」「理由」「ニクソン」
1996年「ザ・ロック」
1997年「目撃」
1998年「トゥルーマン・ショー」
      アカデミー助演男優賞
     「グッドナイト・ムーン」
1999年「奇蹟の詩/ザ・サード・ミラクル」
2000年「スターリングラード」
     「ポロック 2人だけのアトリエ」
2001年「ビューティフル・マインド」
2002年「めぐりあう時間たち」 

MARCIA GAY HARDEN
マルシア・ゲイ・ハーデン 
誕生日 1959/8/14  
出身 米テキサス州 
テキサス大学の演劇科を卒業後、
ニューヨーク大学に進んで、映画の修士号を取得。
90年「ミラーズ・クロッシング」で映画デビュー。 
活躍度 ○↑ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1990年「ミラーズ・クロッシング」
1991年「レイト・フォー・ディナー」
1992年「迷子の大人たち」
1994年「運命の絆」
1996年「ファースト・ワイフ・クラブ」「クラッシュ」
     「この森で天使はバスを降りた」
1997年「フラバー」
1998年「絶体×絶命」「ジョー・ブラックをよろしく」
2000年「スペース・カウボーイ」
     「ガウディ アフタヌーン」
     「ポロック 2人だけのアトリエ」

その他の出演者:
Tom Bower ....  Dan Miller 
Jennifer Connelly ....  Ruth Kligman 
Bud Cort ....  Howard Putzel 
John Heard ....  Tony Smith 
Val Kilmer ....  Willem DeKooning 
Robert Knott ....  Sande Pollock 
David Leary ....  Charles Pollock 
Sally Murphy ....  Edith Metzger 
Molly Regan ....  Arloie Pollock 
Stephanie Seymour ....  Helen Frankenthaler 
Matthew Sussman ....  Reuben Kadish 
Jeffrey Tambor ....  Clem Greenberg 
 
User Rating:  7.2/10 (2,766 votes)  
オトーサン、
「おお、高いスコアだ」

User Comments:
L8nDA さん
Grinnell, IA
2001年5月2日
よい伝記...

エド・ハリスが、伝記を新しいレベルに引き上げた。
映画の骨格は、取り立てて変わったものでなく、
アルコール患者が名声と戯れる問題多き生活を描いている。
だが、演技力と一連のシーンが、新境地を開いた。
クレズナーとポロックの関係は、 
Stanley と Stella Kowalski の関係にそっくりである。
だが、クレズナーは、もっと強い性格で、演じきった。
マルシア・ゲイ・ハーデンのアカデミー賞受賞は、当然である。 
気になったのは、ハリスが選択した 
ポロックのドロップ・ペインティングへの開眼を示す説明方法。
この開眼シーンには、ややムリがある。
その手法に目覚めたくだりは、誰もが知っているからだ。
だが、この映画はすばらしい。見る価値がある。
要注意。
毎度のことだが、かれがクルマに乗る度に、
私は、縮みあがる...

オトーサン、
「油絵か、もう何年も描いてないなあ」
ヒマになったら、山荘のガレージをアトリエ代わりに、
ポロックのように、ドロップ・ペインティングで、
抽象画を描いてみましょうか。
「あんなに絵の具を使うようでは、絵の具代がなあ。
年金の支給額も減りそうだし、売れない絵を描いてもなあ」

画家ジャクソン・ポロックに関心をもたれた方は、
以下のステキなサイトをご覧ください。
http://trine.hp.infoseek.co.jp/film/pollock.html


ふたりの男とひとりの女 

オトーサン、
「ジム・キャリーか、苦手だなあ」
以前、「グリンチ」を見たのですが、
オーバーでわざとらしい演技に
ついていけませんでした。
「でも、レニーが出てるからなあ」
レニー・ゼルウィガー、お気に入りです。
 「ブリジット・ジョーンズの日記」の彼女も、
「シカゴ」の彼女も、とっても素敵でした。

原題:Me, Myself & Irene (2000)     
監督:Bobby Farrelly / Peter Farrelly
脚本:Peter Farrelly / Mike Cerrone 
Genre: Adventure / Comedy 
Rated R for sexual content, crude humor, 
    strong language and some violence.
上映時間:116分
あらすじ:
チャーリーは、ロードアイランド州の
精神分裂症の白バイ巡査。
誰かが、あるいは、何かが、彼の背中を押して
柔らかな物腰とおとなしい人柄を一変させ、
狂気じみた別人格のハンクを出現させたのだ。
チャーリーは、いつものように、 
逃亡犯とされるアイリーンの護送を命じられる。
ニューヨークに向かうはずが、
途中、腐敗した警官に追われることになる。
その逃亡劇は、誰かを巻き込んだにしても、
大したことは起こらなかっただろうが、
別人格のハンクが、肝心なときに突如出現し、
事態は、ハチャメチャに...

出演者:
Jim Carrey ....  Officer Charlie Baileygates/Hank Evans 
         (チャーリー/ ハンク)
Renee Zellweger ....  Irene P. Waters(アイリーン) 
オトーサン、
「おお、ジム・キャリー、いいじゃないか」
筋書きが、このくらい馬鹿気ていると、
かれの演じる狂気のおふざけが生きてきます。
「レニーも、いい感じ!」
ジム・キャリーとの相性がいいので、驚きました。
「撮影中に出来ちゃったのかも?」

JIM CARREY
ジム・キャリー 
誕生日 1962/1/17 
出身 カナダ・オンタリオ州 
 15歳にして学校生活をやめ、トロントに出る。
4年間に渡ってカナダ各地のコメディ・クラブを回って、
人気を得た後、ロサンゼルスに移住。
サンセット・ストリップにある
ミッツィ・ショアーズ・コメディ・ストアに腰を落ち着けた。
NBCのコメディ・シリーズ「THE DUCK FACTORY」でレギュラー。
映画は95年「ジム・キャリーはMr.ダマー」が
3億5千万ドルの興業収益を上げるヒットで一躍スターに。 
活躍度 ◎↑ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆☆★ 
出演作 
1983年「ラバー・フェイス」
1984年「ジム・キャリーのスキーでヤッホー大作戦!」
     「マネーハンティングUSA
      /500万ドルを追いかけろ」
1985年「ワンス・ビトゥン/恋のチューチューバンパイア」
1986年「ペギー・スーの結婚」
1988年「ダーティー・ハリー5」
1989年「ピンク・キャデラック」「ボクの彼女は地球人」
1990年「ハイ・ストラング」
1994年「ジム・キャリーはMr.ダマー」◇
     「エース・ベンチュラ」◇「マスク」◇
1995年「バットマン・フォーエヴァー」◆
     「ジム・キャリーのエースにおまかせ!」◇
1996年「ケーブルガイ」◇
1997年「ライアー・ライアー」◇
1998年「トゥルーマン・ショー」◇「サイモン・バーチ」
1999年「マン・オン・ザ・ムーン」◇「グリンチ」◇
2000年「ふたりの男とひとりの女」◇
2001年「マジェスティック」◇
2003年「ブルース・オールマイティ」◇

RENEE ZELLWEGER
レニー・ゼルウィガー 
誕生日 1969/4/25  
出身 米テキサス州ケイティ 
60年代のアメリカに移住したドイツ系スイス人と
スウェーデン人の母の間に生まれる。
高校時代はドラマクラブに所属。
テキサス大学で英文学を専攻。
演劇クラスを受講したことから女優を目指し、
在学中から舞台やCMに出演。
トム・クルーズのヒロイン役を演じた
「ザ・エージェント」でブレイクした。
「ベティ・サイズモア」でゴールデングローブ賞
(コメディ・ミュージカル部門)主演女優賞に輝いた。 
活躍度 ◎↑ 
演技幅 適応 
演技力   ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆☆☆★ 
出演作 
1993年「バッド・チューニング」
1994年「悪魔のいけにえ
      /レジェンド・オブ・レザーフェイス」
     「リアリティ・バイツ」
     「ガンズ・オン・ザ・ラン/明日なき堕天使」
1995年「エンパイア・レコード」
1996年「ザ・エージェント」◇「草の上の月」
1997年「ライヤー」◆
1998年「母の眠り」◇「しあわせ色のルビー」◇
1999年「プロポーズ」◇
2000年「ふたりの男とひとりの女」◇
     「ベティ・サイズモア」◇
2001年「ブリジット・ジョーンズの日記」◇
2002年「ホワイト・オランダー」◆「シカゴ」◇
2003年「恋は邪魔者」◇ 

その他の出演者:
Anthony Anderson ....  Jamaal Baileygates 
Mongo Brownlee ....  Lee Harvey Baileygates 
Jerod Mixon ....  Shonte Jr. Baileygates 
Chris Cooper ....  Lt. Gerke, Massena PD 
Michael Bowman ....  Whitey/Casper 
Richard Jenkins ....  Agent Boshane, EPA 
Robert Forster ....  Colonel Partington 
Mike Cerrone ....  Officer Stubie 
Rob Moran ....  Trooper Finneran 
Daniel Greene ....  Dickie Thurman 
Tony Cox ....  Shonte Jackson 
Andrew Phillips ....  Lee Harvey, Age 9 
Jeremy Maleek Leggett ....  Jamaal, Age 9 

User Rating:  5.9/10 (15,321 votes)  
オトーサン、
「おお、もっと高いかと思ったのに」
やはり、ファレリー兄弟監督の
毒気にあたったひとが、反対票を投じたのでしょう。
「クロ・チビ」の扱いは、差別かも。

User Comments:
Jack Christal-Gattanellaさん
New Jersey
2000年6月1
クロンボが、ドイツ語をしゃべる

この映画は、今年最高に面白い映画ではないが、
まあ、今年の傑作のひとつだろう。
ファレリー兄弟監督のおかげで、
ここ3年消え失せていた
ジム・キャリーの奇想天外な行動が戻ってきた。 
"Dumb and Dumber, There's Something About Mary" 
以来の2度目の出演である。
この映画で、キャリーは、おとなしい警官を演じる。
人生、何度も手ひどい目にあった結果、
新たに邪悪な人格を獲得する。
ジム・キャリーは、ひとり2役。
おかしなチャーリーと第2人格のハンク。
後者は、キャリー、最高の演技だと思う。
レニー・ゼルウィガーは、キャリーのまたとない
共演者だった。
偶然かも知れないが、
ジム・キャリーは、彼女とデートしている。
"Dumb and Dumber, There's Something About Mary" 
のLauren Holly ともデートしていた。
最高のシーンは、陽気なセックス・シーン。 
それと、キャリーのガキたち。
こいつら、正真正銘のクロンボで、すっげえ言葉をしゃべる。
何と、ドイツ語で怒鳴りあう。
この映画では、精神分裂症が生きている。
評価は、A+ 

オトーサン、
「こりゃ、面白い」
ジム・キャリーの瞬間芸が見ものです。
そのうち、ヒマになったら、じっくり、
かれの顔面の変化のさまを研究してみましょう。
ひとつくらい、習得しておくと、
特別老人養護ホームに入所したときに、
武器として、使えるかも。
「やるっきゃない...」


ギリーは首ったけ 

オトーサン、
「これ、"メリーに首ったけ"の続編かな?
それとも、題名だけもじったのかなあ?」
分からないまま、みはじめました。

原題:Say It Isn't So (2001)     
監督:James B. Rogers
脚本:Peter Gaulke / Gerry Swallow 
Genre: Comedy / Romance
Rated R for strong sexual content, 
    crude humor and language.
上映時間:95分
あらすじ:
若い男・ジルは、恋人が
実の姉であることを発見する。
別れたあとで、そうではなかったことを知る。
傷心で国中を放浪しているとき、
彼女の結婚式が迫っていることを知る。
結婚をやめさせようとするが、
世間は、かれが近親相姦のスリルを味わおうと
しているとしか見てくれない。

出演者: 
Chris Klein ....  Gilbert Noble(ジル) 
Heather Graham ....  Josephine Wingfield (ジョー)
Sally Field ....  Valdine Wingfield(ヴァルディーヌ)
オトーサン、
「へえ、ついに主役の座を射止めたか!」
かれの映画、数日前に見たばかり。
「アメリカン・パイ」と
「アメリカン・サマー・ストーリー」でしたよね。
かれが、輝いていたので、注目しました。
「主役は、荷が重かったのかなあ?」
その相手役のジョーを演じた女優さんも、
パッとしません。
思いつめた母親役のサリー・フィールドは、
ベテラン女優で、いい味を出していました。

CHRIS KLEIN
クリス・クライン 
誕生日 1979/3/14 
出身 米イリノイ州 
13歳の時にネブラスカ州へ移る。
高校生の時、ロケハンで学校を訪れていた
アレクサンダー・ペイン監督に見いだされて、
「ハイスクール白書/優等生ギャルに気をつけろ」の
オーディションを受ける。
数ヶ月後、テキサス・クリスチャン大学へ進学した
彼をペイン監督は採用した。 
活躍度 ○↑ 
演技幅 個性 
演技力     ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ   ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1999年「ハイスクール白書
            /優等生ギャルに気をつけろ」◆
     「アメリカン・パイ」◇
2000年「愛ここにありて」◇
2001年「ギリーは首ったけ」◇
     「アメリカン・サマー・ストーリー」
          「ワンス・アンド・フォーエバー」
2002年「ローラーボール」◇ 


SALLY FIELD
サリー・フィールド 
誕生日 1946/11/6  
出身 米カリフォルニア州パサディナ 
活躍度 ○→ 
演技幅 自在 
演技力     ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ   ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1967年「大西部への道」
1976年「ステイ・ハングリー」
1977年「トランザム7000」「幸福の旅路」
1978年「グレート・スタントマン」
1979年「ノーマレイ」アカデミー主演女優賞
     「ポセイドン・アドベンチャー2」
1980年「トランザム7000
            VS 激突パトカー軍団」
1981年「スクープ/悪意の不在」
1982年「キスミー・グッバイ」
1984年「プレイス・イン・ザ・ハート」
            アカデミー主演女優賞
1985年「マーフィのロマンス」
1987年「恋はお手上げ」
1988年「パンチライン」
1989年「マグノリアの花たち」
1990年「星の流れる果て」
1991年「ソープディッシュ」
1993年「奇跡の旅」(声)「ミセス・ダウト」
1994年「フォレスト・ガンプ/一期一会」
1996年「奇跡の旅2/サンフランシスコ大冒険」
2000年「あなたのために」
2001年「ギリーは首ったけ」
2003年「キューティ・ブロンド
           ハッピーMAX」

その他の出演者:
Orlando Jones ....  Dig McCaffrey 
Richard Jenkins ....  Walter Wingfield 
John Rothman ....  Larry Falwell 
Jack Plotnick ....  Leon Pitofsky 
Eddie Cibrian ....  Jack Mitchelson 
Mark Pellegrino ....  Jimmy Mitchelson 
Brent Hinkley ....  Streak 
Henry Cho ....  Freddy 
Richard Riehle ....  Sheriff Merle Hobbs 
Brent Briscoe ....  Detective Vic Vetter 
Ezra Buzzington ....  Stewart 
Julie White ....  Ruthie Falwell 

User Rating: 4.7/10 (2,199 votes) 
オトーサン、
「低いなあ」

User Comments:
SoreEyesさん 
Toronto, Canada
2003年5月9日
ファレリー兄弟がロック!

IMDBの読者のヒドイ評価が信じられない。
これは、すばらしいチームが贈る
すばらしい映画だ。
他のファレリー兄弟の映画同様、
10点満点で9点を献上したい。
もっとも、監督はしてはいないけれど... 
今回、兄弟は製作に回っていて、監督は、
James B. Rogersということになる。
コーエン兄弟とならんで
ファレリー兄弟は、
今日のアメリカ映画の最高峰なのだ。
この映画に対して、
多くのひとが「ノー!」と言った事実こそ、
私は、この映画を好きになる理由であり、
また見に行ってしまった理由である。
クリス・クラインは、特筆もの。
誰かが褒めていたが、Orlando Jonesも愉快だった。 
サリー・フィールドは、勿論だし、
Heather Grahamは、...相変わらずいいとあった。
でも、クリス・クラインが見逃されている。
はじめて見たが、実に、輝いているではないか。
かれの "Election"(勃起)シーンは、必見。
Matthew Broderick と Drew Barrymoreも、
大笑いさせてくれる。
いいペースでギャグがあるが、
Orlando Jones がパイロットのビジネスカードを
誇示するシーンを思い浮かべると、
思わず笑いだしてしまう。

オトーサン、
「このひと、ほんとに、映画好きなんだなあ」
このコメントを読むまで、この映画に批判的でした。
「ひどすぎる。身障者ギャグなんて!」
主人公のジルの父親が身障者なのです。
みんながクルマ椅子を倒したり、
妻役のサリー・フィールドの態度なんて、
見られたものじゃありません。
ロレツが回らず、何とか思いを伝えようとすると、
人工声帯を引きちぎったりするのです。
「はは、パロディだ」
ヴェトナム戦争をテーマにした
映画「地獄の黙示録」で、
ヘリに乗ったパイロットたちが、
ワグナーのワルキューレを大音響で鳴らせながら、
爆弾を落とすシーンがありました。
それを風刺したシーンもあるのです。

オトーサン、
「そうか、これが、crude humorってやつなんだ」
身近な代表例は、真紀子さん。
その昔、小泉さんに、
自民党の総裁選に出ろと激励して
「あなた、男でしょう。男だったら立ちなさい」
"Election"とのかけ言葉になっているから、
毒舌(crude humor)になるのです。


キューティ・ブロンド 

オトーサン、
ジュリア・ロバーツは、大好き。
メグ・ライアンも好き。
「でも、この女優さん、あんまりなあー」
この映画の主演女優は、リース・ヘザースプーン。
そんな危うい気分で、見はじめました。

原題:Legally Blonde (2001)     
監督:Robert Luketic
原作:Amanda Brown
脚本:Karen McCullah Lutz 
Genre: Comedy 
Rated PG-13 for language and sexual references.
上映時間:96分
あらすじ:
エルは、才色兼備。 
女子学生クラブの会長で、ミス・ハワイ。
何よりも、自然な金髪が自慢。
キュートな男性、ワーナー3世とデート。
いずれ、かれの妻になる。 
もうこれ以上、言うことなし。
そんな彼女に、問題が起きる。
彼氏のワーナーに、こう言われたのだ。 
「キミの頭は空っぽ。金髪なだけ。別れよう」
金髪は、ロスでは憧れの的だが、 
東海岸の上流階級のワーナーにとっては、
金髪なんて無意味で、知性と教養が問題。
ワーナーは、ハーバート大法学部に受かって、
高校時代からの友人ヴィビアンと婚約。
負けん気のエルは、彼の心を取り戻そうと
力をふりしぼって、ハーバート大学にやっと入学。
だが、大学はプールサイドやデパートではない。
エルは、劣等生の日々を過ごす。
ワーナー、自分自身、すべての他の金髪女性を
相手に戦わなくてばならない。
かくして、毎日が茨の道だった。

出演者: 
Reese Witherspoon ....  Elle Woods (エル)
Luke Wilson ....  Emmett Richmond (エメット)
Matthew Davis ....  Warner Huntington III(ワーナー)
Selma Blair ....  Vivian Kensington(ヴィヴィアン) 
オトーサン、
「ふーん、思ったよりもきゃしゃなんだ」
あるいは、食わずキライだったのかも。
早速、経歴をみましょう。

REESE WITHERSPOON
リース・ウィザースプーン 
誕生日 1976/3/22 
出身 米テネシー州ナッシュビル 
母は小児保育の博士号を持ち、父は外科医。
7歳からナッシュビルのローカルテレビにCM出演。
91年「マン・イン・ザ・ムーン あこがれの人」で
映画デビュー。
「ハイスクール白書/優等生ギャルに気をつけろ」で
全米批評家協会主演女優賞受賞。
ゴールデン・グローブ賞コメディ部門にノミネート。
スタンフォード大学英文科に入学したが、
1年で退学。
99年、俳優ライアン・フィリップと結婚。
同年9月に長女エヴァ・エリザベス出産。 
活躍度 ○↑ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1991年「マン・イン・ザ・ムーン 
      あこがれの人」
     「ワイルド・フラワー」(TM)
1993年「ラスト・ウインド
      /少年たちは砂漠を越えた」
     「みんな愛してる」
1994年「S.F.W./メディアへの銃弾」
1996年「悪魔の恋人」
     「連鎖殺人/逃げられない女」
1997年「恋のから騒ぎ」
1998年「カラー・オブ・ハート」
     「トワイライト」
1999年「ハイスクール白書
      /優等生ギャルに気をつけろ」◇
     「完全犯罪」◇
     「クルーエル・インテンションズ」◇
2000年「アメリカン・サイコ」◆
     「リトル・ニッキー」◆
2001年「キューティ・ブロンド」◇
2002年「メラニーは行く!」◇
2003年「キューティ・ブロンド
      ハッピーMAX」◇ 

その他の出演者:
Victor Garber ....  Professor Callahan 
Jennifer Coolidge ....  Paulette Bonafonte 
Holland Taylor ....  Professor Stromwell 
Ali Larter ....  Brooke Taylor Windham 
Jessica Cauffiel ....  Margot 
Alanna Ubach ....  Serena 
Oz Perkins ....  'Dorky' David Kidney 
Linda Cardellini ....  Chutney Windham 
Bruce Thomas ....  UPS Guy 
Meredith Scott Lynn ....  Enid Wexler 
Raquel Welch ....  Mrs. Windham Vandermark 

User Rating:  6.6/10 (12,137 votes)  
オトーサン、
「おお、高いスコアだ」
リース・ウィザースプーン、好感度ナンバーワン! 

User Comments:
tedgさん
Virginia Beach
2001年7月22日
イヌだ、イヌではない。

そう、また、新手の映画が現れた。
ステレオタイプではないと称しながら、 
恥ずかしげもなく、それを製造する手合いがいる。
ひとつだけ笑える。
やけぱちになってのマスタベーションだ。
ちょっとおかしい。
以下は、ネコの目のコメント。
この映画、ご主人に認めてほしいイヌのお話し。
このワンちゃん、イヤになるほど類型的である。
そのファッション、あまりに、お定まりなので、
非常に腹立たしい。
ホラー映画のような知的な映画なら、 
ユーモアも見出せるが、ここには見当たらない。
物語は、イヌのハーバート入学からはじまって、
どうしようもない状況で悪戦苦闘するのを見せては、
ひとりで悦にいっている。
一例をあげると、年配の女性教授。
彼女は、社会が法科学生に期待する
薄暗いあかりと闘っている。
エルを助手に採用したあと、
彼女が裏に回って画策していると思い込む。
一種のジレンマがある。
エルは、自分が運命の女主人公と思いこんでいるが、
教授は、そうは思わす、イヌの神には無頓着である。
ちょっとしたセクシャルなシーンや
法廷ドラマの場面が、笑わせてくれる。
あなたが、イヌならば、愉快と感じるだろう。

オトーサン、
「ちょっと、ちがうんじゃないかなあ」
そんなにヒドイ映画じゃありません。
ミーハーの女の子なんかに見せたい映画です。
「キミ、40歳になったときの自分想像できる?」
「イヤよ、だって、お先真っ暗だもん!」
でも、この映画のエルをみていると、
自分を信じて、まっしぐらに行けば、
道は開けるという気になってくるはず。
特典映像を見ていたら、監督が漏らしてました。
「へえ、続編が出来るんだ!」
yahoo!ムービーを見たら、
この15日から続編が公開されています。
「キューティ・ブロンド  ハッピーMAX」
ピンク・ファッションで身を固めたエル、
そのストレートな生き方が、前作では、大評判。
さて、彼女、今度はどんな大活躍をみせてくれるか、
なーんて、書いてあります。


ミッドナイト・ラン 

オトーサン、
シネ・スイッチを、お昼に出て迷います。
「Qちゃんの応援に行こうかなあ」
でも、あっと言う間に目の前を通過しそう。
「やっぱり、帰ってじっくりTV見るか」
その前にと、大いそぎで飛びこんだが、山野楽器。
あまり、考えずに買ったのが、このDVDです。

原題:Midnight Run (1988)     
監督:Martin Brest
脚本:George Gallo
Genre: Action /Adventure /Comedy /Thriller
上映時間:126分
あらすじ:
賞金稼ぎのジャック・ウォルシュは、
保釈されたやつをみつけ、連れもどすよう依頼される。
そいつは、前のマフィアの会計士で、
通称、デュークといわれている。
FBIも探しているが、居場所を突き止められない。
ところが、あっという間に、
ジャックがみつけてしまうので、驚く。
10万ドルの報酬を受け取るために、
ジャックは、デュークをNYからロスへ連れていかねばならない。
だが、マフィアにも、FBIにも
もうひとり賞金稼ぎのマーヴィンにも、別の考えがある。
ロスへの大陸横断の旅の間に、ジャックとデュークは、
互いによく知りあった結果、
ふたりの間には、奇妙な友情が生まれる。

出演者:
Robert De Niro ....  Jack Walsh (ジャック)
Charles Grodin ....  Jonathan Mardukas (デューク)
Yaphet Kotto ....  FBI Agent Alonzo Mosely 
                     (モーズリー)
Dennis Farina ....  Jimmy Serrano(セラーノ) 
オトーサン、
「うまい!やっぱり、うまい」
デニーロの上手さは、並みの役者とはちがいます。
とくに、別れた妻との間にできた娘との
再会シーンなんかジーンときてしまいます。
相手役のデュークも、下手なようで上手いのです。
この2人の経歴をみましょう。

ROBERT DE NIRO
ロバート・デ・ニーロ 
誕生日 1943/8/17 
出身 米ニューヨーク 
活躍度 ◎↑ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1965年「マンハッタンの哀愁」
1968年「ブルー・マンハッタンU
      /黄昏のニューヨーク」
1969年「御婚礼ウェディング・パーティー」
1970年「血塗れのギャング・ママ」
     「ブルー・マンハッタンT/哀愁の摩天楼」
1971年「わが心の天使」「生き残るヤツ」
     「ロバート・デ・ニーロのスワップ」 
1973年「バング・ザ・ドラム」「ミーン・ストリート」
1974年「ゴッドファーザーPART2」
      ◆アカデミー助演男優賞
1976年「1900年」「タクシードライバー」
     「ラスト・タイクーン」
1977年「ニューヨーク・ニューヨーク」
1978年「ディア・ハンター」
1980年「レイジング・ブル」
      ◇アカデミー主演男優賞
1981年「告白」
1982年「エリア・カザンの肖像」
1983年「キング・オブ・コメディ」
1984年「恋に落ちて」
     「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」
1985年「未来世紀ブラジル」
1986年「ミッション」
1987年「アンタッチャブル」◆「エンゼル・ハート」
     「ディア・アメリカ/戦場からの手紙」(声)
1988年「ミッドナイト・ラン」
1989年「俺たちは天使じゃない」「ジャックナイフ」
1990年「アイリスへの手紙」「グッドフェローズ」
     「レナードの朝」
1991年「ケープ・フィアー」◇「真実の瞬間」
     「ハート・オブ・ダークネス/コッポラの黙示録」
     「バックドラフト」「ミストレス」
1992年「ナイト・アンド・ザ・シティ」
1993年「恋に落ちたら」
     「ブロンクス物語/愛に包まれた街」
     「ボーイズ・ライフ」
1994年「フランケンシュタイン」◇
1995年「カジノ」◇「ヒート」◇「百一夜」
1996年「マイ・ルーム」「ザ・ファン」◇
     「スリーパーズ」◆
1997年「噂の真相/ワグ・ザ・ドッグ」
     「大いなる遺産」
     「コップランド」◇「ジャッキー・ブラウン」◇
1998年「RONIN」◇
1999年「アナライズ・ミー」◇「フローレス」◇
2000年「ミート・ザ・ペアレンツ」◇
     「ザ・ダイバー」◇
     「ロッキー・アンド・ブルウィンクル」
2001年「15ミニッツ」◇「スコア」◇
2002年「ショウタイム」「容疑者」
     「アナライズ・ユー」 

CHARLES GRODIN
チャールズ・グローディン 
誕生日 1935/4/21 
出身 米ペンシルバニア州ピッツバーグ 
活躍度 △↓ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1964年「求婚専科」
1968年「ローズマリーの赤ちゃん」
1970年「キャッチ22」
1972年「ふたり自身」
1974年「新おしゃれ泥棒」
1976年「キングコング」
1978年「天国から来たチャンピオン」
1979年「サンバーン」
1980年「昔みたい」「縮みゆく女」
1981年「マペットの大冒険」
1984年「ロンリー・ガイ」
     「ウーマン・イン・レッド」
1985年「映画の作り方教えます」
1987年「イシュタール」
1988年「カウチ・トリップ」「恋はあせらず」
     「ミッドナイト・ラン」
1990年「ファイロ・ファックス」
1992年「ベートーベン」
1993年「デーヴ」「愛が微笑む時」「ベートーベン2」
     「ハネムーンは命がけ」
1994年「ジュラシック・ボーイ/恐竜小僧」
     「トラブル・ファミリー」

その他の出演者:
John Ashton ....  Marvin Dorfler 
Joe Pantoliano ....  Eddie Moscone 
Richard Foronjy ....  Tony Darvo 
Robert Miranda ....  Joey 
Jack Kehoe ....  Jerry Geisler 
Wendy Phillips ....  Gail 
Danielle DuClos ....  Denise Walsh 
Philip Baker Hall ....  Sidney 
Tom McCleister ....  Bill 'Red' Wood 
Mary Gillis ....  Bus Ticket Clerk 
John Toles-Bey ....  Monroe Bouchet 
 
User Rating:  7.5/10 (6,874 votes)  
オトーサン、
「おお、高い!」

User Comments:
jmorris-8 さん
Chicago, Illinois
2003年1月31日
すばらしい音楽の実に愉快なコメディ。

私の記憶では、もっとも過小評価された映画である。
デニーロの役は、スゴイ。
デニーロ・フアンには、この映画、必見。
かれのコメディのセンスのすばらしさを分かるには、
数回みたほうがいい。 
デニーロとグローディンの相性は、すばらしい。
グローディンとデニーロは、撮影中、喧嘩したといわれるが、
そのせいか、実にいい感じに仕上がっている。
Danny Elfmanの書いた音楽は、すばらしい。
Slide Guitarの演奏には、文句のつけようがない。
それが、誰だか字幕にはないが、. 
かれの演奏は、まるで、Ry Kooder on Steroidsのようだ。
追跡シーンで流れる音楽は、
ここ何年も聞いたことがないほど素晴らしい。
もし、コレクションにこの映画が入っていなかったら、
ぜひ、買うべきだ。
数ケ月おきに、見たくなる映画である。
登場人物や音楽に、飽きることはないだろう。 

オトーサン、
「2転3転ってもんじゃない。七転び八起きだ」
ロード・ムービーですが、追われているのが2人、
追っ手が3組もあるので、実に複雑な構成です。
それを見事に破綻なくやってのけたのですから、
これは、脚本、編集、そして監督がいいのです。
「Qちゃん、残念だった。
でも、まあ、いいか、名古屋で遭えるかも」
人生、七転び八起き。
アテネへ行こうぜ!
でも、夜中の練習はやめときましょうね。
「ミッドナイト・ラン」からの忠告です。


再見 また逢う日まで 

オトーサン、
銀座4丁目のシネスィッチへ。
ご婦人方が、ずらっと並んでいます。
「再見、ふーん、ツァイツェンか」
映画が終わると、ハンカチを目にあてているひとが
多く目につきました。

原題:Wo de xiong di jie mei (2001)  
   Roots and Branches 
監督:Zhong Yu
Genre: Family 
Country: China 
上映時間:95分
あらすじ:
オトーサン、
「しょうがないなあ。
IMDBは、外国映画に冷たいんだから」
しょうがないので、以下のサイトから転用しましょう。
http://www.stage007.com/cinema/osusume.html

これは、わたしたち家族の物語です。
けっして裕福ではなかったけれど、
とても幸せに暮らしていました。
音楽に囲まれた生活、
コイン入りの餃子を探した晩ご飯のひととき、
けれども、その生活も両親の不慮の死で幕を閉じました。
幼かった私たち兄弟姉妹は、ひとりまたひとりと別の家に、
もらわれて、離れて暮らすことになってしまったのです。
『大きくなったらまた一緒になれる。
やがて悲しみも過去のものになる』
別れの日、兄は私たちに約束しました。
“ツァイツェン、また逢う日まで”
悲劇的な別れから20年の歳月を経て、
ふたたび再開を試みる兄弟姉妹。

出演者:
ジジ・リョン....スーティエン(長女)
ジャン・ウ...  チー・イクー(長男)
オトーサン
「スーティエン、キレイな女優さんだ」
香港の女優さん、はじめて中国本土の映画に出られて
感激したそうです。

その他の出演者:
ヤン・チンウェイ.....(子役)チー・イクー
フー・チョンシュエ...(子役)スーティエン
カオ・ティエンホン....(子役)チー・ティエン
ナー・コーコー.....(子役)チー・ミャオ
ツイ・ジェン....父親
シュ・アイ....チー・ティエン(次男)
チェンシー....チャ−・ミャオ(次女)
デイビット.....デイビット・リー(長女の恋人)

User Rating:  7.6/10 (16 votes) 
オトーサン、
「案外、高いスコアだ」

・2001年スイス・カステリナリア国際青年映画祭
 ゴールデン・キャッスル賞グランプリ受賞
・2002年モスクワ国際児童青少年映画祭
 ブロンズ・テディ・ベア特別賞受賞

User Comments:
Pro Juryさん
2003年7月4日
素晴らしい根っ子、ぼろぼろの枝

これは、4人の兄弟姉妹の物語。 
かれらは、現在、成人して中国の首都で暮らしている。
そのシーンの途中、鮮明な回想が挿入される。
15年前には、愛情いっぱいの両親と
小さな村で子供時代を過ごしていたのだ。
回想シーンの出来は、芸術的である。
子役たちは、みんな自然である。
両親も熱演し、愛情いっぱいである。
言葉に出さなくても、強い家族の絆を感じる。
監督も演技もすばらしいといえよう。
だが、この映画が偉大なものにならなかったのは、
現代のシーンである。
演技、ストーリー、筋運びが、すべて2流。
過去と現在が、同じ映画のようには思えない。
過去のシーンがよく出来ているのに、
現在のシーンは、出来が悪いのだ。 
そこを直したら、すばらしい映画になっただろう。

オトーサン、
「この監督、2流だなあ」
最初、しばらく眠ってました。
でも、4人の子役たちの別離のシーンになると目覚め、
最後の別れのシーンでは、涙が溢れてきました。
「それにしても、この詩は、いいなあ」
 私たち兄弟姉妹は、天から舞う雪のよう
 最初はバラバラだけど、
 地上で溶けて、氷になり....
 やがて、水となって....
 そして永遠に離れない。 
この映画、歴代中国映画興行収入第一位。
それほどの名作とは思えませんが、
ヒットの背景には、人口増を防ぐために、
中国政府が推進しているひとりっ子政策があるようです。
「ああ、大家族のぬくもりがほしい」


私の好きなコトすべて 

オトーサン、
東京・有楽町のビック・カメラへ。
PCのバッテリーが壊れたのです。
「SONYは、けしからん。
こんなものが、2万7000円もする...」
店員「でも、消耗品ですから」
その後、シネ・ラ・セットを通りかかったら、
「ようこそ、不思議の世界へ!」
マルティン・シュリーク監督作品3本を上映中。
「へぇ、今日が初日か、じゃ見ようか」

原題:Vsetko co mam rad (1992)
      Everything I Like 
監督:Martin Sulik
脚本:Ondrej Sulaj / Martin Sulik 
Genre: Drama 
Country: Slovakia 
Language: Czech / Slovak 
上映時間:90分
あらすじ:
オトーサン、
「IMDBは、けしからん」
チェコ映画ということで、差別しています。
しょうがないので、サイトから転載しましょう。
http://theater.nifty.com/db/0000050100/main.jsp

トマスはスロヴァキアの中年男性。
彼は恋人のイギリス人女性アンから
英語を教わっている。
そのアンから、彼は
「こんな何もないところにいないで、
私と一緒にイギリスに来ない?」と言われるが、
トマスはつまみ食いをしていて返事をしない。
「食べるのはやめて」とアンに言われたトマスは、
それをきっかけに断食をはじめる。
トマスには別れた妻との間に
アンドレイという息子がいた。
チェロを学んでいるアンドレイを、
トマスはときどきアンと一緒に車で迎えにいく。
思春期の少年であるアンドレイは、
ときに扱いが難しくなる。
チェロでなにか曲を弾いてくれ、とトマスがいうと、
アンドレイは試験の課題曲を逆さから演奏する。
ある日、トマスが家に戻ってくると、
部屋の中の荷物がすべてなくなっていた。
驚く彼の前に姿を現したのは、前妻のマグダだった。
彼女は、引っ越し業者を雇って、
トマスの家財をすべて運び出したのだ。
ヴァシェクという男性と再婚する予定のマグダは、
トマスに対して「無責任で身勝手だ」となじる。

出演者;  
Juraj Nvota ....  Tomas (トマス)
Gina Bellman ....  Ann(アン)
Zdena Studenkova ....  Magda(マグダ) 
オトーサン、
「うまい役者さんだなあ」
トマスは、ごく平凡な、
でも、真面目に生きている中年男を
淡々と演じていました。
アンは、とても魅力的です。

その他の出演者:
Jiri Menzel ....  Vasek 
Jakub Ursiny   
Rudolf Sloboda ....  Writer 
Anton Sulik   
Viera Topinkova   
Viktor Blaho   
Marta Raslova   
Ol'ga Vronska   

User Rating:  4.7/10 (28 votes)  
オトーサン、
「低いスコアだなあ」

・アカデミー賞外国語部門スロヴァキア代表
・ベストフィルム・オブ・ザ・イヤー
 最優秀スロヴァキア作品
・スロヴァキア映画批評家賞、監督賞受賞 

User Comments:
dromascaさん
Herzlya, Israel
2002年8月15日
共産主義後、雪解け時代の映画

この映画のコメントをするのは、
私が最初のようだ。
サクラと思われるのは、イヤなので、
誰かすぐ続いてほしい。
たったひとりのコメントしか得られないような
映画ではないと思うからだ。
この映画が製作された1992年のチェコは、
鉄のカーテンの崩壊後の過渡期だった。
監督と脚本家たちは、
新たに獲得した自由を満喫し、
新しいテーマやスタイルに挑戦している。
東欧の伝統は、深い心理描写にあり、
それがまだ息づいている。
スローペースなので、
アメリカの早いペースの映画に慣れたひとには、
耐えられないと思う。
大人たちの関係、
大人たちと子供の関係は、
今日では、そう衝撃的ではないが、
共産主義の専横から自由になった人々にとって
新しかったのだろう。
セックスに関することは、それを仄めかことも
ゆるされていなかったからだ。 
(中略)
この映画は、この種のものして
最高のものとはいえないし、
この時代や地域に関心のないひとにとっては、
楽しいいものではないだろう。
だが、共産主義の下で暮らしたものにとっては、
あるいは、少なくとも
共産主義やその後の過渡期の暮らしを
知っているものにとっては、
また、その時代以後、どんなに映画が進歩したか
知っているひとにとっては、 
これは、とても重要な映画なのである。

