オトーサンの2004年その3

ほのぼの映画批評

前口上

昨年のDVDソフトの出荷額は、
約2500億円、映画興行収入2032億円を超えました。
もう映画は、DVDで見る時代かも?

映画の採点簿へ 目次

1500 しあわせ色のルビー(DVD 1998) 1499 ヴァン・ヘルシング(2004) 1498 アンルーリー 〜復讐の街〜(DVD 1999) 1497 トゥルーマン・ショー(DVD 1998) 1496 容疑者(DVD 2002)
1495 逃亡犯(DVD 2001) 1494 バイオハザードU アポカリプス(2004) 1493 ラストマン・スタンディング(DVD 1996) 1492 ヴィレッジ(2004) 1491 スプリング・ガーデンの恋人(DVD 2003)
1490 隣人(VTR 1992) 1489 ダブルチーム(DVD 1997) 1488 サドン・デス(DVD 1995) 1487 ハードターゲット(DVD 1993) 1486 リディック(2004)
1485 ラ・タービュランス(DVD 2002) 1484 天上の剣(DVD 2001) 1483 LOVERS(2004) 1482 BODY/ボディ(DVD 1993) 1481 夏休みのレモネード(DVD 2002)
1480 恋人よ帰れ!我が胸に(DVD 1966) 1479 潜行者(DVD 1947) 1478 陽気な踊り子 / アメリカン・ドリーム(DVD1928) 1477 我が家の楽園 (DVD 1938) 1476 黄金の腕(DVD 1955)
1475 チャイルド・プレイ(DVD 1988) 1474 えびボクサー(DVD 2001) 1473 キング・アーサー(2004) 1472 24 アワー・パーティー・ピープル(DVD 2002) 1471 華氏911(2004)
1470 ドリームキャッチャー(DVD 2003) 1469 エゴイスト(DVD 2001) 1468 ジョニー・イングリッシュ(DVD 2003) 1467 シェフと素顔と、おいしい時間(DVD 2002) 1466 堕天使のパスポート(2002)
1465 ウォルター少年と、夏の休日(2003) 1464 オトコのキモチ(DVD 2003) 1463 暗くなるまで待って(DVD 1967) 1462 ノートルダムの鐘(DVD 1996) 1461 キッシング・ジェシカ (DVD 2001) 1460 ブロンドライフ (DVD 2002)
1459 アベンジャーズ(DVD 1998) 1458 バットマン&ロビン Mrフリーズの逆襲 (DVD 1993) 1457 デアデビル(DVD 2003) 1456 グレムリン(DVD 1984)
1455 フランダースの犬(DVD 1999) 1454 シングルス(DVD 1992) 1453 ストーリーテリング(DVD 2001) 1452 ジーア/悲劇のスーパーモデル(DVD TV 1998) 1451 バリスティック(DVD 2002)
1450 ブラック・ダイヤモンド(DVD 2003) 1449 マッハ!(2003) 1448 スクービー・ドゥー(DVD 2002) 1447 トイ・ストーリー(DVD 1995) 1446 クリスティーナの好きなコト(DVD 2002)
1445 シュレック 2(2004) 1444 アイ・スパイ(DVD 2002) 1443 スーパーマン3・電子の要塞(DVD 1983) 1442 ブルークラッシュ(DVD 2002) 1441 34丁目の奇跡(DVD 1994)
1440 アウトライブ−飛天舞−(DVD 2000) 1439 都会の牙(DVD 1950) 1438 青ひげ(DVD 1944) 1437 イノセント・ブラッド(DVD 1992) 1436 ダーク・ブルー(DVD 2001)
1435 ケミカル51(DVD 2001) 1434 ディープ・ショック(DVD 2003) 1433 ヴィシャス(DVD 2001) 1432 ザ・キャット(DVD 2001) 1431 スパイダー・パニック!(DVD 2002)
1430 スパイダーマン2(2004) 1429 ビートルジュース(DVD 1988) 1428 ニューヨーク 最後の日々(DVD 2002) 1427 たまゆらの女(DVD 2002) 1426 黒水仙(DVD 2001)
1425 アルタード・ステーツ/未知への挑戦(DVD 1980) 1424 ワイルド・レンジ 最後の銃撃(2003) 1423 ワイルド・スピードX2(DVD 2003) 1422 二重スパイ(DVD 2003) 1421 ウェルカム・トゥ・コリンウッド(DVD 2002)
1420 ムーンライト・マイル(DVD 2002) 1419 トゥー・ウィークス・ノーティス(DVD 2002) 1418 エンドレス・サマ− リビジテッド(DVD 2000) 1417 エンドレス・サマ−(VTR 1966) 1416 ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(2004)
1415 フランスの女(DVD 1995) 1414 愛の地獄(DVD 1994) 1413 エレベータを降りて左(DVD 1988) 1412 美しき虜(DVD 1998) 1411 エイミー(DVD 1998)
1410 ダーティーファイター 燃えよ鉄拳(DVD 1980) 1409 ダーティーファイター(DVD 1978) 1408 カンザス/カンザス経由→N.Y.行き(DVD 1988) 1407 ガーゴイル(DVD 2001) 1406 レボリューション めぐり逢い(DVD 1985)
1405 ヒーロー/靴をなくした天使(DVD 1992) 1404 天国の門(DVD 1980) 1403 マイルズ・フロム・ホーム(DVD 1988) 1402 天国の日々(DVD 1978) 1401 スクール・オブ・ロック(2003)


しあわせ色のルビー

オトーサン、 「ちょっと乙女チックな題名だけど...」 演技上手のレニー・ゼルウィガーが主演。 「ブリジット・ジョーンズの日記」以来、 彼女のフアンになりました。 原題:A Price Above Rubies(1998) 監督・脚本:Boaz Yakin Genre: Drama Rated R for sexuality and brief language. Runtime: 117 min Country: UK / USA Language: English 上映時間;117分 あらすじ: ソーニャは、閉鎖的な Hasidic社会の一員。 宗教的戒律や束縛で、息もつけない。 しょっちゅう掟破りをして親戚縁者を仰天させる。 出演者: Renee Zellweger .... Sonia Horowitz (ソーニャ) Christopher Eccleston .... Sender Horowitz(センダー) Julianna Margulies .... Rachel(レイチェル) オトーサン、 「レニー、うまいなぁ」 アカデミー助演女優賞受賞を取った映画よりも、 いいのではないでしょうか。 弟の妻ソーニャに不倫を迫るセンダーを演じた俳優さん、 なかなか味のある演技でした。 なお、最近は、「不倫」とはいわないで、 「婚外恋愛」というそうですが... RENEE ZELLWEGER  レニー・ゼルウィガー 誕生日 1969/4/25 出身 米テキサス州ケイティ 60年代のアメリカに移住したドイツ系スイス人と スウェーデン人の母の間に生まれる。 高校時代はドラマクラブに所属。 テキサス大学で英文学を専攻。 演劇クラスを受講したことから女優を目指し、 在学中から舞台やCMに出演。 トム・クルーズのヒロイン役を演じた 「ザ・エージェント」でブレイクした。 「ベティ・サイズモア」でゴールデングローブ賞 (コメディ・ミュージカル部門)主演女優賞に輝いた。 2003年「コールド・マウンテン」で アカデミー助演女優賞受賞。 活躍度 ◎↑ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆☆☆★ 出演作 1993年「バッド・チューニング」 1994年「悪魔のいけにえ/レジェンド・オブ・レザーフェイス」      「リアリティ・バイツ」      「ガンズ・オン・ザ・ラン/明日なき堕天使」 1995年「エンパイア・レコード」 1996年「ザ・エージェント」◇「草の上の月」 1997年「ライヤー」◆ 1998年「母の眠り」◇「しあわせ色のルビー」◇ 1999年「プロポーズ」◇ 2000年「ふたりの男とひとりの女」◇      「ベティ・サイズモア」◇ 2001年「ブリジット・ジョーンズの日記」◇ 2002年「ホワイト・オランダー」◆「シカゴ」◇ 2003年「恋は邪魔者」◇「コールドマウンテン」◆ CHRISTOPHER ECCLESTON  クリストファー・エクルストン 誕生日 1964/2/16 出身 英サルフォード ロンドンのセントラル・スクール・オブ・スピーチ&ドラマで 演技を学び、「ベント」「欲望という名の電車」 「令嬢ジュリー」などの舞台に出演。 映画デビューは91年「LET HIM HAVE IT」。 「日蔭のふたり」でゴールデン・サテライト賞劇映画部門 主演男優賞にノミネートされた。 活躍度 △↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1991年「LET HIM HAVE IT」 1993年「ANCHORESS」 1995年「シャロウ・グレイブ」 1996年「デス&コンパス」「日蔭のふたり」 1998年「エリザベス」◆「しあわせ色のルビー」「HEART」 1999年「いつまでも二人で」◇「イグジステンズ」 2000年「60セカンズ」「姉のいた夏、いない夏」 2001年「アザーズ」 2002年「28日後...」「リベンジャーズ・トラジディ」 その他の出演者: Allen Payne .... Ramon Garcia Glenn Fitzgerald .... Mendel Horowitz Kim Hunter .... Rebbitzn John Randolph .... Rebbe Moshe Kathleen Chalfant .... Beggar Woman Peter Jacobson .... Schnuel Edie Falco .... Feiga Timothy Jerome .... Dr. Bauer Phyllis Newman .... Mrs. Gelbart Joyce Reehling .... Shaindy Shelton Dane .... Yossi Jackie Ryan .... Young Sonia User Rating: 6.5/10 (665 votes) オトーサン、 「もっと高くていいはず」 でも、ユダヤ教批判に激怒しいるひとがいて、 その分がマイナスされたようです。 User Comments(1): Daisy-45さん Victoria, Australia 1999年1月18日 全体としては、いい映画だ! そう、この映画、いいと思う。 若い女性が現状に絶望して、自分探しをする。 観客に強い印象を与えるだろう。 ソーニャは、自分探しだけでなく、自分の居場所を探し求める。 映画が進むにつれて、 レニーは、ソーニャに紛うかたなき気品と感動を付与する。 助演陣も強力で、Juliana Margulies は、 いつもナイスガールを演じているわけではないことを見せてくれる。 クリストファー・エクルストンは、いわば悪の権化。 メンデル役のGlenn Fitzgeraldは、信じられないような演技をした。 その役回りのエッセンスをとらえている。 だが、Yakin監督は、ときに、先が読める演出だが、 詩的なシーンを見せてくれるし、 登場人物が直面する苦悩の深さを見事に描き出している。 女性の性質や主張を扱った若い娘向きの映画なので、 その感情的な側面は、男性の観客にはアピールしないだろう。 味わい深い映画なので、見るようにお奨めする。 自分に合っているか、チェックしてみるといいかも。 評点は、5点満点で、3.5から4というところ。 User Comments(2): Yolanda-Michelleさん the Netherlands 2001年8月8日 この映画は、Hasidimを冒涜している。 これは、ひどい映画だ。 演技は悪いし、 筋書きは欺瞞的、おまけに出演者もお粗末。、 レニー・ゼルウィガーは、まったく同情できないし、 映画の終わりも安易すぎる。 登場人物たちは、平板で、想像力に欠ける。 クリストファー・エクルストンは、あたら才能を無駄使いしている。 またもや、どうしようもない役回りだ。 要するに、この映画、まったくの時間の浪費だ。 監督にとっても、製作者にとっても。 この映画は、世界中の Hasidim を冒涜している。 オトーサン、 「まあ、そう怒らないで!」 坊主憎けりゃ、袈裟まで憎いの類でしょうか、 レニーの名演技も、怒りのために目に入らなかったようです。 なお、手元の辞書には、"Hasidim" が出ていないので、 引越し騒ぎで出てきたランダムハウスの エンサイクロペディアを参照してみました。 「おお、出てる!」 3000ページもあるので、詳しい解説がありました。 "Hasidim"は、ユダヤ教の一派。 18世紀にポーランドにはじまり 人間はすべての創造物に対して責任があるだけではなく、 さらに、pious(敬虔な)戒律を持っているようです。 まず、聖と俗の区別がありません。 例えば、妻と交わるときでも、 みだらな感情を持ってはいけない。 その位、厳しいもののようです。 全身全霊をもって、神に向きあう強い意思を持ち、 日々、毎秒、よき行いを続ければ、 すべてのものに聖なる閃光が解放される瞬間が訪れ、 神と一体になれるというのです。 オトーサン、 「オレには、とてもそんな生活、ムリだなぁ」 婚外恋愛で、一瞬の閃光を感じることもムリでしょうし...


ヴァン・ヘルシング

オトーサン、 「オープニング3日間の興収記録は "マトリックス リローデッド"や"ロード・オブ・ザ・リング" を超える快挙!」という大宣伝をみて、IMDBをチェック。 「なーんだ。たったの5点台か」 でも、ドラキュラ映画には、興味があったので、 山荘から足を伸ばして諏訪シネマレイクへ。 観客はオトーサンだけの貸切状態でした。 原題:Van Helsing (2004) 監督・脚本:Stephen Sommers Genre: Action / Adventure / Horror / Fantasy / Thriller Rated PG-13 for nonstop creature action violence       and frightening images, and for sensuality. Country: USA / Czech Republic Language: English / Latin Color: Black and White / Color 上映時間;132分 あらすじ: 19世紀末のこと。 有名な怪物ハンター、ヴァン・ヘルシングは、東欧をめざす。 ドラキュラ伯爵、狼男、 そして、フランケンシュタインを退治するためだ。 味方についたのは、魅惑的な美人アンナで、 世界から悪を退治することを誓った一家のメンバーである。 出演者: Hugh Jackman .... Van Helsing (ヴァン・ヘルシング) Kate Beckinsale .... Anna Valerious (アンナ) Richard Roxburgh .... Count Vladislaus Dracula(ドラキュラ伯爵) オトーサン、 「ヒュー・ジャックマン、"X−メン"シリーズの ウルヴァリンのほうが、よかったなあ」 美人女優アンナは、「パール・ハーバー」では、 こりゃ大根役者だと思いましたが、今回はマシ。 それから、肝心のドラキュラ伯爵は、 リチャード・ロックスバーグとかいう無名の俳優。 これが大根役者なので、興ざめでした。 経歴紹介は、この3人としましょう。 HUGH JACKMAN  ヒュー・ジャックマン 誕生日 1968/10/12 出身 オーストラリア・シドニー ジャーナリズム専攻で大学在学中、 単位を楽に捕れると友人から聞かされていた 演劇の授業を選択するが、担当教授から主役に抜擢され、 アマチュア劇団の巡業公演に参加するうち、演技に目覚める。 大学卒業後、演劇学園の1年間コースに通ううち、 オーストラリアで最も人気の高い昼メロ番組 「NEIGHBOURS」の出演交渉を受けるが、それを断り、 バースにあるウェスタン・オーストラリア・アカデミー・ オブ・パフォーミング・アーツを選択し、さらに3年間演技を学ぶ。 その卒業当日、囚人生活を描いたTVミニ・シリーズ 「CORELLI」の出演が決まる。 彼の演技は絶賛を浴び、その番組で共演した スターのデボラ=リー・ファーネスと後に結婚することになる。 そして、オーディションでミュージカル版「美女と野獣」の 主役ガストン役を射止め、 1年間のロングランでオーストラリアのMO賞候補となる。 引き続き、ロイヤル・ナショナル・シアター・カンパニーの トレバー・ナン演出の「サンセット大通り」の メルボルン公演で主役を演じ、 MO賞ミュージカル部門の最優秀主演男優賞を受賞。 再びトレバー・ナン演出でロンドンのウェストエンドで上演された 「オクラホマ!」のリバイバル公演でカーリー役を演じ、 本年度のオリヴィエ賞ミュージカル部門の主演男優賞にノミネートされた。 ジャックマンは、オーストラリアン・ムービー・コネクションで 1999年度のオーストラリアン・スター・オブ・ザ・イヤーに 選ばれるほど本国では絶大な人気を誇っており、 TVシリーズの「HALIFAX f.p」の他、 オーストラリア映画産業賞の主演男優賞候補となった。 「ERSKINEVILLEKINGS」「PAPERBACK HERO」など 数本のオーストラリアのインディペンデント映画に出演している。 「X−メン」のウルヴァリン役は ハリウッドデビューを飾る主演作となった。 活躍度 ○↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 2000年「X−メン」◇ 2001年「恋する遺伝子」◇「ソードフィッシュ」◇      「ニューヨークの恋人」◇ 2003年「X−MEN 2」◇ 2004年「ヴァン・ヘルシング」◇ KATE BECKINSALE  ケイト・ベッキンセール 誕生日 1973/7/26 出身 英ロンドン 活躍度 △→ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1993年「から騒ぎ」 1994年「レタッチ/裸の微笑」 1995年「COLD COMFORT FARM」「月下の恋」「ホーンテッド」◇ 1997年「シューティング・フィッシュ」 1998年「ブレークダウン・パレス」◇      「ラスト・デイズ・オブ・ディスコ」◇      「ケイト・ベッキンセール        in アナザーワールド 鏡の国のアリス」(TM) 2000年「金色の嘘」 2001年「パール・ハーバー」「セレンディピティ」 2003年「アンダーワールド」 2004年「ヴァン・ヘルシング」 RICHARD ROXBURGH  リチャード・ロックスバーグ 誕生日 1962 出身 オーストラリア 活躍度 △→ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1991年「DEAD TO THE WORLD」 1993年「CRIME BROKER」 1994年「TALK」 1995年「LESSON IN THE LANGUAGE OF LOVE」      「HAYRIDE TO HELL」「BILLY'S HOLIDAY」 1996年「革命の子供たち」 1997年「DOING TIME FOR PATSY CLINE」      「THANK GOD HE MET LIZZIE」「オスカーとルシンダ」 1998年「A LITTLE BIT OF SOUL」「IN THE WINTER DARK」 1999年「PASSION」「THE LAST SEPTEMBER」 2000年「M:I−2」「ムーラン・ルージュ」 2003年「リーグ・オブ・レジェンド 時空を超えた戦い」 2004年「ヴァン・ヘルシング」 その他の出演者; David Wenham .... Carl Shuler Hensley .... Frankenstein's Monster Elena Anaya .... Aleera Will Kemp .... Velkan Kevin J. O'Connor .... Igor Alun Armstrong .... Cardinal Jinette Silvia Colloca .... Verona Josie Maran .... Marishka Tom Fisher .... Top Hat Samuel West .... Dr. Victor Frankenstein Robbie Coltrane .... Mr. Hyde Stephen Fisher .... Dr. Jekyll User Rating: 5.2/10 (12,323 votes) オトーサン、 「何が何だか分からん」 一難去って、また一難なら、分かるのですが、 100難去って、また100難状態では、 とても頭も目もついていけませんでした。 User Comments: Gojko Adzicさん Belgrade 2004年9月2日 馬鹿げているが、面白い 特殊効果は、すさまじい。 観客の観点からすると、 かかった費用はすべてCGIのスタッフのほうに 流れてしまったように思われる。 脚本家たちには、ビタ一文残っていない。 もし、これが機械でできた不死の怪物で、 フランケンシュタインやドラキュラでなかったら、 もっといい感じになっただろう。 ただ平板な感じだ。 これまで多くの映画が、 有名な伝説的・歴史的事件を書き変えようとして 失敗してきたが、これも同じ運命をたどるだろう。 とにかく脚本がヒドイ。 クズ映画のフアンだったら、面白いかもしれない。 一応笑えるだろうから、見逃すなかれ。 だが、ホラー・アクション映画を期待して見に行くと、 とんでもないことになる。 この映画、ジェームス・ボンドものや ホラーの古典のシーンを複雑なナンセンスと混ぜ合わせた コピー映画に過ぎない。 オトーサン、 「昔のホラー名画は、よく出来ていたなぁ」 そう思ったのは、冒頭シーンを見たからです。 モノクロで、ドラキュラ伝説をさっと紹介しているのですが、 このほうが、その後のカラー撮影され、手のこんだ部分よりも、 はるかにゾクゾクさせてくれたからです。 オトーサン、 「これを見るくらいなら、 F.フォード・コッポラ監督のほうがいいぞ」 「ドラキュラ(1992)」のヴァン・ヘルシングは、 名優アンソニー・ホプキンスが演じていて、見応え充分です。


アンルーリー 〜復讐の街〜

オトーサン、 「わけのわからん題名だなぁ」 原題の"Mediterranees"は、地中海。 このほうが、いい感じです。 お気に入りのモニカ・ベルッチ出演です。 彼女の美しい肢体を拝めるなんて、サイコー! 原題:Mediterranees (1999) 監督・脚本:Philippe Berenger 脚色:Jacky Cuckier/ Celine Robert/ Philippe Berenger Genre: drama/ action/ suspence Country: France Language: French 上映時間:101分 あらすじ; 刑務所から出所して、マルセイユへ帰郷した若者ピトゥ。 だが、かつての恋人マルグリットは、兄と結婚して妊娠中だったし、 親友のジルは、何とマフィアのボスになっていた…。 そんななか、殺人事件が発生する、 ピトゥは警察とマフィアの双方から追われる身に。 そして、兄が殺され、ピトゥは復讐を誓う 出演者: Vincent Cassel .... Pitou(ピトゥ) Monica Bellucci .... Marguerite (マルグリット) Enrico Lo Verso .... Gilles(ジル) オトーサン、 「ヌベルバーグ・タッチだ」 主演のヴァンサン・カッセル、顔形はともかく、 ノンシャランな感じは、ジャン・ポール・ベルモント似。 お目当てのモニカ・ベルッチ、妊婦姿で、出番も少なく、 がっかりしました。 VINCENT CASSEL  ヴァンサン・カッセル 誕生日 1966/11/23 出身 仏パリ アクターズ・インスティテュート・オブ・ニューヨークで コメディを学び、20才の時にフランスに戻る。 映画は「カフェ・オ・レ」から注目される。 96年、「ドーベルマン」でも共演したモニカ・ベルッチと結婚。 活躍度 △→ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1992年「チョコレート・スクランブル」 1993年「カフェ・オ・レ」 1995年「憎しみ」「不倫の公式」「ある大統領の情事」 1996年「アパートメント」 1997年「ドーベルマン」◇「アサシンズ」 1998年「エリザベス」◆「アンルーリー 復讐の街」◇ 1999年「ジャンヌ・ダルク」◆「ゲスト・ハウス狂騒曲」 2000年「クリムゾン・リバー」◇ 2001年「ジェヴォーダンの獣」◆「シュレック」(声)      「リード・マイ・リップス」◇ 2002年「バースデイ・ガール」◆「アレックス」◇ MONICA BELLUCCI  モニカ・ベルッチ 誕生日 1968/9/30 出身 イタリア・ペルージャ ペルージャ大学で法律を学んでいた学生時代にモデルの仕事を始め、 ”イタリアの宝石”と言われるほどの国際的モデルになる。 90年テレビシリーズ「VITA COI FIGLI」にレギュラー出演、 同年「LA RIFFA」で映画デビュー。 96年、俳優のヴァンサン・カッセルと結婚。 活躍度 ○→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1991年「疑惑に抱かれて」 1992年「ドラキュラ」「情事」 「モニカ・ベルッチのエッチなだけじゃダメかしら?」 1995年「アパートメント」 1997年「ドーベルマン」◆ 1998年「アンルーリー 復讐の街」◇「ジュリア」◇ 2000年「マレーナ」◇「アンダー・サスピション」◆ 2001年「ジェヴォーダンの獣」◆ 2002年「アレックス」◇ 2003年「マトリックス リローデッド」◆ 「マトリックス レボリューションズ」◆      「ティアーズ・オブ・ザ・サン」◇ 「ミッション クレオパトラ」 2004年「パッション」◇ その他の出演者: Richard Bohringer .... Ramirez Luc Palun .... Georges Gilbert Melki .... J.P. Foued Nassah .... Rachid Ariane Kah .... Juliette Victor Cavallo .... Sergio User Rating: 6.7/10 (29 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: オトーサン、 「IMDB、サボってる!」 しょうがないので、ネットを探しまわったら、 話題のライブドアのホームページに遭遇しました。 http://posren.livedoor.com/detail-6592.html 以下は、そこへの投稿を引用させていただきました。 The Dudeさん 2004年8月27日 モニカ・ベルッチ&ヴァンサン・カッセル夫婦競演ですね。 ヴァンサン・カッセルは、見せびらかして自慢してるのかな? 他の方も書いてるようにアメリカ映画のように解りやすくないです。 フランス映画は芸術的だろうと言わんばかりの難解さです。 サスペンス・アクション映画なのに... オトーサン、 「難解かなぁ、そうは思わないけれど」 勝手気ままに生きている青春群像を描いたもの。 ヌベル・バーグ、すなわち、私小説。 面白いかどうかは、 主人公の生き方に共鳴できるかどうかでしょう。 投稿したThe Dudeさん、おそらく、まだ、 ヌベルバーグの秀作に出会っていないのでしょう。 このほのぼの映画批評に掲載した「勝手にしやがれ 933」を 覗いてみてください。 あるいは、地中海のまぶしい陽光を背景にある若者を描いた 「太陽がいっぱい 827」なんかも、いいのでは。


トゥルーマン・ショー

オトーサン、 「どこかで見たなぁ。これが名画だって」 ところが、主演俳優はというと、ジム・キャリー。 「すると、カンチガイだったかなぁ」 原題:The Truman Show (1998) 監督:Peter Weir 脚本;Andrew Niccol Genre: Comedy / Drama / SF Rated PG for thematic elements and mild language. 上映時間:103分 あらすじ: この映画で、ジム・キャリー演じるトゥルーマンは、 ニセ物人生を歩んでいる... 彼の住んでいるところは、巨大なスタジオで。 いたるところにカメラが隠されている。 彼をとりまくすべての友人たちやひとびとは、 その役を演じている俳優たち。 実は、トゥルーマン・ショウは、 世界でもっとも有名なTV番組なのだ。 トゥルーマンは、自分がフツーの人生を送っている フツーの人間と信じこみ、騙されているのを知らない。 だが、ある日...彼は、真相を知る。 さあ、彼はどうする? 出演者: Jim Carrey .... Truman Burbank(トゥルーマン) Laura Linney .... Meryl(メリル) Ed Harris .... Christof (クリストフ) オトーサン、 「へえ、真面目なジム・キャリー、はじめてだ」 助演陣も、トゥルーマンの妻役にローラ・リニー、 そして監督クリストフ役のエド・ハリスと 巧い役者で固めました。 JIM CARREY  ジム・キャリー 誕生日 1962/1/17 出身 カナダ・オンタリオ州 15歳にして学校生活をやめ、トロントに出る。 4年間に渡ってカナダ各地のコメディ・クラブを回って、 人気を得た後、ロサンゼルスに移住。 サンセット・ストリップにある ミッツィ・ショアーズ・コメディ・ストアに腰を落ち着けた。 NBCのコメディ・シリーズ「THE DUCK FACTORY」でレギュラー。 映画は95年「ジム・キャリーはMr.ダマー」が 3億5千万ドルの興業収益を上げるヒットで一躍スターに。 活躍度 ◎↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆☆★ 出演作 1983年「ラバー・フェイス」 1984年「ジム・キャリーのスキーでヤッホー大作戦!」      「マネーハンティングUSA/500万ドルを追いかけろ」 1985年「ワンス・ビトゥン/恋のチューチューバンパイア」 1986年「ペギー・スーの結婚」 1988年「ダーティー・ハリー5」 1989年「ピンク・キャデラック」「ボクの彼女は地球人」 1990年「ハイ・ストラング」 1994年「ジム・キャリーはMr.ダマー」◇      「エース・ベンチュラ」◇「マスク」◇ 1995年「バットマン・フォーエヴァー」◆      「ジム・キャリーのエースにおまかせ!」◇ 1996年「ケーブルガイ」◇ 1997年「ライアー・ライアー」◇ 1998年「トゥルーマン・ショー」◇「サイモン・バーチ」 1999年「マン・オン・ザ・ムーン」◇「グリンチ」◇ 2000年「ふたりの男とひとりの女」◇ 2001年「マジェスティック」◇ 2003年「ブルース・オールマイティ」◇ LAURA LINNEY  ローラ・リニー 誕生日 1964/2/5 出身 米ニューヨーク ブラウン大学卒業後、ジュリアードで演技を学ぶ。 その後、舞台デビューし、ブロードウェイを中心に活躍。 92年「ロレンツォのオイル」の学校の先生役で映画デビュー。 95年「コンゴ」で初主演。 2000年「ユー・キャン・カウント・オン・ミー」で アカデミー賞助演女優賞にノミネート。 役に応じて、自分の色を一切捨てられる女優。 活躍度 △→ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1992年「ロレンツォのオイル」「デーヴ」 1993年「ボビー・フィッシャーを探して」 1994年「SIMPLE TWIST OF FATE」 1995年「コンゴ」◇ 1996年「真実の行方」◇ 1997年「目撃」 1998年「トゥルーマン・ショー」◆ 2000年「ユー・キャン・カウント・オン・ミー」 2001年「アイリス」(TM)「プロフェシー」 2002年「ライフ・オブ・デビッド・ゲイル」◆ 2003年「ラブ・アクチュアリー」◆      「ミスティック・リバー」◆ ED HARRIS  エド・ハリス 誕生日 1950/11/28 出身 米ニュージャージー州テナフライ 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1978年「コーマ」 1980年「ボーダーライン」 1981年「ナイトライダーズ」 1982年「クリープショー」 1983年「アンダーファイア」「ライトスタッフ」 1984年「スイング・シフト」「プレイス・イン・ザ・ハート」 1985年「アラモベイ」      「コードネームはエメラルド」「スウィート・ドリームス」 1987年「ウォーカー」 1988年「ワルシャワの悲劇/神父暗殺」 1989年「アビス」「ジャックナイフ」 1991年「ステート・オブ・グレース」 1992年「パリス・トラウト」「摩天楼を夢見て」 1993年「ザ・ファーム/法律事務所」      「ニードフル・シングス」 1994年「ワイアット・アープ」「ナチュラル・ボーン・キラーズ」      「チャイナ・ムーン」「ミルク・マネー」 1995年「アポロ13」「理由」「ニクソン」 1996年「ザ・ロック」 1997年「目撃」 1998年「トゥルーマン・ショー」アカデミー助演男優賞      「グッドナイト・ムーン」 1999年「奇蹟の詩/ザ・サード・ミラクル」 2000年「スターリングラード」「ポロック 2人だけのアトリエ」 2001年「ビューティフル・マインド」 2002年「めぐりあう時間たち」 2003年「白いカラス」「僕はラジオ」 その他の出演者: Noah Emmerich .... Marlon Natascha McElhone .... Lauren/Sylvia Holland Taylor .... Truman's Mother Brian Delate .... Truman's Father Blair Slater .... Young Truman Peter Krause .... Lawrence Heidi Schanz .... Vivien Ron Taylor .... Ron Don Taylor .... Don Ted Raymond .... Spencer Judy Clayton .... Travel Agent Fritz Dominique .... Truman's Neighbor Angel Schmiedt .... Truman's Neighbor User Rating: 7.7/10 (55,348 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 アカデミー賞ノミネート: 監督賞:ピーター・ウィアー 助演男優賞:エド・ハリス オリジナル脚本賞 User Comments: dbdumonteilさん 2001年7月1日 本当の男のショウ これは、ピーター・ウィアー監督のベストだ。 「フィアレス」や「刑事ジョン・ブック/目撃者」よりは、 ちょっと落ちるが、お涙頂戴物の「いまを生きる」よりいい。 ジム・キャリーは、比較的、ジェスチャーも、 あのしかめっ面も見せない。 だが、私見では、最高の演技は、ローラ・リニーだろう。 コマーシャルのシーンでは、実に愉快なせりふを吐き、 いつものとろけるような笑顔をみせる。 舞台を演じているようだし、 ポール・マッカートニーが、「ペニーレイン」で言ったように、 とにかく彼女らしい。 エド・ハリスは、一種の神を好演している。 (多くの家庭で、TVは、神の代用品のようなものになっている) 眼鏡と帽子のおかげで、彼とは分からなくなっている。 ウィアー監督が見せたヒューマニズムは、 フランク・キャプラの映画に似ている。 ジム・キャリーは、1990年代のジェームス・ステュワートだ。 素朴で、心が温かくて、コロンブスのようだ。 (彼の船名は、サンタマリア号でしたよね?) 彼は、新世界を発見する。 見逃せない映画だ。 オトーサン、 「へえ、真面目な映画なんだ」 ジム・キャリー出演なので、 てっきりおふざけ映画かと早とちりしましたが、 どうしてどうして、真面目そのものの映画。 冒頭、名優エド・ハリス扮する監督が発言しています。 「俳優の作り物の演技は、いい加減、飽き飽き。  ハデな爆破シーン、氾濫するSFX。  今の世の中全体が、作られたニセ物って感じだ」 こんな映画をつくれる監督って、どんなひとなのでしょうか。 まずは、海外映画監督マガジンから。 PETER WEIR  ピーター・ウィアー 誕生日 1944/8/8 出身 オーストラリア・シドニー 監督作 1974年「キラーカーズ〜パリを食べた車」 1975年「ピクニックatハンギングロック」 1977年「ザ・ラスト・ウェーブ」 1980年「ザ・プラマー恐怖の訪問者」 1981年「誓い」 1983年「危険な年」 1985年「刑事ジョン・ブック/目撃者」 1986年「モスキート・コースト」 1989年「いまを生きる」 1990年「グリーン・カード」 1993年「フィアレス」 1998年「トゥルーマン・ショー」 2003年「マスター・アンド・コマンダー」 次に、IMDBの経歴紹介。 残念ながら、拾い読みしたら、 書いてあるのは、「フィアレス」(1993)までで、 この映画についての言及はありませんでした。 「...翻訳するの、やめようっと」 Stylish Australian director who has made a successful transition from serious dramatic work to mainstream entertainment. Weir studied art and law at Sydney University before taking on a series of minor TV jobs. Working on his own, he learned camera and editing techniques and, by 1974, he had helmed his first internationally distributed picture, a low-budget horror film laced with black comedy called The Cars That Ate Paris The unlikely commercial success of that film led to an even more unlikely follow-up, Picnic at Hanging Rock (1975). This pseudo-mystic tale (based on a true story) of private-school girls who mysteriously disappear in the Australian outback not only established Weir as a bold new talent, but was the first film to explore the director's favorite theme, that of clashing cultures. The prim, repressed young schoolgirls are carefully contrasted with the untamed nature of Hanging Rock ; this juxtaposition of "civilization" versus the unknowable is the hallmark of virtually all of the director's work. (It should be noted that Weir took time out to make a black comedy for Australian TV, The Plumber in 1980.) Other Weir films that play up this theme include The Last Wave (1977), in which a barrister becomes involved with Aboriginal apocalypse mythology ; Gallipoli (1981), in which rural Australian boys are caught up in the slaughter of WW1 Turkey ; The Year of Living Dangerously (1983), which has two Western journalists falling in love while a third-world capital collapses around them ; Witness (1985, his first American film), which brought bigcity detective Harrison Ford into the unfamiliar culture of Pennsylvania's Amish country, and The Mosquito Coast (1986), which saw Ford try to establish "civilization" in a remote jungle. Weir enjoyed great commercial success with Dead Poets Society (1989), and earned his second Oscar nomination (the first was for Witness the following year he was nominated for a Best Screenplay Oscar for his more commercially contrived comedy Green Card (1990). His next film didn't appear until 1993, but it was worth the wait : Fearless was one of his strongest in years, an arresting study of a man who survives an airplane crash, and finds his life irrevocably changed by the experience.


容疑者

オトーサン、 「この邦題、原題のほうが、いいかも」 "海辺の町"のほうが、味があるような気がします。 舞台は、ロング・ビーチと9.11前のNY。 主演がロバート・デニーロとくれば、いい映画でしょう。 原題:City by the Sea (2002)    Mark of a Murderer 監督:Michael Caton-Jones 記事:Mike McAlary 脚本;Ken Hixon Genre: Crime / Drama Rated R for language, drug use and some violence. 上映時間;108分 あらすじ: NYの殺人課刑事ビンセントは、 長い間、法の執行に携わり卓越したキャリアをつくった。 仕事一筋の男という名声を築いたのである。 だが、今度の事件は、困難極まりないものだった。 捜査対象が、自分の息子ジョーイだったのだ。 息子とは、妻との離婚以来、仲たがいしたまま。 彼は、さびれて昔日の面影のないロングビーチを去って、 NY市警に勤め、無法地帯マンハッタンで活躍してきた。 ひとり暮らしだったが、身近にガール・フレエンドが住んでおり、 パートナーとして強い絆を保ってきた。 現状維持ならば、過去とは向きあわなくてすむ。 息子との不仲という悲しみも忘れたままですむ。 だが、この殺人事件の捜査は、そんなビンセントの思いを打ち砕く。 彼は、"海辺の町"ロングビーチに向かうが、 そこでは、否応なしに過去が彼の帰りを待っていた。 人生を通じて彼を苦しめてきた思い出。 殺人犯だった父の死。 彼がまだ子供の頃、処刑されたのだ。 鋭い痛みがよみがえる。 捜査をすすめる過程で、棚ざらしにしてきた苦痛と失敗を見出す。 父の過去が息子の人生に投げかけた暗い影。 いまや、18ケ月になった孫の存在。 この孫も、また、親子3代と同じように 破滅的な人生を歩む運命にあるのだろうか。 出演者; Robert De Niro .... Vincent LaMarca (ビンセント) Frances McDormand .... Michelle (ミシェル) James Franco .... Joey (ジョーイ) オトーサン、 「3人とも、名演技だ!」 デ・ニーロの自然体の演技、 フランシス・マクドーマンドの計算しつくした演技、 そして、ジェームズ・フランコの若手ならではの体当たりの演技。 3人そろって、難しい心象風景の表現をクリアしたのに拍手! ROBERT DE NIRO  ロバート・デ・ニーロ 誕生日 1943/8/17 出身 米ニューヨーク 活躍度 ◎↑ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1965年「マンハッタンの哀愁」 1968年「ブルー・マンハッタンU/黄昏のニューヨーク」 1969年「御婚礼ウェディング・パーティー」 1970年「血塗れのギャング・ママ」      「ブルー・マンハッタンT/哀愁の摩天楼」 1971年「わが心の天使」「生き残るヤツ」      「ロバート・デ・ニーロのスワップ」 1973年「バング・ザ・ドラム」「ミーン・ストリート」 1974年「ゴッドファーザーPART2」◆アカデミー助演男優賞 1976年「1900年」「タクシードライバー」      「ラスト・タイクーン」 1977年「ニューヨーク・ニューヨーク」 1978年「ディア・ハンター」 1980年「レイジング・ブル」◇アカデミー主演男優賞 1981年「告白」 1982年「エリア・カザンの肖像」 1983年「キング・オブ・コメディ」 1984年「恋に落ちて」      「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」 1985年「未来世紀ブラジル」 1986年「ミッション」 1987年「アンタッチャブル」◆「エンゼル・ハート」      「ディア・アメリカ/戦場からの手紙」(声) 1988年「ミッドナイト・ラン」 1989年「俺たちは天使じゃない」「ジャックナイフ」 1990年「アイリスへの手紙」「グッドフェローズ」      「レナードの朝」 1991年「ケープ・フィアー」◇「真実の瞬間」     「ハート・オブ・ダークネス/コッポラの黙示録」     「バックドラフト」「ミストレス」 1992年「ナイト・アンド・ザ・シティ」 1993年「恋に落ちたら」「ブロンクス物語/愛に包まれた街」      「ボーイズ・ライフ」 1994年「フランケンシュタイン」◇ 1995年「カジノ」◇「ヒート」◇「百一夜」 1996年「マイ・ルーム」「ザ・ファン」◇「スリーパーズ」◆ 1997年「噂の真相/ワグ・ザ・ドッグ」「大いなる遺産」      「コップランド」◇「ジャッキー・ブラウン」◇ 1998年「RONIN」◇ 1999年「アナライズ・ミー」◇「フローレス」◇ 2000年「ミート・ザ・ペアレンツ」◇「ザ・ダイバー」◇      「ロッキー・アンド・ブルウィンクル」 2001年「15ミニッツ」◇「スコア」◇ 2002年「ショウタイム」「容疑者」「アナライズ・ユー」 FRANCES McDORMAND  フランシス・マクドーマンド 誕生日 1957/6/23 出身 米イリノイ州 イェール大学の演劇学部で学ぶ。 84年「ブラッド・シンプル」で主役デビューし、 同映画の監督ジョエル・コーエンと結婚。 息子にペドロがいる。 「ミシシッピー・バーニング」で アカデミー助演女優賞にノミネートされた。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1984年「ブラッドシンプル」 1985年「XYZマーダーズ」 1987年「赤ちゃん泥棒」 1988年「ミシシッピーバーニング」 1990年「ミラーズ・クロッシング」▲「ダークマン」      「理由なき発砲」 1991年「夢の降る街」 1992年「お葬式だよ全員集合!」「愛を奏でて」(TM) 1993年「ショート・カッツ」 1994年「ワイルド・メン」(TM) 1995年「ラングーンを越えて」「パルーカヴィル」 1996年「ファーゴ」「真実の行方」「ローンスター」      「ボーンメッセンジャー/真実の囁き」 1997年「モンタージュ/証拠死体」「パラダイス・ロード」 1998年「MADELINE」「TALK OF ANGELS」「輝きの海」 1999年「ブラッドシンプル/ザ・スリラー」◇ 2000年「ワンダー・ボーイズ」◆      「あの頃ペニー・レインと」 2001年「バーバー」 2002年「容疑者」 2003年「恋愛適齢期」 JAMES FRANCO  ジェームズ・フランコ 誕生日 1978/4/19 出身 米カリフォルニア州 活躍度 △↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1999年「25年目のキス」 2000年「学園天国」 2002年「スパイダーマン」「容疑者」      「デュース・ワイルド」「ソニー」 2003年「バレエ・カンパニー」 2004年「スパイダーマン2」 その他の出演者: Eliza Dushku .... Gina William Forsythe .... Spyder Patti LuPone .... Maggie Anson Mount .... Dave Simon John Doman .... Henderson Brian Tarantina .... Snake Drena De Niro .... Vanessa Hansen Michael P. Moran .... Herb Nestor Serrano .... Rossi Matthew Cowles .... Arnie Linda Emond .... Margery Cyrus Farmer .... Carl User Rating: 6.3/10 (3,942 votes) オトーサン、 「もっと高くても、いいのでは」 User Comments: Peter Sederowsky さん Stockholm Sweden 2004年6月6日 デ・ニーロが、OKを決定づける Michael Caton-Jones監督は、 いい職人芸をみせている。 基本となるつくりはいいし、ストーリーもいい。 ロング・アイランドのさびれた地域を見せ、 そことの対比で、マンハッタンも見せてくれる。 このロケーション、ニューヨークっ子には興味深い。 人々とストーリーの関係もいい。 これは、OK映画だ。 いい役者が手堅い演技をみせてくれる。 デ・ニーロは、いつものように王様だ! デ・ニーロをうまく演じている! したがって、この映画はそう悪くない。 正直言って、2)借りるべきにあたると思う。 参考までに、 私 Peter Sederowskyの評価基準を示そう。 1) "Don't"(見るなかれ)   身逃していい映画だ。読む必要もない。 2) "Rent it"(借りるべきだ)   わざわざ映画館にいくほどのこともない。   だが、雨の日に朝刊を読み終えたけれども、  まだ雨が降り続いていて、電話する友人もいない  そんな状態のときは、借りるべきだ。 3)"See it"(見るべし)   なんで、映画館で見ないのか?   ほかに、もっとやりたいことがあるのか? 4)"Take a friend and go to the Movies"   (友達を連れて映画に行くべし)   いま映画館の大スクリーンで見終えたところ。   友達を連れていく。   いい連れがいると、映画はいつも楽しい。 5)"Buy It"(買うべし)   所有しておくべきだ! 6)"Stalker"(つけ回す)   あまりにもいい映画。監督の後をつけ回す! オトーサン、 「ハ、ハ、ハッ」 この Peter Sederowskyさんの評価基準、いいですね。 ちなみに、オトーサンも 2)借りるべきだ、でした。 朝刊を読み終えたけれども、 まだ台風の影響で雨が降り続いていて、 電話やメールする友人もちょっと思いつなかない、 そんな状態だったのです。 それにしても、最近、 6)"Stalker"したくなるような映画、少ないですね。 "冬ソナ"程度の映画で、 ヨン様をつけ回す人たちとがうらやましくなります。 オトーサン、 そうそう忘れるところでした。 この映画の舞台となったロングビーチ。 10年ほど前に娘に案内してもらいました。 電車で1時間ほどで到着。 かねがね憧れていた場所でしたが、 駅を降りて、目に写ったのは、 人気が少なく、おみやげ物屋がポツンポツン。 お粗末な舗装の町が広がっていました。 今にも崩れそうな建物もあって、ゴミや落書きだらけ。 ほんとうに、さびれた場所でした。 でも、海辺の広い遊歩道(ボードウォーク)に出ると、 かつての繁盛したリゾートの面影が残っていました。 イヌを連れて散歩しているオバサンや ジョギングしている若者たち。 しばらく、海を眺めてからニューヨークに戻りました。


逃亡犯

オトーサン、 「まぎらわしい題名だ。ダイジョウブかなぁ?」 「逃亡者」は、ハリソン・フォード主演の名画でしたが... でも、マイケル・ケインが出ているから、 そう悪い映画ではないでしょう。 原題:Quicksand (2001) 監督:John Mackenzie 原作;Desmond Lowden 脚本;Timothy Prager Genre: Drama / Crime / Thriller Rated R for violence, sexual content and language. Country: France / UK Language: English / French / Russian 上映時間;94分 あらすじ; ワークホリックのマーチンは、NYの銀行の法務部門長。 オフショア・バンクからの不審な預金を捜査するために、 モナコに飛び、そこで犯罪行為に巻きこまれる カジノで盛りを過ぎた国際的映画俳優ジェイクに出会う。 出演者: Michael Keaton .... Martin Raikes(マーティン) Michael Caine .... Jake Mellows(ジェイク) Judith Godreche .... Lela Forin (レイラ) オトーサン、 「巧い役者だなあ」 マイケル・ケインは、言うまでもありませんが、 逃亡犯にさせられたマーティンを演じた俳優さんが見事でした。 経歴を見ましょう。 「そうか、バットマン・リターンズに出ていたっけ」 マーティンとともに逃亡する美女レイラ役の ジュディット・ゴドレーシュ、舌を噛みそうな名前です。、 「仮面の男」や「スパニッシュ・アパートメント」に 出ていたようですが、記憶にありません。 「でも、どこかで見たような顔だなあ」 ...思い出しました。 北朝鮮から帰国したジェンキンズさんです。 MICHAEL KEATON  マイケル・キートン 誕生日 1951/9/9 出身 米ペンシルバニア州コラオポリス 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1982年「ラブINニューヨーク」 1983年「ミスター・マム」 1984年「暗黒街の人気者/マシンガン・ジョニー」 1986年「ガンホー」「マンハッタン・ミステリー」      「シカゴ・ラプソディ」 1988年「偽りのヘブン」「ビートルジュース」 1989年「ドリームチーム」「バットマン」◇ 1990年「パシフィック・ハイツ」◇ 1991年「ニューヨーク・ジャスティス/許された犯罪」 1992年「バットマン・リターンズ」◇ 1993年「から騒ぎ」「マイ・ライフ」◇ 1994年「ザ・ペーパー」「眠れない夜はあなたと」 1996年「クローンズ」◇ 1997年「ジャッキー・ブラウン」◇「絶体×絶命」◇ 1998年「ジャック・フロスト」◇「アウト・オブ・サイト」▲ 2001年「逃亡犯」 2002年「ライブ・フロム・バグダッド 湾岸戦争最前線」(TM) MICHAEL CAINE  マイケル・ケイン 誕生日 1933/3/14 出身 英ロンドン サセックス州ホーシャムでの舞台監督助手の仕事で自信をつけ、 名前をマイケル・ケインに変える。 ロンドンの演劇学校で学び、舞台でプロデビュー。 56年「韓国の丘」で映画デビュー。 63年「ズール戦争」の中尉役で注目され、 65年「国際諜報局」のハリー・パーマー役で一躍有名となった。 66年「アルフィー」でニューヨーク批評家協会最優秀男優賞受賞。 86年「ハンナとその姉妹」、 99年「サイダーハウス・ルール」でアカデミー助演男優賞を受賞。 88年「ペテン師とサギ師」、 98年「リトル・ヴォイス」でゴールデン・グローブ賞を手にした。 活躍度 ○→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆☆★ 出演作 1956年「韓国の丘」 1957年「スパイ戦線」「最後の決死隊」 1958年「鍵」 1961年「カイロ作戦命令」 1962年「新泥棒株式会社」 1963年「ズール戦争」 1965年「国際諜報局」 1966年「パーマーの危機脱出」「泥棒貴族」「アルフィー」 1967年「女と女と女たち」「夕陽よ急げ」「10億ドルの頭脳」 1968年「恐怖の落とし穴」「怪奇と幻想の島」「大侵略」 1969年「ミニミニ大作戦」「空軍大戦略」 1970年「燃える戦場」「最後の谷」 1971年「狙撃者」「ある愛のすべて」 1972年「悪の紳士録」「探偵/スルース」 1974年「ドラブル」「マルセイユ特急」 1975年「ケープタウン」      「愛と哀しみのエリザベス」「王になろうとした男」 1976年「ニューヨーク一攫千金」「鷲は舞い降りた」 1977年「遠すぎた橋」「シルバー・ベアーズ」 1978年「スウォーム」「アシャンティ」      「カリフォルニア・スイート」 1979年「ポセイドン・アドベンチャー2」 1980年「殺しのドレス」「アイランド」 1981年「キラーハンド」「勝利への脱出」 1982年「デストラップ/死の罠」「ジグソーマン」「リタと大学教授」 1983年「愛と名誉のために」「アバンチュール・イン・リオ」 1985年「レゲエ de ゲリラ」「第三大国の遺産」 1986年「くたばれ!ハリウッド」「影の軍隊」「モナリザ」      「ハンナとその姉妹」      「ハーフムーン・ストリート」 1987年「恋はお手上げ」「ジョーズ87/復讐編」「第四の核」 1988年「ペテン師と詐欺師/だまされてリビエラ」      「迷探偵シャーロック・ホームズ/最後の冒険」      「マネーゲームで大逆転」(声) 1990年「殺意のシステム/ショック・トゥ・ザ・システム」      「Mr.ディスティニー」      「ダブルチェイス/俺たちは007じゃない」 1992年「ブルー・アイス」      「カーテン・コール/ただいま舞台は戦闘状態」      「クリスマス・キャロル」「永遠に美しく」 1994年「沈黙の要塞」 1997年「ブラッド&ワイン」 1998年「リトル・ヴォイス」 1999年「サイダーハウス・ルール」      「ニューヨークの亡霊」 2000年「追撃者」「クイルズ」「デンジャラス・ビューティー」 2001年「逃亡犯」 2002年「オースティン・パワーズ ゴールドメンバー」 2003年「ウォルター少年と、夏の休日」「愛の落日」 JUDITH GODRECHE ジュディット・ゴドレーシュ 誕生日 1972/3/23 出身 仏パリ フランス・パリ生まれ。 幼い頃から女優を志し、 11才の時に「L'ETEPROCHAIN」(1985)で映画初出演。 89年にジャック・ドワイヨン監督「15才の少女」で初主演。  1998年「仮面の男」でハリウッドに進出し、 レオナルド・ディカプリオと共演した。  映画の中で時折ふっと見せる物憂げな表情が魅力的な女優。 笑顔でもどこか影を感じさせる。 そのせいか、彼女の演じる役柄は暗さがつきまとう。 「タンゴ」での夫を射殺した若妻、 「仮面の男」での国王に婚約者との中を裂かれ、結婚させられた女性、 近作「ウィズアウト・ユー」でのステラ役が印象深い。 女優歴は長いのに常に初々しさを感じさせる女優のため、 感情的に訴える演技にインパクトがないのが残念なところ。 演技力はあるが役柄が似通っているので、 そろそろ新境地を開いて欲しいところ。 活躍度 △→ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1985年「L'ETE PROCHAIN」 1986年「LES MENDIANTS」 1989年「父の恋人」「15歳の少女」◇ 1990年「デザンシャンテ/17才めざめの夏」◇ 1991年「パリ・セヴェイユ」 1993年「タンゴ」◆ 1996年「リディキュール」◆「ボーマルシェ フィガロの誕生」 1998年「仮面の男」◆ 1999年「ウィズアウト・ユー」◇ 2001年「逃亡犯」「スパニッシュ・アパートメント」 その他の出演者: Rade Serbedzija .... Oleg Butraskaya Matthew Marsh .... Michael Cote Xander Berkeley .... Joey Patterson Kathleen Wilhoite .... Beth Ann Rachel Ferjani .... Rachel Elina Lowensohn .... Vannessa Clare Thomas .... Emma Hermione Norris .... Sarah William Beck .... Nicoli Jean-Yves Berteloot .... Vincent Deschamps Jean-Pierre Castaldi .... Jean Pillon Colin Stinton .... Harbison User Rating: 5.1/10 (184 votes) オトーサン、 「低いスコアだ」 User Comments: George Parkerさん Orange County, CA USA 2004年4月4日 死体が瞬きするのか? 2度も? この映画、冒頭で、死体がまばたきした。 それだけで、この先もお粗末な作りであることが分かる。 主人公のマイケル・キートンが、 国際的な陰謀に巻きこまれ、殺人犯として追われる。 彼は、冤罪を免れようと絶望的な努力をする。 逃亡中、善と悪が交差する。 この映画、薄汚い混乱した物語へとなだれ込んでいく。 短い時間に多くを詰めこむからだ。 いい出演者で、ロケーションもいいのに お粗末な脚本、支離滅裂な展開、 多くの未解決の疑問が残り、さらに筋書きに無数の欠陥がある。 救いようがない映画だが、TVにはいいだろう。 というのも、つまらないと感じたら、 誰でも気軽にチャネルを回してしまえばいいからだ。、 そうなるに決まっているが... 評価は、C-。 オトーサン、 「案外面白かったけどなぁ」 俳優がみなうまいし、 モナコや南仏が舞台だったので、 思い出の風景を楽しみました。 表紙の写真は、ニースに近い景勝の地、 鷲の巣の村といわれるエズではないでしょうか。 このレストランには入り損ねましたが。 (参照) オトーサンの愉快な旅行ガイド/嗚呼、憧れの南仏旅行


バイオハザードU アポカリプス

オトーサン、 「大宣伝しているなぁ」 主演女優のミラ・ジョヴォヴィッチが来日して、 あちこちでインタビューされていました。 「そうか、頑張ったのか、大変だっただろう」 そんなことで、第1作も見ていないのに、 この続編を見にいくことにしました。 原題:Resident Evil: Apocalypse (2004) 監督:Alexander Witt 脚本:Paul W.S. Anderson Genre: Action / Horror / SF / Thriller Rated R for non-stop violence, language and some nudity. Country: Germany / France / UK Language: English 上映時間: あらすじ: 悪夢は終わっていなかった。 ケイン将軍がハイブ再開を命じたために、 ウィルスが流出し、ラクーンシティ全体が汚染される。 そして、アリスは、その惨禍の真只中にいて、 他の生存者である同僚のジル、カルロス、ニコライと共に、 核爆発の悪夢から逃れるべく奮闘する。 だが、いまや新たな脅威が発生する。 マットが、突然変異をし、誰も阻止できぬ破壊力をもつ 生物兵器(コード名ネメシス)になっていたのだ。 その周囲にあるものすべてに、死がもたらされる。 だが、ネメシスには、もうひとつの課題があった...。 出演者; Milla Jovovich .... Alice(アリス) Sienna Guillory .... Jill Valentine(ジル) Thomas Kretschmann .... Major Cain(ケイン) オトーサン、 「こりゃ、ミラ・ジョヴォヴィッチの映画だ」 あとの役者は、将棋の駒のようでした。 MILLA JOVOVICH ミラ・ジョヴォヴィッチ 誕生日 1975/12/17 出身 ウクライナ・キエフ ユーゴスラビア人の医者の父と旧ソ連人の女優の間に生まれた。 幼少期とウクライナとロンドンで過ごし、 5歳の時、一家で南カリフォルニアに移住。 11歳の時「トゥー・ムーン」でデビュー。 活躍度 ○↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1988年「トゥー・ムーン」 1991年「ブルーラグーン」◇ 1992年「カフス!」「チャーリー」 1997年「フィフス・エレメント」◇ 1998年「ラスト・ゲーム」◆ 1999年「ジャンヌ・ダルク」◇ 2000年「ミリオンダラー・ホテル」◇ 2001年「ズーランダー」◆「めぐり逢う大地」 2002年「バイオハザード」◇「ダミー」◇      「ノー・グッド・シングス」◇ 2004年「バイオハザードU アポカリプス」◇ その他の出演者: Jared Harris .... Dr. Ashford Oded Fehr .... Carlos Olivera Sophie Vavasseur .... Angie Ashford Razaaq Adoti .... Peyton Wells Mike Epps .... L.J. Sandrine Holt .... Terri Morales Matthew G. Taylor .... Nemesis Zack Ward .... Nicholai Sokolov Iain Glen .... Dr. Isaacs Dave Nichols .... Captain Henderson Stefan Hayes .... Yuri Loginova Geoffrey Pounsett .... Mackenzie User Rating: 6.5/10 (951 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 ゲームフアンは、大満足でしょう。 User Comments: dbborroughs さん Glen Cove 2004年9月12日 欲求不満だ。 出来は、いいが、なかは空洞。 第1作で盛り上がった部分を再現し、 さらによくなっているものの、 この映画、 なかはまったくの空洞だ。 筋書きは、悪徳企業が第1作で問題を起こした ハイブの再開を決定するものの、まったくの準備不足。 死を招くウィルスがあっという間に蔓延する。 生存をかけての戦いのはじまりだ。 第1作よりも、よく出来ている。 死者たちやミュータントたちの扱いが格段に進歩している。 アクション・シーンは、ピカイチ。 演技もいい。 すべてがよく考えられているが、筋書きがうさん臭い。 最初の30分は、もたつく。 ただ登場人物の紹介だけで、話は進まない。 次の30分で、話が進みはじめるものの、 もう、そのときには、やや映画につきあっておられなくなった。 筋書きは、一団のひとびとが ラクーンシティから逃れ出ようとしている様を扱っている。 この惨禍に責任がある科学者の娘を救えば、助かるというのだ。 背後にある悪徳企業は、ある企らみをもっていて、 そこで、3者の戦いがはじまる。 罪なきひとびと、悪徳企業、そして怪物。 脚本にそれ以上のものが加わったら、 これは、古典映画になったかも知れない。 まあ、それはともかく、 採点は10点満点で6点か、それ以上だ。 私は、失望感で一杯だ。 出来がいいだけに、中がからっぽだったのが、 惜しまれる。 まあ、見てから判断してください。 オトーサン、 「こんなのが、いい映画なのかなぁ」 トイレに行きたくなったので、終わる10分前に退場。 目まぐるしい展開、CGを利用したファイトの連続。 911以降に予想される生物化学兵器の悪用と、 逃げまどうことしか出来ない大衆。 そこには、救いなどないのです。 ただ、スーパー・ヒロインが活躍するだけ。 オトーサン、 「でも、この映画館、なかなか座り心地がいいなあ」 スーパーオートバックスシネスクープかしわ沼南。 引越し先からクルマで15分、 スーパーオートバックスのなかにあるシネコンです。 チェロを弾いたり、映画館を手がけたり、 住野社長、なかなかの文化人です。


ラストマン・スタンディング

オトーサン、 「屹立する男か。いいじゃん」 しかも、黒澤明の名作「用心棒」のリメイク。 それも、きちんとリメイク権を取得したものですから、 期待できるかも。 原題:Last Man Standing (1996) 監督・脚本:Walter Hill 原作:Ryuzo Kikushima / Akira Kurosawa Genre: Action / Crime / Drama Rated R for pervasive strong violence and some sexuality. Country: USA Language: English / Spanish 上映時間;101分 あらすじ; スミスは、禁酒法時代の拳銃無宿。 最近やった犯罪で逃亡中に、 テキサスのジェリコの町を通りかかる。 でも、この町、ジェリコと呼ぶには、勿体ないほどのゴーストタウン。 2つのギャング団の抗争が続いているので、 住民はみな逃げ出してしまっている。 だが、スミスは、そこに金儲けのチャンスを嗅ぐ。 片方とはいわず、両方の用心棒になって儲けまくるのだ。 ところが、意図に反して、命すら危険にさらすことになる。 歪んだ自尊心も危うくなる... 出演者: Bruce Willis .... John Smith (スミス) Bruce Dern .... Sheriff Ed Galt(保安官) Christopher Walken .... Hickey(ヒッキー) オトーサン、 「このブルース・ウィリス、いいじゃん」 いつもの脂ぎった感じでなく、抑制された演技でした。 好敵手のクリストファー・ウォーケンも、渋い演技。 でも、印象に残ったのは、年取った保安官を演じて いい味を出していたブルース・ダーン。 経歴紹介は、この2人にしましょう。 BRUCE WILLIS ブルース・ウィリス 誕生日 1955/3/19 出身 西ドイツ 母はドイツ人。軍人の父が駐留中のドイツで生まれる。 2年後に帰米し、ニュージャージー州で育つ。 モントクレア州立大学を中退し、 ニューヨークでバーテンをしながら、音楽と演劇活動をする。 テレビでは85年からの「こちらブルームーン探偵社」が有名。 映画では87年「ブラインド・デート」が初の主役。 88年「タイ・ハード」のジョン・マクレーン刑事役がヒットし、 大スターに。 87年、デミ・ムーアと結婚し、3児の父となるも、2000年離婚。 活躍度 ◎↑ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆☆★ コメディ ☆☆☆☆☆★ 出演作 1980年「第一の大罪」 1981年「プリンス・オブ・シティ」 1982年「評決」 1987年「ブラインド・デート」 1988年「キャデラック・カウボーイ」「ダイ・ハード」◇ 1989年「ブルース・ウィリス/イン・カントリー」◇      「ベイビー・トーク」(声)◇ 1990年「ダイ・ハード2」◇      「ベイピートーク2/リトルダイナマイツ」(声)◇      「虚栄のかがり火」◇ 1991年「愛を殺さないで」◆「ハドソン・ホーク」◇      「ビリー・バスゲイト」◆「ラスト・ボーイスカウト」◇ 1992年「永遠に美しく」◇「ザ・プレイヤー」 1993年「スリー・リバーズ」◇ 1994年「ノース/小さな旅人」◇「ノーバディーズ・フール」◆      「薔薇の素顔」◇「パルプ・フィクション」◇ 1995年「ダイ・ハード3」◇ 「12モンキーズ」◇      「フォー・ルームス」◆ 1996年「ラストマン・スタンディング」◇ 1997年「ジャッカル」◇「フィフス・エレメント」◇ 1998年「マーキュリー・ライジング」◇「アルマゲドン」◇ 1999年「シックス・センス」◇「マーシャル・ロー」◆      「ストーリー・オブ・ラブ」◇      「ブレックファースト・オブ・チャンピオン」 2000年「キッド」◇「アンブレイカブル」◇「隣のヒットマン」◇ 2001年「バンディッツ」◇「ジャスティス」◇ 2003年「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」▲      「ティアーズ・オブ・ザ・サン」◇ BRUCE DERN ブルース・ダーン 誕生日 1936/6/4 出身 米イリノイ州シカゴ 60年「荒れ狂う河」で映画デビュー。 78年「帰郷」でアカデミー賞にノミネートされた。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1960年「荒れ狂う河」 1964年「マーニー」「ふるえて眠れ」 1966年「ワイルド・エンジェル」 1967年「白昼の幻想」「マシンガン・シティ」      「荒野の隠し井戸」「ダーティ・ライダー」「戦う幌馬車」 1968年「ウイル・ペニー」「奴らを高く吊るせ」「嵐の青春」 1969年「夕日に立つ保安官」「大反撃」      「ひとりぼっちの青春」「ナンバーワン物語」 1970年「血まみれギャング・ママ」 1971年「11人のカウボーイ」 1972年「サイレント・ランニング」「青春のヒッチハイク」 1974年「マシンガン・パニック」「華麗なるギャッピー」 1975年「輝け!ミス・ヤング・アメリカ」「明日なき追跡」 1976年「ファミリー・プロット」「名犬ウォン・トン・トン」      「ダルース・ダーンのザ・ツイスト」 1977年「ブラック・サンデー」 1978年「ザ・ドライバー」「帰郷」 1980年「彩られた殺意」 1982年「栄光の季節」 1985年「ザ・ランナー/孤独な挑戦」 1987年「ビッグ・タウン」「バッドランズ2087」 1988年「1969」 1989年「メイフィールドの怪人たち」 1990年「アフターダーク」 1992年「ミッドナイト・スティング」 1995年「ワイルド・ビル」 1996年「狼たちの街」 「ラストマン・スタンディング」「潜望鏡を上げろ」 1998年「スモールソルジャーズ」(声) 1999年「ホーンティング」 2000年「すべての美しい馬」 2001年「グラスハウス」 2003年「モンスター」 その他の出演者: William Sanderson .... Joe Monday David Patrick Kelly .... Doyle Karina Lombard .... Felina Ned Eisenberg .... Fredo Strozzi Alexandra Powers .... Lucy Kolinski Michael Imperioli .... Giorgio Carmonte Ken Jenkins .... Capt. Tom Pickett R.D. Call .... Jack McCool Ted Markland .... Deputy Bob Leslie Mann .... Wanda Patrick Kilpatrick .... Finn Luis Contreras .... Comandante Ramirez User Rating: 5.6/10 (5,749 votes オトーサン、 「あれっ、低すぎる!」 西部劇に移し変えたために、 各種の名画のなかに埋没したのでしょうか。 あるいは、リメイクものの評価は低いのかも。 User Comments: sunshinesparklesさん 2004年1月18日 何はともあれ、好きな映画 この映画をみたとき、 オリジナルを見ていないので、リメイクとは知らなかった。 何か深い意味があるのかも知れないが、気づかなかった。 見た限りでは、面白い映画だった。 ブルース・ウィリスが、ギャングの一団を皆殺しにし、 クリストファー・ウォーケンは、あくまでもクール。 そんな感じの映画で、何やらのリメイクらしいとあれば、 次回は、オリジナルを見たいと思ったりする。 でも、そんなのは、どうでもいいことだ。 この映画、それ自体でいいし、 知的な深読みなんかクソ食らえだ。 ブルースの射撃、クールなウォーケン、 それで充分だ。 オトーサン、 「乱暴な意見だなぁ。でも、分かる気もする」 このDVD、特典映像にお金をかけています。 黒澤明の「用心棒」の12のシーンを、 どうリメイクしたかという解説がついているのです。 単に、剣を拳銃に、 舞台を日本の荒野からアメリカの砂漠に 変えただけでないことが、よく分かります。 sunshinesparklesさんには、申し訳ありませんが、 知的な映画づくりの好例として楽しむべきでしょう。 オトーサン、 引越し荷物を整理していたら、 「荒野の用心棒」のDVDを発見しました。 「そうか、荒野の用心棒も、黒澤明のリメイクだったっけ」 こちらは、クリント・イーストウッドの出世作でした。


ヴィレッジ

オトーサン、 初日のサンシャイン・シネマへ。 「へぇ、池袋に行ったの?」 引越し先の柏のサンシャイン・シネマです。 柏神社の裏手にある雑居ビルのなかにあるのです。 原題:The Village (2004) 監督・脚本:M. Night Shyamalan Genre: Thriller / Drama / Horror / Romance Rated PG-13 for a scene of violence and frightening situations. 上映時間;108分 あらすじ; ペンシルバニアの静かな人里離れた村。 そこに住むひとびとと 村を取り囲む森に住む怪物との間には、盟約があった。 ひとびとは、森に入らないし、怪物も村に入らない。 何年もの間、この誓約が守られてきたが、 ルシアスのために、薬は入用になり、 それを町で調達するために、森を抜けていくことが必要になり、 誓約は試練に晒される。 毛皮を剥ぎ取られた動物の死体が村の周りに出現する。 村の長老たちの会合がもたれて、 村の安全、誓約、その他もろもろが話し合われた。 出演者; Joaquin Phoenix .... Lucius Hunt(ルシアス) Adrien Brody .... Noah Percy(ノア) Bryce Dallas Howard .... Ivy Walker(アイヴィ) オトーサン、 「ホアキン・フェニックス、冴えないなあ」 むしろ、脇役のエイドリアン・ブロディが、 精神薄弱者役で、味のある演技をしていました。 でも、光っていたのは、アイヴィ役の新人女優、 ブライス・ダラス・ハワードでしょう。 盲目の娘を見事に演じ切りました。 JOAQUIN PHOENIX  ホアキン・フェニックス 誕生日 1974/10/28 出身 プエルトリコ 1993年にドラッグ中毒で他界したリバー・フェニックスの弟。 1986年に「スペース・キャンプ」で映画デビュー。 当初はリーフ・フェニックスの名で出演していた。 1995年「誘う女」でニコール・キッドマン扮する お天気キャスター・スーザンに唆され、 殺人を犯す高校生役で一躍注目される。 役柄的には、今一つ方向性が定まっていないが、 逆に言うと、作品ごとに違った演技を見せていて、 演技に幅を感じさせる。 最近では学生役から抜け出し、 「Uターン」(1997)の恋人に暴力を振るう男や 「秘密の絆」(1997)の主役ダグ、 「8mm」(1998)の怪しい浮世絵シャツを着るビデオ屋店員、 「ムーンライト・ドライブ」(1998)の真面目な青年クレイ役など 大人の役へうまく脱皮を果たしている。 2000年「グラディエーター」でコモドゥス役という大役を得る。 実生活ではリブ・タイラーと交際していた時期もあるが、破局。 活躍度 ○↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1986年「スペース・キャンプ」 1987年「ラスキーズ」 1989年「バックマン家の人々」 1995年「誘う女」◆ 1997年「秘密の絆」◇「Uターン」 1998年「ムーンライトドライブ」◇「リターン・トゥ・パラダイス」 1999年「8mm」◆ 2000年「グラディエーター」◇「クイルズ」◇「裏切り者」◇ 2002年「サイン」 2004年「ヴィレッジ」 ADRIEN BRODY  エイドリアン・ブロディ 誕生日 1976/12/23 出身 米ニューヨーク 写真家シルヴィア・ブラーキを母に持ち、 幼少からカメラの被写体となる。 12歳から演劇のクラスに通い、 13歳でテレビ映画「HOME AT LAST」の主役を射止める。 同年、リンカーン付属高校に入学し、演劇を専攻。 活躍度 △→ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1989年「ニューヨーク・ストーリー」 1993年「わが街セントルイス」 1994年「エンジェルス」 1996年「ハード・ブレッド/怒りの銃弾」 1997年「死にたいほどの夜」 1998年「シン・レッド・ライン」◆「ハード・デイズ」      「レストラン」 1999年「サマー・オブ・サム」◆「人質」(TM)◇ 2000年「ブレッド&ローズ」 2001年「マリー・アントワネットの首飾り」◆      「ラブ・ザ・ハード・ウェイ 疑惑の男」 2002年「ダミー」「戦場のピアニスト」 2004年「ヴィレッジ」 その他の出演者: William Hurt .... Edward Walker Sigourney Weaver .... Alice Hunt Brendan Gleeson .... August Nicholson Cherry Jones .... Mrs. Clack Celia Weston .... Vivian Percy John Christopher Jones .... Robert Percy Frank Collison .... Victor Jayne Atkinson .... Tabitha Walker Judy Greer .... Kitty Walker Fran Kranz .... Christop Crane Michael Pitt .... Finton Coin Jesse Eisenberg .... Jamison User Rating: 6.4/10 (10,661 votes) オトーサン、 「まあ、こんなところかも」 User Comments: ramirocardozoさん Caracas, Venezuela 2004年9月7日 手に汗にぎる1時間、その後、躓いて転ぶ。 この映画の筋書きについて、詳しく述べる気はない。 シャマラン監督が、物語について話すのが好きだからだ。 秘密とその開示が、映画に緊迫感を保つ鍵だという。 私が言いたいのは、 この映画は、緊迫感を保つことにしくじったということである。 シャマラン監督は、疑いもなく、才能ある監督である。 興味をそそる雰囲気づくりの名手である。 どうしたら、ある種独特の緊迫感を醸し出せるか知っている。 シャマランの問題は、自分がいい書き手だと思っていることだ。 だが、この映画について言えば、そうではない。 この映画、見た目はすばらしい。 撮影は見事だし、えもいわれぬ美しいシーンがいくもある。 だが、そうだとしても、この映画は失敗作だ。 物語の展開がひどい。 クライマックスは、クライマックスとはいえない。 恐ろしさは、気のぬけたようだし、 それまでの緊迫感が、ひどいシーンとせりによって、 消え失せていく。 演技にもムラがある。 盲目の娘アイヴィ役のブライス・ダラス・ハワードは、 最初は力強く、愛によって突き動かされているが、 最後のほうでは、緊迫感を失う。 ホアキン・フェニックスは、冴えない。 Sigourney Weaver と Brendan Gleeson は、 2人とも、あまりにもお粗末な使われ方だった。 目だったのは、村のリーダー役のWilliam Hurtと、 精神薄弱の若い男を演じたAdrien Brodyだった。 もっといい映画に出てほしい。 この映画、手に汗にぎる1時間の後、躓いて転んでいる。 長すぎるし、時々、観客を馬鹿にしている。 とにかく脚本がお粗末だった。 オトーサン、 「弘法にも筆の誤り」 ハリウッドきっての売れっ子、 M・ナイト・シャマランにも、失敗作があるということです。 「結末は話さないでくださいか、よく言うよ」 あまりにもお粗末なので、恥ずかしいからでしょう。


スプリング・ガーデンの恋人

オトーサン、 「なんて、ロマンティックな題名だ」 近年、こういうシーンには、疎くなっています。 生涯現役、生涯学習。 たまには、こういう映画もみなくては。 原題:Hope Springs (2003) 監督・脚本:Mark Herman 原作:Charles Webb Genre: Comedy / Romance Rated PG-13 for sexual content and language. 上映時間;92分 あらすじ; コリンは、悲しい目をした英国の肖像画家。 婚約者ヴェラに捨てられて、 ヴァーモント州の小さな町の荒れたホテルに投宿する。 ホテルのオーナーは、結婚紹介が趣味。 早速、コリンに看護婦マンディを紹介する。 ロマンスがはじまる。 だが、婚約者が、彼の許へ帰ろうとしていた。 出演者; Colin Firth .... Colin Ware(コリン) Heather Graham .... Mandy(マンディ) Minnie Driver .... Vera Edwards(ヴェラ) オトーサン、 「コリン・ファース、美男子だなぁ」 はじめてみたのは、"恋に落ちたシェイクスピア"でした。 そのせいか、シアリアスな前半はともかく、 ラブコメとなった後半は、まったく不向きでした。 相手役のヘザー・グラハム、 "ギリーは首ったけ"が、いちばん輝いていました。 COLIN FIRTH  コリン・ファース 誕生日 1960/9/10  出身 英ハンプシャー ロンドンのドラマ・センターを首席で卒業。 その後、舞台「アナザー・カントリー」の再演版で主役に抜擢される。 それがきっかけで映画板「アナザー・カントリー」で 主人公の親友役で映画デビュー。 弟に俳優のジョナサン・ファースがいる。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1983年「アナザー・カントリー」 1984年「椿姫」(TM) 1985年「ときめきアムステルダム」(TM)「1919」 1986年「アパートメント・ゼロ」 1987年「ひと夏の月」 1989年「恋の掟」 1995年「サークル・オブ・フレンズ」「高慢と偏見」(TM) 1996年「イングリッシュ・ペイシェント」 1997年「シークレット 嵐の夜に」 1998年「恋に落ちたシェイクスピア」◆ 2001年「ブリジット・ジョーンズの日記」◇ 2003年「ラブ・アクチュアリー」◇「ロイヤル・セブンティーン」      「真珠の耳飾りの少女」◇ HEATHER GRAHAM  ヘザー・グラハム 誕生日 1970/1/29 出身 米ウィスコンシン州ミルウォーキー 妹は女優のエイミー・グラハム。 父はFBI捜査官、母は教師で作家。 テレビで子役として活躍した後、 88年「ツインズ」(NC)で映画デビュー。 89年「ドラッグストア・カウボーイ」で注目される。 テレビでは「ツイン・ピークス」のアニー役など。 活躍度 ○↑ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1988年「ツインズ」「運転免許証」「ツインズ」 1989年「ドラッグストア・カウボーイ」 1990年「殺したいほどアイ・ラブ・ユー」 1991年「過ぎゆく夏」 1992年「ミッドナイト・スティング」「カウガール・ブルース」 1994年「ミセス・パーカー/ジャズ・エイジの華」 1996年「スウィンガーズ」「天使の旅立ち」 1997年「ノーウェア」「ブギーナイツ」「スクリーム2」 1998年「ロスト・イン・スペース」「TWO GIRL AND A GAY」 1999年「オースティン・パワーズ・デラックス」      「ビッグムービー」 2000年「ノンストップ・ガール」◇ 2001年「フロム・ヘル」◇「ギリーは首ったけ」◇      「キリング・ミー・ソフトリー」◇      「サイドウォーク・オブ・ニューヨーク」 その他の出演者; Oliver Platt .... Doug Reed Frank Collison .... Fisher Mary Steenburgen .... Joanie Fisher Mary Black .... Mrs. Peterson Chad Faust .... Rob Tony Alcantar .... Webster Bethoe Shirkoff .... Martha Alan Giles .... Mr. West Dolores Drake .... Waitress Howard Storey .... Mr. Golfer June B. Wilde .... Mrs. Golfer Susan Bonham .... Ivy Hotel waitress User Rating: 4.8/10 (493 votes) オトーサン、 「低いなぁ。そうだろうなぁ」 User Comments: kim_c_nguyen さん California, USA 2004年7月22日 まったくといっていいほど、相性が悪い。 この映画、90分の時間のムダ。 1、2回は、笑えるかも知れないが、 コリン・ファースとヘザー・グラハムの関係は、 まったく信じられない。 ロクな会話もしていないのに、2人は肉体関係に入る。 ヘザー・グラハム演じる登場人物は、薄っぺらで、 彼女は、衣服を脱いでも、すぐ着れば、何も起きたことにならない。 この役を、そう解釈しているかのようだ。 コリン・ファースのほうが、ややマシ。 ゴルフコースで、怒りの長広舌をふるうあたりは、 見ていて楽しかった。 唯一愉快だった役者は、ヴェラ役のMinnie Driver。 脚本家は、コリンの肖像画がその後どうなったか、 まったく気にもとめていないようだ。 オトーサン、 「こりゃ、変だわ。設定も、配役も」 オトーサンの長年の人間観察の結果によれば、 男性は、女性2人のうち、どちらをとるかと言えば、 どうしたって、美人のほうを取ります。 これは、リンゴが上に落ちるのではなく、 下に落ちるのと同じくらい、確実なことです。 したがって、コリン・ファースのような飛びきりの美男子が チョー不美人のヴァラを選ぶハズはないのです。 それなのに、コリンが振られて、悲しみに打ち沈む。 そんなことは、天地神明に誓って、ありえないのです。 どうしても、そういう筋書きを押し通したかったら、 コリン役は、ショーン・ペンあたりにすべきでした。 醜男だけど、演技力抜群という俳優に。 この映画、 紅葉に彩られた美しいニューイングランドが舞台、 それが唯一の救いでした。


