オトーサンの2004年その4

ほのぼの映画批評

前口上

昨年のDVDソフトの出荷額は、
約2500億円、映画興行収入2032億円を超えました。
もう映画は、DVDで見る時代かも?

映画の採点簿へ 目次

1607 恋愛手帖(DVD 1940) 1606 ジャスティス 闇の迷宮(DVD 2003)
1605 ロビンソン・クルーソー(DVD 2003) 1604 ザ・ビッグ・ワン(DVD 1997) 1603 ミッションX(DVD 2004) 1602 マイ・ボディガード(2004) 1601 ターミナル(2004)
1600 ハリウッド★ホンコン(DVD 2001) 1599 武士 MUSA(DVD 2001) 1598 ニューヨーク セレナーデ(DVD 2001) 1597 アップタウン・ガールズ(DVD 2003) 1596 Naqoyqatsi(DVD 2002)
1595 ゴジラ FINAL WARS (2004) 1594 A.Q. (DVD 2002) 1593 冬のソナタ(DVD 2002) 1592 ファイティング・ガール(DVD 2004) 1591 キッチン・ストーリー(DVD 2003)
1590 純愛中毒(DVD 2001) 1589 ラン・アウェイ(DVD 1995) 1588 龍城恋歌(DVD 1997) 1587 ルシアとセックス(DVD 2001) 1586 Mr.インクレディブル(2004)
1585 僕の妻はシャルロット・ゲンズブール(DVD 2001) 1584 グローバル・エフェクト(DVD 2002) 1583 エンバイロン(DVD 2003) 1582 悪い男(DVD 2001) 1581 ドリームキーパー(DVD 2003)
1580 ジャンダラ 背徳の情事(DVD 2001) 1579 ポーラー・エキスプレス(2004) 1578 しあわせな孤独(DVD 2002 1577 パレットモンク(DVD 2003) 1576 散歩する惑星(DVD 2002)
1575 カンガルージャック(DVD 2003) 1574 捕らわれた唇(DVD 1995) 1573 ハウルの動く城(2004) 1572 おばあちゃんの家(DVDV 2002) 1571 フリントストーン/モダン石器時代(DVD 1994)
1570 ビーグル犬ジャイロ2(DVD 1999) 1569 ビーグル犬ジャイロ(DVD 1996) 1568 オデッセイ/セカンドレボリューション(DVD 2003) 1567 サイン・オブ・ゴッド(DVD 2002) 1566 コーリング(DVD 2002)
1565 シークレット・ウインドウ(2004) 1564 死霊のはらわた(DVD 1981) 1563 完全犯罪クラブ(DVD 2002) 1562 ザ・ワン(DVD 2001) 1561 バレンタイン(DVD 2001)
1560 プール(DVD 2002) 1559 SPY−N(DVD 2000) 1558 10億分の1の男(DVD 2002) 1557 ホーンテッド・マンション(DVD 2003) 1556 サムソンとデリラ(DVD TV 1995)
1555 サブリナ(DVD 1995) 1554 恋は邪魔者(DVD 2003) 1553 サハラに舞う羽根(DVD 2002) 1552 コラテラル(2004) 1551 藍色夏恋(DVD 2002)
1550 黄色い大地(DVD 1984) 1549 隠し剣 鬼の爪(2004) 1548 夕映えの道(DVD 2001) 1547 パラダイスウィルス(DVD 2003) 1546 パンチドランク・ラブ(DVD 2002)
1545 ゴージャス(DVD 1999) 1544 ア・フュー・グッドメン(DVD 1992) 1543 ダンテズ・ピーク(DVD 1997) 1542 ポストマン(DVD 1995) 1541 ナインス・ゲート(DVD 1999)
1540 2046(2004) 1539 ゴシカ(DVD 2003) 1538 ザ・インターネット(DVD 1995) 1537 デスペラード(DVD 1995) 1536 13ウォーリアーズ(DVD 1999)
1535 ダークマン(DVD 1990) 1534 バッファロー'66(DVD 1998) 1533 ラリー・フリント/裸の星条旗(DVD 1996) 1532 フィアー・ドット・コム(DVD 2002) 1531 デス・サイト(DVD 2004)
1530 ケーブルガイ(DVD 1996) 1529 マーダー・ネット(DVD 2003) 1528 ウェルカム!ヘヴン(DVD 2001) 1527 バティニョールおじさん(DVD 2002) 1526 ルームメイト(DVD 1992)
1525 ヘルボーイ(2004) 1524 マイドッグ・スキップ(DVD 1990) 1523 101(DVD 1996) 1522 キンダガートン・コップ(DVD 1990) 1521 裏街の聖者(DVD 1995)
1520 恋におぼれて(DVD 1997) 1519 モンスター(2003) 1518 愛という名の疑惑(DVD 1992) 1517 ブロンド・ジャンクション(DVD 2003) 1516 レセ・パセ 自由への通行許可証(DVD 2002)
1515 ラブ・ザ・ハード・ウェイ 疑惑の男(DVD 2001) 1514 38度線(DVD 2003) 1513 ディープ・ブルー(2003) 1512 ザ・ニンジャ(DVD 1993) 1511 アイ(DVD 2002)
1510 トゥー・ブラザーズ(2004) 1509 ホワイト・オランダー(DVD 2002) 1508 ダンス・オブ・テロリスト(DVD 2002) 1507 神に選ばれし無敵の男(DVD 2001) 1506 インファナル・アフェア2 無間序曲(2004)
1505 メイド・イン・マンハッタン(DVD 2002) 1504 マドモアゼル 24時間の恋人(DVD 2001) 1503 おっぱいとお月さま(DVD 1994) 1502 ウォーターワールド(DVD 1995) 1501 アイ,ロボット (2004)


恋愛手帖

オトーサン、 「おお、500円のDVDが出た」 このシリーズも、もう18作になりました。 大体買いましたが、まだ買い残したものもあります。 歴史の評価に耐えた名画が、たったの500円! ぜひ、一度、試しに買ってみてください。 原題:Kitty Foyle: The Natural History of a Woman (1940) 監督:Sam Wood 原作;Christopher Morley    Donald Ogden Stewart (additional dialogue) 脚本;Dalton Trumbo Genre: Drama Runtime: 108 min Color: Black and White 上映時間:108分 あらすじ; ジンジャー・ロジャースが フィラデルフィアの中流家庭出身の、 よく働くホワイトカラーの女性を演じる。 若い名士ウィンに出合い、恋に落ちる。 だが、家族の反対にあう。 出演者: Ginger Rogers .... Katherine 'Kitty' Foyle (キティ) Dennis Morgan .... Wynnewood 'Wyn' Strafford VI (ウイン) James Craig .... Dr. Mark Eisen (マーク) オトーサン、 「綺麗なひとだなぁ」 この地上からもう姿を消しているのだと思うと、 その美貌の輝き、仕草のひとつひとつが、いとおしく思えます。 これも古典映画の味のひとつです。 GINGER ROGERS  ジンジャー・ロジャース 誕生日 1911/7/16-1995/4/25 出身 米ミズーリ州インデペンデンス 1930年にハリウッド映画デビュー。 33年「空中レビュー時代」でフレッド・アステアと コンビを組んだのをきっかけに以後、9作品で共演。 40年「恋愛手帖」でアカデミー主演女優賞を受賞した。 出演作 1930年「喧嘩商会」「三太郎大西洋横断」      「恋愛四重奏」 1931年「彼女の名誉」「米国撃滅艦隊」 1932年「怒号する天地」「劇場王ブラウン」「軟派ガール」      「海底マラソン」 1933年「四十二番街」「彼女の戦術」「恋に賭けるな」      「空中レビュー時代」「ゴールドディガーズ」      「メリケン音頭」 1934年「紐育の口笛」「コンチネンタル」「ロマンスの街」      「二千万人の恋人」「有閑火遊び」 1935年「ロバータ」「深夜の星」「トップハット」「本人出現」 1936年「艦隊を追って」「有頂天時代」 1937年「踊ろん哉」「ステージ・ドア」 1938年「気儘時代」「処女読本」 1939年「カッスル夫妻」 1940年「恋愛手帖」      「ラッキーパートナー」 1941年「愛は鐘のキッスで鳴った」 1942年「運命の饗宴」「恋の情報網」 1943年「夫は還らず」 1944年「恋の十日間」 1946年「アメリカの恋人」 1949年「ブロードウェイのバークレー夫妻」 1951年「目撃者」 1952年「モンキー・ビジネス」 1953年「女性よ永遠に」 1956年「最初の女セールスマン」 1964年「消された証人」 その他の出演者: Eduardo Ciannelli .... Giono, the Speakeasy Owner Ernest Cossart .... Tom 'Pop' Foyle Gladys Cooper .... Mrs. Strafford, Wyn's Mother K.T. Stevens .... Molly User Rating: 7.1/10 (281 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 アカデミー賞主演女優賞:ジンジャー・ロジャース 同ノミネート:作品賞、オリジナル脚本賞、音響賞        監督賞:サム・ウッド User Comments: perfectbondさん 2003年12月18日 実に感動的なロマンス ジンジャー・ロジャースが、 題名になった女性を感動的に演じる。 2人の男の間でゆれる女性を演じ、アカデミー賞を獲った。 2人の男優、Dennis MorganとJames Craigも、すばらしい。 この映画のメッセージとは、 人は、熱烈でロマンチックな愛を棄て、 安定した暮らしを選ぶべきということだろう。 勿論、キティの場合、情状酌量すべき状況がある。 階級の違いや抑圧があるからだ。、 でも、このメッセージは、正しいと思う。 この時代は、今日よりも、より宗教的な時代で、 同棲している未婚女性は手ひどく扱われていた。 ところで、この映画の原作では、 キティなしのウインは、南米で、どうなったのだろう? 離婚しようと頑張っていたのだろうか? いい映画だ。 10点満点で、9点。 オトーサン、 2人の男性の間でゆれた女性ではないので、 いまひとつ、ピンとこないところもありますが、 映画のなかのあるセリフに感心しました。 「シンデレラ物語は、大変な悪書だ。 おかでで、女性という女性が、 結婚する前のことばかりを夢見て、 結婚後の長い生活のことを考えようとしなくなった」 ほんとに、その通りですなー。


ジャスティス 闇の迷宮

オトーサン、 「アントニオ・バンデラスの冒険活劇か?」 そんな軽いノリで借りたのですが、重いテーマでした。 何度も、DVDをストップしてしまいました。 原題:Imagining Argentina (2003) 監督・脚本;Christopher Hampton Genre: Drama / Romance / Thriller Rated R for violence/torture and brief language. Country: USA / Spain / UK Language: English 上映時間:107分 あらすじ: オトーサン、 「また、IMDBがサボっている」 goo映画をベースにまとめ直しました。 軍の圧政下にあるアルゼンチン。 カルロスは、首都で劇団を主宰している。 妻のセシリアは、硬派の記者。、 失踪事件の告発記事を発表したために、 誘拐されて、拷問・暴行される。 妻を探し求めるカルロスは、 自分に透視能力があることに気づく。 失踪者の家族のために、その力を使うものの、 次々と悲劇が襲いかかるのだった。 出演者: Antonio Banderas .... Carlos (カルロス) Emma Thompson .... Cecilia(セシリア) Vera Czemerinski .... Lucia(ルシア) オトーサン、 「バンデラス、最高!」 それに、共演のエマ・トンプソンも名演技でした。 ちょっと田中真紀子さんに似ていました。 経歴紹介は、この2人にしましょう。 ANTONIO BANDERAS  アントニオ・バンデラス 誕生日 1960/8/10 出身 スペイン・マラガ 幼少時はプロ・サッカーに憧れるが、膝を壊し断念。 13才から地元の演劇学校に学び、 卒業と同時に小劇団に入団する。 81年、マドリッドに移り、 アンサンブル・メンバーとしてスペイン国立劇団に加わる。 82年「セクシリア」で映画デビュー。 活躍度 ◎↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆☆★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1982年「セクシリア」 1984年「ロス・ザンコス/竹馬の男」 1985年「マタドール<闘牛士>」      「炎のレクイエム、凶弾」 1987年「欲望の法則」「最も危険な男」 1988年「神経衰弱ぎりぎりの女たち」 1990年「アタメ」「インセスト/近親相姦」      「暴走遊戯」 1992年「マンボ・キングス/わが心のマリア」 1993年「愛よりも非情」◇ 1994年「愛の奴隷」「フィラデルフィア」◆      「愛と精霊の家」◆      「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」◆ 1995年「暗殺者」◇「デスペラード」◇      「マイアミ・ラプソディー」◇「フォー・ルームス」◆ 1996年「あなたに逢いたくて」「ストレンジャー」◇      「エビータ」◇ 1998年「マスク・オブ・ゾロ」◇ 1999年「13ウォーリアーズ」◇「バウンティ・キッド」◇ 2000年「マイ・スウィート・ガイズ」◇「ポワゾン」◇      「抹殺者」◇ 2001年「スパイキッズ」◇ 2002年「スパイキッズ2/失われた夢の島」◇「フリーダ」      「バリスティック」◇「ファム・ファタール」◇ 2003年「スパイキッズ3−D:ゲームオーバー」◆      「レジェンド・オブ・メキシコ デスペラード」◇      「ジャスティス 闇の迷宮」◇ 2004年「シュレック2」(声) EMMA THOMPSON  エマ・トンプソン 誕生日 1959/4/15 出身 英ロンドン 89年「彼女がステキな理由」で映画デビュー。 92年「ハワーズ・エンド」でアカデミー主演女優賞を受賞。 89年、ケネス・ブラナーと結婚するが、95年、離婚。 母は女優フィリダ・ロウ、妹は女優ソフィー・トンプソン 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆★★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1987年「戦火燃ゆる時」(TM) 1989年「彼女がステキな理由」「ヘンリー五世」 1991年「即興曲」「愛と死の間で」 1992年「ハワーズ・エンド」アカデミー主演女優賞      「ピーターズ・フレンド」 1993年「から騒ぎ」「日の名残り」「父の祈りを」 1994年「恋人はパパ/ひと夏の恋」「ジュニア」 1995年「いつか晴れた日に」「キャリントン」 1997年「ウインター・ゲスト」 1998年「パーフェクト・カップル」「裏切りのKISS」 2001年「エマ・トンプソンのウィット/命の詩」(TM) 2002年「トレジャー・プラネット」(声) 2003年「ラブ・アクチュアリー」「ジャスティス 闇の迷宮」 2004年「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」 その他の出演者: Ruben Blades .... Silvio Horacio Flash .... Victor Madrid Kuno Becker .... Gustavo Santos Claire Bloom .... Mrs. Sternberg Maria Canals .... Esmerelda Palomares Anthony Diaz-Perez .... Police Leticia Dolera .... Teresa Irene Escolar .... Eurydice Anton Lesser .... General Guzman John Wood .... Amos Sternberg User Rating: 5.5/10 (193 votes) オトーサン、 「ちょっと低すぎないか?」 User Comments: iggimarcoさん Argentina 2004年7月30日 残酷な現実 下手な英語に、ご勘弁を。 第3外国語なもので。 私は、生まれも育ちもアルゼンチン。 いま、ブエノス・アイレスのカフェで働いている。 海軍建築士の資格をとるまでの間であるが。 クレイジーに聞こえるかも知れないが、 祖父は、1970年代に失踪した。 おそらく、あなたがたにとっては、 これは、ただの映画だろうから、 自由に採点し、批評したくなるだろう。 だが、私は、この映画に打ちのめされた。 見ている間中、怒りをこらえられなかった。 そして、じっと見続け、目に焼きつけた。 いかに、この映画がショックだったか、 英語やスペイン語では、言い表せない。 この事件が起きたのは、もう大分前のことだった。 だが、この映画をみながら 祖父がよく話してくれ古い話を思い出していた。 この映画、最高のリアリテがある。 私の知る限り、 この国の正義なるものは、言葉遊びにしか過ぎない。 前もそうだし、いまでも同じだ。 そう言っても詮ないこと。 気持ちがスッキリするものでもない。 言いたいのは、 私のような者が他にもいて、 やはりショックを感じただろうということだ。 そのひとは、ごく普通の人として、 この国で学び、働いている。 未来が、少しずつ意味を失っていく国で。 オトーサン、 「軍事政権下で、失踪者が3万人もいたのか」 その後、この虐殺の歴史は封印され、 記録は、すべて焼きすてられたそうです。 監督は、事件を風化させてはならないという 強い憤りから、この映画をつくったのでしょう。 正視できないシーンの数々。 でも、きちんと見るべきでしょう。 拉致問題も、同じ根っ子から起きているのですから。


ロビンソン・クルーソー

オトーサン、 「ロビンソン・クルーソーか、懐かしいなぁ」 この映画、フランス人が監督しています。 フライデーは、フランス語だと"Vendredi"になりますし、 ロビンソンときたら、ロバンソンですよー。 原題:Robinson Crusoe (2003) (TV) 監督:Thierry Chabert 原作;Daniel Defoe 脚本;Frederic Vitoux Genre: Adventure / Drama Country: France Language: French 上映時間:205分 あらすじ: オトーサン、 「また、IMDBがサボっている」 そこで、DVDの宣伝文句をそのまま掲載しましょう。 無人島に漂着したロビンソン・クルーソー。 彼はサンタルチア号の船長であったが、 船員に裏切られ、ボートで漂流していたのだ。 島からの脱出を試みたが失敗に終わり、 生活の手段が何もない無人島でなんとか生き延びようと、 工夫を重ねたサバイバル生活を始めたロビンソン。 様々な困難に直面しながらも力強く生きる中、 突如原住民が姿を現す。 凶暴な彼らを撃退したロビンソンは、 彼らの仲間である逃げ遅れた若者の命を救う。 こうして"フライデイ"という名を付けられた若者と ロビンソンとの生活が始まったのだった。 そして15年後、固い絆で結ばれた2人に ある運命の波がおしよせる…。 出演者: Pierre Richard .... Robinson Crusoe(ロビンソン・クルーソー) Nicolas Cazale .... Vendredi(フライデー) Marie Beraud .... Isabella(イザベラ) オトーサン、 「このひと、名優なんだろうな」 なにしろ無人島でひとりっきりですから、 ロビンソン・クルーソーのひとり芝居のようなもの。 大役ではあります。 その他の出演者: Jean-Claude Leguay .... Second Santa Lucia Michel Perron .... Capitaine Santa Lucia Aurora Basnuevo .... Melanie Ulyk Anello .... Alfredo Jean-Bernard Cote .... Le cuisinier Jennifer Lauret .... Isabella (20 ans) Michael Rudder .... Capitaine Black Prince Stephane Demers .... Lieutenant Black Prince Guy Leroux .... Mutin prisonnier Jean-Raymond Chales .... Le passager User Rating: 4.6/10 (15 votes) オトーサン、 「低すぎるよ、いくら何でも」 User Comments: wombat_1 さん sydney, australia 2004年1月19日 ああ、フランス人! ああ、フランス人! 連中ときたら、何でも変えてしまう。 これは、学校で習ったのとは、まったく違う。 筋書きは、あちらこちら信じ難かった。 あるいは、私の理解が間違っていたのか。 だが、雰囲気や環境は、よかった。 無人島での絶望感がよく伝わってきた。 かれが、物持ちというのもよかった。 事実、やり過ぎぐらいだ。 つまり、ハープシコードを絶えず演奏したり、 ふんだんに蝋燭があるのだ。 グラスは、壊れないようだし、 15年も経ったのに、インクがいくらでもある。 そして、奥様方、フライデーの後ろ姿にご注目あれ。 ウチのワイフとおなじく G-string だった。 要するに楽しいヴァージョンである。 物語りは、信じ難いが、実に楽しい。 オトーサン、 「やあ、楽しかった」 昔読んだ物語が映画化されるって、素敵ですね」 そんな思いのひとが多いらしく、 この名作、十数回も映画化されえています。 でも、フランス人がやると、 どうしても、一風変わった映画になりますよね。 早い話、食卓が豪華になるのです。 最後に、またDVDの宣伝文句を紹介しましょう。 これにだまされて借りたようなものですから。 ●「ナポレオン」などの製作を務めた  ジャン・ピエール・ゲランを製作総指揮に迎え、  撮影に「グラン・ブルー」のカルロ・ヴァリーニなど、  壮大な世界を得意とするスタッフを集結。  ダニエル・デフォー原作の世界的名作を、  制作費50億円をかけて完全に映画化した  アドベンチャー・ロマン大作。


ザ・ビッグ・ワン

オトーサン、 「マイケル・ムーアの映画だ」 マイケル・ムーアといえば、「華氏911」で ブッシュ大統領の再選に待ったをかけた男。 期待がもてそうです。 原題:The Big One (1997) 監督・脚本:Michael Moore Genre: Comedy / Documentary Rated PG-13 for some strong language. Country: USA / UK Language: English 上映時間;90分 あらすじ; われら労働者の力強い味方マイケル・ムーアが、 その著「ダウンサイズ・ジス」のブック・ツアーを行った。 アメリカ中を駆けまわり、安いビデオカメラで 解雇された労働者たちにインタビューを行った。 その一方、大金持ちの経営者たちに面会するために、 ガードマンの警戒をくぐりぬけるのだ。 出演者: Michael Moore .... Himself (マイケル・ムーア) Phil Knight .... Himself(ナイキ社長) オトーサン、 「相変らずだ」 でも、ムーア、 この記録映画では、怒れる男というよりも、 怒れる男を楽しんでいる風があります。 その他の出演者: Elaine Bly .... Herself - Media escort Mary Gielow .... Herself - Media escort Dan Burns .... Himself - Radio personality Andy Crash Kelly .... Himself - Radio Personality Chip Carter .... Himself - Forbes campaign Robert Dornan .... Himself Steve Forbes .... Himself Richard Jewell .... Himself Garrison Keillor .... Himself Rick Nielsen .... Himself Studs Terkel .... Himself Mike McCurry .... Himself (archive footage) Jerry Springer .... Himself (archive footage) User Rating: 7.4/10 (2,141 votes) オトーサン、 「高いスコアだなー」 User Comments: tfrizzellさん United States 2004年6月3日 よきパルプ・フィクション 記録映画作家、 マイケル・ムーアが、 また、いい仕事をやった。 新著"Downsize This"のセールで、 1996年に全米47ケ所を回ったのだ。. ランダムハウス社は、 サインして回るだけかと思っていたが、 どうしてどうして。 リストラで大幅な利益をあげた、 大金持ちの経営者たちに打撃を与えようとしたのだ。 おなじみの労働者たちのレイオフ。 ムーアは、その首謀者である大企業を次々に訪問する。 Pay Day (キャンデ・バー)、 Procter & Gamble、General Motors、 Johnson Controls、Pillsburyなど。 利益を上げるために、 賃金が安い開発途上国に 生産拠点を次々と移しているのだ。 ムーアは、ナイキのCEOである Phil Knightと 激論を交わしている。 (彼だけが、面会に応じてくれたのだ) 言うまでもないが、ムーアのほうが勝つ。 この映画は、大衆には選択の余地がないこと、 1996年のクリントンとドールとの大統領選は、 どちらも勝者でなかったことを描いている。 ・労働者たちは、みんな職を失っていった。 ・政府は無能で、大企業にいいようにされた。 大都市をかけめぐってムーアが実証した この記録映画の結論は、 以上のように痛ましいものだった。 10点満点で10点。 オトーサン、 「マイケルムーアを知らんひとは、いないだろうが..」 IMDBに出ていた紹介文を訳しました。 身長182cm。1児のパパ。 刺激的な草の根ドキュメンタリーで有名。 無慈悲な経営者たち、日和見主義の右翼の政治家、 そして、社会の悪者一般に突撃取材を行う。 普通、野球帽をかぶり、サングラスをかけている。 しばしば、故郷・ミシガン州フリントのことを取り上げる。


ミッションX

オトーサン、 「ははは、この邦題!」 明らかに、"ミッション・インポシブル"のマネ。 原題は、「あのガキをつかまえろ」 原題:Catch That Kid (2004) 監督:Bart Freundlich 原作映画;Nikolaj Arcel/Hans Fabian Wullenweber/Erlend Loe 脚本;Michael Brandt / Derek Haas Genre: Action / Adventure / Comedy / Crime / Family Rated PG for some language, thematic elements and rude humor. Country: USA / Germany Language: English 上映時間;91分 あらすじ: オランダ映画"Klatretosen"のリメイク。 子供向けの"Ocean's 11" や"Mission: Impossible"だ。 アクション満載のこの映画、主人公は12歳の女の子。 2人の友達に助けてもらって、 母親が働いている銀行からお金を盗む。 死にかけている父親を救うには、大金が入用なのだ。 だが、銀行の警備は、厳重極まりない。 ハイテク装備あり、イヌあり、警備員ありで、 しかも、金庫は地上3メートルもの高さにあるのだ。 どうやったら、盗めるのだろう? 出演者: Kristen Stewart .... Maddy(マディ) Corbin Bleu .... Austin (オースティン) Max Thieriot .... Gus(ガス) Jennifer Beals .... Molly(モリー:母親) Sam Robards .... Tom(トム:支店長) オトーサン、 「この娘、可愛いなあ」 KRISTEN STEWART  クリステン・スチュアート 誕生日 1990/4/9 出身 −− 2001年「THE SAFETY OBJECTS」で映画デビュー。 「パニックルーム」のジョディ・フォスターの娘サラを演じた。 活躍度 ▲→ 演技幅 適応 演技力   ☆☆★★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 2001年「パニックルーム」 その他の出演者: John Carroll Lynch .... Mr. Hartmann James LeGros .... Ferrell Michael Des Barres .... Brisbane Stark Sands .... Brad Lennie Loftin .... Flagler Francois Giroday .... Nuffaut Christine Estabrook .... Sharon Kevin Schmidt .... Skip Audrey Wasilewski .... Nurse Meagen Fay .... Doctor User Rating: 4.4/10 (447 votes) オトーサン、 「ありゃ、低いなー」 User Comments: Bethさん Dallas, Texas 2004年7月22日 泥棒たちの味方になれば、楽しい限り。 この映画、ほんとうに楽しめた。 もし見られたとしても、劇場では見なかっただろう。 二日前に借りて、4回も見てしまった。 クリステン・スチュアートがいい! いいことを言ってくれるじゃないの。 「やるのは、あたし」 彼女の作品が好きだ。 将来、いい女優さんになるだろう。 おもしろいし、クールだし、役づくりがうまい。 この映画で使われている曲は、 テーマソングといってもいいのだろうが、 私の好きなイタリア映画から盗用したものだった。 私は、スパイ映画や泥棒映画が好きだ。 "Spy Kids"や"the Panic Room"のような。 この映画は、そうしたお気に入りリストに入る。 まだ、見てないなら、ぜひ借りるといい。 オトーサン、 「肩がこらない映画だった」 すべて少女に好都合に運んでいくのですが、 少女に感情移入さえできれば、快感このうえなしです。 「少女時代って、 こんなに楽天的でいられるんだ うらやましいなー」


マイ・ボディガード

オトーサン、 地味な題名だったので、危うく見逃すところ。 でも、週刊文春で、おすぎさんが激賞。 上映館は、柏では柏松竹だけ、それも午後4時から。 でも、頑張って見にいきました。 原題:Man on Fire (2004) 監督:Tony Scott 原作:A.J. Quinnell 脚本;Brian Helgeland Genre: Action / Drama / Thriller / Crime Rated R for language and strong violence. Country: USA / UK Language: English / Spanish 上映時間;146分 あらすじ: 誘拐の津波がメキシコを覆っている。 とくに子供をもった金持ちがパニックを起こしている。 1週間に24件もの誘拐事件が起きる。 そこで、みんながボディガードを雇うことになる。 こんな場所に、ティージーがやってくる。 元CIAのエージェントで、燃え尽きている。 友人のレイバーンが、彼にボディガードの仕事を世話する。 護衛するのは、自動車部品メーカーの 社長ラモスと妻リサのピタ、9歳。 子供の護衛なんかやってられないと思ったが、 他に仕事のアテもないことだし、引き受ける。 おしゃまな小娘をこらしめたりもしたが、 次第に、反省し、娘をかわいがるようになっていく。 だが、そのピタが誘拐される。 誘拐事件の渦中で、重症を負うが、 この事件に関与した者すべてを殺すと誓う。 もはや、誰もとめられない。 出演者; Denzel Washington .... Creasy (クリーシー) Dakota Fanning .... Pita(ピタ) Christopher Walken .... Rayburn(レイバーン) オトーサン、 「みんな巧い!」 主役だけでなく、脇役も巧いというのは、 実に気持ちのいいいものですなー。 その他の出演者; Marc Anthony .... Samuel Radha Mitchell .... Lisa Giancarlo Giannini .... Manzano Rachel Ticotin .... Mariana Jesus Ochoa .... Fuentes Mickey Rourke .... Jordan Angelina Pelaez .... Sister Anna Gustavo Sanchez Parra .... Daniel Sanchez Gero Camilo .... Aurelio Sanchez Rosa Maria Hernandez .... Maria Heriberto Del Castillo .... Bruno Mario Zaragoza .... Jorge Ramirez User Rating: 7.2/10 (9,153 votes) オトーサン、 「いい映画だった」 今年、1、2を争う秀作映画ではないでしょうか。 脚本もいいし、撮影も、編集も、超一流。 User Comments: lewis755さん huddersfield,west yorkshire,england 2004年12月2日 見逃すなかれ 久しぶりに、いい映画をみた。 次に何が起きるか、手に汗を握る。 テッシュ・ボックスを用意すべし。 あるシーンなど、仰天する。 すばらしい映画だ。 この映画、絶対見るべし。 デンゼル。ワシントンがすばらしい。 この役は、彼以外、考えられないだろう。 子役のDakota fanning、数本しか見ていないが、 実にすばらしい。 こんなに若いのに、その役づくりの巧いこと。 もっと彼女の映画を見たい。 この映画について、他に何を言おうか。 信じられなかったのは、 この種の誘拐がメキシコでは、日常的で、 みんなが金まみれだということだった。 みんなが自分の幸せだけを追い求めていると、 いずれ、子供たちが苦しむことになる。 オトーサン、 「なんで高校生が見るの?」 間違えてるよと忠告しようと思いましたが、 この映画、断然面白いし、泣けるのです。 隣の女子高校生、ハンカチ出してましたもの。


ターミナル

オトーサン、 平日の朝一番に柏ステーション・シネマへ。 上映の30分以上前なのに、長蛇の列。 ひとりに聞くと「ハウルの城」を見にきたとか。 でも、この映画のほうも、ほぼ満員でした。 「そうか、監督がスピルバーグだった」 トム・ハンクス主演なので見に行ったのですが... スピルバーグの霊験あらたかでした。 原題:The Terminal (2004) 監督:Steven Spielberg 原作:Andrew Niccol / Sacha Gervasi 脚本;Sacha Gervasi / Jeff Nathanson Genre: Drama / Romance / Comedy (more) Rated PG-13 for brief language and drug references. Country: USA Language: English / French / Russian / Bulgarian 上映時間;128分 あらすじ: ある東欧の訪問者がNY空港の住人になる。 戦争が勃発して母国が消滅し、 パスポートが無効になってしまったのだ。 彼は、空港のスタッフと仲良くなり、 客室乗務員と恋に落ちる。 出演者: Tom Hanks .... Viktor Navorski (ビクター) Catherine Zeta-Jones .... Amelia Warren (アメリア) Stanley Tucci .... Frank Dixon (フランク) オトーサン、 「うまい!今回は、軽妙だ!」 トム・ハンクスの演技力には、いつも驚かされます。 相手役のキャサリン・ゼタ=ジョーンズ、 映画では、39歳といっていましたが、実際は35歳。 出演作にも恵まれ、いい旦那ももって 幸せなのでしょう。ずっと若く見えました。 もうひとり、収穫だったのが、 空港の保安責任者役を演じたスタンリー・テュッチ。 彼のいままでの作品のなかでは、 ベストの演技ではないでしょうか。 長くなりますが、 経歴紹介は、この3人としましょう。 TOM HANKS トム・ハンクス 誕生日 1956/7/9 出身 米カリフォルニア州オークランド カリフォルニア州立大学在学中から シェイクスピア劇団の舞台に立つ。 80年「血塗られた花嫁」で映画デビュー。 84年「スプラッシュ」で注目され、 「ビッグ」で初めてアカデミー賞にノミネートされる。 93年「フィラデルフィア」と 94年「フォレストガンプ/一期一会」で 二年連続アカデミー主演男優賞受賞。 96年「すべてをあなたに」では監督としてもデビューした。 私生活では在学中の演劇クラスで スーザン・ディリンガム(ルイス)と知り合い、 77年11月に二人の間にコリン・ハンクスが生まれる。 78年に結婚。82年に二人目の子供エリザベスが生まれる。 87年に長い調停の末、離婚。 88年に再婚したリタ・ウィルソンとの間にも二人の子供がいる。 別れた妻サマンサ(48)は2001年現在末期癌に冒され、 治療費の援助を行っている。弟は俳優のジム・ハンクス。 活躍度 ◎→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆☆☆ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1980年「血塗られた花嫁」 1984年「スプラッシュ」◇「バチェラー・パーティ」◇ 1985年「赤い靴を履いた男の子」◇「ピース・フォース」 1986年「恋の邪魔者」◇「マネー・ピット」◇ 1987年「さよならは言わないで」◇ 1988年「ドラグネット/正義一直線」◇      「パンチライン」◇「ビッグ」◇      「メイフィールドの怪人たち」◇ 1989年「ターナー&フーチ/すてきな相棒」◇ 1990年「虚栄のかがり火」◇「ジョー、満月の島へ行く」◇ 1992年「プリティ・リーグ」◇「ラジオフライヤー」(ナ) 1993年「めぐり逢えたら」◇      「フィラデルフィア」◇アカデミー主演男優賞 1994年「フォレスト・ガンプ/一期一会」◇アカデミー主演男優賞 1995年「アポロ13」◇「セルロイド・クローゼット」      「トイ・ストーリー」(声)◇ 1996年「すべてをあなたに」◇ 1998年「プライベート・ライアン」◇「ユー・ガット・メール」◇ 1999年「グリーンマイル」◇「トイ・ストーリー2」(声) 2000年「キャスト・アウェイ」◇ 2002年「ロードトゥパーディション」◇      「キャッチ・ミー イフ・ユー・キャン」◇ 2003年「ポーラー・エクスプレス」 2004年「レディ・キラーズ」◇「ターミナル」◇ CATHERINE ZETA-JONES  キャサリン・ゼタ=ジョーンズ 誕生日 1969/9/25 出身 英ウェールズ 90年「シェラザード」で映画デビュー。 2000年「トラフィック」で ゴールデン・グローブ賞にノミネート。 2002年「シカゴ」でアカデミー助演女優賞受賞。 2000年9月、マイケル・ダグラスと結婚、 翌年、長男を出産。 活躍度 △↑ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1990年「シェラザード/新・千夜一夜物語」 1992年「コロンブス」 1993年「相続王座決定戦」 1995年「ブルージュース」 1996年「ザ・ファントム」 1998年「マスク・オブ・ゾロ」◆ 1999年「エントラップメント」◇「ホーンティング」◇ 2000年「トラフィック」◆「ハイ・フィデリティ」◆ 2001年「アメリカン・スウィートハート」◇ 2002年「シカゴ」◇ 2003年「ディボース・ショウ」◇ 2004年「オーシャンズ12」「ターミナル」◇ STANLEY TUCCI  スタンリー・テュッチ 誕生日 1960/1/11 出身 米ニューヨーク 「シェフとギャルソン、リストランテの夜」で 共同監督、共同脚本、主演を務め、 サンダンス映画祭でウォルド・ソルト脚本賞他、 数々の賞を受ける。 「インポスターズ」でも脚本、監督、主演を務めた。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1985年「女と男の名誉」 1989年「ニューヨークの奴隷たち」 1991年「ビリー・バスゲイト」 1992年「キスヘのプレリュード」 1993年「ペリカン文書」 1994年「あなたに降る夢」 「ミセス・パーカー/ジャズエイジの華」 1995年「死の接吻」 1996年「シェフとギャルソン、リストランテの夜」 1997年「地球は女で回っている」「普通じゃない」 1998年「インポスターズ」 1999年「真夏の夜の夢」 2001年「アメリカン・スウィートハート」 「サイドウォーク・オブ・ニューヨーク」 2002年「ロード・トゥ・パーディション」 「メイド・イン・マンハッタン」 2004年「ターミナル」 その他の出演者: Chi McBride .... Mulroy Diego Luna .... Enrique Cruz Barry Shabaka Henley .... Thurman Kumar Pallana .... Gupta Rajan Zoe Saldana .... Torres Eddie Jones .... Salchak Jude Ciccolella .... Karl Iverson Corey Reynolds .... Waylin Guillermo Diaz .... Bobby Alima Rini Bell .... Nadia Stephen Mendel .... First Class Steward Valeri Nikolayev .... Milodragovich User Rating: 7.0/10 (9,744 votes) オトーサン、 「高いスコアだ」 もっと高くても、不思議ではありません。 User Comments: tjk_sh_826さん 2004年12月16日 人生は、ただ待つだけ、 待ち続ければ、何かが起きる スピルバーグ監督、ありがとう! 私の大好きな感動的なテーマを取り上げてくれた。 祖国が、戦乱のさなかにあるので、 ビクターはアメリカへの入国を拒否される。 彼に出来ることは、ただ待つだけ。 祖国が平和になるのを待つだけ。 一文なし。 搭乗待合室にとどまるよう命じられる。 結局、ゲート67が棲家となる。 そばで働いているひとたちは、 最初のうち、みんな彼に冷たく当たる。 航空保安官のボスは、ビクターを追い出そうとするが、 いつも失敗する。 この奇妙な男が生き延びる術を身につけていたからだ。 ビクターは、多くのひとびとの手助けをする。 なかには、結婚までこぎつけた例もある。 大工仕事がうまいので、 しまいには、仕事まで獲得するのだ。 そうして、徐々に周囲に受け入れられていく。 ある日、アメリアに出会う。 彼女は、ステュワーデスで、 これまで何度も男に捨てられている。 ビクターは、彼女を慰めようとして いつの間にか恋に落ちてしまう。 アメリアは、ビクターが、 なぜ、この国にやってきたかを知り、感動する。 アメリカ入国のための1日ビザを取ってあげて、 ビクターの夢をかなえてやる。 その夢とは、亡くなった父親が大好きだった ジャズバンドの最後のサインをもらうことだった。 彼は、ついに、それを手に入れる。 この映画は、目的を達成しようとする 人間の営為や頑固さを描いている。 ターミナルは、新生活のはじまる場所であり、 終わる場所でもある。 ビクターがそうだったように、 人生には、いつもフラストレーションがつきまとう。 彼は、夢を実現するために奇妙な国にやってきて、 夢を果たした。 みんさんは、どうですか? ぼやっと待っているだけですか? オトーサン、 「 もう一度見たい映画だなぁ」 場内は、笑いが絶えず、筋書きよく出来ているので、 ビクターがどうなるのか、手に汗をにぎりました。 東欧の見知らぬ国の男なんかに なかなか感情移入できるものではありませんが、 トムハンクスの熱演で、 まるで身内の心配をしているようでした。 なお、数日前に見たZTV番組で、 どこかの空港に16年も住み続けている男を紹介していました。 ホームレス諸君、空港に注目あれ! 吹きさらしの公園よりは、ずっと快適ですよ。


ハリウッド★ホンコン

オトーサン、 「何だこりゃ、この★印は?」 ハリウッド映画なのか、ホンコン映画なのか? まあ、見れば分かることではありますが... 原題:Heung gong yau gok hor lei wood (2001)    Hollywood Hong-Kong 監督・脚本:Fruit Chan Country: Hong Kong / France / UK / Japan Language: Cantonese 上映時間;139分 あらすじ; ハリウッドなる高級マンションに隣接する 香港のバラック街。 そこで焼き豚屋をやっている朱一家のもとへ ぶらっとやってきたのが、東東。 売春婦だが、実に可愛い女の子。 次男坊のサイと仲良くなる。 近所に住む若者・強も、 彼女とはインターネットを通して知り合っていた。 その強の人生も、彼女によって狂わされる... 出演者:  Xun Zhou... Hung Hung(東東) Glen Chin....Boss Chuu(朱) You-Nam Wong....Wong Chi-ken(強) オトーサン、 焼き豚屋の朱一家、大中小のデブが圧巻。 でも、やはり、ジョウ・シュンでしょう。 「小さな中国のお針子 1369」でもそうでしたが、 大変に魅力的な女の子です。 ジョウ・シュン Zhou Xun 誕生日:1976/10/18 出身地:浙江省衢州 父親が映画館のポスター描きで、 幼少時より映画館に通うことがあった。 15歳でスカウトされ、1991年「古墓荒齋」で銀幕デビュー。 TVドラマ「像霧像雨又像風」で人気爆発。 2000年のパリ国際映画祭では「蘇州河」で主演女優賞を獲得した。 趙薇、章子怡、徐静蕾と並び中国の4大若手女優の1人。 出演作  1991年「古墓荒齋」 1995年「紅酒」 1996年「花の影」「小嬌妻」 1997年「始皇帝暗殺」 1998年「ふたりの人魚」「花橋榮記」 1999年「那時花開」 2000年「北京の自転車」    「ハリウッド・ホンコン」 2001年「停車暫借間」「小さな中国のお針」 2002年「恋愛中のベイビー)」「煙雨紅顔」 その他の出演者: Sai Man Ho ....Ming Chu ミン(朱の長男) Sze Ping Leu...Tony Chu サイ(朱の次男) Tak Him Wong...Anlui User Rating: 6.5/10 (110 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 User Comments: Lester Mak さん London, UK 2003年2月12日 アカデミー賞受賞? この映画、いくつかの賞を受賞するだろう。 だが、何故だろうかと気になってしまう。 芸術派映画だが、 素晴らしいものなど、どこにもありゃしない。 筋書きは、香港の高級マンション街の陰に隠れた スラム街に焦点があてている。 アメリカへ行く金を稼ごうとして ひとりの売春婦が町にやってくる。 焼き豚屋は帳尻合わせに苦しんでいるが、 彼女が入り込んでくるにつれて 彼とその一家、そして近所に住むものにとって、 事態は、ますます悪化していくのだ。 筋書きは、かなり単純で、つけ加えることはない。 だが、この映画は、半ダースもの人物の暮らしぶりに 光を当てており、それがうまく出来ている。 ただ、その他には見るべきものはない。 芸術派映画として、一風変わっているが、 やはり過大評価されていると思う。 退屈していたら、あるいは、 ある種の見方を得たいのなら、見るといい。 オトーサン、 「薄汚い映画だな。 でも、ここには、暖かくキレイな心がある。 フルーツ・チャン監督って、どんなひと?」 誕生日 1959/4/15 出身 中国 監督作 1997年「メイド・イン・ホンコン」 1998年「花火降る夏」 1999年「リトル・チュン」 2000年「ドリアン ドリアン」 オトーサン、 彼の他の作品は見ていませんが、 貧富の差や大陸と香港の文化習慣に 光を当ててきた監督だとか。 人物の選択とその描写が秀逸なので、楽しめましたが、 好き嫌いの分かれる映画かもしれません。


武士 MUSA

オトーサン、 「韓国にも"武士"がいたのか?」 「韓国では、武士を"MUSA"というのか?」 一風変わった題名ですが、内容はどんなものかしらん。 原題:Musa (2001)    The Warriors 監督・脚本:Sung-su Kim Genre: Drama / War / Action Country: South Korea / China Language: Mandarin / Korean 上映時間;129分 あらすじ: 1375年の中国では、元王朝と明王朝が争っていた。 高麗(古い韓国王朝)は、外交官、兵士、奴隷からなる 使節団を新政府と友好関係を結ぶために派遣した。 だが、この使節団は、スパイとみなされ、 遠い砂漠に流罪となる。 その途中、蒙古軍と出会い、壮絶な戦いをする。 母国へ帰ろうとするが、また蒙古軍と出くわす。 蒙古軍には、明の姫君が誘拐されていた。 姫を救うことにして、港を望む城へ。 そこで、またまた戦闘がはじまるのだった... 出演者: Woo-sung Jung .... Yeo-sol(ヨソル) Ziyi Zhang .... Princess Bu-yong(明の姫君) Jin-mo Ju .... Choi Jung (チェ将軍) オトーサン、 「おお、チャンツィイーが出ている!」 韓国の映画に中国の女優が出るなんて、 とても意外だし、贅沢です。 でも、あまりパッとしませんでした。 経歴をみたら、出演作は全部見ていました。 ZHANG ZI YI  チャン・ツィイー 誕生日 1978 出身 中国北京 11歳の時に北京舞踏大学付属中学に合格。 全国青年ダンスコンテストで優勝。 北京の中国中央演劇学院で演劇を専攻。 19歳の時、「初恋のきた道」で映画デビュー。 活躍度 △↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆☆☆★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1999年「初恋のきた道」 2000年「グリーン・ディスティニー」 2001年「ラッシュアワー2」「武士 MUSA」「天上の剣」 2002年「HERO」 2004年「LOVERS」「2046」 その他の出演者: Sung-kee Ahn .... Jin-lib Yong-woo Park .... Ju-myeong Jeong-hak Park .... Ga-nam Hye-jin Yu .... Du-chung Seok-yong Jeong .... Ha-il Du-il Lee .... Ji-san Yeong-mok Han .... Dan-saeng Rongguang Yu .... Rambulhua, Yuan General User Rating: 7.6/10 (1,384 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだなぁ」 User Comments: david-vigeant さん Quebec, Canada 2004年11月13日 必見! この映画は、いい。 英語の字幕がなかったら、買わないところだった。 幸い、見ることになり、サイコーだった。 物語は、古典的だが、それもよかった。 登場人物たちには虜にさせられた。 武器の扱い方は、見物だった。 ワイヤーアクションもなし、 空を飛ぶのでもなし、 インチキもなし。 次に何が起きるか、手に汗を握る。 武術とサスペンスとドラマがうまくミックスされている。 この映画のビジュアルは、ほんとうに最高だ。 衣装も、パノラマビューも、戦闘シーンも。 すばらしい。 これは、私のDVDコレクションのなかのベストだ。 韓国語や中国語を話せない我々が、 何も知らないということを忘れてしまう。 信じてほしい、後悔しないと思う! オトーサン、 「ヤー、大したもんだ。韓国映画は」 6000万ドルも、お金をかけるなんて、 日本の時代劇映画では、考えられません。


ニューヨーク セレナーデ

オトーサン、 「ニュース・ステーション、 久米さんが辞めたら、見る気せんなあ」 古館さんには、申しわけないのですが、 久米さんのマネはいい加減やめたら。 この映画のボビーを手本にすべきと思いますが.. 原題:Get Well Soon (2001) 監督・脚本:Justin McCarthy Genre: Comedy / Drama / Romance Rated R for pervasive language and some sexual content. 上映時間:95分 あらすじ: 有名なTVのトークショウの司会者ボビーは、 事務所のミッチが懸命に止めようとしたのに、 ある女優を呼んだ生番組収録中に、切れてしまう。 残酷なことを言い、オレと寝ないかとも言う。 これがきっかけで、私生活でも波乱が起きる。 愛を求めて、ボビーは、NYへ行き、 元の恋人リリーに会いにいく。 彼女は、彼のTV番組も好きでないだろうし、 彼女のゲイの恋人も同様だろう。 真実の愛によって、彼は立ち直れるのだろうか? 出演者: Vincent Gallo .... Bobby(ボビー) Courteney Cox .... Lily(リリー) Jeffrey Tambor .... Mitchell(ミッチ) オトーサン、 「好演だ!」 ビンセント・ギャロは、いつもの味を出しています。 コートニー・コックスは、スレンダーな美人で、 知的だし、何たって瞳がステキでした。 VINCENT GALLO  ビンセント・ギャロ 誕生日 1962/4/11 出身 米ニューヨーク州バッファロー 活躍度 △↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1983年「THE WAY IT IS」 1987年「DOC'S KINGDOM」 1990年「グッドフェローズ」 1991年「KEEP IT FOR YOURSELF」 1992年「アリゾナ・ドリーム」 1994年「愛と精霊の家」「U.S. GO HOME」 1996年「ネネットとボニ」「フューネラル」「パルーカヴィル」      「バスキア」△ 1997年「気まぐれな狂気」 1998年「バッファロー66’」◇「GO!GO!L.A.」◇      「パトリシア・アークエットのグッバイ・ラバー」◆ 1999年「トリック・ベイビー」◇「TROBLE EVERYDAY」 2000年「コード」◆「ダウンタウン81」 2001年「ガーゴイル」「ストランデッド」      「ニューヨーク セレナーデ」 2003年「ブラウン・バニー」◇ COURTENEY COX ARQUETTE  コートニー・コックス・アークエット 誕生日 1964/6/15 出身 米アラバマ州バーミンガム 高校卒業後、すぐニューヨークへ移り、 モデルとコマーシャルの仕事を始める。 テレビでは「ファミリー・タイズ」や 「フレンズ」のモニカ役で活躍。 映画では「スクリーム」シリーズのゲイル役が有名。 99年に「スクリーム」で共演した デイビッド・アークェットと結婚した。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1985年「ミラクル・エスパーズ」 1987年「DOWN TWISTED」「マスターズ/超空の覇者」 1988年「コクーン2」 1990年「Mr.ディスティニー」 1991年「BLUE DESERT」 1992年「SHAKING THE TREE」 1994年「エース・ベンチュラ」 1996年「スクリーム」 1997年「コマンドメンツ」(V)「スクリーム2」 1999年「デスリミッツ」 2000年「スクリーム3」◇ 2001年「スコーピオン」「ニューヨーク セレナーデ」 その他の出演者: Alan Kalter .... Announcer Kasia Ostlun .... Jeannie Tate Donovan .... Mark Peter Jacobson .... Nathan Peter Bartlett .... Louis Reg Rogers .... Keith Peter Appel .... Angry Carolina Parsons .... Bridget Joseph Mosso .... Headset #1 Vincent Mosso .... Headset #2 Elina Lowensohn .... Cindy Anne Meara .... Linda User Rating: 4.8/10 (223 votes) オトーサン、 「低いなぁ」 まあ、TVの司会者が どうなろうと知ったことじゃないのでしょう。 User Comments: Courteney さん California 2004年11月1日 怪しげな良さ。 確かに.. これは上出来の映画ではない。 また、確かに、奇妙な映画である。 だが、この映画、絶対にすばらしい。 コートニー・コックスは、 スクリーンに出てきた瞬間から目を奪う。 撮影もユニークだが..いいのでは。 どんな映画だって、カンペキではない。 また、大ヒットするものでもない。 ヒットしなかったが、ヒットすべき映画だった。 筋書きや脚本もすばらしいし、 何といっても、出演者がいい。 それが、いい映画の条件である。 オトーサン、 「 確かに、言えてる!」 ステキな役者さんが出ていると、 あとのことは、許せるものですなー。 この映画では、やはりコートニー・コックスでしょう。


アップタウン・ガールズ

オトーサン、 「たまには、ラブコメもいいかも」 長年、メグライアンの独壇場だったこのジャンル。 ブリタニー・マーフィーが殴りこみというわけ。 原題:Uptown Girls (2003) 監督:Boaz Yakin 原作;Allison Jacobs 脚本;Julia Dahl/ Mo Ogrodnik/Lisa Davidowitz Genre: Comedy / Drama Rated PG-13 for sexual content and language. 上映時間;92分 あらすじ; モリーは、伝説のロック歌手の無軌道娘。 マネージャーに、お金を盗まれたので、 職探しを迫られる。 音楽業界の経営者で放りっぱなしにされた おませなレイの子守をやることになって、 レイに子供らしくしなさいと躾けるなかで、 大人になるとは、どういうことかに気づく。 出演者: Brittany Murphy .... Molly Gunn(モリー) Dakota Fanning .... Lorraine "Ray" Schleine(レイ) Marley Shelton .... Ingrid(イングリッド) オトーサン、 「ミスキャストだ」 ブリタニー・マーフィー、 このひと、どこか暗い蔭があって、 コメディ向きではありません。 BRITTANY MURPHY  ブリタニー・マーフィー 誕生日 1977/11/10 出身 米ニュージャージー州アトランタ 「クルーレス」のタイ役や「17歳のカルテ」のデイジー役など。 活躍度 ○↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1993年「家族の祈り」 1995年「クルーレス」 1996年「連鎖犯罪/逃げられない女」「DRIVE/破壊王」 1998年「フェニックス」      「ダブル・ジェパディ/悪党警官が仕掛けた二重の危機」      (TM)      「ゴッド・アーミー/復讐の天使」      「デビッド&リサ〜心の扉」(TM) 1999年「17歳のカルテ」◆「タイム・ラビリンス 時空の扉」 2000年「インシデント」◇「わたしが美しくなった100の秘密」      「カミングアウト」 2001年「サンキュー、ボーイズ」◆      「サウンド・オブ・サイレンス」◇      「サイドウォーク・オブ・ニューヨーク」◆ 2002年「8 Mile」◇「スパン」◆ 2003年「ジャスト・マリッジ」◇      「アップタウン・ガールズ」◇ その他の出演者: Donald Faison .... Huey Jesse Spencer .... Neal Heather Locklear .... Roma Schleine Austin Pendleton .... Mr. McConkey Will Toale .... Briefs Model Marceline Hugot .... Nurse Pell James .... Julie Quddus .... Party Guy Russell Steinberg .... Party Guy Susanna Frazer .... Ballet Teacher Wynter Kullman .... Holly Amy Korb .... Kelli User Rating: 5.3/10 (1,990 votes) オトーサン、 「低いスコアだ」 User Comments: Andrea North Carolina 2004年4月3日 平均以下 オーケー、見てごらん! この映画、面白そうだと思ったが... 安っぽかった.. ブリタニーと子供のからむシーンのいくつかは、 よかったが... Heather Locklear は、ほんのちょっとよかっただけ。 彼女は、"Melrose Place"では、 いい女を演じていたのだが :-)) 評価は、-Dだ。 この映画、もう2度とみたくない.. 最初の10分間で出ようと思ったが.. ガマンして..何か面白いことが起きるのではと期待した。 だが、結局、平均的な映画だった。 評価は、4から5点の間だ。 誰か見たひとがいたら、 どう思ったか知らせてほしい。 ブリタニー・マーフィーが好演していたら、 もっといい映画になれたはずだと思うのだが... どうなのだろうか? オトーサン、 日経エンタテイメント誌で2005年ハリウッド俳優 100人最新ギャラリストをみました。 1位は、トム・クルーズで26億円以上、 あと、26億円組には、 ウィル・スミスやジュリア・ロバーツが続きます。 トム・ハンクス、ハリソン・フォード、 そして、メル・ギブソンも、この仲間入り。 オトーサンのご贔屓のメグ・ライアンは、 ずっと下って、キアヌ・リーブスと同じ16億円組。 このメグをラブコメ路線で猛追しているのが、 ジェニファー・アニストンで、5.3億円。 残念ながら、ブリタニー・マーフィーは番外。 長者番付け入り、こんな演技ではムリかもねえ。


Naqoyqatsi

オトーサン、 「何じゃ、これ?」 "Naqoyqatsi"どう考えたって、 こんな英語あるハズありません。 あのソダバーク監督が製作陣に加わっています。 何か企らんでいるにちがいありません。 原題:gendaiNaqoyqatsi (2002)    Naqoyqatsi: Life as War 監督・脚本:Godfrey Reggio Genre: Documentary Rated PG for violent and disturbing images,      and for brief nudity. Color: Black and White / Color 上映時間;89分 あらすじ: この映像コンサートでは、 催眠術をかけられたようなイメージが、 日常的の現実からピックアップされ、 最先端のデジタル技術によって加工されている。 その結果、自然の法則によって組立てられてきた 歴史が、技術と合成物と仮想現実に置換されている。 極限の親密さと見もの、悲劇と希望が 映像と音楽の波間にゆれ動く。 ユニークで、芸術的な体験であり、 グローバル化した世界の大胆なイメージを提示している。 出演者: Marlon Brando .... Himself (archive footage) Elton John .... Himself (archive footage) Julia Louis-Dreyfus .... Herself (archive footage) Bhagwan Mirchandani .... Business Man Steven Soderbergh .... Man reflected in digital screens             (3rd segment) User Rating: 6.6/10 (465 votes) オトーサン、 「高いスコアだ」 User Comments: John DeSandoさん Columbus, Ohio 2003年1月30日 いまも、映像と音楽に感動している。 常に完全な自然界と 常にトラブル続きの人間界を対比している。 私のような印象主義者は、 脚本家でもあるGodfrey Reggio監督の 三部作における映像と音楽を愛する。 前2作のあと、 時間経過やスローモーションの写真は、 みんなが使うようになった。 (第1作は、`Koyaanisqatsi(life out of balance) 第2作は、`Powaqqatsi(life in transition) この第3作、"Naqoyqatsi"(war as a way of life)は、 進行中のサダム・フセイン征伐を皮肉っている。 Yo Yo Maの叙情的な音楽と Philip Glassの仏教徒のような閑静な音楽が、 趣きを添えている。 私は、いまも映像と音楽に感動している。 常に完全である自然の創造物と 常にトラブル続きの人間の作為を対比しているのだ。 この3部作は、 自然界の驚異、都市風景、ニュース、テレビ映像、 そして、デジタル数字を編集して、 新たな美と恐怖を創造している。 450ものイメージの多くは、 数字、スポーツ、トレーニング風景、 大衆文化といった映像で、ライブラリーから借用したもの。 例えば、注意深く見るならば、 破綻したエンロン名前もちらっと見られる。 深く考えるならば、 監督が、マダム・タッソー蝋人形館の 有名人のダミーを見せている意味が分かるだろう。 映画は、要するに視覚媒体である。 監督は、すばらしい写真の収集によって いつも私を喜ばせてくれる。 リアルなデジタル画像を総合したものに、 ヨーヨーマも叙情的な音楽と Philip Glassの東洋音楽が加わっている。 言語構造は、ここでは不要である。 必要なのは、シナリオだけであり、 こうした創造ゲームでは自然界を壊せないが、、 現実世界では、破壊が進行中であることを示唆している。 オトーサン、 「実験映画だが、よく出来ている。 そうそう、似たようなことを前にやったなー」 当時一緒に働いていた天野祐吉さんが、、 100年分のタイム誌の写真ライブリーから 面白い写真を集めてきて、 映像でみる「国民生活白書」をつくったことを 思い出しました。 しかも、キャプションは、 すべてシェイクスピアのせりふから引用という 凝ったものでした。


ゴジラ FINAL WARS

オトーサン、 「ふーん、ゴジラも生誕50周年か」 GODZILLAの名を刻んだ星形のプレートが チャイニーズ・シアターの歩道に埋め込まれたとの ニュースもありました。 「最後というんだから、見に行くかぁ」 でも、誰もいず、ホームシアター状態でした。 原題:Gojira: Fainaru uozu (2004)    Godzilla: Final Wars 監督:北村龍平 脚本;三村渉 桐山勲 Genre: Fantasy /Horror /SF /Thriller /Action Country: Japan / Australia / USA / China Language: Japanese 上映時間;125分 あらすじ: IMDBが手抜きしているので、 サイトでみつけたものをコピーしましょう。 20XX年、北海道沖から 謎の巨大怪獣のミイラが引き上げられた。 地球防衛軍の兵士である尾崎真一は、 その調査のために国連から派遣された 分子生物学者・音無美雪に同行してミイラの謎を調査する。 そんな中、世界各地の都市に突如怪獣たちが同時発生! ニューヨーク、パリ、上海、シドニー…、 怪獣たちが続々と出現する! 地球防衛軍は全戦力を投入するも あまりの怪獣の数に防戦一方となる。 世界中で激しい戦闘がつづく中、 突如、巨大な円盤が上空に現れ、怪獣たちを光線で消滅させた。 そしてX星人と名乗る異星人が地球に降り立った。 X星人のねらいは何なのか…。 その頃、ゴジラは、南極の氷の下で静かに眠り続けていた…。 出演者:: Masahiro Matsuoka .... 地球防衛軍兵士・尾崎真一 Rei Kikukawa .... 分子生物学者・音無美雪 Kazuki Kitamura .... X星人参謀/統制官 オトーサン、 「退屈だなぁ、下手だなぁ、見るに耐えんなぁ」 そんなことで、眠り続けましたが、 あとで、唯一の音無美雪を演じたのが、 菊川怜だと知って、唖然としました。 「こんなに下手だったのか」 その他の出演者: Kane Kosugi .... M-Facility Soldier Kazama Akira Takarada .... UN Secretary General Naotaro Daigo Maki Mizuno .... Newscaster Anna Otonashi Masami Nagasawa .... Shobijin (Twin Fairy) Chihiro Otsuka .... Shobijin (Twin Fairy) Don Frye .... Douglas Gordon (Captain of the Goten) Kenji Sahara .... Paleontologist Hachiro Jinguji Kumi Mizuno .... Earth Defense Force Commander Akiko Namikawa rest of cast listed alphabetically Naoko Kamio .... Radon/Minira (suit actress) Tsutomu Kitagawa .... Gojira Motokuni Nakagawa .... Kingu Shisa/Monsuta Ekkusu Toshihiro Ogura .... Angirasu/Ebira/Hedora (suit actor) Mick Preston .... New York Cop Shinji Suzuki .... Mutant Soldier Yasuhiro Takeuchi .... Goten Crew Member User Rating: 5.9/10 (27 votes) オトーサン、 「へェ、フアンって有難いものだなぁ。 こんなにいいスコアつけるなんて」 User Comments: RAND0さん San Francisco, CA 2004年11月30日 ワォ 私が思うに、 ハードコアの怪獣フアンは、 こういう映画を生真面目に見てはいけないのを 忘れがちである。 カンペキなど期待してはいけない。 筋書きは、いつも穴だらけ。 下らん演技もある。 特殊効果も、やや弱い。 ガマンしなくては。 この映画の試写会に行ったが、 シリーズのなかでは、最高にエキサイティングだった。 ゴジラとモンスターゼロとが、 似たようなSF的なアングルで撮影されていた。 マトリクス・スタイルの勢いのある映像もあった。 ファンタスティックな怪獣の戦闘シーンが、絶え間なく続く。 この映画が、過去の古典的なアクション志向の ゴジラ映画と同じカテゴリーに属するのか分からない。 これまでのゴリラ映画と同じように、 大勢のひとに受けるかどうかは、分からない。 だが、ゴジラのフアンであって、 ファンタスティックな戦闘シーンを見たいなら、 SFの筋書きも楽しいので、 この映画、楽しめるだろう。 オトーサン、 「楽しめなかったなぁ」 脚本も、演技も、特殊効果も、音楽も、 みなサイテーでした。 まあ、ユルイ気分になってみるべきなのでしょう。 「それにしても、ひどい映画だった」 こんなゴジラ映画をみるくらいなら、 昔のゴジラ映画を見たほうがいいでしょう。 オトーサン、 サイトで、こんな批評もみつけました。 ひどい…最悪… 『ゴジラ FINAL WARS』に怒り心頭!! 昨日、『ゴジラ FINAL WARS』の試写を観ることができました。 私としては、今年最後の期待作でした。 7分間のプロモ映像には少し興奮をしたし…… いや、これはいけるかもしれないと少し期待したのです。 でも見始めて間もなく、 これが愚かな気持ちだったことが明確になりました。 『デビルマン』『鉄人28号』……そして、『ゴジラ〜』よ!  お前もかという残念な気持ちでいっぱいに。 いや、残念という哀しい気分を簡単に通り越し、 観ている内に、フツフツと怒りが心の淵の淵からこみあげてくるんです。 それは自宅に帰っても易々と消えることがなく、 その憤りを誰に向けたらいいのか分からない。 自宅に帰って、早速、怪獣イラストレーターで知られる 開田さんに電話連絡。 話していると徐々に怒りがこみあげてくるので、 必死に自制しようとしつつも、 言葉がワナワナと震えてしまうのです。 私にとって、なんて悲惨な1週間なんだ ……チクショッ!!


A.Q.