オトーサン、
「前半、寝ちゃったなあ」
隣にいた女の子もすやすや寝ていました。
でも、その後は、結構楽しめました。
「はじめてビデオカメラを買って、
撮影したときのような喜びに満ちているなあ」
お詫びのしるしに、監督の経歴を紹介しましょう。

マルティン・シュリーク
1962年10月20日ジリーナ生まれ。
1981年、ブラティスラヴァのフィルム・アカデミー
に入学し、映画の演出を学ぶ。 
1986年、同学校を卒業。
1991年「Tenderness (Neha)」で長編デビュー。
翌年監督した第2作目「私の好きなモノすべて」が
大ヒットし、
スロヴァキアで1992年の
ベスト・フィルム・オブ・ザ・イヤーに選ばれた。
さらに1995年に制作した「ガーデン」は
第68回アカデミー賞スロヴァキア代表として
ノミネートされる他、
その評価は国内にとどまらず、
数々の国際映画祭で称賛を得た。
1997年「私の好きなモノすべて」で
主役を演じたユライ・ヌゥオタの娘を起用した
「不思議の世界絵図」を完成、
その後も1998年「Praha ocima」,
2000年「Krajinka」と
意欲的に作品を生み出している。
又、映画だけでなく、「Matka(Mother)」で
舞台演出も手がけている。


マグダレンの祈り 

オトーサン、
これ、予告編をみて、
「面白そう!」と思ったのです。
見逃したと思いきや、やっている映画館を発見!
急遽、見にいきました。

原題:Magdalene Sisters, The (2002)     
監督・脚本:Peter Mullan
Genre: Drama 
Rated R for violence/cruelty, nudity, 
    sexual content and language.
Country: UK / Ireland 
Language: English 
上映時間:119分
あらすじ:
60年代のアイルランド。
4人の娘が、マグダレン修道院に送られた。
その罪深い行動を矯正するためである。
クリスピーナとローズは、未婚の母の子として誕生。
マーガレットは、従兄弟にレイプされた。
孤児のベルナデットは、少年たちにいたずらする。
修道女の監督の下、彼女らは、洗濯室で働く。
サディスティックな懲罰によって、
何が何でも、言うなりにさせられる。
死人が出るなか、何人かが対抗策を考えはじめる。

出演者:  
Nora-Jane Noone...  Bernadette(ベルナディット) 
Eileen Walsh....Crispina/Harriet(クリスピーナ) 
Geraldine McEwan ....  Sister Bridget(修道女) 
オトーサン、
「この2人、ド迫力だ!」
最後に逃亡するベルナディット、
若いのに、ふてくされた感じが最高。
気が狂って、精神病院に送られるクリスピーナ、
この女優さん、出歯のブスですが、
子を愛する母親役で、ものすごい演技を披露。
以下の経歴は手抜き、評価も間違いでしょう。

EILEEN WALSH
アイリーン・ウォルシュ 
誕生日 ?
出身 ?
活躍度 ▲→ 
演技幅 個性 
演技力     ☆☆★★★★ 
アクション ☆☆★★★★ 
コメディ   ☆☆★★★★ 
出演作 
1999年「ジャニスのOL日記」◇
          「仮面令嬢」 

オトーサン、
「しょうがないなあ」
IMDBにも出ていません。
ようやく、公式サイトで経歴を発見しました。

サミュエル・ベケット・センターと
ダブリンのトリニティー・カレッジで学んだ後、
イギリス全土の舞台で活躍。
映画出演作には
スティーブン・フリアーズの“TheVan”(96)、
“Spaghetti Slow”(96)、
“The Last Bus Home”(97)などがあり、
マイク・フィッギス監督の『仮面令嬢』(99)では
ピーター・ミュラン(*)と共演した。
主役のジャニスを演じた『ジャニスのOL日記』
(99)でイギリス・インディペンデント・フィルム賞
の新人賞にノミネートされている。
舞台でも活躍し、リン・パーカーの“Danti Dan”、
パット・キアナン演出の“Phaedra’sLove”、
“Disco Pigs”など。
“Disco Pigs”は96年のダブリン演劇祭で
ベスト・フリンジ賞を受賞し、アイリーンも
翌年のエジンバラ・フリンジファースト賞を受賞した。
*ミーターミュラン監督は、俳優でもあるのです。

その他の出演者:
Anne-Marie Duff ....  Margaret
Dorothy Duffy ....  Rose/Patricia 
Mary Murray ....  Una 
Britta Smith ....  Katy 
Frances Healy ....  Sister Jude 
Eithne McGuinness ....  Sister Clementine 
Phyllis MacMahon ....  Sister Augusta 
Rebecca Walsh ....  Josephine 
Eamonn Owens ....  Eamonn, Margaret's brother 
Chris Simpson ....  Brendan 
Sean Colgan ....  Seamus 
Daniel Costello ....  Father Fitzroy 

User Rating:  8.1/10 (1,670 votes)  
オトーサン、
「おお、高いスコアだ」
8点台なんて、
そう滅多にお目にかかれるもんじゃありません。
ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞しました。

User Comments:
ftm68_99 さん
Austin, TX
2003年9月17日
このテーマなら、ドキュメンタリー向きか。

これは、サドマゾの演習問題である。
事実かどうかは、実は、問題ではない。
この映画は、事実に基づくと言われれば、
眼前に展開する苦悩の数々を、
あるいは、ゆっくり楽しめるかも知れないが。
何はともあれ...
演技は、非常によい。
舞台の雰囲気もすばらしい。
撮影もいい。
脚本は、ヒドイ。
ストーリーは、うーん...
筋書きのいくつかは、前もって先が読める。
そう、裸の少女たちがシャワーを浴びている。
ふむふむ。
従兄弟が部屋に戻ってきて、レイプする。
ふむふむ。
彼がドアをロックする。
やっぱり。あーあ...
結局は、意図するにせよしないにせよ、
少女たちは搾取され、目も当てられない状態になる。
そんなひどい仕事だが、俳優たちは、
報酬を受け取り、またその仕事で広く賞賛される。
こんな社会習慣が、いまだに流行しているのを
見せてくれるからだ。

オトーサン、
「よくできた社会派映画だ!」
何でも、ピーター・ミュラン監督の願いは
「権威・権力の間違った行使への“問いかけ”により
真実を認識し、被害者との間での和解の道を歩む事」
たまたま、これは修道院で起こったことですが、
行政、司法、立法の分野で、どこでもみられます。
小泉さん、石原さん、鈴木さん、田中さん、
誰もが犯す過ちなのです。
でも、真実をみとめ、和解なんかしようとしない
現実があるのも、事実です。


マトリックス・レボリューションズ 

オトーサン、
「評判の第3作、最終編。
出来はどうかなあ?宣伝は、すごいけれども」
ほんとに、みんな見に行くのでしょうか?
「やっぱり、行くんだろうなあ」

原題:Matrix Revolutions, The (2003)     
監督・キャラ:Andy Wachowski/ Larry Wachowski
Genre: Action / Thriller / SF 
Rated R for sf violence and brief sexual content.
上映時間:129分 
あらすじ:
機械兵器は、ザイオンめがけて掘り進む。
数時間以内に、無数の彼らが侵入し、
人類を絶滅させるだろう。
一方、ネオは、メロビンジアンの手で、
鉄道駅に虜囚の身となっていた。
トリニティとモーフィアスは、
奇妙な列車の運転手からネオを解放しようと急ぐ。
スミスは、"Mr. Anderson" を殺すべく、捜査中。
リアルワールドへの身分証明を示しながら、
マトリックスの内部プログラムを作動させる。
すべての望みは、自由になったネオにかかっている。
最終的にスミスを葬り、破壊から王国を守ろうと、
ネオは、トリニティとともに、ロゴス号に乗って、
マシン・シティへと急行する。
しかし、彼の新しい力をもってしても、
勝利を収めることはできるだろうか?

出演者:  
Keanu Reeves ....  Neo(ネオ) 
Hugo Weaving ....  Agent Smith(スミス)
Laurence Fishburne...  Morpheus(モーフィアス) 
オトーサン、
「ネオ、ご苦労さま」
「スミス、多すぎるよ、いくら何でも」

その他の出演者:
Carrie-Anne Moss ....  Trinity 
Mary Alice ....  The Oracle 
Tanveer Atwal ....  Sati 
Helmut Bakaitis ....  The Architect 
Kate Beahan ....  Coat Check Girl 
Francine Bell ....  Councillor Grace 
Monica Bellucci ....  Persephone 
Rachel Blackman ....  Charra 
Ian Bliss ....  Bane 
Zeke Castelli ....  Operations Officer Mattis 
Sing Ngai ....  Seraph  
Essie Davis ....  Maggie 
Nona M. Gaye ....  Zee  
Lachy Hulme ....  Sparks 
Christopher Kirby ....  Mauser
Peter Lamb ....  Colt 
Nathaniel Lees ....  Mifune 
Harry J. Lennix ....  Lock  
Robert Mammone ....  AK 
Maurice Morgan ....  Tower Soldier 
Tharini Mudalair ....  Kamala 
Robyn Nevin ....  Councillor Dillard 
Genevieve O'Reilly ....  Officer Wirtz 
Harold Perrineau Jr. ....  Link
Jada Pinkett Smith ....  Niobe 
Rupert Reid ....  Lock's Lieutenant 
Kevin Michael Richardson ....  Deus Ex Machina
David Roberts ....  Roland 
Bruce Spence ....  Trainman 
Che Timmins ....  Radio Bunker Man 
Gina Torres ....  Cas 
Clayton Watson ....  Kid 
Cornel West ....  Councillor West 
Bernard White ....  Rama-Kandra 
Lambert Wilson ....  Merovingian 
Anthony Wong ....  Ghost 
Anthony Zerbe ....  Councillor Hamann 

User Rating: 6.5/10 (393 votes) 
オトーサン、
「これがいいとこ」
前作のスコアは、7.4でした。
CG乱用の弊害がモロに出ています。
スミスなんか、コピー&ペーストでつくれますよね。
「まあ、根気がいるけれど」

User Comments:
iwatcheverythingさん
Texas, USA
2003年11月4日
一体、何を考えているのやら?

このすばらしいアクション映画シリーズに、
一体、何が起きたのだ? 
前2作は、高度に知的な映画を狙ったものの、
失敗した。第1作が、ベストだったのだ。
前2作をまだ見ていなかったら、
この映画なんか見ないほうがいい。 
長い間、待ち望んだだけに、失望もまた大きかった。
でも、「マトリクス・リローデッド」が好きなら、
この映画も好きになるだろうが。
みんなが映画を見ないようにはしたくないので、
厳しい批評はさし控えよう。
待望の三部作の結末には、がっかりした。
そう言うだけにとどめよう。
結末への期待が大きすぎたのだろう。
「ロード・オブ・ザ・キング 王の帰還」が、
よい出来になるように、みんなと一緒に祈ろう。
第1作と似たようになるように。
アクションを増やし、おしゃべりを減らせ。

オトーサン、
「ふーん、こりゃ、
楽しもうと思ったら、コツがいるな」
1)最初に、トイレに行っておくこと。
  129分と長いのです。
2)最初の30分は、寝ておくこと。
  肝心のところで、眠くなる。
3)戦闘シーンは、花火大会と思って鑑賞する。
  兵器の弾込めに手間取っていたり、
  理性的に考えると、おかしくなる。
4)キアヌは、不死身と思ってはいけない。
  そう思うと、せっかくひねりが楽しめない。
5)女優陣に女らしさを期待してはいけない。
  兄弟監督は、女性を描くのが下手なのです。
6)いたづらに、CG多用を責めない。
  CG技術は、ここまできたかと単純に感動する。
6)この映画の意味を深く突き詰めない。
  最後のシーン、9.11後のNYの摩天楼を
  思い出させますが、観客サービスと割り切る。


潮風のいたずら 

オトーサン、
「爽やかな青春映画かな?
彼女の長い髪が潮風のいたづらで、
理想の彼氏にまつわりついたりして...」
でも、そんなロマンティックなものでは
ありませんでした。
社民党ではないですが、現実は、キビシーイ。

原題:Overboard (1987)     
監督:Garry Marshall
脚本;Leslie Dixon 
Genre: Comedy / Romance 
上映時間;106分
あらすじ:
金持ち女のジョアンナが、田舎の大工を雇った。
ヨットにクローゼットをつくってもらうためだ。
当然のことながら、ふたりは、相容れない。 
大工のディーンに金を支払わずに、
ヨットは出航してしまう。
翌日、ジョアンナは、ヨットから転落して、
記憶を喪失する。
ディーンは、そんな彼女をTVニュースでみて、
金を取り戻すそうと企む... 
彼女は、オレのワイフだ。
ただ働きの家政婦を雇ったようなもの。 
母親だからといって、4人のガキの面倒もみさせる。

出演者:
Goldie Hawn ....  Joanna Stayton/Annie Proffitt 
(ジョアンナ・ステイトン/ アニー・プロフィット)
Kurt Russell ....  Dean Proffitt (ディーン)
Edward Herrmann .... Grant Stayton III
               (グラント)
オトーサン、
「女って、化け物だなあ」
金持ちの鼻持ちならぬ女ジョアンナと
身体を休めるヒマもないほど、働きづくめの主婦。
まったく、正反対の役をこなすのですから、
ゴールディ・ホーンは、大したものです。 、
大工役のカート・ラッセルの演技力は、実証ずみ。
この2人、夫婦だったので、息の合うこと。
では、長くなりますが、2人の経歴をみましょう。

GOLDIE HAWN
ゴールディ・ホーン 
誕生日 1945/11/21  
出身 米ワシントンD.C. 
68年「ファミリー・バンド」で映画デビュー。
69年「サボテンの花」で
アカデミー助演女優賞受賞。
これまで3度結婚し、離婚。
3度目の結婚相手で歌手のビル・ハドソンとの間に
出来た娘に女優ケイト・ハドソンがいる。
俳優カート・ラッセルとの間にも一児がいる。 
活躍度 △→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1968年「ファミリーバンド」
1969年「サボテンの花」アカデミー助演女優賞
1970年「THERE'S A GIRL IN MY SOUP」
1971年「バンクジャック」
1972年「バタフライはフリー」
1974年「続・激突!カージャック」
     「THE GIRL FROM PETROVKA」
1975年「シャンプー」
1976年「THE DUCHESS AND THE DIRTWATER FOX」
1978年「ファール・プレイ」
1979年「VIAGGIO CON ANITA」
1980年「プライベート・ベンジャミン」
     「昔みたい」
1982年「結婚しない族」
1984年「スイング・シフト」
     「ゴールディ・ホーンのアメリカ万才」
1986年「ワイルドキャッツ」
1988年「潮風のいたずら」
1990年「バード・オン・ワイヤー」
1991年「幸せの向う側」
     「トワイライト・サマー」
1992年「ハウスシッター/結婚願望」
     「永遠に美しく…」
1996年「世界中がアイ・ラブ・ユー」
     「ファースト・ワイフ・クラブ」
1999年「アウト・オブ・タウナーズ」
2001年「フォルテ」
2002年「バンガー・シスターズ」

KURT RUSSELL
カート・ラッセル 
誕生日 1951/3/17 
出身 米マサチューセッツ州スプリングフィールド 
12才からディズニー専属の子役として活躍し、
「テニス靴を履いたコンピューター」など
10本近いディズニー映画に出演。
「ジェミーの冒険旅行」(TVシリーズ)などで
アイドルとなった後、
プロ野球選手の父の影響で同じ道を目指すが、
肩を故障し、断念。
1979年、ジョン・カーペンター監督作品
「ザ・シンガー」(TV映画)のプレスリー役で
エミー賞候補となり、以後本格的に俳優活動を再開。
数々のアクション大作映画に出演し、
アクション・スタートしての地位を固める。 
カート・ラッセルは、
どんな役柄にも対応できる演技幅の広い
アクション俳優。
ともすれば、映画の中で二大アクション・スターが
共演すると、バランスが悪くなることが多いが、
ラッセルの場合、どんな俳優と組んでも、
自分の役柄に合わせた演技が出来、
映画を壊すことは決してない。
押し引きの演技を実に心得ている。
S・スタローンと組んだ
「デッド・フォール」(1989)、
ウィリアム・ボールドウィンと組んだ
「バックドラフト」(1991)、
スティーブン・セガールが
早々に抜けてしまったにもかかわらず、
映画を壊さなかった「エグゼクティブ・デシジョン」
などがいい例である。
しかし、ラッセルが最も力を発揮するのは、
自分が主役の映画となった時である。
彼は、まわりが無名の俳優でも、
自分一人で映画を引っ張るだけの演技力と
ふきかえなしのアクションをするだけの力を
持っている。
最近の「ブレーキ・ダウン」、「ソルジャー」は
彼の存在で映画がなりたっているといっても、
過言ではない。 
活躍度 ○→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆☆★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1963年「ヤング・ヤング・パレード」
1964年「マードックの拳銃」
1966年「歌声は青空高く」
1968年「ファミリー・バンド」
     「赤いリボンに乾杯」
1970年「テニス靴をはいたコンピューター」
1971年「愚者の行進」「ハダシの重役」
1972年「そら、見えたぞ、見えないぞ」
1975年「世界最強の男」◇
1980年「ユーズド・カー」◇
1981年「きつねと狩人」(声)
     「ニューヨーク1997」◇
1982年「遊星からの物体X」◇
1983年「シルク・ウッド」◇
1984年「スイング・シフト」◇
1985年「殺しの季節」「タッチダウン’90」
1986年「ゴーストハンターズ」◇
1988年「潮風のいたずら」◇
     「テキーラ・サンライズ」◇
     「ウィンターピープル」◇
1989年「デッド・フォール」◇
1991年「バックドラフト」◇
1992年「不法侵入」◇「キャプテン・ロン」◇
1994年「トゥームストーン」◇
      「スターゲイト」◇
1996年「エグゼクティブ・デシジョン」◇
     「エスケープ・フロム・LA」◇
1997年「ブレーキ・ダウン」◇
1998年「ソルジャー」◇
2001年「バニラ・スカイ」◆「スコーピオン」◇
2002年「ダーク・スティール」◇ 

その他の出演者;
Katherine Helmond ....  Edith Mintz 
Michael G. Hagerty ....  Billy Pratt 
Roddy McDowall ....  Andrew 
Jared Rushton ....  Charlie Proffitt 
Jeffrey Wiseman ....  Joey Proffitt 
Brian Price ....  Travis Proffitt 
Jamie Wild ....  Greg Proffitt 
Frank Campanella ....  Captain Karl 
Henry Alan Miller ....  Dr. Norman Korman 
Frank Buxton ....  Wilbur Budd 
Carol Williard ....  Rose Budd 
Doris Hess ....  Adele Burbridge 

User Rating:  6.1/10 (3,663 votes)  
オトーサン、
「おお、なかなかのスコアだ」

User Comments:
Andrew David Brownさん 
Gloucester, England
1999年9月12日
ゴールディ、ガンバッテル。

これは、ゴールディ・ホーンが、1980年代に
演じた最良の映画のひとつだろう。
彼女とカートは、絶妙のコンビだ。
小生意気な金持ち女が、
記憶喪失になって、
一時期、雑用に追われ、
4人の子供の面倒をみる姿をみるのは、
当然の報いとはいえ、快感である。
若干、筋書きが読めるものの、
甘くてこっけいなシーンがある。

オトーサン、
「なかなか面白かった」
ベテラン役者のかけあい漫才も面白かったし、
悪ガキ4人組の活躍も見ものです。
でも、この映画の魅力は、脚本でしょう。
金持ちと貧乏人の暮らしと生き様の対比に加えて、
潮風の大海原と静かな森の対比も楽しめます。
1本の料金で、2本立ての映画を見るようなもの。
お買い得(借り得)と言っておきましょう。


アメリカン・サマー・ストーリー 

オトーサン、
「やあ、面白かった。
第2作、出来がいいといいんだが。どうかなあ?」
邦題が「アメリカン・サマー・ストーリー」となり、
監督も代わっているので、心配です。

原題:American Pie 2 (2001)     
監督:James B. Rogers
原作:David H. Steinberg 
原作・キャラ・脚本:Adam Herz 
Genre: Comedy  
Rated R for strong sexual content, crude humor, 
    language and drinking.
上映時間:105分
あらすじ:
大学での1年が過ぎて、
学生仲間は、夏休みを愉快に過ごそうと再会。
ジムは、セックス下手を克服せんと
プロムのデート相手、ミシェルに助けを求める。
思いがけないことに、ナディアから電話があって、
会いにくるので、それに備えようというのだ。
一方、ケビンとヴィッキーは、
破局のあと、気まずい状態になっている。
オズは、海外留学をしたヘザーと長距離恋愛中。
フィンチは、日本の性愛術・タントラを修行中。
そのフィンチと犬猿の中なのが、スティフラー。
さあ、どんな行動をするのだろうか?

出演者:
Jason Biggs ....  Jim Levinstein (ジム)
Shannon Elizabeth ....  Nadia(ナディア) 
Chris Klein ....  Chris 'Oz' Ostreicher(オズ) 
Eugene Levy ....  Jim's Dad(ジムのパパ) 
オトーサン、
「パパ役が、いいなあ」
おせっかいなパパは、一生懸命に息子のジムに
セックスの知識を与えようとするのです。
その姿が、哀歓を呼びます。

その他の出演者:
Alyson Hannigan ....  Michelle Flaherty 
Thomas Ian Nicholas ....  Kevin Myers 
Natasha Lyonne ....  Jessica 
Tara Reid ....  Vicky Lathum 
Seann William Scott ....  Steve Stifler 
Mena Suvari ....  Heather 
Eddie Kaye Thomas ....  Paul Finch 
Chris Owen ....  Chuck Sherman 
Molly Cheek ....  Mrs. Levinstein 
Denise Faye ....  Danielle 
Lisa Arturo ....  Amber 

User Rating:  6.3/10 (15,123 votes)  
オトーサン、
「おお、高いなあ」
第2作でも、このスコアはリッパです。
登場人物がいきいきしているからでしょう。

User Comments:
Becksadlerさん 
Pforzheim, Germany
2003年5月1日
悪くはないが、そうよくもない !

「アメリカン・パイ」第1作を見た後、
第2作の上映を待ちきれなかった。
そう、ようやく見ることができた。
初日に見にいった。
それで、どうだったかというと、がっかり。
全く新手のジョークがいくつかあったものの、
正直いって、50%は、第1作より悪かった。
全く新しい筋書きという触れ込みだったが、
新しくなんかなかった。
この程度のものなら、低予算の映画で
いくらでも見ることができる。
45分以内に退屈でたまらなくなる。
だが...
 「アメリカン・パイ3」の上映が、待ち遠しい。 
題名は、" American Wedding "だそうだ。
また、いい映画だといいんだが !
だが、ステイフラーのパパ役の Tim Allensに
期待したい。

オトーサン、
「そうか、初体験を終えると、
次の難関は、セックス下手の克服か。
若いひとは、いろいろあって大変だなあ」
前作でもそうですが、シモネタがバツグンでした。
ジムのパパいわく・
「テニスの壁打ちばかりやっていると
パートナーがほしくなるだろう。
オナニーも、それと同じだ」
友人のひとり、いわく。
「あまえのアレって
取扱説明書がいるんじゃないの」


アメリカン・パイ 

オトーサン、
「見たような気がするなあ?」
でも、索引を見ると、ちがっていました。
「覚えやすい題名だったせいかなあ?」

原題:American Pie (1999)     
監督:Paul Weitz/ Chris Weitz
脚本:Adam Herz
Genre: Comedy / Romance
Rated R for strong sexuality, 
    crude sexual dialogue, 
    language and drinking, 
    all involving teens.
上映時間:95分
あらすじ:
高校のパーティで、
4人の友人たちが、ともに童貞を失うのは、
そう簡単なことではないことを悟る。
だが、卒業前に何とかしなくてはいけない。
自分たちを鼓舞するため、
1番乗りするという誓いを結ぶ。
プロムこそ、絶好のチャンス。
運命の日は近づき、
かれらは、誰が幸せ者になるかと思う。
だが、本当にやりたいのだろうか?

出演者:
Jason Biggs ....  Jim Levinstein(ジム) 
Shannon Elizabeth ....  Nadia(ナディア) 
Chris Klein ....  Chris 'Oz' Ostreicher
                (オズ)
オトーサン、
「ジム、いい奴だなあ」
生真面目で、不器用で、どこか憎めない奴。
ジェイソン・ビッグスが好演しています。
ナディア役のシャノン・エリザベスは、
ただの美人。 
では、早速、2人の経歴を見てみましょう。

JASON BIGGS
ジェイソン・ビッグス 
誕生日 1978/5/12 
出身 米ニュージャージー州ポンプトン・プレインズ 
5歳の頃からテレビや舞台に出演。
13歳の時「CONVERSATIONS WITH MY FATHER」で
ジャド・ハーシュの相手役を務めて、
ブロードウェイデビュー。
テレビではソープオペラ「AS THE WORLD TURNS」の
ピート・ウェンドール役で知られる。
「アメリカン・パイ」では交換留学生ナディアに
振り回される主演のジム役。 
活躍度 △↑ 
演技幅 個性 
演技力     ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆★★★★ 
コメディ   ☆☆☆★★★ 
出演作 
1999年「アメリカン・パイ」◇
2000年「恋は負けない」◇
2001年「アメリカン・サマー・ストーリー」◇
          「マテリアル・ウーマン」
     「ジェイ&サイレント・ボブ 
            帝国への逆襲」◆
     「私は「うつ依存症」の女」 

SHANNON ELIZABETH
シャノン・エリザベス 
誕生日 1973/9/7  
出身 米テキサス州ヒューストン 
テキサス州ウェイコーツ育ち。
高校卒業後、ニューヨークに出てモデルになる。
現、ロサンゼルス在住。
舞台では「ガラスの動物園」「オズの魔法使い」
「マイ・フェア・レディ」の地方公演に
出演経験を持つ。
96年「ブラスト/沈黙のテロリスト」で
映画デビュー。
ほか「アメリカン・パイ」では
交換留学生のセクシーな女性ナディア役。 
活躍度 △→ 
演技幅 個性 
演技力     ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ   ☆☆☆★★★ 
出演作 
1996年「ブラスト/沈黙のテロリスト」
          「キラー・スノーマン」
1999年「アメリカン・パイ」◆「孤独の中の光」
2000年「最終絶叫計画」◆
2001年「アメリカン・サマー・ストーリー」◆
     「トムキャッツ
       /恋のハメハメ猛レース」◆
     「13ゴースト」◆
     「ジェイ&サイレント・ボブ 
      帝国への逆襲」 

その他の出演者:
Thomas Ian Nicholas ....  Kevin Myers 
Alyson Hannigan ....  Michelle Flaherty 
Tara Reid ....  Vicky Lathum 
Eddie Kaye Thomas ....  Paul Finch 
Seann William Scott ....  Steve Stifler  
Mena Suvari ....  Heather 
Eugene Levy ....  Jim's Dad 
Natasha Lyonne ....  Jessica 
Jennifer Coolidge ....  Stifler's Mom 
Chris Owen ....  Chuck Sherman 
Clyde Kusatsu ....  English Teacher 
Lawrence Pressman ....  Coach Marshall 

User Rating:  6.9/10 (28,816 votes)  
オトーサン、
「おお、高いスコアだ」

User Comments:
Tom Blackさん
Boardman, Ohio
1999年7月27日
おいしいキャンディ。

よい映画の成分をすべて含んでいる。
1)最初の性体験を扱った脚本。
  人間の条件の基本中の基本ではないだろうか? 
2)明らかにフィクションなのだが、
  臆病さや不安といった10代の感じが
  よく出ている。
3)よく書かれたいるし、
  若者たちがめぐらす戦術が
  先読みできないところがいい。
  実社会では物事は思うように行くはずはない。
4)配役は、有望な新人たちを起用している。
  顔見知りになれそうな気になる。
5)成分は、ステキな陽気な瞬間の数々。
この映画、ステキなせりふ、愉快なシーンに
あふれている。
観客は、10代から中年まで。 
みんな大笑いしていたのが、印象的だった。

警告:この映画は映倫指定。
若い人のセックスとアルコールが出てくる。
そんなの大嫌いというひとは、見ないほうがいい。
そうでないひとなら、楽しめると思う!!
☆☆☆だ!!! 

オトーサン、
「そうなんだ。この年頃の男の子て、
頭の中は、アレのことで一杯なんだよなあ」
股間のイチモツ、未使用チンポ(原文のママ)を
もてあましているのです。
その生態をあからさまにユーモラスに描いています。
Paul WeitzとChris Weitzの兄弟監督に乾杯。
とても、新人監督とは思えません。
丁寧にバカ騒ぎをとっています。
ところで、「アメリカン・パイ」の題名の由来は、
ジムの愚かな行為からきているのですが、
とても、ここでは、書けません。
映画をみて、ご確認ください。


北京ヴァイオリン 

オトーサン、
「おお、いまごろ、やってる!」
これって、去年見逃した映画です。
いわゆる名画のせいか、観客はおばさんばかり。
娘時代、ヴァイオリンのお稽古に通ったのかも。

原題:He ni zai yi qi (2002)     
監督:Kaige Chen
脚本:Kaige Chen / Xiao Lu Xue 
Genre: Drama 
Rated PG for mild language and 
      thematic elements.
Country: China / South Korea 
Language: Mandarin 
上映時間:112分
あらすじ:
若いヴァイオリニストのサイチェンとその父親は、
田舎の町から北京に出る。
権威ある音楽学校のオーディションを受けるためだ。
新生活になれるのは、難しかったが、
前途に希望をもち、稽古にはげむ日々。
国際コンクールに出場できるかも知れない。
だが、ある秘密を知らされて、
サイチェンは、激しく動揺する。
この先、どういう人生を送るべきだろうか。 

出演者:  
Yun Tang ....  Liu Xiaochun (チュン)
Peiqi Liu ....  Liu Cheng (チェン)
Hong Chen ....  Lili (リリ)
オトーサン、
「いやあ、うまい!
父親役のリュー・ペイチーは、どうぅてことのない
そこらのオジサンなのですが、庶民の哀歓を体現。
そして、隣家の若い女性リリの自由奔放さ。
寡黙な少年チュンの起用といい、
実に、見事な配役です。

その他の出演者:
Zhiwen Wang ....  Prof. Jiang 
Kaige Chen ....  Prof. Yu Shifeng 
Qiang Chen ....  Hui 
Qing Zhang ....  Lin Yu 
Hye-ri Kim ....  Prof. Yu's Wife 
Bing Liu ....  Debao 
Ru-Yun Tang   

User Rating:  7.2/10 (294 votes)  
オトーサン、
「いいなあ。高いスコアは当然だ!」

User Comments:
eah さん
Dallas, Texas
2003年6月24日
すばらしい映画だ!

この映画の先行上映のあと、 
出席しておられたチェン・カイコー監督は、
こう語っていた。
この映画の主題は、中国における個人の選択である。
共産党は、個人主義を毛ギライしていた。
見合い結婚が何世紀もフツーのことだったし、
個人の選択というのは、
前の世代と最近の世代とでは、
全く違った受け止められ方をしていたのだった。
中国は、大きな社会変化の最中にあり、
いくつかは、目に見えるものであるが、
目にみえないが、重要な変化も起きている。
この映画は、それを実によく捉えている。
他のユーザーコメントを読んで、妙な感想を持った。
はっきり言うと、間違っている。
中心的テーマを取りちがえているのだ。
ひどいものだ。
皮肉屋すぎて、批評的に見ることができないのか、
あるいは、深読みしすぎるのかも。
これは、すばらしい映画なのだ! 
 
オトーサン、
「陳凱歌監督は、天才だ」 
感情の波を巧みに操作できる稀有の才能の持ち主。
最初から最後まで、翻弄されました。
細部にいたるまで、計算され尽くしています。
それでいて、自然な心の動きなのです。

CHEN KAIGE
チェン・カイコー(陳凱歌) 
誕生日 1952 
出身 中国・北京 
監督作 
1984年「黄色い大地」
1986年「大閲兵」
1987年「子供たちの王様」
1991年「人生は琴の弦のように」
1993年「さらば、わが愛/覇王別姫」
1996年「花の影」
1999年「始皇帝暗殺」
2001年「キリング・ミー・ソフトリー」 

オトーサン、
この映画に出てくる数々の名曲に酔いました。
「チゴイネルワイゼンか。なつかしいなあ」
クラシック音楽から遠ざかっていますが、
少年の頃、友達の家で聞いたモーツアルトの
「アイネクライネ・ナハト・ムジーク」を
今夜は、ひさしぶりに聴いてみましょうか。


普通じゃない 

オトーサン、
「おっ、今日もキャメンロン・ディアスか」
選んだわけではないのですが、
底抜けに明るいキャラの彼女、
やはりコメディに向いているのでしょう。
「世の中に、不幸なひとがこんなに多いのに、
ひとりで、はしゃいじゃって....」

原題:Life Less Ordinary, A (1997)   
監督:Danny Boyle
脚本:John Hodge 
Genre: Drama / Romance / Comedy / Crime 
Rated R for violence and language.
Country: UK / USA 
Language: English 
上映時間:103分
あらすじ:
ユアン・マクレガーの役は、ロスの清掃夫。
解雇された腹いせに、社長令嬢を人質にとる。
一方、2人の天使がいる。
地球上の人間関係を司どっているが、 
不釣合いなカップルを相思相愛にせよと
気の進まない任務を命じられる。
だが、天使たちは、成功する。
社長令嬢は、清掃夫のひとさらいに恋をし、
父親に巨額の身代金を吹きかけるのだ。

出演者:
Ewan McGregor ....  Robert Lewis (ルイス)
Cameron Diaz ....  Celine Naville (セリーヌ)
Ian Holm ....  Naville(父親) 
オトーサン、
「相変わらず、子供っぽいなあ。
何で、こう人気があるんだろう?」
「スター・ウォーズ」ですっかり有名になった
ユアン・マクレガー、うまい演技とは思えません。
キャメロン・ディアスも、そののびやかな肢体を
鑑賞する人が多いのでしょうか。
演技がうまいとは、とても言えませんね。
でも、ふたりが"Over the Sea"を歌って、
踊ったシーンは、印象的でした。
「下手だなあ。音痴か?お前ら」

EWAN McGREGOR
ユアン・マクレガー 
誕生日 1971/3/31  
出身 英スコットランド・パース州クリーフ 
16歳で学校を卒業し、
パース・レパートリー・シアターで
裏方の仕事に従事しつつ、舞台の経験を積む。
その後、ギルドホール音楽演劇学校で
3年間演劇を学ぶ。
92年テレビドラマ「カラーに口紅」の
主役に抜粋され俳優デビュー。
93年「BEING HUMAN」で映画デビュー。
ダニー・ボイル監督の「シャロウ・グレイブ」や
「トレインスポッティング」で注目され、
同監督の「普通じゃない」にも出演。
99年「チューブ・テイルズ」の一話を担当し、
監督デビューを果たした。 
活躍度 ○↑ 
演技幅 適応 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1993年「ユアン・マクレガーの赤と黒」(TM)
1995年「シャロウ・グレイブ」
     「ブルージュース」
     「ピーター・グリーナウェイの枕草子」
1996年「トレインスポッティング」「エマ」
     「ブラス!」
1997年「普通じゃない」「悪魔の口づけ」◇
     「ナイトウォッチ」◇
1998年「ベルベッド・ゴールドマイン」◇
     「氷の接吻」◇「リトル・ヴォイス」◇
     「マネートレーダー銀行崩壊」◇
1999年「スター・ウォーズ エピソード1
      /ファントム・メナス」◇
2000年「ノーラ・ジョイス 或る小説家の妻」◇
2001年「ムーラン・ルージュ」◇
     「ブラックホーク・ダウン」◇
2002年「スター・ウォーズ エピソード2
      /クローンの攻撃」◇
2003年「恋は邪魔者」◇

その他の出演者:
Holly Hunter ....  O'Reilly
Delroy Lindo ....  Jackson 
Dan Hedaya ....  Gabriel 
Ian McNeice ....  Mayhew 
Frank Kanig ....  Ted 
Mel Winkler ....  Francis 'Frank' Naville 
Stanley Tucci ....  Elliot Zweikel 
Anne Cullimore Decker... Violet Eldred Gesteten
K.K. Dodds ....  Lily 
Tony Shalhoub ....  Al 
Christopher Gorham ....  Walt 
Maury Chaykin ....  Tod 
 
User Rating:  6.4/10 (6,192 votes)  
オトーサン、
「へえ、案外、高いんだ」
ユアン・マクレガー・フアンの組織票かも。

User Comments:
Robert Clarkeさん
Wrexham, Wales
1999年4月22日
これって、コメディ?
信じられない!