隣人

オトーサン、 引越して、レンタル・ビデオ屋を探します。 「かなりあるな、TSUTYAもあるし...」 別の店では、300円の中古ビデオを発見。 大体、そんなものにロクな作品はないのですが、 ケビン・スペイシーとケビン・クラインの アカデミー賞俳優が共演していました。 「こりゃ、掘り出し物かも...」 原題:Consenting Adults (1992) 監督:Alan J. Pakula 脚本:Matthew Chapman Genre: Thriller 上映時間;95分 あらすじ: パーカー夫妻は、ごく普通のカップル。 新しく引っ越してきたオーティス夫妻と親しくなる。 ともに人生を謳歌し、たくさん旅行し、 そして、お金を儲け、お金も費った... 友情が深まるにつれて、ともに過ごす時間も増えた。 2人の男と2人の女は、気があう。 そんなとき、リチャードは、 エディから一夜限りの夫婦交換を提案される。 一笑にふしたが、エディは固執する。 その後、リチャ−ドを刑務所に送るある事件が起きる。 出演者; Kevin Kline .... Richard Parker(リチャード) Kevin Spacey .... Eddy Otis (エディ) Mary Elizabeth Mastrantonio .... Priscilla Parker(プリシラ) Rebecca Miller .... Kay Otis (ケイ) オトーサン、 「両ケビンの豪華競演だ!」 ジキルとハイド、猫とネズミ。 スペイシー、クラインの競演は見応えがありました。 女優2人は、まあまあか。 KEVIN SPACEY  ケビン・スペイシー 誕生日 1959/7/26 出身 米ニュージャージー州サウスオレンジ 父の仕事の関係で少年時代は全米各地を転々。 カリフォルニアのノースリッジ士官学校に入るが、 クラスメイトを殴り数ヶ月で退学。 その後、ロサンゼルスのチャッツワース・ハイスクールに入学。 ロサンゼルス・ヴァレー・カレッジで学んだ後、 高校の同級生だったヴァル・キルマーのすすめで、 ニューヨークの名門演劇学校、ジュリアードで演技の勉強をする。 81年にニューヨークのシェイクスピア・フェスティバルで 本格的な初舞台を踏む。 映画デビューは86年「心みだれて」。 95年、ブライアン・シンガーが彼のために脚本を書いた 「ユージュアル・サスペクツ」で足の不自由な犯罪者を演じ、 アカデミー助演男優賞を受賞。 同年の「セブン」でも殺人鬼役で印象を残す。 99年「アメリカン・ビューティー」で普通のサラリーマンを演じ、 アカデミー主演男優賞受賞。 96年「アルビノ・アリゲーター」で監督デビューを果たした。 活躍度 ◎↑ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1986年「心乱れて」 1988年「ジブラルタル号の出帆」「ワーキング・ガール」 1989年「見ざる聞かざる目撃者」「晩秋」 1990年「テロリストを撃て」      「私を愛した男と女/ヘンリー&ジューン」 1991年「告発弁護人」 1992年「摩天楼を夢見て」「隣人」 1994年「白銀に燃えて」      「サイレント・ナイト こんな人質もうこりごり」 1995年「ザ・プロデューサー」「セブン」「アウト・ブレイク」      「ユージュアル・サスペクツ」 1996年「アル・パチーノのリチャードを探して」      「評決のとき」 1998年「L.A.コンフィデンシャル」◆「真夜中のサバナ」      「交渉人」◇「バグズ・ライフ」(声) 1999年「アメリカン・ビューティー」      「キャスティング・ディレクター」◇「ビッグ・チャンス」◇ 2000年「私が愛したギャングスター」◇      「ペイ・フォワード 可能の王国」◇ 2001年「シッピング・ニュース」◇「光の旅人 K−PAX」◇ 2002年「オースティン・パワーズ ゴールド・メンバー」      「ライフ・オブ・デビッド・ゲイル」◇ 2003年「16歳の合衆国」 KEVIN KLINE ケビン・クライン 誕生日 1947/10/24 出身 米ミズーリ州セント・ルイス インディアナ大学で音楽を専攻するが、 演劇を専攻し、ジュリアード学院演劇科を卒業。 その後、ブロードウェイにデビュー。 映画は82年「ソフィーの選択」でデビュー。 89年「ワンダとダイヤと優しい奴ら」でアカデミー助演男優賞受賞。 89年、フィービー・ケイツと結婚し、 オーウェンとグレタの一男一女がいる。 「アニバーサリーの夜に」では親子四人で出演。 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1982年「ソフィーの選択」 1983年「再会の時」 1985年「シルバラード」 1986年「すみれはブルー」 1987年「遠い夜明け」 1988年「ワンダとダイヤと優しい奴ら」「乙女座殺人事件」 1990年「殺したいほどアイ・ラブ・ユー」 1991年「ソープディッシュ」「わが街」 1992年「チャーリー」「隣人」 1993年「デーヴ」 1994年「プリンセス・カラブー」 1995年「フレンチ・キス」 1996年「アル・パチーノのリチャードを探して」      「ノートルダムの鐘」(声) 1997年「危険な動物たち」「イン&アウト」 1998年「アイス・ストーム」 1999年「ワイルド・ワイルド・ウエスト」 2000年「エル・ドラド 黄金の都」(声) 2001年「アニバーサリーの夜に」「海辺の家」 2002年「オレンジ・カウンティ」「卒業の朝」 その他の出演者: Forest Whitaker .... David Duttonville E.G. Marshall .... George Gordon Kimberly McCullough .... Lori Parker Billie Neal .... AnnieDuttonville Benjamin Hendrickson .... Jimmy Schwartz Lonnie R. Smith .... Dr. Pettering Joe Mulherin .... Bo Rick Hinkle .... Singer in Mahoney's Band Artis Edwards Jr. .... Atlanta Police Officer Jerry Campbell .... Prison Guard Ginny Parker .... Martha User Rating: 5.4/10 (1,159 votes) オトーサン、 「ありゃ、低いなぁ」 スワッピングというアイディア、 やはり、受け入れられなかったのでしょう。 User Comments: Timothy Cooperさん Wagin Australia 2004年4月29日 OKだが、数か所、非現実的だった。 セクシャル・スリラー好きのひとにとっては、 これは、いい映画にちがいない。 エディ役のスペイシーは、悪い奴を演じ、 リチャード役のケビンは、いい奴を演じていた。 映画をみて、2人とも、うまい演技と思った。 お気に入りの場面は、 リチャードが店で歌っているケイを見つめ、 それに気づいたケイが歌い終わって逃げ去るあたり。 この後、映画は盛り上がる。 エディが、自分の妻の身代わりを連れてきて、 リチャードが、それに気づかずに、ベッドにもぐりこむ。 こうした設定は、非現実的だと思う。 あのシーンのように、寝室に明かりがついているのに、 本物かどうかの見分けがつかないとは思えない! リチャードが、なぜ、妻から身を遠ざけるのか? 妻が、なぜ、無実の彼の味方にならないのか?、 その後、なぜ、エディと暮らそうとするのか? 要するに、実に好奇心をそそられる映画だ。 楽しめたものの、数か所が非現実的だった。 オトーサン、 「せっかくの映画が、最後のドタバタで台なしだ」 虚虚実実の心理サスペンス映画に徹すればいいのに、 スケベ心を出して、アクションも入れよう、 そんな欲張りが破綻の原因です。 オトーサン、 「人生も同じ、幸せになろうとしたら、 思い切って何かを捨てなくては...」 昔からよく言うじゃないですか。 「2兎を追うもの1兎をも得ず」って。 この映画のケースを見ての教訓は、 「2女を追う者、1女をも得ず」てぇことでしょう。 大体、美人の奥さんがいるのに、 隣家の美人の奥さんにも色目を使うなんて、許せませんよね。 オトーサン、 「そういえば、挨拶に回ったけど、 隣の奥さん、美人だったなぁ」


ダブルチーム

オトーサン、 「もう1本、バン・ダムもの。 どんな持ち味を見せてくれるのかなあ? それ以前に、出来はどうなのかなあ?」 原題:Double Team (1997) 監督:Hark Tsui 原作:Don Jakoby 脚本:Don Jakoby / Paul Mones Genre: Action / Thriller Rated R for some nudity and brief strong language. 上映時間;93分 あらすじ: クインは、テロリスト阻止の局員。 最後のミッションであるテロリスト、 スタブロスの身柄を拘束するのに失敗する。 スタブロスは、以前の戦いで、息子を殺されており、 その復讐に、クインの妊娠中の妻を狙っている。 クインは、やり手の武器商人ヤズと組み、スタブロスと戦う。 出演者: Jean-Claude Van Damme .... Jack Quinn(クイン) Dennis Rodman .... Yaz(ヤズ) Mickey Rourke .... Stavros (スタブロス) オトーサン、 「おお、回し蹴り炸裂だ!」 でも、異様な身なりのデニス・ロッドマンと 人気のあるミッキー・ロークに食われています。 MICKEY ROURKE  ミッキー・ローク 誕生日 1956/9/16 出身 米ニューヨーク州シュネクタディ 7歳の時、両親が離婚し、母と共にマイアミへ。 ハイスクール時代はボクサーを志すが挫折し、 19歳の時、単身ニューヨークへ。 バーの用心棒や夜警など様々な職を転々とする一方で、 サンドラ・シーキャットのもとで演技を学ぶ。 後にアクターズ・スタジオに入門。 79年「1941」で映画デビュー。 活躍度 ○→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1979年「1941」 1980年「天国の門」「フェイドTOブラック」 1981年「白いドレスの女」 1982年「ダイナー」 1983年「ランブルフィッシュ」「錆びた黄金」 1984年「悪の華/パッショネイト」 1985年「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」 1986年「ナインハーフ」 1987年「エンゼル・ハート」「死にゆく者への祈り」       「バーフライ」 1988年「ホームボーイ」 1989年「フランチェスコ」「ジョニー・ハンサム」 1990年「逃亡者」「蘭の女」 1991年「ハーレー・ダビッドソン&マルボロマン」 1992年「ホワイト・サンズ」 1994年「フリーライド」 1995年「男たちの危険な午後」      「ハード・ブレット/仁義なき銃弾」 1996年「欲情の媚薬」 1997年「ダブルチーム」「レインメーカー」      「ポイント・ブランク」 1999年「バッファロー66’」「マグナム」 2000年「追撃者」「アニマル・ファクトリー」 2001年「プレッジ」「ブラック・ビートル」      「ピクチャー・クレア」 2002年「スパン」 2003年「レジェンド・オブ・メキシコ デスペラード」      「マイ・ボディガード」 その他の出演者; Paul Freeman .... Goldsmythe Natacha Lindinger .... Kathryn Quinn Valeria Cavalli .... Dr. Maria Trifioli Jay Benedict .... Brandon Joelle Devaux-Vullion .... Stavros's Girlfriend Bruno Bilotta .... Kofi Mario Opinato .... James Grant Russell .... Carney William Dunn .... Roger Asher Tzarfati .... Moishe Rob Diem .... Dieter Staal Ken Samuels .... Stevenson User Rating: 3.9/10 (2,404 votes) オトーサン、 「こりゃ、また低いわ」 シャレコウベを粗末に扱ったり、遺跡を破壊してはいけません。 天罰テキメン、スコアがいちじるしく低下します。 User Comments: action-6さん Froland, Norway 2000年4月28日 アクションはいいが、まるで理屈に合わない。 これは、バン・ダムが、 香港のアクション映画監督と組んだ3作目である。 ジョン・ウー監督と「ハードターゲット」を、 Ringo Lam監督と"Maximum Risk" を、 そして、この映画では、Tsui Hark監督と組んでいる。 Tsui Harkは、アクション・シーンを撮らせたら最高。 この映画で、ハリウッド進出の道を切り開いた。 (中略:筋書き紹介のため) よく出来たアクションとマーシャル・アーツ満載の の映画だが、カンペキとは程遠い。 筋書き全体が、実に馬鹿気ていて、 物語には、理屈に合わないところが多い。 ミッキー・ロークは、とても悪人には見えない。 この映画、万人向きではないだろう。 バン・ダムは、不調のように見える。 だが、アクション映画フアンなら、借りる価値は充分にある。 だが、あえて言うなら"Knock Off" のほうがいい。 この映画、10点満点で7点。 オトーサン、 「面白いじゃん」 舞台が、南仏やローマとゴージャスです。 タイガーまで出演するなんて、 流石、香港の監督は、サービス精神旺盛です。 欲をいえば、ハリウッドで撮れるというので、 張り切りすぎて、筋書きを欲ばりすぎたことでしょうか。


サドン・デス

オトーサン、 「ジャン・クロード・バン・ダム、気に入った」 そこで、彼の主演作を2本借りてきました。 テロリストをたった一人でやっつけるという筋のようです。 ブッシュとプーチン両大統領は、 配下の警察も特殊部隊も役立たずのようですから、 この際、バン・ダムを雇ったらいかがでしょう? 原題:Sudden Death (1995) 監督:Peter Hyams 原作:Karen Elise Baldwin 脚本;Gene Quintano Genre: Action / Drama (more) Rated R for a substantial amount of strong violence,     and for language. 上映時間:110分 あらすじ: ダレンは、2人の子供にせがまれて、 シカゴで行われたアイスホッケーのプレーオフを見に行く。 会場は超満員。 だが、彼は、会場がテロリストたちによって乗っとられ、 副大統領や高官たちが人質になっているのを知らなかった。 やがて、ダレンは、事態に気づく。 テロリストたちは、ゲーム終了時に会場を爆破すると通告。 ダレンは、彼らを鎮圧するだけでなく、 爆発を防ぐ時間稼ぎのために、ゲームを引き伸ばす必要があった。 出演者: Jean-Claude Van Damme .... Darren McCord (ダレン) Raymond J. Barry .... Vice President(副大統領) Powers Boothe .... Joshua Foss(フォス) オトーサン、 「バン・ダムが、やさしいパパ役とは」 肝心のまわし蹴りが炸裂しなかったのは、残念です。 ごくフツーの演技だった助演俳優2人を紹介しましょう。 RAYMOND J. BARRY  レイモンド・J・バリー 誕生日 1972/10/20 出身 米ニューヨーク州ロングアイランド ブラウン大学で哲学を専攻。 卒業後イエール・ドラマ・スクールで演技を学ぶ。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1977年「グッバイ・ガール」 1979年「結婚しない女」 1985年「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」      「7月4日に生まれて」 1991年「絶叫屋敷にいらっしゃい!」 1993年「クール・ランニング」「フォーリング・ダウン」 1995年「デッドマン・ウォーキング」「サドンデス」 1997年「マッド・シティ」「フラバー」 1998年「リターン・トゥ・パラダイス」 2001年「トレーニング・デイ」 POWERS BOOTHE  パワーズ・ブース 誕生日 1949/6/1 出身 米テキサス州 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1977年「グッバイガール」 1981年「ダーティアーミー 対決!悪魔のカルト集団」 1984年「エメラルド・フォレスト」「若き勇者たち」      「ルトガー・ハウアー 孤高の戦士」 1987年「ダブルボーダー」 1990年「ラスト・カウントダウン 大統領の選択」 1992年「ラピッド・ファイアー」 1993年「トゥームストーン」 1994年「ブルースカイ」「バイオ・スピーシーズ 新生命体誕生」 1995年「ニクソン」「サドン・デス」 1997年「Uターン」 1999年「ヴァージン・ブレイド」 2000年「ザ・ダイバー」 2001年「フレイルティー−妄執−」 その他の出演者: Whittni Wright .... Emily McCord Ross Malinger .... Tyler Dorian Harewood .... Hallmark Kate McNeil .... Kathi Michael Gaston .... Hickey Audra Lindley .... Mrs. Ferrara Brian Delate .... Blair Steve Aronson .... Dooley Michael R. Aubele .... Ace Karen Elise Baldwin .... TV director Jennifer D. Bowser .... Joan Pat Brisson .... Player #2 User Rating: 5.0/10 (2,612 votes) オトーサン、 「案外、低いなあ」 genixo Buenos Aires, Argentina 2004年6月7日 バン・ダムの賭け バン・ダムは、Peter Hyams監督と "Timecop"で仕事をともにした後、 このノンストップ・アクション・スリラーで、戻ってきた。 バン・ダム、最高の映画だと思う。 監督は、パワフルな音楽、カウントダウン、 爆発やファイト・シーンによって緊張感を高めている。 先が読めるアクション映画ではあるが、 同じことをやろうとしている他の映画よりは、マシ。 バンダムのファイト・シーンは、よく出来ているし、 脚本家のSteven Kemperは、いい仕事をしている。 音楽、サスペンス、そして、バン・ダムの演技もいい。 監督は、"The Relic"と同様に、 ヒーローにお手製の爆弾を使わせている。 ヒーローの頑張りによって、 ホッケーの試合がサドンデスになるとは、考えたものだ。 オトーサン、 「もし、テロリストの狙い通りになったら、 満員の観客5万人が爆発で死んだはずだ」 この映画、1995年のものですが、 もう10年から、こうしたテロリストものが増えて、 さまざまな手口が開発されているのに、 捜査当局の対応は、後手に回りっ放しのようです。


ハードターゲット

オトーサン、 「このひと、苦手だなあ」 ジャン・クロード・バン・ダムものは、 確か1本も見ていないと思います。 でも、監督がジョン・ウーとなれば、別。 サービス精神旺盛なド派手アクションが楽しめるでしょう。 原題:Hard Target (1993) 監督:John Woo 脚本;Chuck Pfarrer Genre: Action / Thriller (more) 上映時間:97分 あらすじ: ナターシャは、行方不明になった父親を探しに ニューオリンズにやってきて、チャンスという名の屈強な男に出会う。 彼の助力で、彼女の父親が組織に殺されたことが判明する。 組織が、何と人間狩りを商売にしていて、その犠牲になったのだ。 連中は、警察のストライキをいいことにやりたい放題。 ベルギーからやってきた筋肉マンは、果たして勝てるだろうか? 出演者: Jean-Claude Van Damme .... Chance Boudreaux (チャンス) Yancy Butler .... Natasha Binder(ナターシャ) Lance Henriksen .... Emil Fouchon(エミール) オトーサン、 「なかなかいいじゃん、この俳優」 ジャン・クロード・バン・ダムは、 セガールやシュワちゃんより、 アクションも演技もずっとうわてです。 その相手役のヤンシー・バトラー、 大きくて、よく動く瞳の持ち主。 「昔、会社時代の部下だった娘に似てるなあ」 余計なことを思い出しました。 歓送迎会で夜遅くなって、 オヤジさんに電話で怒られましたっけ。 門限が10時でした。 いまでは考えられない門限でした。 JEAN-CLAUDE VAN DAMME  ジャン・クロード・バン・ダム 誕生日 1960/10/18 出身 ベルギー・ブリュッセル 父の勧めに従い、幼少からバレエと空手を学ぶ。 パリ・オペラにダンサーとして参加する誘いを受けるが断り、 18才でフィットネス・センター 『カリフォルニア・ジム』を開設し、成功。 80年には全欧プロ空手選手権ミドル級チャンピオンの座につく。 映画は仏映画「RUE BARBER」に出演から興味を持ち始め、 ハリウッドに渡った。 そして、タクシードライバーや用心棒などの仕事をしながら、 下積み生活を送った後、 1985年「シンデレラ・ボーイ」で主人公の敵役で ハリウッド・デビュー。 主演は1988年の「ブラッド・スポーツ」から。 数あるアクション俳優の中でも、 本場香港のアクション・スターとでも対等のアクションが出来るのは、 ヴァン・ダムだけであろう。 特に回し蹴りの切れの良さは半端じゃない。 蹴りだけが彼の生命線と言っても過言ではない。 演技は、どの映画もむっつりした真面目キャラで、 お世辞にも演技力があるとは思えないが、 A級、B級を問わず、アクション映画で主演なら どんな映画でも出るのは潔い。 同列俳優にドルフ・ラングレンやクリストファー・ランバート、 スティーブン・セガールがいるが、 彼は下手に個性を出そうとしないため、 俳優としては地味だが癖がない分、 彼の映画で失敗という作品は少ない。 もう今更、演技力を求めても仕方ないが、 一度でいいから、大作映画に出演して欲しいところ。 「プレデター」では、プレデター役で シュワルツネッガーと戦ったが、 顔を出しての対決も是非見たい。 活躍度 ○→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆☆☆☆ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1985年「シンデレラ・ボーイ」(ノーサレンダー) 1987年「プレデター」(エイリアン役) 1988年「ブラッド・スポーツ」「ブラック・イーグル」 1989年「サイボーグ」「キックボクサー」 1990年「ブルージーン・コップ」 1991年「ライオンハート」「ダブル・インパクト」 1992年「ユニバーサル・ソルジャー」 1993年「ボディ・ターゲット」      「ラスト・アクション・ヒーロー」▲      「ハード・ターゲット」「キックボクサー4」▲ 1994年「タイム・コップ」 1995年「ストリート・ファイター」 1996年「サドン・デス」「クエスト」「マキシマム・リスク」 1997年「ダブル・チーム」 1998年「ノック・オフ」「レジョネア 戦場の狼たち」 1999年「ユニバーサル・ソルジャー/ザ・リターン」      「ヴァン・ダムINコヨーテ」 2001年「レプリカント」      「ファイナル・レジェンド−呪われたソロモン−」 2002年「ディレイルド 暴走超特急」 2003年「HELL」 YANCY BUTLER  ヤンシー・バトラー 誕生日 1970/6/2 出身 米ニューヨーク 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆☆☆★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1993年「サウス・ビーチ」(TM)「ヒットリスト」 「ハードターゲット」 1994年「ドロップ・ゾーン」 1995年「ブロークン・マネー」「スウィート・ダンス」 1996年「異常心理」 1997年「ラベジャー」 1999年「感染」 その他の出演者: Chuck Pfarrer .... Douglas Binder Robert Apisa .... Mr. Lopacki Arnold Vosloo .... Pik van Cleef Douglas Forsythe Rye .... Frick Mike Leinert .... Frack Lenore Banks .... Carmine Willie C. Carpenter .... Elijah Roper Barbara Tasker .... Waitress Kasi Lemmons .... Det. Marie Mitchell Randy Cheramie .... Shop Steward Eliott Keener .... Randal Poe Robert Pavlovich .... Detective User Rating: 5.4/10 (3,721 votes) オトーサン、 「低すぎる!」 人間狩りというテーマが、非人道的だったからでしょう。 せっかくニューオリンズを舞台にしたのに、 バーボン・ストリートの描写が不十分ですし、 スワンプで定番のワニが出ないのも、チョットね。 User Comments: gridoonさん 1999年10月21日 バン・ダムものとしては、平均以上だ ジョン・ウー監督の妙技によって、 この映画は、他のバン・ダムものを凌駕している。 ウーは、多くの見応えのあるトリックと早いペースによって 本物のアクション・シーンを見せてくれる。 バン・ダムも、この映画に向いた瞬発力を披露する。 この映画、彼のベストだろう。 だが、最後の幕切れは、いただけない。 バンダムの敵対者の数が多すぎるというのではなく、 彼のアクロバティックな動きが、時として可笑しいからだ。 オトーサン、 「ありゃ。そうだ、1本見ていた!」 ジャン・クロード・バン・ダムの主演映画、 "レジョネア 戦場の狼たち"を見ていました。 ほのぼの映画批評の835を読み返したら、 ちょうどイラク戦争がはじまった頃に見ていました。 以下のようなコメントを書いていました。 オトーサン、 イラクのお勉強が進みました。 今回のイラク攻撃に出動すべく ペルシャ湾、地中海、トルコ、クエ−ト、 そしてデイエゴ・ガルシア島などに展開する アメリカ軍兵士の数は、2月末で15万人。 湾岸戦争の多国籍軍は85万人でしたから 今後、まだまだ増強されるのでしょう。 あのときの戦死者は、イラク側10万人。 多国籍軍はわずか500人とはいえ、 死者は死者、しかも自国民です。 わが恋人、わが夫、わが子、わが父です。 たとえ戦勝国民であっても、 日本のように誰も派遣しないのとは、 まったくわけがちがいます。 オトーサン、 この映画で、血なまぐさいシーンの合間に、 ”Parlez moi d'amour"の歌声が流れて、 びっくりしました。 それは、なつかしいシャンソン 「聞かせてよ、愛の言葉を」でした。 外人部隊の兵士が恋人の写真を胸に抱いて死んでいくのです。 また、同じ運命をたどる若者が出てきて、 嘆き悲しむひとが増えるのでしょう。 「切ないなあ」


リディック

オトーサン、 Wくんからメールをもらいました。 「リディックは、いまハリウッドで勢いのある ヴィン・ディーゼル主演の映画です。 ストイックなSF世界が新鮮で、脚本もすばらしいですが、 何よりもヴィン・ディーゼルの男らしさが圧巻です」 「...じゃ、見に行くかぁ」 例の柏松竹、立ち見どころか、観客は5人だけ。 原題:The Chronicles of Riddick(2004) 監督:David Twohy キャラクター:Jim Wheat/ Ken Wheat 脚本:David Twohy Genre: Adventure / SF / Action / Thriller Rated PG-13 for intense sequences of violent action       and some language. 上映時間:115分 あらすじ: リディックは、今回は追われる身。 遠征軍のなかの2つの敵対する勢力のさなかにあった。 Colm Feore演じるロード・マーシャルは、軍人聖職者で、 500年後の未来の遠征軍のリーダー。 エアリオンを演じるJudi Dench は、エレメンタル族の長老。 彼女は、精霊であり、リディックの真の出自を見出す。 出演者: Vin Diesel .... Riddick (リディック) Alexa Davalos .... Kyra (キーラ) Judi Dench .... Aereon(エアリオン) オトーサン、 「ヴィン・ディーセル、やっぱり、いいぞ」 でも、目に何か入れているのは、 恐ろしそうに見せようというのでしょうが、 不自然かつアンフェアで、感情移入を妨げています。 長老エアリオン役のジュディ・デンチ、名女優ですが、 007のボスであるM役のイメージが強すぎて、 これも感情移入いたしかねました。 VIN DIESEL  ヴィン・ディーセル 誕生日 1967/7/18 出身 米ニューヨーク 母親は占星術師、養父は演劇教師。 7歳の時に劇場に侵入していたずらしたのがきっかけで、 子役として雇われる。 その後、父の主宰する劇団や、オフ・ブロードウェイの舞台に出演。 ハンター・カレッジを3年で退学し、 俳優としての成功を目指してハリウッドに移るも停滞。 94年、俳優としての実体験を元にして 製作費3000ドル撮影日数三日で作った短編映画 「MULITI-FACIA」が、翌年のカンヌ映画祭に出品され、評価を受ける。 その後、資金を集め、今度は主演・脚本・監督の長編映画 「STRAYS」を製作。 サンダンス映画祭では評価を得たものの、 配給会社には売れず、失意のまま、帰郷。 しかし、「MULTI-FACIA」を観た スティーブン・スピルバーグから声がかかり、 「プライベート・ライアン」の役を得、 これで映画俳優としての道が開ける。 以後、アクション映画を中心に「ピッチブラック」 「ワイルド・スピード」「トリプルX」と主演。 近年、「ノックアラウンド・ガイズ」「ブルドッグ」の興行的失敗で、 俳優としては岐路に立たされている。 活躍度 ◎↑ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1998年「プライベート・ライアン」 2000年「ピッチブラック」◇「アイアン・ジャイアント」(声)      「マネー・ゲーム 株価大暴落」 2001年「ワイルド・スピード」◇ 2002年「トリプルX」◇「ノックアラウンド・ガイズ」◇      「ブルドッグ」◇ 2003年「リディック」◇ JUDI DENCH  ジュディ・デンチ 誕生日 1934/12/9 出身 英ヨーク CSSDで演技を学んだ後、 オールド・ビク座の舞台でデビュー。 イギリスのアカデミー賞にあたるBAFTAは 「眺めのいい部屋」など4回受賞。 「QUEEN VICTORIA/至上の恋」では アカデミー主演女優賞にノミネート、 「恋に落ちたシェイクスピア」でアカデミー助演女優賞に輝いた。 他ではピアース・ブロスナン版007のM役が有名。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1957年「ハムレット」 1968年「真夏の夜の夢」(TM) 1974年「大本命」 1984年「ウェザビー」 1985年「眺めのいい部屋」 「エンジェリック・カンヴァセーション」 1986年「チャーリング・クロス街84番地」 1987年「ハンドフル・オブ・ダスト」 1988年「ヘンリー五世」 1995年「007/ゴールデン・アイ」◆「赤ちゃんにバンザイ!?」 1997年「007/トゥモロー・ネバー・ダイ」◆      「QUEEN VICTORIA/至上の恋」「ハムレット」 1998年「恋に落ちたシェイクスピア」      「ムッソリーニとお茶を」◇ 1999年「007/ワールド・イズ・ノット・イナフ」◆ 2000年「ショコラ」 2001年「シッピング・ニュース」「アイリス」 2002年「007/ダイ・アナザー・デイ」 2003年「リディック」 その他の出演者: Colm Feore .... Lord Marshal Thandie Newton .... Dame Vaako Karl Urban .... Vaako Linus Roache .... Purifier Yorick van Wageningen .... The Guv Nick Chinlund .... Toombs Keith David .... Imam Mark Gibbon .... Irgun Roger R. Cross .... Toal Terry Chen .... Merc Pilot Christina Cox .... Eve Logan Nigel Vonas .... Merc User Rating: 6.0/10 (4,668 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: kev keefeさん philly, Pa 2004年6月12日 リディキュラス(Riddick-ulous)だ。 だけど、言い古されたシャレなので、 ただ叫びたい。 「200回目のレビューだ。イェーイ!!」 みんな、俺、この映画に期待していた。 最初の映画やX-box gameのフアンだったし。 だけど、実にがっかりしたぜ。 第1作にあった現代古典映画の雰囲気がない。 (クレモタリア星のいくつかのシーンを除いて) 多くの映画のマネじゃんか。 ゲーリー・オールドマンの"True Romance"に似ていたし、 Conan the Barbarianにも似ていたし、 他の多くの映画にも似ていた。 叙事詩を狙ったのだろうが、失敗しているぞ。 悪い面については、目をつぶることにして、 いい部分を強調しておこう。 ビデオゲームのほうが、映画よりもストーリーがいい。 もし、過大な期待をしていなかったら、 また、PG-13を獲得するために、 アクション・シーンをコマ切りにしなかったら、 もっといい映画になっただろうにな。 俺の評価は、C- オトーサン、 「こりゃ、ヒドイ映画だ!」 Wくんには、申しわけありませんが、 ヴィン・ディーセルは頑張っているものの、 映画全体をみれば、明らかにスター・ウォーズの焼き直しです。 また、フラッシュを多用し過ぎ。 まぶしくて、まぶしくて、目が痛くなりました。 これは、"健康被害禁止違反"?ではないでしょうか。 「そうか、ヴィン・ディーセルは不死身なんだ。 何が起きても平気なんだ」 そんな風に先行きが読めたので、途中、寝てしまいました。 この映画、CGのダークな怪奇映像と ヴィン・ディーセルの力技に寄り掛かりすぎて、 脚本、音楽、編集など、後のことはすべて手抜き。 スペースオペラの壮大さも、アクションの感動もなし。 B級スリラー映画「ピッチブラック」の続編なので、 いくらお金をかけても、素性の悪さは拭えなかったのでは。 大体、善悪の対立の時代は過ぎて、 これからは、悪と悪の対立の時代だなんて、ナンセンス。 観客は、一体、どちらの悪を応援すればいいのでしょう? まあ、電気紙芝居だと思ってみればいいのかも。


ラ・タービュランス

オトーサン、 「ラ・タービュランスとあるからには、フランス語か。 Turbulence1なら、乱気流だけど...」 邦題を避ける近頃の傾向は、どうもよろしくありませんゾ。 でも、「潮の乱れ」とか「乱れる」なんてつけると、 アダルト映画と思われるので、 邦題をつけるのを断念したのかも知れませんね。 原題:La Turbulence des fluides(2002)    Chaos and Desire 監督・脚本:Manon Briand Genre: Drama / Mystery / Romance Country: Canada Language: French / English / Japanese 上映時間;112分 あらすじ: 地震学者のアリスは、潮流が停滞した原因を調べるために、 生まれ故郷のケベック州 Baie-Comeauに派遣される。 そこで、大学時代の友人で記者になっているカトリーヌと再会する。 また、無頼者のパイロット、マークに出会う。 やがて明らかになってきたのは、 潮流が、住民たちの行動に影響していることだった。 アリスは、この秘密の解決は予想したよりも 困難であることに気づかされる。 出演者: Pascale Bussieres .... Alice Bradley(アリス) Julie Gayet .... Catherine Rolland(カトリーヌ) Jean-Nicolas Verreault .... Marc Vanda(マーク) オトーサン、 「こういうのが、現代女性気質なのか」 地震学者というからには、インテリなのでしょうが、 やっていることは無軌道と思われます。 平気で裸になるし... 任地の東京では、一夜限りの男を拾い、 故郷に戻っても、そんな男を探そうとするのです。 「結婚に縛られるのが、イヤなのか。 そんなにフリーセックスって、いいものなのかなぁ。 ...なまじ学者になると、男が近づき難くなるのかも」 残念ながら、経歴は、誰ひとりとして出ていませんでした。 フランスの役者のせいでしょうか。 それとも、新人で無名なのか。 その他の出演者: Genevieve Bujold .... Colette Lasalle Norman Helms .... Michel Vincent Bilodeau .... Simon Deslandes Gabriel Arcand .... L'editeur Jean-Pierre Ronfard .... Hanspeter Stephen Chang .... Hijikata Peter Kosaka .... Mori Tsuyu Shimizu .... Yoko Luc Proulx .... Real Ji-yan Seguin .... Camille Denise Dubois .... Madame Guillet Suzanne Garceau .... Soeur Berthe User Rating: 7.0/10 (262 votes) イトーサン、 「へぇ、こんなに高いスコアなの?」 User Comments: Katharine Montaguさん Vancouver, Canada 2003年2月3日 この映画、いいじゃない。 美しく、考えさせるセクシーな映画よ。 地震学者の主人公が、故郷に戻り、 不思議な潮流の停滞の秘密を探るの。 この映画には、驚かされたし、魅せられた。 どうなることやらと思ったけど、 結末は、満足すべきものだったわ。 東京が舞台の序幕だけでも、お金を払って見る価値がある。 愉快だし、同時に悲劇的なの。 見てはじめて、ケベックの映画祭で、 Pascal Bussiere が、なぜ評判になったか分かったわ。 彼女は、強い力で、彼女の世界に 私たち観客を連れていってしまうのよ。 彼女が、潮流の乱れの影響を感じはじめると、 私も、そんな気になってしまう。 監督の Manon Briand は、明快で魅力的なひと。 彼女、バンクーバー国際映画祭にやってきたけど、 その時には、あたし、この映画をもう見てしまっていて、 彼女の映画が大好きになっていたわ。 絶対、見るべき映画だと思う。 オトーサン、 「なぜ、地震学者なのか分からんなぁ」 どうも学者らしくないし、 地震と潮流の関係の究明も、いい加減な気がします。 でも、女流監督からすると、 月経は、潮の満ち干が影響するので、 こういう設定が、魅力的かつリーゾナブルなのかもしれません。 この映画、まあ理屈やモラルはぬきにして、 気分だけでみるべき映画なのでしょう。


天上の剣

オトーサン、 「LOVERS、面白かったなあ」 たまたま借りてきたのが、この「天上の剣」。 チャン・ツィー出演とあるので、期待しましょう。 原題;Shu shan zheng zhuan (2001)    The Legend of Zu 監督:Hark Tsui 脚本:Man Choi Lee / Hark Tsui Genre: Action / Fantasy (more) Rated PG-13 for fantasy action violence. Country: Hong Kong / China Language: Mandarin / Cantonese 上映時間;104分 あらすじ; オトーサン、 「ありゃ、IMDB、さぼっている」 霊気満ちる伝説の地、蜀山。 剣士たちが日夜過酷な修行に励んでいる。 かつては、善と悪が互いに拮抗していたが、 リーダーの迷いから剣の力が衰え、 魔界から邪悪な力が彼らを急襲してくる。 それに立ち向かう剣士たちに、過酷な試練が待っていた。 出演者: Ekin Cheng .... King Sky(キング・スカイ) Cecilia Cheung .... Dawn/Enigma(エニグマ) Ziyi Zhang .... Joy(ジョイ) オトーサン、 「うーん、あまり演技させてもらっていないなぁ」 昨日見た「LOVERS」で大活躍したチャン・ツィーも、 この映画では、イマイチでした。 出番も少ないし、薄汚い田舎娘。 その他の出演者: Louis Koo .... Red Patrick Tam .... Thunder Kelly Lin .... Amnesia Sammo Hung Kam-Bo .... White Eyebrows Jacky Wu .... Hollow/Ying Lan Shun .... Master Trascendental User Rating: 6.0/10 (509 votes) オトーサン、 「へぇ、案外高いスコアだ」 User Comments: dbborroughs Glen COveさん 2004年5月7日 視覚的には傑作だが、だらしないストーリー この映画、ファンタスティックに見える。 これまで見たうちで、最高に華々しい映画だった。 CGが進化したおかげで ツイ・ハーク監督とスタッフは、突如として、 その想像力を解き放たれたかのようである。 見ている分には、ただ、すばらしい。 問題は、映画が中盤からはじまったかのように思え、 適当に筋書きを推測するしかないことだ。 映像は素晴らしいが、少なくとも25分経過しないと、 登場人物にまつわる物語がスタートしない。 でも、その時には、既に、映像以外のことを分かろうとは まったく考えなくなっていた。 筋書きは、中国の霊山における善と悪の戦いを扱っている。 数百年前にはじまり、2度ほど時代を飛躍する。 そして、時を超えて、巨悪との戦いのさなか、恋人たちが再会する。 からかっているのではない。 これは、同じ監督による初期の香港映画 「蜀山正伝」のリメイク(続編)である。 オリジナルは、あまり印象に残らなかったが、 マーシャル・アーツとファンタジーを結合し、 その限界に挑戦し、多くの古典映画の生みの親になった。 オリジナルのほうが、語りが多いので、 時代が飛躍しても、筋書きが分かりやすかった。 だが、このリメイク、見ている分にはすばらしい。 アメリカで上映するならば、 TVではなく、大スクリーンのほうがいいと思う。 スペクタクル効果が上がるからだ。 ヴィジュアルは、10点満点で10点。 物語のほうは、2点。 なかをとって、5点というところか。 オトーサン、 「がっかりした」 まるで、小泉さんの短いせりふのようですが、 ほんとうは、「感激した」と言いたかったのです。 チャン・ツィーをはじめとして これだけ出演者が軽んじられている映画も、珍しいのでは。 でも、日金輪、月金輪、南明離火剣、天撃剣など、 はじめてみる武器のオンパレードが、愉快でした。 CGの威力をみせつけるサンプル作品です。


LOVERS

オトーサン、 「評判いいみたいだなぁ」 yahoo moviesの観客動員数では、第1位。 IMDBでも、高得点。 引越し先に近い柏・松竹に、はじめて行ってみました。 「お立ち見で、いいですか?」に、ガーン! 「平日の朝イチで、もう満員なの?」 「ええ、レディ−ス・デイですので」 もう一度出直すのも何なので、立ち見をしました。 立ち見なんて、何十年ぶりでしょうか。 原題:Shi mian mai fu (2004)    Lovers    the House of Flying Daggers 監督:Yimou Zhang 脚本:Feng Li / Bin Wang Genre: Action / Drama / Romance Runtime: 119 min Country: China / Hong Kong Language: Mandarin 上映時間;119分 あらすじ: 唐王朝末期。 県の捕吏・劉と金は、 飛刀門なる反乱勢力の征伐を命じられる。 逮捕した小妹は、盲目の芸妓。 見事な舞を披露するが、 飛刀門なる反乱勢力の一味のようだった。 彼女の美しさに魅せられた金は、 彼女を牢獄から救い出し、北へ向かう。 それは未知の波乱万丈の旅だった。 出演者; Takeshi Kaneshiro .... Jin(金) Andy Lau .... Leo(劉) Ziyi Zhang .... Mei(小妹) オトーサン、 「金城 武、いい役もらったなあ」 演技力では、アンディ・ラウのほうが、遥かに上回っています。 「チャン・ツィイー、女っぽくなったなぁ」 はじめてみた「初恋のきた道」から、もう5年ですもの。 TAKESHI KANESHIRO  金城 武 誕生日 1973/10/11 出身 台湾・台北 日本人の父と台湾人の母の間に生まれる。 小、中学校は日本人学校に通い、高校はアメリカン・スクールに通う。 92年、歌手デビュー後、映画出演。 活躍度 △↑ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1993年「ワンダーガールズ/東方三侠2」 1994年「恋する惑星」 1995年「チャイナドラゴン」「金城武の香港犯罪ファイル」      「金城武の死角都市・香港」「天使の涙」      「冒険王」「臭屁王」「危険な天使たち」      「世界の涯てに」「スクール・デイズ」      「トラブル・メーカー」 1997年「MISTY」「炎の大捜査線」「北京の夏」      「暗黒街・若き英雄伝説」「ダウンタウン・シャドー」      「初恋」「パラダイス」「炎の大捜査線2」 1998年「アンナ・マデリーナ」「ニューヨーク・デイドリーム」      「不夜城」 1999年「君のいた永遠」 2000年「スペース・トラベラーズ」「ラベンダー」 2002年「Returner/リターナー」 ANDY LAU  アンディ・ラウ 誕生日 1961/9/27 出身 香港 80年にTVBの俳優養成所に入学。 卒業後、テレビドラマ出演を経て、82年、映画デビュー。 2000年「暗戦 デッドエンド」で 香港フィルム・アワードの最優秀主演男優賞受賞。 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1982年「望郷/ボート・ピープル」 1985年「七福星」 1986年「マジッククリスタル」「魔翡翠」 1987年「愛と復讐の挽歌」 1988年「今すぐ抱きしめたい」「香港極道/野獣刑事」 1989年「カジノ・レイダース」「ゴッド・ギャンブラー」 1990年「アンディ・ラウの逃避行」「川島芳子」      「アンディ・ラウ/仁義なき抵抗」「欲望の翼」「富貴兵團」 1991年「ラスト・ブラッド/修羅を追え」「蒼き狼たち」      「極道追踪」「炎の大捜査線」      「アンディ・ラウ/暗黒英雄伝」      「アンディ・ラウの神鳥伝説」 1992年「九龍帝王/ゴッド・オブ・クローン」「神鳥聖剣」 1993年「アンディ・ラウのスター伝説」      「死闘伝説/ベスト・オブ・アクション」      「戦神 ムーンウォリアーズ」 1994年「酔拳2」「キリング&ロマンス/狂気の愛」      「死闘伝説TURBO!」「酔拳3」      「アンディ・ラウ/天與地」「カジノ・シンジケート」 1995年「復讐のプレリュード/大冒険家」      「フル・スロットル/烈火戦車」 1996年「アンディ・ラウ/戦火の絆」「上海グランド」 1997年「アルマゲドン」「黒金」 1998年「職業特工隊」「激戦 A TRUE MOB STORY」 1999年「暗戦 デッドエンド」◇「愛は波の彼方に」      「ゴッド・ギャンブラー ラスベガス大作戦」 2000年「決戦・紫禁城」「ファイターズ・ブルース」      「Needing You」 2002年「ブルー・エンカウンター」「インファナル・アフェア」      「アンディ・ラウの麻雀大将」 ZHANG ZI YI  チャン・ツィイー 誕生日 1978 出身 中国北京 11歳の時に北京舞踏大学付属中学に合格。 全国青年ダンスコンテストで優勝。 北京の中国中央演劇学院で演劇を専攻。 19歳の時、「初恋のきた道」で映画デビュー。 活躍度 △↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1999年「初恋のきた道」 2000年「グリーン・ディスティニー」 2001年「ラッシュアワー2」「武士 MUSA」 「天上の剣」 2002年「HERO」 2004年「2046」 その他の出演者: Dandan Song .... Yee User Rating: 6.9/10 (294 votes) オトーサン、 「おお高いスコアだ」 User Comments: Lawさん London 2004年8月17日 くさそうとしている人々 IMDBのスコアをみると、 50%の人が10点をつけ、10%が1点をつけている。 映画破壊者たちは、勢いづいているようだが、 カンヌの批評家たちも好きになったのだから、 普通ならスコアは、8.5になるだろう。 だが、無教育な中国の観客に見せたら、 彼らは、この映画は西側に擦りより過ぎていると言うだろう。 (私は、そうは思わないが) だが、連中も「キング・アーサー」のような ハリウッドのクズ映画が好きなのだ。 極端なことを言ってしまったかも知れないが、、 中国の観客は、いつも中国映画を非難するのだ。 「グリーン・デスティニー」を嘲笑し、「HERO」を嘲笑する。 そして、この映画も嘲笑する。 西側でヒットした映画と聞くと、過大な期待をする。 その期待にそわないと、たちまち、史上最大のクズとか、 過大評価だと言いはじめる。 商業上成功した映画を酷評するのは、簡単だ。 私は、これがいい映画とは思わないが、悪い映画とも思わない。 1点をつけにIMDBに投書してくるひとが大勢いる。 それこそ悲しむべきことだ。 オトーサン、 「チャン・イーモウ監督、やっぱり天才だ」 CGが多用されていますが、それにおぼれないで、 男女の三角関係のもつれをやり過ぎぐらいに描いています。 壷を心得た撮影、絢爛豪華な衣装、 涙を誘うような音楽、そしてロケ地もサイコー。 おすすめの映画です。 以下のサイトに出ていた監督の経歴が、 要を得ていますので、ご紹介しましょう。 http://movie.goo.ne.jp/special/lovers/staff.html 中国を代表する巨匠。 『HERO』(02)がアジア全域で爆発的ヒットとなり、 日本でも中国映画として過去最高の興収を記録したのは記憶に新しい。 1950年、中国・西安生まれ。 北京電影学院を卒業後に撮影師としてキャリアを開始し、 文化大革命後に卒業した第一期生の映像作家 “第五世代”の一人として頭角をあらわす。 チェン・カイコー監督の『黄色い大地』(84)の撮影で脚光を浴び、 続いて監督デビュー作の『紅いコーリャン』(87)が ベルリン映画祭で金熊賞を受賞、 鮮烈な色彩感覚と骨太な演出で国内外に衝撃を与えた。 『菊豆(チュイトウ)』(90)で 中国人監督として初めてアカデミー外国語映画賞にノミネートされ、 『紅夢』(92)『HERO』でも同賞の候補に上がる。 またヴェネチア国際映画祭では『紅夢』で第44回銀獅子賞、 『秋菊(しゅうぎく)の物語』(92)で第45回金獅子賞、 『あの子を探して』(99)で第52回金獅子賞を獲得したほか、 『活きる』(94)で第47回カンヌ国際映画祭のパルム・ドールを 『初恋のきた道』でベルリン映画祭の銀熊賞を、 『HERO』で同映画祭のアルフレード・バウアー賞を射止めるなど、 権威ある国際映画祭で多数の受賞歴を誇る。 近年ではオペラやバレエの演出も手がける。


BODY/ボディ

オトーサン、 「マドンナ主演か、マズイナ」 誰もマドンナのボディなど見たくないでしょう。 でも、"like a virgin"のアルバムが聞けるかも。 原題:Body of Evidence (1993) 監督:Uli Edel 脚本:Brad Mirman Genre: Romance / Thriller Country: Germany / USA Language: English 上映時間:99分 あらすじ; 億万長者がベッドに手錠をかけられ、心臓発作で死んだ。 傍らには、消し忘れた愛人との情事のビデオ。 その身体にコカインが発見され、 遺言書には、愛人レベッカに800万ドルを贈るとあった。 警察は、レベッカを殺人容疑で逮捕する。 弁護士フランクは、その魅力に負けて、肉体関係へ。 公判中に新証拠がみつかり、フランクは疑いはじめる。 自分が弁護しているレベッカは、殺人者なのか? 出演者: Madonna .... Rebecca Carlson(レベッカ) Willem Dafoe .... Frank Dulaney (フランク) Joe Mantegna .... Robert Garrett(ロバート) オトーサン、 「マドンナ、よく脱いだなぁ」 アブノーマル・セックスにつきあわされた ウィレム・デフォーが気の毒になりました。 MADONNA  マドンナ 誕生日 1958/8/16 出身 米ミシガン州ベイシティ 奨学金を得て、ミシガン大学へ入学するが中退。 ニューヨークへ渡り、83年、歌手として最初のアルバムをリリース。 84年「ライク・ア・ヴァージン」が世界中でヒット、 以後のアルバムはグラミー賞ほか数々の賞を受賞。 30曲近いシングルをビルボードのトップ10に送り込んだ。 映画では「ディック・トレイシー」の主題歌で アカデミー賞にノミネート。 96年「エビータ」でゴールデングローブ賞 ミュージカル/コメディ部門で主演女優賞と最優秀主題歌賞を受賞した。 私生活では89年にショーン・ペンと離婚。 96年に長女を、2000年に長男を出産した。 恋人の映画監督ガイ・リッチーとは2001年に結婚。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1979年「マドンナin生贄/堕天使」 1985年「ビジョン・クエスト/青春の賭け」      「マドンナのスーザンを探して」 1986年「上海サプライズ」 1987年「フーズ・ザット・ガール」 1989年「ワンナイト・オブ・ブロードウェイ」 1990年「ディック・トレイシー」 1991年「イン・ベッド・ウィズ・マドンナ」 1992年「ウディ・アレンの影と霧」「プリティ・リーグ」 1993年「BODY/ボディ」「スネーク・アイズ」 1994年「きっと忘れない」 1995年「フォー・ルームス」「ブルー・イン・ザ・フェイス」 1996年「ガール6」「エビータ」 2000年「2番目に幸せなこと」◇ 2002年「スウェプト・アウェイ」◇      「007/ダイ・アナザー・デイ」▲ その他の出演者: Anne Archer .... Joanne Braslow Michael Forest .... Andrew Marsh Charles Hallahan .... Dr. McCurdy Mark Rolston .... Detective Reese Richard Riehle .... Detective Griffin D. Scot Douglas .... Printman Mario DePriest .... Technician John DeLay .... 2nd Technician Ross Huffman-Kerr .... Photographer Mark C. Vincent .... Male Reporter Frank Roberts .... Minister Julianne Moore .... Sharon Dulaney User Rating: 4.1/10 (2,240 votes) オトーサン、 「こりゃ、低いわー」 ここまでやると、アダルト・ビデオの世界。 すくなくとも、1点はマイナスになっているでしょう。 User Comments: Theo Robertsonさん Isle Of Bute , Scotland 2004年2月22日 過去最低の法廷ドラマ もしも、あなたが、 ハリウッドの経営者たちには、 創造性がないと思っているなら、 タイムマシーンに乗って1990年代に戻るとよい。 当時は、どの映画会社の映画も、 "person from hell movie 2”のようだった。 博士、警官、同居人、振られた恋人などが、無実のひとを脅かすのだ。 流石に、映画フアンが、そんな罠にかからなくなったので、 本能なるものに立ちもどることになった。 この映画は、知られざるクローンだろう。 というのも、まったくオリジナリティがなく、 苦痛を覚えるほど不出来だからである。 悪い点の第一は、脚本だ。 センスもロジックも、マシなせりふのひとつもない。 確かに、記憶に残るせりふがないではない。 だが、悪いほうだ。 例えば、次のようなせりふがある。 「動物の交尾、知ってる?」 こんなアホな会話に、誰がとまどうだろうか? 「動物の交尾?」 世界には多くの昆虫がいる。 彼らが地球上で最もロマンティックな生き物なのか? マドンナは、20世紀で最も有名な女性アイドルである。 だが、彼女は女優ではない。 この映画で2番目に悪い点は、その彼女の演技である。 あまりに悪すぎて、尊敬すべき他の役者たち、 Archer、Moore、Defoe、Prochnow らが 彼女のレベルまで落ちてしまっている。 まさに過去最低の法廷ドラマだ。 オトーサン、 「裸の演技かぁ」 よく新進女優が裸にされて、泣いた話を耳にします。 マドンナの場合、ここまでやらないと 女優と認めてもらえないわけでもないと思いますが、 「魔性の女」を演じるというので、 自分から脱いだのでしょう。 大間違いです。 「やはり、演技力そのものを磨かなくては...」


夏休みのレモネード

オトーサン、 長袖に手を通して、 「もう夏も終わりか。暑かったなぁ」 行く夏を惜しんで、レモネードでも飲みましょうか。 原題:Stolen Summer (2002) 監督・脚本:Pete Jones Genre: Drama Rated PG for thematic elements and language. 上映時間;91分 あらすじ; ピートは、8歳の少年。 1970年代半ばのシカゴ郊外に住んでいた。 通っているカソリックの学校が夏休みに入る。 悪戯好きのピートは、修道女に呼び出されて、 悪魔の道ではなく、主の道を歩めと警告される。 これを真面目に受け取り過ぎたのか、 ピートは、夏休み中に誰かを天国に送ってあげようと心に誓う。 カソリックのみが天国に行ける唯一の道と教えられているので、 ユダヤ人をカソリックに転向させようとする。 その候補者を探そうと、近所のユダヤ教会を訪れる。 そこで、ラビに出会う。 ラビは、ユーモアを交え、ピートの疑問に答えてくれた。 ラビの息子ダニーに出会い、同い年なので親しくなる。 だが、ダニーは白血病。死ぬ運命にあった。 ピートは、ダニーこそ改宗に最も向いていると思う。 ピートの教会の牧師が、天国の門をくぐるには、 試練を乗り越えねばならぬという。 そこで、魂を鍛えるための10の課題をつくり、 ダニーのトレーニングを開始する。 ピートの両親ジョーとマーガレットは、 息子の試みを快く思っていなかったが、 ラビと深く知りあうにつれて、 子育ての過程で起こるさまざまな思いがけない試練を 共有するようになる。 出演者; Adiel Stein .... Pete O'Malley(ピート) Aidan Quinn .... Joe O'Malley (ジョー) Bonnie Hunt .... Margaret O'Malley (マーガレット) Kevin Pollak .... Rabbi Jacobsen(ラビ) オトーサン、 「演技は、4人とも、まあまあの出来だ」 子役のピートの経歴は出ていなかったので、 助演陣3人の経歴をご紹介しましょう。 3人とも、中堅どころです。 「ベートーベン」シリーズも、そうでしたが、 ボニーハントが、やはり母親役が得意ですねえ。 AIDAN QUINN  アイダン・クイン 誕生日 1959/3/8 出身 米イリノイ州シカゴ アイルランド移民の子で、両親と共に一時は祖国に渡るが、 19歳の時シカゴに戻る。 映画は「俺たちの明日」でデビュー。 活躍度 ○→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1984年「俺たちの明日」 1985年「マドンナのスーザンを探して」 1986年「ミッション」 1987年「張り込み」 1988年「クルーソー」 1990年「侍女の物語」「わが心のボルチモア」      「狙われた証言」 1992年「トゥルーラブ」 1993年「妹の恋人」 1994年「瞳が忘れない/ブリンク」「フランケンシュタイン」      「レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い」 1995年「ヘンリエッタに降る星」「月下の恋」「ホーンテッド」 1996年「アル・パチーノのリチャードを探して」      「マイケル・コリンズ」 1997年「アサインメント」「シンプル・ウィッシュ」      「フェアリー・グッドマザー」「コマンドメンツ」 1998年「ブレークアップ」「シップ・オブ・フールズ」      「プラクティカル・マジック」◆      「フィオナが恋していた頃」◇      「イン・ドリームス 殺意の森」◆ 1999年「ミュージック・オブ・ハート」◆ 2000年「歌追い人」 2001年「夏休みのレモネード」 BONNIE HUNT  ボニー・ハント 誕生日 1964/9/22 出身 米イリノイ州シカゴ 高校卒業後、シカゴの大学病院で看護婦として働いていたが、 女優になるため、地元の劇団セカンド・シティに入団。 88年「レインマン」のウェイトレス役で映画デビュー。 「ベートーベン」シリーズの母親役が有名。 2000年「この胸のときめき」で監督としてもデビューを飾る。 活躍度 △→ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1988年「レインマン」デビュー 1992年「ベートーベン」 1993年「ベートーベン2」「デーブ」 1994年「オンリー・ユー」 1995年「ジュマンジ」 1996年「ザ・エージェント」 1998年「バグズ・ライフ」(声) 1999年「ランダム・ハーツ」「グリーンマイル」 2000年「この胸のときめき」 2001年「モンスターズ・インク」(声) 2002年「夏休みのレモネード」 KEVIN POLLAK  ケビン・ポラック 誕生日 1958/10/30 出身 米カリフォルニア州サンフランシスコ サンフランシスコでスタンダップ・コメディアンとしてデビュー。 82年に国際コメディ・コンテストで第2位となり、 ロサンゼルスに移る。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1988年「ウィロー」 1990年「わが心のボルチモア」 1991年「リコシェ/炎の銃弾」「L.A.ストーリー」 1992年「ア・フュー・グッドメン」 1993年「インディアン・サマー」 1994年「ラブリー・オールドメン」 1995年「マイアミ・ラプソディー」「ユージュアル・サスペクツ」      「カジノ」 1996年「パーフェクト・ファミリー」 1998年「バッファロー’66」 1999年「エンド・オブ・デイズ」◆「シーズ・オール・ザット」◆      「楽してゲット!!」 2000年「隣のヒットマン」◆ 2001年「ウェディング・プランナー」「ドクター・ドリトル2」      「スコーピオン」 2002年「夏休みのレモネード」「プリティ・ダンク」 その他の出演者: Brian Dennehy .... Father Kelly Eddie Kaye Thomas .... Patrick O'Malley Mike Weinberg .... Danny Jacobsen rest of cast listed alphabetically Annabel Armour .... Smoking Woman Amara Balthrop-Lewis .... Carly Etel Billig .... Esther John Connolly .... Roger O'Malley David Costabile .... Doctor Lisa Dodson .... Mrs. Jacobsen Frank Fowle .... Bobby Howard Friedland .... Jeffrey Jacobsen Dana Lynne Gilhooley .... Annie Kate Hendrickson .... Nancy Martin Hughes .... Jimmy Kristie Kelley .... Mary O'Malley Ryan Kelley .... Seamus O'Malley Blake Leverence .... Tommy O'Malley Lindsay Light .... Katie O'Malley Will Malnati .... Eddie O'Malley Joseph Martinez-McWhorter .... Kevin Peggy Roeder .... Nun John Sierros .... Jack User Rating: 6.1/10 (654 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものだろうなぁ」 シカゴのひとは、地元が舞台なので、 いいスコアをつけるでしょう。 User Comments: gooseswanさん Chicago 2004年2月23日 南シカゴの純真な子供 この映画、上出来だ。 Pete Jones監督は、幸せ者だ。 よく知られた俳優たち、 Bonnie Hunt、Aidan Quinn、Kevin Pollak、そしてBrian Dennehyが 好演してくれたのだから。 この映画は、子供の目を通して カソリックとユダヤ教のちがいを描いている。 主人公の子供は、ユダヤ人の子供を天国に行けるようにと挑戦する。 物語は、1970年代の南シカゴ。 昔、そこで育ったので、 当時のホワイト・ソックスの話が懐かしかった。 全体に、描き方は正確だったが、地味だった。 8歳の子供が、人生の複雑さに触れるというストーリーは、 いいアイディアだ。 筋書きに、驚きが欠けているのが残念だった。. オトーサン、 「この脚本、視点が、断然いい!」 何でも、ベン・アフレックとマット・デイモンが、 自分たちに続く新人を探そうと企画して、 募集した1万2000本の脚本のなかから、 グランプリに選んだものを映画化したそうです。 少年の視点で、宗教問題を描くなんて、 想像もできない新しいアイディアでした。 無宗教の日本人には、なじめないテーマですが、 子供の目から語られていたので、目からウロコ。 大変、お勉強になりました。


恋人よ帰れ!我が胸に

オトーサン、 「おお、何と昔懐かしい響きのことよ!」 いまの若いひとには、こんな感覚はないかもね。 抱擁なんか序の口、セックスや同棲が当たり前では。 原題:The Fortune Cookie (1966) 監督:Billy Wilder 脚本:I.A.L. Diamond / Billy Wilder Genre: Comedy / Drama / Romance (more) Color: Black and White 上映時間:125分 あらすじ: カメラマンのハリーは、 フットボールの試合を撮影中。 ボールを追いかけてきた選手に体当たりされ、意識不明。 義理の兄ウィリーは、事故漁りの悪徳弁護士だった。 ハリーが入院すると、早速、訴訟を起こす。 軽い脳震盪から覚めたハリーは、反対するが、 別れた妻が見舞いにくるといわれて気が変わる。 背骨に重大な損傷を受けたフリをするが、 そのせいで、加害者の選手、ブーンブーンが 強いストレスを感じていたことに気づく。 出演者: Jack Lemmon .... Harry Hinkle (ハリー) Walter Matthau .... Willie Gingrich (ウィリー) Ron Rich .... Luther 'Boom Boom' Jackson (ブーンブーン) オトーサン、 「この凸凹コンビ、いいなぁ」 軽妙なジャック・レモンと アクの強いウォルター・マッソーの組み合わせが絶妙です。 配役の妙とは、まさに、こういうことでは。 JACK LEMMON  ジャック・レモン 誕生日 1925/2/8-2001/6/27 出身 米マサチューセッツ州ボストン 出演作 1955年「私の夫は二人いる」「ミスタア・ロバーツ」 1956年「夜の乗合自動車」 1957年「海の荒くれ」 1958年「カウボーイ」「媚薬」 1959年「お熱いのがお好き」 1960年「南太平洋ボロ船作戦」「アパートの鍵貸します」「ペペ」 1962年「悪名高き女」「酒とバラの日々」 1963年「あなただけ今晩は」「ヤムヤム・ガール」 1964年「ちょっとご主人貸して」「女房の殺し方教えます」 1965年「グレート・レース」 1966年「恋人よ帰れ!わが胸に」 1968年「おかしな二人」 1969年「幸せはパリで」 1970年「おかしな夫婦」 1971年「コッチおじさん」 1972年「おかしな関係/絶体絶命」「お熱い夜をあなたに」 1973年「セーブ・ザ・タイガー」 1974年「フロント・ページ」 1975年「放浪紳士チャーリー」(ナ) 1976年「寄席芸人」(TM) 1977年「エアポート’77/バミューダからの脱出」 1979年「チャイナ・シンドローム」 1980年「マイ・ハート マイ・ラブ」 1981年「バディ・バディ」 1982年「ミッシング」 1984年「青春の祈り・司祭への道」 1985年「マカロニ」 1988年「七十年目の審判」(TM) 1989年「晩秋」 1991年「JFK」 1992年「摩天楼を夢見て」「ザ・プレイヤー」      「大富豪、大貧民」(TM)「チャーリー」 1993年「黄昏のブロードウェイ/ライフ・イン・ザ・シアター」 1994年「ラブリー・オールドメン」「ショーツ・カッツ」 1995年「グラスハープ 草の竪琴」 1996年「ラブリー・オールドメン釣り大将LOVELOVE日記」      「ハムレット」      「元大統領危機一髪/プレジデント・クライシス」      「あやしい奴ら」 1997年「カリブは最高!」「12人の怒れる男」(TM) 1998年「おかしな二人2」 1999年「風の行方」(TM)「モリー先生との火曜日」(TM) 2000年「バガー・ヴァンスの伝説」 WALTER MATTHAU  ウォルター・マッソー 誕生日 1920/10/1-2000/7/1 出身 米ニューヨーク 出演作 1955年「ケンタッキー人」「赤い砦」 1956年「群衆の中の一つの顔」「黒い報酬」 1958年「水兵さんには暇がない」「闇に響く声」 1960年「逢う時はいつも他人」 1962年「脱獄」「浮気の計算書」 1963年「シャレード」 1964年「さよならチャーリー」「未知への非行」 1965年「蜃気楼」 1966年「恋人よ帰れ!我が胸に」「プレイラブ48章」 1968年「おかしな二人」「キャンディ」 1969年「ハロー・ドーリー!」「サボテンの花」 1971年「おかしな求婚」「おかしなホテル」「コッチおじさん」 1973年「おかしな結婚」「突破口!」「マシンガン・パニック」 1974年「サブウェイ・パニック」「大地震」「フロント・ページ」 1975年「ニール・サイモンのサンシャイン・ボーイズ」      「放浪紳士チャーリー」(ナ) 1976年「がんばれ!ベアーズ」 1978年「すばらしき仲間たち」「カリフォルニア・スイート」 1979年「ホップスコッチ」 1981年「バディ・バディ」 1982年「わたしは女優志願」 1983年「大奮戦サバイバル特訓」 1985年「映画の作り方教えます」 1986年「ポランスキーのパイレーツ」 1988年「カウチ・トリップ」 1991年「JFK」「わんぱくデニス」 1994年「星に想いを」「ラブリー・オールドメン」 1995年「ラブリー・オールドメン釣り大将LOVELOVE日記」 1996年「I'M NOT RAPPAPORT」「グラス・ハープ」 1997年「カリブは最高!」 1998年「おかしな二人2」 2000年「電話で抱きしめて」 その他の出演者: Judi West .... Sandy Hinkle Cliff Osmond .... Purkey Lurene Tuttle .... Mother Hinkle Harry Holcombe .... O'Brien Les Tremayne .... Thompson Lauren Gilbert .... Kincaid Marge Redmond .... Charlotte Gingrich Noam Pitlik .... Max Harry Davis .... Dr. Krugman Ann Shoemaker .... Sister Veronica Maryesther Denver .... Ferret-faced Nurse Ned Glass .... Doc Schindler User Rating: 7.4/10 (1,219 votes) オトーサン、 「高いなあ」 User Comments: petermaxieさん Los Angeles 2000年4月8日 時代を超えたすばらしい映画、見逃すなかれ! 私は、ウォルター・マッソーが大好きだ。 スクリーンを彩る喜劇役者として最高のひとりだ。 ユダヤ人の苦情を笑いに変えてしまう力量は、生来のものだろう。 (ウディ・アレンもそうだが) そして、レモンは、勿論、完璧な引き立て役だ。 なぜ、彼らが"The Odd Couple"といわれるかが分かる。 ハリウッド屈指の映画人である ビリー・ワイルダーとジャック・レモンとマッソー この3人が力をあわせれば、向かうところ敵なし。 レモンとマッソーの息の合ったコメディの雰囲気を味わおう。 ワイルダーの脚本の知的なユーモアも味わおう。 いい映画、物語や音楽を作るものにとっては、 そうした努力は、常にある種の実験である。 それまでにやってきたことを破壊し続ければ、 最後に大きな機会が訪れる。 そう、マッソーは海千山千の弁護士で、 レモンは、愛に飢えているドジな奴、 そういう公式をあてはめれば、ヒットする。 これは古典映画のなかの勝利者! ハリウッドのコメディで、これを凌駕できるものはない。 その理由は? ダーク・コメディの歴史を学ぶとよい。 それは、ワイルドにはじまり、 この映画のワイルダーに引き継がれている。 どんな形の風刺であれ、それ以降書かれたものは、 こうしたコメディの傑作におんぶしている。 オトーサン、 「さすが、ビリー・ワイルダー監督!」 1966年の映画ですが、 その都会的なセンスは、少しも古さを感じません。 BILLY WILDER  ビリー・ワイルダー 誕生日 1906/6/22-2002/3/27 出身 オーストリア・ウィーン 監督作 1943年「熱砂の秘密」 1944年「深夜の告白」 1945年「失われた週末」 1948年「皇帝円舞曲」 1950年「サンセット大通り」 1951年「地獄の英雄」 1953年「第十七捕虜収容所」 1954年「麗しのサブリナ」 1955年「七年目の浮気」 1957年「昼下りの情事」「翼よ!あれが巴里の灯だ」 1958年「情婦」 1959年「お熱いのがお好き」 1960年「アパートの鍵貸します」 1961年「ワン・ツー・スリー」 1963年「あなただけ今晩は」 1964年「ねえ!キスしてよ」 1966年「恋人よ帰れ!わが胸に」 1970年「シャーロック・ホームズの冒険」 1972年「お熱い夜をあなたに」 1974年「フロント・ページ」 1978年「悲愁」 1981年「新・おかしな二人 バディ・バディ」 次に、IMDB。 「アパートの鍵貸します 503」で、 翻訳しましたが、再録しましょう。 長文を覚悟して読んでください。 数少ない生まれながらの脚本家・監督。 ウイーン生まれで、アメリカ魂をよく研究したひと。 ウィーンで記者をし、業務命令でベルリンに移った。 以前から映画に魅せられていたので、 "People on Sunday"(1929) の脚本を書いた。 Robert Siodmak, Edgar Ulmer, Fred Zinnemann が同僚だった。 脚本家に転じて、多くのドイツの映画に取り組んだ。 「エミールと探偵たち」(1931)が成功した。 だが、ヒットラーの台頭で、短期間、パリに逃がれ、 "Mauvaise Graine"(1933)を共同監督した。 その後、メキシコ経由で、ハリウッドに落ち着いた。 スタジオで仕事を得るために必要なので、 英語を勉強したが、アクセントが下手で、習得には時間がかかった。 1937年、最初の物語をパラマウントに売った。 それがきっかけとなって、 翌年、憧れていた Ernst Lubitsch 監督のために 脚本を書くことができた。 "Bluebeard's Eighth Wife" (1938)では、 都会派の Charles Brackettとコンビを組んだ。 これがうまくいったので、 パラマウントは、次々と仕事を与えることになる。 まず、"mundane" (1939)、 そして"Ninotchka" (1939)と「白雪姫と7人の小人」(1941)である。 この2つの台本は、オスカーにノミネートされた。 彼らの脚本は、いつも機知に富んで、洗練されていた。 だが、ワイルダーはせっかくの台本が、 監督たち、特に、Mitchell Leisen に台無しにされるのが悔しかった。 同じことを感じた仲間の脚本家 Preston Sturges が、 パラマウントを説得し、自分の台本で監督して大成功を収めた。 これを見たワイルダーは、同じやり方を続けるように働きかけて、 スタジオの同意を取りつけた。 そして、しゃれたコメディ"The Major and the Minor" (1942)で、 幸先のいいデビューを飾った。 機知に富んだ戦争映画「熱砂の秘密」(1942)が、それに続いた。 ワイルダーは、レイモンド・チャンドラーと組んで 古典的なフィルム・ノワール「深夜の告白」(1944)を撮り、 脚本賞と監督賞にノミネートされた。 また、チーム・プロデューサーになったブラケットと組んで、 アル中を描いた「失われた週末」(1945)を撮った。 この映画は、最優秀脚本賞と最優秀監督賞をとり、 最優秀作品賞と最優秀男優賞(レイ・ミランド)も獲得した。 かれは、ヴィジュアル・スタイリストではなかったが、 この映画で、印象に残るイメージを作り出した。 NYの路上でミランドが撃たれるシーンを、 隠しカメラで撮ったのである。 このとき、ハリウッドの伝統の一角が崩れた。 第二次世界大戦では、ベルリンで米国陸軍に従軍した。 その後、ワイルダーは、何とコメディ風に戦後の都市を描写した "A Foreign Affair"(1948)を撮って、最優秀脚本賞にノミネートされた。 また、ビング・クロスビーのために風刺劇「皇帝円舞曲」(1948)も撮った。 彼は、Brackett と最後の共同監督作品 「サンセット大通り」(1950)を撮った。 これは、ハリウッドを皮肉った素晴らしいブラック・コメディで、 年老いた自己欺瞞の無声映画スターと 自暴自棄な若いライターの交流を描いた物語だった。 伝えられるところによれば、 MGMの大立者、ルイス.B.メイヤーは、 ワイルダーにTinseltown の暗い側面を劇的に表現するよう迫ったが、 他の人たちが、このままのほうが傑作だと反対したといわれる。 この作品で、最優秀脚本賞と最優秀監督賞を受賞した。 最初の単独監督映画は、「地獄の英雄」(1951)で、 悲劇を冷淡にもフルに利用している記者を皮肉った物語だった。 観客には受けなかったが、最優秀脚本賞にノミネートされた。 ワイルダーは、その失敗にこりて、大ヒットした舞台の脚本化に励んだ。 迫力ある戦後ドラマ「第十七捕虜収容所」(1953)は、 オスカーにノミネートされ、 魅力的でロマンチックなコメディー「サブリナ」(1954)も、 最優秀脚本賞と最優秀監督賞にノミネートされた。 セクシー・コメディ「七年目の浮気」(1955)には、 はじめて、マリリン・モンローが登場する。 次に、2つの挑戦的な映画を撮って成功した。 「翼よ!あれが巴里の灯だ」(1957)では、 チャールズ・リンドバーグの閉所恐怖症的な飛行の悲劇を表現し、 「情婦」(1957)では、アガサ・クリスティの法廷劇を映画化し、 最優秀監督賞にノミネートされた。 彼は、また新しい協力者 I.A.ダイヤモンドと出遭った。 最初の共同作業の成果が、 Lubitsch風の5月から12月にかけてのロマンス、 「昼下りの情事」(1957)だった。 また一対の名作を生み出した。 「お熱いのがお好き」(1959)は、 女装したジャック・レモンとトニー・カーティスが マリリン・モンローと共に 全員女性のオーケストラに加わるという設定の愉快なパロディである。 これは、最優秀監督賞と最優秀脚本賞にノミネートされた。 そして、才知溢れる喜劇「アパートの鍵貸します」 (1960)で、 最優秀作品賞と最優秀監督賞と最優秀脚本賞を獲得した。 まさに、この作品で、ワイルダーは、 ジャック・レモンに、正真正銘の"フツーのひと"を発見したのである。 ワイルダーは、もう一度ベルリンに戻って、 ジェームス・キャグニーを起用して、 早いテンポのコメディ「ワン・ツー・スリー」(1961)を撮り、 舞台のヒット作「あなただけ今晩は」(1963)を脚色して、 「アパートの鍵貸します」のレモンとマクレーンを再起用した。 "Ace in the Hole"以来、 ワイルダーの映画では、皮肉が巾をきかせていたが、 次作「ねえ!キスしてよ」(1964)もそうだった。 この作品では、何とかして成功したい自称作詞者が、 ポピュラーシンガーを味方にするために、妻まで提供する。 しかし、この作品はマスコミの集中攻撃を浴び、 ハリウッドの同僚たちの感情も害してしまった。 そこで、インタビューで"godfathers and pallbearers" リストに戻って まもなく人気が高い映画を作ることになるだろうと述べた。 かれは「恋人よ帰れ!わが胸に」(1966)で、この約束を果たした。 この作品は、みんなに受け入れられる程度の冷笑的なコメディで、 オスカー俳優、ウォルター・マッソーに悪徳弁護士を演じさせている。 この脚本も、また、オスカーにノミネートされた。 1970年代はワイルダーにとって、困難な10年間だった。 イギリスで製作した「シャーロック・ホームズの冒険」(1970)は、 プレビューで不評だったので、 上映前に1つのエピソードがカットされてしまった。 批評家も観客も、 「お熱い夜をあなたに」(1972)に対しては無関心だったのだ! この作品には、ジャック・レモンが出演しており、 過小評価されているロマンチックなコメディだった。 ワイルダーとダイヤモンドは、 「フロント・ページ」(1974)で、ヒットを狙った。 これは、ジャック・レモンとマッソーの主演で、 カラフルなリメイク作品である。 脚本の大部分は、Hecht MacArthur のオリジナルに基づいていたものの、 そこには、多くのワイルダーとダイヤモンドならではの特徴が見られ、 「アメリカン・グラフティ」に触発されたエピローグが見られる。 「新しい」ハリウッドでは、 ワイルダーが新作を作ることはますます難しくなっていった。 そして、4年後、「悲愁」(1978)が上映された。 引退した伝説の女優グレタ・ガルボを描いた Thomas Tryon の原作を脚色したもので、 本物のガルボに出演を依頼したが、不調に終わって、 ヨーロッパの若い女優 Marthe Keller で我慢しなければならなかった。 しかし、主演俳優にウィリアム・ホールデンを起用したので、 多くの批評家が、これは「サンセット大通りの」続編であると考えた。 ああ、それは、あまり良い作品ではなかったのだ。 彼とダイヤモンドは、もう一度挑戦して、 フランス喜劇を脚色し、レモンとマッソーのコンビで、 「新・おかしな二人 バディ・バディ」(1981)を撮った。 控え目に言っても、評判はよくなかった。 口の悪い批評家たちは、もうワイルダーは終わりだと言った。 ワイルダーは、引退して、その有名なアート・コレクションに専念した。 部屋中には数々の賞とトロフィーが飾られていた。 アカデミーの Thalberg 賞、 アメリカ作家組合及びアメリカ監督組合の生涯名誉賞 アメリカン・フィルム・インスティチュートの生涯業績賞などである。 そして、自叙伝に取り組んだ。 引退後も、彼は、機知に富んだハリウッドの観察者だった。 もはや、ハリウッドは、彼に新作を期待しなかったが、 その25年に及ぶ全盛期の素晴らしい映画を称賛しつづけている。