オトーサン、 「へぇ、初監督作品なのか」 デンゼル・ワシントンとくれば、 黒人ではじめてアカデミー賞をとった名優。 その監督ぶりは、どうなのでしょうか。 原題:Antwone Fisher (2002) 監督:Denzel Washington 脚本;Antwone Fisher Genre: Drama (more) Rated PG-13 for violence, language       and mature thematic material involving child abuse. Country: USA Language: English / Japanese 上映時間;120分 あらすじ: 何かというとキレる水兵が、 軍医のところに送られる。 最初のうちは、心を開かなったかったが、 水兵は、やがて打ち解けてきて、 恐ろしい少年時代の思い出を語りはじめる。 軍医の指導の下、苦しかった過去と直面し、 知らなかった家族を見出だそうとする。 出演者: Derek Luke .... Antwone 'Fish' Fisher (フィッシュ) Denzel Washington .... Dr. Jerome Davenport(軍医) Joy Bryant .... Cheryl Smolley(シェリー) オトーサン、 「やっぱり、デンゼルは、巧いわい」 本物の医師よりも巧いのではないでしょうか。 DENZEL WASHINGTON デンゼル・ワシントン 誕生日 1954/12/28 出身 米ニューヨーク州マウント・バーノン 父は牧師、母はゴスペル歌手。 フォーダム大学でジャーナリズムを専攻するが、 やがて演劇を志し、 卒業後、サンフランシスコの演劇学校で学ぶ。 その後、ニューヨークへ戻り、プロの俳優として オフ・ブロードウェイの舞台に上がる。 テレビでは77年「ウィルマ」や 6年続いたシリーズ「ST.ELSEWHERE」の医師役がある。 映画デビューは81年「ハロー・ダディ」。 89年「グローリー」でアカデミー助演男優賞受賞。 「遠い夜明け」でアカデミー助演男優賞にノミネート、 「マルコムX」のマルコムX役でアカデミー主演男優賞に ノミネートされている。 私生活では歌手のポーレッタ・ピアソンと結婚し、 4児の父。 活躍度 ◎→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆☆☆ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1981年「CARBON COPY」「ハロー・ダディ」 1984年「ソルジャー・ストーリー」 1986年「キングの報酬」 1987年「遠い夜明け」 1988年「デンゼル・ワシントン/女王と祖国のために」 1989年「グローリー」◆アカデミー助演男優賞     「刑事クイン 妖術師の島」「リユニオン 再会」 1990年「モ’・ベター・ブルース」「私の愛したゴースト」 1991年「ミシシッピー・マサラ」「リコシェ 炎の銃弾」 1992年「マルコムX」◇ 1993年「から騒ぎ」「フィラデルフィア」「ペリカン文書」◇ 1995年「青いドレスの女」「クリムゾン・タイド」◇      「バーチュオシティ」 1996年「戦火の勇気」◇「天使の贈り物」 1997年「悪魔を憐れむ歌」◇ 1998年「ラスト・ゲーム」◇ 1999年「マーシャル・ロー」◇「ボーン・コレクター」◇      「ザ・ハリケーン」◇ 2000年「タイタンズを忘れない」◇ 2001年「トレーニング・デイ」◇ 2002年「ジョンQ」◇「きみの帰る場所」 2003年「タイムリミット」◇「マイ・ボディガード」◇ その他の出演者: Malcolm David Kelley .... Antwone Fisher Age 7 Cory Hodges .... Antwone Fisher Age 14 Salli Richardson .... Berta Davenport Leonard Earl Howze .... Pork Chop Kente Scott .... Kansas City Kevin Connolly .... Slim Rainoldo Gooding .... Grayson Novella Nelson .... Mrs. Tate Stephen Snedden .... Berkley Leo Nepomuceno .... SP #1 Sung Kang .... Receptionist Cordell Stokes .... Keith Age 5 User Rating: 7.4/10 (3,867 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 User Comments: tfrizzellさん United States 2003年10月24日 各方面からの敬意と賞賛。 だが、私の人生は変わらない。 デンゼル・ワシントン、 かなりいい監督デビューだ。 もっとも、その驚くべき演技によって救われてはいるが。 彼が演じるのは、心理療法の軍医。 新人Derek Luke演じる水兵は、 怒りをどうやって押さえ込むか苦しんでいる。 親身になって相談に乗り、 その心を開かせるあたり、実に感動的だ。 その後に続くのは、長い辛い回顧談である。 この若いアフリカ系アメリカ人は、 養子として奴隷状態で少年時代を過ごしたのだ。 近所のYolonda Rossからは、性的虐待を受ける。 しかも、牧師の目の前でだ。 いま現在、水兵は、生まれてはじめて 同じ海軍にいるJoy Bryantに恋をしようとしている。 だが、やはり、未体験である家族を 追い求めななければならないことが、明らかになる。 やがて、軍医は、自分の家族と問題を起こしてしまう。 妻との結婚が、水兵の面倒を見ることで、 壊れそうになったのだ。 この映画、2002年の観客や批評家から 数々の敬意と賞賛を受けた。 例えば、Joel Siegelのような有名な批評家が、 この映画を現代の傑作と評した。 だが、正直言って、 この映画は、ハリウッドの綿飴である。 深い感動を与える点では、 "Rocky"、"Ordinary People"、"Good Will Hunting"と 似たようなものだ。 だが、この Fisherの自伝脚本は、 世界をこう見たらどうだと言わんばかりの ひとりよがりの黙想のようだ....。 それには、異論がある。 多くの役者が監督になれないなかで 監督をやったデンゼル・ワシントンの 監督ぶりは、やや怪しげだ。 ちょっと、途中で見たくなくなったりする。 出だしは、迫力がある。 だが、すぐに欲張り過ぎてしまう。 軍医と水兵との関係を描くあまり 水兵の苦い過去から遠ざかり、 虐待と劣等感は、 自分の手で克服すべきということが等閑にされている。 悪い試みではないが、 この映画、名画になり損ねている。 先に述べたように、 真に大事なことに迫ることが出来なかった。 10点満点で8点。 オトーサン、 「厳しいねえ。あくまでも自己責任か」 アメリカ社会のいい点も、悪い点も 浮き彫りにした厳しいコメントでした。


冬のソナタ

オトーサン、 「何をいまさら」 そうお叱りを受けるかもしれませんが、 天性の天邪鬼。 東京オリンピックだって、 目と鼻の先で開催されていたのに見に行きませんでした。 「あれに比べりゃ、ヨン様ブームなんて、ちいせいちいせい」 原題:"Gyeoul yeonga" (2002) [TV-Series]    Winter Sonata 監督:Seok-ho Yun 脚本;Su-yeon Oh Genre: Romance Country: South Korea Language: Korean 上映時間:60分(20 Episodes) あらすじ; チュンサンは、小さな町に引っ越して、 そこの高校でユジンに出会う。 2人は、恋におちるが、 チュンサンは、悲劇に直面し、交通事故で死ぬ。 10年後、ユジンは、チュンサンそっくりの男に出会う。 いまのボーイフレンドと、 かつての恋人を思い起こさせる男と、 そのどちらかを選ばなければならない。 出演者: Yong-jun Bae .... Jun-Sang Kang(チョンサン) Ji-Woo Choi .... Yoo-Jin Jung(ユジン) オトーサン、 「ウン、やはり貴公子だなー」 ユジンも可愛いですなー、演技以前ですが。 BAE YONG JOON  ペ・ヨンジュン 誕生日 1972/8/29 出身 韓国 94年テレビ「愛の挨拶」でテレビ・デビュー。 ほか「海風」「PaPa パパ」「初恋」「裸足の青春」 「HOTELIER ホテリアー」「冬のソナタ」などがある。 俳優の傍ら、ソンキュンカン大学で学んでいる。 活躍度 ▲→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆★★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 2003年「スキャンダル」 その他の出演者: Yong-ha Park .... Sang-Hyuk Kim Sol-Mi Park .... Chae-Lin Oh Dong-hwan Jeong .... Sang-Hyuk's father Hye-suk Kim .... Yoo-Jin's mother Wok-suk Song .... Jun-Sang's mother Hae-hyo Kwon .... Kim Hyeon-suk Park .... Chong-a User Ratings: ー オトーサン、 「IMDB、冷たいな」 User Comments: omelethtr 2004年9月10日 ほかのよりは、いい... 韓国には、沢山の下らないドラマがある。 そのなかでは、このメロドラマ、まあまあ。 だが、わざとらしくお涙頂戴に仕立てているのは、 ガマンがならない。 そんなの意味ないじゃん。 中盤で、役者たちが泣く。 バックグラウンド・ミュージックが、 ドラマティックに涙を誘う。 ペ・ヨンジュンは、すばらしい! 下らん脚本なのに、ただ一人、がんばっている... つまりだなー。 ドラマはいいんだがなー。 ほかの女の子たちときたら、 大きな目を開けて (手術したのか、しないのか) 1)泣くか 2)見つめるか 3)驚くかするだけ。 このドラマの監督は、 他にも"seasons"ドラマを監督している。 "Autumn Story" や"Summer Scent"である。 "Autumn Story"は、いい。 だが、 "Summer Scent"は、文字通リ見るに耐えない。 役者やたちは、どんな気持ちでせりふを吐いているのだろう。 怠けているし、安っぽい。 個人的に、私は、夏よりは冬が好きだが、 "Autumn Story"は、"Winter Sonata"よりも出来がいいと思う... というのも、この主演俳優LOLが、かっこカッコいいし、 映画が短いから。 冬のソナタの脚本家も、短くすべきなのに... 10話ですむのを、20話に引き伸ばしている。 そのため、 soooooooo (大変) looooooooooong (長く) booooooooooring!!(退屈) になってしまっている。 オトーサン、 「大体、分かった」 第1話だけで、見るのを中止しました。 娘に、そう言ったら、 「全部みなきゃ。 どのくらい下らないか、分からないでしょう」


ファイティング・ガール

オトーサン、 「おお、♪お久しぶりね〜」 お気に入りのメグ・ライアンの主演映画。 メグちゃん、ここ数年の映画、全部みていますよ。 原題:Against the Ropes (2004) 監督:Charles Dutton モデル:Jackie Kallen 脚本:Cheryl Edwards Genre: Drama Rated PG-13 for crude language, violence, brief sensuality       and some drug material. Country: USA / Germany Language: English 上映時間;111分 あらすじ: デトロイトからやってきたユダヤ人女性が、 いくつかの職をへた後、ボクシング・マネージャーになる。 この映画は、彼女とあるボクサーとの関係を描いている。 ボクサーは、Toney、McKart、Hearnsを 組みあわせた人物として設定されている。 実在するジャッキー・カレンは、 30年前に夫と別れてロスへ行き、 国際女性ボクシング連盟のコミッショナーになった... 出演者: Meg Ryan .... Jackie Kallen(ジャッキー) Omar Epps .... Luther Shaw(ルーサー) Tony Shalhoub .... LaRocca(ラロッカ) オトーサン、 「メグ、可愛いなぁ。年を感じさせない」 ボクシングなる男の世界を生き抜いているにしては、 ちょっと綺麗すぎますが、まあいいでしょう。 ボクサー役のルーサー、 敵役のラロッカを演じた俳優も加え、 3人分の経歴をみてしまいましょう。 MEG RYAN メグ・ライアン 誕生日 1961/11/19   出身 米コネチカット州フェアフィールド 明るいイメージからか、感動大作への出演に恵まれないため、 賞歴はないが、自分の個性を貫ける天性の演技力は、 アカデミー賞女優には決して劣ってはいない。 活躍度 ◎→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1981年「ベストフレンズ」デビュー 1983年「悪魔の棲む家3」 1986年「トップガン」「私立ガードマン/全員無責任」 1987年「インナースペース」◆「プロミストランド/青春の絆」◆ 1988年「D.O.A.死へのカウントダウン」◇      「プレシディオの男たち」◆ 1989年「恋人たちの予感」◇ 1990年「ジョー、満月の島へ行く」◇ 1991年「ドアーズ」◆ 1992年「キスへのプレリュード」◇ 1993年「フレッシュ・アンド・ボーン/渇いた愛の行方」◇      「めぐり逢えたら」◇ 1994年「男が女を愛する時」◇「星に想いを」 1995年「恋の闇 愛の光」「フレンチ・キス」◇ 1996年「戦火の勇気」◇ 1997年「アナスタシア」(声)◇「恋におぼれて」◇ 1998年「シティ・オブ・エンジェル」◇      「ユー・ガット・メール」◇ 1999年「キャスティング・ディレクター」◆ 2000年「電話で抱きしめて」◇「プルーフ・オブ・ライフ」◇ 2001年「ニューヨークの恋人」◇ 2002年「デブラ・ウインガーを探して」 2003年「イン・ザ・カット」◇ 2004年「ファイティング・ガール」◇ OMAR EPPS  オマー・エップス 誕生日 1973/5/16 出身 米ニューヨーク州ブルックリン 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1992年「ジュース」デビュー 1993年「ウォーターバック」 1994年「メジャーリーグ2」 1995年「ハイアー・ラーニング」 1997年「スクリーム2」 1999年「ブレックファースト・オブ・チャンピオンズ」 2000年「BROTHER」「ドラキュリア」      「ワン・オン・ワン ファイナル・ゲーム」 2004年「ファイティング・ガール」 TONY SHALHOUB  トニー・シャルホウブ 誕生日 1953/10/9 出身 米ウィスコンシン州 イエール大学で演劇を専攻。 その後、マサチューセッツ州ケンブリッジの アメリカン・レパートリー・シアターに4年間在籍。 ニューヨーク・シェイクスピア・フェスティバルや ブロードウェイで活躍。 映画は90年「クイック・チェンジ」のタクシー運転主役がデビュー。 「シェフとギャルソン、リストランテの夜」の イタリア人シェフ役で全米映画批評家協会助演男優賞受賞。 テレビではNBCの「WINGS」や「X−ファイル」のゲストなど。 92年、女優ブルック・アダムスと結婚。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1990年「クィック・チェンジ」「ロングタイム・コンパニオン」 1991年「バートン・フィンク」 1992年「ハネムーン・イン・ベガス」 1993年「ボビー・フィッシャーを探して」      「アダムス・ファミリー2」      「ジプシー」(TM) 1994年「星に願いを」 1996年「シェフとギャルソン、リストランテの夜」 1997年「普通じゃない」「ガタカ」「メン・イン・ブラック」 1998年「シビル・アクション」「パーフェクト・カップル」      「インポスターズ」「ポーリー」 1999年「マーシャル・ロー」「大人たちのシーズン」 2000年「ギャラクシー・クエスト」 2001年「スパイキッズ」「クローン」「バーバー」      「13ゴースト」 2002年「メン・イン・ブラック2」「ブロンドライフ」      「スパイキッズ/失われた夢の島」 2003年「スパイキッズ3−D:ゲームオーバー」 2004年「ファイティング・ガール」 その他の出演者: Charles Dutton .... Felix Reynolds Timothy Daly .... Gavin Joseph Cortese .... Abel Kerry Washington .... Renee Sean Bell .... Ray Kallen Dean McDermott .... Pete Kallen Skye McCole Bartusiak .... Little Jackie Juan Carlos Hernandez .... Pedro Hernandez Holt McCallany .... Dorsett Tory Kittles .... Devon Green Gene Mack .... Kevin Keyes Beau Starr .... Corcoran User Rating: 5.1/10 (752 votes) オトーサン、 「ありゃ、低いなぁ」 User Comments: TxMikeさん Houston, Tx, USA, Earth 2004年10月19日 実在する人物を描いた映画。 メグとトニー・シャルホウブが素晴らしい。 私は、ボクシング好きではない。 メグが演じた女性は、初のボクシング・マネージャーである。 舞台は、クリーブランド。 そこで、伸びそうな黒人選手を発見したのだ。 その選手を育てるために、引退したトレーナーを探し、 猛烈な練習によって勝ち上がっていく。 トニー・シャルホウブが最高だ。 地元の非情なボクシング・マネージャー兼興行主として、 仲間とともに、彼女を脅迫し、地元での試合を妨害する。 そこで、試合先はバファローであったり、 フロリダの街々になったりする。 そして、勝ち上がってタイトルマッチに挑む。 メグにしては、変わった役柄である。 声も変え、ハードな女性を演じなければならない。 DVDの特典映像では、 実在するジャッキー・カレンがインタビューに答えて、 私の人生よりもステキに描かれていると語っている。 多くが変えられて本当の自伝には、なっていないそうだ。 この映画、IMDBのスコアよりもいい。 オトーサン、 「そうだ、その通り」 メグの声が聞け、その顔や肢体さえみられるなら、 他のことは、どうでもいいつぅーの。 こういう有難いフアンばかりなので、 メグ・ライアンは、演技はうまいのに、 アカデミー賞とは縁遠くなってしまうのです。 「まあ、♪いいじゃないのー、しあわせならば」


キッチン・ストーリー

オトーサン、 「どこの国の映画かな?」 ノールウェイの映画なんて、珍しいですなー。 一度だけ、行ったことのある国です。 原題:Salmer fra kjokkenet (2003)    Kitchen Stories 監督:Bent Hamer 脚本;Jorgen Bergmark / Bent Hamer Genre: Comedy / Drama Rated PG for mild language. Country: Norway / Sweden Language: Norwegian / Swedish 上映時間;95分 あらすじ: 戦後、毎年スェーデンの主婦が 夕食の準備に歩く距離は、 ストックホルムからコンゴまでの距離だそうだ。 そこで、調査会社は、18人の調査員を ノルウェーの田舎に派遣して、 独身男性がキッチンでどういう動きをしているか その歩行動線を図面にプロットすることにした。 24時間体制で、キッチンの隅に設けられた 特別の椅子の上で、被験者の行動を見張るのだ。 いかなる場合でも、調査員は、被験者に話しかけたり、 キッチンの作業を手伝ってはいけない。 出演者: Joachim Calmeyer .... Isak Bjornsson(イザック) Tomas Norstrom .... Folke Nilsson (フォルケ) Reine Brynolfsson .... Malmberg(マームバーク) オトーサン、 「こりゃ、軽妙そのものだ!」 調査員と被験者のやりとりが、実にユーモラスです。 2人とも、自然で巧まざる演技でした。 その他の出演者: Bjorn Floberg .... Grant Sverre Anker Ousdal .... Dr. Jack Zac. Benjaminsen Leif Andree .... Dr. Ljungberg Gard B. Eidsvold .... Bakkerman Lennart Jahkel .... Green Trond Branne .... Ordforer Bjorn Jenseg .... Vaktmester Jan Gunnar Roise .... Vaktmesterassistent Karin Lunden .... Svensk selskapsdame rest of cast listed alphabetically Paivi Laakso .... Finsk selskapsdame User Rating: 7.5/10 (912 votes) オトーサン、 「おお高いスコアだ」 User Comments: mpeters-7 さん Guelph, Canada 2004年3月18日 ほとんどカンペキな小品 この映画、上品なのに、いろいろな面で愉快だ。 スェーデンのイケアと思われる会社が、 寡黙で人間味あふれているノルウェー人を調査する。 この映画、いたずらに感傷的にもなっていない。 つまり、「いい感じ」の洗練された映画にみるように ひとを妙に操作することがない。 スェーデンの調査員と被験者の奇妙な関係を 追っているのだが、基本的な人間味が感じられる。 こういうと、 ミニマリズムのように思われるかも知れないが、 (単純簡潔、非個性化によって 芸術効果を上げようとする芸術手法) ごくフツーのいい映画なのだ。 ペースも、演技も、撮影も、ストーリーもカンペキ。 この映画、TVやビデオで見るよりも、 映画館の巨大スクリーンで見たほうがいい。 そのほうが、インパクトが大きい。 見終わったら、幸せになれるだろう。 近年で珍しく見る価値のある映画だ! オトーサン、 「何なんだ?」 User Commentsの翻訳をほぼ終えたのに、 あっという間に、元に戻ってしまいました。 どういうことなのでしょうか? さて、この映画の監督、Bent Hamerさん、 大の料理好きで、いつもキッチンにいるとか。 映画で忙しくなるのは、好かんと言っていました。 自分の生活のペースを守る。 まさにこれこそ、北欧人なのです。 オトーサンが、訪問したデーラーでは、 従業員のためのフィットネスルームがありました。 アメリカのあるデーラーにはプールがありましたが、 これは経営者専用でした。 そこへいくと、日本のデーラーは、 経営者も従業員も気の毒ですなあ。 せめて、キッチンくらい充実させては。


純愛中毒

オトーサン、 いまどき「純愛」はないでしょうが、 「中毒」という言葉を添えたけで、 モダーンなテーストになりました。 いい邦題のひとつではないでしょうか。 前回みたイ・ビョンホンの最新作です。 原題:Jungdok (2002)    Addicted 監督:Young-hoon Park 脚本:Won-mi Byun Genre: Drama / Romance Country: South Korea Language: Korean 上映時間;110分 あらすじ: ホジンとテジンは、2人っきりの兄弟。 兄のホジンがウンスと結婚したので、 家族は3人になった。 3人は、幸せで静かな日々を送っている。 ある日、ホジンの反対にもかかわらず、 テジンは自動車レースに出場する。 同じ時刻、違う場所だったが、 2人の兄弟は悲劇的な事故に出会い意識を失う。 1年後、奇跡が起きる。 テジンが、昏睡状態から目覚めたのだ。 だが、彼は、自分はホジンだという。 病院生活が終わって、 テジンは家に戻るのだが、ウンスは、とまどう。、 テジンの話し方、好物、そして習慣さえも、 ホジンにそっくりだったからだ。 ウンスには、夫の魂が テジンの身体に乗り移っていることが どうしても信じられない。 一方、テジンは、自分はホジンと言い張る。 最初のうち、2人は離れた部屋で暮らしていたが、 時が経過するにつれて打ちとけてくる。 ウンスは、夫の面影をテジンに重ねるようになったものの、 一線を超えることには抵抗がある。 テジンは、ウンスとホジンだけの思い出を前に泣く。 最後になって、ウンスは壁を取りはらい、 テジンを夫として受け入れるようになる。 これは、永遠の愛ではない。 より情熱的な愛にふけるものの、 周囲のひとが2人の関係を忌まわしく思っているからだ。 出演者: Byung-hun Lee .... Dae-jin (テジン) Mi-yeon Lee .... Eun-su (ウンス) Eol Lee .... Ho-jin (ホジン) オトーサン、 「2人とも、うまいなあ」 その他の出演者: Seon-yeong Park .... Ye-jin Ji-eun Kim User Rating: 7.1/10 (45 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 User Comments: ushirosさん Chiba, Japan 2004年7月2日 Addicted to a wish (あらすじ紹介は省略) ひねりが効き、行き届いた筋書きのおかでで、 単純な憑依のお話やありきたりのロマンスが、 すばらしいものに変わった。 主役の2人、LEE Byung-hunとLEE Mi-yeonの 演技は素晴らしい! とくに、Byung-hunの目がいい。 純真さと強さを物語っている。 この目がなければ、映画の成功はなかっただろう。 Mi-yeonの表現能力は、信じ難い。 言葉よりも、仕草で語れる女優である。 テジンが、彼女の寝室に入ろうとし、 ホジンについて語リ合おうと提案して語りはじめた時、 その緊張した雰囲気は、大したものだった。 10点満点で9点。 オトーサン、 「へぇ、千葉県のひとか」 千葉にも英語を流暢にあやつる文化人がいるんですねえ。 この映画、韓国映画のなかでは傑作でしょう。 韓国でモータースポーツが盛んなのは、 この映画で、はじめて知りました。


ラン・アウェイ

オトーサン、 「韓流ブームか」 まあ、日本と韓国がわだかまりを捨てて、 仲良くなるのは、いいことです。 「JSA]のイ・ビョンホン主演というので、 借りることにしました。 原題:Run Away (1995) 監督:Sung-su Kim 脚本:ー Country: South Korea Language: Korean 上映時間:102分 あらすじ; オトーサン、 「IMDB、またサボっている。 しょうがない、書くか」 ゲームプロデューサーのドンヒと イラストレーターのミランは、深夜、殺人を目撃。 事件に巻き込まれるを嫌うミランは 警察に知らせないようにと主張。 だが、ドンヒは警察に知らせ、 チャン刑事に事件捜査を頼みこむ。 だが、警察に潜入した組織員らに襲われて入院する。 刺客は、病院にも出現。 警察を信じられない2人は、追っ手から逃げまくる。 だが、次々に接触した友人が殺されていく。 出演者: Byung-hun Lee .... ドンヒ Eun-Jeong Kim ... ミラン Kyeong-yeong Lee...チャン刑事 オトーサン、 「イ・ビョンホンは、運動神経バツグン」 相手役ミランを演じた女優さんは、ド下手。 イ・ビョンホンは、ちょっと新庄選手に似ています。 経歴をみましょう。 海外映画俳優マガジンに出ていないので、 サイトを参考に作成しました。 イ・ビョンホン 李炳憲 誕生日 1970/7/12 出身 韓国 高校時代は映画監督になるのが夢だった。 漢陽大学に入り、CMモデルとなり、芸能界入り。 1992年のテレビ・ドラマ『明日は愛』で青春スターに。 1995年「誰が俺を狂わせるか」で映画界に進出。 「ラン・アウェイ」の演技で、 黄金撮影賞新人男優賞と大鐘賞新人男優賞を受賞。 1999年、兵役に就く。 大ヒットした「JSA」では、兵士役。 釜山映画評論家協会賞で主演男優賞、大鐘賞人気賞受賞。 演技幅 個性 ↑ 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作: 1995年「誰が俺を狂わせるか」      「ラン・アウェイ」 1996年「ハルマゲドン(声)」      「彼らだけの世界」 1997年「地上満歌 」 1999年「我が心のオルガン」 2000年「JSA」 2001年「バンジージャンプする」      「マリ物語(声)」 2002年「純愛中毒」 その他の出演者: Dong-jik Jang Se-jin Jang User Rating: 3.4/10 (8 votes) オトーサン、 「低いなぁ」 User Comments: オトーサン、 「IMDB、これも、サボッテいるな」 折角高い料金を払って、3泊4日の新作を借りたのに、 1995年の旧作、それも駄作を借りてしまいました。 韓流ブームに惑わされず、いい映画を選ばなくては。


龍城恋歌

オトーサン、 「よさそうな題名だな」 しかも、あのチャン・イーモウ監督が製作。 監督は、長い間、かれの助監督だったひと・ 「これは、期待できそうだ」 原題:Long cheng zheng yue (1997) Dragon Town Story 監督:Fengliang Yang 脚本:ヤン・チャン/チン・シー Genre:Drama Country: Hong Kong Language: Cantonese 上映時間;93分 あらすじ; オトーサン、 「また、サボってる!IMDB」 Yahoo Movies!のあらすじを転載しましょう。 チャン家の結婚式の日。 華やかな披露宴は、突如現われた暗殺者によって 一家惨殺の場と化した。 唯一生き残ったのは花嫁のランチュエンのみ。 彼女は復讐に燃え、数年掛けてその首謀者を突き止める。 暗殺者を雇ったのは、 長年チャン家と反目してきたドラゴン・タウンの 地主シオンだった。 殺された夫と家族の仇を討つため、 名うての殺し屋リーにシオンの暗殺を依頼するランチュエン。 しかし、リーはその依頼を断る。 彼女は自ら暗殺に向かうも失敗し傷を負ってしまう。 そこへリーが再び現われ、 彼女に暗殺を請けおうと告げるのだった…。 出演者: Chien-lien Wu .... ランチェン Young You .... リー Huang Zhong .... シオン オトーサン、 「この子、可愛いいいな」 台湾では、第2のコン・リーと言われているとか。 でも、経歴は出ていませんでした。 その他の出演者: Xian Gao .... Young Master Xiong Yan Minqiu .... Madam Xiong Chang Ruyan .... Da Gu Sao Lan Shun .... Old man Liu Lin Wei .... Hu DanLong Liu Xiaozong .... Lan Juan's sister in law Zhang Xiqian .... Xiong's Aide User Rating: 7.9/10 (8 votes) オトーサン、 「おお高いスコアだ」 丁寧に人物像を描くあたりは、 チャン・イーモウ監督の世界そのもの。 User Comments: red-74さん La Jolla 1999年3月31日 復讐と後悔をめぐるすばらしい時代劇、 この映画、お祭りでのクラッカーではじまる。 撮影は美しく、流血、復讐、後悔が見事に演じられている。 だが、事前にみた批評では、好・不評が半ばしていた。 最後の中国王朝崩壊の時代を舞台に 虐殺された家族の唯一の生き残りである娘が、 殺し屋を雇い、敵の一族のリーダーに復讐を誓う。 多くの登場人物のひとりに、予測できぬことが起きる。 リーダの息子が娘に恋してしまうのだ。 家に来てくれ、絵のモデルになってほしいというのだ。 憎んでも余りある家族と近い関係になってしまう。 彼女の夫を装う雇われキラーにしても、 まるで、見かけとはちがう。 ビデオ屋の棚にあったら、見るといい。 オトーサン、 「まあ、上出来のドラマだった」 ラストが、ちょっとイージーと思ったのですが、 みんな満足して家路につくのでは。


ルシアとセックス

オトーサン、 「完全ヘア無修正版。すごい売り方だなあ」 スペイン語で、"Sex" は、"sexo"って言うんだ。 ひとつお勉強をしました。 原題:Lucia y el sexo (2001)    Sex and Lucia 監督・脚本:Julio Medem Genre: Drama / Romance Rated R for strong sexual content and language. (edited version) Country: Spain / France Language: Spanish / English 上映時間:128分 あらすじ: ルシアは、若いウエトレス。 マドリッドのレストランで働いている。 長い間の恋人だった作家を失って、 地中海の静かな小島で隠遁生活を送る。 そこには、新鮮な空気、きらめく太陽がある。 ルシアは、昔の暗い関係を思い出しはじめる。 作家がようやくいまになって、 遥か彼方から読むのを許してくれた ヒミツの通路のようだった。 出演者: Paz Vega .... Lucia(ルシア) Tristan Ulloa .... Lorenzo Alvarez(ロレンゾ) Najwa Nimri .... Elena (エレーナ) オトーサン、 「ルシアがいい。断然いい」 脱ぎっぷりもいし、身体もきれいですが、 それ以上にハツラツとしていました。 PAZ VEGA パス・ベガ 誕生日 1976/2/2 出身 スペイン 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1999年「パズル」 2001年「ルシアとSEX」 2002年「NOVO ノボ」 2003年「カルメン」 その他の出演者: Daniel Freire .... Carlos/Antonio Castillo Elena Anaya .... Belen Lozano Javier Camara .... Pepe Silvia Llanos .... Luna Diana Suarez .... Manuela Lozano Juan Fernandez .... Boss Charo Zapardiel .... Midwife Maria Alvarez .... Nurse Javier Coromina .... Vendor in Refreshments Kiosk Arsenio Leon .... Zuniga Alesandra Alvarez .... Luna, age 1 David Bulnes .... Porno Actor User Rating: 7.5/10 (3,719 votes) オト−サン、 「すごいスコアだ」 ゴヤ賞新人賞受賞:パス・ベガ User Comments: caspian1978さん Attleboro, MA 2004年12月6日 セックスとストーリー いわゆる典型的な外国映画である。 売り物は、セックス、セックス、セックス。 だが、間違えないでほしい。 この映画は、すばらしいストーリー、 すばらしい出演者、 そして、すばらしい監督から成っている。 だが、セックスがなければ、 観客は、果たして見るだろうか? タイトルもそうだが、宣伝も叫び立てていた。 セックス!セックス!セックス! だが、アメリカのビデオの棚に並べられている フランス、イタリア、スペインの大半の映画は、 ろくなストーリーもなく、セックスだらけだ。 そこへいくと、この映画、両方を兼ねている。 注意深く見るならば、 ストーリーは、2本立てになっている。 第1部は、セックス。 第2部は、ルシア。 そう、題名どおりだ。 オトーサン、 「残念だなぁ、 こういう売り方さえしなければ、 名画好きの大勢のひとが見るだろうに。 ちょっと、カミュの小説を思い出しました。


Mr.インクレディブル

オトーサン、 予告編を見て、つまらなそう。 しかも、ディスニー映画じゃ、時間のムダ。 ところが、IMDBのスコアが高いのです。 しょうがない、見に行くかぁ。 原題:The Incredibles (2004) 監督・脚本:Brad Bird Genre: Animation / Family / Adventure / Action / Comedy / SF Rated PG for action violence. Country: USA Language: English / French 上映時間:121分 あらすじ; ミスター・インクレディブルは、 かつてのスーパーヒーロー。 スーパーヒーローへの訴訟をうけて 政府が身元をを隠すようにしたからだ。 いまは、無名のひととして、暮らしている。 彼の妻ヘレンは、もとの Elastigirlであり、 3人の子供、Violet、Dash、Jack Jackがいる。 保険会社の調査員だが、ボスはイヤなヤツだし、 インチキ商売にも飽きている。 だが、妻は、まじめに働いている。 ある日、ミスター・インクレディブルは、 ふたたび、スーパーヒーローに戻るチャンスがやってきた。 依頼者は不明だが、その話に飛びつく。 だが、依頼者は、かつての天敵だった。 家族に、いや全人類に危険が及ぶ事態が迫ってきた。 声の出演者: Craig T. Nelson .... Bob Parr/Mr. Incredible(ボブ) Holly Hunter .... Helen Parr/Elastigirl (ヘレン) Spencer Fox .... Dashiell 'Dash' Parr(ダッシュ) オトーサン、 「しまった。日本語吹替版を見てしまった」 その他の声の出演者: Eli Fucile .... Jack Jack Parr Maeve Andrews .... Jack Jack Parr Samuel L. Jackson .... Lucius Best/Frozone Jason Lee .... Buddy Pine/Syndrome Dominique Louis .... Bomb Voyage Teddy Newton .... Newsreel Narrator Jean Sincere .... Mrs. Hogenson Wallace Shawn .... Gilbert Huph Lou Romano .... Bernie Kropp Wayne Canney .... Principal Sarah Vowell .... Violet Parr Michael Bird .... Tony Rydinger User Rating: 8.4/10 (11,592 votes)        top 250: #100 オトーサン、 「おお、世界の名画だ!」 User Comments: toddinvestorさん Calgary, Canada 2004年11月30日 いい映画だ、だが... ... そうびっくりすることもない。 おそらく、期待が大きすぎたのだろう。 たしかに、Pixarは、すばらしいアニメを見せてくれた。 いろんなシーンは、多種多様で、ハイスピード。 大スクリーンでみると、大いに楽しめる。 登場人物もよく描きこまれている。 ひとりひとりに充分な露出時間が与えられており。 なかでも、ミスター・インクレディブルは、 全編を通じて、出ている。 私が好きなのは、息子のDash。 信じられないようなスピードで走りまわる。 いいねえ。 そう、2時間楽しませてくれる。 あちこちにユーモアもあるが、 2時間もたせるほどのものではない。 この映画、大人向けである。 ちょっと落ち着かなくなったのは、 アニメのジェームス・ボンドものみたいだったからだ。 チェースシーンが、とくにそうだった。、 ちょっとヤリ過ぎ。 でも、楽しかったけれども。 また、見たくなった。 10歳の甥っ子も同じことを言っていた。 これは、いい映画だが、傑作ではない。 10点満点で7点。 注意; 幼い子供にはおすすめしない。 あまりに強烈で、おそろしすぎる。 オトーサン、 「ディズニー映画じゃなかった」 調べたら、Pixarの持込企画だそうです。


僕の妻はシャルロット・ゲンズブール

オトーサン、 「自分の奥さん、そんなに自慢なのか」 ちょっと、反発しました。 でも、フランス映画と知って、了解。 出だしっから、オシャレでしたよー。 原題:Ma femme est une actrice (2001) My Wife Is an Actress (USA) 監督・脚本;Yvan Attal Genre: Comedy / Drama Rated R for language and nudity/sexuality. Country: France Language: French / English 上映時間;95分 あらすじ: パリの人口は、2,125,246人、 うち女性が1,153,000人で、女優が10,000人。 イヴァンは、スポーツライターで、 誰もがその名を知っている女優シャルロットと結婚した。 普通の生活を送ろうとするが、有名税が待っている。 夕食は、サイン攻め。 スピード違反で捕まっても、 彼女が同伴と分かると、無罪放免。 とれない有名レストランの予約も、彼女が名乗れば、即オーケー。 男のプライドはズタズタになるが、イヴァンは気にしない。 だが、バーである男に聞かれる。 映画で他の男とベッドシーンを演じているのを見て、 嫉妬しないのか? それまでは、まったく気にならなかったのだが、 おかげで、疑念が... 出演者: Charlotte Gainsbourg .... Charlotte(シャルロット) Yvan Attal .... Yvan(イヴァン) Terence Stamp .... John (ジョン) オトーサン、 「この2人、自然体でいいなぁ」 あとで、分かりましたが、 シャルロット・ゲンズブールとイヴァン・アタルは、 実生活でも、夫婦でした。 シャルロットの映画での共演者にテレンス・スタンプ。 やはり、名優の演技って、深みがありました。 CHARLOTTE GAINSBOURG  シャルロット・ゲンズブール 誕生日 1971/7/21 出身 英ロンドン 父はセルジュ・ゲンズブール、 母はジェーン・バーキンの俳優一家。 84年「残火」で映画デビュー。 「なまいきシャルロット」でセザール賞有望若手女優賞。 イヴァン・アタルと結婚し、一児を出産。 99年「ブッシュ・ド・ノエル」でセザール賞助演女優賞を受賞した。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1984年「残火」 1985年「なまいきシャルロット」「イザベルの誘惑」 1986年「シャルロット・フォーエバー」 1987年「カンフー・マスター!」      「アニエス.vによるジェーン.b」 1988年「小さな泥棒」 1989年「太陽は夜も輝く」 1991年「メルシー・ラ・ヴィ」「愛を止めないで」 1992年「シャルロット・ゲンズブール/愛されすぎて」 1993年「ルナティック・ラブ/禁断の姉弟」 1994年「他人のそら似」 1995年「ジェイン・エア」 1996年「ラブetc.」「アンナ・オズ」 1999年「LA BUCHE/ブッシュ・ド・ノエル」      「イントルーダー 侵入者」 2000年「レ・ミゼラブル」(TM) 2001年「フェリックスとローラ」      「私の妻はシャルロット・ゲンズブール」 2003年「21g」 YVAN ATTAL  イヴァン・アタル 誕生日 1965/1/4 出身 イスラエル −− 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1989年「愛さずにいられない」 1991年「愛を止めないで」 1992年「愛されすぎて」「愛のあとに」 1994年「哀しみのスパイ」 1996年「恋人たちのポートレート」「ラブetc」 1999年「いつまでも二人で」 2001年「僕の妻はシャルロット・ゲンズブール」 2003年「ボン・ヴォヤージュ」 TERENCE STAMP  テレンス・スタンプ 誕生日 1938/7/22 出身 英ロンドン 活躍度 ○→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1962年「可愛い妖精」「奴隷戦艦」 1965年「コレクター」 1966年「唇からナイフ」 1967年「遙か群衆を離れて「世にも怪奇な物語」 1968年「血と怒りの河」「夜空に星があるように」「テオレマ」 1971年「ランボー 地獄の季節」 1976年「悦楽の闇」 1978年「スーパーマン」「バグダッドの盗賊」 1979年「抱いて…」「注目すべき人々との出会い」 1981年「スーバーマンU・冒険篇」「怪獣島の秘密」 1982年「コリンヌ・クレリーのヌード・ダンサー」 1984年「殺し屋たちの挽歌」「狼の血族」 1985年「リンク」 1986年「夜霧のマンハッタン」「アンダー・ザ・チェリームーン」 1987年「シシリアン」「ウォール街」 1988年「エイリアン・ネイション」「ヤングガン」 1989年「ザ・リスク/甘く危険な賭け」 1993年「ブロンディー/女銀行強盗」 1994年「プリシラ」 1996年「私家版」「超能力者 ユリ・ゲラー」 1997年「BLISS」「ラブ・ウォーク・イン」「楽園のキス」 1999年「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」      「イギリスから来た男」「ビッグムービー」 2000年「レッド・プラネット」 2001年「僕の妻はシャルロット・ゲンズブール」 その他の出演者: Noemie Lvovsky .... Nathalie Laurent Bateau .... Vincent Ludivine Sagnier .... Geraldine Lionel Abelanski .... Georges Keith Allen .... David, the film director Jo McInnes .... David's assistant Valerie Leboutte .... Young sexy girl Annette Hazanavicius .... Yvan's mother Jean Abelanski .... Yvan's father Marie Denarnaud .... Colette Jean-Rachid .... Blaise Cecile Cuignet .... Lisette User Rating: 6.8/10 (800 votes) オトーサン、 「高いスコアだ」 User Comments: Ralph Michael Stein さん New York, NY 2002年7月21日 セミ・ドキュメンタリーか? Heaven Forfend! イヴァン・アタルは、監督・脚本家・共演者。 シャルロット・ゲンズブールの夫である。 彼女は、溌剌としたバイリン・ギャルである。 2人とも演技がうまい。 この映画、暗いが、暴力的でないコメディである。 ゲンズブール演じるは、シャルロッテ。 仏英両国でスターである。 ディナーでのサイン攻めをうまくさばける。 アタルは、イヴァン役。 彼女を溺愛し、心が騒ぎ出したスポーツライター。 妻の無作法なフアンに我慢できない。 そのうえ、ロンドンにいる年上の魅力的な俳優ジョンと 妻の関係が心配でたまらなくなっている。 そこで、ロンドンで撮影中の妻をしばしば見張りにいく。 テレンス・スタンプは、年老いた俳優役を心地よく演じている。 妻は、彼を理解してくれないので、 シャルロッテにさりげなく言い寄ろうとしている。 年だから、激しい恋ではないものの、 とまどいながらより添っていく姿を巧みに演じている。 この映画、もうひとつ異質の筋書きがある。 イヴァンの姉が、ユダヤ教徒なので、 そうでない夫と子供を割礼させるかさせないかで、 夫とモメにモメているのだ。 このため、映画が長くなっている。 まあ、95分に伸ばせば、料金をとれるのだろう。 愉快なシーンもある。 最高なのは、シャルロッテが 監督に、ヌ−ドはイヤ、 あたしだけヌードはイヤと申し入れた結果、 スタッフ全員がヌードになるあたり。 シャルロッテのような有名人を妻にするひとは少ないだろうが、 イヴァンのいや増す嫉妬心は、観客の共感を呼ぶだろう。 実生活では、不信感がいくら増しても、 偏執狂にまでなるケースは、少ないだろう。 よい、楽しい映画だが、 シャルロット・ゲンズブールとイヴン・アタルの 実際の結婚生活はどうなっているのか、心配になった。 10点満点で、7点。 オトーサン、 「テレンス・スタンプがいい!」 年をとってくると、 若い女性とのベタベタした関係なんて、 たとえ、そんな機会があったとしても、願い下げです。 そんな感じを、実に見事に演じていました。


グローバル・エフェクト

オトーサン、 この題名、大きく出たなあ。 題名ほど、いい映画だといいのですが... 原題;Global Effect (2002) 監督:Terry Cunningham 脚本:Terry Cunningham / Deverin Karol Genre: Action / Drama Rated R for violence and language. 上映時間;96分 あらすじ; テロリストらが、唯一の手がかりを盗む。 致死性のウィルスで、南アフリカの村で発生し、 次第にアフリカ全土に広がり、さらにNYにまで。 もはや、核爆弾でウィルスを殲滅するしかないのか。 出演者: Daniel Bernhardt .... Marcus Poynt(マーカス) Madchen Amick .... Dr. Sera Levitt(セラ) Joel West .... Nile Spencer (ナイル) オトーサン、 「この女優さん、まあまあだな」 MADCHEN AMICK  メッチェン・アミック 誕生日 1970/12/12 出身 米ネバダ州レノ 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1990年「恋のためなら」 1992年「スティーブン・キング/スリープ・ウォーカーズ」      「ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の七日間」 1993年「完全犯罪」(TM) 1994年「水曜日に抱かれる女」「パラダイスの天使たち」 1996年「ラスト・ハンター/非情の標的」 2000年「ザ・リスト 官能の罠」「殺人ドットコム」 2002年「グローバル・エフェクト」      「THE RATS ラッツ」 その他の出演者: Carolyn Hennesy .... Meredith Tripp Rolanda Marais .... Sasha Kirk B.R. Woller .... Conrad Lee User Rating: 5.5/10 (46 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: themarina1 さん Vancouver, BC 2003年10月14日 出来の悪い焼きなおし さて、どこからはじめようか。 この映画、最初から最後まで、よくない。 ストーリーが、ヒドイだけでなく、何の新味もない。 悪いことに演技もヒドイ。 2点やるのは、Daniel Bernhardtがいいから、 悪漢のひとりだ。 今後の活躍を期待したい... 実際のところ、 スティーブン・セガールの出来の悪い映画を思い出す。 しかも、セガールが出ていない。 この映画、見ないほうがいい。 時間のムダだ。. 10点満点で2点。 オトーサン、 「オレは、4点くらいだなー」 昨日見たのに比べれば、そうとうマシです。 見るに耐えないということはありませんでした。


エンバイロン

オトーサン、 「エンバイロン?そんな英語あるのか?」 この映画、邦題のつけかたが不適切です。 原題のパラサイトのほうが、よほど適切でしょう。 原題:Parasite (2003) 監督:Andrew Prendergast 原作:Jason Kingsley / Andrew Prendergast / Richard Stacey 脚本:Alan Coulson / Paul Mackman / Andrew Prendergast Genre: Horror / Action / SF Rated R for some creature violence and brief nudity. Country: UK Language: English 上映時間; あらすじ: クリスティーヌ博士は、 北極海にある廃棄された石油掘削施設で. 清掃用オイルの実験をしている うまくいけば、業界に一大革命をもたらす。 テストを支援するためにジェイコブとその仲間が雇われる。 だが、数時間後、彼らは、危機に直面する。 環境保護同盟のミッキーらに施設を乗っ取られたのだ。 だが、両グループとも、 生き残りのために、戦わざるを得なくなる。 残忍な正体不明の生き物が、そこに棲息しており、 しかも、飢えていたのだ。 出演者: Saskia Gould .... Dr. Christine Hansen (クリスティーヌ) Conrad Whitaker .... Mickey (ミッキー) G.W. Stevens .... Jacob Rasmussen (ジェイコブ) オトーサン、 「....なんだかなぁ、これで役者なのかなぁ」 勿論、経歴は海外映画俳優マガジンに出ていませんでした。 その他の出演者: Gary Condes .... Nils Margaret Thompson .... Kim Oliver Price .... Gio Michelle Acuna .... Darcy Luke Spencer .... Decker Nicholas Rawlinson .... Richard Reiser S. Khan .... Helicopter Pilot Murray Saffron .... Dr. Willis Richard Beardsley .... Boat Driver Cathi Fredricks .... Valerie User Rating: 3.2/10 (41 votes) オトーサン、 「ひどいもんだ」 User Comments: fibreoptic さん Stafford, England 2004年9月8日 トラブルの塊! この映画、とても退屈だ。 出だしものろいし、いくつかのシーンから判断すると、 監督は、映画学校かなんかを出たばかりだろう。 とても、見ておれない! 両グループが戦うシーンなどは、ひどいものだ。 たったの1秒なのだ。 セクシュアルなシーンもある。 監督、脚本、演技、いずれもお粗末。 あるシーンでは、環境保護同盟のリーダーが、 梯子を駆け下りる。 怪物がいて、追いかけられて、落下し、足を折る。 ほとんど動けない。 それなのに、怪物は、食べに行くだろうか? ノー。 彼が救出されるまで待つのだ。 ああ、ほんとにバカな映画だ! 話そのものは、いいアイディアに思えるかも知れないが、 信じてほしい。 ヘドが出る! 女が食べられかけるシーンの特殊効果はよかった。 だが、それでも、生きている。 しかも、それが映画の最後だ。 見るのはやめたほうがいい、 ほかのを見るべし。 10点満点で2点。 オトーサン、 「これは、ヒドかった」 とにかく、見ているのが苦痛でした。


悪い男

オトーサン、 いまどき、「悪い奴ちゃなぁ」というのは、 ゴロゴロしておりますが、 でも、こう堂々と名乗るのは、度胸がいります。 ビデオ屋さんの韓流コ−ナーで見つけた話題作です。 原題:Nabbeun namja (2001)    Bad Guy 監督・脚本;Ki-duk Kim Genre: Drama Country: South Korea Language: Korean 上映時間:100分 あらすじ: オトーサン、 「また、IMDBがサボっている。 goo映画のあらすじ紹介を小変更しました。 ベンチに座っている清楚な女子大生ソナ。 その姿に目を止めたヤクザのハンギ。 ボーイフレンドとの幸せそうな姿を目にして、 とっさに彼女の唇を奪う。 軍人に取り押さえられたハンギに唾を吐きかけたソナ。 だが、ハンギは、腹いせに彼女に罠をかけ、 売春宿に売り飛ばしてしまう。 客を相手にする姿をマジックミラーの陰から見つめる。 2人の間にあるのは、憎しみか、愛か? 出演者:: Jae-hyeon Jo .... Han-ki(ハンギ) Duek-mun Choi .... Myoung-soo (ソナ) オトーサン、 「人物像がよく描かれているなぁ」 その他の出演者: Won Seo .... Sun-hwa Yun-tae Kim .... Yun-tae Jung-young Kim .... Eun-hye Gung-Min Nam .... Hyun-su User Rating: 6.5/10 (349 votes) オトーサン、 「いい作品だった」 User Comments: averroesさん Seoul 2003年3月7日 貧しい男の虚栄心の研究 この映画、韓国でスキャンダルを巻き起こした。 猛反対が起きたのだ。 怒ったフェミニストたちが、 これこそ女性への暴力の見本と騒ぎ立てた。 映画評論家は、女子大生が売春婦になるという話は、 全くの道化芝居だと言った。 その点について反対する気もないし、 フェミニストの言うことも、 法律の定めるところも分からないではない。 だが、悪い男が、無邪気な女性を辱めるのを記録する、 それは、この映画の主題ではない。 この映画が描いているのは、 貧しい男、ぽん引きの白昼夢であり、 幻想であり、架空の充足感である。 彼の欲望の真の対象は、可愛い女性ではなく、 自分自身の虚栄心である。 これは、女子大生が売春婦になる話などではない。 正反対である。 みなさん、 この映画をもう一度見てほしい。 そうすれば、 なぜ、彼が一言も言わないのか、 なぜ、彼女の体に障ろうともしないのか、 なぜ、彼女が自由意志で帰ることができたのか。 それが、お分かりになるだろう。 韓国のニューウェーブの才能もあり、 脚光を浴びているひとびとが、 表面的な捉え方しか出来なかったのは、異常だ。 男の虚栄心の研究として、よくできている。 そう言いたい。 オトーサン、 最近の犯罪は、むかしと変わってきたと思います。 TVやビデオなどの情報が氾濫していますから、 情報と現実のギャップが大きくなって、 その空白を埋めようとして、 犯罪に走るひとが多くなりました。 愉快犯から、ゲーム型犯罪や劇場型犯罪へ。 そんななか、この映画の主人公は、 悪い奴にはちがいありませんが、 自分の身体を張って、悪に殉じているのが新鮮です。 「こういう韓国、こういう人間も見てほしいなー」 ヨン様もいいですが、底辺に蠢くひとも大勢いるのです。 賢明ではないものの、彼らなりに懸命に生きているのです。 マスコミには出ないけれど、日本でも同じでしょうが...。


ドリームキーパー

オトーサン、 「何の映画かなー」 今週分に借りた6本のなかに入っていました。 出だしから、妙な感じ。 若者が、4日4夜、山中で過ごすのです。 原題:DreamKeeper (2003) 監督:Steve Barron 脚本;John Fusco Genre: Drama Country: Canada / USA Language: English 上映時間;120分 あらすじ; ネイティブ・アメリカンの老人、 チェイシング・ホースは、 孫のシェーンを連れて部族の式典へ出発した。 その道中、太古の昔から語り継がれた神秘的な伝説を シェーンに語り始めた。 女神に導かれて沼の竜と戦った若者イーグルボーイの話など 次々と聞いていくうちに、 シェーンは自分が祖父に代わって 伝説の語り部になろうと決意した…。 出演者; Chaske Spencer .... Eagle Boy(イーグルボーイ) Eddie Spears .... Shane(シェーン) August Schellenberg .... Grandpa(おじいさん) オトーサン、 「みんんま、ピンとこないなぁ」 その他の出演者: Nathaniel Arcand .... Broken Lance Gerald Auger .... Crow Hunter Gil Birmingham .... Sam Gloria May Eshkibok .... Ugly Woman Gary Farmer .... Iktome Michael Greyeyes .... Thunder Spirit Scott Grimes .... Tehan, Red Headed Stranger Margo Kane .... Cross Clan Mother Nathan Lee Chasing .... Verdel Georgina Lightning .... Crystal Heart Kimberly Norris .... Ugly Pretty Woman Alex Rice .... She-Crosses-the-Water Sage .... Blue Bird Woman/Mae Little Wounded Anthony Starlight .... Thin Elk Delanna Studi .... Talks A Lot User Rating: 7.6/10 (163 votes) オトーサン、 「えっ、こんなに高いのか」 User Comments: Daniellaさん Seattle 2004年9月1日 素晴らしく、夢中になった これは、ネイティブ・アメリカンについての 物語のなかでは、最も思慮深く、正統的で、考えさせる映画だ。 インディアンの種族が500もあると知っている人は少ない。 この映画は、そのことを教えてくれる。 10のちがう種族の話を盛り込み、 愛と勇気と救済を描いている。 演技は、力強く、物語もうまい。 おじいちゃんとともに祭りに向かう現代の若者と 時を超える物語とが交錯する。 ぜひ、見てほしい。 オトーサン、 「もうちょっと巧く撮れたはずなのに」 現代のお話しと昔の話の交錯が不自然でした。 SFXもいまいち、 アクションもいまいちでした。 でも、だんだん見ているうちに、 インディアンの生き方には、学ぶ点が多々あると思いました。 伝統とは、いいことは忘れないこと。


ジャンダラ 背徳の情事

オトーサン、 「まるで、ポルノ映画みたいな邦題だなぁ」 こういう映画を、こういう売り方をするのは、 製作者、監督、俳優、そして友好国・タイに失礼です。 なーんちゃって。 原題:Jan Dara (2001) 監督:Nonzee Nimibutr 脚本:Nonzee Nimibutr / Sirapak Paoboonkerd    Utsana Phleungtham Genre: Drama Country: Thailand Language: Thai 上映時間:113分 あらすじ; 人間の業と性を描いたベストセラー小説の映画化。 強大な権力で、屋敷にハーレムを作った父親ルアング。 そんな父親になぜか召使扱いされたジャンは、 継母ブーのより15歳にして性に目覚める。 だが、長じていくにつれ、なぜか、 あの唾棄すべき父親に近づいていくのだった。 出演者: Suwinit Panjamawat .... Jan dara(ジャン) Santisuk Promsiri .... Khun Luang (ルアング) Christy Chung .... Khun Boon Luang(ブーン) オトーサン、 「ブーン、セクシーだなぁ」 それが売りだから仕方がないでしょう。 タイは、暑いので、ブーンが、少年を誘惑して、 全裸になって、背中を氷で冷やさせるシーンが売りですが、 「ふーん、来年の夏、やってみようっと」 その他の出演者: Eakarat Sarsukh .... Jandara Wipawee Charoenpura .... Aunt Waad Patharawarin Timkul .... Khun Kaew User Rating: 7.3/10 (209 votes) オトーサン、 「おお、意外に高いスコアだ: User Comments: m_your_cuddler8さん Philippines 2004年9月14日 最高の映画だ、ほんとに... この映画の主人公は、ジャンダラ。 ひとつ家のなかで暮らして、子供から大人になるが、 その歩みを語る。 父親は、凶暴で、年を経るごとに、 かれは、いっそう父親嫌いになっていく。 ジャンダラの性的遍歴のスタートは、 父親の情婦である叔母さんだった。 この映画、ストーリーもいいし、撮影も見事。 主役たちの演技もすばらしい。 物語の流れは、これまで見た外国映画とちがって、 実によく描きこまれている。 いわゆるエロティックなシーンは、 さりげないが、情熱は充分感じとれる。 最高の10点を献上したい! 充分その価値がある! この映画は、屑だという批評を気にしてはいけない! そう、...まったく、そんな映画ではない! 見て、自分の目で確めてほしい... さよなら。 オトーサン、 「へぇ、そうなんだ」 ネットで関連情報を探していたら、 こんな文章がありましたので、ご紹介しましょう。 http://movie.maeda-y.com/movie/00073.htm 超映画批評:先進国の映画には無い驚きがある 1964発表のベストセラーを映像化したタイ映画。 タイでは、誰でも知っているくらい有名なお話である。 国民の9割が仏教徒であるタイでは、 セックスは長年タブー視されている。 この映画の主演女優も、たくさんヌードやエッチシーンがあるから、 タイ国内では結局見つけられず、 外国人を起用したという経緯がある。 タイでは、ヌードシーンを演じたことが 社会的にマイナスになるという事らしい。 当然、この手のHな描写も本来ご法度で、 映画化されたあとも大量の修正を加えられたという。 だが、日本で公開されるのは修正前の完全版である。 さすがわが国は、世界に名だたるH大国である。 政治も外交も3流だが、 エロだけは負けないという気概を感じるではないか。


ポーラー・エキスプレス

オトーサン、 原則として1週間に1本は新作を見に。 「不作だなぁ」 年末年始の前は、毎年こんなものかも。 「おっ、トム・ハンクスものだ」 喜び勇んで、柏松竹へ。 満員で、危うく座れないほどでした。 原題:The Polar Express (2004) 監督:Robert Zemeckis 原作:Chris Van Allsburg 脚本:Robert Zemeckis / William Broyles Jr. Genre: Animation / Family / Fantasy / Adventure 上映時間:100分 あらすじ; サンタは、いる。 いや、いないのかも? そう疑っている少年が仰天する出来事が起きる。 クリスマスイブの夜遅く、 となかいの鈴の音を聞いたなと思って寝ていると、 蒸気機関車とその警笛音が窓の外へ。 車掌が少年を招いて、とんでもない旅がはじまる。 パジャマ姿の子供たちと一緒に北極に行くのだ。 そこで、彼は、すばらしい贈り物をもらう。 サンタがいると信じているものだけが受ける取れるのだ。 出演者: Tom Hanks .... Hero Boy/Father/Conductor(車掌)         /Hobo/Scrooge/Santa Claus Nona M. Gaye .... Hero Girl(少女) Eddie Deezen .... Know-It-All(物知り) オトーサン、 「なーんだ、ガッカリだなぁ」 子供向けのアニメで、しかも、 日本語吹き替え版だったのです。 TOM HANKS トム・ハンクス 誕生日 1956/7/9 出身 米カリフォルニア州オークランド カリフォルニア州立大学在学中からシェイクスピア劇団の舞台に立つ。 80年「血塗られた花嫁」で映画デビュー。 84年「スプラッシュ」で注目され、 「ビッグ」で初めてアカデミー賞にノミネートされる。 93年「フィラデルフィア」と 94年「フォレストガンプ/一期一会」で 二年連続アカデミー主演男優賞受賞。 96年「すべてをあなたに」では監督としてもデビューした。 私生活では在学中の演劇クラスでスーザン・ディリンガム(ルイス) と知り合い、77年11月に二人の間にコリン・ハンクスが生まれる。 78年に結婚。 82年に二人目の子供エリザベスが生まれる。 87年に長い調停の末、離婚。 88年に再婚したリタ・ウィルソンとの間にも二人の子供がいる。 別れた妻サマンサ(48)は2001年現在末期癌に冒され、 治療費の援助を行っている。弟は俳優のジム・ハンクス。 活躍度 ◎→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆☆☆ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1980年「血塗られた花嫁」 1984年「スプラッシュ」◇「バチェラー・パーティ」◇ 1985年「赤い靴を履いた男の子」◇「ピース・フォース」 1986年「恋の邪魔者」◇「マネー・ピット」◇ 1987年「さよならは言わないで」◇ 1988年「ドラグネット/正義一直線」◇「パンチライン」◇      「ビッグ」◇      「メイフィールドの怪人たち」◇ 1989年「ターナー&フーチ/すてきな相棒」◇ 1990年「虚栄のかがり火」◇「ジョー、満月の島へ行く」◇ 1992年「プリティ・リーグ」◇「ラジオフライヤー」(ナ) 1993年「めぐり逢えたら」◇      「フィラデルフィア」◇アカデミー主演男優賞 1994年「フォレスト・ガンプ/一期一会」◇アカデミー主演男優賞 1995年「アポロ13」◇「セルロイド・クローゼット」      「トイ・ストーリー」(声)◇ 1996年「すべてをあなたに」◇ 1998年「プライベート・ライアン」◇「ユー・ガット・メール」◇ 1999年「グリーンマイル」◇「トイ・ストーリー2」(声) 2000年「キャスト・アウェイ」◇ 2002年「ロードトゥパーディション」◇      「キャッチ・ミー イフ・ユー・キャン」◇ 2003年「ポーラー・エクスプレス」 2004年「レディ・キラーズ」◇「ターミナル」◇ その他の出演者: Leslie Harter Zemeckis .... Sister Sarah/Mother Brendan King .... Pastry Chef Andy Pellick .... Pastry Chef Josh Eli .... Waiter Mark Mendonca .... Waiter Rolandas Hendricks .... Waiter Mark Goodman .... Waiter Jon Scott .... Waiter Gregory Gast .... Waiter Sean Scott .... Waiter Gordon Hart .... Waiter User Rating: 6.8/10 (1,438 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments; berbcdさん Nashville TN 2004年11月24日 ウチの子が信じた映画 この映画は、すばらしい! 大人の私でも、このハイテク効果の映画は楽しめた。 美しい景色がよみがえる。 親としても、この映画はきちんとしており、 すばらしい出来事が満載なので、 子供が大喜びし、サンタを本当に信じてくれた。 また、映画が終わった後、 プレゼント、ほんとにもらえたといって喜んでいた。 そんなこと、はじめて。 この映画の代金なんて安いものだ。 子供にこんなにも祝福を感じてもらえるのなら。 これは、クリスマス映画。 わが家族は、毎年、この映画を楽しめそうだ! 10点満点で10点。 オトーサン、 「ちがった映画だった」 かれの新作「ターミナル」の予告編を見たので、 この映画かと勘違いしたのです。 この映画、家族向けに、おすすめします。 なんでも、4児の父親であるトム・ハンクスが 子供たちに繰り返し読み聞かせていた絵本を ぜひ映画化したいと思って、実現させたものだそうです。 トム・ハンクスは、父親、車掌、ホーボー、サンタと 4役もやっているとか。 ぜひ、字幕版で見てください。


しあわせな孤独

オトーサン、 「デンマーク映画、珍しいなあ」 いままで見た記憶がありませんが、 原題の"Open Hearts"の邦題を 「しあわせな孤独」としたのは、たいしたもの。 輸入元の思い入れが感じられます。 原題:Elsker dig for evigt (2002)    Open Hearts 監督:Anders Thomas Jensen / Susanne Bier 脚本;Susanne Bier / Anders Thomas Jensen Genre: Drama Rated R for language and sexuality. Country: Denmark Language: Danish 上映時間;113分 あらすじ: セシリは、疲れ果てている。 婚約者のヨアヒムが交通事故で下半身麻痺。 ヨアヒムが入院している病院の医師、 ニールズと情事という事態に陥る。 2人の関係は、より複雑なことになっていく。 というのも、医師の妻マリーが交通事故の加害者だったからだ。 出演者: Mads Mikkelsen .... Niels(ニールス) Sonja Richter .... Cacilie (セシリ) Nikolaj Lie Kaas .... Joachim(ヨハヒム) Paprika Steen .... Marie(マリー) オトーサン、 「みんなうまいなあ」 寝たきりの青年ニールスを好演したMads Mikkelsen、 その恋人で、三角関係にゆれるセシリを好演した Sonja Richter、いずれも、この映画でブレイクしたとか。 さもありなんという感じです。 医師役ヨアヒムを演じた俳優さん、 その妻マリーを演じた女優さん、 いずれも、デンマークでは有名な役者さんとか。 演技が冴えわたっていました。 その他の出演者: Stine Bjerregaard .... Stine Birthe Neumann .... Hanne Niels Olsen .... Finn Ulf Pilgaard .... Thomsen Ronnie Hiort Lorenzen .... Gustav Pelle Bang Sorensen .... Emil Anders Nyborg .... Robert Ida Dwinger .... Sanne Philip Zanden .... Tommy Michel Castenholt .... Furniture Store Assistant Birgitte Prins .... A&E Doctor User Rating: 7.6/10 (895 votes) オトーサン、 「高いスコアだ」 User Comments: McBuffさん Slagelse, Denmark 2002年9月9日 素敵なユーモアのセンスがある上質のドラマ。 脚本家のSusanne Bierは、 最初のこの映画で、いい線を行っている。 紙の上では、いたって保守的に思えるかもしれないが、 見事な演技、脚本、監督のおかげで、 このドラマを平均的でないものに仕上げている。 主演の医師役のMads Mikkelsenは、 毎度のことながら、素晴らしいし、 セシリ役の新人Sonja Richterは、掘り出しもの。 医師の妻役のPaprika Steenも、いい。 ヨアヒム役のNikolaj Kaasは、彼の最高の演技だ。 この高度にエモーショナルなドラマにおいては、 みんなが、肉声を発している。 著名な監督Anders Thomas Jensenが脚本も書いており、 そのトレードマークの鋭く愉快な会話が冴えわたり、 ありきたりになりがちな、このジャンルを免れている。 やや冗長だが、リアルで、心をつかむ。 2002年のデンマーク映画中、一番の映画だろう。 その恣意的なペースやスタイル上の欠点もあるものの、 大人の鑑賞に充分耐えるものとなっている。 10点満点で7点か? オトーサン。 「大したもんだ」 登場人物の心理と行動を、 細部にいたるまで丁寧に描いていました。 夫に裏切られた妻の悲哀を迫真の演技で再現した Paprika Steenに敬意を表します。 「ウチの奥方を怒らせたら、大変だ。 あんな風になるのか」 現在、浮気中の方には、必見の映画でしょう。


パレットモンク

オトーサン、 「チョウ・ユンファ主演か、なら面白いかも」 アカデミー賞に輝いた「グリーン・ディスティニー」のように 面白いといいのですが... 原題:Bulletproof Monk (2003) 監督:Paul Hunter 脚本;Ethan Reiff / Cyrus Voris Genre: Action / Adventure / SF Rated PG-13 for violence, language and some sexual content. Runtime: 104 min Country: USA Language: English / Tibetan / German 上映時間:104分 あらすじ: アングラ漫画本を元にした映画。 若いチンピラが、不死のチベット僧の導師になる。 60年間も守り通してきた 古いお経を守るすべを教えてくれたのだ。 セクシーで正体不明の女に手伝ってもらって、 3人は一緒に、お経を狙うカンフーの師匠と戦う。 出演者: Yun-Fat Chow .... Monk With No Name (名なしの僧) Seann William Scott .... Kar(カー) Jaime King .... Jade/Bad Girl(ジェイド) オトーサン、 「がっかりだなー」 チョウ・ユンファ、何か、ふやけてしまっています。 相手役、カーの若い俳優さん、 コリン・ファレルに似ていました。 CHOW YUENFAT  チョウ・ユンファ 誕生日 1955/5/18 出身 香港 香港南Y島生まれ。4人兄妹。 祖父は漁師、父親はタンカーの船員で、 子供の頃は貧しく痩せていたので、 周囲から”細駒”のあだ名で呼ばれていた。 父と死別してからは、母に苦労して育てられる。 中学卒業後の73年、TVBの俳優養成所に入り、 昼間はカメラ屋でアルバイト、 夜は養成所で演技や歌、中国舞踊を学ぶ。 TVシリーズ「上海灘」で注目され、 76年に「投胎人」で映画デビュー。 81年「獣たちの熱い夜/ある帰還兵の記録」で 香港電影金像奨主演男優賞を受賞。 86年「男たちの挽歌」、87年「友は風の彼方に」、 89年「過ぎゆく時の中で」でも、金像奨を受賞。 84年「風の輝く朝に」87年「誰かがあなたを愛してる」では ゴールデン・ホース主演賞受賞。 恋愛ものからギャング映画まで幅広く主演を務めている。 実生活では18人の孤児を養い、 老人ホームに演技賞で獲得した賞金を寄付するなど、 社会福祉にも力を入れている。 90年代にはB型肝炎による闘病や子供の死産など不幸が続いたが、 95年に渡米し、ハリウッドへ進出。活躍の場を広げた。 チョウ・ユンファは男のタフさと色気を兼ね備えた俳優。 映画に応じて威圧感のある険しい表情と甘い笑顔を見事に使い分け、 どんな映画でも違和感なく役を演じられる。 一見、個性派に観られがちだが、かなり芸域は広い。 活躍度 ○→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆☆★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1976年「投胎人」 1978年「0女」 1981年「獣たちの熱い夜/ある帰還兵の記録」 1982年「傾城の恋」「風の輝く朝に」「終わらない愛を探して」      「真夜中のヘッドハンター/殺しの報酬」 1984年「チョウ・ユンファの悪霊退治 デビル・バスターズ」 1985年「サイキックSFX/魔界戦士」 1986年「夢中人」「殺したい妻たちへ」「男たちの挽歌」      「傷だらけのメロディー」「セブンス・カース」「相続ゲーム」      「地下情/追いつめられた殺意」「友は風の彼方に」      「ローズ・ウォンの青春」「密会」      「ストーリー・ローズ/恋を追いかけて」 1987年「愛と復讐の挽歌」「愛と復讐の挽歌<野望編>」      「男たちの挽歌U」      「男たちのバッカ野郎」      「サイキック・アクション/復讐は夢からはじまる」      「誰かがあなたを愛してる」「マカオ極道ブルース」      「ファントム・ブライド/鬼新娘」      「プリズン・オン・ファイヤー」      「タイガー・オン・ザ・ビート」 1988年「大丈夫日記」      「チョウ・ユンファ+ジョイ・ウォンの       パラダイス・パラダイス」 1989年「チョウ・ユンファ/俺たちは天使じゃない!」      「アゲイン/明日への誓い」「いつの日かこの愛を」      「狼/男たちの挽歌・最終章」「黒社会」      「ゴッド・ギャンブラー」      「過ぎゆく時の中で」「チョウ・ユンファ/非情の街」      「ゴッド・ギャンブラーU」      「チョウ・ユンファ/ゴールデン・ガイ」 1991年「狼たちの絆」「プリズン・オン・ファイヤー2」 1992年「ハードボイルド/新・男たちの挽歌」「フル・コンタクト」      「恋のトラブルメーカー」 1994年「フル・ブラッド」「ゴッド・ギャンブラー 完結編」 1995年「大陸英雄伝」 1997年「ゴッド・ギャンブラー 賭神伝説」 1998年「リプレイスメント・キラー」「王様の身代金」 1999年「NYPD15分署」「アンナと王様」 2000年「グリーン・ディスティニー」 2003年「パレットモンク」 SEANN WILLIAM SCOTT  ショーン・ウィリアム・スコット 誕生日 1977/7/12 出身 米ミネソタ州 地元の高校に通いながら、映画館のアルバイトをしているうちに 演劇に目覚め、高校卒業後、ロサンゼルスに移住。 96年「SWEET VALLEY HIGH」などのテレビ番組を経て、 99年「アメリカン・パイ」でメジャー映画デビュー。 活躍度 △↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1999年「アメリカン・パイ」 2000年「ファイナル・デスティネーション」「ロード・トリップ」      「ゾルタン★星人」 2001年「エボリューション」「アメリカン・サマー・ストーリー」      「ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲」 2003年「パレットモンク」      「ランダウン ロッキング・ザ・アマゾン」      「アメリカン・パイ3:ウェディング大作戦」 その他の出演者; Karel Roden .... Strucker Victoria Smurfit .... Nina Marcus J. Pirae .... Mr. Funktastic Mako .... Mr. Kojima Roger Yuan .... Master Monk Chris Collins .... Sax Sean Bell .... Diesel Kishaya Dudley .... DV Rob Archer .... Buzz Mauricio Rodas .... Wicho Bayo Akinfemi .... Shade Russell Yuen .... Brother Tenzin User Rating: 5.2/10 (4,587 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: rbverhoef さん The Hague, Netherlands 2004年4月9日 よくない この映画、 いろいろな映画からシーンやアイディアを盗んでいる。 "Raiders of the Lost Ark"、 "The Matrix"、 "Crouching Tiger, Hidden Dragon"、 そして、'Ocean's Eleven'からも。 とくに、「マトリックス」は、 そのシーンをみんなが覚えているだろうが、 ストーリーすらマネているのだ。 この映画がいい、楽しんで見られるというひとがいたら、 私は、反対したい。 この映画、そんなによくないし、楽しめない。 いくらかいいシーンもあるが、それだけのこと。 馬鹿げたストーリーについて論じる気はないが、 もし、マーシャル・ア−ツが好きなら、 そう質のいいものではないが、好きになれるかも。 ショーン・ウィリアム・スコットは、 本領を発揮していない。 チョウ・ユンファも、ほんとによくない。 ジャッキー・チェンのような輝きを失ってきている。 「ブリーン・ディスティニー」のような役に固執すべきだ。 言い過ぎたかも。 でも、この映画、よくない。