控えめに言って、がっかり。
面白そうだと思って買ったのに、間違っていた。
はじめは、よかったが、
(でも、ゆーったりしすぎていたぜ!) 
デイビット・リンチ監督の
出来損ない映画の抜粋みたいになって終わった。
ロード・ムービーになるかと期待したのに、
何たる耐え難い天使たちだろう(!)
天使役のDelroy LindoとHolly Hunterは、クソ。
Ian Holm も、唾。
どうしようもないほどトリップ状態の結末。
実に、がっかりした。 
プラス面といえば、
主役の愛らしいキャメロン・ディアスと
ケルト人のユアン・マクレガーの演技くらいか。

オトーサン、
「下らん映画だった」
ちょっと面白いせりふがありました。
「天国は暗い。明るいのは天使だけなんだ」
どういう意味か分かりませんが、
その明るいはずの天使が、暗い役なのですから、
一体、製作者たちは、何を考えているのやら。
イヤハヤ。
「普通じゃない」のでしょう。


ベリー・バッド・ウェディング 

オトーサン、
「これ、面白そうだ」
なにか、カンが働くのです。
クリスチャン・スレーターとキャメロン・ディアス、
妙な組み合わせです。

原題:Very Bad Things (1998)     
監督・脚本:Peter Berg
Genre: Comedy / Thriller 
Rated R for strong, grisly violence, 
        sexuality, drug use and language.
上映時間:100分
あらすじ:
男5人、ラスベガスへ、独身パーティへ.. 
まずいことになり、娼婦が死ぬ。
何とか死体を処理するものの、
事件を隠しおおせようとするなかで、
友情は壊れ、互いに憎み合うようになる。

出演者:
Christian Slater ....  Robert Boyd (ボイド)
Cameron Diaz ....  Laura Garrity (ローラ)
Jon Favreau ....  Kyle Fisher(フィッシャー)
Daniel Stern ....  Adam Berkow (アダム)
オトーサン、
「キャメロン・ディアス、いいね」 
「クリスチャン・スレーター、うまいなあ」
キャメロン・ディアスは、買っていないのですが、
アクの強さが、この映画に合っています。
2人の経歴を紹介しましょう。

CHRISTIAN SLATER 
クリスチャン・スレーター 
誕生日 1969/8/18  
出身 米ニューヨーク 
ニューヨーク生まれ。
父は舞台やテレビドラマの俳優
マイケル・ゲインズ・ボロー、
母はキャスティング・ディレクターの
メアリー・ジョー・スレーター。
5才の時に母親が離婚し、母方につく。
ドルトン・スクールとプロフェッショナル・
チルドレン・スクールに通い、
7才でTVドラマ「OUT LIFE TO LIVE」に出演。
9才でブロードウェイの舞台「THE MUSIC MEN」で
デビュー。
続いて「マクベス」
「デビッド・カッパーフィールド」などの舞台に出演
その後、ラジオ・シティ・ミュージック・ホールでの
「クリスマス・キャロル」や
「LANDSCAPE OF THE BODY」「DRY LAND」などの
オフ・ブロードウェイの舞台や、
サマー劇場の「オリバー!」で主演として活躍。
本格的映画デビューは
1985年「ビリー・ジーンの伝説」。
「ヘザース/ベロニカの熱い日」で注目され、
その後は数々の大作・話題作に出演。
監督デビューはシャティクリア・フィルム製作の
短編「MUSEUM OF LOVE」。
映画での活躍とは裏腹に、
プライベートでは婚約破棄や暴行事件などで
マスコミを賑わせることたびたびである。 
クリスチャン・スレーターはベビーフェイスながら、
年齢に左右されず、さらに役柄にも囚われず
自在に演じられる演技派俳優。
映画の一キャラとしての同化が巧みなため、
スレーターらしい個性というものが見えないが、
恋愛、コメディ、アクション、サスペンスと
どんな映画でも遜色のない演技を見せてくれる。
特に孤独な青年役
(「忘れられない人」「ジュリアン・ボーの涙」等)
をやらせたら秀逸。
ただし、ラブシーンに関しては、
女性のリードの仕方があまり得意ではないようで、
キスシーンやベッドシーンでは
あまり女性へのいたわりや優しさというものが
映像から伝わってこない部分がある。
映画としては、
恋愛ものなら、「忘れられない人」。
コメディなら「カフス」、
アクションなら、「ブロークン・アロー」や
「フラッド」、
サスペンスなら「バジル」「告発」などがある。 
活躍度 ◎↑ 
演技幅 自在 
演技力     ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆☆★ 
コメディ   ☆☆☆★★★ 
出演作 
1985年「ビリー・ジーンの伝説」(V)
1986年「薔薇の名前」
1988年「タッカー」「ローリング・キッズ」
1989年「宇宙への選択」「スウィート・ロード」
      「ヘザース/ベロニカの熱い日」
1990年「ヤングガン2」 「今夜はトークハード」
      「フロム・ザ・ダーク・サイド・
            ザ・ムービー 三つの闇の物語」
1991年「ロビンフッド」
          「モブスターズ/青春の群像」◇
     「スタートレックY未知の世界」▲
1992年「カフス」
          「グリーンガリー永遠の熱帯雨林」(声)
     「ハートブレイクダウン」
1993年「忘れられない人」◇
          「トゥルー・ロマンス」◇
1994年「インタビュー・ウイズ・ヴァンパイア」
          「告発」
     「ジミー・ハリウッド」
1996年「マンハッタン花物語」
          「ブロークン・アロー」◇
1997年「ジュリアン・ボーの涙」◇「バジル」◇
          「オースティン・パワーズ」◆
1998年「フラッド」◇
          「ベリー・バッド・ウェディング」◇
2000年「ザ・コンテンダー」◆
          「クライム&ダイヤモンド」◇
2001年「ウインドトーカーズ」◆
          「スコーピオン」◆
     「ズーランダー」▲
          「ハード・キャッシュ」◇
 
CAMERON DIAZ
キャメロン・ディアス 
誕生日 1972/8/30 
出身 米カリフォルニア州サンディエゴ 
16才からモデルとして世界中で活躍。
89年には日本でもファッション・カタログや
CMに出演していた。
21才の時、オーディションを受け、
ジム・キャリー主演「マスク」(1994)で
クラブ歌手ティナ役を得て映画デビュー。
「マスク」の映画ヒット共にディアスの人気も上昇。
翌年、「最後の晩餐/平和主義者の連続殺人」で
初主演。
その後も「フィーリング・ミネソタ」、
「ベスト・フレンズ・ウェディング」、
「メリーに首ったけ」と出演。
プライベートでも恋愛の話題が尽きない。 
活躍度 ○↑ 
演技幅 適応 
演技力     ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ   ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1994年「マスク」◇
1995年「最後の晩餐/平和主義者の連続殺人」◇
1996年「彼女は最高」◆
          「フィーリング・ミネソタ」◇
     「ブラック・メール/脅迫」
1997年「ベスト・フレンズ・ウエディング」◇
     「普通じゃない」◇「真夏の出来事」◇
1998年「メリーに首ったけ」◇
          「ラスベガスをやっつけろ」◆
     「ベリー・バッド・ウェディング」◇
1999年「マルコヴィッチの穴」◆
          「エニイ・ギブン・サンデー」◇
     「彼女を見ればわかること」
2000年「チャーリーズ・エンジェル」◇
          「姉のいた夏、いない夏。」◇
2001年「シュレック」(声)
     「バニラ・スカイ」◆
2002年「ギャング・オブ・ニューヨーク」◇
     「クリスティーナの好きなコト」◇
2003年「チャーリーズ・エンジェル
            フルスロットル」 

その他の出演者:
Leland Orser ....  Charles Moore 
Rob Brownstein ....  Man 
Jeremy Piven ....  Michael Berkow 
Jeanne Tripplehorn ....  Lois Berkow 
Joey Zimmerman ....  Adam Berkow Jr. 
Tyler Cole Malinger ....  Timmy Berkow 
Russell B. McKenzie ....  Security Guard 
Pancho Demmings ....  Cop 
Blake Gibbons ....  Suit 
Angelo Di Mascio Jr. ....  Clerk 
Lawrence Pressman ....  Mr. Fisher 
 
User Rating:  5.7/10 (7,474 votes)  
オトーサン、
「もっと高くても、いいのじゃないの?」
死体の処理方法が残酷なので、
その分、減点になったのでしょう。

User Comments:
Penoyer1さん 
Virginia
2003年6月29日
これまでに見た最も暗いコメディ。

これを見ながら、思った。
「なんて、ヒドイ映画だ」
その数分後、大笑いしてしまった。
まるで、分裂病患者だ!
考え続けた。
キャメロン・ディアス、こんなアバヅレ女を演じたの
はじめてではないだろうか。
自分の道を断固貫くという役。
批判は、ご無用。
最後の彼女の演技は、カンペキ。
全体に、よく出来た映画だ。 
デートには向かない。

オトーサン、
「そうなんだろうなあ」
キャメロン・ディアスは、27歳。
夢にまで見てきた幸福のシンボルである結婚式。
その実現のために、あらゆる障害を乗り越えよう、
そう堅く決心しております。
「新婦、あなたは、病めるときも、健やかなときも、
かれを愛しつづけますか?」
「Yes!!!」
そんなことを言ってしまったために、
彼女に訪れた事態は...
オトーサン、
思わず、笑ってしまいました。
「やあ、こりゃ、傑作だ。
ディアス、見直したぞー」
この映画、もうひとつ面白かったのは、
男同士の冗談。
飲み屋なんかで盛り上がったと思し召せ。
「イスラエルをメキシコに移せばいいんだ」
「うーん、名案かも。中東が平和になる」
「イラクは、アメリカに移せば」
「いっそ、コイズミもアメリカに移せば」
"Very Bad Things" が、一挙に解決されるかも。
そういえば、今日は"祝儀員/偽員"占拠の日でしたね。


マイアミ・ラプソディー 

オトーサン、
「昨日は、バハマ。今日はマイアミ」
映画だからできるぜいたく旅行です。
このところ、殺人事件ばかり見てきたので、
しばらくは、ラブコメ路線で行きましょう。

原題:Miami Rhapsody (1995)     
監督・脚本:David Frankel
Genre: Comedy 
上映時間:105分
あらすじ:
グウィンは、いつも両親のような結婚をしたいと
夢見ている。
ボーイフレンドのマットが結婚を申し込んできたが、
将来一緒になってうまく行くかが、とても心配。
家族のヒミツが明らかになるにつれて、
その懸念がいっそう高まっていく。
新婚の姉、もう結婚している兄、母親は、
家族でまだ結婚していないグウィンを気遣う。
結婚について考えれば考えるほど、
仕事と結婚と家族のバランスの間で、
グウィンの気持ちはゆれ動くのだった。

出演者:
Sarah Jessica Parker ....  Gwyn Marcus(グウィン) 
Gil Bellows ....  Matt (マット)
Antonio Banderas ....  Antonio (アントニオ)
オトーサン、
「グウィン、チャーミングな女優さんだな」

オトーサンのタイプの女優さん
Mia Farrowがグウィンの母親役で好演していました。
「でもなあ...」
こともあろうに、あのアントニオ・バンデラスと
浮気するというのは、許せません。

SARAH JESSICA PARKER
サラ・ジェシカ・パーカー 
誕生日 1965/3/5 WOMAN 
出身 米オハイオ州ネルソンビル 
8人姉弟の4番目としてシンシナティで育つ。
8才の時、バレエを習い始め、
テレビで子役として活躍。
11才の時、ブロード・ウェイ劇「イノセント」で
初舞台を踏む。
13才の時、ミュージカル「アニー」のアニーを
演じた。 
活躍度 ○→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1979年「RICH KIDS」
1983年「SOMEWHERE TOMORROW」
1984年「フットルース」「家族の絆」
1985年「ハイスクールはダンステリア」
1986年「ナビゲーター」
1991年「L.A.ストーリー/恋が降る街」
1992年「ハネムーン・イン・ベガス」
1993年「スリー・リバーズ」◇
     「ホーカス・ボーカス」
1994年「エド・ウッド」
1995年「マイアミ・ラプソディー」
1996年「マーズ・アタック!」◆
     「IF LUSY FELL」「ボディ・バンク」◆
1999年「ダドリーの大冒険」
2001年「アイ ラブ ヒットマン」 

GIL BELLOWS
ギル・ベロウズ 
誕生日 1967/6/28  
出身 カナダ・バンクーバー 
テレビでは「アリーmyラブ」のビリー役など 
活躍度 △↑ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆★★★★ 
出演作 
1994年「ガンズ・オン・ザ・ラン」◇
     「ショーシャンクの空に」
     「LOVE AND A.45」
1995年「マイアミ・ラプソディ」
1996年「アル・パチーノのリチャードを探して」
1997年「スノーホワイト」◆「奥サマは魔女」◇
1998年「フレッド家の夕食」「ユダの接吻」
2000年「REM(レム)」
     「マイ・ビューティフル・ジョー」
2001年「テキサス・バーニング 血塗られた街」(TM) 

その他の出演者:
Mia Farrow ....  Nina Marcus 
Paul Mazursky ....  Vic Marcus 
Kevin Pollak ....  Jordan Marcus 
Barbara Garrick ....  Terri 
Carla Gugino ....  Leslie Marcus 
Bo Eason ....  Jeff 
Naomi Campbell ....  Kaia 
Jeremy Piven ....  Mitchell 
Kelly Bishop ....  Zelda 
Mark Blum ....  Peter 
Norman Steinberg ....  Charlie 
Ben Stein ....  Rabbi 

User Rating:  5.6/10 (712 votes)  
オトーサン、
「まあ、こんなものかも」 

User Comments:
George Parkerさん
Orange County, CA USA
2001年5月24日
結婚話、マイアミ、いずれも平凡。

この映画、パーカー主演の
ごくフツーの心暖まる映画。
マイアミの一家が、多くの情事の渦に巻き込まれる
というお話である。
グウィンの想い、熟考、反省、そして結論を
イージーに、控え目に、生き生きと描く。
サラ・ジェシカ・パーカーのフアンには、必見。
そうでないひとも、気軽に楽しめる。

オトーサン、
「は、は、は」
何度か笑ってしまいましたよ。
例えば、姉の結婚式の誓いの言葉。
新郎・新婦が2人で考えた台詞です。
「新郎、あなたは、新婦を永遠に愛しますか」
牧師さんの言葉を。以下のように手直し。
「新郎、あなたは、どこでも新婦を愛しますか?
暗闇(dark)でも、公園(park)でも」
「新婦、あなたは、どこでも新郎を愛しますか?
雨(rain)のなかでも、列車(train)のなかでも」
まあ、オヤジギャグですが、笑えました。
結論も、まあまあでしょう。
「結婚とは、マイアミのようなもの。
ホットで、度々嵐が襲うけれど、まあいいもの」

さて、このホームページの冒頭に載せてきた
「ブリュメール1960」いかがでしたか?
次は、恋愛小説「青春時代」に変更しましょう。
オトーサン、19歳の作品です。


バロウズの妻 

オトーサン、
「こういう題名表示は、困るんだよなあ」
"William S. Burroughs's Wife"とあるので、
IMDBに入力しても、出てきません。
なんで、こんな無意味なことをやるのでしょうか。

原題:Beat (2000)     
監督・脚本:Gary Walkow
Genre: Drama 
Rated R for language and elements of sex, 
    drugs and violence
上映時間:93分
あらすじ:
作家ウィリアム・S・バロウズと
その妻、ジョーンの実話。 
バロウズやアレンらは、
魅力的な女子学生、ジョーンが好きで、
彼女のアパートにしょっちゅう集まっていた。
そんななか事件が起きる。
ルシアンがデーブに口説かれて
酒の勢いもあって、彼を殺してしまったのだ。
歳月は流れ、ジョーンはバロウズと結婚し、
一子をもうけ、メキシコで暮らしている。
だが、夫のバロウズは、若い男といい仲になり、
彼女を放置して、グアテマラへ浮気旅行に。
その留守に、アランとルシアンがやってきた。
刑に服したルシアンは、いまやUPI記者。
アレンは、詩人になっていた。
彼らは爆発した火山見物に出かけるが、
その途中、ジョーンは、ルシアンに
一緒にNYで暮らそうと口説かれる。
だが、迷った末、バロウズを愛していることに
気づいて、その申し出を断る。
浮気旅行から戻ってきたバロウズは、
気まずい沈黙を破ろうと、
「ウィリアム・テルごっご」をやろうと言いだす。
ジョーンの頭の上のグラスをめがけ、発砲するが...

出演者:
Courtney Love ....  Joan Vollmer(ジョーン)
Kiefer Sutherland ....  William S. Burroughs
                (バロウズ) 
Ron Livingston ....  Allen Ginsberg (アレン)
Norman Reedus ....  Lucien Carr(ルシアン) 
オトーサン、
「へえ、このひと、歌手なんだ」
ジョーン役のコートニー・ラヴ、 
肉感的な唇が印象的な女優さんです。
妻を殺してしまうバロウズを演じている
キーファー・サザーランドとふたりの
経歴を見てみましょう。

COURTNEY LOVE
コートニー・ラヴ 
誕生日 1965/7/9 
出身 米カリフォルニア州サンフランシスコ 
ロックバンド”ホール”のリード・ボーカルで
94年にドラッグ中毒で自殺した
ニルヴァーナのカート・コバーンの恋人として有名。
13才の時、ロック・スターになるのを夢見て、
世界各地を放浪した後、
86年「シド&ナンシー」の端役で映画デビュー。
「ラリー・フリント」で
ニューヨーク評価協会賞助演女優賞を受賞した。 
活躍度 △↑ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1986年「シド&ナンシー」
1987年「ストレート・トゥ・ヘル」
1988年「テープヘッズ」
1996年「バスキア」「フィーリング・ミネソタ」
     「ラリーフリント」
1998年「200本のたばこ」◇
1999年「マン・オン・ザ・ムーン」◇
2000年「バロウズの妻」◇
2002年「コール」◆

KIEFER SUTHERLAND
キーファー・サザーランド 
誕生日 1966/12/18  
出身 英ロンドン 
活躍度 ○→ 
演技幅 適応 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1983年「キャッシュマン」
1984年「ベイ・ボーイ」
1985年「ロンリー・ブラッド」
1986年「スタンド・バイ・ミー」
1987年「ロスト・ボーイ」
     「ダブル・トリック
      /謎のアリバイを追え」
     「プロミストランド/青春の絆」
1988年「再会の街」「ヤングガン」「1969」
1989年「レネゲイズ」
1990年「ハマースミスの六日間」
     「フラッシュ・バック」
     「ヤングガン2」「フラットライナーズ」
1992年「ア・フュー・グッドメン」
     「ツイン・ピークス
      /ローラ・パーマー最期の七日間」
     「ドク・ソルジャー/白い戦場」
1993年「失踪」「三銃士」
     「要塞監獄 プリズナー107」
1994年「カウボーイ・ウェイ
      /荒野のヒーローNYに行く」
1996年「連鎖犯罪/逃げられない女」
     「ピースキーパー」◆
     「評決のとき」
     「フランキー・ザ・フライ」
1997年「乱気流 グランド・コントロール」
     「気まぐれな狂気」
     「ダークシティー」◆
1998年「グリーンズ」◇
     「赤い標的 THE BREAK UP」◆
1999年「美しき家政婦」「ヴァージン・ハンド」
2000年「バロウズの妻」
     「ダブル・テンプテーション」
2001年「エンド・オブ・オール・ウォーズ」
2002年「フォーン・ブース」 

その他の出演者:
Daniel Martinez ....  Jack Kerouac 
Kyle Secor ....  Dave Kammerer 
Sam Trammell ....  Lee 
Lisa Sheridan ....  Sadie 
Rene Rubio ....  Bill Jr. 
Georgiana Sirbu ....  Julie 
Tommy Perna ....  Dwight 
Alec Von Bargen ....  Heard 
Steve Hedden ....  Pharmacist 
Patricia De Llaca ....  Mary 
Luis Felipe Tovar ....  Federale Sergeant 
 
User Rating:  5.1/10 (180 votes)  
オトーサン、
「まあ、こんなものかも」
ホモのシーンが多すぎて反感を買ったのでしょう。

User Comments:
gizzmose10さん
2001年6月1日
ヘイ・ジュード。

クローネンバーグ監督のワイルドで有名な
「裸のランチ」ほどではないが、 
この映画も、ジョーン・バロウズの死ぬ前の
一時期を手堅く見事に描きだしている。
この事件も「裸のランチ」のきっかけになっている。
確かに、これは、退屈きわまりない映画
"The Last Time I Committed Suicide"よりは、
出来がいい。
監督兼脚本のGary Walkowは、
"hey your so square daddio"タイプの決まり文句を
避けて、コートニー・ラブ演じるジョーンという
マイナーな役柄に焦点を当てている。
彼女は、強い男たちの世界に閉じ込められて
右往左往する。
ビート・ガールから麻薬中毒のバロウズの妻への
変身を遂げる彼女の演技は、見事である。
バロウズを演じるキーファー・サザーランドは、
あまりいい配役とはいえない。
声はよく似ているが、
同じ役を演じた Peter Wellerほどカリスマ性がない。
ここが、この映画の弱点だと思うが、
なぜ、ジョーンは、彼に惹かれたのだろうか?
この男の天才ぶりを示していないし、
昔の男友達と旅に出かけて、情事をしながら、
冷たく、麻薬中毒の夫から逃げ出さないのか、
その理由を物語っていない。
だが、マイナーな映画ではあるものの、
かなり楽しめる。

オトーサン、
「なつかしいなあ。
ビートニク世代の物語だ」
ケルアックの「路上」に感動して、小田実さんが、
アメリカを放浪した「何でも見てやろう」は、
オトーサンたちの世代に大きな影響を与えました。
旅行好きになったのも、そのせいかも。
以下では、この映画に出てくる
アレン・ギンズバーグの紹介をしておきましょう。
この映画では、たいした人物には思えませんが、
すばらしい詩人だったのです。

「へえ、松岡正剛さん、
すごい読書サイトを運営してるんだ!」
・アレン・ギンズバーグ『ギンズバーグ詩集』
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0340.html


ラストサマー 2 

オトーサン、
「ルール2:続編の出来は悪い。
どのくらい悪いのか、試しに見てみようっと」
第1作の舞台は、北カリフォルニアの漁村。
山火事のほうは、ダイジョウブでしょうか?
シュワちゃん、頑張れ!

原題:I Still Know What You Did Last Summer
      (1998)
監督:Danny Cannon
キャラクター:Louis Duncan 
脚本:Trey Callaway
Genre: Horror / Mystery / Thriller 
Rated R for intense terror violence and gore, 
    strong language and some drug use.
上映時間:100分
あらすじ:
恐ろしい事故の2年後、大学に戻ったジュリーは、 
しばしば、殺人鬼の悪夢にうなされる。
ウィルという名の新しい友人が慰めてくれる。
もうひとり仲のいいのが、カーラ。
ジュリーは、クイズ番組で、
幸運にも夢のバハマ行きの旅行をゲット。
だが、レイのことが気になる。
ジュリー、ウィル、そして
カーラのボーイ・フレンド、ティレルの4人は、
航空機に乗り込む。
その頃、レイは漁師に襲われる。
ジュリーが連絡しようとしても、連絡できない。
バハマにやってきたジュリーは、
明るくなり、はしゃぎまわるが、突然事態は悪化。
嵐が島を襲い、ひとびとが逃げ出すのだ。
レイは、ボートで島に向かい、
ジュリーに警告しようとする。
はたして、漁師の魔手から
ジュリーを再び救い出すことができるだろうか?

出演者: 
Jennifer Love Hewitt ....  Julie James (ジュリー)
Muse Watson ....  Ben Willis (ウィル)
Brandy Norwood ....  Karla Wilson(カーラ)
Mekhi Phifer ....  Tyrell(ティレル)
オトーサン、
「ジュリー、可愛そうだなあ」
こんなホラー映画になんか出て、
コワイ目にあうくらいなら、幸せな主婦になったら?

その他の出演者:
Freddie Prinze Jr. ....  Ray Bronson
Bill Cobbs ....  Estes 
Matthew Settle ....  Will Benson 
Jeffrey Combs ....  Mr. Brooks 
Jennifer Esposito ....  Nancy 
John Hawkes ....  Dave 
Ellerine Harding ....  Olga 
Benjamin Brown ....  Darick The Dockhand 
Red West ....  Paulsen 
Michael P. Byrne ....  Thurston 
Michael Bryan French ....  Doctor 

User Rating:  4.0/10 (7,117 votes)  
オトーサン、
「やっぱり低いな」
ルール2の通りになりました。
続編は、出来が悪い。

User Comments:
Michael O'Keefeさん
Muskogee OK
2000年9月7日
滅多切り、滅多刺し、手鉤の第2部!

第1作は、少なくとも物語があり、
いくらかサスペンスもあった。
10代の男女を殺す鉤男の物語の続編は、
先が読めてしまう。 
だが、ジェニファー・ラブ・ヒューイットが、
悪夢に悩み、滅多刺しにされて苦しむ。
それをみるのだけが、楽しみだ。 
舞台は、魅力的。
だが、血糊が汚い。
これは、観客を滅多切りし、滅多刺しにし、
小突き回し、引き裂き、
何とかスリルを感じさせようとし、
...これは、俺の映画だと思わせようとする。
ブランディは、ほんとうにいい仕事をしたが、
マシュー・セトルは、感傷的すぎる。
フレデリック・プリンス・Jrは、働いていない。
このレイ役は、給料泥棒だ。
出演者には、メキ・ファイファー、
ミューズ・ワトソン、レッド・ウエストがいる。
もし、ラブ・ヒューイット嬢が出ていなかったら、
切符を買う気になるだろうか?
おそらく、誰も見ないだろう。

オトーサン、
「妙な映画だ」
前作では、最後の最後に、
ラブ・ヒューイット嬢が襲われて終り。
その説明もないまま、この第2作がはじまりました。
そして、この映画の最後には、
真犯人の正体も判明し、殺されて、
「ああ、よかった。
ラブ・ヒューイット嬢は、無事だった!
遂に、度重なる窮地を脱したなあ、
よかった、よかった」
バハマのリゾートの雰囲気も多少楽しめたから
いい点でもつけようかと迷っていると、
何と、最後の最後に、また襲われるのです。
「第3作をつくるつもりなのかなあ?」


ラストサマー 

オトーサン、
"ラストサマー"...ムードのある題名です。
「最後の夏、いや、違った。去年の夏だ」
よく試験英語でひっかかった翻訳問題でした。
でも、この映画の場合は、間違ってるほうの
最後の夏というほうに真実味があるのです。

原題:I Know What You Did Last Summer (1997)     
監督:Jim Gillespie
原作:Lois Duncan
脚本:Kevin Williamson 
Genre: Horror / Mystery / Thriller 
Rated R for strong horror violence and language.
上映時間:100分
あらすじ;
ルイス・ダンカンのスリラー小説を脚色したもの。
4人の10代の若者が、ひとをはねたことを隠す。
ラブ・ヒューイットが、ジュリーを演じる。
彼女は、高校生で、友達と旅行に行き、
偶然に漁師をクルマではねてしまう。
死んだものと思って、海に投げ込む。
だが、後になって、奇妙な手紙を受け取る。
お前が去年の夏やったことを知ってるぞ。

出演者: 
Jennifer Love Hewitt ....  Julie James(ジュリー)
Sarah Michelle Gellar ....  Helen Shivers(ヘレン) 
Freddie Prinze Jr. ....  Ray Bronson(レイ)
Ryan Phillippe ....  Barry William Cox (バリー)
オトーサン、
「女優さん2人は、まあまあの演技だなあ」
ジュリーは、おおきな瞳が印象的です。
目の演技が得意なようです。
でも、残念ながら、経歴は出ていませんでした。
もうひとりのヘレン役は、タイプでないので、
コメントを控えましょう。
アン・ヘッシュが、ミッシーという脇役で
出ていましたが、残念に思いました。
このひとに、もっと演技させれば、
映画に、もっと深みが出たのでしょうに...。

その他の出演者:
Bridgette Wilson ....  Elsa Shivers 
Anne Heche ....  Melissa 'Missy' Egan 
Johnny Galecki ....  Max Neurick 
Muse Watson ....  Benjamin Willis 
Stuart Greer ....  Officer David Caporizo 
J. Don Ferguson ....  Emcee 
Deborah Hobart ....  Mrs. James 
Mary McMillan ....  Mrs. Cox 
Rasool J'Han ....  Deb 
Dan Albright ....  Sheriff 
Lynda Clark ....  Pageant Official 

User Rating:  5.3/10 (12,184 votes)  
オトーサン、
「低いなあ。変だなあ」

User Comments:
Helpless & Dancerさん
Broken Bow, Oklahoma
2000年11月28日
私が為すべきことくらい、知っている....

....こういう類の映画は、いくつも作られている。
この程度のものでは、既に作られた数多くの映画より
優れているとは、とても言えない。
ショック、叫び、哀願の数々。
だが、際立った映画とはいえない。
結末は、かなりバカげている。
これは、続編を狙ってのものだろう。
若いひとたちは、
この駄作を好むかも、知れない。
分からんが。

オトーサン、
「1作目がこんなんじゃ、
次作が思いやられるなあ」
この映画、最後のドンデン返しのために、
実に後味が悪くなりました。
奇をてらいすぎです。
最初の北カリフォルニアの波立つ海の
ロングショット、
漁師町や漁船という舞台設定は、
実に味わい深かったのに、残念です。


O 

オトーサン、
「お、おぅ、Oh! 短い題名だ」
おそらく、映画史上、最高に短いものでしょう。
「ところで、一体、何の映画だろう?
0って、どういう意味だろう?
まさか、0(ゼロ)ではないだろうな」

原題:O (2001)
   Othello (1999) 
監督:Tim Blake Nelson
劇作:William Shakespeare 
脚本:Brad Kaaya
Genre: Drama (more) 
Rated R for violence, a scene 
   of strong sexuality, language and drug use.
上映時間:95分
あらすじ:
シェイクスピアの「オセロ」の現代版。
南部の白人全寮制高校が舞台。
唯一の黒人学生オーディンは、
バスケットボールのスター選手。
すべてを手に入れている。
最も人気のある女子高生デジーと熱愛中。
彼女は、学長の娘でもある。
他方、ヒューゴとロジャーがいる。
オーデインの親友であり、信頼しているが、
ヒューゴは、いつも、嫉妬の炎を燃やしているのだ。
ロジャーは、デジーに恋している。
だが、一顧だにしてくれない。
他の重要な登場人物に、マイケルとエミリー。
マイケルもバスケットボール・チームの一員。
ヒューゴに無理やり酒を飲まされ、喧嘩になる。
そして、エミリー。
そう重大な役でないが、無視できない。
エミリーは、デジーの親友であり、
ヒューゴのガール・フレンドであるからだ。
だが、ヒューゴは、彼女をそう好きではなく、
彼女を利用しようと企んでいるのだ。
これらは、ヒューゴの悪企みを
理解するためには大事な情報である。
果たして何が起こるか。
まったく、予想もつかない。

出演者:
Mekhi Phifer ....  Odin James (オーディン)
Josh Hartnett ....  Hugo Goulding(ヒューゴ) 
Julia Stiles ....  Desi Brable(デジー) 
オトーサン、
「若手、3人、頑張ってるなあ」
とくに、ジョシュ・ハートネットは、
「パール・ハーバー」では、イモ役者でしたが、
この映画では、結構、演技に奥行きがありました。
将来有望ということで、
思いきって、3人の経歴を一挙に紹介しましょう。
まだ、そんなに出演作が多くないのです。

MEKHI PHIFER メキ・ファイファー 
誕生日 1975/12/12  
出身 米ニューヨーク 
95年「クロッカーズ」で映画デビュー。
「O[オー]」のオーディン・ジェームズ役が
初の大役。 
活躍度 △↑ 
演技幅 適応 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆★★★★ 
出演作 
1995年「クロッカーズ」
1996年「ガール6」▲「ハイ・スクール・ハイ」
1998年「ラストサマー2」◆「ソウル・フード」
2000年「シャフト」
2001年「クローン」◆「O[オー]」◇
2002年「8 MILE」

JOSH HARTNETT
ジョシュ・ハートネット
誕生日 1978/7/21 
出身 米カリフォルニア州サンフランシスコ 
ミネソタ州セントポールで育ち、
レイチェル・リー・クックと同じ
サウス高校時代はフットボール選手として活躍。
しかし、怪我がもとで俳優を目指す。
高校卒業後、ニューヨーク州立大学パーチェス校で
演技プログラムを修了する。
テレビでは「CRACKER」など。
映画は「パラサイト」で初の主役。
「パールハーバー」の主演で
スターの地位に躍り出る。 
活躍度 ○↑ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆★★★★ 
出演作 
1998年「ハロウィンH20」
     「パラサイト」◇
1999年「ヴァージン・スーサイズ」◆
2000年「愛ここにありて」◇
     「シャンプー台のむこうに」
2001年「パールハーバー」◇
     「O[オー]」◇
     「メンバー」(短)「フォルテ」◆
     「ブラックホーク・ダウン」◇
2002年「恋する40days」◇

JULIA STILES
ジュリア・スタイルズ 
誕生日 1981/3/28  
出身 米ニューヨーク 
11才の時、ニューヨークの舞台でデビューを飾り、
「EVERYDAY NEWTBURMAN」「PHOTO OP」などの
舞台に出演。
97年に自らが手がけた脚本
「THE ANARCHISTS DAUGHTER」が
サンダンス・インスティテュート・ライターズ・ラブ
によって選出される12本の中の1本に選ばれる。
99年プロフェッショナル・チュードレン・スクール
を卒業。
映画は「プラトニック・ゲーム」でデビュー。
テレビでは「シックスティーズ」(99〜)など。
コロンビア大学に在学。 
活躍度 △↑ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆★★★★ 
出演作 
1996年「プラトニック・ゲーム」
1997年「デビル」
1999年「恋のから騒ぎ」
2000年「ハムレット」◆
2001年「セイブ・ザ・ラストダンス」◇
     「O[オー]」◆
2002年「ボーン・アイデンティティー」◆ 

その他の出演者:
Andrew Keegan ....  Michael Cassio 
Rain Phoenix ....  Emily 
Elden Henson ....  Roger Rodriguez 
Martin Sheen ....  Coach Duke Goulding 
John Heard ....  Dean Brable 
Anthony Johnson ....  Dell
Chris Dong ....  Dutchman Player 
Rachel Shumate ....  Brandy 
Marshall Gitter ....  Radio Announcer 
Lisa Benavides ....  Ms. Serney 
Chris Freihofer ....  Assistant Coach 
Ken French ....  Scout #1 

User Rating:  6.4/10 (3,044 votes)  
オトーサン、
「おお、案外高いスコアだ」

User Comments:
Mercedesちゃん 
Monterrey, Mexico
2003年1月19日
シェイクスピアの世界を知るステキな方法。

あたしは、14歳。
ほかの14歳の子たちが、
シェイクスピアを楽しめるかどうか分からない。
この映画を見る気になったのは、
もちろん、ジョシュ・ハートネットのせいよ。
このひとが出てくると、
映画が本当のことのように思えるの。
もちろん、..退屈なシェイクスピアのオセロを
すばらしい映画にした監督もステキよ。
10代向けの映画に仕立てているなんて。
この映画、いい教訓を与えてくれるから、 
子供にも向くと思う。
でも、ウチの両親も喜んで見ていたわ。
10代の子たちが、
あんな行動をするの?って顔してたわ。
みんなが、夢中になって見る映画だと思う。
友情...それが答えよ。
失ってはいけないっていうことよね。

オトーサン、
「なーんだ。
Oって、主人公のオーディンの愛称か」
この映画、青春映画ですが、やはり、
シェイスクピアの戯曲の力は、たいしたもの。
グイグイ、その暗黒世界に引きづりこまれます。
「...坪内逍遥訳だったっけ」
たまたま自宅にシェイクスピア全集があったので、
中学生のときに、全部読みました。
分からない漢字もあったけど、結構楽しめました。
「あれ以来、まったく読んでいないなあ」
定年になったら、読み返してみましょうか。


ティアーズ・オブ・ザ・サン 

オトーサン、
「久しぶりに、ブルース・ウィリスを見るか」
それに、贔屓の美人女優モニカ・ベルッツイが共演。
「太陽の涙」という題名も、何かよさそうです。

原題:Tears of the Sun (2003)     
監督:Antoine Fuqua
脚本:Alex Lasker / Patrick Cirillo 
Genre: Drama / Action / Thriller 
Rated R for strong war violence, 
    some brutality and language.
上映時間:121分
あらすじ:
ナイジェリアの民主政権が崩壊し、
反乱軍は、数十万人を殺害する。
海軍特殊部隊ウォーターズ大尉と部下たちは、
命じられた任務とヒューマニティの間で揺れる。
任務は、ボランティアで医療行為に携わる
女医リーナら数名の救出にあったが、
リーナが、強く現地民の救出を要求し、
その願いに応えたばかりに、
無数の敵兵に追われつつ、
熱帯雨林のなかを必死の脱出行をすることになる。 
そして、現地人のなかに意外な人物がいた。

出演者:  
Bruce Willis....Lt. A.K. Waters(ウォターズ大尉)
Monica Bellucci ....  Dr. Lena Fiore Kendricks 
                (リーナ博士)
オトーサン、
「ブルース・ウィリス、ひさしぶりだなあ」
映画のなかでも、かつての覇気か失せた感じ。
「この数年、いいことなくてねえ」
というセリフが、一番、真実味がありました。
離婚して以来、何だか元気がないようで、
別れた妻デミ・ムーアのほうは、大活躍。
離婚って、男のほうがこたえるのでしょうか?
(不規則発言だったら、ゴメンナサイ)
相手役のモニカ・ベルッティ、汚れ役もこなして、
着実に映画女優らしくなってきました。
「ブルース・ウィリスと親しくならんだろうな...」
(これは、嫉妬ではなく、親心というものです)

BRUCE WILLIS
ブルース・ウィリス 
誕生日 1955/3/19  
出身 西ドイツ 
母はドイツ人。軍人の父が駐留中の
ドイツで生まれる。
2年後に帰米し、ニュージャージー州で育つ。
モントクレア州立大学を中退し、
ニューヨークでバーテンをしながら、
音楽と演劇活動をする。
テレビでは85年からの
「こちらブルームーン探偵社」が有名。
映画では87年「ブラインド・デート」が初の主役。
88年「タイ・ハード」のジョン・マクレーン刑事役
がヒットし、大スターに。
87年、デミ・ムーアと結婚し、3児の父となるも、
2000年離婚。 
活躍度 ◎↑ 
演技幅 個性 
演技力     ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆☆☆★ 
コメディ   ☆☆☆☆☆★ 
出演作 
1980年「第一の大罪」
1981年「プリンス・オブ・シティ」
1982年「評決」
1987年「ブラインド・デート」
1988年「キャデラック・カウボーイ」
          「ダイ・ハード」◇
1989年「ブルース・ウィリス
            /イン・カントリー」◇
     「ベイビー・トーク」(声)◇
1990年「ダイ・ハード2」◇
     「ベイピートーク2
            /リトルダイナマイツ」(声)◇
     「虚栄のかがり火」◇
1991年「愛を殺さないで」◆
          「ハドソン・ホーク」◇
     「ビリー・バスゲイト」◆
          「ラスト・ボーイスカウト」◇
1992年「永遠に美しく」◇「ザ・プレイヤー」
1993年「スリー・リバーズ」◇
1994年「ノース/小さな旅人」◇
          「ノーバディーズ・フール」◆
     「薔薇の素顔」◇
          「パルプ・フィクション」◇
1995年「ダイ・ハード3」◇ 
          「12モンキーズ」◇
     「フォー・ルームス」◆
1996年「ラストマン・スタンディング」◇
1997年「ジャッカル」◇
          「フィフス・エレメント」◇
1998年「マーキュリー・ライジング」◇
          「アルマゲドン」◇
1999年「シックス・センス」◇
          「マーシャル・ロー」◆
     「ストーリー・オブ・ラブ」◇
     「ブレックファースト・オブ・
            チャンピオン」
2000年「キッド」◇「アンブレイカブル」◇
          「隣のヒットマン」◇
2001年「バンディッツ」◇「ジャスティス」◇
2003年「チャーリーズ・エンジェル 
            フルスロットル」▲
     「ティアーズ・オブ・ザ・サン」◇ 