潜行者

オトーサン、 「冴えない邦題だなぁ」 この映画が、あの「カサブランカ」の ハンフリー・ボガート主演とは、思いもよりませんでした。 共演者は、美女ローレン・バコール。 ご存知ですか? ボガートの愛妻なんですよ。 彼女のために、選びに選んだ作品なのです。 原題:Dark Passage (1947) 監督:Delmer Daves 原作;David Goodis 脚本:Delmer Daves Genre: Crime / Drama / Film-Noir / Thriller / Romance 上映時間:106分 あらすじ: ボガートは、妻を殺した容疑で有罪判決を下され、 無実を証明するために脱獄した男を演じる。 自分がよく知られていることを知って、 不法な整形手術に踏みきる。 映画の前半は、ボガートの視点で撮られており、 逃亡者のゆれる思いがよく出ている。 彼の窮状に同情した若い女流画家の家で、 手術からの回復を待つが、その間に彼女を好きになる。 だが、彼が追い求めていたのは、愛よりも復讐だった。 出演者: Humphrey Bogart .... Vincent Parry(ビンセント) Lauren Bacall .... Irene Jansen (アイリーン) Agnes Moorehead .... Madge Rapf(マッジ) オトーサン、 「最高のカップルだ!」 ボガート(愛称、ボギー)は、いつものスタイル。 その渋い演技が何ともいえません。 2人の経歴をみたら、ボガートはもう亡くなっていて、 バコールは、80歳で健在。 キッドマン主演の「ドッグイヴィル」に出ていたことを: 発見しました。 HUMPHREY BOGART  ハンフリー・ボガート 誕生日 1899/1/23-1957/1/14 出身 米ニューヨーク 出演作 1920年「誘惑の人生」 1930年「哄笑の世界」「河上の別荘」 1931年「肉と霊」「各国の女」「モダーン西部王」 1932年「舗道の三人女」 1936年「化石の森」「弾丸か投票か!」「太平洋横断機」 1937年「黒の秘密」「札つき女」「倒れるまで」      「デッドエンド」「身替り花形」 1938年「犯罪博士」「汚れた顔の天使」      「少年院」「夜までドライブ」 1939年「オクラホマ・キッド」「愛の勝利」「彼奴は顔役だ!」      「前科者」「脱獄者の報酬」 1940年「ヴァジニアの決闘」「ニューヨークの顔役」      「夜までドライブ」 1941年「ハイ・シエラ」「マルタの鷹」 1942年「追憶の女」 1943年「カサブランカ」「北大西洋」「サハラ戦車隊」 1944年「渡洋爆撃隊」「脱出」 1945年「追求」 1946年「三つ数えろ」 1947年「大いなる別れ」「第二の妻」「潜行者」 1948年「黄金」「キー・ラーゴ」 1949年「暗黒への転落」「東京ジョー」 1950年「孤独な場所で」「大空への挑戦」 1951年「脅迫者」「モロッコ慕情」「アフリカの女王」 1952年「デッドラインU.S.A.」「パリ島珍道中」 1954年「悪魔をやっつけろ」「ケイン号の叛乱」      「麗しのサブリナ」「裸足の伯爵夫人」 1955年「俺たちは天使じゃない」「必死の逃亡者」 1956年「殴られる男」 1972年「ボギー!俺も男だ」 LAUREN BACALL  ローレン・バコール 誕生日 1924/9/16 出身 米ニューヨーク州ニューヨーク 活躍度 △→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1944年「脱出」 1945年「密使」 1946年「三つ数えろ」 1947年「潜行者」 1948年「キー・ラーゴ」 1950年「情熱の狂想曲」「燃えつきた欲望」 1953年「百万長者と結婚する方法」 1954年「ニューヨークの女達」 1955年「中共脱出」「蜘蛛の巣」 1956年「風と共に散る」 1957年「バラの肌着」 1958年「愛の贈物」 1959年「北西戦線」 1964年「求婚専科」「残虐療法」 1966年「動く標的」 1974年「オリエント急行殺人事件」 1976年「ラスト・シューティスト」 1981年「殺しのファンレター」 1987年「ハリウッドからの遺言」 1988年「死海殺人事件」「ヒューストン・アンソロジー」      「ミスター・ノース/風をはこんだ男」 1989年「身代わりの樹」 1990年「ミザリー」 1991年「クリスマスに万歳!」 1993年「ノルマンディーの黄昏」「愛のポートレイト」 1995年「プレタポルテ」「サーチ&デストロイ」 1996年「マンハッタン・ラプソディ」「ボギーと呼ばれた男」      「元大統領危機一髪 プレジデント・クライシス」 2003年「ドッグヴィル」 その他の出演者: Bruce Bennett .... Bob Tom D'Andrea .... Cabby (Sam) Clifton Young .... Baker Douglas Kennedy .... Detective Rory Mallinson .... George Fellsinger Houseley Stevenson .... Dr. Walter Coley User Rating: 7.3/10 (1,147 votes) オトーサン、 「高いスコアだ」 User Comments: Neil Doyle さん Elmhurst, NY 2001年4月24日 ボガート熱演... 妻を殺した奴を探して! 1940年代後半は、フィルム・ノワールの全盛期だった。 この映画は、ボギーの傑作である。 だが、実際のところ、難しい演技を強いられたのは、 ローレン・バコ−ルだった。 というのも、ボギーが、映画の最初の部分では、 包帯に包まれていたからである。 カメラは、彼の面倒をみている彼女の姿を追う。 自信に満ちたくつろいだ様子でのせりふが続く。 この点で、この映画は、'Lady in the Lake'よりも、 カメラの使い方では勝っている。 長い女優としてのキャリアのなかで、 これは、いい演技に属する。 筋書きは、ご存知の「逃亡者」の下書きのようだ。 逃亡中の男が、妻を殺した奴を探して、警察の追跡を逃れる。 Delmer Davesは、サンフランシスコを舞台に、鮮やかな監督術を見せた。 助演陣もすばらしかった。 おいしい役をもらったのは、Agnes Mooreheadだった。 ボギーを相手に、罪の意識にさいなまれる役を演じるのだから。 これは、ボギー・フアンのためにつくられた 魅力的なフィルム・ノワールである。 --傑作ではないが、よく出来ている。 オトーサン、 「何年前だったかなぁ、どこだったかなぁ?」 海外でドライブしていたとき、 昼食に立ち寄ったレストランの名前がボガートでした。 彼のフアンが経営していたのか、 あるいは、彼の名前をつけると商売繁盛と踏んだのか、 いすれにせよ、ボギーって人気者なんだと思いました。 この映画、高い出演料を払ったボギーがまともに出るのは、 3分の1しかないという贅沢なつくりかたをしています。 だから、彼がまともに顔を見せると、 「待ってました!」とあいなるのです。


陽気な踊り子 / アメリカン・ドリーム

オトーサン、 「キャプラ、第2弾だ」 昨日見た「我が家の楽園」は、1938年の映画。 オトーサンが生まれた年のものです。 今日の映画は、何と1928年。いまから76年前のもの。 カラーでないのは、当然ですが、無声映画なのです。 「...でも、これが実にいいんだなぁ」 原題:The Matinee Idol (1928) 監督:Frank Capra 原作:Robert Lord / Ernest Pagano 脚色:Elmer Harris / Peter Milne Genre: Comedy Runtime: 60 min Country: USA Color: Black and White Sound Mix: Silent 上映時間:60分 あらすじ: 舞台劇のアイドルで、 黒塗りの顔で有名なコメディアン、ドンが、 お追従から逃れるために、町を出る。 ハリーと名乗るが、縁あって旅芸人の一団に加わり、 そこで、ジンジャーと恋に落ちる。 彼女は、一団を率いており、 南北戦争をテーマにした舞台劇の主演女優でもある。 ドンのプロデューサーが、その舞台を見て、 喜劇の傑作だ、ブロードウェイに向いていると思う。 だが、ジンジャーが演じると、皆が高笑い。 頭にきた彼女は、ドンを許せるだろうか? 出演者: Bessie Love .... Ginger Bolivar(ジンジャー) Johnnie Walker .... Don Wilson, Harry Mann(ドン) Lionel Belmore .... Jasper Bolivar(ジャスパー) オトーサン、 「この女優さん、チビだなぁ」 身長152cmだそうですが、 いまどき、こんな背の低い女優さんは、いないのでは? でも、チビだって、歴史に名を残せるのです。 アテネ五輪女子マラソン優勝の野口みずきさんのように。 彼女、150cmですよね。 BESSIE LOVE  ベッシー・ラヴ 誕生日 1898/9/10- 1986/4/26 出身 米ワシントンDC 「ブロードウェイ・メロディー」で アカデミー主演女優賞にノミネート。 出演作 1915年「國民の創生」 1916年「ドーグラスの奮闘」「善良なる悪人」「バンチの奇傑」      「飛行水雷」「イントレランス」 1917年「貧民の娘」 1920年「恋は下手でも」 1921年「海上の猛獅子」「スワンブ」「飛行女賊」 1922年「桜咲く頃」「村の鍛冶屋」「鎧袖一触」「闇に踊る」      「朱色の画筆」 1923年「青春の血に燃えて」「聖者エルモ」「人類の破滅」 1924年「ダイナマイト・スミス」「大地の救ひ」 1925年「本町通りの王様」「絶壁に戦ふ」 「情焔の曲」「ロスト・ワールド」 1926年「歌へ!踊れ!」 1927年「陸軍士官学校」 1928年「君を尋ねて三千里」「瞳を刺す足」「陽気な踊子」 1929年「野心満々」「ハリウッド・レヴュー」 「ブロードウェイ・メロディー」 1930年「禁酒天国」 1954年「裸足の伯爵夫人」 1956年「光は愛とともに」 1961年「ローマの哀愁」「女になる季節」 1966年「のぞき」 1967年「明日に賭ける」 1968年「裸足のイサドラ」 1969年「女王陛下の007」 1971年「マーベリックの黄金」「日曜日は別れの時」 1974年「悪魔の生物教師」 1975年「ドーターズ・オブ・ドラキュラ/吸血淫乱姉妹」 1981年「レッズ」「ラグタイム」 1982年「チャタレイ夫人の恋人」 1983年「ハンガー」 その他の出演者: Ernest Hilliard .... Arnold Wingate David Mir .... Eric Barrymaine Sidney D'Albrook .... J. Madison Wilberforce (uncredited) Sidney Bracey .... (uncredited) Mary Gordon .... (uncredited) User Rating: 7.3/10 (49 votes) オトーサン、 「高いスコアだ。けど、見ているひとが少ないなぁ」 いまどき無声映画を見るひとなんていないのでしょう。 話題ばかり先行している現代映画より、ずっと面白いのにねぇ。 人間性は、100年かそこらじゃ、変わらないのです。 User Comments: David Atfieldさん Canberra, Australia 2001年11月23日 真の傑作 この映画、すばらしいコメディだ。 いや、それ以上のケッサクだ。 この映画をみると、フランク・キャプラが、 後年、傑作を放つだろうと予見できる。 彼の映画は、コメディとドラマを ユニークかつ見事にミックスしたものである。 そして、現実世界のなかにあるリアルな人物を創造するのだ。 愛らしく、かつ残酷な。 多くのブロードウェイの製作者たちが、 地方劇団を起用して失敗する。 それもそのはず、ほんとう下手だからだ。 そこで、彼らは、思いつく。 連中にブロードウェイで演じさせれば、 NYの洗練された観客たちは、さぞかし大笑いするだろう。 その結果は、われわれにとっても、おかしい。 だが、キャプラは、 観客の笑いを必死に止めようとする 役者たちの姿に、われわれが感情移入するように仕向ける。 すばらしいスタッフたちだ。 ベッシー・ラヴのすばらしい演技は、 この悲喜劇成功のキーである。 ジョニー・ウォーカーは、ブロードウェイのスターで、 恋に落ちる男を好演している。 キャプラは、この初期の映画で、 細部にまで気を配り、人間性をよく理解するという 後期の映画の特徴をすでに示している。 田舎の観客たちを見れば分かる。 彼らは、素直にステキなひとたちとして描かれている。 滑稽な連中かもしれない。、 だが、リアルなのだ。 この映画で、Harry Langdonをどう描いたかをみれば、 それがよく分かるはずだ。 キャプラは、確かに巨匠である。 このすばらしい無声映画は、彼の天才を証言している。 見て確かめるといい。 オトーサン、 「この愛らしい女優さんの一生は、 そのまま、銀幕史でもあるんだ!」 彼女が初出演した「国民の創生」は、 映画のはじまりを告げる記念碑的作品ですし、 「裸足の伯爵夫人」も、 「女王陛下の007」も、 「チャタレイ夫人の恋人」も、 戦後映画を代表する作品ですよね。 彼女に興味を抱かれた方は、 以下のIMDBの経歴紹介をご一読ください。 また翻訳しません。 今回の言い訳は、夏バテのせいでなく、 8月末の引越しを控えて、何かと忙しいためです。、 Bessie Love was born in Texas. Her cowboy father moved the family to Hollywood where he became a chiropractor. As the family need money, Bessie's mother sent her to Biograph films hoping that she would become an actress. D.W. Griffith saw that she was pretty and had some acting talent, so she did some work in various films. Griffith gave her a small part in _Intolerance (1916)_ . Bessie became popular with audiences and worked with Douglas Fairbanks in Reggie Mixes In (1916) and William S. Hart in Aryan, The (1916). She then moved to Vitagraph and starred in a number of comedy-dramas. In the 1920's she continued to act in more mature roles, such as Those Who Dance (1924) and also began acting on the stage. She performed the first screen Charleston in King on Main Street, The (1925), and gave one of her best performances in Cecil B. DeMille's lavish Dress Parade (1927). When sound movies came into vogue, she made a number of them and received an Academy Award nomination for Broadway Melody, The (1929). But by 1931, he career was over. She moved to England in 1935 and entertained the troops during World War II. By the fifties, she started playing small roles in movies such as No Highway (1951). She played in a handful of low budget movies in the fifties through the seventies. In the eighties, she appeared in the big budget Ragtime (1981) which starred James Cagney and Reds (1981) which starred Warren Beatty.


我が家の楽園

オトーサン、 新橋TSUTAYAで借りるのも、これが最後。 千葉県の柏市に引っ越したので、もう通えないでしょう。 記念に、なかなか普通のレンタル店にはおいていない フランク・キャプラの古典映画を2本借りました。 原題:You Can't Take It with You (1938) 監督:Frank Capra 戯曲:George S. Kaufman / Moss Hart (play) 脚本:Robert Riskin Genre: Comedy / Romance Color: Black and White 上映時間;126分 あらすじ; アリスは、滑稽な一家のなかでは、 ただひとりノーマルなのだが、会社の上司トニーと恋に落ちる。 だが、2人の間は、ダメになる。 自宅での夕食時に、警察が踏み込んできて、 無政府主義のかどで、全員逮捕されてしまったのだ。 出演者: Jean Arthur .... Alice Sycamore(アリス) James Stewart .... Tony Kirby(トニー) Lionel Barrymore .... Grandpa Martin Vanderhof(マーチン) Spring Byington .... Penny Sycamore(ペニー) オトーサン、 「いかにも、かつての女性の理想像だなあ」 ジーン・アーサーの愛らしさや純情可憐さは、 今となっては、求めたくても得られない美徳でしょう。 若きジェームス・スチュワート、彼の謙虚さも 同様に現代においては、貴重品になりました。 名優ライオネル・バリモア、 姿が拝めるだけで、幸せになります。 それから、アリスの一風変わった母親ペニー役の スプリング・バイイントンも、印象的な暖かい人柄を好演しています。 こんな母親像も、いまとなっては貴重品です。 JEAN ARTHUR  ジーン・アーサー 誕生日 1908/10/17-1991/6/19 出身 米ニューヨーク州ニューヨーク市 出演作 1923年「侠骨カービー」「海底の大宮殿」 1924年「男の誉」 1925年「キートンのセブン・チャンス」「鉄壁突破」 1927年「無理矢理空の大統領」「幸運馬蹄騒動記」      「弱虫運動療法」 1928年「父と子」「野球王」 1929年「カナリヤ殺人事件」「グリーン家の惨劇」      「半分天国」「フーマンチュウ博士の秘密」      「恋のデパート」「砂丘を超えて」 1930年「パラマウント・オン・パレイド」      「続フーマンチュウ博士」      「銀鱗に踊る」「命を賭ける男」「若き翼」 1931年「珍暗黒街」「沈黙の犯罪」 1935年「ダイヤモンド・ジム」「夢の並木路」「男性NO.1」      「大都会の戦慄」「俺は善人だ」 1936年「マンハッタン夜話」「一対二」「彼と女秘書」      「オペラハット」 1937年「街は春風」「歴史は夜作られる」「平原児」 1938年「我が家の楽園」 1939年「スミス都へ行く」「コンドル」 1940年「アリゾナ」 1943年「西部を駆ける恋」 1953年「シェーン」 JAMES STEWART  ジェームス・スチュワート 誕生日 1908/5/20-1997/7/2 出身 米ペンシルバニア州 プリンストン大学卒業後、地方劇団で舞台デビュー。 すぐにNYのブロードウェイで舞台に立つが、 MGMのスクリーン・テストで合格し、映画界入り。 35年「舗道の殺人」で映画デビュー。 第二次大戦時には空軍に入隊。 40年「フィラデルフィア物語」でアカデミー主演男優賞受賞。 授賞式会場には軍服で駆けつけた。 84年、アカデミー名誉賞受賞。 97年、心臓発作で死去。 出演作 1935年「舗道の殺人」 1936年「ローズ・マリィ」「結婚設計図」      「妻と女秘書」「小都会の女」      「超スピード時代」「豪傑一代娘」「踊るアメリカ艦隊」      「夕陽特急」 1937年「第七天国」「最後のギャング」「海の若人」 1938年「我が家の楽園」「モーガン先生のロマンス」 1939年「スミス都へ行く」「砂塵」 1940年「桃色の娘」      「フィラデルフィア物語」アカデミー主演男優賞 1941年「美人劇場」 1946年「素晴らしき哉、人生!」 1947年「魔法の町」 1948年「出獄」「不時着結婚」「我が道は愉し」「ロープ」 1949年「燃える熱球」 1950年「ウィンチェスター銃’73」「折れた矢」「ハーヴェイ」 1952年「地上最大のショウ」「怒りの河」「カービン銃第一号」 1953年「裸の拍車」「雷鳴の湾」 1954年「グレン・ミラー物語」「裏窓」 1955年「遠い国」「戦略空軍命令」「ララミーから来た男」 1956年「知りすぎていた男」 1957年「翼よ!あれが巴里の灯だ」「夜の道」 1958年「めまい」「媚薬」 1959年「或る殺人」「連邦警察」 1960年「戦略爆破命令」 1961年「馬上の二人」 1962年「リバティ・バランスを射った男」「H氏のバケーション」 1963年「西部開拓史」「恋愛留学生」 1964年「シャイアン」 1965年「ボクいかれたヨ」「シェナンドー河」 1966年「飛べ!フェニックス」「スタンビート」 1967年「ファイヤークリークの決斗」「バンドレロ」 1968年「愚者の行進」「テキサス魂」 1974年「ザッツ・エンタテインメント」 1976年「ラスト・シューティスト」 1977年「エアポート’77・バミューダからの脱出」 1978年「ラッシー」「大いなる眠り」 1980年「アフリカ物語」 1991年「アフリカ物語2/ファイベル西へ行く」(声) LIONEL BARRYMORE  ライオネル・バリモア 誕生日 1878/4/28-1954/11/15 出身 米ペンシルバニア州 出演作 1914年「拳骨」 1915年「有罪無罪」 1917年「奴の枠か」 1920年「愛国熱」「マスターマインド」 1921年「月光の夢」「浮世を茶化して」 1922年「歩み疲れて」「霧の中の顔」「オリバー・トウィスト」 1923年「女性の敵」 1924年「永遠の都」「アメリカ」「フランダースの少年」 1925年「巨星燦たり」 1926年「ベルス」「明眸罪あり」 1927年「見世物」「ソレルと其の子」「グッドバイ・キス」 1928年「愛の太鼓」「ザンジバーの西」「港の女」 1929年「ハリウッド・レヴィユー」「マダムX」      「ラヴ・パレイド」「竜宮城」 1931年「侠盗ヴァレンタイン」「十仙ダンス」      「自由の魂」アカデミー主演男優賞 1932年「アルセーヌ・ルパン」「私の殺した男」      「グランド・ホテル」 1933年「夜のままごと」「明日の太陽」      「人生の行路」「砂上の摩天楼」      「人生の高度計」「夜間飛行」「晩餐八時」「南風」 1934年「わたし純なのよ」「心の緑野」「宝島」      「小聯隊長」「男性NO.1」 1935年「椿姫」「古城の妖鬼」「噫、初恋」 1936年「闇に叫ぶ声」「豪華一代娘」「永遠の戦場」「悪魔の人形」 1937年「海の若人」「我は海の子」「サラトガ」 1938年「響け凱歌」「我が家の楽園」「テスト・パイロット」 1941年「荒野の掠奪」 1942年「剣なき闘い」 1944年「恋愛聴診器」「君去りし後」 1945年「愛の決断」 1946年「夢みる少女」「秘めたる心」「白昼の決闘」      「素晴らしき哉、人生!」 1948年「キー・ラーゴ」 1949年「海の男」 1952年「栄光の星の下に」 1953年「ブロードウェイへの道」 その他の出演者: Edward Arnold .... Anthony P. Kirby Mischa Auer .... Boris Kolenkhov Ann Miller .... Essie Carmichael Samuel S. Hinds .... Paul Sycamore Donald Meek .... Poppins H.B. Warner .... Ramsey Halliwell Hobbes .... DePinna Dub Taylor .... Ed Carmichael Mary Forbes .... Mrs. Anthony P. Kirby Lillian Yarbo .... Rheba Eddie 'Rochester' Anderson .... Donald User Rating: 7.8/10 (2,017 votes) オトーサン、 「おお、これは高いスコアだ」 アカデミー賞受賞: 作品賞、監督賞:フランク・キャプラ 同ノミネート: 助演女優賞;スプリング・バイイントン 原案賞、撮影賞 User Comments: SaraX626さん Midlands, England 2003年3月18日 惚れぼれする 私が思うに、 これはキャプラの2番目に出来がよく、 最も愉快な映画だ。 少数意見かもしれないが、 「素晴らしき哉、人生!」は、過大評価されている。 技術的にみれば、他の映画のほうがいいかもしれないが、 心に響く映画は少ない。 こえは、いい感じの映画で、 美しく喜劇的なシーンやロマティックなシーンがあり、 また、劇的なシーンもある。 ジーン・アーサーは、いつもくつろいでいるが、 この映画では、最も楽しませてくれる。 彼女が、公園のベンチで、ふざけながら、 トニーをその気にさせて、 キスを続けさせるシーンには、惚れぼれする。 陽気なナイトクラブのシーンは、 疑いもなく、史上最高に上出来の喜劇的なシーンだろう。 私は、毎回、ジェームス・スチュワートと同様、 自分の手を隠したくなる。 そのほか、大笑いさせてくれるシーンもある。 20年も経っているというのに。 「スミス都へ行く」とはちがった劇的さだが、 (この映画は、典型的なキャプラ映画だが、 残念ながら、私のお気に入りではない) この「我が家の楽園」は、キャプラが ジェームス・ステュワートならば、 (後に名コンビを組むことになるのだが) 「スミス都へ行く」のラストシーンを好演できると踏んだ様子が見える。 トニー役のステュワートは、 ヴァンダーホフ一家のなかでは、冴えないし、 父親の夕食会では、大失敗するのだが、 私は、彼をみると、自分が減量しなければと思ってしまう。 ジェームス・ステュワートについて、もうひとつ述べると、 彼は、ジーン・アーサーについて、 共演したなかで、最も立派な女優だと述べている。. キャプラ作品では、毎度、助演陣が充実している。 ライオネル・バリモアとジーン・アーサーの共演シーンは、 ヴァンダーホフ家の面々のシーン同様、素晴らしい。 だが、私は、どうしようもなくロマティックなひとなので、 ジェームス・ステュアートとジーン・アーサーが、 共演しているシーンが最も光り輝いていると思う。 1930年代で最高のキュートなカップルだと思う。 オトーサン、 「名画だった。見てよかった」 引退したヴァンダーホフ老人が、 権力者のカービーに向かって吐くせりふも、ステキでした。 「成功したつもりだろうが、私からみれば敗北者だ」 そういいたいひとの顔がたくさん思い浮かびます。 一世を風靡したフランク・キャプラ映画の真骨頂を示すせりふです。 かれによって、映画は大衆の力強い味方になったのです。 オトーサン、 サイトを検索したら、 この映画をめぐる状況が出ていました。 ご一読下さい。 http://www.geocities.co.jp/Hollywood/5710/you-cant.html


黄金の腕

オトーサン、 「おお、あった!」 久しぶりに、書店で500円DVDを発見。 「4本、同時発売か、こりゃ有難い!」 でも、「雨の朝パリに死す」も、「めぐりあい」も、 「踊る大紐育」も、既に見ていたので、残念でした。 原題:The Man with the Golden Arm (1955) 監督:Otto Preminger 原作:Nelson Algren 脚本;Walter Newman / Lewis Meltzer / Ben Hecht Genre: Drama (more) Color: Black and White 上映時間:119分 あらすじ; 腕のいいカード・ディーラー、フランキーは、 療養所から帰ってきたところだ。 一時期、ヘロイン中毒になっていた。 家には、交通事故で傷つけた車椅子暮らしの妻が待っている、 彼女をいたわりながら、新規巻き直しで暮らそう、 2度とヘロイン中毒に舞い戻るわけにはいかない。 だが、彼を待っていたのは、過酷な運命だった。 出演者: Frank Sinatra .... Frankie Machine(フランキー) Eleanor Parker .... Zosch Machine(ゾシュ) Kim Novak .... Molly(モリー) オトーサン、 「みんな、いいなあ」 主人公のフランキー役のフランク・シナトラ、 麻薬の禁断症状の演技は、正視できないほど。 これまで見た彼の映画のなかでは、ベストの演技でした。 その妻、ゾシュ。フランキーを愛しながらも、 口に出てくるのは、 ののしり言葉だけ。 そんな愛憎まみれの妻を見事に演じていました。 そして、フランキーの愛人役モリー。 妖艶なキム・ノバック、いつみても、いいですねえ。 何だか、気の毒になりました。 「世が世なら、いい世話女房になっただろうに」 3人の経歴をみましょう。 FRANK SINATRA  フランク・シナトラ 誕生日 1915/12/12-1998/5/14 出身 米ニュージャージー州ホボーケン 出演作 1944年「芸人ホテル」 1945年「錨を上げて」 1946年「雲晴れるまで」 1947年「下町天国」 1948年「奇蹟の鐘」 1949年「私を野球に連れてって」「踊る大紐育」 1951年「ダブル・ダイナマイト」 1953年「地上より永遠に」アカデミー助演男優賞 1954年「三人の狙撃者」 1955年「ヤング・アット・ハート」「見知らぬ人でなく」      「野郎どもと女たち」 1956年「黄金の腕」「ラスヴェガスで逢いましょう」      「八十日間世界一周」「上流社会」 1957年「誇りと情熱」「抱擁」「夜の豹」 1958年「最後の接吻」 1959年「走り来る人々」「波も涙も暖かい」「戦雲」 1960年「カンカン」「オーシャンと11人の仲間」 1961年「四時の悪魔」 1962年「荒野の3軍曹」「ミサイル珍道中」「影なき狙撃者」 1963年「ナイスガイ・ニューヨーク」「秘密殺人計画書」      「テキサスの4人」「パリで一緒に」(声) 1964年「7人の愚連隊」 1965年「勇者のみ」「脱走特急」「結婚専科」 1966年「クイーン・メリー号襲撃」「オスカー」      「巨大なる戦場」 1967年「裸のランナー」「トニー・ローム/殺しの追跡」 1968年「刑事」「セメントの女」 1970年「大悪党ジンギス・マギー」 1974年「ザッツ・エンタテイメント」 1980年「第一の犯罪」 1983年「キャノンボール2」 ELEANNOR PARKER  エレノア・パーカー 誕生日 1922/6/26 出身 米オハイオ州セダービル 地方劇団を経て、パサディナ・プレイハウスで演技を学ぶ。 41年「壮烈第七騎兵隊」で映画デビュー。 50年「CAGED」でベネチア映画祭主演女優賞受賞。 三度、結婚している。 活躍度 ×↓ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1941年「壮烈第七騎兵隊」 1944年「ハリウッド玉手箱」 1951年「ヴァレンチノ」「探偵物語」 1952年「血闘」 1953年「決戦攻撃命令」「ブラボー砦の脱出」 1954年「黒い絨毯」「王家の谷」 1955年「渡るべき多くの河」「わが愛は終わりなし」      「黄金の腕」 1956年「ながれ者」 1959年「波も涙も暖かい」 1960年「肉体の遺産」 1961年「青春の旅情」 1965年「サウンド・オブ・ミュージック」 1966年「オスカー」「殺しの逢いびき」 1967年「消えた拳銃」「カロリーナ」 1968年「0011ナポレオン・ソロ/地球を盗む男」 1969年「猫」 1979年「サンバーン」 KIM NOVAK  キム・ノバク 誕生日 1933/2/13 出身 米イリノイ州シカゴ モデル活動中にスカウトされ、 54年「フランス航路」で映画デビュー。 56年「ピクニック」で初主演。 順調にキャリアを積むも、ギャラをめぐって会社と対立し、 62年に退社。その後はやや低迷している。 活躍度 ▲↓ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1954年「フランス航路」      「殺人者はバッヂをつけていた」 1955年「四十人の女盗賊」「黄金の腕」 1956年「ピクニック」「愛情物語」 1957年「女ひとり」「夜の豹」 1958年「めまい」「媚薬」 1959年「真夜中」 1960年「逢う時はいつも他人」「ペペ」 1962年「プレイボーイ」「悪名高き女」 1964年「人間の絆」「ねえ!キスしてよ」 1965年「モール・フランダースの愛の冒険」 1968年「女の香り」 1969年「空かける強盗団」 1973年「異界への扉」 1977年「ホワイト・バッファロー」 1979年「ジャスト・ア・ジゴロ」 1980年「クリスタル殺人事件」 1991年「オブセッション/愛欲の幻」 その他の出演者: Arnold Stang .... Sparrow Darren McGavin .... Louie Robert Strauss .... Schwiefka John Conte .... Drunky Doro Merande .... Vi George E. Stone .... Sam Markette George Mathews .... Williams Leonid Kinskey .... Dominiwski Emile Meyer .... Detective Bednar User Rating: 7.4/10 (678 votes) オトーサン、 「おお高いスコアだ」 User Comments: mattymatt4everさん Jersey City, NJ 2001年9月17日 黄金の演技で感動の映画 ボクは、フランク・シナトラの歌を楽しんできた。 学期末レポートで、彼の人生について書き終えたところだ。 彼の人生や伝説的な Ol' Blue Eyesに魅せられた。 だが、彼の出演する映画をまだ見ていなかったので、 演技が歌と同じように巧いかどうか確かめてみようと思った。 そう...巧かった! この映画の演技には、ただただ圧倒された! すばらしい演技だ。 彼は、ヘロイン中毒から回復途中のフランキー役で いい暮らしを取り戻そうとして、 地方バンドのドラマーのオーディションを受けるのだ。 オットー・プレミンジャー監督も、素晴らしい。 他の映画はみていないが、IMDBの経歴を読むと、 ひどく誤解されている監督のひとりのようだ。 彼をめぐっては、相対立する考えがある。 カルト信者には受けているらしいが、そうなのかどうか。 ほんとうに素晴らしかった。 いまは、ただ気になる存在だ。 もっと彼の映画をみたい。 この映画をみるかぎり、才能豊かな監督のように見える。 この映画、音楽もいい。 もう一度、聞かされたら、思い出すにちがいない ステキな音楽がたくさんあった。 助演陣もすばらしかった。 地方の麻薬ディーラのダレン・マクガバン、 フランキーの妻で車椅子暮らしのエレノア・パーカー、 フランキーの恋人キム・ノバック。 "Trainspotting"や "Requiem for a Dream" といった 現代映画における麻薬描写とくらべて、 この映画の制作者たちの麻薬乱用の扱い方は、興味深い。 1955年当時、麻薬という言葉は、禁句だった。 この映画を見れば、 このテーマが実に慎重に取り扱われていることが分かる。 例えば、フランキーが腕に注射されている場面だが、 血管に注射している様子を見せるのではなく、 その顔のクローズアップにとどめている。 とはいえ、それで麻薬の恐怖が薄れているわけではない。 このようなパワフルなドラマ、 パワフルな演技や監督の映画にあっては、 観衆を興味をつなぎとめるために、 薬物乱用のグラフィッカルな情景描写は不要である。 この映画は、劇的な傑作だ。 映画フアンには、必見だろう。 驚くべき映画だった! スコアは、10点満点で8点。 オトーサン、 「いい映画だったなぁ」 運命に翻弄されてスパイラル状に下降線をたどる人々を 哀歓たっぷりに描いています。 「力のある監督が撮ると、こんなにいい映画になるんだ」 では、mattymatt4everさんが見たという、 IMDBで監督の経歴をみてみましょう。 まずは、海外映画俳優マガジンから。 OTTO PREMINGER オットー・プレミンジャー 誕生日 1905/12/5-1986/4/23 出身 オーストリア・ウィーン 監督作 1944年「ローラ殺人事件」 1947年「哀しみの恋」「永遠のアンバー」 1953年「天使の顔」「月蒼くして」 1954年「カルメン」「帰らざる河」 1955年「軍法会議」「黄金の腕」 1958年「悲しみよこんにちは」 1959年「或る殺人」「ポギーとベス」 1960年「栄光への脱出」 1962年「野望の系列」「枢機卿」 1965年「バニー・レイクは行方不明」「危険な道」 1967年「夕陽よ急げ」 1970年「愛しのジュニー・ムーン」 1971年「男と女のあいだ」 1975年「ローズ・バンド」 次にIMDB。 「長いなぁ、こりゃ、翻訳したら半日つぶれる」 原文そのままで、ご勘弁ください。 (ちょっとだけ、翻訳しましたが...) This bald dictatorial director of Austrian birth almost out-von Stroheimed von Stroheim in capitalizing on a forbidding public image. A former law student and onetime assistant to German stage director Max Reinhardt, Preminger directed a couple of German films before coming to America to stage plays on Broadway. He was spotted as a potential film director and signed by 20th Century-Fox. In Hollywood he almost immediately clashed with studio chief Darryl Zanuck ; after directing two minor pictures, Under Your Spell (1936) and Danger-Love at Work (1937), he balked at what he felt to be a waste of time and energy. Suspended from directing, the imposing-looking Preminger turned to acting ; after the outbreak of World War 2 he was much in demand to play Nazis, which he did quite well (in spite of being born Jewish) in The Pied Piper (1942), Margin for Error and They Got Me Covered (both 1943). Finally given another chance at directing-taking over an unfinished film from Rouben Mamoulian-Preminger distinguished himself with the 1944 thriller Laura starring Gene Tierney and Dana Andrews ; the movie was a big hit, and he was nominated for a Best Director Oscar. He went on to helm a number of prestige studio productions, including Centennial Summer (1946), Forever Amber (1947), Where the Sidewalk Ends (1950), and Angel Face (1953). Preminger turned independent producer in 1953, working outside the studio system for most of the remainder of his career, and consistently attracting major talent for his projects. His first was the disarmingly benign romantic comedy The Moon Is Blue which caused great controversy at the time for its then-saucy dialogue, replete with words like "mistress" and "virgin." That year he briefly returned to acting, doing the Nazi bit again in Billy Wilder's cynical P.O.W. drama Stalag 17 プレミンガーの手になる映画は、 黒人ミュージカル「カルメン」(1954) や 「ポギーとベス」 (1959)から「黄金の腕」(1955) まで、 バラエティに富んでいて、まことに興味深い。 「黄金の腕」は、フランク・シナトラ主演、 悲惨な薬物中毒を描いたもの。 そして、"Saint Joan"(1957)は、 "Joan of Arc"のバーナード・ショウ版で、 新人ジーン・セバーグを起用し、話題を呼んだ。 In subsequent years Preminger made increasingly bigger, more ambitious projects, like the sizzling courtroom melodrama Anatomy of a Murder (1959), the sprawling historical drama Exodus (1960), the lengthy Senate spectacular Advise and Consent (1962), the all-star war picture In Harm's Way (1965), and the sensational Southern racial melodrama Hurry Sundown (1967). A competent technician revered by cultish critics but dismissed by mainstream types, Preminger found himself adrift in the late 1960s, helming the legendary LSD-themed bomb Skidoo (1968), bouncing back with the sensitive drama Tell Me That You Love Me, Junie Moon (1970), and the outrageous Such Good Friends (1971). His last film was The Human Factor (1979), an adaptation of a Graham Greene novel. A popular talk-show guest during the 1970s and 1980s, witty and articulate, he never ducked an issue-except regarding details of his life and career. "Preminger: An Autobiography" was published in 1977. OTHER FILMS INCLUDE: 1944: In the Meantime, Darling 1945: A Royal Scandal (codirected with Ernst Lubitsch), Fallen Angel 1947: Daisy Kenyon 1949: The Fan, Whirlpool 1951: The 13th Letter 1954: River of No Return 1955: The Court-Martial of Billy Mitchell 1958: Bonjour Tristesse 1963: The Cardinal (Oscar-nominated as Best Director); 1965: Bunny Lake Is Missing 1975: Rosebud.


チャイルド・プレイ

オトーサン、 「子供の遊びか」 さては、家族向き映画を借りてきてしまったのかも。 でも、この映画、コワイ怖いホラー映画でした。 原題:Child's Play (1988) 監督:Tom Holland 原作:Don Mancini 脚本;Don Mancini /John Lafia / Tom Holland Genre: Horror (more) 上映時間:87分 あらすじ; 連続殺人犯チャールス・リー・レイが 警官に撃たれて致命傷を負う。 ブードーの魔術を使って、 自分の魂をグッド・ガイ人形のチャッキーに吹き込む。 アンディは、誕生日プレゼントに人形を貰う。 チャッキーは、すぐに大量殺人を再開する。 だが、チャールス・リー・レイは、 人形の中などに永遠に閉じ込められたくはない。 最初に出会った人間に乗り移るのが、唯一の脱出法だ。 そこで、彼は、自分の正体を明かす... その結果、アンディは、危うく殺されそうになる。 出演者: Alex Vincent .... Andy Barclay(アンディ) Catherine Hicks .... Karen Barclay (カレン) Chris Sarandon .... Detective Mike Norris (マイク) Brad Dourif .... Charles Lee Ray/Chucky's Voice           (チャールス・リー・レイ) オトーサン、 「あまり巧い役者は、いなかったなあ」 でも、頑張っていた坊やアンディと その母親カレンの経歴を紹介しましょう。 ALEX VINCENT  アレックス・ビンセント 出身 米 「チャイルド・プレイ」シリーズ2作でアンディ役を演じた。・ 活躍度 ▲→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆★★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1988年「チャイルド・プレイ」 1989年「ウィンター・テイル」 1990年「チャイルド・プレイ2」 CATHERINE HICKS  キャサリン・ヒックス 誕生日 1951/8/6 出身 米アリゾナ州 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1980年「伝説のマリリン・モンロー」(TM) 「愛は暗闇を越えて」(TM) 1981年「愛と悲しみのハリウッド」(TM) 1982年「コート・ダ・ジュール・ドリーム」 1984年「ガルボ・トーク/夢のつづきは夢…」「剃刀の刃」 1985年「ザ・ギャンブラー」 1986年「ペギー・スーの結婚」      「故郷へ長い道/スター・トレック4」 1987年「ラグナ・ヒート/炎の殺人者」「ハモンド家の秘密」 1988年「レクイエム」「チャイルド・プレイ」      「コニャックの女/V.S.O.P.」 1989年「スパイ」(TM) 1990年「バック・トゥ・ザ・JFK」(TM) 1991年「ハニー・アイム・デッド」(TM)      「オブセッション/愛欲の幻」 1995年「デリンジャーVSカポネ/抗争の街」 1997年「乱気流/タービュランス」 その他の出演者; Dinah Manoff .... Maggie Peterson Tommy Swerdlow .... Jack Santos Jack Colvin .... Dr. Ardmore Neil Giuntoli .... Eddie Caputo Juan Ramirez .... Peddler Alan Wilder .... Mr. Walter Criswell Richard Baird .... News reporter at toy store Raymond Oliver .... Dr. Death Aaron Osborne .... Orderly Tyler Hard .... Mona Ted Liss .... George User Rating: 5.8/10 (3,359 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: Dr. Goreさん Florida 2003年6月9日 可愛いチャッキーが遊びたがっている シカゴに住む子供が、誕生日にグッドガイ人形をもらう。 人形の名前は、チャッキーという。 子供は気の毒だった。 人形には、狂った殺人鬼が乗り移っていたからだ。 返却もできないし、返金もしてもらえない。 チャッキーは、飽きるまで、アンディの部屋に居続ける。 そして、人形の家でのパーティの時間がやってくる。 この映画でショックだったのは、 この可愛いチャッキー人形に、みんなが怯えたことだ。 なぜ、組みついて、ゴミ処理機に放りこまないのか? 攻撃してくる人形に、きっと凍りついてしまったのだろう。 チャッキーは、大虐殺を引き起こす。 この映画、なかなかいい。 気味が悪い。 チャッキーが、長い間、人形を装っているのは、スゴイ。 チャッキーの声が、不気味だ。 チャッキーが、狂った殺人者のように演技している。 オトーサン、 「ホラー映画にしては、まあまあか」 ホラー映画って、怪物が主演のようなもの。 あとは、三流役者ですませて、出演料をケチる。 低予算でできるために、似たような趣向のものが 続々と製作されるのでしょう。


えびボクサー

オトーサン、 「妙なタイトルだなぁ」 原題の"Crust"は、辞書を引いたら 甲殻類(エビ/カニ)と出ていましたよ。 原題:Crust (2001) 監督・脚本:Mark Locke Genre: Adventure / Comedy / Drama Country: UK Language: English 上映時間;89分 あらすじ: パブのオーナーが、巨大なえびを買う。 英国の浜辺に打ち上げられていたものだった。 それをバンに収容して、ボクサーに仕立てて、 TV局に売り込み、有名になって一儲けしようとする、 出演者; Kevin McNally .... Bill Simmonds(ビル) Perry Fitzpatrick .... Steve Crump(スティーブ) Louise Mardenborough .... Shaz Smyth(シャズ) Enzo Cilenti .... Todd Higgins(トッド) オトーサン、 「主演のビル、俳優らしくないのがいい」 若者2人は、まあまあですが、それでもいいのでしょう。 何ってたって、この映画主役は、えびなのですから。 KEVIN McNALLY  ケビン・マクナリー 誕生日 1956/4/27 出身 英 活躍度 ▲→ 演技幅 適応 演技力   ☆☆★★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1999年「エントラップメント」 2001年「ハイヒール・エンジェル」「えびボクサー」◇ 2003年「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち」 その他の出演者: Madhav Sharma .... Hamid Choudhury John Line .... Eric Jim Ranford .... Jim Bob Mason .... Tony Jane Galloway .... PR Woman Simon Smithies .... PR Man Naomie Harris .... Receptionist Mark Bazeley .... Clive Pat Roach .... The Bull Lee Oakes .... Crouty Stewart Harwood .... Man Anita Carey .... Receptionist Ulrika Jonsson .... Herself Michael Cooke .... Gerry Claire Lubert .... Cleaner Anne White .... Cleaner Tabitha Wady .... Bet Jocelyne West .... Director's PA David Perks .... Vision Mixer Cy Henty .... TV Host Phyllis Logan .... Bill's Girlfriend User Rating: 2.9/10 (19 votes) オトーサン、 「まさか!」 そんなに低いスコアの映画ではないと思いますが... User Comments: オトーサン、 「誰もいないのか」 誰かコメントしていないかとサイトを探したら、 行き届いた映画批評をみつけました。 ・超映画批評: http://movie.maeda-y.com/movie/00127.htm 落ちこんでいる人必見の弱者に対する応援歌 巨大えびをボクサーに育て、一攫千金を狙う中年男の話。 TVドラマの中で取りあげられるなど、話題のイギリス映画である。 動物愛護の観点から、日本以外ではほとんど上映されないそうだ。 「えびボクサー」などと聞けば、 「いったいそれはなんだ?」と、 内容をまったく想像できないのが普通の感覚であろう。 私も、鑑賞前はなるべく予備知識を入れずに見るタイプなので、 これがいったいどんな映画なのか、さっぱりわからない状況で見た。 結果からいえば、『えびボクサー』は、 『フル・モンティ』のような、弱者への応援歌であった。 イギリス労働者階級の、さえない頑固オヤジが主人公で、 妙に素直な気のいい若者と、 H大好きな、浮気もののちょっと頭の弱いそのGFを引き連れ、 巨大えびを使って、なんとか一旗あげようと奮闘する物語である。 人間味溢れる、憎めない連中の姿には、自然に感情移入ができる。 彼らと旅を続ける巨大えびがまたいい。 CGかなにかで表現するのかと思ったら、 思いっきりハリボテで、最初に見たときはアホかと思ったものだ。 だが、このえびを見つづけているうちに、 やがてニセモノとは思えなくなってくるどころか、 たまらなく愛しくなってくるのには、我ながら驚いた。 主人公のオジサンも、同じくこのえびと友情が芽生え、 そして、物語は意外な展開を迎えるのだ。 『えびボクサー』の登場人物たちは、 平凡で、なにもとりえのない、普通の庶民たちだ。 彼らの人生には、この出来事の後も、おそらく大きな変化は無いだろう。 だが、彼らがえびと出会う前と後では、きっと何かが少し変化している。 映画のラストで彼らが見せてくれるのは、 そんなちょっとした”希望”である。 最初には笑っていた観客が、最後には涙を流している、 『えびボクサー』は、そんなタイプの映画である。 男を泣かせる映画といってもいい。 ただ『えびボクサー』は、 人によって大きく評価のわかれる映画と思われる。 この映画の、社会的な弱者に対する優しい視点は、 日本でも大きな支持を得られるものだと私は思うが、 こうした一風変わったコメディを受け入れられる性格でないと、 100%楽しむことはできないだろう。 それでも『えびボクサー』は、今年のベスト10を年末に選ぶとしたら、 トップを争うであろうほど、個人的に気に入った作品である。 すべての人に奨めるわけでは無いが、 人生に疲れている人、試練に負けそうな人、諦めかけている人がいたら、 ぜひ鑑賞して欲しい。 きっと『巨大えび』から、 大きな勇気と感動を分けてもらえるはずである。 評価は、90点。


キング・アーサー

オトーサン、 「どうしようかなぁ?」 大宣伝していますし、魅力のテーマです。 メールマガジンの映画評がベタボメしていたので、 木場109シネマズへ。 平日なのに、入りはまあまあでした。 原題:King Arthur (2004)    Knights of the Roundtable 監督:Antoine Fuqua 脚本:David Franzoni Genre: Action / Adventure / Drama Rated PG-13 for intense battle sequences,       a scene of sensuality and some language. Country: USA / Ireland Language: English / Latin / Gaelic 上映時間:126分 あらすじ; これまで上映された「アーサー王」ものよりも、 よりリアルな描写を狙っている。 アーサー王が支配した時代の歴史と政治に焦点を当てている。 -- 当時、ローマ帝国が崩壊し、遠隔地では権力闘争がはじまっていた。 -- 過去のアーサー王ものの神秘的な感じを一掃している。 出演者: Clive Owen .... Arthur (アーサー王) Keira Knightley .... Guinevere(グウィネヴィア) Ioan Gruffudd .... Lancelot(ランスロット) オトーサン、 「これが、アーサー王? ご冗談を」 威厳もなく、どこをとってもニヤケた中年男。 王妃グウィネヴィア役のキーラ・ナイトレイのほうも、 顔も演技もノッペラボーでした。 CLIVE OWEN  クライヴ・オーウェン 誕生日 1965 出身 英 活躍度 △→ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1991年「クローズ・マイ・アイズ」 1997年「ベント/堕ちた饗宴」 2000年「グリーンフィンガーズ」 2001年「ゴスフォード・パーク」 2002年「ボーン・アイデンティティー」 2003年「すべては愛のために」「キング・アーサー」 KEIRA KNIGHTLEY  キーラ・ナイトレイ 誕生日 1985/3/22 出身 英ロンドン 父が俳優ウィル・ナイトレイ、母は作家シャーマン・マクドナルド。 7歳からテレビやCM出演。 テレビでは「オリバー・ツイスト」「ドクトル・ジバゴ」。 映画は2002年「ベッカムに恋して」で ロンドン映画批評家協会賞最優秀イギリス新人賞受賞。 活躍度 △↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1994年「イノセント・ライズ」 1999年「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」 2001年「穴」◆      「レジェンド・オブ・アロー ロビンフッドの娘」(TM)◇ 2002年「ベッカムに恋して」「サンダーパンツ!」▲ 2003年「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち」◇      「ラブ・アクチュアリー」「ドクトル・ジバゴ」(TM)      「キング・アーサー」 その他の出演者: Mads Mikkelsen .... Tristan Joel Edgerton .... Gawain Hugh Dancy .... Galahad Ray Winstone .... Bors Ray Stevenson .... Dagonet Stephen Dillane .... Merlin Stellan Skarsgard .... Cerdic Til Schweiger .... Cynric Sean Gilder .... Jols Pat Kinevane .... Horton Ivano Marescotti .... Bishop Germanius Ken Stott .... Marcus Honorius User Rating: 6.0/10 (4,831 votes) オトーサン、 「5点台がせいぜいでは?」 User Comments: Gazzer-2さん USA 2004年7月15日 このアーサーは、王ではない。 この映画が、なぜ大ヒットしなかったか、 批評家に不評だったか、分かるような気がする。 2004年の「キング・アーサー」は、 円卓の騎士伝説のラジカルなリメイクだったが、 実にがっかりさせる映画だった。 時代を1000年後にずらしたのには、何の異存もない。、 問題は、モタモタした脚本と物語であり、 信じられないほどダルな演技だ。 キング・アーサーを演じたクライブ・オーエンも、 王妃グウィネヴィアを演じたゴージャスで才能豊かな キーラ・ナイトレイも、何の存在感もなかった。 (矢を射るシーンやオーエンとのおとなしいラブシーンを除いて) 感情移入できる登場人物は、誰もいなかった。 監督のアントワン・フークワは、 「トレーニング・デイ」で、デンゼル・ワシントンに アカデミー賞最優秀主演男優賞を獲らせたかもしれないが、 この映画でよかったのは、若干の戦闘シーンくらいだった。 この映画、「ロード・オブ・ザ・リング」と "The Magnificent Seven"を下手にまぜた感じ。 両作品を模倣しているのだが、まったくお話しにもならない。 きちんとしたアーサー王伝説の映画を見たかったら、 この代わりに、"Excalibur"を見るといい。 オトーサン、 「ジェリー・ブラッカイマーには、気をつけよう」 ハリウッドきっての大物プロデューサーですが、 「アルマゲドン」は、まあまあとして、 最近では、ろくな映画を世に問うていません。 とくに「パール・ハーバー」のお粗末だったこと。 超大作は彼に任せろということになっているようですが、 彼の路線は、もう破綻しているのでは... 「誰かさんと同じで、賞味期限切れだなぁ」 オトーサン、 映画の大半をウツラウツラしていました。 2つの戦闘シーンのときだけ、目を覚ましましたっけ。 (ご参考) ジェリー・ブラックハイマー製作映画一覧: http://movie.goo.ne.jp/cast/5591/ 9デイズ(2002) パール・ハーバー(2001) ブラックホーク・ダウン(2001) コヨーテ・アグリー(2000) 60セカンズ(2000) タイタンズを忘れない(2000) アルマゲドン(1998) エネミー・オブ・アメリカ(1998) コン・エアー(1997) ザ・ロック(1996) デンジャラス・マインド 卒業の日まで(1995) クリムゾン・タイド(1995) バッドボーイズ(1995)(1995) デイズ・オブ・サンダー(1990) ビバリーヒルズ・コップ2(1987) トップガン(1986) ビバリーヒルズ・コップ(1984) 誘惑(1984) フラッシュダンス(1983) 病院狂時代(1982) ザ・クラッカー 真夜中のアウトロー(1981) アメリカン・ジゴロ(1980) 摩天楼ブルース(1979) さらば愛しき女よ(1975)


24 アワー・パーティー・ピープル

オトーサン、 「これ、どういう意味だろう? 24時間パーティをやり続けるひとのこと?」 世の中広いから、そんな酔狂なひともいるのかも。 原題:24 Hour Party People (2002) 監督:Michael Winterbottom 脚本:Frank Cottrell Boyce Genre: Drama / Comedy / Music Rated R for strong language, drug use and sexuality. Country: UK / France / Netherlands Language: English 上映時間:117分 あらすじ: 1976年、マンチェスター。 ケンブリッジ大を出たテレビ・レポーター、 トニー・ウィルソンは、バンドのセックス・ピストルズと契約。 その音楽史上の重要な瞬間に触発されて、 彼とその友人たちは、レコード会社ファクトリーを設立する。 最初に契約したのは、バンドのジョイ・ディヴィジョンで、 彼らは、ニューウェーブをもたらした。 次に、ジェームスやHappy Mondaysとも契約。 みな当時有名なアーチストたちだった。 音楽、セックス、麻薬に明け暮れる生活がはじまる。 そして、世界で最も有名なダンスクラブ、ハシエンダが誕生。 有名なStudio 54と並んで、クラブ・フアンのメッカになった。. 70年代後半から90年代にかけてのマンチェスターにおける 音楽とダンスの遺産を表現したこのコメディ・ドキュメンタリーは、 世界的に活気づいたマンチェスターの音楽シーンを描いている。 出演者: Steve Coogan .... Tony Wilson (トニー) Collette Cooper .... Sadie(サディ) Tim Horrocks .... Steve(スティーブ) オトーサン、 「出演者はみな素人なのかなぁ」 誰も海外映画俳優マガジンに経歴が出ていませんでした。 その他の出演者: Lennie James .... Alan Erasmus John Thomson .... Charles (Granada TV producer) Nigel Pivaro .... Actor at Granada Lennie James .... Alan Erasmus Shirley Henderson .... Lindsay Wilson Martin Hancock .... Howard DeVoto Chris Coghill .... Bez Mark Windows .... Johnny Rotten Paddy Considine .... Rob Gretton John Simm .... Bernard Sumner Dave Gorman .... John (the postman) Ralf Little .... Peter Hook Andy Serkis .... Martin Hannett Danny Cunningham .... Shaun Ryder Paul Popplewell .... Paul Ryder Ron Cook .... Derek Ryder Raymond Waring .... Vini Reilly Peter Kay .... Don Tonay User Rating: 7.2/10 (2,732 votes) オトーサン、 「へぇ、こんなに高いの?」 音楽好きのひとが支持したのでしょう。 User Comments: darknessbeauty666さん Blaxland, Blue Mountains, NSW, Australia 2004年4月10日 愉快で魅力的な英国映画。 私は、Alternative musicに狂っている。 マンチェスターのファクトリー・レコードについての 映画があると聞いて、何とか見たいと思った。 失望しなかった。 脚本は、機知に富み、音楽はすばらしかった。 (Buzzcocks, A Certain Ratio, Sex Pistols, Joy Division, New Order, Happy Mondays, ほかにもあるが....), 起きたことは、100%真実かどうか分からないが、 それはどうでもいいことだ。 この"24 Hour Party People"が、唯一の映画なのだから。 音楽だけでなく、当時の彼らの音楽シーンを再現している。 これは、実に大事なことだ。 というのも、今日流行している音楽の基礎を作ったのだから。 この映画、2時間を過ごす最高の方法だ。 大いにお薦めしたい。 オトーサン、 「オレ、音楽に弱いからなあ」」 ビートルズの誕生シーンのようなものだと思ってみると、 その熱気が感じられて、興味が起きるかも。


華氏911

オトーサン、 帰京して喜び勇んで、有楽町すばる座へ。 話題の映画が、日本でも見られるなんて、幸せです。 上映に踏み切った関係者に敬意を表したいと思います。 原題:Fahrenheit 9/11 (2004) 監督・脚本:Michael Moore Genre: Documentary / War Rated R for some violent and disturbing images,     and for language. 上映時間:122分 あらすじ: この映画で、マイケル・ムーア監督は、 ジョージ・ブッシュ大統領とその対テロ戦争を取り上げている。 この負け犬だった若きビジネスマン、ブッシュが、 サウジ王家からいかに巨額の支援を受けていたか、 テロの首謀者とされるビン・ラディンは、 サウジ王家と深いつながりがあり、かつては、 アメリカに支援されたパートナーだった。 そんな陰の関係があったために、ビン・ラディンが いまや裏切ろうとしているという当局からの警告をブッシュは無視した。 911の攻撃が成功したあと、 ブッシュは、国を守るための迅速な行動をとらなかった。 彼の支持者である大金持ちの腐った野心に奉仕しようと テロの脅威を煽り、ビン・ラデインから目をそらし、 何の関係もないイラク戦争のほうに 国民の目を向けさせるために数々情報操作を行ったのだ。 そうした信じられない事実をムーア監督は突きつける。 事実、資料映像、インタビューを駆使して ムーア監督は、ブッシュとその仲間たちが アメリカを、いかに混迷に突き落したかを示す。 それなのに、なぜアメリカ人たちは耐えているのか。 出演者: Michael Moore .... Himself(マイケル・ムーア) George Bush .... Himself (ジョージ・ブッシュ:資料映像) Lila Lipscomb .... Herself(ライラ) オトーサン、 「これをみると、ホントにブッシュでアホだなぁ」 TV画像は正直です。 素顔のブッシュをみると、あきれ果ててしまいます。 911の前の8ケ月間、ずっと遊び暮らしていました。 (休暇取得率は42%) テロを警告する報告書にすら目を通していなかったのです。 アメリカの権力機構である石油や金融をはじめとする 軍産複合体からみれば、都合のいい操り人形だったのです。 息子を殺されて、真実に目覚めた主婦ライラさんの 心の底からの叫びには、涙が出てきます。 「この戦争って、何だったの? ほんとに必要な戦争だったの?」 石油のために、アリバイづくりのために、 アメリカの貧しい若いひとたちや 罪のないイラクのひとたちが 次々と死んでいくなんて、許されるのでしょうか。 その犠牲があってはじめて成り立つアメリカって、 何なのでしょう? その他の出演者: Byron Dorgan .... Himself Jim McDermott .... Himself Britney Spears .... Herself Craig Unger .... Himself その他の出演者(資料映像) Ben Affleck .... Himself John Ashcroft .... Himself George W. Bush .... Himself Dick Cheney .... Himself Bill Clinton .... Himself John Conyers .... Himself Tom Daschle .... Himself Al Gore .... Himself Saddam Hussein .... Himself Osama bin Laden .... Himself Colin Powell .... Himself Condoleezza Rice .... Herself Maxine Waters .... Herself Stevie Wonder .... Himself User Rating: 7.8/10 (21,093 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ。大勢みてるなあ」 2004年カンヌ国際映画祭パルムドール受賞 User Comments: schwdhryさん Dublin 2004年8月11日 必見の名作! こうした映画をみるのは、義務だ。 すべての決定を任せた国のリーダーについて、 盲目なひとたちの目を開かせてくれる。 イラク戦争についてブッシュと同じ立場をとった トニー・ブレアも、同罪だ。 マイケル・ムーア監督は、この映画をつくるために、 大変な努力をしている。 ケース・スタディがそうだ。 ライラは、開戦当初アメリカ軍を手放しで支持していた。 だが、息子がイラクで悲劇の死をとげたとき、その信念はゆらぐ。 アメリカ社会における階級対立は、 底知れぬ深さをもっているとムーア監督はいう。 映画の最後で、ムーア監督は、 アメリカの上院議員たちに個々にアプローチして、 自分の息子や娘をイラクに送ったらどうかと働きかける。 勿論、そのインタビューは、徒労に終わる。 (だれも、自分のことになると、戦争ギライなのだ) この映画を見終わった後、 アメリカ市民が、なぜジョージ・ブッシュのような 独裁者におとなしくついていくのか信じられなかった。 (世界有数の民主国家だというのに!) オトーサン、 「この映画、若い人に見てほしいなぁ」 上映館も少ないし、上映期間も限られています。 東京では、テアトル銀座と有楽町すばる座が上映しています。 この有楽町すばる座、昔から名画フアンのメッカです。 したがって、オールドフアンが多いのです。 平日なのに満員でした。 でも、若いひとがほとんどいないのには、 がっかりというより、怒りすら覚えました。 「いずれ自衛隊の海外派遣が義務化される。 そうなれば、アメリカの若者と同様に、 いずれ殺される運命に見舞われるキミたち。 キミたちこそ、この映画を見るべきなのになぁ...」 マイケルムーア監督のサイトを発見。 この映画の詳細な紹介をしています。 http://www.michaelmoore.com/ そのなかで、最後の方に、 以下のような事実提示がありました。 イラク戦争で、約5000人が負傷した。 この1年間で、160人の兵士が殺された。 戦争開始から数えると、800人以上となる。 先週のペンタゴンの発表によると、 負傷兵の数は、4700人に近い。 それなのに、復員軍人のための医療費はカットされた。 オトーサン、 「ムーア監督のサイト、もっと翻訳しなければ。 英語が苦手な若いひとにも、もっと事実を知ってほしいし...」 そう思っていたら、幸い日本語サイトがありました。 若い諸君、忙しいでしょうが、ぜひ目を通してください。 http://www.michaelmoorejapan.com/ 「無知は、犯罪行為ですよ」


ドリームキャッチャー

オトーサン、 「こりゃ、期待がもてそうな映画だ」 Dreamcatcherという題名もいいし、 原作は、巨匠 Stephen Kingときています。 原題:Dreamcatcher (2003) 監督:Lawrence Kasdan 原作:Stephen King 脚本:William Goldman / Lawrence Kasdan Genre: Horror / SF / Thriller Rated R for violence, gore and language. Country: USA / Canada Language: English 上映時間:136分 あらすじ: 悪戦苦闘の人生を送っている4人の旧友たちが 恒例の狩猟ツアーのためにメインの森で再会する。 見知らぬひとがかれらのキャンプによろめきながら入ってくる。 空の光について、訳のわからんことを口走っている。 それが端緒となって、 4人は、精神異常の空軍大佐や 彼らの心を操る何者かとも戦うことになる。 出演者: Morgan Freeman .... Col.Abraham Curtis(カーチス大佐) Damian Lewis .... Gary 'Jonesy' Jones(ジョンジー) Donnie Wahlberg .... Douglas 'Duddits' Cavell(ダディッツ) オトーサン、 「こんな役じゃなぁ」 「ドライビング・ミス・デイジー」などで活躍してきた 名優モーガン・フリーマンが、こんな役しかもらえないとは。 MORGAN FREEMAN モーガン・フリーマン 誕生日 1937/6/1 出身 米テネシー州メンフィス 高校卒業後、カリフォルニアの LAコミュニティ・カレッジで働きながら舞台芸術を学び、 兵役に就いた後、サンフランシスコのミュージカル劇団に参加。 71年「WHO SAYS I CAN'T RIDE A RAINBOW?」で映画デビュー。 「N.Y.ストリート・スマート」で アカデミー助演男優賞にノミネート。 「ドライビング・ミス・デイジー」と「ショーシャンクの空に」で アカデミー主演男優賞にノミネートされた。 活躍度 ◎↑ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆☆☆ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1971年「WHO SAYS I CAN'T RIDE A RAINBOW?」 1980年「ブルベイカー」 1984年「ハリー&サン」「りんご白書」 1985年「目撃者マリー」「BAD/傷だらけの疾走」 1987年「N.Y.ストリート・スマート」 1988年「偽りのヘブン」 1989年「グローリー」「ドライビング・ミス・デイジー」       「ジョニー・ハンサム」「ワイルド・チェンジ」 1990年「虚栄のかがり火」「恋はワインの香り」 1991年「ロビン・フッド」 1992年「パワー・オブ・ワン」「許されざる者」◆ 1994年「ショーシャンクの空に」◆ 1995年「アウトブレイク」◆「セブン」◇ 1996年「チェーン・リアクション」◆「モル・フランダース」 1997年「アミスタッド」◇「コレクター」◇ 1998年「ディープ・インパクト」◆「フラッド」◇ 2000年「ベティ・サイズモア」◆「アンダー・サスピション」◇ 2001年「スパイダー」◇ 2002年「ハイ・クライムズ」◇「トータル・フィアーズ」◇ 2003年「ドリームキャッチャー」◆ 「ブルース・オールマイティ」 その他の出演者: Thomas Jane .... Dr. Henry Devlin Jason Lee .... Joe 'Beaver' Clarenden Timothy Olyphant .... Pete Moore Tom Sizemore .... Lt. Owen Mikey Holekamp .... Young Henry Reece Thompson .... Young Beaver Giacomo Baessato .... Young Jonesy Joel Palmer .... Young Pete Andrew Robb .... Young Duddits Eric Keenleyside .... Rick McCarthy Rosemary Dunsmore .... Roberta Cavell Michael O'Neill .... Gen. Matheson User Rating: 5.2/10 (7,830 votes) オトーサン、 「低いが、当然だ」 User Comments: niaraさん New York, NY 2004年8月1日 ただただヒドイ!! ビジュアル的には、すばらしい。 4人の旧友が談笑しながらテーブルを囲むシーンは最高。 だが、その後、まるでコントロールがきかなくなってくる。 原作を読んだ。 キングのベストではないが、まあ面白い。 だから、ある意味では、面白い映画といえる。 映画館では見ずに、昨夜 HBO で見た。 昨年、予告編を見ていたので、 Lawrence Kasdanが監督しているのを知っていた。 それなら手がこんだ映画だろうと思った。 昨夜見たのは、そんな理由からだったが、 おお、何たる失望。 これは、「今夏も、お金がほしいのよ」映画だ。 Lawrence Kasdanは、 「スター・ウォーズ/帝国の逆襲」の脚本を書いている。 最高だった「レイダース/失われたアーク」や、 「スター・ウォーズ/ジェダイの復讐」 。 また、私の好きな2本の映画を書き、監督している。 「再会の時(The Big Chill)」 「わが街(Grand Canyon)」だ。 「シルバラード」も好きな映画だ。 だが、この映画、何たることか。 このSFクズ映画、Kasdanのものとは到底思えない。 映画を見ていて、5回、ぼやいた。 「これが、"スター・ウォーズ/帝国の逆襲"を書いたひとなのか」 この映画、時間のムダだ。 オトーサン、 「ほんとに時間のムダだった。 カスダン監督の"カスだ"った」 (オヤジ・ギャグです) 極寒のカナダでの撮影と 特殊撮影の奇妙な怪物づくりに精力を使いはたして、 とんでもない駄作をつくってしまったようです。 「...いい映画を撮ってきたのになぁ」 LAWRENCE KASDAN  ローレンス・カスダン 誕生日 1949/1/14 出身 米ウエスト・バージニア州ウィーリング 監督作 1981年「白いドレスの女」 1983年「再会の時」 1985年「シルバラード」 1988年「偶然の旅行者」 1990年「殺したいほどアイ・ラブ・ユー」 1991年「わが街」 1992年「ボディガード」 1994年「ワイアット・アープ」 1995年「フレンチ・キス」 2002年「ドリームキャッチャー」 次にIMDBの経歴紹介。 帰京したら、夏バテになって、翻訳する気が起きません。 ご興味のある方は、お目通しください。 This former ad-agency copywriter directed and/or wrote some of the 1980s' most popular films, showing an unusual facility with thematic elements and characterizations gleaned from pop-culture artifacts (especially old movies) and the baby-boomer zeitgeist. Many of his films' virtues, however, are strictly superficial ; for example, his first attempt at a Western, Silverado (1985), corralled most of that genre's obvious trappings with no apparent understanding of how to use them. Kasdan broke into films working for George Lucas, cowriting The Empire Strikes Back (1980) and scripting Raiders of the Lost Ark (1981) solo. The phenomenal reception accorded those pictures earned him a shot at writing and directing his own film, Body Heat (also 1981), a successful synthesis of old film noirs which helped make a star of Kathleen Turner and earned Kasdan an instant following. The Big Chill (1983), which he also produced in addition to cowriting and directing, romanticized 1960s counterculturists surviving the Reagan era (something done more effectively by independent filmmaker John Sayles in Return of the Secaucus 7 as some savvy critics pointed out), and earned Kasdan an Academy Award nomination for Best Screenplay (with Barbara Benedek). Kasdan's greatest strength is his diversity ; he's tackled a variety of movie genres, albeit not with total success. His finely detailed adaptation of Anne Tyler's novel The Accidental Tourist (1988) resembles none of his other films, in content or approach, but may be his best. It netted the cowriter-director-producer Oscar nods for Best Picture and Best Screenplay. I Love You to Death (1990) was a labored, fitfully funny black comedy, and Grand Canyon (1991) tried too hard to be meaningful at the expense of providing real entertainment. The director and his wife Meg shared an Oscar nomination for its screenplay. In 1992 Kevin Costner dusted off an old screenplay of Kasdan's (originally intended for Steve McQueen) and hit box-office pay dirt with The Bodyguard Kasdan coproduced. He returned to the Western with Costner in Wyatt Earp (1994), which he also cowrote, then directed French Kiss (1995). Kasdan, whose other screenplay credits include Continental Divide (1981) and Return of the Jedi (1983), produced Cross My Heart (1987) and executive produced Immediate Family (1989) and Jumpin at the Boneyard (1992). He appeared in a small role, as did many contemporary directors, in John Landis'Into the Night (1985).