散歩する惑星

オトーサン、 「シャレた題名だ」 恋する惑星という映画がありましたっけ。 トニーレオン出演の香港映画。 でも、この映画は、暗い暗いお話でした。 原題:Sanger fran andra vaningen (2000)    Songs from the Second Floor 監督・脚本:Roy Andersson Genre: Drama Country: Sweden / Norway / Denmark Language: Swedish 上映時間:98分 あらすじ: 詩人 Caesar Vallejoの詩に触発された詩的映画。 物語は、愛の希求、混乱、偉大さと卑小さ、 そして、傷つきやすさに多くを割いている。 多くの登場人物が登場する。 父親とその情婦、息子とその女友達。 大きな嘘、自暴自棄、 そして、友愛と相互信頼を求め続ける魂たち。 出演者; Lars Nordh .... Kalle(カール) Sten Andersson .... Lasse (ラッセ) Tommy Johansson .... Uffe (ウフェ) オトーサン、 「すごいリアリティがあるなぁ」 特典映像をみて分かりましたが、みんなシロウト。 監督が街角でみつけて、スカウトしたのです。 主人公は、まあ、カールでしょうか。 カールは、自分の店に放火して、悲嘆にくれています。 詩人だった息子もおかしくなってしまったし.. ラッセは、30年間1日も休まず勤務した会社から あっさりクビになって、上司の足にすがりついて、 取り消しを求める中年男。 ウフェは、聖書関連グッズ販売が不振だったので、 売れ残ったイエスの十字架像をゴミ処分場に捨てるのです。 その他の出演者: Stefan Larsson .... Stefan Bengt C.W. Carlsson .... Lennart Torbjorn Fahlstrom .... Pelle Rolando Nunez .... The foreigner Lucio Vucina .... The magician Per Jornelius .... The sawed man Peter Roth .... Tomas Klas-Gosta Olsson .... The speechwriter Nils-Ake Eriksson .... Patient Hanna Eriksson .... Mia Sture Olsson .... Sven Fredrik Sjogren .... The Russian boy User Rating: 7.3/10 (1,741 votes) オトーサン、 「当然のスコアだ」 User Comments: amsterdam-mouse-venkman さん Atlanta, Ga. 2004年4月30日 スエーデンのオペラ これは、映画に置き換えられた詩であるが、 この感動的な芸術作品を見た後で、 私が見たのは、偉大なスエーデンのオペラだと思った。 ロイ・アンダーソンの脚本・監督。 ビジュアルで感動的な傑作である。 スエーデン人、そして灰色のガラスを通して その社会を拡大してみせてくれる。 配役は、みなシロウト。 日常生活とありふれたひとばかり。 カールは、中心人物で、この映画の主役。 彼の物語を通じて、スエーデン・オペラが展開する。 苦悩、悲しみ、罪の意識、希望のなさ、 これこそが、彼の人生そのもの。 この映画を満しているのは、宗教、愛、貧困、詩。 おなじような映画を数百本も見ているかも知れないが、 それでも、この映画は、もっとも奇妙で独創的な映画であろう... Northfork や Russian Arkが好きなひとに 強くお勧めしたい。 オトーサン、 「こんな映画みたことない」 撮影技法は、単純といえば、単純。 満員電車の車内が写ります。 カメラは、じっとしていて動きません。 観客は、勢い、絵画鑑賞と同じように、 ひとりひとりの表情や物腰や衣装をみることになります。 すると、画面の端で、ごく小さな動きが。 これで、動画だと分かるのです。 そして、カールの顔が歪みます。 カメラは、その顔を凝視し続けます。 すると、アクビをしていた手前の女性が口をパクパク。 耳を傾けると、乗客全員の口が動いています。 音量が次第に高まってきて、 葬式の歌のコ−ラスであることが分かります。 「満員電車で、コーラスか...」 しがない勤め人の悲哀が否応なしに伝わってきました。


カンガルージャック

オトーサン、 「おかしな題名だな」 カンガルーを捕獲するくらいのお話しで 映画が1本出来てしまうのでしょうか。 原題;Kangaroo Jack (2003) 監督:David McNally 原作:Steve Bing / Barry O'Brien 脚本:Steve Bing / Scott Rosenberg Genre: Adventure / Comedy / Crime / Action Rated PG for language, crude humor, sensuality and violence. 上映時間:89分 あらすじ: NYはブルックリンからやってきた 2人の若者の奇妙な冒険旅行。 ギャングに命じられて、大金をオーストラリアに運んできた。 カンガルーの写真を撮っている間に、 ひとりが、ふざけて赤いジャケットをカンガルーに着せる。 カンガルーが逃げ出してはじめて、 預かった大金がジャケットに入っていたことに気づいて、 荒野を追いまわす羽目になる。 出演者: Jerry O'Connell .... Charlie Carbone(チャーリー) Anthony Anderson .... Louis Booker (ルイス) Estella Warren .... Jessie (ジェシー) Christopher Walken .... Sal Maggio (サル) オトーサン、 「この黒人がいい。溌剌としている」 アンソニー・アンダーソンです。 経歴をみましょう。 ANTHONY ANDERSON  アンソニー・アンダーソン 誕生日 1970/8/15 出身 南カリフォルニア ロスのハイスクール・フォー・ザ・パフォーミング・アーツ 卒業後、ワシントンのハワード大学で演劇の美術学士号を取得。 在学中から舞台に立つ。 助演ながら体格とキャラクターを生かした演技は コメディ映画の中でも異才を放っている。 活躍度 ○↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1998年「ライフ」 1999年「エディ&マーティンの逃走人生」◆ 2000年「ロミオ・マスト・ダイ」◆      「ふたりの男とひとりの女」◆      「ビッグ・ママス・ハウス」◆「ルール2」 2001年「DENGEKI/電撃」◆ 2002年「ブラック・ダイヤモンド」 2003年「カンガルージャック」 その他の出演者: Marton Csokas .... Mr. Smith Dyan Cannon .... Anna Carbone Michael Shannon .... Frankie Lombardo Bill Hunter .... Blue David Ngoombujarra .... Mr. Jimmy Mark Sellito .... Blasta Damien Fotiou .... Baby J Christopher Baker .... Crumble Ryan Gibson .... Hoon Denise Roberts .... Tansy Antonio Vitiello .... Toot User Rating: 3.8/10 (3,179 votes) オトーサン、 「これは、いくら何でも低すぎる」 User Comments: GMNL89 さん Staten Island, New York 2004年3月13日 実に、実に愉快だ。 この映画、実に実に愉快だ。 アンソニー・アンダーソンが実にいい。 陽気そのもの。 カンガルーが出てくる場面は、みんな面白い。 腹をかかえて笑ってしまった。 カンガルーがルイスの上着のポケットから キャンディを盗んだりして、戯れる。 出だしのシーン。 アンソニー・アンダーソンの犬のワッフルが愉快。 実に愉快なせりふがあった。 アンソニーがいう。 「ワッフル!」 すると、犬は、恐怖で凍りつくのだ。 もうひとつ愉快なシーンは、 主役3人がらくだに乗ると、これが屁をこく。 陽気なシーンだった。 この映画、みんなに推奨したい。 愉快だ。 見るべきものがある! 10点満点だ。 オトーサン、 「久しぶりに、愉快だった」 気軽に肩をこらずに楽しめばいいのです。 オーストラリア内陸部の風景が雄大だし、 数多くのカンガルーにあえるのも、しあわせです。 「いちど、エアーズ・ロックに行ってみたいなぁ」 途中、ロクな宿舎もなく、ハエばかりときましたが。


捕らわれた唇

オトーサン、 「捕らわれた唇?」 主演のペネロペ・クルスの唇に捕らわれた男を めぐるドラマかと思いましたが、ちがっていました。 ペネロペ・クルスは、捕らわれ、拷問され、 唇を殴られた女刑囚の役だったのです。 「おー、かわいそう」 原題:Entre rojas (1995) 監督:Azucena Rodriguez 脚本:Myriam De Maeztu / Azucena Rodriguez    Azucena Rodriguez Country: Spain Language: Spanish 上映時間;93分 あらすじ: マドリッド、1974年。 上流階級に育ったルシアは、10年の刑を言い渡される。 フランコ独裁政権に反対するた恋人を幇助したためである。 刑務所では、いろいろなタイプの囚人と出会う。 知的なもの、殺人犯、無学なもの... 食べ物や住む場所、喜びや悲しみを分かち合うなかで かれらは、等しく、絶望と戦う。 ルシアは、生きようとする。 望んだところはまったく違う場所から脱出して、 優しさと笑いのある場所に戻ろうとする。 その過程で、悩める女刑囚たちとの連帯を確認する。 出演者: Penelope Cruz .... Lucia(ルシア) Cristina Marcos .... Julia (ジュリア) Maria Pujalte .... Cata (ガタ) オトーサン、 「やはり、可愛いなぁ」 ジュリア役の女優さんも美人ですが、まあ10人並み。 ところが、ペネロペ・クルス、 この映画では、バレエのシーンがあるのですが、 彼女、息をのむほど、ビューティフルでした。 PENELOPE CRUZ  ペネロペ・クルス 誕生日 1974/4/28 出身 スペイン・マドリード 14才でモデルとしてデビュー。 マドリード演劇学校でクラシック・バレエを学ぶ。 テレビタレントして活躍した後、映画に進出。 92年「ハモンハモン」でゴヤ賞主演女優賞にノミネートされる。 スペイン映画「オープン・ユア・アイズ」と 同映画のリメイク「バニラ・スカイ」で同じ役を演じている。 活躍度 ○↑ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1990年「CRONICAS URBANAS」 1991年「E'L LABERINTO GRIEGO」 1992年「ハモンハモン」「ベル・エポック」 1993年「PER AMORE SOLO PER AMORE」 1994年「捕らわれた唇」 1996年「17歳」 1997年「ライブ・フレッシュ」「オープン・ユア・アイズ」◇      「A CORNER OF PARADISE」 1998年「ハイロー・カントリー」◆「イフ・オンリー」      「美しき虜」「DON JUAN」「TALK OF ANGELS」 1999年「オール・アバウト・マイ・マザー」◆      「裸のマハ」 2000年「ウーマン・オン・トップ」◇「すべての美しい馬」◇ 2001年「ブロウ」◆「コレリ大尉のマンドリン」◇      「バニラ・スカイ」◇ 「ウェルカム!ヘヴン」◇ 2003年「ゴシカ」◇「花咲ける騎士道」◇ 2004年「トリコロールに燃えて」◇ その他の出演者: Ana Torrent .... La Tacatun Pilar Bardem .... J. Monaco Carmelo Gomez .... Pablo Miguel Del Arco .... Ramon Myriam De Maeztu .... Berta Karra Elejalde .... Lucia's Father User Rating: 6.7/10 (52 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 User Comments: とんついさん 2004年10月10日 初めてのスペイン映画 DVDを借りて見ました、 時代背景がかなり正確に(たぶん)描かれていて ヒューマンドラマとして楽しめました。 10年前の作品だけあってペネロペ・クルスが若々しいです。 オトーサン、 IMDBがサボッテいたので、 ネットでみつけたもので代用しました。 「ほんとに若いなぁ」 1994年の映画ですから、彼女はまだ20歳。 2001年、「バニラ・スカイ」での共演をきっかけに トム・クルーズとの交際がスタート、 一時は結婚目前と伝えられたのは、ご存知の通り。 「ペネロペ・クルーズじゃん」 そういうダジャレも流行したようですが、 結局、04年1月に破局を迎えたようです。 「次の恋のお相手は、誰だろうな?」


ハウルの動く城

オトーサン、 「今日は空いているな」 初日見にいったら、親子連れで大騒ぎ。 「まあ、次回にしようっと」 今日は、平日とあって、若い女性たちがチラホラ。 原題:Hauru no ugoku shiro (2004)    Howl's Moving Castle 監督・脚本:Hayao Miyazaki(宮崎駿) 原作:Diana Wynne Jones Genre: Animation / Fantasy / Romance / SF Country: Japan Language: Japanese 上映時間;119分 あらすじ; 今回のあらすじ紹介は、 IMDBよりも、go映画のほうがよさそうです。 movie.goo.ne.jp/contents/movies 魔法と科学が混在するどこかの世界。 父が遺した帽子店で働く18歳の少女ソフィーは、 ある日、悪名高き魔法使いのハウルに出会う。 ハウルの正体はハンサムで心優しい青年だった。 だがその晩ソフィーは、ハウルを目の敵にする荒地の魔女に 呪いをかけられ、90歳の老婆の姿にされてしまう。 家を出たソフィーは、荒地を歩くうちに一軒の家に迷い込む。 実はそこは、人々が恐れる“ハウルの動く城”だったのだ。 ソフィーは住み込みの家政婦となり、 ハウルや弟子のマルクル、城の動力源である 炎のカルシファーたちと奇妙な共同生活を始めるが…。 声の出演者: 倍賞千恵子…ソフィー 木村拓哉…ハウル 美輪明宏…荒地の魔女 オトーサン、 「倍賞千恵子さんか、懐かしいなあ」 "下町の太陽"を歌っていた頃を思い出します。 美輪明宏さん、気持ちワルイイ声ですね。 その他の声の出演者: 我修院達也…カルシファー  神木隆之介…マルクル 伊崎充則…小姓  大泉洋…かかしのカブ 大塚明夫…国王  原田大二郎…ヒン 加藤治子…サリマン User Rating: 8.8/10 (47 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 ベネチア国際映画祭オゼッラ賞受賞 User Comments: chiaraさん Brescia, Italy 2004年9月14日 詩的な戦争反対漫画 戦争と裏切りの時代にあって、 この映画は、残酷さと苦痛に反対する日本からの 心躍る詩である。 動く城は、我々を魔法の場所に連れていってくれる。 そこでは、人生が強い価値をもち、 年長者が重要な役割を果たす。 敵意とこけおどかしのなかで、 宮崎監督は、友人をみつける機会を与えてくれた。 夢を見失ってはいけないとも。 カンペキな技巧と感動の奔流が完全に調和している。 この傑作、ヴェニス映画祭の審査員たちは 見抜けなかったようだが、 おそらく、より有名な賞が与えられるだろう。 オトーサン、 「単純なようで、難解だった」 おそらく反戦や恋愛のメッセージが、 ストレート過ぎて、却って素直に受けとめられなかったせいでしょう。 何度か見るうちに、だんだんよくなっていく映画なのかも。 「久石譲さんの曲って、ステキだなあ」


おばあちゃんの家

オトーサン、 「韓国映画か」 このところ、韓国映画界は、元気です。 岩波ホール創立35周年記念作品という 以前、その宣伝を見たものの、 岩波臭がきらいなので敬遠していました。 原題;Jibeuro (2002)    The Way Home 監督・脚本:Jeong-hyang Lee Genre: Drama Rated PG for mild thematic elements and language. Country: South Korea Language: Korean 上映時間;80分 あらすじ: 7歳のサンウは、 山村におばあちゃんと2人っきりで取り残される。 母親が仕事探しの最中だったからだ。 都会生まれ、都会育ちのサンウは、 古い気質のおばあちゃんとことごく衝突する。 田舎暮らしも耐え難い。 年寄りを軽蔑し、利己的なサンウは、 自分が見捨てられたと思い、怒りをぶちまける。 おなあちゃんの唯一の宝物を ビデオゲームのために売り払ってしまう。 食べ物を投げつけ、癇癪玉を破裂させる。 母親が仕事をみつけ、ようやく戻ってきたとき、 サンウは、すっかり変わっていた。 おばあちゃんの忍耐強さと献身に接するなかで、 彼は、同情や羞恥心、そして家族の大事さを学んだのだ。 出演者: Eul-boon Kim .... Grandmother(おばあちゃん) Seung-ho Yu .... Sang-woo(サンウ) Eun-kyung Yim .... Hae Yeon(ヘヨン) オトーサン、 「みんな素人だけど、それがまたいいなぁ」 腰が90度も曲がったおばあちゃん、 いまはもう見かけることも少なくなりましたねぇ。 その他の出演者: Hyo-hee Dong .... Sang-woo's Mother Kyung-hyun Min .... Cheol-e User Rating: 7.5/10 (487 votes) オトーサン、 「心にしみる作品だ」 韓国のアカデミー賞である大鐘賞をとり、 また、大ヒットした作品です。 大鐘賞: 最優秀作品賞、最優秀脚本賞、最優秀企画賞受賞 User Comments Furuya Shiro さん Yokohama, Japan 2003年6月29日 おばあちゃんを思い出した。 ふむ... ガキは、悪い。 だが、おばあちゃんは、けっして怒鳴ったりしない。 孫が可愛いくて、何でも許せるのだ。 決して忘れてはいけないことを思い出させてくれる。 ソウルを知っている。大きな近代都市だ。 舞台となった村や家は、貧しくみえて、 同じ国にあるとは、とても思えない。 だが、そんなことは問題ではない。 私が幼かった頃、おばあちゃんとおばさんの家に預けられた。 父親が重病になって死んだからだ。 おばあちゃんは、ひとり暮らしではなかったし 家もそんなに悪くはなかったが、 いまでも、おばあちゃんが可愛がってくれたのをよく覚えている。 オトーサン、 「Furuya Shiro、古谷四郎かなぁ?」 日本人が英語で投稿したのを翻訳するというのも妙なもの。 でも、このひとと同じような体験をしたので、 つい採用して、翻訳しました。 7歳のときに田舎に疎開し、おばあちゃんと暮らしました。 厳しいひとでしたが、叩いたあと抱きしめてくれました。 この映画をつくったJeong-hyang Lee監督、 特典映像でみたら、江川紹子さん似でした。 ご自身の体験を映画化したそうです。 女性監督らしく、こまやかに小さな事実を積み重ねていくことで 大きな迫力と感動をもたらすことができました。


フリントストーン/モダン石器時代

オトーサン、 「この漫画、どこかで見たことがある」 サラ金業者のCMだったかもしれません。 モダン石器時代といってますが、そんな時代があったっけ? 青銅器時代になる前に、コンクリート時代があったのかも。 原題:The Flintstones (1994) 監督;Brian Levant 脚本;Tom S. Parker / Jim Jennewein Genre: Family / Comedy / Fantasy 上映時間;91分 あらすじ: フリントストーン家とルビー家は、モダン石器時代の家族。 フレッドとバーニーは、Slate and Companyの砕石現場で働いている。 フレッドは、バーニーにカネをやって。 養子をもらえるようにしてあげる。 2人は、従業員から会社の副社長を選ぶテストを受けるが、 バーニーは、出来の悪かったフレッドの答案を 自分の答案とすりかえることで恩返しをする。 フレッドは、おかげで副社長になったものの、 Cliff Vandercaveに騙されていることに気づかない。 そいつは、横領の濡れ衣を着せようとしているのだ。 出演者: John Goodman .... Fred Flintstone (フレッド) Rick Moranis .... Barney Rubble (バーニー) Elizabeth Taylor .... Pearl Slaghoople (パール) Halle Berry .... Sharon Stone (シャロン) オトーサン、 「おお、豪華な出演者だ!」 三流映画と思っていましたが、ハル・ベリーが出演。 しかも、往年の銀幕の大スター、リズまで出ているとは。 ここでは、主人公を好演したジョン・グッドマンの 経歴を見ましょう。 JOHN GOODMAN  ジョン・グッドマン 誕生日 1953/6/20(29?) 出身 米ミズーリ州セントルイス 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1983年「愛に向かって走れ」「大奮戦サバイバル特訓」 1984年「ナーズの復讐」「チャド」「マリアの恋人」 1985年「スウィート・ドリーム」 1986年「ビッグ・イージー」      「デビッド・バーンのトゥルー・ストーリー」 1987年「赤ちゃん泥棒」「バーグラー/危機一髪」 1988年「熱き愛に時は流れて」「パンチライン」 1989年「シー・オブ・ラブ」「オールウェイズ」 1990年「アラクノファビア」「ステラ」「ラルフ一世はアメリカ」 1991年「バートン・フィンク」 1992年「夢を生きた男/ザ・ベーブ」 1993年「マチネー/土曜の午後はキッスではじまる」      「ボーン・イエスタデイ」 1994年「フリントストーン/モダン石器時代」      「恐竜大行進」(声) 1995年「あなたに逢いたい」 1998年「ブルースブラザース2000」「THE BORROWERS」      「悪魔を憐れむ歌」「ビッグ・リボウスキ」 1999年「救命士」「ジャック・ブル 裁きの荒野」(TM)      「デス・リミッツ」 2000年「コヨーテ・アグリー」「オー・ブラザー!」      「2999年異性への旅」 2001年「ジュエルに気をつけろ!」      「モンスターズ・インク」(声)      「ストーリーテリング」 その他の出演者: Elizabeth Perkins .... Wilma Flintstone Rosie O'Donnell .... Betty Rubble Kyle MacLachlan .... Cliff Vandercave Dann Florek .... Mr. Slate Richard Moll .... Hoagie Irwin Keyes .... Joe Rockhead Jonathan Winters .... Grizzled Man Harvey Korman .... Dictabird (voice) Elaine Silver .... Pebbles Melanie Silver .... Pebbles Hlynur Sigurdsson .... Bamm-Bamm User Rating: 4.5/10 (7,752 votes) オトーサン、 「低すぎる!」 User Comments: Big Movie Fanさん England 2002年6月1日 すばらしい映画。 わたしは、常々、漫画の映画化には、疑念をもっている。 漫画で効果的な部分が、映画化されると、 生身の俳優が出てきて、ぶちこわされるからだ。 この映画、幸いなことに、漫画の映画化にしては、上出来。 この映画が成功した理由は、ジョン・グッドマンをはじめ、 Rick Moranis、 Elizabeth Perkins、Rosie O'Donnellの 好演のおかげである、 この4人がいないこの映画は想像もできない。 ストーリーそのものも、いい。 漫画と同じで、フレッドとバーニーの善良な2家族が 互いに助け合い、暮らしを楽しんでいる。 その姿が実に好ましい。 ストーリーもいいし、配役もいい。 公平を期すために、ちょっと注釈をつけると、 セットも小道具もいい。 このステキな映画に魔法をかけている。 ヤバダバドゥー(Yabba-Dabba Doo) オトーサン、 「ユニークな映画だ」 とんまなキャラクター。 つまり、トーン、マナー、キャラクターの3拍子が そろっていないと、ユニークで優れた映画にならないのです。 この映画は、まさにその好例です。 観客は、その気になってしまって、 モダン石器時代(そんなものあるの?)に滞在できるのです。


ビーグル犬ジャイロ2

オトーサン、 「続篇だ、楽しみだなあ」 またまた、悪いオジーサン猟師が出てきて、 少年とイヌのシャイロをいじめるのでしょうか? 原題:Shiloh 2: Shiloh Season (1999) 監督:Sandy Tung 原作:Phyllis Reynolds Naylor 脚本:Dale Rosenbloom Genre: Fantasy / Drama / Family Rated PG for mild thematic elements. 上映時間:96分 あらすじ: シャイロが、ジャドの命を救ったというのに、 ジャドは、 くよくよ、ぐだぐだしている老人のまま。 シャイロが取り戻されるのを恐れて、 マーティは、虐待された動物と同様に、 憎悪で、こり固まった男も、親切心をもってすれば、 癒されることを実証しようとする。 出演者: Zachary Browne .... Marty Preston(マーティ) Michael Moriarty .... Ray Preston (父親レイ) Rod Steiger .... Doc Wallace(ウォーレス医師) オトーサン、 「みんな巧いし、生き生きしている」 マーテイは、前作とは子役が変わりました。 こちらの方が、優等生タイプでした。 今回は、前作で紹介しなかったお2人を。 とくに、ロッド・スタイガーの経歴にご注目あれ! MICHAEL MORIATY  マイケル・モリアーティ 誕生日 1941/4/5 出身 米ミシガン州 テレビシリーズ「法と秩序」のベン・ストーン役が有名。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1973年「さらば冬のかもめ」 1985年「ペイルライダー」 1996年「戦火の勇気」 2001年「スパイダー」 ROD STEIGER  ロッド・スタイガー 誕生日 1925/4/14-2002/7/9 出身 米ニューヨーク州ウエストハンプトン ハイスクールを出て、16歳で海軍入隊。 第二次大戦中、太平洋戦線を転戦。 戦後、在郷軍人局に勤務する傍ら、アマチュア演劇グループに参加し、 軍の奨学金でドラマチック・ワーク・ショップなどで演技修行。 51年に映画デビュー。 67年「夜の大捜査線」でアカデミー主演男優賞受賞。 私生活では女優クレア・ブルームと二度の結婚離婚歴がある。 2002年、肺炎と腎不全で死去。 出演作 1954年「波止場」 1955年「悪徳」「オクラホマ!」「軍法会議」 1956年「殴られる男」「地獄の翼」「去り行く男」 1957年「金髪の悪魔」「赤い矢」 1958年「針なき時計」 1959年「暗黒の大統領カポネ」 1960年「賭場荒し」 1961年「愛の絆」「悪の報酬」 1962年「第三の脱獄」「西13番街」「史上最大の作戦」 1964年「質屋」 1965年「ラブド・ワン」「ドクトル・ジバゴ」 1967年「夜の大捜査線」「女と将軍」 1968年「殺しの接吻」「軍曹」 1969年「いれずみの男」「濡れてる牝猫」 1970年「ワーテルロー」 1971年「夕陽のギャングたち」 1973年「コーザ・ノストラ」「ロリー・マドンナ戦争」      「ブラックシャツ/独裁者ムッソリーニを狙え」 1975年「怒りの日」 1977年「ヒットマン」 1978年「殺人のはらわた」「フィスト」 1979年「悪魔の棲む家」 1980年「黄金の荒野」「ラッキー・スター」 1981年「砂漠のライオン」「魔の山」 1984年「顔のない男<露骨な顔>」「グローリー・ボーイ」 1987年「野獣女刑事」「アメリカン・ゴシック」「キンドレッド」 1988年「乙女座殺人事件」 1989年「ホワイトローズ」「テネシー・ナイツ」 1990年「コールド・ブラッド/殺しの紋章」 1991年「タイム・トゥ・ダイ/闇の処刑人」      「悲しき酒場のバラード」 1992年「ザ・プレイヤー」 1993年「ザ・ネイバー/恐怖の館」 1994年「スペシャリスト」 1996年「マーズ・アタック!」◆「ドタキャン・パパ」 1997年「SHILOH」「夢の旅路」「気まぐれな狂気」 1998年「迷宮のレンブラント」◆ 1999年「エンド・オブ・デイズ」◆「ザ・ハリケーン」◆      「クレイジー・イン・アラバマ」 2000年「キラー・アーティスト 氷の死体」◆ 2001年「ダウンズ・フィールド」「ハリウッド・ゲーム」 その他の出演者: Scott Wilson .... Judd Travers Ann Dowd .... Louise Preston Caitlin Wachs .... Dara Lynn Preston Rachel David .... Becky Preston Marissa Leigh .... Samantha Joe Pichler .... David Howard Colin MacDonald .... Michael Dawn McMillan .... Miss Talbot John Short .... Mr. Howard Bonnie Bartlett .... Mrs. Wallace Kathleen Rose .... Receptionist Rachel Winfree .... Sue User Rating: 5.5/10 (96 votes) オトーサン、 「こりゃ、低すぎるぞ」 User Comments: Balto-2さん US 1999年11月9日 家族や子供向きのいい映画。 劇場で、何ということなく、見た。 期待していたのは、ありふれた子供映画だったが、 見たのは、両親と一緒に見ても充分面白い映画だった。 とくに、見せ場があるわけでもないが、 家族向きの非常にいい映画だった。 続篇だから、下らないと思うなかれ.. ほかの子供映画の続篇よりもすっとマシだ。 オトーサン、 「いい映画なのに、みながみてないのは残念だ」 それこそ、ディズニーが買い取って、 大宣伝をし、巨大配給網で上映すればいいのです。 妙な映画を上映するよりも、ずっといいと思いますがねぇ。


ビーグル犬ジャイロ

オトーサン、 「ワンちゃんの映画だ」 しかも、第2作ができているようなので、 楽しめること間違いはないでしょう。 原題;Shiloh (1996) 監督:Dale Rosenbloom 原作:Phyllis Reynolds Naylor 脚本;Dale Rosenbloom Rated PG for mild violence. 上映時間;93分 あらすじ; 虐待されたビーグルが、持ち主から逃げ出す。 途中、イヌはマーティに出会って、家までついてくる。 少年は、たちまちイヌと仲良くなって、シャイロと名づける。 でも、厳格な父親は、そのイヌが地元猟師のジャドのものなので すぐ返すように命じる。 手荒く扱われたイヌは、またマーティのもとへやってくる。 マーテイは、ひそかに丘のふもとにイヌ小屋をつくり、 せっせと食べ物を運ぶ。 だが、そのヒミツは、たちまち露見する。 イヌがある夜、シェパードに襲われて大怪我したからだ。 マーティは、父親に助けを求めざるをえない。 出演者: Blake Heron .... Marty Preston (マーティ) Ann Dowd .... Mrs. Preston(その母親) Scott Wilson .... Judd Travers(ジャド) オトーサン、 「この子、達者だなあ」 でも、経歴紹介は、悪漢ジャド役を好演した スコット・ウィルソンにしましょう。 これまでに見た悪役中、もっともナイスガイでした。 SCOTT WILSON  スコット・ウィルソン 誕生日 1942 出身 米ジョージア州アトランタ 67年「夜の大捜査線」で映画デビュー。 活躍度 △→ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1967年「夜の大捜査線」「冷血」 1969年「さすらいの大空」 1971年「傷だらけの挽歌」 1973年「センチュリアン」「ロリ・マドンナ戦争」 1974年「華麗なるギャツビー」 1980年「トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン」 1983年「ライト・スタッフ」 1984年「太陽の年」 1989年「ジョニー・ハンサム」 1990年「エクソシスト3」 1995年「デッドマン・ウォーキング」「グラスハーブ」 1997年「G.I.ジェーン」 1998年「ムーンライト・ドライブ」 1999年「ビーグル犬ジャイロ2」 2000年「誘拐犯」 2001年「パール・ハーバー」「アニマルマン」 2003年「モンスター」 その他の出演者: Michael Moriarty .... Mr. Preston Rod Steiger .... Doc Wallace Bonnie Bartlett .... Mrs. Wallace J. Madison Wright .... Sam Wallace Shira Roth .... Dara Lynn Preston Tori Wright .... Becky Preston Montrose Hagins .... Mrs. McCallister Amzie Strickland .... Mrs. Young Rachel Winfree .... Sue User Rating: 6.2/10 (196 votes) オトーサン、 「高いけど、もっと高くてもいいのでは...」 User Comments: sojournさん 2000年11月15日 不朽の映画。 監督もいいし、演技もいい。 家族向きの価値ある心温まる物語。 よくできた脚本は、Newbery Award賞を受賞した 原作者 Phyllis Reynolds Naylorのベストセラーに 忠実である。 スコット・ウィルソンは、ジャドを好演。 明らかに怖いカンジだが、 同時に、信用できる男として演じている。 Blake Heron は、マーティ少年を演じている。 かれは、イヌに夢中になり、飼っておきたくなる。 その魅力的な演技は、将来、有望だと思わせる。 Rod Steiger は、映画にメリハリをつけていて、 親切な店主の人物像に感動を与えている。 Anne Dowdの母親役は、カンペキ。 息子を穏やかにたしなめたりするが、 いつも愛していて、味方になってくれる。 Michael Moriarty は、厳しい父親役で、 ユーモアもあり、息子を気にかけている。 Dale Rosenbloom は、脚本を書き、監督をした。 物語の優しい息遣いをステキなセンスで伝えてくれている。 この映画、世代を超えた不朽の名画である。 オトーサン、 「いい映画だなぁ」 銃撃、カーチェイス、爆破、エログロ、ナンセンス。、 そんなものよりも、ずっとステキな世界があることを 教えてくれるイチオシの名画です。


オデッセイ/セカンドレボリューション

オトーサン、 「オデッセイか、ホメロスの叙事詩」 それで借りたのですが、邦題は、原題とはちがうのです。 オデッセイなんて、どこにもないのです。 原題:Epoch: Evolution (2003) (TV) 監督:Ian Watson Genre: Action / Mystery / SF / Thriller Rated R for some violence and brief nudity. 上映時間;94分j あらすじ: 2001年。謎の巨大物体“トーラス”により、 人類は滅亡の危機に直面。 トーラスの内部で人知を超えた奇跡を体験した科学者メイソンは、 その時に息子デビッドを授かる。 彼には、人の病を癒す能力があった。 10年後、世界は第3次大戦の危機に。 メイソンは、再びその謎に挑む……。 出演者: David Keith .... Mason Rand (メイソン) Angel Boris .... Sondra (ソンドラ) Billy Dee Williams .... Ferguson (ファーガソン) オトーサン、 メイソン役のデビッド・キース、安定した演技でした。 ファーガソン役の俳優さん、 シュワちゃん似の巨漢で、存在感がありました。 DAVID KEITH  デビッド・キース 誕生日 1954/5/8 出身 米テネシー州ノックスビル テネシー大学で演劇を専攻後、ニューヨークで舞台に立つ。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1978年「アニマルハウス」 1979年「ローズ」 1980年「ブルベイカー」 1982年「愛と青春の旅だち」◆ 1983年「影の私刑」◇ 1984年「炎の少女チャーリー」◇「脱走大陸」 1988年「ハートブレイク・ホテル」◇ 1990年「黄昏のチャイナタウン」 1991年「マイアミ・ムーン」◆      「新・チェーンヒート 戦慄の女刑務所」◇ 1992年「血族の罠」◇ 1994年「メジャーリーグ2」◆ 1995年「ボーン・ワイルド〜サバンナに生きて」◆      「リトル・ヒーロー」◆      「ゴールド・ディガーズ〜伝説の秘宝を追え」◆      「ポイズン・ボディ」◆ 1998年「犯罪心理捜査官2」◆「ノーエスケープ」◆ 2000年「U−571」◆「ザ・ダイバー」◆ 2001年「オデッセイ2001」「エネミー・ライン」      「バイオ・テロ」 2003年「デアデビル」「ディープ・ショック」 BRIAN THOMPSON  ブライアン・トンプソン 誕生日 1962 出身 米ワシントン州エレンズバーグ カリフォルニア大学の芸術修士課程で演技を学ぶ。 卒業前からオーディションを受け、 「ターミネーター」や「コブラ」に出演。 活躍度 △→ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1984年「ターミネーター」 1986年「コブラ」 1988年「エイリアン・ネイション」「ナイトウィッシュ」      「3人の逃亡者」 1989年「ミラクル・マイル」      「フライト・ナイト2 バンパイアの逆襲」 1990年「セクシーナイト」「MOON44」      「地獄の女囚コマンド」「ライオンハート」 1992年「サイキック・ウォリアーズ 超時空大戦」      「ザ・オウル 激闘伝説」 1994年「ジェネレーションズ」 1996年「ドラゴンハート」 1997年「モータル・コンバット2」 2001年「オデッセイ2001」      「ファイナル・レジェンド−失われたソロモン−」 その他の出演者; Brian Thompson .... Tower Jeffrey Gorman .... Doyle P.K. Ewing .... Wilkes Velizar Binev .... Samuel Biliana Petrinska .... Gordeova Tyrone Pinkham .... Gunman Mark Herndon .... Reporter #4 D.J. Johnson .... Comm Officer Adrienne McQueen .... Reporter Jeff Rank .... Reporter #1 Atanas Srebrev .... Man User Rating: 4.8/10 (93 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: e.g.さん London, England 2004年11月13日 愚かな矛盾した筋書き この映画の脚本家は、筋書きの一貫性を無視している。 最初に、巨大隕石トーラスのそばでは、傷が治るとしておきながら、 後半になると、ひとによって治ったり、治らなかったりする。 誰が死ぬのか、生きるのか、何のリズムも理由もない。 すべて、脚本家の胸先三寸とは、困ったものだ。 例えば、最初、ベースキャンプに到着すると、 科学者メイソンの手の傷が治る。 そして、彼は撃たれ、また治る。 後半になると、手榴弾で吹き飛ばされ、元気になって目覚める。 その後、トーラスの内部で、大尉の部下全員が殺される。 そして、治らない。なんでだ? オトーサン、 「このひと、変なこというな。 眠ってたんじゃないの? 次々と、ムクムク起き上がってたじゃないか」 見終わったあと、第1作を見ていたかも知れないと思って 索引をチェックしたら、やはり見ていました。 第2作のほうが、高得点でした。


サイン・オブ・ゴッド

オトーサン、 感動します。 「イエスの真実が明かされる!スゴイじゃん」 でも、最後まで、何が何だか分かりませんでした。 Das Jesus Video (2002) (TV) 監督:Sebastian Niemann 原作:Andreas Eschbach 脚本:Martin Ritzenhoff / Sebastian Niemann Genre: Action / Thriller / Mystery / SF Country: Germany Language: German 上映時間;110分 あらすじ: イスラエルで遺跡発掘を手伝っていた 若者ステファンが、2000年前の遺跡から、 人骨とソニー製のビデオを発掘する。 そのビデオには、何と、ありし日のイエスの姿が映っていた。 タイムトラベラーの仕業に違いないとステファンは主張するが、 物笑いのタネになる。 だが、イスラエル人女性シャロンだけは、彼の説を信じてくれる。 そんなある日、彼は、ホテルの部屋で何者かに襲われる。 ドイツ大使館とシークレット・サービスが関係しているらしい。 直後、今度は、友人のドンが殺される。 世紀の大発見を追う若き考古学者とその仲間たち。 謎の秘密結社との闘いの後、明かされた真実とは? 出演者: Matthias Koeberlin .... Steffen (ステファン) Naike Rivelli .... Sharon(シャロン) Manou Lubowski .... Yehoshua(ヨシュア) オトーサン、 「まあ、フツーの演技だなぁ」 ドイツの役者さんたち、それもTV出演なので、 海外映画俳優マガジンには、出ていませんでした。 その他の出演者: Mario Holetzeck .... Dan Frank Scharl .... Ryan Hans Diehl .... Scafaro Heinrich Giskes .... Professor Wilfort Dietrich Hollinderbaumer .... John Kaun Robinson Reichel .... Roland Pierre Semmler .... Christopher User Rating: 4.8/10 (174 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: Leuven, Belgium 2004年10月24日 面白い。まあ、ちょっと先が読めるが。 2時間ものを見た。 面白く、楽しめる娯楽作品だった。 ストーリ−も、分かりやすく、興味深い。 あまりにも多くの映画をみてきたので、 筋書きは、先が読めたが、まあ面白かった。 多くのアクション映画がそうだが、 主人公は、殴られ、撃たれ、苛まれる... それでも、何とか逃げおおせる。 私だったら、最初の段階で落伍しているだろう。 だが、多くのアクション映画とちがうのは、 ストーリーがあり、アクションに埋没していないことだ。 対話は、ややいい加減だったが、 信じ難いとしても、まあ、許せる範囲だった。 要するに、いい映画だ... 原作を読んでみたくなった。 オトーサン、 「原作、どこで売ってるのかなあ? ドイツ語じゃ、お手上げだけど」 この映画、嘆きの壁がみられたのは、収穫でした。 一度、行ってみたい場所ですが、 中東和平は、まだまだ先のようですし...


コーリング

オトーサン、 原題の"Dragonfly"って、見たことありますか? "Dragon"は、分かりますよね。 中日ドラゴンズのドラゴンで、竜。 "fly"は、飛球の意味もありますが、蝿。 そこで、"Dragonfly"は、直訳すると、竜蝿。 でも、正解は、トンボ。 そういえば、ちょっと似てますよね。 原題:Dragonfly (2002) 監督:Tom Shadyac 原作:Brandon Camp / Mike Thompson 脚本:David Seltzer / Brandon Camp / Mike Thompson Genre: SF / Thriller / Drama / Mystery Rated PG-13 for thematic material and mild sensuality. Country: USA / Germany Language: English / Spanish 上映時間;104分 あらすじ; 開発途上国で献身的に働く赤十字の女性医師。 その最愛の妻をバスの転落事故で失った医師は、 臨死体験をした患者たちから、 妻から彼への呼びかけがあったと告知される。 周囲のひとびとからは、悲しみのあまり精神変調をきたした そう思われるなか、彼は、意を決して事故現場へと向かう。 出演者; Kevin Costner .... Joe Darrow (ジョー) Susanna Thompson .... Emily Darrow (エミリー) Kathy Bates .... Mrs. Belmont (ベルモント) オトーサン、 「いつどこでみても、ケビンはケビンだなあ」 この映画、脇役ですが、悲嘆にくれるケビンの面倒を 何やかや見てくれる肥っちょのおばさんが目立ちました。 その演技に敬意を表して、経歴をみましょう。 このおばさん、アカデミー賞女優なのです。 KATHY BATES  キャシー・ベイツ 誕生日 1948/6/28 出身 米テネシー州メンフィス 活躍度 ○↑ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 ?年「バニティーズ」 1971年「パパずれてるゥ!」 1978年「ストレート・タイム」 1982年「COME BACK TO THE FIVE AND DIME,       JIMMY DEAN JIMMY DEAN」      「FIFTH OF JULY」「CURSE OF THE STARVING CLASS」      「THE ROAD TO MECCA」 1983年「セカンド・チャンス」 1986年「モーニング・アフター」 1987年「真夏の情事」 1988年「MY BEST FRIEND IS A VAMPIRE」      「ミスター・アーサー2」 1989年「サインズ・オブ・ライフ」      「メン・ドント・リーブ」「HIGH STAKES」 1990年「ディック・トレイシー」「ぼくの美しい人だから」      「ミザリー」◇アカデミー主演女優賞 1991年「AT PLAY IN THE FIELDS OF THE LORD」      「フライド・グリーン・トマト」 1992年「ウディ・アレンの影と霧」      「キスへのプレリュード」「迷子の大人たち」 1993年「母の贈り物」 1994年「ノース 小さな旅人」 1995年「どんな時も」「黙秘」 1996年「悪魔のような女」「THE WAR 戦場の記憶」 1997年「タイタニック」◆ 1998年「パーフェクト・カップル」「輝きの海」      「ウォーターボーイ」◆ 1999年「ぼくが天使になった日」 2001年「アメリカン・アウトロー」 2002年「アバウト・シュミット」「コーリング」 2004年「80デイズ」 その他の出演者; Joe Morton .... Hugh Campbell Ron Rifkin .... Charlie Dickinson Robert Bailey Jr. .... Jeffrey Reardon Jacob Smith .... Ben Jay Thomas .... Hal Lisa Banes .... Flora Matt Craven .... Eric Casey Biggs .... Neil Darrow Leslie Hope .... Charisse Darrow Peter Hansen .... Phillip Darrow Marybeth Fisher .... Eulogist Kim Staunton .... Intake nurse User Rating: 5.8/10 (4,786 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 地味で暗いお話しですから、やむをえないでしょう。 User Comments: fleetstarさん Peterborough, England 2004年1月9日 驚くほど楽しめる超自然的な物語、 たとえ、映画が娯楽媒体としてつくられ、 芸術家気取りの者たちの友愛のためにつくられていないとしても、 これは、興味深い映画であり、意外な結末が待っている。 ケビン・コスナーは、私のお気に入りの俳優ではないが、 何年もの間、いい映画をつくってきていることは間違いない。 私にとって、この映画は、彼の努力の賜物と思える。 最初から最後まで楽しめた。 そう、確かに、妊娠8ケ月の妻が 無理やり、ジャングルに行ってしまうというのは、 不自然ではある。 だが...、妙なことをやることてないだろうか ? この映画が狙ったのは、人間の想像力であり、 想像力のないひとにとっては、 この映画を評価するのは、難しいだろう。 この映画は、いわば「シックスセンス」のようようなもので、 そうした観点からすると、よく出来ていると思う、 この映画の細部にまで目をこらすと、物足りない点も多々ある。、 だが、そんなことはどうでもいい。 ほかの映画も同様だからだ。 要約;実にいい映画で、見る価値がある。 10点満点で7点。 オト−サン、 「あんな風だったなぁ」 もう故人になった伯父も、 この映画の主人公のように医者でしたが、 幼い息子を失っての数年間は茫然自失の状態でしたっけ。 この映画、そうした体験をしたひとは、 いつまでも消えぬ悲しみがよく描かれていると思うでしょう。 そして、きっと悲しみを新たにすることでしょう。


シークレット・ウインドウ

オトーサン、 この映画、思い直して見に行きました。 週刊文春のおすぎさんの評価がイマイチだったのです。 「ジョニー・デップ主演だもん、悪いハズない」 原題;Secret Window (2004) 監督・脚本:David Koepp 原作:Stephen King Genre: Drama / Thriller / Horror Rated PG-13 for violence/terror, sexual content and language. 上映時間;96分 あらすじ: 作家のモートは、エイミーとの離婚騒動の真っ最中。 湖畔のコテージで執筆中に、精神異常者につきまとわれる。 そいつは、モートが、自分の作品を盗作したと責めたてる。 結末を替えやがったな。 出演者: Johnny Depp .... Mort Rainey(モート) John Turturro .... John Shooter(ジョン) Maria Bello .... Amy Rainey(エイミー) オトーサン、 「ジョニー・デップの一人芝居!」 フアンには、たまらない映画でしょう。 JOHNNY DEPP ジョニー・デップ 誕生日 1963/6/9   出身 米ケンタッキー州オーウェンズボロ フロリダで育つ。 音楽に傾倒し、ロック・バンド”キッズ”に参加。 20歳の時、ロサンゼルスに移るが、バンドが解散。 83年に結婚したメークアップ・アーティスト、 ロリ・アン・アリソン(85年離婚)が デップの俳優デビューを助けるため、 彼女の友人のニコラス・ケイジを紹介。 ケイジはデップにエージェントを紹介し、 オーディションを受けて 84年「エルム街の悪夢」の映画デビューにつながった。 87年からのテレビ番組「ハイスクール・コップ」で有名に。 90年「クライ・ベイビー」で初主演。 「妹の恋人」「シザーハンズ」「エド・ウッド」で ゴールデングローブ賞にノミネートされる。 97年「ブレイブ」で監督デビュー。 現在のパートナーはバネッサ・パラディ。 子供が2人いる。 寡黙で心の内を見せないミステリアスな男の役をやらせたら、 天下一品の俳優。 活躍度 ◎→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1984年「エルム街の悪夢」◆ 1985年「マイアミ・ホット・リゾート」 1986年「プラトーン」 1990年「クライ・ベイビー」 「シザーハンズ」◇ 1991年「エルム街の悪夢 ザ・ファイナル・ナイトメア」△ 1992年「アリゾナ・ドリーム」 1993年「妹の恋人」◇「ギルバート・クレイブ」◇ 1994年「エド・ウッド」◇ 1995年「ドン・ファン」◇「デッドマン」       「ニック・オブ・タイム」 1997年「フェイク」◇「ブレイブ」◇ 1998年「ラスベガスをやっつけろ」◇「ミー&ウィル」 1999年「スリーピー・ホロウ」◇「ノイズ」◇      「ナインス・ゲート」◇      「ビートニク」◆ 2000年「ショコラ」◆「夜になるまえに」◆      「耳に残るは君の歌声」 2001年「ブロウ」◇「フロム・ヘル」◇      「ロスト・イン・ラマンチャ」 2003年「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち」◇      「レジェンド・オブ・メキシコ デスペラード」◇ 2004年「シークレット・ウインドウ」◇「ネバーランド」◇ その他の出演者; Timothy Hutton .... Ted Milner Charles Dutton .... Ken Karsch Len Cariou .... Sheriff Dave Newsome Joan Heney .... Mrs. Garvey John Dunn-Hill .... Tom Greenleaf Vlasta Vrana .... Fire Chief Wickersham Matt Holland .... Detective Bradley Gillian Ferrabee .... Fran Evans Bronwen Mantel .... Greta Bowie Elizabeth Marleau .... Juliet Stoker Kyle Allatt .... Busboy Richard Jutras .... Motel Manager User Rating: 6.2/10 (9,277 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: Paul Jerry Australia 2004年10月26日 面白い この映画、実に面白かった。 ジョニー・デップの大フアンなので、 この映画では、何とか彼を救い出したくなった。 「カリブの海賊」の船長役とちがい、内面の演技が冴える。 真実が暴かれたとしても、そのカンジは変わらない。 とくに、カメラワークがよかった。 写真もよかった。 でも、やはりジョニー・デップがステキだった。 ドンデン返しがあるが、 これには、ちょっとがっかり。 原作のほうがショキングだった。 まあ、こんな欠点もあるが、 ホラー映画好きには、お誂えの映画だ... 10点満点で、6点。 オトーサン、 「いい文章が浮かばない時って、あんな風なんだ」 家のなかは、散らかり放題。 髪の毛は、もじゃもじゃ。 髭は、伸び放題 着たきりスズメのガウンが破れていたり、 食べ物ときたらありあわせのもの。 上品深遠な作品を読んで想像するひととは、大違い。 作家の日常生活が分かって興味深く思いました。


死霊のはらわた

オトーサン、 「気味わるいなぁ」 ビデオ・ショップでみかけていたのですが、 今日まで、借りずにきました。 ホラー映画だったからですが、 抵抗力もついてきたので借りることにしました。 でも、ホラー映画になじみのないひとには、 ショックが強すぎるかも... 原題:The Evil Dead(1981) 監督・脚本:Sam Raimi Genre: Horror / Fantasy Rated NC-17 for substantial graphic horror violence and gore. 上映時間;85分 あらすじ: 5人の若者たちが、森のなかのキャビンに行く。 その森では、物言わぬ死霊が徘徊していた。 Necronomiconとその本を翻訳したテープを発見する。、 テープが回り出すや、死霊が解き放たれる。 ひとつずつ、若者たちは、ゾンビになっていく。 残った一人は、夜中、死霊と戦い、生き延びようとする。 出演者: Bruce Campbell ....Ashly 'Ash' J. Williams (アッシュ) Hal Delrich .... Scotty (スコッティ) Betsy Baker .... Linda (リンダ) オトーサン、 「若者たちが、好演している」 サム・ライミ監督の演出のおかげでしょうが、 ブルース・キャンベルは、たいしたものです。 BRUCE CAMPBELL  ブルース・キャンベル 誕生日 1958/6/22 出身 米ミシガン州 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1983年「死霊のはらわた」 1985年「XYZマーダーズ」 1987年「死霊のはらわた2」 1988年「マニアック・コップ」「ムーントラップ」 1990年「マニアック・コップ2」「ダークマン」 1991年「サンダウン ボクたち、二度と血を吸いません」      「マインドワープ」 1992年「ワックス・ワーク 時空の戦士」 1993年「キャプテン・スーパーマーケット 死霊のはらわた3」 1995年「コンゴ」「クイック・アンド・デッド」 1996年「エスケープ・フロム・L.A.」      「ホット・ネイビー カリブ海イケイケ大作戦」 1998年「アイスリンク」「フロム・ダスク・ティル・ドーン2」 1999年「アイスブレイカー」 2002年「スパイダーマン」 その他の出演者: Ellen Sandweiss .... Cheryl Theresa Tilly .... Shelly Philip A. Gillis .... Fake Shemp Dorothy Tapert .... Fake Shemp Cheryl Guttridge .... Fake Shemp Barbara Carey .... Fake Shemp David Horton .... Fake Shemp Wendall Thomas .... Fake Shemp Don Long .... Fake Shemp Stu Smith .... Fake Shemp Kurt Rauf .... Fake Shemp Ted Raimi .... Fake Shemp User Rating: 7.3/10 (12,528 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアアだ!」 User Comments: dave_andresさん Monroe,Michigan 2004年8月6日 すばらしい流血の古典映画! この映画は、若くやる気のある映画監督が すごいことをやれるというお手本のようなものだ。 "13 Seconds"とちがって、 この映画は、すばらしい。 脚本もいいし、演技もまあまあの出来だ。 この映画で、ブルース・キャンベルがデビューした。 筋書きは、すばらしく、ホラーがどっさりある。 この映画は、低予算のであり、 その昔につくられたことを考えると 実に、すばらしい。 サム・ライミ監督のデビュー作だが、見ていて楽しい。 ところどころ、ペースがのろいが、 全体として、大いに満足できる。 ホラー映画フアンには、おすすめしたい。 ブルース・キャンベルもサム・ライミもいい。 私見だが、80年代きってのホラー映画ではないか。 オトーサン、 「こうすると、怖くなる。そのお手本だなぁ」 この映画をじっくり研究すると、 いいホラー映画をつくるヒミツが沢山学べそうです。 では、監督の経歴をみておきましょう。 SAM RAIMI  サム・ライミ 誕生日 1959/10/23 出身 米ミシガン州フランクリン 監督作 1983年「死霊のはらわた」 1985年「XYZマーダーズ」 1987年「死霊のはらわたU」 1990年「ダークマン」 1993年「キャプテン・スーパーマーケット 死霊のはらわたV」 1995年「クイック&デッド」 1998年「シンプル・プラン」 1999年「ラブ・オブ・ザ・ゲーム」 2000年「ザ・ギフト」 2002年「スパイダーマン」 2004年「スパイダーマン2」 次に、IMDBから。 「元気をくれるさわやかな監督のひとり。 ライミは、特有のビジュアルなスタイルが売り。 アクロバティックなカメラワーク、 手持ちカメラでの素早いショット、 力感溢れるコミックやThree Stooges shortsに見られる 凶暴な肉体主義。 ライミは、8歳の若さで8ミリカメラで撮影をはじめ、 10代後半には、地方の企業家や医者の支援で、 最初の映画「死霊のはらわた」(1983)を作った。 この過激なホラー映画は、カンヌ映画祭でヒットし、 劇場でも、ビデオでもヒットした。 漫画アクション映画「XYZマーダーズ」(1985) がコケた後、 ライミは、続編である「死霊のはらわたU」(1987)で復活した。 最もビジュアル面で創造的なカルト映画の監督として評判になった。 ついに、大手映画会社の共同脚本家兼監督としての契約を獲得し、 アクション・ファンタジー映画「ダークマン」(1990)を撮った。 「オペラ座の怪人」の要素やコミック・ブックのスーパーヒーローを 混ぜあわせたものだったが、成功した。 続いて、「キャプテン・スーパーマーケット 死霊のはらわたV」(1993)や 西部劇の「クイック&デッド」(1995)を撮った。 ジョン・ウー監督のアメリカ・デビュー映画 "Hard Target"(1993)の共同制作者となった。 友人のジョエル&イーサン兄弟との共同脚本で、 "The Hudsucker Proxy "(1994)を手がけ、 そのセカンド・ユニットを撮影した。 また、"TimeCop"(1994)の共同制作者にもなった。 彼は、俳優としても活躍している。 "Spies Like Us"(1985)、"Except"(1987)、"Maniac Cop" (1988)、 "Intruder" (1989)、"Innocent Blood" (1992)、 TV映画"Journey to the Center of the Earth" (1993)、 そして、最も有名な"Indian Summer" (1993)では、 キャンプのおべっか使いという面白い役を演じている。


完全犯罪クラブ

オトーサン、 「何じゃ、これ?」 Murder 8y Num8ers ? こんな英語があるハズはありません。 邦題の「完全犯罪クラブ」これも不適切でしょう。 原題:Murder 8y Num8ers (2002)    Murder by Numbers 監督:Barbet Schroeder 脚本:Tony Gayton Genre: Crime / Thriller Rated R for violence, language, a sex scene and brief drug use. 上映時間:120分 あらすじ: これは、心理サスペンスリラー。 粘り強い殺人課刑事キャシーと その新しい相棒であるサムのお話である。 対決する相手は、悪意に満ちた2人の若者。 巧みな駆け引きによって、殺人事件を解決しようとする。 出演者: Sandra Bullock .... Cassie Mayweather(キャシー) Ben Chaplin .... Sam Kennedy(サム) Ryan Gosling .... Richie Haywood (リッチー) Michael Pitt .... Justin Pendleton (ジャスティン) オトーサン、 「サンドラ・バロック、近年にない出来だ!」 相棒サムを演じたベン・チャップリンも、大したもの。 SANDRA BULLOCK  サンドラ・ブロック 誕生日 1967/7/26 出身 米バージニア州アーリントン 父はボイス・トレーナー、母はオペラ歌手。 イースト・カロライナ大学を卒業後、 ニューヨークへ出て、ネイバーフッド・プレイハウスで演技を学ぶ。 オフ・ブロードウェイの舞台やテレビドラマで活躍後、 87年「ハングマン」で映画デビュー。 「スピード」のヒットでスター女優に。 最近では自身の製作会社FORTIS FILMSで 「微笑みをもう一度」「ガンシャイ」など 主演とプロデューサーを兼ねることが多くなった。 活躍度 ◎↑ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆☆★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1987年「ハングマン」 1989年「RELIGION,INC」「WHO SHOT PATAKANGO?」      「恋人たちの街角」 1992年「ジェラシー/もう一度あの頃のように」      「ラブ・ポーションNO.9」「恋人はマフィア」 1993年「愛と呼ばれるもの」      「潮風とベーコンサンドとヘミングウェイ」「失踪」      「デモリションマン」◇      「サンドラ・ブロック IN アマゾン」 1994年「スピード」◇「恋人はマフィア」 1995年「あなたが寝てる間に」◇「恋人たちの街角」      「ザ・インターネット」◇ 1996年「恋する泥棒」「評決のとき」◇      「ラブ・アンド・ウォー」◇ 1997年「スピード2」◇ 1998年「微笑みをもう一度」◇「プラクティカル・マジック」◇      「プリンス・オブ・エジプト」(声) 1999年「恋は嵐のように」◇「EXACTLY 3:30」 2000年「28DAYS」◇「ガンシャイ」◇      「デンジャラス・ビューティー」◇ 2002年「完全犯罪クラブ」◇      「トゥー・ウィークス・ノーティス」◇      「ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密」 BEN CHAPLIN  ベン・チャップリン 誕生日 1970/7/31 出身 英ロンドン ギルドホール音楽演劇学校卒。舞台でテレビを中心に活躍。 活躍度 △↑ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1993年「日の名残り」 1995年「7月の宴」 1996年「好きと言えなくて」「ワシントン・スクエア」 1998年「シン・レッド・ライン」◇ 2000年「ロスト・ソウルズ」◇ 2002年「完全犯罪クラブ」「バースデイ・ガール」 その他の出演者: Agnes Bruckner .... Lisa Mills Chris Penn .... Ray Feathers R.D. Call .... Captain Rod Cody Tom Verica .... Al Swanson, Assistant District Attorney Janni Brenn .... Ms. Elder John Vickery .... Restaurant Manager Michael Canavan .... Mr. Chechi Krista Carpenter .... Olivia Lake, the Victim Neal Matarazzo .... Male Officer in Flashback Adilah Barnes .... Lab Technician Jim Jansen .... Lawyer User Rating: 6.0/10 (7,426 votes) オトーサン、 「まあ、高いスコアだ」 User Comments: oliverl-1さん Aust 2004年6月21日 エキサイティングなスリラー この映画、よくできたサスペンスあふれるお話だ。 2人のいかれた若者が、完全犯罪を企んで殺人を犯す。 殺人課刑事役のサンドラ・バロックがいい。 水を得た魚のようだ。 悪ガキを捕らえるまえに、自分の暗い過去と戦わねばならない。 新米刑事を演じたベン・チャップリンも、いい。 物語に深みを加えている。 問題の殺人者、Ryan GoslingとMichael Pitt もいいが、 もっと巧く演じられたように思う。 この映画、静かな日曜日の夜にいい。 サンドラ・バロックとベン・チャップリンが実に頑張っている。 10点満点で8点。 オトーサン、 「いいことだ」 サンドラ・バロックは、 最近プロデューサー業に精を出して、 女優業はおろそかに見えましたが、 この映画のような演技が出来るなら、安心です。


ザ・ワン

オトーサン、 「ジェット・リーものか」 ジャッキー・チェンが、年をとってきたので、 本物のマーシャル・アーツの醍醐味を味わおうとしたら、 もう、このひとを見るしかないでしょう。 The One(2001) 監督:James Wong 脚本;Glen Morgan / James Wong Genre: Action / SF / Thriller Rated PG-13 for intense action violence and some language. 上映時間;87分 あらすじ; 今いる宇宙のほかに、別の宇宙がある。 それらを保っているエネルギーは、ただひとつ。 もし、誰かが死ぬと、 そのエネルギーは、ほかの人たちに分配され、 その度毎に、一人当たりのエネルギ−は強くなる。 別の宇宙には、誰も行けないのだが、 ユーローは、別の宇宙の相方をやっつけることができたら、 自分は、天下無敵になると思いこむ。 そこで散々人殺しを重ねてきたが、もはや限界にきて、 ゲイブに追われる身になる。 だが、ゲイブも、また、自分が変わってしまい、 ユーローを殺したくなっていることに気づく。 そうなると、何が起きるかも知らず... 出演者: Jet Li .... Gabe Law/Gabriel Yulaw(ゲイブ/ユーロー) Carla Gugino .... T.K. Law/Massie Walsh (T.K) Delroy Lindo .... MVA Agent Harry Roedecker(ハリー) オトーサン、 「ちょっと、北島三郎に似てきたなー」 この映画のジェット・リーは、1人で何役もこなし、 しかも、過激アクションだらけですから、 さぞ、お疲れだったと思います。 メイクのせいかもしれませんが、顔がむくんでみえました。 JET LI  ジェット・リー 誕生日 1963/4/26  出身 中国・瀋陽 九歳から北京の業余体育学校で中国武術を学び、 11才の時に中国全国武術大会のチャンピオンとなり、 以後、五度優勝。 74年には世界巡業でホワイトハウスに招かれ、 ニクソン大統領に対戦演技を披露した。 十代半ばで武術コーチ。 82年に「少林寺」で映画界入り。 88年「ファイナル・ファイター」から リー・リンチェイの名で本格的に香港映画で活躍。 「リーサル・ウエポン4」の悪役で ハリウッドでも注目されるようになった。 活躍度 ○↑ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆☆☆ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1982年「少林寺」 1983年「ドキュメント・燃えよカンフー」「少林寺2」 1986年「阿羅漢」 1988年「ファイナル・ファイター 鉄拳英雄」 1989年「ハード・ブラッド」 1989年「ドラゴン・ファイト」 1992年「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地大乱」       「スウォーズマン/女神伝説の章」 1993年「ラスト・ヒーロー・イン・チャイナ/烈火風雲」「方世玉2」      「カンフー・カルト・マスター 魔教教主」      「レジェンド・オブ・フラッシュ・ファイター 格闘飛龍」      「レジェンド・オブ・フラッシュ・ファイター 電光飛龍」 1994年「ターゲット・ブルー」 「マスター・オブ・リアル・カンフー 大地無限」      「新・少林寺伝説」 「フィスト・オブ・レジェンド 怒りの鉄拳」 1995年「D&D/完全黙秘」「ハイリスク」 1996年「ブラック・マスク」◇「冒険王」 1997年「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ&アメリカ」 1998年「リーサル・ウエポン4」◆ 2000年「ロミオ・マスト・ダイ」◇ 2001年「キス・オブ・ザ・ドラゴン」◇「ザ・ワン」◇ 2002年「英雄 HERO」 2003年「ブラック・ダイヤモンド」◇ その他の出演者; Jason Statham .... MVA Agent Evan Funsch James Morrison .... LAPD Officer Bobby Aldrich Dylan Bruno .... Yates Archie Kao .... Woo Richard Steinmetz .... D'Antoni Steve Rankin .... MVA Supervisor Tucker Smallwood .... Prison Warden Harriet Sansom Harris .... Nurse Besson David Keats .... MRI Technician Dean Norris .... Sgt. Siegel Ron Zimmerman .... Rotten Ronnie Darin Morgan .... Hugo User Rating: 5.4/10 (6,728 votes) オトーサン、 「低いなぁ。もっといいと思ったけど」 User Comments: sk8boarder1088さん 2002年3月21日 実に印象的なグラフィックス。 ...思ったより、良かった。 この映画、筋書きは、かったるい。 演技もバラツキがあるものの、 グラフィックスが見ていて印象的だったし、 マーシャル・アーツも素晴らしい。 マトリックスでも用いられたスローモーションのトリックで 面白く感じる。 ジャッキー・チェンのほうがいいし、 見ていて愉快だけれども、 ジェット・リーも、誰でも認めるように マーシャル・アーツは、バツグンである。 そう、この映画借りるといい。 お金を出す価値がある。 先に述べたように、2つの点で、楽しめる。 オトーサン、 「もうひとつの宇宙があり、そこにもうひとりの オトーサンがいる。そうか、そうなんだ」 もちろん、この映画は、SFですから荒唐無稽なですが、 でも、そう想像すると、愉快になってきました。 給料は、いくらもらっているのだろうか? 妻はいるのか? その妻は、美人か?気立ては、優しいか? などなど。 この映画、この点を加味すると、 3つの点で楽しめることになります。