その他の出演者:
Cole Hauser ....  James 'Red' Atkins 
Eamonn Walker ....  Ellis 'Zee' Pettigrew 
Johnny Messner ....  Kelly Lake 
Nick Chinlund ....  Michael 'Slo' Slowenski 
Charles Ingram ....  Demetrius 'Silk' Owens 
Paul Francis ....  Danny 'Doc' Kelley 
Chad Smith ....  Jason 'Flea' Mabry 
Tom Skerritt ....  Captain Bill Rhodes 
Malick Bowens ....  Colonel Idris Sadick 
Awaovieyi Agie ....  Musa 
Akosua Busia ....  Patience 
Hadar Busia-Singleton ....  Amaka 
Ida Onyango ....  Lasana 
 
User Rating:  6.2/10 (3,728 votes)
オトーサン、
「案外高いなあ」

User Comments:
Leif Hellstrom さん
2003年10月25日
センチメンタルな駄作。

物語、とくに結末は、
ハリウッド映画のお涙頂戴の悪いタイプである。
観客を操ろうとしており、次の展開が予測できる。
特に、アメリカ兵が撃たれるときは、
次に、誰がやられるかは、+/- 2 秒以内に、
正確に言い当てることができる。
悲しみを押しつける弦楽器の演奏は、みえみえ。
まったくウンザリさせる。
信用できるアメリカ人の映画をつくるなんて、
どうして、そんな大それたことを考えたのだろう?
アメリカ映画では、毎度のことだが、
いつも奴らは、アメリカの黒人のように反応し、
アフリカ系アメリカ人のように振舞う。
それは、俳優というよりも脚本のせいかも知れない。
みんなナイジェリア移民に見える。
言いたいことは言った。
美術監督はいい。
また、セットもアフリカの感じがよく出ている。

オトーサン、
「アフリカの大自然って、すばらしいなあ。
それにしても、何で、今頃、戦意高揚映画なんだ?」

ルール1:アメリカは、常に正しい。
ルール2:世界中、敵味方、死体ばかりだ。
     これは、俺たちの戦争ではない。
     そう思ったら、1に戻れ。
そんなアメリカのブッシュ流の正義も、
もう通じなくなっているのに、
いまだに、こんな映画がつくられるとは、驚きです。


キル・ビル 

オトーサン、
「あまり見たくもないけど...」
飛び込みで有名な戎橋から角座に向かいました。
変わった店名が目につきます。
づぼらや、むなし、がんこ寿司...、
「キル・ビルという題名、工夫したんだろうな」
時間の関係で、たまたま見たのですが...いやぁ。

原題:Kill Bill: Vol. 1 (2003)     
監督:Quentin Tarantino
キャラ:Quentin Tarantino 
    Uma Thurman ほか
Genre: Action / Crime / Thriller 
Rated R for strong bloody violence, language 
    and some sexual content.
Country: USA / Japan 
Language: English / Japanese / French 
Color: Black and White / Color 
上映時間:111分
あらすじ:
「花嫁」は、かつて、
世界的な女性暗殺団の一員だった。
だが、グループのリーダー、「ビル」たちが
突然、彼女に敵対してきた。
5年後、「花嫁」は、昏睡からさめる。
彼女は、暗殺団員への復讐を誓う。
フツーの映画とちがって、
この映画は、章形式をとっていて、
映画というよりは、本に似ている。

出演者:  
Uma Thurman ....  The Bride/Black Mamba 
         (花嫁)
Lucy Liu ....  O-Ren Ishii/Cottonmouth
          (オーレン・イシイ)  
Sonny Chiba ....  Hattori Hanzo(服部半蔵) 
オトーサン、
「おっ、千葉真一さん、お元気だ!」
昔、お会いしたことがあります、その後、ロスへ。
野際陽子さんの元ダンナ。
若いひとは、知ってるでしょうか?
「それにしても、女優さんたち、
ユマも、ルーシー・リューも、
大立回りが、ほんとうに上手いなあ」
何でも、千葉さんが指導したそうです。

UMA THURMAN
ユマ・サーマン 
誕生日 1970/4/29  
出身 米マサチューセッツ州ボストン 
心理学者と大学教授の両親のもとで生まれる。
ニューイングランドの学校に在学中の時、
15歳でニューヨークのエージェントに見出され、
女優を目指してニューヨークの
プロフェッショナル・チルドレン・スクールに転校。
映画デビューは87年。
夫のイーサン・ホークとの間に一児がいる。 
活躍度 ○→ 
演技幅 個性 
演技力     ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ   ☆☆☆☆★★ 
出演作
1987年「ミッドナイト・ガール」
1988年「ジョニー・ビー・グッド」
          「危険な関係」
1989年「バロン」
1990年「女神たちの季節」
     「私が愛した男と女 
            ヘンリー&ジューン」
1991年「ロビン・フッド」
1992年「愛という名の疑惑」「ジェニファー8」
1993年「恋に落ちたら」
1994年「カウガール・ブルース」
          「パルプ・フィクション」
1995年「湖畔のひと月」
1996年「好きと言えなくて」
         「ビューティフル・ガールズ」
1997年「ガタカ」◆
     「バットマン&ロビン
            /Mrフリーズの逆襲」◆
1998年「アベンジャーズ」◇「レ・ミゼラブル」
1999年「ギター弾きの恋」◆
2000年「宮廷料理人ヴァテール」◇
          「金色の嘘」◇
2001年「テープ」
2002年「チェルシー・ホテル」
2003年「キル・ビルVol.1」

その他の出演者:
David Carradine ....  Bill(ビル) 
Daryl Hannah ....  Elle Driver
         /California Mountain Snake 
Vivica A. Fox ....  Vernita Green/Copperhead 
Michael Madsen ....  Budd/Sidewinder 
Michael Parks ....  Sheriff 
Chiaki Kuriyama ....  Go Go Yubari 
Julie Dreyfus ....  Sofie Fatale 
Chia Hui Liu ....  Johnny Mo 
Jun Kunimura ....  Boss Tanaka 
Kazuki Kitamura ....  Boss Koji 
Akaji Maro ....  Boss Ozawa 
rest of cast listed alphabetically 
Larry Bishop ....  Larry 
Michael Bowen ....  Buck 
Laura Cayouette   
Julie Manase ....  Crazy 88 fighter 
Chris Nelson ....  The Groom 
Kenji Ohba ....  Sushi bar assistant 

User Rating:  8.3/10 (12,164 votes) 
       top 250: #93 
オトーサン、
「おお、8点台!
世界の名画93位? ほんとかよー」
馬鹿にして見逃すところだったので、
ビックリしました。

User Comments:
ravenwolf64さん
Cincinnati, Ohio
2003年10月22日
クエンティン・タランティーノの
映像職人芸は、神業だ。

もし、まだ見ていなかったら、
ぜひ、「キル・ビル」を見に行くべし!!! 
前に一度投書したことがある。
ルーカスの「スターウォーズ:
ファントム・メナース」は、努力不足!と書いた。
前作と比べると、気取ったビデオ・ゲームみたいで、
コンピュータ効果の宇宙だけが見に価する。
この映画は、正反対だ。
タランティーノは、それこそ、
この映画に全身全霊を注ぎこんでいる。
実に面白い。
ヴィジュアル面で驚くべきアクション映画だ。
こんな映画、見たことない。
クエンティン・タランティーノの
映像職人芸は、神業だ。 
最初から最後の一秒まで、息を呑み、
把手をつかみっぱなしのローラー・コースター。
タランティーノは、
「7人の侍」「用心棒」といった
日本映画の古典から学んでいる。
セルジオ・レオーネ映画の凶暴美が、 
かれの大胆なスタイルに加わり、新境地を開いた。
カンペキなアクション映画だ。
凶暴で、心に響き、おかしさもある映画。
すばらしい演技の数々。
何度もみる価値がある。

オトーサン、
「こりゃ、何だ!」
 何の予備知識もなく見はじめたので、
冒頭、深作欣二監督に捧ぐとあって、???
この映画、3本立てです。
1)東映チャンバラ映画
2)マンガ映画
3)フツーのアクション映画
1本分の代金で、3本見られるのですから、
ウレシイですねえ。
でも、話の途中で、ポツンと映画が終わって、
はじめて、第1部だったと知りますので、
ご注意を!

後日談。
オトーサン、。
「へえ、深作さんの息子さんも、
映画監督になったのか?」
奥方、
「そうよ、知らなかった?」
「何で、おまえが知ってるんだ」
「あの娘の友達だもの」
「友達?」
「そう、大学時代の」
「へえ、本当か?」
「そう、遊び友達だったのよ」
世の中、狭いもんですねえ。
タランティーノと千葉真一さんが飲み友達で、
深作さんの息子が娘の飲み友達だったなんて。
奥方、
「昔、ウチのそばに住んでたでしょ」
「えっ」


ルール3 

オトーサン、
「ルール2は、見ちゃったけど、
このルール3、ホントに見るのヤメヨウヨ」
そう決心していたのですが、夜中に目が覚めて、
ほかに見るDVDもないので、つい...。
誰にでもある過ちです。

原題:Wishcraft (2002)     
監督:Danny Graves
Genre: Horror 
Rated R for violence and language.
上映時間:97分
あらすじ:
ブレットは、もてない大学生。
ところが、牛の巨大ペニスが送られてきて、
願いごとが3つ叶うという。
一旦、捨てたペニスだが、思い直して、
憧れの学園クイーン、サマンサとのデートが
実現するようにと願をかけてみる。

出演者:
Michael Weston ....  Brett Bumpers(ブレット) 
Alexandra Holden.... Samantha Warren(サマンサ) 
オトーサン、
「サマンサ、可愛いなあ」
でも、経歴は出ていませんでした。
「みんな出ていないなあ」
ホラー映画って、無名の役者を使って
低予算で出来るので、多く製作されるでしょうか。

その他の出演者:
Michael Bower ....  Tony 
A.J. Buckley ....  Howie 
Scott Caudill ....  Blaine 
Sara Downing ....  Desiree 
Salim Grant ....  Terrence 
Kerry Li ....  Eugene Belasco 
Meat Loaf ....  Sparky Shaw
Huntley Ritter ....  Cody 
Zelda Rubinstein ....  Coroner 
Luis Avalos ....  Mayor Phelan 
Emily Arlook ....  Hannah Bumpers 
Allyce Beasley ....  Mom Bumpers 
Alex Breckenridge ....  Kristie 
Gary Bullock ....  Homeless Man 
Elgin Burnette ....  Morgue Guy 
Hamilton Camp ....  Chief Bates 
Ancel Cook ....  Farmer 
Gregory Cooke ....  Detctive Jeff Bauer 
Mikal Delaney ....  Biker 
Derek Hamilton ....  Rock Singer 
Evan Jones ....  Eddie 
Kathy Kates ....  Bartender 
Fred Lerner ....  Biker 
Traci McWain ....  Reporter 
Louis Mustillo ....  Principal Dombrowski 
Austin Pendleton ....  Mr. Turner 
Joseph Ruskin ....  Taxidermist 
Charlie Talbert ....  Jimbo 

User Rating:  5.1/10 (134 votes)  
オトーサン、
「おッ、思ったよりいいな」

User Comments:
Da reel Mikestarさん
2002年12月8日
A brilliant blend of different genre's,
結末がすばらしい。
別のジャンルをミックスした
優れた10代ホラー映画。
この映画は、いままでに見た
最高の10代のホラー映画である! 
実に申し分なく、ホラーとスリラーという
異なったジャンルを結びつけ、
その結果、ちぐはぐになるはずのところを
見事にひとつの見事の映画に仕上げている!
主人公は、プロム・クイーンに恋こがれる
オタク学生ブレット。
ありきたりの10代の怒れる若者たちの物語が
一転して、ホラー映画に変わる。 
ブレットは、3つの願いを叶えるといわれ、
その力をうまく使う。
結末は、すばらしい。ホントに驚いた。
最大のサプライズは、誰も予期しなかったことだ。
こちらの方向に行くと思っていたら、
まったくちがう方向に向かったのだもの! 
すばらしい映画。
見る価値が充分ある! 

オトーサン、
「そうか、こんなひとが真犯人だったのか、
予想もしなかったなあ」
1本してやられたというところ。
この映画、絶対に「ル−ル3」ではありません。
ホラー映画の体裁をとっていますが、
学園ラブ・ストーリー映画です。
「この映画、見てよかった。
結構、おもしろかった。
ルールには、例外もあるんだなあ」


ルール2 

オトーサン、
「ルール2に従って、見ないで返却しよう。
でも、勿体ないよなあ。そうだよなあ...」
悩んだ末に、ちょっとだけ見てみることに。
冒頭は、航空機内でテロリストが活躍。
操縦士を殺してしまい、操縦不能になります。
「おお、どうするんだ、この先!」
ハラハラしていると、「カット!」の声。
これじゃ、その先も見たくなりますよねぇ。

原題:Urban Legends: Final Cut (2000)     
監督:John Ottman
キャラ:Silvio Horta
脚本:Paul Harris Boardman ほか
Genre: Horror / Thriller / Mystery 
Rated R for violence/gore, language 
    and some sexuality.
Country: USA / Canada 
Language: English 
上映時間:97分
あらすじ:
「ルール2」は、
アルパイン大学の女子学生エイミーの物語。
都市伝説と題する映画を作ろうと悪戦苦闘。
メンバーが次々と事故にあう。
奇妙に思って、エイミーは捜査を開始し、
その裏で、不吉な手が働いていることを知る。
彼女は、自分が都市伝説になる前に、
殺人鬼の仮面を引き剥がさねばならない。

出演者: 
Jennifer Morrison ....  Amy Mayfield (エイミー)
Matthew Davis ....  Travis/Trevor(トレバー)
Hart Bochner ....  Professor Solomon (ソロモン教授)
オトーサン、
「うーん、この娘、可愛いけど、イマイチだなあ」

JENNIFER MORRISON
ジェニファー・モリスン 
誕生日 1979  
出身 −− 
 「ルール2」で主役を演じる。 
活躍度 ▲→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆★★★★ 
アクション ☆☆★★★★ 
コメディ  ☆☆★★★★ 
出演作
2000年「ルール2」 

その他の出演者:
Loretta Devine ....  Reese Wilson 
Joey Lawrence ....  Graham Manning  
Anson Mount ....  Toby 
Eva Mendes ....  Vanessa 
Anthony Anderson ....  Stan 
Jessica Cauffiel ....  Sandra 
Michael Bacall ....  Dirk 
Marco Hofschneider ....  Simon 
Jacinda Barrett ....  Lisa 
Derek Aasland ....  P.A. Kevin 
Peter Millard ....  Dr. Fain 
Chas Lawther ....  Dean Patterson 

User Rating:  3.7/10 (2,332 votes)  
オトーサン、
「やっぱり、続編は低い」
ルール1:ヒットすると、続編が出来る。
ルール2:続編は、出来が悪い。

User Comments:
Filmjack3
New Jersey
2003年9月23日
留め置き。

これも、致命的な(つまり悪い)映画。
ごまんとあるそんな映画のひとつだ。
8.5ドルも払って見るべきものではなく、
編集室に留め置かれるべき代物である。
この映画、続編である。 
ヒットした「スクリーム」シリーズの物真似。
手垢がついて、もう耐えられない。
都市伝説によって攻撃されるガキたちではなく、
都市伝説なる映画をつくる間に殺人鬼に襲われる、
アマチュア映画制作者たちの物語である。
フツーの殺人のテクニックを使っており、
面白くも何ともない。
殺人鬼の被るフェンシングのマスクも、
クリエイテイブとは言い難い。 
唯一の収穫は、 
エンド・クレジットで流れるヒッチコックの音楽。
それから、娘が氷片で一杯のバスタブで目覚め、
気がつくと、腎臓が取り出されているあたりか。
これは、やや気味が悪い。
だが、ウンザリする映画だ。
評価は、C-。 

オトーサン、
ホラー映画としては不出来ですが、
映画づくりの世界が覗けたので、満足でした。
「大学の映画学科では、卒論ではなく、
卒業製作映画っていうものを提出するのか。
ふーん、そうなんだ」
主人公のエイミーは、卒業製作映画で
殺人鬼「都市伝説」を撮ることにしたのです。
指導するソロモン教授からも激励されて、
大張り切り。
フツーの卒論は、提出すればまずOKという
世界ですが、この卒業制作映画たるや、
将来がかっている重大なものなのです。
出来がいいと、ヒッチコック賞をもらえて、
ハリウッドからも誘いがかかるのです。
富と名声が、かかっているのです。
まさに、人生の岐路。

オトーサン、
「銀杏並木賞って、あったなあ」
東大学内の文学賞です。
大江健三郎さんが受賞して、
学生作家誕生と大きな話題になりました。
「おれも、応募しとけば、よかった」
若気のいたりで、そんなものに出せるか、
おれたちの雑誌に載せるだけで充分!
そう傲慢不遜にも思ったのが、失敗でした。
後で、審査委員のセンセイに言われました。
「出せば、よかったのに。1席になれたのに」
応募しておけば、今頃は作家だったかも。
それが、長編小説「ブリュメール1960」
大学4年生のときに書きました。

秋の夜長の”続編”として、どうぞ。
ここで、またルール。
ルール1:評判がいいと、続編を掲載したくなる。
ルール2:だが、続編は出来が悪い。


ルール 

オトーサン、
「ルールか」
このところ、ルール1、ルール2とか、
言葉遊びを楽しんでいたので、
気になって、この3部作?を借りました。
途中で、ホラー映画と気づき、激しく後悔。
昔から、ホラー映画については、
心に決めたことがあります。
ルール1:ホラー映画は、絶対見ない。
ルール2:間違って借りてしまったときは、
お金が惜しいなどと思わず、ルール1を読み返す。
でも、そんなこと言ってるそばから、
見ちゃたりして...

原題:Urban Legend (1998) 
監督:Jamie Blanks
脚本:Silvio Horta 
Genre: Horror / Thriller / Mystery
Rated R for horror violence/gore, language 
        and sexual content.
Country: USA / Canada 
上映時間:99分
あらすじ:
キャンパスに殺人鬼が出現。
ポップなロックとソーダを飲み食いし、
浮かれ騒ぎながら、都市伝説をつくる。
この映画、お腹がでんぐり返る。
ガソリン・スタンドで、気がつかないうちに、
あなたのクルマのシートに斧をもって
乗り込んでくるサイコ野郎がいる。
本当のことだ。

出演者:
Alicia Witt.... Natalie Simon(ナタリー)
Jared Leto.... Paul Gardener(ポール)
Rebecca Gayheart.... Brenda Bates(ブレンダ)
オトーサン、
「下手だなあ」
悪いけれど、ハッキリ言って、主役が下手です。
学園祭の演劇では、ないのですよ。

ALICIA WITT
アリシア・ウィット
誕生日 1975/8/21 
出身 米マサチューセッツ州
テレビではCBSのコメディ番組「CIBILL」に
シビル・シェパードの娘役で
95年から98年まで出演。
他、「ツイン・ピークス」など。
映画は「砂の惑星」がデビュー。
「陽のあたる教室」の
クラリネット演奏をマスターする
女子高生役で注目される。
「ルール」のナタリー役が初の主役。
 活躍度   △→
 演技幅   適応
 演技力      ☆☆☆★★★
 アクション  ☆☆☆★★★
 コメディ    ☆☆☆★★★
 出演作
1984年「砂の惑星」
1991年「オブセッション 愛欲の幻」
1993年「恋愛の法則」
1995年「フォー・ルームス」「陽のあたる教室」
1998年「ルール」
1999年「デビッド・リンチのホテル・ルーム」
2000年「セシル・B ザ・シネマ・ウォーズ」
     「彼女の恋からわかること」
     「クレアの恋愛狂想曲」
2001年「バニラ・スカイ」
2002年「トゥー・ウィークス・ノーティス」

その他の出演者;
Loretta Devine.... Reese Wilson
Tara Reid.... Sasha Thomas
Joshua Jackson.... Damon Brooks
Michael Rosenbaum.... Parker Riley
Natasha Gregson Wagner.... Michelle Mancini
Danielle Harris.... Tosh Guaneri
John Neville.... Dean Adams
Robert Englund.... Professor William Wexler
Julian Richings.... Weird Janitor
Gord Martineau.... David McAree
Kay Hawtrey.... Library Attendant
Angela Vint.... Bitchy Girl

User Rating:  5.1/10 (6,153 votes)  
オトーサン、
「5点もあるかなあ

Bryanさん
Colorado
2003年6月20日
全然、コワクない。

振返ってみて、最高のホラー映画は、
ヒッチコックの「サイコ」や「フレンジー」だった。
ヒッチコック後も、「エクソシスト」は、怖かった。
ブライアン・デ・パルマの「殺しのドレス」も、
そう。
いまや、ネタが尽きている。
みんなが怖かったと空騒ぎをしているのが、
この映画。
行く手には、
下らぬ映画が100本も待ち受けている。
この映画で、唯一怖かったのは、演技。
書き残しておきたい。
カワイソウな犬を焼くな!
この手の映画が好き勝手にひとを殺すのは許せるし、
ネコでも、小鳥でも、ハムスターでも、
マナティーでも、殺したきゃ、殺してくれ。
でも、イヌだけは止めてくれ。 

オトーサン、
「このひと、愛犬家なんだ」
お金儲けのために作られたホラー映画を見るのは、
やめましょうよ。
CGだけが見物の「マトリックス」の続編も、同じ。
「...でも、見に行くだろうなあ」
空騒ぎに、弱い人間なのです。


キューブIQハザード 

オトーサン、
「これも、2匹目のドジョウ。
よほどCUBEが売れたんだろうなあ」
極限状態に置かれたひとびとの行動は、
劇的にならざるをえないので、
映画化しやすいのでしょうが...、
「安易だよなあ」

原題:Omega Diary (1999)     
監督・脚本:Benjamin Cooper
Genre:Thriller / SF / Horror 
Rated R for strong violence including a rape, 
        and for language and a sex scene.
上映時間:
あらすじ:
ラッセルは、地元ラジオ局のディレクター。
仕事で飛び回っていて、家族を放りっぱなし。
今日は、親友から誘われての遊び。
海を見るのは、はじめてだ。
海岸で、離婚したばかりの女性に出会う。
いい仲になりはじめたとき、臨時ニュース。
核ミサイルが西海岸に飛来中というのだ。
幸い核シェルターに逃れて、難は逃れたものの...

出演者:
Warren G. Hall ....  Russell(ラッセル) 
Catherine Barlow ....  Amber(アンバー) 
Mitch Adams ....  Jamie Kincaid (キンケイド)
オトーサン、
「どうってこたぁない演技だ」
無名の役者さんたちばかり。
誰ひとり、経歴は出ていませんでした。

その他の出演者:
Rachel Balzer ....  Ronnie
Scott Bentley ....  Cyrus 
Mark Brunasso ....  Paul 
Mary Ann Rossi ....  News anchor 
Monty Wall ....  Stanley Blasco 

User Rating:  2.8/10 (11 votes)  
オトーサン、
「これも、驚くほど低いスコアだなあ」
見ている人というか、
投書した人がたったの11人。
これって初めてかも?

User Comments:
Moondrop_Cさん
GA, USA
2001年8月9日
人間行動の考察

お互いをよく知らない6人が、
核シェルターに閉じ込められたら、どうなるか? 
海辺で出会ったばかりなのに、
ラジオ・ニュースで第3次世界大戦の勃発を知る。
偶然、一人が近くの核シェルターを知っていたので、 
全員そこに避難し、閉じこもる。
それ以降、パラノイア心理学がはじまる。
密室病。
対立し、本音を言い合い、事態は悪化。 
この映画の役者たちは、みな知らないひとばかり。
2人は、どこかでちらっと見たような気がするが、
セットは、核シェルターの2部屋のみ。
最後に、どんでんがえしがある、 
私は、この世の終りの映画のフアンなので、
ビデオ屋でみつけて、見ることにしたが、
かなり面白かった。
「CUBE」が好きだったら、
この映画も楽しめると思う。

オトーサン、
「うーん、ヨハネ黙示録か」
22章13節の言葉が冒頭に出てくるのです。
味わい深いので、ご紹介しましょう。
「わたしはαであり、Ω(オメガ)である。
最初の者にして、最後の者。
初めであり、終わりである」
「中曽根さんの気持ち、分かるなあ」
この元首相、故小渕首相の時代に、
小選挙区から比例区に回ることと引き換えに、
永世第一位指名の座を獲得したのです。
でも、党議で、73歳議員定年制が決まって、
小泉さんが引導を渡しに行ったのですが、激怒。
「αであり、Ωである
この俺をクビに何でクビに?
これは、政治的テロだ!!!」
いまや、小泉さんはテロリスト。
そうなると、ブッシュとの蜜月もお終いのはず。
年寄りいじめは、選挙に影響するかも。


キューブ・アイキュー 

オトーサン、
「これって、CUBEのマネだろう」
GEOで、そんなのを2本発見しました。
柳の下にドジョウが2匹。
さて、どんなドジョウなのでしょうか。
やや、こわいもの見たさです。

原題:Game Room (1999)     
監督:Joe Tornatore
Genre: Drama / Thriller 
Country: Australia 
Language: English 
上映時間:90分
あらすじ:
マイケルは、名バイオニリスト、
いまは痴呆の父親の介護の日々を過ごす。
大学の授業でも、バイオリンの稽古でも、
教授に馬鹿にされ、友人たちにのいじめに会う。
デートもうまく行かない。
マイケルは、復讐を思いつく。
核シェルターをつくり、
いじめた奴等を監禁しようというのだ。

出演者:
Patrick Rees ....  Michael Gorst(マイケル) 
Melissa Tkautz ....  Lisa Summerfield(リサ) 
Virginia Hey....  Dr. Greta Davis(デイビス博士)
オトーサン、
「なかなか、いいじゃん」
主人公のマイケルを演じた若手俳優、
クールでホット、優しくて非情な若者を
好演していました。
この映画、全員、無名役者ばかりのようで、
誰ひとり、経歴が出ていませんでした。

その他の出演者:
Bruce Samazan ....  Orlando 
Danielle Spencer ....  Alena 
Emmanuel Marshall ....  Zach 

User Rating:  1.9/10 (13 votes)   
オトーサン、
「おお、低い!過去最低だ」

User Comments:
moviewiz-4 さん
2001年12月9日
挑戦的で、面白い

最初の30分は、かなり空疎でだれていた。
だが、第2部になると、エキサイティングになる。
すばらしい映画といえる。
だが、もっと名の売れた役者をつかって、
スパイスをきかせるべきだった。

オトーサン、
「やっぱり、CUBEは傑作だった」 
最初から最後まで密室というのが、よかったのです。
この映画、最初と最後は、シドニーの大学町が舞台。
風景も平凡なので、密室とのコントラストがなく、
中途半端で終わりました。
マイケルをいじめた連中は、
テロリストの攻撃ということで、
核シェルターに逃げ込むのですが、
兵糧攻め、水攻め、ネズミ攻めにあいます。
この密室での極限状態を追求すれば、
傑作の「CUBE」に並んだのかもしれません。


騎兵隊 

オトーサン、
これも、ジョン・ウェインの西部劇。
共演が、ウィリアム・ホールデン 
うれしいことに、監督がジョン・フォード!
舞台となるのは、南北戦争。
西部劇フアンなら、よだれが出るでしょう。

原題:Horse Soldiers, The (1959)     
監督:John Ford
原作:Harold Sinclair
脚本:John Lee Mahin ほか
Genre: Adventure / War / Western 
上映時間:119分
あらすじ: 
北軍の混成部隊が、南軍の戦線の奥深く 
鉄道や供給基地を叩くべく、送りこまれる。
行動をともにすることになった軍医は、
たちまち指揮官と反目する。
秘密の使命が南の美人に漏れてしまう。
彼女の口をふさがねばならない。
北軍の士官たちには、
使命を果たしたい様々な理由があった。

出演者:  
John Wayne...Col. John Marlowe (マーロー大佐)
William Holden ....  Maj. Henry 'Hank' Kendall
      ,regimental surgeon (ケンドール少佐)
Constance Towers ....  Miss Hannah Hunter 
           of Greenbriar(ハナ)
オトーサン、
「若いなあ。別人みたいだ」
主役の2人、ジョン・ウェインも、
ウィリアム・ホールデンも安心してみておられます。
南部美人ハナを演じた女優さん、
文字通り華がありました。
今日は、名優ウィリアム・ホールデンの
経歴を見ましょう。
ジョン・ウェインの経歴紹介は、いいですね。
昨日見たばかりですから。

WILLIAM HOLDEN
ウィリアム・ホールデン 
誕生日 1918/4/17-1981/11/16  
出身 米イリノイ州オファロン 
カリフォルニア州パサデナ短大から
パサディナ・プレイハウスに入り演劇を学んだが、
パラマウント社からスカウトされ、
39年「ゴールデン・ボーイ」で映画デビュー。
大戦中に空軍に入隊、戦後再び映画界に復帰。
53年「第17捕虜収容所」でアカデミー主演男優賞
代表作は「麗しのサブリナ」「パリで一緒に」など。 
出演作 
1939年「ゴールデン・ボーイ」「前科者」
1940年「我等の町」「アリゾナ」
1941年「空の要塞」「掠奪の町」
1943年「俳優志願」
1947年「ハリウッド・アルバム」「恋文騒動」
1948年「コロラド」「荒原の女」
1949年「テキサス決死隊」
1950年「ボーン・イエスタディ」
     「サンセット通り」
     「武装市街」
1951年「太平洋の虎鮫」「戦場の誓い」
1952年「黒い街」
1953年「月蒼くして」「第17捕虜収容所」
     「女性よ永遠に」
     「ブラボー砦の脱出」
1954年「重役室」「トコリの橋」
     「麗しのサブリナ」「喝采」
1955年「慕情」「ピクニック」
1956年「ロケット・パイロット」「誇りと冒涜」
1957年「戦場にかける橋」
1958年「鍵」
1959年「騎兵隊」
1960年「スージー・ウォンの世界」
1961年「偽の売国奴」
1962年「誘惑の夜」「ライオン」
1963年「パリで一緒に」
1964年「第7の暁」
1966年「アルバレス・ケリー」
1967年「007/カジノ・ロワイヤル」
     「コマンド戦略」
1969年「クリスマス・ツリー」
     「ワイルド・バンチ」
1971年「夕陽の挽歌」
1972年「復讐の荒野」
1973年「愛のそよ風」
1974年「タワーリング・インフェルノ」
     「ダーティハンター」
1976年「ネットワーク」
1978年「オーメン2/ダミアン」「悲愁」
     「オフサイド7」
1979年「アシャンティ」
1980年「世界崩壊の序曲」
1981年「アドベンチャーロード」
     「S・O・B」

その他の出演者:
Judson Pratt ....  Sgt. Maj. Kirby 
Hoot Gibson ....  Sgt. Brown 
Ken Curtis ....  Cpl. Wilkie 
Willis Bouchey ....  Col. Phil Secord 
Bing Russell ....  Dunker 
O.Z. Whitehead ....  Otis 'Hoppy' Hopkins
          (medical assistant) 
Hank Worden ....  Deacon Clump 
Chuck Hayward ....  Union captain 
Denver Pyle ....  Jackie Jo (rebel deserter) 
Strother Martin ....  Virgil (rebel deserter) 
Basil Ruysdael ....  The Reverend
         (Jefferson Military Academy) 
Carleton Young ....  Col. Jonathan Miles, CSA 

User Rating:  6.9/10 (648 votes) 
オトーサン、
「おお、これも高い。当然だけど」
ジョンフォード監督は、カメラの使いの名手。
近景と遠景を巧みに使いわけています。

User Comments:
bobj-3さん 
1999年11月18日
ジョン・フォード監督にとって、
この映画の製作は、悲劇だった。

ジョン・フォード監督は、俳優やクルーへの
思い入れがひときわ強いひとだった。
長年一緒にフォード一家として働いてきたひとが
たくさんいた。
そのなかに、年配のスタントマンで
カウボーイ役のフレッドがいた。
いつもは慎重な監督がフレッドにスタントを頼んだ。
馬が倒れ、フレッドの首が折れた。
このシーンは、ファイナルカットで保存されている。
だが、ジョン・フォード監督の心の痛みは、
生涯、消えることがなかった。

オトーサン、
「どこかで見たなあ」
南部美人ハナの住んでいる豪壮なお屋敷、
そして、オークの巨木が豪勢に並ぶ前庭。
「そうだ、ニューオリンズの郊外だった。
撮影によく使われるとか言ってたっけ...」
10年以上も経って、今頃、分かるととは。
この映画、南北戦争がテーマ。
そこで、ふと連想したのですが、
イラクに派遣された自衛隊員が、万が一戦死したら、
小泉さんは、家族にどういう対応をとるでしょうか?
答え:1)会いたくない!と駄々をこねる
   2)お詫びに行き、涙を流すと思ったひとは、
     1を熟読せよ
さて、
スタントマンのフレッドの死を生涯悔やんだ
この情の深い名監督の経歴を見てみましょう。

JOHN FORD
ジョン・フォード 
誕生日 1895/2/1-1973/8/31 
出身 米メイン州ケープ・エリザベス 
監督作 
1917年「鄙より都会へ」「愛馬」「恵の光」
     「腕力家」「光の国へ」
     「武力の説教」「誉の名手」「颱風」
     「快中尉」
1918年「砂に埋れて」「幽霊騎手」
     「真紅の血汐」「黄金の罪」
     「鉄窓を出て」「布哇の一夜」「新生涯」
1919年「鞍上の勇者」「空拳」「回春録」
     「西部の紳士」「さすらいの旅」
     「正義の騎手」「復讐の騎手」
     「恋の投縄」
1920年「二十九号室」「西方の勇者」
     「野人の勇」「A街の貴公子」
1921年「雷電児」「吹雪の道」「熱血の焔」
     「ジャッキー」
     「百発百中」「疾風の如く」
1922年「嘆くな乙女」「銀色の翼」(共)
     「村の鍛冶屋」
1923年「侠骨カービー」「豪雨の一夜」
     「意気天に沖す」
1924年「オーロラの彼方へ」
     「アイアン・ホース」
1925年「雪辱の大決戦」
     「香も高きケンタッキー」「電光」
     「サンキュー」
1926年「青鷲」「誉れの一番乗」「三悪人」
1928年「四人の息子」「血涙の志士」
     「マザー・マクリー」
     「ナポレオンと理髪師」
     「赤毛布恋の渦巻」
1929年「黒時計聯隊」「最敬礼」「名物三羽烏」
1930年「悪に咲く花」「最後の一人」
     「河上の別荘」
1931年「人類の戦士」「餓鬼娘」「海の底」
1932年「大空の騎士」「肉体」
1933年「ドクター・ブル」「戦争と母性」
1934年「プリースト判事」「肉強鬼中隊」
     「世界は動く」
1935年「男の敵」「周遊する蒸気船」
     「俺は善人だ」
1936年「スコットランドのメアリー」
     「虎鮫島脱出」
1937年「ハリケーン」「軍使」
1938年「四人の復讐」「サブマリン爆撃隊」
1939年「モホークの太鼓」「駅馬車」
     「若き日のリンカーン」
1940年「怒りの葡萄」「果てしなき船路」
1941年「わが谷は緑なりき」「タバコロード」
1942年「ミッドウェイ海戦」
1943年「ドキュメント真珠湾攻撃」
1945年「コレヒドール戦記」
1946年「荒野の決闘」
1947年「逃亡者」
1948年「三人の名付親」「アパッチ砦」
1949年「黄色いリボン」
1950年「リオ・グランデの砦」「幌馬車」
1952年「静かなる男」「栄光何するものぞ」
1953年「モガンボ」「太陽は光り輝く」
1955年「長い灰色の線」「ミスタア・ロバーツ」
1956年「探索者」
1957年「月の出の脱走」「荒鷲の翼」
1958年「ギデオン」「最後の歓呼」
1959年「騎兵隊」
1960年「バファロー大隊」
1961年「馬上の二人」
1962年「西部開拓史」(挿話)
     「リバティ・バランスを射った男」
1963年「ドノバン珊瑚礁」
1964年「シャイアン」
1966年「荒野の女たち」

次に、IMDBから。
ジョン・フォードが、ハリウッドにやってきたのは、
兄が俳優だったからだ。
「何で、ハリウッドにやってきたのですか?」
後年そう問われて、かれはこう答えた。
「汽車で」
これは、この世界で最も尊敬される監督になった。
かれは西部劇で有名だが、
当時、西部劇は低く見られていた。
6回もアカデミー賞を受賞した。
うち、2つは第2次世界大戦の記録映画である。
妻と、息子と娘がいた。
そして、お孫さん。
かれが有名なおじいちゃんの伝記を書いたのである。

オトーサン、
「ふーん、そんなことがあったんだ」
それにしても、孫が生まれる気配がないなあ。
「伝記など、とてもムリだろうなあ」


アラスカ魂 

オトーサン、
「いやぁ、前衛映画は、疲れる」
そこで、西部劇のDVDを買いました。
ハリウッド・プライスとかで、
2本買うと、1本タダ。
「1本2000円といわないのが、ニクイね」

原題:North to Alaska (1960)     
監督:Henry Hathaway
アイディア:John H. Kafka
脚本: Ladislas Fodor
Genre: Comedy / Western
上映時間:122分
あらすじ:
サムとジョージは、アラスカで金鉱を掘り当てる。
ジョージは、サムに頼んでシアトルに
フィアンセを呼びに行ってもらう。
サムは、彼女がすでに結婚しているのを知り、
かわりにエンジェルを連れて戻ってくる。
サムは、ジョージとエンジェルの仲を
何とか、取りもとうとするが、
エンジェルの方は、ジョージの弟のビルが
言い寄ってくるのを拒むのに、大忙し。
そして、詐欺師のフランキーが、
サムたちの金鉱の権利を盗もうと企む。

出演者:  
John Wayne ....  Sam McCord (サム)
Stewart Granger ....  George Pratt(ジョージ) 
Capucine ....  Michelle ('Angel') (エンジェル)
Ernie Kovacs ....  Frankie Canon(フランキー) 
オトーサン、
「やあ、こんなジョン・ウェインも珍しいね」
女性に言い寄られて照れたり、
気持ちを打ち明けられなくて、くよくよ。
そんな彼の輝かしい芸歴をみましょう。

JOHN WAYNE
ジョン・ウェイン 
誕生日 1907/5/26-1979/6/11 
出身 米アイオワ州 
出演作
1925年「大学のブラウン」
1926年「剣侠時代」
1927年「最後の一蹴」
1928年「マザー・マクリー」「血涙の志士」
1929年「踊るカレッジ」「最敬礼」
1930年「最後の一人」「ビッグ・トレイル」
1931年「娘三人」「アリゾナ」
     「鉄腕ジョーンズ」
1932年「テキサスの旋風」「巨頭団殲滅」
     「歓呼の涯」「流線怪盗列車」
     「テキサスの若武者」
     「アリゾナ・ギャング」「金塊争奪」
1933年「討伐隊」「つばさの天使」「男の一頁」
     「紅唇罪あり」「南方の騎士」
1934年「ユタから来た男」
1936年「沿岸警備隊」「荒武者乱闘王」
1937年「超速大陸争覇」「従軍記者」
     「氷上の乱闘」
     「荒野の激斗/モンタナの掟」
1939年「駅馬車」「アリゲニー高原の暴動」
1940年「暗黒の命令」「果てなき船路」「妖化」
1941年「暴力街」「暗黒街の王者」
     「丘の羊飼い」
1942年「或る夜の貴婦人」「絶海の嵐」
     「スポイラーズ」「西部の顔役」
     「ならず者戦斗機隊」「男性都市」
1943年「西部を駆ける恋」「硝煙の新天地」
1944年「血戦奇襲部隊」「拳銃の町」
1945年「炎の街」「パターンを奪回せよ」
     「コレヒドール戦記」「ダコタ荒原」
1946年「恋愛超特急」
1947年「拳銃無宿」「タイクーン」
1948年「アパッチ砦」「赤い河」
     「三人の名付親」
1949年「怒濤の果て」「ケンタッキー魂」
     「黄色いリボン」「硫黄島の砂」
1950年「リオ・グランデの砦」
1951年「太平洋機動作戦」「太平洋作戦」
1952年「静かなる男」「ハワイの陰謀」
1953年「勝負に賭ける男」「男の叫び」
     「ホンドー」
1954年「紅の翼」
1955年「男の魂」「中共脱出」
1956年「征服者」「捜索者」
1957年「荒鷲の翼」「ジェット・パイロット」
     「失われたものの伝説」
1958年「黒船」
1959年「リオ・ブラボー」「騎兵隊」
1960年「アラモ」「アラスカ魂」
1961年「コマンチェロ」
1962年「リバティ・バランスを射った男」
     「ハタリ!」「史上最大の作戦」
     「西部開拓史」
1963年「ドノバン珊瑚礁」「マクリントック」
1964年「サーカスの世界」
1965年「偉大な生涯の物語」「危険な道」
     「エルダー兄弟」
1966年「巨大なる戦場」
1967年「戦う幌馬車」「エル・ドラド」
1968年「グリーン・ベレー」
1969年「ヘル・ファイター」「勇気ある追跡」
     「大いなる男たち」
1970年「チザム」「リオ・ロボ」
1971年「100万ドルの決斗」
1972年「11人のカウボーイ」
1973年「大列車強盗」「ビッグケーヒル」
1974年「マックQ」
1975年「ブラニガン」「オレゴン魂」
1976年「ラスト・シューティング」 

その他の出演者:
Fabian ....  Billy Pratt 
Mickey Shaughnessy ....  Peter Boggs 
Karl Swenson ....  Lars Nordquist 
Joe Sawyer ....  Land Commissioner 
Kathleen Freeman ....  Lena Nordquist 
John Qualen ....  Logger 
Stanley Adams ....  Breezy 

User Rating:  6.8/10 (512 votes)  
オトーサン、
「おっ、高いぞ」

User Comments:
eaglejet98
2002年5月23日
ウェイン、北へ。こりゃ、面白い!