エゴイスト

オトーサン、 「あなたエゴイストね」 その昔、こんな風に言われたときは、別れ話寸前。 でも、いまどき、こんな言い方は流行らないようです。 ”ジコチュー”と言うのでしょうか。 この言葉の裏には、ある種の尊敬心すら感じさせます。 言い換えれば、個人主義が幅をきかす時代になったのでしょう。 原題:The Man from Elysian Fields (2001) 監督:George Hickenlooper 脚本;Phillip Jayson Lasker Genre: Drama Rated R for language and sexual content. 上映時間:106分 あらすじ; バイロンは、幸せに妻デーナと暮らしている。 幼い男の子もいる。 作家なのだが、小説が売れない。 運も尽きはて、金に困り、いまや人生の敗残者。 だが、自分がクズとは認めたくない。 途方にくれていたそんなある日、 自分の本を読んだという男に出会う。 かなりエレガントな顔立ちの英国人で、ルーサーと名乗り、 エスコート会社 Elysian Fieldsを経営しているという。 他に仕事もないので、いい報酬を約束され、 臨時のバイトだと説得され、しぶしぶ仕事を引き受ける。 有体に言えば、男娼。当然、妻には内緒。 彼は、魅力的な女性アンドレアと対面する。 彼女の年とった旦那のトビアスは、有名なピューリツァー賞作家。 遺作となる小説に取り組んでいるところだった。 まもなく、バイロンは、ある種の世界にのめりこんでいく。 自分でも信じられず、説明すらできない世界へ。 出演者: Andy Garcia .... Byron Tiller(バイロン) Julianna Margulies .... Dena Tiller(デーナ) James Coburn .... Tobias Alcott(トビアス) Olivia Williams .... Andrea Alcott(アンドレア) Mick Jagger .... Luther Fox(ルーサー) オトーサン、 「アンディ・ガルシア、主役かぁ」 甘いマスク、誠実な瞳、女性に人気が出るハズです。 この映画では、製作陣にも加わり、気合が入っています。 ガルシアの女房役デーナを演じた女優さん、 感情がこもったよい演技でした。 有名作家を演じた個性派俳優ジェームス・コバーンは、 特典映像では、これが遺作だと紹介されていました。 「...”大脱走”は、よかったなぁ」 遅ればせながら、ご冥福を祈ります。 そして、その妻の男娼を買うアンドレア役の女優さん、 やっていることとは裏腹の清楚な美人でした。 最後に、かの有名な歌手ミック・ジャガー、 俳優としてもいい味を出していました。 この映画、みんな実に演技が巧いので、 例外的に、5人全員の写真を掲載しましょう。 経歴紹介は、アンディ・ガルシアとジェームス・コバーン この2人に限りましょう。 ANDY GARCIA  アンディ・ガルシア 誕生日 1956/4/12 出身 キューバ・ハバナ 5歳の時、フィデル・カストロがキューバで政権を執り、 両親が国外追放され、アメリカのマイアミ・ビーチへ移住。 そこでフロリダ国際大学に入学。 「ゴッドファーザーPARTV」のヴィセント・マンシーニ役で アカデミー賞にノミネートされる。 活躍度 ○↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1979年「地上より永遠に」(TM) 1983年「ナイト・イン・ヘブン」 1984年「ロンリー・ガイ」「殺しの季節」 1986年「800万の死に様」 1987年「アンタッチャブル」◆ 1988年「アメリカン・ルーレット」「堕ちこぼれの天使たち」 1989年「ブラック・レイン」 1990年「背徳の囁き」「テロリストを撃て」      「ゴッドファーザーPARTV」 1991年「愛と死の間で」 1992年「靴をなくした天使」「ジェニファー8」 1994年「男が女を愛する時」 1995年「デンバーに死す時」 1996年「悪魔たち天使たち」 1997年「N.Y.検事局」「絶体×絶命」◇       「奴らに深き眠りを」「デス・イン・グラナダ」       「ザ・ロスト・シティ」「ロルカ、暗殺の丘」 1998年「ピース・ア・ケイク」「スカルパー」 1999年「揺れる評決」◇「ラストチャンスをあなたに」 2000年「消滅水域」 2001年「オーシャンズ11」「沈黙の行方」「エゴイスト」 2002年「コンフィデンス」 2004年「ツイステッド」 JAMES COBURN  ジェームス・コバーン 誕生日 1928/8/31-2002/11/18 出身 米ネブラスカ州ローレル 出演作 1959年「ネバダの決闘」 1960年「荒野の七人」 1962年「突撃隊」 1963年「大脱走」「シャレード」 1964年「卑怯者の勲章」 1965年「ダンディー少佐」「海賊大将」「ラブド・ワン」      「電撃フリントGO!GO!作戦」 1966年「地上最大の脱出作戦」「現金作戦」 1967年「電撃フリント・アタック作戦」「荒野の隠し井戸」      「シークレット・シークレット」 1968年「太陽を盗め」「キャンディ」 1969年「殺人美学」「はるかなる南部」 1972年「夕陽のギャングたち」 1973年「要塞攻防戦・命知らずのならず者」      「シーラ号の謎」「ビリー・ザ・キッド/21才の生涯」      「黄金の指」 1974年「新・ドミノターゲット」 1975年「弾丸を噛め」「ストリートファイター」 1976年「スカイ・ライダーズ」「大いなる決闘」「ミッドウェイ」 1977年「戦争のはらわた」「ホワイト・ロック」(ナ) 1979年「サイレント・フルート」(原案のみ)      「カリフォルニア・スイート」「リベンジャー」      「マペットの夢見るハリウッド」「ゴールデン・ガール」 1980年「新ハスラー」「ラヴィング・カップル」 1981年「ルッカー」「ダーティ・ソルジャー/野良犬軍団」 1983年「ジェームス・コバーンのクロスオーバー/光と影」 1984年「ストラグル」 1985年「遙かなる少年の日々」 1986年「犠牲/ある兵士の死」 1989年「夢見るように微笑んで」 1990年「ヤングガン2」 1991年「ハドソン・ホーク」 1992年「ザ・プレイヤー」「ヒットリスト」 1993年「プロフェッショナル」「天使にラブソングを2」 1994年「マーヴェリック」 1995年「悪い女」「沈黙の大地」 1996年「イレイザー」 「ナッティ・プロフェッサー/クランプ教授の場合」      「ブラック・メール/脅迫」 1997年「白い刻印」 1998年「ドラゴン 栄光への軌跡」「Mr.マーダー」 1999年「ペイバック」 2001年「JUSTISE 必殺」「モンスターズ・インク」(声) 「アメリカン・ガン」      「エゴイスト」 2002年「スノー・ドッグ」 その他の出演者: Anjelica Huston .... Jennifer Adler Michael Des Barres .... Nigel Halsey Richard Bradford .... Edward Rodgers Xander Berkeley .... Virgil Koster Sherman Howard .... Paul Pearson Joe Santos .... Domenico Susan Barnes .... Attractive Woman Tracey Walter .... Bartender Asha Siewkumar .... Receptionist Kerry Li .... Restaurant Patron User Rating: 6.8/10 (942 votes) オトーサン、 「おお高いスコアだ」 User Comments: Juhaさん Finland 2003年7月7日 犠牲、論争、人間的価値についての物語 この映画、さほどユニークな物語ではない。 基本的なアイディアや構造は、数回は目にしたものだろう。 この意味するところは、失敗する運命にあって、 空虚な映画群のなかに埋没するはずだった。 だが、この映画には当てはまらなかった。 監督自身が言うように、 この映画は、ロマンテックな設定での道義的選択である。 だが、犠牲や人間的価値をとくに強調するつもりはない。 この映画のメッセージは、 ひとは、他人に対して情け容赦なくなるべきではない。 だが、より大事なことは、自分を責めないで、 自分を信じるべきだということである。 このメッセージが、平凡な物語に深みを加えている。 登場人物の人間関係は、緊張と情動に満ちている。 個人的な価値と尊厳軽視との間の葛藤があり、 こうした事態にいかに処すべきかを問うている。 この結果、ユーモアもある感動的な映画に仕上がっている。 演技もいいし、お勧めできる映画だ。 オトーサン、 「売れない作家か」 この映画の主人公は、冒頭シーンで、 自著が7割引きの投げ売りコーナーに置いてあって、 ガックリきていました。 書評を空で言えるほど、むさぼり読んだりしたり... オトーサン 「そういえば、オレも同じような体験したなぁ」 その昔、処女作を出したとき、 書棚にちゃんと置いてあるかどうかチェックするために 何軒もの書店を回ったことがあります。 駿河台下の三省堂本店では、 本の位置をづらし、目立つように平台に移し変えました。 古本屋をのぞいたら、発売早々なのに、 中古本として売られていたので、ガックリ。 思わず買い占めてしまいましたよー。 主人公は、作家になるのが、若い頃からの夢でしたが、 いざ実現すると、売れない作家として苦労します。 要するに、食べていけないのです。 また、この映画の有名作家のようになればなったで、 次々と傑作・名作を出し続けなければならない苦労がありますし、 作品のためには、実人生を捨てなければならないのです。 「誰しも、悩みの種は尽きないようだなぁ」


ジョニー・イングリッシュ

オトーサン、 「ローワン・アトキンソンものかぁ」 その昔は、大キライだったのですが、 そのイカガワシサやアクの強さに慣れてくると、 "たまにはいいじゃないの"とあいなります。 ゴーヤ・チャンプルみたいなものかも。 原題:Johnny English (2003) 監督;Peter Howitt 脚本:Neal Purvis (written by)/ Robert Wade / William Davies Genre: Action / Comedy / Adventure / Family / Thriller Rated PG for comic nudity, some crude humor and language. Country: UK Language: English / French 上映時間;87分 あらすじ: ジョニー・イングリッシュは、 英国MI-7に所属する秘密情報部員。 下っ端仕事から脱出するのを夢見ている。 ところが、他の情報部員が全員爆破されてしまったので、 彼に英国王室の王冠を守る仕事が回ってくる。 だが、王冠が盗まれてしまい、 彼は、英王室を英国人が最も恐れている フランス国王と置き換えるという筋書きを思いつく。 出演者: Rowan Atkinson .... Johnny English (ジョニー・イングリッシュ) Natalie Imbruglia .... Lorna Campbell(ローナ) John Malkovich .... Pascal Sauvage(ソヴァージュ) オトーサン、 「ローワン・アトキンソン、大活躍だ」 といっても、ヘマ、チョンボ、カンチガイなどの方面ですが... ジョン・マルコヴィッチは、いつもの調子。 激ヤセなのは、役づくりのためか、それとも病気なのでしょうか。 まさか、夏バテではないでしょうが。 ROWAN ATKINSON  ローワン・アトキンソン 誕生日 1955/1/5 出身 英 オックスフォード大学で電機工学を学び、 卒業後、コメディアンを目指す。 78年BBCのコメディ番組「NOT THE NINE O'CLOCK」から注目を集め、 83年から「大英帝国一のアホ、ブラック・アダー」に出演。 89年から95年まで続いた「ミスター・ビーン」は大人気で、 映画化もされた。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1983年「ネバー・セイ・ネバー・アゲイン」 1989年「彼女がステキな理由」ハタリ!」 1990年「ジム・ヘンソンのウィッチズ」 1993年「ホット・ショット2」 1994年「ライオン・キング」(声)「フォー・ウェディング」 1997年「ビーン」 2001年「ラットレース」「スクービィ・ドゥー」 2003年「ジョニー・イングリッシュ」「ラブ・アクチュアリー」 その他の出演者: Tasha de Vasconcelos .... Countess Alexandra Ben Miller .... Bough Tim Pigott-Smith .... Pegasus Greg Wise .... Agent One Douglas McFerran .... Carlos Vendetta Steve Nicolson .... Dieter Klein Terence Harvey .... Official at Funeral Kevin McNally .... Prime Minister Nina Young .... Pegasus' Secretary Rowland Davies .... Sir Anthony Chevenix Philippa Fordham .... Snobby Woman Tim Berrington .... Roger User Rating: 5.7/10 (6,052 votes) オトーサン、 「平均すると、スコアがこうなるのかも」 アクの強い演技ですから、好き嫌いが分れるのでしょう。 User Comments: starvenuさん Arlington, VA 2004年4月5日 実に愉快...ローワン・アトキンソンものの古典 IMDBで悪評だったので、 この映画を映画館では見ないできました。 先週、DVDを借りて、私と夫と客たちで見たの。 みんなローワン・アトキンソンのフアンなのよ。 この映画に釘付けになったわ。 筋書きが弱いというコメントがあるなんて、信じられない。 -- そう、筋書きなんてないのよ。 編集段階で、ジョン・マルコビッチの出ているシーンを 大幅にカットしたみたいね。 そのほうがいいと思ったのでしょうけれど。 でも、まだカットしたりなかったと思うわ。 でも、これはパロディなのよ。 そんなこと、どうでもいいいじゃない。 ローワン・アトキンソンが好きなら、 この映画も好きになるハズ。 彼がアメリカで沢山のフアンをつくったのが信じられない。 「ビーン」を借りるといいわ。 きっとあなたを虜にすると思う。 もっとおシャレなものがいいなら、 「ブラック・アダー」シリーズを見てね。 オトーサン、 「こりゃ、明らかに007のパロディだ」 主人公が秘密情報部員という設定からはじまって、 ストーリー展開、そして音楽まで、すべてです。 早撃ちだが、早漏ではない、 危険をかえりみないが、女を振り返らす 国を愛する孤独な男。 それが、ジョニー・イングリッシュなのです。 もしかすると、ヒットして、続編が出来るかも。


シェフと素顔と、おいしい時間

オトーサン、 「しゃれた邦題、フランス映画らしいなぁ」 ジャン・レノと「ショコラ」のジュリエット・ビノシュ。 フランスを代表する名優を揃えました。 原題:Decalage horaire (2002)    Jet Lag 監督:Daniele Thompson 脚本:Christopher Thompson / Daniele Thompson Genre: Comedy / Romance MPAA: Rated R for language and brief sexuality. Country: France / UK Language: French 上映時間:91分 あらすじ: 元有名ェフ、いまは調理ビジネスの実業家フェリックス そして、美しい美容師ローズがパリの空港で出合う。 航空管制官のストで、あいにく全便欠航。 空港ロビーで一夜を明かす羽目になったローズ。 それをみかねたフェリックスは、 航空会社がファーストクラスの乗客に提供する ホテルの部屋で、時間をつぶさないかと申し出る。 それぞれ大事な用事を控えて、いらいらしている 2人の間は、いつまでも、ぎくしゃくしたまま。 だが、やがて愛が芽生えてくる。 出演者; Jean Reno .... Felix (フェリックス) Juliette Binoche .... Rose(ローズ) Sergi Lopez .... Sergio (セルジオ) オトーサン、 「レノ、アクションだけじゃないんだ」 微妙な感情表現に優れていることも立証しました。 「ビノシュ、いくつの時の作品かなぁ?」 もうすぐ40歳、流石にお肌の曲がり角です。 偶然ですが、愉快だったのは、 ビノシュをいじめる悪い男が、セルジ・ロペスだったこと。 昨日見た「堕天使のパスポート」では、 ホテルの支配人役で、オドレイ・トトゥをいじめていましたね。 この分でいくと、エマニュエル・ベアールあたりを いじめる役が、そのうち回ってくるかも... JEAN RENO  ジャン・レノ 誕生日 1948/7/30 出身 モロッコ・カサブランカ 両親はスペイン系フランス人。 パリのコンセルバトワールで学ぶ。 72年にテレビ・ドラマ・デビュー。 77年から81年にかけて、舞台でヨーロッパを回る。 リュック・ベッソン監督と出会い、 83年「最後の戦い」に1000フランで出演したことで、 本格的にデビュー。 下積み時代に日本人と働いた経験から、少し日本語が話せる。 「グラン・ブルー」や「ニキータ」「レオン」と リュック・ベッソン作品には欠かせない俳優となった。 「ミッション:インポッシブル」から 本格的にハリウッド映画にも出演。 活躍度 ◎↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1979年「CLAIR DE FEMME」 1982年「サンスーシの女」 1983年「最後の戦い」 1984年「真夜中のミラージュ」「サブウェイ」 1985年「フレンチ・ノアール 真実と裏切りの掟」 1988年「グラン・ブルー」◇「I LOVE YOU」 1990年「ニキータ」 1992年「パリの大泥棒」◇「オペレーション」 1993年「グランマスクの男」◇「おかしなおかしな訪問者」◇      「フライト・フロム・ジャスティス」 1994年「レオン」◇ 1995年「愛のめぐりあい」「フレンチ・キス」      「ボクサー/最後の挑戦」◇ 1996年「ジャガー」「ミッション・インポッシブル」◆ 1997年「ロザンナのために」      「奥サマは魔女」◇ 1998年「GODZILLA/ゴジラ」◇      「VISITOR/おかしなおかしな訪問者2」◇      「RONIN」◇ 2000年「クリムゾン・リバー」◇ 2001年「WASABI」「マイ・ラブリー・フィアンセ」      「アルマーニ」 2002年「ローラーボール」◇「シェフと素顔と、おいしい時間」◇ 2003年「ルビー&カンタン」◇ 2004年「クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち」 JULIETTE BINOCHE ジュリエット・ビノシュ 誕生日 1964/3/9 出身 仏パリ 12歳で初舞台を踏み、フランスのコンセルヴァトワール卒業後、 ゴダールに見出され、84年「ゴダールのマリア」で映画デビュー。 93年「トリコロール/青の愛」でヴェネチア国際映画祭主演女優賞、 96年「イングリッシュ・ペイシェント」で アカデミー助演女優賞とベルリン国際映画祭女優賞を獲得。 ブノワ・マジメルとの間に1児がいる。 活躍度 ○↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1984年「ゴダールのマリア」◆「家族生活」◆「暗殺の報酬」 1985年「ランデヴー」◇ 1986年「汚れた血」◇ 1988年「存在の耐えられない軽さ」◇ 1991年「ポンヌフの恋人」◇ 1992年「嵐が丘」◇「ダメージ」◇ 1993年「トリコロール/青の愛」◇ 1994年「トリコロール/赤の愛」◆ 1995年「プロヴァンスの恋」◇ 1996年「カウチ・イン・ニューヨーク」◇      「イングリッシュ・ペイシェント」◇ 1998年「溺れゆく女」◇ 1999年「年下の人」◇「サン・ピエールの命」◇ 2000年「ショコラ」◇ 2002年「シェフと素顔と、おいしい時間」◇ その他の出演者; Scali Delpeyrat .... The Doctor Karine Belly .... Air France Attendant Raoul Billerey .... Felix's Father Nadege Beausson-Diagne .... A Roissy Passenger Alice Taglioni .... Ground Hostess Jerome Keen .... The Concierge Sebastien Lalanne .... The Barman Michel Lepriol .... The Waiter M'bembo .... Post Office Employee Laurence Colussi .... Hostess Lucy Harrison .... Hostess Rebecca Steele .... Hostess User Rating: 6.0/10 (662 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: jasongrimshawさん Vernon, NJ 2003年8月14日 すばらしい配役、すばらしいアイディア、 そして、すばらしい楽しみ! これは、ロマンティック・コメディ。 ごく当たり前の筋書きだが、いい演技とユーモアがある。 ジュリエット・ビノシュは、ローズを演じる。 30ン歳になって、ようやく自分をとりもどし、 乱暴な彼氏セルジオと別れることにする。 ジャン・レノは、フェリックス役。 昔の恋人とよりをもどそうとしているくたびれた実業家。 ストと霧のために、Charles de Gaulle空港は、全便欠航。 もちろん、2人の成り行きは予測できるが、それは問題ではない。 どのようにして、2人が結ばれるかが興味の的である。 この映画、空港の巨大なエネルギーと混沌のシーンで幕を開ける。 ついで、ホテルの部屋にいる2人に焦点をあてる。 相手を軽蔑し、ダジャレしか交換できない仲だ。 会話がはじけ、演技が火花を散らす。 その後、2人は、それぞれの便に乗り、 わが道を歩み出すのだが...さて? トンプソン監督のこの映画は、新風をもたしてくれた。 ジュリエット・ビノシュは、いつもと違う面を見せている。 安っぽくありふれた女性だが、黄金の魂をもっている。 レノは、彼女のコミカルな側面の介添え役で、 彼女のライムライトでもある。 様式は古いが、新鮮な映画だ。 スクリーンが小さくても、問題ないので、 DVDで見るといい! オトーサン、 「どこにでもありそうな物語だけれど...、 役者がうまいと、こうもいい映画になるのかなぁ」 フランス、そしてシェフという舞台設定も効果的でした。


堕天使のパスポート

オトーサン、 「オドレイ・トトゥ主演か」 「アメリ」の主演女優といえば、お分かりでしょう。、 「それじゃ、見ないわけにはいかないなぁ」 暑い東京滞在を1日延長して、日比谷シャンテへ。 おシャレなので、若い女性が多いのです。 原題:Dirty Pretty Things (2002) 監督:Stephen Frears 脚本:Steven Knight Genre: Drama / Thriller Rated R for sexual content, disturbing images and language. Country: UK Language: English / Somali 上映時間;97分 あらすじ: オクウェは、親切なナイジェリア人の医者。 シェナイは、トルコ移民女性で客室係。 2人とも、不法滞在者。 身元を隠して、西ロンドンのホテルで働いている。 ホテルの支配人は、スニーキー。 麻薬売買や売春など、いかがわしい商売をやっている。 オクウェは、トイレに詰まっている人間の心臓を発見する。 彼は、並の犯罪よりも不吉な犯罪を暴くことになる。 出演者; Chiwetel Ejiofor .... Okwe(オクウェ) Audrey Tautou .... Senay (シェナイ) Sergi Lopez .... Sneaky (スニーキー) オトーサン、 「断然、オクウェがいいなぁ」 主演のキウェテル・イジョフォー、 アフリカ人ならではの純真な人柄がにじみ出ています。 その恋人役シェナイを演じたオドレイ・トトゥ、 「いいなあ」 彼女がラストシーンで流した一粒の涙は、 清純そのものでした。 AUDREY TAUTOU  オドレイ・トトゥ 誕生日 1978/8/9  出身 仏ボーモン 「エステサロン/ヴィーナス・ビューティー」で 2000年セザール賞有望若手女優賞受賞。 活躍度 ○↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1998年「氷の海に眠りたい」(TM) 1999年「エステサロン/ヴィーナス・ビューティー」 2001年「アメリ」◇「ミシェル」◇      「スパニッシュ・アパートメント」◆ 2002年「愛してる、愛してない...」◇      「堕天使のパスポート」◇ その他の出演者: Sophie Okonedo .... Juliette Benedict Wong .... Guo Yi Zlatko Buric .... Ivan Kriss Dosanjh .... Asian businessman Israel Aduramo .... Mini cab driver Yemi Ajibade .... Mini cab driver Nizwar Karanj .... Mini cab driver Dhobi Oparei .... Mini cab driver Jeffery Kissoon .... Cab Controller Kenan Hudaverdi .... Cafe owner Damon Younger .... Punter Paul Bhattacharjee .... Mohammed User Rating: 7.7/10 (4,365 votes) オトーサン、 「高いスコアだ」 アカデミー賞オリジナル脚本賞ノミネート User Comments: sjmcollins-1 さん New Orleans 2004年8月13日 あるヒロイズム。 キウェテル・イジョフォーがいい。 彼が演じるオキウェは、 映画史上稀にみる高貴で暖かい人柄だが、 ありがたいことに、抑制された演技をしている。 そして、ステキなヒーローが誕生するには、 すてきな悪役の存在が欠かせないが、 セルジ・ロペスが、不快なスニーキー役を完璧に演じている。 絶望的な状況にある移民たちの要求に応じているのだが、 問題は、その見返りで、何と腎臓の売買なのだ。 スティーヴン・フリアーズ監督は、 2人の不法滞在をしている移民たちが 新生活を求めて苦闘するさまを抑制されたトーンで描いている。 だが、個人的なモラルと信条が見るものの胸を打つ。 ベネディクト・ウォンのせりふもいい。 禅の言葉のようだった。 おすすめしたい。 オトーサン、 「これは、社会派ドラマだ!」 この映画は、繁栄する西欧と裏腹に悲惨きわまりない 第3世界の人々が置かれた現状を真正面から描いています。 彼らを搾取し、金儲けをする悪徳商人や工場主たち。 移民たちの絶望がこだまする文明の暗部は、 西ロンドンに限られるものではないでしょう。 恋愛物で売ってきたオドレイ・トトゥにとっては、 新境地を開いた映画になりました


ウォルター少年と、夏の休日

オトーサン、 山荘暮らしは、快適なのですが、 問題は、みられる映画が限られていること。 暑い熱い場所ですが、映画はやはりトーキョーです。 帰京してのお目当てが、この映画でした。 原題:Secondhand Lions (2003) 監督・脚本:Tim McCanlies Genre: Drama / Comedy / Adventure Rated PG for thematic material, language and action violence. 上映時間:111分 あらすじ; この映画は、内向的な少年の冒険を扱う。 ぶっきらぼうで一風変わっている 2人の伯父の家に預けられるのだが、 かれらの生き方が、少年を活気づける。 同時に、2人の老人に喜びをもたらす。 出演者: Haley Joel Osment .... Walter(ウォルター) Michael Caine .... Garth(ガース) Robert Duvall .... Hub (ハブ) オトーサン、 「大きくなったなあ」 オスメントくん、「シックス・センス」から5年。 もう16歳になったのです。 泣かせどころでは、名演技を披露しています。 「70歳を超えているのに元気だなあ」 静のマイケル・ケインと動のロバート・デュバル、 名優は、年をとらないようです。 見習わなくては。 HALEY JOEL OSMENT  ハーレイ・ジョエル・オスメント 誕生日 1988/4/10 出身 米ロサンゼルス 活躍度 ○↑ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1994年「フォレスト・ガンプ/一期一会」◆      「ミックス★ナッツ/イブに逢えたら」 1995年「ダーク・ボガートの求婚物語」 1996年「僕のボーガス」 1999年「シックス・センス」◇「リメンバー・エイプリル」◇ 2000年「ペイフォワード 可能の王国」◇ 2001年「A.I.」◇「ぼくの神様」◇ 2002年「カントリー・ベアーズ」(声) 2003年「ウォルター少年と、夏の休日」 MICHAEL CAINE  マイケル・ケイン 誕生日 1933/3/14 出身 英ロンドン サセックス州ホーシャムでの舞台監督助手の仕事で自信をつけ、 名前をマイケル・ケインに変える。 ロンドンの演劇学校で学び、舞台でプロデビュー。 56年「韓国の丘」で映画デビュー。 63年「ズール戦争」の中尉役で注目され、 65年「国際諜報局」のハリー・パーマー役で一躍有名となった。 66年「アルフィー」でニューヨーク批評家協会最優秀男優賞受賞。 86年「ハンナとその姉妹」、 99年「サイダーハウス・ルール」でアカデミー助演男優賞を受賞。 88年「ペテン師とサギ師」、 98年「リトル・ヴォイス」でゴールデン・グローブ賞を手にした。 活躍度 ○→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆☆★ 出演作 1956年「韓国の丘」 1957年「スパイ戦線」「最後の決死隊」 1958年「鍵」 1961年「カイロ作戦命令」 1962年「新泥棒株式会社」 1963年「ズール戦争」 1965年「国際諜報局」 1966年「パーマーの危機脱出」「泥棒貴族」「アルフィー」 1967年「女と女と女たち」「夕陽よ急げ」「10億ドルの頭脳」 1968年「恐怖の落とし穴」「怪奇と幻想の島」「大侵略」 1969年「ミニミニ大作戦」「空軍大戦略」 1970年「燃える戦場」「最後の谷」 1971年「狙撃者」「ある愛のすべて」 1972年「悪の紳士録」「探偵/スルース」 1974年「ドラブル」「マルセイユ特急」 1975年「ケープタウン」「愛と哀しみのエリザベス」      「王になろうとした男」 1976年「ニューヨーク一攫千金」「鷲は舞い降りた」 1977年「遠すぎた橋」「シルバー・ベアーズ」 1978年「スウォーム」「アシャンティ」      「カリフォルニア・スイート」 1979年「ポセイドン・アドベンチャー2」 1980年「殺しのドレス」「アイランド」 1981年「キラーハンド」「勝利への脱出」 1982年「デストラップ/死の罠」「ジグソーマン」      「リタと大学教授」 1983年「愛と名誉のために」「アバンチュール・イン・リオ」 1985年「レゲエ de ゲリラ」「第三大国の遺産」 1986年「くたばれ!ハリウッド」「影の軍隊」「モナリザ」      「ハンナとその姉妹」      「ハーフムーン・ストリート」 1987年「恋はお手上げ」「ジョーズ87/復讐編」「第四の核」 1988年「ペテン師と詐欺師/だまされてリビエラ」      「迷探偵シャーロック・ホームズ/最後の冒険」      「マネーゲームで大逆転」(声) 1990年「殺意のシステム/ショック・トゥ・ザ・システム」      「Mr.ディスティニー」      「ダブルチェイス/俺たちは007じゃない」 1992年「ブルー・アイス」      「カーテン・コール/ただいま舞台は戦闘状態」      「クリスマス・キャロル」「永遠に美しく」 1994年「沈黙の要塞」 1997年「ブラッド&ワイン」 1998年「リトル・ヴォイス」 1999年「サイダーハウス・ルール」      「ニューヨークの亡霊」 2000年「追撃者」「クイルズ」「デンジャラス・ビューティー」 2001年「逃亡犯」 2002年「オースティン・パワーズ ゴールドメンバー」 2003年「ウォルター少年と、夏の休日」 ROBERT DUVALL  ロバート・デュバル 誕生日 1931/1/5 出身 米カリフォルニア州サンディエゴ 軍隊一家の三人の息子の一人として生まれる。 イリノイ州のプリンシピア大学で歴史と政治学を学ぶ。 その後、演劇科に専攻を変え、学位を取得。 2年ほど米国陸軍に入隊した後、 55年にニューヨークに移り、ネイバーフッド・プレイハウスに入団。 映画デビューは62年「アラバマ物語」のプー・ラドリー役。 82年「テンダー・マーシー」でアカデミー主演男優賞。 「ゴッド・ファーザー」「地獄の黙示録」など 6度アカデミー賞にノミネートされた。 活躍度 ○↑ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1962年「アラバマ物語」 1963年「ニューマンという男」 1966年「逃亡地帯」 1968年「宇宙大征服」「刑事(デカ)」「ブリット」 1969年「雨の中の女」「勇気ある追跡」 1970年「オリビア・ニュートン・ジョンのトゥモロー」      「追跡者」「M★A★S★H」 1971年「ジョージ・ルーカスのTHX−1138」 1972年「ゴッドファーザー」◆「シノーラ」「ミネソタ大強盗団」 1973年「組織」「バッジ373」 1974年「カンバセーション 盗聴」      「ゴッドファーザーPART2」◆      「ダイヤモンドコネクション」「ブレイクアウト」 1976年「キラー・エリート」      「シャーロック・ホームズの素敵な挑戦」      「ネットワーク」 1977年「鷲は舞い下りた」「アリ・ザ・グレーテスト」 1978年「ベッツィー」「SF/ボディ・スナッチャー」 1979年「地獄の黙示録」◆「パパ」 1981年「告白」      「ハイジャックコネクション クーパーの大仕事」 1982年「テンダー・マーシー」◇アカデミー主演男優賞 1983年「テリー・フォックス物語」「ホテル・コロニアル」 1984年「ナチュラル」 1985年「ライトシップ」 1986年「ハリー奪還」 1988年「カラーズ 天使の消えた街」 1990年「デイズ・オブ・サンダー」「テロリストを撃て!」      「闇の聖母 侍女の物語」「旅立ちの季節」 1991年「ハート・オブ・ダークネス/コッポラの黙示録」      「ランブリング・ローズ」 1992年「ニュージーズ」「プレイグ」 1993年「ジェロニモ」      「潮風とベーコンサンドとヘミングウェイ」      「フォーリング・ダウン」 1994年「ザ・ペーパー」 1995年「愛に迷った時」「スカーレット・レター」      「ヘンリエッタに降る星」 1996年「スリング・ブレイド」「フェノミナン」「ファミリー」 1997年「相続人」◆「THE APOSTLE」 1998年「ディープ・インパクト」◆「シビル・アクション」◆ 2000年「60セカンズ」◆「シックス・デイ」◆      「地獄の黙示録〈特別完全版〉」 2002年「ジョンQ」 2003年「ウォルター少年と、夏の休日」      「ワイルド・レンジ 最後の銃撃」◇ その他の出演者: Kyra Sedgwick .... Mae Nicky Katt .... Stan Josh Lucas .... Adult Walter Michael O'Neill .... Ralph Deirdre O'Connell .... Helen Eric Balfour .... Sheik's Grandson Christian Kane .... Young Hub Kevin Haberer .... Young Garth Emmanuelle Vaugier .... Jasmine Adam Ozturk .... The Sheik Jennifer Stone .... Martha Mitchel Musso .... Boy User Rating: 7.4/10 (3,822 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 User Comments: Gomezy3kさん Las Vegas NV 2004年4月30日 好きな映画 いい映画だ。 デュバルは、おやじを思い出させる。 おやじは、彼が演じた人物とそっくりだった。 14歳で、2人の兄と一緒に家出して、 汽車に飛び乗り、自分の人生を歩み出した。 デュバルもケインも、まるで2人の兄そっくりだった... ちょっとオーバーな演技だというひともいるかも知れないが、 私は、見事な演技だと思う。 経験から言うのだが、 伯父のひとりは、職業的な賭博師で、 もうひとりは、第2次大戦で殺された。 おやじは、最後に落ち着いた..そう.. LOLだ。 不幸なことだった。 彼らが生きていた時代は、もはや去ってしまった... この映画には、モラルのあるストーリーや多くのユーモアがある。 お腹が痛くなるほど笑った。 だが、悲しい映画でもあった。 結末には驚いた。 それについて書こうとは思わないが、 それも愉快であり、悲しいものだった。 この映画、みんなにお薦めしたい。 ヌードもないし、セックスもないし、冒涜もない。 家族向けのいい映画だ。 この映画を借りて見た後、買うことにした。 オトーサン、 「本物の男のいた時代かぁ...」 この夏、1、2を争う名画です。 遠方から見にきただけの甲斐がありまた。


オトコのキモチ

オトーサン、 一応オトコという種族に所属しているので、 この邦題、気になりました。 "気に入った"というべきでしょう。 "男の生理、分かってよ" 原題:A Guy Thing (2003) 監督:Chris Koch 原作:Greg Glienna 脚本:Greg Glienna /Pete Schwaba / Matt Tarses /Bill Wrubel Genre: Comedy / Romance Rated PG-13 for language, crude humor, some sexual content       and drug references. 上映時間:101分 あらすじ: 独身最後のパーティのドンちゃん騒ぎが終わって、 翌朝、目が覚めると、ベッドに見知らぬ女性(ベッキー)がいる。 「しまった!婚約者を裏切ってしまった!」 ポールとカレンの結婚式まで、もうあと1週間。 ポールは、罪の意識から何とか事態をとりつくろうとする。 出演者: Jason Lee .... Paul Coleman(ポール) Julia Stiles .... Becky(ベッキー) Selma Blair .... Karen(カレン) オトーサン、 「ポールも、ベッキーも、案外巧いなぁ」 JASON LEE  ジェイソン・リー 誕生日 1970/4/25 出身 米カリフォルニア州 95年「モール・ラッツ」で映画デビュー。 活躍度 △→ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1995年「モール・ラッツ」デビュー 1998年「チェイシング・エイミー」      「エネミー・オブ・アメリカ」◆ 1999年「ドグマ」◆「マムフォード先生」 2000年「あの頃ペニー・レインと」◆ 2001年「バニラ・スカイ」◆「ハートブレイカー」      「ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲」 2002年「ドリームキャッチャー」「キャンパス・クレージー」      「オトコのキモチ」 JULIA STILES  ジュリア・スタイルズ 誕生日 1981/3/28 出身 米ニューヨーク 11才の時、ニューヨークの舞台でデビューを飾り、 「EVERYDAY NEWTBURMAN」「PHOTO OP」などの舞台に出演。 97年に自らが手がけた脚本「THE ANARCHISTS DAUGHTER」が サンダンス・インスティテュート・ライターズ・ラブによって 選出される12本の中の1本に選ばれる。 99年プロフェッショナル・チュードレン・スクールを卒業。 映画は「プラトニック・ゲーム」でデビュー。 テレビでは「シックスティーズ」(99〜)など。 コロンビア大学に在学。 活躍度 △↑ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1996年「プラトニック・ゲーム」 1997年「デビル」 1999年「恋のから騒ぎ」 2000年「ハムレット」◆ 2001年「セイブ・ザ・ラストダンス」◇「O[オー]」◆ 2002年「ボーン・アイデンティティー」◆「オトコのキモチ」 2003年「モナリザ・スマイル」 その他の出演者: James Brolin .... Ken Shawn Hatosy .... Jim Lochlyn Munro .... Ray Diana Scarwid .... Sandra David Koechner .... Buck Morse Julie Hagerty .... Dorothy Thomas Lennon .... Pete Jackie Burroughs .... Aunt Budge Jay Brazeau .... Howard Matthew Walker .... Minister Green Fred Ewanuick .... Jeff Lisa Calder .... Tonya User Rating: 5.3/10 (2,144 votes) オトーサン、 「低いなぁ」 User Comments: killasin32さん Oregon, united States 2003年6月24日 思ったよりも面白かった 思いもよらないことに、 この映画、大笑いさせてくれた。 一例をあげると、カニ。 薬局からオフィスでのプレゼンテーションまでの すべてのシーンが実に愉快だった。 もうひとつ、結婚式の牧師も愉快だった。 この映画の評価を下げたのは、あまりにも先が読めること。 とくに、最後がオソマツ。 ベッキー(Julia Stiles)が、ポール(Jason Lee)と 結婚するのは、火を見るよりも明らかだった。 また、ポールの兄が、ポールの婚約者のカレンと 結婚することになるだろうというのも、同じ。 それを除いた1時間40分は、愉快だった。 オトーサン、 「一夜の過ちか」 このケースでは、主人公のポールが 毛じしらみをうつされて七転八倒の大騒ぎになります。 若い諸君、気をつけてくださいね。 エイズってこともあるし...


暗くなるまで待って

オトーサン、 「若い頃、ヘップバーン、見に行ったなぁ」 あの「ローマの休日」が大評判になって、 それ以後、「麗しのサブリナ」、「昼下がりの情事」 「ティファニーで朝食を」、「マイ・フェア・レディ」、 そして、この「暗くなるまで待って」。 上映が待ち遠しかったものです。 原題;Wait Until Dark (1967) 監督:Terence Young 台本:Frederick Knott 脚本:Robert Howard-Carrington /Jane Howard-Carrington Genre: Thriller / Drama 上映時間;107分 あらすじ: スージーの夫は、航空機から降りたとき、 ある女から人形を預かってと頼まれる。 だが、女は消えてしまう。 マイクとカリーノは、チンケな泥棒。 仲間のロートに殺された女の死体をスージーの部屋で発見する。 スージーが目が不自由なのを幸いに、麻薬の入った人形を探しまわる。 マイクは、彼女の夫の不在をいいことに、夫の旧友と称し、 夫が警察で取り調べを受けており、 人形さえ見つかれば、釈放されるという話をデッチあげる。 ロートは、根っからの殺人者。 スージーをつけまわすのが、次第に嵩じていく。 観客には、疑問が湧いてくる。 この目の不自由な女性は、わが身を守れるだろうか? 出演者; Audrey Hepburn .... Susy Hendrix (スージー) Alan Arkin .... Roat/Harry Roat Jr/Roat Sr(ロート) Richard Crenna .... Mike Talman(マイク) オトーサン、 「やっぱり、ヘップバーンって、うまいんだ」 これだけの香りのある名女優は、もう現れないのかも。 AUDREY HEPBURN  オードリー・ヘプパーン 誕生日 1929/5/4-1993/1/20  出身 ベルギー・ブリュッセル 51年、ブロードウェイの「ジジ」の公演を見ていた ワイラー監督に見出され、 53年「ローマの休日」に抜擢され、 アカデミー主演女優賞を受賞。 私生活では二度の離婚を経験。 93年、結腸癌で亡くなった。 出演作 1948年「NEDERLAND IN 7 LESSEN」 1951年「ONE WILD OAT」「YOUNG WIVES TALE」      「LAUGHTER IN PARADISE」      「THE LAVENDER HILL MOB」      「オードリー・ヘプバーンのモンテカルロへ行こう」 1952年「初恋」 1953年「ローマの休日」 1954年「麗しのサブリナ」 1956年「戦争と平和」 1957年「パリの恋人」「昼下がりの情事」 1959年「緑の館」「尼僧物語」 1960年「許されざる者」 1961年「ティファニーで朝食を」 1962年「噂の二人」 1963年「シャレード」 1964年「パリで一緒に」「マイ・フェア・レディ」 1966年「おしゃれ泥棒」 1967年「いつも二人で」「暗くなるまで待って」 1976年「ロビンとマリアン」 1979年「華麗なる相続人」 1981年「ニューヨークの恋人たち」 1986年「DIRECTED BY WILLIAM WYLER」「おしゃれ泥棒2」 1989年「オールウェイズ」 その他の出演者; Efrem Zimbalist Jr. .... Sam Hendrix Jack Weston .... Carlino Samantha Jones .... Lisa Julie Herrod .... Gloria User Rating: 7.8/10 (2,940 votes) オトーサン、 「高いスコアだ」 7.8もあるのに、世界の名画でないのは不思議です。 User Comments: Brian Washingtonさん Los Angeles, California 2003年5月6日 強烈な映画 これは、おそらくかつてない強烈な映画だろう。 正視するに耐えないほど強烈だ。 スージー役のオードリー・ヘップバーンは、カンペキ。 彼女は、ロートと戦うが、 こいつときたら、映画史上、最大のぞっとする奴だろう。 この悪役を演じた Alan Arkin が、 ヘップバーンとともにアカデミー賞にノミネートされなかったのは、 実に不思議だ。 彼は、いつも神経質なニューヨーカーを演じているので、 今回のは、変わった役柄だ。 アカデミー賞が、好ましくない役柄を評価したがらない一例である。 もうひとつ驚いたのは、 この映画がアカデミー賞にノミネートされなかったことだ。 誰かが言っているよいうに、 最近のホラー映画の監督たちは、この古典映画を研究すべきだ。 そうすれば、いいホラー映画は、 オーバーな流血などなしで、充分戦慄させられることが分かるだろう。 オトーサン、 「もう40年ちかくも前になるのか」 "Time and tide wait for no man" 歳月、ひとを待たず。月日の経つのは早いものです。 この映画をみたのは、1967年、 "盲目"の(当時は、使用可能の言葉でした) ヘップバーンが暗闇のなかで、悪人と戦うシーンに どきどきしたことをいまでも鮮明に覚えてます。 あらためて見ると、そのシーンこ至るまでの伏線が見事でした。


ノートルダムの鐘

オトーサン、 最近、山荘にこもりっ放し。 標高1300mなので、下界より気温が10度低いのです。 ときどき、山を降りて、図書館へ。 「ディズニーのアニメ映画かぁ、まあいいか...」 代金がタダというのは、魅力的です。 原題:The Hunchback of Notre Dame(1996) 監督:Gary Trousdale / Kirk Wise 原作:Victor Hugo 脚本;Irene Mecchi/Tab Murphy also story Jonathan Roberts / Bob Tzudiker /Noni White Genre: Animation / Family / Musical / Comedy / Drama 上映時間:91分 あらすじ: 15世紀のパリ。 人形使いのClopinが、カジモドについて語る。 彼は、ノートルダム寺院の鐘つき男。 せむしだが、おだやかな性格。 赤ん坊の頃、危うく裁判長のフローロに殺されそうになるが、 寺院の副司教に制止され、自分の子供として養育する。 さて、成人したカジモドは、寺院の鐘楼に隠されていたが、 Foolsのお祭りがやってくると、 ガーゴイルの友人たちにそそのかされて、お祭りに加わり、 ジプシー女エスメラルダとハンサムな兵士フィーブスに出会う。 だが、この3人は、フローロの虐待に翻弄される。 ジプシーの家々も破壊される。 カジモドは、エスメラルダと ノ−トルダム寺院そのものを守ろうと必死になる。 声の出演者: Tom Hulce .... Quasimodo(カジモド) Demi Moore .... Esmeralda (エスメラルダ) Tony Jay .... Judge Claude Frollo (フローロ) オトーサン、 「3人とも、アニメにしては、表情が豊かだなあ」 そして、吹き替えのデミ・ムーアの声など、 声優陣が大活躍していました。 エスメラルダの歌声が実に見事でしたが、 これは、デミー・ムーアではなく、 Heidi Mollenhauerさんのようです。 その他の声の出演者: Kevin Kline .... Captain Phoebus Heidi Mollenhauer .... Esmeralda (singing voice) Paul Kandel .... Clopin Jason Alexander .... Hugo Charles Kimbrough .... Victor Mary Wickes .... Laverne David Ogden Stiers .... The Archdeacon Mary Kay Bergman .... Quasimodo's mother Corey Burton .... Brutish Guard Jim Cummings .... Misc. Guards and Gypsies Bill Fagerbakke .... Oafish Guard Patrick Pinney .... Misc. Guards and Gypsies Gary Trousdale .... The Old Heretic Frank Welker .... Baby Bird Jane Withers .... Laverne (additional dialogue) User Rating: 6.5/10 (5,198 votes) オトーサン、 「おお高いスコアだ」 User Comments: Jack Christal-Gattanella さん New Jersey 2000年6月21日 ドラマティックなアニメ。 上出来の第1作。 この映画は、最も悲しく劇的など映画だった。 いまや、Victor Hugoの作品が、 ディズニーの手でカラー映画になった。 それでも、劇的であり、悲しさも失われていない。 エロティックで、恐ろしく、異様でもあるが、 家族向けのディズニー映画となっている。 Thomas Hulce、 Demi Moore、 kevin Kline、 Tonyt Jay 、Jason Alexander らの声が実に楽しい。 90年代の出来のよいアニメ映画である。 評価は、A+。 オトーサン、 「こりゃ、出来がいいわい」 淀川長治さんも、ほめていました。 下記サイトをご覧ください。 http://www.sankei.co.jp/mov/yodogawa/0806yodogawa.html


キッシング・ジェシカ

オトーサン、 主人公の年齢やキャリアがNYにいる娘と似ているので、 共感を持って、この映画をみました。 「まだ彼氏がいないのかなぁ」 映画のせりふにあったように、 "死ぬほど退屈な男"しか、周囲にいないのかも...。 原題:Kissing Jessica Stein (2001)    Seeking Same 監督:Charles Herman-Wurmfeld 脚本:Heather Juergensen / Jennifer Westfeldt Genre: Comedy / Romance Rated R for sexual content and language. 上映時間;97分 あらすじ: ジェシカは、NYに住む独身女性で編集者として成功している。 家族は、ユダヤ人で強い絆をもっている。 彼女は、自分が思っているよりも、 性的にストレートでないことに気づく。 キャリア・ウーマンのヘレンと友情を育むが、 やがて、女性同士のロマンスへと発展する。 出演者: Jennifer Westfeldt .... Jessica Stein(ジェシカ) Heather Juergensen .... Helen Cooper(ヘレン) Scott Cohen .... Josh Myers(ジョシュ) オトーサン. 「息がぴったり合ってるなあ」 女主人公の2人は、 共演したオフ・ブロードウェイの舞台を映画化した仲。 まだ無名なのでしょうか、 海外映画俳優マガジンには、経歴が未掲載でした。 その他の出演者: Jackie Hoffman .... Joan Tovah Feldshuh .... Judy Stein Robert Ari .... Sidney Stein Esther Wurmfeld .... Grandma Esther Hillel Friedman .... Rabbi Ben Feldman .... Himself David Aaron Baker .... Dan Stein Jennifer Carta .... Rachel (Dan's fiancee) Ben Weber .... Larry Brian Stepanek .... Peter Nick Corley .... Howard John Cariani .... Chuck User Rating: 7.0/10 (3,631 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 User Comments: Gregory Goldlustさん Sao Paulo, Brazil 2003年9月4日 新鮮だ 現代的な一味ちがったロマンティック・コメディ。 主人たちは、NYの女性。 退屈な男たちに飽きて、同性愛を試みる。 シンプルで、キュート。 この小品は、議論を呼ぶ現代的テーマを扱っており、 その独創性とユーモアが魅力である。 やや意外な結末なのでがっかりするが、 それはそれで、パーフェクトだった。 これは、すばらしく新鮮な映画である。 通常、目にする月並みで退屈なロマンティック・コメディとは、 一線を画している。 本当に新鮮な空気のようだ。 この独創的な新風さをぜひハリウッドに吹き込んでほしい、 こんな映画がもっとみられるように。 オトーサン、 「どこかで、見たようなひとだなぁ。 そうか、ウディ・アレンのそっくりさんだ」 女主人公のジェシカの同僚であるジョーンが、 その顔つき、体型、しゃべりかたが、そっくりでした。 あとで、以下のサイトを見たら、 ウディ・アレンの「アニー・ホール」に似てるとありました。 http://hiro.typepad.com/blog/2004/07/post.html 「そういえば、ジェシカも、ダイアン・レーンに似ていたなぁ」


ブロンドライフ

オトーサン、 「これも、安手の邦題だなあ」 原題の"Life or Something Like It"は、 超訳すれば、「人生の意味」でしょうか。 原題:Life or Something Like It (2002) 監督:Stephen Herek 原作:John Scott Shepherd 脚本;John Scott Shepherd / Dana Stevens Genre: Comedy / Romance (more) Rated PG-13 for sexual content, brief violence and language. 上映時間;103分 あらすじ: TVのレポーター、レニーは、 ホームレスで超能力者のジャックを試すために、 フットボール試合のスコアを予言させてみる。 だが、彼は、彼女の人生は無意味であり、 数日後に死ぬことになると予言する。 彼女は、捨てばちの行動に出て それまでの人生のパターンを変えようとする... 出演者: Angelina Jolie .... Lanie Kerrigan (レニー) Edward Burns .... Pete (ピート) Tony Shalhoub .... Prophet Jack(ジャック) オトーサン、 「またまた、アンジェリーナ・ジョリーだ」 経歴は、もういいでしょう。 恋人ピート役のエドワード・バーンズ、 なかなかの好青年です。 EDWARD BURNS  エドワード・バーンズ 誕生日 1968/1/29 出身 米ニューヨーク・クイーンズのウッドサイド ロング・アイランドで育つ。 父はニューヨーク警察に27年間勤務し、 市警本部で15年間スポークスマンを勤めた。 叔父や親戚にも警官が多い。 姉メアリーと弟ブライアンがいて、 子供の頃からカトリック教徒としてしつけられ、 カトリック・グラマー・スクールで学ぶ。 文才に恵まれ、6歳の時に書いた詩がコンクールで受賞。 高校時代はバスケット・ボールに夢中だったが、 そのうち映画のシナリオを書くようになる。 オネオンタ大学とSUNYアルバニーで学んだ後、 映画を作るため、 ニューヨークのハンター大学に転校して映画学を専攻。 卒業後、フォックスTVの7時のニュース・スタッフになり 本業のかたわら、92年「BRANDY」を監督し、 インディペンデント映画マーケットで試写。 27歳の時、父が退職金を提供し製作総指揮を務めた 「マクマレン兄弟」で製作・監督・脚本・主演を担当し、 サンダンス映画祭グランプリなど多くの賞に輝いた。 「彼女は最高」「ノー・ルッキング・バック」 「サイドウォーク・オブ・ニューヨーク」でも 監督・主演を担当している。 活躍度 △↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1995年「マクマレン兄弟」◇ 1996年「彼女は最高」◇ 1998年「プライベート・ライアン」◆      「ノールッキングバック」◇ 2001年「15ミニッツ」◇      「サイドウォーク・オブ・ニューヨーク」◇ 2002年「ブロンドライフ」◇「コンフィデンス」◇      「ロード・トゥ・ヘル」 その他の出演者; Christian Kane .... Cal Cooper James Gammon .... Pat, Lanie's Father Melissa Errico .... Andrea Stockard Channing .... Deborah Connors Lisa Thornhill .... Gwen Gregory Itzin .... Dennis Max Baker .... Vin Andromeda Dunker .... Mo Jesse James Rutherford .... Tommy, Pete's Son Veena Sood .... Doctor Eric Snellman .... George Theron Zahn .... Steve User Rating: 5.7/10 (2,773 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 "いつ死ぬかもしれないと思えば、 毎日を後悔しないように生きよう" そんなせりふに反感をもつひとがいるでしょう。 User Comments: postbagboyさん Auckland, New Zealand 2003年11月6日 いい映画だ この映画、本当に好きだ。 笑わせてくれ、かつ、考えさせてくれる。 そんなことができる映画って、そうない。 知性もなく笑わせるか、 考えさせるが、コメディではない。 そんな映画ばかり。 だから、この点で、私は、この映画を評価する。 それに、ストーリーが充分興味深いし、 登場人物をうまく描いている。 音楽もそのムードに合っているし、 描写も派手でなく、演技もすばらしい。 全体に、いい映画だ。 この映画がキライなひととは議論したくない。 そういう趣味なのだろう。 私には、関係のないことだ。 アンジェリーナ・ジョリーの髪も気にならなかった。 オトーサン、 「ブロンドライフ(blond life)とはなぁ」 主人公のアンジェリーナ・ジョリーが 金髪(blond)の女性に扮しているので、 その彼女の人生という意味なのでしょう。、 「...めちゃめちゃな用法だなあ」


アベンジャーズ

オトーサン、 「この題名、どういう意味かなぁ?」 辞書で、"The Avengers"を調べると、復讐者とあります。 誰が何のために復讐するのかなぁ? 原題:The Avengers (1998) 監督:Jeremiah S. Chechik 脚本;Sydney Newman (TVシリーズ)    Don MacPherson Genre: Action / Adventure (more) Rated PG-13 for brief strong language. 上映時間;98分 あらすじ: 英国の秘密情報員スティードは、科学者ピールと組む。 地球の気候の劇的変動の原因を調査するためである。 ボスのマザーの指示を受け、ファーザーの助けも借りて、 捜査は、たちまちスコットランド人オーガストに行き着く。 かれが、このゲームの先手をとっている。 世界、そして自分たちを救うには、 ピールとスティードは、迅速かつ緊密に活動せねばならない。 出演者: Ralph Fiennes .... John Steed (スティード) Uma Thurman .... Emma Peel(ピ−ル) Sean Connery .... Sir August de Wynter(オーガスト) オトーサン、 「3人とも、それぞれ、個性がよく出ている!」 経歴は、おなじみショーン・コネリーは、省略して、 若い2人に絞りましょう。 RALPH FIENNES  レイフ・ファインズ 誕生日 1962/12/22 出身 英サフォーク 父は写真家、母は小説家であり画家、 妹はCM・映画監督、弟マグナスは作曲家、 弟ジョセフは俳優という芸能一家。 最初は画家を志すが、俳優志望に転じ、 ロイヤル・アカデミーで演技を学ぶ。 85年に卒業し、ナショナル・シアターや ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーで 「ヘンリー6世」「リア王」などの舞台に立った。 その後、91年テレビ映画「ロレンス1918」でロレンス役、 92年「嵐が丘」のヒースクリフ役で映画デビュー。 「シンドラーのリスト」と 「イングリッシュ・ペイシェント」で二度アカデミー賞候補に。 活躍度 ○↑ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1991年「ロレンス1918」 1992年「嵐が丘」◇ 1993年「シンドラーのリスト」◆「ベイビー・オブ・マコン」 1994年「クイズ・ショウ」 1995年「ストレンジ・デイズ」 1996年「イングリッシュ・ペイシェント」◇ 1997年「オスカーとルシンダ」 1998年「アベンジャーズ」◇「プリンス・オブ・エジプト」(声) 1999年「オネーギンの恋文」◇「ことの終わり」◇      「太陽の雫」◇ 2002年「レッド・ドラゴン」      「スパイダー 少年は蜘蛛にキスをする」      「メイド・イン・マンハッタン」 2003年「ギャンブル・プレイ」 UMA THURMAN  ユマ・サーマン 誕生日 1970/4/29 出身 米マサチューセッツ州ボストン 心理学者と大学教授の両親のもとで生まれる。 ニューイングランドの学校に在学中の時、 15歳でニューヨークのエージェントに見出され、 女優を目指してニューヨークの プロフェッショナル・チルドレン・スクールに転校。 映画デビューは87年。 夫のイーサン・ホークとの間に一児がいる。 活躍度 ○→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1987年「ミッドナイト・ガール」 1988年「ジョニー・ビー・グッド」「危険な関係」 1989年「バロン」 1990年「女神たちの季節」      「私が愛した男と女 ヘンリー&ジューン」 1991年「ロビン・フッド」 1992年「愛という名の疑惑」「ジェニファー8」 1993年「恋に落ちたら」 1994年「カウガール・ブルース」「パルプ・フィクション」 1995年「湖畔のひと月」 1996年「好きと言えなくて」「ビューティフル・ガールズ」 1997年「ガタカ」◆      「バットマン&ロビン/Mrフリーズの逆襲」◆ 1998年「アベンジャーズ」◇「レ・ミゼラブル」 1999年「ギター弾きの恋」◆ 2000年「宮廷料理人ヴァテール」◇「金色の嘘」◇ 2001年「テープ」◇ 2002年「チェルシー・ホテル」 2003年「キル・ビルVol.1」◇      「ペイチェック 消された記憶」◇ 2004年「キル・ビルVol.2 ザ・ラブ・ストーリー」◇ その他の出演者: Patrick Macnee .... Invisible Jones (voice) Jim Broadbent .... Mother Fiona Shaw .... Father Eddie Izzard .... Bailey Eileen Atkins .... Alice John Wood .... Trubshaw Carmen Ejogo .... Brenda Keeley Hawes .... Tamara Shaun Ryder .... Donavan Nicholas Woodeson .... Dr. Darling Michael Godley .... Butler Richard Lumsden .... Boodle's Porter User Rating: 3.4/10 (9,926 votes)        bottom 100: #89 オトーサン、 「えっ、ボトムの89位?」 好評のTVシリースをねじまげたからでしょう。 User Comments: kylo4さん Ontario, Canada 2004年7月15日 陽気で愉快。 私は、映画を見ないで、このDVDを買った。 ユマ・サーマンが好きだからだ。 このIMDBの批評を読んでから、映画をみた。 ほとんどみんなが、この映画を嫌っていた。 さて、私は、この映画、愉快で面白いと思う。 面白さを気取っているかも知れない。 だが、それでもいい。 テディベアーのように、陽気だった。 下らない映画だが、面白かった。、 オリジナルのショーのようではないが、 古いショーを新しく取り直したのだ。 (そうするのは、ヒドイことだとは思うが) オトーサン、 「オレも面白かった」 この映画、いわば007の焼き直しで、 ショーン・コネリーが悪役というのが目玉でしょう。 でも、彼は、いまやサーですから、ほんとの悪役にはできない、 そのあたりに、つまらなさの原因があるようです。 でも、英国を感じることができるのは、確かです。 ロンドンの風景、ステッキをもった山高帽の紳士、 かれら一流のユーモアなど...


バットマン&ロビン Mrフリーズの逆襲

オトーサン、 「バットマン」シリーズをみてきました。 IMDBの評点を振り返ってみると、 第1作が7.2、第2作が6.4、第3作が5.3と下降。 さて、この第4作の評点は、どうなることか。 原題:Batman & Robin (1997) 監督:Joel Schumacher キャラクター:Bob Kane 脚本:Akiva Goldsman Genre: Action / Adventure / Fantasy / Thriller Rated PG-13 for strong stylized action and some innuendos. 上映時間:125分 あらすじ; 怪人ミスター・フリーズは、ゴッサム・シティを乗っとり、 街を永遠の冬に変えようとしている。 やがて、男を誘惑する悪女ポイズン・アイヴィーが現れ、 バットマンとロビンの仲を裂こうとする。 事態が進むなかで、忠実な執事アルフレッドが死にかける。 ミスター・フリーズは、 その命を救う鍵を握っている。 そこで、バットガールが立ちあがる。 出演者: Arnold Schwarzenegger .... Mr. Freeze (Dr. Victor Fries) ミスター・フリーズ George Clooney .... Batman (Bruce Wayne) バットマン Uma Thurman .... Poison Ivy (Dr. Pamela Isley) ポイズン・アイヴィー オトーサン、 「すごい大物を揃えたもんだ。 いまだったら、出演料が高すぎて実現できない顔ぶれだ」 この3人のなかでは、「キルビル」でブレイクした ユマ・サーマンの悪女ぶりが際だっていました。 その分、バットマンの影が薄くなりました。 Chris O'Donnell .... Robin (Dick Grayson) ロビン Alicia Silverstone .... Batgirl (Barbara Wilson) バットガール Michael Gough .... Alfred Pennyworth アルフレッド オトーサン、 今回は、大物3人ではなく、 脇役の面々を紹介しましょう。 若手2人は、演技はまだまだですが、有望株。 老優マイケル・ガフは、バットマン・シリーズすべてに出演している 貴重な存在です。 CHRIS O'DONNELL  クリス・オドネル 誕生日 1970/6/26 出身 米イリノイ州ウィトネカ 活躍度 ○↑ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1989年「メン・ドント・リーヴ」 1991年「フライド・グリーン・トマト」 1992年「青春の輝き」「セント・オブ・ウーマン 夢の香り」 1994年「三銃士」「ブルースカイ」 1995年「サークル・オブ・フレンズ」      「バットマン・フォーエヴァー」      「マッド・ラブ」 1996年「チェンバー/凍った絆」「ラブ・アンド・ウォー」 1997年「バットマン&ロビン Mrフリーズの逆襲」 1999年「クッキー・フォーチュン」「プロポーズ」 2000年「バーティカル・リミット」 ALICIA SILVERSTONE  アリシア・シルバーストーン 誕生日 1976/10/4 出身 米カリフォルニア州サンフランシスコ 両親の故郷イギリスで、親戚を訪れた時に演劇に目覚めた。 テレビデビューは92年のテレビシリーズ「素晴らしき日々」。 テレビ・ムービーを経て映画デビューは「ダリアン/美しき狂気」。 「クルーレス」の高校生役ではMTVアワード主演女優賞獲得。 自ら製作会社ファースト・キスを設立し、 「エクセス・バゲッジ」を制作、主演した。 活躍度 △→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1993年「ダリアン/美しき狂気」 1994年「ベビー・シッター」 1995年「アメリカの贈り物」「クルーレス」◇      「トゥルー・クライム」「ハイダウェイ」 1997年「エクセス・バゲッジ/シュガーな気持ち」      「バットマン&ロビン/Mrフリーズの逆襲」◆ 1999年「タイムトラベラー/きのうから来た恋人」◇      「恋の骨折り損」◇ MICHAEL GOUGH  マイケル・ガフ 誕生日 1917/11/23 出身 マレーシア 活躍度 △→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1948年「BLANCHE FURY」「アンナ・カレーニナ」 1955年「リチャード3世」 1956年「撃墜王ダグラス 殴り込み戦闘機隊」 1958年「吸血鬼ドラキュラ」 1961年「KONGA」 1963年「BLACK ZOO」 1965年「THE SKULL」 1967年「姿なき殺人」 1969年「恋する女たち」「ジュリアス・シーザー」 1970年「TROG」 1971年「恋」 1972年「狂えるメサイヤ」 1979年「ブラジルから来た少年」 1983年「ドレッサー」 1984年「トップ・シークレット」 1985年「愛と悲しみの果て」 1986年「カラヴァッジオ」      「フレデリック・フォーサイス/第4の核」 1988年「ゾンビ伝説」 1989年「ストラップ・レス」      「バットマン」 1992年「バットマン・リターンズ」 1993年「エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事」 1994年「レタッチ/裸の微笑」 1995年「バッマン・フォーエヴァー」 1997年「バットマン&ロビン Mrフリーズの逆襲」 1999年「スリーピー・ホロウ」 その他の出演者: Pat Hingle .... Commissioner Gordon John Glover .... Dr. Jason Woodrue Elle Macpherson .... Julie Madison Vivica A. Fox .... Ms. B. Haven Vendela Kirsebom .... Nora Fries (as Vendela K. Thommessen) Elizabeth Sanders .... Gossip Gerty Jeep Swenson .... Bane John Fink .... Aztec Museum Guard Michael Reid MacKay .... Antonio Diego User Rating: 3.6/10 (24,713 votes) オトーサン、 「こりゃ、低すぎる評価だ」 User Comments: rosspaulhewittrobinson1987さん england 2004年3月28日 いい 私は、この「バットマン&ロビン」を楽しんだが、 ベストとは言い難い。 思うに第2作「バットマン・リターンズ」がベストだった。 ほかのひとは、どう思っているだろうか。 ジョカーが出ていた第1作の「バットマン」が 一番いいと思ってひともいるだろうし、 ペンギンと猫女の出ている第2作「バットマン・リターンズ」が いいというひともいるだろう。 (Danny De Vitoと Michelle Pheifferが出演していた) あるいは、2つの顔をもっている男 (Tommy Lee Jones)が出ていた 第3作「バッマン・フォーエヴァー」がいいというひともいるだろう。 この第4作、Mr Freeze (Arnold Swargnegger)が出ている 「バットマン&ロビン」もいいというひともいるだろう。 思うに、バットマン役では、Keatonが一番よかった。 (Val Kulmarや George Clooneyよりも) というのも、彼は、このシリーズの最初のスターだったから。 Val Kulmerも、そう悪くないし、 George Clooney だってそうだ。 この映画、私の評価は、10点満点で7点。 そう悪い映画ではない。 オトーサン、 「怪物が多すぎて、効果相殺だったな」 でも、面白かったのは、ヒットしたシリーズだけあって 大物俳優が出ていて、彼らの熱演を見ているだけで楽しいし、 衣装や壮大な舞台装置をはじめ、衣装にもお金をかけているからです。 映像もスタイリッシュで、古さを感じませんでした。


デアデビル

オトーサン、 「デアデビル。何か、安手の題名だなあ」 でも、旬の俳優、コリン・ファレルが出ています。 原題:Daredevil (2003) 監督・脚本:Mark Steven Johnson Genre: Action / Thriller / Crime / Fantasy Rated PG-13 for action/violence and some sensuality. Country: USA Language: English / Greek 上映時間;103分 あらすじ: マットは、目の不自由な弁護士。 幼い頃、化学物質を浴びて失明した。 だが、事故のあと、他の感覚器官が発達して、 超人間的なレベルに達した。 彼は、正義のために戦うデアデビルとして名を馳せる。 NY随一の犯罪王キングピンと対決するが、 その相手は、キングピンが雇い入れた狂気の殺人者ブルズアイだった。 ブルズアイは、実に危険な男だった。 身の回りにあるすべてを武器にしてしまい、 しかも、狙った的を絶対に外さないのだ。 出演者: Ben Affleck .... Matt Murdock/Daredevil (マット / デアデビル) Jennifer Garner .... Elektra Natchios(エレクトラ) Colin Farrell .... Bullseye(ブルズアイ) Michael Clarke Duncan .... The Kingpin/Wilson Fisk               (キングピン/フィスク)f オトーサン、 「ベン・アフレック、相変らすの大根役者だ」 対決するブルズアイを演じたコリンファレルや キングピンを演じたマイケル・クラーク・ダンカン、 この2人のほうが、はるかに巧いのです。、 紅1点のジェニファー・ガーナーも、イマイチ。 BEN AFFLECK ベン・アフレック 誕生日 1972/8/15 出身 米カリフォルニア州バークレー 俳優として8歳の頃から活動。 92年「青春の輝き」が映画デビュー。 弟にケイシー・アフレックがいる。 活躍度 ◎↑ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1992年「青春の輝き」「バフィ/ザ・バンパイア・キラー」 1993年「バッド・チューニング」 1995年「モール・ラッツ」 1996年「グローリー・デイズ 旅立ちの日」(TM) 1997年「グッド・ウィル・ハンティング」◆      「チェイシング・エイミー」◇      「インディアナポリスの夏/青春の傷跡」◇ 1998年「アルマゲドン」◇「恋に落ちたシェイクスピア」◇      「200本のたばこ」◇      「ファントム」◇ 1999年「恋は嵐のように」◇「ドグマ」◇「ディセプション」 2000年「レインディア・ゲーム」◇「偶然の恋人」◇      「マネー・ゲーム 株価大暴落」◇ 2001年「パールハーバー」◇      「恋の方程式 あなたのハートにクリック2」      「ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲」 2002年「トータル・フィアーズ」◇「チェンジング・レーン」◇ 2003年「デアデビル」◇      「ペイチェック 消された記憶」◇ COLIN FARRELL コリン・ファレル 誕生日 1976/5/31 出身 アイルランド・ダブリン 父イーモン、叔父トミーもサッカー・チーム、 シュムロック・ローバーズの選手。 幼い頃はサッカー選手を目指していたが、演技に関心が移り、 ダブリンのガイエティ演劇学校に入学。 映画は「素肌の涙」で注目され、 「タイガーランド」で主役のボズを演じ、 ボストン批評家協会賞主演男優賞を受賞した。 活躍度 ○↑ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1998年「素肌の涙」 2000年「私が愛したギャング・スター」      「タイガーランド」◇ 2001年「ジャスティス」◇「アメリカン・アウトロー」◇ 2002年「マイノリティ・リポート」◆「フォーン・ブース」◇ 2003年「デアデビル」◆      「S.W.A.T」◇「リクルート」◇ MICHAEL CLARKE DUNCAN マイケル・クラーク・ダンカン 誕生日 1957/12/10 出身 米イリノイ州シカゴ シングルマザーの母親に育てられる。 ミシシッピー州のアルコーン州立大学で情報伝達学を専攻。 中退してガス会社に就職するが、 ステージ・プロデューサーと出会い、 地方巡業の警備員などの下積みの後、ビールCMやテレビに出演。 95年「フライデー」で映画デビュー。 「グリーンマイル」の囚人役で アカデミー助演男優賞にノミネートされる。 195センチ、138キロ。 活躍度 △↑ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1995年「フライデー」 1997年「BACK IN BUSINESS」 1998年「ブルワース」「CAUGHT UP」「アルマゲドン」      「ザ・プレイヤーズ」 1999年「グリーンマイル」 2000年「隣のヒットマン」 2001年「PLANET OF THE APES/猿の惑星」      「キャッツ&ドッグス」(声)「スポット」      「スコーピオン・キング」 2003年「デアデビル」 その他の出演者: Jon Favreau .... Franklin 'Foggy' Nelson Scott Terra .... Young Matt Ellen Pompeo .... Karen Page Joe Pantoliano .... Ben Urich Leland Orser .... Wesley Owen Welch Lennie Loftin .... Manolis Erick Avari .... Nikolas Natchios Derrick O'Connor .... Father Everett Paul Ben-Victor .... Jose Quesada David Keith .... Jack Murdock Frankie J. Allison .... Abusive Father User Rating: 5.8/10 (16,075 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 「バットマン」や「スパイダーマン」などの亜流です。 User Comments: tedgさん Virginia Beach 2003年2月20日 ヴィジョン 突如、ハリウッドは、 ビジュアル的に優れた映画がビジネスになることを発見した。 「ハリーポッター」第2作は、建築学的な視点で名を売った。 ちょっとした出費で、いいひとを雇えばいいのだ。 `Mothman'は、実にうまいプレゼンテーションをした ストーリーの背後に注意力散漫なビジョンと 妄想症的な想像力をちりばめたのだ。 リスキーだが、効果的だった。 `Crouching Tiger'は、皮相な香港アクション映画だが、 カメラの演出に工夫があった。 「スパイダーマン」が、急降下するカメラを使うチャンスを逸した後、 この「デアデビル」の出番がやってきた。 ストーリーは、B級映画のそれである。 「スパイダーマン」が、ヒットしたので、 柳の下のどじょうを狙って、新しいアートを加味し、 しゃれた感じのものに仕立てたというわけだ。 (`Mystery Men' と`Fast and Furious'との出会いだ) さて、この映画は、ある視点を獲得した。 恐れを知らず、ジャンプし、舞い降り、 どんな戦闘員よりも、強力である。 遠望も効果的だが、あの `Predator'と比べると、質が悪い。 その他は、副次的なものである。 確かに、ヒーローを演じた俳優たちは、よくないし、 才能豊かな悪漢どもは、オーバーアクションだし、 ストーリーもメチャメチャである。 でも、そんなことはどうでもいいのだ。 これは、もうひとつのビジョンを提示した映画なのだ。 さて、これから上映される大作映画である `Hunk'、 `Alexander'、`Matrix 2'も、 この映画と同様に知的な眼をもつことになるだろう。 いいことだ。 私の評価は、4点満点で3点。 見る価値はある。 オトーサン、 「このコメント、いいなあ」 最新の映画を見る視点を提供してくれます。 とくに、NYの夜景を撮った冒頭シーン、素敵でした。 クライスラー・ビルの何と魅力的なことか。


グレムリン

オトーサン、 「あれっ、まだ見ていなかったっけ」 索引を見ると、確かに、見ていません。 「変だなぁ。DVD化したとき、題名を変えたのかも」 年をとると、万事、疑い深くなりますなぁ。 グレムリン(小悪魔)が棲みついてしまったのかも。 原題:Gremlins (1984) 監督:Joe Dante 脚本:Chris Columbus Genre: Comedy / Fantasy / Horror / Action Country: USA Language: English / Spanish 上映時間;106分 あらすじ: 可愛いらしいミステリアスな希少ペットを 発明家の父親が中華街から買ってきて 早めのクリスマス・プレゼントとして息子に与える。 彼は、そのモグワイを"キズモ"と名づけ、可愛がる。 だが、彼が、3つの基本的な警告を無視したために、 邪悪な怪物に変身して、大増殖する事態になる。 その結果、アメリカ郊外に惨禍がもたらされる。 出演者: Zach Galligan .... Billy Peltzer(ビリー) Phoebe Cates .... Kate Beringer(ケート) Frances Lee McCain .... Lynn Peltzer(リン) オトーサン、 「この青年、なかなか巧いぞ」 ところが、経歴が出ていません。 代わりに、かれの恋人役のケートを演じた女優さんの 経歴を紹介しましょう。 「あまり、うまいとは思わないけれどなぁ...」 ビリーの母親役の女優さん、 グレムリンとの対決シーンで大活躍していました。 PHOEBE CATES フィービー・ケイツ 誕生日 1963/7/16 出身 米ニューヨーク州ニューヨーク市 11才からジュリアード学院でバレエを学び、 14才でモデルとして活躍。 82年「初体験リッジモンド・ハイ」で映画デビュー。 「グレムリン」シリーズのヒロイン役でも有名。 89年ケビン・クラインと結婚した。 オーウェンとグレタの一男一女がいる。 「アニバーサリーの夜に」では親子四人で出演。 活躍度 △↓ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1982年「パラダイス」      「初体験リッジモンド・ハイ」 1983年「プライベート・スクール」 1984年「グレムリン」 1987年「天使とデート」 1988年「再会の町/フライトライツ・ビッグシティ」      「シャグ/ラストサマー・グラフィティ」 1989年「想い出のハートブレイク・ホテル」 1990年「殺したいほどアイ・ラブ・ユー」      「グレムリン2/新・種・誕・生」 1991年「私の彼は問題児」 1993年「恋愛の法則」 1994年「プリンセス・カラブー」 2001年「アニバーサリーの夜に」 その他の出演者: Hoyt Axton .... Randall Peltzer Polly Holliday .... Ruby Deagle Glynn Turman .... Roy Hanson Dick Miller .... Murray Futterman Keye Luke .... Mr. Wing Scott Brady .... Sheriff Frank John Louie .... Chinese Boy Judge Reinhold .... Gerald Jackie Joseph .... Sheila Futterman Harry Carey Jr. .... Mr. Anderson Corey Feldman .... Pete F. Don Steele .... Rockin' Ricky Rialto User Rating: 6.8/10 (12,806 votes) オトーサン、 「おお高いスコアだ」 スピルバ−グが製作者として、 端役で出演しているのが寄与しているかも。 User Comments: moonspinner55さん san berdo, ca 2002年11月17日 生きのいい若者が、 結局、不愉快きわまりない混沌を招く。 この映画、その特殊効果作業のために 大勢のひとの雇用を生み出しているけれども、 ブレーク・ダンスを踊る小悪魔が、本当に必要だろうか? エネルギッシュで、よく製作されている。 クークーと鳴く可愛いペットが 一旦、水にぬれると怪物に変身するのだが、 それは紛れもなく、80年代のプラスチックの光沢を放っている。 この映画、ブラック・コメディ、ファンタジー、 そしてドタバタ騒ぎが、切れ目なく続く。 不出来なジョークや馬鹿なアイディアが足を引っぱっているものの、 笑ったり、想像をかき立てられるシーンがある。 ザック・ギャリガンとフィービー・ケイツが好演している。 (ケイツは、Lolita cherubに似ている) 10点満点なら、5点。 オトーサン。 「へえ、キズモのぬいぐるみが評判なんだ!」 以下のサイトでは、グレムリン生誕20周年イベントの告知もあります。 http://www.fairys-planet.co.jp/G.htm オトーサン、ぼやきます。 「...オレなんか、生誕65周年なのに、誰も祝ってくれなかった」


フランダースの犬

オトーサン、 「久しぶりに、アニメでも見るか」 あまりにも有名な子供向けのアニメです。 この犬の名前はパトリッシュ。 聞き覚えのある方もいらっしゃるでしょう。 原題:A Dog of Flanders(1999) 監督:Kevin Brodie 原作:Ouida 脚本:Kevin Brodie / Robert Singer Genre: Family / Drama Rated PG for one scene of mild violence, mild language      and thematic elements. Country: Belgium / USA Language: English 上映時間;96分 あらすじ: フランダースの都市、アントワープの郊外で、 貧しいが幸せな少年ネロとおじいさんが、 牛乳配達をしながら暮らしている。 ぶちのめされて瀕死の犬をみつけて、 連れ帰り、健康を回復させる。 パトリッシュと名づけるが、それは、 ネロが小さいときに亡くなった母親のミドルネームだった。 彼女は才能ある画家で、 ネロも母親譲りで、絵を描くのが好きだった。 幼なじみのアロアがその絵のモデルになり、 かれの最大の支援者だった。 出演者: Jesse James .... Young Nello(ネロ) Jack Warden .... Jehan Daas(ジュハン) Madylin Sweeten .... Young Aloise(アロア) Jon Voight .... Michel La Grande (ミシェル) オトーサン、 「少年少女も可愛いけれど、脇役陣がいい!」 ジャック・ウォーデンは、大ベテランの名脇役。 画家を名演したのが、ジョン・ボイト。 その娘は、先日巨乳を披露したアンジェリーナ・ジョリー。 オヤジとして、さぞ渋い顔をしたでしょう。 この映画でも、しょっちゅう渋い顔でした。 JACK WARDEN ジャック・ウォーデン 誕生日 1920/9/18 出身 米ニュージャージー州ニューアーク ハイスクール時代はボクシングやフットボールなどの スポーツ選手として活躍。 第二次大戦中は落下傘部隊に入ったが、足を骨折し除隊。 俳優を志して47年ダラスのマーゴ・ジョーンズ劇団に入る。 活躍度 △→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1950年「アスファルト・ジャングル」 1951年「フロッグ・メン」 1953年「地上より永遠に」 1957年「暴力波止場」      「十二人の怒れる男」「独身者のパーティ」 1958年「特効決死隊「「深く静かに潜航せよ」 1959年「悶え」「私はそんな女」 1961年「ザーレンからの脱出」 1963年「ドノバン珊瑚礁」 1964年「大突撃」 1965年「蜃気楼」 1966年「目かくし」 1967年「グッバイ・ヒーロー」 1970年「ブライアンの歌」 1971年「スポーツクラブ」「ケラーマン」 1973年「キャット・ダンシング」「荒野のガンマン無宿」 1975年「シャンプー」 1976年「大統領の陰謀」「さすらいの航海」(シーンカット) 1977年「ホワイト・バッファロー」「特効サンダーボルト作戦」 1978年「ナイル殺人事件」「天国から来たチャンピオン」 1979年「チャンプ」「ジャスティス」      「ポセイドン・アドベンチャー2」「チャンス」 1980年「ユーズド・カー」 1981年「恋のジーンズ大作戦/巨人の女に手を出すな」      「ハローダディ」「マペットの大冒険」 1982年「評決」 1984年「アビエーター」 1987年「セプテンバー」 1988年「プレシディオの男たち」 1989年「パーフェクト・ショット」      「もうひとつのラブストーリー」      「ミシシッピー・バーニング」 1990年「プロブレム・チャイルド/ウワサの問題児」 1991年「プロブレム・チャイルド2」 1992年「ナイト・アンド・ザ・シティ」「トイズ」      「お葬式だよ、全員集合」 1993年「ギルティ/罪深き罪」 1994年「ブロードウェイと銃弾」 1995年「あなたが寝てる間に」「デンバーに死す時」      「誘惑のアフロディーテ」 1997年「マイ・リトル・ガーデン」 1998年「フランダースの犬」◆「ブルワース」      「ダーティー・ワーク」 2000年「リプレイスメント」 JON VOIGHT ジョン・ボイト 誕生日 1938/12/29 出身 米ニューヨーク州ヨンカース 高校時代から演劇を学び、 22才の時、オフ・ブロードウェイにデビュー。 67年映画デビュー。 「真夜中のカーボーイ」でニューヨーク批評家協会賞と 英国アカデミー賞受賞。 「帰郷」でカンヌ映画祭主演男優賞とアカデミー主演男優賞受賞。 娘に俳優のアンジェリーナ・ジョリーがいる。 活躍度 ○↑ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1967年「スーパーヒーロー/Mr.フランク」      「墓石と決闘」「青春の渚」 1969年「真夜中のカーボーイ」 1971年「キャッチ22」「脱出」 1974年「コンラック先生」「オデッサ・ファイル」 1975年「殺意の行方」 1978年「帰郷」◇アカデミー主演男優賞 1979年「チャンプ」 1982年「大狂乱」 1983年「五人のテーブル」 1985年「暴走機関車」 1986年「デザート・ブルーム」 1990年「エタニティ/永遠の愛」 1994年「傷だらけのカーボーイ」 1995年「ヒート」 1996年「ミッション・インポッシブル」◆ 1997年「アナコンダ」◇「ローズウッド」「レインメーカー」◆      「クロスゲージ」 1998年「Uターン」「フランダースの犬」◆      「エネミー・オブ・アメリカ」◆      「ジェネラル/天国は血の匂い」 1999年「バーシティ・ブルース」◆ 2001年「パール・ハーバー」◆「トゥームレイダー」◆      「アリ」◆「ズーランダー」◆「アップライジング」◆ 2003年「穴/HOLES」 その他の出演者: Jeremy James Kissner .... Nello Cheryl Ladd .... Anna Cogez Bruce McGill .... William the Blacksmith Steven Hartley .... Carl Cogez Andrew Bicknell .... Stephens Farren Monet .... Aloise Antje de Boeck .... Millie Deborah Pollitt .... Mary Daas James Garde .... Steerns Dirk Lavryssen .... Peter Paul Rubens Michel Vanderlinden .... Peddler User Rating: 6.1/10 (150 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: Chris Weberさん Dripping Springs, Texas 1999年9月15日 いいもの見ーつけた。 見に行くとき、その質が心配だった。 要するに、子供向けの映画じゃないのか。 この映画を見に行った理由というのは、 私の飼い犬が、フランダースの犬と同種類だったから。 見終わっての感想は、これはいい映画ということだ。 もし、犬を飼っていなかったら、 ここ数年で最高の映画を見逃したところだった。 過去数年にみた映画がいくら楽しいものであったとしても、 この映画は、見に行くべきだ。 私にとっては、最高だった。 長い間、感動させ、"眼福"をもたらした映画に接していなかった。 映画批評家ではないが、いいものは分かる。 この数年で、絶対、最高の映画だと思う。 オトーサン、 「あれっ、アニメじゃないんだ」 実写版でした。 この映画、何といっても、撮影が見事です。 舞台となったベルギーのフランドル地方の美しい景色や、 アントワープ出身の画家ルーベンスの絵画もみられます。 週末に家族でみるのには、最高でしょう。