バレンタイン

オトーサン、 「まだ、バレンタイン・デーには、早いが...」 デパートでのチョコレート商戦は、年明けから。 原題:Valentine (2001) 監督:Jamie Blanks 原作:Tom Savage 脚本;Donna Powers / Wayne Powers Gretchen J. Berg / Aaron Harberts Genre: Horror / Thriller Rated R for strong horror violence, some sexuality and language. 上映時間:96分 あらすじ: 1988年のバレンタイン・デー。 高校のダンスパーティで、ジェレミーは、 次々と女の子にダンスのお相手を断わられる。 5番目の子なんかひどかった。 応じるとみせかけて、レイプされそうになったと騒ぐ始末。 ジェレミーは、裸にされ、みんなの前で殴られる。 2001年になった。 5人の女の子たちは、みな20代になる。 ふさわしいお相手をみつけて、バレンタイン・デ−に備える。 だが、そのうちの一人が殺害される。 キューピッドのようなマスクをした殺人者は、 殺害の前に、バレンタイン・カードを送りつけてくる。 残された4人の女の子たちは、恐怖におびえる。 やがて、犯人は、ジェレミーであることが判明するものの、 整形手術をしたので、顔を見分けることができない。 出演者: Denise Richards .... Paige Prescott(ペイジ) David Boreanaz .... Adam Carr (アダム) Marley Shelton .... Kate Davies (ケイト) オトーサン、 「ギャルが多すぎて、誰が誰やら?」 ペイジだけは、昔の部下だった女の子に似ていたので、 顔をおぼえましたが、ほかの子はムリでした。 また、ペイジ、何かの映画で見かけました。 「そうか、ボンドガールだったんだ」 DENISE RICHARDS デニース・リチャーズ 誕生日 1972/2/17 出身 米イリノイ州ダウナーズ・グローブ 89年エル・カミーノ・ハイスクール卒業後、モデルとして活躍。 東京、パリ、ニューヨークで仕事をした後、女優に転身。 テレビでは「ビバリーヒルズ高校白書」「メルローズ・プレイス」 「新スーパーマン」などに出演。 映画では「ローデッド・ウェポン1」がデビュー。 「ワールド・イズ・ノット・イナフ」では ボンドガールとしてクリスマス・ジョーンズ博士役を演じた。 2002年、チャーリー・シーンと結婚。 活躍度 △↑ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1993年「ローデッド・ウエポン1」 1994年「TAMMY AND THE T-REX」 1997年「スターシップ・トゥルーパーズ」「ノーウェア」 1998年「ワイルドシングス」 1999年「007/ワールド・イズ・ノット・イナフ」◇      「テールライトは眠らない」◇      「わたしが美しくなった100の秘密」 2001年「バレンタイン」      「恋の方程式 あなたのハートにクリック2」 2002年「アンダーカバーブラザー」      「ドラッグ・ディーラー 仁義なき賭け」 2004年「最‘狂’絶叫計画」 その他の出演者: Jessica Capshaw .... Dorothy Wheeler Jessica Cauffiel .... Lily Voight Katherine Heigl .... Shelley Fisher Hedy Burress .... Ruthie Walker Fulvio Cecere .... Detective Leon Vaughn Daniel Cosgrove .... Campbell Morris Johnny Whitworth .... Max Raimi Woody Jeffreys .... Brian Adam Harrington .... Jason Marquette Claude Duhamel .... Gary Taylor Wyatt Page .... Evan Wheeler Benita Ha .... Kim Wheeler User Rating: 4.2/10 (4,267 votes) オトーサン、 「低いなぁ」 User Comments: Jack Christal-Gattanellaさん Teaneck, New Jersey 2001年2月3日 すこし怖いところもあるが、全体的に平板。 この映画、いかにも面白そうだった。 だが、ポスターに筋書きがみんな書いてあった。 そこで、問題は、内容がいいいかどうかになった。 マスクを被ったものが、女の子を殺すというのは、 ありふれていて、面白くない。 傍観者になってしまう。 時々、恐怖を覚えたものの、 欠点をカバーするほどではなかった。 評価は、C。 オトーサン、 「ヴァレンタインは、確か、聖人の名前だった。 どんなひとだったのだろう?」 幸い、ネットで、詳しいデータを発見しました。 http://ch.kitaguni.tv/u/3577/%A5%A8%A5%C3%A5%BB%A5%A4 /%C1%CF%BA%EE/%B5%AD%C7%B0%C6%FC/0000049856.html 紀元3世紀、ローマ帝国。 時の皇帝クラウディウス2世は苦悩していた。 若者たちの間に厭戦思想が蔓延していたのだ。 広大な帝国領を軍事力無くして支配する事はかなわぬ。 なんとしてもこの忌むべき思想を払拭せねばならぬ。 そこでクラウディウス2世は一計を案じた。 兵士たちが戦意を失うのは、愛する者との離別を厭うためである。 愛する故に死を惜しむのだ。 ならば愛する事を禁じてしまえ、と。 然してクラウディウス2世は兵士の結婚を禁止した。 若者達は悲嘆にくれた。 自分たちの愛は認められる事もなく、いつ死別するとも判らない。 それを見兼ねる者がいた。 イタリア中部の町インテラムナに住む一人のキリスト教司祭。 名はヴァレンタイン。 キリスト教の教義では、神は若者の結婚を望んでいるとされる。 人が愛し合い、子を産み、育む。 それなくしてこの世は成り立たぬ。 彼らを見捨てる事は自らの信仰に反する事だ。 彼は密かに兵士達の婚儀を取り計らった。 しかし彼の所行はやがて皇帝クラウディウス2世の知る所となる。 当時キリスト教は帝国による迫害の憂き目に遭っていた。 ローマの伝統的な権威を否定し独自の神を信ずる者達である。 帝国にとっては獅子身中の虫。 けっして容認できる相手ではない。 ヴァレンタインの行為はいわば帝国に対する反乱ともいえる。 クラウディウス2世は烈火の如く怒り、 ヴァレンタインを囚え死刑に処した。 処刑方法、撲殺。 屈強な処刑官の振るう棍棒にヴァレンタインの体は 見る間に血に染まっていく。 嬲られ、傷ぶられ、瀕死の重傷を負ったヴァレンタインに 皇帝は改心を迫った。 ヴァレンタインの命はまさに燃え尽きようとしている。 あと一振り。 あの忌まわしき棍棒のただ一撃で その命は跡形も無く消し飛んでしまうだろう。 だが認めるわけにはゆかぬ。 我が身の命ほしさに、愛を否定する この男に屈するわけにはゆかぬ。 神よ、どうか力を。 ヴァレンタインは捻れた足で立ち上がり、皇帝の前に躍り出る。 この瀕死の男のどこにそんな力が残っていたのか。 行く手を阻む兵士達を振り払い、 天に拳を突き上げこう叫んだ。 「ヴァレンタイン死すとも、  愛は 死なず---ッ!!!」 命を賭した叫びである。 灯火が消えんとするその刹那に強く大きく燃え上がったかのような、 壮絶な叫びである。 皇帝も兵士も気圧されて身動き一つ出来ぬ。 高らかに拳を掲げ、腫れ上がった顔面には 笑みさえ湛えているように見えた。 しかしその時、最後の力を振り絞ったヴァレンタインは 既に息絶えていたのだ。 威厳と確信に満ちあふれた立ち姿のまま。  紀元269年、2月14日の事であった。 ヴァレンタインが壮絶な最期を遂げてから百余年が過ぎ、 キリスト教はローマの国教となる。 さらに百年後、紀元496年。 時のローマ法王ジェラシウス1世は ヴァレンタイン殉教の日を祭日に定め、 彼の名を聖人の列に連ねた。 こうして彼は愛の守護者として今日まで知られる事になった。 「愛に殉教した男、血塗れヴァレンタイン」 これが彼の伝説の顛末である。 ありがとう、ヴァレンタイン。 愛を...ありがとう。


プール

オトーサン、 「水泳の映画か、参考になるかも」 最近、また水泳を復活しました。 50代のころは、毎日、1km。 いまは週に数日、500mを一気に泳ぎ終えます。 原題:Swimfan (2002) 監督:John Polson 脚本;Charles F. Bohl/ Phillip Schneider Genre: Thriller / Drama Rated PG-13 for mature thematic elements,       sexual content, disturbing images and language. 上映時間;85分 あらすじ: 高校生のベンは、恵まれている。 学友の憧れの的。 ステキなガールフレンドがいて、 水泳選手として奨学金つきで、有名大学への推薦も間近。 でも、毎日の練習は大変。 それに、病院でのバイトもある。 恋人のエイミーともデートする時間もいるし。 だが、そんなベンの確固たる未来は、 新しく町にやてきたベルの出現によって、ぶちこわしになる。 彼女は、たちまち、ベンを見初めて ちょっとした会話を交わしたりするようになる。 だが、偏執狂のベルは、そんなことでは満足できない。 誘惑するのを手はじめに、 熱狂的な彼のフアンになり、事態は悪夢と化していく。 最後には、殺人も。 出演者: Jesse Bradford .... Ben Cronin (ベン) Erika Christensen .... Madison Bell (ベル) Shiri Appleby .... Amy Miller(エイミー) オトーサン、 「この主役の2人、まあまあじゃん」 JESSE BRADFORD  ジェシー・ブラッドフォード 誕生日 1979/5/28 出身 米コネティカット州ノーフォーク 両親はCMタレント。 生後8か月からCMデビュー。 その後、子役モデルとして活躍。 84年、「恋に落ちて」で映画デビュー。 コロンビア大学で学ぶ。 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1984年「恋に落ちて」 1989年「プランサー」 1990年「マイ・ブルー・ヘブン」「推定無罪」 1993年「わが街、セントルイス」 1995年「サイバーネット」「イエロードッグ」 1996年「ロミオ+ジュリエット」 1998年「シャンヌのパリ、そしてアメリカ」◆ 2000年「チアーズ!」◆「インシデント」◇ 2002年「プール」◇「タイムマイン」◇ ERIKA CHRISTENSEN  エリカ・クリステンセン 誕生日 1982/8/19 出身 米ワシントン 映画デビューは「がんばれ!ビーバー」 活躍度 △↑ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1997年「がんばれ!ビーバー」 1999年「HELP!おたすけエイリアンズ」(TM) 2000年「トラフィック」◆ 2002年「プール」◇「バンガー・シスターズ」 その他の出演者: Kate Burton .... Carla Cronin Clayne Crawford .... Josh Jason Ritter .... Randy Kia Goodwin .... Rene Dan Hedaya .... Coach Simkins Michael Higgins .... Mr. Tillman Nick Sandow .... Detective John Zabel Pamela Isaacs .... Mrs. Egan James DeBello .... Christopher Dante Phyllis Somerville .... Aunt Gretchen Christopher Tom Cappadona .... Janitor Malcolm Barrett .... Jock User Rating: 4.5/10 (3,417 votes) オトーサン、 「あれっ、低いなぁ」 User Comments: elevator_opratrさん Pennsylvania, USA 2004年4月14日 よくはないが、悪くもない。 この映画のよいところ。 昔っからよくあるひねりが効いたサスペンス。 「危険な情事」か、"Play Misty for Me"をマネた高校生もの。 悪いところ。、 安っぽい演技。ほんとに安っぽい。 やりすぎのテーマや過去に見たような演技。 その他。 DVDでは、監督のコメントがある。 そこでは、「危険な情事」に言及されていた。 これは、愚かないい草だ。 「危険な情事」を引き合いに出されて怒ったひとは、 私だけではないだろう。 "Play Misty for Me," 1970年のクリント・イーストウッドは、 この種の映画のオリジナルだった。 だが、よかれ、悪かれ、そのかけらは、どこにもない。 4点満点で、2点。 オトーサン、 「まあ、そうなんだろうけど...」 どんな映画にも、取り柄があるもの。 主人公のベンは、水泳選手なのですが、 それはそれは、見事なクロールの泳ぎっぷりでした。 「今度、マネしてみようっと」 入水時の手の角度や力のぬきかたがバツグンでした。


SPY−N

オトーサン、 「スパイ映画か、Nって、なんだろう?」 みはじめて、Nが判明したときは、ガックリ。 ノーリカ・フジワラ? オー、ノー! 原題:Lei ting zhan jing (2000)    Thunder Cop 監督:Stanley Tong 脚本;Stanley Tong / Steven Whitney Genre: Action Rated R for violence and language. Country: Hong Kong Language: English / Mandarin 上映時間:92分 あらすじ: 中国の若い警備員ダーレンは、 麻薬と腐敗を相手に戦うチーム808に召集される。 日本のインターポールの係官ノリコは、ダーレンと協力し、 より大きな国際麻薬組織を撲滅しようとする。 同時に、上級事務官の娘に横領の疑いがかけられていた。 出演者: Mark Dacascos .... Tony Lau (トニー) Norika Fujiwara .... Norika(ノリカ) Siu-Ming Lau .... Uncle Ma (マー) オトーサン、 「ノリカ? あのCMによく出てくるデカ・オンナ。 映画女優なんか勤まるのかよー?」 てんで、信用していませんでしたが、 まあ、そう恥ずかしくない演技でした。 英語の発音がうまいのに、感心しました。 経歴は、海外映画俳優マガジンには、出ていませんした。 藤原紀香 1971年/6/28 出身地:兵庫県 1992年にミス日本グランプリを受賞。 翌年には東レの水着、着物キャンペーンガールに抜擢される。 その後、関西を中心にTVや雑誌のモデルをこなし、 1998年頃からCMにひっぱりだこの存在となる。 ワコールの大胆ポーズや宝酒造の「イチ、サン、パー!」など、 やや男勝りとも思えるキレのいいパフォーマンスに 健康的なお色気が同居する彼女らしさが話題を呼んだ。 一方で「ラブジェネレーション」、「ニュースの女」、 「ハッピーマニア」などの人気ドラマや 「キャッツ アイ」、「GTO」などの映画にも出演。 かなりの"格闘技好き"から、 K-1の中継などではメイン司会を務めたりするほど、 多方面で活躍している。 その他の出演者: Aaron Kwok .... Darren Tong Coolio .... Coolio Lee-Hom Wang .... Alex Cheung Ruby Lin .... Ruby Lin Paul Chiang .... Sheriff Lin Ken Lo .... Ken Jennifer Lin .... Jennifer Jung Yuen .... Lee (Coolio's bodyguard) User Rating: 4.9/10 (361 votes) オトーサン、 「低いなぁ。順当なところだ」 User Comments: MotifOne Prague Ghetto 2004年11月5日 アンビリ−バブル... この映画についてのコメントを読んだら、 マジメなものよりも、おかじいのが目立っていた。 そこで、見ることにしたのだが、 笑うつもりではなかったが、笑ってしまった。 陽気そのもの。 演技はひどい。ひどすぎて、笑えた。 なんだ、このジャンプは? 飛んでいるみたいじゃないか... それに、オートバイのシーンときたら? ノーコメントだ... 会話も安っぽい。 まあ、見られた部分は、Mark Dacascosの出ているあたり。 これがみたくて、見たようなものだが。 だが、その彼にしても、出来が悪い。 Stanley Tongの手になる映画のMark Dacascosのほうが、 あらゆる意味で、ずっといい。 この映画は、失敗作だ。 オト−サン、 「その通リ」 なんで、こんな映画をつくのでしょう? 紀香も、なんで出演したのでしょうか? 悪いけど、松田聖子を思い出してしまいました。


10億分の1の男

オトーサン、 「10億分の1の男か、変わった邦題だ」 原題は、スペイン語で"Intacto"、英語で"Intact"。 そっくりそのまま、完全という意味。 何のことやら、サッパリ分かりませんねぇ..、 原題:Intacto (2001) 監督:Juan Carlos Fresnadillo 脚本;Juan Carlos Fresnadillo / Andres M. Koppel Genre: Thriller / Drama Rated R for language, some violence and brief nudity. Country: Spain Language: Spanish / English 上映時間:108分 あらすじ; サムは、第2次世界大戦の強制収容所の生き残り。 幸運を盗み、売り、捨てさせる能力をもっている。 かれは、地震の生存者フェデリコの幸運を盗んだために 復讐の標的になる。 フェデリコは、トマスに出会う。 航空機事故の唯一の生存者で、 彼こそ、復讐の強い味方になりそうだった。 出演者: Max von Sydow .... Samuel(サム) Leonardo Sbaraglia .... Tomas(トマス) Eusebio Poncela .... Federico (フェデリコ) Monica Lopez .... Sara(サラ) オトーサン、 「みんなうまいなあ」 なかでも、サムを演じた老優の演技は、ずばぬけていました。 「どこかで、見たなあ」 MAX VON SYDOW  マックス・フォン・シドー 誕生日 1929/4/10 出身 スウェーデン・ルント 比較民俗学者の子供として生まれる。 陸軍を除隊後、ストックホルムの演劇学校に入学。 演技を学んだ後、 イングマール・ベルイマン演出の舞台に多数出演した。 映画は65年「偉大な生涯の物語」でハリウッド進出。 「エクソシスト」のメリン神父役が有名。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1951年「令嬢ジュリー」 1957年「第七の封印」「野いちご」 1958年「女はそれを待っている」「魔術師」 1960年「処女の泉」 1961年「鏡の中にある如く」 1962年「すばらしい世界旅行」 1963年「冬の光」 1965年「偉大な生涯の物語」「メキシコで死ね」 1966年「ハワイ」「さらばベルリンの灯」 1967年「狼の時間」 1968年「恥」 1969年「沈黙の島」 1970年「クレムリン・レター」 1971年「ナイト・ビジター」「移民者たち」 1973年「エクソシスト」 1974年「ステッペン・ウルフ/荒野の狼」 1975年「コンドル」「SF最後の巨人」 1976年「ローマに散る」「さすらいの航海」 1977年「エクソシスト2」「外人部隊フォスター少佐の栄光」      「タタール人の砂漠」 1978年「ブラス・ターゲット」 1979年「ハリケーン」「フラッシュ・ゴードン」 1980年「SFデス・ブロードキャスト」 1981年「勝利への脱出」 1982年「コナン・ザ・グレート」      「トップ・コマンドー/電撃特攻指令」 1983年「ネバーセイ・ネバーアゲイン」「ドリームスケープ」      「ドン・コルレオーネの娘/禁断」 1984年「砂の惑星」 1985年「コードネームはエメラルド」 1986年「ハンナとその姉妹」「黄金の肉体/ゴーギャンの夢」      「デュエット・フォー・ワン」第二の勝利」 1987年「ペレ」 1989年「ファーザー」 1990年「レナードの朝」 1991年「ヨーロッパ」「死の接吻」「夢の涯てまでも」 1992年「巨人と青年」「愛の風景」 1993年「ニードフル・シングス」 1994年「ロシア52人虐殺犯 チカチーロ」 1995年「ジャッジ・ドレッド」 1996年「エルサレム」 1998年「奇蹟の輝き」 2000年「エクソシスト<ディレクターズカット版>」 2001年「スリープレス」「10億分の1の男」 2002年「マイノリティ・リポート」 その他の出演者: Antonio Dechent .... Alejandro Guillermo Toledo .... Horacio Alber Ponte .... Marido Sara Andrea San Vicente .... Hija Sara Jesus Noguero .... Cautivo 2 Ramon Serrada .... Cautivo 3 Marisa Lull .... Enfermera Planta Luis Mesonero .... Gerard Pedro Beitia .... Inspector Jaime Losada .... Encargado Susana Lazaro .... Cautiva User Rating: 6.9/10 (1,943 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 User Comments: michael brockさん edinburgh,scotland 2004年10月8日 実にスタイリッシュで、独創的だ。 すばらしいスペイン映画だ。 この面白いスリラー映画は、 偉大なヨーロッパの俳優を集め、 みんながよい演技を披露している。 だが、ひねりの効いた筋書きは 三流アメリカ映画しかみないひとには 受け入れられないかもしれない。 マックス・フォン・シドーは、 この素晴らしい映画の出演者のなかでは、 スペイン以外で、もっともよく知られた俳優だろう。 だが、出演者全員が、手堅い演技をみせている。 私の好きな俳優 Antonio Dechentも出ている。 とらえどころのない闘牛士役だった。 筋書きが2転3転し、引きこまれるが、 みんなが、アメリカの単純なおばかさん映画よりも、 こちらのほうを望むかどうか? オトーサン、 「なかなか良かった」 新人監督だそうですが、感覚が新鮮です。 邦題の10億分の1というのは、 航空機事故での生存確率だそうです。 「そうか、原題の”intact”は、無傷のままで という意味だったんだ」 オトーサン、 ほかのことを連想してしまいました。 地球の人口60億人。 「オレは、さしずめ60億分の1の男か」 イラクのファルージャでは、 またもや戦闘が激化していますが、 「1人殺しても、たったの60億分の1だ」 そんな感覚で、米軍は、銃弾を撃ちこんでいるのでしょうか。 女子供が大勢いる市街地に向けて。 ベトナム戦争のフエ以来最大の市街地戦だそうですが、 殺戮にマヒしてきている自分が、コワイです。


オトーサン、 「フーン、もうDVDになってるのか」 昨年の夏休み、大宣伝していましたっけ。 予告編をみましたが、つまらなそうでした。 原題:The Haunted Mansion (2003) 監督:Rob Minkoff 脚本;David Berenbaum Genre: Comedy / Horror / Family / Fantasy Rated PG for frightening images, thematic elements and language. Runtime: 88分 あらすじ: ジムは、不動産屋。 仕事中毒で妻のサラや2人の子供たちとの 約束をしょっちゅうスッポかしている。 今日も、1本の電話がかかってきて、 大邸宅を売りたいというおいしい話。 遊びに行こうと、家族をだまして、その屋敷に商談に。 屋敷で出会ったのは、不気味な執事と主人。 主人のサラを見つめる目つきが尋常ではない。 そして、水晶球の予言が.... 家族を救おうと奮闘するジムの行く手は? 出演者: Eddie Murphy .... Jim Evers(ジム) Marsha Thomason .... Sara Evers(サラ) Terence Stamp .... Ramsley (ラムズリー) オトーサン、 「どうもイマイチだ」 エディ・マーフィの映画であるのは間違いないし、 出番のほうも、かなりあるのですが....、 「なぜかなぁ?」 EDDIE MURPHY  エディ・マーフィ 誕生日 1961/4/3 出身 米ニューヨーク州ヘムスティード 活躍度 ○→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆☆★ 出演作 1982年「48時間」◇ 1983年「大逆転」◇ 1984年「おかしな関係/絶体絶命」 1985年「ビバリーヒルズ・コップ」◇ 1986年「ゴールデン・チャイルド」◇ 1987年「ビバリーヒルズ・コップ2」◇「エディ・マーフィ/ロウ」◇ 1988年「星の王子ニューヨークへ行く」◇ 1989年「ハーレム・ナイト」◇ 1990年「48時間PART2/帰ってきたふたり」◇ 1992年「ブーメラン」◇      「エディ・マーフィのホワイトハウス狂想曲」◇ 1994年「ビバリーヒルズ・コップ3」◇ 1995年「ヴァンパイア・イン・ブルックリン」◇ 1996年「ナッティ・プロフェッサー/クランプ教授の場合」◇ 1997年「ネゴシエーター」◇ 1998年「ドクター・ドリトル」◇「ホーリーマン」「ムーラン」 1999年「ビッグムービー」「エディ&マーティンの逃走人生」 2000年「ナッティ・プロフェッサー2/クランプ家の面々」◇ 2001年「ドクター・ドリトル2」◇「シュレック」(声) 2002年「ショウタイム」◇「アイ・スパイ」◇      「プルート・ナッシュ」◇ 2003年「チャーリーと14人のキッズ」◇      「ホーンテッド・マンション」◇ 2004年「シュレック2」(声) その他の出演者: Nathaniel Parker .... Master Gracey Jennifer Tilly .... Madame Leota Wallace Shawn .... Ezra Dina Spybey .... Emma Marc John Jefferies .... Michael Aree Davis .... Megan Jim Doughan .... Mr. Coleman Rachael Harris .... Mrs. Coleman Steve Hytner .... Mr. Silverman Heather Juergensen .... Mrs. Silverman Jeremy Howard .... Hitchhiking Ghost Deep Roy .... Hitchhiking Ghost User Rating: 4.9/10 (2,682 votes) オトーサン、 「つまんねーの」 User Comments: MLDinTN さん TN 2004年11月1日 退屈でひどい筋書き この映画、ダメ。 9億ドルも費っての駄作。 筋書きは、単純そのもの、数千回もの繰り返し。 (あらすじ紹介は省略) だが、10歳の子供向けで、面白くない。 エディ・マーフィは、 "Daddy Day Care"でカンバックしてきたが、 いいことだ。まあ、愉快だった。 だが、この映画で逆戻りだ。 なぜ、こんなタイプの映画に出演したのか理解できない。 まあ、お金だろうけど。 だが、脚本を読んだのだろうか? 「やあ、こいつは面白い」なんて言ったのだろうか? CGIの幽霊もひどい。全然わくわくしない。 偉大な Rick Baker監督が、 この映画をつくったなんて信じられない。 彼のアイディアが、ことごとく葬られたのだろう。 最終判決:誰にもおすすめできない。 オトーサン、 「ディズニー映画って、何で、こうつまらないんだ?」 大体、家族向けにホラー映画をつくろうと 欲張るのが、そもそもの間違いなのでは... 一歩譲って、そういうジャンルがあるとしても、 周囲で寄ってたかって、つまらなくしているのでは? 「もう、ディズニー映画なんか見ないぞ、 評価は、久々の***どまり。


サムソンとデリラ

オトーサン、 「怪力男サムソンと美女デリラか。 旧約聖書に出ているお話だったっけ」 それにしても、お堅い聖書に、 色欲に負けるお話があったりするのは、 意外でもあり、愉快でもあります。 原題・Samson and Delilah (1996) (TV) 監督:Nicolas Roeg 脚本;Alan Scott Genre: Drama Country: Germany / Italy / USA Language: English 上映時間:110分 あらすじ; 原作 舞台は、紀元前1150年頃のパレスチナのガザ。 ヘブライ人は、先住民のペリシテ人に奴隷扱いされていた。 反抗者のなかで、希望の星だったのが、怪力男サムソン。 だが、彼の前に妖艶な美女デリラがあらわれる。 たちまち、その虜になってしまったサムソンは、 デリラに怪力のヒミツを打ち明けてしまう。 捕えられたサムソンは、両眼をえぐられ、 足枷をはめられ、石臼を挽く刑に処せられる。 ヘブライ人には、もはや、明るい未来は来ないのだろうか? 出演者: Eric Thal .... Samson(サムソン) Elizabeth Hurley .... Dalila (デリラ) Dennis Hopper .... Generale Tariq (タリク将軍) オトーサン、 「こういう神話ものを演じるって、難しいよなぁ」 観客が、事前に、思いっきりイメージをふくらませているので、 実物が出てくると、なーんだとなります。 でも、サムソンのガンバリ、デリラの妖艶さに、 ご苦労さまと申し上げましょう。 ERIC THAL  エリック・サール 誕生日 1965 出身 米ニューヨーク州 活躍度 △→ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1992年「刑事エデン 追跡者」「ベティ・ルーは犯罪者?」 1993年「私に近い6人の他人」 1994年「パペット・マスター」 2001年「ダウン」 ELIZABETH HURLEY  エリザベス・ハーレー 誕生日 1965/6/10 出身 英ハンプシャー ロンドン・スタジオ・センターでダンスと演劇を学んだ後、 舞台で活躍し、87年「アリア」で映画デビュー。 ヒュー・グラントとシミアン・フィルムズを設立し、 「ボディ・バンク」「恋するための3つのルール」の製作も 手がけている。 活躍度 △↑ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1987年「アリア」 1988年「幻の城」◇ 1990年「デスウィンズ 沈黙の航海」 1992年「パッセンジャー57」 1994年「サイキック 犯された脳髄」 1995年「侵入者2」 1997年「オースティン・パワーズ」◇「デンジャラス・グラウンド」 1999年「オースティン・パワーズ・デラックス」◆      「エドtv」◆「ブラボー火星人2000」 「TATARI」 2000年「悪いことしましョ!」◇「悪魔の呼ぶ海へ」 その他の出演者: Michael Gambon .... Re hamun Diana Rigg .... Mara Daniel Massey .... Ira Paul Freeman .... Manoach Ben Becker .... Principe Sidqa Jale Arikan .... Noemi Deborah Caprioglio .... Rani Alessandro Gassman .... Amrok Pinkas Braun .... Harach Sebastian Knapp .... Yoram Karl Tessler .... Jehiel Luke Mullaney .... Amram Tim Gallagher .... Habor User Rating: 4.8/10 (86 votes) オトーサン、 「低いなぁ」 User Comments: Chip_douglasさん Rijswijk Netherlands 2004年6月18日 太陽の息子が愛欲に出会う 旧約聖書では士師記の中の3つの章に過ぎないが、 有名なサムソンとデリラの物語が、 この映画では、3時間近いミニ・シリーズになっている。 すべての登場人物は、イスラエル人とヘリシテ人の間の いさかいがらみで出てくる。 ガザの法廷は、よく描かれている。 賢王・ハナンを演じたMichael Gambonは、 その怒りっぽい赤ひげの息子としょっちゅう口論する。 デリラを演じたエリザベス・ハーレーがいい。 王の姪役で、豪奢でセクシーだった。 また、映画の宣伝では、トップに名前が上っている デニス・ホッパーは、賢く皮肉屋のタリク将軍を演じている。 いくつかのいいせりふを吐くものの、 この映画では、ひとりだけ浮いている。 デリラは、サムソン物語では、最後に出てくるだけなのに、 この映画では、出番が多い。 主役の2人は、既に第1章で出会う。 ここでは、なぜ、デリラがサムソンに関心を抱くか説明される。 サムソンは、Jim Hensonの会社がつくった 人工ライオンと戦うのだ。 やがて、サムソンは、 バーチャルな子供として生まれた素直な娘ナオミを救うが、 両親の困惑をよそに、ペリシテ人の花嫁のほうを選んでしまう。 脚本家のAlan Scottは、サムソンの自分探しに重点をおき、 現代的な人物として造形している。 士師記で何度も強調されるのは、 紀元前1200 - 1000年が、法なき時代ということである。 それによって、JehielとAmram兄弟のサブプロットが生きてくる。 彼らは、自分らが士師にならんがために、サムソンを裏切る。 ロバの骸骨が出てくる有名なシーンである。 このアクション・シーンは、歪んだ角度で撮影されていて、 サムソンがコミック・ブックのスーパーマンのように見える。 効果をあげるために、敵を焼きつくすために、 300匹のキツネを放つ。 町の門を引きちぎるシーンは、暗示的だったが、 寺院にいるデニス・ホッパーの影が薄くなってしまった。 Nic Roeg監督は、回想シーンをうまく使って、 2つの重要なシーンを盛り上げている。 最初は、サムソンとデリラのラブシーンで、 ライオンとの闘いが回想される。 もうひとつは、イスラエル軍の敗北の生き証人にされるシーンで、 サムソンの最後の裏切りを再現している。 後のほうのシーンでは、 JehielとAmramの悪企みがものの見事に砕け散って、 登場人物たちの運命は、大団円を迎える。 最後のクライマックスで、 巨大な円柱がみんなプラスティックで出来ていたのには、 驚いた。恥かしかった。 10点満点で8点。 オトーサン、 「ふーっ」 あまりにも長いコメントも困りものです。 「でも、うまく書いているなぁ」 イスラエル人の戦争、いまだに続いていますが、 この映画をみると、紀元前からはじまっていたというから、 あきれてしまいます。 「いい加減にせい」 戦争が、もはやDNAに刷り込まれているのかも...。


サブリナ

オトーサン、 「いいな、いいな、うれしいなぁ」 「麗しのサブリナ」ご覧になりましたか? 名匠ビリー・ワイルダー監督、ヘップバーン主演で、 共演は、ハンフリー・ボガートとウィリアム・ホールデン! 今回の映画は、そのリメイクですが、 その力量に定評あるシドニー・ポラックが監督を引き受け、 名優ハリソン・フォードが出るのです。 原題:Sabrina (1995) 監督:Sydney Pollack 戯曲:Samuel A. Taylor 初期脚本:Billy Wilder/ Samuel A. Taylor/ Ernest Lehman 脚本:Barbara Benedek / David Rayfiel Genre: Comedy / Romance / Drama Rated PG for some mild language. Country: Germany / USA Language: English / French 上映時間:127分 あらすじ: サブリナは、 少女時代のほとんどを木に登っては、 富豪のララビー一家の様子を眺めて過ごしていた。 ロングアイランドのお屋敷のお抱え運転手の娘として サブリナは、木の枝の影に隠れていたのだった。 だが、下で何が起きているかは、すべて知っていた... 女家長のモード、そして、まじめな長男のライナス。 彼は、帝国の後継者として、 会社を世界最大の通信会社に拡張しようとしていた。 そしてデイビット。ハンサムな愛の放浪者。 サブリナが、パリへ旅立つまでは、彼女の心を占領していた。 2年後、ファッション雑誌・ヴォーグのスタッフとして、 サブリナは、ララビー家のお屋敷に戻ってくる。 だが、いまの彼女は、女の花ざかり。 美しく、洗練されたレディに変身している。 その彼女が、10億ドルの取引対象にされるのだ。 出演者: Harrison Ford .... Linus Larrabee (ライナス) Julia Ormond .... Sabrina Fairchild (サブリナ) Greg Kinnear .... David Larrabee (デイビッド) オトーサン、 「ちょとなぁ」 ハリソン・フォードは、ちょっと年寄りだし、 ジュリア・オーモンドも、ちょっとオバンだし...、 2人とも、勿論、演技力は確かなのですが。 HURRISON FORD  ハリソン・フォード 誕生日 1942/7/13 出身 米イリノイ州シカゴ ウィスコンシンのリボン・カレッジに学び、 夏休み中に舞台に立つようになる。 映画俳優になるべくロスに移り、 64年「現金大作戦」で映画デビュー。 「スター・ウォーズ」シリーズのハン・ソロ役や 「インディ・ジョーンズ」シリーズのインディ役が有名。 64年に最初の結婚。79年に離婚後、 83年、「E.T.」の脚本家メリッサ・マティスンと結婚するが、 2000年11月に別居、2004年1月離婚。 子供は最初の妻に二人、メリッサとの間に二人いる。 現在はキャリスタ・フロックハートと養子リアムと同居。 活躍度 ◎→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆☆☆ アクション ☆☆☆☆☆★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1966年「現金作戦」 1967年「大いなる砲火」「テキサスの7人」 1970年「……YOU…」 1973年「アメリカン・グラフィティ」◆ 1974年「カンバセーション…盗聴」◆ 1977年「スター・ウォーズ」◇「幸福の旅路」◇ 1978年「ナバロンの嵐」◇ 1979年「ハノーバー・ストリート」◇「地獄の黙示録」◆      「フリスコ・キッド」◇ 1980年「スター・ウォーズ/帝国の逆襲」◇ 1981年「レイダース/失われたアーク」◇ 1982年「ブレード・ランナー」◇ 1983年「スター・ウォーズ/ジェダイの復讐」◇ 1984年「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」◇ 1985年「刑事ジョン・ブック/目撃者」◇ 1986年「モスキート・コースト」◇「フランティック」◇      「ワーキング・ガール」◇ 1989年「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」◇ 1990年「推定無罪」◇ 1991年「心の旅」◇ 1992年「パトリオット・ゲーム」◇ 1993年「逃亡者」◇ 1994年「今そこにある危機」◇ 1995年「サブリナ」◇「百一夜」▲ 1997年「デビル」◇「エアフォース・ワン」◇ 1998年「6デイズ7ナイツ」◇ 1999年「ランダムハーツ」◇ 2000年「ホワット・ライズ・ビニース」◇      「地獄の黙示録〈特別完全版〉」 2002年「K−19」◇ 2003年「ハリウッド的殺人事件」◇ JULIA ORMOND  ジュリア・オーモンド 誕生日 1965/1/4 出身 英サリー州エプソム 活躍度 △→ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1993年「ベイビー・オブ・マコン」 1994年「レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い」      「ノストラダムス」「愛に囚われて」 1995年「サブリナ」「トゥルー・ナイト」 1996年「陰謀のシナリオ」 1999年「シベリアの理髪師」 2002年「デブラ・ウインガーを探して」 その他の出演者: Nancy Marchand .... Maude Larrabee John Wood .... Tom Fairchild Richard Crenna .... Patrick Tyson Angie Dickinson .... Mrs. Ingrid Tyson Lauren Holly .... Elizabeth Tyson, MD Dana Ivey .... Mack Miriam Colon .... Rosa Elizabeth Franz .... Joanna Fanny Ardant .... Irene Valerie Lemercier .... Martine Patrick Bruel .... Louis Becky Ann Baker .... Linda User Rating: 6.1/10 (6,949 votes) オトーサン、 「もうちょっと高くてもいいかも」 User Comments: George Parker Orange County, CA USA 2002年6月6日 ロマンチック・コメディの古典のすばらしいリメイク。 「麗しのサブリナ」(1995)は、お抱え運転手の若い娘が、 2人のエリート独身男のいる富豪一家の影で育ったお話。 1人は仕事中毒。もう一人は遊んでばかり。 遊び人のほうに恋してしまったサブリナは、 パリに学び、数年後、お屋敷に戻ってくる。 そして、子供の頃からの夢が叶いはじめる、 物欲しげな現代のシンデレラ物語であり、 手堅いスタッフを起用し、 John Williamsの夢みるような音楽がふんだんにある。 この映画、ロマンチック・コメディのフアンには、必見である。 評価は、B+ オトーサン、 「あまりにも、オリジナルが良過ぎた」


恋は邪魔者

オトーサン、 「たまには、ラブ・コメもいいかも」 レニー・ゼルウィガー 主演なので借りましたが、 "Down with Love"が、なぜ、"恋は邪魔者"になるのか、 そのあたりの微妙な英語表現が分かりませんでした。 原題:Down with Love (2003) 監督:Peyton Reed 脚本;Eve Ahlert / Dennis Drake Genre: Comedy / Romance Rated PG-13 for sexual humor and dialogue. Country: USA / Germany Language: English 上映時間:101分 あらすじ: ロック・ハドソン、ドリス・デイ主演の 1960年代のセックス・コメディに倣ったもの。 女流ベストセラー作家が、すべての答えを知っている。 ひょうきんなプレイボーイの記者が、質問するまでは。 出演者: Renee Zellweger .... Barbara Novak (バーバラ) Ewan McGregor .... Catcher Block(キャッチャー) Sarah Paulson .... Vikki Hiller(ヴィッキー) オトーサン、 「何か、シックリ、こないかった」 レニーのイメージは、恵まれない頑張り屋さん。 それが、ベストセラー作家で、ファッションモデル風というのは、 落ち着きがよくありません。 お相手のユアン・マクレガー、 この人も、スターウォーズのイメージが強すぎて、 プレイボーイ役は、何とも似合いませんでした。 RENEE ZELLWEGER  レニー・ゼルウィガー 誕生日 1969/4/25 出身 米テキサス州ケイティ 60年代のアメリカに移住した ドイツ系スイス人とスウェーデン人の母の間に生まれる。 高校時代はドラマクラブに所属。 テキサス大学で英文学を専攻。 演劇クラスを受講したことから女優を目指し、 在学中から舞台やCMに出演。 トム・クルーズのヒロイン役を演じた 「ザ・エージェント」でブレイクした。 「ベティ・サイズモア」でゴールデングローブ賞 (コメディ・ミュージカル部門)主演女優賞に輝いた。 2003年「コールド・マウンテン」でアカデミー助演女優賞受賞。 活躍度 ◎↑ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆☆☆★ 出演作 1993年「バッド・チューニング」 1994年「悪魔のいけにえ/レジェンド・オブ・レザーフェイス」      「リアリティ・バイツ」      「ガンズ・オン・ザ・ラン/明日なき堕天使」 1995年「エンパイア・レコード」 1996年「ザ・エージェント」◇「草の上の月」 1997年「ライヤー」◆ 1998年「母の眠り」◇「しあわせ色のルビー」◇ 1999年「プロポーズ」◇ 2000年「ふたりの男とひとりの女」◇「ベティ・サイズモア」◇ 2001年「ブリジット・ジョーンズの日記」◇ 2002年「ホワイト・オランダー」◆「シカゴ」◇ 2003年「恋は邪魔者」◇「コールドマウンテン」◆ 2004年「シャーク・テイル」(声)◇      「ブリジット・ジョーンズの日記        きれそうなわたしの12か月」◇ EWAN McGREGOR  ユアン・マクレガー 誕生日 1971/3/31 出身 英スコットランド・パース州クリーフ 16歳で学校を卒業し、パース・レパートリー・シアターで 裏方の仕事に従事しつつ、舞台の経験を積む。 その後、ギルドホール音楽演劇学校で3年間演劇を学ぶ。 92年テレビドラマ「カラーに口紅」の主役に抜粋され俳優デビュー。 93年「BEING HUMAN」で映画デビュー。 ダニー・ボイル監督の「シャロウ・グレイブ」や 「トレインスポッティング」で注目され、 同監督の「普通じゃない」にも出演。 99年「チューブ・テイルズ」の一話を担当し、 監督デビューを果たした。 活躍度 ○↑ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1993年「ユアン・マクレガーの赤と黒」(TM) 1995年「シャロウ・グレイブ」「ブルージュース」      「ピーター・グリーナウェイの枕草子」 1996年「トレインスポッティング」「エマ」「ブラス!」 1997年「普通じゃない」「悪魔の口づけ」◇「ナイトウォッチ」◇ 1998年「ベルベッド・ゴールドマイン」◇      「氷の接吻」◇「リトル・ヴォイス」◇      「マネートレーダー銀行崩壊」◇ 1999年「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」◇ 2000年「ノーラ・ジョイス 或る小説家の妻」◇ 2001年「ムーラン・ルージュ」◇「ブラックホーク・ダウン」◇ 2002年「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」◇ 2003年「恋は邪魔者」◇「ビッグ・フィッシュ」◇ その他の出演者; David Hyde Pierce .... Peter MacMannus Rachel Dratch .... Gladys Jack Plotnick .... Maurice Tony Randall .... Theodore Banner John Aylward .... E.G. Warren Munson .... C.B. Matt Ross .... J.B. Michael Ensign .... J.R. Timothy Omundson .... R.J. Jeri Ryan .... Gwendolyn Ivana Milicevic .... Yvette Melissa George .... Elkie User Rating: 6.5/10 (6,063 votes) オトーサン、 「こんなに高くていいいのかなぁ」 User Comments: steubnerrhodesさん Hamilton, NY 2004年10月25日 面白い、音楽もいが、笑いは平凡。 これは、ドーリス・デイの風刺劇。 ユアン・マクレガーの声は、いつもながらステキだ。 だが、笑いを取るまでの間が空きすぎるキライがある。 おかしな筋書きが、時に、退屈である。 というのも、これは、ドリス・デイの心温まる映画を 出来の悪い脚本で、嘲笑しているようなものだからだ。 センスのない無意味な筋書きだ。 だが、演技や歌は、いい。 とくに、ユアン・マクレガーは、 ロック・ハドソンの素晴らしい印象をそのままに 演じており、見事な役づくりだった。 レニー・ゼルウィガーは、いつもながらキュート。 もし、歌がいいだけでは見る気にならないというなら 映画の最後のほうで、 レニーが立板に水のように、 種や仕掛けを暴露するセリフを聞くとよい。 実に、聞き応えがある。 オトーサン、 「オレの本も、TV番組で取りあげて欲しかった」 この映画をみていると、コネさえあれば、 ベストセラーなど、いとも簡単にでっち上げられる そんな感じです。 「そうかなあ? でも、ホントかもなあ」 広告代理店に役員をしている友人に依頼して 書評を新聞に出してもらったら、俄然、売れ行きが増えました。


サハラに舞う羽根

オトーサン、 「しゃれた題名だなあ」 サハラ砂漠に、白い羽が舞うなんて。 へぇ、英国軍がスーダンで苦しんでいたんだ。 いまのアメリカ軍がイラクで苦しんでいるように。 原題:The Four Feathers(2002) 監督:Shekhar Kapur 原作:A.E.W. Mason 脚本:Michael Schiffer / Hossein Amini Genre: Adventure / Drama / War (more) Rated PG-13 for intense battle sequences,    disturbing images, violence and some sensuality. 上映時間:131分 あらすじ: 1898年のスーダン。 この映画は、A.E.W. Mason の小説を脚色している。 映画化された5番目にあたる。 ある英国士官が、所属する師団が、 反乱軍と戦うために、戦地に赴く直前に軍隊をやめる。 友人やフイアンセは、彼を臆病者と呼び、 そのシンボルである白い羽を送りつける。 だが、彼らは、彼が戦地に赴き、戦友をひそかに救い、 名誉を回復しようとしていたことを全く知らなかった。 出演者: Heath Ledger .... Harry Faversham (ハリー) Wes Bentley .... Jack Durrance (ジャック) Kate Hudson .... Ethne(エスネ) オトーサン、 「ヒース・レジャー、案外いい俳優なんだ」 最初は、冴えない主演俳優だと思いましたが、 後半、どんどん熱が入った演技になりました。 共演のウェス・ベントレー、 ケイト・ハドスンも、 いずれも、なかなかのもの。、 一挙に3人の経歴をご紹介しましょう。 HEATH LEDGER  ヒース・レジャー 誕生日 1979/4/4 出身 オーストラリア・パース 姉の影響で10歳の時に劇団に参加して 俳優としてのキャリアをスタート。 テレビ・シリーズではフォックスの「ROAR」、 映画は97年「ブラックロック」で本格デビュー。 活躍度 ○↑ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1997年「ブラックロック」 1999年「トゥー・ハンズ 銃弾のY字路」「恋のから騒ぎ」 2000年「パトリオット」◇ 2001年「ROCK YOU![ロック・ユー!]」◇      「チョコレート」◆ 2002年「サハラに舞う羽根」◇ 2003年「悪霊喰」◇「ケリー・ザ・ギャング」◇ WES BENTLEY  ウェス・ベントレー 誕生日 1978/9/4 出身 米アーカンソー州ジョーンズボロ 両親とも牧師で、4人兄弟の三番目。 高校時代に演劇に目覚め、地元の劇団に参加。 高校卒業後、ニューヨークのジュリアード学院で学び、 「ヘンリー四世」などの舞台に出演。 98年「愛されし者」で映画デビュー。 「アメリカン・ビューティー」で 英アカデミー賞助演男優賞にノミネート。 活躍度 △↑ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1998年「愛されし者」 1999年「アメリカン・ビューティー」◆      「バウンティ・キッド」 2000年「めぐり逢う大地」 2001年「エントランス」 2002年「サハラに舞う羽根」 KATE HUDSON  ケイト・ハドスン 誕生日 1979/4/19 出身 米カリフォルニア州 母はゴールディ・ホーン、父は歌手ビル・ハドソン。 両親は彼女が赤ん坊の頃に離婚。 育ての父はゴールディ・ホーンのパートナー、カート・ラッセル。 98年「DESERT BLUE」で映画デビュー。 「あの頃ペニー・レインと」のペニー・レイン役で アカデミー助演女優賞にノミネートされる。 2000年12月31日、 ロック・バンド、ブラック・クロウズのヴォーカリスト、 クリス・ロビンソンと結婚。 2003年、ゴールディ・ホーンらと 製作会社コズミック・エンタテインメント設立。 活躍度 ○↑ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1998年「RICOCHET RIDER」      「200本のたばこ」◆「ウェルカム・バクスター」 2000年「あの頃ペニー・レインと」◆「Dr.Tと女たち」◆      「ゴシップ」 2002年「サハラに舞う羽根」◇ 2003年「10日間で男を上手にフル方法」◇      「あなたにも書ける恋愛小説」◇      「ル・ディヴォース〜パリに恋して〜」◇ その他の出演者: Djimon Hounsou .... Abou Fatma Mohamed Bouich .... Sudanese Storyteller Campbell Brown .... Dervish Ansar Daniel Caltagirone .... Gustave James Cosmo .... Col. Sutch Angela Douglas .... Aunt Mary Karim Doukkali .... Egyptian Orderly Lucy Gordon .... Isabelle Megan Hall .... Millie Nick Holder .... British Lion Alex Jennings .... Colonel Hamilton Julio Lewis .... Saadi Lionel Mahop .... Dervish Captain Kris Marshall .... Castleton Manar Mohamed .... Youssef Marouazi Mohammed .... Dervish Sniper Nider Mohamed .... Mullah User Rating: 6.2/10 (3,767 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: Lee Bartholomewさん Cedar Falls, IA 2004年3月26日 完全な映画でないが、評価が低すぎる 長い間、見たいと思っていた映画だ。 がっかりはしなかったが、ちとひっかかった。 ひとびとが傷つく...、それがどうした? すてきな叙事ものなのに、 なぜ、ヒース・レジャーのフアンは、 この映画を知らないのだろうか? 彼が出ている"The Order"よりも、ずっといいのに。 彼は、映画に没入しているように見える。 それも、語りの部分だけ。 何故なのか分からない。 おそらく全体の20%がドラマのドラマだからだろう。 つまり、誰かが、ほぼカンペキな戦闘シーンに 集中したためだろう。 そのため、涙を忘れてしまったのだ。 結末は、唐突で、急ぎすぎ。 だが、全体としては、これは、好みの映画だ。 ケイト・ハドソンの方言の発音は、すばらしい。 10点満点で、9点。 質は、7点。娯楽性は7点、また見たい度は、9点。 オトーサン、 「ブッシュ大統領、 再選されたけれど、イラクをどうするのかなあ」 この映画、舞台は、19世紀のスーダン。 英国が世界に雄飛しているヴィクトリア朝時代。 インドやアフリカ各地で植民地戦争を繰り広げています。 しかし、”角陣”という最強の戦法が、 イスラムの部隊の強襲の前に打破されてしまうのです。 戦場となったサハラ砂漠に転がる死体の山々...、 これが、大英帝国の終わりのはじまりだったのです。 さて、現代に目を転じれば、同じことが起こっています。 アメリカの誇る世界最大の軍事力をもってしても、 テロ戦法の前には、なすすべもありません。 もはや、イラクやイスラムの人心を懐柔するのは、 日毎に難しくなっているのではないのでしょうか。


コラテラル

オトーサン、 「おっ、トム・クルーズ主演だ!」 IMDBのスコアもいいので、文化の日に見にいきました。 柏ステーション・シアター、便利な場所です。 朝1番9時半からの上映なので、客足はまばら。 原題:Collateral (2004) 監督:Michael Mann 脚本:Stuart Beattie Genre: Action / Thriller / Crime / Drama Rated R for violence and language. Country: USA Language: English / Spanish 上映時間:119分 あらすじ; マックスは、この12年間、タクシー運転手として 平々凡々たる生活を送っている。 いろいろな人が乗っては、去っていく。 すぐにそのひとたちの顔など忘れてしまう。 だが、今晩は、ちがった。 ビンセントは、お雇い殺人者。 麻薬取引をしているマフィアは、 大陪審で敗訴の可能性があると気づいて、 鍵を握る証人をみつけ、次々と殺すことにし、 今晩が、まさに、その総仕上げというわけ。 そして、ビンセントが登場したのだ。 たちまち、5つの死体が発見され、 ビンセントにタクシーをハイジャックされたマックスが、 事件に巻きぞえになる。 悪いときに、悪い場所にいて犠牲者となったのだ。 一晩中、ビンセントは、マックスに運転させて、 目的の場所へと走リ回らせる。 ロス市警とFBIは、かれらを逮捕しようとし、 マックスとビンセントが生き残るには、 予期せぬことに、お互いの協力が不可欠となってきた。 出演者: Tom Cruise .... Vincent (ビンセント) Jamie Foxx .... Max(マックス) Jada Pinkett Smith .... Annie(アニー) オトーサン、 「マックスが断然いい!」 ビンセント役のトムクルーズも上出来でしたが、 何といっても、ジェイミー・フォックスの演技が秀逸でした。 JAMIE FOXX  ジェイミー・フォックス 誕生日 1967/12/13 出身 米テキサス州テレル 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆★★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1996年「ファイト・マネー」「好きと言えなくて」 1997年「BOOTY CALL」 1998年「THE PLAYERS CLUB」 1999年「エニイ・ギブン・サンデー」 2001年「アリ」 2003年「コラテラル」 その他の出演者: Mark Ruffalo .... Fanning Peter Berg .... Richard Weidner Bruce McGill .... Pedrosa Irma P. Hall .... Ida Barry Shabaka Henley .... Daniel Richard T. Jones .... Traffic Cop #1 Klea Scott .... Fed #1 Bodhi Elfman .... Young Professional Man Debi Mazar .... Young Professional Woman Javier Bardem .... Felix Emilio Rivera .... Paco Jamie McBride .... Traffic Cop #2 User Rating: 7.6/10 (11,357 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 User Comments: gtzam さん Athens, Greece 2004年10月26日 古典的なスリラー Michael Mann監督が、スタイリッシュなスリラーをつくった。 ネオ・ノワールの犯罪映画では、並ぶものなしの状態にある。 ある種の決まりきったパターンだが、 (孤独な運転手が、孤独な殺人者に死のドライブを強要される) 脚本が手堅く、時間と場所の選択がすばらしい。 登場人物もよく描き出されている。 観客の注意を引くようなアクションをするし、 平凡なアクション映画とは、ケタちがいだった。 ダイナミックで、サスペンスあふれるアクションシーンをみると、 最近の映画なんかは、問題にならない。 演技も、きちんとメリハリがあった。 監督は、期待通り、 ロスのロケーションを適切に選択しているし、 印象的なビジュアルもふんだんにあって 物語りを味わい深いものにしている。 この映画には、 "Heat"の複雑さもないし、 "The Insider"や "Ali"の野心もない。 それまでの作品に比べると、より直球勝負だった。 ちょっと間延びした終わりを除けば、 現代屈指の監督の手になる極上のスリラーである。 オトーサン、 「この監督、手練れ、そのもの」 どこで、観客がスリルを感じるか。 そのタイミングも、照明も音楽も熟知しています。 ツボを心得ているのです。 では、経歴をみましょう。 MICHAEL MANN  マイケル・マン 誕生日 1943/2/5 出身 米イリノイ州シカゴ 監督作 1979年「ジェリコ・マイル」 1981年「ザ・クラッカー 真夜中のアウトロー」 1983年「ザ・キープ」 1986年「刑事グラハム 凍りついた殺意」 1992年「ラスト・オブ・モヒカン」 1995年「ヒート」 1999年「インサイダー」 2001年「アリ」 オトーサン、 IMDBに載っている詳しい経歴を紹介しましょう。 今回は、翻訳をさぼりました。お許しください。 「マイアミ・ヴァイス」などの TVヒット番組をつくったひとと書いてあります。 A student of London's International Film School, Michael Mann began his career in the late 70s, writing for TV shows like "Starsky and Hutch" (1975). He directed his first film, the award-winning prison drama Jericho Mile, The (1979) (TV), in 1979. He followed that in 1981 with his first theatrical release, Thief (1981) starring James Caan as a safecracker who falls under the spell of the mob. He followed with Keep, The (1983), an adaptation of F. Paul Wilson's novel about a mysterious force within a Nazi fortress. He hit it big in 1984, when he produced and created the long-running TV series "Miami Vice" (1984), which made Don Johnson a household name. He followed that up in 1986 with a disastrous, lesser-known TV series, "Crime Story" (1986), and the superb thriller Manhunter (1986) a precursor of Silence of the Lambs, The (1991). He spent the next few years involved in television, directing films like L.A. Takedown (1989) (TV) and producing films like the Emmy-winning "Drug Wars : The Camarena Story" (1990) (mini). In 1992, he returned to feature film with the box-office hit Last of the Mohicans, The (1992), which starred Daniel Day-Lewis and Madeleine Stowe.


藍色夏恋

オトーサン、 「藍色夏恋、これって4文字熟語にあたるのかなぁ?」 確か、日比谷のシャンテでやっていて見逃した映画。 舞台は、台湾の台北市。 大王椰子のように、毅然たるものを持った映画でした。 原題:Lanse da men (2002)    Blue Gate Crossing 監督・脚本:Chin-yen Yee Genre: Drama / Romance Country: Taiwan / France Language: Mandarin 上映時間;85分 あらすじ; 高校生ユエチェンの親友は、モン。 彼女は、男子学生チャンを懸想しているが、言いだせない。 そこで、代わってモンが、話かける。 だが、これをきっかけに、、 チャンは、モンのほうに好意を持ってしまう。 ある日、モンは、学校帰りに自転車に乗ったチャンを追いかけ、 ユエチェンの恋文を手渡したが... 出演者; Bo-lin Chen .... Zhang Shihao(チャン) Lun-mei Guey .... Meng Kerou(モン) Shu-hui Liang .... Lin Yuezhen (ユエチェン) Joanna Chou .... Mrs. Meng オトーサン、 「主役の高校生、2人が爽やかだ!」 いまどき、こんな爽やかな青春映画は珍しいのでは。 User Rating: 7.8/10 (212 votes) オトーサン、 「おお、高いなあ」 User Comments: ralph bellさん stockport , England 2004年8月18日 陽気で心躍らせる この映画、たまたま、仕事帰りの雨の午後に見た。 いい気持ちになって、映画館を出た。 一風変わった宝石である。 10代の頃に感じた無邪気さや感動を思いださせてくれる。 この舞台となった台湾という国の正統的な文化を 思い起こせてくれる。 それに引き換え、わが文化の退廃はどうだろう。 主役の男の子は、愉快だ。 主役の女の子に、いいように引きづりまわされている。 だが、やがて、強くて頼りがいのある男の子に変貌していく。 好きなシーンは、 彼らが、自転車に乗って街のなかを並んで走っていて、 抜きつ抜かれつしながら、次第に顔を寄せていくところ。 オトーサン、 「いいなあ。若いって」 久しぶりに高校時代を思い出しました。 秋の文化祭の踊りの輪のなかで、 意中の女子の手に、はじめて触りました。 「それが、どうしたって?」 50年経っても、いまだに覚えているって、 これって、モノスゴイことじゃありませんか。 オトーサン、 「こういう映画をつくるのって、 簡単そうに見えて、なかなか難しいんだよなぁ」 Chin-yen Yee監督に敬意を表したいと思います。


黄色い大地

オトーサン、 「こりゃ、掘り出し物だ!」 チェン・カイコーのデビュー作が、近所のビデオ屋にあるとは。 レスリー・チャンとコン・リーが競演した 「さらば、わが愛/覇王別姫」で、すっかりフアンになりました。 オトーサンの好きな映画ベスト10に入ります。 原題:Huang tu di (1984)    Yellow Earth 監督:Kaige Chen 原作:Lan Ke 脚本;Kaige Chen / Ziliang Zhang Genre: Drama Country: China Language: Mandarin 上映時間;89分 あらすじ: 八路軍の兵士が中国の遠い村に送られる。 民謡を収集し、軍の士気向上に役立てようというのだ。 2人の子持ち寡夫の家に滞在し、 当地の風変わりな生活に驚いたりする。 だが、ゆっくりと、一家の信頼を得るようになっていく... 出演者: Xueyin Wang .... Gu Quing(顧青) Bai Xue .... Cuiqiao(翠巧) Quiang Liu .... Hanhan (ハンハン) Tuo Tan .... The father (父親) オトーサン、 「演技かな、地だろうなぁ」 いずれにせよ、文句のつけようがありません。 残念ながら、経歴は出ていませんでした。 User Rating: 7.3/10 (247 votes) オトーサン、 「高いスコア、当然だ!」 User Comments: mdworakさん Omaha, NE 2000年6月5日 涙、涙、涙 この映画、そう、芸術作品だ。 この映画ほど、泣いた映画は他になかった。 出だしの結婚式シーンから、翠巧の結婚式シーン、 最後の雨乞いの舞踏で人々が踊っている輪から、 ハンハンが駆け寄ってくるシーンまで、 カメラは、遠くからスローモーションで撮っている。 見ている間も、見た後でも、 こんなに映画の登場人物に感情移入したことはなかった。 民謡は、その歌詞と厳粛なメロディーによって 悲しみを新たにし、いや増していた。 チェン・カイコー監督が手織りしたこの映画は、 伝統的な中国の困窮とその状況を打破しようとする 革命運動について、よりよい理解の手がかりを与えてくれた。 オトーサン、 この映画に出てくる八路軍とは、 毛沢東率いる中国人民解放軍です。 「イラクにいる米軍や自衛隊にみせたいなあ」 一方で、民衆に歓呼の声で迎えられ、希望をもたらす兵士。 他方で、民衆に憎まれ、敷地内で自衛している兵士。 その雲泥の差に、愕然とします。 ここで、名監督の紹介をしておきましょう。 CHEN KAIGE  チェン・カイコー  誕生日 1952 出身 北京 監督作 1984年「黄色い大地」 1986年「大閲兵」 1987年「子供たちの王様」 1991年「人生は琴の弦のように」 1993年「さらば、わが愛/覇王別姫」 1996年「花の影」 1999年「始皇帝暗殺」 2001年「キリング・ミー・ソフトリー」 次に、詳しいプロフィール。 IMDBにはなかったので、以下のサイトから。 「よう、まとめているなあ」 http://www.panda.hello-net.info/person/ta/chenkaige.htm 父は映画監督、母はシナリオ編集者という映画一家に育った。 少年時代は文化大革命の嵐の中で過ごし、 雲南省のゴム園に下放された経験をもつ。 その体験は『私の紅衛兵時代』(講談社)に詳しく書かれている。 文革が終わった78年、北京電影学院監督科に入学。 同期生に張芸謀、田壮壮らがいた。 卒業後、広西映画製作所に行き、 84年『黄色い大地』で衝撃的デビューを果たした。 革命前夜の陜西省の貧しい農村を舞台に描いた『黄色い大地』は、 中国映画界に「第5世代」の誕生を告げる記念碑的作品となった。 張國榮(レスリー・チャン)、鞏俐(コン・リー)が競演した 『さらば、わが愛/覇王別姫』(93年)は、 辛亥革命から文化大革命という激動の時代を背景に 京劇の世界を描いた秀作で、 同年のカンヌ映画祭パルムドール賞(グランプリ)を受賞。 『キリング・ミー・ソフトリー』(2001年)で ハリウッド初進出を果たした。 最新作の予定は、韓国・日本・中国・香港などの俳優陣が出演する アジア・アクションの大作『無極』。 日本からは真田弘之の出演が決まった。


隠し剣 鬼の爪

「殿、何か、御用で」 「おお、柏庵、ようまいった。近う寄れ」 「はーっ、忝く存じまする」 「家老から、そちが"隠し剣 鬼の爪"を見たと聞いたが、 それは、まことのことか?」 「おそれいります。しかと見届けました」 「どうじゃ、いかがであったかな?」 「はーっ、面白うござりました」 「ひとつ、そちに聞きたいが、鬼の爪とは何じゃ、 家老は、鷹の爪と似ておると申しておったが」 「はあ、失礼ながら、似ても似つかぬものでござりました」 「ほう、そうか。どんなものじゃ?」 「殿、そ、そればかりは、ご勘弁を」 「何、わしに言えないと?このわしが直々に聞いてもか?」 原題:隠し剣 鬼の爪 監督:山田洋次 原作:藤沢周平 脚本:山田洋次、朝間義隆  Genre:Drama 上映時間:131分 あらすじ: 幕末、東北は海坂藩。 平侍、片桐宗蔵は、母と妹・志乃、女中きえと、 貧しいものの、笑いの絶えない日々を送っていた。 やがて志乃もきえも、嫁入りしていった。 だが、ある日、宗蔵は、きえが嫁ぎ先で酷い扱いを受けていると知り、 きえを背負って、家に連れ帰る。 同じ頃、藩にある事件が起きた。 かつて宗蔵と剣の同門の俊才・狭間弥市郎が、 謀反を起こし、座敷牢に放りこまれたというのだ。 逃亡した弥市郎を切るように家老から命じられた 宗蔵の家に夜中、弥市郎の妻が助命嘆願に訪れてきた... 出演者: 永瀬正敏 ..... 片桐宗蔵 松たか子 ..... きえ 田中泯 ..... 戸田寛斉 オトーサン、 「オェー、松たかこって、こんなに芝居が下手だったの? 永瀬正敏さん、案外、いい役者じゃん。 田中泯さんの剣術は、やはりバツグンでしたが、 "たそがれ清兵衛"ほど出番がなくて残念でした。 では、永瀬正敏之さんの経歴をみましょう。 永瀬正敏 誕生日 1966/7/15 出身 宮崎県都城市 出演作: 2001年 「クロエ」「贅沢な骨」「ピストルオペラ」 2002年 「海は見ていた」「自殺サークル」 2003年「「渇いた花 〜four by four equal one」「DEAD END RUN」 2004年「ラブドガン」「隠し剣 鬼の爪」 その他の出演者: 左門     ..... 吉岡秀隆 その妹・志乃 ..... 田畑智子 小澤征悦   ..... 狭間弥市郎 その妻・佳   ..... 高島礼子 大目付・甲田 ..... 小林捻侍 家老 ..... 緒方拳 伊勢やのおかみ..... 光本幸子 User Rating 4.2(5点満点) オトーサン、IMDBに出ていないので、 以下は、yahoo!ムービーで代用しましょう。 「おお、高いなぁ」 User Comments: ma6228さん 2004年11月1日 武士社会の現実 下級武士が自分の考えを家老に言うところに この映画の痛快さと人としての生き方に感動を与えた。 言葉や映像の美しさ、ユウモアにほのぼのとした明るさを覚えた。 叉観たいと思っている kompressor_5さん 2004年11月1日 日本映画はいいですね!! 詩情的で、小説を読んでいる様な映画でした。 下級武士の苦悩と武士魂が交差して切なさが良く描かれていた。 現代の社会組織と同じで、構造は何百年立っても変わっていない。 ... jgpqs397さん 2004年11月1日 幸せな気分 山本周五郎と黒澤明。 藤沢周平と山田洋次。うれしいなあ。 決してエンターテイメントの高い原作ではない。 むしろ、藤沢作品の中では低い方。 ナンなのだろう。悲劇のはずなのに。 不条理に翻弄されるドラマのはずなのに。それで ... オトーサン、 「山田監督。うまいもんだ」 寅さんで手なれたものなのでしょう。 随所に笑いを誘うようにして飽きさせません。 前作、「たそがれ清兵衛」は、秀作で、 アカデミー外国語映画賞にノミネートされましたが、 本作は、ドラマとしての盛り上がりに欠けると思いました。