こいつは、ステキな映画だ。
とっても愉快だった。
登場人物は、誰も個性的で輝いている。
アーニー・コバックス演じる究極の詐欺師
フランキーは、登場するや、画面を独り占めする。
ジョン・ウェインは、それを承知の上で、
徹底的に自分のパロディを演じ、驚くほどだ。
エンジェル役のキャプシーヌは、淑女。
売春宿で働いていても、すてきな女性に見える。
ワンちゃんもいい仕事をしている。
ジョニー・ホートンの主題歌、
North to Alaskaは、彼の最高のヒット作だ。
古典的なカウボーイ映画の乱闘シーンが、
最初と最後にサービスされている・
いやぁ、面白かった。 

オトーサン、
「おお、懐かしいなあ」
フォスターの名曲「草競馬」を聞くのは何十年ぶり。
この映画、そこはかとないステキなコメディの味が
楽しめます。
ニヤッとするセリフも出てきます。
ジョン・ウェインが、女房族を評して、
「一人の男を不幸にするのもいいが、
大勢の男を楽しませてほしいもんだ」
西部劇として見ると、いい加減なシーンだらけ。
ジョン・ウェインが殴り倒されるし、
ぬかるみで服が濡れたはずなのに、
その直後にエンジェルと会うときには、
もう乾いていたり...。
ジョン・ウェインのルールが崩れています。
ルール1:ジョン・ウェインは、強い。
ルール2:ジョン・ウェインを弱いと感じたら、
     ルール1を読み返せ。
この言い方、他にも応用がききます。
ルール1:小泉は、正しい。
リール2:小泉は、人気だけで
     中身はサイテーと思ったら、
     ルール1を読み返せ。

オト−サン、
「そうだった。白夜だったっけ」
アラスカの真夜中の太陽って、オツですよ。
アラスカに、興味のあるかたは、
オトーサンの傑作?エッセイ
「そんなことアラースカ」
どうぞ、ご一読を!
秋の夜長を過ごすのには最適ですが、
長文なので、つい夜ふかしするかも。
週末にどうぞ!
ルール1:オトーサンのエッセイは、面白い。
ルール2:オトーサンのエッセイは、
     くだらないと思ったら、それも正しい。


CUBE 

オトーサン、
「"カンパニーマン"、すごい映画だった」
そんなことで、この新進映像作家に興味をもち、
評判の"CUBE"を借りました。
経営再建の牽引車となった日産CUBEとは、
何の関係もありません。念のため。

原題:Cube (1997)  
監督:Vincenzo Natali
脚本:Andre Bijelic / Vincenzo Natali 
   Graeme Manson 
Genre: Genre: Thriller / SF / Horror 
Rated R for some strong sf violence/gore 
   and language.
Country: Canada 
Language: English 
上映時間:90分
あらすじ:
全部で7人の見知らぬものが、
ある日、目覚めると、立方体の迷路で目覚める。
出合ったかれらは、色とりどりの無数の立方体が
あり、抜け出せない死の罠になっていることに
気づき、それぞれの技能や知能を使って
一緒に脱出の知恵を絞る。
数学の天才である少女レベンの教えに従って、
かれらは、ハッチを上下前後左右に移動し、
出口を探そうとする。

出演者:
Nicole de Boer ....  Leaven(レブン) 
Maurice Dean Wint ....  Quentin the Cop(クエンティン:警官) 
David Hewlett ....  David Worth the Architect(ワース:建築家) 
オトーサン、
「みんな無名の役者さんだ」
CUBEなる密室のなかで、
それぞれの存在が
同志から敵へ、敵から導師へと変化するのです。
その変化をみんな懸命に演じていました。
そのあたりに好感がもてました。

その他の出演者:
Nicky Guadagni ....  Dr. Helen Holloway 
Andrew Miller ....  Kazan, the autistic man 
Julian Richings ....  Alderson 
Wayne Robson ....  Rennes 'The Wren', convict 

User Rating:  7.3/10 (10,529 votes)  
オトーサン、
「高いスコアだ!」

User Comments:
Infofreakさん
Perth, Australia
2002年1月20日
1990年代最高のSF映画だ!

SF映画では、
巨大予算で特殊効果なんか問題でないことを
示しているのが、この映画だ。
問題は、アイディア。 
簡単なことだ。
だが、「スターウォーズ」や
「リング・オブ・ザ・ロード」に群れるひとは、
がっかりするだろう。
糞ったれ。
これは、低予算のファンタスティックな映画である。
傑出しているという点では、
'Carnival Of Souls'、'Night Of The Living Dead'、
 'Dark Star' 、'Eraserhead'と肩を並べる。
これは、文字通りパズルである。
答えは、観客それぞれが解けばよい。
お匙で食べさせてもらうような映画フアンは、
フラストレーションを抱くだろう。
自分の頭で考えることが好きなひとは、
大いに喜ぶだろう。 
この映画は、「スタートレック」よりも、
カフカや"Abe"に似かよっている。
もし、もったいぶっていると思うなら、
この映画は、あなた向きではない。
そうでないならば、この映画を見逃すなかれ! 
未来の古典である。

オトーサン、
一頃流行したルーブ・キュービック。
パズルを解くように、あちこち動かして、
完成したときの嬉しさを思い出しました。
でも、あの時、もしも、
小人がキュービックの中に閉じ込められていたら
どうでしょうか?
「ありゃ、せっかく出口をみつけたのに、
場所が変わってしまった」
きっと徒労感に打ち砕かれるでしょう。

オトーサン、
「いやぁ、ショックだった」
結末を言うのは、ルール違反ですが、
7人の男女が、キュービックの迷路に
閉じこめられて、悪戦苦闘するのでが、
いざ、生き残って脱出できたひとりの
眼の前に広がるのは、何もない世界。
その明るさが、実に衝撃的です。
「人生、前途に希望を抱け!」
そんな決まりきったセリフを聞き飽きた
若者は、拍手喝采するでしょうし、
「人生、こんなもの」と悟りきった老人は、
逆に、希望の光と受け取るでしょう。
力強き者、賢い者たちは、
その権力のはかなさを感じるでしょうし、
知恵遅れの子供を抱えた親たちにとっては、
大いなる励ましとなるでしょう。
見るひとにとって、見る角度によって、
いろいろな意味を汲み取れるのです。
脚本のすばらしさ、撮影の見事さ、
出色の映画でした。


カンパニー・マン 

オトーサン、
「カンパニー・マン、
直訳すれば会社人間、つまらん題名だなあ」
原題は、"Cypher"、暗号。
このほうが、ミステリーらしい味がします。
暗号で思い出しましたが、暗証番号。
銀行から、新しいのに直せと催促しきり。
無視していたら、新番号に変更させられました。
「覚えにくいったら、ありゃしない」

原題:Cypher (2002)     
      The Company Man
監督:Vincenzo Natali
脚本:Brian King 
Genre: Action /Thriller /Fantasy /SF
上映時間:95分
あらすじ:
退屈極まりない郊外生活から抜けだし、
もっと刺激的な生活を送ろうと、
サラリーマンのサリバン・モーガンは、
世界的なコンピュータ会社デジコープ社の
産業スパイの仕事につく。 
デジコープは、アメリカ各地を飛び回らせて
各種会議のスピーチを録音する仕事をやらせる。
だが、サリバンは、不思議な女性に出会って、
仕事が思っていたようなものではないことに気付く。
かれは、暗いアングラの洗脳世界に降りていき、
自分のアイデンティティを保とうと苦闘する。

出演者:  
Jeremy Northam ....  Morgan Sullivan(モーガン・サリバン) 
Lucy Liu ....  Rita(リタ) 
Nigel Bennett ....  Finster(フィンチャー) 
オトーサン、
「いやぁ、大したものだ」
主人公のサリバンは、出ずっぱりですが、
演技にひとつも破綻がないとは、大したもの。
経歴をみましょう。
リタを演じるルシー・リューは、
経歴が出ていませんでしたが、
どこかで見た顔だなあと思っていたら、
「チャーリーズ・エンジェル」の3人娘でした。

JEREMY NORTHAM
ジェレミー・ノーザム 
誕生日 1961/12/1 
出身 英ケンブリッジ 
父は元文学・演劇教授、母は経済学教師。
4人兄弟の末っ子。
86年にブリストル・オールド・ヴィック
演劇学校を卒業。
87年、テレビ映画「サスピション/断崖の恐怖」
でデビュー。
「名探偵エルキュール・ポアロ」シリーズにも出演。
92年「嵐が丘」のヒンドリー役で映画デビュー。
「ザ・インターネット」や「グロリア」など
悪役を演じると、存在感が際立つ俳優。 
活躍度 △↑ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆★★★★ 
出演作 
1992年「嵐が丘」
1995年「キャリントン」「ザ・インターネット」
1996年「エマ」「ミミック」
1997年「アミスタッド」
1998年「グロリア」
     「THE MISADVENTURES OF MARGARET」
1999年「理想の結婚」「5シリングの真実」
2000年「金色の嘘」
2001年「ゴスフォード・パーク」
     「カンパニー・マン」「エニグマ」

その他の出演者:
Timothy Webber ....  Calloway 
David Hewlett ....  Vergil Dunn 
Kari Matchett ....  Diane Thursby 
Anne Marie Scheffler....Stewardess Parked Boise 
Matthew Sharp ....  Sunways Technician 
Nelson Tynes ....  Agent 

User Rating:  7.2/10 (682 votes)  
オトーサン、
「おお、7点台。高いスコアだ」

User Comments:
Kosinusさん
Hamburg, Germany
2003年8月14日
美しい!!!

スタイリッシュで、いい雰囲気!
現代美術の世界だ! 
オープニング・タイトルから終りまで、
魅惑の物語とデザインが... 
どこか前作「CUBE」の世界とつながっている。 
映画の最後のナタリーの説明の会話は
なかったほうがよかったと思う... 
そう... ほとんどカンペキな映画;-) 
クレバーで、面白く、実に美しい... :-)

オトーサン、
「この新進監督、有望だ!」
モダーンで洗練された新鮮な映像美に酔いました。
早速、経歴をみましょう。

VINCENZO NATALI
ヴィンチェンゾ・ナタリ 
誕生日 1969 
出身 米ミシガン州デトロイト 
監督作
1997年「CUBE」
2001年「カンパニー・マン」

残念ながら、IMDBには、
経歴が載っていませんでした。


書斎の死体 

オトーサン、
「こりゃ、大変だ。楽しみでもあるが」
ミス・マープルのTVシリーズを知りました。
ミス・マープル全11巻 エピソード・ガイド
(http://www.areab.co.jp/mystery/marpeps.html)
の第1作。とても力が入っています。

原題:The Body in the Library (1984) (TV) 
監督:Silvio Narizzano
原作:Agatha Christie
脚本:T.R. Bowen  
Genre: Crime / Mystery
Country: UK 
Language: English 
上映時間:
あらすじ:
アマチュア探偵のミス・マープルは、
若い娘の殺人事件を捜査する。
娘の死体は、バントリー大佐とその夫人が住む
ゴシントン・ホールの書斎で発見されたのだ。

出演者:
Joan Hickson.... Miss Jane Marple(ミス・マープル)
Moray Watson.... Colonel Arthur Bantry(バントリー大佐)
Gwen Watford.... Mrs. Dolly Bantry(バントリー夫人)
Ciaran Madden.... Adelaide Jefferson(アデレード)
オトーサン、
「厳しい世界だなあ、芸能界は」
このTV番組の出演者たち、みんな芸達者でしたが、
海外映画俳優マガジンには、
誰ひとり載っていないのです。
TVと映画では、格がちがうのでしょうか。

その他の出演者:
Valentine Dyall.... Lorrimer
Karin Foley.... Mary
Frederick Jaeger.... Chief Constable Colonel 
                     Melchett
Raymond Francis.... Sir Henry Clithering
David Horovitch.... Detective Inspector Slack
Ian Brimble.... Detective Constable Lake
Sarah Whitlock.... W.P.C.
Andrew Cruickshank.... Conway Jefferson
John Moffatt.... Edwards
Keith Drinkel.... Mark Gaskell
Jess Conrad.... Raymond Starr

User Rating:  5.7/10 (40 votes)  
オトーサン、
「TV映画とも思えぬ高いスコアだ」
もっと高いスコアでもいいかも。

User Comments:
tedgさん
Virginia Beach
2003年9月2日
急転換

探偵ミステリーは、 
物語がどう構成されているかに
興味がある人にとっては、
文学のなかでもっとも贅沢で冒険的な経験だ。
読者と著者の間の約束事は、かなり複雑だ。
登場人物たちとのヴァーチャルな約束事も大事。
アガサ・クリスティーは、トリックの巨匠。
クリスティーとセイヤーズは、
登場人物たちを物語のなかに配置する際、
現実の曖昧さを誇張する。
これは、映画監督の場合も同じである。
"Death in the Clouds"では、
多重人格の探偵作家と架空の探偵!が登場する。
BBC放送は、こうした知的冒険を試みている。
多様な併行して進む非情な現実をみせつける一方で、
贅沢な舞台や多彩な登場人物でその味を薄める。
ひどいやりかたではある。
それに誤魔化されてはならない。
だが、この映画の場合は、
その欠点を埋め合せる2つの長所がある。
監督の舞台設定がいいのだ。
実に、知的である。
背景は、クリエイティブなカメラワークで
描かれており、
多くの会話も、実に賢明に書かれている。
繰り返し出てくるダンスのパートナー・シーンは、
特筆もの。
毎回、ちょっとずつ違っているが、意味があり、
別の観点を与えてくれようになっている。
Trudie Stylerの自信満々な態度と
Hicksonの世慣れた譲歩とは、好対照をなしている。
物語のテクニカルな面も、同様に、興味深い。
古い探偵物には、あるフォーマットがある。
死体が、邸宅で発見され、居住者が容疑者になる。 
誰が、どうやって殺したか、
その難しさがゲームになるのだ。
だが、この映画の場合、
ゲームのルールが変更されている。
ひとびとは、他のひとのことを知らないのだ。
場所と死体が、通常、物語を成立させて、
すべては、その一点につながっていくはずだが、
この映画の場合、そうはなっていない。
私の評価は、3点満点で3点。
見る価値がある。 

オトーサン、
「 そうなのか」
冒頭にすぐ殺人事件。
それなのに軽快な音楽が流れ続けるのです。
実は、この音楽、モーツアルト「フィガロの結婚」。
ちゃんと、意味があって、
事件の解決のヒントがあったのです。
この映画、登場人物が多彩で、誰が誰なのか
分からないところが、難ですが、
2度、3度みると、どんどんよくなっていきそう。
「こりゃ、老後に最高だ」


エッジウェア卿殺人事件 

オトーサン、
「おお、アガサもの。3本もあった!」
最近、アガサ・クリスティーの映画に凝っています。
もういまのレンタル・ビデオ屋にはないので、
別の店に行って、発見したのです。

原題:Thirteen at Dinner (1985) (TV)
監督:Lou Antonio
原作:Agatha Christie 
脚本:Rod Browning
Genre: Crime / Mystery 
Country: USA / UK 
Language: English 
上映時間:87分
あらすじ:
エルキュール・ポワレが、TV出演。
ジェーン・ウィルキンソンとの共演で
アクション探偵映画を撮影中の
俳優ブライアン・マーチンと一緒だった。
そこで、印象派の画家カルロッタ・アダムス
に出会う。
みんなそろって、パーティに行き、
ジェーンは、ポワロと陸軍大尉ヘイスティングスに
夫のエッジウェア卿に会って、
離婚したいむねを伝えてほしいと依頼する。
言う通りにしてみると、
卿は、すでに離婚承諾書を送付済みという。
ジェーンは、狂喜するが、
もし、離婚してくれなかったら、
卿を殺すところだったと漏らす。
翌日、卿は死体となって発見される。
卿の屋敷の使用人たちは、犯人は、
ジェーンだと証言するが、
卿のパーティに出ていた証人たちは、
ジェーンは、一諸だったと証言する。
そして、カルロッタ・アダムスが死ぬ。
ポワロは、ジャップ刑事が
ジェーンをしょっぴくと決めてしまったので、
捜査に乗り出すことになる...

出演者: 
Peter Ustinov ....  Hercule Poirot(ポワロ) 
Faye Dunaway ....  Jane Wilkinson/Carlotta Adams(ジェーン) 
David Suchet ....  Inspector Japp(ジャップ刑事)
オトーサン、
「フェイ・ダナウェイ、大活躍だ!」
どこか妖しい魅力をたたえている女優さん。
でも、1人2役の片方は、まともな美人でした。
妖しさは、やはり演技力が産む魔力なのかも。

FAYE DUNAWAY
フェイ・ダナウェイ 
誕生日 1941/1/14  
出身 米フロリダ州バスコム 
幼少の頃から女優を志す。
フロリダ州立大学からボストン大学演劇科に移り、
フルブライト奨学金を取得、
ロンドンのロイヤル・アカデミーにも留学を果たす。
イーリア・カザンに見出され、
62年「わが命つきるとも」でブロードウェイ・
デビュー。
67年「真昼の衝動」で映画デビューを飾る。
67年「俺たちに明日はない」、
74年「チャイナタウン」でアカデミー主演女優賞に
ノミネートされ、
76年「ネットワーク」でついに
アカデミー主演女優賞を受賞した。
98年「ジーア/裸のスーパーモデル」で
ゴールデングローブ助演女優賞受賞。 
活躍度 ○↑ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1967年「真昼の衝動」「夕日よ急げ」
     「俺たちに明日はない」
1968年「華麗なる賭け」
1969年「THE EXTRAODINARY SEASON」
     「恋人たちの場所」
     「アレンジメント/愛の戒律」
1970年「ルーという女」「小さな巨人」
1971年「ドク・ホリデー」「パリは霧にぬれて」
1973年「オクラホマ巨人」
1974年「三銃士」「チャイナタウン」
     「タワーリングインフェルノ」
1975年「四銃士」「コンドル」
1976年「さすらいの航海」
     「ネットワーク」アカデミー主演女優賞
1978年「アイズ」
1979年「チャンプ」
     「ARTHUR MILLERON HOME GROUND」
1980年「FIRST DEADLY SIN」
1981年「MOMMIE DEAREST」
1983年「2つの顔の貴婦人」
1984年「スーパーガール」
     「ドーバー海峡殺人事件」
1987年「バーフライ」
1988年「ウィーンに燃えて」
     「ミッドナイト・クロッシング」
     「ギャンブル/愛と復讐の賭け」
1989年「HELMUT NEWTON : FRAMES」
     「ムーンリットナイト」
     「ウィンター・テイル」
1990年「闇の聖母/侍女の物語」
     「黄昏のチャイナタウン」
1992年「DOUBLE EDGE」
1993年「派遣秘書」「アリゾナ・ドリーム」
1995年「ドンファン」
1996年「DUNSTON CHECKS IN」
     「アルビノ・アリゲーター」
1998年「ジーア/悲劇のスーパーモデル」(V)
1999年「ジャンヌ・ダルク」
     「トーマス・クラウン・アフェアー」◆
2000年「裏切り者」

その他の出演者:
Jonathan Cecil ....  Hastings 
Bill Nighy ....  Ronald Marsh 
Diane Keen ....  Jenny Driver 
John Stride ....  Film Director 
Benedict Taylor ....  Donald Ross 
Lee Horsley ....  Bryan Martin 
Allan Cuthbertson ....  Sir Montague Corner 
Glyn Baker ....  Lord Edgeware's Butler 
John Barron ....  Lord George Edgeware 
Peter Clapham ....  Mr. Wildburn 
Lesley Dunlop ....  Alice Bennett 
Avril Elgar ....  Miss Carroll 

User Rating:  5.8/10 (116 votes)  
オトーサン、
「高いな、TV映画にしては」

User Comments:
andy blundellさん
warwickshire, england
2002年6月19日
うまい脚色だが..

アガサ・クリスティーらしい原作を
巧みに脚色している。
おぼろげな手がかり、罪深い秘密、
あわれな犠牲者を何回も殺せる動機が満載。
ところで、原作は、'Lord Edgeware Dies'
という題名になっている。 
映画化されるにあたって、
なぜ題名を変えたのかよく分からない。
これは改善とはいえない。
舞台を現代にもってきたのは、成功している。
TVのショー番組という導入部は、
面白いアイディアだが、
原作の時代に設定するほうが、
私にとっては,魅力的である。
ポワロが、刑事と仲良しというのも、
原作の時代でしかありえない設定である。
ポワロのような特別のひとを映画化する際には、
観客の期待から外れてはだめである。
私にとっては、
ポワロのピーター・ユスティノフも
ヘイスティングスを演じた
ジョンナサン・セシルにしても、
あまりいいとは思えなかった。
後に、究極のポワロを演じる
デイビット・サッセがジャップ刑事を
演じていたのは、まことに皮肉だった。

オトーサン、
「これ、テンポがいい!
TV映画は、こうでなくては」
忙しい30秒や60秒のコマーシャルの世界に
2時間ものの映画では、テンポが合いません。
でも、この映画、
のんびりした英国のカントリー風景が魅力。
ポワロとともにパンティングを楽しめました。
「パンティングって、なあに?」というかた、
「ニュージーランド夢紀行」をご一読ください。
クライストチャーチの市内を流れる
エイボン川での船遊び体験が書いてあります。
「やぁ、癒し効果満点だなあ」
ゆるやかな川の流れに身をゆだねているうちに、
"灰色の脳細胞"が活性化されたのでしょう。
ポワロは、あざやかに事件を解決するのです。


死海殺人事件 

オトーサン、
「オリエント急行殺人事件、面白いかったなあ」
今日は、この「死海...」で我慢しましょう。
死海といえば、たしか塩辛い海でしたっけ。
体が自然に浮くから、死体も浮くはずですが...

原題:Appointment with Death (1988)     
監督:Michael Winner
原作:Agatha Christie
脚本:Peter Buckman ほか
Genre: Crime / Mystery
Country: UK / USA 
Language: English 
上映時間:102分
あらすじ:
エミリーは、
ボイントン家の3人の子供の継母で、
ギネブラの実の母親。
彼女は、家族の弁護士コープに
3人の子供への遺産の均等配分を記した
前夫の第2の遺言を破棄せよと迫る。
彼女は、子供たちを連れて、
ヨーロッパ各地を回り、聖地へとバカンス旅行。
一方、エルキュール・ポワレもエルサレムに旅行中。
同行したキング医師は、レイモンド・ボイントンと
恋に落ちたが、エミリーは、二人の仲に反対。
旅先では、弁護士のコープと国会議員の
ウェストホルム卿夫人とも出会う。
子供たちは、エミリーが悪どいやり方で、
財産を盗もうとしているのを知って、
憎悪に燃えていた。
滞在した遺跡の発掘現場で、
エミリーの滞在するキャンプに強い関心を抱く。
そして、エミリーが死体で発見される... 
毒殺だった。
ポワレは、捜査を開始する...

出演者: 
Peter Ustinov ....  Hercule Poirot(ポワロ)
Piper Laurie ....  Emily Boynton(エミリー) 
Lauren Bacall ...Lady Westholme(ウェストホルム卿夫人)
オトーサン、
「へえ、エミリーって、そうだったんだ」
この継母、刑務所に14年もいたというので。
そうだろうなあと思っていたら、看守だったのです。
そして知事だったボイントンと結婚、
莫大な遺産を相続したというわけです。
「そうかぁ、看守だったんだ」
看守となれば、いろいろな囚人にうらまれます。
でも、まさか。

PIPER LAURIE
パイパー・ローリー 
誕生日 1932/1/22  
出身 米ミシガン州デトロイト 
活躍度 ○→ 
演技幅 自在 
演技力     ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ   ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1950年「LOUISA」「THE MILKMAN」
1951年「盗賊王子」
          「FRANCIS GOES TO THR RACES」
1952年「NO ROOM FOR THE GROOM」
     「HAS ANYBODY SEEN MY GAL?」
          「アリババの復讐」
1953年「ミシシッピの賭博師」「王者の剣」
1954年「雪原の追跡」「ジョニー・ダーク」
          「DAWN AT SOCORRO」
1955年「SMOKE SIGNAL」
          「奥様はジャズがお好き」
1957年「KELLY AND ME」「UNTIL THEY SAIL」
1961年「ハスラー」
1976年「キャリー」
1977年「RUBY」
1978年「THE BOSS'S SON」
1979年「ティム」
1985年「オズ」
1986年「愛は静けさの中に」
1987年「歪んだ殺意」
1988年「死海殺人事件」「故郷への遠い道」
1989年「ドリームドリーム」
1990年「MOTHER MOTHER」
1991年「アザー・ピープルズ・マネー」
1992年「ストリートビル/秘められた街」
1993年「トラウマ/鮮血の叫び」
          「リッチ・イン・ラブ」
     「潮風とベーコンサンドと
            ヘミングウェイ」
1995年「クロッシング・ガード」
1996年「グラス・ハープ 草の竪琴」
1998年「バラサイト」

LAUREN BACALL
ローレン・バコール 
誕生日 1924/9/16 
出身 米ニューヨーク州ニューヨーク 
活躍度 △→ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1944年「脱出」
1945年「密使」
1946年「三つ数えろ」
1947年「潜行者」
1948年「キー・ラーゴ」
1950年「情熱の狂想曲」「燃えつきた欲望」
1953年「百万長者と結婚する方法」
1954年「ニューヨークの女達」
1955年「中共脱出」「蜘蛛の巣」
1956年「風と共に散る」
1957年「バラの肌着」
1958年「愛の贈物」
1959年「北西戦線」
1964年「求婚専科」「残虐療法」
1966年「動く標的」
1974年「オリエント急行殺人事件」
1976年「ラスト・シューティスト」
1981年「殺しのファンレター」
1987年「ハリウッドからの遺言」
1988年「死海殺人事件」
     「ヒューストン・アンソロジー」
     「ミスター・ノース/風をはこんだ男」
1989年「身代わりの樹」
1990年「ミザリー」
1991年「クリスマスに万歳!」
1993年「ノルマンディーの黄昏」
     「愛のポートレイト」
1995年「プレタポルテ」「サーチ&デストロイ」
1996年「マンハッタン・ラプソディ」
     「ボギーと呼ばれた男」
     「元大統領危機一髪
      プレジデント・クライシス」

その他の出演者:
Carrie Fisher ....  Nadine Boynton 
John Gielgud ....  Colonel Carbury 
Hayley Mills ....  Miss Quinton 
Jenny Seagrove ....  Dr. Sarah King 
David Soul ....  Jefferson Cope 
Nicholas Guest ....  Lennox Boynton 
Valerie Richards ....  Carol Boynton 
John Terlesky ....  Raymond Boynton 
Amber Bezer ....  Ginevra Boynton 
Douglas Sheldon ....  Captain Rogers 
Michael Sarne ....  Healey 
Michael Craig ....  Lord Peel 

User Rating:  4.9/10 (233 votes)  
オトーサン、
「あれっ、低いなあ」
終盤の遺跡の発掘現場のシーンが
いまいち冴えなかったのが原因でしょう。

User Comments:
Sultanna さん
Budapest, Hungary
2002年8月8日
エキサイティング?
ユーモアに富んだよくできた物語。

私が見たアガサ・クリスティーの最後の映画。
そこで、他の映画と比べてみたい。
原作は、さほどエキサイティングではないが、
ユーモアに富んだよくできた物語である。
場所がスゴイ。 
原作では、古都ペトラになっているが、
ここでは、エルサレムになっている。
ちょっとおかしい。
原作と映画は何の関係もないことになる。
だが、映画そのものは、実に楽しめる。
ピーター・ユステイノフは、
いつもほどは、その力量を発揮していないが、
他の役者陣がいい。
パイパー・ローリーは、
悪辣な継母を見事に演じているが、
ああ、残念なことに殺されてしまう。
ローレン・バコールは、
「オリエント急行殺人事件」にも出ているが、
18歳年上の汚い国会議員役を見事に演じた。
他の俳優では、ヘイリー・ミルズと
サー・ジョン・ギールガッドが論評に値する
演技を見せてくれ、適役である。
この映画、実によい。 
アガサ・クリスティーのフアンなら、
全員、この映画を見るべきだ! 

オトーサン、
「死海が出てこなかったなあ」
エルキュール・ポワロの珍妙な水着姿を期待していたのですが、
お目にかかれませんでした。


インファナル・アフェア 

オトーサン、
「いい映画、やってないなあ」
ブツブツ言いながら、新聞の映画案内をみると、
名画とか何とか宣伝文句が書いてあります。
「行ってみるか。情事がテーマかも」
でも、上映が開始されて、すぐ気づきました。
「しまった、香港のアクション映画だった」
ところが、この映画、正真正銘の名画でした。

原題:Wu jian dao (2002)     
   Infernal Affairs 
監督:Wai Keung Lau / Siu Fai Mak
脚本:Felix Chong / Siu Fai Mak 
Genre: Crime / Drama 
Country: Hong Kong 
Language: Cantonese 
上映時間:97分
あらすじ:
警察に侵入したスパイと秘密捜査官との物語。
かれらに共通する目的は、
誰がスパイなのか、
誰が秘密捜査官なのかを見つけ出すことだった

出演者:  
Tony Leung Chiu Wai ....  Chan Wing Yan (ヤン)
Andy Lau ....  Lau Kin Ming (ラウ)
オトーサン、
「相変わらず、トニー・レオンは、うまいな」
今回は、香港マフィアに潜入した秘密捜査官の役。
「HERO」と同時進行で、撮影したのでしょうか。
体力、気力、技量とも全盛期なのでしょう。
「アンディ・ラウも、なかなかいいなあ」
こちらは、マフィアが警察に潜入させたスパイ。
警察で、どんどん出世してしまい、
どちらの側につこうか、迷いに迷うという
大変難しいが、反面、おいしい役です。
この香港を代表する2人の経歴を見ましょう。

TONY LEUNG
トニー・レオン 
誕生日 1962/6/27 
出身 中国・広東省台山 
活躍度 ○→ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1986年「チョウ・ユンファの地下情
      /追いつめられた殺意」
1987年「野獣たちの掟」
1988年「ロボフォース/鉄甲無敵マリア」
1989年「風にバラは散った」「悲情城市」
1990年「ワイルド・ブリット」「欲望の翼」
1991年「蒼き獣たち」
     「チャイニーズ・
      ゴースト・ストーリー3」
1992年「ハード・ボイルド/新・男たちの挽歌」
1993年「新流星胡蝶剣/秘術VS妖術」
     「大英雄」
     「ツイ・ハーク
            THEマジック・クレーン」 
      「エンド・オブ・ザ・ロード」
     「月夜の願い」
1994年「キング・オブ・ギャンブラー」
     「恋する惑星」「楽園の瑕」
1995年「シクロ」「裏街の聖者」
1997年「ブエノスアイレス」
1998年「君が見つけた25時」
     「フラワーズ・オブ・シャンハイ」
1999年「ゴージャス」
2000年「花様年華」「東京攻略」
2001年「ファイティング・ラブ」
2002年「英雄 HERO」
     「インファナル・アフェア」 

ANDY LAU
アンディ・ラウ(劉徳華) 
誕生日 1961/9/27 
出身 香港 
活躍度 ○→ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1982年「望郷/ボート・ピープル」
1985年「七福星」
1986年「マジッククリスタル」 魔翡翠」
1987年「愛と復讐の挽歌」
1988年「今すぐ抱きしめたい」
     「香港極道/野獣刑事」
1989年「カジノ・レイダース」
     「ゴッド・ギャンブラー」
1990年「アンディ・ラウの逃避行」「川島芳子」
     「アンディ・ラウ/仁義なき抵抗」
     「欲望の翼」「富貴兵團」
1991年「ラスト・ブラッド/修羅を追え」
     「蒼き狼たち」
     「極道追踪」「炎の大捜査線」
     「アンディ・ラウ/暗黒英雄伝」
     「アンディ・ラウの神鳥伝説」
1992年「九龍帝王/ゴッド・オブ・クローン」
     「神鳥聖剣」
1993年「アンディ・ラウのスター伝説」
     「死闘伝説/ベスト・オブ・アクション」
1994年「酔拳2」
     「キリング&ロマンス/狂気の愛」
     「死闘伝説TURBO!」「酔拳3」
     「アンディ・ラウ/天與地」
     「カジノ・シンジケート」
1995年「復讐のプレリュード/大冒険家」
     「フル・スロットル/烈火戦車」
1996年「アンディ・ラウ/戦火の絆」
     「上海グランド」
1997年「アルマゲドン」「黒金」
1998年「職業特工隊」
     「激戦 A TRUE MOB STORY」
1999年「暗戦 デッドエンド」◇
     「愛は波の彼方に」
     「ゴッド・ギャンブラー 
      ラスベガス大作戦」
2000年「決戦・紫禁城」
     「ファイターズ・ブルース」
     「Needing You」
2002年「ブルー・エンカウンター」
     「インファナル・アフェア」 

その他の出演者:
Anthony Wong Chau-Sang ....  SP Wong 
Eric Tsang ....  Sam 
Kelly Chen ....  Dr. Lee Sum Yee 
Sammi Cheng ....  Mary 
Edison Chen ....  Young Lau Kin Ming 
Shawn Yue ....  Young Chan Wing Yan 
Elva Hsiao ....  May 
Man-chat To ....  Keung 
Ka Tung Lam ....  Inspector B 
Ting Yip Ng ....  Sir Inspector Cheung 
Dion Lam ....  Del Piero 
Wan Chi Keung ....  Officer Leung 
Hui Kam Fung ....  Cadet School Principal 

User Rating:  8.1/10 (565 votes)  
オトーサン、
「おっ、8点台とは」

User Comments:
ve-handojoさん
Jakarta, Indonesia
2003年3月10日
対決しない「フェイスオフ」

何たるひねり! 
何という配役! 
何という葛藤!
これは、アンディ・ラウの最高傑作。
"Young and Dangerous" シリーズの最高峰。
これは、ドンパチ映画ではない。
考えに考えさせる映画だ。
どうだ、俺ってハンサムだろうという映画でもない。
そう、俺、悩んでるんだという映画だ。
アンディ・ラウの演技は、実に含蓄がある。
トニー・レオンは、毎度のことだが、魅惑的。
Edison Chen と Shawn Yu という若手俳優に
2人のスーパースターの若い頃を演じさせたのも
いい配役だと思う。 
疑いもなく、かれらは、香港を代表する
次代のスターになるだろう。
また、ファニーフェイスのEric Tsang を
ゴッドファーザー役に、
悪役のAnthony Wong を
父親のような心の持ち主である警察のリーダーに
起用したのもいい配役だ。
この配役で、映画の狙いが見事に浮彫りされた。
黒白対決と思っていたが、
どちらが黒か、どちらが白か、
さっぱり分からなくなってしまった。
香港のアクション映画狂は、この映画を見逃したら、
のたうち回って、後悔することになるだろう! 