シングルス

オトーサン、 シングルス="花の独身貴族"。 うるさい親から離れ、アパートでひとり暮らし。 好きなときに好きなことをする。 でも、時々無性に寂しくなる。 そこで、お相手を探す。 「そんな時期もあったっけなぁ...」 原題:Singles (1992) 監督・脚本:Cameron Crowe Genre: Comedy / Drama / Romance (more) 上映時間:99分 あらすじ: シアトルに住む6人の若い男女。 かれらをめぐるロマンティック・コメディである。 ほぼみんなが、同じアパートに住んでいて、 街で流行している音楽を楽しんでいる。 登場人物たちの独身貴族暮らしは、お互いに絡みあって進行する。 面白く、時に吹き出したくなる。 音楽は、グランジ。 出演者; Bridget Fonda .... Janet Livermore (ジャネット) Matt Dillon .... Cliff Poncier (クリフ) Campbell Scott .... Steve Dunne(スティーブ) Kyra Sedgwick .... Linda Powell(リンダ) Sheila Kelley .... Debbie Hunt(デビー) オトーサン、 「6人とも、よく描けているぞ」 なかでも、好演している3人の経歴を紹介しましょう。 ブリジット・フォンダ演じるジャネットは、片思い。 マット・ディロン演じるクリフは、バンドに夢中で、 ジャネットを邪険に扱う不実な恋人。 リンダ役のキーラ・セジウィックは、 華やかでオーラのあるオトーサンの好きなタイプ。 もう結婚していて、ケビン・ベーコンがダンナとか。 「ウォルター少年と、夏の休日」が、彼女の最新作です。 BRIDGET FONDA ブリジット・フォンダ 誕生日 1964/1/27 出身 米カリフォルニア州ロサンゼルス 祖父ヘンリー、叔母ジェーン、父がピーター・フォンダ という三代に渡る芸能一家。 82年「パートナーズ」の端役で映画デビュー。 ニューヨーク大とリー・ストラスバーグ・シアターで演技を学び、 ハロルド・ガスキンのもとで修行を積み、 「アリア」で本格的に映画デビューする。 89年「スキャンダル」でゴールデン・グローブ賞にノミネートされる。 2003年12月、作曲家ダニー・エルフマンと結婚。 個性を前面に出す俳優ではなく、わりと役になりきるタイプで、 出演ジャンルはこだわらない。 暗めの役が多かったが、 「U.M.A/レイク・プラシッド」では少し弾けるところも披露。 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1982年「パートナーズ」 1987年「アリア」 1988年「恋はあせらず」「シャグ」 1989年「スキャンダル」「ストラップレス」      「ラスト・サマー・グラフィティ」 1990年「ゴッドファーザーPARTV」      「フランケンシュタイン/禁断の時空」 1991年「レザー・ジャケット」      「アイアン・メイズ/ピッツバーグの幻想」      「アウト・オブ・レイン」「私の彼は問題児」      「ドク・ハリウッド」 1992年「ルームメイト」「シングルス」 1993年「恋愛の法則」「アサシン」      「キャプテン・スーパーマーケット」▲      「リトル・ブッダ」 1994年「カミーラ/あなたのいた夏」「あなたに降る夢」      「ケロッグ博士」 1995年「バルト」「ラフ・マジック」 1996年「訣別の街」「TOUCH<タッチ>」 1997年「ジャッキー・ブラウン」 1998年「シンプル・プラン」◇「グレイスランド」◆      「赤い標的 THE BREAK UP」◇ 1999年「U.M.A/レイク・プラシッド」◇ 2001年「キス・オブ・ザ・ドラゴン」◇「モンキーボーン」 2002年「スノークイーン 雪の女王」◇ MATT DILLON マット・ディロン 誕生日 1964/2/18 出身 米ニューヨーク 活躍度 ○↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1978年「レベルポイント」 1980年「リトル・ダーリング」「マイ・ボディガード」 1982年「マット・ディロンの初恋物語」「テックス」 1983年「アウトサイダー」「ランブルフィッシュ」 1984年「フラミンゴキッド」 1985年「レベル」「ターゲット」 1986年「ネイティブ・サン」 1987年「ビックタウン」       「ディア・アメリカ/戦場からの手紙」(声) 1988年「ドラッグストア・カウボーイ」       「カンザス/カンザス経由→N.Y.行き」 1989年「ワン・ナイト・オブ・ブロードウェイ」 1991年「死の接吻」 1992年「シングルス」 1993年「聖者の眠る街」「最高の恋人」 1995年「誘う女」「フランキー・スターライト」 1996年「ビューティフル・ガールズ」       「アルビノ・アリゲーター」       「グレイス・オブ・マイ・ハート」 1997年「イン&アウト」 1998年「メリーに首ったけ」「ワイルドシングス」 2000年「ジュエルに気をつけろ!」 2002年「デュース・ワイルド」「シティ・オブ・ゴースト」 KYRA SEDGWICK キーラ・セジウィック 誕生日 1965/8/19 出身 米ニューヨーク 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1985年「愛と動乱のワルシャワ」 1986年「タイパン」 1987年「エリオット・バーンズの帰還」 1988年「カンザス経由→N.Y.行き」 1989年「7月4日に生まれて」◇ 1990年「ミスター&ミセス・ブリッジ」◇ 1991年「パイレーツ/この恋、火気厳禁!」◇ 1992年「シングルズ」◆ 1993年「愛が微笑む時」◆ 1995年「愛に迷った時」◆「告発」▲ 1996年「フェノミナン」◇「LAW LIFE」 1997年「CRITICAL CARE」 2003年「ウォルター少年と、夏の休日」 その他の出演者: Jim True-Frost .... David Bailey Bill Pullman .... Doctor Jamison James LeGros .... Andy Devon Raymond .... Ruth Camilo Gallardo .... Luiz Ally Walker .... Pam Eric Stoltz .... The Mime Jeremy Piven .... Doug Hughley Tom Skerritt .... Mayor Weber Peter Horton .... Jamie User Rating: 6.5/10 (5,117 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: triple8さん Conn 2003年8月20日 きちんと"シーン"を描いている。 これは、いい映画だ。 最初に見たときから、大好きになった。 数年に1度、繰り返しみる稀な映画となった。 音楽もいい。 若く、自由で、相手を探している。 そんなフィーリングがよく描かれている。 この映画、私のお気に入り。 独身生活の描写やクラブ・ライフがいい。 (このシーン、かなり実態に近い!) 演技もまあいい。 (マット・ディロンのいかれた様子が好きだ!) 見ていて楽しいが、ちょっと重たいシーンもある。 だから、古典映画になれないし、 "Breakfast Club" ほどのレベルではないが、 最初に言ったように、時々見たくなるいい映画だ。 愉快なジョークは、大勢で見ていて、大笑いすると楽しい。 この映画、絶対ひとりで見るべきではない。 10点満点で7点。 オトーサン、 「あっはっは」 お相手がなかなか見つからないデビーが、 お見合いビデオの製作を依頼します。 出来上がったのは、ユニークな代物。 まずは、顔を写して、 スーパーマンのようにシアトル上空を飛びながら、 メッセージをのべ、 最後は、ベッドに横たわって、 ようこそ、デビー・カントリーへ! 「...こんなんで、お相手みつかるのかなあ?」 もうひとつ、愉快だったのは、 主人公のジャネットが男の品定めをするときに 心に固く決めたモノサシでした。 自分がクシャミをしたとき、相手がどう言うか。 1:「神のお恵みを」 2:「体に気をつけて」 3:「オレに風邪をうつすなよ」 1は、優。1は可。3は不可なのですが、 ああそれなのに、クリフの口から出た言葉は、 3だったのです。


ストーリーテリング

オトーサン、 「題名は、よさそうだけど...」 山荘のそばで、適当に借りてきた中の1本なので、 当たりかどうか。 原題:Storytelling (2001) 監督・脚本:Todd Solondz Genre: Comedy / Drama Rated R for strong sexual content, language and some drug use. 上映時間:87分 あらすじ; これは、2つの違う無関係な物語からなるが、 いずれも、今日の若者たちの恐怖、挫折、抑圧を扱う。 第1話は、フィクション。 ヴィーは、ヒップな高校生。 創作クラスの題材のヒントを得るために搾取や虐待を体験する。 第2話は、ノンフィクション。 トビー・オックスマンは、人生の敗者で靴のセールスマン。 だが、有名な映画監督になりたがっている。 彼は、身体障害者のリビングストーン一家、 とりわけ長男のスクービー(Scooby)を題材に撮影する。 スクービーは、有名になりたがっている高校生。 世間をうとみ、時限爆弾をもてあそび、バイ・セクシャルでもある。 出演者; Selma Blair .... Vi (ヴィー) Robert Wisdom .... Mr. Scott (スコット) Paul Giamatti .... Toby Oxman (トビー) オトーサン、 「みんな冴えないなあ」 まあ、みられたのが、ヴィー役のセルマ・ブレア。 でも、昨日見た「クリスティーナの好きなコト」の 3人娘のなかでは、一番パッとしない女優さんでした。 ヴィーをレイプする黒人教師役のロバート・ウィズダム、 ちょっとスゴミがありました。 自称映画監督のトビーは、とぼけた風采が持ち味か。 SELMA BLAIR  セルマ・ブレア 誕生日 1972/6/23 出身 米ミシガン州サウスフィールド ミシガン大学で芸術と英語の学位を取得した後、ニューヨーク大学へ。 写真家を目指していたが、演技に目覚め、 ステラ・アドラー芸術学院やコラム・シアターの演劇クラスに通う。 97年「イン&アウト」で映画デビュー。 テレビでは99年から「ZOE, DUNCAN JACK & JANE」のゾエ役を 2年演じた。 2000年「キルミー・レイター」で初の主役。 私生活では俳優ジェイソン・シュワルツマンと交際している。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1997年「イン&アウト」 1998年「ブラウンズ・レクイエム」「待ちきれなくて…」 1999年「クルーエル・インテンションズ」◆      「ガールズ・ガールズ」◆ 2001年「キューティ・ブロンド」◆「キルミー・レイター」◇      「ストーリーテリング」◇ 2002年「クリスティーナの好きなコト」◆「オトコのキモチ」 ROBERT WISDOM  ロバート・ウィズダム 誕生日・性別 ? 出身 ジャマイカ ワシントンDC出育ち、セント・アルバンズ高校に通う。 コロンビア大学で歴史と経済学を専攻、 卒業後はニューヨーク・シティで投資銀行マンになる。 その後、ナショナル・パプリック・ラジオの 「ALL THINGS CONSIDERED」のアソシエイト・プロデューサー、 キッチン・センターのニューミュージック・アメリカの芸術監督、 ロンドンの現代芸術学院の演劇監督などを経て、 俳優養成所HBスタジオで数年学び、英国で舞台活動。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1997年「シーズ・ソー・ラヴリー」「ボルケーノ」      「フェイス/オフ」 1998年「マイティ・ジョー」 2000年「ブルー・イグアナの夜」 2002年「スノークイーン 雪の女王」      「ライブ・フロム・バグダッド 湾岸戦争最前線」(TM) PAUL GIAMATTI ポール・ジャマッティ 誕生日 1967/6/6  出身 米ニューヨーク 父親が学長を務めていたイェール大学に進学し、 美術と英語を専攻。 同校のドラマ・スクールにも通う。 舞台とテレビを経て92年「シングルス」で映画デビュー。 活躍度 △→ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1992年「シングルス」 1995年「誘惑のアフロディーテ」      「判決前夜/ビフォア・アンド・アフター」「サブリナ」 1996年「ザ・ブレイク」 1997年「プライベート・パーツ」「プライベート・ライアン」      「ベスト・フレンズ・ウェディング」「フェイク」 1998年「交渉人」「トゥルーマン・ショー」 「プライベート・ライアン」 1999年「マン・オン・ザ・ムーン」◆      「クレイドル・ウィル・ロック」◆ 2000年「ビッグ・ママス・ハウス」◆「デュエット」◆ 2001年「PLANET OF THE APES/猿の惑星」◆      「ストーリーテリング」◆ 2002年「ビッグライアー」「サンダーパンツ!」 2003年「ペイチェック 消された記憶」      「アメリカン・スプレンダー」 その他の出演者: Leo Fitzpatrick .... Marcus ('Fiction') Maria Thayer .... Amy ('Fiction') Angela Goethals .... Elli ('Fiction') Devorah Rose .... Lucy ('Fiction') Nancy Anne Ridder .... Joyce ('Fiction') Steven Rosen .... Ethan ('Fiction') Aleksa Palladino .... Catherine ('Fiction') Mary Lynn Rajskub .... Melinda ('Fiction') Tina Holmes .... Sue ('Fiction') Mike Schank .... Mike the Cameraman ('Non-fiction') Xander Berkeley .... Mr. DeMarco ('Non-fiction') Mark Webber .... Scooby Livingston ('Non-fiction') User Rating: 6.8/10 (3,266 votes) オトーサン、 「えっ?こんなに高いスコアなの?」 ワースト100入りかと思っていました。 User Comments: jellyneckrさん Virginia 2002年2月9日 パワフルな映画だ! 地元の映画館で、昨夜、この映画を見た。 Todd Solondzの前作よりも、いいとは思わなかったが、 なかなかパワフルな映画だった。 脚本がいいのではなく、 (だって、驚くほど人種差別的だった) 演技がよかった。 Selma Blair、John Goodman、 Julie Hagerty、 Paul Giamatti、Mark Webber、そして Noah Fleiss。 また、記憶に残ったのは、Conan O'Brienが出ていたこと。 いくつかのセックス・シーンは、大変長いものだった。 オトーサン、 「どこがいいのかなあ。こんな映画」 アメリカ社会の暗部をストレートに描いた姿勢が 評価されたのでしょうが... 映画としては、まったく不出来だと思いました。


ジーア/悲劇のスーパーモデル

オトーサン、 「オレも、ボケてきたなぁ」 表題の"ジーア/悲劇の..."を"ジーア/裸の...」 どういうわけか、そう思い込んで借りました。 アンジェリーナ・ジョリーの見事な巨乳が拝めたのですから、 目的は達成したようなものですが... 原題:Gia (1998) (TV) 監督:Michael Cristofer 脚本;Jay McInerney / Michael Cristofer Genre: Drama Rated R for graphic depiction of drug abuse, strong sexual content, language and some violence. Black and White / Color 上映時間:120分 あらすじ: 実話。 スーパーモデル、Gia Marie Carangiの生涯を 父親のレストランで働いていた17歳の反抗期から、 1986年、26歳で、死ぬまでを描く。 死因は、エイズで、アメリカで最初の患者のひとりだった。 彼女の人生は、麻薬乱用と失敗した人間関係のために、 下降線をたどっていった。 出演者: Angelina Jolie .... Gia Marie Carangi Elizabeth Mitchell .... Linda Eric Michael Cole .... T.J. オトーサン、 「こりゃ、彼女のファンには、こたえられないだろう」 喜怒哀楽のすべて、様々なファッション、 そして、見事な巨乳まで... 気の毒なのは、あとの俳優さん。 彼女の毒気にあてられて、影が薄くなりました。 ANGELINA JOLIE アンジェリーナ・ジョリー 誕生日 1975/6/4   出身 米カリフォルニア州ロサンゼルス 父はジョン・ボイト。 名門リー・ストラスバーグ演劇学校で演技を学び、 ニューヨークのジャン・タラント、 ロサンゼルスのシルバーナ・ガラントに師事し、舞台経験を持つ。 また、ロンドン・ニューヨーク、ロサンゼルスでもモデルとして活躍。 最初の結婚は「サイバーネット」で共演したジョニー・リー・ミラー。 2000年5月に「狂っちゃいないぜ!」で共演した ビリー・ボブ・ソーントンと再婚。2003年5月、離婚。 1999年「17歳のカルテ」でアカデミー助演女優賞を受賞。 活躍度 ◎↑ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1993年「サイボーグ2」 1995年「サイバーネット」 1997年「不法執刀」◆「ロード・トゥ・ヘブン」◇ 1998年「ジーア/悲劇のスーパーモデル」(V)◇ 1999年「狂っちゃいないぜ」◆「ボーン・コレクター」◇      「17歳のカルテ」◇      「マイ・ハート,マイ・ラブ」◇「第一目撃者」◇ 2000年「60セカンズ」◇「ポワゾン」◇ 2001年「トゥームレイダー」◇ 2002年「ブロンドライフ」◇ 2003年「トゥームレイダー2」◇「すべては愛のために」◇ 2004年「テイキング・ライブス」◇ その他の出演者: Kylie Travis .... Stephanie Louis Giambalvo .... Joseph Carangi John Considine .... Bruce Cooper Scott Cohen .... Mike Mansfield Edmund Genest .... Francesco Mercedes Ruehl .... Kathleen Carangi Faye Dunaway .... Wilhemina Cooper Holly Baker .... Emergency Room Nurse Joe Basile .... Tony Rick Batalla .... Phillipe Lombardo Boyar .... Hood #2 Jullian Dulce Vida .... Hood #3 User Rating: 6.9/10 (2,882 votes) オトーサン、 「高いスコアだ」 監督のMichael Cristoferさんは、 これが、はじめての映画づくりとか。 静止画と動画、カラーと白黒を巧みに組み合わせて、 飽きさせない映画づくりをしていました。 User Comments: Gregory Goldlustさん Sao Paulo, Brazil 2003年9月16日 感動的 スーパーモデル Gia Carangiの生涯と時代。 彼女は、1980年代の初期にスターになり、 わずか26歳でエイズで死んだ。 興味深く、好奇心をそそられるが、 こういったストーリーって、前になかっただろうか? "Basquiat"では、奮闘している落書きアーティストを描いていた。 彼も、80年代にセンセーションを引き起こし、 ヘロインを過剰摂取して、28歳で死んだ。 2人とも、野心的で世界的な成功を収めたものの、 おそろしい麻薬によって命を絶たれた。 専らビデオ用につくられた映画であること考えると、 これは、悪い映画ではない だが、紆余曲折や長い上映時間を考えると、 早世した者のもつ凝縮した時間感覚は失われている。 だが、前に言ったように、TV映画用に出来たものとしては、 実によく出来ているし、感動的である。 アンジェリーナ・ジョリーが輝いている。 この演技で、ゴールデングローブ賞を獲得している。 オトーサン、 「若気の過ちか...」 貧困と無名の境遇から、若くしてリッチで有名人へ。 世の中は、よくしたもので、そういう恵まれたひとは、 どこかで、手痛いしっぺ返しを食らうのです。 「でも、エイズとはなあ」 当時は、不治の病と思われていたのです。 死んだときには、ベッドから起こそうとしたら、 背中の肉がぼろりと剥がれたそうです。


バリスティック

オトーサン、 「Ballistic? 知らんなぁ」 分かるひとって、いるのでしょうか? こんな邦題をつけていいのでしょうか? 原題:Ballistic: Ecks vs. Sever (2002) 監督:Wych Kaosayananda 脚本:Alan B. McElroy Genre: Action / Thriller Rated R for strong violence. Country: USA / Germany Language: English 上映時間;91分 あらすじ: FBIのエージェントであるエクスは、 宿年の敵と行動をともにせざるを得ないことを知る。 セーバーは、1匹狼のエージェントだが、 エクスは、彼女とともに、共通の敵を倒すために、 死闘を繰り広げる。 敵は、超小型の装置を開発していた。 犠牲者の体に埋め込むと、いつでも好なときに殺せるのだ。 出演者; Antonio Banderas .... Agent Jeremiah Ecks(エクス) Lucy Liu .... Agent Sever(セーバー) Talisa Soto .... Vinn Gant/Rayne (ガント) オトーサン、 「2人とも、最高の演技だ」 アントニオ・バンデラス、甘いマスクで、 恋愛映画に向いていますが、今回は新境地を開拓。 「キル・ビル」で、見直したルーシー・リュウは、 充分、主役を張ることのできる演技でした。 ANTONIO BANDERAS  アントニオ・バンデラス 誕生日 1960/8/10 MAN  出身 スペイン・マラガ 幼少時はプロ・サッカーに憧れるが、膝を壊し断念。 13才から地元の演劇学校に学び、卒業と同時に小劇団に入団する。 81年、マドリッドに移り、 アンサンブル・メンバーとしてスペイン国立劇団に加わる。 82年「セクシリア」で映画デビュー。 活躍度 ◎↑ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆☆★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1982年「セクシリア」 1984年「ロス・ザンコス/竹馬の男」 1985年「マタドール<闘牛士>」      「炎のレクイエム、凶弾」 1987年「欲望の法則」「最も危険な男」 1988年「神経衰弱ぎりぎりの女たち」 1990年「アタメ」「インセスト/近親相姦」      「暴走遊戯」 1992年「マンボ・キングス/わが心のマリア」 1993年「愛よりも非情」◇ 1994年「愛の奴隷」「フィラデルフィア」◆      「愛と精霊の家」◆      「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」◆ 1995年「暗殺者」◇「デスペラード」◇      「マイアミ・ラプソディー」◇「フォー・ルームス」◆ 1996年「あなたに逢いたくて」「ストレンジャー」◇      「エビータ」◇ 1998年「マスク・オブ・ゾロ」◇ 1999年「13ウォーリアーズ」◇「バウンティ・キッド」◇ 2000年「マイ・スウィート・ガイズ」◇「ポワゾン」◇      「抹殺者」◇ 2001年「スパイキッズ」◇ 2002年「スパイキッズ2/失われた夢の島」◇「フリーダ」      「バリスティック」◇「ファム・ファタール」◇ 2003年「スパイキッズ3−D:ゲームオーバー」◆      「レジェンド・オブ・メキシコ デスペラード」◇ 2004年「シュレック2」(声) LUCY ALEXIS LIU  ルーシー・アレクシス・リュウ 誕生日 1968/12/2 出身 米ニューヨーク州クイーンズ ニューヨーク大学で学んだ後、 ミシガン大学でアジアの言語及び文化を専攻。 在学中に学生演劇アンドレ・グレゴリー版 「不思議な国のアリス」の脇役オーディションを受けたところ、 主役に抜擢され、女優としてのキャリアが始まった。 TVでは97年「PEARL」で主演を務めたほか、 「アリーmyラブ」では当初はゲストだったが、 視聴者の反響ぶりに物語の設定を変えて、 ルーシーにリン・ウーの役が用意された。 ゲストでは「X−ファイル サード」「NYPDブルース」などに出演。 映画では「チャーリーズ・エンジェル」のアレックス役ほか、 「ペイ・バック」での敵のサディスティックな女性役、 「シャンハイ・ヌーン」でのお姫様役など多彩。 93年、ニューヨーク・ソーホーの カースト・アイアン・ギャラリーでの展示が評価され、 芸術奨学金を受けて中国へ行った。 活躍度 ○↑ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆☆☆★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1996年「ザ・エージェント」 1997年「グリッドロック」 1998年「モリー」「ワイルドスティンガー」 1999年「ペイバック」◆ 「オースティン・パワーズ・デラックス」      「トゥルー・クライム」 「宇宙で最も複雑怪奇な交尾の儀式」 2000年「シャンハイ・ヌーン」◆「チャーリーズ・エンジェル」◇      「マイ・スウィート・ガイズ」◆ 2001年「カンパニー・マン」◇「HOTEL」 2002年「シカゴ」◆「バリスティック」◇ 2003年「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」◇ 「キル・ビルVol.1」◆ その他の出演者: Gregg Henry .... Robert Gant/Agent Clark Ray Park .... A.J. Ross Miguel Sandoval .... Julio Martin Terry Chen .... Agent Harry Lee Roger R. Cross .... Zane Sandrine Holt .... Agent Bennett Steve Bacic .... Agent Fleming Aidan Drummond .... Michael Gant Eric Breker .... Agent Curtis Tony Alcantar .... Edgar Moore David Parker .... Dark Suit #1 Josephine Jacob .... Pretty Girl User Rating: 3.5/10 (3,774 votes)        bottom 100: #99 オトーサン、 「まさか、まさか...(絶句) まあ、低いスコアをつけたがるひとの気持ちも 分からないではないが...」 User Comments: Tom Smith さん Massachusetts 2004年2月14日 有望な映画が、ダメになった。 すばらしいアクションなのに、映画は破綻。 ルーシー・リューは、すばらしいし、 アントニオ・バンデラスもいい。 だが、ストーリーは、曖昧で鈍い。 脚本家も、監督も恥を知れ。 ちょっとした努力で、いい映画になったハズ。 すばらしいアクション満載、 私は、徹底的に詳しい長いストーリーは好きでないが、 この映画のストーリーは、何が何だか分からなかった。 アクション好きのヒトには、この映画は向いている。 (ルーシー・リューが最高) だが、ストーリーなんか気にしないことだ。 分からないところを補おうとしないほうがいい。 時間のムダだ。 オトーサン、 爆発、爆発、また爆発! そして、無造作にひとが殺されていきます。 「...でも、ムシャクシャしているときには、 ストレス発散には、最高かも」


ブラック・ダイヤモンド

オトーサン、 「黒ダイヤ、高いんだろうなぁ。貴婦人でも出てくるかな」 恋愛映画を期待したのですが、凶悪な犯罪映画でした。 原題:Cradle 2 the Grave (2003) 監督:Andrzej Bartkowiak 原作:John O'Brien 脚本:John O'Brien / Channing Gibson Genre: Action / Crime / Thriller (more) Rated R for violence, language and some sexual content. Country: USA Language: English / Mandarin / Korean 上映時間:101分 あらすじ: 国際的な犯罪者リンが、 ダイヤモンド強盗のついでに、 ギャングのリーダーの娘を誘拐する。 この事件に強い関心を抱いた市警は、 政府のエージェント、リーが率いる捜査チームを結成。 ギャングも協力する、 出演者: Jet Li .... Su (スー) DMX .... Fait (フェイト) Mark Dacascos .... Ling (リン) オトーサン、 「ごく普通の青年なんだけれどなぁ」 でも、いざ、アクション・シーンとなると、 その動きが冴えます。 JET LI  ジェット・リー(リー・リンチェイ) 李連杰 誕生日 1963/4/26  出身 中国・瀋陽 九歳から北京の業余体育学校で中国武術を学び、 11才の時に中国全国武術大会のチャンピオンとなり、 以後、五度優勝。 74年には世界巡業でホワイトハウスに招かれ、 ニクソン大統領に対戦演技を披露した。 十代半ばで武術コーチ。 82年に「少林寺」で映画界入り。 88年「ファイナル・ファイター」からリー・リンチェイの名で 本格的に香港映画で活躍。 「リーサル・ウエポン4」の悪役で ハリウッドでも注目されるようになった。 活躍度 ○↑ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆☆☆ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1982年「少林寺」 1983年「ドキュメント・燃えよカンフー」「少林寺2」 1986年「阿羅漢」 1988年「ファイナル・ファイター 鉄拳英雄」 1989年「ハード・ブラッド」 1989年「ドラゴン・ファイト」 1992年「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地大乱」      「スウォーズマン/女神伝説の章」 1993年「ラスト・ヒーロー・イン・チャイナ/烈火風雲」 「方世玉2」      「カンフー・カルト・マスター 魔教教主」      「レジェンド・オブ・フラッシュ・ファイター 格闘飛龍」      「レジェンド・オブ・フラッシュ・ファイター 電光飛龍」 1994年「ターゲット・ブルー」 「マスター・オブ・リアル・カンフー 大地無限」      「新・少林寺伝説」 「フィスト・オブ・レジェンド 怒りの鉄拳」 1995年「D&D/完全黙秘」「ハイリスク」 1996年「ブラック・マスク」◇「冒険王」 1997年「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ&アメリカ」 1998年「リーサル・ウエポン4」◆ 2000年「ロミオ・マスト・ダイ」◇ 2001年「キス・オブ・ザ・ドラゴン」◇「ザ・ワン」◇ 2002年「英雄 HERO」 2003年「ブラック・ダイヤモンド」◇ その他の出演者: Anthony Anderson .... Tommy Kelly Hu .... Sona Tom Arnold .... Archie Gabrielle Union .... Daria Michael Jace .... Odion Drag-On .... Miles Paige Hurd .... Vanessa Paolo Seganti .... Christophe Richard Trapp .... Douglas Ron Yuan .... Laser Tech Woon Young Park .... Bald Enforcer Johnny Nguyen .... Ling's Hitman User Rating: 5.3/10 (3,063 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: ma-cortesさん Santander Spain 2004年6月23日 平均的なアクション映画 これは、相棒が活躍するアクション映画だ。 主演は、ジェット・リーと、DMX。 かれらは、黒ダイヤを武器として使おうとする 凶悪なリン(Mark Dacascos)と戦う。 リンは、娘を誘拐し、身代金を要求する。 この映画には、アクション、口論、カンフー、追跡、コメディが、 イヤになるほど出てくる。 ジェット・リーとその相手 Mark Dacascos は、 信じられないようなやりかたで、戦う。 最後の対決は、圧倒的だった。 演技は、平凡だが、これはアクション映画なのだ。 喧嘩や追跡が重要なのだ。 Tom Arnold と Anthony Anderson が、ユーモラスで、 うまいカップルを演じている。 私の評価は、6点。 オトーサン、 「大したことなかったなぁ」 昨日、見た「マッハ!」のせいでしょう。 あの信じられないほどの格闘技を見てしまうと、 カンフー程度のアクションでは、物足りなくなります。


マッハ!

オトーサン、 「こりゃ、巧い宣伝だ!」 一つ CGを使いません。 二つ 死んでもワイヤーは使いません。絶対!! 三つ 主役は俺だ!スタントマンは使いません。 四つ 早回しを使いません。 五つ 最強の格闘技 ムエタイで闘います。    熱くてもやります。 宣伝に乗られて、また岡谷シネマまで、雨中遠征しました。 観客は、5人だけ。 見終わったら、みんな呆然としていましたよー。 原題;Ong-bak (2003)    Ong-Bak: Muay Thai Warrior 監督:Prachya Pinkaew(プラッチャヤー・ピンゲーオ) 脚本;Prachya Pinkaew / Panna Rittikrai Genre: Action / Adventure Country: Thailand Language: Thai / English 上映時間;105分 あらすじ: テインは、平和な村に住んでいる。 ある日、聖なる守り神“オンバク”の彫像の首が盗まれる。 盗んだのは、儲け仕事にありつこうとしたビジネスマン。 この盗人をバンコクまで追いかけ、 彫像を取り戻す役目を買って出たのが、若い男ティンだった。 敵と戦うため、ティンは、伝統の驚異的な格闘技ムエタイを駆使する。 出演者;: Phanom Yeerum .... Boonting(ティン) Chatthapong Pantanaunkul .... Saming (サミン) Suchao Pongwilai .... Ngai, the crime lord (コム・タン) オトーサン、 「こりゃ、宣伝文句通り、世界最強の格闘技だ!」 飛び蹴り、回し打ち、頭突き、肘打ち、ひざ蹴り... 主役のティンを演じたトニー・ジャー(Phanom Yeerum)、 鍛えぬかれた身体は、それだけでも一見の価値があります。 何でも、スタントマン出身とか。 その他の出演者: Petchtai Wongkamlao .... Humlae/Dirty Balls/George(ジョージ) Pumwaree Yodkamol .... Muaylek(ムエ) David Ismalone .... Mad Dog, a Fighter Erik Markus Schuetz .... Pearl Harbour, a Fighter (as Hans Eric) Don Ferguson .... Ngay's Body Guard/Fighter Rungrawee Barijindakul .... Fighter Chatewut Watcharakhun .... Prostitute Nudhapol Asavabhakhin .... Yoshiro, a Fighter Nick Kara .... Big Bear, a Fighter User Rating: 7.0/10 (668 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 タイでの興行収入は第1位だそうです。 User Comments: Iniquitousさん 2004年5月19日 これまで見たなかで、最高のスタント映画。 この映画を見るに先立って、 私が思ったのは、我々は新に面白い肉体派俳優や "アメリカ映画"を失いつつあるということだった。 ジャッキー・チェンは、もう年だし... この映画は、強烈な印象を与えてくれる。 ティンは、チャンの能力に匹敵するだけでなく、 それを上回っている。 この映画は、疑いもなく驚くべき肉体映画だ。 格闘は、秀逸。 打撃は、地面を突き破るようだ。 映画は、明快で、上出来だ。 だが、最も信じられないシーンは、回し蹴りだ。 こう言っても、信じてもらえないかもしれないが、 見ればすぐ分かる。 この映画、10点満点で8点をつけたい。 格闘技のシーンなら、間違いなく10点満点で10点だ。 会話や筋書きは、イマイチだが... だが、そんなものは、問題ではない。 オトーサン、 久しぶりにタイの現代化しつつある 風景でも鑑賞しようと出かけたのですが、 ムエタイのシーンに出合って、コーフンしました。 息を呑みました。 「おーっ!! これぞ格闘技!」 どのサイトか、忘れましたが、 こんなコメントが載っていました。 マッハ!!!試写会観てきました。 いや〜、凄かった〜。 冒頭のシーンから一体何人骨折してるんだろう?って感じ。 ある人から聞いたけどやっぱり2、3人死んでるらしいよ。 しかし、このトニー・ジャーなる人物ただ者じゃないね。 とんでもない身体能力の持ち主です。


スクービー・ドゥー

オトーサン、 「スクービー・ドゥー? 何じゃこれ?」 アメリカでは、有名なキャラクターだそうですが、 日本人には、チンプンカンプン。 案外、愉快な映画で、楽しめました。 原題:Scooby-Doo (2002) 監督:Raja Gosnell キャラクター:William Hanna / Joseph Barbera 原作;Craig Titley / James Gunn 脚本:James Gunn Genre: Adventure / Mystery / Family / Comedy / Fantasy Rated PG for some rude humor, language and some scary action. Country: USA / Australia Language: English 上映時間;88分 あらすじ: ミステリー社のメンバーは、 誰が事件解決に寄与したかをめぐって、 意見が対立したために、解散してしまう。 2年後、不思議な縁で、彼らは再会する。 今回は、スプーキー島の事件解決が任務である。 島のリゾートのオ−ナーは、モンダヴァリアスで、 助力を求めていた。 なぜ、休暇を楽しみにきたひとたちが、 円満な人柄になってしまうのか。 だが、この一筋縄でいかない事件を 旧ミステリ−社の面々は、解決できるだろうか? 出演者; Matthew Lillard .... Norville 'Shaggy' Rogers (シャギー) Sarah Michelle Gellar .... Daphne Blake (ダフネ) Rowan Atkinson .... Emile Mondavarious, Spooky Island Owner               (モンダヴァリアス) オトーサン、 「この2人、頑張ってるなあ」 まずは、シャギー。 マシュー・リラードの相棒は、 題名になっているスクービー・ドゥーなるワンちゃん。 CGで作成されているので、相手不在のまま、 さも相手がいるかのように演技しなければならないのです。 それから、ダフネ役のサラ・ミシェル・ゲラー、 演技は、さほど巧くはないのですが、 ワイヤー・アクションをこなしたのは、大したもの。 MATTHEW LILLARD マシュー・リラード 誕生日 1970/1/24 出身 米カリフォルニア州オレンジ・カウンティ パサデナ・カレッジ・オブ・アートを卒業後に ニューヨークのサークル・イン・スクエアで演技を学ぶ。 91年「グーニーズ3」で映画デビュー。 活躍度 ○↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1991年「グーニーズ3/女子寮襲撃」 1994年「シリアルママ」◆ 1995年「サイバーネット」「マッド・ラブ」 1996年「スクリーム」◆「スリーウイメン/この壁が話せたら」 1998年「デッドマンズ・カーブ」◇      「ラスト・リミッツ 栄光なきアスリート」 1999年「ウイング・コマンダー」◆「シーズ・オール・ザット」◆      「恋の骨折り損」◆「SLC PUNK!」◇      「レイジングプラン」 2001年「スクービー・ドゥー」◇「13ゴースト」◆ SARAH MICHELLE GELLAR サラ・ミシェル・ゲラー 誕生日 1977/4/14 出身 米ニューヨーク州 テレビでは「バフィー/恋する十字架」のバフィー役でブレイク。 2002年に婚約中にあったフレディ・プリンゼ・ジュニアと結婚。 活躍度 △↑ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1988年「ファニー・ファーム 勝手にユートピア」 1997年「ラストサマー」◆「スクリーム2」◆ 1998年「スモールソルジャーズ」(声) 1999年「クルーエル・インテンションズ」◇「バニラ・フォグ」◇      「シーズ・オール・ザット」(NC) 2001年「スクービー・ドゥー」◇ その他の出演者: Freddie Prinze Jr. .... Fred Jones Linda Cardellini .... Velma Dinkley Isla Fisher .... Mary Jane Miguel A. Nunez Jr. .... Voodoo Maestro Steven Grives .... N' Goo Tuana Charles Stan Frazier .... Himself (Sugar Ray) Craig Bullock .... Himself (Sugar Ray) Matthew Murphy Karges .... Himself (Sugar Ray) Mark McGrath .... Himself (Sugar Ray) Rodney Sheppard .... Himself (Sugar Ray) Sam Greco .... Zarkos aka the Masked Wrestler Charles Cousins .... Velma's Friend User Rating: 4.9/10 (7,932 votes) オトーサン、 「ありゃ、思ったより低いなあ」 アメリカでは、大ヒットしたそうですが... User Comments: Michael Wilcoxさん 2004年3月31日 皆が言うほど悪くない。 子犬がいました。 4人の友人がいました。 ミステリー・マシーンを駆使して、謎を解き、 枚中、悪漢を暴いてきた。 だが、悪漢は、いつも同じことを言う。 「あのお節介なガキどもや犬さえいなけりゃ、 逮捕されることなど、なかったのに!」 そう、私は...スクービー・ドゥーが大好きだ。 ずっとそうだったし、いまも仕事から帰ると毎日見ている。 そんなわけで、私のお気に入りの犬が、 コンピュータのアニメになると聞いて、疑問に思った。 だが、私にとっては、...これは、成功している! シャギー役のマシュー・リラードは、素晴らしかった。 フレッド役のFreddie Prinz Jrは、そう悪くない。 ちょっと有頂天になっていた。 ダフネは、ちょっと甘やかされたガキにみえる。 だが、ヴァルマは、映画として成功している。 筋書きは、大きなミステリ−の前後で違ってくるが、 まあ、出来のよいほうではないか。 一番刺激的だったのは、航空機内のシーン。 だが、洗練さに欠けていた。 ダフネだが、the RugratsのAngelicaのようではなく、 ショーに出ているような役だったら、可愛かっただろう。 同じことは、フレッドについても言える。 だが、 なかなかのお遊びだった。 1時間半、リラックスして、 屁のジョークを楽しんでほしい! Rooby Doo!!! オトーサン、 「ローワン・アトキンソン、気の毒だった」 大した出番がなく、アクの強い演技が見られませんでした。 ところで、"映画の森てんこ森"って、 毎度、詳しい紹介してるなあ」 http://www.coda21.net/eiga3mai/text_review/SCOOBY_DOO.htm


トイ・ストーリー

オトーサン、 「シュレック2」が面白かったので、 「アニメ映画でも、いいものはいいんだ」 そう思って、この名作アニメを見ることにしました。 原題:Toy Story (1995) 監督:John Lasseter 原作;John Lasseter / Peter Docter Andrew Stanton / Joe Ranft 脚本:Joss Whedon / Andrew Stanton Joel Cohen / Alec Sokolow Genre: Animation / Family / Comedy / Fantasy Country: USA Language: English / Spanish 上映時間:81分 あらすじ; おもちゃたちが、誰も見ていないとき、 動き回っているなんて、想像力が刺激される。 2人のおもちゃ、ウッディとバスは、お互いに軽蔑しあっている。 だが、おもちゃたちは、家から引き離されたとき、 家に帰るまで、休戦協定が結ばれる。 声の出演者: Tom Hanks .... Woody(ウッディ) Tim Allen .... Buzz Lightyear (バズ) Don Rickles .... Mr. Potato Head (ポテト・ヘッド) オトーサン、 「アニメの出来もいいけれど、 それ以上に、声優の語りの見事なこと!」 トム・ハンクスも、ティム・アレンも あるいは、天才ではないでしょうか。 その他の声の出演者: John Morris .... Andy Davis(アンディ) Erik von Detten .... Sid Phillips (シド) Jim Varney .... Slinky Dog Wallace Shawn .... Rex John Ratzenberger .... Hamm Annie Potts .... Bo Peep Laurie Metcalf .... Andy's Mom R. Lee Ermey .... Sarge Sarah Freeman .... Hannah Phillips Penn Jillette .... T.V. Announcer Jack Angel .... Additional Voices Spencer Aste .... Additional Voices User Rating: 7.9/10 (39,172 votes)        top 250: #175 オトーサン、 「おお、世界の名画175位だ!」 User Comments: Einar-Geronimoさん Norway 2004年7月4日 最高のアニメ映画。 「トイストーリー」は、屹立している! その後、続編もできて、アニメ映画業界の標準になった。 この第1作では、ウッディ、バス、ポテト・ヘッドや その他のおもちゃに出会う。 実に楽しく愉快な出来だ! おもちゃの観点から物事を見るのは、 実に魅力的で、クールだ。 巨大な山につくられた階段のようで、 犬は、まるで、悪魔のようにみえるのだ! この映画、実に機知に富んでいる。 展開は、暗くエキサイティングになっていくのだが、 底に流れるものは、非常に魅力的で機知に富んでいる。 おかしくて、大声で笑ってしまった。 これは、プロの仕事だ。 すでに、古典となっている。 評価は、5点満点で、5点。 オトーサン、 最近、少年の凶悪犯罪が多発しているので、 本筋でないストーリー展開に興味をもちました。、 「シドって、憎ったらしいガキだなぁ」 隣家の子供ですが、おもちゃをみると、 手当たり次第に、壊したり、"手術"したくなるのです。 こういう子って、大人になると、人殺しになるのでしょうか、 それとも、ハシカみたいなもので、 破壊衝動は自然に消えていくものなのでしょうか。


クリスティーナの好きなコト

オトーサン、 「若い女の子が好きなコトって、何だろう?」 もう年なので、そんなことを知る必要はないのですが、 題名に惹かれて、見ることに。 原題;The Sweetest Thing(2002) 監督:Roger Kumble 脚本;Nancy Pimental Genre: Comedy / Romance Rated R for strong sexual content and language. 上映時間:88分 あらすじ: クリスティーナをめぐるロマンティック・コメディ。 彼女は、ある日、バーで若い男に出会う。 しばらくつきあったものの、すぐにお互いの名前を忘れてしまう。 こんな調子のクリスティーナだったが、 何となく彼のことが気にかかって、 親友のコ−トニーと一緒に、遠路はるばる訪ねていく。 出演者; Cameron Diaz .... Christina Walters(クリスティーナ) Christina Applegate .... Courtney Rockcliffe(コートニー) Selma Blair .... Jane Burns(ジェーン) オトーサン、 「やっぱり、キャメロン・ディアスは、目立つなあ」 この映画、一応、仲良し3人組が主人公ですが、 美貌といい、長身のしなやかな肢体といい、それに演技でも、 他の2人を上回っています。 何度も見ていますが、あらためて経歴をみましょう。 「そうか"シュレック2"で、声の出演かぁ」 CAMERON DIAZ キャメロン・ディアス 誕生日 1972/8/30 出身 米カリフォルニア州サンディエゴ 16才からモデルとして世界中で活躍。 89年には日本でもファッション・カタログやCMに出演していた。 21才の時、オーディションを受け、 ジム・キャリー主演「マスク」(1994)で クラブ歌手ティナ役を得て映画デビュー。 「マスク」の映画ヒット共にディアスの人気も上昇。 翌年、「最後の晩餐/平和主義者の連続殺人」で初主演。 その後も「フィーリング・ミネソタ」、 「ベスト・フレンズ・ウェディング」、「メリーに首ったけ」と出演。 プライベートでも恋愛の話題が尽きない。 活躍度 ○↑ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1994年「マスク」◇ 1995年「最後の晩餐/平和主義者の連続殺人」◇ 1996年「彼女は最高」◆「フィーリング・ミネソタ」◇      「ブラック・メール/脅迫」 1997年「ベスト・フレンズ・ウエディング」◇      「普通じゃない」◇「真夏の出来事」◇ 1998年「メリーに首ったけ」◇「ラスベガスをやっつけろ」◆      「ベリー・バッド・ウェディング」◇ 1999年「マルコヴィッチの穴」◆「エニイ・ギブン・サンデー」◇      「彼女を見ればわかること」 2000年「チャーリーズ・エンジェル」◇      「姉のいた夏、いない夏。」◇ 2001年「シュレック」(声)      「バニラ・スカイ」◆ 2002年「ギャング・オブ・ニューヨーク」◇      「クリスティーナの好きなコト」◇ 2003年「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」◇ 2004年「シュレック2」(声) その他の出演者: Lillian Adams .... Aunt Frida Bryan Anthony .... Geeky Guy Linda Asuma .... Brawling Bridesmaid Jason Bateman .... Roger Donahue Vahe Bejan .... Taxi Driver Joe Bellan .... Mr. Martin Chelsea Bond .... Greta Alexander Chance .... Wedding Guest #1 Herbert W. Ankrom .... Wedding Guest #3 Judith Chapman .... Judy's Mother Charlie Dell .... Wedding Priest Richard Denni .... Gramps User Rating: 4.8/10 (6,550 votes) オトーサン、 「へぇ、案外、低いスコアだ」 アメリカ人って、存外保守的で、 男遊びをする女は、軽蔑しているのかも。 まあ、日本でも、同じでしょうが... User Comments: rbverhoefさん The Hague, Netherlands 2003年5月11日 The women save it これは、'American Pie'や'Road Trip'といった種類の映画。 'Road Trip'は、Breckin Meyerや Seann William Scott といった愉快な男たち、そして最高の美女 Amy Smar が出演している、なかなかの映画だった。 'American Pie'と 'American Pie 2' も、よかった。 これにも、Seann William Scottが出ていて、それにJason Biggs、 さらに、Mena Suvari とTara Reidといった美女が出演していた。 「クリスティーナが好きなコト」は、美女が出ているだけ。 確かに、美女は、みんなすばらしかった。 Selma Blairもいいし、Cameron Diaz は素敵だし、 Christina Applegateは、絶対、私のお気に入りで、素晴らしかった。 いくつか笑わせるジョークがあったが、 一番、面白かったのは、女優たちと、そのユーモアのセンスで、 脚本ではなかった。 この映画が気に入ったのは、 主として Christina Applegateが、愉快で美しかったからだ。 それに、DiazとBlairも少し寄与している。 だが、これを見るなら、上記の映画を見たほうがいい。 オトーサン、 「ここまで、筋書きを詳しく書けるのか...」 この映画について、もっと知りたい方は、 以下のサイトへどうぞ。 http://www.coda21.net/eiga3mai/text_review/THE_SWEETEST_THING.htm


シュレック 2

オトーサン、 混むのが大キライなので、 平日に山荘から遠征して、岡谷シネマへ。 空いていました。3人だけ。 沢山の子供たちは、「ポケモン」に流れたようです。 原題:Shrek 2 (2004) 監督:Andrew Adamson / Kelly Asbury / Conrad Vernon 原作:William Steig / Andrew Adamson 脚本:Andrew Adamson / Joe Stillman J. David Stem / David N. Weiss Genre: Adventure / Animation / Family / Comedy / Fantasy (more) Rated PG for some crude humor, a brief substance reference      and some suggestive content. 上映時間:92分 あらすじ: ハネムーンから帰った新婚カップルは、 フィオナ姫の両親と夕食を共にすることになる。 両親は、姫とシュレックが結婚したことを知り、 とくに、国王は激怒する。 というのは、チャーミング王子と結婚させることにしていたからだ。 そこで、国王は、長靴を履いた猫を雇い、シュレックを殺そうとする。 声の出演者; Mike Myers .... Shrek(シュレック) Cameron Diaz .... Princess Fiona(フィオナ姫) Eddie Murphy .... Donkey(ドンキー) Antonio Banderas .... Puss In Boots(長靴を履いた猫) オトーサン、 「字幕版を見たかったなあ」 残念ながら、夜間しかやっていないので、 吹き替え版にしたので、 キャメロン・ディアズやエディ・マーフィーの語りは、 聞けませんでした。 でも、今回も、シュレツクの声を担当した浜ちゃん、 相変わらずの見事な吹き替えでした。 その他の声の出演者; Julie Andrews .... Queen John Cleese .... King Rupert Everett .... Prince Charming Jennifer Saunders .... Fairy Godmother Aron Warner .... Wolf Kelly Asbury .... Page/Elf/Nobleman/Nobleman's Son Cody Cameron .... Pinocchio/Three Pigs Conrad Vernon .... Gingerbread Man/Cedric/Announcer           /Muffin Man/Mongo Christopher Knights .... Blind Mouse David P. Smith .... Herald/Man with Box Mark Moseley .... Mirror/Dresser User Rating: 7.7/10 (12,782 votes) オトーサン、 「高いスコアだ」 User Comments: Danny-boy07 さん leicestershire, england 2004年7月11日 おそるべき映画、見逃すなかれ! しょっぱなから、 この映画は、拍手喝采ものと分かった。 はじめから終わりまで、実に愉快だった。 何度も、陽気なシーンがあった。 ぴったり決まったシーンも多い。 でも、弱点もないではない。 それは筋書き。 先が読めるし、つまらないシーンもある。 だが、シュレック、ドンキー、 そして新しく加わった長靴を履いた猫の 軽口や笑いが、実に愉快なので、弱点は吹き飛んでしまう。 筋書きは、危うっかしく退屈だが、 コメディとアクションのすばらしさで、大ヒットした。 第1作よりも、はるかに出来がいい。 おそるべき映画。 大好きになった。 評価は10点満点で、8.5。 オトーサン、 「奥方と、字幕版を見にいくか」


アイ・スパイ

オトーサン、 題名がおシャレなので、借りました。、 娘が"i pod"を買いたいと言って騒いでいます。 「1万曲も携帯して、どうするの?」 この題名も、"i mac"のブランド・イメージとの 相乗効果を狙っているのでしょうか? 原題;I Spy (2002) 監督:Betty Thomas キャラクター:David .Friedkin / 原作:Marianne Wibberley / Cormac Wibberley 脚本:Marianne Wibberley / Cormac Wibberley Jay Scherick / David Ronn Genre: Adventure / Action / Comedy Rated PG-13 for action violence,       some sexual content and language. Country: USA Language: English / Hungarian / Russian 上映時間:97分 あらすじ: "Switchblade"(飛び出しナイフ)と命名された 最先端のステルス戦闘機が、アメリカ政府から盗まれ、 トップ・スパイのアレックスが召集される。 思いがけないことに、相棒は生意気な民間人。 ボクシング世界チャンピオンのケリーだった。 2人は、力を合わせて危険な最高秘密のスパイ活動に携わる。 任務は、技量とユーモアを駆使して、ガンダーズを捕らえること。 そいつは、世界にその名も高い無法な武器商人で、 ステルス戦闘機で一儲けしようと企んでいた。 出演者; Eddie Murphy .... Kelly Robinson(ケリー) Owen Wilson .... Alex Scott(アレックス) Famke Janssen .... Special Agent Rachel Wright (レイチェル) オトーサン、 「やはり、エディがいいなあ」 "シュレック2”でも、吹き替えで、うならせています。 アレックスは、頑張っているものの、 彼の活躍の前には、歯が立ちませんでした。 レイチェル役の女優さんも、イマイチ。 EDDIE MURPHY エディ・マーフィ 誕生日 1961/4/3 出身 米ニューヨーク州ヘムスティード 活躍度 ○→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆☆★ 出演作 1982年「48時間」◇ 1983年「大逆転」◇ 1984年「おかしな関係/絶体絶命」 1985年「ビバリーヒルズ・コップ」◇ 1986年「ゴールデン・チャイルド」◇ 1987年「ビバリーヒルズ・コップ2」◇ 「エディ・マーフィ/ロウ」◇ 1988年「星の王子ニューヨークへ行く」◇ 1989年「ハーレム・ナイト」◇ 1990年「48時間PART2/帰ってきたふたり」◇ 1992年「ブーメラン」◇ 「エディ・マーフィのホワイトハウス狂想曲」◇ 1994年「ビバリーヒルズ・コップ3」◇ 1995年「ヴァンパイア・イン・ブルックリン」◇ 1996年「ナッティ・プロフェッサー/クランプ教授の場合」◇ 1997年「ネゴシエーター」◇ 1998年「ドクター・ドリトル」◇「ホーリーマン」「ムーラン」 1999年「ビッグムービー」「エディ&マーティンの逃走人生」 2000年「ナッティ・プロフェッサー2/クランプ家の面々」◇ 2001年「ドクター・ドリトル2」◇「シュレック」(声) 2002年「ショウタイム」◇「アイ・スパイ」◇ 「プルート・ナッシュ」◇ 2003年「チャーリーと14人のキッズ」◇ 「ホーンテッド・マンション」◇ 2004年「シュレック2」(声) その他の出演者: Malcolm McDowell .... Arnold Gundars Gary Cole .... Carlos Phill Lewis .... Jerry Viv Leacock .... T.J. Keith Dallas .... Lunchbox Tate Taylor .... Lieutenant Percy Lynda Boyd .... Edna Bill Mondy .... McIntyre Larry Merchant .... Vegas Commentator Sugar Ray Leonard .... Vegas Commentator Jimmy Lennon Jr. .... Vegas Ring Announcer Joe Cortez .... Vegas Referee User Rating: 5.4/10 (4,273 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: trouserpress さん 2004年2月9日 続編の可能性はない。 またもや、ハリウッドが時間の経過を待って 古典的なTV映画をリメイクした。 儲かること受け合いというわけだ。 大きく手を入れるのが、この種の映画の通例だが、 この映画の場合、ほとんど変えていない。 ストーリーは、典型的なボンド映画スタイルの スパイ・アクションもの。 何者かが最高秘密である見えない航空機を 政府から盗み、闇市場で販売する。 そこで登場するのが、われらがヒーローたち。 コメディが主だから、ストーリーは副次的。 2人のスター、 エディ・マーフィとオーウェン・ウィルソンのかけあい。 マーフィは、最近「シュレック」でもみせた気の利いた脇役。 ドンキーの語りではなく、世界チャンピオンというわけだ。 このアイディアに不信感を覚えなかったら、 この映画の90分は、かなり楽しめる。 ジコチューの有名人(エディ・マーフィ)と ウィルソン演じる熱愛中だが、思いの叶わぬスパイとの すばらしい相性を垣間見ることができる。 だが、残念なことに、 この映画には、アイデンティティが欠如している。 ジョークつきスパイ映画なのか、 それとも、スパイ映画のパロディなのか? そのため、2人の陽気なかけあいの後、 しばらくの間、何もないと、やや落ち着かない感じになる。 とは言うものの、この映画、かなり楽しめる。 金曜日の夜、映画でもみようかと思ったら、 他の映画で後悔するくらいなら、 この映画を見たほうがいい。 オトーサン、 「は、は、は」 明日は、花の金曜日。 デート相手のいないひとは、この映画でも見てください。 ハンガリーの古都、ブタペストが舞台です。


スーパーマン3・電子の要塞

オトーサン、 「へぇ、スーパーマンに第3作があったっけ」 "スパイダーマン2"が、面白かったので、 久しぶりに本家にお目にかかりたくなりました。 原題:gendai Superman III (1983) 監督:Richard Lester キャラクター:Jerry Siegel /Joe Shuster 脚本:David Newman / Leslie Newman Genre: Adventure / Fantasy / Action / SF Country: UK Language: English 上映時間;125分 あらすじ: ガスは、失業者。 ある日、コンピュータの才能に目覚める。 大企業の社長から悪事を頼まれる。 だが、その悪事はスーパーマンによって阻まれる。 社長は、ガスにスーパーマンを殺せというが、失敗する。 そして、無敵のコンピュータが、ガスの計画でつくられる。 最後に行われるスーパーマンと スーパー・コンピュターの戦いの帰趨は、いかに。 出演者: Christopher Reeve .... Superman/Clark Kent        (スーパーマン/ クラーク・ケント) Richard Pryor .... Gus Gorman (ガス) Annette O'Toole .... Lana Lang(ラナ) オトーサン、 「まともなのは、スーパーマンだけだな」 ガス役は下品だし、ラナ役はパッとしないし... キャスティングは、大いに不満でした。 CHRISTOPHER REEVE  クリストファー・リーブ 誕生日 1952/9/25 出身 米ニューヨーク 大学教授の父、ジャーナリストの母の間で生まれる。 4才の時に両親が離婚。 サマー・ストックで演劇活動を開始し、 コーネル大学卒業後、ジュリアードの演劇科へ。 ロンドンに演劇留学した後、ブロードウェイ・デビュー。 78年、端役でデビュー後、 200人の候補者の中から選ばれた 「スーパーマン」のスーパーマン役で大人気に。 95年、落馬事故で首から下が不随となるが、 俳優への活動は諦めていない。 活躍度 △↓ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1978年「原子力潜水艦浮上せず」「スーパーマン」 1980年「ある日どこかで」 1981年「スーパーマンU・冒険篇」 1982年「デストラップ」 1983年「スーパーマン3・電子の要塞」 1984年「アビエーター」「ボストニアン」 1985年「ジャクリーン・ビセットのアンナ・カレーニナ」 1987年「N.Y.ストリート・スマート」 「スーパーマン4・最強の敵」 1988年「スイッチング・チャンネル」「大脱走2」 1989年「バチカンの嵐」 1991年「渇きの代償」「デス・ドリームス」 1992年「カーテン・コール」「シーウルフ」 「新ハリウッド・ナイトメア」 1993年「日の名残り」 1994年「眠れない夜はあなたと」「偽証」 1995年「光る眼」 1997年「QUEST FOR CAMELOT」(声) 1999年「裏窓」(TM) その他の出演者: Jackie Cooper .... Perry White Marc McClure .... Jimmy Olsen Annie Ross .... Vera Webster Pamela Stephenson .... Lorelei Ambrosia Robert Vaughn .... Ross Webster Margot Kidder .... Lois Lane Gavan O'Herlihy .... Brad Nancy Roberts .... Unemployment Clerk Graham Stark .... Blind Man Henry Woolf .... Penguin Man Gordon Rollings .... Man in Cap Peter Wear .... Bank Robber User Rating: 4.5/10 (5,512 votes) オトーサン、 「低いなあ、 4.5とは」 第1作が7.0 第2作が6.3ですから、 期待外れもいいところです。 なお、第4作は、3.3、ボトムの75位。 この駄作は、おそらく見る必要ないでしょう。 User Comments: Op_Primeさん Ardmore, PA 2000年1月14日 こんなもんだろう。 「スーパーマン3」は、 このシリーズの終わりのはじまりだ。 OKだが、最初の2作ほど、エキサイティングではない。 アクションものというより、コメディだ。 そもそも、スーパーマンが愉快なハズがない。 やはり、アクション満載でエキサイティングであるべきだ。 唯一、エキサイティングだった箇所は、 クラーク・ケントと悪いスーパーマンの対決シーン。 この映画、高いスコアはとれないものの、 クリストファー・リーブのすばらしい演技は見応えがある。 まあ、こんなもんだろう。 第1作と第2作と比べると程度が落ちるが、 第4作よりも、はるかに出来がいい。 オトーサン、 「こりゃ、期待外れ。 そりゃそうだろう、メチャメチャな作りだもの」 地球の自転を逆回しできるあのスーパーマンが、 なぜ、こんなに弱いのか、 なぜ、よりによって、この程度の映画に出るのか、 それこそ大問題です。


ブルークラッシュ

オトーサン、 「こりゃ、最高の消夏法かも」 ある女子サーファーの物語。 舞台はハワイ。最高の波が楽しめそうです。 原題:Blue Crush (2002)    Surf Girls of Maui (2001) 監督:John Stockwell モデル:Susan Orlean (magazine article Surf Girls of Maui) 原作:Lizzy Weiss 脚本;Lizzy Weiss / John Stockwell Genre: Drama / Romance Rated PG-13 for sexual content, teen partying,       language and a fight. Country: USA / Germany Language: English 上映時間;104分 あらすじ: アン・マリーとサーフボードは、切り離せない。 3人のルームメイトと浜辺の小屋に住んでいる。 波を征服するために、夜明けには起きて、 パイプマスター・サーフ・コンペの日を指折り数える。 誰にも期待されずに、ハワイへ渡ってきた。 アン・マリ−にとって、サーフィン以外に、 胸が高鳴るものはなかった... だが、フットボールのクォーターバックのマットと出会う。 好むと好まざるにかかわらず、 アン・マリーは、心の平静さを失いかける。 - そして、気がつく。マットが好きだ。 出演者; Kate Bosworth .... Anne Marie Chadwick(アン・マリー) Matthew Davis .... Matt Tollman(マット) Michelle Rodriguez .... Eden (イーデン) Sanoe Lake .... Lena (レナ) Mika Boorem .... Penny Chadwick(ペニー) オトーサン、 「ま、役者は不在の青春映画だ」 アン・マリーは、伸びやかな肢体がすべてです。 KATE BOSWORTH ケイト・ボスワース 誕生日 1983/1/2 出身 米カリフォルニア州ロサンゼルス 活躍度 △↑ 演技幅 適応 演技力   ☆☆★★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1997年「モンタナの風に抱かれて」 2000年「タイタンズを忘れない」 2002年「ブルークラッシュ」◇      「ルールズ・オブ・アトラクション」 その他の出演者: Chris Taloa .... Drew Kala Alexander .... Kala Ruben Tejada .... JJ Kaupena Miranda .... Kaupena Asa Aquino .... Asa Faizon Love .... Leslie Fiji .... Fiji Shaun Robinson .... Omar Paul Hatter .... Paul Tamayo Perry .... Tamayo User Rating: 5.7/10 (3,815 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: mab8485さん sydney, australia 2003年8月23日 いいサーフィンの映画を見たかったら、 「エンドレス・サマ−」にしたほうがいい。 弱い筋書き、月並みの映画。 わが豪州のヒーロー、Layne Beachleyがいかにすばらしくとも、 こんなに短い出演では、効果なしだ。 確かに、すばらしいサーフィンのシーンがあるが、 それだけなら、サーフインのビデオを見ればすむ。 もし、知的で興味あるコメントがあるサーフィン映画を見たいなら、 「エンドレス・サマ−」のIとIIにしたほうがいい。 もし、サーフィンのあるアクション・ドラマを見たいなら、 "Point Break"のほうが、この映画よりもいい。 オトーサン、 「2兎を追うもの、1兎をも得ず」 せっかく現代最高の撮影技術を駆使し、 迫力あるいい波を撮ったのに、 つまらないロマンスをつけ加えたため、 かくも中途半端な映画になってしまいました。


34丁目の奇跡

オトーサン、 滞在中の山荘のある町で、新発見。 「へぇ、図書館で、DVDまで貸している!」 子供向けのなかに1本だけ大人向けを見つけました。 お一人様、1本に限り借りられます。 「季節外れだけれど...、暑さしのぎに役立つかも」 原題;Miracle on 34th Street (1994) 監督:Les Mayfield 原作;Valentine Davies 脚本;George Seaton (1947)    George Seaton/ John Hughes Genre: Family / Drama (more) 上映時間;114分 あらすじ: これは、1947年の古典のリメイク。 少女が、もし信じさえすれば、夢はかなえられることを発見する。 6歳の少女スーザンは、子供たちみんなが信じている サンタクロースの存在を信じていない。 その昔、母親からサンタさんの秘密を教わったからだ。 クリスマス・プレゼントも期待しない。 だが、 百貨店で、サンタに出会って、 サンタが、実在することを信じるようになる。 スーザンは、一番大事な贈り物をもらったのだ。 - 何かを信じるという。 出演者; Richard Attenborough .... Kris Kringle/'Santa Claus' (クリス/サンタ・クローズ ) Elizabeth Perkins .... Dorey Walker(ドリー) Mara Wilson .... Susan Walker(スーザン) Dylan McDermott .... Bryan Bedford(ブライアン) オトーサン、 「サンタさんに適役!」 サンタさんになるべく生まれてきたようです。 経歴をみましょう。 RICHARD ATTENBOROUGH  リチャード・アッテンボロー 誕生日 1923/8/29 出身 英ケンブリッジ 41年、奨学金を得て王立演劇学校に入学。 42年「IN WHICH WE SERVE」で映画デビュー。 69年「素晴らしき戦争」で初監督。 活躍度 △→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1946年「天国への階段」 1963年「大脱走」 1964年「雨の午後の降霊祭」「バリシの鬼軍曹」 1965年「飛べ!フェニックス」 1966年「砲艦サンパブロ」 1967年「ドリトル先生不思議な旅」 1968年「THE BLISS OF MRS.BLOSSOM」 1974年「そして誰もいなくなった」 1979年「狼たちの影」 1993年「ジュラシック・パーク」 1994年「34丁目の奇跡」 1997年「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」 1998年「エリザベス」 その他の出演者; J.T. Walsh .... Ed Collins James Remar .... Jack Duff Jane Leeves .... Alberta Leonard Simon Jones .... Donald Shellhammer William Windom .... C.F. Cole Robert Prosky .... Judge Henry Harper Kathrine Narducci .... Mother Mary McCormack .... Myrna Foy Alvin Greenman .... The Doorman Allison Janney .... The Woman Greg Noonan .... Cmdr. Coulson User Rating: 6.2/10 (1,642 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: Stefan Kahrsさん Canterbury, England 1999年1月4日 すばらしい配役のリメイク。 古典映画のリメイクとして、これは最良の見本だ。 その理由は、配役にある。 オリジナルに匹敵するというのは、大したものだ。 時々、脚本家たちは、オリジナルから逸脱したがる。 この映画は、現代版にする必要はなかった。 だが、逸脱が成功する場合もある。 真夜中の結婚式のシーンは、いいアイディアだった。 だが、一番失敗だったのは、法廷シーンだ。 オリジナルでは、ハイライト・シーンだったのに、 判事役が、品格を落としている。 オトーサン、 「この34丁目の百貨店、 パレードで有名なメーシーだろう」 この映画では、経営不振で買収寸前になったのを、 サンタさんの大活躍や徹底した顧客志向が受けて、 クリスマス・セールが成功して最悪の事態を免れるのです。 「ダイエーの関係者は、必見かも」 なお、 サンタさんを演じたリチャード・アッテンボロー、 伝記作家としても、活躍しています。 興味の湧かれた方は、以下のサイトをどうぞ。 http://cinema-magazine.com/old_page/kyosyo/attenborough.htm


アウトライブ−飛天舞−

オトーサン、 「この題名で、韓国映画? 韓国でも、剣戟や時代劇があるの?」 でも、考えてみれば、武道も韓国から伝来したものです。 原題;Bichunmoo (2000)    Flying Warriors    Out Live 監督・脚本:Young-jun Kim Genre: Drama / Action / Fantasy / Romance Country: South Korea Language: Korean 上映時間:118分 あらすじ: 14世紀、元王朝の時代。 中国は、モンゴル民族の支配下にあった。 モンゴル人将軍と漢民族の妾の間に生まれた娘ソルリと 高麗一族のジナは、幼馴染みで愛を育くんできた。 母の死後、ソルリの父親は、 ソルリを紹興に連れていき、 強力な中国の将軍と同盟を組むために、 彼と結婚するように仕向ける。 その将軍が、自分の一族を皆殺しにした男と知った ジナは、憎悪の念から家伝の秘術・飛天の術の習得に邁進する。 多くの武士が、その秘術を求めて、彼を殺そうとするが、 そうしたなか、漢の王子ジュングァンが、ジナに手をさしのべる。 だが、運命は過酷だった。 2人が、ようやく再会を果たしたとき、 ソルリは、何とジュングァンと結婚しており、息子までいた。 そして、ジュングァンが2人の愛を知ったとき、 ジナを待っていたのは、殺される運命だった。 出演者: Hyeon-jun Shin .... Yu Jinha(ジン) Hee-seon Kim .... Sullie (ソルリ) オトーサン、 「いやぁ、美人だなあ」 相手役の名剣士ジナが、 (Hyeon-jun Shin:シン・ヒョンジュン) 大熱演していますが、 ソルリ(Hee-seon Kim:キム・ヒソン)が出てくると、 ボーッとなってしまいます。 これだけの美人だと、演技なんか、 どうでもいいじゃないですか。 詳しい経歴は、以下のサイトでどうぞ。 http://www.seochon.net/korean_movie/movie/bichonmu.htm キム・ヒソン 金喜善 誕生日:1977/6/10 ソウル出身 中学三年の時、雑誌『ジュニア』主催の 「ジュニア 美しい顔選抜大会」で大賞を受賞。 高校ニ年生でCMに出演し、SBS『人気歌謡』のMCとして芸能界デビュー。 中央大学演劇科入学。、 数多くのテレビ・ドラマに出演し人気を博す。 現在、若手女性タレント人気ナンバーワン。 特技は、ピアノ演奏、サムルノリ、卓球、ビリヤード。 日本にも熱烈なファンがいる。 「アウトライブ」が中国で放映された関係で 中国での人気もうなぎのぼり。 出演作: 1997年「敗者復活戦」 1999年「チャグィモ」      「ホワイトクリスマス 恋しくて、逢いたくて」 2000年「アウトライブ−飛天舞−」 2001年「ワニ&ジュナ〜揺れる想い〜」 その他の出演者: Jin-yeong Jeong .... King Namgung Dong-jik Jang Yu-jeong Choi Ju-bong Gi Bang Hyep Hak-cheol Kim Ju-yeon Kim Su-ro Kim Han-ka Lee Hyeon-kyeong Ryu Tae-hwa Seo User Rating: 6.3/10 (437 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: Pedro-37さ Switzerland 2002年1月8日 韓国のファンタジー・ドラマ こんな変な鼻の形のヒーローをはじめて見た。 それはともかく、この映画は、実によい。 そのビジュアル、ペース、とりわけ勝負のシーンを楽しんだ。 最初の勝負のシーンは、面白かった。 だが、ストーリーと、それがどんな関係にあるのか? 映画を見ている間中、ずっと念頭から離れなかった。 時間や年代感覚が消えてしまう。 映画は、大体、年代順に語られているものの、 何だか魔法にかけられているような気がする。 登場人物たちが、ランダムに出てくるので、 その人物の顔が分からなくなる。 何をするのか? どんな緊迫感を与えようとしているのか? 誰が誰だか分からなくなってきた。 意外な事実が明かされたときには、 もう何が何だか分からなくなっていた。 でも、そう気にならなかったのは、 物語よりも、スペクタルに魅了されていたからだ。 そんなわけで、そう悪い映画ではなかった。 それにしても、あの鼻は忘れ難い。 評点は、10点満点で、6点。 オトーサン、 「うーん、"飛天の舞"はスゴイ、世界水準だ!」 先に紹介したさサイトを読んで、合点がいきました。 「グリーン・デスティニー」の撮影に使われたセットを使い、 「少林サッカー」のマーシャル・アーツ・チームを起用し さらに、CGは、あのILMが担当したそうです。 新鋭キム・ヨンジュン監督のデビュー作ですが、 もう少し、脚本を整理し、音楽の使い方を工夫したら、 「グリーン・デスティニー」をしのぐ名画になったかも。


都会の牙

オトーサン、 これも、幻の洋画劇場シリーズです。 原題は、D.O.A(dead on arrival:到着時既に死亡)。 邦題は、海外映画俳優マガジンでは「死への招待」。 このほうが、的確だと思います。 原題:D.O.A. (1950) 監督:Rudolph Mate 脚本:Russell Rouse / Clarence Greene Genre: Drama / Film-Noir / Mystery Black and White 上映時間:83分 あらすじ: 小さな町の会計士フランクは、 婚約者のポーラと結婚する前に、 週末、サンフランシスコで、羽を伸ばす。 街に着いて、その夜、2日酔いのようになって目覚める。 医者は、解毒剤のない毒薬を飲まされている。 余命は、1週間以内だという。 誰が毒を盛ったのか、なぜ? フランクは、殺人者を見つけるために、 気違いじみた冒険の旅に乗り出す。 出演者: Edmond O'Brien .... Frank Bigelow (フランク) Pamela Britton .... Paula Gibson (ポーラ) オトーサン、 「こりゃ、熱演!こんな熱演みたことない!」 主人公フランク役のエドモンド・オブライエン、 死を宣告されて、火事場の馬鹿力を発揮し、駆け続けます。 EDMOND O'BRIEN エドモンド・オブライエン 誕生日 1915/9/10-1985/5/9 出身 米ニューヨーク州ニューヨーク 54年「裸足の伯爵夫人」でアカデミー助演男優賞受賞。 出演作 1939年「ノートルダムの傴僂男」 1943年「海を渡る唄」 1946年「殺人者」 1947年「二重生活」 1948年「特攻戦闘機中隊」「恋ごころ」 1949年「白熱」「都会の牙」 1950年「死への招待」「拳銃無情」「黄金の大西部」 1951年「シルバー・シティ」「インディアン征路」 1952年「鉄路に賭ける男」「黒い街」「恐怖の街」 1953年「ヒッチ・ハイカー」「ジュリアス・シーザー」      「カウボーイ魂」 1954年「裸足の伯爵夫人」「事件の死角」「暗黒街脱出」 1955年「皆殺しのトランペット」「あの日あのとき」 1956年「女はそれを我慢できない」 1957年「大荒原」 1959年「潜望鏡を上げろ」 1960年「他人の声」「最後の航海」「おとぼけ先生」 1961年「終身犯」「男の罠」 1962年「リバティ・バランスを射った男」      「ムーン・パイロット」「史上最大の作戦」 1963年「五月の七日間」 1964年「リオ・コンチョス」 1965年「犯罪組織」「シルビア」 1966年「ミクロの決死圏」 1967年「荒野の侵略者」(TM)「暗黒街のエース」 1969年「ワイルドバンチ」「怒りの爆破」(TM) 1972年「大捜査」「署長マクミラン/密室の銃声」(TM) 1973年「コーザ・ノストラ」 1974年「殺し屋ハリー/華麗なる挑戦」 その他の出演者: Luther Adler .... Majak Beverly Garland .... Miss Foster Lynn Baggett .... Mrs. Philips William Ching .... Halliday Henry Hart .... Stanley Philips Neville Brand .... Chester Laurette Luez .... Marla Rakubian Jess Kirkpatrick .... Sam Cay Forrester .... Sue Frank Jaquet .... Dr. Matson Lawrence Dobkin .... Dr. Schaefer Frank Gerstle .... Dr. MacDonald Carol Hughes .... Kitty User Rating: 7.4/10 (1,038 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 User Comments: timmaukさん st pete, fl usa 2002年7月17日 素晴らしいB級映画!! 中古ビデオ店で、長いこと気になっていました。 前に、聞いたような題名だし... ついに、買うことにしました。 わーぉ、掘り出しものだったのよ! これは、フィルム・ノワール。 ほんとに白黒映画向きのストーリーでした。 脚本は素晴らしかった。 演技も、1級ではないけれど、素晴らしい。 夫と私は、夢中になって見入ってしまったわ。 平凡な男、フランクは、ちょっとサンフランシスコへ。 そして、運命が暗転。 殺されたのを知るの。 誰かが、毒を盛り、もはや死ぬのを待つだけ。 数日のうちに、誰が犯人か、動機は何かを明さねばならない。 捜査は、彼を暗黒世界へ向かわせる。 このスリリングな捜査の手がかりになったのは、彼女。 (私の好きなBarbara Britton) 彼女は、彼の人生に欠かせない存在であり、 彼が、なぜ、 そんなによそよそしいのか分からないのよ。 この映画、片時も目が離せない。 最後まで、じっと見てしまいました。 こうしたフィルム・ノワール、もっと見たいわ。 勿論、"The Maltese Falcon"、"The Big Sleep"、 "A Touch of Evil"もいい映画だけど、 他に何がいい映画があったら、誰か教えてくれない? この映画、絶対、失望させないわよ! オトーサン、 「あと1週間しか生きられないとすると、 オレなら、どう過ごすかなあ?」 人生80年、長いようであっても、 宇宙のモノサシで計れば、 1週間はおろか1秒にもあたらないでしょう。 そんな短いはかない人生なのに、 ひとは、心にもないことに多くの時間を費やしています。 「食べるため、家族を養うため...」 その通りでしょう。 でも、この映画のフランクの壮絶な生きざまに接すると、 残されたわずかな時間を無為に送るのは、 許されない気になってきました。 そんなことを感じさせるのですから、 これは、やはり名画なのでしょう。


青ひげ

オトーサン、 「幻の洋画劇場シリーズ 480円!安い!!」 中古でしたが、過去の名作が、この値段で手に入るなら、 儲けものです。飛びつくようにして、買いました。 原題:Bluebeard (1944) 監督:Edgar G. Ulmer 原作:Werner H. Furst    Arnold Phillips 脚本;Pierre Gendron Genre: Horror / Thriller Black and White 上映時間;73分: あらすじ; パリ。画家が肖像画のモデルを雇う。 描き終えると、なぜか彼女らを絞め殺す。 出演者; John Carradine .... Gaston Morrell(モレール) Jean Parker .... Lucille(ルシール) Nils Asther .... Insp. Lefevre(ルフェーブル刑事) オトーサン、 「これが、あのジョン・キャラダインか」 顔が大きくて、表情が豊かで、日本で言えば、 歌舞伎役者のような顔の造作です。 青髭役にピッタリです。 JOHN CARRADINE ジョン・キャラダイン 誕生日 1906/2/5-1988/11/27 出身 米ニューヨーク・グリニッチ 出演作 1931年「楽園の大河」 1933年「暴君ネロ」「透明人間」「暴風の処女」      「最後の一人まで」「勝利の朝」「新世紀」 1934年「黒猫」「クレオパトラ」「痴人の愛」 1935年「モンテカルロの銀行破り」      「フランケンシュタインの花嫁」      「噫無情」「戦ふ巨象」「深夜の出来事」「十字軍」 1936年「海は桃色」「テムプルの燈台守」「目撃者」「沙漠の花園」      「大陸の快男子」「ラモナ」      「二国旗の下に」「ガルシアの伝令」(声)      「白牙」「虎鮫島脱獄」「テムプルチャンのえくぼ」      「メアリー・オブ・スコットランド」 1937年「誘拐者」「アリババ女の都へ行く」「我は海の子」      「最後のギャング」「奴隷船」「ハリケーン」 1938年「世紀の楽団」「四人の復讐」「魔城脱走記」      「サブマリン爆撃隊」 1939年「モホークの太鼓」「国境守備隊」「駅馬車」「地獄への道」 1940年「怒りの葡萄」「地獄への逆襲」 1941年「西部魂」「血と砂」「マンハント」      「スワンブ・ウォーター」 1942年「北西警備隊」「激闘」「海の征服者」 1943年「死体に殺された男」 1944年「執念のミイラ」 1945年「ドラキュラと女せむし」「この椅子30万ドル」      「海賊キッド」 1947年「美貌の友」 1953年「豪傑カサノヴァ」 1954年「エジプト人」「大砂塵」 1955年「必殺の銃口」「砂漠の対決」「ケンタッキー人」 1956年「悪魔の生体実験」「十戒」      「八十日間世界一周」「黒いキツネ」 1957年「無法の王者ジェシー・ジェームス」 1958年「最後の歓呼」「決闘!ブーツヒル」 1959年「誇り高き反逆者」「ララミー砦」 1960年「ターザン大いに怒る」 1962年「リバティ・バランスを射った男」 1964年「シャイアン」「底抜けいいカモ」 1966年「ビリー・ザ・キッド対ドラキュラ」「怪物家族大暴れ」      「悪魔の巣窟/狂死曲十三番」 1967年「0011ナポレオン・ソロ/スラッシュの要塞」      「ドラキュラの館」 1968年「悪党谷の二人」 1970年「マイラ」「マクマスターズ」 1971年「恍惚の七分間」 1972年「明日に処刑を…」      「ウディ・アレンの誰でも知りたがっているくせに       ちょっと聞きにくいSEXのすべてについて教えましょう」      「聖し血の夜」 1973年「蝋人形館の恐怖」 1974年「ブラック・マジック/戦慄の館」 1975年「ゲシュタポ卍 死霊軍団/カリブ・ゾンビ」 1976年「名犬ウォン・トン・トン」「ラスト・シューティスト」      「アドベンチャー・ラリー」      「ラスト・タイクーン」「モンスター」「クラッシュ!」 1977年「センチネル」「ホワイト・バッファロー」      「黄金のランデブー」      「チアガール・覗かれた白き裸身」      「親子ねずみの不思議な旅」(声) 1978年「ザ・キラー・ビーズ」「お色気吸血鬼」 1980年「ロング・ライダース」▲「死霊の鏡/ブギーマン」 1981年「ハウリング」「ゾロ」「ネスティング」 1982年「ダーク・アイズ」「死霊の鏡/ブギーマン2」 1983年「魔人館」「ニムの秘密」(声)      「ブン・ブン・ガールズ       /課外授業は暑く、楽しく、キモチよく」 1984年「スペース・パイレーツ」「ペギー・スーの結婚」 1985年「スペース・デビル」 1986年「邪神復活伝説/リベンジ」「ネフレィティスの秘宝」      「首狩り農場/地獄の大豊作」 1987年「モンスター・イン・ザ・クローゼット/暗闇の悪魔」      「宇宙要塞からの脱出」 1989年「エドガー・アラン・ボー/早すぎた埋葬」 その他の出演者: Ludwig Stossel .... Jean Lamarte George Pembroke .... Insp. Renard Teala Loring .... Francine Sonia Sorel .... Renee Iris Adrian .... Mimi Henry Kolker .... Deschamps Emmett Lynn .... Soldier Patti McCarty .... Bebette Carrie Devan .... Constance Anne Sterling .... Jeanette User Rating: 6.5/10 (85 votes) オトーサン、 「高いスコアだ」 User Comments: mord39さん New York 2001年2月21日 ジョン・キャラダインの陰影のある演技が、台無し。 評価は、* (****が満点として) おお、何たることだ! 初期の映画狂として、またジョン・キャラダインのフアンとして、 この映画には、大いに失望した。 キャラダインの演技は、見事に抑制されたものだったが、 それがすべてだった。 古典的な名作"BLACK CAT"(1934)を送り出した 監督の作品だとは、信じ難い... 皿洗機のようにダルだ。 この映画を送りだす PRCの安っぽい映画を楽しんでいるが、 今回は、退屈で退屈でたまらなかった。 キャラダインのいつもの真に迫った心理変化が見られない。 全体に、何もないのだ。 めまいがするようなアップビートの曲は、いまいち。 ときどき訪れる10秒単位の静寂のほうが好ましかった。 最初に述べたように、初期の映画が好きだ。 さらに言えば、若いひとたちが、 初期の映画をなぜ見たがらないのか理解できない。 そう、この「青ひげ」は、初期の映画のなかでは、 若いひとたちが今日経験していることを よく表わしている映画だと思う。 オトーサン、 「面白かった! そういえば、福田くん、どうしているかなあ。 彼の作品に、 「ぼくの大好きな青髭」というのが、ありました。 もうじき夏休み、中公文庫で780円ですから、 読んでいる間は、すこし涼しくなるかも...