夕映えの道

オトーサン、 「ずいぶん、ロマンティックな題名だ」 舞台はパリ20区、Rue du retrait界隈。 そうなると、これはもう生粋のフランス映画です。 原題:Rue du retrait (2001)    Le Journal d'une voisine 監督;Rene Feret 原作:Doris Lessing 上映時間:90分 Country: France Language: French 上映時間:90分y あらすじ; オトーサン、 「やっぱり、心配した通りだった」 IMDBは、フランス映画に冷たいのです。 あらすじも、評価も、ユーザー・コメントもなし。 以下は、NYタイイムズの映画欄から。 ある女性が、誰かを助けてあげたい! そういう気持ちが強くなっていく。 イザベルは、40代半ばの既婚女性だが、 最近、夫との仲が破局を迎えた。 薬局で買い物をしているとき、マドと口喧嘩する。 マドは、誇り高い老女だが、頼りなげでもあり、 誰かの助けが必要なのに、お節介を焼かれるのを嫌う。 イザベルは、同情して、マドの世話をする。 自宅にいってみる、貧乏で不潔なことに気づく。 みじめな生活環境を憐れんだものの、 ぞっとしたイザベルは、マドを救うのを躊躇する。 彼女は、人助けに踏み切り、しばしばマドの家を訪ねるようになり、 マドは身近な存在になっていく。 だが、マドのほうも、感謝の念と憤りの間でゆれている。 脚本も書いた監督ルネ・フェレがポケットマネーで作った。 低予算なので、デジタル・ビデオで撮影している。 ルネ・フェレは、助演俳優としても出演している。 出演者; Dominique Marcas .... Mado Bidois(マド) Marion Held .... Isabelle(イザベル) Julien Feret .... Fred(フレッド) オトーサン、 「みんないいなあ、実在の人物そのもの!」 老女役のマド、まるで亡くなったオフクロそっくり。 イザベルは、ボーイッシュなカンジで、 針金みたいに細い身体の持ち主のオバサン。 いい役者なのに、 残念ながら、2人とも経歴は出ていませんでした。 その他の出演者: Rene Feret .... Paul cha Rolland .... Sophie Pascal Berhault .... The doctor User Rating: awaiting 5 votes. オトーサン、 「困ったもんだ」 みたひとが少ないのでしょう。投書も少ないのです。 「しょうがないなぁ。勝手に点つけるか」 Otosann Rating:7.5 「おお、7.5か、高いスコアだ」 User Comments: めかぶ さん 2004年9月1日 いい映画だなぁ〜 イヤだわ、なんてステキな映画なの★ 見終わった後の何ともいえない切なくて甘い余韻が心地い〜い。 ももりんさんじゃないけど、 あのギターの音色が本当にいい味を醸し出していますね。 ラストのシーンは何度見てもジーン・・・目頭と心が熱くなります。 また一つ一つのセリフやシーンに、 微妙に揺れ動く二人の心情が絶妙に捉えられています。 本当に癒される映画で、 なんだか人に優しくしたくなる気分の映画でした。 オトーサン、 「オフクロも、晩年は、こんなだった」 ひとつひとつ、思い当たり、腑に落ちるのです。 ・重ね着で、着ぶくれしている ・お風呂に入るのをイヤがる ・そのクセ、体を拭いてあげると喜ぶ ・ヘルパーをいやがって、家に入れない ・医者に行くのをイヤがる ・せっかく買ってあげた補聴器も電磁調理器も使わない ほかにも、数えきれないほどの共通点がありました。 抱きしめたくなったリ、突き放したくなったり、 介護するものの心理が、手にとるように分かって、 つい、ホロリとしてしまうのです。 オトーサン、 「こういう映画が欲しかった!」 ハリウッド映画では、 絶対に主人公になれないひとが出ています。 この映画、老若男女を問わず、すべてのひとに推奨します。 この映画に感動しないようなひとは、 ハッキリ言って、ヒトデナシです。 \ オトーサン、 「何だか、インチキ臭そうな題名だなあ」 近所のビデオ屋で1週間分の6本を借りました。 必ず、当たり外れがあるのですが、 ジャケット・デザインをみる限りでは、 この映画、どうも外れのような気がします。 原題:The Paradise Virus (2003) (TV) 監督:Brian Trenchard-Smith 脚本;Peter Layton Genre: Drama / Family / Thriller 上映時間;89分 あらすじ: 女性微生物学者が、カリブ海の小島に行く。 同行した息子が、すぐに現地の娘と仲良くなったり、 おいしい食事など、楽しいバカンスになりそうだった。 だが、原因不明のウィルスで、次々と島民が倒れはじめ、 さらには、息子までもが倒れてしまう。 息子の命を救うために、微生物学者の奮闘がはじまる。 出演者; Melody Thomas Scott .... Linda Flemming (リンダ) Lorenzo Lamas .... Paul Johnson (ポール) Ralf Moeller .... Joseph (ジョセフ) オトーサン、 「なんだ、リンダ」 このウィルス学者なるオバサン、 主役を張るようなひとではありません。 「ノーだ、南野(のうの)」 法務大臣になったオバサンほど違和感を感じませんが、 肥り過ぎで、まったく知的に見えません。 経歴をみましたが、出ていませんでした。 代わりに、その相手役で、大した活躍の場がなかった ロレンゾ・ラマスの経歴を紹介しておきましょう。 LORENZO LAMAS  ロレンゾ・ラマス 誕生日 1958/1/20 出身 米カリフォルニア州ロサンゼルス テレビでは「エア・アメリカ」に出演。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1977年「ブルック・シールズのプリティ・ギャンブラー」 1979年「ザ・ジャッカー」(TM) 1984年「ボディ・ロック」 1988年「コブラ・キラー」 1989年「コブラ・キラー2/炎の復讐」 1990年「ナイト・ウォリアー」 1991年「ファイナル・インパクト」(TM)      「キングストリート」 1992年「レジェンド・オブ・アレクサンダー」      「バウンティ・ハンター/死の報酬」      「殺人捜査網/地獄のアレクサ」      「コブラ・キラー3/刺青の掟」 1993年「ファイナル・ラウンド」      「バトル・ブレード/殺人ラインナップ」(TM)      「ハード・ポイント/死の血統」      「殺人核弾頭キングコブラ」      「アレクサ・リターンズ/C.I.A.2」 1994年「ミッドナイトマン」 1995年「マスク・オブ・デス/潜入捜査」 1996年「サイバーテックP.D.」 1997年「地獄の殺人者」 1997年「デストラクション 制御不能」 1998年「ラスト・エージェント」(TM) 1999年「ハリウッド・ミューズ」 2000年「黒武者」「レジェンド・オブ・サムライ」(TM) 2003年「747 エア・ターゲット」 2004年「ブレイザウェイ」 その他の出演者; David Millbern .... John Nevison Gregory Wooddell .... William Flemming Kristen Swieconek .... Kathy Johnson Jessica Steen .... Susan Holme Kimberly Huie .... Dr. Delia Clint Jung .... Frye Arthur Smith .... Poppy Montel Arthibald .... Tourist Official Tanecia Hall .... Featured Vocalist User Rating: 3.2/10 (29 votes) オトーサン、 「低いなあ」 よく見たら、これってTV番組でした。 User Comments: SuMacさん Fort Worth, TX 2003年2月14日 メロディ・トーマス・スコットが、 Y&Rや汚い金髪ブロンドから逃げる ねえ、みんな。 男は若くみえるうちが花。 落ち着きのない女優メロディ・トーマス・スコットは、 浮ついた Nikki Newmanよりは、マシかも! 脳ミソもない医者役ときた! 彼女が、Victor Newmanではなく、 ゴジャスなロレンゾ・ラマスと一緒なのは、いいことだ ! メロディ・トーマス・スコットは、微生物学を教える大学教授で、 春休みに息子と島に行くが、 急速に広がるヴィールスのために、島に閉じ込められてしまう。 ちょうどいい具合に、彼女の息子と同じ年頃の 娘をもつステキな男のロレンゾ・ラマスに出会う。 メロディ・トーマス・スコットは、光っている。 ロレンゾ・ラマスも、ややオーバーな演技だが、 若いカップルの演技よりは、優れている。 化学兵器や生物兵器のよるテロが問題になっている そうした時期だけに、興味深い映画だ。 特に、Y&R のフアンなら見る価値がある。 オトーサン、 「楽園にウィルスが進入か」 ヴェトナムあたりの鳥インフルエンザにヒントを得た かなり安直な設定ですが、 カリブ海の島の景色がきれいなので、楽しめました。


パンチドランク・ラブ

オトーサン、 「パンチドランク? 何それ?」 パンチも分かるし、ドランクは大酒飲み。 でも、この2つに加えて、愛までくっつけると、 何が何だか分からなくなります。 原題:Punch-Drunk Love (2002) 監督・脚本;Paul Thomas Anderson Genre: Comedy / Drama / Romance Rated R for strong language including a scene of sexual dialogue. 上映時間:95分 あらすじ: バリーは、起業家。 7人もの姉がいて、事あるごとに彼をコバカにする。 孤独な彼は、恋愛とも縁遠かった。 優しくミステリアスな女性と知りあってから、 ロマンスの旅がはじまる。 出演者: Adam Sandler .... Barry Egan (バリー) Emily Watson .... Lena Leonard(レナ) Luis Guzman .... Lance(ランス) オトーサン、 「ギコチない芝居だけど、同情したくなる」 アダム・サンドラー、 大根役者なのが、この役では、よかったようです。 この映画、相手役のレナに ベテラン女優エミリー・ワトソンを配したのも、 また、良かったようです。 ADAM SANDLER  アダム・サンドラー 誕生日 1966/9/9 出身 米ニューヨーク州ブルックリン 活躍度 △↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆☆☆★ 出演作 1991年「殺人ピエロ狂想曲」(V) 1993年「コーン・ヘッズ」 1994年「ハードロック・ハイジャック」 1995年「ビリー・マジソン/一日一善」(V) 1996年「俺は飛ばし屋/プロゴルファー・ギル」(V)      「ダーティ・ボーイズ」(V) 1998年「ウェディング・シンガー」◇「ウォーターボーイ」◇ 1999年「ビッグダディ」◇ 2000年「リトル・ニッキー」◇ 2001年「アニマルマン」▲ 2002年「Mr.ディーズ」◇「パンチドランク・ラブ」◇ 2003年「N.Y.式ハッピー・セラピー」◇ EMILY WATSON  エミリー・ワトソン 誕生日 1967/1/14 出身 英ロンドン ブリストル大学で英文学を専攻、大学院で演技を学ぶ。 ロイヤル・シェークスピア・カンパニーに所属し、舞台で活躍。 映画デビュー作「奇蹟の海」で アカデミー主演女優賞にノミネートされる。 活躍度 △→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1990年「奇蹟の海」デビュー 1997年「ボクサー」「METROLAND」 1998年「ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ」◇ 1999年「アンジェラの灰」◇「グレイドル・ウィル・ロック」 2000年「愛のエチュード」 2001年「ゴスフォード・パーク」 2002年「レッド・ドラゴン」「パンチドランク・ラブ」      「リベリオン」 その他の出演者: Jason Andrews .... Operator Carter (voice) Don McManus .... Plastic (voice) Karen Kilgariff .... Anna (voice) Philip Seymour Hoffman .... Dean Trumbell David Schrempf .... Customer #1 Seann Conway .... Customer #2 Rico Bueno .... Rico Hazel Mailloux .... Rhonda Julie Hermelin .... Kathleen Salvador Curiel .... Sal Jorge Barahona .... Jorge Ernesto Quintero .... Ernesto User Rating: 7.5/10 (15,590 votes) オトーサン、 「おお、こんなに高いスコアなのか」 User Comments: rbverhoefさん The Hague, Netherlands 2004年4月24日 サンドラーが素晴らしい。 この映画をお勧めるする理由は、 アダム・サンドラーである。 はじめて、彼は、いい演技をした。 バリーなる男を実に見事に演じてみせた。 コメディでも、同じように突然切れることがあるが、 ここでは、それが登場人物の性格やストーリーにフィットしている。 かなり、普通の男のように見えるが、 何かが起きそうな顔つきではある。 だから、切れる瞬間、すぐ合点がいく、 ストーリーは、ある種のラブストーリー。 愛の対象は、レナ。 まったく違うタイプなのだが、それが却って成功している。 物語のもうひとの筋書きは、 バリーがかけた一本の電話である。 相手は、彼のクレジット・カード番号などすべてを聞きだし、 金をよこせと脅迫する、 その後、どうなるかは、伏せておきたいが、 予期せぬシーンがあるとだけ言っておこう。 これは、収穫である。 大部分の時間は、次に何が起きるか分からない。 それも、この映画が面白い理由である。 もっとも、退屈なシーンもないではないが。 ストーリーは、ゆったりと進んでいくので、 多くの観客はそれを好まないかも知れない。 もし、 アダム・サンドラーの'Mr. Deeds'や'Big Daddy'が 好きなら、この映画は、おそらく見ないと思う。. Paul Thomas Anderson監督の他の映画が好きなら、 どうか、私には、分からない。 私が好きなのは、'Boogie Nights'と'Magnolia'だが、 まあ、この映画も見てください。 オトーサン、 「卑劣な奴だなあ」 オレオレ詐欺も、段々進化してきて、 劇場型になってきたと聞いています。 「あなたの息子さんが、妊娠中の女性を轢いた。 いますぐ、銀行に100万円払いこんでほしい」 これまでは、被害者からの電話だけだったのですが、 最近は、警官、被害者、保険会社と次々に登場して、 リアリティを増しているそうです。 おまけに、個人情報を熟知しているので、 つい慌てて、示談金を払ってしまうのです。 この映画の詐欺は、セックスがらみ。 独身のバリーくんは、優しい女性の電話の声にフラフラ。 クレジット・カード番号、社会保険番号、 住所、電話番号などを教えてしまうのです。 手口は、幼稚ですが、その気持ち分かるような気もします。 若い諸君、気をつけてくださいね。


ゴージャス

オトーサン、 「今日は、ちょっとバテてるから、これを見るか」 こんなことを言っては、ジャッキー・チェンに オレが老体にムチ打って、こんなに頑張っているのに、 そう怒られるかもしれませんが、 この映画に鍵っては、そんなことはないでしょう。 肩の力をぬいて、気楽に見てください。 ジャッキー・チェンも、そう言うに違いありません。 原題:Bor lei jun (1999)    Gorgeous 監督:Vincent Kok 原作:Ivy Ho 脚本:Jackie Chan / Vincent Kok / Yiu-Fai Law Genre: Action / Romance / Comedy Rated PG-13 for some violent content. Country: Hong Kong / China Language: Cantonese 上映時間:121分 あらすじ: 若い台湾娘プーが、岸辺に流れついたボトルを拾う。 ボトルのなかの手紙の主は、アルバート。 プーは、香港にいるアルバートを訪ねることにする。 だが、アルバートは、ゲイだった。 その代わりに出会ったのが、チェン。 だが、ギャングのボスが、プロボクサーを雇って チェンを叩きのめそうとしていた。 出演者: Jackie Chan .... C.N. Chan(チェン) Qi Shu .... Bu(プー) Tony Leung Chiu Wai .... Albert(アルバート) オトーサン、 「クレープを入れないコーヒーなんて」 あんまり、強烈な格闘技をみせずに、 おだやかな笑顔が絶えないジャッキー・チェン。 そんなのも、たまには、いいのかも。 JACKIE CHAN ジャッキー・チェン 誕生日 1954/4/7  出身 香港九龍 活躍度 ○→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆☆☆☆ コメディ  ☆☆☆☆☆★ 出演作 1962年「大小黄天覇」 1971年「ジャッキー・チェンのファイティング・モンキー/昇竜拳」 1972年「アンジェラ・マカオの女活殺拳」 1973年「ジャッキー・チェンのヤング・タイガー」 1974年「ジャッキー・チェンの鉄指拳」「燃えよジャッキー拳」      「金瓶梅」 1975年「ジャッキー・チェンの飛龍拳」 1976年「新ドラゴン怒りの鉄拳」      「ジミー・ウォング&ジャッキー・チェン       /キラー・ドラゴン流星拳」      「スネーキー・モンキー蛇拳」「レッド・ドラゴン」 1977年「ジャッキー・チェンの少林寺木人拳」「成龍拳」 1978年「蛇鶴八拳」「ジャッキー・チェンの拳精」      「ドランクモンキー/酔拳」      「ジャッキー・チェンの燃えよ!飛龍神拳」      「ジャッキー・チェンの龍拳」      「ヤング・ボディガード/神拳」      「ジャッキー・チェンの鉄指拳」 1979年「クレージー・モンキー笑拳」      「ドランクマスター/酒仙拳」 1980年「ヤング・マスター/師弟出馬」      「バトルクリーク・ブロー」 1981年「キャノンボール」 1982年「ドラゴン特攻隊」      「ジャッキー・チェンの醒拳」「ドラゴンロード」 1983年「キャノンボール2」 1984年「五福星」「プロジェクトA」「スパルタンX」 1985年「七福星」「大福星」「ファースト・ミッション」      「プロテクター」「ポリス・ストーリー/香港国際警察」 1986年「サンダーアーム龍兄虎弟」      「クラッシュ・エンジェルス/失われたダイヤモンド」 1987年「プロジェクトA2」 1988年「サイクロンZ」「ポリスストーリー2 九龍の眼」 1989年「奇蹟 ミラクル」 1990年「ストロンゲスト」「プロジェクト・イーグル」 1991年「炎の大捜査線」 1992年「ツイン・ドラゴン」「ポリス・ストーリー3」 1993年「シティーハンター」「プロジェクトS」      「新ポリス・ストーリー」 1994年「酔拳2」 1995年「デッドヒート」「レッド・ブロンクス」 1996年「ファイナル・プロジェクト」 1997年「ナイスガイ」◇ 1998年「ラッシュアワー」◇「アラン・スミシー・フィルム」      「ドラゴン 栄光への軌跡」 1999年「フー・アム・アイ」◇「ゴージャス」△「喜劇王」△      「ジェネックス・コップ」△ 2000年「シャンハイ・ヌーン」◇ 2001年「ラッシュアワー2」◇「アクシデンタル・スパイ」◇ 2002年「タキシード」◇ 2003年「シャンハイ・ナイト」◇「ツインズ・エフェクト」◆      「メダリオン」◇ 2004年「80デイズ」 SHU QI  スー・チー  誕生日 1976/4/16 出身 台湾 96年「ロレッタ・リーXスーチー」で映画デビュー。 同年、「夢翔る人」で香港電影金像奨最優秀助演女優賞と 新人賞受賞。 活躍度 △↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1996年「ロレッタ・リーXスーチー SEX&禅」      「夢翔る人 色情男女」 1997年「BE MY BOY」 1998年「玻璃の城」「ホーク/B計画」 1999年「ゴージャス」「わすれな草」      「レジェンド・オブ・ヒーロー 中華英雄」      「スイート・ムーンライト」      「スー・チ− in トラブル・セブン」 2000年「特攻!BAD BOYS」「スパイチーム」 2001年「ミレニアム・マンボ」「マーシャル・エンジェル」 2002年「トランスポーター」「クローサー」      「ブルー・エンカウンター」 2003年「スー・チーin ミスター・パーフェクト」 その他の出演者; Emil Chau .... L.W. Lo Richie Ren .... Yi Lung Ken Lo .... Lo's Assistant Sung Young Chen .... Bu's Father Elaine Jin .... Bu's Mother Bradley James Allan .... Alan Tats Lau .... Lo's Assistant Vincent Kok .... Lo's Assistant Sandra Ng Kwan Yue Sam Lee .... Frog Kar-Ying Law .... Chan's Assistant Stephen Chow .... H.K. Police Officer User Rating: 5.4/10 (1,220 votes) オトーサン、 「低いなぁ」 User Comments: Rob Deschenes さん Toronto, Ontario, Canada 2002年11月1日 チェン、なに考えてる? しばらく前に、この映画を借りた。 ジャッキー・チェン自身が、 これまでつくったうちで、一番好きな映画と話していたからだ。 そう、驚いた。愉快だった。 だが、12歳以下向きといわれてみると、その通りだ。 この映画、確かに、その年齢に向いている。 台湾娘プーは、ボトルに入っていたメッセージを受け取る。 ステキなひとが、香港で、彼女を待っているらしい。 そこで、彼女は舞いあがって、国を出る! 意図しない笑い、安っぽいシーン、 そして、無駄なシーンもある。 私が祈ったのは、早いところキスしろというだけ。 確かに、お子様向けの映画だ。 小さな娘たちには恋の夢、 男の子には、クールな闘いなどなど。 オトーサン、 「分からんでもないなぁ」 1999年といえば、 ジャッキー・チェンが アメリカ進出して、しばらくした後。 「フー・アム・アイ」、「喜劇王」、「ジェネックス・コップ」 そして、この「ゴージャス」と4本も撮りました。 1本くらいは、息抜きしたいでしょう。 そこで、孫娘のような新人、スー・チーちゃんを相手に 撮影を楽しんだというわけ。 気の毒を絵に描いたようななのが、トニー・レオン。 名優がゲイの役、しかも、端役。 こんな映画に、こんな役で出演を承知するとは、 先輩のジャッキー・チェンに、よほど頭が上らないのでしょうか。


ア・フュー・グッドメン

オトーサン、 「おお、すごい出演者たちだ!」 トム・クルーズ、ジャック・ニコルソン、デミ・ムーア、 それに、ケビン・ベーコンなど。 これだけの名優が集まると、お互いに張り合って、 さぞ火花が散ることでしょう。 原題:A Few Good Men(1992) 監督:Rob Reiner 戯曲・脚本:Aaron Sorkin Genre: Drama / Thriller / Crime 上映時間;138分 あらすじ: 弁護士キャフィとギャロウェイは、 規律を破ったと思われる同僚兵士殺害容疑の 米国兵士2人の弁護を受けもつことになる。 彼らは、たちまちジェセップ大佐の固い壁にぶつかる。 大佐は、軍においてアンタタッチャブルな存在だった。 兵士たちは大佐の命令に従っただけで、 死は事故だと主張する。 出演者: Tom Cruise .... Lt. Daniel Kaffee(キャフィ中尉) Demi Moore .... Lt. Cdr. JoAnne Galloway(ジョアンヌ中尉) Jack Nicholson .... Col. Nathan R. Jessep(ジェセップ大佐) オトーサン、 「やはり、1枚上手だ」 トム・クルーズだって、大根役者ではないし、 デミ・ムーアだって、ベテラン女優。 でも、ジャック・ニコルソンの前では、ひよっ子でした。 JACK NICHOLSON  ジャック・ニコルソン 誕生日 1937/4/22 出身 米ニュージャージー州ネプチューン 大学卒業後、MGMの動画部門で働き、 56年「お茶と同情」の端役で映画デビュー。 「カッコーの巣の上で」「恋愛小説家」でアカデミー主演男優賞、 「愛と追憶の日々」でアカデミー助演男優賞受賞。 「イージーライダー」、「ファイブ・イージー・ピーセス」、 「さらば冬のかもめ」などで 7度アカデミー賞にノミネートされている。 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1956年「お茶と同情」 1961年「青春のさまよえる時」      「ジャック・ニコルソンのダーティ・ライダー」 1962年「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」 1963年「忍者と悪女」「古城の亡霊」 1965年「ミスタア・パルバー」 1967年「爆走!ヘルスエンジェルス」「マシンガン・シティ」 1968年「ジャック・ニコルソンの嵐の青春」 1969年「イージーライダー」 1970年「晴れた日に永遠が見える」      「ファイブ・イージー・ピーセス」 1971年「愛の狩人」 1974年「さらば冬のかもめ」「チャイナタウン」「トミー」      「さすらいの二人」 1976年「おかしなレディキラー」「カッコーの巣の上で」      「ミズーリ・ブレイク」「ラスト・タイクーン」 1978年「ゴーイング・サウス」 1980年「シャイニング」 1981年「郵便配達は二度ベルを鳴らす」「レッズ」 1982年「ボーダー」 1983年「愛と追憶の日々」 1985年「女と男の名誉」 1986年「心みだれて」 1987年「イーストウィックの魔女たち」      「ブロードキャスト・ニュース」「黄昏に燃えて」 1989年「バットマン」 1990年「黄昏のチャイナタウン」 1992年「お気に召すまま」「ア・フュー・グッドメン」「ホッファ」 1994年「ウルフ」 1995年「クロッシング・ガード」 1996年「夕べの星」「マーズ・アタック!」 1997年「恋愛小説家」 1999年「ビートニク」 2001年「プレッジ」◇ 2002年「アバウト・シュミット」◇ 2003年「N.Y.式ハッピー・セラピー」◇「恋愛適齢期」 その他の出演者: Kevin Bacon .... Capt. Jack Ross J.T. Walsh .... Lt. Col. Matthew Markinson Kiefer Sutherland .... Lt. Jonathan Kendrick Kevin Pollak .... Lt. Sam Weinberg James Marshall .... Pfc. Louden Downey Christopher Guest .... Dr. Stone J.A. Preston .... Judge Randolph Matt Craven .... Lt. Dave Spradling Wolfgang Bodison .... Lance Cpl. Harold W. Dawson Xander Berkeley .... Capt. Whitaker John M. Jackson .... Capt. West Noah Wyle .... Cpl. Jeffrey Barnes User Rating: 7.5/10 (22,661 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 アカデミー助演男優賞ノミネート:ジャック・ニコルソン User Comments: tfrizzellさん United States 2000年7月23日 いいシーンがあって、好ましい。 この映画、法廷ドラマ。 そう深遠でも、劇的でもない。 若い士官が、若い兵士が同僚に殺された事件に 真の理由を探そうとする。 その過程には、そう見るべきものはない。 いくつかダレたシーンもあって、 観客は、一体そうなることやらと気をもむ。 ようやく、結末が近づくと、 観客は、何だ、そんなことだったのかと落胆する。 演技には、バラつきがある。 監督もあやしい。 脚本は、とてもスマートとは言い難い。 トム・クルーズには、がっかりした。 デミ・ムーア、ケビン・ポラック、ケビン・ベーコン、 そして、キーファー・サザーランド、 全員が、その役柄に戸惑っているように思える。 特筆すべきは、ジャック・ニコルソン。 これで。10回目のアカデミー賞ノミネートである。 J.T. Walsh の演技も真に迫っていた。 よかったシーンは、ニコルソンが出ているときだけ。 しかも出番が少なかった。 ニコルソンのせりふがよかった。 採点は、同情して、5点満点で4点。 オトーサン、 ジャック・ニコルソンの迫真のせりふを聞いて 「軍人って、ああいう感覚なんだ」 妙に納得してしまいました。 そういえば、その昔、 陸軍にいた先輩から、こんな話を伺いました。 「キミ、相手の目を見て殺せるのが、陸軍軍人なんだ」 「...」 平和な時代を過ごしてきた者としては、 返す言葉もありませんでした。 軍事国家、北朝鮮が手ごわいはずです。


ダンテズ・ピーク

オトーサン、 日本シリースに夢中だったので、 「何?フェルナンデスの体調が、ピークだって」 こういう誰がみても明らかな間違いをするのは、 急激にボケがきている証拠なのかも。 原題:Dante's Peak (1997) 監督:Roger Donaldson 脚本;Leslie Bohem Genre: Action / Drama / Adventure Rated PG-13 for disaster related peril and gore. 上映時間;112分 あらすじ: 火山学者のハリーと美人市長レイチェルは、 ダンテス山の爆発が迫っているので、 直ちに退避するように市議会のメンバーを説得する。 だが、他の火山学者たちは、 安全よりも、経済的利害を重視して、反対する。 出演者: Pierce Brosnan .... Harry Dalton(ハリー) Linda Hamilton .... Mayor Rachel Wando(レイチェル) Charles Hallahan .... Dr. Paul Dreyfus(ポール) オトーサン、 「いつみても、ピアース・ブロスナンは、ピアース・ブロスナン」 007のジェームス・ボンドとまったく同じ雰囲気でした。 相手役の美人市長を演じたのは、リンダ・ハミルトン。 共感できるなかなかの演技でした。 PIERCE BROSNAN  ピアース・ブロスナン 誕生日 1953/5/16 出身 アイルランド・カウンティ・ミース州 11才の時に家族と共にロンドンへ移住。 CMイラストレーターなどの仕事を経て、 実験演劇ワークショップで俳優修行。 フランスやオランダの舞台に立ち、キャリアを積んだ。 映画デビューは「クリスタル殺人事件」(1980)。 「ノーマッズ」(1985)「テロリスト・ゲーム」 「ライブワイヤー」「バーチャル・ウォーズ(1992)など 主演作は非常に多く、アクション俳優として活躍していたが、 大作には恵まれず、知名度は低かった。 どちらかといえば、TVドラマ「レミントン・スティール」の スティール役として有名だったが、 1995年、「ゴールデンアイ」で5代目ジェームズ・ボンドを襲名。 以降、「マンハッタン・ラプソディ」「マーズ・アタック!」 「ダンテズ・ピーク」といった大作への出演が相次ぎ、 1999年もレネ・ルッソと共演の 「トーマス・クラウン・アフェアー」の公開が控えている。 私生活では77年に結婚した「007/ユア・アイズ・オンリー」の ボンド・ガール リスル役のカサンドラ・ハリスと結婚。 彼女の息子と娘も養子にし、84年にショーンが誕生。 90年に子宮癌で彼女を亡くし、 2001年8月4日、94年から交際し、 新たに二人の息子をもうけていた元モデルで テレビ・リポーターのキーリー・シェイ・スミスと再婚した。 シリアスな中に洒落っけを持ち合わせたヒーローというキャラを 独自に確立している二枚目俳優。 アクションもこなせ、演技もうまいし、主役もはれる俳優だが、 どの出演映画を観ても、キャラが同じ感じなので、 初期の頃はB級映画の万能主役俳優のような使われ方が多かった。 しかし、「ゴールデンアイ」のボンド役は これまで築いてきたブロスナンの役柄とぴったりとはまり、 彼の知名度を大きく上げた。 もともと才能のある俳優なので、時間はかかったが、 これからはA級映画の主役俳優として活躍することだろう。 活躍度 ○↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1980年「クリスタル殺人事件」「長く熱い週末」◇ 1981年「THE MANIONS OF AMERICA」 1985年「ノーマッズ」◇ 1987年「フレデリック・フォーサイス/第四の核」◇ 1988年「孤独のヒーロー/タフィン」◇      「デシーバーズ/暗黒の大陸」◇      「M&A/タイパンと呼ばれた男」 1991年「疑惑の行方/アンダー・サスピション」◆ 1992年「バーチャル・ウォーズ」◇「ファイナル・ゲーム」◇      「テロリスト・ゲーム」◇「ライブ・ワイヤー」◇ 1993年「ブロークン・チェーン」◇「ミセス・ダウト」◆ 1994年「めぐり逢い」◆ 1995年「007/ゴールデンアイ」◇      「テロリスト・ゲーム2/危険な標的」◇ 1996年「マーズ・アタック!」◇「マンハッタン・ラプソディ」◆      「ロビンソン・クルーソー」 1997年「ダンテズ・ピーク」◇      「007/トゥモロー・ネバー・ダイ」◇ 1998年「キャメロット」(声)◆「ネフュー」◆ 1999年「トーマス・クラウン・アフェアー」◇      「007/ワールド・イズ・ノット・イナフ」◇ 2001年「テイラー・オブ・パナマ」◇ 2002年「007/ダイ・アナザー・デイ」◇ LINDA HAMILTON  リンダ・ハミルトン 誕生日 1957/9/26 出身 米メリーランド州ソールズベリー 子供の頃から児童劇団で活躍。 19才の時、女優になる決心をし、3年間、ニューヨークの リー・ストラスバーグ・インスティテュートで修行。 テレビでは「美女と野獣」のキャサリン役が有名。 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1979年「NIGHT-FLOWERS」 1980年「ミッキー・ロークのレイプ&マリッジ」◇ 1982年「暗殺遊戯」 1984年「チルドレン・オブ・ザ・コーン       /トウモロコシ畑の子供たち」      「THE STONE BOY」「ターミネーター」◇ 1986年「ブラックライダー」◇「キングコング2」◇ 1990年「Mr.デスティニー」◇ 1991年「ターミネーター2」◇ 1994年「SILENT FALL」 1995年「多重人格」◇ 1996年「ザ・ターゲット」◇「ダンテズ・ピーク」◇ 1997年「レスキュアーズ/戦火に燃えた勇気」◇ 1998年「勇気への道」◇「サバイバル・リミット」◇ その他の出演者: Jamie Renee Smith .... Lauren Wando Jeremy Foley .... Graham Wando Elizabeth Hoffman .... Ruth Grant Heslov .... Greg, USGS Crew Kirk Trutner .... Terry, USGS Crew Arabella Field .... Nancy, USGS Crew Tzi Ma .... Stan, USGS Crew Brian Reddy .... Les Worrell Lee Garlington .... Dr. Jane Fox Bill Bolender .... Sheriff Turner Carole Androsky .... Mary Kelly Peter Jason .... Norman Gates User Rating: 5.6/10 (8,286 votes) オトーサン、 「低いなぁ。後半、ダレだからなぁ」 User Comments: wbg02さん Miami, FL 2003年9月16日 見応えがある。 だが、お定まりのディザスター映画だ。 これは、基本的には、お定まりのディザスター映画である。 だが、いくつかの観点で、見る価値がある。 一番の理由は、2人の主役。 地質学者のピアース・ブロスナンと市長のリンダ・ハミルトンが いい演技をしている。 誰にでも好かれるタイプなので、 2人がどうなるか手に汗をにぎることになる。 もうひとついい点は、 ありきたりの安っぽい政府や企業関係者が出てきて、 災害の警告を無視したりしないところである。 ブロンソンの上司の反対は、もっともだ。 最後に、特殊効果もまあまあだった。 だが、合格点はあげられない。 そもそも、この映画で使われている特殊効果は、 もう古い1970年代のものだ。 また、災害のすさまじさを 特殊効果だけでみせなければならないというのは、 やはりムリがあり、信じ難い側面がある。 観客は、ブロスナンとハミルトンが助かればいい。 そう願う。 そして、この映画、興味深い映像もあるが、 そう多くはない。 したがって、10点満点で、6点。 TVで放映されていたら見るといい。 だが、借りたり、買ったりしてはイケナイ。 オトーサン、 「は、は、は。 褒めてるのか、けなしているのか? それにしても、偶然って、あるんだなぁ」 この映画をみている最中にグラリ。 阪神淡路大震災に匹敵する新潟地震が起きたのです。 現地は、震度7。 東京や千葉は、震度3。 まったく、受け取り方がちがいます。 この映画、危機感のちがいがテーマでした。 「いざ、その場にならないと、実感なんて湧かないもんだ」 でも、そんなことは言っておられません。 首都圏で、震度7だったら、もうディザスター。 そういう意味では、この種のディザスター映画、 東京国際映画祭でも上映すべきなのかも。


ポストマン

オトーサン、 「ポストマン、郵便配達夫か」 郵便配達夫をテーマにした映画、いくつか思い浮かべます。 「郵便配達は2度ベルを鳴らす」「山の郵便配達夫」 さて、この映画、どちらのタイプでしょうか? 原題:The Postman (1997) 監督:Kevin Costner 原作;David Brin 脚本:Eric Roth / Brian Helgeland Genre: Drama / Adventure / Action / SF 上映時間;177分 あらすじ: 舞台は、2030年。 戦争がアメリカのほとんどを、 そして政府をも滅ぼしてしまった。 孤独な旅人が、狂信的な軍隊に捕らえられた。 その軍隊、ホリニストらのリーダーは、 ベツリヘム将軍と名乗り、ヒトラーを信奉している。 旅人は、ホリニストらの手から逃れる途中、 捨てられた郵便配達夫の郵便ジープと制服をみつける。 小さな町々を旅し、ひとびとに自分は郵便配達夫で、 再興されたアメリカを代表していると語りかける。 はじめは誰も信じなかったが、やがて信奉者たちが現れる。 彼らは、ホリニストに対する反乱を準備しはじめる。 出演者: Kevin Costner .... The Postman(ポストマン) Olivia Williams .... Abby(アビー) Will Patton .... Gen. Bethlehem (ベスリヘム将軍) オトーサン、 「ケビン、熱演だ!」 監督と主演ですから、当然、冷静な彼ではありますが、 熱が入っています。 以下は、彼の出演作ですが、*印が、監督作品です。 この映画、「ワイルド・レンジ 最後の銃撃」に似ていました。 ある種の西部劇でしょう。 KEVIN COSTNER ケビン・コスナー 誕生日 1955/1/18 出身 米カリフォルニア州リンウッド カリフォルニア州立大学フラートン校マーケティング科に入学後、 演劇科に移り、 コミュニケーション・シアターの舞台に立つようになる。 映画は85年「ファンダンゴ」の主演、 87年「アンタッチャブル」のエリオット・ネス役でブレイクする。 監督としては自ら主演も務めた90年「ダンス・ウィズ・ウルブズ」で アカデミー賞最優秀作品賞、最優秀監督賞受賞。 活躍度 ○→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1981年「黒の殺人リスト」(未) 1982年「ギャンブラーズ/最後の賭け」      「ラブinニューヨーク」「女優フランセス」 1983年「5人のテーブル」「再会の時」(場面カット)      「テスタメント」 1985年「シルバラード」「ファンダンゴ」      「アメリカン・フライヤーズ」 1986年「マリブ・ビーチ物語」      「世にも不思議なアメージング・ストーリー」 1987年「アンタッチャブル」◇「追いつめられて」◇ 1988年「さよならゲーム」「ドリーム・リーグ」 1989年「ガンランナー」「フィールド・オブ・ドリームス」◇ 1990年「リベンジ」*「ダンス・ウイズ・ウルブズ」◇ 1991年「ロビン・フッド」◇「イン・ベッド・ウイズ・マドンナ」      「JFK」◇ 1992年「ボディガード」◇ 1993年「パーフェクトワールド」◇ 1994年「ワイアット・アープ」◇「チャイナ・ムーン」      「8月のメモワール」 1995年「ウォーターワールド」◇ 1996年「ティン・カップ」◇ 1997年*「ポストマン」◇ 1999年「メッセージ・イン・ア・ボトル」◇      「ラブ・オブ・ザ・ゲーム」◇ 2000年「13デイズ」◇ 2001年「スコーピオン」◇ 2002年「コーリング」◇ 2003年*「ワイルド・レンジ 最後の銃撃」◇ その他の出演者: Larenz Tate .... Ford Lincoln Mercury James Russo .... Idaho Daniel von Bargen .... Pineview Sheriff Briscoe Tom Petty .... Bridge City mayor Scott Bairstow .... Luke Giovanni Ribisi .... Bandit 20 Roberta Maxwell .... Irene March Joe Santos .... Col. Getty Ron McLarty .... Old George Peggy Lipton .... Ellen March Brian Anthony Wilson .... Woody Todd Allen .... Gibbs User Rating: 5.2/10 (7,767 votes) オトーサン、 「トゥーロング。長すぎるせいでしょう」 User Comments: Zuriaさん Miami, FL 1098年8月10日 濡れ衣 この映画、思っていたよりもよかった。 (おそらく、最悪を予想していたからだ) コスナーは、いい仕事をした。 いんちきな脚本を魅力的な映画に変えた。 シェイクスピアの引用やシンボリズムが ときどき使われていたものの、感銘できなかった。 この映画の唯一の功績は、 一般の観客、とくにアメリカの観客は、 1時間半を超える映画には耐えられないという 固定観念を打破しようとしたことだろうか。 アクション映画が、概して上映時間が短いのに比べて、 叙事史のジャンルに属する映画は、おおむね長い。 それが、めったに上映されない理由だろう。 この映画、雄大な景色やカメラワークが、 ストーリーのまずさを補っている。 勿論、演技もいい。 基本的に、旧式の映画である。 重苦しくオーバーな特殊効果などカケラもない。 われわれは、"Armaggedon"や"Starship Troopers" といった映画に、狂い過ぎなのだと思わせてくれる。 郵便配達夫は、力、勇気、確信のメタファーである。 "The Cook"が、こうした映画であってもよかったはず。 ハリウッドよ、恥を知れ! こんなにいい俳優を下らない映画に起用するな。 ヒットし続ける映画になれ!! オトーサン 「郵便制度の原点を見たなぁ」 ラストシーンですが、 郵便配達夫の銅像の除幕式が行われます。 疾駆する馬に乗った郵便配達夫の手が、地上に伸びて、 精一杯差し出した少年の手から手紙を受け取っているのです。 郵便番号で機械的に処理される情報ではなく、 郵政民営化の行き着く先であろう合理化でもありません。 そこにあったのは、 生身のひととひととの熱い心のつながりでした。 この映画、そうしたメッセージがきちんと伝わってきます。 オトーサン、 「ケビンって、ナイスガイ。いい奴なんだ」


ナインス・ゲート

オトーサン、 「おお、ロマン・ポランスキー映画だ。 "戦場のピアニスト"もよかったなぁ」 巨匠の作品、出だしから、期待感でゾクゾク。 「どこが違うのか...とにかく、いいなぁ」 原題:The Ninth Gate(1999) 監督;Roman Polanski 原作;Arturo Perez-Reverte 脚本:John Brownjohn / Enrique Urbizu / Roman Polanski Genre: Horror / Thriller / Mystery Rated R for some violence and sexuality. Country: Spain / France / USA Language: English / French / Latin / Portuguese / Spanish 上映時間:133分 あらすじ: 奇少本の探偵コルソは、 "the Nine Doors to the Kingdom of Darkness" (暗黒王国への9つの扉)なる17世紀に書かれた本の 現存する他の版をみつけるように依頼される。 サタンを目の前に呼び出す鍵を握る本といわれる。 かれは、マドリッドからパリへと、 この本を探して歩き回る、 出演者: Johnny Depp .... Dean Corso(コルソ) Frank Langella .... Boris Balkan (バルカン) Lena Olin .... Liana Telfer(リアーナ) Emmanuelle Seigner .... The Girl オトーサン、 「へぇ、これがジョニー・デップか」 役者というのは、よく化けるものです。 最近見た「パイレーツ・オブ・カリビアン」の 海賊のイメージがまだ残っているせいでしょうか。 近作「シークレット・ウインドウ」の神経質な作家のほうが 近いイメージです。 といっても、まだ予告編しか見ていませんが。 富豪の未亡人、リアーナ役の女優さん、 ズボンの上からジョニー・デップのアソコをなでました。 その妖艶な姿態に、ゾクッときました。 やはりアカデミー賞にノミネートされただけの実力の持ち主です。 オトーサン、 特典映像の経歴をみて、 「えっ、そうだったの?」 謎の女、Emmanuelle Seignerは、 何と、監督の奥さんだったのです。 忌まわしい数々の事件のあと、 晩年を迎えた監督の傷心をいやしてくれたのでしょうか? JOHNNY DEPP ジョニー・デップ 誕生日 1963/6/9  出身 米ケンタッキー州オーウェンズボロ フロリダで育つ。 音楽に傾倒し、ロック・バンド”キッズ”に参加。 20歳の時、ロサンゼルスに移るが、バンドが解散。 83年に結婚したメークアップ・アーティスト、 ロリ・アン・アリソン(85年離婚)が デップの俳優デビューを助けるため、 彼女の友人のニコラス・ケイジを紹介。 ケイジはデップにエージェントを紹介し、 オーディションを受けて84年「エルム街の悪夢」の 映画デビューにつながった。 87年からのテレビ番組「ハイスクール・コップ」で有名に。 90年「クライ・ベイビー」で初主演。 「妹の恋人」「シザーハンズ」「エド・ウッド」で ゴールデングローブ賞にノミネートされる。 97年「ブレイブ」で監督デビュー。 現在のパートナーはバネッサ・パラディ。 子供が2人いる。 寡黙で心の内を見せないミステリアスな男の役をやらせたら、 天下一品の俳優。 活躍度 ◎→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1984年「エルム街の悪夢」◆ 1985年「マイアミ・ホット・リゾート」 1986年「プラトーン」 1990年「クライ・ベイビー」 「シザーハンズ」◇ 1991年「エルム街の悪夢 ザ・ファイナル・ナイトメア」△ 1992年「アリゾナ・ドリーム」 1993年「妹の恋人」◇「ギルバート・クレイブ」◇ 1994年「エド・ウッド」◇ 1995年「ドン・ファン」◇「デッドマン」      「ニック・オブ・タイム」 1997年「フェイク」◇「ブレイブ」◇ 1998年「ラスベガスをやっつけろ」◇「ミー&ウィル」 1999年「スリーピー・ホロウ」◇「ノイズ」◇      「ナインス・ゲート」◇      「ビートニク」◆ 2000年「ショコラ」◆「夜になるまえに」◆      「耳に残るは君の歌声」 2001年「ブロウ」◇「フロム・ヘル」◇      「ロスト・イン・ラマンチャ」 2003年「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち」◇      「レジェンド・オブ・メキシコ デスペラード」◇ 2004年「シークレット・ウインドウ」◇ LENA OLIN  レナ・オリン 誕生日 1956/3/22  出身 スウェーデン・ストックホルム 活躍度 △→ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1976年「鏡の中の女」デビュー 1983年「ファニーとアレクサンデル」 1985年「愛の逃避行」 1987年「友達」 1988年「存在の耐えられない軽さ」 1989年「敵、ある愛の物語」 1990年「ハバナ」 1993年「心のままに」「蜘蛛女」 1994年「欲望の華」◇ 1997年「自由な女神たち」◇「NY検事局」◆ 1998年「ハミルトン」 1999年「ナインスゲート」◆「ミステリー・メン」 2000年「ショコラ」 2002年「クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア」「ダークネス」 2003年「ハリウッド的殺人事件」「16歳の合衆国」 その他の出演者: Barbara Jefford .... Baroness Kessler Jack Taylor .... Victor Fargas Jose Lopez Rodero .... Pablo & Pedro Ceniza/Workmen Tony Amoni .... Liana's Bodyguard James Russo .... Bernie Willy Holt .... Andrew Telfer Allen Garfield .... Witkin Jacques Dacqmine .... Old Man Joe Sheridan .... Old Man's Son Rebecca Pauly .... Daughter-in-Law Catherine Benguigui .... Concierge User Rating: 6.4/10 (14,000 votes) オトーサン、 「もっと高いスコアであるべき」 User Comments: JOHN_TSAKOSさん Leeds, England 2004年5月17日 実にいい映画... この映画に感動したと言わざるを得ない。 そこらへんの映画とは、違う。 上質感がある。 私見では、最上級に属する映画だ。 テンポは、ゆったりしている。 だが、そうでなければならない映画なのだ。 希少本をめぐる陰謀の感覚が、見事に描かれている。 終わるまで、スクリーンに釘付けになるだろう。 超自然的なことを扱っているので、 しょっぱなから興味深い。 ポランスキー監督は、観客のためにすばらしい仕事をした。 同じことは、ジョニーデップにも当てはまる。 本当にいい映画だ。 スリリングで、ぞくぞくする雰囲気がいい。 10点満点で9点。 オトーサン、 「やはり、この監督はスゴイ!」 完璧主義者なのでしょうか、 どのシーンをとっても、ムダがなく、美しいのです。 経歴を見ておきましょう。 ROMAN POLANSKI ロマン・ポランスキー 誕生日 1933/8/18  出身 仏パリ 監督作 1958年「タンスと二人の男」(短編) 1959年「天使たちが失墜するとき」 1961年「太った男とやせた男」(短編) 1962年「水の中のナイフ」「哺乳動物たち」 1964年「世界詐欺物語」(挿話) 1965年「反撥/リパルジョン」 1966年「袋小路」 1967年「吸血鬼」 1968年「ローズマリーの赤ちゃん」 1971年「マクベス」 1973年「欲望の館」 1974年「チャイナタウン」 1976年「テナント 恐怖を借りた男」 1979年「テス」 1986年「パイレーツ」 1988年「フランティック」 1992年「赤い航路」 1994年「死と処女(おとめ)」 1999年「ナインス・ゲート」 2001年「戦場のピアニスト」


2046

オトーサン、 予告編を何度も見て、 「そうか、キムタクが出ているのか」 スポーツ紙には、キムタクがカンヌに行って 感激していたと出ていました。 原題:2046 (2004) 監督・脚本:Kar Wai Wong Genre: Drama / Romance / SF Country: China / France / Germany / Hong Kong Language: Cantonese / Japanese / Mandarin 上映時間:129分 あらすじ: 彼は、作家。 未来について書いたつもりだったが、 実は、過去について書いていたのだ。 彼の小説では、ミステリアスな列車が、 2046年に向かっている。 そこに行くひとは、みんな同じ気持ち。 失われた思い出を取り戻そうというのだ.... 2046年では、何も変わっていないという。 それが本当かどうかは、誰も分からない。 そこに行ったもので、たった1人を除いて 帰ってきたものはないからだ。 変わろうとして去ることを選んだのだ。 出演者; Tony Leung Chiu Wai .... Chow Mo Wan(チョウ) Li Gong .... Su Li Zhen(ス・リ・チェン) Carina Lau .... Lulu/Mimi(ルル) Takuya Kimura .... Tak(タク) オトーサン、 「女に、もてるだろうなぁ」 トニー・レオンの前に、次々と女性が現れるのです。 キムタクよりも断然うまい演技が光っていました。 コン・リーも、巧い女優さんですが、ちょっと出すぎかも? TONY LEUNG  トニー・レオン  誕生日 1962/6/27 出身 中国・広東省台山 1981年、TVB芸員訓練班の試験を受け、合格。 82年、訓練班を出て、TVBと正式契約。 テレビ俳優として活躍の後、85年、映画デビュー。 歌手としてアルバムも出している。 95年「恋する惑星」で香港金像奨最優秀主演男優賞、 2000年「花様年華」でカンヌ映画祭最優秀男優賞受賞。 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1986年「チョウ・ユンファの地下情/追いつめられた殺意」 1987年「野獣たちの掟」 1988年「ロボフォース/鉄甲無敵マリア」 1989年「風にバラは散った」「悲情城市」 1990年「ワイルド・ブリット」「欲望の翼」 1991年「蒼き獣たち」      「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー3」 1992年「ハード・ボイルド/新・男たちの挽歌」 1993年「新流星胡蝶剣/秘術VS妖術」「大英雄」      「ツイ・ハークTHEマジック・クレーン」      「エンド・オブ・ザ・ロード」      「月夜の願い」 1994年「キング・オブ・ギャンブラー」「恋する惑星」「楽園の瑕」 1995年「シクロ」「裏街の聖者」 1997年「ブエノスアイレス」 1998年「君が見つけた25時」「フラワーズ・オブ・シャンハイ」      「ロンゲストナイト」 1999年「ゴージャス」 2000年「花様年華」「東京攻略」 2001年「ファイティング・ラブ」 2002年「HERO」「インファナル・アフェア」 2004年「2046」 GONG LI  コン・リー 誕生日 1965/12/31 N 出身 中国遼寧省 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1987年「赤いコーリャン」 1988年「ハイジャック/台湾海峡緊急指令」 1989年「続・西太后」 1990年「テラコッタ・ウォリア/秦俑」「菊豆/チュイトウ」 1991年「ゴッド・ギャンブラー3」「紅夢」 1992年「秋菊の物語」 1993年「さらば、わが愛/覇王別姫」      「画魂/愛、いつまでも」「詩人の大冒険」 1994年「項羽と劉邦/その愛と興亡」「活きる」 1995年「上海ルージュ」 1996年「花の影」 1997年「チャイニーズ・ボックス」 1998年「始皇帝暗殺」 1999年「きれいなおかあさん」 2003年「たまゆらの女」 2004年「2046」 その他の出演者: Faye Wong .... Wang Jing Wen/wjw1967 Zhang Ziyi .... Bai Ling Chen Chang .... cc1966 Wang Sum .... Mr. Wang/Train Captain Ping Lam Siu .... Ah Ping Maggie Cheung .... slz1960 Thongchai McIntyre .... Bird Jie Dong .... Wang Jie Wen User Rating: 8.2/10 (292 votes) オトーサン、 「8点台というほどではないな」 日本向けに、キムタクの出番を増やしたので、 ちょっと不自然になっています。 User Comments: famomics3388 さん Hong Kong, China 2004年10月2日 変化 この映画には、いくつかのラブ・ストーリ−がある。 すべては、"Days of Being Wild"や "In the Mood for Love"と密接に関連している。 だが、私の関心は、政治問題だ。 未来は、いつも不確実である。 そこで、しばしば過去に基づいて予想をしてみたりする。 もし、過去がよかったなら、未来は変わってほしくない。 そうした場合、未来は、恐怖のもとになる。 1984年、香港は1997年を大変恐れた。 そこで、われわれは、すべてが2046年まで 何も変わらないことを願ったものだ。 チョウは、興味深い人物である。 Faye Wongに出会うまでは、 過去を忘れることができなかった。 出会って、はじめて新生活のスタートを切れた。 この人物は、実に惚れ惚れするような男である。 おそらく、人生をそう複雑にしてはいけないのだろう。 この映画、よかった。 大いにお薦めしたい。 オトーサン、 「入りが悪いのかなぁ?」 スーパーオートバックスシネスクープかしわ沼南では、 初回上映なのに、観客がたったの5人でした。 いずれも、若い女性。 でも、めくるめくような恋の時間を過ごせるし、 ステキな音楽やナット・キングコールの歌が哀切でした。 それに、キムタクも見られます。 いい映画なのではないでしょうか。 そうそう、 最後まで席を立たないように。 エンド・タイトルの流れがとてもステキでした。


ゴシカ

オトーサン、 「ゴシカ? 何だ?」 題名の意味が、最後まで何だか分かりませんでしたが、 でも、ハル・ベリーが熱演しているし、 それなりに撮影もムーディなので、いいのでは。 これ、一応、ホラー映画です。 原題:Gothika (2003) 監督:Mathieu Kassovitz 脚本:Sebastian Gutierrez Genre: Horror / Thriller / Mystery Rated R for violence, brief language and nudity. 上映時間;98分 あらすじ: 犯罪心理学者は、目が覚めると 自分が働いていた施設で、患者になっていた。 犯した殺人の記憶はまったくなかった。 彼女は、記憶、そして自由を取り戻そうと頑張る。 復讐心に燃えた心霊が彼女を操っていたのだった。 出演者: Halle Berry .... Miranda Grey(ミランダ) Robert Downey Jr. .... Pete Graham(ピート) Charles Dutton .... Dr. Douglas Grey(ダグ) オトーサン、 「こりゃ、ハル・ベリーの映画だ!」 あまりにも、うまい演技なので、 アカデミー賞をとったのも当然だと思いました。 精神病者クロエをペネロペ・クルスが演じていましたが、 「何で、こんな端役を?」という疑問を持ちました。 HALLE BERRY  ハル・ベリー 誕生日 1966/8/14   出身 米オハイオ州クリーブランド 白人の母と黒人の父を両親に持ち、 4歳の時から看護婦の母親のもとで育つ。 84年にミス・ティーン・オハイオに、 86年に準ミス・アメリカに選ばれ、 それをきっかけにTVのコメディー番組 「リビング・ドールズ」の主役に。 91年「ジャングル・フィーバー」で映画デビュー。 2001年1月、ミュージシャンのエリック・ベネットと結婚し、 2004年離婚。 2001年「チョコレート」で死刑囚の妻を演じ、 黒人としては初めてアカデミー主演女優賞受賞。 活躍度 ○↑ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆☆★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1991年「ジャングル・フィーバー」      「ラスト・ボーイスカウト」 1992年「ブーメラン」 1993年「パパと呼ばれて大迷惑」「クォーターバック」 1994年「フリントストーン/モダン石器時代」 1995年「代理人」 1996年「エグゼクティブ・デシジョン」「ガール6」      「レース・ザ・サン」「潜在殺意」 1997年「バップス」 1998年「ブルワース」      「ホワイ・ドゥ・フールズ・フォール・イン・ラブ」 1999年「アカデミー 栄光と悲劇」 2000年「X−メン」 2001年「ソードフィッシュ」      「チョコレート」「クイーン・オブ・エジプト」 2002年「007/ダイ・アナザー・デイ」 2003年「X−MEN2」「ゴシカ」 2004年「キャット・ウーマン」 その他の出演者; John Carroll Lynch .... Sheriff Ryan Bernard Hill .... Phil Parsons Penelope Cruz .... Chloe Sava Dorian Harewood .... Teddy Howard Bronwen Mantel .... Irene Kathleen Mackey .... Rachel Parsons Matthew G. Taylor .... Turlington Michel Perron .... Joe Andrea Sheldon .... Tracey Seavers Anana Rydvald .... Glass Cell Nurse Laura Mitchell .... Inmate Amy Sloan .... Inmate User Rating: 5.8/10 (7,931 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: parkinglot Manchester, NH 2004年8月15日 妙な点もあるが、見るに値する。 これは、私にとって、 ハルベリーがドラマティックな役を演じる。 それを見たはじめての映画である。 すばらしい演技をしている。 大いに楽しんだが、同時に、気になった点があった。 最後の20分までは、言うことなし。 その後は、彼女はもう安全だと分かってしまった。 納得がいなかったのは、 Rachelがシャワーしながら、腕に何か書いたあたり。 後で、脚本家がセリフで補ってくれるかと思ったが..。 ピート役のRobert Downey は、まったく、この映画に合っていない。 警備員が脱出する彼女にクルマのキーをあげたのも、 納得できなかった。 だって、精神病者のために、仕事をクビになるリスクを 警備員が冒すと思うか? もう、ひとつの疑問は... なぜ、保安官がクロエを殺めるために たったひとりで刑務所に立ち入るのだろうか? あー! 勿論、警備員が彼にカギをやったのだ! そして、最後に、この幽霊、何なのだ? 現れたり、消えたり、 光ったり消えたり、 クルマをコントロールしたり、個室のドアまで開ける。 一体全体、何で、生身の肉体になって、 地方新聞の編集室に入り、トクダネを提供したりするのか? ハル・ベリーの演技に敬意を評して、 採点は、10点満点で、8点。 オトーサン、 「簡単だ。監督がまったくいい加減なんだ」 低予算で早撮りのため、 その場さえ、しのいでいけばいいと考えていたからです。


ザ・インターネット

オトーサン、 「また、あった」 1995年上映、ネット映画のはしりです。 いま見ると、ちょっと古いところもありますが、 サンドラ・バロックのフアンには、こたえられない映画です。 原題:The Net (1995) 監督:Irwin Winkler 脚本;John D. Brancato / Michael Ferris Genre: Thriller / Action / Drama Rated PG-13 for violence, some sexuality       and brief strong language. Country: USA Language: English / Spanish 上映時間:114分 あらすじ: アンジェラは、ソフトウエア技術者。 自宅で働いている関係もあって ネット以外には、あまり友人がいない。 この数年、久しくしていない旅行に出たものの、 コンピュータ犯罪の陰謀の罠に陥る。 出演者: Sandra Bullock .... Angela Bennett/Ruth Marx(アンジェラ) Jeremy Northam .... Jack Devlin(ジャック) Dennis Miller .... Dr. Alan Champion(アラン) オトーサン、 「これって、サンドラ・ブロックのベストだ」 「スピード」でブレイクした彼女ですが、 意思の強い女性の面だけが強調されがち。 この映画では、か弱い面も出ていて、大満足。 なお、彼女、サンドラ・ブロックではなく、 サンドラ・バロックと呼ぶべきでしょう。 ブロック女じゃ、かわいそうじゃないですか。 SANDRA BULLOCK  サンドラ・ブロック 誕生日 1967/7/26 出身 米バージニア州アーリントン 父はボイス・トレーナー、母はオペラ歌手。 イースト・カロライナ大学を卒業後、 ニューヨークへ出て、ネイバーフッド・プレイハウスで演技を学ぶ。 オフ・ブロードウェイの舞台やテレビドラマで活躍後、 87年「ハングマン」で映画デビュー。 「スピード」のヒットでスター女優に。 最近では自身の製作会社FORTIS FILMSで 「微笑みをもう一度」「ガンシャイ」など 主演とプロデューサーを兼ねることが多くなった。 活躍度 ◎↑ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆☆★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1987年「ハングマン」 1989年「RELIGION,INC」「WHO SHOT PATAKANGO?」      「恋人たちの街角」 1992年「ジェラシー/もう一度あの頃のように」      「ラブ・ポーションNO.9」「恋人はマフィア」 1993年「愛と呼ばれるもの」      「潮風とベーコンサンドとヘミングウェイ」「失踪」      「デモリションマン」◇      「サンドラ・ブロック IN アマゾン」 1994年「スピード」◇「恋人はマフィア」 1995年「あなたが寝てる間に」◇「恋人たちの街角」      「ザ・インターネット」◇ 1996年「恋する泥棒」「評決のとき」◇      「ラブ・アンド・ウォー」◇ 1997年「スピード2」◇ 1998年「微笑みをもう一度」◇「プラクティカル・マジック」◇      「プリンス・オブ・エジプト」(声) 1999年「恋は嵐のように」◇「EXACTLY 3:30」 2000年「28DAYS」◇「ガンシャイ」◇      「デンジャラス・ビューティー」◇ 2002年「完全犯罪クラブ」◇      「トゥー・ウィークス・ノーティス」◇      「ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密」 その他の出演者: Diane Baker .... Mrs. Bennett Wendy Gazelle .... Ruth Marx Ken Howard .... Michael Bergstrom Ray McKinnon .... Dale Hessman Daniel Schorr .... WNN Anchor L. Scott Caldwell .... Public Defender Robert Gossett .... Ben Phillips Kristina Krofft .... Nurse #1 Juan Garcia .... Resort Desk Clerk Tony Perez .... Mexican Doctor Margo Winkler .... Mrs. Raines Gene Kirkwood .... Stan Whiteman User Rating: 5.6/10 (11,159 votes) オトーサン、 「ちょっと、低すぎるのではないの?」 User Comments: Barramundi483 さん Philadelphia, PA USA 2004年6月9日 評価A++の映画 なんで、評価がこんなに低いんだ。 でも、この映画、実にスリリングだし、 サンドラ・バロックの役は、センセーショナルだ。 私は、彼女の大フアンだが、 彼女が好きになったのは、この映画を見てからだった。 はじめて、この映画を見たのは、1996年。 以来、何度も何度もみている素晴らしい映画だ。 飽きることがない。 すべてが、うまく出来ている。 すばらしい映画だ。 すべての人が、最低1回は見るべきだ。 悪口を言う連中は、何がいい映画なのか知らないのだ。 絶対に、好きになるハズ。 評価は、A++ サンドラ・バロックとこの映画に、万歳! 素晴らしい! オトーサン、 「彼女、28歳だったんだ」 この映画、1995年のものですから、 サンドラ・バロックは、まだ28歳でした。 いまは、2004年、37歳になりました。 プロデューサーも手がけたりして、貫禄充分。 もうそろそろ、サンドラ・ブロックと呼んでもいいかも。 辣腕プロデューサーなのですから。


デスペラード

オトーサン、 「また、アントニオ・バンデラスだ」 偶然って、あるんですねえ。 昨日見たアラブ人の役は、よくなかったのですが、 これは、彼の当たり役のひとつでしょう。 原題:Desperado (1995) 監督・脚本;Robert Rodriguez Genre: Action / Romance / Thriller / Crime Rated R for strong bloody violence, a strong sex sequence     and language. 上映時間;106分 あらすじ; 賞を取ったインディペンデント映画 "El Mariachi"の続篇。 ロバート・ロドリゲス監督は、 巧みで美しいスタイルの過激な暴力によって、 Sam Peckinpah監督やJohn Woo監督といった巨匠の仲間入りをした。 物語は、"El Mariachi"の続きで、 巡回音楽家が、職探しをし、間違ってヒットマンになる。 その結果、愛、腐敗、死の罠にかかってしまう。 今回、彼は、前作で恋人を殺し、 彼の手をダメにした奴に復讐しようとする。 このあたりは、前作の筋書きの繰り返しである。 そして、また、間違えられて、多数の死者が出る。 田舎の麻薬王のために働いている美しい女性と仲よくなる。 そして、ついに、直接対決の機会が訪れ、 血なまぐさい決末がやってくる。 出演者: Antonio Banderas .... El Mariachi(エル・マリアッチ) Salma Hayek .... Carolina(カロリーナ) Joaquim de Almeida .... Bucho(ブッチョ) Steve Buscemi .... Buscemi(ブシェーミ) オトーサン、 「好演だ!」 アントニオ・バンデラスの経歴は、 昨日紹介したばかりなので、割愛しましょう。 相手役のサルマ・ハエック、 「誰かに似ているなぁ」 若い頃の石田あゆみか、ウィノナ・ライダーか。 脇役ですが、スティーブ・ブシェーミ、 毎度のことですが、いい味を出しています。 うれしくて、写真も載せてしまいました。 SALMA HAYEK  サルマ・ハエック 誕生日 1966/9/2 出身 メキシコ・ベラクルス 南米のテレビスタートして活躍後、 片言の英語も話せないまま、アメリカへ渡る。 長編デビュー作は「MAVIDA LOCA」。 1994年テレビ映画「ROADRACERS」で ロバート・ロドリゲス監督に見いだされ、 1995年「デスペラード」で初の主演。 ロバート・ロドリゲス監督の映画には、 「フロム・ダスク・ティル・ドーン」など他2作に出演している。 現在は制作会社”ベインタナローザ”を設立して、 プロデューサーとしても活躍。 メキシコ映画「NO ONE WRITES TO THE COLONEL」で共同製作を務め、 99年度カンヌ映画祭のコンペティション部門に出品した。 サルマ・ハエックは、ちょっとワイルドなラテン系の顔立ち、 豊満な胸、ドレスの似合うスレンダーなボディが魅力の女優。 ただ外見のセクシーさと裏腹に、 演技的には西部の酒場の看板娘のような清純さと 一途さを押し出すような演技の方が得意。 その例としてあげる印象的な作品としては、 アントニオ・バンデラスを助ける本屋の店主役を演じた「デスペラード」、 結婚に不安を抱える女性モニカを演じたラッセル・クロウとの共演作 「ターニング・ラブ」(1997)、 ニューヨーカーとの愛に一途なメキシコ女性イザベルを演じた 「愛さずにいられない」(1997)、 科学者の父を探すため、ウエスト(ウイル・スミス)たちに協力する リタ役を演じた「ワイルド・ワイルド・ウエスト」(1999)がある。 セクシーな役どころでは、 吸血鬼を演じた「フロム・ダスク・ティル・ドーン」が印象的。 また、変わったところでは「パラサイト」(1998)で 怪物にとりつかれる教師役を演じている。 活躍度 △↑ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1994年「MI VIDA LOCA」 1995年「デスペラード」◆「MIDAQ ALLEY」 1996年「フロム・ダスク・ティル・ドーン」◆      「フォロー・ミー・ホーム」      「逃げる」「F.L.E.D」 1997年「ターニング・ラブ」◇「愛さずにいられない」◇ 1998年「バラサイト」◆「VELOCITY OF GARY」      「54フィフティー・フォー」◇ 1999年「ワイルド・ワイルド・ウエスト」◆「ドグマ」◆ 2001年「ホテル」 2002年「フリーダ」◇「デブラ・ウインガーを探して」 2003年「スパイキッズ3−D:ゲームオーバー」      「レジェンド・オブ・メキシコ デスペラード」 STEVE BUSCEMI   スティーブ・ブシェーミ 誕生日 1957/12/13 出身 米ニューヨーク・ブルックリン 俳優を目指し、昼は消防署勤務、 夜はスタンダップ・コミックの舞台に立ち、 その合間にアクターズ・スクールに4年通う。 ジム・ジャームッシュ監督「ミステリー・トレイン」(1989)、 「ミラーズ・クロッシング」(1990)以降のコーエン兄弟の作品、 クエンティン・タランティーノ監督 「レザボア・ドッグス」(1992)など 多数のインディペンデント映画に出演。 1996年に「トゥリーズ・ラウンジ」で 初の主演・監督・脚本をつとめた。 ブシェーミは映画の世界観の中にいて 自分の世界観で演じることができる個性派俳優。 本来、脇役は映画に出てくる大勢の登場人物の中の一人として 埋没してしまうものだが、 彼は少ない出番の中でも他の登場人物とは一線を画する演技で 存在感をアピールする。 その演技も単に目立とうとか、大げさにするとかいうものではなく、 出演映画に応じて、その映画の雰囲気にそぐわない演技をする。 彼自身はルックスや声に特徴があるわけではなく、 普通の人なのだが、 仕草やしゃべりで場の雰囲気になじまない異様な雰囲気を出すのが 実にうまく、時には主演俳優よりも印象に残ってしまう 不思議な俳優である。 活躍度 ○↑ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆☆☆★ 出演作 1984年「THE WAY IT IS OR EURYDICE IN THE QVENUE」 1986年「パーティング・グランス」「スリープ・ウォーク」 1987年「クロスカウンター」 1988年「真夜中にコール・ミー」「ハート・オブ・ミッドナイト」      「バイブス/秘宝の謎」 1989年「ワン・ナイト・オブ・ブロードウェイ」      「ニューヨーク・ストーリー」「ミステリートレイン」◆      「フロム・ザ・ダーク・サイド・ザ・ムービー 三つの闇の物語」      「ニューヨークの奴隷たち」 1990年「ミラーズ・クロッシング」◆ 1991年「レザボア・ドッグス」◆「バートン・フィンク」      「ザンダリーという女」「キング・オブ・ニューヨーク」      「ビリー・バスゲイト」◆ 1992年「イン・ザ・スープ」「トワイライト・サマー」 1993年「風と共に去る20ドル?」      「ラスト・アウトロー」「ライジング・サン」 1994年「ハードロック・ハイジャック」「未来は今」      「パルプ・フィクション」      「リビング・イン・オブリビオン/悪夢の撮影日誌」      「サムバディ・トゥ・ラブ」 1995年「デスペラード」「デンバーに死す時」 1996年「エスケープ・フロム・L.A.」「ファーゴ」◇      「トゥリーズ・ラウンジ」◆「片目のジミー」 1997年「コンエアー」◆「リアル・ブロンド」 1998年「アルマゲドン」◆「ビッグ・リボウスキ」◆      「ウェディング・シンガー」◆ 1999年「ビッグ・ダディ」◆ 2000年「28DAYS」 2001年「ファイナル・ファンタジー」(声) 「ゴースト・ワールド」◆      「モンスターズ・インク」(声) 「ドメスティック・フィアー」◆      「灰の記憶」 2002年「スパイキッズ2/失われた夢の島」 2003年「スパイキッズ3−D:ゲームオーバー」 「ビッグ・フィッシュ」 その他の出演者: Cheech Marin .... Short bartender Carlos Gomez .... Right Hand (as Carlos Gomez) Quentin Tarantino .... Pick-up Guy Tito Larriva .... Tavo Angel Aviles .... Zamira Danny Trejo .... Navajas Abraham Verduzco .... Nino Carlos Gallardo .... Campa Albert Michel Jr. .... Quino David Alvarado .... Buddy Angela Lanza .... Tourist girl User Rating: 6.8/10 (15,599 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ!」 User Comments: Jack Christal-Gattanella さん New Jersey 2000年4月29日 ワーオ この映画、ロバート・ロドリゲス監督による、 これまで見たうちで、最高のアクション映画である。 オリジナルの"El Mariachi"は、 本作ほど大作でなく、より正統的だったが、 この映画には、驚くべきアクションがある。 サルマ・ハエック。 何て、いい顔をしているんだ。 前作と似たストーリーだが、 演技も、俳優も、リアルなアクションもずっといい。 Antonio Banderas、Steve Buscemi、Cheech Marin、Danny Trejo、 そして、Quentin Tarantinoは、これまでで最高。 物静かな本屋の店主役、サルマ・ハエックの演技も、出色。 魅力的で、クールな映画だ。 とりわけ良かったのは、銃撃戦とブシェーミ。 評価は、A。 オトーサン、 「歌舞伎みたいだ」 過度の暴力沙汰はよくないし、 人が無造作に死んでいくのもどうかと思いながらも、 絵空事を楽しみました。 なかでも、好きだったのは、 バンデラスがトリオで、マリアッチを演奏するシーン。 その昔、メキシコのティアナで聞いた演奏を思い出しました。 「あの頃は、オレもまだ若かったなあ」 音楽には、思い出を喚起する強い力がありますねぇ。