オトーサン、
「やあ、驚いた」
一昨日の中国の有人衛星打ち上げ成功にも
驚きましたが、この映画の出来にも驚きました。
「香港映画も、ここまで成熟してきたのか」
脚本が、実によく練られているし、
俳優もうまいし、撮影も鮮やかだし、
もう脱帽するしかありません。
「大人と子供の差がついたなあ」
"踊る..."程度の映画に踊っている日本人が哀れです。


オリエント急行殺人事件 

オトーサン、
「おお、ようやく見つけた!」
"オリエンタル探偵殺人事件"を借りてしまい、
借りようとしたのに、ずっと貸し出し中でした。
「別のボワロか、楽しみだなあ」
いつものピーター・ユスティノフではなく、
別の役者さんがポワロを演じているのです。

原題:Murder on the Orient Express (1974)     
監督:Sidney Lumet
原作:Agatha Christie 
脚本:Paul Dehn ほか
Genre: Crime / Mystery
Country: UK 
Language: English / Turkish 
上映時間:128分
あらすじ:
有名な探偵、エルキュール・ポワロは、
オリエント急行に乗車するが、
大雪のために車内に閉じ込められる。
乗客のひとりが殺されているのが発見され、
ポワロは、早速、捜査を開始する。

出演者: 
Albert Finney ....  Hercule Poirot(ポワロ) 
Lauren Bacall ....  Mrs. Harriet Belinda Hubbard(ハバート夫人) 
Ingrid Bergman ....  Greta (グレタ)
オトーサン、
「まさに、オールスター・キャストだ!」
名女優イングリッド・バーグマン、
007のショーン・コネリー、
そして、アンソニー・パーキンスなど。
「ふーん、これがもうひとりのポワロか」
いつものピーター・ユスティノフは、小柄のデブ。
それに対して、アルバート・フィニーのほうは、
小柄ですが、固肥りでした。

ALBERT FINNEY
アルバート・フィニー 
誕生日 1936/5/9 
出身 英ランカシャー 
17歳の時にロイヤル・アカデミー・オフ・
ドラマティック・アーツに入学。
20歳の時にバーミンガム・レパートリー・
カンパニーのジュリアス・シーザーで初舞台を踏む。
映画デビューは「THE ENTERTAINER」。
「トム・ジョーンズの華麗な冒険」
(ベネチア映画祭主演男優賞)
「オリエント急行殺人事件」「ドレッサー」
(ベルリン映画祭主演男優賞)
「火山のもとで」で
アカデミー主演男優賞ノミネート。
活躍度 ○→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1959年「寄席芸人」
1960年「土曜の夜と日曜の朝」
1963年「トム・ジョーンズの華麗な冒険」
     「勝利者」
1967年「いつも二人で」
1970年「クリスマス・キャロル」
1974年「オリエント急行殺人事件」
1975年「新シャーロック・ホームズ
      /おかしな弟の大冒険」
1977年「デュエリスト・決闘者」
1980年「ウルフェン」「ルッカー」
1981年「大強奪」「アニー」
     「シュート・ザ・ムーン」
1983年「ドレッサー」
1984年「火山のもとで」
1987年「オーファンズ」
1990年「ミラーズ・クロッシング」
1992年「トゥルー・ラブ」
1993年「リッチ・イン・ラブ」
1994年「明日に向かって」
     「マン・オブ・ノー・インポータンス」
1997年「ワシントン・スクエア」
1999年「ブレックファースト・オブ・
      チャンピオン」
     「背信の行方」◆
2000年「エリン・ブロコヴィッチ」
     「トラフィック」 

その他の出演者:
Martin Balsam ....  Bianchi
Jacqueline Bisset ....  Countess Andrenyi 
Jean-Pierre Cassel ....  Pierre Paul Michel, 
            the Conductor
Sean Connery ....  Colonel Arbuthnot 
John Gielgud ....  Beddoes 
Wendy Hiller ....  Princess Dragomiroff 
Anthony Perkins ....  MacQueen 
Vanessa Redgrave ....  Mary Debenham 
Rachel Roberts ....  Hildegarde 
Richard Widmark ....  Ratchett 
Michael York ....  Count Andrenyi 
Colin Blakely ....  Hardman 

User Rating:  7.0/10 (2,670 votes)  
オトーサン、
「おお、いいスコアだ」

User Comments: 
Sultannaさん 
Budapest, Hungary
2002年8月9日
アルバート・フィニーのポワロは、
これが最初で最後。ああ、よかった。

最初の音楽が鳴り響き、背筋がゾクゾクした。
すばらしい。
だが、アルバート・フィニーを見たとき、
小柄でおなしな男だったが、がっかりした。 
映画そのものは、大勢の俳優と女優の
香りに満ちていたが、ポワロは、悪夢だ。
ちょっと見には、かれはおかしいが、
5分も経つと、イライラさせる。
ローレン・バコールは、
再婚した夫の思い出にふけるアメリカの貴婦人を
見事に演じている。
イングリッド・バーグマンも、また、
赤子を抱いたスエーデンの宣教師役で
チャーミングだった。
マイケル・ヨークとショーン・コネリーは、
筋運びで大した役ではない。
ジョン・Gielgudも同様である。
映画は、きちんとできている。
というのも、ハンガリアのパスポートは、
本物だったからだ。
列車に乗り込んだとき、
ピエールは、ハンガリー語をしゃべった。
じつに流暢な言葉だった。
映画の結末は、やや定石通りだが、
全体として、実にいい映画だった。
まだ見ていないのなら、見るべし!  

オトーサン、
「うまいもんだ」
名優そろいぶみですが、なかでも、
宣教師役のイングリッド・バーグマンの
表情の演技には、感嘆しました。
楽器を弾くように表情を奏でることが
できるのです。


オリエンタル探偵殺人事件 

オトーサン、
「しまった!」
アガサ・クリスティ「オリエンタル急行殺人事件」を
借りたつもりが、よく見ると題名違いでした。
「ケシカラン!ワザとやったな、この題名」
DVDでなく、VTRなので、画像も荒れています。
名作と駄作、天と地ほどのちがいでした。

原題:Charlie Chan and 
   the Curse of the Dragon Queen (1981)
監督:Clive Donner
脚本:David Axlerod / Stan Burns ほか
Genre: Comedy / Mystery 
上映時間:97分
あらすじ:
有名探偵チャーリー・チャンは、
隠居していたが、
サンフランシスコの探偵から
一連の不思議な殺人事件を解決するのを
手伝ってくれと呼び出される。
おたおたする孫を助手にして
チャンは、第一容疑者である
ドラゴンクイーンなる仇敵と対決する。

出演者:  
Peter Ustinov ....  Charlie Chan (チャーリー・チャン)
Lee Grant ....  Sylvia Lupowitz(シルビア) 
Angie Dickinson ....  Dragon Queen(ドラゴン・クイーン) 
オトーサン、
「へえ、ユスティノフは、
ポワロ以外の探偵役をやっているんだ」
この映画、女優陣が充実しています。

LEE GRANT
リー・グラント 
誕生日 1927(29?)/10/31 
出身 米ニューヨーク州ニューヨーク 
ジョージ・ワシントン高校卒業後、
ジュリアード音楽学校に学び、さらに奨学金を得て、
ネイバーフッド・プレイハウスに入り、
演劇を学んだ後、ブロードウェイの舞台に。
51年「探偵物語」で映画デビュー。
アカデミー助演女優賞にノミネートされる。
75年「シャンプー」でアカデミー主演女優賞受賞。 
活躍度 ▲↓ 
演技幅 適応 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1951年「探偵物語」
1959年「真夜中」
1967年「夜の大捜査線」「哀愁の花びら」
1968年「想い出よ、今晩は!」
1969年「悪女のたわむれ」「宇宙からの脱出」
1970年「真夜中の青春」「大脱獄」
1971年「おかしなホテル」
1975年「シャンプー」アカデミー助演女優賞
1976年「さすらいの航海」
1977年「エアポート’77」
1978年「オーメン2」「MAFU・悪魔の檻」
     「スウォーム」
1981年「オリエンタル探偵殺人事件」
1982年「面会時間」
1984年「りんご白書」
1987年「ビッグタウン」
1989年「ステイ・トゥゲザー/青春の絆」
1991年「あなたの死後にご用心!」
2000年「Dr.Tと女たち」
2001年「マルホランド・ドライブ」

ANGIE DICKINSON
アンジー・ディッキンソン 
誕生日 1931/9/30  
出身 米ノースダコタ州クルム 
大学卒業後、秘書として働くが、
地方のテレビ局の美人コンテストに優勝したのが
きっかけで女優に。
54年、映画デビュー。
代表作は「リオ・ブラボー」「殺しのドレス」など。
テレビでは「女刑事ペパー」で主役を演じた。 
活躍度 △→ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1954年「LUCKY ME」
1955年「街中の拳銃に狙われる男」「拳銃稼業」
     「必殺の銃口」「対決の一瞬」
1956年「テーブル・ロックの決闘」
     「地獄の拳銃」「GUN THE MAN DOWN」
     「THE UNFINISHED TASK」
     「DOWN LIBERTY ROAD」
1957年「赤い矢」「暴力部落の対決」
     「CHINA GATE」
1958年「針なき時計」「モホーク討伐隊」
     「I MARRIED A WOMAN」
1959年「リオ・ブラボー」
1960年「オーシャンと11人の仲間」
     「THE BRAMBLE BUSH」
1961年「THE SINS OF RACHEL CADE」
     「FEVER IN THE BLOOD」
1962年「恋愛専科」「すてきなジェシカ」
1963年「ニューマンという男」
1964年「殺人者たち」
1965年「恋するパリジェンヌ」
1966年「逃亡地帯」「巨大なる戦場」
     「悪のシンフォニー」
1967年「殺しの分け前/ポイント・ブランク」
     「レッド・リバーのガンマン」
1969年「賭けの報酬」
     「国境のかなたに明日はない」
     「SOME KIND OF A NUT」
1971年「課外授業」
     「THE RESURRECTION OF ZACHARY」
1973年「THE OUTSIDE MAN」
1974年「ビッグ・バッド・ママ」
1980年「黄金の荒野」「殺しのドレス」
1981年「オリエンタル探偵殺人事件」
     「デス・ハント」
1987年「ビッグ・バッド・ママ2」
1994年「カウガール・ブルース」
     「ザ・チェイス」
1995年「冷たい夜は死の匂い」「サブリナ」
2000年「ペイ・フォワード 可能の王国」
     「デュエット」 

その他の出演者:
Richard Hatch ....  Lee Chan, Jr. 
Michelle Pfeiffer ....  Cordelia Farenington 
Brian Keith ....  Police Chief Baxter 
Roddy McDowall ....  Gillespie 
Rachel Roberts ....  Mrs. Dangers 
Paul Ryan ....  Masten 
Johnny Sekka ....  Stefan 
Bennett Ohta ....  Hawaiian Chief of Police 
David Hirokane ....  Lee Chan Sr. 
Karlene Crockett ....  Brenda Lupowitz 
Michael Fairman ....  Bernard Lupowitz 
James Ray ....  Haynes 

User Rating:  3.4/10 (142 votes)  
オトーサン、
「3点台!
こりゃ、低いな。過去最低のスコアだ」

User Comments:
Mort-31さん
Vienna, Austria
2001年2月3日
こりゃ、何だ?!

ピーター・ユスティノフは、
エルキュール・ポワロとして知られている。
愉快な男で、世界一の探偵。
この映画では、チャーリー・チャンを演じる。
これも、世界一の探偵。
この映画にあまり時間を浪費したくない。
面白くしようとしたが、ギャグがよくない。
犯罪の筋書きは、非現実的だし、
思うに、これは、パロディなのだ。
俳優たちの演技も、不確かなもの。 
残念ながら、若き日のミシェル・ファイファーも
そうだった。
チャーリー・チャンのフアンにとっては、
内幕物のジョークが楽しいのだろうが、
フツーの観客にとっては、 
この映画、ちっとも面白くない。

オトーサン、
「ドタバタ喜劇にもなりそこねている」
出だしは、オペラのアリアをバッグに、
煙草の煙が吹きつけられると、出演者名が消えて、
次の出演者名なんていう趣向なので、ワクワク。
ところが、そのあと、舞台がサンフランシスコだと
期待したものの、中華街。
屋台をひっくり返したりの香港映画になりました。
西部劇やカーチェイスのパロディもありましたが、
出来損ないという感じしかしませんでした。


ディスクロージャー 

オトーサン、
「これは、会社が舞台」
マイケル・ダグラスとデミ・ムーアが共演。
名優そろいぶみ、なかなかよさそうです。

原題:Disclosure (1994)     
監督:Barry Levinson
原作:Michael Crichton 
脚本:Paul Attanasio
Genre: Drama / Thriller
上映時間:128分
あらすじ:
勤務先の会社が合併されることになり、
幸せな結婚生活を送り、成功している
コンピュータ・エキスパートは、昇進を望む。 
だが、その職位は、他工場からの女性に奪われる。 
しかも、彼女は前に交際のあった女性だった。
新しい上司は、セクシーであるだけでなく、
野心的でもあり、危険きわまりない存在だった。
手柄をすべて取り上げられ、
かれは抵抗するしかなくなる。
プレッシャーがきつくなる一方なので、
彼は、逆セクハラの証拠を集めることにする。
会社にとっては、最も好ましくない事態だ。

出演者:
Michael Douglas ....  Tom Sanders (トム)
Demi Moore ....  Meredith Johnson(メレディス) 
Donald Sutherland ....  Bob Garvin(ボブ) 
オトーサン、
「まさに名優、火花を散らすだ」
マイケル・ダグラスとデミ・ムーアの
文字通り肉弾合打つ相克が見事です。
今回は、経歴紹介を女性上位にしましょう」

DEMI MOORE
デミ・ムーア 
誕生日 1962/11/11  
出身 米ニューメキシコ州ロズウェル 
80年に最初の結婚。
87年、ブルース・ウィリスと再婚し、
2000年に離婚。
娘に女優のルーマー・ウィリスがいる。 
活躍度 ○→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作
1981年「CHOICES」
1982年「病院狂時代」
     「悪魔の寄生虫バラサイト」
1984年「アバンチュール・イン・リオ」
     「恋人ゲーム」
1985年「セント・エルモス・ファイヤー」
1986年「昨日の夜は……」
     「ワン・クレイジー・サマー」
     「ウィズダム/夢のかけら」
1988年「第七の予言」
1989年「俺たちは天使じゃない」
1990年「ゴースト/ニューヨークの幻」
1991年「夢の降る街」
     「絶叫屋敷へいらっしゃい」
     「愛を殺さないで」
1992年「ア・フュー・グッドメン」
1993年「幸福の条件」
1994年「ディスクロージャー」
1995年「スカーレット・レター」
     「DEARフレンズ」
1996年「陪審員」「ノートルダムの鐘」
     「素顔のままで」
1997年「G.I.ジェーン」
     「地球は女で回っている」
2000年「薔薇の眠り」
2003年「チャーリーズ・エンジェル
      フルスロットル」

MICHAEL DOUGLAS 
誕生日 1944/9/25  
出身 米ニュージャージー州プランズウィック 
俳優カーク・ダグラスの息子。
6才の時に両親が離婚し、
ニューヨークとコネチカットで過ごす。
夏休みには父の映画撮影地に出かけ、
映画作りにひかれる。
カリフォルニア大学では演劇を専攻し、
学生劇に出演。
大学で学位を取得後も、
ネイバーフッド・プレイハウス、
アメリカン・プレイス・シアターで演技の勉強を続け
舞台や映画で活躍。
テレビ・シリーズでは「サンフランシスコ捜査線」で
人気に。
映画は88年「ウォール街」で
アカデミー主演男優賞を受賞。
他「危険な情事」「氷の微笑」など主演作は多数。
自身の映画製作会社ビッグ・スティック・
プロダクションで製作した「カッコーの巣の上で」は
アカデミー賞作品賞など5部門を受賞した。
2000年9月、
キャサリン・ゼタ=ジョーンズと結婚。 
活躍度 ◎→ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆☆☆ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1969年「ヒーロー」
1970年「アダム」
1971年「シャッタード・サイレンス」
1977年「コーマ」
1979年「チャイナシンドローム」「ランニング」
1983年「密殺集団」
1984年「ロマンシングストーン/秘宝の谷」◇
     「スターマン」
1985年「コーラスライン」「ナイルの宝石」◇
1987年「危険な情事」◇
     「ウォール街」◇
1989年「ブラックレイン」◇
     「ローズ家の戦争」◇
1992年「氷の微笑」◇「嵐の中で輝いて」
1993年「フォーリング・ダウン」◇
1994年「ディスクロージャー」◇
1995年「アメリカン・プレジデント」◇
1997年「ゴースト&ダークネス」◇「ゲーム」◇
1998年「ダイヤルM」◇
1999年「ブラック・セプテンバー
      /五輪テロの真実」(TM)(ナ)
2000年「ワンダー・ボーイズ」◇
     「トラフィック」◇
2001年「ジュエルに気をつけろ!」◆
     「サウンド・オブ・サイレンス」◇

その他の出演者:
Caroline Goodall ....  Susan Hendler 
Roma Maffia ....  Catherine Alvarez 
Dylan Baker ....  Philip Blackburn 
Rosemary Forsyth ....  Stephanie Kaplan 
Dennis Miller ....  Mark Lewyn 
Suzie Plakson ....  Mary Anne Hunter 
Nicholas Sadler ....  Don Cherry 
Jacqueline Kim ....  Cindy Chang 
Joe Urla ....  John Conley Jr 
Michael Chieffo ....  Stephen Chase 
Joseph Attanasio ....  Furillo 
Faryn Einhorn ....  Eliza Sanders 
 
User Rating:  5.9/10 (5,221 votes)  
オトーサン、
「あれ、意外に低いスコアだ。
もっとよいスコアのはずだけどなあ」
"逆セクハラ"というテーマそのものが
賛同を得られなかったのかも知れません。

User Comments:
simonblairr さん
Montreal, Quebec
2003年3月23日
興味深いデミ・ムーアの映画。

私の思うに、これは良い映画である。
誘惑や情事が起きた場合、
会社の労働環境に何が起きるかを示している。
もっともよい登場人物は、メレディス。
彼女は、私のタイプだ。 
筋書きは、つまらないものではない。
それが示しているのは、
会社でのスキャンダルが、
いかにひとびとの人生を破壊するかである。
悩ましいのは、オフィスでのセックス・シーン。
メレディスがパンティをむしり取られるのだが、
なぜか、ブラジャーは、対象外なのだ。
そんなことありえない。
もし、彼女の美しい乳房が見えたら、
芸術的で味わい深いセックスシーンとなっただろう。
そうしたら、ステキなシーンが見られたハズだ。
彼女は、嫌悪感一杯でトムの後を追う。
上着のボタンは外れ、胸が丸見え。
なぜ、ものすごくセクシーなデミ・ムーアが、
ブラジャーをはぎとられるステキなシーンを
やらなかったのか、分からない。
彼女は、他の映画でも、
ちゃんとセックス・シーンを演じている。
彼を追いかけ、「トム」と叫びながら、
胸は丸見えとすべきだった。

オトーサン、
「ハ、ハ、ハ」
このモントリオールのsimonblairrさん、 
やけにデミ・ムーアの胸にこだわっています。
果たして、露出するに価いするのかどうかは、
元夫のブルース・ウィリスにでも、
聞いてみなければ分かりませんが、
ちらっと見た感じでは、リッパな胸のようです。
この映画、シアトルのハイテク企業が舞台でした。
マイケル・ダグラスは、海辺の豪邸から
フェリーに乗って、通勤するのです。
朝焼け・夕焼けの海、夜の暗い海がステキでした。
「そういえば、あの海をわたって、
雨の日に、カナダのヴィクトリアにに行ったなあ」
シアトルでは、職住遊が三位一体。
仕事が終わってから、夕方、
クルージングを楽しむひとが多いそうです。
でも、この映画のトムやメレディスたちは、
仕事に追われて、それどころではなさそうでした。


穴 

オトーサン、
「穴とは、ずいぶん短い題名だ」
"マルコビッチの穴"というのがありましたが、
穴は、英語でいうと、"Hole".
洋画によく出てくる罵り言葉が、"ass hole"
この映画、舞台劇のような味つけで、
主人公が、文字通り、糞ったれの映画でした。

原題:Hole, The (2001)     
監督:Nick Hamm
原作:Guy Burt
脚本:Ben Court ほか
Genre: Thriller
Rated R for pervasive language, some violence, 
    sexuality/nudity and drug use.
Country: UK 
Language: English 
上映時間:102分 
あらすじ:
現代スリラー。
舞台は、英国の公立高校。 
ガイ・バートのベストセラー小説の映画化。
この物語は、われわれをめくるめく
ローラー・コースターに乗せてくれる。
そこでは、真実とフィクションが交錯し、
若者たちの奇妙ないたずらが悲劇へと変わる。

出演者: 
Thora Birch ....  Elizabeth Dunn(リズ) 
Desmond Harrington ....  Mike Steel(マイク) 
Daniel Brocklebank.... Martyn Taylor(マーチン) 
オトーサン、
「主人公の女子高生を演じた女優さん、いいなあ」
彼女、はっきり言ってブス。
でも、夢見る少女、恋する乙女に変わりありません。
何しろ、惚れた相手が悪かったのです。
相手は、ハンサムで成績優秀でラクビー部の主将。
彼にふりむいてもらうのすらも、ムリ。
彼に愛してもらうにはどうすればよいか。
その女心の機微を見事に演じました。

THORA BIRCH
ソーラ・バーチ 
誕生日 1982/3/11 
出身 米カリフォルニア州ロサンゼルス 
4才の時、「QUAKER OATS」のCMで注目を浴び、
以後、40本以上のCMに出演。
6才でテレビ・シリーズ「DAY BY DAY」の
レギュラーとなり、
同年「パープル・パープル・イーター」で
映画デビュー。
「パトリオット・ゲーム」「今そこにある危機」で
主人公ジャック・ライアンの娘を演じた。
99年「アメリカン・ビューティー」の
ケビン・スペイシーの娘役で
イギリス・アカデミー賞助演女優賞に
ノミネートされた。 
活躍度 △↑ 
演技幅 適応 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1988年「パープル・ピープル・イーター」
1991年「愛に翼を」「クリスマスに万歳!」
1992年「パトリオット・ゲーム」
1993年「ホーカス ポーカス」
1994年「ゆかいな天使/トラブる・モンキー」
     「今そこにある危機」
1995年「DEARフレンズ」
1996年「アラスカ/小さな冒険者たち」
1999年「アメリカン・ビューティー」◆
2000年「禁断の蕾(つぼみ)」
2001年「ダンジョン&ドラゴン」◇
     「ゴーストワールド」◇
     「穴」◇

その他の出演者:
Laurence Fox ....  Geoff 
Keira Knightley ....  Frances 'Frankie' Smith 
Embeth Davidtz ....  Dr. Philippa Horwood 
Steven Waddington ....  DCS Tom Howard 
Emma Griffiths Malin ....  Daisy 
Gemma Powell ....  Minnie 
Gemma Craven ....  Mrs. Dunn 
Anastasia Hille ....  Gillian 
Kelly Hunter ....  DI Chapman 
Maria Pastel ....  Policewoman 
Celia Montague ....  Solicitor 
Kevin Trainor ....  Boy in school 
 
User Rating:  6.6/10 (2,678 votes)  
オトーサン、
「まあ、こんなものかも」

User Comments:
bob the mooさん
Birmingham, UK
2002年5月14日
宣伝とはちがって、手堅い小スリラー。

リズは、全寮制高校生活で変調をきたし、
数日、行方不明になった後、
血だらけで震える姿で発見された。
警察の精神科医師に語ったところでは、
誰も知らぬ大きな穴に3人の友人とともに入り、 
友人のマーチンが蓋を閉めたが、
マーチンが戻ってこないために、
穴の中で事態は悪化したと証言する。 
だが、警察に逮捕されたマーチンは、
まったくちがった証言をする。
やがて、本当の出来事が回想形式で
語られることになる。
先に、この宣伝文句を読んだのだが、
10代の通り魔事件かと思っていた。
英国が舞台ということも知らなかった。
思うに、宣伝からすると、
映画スタジオは、その商品の売り方を
知らないのではないかと思う。
サイテーの部分を誇大宣伝している。
だが、この映画、それ以上のものだった。
通り魔事件でも、ホラーでもなく、
ホラーの味つけをしたスリラーだった。
いいことだ。
期待するほど、怖くないが、物語がいいし、
ちゃちではなく、薄気味悪い。
役者たちは、若いがよくやっている。
よくないのは、オトナたち、とくに警官がひどい。
リズをみつめ過ぎる! 
だが、若者たちがいいので、
並みの10代ものの水準を超えている。
全体に、この映画、期待するようなものではないが、
思ったよりもいい映画だ。
スリラーは、手に汗握らせる。
というのも、最後まで、穴の中で何が起きるか
分からないからである。
最後に疑問が解ける。
すばらしくはないが、他の10代映画よりもいい。

オトーサン、
「これも、英国の映画か。
若いひと、こんなの、面白いのかなあ?」
このところ、アガサ・クリスティーものを
見続けてきたので、そう思うのかも知れませんが、
あのスリラーの見事な人物造形や筋運びを矮小化し、
時代を現代にもってきただけのように思えます。
「そういえば、英国映画は、不作続きだなあ」


マッチスティックメン 

オトーサン、
「"トゥームレーダー2"が流行ってる」
IMDBでみると、スコアは、たったの5.1。
大宣伝に、皆がだまされているようです。
「せめて、オレくらい騙されないぞ!」
でも、そうなると、見たい映画もありません。
たまたま、時間つぶしに入ったのが、この映画。

原題:Matchstick Men (2003)     
監督:Ridley Scott
原作:Eric Garcia 
脚本:Nicholas Griffin
Genre: Comedy / Drama / Crime  
Rated PG-13 for thematic elements, violence, 
   some sexual content and language.
上映時間:116分
あらすじ:
ロイとフランクは、 
ちょっとした詐欺師。
プロのアーチストと自称している。
詐欺のベテランのロイと、
その野心的な相棒フランクは、 
最近は、格安の水濾過システムを、
だまされやすいひとたちに売りつけている。
クルマ、宝石、海外ヴァカンス旅行といった
ボーナス景品を獲得するには、
その10倍の値段を払わねばならない。
そして、絶対に当選しないのだ。
こうした詐欺師たちは、あっちで100ドル、
こっちで、数千ドルを詐取するのである。
だが、ロイの私生活は、うまくいっていない。
強迫観念的な広場恐怖症で、
誰も家に訪ねてこさせない。
ロイは、ほとんど笑わないし、
特異体質が発病し犯罪に響くようになると、
精神科医にかかる。
ロイは、手っとり早い治療を望んでいるのに、
医者は、意外な事実を教えてしまう。
ロイには、10代の娘がいるというのだ。
まさか!
さらに悩ましいのは、14歳になるアンジェラが、
いまだ見ぬ父親に会いたいというのだ。
最初のうち、アンジェラの出現は、
かれのキチンとした潔癖な生活を脅かす。
だが、まもなく、父親業にも慣れて、
娘との幸運な関係を楽しみはじめる。
だが、父親として娘への気持ちが
強まれば強まるほど、
娘のほうは、父親の問題の多い商売に
強い関心を抱きはじめる。

出演者:
Nicolas Cage ....  Roy Waller(ロイ) 
Sam Rockwell ....  Frank Mercer(フランク) 
Alison Lohman ....  Angela(アンジェラ) 
オトーサン、
「脇役2人がいいなあ」
名優ニコラス・ケイジ、難しい役で、
決して悪くはないのですが、
旬のフランクとアンジェラの若さに食われています。
では、サムロック・ウェルの経歴をみましょう。

SAM ROCKWELL
サム・ロックウェル 
誕生日 1968/11/5 
出身 米カリフォルニア州 
10歳の時に女優である母と共に
ニューヨークの舞台にプロの役者としてデビュー。
サンフランシスコのパフォーミング・アーツ・
ハイスクールに学ぶ。
同校在学中4年目に「マニアック1990」で
映画デビュー。 
活躍度 △↑ 
演技幅 個性 
演技力     ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ   ☆☆☆★★★ 
出演作 
1988年「ピエロの館/マニアック1990」
1989年「ブルックリン最終出口」
          「ミュータント・タートルズ」
1991年「ライト・スリーパー」
1992年「イン・ザ・スープ 夢の降る街」
1994年「サムバディ・トゥ・ラブ」
1996年「バスキア」
          「グローリー・デイズ 旅立ちの日」
           (TM)
1997年「キャメロット・ガーデンの少女」
1998年「セーフ・メーン」「セレブリティ」
1999年「グリーンマイル」◆「真夏の夜の夢」
2000年「チャーリーズ・エンジェル」◆
          「ギャラクシー・クエスト」◆
2001年「ザ・プロフェッショナル」◆
2002年「コンフェッション」◇
          「ウェルカム・トゥ・コリンウッド」
2003年「マッチスティック・メン」◆

その他の出演者:
Bruce Altman ....  Dr. Klein 
Bruce McGill ....  Chuck Frechette 
Jenny O'Hara ....  Mrs. Schaffer 
Steve Eastin ....  Mr. Schaffer 
Beth Grant ....  Laundry Lady 
Sheila Kelley ....  Kathy 
Fran Kranz ....  Slacker Boyfriend 
Tim Kelleher ....  Bishop 
Nigel Gibbs ....  Holt 
Bill Saito ....  Pharmacist #1 
Tim Maculan ....  Pharmacist #2 
Stoney Westmoreland ....  Man in Line 

User Rating:  7.3/10 (2,455 votes)   
オトーサン、
「おお、こんなに高いのか」
どうも、リドリー・スコット監督と
ニコラス・ケイジのフアンが多いようです。

Robert Clarkeさん 
Wrexham, North Wales
2003年10月8日
実に愉快で楽しめる。
ロックウエル、ローマン、ケイジが輝く。

2人の詐欺師を描いて、実に愉快で楽しめる。
出合ったひとなら誰であろうと、
一片の罪の意識なく騙す。
そして、主役のケイジは、
脅迫観念にとりつかれているが、
その生活が一変する。
14歳の娘がづかづかと彼の生活に
踏み込んできたのだ。
23歳のアリソン・ローマンが好演している。
ケイジ扮するロイは、いいやつとは言えぬが、
変わった見方をすれば、好ましい人物でもある。
相棒フランク役のロツクウェルは、見応えがある。
想像したよりストレートな映画ではないし、
45分までは、まあたいした映画でないと思うが
見続けると、最後の20分で、あっと驚かされる。
見たものすべてが、満足するだろう。

オトーサン、
「終りよければ、すべてよしかも」
リドリー・スコット監督ものとしては、
小品ですが、たまには変化球もいいでしょう。 


ドーバー海峡殺人事件 

オトーサン、
「今日も、アガサ・クリスティーだ。
ドーバー海峡か、懐かしいなあ」
最近は、英仏間にトンネルができましたが、
ドーバー海峡をフェリーで渡るのもオツなもの。
「そうそう、紅茶がうまかったなあ」
海風に吹かれて冷えきった身体を、
英国の本場のおいしい紅茶が暖めてくれました。

原題:Ordeal by Innocence (1984)     
監督:Desmond Davis
原作:Agatha Christie
脚本:Alexander Stuart 
Genre: Mystery
Country: UK 
Language: English 
上映時間:90分
あらすじ:
古生物学者のカルガリー博士は、
息子のジャックの住所録を届けようと、
アーガイル家を訪ねる。 
だが、ジャックは、妻を殺害して、
絞首刑になったと告げられる。
だが、住所録はジャックの無実を示している。
そこで、カルガリー博士は捜査をはじめる。

出演者:
Donald Sutherland .... Dr. Arthur Calgary(カルガリー博士)
Christopher Plummer ....  Leo Argyle(レオ) 
Sarah Miles ....  Mary Durant(メアリー) 
オトーサン、
「カルガリー渋いな」
カルガリー博士を演じたドナルド・サザーランド、
 最新作「ミニミニ大作戦」では、
白髪の好々爺になっていますが、
この映画では、欲求不満の塊みたいです。
マリー役のサラ・マイルズは、
見開いた瞳が印象的でした。

DONALD SUTHERLAND
ドナルド・サザーランド 
誕生日 1934/7/17 
出身 カナダ・ニュー・ブランズウィック 
トロント大学卒業後、劇団員となり、
役者修行を積んで、
63年「生きた屍の城」でデビュー。 
活躍度 ○→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1963年「生きた屍の城」
1965年「テラー博士の恐怖」
     「駆逐艦ベッドフォード作戦」
1966年「のぞき」
1967年「特攻大作戦」
1968年「しのび逢い」「ジョアンナ」
     「汚れた七人」
1969年「004/アタック作戦」
1970年「戦車大作戦」「M★A★S★H」
1971年「コールガール」
     「ジョニーは戦場へ行った」
1973年「赤い影」
1974年「ダイヤモンドコネクション」
     「ス☆パ☆イ」
1975年「イナゴの日」
1976年「カサノバ」
1977年「鷲は舞いおりた」
     「ケンタッキー・フライド・ムービー」
     「殺しに愛のバラードを」
     「刑事キャレラ/血の絆」「1900年」
1978年「SF/ボディ・スナッチャー」
     「アニマル・ハウス」
     「大列車強盗」
     「名探偵ホームズ/黒馬車の影」
1979年「オーロラ殺人事件」
     「男と恋と銀行強盗」
1980年「普通の人々」
1981年「針の眼」
1983年「キャッシュ・マン」
1984年「ドーバー海峡殺人事件」
     「クラッカーズ
      /警察システムを突破せよ!」
1985年「レボリューション/めぐり逢い」
     「パニック・スクール/冒涜少年団」
1987年「スパイ大混戦」
     「黄金の肉体/ゴーギャンの夢」
     「殺しのロザリオ」
1988年「殺人見習い」「あまねく愛」
1989年「タフガイは踊らない」
     「白く渇いた季節」「ロックアップ」
     「ロスト・エンジェル」
1990年「黄土の英雄/軍医ベシューンの生涯」
1991年「彼方へ」「JFK」
     「バック・ドラフト」
     「ノー・エスケイプ/砂の迷路」
     「密告者」
1992年「落陽」
     「バッフィ/ザ・バンパイア・キラー」
1993年「シャドウ・オブ・ウルフ」
     「私に近い6人の他人」
     「グローリーデイズ/夢見る頃はいつも」
1994年「ブレイン・スナッチャー
      /恐怖の洗脳生物」
     「ディスクロージャー」
1995年「アウトブレイク」「バッドマックス」
1996年「評決のとき」
1997年「ザ・ターゲット」「アサインメント」
     「同居人/背中の微かな笑い声」
1998年「悪魔を憐れむ歌」
     「スイトー・ヒア・アフター」
     「ナチャラル・エネミー」
     「フリーマネー」
     「ラスト・リミッツ 
      栄光なきアスリート」
1999年「ヴァイラス」◆
     「ハーモニーベイの夜明け」◆
2000年「スペース・カウボーイ」
     「アート・オブ・ウォー」
     「パニック/脳壊」
2001年「ファイナル・ファンタジー」(声)
     「ハッピー・フューネラル」
     「アップライジング」
2003年「ミニミニ大作戦」 

SARAH MILES
サラ・マイルズ 
誕生日 1941/12/31N 
出身 英エセックス州インゲートストーン 
活躍度 △↓ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆★★★★ 
コメディ  ☆☆★★★★ 
出演作 
1962年「可愛い妖精」
1963年「召使」「脱走計画」
1965年「素晴らしきヒコーキ野郎」
1966年「欲望」
1970年「ライアンの娘」
1972年「レディ・カロライン」
1973年「キャット・ダンシング」
1976年「午後の曳航」
1978年「大いなる眠り」
1982年「恐るべき訪問者」
1984年「ドーバー海峡殺人事件」
1987年「戦場の小さな天使たち」
1988年「白い炎の女」
1992年「巨人と青年」

その他の出演者:
Faye Dunaway ....  Rachel Argyle 
Ian McShane ....  Philip Durant 
Diana Quick ....  Gwenda Vaughan 
Annette Crosbie ....  Kirsten Lindstrom 
Michael Elphick ....  Inspector Huish 
George Innes ....  Archie Leach 
Valerie Whittington ....  Hester Argyle 
Phoebe Nicholls ....  Tina Argyle 
Michael Maloney ....  Micky Argyle 
Cassie Stuart ....  Maureen Clegg 
Anita Carey ....  Martha Jessup 
Ron Pember ....  Ferryman 

User Rating:  4.2/10 (67 votes)  
オトーサン、
「あれっ、低いなあ」

User Comments:
SanDiego 
The Beach
2000年10月13日
いい出演者なのに、暗く、惑わせる。

映画は、こんな風にはじまる。
観客は、レジャーボートに乗って
英国の小さな町へ向かう。
陽気な Dave Brubeck の音楽が背景に
流れている。
その音楽は、上映中続くが、
半分くらいで、次第に疎ましくなってくる。
サザーランドは、アメリカの博士役。
南極大陸で2年間探検した後、戻ってきて、
殺人で告訴され、最終的には絞首刑になった
ヒッチハイクの見知らぬ若者のアリバイを
自分が証明できることを知る。
アガサ・クリスティーの原作に忠実に
サザーランドは、探偵になり、
見知らぬ一家とその関係者に出会う。
出演者たちは、みんな良い仕事をしているが、
報われていない。
お互いのやりとりが、不完全燃焼で
全編を通じて、サザーランドが、
ひとりひとりを事情聴取をして回るだけ...
刑事まで尋問するのだ! 
問題は、容疑者たちが、スクリーンに出る
充分な時間をもてなかったところにある。
監督ときたら、妙な決定をしている。
サザーランドの推理過程を見せるために、
尋問の途中で、前のシーンでの言葉を
現在のシーンにオーバーラップさせている。
その際、Dave Brubeckの音楽がささやくように
惑わせるように鳴り響く。
筋書きは、くだらないし、
先を知りたいとすら思わなくなる。
容疑者の名前さえ記憶できないほど
出演場面を手短にすませているのだ! 
映画の終り。
これらすべてが、無意味だったことがわかる。
最初に刑事が、サザーランドに、
事件にかかわらないほうがいいと警告したが、
最後にサザーランドも観客も同じ意見になるのだ。
「じゃ、なぜ、そんな映画をつくるのだ???” 
映画のなかで、唯一、光っていたのが、
無邪気な人妻を演じたキャシー・スチュワートだ。
彼女が出演したたった2つのシーンでの、
顔と声が文字通り暗く湿っぽい映画を照らしたが、
残念ながら、終りの20分あたりだった。
彼女のトップレス・シーンは、実によかった。
特別賞を贈りたい。
そうでなければ、つまらなく終わった映画に
ささやかな喜びをもたらしてくれた。