イノセント・ブラッド

オトーサン、 このところ、ホラー映画が続いています。 これも、晴海トリトンのお店の閉店セールで買ったもの。 「ニキータ」のアンヌ・パリロー主演というので、 買ってみました。 原題:Innocent Blood (1992)    A French Vampire in America 監督:John Landis 脚本:Michael Wolk Genre: Comedy / Horror / Romance 上映時間;112分 あらすじ: マリーの好物は、セックスと血。 吸血鬼としてのキャリアは、順調だった。 だが、2つの問題が起きた。 マフィアのドンであるサル・マッチェリの血にありついたものの とどめをさすことができず、中断させられたこと。 もうひとつは、サルを追いかけている警官と いい仲になってしまったことだった。 サルは、死体安置所で目覚めたが、混乱し、血に飢えていた。 馴染みの場所に戻り、吸血鬼の犯罪集団を組織しはじめた。 マリーと恋人の警官は、サルを追う。 出演者; Anne Parillaud .... Marie(マリー) Anthony LaPaglia .... Joe Gennaro (ジョー) Robert Loggia .... Sallie Macelli (サル) オトーサン、 「運動神経バツグンだ!」 アンヌ・パリロー、 大分前に「ニキータ」でも、お目にかかりましたが、 体当たりの演技が好感を呼びます。 収穫だったのが、マフィアのドンを演じた ロバート・ロジア。 根っからの好人物が、吸血鬼を演じていますが、 その怪しいこと、可笑しいこと。 ANNE PARILLAUD  アンヌ・パリロー 誕生日 1960/5/6 出身 仏パリ 舞台出身で、78年「浜辺のホテル」で映画デビュー。 79年「ガールズ」で注目されるが、しばらく女優を休業し、 90年「ニキータ」のニキータ役で再び大きく注目される。 活躍度 △↓ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1978年「浜辺のホテル」 1979年「ガールズ/恋の初体験」 1980年「魔性の少女パトリシア」 1981年「危険な囁き」 1983年「鷹」 1989年「BARに灯ともる頃」 1990年「ニキータ」◇ 1992年「イノセント・ブラッド」◇ 1993年「心の地図」 1994年「彼女たちの関係」 1995年「DEAD GIRL 狂気の愛」      「フランキースターライト世界で一番素敵な恋」 1996年「悪魔の囁き」 1997年「シャタード・イメージ」 1998年「仮面の男」◆「悪夢の破片」 2002年「ギャングスター」◇ ROBERT LOGGIA  ロバート・ロジア 誕生日 1930/1/3 出身 米ニューヨーク 活躍度 △→ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1956年「傷だらけの栄光」 1957年「都会のジャングル」 1963年「決闘ブラックヒル」 1965年「偉大な生涯の物語」 1977年「ファースト・ラブ」 1978年「ピンクパンサー4」 1981年「SOB」 1982年「愛と青春の旅だち」 1983年「スカーフェイス」「サイコ2」      「ピンクパンサー5」 1985年「白と黒のナイフ」◆ 1986年「女と男の名誉」◆      「私立ガードマン/全員無責任」 1987年「オーバー・ザ・トップ」◆      「トラブル・バケーション」      「サンタリア/魔界怨霊」「ターゲット」      「ギャビー/愛はすべてを越えて」 1988年「ビッグ」 1989年「生きるために」「処刑マニア」 1990年「恋の時給は4ドル44セント」 1991年「あなたの恋にリフレイン」      「スーパータッチダウン」 1992年「ファイティング・キッズ」      「イノセント・ブラッド」 1994年「バッド・ガールズ」「アイ・ラブ・トラブル」 1996年「インデペンデンス・デイ」      「ロスト・ハイウェイ」 2000年「この胸のときめき」◆ その他の出演者; David Proval .... Lenny Rocco Sisto .... Gilly Chazz Palminteri .... Tony Tony Sirico .... Jacko Tony Lip .... Frank Kim Coates .... Ray Marshall Bell .... Marsh Leo Burmester .... Dave Flinton Rohn Thomas .... Coroner Angela Bassett .... U.S. Attorney Sinclair Luis Guzman .... Morales Don Rickles .... Emmanuel 'Manny' Bergman User Rating: 5.6/10 (1,302 votes) オトーサン、 「変だなあ。もっといいスコアのハズ」 User Comments: smatysiaさん Houston 2003年12月5日 ひどく滑稽だ この映画を最初に見たのは、9〜10年前のこと。 最近、「ニキータ」を見て、 完全にアンヌ・パリローに降参した。 そこで、この映画を再チェックすることにした。 他の人たちが言っているように、、 これは、ある種の超自然的なスリラーであり、 ブラック・コメディである。 パリローは、この映画でも光っている。 流血の殺人事件の最中というのに、役立たずで控え目なのだ。 過去最高のキュートな吸血鬼だろう。 だが、画面を独り占めしたのは、ロバート・ロジアだった。 典型的なマフィアのドンのタイプだったが、 劇的に、ちがうタイプに変身した。 彼は、陽気で、2000ドルもするスーツを着ているのに、 クルマにはね飛ばされ、血まみれになって転げ回る。 しかも、汚れているのに気づきもしない。 ユーモアを解さないひとたちは、 こんな映画、大キライだろうが、 私は、お勧めする。 評価は、A。 オトーサン、 「こりゃ、愉快だ。吸血鬼ものとしては、サイコー!」


ダーク・ブルー

オトーサン、 「スタジオ・ジブリ提供? まさかアニメでは?」 でも、どうやら、このチェコの知られざる名画の 日本公開に尽力したのが、ジブリだったようです。 原題:Tmavomodry svet (2001)    Dark Blue World 監督:Jan Sverak 脚本:Zdenek Sverak Genre: War / Drama Rated R for sexuality/nudity. Country: Czech Republic / UK / Germany / Denmark / Italy Language: Czech / German / English / Slovak 上映時間;112分 あらすじ: 1939年3月15日、ドイツはチェコに侵入する。 チェコのパイロットたちは、英国に逃れて英空軍に入る。 戦後、帰国すると、反共産主義者として労働キャンプに入れられる。 映画は、フランタの労働キャンプ時代と 若きパイロット、カレルの兄貴分として過ごした 戦時中の英国の話の2つからなる。 銃撃されたカレルは、農地に不時着する。 夫が消息不明の英国女性スーザンの農地だった。 彼女は傷ついたカレルと一夜をともにし、カレルは生涯の愛を知る。 だが、事態は、スーザンがフランタに惹かれたことで複雑化する。 3人は、無邪気、エロス、友情、戦争熱を いかにして克服することができるだろうか? 戦争が終わったとき、一体、何が起きるのだろうか? 出演者: Ondrej Vetchy .... Franta Slama(フランタ) Tara Fitzgerald .... Susan(スーザン) Krystof Hadek .... Karel Vojtisek (カレル) オトーサン、 「味のある俳優、デ・ニーロ似かも」 スラーマ役のOndrej Vetchyの経歴は、 チェコの俳優のせいか海外映画俳優マガジンに出ていませんでした。 以下のサイトに載っていました。 親しみがあって国民的俳優になったとあります。 http://www.albatros-film.com/movie/darkblue/cast.html 自分の内心の声に忠実なあまり、 2人の男を結果的に手玉にとったことになった スーザンは、英国女優なので、経歴が出ていました。 このほのぼの映画批評では、 「ウェールズの山」や「ブラス!」で取り上げています。 TARA FITZGERALD  タラ・フィッツジェラルド 誕生日 1968/9/17 出身 英ロンドン 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1991年「ヒア・マイ・ソング」 1993年「泉のセイレーン」 1994年「マン・オブ・ノー・インポータンス」      「ザ・ロンゲスト・デイ2」(TM) 1995年「ウェールズの山」 1996年「ブラス!」 1997年「プリンスは大学生」(TM) 2001年「ダーク・ブルー」 その他の出演者: Charles Dance .... Wing Cmdr. Bentley Oldrich Kaiser .... Machaty David Novotny .... Bedrich Mrtvy Linda Rybova .... Hanicka Jaromir Dulava .... Kanka Lukas Kantor .... Tom Tom Radim Fiala .... Sysel Juraj Bernath .... Gregora Miroslav Taborsky .... Houf Hans-Jorg Assmann .... Dr. Blaschke Thure Riefenstein .... Oberleutnant Hesse Anna Massey .... English Teacher User Rating: 7.4/10 (1,084 votes) オトーサン、 「おお高いスコアだ」 User Comments: hkettlerさん Osnabruck, Germany 2003年9月11日 素晴らしい映画。 私見では、これは本当に素晴らしい戦争映画だ。 単に戦争を描くのではなく、 戦時下で暮らしていた登場人物たちの状況を描いている、 「パール・ハーバー」のように わざとらしくも、センチメンタルでもなく、 失望させるものではない。 俳優たちは、みんな新鮮。 (主役のフランタは、チェコのロバート・デニーロといわれる) 監督は、物語と戦闘シーンを巧みにバランスをとっている。 視覚効果を出すために、模型とCGを巧く使い分けている。 さらに、この映画には、歴史の教訓が盛り込まれている。 ナチ空軍と戦うチェコのパイロットが、 祖国に帰国したのに、出会う非人間的な状況を告発している。 私のお気に入り映画のなかでは、高ランク。 この種の映画が、それにふさわしい公開のされ方を してもらえないというのは、悲しいことだ... だが、おそらく、その方がいいのかも知れない。 オトーサン、 「生まじめな映画だ」 参院選で勝った民主党の岡田さんのような映画。 派手なCGもないし、過度のセックス・シーンもないし、 面白味がないといえば、そうなのですが、 噛めば噛むほど、いい味が出てきそうです。 オトーサン、 「特典映像が充実しているなぁ」 スタジオ・ジブリのスタッフによる、 この映画を題材にした特撮やCGの作り方教室があって 実に興味深いものでした。


ケミカル51

オトーサン、 「けしからん。妙な邦題つけおって」 "chemical 51"とあるので、IMDBで探しましたが、? しかも、本編がはじまるまえに他の映画の予告編が沢山あって、 原題にたどりつくまで、時間を浪費しました。 「頭にきた。この会社のものは2度と借りないぞ」 原題:The 51st State (2001)    Formule 51 監督:Ronny Yu 脚本:Stel Pavlou Genre: Action / Comedy / Crime / Thriller Rated R for strong violence, language, drug content     and some sexuality. Country: USA / Canada / UK Language: English 上映時間:92分 あらすじ: エルモは、天才調剤師。 アメリカの街暮らしをやめて、 新しい特別な処方箋を売ろうと英国に渡る。 強力な青い調合薬で、服用すると天にも上る気分になれる。 他のどんなスリルや娯楽や麻薬よりも、51倍は強力。 だが、彼のすぐ大儲けしようという計画は、 滑稽なまでに躓いてしまう。 というのは、リバプールでの護衛役とその元の恋人のせいで、 二股をかけられ、さらに裏切りに会ったからだった。 出演者: Samuel L. Jackson .... Elmo McElroy(エルモ) Emily Mortimer .... Dakota Phillips(ダコタ) Robert Carlyle .... Felix DeSouza(フェリックス) オトーサン、 「相変わらずのシュアな演技だ!」 この映画は、やはり製作陣にも加わっている サミュエル・L・ジャクソンのものでしょう。 SAMUEL L.JACKSON サミュエル・L・ジャクソン 誕生日 1948/12/21 出身 米ワシントンD.C. テネシー州チャタヌーガで育つ。 学校ではオーケストラ部に所属し、金管楽器担当。 ジョージア州アトランタのモアハウス・カレッジで演技を学ぶ。 91年「ジャングル・フィーバー」のドラッグ中毒者の役で ニューヨーク映画批評家協会賞受賞。 94年「パルプ・フィクション」の殺し屋役で アカデミー賞ほかゴールデン・グローブ賞の 助演男優賞にノミネートされる。 97年「ジャッキー・ブラウン」で ベルリン映画祭主演男優賞受賞。 活躍度 ◎→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆☆★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1981年「ラグタイム」 1987年「エディ・マーフィー/ロウ」 1988年「星の王子ニューヨークへ行く」      「スクール・デイズ」 1989年「シー・オブ・ラブ」「ドゥ・ザ・ライト・シング」 1990年「モ’ベター・ブルース」「グッド・フェローズ」      「ベッツィーの結婚」「エクソシスト3」      「殺意のシステム 出世のための殺人フルコース」 1991年「ジョニー・スウェード」      「ジャングル・フィーバー」      「ブロンクス/破滅の銃声」◇ 1992年「パトリオット・ゲーム」「ジュース」      「ホワイト・サンズ」 1993年「アモス&アンドリュー」      「ローデッド・ウエポン1」      「ジュラシック・パーク」「ポケット一杯の涙」      「トゥルー・ロマンス」 1994年「ニュー・エイジ」「パルプ・フィクション」      「フレッシュ」「ワイルド・ボーイズ」 1995年「死の接吻」「ダイ・ハード3」◇「代理人」      「フルーク」 1996年「トゥリーズ・ラウンジ」「評決のとき」◆      「ロング・キス・グッドナイト」◇      「片目のジミー」 1997年「ジャッキー・ブラウン」◇「187」      「プレイヤー死の祈り」 1998年「交渉人」◇「スフィア」◇      「レッド・バイオリン」◇      「アウト・オブ・サイト」▲ 1999年「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」◆      「ディープ・ブルー」◆ 2000年「英雄の条件」◇「シャフト」◇      「アンブレイカブル」◇ 2001年「ケイブマン」◇ 2002年「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」◆      「トリプルX」      「チェンジング・レーン」◇      「ケミカル51」◇      「ノー・グッド・シングス」◇ 2003年「S.W.A.T.」◇「閉ざされた森」◆ その他の出演者: Nigel Whitmey .... L.A. Highway Patrol Robert Jezek .... Priest Meat Loaf .... The Lizard Jake Abraham .... Konokko Mac McDonald .... Mr. Davidson Aaron Swartz .... Mr. Yuri David Webber .... Mr. Jones Michael J. Reynolds .... Mr. Escobar Sonny Muslim .... Boy in Plane Barbara Barnes .... Boy's Mother Junix Nocian .... Mr. Ho-Fat Paul Barber .... Frederick Christopher Hunter .... Lawrence Stephen Walters .... Blowfish James Roach .... Grimtooth Sean Pertwee .... Detective Virgil Kane Michael Starke .... Arthur Ricky Tomlinson .... Leopold Durant Rhys Ifans .... Iki Anna Keaveney .... Shirley DeSouza User Rating: 6.2/10 (5,079 votes) オトーサン、 「へえ、こんなに高いのか」 User Comments: mikel weisser さん west coast of arizona 2004年5月15日 なかなかスタイリッシュで、ジャスぽいが、 無意味。 あなたが探している映画がどんなものか分からないが、 スタイリッシュで小気味よいテンポの娯楽作をお探しなら、 この映画より悪い映画で、1時間半過ごすこともないだろう。 10点満点で9点あげたい。 上記の点で、よく出来ているからだ。 脚本は、まさに Danny Boyle/Guy Ritchie スタイルで、 切れ味がいい。 「わしら、英国の売人やで。モラルなんてない。 言わせてもらえば、拳銃はぶっ放すし、暴力も振るう。 それでも、わしらに興味ないか?」 普通なら、答えは「絶対、ノー!」だろう。 だが、ベテラン監督Ronnie Yuの手にかかれば、 答えは、断然イエス! になるのだ。 ビデオゲームのようなスタイルで、 サミュエル・L・ジャクソンとロバート・カーライルが、 最高にハードな態度で頑張っていて、 Stel Pavlouによる鋭い感覚の脚本には、 究極のパーティ・ドラッグの目もくらむような描写がある。 その薬ときたら、大西洋の両側で何かやらかしたい犯罪者たちの 扱う麻薬のなかでも、とびきり最高のものときている。 もし、「市民ケーン」のような映画を見たいなら、 この映画を見るのは、やめたほうがいい。 だが、銃撃シーンが一杯あって 「スナッチ」の感覚にぴったりの Cheech and Chongのコメディが好きなら、 この映画は、ホットだし、1時間半投資する甲斐はある。 オトーサン、 「1時間半、ムダにしたなあ」


ディープ・ショック

オトーサン、 3連休は、動物ホラー映画特集となりました。 「今日は、海の生き物か。何だろうなあ? 人食いザメか、巨大エイか、巨大なタコもこわいなぁ」 原題:Deep Shock (2003) 監督:Phillip J. Roth 脚本:Brian Mammett / Jeff Rank /Phillip J. Roth Genre: SF Rated R for some violence and language. 上映時間:90分 あらすじ: 深海で、未知の物体がアメリカ原潜を操縦不能にし、 水中研究施設を攻撃してきた。 事故調査のため、科学者たちの探検隊が北極に送られる。 突然の説明できない水温上昇も起きている。 この現象が続けば、氷が溶け、世界中の海面が上昇する。 出演者: David Keith .... Andy(アンディ) Simmone Mackinnon .... Dr. Anne Fletcher(アン) Mark Sheppard .... Chomsky(チョムスキー) オトーサン、 「アンが、一番、活躍していたけどなあ」 残念ながら、有名でないのか、経歴が出ていませんでした。 俳優2人は、まあまあ。 艦長のアンディは、誠実な男で、アンの元夫という想定。 チョムスキーは、事あるごとに、アンをいじめる役回りです。 DAVID KEITH  デビッド・キース 誕生日 1954/5/8 出身 米テネシー州ノックスビル テネシー大学で演劇を専攻後、ニューヨークで舞台に立つ。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1978年「アニマルハウス」 1979年「ローズ」 1980年「ブルベイカー」 1982年「愛と青春の旅だち」◆ 1983年「影の私刑」◇ 1984年「炎の少女チャーリー」◇「脱走大陸」 1988年「ハートブレイク・ホテル」◇ 1990年「黄昏のチャイナタウン」 1991年「マイアミ・ムーン」◆      「新・チェーンヒート 戦慄の女刑務所」◇ 1992年「血族の罠」◇ 1994年「メジャーリーグ2」◆ 1995年「ボーン・ワイルド〜サバンナに生きて」◆      「リトル・ヒーロー」◆      「ゴールド・ディガーズ〜伝説の秘宝を追え」◆      「ポイズン・ボディ」◆ 1998年「犯罪心理捜査官2」◆「ノーエスケープ」◆ 2000年「U−571」◆「ザ・ダイバー」◆ 2001年「オデッセイ2001」「エネミー・ライン」      「バイオ・テロ」 2003年「デアデビル」「ディープ・ショック」 その他の出演者; Sean Whalen .... Arciero Armando Valdes .... Protas Robert Zachar .... MIchael Richard Gnolfo .... Rodgers Todd Kimsey .... Hurst Tyrone Pinkham .... Beach Jeffrey Rank .... Helmsman D.J. Johnson .... Sonar Man Velizar Binev .... Doctor Pashe Anatoly Nechev .... French G-8 Representative Ivaylo Geraskov .... Russian G-8 Representative Alvin Poteat .... Pilot User Rating: 2.7/10 (110 votes) オトーサン、 「うゎ−、低いなぁ、今年のサイテーかも」 ホラー映画としても、SF映画としても、????のせいでしょう。 User Comments: Michael O'Keefeさん Muskogee OK 2003年12月14日 世界は運命への準備ができているか? ウナギは取引に応じるだろうか? SFチャネルでの平凡な映画。 ややハラハラする程度。 アメリカの原子力潜水艦ジミー・カーターが、 北極近くの厚い氷の下で任務を遂行中に、 巨大な電気ウナギに攻撃される。 乗組員のアンは、その怪物と交信できる方法をみつけるが、 曖昧な理由で却下されてしまう。 乗組員は、David Keith、Mark Sheppardら。 この映画は、電気ウナギの怪物がマンガチックでなければ、 もっとマシなものになっただろう。 オトーサン、 「電気ウナギか。昔、学校で勉強したなあ」 生涯学習に興味をお持ちの方、以下のサイトを見ましょうね。 このほうが、映画より面白いかも。 ・毎日が電気うなぎの日 http://www.ne.jp/asahi/comp/tarusan/main62.htm


ヴィシャス

オトーサン、 またまた、変な邦題ですが、これもホラー映画。 「今日は、吸血コウモリか」 山荘でも、ハチ、ブヨ、蚊に悩まされています。 「最近、コウモリも減ったなあ」 原題:Fangs (2001) 監督:Kelly Sandefur 脚本:Jim Geoghan Genre: Horror Rated PG-13 for violent content 上映時間:94分 あらすじ: 「ありゃ、IMDBがサボっている」 以下のサイトから引用させていただきました。 http://home.cilas.net/~mamimume/eiga/eigaa/eigaa07.htm 大学の研究室で飼われていたコウモリが、 教授の死体を残して檻から脱走。 何者かに音波でコントロールされながら、 町を牛耳る有力者を付け狙う。 町の名物であるアップル祭が コウモリ達のターゲットになると判断した主人公達は、 有力者にパーティーを止めるよう主張するが、 彼らは聞く耳を持たない。 そしてパーティー当日。 主人公達は警備のため、客として会場に紛れ込むが、 正面舞台の裏には、すでに無数のコウモリの大群がぶら下がっていた。 出演者; Corbin Bernsen .... Carl Hart(カール・ハート;不動産開発業者) Tracy Nelson .... Ally Parks (アリー:刑事) Whip Hubley .... Dr. John Winslow(ジョン;動物管理官) Katie Stuart .... Genny Winslow(ジェニー;ジョンの娘) Lukas Behnken .... Logan (ローガン:その恋人) オトーサン、 「コービン・バーンセン、熱演だなあ」 悪徳不動産開発業者です。 住民の立ち退きを迫まる非情な男ですが、 娘には、弱い男を好演しています。 ジョンとアリー、ローガンとジェニーの2組のカップルが ほのぼのとした演技を披露しています。 CORBIN BERNSEN コービン・バーンセン 誕生日 1954/9/7 出身 米カリフォルニア州 母は女優のジーン・クーパー。妹も女優のコリン・バーンセン。 UCLAの演劇科を卒業。74年に映画デビュー。 主にTVを中心に活躍し、 86年スタートのTVシリーズ「L.A. LAW/7人の弁護士」で アーニー・ベッカー役で有名に。 映画の方では「メジャーリーグ」シリーズのロジャー・ドーン役が有名。 88年にアマンダ・ペイズと結婚。双子を含む3人の父親でもある。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1974年「ハードウェイ」 1976年「レーシング・ブル」「キングコング」 1981年「S.O.B.」 1986年「キングコング2」 1987年「メイス」「ハロー・アゲイン」 1989年「メジャーリーグ」「計画性の無い犯罪」 1991年「プラスティック・ナイトメア/仮面の情事」 1992年「ベイビーバンク」 1993年「ファイナル・ミッション」「爆走三銃士」      「キリング・ボックス」 1994年「デストラクト/疑惑のシナリオ」      「笑撃生放送!ラジオ殺人事件」      「インターセプター2」「メジャーリーグ2」      「ニューエイジ」 1995年「熱い女」 1996年「マネー・クラッシュ」「ビジタースペース」      「ファイト・マネー」「デンティスト」 1998年「キラー・デンティスト」「メジャーリーグ3」 1999年「レンジャーズ 特殊部隊」 WHIP HUBLEY ホイップ・ヒューブリー 誕生日 テレビでは「フリッパー」に出演。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1985年「セント・エルモス・ファイヤー」 1986年「トップガン」 1993年「コーンヘッズ」 1995年「スピーシーズ 種の起源」 1996年「エグゼクティブ・デシジョン」 その他の出演者: Michael Gregory .... Police Chief Sam Taylor Mark L. Taylor .... Prof. Arthur Fuller Scott Davidson .... Howard Spiegel Tony Longo .... Louis Nicole Clendenen .... Alexis Hart Corina Marie .... Heather Deborah Brown .... Diane Sarah Rush .... Lois Bostwick Dennis Fimple .... Willy Kramer James Lee Hymes .... Yuppie #1 User Rating: 3.4/10 (123 votes) オトーサン、 「あれ、あれ、低いこと!」 ホラー映画だと思うと、腹が立ちますが、 ファミリー映画だと思うと、なかなかよくできています。 User Comments: Michael O'Keefeさん Muskogee OK 2003年6月1日 スコッビルには、ある秘密がある。 さあ、はじめようか。 かなり先が読めるし、どんなに安っぽくなっても、 どういわけか、最後まで見続けてしまう。 血に飢えたコウモリだって? あまり刑事らしくないTracy Nelsonが、 動物管理官のWhip Hubleyと組んで、 遺伝子操作されたコウモリに占領された小さな町に ひそむミステリーを解明する。 Nelson は、役に合わない。下手。 Corbin Bersen とNicole Clendenenは、ド派手なんていうものじゃない。 名誉を挽回したのは、可愛いKatie Stuartだ。 コウモリの電波を邪魔する興味深い解決法がある。 もし、ホラーを期待していたら...アテが外れて、 クビを振りすぎて頭痛がしてくるだろう。 オトーサン、 「は、は、は。 こりゃ、どう見たって、ホラー映画じゃないよ」 ホラー映画だというと、OKしてくれる映画会社を おそらく、監督が騙したのでしょう。 「コウモリは、鳥か獣かというようなもので、 これはホラー映画か、ファミリー向け映画かといえば、 その両方ですから、観客が多くなること請け合います」 なーんて、説明したに違いありません。


ザ・キャット

オトーサン、 「巨大蜘蛛のお次は、ネコの恐怖。 猫なんかで、ホラー映画できるのかなあ? デンマーク人監督だから、お伽噺仕立てかしらん?」 原題:Kat (2001) 監督:Martin Schmidt 原作:Steen Langstrup 脚本:Marie Trolle Larsen Genre: Horror / Mystery Country: Denmark Language: Danish 上映時間;85分 あらすじ: 法律専攻のマリアは、落第しそう。 ボーイフレンドのヘンリックとの仲もこじれている。 そのうえ、ルームメイトであるイザベルの 風変わりな祖父と祖母が、降霊術に失敗して、 魔力が猫に乗り移り、恐ろしい殺人事件の幕が開く。 その猫は、どうやらマリアの愛猫らしい。 出演者: Liv Corfixen .... Maria (マリア) Martin Brygmann .... Henrik(ヘンリック) Charlotte Munck .... Isabella(イザベル) オトーサン、 「マリア、老けてるなあ?これで大学生?」 もっとも、一旦、社会人になってから、 大学に行くのは、欧米では普通ですから、そうなのかも。 美人でもなく、ネクラなので、共感できませんでした。 経歴は、3人とも出ていませんでした。 その他の出演者: Soren Pilmark .... Peter Hald Birgitte Federspiel .... Gundine Holger Perfort .... Hr Vestergaard Grethe Holmer .... Fru Vestergaard Soren Christensen .... Politiassistent 1 Marie Trolle Larsen .... Politiassistent 2 Claus Flygare .... Dyrlage Pernille Brems .... Lea Margrethe Koytu .... Parkeringsvagt Marie Tafdrup Wisbol .... Sofie Kristian Ibler .... Christian Janek Lesniak .... Ung Mand User Rating: 4.3/10 (91 votes) オトーサン、 「低いなあ」 殺人鬼と化した猫やその猫への仕打ちをみると、 愛猫派の支持を取りつけるのは、とっても無理。 User Comments: Daneboyさん Copenhagen, Denmark 2001年6月16日 楽しい不発弾!! この映画、見るのが苦痛だった。 というのも、弱い脚本と監督にもかかわらず、 ホラー映画としては、頑張っているからだ。 監督は、大胆な意思決定をした。 猫を巨大な悪魔のような獣にしなかったため、 安っぽいCGや操り人形を避けることができた。 撮影は、いい。編集もいい。 演技もすばらしい。 だが、助演陣は、つまらない役と会話で気の毒。 スリルがないわけではないが、少な過ぎる!! オトーサン、 「正直言って、時間のムダ」 でも、ラストシーンの気味の悪さは、一流です。 ミキサーやフード・プロセッサーを使っている方、 あるいは、これからできれば欲しいという方は、 この映画を見るのは、避けたほうがいいでしょう。


スパイダー・パニック!

オトーサン、 2年前、「スパイダーマン」が上映されていた頃、 銀座の例のシネパトスで、この映画をやっていて、 蜘蛛の大群を描いた毒々しい立看板が出ていました。 「おお、気味わるぅーっ」 2年たって、いま「スパイダーマン2」が上映中。 今なら、このDVDを見るのも、一興かも。 原題:Eight Legged Freaks (2002)    Arac Attack 監督:Ellory Elkayem 原作;Ellory Elkayem / Randy Kornfield 脚本:Jesse Alexander / Ellory Elkayem Genre: Action / Comedy / Horror / Sci-Fi (more) Rated PG-13 for sci-fi violence, brief sexuality and language. 上映時間:99分 あらすじ: 田舎の鉱山町の住民たちは、 化学物質の汚染事故の結果、数百匹もの小さな蜘蛛が 一夜にして、SUVほどのサイズまで成長したことを発見する。 鉱山技師のクリスと保安官のサマンサは、 サマンサの息子マイク、娘のアシュレー、 偏執狂のアナウンサー、ハーランをはじめ、町中の人を総動員し、 血に飢えた八足獣たちと戦う。 出演者: David Arquette .... Chris McCormick (クリス) Kari Wuhrer .... Sheriff Samantha Parker (サマンサ) Scarlett Johansson .... Ashley Parker(アシュレー) オトーサン、 「女性陣のほうが、印象的だなあ」 クリスを演じたデイビッド・アークエット、巧いのですが、 線が細いので、恐怖感がいまいち。 女性保安官・サマンサ役のカリ・ウーラー、うまい女優さんでした。 はじめてお目にかかったのですが、好みのタイプ。 そして、この映画の後、ブレイクしたスカーレット・ヨハンソン、 端役でしたが、印象的な演技でした。 経歴紹介は、この3人です。 DAVID ARQUETTE デイビッド・アークエット 誕生日 1972/9/8 出身 米イリノイ州シカゴ コメディアンで寄席演芸のスターだった クリフォード・アークェットの孫として育つ。 父ルイスによって町で二番目の演劇グループでレッスンを受けた。 同じ俳優のロザンナ、パトリシア、アレクシス、リッチモンドと兄弟。 映画は「スクリーム」シリーズのデューイ役が有名。 妻は「スクリーム」で共演したコートニー・コックス。 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1989年「ロンサム・ダブ」 1990年「アラーミスト」 1992年「ハートブレイク・タウン」      「バッフィ/ザ・バンパイア・キラー」 1993年「キリング・ボックス」 1994年「ハードロック・ハイジャック」      「ロードレーサーズ」(TM) 1995年「男たちの危険な午後」(V)      「ワイルド・ビル」(V) 1996年「JOHNS ジョンズ」「ビューティフル・ガールズ」      「スクリーム」◆ 1997年「アラーミスト」◇「RPMエキゾースト・ヒート」      「スクリーム2」◆ 1998年「フリーマネー」 1999年「25年目のキス」◇「ラビナス」◆「デスリミッツ」 2000年「スクリーム3」◇ 2001年「スポット」◇「スコーピオン」◆「灰の記憶」 2002年「スパイダー・パニック!」 KARI WUHRER カリ・ウーラー 誕生日 1967/4/28 出身 米コネチカット州 活躍度 △→ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1986年「禁じられた恋」 1990年「フォード・フェアレーンの冒険」 1991年「ミラクル・マスターU/L.A.時空大戦」 1994年「異常心理教室」(TM)「プールバード/悪が眠る街」 1995年「クロッシング・ガード」「ハイヤー・ラーニング」 1996年「激突!’97」「ジェイド」      「スティーブン・キング/痩せゆく男」      「サイバー・テックP.D.」 1997年「ブロンドの甘い罠」「アナコンダ」 1998年「フェニックス」 1999年「クラッシャー2029」 2002年「スパイダー・パニック!」「復讐者」 SCARLETT JOHANSSON  スカーレット・ヨハンソン 誕生日 1984/11/22 出身 米ニューヨーク州ニューヨーク 94年「ノース/小さな旅人」の端役で映画デビュー。 「のら猫の日記」で インディペンデント・スピリット賞主演女優賞候補、 「モンタナの風に抱かれて」の クリスティン・スコット・トーマスの娘グレイス役で シカゴ映画批評家協会最有望女優賞候補に。 活躍度 △↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1994年「ノース/小さな旅人」 1995年「理由」 1996年「失恋セラピスト」「のら猫の日記」 1997年「モンタナの風に抱かれて」 1998年「ホームアローン3」 1999年「ジョージ」 2000年「ゴーストワールド」◇ 2001年「バーバー」◆ 2002年「スパイダー・パニック!」◆ 2003年「真珠の耳飾りの少女」◇      「ロスト・イン・トランスレーション」 その他の出演者: Scott Terra .... Mike Parker Doug E. Doug .... Harlan Griffith Rick Overton .... Deputy Pete Willis Leon Rippy .... Wade Matt Czuchry .... Bret Jay Arlen Jones .... Leon Eileen Ryan .... Gladys Riley Smith .... Randy Matt Holwick .... Larry Jane Edith Wilson .... Emma Jack Moore .... Amos Roy Gaintner .... Floyd User Rating: 5.6/10 (5,141 votes) オトーサン、 「もっと高くてもいいのでは?」 User Comments: Ira Schwartzさん Los Angeles, California 2002年5月17日 会話が愉快、CGがすばらしい。 楽しい時を過ごせる。 さあ、鎮圧だ。 会話がいい。 議員役のRick Overton は、まさに現代のBarney Fifeだ。 蜘蛛たちが、目を奪う。 筋書きは、数ケ所でもたつくが、 全体として映画のテンポはスピーディ。 巨大蜘蛛と小蜘蛛の大集団が湧き出てくるシーンでは、 シートから飛び上がってしまった。 この映画、"Tremors"と似たようなスタイルに見える。 その軽やかな感じをよく捉えている。 愉快な映画だ。 ポップコーンを楽しんでほしい。 オトーサン、 「やあ、思ったより面白かった。 50年代のB級映画だ!」 ホラーというよりも、 50年代の陽気な気分が画面に横溢していました。 登場人物だけでなく、蜘蛛たちだって愉快そう。 撮影もなかなかのもの。 最近の映画の特色ですが、CGが発達したので、 蜘蛛の大群の描写が可能になって、お楽しみが倍増です。 特典映像のなかで、若い監督さんは、 たったの40日で撮り終えたと言っていました。 大したものです。


スパイダーマン2

オトーサン、 「やあ、楽しみだなあ」 前にIMDBの評点をみたら、8.5もありました。 第1作が実に愉快だったので、期待していました。 土日は混むので遠慮して、月曜の朝一番に劇場へ。 木場109シネマズ、空いていました。 原題:Spider-Man 2 (2004)    The Amazing Spider-Man 監督:Sam Raimi 原作コミック:Stan Lee / Steve Ditko 物語:Alfred Gough / Miles Millar / Michael Chabon 脚本:Alvin Sargent Genre: Action / Fantasy / SF / Thriller Rated PG-13 for stylized action violence. 上映時間;127分 あらすじ: ピーター・パーカーが大学生になり、 犯罪者と戦うスパイダーマンになって2年が過ぎた... ピーターは、授業についていけず、 家賃も払えず、 スパイダーマンの死を待ち望んでいる 親友ハリーとは、気持ちが離れた状態にある。 同級生の恋人のメアリー・ジェーンも、 彼に愛想を尽かして、新しいお相手と親交を深めている。 ピーターが尊敬していた科学者ドク・オクも、 核融合実験を再開し、危険な怪物に変身している。 ピーターは、スパイダーマンの神通力が時々失せるのは、 こうした私生活のストレスの積み重ねのせいだと自覚しはじめていた。 したがって、スパイダーマンたることをやめるか、 それとも、凶暴な怪物と化したドク・オクを食い止め、 NYを救うために、スパイダーマンたり続けるか。 ピーターは、その岐路に立たされていた。 出演者: Tobey Maguire .... Spider-Man/Peter Parker           (スパイダーマン/ ピーター・パーカー) Kirsten Dunst .... Mary Jane Watson(メリー・ジェーン) Alfred Molina .... Doc Ock/Dr. Otto Octavius(ドク・オク) オトーサン、 「おお、トビー・マグワイア、随分成長したなあ」 内面の演技ができるようになりました。 仕事をセーブして、自分を見つけ直す時間と場所を持つなど、 若手俳優にしては、大したものです。 TOBEY MAGUIRE トビー・マグワイア 誕生日 1975/6/27 出身 米カリフォルニア州サンタモニカ 活躍度 △↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1993年「ボーイズ・ライフ」デビュー 1994年「S.F.W.」 1995年「DUKE OF GROOVE」 1996年「JOYRIDE」 1997年「アイス・ストーム」「地球は女で回っている」 1998年「カラー・オブ・ハート」◇      「ラスベガスをやっつけろ」◆ 1999年「サイダー・ハウス・ルール」◇「楽園をください」◇ 2000年「ワンダー・ボーイズ」◇「あのころ僕らは」 2001年「キャッツ&ドッグス」(声) 2002年「スパイダーマン」◇ 2003年「シービスケット」◇ 2004年「スパイダーマン2」◇ その他の出演者: James Franco .... Harry Osborn Rosemary Harris .... May Parker J.K. Simmons .... J. Jonah Jameson Donna Murphy .... Rosalie Octavius Daniel Gillies .... John Jameson Dylan Baker .... Dr. Curt Connors Bill Nunn .... Joseph 'Robbie' Robertson Vanessa Ferlito .... Louise Aasif Mandvi .... Mr. Aziz Willem Dafoe .... Green Goblin/Norman Osborn Cliff Robertson .... Ben Parker Ted Raimi .... Hoffman User Rating: 8.2/10 (12,244 votes)        top 250: #164 オトーサン、 「おお、世界の名画164位だ!」 第1作よりも、出来がいいとは大したものです。 User Comments: grimshadowさん Chandler, Oklahoma 2004年7月8日 心奪う演技! 第1作を見た後、第2作をみようかどうか迷っていた。 だが、見てよかったといまは断言できる。 この映画では、登場人物の性格がよく描かれている。 ただ、せりふを読んで演技しているのではない。 人生のつまづきに感情を爆発させたり、 スパイダーマンを攻撃するマスコミに過剰反応することなく 私生活の葛藤やトラブルを詳しく冷静に書き込んでいる。 スーパー・ヒーロー映画にありがちな 「どう、こんなことも出来るのよ」スタイルではなく、 「自分は何者だろう」スタイルを取っている。 よくあるように、数百万ドルもする盛り沢山のCGIを誇示し、 ストーリーをおざなりにするような馬鹿はしていない。 ストーリーを大事にしたうえで、 アクション、コメディ、ドラマ、ロマンス、サスペンスの要素を加え、 さらに、人生の深みやリアリティを盛りこんでいる。 すばらしいシーンの数々が全編に散りばめられ、 次に何が起きるか、ぞくぞくさせられる。 まだ見ていないひとに、アドバイスしたい。 見に行くべし。 評価は、10点満点で、9点。 オトーサン、 「編集が巧い!」 激しいアクション=CGIシーンと スローな私生活/ラブ・スト−リーのシーンが、 うまくリズミカルに組み合わさっています。 「サム・ライミって、どんな監督なのだろう?」 SAM RAIMI サム・ライミ 誕生日 1959/10/23 出身 米ミシガン州フランクリン 監督作 1983年「死霊のはらわた」 1985年「XYZマーダーズ」 1987年「死霊のはらわたU」 1990年「ダークマン」 1993年「キャプテン・スーパーマーケット 死霊のはらわたV」 1995年「クイック&デッド」 1998年「シンプル・プラン」 1999年「ラブ・オブ・ザ・ゲーム」 2000年「ザ・ギフト」 2002年「スパイダーマン」 2004年「スパイダーマン2」 次に、IMDBから。 「元気をくれるさわやかな監督のひとり。 ライミは、特有のビジュアルなスタイルが売り。 アクロバティックなカメラワーク、 手持ちカメラでの素早いショット、 力感溢れるコミックやThree Stooges shortsに見られる 凶暴な肉体主義。 ライミは、8歳の若さで8ミリカメラで撮影をはじめ、 10代後半には、地方の企業家や医者の支援で、 最初の映画「死霊のはらわた」(1983)を作った。 この過激なホラー映画は、カンヌ映画祭でヒットし、 劇場でも、ビデオでもヒットした。 漫画アクション映画「XYZマーダーズ」(1985) がコケた後、 ライミは、続編である「死霊のはらわたU」(1987)で復活した。 最もビジュアル面で創造的なカルト映画の監督として評判になった。 ついに、大手映画会社の共同脚本家兼監督としての契約を獲得し、 アクション・ファンタジー映画「ダークマン」(1990)を撮った。 「オペラ座の怪人」の要素や コミック・ブックのスーパーヒーローを混ぜあわせたものだったが、 成功した。 続いて、「キャプテン・スーパーマーケット 死霊のはらわたV」(1993)や 西部劇の「クイック&デッド」(1995)を撮った。 ジョン・ウー監督のアメリカ・デビュー映画 "Hard Target"(1993)の共同制作者となった。 友人のジョエル&イーサン兄弟との共同脚本で、 "The Hudsucker Proxy "(1994)を手がけ、 そのセカンド・ユニットを撮影した。 また、"TimeCop"(1994)の共同制作者にもなった。 彼は、俳優としても活躍している。 "Spies Like Us"(1985)、"Except"(1987)、"Maniac Cop" (1988)、 "Intruder" (1989)、"Innocent Blood" (1992)、 TV映画"Journey to the Center of the Earth" (1993)、 そして、最も有名な"Indian Summer" (1993)では、 キャンプのおべっか使いという面白い役を演じている。


ビートルジュース

オトーサン、 「変な題名。ビートルズに関係あるのかなあ」 よほど借りるのをやめようかと思いましたが、 監督がティム・バートンとあって、思い直しました。 原題:Beetle Juice (1988) 監督:Tim Burton 原作:Michael McDowell /Larry Wilson /Tim Burton 脚本:Michael McDowell /Warren Skaaren Genre: Comedy / Fantasy / Horror (more) 上映時間:92分 あらすじ: アダムとバーバラは、交通事故で死んだ後、 ニューイングランドの美しい自分の農家に 幽霊として閉じ込められていることに気づく。 2人の平和な暮らしは、ヤッピーの一家が その家を買ってしまったことにより妨げられる。 2人は、幽霊としては、素敵で無害なので、 その一家を追い出す試みはすべてうまく行かなかった。 そこで、たまたま、他の「ビートルジュース」なる幽霊に 助けを求めることになる。 出演者: Michael Keaton .... Betelgeuse(ビートルジュース) Alec Baldwin .... Adam(アダム) Geena Davis .... Barbara(バーバラ) Winona Ryder .... Lydia(リディア) オトーサン、 「ビートルジュース、破天荒な演技だ!」 MICHAEL KEATON  マイケル・キートン 誕生日 1951/9/9 出身 米ペンシルバニア州コラオポリス 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1982年「ラブINニューヨーク」 1983年「ミスター・マム」 1984年「暗黒街の人気者/マシンガン・ジョニー」 1986年「ガンホー」「マンハッタン・ミステリー」      「シカゴ・ラプソディ」 1988年「偽りのヘブン」「ビートルジュース」 1989年「ドリームチーム」「バットマン」◇ 1990年「パシフィック・ハイツ」◇ 1991年「ニューヨーク・ジャスティス/許された犯罪」 1992年「バットマン・リターンズ」◇ 1993年「から騒ぎ」「マイ・ライフ」◇ 1994年「ザ・ペーパー」「眠れない夜はあなたと」 1996年「クローンズ」◇ 1997年「ジャッキー・ブラウン」◇「絶体×絶命」◇ 1998年「ジャック・フロスト」◇「アウト・オブ・サイト」▲ 2001年「逃亡犯」 2002年「ライブ・フロム・バグダッド 湾岸戦争最前線」(TM) その他の出演者: Annie McEnroe .... Jane Butterfield Jeffrey Jones .... Charles Maurice Page .... Ernie Hugo Stanger .... Old Bill Rachel Mittelman .... Little Jane Catherine O'Hara .... Delia J. Jay Saunders .... Moving Man #1 Mark Ettlinger .... Moving Man #2 Glenn Shadix .... Otho Patrice Martinez .... Receptionist Cynthia Daly .... 3 Fingered Typist User Rating: 7.0/10 (17,906 votes) オトーサン、 「おお、やっぱり高いスコアだ」 User Comments: Scott LeBrun さん Winnipeg, Canada 2004年4月3日 死人に話をしてるんだぜ! この映画、2転3転、ワイルドで 典型的なティム・バートンの映画である。 最近死んだ若いカップルのアダムとバーバラが。 新たに引っ越してきた家族とやっていけなくて、 狂気じみたビートルジュースに助けを求める。 かなり愉快な映画で、不遜なユーモアのセンスに溢れ、 ひんまがった感受性が、真に迫っている。 ハリー・ベラフォンテの歌のパロディなどは、 明らかに彼への敬意の念に溢れている。 配役も興味深い。 どの役者も、自分の役をうまく演じている。 なかでも、キートンは、 突飛で陽気な演技が光る。 この喜劇のセンスは、、 1982年の"Night Shift"でのデビュー以来の天性のもの。 多くのシーン、そして効果的な視覚効果など、 この映画の設計はすばらしい。 それから、古い映画フアンへのボーナスとして、 1930年代の女優 Sylvia Sidneyが、 アダムとバーバラの死後のケースワ−カー役で出演している。 助演のRobert GouletとDick Cavettもいい。 この映画は、1980年代のコメディとしてよくできている。 長い間、この映画の続編が出るという噂を聞いていた いまは、どうなっているか分からないが。 翌年、いろいろなイベントで、この映画の後に、 土曜の朝にアニメが上映された。 いやな奴、Jeffrey Jonesは、バートンの最初の映画に出ており、 「エド・ウッド」や「スリーピーホロウ」に出ている。 評価は、映画のほうは、7点だが、 キートンの演技は、10点だ。 オトーサン、 「よくも、こんなに変てこな映画を作るなあ」 ティム・バートン監督の「猿の惑星」など数々の怪異部分の ルーツを理解しようとしたら、その原点が分かるということで、 この映画は、必見かも。


ニューヨーク 最後の日々

オトーサン、 「おお、レンタルで、アルパチーノがある!」 いま読んでいるマレー・スミスの 「もう一人の相続人」(文春文庫)のなかに イタリアのマフィアが、「カリートの道」を何度もみて、 アルパチーノのマネをしているというシーンがありました。 原題:People I Know (2002) 監督:Daniel Algrant 脚本:Jon Robin Baitz Genre: Comedy / Drama / Romance Rated R for language, drug use and brief sexual images. Country: USA / Germany Language: English 上映時間:100分 あらすじ: 何でも知っている男が、知りすぎたことに気づく。 スマートで、機知に富み、仕事に打ち込む やり手の広報マン、エリは、その長いキャリアを通じて、 金持ち、有名人、権力者たちの公的生命を守り続けてきた。 彼が乗り越えられないような危機はなかった。 今の今までは... ケアリーは、有名な俳優だった。 数々の賞を受けた演技力を駆使して愛想をふりまき 周囲の者を操ることにかけては、並ぶ者のないほど。 だが、新進女優ジリーと問題を起こし、 彼女を遠ざけるように、エリに頼む。 それは、いとも簡単な仕事のように思えた。 だが、定刻を過ぎてパーティに出席すると... エリは、ショックを受ける。 それは、彼の人生を永久に変えてしまう。 彼が証人になった犯罪は、 最も権力があり、影響のある人々がからむものだった。 出演者: Al Pacino .... Eli Wurman(エリ) Tea Leoni .... Jilli Hopper(ジリー) Ryan O'Neal .... Cary Launer (ケアリー) オトーサン、 「アル・パチーノも、老いたなあ」 髪はボサボサ、肌は荒れて、肩も丸まっています。 それでも、いざとなると、眼光炯炯としてシャキッとします。 いまや、64歳。 「いつまで、彼の演技が見られるのかなあ」 AL PACINO アル・パチーノ 誕生日 1940/4/25 出身 米ニューヨーク州イーストハーレム 69年「ナタリーの朝」で映画デビュー。 72年「ゴッドファーザー」、 90年「ディック・トレイシー」、 92年「摩天楼を夢みて」でアカデミー助演男優賞にノミネート。 73年「セルピコ」、74年「ゴッドファーザーPART2」、 75年「狼たちの午後」、79年「ジャスティス」で アカデミー主演男優賞にノミネートされる。 92年「セント・オブ・ウーマン 夢の香り」で アカデミー主演男優賞受賞。 96年「リチャードを探して」で初監督。 活躍度 ◎→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆☆☆ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1969年「ナタリーの朝」 1971年「哀しみの街角」 1972年「ゴッド・ファーザー」 1973年「スケアクロウ」「セルピコ」 1974年「ゴッド・ファーザーPART2」 1975年「狼たちの午後」 1977年「ボビー・デアフィールド」 1979年「ジャスティス」 1980年「クルージング」 1982年「喝采の陰で」 1983年「スカーフェイス」 1985年「レボリューション めぐり逢い」 1989年「シー・オブ・ラブ」 1990年「ゴッド・ファーザーPART3」      「ディック・トレーシー」 1991年「イン・ベッド・ウイズ・マドンナ」      「恋のためらい/フランキーとジョニー」 1992年「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」◇      「摩天楼を夢見て」 1993年「カリートの道」 1995年「ヒート」◇「アル・パチーノ/天国の約束」 1996年「訣別の街」      「アル・パチーノのリチャードを探して」 1997年「ディアポロス」◇「フェイク」◇ 1998年「チャイニーズ・コーヒー」 1999年「エニイ・ギブン・サンデー」◇「インサイダー」◇ 2002年「インソムニア」      「ニューヨーク 最後の日々」◇      「シモーヌ」◇ 2003年「リクルート」◇ TEA LEONI  ティア・レオーニ 誕生日 1966/2/25 出身 米ニューヨーク サラ・ローレンス・カレッジで人類学と心理学を専攻。 卒業後、ブロードウェイで舞台デビュー。 91年「スウィッチ/ボクと彼女の関係は…」で映画デビュー。 97年デビッド・ドゥカブニーと結婚し、二児がいる。 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1991年「スウィッチ/ボクと彼女の関係は…」 1992年「プリティ・リーグ」 1994年「ワイアット・アープ」 1995年「バード・ボーイズ」◇ 1996年「アメリカの災難」 1998年「ディープ・インパクト」◇ 2000年「天使のくれた時間」◇ 2001年「ジュラシック・パークV」◇ 2002年「ニューヨーク 最後の日々」◆ その他の出演者: Kim Basinger .... Victoria Gray Richard Schiff .... Elliot Sharansky Bill Nunn .... The Reverend Lyle Blunt Robert Klein .... Dr. Sandy Napier Mark Webber .... Ross Eldon Bullock .... Washroom Attendant Juliet Papa .... Radio Announcer (voice) Ramsey Faragallah .... David Fielding Brian McConnachie .... Jamie Hoff Frank Wood .... Michael Wormly Rex Reed .... Himself Lewis Dodley .... Himself User Rating: 5.7/10 (1,132 votes) オトーサン、 「もっといいスコアのハズ」 低くなった理由は、簡単です。 ユダヤ人と黒人の和解工作をアルパチーノが演じたから。 まだまだ、人種対立は根深いのです。 User Comments: cschumannさん Frankfurt 2004年5月10日 素晴らしい ! ビデオ店で、この映画を偶然発見した。 素晴らしい映画! 素晴らしい役者たち! しかも、聞いたこともない映画? そう、私が注目したのは、 - この映画は、アメリカ映画ではないこと - ハッピーエンドではないこと - 開かれた人種主義であり、美徳満載であること。 なぜ、この映画を大劇場で上映させなかったのか、 その理由が分かった。 この映画には、ひとびとを悩ませ、傷つける可能性がある。 - だが、それがどうだというのだ! 実際そうなのだから仕方がないだろう! この映画がどこに向かっているのか分からないと感じたのなら、 - 実生活だって、そうじゃないか? アル・パチーノとキム・ベイジンガーが、 こんなに息のあった演技をするのは、見たことがない。 Schifferのユダヤ人の演技は、ゴージャス。 彼は、マンハッタンの半分を所有している。 この映画で見られる黒人は、適切でないかも知れない。 - そこで、アル・パチーノは、 異なる文化の間の憎悪と幻滅の架け橋になろうとしたのだ。 - 彼は報われただろうか? そう、この映画は、実生活そのもの。 - ポップコーンやコーラ好きの映画フアンである アメリカ市民にとって、この映画を見るのは苦痛だろう。 だが、その他の人々にとっては、 これは、アカデミー賞級の映画だと思う。 家一軒、賭けてもいい。 オトーサン、 「そうなんだ。そうだろうなあ」 特典映像に、アル・パチーノと初共演した ティア・レオーニのインタビューがありました。 「アル・パチーノと9日間一緒に演技できた。 もう死んでもいい!」 アル・パチーノの映画をまだみていない方は、 この週末にでも、早速ビデオを見てください。


たまゆらの女

オトーサン、 「コン・リーか、間違いないだろう」 コン・リーといえば、中国を代表する名女優さん。 「...さらば、わが愛 /覇王別姫 882」の演技は、すごかったなぁ」 相手役のレスリー・チャン、昨年、香港の マンダリン・ホテルから飛び降り自殺してしまいましたが... 「何を求め、何を得られなかったのだろう?」 この映画にも共通しますが、人生の怖さを垣間みる瞬間です。 原題:Zhou Yu de huo che (2002)    Zhou Yu's Train 監督:Zhou Sun 脚本:Cun Be / Zhou Sun /Mei Zhang Genre: Drama / Romance Rated PG-13 for sexuality. Country: China / Hong Kong Language: Mandarin 上映時間:96分 あらすじ: 中国北西部の農村に住む 陶磁器の染付け工・チョウ・ユウは、 繊細で控え目な詩人チェン・チンを愛している。 週末になると、 激しい愛を確かめるために 汽車に乗って遠路はるばる逢いに行く。 その欲望には、限度がないように思える。 ある日、快楽主義者のチャンに出会い、情事がはじまる。 別の駅に向かい、別の欲望を満たす。 愛欲の汽車に駆り立てられ、彼女は暗いトンネルへと向かう。 それは、帰らざる旅だった。 出演者: Li Gong .... Zhou Yu (チョウ・ユウ) Tony Leung Ka Fai .... Chen Qing(チェン・チン) Honglei Sun .... Zhang Qiang (チャン) オトーサン、 「うまい、3人とも!」 肉欲というよりも、 ある種の底知れぬ渇望を見事に演じ切っています。 GONG LI コン・リー 鞏俐 誕生日 1965/12/31 出身 中国遼寧省 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1987年「赤いコーリャン」 1988年「ハイジャック/台湾海峡緊急指令」 1989年「続・西太后」 1990年「テラコッタ・ウォリア/秦俑」「菊豆/チュイトウ」 1991年「ゴッド・ギャンブラー3」「紅夢」 1992年「秋菊の物語」 1993年「さらば、わが愛/覇王別姫」      「画魂/愛、いつまでも」「詩人の大冒険」 1994年「項羽と劉邦/その愛と興亡」「活きる」 1995年「上海ルージュ」 1996年「花の影」 1997年「チャイニーズ・ボックス」 1998年「始皇帝暗殺」 1999年「きれいなおかあさん」 2003年「たまゆらの女」 LEUNG KA-FAI レオン・カーフェイ 梁家輝 誕生日 1958/2/1 出身 香港 母が映画館で働いていた関係で、毎日のように映画を観て過ごす。 玖瑰崗中学卒業後、香港理工学院でグラフィック・デザインを学び、 ティーン雑誌の編集に。 同時期にTVBの俳優養成所に入学。 しかし、成績がふるわず、1年あまりで退学。 その後、リー・ハンシャン監督の娘、 マーガレット・リーが彼の友人であったことが縁で 83年「西太后」に主演し、香港電影金像奨主演男優賞受賞。 92年「黒薔薇vs黒薔薇」で二度目の受賞を果たす。 活躍度 △→ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1983年「西太后」 1986年「火龍」 1987年「プリズン・オン・ファイヤー」「野獣たちの掟」 1988年「レーザーマン」「ガンメン/狼たちのバラッド」 1989年「アゲイン/明日への誓い」「狼たちの挽歌」 1990年「98分署/香港レディ・コップス」      「彼女はシークレット・エージェント」 1991年「さらば英雄/愛と銃撃の彼方に」「炎の大捜査線」      「ロアン・リンユイ/阮玲玉」 1992年「愛人/ラマン」「ミスティー」「黒薔薇VS黒薔薇」      「ドラゴン・イン/新龍門客棧」      「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ外伝 /天地笑覇」 1993年「大英雄」「水滸伝 男たちの挽歌」「追好仔」 1994年「ゴッド・ギャンブラー/完結編」      「キング・オブ・ギャンブラー」      「楽園の瑕」「月夜の願い」 「黒豹天下/ブラックパンサー」      「レスリー・チャンの恋はあせらず」 1995年「愛よりはやく撃て」「南京の提督」 1997年「情義」 1999年「天上の恋歌」 2000年「恋戦。OKINAWA RENDEZ-VOUS」 2002年「ダブル・ビジョン」 2003年「たまゆらの女」 その他の出演者: Zhixiong Li User Rating: 5.8/10 (55 votes) オトーサン 「撮影も見事だし... もっと高いスコアでも、いいのでは」 User Comments: zzmaleさん 2004年3月31日 新時代の新しい問題を正確に描く 他の中国映画と比べると、 この映画の題名には、シンボリックな含蓄がある。 帰らざる旅を示している。 詩的な意味をもっている。 詩人が出てくるこの映画の筋書きにも関係している。 この点が、この映画のすばらしいところであり、 他の映画とは、やや異なるところである。 この映画の社会批評は、ごく普通のもので、 現代中国に共通する快楽主義、物質主義などに対するものである。 現代中国映画に触れることができる。 オトーサン、 「やはり、この映画、コン・リーがすべて」 彼女が演じると、肉欲や情欲の面が薄れて、 人生への限りなき渇望の面が色濃く出てきます。 それは、彼女の自在な生き方とも共通しているので、 国境を超えたある種の普遍性を獲得しているのです。 オトーサン、 「キャリアと愛情。 女性が両天秤かける時代だ、新時代だ!」 でも、この映画の主人公は、もっと進んでいて、 キャリアと2つの愛の3兎を追っていくのです。


黒水仙

オトーサン、 「えっ、この題名で、韓国映画?」 何でも、ペ・チャンホ監督が、 ギリシャ神話から取ったものだそうです。 水仙の花言葉は、報われぬ恋。 原題:Heugsuseon (2001)    Last Witness 監督・脚本:Chang-ho Bae Genre: Action / Drama / Mystery / Romance Country: South Korea Language: Korean / Japanese 上映時間:104分 あらすじ: 実話に基づく。 ミステリアスな北朝鮮人の殺人事件を 捜査中のオ刑事は、看護婦が書いた日記を発見する。 彼女は、朝鮮戦争で北朝鮮人の捕虜逃亡を助けていた。 オ刑事は、図らずも、事件に深く関与することになり、 日記の書き手と長い間消息不明の恋人を探す。 その過程で、朝鮮戦争の悲劇について深く学ぶ。 出演者: Jung-Jae Lee .... Detective Oh(オ刑事) Sung-kee Ahn .... Hwang-seok(ソク) Mi-yeon Lee .... Son Ji-hye(ジヘ) オトーサン、 「オ刑事役のイ・ジョンジェ、 熱演しているけれど、まだまだ駆け出しだ」 それに対して、ソクを演じたアン・ソンギは、 さすが大ベテランだけあって、見事な演技でした。 2人とも、海外映画俳優マガジンには、未掲載。 詳しい紹介が、ネットに出ていました。 http://www.seochon.net/korean_movie/actor/ijeongjae.htm http://www.seochon.net/korean_movie/actor/anseonggi.htm イ・ジョンジェ 誕生日 1973年3月15日 出身;ソウル 現代高等学校卒インテリアの専門学校に通っていた時に スカウトされ、モデルとして芸能界に入る。 デビュー作「若い男」でスターを夢見る若者を熱演し、 新人男優賞を取り、注目を浴びる。 1998年の「情事」がヒットし、「興行俳優」の称号を獲得。 東国大学演劇映画科に在学し、演技の勉強をしている。 強烈なまでの存在感とカリスマ性が魅力である。 特技は、ジャズダンス、水泳、 球技で、 趣味は、映画・ビデオ鑑賞、ボディービル観戦。 恋人は、チェ・ヨニ。1993年にミス太平洋に選抜された。 出演作 1994年「若い男」 1996年「アルバトロス」 1997年「火の鳥」「朴対朴」 1998年「情事」「太陽はない」 1999年「イ・ジェスの乱」 2000年「interview」「イルマーレ」「純愛譜−じゅんあいふ−」 2001年「ラスト・プレゼント」「黒水仙」 2002年「オーバー・ザ・レインボー」 2003年「オー! ブラザース」 アン・ソンギ 安聖基 誕生日 1952年1月1日  出身 ソウル 5歳の時に父の友人であったキム・ギヨン監督に請われて 「黄昏列車」で子役デビュー。 外国語大学ベトナム語科卒業卒業後、兵役に就く。 除隊後の1977年にキム・ギ監督の『兵士と娘たち』で 俳優としてカムバック。 役柄は、社会派映画、文芸作品、歴史ドラマ、コメディ、メロドラマ、 宗教、戦争、SFなど幅広い。 数々の賞を受賞している韓国の「国民俳優」。 映画俳優協会副会長やユニセフ韓国大使も務める。 趣味は、囲碁、将棋、ビリヤード。 出演作 1957年「黄昏列車」 1958年「母情」「初雪」「子守歌」 1959年「十代の反抗」 1960年「あの丘を越えて」「若き表情」「下女」 1961年「誤発弾」「豚の夢」「お母さん、安心してください」 1962年「母子抄」 1963年「怒りのコスモス」 1965年「ヤルゲ伝」 1967年「白いカラス」 1977年「兵士と娘たち」 1978年「第三工作」 1979年「夜市」「雨曜日」 1980年「風吹く良き日」 1981年「曼陀羅」「暗闇の子供たち」      「小さなボール」(原題:小人が打ち上げた小さなボール) 1982年「コバン村の人々」「汚された子供たち」「他人の巣」       「鉄人たち」「霧の村」 1983年「青葉のように横たわる」「赤道の花」 1984年「鯨とり −コレサニャン−」「その年の冬は暖かかった」       「膝と膝の間」「深い深いそこに」      「ディープ・ブルー・ナイト」 1985年「於宇同」「鯨とり2」 1986年「冬の旅人」「外人球団」「黄真伊(ファン・ジニ)」       「内侍」「月光の狩人」 1987年「すばらしき我が青春の日々」「聖リ・スイル傳」       「神様こんにちは」 1988年「成功時代」「チルスとマンス」「ギャグマン」 1990年「南部軍」「夢」 1991年「誰が龍の爪を見たのか」「ベルリン・リポート」    「十九の絶望の末に歌う一つの愛の歌」「天国の階段」 1992年「ホワイト・バッジ」「君の中のブルー」 1993年「あの島へ行きたい」「トゥー・カップス」 1994年「太白山脈」 1995年「永遠なる帝国」「男はつらいよ」      「ママと星とイソギンチャク」    「天才宣言」「ヘア・ドレッサー」 1996年「祝祭」「パク・ポンゴン家出事件」「眠る男(日本)」 1998年「異邦人」「生寡婦慰謝料請求訴訟」 「ソウル・ガーディアンズ 退魔録」 「スプリング・イン・ホームタウン」「美術館の隣の動物園」 1999年「NOWHERE 情け容赦無し」「穴」 2000年「真実ゲーム」「キリマンジャロ」 2001年「MUSA−武士−」「黒水仙」「マリ物語(声)」 2002年「酔画仙」「ピアノを弾く大統領」 2003年「シルミド/SILMIDO」 2004年「阿羅漢−掌風大作戦」 その他の出演者: Jun-ho Jeong .... Han Dong-ju Ki-yeong Lee .... Yang Dal-su User Rating: 6.4/10 (42 votes) オトーサン、 「高いスコアだ」 2001年釜山国際映画祭オープニング作品 User Comments: Pedro-37さん Switzerland 2002年7月13日 上出来の驚くべき映画、感動的なラストシーン。 この映画は、よくできたスリラー/ドラマである。 若い刑事が殺人事件を捜査する。 事件の背景は、1952年に遡る。 15万人の北朝鮮軍人が、Geoje Islandの捕虜収容所にいた。 これ以上の紹介は避けたい。 というのも、かなり複雑で興味深い物語が、 よくできた流れで、次々と現れるからである。 だが、私の心に訴えたのは、物語でもなく、演技でもない。 よかったけれども、そう傑出していたわけではない。 素晴らしかったのは、カメラワークと感情表現だった。 イメージは、素晴らしかった。 ムーディで、暗く、湿っていて、 奇妙で、ノスタルジックで、血なまぐさかった。 諸々のイメージが、素晴らしく組み合わさっていた。 そして、感情表現。 監督が感動させようとしている 哀歓豊かな多くのシーンがあった。 その多くは、スローモーションだった。 あまり、効果的ではなかったが、 ラストシーン、 ソックとジヘイが演じるソウル駅のシーンで、 私は思わず泣いてしまった。 それまでの布石が効いていたのだ。 最後に、いい気持ちにさせてくれたので、 評価は7点のところを、あえて8点をつけたい。 オトーサン、 「ペ・チャンホ監督、たいしたもんだ」 映画には、おまけのお楽しみに日本観光のシーンがあって、 高千穂渓谷の風景が出てくるのですが、 観光ガイドか、TV映画レベルでした。 また、日本人実業家になりすましたはずの Jun-ho Jeongの日本語の発音が怪しいのも、気になりました。 でも、ソウル駅のラストシーンは、感動もの。 監督の経歴が以下のサイトに出ていました。 ご興味のあるかたは、どうぞ。 http://www.seochon.net/korean_movie/director/paechangho.htm


アルタード・ステーツ/未知への挑戦

オトーサン、 住まいのある晴海トリトンの店が、今月で閉店。 DVDが3割引きとあって、早速、購入しました。 通常1500円のものが、1050円ですから、大分トクです。 原題:Altered States (1980) 監督:Ken Russell 原作・脚本:Paddy Chayefsky Genre: Drama / Horror / SF 上映時間:102分 あらすじ: あるアメリカの研究者が、 意識を変える薬や隔離室を使い、意識の状態を研究している。 自ら被験者になっているうちに、不安な身体変化が生じてきた。 どうやら退化していくようなのだ。 出演者: William Hurt .... Professor Eddie Jessup (エディ) Blair Brown .... Emily Jessup (エミリー) Bob Balaban .... Arthur Rosenberg (アーサー) オトーサン、 「この若手、巧いぞ!」 WILLIAM HURT ウィリアム・ハート 誕生日 1950/3/20 出身 米ワシントンDC 父親が国連の信託統治領の監督官をやっていたことから、 少年時代は南太平洋地域を転々とした。 ボストンのタフツ大学で進学を勉強していたが、演劇に転向。 ロンドンで1年間芝居の勉強をし、 ニューヨークのジュリアード学院で学んだ。 舞台では「わが人生」でオビー賞受賞。 映画は80年「アルタード・ステーツ」でデビュー。 85年「蜘蛛女のキス」でアカデミー主演男優賞と カンヌ映画祭演技賞を受賞。 86年「愛は静けさの中に」、 87年「ブロードキャスト・ニュース」で アカデミー主演男優賞にノミネートされた。 活躍度 ○↑ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1979年「アルタード・ステーツ/未知への挑戦」 1981年「目撃者」「白いドレスの女」 1983年「再会の時」 1985年「蜘蛛女のキス」 1986年「愛は静けさの中に」 1987年「ブロードキャスト・ニュース」 1988年「デスティニー/愛は果てしなく」「偶然の旅行者」 1990年「殺したいほどアイ・ラブ・ユー」「アリス」 1991年「ドクター」「夢の涯てまでも」 1992年「プレイグ」 1993年「最高の恋人」 1994年「セカンド・ベスト」「カウガール・ブルース」      「サンベリーナ/おやゆび姫」(声)「脅迫」 1995年「スモーク」 1996年「ジェイン・エア」「カウチ・イン・ニューヨーク」      「マイケル」 1997年「ダーク・エンパイア」「シェイクスピアズ・シアター」 1998年「ダーク・シティ」◆「ロスト・イン・スペース」◇      「母の眠り」◇ 1999年「小さな目撃者」◇「4thフロアー」◇「第一の嘘」◇      「太陽の雫」 2000年「バイオ・ディザスター」「デューン/砂の惑星」(TM) 2001年「A.I.」 2002年「チェンジング・レーン」「逢いたくて」      「エバーラスティング 時をさまようタック」 BLAIR BROWN ブレア・ブラウン 誕生日 1946/4/23 出身 米ワシントンDC 活躍度 △→ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1979年「アルタード・ステーツ/未知への挑戦」      「Oh!ペルーシ絶体絶命」 1988年「君がいた夏」 1989年「ストラップレス」 1992年「お葬式だよ全員集合!」 2000年「スペース・カウボーイ その他の出演者: Drew Barrymore .... Margaret Jessup Charles Haid .... Mason Parrish,     Professor of Endocrinology at Harvard Medical School Thaao Penghlis .... Prof. Eduardo Eccheverria        at University of Mexico Miguel Godreau .... Primal Man Dori Brenner .... Sylvia Rosenberg Peter Brandon .... Alan Hobart Charles White-Eagle .... The Brujo, Hindris Indian Megan Jeffers .... Grace Jessup Jack Murdock .... Hector Orteco Francis X. McCarthy .... Obispo Deborah Baltzell .... Schizophrenic Patient Evan Richards .... Young Rosenberg User Rating: 6.5/10 (2,864 votes) オトーサン、 「高いスコアだ」 User Comments: Backlash007さん Kentucky 2004年1月19日 "...変化(へんげ)" この映画をみるのは、最高の体験だ。 いままさに乗り出した旅への備えが、 まったく出来ていないからだろう。 数々の狂気のイメージ。 数時間の間、隔離室にいるように感じる。 巧く表現できないが、時々叫び出したくなると言っておこう。 ストーリーは、これまでお目にかかったことのないもの。 唯一、似ているとすれば、「ジキルとハイド」か。 それも、 エディの変身が進んでいくあたりである。 でも、この比較も妥当ではないだろう。 科学的な理論や専門用語が次から次へと出てきて、目が回る。 じっと座って、進行に任せることだ。 特殊効果も楽しい。 いまでは幼稚だが、1980年当時は傑出していたのだ。 Dick Smith の特殊なマスクは、お見事。 これは、肝をつぶすようなヒット映画である。 ちょっと興味深いことに触れると この映画で、ウィリアム・ハートと うら若いドリュー・バリーモアが、デビューを飾っている。 オトーサン、 「ある種の実験映画だった。 なかなかユニークで力量のある監督さんだ」 経歴をみましょう。 まずは、海外映画俳優マガジンから。 KEN RUSSELL ケン・ラッセル 誕生日 1927/7/3 出身 英サウスハンプトン 監督作 1964年「フレンチ・ドレッシング」 1967年「10億ドルの頭脳」 1969年「恋する女たち」 1971年「ボーイフレンド」「肉体の悪魔」      「恋人たちの曲<悲愴>」 1972年「狂えるメサイヤ」 1974年「マーラー」 1975年「リストマニア」「Tommy/トミー」 1977年「バレンチノ」 1980年「アルタード・ステーツ 未知への挑戦」 1984年「クライム・オブ・パッション」 1986年「ゴシック」 1987年「アリア」(挿話) 1988年「白蛇伝説」「サロメ」 1989年「レインボウ」 1991年「逆転無罪」「ボンデージ」 1993年「チャタレイ夫人の恋人」 1996年「超能力者ユリ・ゲラー」 次に、IMDBから。 「ケン・ラッセルは、いくつかの職業を経験した。 写真家、ダンサー、軍隊勤務もやったが、 ラッセルの天職は、やはり監督だった。 最初、短編映画を撮って、足場を固め、 60年代には、TV映画で活躍した。 凝ったディテールと映像が注目を浴びた。 第3作「恋する女たち」が大成功し、国際的に知られる監督になった。 1970年代は、彼の才能が花開いた時期で、 その後、20年間にわたって次々とヒット映画を連発した。 多くの作品には、彼のトレードマークである華麗さが見られる。 批評家たちには受けなかったが、大衆は魅了された。 第3の眼をもった幻想的な映像づくりのアーチストとして 魅惑的なイメージとテーマをもった風変わりな映画製作者として ラッセルは、永遠に記憶されるだろう」