13ウォーリアーズ

オトーサン、 「これ、ホラー映画だろう」 13日の金曜日は、キリストが磔刑に処せられ日。 それ以来、13が不吉な数字になったのです。、 でも、この映画、キリスト教が普及する以前、 バイキングが活躍していた時代が舞台でした。 ハリウッドが贈る一大スペクタル史劇だったのです。 原題:The 13th Warrior(1999) 監督:John McTiernan / Michael Crichton 原作;Michael Crichton 脚本;William Wisher Jr./ Warren Lewis Genre: Action / Adventure / Fantasy Rated R for bloody battles and carnage. Country: USA Language: English / Norwegian / Latin / Greek 上映時間;102分 あらすじ: ひとりのアラブ人が、 ヴェンドル族を破滅せんとする バイキングらと行動を共にする。 アングロ・サクソンの叙事詩をテーマにした書物、 "Eaters of the dead"を映画化している。 出演者: Antonio Banderas .... Ahmed Ibn Fahdlan Ibn Al Abbas Ibn Rashid Ibn Hamad (イブン) Vladimir Kulich .... Buliwyf/The 1st Warrior (第一の戦士) Maria Bonnevie .... Olga (オルガ) オトーサン、 「どこか変だなあ」 アントニオ・バンデラス、 異国的な顔立ちですが、アラブ人には、見えません。 それに、こういう泥臭い戦士役には、向いていないのでは。 やはり、この甘いマスクは、ラブ・ロマンス向きでしょう。 彼が、題名にある13番目の戦士になったのですが、 あとの戦士たち、好演しているひともいましたが、 数が多すぎて、名前を覚えきれませんでした。 女優さんの出番も、少々。 ANTONIO BANDERAS  アントニオ・バンデラス 誕生日 1960/8/10 出身 スペイン・マラガ 幼少時はプロ・サッカーに憧れるが、膝を壊し断念。 13才から地元の演劇学校に学び、 卒業と同時に小劇団に入団する。 81年、マドリッドに移り、 アンサンブル・メンバーとしてスペイン国立劇団に加わる。 82年「セクシリア」で映画デビュー。 活躍度 ◎↑ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆☆★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1982年「セクシリア」 1984年「ロス・ザンコス/竹馬の男」 1985年「マタドール<闘牛士>」      「炎のレクイエム、凶弾」 1987年「欲望の法則」「最も危険な男」 1988年「神経衰弱ぎりぎりの女たち」 1990年「アタメ」「インセスト/近親相姦」      「暴走遊戯」 1992年「マンボ・キングス/わが心のマリア」 1993年「愛よりも非情」◇ 1994年「愛の奴隷」「フィラデルフィア」◆      「愛と精霊の家」◆      「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」◆ 1995年「暗殺者」◇「デスペラード」◇      「マイアミ・ラプソディー」◇ 「フォー・ルームス」◆ 1996年「あなたに逢いたくて」「ストレンジャー」◇      「エビータ」◇ 1998年「マスク・オブ・ゾロ」◇ 1999年「13ウォーリアーズ」◇ 「バウンティ・キッド」◇ 2000年「マイ・スウィート・ガイズ」◇ 「ポワゾン」◇「抹殺者」◇ 2001年「スパイキッズ」◇ 2002年「スパイキッズ2/失われた夢の島」◇ 「フリーダ」      「バリスティック」◇「ファム・ファタール」◇ 2003年「スパイキッズ3−D:ゲームオーバー」◆      「レジェンド・オブ・メキシコ デスペラード」◇      「ジャスティス 闇の迷宮」◇ 2004年「シュレック2」(声) その他の出演者:Valhalla Omar Sharif .... Melchisidek Sven Wollter .... King Hrothgar Diane Venora .... Queen Weilew Anders T. Andersen .... Wigliff - King's Son Dennis Storhoi .... Herger the Joyous Daniel Southern .... Edgtho the Silent Neil Maffin .... Roneth John DeSantis .... Ragnar the Dour Clive Russell .... Helfdane the Fat Mischa Hausserman .... Rethel the Archer Oliver Sveinall .... Haltaf the Boy Asbjorn 'Bear' Riis .... Halga the Wise Richard Bremmer .... Skeld the Superstitious Tony Curran .... Weath the Musician Albie Woodington .... Hyglak the Quarrelsome Omar Sharif .... Melchisidek Erick Avari .... Caravan Leader User Rating: 6.1/10 (12,685 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: marksuttonieさん Ireland 2004年5月22日 黒澤史劇の焼き直し この映画、マイケル・クライトンが 北人伝説を焼き直したものをベースにしている。 有名な黒澤明の「7人の侍」の焼き直しのようなもの。 少人数の戦士が、山賊の一団から村を守る。 そして、隠れ家への追跡作戦へと続き、 最後のクライマックスは、雨中での決戦となる。 これは、疑いもなく、黒沢の傑作のハイライトと同じ。 撮影は、時々、素晴らしい。 アントニオ・バンデラスは、北国の人々に加わった アラブ人の役だが、かなり不自然である。 それに、背があまりに低すぎる!!! いかつい容貌と機知に富んだセリフが Valhallaとのデートにふさわしかった。 全体として、楽しめる映画。 借りてきて、ビール片手に、ポップコーンを食べるといい。 オトーサン、 「オマール・シャリフの出番が少なかったなぁ」 オマール・シャリフ、出来上がった映画をみて、 あまりに出番が少なくて、ガッカリ。 それが引退決意の引き金になったとか。 「共演できるなんて、夢のようだ」 アントニオ・バンデラスは、10歳のときに、 「アラビアのロレンス」をみて感激し、 以来、オマール・シャリフに憧れていたそうです。


ダークマン

オトーサン、 「ダークマン?聞いたことがないなぁ」 スーパーマン、スパイダーマン、エレファントマン、 また、レインマン、カンパニー・マン... 原題;Darkman (1990) 監督;Sam Raimi 原作;Sam Raimi 脚本;Chuck Pfarrer / Sam Raimi / Ivan Raimi Daniel Goldin / Joshua Goldin Genre: Action / Horror / Crime / SF / Thriller 上映時間;96分 あらすじ; ペイトンは、科学者。 皮膚を作り出す方法を発見した。 これは、皮膚移植分野での革命であったが、 ひとつ問題があった。、 人工皮膚は、光に当たると100分後に劣化するのだ。 ペイトンは、なぜかギャングに攻撃され、 ひどい火傷を負い、死んだものと思われた。 復讐の念に燃えたペイトンは、ダークマンになる。 人工皮膚を使えば、どんな人物の顔にもなれる。 だが、変装の効き目があるのは、100分だけだった。 出演者; Liam Neeson .... Peyton Westlake/Darkman(ペイトン) Frances McDormand .... Julie Hastings(ジュリ−) Colin Friels .... Louis Strack Jr.(ルイス) オトーサン、 「2人とも、巧いなあ」 ペイトンは、一人2役と難しい役回りです。 ジュリーも、愛するひとを失い、 その後、再会し、そしてまた醜い相手を愛する。 これまた、難しい役回りです。 でも、2人とも、きちんと感情表現が出来るので、 スムースに共感させることができるのです。 いい役者さんのいい演技に出会うと、心がトキメキます。 ルイス役のColin Frielsは、映画初出演。 苦味走ったいい男なのですが、演技が生硬で、 せっかくの映画の後半を盛り下げていました。、 LIAM NEESON  リーアム・ニーソン 誕生日 1952/6/7 出身 北アイルランド・バリメナ 活躍度 ○↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1981年「エクスカリバー」 1984年「銀河伝説クルール」「バウンティ/愛と反乱の航海」 1986年「デュエット・フォー・ワン」「ミッション」 1987年「死にゆく者への祈り」「容疑者」 1988年「ダーティーハリー5」「情熱の代償」      「ブランケット城への招待状」「サティスファクション」 1989年「パトリック・スウェイジ/復讐は我が胸に」 1990年「スピリット/傷だらけの栄光」「ダークマン」◇ 1991年「疑惑に抱かれて」 1992年「ルビーカイロ」「夫たち妻たち」「嵐の中で輝いて」 1993年「シンドラーのリスト」◇      「奇跡を呼ぶ男」「哀愁のメモワール」 1994年「ネル」 1995年「ロブ・ロイ/ロマンに生きた男」 1996年「マイケル・コリンズ」◇      「判決前夜/ビフォア・アンド・アフター」 1998年「レ・ミゼラブル」◇ 1999年「スターウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」◇      「ホーンティング」◇ 2000年「ガンシャイ」◇ 2002年「K−19」「ギャング・オブ・ニューヨーク」      「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」(声) 2003年「ラブ・アクチュアリー」 FRANCES McDORMAND  フランシス・マクドーマンド 誕生日 1957/6/23 出身 米イリノイ州 イェール大学の演劇学部で学ぶ。 84年「ブラッド・シンプル」で主役デビューし、 同映画の監督ジョエル・コーエンと結婚。 息子にペドロがいる。 「ミシシッピー・バーニング」でアカデミー助演女優賞に ノミネートされた。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1984年「ブラッドシンプル」 1985年「XYZマーダーズ」 1987年「赤ちゃん泥棒」 1988年「ミシシッピーバーニング」 1990年「ミラーズ・クロッシング」▲「ダークマン」      「理由なき発砲」 1991年「夢の降る街」 1992年「お葬式だよ全員集合!」「愛を奏でて」(TM) 1993年「ショート・カッツ」 1994年「ワイルド・メン」(TM) 1995年「ラングーンを越えて」「パルーカヴィル」 1996年「ファーゴ」「真実の行方」「ローンスター」      「ボーンメッセンジャー/真実の囁き」 1997年「モンタージュ/証拠死体」「パラダイス・ロード」 1998年「MADELINE」「TALK OF ANGELS」「輝きの海」 1999年「ブラッドシンプル/ザ・スリラー」◇ 2000年「ワンダー・ボーイズ」◆      「あの頃ペニー・レインと」 2001年「バーバー」 2002年「容疑者」「しあわせの法則」 2003年「恋愛適齢期」 その他の出演者; Larry Drake .... Robert G. Durant Nelson Mashita .... Yakitito Jessie Lawrence Ferguson .... Eddie Black Rafael H. Robledo .... Rudy Guzman Dan Hicks .... Skip Ted Raimi .... Rick Dan Bell .... Smiley Nicholas Worth .... Pauly Aaron Lustig .... Martin Katz Arsenio 'Sonny' Trinidad .... Hung Fat Said Faraj .... Convenience Store Clerk Nathan Jung .... Chinese Warrior User Rating: 6.0/10 (5,464 votes) オトーサン、 「面白かった。 もっといいスコアでもよかったのに」 User Comments: nicky cheungさん dublin, ireland 2004年月9日 スパイダーマンよりも好きだ、 私が好きな映画だというのに、 みんなが、こんなに低いスコアをつけるとは、驚きだ。 サム・ライミ監督の映画で期待していいのは、 多様なカメラワークの面白さである。 スーパー・ヒーローの映画が好きなひとには、 この映画は、欠かせないはずだ。 アクションあり、コメディあり、復讐あり、恋物語あり、 おまけに、狂った科学者の悲劇的な失恋まである。 しかも、"The Fly and American Werewolf" や 「美女と野獣」を思わせるスタイルである。 個人的には、過去最高のスーパー・ヒーロー映画だと思う。 この映画、皮肉なことに、 アメコミの原作の登場人物と違っている。 そこが、実にいい。 事実、ダークマンが持っている唯一のパワーは、 強い力と苦痛に耐える能力だけなのだ。 オトーサン、 「やっぱり、サム・ライミ監督の映画は、面白いわい」 監督の経歴は、「スパイダーマン2」で紹介済みですが、 再録しておきましょう。 SAM RAIMI サム・ライミ 誕生日 1959/10/23 出身 米ミシガン州フランクリン 監督作 1983年「死霊のはらわた」 1985年「XYZマーダーズ」 1987年「死霊のはらわたU」 1990年「ダークマン」 1993年「キャプテン・スーパーマーケット 死霊のはらわたV」 1995年「クイック&デッド」 1998年「シンプル・プラン」 1999年「ラブ・オブ・ザ・ゲーム」 2000年「ザ・ギフト」 2002年「スパイダーマン」 2004年「スパイダーマン2」 次に、IMDBから。 「元気をくれるさわやかな監督のひとり。 ライミは、特有のビジュアルなスタイルが売り。 アクロバティックなカメラワーク、 手持ちカメラでの素早いショット、 力感溢れるコミックやThree Stooges shortsに見られる 凶暴な肉体主義。 ライミは、8歳の若さで8ミリカメラで撮影をはじめ、 10代後半には、地方の企業家や医者の支援で、 最初の映画「死霊のはらわた」(1983)を作った。 この過激なホラー映画は、カンヌ映画祭でヒットし、 劇場でも、ビデオでもヒットした。 漫画アクション映画「XYZマーダーズ」(1985) がコケた後、 ライミは、続編である「死霊のはらわたU」(1987)で復活した。 最もビジュアル面で創造的なカルト映画の監督として評判になった。 ついに、大手映画会社の共同脚本家兼監督としての契約を獲得し、 アクション・ファンタジー映画「ダークマン」(1990)を撮った。 「オペラ座の怪人」の要素や コミック・ブックのスーパーヒーローを混ぜあわせたものだったが、 成功した。 続いて、「キャプテン・スーパーマーケット 死霊のはらわたV」(1993)や 西部劇の「クイック&デッド」(1995)を撮った。 ジョン・ウー監督のアメリカ・デビュー映画 "Hard Target"(1993)の共同制作者となった。 友人のジョエル&イーサン兄弟との共同脚本で、 "The Hudsucker Proxy "(1994)を手がけ、 そのセカンド・ユニットを撮影した。 また、"TimeCop"(1994)の共同制作者にもなった。 彼は、俳優としても活躍している。 "Spies Like Us"(1985)、"Except"(1987)、"Maniac Cop" (1988)、 "Intruder" (1989)、"Innocent Blood" (1992)、 TV映画"Journey to the Center of the Earth" (1993)、 そして、最も有名な"Indian Summer" (1993)では、 キャンプのおべっか使いという面白い役を演じている。


バッファロー'66

オトーサン、 「近鉄バッファローズとは、関係ないだろうな」 ナイヤガラの滝のそばに、バッファローという町があります。 野牛がたくさんいたから、そういう名前になったのでしょう。 なお、この町、ニューヨーク州に属しているのです。 原題:Buffalo '66 (1998) 監督:Vincent Gallo 原作:Vincent Gallo 脚本;Vincent Gallo/ Alison Bagnall Genre: Comedy / Drama Rated R for language, strong violent images     and scenes involving nudity. 上映時間;110分 あらすじ; ビリーは、刑務所にいる。 だが、両親は、結婚して成功していると思っている。 出所した彼は、バッファローの町で、尿意を覚え、 仕方なく、ダンス・スタジオのトイレに駆け込む。 生徒のローラを誘拐し、家に連れていき、両親に紹介する。 両親は、自分のことに忙しく、息子の彼には無関心。 だが、レイラは、彼に恋してしまう。 出演者; Vincent Gallo .... Billy (ビリー) Christina Ricci .... Layla(レイラ) Ben Gazzara .... Jimmy(ジミー) Anjelica Huston .... Jan(ジャン) オトーサン、 見終えた後、特典映像をみて、 「フーン、彼の自伝なんだ、道理で」 私小説そのものの感じで、ストーリーが進んでいきます。 撮影も、記録映画のようなタッチ。 でも、監督・脚本・主演・音楽をすべて1人でやった ビンセント・ギャロの思い入れが伝わってきます。 配役も、一風変わっていました。 レイラ役のクリスティーナ・リッチは、 それまで子役で通してきた女優さんですが、 この映画で、はじめて大人の役をもらったそうです。 幼さの残るういういしさと巨乳。 その対照が、印象的で、効果をあげていました。 ビリーの両親は、ベテラン俳優とアカデミー女優。 父親のジミーの息子に対して何とギコチないこと! でも、かれの歌は、シナトラ顔負けでした。 母親のジャン、 ご贔屓のチームが、地元バッファローズ。 そのフットボール試合のTV中継に目が釘つけになって、 久しぶりに会えた息子を放りっぱなし。 「どこも同じだなあ」 わが家でも、お目にかかる情景なので、 思わず、彼女の演技に笑ってしまいました。 VINCENT GALLO  ビンセント・ギャロ 誕生日 1962/4/11 出身 米ニューヨーク州バッファロー 活躍度 △↑ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1983年「THE WAY IT IS」 1987年「DOC'S KINGDOM」 1990年「グッドフェローズ」 1991年「KEEP IT FOR YOURSELF」 1992年「アリゾナ・ドリーム」 1994年「愛と精霊の家」「U.S. GO HOME」 1996年「ネネットとボニ」「フューネラル」 「パルーカヴィル」「バスキア」△ 1997年「気まぐれな狂気」 1998年「バッファロー66’」◇「GO!GO!L.A.」◇      「パトリシア・アークエットのグッバイ・ラバー」◆ 1999年「トリック・ベイビー」◇「TROBLE EVERYDAY」 2000年「コード」◆「ダウンタウン81」 2001年「ガーゴイル」「ストランデッド」 「ニューヨーク セレナーデ」 2003年「ブラウン・バニー」◇ その他の出演者; Mickey Rourke .... The Bookie Rosanna Arquette .... Wendy Balsam Jan-Michael Vincent .... Sonny Kevin Pollak .... TV Sportscaster Alex Karras .... TV Sportscaster John Sansone .... Little Billy Manny Fried .... The Donut Clerk John Rummel .... Don Shanks Bob Wahl .... Scott Woods Penny Wolfgang .... The Judge Anthony Mydcarz .... The Motel Clerk User Rating: 7.2/10 (5,748 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 User Comments: martinさん 2003年10月27日 いい映画だ。 否定的なコメントを見受けるが、 これは、実にいい映画だと思う。 ビリーは、誤解されたがゆえに、 暴力的になった男として登場する。 その発端は、フットボールの試合で バッファローズに大金をかけて、スッたこと。 そのために、ある男の身代わりとして刑務所入りする。 刑務所を出た後の計画も、賢明なものとはいえない。 相手を殺して、自分も死のうというもの。 だが、少女が、その計画を変えてしまうのだ! コメントのなかには、 ハッピーエンドは、不自然というものがあった。 彼は、すべてをダメにして、恋人を失う... そのほうが、リアリティがあるというのだが、 それは、あまりにもシニカルだと思う。 低予算のインディーズ映画は、 なぜ、不幸な結末でなくては、ならないのか? この映画が言いたかったのは、 一見、どうしようもない人物が、 愛によって救われるということである。 そんなもの、ハリウッド映画には、いくらでもある。 だが、そうだとしても、真剣さがまったくちがう、 私が思うに、この少女は、 ひとをはじめて愛したのではなかろうか。 それが、彼にも通じたのだ。 この映画、実に厳しくサラザラした肌合いである。 ほとんどドキュメンタリー映画といってもいいだろう。 普段、見聞きする下らないTV映画とは、 真に迫っている点では、雲泥の差がある。 この映画は、成功していると思う。 事のなりゆきで無教養となった男。 あなたも、彼の身になってみれば、 実に、魂を高揚させることのできる映画と思うだろう。 誰の身にも、多かれ少なかれ起きることなのだから、 理解するのが、さほど難しいこととは思えない。 この映画、お薦めしたい。 リアリズムと感動させる力がある。 それに正直だ。 5点満点で、5点! オトーサン、 「どこにでもある、お話しだけどなぁ」 ある恵まれない青年、負け犬といっていいでしょう。 その彼が、愛によって、敗者復活戦で勝利する。 「世界の中心で愛を叫ぶ」 そう、あなたこそ、愛の発光体なのだ。 そんなことを言われると、照れてしまいそうですが、 この映画、監督の自叙伝がゆえに、 ある種のリアリティと説得力があります。 オトーサン、 「そういえば、 オレも、ある少女の愛によって、救われたんだっけ。 そうでなかったら、今頃、どんな人間になっていただろう?」 多かれ少なかれ、みんなが体験していることでは ないでしょうか?


ラリー・フリント/裸の星条旗

オトーサン、 「思い出すなあ」 その昔、アメリカ出張の帰り、 後生大事にポルノ雑誌を持ち帰りましたが、 入国の際、みつかって別室で連行され、 着衣すべてを脱がされて、所持品検査をされました。 「あんなヘアーなんかでなぁ...」 今となっては、考えられないこと。 まだ、成田空港が開港していない頃の話です。 この映画、「プレイボーイ」誌よりも過激な ポルノ雑誌の発行人をめぐってのお話です。 原題;The People vs. Larry Flynt(1996) 監督;Milos Forman 脚本;Scott Alexander / Larry Karaszewski Genre: Drama / Comedy Rated R for strong sexual material, nudity, language     and drug use. Country: Canada / USA Language: English 上映時間;129分 あらすじ: ラリーフリントは、不愉快な快楽主義者にして、 「ハスラー・マガジン」の不屈の発行者。 この映画は、彼のポルノ雑誌発行を死守する闘いが、 どのようにして、表現の自由を守る闘いへと 変質していったかを描いている。 出演者: Woody Harrelson .... Larry Flynt (ラリーフリント) Courtney Love .... Althea Leasure(アリシア) Edward Norton .... Alan Isaacman (アラン) オトーサン、 「アカデミー賞級の演技!」 それも、ウディ・ハレルソン、コートニー・ラヴ、 そして、エドワード・ノートンの3人が揃いも揃ってですから、 見応えがありました。 WOODY HARRELSON  ウディ・ハレルソン 誕生日 1961/7/23 出身 米テキサス州ミッドランド 押しの強い強烈な個性が魅力の俳優。 オハイオ州レバノンで育ち、 インディアナ州ハノーヴァー大学で舞台芸術と英語を専攻した。 卒業と同時に俳優を志して、ニューヨークに移り、 1年後にニール・サイモンの「ビロクシー・ブルーズ」で 舞台デビューを果たす。 TVシリーズ「チアーズ」のバーテンダー役が有名。 映画は「ワイルド・キャッツ」がデビュー作。 96年「ラリーフリント」でアカデミー主演男優賞にノミネートされた。 活躍度 ○↑ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1986年「ワイルド・キャッツ」 1988年「恋人たちのキャンパス」「結婚の条件」 1991年「ドク・ハリウッド」「L.A.ストーリー/恋が降る街」 1992年「ハード・プレイ」 1993年「幸福の条件」 1994年「ナチュラルボーン・キラーズ」「ハリウッド・トラブル」      「カウボーイ・ウェイ/荒野のヒーローNYへ行く」 1995年「マネートレイン」 1996年「キングピン・ストライクへの道」「心の指紋」      「ラリー・フリント/裸の星条旗」 1997年「ウェルカム・トゥ・サラエボ」 1998年「ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ」◆      「シン・レッド・ライン」◆「パルメット」◇      「ハイロー・カントリー」◇ 1999年「エドtv」◇「オースティン・パワーズ:デラックス」 2000年「マイ・スウィート・ガイズ」◇ 2003年「N.Y.式ハッピー・セラピー」 COURTNEY LOVE  コートニー・ラヴ 誕生日 1965/7/9 出身 米カリフォルニア州サンフランシスコ ロックバンド”ホール”のリード・ボーカルで 94年にドラッグ中毒で自殺した ニルヴァーナのカート・コバーンの恋人として有名。 13才の時、ロック・スターになるのを夢見て、 世界各地を放浪した後、 86年「シド&ナンシー」の端役で映画デビュー。 「ラリー・フリント」でニューヨーク評価協会賞助演女優賞を受賞した。 活躍度 △↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1986年「シド&ナンシー」 1987年「ストレート・トゥ・ヘル」 1988年「テープヘッズ」 1996年「バスキア」「フィーリング・ミネソタ」      「ラリー・フリント/裸の星条旗」 1998年「200本のたばこ」◇ 1999年「マン・オン・ザ・ムーン」◇ 2000年「バロウズの妻」◇ 2002年「コール」◆ EDWARD NORTON  エドワード・ノートン 誕生日 1969/8/18 出身 米メリーランド州コロンビア 高校時代から演劇活動を開始し、 イェール大学史学科を卒業後、ニューヨークに移る。 94年にエドワード・オルビー作「fragment」の初演に キャスティングされ、 以降シグニチャー・シアター・カンパニーのメンバーとして 数多くの舞台に立つ。 映画デビューは96年「真実の行方」。 アカデミー助演男優賞にノミネートされ、 ゴールデン・グローブ助演男優賞を手にした。 98年「アメリカン・ヒストリーX」では アカデミー主演男優賞にノミネートされる。 彼の父は連邦主席検察官で母は元高校教師。 建築家である祖父の仕事の関係で、 大学卒業後に大阪に住んでいた時期もある。 活躍度 △↑ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1996年「真実の行方」◇「ラリー・フリント/裸の星条旗」◆      「世界中がアイ・ラヴ・ユー」◆ 1998年「アメリカン・ヒストリーX」◇      「ラウンダーズ」◆ 1999年「ファイト・クラブ」◇ 2000年「僕たちのアナ・バナナ」◇ 2001年「スコア」◇ 2002年「レッド・ドラゴン」◇「フリーダ」「25時」◇      「デス・トゥ・スムーチー」◇ 2003年「ミニミニ大作戦」◇ その他の出演者; Brett Harrelson .... Jimmy Flynt Donna Hanover .... Ruth Carter Stapleton James Cromwell .... Charles Keating Crispin Glover .... Arlo Vincent Schiavelli .... Chester Miles Chapin .... Miles James Carville .... Simon Leis Richard Paul .... Jerry Falwell Burt Neuborne .... Roy Grutman Jan Triska .... The Assassin Cody Block .... 10-Year-Old Larry Ryan Post .... 8-Year-Old Jimmy User Rating: 7.2/10 (10,962 votes) オトーサン、 「おお、7点台だ!当然だ!!」 アカデミー賞ノミネート 監督賞: ミロシュ・フォアマン 主演男優賞: ウディ・ハレルソン User Comments: Filmjack3 さん Jersey 2000年9月12日 今年最高の映画。 アカデミー賞にノミネートされた ミロシュ・フォアマン監督のこの映画は、素晴らしい。 表現・言論の自由を保証した 憲法修正第1項の問題は、さておいても、 人々が、どんなにフリントを好きだったかが分かる。 焦点が当たるのは、ひとりの男。 伝説的なポルノ雑誌「ハスラー」の発行人である ラリー・フリントを、ほぼ完璧に演じたのは、 これまた、アカデミー賞にノミネートされたウディ・ハレルソン。 (私の意見では、これは最高のポルノ雑誌だと思う) ラリー・フリントは、 世論、教会、一般大衆から、厳しい非難を浴びた。 だが、彼は、いかなる犠牲を払っても、闘い抜いた。 (銃撃されて、下半身麻痺になった) 彼のメッセージは、こうである。 キライだからという理由だけで、 出版したい私をとめることは出来ない。 ミロシュ・フォアマン監督は、 このドラマを5つ星の俳優たちで固めた。 ウディ・ハレルソン、悲劇の女王で恋人役のコートニー・ラヴ、 そして、なかでも、エドワード・ノートンが 悩みぬきながら闘いをやめない弁護士を好演している。 恥じることはない。 この映画は、映画史に残るだろうし、 同じく、ハスラー・マガジンも歴史に残るだるろう。 なお、ラリー・フリント本人が、シンシナティの判事として、 また、Norm MacDonald が記者役として出演している。 評価は、A+。 オトーサン、 「週刊文春と田中真紀子のケンカを思い出すなあ」 娘さんが、離婚したという記事で 烈火のごとく怒った田中真紀子代議士が、 週刊文春の発行差し止めを東京地方裁判所に申し立てました。 地裁が、それを認めたので、言論の自由を犯す暴挙として 週刊文春が東京高裁に異議を申し立て、大問題になりました。 マスコミや大衆の多くは、 「大体、週刊誌はケシカラン。 他人の恥部を興味本位に暴きたてやがって」 と発行禁止は英断と、好意的でした。 でも、立花隆さんが筆頭に立って、週刊文春の擁護に回りました。 その理由が、この映画に出ている憲法修正第1項。 いかなる理由があれ、 (不快だろうと何だろうと) 表現・言論の自由は、これを保証する。 アメリカを活力ある社会に保つために 必要不可欠のものだからである。 その結果、高裁は、地裁判決をくつがえして、 週刊文春の発行禁止をやめさせたのです。 オトーサン、 「オレの意見は、許されるだ!」 昨日、問題提起したアダルト・サイトの是非についてですが。、 表現・言論の自由の観点から、 たとえ好ましく思わないとひとがいたとしても、 それをプロ野球参入の条件にしては、イケナイと思います。 この映画で、ラリー・フリントがこう言い放っています。 「殺人は、善か?悪だろう。 じゃ、殺人の現場写真は、悪なのか? セックスは、悪か? そうとは言えんだろう。 じゃ、なぜ、セックスの写真だけが悪なんだ?」 この論法を援用すれば、 アダルトサイトを問題にしている ナベツネやツツミは、どうでしょう? 選手獲得に裏金を出すのは、善か? 悪でしょう。 証券取引所や株主を騙すのは、善か?悪でしょう。 悪人が構成するオーナー会議で、 アダルトサイトの是非を議論していいのでしょうか? いいのです。勿論。 でも、茶番劇であることには、変わりありません。 オトーサン、 「えへへ」 この映画のラストシーン。 死んだ妻をしのんで、ラリー・フリントがこう言います。 「脱げよ。若いうちに。いい思い出になる」 ナベツネも、ツツミも、 もう、そんな風に思える年になっているのでは? アダルトサイトごときに目クジラを立てるヒマがあるなら、 死ぬ前に、もっとやるべきことがあるでしょうに。 生の輝きのシンボルであるセックスに、 もっと市民権を与える必要があるのではないでしょうか? オトーサン、 「でも、セックスで満足して、 そこで立ち止まってしまうひとが多すぎる」 その先、つまり、愛の世界をもっと極めるべきではないでしょうか? 愛は、若い頃の占有物でも、一時の気の迷いでもありません。 生涯をかけて追求すべきものなのです。 拙著「愛の哲学」、一見すると難しい題名ですが、 そんな観点から、若いひとたちと数年の間、研究会を続け、 古今東西の文献を探索し、議論をまとめたもの。 愛を知らずに、人生を送るのは、あまりにも気の毒。 この映画の女主人公にも読ませてあげたかった。 あんな悲惨な終わりを迎えずに済んだだろうに。


フィアー・ドット・コム

オトーサン、 「今日で4本目。あるもんだなあ」 正直言って、ネット関連の映画がこんなにあるとは、 思いもよりませんでした。: 原題:FearDotCom (2002) 監督:William Malone 原作;Moshe Diamant 脚本:Josephine Coyle Genre: Horror / Thriller / Crime Rated R for violence including grisly images of torture,     nudity and language. Country: UK / Germany / Luxembourg / USA Language: English 上映時間;101分 あらすじ: 4人の死体がNYで発見された。 なぜ、なぜ、なぜ? 偶然の一致なのか? 彼らは、フィア・ドット・コムを見たあと48時間以内に死んでいた。 タフな刑事マイクは、保健省のテリーと協力して この不思議な死について捜査する。 だが、この原因を究明するためには、 そのサイトに当たってみるしかなかった... 出演者: Stephen Dorff .... Detective Mike Reilly (マイク) Natascha McElhone .... Terry Huston(テリー) Stephen Rea .... Alistair Pratt, 'The Doctor'(ドクター) オトーサン、 「まあ、みんな並みの演技だなあ」 マイク役のスティーブン・ドーフ、美男子ですが、 主役に必要なある種のオーラに欠けています。 テリー役の女優さん、知的で繊細な演技をしていました。 ナターシャ・マケルホーン。 ナターシャというからには、ロシア系なのでしょうか? 経歴紹介は、この2人としましょう。 STEPHEN DORFF  スティーブン・ドーフ 誕生日 1973/7/29 出身 米ジョージア州アトランタ 父は映画音楽の作曲家。 9才から演技を始め、 「ファミリー・タイズ」などのTVドラマを経て、 87年にカナダ映画「ザ・ゲート」と映画デビュー。 92年に二千人以上の候補者の中から選ばれて 主役の高校生ボクサーを演じた「パワー・オブ・ワン」で注目される。 94年の「バック・ビート」での早逝したビートルズ五人目の男 スチュアート・サトクリフ役も高く評価された。 デビュー時からルックスの良さでは、 ブラッド・ピットやレオナルド・ディカプリオを上回る美形俳優である。 しかし、ルックスを売りするのを嫌ってか、イメージにとらわれず、 様々な役に挑戦している。 95年の「I SHOT ANDY WARHOL」でのゲイの役、 96年の「ブラッド&ワイン」での母を事故死させた養父 (ジャック・ニコルソン)と対決する息子ジェイソン役、 97年「バッド・デイズ」の凶悪な犯罪者スキッパー、 98年「ブレイド」でウェズリー・スナイプスと戦う 敵吸血鬼フロスト役、 99年「ウィズ・アウト・ユー」での映画監督ジェイク役など 常に新しい役を選んでいるところに 彼の演技への向上心の高さが伺える。 ただ、華やかなデビュー時と比べると、 演技派に固執するあまり、確かに演技力はあるが、 年々地味な俳優にシフトしていっているのが気になるところ。 もう少しルックスの良さをアピールしても損はないと思うのだが。 活躍度 △↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1987年「ザ・ゲート」 1991年「わたしを助けて/レスキュー・ミー」「この愛を忘れない」 1992年「パワー・オブ・ワン」◇ 1993年「ジャッジメント・ナイト」 1994年「バック・ビート」◇「S.F.W メディアへの銃弾」◇      「イノセント・ライズ」 1995年「I SHOT ANDY WARHOL」 1996年「スペース・トラッカー」「ブラッド&ワイン」 1997年「バッド・デイズ」 1998年「ブレイド」◇ 1999年「ウィズアウト・ユー」◇ 2000年「セシル・B ザ・シネマ・ウォーズ」◇ 2001年「ズーランダー」▲「クレイジー・ワールド」◆ 2002年「フィアー・ドット・コム」◇「デュース・ワイルド」      「スティール」 2003年「コールド・クリーク 過去を持つ家」 NATASCHA McELHONE  ナターシャ・マケルホーン 誕生日 1971/3/23 出身 英ロンドン ロンドン・アカデミー・オブ・ミュージック・ アンド・ドラマティック・アートで演技を学ぶ。 「モンテ・クリスト伯」「夏の夜の夢」など数多くの舞台に出演後、 「サバイビング・ピカソ」で本格的な映画デビュー。 活躍度 △↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1996年「サヴァイビング・ピカソ」◆ 1997年「デビル」◆「ダロウェイ夫人」◇ 1998年「トゥルーマン・ショー」◆「RONIN」◇ 1999年「恋の骨折り損」◆ 2000年「バイオ・ディザスター」◆ 2001年「キリング・ミー・ソフトリー」◆ 2002年「フィアー・ドット・コム」◇ 2002年「しあわせの法則」◆ 2003年「ソラリス」◇ その他の出演者; Udo Kier .... Polidori Amelia Curtis .... Denise Stone Jeffrey Combs .... Sykes Nigel Terry .... Turnbull Gesine Cukrowski .... Jeannine Michael Sarrazin .... Frank Bryant Jana Guttgemanns .... Little Girl Anna Thalbach .... Kate Siobhan Flynn .... Thana Brinkman Evie Garratt .... Albino Woman Lex Kreps .... Tenant Joan McBride .... Mrs. Richardson User Rating: 3.2/10 (4,169 votes)        bottom 100: #83 オトーサン、 「おお、サイテー!」 ワーストの83位でした。 User Comments: Jacob Tannerさん Oshawa, Ontario 2004年8月13日 この映画、 誰かが、いいアディアだと考えたにちがいない。 この映画、出しから列車による轢死ときた。 普通、映画の出だしというものは、 結末に至るストーリーの運びを多少なりとも示唆する。 観客は、振り返ってみて、 そうか、こういう意味だったのかと了解する。 この映画では、そうしたものは全くない。 筋書きときたら、絹糸でわずかにつながっているだけ。 奇妙だと思ったのは、このサイトの作り手だ。 見たら最後、死を招くようなサイトなのに、 なぜ、そんなに簡単なアドレスを設定したのだろうか? そうした簡単なアドレスがあるということは、 法律では、こうした奴らの面白いサイトを 規制できないということなのだろうか? まあ、これは、この映画の一観点に過ぎない。 (他にも多々あるが、 せっかくの楽しみを初手から奪うこともあるまい。 自虐的で、出かけていって、借りる人もいるだろうから) 演技は、苦痛なほど、ひどい。 主役2人の間に愛情が増していくシーン、 見せ場なのだろうに、火花をまったく感じなかった。 一秒たりとも、信じられなかった。 また、好かないのは、 多くのシーンで、人々が異常な精神状態になるものの、 その後、数10分は、再登場しないということだ。 私の忠告。 この映画は見ないほうがいい。 そんなお金があったら、 もっと安く楽しめるものを買ったほうがいい。 オトーサン、 「リングのマネかしらん」 いずれにせよ、安直な作りでした。 ところで、 プロ野球への新規参入を目指す 楽天とライブドアの審査がいま行なわれていますが、 両社のHPから、やすやすとアダルト・サイトに行けることが 問題になりました。 楽天の三木谷社長は、国会答弁で逃げましたが、 ライブドアの堀江社長が、堂々と反論していました。 リンクを規制するというのは、この商売を否定することになる。 みなさんは、どう思われますか? オトーサンの考えは、 明日の、ほのぼの批評で、ご紹介しましょう。


デス・サイト

オトーサン、 「埼玉県で集団自殺事件!」 亡くなった7人は、自殺サイトで知りあったようです。 昨年の自殺サイトによる死者は、34人だったとか。 これからは、こうした映画が増えていくでしょう。 原題:Il Cartaio (2004) The Card Player 脚本;Dario Argento / Franco Ferrini Genre: Thriller/ Horror Country: Italy Language: English 上映時間;96分 あらすじ: 警部補アンナは、連続殺人犯と危険なゲームを強いられる。 もし負ければ、痛めつけられた犠牲者が ネット画面でクローズアップされ、 喉を切り裂かれるのを目撃しなければならない。 彼女は、英国警官ジョンと組み、 殺人犯の身元を割り出そうとする。 出演者: Stefania Rocca .... Anna Mari(アンナ) Liam Cunningham .... John Brennan(ジョン) Silvio Muccino .... Remo (レモ) オトーサン、 紅一点のアンナ役は、ステファニア・ロッカ。 「うまいなあ。好きなタイプだなぁ」 イタリアの人気若手女優だそうですが、哀愁たっぷり。 メイクのせいか、実年齢よりも、老けてみえます。 「2人とも、似てるなあ」 リーアム・カニンガムは、ジャン・レノによく似ていますし、 ポーカーの天才青年、レモ役のSilvio Muccinoは、 若い頃の庄司薫さんに雰囲気がそっくりです。 STEFANIA ROCCA  ステファニア・ロッカ 誕生日 1971/4/24 出身 イタリア・チューリン イタリアの人気若手女優。 94年「POLIZIOTTI」で映画デビュー。 TVでは「THE BIBLE」でゲイリー・オールドマンと共演している。 「リプリー」ではジュード・ロウの愛人役で出演。 活躍度 ▲↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆★★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1996年「ニルヴァーナ」 1999年「リプリー」◆「恋の骨折り損」◆ 2002年「復活」 2004年「デス・サイト」 LIAM CUNNINGHAM  リーアム・カニンガム 誕生日 1961/6/2 出身 アイルランド・ダブリン 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1995年「草原とボタン」「トゥルーナイト」      「リトル・プリンセス」 1996年「日蔭のふたり」 2001年「ドッグ・ソルジャー」 2004年「デス・サイト」 その他の出演者; Claudio Santamaria .... Carlo Sturni Fiore Argento .... Lucia Mia Benedetta .... Francesca Antonio Cantafora .... Constable Chief Marini Pier Maria Cecchini .... Flying Squad Chief Cosimo Fusco .... Berardelli Vera Gemma .... Third Victim Francesco Guzzo .... Anti-hacker Claudio Mazzenga .... Mario Adalberto Maria Merli .... Chief of Police Ulisse Minervini .... Alvaro Alessandro Mistichelli .... Anti-Hacker 2 Luis Molteni .... Medical Examiner Mario Opinato .... Inspector Morgani Micaela Pignatelli .... Prof. Terzi Jennifer Poli .... Christine Girdler Conchita Puglisi .... Marta Elisabetta Rocchetti .... Second Victim Gualtiero Scola .... Crime Scene Investigator Giovanni Visentin .... Homicide Squad Chief User Rating: 4.4/10 (186 votes) オトーサン、 「おっ、こんなに低いとは」 死体のクローズ・アップは正視できませんでした。 User Comments: AKasch さん 2004年8月27日 今年最高の愉快なコメディ... まずもって、言っておきたい。 私は、ダリオ・アルジェントの大フアンだ。 彼の映画は、ほとんど見ている。 スタイル、想像力、ひねりは、30年経っても新しい。 多くのフアンに賛同してもらえると思うが、 このイタリアの巨匠は、「オペラ座の怪人」で、失敗した。 新作でカンバックしてくれればと願っていた... だが、残念なことに、沈滞したままだった。 事実、この映画、信じられないほど悪い。 あらゆる悪さのために、却って良くなっている。 演技、ダビング、脚本、みなヒドイが その結果、意図せずしてコメディになっている。 この映画、新ミレニアムの"Showgirls"になれただろう。 オトーサン、 「怖かった。こんなこと久しぶりだ」 これで不出来だなんて、信じられません。 華麗なイメージ、女主人公アンナの丁寧な描き方、 スリルを高めていく編集や効果音・音楽の使い方。 そのいずれをとっても、実に見事なもの。 「大したものだ。スゴイ監督だ!」 早速、経歴を見てみましょう。 DARIO ARGENTO  ダリオ・アルジェント 誕生日 1943/9/7 出身 伊ローマ 監督作 1969年「歓びの毒牙」 1970年「わたしは目撃者」 1971年「4匹の蠅」 1975年「サスペリア」 1977年「サスペリア2」 1980年「インフェルノ」 1982年「シャドー」 1984年「フェノミナ」 1986年「デモンズ」 1987年「オペラ座/血の喝采」 1990年「マスター・オブ・ホラー・悪夢の饗宴」 1993年「トラウマ/鮮血の叫び」 1995年「スタンダール・シンドローム」 2001年「スリープレス」 次に、IMDBから。 ホラー映画の監督。 カルト・フアンのお気に入り。 近代の"splatter"映画に多大な影響を及ぼした。 この業界には、脚本家として入り、 Bernardo Bertolucci とは、 "Once Upon a Time in the West" (1969)を共同脚本を書いた。. 彼の最初の監督作品は、 "The Bird With the Crystal Plumage"(1969) と "Cat o' Nine Tails" (1971)だった。 これは、古いペニー貨幣を筋書きの小道具に使い、 ヒッチコック映画風の恐ろしい味付けをしている。 "Deep Red"(1975)、"Suspiria" (1977)、 そして、"Inferno" (1980)で、 ダリオ・アルジェント監督は、 イタリア・ホラー映画の巨匠 Mario Bava の影響を受けて 持ち前の華麗なビジュアル・スタイルに磨きをかけた。 有名な衝撃的イメージと筋書きにあわせた特有の色使いである。 "Creepers"(1985)と"Opera" (1987)は、 10年経過した後に、 ビジュアル・テクニックの傑作と評価されたものの、 心をかき乱すビジョンや サディスティックなお戯けのために、 本流を行く映画監督にはなれなかった。 彼は、一転して、"Dawn of the Dead" (1978) と " Demons (1986)"を製作・監督した。 彼と友人のGeorge Romeroは、 "Two Evil Eyes" (1991)を共同監督した。 長い間棚さらしになっていたホラー映画だったが、 ようやく上映されたものの、 熱狂的フアンですら興奮させることが出来なかった。 1993年、彼はアメリカに戻り、 もう1本の英語映画"Trauma"を作った。 (有名なアメリカの俳優たちが出演していた) 最後に、彼の有名な問題発言をご紹介しましょう。 「私は、女好きだ。それも美人の。 いい顔や肢体をしていたら、ブスよりも、 美女たちが殺されるほうを見たいものだ。 この点について、弁解する気など毛頭ない。 他人がどう思おうと構やしない。 この問題について正直に話すと、記者たちは、 いつもインタビューをやめて部屋から出ていったものだ」


ケーブルガイ

オトーサン、 「無料で有料放送が見られる?」 3万円も出せば、そんなドラエモンのような 夢のTVチューナーが秋葉原で買えるそうです。 この映画でも、有料放送が無料で見られるシーンがあって 大変愉快でした。 原題:The Cable Guy (1996) 監督:Ben Stiller 脚本:Lou Holtz Jr. Genre: Comedy / Drama / Thriller Rated PG-13 for dark thematic elements and crude humor. Country: USA Language: French / English 上映時間;96分 あらすじ; スティーブンは、ガールフレンドと気まずくなって、 アパートの部屋を追い出される。 新しいアパートを探し、50ドルで無料のCATVを ケーブル・マンのチップに取り付けてもらう。 スティーブンは、チップの手錬れた仕事振りに興味を抱く。 だが、チップは、これを親友が出来たと勘違いする。 スティーブンが、冷めたくすると、 チップは、スティーブンの人生を破壊しにかかる。 背景には、弟を殺した昔の子役の裁判があった。 出演者; Jim Carrey .... The Cable Guy (ケーブル・ガイ)) Matthew Broderick .... Steven M. Kovacs(スティーブン) Leslie Mann .... Robin Harris (ロビン) オトーサン、 「新境地だ!」 ジム・キャリーといったら、お笑いやオーバー・アクション。 それが、この映画では、ホラー映画のような陰惨な表情です。 相手役のマシュー・ブロデリック、好感の持てる若手俳優。 演技がうまいのは、親譲りでしょう。 JIM CARREY  ジム・キャリー 誕生日 1962/1/17 出身 カナダ・オンタリオ州 15歳にして学校生活をやめ、トロントに出る。 4年間に亘ってカナダ各地のコメディ・クラブを回って、 人気を得た後、ロサンゼルスに移住。 サンセット・ストリップにある ミッツィ・ショアーズ・コメディ・ストアに腰を落ち着けた。 NBCのコメディ・シリーズ「THE DUCK FACTORY」でレギュラー。 映画は95年「ジム・キャリーはMr.ダマー」が 3億5千万ドルの興業収益を上げるヒットで一躍スターに。 活躍度 ◎↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆☆★ 出演作 1983年「ラバー・フェイス」 1984年「ジム・キャリーのスキーでヤッホー大作戦!」      「マネーハンティングUSA/500万ドルを追いかけろ」 1985年「ワンス・ビトゥン/恋のチューチューバンパイア」 1986年「ペギー・スーの結婚」 1988年「ダーティー・ハリー5」 1989年「ピンク・キャデラック」「ボクの彼女は地球人」 1990年「ハイ・ストラング」 1994年「ジム・キャリーはMr.ダマー」◇      「エース・ベンチュラ」◇「マスク」◇ 1995年「バットマン・フォーエヴァー」◆      「ジム・キャリーのエースにおまかせ!」◇ 1996年「ケーブルガイ」◇ 1997年「ライアー・ライアー」◇ 1998年「トゥルーマン・ショー」◇「サイモン・バーチ」 1999年「マン・オン・ザ・ムーン」◇「グリンチ」◇ 2000年「ふたりの男とひとりの女」◇ 2001年「マジェスティック」◇ 2003年「ブルース・オールマイティ」◇ MATTHEW BRODERICK  マシュー・ブロデリック 誕生日 1962/3/21  出身 米ニューヨーク 父は俳優ジェームズ・ブロデリック、母パトリシアは脚本家。 グリニッジビレッジで育ち、 高校卒業直前の79年、父との共演で舞台デビュー。 82年「キャッシュマン」で映画デビュー。 活躍度 △→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1982年「キャッシュマン」 1983年「ウォーゲーム」 1985年「レディホーク」 1986年「フェリスはある朝突然に」 1987年「飛べ、バージルプロジェクトX」 1988年「トーチングトリロジー」「ブルースが聞こえる」 1989年「ファミリービジネス」「グローリー」 1990年「ドン・サバティーニ」 1992年「マシュー・ブロデリックの緊急事態」 1993年「ロマンスに部屋貸します」      「黄昏のブロードウェイ/ライフ・イン・シアター」 1994年「ライオンキング」(声)「ケロッグ博士」      「ミセス・パーカー〜ジャズ・エイジの華」 1996年「ケーブル・ガイ」「インフィニティ/無限の愛」 1997年「恋におぼれて」 1998年「ゴジラ/GOZILLA」 1999年「ハイスクール白書/優等生ギャルに気をつけろ」      「GO!GO!ガジェット」 2003年「惑星「犬」。」(声) その他の出演者; Jack Black .... Rick George Segal .... Steven's father Diane Baker .... Steven's mother Ben Stiller .... Sam Sweet/Stan Sweet Eric Roberts .... Eric Roberts Janeane Garofalo .... Medieval Times waitress Andy Dick .... Medieval Times host Harry O'Reilly .... Steven's boss David Cross .... Sales manager Amy Stiller .... Steven's secretary Owen Wilson .... Robin's date Keith Gibbs .... Basketball player User Rating: 5.5/10 (14,159 votes) オトーサン、 「こりゃ、低すぎる」 User Comments: darkjoshさん Los Angeles, CA 2000年8月29日 ジム・キャリー、最高の演技 最初に上映されたとき、 この映画、尋常でないスタートとなった。 ジム・キャリーと彼のドタバタの躁病で間のぬけた喜劇は、 ひとびとにとって、分からないか、好きかのどちらかだ。 彼の出演料が2000万ドルと聞いて、期待はいやがうえにも高まった。 陽気な痴呆症的演技が、フルに展開されると、誰もが期待した。 キャリーは、確かに、チップ役に狂気の雰囲気を持ち込んでいる。 独り者で、TV中毒で、気味の悪いケーブルTVの据付業者で、 マシュー・ブロデリックの方には、その気もないのに、 親友と思いこんでしまった。 (したがって、神経質で混乱させる雰囲気が映画全体に充満している). だが、この映画、ジム・キャリーの他の映画とは、異質である。 愉快でもないし、お遊びも少ない。 愉快な魔法を使っているものの、そうおかしくないのだ。 そこで、大きな問題が発生する。 人々のイメージと違うのだ。 ブラック・ユーモアから暗闇そのものに転落している。 どのシーンでも、彼は、バカなことはしない。 その代わり、彼は、偏執狂で極端で、2つの顔をもつ変質者になるのだ。 その結果は? 「トゥルーマン・ショー」のTruman Burbankには敵わないが、 これまでで最高の演技のひとつとなったのである。 確かに、死に至るまでの物語がある。 普通の男が精神異常者に出会い、つきまとわれる。 だが、ジム・キャリーがマシュー・ブロデリックを、 実に不愉快な状況に引っぱりこむシーンは愉快だった。 彼の両親にポルノのパスワードを当てさせるのだ。 (キャリーが、ボロディックの耳にクチを寄せて、 乳首、ヴァギナなどと囁くあたりは、サイコーだった) この映画、これまでのジム・キャリーを見たいと思った フアンには、向いていない。 愚かで、間抜けな、どたばたコメディではないからだ。 だが、ブラック・コメディ好きのフアンなら、 生真面目で興味深い天才的な俳優ジム・キャリー の新境地を見るのは、うれしいことだろう。 10点満点で8点。 オトーサン、 「パスワードかぁ」 みなさんは、いかがですか。 物覚えが悪いので、暗証番号を間違えて 大変、困ったことがありました。 NYで、シティバンク・カードで現金を引き出そうとして、 2、3度、入れ間違えたら、全く使えなくなりました。 金欠で、以後の旅行の厳しかったこと。 「あまり分かりやすい番号も危険だし... かといって、特殊な番号だと忘れやすいし... 困ったもんだ」 憧れの情報社会が実現しましたが、 実に厄介で面倒な社会ということが分かってきました。


マーダー・ネット

オトーサン、 「最近、迷惑メールが増えたなぁ」 もらったメールのほとんどが、迷惑メールなんていう日も。 NYにいる娘などは、自宅のパソコンのメールは見ないとか。 そんなことで、この映画、ちょっと気になりました。 原題;Three Blind Mice (2003) 監督;Mathias Ledoux 脚本;Mikael Ollivier Genre: Crime / Thriller Rated R for sexuality/nudity, violence and language. Country: France / UK Language: English 上映時間;93分 あらすじ; トムは、若きコンピュータの専門家。 いつもネットに向き合っている。 定期的にキャシーのサイトをチェックして、 彼女とプラトニック・ラブの状態になっている。 2人は、ネットを通じてしか会ったことはない。 ある日、トムが、ネットしているとき、 キャシーが目の前で殺される。 だが、警察に通報したものの、 彼女の実名も住所も知らなかった.... 明らかに唯一の目撃証人。 そんなことで、トムは、 若いウェブ専門家の刑事クレアの捜査対象になる。 2人は、協力して、実際に何が起きたかを調べるが、 判明してきたのは、実に怪しげな事実だった... 出演者; Edward Furlong .... Thomas Cross (トム) Emilia Fox .... Claire Bligh(クレア) James Laurenson .... Storbest (ストーベスト) オトーサン、 「この俳優、好感もてる」 トムを演じたエドワード・ファーロング、 経歴を見ると、若手有望株のようです。 EDWARD FURLONG  エドワード・ファーロング 誕生日 1977/8/2 出身 米カリフォルニア州グレンデイル 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1991年「ターミネーター2」◇ 1992年「ペットセメタリー2」◇「アメリカン・ハート」 1993年「母の贈りもの」 1994年「ブレイン・スキャン」◇ 1995年「リトル・オデッサ」 1996年「判決前夜/ビフォア・アンド・アフター」      「グラス・ハーブ/草の竪琴」 1998年「アメリカン・ヒストリーX」◇      「I LOVE ペッカー」◇ 1999年「デトロイト・ロック・シティ」◇ 2000年「アニマル・ファクトリー」 2002年「マーダー・ネット」 その他の出演者; Chiwetel Ejiofor .... Mark Hayward Ben Miles .... Lindsey Elsa Zylberstein .... Nathalie Cross Peter Wight .... Tomlinson Craig Kelly .... Frank Cross Sara Stewart .... Chapman Adam James .... 1st Exec Paul Bazely .... 2nd Exec John Guerrasio .... 3rd Exec Nick Lucas .... Lawyer Hannah Eckersley .... Storbert's Daughter Martin Wenner .... Jorn User Rating: 4.3/10 (137 votes) オトーサン、 「低いなぁ」 最後が腰砕けになりました。 User Comments: TheatreXさん Lousyville, KY 2004年3月21日 死角 これは、英仏合作映画。 エドワード・ファーロングが主演している。 しょっぱなから、殺人事件。 登場しているのが、彼だとは全く分からなかった。 とにかく、これは、かなり混乱させる映画だ。 何が起きているのか分からない。 だが、もう一度見たいと思うだろうか? この怪しげなサイト、実存するのかどうか分からないが、 そのサイトでは、女性が夕食を取り、殺されるシ−ンを 見ることができる。 これは、ファイアウォール、ハッキング、のぞき趣味。 そうしたサイトに手を出す人たちだけに魅力的な映画だ。 プラス面を上げるならば、 雰囲気はそう悪くないし、音楽もなかなかいい。 政府や警察と共謀している経営者が登場するに及んで、 この映画、お定まりの展開になっていく。 期待させたが、なにやら分からないままに終わった。 説明不足のまま、あまりにスピーディに進むので、 登場人物が、よく分からない。 いま何をみているのか、分からないままに取り残される。 とにかくヒドイ。 オトーサン、 「分からん、分からんなぁ」 たまたま行った郵便局で無料配布されている 「パソコンの安全対策CD-ROM」の解説を読みました。 ファイアウォールとは、不正アクセスを遮断するもの。 そこまでは分かったのですが、 このCD-ROMをインストールすると、 ハードディスクの容量不足で、 パソコンが不調になりそうですし、 アプリケーションがブロックされて、 見たいものも見られなくなりそうですし、 毎日最新の情報を自動更新に設定したら、 通信費の自己負担が増えるような気がします。 「そもそも、ソフト会社がいかん。欠陥製品を売るな」 どんな事情があるにせよ、 迷惑メールが際限なく来るような メールソフトなんて、おかしくはありませんか?


ウェルカム!ヘヴン

オトーサン、 「ふーん、ペネロペ・クルスかぁ」 彼女の映画は、かなり見ています。 「オール・アバウト・マイ・マザー」、すべての美しい馬」、 「コレリ大尉のマンドリン」、そして「バニラ・スカイ」etc スペインの熱い血を感じることができる稀有の女優さんです。 原題:Sin noticias de Dios (2001)    No News From God 監督・脚本:Agustin Diaz Yanes Genre: Comedy Rated R for language, some violence and sexual content. Runtime: Brazil:95 min / Colombia:112 min / USA:112 min Country: Spain / Italy / France / Mexico Language: Spanish / English / French / Latin Color: Black and White / Color 上映時間;112分 あらすじ: マニーという名のボクサーがいる。 彼は、致命的な脳損傷症と戦っているが、 自分の魂が形而上学的な戦いの対象になっているとは知らない。 2人の異なった超自然的なエージェントが、 自陣営に彼の魂を誘致しようとして争っていたのだ。 1人は、天使で、天国からやってくる。 その天国は、魅惑のパリのようなところで、 みんながフランス語を話している。 もう1人は、地獄からきたウエイトレス。 彼を誘惑し、真っ赤な牢獄に永遠に幽閉しようとしている。 そこでは、みんなが英語を話している。 出演者; Penelope Cruz .... Carmen Ramos (カルメン) Victoria Abril .... Lola Nevado(ロラ) Demian Bichir .... Manny(マニ) オトーサン、 「いろんな顔がみれた!」 黒い髪、黒い瞳、しなやかな肢体、 こうしてみると、ペネロペ・クルスって やはり、そんじょそこらにいない女優さんですね。 相手役のビクトリア・アブリル、 はじめてお目にかかるベテラン女優ですが、 小柄なのに目が大きく、体全体をうまく使えるひとです。 Demian Bichir、男の鬱屈を絵に描いたようなマニ役を 見事に演じていました。 PENELOPE CRUZ  ペネロペ・クルス 誕生日 1974/4/28 出身 スペイン・マドリード 14才でモデルとしてデビュー。 マドリード演劇学校でクラシック・バレエを学ぶ。 テレビタレントして活躍した後、映画に進出。 92年「ハモンハモン」でゴヤ賞主演女優賞にノミネートされる。 スペイン映画「オープン・ユア・アイズ」と 同映画のリメイク「バニラ・スカイ」で同じ役を演じている。 活躍度 ○↑ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1990年「CRONICAS URBANAS」 1991年「E'L LABERINTO GRIEGO」 1992年「ハモンハモン」「ベル・エポック」 1993年「PER AMORE SOLO PER AMORE」 1994年「捕らわれた唇」 1996年「17歳」 1997年「ライブ・フレッシュ」      「オープン・ユア・アイズ」◇      「A CORNER OF PARADISE」 1998年「ハイロー・カントリー」◆「イフ・オンリー」      「美しき虜」      「DON JUAN」「TALK OF ANGELS」 1999年「オール・アバウト・マイ・マザー」◆      「裸のマハ」 2000年「ウーマン・オン・トップ」◇「すべての美しい馬」◇ 2001年「ブロウ」◆「コレリ大尉のマンドリン」◇      「バニラ・スカイ」◇      「ウェルカム!ヘヴン」◇ 2003年「ゴシカ」「花咲ける騎士道」 VICTORIA ABRIL  ビクトリア・アブリル 誕生日 1959/7/14 出身 スペイン・マドリッド 風変わりな役柄でも積極的にこなす女優。 76年にポルトガルで映画デビュー。 イギリス映画出演後、80年にフランス映画界に進出。 83年「溝の中の月」でセザール助演女優賞にノミネート。 同郷のベドロ・アドモパドル監督に気に入られ、 「アタメ」「ハイヒール」「キカ」に出演。 91年「アマンテス/愛人」では ベルリン映画祭主演女優賞を手にした。 活躍度 △→ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1976年「ロビンとマリアン」 1983年「溝の中の月」 1984年「オン・ザ・ライン」 1985年「わが父/バードロ・ヌエストロ」      「アフター・ダークネス」      「マックス、モン・アムール」 1988年「バトン・ルージュ」「凶弾」 1990年「アタメ」 1991年「素晴らしい時代」「アマンテス/愛人」      「ハイヒール」「パリの天使たち」 1993年「キカ」 1994年「ブルーヘルメット」「ジミー・ハリウッド」      「彼女の彼は、彼女」 1995年「死んでしまったら私のことなんか誰も話さない」       「リベルタリアス/自由への道」 1999年「スカートの奥で」 2001年「ウェルカム!ヘヴン」 その他の出演者; Fanny Ardant .... Marina D'Angelo Juan Echanove .... Supermarket manager Gael Garcia Bernal .... Davenport Emilio Gutierrez Caba .... Police chief Cristina Marcos .... Police officer Gemma Jones .... Nancy Bruno Bichir .... Eduardo Elena Anaya .... Pili Peter McDonald .... Henry Alicia Sanchez .... Checkout girl Luis Tosar .... Police officer Elsa Pataky .... Waitress in Hell User Rating: 6.5/10 (708 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: Les Hallesさん LA 2002年11月9日 "誘惑しないで" この陽気なコメディは、 モラルを問い、現代生活を批判している。 今年見たうちで、一番楽しめた映画だ。 ロスの AFI festivalで見た。 アメリカでは、この4月に上映された。 題名は「誘惑しないで (Don't Tempt Me)」 悪魔のペンロペ・クルスと天使のビクトリア・アブリルは、 正反対の配役だが、それが巧く機能している。 クルスは、これまでで最高の演技ではないか。 Bernal も好ましい悪魔で、これも記憶に残る。 悪魔と天使の間を、その魂がゆれるボクサー役の Birchirは、自信満々の演技だった。 映画の出だしには、興味深い哲学的表現がある。 ハリウッド映画を見慣れていたひとには、ショックだろう。 ハリウッド映画では、こんな会話を想像すら出来ない。 だが、愉快だし、魅せられるし、輝いている。 そのユーモアは、アメリカの基準からすると、洗練され知的である。 だが、この映画、性的イメージや暴力満載だが、許容範囲にある。 (極端ではないが、物語りに迫力をつけている) だから、広範な観客にアピールするだろう。 アメリカには、スペイン語をしゃべるひとが多いからだ。 この映画、優れた面白いモラル劇で、 アクションあり、ドラマあり、コメディあり、 それらが渾然一体としている。 政治的なテーマもあって、背後で映画を動かしている。 地獄は、アメリカ的なライフスタイルの 英語圏として描かれている。 天国のほうは、フランス語を話すパリのナイトクラブが 舞台である。 地上のシーンは、スペイン。 天使と悪魔の会話は、ラテン語である。 これが実に巧く機能している。 字幕も分かりやすい。 サウンド・トラックは、ボブ・ディランのもの。 私は、これまで聴いたことがなかった。 オトーサン、 数年前に、"愛の哲学"という本を書きましたが、 それでも、この映画のせりふは、 「こりゃイミシンだ、こりゃ哲学的だ!」 気の利いたせりふが、ぼんぼん飛び出してきて、 そはそれなりに、痛快でした。 オトーサン、 今朝、柏市立図書館に行ってきます。 先日、はじめて行ったときに、 ふと、思いついて、係の若い女性に 「本の寄贈って、受け付けていますか?」 「それはぁ...」 引っ越しなどで本の処分に困って 図書館に持ち込むひとが大勢いて困っている様子。 彼女、丸々と肥った体を後ろへそらします。 「私が書いた本ですが...愛の哲学っという」 「そうですか。それは... 郷土の作家のコーナーがあるので、有難く頂戴いたします」 態度ががらっと変わったので、プチ水戸黄門気分になりました。 このホームページの愛読者の方で、 「愛の哲学」(1500円、252P、1996年刊)を読んでみたいなぁ。 そんな物好きな方がいるとは、とても思えませんが、 差し上げますので、ご希望の方はメールを。 本代はフリーですが、送料は自己負担ということで。 宛先や氏名、サイン入り希望かなど 詳しい申し込み要領は、メールで返信させていただきます。 1冊のみ、早い者勝ちということで。


バティニョールおじさん

オトーサン、 「あれっ、この映画、見たハズだけど」 でも、索引をチェックすると、掲載されていません。 「そうか、...予告編を何度も見たからだろう」 原題;Monsieur Batignole (2002) 監督:Gerard Jugnot 脚本;Gerard Jugnot / Philippe Lopes-Curval Genre: Comedy / Drama Country: France Language: French 上映時間;100分 あらすじ; ドイツ占領下のフランス。 女房に頭の上らない朴訥な肉屋が、 図らずも、ヒーローになるような事態に。 ユダヤ人の子供が戸口に現れて、保護を求めてきたからだ。 出演者; Jules Sitruk .... Simon Bernstein (シモン) Gerard Jugnot .... Edmond Batignole(エドモンド) Jean-Paul Rouve .... Pierre-Jean Lamour(ピエール・ジャン) オトーサン、 「へえ、こんなおじさんが、監督なの?」 肉屋のバティニョールおじさん役の べテラン俳優ジェラール・ジュニョは、 監督でもあったのです。 ペーソスにあふれ、いい味を出しています。 子役のジュール・シトリュック、 こまっしゃくれて手馴れた演技ですが、説得力あり。 バティニョールおじさんの娘の恋人ピエール・ジャン、 対独協力者で卑劣な奴ですが、 売れない脚本家でもあって、頭にあるのは、 脚本の題名をどうしたらいいかということばかり。 ちょっとした会話にヒントを得ると、メモします。 携帯メール小説が流行しはじめているそうですが、 思いついたら、すぐ入力できるので、 ピエール・ジャンが生きていたら、 さぞ喜んだことでしょう。 なお、残念ながら、3人とも、経歴が、 海外映画俳優マガジンに出ていませんでした。 その他の出演者: Michele Garcia .... Marguerite Batignole Alexia Portal .... Micheline Batignole Violette Blanckaert .... Sarah Cohen Daphne Baiwir .... Guila Cohen Gotz Burger .... SS Col. Spreich Elisabeth Commelin .... Irene Hubert Saint-Macary .... Gendarmerie lieutenant Daniel Martin .... Brigadier Albert Nadine Spinoza .... Rachel Bernstein Damien Jouillerot .... Martin Philippe Du Janerand .... Administrateur Marie-Gaelle Cals .... Edwige User Rating: 7.2/10 (328 votes) オトーサン、 「おお高いスコアだ」 User Comments: rps-2 さん Bracebridge Ont 2003年11月3日 お見事だ! この映画、ドイツ占領下のパリが舞台である。 名画「ライフ・イズ・ビューティフル」が イタリアを舞台としたのと似ている。 この映画、ユダヤ人の大量虐殺を背景にしているのに、 素晴らしく暖かく、ユーモラスな物語となっている。 登場人物たちは、控え目で、 カメラは、フランス人の目でドイツ占領をみつめる。 そこには、宣伝文句もない。 大仰なパンチもない。 多くのフランス人がネチに強力していたことも否定しない。 怪しげなヒロイズムもない。 バティニョールおじさんは、実に小心者のヒーローだが、 まさに、本当にヒーローである。 戦時中を新鮮な目で描いている。 褒め称えたいだけで、注文をつけるところはない。 オトーサン、 「よく出来ているなぁ」 この監督さん、 いま帽子を被ってますが、実は禿頭。 禿頭(失礼、髪の毛の薄い方)は、精力絶倫といわれますが、 特典映像での監督ぶりを拝見すると、そんな感じがします。 とにかく、よく動き回ります。 くるくる、くるくる、こま鼠のような動きです。 でも、そのくらいでないと、 これだけ中味の濃い映画は、出来ないのかも知れません。 脱毛、いや脱帽いたしました。