オトーサン、
「分からんなあ。誰が誰なのか?」
名前が出てくると、メモしようとするのですが、
白い画面に白い字幕なんか、読めるハズなし。
監督もひどいですが、字幕製作者もひどいもの。
おかげで、入り組んだ人間関係が分からないまま、
映画が進んでいきました。
「まあ、いいや、誰が誰だろうと」
アガサ・クリスティーの原作を読んだって、
どうせ、素人には、真犯人など分かりません。
ドーバー海峡の霧に包まれた夜景や
明るい陽光に照らされた白い崖の風景を
楽しむことにしました。
この映画、ミステリーと思うと欲求不満になります。
ひたすら、英国旅情を味わえばいいのです。


クリスタル殺人事件 

オトーサン、
「楽しみだなあ」
これも、アガサ・クリスティーものですが、
探偵は、エルキュール・ポアロではなく、
独身婦人ミス・マープルになっています。

原題:Mirror Crack'd, The (1980)     
監督:Guy Hamilton
原作:Agatha Christie 
脚本:Jonathan Hales ...
Genre: Crime /Mystery /Thriller
Country: UK 
Language: English  
上映時間:105分
あらすじ:
アガサ・クリスティー原作。
1953年、ミス・マープルの故郷、
英国の小さな村セント・メアリー・ミードは、 
喜びに溢れていた。
アメリカの大手映画会社の撮影地となって、
ジェーン・グレイとエリザベスT世の役で、 
有名女優のマリーナやローラがやってきたのだ。
マリーナは、夫のジェイソと村に到着したとき、
ローラとの共演をはじめて知らされ、かっとなる。
二人は犬猿の仲だったからだ。
マリーナは、ホテルのパーティで、
熱狂的フアンのバブコックに長々と話しかけられ
ウンザリしていた。
差し出されたカクテルを偶然バブコックが飲んで、
もだえ死ぬ。
毒殺されたのだ。
マリーナは、死の恐怖におびえる。
誰もが、マリーナが犯人の標的と思うが、
警部のクラドックは、自信がもてず、
伯母のミス・マープルに捜査を頼むことにする。

出演者:
Angela Lansbury ....  Miss Jane Marple(ミス・マープル)
Elizabeth Taylor ....  Marina Rudd(マリーナ)
Rock Hudson ....  Jason Rudd(ジェイソン)
オトーサン、
「おお、リズだ!」
まさか、エリザベス・テイラーにお目にかかれるとは
思いもよりませんでした。
若いころ、夢中になった美人女優です。、
「愛情の花咲く樹」「熱いトタン屋根の猫」
いずれも、ステキな映画でした。
おかげで、毒殺されるバブコック役を演じた
チャップリンの娘、ジェラルディーンも、
ローラ役のキム・ノヴァックやトニー・カーチスも
霞んでしまいました。
ここでは、リズとミスマープル役の
アンジェラ・ランズベリーの経歴を紹介しましょう。 

ELIZABETH TAYLOR
エリザベス・テイラー 
誕生日 1932/2/27  
出身 英ロンドン 
7才の時に渡米し、ビバリーヒルズに。
42年、映画デビュー。
60年「バタフィールド8」、
66年「バージニア・ウルフなんかこわくない」で
2度アカデミー主演女優賞を受賞。
結婚は8度している。 
活躍度 △↓ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆☆☆ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1943年「家路」
1944年「ジェーン・エア」
     「ドーヴァーの白い崖」
     「緑園の天使」
1947年「ライフ・ウィズ・ファーザー」
1948年「スイングの少女」「奥様武勇伝」
1949年「若草物語」
1950年「花嫁の父」
1951年「クォ・ヴァディス」「可愛い配当」
     「陽のあたる場所」
1952年「黒騎士」
1954年「ラプソディー」「巨象の道」
     「雨の朝巴里に死す」
1956年「ジャイアンツ」
1957年「愛情の花咲く樹」
1958年「熱いトタン屋根の猫」
1959年「去年の夏突然に」
1960年「スペインの休日」
     「バタフィールド8」
1963年「クレオパトラ」「予期せぬ出来事」
1965年「いそしぎ」
1966年「バージニア・ウルフなんか恐くない」
1967年「じゃじゃ馬ならし」
     「ファウスト悪のたのしみ」
     「禁じられた情事の森」「危険な旅路」
1968年「夕なぎ」「秘密の儀式」
1970年「この愛にすべてを」
1972年「ある愛のすべて」
1974年「夜を見つめて」「別離」
     「ザッツ・エンタテインメント」
1976年「青い鳥」「エンテベの勝利」
     「イッツ・ショータイム」
1979年「大統領の堕ちた日」
1980年「クリスタル殺人事件」
1986年「アクトレス ある女優の栄光と挫折」
1988年「トスカニーニ〜愛と情熱の日々〜」
1994年「フリント・ストーン/モダン石器時代」

ANGELA LANSBURY
アンジェラ・ランズベリー 
誕生日 1925/10/16  
出身 英ロンドン 
母は貴族の血を引く舞台女優。
女学校を卒業後、ロンドンの音楽アカデミーに入学。
後に渡米しニューヨークのフィーギン演劇学校に
学んだ。
43年「ガス燈」で映画デビュー。
テレビでは「ジェシカおばさんの事件簿」の
ジェシカ役。 
活躍度 △↓ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1943年「ガス燈」
1945年「緑園の天使」「ドリアン・グレイ・肖像」
1946年 「雲流るるはてに」
1947年 「美貌の友」
1948年「三銃士」「愛の立候補宣言」
1949年 「赤きダニューブ」
1950年「サムソンとデリラ」
1952年「カリブの反乱」
1955年「ダニー・ケイの黒キツネ」「捨身の一撃」
1956年「夜鷹のジョニイ」
1958年 「長く熱い夜」
1960年 「バラ色の森」「階段の上の暗闇」
1961年「ブルー・ハワイ」「17年目の恋の季節」
1962年「影なき狙撃者」
1964年「マリアンの友だち」
      「ニューヨークの恋人」
1965年「モール・フランダースの愛の冒険」
           「ハーロー」 「偉大な生涯の物語」
1970年「ベッドかざりとほうき」
           「すべての人のもの」
1978年「ナイル殺人事件」
1979年「レディ・バニッシュ/暗号を歌う女」
1980年「クリスタル殺人事件」
1983年 「ミセス・アン/殺しのシナリオ」(TM)
1984年「オオカミの血族」
           「フィービー・ケイツのレース」(TM)
      「ジェシカおばさんの事件簿
            /サーカスに死が訪れる」(TM)
1986年 「運命の扉」(TM)「天使の怒り2」
1988年 「シュートダウン」(TM)
1990年 「秋の旅路」(TM)
1991年 「美女と野獣」(声)
1996年「ミセス・サンタクロース」
1997年 「アナスタシア」(声)
1998年 「ミセス・シークレット・エージェント
            /危険な国から愛をこめて」(TM)
      「ジェシカおばさんの事件簿
            /南南西に進路を取れ」(TM)
2000年「ジェシカおばさんの事件簿
            /寒い国から来た標的」(TM)
     「ジェシカおばさんの事件簿
      /記された殺意」(TM)

その他の出演者:
Kim Novak ....  Lola Brewster 
Geraldine Chaplin ....  Ella Zielinsky 
Tony Curtis ....  Martin N. Fenn 
Edward Fox ....  Inspector Delbert Craddock 
Wendy Morgan ....  Cherry Baker 
Margaret Courtenay ....  Dolly Bantry 
Charles Gray ....  Bates 
Marella Oppenheim ....  Margot Bence 
Maureen Bennett ....  Heather Babcock 
Carolyn Pickles ....  Miss Giles 
Eric Dodson ....  The Major 
Charles Lloyd Pack ....  Vicar

User Rating:  5.8/10 (410 votes)
オトーサン、
「こんなハズはない!?!」
大好きなリズの出番が予想以上に多かったし、
映画撮影の話だったのです。
気分としては、8点台をつけたいところ。

User Comments:
troy-32さん
Chicago, Illinois
2001年5月17日
50年代スタイルのよきミステリー...

この映画、おだやかで、楽しめる。
ミステリーというのは、おだやかであるべし。
穏やかでないと、シアリアスになりにくいからだ。
大予算をかけると、味がなくなる。 
そうしないほうがいい。
この映画が、いいお手本である。
静かな英国の村。
ああ... 住んでみたいなあ。 
みんながゴシップ好きで、10時のお茶を楽しむ。
ともあれ、 無気力だった
「オリエント急行殺人事件」を除いて 
わたしは、このオールスター出演の
アガサ・クリスティー・プロダクションの映画が
大好きである。
この映画は、ミステリーの最高の要素をもっている。
控え目につくられているのがいいのだ。
そして、1950年代のスターのカルテット。
たとえ、誰もが最高の役者でないにしても。
ミス・マープル役のアンジェラ・ランズベリーは、
頼りがいのあるいい役者だった。

オトーサン、
「は、は、は」
監督のジェイソンが、
村の老いた牧師に質問されました。
「プロデューサーと監督は、どうちがうのですか?」
ジェイソンいわく。
「プロデューサーは金を集めるが、監督は金を費う」
「監督は有名になるがプロデューサーは潰瘍になる」

アガサ・クリスティーの映画については、
以下のサイトが、ダンゼン優れています。
このかた、アガサの大フアンなのでしょう。

「わたしは生きていることが好き。
ときにはひどく絶望し、激しく打ちのめされ、
悲しみに引き裂かれたこともあったけれど、
すべてを通り抜けて、
わたしはやはり生きているのはすばらしいことだと
はっきり心得ている」
(アガサ・クリスティー)
http://www1.odn.ne.jp/~cci32280/pbAChristie.ht

オトーサン、
「晩年は、アガサのように暮らしたいなあ」


地中海殺人事件 

オトーサン、
「さあ、地中海が事件の舞台だ」
名探偵エルキュール・ポワロが
どんな頭脳の冴えをみせるか、興味しんしんです。

原題:Evil Under the Sun (1982)     
監督:Guy Hamilton
原作:Agatha Christie 
脚本:Anthony Shaffer / Barry Sandler
Genre: Crime / Mystery 
Runtime: 117 min 
Country: UK 
Language: English 
上映時間:117分
あらすじ:
エルキュール・ポワロは保険会社の依頼で、
荒野で女性の死体が発見された事件と、
ダイヤモンドが偽物だった事件とを捜査する。
ポワレは、ダイヤモンドは、サー・ホラースから
女優のアレーナに贈られたものと知るが、
彼女は、いまハネムーン旅行中で
夫と連れ子とともに地中海の孤島に滞在中。
ポワロは合流したが
誰もがアレーナを嫌っていることを知る。
例えば、舞台出演を拒んだり、
自伝の出版に待ったをかけたり、
妻の目の前で、他のゲストのパトリックと
堂々と情事をしたり...、
彼女が絞殺死体となるのは、時間の問題だった。
ポワロは犯人を発見せねばならない...。

出演者:  
Peter Ustinov ....  Hercule Poirot(ポワロ) 
Diana Rigg ....  Arlena Stuart Marshall(アリーナ) 
Maggie Smith ....  Daphne Castle(ダフネ)
オトーサン、
「やあ、めずらしいなあ」
マギー・スミスといえば、老嬢役。
ところが、今回、若づくりであでやかな衣装。
最後になって、「何着てもムダよ」という
犯人の捨てぜりふに出会うのですが...。

その他の出演者:
Colin Blakely ....  Sir Horace Blatt 
Nicholas Clay ....  Patrick Redfern 
Jane Birkin ....  Christine Redfern
James Mason ....  Odell Gardener 
Roddy McDowall ....  Rex Brewster 
Sylvia Miles ....  Myra Gardener 
Dennis Quilley ....  Captain Kenneth Marshall 
Emily Hone ....  Linda Marshall 
John Alderson ....  Police Sergeant 
Paul Antrim ....  Pol
ice Inspector 
Cyril Conway ....  Police Surgeon 
Barbara Hicks ....  Mr. Flewitt's Secretary 

User Rating:  6.5/10 (684 votes)  
オトーサン、
「まあ、こんなものかも」

User Comments:  
Graunch さん
Florida
2002年5月7日
ピーター・ウスチノフ、地中海の陽光、死体。
加えて、コール・ポーターの音楽も! 

ピーター・ウスチノフが、
「ナイル殺人事件」に続いて、ポワロ役を再演。
アガサ・クリスティの物語とは、ちがうが、
映画のほうが原作よりもいい稀有な例である。
クリスティのアイディアよりも、
より正確な殺人ミステリーを見ることができる。
いろいろな登場人物たち、殺人の被害者、
動機をもったひとびと、
そして、誰が犯人かを演繹するポワロ。
悪が起き、問題解決のカギとなるのは、
暖かく、エキゾティックな地中海の
個人所有の孤島を照らす陽光である。
出演者は、みな見事な演技。
マギー・スミスやジェーン・バ−キンなど、
何人かは、すでにポワレものの常連である。
Dennis Quilley とColin Blakelyは、
「オリエント急行殺人事件」に出ている。 
なかでも、
ダイアナ・リグとマギースミスが光っている。
この2人、表面は微笑みあうが、裏は悪意の塊!
Blakely、Quilley、 Mason、McDowall、
そして、役者たちのどの演技もいい。
そのうえ、あのコール・ポーターの音楽ときている。
物語にピッタリきた完璧なオーケストラときている。
この映画は、2時間の至福。
あなたを心地よくし、疑惑を棚上げさせてくれ、
別世界へと連れ去ってくれる。

オトーサン、
「地中海の高級リゾートに滞在してる気分だ」
この映画、のんびりできる休日に、
ワイン片手に見たら最高でしょう。
その際、ポワロに対抗して、
謎解きに挑戦などしないことが大事です。
のんびりなどできなくなります。
コール・ポーターのミュージカル映画だと思って
のんびり美人を観ていればいいのです。
ただし、ポワロの水着姿だけは見逃さないように。


ナイル殺人事件 

オトーサン、
「これ、まだ見ていなかったっけ?」
英国の女流作家、アガサ・クリスティーの
膨大な量のミステリーに興味しんしんなのですが、
余程ヒマにならないと、読破できそうもありません。
「...映画のほうなら、手軽に楽しめるかも」

原題:Death on the Nile (1978)     
監督:John Guillermin
原作:Agatha Christie
脚本:Anthony Shaffer 
Genre: Crime / Mystery 
Country: UK 
Language: English 
上映時間:140分
あらすじ:
アガサ・クリスティーの名探偵、
エルキュール・ポアロは、
金持ちの女性相続人リネットが
ナイル川の観光船内で殺されたので、
数人の殺人容疑者を尋問していた。
港に着く前に犯人を発見できるだろうか?

出演者:
Peter Ustinov ....  Hercule Poirot(エルキュール・ポアロ)
Jane Birkin ....  Louise Bourget(ルイーズ)    
Lois Chiles ....  Linnet Ridgeway/Doyle (リネット)
オトーサン、
「イメージがちがうなあ」
原作に出てくる灰色の頭脳の名探偵は、
もっと太っていて、暗い印象ですが、
このエルキュール・ポアロは、やけに陽気です。
友人役の大佐(デイビット・ニーブン)のほうが、
ふさわしいような気がしました。
ジェーン・バーキンが、
最愛の人をとられた娘を熱演していました。

PETER USTINOV
ピーター・ユスチノフ 
誕生日 1921/4/16  
出身 英ロンドン 
父イオナはジャーナリスト、母ナディアは画家。
16歳の時、ロンドン・シアター・スタジオに入り、
17歳で初舞台。
「スパルタカス」「トプカピ」で
アカデミー助演男優賞を受賞。
「ナイル殺人事件」の
私立探偵エルキュール・ポアロ役が有名。 
活躍度 ○→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1944年「最後の突撃」
1951年「極楽ホテル」
1952年「クォ・ヴァディス」
1955年「エジプト人」「俺たちは天使じゃない」
     「歴史は女で作られる」
1958年「スパイ」
1960年「スパルタカス」アカデミー助演男優賞
1961年「サウダウナーズ」「びっくり大将」
1962年「奴隷戦艦」
1964年「トプカピ」アカデミー助演男優賞
1965年「レディL」
1967年「黒ひげ大旋風」「危険な旅路」
1973年「ロビン・フッド」(声)
1976年「2300年未来への旅」
     「マタクンベの黄金」
1977年「紫のタクシー」「Oh!外人部隊」
1978年「ナイル殺人事件」
1979年「アシャンティ」「バグダッドの盗賊」
1981年「オリエンタル探偵殺人事件」
     「マペットの大冒険」
1982年「地中海殺人事件」
1988年「死海殺人事件」
1990年「ドッグ・イン・パラダイス」
1993年「ロレンツォのオイル」
1999年「プロポーズ」

JANE BIRKIN
ジェーン・バーキン 
誕生日 1947/12/14  
出身 英ロンドン 
ファッション・モデルとして売り出し、
65年「ナック」で映画デビュー。
18歳の時、作曲家ジョン・バリーと結婚。
2年後、フランスに移り作曲家
セルジュ・ゲンズブールと同棲後、結婚。
現女優のシャルロット・ゲンズブールをもうける。
その後、映画監督のジャック・ドワイヨンとの間に
現女優ルー・ドワイヨンをもうける。 
活躍度 △→ 
演技幅 適応 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1965年「ナック」
1966年「カレードマン・大胆不敵」「欲望」
1968年「スローガン」「ワンダーウォール」
1969年「太陽が知っている」
     「カトマンズの恋人」
     「ガラスの墓標」
1972年「女の潜望鏡」
1973年「ドンファン」
1975年「まじめに愛して」
     「おかしなおかしな高校教師」
     「麗しのカトリーヌ」「冒険喜劇大出世」
1976年「ジュ・テーム・モア・ノン・ブリュ」
     「スキャンダル」
     「仮面/死の処方箋」
1977年「ムッシュとマドモアゼル」
1978年「ナイル殺人事件」
1979年「メランコリー・ベビー」
1980年「エゴン・シーレ」
1982年「地中海殺人事件」
1983年「愛しのエレーヌ
      /ルルーとペリシエの事件簿」
1984年「ラ・ピラート」「地に堕ちた愛」
1985年「熱砂の情事」
     「マンスフィールドの追憶 孤独な果実」
     「ベートーベンの甥」
1986年「悲しみのバイオリン」
1987年「ふたりだけの舞台」
     「カンフー・マスター!」
     「右側に気をつけろ」
1988年「アニエスv.によるジェーンb」
1990年「ダディ・ノスタルジー」
1991年「美しき諍い女」
1997年「恋するシャンソン」
1998年「シャンヌのパリ そしてアメリカ」

その他の出演者:
Bette Davis ....  Marie Van Schuyler 
Mia Farrow ....  Jacqueline De Bellefort 
Jon Finch ....  James Ferguson 
Olivia Hussey ....  Rosalie Otterbourne 
George Kennedy ....  Andrew Pennington 
Angela Lansbury ....  Salome Otterbourne 
Simon MacCorkindale ....  Simon Doyle 
David Niven ....  Colonel Johnny Race 
Maggie Smith ....  Miss Bowers 
Jack Warden ....  Doctor Ludwig Bessner 
Harry Andrews ....  Barnstable 
I.S. Johar ....  Manager of The Karnak 

User Rating:  6.7/10 (1,771 votes)  
オトーサン、
「まあ、こんなものかも」
でも、観光映画としては、ピカイチでした。

アカデミー賞受賞
・衣装デザイン賞

User Comments:
Mort-31さん
Vienna, Austria
2000年12月31日
アガサ・クリスティの古典を映画化。

エルキュール・ポアロ役に最もふさわしいのは、
Albert Finneyであろう。 
カンペキな演技だったが、
一度しか演じることはなかった。
まあ、それもいいだろう。
この映画で、ポアロを演じるのは、
ピーター・ユスチノフ。
かれの作品のなかでは、最高の演技だろう。
原作を変え、有名な俳優たちや女優たちを出演させ、
壮大な映画を創り上げるのは、なかなか難しい。
不幸にも、今日、クリスティの映画は少ない。
というのも、「ナイル殺人事件」にみるように、
古典文学に基づいた映画を製作するには、
1つの映画のなかに、端役に至るまで、
有名俳優を多数起用しなければならないからである。
ピーター・ユスチノフも、また、いいポワロである。
そう年をとっていないから、
もう一度演じてもおかしくないだろう。
この映画にみるように、考証をきちんとして
製作しなければならないので、
TV映画にするのは、困難だろう。

オトーサン、
「贅沢な映画だなあ」
主役級の役者さんが、端役なのです。
さきに触れたデイビット・ニーブンもそうですし、
マギー・スミスだって、冴えない女中役。
「ああ、一度、エジプトに行ってみたいなあ」
ピラミッド、スフィンクス、アブシンブル宮殿、
ラムセス2世像、ナイル河クルーズ、ラクダ乗り...
悠久の自然や太古の文明を味わうぜいたくな旅。
「でも、テロ事件が起きたからなあ」

でも、ご安心。
以下は、エジプト観光大臣の談話です。

日本からの観光客の増減を見ると、
95年頃までは増加しており、
9万6000人まで増えました。
しかし00年は8万6000人、
01年は6万4000人、
02年は5万4000人と減少傾向です。
これらは全米テロを含む、
世界的な戦争、政情不安が原因と理解しています。
しかし近年、エジプトは治安政策にも力をいれ、
テロはエジプト国内では起きていません。
エジプトは安全な国です。

オトーサン、
「うーん、そうかなあ?」
当分の間、
この「ナイル殺人事件」を見て、
観光気分を味わうほうがよさそうです。


サウンド・オブ・サイレンス 

オトーサン、
「うーん、どうしようかなあ?
借りようかなあ、止めようかなあ。
ふーん、サウンド・オブ・サイレンスか。
サウンド・オブ・ミュージックを、もじったなあ」
マイケル・ダグラス主演なら、間違いないでしょう。
そんなことで、借りました。

原題:Don't Say a Word (2001)     
監督:Gary Fleder
原作:Andrew Klavan
脚本:Anthony Peckham ほか
Genre: Thriller /Drama /Action /Crime /Mystery 
Rated R for violence, including 
   some gruesome images, and language.
Country: USA 
Language: English / Italian 
上映時間:113分 
あらすじ:
窃盗団が希少な宝石を盗むが、
2人がリーダーのパトリックを裏切り、
宝石とともに消え失せる。
10年後、有名な心理学者ネイサンは、
精神病の娘エリザベスを診察する。
パトリックは、すぐさま、ネイサンの娘を誘拐し、
エリザベスから、
ヒミツの数字を聞き出すように強要する。
これが分かれば、パトリックは、
宝石のゆくえを突き止めることができるのだ。

出演者: 
Michael Douglas ....  Dr. Nathan R. Conrad (ネイサン)
Sean Bean ....  Patrick Koster (パトリック)
Brittany Murphy ....  Elisabeth Burrows(エリザベス) 
オトーサン、
「精神病の娘を演じたら、天下一品だ」
ブリタニー・マーフィー、お見事。
「17歳のカルテ」で、自殺する娘を演じて、
記憶に焼きつきましたが、それに負けぬ演技です。

BRITTANY MURPHY
ブリタニー・マーフィー 
誕生日 1977/11/10  
出身 米ニュージャージー州アトランタ 
「クルーレス」のタイ役や
「17歳のカルテ」のデイジー役など。 
活躍度 ○↑ 
演技幅 個性 
演技力     ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ   ☆☆☆★★★ 
出演作 
1993年「家族の祈り」
1995年「クルーレス」
1996年「連鎖犯罪/逃げられない女」
          「DRIVE/破壊王」
1998年「フェニックス」
     「ダブル・ジェパディ
           /悪党警官が仕掛けた二重の危機」
           (TM)
     「ゴッド・アーミー/復讐の天使」
     「デビッド&リサ〜心の扉」(TM)
1999年「17歳のカルテ」◆
          「タイム・ラビリンス 時空の扉」
2000年「インシデント」◇
          「わたしが美しくなった100の秘密」
     「カミングアウト」
2001年「サンキュー、ボーイズ」◆
     「サウンド・オブ・サイレンス」◇
     「サイドウォーク・オブ・
            ニューヨーク」◆
2002年「8 Mile」◇
2003年「ジャスト・マリッジ」◇

その他の出演者:
Skye McCole Bartusiak ....  Jessie Conrad 
Guy Torry ....  Dolen 
Jennifer Esposito ....  Detective Sandra Cassidy 
Shawn Doyle ....  Russel Maddox 
Victor Argo ....  Sydney Simon 
Conrad Goode ....  Max 
Paul Schulze ....  Jake 
Lance Reddick ....  Arnie 
Famke Janssen ....  Aggie Conrad 
Oliver Platt ....  Dr. Louis Sachs 
Aidan Devine ....  Leon Edward Croft 
Alex Campbell ....  Jonathan 

User Rating:  6.2/10 (6,774 votes)  
オトーサン、
「まあまあ面白かった」

gordonm88さん 
Knoxville, TN
2003年1月31日
非現実的だが、よく出来ている。

これは、よく出来た映画である。
マイケル・ダグラスがキライな人はいないだろう。 
ブリタニー・マーフィーは、
精神病の10代女性を見事に演じている。
サスペンスに満ち、ペースもいい。 
残念ながら、筋書きがおかしい。
悪いやつらが、マイケル・ダグラスの挙動の
すべてをモニターしているというのはムリがある。
10年間も拘束されていた粗暴な重罪人が、
ダグラスに気づかれずに、アパートのすべての部屋に
超モダンなカメラを取り付けられるだろうか?
おお、 電話やケイタイを盗聴するなんて...
事故のおかげで足を石膏で固めたかよわい女性が、
ナイフで武装した犯人を叩きのめせるのだろうか?
それも2回も? 
年取って弱っているマイケル・ダグラスが、
X-menのSabre-toothのような手強いヤツを
ぶちのめせるだろうか? 
おい、おい。いい加減にしてくれ! 
信じられない!
だが、この映画、面白くて、観る価値はある。
このコメントなど忘れて、楽しんでほしい。 

オトーサン、
「この映画も、もっとはしょれるハズ」
最近の映画の流行でしょうか、
青白く暗い色調で、
スタイリッシュなのはいいのですが、
描写が煩雑すぎます。
もっとうまく省略したりすれば、
かえって想像力を刺激されるのに、
えんえんとお墓の中を写したりするのです。
ホラー映画のはずなのに、逆効果になっていて、
ちっともコワクないのです。


閉ざされた森 

オトーサン、
久しぶりに大阪へ。
カルフール光明池店と箕面店を見学。
ふと思いついて、難波に宿をとりました。
翌朝、黒門市場と道頓堀のダイブ場所を見学。
通りかかった劇場で、この映画を見ました。

原題:Basic (2003)
監督:John McTiernan
脚本:James Vanderbilt 
Genre: Thriller / Drama / Mystery 
Rated R for violence and language.
Country: Canada / USA / Germany 
Language: English 
上映時間:98分
あらすじ:
海兵隊の軍曹は6人の特殊部隊員を
コロンビアの熱帯雨林に訓練に連れていく。
戻ってきたのは、たったの2人だった。
救急部隊が到着時に、ひとりの兵士が
負傷兵を背負いながら、
もうひとりの兵士を殺すところを目撃する。
尋問がはじまるが、
兵士はレンジャーでないと答えないと言い張る。
尋問士官は抗議したが、
上官は、元レンジャー隊員で、元麻薬捜査官を
尋問に当たらせる。
その男は、何でも、収賄容疑で係争中とある。
こうして、物語が進むに連れて、二転三転する。
多くのおどろきが待っていたのだった。

出演者:
John Travolta ....  Hardy(ハーディ) 
Connie Nielsen ....  Osborne(オズボーン)
Samuel L. Jackson ....  West(ウエスト軍曹) 
オトーサン、
「やあ、久しぶりだ、健在だった」
ジョン・トラボルタは、
「バトルフィールド・アース」など、
このところ不振が続いていましたが、
レンジャー部隊員になるために減量して、
いい役をもらって輝いていました。
相手役のコニー・ニールセンも、
男性的で、爽快でした。

JOHN TRAVOLTA
ジョン・トラボルタ 
誕生日 1954/2/18 
出身 米ニュージャージー州イングルウッド 
66年に12歳で舞台に立ち、
73年にブロードウェイ・ミュージカル
「グリース」に出演。
75年「魔鬼雨」で映画デビュー。
77年「サタデー・ナイト・フィーバー」で
ディスコ・ブームを巻き起こす。 
活躍度 ◎↑ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆☆☆★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1975年「魔鬼雨」
1976年「キャリー」◆
1977年「サタデー・ナイト・フィーバー」
1978年「グリース」
1979年「年上の女」
1980年「アーバン・カウボーイ」
1981年「ミッドナイト・クロス」
1983年「ステイン・アライブ」
     「セカンド・チャンス」
1985年「パーフェクト」
1988年「エキスパーツ」
1989年「ベイピートーク」
1990年「ベイピートーク2
      /リトル・ダイナマイツ」
     「MYベスト・フレンズ」
1991年「過ぎゆく夏」
1993年「ベイピートーク3
      /ワンダフル・ファミリー」
1994年「パルプ・フィクション」
1995年「ゲット・ショーティ」
     「ジャンクション」
1996年「マイケル」◇「フェノミナン」◇
     「ブロークン・アロー」◇
1997年「フェイス/オフ」◇
     「シーズ・ソー・ラブリー」
     「マッド・シティ」◇
1998年「パーフェクト・カップル」◇
     「シン・レッド・ライン」
     「シビル・アクション」◇
1999年「将軍の娘/エリザベス・キャンベル」◇
2000年「バトルフィールド・アース」◇
     「ラッキー・ナンバー」◇
2001年「ソードフィッシュ」◇
     「ドメスティック・フィアー」◇
2002年「オースティン・パワーズ 
      ゴールド・メンバー」
2003年「閉ざされた森」◇

CONNIE NIELSEN
コニー・ニールセン 
誕生日 1964/7/3 
出身 デンマーク・コペンハーゲン 
15歳の時から地元の舞台やショーで
役者のキャリアをスタートさせ、
18歳の時に女優を志すためパリへ移り住む。
その後、ローマ、ミラノ、南アフリカ、
ニューヨークで本格的な活動をし、
7カ国語を話す国際派女優となる。
映画デビューは「ディアボロス」の
アル・パチーノの娘役。 
活躍度 △↑ 
演技幅 適応 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆★★★★ 
出演作 
1998年「ディアボロス/悪魔の扉」◆
     「ソルジャー」◆
2000年「ミッション・トゥ・マーズ」◇
     「グラディエーター」◆
2002年「ストーカー」「ハンテッド」
2003年「閉ざされた森」 

その他の出演者:
Timothy Daly ....  Styles
Giovanni Ribisi ....  Kendall 
Brian Van Holt ....  Dunbar 
Taye Diggs ....  Pike 
Dash Mihok ....  Mueller 
Cristian de la Fuente ....  Castro 
Roselyn Sanchez ....  Nunez 
Harry Connick Jr. ....  Vilmer 
Georgia Hausserman ....  Pilot 
Margaret Travolta ....  Nurse #1 
Dena Johnston ....  Nurse #2 
Nick Loren ....  Helicopter Pilot 

User Rating: 6.1/10 (3,110 votes)
オトーサン、
「まあ、こんなものかも」

User Comments:
Agent10さん
Tucson, AZ
2003年4月3日
この映画には、まだ当惑している。

確かに、
この映画、思っていたほど悪くはなかった。
また、もっとよく出来たはずだ。
だが、何という映画だ。
この映画は、映画の原則を破っている。
最後の文章が気にいらないとしても、
これが、すべてを言い尽くしている。
緊張感の盛り上げかたは、適切であるが、
あまりにも問題のあるシーンがありすぎる。
そのために、この映画は、
安っぽく、感動のないものになってしまった。
ジョン・トラボルタは、
この映画に打ち込んでいないが、
コニー・ニールセンは、真面目にやっている。
何て、臭い演技だ。
結末だが、殴られたような気がした。
監督がおかしい。実に、いい加減だ。
そう、構想段階に戻るべきだ。

オトーサン、
「気持ち、分かるなあ」
こんなに最後まで、騙されっ放しでは、
ムカつくひともいるでしょう。
道頓堀川には、「川に飛び込まないでください」
国土交通省の警告看板がありましたが、
「いいじゃないの、たまには」
この映画の掟破りも、
旅先で見たためか、寛大になっていました。


三十九夜 

オトーサン、
「今夜も、ヒッチだ、楽しいな」
そう思って、ワインで祝杯をあげたら、
快い眠りに誘われてしまいました。
やむなく、早起きして見はじめました。

原題:39 Steps, The (1935) 
監督:Alfred Hitchcock
原作:John Buchan
脚色:Charles Bennett ほか
Genre: Mystery / Thriller / Drama 
Country: UK 
Language: English 
Color: Black and White 
上映時間:86分
あらすじ:
ハネイは、カナダからやってきた。
ロンドンのミュージック・ホールで、
「メモリー氏」のショウを見た後、
アナベラに出会う。
彼女は、秘密捜査員から逃げていて、 
アパートにかくまってくれと頼まれる。
だが、その夜、彼女は殺されてしまう。
殺人容疑者になることを恐れ、
ハネイは、スパイの包囲網から逃れようとする。

出演者:
Robert Donat.... Richard Hannay/Mr. Hammond(ハメイ)
Lucie Mannheim.... Miss Annabella Smith(アナベラ)
Madeleine Carroll.... Pamela/Mrs. Henry Hopkinson(パメラ)
オトーサン、
「ハメイは、いい男だなあ。
いわゆる水もしたたるというか...」
美女2人の経歴は出ていませんでした。
何といっても、はるか昔のひとですから。

ROBERT DONAT
ロバート・ドナット
誕生日  1905/3/18-1958/6/9 
出身 英マンチェスター
39年「チップス先生さようなら」でアカデミー主演男優賞受賞。
出演作
1933年「ヘンリー八世の私生活」
1934年「厳窟王」
1935年「幽霊西へ行く」「三十九夜」
1937年「鎧なき騎士」
1938年「城砦」
1939年「チップス先生さようなら」
1948年「ウィンスロー少年」
1958年「六番目の幸福」

その他の出演者:
Godfrey Tearle.... Professor Jordan
Peggy Ashcroft.... Margaret Crofter
John Laurie.... John Crofter
Helen Haye.... Mrs. Louisa Jordan
Frank Cellier.... Sheriff Watson
Wylie Watson.... Mr. Memory
Gus McNaughton.... Commercial Traveller 
                   on Flying Scotsman 
Jerry Verno.... Commercial Traveller 
                on Flying Scotsman
Peggy Simpson.... Maid

User Rating:  8.0/10 (5,164 votes)
              top 250: #210 
オトーサン、
「おお。さすが、ヒッチコック、
またもや、世界の名画入りだぁ!」

User Comments:
Clive Robertsさん
Eastbourne, Sussex, England
2001年1月2日
ヒッチコックのコメディ・スリラー。
無実の男の逃亡を描く傑作。

「三十九夜」は、初期の成功した映画である。
その後、ハリウッドに行って有名になり、
カルトになった。
John Buchanの "The 39 Steps"が原作で、
ヒッチコック好みのあらゆる要素が入っている。
無実の男の逃亡劇を描いているが、
このテーマには何度も挑戦している。
有名な「逃走迷路」 (1942) 
そして、「北北西に進路をとれ」(1959)。
ロバート・ドナット演じるハネイは、
ロンドンの劇場にきて、
「ミスター・メモリー」
(演じるのは、Wylie Watson)の演技を観る。
”Am I right sir?” 
トラブルに巻き込まれた不思議な女性
アナベラに出会い、自分のアパートに連れていく。
彼女を殺そうとしているスパイ団についての
重要な情報を得るが、彼女はその夜殺されてしまう。
ハネイは、当然、容疑者になる。
警察の手から逃れて、彼はスコットランドに向かう。
アナベラによれば、そこにスパイの巣窟がある。
旅の途中、パメラに出会い、
彼女の説得で、警察に出頭する。
スコットランドに到着して、
ハネイは、スパイ団の首領を探す。
ジョーダン教授に出会い、もっと危ない目にあう。
だが、警察に逃げ込むことで、助かる。
警察からも逃げて、パメラと再会する。
彼女は、しぶしぶ、チームを組む。
というのも、手錠をかけられてしまったので、
そうするしか仕方がなかったからだ。
やがて彼女は、かれの無実を信じるようになり、
名誉挽回の手助けをする。
パメラとリチャードは、ロンドンに戻り、
メモリー氏に出会う。
かれは、ふたたび劇場でショウをやっている。
ジョーダン教授もそこにいた。
そして、映画は劇的で満足すべき結末を迎える。
この映画で、好きなセリフを紹介しょう。
ハネイがアナベラに:
「スパイ物語みたいね」 
アナベラ: 
「まさに、その通りなんだ」
アナベラがハネイに: 
「いますぐここから逃げなくては。 
あたしを殺そうとしてる男が2人いるのよ」
教授がハネイに:
「そう、ハネイさん。
あなたを庭にお連れしないと
罪を犯すことになります。
それとも、分かりませんなあ」
ハネイがアナベラに:
「鎖につながれている女性なんて、
この国には、2000万人はいるよ」
ハネイがパメラに:
「あなたの頭に地震でも起こさねばダメかも」
ハネイがミスター・メモリーに:
「39階段って、何ですか?」
この映画は、1959年に Kenneth Moreの手で、 
78年に Robert Powellの手でリメイクされたが、
いずれも、オリジナル作品を超えられなかった。
ヒッチコックのカメオ出演に興味あるひとに
教えたいが、この映画では、
ヒッチコックは、ハネイとアナベラが
バスに乗ってアパートに向かうときに、
歩道にゴミを捨てる通行人を演じている。
10点満点で10点。

オトーサン、
「どこに出ているのかなあ?」
ヒッチコックの出ているというシーン、
DVDを見直しましたが、分かりませんでした。
それにしても、このわずか86分の間に
これだけの波乱万丈を詰め込むのは、大したもの。
監督の経歴を再確認しましょう。