ワイルド・レンジ 最後の銃撃

オトーサン、 「銀座シネパトス?そんなところで?」 三越と歌舞伎座の間といえば、聞こえはいいのですが、 この映画館だけ、ぽっかりと濃厚な終戦直後の空間。 こんなところで、名画が上映されるとはねぇ... 原題:Open Range (2003) 監督:Kevin Costner 原作:Lauran Paine 脚本:Craig Storper Genre: Drama / Western Rated R for violence. 上映時間:139分 あらすじ: ボスとチャーリー、そしてモースとバトンは、 西部の大平原を横断しながら、牛を自由に放牧している。 きちんとした社交儀礼のもとに友情を育くみ、 文明に妨げられずに暮らしている。 わがままな牛の群れのおかげで、 ハーモンビルという小さな町のそばで、 カウボーイたちは、腐敗した保安官と牧場主に出会う。 彼らは、その一帯を恐怖と専制と暴力で支配していたのだ。 ボスとチャーリーは、心ならずも彼らと対決することになる。 というのも、それまで享受してきた自由と生き様が いままさに踏みにじられようとしていたからだった。 混乱の最中に、孤独なチャーリーに、思いがけない転機が訪れる。 美しく心温かいスーに出会ったのだった。 出演者: Kevin Costner .... Charley Waite(チャーリー) Annette Bening .... Sue Barlow(ス−) Robert Duvall .... Boss Spearman (ボス) オトーサン、 「おお、3人とも名演技だ!」 孤独なチャーリーを演じたケビン・コスナー、 古風な美女スーを演じたアニタ・ベニング、 そして、古武士の風格があるボスを演じたベテラン俳優の ロバート・デュバル。 長くなりますが、3人の経歴を紹介しましょう。 KEVIN COSTNER ケビン・コスナー 誕生日 1955/1/18 出身 米カリフォルニア州リンウッド 活躍度 ○→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1981年「黒の殺人リスト」(未) 1982年「ギャンブラーズ/最後の賭け」      「ラブinニューヨーク」「女優フランセス」 1983年「5人のテーブル」「再会の時」(場面カット)      「テスタメント」 1985年「シルバラード」「ファンダンゴ」      「アメリカン・フライヤーズ」 1986年「マリブ・ビーチ物語」      「世にも不思議なアメージング・ストーリー」 1987年「アンタッチャブル」◇「追いつめられて」◇ 1988年「さよならゲーム」「ドリーム・リーグ」 1989年「ガンランナー」 「フィールド・オブ・ドリームス」◇ 1990年「リベンジ」      *「ダンス・ウイズ・ウルブズ」◇ 1991年「ロビン・フッド」◇ 「イン・ベッド・ウイズ・マドンナ」      「JFK」◇ 1992年「ボディガード」◇ 1993年「パーフェクトワールド」◇ 1994年「ワイアット・アープ」◇「チャイナ・ムーン」      「8月のメモワール」 1995年「ウォーターワールド」◇ 1996年「ティン・カップ」◇ 1997年*「ポストマン」◇ 1999年「メッセージ・イン・ア・ボトル」◇      「ラブ・オブ・ザ・ゲーム」◇ 2000年「13デイズ」◇ 2001年「スコーピオン」◇ 2002年「コーリング」◇ 2003年*「ワイルド・レンジ 最後の銃撃」◇ (注)*印は、監督作品 ANNETTE BENING アネット・ベニング 誕生日 1958/5/29 出身 米カンザス州ピーカ ハイスクール時代から地方劇団に出演。 サンフランシスコ州立大学卒業後、 アメリカン・コンサバトリー・シアターで演技を学び、 87年「COASTAL DISTURBANCES」で クラーレンス・ダーウェント新人賞受賞。 88年「大混乱」で映画デビュー。 90年「グリフターズ」でアカデミー助演女優賞にノミネートされた。 92年3月、ウォーレン・ビーティと結婚し、 94年8月に男児が生まれた。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1988年「大混乱」 1989年「恋の掟」 1990年「グリフターズ/詐欺師たち」 「ハリウッドに口づけ」 1991年「真実の瞬間」「心の旅」「バグジー」 1994年「めぐり逢い」 1995年「アメリカン・プレジデント」◇「リチャード三世」 1996年「マーズ・アタック!」◆ 1998年「イン・ドリームス 殺意の森」◇ 1999年「アメリカン・ビューティー」◇「マーシャル・ロー」◇ 2000年「2999年異性への旅」 2003年「ワイルド・レンジ 最後の銃撃」 ROBERT DUVALL ロバート・デュバル 誕生日 1931/1/5 出身 米カリフォルニア州サンディエゴ 軍隊一家の三人の息子の一人として生まれる。 イリノイ州のプリンシピア大学で歴史と政治学を学ぶ。 その後、演劇科に専攻を変え、学位を取得。 2年ほど米国陸軍に入隊した後、 55年にニューヨークに移り、ネイバーフッド・プレイハウスに入団。 映画デビューは62年「アラバマ物語」のプー・ラドリー役。 82年「テンダー・マーシー」でアカデミー主演男優賞。 「ゴッド・ファーザー」「地獄の黙示録」など 6度アカデミー賞にノミネートされた。 活躍度 ○↑ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1962年「アラバマ物語」 1963年「ニューマンという男」 1966年「逃亡地帯」 1968年「宇宙大征服」「刑事(デカ)」「ブリット」 1969年「雨の中の女」「勇気ある追跡」 1970年「オリビア・ニュートン・ジョンのトゥモロー」      「追跡者」「M★A★S★H」 1971年「ジョージ・ルーカスのTHX−1138」 1972年「ゴッドファーザー」◆ 「シノーラ」「ミネソタ大強盗団」 1973年「組織」「バッジ373」 1974年「カンバセーション 盗聴」      「ゴッドファーザーPART2」◆      「ダイヤモンドコネクション」「ブレイクアウト」 1976年「キラー・エリート」      「シャーロック・ホームズの素敵な挑戦」      「ネットワーク」 1977年「鷲は舞い下りた」「アリ・ザ・グレーテスト」 1978年「ベッツィー」「SF/ボディ・スナッチャー」 1979年「地獄の黙示録」◆「パパ」 1981年「告白」      「ハイジャックコネクション クーパーの大仕事」 1982年「テンダー・マーシー」◇アカデミー主演男優賞 1983年「テリー・フォックス物語」「ホテル・コロニアル」 1984年「ナチュラル」 1985年「ライトシップ」 1986年「ハリー奪還」 1988年「カラーズ 天使の消えた街」 1990年「デイズ・オブ・サンダー」「テロリストを撃て!」      「闇の聖母 侍女の物語」「旅立ちの季節」 1991年「ハート・オブ・ダークネス/コッポラの黙示録」      「ランブリング・ローズ」 1992年「ニュージーズ」「プレイグ」 1993年「ジェロニモ」      「潮風とベーコンサンドとヘミングウェイ」      「フォーリング・ダウン」 1994年「ザ・ペーパー」 1995年「愛に迷った時」「スカーレット・レター」      「ヘンリエッタに降る星」 1996年「スリング・ブレイド」「フェノミナン」「ファミリー」 1997年「相続人」◆「THE APOSTLE」 1998年「ディープ・インパクト」◆「シビル・アクション」◆ 2000年「60セカンズ」◆「シックス・デイ」◆      「地獄の黙示録〈特別完全版〉」 2002年「ジョンQ」 2003年「ウォルター少年と、夏の休日」 「ワイルド・レンジ 最後の銃撃」◇ その他の出演者: Diego Luna .... Button(バトン) Abraham Benrubi .... Mose Michael Gambon .... Denton Baxter Michael Jeter .... Percy James Russo .... Sheriff Poole Dean McDermott .... Doc Barlow Kim Coates .... Butler Herb Kohler .... Cafe Man Peter MacNeill .... Mack Cliff Saunders .... Ralph Patricia Stutz .... Ralph's Wife Julian Richings .... Wylie User Rating: 7.5/10 (5,741 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 カナディアン・ロッキーの目のさめるような風景も 大いに寄与しています。 User Comments: Emil Kakkoさん Helsinki, Finland 2004年5月21日 「リオ・ブラボー」以来の最高の西部劇 ジョン・ウェインとディーン・マーチンが主演した その名も高い「リオ・ブラボー」をご存知だろうか? 既に見ていて好きなようだったら、 この" Open Range"は、必見の映画だろう。 映画史上、ハワード・ホーク以上に 誠実で美しい西部劇を作った監督はいなかった。 だが、この映画を見終えて、ケビン・コスナーは、 ホークのように古い魔法を使ったように思える。 セルジオ・レオーニやジョン・フォードがいるじゃないか。 その通りだが、彼らの西部劇には、ホークのような温かみはない。 だが、ついに、コスナーがホークを蘇らせたのだ。 そう、スクリーンのうえに見事な魔法をみせてくれている。 Robert Duvall、Annette Bening、そしてコスナー、 このトリオならば、彼らの見事な演技のノウハウを聞くために 一夜を明かしてもいいほどである。 3人とも、過去最高の演技を披露している。 Duvallの演技も、代表作 "Apostol"以上だ。. この映画では、若き Diego Luna が、アメリカ映画デビューを飾っている。 牧場主を演じたMichael Gambonは、いつものように怖い役柄。 Michael Kamenも最高、最新の曲である。 この映画には、他にもいい点がたくさんあって、 真の現代的な古典映画に仕上がっている。 果てしない草原をとらえた 絵のように美しい撮影をみて、涙が溢れてきた。 今日、滅多にお目にかかれない誠実な映画づくりである。 今日の多くの映画は、デジタル効果ばかりの代物。 だが、この映画には、誠実な演技があって 爆発などの余計な特殊効果など一切ない。 今日、こうした映画に出会えるのは、奇跡だ。 これ以上、何を言おう。 この映画は、真の古典的な西部劇であり、 このジャンルの見直しの契機になるだろうし、 私の西部劇好きが、ふたたび嵩じることになるだろう。 ケビン・コスナーは、監督として巨匠である。 この映画は、傑作である。 オトーサン、 「こんな名画をつくったケビン・コスナーって、 どういう人となりなのだろうか?」 IMDBの経歴紹介を翻訳しておきましょう。 「ケビンは、ビル・コスナーの3男として 1955年1月18日、カリフォルニア州リンウッドに生まれた。 父親は、排水溝堀り。 後に、南カリフォルニアのエジソン&シャロンの電線保守係となった。 長男のダンは1950生まれ。次男は1953年誕生時に死んだ。 父親の仕事の関係で、一家は、しょっちう引越しをした。 そのため、ケビンは、軍人一家の子供ように、 学校では、いつも新入りで、そのため空想家になった。 10代の頃、バプチスト派の教会の聖歌隊で歌い、 詩を書き、創作コースに入った。 18歳のときには、 手づくりのカヌーで川を下って太平洋に出たこともある。 いまは長身だが、高校卒業時には、5フィート2インチに過ぎなかった。 それでも、バスケットボール、サッカー、野球の名選手だった。 1973年、カリフォルニア州立大学に入学し、ビジネスを専攻した。 その間、週に5日、夜間の演技クラスを受講した。 1978年、ビジネスの学士号をとって卒業し、 同期の恋人 Cindy Silvaと結婚した。 当初、オレンジ・カウンティで、マーケティングの仕事についた。 すべてが変わったのは、メキシコからの機中で、 俳優リチャード・バートンに出会ったからだった。 バートンは、もし俳優になりたいなら、 演技をしっかり勉強しろとアドバイスしてくれた。 ケビンは、仕事をやめ、すぐハリウッドに向かった。 トラックの運転手、深海の釣船での仕事、スターの豪邸拝見ツアー などの下働きを経験した後、ようやく映画に出演できた。 ソフトコア・ポルノ映画だった。 こんな仕事なら、やめようと決心した。 約6年間、彼はいい仕事がくるまで、働かなかった。 ブレイクしたのは、"The Big Chill"だった。 出演シーンは、編集段階でカットされてしまったが、 監督のLawrence Kasdanが覚えていて、 "Silverado"に起用してくれた。 コスナーのキャリアは、こうしてスタートしたのだった。 オトーサン、 「いい話だなあ。 長い下積みからブレイク。そして今や名監督! まさに、アメリカン・ドリーム、 絵に書いたようなハリウッド人生だなぁ...」


ワイルド・スピードX2

オトーサン、 「しまった!続編だ」 ド派手な原題なので、続編とは思いませんでした。 でも、索引を見ると、前作の「ワイルド・スピード 334」 既に見ていました。しかも☆印まで、つけていました。 原題:2 Fast 2 Furious (2003)    THe Fast and the Furious 2 監督:John Singleton キャラクター:Gary Scott Thompson 原作:Michael Brandt /Derek Haas /Gary Scott Thompson 脚本:Michael Brandt /Derek Haas Genre: Action / Thriller / Crime Rated PG-13 for street racing, violence, language and some sensuality. Country: USA / Germany Language: English / Spanish 上映時間:107分 あらすじ: ポールウォーカーが戻ってきた。 前作「ワイルド・スピード」も、カーアクション満載だった。 ブライアンは、前作での非合法な行為のために、 ロサンゼルス市警を去って、今回、マイアミにやってきた。 あちこちのストリートカー・レースに参加し、賞金稼ぎをする。 税関職員モニカに見咎められて、ブライアンは警察に捕まる。 エージェントの Markham と Bilkinsは、犯罪記録を抹消する代わりに、 麻薬王 Carter Veroneを引きづり下ろすよう、取引を迫る。 ブライアンは、同意するが、 その際、パートナー選びは任せてもらう。 彼は、故郷アリゾナのBarstoに向かい、 旧友 Roman Pearceに助けを求める。 Pearceは同意するが、ブライアン同様に犯罪記録抹消を要求する。 モニカの助けを得て、ブライアンとモニカは、 Veroneをやっつけるために、協力しあう。 出演者: Paul Walker .... Brian O'Conner(ブライアン) Tyrese .... Roman Pearce(ローマン) Eva Mendes .... Monica Fuentes(モニカ) オトーサン、 「ブライアン役の俳優、好男子だなあ」 その相棒のローマンと息のあった名コンビです。 モニカ役は、ちょっとね。 PAUL WALKER ポール・ウォーカー 誕生日 1973/9/12 出身 米カリフォルニア州 2歳からモデルや5歳から子役として活躍。 高校卒業後、カリフォルニア・コミュニティー・カレッジで 海洋学を専攻。 86年「モンスター・イン・ザ・クローゼット/暗闇の悪魔」で 映画デビュー。 近年は「ワイルド・スピード」「ロード・キラー」と 主演作が増えている。 活躍度 ○↑ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1986年「モンスター・イン・ザ・クローゼット/暗闇の悪魔」 1998年「カラー・オブ・ハート」 「ディードルズ/悪ガキ双子の大作戦」 1999年「バーシティ・ブルース」◆「ブロークダウン・パレス」      「シーズ・オール・ザット」◆ 2000年「ザ・スカルズ 髑髏の誓い」◆ 2001年「ワイルド・スピード」◇「ロードキラー」◇ 2002年「ワイルド・スピードX2」◇ 2003年「タイムライン」◇ EVA MENDES エバ・メンデス 誕生日 1978/3/5 出身 米フロリダ州ヒューストン ロサンゼルスへ移った際、 写真家の目に止まり、モデルとしてデビュー。 大学を辞めた後、演劇コーチの イヴァナ・チャバックの下で演技を勉強する。 活躍度 △↑ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 2000年「ルール2」 2001年「トレーニング・デイ」「電撃/DENGEKI」 2002年「グッドボーイズ」「ワイルド・スピードX2」 2003年「レジェンド・オブ・メキシコ デスペラード」 「タイムリミット」 その他の出演者; Cole Hauser .... Carter Verone Ludacris .... Tej Thom Barry .... Agent Bilkins James Remar .... Agent Markham Devon Aoki .... Suki Amaury Nolasco .... Orange Julius Michael Ealy .... Slap Jack Jin Auyeung .... Jimmy Edward Finlay .... Agent Dunn Mark Boone Junior .... Detective Whitworth Matt Gallini .... Enrique Roberto 'Sanz' Sanchez .... Roberto User Rating: 5.2/10 (6,662 votes) オトーサン、 「低いなあ」 User Comments: george.schmidtさん fairview, nj 2003年6月9日 2 Lame 2 Care About この映画、 Paul Walker, Tyrese, Eva Mendes, Ludacris, James Remar, Cole Hauser, Thom Barry, Devon Akoi, Mark Boone Juniorらが出演。 下らない前作同様、おかしな続編である。 今回、前作で警官だったウォーカーは、 精神病薬密輸業者をやっつけるために、 マイアミのタスクフォ−スを支援する。 (このHauserは、Noah WyleとChristian Baleの ハイブリッドのようで、見分けがつかない!) 彼に協力するのは、久しく逢わなかったが、 最近刑務所に入っている友達のTyrese (この演技は、サイテーだ) そして、官能的な Mendesが秘密の接触者役として登場する。 (この映画を見る唯一の理由は、彼女の肢体をみるため) だが、これがまた、実にひどい役回りときている。 この冴えない「マイアミ・バイス」の不良品の唯一の取り柄は、 けばけばしいクルマたちの目つきくらいなもの。 監督は、John Singleton (!) おお、有望監督も落ちたものだ。 「おお」のついでに、もうひとつ。 Akoi は、どうみても魅力的とは言い難い。 怪しい顔つきで、目が落ち窪んでいるあたりは、 「プレデター」のHenry Chickenhawkそっくり。 ありゃありゃ! オトーサン、 「カーキチには、こたえられんだろうなぁ」 この映画では、三菱車が大活躍。 三菱エクリプス・スパイダーとランエボZ。 後車は、大改造されていて、シングルターボ、280馬力、 4WD,ブレンボブレーキ、大型ホイール、粘着タイヤ、 レカロのレース仕様を驕っています。 映画なので、クルマは無償提供だし、改造も思いのまま。 「うらやましいなあ」 相次ぐリコールで、6月の販売台数は激減するなど、 意気の上らない三菱ですが、この映画をみれば元気になるでしょう。 三菱車の関係者やフアンには、特にオススメの映画です。


二重スパイ

オトーサン、 「"シュリ"は、よかったなぁ」 2000年に見たのですが、あまりの素晴らしさに、 日本映画の惨状を嘆いた記憶があります。 そのときの主演俳優が、ハン・ソッキュ。 彼が、久しぶりに演じているというので、借りました。 原題:Ijung gancheob (2003)    Double Agent 監督:Hyeon-jeong Kim Genre: Action / Thriller Country: South Korea Language: Korean 上映時間:123分 あらすじ: オトーサン、 「また、IMDBがさぼっている」 以下のサイトから転載しました。 http://www.k-plaza.com/movie/en_mov_na03.html 1980年代、冷戦下。 脱北者を装い韓国に潜入した北朝鮮スパイ、 イム・ビョンホ(ハン・ソッキュ)は、 偽装亡命の疑惑を晴らし次第に韓国側の信頼を得ていく。 そして3年目、ついに最初の指令が与えられる 「DJに接触せよ」。 ビョンホは暗号を解読し、 ラジオDJのユン・スミ(コ・ソヨン)と接触することになるが、 彼女もまた、生まれながらの北のスリーパー・スパイ (韓国国内に潜伏して活動するスパイ)であった。 圧倒的な孤独と絶え間ない緊張のなか、 協力して任務を完璧に遂行した2人のスパイは、次第に心惹かれるが、 「国が死ねと言えば死ぬだけだ」と信じた男と 「北でも南でもない場所で愛に生きたい」 と願った女の激しい葛藤は、 北の罠を見落とし、南に正体を知られるという 絶体絶命の状況を生んでしまう。 そして北からも南からも追われることになった2人は、 ある決断を迫られる...。 出演者; Suk-kyu Han .... Lim, Byeong-ho(イム・ビョンホ) So-young Ko .... Yun, Su-mi(ユン・スミ) Ho-jin Jeon .... Baek, Seung-cheol(パク局長) オトーサン、 「ハン・ソッキュ、熱演だ!」 そう美男子でもないのですが、手堅い演技です。 その恋人役の女優コ・ソヨンは、そう可愛くもないし、 演技力もイマイチでした。 では、ハン・ソッキュの経歴をみましょう。 このほのぼの映画批評では、彼の出演作である 「8月のクリスマス」、「シュリ」、カル」も取り上げています。 いずれも、見事な心に残る演技でした。 HAN SUK-KYU 韓石圭 ハン・ソッキュ 誕生日 1964/11/3 出身 韓国ソウル 高校の時に俳優を志し、 東国大学演劇映画学科を卒業後、 90年に国営放送局KBSに声優として入社。 91年に俳優に転身、 いくつかのテレビドラマに出演後、 95年「ドクター・ボン」で映画デビュー。 活躍度 △↑ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1995年「ドクター・ボン」 1996年「銀杏のベット」 1997年「ナンバー3」「グリーン・フィッシュ」      「ザ・コンタクト/接続」 1998年「8月のクリスマス」 1999年「シュリ」「カル」 2003年「二重スパイ」 その他の出演者; Jae-ho Song .... Song, Kyeong-man Jiri Novotny .... Sean Howard rest of cast listed alphabetically Dercio Camillo .... Brazil Killer User Rating: 6.7/10 (47 votes) オトーサン、 「高いスコアだ」 アメリカでは見たひとが少ないようです。 User Comments: usualsuspect6947-1さん Los Angeles, California 2003年11月29日 韓国の手堅いスパイ映画... この映画を見たのは、AFI Fest 2003 で、 紹介役の若い女性は、各地の映画祭で上映されており、 長い長い長い時間をかけてつくられた 最も有名な韓国映画であると紹介していた。 この映画を大変好きになったが、やや長過ぎる。 主演俳優は、出来のよかった「シュリ」でご存知だろうが、 実に見事な演技をしていた。 長い長い長い時間をかけてはいるが、 そんなにいい映画というわけではない。 だが、韓国映画に親しんできた経験からすると、 (「シュリ」「2重スパイ」「沿岸警備隊」「JSA]を見た 程度で、"Sympathy for Mr. Vengeance"は傑作だと聞いているが). この映画は、必見のものではないし、見所も少ない。 だが、手堅い出演者である。 評価は、B/B+ オトーサン、 「"シュリ"の2番煎じだなあ。 "冬ソナ"でも見たほうが良かったかも...」 オトーサン、 いまだに、わが家でも大評判の 韓国ドラマ「冬のソナタ」をみていないのは、 "へそまがり"根性のせいですが、 最近の韓国ドラマや映画ブームには、目をみはるものがあります。 ネットで遊んでいたら、以下のサイトに出くわしました。 ・アジアに広がる韓流特集  http://bb.goo.ne.jp/special/korea 「冬のソナタ」日本語字幕版を  ブロードバンド配信(第1話無料視聴) オトーサン、 「へぇ、冬ソナがタダで見られる?本当かいな?」


ウェルカム・トゥ・コリンウッド

オトーサン、 「コリンウッドって、なあに?」 由緒ある土地なのかと思いましたが、 兄弟監督が生まれ育ったクリーブランド州の町名でした。 原題:Welcome to Collinwood (2002) 監督・脚本:Anthony Russo /Joe Russo Genre: Comedy / Crime Rated R for language. Runtime: 86 min Country: USA / Germany Language: English 上映時間:86分 あらすじ; ケチな泥棒のコシモは、終身刑の男から、 完全犯罪の計画を教えられる。 それは、誰もが夢にみるようなものだ。 だから、一刻も早く刑務所から出なければならない。 だが、コシモは刑務所から出られない。 だから、お人好しをつかまえるのは、 彼の恋人ロザリンドの役目になる。 だが、コシモの代わりに罪を引き受けるものなどいない。 やがて、ロザリンドは、5人の仲間を探し出す。 分け前を期待している連中だ。 出演者: Sam Rockwell .... Pero(ペロ) Luis Guzman .... Cosimo(コシモ) Patricia Clarkson .... Rosalind(ロザリンド) オトーサン、 「下層階級の連中ばかり。 演技がうまいのか、下手なのか?」 なかでも、目立った2人を紹介しましょう。 SAM ROCKWELL サム・ロックウェル 誕生日 1968/11/5 出身 米カリフォルニア州 10歳の時に女優である母と共に ニューヨークの舞台にプロの役者としてデビュー。 サンフランシスコのパフォーミング・アーツ・ハイスクールに学ぶ。 同校在学中4年目に「マニアック1990」で映画デビュー。 活躍度 △↑ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1988年「ピエロの館/マニアック1990」 1989年「ブルックリン最終出口」「ミュータント・タートルズ」 1991年「ライト・スリーパー」 1992年「イン・ザ・スープ 夢の降る街」 1994年「サムバディ・トゥ・ラブ」 1996年「バスキア」「グローリー・デイズ 旅立ちの日」(TM) 1997年「キャメロット・ガーデンの少女」 1998年「セーフ・メーン」「セレブリティ」 1999年「グリーンマイル」◆「真夏の夜の夢」 2000年「チャーリーズ・エンジェル」◆ 「ギャラクシー・クエスト」◆ 2001年「ザ・プロフェッショナル」◆ 2002年「コンフェッション」◇ 「ウェルカム・トゥ・コリンウッド」 2003年「マッチスティック・メン」◆ LUIS GUZMAN ルイス・ガズマン 誕生日 1957 出身 プエルトリコ マンハッタンで育ち、シティ・カレッジを卒業後、 ヘンリー・ストリート隣保館で ユース・カウンセラーとして働きながら、 街頭演劇やインディペンデント系の映画に出演。 テレビ・シリーズ「マイアミ・バイス」の ゲスト出演をきっかけにメジャー映画へ進出。 「イギリスから来た男」で インディペンデント・スピリット賞助演男優賞受賞。 活躍度 △→ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1988年「クロコダイル・ダンディー2」      「トゥルー・ビリーバー/はぐれ弁護士の執念」 1989年「ファミリー・ビジネス」「ブラック・レイン」 1990年「キャデラック・マン」「Q&A」 1992年「ギルティ/罪深き罪」 1993年「カリートの道」「最高の恋人」 1997年「ブギー・ナイツ」「ブレイブ」 1998年「アウト・オブ・サイト」◆「スネーク・アイズ」 1999年「ボーン・コレクター」◆「イギリスから来た男」◆      「マグノリア」 2000年「トラフィック」「デッド・ヒート・コネクション」 2002年「パンチドランク・ラブ」「モンテ・クリスト伯」      「ウェルカム・トゥ・コリンウッド」      「ブルート・ナッシュ」 2003年「N.Y.式ハッピー・セラピー」 その他の出演者: George Clooney .... Jerzy William H. Macy .... Riley Michael Jeter .... Toto Isaiah Washington .... Leon John Buck Jr. .... Old Man in Prison Andrew Davoli .... Basil Brett C. Leonard .... Mickey Frank O'Donnell .... Priest Peter Veneziano .... Referee Bernard Canepari .... Judge Art Oughton .... Corrections Officer Ray Calabrese .... Oswald User Rating: 6.1/10 (2,043 votes) オトーサン、 「へぇ、案外高いスコアだ」 User Comments: rbverhoefさん The Hague, Netherlands 2003年9月8日 面白い強盗映画 強盗映画というのは、面白い。 本物を見ているので、偽物もよく分かる。 「オーシャンズと11人の仲間」は、最高に面白かった。 だが、この「ウェルカム・トゥ・コリンウッド」は、 絶対に、2級品である。 数人の男たちが、金庫から大金を盗もうとする。 実に簡単に思える。 最初に登場するのは、コシモだが、刑務所にいる。 そこで、ペロに、すべての秘密を打ち明ける。 これが、実に愉快なシーンである。 ペロは、その情報をライリー、レオン、トト、バジルに漏らす。 なぜ、そうするのか、私には分からなかった。 さて、金庫強盗の計画が進みはじめる。 ここで、ジョージ・クルーニーが、金庫破りのプロとして カメオ出演する愉快なシーンがある。 強盗が行こなわれる前に、愛情問題が起きる。 ここで、登場するのが、 Jennifer EspositoとGabrielle Unionなる 2人の若い女性。 金庫強奪シーンは、実に面白い。 何の問題も起きないと思うのだが、そうは問屋が卸さない。 素敵な登場人物たちと素敵な会話があって、 この映画、見て楽しい。 「オーシャンズと11人の仲間」ほど良くはないが、 絶対に見る価値はある。 オトーサン、 「そうかなあ?」 この映画、アンソニーとジョー・ルッソ兄弟監督の手になるものです。 これからが期待されているのでしょうが、若手監督だけに、 旬の大物俳優ジョージ・クルーニーには、手を焼いたようです。 全体に、筋書きも演技指導もイマイチでした。 どうせ見るならば、コーエン兄弟ものが面白いし、 大勢の連中がからむ強盗映画ならば、やはり、 「オーシャンズと11人の仲間」や、 そのオリジナルの「オーシャンズ11」のほうがいいと思います。 オトーサン、 「柳の下にドジョウが2匹も3匹もいるはずないだろうに...」 若い人に監督というチャンスを与えるのはいいのですが、 ヒット映画の類似品を要求したがる映画会社の姿勢は問題でしょう。


ムーンライト・マイル

オトーサン、 「ムーンライト・マイル、月明かりの長い道のり」 わが子を亡くした悲しみ、月明かりのような気分は、 いつになったら消え去るものなのでしょうか。 原題:Moonlight Mile (2002)    Baby's in Black /Goodbye Hello 監督・脚本:Brad Silberling Genre: Drama / Romance (more) Rated PG-13 for some sensuality and brief strong language. 上映時間:117分 あらすじ: 1970年代。 婚約者が殺された若い男の物語。 婚約者の悲しみに打ち沈む両親と一緒に住みながらも、 別の娘と恋に落ちる。 だが、一方で、彼は婚約者の殺人犯に 法の鉄槌を受けさせるための重要証人でもあった。 出演者: Jake Gyllenhaal .... Joe Nast(ジョー) Dustin Hoffman .... Ben Floss(ベン) Susan Sarandon .... Jojo Floss(ジョージョー) Ellen Pompeo .... Bertie Knox(バーティー) オトーサン、 「いいじゃないか!ジョー」 若手の男優の多くは、ルックスだけで、 演技はサッパリなのですが... この若手のジェイク・ギレンオールは、大したもの。 きちんとした心理表現ができています。 JAKE GYLLENHAAL ジェイク・ギレンオール 誕生日 1980/12/19 出身 -- 父は映画監督スティーブン・ギレンホール、 母は脚本家ナオミ・フォーナー。姉マギーも俳優。 ハーバート・ウエストレイク・スクールでの高校時代から 舞台と合唱の仕事をしていた。 自らのバンドではリードボーカルを務める。 98年卒業し、コロンビア大学に進学。 91年「シティ・スリッカーズ」で映画デビュー。 映画では「遠い空の向こうに」のホーマー役で主役。 「ドニー・ダーコ」で インディペンデント・スピリット賞主演男優賞にノミネートされる。 活躍度 △↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1991年「シティ・スリッカーズ」 1993年「欲望」 1999年「遠い空の向こうに」◇ 2001年「ドニー・ダーコ」◇「バブル・ボーイ」◇ 2002年「ムーンライト・マイル」◇「グッド・ガール」 2003年「デイ・アフター・トゥモロー」◇ その他の出演者: Aleksia Landeau .... Cheryl Richard Messing .... Rabbi Lev Friedman .... Cantor Bob Clendenin .... Server #1 Jim Fyfe .... Server #2 Mary Ellen Trainor .... Mrs. Meyerson Richard Fancy .... Mr. Meyerson Marcia Mitzman Gaven .... Fashion Plate Allan Corduner .... Stan Michaels Holly Hunter .... Mona Camp Careena Melia .... Diana Floss Gary Hetzler .... Speedwalker Edward Lachman .... Photographer Gordon Clapp .... Tanner User Rating: 6.9/10 (2,622 votes) オトーサン、 「高いスコアだなあ」 User Comments: mad_janssenさん The Netherlands 2003年9月21日 テンポがのろいが、秀逸。 このすばらしい映画、大衆受けしなかった。 テンポがのろすぎるし、ときに忍耐心を試されるからだ。 思うに、カーチェース、爆弾、爆発は、もう沢山。 そういうなかで、この映画は、新鮮な空気をもたらしてくれる。 だが、誰にでもというわけではない。 筋書きも会話も、しっかりしている。 個々の人物の性格をきちんと描きわけている。 ある種の「嘆き」の物語である。 家族が死んだ後、ひとは、泣き叫び、嘆き悲しむ。 その喪失と、いかに向き合っていくのか。 スーザン・サランドーンの険悪なユーモアは、 多くのひとにとって、シックリこないかもしれない。 「あのひと、自分の娘を亡くしたことないのかも」 でも、これは彼女なりの嘆き悲しみの表し方なのだ。 偉大な役者ダスティン・ホフマンについては、述べる必要もないだろう。 だが、 ジェイク・ギレンオールは、 (へえ、あんなに背が高かったっけ!) その演技にふさわしい賞賛を獲得していない。 婚約者を失って入り乱れるあまたの感情の表現力は、 長く記憶されるだろう。実にいい仕事をした。 スーザン・サランドーンとダスティン・ホフマンが、 既にアカデミー賞に輝いていることを考えると、 ジェイク・ギレンオールも、ノミネートして欲しかった。 お涙頂戴物ではないが、心の琴線をかき鳴らす。 オトーサン、 特典映像を見ました。 「...そうだったのか。そうなんだ」 Brad Silberling監督の話に意表をつかれました。 「1989年、僕はLAで恋人を見ず知らずの人間に殺された...」 監督は、この映画に描かれているように、 その悲しみを恋人の両親とともに、分かちあいました。 立ち直るきっかけは、このことを脚本という形で書きとめ、 いつの日か映画にしようと誓ったからだそうです。 幸い、新人監督として、2本のヒット作を出して、 ようやく自分のやりたいテーマに挑戦できる身分になって、 念願の映画化に取り組むことになりました。 ...ところが、3つの映画会社が、いずれも 「死」がテーマじゃねえということで、2の足を踏みます。 出演者についても、トンチンカンな提案を出してくるなど、 映画化の話は、何年もの間、実現しませんでした。 監督は、その間、何としても、 スーザン・サランドンとダスティン・ホフマンに 出演してもらいたいと思って、2人を念頭に置いて、 脚本を何度も書き直していました。 実現のきっかけは、スーザン・サランドンが脚本を読んで、 出演してもいいと言ってくれたこと。 だが、ダスティン・ホフマンの事務所からは、 主演でないとお受けできないという、つれない返事がきました。 そして、2年の歳月がさらに流れていきます。 何度も、もうダメだと思ったそうです。 でも、その一方で、理想の形で映画化しなければ、 恋人やその両親に申しわけない、頑張ろうと思い直しました。 その間、監督は「シティ・オブ・エンジェル」をヒットさせ、 有望新人監督として注目されるようになります。 そして、ついに、一旦断わられたダスティン・ホフマンから、 会いたいという連絡が入ります。 5時間も話し合って2人は、意気投合。 以後、ホフマンの名声のおかげで、 とんとん拍子に映画化の話が進んでいったそうです。 「まるで天にも昇るような気分だった」 オトーサン、 「いい話だ。 恋人が殺されてから、映画が陽の目を見るまで10数年。 まさに、初心忘るべからず。 強い思いは、必ずや、いつかは実現する。 そう信じたいなぁ」


トゥー・ウィークス・ノーティス

オトーサン、 現在、山荘に滞在中です。 先日の台風で、庭中にカラマツの枝が散って 片付けるのに3日もかかりました。 体重が3Kgほど減ってしまいました。 そんなときは、気楽な映画が何よりです。 原題:Two Weeks Notice (2002) 監督・脚本:Marc Lawrence Genre: Comedy / Romance Rated PG-13 for some sex-related humor. 上映時間:101分 あらすじ: 'I love you'と言うのが遅すぎないか。 この映画は、この問題を突き詰めようとしている。 物語の主人公は、ルーシーとジョージ。 ルーシーは、才知あるものの神経過敏な女性弁護士。 ジョージは、彼女のクライアントで、 魅力的で、無責任で、途方もないお金持ち。 もうひとり、ハーバード出の才媛ジューンが、 ルーシーの恋敵として登場する。 出演者: Sandra Bullock .... Lucy Kelson(ルーシー) Hugh Grant .... George Wade(ジョージ) Alicia Witt .... June Carter(ジューン) オトーサン、 「この2人、なかなかお似合いだなあ」 攻撃的な女性、受動的な男性のカップル。 これはこれで、うまく行くのでは。 「最近、こういうカップルが増えているのかなあ?」 SANDRA BULLOCK サンドラ・ブロック 誕生日 1967/7/26 出身 米バージニア州アーリントン 父はボイス・トレーナー、母はオペラ歌手。 イースト・カロライナ大学を卒業後、ニューヨークへ出て、 ネイバーフッド・プレイハウスで演技を学ぶ。 オフ・ブロードウェイの舞台やテレビドラマで活躍後、 87年「ハングマン」で映画デビュー。 「スピード」のヒットでスター女優に。 最近では自身の製作会社FORTIS FILMSで 「微笑みをもう一度」「ガンシャイ」など 主演とプロデューサーを兼ねることが多くなった。 活躍度 ◎↑ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆☆★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1987年「ハングマン」 1989年「RELIGION,INC」「WHO SHOT PATAKANGO?」      「恋人たちの街角」 1992年「ジェラシー/もう一度あの頃のように」      「ラブ・ポーションNO.9」「恋人はマフィア」 1993年「愛と呼ばれるもの」      「潮風とベーコンサンドとヘミングウェイ」「失踪」      「デモリションマン」◇ 「サンドラ・ブロック IN アマゾン」 1994年「スピード」◇「恋人はマフィア」 1995年「あなたが寝てる間に」◇「恋人たちの街角」      「ザ・インターネット」◇ 1996年「恋する泥棒」「評決のとき」◇ 「ラブ・アンド・ウォー」◇ 1997年「スピード2」◇ 1998年「微笑みをもう一度」◇「プラクティカル・マジック」◇      「プリンス・オブ・エジプト」(声) 1999年「恋は嵐のように」◇「EXACTLY 3:30」 2000年「28DAYS」◇「ガンシャイ」◇ 「デンジャラス・ビューティー」◇ 2002年「完全犯罪クラブ」◇ 「トゥー・ウィークス・ノーティス」◇      「ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密」 HUGH GRANT  ヒュー・グラント 誕生日 1960/9/9 出身 英ロンドン オックスフォード大学で英文学を学ぶ。 卒業後にノッティンガム・プレイハウスで多くの舞台に立ち、 84年からテレビに進出。 87年「モーリス」でヴェネチア国際映画祭最優秀男優賞獲得。 活躍度 ○↑ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆☆☆★ 出演作 1982年「オックスフォード・ラブ」 1987年「モーリス」「白い炎の女」 1988年「ベンガルの夜」「幻の城」 1989年「青い夜明け」「白蛇伝説」 1990年「スピリット/傷だらけの栄光」 1991年「即興曲/愛欲の旋律」 1992年「赤い航路」 1993年「日の名残」「処刑特急/テロリストの罠」 1994年「フォー・ウェディング」「恋する予感」 1995年「9か月」「いつか晴れた空に」「ウェールズの山」      「泉のセイレーン」「恋の闇 愛の光」 1996年「ボディバンク」「ダンシング・クイーン」 1998年「リラクタント・グルーム」 「アザーワイズ・エンゲージド」 1999年「ノッティングヒルの恋人」◇ 「恋するための3つのルール」◇ 2000年「おいしい生活」◇ 2001年「ブリジット・ジョーンズの日記」◇ 2002年「アバウト・ア・ボーイ」◇      「トゥー・ウィークス・ノーティス」◇ 2003年「ラブ・アクチュアリー」◇ その他の出演者: Dana Ivey .... Ruth Kelson Robert Klein .... Larry Kelson Heather Burns .... Meryl Brooks David Haig .... Howard Wade Dorian Missick .... Tony Joseph Badalucco Jr. .... Construction Foreman Jonathan Dokuchitz .... Tom Veanne Cox .... Melanie Corman Janine LaManna .... Elaine Cominsky Iraida Polanco .... Rosario Charlotte Maier .... Helen Wade Katheryn Winnick .... Tiffany User Rating: 5.8/10 (11,479 votes) オトーサン、 「もうちょっと高いスコアかと思った」 気丈なルーシーが、これまで泣いたのは たったの2度というせりふがあったせいかも知れません。 最初は、ブッシュが大統領に当選したとき。 2度目は、その息子のジョージ・ブッシュが大統領に当選したとき。 約半数はいる共和党の支持者がカチンときたのかも。 User Comments: TxMike Houston, Tx, USA, Earth 2004年2月9日 私は、グラントとブロックが好きだが、 この映画はそう良くない。 私のコメントは、詳しい筋書きを紹介している。 まだ、この映画を見ていなかったら、読まないほうがいい。 このIMDBの評価点が6点というのは、妥当だ。 ブロックは、ハーバート大卒の才媛で、法律面の相談が得意。 登場するのは、ビルの取り壊しに抗議するシーン。 その関係で、抗議相手のグラントを知る。 再開発を計画しているグループの共同経営者だった。 グラントは、彼女と言い争う代わりに、 自分の会社の法律顧問になれば、年間25万ドルを支払い、 また、ビルは取り壊さず、コミュニティ・センターや 地域の集会所として残すと申し出る。 だが、彼は、上司としては大変なやっかいものだった。 夜中でも、些細なことで呼びつける。 1年後、彼女はもう耐えられないとして、辞職通告をする。 後任には、かわいらしくセクシーな後輩を選んだが、 ブロックとグラントは、すでに愛しあっていて、 最後には、一緒になる。 テニスの試合の後に、キュートなシーンがあった。 ブロックがヤケ食いをして、お腹の具合がおかしくなる。 やむを得ず、渋滞中の道路に車を停めて、 RV車をみつけて、ブロックが長々とトイレを借りる。 2人の結婚式のシーンは、省略されている。 オトーサン、 「敵対する2人が、やがて結ばれるか。 ...筋書きが読めるというのは、つまらんもんだ」


エンドレス・サマ− リビジテッド

オトーサン、 「リビジッテッド=再訪」 思い出の場所や友人をふたたび訪れる。 みなさん、そんなせつない体験はありませんか? 原題:The Endless Summer Revisited(2000) 監督・脚本:Dina Brown genre:Documentary 上映時間:70分 あらすじ; オトーサン、 「ありゃ、IMDBに載っていない」 しょうがないので、DVDの宣伝文句で代用しましょう。 「エンドレス サマー」の未公開映像を再編集。 その他、ブルース・ブラウンが1952年〜61年までに ホームムービーとして撮影したプライベート映像や、 「エンドレス サマー」「エンドレス サマー・」の 出演者や製作に関わったスタッフ、ジャーナリストたちの インタビューなど、他では見られない貴重な映像が満載。 本編の中には、ジャック・ヘイリーや ミッキー・ムニョス、デル・キャノンなど、 1950〜60年代に活躍したプロサーファーたちの 貴重なサーフ・テクニックなどもフンダンに織り込まれ、 「エンドレス サマー」製作の舞台裏も垣間見れる。 出演者: ブルース・ブラウン、 ロバート・オーガスト、 パトリック・”パット”・オコーネル、 マイク・ドイル、 デイナ・ブラウン、 グレッグ・ノール User Rating:? オトーサン、 「まあ、5点台の後半かもなあ」 User Comments: ?さん 200?年?月?日 最高の青春 ブルース・ブラウンの生きざま自体がドラマだ。 こんな人生送れたら本当に最高でかっこいい。 エンドレスサマー1と2を見ないと理解しにくいところが多いけど、 実はこれが一番お気に入りです。 Rating: 5 of 5 オトーサン 「変だなあ。なんでIMDB、 この映画を掲載しないのだろう?」 さて、文句はこの程度にして... 皆さん、今年の夏は、どこへ行かれますか? サーファーなら、 いまだ知られざる海外のクック島は、いかが? http://www.paradisecook.com/Cook-Islands.html 海水浴なら、思い切って八丈島や小笠原諸島に出かけては? 一生の思い出になるかも。 http://www4.ocn.ne.jp/~tabikira/toukyou2.htm


エンドレス・サマ−

オトーサン、 「夏だ。サーフィンの季節だ」 この映画は、サーファーにとってのバイブル。 オトーサンみたいに、サーフィンができないひとでも、 充分、夏の海辺の雰囲気が楽しめるでしょう。 原題:The Endless Summer (1966) 監督・脚本:Bruce Brown Genre: Documentary 上映時間:95分 あらすじ: 数10年も王座に輝く ブルース・ブラウンによるサーフィンの記録映画。 ブラウンが、パーフェクト・ウェーブを求めて 世界中を回る若いサーファーを追う。 そして、稀有の波を発見する。 世界各地のローカル・カラーも紹介している。 出演者:: Michael Hynson .... Principal surfer(マイク) Robert August .... Principal surfer(ロバート) オトーサン、 「すごいなあ。こんな乗り方もできるんだ」 主演のサーファーは、2人とも俳優ではないので、 経歴は載っていませんが、波乗りの巧いこと! ボードの上で立つだけでも、 オトーサンなんか尊敬してしまいますが、 何とボードの先端へ歩いていったりもできるのです。 その他の出演者: Lord 'Tally Ho' Blears .... Himself Bruce Brown .... Narrator Terence Bullen .... South African guide User Rating: 7.1/10 (470 votes) オトーサン、 「高いスコアだなあ」 User Comments: Florida 1999年3月12日 サーフィン映画の決定版 ハリウッドの10代の映画などを忘れよう。 この映画は、まったく違ったものである。 この「エンドレス・サマ−」は、正確にはドラマではないが、 かといって、単なる記録映画でもない。 観客は、2人のサーファーを追う。 2人は、1年中、最高のサーフィンを楽しもうと、 過ぎ行く夏を追いかけて、世界中を旅する。 ナレーションは、陽気である。 サーファーのアクションを見ていると、 初心者でも、家のプールで筏に乗ってみたくなるだろう。 男の子に声をかけるビキニの女の子たちも出てこない。 女の子に声をかける水泳パンツの男の子も出てこない。 付き添いの親たちも、どんちゃん騒ぎも出てこない。. ミュージカルのゲスト・スターも出てこない。 見ることが出来るのは、サーフィンとその人生だけ。 以上(Period)。 サーファーたちなら、既に、このDVDは持っているだろう。 まだ見ていないひとに言いたい。 見るべし。 オトーサン、 「もう、年だからダメだけど、 サーフィンやっておけば、よかったなあ」 せめてもの償いにサーファーのサイトを見てみました。 この映画の監督・脚本をやった ブルース・ブラウンのことが紹介されていました。 http://www.surfhistory.com/html/profiles/brown.html 「初期のサーフィン映画の製作者と同様、 ブルース・ブラウンも、サーフィン熱にとりつかれた。 この大好きなことをやって暮らしていきたいと思った。 1950年代初期、10代の頃、ブラウンは、 Matson Linerという蒸気船に乗ってハワイに行った。 はじめての海外旅行だった。 兵役代わりにカリフォルニアのサン・クレメンテで ライフ・ガードをやったこともある。 サーフィン映画を撮りはじめたのは、1958年のことだった。 最初の映画は、"Barefoot Adventure"で、その製作資金は、 California surfing's P.T. Barnum, Dale Velzyが提供し、 ブルースは、この世界の第1人者となった。 撮影は手堅く、編集もOKだが、 他の映画からぬきんでている理由は、 Bud Shankのよるジャズ音楽と ブラウンのカジュアルな語り口である。 サーフィンやサーファーが最高にク−ルだと思えてくる。 第2作は、"Slippery When Wet"(1961) 、 第3作は、"Waterlogged"(1962)、 第4作は、"Surfing Hollow Days"(1963) だった。 そして、1964年に、ブルースは、 この"The Endless Summer" を製作したが、 最もよく知られ、広く見られたサーフィン映画の定番になった。 最近は、ブルースは、 続編「エンドレス・サマー2」を製作し、 1994年、New Line Cinemaから上映となった」 オトーサン、 「順調な波乗り人生か。 そうでないひとが大勢いるのになあ...」 その昔、若い頃、 フランシス・コッポラ監督の「地獄の黙示録」を見ました。 冒頭、ヴェトナムの村を爆撃しながら、 サーフィンを楽しむ米軍兵士たちのシーンが出てきて、 怒り心頭に発したことを思い出しました。 あの兵士たちも気分は「エンドレス・サマー」だったのでしょう。 でも、それはつかの間のこと、 彼らも、また、危険なエンドレス・ウォーの渦中にあったのです。 「...生きて帰れないかも」 そんな思いのサーフィン、それも人生ですねぇ。


ハリー・ポッターとアズカバンの囚人

オトーサン、 久ぶりだなあ、この映画館。 愛読者の方ならば、おなじみの茅野駅傍の映画館。 特急・あずさがゴーッと通過したとき、 ちょうど暴れ柳のシーンで、効果音が迫力満点でした。 原題:Harry Potter and the Prisoner of Azkaban (2004) 監督:Alfonso Cuaron 原作:J.K. Rowling 脚本:Steven Kloves Genre: Adventure / Family / Fantasy Rated PG for frightening moments, creature violence      and mild language. 上映時間;141分 あらすじ: ハリーは、ホグワーツ魔法学校で3年目を迎えた。 新任教師ルーピンから、魔力に対する防衛術を学んだハリーに、 またもトラブルが起きようとしていた。 殺人で有罪となったシリウス・ブラックが脱獄し、 ハリーに迫ってきたのだ。 出演者: Daniel Radcliffe .... Harry Potter(ハリー) Emma Watson .... Hermione Granger(ハーマイオニー) Rupert Grint .... Ron Weasley (ロン) オトーサン、 「子役の3人組、成長したなあ」 この時期の子供たち、背が大きくなるだけでなく、 演技のほうも、固苦しさが薄れて、 心理描写がきちんと出来るようになりました。 David Thewlis .... Professor Lupin (ルーピン) Gary Oldman .... Sirius Black(シリウス・ブラック) Pam Ferris .... Aunt Marge(マ−ジおばさん) オトーサン、 「今回は、脇役もなかなかのもの」 吹き替え版を見てしまったので、 本人の声が聞こえず、残念な思いをしました。 DANIEL RADCLIFFE  ダニエル・ラドクリフ 誕生日 1989/7/23 出身 英ロンドン 父はアラン・ラドクリフ、 母はキャスティング・ディレクターのマーシャ・グレシャム。 「ハリー・ポッターと賢者の石」で主役を演じる。 活躍度 △↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1999年「デビッド・コパーフィールド」(TM) 2001年「テイラー・オブ・パナマ」◆      「ハリー・ポッターと賢者の石」◇ 2002年「ハリー・ポッターと秘密の部屋」◇ 2004年「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」◇ その他の出演者: Richard Griffiths .... Uncle Vernon Emma Thompson .... Professor Sybil Trelawney Lee Ingleby .... Stan Shunpike Lenny Henry .... Shrunken Head Abby Ford .... Young Witch Maid Oliver Phelps .... George Weasley James Phelps .... Fred Weasley Chris Rankin .... Percy Weasley Bonnie Wright .... Ginny Weasley Michael Gambon .... Albus Dumbledore Alan Rickman .... Professor Severus Snape Robbie Coltrane .... Rubeus Hagrid Matthew Lewis .... Neville Longbottom Tom Felton .... Draco Malfoy User Rating: 7.7/10 (11,338 votes) オトーサン、 「おお高いスコアだ」 User Comments: ryaneco さん Sydney, Australia 2004年6月25日 ファンタスティック この映画は、観客の観点からすると実に面白い。 3部作のなかではベストではないか。 登場人物たちは成長し、のびのびと演技をしている。 うれしい変化は、アルフォンソ・キュアロンが、 この第3作の新監督を引き受けたことだ。 前任のクリス・コロンバス監督はいい仕事をしたが、 あらゆる観点から原作に忠実で、自分らしいものにしなかった。 それがとりたてて悪いというのではないが、 いくつかのシーンをカットし、ペースを上げたことで、 より楽しめるものとなった。 キュアロンは、この第3作を引き受けたとき、 ハリーポッターの世界を変えることで、 自分の才能を見せるチャンスと思ったにちがいない。 多くのシーンをカットしている。 特に、ハリーがシリウス・ブラックとともに 暴れ柳に捕らえられるシーンである。 この映画をまだ見ていないひとのために、 これ以上述べる必要はないと思うが、 そのおかげで、原作を読んでいないひとたちも ストーリーをずっと理解しやすくなっている。 先に述べたように、この第3作は、 前2作よりもずっと暗い色合いになっている。 第1作と第2作の最も暗いシーンを組み合わせたよりも暗い。 いくつかのシーンは、子供を怯えさせるかも知れないが、 大人にとっては、より楽しめるものとなった。 カメラワークは、実にスタイリッシュだった。 より芸術的なカメラ・アングルで撮られているので、 うれしかった。 最後に、クィディッチのシーンは、本物の競技にみえた。 第1作の上映された2001年と比べると、 いかにCGIが進歩したかが分かる。 全体に、この第3作は、 よくまとまっていて、 スタイリッシュな楽しめるものたが、暗い面もある。 大いに推薦したい。 評価は、10点満点で9点。 オトーサン、 「ああ、面白かった。 これで、1000円は安かった」 ちの新星劇場のおばさんが負けてくれました。 字幕版なら、また見てもいいなあ」 観劇後、モスフードでスポニチの記事を読みました。、 映画をみたばかりなので、 まるでご贔屓のチームが勝ったような気がしました。 ・ハリー・ポッター旋風:出だし好調 「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」は、 26日封切られ、2日間で観客動員146万9755人、興行収入18億円と、 歴代3位となった。夏休みに入り、興収200億円を目指す。 (1位「マトリックス・リローデッド」 22億円 2位「ハリー・ポッター 秘密の部屋」20億円 ・ハリー・ポッター:関東地区で視聴率30%超す 25日午後8時10分〜同11時8分に日本テレビ系列で放送された 第1作「ハリー・ポッターと賢者の石」が高視聴率となった 関東地区30.8%、関西地区29.5%。 3月のドラマ「白い巨塔」の最終回(32.1%)、 5月の女子バレーのアテネ五輪予選「日本×韓国」(31.9%)に 次いで今年3番目の高視聴率だった。 オトーサン、 気をよくしてカタログを買いました。O 「そうか、第4作の撮影中か。 それで、3人組のラドクリフだけ来日できなかったんだ。 第4作の題名は、"ハリーポッターと炎のゴブレット"。 どこかで聞いたことがるなあ...あっ、そういえば」 数年前、娘にもらった原書4巻のことを思いだしました。 分厚いので、まだ目を通していませんでした。


フランスの女

オトーサン、 いよいよ第3作。 「ベアールとその彼氏をみよう」 映画でもそうですが、現実にも彼氏が2人もいるのです。 「ベアール。私生活も、大変そうだなぁ」 原題:Une femme francaise (1995) A French Woman 監督:Regis Wargnier 脚本:Alain Le Henry /Regis Wargnier Genre: Drama Country: UK / France / Germany Language: French / German 上映時間:100分 あらすじ: ジャンヌは、 戦争直前に軍人のルイと結婚したが、 1940年の敗走前の夫については、何も知らなかった。 捕虜収容所からの夫の帰還を待ちつつも、 ジャンヌは、ルイの軍隊の同僚たちと情事にふける。 戦時中の妻の裏切りを忘れようとして、 ルイは、妻と双子の幼児たちと暮らそうとする。 だが、その子供たちは、彼がドイツに行っている間に、 ジャンヌとドイツの実業家マチアスとの間に生まれたものだった。 インドシナで戦争が起き、ルイはヴェトナムに派遣される。 その間に、マチアスはジャンヌを追ってフランスへ。 その後、ルイは、シリアのダマスカスへ武官として派遣される。 ジャンヌとの関係を修復しようとして当地を選んだのだが、 マチアスがやってきて、事態は再び暗転する。 出演者: Emmanuelle Beart .... Jeanne(ジャンヌ) Daniel Auteuil .... Louis(ルイ) Gabriel Barylli .... Mathias Behrens(マチアス) オトーサン、 「フーン、このひとかぁ」 かなり演技のうまいひとですが、 ベアールの彼氏としては、役不足では? DANIEL AUTEUIL ダニエル・オートゥイユ 誕生日 1950/1/24 出身 アルジェリア オペラ歌手の父の故郷アヴィニヨンで育つ。 初舞台は6歳。 アヴィニヨン演劇祭でチェーホフ劇に出演。 17歳でオペレッタに出演した後、 パリの演劇学校で演技コースを受講する。 映画デビューは74年「ヘルバスター」。 「愛と宿命の泉」でセザール賞主演男優賞、 「八日目」でカンヌ国際映画祭男優賞受賞。 活躍度 ○↑ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1974年「ヘルバスター」 1979年「夢追い」 1980年「ザ・カンニング IQ=0」「華麗なる女銀行家」      「サンデー ラバーズ」 1981年「ザ・カンニング2/アルバイト情報」 1983年「ファースト・ブラッド/追悼の流儀」 1984年「優しく愛して」 1985年「愛と宿命の泉Part1/フロレット家のジャン」      「愛と宿命の泉Part2/泉のマノン」      「アスファルト・ウォリアーズ/鮮血ストリート殺人」 1987年「僕と一緒に幾日か」 1989年「ロミュアルドとジュリエット」 1992年「愛を弾く女」 1993年「私の好きな季節」 1994年「王妃マルゴ」 1995年「フランスの女」 1996年「夜の子供たち」「八日目」「見憶えのある他人」      「悪魔の囁き」 1997年「リュシー・オブラック」「愛と復讐の騎士」 1998年「橋の上の娘」 1999年「ロスト・サン」「サン・ピエールの命」 2000年「メルシィ!人生」「発禁本 SADE」 その他の出演者: Jean-Claude Brialy .... Arnoult Genevieve Casile .... Solange Michel Etcheverry .... Charles Laurence Masliah .... Helene Jean-Noel Broute .... Marc Isabelle Guiard .... Mathilde Francois Caron .... Andre Maria Fitzi .... Liseul Samuel Le Bihan .... Henri Heinz Bennent .... Andreas Antoine du Merle .... Antoine Desiree Dupont .... Armelle User Rating: 6.5/10 (304 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: artexploiterさん 2003年2月16日 フランスの芸術的メロドラマ 男が戦争に行き、他の男を殺す。 その間に、妻は家にいて、他の男と火遊びをする。 これは、Wargnier監督の母の思い出をもとにしている。 夫が植民地戦争に出かけてしまい、 その間、妻のほうは愛情と情熱に飢えている。 この映画は、現代フランスの俳優2人による 芸術的なメロドラマである。 見るだけの価値はある。 見てのお楽しみ。 オトーサン、 「ベアール、やはりいいなあ... すべてにおいて、全力投球のところが」 彼女の詳しい経歴を翻訳しましょう」 http://hcs.harvard.edu/~skim/people/eb/ 「エマニュエル・ベアールは、 フランスの歌手・詩人のギ−ベアールと イタリア系ギリシャ人の母ジュヌビエーヴの娘である。 1965年8月14日、フランスのサントロペで生まれた。 両親が離婚した後、プロヴァンスの人里離れた山村で 弟たちや妹と一緒に母親の手で育てられた。 10代になって、カナダのモントリオールへ向かった。 そこで、Robert Altmanと会って、 女優の道に進むよう励まされたといわれる。 スクリーン・テストさえ受けたものの、役は貰えなかった。 そこで、パリの演劇学校に入った。 3ケ月後、Premiers desirsで役を貰った。 "Jean de Florette"の続編"Manon des Sources"で 知られるようになる。 最優秀助演女優賞を受賞したからである。 エマニュエルは、フランスだけでなく世界的に有名になったが、 それは、単に美貌のためではなく、演じた役に対して 深い情緒的な感情移入ができるからである。 他の多くの女優たちと同様、役づくりの準備に長い時間をかける。 例えば、"Un Coeur en Hiver"では、 ヴァイオリンの稽古を18ケ月毎日欠かさず続けた。 エマニュエルは、 いくつかの映画で共演した Daniel Auteuilと長い間、関係をもっている。 Auteuilとの間に娘ネリー(1992.4.18生まれ)がいる。 また、現在のボーイフレンドとの間に 息子Johan (1996年3月生まれ)がいる。 (David Moreauは、フランスの俳優Patrick Bruelの腹違いの弟) だが、彼女は、子供が演技の邪魔にはならないと言っている。 「今は、子供たちをバックパックに入れて連れ歩いている。 子供たちと一緒に旅をするのが、好きなの。 子供を育てるために、キャリアを捨てようとは思わない。 多くのひとは、あなた利己的ねぇというかもしれないし、 私がやっていることが正しいかどうか分からないけど、 でも、これが私の生き方なの」 予想と大きく外れて幻滅したのは、マスコミの好奇心。 「狂ってるわ。後をつけ回すの。 告訴するわ。当然でしょ。 丁寧に応対しようと思うけど、難かしいわ... 私は、自分のすべてをスクリーンにぶつけているから、 大衆はそれ以上何も要らないはずよ」 次の出演作は、Jacques Weberの"Don Juan"で、 Penelope Cruz とAriadna Gilと共演する。 オトーサン、 ベアールとペネロペ。どっちがステキだろう? こりゃ、ますます楽しみが増えたわい」


愛の地獄

オトーサン、 「ベアールの第2弾、こいつは楽しみだ」 ベアールのしなやかな肢体が目に浮かぶようです。 原題:L' Enfer(1994)    Hell /Jealousy /Torment 監督:Claude Chabrol 脚本:Claude Chabrol    Henri-Georges Clouzot (1964 script)    Jose-Andre Lacour(additional dialogue) Genre: Drama Country: France Language: French 上映時間:100分 あらすじ: ポールは、ホテルの支配人。 いらいらさせられ、ストレスの多い仕事だ。 妻が浮気をしているのではないかという 偏執狂的な妄想が次第につのっていく。 嫉妬に目がくらみ、彼の人生は崩壊しはじめる。 狂気へ向かう底なしのスパイラルがはじまるのだ。 奈落の底にどんどん落ちていく。 ついに、昔の愛想よい人柄は、完全に砕けて 悲劇がもたらされる。 出演者: Francois Cluzet .... Paul Prieur (ポール) Emmanuelle Beart .... Nelly(ネリー) Marc Lavoine .... Martineau(マルチーノ) オトーサン、 「美人の奥さんを持つと大変だなあ」 ポールが、美人妻の浮気を疑って、 錯乱していく様子は、とても正視できませんでした。 残念ながら、ポールを演じたFrancois Cluzetの経歴は、 海外映画俳優マガジンに載っていませんでした。 その他の出演者: Andre Wilms .... Doctor Arnoux Nathalie Cardone .... Marylin Christiane Minazzoli .... Mme Vernon Dora Doll .... Mme Chabert Mario David .... Duhamel Jean-Pierre Cassel .... M. Vernon Thomas Chabrol .... Julien Noel Simsolo .... M. Chabert Yves Verhoeven .... Young Boy Amaya Antolin .... Mariette Jean-Claude Barbier .... M. Pinoiseau Claire De Beaumont .... Mme Rudemont User Rating: 6.8/10 (484 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 User Comments: Dr Bob-3さん Austin, TX 1999年3月5日 ひとりの男の地獄... Claude Chabrol監督の「愛の地獄」は、 これは、果たして現実なのか、 それとも幻想なのか、そう問いかけている。 フランスのヒッチコックといわれる監督が、 本格的な背筋が凍るスリラーを送り出した。 夫のポールは、美人の妻がほっき歩いているのを知って、 たちまち烈しく動揺し、狂気へと転落していく。 Chabrol監督は、ポールの視点から物語をはじめるが、 多くの曖昧な点が残り、観客は最初のうち半信半疑である。 1964年に書かれたHenri-Georges Clouzotの脚本だが、 Clouzotが、病気で完成できず1977年に死んだので、 Chabrol監督が書き直して、現代的な舞台と会話を加えている。 だが、当時のスリラーらしい表現がそのまま残っている。 以下のような早口の応酬が素敵である。 ネリー「ポール、あたしを尾行していたでしょう」 ポール「なぜだ。尾行する理由があるか?」 ネリー「いいえ、理由を作ってほしい?」 エマニュエル・ベアールは、 世界的なすばらしいスターであることを示している。 アメリカの観客は、 いまだにベアールの真価を知らない。 英語でのデビュー作「ミッション・インポシブル」は、 ムラがあって、不器用な演技だった。 だが、この映画では、エンジン全開。 美しい誘惑する女。 計算高い? 浮気女? その通り。 強くお勧めする。 オトーサン、 「ベアール、単なるセクシー女優じゃないなあ」 媚態、憐憫、恐怖など演技の幅も広いことが分かりました。 大いに感心したので、ネットで、 エマニュエル・ベアールを探していたら、 熱狂的なフアンのページを発見しました。 ・ベアールにうっちょり〜☆ http://pochinokoya.com/actress/beart.htm このひと、こんなことも書いています。 「この世の人間とも思えない美しさ! 後から思い出すとベアールしか記憶に残っていない」 オトーサン、 「...言えてるなぁ。 このひと、"愛の地獄"に落ちてる!」 みなさんも、気をつけてください。 ベア−ルに感染すると、相当の重症になります。 ダニエル・オートゥイユが無性に羨ましく思えるのです。 明日は、彼女が彼氏と共演している映画を見ましょう。


エレベータを降りて左

オトーサン、 新橋TSUTAYAの俳優別コーナーで、 美人女優、エマニュエル・ベアールに着目。 棚にあったDVDすべて、3本を借りてきました。 今日から、3日連続とは、楽しみです。 この「エレベータを降りて左」、 フランス映画らしく、実にしゃれた題名です。 原題:A gauche en sortant de l'ascenseur (1988)    Door on the Left as You Leave the Elevator 監督:Edouard Molinaro 戯曲・脚本:Gerard Lauzier Genre: Comedy Country: France Language: French 上映時間:83分 あらすじ: オトーサン、 「何たることだ。またサボッている」 IMDBは、反フランス映画なのでしょうか? 「しょうがない、書くか... おっ、ユーザー・コメントが丁寧に紹介しているぞ」 そんなことで、省略します。 出演者: Pierre Richard .... Yann Ducoudray (ヤン) Fanny Cottencon .... Florence Arnaud(フローレンス) Richard Bohringer .... Boris(ボリス) Emmanuelle Beart .... Eva (エヴァ) オトーサン、 「ヤンを演じた俳優さん、巧いなあ」 人妻に恋したものの、声もかけられない純情男を好演しています。 フランスで有名なベテラン喜劇俳優だそうです。 さて、お目当てのエマニュエル・ベアール、 「うーん、透き通るような肌だ。いくつだろう?」 諸説あって、IMDBは、1965年生まれ、 DVDの経歴紹介では、1963年生まれとなっていました。 ですから、23歳か25歳ということになります。 EMMANUELLE BEART エマニュエル・ベアール 誕生日 1965/8/14 出身 仏サントロペ 父はシャンソン歌手、ギィ・ベアール、 母は女優のジュヌヴィエーヴ。 「妖精たちのプレリュード」で83年映画デビュー。 「愛と宿命の泉」でセザール賞助演女優賞受賞。 ダニエル・オートゥイユと結婚し、一児がいる。 活躍度 ○↑ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1983年「妖精たちのプレリュード/朝露に香る甘い戦慄」      「青い性」 1984年「アンテルディ 禁じられた愛」 1985年「優しく愛して」 1986年「愛と宿命の泉PART2/泉のマノン」 1987年「天使とデート」 1988年「エレベータを降りて左」 1990年「無秩序な少女」 1991年「美しき諍い女」「深夜カフェのピエール」 1992年「愛を弾く女」「小悪魔とキッス」 1994年「愛の地獄」「フランスの女」 1995年「とまどい」 1996年「ミッション・インポッシブル」 1999年「LA BUCHE/ブッシュ・ド・ノエル」「見出された時」 2001年「彼女たちの時間」◇ 2002年「8人の女たち」      「デブラ・ウインガーを探して」 2003年「かげろう」 その他の出演者: Pierre Vernier .... Andre Arnaud Jean-Michel Dupuis .... Jean-Yves Martine Maximin .... Marilda Albert Simono .... L'automobiliste Aina Walle .... Natacha Eric Blanc .... Un agent de police Michel Creton .... Le brigadier Mireille Audibert .... La femme de la galerie User Rating: 5.8/10 (141 votes) オトーサン、 「こりゃおかしいよ!」 これは、絶対に名画中の名画であります。 User Comments: yamaelleさん Versailles, France 2000年10月15日 ピエール・リシャ−ルの傑作 Pierre Richard は、いつものように 内気で、素朴で、不運な役を演じている。 今回は、有名な絵描きヤンを演じる。 既婚女性フローレンスをアトリエに招待している。 だが、大事な大事なランデブーの数分前に たまたまドアが閉まって、隣人の美人エヴァが、、 自分の部屋から閉め出されるという椿事が起きる。 彼女は、半裸である。 当然、彼女は、隣人のヤンに助けを求める。 ヤンは、断る。 だって、フローレンスがすぐにもやってくるからだ。 だが、エヴァは彼の部屋に無理やり入ってくる。 やがて、フローレンス到着とあいなる。 当然のことながら、その後、愉快なシーンが展開する。 突然、フローレンスの夫もやってくるし、 エヴァの恋人ボリスも、警官も、その他大勢がやってくる。 すべての役者がカンペキである。 ピエール・リシャ−ルは当然だが、ほかの役者も同様である。 Richard Bohringerを忘れてはならない。 このエヴァの恋人たるや、凶暴で嫉妬深く、鬱病でアル中である。 これは、まさに天啓のような演技! この映画、さほど長くはなく、すばらしいコメディである。 それに、エマニュエル・ベアールが、ほとんど裸ときている。 これ以上、何を望めるだろうか? 成功した舞台劇の映画への移植に成功している。 ピエール・リシャ−ルやフランス喜劇が好きなひとにとっては、 これは、最高の映画だろう。 題名は、95%のシーンが、ヤンの部屋で撮られているからである。 エレベーターを降りて、左手に部屋があるのだ。 10点満点で9点。 オトーサン、 「ピエール・リシャール、 ちょっとタケシに似ているなあ」 IMDBに載っている経歴を紹介しましょう。 「Pierre Richardは、 フランスの古典喜劇を継承した卓越した喜劇役者である。 上流階級の出で、とんでもないミドルメームを与えられた。 Pierre Richard Maurice Charles Leopold Defaysというのだ。 出だし、Paris Music Hallで修行し、 60年代は、映画に端役で出演していた。 70年代に入ると、その天分は映画に向かい、 誰も予想できない成功を収めた。 多くのドタバタ喜劇を監督し、共同脚本をしているが、 登場人物は、みんな陽気で誠実な人物であり、 その天性の不器用さが引き起こす喜劇が、 40年近くにわたって観客の好感をよんできた。 彼の代表作は、 "The Daydreamer"(1970)と "The Troubles of Alfred"(1972)である。 これらが成功したので、国際的なヒット作 "The Tall Blond Man with One Black Shoe"(1973)が生まれた。 内気で無邪気なコンサート・ミュジシャンが、ひょんなことで、 トップ・シークレットのスーパースパイになってしまう。 60年代と70年代には、 俳優で製作者で監督の Yves Robertと、 80年代は、作家で監督の Francis Veberや俳優のGerard Depardieuと 組んで、以下の古典喜劇を製作した。 "Alexander"(1967)、 "The Return of the Tall Blond Man with One Black Shoe"(1974)、 "The Goat" (1981)、 "Les Comperes" (1983)、 "The Fugitives" (1986)、 彼の古典喜劇、例えば、"The Toy"(1976)は、 ハリウッドのリメイクやイミテーションであるが、 原作よりも、暗い色調である。


美しき虜

オトーサン、 「この題名、古臭いなあ」 でも、いまをときめくペネロペ・クルスが 主演しているので、借りました。 「トム・クルーズとは、別れたんだっけ」 原題:La Nina de tus ojos (1998)    Girl of Your Dreams, 監督:Fernando Trueba 脚本:Rafael Azcona /Miguel Angel Egea    Carlos Lopez /David Trueba Genre: Comedy / Drama Rated R for sexual content and language. Country: Spain Language: Spanish / German / English / Russian 上映時間:121分 あらすじ: オトーサン、 例によって、IMDBをみると、 「ありゃ、スペイン語だ。しょうがない。書こう」 1938年、内戦のためスペインで撮影が出来ない。 ドイツ宣伝相・ゲッベルスの提案で、 独・スペイン共同で「夢の女」が制作されることになる。 撮影は難航し、またゲッベルスが女優マカレナに求愛。 彼女は、監督を愛していたのだが、 撮影続行のために、ゲッベルスの別荘へ行くことになる。 個性豊かな撮影班の面々が繰り広げるコメディ。 出演者: Penelope Cruz .... Macarena Granada(マカレナ) Antonio Resines .... Blas Fontiveros(監督) Rosa Maria Sarda .... Rosa Rosales(ロサ) オトーサン、 真っ赤なドレスを翻しつつ、舞う歌姫。 「ペネロペ・クルス、素敵だなあ、こりゃ名場面だ」 このほか、アル中の女優ロサ、 ドイツとスペインの間に立って困りはてる通訳バスラフ、 ゲイの撮影監督カスティーヨなど、脇役陣が大活躍しています。 PENELOPE CRUZ  ペネロペ・クルス 誕生日 1974/4/28 出身 スペイン・マドリード 14才でモデルとしてデビュー。 マドリード演劇学校でクラシック・バレエを学ぶ。 テレビタレントして活躍した後、映画に進出。 92年「ハモンハモン」でゴヤ賞主演女優賞にノミネートされる。 スペイン映画「オープン・ユア・アイズ」と 同映画のリメイク「バニラ・スカイ」で同じ役を演じている。 活躍度 ○↑ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1990年「CRONICAS URBANAS」 1991年「E'L LABERINTO GRIEGO」 1992年「ハモンハモン」「ベル・エポック」 1993年「PER AMORE SOLO PER AMORE」 1994年「捕らわれた唇」 1996年「17歳」 1997年「ライブ・フレッシュ」「オープン・ユア・アイズ」◇      「A CORNER OF PARADISE」 1998年「ハイロー・カントリー」◆「イフ・オンリー」      「美しき虜」      「DON JUAN」「TALK OF ANGELS」 1999年「オール・アバウト・マイ・マザー」◆      「裸のマハ」 2000年「ウーマン・オン・トップ」◇「すべての美しい馬」◇ 2001年「ブロウ」◆「コレリ大尉のマンドリン」◇「バニラ・スカイ」◇      「ウェルカム!ヘヴン」◇ その他の出演者: Santiago Segura .... Castillo Jorge Sanz .... Julian Torralba Loles Leon .... Trini Morenos Jesus Bonilla .... Marco Bonilla Neus Asensi .... Lucia Gandia Miroslav Taborsky .... Vaclav Passer Johannes Silberschneider .... Goebbels Karel Dobry .... Leo Gotz Otto .... Heinrich von Wermelskirch Hanna Schygulla .... Magda Goebbels Maria Barranco .... Embajadora Juan Luis Galiardo .... Embajador User Rating: 7.3/10 (543 votes) オトーサン、 「高いスコアだなあ」 ゴヤ賞(1999):最優秀作品賞         最優秀主演女優賞(ペネロペ・クルス) User Comments: MickeyTo Toronto, Canada 1999年9月14日 ナチについてのもうひとつの映画 フェルナンド・トレエバ監督。 "Belle Epoque"で、アカデミー賞をとったものの、 最近はあまりパッとしない。 この映画も、多くの映画のコピーが目立つ。 1930年代、ドイツの宣伝映画を撮るために スペインからやってきた歌姫たちの物語である。 したがって、物語の筋書きは、予測できる。 撮影班の面々は、ナチの非道さを知らない。 何が起きているか徐々に分かってきたが、 もはや、どうしようもない。 そう、前に何遍も繰り返された旧い話である。 もっと巧く出来た映画も多い。 物語は、ややコミカルといったもので、 面白くもないお定まりの出来事が続く。 ホモの俳優がスペインの主演俳優に言い寄る。 銃をもったナチの兵士たちが道化者扱いされる。 女たちは、みんな底意地が悪い。 この映画、いい点もないではない。 いくつかのシーンの舞台デザインはいい。 色彩もすばらしい。 だが、みんな、おなじみのものだ。 「カサブランカ」や "To Be or Not to Be"の 名場面からの盗用も気になる。 ペネロペ・クルスは、生気に溢れている。 だが、彼女のおかげで、次々と問題が発生するという役回り。 問題は、彼女があまりいい性格でないことにある。 フェルナド監督には、すまないが... この映画、忘れてしまいたい悪夢だ。 オトーサン、 「まあ、そう固いこと言わないで... ペネロペ・クルスが最高! それでOK!」


エイミー

オトーサン、 やや重たくなりますが、パソコンを持参して 久しぶりに、新橋TSUTAYAへ。 6本借りて、ノートパソコンを開いて索引をチェック。 「あっ、この1本、見ていたんだ」 今週は、ハリウッド以外の映画をたくさん見ましょう。 原題:Amy (1998) 監督:Nadia Tass 脚本;David Parker Genre: Comedy / Drama Rated PG-13 for some domestic violence,       disturbing images and brief language. Country: Australia Language: English 上映時間:104分 あらすじ; この映画は、幼い娘の物語。 ロック・コンサート会場で、パパが熱唱中に 感電死したのを目撃する。 そのショックの後遺症で、聾唖者になる。. 4年後、歌い合えば、コミュニケートできることが分かる。 出演者: Alana De Roma .... Amy Enker(エイミー) Rachel Griffiths .... Tanya Rammus (タニア) Ben Mendelsohn .... Robert Buchanan (ロバート) オトーサン、 「独特の雰囲気がある」 子役のエイミーは、暗い役をリアルに演じていますし、 母親タニアを演じる女優さんには、 強烈な存在感があります。 RACHEL GRIFFITHS  レイチェル・グリフィス 誕生日 1968 出身 オーストラリア・メルボルン ヴィクトリア大学教育学部でドラマとダンスを専攻。 卒業後はメルボルン・シアター・カンパニーで 主に舞台女優として活躍。 94年、「ミュリエルの結婚」のロンダ役で AFI賞を受賞をきっかけに映画界にも本格的に進出。 98年「ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ」の ジャクリーヌの姉ヒラリー役で アカデミー助演女優賞にノミネートされた。 その他では「エイミー」のエイミーの母タニア役。 世話焼きの母親役が似合う女優である。 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1994年「ミュリエルの結婚」 1996年「日陰のふたり」「ハーモニー」「革命の子供たち」 1997年「ベスト・フレンズ・ウェディング」「エイミー」 1998年「マイ・スウィート・シェフィールド」      「ディボーシング・ジャック」      「ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ」 2000年「シャンプー台のむこうに」 2001年「ブロウ」 2002年「オールド・ルーキー」      「トエンティマン・ブラザーズ」 その他の出演者: Nick Barker .... Will Enker Kerry Armstrong .... Sarah Trendle Jeremy Trigatti .... Zac Trendle William Zappa .... Bill Trendle Torquil Neilson .... Luke Lassiter Sullivan Stapleton .... Wayne Lassiter Mary Ward .... Mrs. Mullins Susie Porter .... Anny Buchanan Frank Gallacher .... Dr Urquhart Malcolm Kennard .... Brian Cosgrove Jan Friedl .... Susan Hammett Jeremy Kewley .... Maurice Reitman User Rating: 6.5/10 (203 votes) オトーサン、 「おお、結構、高いスコアだ」 User Comments: leask81さん adelaide, australia 2001年7月12日 驚くべき映画 心温まるコメディと、 (例:歌う警官たち) 深刻で洞察に満ちたドラマ (家庭内暴力) 2つがミックスしたこの映画は、 人生にあまり関心のないひとにも必見である。 聾唖の幼い娘を演じたAlana De Romaは、光り輝いている。 助演のレイチェル・グリフィスは、見事だし、 Ben Mendelsohn、Gyngell、Susie Porter、 そして Frank Gallacherといった オールスター・キャストも、すばらしい。 13歳以上の指定になっているが、 ハリウッドの血糊や冒涜ものとは、ほど遠く、 見ても何ら問題はない。 子供たちは、見ないほうがいいだろうが、 今日のアメリカ映画には滅多に見られない 温かみと同情心に満ちている。 ユーモアが巧みに配置され、実におかしい。 しかも、ストーリーを損なうことがない。 この映画が、なぜ、AFIの最優秀作品賞に選ばれず、 ノミネートすらされなかったは、分からない。 演劇のような雰囲気だったし、 豪州の観客に好かれている助演陣が多彩ということもあって 最優秀脚本賞には選ばれている。 評価は、100点満点で92点。 オトーサン、 「この映画の女性監督について調べてみよう。 ありゃ、載っていない!」 海外映画俳優マガジン、IMDBのどちらにも無視されています。 オーストラリアの監督だからでしょう。 でも、ネットには、ちゃんと載っているのです。 しかも、猛烈に詳しいので、翻訳が大変そうです。 http://www.cascadefilms.com.au/cascade_films/html/nadia_tass.htm 「ナディア・タスは、 オーストラリアで最も尊敬されているユニークな監督である。 1960年代にギリシャ北部マケドニアから移住してきた。 人文科学と心理学分野の教員を志望していたが、演技に目覚め、 メルボルンのカールトン地区で舞台監督になる。 NYの Actors Studio と H.B Studioに学び、 洗練されたユニークなスタイルを身につけた。 舞台監督として、伝統的な古典演劇から現代劇まで 多種多様な分野で活躍した。 "La Mama"、"the Pram Factory"、"Playbox"、 そして"the Open Stage"や"MTC"などである。 最初に監督した映画は、"Malcolm"(1986)である。 母国ギリシャやオーストラリアでで学んだ古典の教養を反映し、 喜劇と悲劇がミックスされていた。 主人公は、社会に適応できず、 メカの知識を生かして銀行強盗をする。 この映画は、世界中の批評家に絶賛され、 Australian Film Institute Awardsの 最優秀監督賞、作品賞など8部門受賞に輝いた。 同年、彼女とDavid Parkerは、 名誉ある Byron Kennedy Award も受賞した。 第2作は、監督・共同製作した"Rikky and Pete" で、 アメリカのUnited Artistsが支援した。 兄妹のオーストラリア奥地への旅を描いている。 欧米でも深い人物描写が絶賛され、オーストラリアで大ヒットした。 1899年、コメディ映画"The Big Steal"を監督・製作した。 10代の男の子の物語で、女の子にもてようとクルマを買うが、 トラブルに巻きこまれるというもの。 1990年9月にオーストラリアで上映され、その年最大のヒットとなった。 Australian Film Institute awards の9部門にノミネートされ、 海外でも盛んに上映された。 1990年、アメリカではじめて映画を監督する。 これがユニバーサル映画製作の"Pure Luck"で、 主演は、Danny Glover、Martin Short、Sam Wanamaker。 1991年8月、1600の映画館で上映された。 次に、Ben Eltonのベストセラー・コミックに基いた TVのミニ・シリーズ "Stark"を監督した。 1993年にBBC21で放送され、1995年5月にBBC1で再放送された。 Melbourne Theatre Companyのために Louis Nowraの3作品も監督している。 "Summer of the Aliens"、"Cosi"、そして"Miss Bosnia"であり 後者は、1996年4月に上演された。 1996年には、"Mr Reliable"をドイツの PolyGram Filmed Entertainmentで監督した。 Edinburgh Film Festivalで上映され、 その後、英国とオーストラリアで上映されたが、 1996年のAustralian Film Institute Awardsの 最優秀作品賞にノミネートされている。 1998年、「エイミー」を監督した。 主演は、Rachel Griffiths、Ben Mendelsohn、そして Alana de Romaである。 国際的に評判になり、日本とフランスでヒットし、 世界各地の映画祭でもヒットした。 国際的な賞をいくつも取っている。 1998年のPeople’s Choice Award、 Grand Prix Cannes Juniorでの最優秀作品賞、 1999年、カンヌ映画祭でLe Prix Education Nationale 2000年、Festival du Film de ParisでLe Prix du Public 1999年、Asia Pacific Film Festival Hong Kongで、 Best Film for Outstanding Contribution to Humanity に与えられるGrand Jury Award受賞、 2000年カナダ¥ケベック Carrousel International du Film de Rimouskiで 最優秀作品賞、Grand Public、最優秀主演女優賞(Alana de Roma)受賞。 最近は、ヘレンケラー物語"The Miracle Worker"の新版を完成した。 Shirley Temple物語"Childstar"を Wonderful World of Disneyのために監督した。 前者は、Alison ElliottとHallie Kate Eisenberg主演、 後者は、Ashley Rose Orr、Connie Britton 、 そして、Hinton Battleが主演している。 みな、ブロードウェイのスターである」 オトーサン、 「ああ、やっと終わった。 このおばさん、活躍しすぎだ」