ルームメイト

オトーサン、 "Single White Female"、直訳して独身白人女性。 「これでいいのかなぁ?」 こういう味もそっ気もない表現を当てはめると、 オトーサンは、"既婚黄色男性"となります。 あなたは、どうなりますか? 原題;Single White Female (1992) 監督:Barbet Schroeder 原作;John Lutz 脚本:Don Roos Genre: Thriller / Drama 上映時間;107分 あらすじ; 白人独身女性が、新聞に三行広告を出す。 別ればかりのボーイフレンドの代わりに、 ルームメイトに気の合う女性を募集したのだ。 応募者は、みんな変なひとばかり。 最後に現れたのが、感じのいい女性だった。 だが、その女性には、付きまとって離れないある過去があった。 出演者; Bridget Fonda .... Allison Jones (アリー) Jennifer Jason Leigh .... Hedra Carlson(ヘディ) Steven Weber .... Sam Rawson(サム) オトーサン、 「女優さん、2人とも綺麗だし、巧いな」 アリー役のブリジット・フォンダ、 「12人の怒れる男たち」のヘンリーフォンダの娘さんで、 澄んだ目が、父親譲りです。 ルームメイトになったヘディを演じたのは、 ジェニファー・ジェイソン・リー、 清純さと狂気の間をゆれる様を好演していました。 BRIDGET FONDA  ブリジット・フォンダ 誕生日 1964/1/27 出身 米カリフォルニア州ロサンゼルス 祖父ヘンリー、叔母ジェーン、父がピーター・フォンダという 三代に渡る芸能一家。 82年「パートナーズ」の端役で映画デビュー。 ニューヨーク大とリー・ストラスバーグ・シアターで演技を学び、 ハロルド・ガスキンのもとで修行を積み、 「アリア」で本格的に映画デビューする。 89年「スキャンダル」でゴールデン・グローブ賞にノミネートされる。 2003年12月、作曲家ダニー・エルフマンと結婚。 個性を前面に出す俳優ではなく、わりと役になりきるタイプで、 出演ジャンルはこだわらない。 暗めの役が多かったが、「U.M.A/レイク・プラシッド」では 少し弾けるところも披露。 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1982年「パートナーズ」 1987年「アリア」 1988年「恋はあせらず」「シャグ」 1989年「スキャンダル」「ストラップレス」      「ラスト・サマー・グラフィティ」 1990年「ゴッドファーザーPARTV」      「フランケンシュタイン/禁断の時空」 1991年「レザー・ジャケット」      「アイアン・メイズ/ピッツバーグの幻想」      「アウト・オブ・レイン」「私の彼は問題児」      「ドク・ハリウッド」 1992年「ルームメイト」「シングルス」 1993年「恋愛の法則」「アサシン」      「キャプテン・スーパーマーケット」▲      「リトル・ブッダ」 1994年「カミーラ/あなたのいた夏」「あなたに降る夢」      「ケロッグ博士」 1995年「バルト」「ラフ・マジック」 1996年「訣別の街」「TOUCH<タッチ>」 1997年「ジャッキー・ブラウン」 1998年「シンプル・プラン」◇「グレイスランド」◆      「赤い標的 THE BREAK UP」◇ 1999年「U.M.A/レイク・プラシッド」◇ 2001年「キス・オブ・ザ・ドラゴン」◇「モンキーボーン」 2002年「スノークイーン 雪の女王」◇ JENNIFER JASON LEIGH  ジェニファー・ジェイソン・リー 誕生日 1962/2/6 出身 米カリフォルニア州ロサンゼルス 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1981年「他人の眼」 1982年「シークレット・レンズ」      「初体験リッジモンド・ハイ」 1983年「イージー・マネー」 1984年「グランドビューUSA」 1985年「グレート・ウォリアーズ」 1986年「ヒッチャー」「THE MEN'S CLUB」 1987年「アンダーカバー」「地獄のシスター」 1988年「ハート・オブ・ミッドナイト」 1989年「ハリウッドに挑戦」「ブルックリン最終出口」 1990年「マイアミ・ブルース」 1991年「ねじれた家族」「バックドラフト」「ラッシュ」 1992年「ルームメイト」 1993年「ショート・カッツ」 1994年「未来は今」「ミセス・パーカー/ジャズエイジの華」 1995年「黙秘」「ジョージア」「カンザス・シティ」 1996年「冷たい一瞬を抱いて」 1997年「シークレット/嵐の夜に」 1998年「ラブレター/時を越えた恋人」 1999年「イグジステンズ」 2000年「キング・イズ・アライブ」◇「誘惑の接吻(キス)」 2001年「アニバーサリーの夜に」◇ 2002年「ロードトゥパーディション」 2003年「イン・ザ・カット」 その他の出演者: Peter Friedman .... Graham Knox Stephen Tobolowsky .... Mitch Myerson Frances Bay .... Elderly Neighbor Michele Farr .... Myerson's Assistant Tara Karsian .... Mannish Applicant Christiana Capetillo .... Exotic Applicant Jessica Lundy .... Talkative Applicant Renee Estevez .... Perfect Applicant Tiffany Mataras .... Twin Krystle Mataras .... Twin Amelia Campbell .... Check Cashier Kenneth Tobey .... Desk Clerk User Rating: 6.1/10 (3,909 votes) オトーサン、 「こんなものかも...、最後でダメにした」 User Comments: triple8さん ct 2003年8月13日 気味が悪く無意味 この映画、僕に決定的な影響を与えた。 決して、ルームメイトなんかと暮らすもんか。 幸い、その気持ちは、一時的なものだったが、 後味の悪い映画だった。 最初から最後まで、恐ろしかった。 ジェイソンもフォンダも、素晴らしい女優だと思うが、 (ジェイソンは、世界最高の女の子だ) (フォンダは、言うまでもない) こんなにステキな女優たちが、 こんな映画に出演するのが、僕には理解できない。 この映画は、2人のルームメイトのお話しで、 ひとりは、勿論、もう一人に執着するようになるのだ。 本当にゾクゾクさせるが、 結局は、ありきたりのホラー映画になってしまっている。 流血と血糊がなければ、いい映画になっただろうし、 出演者も良かったのだから、ステキな映画になっただろう。 この映画の恐怖の源泉は、心理的なものであるべきだった。 「羊たちの沈黙」のように、血糊など見せなくても、 背筋を凍らせることは出来るのだ。 この映画、「危険な情事」のような良質のホラー映画とも かけ離れてしまった。 この映画、もう2度と見ることはないだろう。 見てしまったのを、僕は、後悔している。 すばらしいスリラーの代用品でしかない。 オトーサン、 「惜しいよなぁ」 せっかくいい女優さんをそろえたのですから、 心理スリラーに徹するべきでした。 IMDBに珍しくトリビアが載っていました。 口直しに、翻訳しておきましょう。 @ ブリジット・フォンダは、アリーかヘディか、 どちらの役でも選ぶことができたが、最終的にアリー役を選んだ。 こちらのほうが、難しそうだったからとのこと。 Aヘディは、アリーのボーイ・フレンドのベッドに潜り込み、 彼を誘惑するのだが、最初のうち気づかれなかった。 てっきり、アリーと思ったからだ。 このシーン、実は、フォンダが、1人2役で演じている。 Bラストでの格闘シーンに備えて、 フォンダもジェイソンも、護身術を学んだ。 オトーサン、 「映画の楽しみ方を、もう一つみつけた。 そうか、トリビアなんだ!」 オトーサンがみつけたトリビア。 フォンダの身長は、168cm、 これに対してジェイソンは、160cm。 大分背丈が違うので、ジェイソン演じるヘディが いくら髪型や化粧でフォンダ演じるアリーに似せても、 誤魔化しきれず、これも破綻の原因となるのです。


ヘルボーイ

オトーサン、 「ヘルボーイ?つまんねぇ題名」 でも、おずぎが激賞していたので、 雨中、わざわざ日比谷映画まで出かけました。 「案外、ウチから近いんだなぁ」 1時間あまりで、劇場まで到着しました。 原題:Hellboy (2004) 監督:Guillermo del Toro 原作コミック:Mike Mignola 脚本;Guillermo del Toro /Peter Briggs Genre: Adventure /Horror /SF /Action Rated PG-13 for sci-fi action violence and frightening images. Country: USA Language: English / Russian 上映時間;122分 あらすじ; 第2次世界大戦末期、ナチは黒魔術を使って 滅亡からまぬがれようとする。 連合軍は、黒ミサが行われる会場を急襲したが、 その直前、赤鬼ヘルボーイが誕生していた。 連合軍に加わったヘルボーイは、やがて成人し、 悪よりも善のために戦うようになっていた。 出演者: Ron Perlman .... Hellboy(ヘルボーイ) John Hurt .... Trevor Bruttenholm (トレバー) Selma Blair .... Liz Sherman(リズ) オトーサン、 「巧いんだろうなあ」 この映画、魑魅魍魎、渾然一体、群雄割拠。 ヘルボーイは、体を赤く塗りたくった赤鬼。 メイクに目を奪われて、ラブシーンの演技は? 役者で巧いなと感心したのは、老いたトレバー博士のみ。 余命いくばくかのなかで奮闘しているので、同情しました。 RON PERLMAN  ロン・パールマン 誕生日 1950/4/13 出身 米ニューヨーク・マンハッタン テレビでは「美女と野獣」の野獣ビンセント役 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1981年「人類創世」 1984年「スペース・パイレーツ」 1986年「薔薇の名前」 1992年「スリープ・ウォーク」「クロノス」 1994年「蜘蛛女」「ハックフィンの冒険」 1995年「ロスト・チルドレン」◇      「最後の晩餐/平和主義者の連続殺人」 1996年「D・N・A」 1997年「エイリアン4」◆ 1998年「エド・ウッドのクレイジー・ナッツ 早く起きてよ」 1999年「ファイナル・サンクション」 2000年「タイタンA.E.」(声)      「USA極秘ファイル サンドマン・オペレーション」      「ブレッド&ローズ」▲ 2001年「ダウン」 2002年「ブレイド2」「シェイクダウン」 2004年「ヘルボーイ」 その他の出演者: Rupert Evans .... John Myers Karel Roden .... Grigori Rasputin Jeffrey Tambor .... Tom Manning Doug Jones .... Abe Sapien Brian Steele .... Sammael Ladislav Beran .... Karl Ruprect Kroenen Biddy Hodson .... Ilsa Corey Johnson .... Agent Clay Kevin Trainor .... Young 'Broom' Brian Caspe .... Agent Lime James Babson .... Agent Moss Stephen Fisher .... Agent Quarry User Rating: 6.6/10 (10,354 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: Killa_Cam さん Saint Petersburg, Russia 2004年9月27日 おい、何が地獄だ? 映画のアイディアは、オリジナルでやや愉快。 もっといいストーリーかと期待してしまった。 Grigori Rasputin、Karl Ruprect Kroenen、Iisaは、 ステキな悪者であるが、安手で、まったく弱ったものだ。 Abe Sapienもよくない。イライラさせられる。 Rasputinは、悪い力をこんなに持っているのに、 なぜ世界を破滅させないのだろう? Del Torro監督は、こうした怪物たちが、 再生産のシステムを持っていると、 観客が喜ぶとほんとに思ったのだろうか? スクリーンを見ていて、時々、何じゃこれ?と思った。 新手のHarry PotterやGhostbusterなのか。 演技もよくない。 だが、Ron Perlman は、OK。 私が思うに、最高の演技は、Karel Rodenだ。 その他の俳優たちは、よくない。 とくに、Selma Blairは、おっかなびっくりの演技。 特殊効果は、かなりいいが、 ときどき、無意味で不必要なものもあった。 監督は、大したもの。 おかげで、映画が救われた。 この映画、あまりにも馬鹿馬鹿しいものの、 実に刺激的で、よく出来た結末になっている。 そのため、映画の欠点が覆い隠されている。 少なくと、見終わって、気分がすこしよくなった。 金返せと、言いたくなくなった。 だが、これは、いい映画ではない。 他にいい映画があったら、そちらを見るべきだ。 オトーサン、 「下らん!」 寝不足も手伝って、半分ほど寝ていました。 映画の後半は結構面白く、 それに影響されたのでしょうか、 映画を見終えた後、赤鬼ヘルボーイ気分で、 前から行かなくてはと思っていた銀座のシティバンクへ。 預金口座の解約です。 解約理由なる欄に、不祥事のためと記入してしまいました。 マネーロンダリング、年寄りを騙すなど、汚い手口の数々... 金融庁は、支店閉鎖にとどめましたが甘い甘い。 95年に不祥事を起こした大和銀行は、 アメリカから国外退去を命じられました。 本来なら、シテイも国外退去のはず。 オトーサン、 ヘルノーイ気分が続いていて、 「次は、東京三菱を解約しようか」 検査妨害で金融庁に告発され、警察の手が入ったUFJ。 幸いというか、残念ながら口座を持っていませんが、 問題は、来年秋にUFJを吸収合併する東京三菱。 きっと、悪のDNAを抱えこむはずです。 オトーサン、 そもそも、巨大合併に反対です。 おざなりの冷たい応対が目立ちます。 支店を減らしているので、待ち時間の長いこと。 顧客無視の姿勢がいっそう激しくなるに決まっています。 最近、程度の低い経営者が目立ちます。 その筆頭格が、読売新聞のナベツネとNHKのエビジョンイル。 怒って真っ赤になったひとが、解約、未払いに走っているそうです。 この際、弱きを助け、悪をくじく赤鬼ヘルボーイになって、 ちょっとした意思表示をすることも必要かも。


マイ・ドッグ・スキップ

オトーサン、、 「今度は、どんなワンちゃんかな?」 ワンちゃんものをまとめて2本みましょう。 原題:My Dog Skip (2000) 監督:Jay Russell 原作;Willie Morris 脚本:Gail Gilchriest Genre: Drama / Family Rated PG for some violent content and mild language. 上映時間;95分 Country: USA Language: English / German あらすじ: 1942年、ミシシッピ州ヤズー。 内気な少年ウィリーには、なかなか友達が出来ない。 だが、両親が少年の9歳の誕生日に テリアの子犬をプレゼントしてくれた。 その子犬に、少年は、スキップという名をつける。 子犬は、地域のみんなに知られ、愛されて、 少年の生活も充実したものになる。 ウィリー・モリスのベストセラー小説 「ミシシッピ・メモワール」を映画化したもの。 出演者: Frankie Muniz .... Willie Morris(ウィリー) Diane Lane .... Ellen Morris(エレン) Kevin Bacon .... Jack Morris(ジャック) Luke Wilson .... Dink Jenkins(ディンク) オトーサン、 「ウィリー、達者だなぁ」 ウィリーを演じたフランキー・ミューニース、 子役ながら、TVで活躍しているそうです。 ご贔屓なので迫真の演技を期待していた ケビン・ベーコンとダイアン・レイン。 それにしても、出番が少なかったのが残念。 「まあ、しょうがないか。 少年とテリアが主役の映画だから」 KEVIN BACON ケビン・ベーコン 誕生日 1958/7/8 出身 米ペンシルバニア州フィラデルフィア 17才でニューヨークのスクエア・シアターで 最年少の生徒になり、演技を学ぶ。 78年「アニマル・ハウス」のチップ役で映画デビュー。 84年「フットルース」で人気に。 活躍度 ○↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1978年「アニマル・ハウス」デビュー 1979年「ニューヨークの恋人」「結婚ゲーム」 1980年「13日の金曜日」 1981年「泣かないで」 1982年「ダイナー」 1984年「フットルース」 1986年「クイックシルバー」「グレート・ストリーム」      「ハロー・マイ・トレイン」「大災難P.T.A.」 1988年「結婚の条件」      「ケビン・ベーコンのハリウッドに挑戦」 1989年「クリミナル・ロウ」 1990年「トレマーズ」「フラット・ライナーズ」 1991年「JFK」      「クイーン・ロジック 女の言い分・男の言い訳」      「パイレーツ この恋、火気厳禁」      「ヒー・セッド、シー・セッド 彼の言い分、彼女の言い分」 1992年「ア・フュー・グッドメン」 1994年「アフリカン・ダンク」「激流」 1995年「告発」「バルト」(声)「アポロ13」 1996年「スリーパーズ」 1997年「17/セブンティーン」「ウィズ・ユー」 1998年「ワイルド・シングス」 1999年「マイ・ドッグ・スキップ」 2000年「インビジブル」 2002年「コール」 2003年「ミスティック・リバー」 DIANE LANE  ダイアン・レイン 誕生日 1965/1/22 出身 米ニューヨーク州ニューヨーク 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1979年「リトル・ロマンス」デビュー 1980年「ラスト・レター」      「CATTLE ANNIE AND LITTLE BRITCHES」 1981年「LADIES AND GENTLEMAN ,THE FABULOUS STAINS」      「NATIONAL LAMPOON GOES TO THE MOVIES」 1982年「幸福のチェッカー」 1983年「アウトサイダー」「ランブルフィッシュ」 1984年「ストリート・オブ・ファイヤー」「コットン・クラブ」 1987年「ビッグタウン」「愛は危険な香り」 1988年「ダイアン・レインの愛にふるえて」 1990年「ダイアン・レイン/愛と青春の鼓動」 1992年「美しき獲物」「落陽」「チャーリー」      「マイ・ニュー・ガン/あぶない若妻」 1993年「インディアン・サマー/タスクワの英雄たち」 1995年「ジャッジ・ドレッド」◇「ワイルド・ビル」 1996年「ジャック」「マッド・ドッグス」 1997年「ホワイトハウスの陰謀」◇ 1998年「デッド・ロイヤル」 1999年「マイ・ドッグ・スキップ」 2000年「パーフェクト・ストーム」◇ 2001年「陽だまりのグラウンド」◆「グラスハウス」◆ 2002年「運命の女」◇「デブラ・ウインガーを探して」 2003年「トスカーナの休日」◇ その他の出演者; Bradley Coryell .... Big Boy Wilkinson Daylan Honeycutt .... Henjie Henick Cody Linley .... Spit McGee Caitlin Wachs .... Rivers Applewhite Peter Crombie .... Junior Smalls Clint Howard .... Millard Mark Beech .... Army Buddy Susan Carol Davis .... Mrs. Jenkins David Pickens .... Mr. Jenkins Lucile Doan Ewing .... Aunt Maggie Nathaniel Lee Jr. .... Sammy User Rating: 7.2/10 (2,730 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 User Comments: false_frenchman さん Winnipeg, Manitoba, Canada 2003年5月31日 ファンタスティック! 1940年代にミシシッピで育った 作家ウィリー・モーリスの思い出に基づく。 宝物だった相棒の犬スキップが、 彼の成長のさまざまな瞬間すべてをともにする。 実は、最初からちょっと偏見を持っていた。 犬の映画が好きなのだ。 (とはいえ、"See Spot Run"のような映画は弁護しづらいが) ソフトタッチの映画が好きなのだ。 だから、完全に、この映画に魅せられてしまった。 いい映画のすべてを備えているように思える。 登場人物にすっかり共感してしまった。 配役はすばらしい。 犬たちも言うことなし。 ('Enzo'と'Moose'という2匹のイヌが演じている) 子供だけでなく、大人にも向いていると思う。 馬鹿げたところがないからだ。 ひとつだけ見たくないシーンがあったが、 幸いカメラ目線の外になっていた。 この映画の'Moose'は、TV番組'Frasier'で、 'Eddie'を演じたイヌと同じなのだろうか? ひとつ警告を。 もし、ソフトタッチが好きなひとなら、 ティッシュ・ペーパーを沢山用意しておいくといい! この映画に欠点を見出すのは難しかった。 10点満点で10点を進呈したい。 オトーサン、 「チロのことを思い出すなぁ...」 ポメラニアンで、16歳で死にました。 Dog Yearといって、イヌは人間でいえば、 1年で、7歳分年をとるらしいので、 換算すると、16×7=112歳で死んだことになります。 この映画、イヌとともに育った歳月を回顧するという 甘酸っぱいものだったので、涙こそ出ませんでしたが、 忘れていたチロとの数々の思い出が溢れ出てきました。 山荘の庭に埋めて、たくあん石を墓標代わりにしていましたが、 この夏、ヒマになったので、笹藪を刈りとって 石を組あわせた小さな参道をつくりました。 今頃は、白樺の落ち葉が溜まっているかも。 「掃除にいかなきゃ..」


101

オトーサン、 「101匹のダルメシアンか」 引っ越して、イヌを飼おうと思っているのですが、 ダルメシアンも、候補のひとつ。 奥方の自転車の車体は、ダルメシアン模様。 自転車でイヌと散歩したら、よく似合うでしょう。 原題:101 Dalmatians (1996) 監督:Stephen Herek 原作:Dodie Smith 脚本;John Hughes Genre: Family / Comedy / Adventure Country: USA Language: English / Spanish 上映時間;103分 あらすじ; ファッション・デザイナーのアニタと、 コンピュータ・ゲーム設計者のロジャーは、 愛犬ペディアとポンゴのとりもつ縁で、 出会い、恋におち、結婚する。 だが、ご自慢の犬の子供たちが誘拐される。 犯人は、アニタのボスのクルエラ。 子犬の毛皮で、コートを作ろうと決めていたからだ。 英国動物王国の動物たちの救援を依頼した ポンゴとペディアは、99匹の子犬たちをみつけて、 恐ろしい捕獲人ジャスパーとホラースの魔手から救い出す。 出演者: Glenn Close .... Cruella De Vil (クルエラ) Jeff Daniels .... Roger(ロジャー) Joely Richardson .... Anita (アニタ) Joan Plowright .... Nanny(ナニー) オトーサン、 「流石、ベテラン女優!」 大金持ちの婦人クルエラ役の グレン・クローズの怪演がひときわ光っていました。 「鏡よ、鏡、世界で一番美しいのは誰?」 「そう、あたしよ」 大した自信というより、傲慢そのもの。 若い夫婦の2人には、可もなし不可もなし。 乳母ナニー役の愛嬌のあるおばあさん、時々、見かけます。 「何に出ていたっけ?」 名脇役ぶりに感謝の意を表して、 経歴を見ておきましょう。 GLENN CLOSE  グレン・クローズ 誕生日 1947/3/19 出身 米コネチカット州グリーンウィッチ カレッジ・オブ・ウィリアム&メアリー大学卒業後、 ニューヨークで舞台デビュー。 82年「ガープの世界」で映画デビューし、 アカデミー賞にノミネートされる。 他に「再会の時」ナチュラル」「危険な情事」 「危険な関係」でもアカデミー賞にノミネート。 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1982年「ガープの世界」 1983年「再会の時」 1984年「THE STONE BOY」      「グレイストーク/ターザン伝説」(声)「ナチュラル」 1985年「白と黒のナイフ」 1987年「危険な情事」 1988年「危険な関係」「LIGHT YEARS」(声) 1989年「この愛の行方」 1990年「運命の逆転」「ハムレット」 1991年「ミーティング・ヴィーナス」「フック」 1993年「愛と精霊の家」 1994年「ザ・ペーパー」 1995年「ANNE FRANK REMEMBERED」 1996年「ジキル&ハイド」「マーズ・アタック!」「101」 1997年「エアフォース・ワン」「パラダイス・ロード」 1999年「クッキー・フォーチュン」「彼女を見ればわかること」      「ターザン」(声) 2000年「102」「アルマーニ」 2003年「ル・ディヴォース〜パリに恋して〜」 JOAN PLOWRIGHT  ジョーン・プローライト 誕生日 1929/10/28  出身 英ランカシャー地方ブリッグ オールド・ビグ座で古典劇を学ぶ。 61年に舞台劇「寄席芸人」で共演したローレンス・オリビエと結婚。 映画デビューは58年「白鯨」。 92年「魅せられて四月」でゴールデングローブ助演女優賞をとり、 アカデミー助演女優賞にもノミネートされた。 活躍度 △→ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1958年「白鯨」 1960年「寄席芸人」 1970年「三人姉妹」 1982年「スティング プリムストン&トリークル」 1985年「レボリューション/めぐり逢い」 1988年「数に溺れて」 1990年「わが心のボルチモア」「殺したいほどアイ・ラブ・ユー」 1992年「魅せられて四月」 1993年「ラスト・アクション・ヒーロー」「わんぱくデニス」 1995年「スカーレット・レター」「サバイビング・ピカソ」 1996年「ジェイン・エア」「101」 1998年「ムッソリーニとお茶を」◇ 2000年「ダイナソー」(声) 2003年「女神が家にやってきた」 その他の出演者; Hugh Laurie .... Jasper Mark Williams .... Horace John Shrapnel .... Skinner Tim McInnerny .... Alonzo, Cruella De Vil's Butler Hugh Fraser .... Frederick, Cruella De Vil's Sycophant Zohren Weiss .... Herbert Mark Haddigan .... Alan Michael Percival .... Police Inspector Neville Phillips .... Minister John Evans .... Pensioner with Bulldog Hilda Braid .... Woman On Park Bench #1 User Rating: 5.6/10 (4,267 votes) オトーサン、 「もっと高くても、いいと思うがなぁ」 User Comments: kgb_op19 さん Cayman Islands 2004年9月13日 通俗的だが、面白くかわいい。 これは、可愛い映画だ。 オリジナルのディズニーの古典を下敷きにしている このライブ・アクション版は、面白くて、愉快だ。 ライブ・アクションにするために、若干手を加えているが、 オリジナルの本筋からは逸脱していない。 グレン・クロースは、クルエラ役をカンペキに演じている。 Jeff Daniels とJoely Richardsonは、 息のピッタリあったカップを演じている。 どの映画か忘れてしまっているが、ほかの映画で見かけた Hugh Laurie や Mark Williamsのような俳優に出会うのは、ステキだ。 イヌを捕獲する責任を負ったドジ続きの連中も、愉快だ。 いくらか暴力沙汰もあるが、これはドタバタ喜劇である。 子供に見せても心配はない。 家族向けの映画を楽しむようなき分で楽しめた。 通俗的で、おかしく、子供向きだ。 推薦したい。 オトーサン、 「よかった、楽しかった」 甘っるいディズニー・アニメかと思って心配していましたが、 ちゃんとしたコメディだったの、安心しました。 主役は、ワンちゃんたちですが、 主演俳優だけでなく、脇役も好演していたので、 いい感じの映画に仕上がっていました。


キンダガートン・コップ

オトーサン、 「シュワちゃんがフォアグラの生産を禁止?」 カリフォルニア州のシュワルツェネッガー知事は、 2012年からフォアグラの生産・販売を禁止する法案に署名。 動物愛護団体をはじめ、女優キム・ベイシンガーさんなども 知事に法案署名を訴えていたそうです。 今回は、シュワちゃんが俳優だった1990年の映画。 シュワちゃん、意外にコミカルな役が似合うんですよね。 原題:Kindergarten Cop (1990) 監督:Ivan Reitman 原作;Murray Salem 脚本;Murray Salem / Herschel Weingrod / Timothy Harris Genre: Action / Comedy / Thriller / Crime Country: USA Language: English / Spanish 上映時間;111分 あらすじ; キンブルは、タフな警官。 麻薬ディーラーのクリスプを何年も追っている。 ついに捕まえたものの、 有罪にできる唯一の証人は、クリスプの元妻だった。 問題は、彼女が行方をくらましたこと。 唯一の手掛かリは、オレゴン州にある学校名だけ。 クリスプの息子が、通っているらしい。 計画が、まだ、煮詰まっていないというのに、 キンブルは、潜入捜査を命じられる。 それは、厳しい任務だった。 何と、幼稚園のセンセイだったのだ。 出演者; Arnold Schwarzenegger .... Detective John Kimble(キンブル) Penelope Ann Miller .... Joyce Palmieri(ジョイス) Pamela Reed .... Detective Phoebe O'Hara(オハラ) オトーサン、 「シュワちゃん、可愛いなぁ」 幼稚園児らに翻弄される様子が、何とおかしいこと。 元妻ジョイス役のペネロープ・アン・ミラー、 まことに華のあるあでやかな女優さんした。 ARNOLD SCHWARZENEGGER  アーノルド・シュワルツェネッガー 誕生日 1947/7/30 出身 オーストリア・グラーツ 少年時代はサッカーと陸上競技に熱中。 15歳になると、重量挙げに打ち込み、 3年間の鍛錬の後、ボディ・ビルに転向。 20歳でミスター・ユニバースに優勝したのを皮切りに 13もの世界タイトルを獲得する。 70年「SF超人ヘラクレス」で映画デビュー。 鍛え上げた肉体を武器にアクション映画で活躍。 84年「ターミネーター」のターミネーター役でブレイクし、 以後は大作アクション映画からコメディ映画まで 懐の深い演技ぶりを披露する。 妻は86年に結婚した放送ジャーナリストの マリア・シュライヴァー。 キャサリン、クリスチナ、パトリック、クリストファー という4人の子供たちがいる。 97年に心臓疾患の手術を受ける。 2003年10月、 米カリフォルニア州知事のリコール(解職請求)選挙と 後継知事選に立候補し当選。 活躍度 ○→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆☆☆☆ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1970年「SF超人ヘラクレス」 1973年「ロング・グッドバイ」 1975年「ステイ・ハングリー」 1977年「アーノルド・シュワルツェネッガーの鋼鉄の男」◇ 1979年「サボテン・ジャック」 1982年「コナン・ザ・グレート」◇ 1984年「キング・オブ・デストロイヤー/コナンPART2」◇      「ターミネーター」◇ 1985年「コマンドー」◇「レッドソニア」◇ 1986年「ゴリラ」◇ 1987年「バトルランナー」◇「プレデター」◇ 1988年「レッド・ブル」◇ 1989年「ツインズ」◇ 1990年「キンダガートン・コップ」◇「トータル・リコール」◇ 1991年「ターミネーター2」◇ 1993年「ラスト・アクション・ヒーロー」◇      「ゴリラ2」△「デイブ」 1994年「ジュニア」◇「トゥルーライズ」◇ 1996年「イレイザー」◇「ジングル・オール・ザ・ウェイ」◇ 1997年「バットマン&ロビン Mrフリーズの逆襲」◇ 1999年「エンド・オブ・デイズ」◇ 2000年「シックス・デイ」◇ 2002年「コラテラル・ダメージ」◇「アルマーニ」 2003年「ターミネーター3」◇ 2004年「80デイズ」 PENELOPE ANN MILLER  ペネロープ・アン・ミラー 誕生日 1964/1/13 出身 米カリフォルニア州ロサンゼルス 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1987年「ベビーシッター・アドベンチャー」 1988年「ブルースが聞こえる」      「ピーウィー・ハーマンの空飛ぶサーカス」      「マイルズ・フロム・ホーム」 1990年「サンタモニカ・ダンディ」「ドン・サバティーニ」      「ダウンタウン」「レナードの朝」      「キンダガートン・コップ」 1991年「アザー・ピープルズ・マネー」 1992年「イヤー・オブ・ザ・コメット」      「ベティ・ルーは犯罪者?」「チャーリー」 1993年「カリートの道」 1994年「シャドー」「魔界世紀ハリウッド」 1997年「レリック」「リトルシティ」 1998年「赤い標的 THE BREAK UP」 1999年「エアポート2000」      「ロッキー・マルシアーノ 伝説のチャンプ」 2001年「スパイダー」 2002年「ヒューマン・ボム」 その他の出演者: Richard Tyson .... Cullen Crisp, Sr. Linda Hunt .... Miss Schlowski Carroll Baker .... Eleanor Crisp Cathy Moriarty .... Sylvester's Mother Joseph Cousins .... Dominic Palmieri/Cullen Crisp, Jr. Christian Cousins .... Dominic Palmieri/Cullen Crisp, Jr. Park Overall .... Samantha's Mother Jayne Brook .... Zach's Mother Richard Portnow .... Captain Salazar Tom Kurlander .... Danny Alix Koromzay .... Cindy Betty Lou Henson .... Keisha's Mother User Rating: 5.8/10 (11,836 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 シュワちゃんのいつものイメージとちがうので、 ご不満の方が大勢いたようです。 User Comments: Andyさん Maine 2003年4月4日 「君のパパは、誰?何してるの?」 アーノルドは、キンブル刑事を演じている。 潜入警官として、幼稚園の先生になりすます。 子供たちの父親のひとりが悪い奴のはずなのだ。 そいつに引導を渡すのが、アーノルドというわけ。 この映画では、 究極のアクションヒーローであるアーノルドを コケにするのを、基本的には、狙っている。 彼の権威は、ガキどもに台無しにさせられる。 それに対する彼の反応が愉快だ。 こらっ、静かにせい! 思うに、この映画、もっと面白くなったはず。 だが、幼稚園の先生が、ターミネーターみたいだったら、 妙なことになったかも。 子供たちは、みんな驚くほど巧い。 そのおかげで、マシな映画になったようなものだ。 愉快なせりふがある。 「ママが言うんだ。パパは、セックス・マシーンだって!」 物語は、先が読める。 アーノルドは、最初、子供たちに厳しくあたる。 こんな仕事、やってられん。 だが、時が経ち、様々な体験をするなかで、 次第に子供たちを好きになっていく。 子供たちのほうも、彼を尊敬するようになる。 やがて、彼は、子供たちの母親の一人と恋に落ちる。 悪い奴をつかまえて、メデタシ、メデタシ。 これは、アーノルドの典型的なコメディ・タッチの映画である。 「ジュニア」や「ジングル・オール・ザ・ウェイ」よりも、 いいから心配することはない。 "It's NOT a TOO-MAH!" オトーサン、 「脇役もいいなあ」 女性校長センセイも、なかなかのものですが、 麻薬ディーラーの鬼ママ役の女優さんも渋い演技でした。 「どこかで見たなぁ、そうか、007のM役だ!」 そう思ったのですが、そちらは、Judi Denchで、 この映画に出ていたのは、Carroll Bakerでした。 1931年生まれ、長い女優生活を送っています。 「ベビードール(1956)」で一躍有名になったのです。 若い頃の写真と比べてみましょう。 「変われば、変わるもんだなぁ」 ジュディ・デンチの写真と比べてみると、 「どうみても、よく似てるなぁ」 年をとると、みんな似てくるとよく言われますが... オトーサン、 「人間、美しく老いたいものだなぁ」 風雪も、色恋沙汰や金銭地獄も、戦争すらも乗り越えて、 永遠の命に敢然と立ち向かう女優さんの気品ある姿に接すると、 われながら、 これまでの人生、これからのありようについて考えさせられます。 すっかり知事が板についてきたシュワちゃん知事、 今後の一層の活躍に期待しましょう。


裏街の聖者

オトーサン、 「おっ、トニー・レオンが出ている!」 「花様年華」、「HERO」、 「インファナル・アフェア」と見てきて、 この秋には、「2046」が控えています。 原題:Liu mang yi sheng (1995)    Doctor Mack 監督・脚本:Chi-Ngai Lee Genre: Drama Country: Hong Kong Language: Cantonese 上映時間:94分 あらすじ; オトーサン、 「あらあら、IMDBが、さぼってる!」 仕方がないので、ネットで探し当てました。 http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Kouen/1466/04a/04u.html マック(トニー・レオン)は、 下町で娼婦やホームレスなどの診療を行う貧乏医者だ。 ある日、警官(ラウ・チンワン)の捕り物劇の 現場に居合わせたマックは、 ピストルで撃たれた犯人に付き添って病院まで行く事になる。 そこで彼は、大学時代のライバルだった ロジャー(アレックス・トウ)と再会する。 医者として高い評価を受け、 美人の恋人(クリスティー・チョン)までいるロジャーだったが、 二人の間には、過去にある出来事が有った・・ 一方、若い医者のソー(アンディ・ホイ)は、 マックの医者としての姿勢に共感を覚え、彼の診療所を訪ねるが、 そこで薄幸の美女に出会い、一目ぼれしてしまう。 出演者: Tony Leung Chiu Wai .... Dr. Lau Mack(ラウ) Andy Chi-On Hui .... Dr. Sam So(サム) Christy Chung .... Jamie (ジャミー) オトーサン、 「やはり、笑顔が魅力的だなあ」 トニー・レオン、出てくるだけで、オーラを放っています。 TONY LEUNG  トニー・レオン  誕生日 1962/6/27 出身 中国・広東省台山 1981年、TVB芸員訓練班の試験を受け、合格。 82年、訓練班を出て、TVBと正式契約。 テレビ俳優として活躍の後、85年、映画デビュー。 歌手としてアルバムも出している。 95年「恋する惑星」で香港金像奨最優秀主演男優賞、 2000年「花様年華」でカンヌ映画祭最優秀男優賞受賞。 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1986年「チョウ・ユンファの地下情/追いつめられた殺意」 1987年「野獣たちの掟」 1988年「ロボフォース/鉄甲無敵マリア」 1989年「風にバラは散った」「悲情城市」 1990年「ワイルド・ブリット」「欲望の翼」 1991年「蒼き獣たち」「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー3」 1992年「ハード・ボイルド/新・男たちの挽歌」 1993年「新流星胡蝶剣/秘術VS妖術」「大英雄」      「ツイ・ハークTHEマジック・クレーン」 「エンド・オブ・ザ・ロード」      「月夜の願い」 1994年「キング・オブ・ギャンブラー」 「恋する惑星」「楽園の瑕」 1995年「シクロ」「裏街の聖者」 1997年「ブエノスアイレス」 1998年「君が見つけた25時」 「フラワーズ・オブ・シャンハイ」「ロンゲストナイト」 1999年「ゴージャス」 2000年「花様年華」「東京攻略」 2001年「ファイティング・ラブ」 2002年「HERO」「インファナル・アフェア」 2004年「2046」 その他の出演者: Richard Ng .... Professor Bao Ching Wan Lau .... Chiu Jordan Chan .... The Singer Farini Cheung .... Nurse Jerry Lamb .... Tong Ching Kar-Ying Law .... Street Preacher Gigi Leung .... May Lawrence Ng .... K.T. Alex To .... Dr. Roger Jaw Hilary Tsui .... Zin Eileen Tung .... Lok Mei Hei Wong .... Triad User Rating: 7.7/10 (35 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ!」 User Comments: オトーサン、 「しょうがないなあ」 またまた、IMDBがさぼっています。 この映画のパンフレットの名文の一部を ご紹介しましょう。 がらくた屋さん http://homepage2.nifty.com/GARAKUTA/denei/zatubun/yakata02.html 日本語字幕付きで観たかった『裏街の聖者』 『裏街の聖者』が香港で公開された頃、 この作品は仲間内でかなり評判になった。 曰く、「トニー・レオンもいいけれど、 ラウ・チンワンが実にいいんだ」。 曰く、「あのね、あのね、リチャード・ンがね、 とってもとっても素敵なの」。 曰く、「やっぱりクリスティ・チョンだよ。ああ、クリスティ……」。 曰く、「ジジ・リョン! ジジ・リョン!  わたしゃジジ・リョン姫に一生ついていきます!」。 わかったわかった。トニー・レオンがよくって、 ラウ・チンワンがよくって、リチャード・ンがよくって、 クリスティ・チョンとジジ・リョンがいいわけね。 それはよ〜くわかった。 よくわかったけど、ところでいったいどういう映画だったの? ところが、香港で観てきた連中がこぞって絶賛するわりに、 そう問いかけるとどうも反応がにぶい。 「え〜とね……下町の医者の話だよ」。 あのね、そんなことは聞かなくたってわかってるの。 いったい、どういう映画だったのさ。 「だからね、トニー・レオンが下町の医者で、 アレックス・トーも医者で、アンディ・ホイも医者で、 リチャード・ンも医者で……とにかくさ、自分で観てよ。 自分で観なけりゃ、この映画のよさはわからないんだから」。 結局、医者がたくさん出てくるってこと以外、ほとんど何もわからない。 しかたがないので、画質の悪いビデオをなんとか手に入れて観てみると……いやあ、実にもってリチャード・ンがいいんだ(笑)。 ラウ・チンワンもいい味を出しているし、 クリスティ・チョンはきれいだし、ジジ・リョンはキュートだし。 で、どういう話かというと……下町の医者の話なんですよ(笑)。 オトーサン、 「日本の人気コミックを映画化したって?」 とはいえ、コミック・オンチのオトーサンには、 「Dr.クマひげ」が、どういうマンガなのか分かりません。 でも、映画「赤ひげ」なら分かります。 「赤ひげ」は、山本周五郎の小説を、黒澤明が映画化。 主演は、あの三船敏郎でした。 「Dr.クマひげ」は、「赤ひげ」が下敷きでは? あるいは、「赤ひげ薬局」が舞台になっているのかも。


恋におぼれて

オトーサン、 メグ・ライアンのフアンです。 その昔、NYに行ったとき、 "You got a mail"の舞台になった"Cafe Lalo"へ (W.83rd St. Amsterdam & B'way) 喜び勇んで行ったものです。 原題:Addicted to Love (1997) 監督:Griffin Dunne 脚本;Robert Gordon Genre: Comedy / Romance Rated R for sexual content. 上映時間;100分 あらすじ: 気のいい天文学者サムは、幼なじみの恋人リンダが 彼のもとを去って、人あたりのいいフランス人アントンと 結ばれたの知って、ガックリきている。 彼は、捨てられた男ならみんなするように、 彼女を追って、NYに行き、荒れ果てたビルに住みつく。 リンダのアパートの真向かいで、 彼女が今の恋人と別れるまで、じっと待つことにする。 サムにとって予想外だったのは、 数週間後、やけにお転婆なオートバイ乗りで 写真家のマギーに出会ったことだった。 元婚約者のアントンに復讐しようとしているのだ。 サムとマギーは、はじめは敵対していたが、 やがて力をあわせて、アントンとリンダを引き離し、 アントンを破滅させようとする。 だが、サムとマギーがお互いを好きになりはじめたので、 事態は、複雑にして微妙なことになる。 出演者: Meg Ryan .... Maggie(マギー) Matthew Broderick .... Sam (サム) Kelly Preston .... Linda Green(リンダ) Tcheky Karyo .... Anton Depeux (アントン) オトーサン、 「メグ、36歳か。若かったんだなぁ」 この映画が上映されたのは、 1997年ですから、いまから7年前。 いまはもう彼女、40歳の大台を超えているのです。 メグの演技は、相変わらず魅力的です。 今秋流行のアニマル柄を着たりしているので、 若い女性には、着こなしの参考になるかも。 拾いものは、相手役のマシュー・ブロデリック、 なかなか好感のもてる青年でした。 MEG RYAN メグ・ライアン 誕生日 1961/11/19 出身 米コネチカット州フェアフィールド ジャーナリスト志願でニューヨーク大学で学んでいたが、 エージェントに見いだされ女優に。 映画デビューは1981年「ベストフレンズ」で キャンディス・バーゲンの娘役。 1991年にデニス・クエイドと結婚し、 2001年7月16日、 ラッセル・クロウとの不倫騒動により離婚した。 二人の間には一児(ジャック)がいる。 「恋人たちの予感」(1988)「めぐり逢えたら」(1993)で ゴールデン・グローブ賞にノミネートされる。 メグ・ライアンはといえば、 ラブコメ映画に欠かせない金髪でショートヘア、 クリッとした瞳の女優。 いくつになっても少女のようなかわいらしい笑顔と 若々しい爽やかな演技は、 どんな映画でも観客を自分のペースに取り込んでしまう 不思議な魅力を持っている。 もちろん、コメディばかりでなく、 「戦火の勇気」の謎の死を遂げた兵士や 「男が女を愛する時」のアル中の主婦アリス役のような 感情の起伏の激しい役や 「シティ・オブ・エンジェル」の女医役で見せたような 大人の演技でも、十分存在感を見せている。 彼女の明るいイメージからか、 あまり感動大作への出演に恵まれないため、 賞歴はないが、自分の個性を貫ける天性の演技力は、 アカデミー賞女優には決して劣ってはいない。 活躍度 ◎→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1981年「ベストフレンズ」デビュー 1983年「悪魔の棲む家3」 1986年「トップガン」「私立ガードマン/全員無責任」 1987年「インナースペース」◆「プロミストランド/青春の絆」◆ 1988年「D.O.A.死へのカウントダウン」◇      「プレシディオの男たち」◆ 1989年「恋人たちの予感」◇ 1990年「ジョー、満月の島へ行く」◇ 1991年「ドアーズ」◆ 1992年「キスへのプレリュード」◇ 1993年「フレッシュ・アンド・ボーン/渇いた愛の行方」◇      「めぐり逢えたら」◇ 1994年「男が女を愛する時」◇「星に想いを」 1995年「恋の闇 愛の光」「フレンチ・キス」◇ 1996年「戦火の勇気」◇ 1997年「アナスタシア」(声)◇「恋におぼれて」◇ 1998年「シティ・オブ・エンジェル」◇      「ユー・ガット・メール」◇ 1999年「キャスティング・ディレクター」◆ 2000年「電話で抱きしめて」◇「プルーフ・オブ・ライフ」◇ 2001年「ニューヨークの恋人」◇ 2002年「デブラ・ウインガーを探して」 2003年「イン・ザ・カット」 MATTHEW BRODERICK  マシュー・ブロデリック 誕生日 1962/3/21 出身 米ニューヨーク 父は俳優ジェームズ・ブロデリック、母パトリシアは脚本家。 グリニッジビレッジで育ち、 高校卒業直前の79年、父との共演で舞台デビュー。 82年「キャッシュマン」で映画デビュー。 活躍度 △→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1982年「キャッシュマン」 1983年「ウォーゲーム」 1985年「レディホーク」 1986年「フェリスはある朝突然に」 1987年「飛べ、バージルプロジェクトX」 1988年「トーチングトリロジー」「ブルースが聞こえる」 1989年「ファミリービジネス」「グローリー」 1990年「ドン・サバティーニ」 1992年「マシュー・ブロデリックの緊急事態」 1993年「ロマンスに部屋貸します」      「黄昏のブロードウェイ/ライフ・イン・シアター」 1994年「ライオンキング」(声)「ケロッグ博士」      「ミセス・パーカー〜ジャズ・エイジの華」 1996年「ケーブル・ガイ」「インフィニティ/無限の愛」 1997年「恋におぼれて」 1998年「ゴジラ/GOZILLA」 1999年「ハイスクール白書/優等生ギャルに気をつけろ」      「GO!GO!ガジェット」 その他の出演者; Maureen Stapleton .... Nana Nesbitt Blaisdell .... Ed Green Remak Ramsay .... Prof. Wells Lee Wilkof .... Carl Dominick Dunne .... Matheson Susan Forristal .... Cecile Larry Pine .... Street Comic Debbon Ayer .... Gwen Maurizio Benazzo .... Euro-Chic Man Paolo Calamari .... French Bartender Helmar Augustus Cooper .... Bus Driver User Rating: 6.0/10 (4,922 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: silverzeroさん Dungarvan, Ireland 2003年3月28日 滅多にお目にかかれない ブラック・ロマンティック・コメディ。 「ロマンティック・コメディ」 この言葉を聞いて最初に思い浮かベルのは、 甘く微笑ましく、長い髪を羽のように軽やかに振る ジュリア・ロバーツの姿だろう。 この映画、一見並のロマンティック・コメディに見えるが、 それとは対照的に、器用で、無謀で、面白い映画なのだ。 これ以上、話してもしょうがないだろう。 メグ・ライアンとマシュー・ブロデリックは、 復讐の念に燃えるストーカーを、 好ましい人物として思わせてしまう好演技を見せる。 アントン役のTcheky Karyoは、 不器用でアホなフランス人を演じているが、、 これが、また、実におかしい。 リンダ役のKelly Prestonは、4人の主役のなかでは、 出来が悪いほうだが、それでもまあまあ。 この映画、機知に富んだセリフこそないものの、 まずは、愉快なドタバタ喜劇といえよう。 ストーリーには、もっと見たいと思わせるものがある。 ジョークも、タイミングがいい。 Robert Palmerの主題歌は、ぞくぞくさせてくれる。 監督のスタイルは、さほど面白いものではないが、 ヒップで、スタイリッシュだった。 この映画、世紀を代表する映画ではないし、 傑作には、程遠いものの、 オリジナリティがあり、まずは面白くできている。 採点は、10点満点で、6.8。 オトーサン、 「は、は、は」 下敷きは、明らかにヒッチコックの名作「裏窓」。 裏窓フアンならば、すぐにピンとくるでしょう。 「裏窓」では、ご存知のように、 怪我をしたカメラマンが退屈で死にそうで、 ついやってしまうということで、覗き見を正当化しています。 ジェームス・ステュワートが、コミカルに演じました。 この映画では、ステュワートの役を、 マシュー・ブロデリックの天文学者に変えています。 世間から非難される「覗き見」をスケールアップさせて、 科学の世界に昇華させることで、笑いを誘うという趣向です。 使われているのは、14世紀に発明され、 ルネッサンス期の画家が活用したカメラ・オプスキュラ。 双眼鏡で覗くなんて、せこいし、古いのです。 この投射機を使えば、 部屋の壁に堂々とお目当ての画像を映し出せます。 あくまでも画像ですが、憧れの彼女とキスもできます。 なお、ステュワートの相手役は、 「裏窓」では、後にモナコ王妃になったグレース・ケリー。 この映画では、ひとひねり、ふたひねりもして、 オートバイ乗りで写真家のメグ・ライアンをもってきています。 リメイクではありませんが、 世紀の名画「裏窓」を下敷きにしたことは、間違いないでしょう。


モンスター

オトーサン、 「どうなってるんだ? こんないい映画を」 上映しているのは、千葉県では、千葉、幕張、市川妙典だけ。 東京ですら、渋谷、立川、東武練馬だけとは...。 「しょうがないなぁ、渋谷まで遠征するか」 原題:Monster (2003) 監督・脚本:Patty Jenkins Genre: Crime / Drama Rated R for strong violence and sexual content,     and for pervasive language. Country: USA / Germany Language: English 上映時間;109分 あらすじ; アメリカで最初の女性連続殺人犯、 アイリーン・ウォーノスの実話に基いた暗い物語。 彼女は、ミシガンで、虐待と麻薬漬けの困難で残酷な子供時代を送った。 13歳で、売春婦になってすぐに妊娠した。 やがて、フロリダに移り、ハイウエー売春婦として トラック運転手たちの欲望を満たしながら、生計を立てた。 物語は、1989年から1990年までの9ケ月に焦点を当てている。 その間、彼女は、セルビーという名の同性愛者の少女と懇ろになった。 そして、まさに、その時、お客を殺しはじめたのだった。 セックスをしないで、金儲けをしようとしたのだ。 ハイウェイ売春婦が連続殺人犯の犠牲者になるのが普通なのに、 事態を逆転させたことになる。 代わって、彼女自らが冷血な殺人犯になったのだ。 出演者; Charlize Theron .... Aileen (アイリーン) Christina Ricci .... Selby(セルビー) Bruce Dern .... Thomas(トーマス) オトーサン、 「おお、変わり果てたこの姿」 セロン、迫真の体当たり演技!なんていう前に、 あの美人がこんなブスに、という思いが襲ってきます。 実に見事に殺人鬼の心理に迫っています。 「身内の悲劇が芸のこやしになっているのだろうな...」 共演のクリスティーナ・リッチ、初めて見ました。 はじめのうちは、素朴な娘だなぁと思ってみていましたが、 ラストシーンで、裏切ったときの顔の恐ろしかったこと。 これも名演技のひとつでしょう。 CHARLIZE THERON  シャーリーズ・セロン 誕生日 1975/8/7 出身 南アフリカ・ベニーノ フランス系の父とドイツ系の母の間に生まれる。 南アフリカ郊外の農場で育ち、モデルとしてキャリアを積んで、 ジェフリー・バレエ・スクールなどで 12年間、クラシック・バレエを学び、 ダンサーになることを夢見ていたが、膝の故障のために断念。 ミラノやパリでトップモデルとして活躍した後、 アメリカで女優を目指す。 長編映画デビュー作は「トゥー・デイズ」で ジェームズ・スペイダーの恋人役。 美しいプロポーションもさることながら、 役柄に合わせた演技力がある。 「ディアボロス」では、精神状態に次第に崩壊していく キアヌ・リーブスの妻役で衝撃的な演技を見せたかと思えば、 「マイティ・ジョー」では、命がけで大ゴリラ・ジョーを守る ヒロイン・ジルのような明るく元気な女性を演じている。 2003年「モンスター」でアカデミー主演女優賞受賞。 活躍度 ○↑ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1994年「CHILDREN OF THE CORN V」 1996年「トゥー・デイズ」◆「すべてをあなたに」◆ 1997年「ディアポロス/悪魔の扉」◆ 「Mr・ダマー2 1/2」◆ 1998年「マイティ・ジョー」◇ 1999年「セレブリティ」◆「ノイズ」◇「ネイビー・ダイバー」      「サイダーハウス・ルール」◇ 2000年「レインディア・ゲーム」◇「バガー・ヴァンスの伝説」◇      「ザ・ダイバー」◆「裏切り者」◆ 2001年「15ミニッツ」▲「スウィート・ノベンバー」◇      「スコルピオンの恋まじない」◆ 2002年「コール」◇ 2003年「ミニミニ大作戦」◇「モンスター」◇ その他の出演者; Lee Tergesen .... Vincent Corey Annie Corley .... Donna Pruitt Taylor Vince .... Gene/Stuttering "John" Marco St. John .... Evan/Undercover "John" Marc Macaulay .... Will/Daddy "John" Scott Wilson .... Horton/Last "John" Rus Blackwell .... Cop Tim Ware .... Chuck Stephan Jones .... Lawyer Brett Rice .... Charles Kaitlin Riley .... Teenage Aileen Cree Ivey .... 7-Year-Old Aileen User Rating: 7.4/10 (8,745 votes) オトーサン、 「変だなあ。主演女優賞だけというのは」 汚い言葉があまりにも多用されたせいでしょうか。 アカデミー主演女優賞受賞:シャーリーズ・セロン User Comments: Scott LeBrunさん Winnipeg, Canada 2004年8月15日 いい映画だ! 「モンスター」は、男たちを殺し、金を盗んだ売春婦 アイリーン・ウォーノス(シャーリーズ・セロン) の 実話を映画化したものである。 アイリーンは、自分と相棒のセルビー(クリスティーナ・リッチ)のために、 普通の暮らしを築こうとするには、殺しに手を染めるしかなかったのだ。 実在の人物アイリーン・ウォーノスは、 フロリダの死刑囚棟で12年過ごした後、2002年に処刑された。 そして、Nick Broomfield によるこの確信犯との 貴重なインタビュー記録が残された。 彼女の人生がどこまで真実に語られているのか分からないが、 脚本も書いたパティ・ジェンキンス監督と 主演女優で共同製作者でもあるセロンが、 このインタビューをともに勉強したことは間違いない。 これは、事実、只ならぬ悲劇的なラブ・ストーリーである。 情緒的に病んだ若い女性を注意深く観察し描いている。 この映画を見る限りにおいては、アイリーンには、 人生において、他に選択肢は全くなかったのだ。 口をだらんと開け、世の中に疲れ果てたアイリーンを演じた セロンは、実に印象的だった。 これによって、アカデミー主演女優賞受賞を獲ったが、 優れたメイキャップに大分助けられている。 クリスティーナ・リッチも、尊敬すべき仕事をした。 彼女の最良の演技のひとつではなかろうか。 「モンスター」は、パティ・ジェンキンス監督の初作品である。 この素晴らしい出来をみると、今後もいい仕事が期待できそうである。 だが、最後に念を押しておきたいのは、やはり、 セロンの演技が、作品自体よりも記憶に残るということである。 10点満点で、8点。 オトーサン、 「トリビアと行こう」 今回のIMDBのトリビア、盛り沢山でした。 まずは、シャーリーズ・セロンについて。 @両親は、南アフリカ生まれのひと。  父はフランス系、母はドイツ系だった。 A父の母や娘への暴力が絶えなかった。  15歳のとき、母は、娘の身を護るために夫を射殺した。  正当防衛でいうことで無罪になった。. B14歳でファッション・モデルになる。 C「モンスター」のアイリーン・ウォーノス役を演じるために、  体重を30ポンド(13kg)も増やした。 Dアカデミー賞の最優秀主演女優賞を得た  2004年2月29日は、ちょうど、  アイリーン48歳の誕生日だった。 Eアカデミー賞に輝いたあと、  出身地の南アで盛大な祝賀会が開催され、  前・南ア大統領ネルソン・マンデラが出迎えた。  マンデラが、祖国・南アの地図を掲げ、  彼女を称えて抱擁すると、セロンは号泣した。 パティ・ジェンキンス監督について。 @女性監督で、本作が初監督である。 Aアイリーン・ウォーノスは、非協力な囚人として有名だが、  パティ・ジェンキンス監督には、数百通もの手紙を出した。  アイリーンの人生について深く知るために脚本を書こうとして  受け入れられたのだった。 Bパティ・ジェンキンスは、言う。  セロンは、アイリーン役にぴったり。  「モンスター」の脚本を書いていたときに、  TVで、たまたま「ディアポロス/悪魔の扉」を見たのよ。  シャロンのように流れるような鼻の持ち主である女優ならば、  クローズアップに耐えるし、  難しいアイリーン役をこなせると思ったのよ。


愛という名の疑惑

オトーサン、 「おお、リチャード・ギアだ。 それに、キム・ベイシンガーとユマ・サーマン、 こりゃ、豪華な出演者だ!」 一も二もなく、借りることにしました。 原題:Final Analysis (1992) 監督:Phil Joanou 原作;Robert Berger / Wesley Strick 脚本;Wesley Strick Genre: Drama / Romance / Thriller 上映時間:124分 あらすじ; 精神病の医者アイザックは、 患者ダイアナの姉ヘザーと恋に落ちる。 ヘザーの旦那は、ギリシャ人マフィアで、 妻のヘザーを乱暴に扱っている。 アイザックは、彼女の離婚を望むが、 彼女は、旦那がどう出るかを非常に恐れている。 彼女には、アルコールを摂取すると半狂乱になるクセがある。 ある夜、彼女は、飲んで、夫を殺してしまう。 アイザックは、その立場を使って、彼女を助けようとする。 だが、果たして、彼女は真実を語っているのだろうか? 出演者; Richard Gere .... Isaac Barr(アイザック) Kim Basinger .... Heather Evans(ヘザー) Uma Thurman .... Diana Baylor(ダイアナ) オトーサン、 「彼って、やはり、大根役者なのかなぁ?」 そんなことを口走ると、 リチャード・ギアのフアンから総スカンを食いそうですが、 キム・ベイジンガーの繊細にして華麗な演技を前にすると、 演技の水準がまったく違うと思わざるをえません。 今回の経歴紹介は、ユマも加えて、3人です。 RICHARD GERE  リチャード・ギア 誕生日 1949/8/31 出身 米ペンシルバニア州フィラデルフィア ニューヨーク・シラキュースで育つ。 サチューセッツ大学で哲学と演劇を学ぶが、 中途退学して、 プロビンスタウン・プレイハウスでの夏期興行で舞台デビュー。 75年「警視総監への報告」で映画デビュー。 78年「天国の日々」で初主演し、 ダヴィッド・ディ・ドナッティロ賞 外国映画部門主演男優賞受賞。 賞歴は少ないが、「プリティ・ウーマン」 「愛と青春の旅立ち」など恋愛映画の 主人公役としては確固たる地位を築いている。 活躍度 ◎→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1975年「警視総監への報告」「ニューヨーク麻薬捜査線」 1977年「ミスター・グッドバーを探して」 1978年「天国の日々」「愛の断層」 1979年「ヤンクス」 1980年「アメリカン・ジゴロ」 1982年「愛と青春の旅だち」 1983年「ブレスレス」「愛と名誉のために」 1984年「コットンクラブ」 1985年「キング・ダビデ/愛と闘いの伝説」 1986年「キングの報酬」「ノー・マーシィ/非情の愛」 1988年「マイルズ・フロム・ホーム」 1990年「背徳の囁き」「プリティ・ウーマン」◇ 1991年「八月の狂詩曲」 1992年「愛という名の疑惑」 1993年「ジャック・サマースピー」「心のままに」 1994年「わかれ路」 1995年「トゥルーナイト」 1996年「真実の行方」◇ 1997年「ジャッカル」◇「赤い迷路」「北京のふたり」◇ 1998年「レッド・コーナー」◇ 1999年「プリティ・ブライド」◇ 2000年「オータム・イン・ニューヨーク」◇      「Dr.Tと女たち」◇「プロフェシー」◇ 2002年「運命の女」◇ KIM BASINGER  キム・ベイシンガー 誕生日 1953/12/8 出身 米ジョージア州アセンズ 81年に映画デビュー。 93年「ボクシング・ヘレナ」の主演を途中降板したことで、 訴えられ、損害賠償金を支払い、破産宣告を受けた。 「L.A.コンフィデンシャル」で アカデミー助演女優賞を受賞。 93年8月のアレック・ボールドウインと結婚。 2001年現在、離婚調停中。娘が一人いる。 活躍度 ○→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1981年「HARD COUNTRY」 1982年「大金塊」 1983年「グッバイ、デイビッド」      「ネバーセイ・ネバーアゲイン」 1984年「ナチュラル」 1985年「フール・フォア・ラブ」「ナインハーフ」 1986年「ノー・マーシイ/非情の愛」 1987年「ブラインド・デート」      「ナディーン/消えたセクシーショット」 1988年「花嫁はエイリアン」 1989年「バットマン」 1991年「あなたに恋のリフレイン」 1992年「愛という名の疑惑」「クール・ワールド」 1993年「ウェインズ・ワールド2」      「ブロンディー/女銀行強盗」 1994年「プレタポルテ」「ゲッタウェイ」 1997年「L.A.コンフィデンシャル」 2000年「永遠のアフリカ」◇      「ブレス・ザ・チャイルド」◇ 2002年「8 MILE」◆「ニューヨーク 最後の日々」◆ UMA THURMAN  ユマ・サーマン 誕生日 1970/4/29 出身 米マサチューセッツ州ボストン 心理学者と大学教授の両親のもとで生まれる。 ニューイングランドの学校に在学中の時、 15歳でニューヨークのエージェントに見出され、 女優を目指してニューヨークの プロフェッショナル・チルドレン・スクールに転校。 映画デビューは87年。 夫のイーサン・ホークとの間に一児がいる。 活躍度 ○→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1987年「ミッドナイト・ガール」 1988年「ジョニー・ビー・グッド」「危険な関係」 1989年「バロン」 1990年「女神たちの季節」      「私が愛した男と女 ヘンリー&ジューン」 1991年「ロビン・フッド」 1992年「愛という名の疑惑」「ジェニファー8」 1993年「恋に落ちたら」 1994年「カウガール・ブルース」      「パルプ・フィクション」 1995年「湖畔のひと月」 1996年「好きと言えなくて」      「ビューティフル・ガールズ」 1997年「ガタカ」◆      「バットマン&ロビン/Mrフリーズの逆襲」◆ 1998年「アベンジャーズ」◇「レ・ミゼラブル」 1999年「ギター弾きの恋」◆ 2000年「宮廷料理人ヴァテール」◇「金色の嘘」◇ 2001年「テープ」◇ 2002年「チェルシー・ホテル」 2003年「キル・ビルVol.1」◇      「ペイチェック 消された記憶」◇ 2004年「キル・ビルVol.2 ザ・ラブ・ストーリー」◇ その他の出演者: Eric Roberts .... Jimmy Evans Paul Guilfoyle .... Mike O'Brien Keith David .... Detective Huggins Robert Harper .... Alan Lowenthal Agustin Rodriguez .... Pepe Carrero Rita Zohar .... Dr. Grusin George Murdock .... Judge Costello Shirley Prestia .... Dist. Atty. Kaufman Tony Genaro .... Hector Katherine Cortez .... Woman Speaker Wood Moy .... Dr. Lee Corey Fischer .... Forensic Doctor User Rating: 5.5/10 (1,970 votes) オトーサン、 「有名俳優が出ている割りには、低いスコアだ」 User Comments: Neil Doyleさん Elmhurst, NY 2003年7月6日 至るところにヒッチコックの要素。 ...だが、見たようなものばかり... もっとましな脚本だったら、よかっただろう。 それが、この暗いメロドラマである。 過去の心理的メロドラマ、 とくにヒッチコック映画からの借用が多い。 ギアとベイジンガーの最後のシーンの舞台設定などは、 その典型である。 灯台の螺旋階段でのカメラ効果は、 ヒッチコック「めまい」の鐘楼シーンから 借りてきたように思える。 サンフランシスコにおける舞台設定も同様だ。 だが、Bernard Herrmannの素晴らしい音楽や 事件に説得力をもたせた脚本というものを欠いている。 キム・ベイジンガーは、 ミステリアスな筋書きに翻弄される女性を見事に演じているが、 ドラマのヘビーなシーンでは、完全に納得させる演技をしていない。 リチャード・ギアは、まるで眠っていたようだった。 だが、ユマ・サーマンと Eric Roberts は、 見終わった後も尾を引くゾクゾクするような演技をした。 最後の激しい雷雨のなか、 悲惨な状況下で灯台に帰還する華麗なシーンは、よかった。 これは、ユマ・サーマンの独壇場だった。 だが、すべては、見たことのあるようなものばかり。 映画が白黒だった時代の素晴らしい心理スリラー映画は、 ほんとうによかったと思わせてくれる。 オトーサン、 「羊頭狗肉とは、このことだ」 せっかくギアとベイジンガーによる情事で 盛り上がっているというのに、お定まりの法廷劇へ。 それが終わると、突然、必然性もないのに、灯台が出てきます。 「そんなに螺旋階段を撮りたかったのか」 観客は、白けてしまいます。 盛りあがっているのは、関係者だけとあいなるのです。 「やはり、ヒッチコックはすごいなあ」