ALFRED HITCHCOCK
アルフレッド・ヒッチコック
誕生日 1899/8/13-1980/4/29
出身 英ロンドン
監督作
1926年「山鷲」
1927年「リング」「ダウンヒル」
1928年「シャンパーニュ」「農夫の妻」
1929年「ヒッチコックの恐喝」
1930年「エルストリー・コング」「殺人!」
1931年「スキン・ゲーム」
1932年「第十七番」「おかしな成金夫婦」
1934年「暗殺者の家」
1935年「三十九夜」
1936年「サボタージュ」「間諜最後の日」
1937年「第3逃亡者」
1938年「バルカン超特急」
1939年「厳窟の野獣」
1940年「海外特派員」「レベッカ」
1941年「スミス夫妻」「断崖」
1942年「逃走迷路」
1943年「疑惑の影」
1944年「救命艇」
1945年「白い恐怖」
1946年「汚名」
1948年「パラダイン夫人の恋」「ロープ」
1949年「山羊座のもとに」
1950年「舞台恐怖症」
1951年「見知らぬ乗客」
1953年「私は告白する」
1954年「ダイヤルMを廻せ!」「裏窓」
1955年「泥棒成金」「ハリーの災難」
1956年「知りすぎていた男」
1957年「間違えられた男」
1958年「めまい」
1959年「北北西に進路を取れ」
1960年「サイコ」
1963年「鳥」
1964年「マーニー」
1966年「引き裂かれたカーテン」
1969年「トパーズ」
1972年「フレンジー」
1976年「ファミリー・プロット」

オトーサン、
「ほとんど観たと思ったけど、
まだまだ、たくさん残っているなあ。
今後が、楽しみだ」


レベッカ 

オトーサン、
「おお、あった!ゲオ、お手柄!」
巨匠ヒッチコック監督の傑作ということで、
ずっと探し続けていた名画です。
名画のリストを渡した効果が出てきたのかも。

原題:Rebecca (1940)     
監督:Alfred Hitchcock
原作:Daphne Du Maurier 
脚色:Philip MacDonald ほか
Genre: Drama /Romance /Thriller /Mystery 
Color: Black and White 
上映時間:130分
あらすじ:
マキシムは、初々しい伴侶と恋に落ちたが、
妻レベッカの死につきまとわれている。
結婚したものの、新夫人は、
レベッカが、屋敷中のいたるところに
存在感を示しているのに気付く。
とくに、レベッカ贔屓なのは、家政婦のダンバー。
その狂気で、新夫人を狂気に導く。

出演者:
Laurence Olivier...George Fortescu Maximillian
                 'Maxim' de Winter(マキシム) 
Joan Fontaine ....  The Second Mrs. de Winter(夫人)
Judith Anderson ....  Mrs. Danvers (ダンバー)
オトーサン、
「愛らしいなあ」
ジョーン・フォンティンが、
恋する乙女、恐怖におびえる若妻を演じきりました。
相手役のローレンス・オリビエも、
恐怖の家政婦も、奥行きのある見事な演技でした。

JOAN FONTAINE
ジョーン・フォンテイン 
誕生日 1917/10/22 
出身 東京 
活躍度 ×↓ 
演技幅 適応 
演技力     ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆★★★★ 
コメディ   ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1935年「男子牽制」
1937年「偽装の女」「踊る騎士」
1939年「ガンガ・ディン」
1940年「レベッカ」
1941年「断崖」
1942年「純愛の誓い」
1943年「永遠の処女」
1944年「ジェーン・エア」「情炎の海」
1945年「失恋四人男」
1948年「皇帝円舞曲」「暴れ者」
          「忘れじの面影」「不時着結婚」
1951年「旅愁」
1952年「生きるためのもの」「黒騎士」
     「オーソン・ウェルズのオセロ」
1953年「デカメロン夜話」
1954年「豪傑カサノヴァ」
1957年「日のあたる島」
1958年「南太平洋」「ある微笑」
1961年「地球の危機」
1962年「夜は帰ってこない」

LAURENCE OLIVIER
ローレンス・オリビエ 
誕生日 1907/5/22-1989/7/11  
出身 英サリー州ドーキング 
出演作
1936年「お気に召すまま」「無敵艦隊」
1937年「淑女は離婚がお好き」
1939年「嵐が丘」
1940年「レベッカ」
1941年「潜水艦轟沈す」「美女ありき」
1943年「ヘンリー五世」
1948年「ハムレット」アカデミー主演男優賞
1952年「黄昏」
1953年「三文オペラ」
1955年「リチャード三世」
1957年「王子と踊子」
1960年「スパルタカス」「客席芸人」
1962年「可愛い妖精」
1965年「オセロ」「バニー・レークは行方不明」
1966年「カーツーム」
1968年「栄光の座」
     「ロミオとジュリエット」(ナ)
1969年「素晴らしき戦争」「空軍大戦略」
1970年「さすらいの旅路」
1971年「ニコライとアレクサンドラ」
1972年「レディ・カロライン」「探偵スルース」
1973年「放浪紳士チャーリー」(ナ)
     「廃墟の中の恋」
1976年「マラソンマン」
     「シャーロック・ホームズの素敵な挑戦」
1977年「遠すぎた橋」
1978年「ベッツイ」「ブラジルから来た少年」
1979年「ドラキュラ」「リトル・ロマンス」
1980年「ジャズ・シンガー」
1981年「タイタンの戦い」
1983年「ジグソーマン」
1984年「バウンティ・愛と叛乱の航海」
1985年「ワイルド・ギースU」
1988年「戦争レクイエム」
2002年「くたばれ!ハリウッド」

その他の出演者:
George Sanders ....  Jack Favell 
Gladys Cooper ....  Beatrice Lacy 
Nigel Bruce ....  Major Giles Lacy 
Reginald Denny ....  Frank Crawley 
C. Aubrey Smith ....  Colonel Julyan 
Melville Cooper ....  Coroner 
Florence Bates ....  Mrs. Edythe Van Hopper 
Leonard Carey ....  Ben 
Leo G. Carroll ....  Dr. Baker 
Edward Fielding ....  Frith 
Lumsden Hare ....  Tabbs 
Forrester Harvey ....  Chalcroft 

User Rating:  8.2/10 (7,661 votes)  
       top 250: #100 
オトーサン、
「おお、世界の名画の100位だ!
アカデミー賞、総ナメじゃないか!!」

アカデミー賞 
・作品賞
・撮影賞(白黒)

同ノミネート:
・監督賞:アルフレッド・ヒッチコック
・主演男優賞:ローレンス・オリビエ 
・主演女優賞:ジョーン・フォンテーン
・助演女優賞:ジュディス・アンダーソン
・オリジナル脚本賞
・美術監督賞(白黒)、
・オリジナル作曲賞
・特殊効果賞、
・編集賞

User Comments:
dave fitzさん
somerset,nj
2000年5月1日
ヒッチコックの最高傑作

その長いキャリアのなかで、
ヒッチコックは、多くの名画を撮った。
そのなかでも、レベッカは、最高である。
ヒッチコック映画のなかで、唯一アカデミー賞の
最優秀作品賞を獲得している。
英国を去って、ハリウッドに来て最初に撮った
映画でもある。
他のひと、Maurierの有名小説を脚色した
最初の映画でもある。
いくつものひねりがあり、奇妙な登場人物がいる。
予想もつかぬ結末も楽しめる。
サー・ローレンス・オリビエは、
いつもながら、すばらしい。
輝くジョーン・フォンティンは、すばらしい。
「レベッカ」は、巨匠の手になる
面白いスリラーである。

オトーサン、
「久しぶりに堪能したなあ」
軽快なテンポで幸せな恋人たちを描く前半。
普通なら後半はだれるのですが、
そこはそれ、巨匠ヒッチコック。
後半から結末へと雪崩れる息もつかせぬ展開。
悲劇が起き、人間性の深奥を描き、
さらに人智の及ばぬ神の手へ。

オトーサン、
名家へ嫁入りした新妻の苦労を見て、
「それにしても、美智子妃は大変だったろうなあ」
妙なことを連想してしまいました。
民間から窮屈な宮中へ。
しきたり、式典、礼儀作法、敵意の数々。
そんななかで、いつしか微笑みは消え、
苦悩が額に浮かび出てこざるを得ません。
頼れるのは、夫の愛と支援のみ。
「いや、よく頑張ったもんだ」
妙なところで、感心してしまいました。


クジラの島の少女 

オトーサン、
この映画、Hさんのオススメでした。
何でも、ロンドンに行く機中でみられたとか。
「変な邦題になっているんですよ!」
原題は、"Whale Rider"(鯨乗り)ですから、
「クジラ島の少女」という邦題、
なかなかいいと思いますが、いかがでしょうか?

原題:Whale Rider (2002)     
監督:Niki Caro
原作:Witi Ihimaera 
脚本:Niki Caro
Genre: Drama / Family  
Rated PG-13 for brief language 
      and a momentary drug reference.
Country: New Zealand / Germany 
Language: English / Maori  
上映時間:101分
あらすじ:
ニュージーランドの東海岸、
ワンガラの人々は、自分たちが今日あるのは、
数千年前の祖先 パイケアのおかげだと思っている。
カヌーが転覆したとき、鯨の背に乗って
岸辺にたどりつき、九死に一生を得たのだ。
それ以来、ワンガラの首長たちは、
第1子が、パイケアの直接の子孫だと信じてきた。
11歳の少女、パイは、
家父長制の種族に生まれたものの、
自分が新しい首長になる運命にあると信じている。
だが、祖父は、首長は伝統的に男だと考えている。
パイは、祖父のコロが世界中で一番好きである。
だが、自分の運命を変えるには、
祖父のいう伝統と戦わねばならない。

出演者:  
Keisha Castle-Hughes .... Paikea 'Pai' Apirana(パイ)
Rawiri Paratene ....  Koro(コロ) 
Vicky Haughton ....  Nanny Flowers(ナニー) 
オトーサン、
「どうして、子役ってうまいんだろう?」
いつも思うのですが、なぜか子役の演技に感動します。
計算していない演技だからでしょうか。
オジイサン役のコロも、オバアサン役のナニーも、
れっきとした役者さんでしたが、素朴で心が豊か。
マオリ族の人を起用したのが、成功の原因でしょう。

その他の出演者:
Cliff Curtis ....  Porourangi 
Grant Roa ....  Uncle Rawiri 
Mana Taumaunu ....  Hemi 
Rachel House ....  Shilo 
Taungaroa Emile ....  Willie 
Tammy Davis ....  Dog 
Mabel Wharekawa ....  Maka  
Rawinia Clarke ....  Miro 
Tahei Simpson ....  Miss Parata 
Roi Taimana ....  Rewi 
Elizabeth Skeen ....  Rehua 
Tyronne White ....  Jake 

User Rating:  8.3/10 (2,170 votes)  
       top 250: #247 
オトーサン、
「おお、世界の名画入りしている!」

User Comments:
Lyonsyさん 
Los Angeles
2003年8月25日
単純な物語、見事な語り口

単純なのは、どこがいけないんだ? 
掲載されたいくつかのコメントを読むと、
政治的に正しい映画は、論外だと書いてある。
物語は単純で、筋が読める。
監督も、不可避なことが起きることを
許容しているようだ。
この映画が感動的なのは、
少女の奮闘の過程が描かれているからである。
すばらしい演技の数々、
少女は、どこにもいる10から14歳の
少年・少女のようにみえる。
学校でのスピーチは、演技の土台だが、
この映画に深く感動させられる理由は、
せりふというよりも、ここまでたどりついた!
という旅の終りの感じが、
パイの表情に浮かんでいるからである。
なぜ、多くの脚本家や監督たちは、
ハリウッドを去り、基本に戻って、
こうした映画をつくることをしないのだろうか?
なぜ、本物の仕事をしている人間を
起用しようとしないのだろうか?. 
いわゆるアメリカのインディペンデント映画も、
みんな低調である。
"A Decade Under the Influence" を見ると、
創造的な映画が誕生したのは、
1960年代の後半から70後半だけである。

オトーサン、
先日、ワインの話を聞いて、
ワインは、香りの飲み物だと教わりました。
人間の嗅覚は文明が進むにつれて、どんどん退化し、
いまや1000分の1しか使われていないそうです。
ワインをたしなむというのは、嗅覚の復権なのです。
この映画のパイの叫びや
ラストシーンの船をこぐ人達の叫び声を聞いて、
「叫びって、スゴイ威力があるんだ!」
あらためて、思いました。
大昔のひとって、
もしかすると人間同士だけでなく、
クジラにも、海にも、空にも通じる
叫び声を持っていたのではないでしょうか。
「お金や権力や武力しか通じないで、
魂の叫びが通じない時代って、さびしいなあ」


S.W.A.T. 

オトーサン、
「前宣伝がすごいなあ」
中学1年生は、無料だというのです。
「でも、はじめて観る映画にしては、
殺伐としているのではないのかなあ?
文部科学省の見解を、お伺いしたいところです。
「お役人は、映画なんか見ない?」

原題:S.W.A.T. (2003)     
監督:Clark Johnson
Robert Hamner (characters)
原作:Ron Mita ほか
Genre: Action / Thriller / Crime 
Rated PG-13 for violence, language 
      and sexual references.
Country: USA 
Language: English / Spanish / French 
上映時間:118分
あらすじ:
逮捕された麻薬王が、 
ロス市警のS.W.A.T.チームにより護送される。
リーダーは、ジャクソン。 
市から連邦刑務所に移送しようというのだ。
だが、計画は、破綻する。
というのも、麻薬王は、TVカメラに対して
自分を自由にしてくれたものには、
1億ドルを提供すると呼びかけたからである。

出演者:
Samuel L. Jackson...Sgt. Dan 'Hondo' Harrelson(ホンドー)   
Colin Farrell ....  Jim Street (ジム)
Michelle Rodriguez ....Chris Sanchez(クリス)
オトーサン、
「こういう役をやらせたら、
サミュエル・ジャクソン、最高だなあ」
若手有望株のコリン・ファレルもなかなかのもの。

SAMUEL L.JACKSON
サミュエル・L・ジャクソン 
誕生日 1948/12/21 
出身 米ジョージア州アトランタ 
アトランタのモアハウス・カレッジで演技を学ぶ。
94年「パルプ・フィクション」の殺し屋役で
アカデミー賞ほかゴールデン・グローブ賞の
助演男優賞にノミネートされる。 
活躍度 ◎→ 
演技幅 自在 
演技力     ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆☆☆★ 
コメディ   ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1981年「ラグタイム」
1987年「エディ・マーフィー/ロウ」
1988年「星の王子ニューヨークへ行く」
          「スクール・デイズ」
1989年「シー・オブ・ラブ」
          「ドゥ・ザ・ライト・シング」
1990年「モ’ベター・ブルース」
          「グッド・フェローズ」
     「ベッツィーの結婚」「エクソシスト3」
     「殺意のシステム
            出世のための殺人フルコース」
1991年「ジョニー・スウェード」
          「ジャングル・フィーバー」
     「ブロンクス/破滅の銃声」◇
1992年「パトリオット・ゲーム」「ジュース」
          「ホワイト・サンズ」
1993年「アモス&アンドリュー」
          「ローデッド・ウエポン1」
     「ジュラシック・パーク」
          「ポケット一杯の涙」
     「トゥルー・ロマンス」
1994年「ニュー・エイジ」
          「パルプ・フィクション」
     「フレッシュ」「ワイルド・ボーイズ」
1995年「死の接吻」「ダイ・ハード3」◇
          「代理人」「フルーク」
1996年「トゥリーズ・ラウンジ」
          「評決のとき」◆
     「ロング・キス・グッドナイト」◇
          「片目のジミー」
1997年「ジャッキー・ブラウン」◇「187」
          「プレイヤー死の祈り」
1998年「交渉人」◇「スフィア」◇
          「レッド・バイオリン」◇
     「アウト・オブ・サイト」▲
1999年「スター・ウォーズ エピソード1
            /ファントム・メナス」◆
     「ディープ・ブルー」◆
2000年「英雄の条件」◇「シャフト」◇
          「アンブレイカブル」◇
2001年「ケイブマン」◇
2002年「スター・ウォーズ エピソード2
           /クローンの攻撃」◆
     「トリプルX」
          「チェンジング・レーン」◇
     「ケミカル51」◇
          「ノー・グッド・シングス」◇
2003年「S.W.A.T.」
          「閉ざされた森」 

COLIN FARRELL
コリン・ファレル 
誕生日 1976/3/31 
出身 アイルランド・ダブリン 
父イーモン、叔父トミーもサッカー・チーム、
シュムロック・ローバーズの選手。
幼い頃はサッカー選手を目指していたが、
演技に関心が移り、
ダブリンのガイエティ演劇学校に入学。
映画は「素肌の涙」で注目され、
「タイガーランド」で主役のボズを演じ、
ボストン批評家協会賞主演男優賞を受賞した。 
活躍度 ○↑ 
演技幅 適応 
演技力     ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ   ☆☆★★★★ 
出演作 
1998年「素肌の涙」
2000年「私が愛したギャング・スター」
     「タイガーランド」◇
2001年「ジャスティス」◇
          「アメリカン・アウトロー」◇
2002年「マイノリティ・リポート」◆
          「フォーン・ブース」◇
2003年「デアデビル」◆「S.W.A.T」◇ 

その他の出演者:
LL Cool J ....  David 'Deke' Kay 
Josh Charles ....  T.J. McCabe 
Jeremy Renner ....  Brian Gamble 
Brian Van Holt ....  Michael Boxer 
Olivier Martinez ....  Alex Montel 
Reg E. Cathey ....  Lt. Greg Velasquez
Larry Poindexter ....  Capt. Thomas Fuller 
Page Kennedy ....  Travis 
Domenick Lombardozzi ....  GQ 
James DuMont ....  Gus 
Denis Arndt ....  Sgt. Howard 
Lindsey Ginter ....  Agent Hauser 

User Rating:  6.2/10 (2,746 votes)  
オトーサン、
「こんなものかも」

User Commnts:
iwatcheverythingさん 
Texas, USA
2003年9月22日
やや予測可能だが、ステキなアクション映画。

いくつかのシーンは、やや予測可能だが、
事件の背景に誰がいるか、
どうやって犯人が逃げるか。 
でも、充分、見る価値はある。
アクションのペースはよいし、
冗長な部分はなかった。
演技もいい。
コリン・ファレルは、いい仕事をしたし、
ジャクソンは、いつもながら、お見事である。 
この映画は、絶対、もう一度見ることになるだろう。
妻も、アクション映画キチガイなので、
コレクションに加えることになるだろう。

オトーサン、
「そういっては何だけど、
SWATを見るのが、後になってよかったな。
"踊る"の特殊部隊がまるでお人形のように見える」
自衛隊のイラク派遣が決まりそうですが、
お人形のように実戦経験のないひとたちが、
無事に任務を遂行できるのでしょうか?
野中元幹事長が、怒っていましたっけ。
若者の命を危険にさらそうというなら、
首相は、まず自分の息子を派遣すべきだ。
「そういえば、
小泉孝太郎くん、踊るに出ていたっけ。
チャラチャラしてる場合じゃないだろうに...」


踊る大捜査線 THE MOVIE2 

オトーサン、
「"踊る"なんか、絶対観ないぞ!」
そう宣言していましたが、
"クジラの島の少女"の上映日時を間違えたので、
やむなく、"踊る"へ。
「レインボー・ブリッジが舞台なら、
わが家も映っているかも...」

原題:踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ! 
監督:本広克行
脚本:君塚良一
Genre:Drama
上映時間:138分
あらすじ:
湾岸署管内で殺人事件が発生。
青島刑事たちは
捜査本部の女性管理官・沖田の命令に逆らい、
暴行やスリなど身近な事件の捜査に専念。
だが、魔の手は彼らの背後に迫っていた。

出演者:
織田裕二 ... 青島俊作
柳葉敏郎 ... 室井慎次
深津絵里 ... 恩田すみれ
オトーサン、
「みんな織田くん目当てで、見にくるのかなあ」
とにかく格好いいいのです。
柳葉くんは、厳しい顔つきが不自然。
深津さんは、演技学校に入るべし。
ツッパリ管理官を演じた真矢みきさんや
不倫メールの神田署長を演じた小林総一郎さんが
冴えていました。

その他の出演者:
真矢みき .... 沖田仁美
神田署長 ... 小林総一郎
水野美紀 ... 柏木雪乃
ユースケ・サンタマリア ... 真下正義
いかりや長介 ... 和久平八郎 
筧利夫 .... 新城賢太郎 
小泉孝太郎 ... 小池茂

User Rating: 6.8 (6038)
オトーサン、
「ちょっと高すぎるかも」t
Yahoo Moviesのスコアですから、割引くべきかも。

User Comments:
kakujirouさん 
2003年10月2日 
全作*に比べ、内容が落ちますね。 

やはり、連続ものというのは
こんなものなのでしょうか。 
CMを見て期待するような、
ドキドキ、ハラハラ感が少なかったですね。
また、狙いすぎという感じのシーンが多く、
ストーリーとして面白みにかけます。
前作やドラマと比較すると青島刑事の良さも
あまり出ていません。
次回作に期待します。 

*これって、投稿者の変換ミスでしょうね。
全作でなくて、前作でしょう。


オトーサン、
「なーんだ、ウチが写っていない!
138分は、冗長だな。100分で充分だ」
レインボーブリッジに加えて、
フジテレビ、大観覧車、大江戸温泉、
テレポート駅とお台場の観光案内が盛り沢山。
協賛金獲得の関係でしょうか。
編集を上手にやれば、テンポもよくなるはず。
いかりや長介さんの出番も、多すぎます。
俳優に目配りしすぎて、
肝心の筋運びに緊張感がないのが残念です。
組織と人間、テロ組織、ウィルス・メールなど、
最近の話題をうまく採りいれていますが、
大型TVドラマの域を出ませんでした。
「しまった、観なきゃよかったなあ」


メラニーは行く

オトーサン、
「1泊2日で高いけど、借りよう!」
メラニーがどういう人か、どこへ行くのか
知りませんが、この題名、おしゃれです。
名画「スミス、都に行く」を思い出させます。

原題:Sweet Home Alabama (2002)     
監督:Andy Tennant
原作:Douglas J. Eboch 
脚本:C. Jay Cox
Genre: Comedy / Romance
Rated PG-13 for some language/sexual references.
上映時間:108分
あらすじ:
ニューヨークのファッション・デザイナー、
メラニーは、自分でも驚いたが、
市長の息子であるステキな独身男性と婚約した。
だが、メラニーには秘められた過去があった。
まずは,夫のジェイク、
高校時代に結婚した赤っ首野郎で、
一向に離婚を承諾してくれない。 
腐れ縁を今後一切断ち切るために、
メラニーは、おしのびで、アラバマに戻る。
過去と対決しようと思ったのだが、
南部から少女を連れ出すことはできても、
少女から南部を追い出すことはできなかった。

出演者:
Reese Witherspoon ....  Melanie Carmichael (メラニー)
Josh Lucas ....  Jake Perry (ジェイク)
Patrick Dempsey ....  Andrew Hennings(アンドリュー) 
オトーサン、
「メラニー、ステキじゃん」
リース・ウィザースプーンには、
あまりお目にかかった記憶がありませんが、
オキャンで、表情豊かな女優さんでした。 

REESE WITHERSPOON
リース・ウィザースプーン 
誕生日 1976/3/22 
出身 米テネシー州ナッシュビル 
母は小児保育の博士号を持ち、父は外科医。
7歳からナッシュビルのローカルテレビにCM出演。
91年「マン・イン・ザ・ムーン あこがれの人」で
映画デビュー。
「ハイスクール白書/優等生ギャルに気をつけろ」で
全米批評家協会主演女優賞受賞。
ゴールデン・グローブ賞コメディ部門にノミネート。
スタンフォード大学英文科に入学したが、
1年で退学。
99年、俳優ライアン・フィリップと結婚。
同年9月に長女エヴァ・エリザベス出産。 
活躍度 ○↑ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1991年「マン・イン・ザ・ムーン 
      あこがれの人」
     「ワイルド・フラワー」(TM)
1993年「ラスト・ウインド
      /少年たちは砂漠を越えた」
     「みんな愛してる」
1994年「S.F.W./メディアへの銃弾」
1996年「悪魔の恋人」
     「連鎖殺人/逃げられない女」
1997年「恋のから騒ぎ」
1998年「カラー・オブ・ハート」
     「トワイライト」
1999年「ハイスクール白書
      /優等生ギャルに気をつけろ」◇
     「完全犯罪」◇
     「クルーエル・インテンションズ」◇
2000年「アメリカン・サイコ」◆
     「リトル・ニッキー」◆
2001年「キューティ・ブロンド」◇
2002年「メラニーは行く!」◇ 

その他の出演者:
Candice Bergen ....  Mayor Kate Hennings
Mary Kay Place ....  Pearl Smooter 
Fred Ward ....  Earl Smooter 
Jean Smart ....  Stella Kay 
Ethan Embry ....  Bobby Ray 
Melanie Lynskey ....  Lurlynn 
Courtney Gains ....  Wade 
Mary Lynn Rajskub ....  Dorothea 
Rhona Mitra ....  Tabatha Wadmore-Smith 
Nathan Lee Graham ....  Frederick Montana 
Sean Bridgers ....  Eldon 
Fleet Cooper ....  Clinton 

User Rating:  5.9/10 (6,091 votes) 
オトーサン、
「まあ、こんなものかも」 

andrialightfootさん 
New Orleans, LA
2003年6月9日
優しくしてやってくれ

批評家も友人たちも悪口を言っていた。
ムリがあるし、ロマンティック・コメディには
災厄がつきものというのだ。
ちがう!
北部からきた孤独な男は、
愛も、友情も、南部の生活も知らない...
この映画、やや通俗的だが、
リース・ウィザースプーンは、すばらしい演技だ。
過去と未来の間に身動きできなくなった
田舎の少女を見事に演じている。
映画が終わるまで、ちゃんと見ていたなら、
愛は、心の赴くままがよいのが分かるだろう! 
すばらしい映画だから、推奨したい!

オトーサン、
「そうなんだ、まだ南部では、戦争状態なんだ」
メラニーの父親などは、
何かというと南軍の制服を着て、戦争ゴッコ。
メラニーの婚約者は、北部のヤンキーですから、
当然、敵軍の一員ということになります。
カウンティ・フェアという、まあ農業祭のシーン、
カントリーソングが流れ、町のひとびとが踊リ出す。
NYやシカゴやロスだけが、アメリカではなく、
南部のこうした暮らしもアメリカなのです。


エクスカリバー戦記

オトーサン、
「何で、借りてしまったんだろう」
DVDの表紙が魅力的だったのかも。
ロード・オブ・ザ・リングに、似ていたのです。

原題:Prince Valiant (1997)     
監督:Anthony Hickox
原作漫画:Hal Foster 
脚本:Michael Frost Becknerほか
Genre: Adventure / Fantasy 
Rated PG-13 for medieval action violence.
Country: Ireland / UK / Germany 
Language: English 
上映時間:91分
あらすじ:
英国王アーサーが持つ伝説の剣、
エクスカリバーが、ヴァイキングに盗まれる。
剣を奪還するため、立ちあがったのは、
テュールの王子、バリアント。
苦難を乗り越えヴァイキングの居城を目指す
彼の下に戦士が集結し、戦いの幕が開く。

出演者: 
Stephen Moyer ....  Prince Valiant (王子)
Katherine Heigl ....  Princess Ilene (王女)
Edward Fox ....  King Arthus (アーサー王)
オトーサン、
「ふたりとも、平凡な演技だなあ」
スタントの使い過ぎなのかも。

STEPHEN MOYER
スティーブン・モイヤー 
舞台俳優 
活躍度 ▲↑ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆★★★★ 
アクション ☆☆★★★★ 
コメディ  ☆☆★★★★ 
出演作 
2000年「クイルズ」
2001年「アップライジング 

KATHERINE HEIGL
キャサリン・ヘイグル 
誕生日 1978/11/24  
出身 米コネチカット州 
テレビシリーズ「ロズウェル 星の恋人たち」で
マックスの姉イザベル・エバンス役を演じる。 
活躍度 △↑ 
演技幅 適応 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆★★★★ 
出演作 
1993年「恋人はパパ/ひと夏の恋」
1995年「暴走特急」
1997年「アベレーション2」◇
1998年「チャイルド・プレイ
      /チャッキーの花嫁」◇「テンペスト」
2001年「バレンタイン」
2002年「アトミック・ハザード」(TM)

その他の出演者:
Thomas Kretschmann ....  Thagnar 
Udo Kier ....  Sligon 
Joanna Lumley ....  Morgana Le Fey 
Ron Perlman ....  Boltar 
Warwick Davis ....  Pechet 
Gavan O'Herlihy ....  King Thane 
Ben Pullen ....  Prince Arn 
Walter Gotell ....  Erik the Old 
Anthony Hickox ....  Prince Gawain 
Zach Galligan ....  Sir Kay 
Hamish Campbell-Robertson ....  Sir Eckar 
Marcus Schenkenberg ....  Tiny 

User Rating:  4.7/10 (287 votes)  
オトーサン、
「低いな」
原作のアメコミが度々画面に登場するのですが、
かえって雰囲気を壊していました。

User Comments:
cvincent1さん
2002年8月30日
どこがまずいか? 
その原因を調べてみよう... 

これは、面白い映画のはずである。
頭をドアの外に置いてくるという前提で。
キャサリン・ヘイグルは、お粗末である。
だが、自分からそうしたわけではもなかろう。
何だ、あのワニ?
そう、いったん、疑惑に火がついたら、
それは、もうあたた向きの映画ではない。
映画をみながら、ときどき、
「おい、待てよ。どうしてこうなったんだ?!」 
そう思ったら、もうお終い。
騎士が、馬に乗って、アーサー王の
王冠の部屋に入ってくるのをみて滑稽と思うなら、
そんなあなたには、全く向いていないのだ。
ハーレムの娘たちが可愛いいから、
その娘たちだけ見ていればいいのだ。
アホな王女なんか忘れろ。 
王子をみても、頭が悪くなるだけだ。 

オトーサン、
「エクスカリバーって、
たしか、ラスエガスのショウになってたなあ」
お値段が高いので、見ませんでしたが、
見ておけば、この映画、もっと楽しめたでしょう。
アーサー王と円卓の騎士の伝説って、
欧米では、信長・秀吉・家康の話のように
常識中の常識のようです。
でも、われわれは、本も読んでいないので、
チンプンカンプン。
ちょっと調べてみました。
エクスカリバーとは、伝説の剣で、
魔法使いマーリンが、剣を石に突き刺し、
これを抜ける者が王になると予言したもの。
誰もこの剣を抜くことができなかったのですが、
青年アーサーが、挑むと、抜けたのです。
この剣には、鋼鉄も断ち切り、鞘には、
持つ者を不死にする不思議な力があるのです。
「何となく、面白そうだなあ」
見終わってからでは、もう手遅れですが...
なお、このDVDの特典に収録されていた
music clipは、ステキな出来栄えでした。


ミシェル

オトーサン、
「あのアメリの続編かなあ?」
主演女優で、すっかりおなじみになった
ファニーフェイスのオドレイ・トトゥが出演。
このDVD、借りる人が多いのではないでしょうか。

原題:Dieu est grand 
   je suis toute petite (2001)     
監督:Pascale Bailly
脚本:Pascale Bailly / Alain Tasma 
Genre: Comedy / Romance 
Country: France 
Language: French 
上映時間:100分
あらすじ:
ミシェルは、20歳。
ボーイ・フレンドと破局して、すっかり落ち込む。
彼女は、獣医でユダヤ人のフランソワに出会う。
ユダヤ教に改宗することを決める。
何かにすがりつきたいのだ。

出演者:  
Audrey Tautou ....  Michele (ミシェル)
Edouard Baer ....  Francois (フランソワ)
オトーサン、
「仏の顔も、2度3度だなあ」
いくらオドレイ・トトゥのフアンでも、 
少女、モデル、性悪女...7変化する彼女の顔を
これだけ見せられると、イヤ気がさしてきました。

AUDREY TAUTOU
オドレイ・トトゥ 
誕生日 1978/8/9  
出身 仏ボーモン 
「エステサロン/ヴィーナス・ビューティー」で
2000年セザール賞有望若手女優賞受賞。 
活躍度 ○↑ 
演技幅 個性 
演技力     ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆★★★★ 
コメディ   ☆☆☆★★★ 
出演作 
1998年「氷の海に眠りたい」(TM)
1999年「エステサロン
           /ヴィーナス・ビューティー」
2001年「アメリ」◇「ミシェル」◇
2002年「愛してる、愛してない...」◇ 

その他の出演者:
Julie Depardieu ....  Valerie 
Catherine Jacob ....  Evelyne 
Philippe Laudenbach ....  Jean 
Cathy Verney ....  Florence 
Anna Koch ....  Regine 
Max Tzwangue ....  Simon 
Mathieu Demy ....  Bertrand 
Atmen Kelif ....  Ali 
Nelly Camara ....  Laetitia 
Jean Reichman ....  Joseph, Francois' mother 
Nathalie Levy-Lang ....  Jessica, Francois' mother 
Thierry Neuvic ....  First patient 
Edwin Gerard ....  Rabbi 
 
User Rating:  5.7/10 (221 votes) 
オトーサン、
「低いなあ」

User Comments:
tordiwayさん
Dallas TX
2002年6月30日
私は、いいと思う。

20歳のミシェル。
("アメリ"のスター女優、オドレイ・トトゥが演じている。
彼女は、成功しているモデルだが、
気持ちは、落ちこんでいる。
とにかく何かにすがりつきたくて、 
カソリック、ヒンドゥー教、仏教、その他に
飛びついては見たものの、どうもしっくりこない。
彼女は、ハンサムなフランソワに出会う。
12歳年上で、無宗教のユダヤ人である。
彼女は、宗教心にめざめ、ユダヤ教にとりつかれる。
その結果、フランソワを苛立たせる。
ドアにメズーサを釘でとめたり、 
教え通りの正しい料理を摂取し、安息日を祝い、
彼がユダヤ人として、なっていないと責める。
この映画の題名は、
「神は偉大なり、私は卑小である」
スマートで不思議な現代コメディ劇である。
今日のユダヤ人にかかわる
いろいろな見方をテーマにしている。
ユダヤ人とは、誰なのか、
ユダヤ人を決めるものは、何か?
無宗教や改革派のユダヤ教信者は、ユダヤ人なのか? 
カップルのひとりが傍観者で、
もうひとりがそうでない場合、
ふたりの仲は、果たして、うまく行くのか?

オトーサン、
「ふーん、一風変わった映画だ」
ユダヤ教が題材になっていますから、
大多数の日本人には無縁に感じられますが、
これを仏教に置き換えてみたら、どうでしょうか。
そんなことを考えていたら、
故・伊丹十三監督の「お葬式」を思い出しました。
「あの映画も、一風変わってたなあ」
宗教関係者には、腹を立てたひともいたようですが、
そこは、それ。大人の対応でした。
でも、「マルサ」を撮ったら、
「オレたちをコケにしやがって」と
暴力団ににらまれて、お腹をグサッ!
ところで、
この映画の反響は、どうだったのでしょうか?


映画の採点簿

ミシェル                **** 
エクスカリバー戦記           **** 
メラニーは行く             **** 
踊る大捜査線 THE MOVIE2        ***   
S.W.A.T.                         **** 
クジラの島の少女            *****
レベッカ                *****
三十九夜                *****
閉ざされた森                          **** 
サウンド・オブ・サイレンス            **** 
ナイル殺人事件                  *****
地中海殺人事件                  *****
クリスタル殺人事件                *****
ドーバー海峡殺人事件               **** 
マッチスティックメン                  **** 
                           **** 
ディスクロージャー                    **** 
オリエンタル探偵殺人事件         ***   
オリエント急行殺人事件          *****
インファナル・アフェア          *****
死海殺人事件                   **** 
エッジウェア卿殺人事件              **** 
書斎の死体                    **** 
カンパニー・マン                 **** 
CUBE                     *****
アラスカ魂                  **** 
騎兵隊                    **** 
キューブ・アイキュー             ***  
キューブIQハザード             ***  
ルール                    ***  
ルール2                   ***  
ルール3                   **** 
キル・ビル                  *****
ティアーズ・オブ・ザ・サン          ***  
                      **** 
ラストサマー                 ***  
ラストサマー2                ***  
バロウズの妻                 ***  
マイアミ・ラプソディー         **** 
ベリー・バッド・ウェディング     *****
普通じゃない                 ***  
北京ヴァイオリン           *****
アメリカン・パイ           *****
アメリカン・サマー・ストーリー    **** 
潮風のいたずら            **** 
マトリックス・レボリューションズ   **** 
マグダレンの祈り           **** 
私の好きなコトすべて         **** 
再見 また逢う日まで         **** 
ミッドナイト・ラン          *****
キューティ・ブロンド         **** 
ギリーは首ったけ           **** 
ふたりの男とひとりの女        *****
ポロック 2人だけのアトリエ      **** 
ウーマン・オン・トップ        **** 
ビッグ・ムービー           **** 
ドク・ハリウッド           **** 
ヒューマン・ネイチャー        **** 
サーチ&デストロイ          **** 
花嫁のパパ              *****
フォーン・ブース           *****
ビューティフル・クリーチャー      **** 
ビッグ・リボウスキ                    *****
恋する40days                    **** 
ボーイズ・オン・ザ・サイド            **** 
シリアル・ラヴァー                **** 
女はみんな生きている                  *****
バッドボーイズ2バッド                ***  
ノンストップ・ガール               **** 
ライアー・ライアー                    **** 
ジム・キャリー IN ハイ・ストラング  **** 
ブルース・ブラザース                  *****
ベガス・バケーション                  **** 
アララトの聖母                     *****
ファーザーズ・デイ                    **** 
ラスト・サムライ                   *****
天才マックスの世界                    **** 
イン・ディス・ワールド                *****
ファインディング・ニモ                *****
ステューピッド・イン・ニューヨーク    ***   
ラット・レース                      **** 
モンティ・パイソン 人生狂騒曲       **** 
デブラ・ウインガーを探して            *****
ナッシング・トウ・ルーズ              **** 
復活                        **** 
花嫁はエイリアン                   **** 
エディ・マーフィのホワイトハウス狂想曲**** 
イン・アメリカ 三つの小さな願いごと  *****
死ぬまでにしたい10のこと            **** 
ジム・キャリーのエースにおまかせ!    ***   
エース・ベンチュラ                    **** 
リーマン・ジョー!                   **** 
ジョー、満月の島に行く                **** 
コール                        **** 
アラスカ・ケビン 史上最大の犬ぞり大作戦***  
裸のサンタクロース               *****
ウェイクアップ! ネッド              *****
いとこのビニー                   *****
月曜日に乾杯!                   *****
花嫁のパパ 2                         *****
ペテン師と詐欺師 だまされてリビエラ   *****
私の小さな楽園                    **** 
エディ&マーティンの逃走人生          **** 
ファースト・ワイフ・クラブ            **** 

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