ダーティーファイター 燃えよ鉄拳

オトーサン、 「続編なんか出来っこないだろう」 第1作のスコアが、5.5と低かったので、正直そう思いました。 でも、「ダーティハリー」シリーズの爆発的人気が続いていたので、 イ−ストウッドものを見たいフアンが多く、前作が大ヒット。 では、「続編を!」となったようです。 原題:Any Which Way You Can (1980) 監督:Buddy Van Horn 脚本:Stanford Sherman Genre: Comedy 上映時間:116分 あらすじ: 例によって、ファイロは、 金儲けのために、賭けケンカをする。 クルマの修理屋は、あまり儲からないからだ。 ケンカ賭博から引退しようと決心するが、 やってきたマフィアにアレンジされ、 結局、ケンカ賭博に引きずりこまれてしまう。 暴走族やオラウータンのクライドが興趣を添える。 出演者: Clint Eastwood .... Philo Beddoe(ファイロ) Harry Guardino .... James Beekman (ビークマン) William Smith .... Jack Wilson(ジャック) オトーサン、 「脇役がいいな」 ファイロと対決するジャック(ウィリアム・スミス) そして、マフィアのビークマン(ハリー・ガルディノ)、 また、暴走族「毒グモ軍団」の連中、 さらに、オラウータンと多彩です。 その他の出演者: Sondra Locke .... Lynn Halsey-Taylor Geoffrey Lewis .... Orville Boggs Ruth Gordon .... Senovia 'Ma' Boggs Michael Cavanaugh .... Patrick Scarfe Barry Corbin .... Fat Zack Roy Jenson .... Moody, Black Widow Bill McKinney .... Dallas, Black Widow William O'Connell .... Elmo, Black Widow John Quade .... Cholla, Black Widow Leader Al Ruscio .... Tony Rapoli Sr. aka Big Tony Dan Vadis .... Frank Camila Ashland .... Hattie User Rating: 5.3/10 (1,602 votes) オトーサン、 「あれっ、もっと高いかと思った」 User Comments: Aaron1375さん Alabama 2003年3月31日 今回のほうが、筋書きが入り組んでいる。 この続編、前作よりも筋書きが入り組んでいるが、 やはり、前作のほうが、好きだ。 今回、イーストウッド演じる主人公ファイロは、 サンドラ・ロック演じるクラブ歌手リンと再会する。 彼が、なぜ、かくも素早く マフィアから彼女を取り戻せるか、 みんな不思議に思うだろう。 マフィアの連中は、ファイロにもう一度賭けケンカをやらせたい。 今回のイーストウッドの相手は、実にタフな奴なのだ。 彼は、一旦引き受けたものの、 そいつがかつて人を殴り殺したことを知って、 やる気を失う。 マフィアの連中は、彼が尻込みするのが気にいらず、 何とか、やらせようとリンの誘拐を画策する。 主要登場人物と同様、暴走族たちも戻ってくる。 最後に、ケンカ賭博が行われ、相手はダウン。 結末の闘いは、ちょっと長過ぎると思う。 要するに、かなり面白い映画だが、第1作と同じようなもの。 でも、なかなかいい。 オトーサン、 「へえ、そうだったのか」 ネットを探していたら、こんなウラ話が出ていました。 http://muyan.hp.infoseek.co.jp/cinema/muyan/anywhich.htm ★うらばなし 因みに、今回も登場して、観客の笑いを一気に奪ってしまう オランウータンのクライドだが、 前作に登場したオランウータンは死んでしまった為、 今回は別のオランウータンが、クライドを演じているが、 そんな事は画面上からは、一切分からないのが動物もののイイ所。 何でも、今回のはメスだとか。 どおりで、イーストウッドとウマが合う訳だ。


ダーティーファイター

オトーサン、 やや怪しい題名です。 「さては、ダーティハリーをもじったな」 主演がクリント・イーストウッドであることを 確認して、このDVDを買いました。 原題:Every Which Way But Loose (1978) 監督:James Fargo 脚本:Jeremy Joe Kronsberg Genre: Comedy 上映時間:110分 あらすじ: ファイロは、長距離トラック運転手。 のんきな性格だが、滅法、喧嘩に強い。 オービルとクライドという2人の友人がいる。 オービルは、ファイロのために 賭け「喧嘩」試合をプロモートしてくれる。 クライドは、オラウータン。賭けで獲得したもの。 ファイロは、サンフェルナンド・バレー界隈をうろついて、 きりっと冷えたビールを飲み、 カントリーミュージックを聞きに行き、 たまーに喧嘩する。 ある時、きゃしゃなカントリー・ウエスタン歌手リンに 出会って、一目惚れしてしまう。 だが、彼女は、かれが真剣なのを知るとそっと消える。 ファイロ、オービル、そしてクライドは、 バイク乗りたちに邪魔されながらも、 彼女を探しまわる。 出演者: Clint Eastwood .... Philo Beddoe (ファイロ) Sondra Locke .... Lynn Halsey-Taylor(リン) Geoffrey Lewis .... Orville Boggs(オ−ビル) オトーサン、 「経歴紹介は不要だと思うけど、 一応、念のために...」 CLINT EASTWOOD クリント・イーストウッド 誕生日 1930/5/31 出身 米サンフランシスコ 活躍度 ○→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆☆★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1955年「半魚人の逆襲」「タランチュラの襲撃」 1956年「全艦発進せよ」「底抜け西部へ行く」      「最初の女セールスマン」 1957年「二人の可愛い逃亡者」 1958年「壮烈!外人部隊」 1964年「荒野の用心棒」 1965年「夕陽のガンマン」 1966年「続・夕陽のガンマン」 1967年「華やかな魔女たち」 1968年「奴らを高く吊せ!」「マンハッタン無宿」 1969年「荒鷲の要塞」「ペンチャーワゴン」 1970年「真昼の決闘」「戦略大作戦」 1971年「白い肌の異常な夜」「恐怖のメロディ」 「ダーティハリー」 1972年「シノーラ」 1973年「荒野のストレンジャー」「愛のそよ風」 「ダーティハリー2」 1974年「サンダーボルト」 1975年「アイガー・サンクション」 1976年「アウトロー」「ダーティハリー3」 1977年「ガントレット」 1978年「ダーティーファイター」 1979年「アルカトラズからの脱出」 1980年「ダーティファイター燃えよ鉄拳」「ブロンコ・ビリー」 1982年「ファイヤーフォックス」 「センチメンタル・アドベンチャー」 1983年「ダーティハリー4」 1984年「タイトロープ」「シティヒート」 1985年「ペイルライダー」 1986年「ハートブレイク・リッジ/勝利の戦場」 1988年「ダーティハリー5」 1989年「ピンク・キャデラック」 1990年「ホワイトハンター/ブラックハート」「ルーキー」      「許されざる者」 1993年「ザ・シークレット・サービス」 「パーフェクト・ワールド」 1995年「マディソン郡の橋」 1997年「目撃」 1999年「トゥルー・クライム」 2000年「スペース・カウボーイ」 2002年「ブラッド・ワーク」 その他の出演者: Beverly D'Angelo .... Echo Walter Barnes .... Tank Murdock George Chandler .... Clerk at DMV Roy Jenson .... Woody James McEachin .... Herb Bill McKinney .... Dallas William O'Connell .... Elmo John Quade .... Cholla Dan Vadis .... Frank Gregory Walcott .... Putnam Hank Worden .... Trailer Court Manager Ruth Gordon .... Ma Boggs User Rating: 5.5/10 (2,017 votes) オトーサン、 「ありゃ、低いスコアだ」 User Comments: Jason C. Atwoodさん Suffolk, Virginia 1999年5月15日 イーストウッドは、経歴に傷をつけた! クリント・イーストウッドが突き進む一本道。 だが、今回は、わき道に逸れてしまった! アクション映画俳優として伝説のスターが、 趣味の悪いつまらんコメディに出ているなど見たくもない。 ジョン・ウェインも、同じような間違いをやっているが... この映画が上映された時期、実にいい仕事をしていたのに。 やたらカントリー・ウェスタンが流れるが、 これは、70年代後半の風潮を如実に示している。 映画館にcountry cornponeをよく持っていったものだ。 クリントのコメディをみたがるひともいると判断したのだろうが、 彼にコメディなど似合わない。 一体、脚本はどうなっているんだ? われらがクリントは、ソンドラ・ロック演じる カントリー・ウェスタン歌手と恋に落ちる。 話は、それだけ。 大団円を迎えるまで、だらだら、だらだら。 そして、終わりときたら、俗悪の一言。 オラウータンとマグナムをもった男の組み合わせ..... なんて奇妙なんだ! しかも、この続編まである! クリント、どうして許せる? (Clint, how can we ever forgive you?) オトーサン、 「はっ、はっ、はっ」 "Clint, how can we ever forgive you? " という文章の"Clint"を"Clinton"と読んでしまって、 ひとりで大笑いしました。 クリントン前大統領は、ホワイトハウスの実習生モニカとの浮気で 大きくイメージダウンしました。 最近出版された自叙伝には、 2ケ月もの間、寝室から追い出され、ソファで寝ていたとあります。 勝気なヒラリーさんが、夫の浮気を知って、 どんな顔をしたか想像できます? そのときの彼女のせりふは、以下のものだったようです。 "Clinton, how can i ever forgive you? " 「あなた浮気してたの? 絶対許せないわ?」 以上、ひとくち英会話のお勉強でした。 この映画、イーストウッド・フアンには、 実に貴重なヒトコマが含まれています。 何と、オラウータンとのキスシーンがあるのです!


カンザス/カンザス経由→N.Y.行き

オトーサン、 「妙な題名だ」 山荘近くの本屋さんで、2本買えば1本タダというのを バラ売りしていたので、買ってみました。 「そうか。安くなかったんだ」 原題:Kansas (1988) 監督:David Stevens 脚本:Spencer Eastman Genre: Crime / Drama あらすじ; 結婚式の司会を依頼された若い男が帰郷する。 だが、ひょんなことで、放浪者と知り合い、 銀行強盗の仲間にされてしまう。 出演者: Matt Dillon .... Doyle Kennedy(ドイル) Andrew McCarthy .... Wade Corey (ウエイド) Leslie Hope .... Lori Bayles(ロリー) オトーサン、 「この若者たち、まったく共感できないぞ」 ドイルの悪さぶりも、いまいち不徹底ですし、 ウエイドは、好青年ですが、優柔不断。 ウエイドの恋の相手ロリー、これで美人なのでしょうか? MATT DILLON マット・ディロン 誕生日 1964/2/18 出身 米ニューヨーク 活躍度 ○↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1978年「レベルポイント」 1980年「リトル・ダーリング」「マイ・ボディガード」 1982年「マット・ディロンの初恋物語」「テックス」 1983年「アウトサイダー」「ランブルフィッシュ」 1984年「フラミンゴキッド」 1985年「レベル」「ターゲット」 1986年「ネイティブ・サン」 1987年「ビックタウン」      「ディア・アメリカ/戦場からの手紙」(声) 1988年「ドラッグストア・カウボーイ」      「カンザス/カンザス経由→N.Y.行き」 1989年「ワン・ナイト・オブ・ブロードウェイ」 1991年「死の接吻」 1992年「シングルス」 1993年「聖者の眠る街」「最高の恋人」 1995年「誘う女」「フランキー・スターライト」 1996年「ビューティフル・ガールズ」      「アルビノ・アリゲーター」      「グレイス・オブ・マイ・ハート」 1997年「イン&アウト」 1998年「メリーに首ったけ」「ワイルドシングス」 2000年「ジュエルに気をつけろ!」 2002年「デュース・ワイルド」      「シティ・オブ・ゴースト」 ANDREW McCARTHY アンドリュー・マッカーシー 誕生日 1962/11/29 出身 米ニュージャージー州ウェストフィールド 活躍度 ○→ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1983年「恋のスクランブル」 1985年「パニック・スクール/冒涜少年団」      「セント・エルモス・ファイヤー」 1986年「プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角」 1987年「月の出を待って」「マネキン」      「レス・ザン・ゼロ」 1988年「カンザス/カンザス経由→NY行き」      「想い出のジュエル」 1989年「バーニーズ/あぶないウィークエンド」 1990年「クリシーの静かな日々」      「Dr.M/ドクトルM」 1991年「イヤー・オブ・ザ・ガン」 1992年「オンリー・ユー」 1993年「バーニーズ2」「ジョイ・ラック・クラブ」      「キル・ミー・テンダー」      「マチネー/土曜の午後はキッスで始まる」 1994年「潜入容疑者」「第一容疑者」「エスケープ」      「ミセス・パーカー/ジャズエイジの華」 1995年「キル・ミー・テンダー2/笑って殺して」      「あなたに言えなかったこと」 1996年「狼たちの街」「ポイズン」 1997年「ダブル・リアクション」 1998年「TABOO タブー」      「エド・ウッドのクレイジー・ナッツ 早く起きてよ」 その他の出演者: Alan Toy .... Nordquist Andy Romano .... Fleener Brent Jennings .... Buckshot Brynn Thayer .... Connie Kyra Sedgwick .... Prostitute drifter Harry Northup .... Governor Clint Allen .... Ted Arlen Dean Snyder .... George Bayles Jim Lovelett .... Governor's driver Louis Giambalvo .... Army sergeant Craig Benton .... Patrolman Casson James Lea Raupp .... Man with shirt User Rating: 4.6/10 (121 votes) オト−サン、 「えらく、低いスコアだなあ。 そんなに悪い映画とは思えないが...」 User Comments: McGeeさん Southern California 2000年1月25日 来るべき微妙な事態 アメリカ中西部を舞台としたドラマ。 広々とした絵のような風景は、当時の先端をいったもので、 この映画を見る価値のあるものにしている。 親友の結婚式に出るために帰郷途中のウエイドは、 貨物列車に飛び乗り、放浪者ドイルに出会う。 ドイルは、最近釈放された前科者で、 故郷で銀行強盗を計画していた。 ウエイドが知ったときには、時すでに遅く、 凶暴で執念深いドイルの共犯者になっていた。 事態が収まるまでと思って、 ウエイドは身元を隠して、ある農場に潜伏する。 上映されるとすぐ、物語のこの部分は、 以後、何年もの間、引き合いに出されることになる。 X世代の特徴である「浅はかな抵抗」と「事なかれ主義」と 微妙なスポットライトを浴びせたものとして、 彼ら世代の怒りを呼んだ。 だが他の世代にとっては、この映画、見ていて楽しいし、 マット・ディロンの見事な人物の造形力が見られるのも、 興味深い。 オトーサン、 「いいユーザー・コメントだ。 おかげで、この映画の狙いがようやく分かった」 自己中心的で、すぐ暴力に訴える連中と すぐ付和雷同する優柔不断な連中を対比することで、 最近の若者の実態をうまく捉えようとしたのです。 「だけど、こんな連中が主人公じゃ、 残念ながら、いい映画にはならないんだよなあ...」 ヒーローにもなれず、かといってアンチ・ヒーローにもなれず、 すべてにおいて、中途半端で凡庸なのです。 オトーサン、 「X世代って、何だろう?」 マーケテイングの観点の答えがでていました。 翻訳しておきましょう。  http://www.onpoint-marketing.com/generation-x.htm 1965ー1980年の間に生まれた世代。 5000万人、アメリカの人口の17% を占める。 年間に消費財に1250億ドルを使う。 その特徴は、テクノロジー崇拝、広告への懐疑、 ブランド価格よりも個人的なスタイルに魅力を感じる。 企業家の比率が高い。 従業員ならば、すぐ会社を変わる。 コンピューターの前に座っているのが好きで、 Eコマースがお気に入り。 効果的なインターネット・マーケティングを行えば、 購買に結びつく。


ガーゴイル

オトーサン、 「ガーゴイル? 知らんなあ」 辞書を引くと、 ゴシック建築で怪物の像に作った樋嘴とあります。 「ああ、そうか、ノートルダム寺院にあった奴か」 原題:Trouble Every Day (2001)    Gargoyle 監督:Claire Denis 脚本:Claire Denis / Jean-Pol Fargeau Genre: Horror / Thriller Country: France / Germany / Japan Language: English / French 上映時間:101分 あらすじ: シェーンと新妻ジューンは、ハネムーンでパリへ。 同じ頃、パリの女、コアが抑さえようのない衝動に駆られていた。 「ああ、セックスの最中に、男を殺し、肉をむさぼりたい」 シェーンも、また、何とか自分を抑えようとしてたものの、 同じような妄想に駆られていた。 女性の夫である医者とシェーンとの間には奇妙な縁があった。 物語は、シェーンの歪んだ欲望と治癒法の探求を軸に進む。 出演者: Vincent Gallo .... Shane(シェーン) Beatrice Dalle .... Core (コア) Tricia Vessey .... June(ジューン) オトーサン、 「吸血鬼か、こいつら」 主役の2人、ビンセント・ギャロとベアトリス・ダルが、 えもいわれぬ気味の悪い雰囲気を醸し出していました。 VINCENT GALLO ビンセント・ギャロ 誕生日 1962/4/11 出身 米ニューヨーク州バッファロー 活躍度 △↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1983年「THE WAY IT IS」 1987年「DOC'S KINGDOM」 1990年「グッドフェローズ」 1991年「KEEP IT FOR YOURSELF」 1992年「アリゾナ・ドリーム」 1994年「愛と精霊の家」「U.S. GO HOME」 1996年「ネネットとボニ」「フューネラル」      「パルーカヴィル」「バスキア」△ 1997年「気まぐれな狂気」 1998年「バッファロー66’」◇「GO!GO!L.A.」◇      「パトリシア・アークエットのグッバイ・ラバー」◆ 1999年「トリック・ベイビー」◇「TROBLE EVERYDAY」 2000年「コード」◆「ダウンタウン81」 2001年「ガーゴイル」「ストランデッド」 2003年「ブラウン・バニー」◇ BEATRICE DALLE ベアトリス・ダル 誕生日 1964/12/19 出身 仏ルマン 繊細で感情表現豊かなセクシー女優。 18歳の時「フォト・レビュー」誌に写真が掲載されたことが きっかけで映画界へ。 86年ジャン・ジャック・ベネックス監督 「ペティー・ブルー/愛と激情の日々」のベティ役で 主演映画デビュー。 その他の代表作は「シメール」「サバス」など。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1986年「ベティ・ブルー/愛と激情の日々」 1988年「サバス」 1989年「ボブ・ノワール/魅惑の館」「シメール」 1990年「女の復讐」 1991年「ナイト・オン・ザ・プラネット」 1992年「ベティ・ブルー/インテグラル」      「ブリジット/女が男を奪う時」 1994年「彼女たちの関係」「パリ18区、夜。」 1996年「L・S・D」 1997年「ブラック・アウト」 2001年「ガーゴイル」 その他の出演者: Alex Descas .... Leo Florence Loiret .... Christelle Nicolas Duvauchelle .... Erwan Raphael Neal .... Ludo Jose Garcia .... Choart Helene Lapiower .... Malecot Marilu Marini .... Friessen Aurore Clement .... Jeanne Bakary Sangare .... Night Guard Lionel Goldstein .... Receptionist Celine Samie .... Woman in Bra Arnaud Churin .... Truck Driver User Rating: 5.6/10 (588 votes) オトーサン、 「低いスコアだ」 User Comments: Embalmerさん Chyby,Poland 2003年9月14日 魅了させられる この映画、これまで見たうちで、 最も、驚くべきホラー映画だ。 シェーンとジューンは、ハネムーン旅行でパリに着く。 だが、シェーンには、別の目的があるようだった。 妻を置き去りにして、レオという名の誰かを探している。 レオは、調査被験者を持っていて、 それが、屋根裏部屋に閉じ込めた愛人のコアだった。 コアは、実に危険だった。 というのも、若者を誘惑して、ベッドに連れこみ、 セックス中に、そいつを殺すからだった。 首に噛みつき、その血を自分の体に塗りたくるのだ。 実に正視できないが、顔に噛みつくシーンもある。 単調で、テンポののろい映画なので、 ハリウッドのホラー映画フアンは、がっかりするだろう。 だが、深く考えさせられる素晴らしい作品である。 ホラー映画フアンならば、 この不快な珠玉の作品は、一見に値するだろう。 オトーサン、 「どうも、難解だなぁ」 どうしても、通俗的な本家・吸血鬼と比べてしまいます。 現代版の吸血鬼を意図したのでしょう。 女性の生理を感じさせるシーンが随所に出てきて、 それが奇妙なホラーの味を出しているのです。 「そういえば、監督は女性だったな」 オトーサン、 「どういうひとかな?」 海外映画俳優マガジン、IMDBのいづれにも 経歴が出ていませんでした。 以下のサイトを探り当てたので、翻訳しましょう。 http://www.egs.edu/faculty/denis.html 「クレア・デニスは、パリ在住の映画監督。 異文化間の緊張や家族のトラブルといった人間の条件への 恐れを知らぬ探求心で国際的に知られている。 IDHEC(French Film School)を卒業した後 Jacques Rivette、Costa-Gavras、Jim Jarmusch、 そして、Wim Wendersの助監督を勤めた。 デビュー作の"Chocolat"(1988)は、 植民地主義についての瞑想をテーマにしたもので、 批評家から絶賛された。 "US Go Home" (1994)、 "Nenette and Boni"(1997)、 "Good Work (Beau Travail)"(1999)、 "Trouble Every Day"(2001)、 "Friday Night"(2003) といった作品で、 現代フランスの残酷な衝動とフランス映画の叙情を 調和させることのできる映画監督として、その名声を確立した。 バンドのリーダーであり、女優でもあり、 Venus Beauty Institute (2000)や フランスのTV映画の監督として有名である。 現在、Jean-Luc Nancyに触発された映画を撮影中である。 オトーサン。 「また、分からなくなってきたぞ。 Jean-Luc Nancyって、何者なんだ?」 これも、ネットに出ていました。 http://www.iep.utm.edu/n/JLNancy.htm 「フランスの哲学者のようだ。 でも、これは、もう翻訳しないぞ」 The French philosopher Jean-Luc Nancy (1940) is becoming more and more popular. Up until now, he has written more than twenty books and hundreds of texts or contributions to volumes, catalogues and journals. His philosophical scope is very broad : from On Kawara to Heidegger, from the sense of the world and the deconstruction of Christianity to the Jena-romantics of the Schlegel-brothers. Nancy is influenced by philosophers like Jacques Derrida, Georges Bataille and Martin Heidegger. He became famous with "The Inoperative Community"(1991), at the same time a work on the question of community and a comment on Bataille. He has also published books on Heidegger, Kant, Hegel and Descartes. One of the main themes in his work is the question of our being together in contemporary society. In "Being Singular Plural"(2000) Nancy deals with the question how we can still speak of a 'we' or of a plurality, without transforming this 'we' into a substantial and exclusive identity. What are the conditions to speak of a 'we' today? オトーサン、 「What are the conditions to speak of a 'we' today? (今日、"われわれ”と言い得る条件とは何か?) そうだよなぁ。 "われわれ"日本人は、なんて エライヒトに言われたら、シラケルよなぁ」 "わが社は”というのも、同じ。 三菱の社員なんか、そんなこと言われたら、ゾッとするかも。 いや、それとも、いまだにウレシイのかなあ?」 いずれにせよ、この映画の監督は、 現代社会のありようや哲学に興味があるようです。


レボリューション めぐり逢い

オトーサン、 冒頭、ジョージの銅像を引き倒し、 その頭を海に投げ捨てるシーンがありました。 幸い、ジョージ・ブッシュ大統領ではなく、 英国王ジョージ3世(1738‐1820)でした。 モーツァルトに御前演奏をやらせたりした文化人でしたが、 晩年は、植民地アメリカを失い、悲惨でした。 「そうか、昔、米国の敵は、英国だったんだ」 原題:Revolution (1985)    Revolution 1776 監督:Hugh Hudson 脚本;Robert Dillon Genre: War / Adventure / Western (more) Country: UK / USA / Norway Language: English 上映時間:126分 あらすじ: NYの猟師、トムは、 不本意にも、アメリカ革命に参加させられる。 息子のネッドが、卑劣な軍曹ピーシーによって 軍隊に徴収されたからだ。 トムは、息子を探し、やがて植民地の自由独立のために 反体制派の貴族の娘デージーとともに、 断固、英国軍と戦うようになる。 トムが心変わりするなか、 戦争は、いよいよエスカレートしていった。 出演者: Al Pacino .... Tom Dobb (トム) Donald Sutherland .... Sgt. Maj. Peasy (ピーシー) Nastassja Kinski .... Daisy McConnahay(デイジー) オトーサン、 「アル・パチーノ、ちょっと精彩ないなあ。 あるいは、役柄のせいかも...」 AL PACINO アル・パチーノ 誕生日 1940/4/25 出身 米ニューヨーク州イーストハーレム 69年「ナタリーの朝」で映画デビュー。 72年「ゴッドファーザー」、90年「ディック・トレイシー」、 92年「摩天楼を夢みて」でアカデミー助演男優賞にノミネート。 73年「セルピコ」、74年「ゴッドファーザーPART2」、 75年「狼たちの午後」、79年「ジャスティス」で アカデミー主演男優賞にノミネートされる。 92年「セント・オブ・ウーマン 夢の香り」で アカデミー主演男優賞受賞。 96年「リチャードを探して」で初監督。 活躍度 ◎→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆☆☆ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1969年「ナタリーの朝」 1971年「哀しみの街角」 1972年「ゴッド・ファーザー」 1973年「スケアクロウ」「セルピコ」 1974年「ゴッド・ファーザーPART2」 1975年「狼たちの午後」 1977年「ボビー・デアフィールド」 1979年「ジャスティス」 1980年「クルージング」 1982年「喝采の陰で」 1983年「スカーフェイス」 1985年「レボリューション めぐり逢い」 1989年「シー・オブ・ラブ」 1990年「ゴッド・ファーザーPART3」      「ディック・トレーシー」 1991年「イン・ベッド・ウイズ・マドンナ」      「恋のためらい/フランキーとジョニー」 1992年「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」◇           「摩天楼を夢見て」 1993年「カリートの道」 1995年「ヒート」◇「アル・パチーノ/天国の約束」 1996年「訣別の街」      「アル・パチーノのリチャードを探して」 1997年「ディアポロス」◇「フェイク」◇ 1998年「チャイニーズ・コーヒー」 1999年「エニイ・ギブン・サンデー」◇「インサイダー」◇ 2002年「インソムニア」「ニューヨーク 最後の日々」◇      「シモーヌ」◇ 2003年「リクルート」◇ NASTASSJA KINSKI ナスターシャ・キンスキー 誕生日 1961/1/24 出身 独ベルリン 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1975年「まわり道」 1976年「悪魔の性キャサリン」 1977年「レッスンC」 1978年「今のままでいて」 1979年「テス」◇ 1982年「キャット・ピープル」◇      「ワン・フロム・ザ・ハート」◇ 1983年「EXPOSED」「哀愁のトロイメライ」      「溝の中の月」◇ 1983年「愛と死の天使」◇      「クララ・シューマン物語 哀愁のトロイメライ」 1984年「ホテル・ニューハンプシャー」      「殺したいほど愛されて」「パリ、テキサス」      「マリアの恋人」 1985年「テラー・オン・テープ」「ハーレム」      「レボリューション めぐり逢い」 1987年「恋の病」「マグダレーナ 美しき娼婦」 1989年「ムーンリットナイト」 1990年「TORRENTS OF SPRING」「太陽は夜も輝く」 1993年「時の翼に乗って/ファラウェイ・ソー・クロース!」 1994年「ハードジャッカー」「ターミナル・ベロシティ」◇       「ブロンド」 1997年「ファーザーズ・デイ」「リトル・ボーイ・ブルー」      「ワン・ナイト・スタンド」◇      「ザ・タブー 暴かれた衝撃」 1998年「セイヴィア」◆      「スーザンズ・プラン 殺せないダーリン」◇ 1999年「マイ・ハート,マイ・ラブ」◆「ロスト・サン」◇      「イントルーダー 侵入者」 2000年「バイオ・クライシス」◇ 2001年「フォルテ」「罠」(TM)「めぐり逢う大地」      「エクスタシー・ワンス・モア 愛をもう一度」◇ その他の出演者: Joan Plowright .... Mrs. McConnahay Dave King .... Mr. McConnahay Steven Berkoff .... Sgt. Jones John Wells .... Corty Annie Lennox .... Liberty Woman Dexter Fletcher .... Ned Dobb Sid Owen .... Young Ned Richard O'Brien .... Lord Hampton Paul Brooke .... Lord Darling Eric Milota .... Merle Felicity Dean .... Betsy Jo Anna Lee .... Amy User Rating: 4.4/10 (758 votes) オトーサン、 「えっ、なんで、こんなに低いの?」 User Comments: xokatyxoさん London, England 2001年9月13日 話に聞いているほど悪くはない.. 私は、驚き、かつ、嬉しかった。 ひとの噂話を信じてはならないということが 今回、証明されたからだ。 批評家たちは、アル・パチーノの長いキャリアのなかで この映画が最も不出来であると評していた。 だが、なぜ、そんなに嫌うのか分からない。 アル・パチーノは、トム役で実にいい演技をしていた。 戦争シーンもよく撮れていたし、助演陣もよかった。 歴史考証が不正確ということもなかった。 では、何が問題なのだ。 アル・パチーノのアクセントだが...悪くはないと思う。 (批評家たちの最大の攻撃対象が、このアクセントだった) 確かに、アクセントは、ところどころ変わっていた。 だが、彼が演じている口数少なくパッとしない無学な男や、 映画の舞台となっている文化的混乱の時代を考慮するならば、 アクセントがふらふらしたところで何の問題もないと思う。 彼は、あるときは、NYっ子のアメリカ人訛りで、 あるときは、田舎の英国人やアイルランド人訛りでしゃべるが、 私には、正直なところ、まったく気にならなかった。 "Most Ridiculous Accent Award"に該当するのは、 猟犬狩りを指揮した勿体ぶった英国の大尉だと思う。 彼の演技やアクセントには、ほとほと呆れはてた。 オトーサン、 「変だなあ、このDVDの画像?」 全く、ピントが合っていないのです。 あるいは、海賊版なのかも知れません。 TV画面をビデオカメラで盗み撮りしたような感じなのです。 ところで、反体制派の貴族の娘を演じた ナスターシャ・キンスキー、演技が巧いうえに、 好みのタイプなので、IMDBで経歴を調べてみました。 「映画俳優クラウス・キンスキーの娘。 女優ポーラの妹、ララ・Naszinskyの従妹にあたる。 英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロシア語を 流暢に話す。 菜食主義者であり、国際赤十字を支援している。 80年代初期には、デミ・ムーアと アパートをシェアしていたこともある。 身長は169cm。 スリーサイズは、33-23-33 1/2inch。 なお、彼女には、愉快なエピソードがある。 若気の至りで、数回無賃乗車したが、 その代償として病院で働くよう宣告されたのに、従わなかった.. 1978年、すでに有名女優になっていたが、 ついに逮捕され、刑務所に収容された。 5日後、模範囚ということで、すぐに釈放された。 1984年、Ibrahim Moussaと結婚し、娘 Sonjaと 息子 Aljoshaをもうけたが、1992年に離婚。 息子が14歳になったとき、割礼させようようとして、 別れた夫から止められたこともある。 再婚した相手は、クインシー・ジョーンズ。 2人の間には、1人娘 Keniaがいる。 オトーサン、 「えっ? 五ケ国語を流暢にしゃべる?  えっ? クインシー・ジョーンズと再婚?」 詳しくは,下記サイトをご覧ください。 http://www2.yamaha.co.jp/himekuri/view.html?ymd=19990314 また、父親の経歴も載っていました。 「そうか。彼女、芸能一家なんだ。 道理で、演技が巧いはずだ」 KLAUS KINSKI クラウス・キンスキー 誕生日 1926/10/18-1991/11/23 出身 ポーランド・グダニスク 出演作 1951年「暁前の決断」 1954年「戦場の叫び」 1957年「愛する時と死する時」 1961年「偽の売国奴」 1963年「黒い鮫」「怪人マブゼ犯罪指令」 1964年「大酋長ウィネットー」 1965年「秘密大戦争」「イスタンブール」      「ドクトル・ジバゴ」 1966年「夕陽のガンマン」 1967年「群盗荒野を裂く」「カルメン・ベビー」      「美人殺人部隊」「ドラゴン捜査網」      「盗みのプロ部隊」「裏切りの荒野」 1968年「砂塵に血を吐け」「バスタード」      「殺しが静かにやって来る」      「マルキ・ド・サドのジュスティーヌ」 1969年「栄光の戦場」「ビーナスの誘惑」 1970年「ドラキュラ吸血のデアボリカ」 1971年「ガンマン無頼 地獄人別帖」 1973年「アギーレ・神の怒り」「暗殺の掟」 1974年「バイオスパン/暗黒の実験」 1975年「ミスター・ノーボディ2」 1976年「マダム・クロード」 1977年「チェイサー」 1978年「地獄の勇者たち」 1979年「ノスフェラトウ」「ヴォイツェック」      「キラー・トラック」 1980年「スキゾイド」「恐るべき訪問者」 1981年「新・おかしな二人/バディ・バディ」 1982年「フィツカラルド」「ザ・ソルジャー」      「上海異人娼館」「チャイナドール」 1983年「アンドロイド」 1984年「リトル・ドラマー・ガール」「クリーチャー」 1985年「コマンド・レオパルド」「マクブライドの復讐」      「狼どもの戦場」 1986年「スター・ナイト」「クロールスペース」 1987年「タイム・ソルジャー/時の侵入者」      「コブラ・ヴェルデ」 1988年「バンパイア・イン・ベニス」 1989年「パガニーニ」 1999年「キンスキー、我が最愛の敵」


ヒーロー/靴をなくした天使

オトーサン、 「彼が出ているなら、間違いないだろう」 ダスティン・ホフマン主演の映画、 ちんけな盗人が、図らずもヒーロ−へ。 原題:Hero (1992)    Accidental Hero 監督:Stephen Frears 原作;Laura Ziskin / Alvin Sargent/ David Webb Peoples 脚本:David Webb Peoples Genre: Comedy / Drama 上映時間:117分 あらすじ: バーニーには、辛い時期だった。 別れた妻は、彼を憎悪し、 親権を取り上げ、息子に会わせてくれない。 挙句の果て、警官に罠をしかけられる。 たまたま現場に居合わせ、 墜落した航空機から乗客たちを救助するが、 その際、片方の靴を失う。 運に見放された盗人だったのに、 救助の功績で大金を得るチャンスがやってきた。 だが、救助をしたのは自分だと名乗る人物が出現したのだ。 出演者: Dustin Hoffman .... Bernard 'Bernie' Laplante (バーニー) Joan Cusack .... Evelyn Laplante(エヴリン) Geena Davis .... Gale Gayley, Channel 4 News Reporter(ゲイル) Andy Garcia .... John Bubber(ジョン) オトーサン、 「さすが、ダスティン・ホフマン!」 下積み生活が長かったことが幸いして、 ちんけな人物を演じさせると、冴えています。 TVレポーター・ゲイルを演じたジーナ・デイビス、 ニセのヒーローを演じたアンディ・ガルシア、 さらに、別れた妻を演じたジョーン・キューザック、 この3人の演技、みんな魅力的でした。 長くなるので、経歴紹介は、 ジーナ・デイビスとアンディ・ガルシアの 両名に絞りましょう。 GEENA DAVIS ジーナ・デイビス 誕生日 1957/1/21 出身 米マサチューセッツ州ウェアハム ボストン大学で演技を学び、下積み生活を経て、モデルに。 下着メーカーのカタログで彼女を見た シドニー・ポラック監督に抜擢され、 82年「トッツィー」で映画デビュー。 88年「偶然の旅行者」でアカデミー助演女優賞受賞。 91年「テルマ&ルイーズ」で アカデミー主演女優賞にノミネートされる。 過去にはジェフ・ゴールドブラム(87-90)、 レニー・ハーリン監督(93-98)と結婚していた。 現在は4度目となる。 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆☆★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1982年「トッツィー」 1985年「フレッチ/殺人方程式」      「突撃バンパイア・レポーター」 1986年「ザ・フライ」 1988年「ビートルジュース」「偶然の旅行者」 1989年「ぼくの彼女は地球人」 1990年「クィック・チェンジ」 1991年「テルマ&ルイーズ」 1992年「プリティ・リーグ」      「ヒーロー/靴をなくした天使」 1994年「愛に気づけば」「眠れない夜はあなたと」 1995年「カットスロート・アイランド」 1996年「ロングキス・グッドナイト」 1999年「スチュアート・リトル」 2002年「スチュアート・リトル2」 ANDY GARCIA アンディ・ガルシア 誕生日 1956/4/12 出身 キューバ・ハバナ 5歳の時、フィデル・カストロがキューバで政権を執り、 両親が国外追放され、アメリカのマイアミ・ビーチへ移住。 そこでフロリダ国際大学に入学。 「ゴッドファーザーPARTV」のヴィセント・マンシーニ役で アカデミー賞にノミネートされる。 活躍度 ○↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1979年「地上より永遠に」(TM) 1983年「ナイト・イン・ヘブン」 1984年「ロンリー・ガイ」「殺しの季節」 1986年「800万の死に様」 1987年「アンタッチャブル」◆ 1988年「アメリカン・ルーレット」      「堕ちこぼれの天使たち」 1989年「ブラック・レイン」 1990年「背徳の囁き」「テロリストを撃て」      「ゴッドファーザーPARTV」 1991年「愛と死の間で」 1992年「ヒーロー/靴をなくした天使」      「ジェニファー8」 1994年「男が女を愛する時」 1995年「デンバーに死す時」 1996年「悪魔たち天使たち」 1997年「N.Y.検事局」「絶体×絶命」◇      「奴らに深き眠りを」「デス・イン・グラナダ」      「ザ・ロスト・シティ」「ロルカ、暗殺の丘」 1998年「ピース・ア・ケイク」「スカルパー」 1999年「揺れる評決」◇「ラストチャンスをあなたに」 2000年「消滅水域」 2001年「オーシャンズ11」「沈黙の行方」「エゴイスト」 2002年「コンフィデンス」 その他の出演者; Kevin J. O'Connor .... Chucky, Channel 4 News Cameraman Maury Chaykin .... Winston, Bernie's Landlord Stephen Tobolowsky .... James Wallace, Channel 4 Station Manager Christian Clemenson .... James Conklin, Channel 4 News Reporter Tom Arnold .... Chick the Bartender Warren Berlinger .... Judge Goines Cady Huffman .... Flight Attendant Leslie Sugar Susie Cusack .... Donna O'Day, Bernie's Public Defender James Madio .... Joey Laplante, Bernie's Son Richard Riehle .... Robinson, Bernie's Boss Daniel Baldwin .... Fireman Denton User Rating: 6.2/10 (3,845 votes) オトーサン、 「こりゃ、おかしい」 User Comments: bobqwatsonさん Paris, France 2004年4月18日 あまりに評価が低い。 この映画、批評家によって誤り伝えられている。 まったくと言っていいほど分かっていない社会批評である。 人間性というものをダイナミックに把握していない。 これは、哲学的な傑作ではない。 衒いとは無縁の映画である。 ヒーローは、ハリウッドそのもの。 当時のハリウッドが送り出すことができた最高の作品である。 筋書きは巧みで、脚本は機知に富んでいる。 登場人物たちも興味深い。 演技は、きちんとしている。 ダスティンは、素晴らしかった。 人間の感情の微妙さを次々と暴露するわけではないが、 ある大事な意味を強く訴えかけてくる。 すなわち、プライドである。 言い換えれば、あなたを幸せな気分にしてくれる。 かといって、観客にプライドの大事さを迫るものではない。 それなりに気楽に見ればいいのだ。 何度見てみても、充分楽しめる。 真面目に勉強しないと分からないというものでもない。 楽しみを求めて映画をみたがっている 知的な映画フアンには、最高の映画である。 この映画、意味・内容が、すばらしい。 ハリウッドで最高の作品だ。 オトーサン、 「確かに、スコアは低すぎる」 この映画、名画です。 チャンスがあれば、ぜひ見てください。


天国の門

オトーサン、 「219分。ということは...3時間39分か!」 見る前に、既に疲れが溜まってしまいそうです。 でも、名画「ディア・ハンター 254」の監督作品です。 原題:Heaven's Gate (1980)    Johnson County Wars 監督・脚本:Michael Cimino Genre: Western / Drama 上映時間:219分 あらすじ: マイケル・チミノ監督の暗いアンチ西部劇。 1890年のワイオミング州での出来事をベースにしている。 保安官ジェームスは、移民の農夫たちを 裕福な牧畜業者たちから護ろうとしている。 また、愛するエラをめぐり、殺し屋ネートとも争っている。 2人とも、牧畜業者たちと移民たちとの間の 壮絶な争いには、疑問を抱いている。 欧州からの移民たちは、フロンティアで 新しい人生を築こうとしていたのに、 そこには残忍な殺しあいが待っていた。 出演者: Kris Kristofferson .... James Averill(ジェームス) Christopher Walken .... Nathan D. Champion(ネート) Isabelle Huppert .... Ella Watson (エラ) オトーサン、 「お疲れさん」 この超大作、演技のほうも大変だったでしょう。 敬意を表して、長くなりますが、 3人の経歴を紹介しましょう。 KRIS KRISTOFFERSON クリス・クリストファーソン 誕生日 1936/6/22 出身 米テキサス州ブラウンズヴィル 父は空軍大佐。 奨学金でオックスフォード大学に進学。 帰国後、陸軍士官学校に入り、優秀ぶりが評価された。 後にウェスト・ポイントで英文学の講師を務めるが、 カントリーに魅せられ、 ジョニー・キャッシュの勧めで60年代後半より シンガーソング・ライターとして活動を開始。 70年アルバム「クリストファーソン」でデビューし、 「うつろな日曜日」「ひとりぼっちの夜」などの名曲を生む。 映画は70年「CISCO PIKE」から本格的に出演。 78年「ソングライター」 86年「トラブル・イン・マインド」では自ら曲も作った。 活躍度 △↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1970年「CISCO PIKE」 1971年「ラストムービー」 1973年「ビリー・ザ・キッド/21才の生涯」 1974年「ガルシアの首」 1975年「アリスの恋」 1976年「午後の曳航」「恐怖の暴力自警団」      「スター誕生」 1977年「タッチダウン」「コンボイ」 1978年「ソングライター」 1979年「フリーダム・ロード」(TM) 1980年「華麗なる陰謀」「フラッシュポイント」 1981年「天国の門」 1984年「フラッシュポイント」 1985年「荒野のアウトロー」(TM) 1986年「トラブル・イン・マインド」「駅馬車」 1987年「アメリカ」(TM)      「デッド・オア・アライブ」(TM) 1988年「ピーウィー・ハーノンの空飛ぶサーカス」 1989年「ミレニアム/1000年紀」 1992年「ノー・プレイス・トゥ・ハイド」 1993年「サイボーグ・キラー」      「パニック・イン・ザ・ビルディング」(TM) 1995年「ワイト島1970/懐かしきロックの残像」 1996年「ロングロード」「真実の囁き」      「ブルー・ロデオ 心に届く星」(TM) 1997年「ガールズナイト」「沈黙の断崖」 1998年「ダンス・ウィズ・ミー」「ブレイド」◆      「シャンヌのパリ そしてアメリカ」◇ 1999年「ペイバック」◆「最果ての地」 2001年「PLANET OF THE APES/猿の惑星」◆ 2002年「D−TOX」「ブレイド2」      「チェルシーホテル」 CHRISTOPHER WALKEN クリストファー・ウォーケン 誕生日 1943/3/31 出身 米ニューヨーク・クイーンズ 活躍度 ○↑ 母が熱心なステージママであったため、 幼い頃から演技とダンスを学び、 テレビで二人の兄と共に子役として活躍。 59年、ブロードウェイ・デビュー。 ホストフラ大学進学で一時俳優活動を休止後、舞台に復帰。 その後、アクターズ・スタジオで学び、 71年「盗聴作戦」で映画デビュー。 78年「ディア・ハンター」でアカデミー助演男優賞受賞。 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1971年「盗聴作戦」 1972年「マインド・スナッチャー/恐怖の人体実験」 1976年「グリニッジ・ビレッジの青春」 1977年「アニー・ホール」「センチネル」「ローズランド」 1978年「ディアハンター」◆アカデミー助演男優賞 1980年「天国の門」「戦争の犬たち」 1981年「ペニーズ・フロム・ヘプン」「アステカの秘宝」 1982年「アクターズ・ラブ」 1983年「デッド・ゾーン」「ブレイン・ストーム」 1985年「007/美しき獲物たち」 1986年「ロンリー・ブラッド」「ウォーゾーン/虐殺報道」 1988年「ミラグロ/奇跡の地」「ホームボーイ」      「ブルースが聞こえる」 1989年「コミュニオン/遭遇」 1990年「キング・オブ・ニューヨーク」「迷宮のヴェニス」 1991年「マクベイン」「ミッドナイトチェイサー」      「ミストレス」 1992年「バットマンリターンズ」◆ 1993年「ウェインズ・ワールド2」「流血の絆」      「トゥルー・ロマンス」 1994年「パルプ・フィクション」 1995年「デンバーに死す時」「サーチ&デストロイ」      「ゴッド・アーミー/復讐の天使」      「ニック・オブ・タイム」      「アディクション」◆ 1996年「フューネラル」「バスキア」      「ラストマン・スタンディング」◆「ワイルド・サイド」 1997年「TOUCH<タッチ>」      「エクセス・バゲッジ」「マウス・ハント」◆ 1998年「イルミネイト」「アンツ」(声)「メビウス」◇      「天井桟敷のみだらな人々」 1999年「タイムトラベラー/きのうから来た恋人」◆      「スリーピー・ホロウ」◆「シシリアン 虐殺の地」 2001年「マリー・アントワネットの首飾り」◆      「アメリカン・スウィートハート」◆ 2002年「スチュアート・リトル2」(声)      「キャッチ・ミー イフ・ユー・キャン」      「カントリー・ベアーズ」◇ 2003年「カンガルージャック」      「ランダウン ロッキング・ザ・アマゾン」 ISABELLE HUPPERT イザベル・ユペール 誕生日 1955/3/16 出身 仏パリ 活躍度 ○→ 大学時代に演劇に興味を持ち、パリのコンセルバトワールで学ぶ。 71年「夏の日のフォスティーヌ」で映画デビュー。 78年「ヴィオレッテ NOZIERE」でカンヌ映画祭主演女優賞受賞。 88年「主婦マリーがしたこと」でベネチア映画祭、 モスクワ映画祭主演女優賞受賞。 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1971年「夏の日のフォスティーヌ」 1972年「夕なぎ」 1974年「バルスーズ」 1975年「ローズバッド」 1978年「ヴィオレッテ NOZIERE」 1979年「ブロンテ姉妹」 1980年「勝手に逃げろ/人生」 「天国の門」 1982年「パッション」 1983年「女ともだち」「ビエラ/愛の遍歴」 1987年「窓/ベッドルームの女」 1988年「悪霊」「主婦マリーがしたこと」 1990年「女の復讐」「マリーナ」 1991年「ボヴァリー夫人」 1992年「愛のあとに」 1994年「愛・アマチュア」 1995年「沈黙の女」 1996年「キュリー夫妻・その愛と情熱」 2001年「ピアニスト」 2002年「8人の女たち」「いつか、きっと」 その他の出演者: John Hurt .... Billy Irvine Sam Waterston .... Frank Canton Brad Dourif .... Mr. Eggleston Joseph Cotten .... Reverend Doctor Jeff Bridges .... John L. Bridges Ronnie Hawkins .... Wolcott Paul Koslo .... Mayor Geoffrey Lewis .... Trapper Richard Masur .... Cully Rosie Vela .... Beautiful girl Mary Catherine Wright .... Nell Nicholas Woodeson .... Small man User Rating: 6.2/10 (1,071 votes) オトーサン、 「もっと高いスコアでも、よいはず」 目を見張るようなシーンが、沢山あります。 反戦映画の秀作でしょう。 User Comments: Jack Landman San Antonio, TX 2004年3月15日 傑作だ。 そう思ったのは、たったの3人。 今日まで、 この「天国の門」を傑作と思ったのは、 私を含めて、たったの3人だった。 1970年以降に上映された名画、 "Little Big Man"(1970)、"Jeremiah Johnson"(1972)、 "The Outlaw Josey Wales"(1976)"、 "The Long Riders" (1980)に続く最後の素晴らしい西部劇である。 驚き、かつ嬉しかったのは、 IMDBに投書したひとのうち、 10点をつけたのは、わずか22.5% だった。 最近出版された"the Worst Movies of All Time"のなかには、 この「天国の門」が入っていた。 くさされたのは「クレオパトラ」以来20年ぶりのことになる。 一時期は、あの「クレオパトラ」を超える 最も予算を超過した映画といわれたほどだった。 映画撮影所のユナイテッド・アーチストがつぶれたのは、 この映画のせいであると非難された。 尤も、その後、映画撮影所は、みな左前になったが... 「ディア・ハンター」のヒットで 意気揚々のマイケル・チミノだったが、 この映画での予算超過が嫌われ、軽蔑された。 だが、それは明らかに嫉妬からだった。 チミノは、アメリカの歴史体験を 見事に洗練された手法で解説してくれた。 この映画、見逃すべきでない。 アメリカ映画を研究している真面目な学生ならば。 オトーサン、 「いやぁ、長かった。あー疲れた。 2時間程度に編集すれば、傑作になっただろうに」 この超大作に挑戦し、武運つたなく敗れた チミノ監督の経歴を見ておきましょう。 MICHAEL CIMINO マイケル・チミノ 誕生日 1943/11/16 出身 米ニューヨーク 監督作 1974年「サンダーボルト」 1978年「ディア・ハンター」 1980年「天国の門」 1985年「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」 1987年「シシリアン」 1990年「逃亡者」 1996年「心の指紋」 次に、IMDBから。 「映画が1本成功しただけで、 その後、ずっと楽にやっていけた監督は、 ハリウッド広しといえども、チミ−ノだけだろう。 一時期、クリント・イーストウッドの庇護者だった。 "Magnum Force" (1973)では、一緒に脚本を書き、 また、イーストウッドのために、 「サンダーボルト」と"Lightfoot" (1974) の脚本を書き、監督した。 悲痛なドラマ「ディア・ハンター」(1978)が絶賛され、 アカデミー賞の作品賞、監督賞、助演賞に輝き、 脚本賞にノミネートされた。 この成功で、ユナイテッド・アーチストから 白地手形を与えられたチミーノは、 予算が天井に届き、内容空疎で、財政的に破綻した 映画「天国の門」(1980)を作った。 この映画がこけて、会社は実質的に倒産した。 その後の「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」(1985) 「シシリアン」(1987)、「逃亡者」(1990) そのいずれも、ヒットしなかった。 才能に恵まれながらも、自分を押えられず、 過剰なまでの悲しみから逃れることができなかった」 オトーサン、 「人生いろいろ、監督もいろいろ。 いろいろあるから、映画は楽しい!」


マイルズ・フロム・ホーム

オトーサン、 「これも、リチャード・ギア」 ビデオ・レンタル店、お店によっては、 俳優別に陳列したりしているので、便利です。 原題:Miles from Home (1988)    Farm of the Year 監督:Gary Sinise 脚本:Chris Gerolmo Genre: Drama / Crime 上映時間:108分 あらすじ: 父親はアイダホ有数のトウモロコシ農家で、 フルシチョフが訪米した際、 模範農家として訪問したほどだった。 だが、息子たちの代になると、 不作や農機具の値上がりで経営は傾いていく。 そして、借金のかたとなった抵当流れで、農場を追われる。 兄弟2人は、 農民をいじめる銀行に強盗に入り、 農民たちの間でヒーローになる。 出演者: Richard Gere .... Frank Roberts(フランク) Kevin Anderson .... Terry Roberts (テリー) Helen Hunt .... Jennifer (ジェニファー) Penelope Ann Miller .... Sally (サリー) オトーサン、 「こりゃ、珍しい。 こんなに女っ気のないリチャード・ギアなんて」 経歴紹介は、昨日の今日ということで、省略しましょう。 ヘレン・ハントが、チョイ役で出ています。 HELEN HUNT ヘレン・ハント 誕生日 1963/6/15 出身 米カリフォルニア州ロサンゼルス 9才から子役としてテレビ出演。 77年映画デビュー。 92年からのテレビ・シリーズ「MAD ABOUT YOU」の ジェイミー役でエミー賞コメディ部門の主演女優賞を4度受賞。 97年「恋愛小説家」でアカデミー主演女優賞受賞。 99年7月にハンク・アザリアと結婚するが、翌年離婚。 活躍度 ○↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1973年「荒野のあした」(TM) 1986年「ペギー・スーの結婚」 1987年「プロジェクトX」 1988年「シューター もう一つのベトナム」「君がいた夏」      「マイルズ・フロム・ホーム」 1991年「ウォーター・ダンス」「オンリー・ユー」 1992年「ミスター・サタデー・ナイト」 1995年「死の接吻」 1996年「ツイスター」◇ 1997年「恋愛小説家」アカデミー主演女優賞 2000年「ペイフォワード 可能の王国」◇      「ハート・オブ・ウーマン」◇      「キャスト・アウェイ」◆      「Dr.Tと女たち」 2001年「スコルピオンの恋まじない」 その他の出演者; Jo Anderson .... Farmer's Wife Randall Arney .... Farmer Cox Terrence Beasor .... Radio Announcer Jason Campbell .... Young Frank Brian Dennehy .... Frank Roberts Sr. Francis Guinan .... Mr. Root Moira Harris .... Frank's Girl Judith Ivey .... Frances Terry Kinney .... Mark John Malkovich .... Barry Maxwell Laurie Metcalf .... Exotic Dancer Larry Poling .... Nikita Khrushchev Daniel Roebuck .... Young Trooper Laura San Giacomo .... Sandy Michael Talbott .... Pick-up Owner Eldon Trumm .... Farmer at Fairground User Rating: 5.3/10 (219 votes) オトーサン、 「ありゃ、低いなあ」 User Comments: Jack Sommersbyさん 1999年6月18日 心に訴えるものの欠陥映画。 はじめに、甘いトーンのシーンが続く。 Kevin Anderson とPenelope Ann Millerが、 アンダーソン家のオークションで出会い、 互いに強い力で惹かれあい、恋におちる。 ごく自然な輝かしいロマンティックなシーンで、 なぜ、いそいそと映画館に行くのかを思い出させてくれる。 その後はといえば、基本的には「農家を救ヘ!」で、 80年代半ばに、流行したテーマである。 例えば、"PLACES IN THE HEART"や COUNTRY;THE RIVER"がそうである。 筋書きそのものは、大したことはないが、 演技が、類例のないほど力強い。 俳優ゲーリー・シニーズが初挑戦した監督のほうも、 巧妙で抑制の効いたものだった。 これは、明るい気楽に見られる映画なので、 あまり緊張してみる必要はない。 ひたすらハートで観ること。 評価は、7.5。 オトーサン、 「この監督の名前、何度か聞いたことがある」 まずは、海外映画俳優マガジン。 監督のほうには、経歴が出ていませんでしたが、 俳優のほうに出ていました。 「"白いカラス"で、いい演技をしていたひとだ」 この夏の話題作ですが、この冬に英国に行ったときに、 機内でみました。 GARY SINISE ゲーリー・シニーズ 誕生日 1955/3/17 出身 米イリノイ州ブルーアイランド 17才から舞台に立ち、 大学卒業後、ステッペン・ウルフ劇団を設立し、 演出兼役者として活躍。 94年「フォレスト・ガンプ」のダン中尉役で アカデミー助演男優賞にノミネートされる。 88年「マイルズ・フロム・ホーム」で監督デビュー。 活躍度 ○↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1992年「二十日鼠と人間」◇      「真夜中の戦場/クリスマスを送ります」 1993年「ジャック・ザ・ベア/みんな愛してる」 1994年「フォレスト・ガンプ/一期一会」 1995年「クイック・アンド・デッド」      「アポロ13」◆ 1996年「身代金」◆「アルビノ・アリゲーター」◆ 1998年「スネーク・アイズ」◆ 1999年「グリーンマイル」◆      「大人たちのシーズン」「イッツ・ザ・レイジ」      「ぼくが天使になった日」 2000年「ミッション・トゥ・マーズ」◇      「レインディア・ゲーム」◆ 2001年「クローン」◇ 2003年「白いカラス」◆ オトーサン、 次に、IMDBで経歴を詳しく。 ゲーリー・シニーズは、イリノイ州の Blue Islandに生まれた。 家族は、その後、Highland Parkに引越し、そこの高校に通った。 反抗的で、バンド演奏をしたり、勉強には身が入らなかった。 友人たちと、ふざけて"West Side Story"を演じたが、 最終日には、俳優の道に進む決心をしていた。 ゲーリーの演劇熱を本物にしたのは、ドラマを教えてくれた Barbara Pattersonのおかげだった。 1974年、ゲ−リーとTerry KinneyとJeff Perryは、 シカゴに、Steppenwolf Theatre Company を設立した。 最初は教会で上演していたが、 会社は大きくなり、シカゴでは知られる存在となった。 彼は、多くの演劇を演じたが、舞台監督もやった。 例えば、Sam Shepard の"True West"である。 その後、会社は、GaryとJohn Malkovichが主演する 作品をひっさげて、ブロードウェイに進出した。 ハリウッドへの進出は、スタイリッシュなTVシリーズ "Crime Story"のうちの2話の監督としてだった。 その後、リチャード・ギア主演で、 「マイルズ・フロム・ホーム」(1988)を監督した。 俳優として映画に初めて出演したのは、 第2次世界大戦の寓話"A Midnight Clear"(1992)だった。 同年、"Of Mice and Men"を監督・主演し、批評家から賞賛された。 しかし、一般に有名になるのは、1994年になってからである。 ヒットしたミニシリーズの"The Stand"に主演し、 続いて、「フォレスト・ガンプ」で、 障害をもち、苦悩するベテラン、ダン中尉役を華麗に演じ、 数多くの賞を受賞し、アカデミー賞にもノミネートされた。 1995年も多忙だった。 トム・ハンクスと「アポロ13」で共演し、また、 HBO映画"Truman"で主演したが、 この演技で、ゴールデン・グローブ賞を受賞し、 Screen Actors Guild Awards も受賞し、 さらに、エミー賞にもノミネートされた。 彼は、女優のMoira Harrisと結婚している。 彼女は、Steppenwolf companyの創業時のメンバーだった。 2人の間には、Sophie、 McCanna、Ellaの3人の子供がいる。 父親は、脚本家のRobert L. Sinise, A.C.Eである。


天国の日々

オトーサン、 久しぶりに、新橋TSUTAYAへ。 今週分として、6本借りることにします。 「2590円は高いなあ。1本あたり400円か」 原題:Days of Heaven (1978) 監督・脚本:Terrence Malick Genre: Drama 上映時間:95分 あらすじ: 20世紀初頭、若いカップルのビルとアビーは、 シカゴで暮らしているが、世間的には兄と妹で通している。 貧乏暮らしと重労働にイヤ気がさし、南部に向かう。 少女リンダも一緒に旅をする。 (彼女は、この映画のナレーター役でもある) テキサス州パンハンドルの農場で雇ってもらう。 収穫が終わると、若く金持ちでハンサムな農場主が アビーを見初めて、滞在するようにと言ってくれる。 農場主は、重病に冒され、余命1年。 そこで、アビーは、ビルと相談して、 経済的な苦境を切りぬけるために、 その結婚の申し込みを受け入れることにする。 だが、農園主は、回復してしまう。 嫉妬とあせりの色が濃くなるなか、避け難い事件が起きる。 出演者: Richard Gere .... Bill (ビル) Brooke Adams .... Abby (アビー) Sam Shepard .... The Farmer(農場主) オトーサン、 「おお、久しぶり、若いなあ」 リチャード・ギア、何と29歳ですよ、29歳! 相手役のブルック・アダムスも、好感がもてました。 RICHARD GERE リチャード・ギア 誕生日 1949/8/31 出身 米ペンシルバニア州フィラデルフィア ニューヨーク・シラキュースで育つ。 マサチューセッツ大学で哲学と演劇を学ぶが、 中途退学して、プロビンスタウン・プレイハウスでの 夏期興行で舞台デビュー。 75年「警視総監への報告」で映画デビュー。 78年「天国の日々」で初主演し、 ダヴィッド・ディ・ドナッティロ賞外国映画部門主演男優賞受賞。 賞歴は少ないが、 「プリティ・ウーマン」「愛と青春の旅立ち」など 恋愛映画の主人公役としては確固たる地位を築いている。 活躍度 ◎→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1975年「警視総監への報告」      「ニューヨーク麻薬捜査線」 1977年「ミスター・グッドバーを探して」 1978年「天国の日々」「愛の断層」 1979年「ヤンクス」 1980年「アメリカン・ジゴロ」 1982年「愛と青春の旅だち」 1983年「ブレスレス」「愛と名誉のために」 1984年「コットンクラブ」 1985年「キング・ダビデ/愛と闘いの伝説」 1986年「キングの報酬」      「ノー・マーシィ/非情の愛」 1988年「マイルズ・フロム・ホーム」 1990年「背徳の囁き」「プリティ・ウーマン」◇ 1991年「八月の狂詩曲」 1992年「愛という名の疑惑」 1993年「ジャック・サマースピー」「心のままに」 1994年「わかれ路」 1995年「トゥルーナイト」 1996年「真実の行方」◇ 1997年「ジャッカル」◇「赤い迷路」      「北京のふたり」◇ 1998年「レッド・コーナー」◇ 1999年「プリティ・ブライド」◇ 2000年「オータム・イン・ニューヨーク」◇      「Dr.Tと女たち」◇「プロフェシー」◇ 2002年「運命の女」◇ BROOKE ADAMS ブルック・アダムス 誕生日 1949/2/8 出身 米ニューヨーク 92年にトニー・シャルホウブと結婚。 活躍度 ▲↓ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1976年「ゲシュタポ卍(ナチ)死霊軍団/カリブゾンビ」 1978年「天国の日々」「SF/ボディ・スナッチャー」 1979年「さらばキューバ」「男と恋と銀行泥棒」 1982年「勝利への大停電」 1983年「デッドゾーン」 1984年「フィービー・ケイツのレース」(TM) 1985年「陽気にフリンやろう!」 1985年「フィービー・ケイツのレースU」(TM)      「恋人たちの合鍵」 1987年「サバンナの宝石」 1991年「ブロス/やつらはときどき帰ってくる」      「チャイルド・ショック」      「ガス・フード・ロジング」 1992年「ラスト・ヒット」(TM) 1995年「ベビー・シッターズ・クラブ」 その他の出演者: Linda Manz .... Linda Robert J. Wilke .... The Farm Foreman Jackie Shultis .... Linda's friend Stuart Margolin .... Mill Foreman Tim Scott .... Harvest Hand Gene Bell .... Dancer Doug Kershaw .... Fiddler Richard Libertini .... Vaudeville Leader Frenchie Lemond .... Vaudeville Wrestler Sahbra Markus .... Vaudeville Dancer Bob Wilson .... Accountant Muriel Jolliffe .... Headmistress User Rating: 7.8/10 (2,629 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだなあ」 User Comments: R Culpepさん Atlanta, GA USA 2004年5月20日 時を超えた不朽の貴重な映画体験 テレンス・マリック監督は、 この静かで強烈な傑作によって、われわれに眼福を与えてくれた。 映画のあらゆる要素、会話、登場人物たちのシーン、 これまで見たうちで最高に効果的な映像と音楽を駆使して 物語を進めていく。 5感が喜びに打ち震える。 ナレーションと会話が用いられるときは、 情報を伝達するためというよりは、 シーンをフレッシュにするためである。 近年上映される他の多くの映画と比べると、会話は極端に少ない。 おそらく、作品の評価には時間がかかるのだろう。 この映画、26年も前に出来たが、いまだに全然古びていない。 この映画は、昨年、地方のアートハウスで 15週間もの長き!にわたって再上映された。 素晴らしかった。 この映画をつくった後、マリック監督は、 20年間もの長い間、映画をつくろうとしなかった。 この傑作に匹敵するものをつくれないと思ったからだし、 この素晴らしい映画を受け入れなかった観客に絶望したからだった。 出来がよく知的で大人の映画が好きだったら、 この映画を買うといい。 みんなに見せるべきだ! 私は、たまたま、この映画をみつけたが、死ぬほど夢中になった。 思わずむせび泣いた。 オトーサン、 「こりゃ、名画だ。 昔の田園地帯に住んでいるみたいだ。 なつかしい昔がここにある!」 収穫期がやってきました。 地平線までえんえんと続く黄金色に色づいた畑。 一陣の風が渡ってきて小麦たちが一斉にざわめきます。 でも、収穫期ともなると、 農夫たちには朝早くから日没までの 牛馬のような長時間労働が待っているのです。 その労苦を克服するために機械化がはじまっていて、 蒸気式のトラクター、脱穀機が登場しています。 馬車が主流ですが、初期のクルマの姿も散見できます。 勢いよく煙をあげてやってくるSLは、文明の到来を告げています。 でも、20世紀初頭には、こうした農場風景のすぐそばに、 数多くの野生動物たちが出没し、 清冽な川が陽光と戯れていたのです。 テレンス・マリック監督は、 その姿を永遠に残そうと決心したのでしょう。 実に丁寧に、望遠レンズと顕微鏡の画像を駆使して描いています。 エンニオ・モリコ−ネの音楽が、風のように自在でした。


スクール・オブ・ロック

オトーサン、 「ロックがガンガン。 題名見ただけで、頭が痛くなる...」 長い間、敬遠していましたが、 ニューズ・ウィーク誌が褒めていたので、 心変わりして、上映終了が近い映画館へ。 原題:The School of Rock(2003) 監督:Richard Linklater 脚本」Mike White Genre: Comedy / Music Rated PG-13 for some rude humor and drug references. Country: USA / Germany Language: English 上映時間:108分 あらすじ: ロックスターのデューイは、 自分のバンドからクビにされて、意気消沈している。 巨額の借金、そして憂鬱を抱えている。 友人の口利きで、厳格な私立小学校の代用教員の職を得る。 そのざっくばらんな態度が、生徒たちの心をつかむ。 10歳の神童、ザックに出会う。 彼は、デューイのバンド合戦に勝利をもたらし、 財政難を救ってくれる。 デューイは、再び脚光を浴びることになる。 出演者: Jack Black .... Dewey Finn(デューイ) Joan Cusack .... Rosalie Mullins(ロザリー) Joey Gaydos Jr. .... Zack (ザック) オトーサン、 「ジャック・ブラックの一人芝居!」 抱腹絶倒、満場喝采、6段腹をゆすっての熱演でした。 そして、校長役のジョーン・キューザック、 この兄弟姉妹をみると、 いつも橋本竜太郎元首相を思いだすのですが、 一風変わった味のある演技を見せています。 JACK BLACK ジャック・ブラック 誕生日 1969/4/7 出身 カナダ 映画デビューは「ボブ・ロバーツ」。 タナイシャスDというバンドでリードボーカルも務めている。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1992年「ボブ・ロバーツ」 1993年「デモリションマン」 1994年「ネバー・エンディング・ストーリー3」 1995年「デッドマン・ウォーキング」      「ウォーターワールド」 1996年「ケーブルガイ」「ザ・ファン」      「マーズ・アタック!」 1997年「ジャッカル」「モンタージュ・証拠死体」 1998年「エネミー・オブ・アメリカ」 1999年「クレイドル・ウィル・ロック」 2000年「ハイ・フェデリティ」◆ 2001年「愛しのローズマリー」◇      「マテリアル・ウーマン」◇ 2002年「アイス・エイジ」(声)      「オレンジ・カウンティ」 2003年「スクール・オブ・ロック」◇ JOAN CUSACK  ジョーン・キューザック 誕生日 1962/10/11 出身 米イリノイ州エバンストン ウィスコンシン大学や ペイブン・シアター・ワークショップで学ぶ。 80年「マイ・ボディ・ガード」で映画デビュー。 TVでは85年にコメディ番組「サタデー・ナイト・ライブ」 のレギュラー。 「ワーキング・ガール」「イン&アウト」で アカデミー助演女優賞にノミネートされる。 弟は俳優のビル・キューザック、ジョン・キューザック、 姉はアン・キューザック、妹はスージー・キューザック。 活躍度 ○↑ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1980年「マイ・ボディガード」 1983年「恋のスクランブル」 1984年「すてきな片思い」「グランドビューU・S・A」 1987年「恋はオールナイトで」「ブロードキャスト・ニュース」 1988年「イングリッシュマンinニューヨーク」  「愛されちゃってマフィア」      「ワーキング・ガール」 1989年「セイ・エニシング」 1990年「メン・ドント・リープ」「マイ・ブルー・ヘブン」 1991年「THE CABINET OF DR.RAMIREZ」 1992年「ヒーロー/靴をなくした天使」「トイズ」 1993年「アダムス・ファミリー2」 1994年「コリーナ、コリーナ」 1995年「9か月」 1996年「MR.WRONG」「TWO MUCH」 1997年「ポイント・ブランク」「イン&アウト」 1998年「隣人は静かに笑う」 1999年「プリティ・ブライド」「トイ・ストーリー2」(声)      「クレイドル・ウィル・ロック」 2000年「あなたのために」「ハイ・フィデリティ」 2003年「スクール・オブ・ロック」 その他の出演者: Mike White .... Ned Schneebly Sarah Silverman .... Patty Di Marco Adam Pascal .... Theo Lucas Papaelias .... Neil Chris Stack .... Doug Lucas Babin .... Spider Jordan-Claire Green .... Michelle Veronica Afflerbach .... Eleni Miranda Cosgrove .... Summer Hathaway Robert Tsai .... Lawrence Angelo Massagli .... Frankie Kevin Alexander Clark .... Freddy Jones User Rating: 7.5/10 (9,888 votes) オトーサン、 「高いなあ」 User Comments: Agent10さん Tucson, AZ 2003年10月8日 リンクレーター監督は、 ユーモアに知性を巧みに散りばめた。 この映画のポスターを見た限りでは、 大したことはなかった。 ジャック・ブラックが大好きだが、 最近の多くの出演作は、みな面白くなかった。 だから、この映画の大成功は、うれしい。 スマートで、ほんとうにおかしくて、楽しめる映画だ。 この映画は、観客の知性を粗末に扱っていない。 監督は、そんなことを意図していない。 ジャック・ブラックの演技が、ずばぬけている。 子供たちは、ただただ、すばらしい。 技術的観点については、あまりコメントできないが、 よかったったのは、 ブラックの喜劇の才能と身体能力を示す 結末にあった長い振り返りシーンだった。 ハードロックの愛好者として、 下らないヒップポップをテーマにした映画が 世の中にあふれているなかで、 出来のいいハードロックの映画を見るのは、 実に気分のいいものだ。 スタジオのボスたち、これで分かっただろう。 いいロック映画を沢山つくることだ。 ウンザリするようなロックスターやその映画は、願い下げだ。 オトーサン、 小学生の親子連れが目立ちました。 「こんなハチャメチャな先生がいたらいいいなあ」 そんな感じで見ていたようです。 オトーサン、 「そうか、ロックは反体制音楽か。 それなら、好きにならなくては...」 パンフレットを買ったら、監督自身の手になる ロックなどさまざまな種類の現代音楽の相関図が出ていました。


映画の採点簿

スクール・オブ・ロック             **** 
天国の日々                   *****
マイルズ・フロム・ホーム                     ****  
天国の門                             ****  
ヒーロー/靴をなくした天使           *****
レボリューション めぐり逢い          ****  
ガーゴイル                   ****  
カンザス/カンザス経由→N.Y.行き     ****  
ダーティーファイター                     ****  
ダーティーファイター 燃えよ鉄拳        ****  
エイミー                   ****  
美しき虜                   ****  
エレベータを降りて左                 *****
愛の地獄                       *****
フランスの女                 ****  
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人      *****
エンドレス・サマ−              ****  
エンドレス・サマ− リビジテッド       ****  
トゥー・ウィークス・ノーティス         ****  
ムーンライト・マイル                         *****
ウェルカム・トゥ・コリンウッド              *****
二重スパイ                        *****
ワイルド・スピードX2                 ****  
ワイルド・レンジ 最後の銃撃               *****
アルタード・ステーツ/未知への挑戦           *****
黒水仙                                       ****  
たまゆらの女                                 ****  
ニューヨーク 最後の日々             *****
ビートルジュース                             ****  
スパイダーマン2                             *****
スパイダー・パニック!                       *****
ザ・キャット                               ***   
ヴィシャス                                ****  
ディープ・ショック                           ***    
ケミカル51                              ***    
ダーク・ブルー                            *****
イノセント・ブラッド                         *****
青ひげ                                *****
都会の牙                               *****
アウトライブ−飛天舞−                       ****  
34丁目の奇跡                               ****  
ブルークラッシュ                             ****  
スーパーマン3・電子の要塞                   ****  
アイ・スパイ                                 ****  
シュレック 2                                *****
クリスティーナの好きなコト                   ****  
トイ・ストーリー                             *****
スクービー・ドゥー                           ****  
マッハ!                                 *****
ブラック・ダイヤモンド                       ****  
バリスティック                               ****  
ジーア/ 悲劇のスーパーモデル                ****  
ストーリーテリング                           ***    
シングルス                                *****
フランダースの犬                             ****  
グレムリン                                   **** 
デアデビル                                   **** 
バットマン&ロビン Mrフリーズの逆襲      **** 
アベンジャーズ                               **** 
ブロンドライフ                               **** 
キッシング・ジェシカ                         **** 
ノートルダムの鐘                             *****
暗くなるまで待って                           *****
オトコのキモチ                               **** 
ウォルター少年と、夏の休日                   *****
堕天使のパスポート                           *****
シェフと素顔と、おいしい時間                 ****  
ジョニー・イングリッシュ                     ****  
エゴイスト                                   *****
ドリームキャッチャー                         ***    
華氏911                                   *****
24 アワー・パーティー・ピープル            ****  
キング・アーサー                             ***    
えびボクサー                                 **** 
チャイルド・プレイ                           **** 
黄金の腕                                     *****
我が家の楽園                                 *****
陽気な踊り子 / アメリカン・ドリーム          **** 
潜行者                                       *****
恋人よ帰れ!我が胸に                         *****
夏休みのレモネード                           **** 
BODY/ボディ                             ***    
LOVERS                                 *****
天上の剣                                     ***    
ラ・タービュランス                           **** 
リディック                                   **** 
ハードターゲット                             **** 
サドン・デス                               **** 
ダブルチーム                               **** 
隣人                                   **** 
スプリング・ガーデンの恋人                   ***    
ヴィレッジ                           ****  
ラストマン・スタンディング                   **** 
バイオハザードU アポカリプス               ***    
逃亡犯                                       **** 
容疑者                                       *****
トゥルーマン・ショー                         *****
アンルーリー 〜復讐の街〜                    **** 
ヴァン・ヘルシング                           **** 
しあわせ色のルビー                           *****

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