ブロンド・ジャンクション

オトーサン、 「借りたのに、見ないで返すのもなぁ」 先週、冒頭シーンをちらっと見たのですが、 いきなり女性殺人鬼の妖艶な顔のクロースアップ。 「こりゃ、ヒドイ、乱暴だ」と見るのを中止。 まるで、前戯なしのセックスみたいなもの。 主要登場人物は、もっと大事に扱わねばなりません。 「たかが役者」ではないのです。 フアンが目をこらしてじっと見ているのですから。 原題:Betrayal (2003) 監督;Mark L. Lester 脚本;Jeffrey Goldenberg / C. Courtney Joyner Genre: Action / Drama / Thriller 上映時間:90分 あらすじ: ジェインは、すぐさまロスから出る必要があった。 あっと驚くような美女なのだが、 情け容赦ない殺人者としてマフィアに雇われている。 逃走中、手にしているのは、スーツケース。 マフィアのボス、フランクから盗んだ 血塗られた百万ドルがそのなかに入っている。 一方、麻薬を返せと迫られている16歳のケリーも 麻薬ディーラーに殺されてはと逃げ出そうとしている。 事情に感づいた母親エミリーは、ケリーを連れて、 ロスを逃れ、テキサスで新生活を送る決心をする。 だが、そこに行くまでのお金もない。 さて、ジェイン。 いまや、彼女のクビには懸賞金がかかっている。 駅で待ち伏せしているマフィアの手下の銃弾から、 逃れなければならない。 そこで、彼女は、出合ったエミリ−に金を払い、 サン・アントニオまで同乗させてと頼む。 エミリーとケリーは、喜んで申し出を受ける。 だが、不釣合いなトリオを乗せたオンボロ・クルマは、 途中で故障し、部品が必要になる。 修理が終わるまでは、どうしようもないので、 お粗末なモーテルで一夜を過ごすことになる。 ジェインが、 シャワーを浴びているとき、 ケリーは、その裸みたさに部屋に忍び込み、 大金の入ったスーツケースを見つける。 その夜、ケリーは、またも、ジェインの部屋に忍び込み、 スーツケースを盗み、ヒッチハイクでロスへと遁走する。 ジェインは、何が起きたかを知るが、 居場所を嗅ぎつけて襲ってきたマフィアの手下を相手に モーテルの外での銃撃戦に対処しなければならなかった。 連中を撃ち殺した後、ジェインは、 エミリーを拉致し、ケリーがいるロスに帰ろうとするが、 その途中、エミリーは、何とか逃げおおせる。 救ってくれたのは、 FBIのエージェントと称する善人面のアレックスだった。 2人は、ともにロスに戻る。 彼らが、エミリーの自宅に帰り着くと、 ボスのフランクと彼と裏で通じていた刑事の2人が死んでいた。 そのとき、ジェインからアレックスに電話。 エミリーは、親切そうなアレックスが、 実は、殺人者ジェインとグルだったことを知る。 現れたジェインは、ケリーを人質にして、 大金を返せ、さもないとあんたの息子を殺すと脅す。 だが、エミリ−は、拳銃を手にしていた。 事態は急変する。 2人の殺人者、警官たち、マフィアたち、 そして母親と息子を巻き込んでの待ったなしの 生き残りゲームがいまやはじまろうとしていた。 出演者: Erika Eleniak .... Emily Shaw (エミリー) Julie Du Page .... Jayne Ferre(ジェイン) Jeremy Lelliott .... Kerry Shaw(ケリー) James Remar .... Alex Tyler(アレックス) オトーサン、 「このひと、まるで泉ピン子だ」 エミリー役の女優さん、エリカ・エレニアック。 最初は、まことに冴えない主婦ですが、 物語が進むに連れてどんどん美人になっていきました。 一方、あっと驚くド派手な美人キラー、 ジェイン役の女優さんは、どんどん、普通の美人へ。 この対照が愉快でした。 でも、2人とも無名の女優さんのようで、 無名がゆえに粗末に扱われて、気の毒でした。 その他の出演者; Adam Baldwin .... Stan Winston Damian Chapa .... Tony Louis Mandylor .... Frank Bianchi Tom Wright .... Detective Stan James Quattrochi .... Peter Quinn Jason Widener .... Boyd Joe Sabatino .... Sammy Benetto Kiko Ellsworth .... Steve Don Swayze .... Fred Peter Dobson .... Hitman #1 Darrell Dubovsky .... Doorman User Rating: 4.7/10 (105 votes) オトーサン、 「低いなあ」 User Comments: George Parkerさん Orange County, CA USA 2003年11月24日 題名の「裏切り」は、観客の裏切りか。 女殺人者ジェインは、 まさにサイテーのB級映画を地で行っている。 この映画、ちょっと目を通しただけで、 B級映画の出演者ばかりだということが分かる。 観客は、元プレイメイト Erika Eleniakの全裸シーンだけを 期待しているというわけだ。 残念ながら、このひどい映画は、その期待すら満足させてくれない。 のろのろと進み、 美しい女殺人者や大金についての ありふれた物語に終始した。 切れてしまった母親と息子が女殺人者と対決する。 かなりひどい出演者ばかりなので、見る価値はない。 評価は、D+ オトーサン、 「ヒドイ映画も楽しもう!」 そういう姿勢で見ていますが、 この映画、途中までは、共感しようにも絶望的な状態。 でも、旅の途中で、壊れたオンボロ・クルマが、 なんとトヨタのカローラと判明しました。 「そうか、アメリカでは、貧乏人の我慢グルマなんだ」 しかも、その故障の症状が、 オトーサンのアウディA3そっくりでした。 シリンダー・ブロックまでやられてしまったのです。 「こりゃ、簡単には修理できんぞ」 ここで、はじめて、エミリーに共感できました。


レセ・パセ 自由への通行許可証

オトーサン、 「こりゃ、長いなぁ」 170分というと、3時間弱の体力勝負です。 「2日がかりで見終えるとするか」 でも、面白かったので、1晩で見終えました。 いま、ちょっと寝不足気味。 、 原題:Laissez-passer (2002)    Safe Conduct 監督:Bertrand Tavernier 原作;Jean-Devaivre 脚本:Jean Cosmos / Bertrand Tavernier Genre: Drama / War Country: Spain / France / Germany Language: French 上映時間:170分 あらすじ: 占領下のフランスでは、 ドイツの映画社コンチナンタルが、 仏の映画界を取り仕切っている。 助監督で、抵抗運動の活動家、 ジャン・ドゥベールは、同社で働いているが。 狼の歯に挟まれながら噛まれるのを避けている状態。 堅実な生き方をしている脚本家のジャン・オーレンチは、 敵のために働くなんてと事あるごとに言う。 2人にとって、戦時下は、生き残りの戦いそのものだった。 出演者: Jacques Gamblin .... Jean-Devaivre(ジャン・ドヴェーヴル) Marie Gillain .... Olga(オルガ) Charlotte Kady .... Suzanne Raymond(シュザンヌ) オトーサン、 「忙しいひとだなぁ」 主役のドヴェーヴルは、脚本家。 脚本4本を抱えていて、女性が4人。 まめで疲れを知らぬ男です。 彼女の家まで、400kmを自転車で往復。 そのうえ、抵抗運動の活動家として、 列車を爆破したり、ナチの機密文書を盗んだり、 流感にかかっているのに、英国にとんぼ帰り。 「こんなにガンバッテいるのに、経歴が載っていないとは」 いくつかのサイトを覗いて、まとめました。 お相手の女優さんのなかでは、 娼婦オルガが際立っていました。 気立てはいいし、いずれ鞄屋をやりたいという夢を抱いています。 ステキな主題歌"Laissez-passer"を歌っていました。 JACQUES GAMBLIN ジャック・ガンブラン 誕生日:1957/11/16 出身:Granville, Manche, FRANCE 出演作: 1999年 Au coeur du mensonge       Bella Ciao 2001年 Mademoiselle 2002年 Carnages 2003年 A la petite semaine 2004年 25 Degrees in Winter MARIE GILLAIN  マリー・ジラン 誕生日 1975/6/18 出身 ベルギー・リエージュ 父フィリップは展覧会などを企画する実業家、 母ナディーヌは画家で児童作家。 幼い頃から芸能界に憧れ、 81年から90年までマルティーヌ・ヴォルフ芸術教育高等学校で クラシック・バレエとモダン・バレエを学ぶ。 87年より3年間、 アトリエ・テアトル「ル・ヴィヴィエ」で演技を学び、 90年はカナダのケベックの巡業公演に参加した。 「愛人/ラマン」のオーディションには落ちたものの、 91年「さよならモンペール」で映画デビューを飾り、 セザール賞有望若手女優賞にノミネートされた。 93年「裸足のマリー」でパリ映画祭主演女優賞受賞。 93年6月サン=ルイ大学アテネ・ド・リエージュで 高等教育を終了後は、 ブリュッセルのサーカス学校のコースを受講し、 空中ブランコなどのアクロバットを習得した。 97年「愛と復讐の騎士」で セザール賞主演女優賞にノミネートされた。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1991年「さよならモンペール」 1993年「裸足のマリー」 1995年「ひとりぼっちの狩人たち」 1997年「愛と復讐の騎士」 1998年「星降る夜のリストランテ」 1999年「ラスト・ハーレム」 2001年「バルニーのちょっとした心配事」 2002年「レセ・パセ 自由への通行許可証」 その他の出演者; Denis Podalydes .... Jean Aurenche Marie Desgranges .... Simone Devaivre Ged Marlon .... Jean-Paul Le Chanois Philippe Morier-Genoud .... Maurice Tourneur Laurent Schilling .... Charles Spaak Maria Pitarresi .... Reine Sorignal Christian Berkel .... Dr. Greven Richard Sammel .... Richard Pottier Olivier Gourmet .... Roger Richebe Philippe Said .... Pierre Nord Liliane Rovere .... Memaine Gotz Burger .... Bauermeister User Rating: 7.0/10 (256 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ!」 世界の名画になっても不思議ではありません。 スクリーンに流れる歌声がステキでした。 主題歌"Laissez-passer"、 そして「耳に残るは君の歌声」が 実に巧みに使われています。 User Comments: chaderekさん New York City 2002年10月14日 巨匠の傑作 ベルトラン・タベルニエは、 現存するフランス最高の監督であり、 この映画は、間違いなく、彼の最高傑作である。 実在したアーチスト2人の仕事と私生活を再現している。 脚本家Jean Aurancheと監督のジャン・ドヴェーヴルである。 監督は、豪奢なタペストリーを見せてくれる。 第2次世界大戦中の暗黒の日々のフランスの映画産業を 時に、愉快で、優しく、エキサイティングで感動的に描き出している。 2人が働く撮影所は、ナチの管理下にあるものの、 すべての脚本家、監督、技術スタッフは、 コメディやドラマやミュージカルを、 ナチの破壊に役立つように仕立てようとしていた。 反抗や抵抗をさりげなくテーマに潜ませていたのだ。 監督は、フランスの地下運動に実際に加わった ヒーローたちの真実の姿を力強く描いている。 ドイツの記録文書を盗み、これを連合軍に手渡す。 創造的だが困窮している友人たちに手を差し伸べる。 さらに、Jean Aurancheとジャン・ドヴェーヴルが 当時敬愛していた優れた俳優たち、 Pierre Fresnay、 Raimu、Danielle Darrieux、Harry Baur、 そしてちょっと茶化しているが、Fernandelも顔をみせる。 これらが、すべて監督が紡いできた叙事詩の一端なのだ。 日々苦しんでいる貧困、飢餓、抑圧にもかかわらず、 いかにひとびとが大胆に作品を産み出すために 献身的に働いていたかについてかけがえのない洞察をみせる。 残念なことに、若い観客たちは、 監督の狙い、豊かな映像表現や魅力的なスタイルを 正しく評価することができないようだ。 (抵抗運動下のフランスの日常生活のむさくるしさを 美しいフランスの農村風景と対置しながら描いている。 これこそ、本当の映画の美しさというものなのに) この映画の演技には、欠点を見出せない。 こんなに大勢の出演者たち、それも老若男女が、 監督の指導の下、一糸乱れぬ見事な演技をするなんて、 稀有のことだ。 オトーサン、 「映画にとって、音楽って大事だなあ」 音楽ひとつで、映画の成功不成功が決まることだってあるのです。 とくに、ローカルカラーが出ていると、いいですねえ。 フランス映画なら、シャンソン、 イタリア映画なら、カンツォーネやオペラの一節 スペイン映画なら、スペイン民謡やファド そうした強烈なアピ−ル力のある音楽がスクリーンに流れてくると、 もう気分はサイコー。 この映画で感動的なのは、 何といっても、中盤で流れる「耳に残るは君の歌声」でしょう。 この名曲、「カルメン」で有名なフランスのビゼーが 25歳のときに書いたオペラ「真珠採り」の一節。 漁師ナディールが、小船に乗ってやってきた巫女の声を耳にします。 「ああ、あの声は、レイラだ!」 そう気づいて、もう一度昔の恋人の声を聞きたいものだと 切に願って歌うアリアです。 オトーサン、 かつて、「耳に残るは君の歌声 397」 という題名の映画に感激して、CDを買ってしまいました。 名曲「真珠採りのタンゴ」とあわせて、大のお気に入りです。 これを聞いていると、干からびた魂がよみがえるのです。 豊穣の海のようだった若い頃の感情、 世のよしなしごとにかまけて長らく忘れ去っていた感情が、 あたかも霧のなかから忽然と現われくる島影のように 目の前に大きく立ち現われてくるのです。 「逝く春や 吾子消え 老いの目に涙」


ラブ・ザ・ハード・ウェイ 疑惑の男

オトーサン、 「駄作を借りてしまったか」 近くのビデオ屋へ、毎週火曜日に通っています。 半額で、旧作は95円、準新作は195円。 今週は、6本借りて、995円でした。 原題:Love the Hard Way (2001) 監督:Peter Sehr 脚本;Marie Noelle / Peter Sehr Genre: Drama / Crime / Romance Rated R for sexual content, language and violence. Country: Germany / USA Language: English 上映時間:104分 あらすじ; ちんけな泥棒ジャックの物語。 無垢の若い娘クレアに出会い、彼女を犯罪の世界に導き入れる。 一方、彼女は、彼に生活を楽しむことや 愛されることを教える、 出演者; Adrien Brody .... Jack (ジャック) Charlotte Ayanna .... Claire (クレア) Jon Seda .... Charlie (チャーリー) オトーサン、 「このひと、こんなに鷲っ鼻だったっけ」 ジャック役のエイドリアン・ブロディ、 「戦場のピアニスト」 や近作「ヴィレッジ」でおなじみの演技派俳優ですが、 この鼻のおかげで、だいぶトクをしています。 相手役のクレアを演じたシャーロット・アヤーナ、 演技はいまいちですが、つぶらな瞳とやや低音の声がすてきでした。 ADRIEN BRODY  エイドリアン・ブロディ 誕生日 1976/12/23 出身 米ニューヨーク 写真家シルヴィア・ブラーキを母に持ち、 幼少からカメラの被写体となる。 12歳から演劇のクラスに通い、 13歳でテレビ映画「HOME AT LAST」の主役を射止める。 同年、リンカーン付属高校に入学し、演劇を専攻。 活躍度 △→ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1989年「ニューヨーク・ストーリー」 1993年「わが街セントルイス」 1994年「エンジェルス」 1996年「ハード・ブレッド/怒りの銃弾」 1997年「死にたいほどの夜」 1998年「シン・レッド・ライン」◆「ハード・デイズ」      「レストラン」 1999年「サマー・オブ・サム」◆「人質」(TM)◇ 2000年「ブレッド&ローズ」 2001年「マリー・アントワネットの首飾り」◆      「ラブ・ザ・ハード・ウェイ 疑惑の男」 2002年「ダミー」「戦場のピアニスト」 2004年「ヴィレッジ」 CHARLOTTE AYANNA  シャーロット・アヤーナ 誕生日 1976/9/25 出身 プエルトリコ 里親制度の中で育ち、17歳の時、養子に。 テレビでは「プロファイラー/犯罪心理捜査官」(96-98)など。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1999年「テリング・ユー」「キャリー2」「ハード・キャンディ」 2000年「ブルー・イグアナの夜」 2001年「トレーニング・デイ」「ニューヨークの恋人」      「ラブ・ザ・ハードウェイ 疑惑の男」 その他の出演者: August Diehl .... Jeff Pam Grier .... Linda Fox Liza Jessie Peterson .... Pamela Elizabeth Regen .... Sue Katherine Moennig .... Debbie Joey Kern .... Fitzgerald Jonathan Hadary .... Boris Michael G. Chin .... Asian Man 1 Ben Wang .... Asian Man 2 Ned Stresen-Reuter .... Brian Michaela Conlin .... Cara Lee R. Sellars .... Dennis User Rating: 5.8/10 (264 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: snbuzzelli さん Berlin, Germany 2003年4月10日 数週間滞在したい 監督のPeter Sehrは、ドイツ人。 この映画で、世界各地の映画祭で受賞している。 何故かというと、いくつか欠点もあるものの、 極限までの苦しい情事がムードたっぷりで、 それにうまい演技があって、面白いからだ。 ジャック役のエイドリアン・ブロディがいい。 詐欺師で、通俗小説の書き手だが、 生物学専攻の女子学生に自虐的なスタイルの恋をする。 お相手は、向こう見ずなクレア役のシャーロット・アヤーナ。 彼ときたら、豹皮のジャケットから、 オツに気取った歩き方まで、いかにも薄っぺら。 彼女ときたら、そのラルフ・ローレンの衣服から 愛についての理想化された意見まで、無邪気そのもの。 彼をもっとよく知りたいと思うが、突き放される。 そして、彼の泥棒稼業に関わってしまうのだ。 クレアのタフで忠実な親友も含めて、 登場人物たちや会話には何の新味もないが、 新鮮な音楽、うまい助演陣、 そして観光名所でない醜いNYの描写がすてきなので、 数週間、滞在したくなった。 オトーサン、 「この映画、拾いものだったなあ」 平凡などこにでもあるテーマですが、 監督が、脚本、撮影、音楽のすべてに ドイツ人らしい緻密さで目配りしているので、 えも言われぬハーモニーが醸し出されていました。 「こんなつくりかたも、あるんだ!」


38度線

オトーサン、 「38度線か。シュリみたいな映画かなぁ」 このところ、北朝鮮がキナ臭いので、興味を持ちました。 みはじめて、「ありゃ」、 IMDBにまったく掲載されていないのです。 以下、何とか、IMDB風にまとめてみましたが... 原題:? (2003) 企画・制作;韓国国防部 国防弘報院 監督:リュウ・ズンリ 脚本;? Genre: Documentary Country: Korea Language: Korean 上映時間:162分 あらすじ; オトーサン、 「しょうがない、自分でまとめよう」 これは、韓国SBSテレビ系列で放送された記録映画の 3本分をDVDで1本にまとめた完全版である。 3章構成となっていて、 第一章は、Past(南北分断)を扱う。 日本の植民地支配の終了後、 希望もしないのに、東西冷戦のせいで、祖国が分断。 朝鮮戦争では、同胞が殺し合い、 戦火で大勢の家族が離散し、いまだに再会を果たしていない。 第2章、Present(知られざる非武装地帯)では、 イムジン川沿いに50あまりもの古代城の遺跡があり、 南北統一が実現すれば、世界遺産として観光名所になるという。 第3章は、Future(祖国統一への願い)。 合意された南北を結ぶ京義線の開通が遅れているが、 開通すれば、ユーラシア大陸へ続く物流の大動脈になる。 貨物取扱量でアジア第3位の釜山新港が2006年にも 一部開港する。京義線の開通とあいまって、 韓国経済の飛躍的な発展が期待される。 なお、詳しくお知りになりたい方は、 以下のサイトをご覧ください。 http://www.jvd.ne.jp/oth/38do.html 出演者: (資料映像) チャーチル スターリン トゥルーマン マッカーサー 李承晩 毛沢東 金日成 金大中 金正日 (出演者) 陸軍士官学校史学科教授 イ・ジュ 離散家族のひとり    リュ・インジャ 京義線の最後の機関士  ハン・ジュンギ 三星経済研究所北朝鮮チーム長 トン・ヨンスン 他多数 User Rating: なし User Comments: なし オトーサン、 「へぇ、知らなかった。勉強になるなぁ」 38度線が曲がりくねっているとか、 非武装地帯が南北4km、東西250kmと広大だとか。 地雷が100万発も埋められていて、 完全除去には、2兆円もかかるとか... われわれは、 隣国について、あまりに知らなさ過ぎます。 「冬ソナで浮かれているのもいいけど、 若いひとが兵役につかねばならないという 厳しい現実も知っていてほしいなぁ」 このDVD、特典映像が充実していました。 「コリアレポート」編集長の辺真一さんの 懇切丁寧なインタビューが収録されているのです。 11月の大統領選でブッシュが勝てば、 「イラクの次は北朝鮮」という事態がやってくるでしょう。 米国が北朝鮮を相手に火遊びをすれば、 北朝鮮は、傀儡政権の日本を攻撃すると広言しています。 日本を射程距離に収めたノドンが、100発はあるそうです。 そうすれば、東京は、核の火の海。 「千葉に引越したから、ダイジョウブだろう」 なーんて思っていましたが、ノドンは精度が悪いので、 半分くらいは、東京以外に落ちるとのことでした。 「オレって、来年は、もうこの世にいないのかも」 オトーサン、 38度線についてもっと知ろうとサイトを探索をしていて、 大発見をしました。 「へぇ、すごいサイトがあるんだ!」 ・NAVER http://enjoykorea.naver.co.jp/ 韓国サイトのURLを入力すると、 日本語に翻訳して表示したり、 日本語で大量の韓国サイトを検索し、 その結果を翻訳して表示してくれるというのです。 芸能ニュースも満載! そこで、韓国の最新ニュースの翻訳を試してみました。 ・仕事, "ミサイル 打ち上げ 準備 深刻 憂慮"                (09-26 02:25) 日本政府は、北朝鮮のミサイル試験発射準備報道と係わって 深刻な憂慮を北朝鮮に伝達したと サイキー(日本外務省 アジア大洋酒国審議官)が明らかにしました。 拉北疑惑日本人失踪者事件再調査と係わって 北朝鮮側と実務協議をために北京に泊まってある サイキー審議官は、記者たちと会って、 初日会議で北朝鮮側にこういう憂慮の意味を伝達したと言いました. サイキー審議官は、北朝鮮側は、 これ大海どんな反応も現わすのなかったと伝えました. オトーサン、 韓国の最新ニュースの翻訳を試してみて、 「この程度なら、まあ使えるかも」


ディープ・ブルー

オトーサン、 「どうしようかなぁ」 英国BBC放送の記録映画は、定評があって、 NHKの「生き物地球紀行」などでおなじみです。 「まあ、いいか、見に行くか」 松戸のサンシャイン・シネマは、2度目ですが、 近くにある松戸・伊勢丹は、よく見ていないので、 そのチェックがてら、行くことにしました。 原題:Deep Blue (2003) 監督:Andy Byatt/ Alastair Fothergill Genre: Documentary 上映時間;83分 Country: UK / Germany Language: English あらすじ: The natural history of the oceans (海洋の自然史) オトーサン、 「ありゃ、たったこれだけ?」 IMDBがまた手抜きしています。 しょうがない、movies yahoo!で間にあわせるか」 今なお未知の部分の多い、 海の世界に魅了された人々がその神秘に迫る。 海岸で暮らすアシカの親子がいれば、その子を狙うシャチがいる。 やがてカメラは色とりどりの珊瑚礁群を抜け、 さらに宇宙よりはるかに到達した人の少ないという、 真っ暗な深海へと進む。 声の出演者; Michael Gambon .... 語り手 Jacques Perrin .... 語り手(French version) Dalik Volonitz .... 語り手(Hebrew version) User Rating: 7.2/10 (234 votes) オトーサン、 「おお高いスコアだ」 User Comments: John Lonerganさん Dublin 2004年6月23日 お勧めする 巨大スクリーンの巨大な憂鬱。 ダブリンのIMAXシアターが閉鎖された。 つまらん映画ばかりやっていたからだ。 普通の映画館並みの料金でみられるならともかく、 あんな状態では、当然だろう。 この映画、Michael Gambonのナレーションと音楽がヒドイ。 両方とも、あまりに仰々しい。 顎が外れるようなシーンが2つあった。 海の殺し屋シャチが、アシカを空中に放り出したり、 海底に7マイルもの断層があるとは。 だが、見るに値する印象的な海洋生物の生態はあっただろうか? イルカのシーンが多すぎる。 ビデオ映像のいくつかは、ぼやけていた。 とはいうものの、この記録映画は記憶に残るものだった。 海洋のなぎと嵐のコントラストが、よかった。 この映画、お勧めしたい。 オトーサン、 「このひとのコメントよりも、 movies yahoo!のほうが、ずっといいや」 自然ドキュメンタリーの老舗、 英国BBCの制作スタッフが、 7年もの歳月をかけて撮り上げた壮大な海のドキュメンタリー映画。 ロケ地は世界各国200か所にも及んだという。 鰯の群れを巡ってのイルカとサメ、カツオドリの激しい攻防戦。 シャチに狙われるコククジラの親子や、 深海5000メートルの未知の水域で 自ら光を発する発光性動物をとらえた映像など、 これまで誰も観たことのない 驚異のスペクタクルの連続に魅せられる。 オトーサン、 「7年の歳月、ロケ地200ケ所か」 撮影時間7000時間ということだそうですから、 そう簡単に撮れるような映像ではありません。 TVで見たいた映像が多いとしても、 巨大スクリーンで見ると、やはり迫力があります。 目新しかったのは、 ・シャチがアシカの子供を狙って、浜辺に接近し、  海面高く数10メートルも跳ねあげるシーン ・シャチがクジラの子供を殺す手口。  子供の体に乗って窒息させるのです。 ・深海に棲む異様な形をした発光する生物たち。 ・かつて30万頭いたナガスクジラが激減して、  いまや、その1%しか残っていない。 オトーサン、 「こういう映画こそ、子供たちに見てほしいなあ」 地球が、どんなにかけがえのない世界なのか、 その保護のために努力がいることを分かってほしいものです。


ザ・ニンジャ

オトーサン、 「見るからに、怪しげな映画だなあ」 原題をみると、さらに、その感を深めました。 "Lethal Ninja"、 明らかに「リーサル・ウエポン」のマネです。 原題:Lethal Ninja (1993) 監督:Yossi Wein 脚本;Chris Dresser Genre: Action 上映時間;83分 あらすじ; アメリカの忍者ジョーの妻が人質になる。 誘拐したのは、あるアジアの島のナチ化学者。 ジョーは、アフリカ系アメリカ人忍者ピートと組み、 妻ドミニクを助けようとする。 出演者: Ross Kettle .... Joe (ジョー) David C.Webb .... Pete(ピート) Karyn Hill .... Dominique(ドミニク) Norman Coombes .... Kray (クレイ) オトーサン、 「どの役者も、大したことないなぁ」 とくに、ドミニク役は、???。 どうみても、微生物学者には見えません。 妻にも見えません。ただの女子大生です。 全員、経歴が出ていませんでした。 その他の出演者: Kimberleigh Stark .... Farida Ken Gampu .... Ndumo Frank Notaro .... OmarLen Sparrowhawk .... Dr. Johannsen Douglas Bristow .... Mac David Phetoe .... African President Kray"s Bodyguard #1 ...Paul Franders Chris Ollie .... Kray's Bodyguard #2 Neville Strydom .... Omar's Bodyguard #1 Rickey Wainstein.... Omar's Bodyguard #1 Ernest Hlabana... Customs Man John Ferreira ... Hotel Manager User Rating: 1.9/10 (28 votes) オトーサン、 「低いなぁ、低いなんてもんじゃない」 User Comments: richard r. chandelerさん 2002年10月6日 スケートする忍者 はじめて、忍者がローラースケートをするのを見た。 これが、売りなのか? 他にないのか。 そう、この映画、相当ヒドイ。 おかしいほど馬鹿げている? その通り。 最高に悪い映画ではないが、そう思わせるシーンがある。 そのひとつは、完全に怪しげなファイトシーンのオンパレード。 自分なら、もっと巧くやれると思うシーンもある。 この分野には、全く無知な私でさえ、そう思うのだ。 特にヒドイのは、最後の幕切れ。 誰が誰と戦ったか、ばらそうとは思わないが、 言っておきたいのは、 映画史上、最も、しょぼいファイト・シーンだった。 他のひとのコメントを読むと、 主人公ジョーの妻ドミニク役の演技がヒドイと指摘していた。 彼女は、史上最悪の女優だろうが、 彼女の出演シーンは、なかなかよかった。 というのも、何とか巧くしゃべろうとしているものの、 ドラマティックな緊張感がすべて消えるという特技を披露していたからだ。 愉快だった。 Troll II, anyone? 彼女なら、お似合いだろう。 だが、演技だけが悪いわけではない。 主人公とキックボクシング友達の間で 交わされるのユーモアは、まったく機能していなかった。 もし、ヒドイ映画が好きなら、 ぜひ、この映画を見て、確めてほしい。 ただし、最後まで見ること。 というのも、エンド・クレジットが流れる前に、 オーケストラ入りで、映画のクリップが出てくるのだ。 製作陣は、80分で叙事詩を見せることできた。 そう思いこんでいるようだ。。 オトーサン、 「金返せ!、時間泥棒!」 こんなことは、生まれてはじめてですが、 日本語字幕の人名とエンドタイトルに流れる出演者名とが まったく一致しないので、照合作業に半日かかりました。 サイトを探し回っていたら、 同じように「金返せ!」というひとがいました。、 http://occhonji.at.infoseek.co.jp/kakuron/lethal/ 彼は、この映画の誤りを数えあげています。 ・捕まってるなら、お茶してないで  後ろにはホテルの客たくさんいるんだから助け呼べよ ・あれだけ工場のいろんなとこに爆弾を仕掛けといて  誰もいない偵察塔だけ爆破? ・ローラースケートに仕込んだ刃が  カシャンカシャンいいながら光ゲンジ状態。  笑うところでいいんだな? ・だいたいだな、エンディングの空撮で  自分たちのヘリの影が映りこんでても気にならないのか? オトーサン、 「悪い映画は、アラあら捜しで、楽しもう!」


アイ

オトーサン、 「これって、どこの国の映画なのだろう?」 舞台は、タイのバンコク。 主演女優は、マレーシア生まれで台湾で活躍。 相手役は、香港の俳優さん。 明らかに日本の「リング」の影響を受けている。 「...アジアは、ひとつになりつつあるんだなあ」 原題:Jian gui (2002) The Eye 監督:Oxide Pang Chun / Danny Pang 脚本;Jo Jo Yuet-chun Hui / Oxide Pang Chun    Danny Pang Genre: Drama / Horror / Thriller Rated R for some disturbing images. Country: Hong Kong / UK / Thailand / Singapore Language: Cantonese / Thai / English / Mandarin Color: Black and White / Color 上映時間:99分 あらすじ: 目の見えない娘が角膜移植を受けて、視力を取り戻す。 だが、その結果、思いもかけないことに、 幽霊を見ることができるようになっていた。 幽霊たちのなかには、敵対的なものもいて、 彼女は、自分がもらった角膜の持ち主を訪ねる旅に出る。 そして、持ち主の死者の過去を知ることになる... 出演者: Angelica Lee .... Mun (ムン) Lawrence Chou .... Dr. Wah(ウォー) Yut Lai So .... Yingying(インイン) オトーサン、 「可愛い娘さんだなぁ」 日本の女子大生のようなカンジの清純な女優さんですが、 なかなかの熱演・好演でした。 海外映画俳優マガジンには、 残念ながら、経歴が出ていませんでした。 IMDBによれば、身長 163cm。 マレーシアの歌姫、台湾で評判。 香港と台湾で成功している女優・歌手とありました。 その他の出演者: Chutcha Rujinanon .... Ling Candy Lo .... Yee Yin Ping Ko .... Mun's grandmother Pierre Png .... Dr. Eak Edmund Chen .... Dr. Lo Wai-Ho Yung .... Mr. Ching Wilson Yip .... Taoist User Rating: 7.0/10 (2,952 votes) オトーサン、 「へぇ、こんなに高いスコアなのか」 User Comments: scobbahさん Norrkoping, Sweden 2004年7月6日 まさに日本のホラー映画。 私は、日本のホラー映画、 例えば、「リング」3部作に入れ込んでいる。 この作品には、まさに日本映画の響きがある。 実に傑作だ。 この映画、ビデオ化される前にいろいろと取り沙汰されていた。 それが、どうだ! 素晴らしい撮影と演技によって、 心理ホラーの新境地を切り拓いているではないか。 緊張の糸がとぎれることがなく、 心のなかの葛藤が破綻することもない。 これは何なのか? 一体、何が起きているのか? この作品には、真の驚きが待っている。 素敵なコメントや引用を交えながら、恐ろしい物語が進んでいく。 「リング1」を思い出す。 すばらしい映画だ。 この映画のスムースな動きに惚れ惚れしたけれども、 「リング」3部作よりも、いいとは思わなかった。 この映画を見ても、時間がムダになることはないだろう。 至福の映画だ! 10点満点で7点! オトーサン、 「確かに、"リング"の雰囲気にそっくりだ」 リングの反響がアジアに広がっているというのは、 日本人としては、何となくウレシイものです。 でも、この映画の完成度は、 "リング"を凌駕しているように思いました。 目の不自由なひとが主人公という映画は、よくありますが、 視覚芸術である映画で、視覚を奪われたひとを描くと、 どうしても、画面に、ある種の緊張感が出てきます。 私事を引き合いに出して説明して恐縮ですが、 以前、白内障が悪化して、 ほとんど前が見えないまま運転したことがありました。 その時の、何が起きるか分からない、 「一瞬先は闇」という緊張感を再体験しました。i この映画、幽霊が見えるというアイディアも採用したことで、 一層、その緊張感を高めるのに成功していました。


トゥー・ブラザーズ

オトーサン、 「どうしようかなぁ」 予告編を見ると、可愛い子トラが出てきたりして、 いかにも、ディズニー映画風です。 松戸のサンシャイン・シネマでやっていというので、 松戸の街と映画館をチェックしに出かけてみました。 予想に反して子連れのおばさんで満員でした。 原題:Two Brothers (2004) 監督:Jean-Jacques Annaud 脚本;Alain Godard / Jean-Jacques Annaud Genre: Adventure / Drama / Family Rated PG for mild violence. Country: France / UK Language: English / Thai 上映時間:109分 あらすじ: 舞台は、人里離れた場所。 2匹のトラの子が密林の寺院遺跡で生まれる。 片方は、シャイでおとなしく、もう一匹は、大胆で凶暴。 だが、祭りの日に、兄弟トラは、離れ離れになる。 大胆な兄は、サーカスへ。 ホームシックと檻の中の暮らしで、元気を失う。 やがて、シャイなほうのトラは、行政官の一人息子のペットになる。 だが、事件のおかげで、手放すことになり、 おとなしい性質を失わされ、虎狩り用に仕立てられる。 大人の虎になったとき、 兄弟トラは、再会するが、敵として相対することになる。 出演者: Guy Pearce .... Aidan McRory(マックローリー) Jean-Claude Dreyfus .... Administrator Normandin(ノルマンディン) Freddie Highmore .... Young Raoul(ラウル) オトーサン、 「俳優の紹介といっても、 この映画、ほんとうの主役は、トラだからなぁ」 でも、主役のガイ・ピアーズ、精悍でした。 統括行政官役のジャンク・ロード・ドレフィス、 ムリヤリ、この役をもらったようですが、 でっぷりしたお人よしぶりが好感をもてました。 でも、王様にぺこぺこするという設定は、 子供の教育上甚だよろしくないのでは? 子役は、可愛さ満点でした。 この2人の経歴紹介は出ていませんでした。 GUY PEARCE  ガイ・ピアース 誕生日 1967/10/7 出身 英 活躍度 ○↑ パイロットだった父の仕事の関係で 3歳の時にオーストラリアに移り、メルボルン近郊の街で育つ。 ティーン時代にはボディ・ビル大会でジュニア・ミスターに選ばれる。 高校卒業と同時にテレビ・シリーズ「NEIGHBOURS」に 4年に渡り主演を務め、オーストラリアでアイドルに。 映画は89年「HUNTING」でデビュー。 97年「L.A.コンフィデンシャル」の刑事エド役で注目される。 「ラビナス」でもジョン・ボイド大尉役で主役を演じている。 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1994年「プリシラ」 1996年「月に願いを」 1998年「L.A.コンフィデンシャル」◇ 1999年「ラビナス」◇ 2000年「英雄の条件」◆「メメント」◇ 2001年「記憶のはばたき」◇ 2002年「タイムマシン」◇「モンテ・クリスト伯」◇      「トエンティマン・ブラザーズ」◇ 2004年「トゥー・ブラザーズ」◇ その他の出演者: Oanh Nguyen .... His Excellency Philippine Leroy-Beaulieu .... Mrs. Normandin Moussa Maaskri .... Saladin Vincent Scarito .... Zerbino Mai Anh Le .... Nai-Rea Jaran Phetjareon .... The Village Chief Stephanie Lagarde .... Miss Paulette Bernard Flavien .... His Excellency's Majordomo Annop Varapanya .... Sergent Van Tranh David Gant .... Auctioneer Teerawat Mulvilai .... Verlaine Somjin Chimwong .... Napoleon User Rating: 7.1/10 (707 votes) オトーサン、 「おお高いスコアだ」 User Comments: Amy Davies さん Birmingam, England 2004年7月23日 何で、この映画がうっとおしいなんて言うんだ。 ユーザーコメントに目を通すと、 この映画がうっとおしいなどというひとがいる。 途中で映画館を出てしまったというひともいる。 そう、最後まで見ていたら、 ほんとうに素晴らしい結末だったと思うだろう。 「バンビ」や「ライオン・キング」などよりも悲しくない。 この映画から子供たちを守る必要もない。 事実、見せてやったほうがいい。 この程度で動揺するほど過敏な子供はいないはずだ。 むしろ、動物虐待の現状を気づかせるほうがいいはずだ! P.S. 虎の子供たちの泣き声の可愛いこと。    それだけでも、見にいく価値がある。 オトーサン、 たまたま両隣りに座ったのが、女の子でした。 ちと幼な過ぎるのが難ですが、「両手に花」の状態。 彼女たち、身を乗り出して子虎の苦境をみつめていました。 その姿に感動しました。 「映画監督って、ステキな職業だなあ。 ところで、この映画、どうやって撮影したんだろう?」 これだけ、虎が出ずっぱりでは、さぞ撮影が大変だったでしょう。 幸い、Movies Yahoo!で、監督インタビューを発見しました。 取材・文:平野敦子(以下Q) Q:今回の撮影には30頭のトラが使われたということですが、 監督の一番のお気に入りのトラは? 私の一番のお気に入りは“サンガ”役のトラでした。 彼は本当に魅力的な目をしていて、 すごく深みのある表情をしていたんですね。 みなさんひとくくりにトラと言いますが、 実はそれぞれが個性的で、性格が一頭一頭異なるんですよ。 そのシーンごとに必要な性格というものがあるわけですから、 それぞれのシーンによって何頭ものトラを使い分けました。 映画には主役のトラというものがいますよね。 そのトラには人間のスターと同じように、 彼ら専用のスタントがいました(笑)。 動物というのはなかなか集中力が持続しませんから、 メインのシーン以外は、 よく似たスタントのトラを使って撮影したりして、 合計30頭のトラ達が活躍することになりました。 Q:遺跡での撮影や、子どもやトラ相手の難しい撮影の中で、 一番大変だったことは? プロモーション(宣伝)活動です!  なぜかと言えば、この映画は一言で説明することが とても難しいからです。 一見これは子ども向け映画だという印象を与える作品です。 けれどもこの作品には実は、家族や兄弟の絆、 そして動物と人間の友情や、野生動物の絶滅の危機など、 様々な奥の深いテーマが盛り込まれているのです。 トラたちはとても賢かったし、子どもの俳優も飲み込みが早く、 優秀なクルーにも恵まれましたので、 撮影はとても順調に進みました。 遺跡の撮影も考古学者達のアドバイスにより、 スムーズに行えたのです。 私はこれは人間の俳優が出演するフィクションのドラマであるけれども、 あくまでも動物の視点で描かれた作品だということを 知ってもらいたいのです。 ただの表面的な”動物映画”ではないということを、 いかに観客の皆様にわかっていただくかということが、 より重要だということを申し上げたいと思います。 Q:この映画の一番のハイライトシーンはどこだと思いますか? 私が最も素晴らしく感動的なシーンだと思うのは、 離ればなれになっていた兄弟のサンガとクマルが、 偶然にも再会するところです。 私たちはあのシーンを撮る時に、 果たして我々の思い描くような、 再会のシーンが撮れるかどうか、とても心配していました。 実際にあのシーンを撮るために15日間、 本物の兄弟のトラを引き離していたんですが、 お互いを再び会わせた時に兄弟だとわかるかどうか、 あるいは二頭がケンカを始めてしまったら…… などと思い悩んでいたのです。 それこそトラに気持ちを聞いてみなければわからない というような状況でしたね(笑)。 あそこは撮影していた私たちも、 心を強く揺り動かされたシーンでもありました。 彼らは私達の望んだ以上の演技を見せてくれたし、 演じるという以前に、 本当に心からしばらくぶりの兄弟との再会を 無邪気に喜んでくれたのです。 その感動が、きっと画面にもにじみ出ていると思います。 Q:トラと同じ空間で共演したのは、 ガイ・ピアースの1シーンだけだったそうですが? あれはガイ・ピアースからの”一度でいいから、 実際に300キロもある猛獣の前に立ってみたい。 その時に自分がどのような気持ちになるのかということを 体験してみたい”という、たっての願いだったのです。 だから一番おとなしい、頼りになるトラを選んで、 撮影の直前にお腹一杯のお昼ご飯を与えた上で 撮ったという訳なんです。 それによってガイ・ピアースは開眼し、 その体験がその後の彼の演技にすごく反映されていたと思いますよ。 Q:ガイ・ピアースは猫を飼っているそうですが、 監督はいかがですか? 彼は猫を7匹も飼っているんですよ!  私も以前猫を飼っていました。 その猫がこの映画の私にとってのコンサルタントでもあったのですが、 残念ながらうちの猫は、 本作がパリで公開される日に亡くなってしまいました……。 私は田舎に農場を持っていて、 そこにはロバやポニー、羊、ガチョウ、アヒル、ハト、ウサギなど、 たくさんの動物がいます。 Q:パリでこの作品が公開された時の観客の反応はいかがでしたか? とても良かったですね。 大変好意的な批評が多かったし、興行的にもヒットしました。 Q:他の国での公開の予定は? 世界中での公開が決まっています。 それこそ公開されない国を数えた方が早いぐらいですよ。 確か195か国というようなレベルだったと思いますが……。 あ、私のボスが220か国と申しておりますので、 では220か国ですね。 オリンピックに出場しているような国は すべてカバーしていると思いますよ(笑)。 Q:監督はどのような観客にこの映画を観てもらいたいと思いますか? 私はどのような観客に観てもらいたいと、 ターゲットを絞って映画を作っている訳ではないんです。 まず私にとって一番最初の観客というのは私自身ですから。 もちろん中心となる観客というのは大人の方々だと思いますが、 子どもさん連れでいらっしゃっても、 お子さんも大人も、 両方が十分に楽しめる内容になっていると思います。


ホワイト・オランダー

オトーサン、 「おお、あった!」 数年前に見たいと思っていて、見逃した映画です。 ホワイト・オランダー(白い夾竹桃)、 綺麗ですが、毒があるそうです。 原題:White Oleander (2002) 監督:Peter Kosminsky 原作:Janet Fitch 脚本:Mary Agnes Donoghue Genre: Drama Rated PG-13 for mature thematic elements       concerning dysfunctional relationships,       drug content, language, sexuality and violence. Country: USA / Germany Language: English 上映時間:109分 あらすじ: アリストッドは、カリフォルニアに住む15歳の少女。 母親のイングリッドは、美しい自由な魂をもった詩人。 母娘だけの暮らしは、普通ではないが、満足すべきものだった。 だが、ある日、バリーという男がその暮らしに入ってきて、 イングリッドは、彼に夢中になったものの、捨てられて、 すべてがめちゃめちゃになる。 復讐のために、イングリッドは、 好きな花、白い夾竹桃の毒を用いて、バリーを殺す。 終身刑を言い渡されて、刑務所へ。 アリステッドは、そのため、里親から里親へと 10年あまりの間、転々とさせられる。 彼女は、禁じられた恋、宗教、死に近づくという体験、 麻薬や飢え、そして、愛される喜びを味わっていく。 だが、この年月の間、彼女はムショ暮らしの母親と文通を続ける。 母親は、アリステッドに生きる力を贈り続ける。 アルステッドのほうは、母親に愛することの価値を教えることになる。 出演者: Alison Lohman .... Astrid Magnussen(アストリッド) Michelle Pfeiffer .... Ingrid Magnussen(イングリッド) Renee Zellweger .... Claire Richards(クレア) Robin Wright Penn .... Starr Thomas(スター) Patrick Fugit .... Paul Trout(ポール) オトーサン、 「ミシェル・ファイフアー、最高の演技のひとつだ!」 夾竹桃の白い花のように 美しく、誇り高く、危険な女を見事に演じていました。 それに負けず劣らぬ演技をしたのが、新人女優。 「フーン、アリソン・ローマンっていうのか」 海外映画俳優マガジンに経歴が出ていませんでしたが、 あちこちのサイトをみて、まとめました。 ALISON ROHMAN アリソン・ローマン 誕生日 1979/9/18 出身、米カリフォルニア州 Cap21プログラム(芸術やIT分野の総合学習)の学位を ニューヨーク大学芸術学校で受ける。 ロサンジェルスに移住し、映画界でのキャリアをスタート。 「ホワイト・オランダー」では、オーディションで 400人ものなかから、ヒロイン役を射止める。 「マッチスティック・メン」では、24歳で14歳の少女を好演。 小柄なこともあって、年齢を一切感じさせない演技力をもつ。 天真爛漫な笑顔が魅力的。 出演作 1998年「クジラ」、 1999年「13F」、 2002年「ホワイト・オランダー」 2003年「マッチスティック・メン」 MICHELLE PFEIFFER  ミシェル・ファイファー 誕生日 1958/4/28 出身 米カリフォルニア州サンタアナ ファウンテン・バレー高校で演技を学び、卒業後ロスへ。 映画デビューは80年「THE HOLLYWOOD KNIGHTS」。 82年「グリース2」の主役で注目される。 88年「危険な関係」でアカデミー助演女優賞にノミネート。 89年「恋の行方 ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」、 92年「ラブ・フィールド」で同賞主演女優賞にノミネートされた。 「ラブ・フィールド」ではベルリン映画祭主演女優賞に選ばれている。 活躍度 ◎→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1980年「THE HOLLYWOOD KNIGHTS」「マンハッタン・ラプソディー」 1981年「オリエンタル探偵殺人事件」 1982年「グリース2」◇ 1983年「スカーフェイス」◆ 1985年「眠れぬ夜のために」「レディホーク」 1986年「くたばれ!ハリウッド」 1987年「イーストウィックの魔女たち」      「アメリカン・パロディ・シアター」 1988年「愛されちゃってマフィア」「テキーラ・サンライズ」      「危険な関係」◆ 1989年「恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」◇ 1990年「黒い果実」「ロシア・ハウス」 1991年「恋のためらい/フランキー&ジョニー」 1992年「バットマン・リターンズ」◇「ラブ・フィールド」◇ 1993年「エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事」 1994年「ウルフ」◇ 1995年「デンジャラス・マインド/卒業の日まで」 1996年「逢いたくて」「アンカー・ウーマン」 1997年「シークレット/嵐の夜に」「素晴らしき日」 1998年「プリンス・オブ・エジプト」(声) 1999年「ディープエンド・オブ・オーシャン」◇「真夏の夜の夢」      「ストーリー・オブ・ラブ」◇ 2000年「ホワット・ライズ・ビニース」◇ 2001年「アイ・アム・サム」◇ 2002年「ホワイト・オランダー」 その他の出演者: Amy Aquino .... Miss Martinez John Billingsley .... Paramedic Elisa Bocanegra .... Girl In Fight Darlene Bohorquez .... Prisoner Solomon Burke Jr. .... Guard Scott Allan Campbell .... Bill Greenway Sam Catlin .... Teacher Debra Christofferson .... Marlena Billy Connolly .... Barry Kolker Marc Donato .... Davey Thomas Svetlana Efremova .... Rena Vernon Haas .... Guard Sean Happy .... Dirt Bike Boyfriend Cole Hauser .... Ray Leila Kenzle .... Ann Greenway Cathy Ladman .... Swap Meet Mother Drinda Lalumia .... Patty Myra Lamar .... Detective James Lashly .... Reverend Daniels James W. Lee .... Prison Visitor Daniel Mandehr .... Dad at Induction Area DeVonda Manghane .... Guard at X-ray Machine Taryn Manning .... Niki Melissa Marsala .... Julie Melissa McCarthy .... Paramedic Roger McIntyre .... Police Officer Dallas McKinney .... Owen Brian Mulligan .... Bailiff Allison Munn .... Hannah Kali Rocha .... Susan Valeris Stephen Root .... Michael Jennifer Saxon .... Swap Meet Daughter Samantha Shelton .... Yvonne Mark Soper .... Patrick Liz Stauber .... Carolee Carl Sundstrom .... Police Officer James 'Kimo' Wills .... Comic Book Store Clerk Noah Wyle .... Mark Richards Biff Yeager .... Judge User Rating: 6.9/10 (3,642 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ!」 User Comments: Kathlinaさん USA 2004年9月11日 傑出した演技 この映画について、一言で言えといわれたら、 「スゴイ (Amazing)」になるだろう。 この映画の演技は、傑出している。 特に、アリソン・ローマンとミシェル・ファイファーがいい。 アリステッドを演じたアリソン・ローマンは、実に感動的だった。 原作を読んで、思い描いたひと、そのままだった。 1度ならず、涙した。 Patrick Fugit とレネ・ゼルイガーも素晴らしい。 唯一、夢中になれなかったのは、撮影とカメラ・アングル。 その他の演技、音楽、物語など、すべてが素晴らしかった。 あたゆる年齢のひとに、推奨したい。 10点満点で9点。 オトーサン、 「へえ、こんなサイトもあるのか」 アリソン・ローマンのインタビューが載っていました。 ・シネ・ピープル http://www.walkerplus.com/cinema_back2/int_20030218.html インタビュワー、海崎ちぢみ(以下U) : 本作では母親が恋人殺しで終身刑を言い渡されたため、 里親の元を転々と渡り歩くアストリッドの 葛藤と成長の軌跡が描かれています。 アリソンさんはそのアストリッド役を細やかに演じられていますが、 最初に脚本を読まれた時の印象は? アリソン・ローマン(以下A): 脚本を読んで最初はすごい役だなって圧倒されました。 でもそれはオーディション前であり、 その時点ではまさか自分が選ばれるなんて思ってもみなかったから、 役柄へのチャレンジを楽しんでいました。 そして実際に抜擢された時は有頂天になって喜びましたが、 そこで初めてその役を自分で演じなくてはいけないという現実に直面し、 とても不安になりました。 U: アストリッドは14〜18歳という年齢の役柄ですが、 撮影当時アリソンさんは21歳だったということで、 役作りで苦労された点は? A:やはり苦労しましたね。 特に14〜18歳という年齢は女の子がいちばん変わる多感な時期だから、 どうやって演じようかと考えました。 それで監督とお話をしたり、 衣裳さんやメイクさんに相談したりしましたが、 実際には里親を変わるごとに髪型やメイク、衣裳を変えていって、 環境に順応していけるように努力しました。 また基本的にアストリッドはとてもシャイで、 感情を表に出さない女の子。 だから抑えた演技で心情を表現しなければならなかった点も 難しかったです。 U: 今回そんな心の変化を表現しやすいようにと、 時間軸に沿った順撮りをされていったそうですが。 A:その点ではかなり助かりました。 それに監督は全面的にサポートしてくれて、 とても自信を与えてくれました。 こと細かく演出するというよりも、 私の役柄の理解度や把握度を信頼してくれて、 「自分が感じたことをそのまま正直に表してみなさい」と 言ってくれたのです。 だから自分でまず演じたうえで、 助けが必要な場合だけいろいろと指示を出してくれました。 U: アストリッドの役作りにおいては、 ご自分の思春期の頃の感情などを参考にされたりしましたか? A:やはりどんな女の子でもそういう時期を 経験してるんじゃないかと思います。 たとえば何に対しても疑問をもったり、反抗的になったりした時期をね。 でもアリソンの感情はもっと深いレベルにあり、 彼女が反抗している理由というのは、 とにかく「助けて」と叫んでいるようなものだったと思います。 U: 今回ミシェル・ファイファーや レニー・ゼルウィガー、ロビン・ライト・ペンといった 演技派女優の方々と共演されていますが、 その時のエピソードを聞かせてください。 A:とにかく3人共、忍耐強く私の面倒を見てくれ、 大人の女優としてもいろいろとアドバイスをくれました。 まずミシェルですが、 彼女は私がとてもシャイで、 こういったインタビューを受けて自分の考えを言葉で表すのが とても苦手だってことをすごくわかってくれたんです。 それであえて「女優として演技をすることは楽しんでやればいいこと。 でもこういったインタビューこそ本当の仕事だと考えて、 ちゃんとやらなくてはいけないのよ」と言ってくれました。 それを聞いて、比較的楽にできるようになりましたね。 レニーは撮影直前までヘッドホンで音楽を聴いていました。 撮るシーンに合った音楽を聴くことによって そのシーンに入り込むというやり方だそうです。 また、彼女は撮影の直前まで監督といろいろと話合って、 監督の意見を取り入れていました。 そのほか彼女は新人である私をリラックスさせようと、 毎日、本やコーヒー、お花などのプレゼントを 買ってきてくれたりして、とても気を使ってくれました。 そしてロビンは撮影現場で、しゃべり方から振舞い方まで “スター”という里親になりきっていました。 実は撮影に入る2週間前に彼女と会っているんですが、 その時に会った彼女の印象と 現場での彼女とはまったく別人だったので 本当にすごいと思いました。 U :この映画を経て経験したものは大きかったと思いますが、 最後に今後のキャリアについての抱負を聞かせてください。 A:これからも尊敬する監督や俳優の方々と仕事をして、 もっと自分自身向上していたいと思っています。 また、自分が心から興味が持てるような役を演じていきたいですね。 オトーサン、 「そうか、新人女優って、こうやって育てるんだ」 @愛や思いやり。 A物心両面のサポート。 B自からいいお手本を示す。 どの職場でも、この3点は基本ですよね。 「たかが選手」とか、「新入りのくせに」なーんて、 たとえ思っていても、口に出してはいけません。


ダンス・オブ・テロリスト

オトーサン、 「また、テロリストものか」 最近、この手の映画が増えています。 北オセチア共和国の体育館テロ事件は、 いかなる残忍な映画よりも、残忍でした。 現実のほうが残忍さで先行しているなんて... 希望とともにはじまったばかりの21世紀は、 既に戦慄すべき世紀末の様相を呈してきました。 原題:The Dancer Upstairs (2002) 監督:John Malkovich 原作・脚本:Nicholas Shakespeare Genre: Drama / Thriller / Crime Rated R for strong violence, and for language. Country: Spain / USA Language: English / Spanish / Quechua 上映時間;133分 あらすじ; 不可能な世界での叶えられぬ愛に 一途の望みを抱いたレハス刑事の物語。 彼が追う相手は、妄想的なアナーキスト、エゼキエル。 ラテン・アメリカのファシスト政権に対する 残忍な革命に加わるよう、無知な民衆を扇動する男。 レハス刑事は、自分の仕事に誇りをもち、 妻と娘とともに過ごす日々に幸せを噛みしめていた。 だが、ダンサーのヨランダに出会う。 娘の通うバレエ教室の心暖かい美人教師だった。 そして、長い間、忘れていた情熱の火が燃え上がる。 彼女は、この腐敗した問題山積の国において ただ一人、善なるものを代表しているように思える。 台風から守ってくれるシェルターのようだ。 だが実は、ヨランダは、台風の目なのかも知れない...。 革命が迫り、エゼキエル逮捕が目前となったとき、 ダンサーの秘密が明らかになる。 出演者; Javier Bardem .... Det. Lt. Agustin Rejas(レハス) Laura Morante .... Yolanda(ヨランダ) Abel Folk .... Ezequiel Duran(エゼキエル) オトーサン、 「この俳優、実直に演じているなぁ」 Javier Bardem、南米では有名な俳優のようですが、 海外映画俳優マガジンには、経歴が載っていませんでした。 実は、テロの支援者だったダンサー、ヨランダを演じた、 ラウラ・モランテは、リアリティがあって魅力満点でした。 「こんな美人までテロリストになるんだから、世も末だ」 LAURA MORANTE  ラウラ・モランテ 誕生日 1956/8/21 出身 伊サンタ・フィオーラ 作家エリザ・モランテの孫。 80年「OGGETTISMARRITI」で麻薬売りの少女役で映画デビュー。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1981年「ある愚か者の悲劇」「監督ミケーレの黄金の夢」 1984年「僕のビアンカ」 2001年「息子の部屋」      「プロジェクトV 史上最悪のダム災害」 その他の出演者: Juan Diego Botto .... Det. Sgt. Sucre Elvira Minguez .... Det. Llosa Alexandra Lencastre .... Sylvina Rejas Oliver Cotton .... Police Chief Merino Luis Miguel Cintra .... Calderon Javier Manrique .... Clorindo Marie-Anne Berganza .... Laura Lucas Rodriguez .... Gomez Xabier Elorriaga .... Pascual Natalia Dicenta .... Marina Wolframio Sinue .... Santiago Ramiro Jimenez .... Sgt. Pisac User Rating: 7.0/10 (1,188 votes) オトーサン、 「丁寧につくられているな」 User Comments: zoelatさん Auckland, New Zealand 2003年9月25日 スリルあふれる監督デビュー ここ何年か、私は、John Malkovichの演技に魅了されたきた。 最近のものでは、 "Ripley's Game"があるが、 そこでの演技は、素晴らしいとしか言いようがない。 まったく驚いたことに、アメリカの映画フアンは、 こんな素晴らしい映画の上映の機会を奪われているのだ... いま、ようやくDVDが発売された。 フアンには、DVDで見るようにお薦めしたい。 昨日、私は、大きな希望を抱いて、この初監督作品を見に行った。 この映画が手に汗を握るものであり、 Javier Bardemのステキな演技が見られると報告できるのは、 私の大いなる喜びである。 1993年、私は、南米で、1ケ月過ごした。 ペルーにも行ったことがある。 我々のグループは、テロリスト集団、 センデロ・ルミネソ没落後における最初のツアーだった。 国は、まだ緊張がみなぎっていた。 我々のグループは、大歓迎された。 そんな関係で、この映画はハラハラしながらみた。 マルコビッチ監督とシェークスピアの脚本が、 どのようにひとびとを描いているかが心配だったのだ... 勿論、この映画がペルーよりも エクアドルで撮られていることは、知っていたし、 監督や作者のスタイルも知っていた。 結果は、大満足だった。 開幕シーンで、マルコビッチの腕の冴えを確認できた。 概して、すばらしい安心できる作品に仕上がっていた。 物語には、いくつかムリな点もある。 おそらく、シェークスピアが、2、3処理を間違えたのだろう。 だが、ジョン・マルコヴィッチが、 数年後に、もっといい監督をしてくれるように祈りたい。 すばらしい才能の持ち主なのだから。 オトーサン、 この映画をみて、 ペルーの日本大使館人質事件を思いだしました。 確か、日系のフジモリ大統領が 陣頭指揮でテロ事件の解決にあたりました。 「センデロ・ルミネソって、どんな組織だったっけ?」 サイトを探しまわって、ようやく発見しました。 ご興味のある方は、どうぞ。 ・http://www.special-warfare.net/data_base/101_war_data /n_s_america/peru_01.html


神に選ばれし無敵の男

オトーサン、 「スゴイ題名だ」 どんな人間でも、生涯に1度くらいは、 自分が"神に選ばれし無敵の男"だと思うそうですが、 みなさんは、いかがでしたか? オトーサンの場合、 子供の頃、親から生年月日が、 昭和12年12月12日と教えられてきました。 でも、長じて、昭和13年と判明。 以来、神から見放された男という思いで生きてきましたよー(;_;) 原題:Invincible (2001) 監督・脚本:Werner Herzog Genre: Drama Rated PG-13 for some sexual content and thematic elements. Country: UK / Germany / Ireland / USA Language: English 上映時間:133分 あらすじ: 実話に基づく。 ブレイトバート・ジシェは、ユダヤ人の鍛冶屋の息子。 ポーランドからベルリンに出て、神秘的な力持ち男として有名になる。 雇い主のハヌッセンは、ヒトラー政権が誕生した暁には、 重要ポストのオカルト相になることを夢みている。 だが、ヒトラーの権力が高まるにつれ、ユダヤ人排斥運動が激化。 ジシェは、その怪力をどう使うかを決めなければならない。 悪夢に悩まされた彼は、地元のラビに相談する。 そして、自分が神に選ばれしものであることを確信する。 間もなく直面する災厄をひとびとに警告せねばならないのだ。 出演者: Tim Roth .... Hanussen(ハヌッセン) Jouko Ahola .... Zishe Breitbart(ジシェ) Anna Gourari .... Marta Farra(マルタ) オトーサン、 「ティム・ロスって、ほんとにスゴイ役者だ!」 「海の上のピアニスト」で、すっかりフアンになったのですが、 その眼光の鋭さや、怪しげな身振り手振りの迫力に感嘆しました。 怪力を誇るジシェ役のヨウコ・アホラは、 重量挙げコンテストの記録保持者。 また、マルタ役のアンナ・ゴラーリは、 一流のピアニストだそうですが、いずれも役者としては素人。 リアリティを追求するために起用したそうですが、 素人のいいところもありましたが、 素人の悲しさ、見ておられないシーンがいくつもあって、 興冷めでした。 TIM ROTH  ティム・ロス 誕生日 1961/5/14 出身 英ロンドン 英ロンドンでジャーナリストの父と画家の母の間に生まれる。 アートスクールで彫刻を学んでいたため、 当初はアーティスト志望だったが、 大学在学中にロイヤル・コートやオーバル・ハウスといった 小劇団に入り俳優志望となる。 舞台でキャリアをスタートさせ、 スティーブン・バーコフが演出した カフカ原作「変身」の舞台版などで名声を得た。 1983年に「MEANTIME」でデビュー。 スティーブン・フリアーズ監督「殺し屋たちの挽歌」(1984)で イヴニング・スタンダード最優秀新人賞を獲得。 1994年に「リトル・オデッサ」で インディペンデント・スピリット賞主演男優賞候補、 1995年「ロブ・ロイ/ロマンに生きた男」で アカデミー助演男優賞候補になった。 監督デビュー作「素肌の涙」(1998)では ベルリン国際映画祭CICAE賞を受賞した。 ティム・ロスは内面の感情を表情からは読みとらせないことを 役の上での武器とする俳優。 171センチと小柄ではあるが、アウトローな役をやらせれば、 目線の睨みと内なる狂気で、相手を圧倒させる演技力を持つ。 有名なところでは、クエンティン・タランティーノ監督の 「レザボア・ドッグス」や「パルプフィクション」のギャング役、 「リトル・オデッサ」の殺し屋役などがある。 最近では悪役イメージを上手く利用して少しずつ芸域を広げている。 「愛に囚われて」では囚人だが歯科医の恋人を守るために 命を懸ける男を演じたり、 「フォー・ルームス」では客のトラブルに巻き込まれるドア・ボーイ、 「孤独の絆」では悪事から抜けられない男の役、 「ライアー」での知能犯など。 「海の上のピアニスト」では完全に悪役のイメージを払拭し、 演技派としての地位を確立した。 頬杖をついて遠くを見つめる演技が非常に印象的である。 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1983年「ミーンタイム」 1984年「殺し屋たちの挽歌」 1985年「RETURN TO WATEROO」 1986年「ワールド・アパート」「神父暗殺/ワルシャワの悲劇」◆ 1989年「コックと泥棒、その妻と愛人」 1990年「ゴッホ」◇ 1991年「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」◇ 1992年「ミッドナイト・ボディガード」 1993年「レザボアドッグス」◇「マーダー」◇ 1994年「恋愛の法則」◆「パルプフィクション」◆      「リトルオデッサ」◇      「愛に囚われて」◇「闇の奥/真・地獄の黙示録」 1995年「ロブ・ロイ/ロマンに生きた男」◆「フォー・ルームス」◇ 1996年「世界中がアイ・ラブ・ユー」◆「孤独の絆」◇ 1997年「グリッドロック」◇「奴らに深き眠りを」◇「ライアー」◇      「夢の旅路」 1999年「海の上のピアニスト」◇ 2000年「宮廷料理人ヴァテール」◆「ラッキー・ナンバー」◆      「ミリオンダラー・ホテル」▲「ブレッド&ローズ」▲ 2001年「PLANET OF THE APES/猿の惑星」◇      「ヤング・ブラッド」◇      「神に選ばれし無敵の男」◇ 2003年「72時間」 2004年「ダーク・ウォーター」 その他の出演者: Max Raabe .... Master of Ceremonies Jacob Wein .... Benjamin Gustav-Peter Wohler .... Landwehr Udo Kier .... Count Helldorf Herbert Golder .... Rabbi Edelmann Gary Bart .... Yitzak Breitbart Renate Krosner .... Mother Breitbart Ben-Tzion Hershberg .... Gershon Rebecca Wein .... Rebecca Raphael Wein .... Raphael Daniel Wein .... Daniel Chana Wein .... Chana User Rating: 6.8/10 (530 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 結末にもう一工夫あれば、世界の名画になったかも。 User Comments: MightyMikeKimmelさん 2004年7月9日 驚くべきパワーと想像力を刺激する映画だ ティム・ロスが、異様な演技力を見せる。 1932年ドイツ。 暗い秘密を持ったいかさま祈祷師ハヌッセンを演じている。 世界一の力持ち男を演じたヨウコ・アホラは、 魅力的で無邪気さをもち、まさにジシュ役にぴったり。 彼は、戦慄すべき未来(ホロコースト)を予見し、苦しみもだえる。 どうやっても同胞に理解させることができないのだ。 彼の身体能力、暖かさ、子供のような親切心は、 "The Princess Bride"における Andre the Giantの演技を彷彿させる。. ベルナー・ヘルツォーク監督のよく練られた 素晴らしい脚本のおかげで、出来のいい映画が誕生した。 とくに、ティム・ロスの演じる人物による 結末近くの2つの美しくしつらえられた独白は、 まさに絶対的ともいえる強烈な力をみせつける。 見る価値がある。 オトーサン、 「気迫溢れる映画だった。 これをつくった監督、どういうひとなのだろう?」 WERNER HERZOG  ベルナー・ヘルツォーク 誕生日 1942/9/5 出身 独ミュンヘン 監督作 1967年「生の証明」 1970年「蜃気楼」「小人の饗宴」 1971年「闇と沈黙の国」 1972年「アギーレ・神の怒り」 1974年「跳躍の孤独と恍惚」 1975年「カスパー・ハウザーの謎」 1976年「ガラスの心」      「ラ・スフリェール 起こらざる天災の記録」 1977年「シュトロツェクの不思議な旅」 1978年「ノスフェラトゥ」「ヴォイツェック」 1982年「フィッツカラルド」 1984年「緑のアリが夢見るところ」 1988年「コブラ・ヴェルデ」 2001年「神に選ばれし無敵の男」 次に、IMDBで。 監督、脚本家、製作者。 歴史、文学、演劇を学ぶが、中退。 1963年、自分の製作会社を設立。 ドイツのバイロイトやイタリアのミラノ・スカラ座などで いくつかのオペラも手がける。 その映画は、国内外で数多くの賞をとっている。 オトーサン、 「この監督も、テイム・ロスも、神に選ばれし男なんだ」


インファナル・アフェア2 無間序曲

オトーサン、 ユキさんからメールをいただきました。 「ご覧になって決して後悔なさらない出来」 そう書いておられました。 「そうか、続編が上映されているのか」 ほのぼの映画批評を読み直してみると、、 トニー・レオンの演技などを絶賛していました。 「こりゃ行かねば。どこで見られるかなあ?」 見つけたのが、柏サンシャイン・シネマ、 初回上映が、何と午後4時半からでした。 「大相撲中継が見られないじゃないか」 原題:geWu jian dao 2 (2003)    Infernal Affairs II 監督;Wai Keung Lau / Siu Fai Mak 脚本;Felix Chong / Siu Fai Mak Genre: Action / Crime / Drama Country: Hong Kong / China / Singapore Language: Cantonese / Mandarin 上映時間;119分 あらすじ; オトーサン、 IMDBの出来がよくありません。、 「しょうがないなぁ。自分で書こうっと」 「インファナル・アフェア」の続編。 だたし、前作よりも前の出来事を描いている。 舞台は、歴史的な返還の日が迫っている香港。 香港マフィア殲滅に命をかけてきたウォン刑事。 ウォン刑事に指示され、香港マフィアに潜入する若き捜査官ヤン、 一方、マフィアの一員サムの女マリーを守るために 警察に潜入することにした若きラウ。 だが、事態は大きく変わってきた。 マフィアのボス、ハウに従順だったサムは、 その残忍さについていけず、ウォン刑事とともに、 ハウを相手に壮烈な戦いを繰り広げることになったのだ。 ヤンとラウの若手2人は、 急展開を告げる戦いのはざまで、苦境に追い込まれる。 出演者; Anthony Wong Chau-Sang .... SP Wong(ウォン刑事) Eric Tsang .... Sam (サム) Francis Ng .... Ngai Wing-Hau(ハウ) Carina Lau .... Mary(マリー) オトーサン、 「ベテラン俳優が、みんな底力を発揮している!」 大体、誰かが興冷めな演技をするのですが、 この映画では、それがありません。 ヤクザ映画って、 どうしてみんながこうイキイキしているのでしょうね。 オトーサン、 「みんな誰かに似ているなあ」 まあ、異論もあるでしょうが、 ウォン刑事は、仮面ライダーの藤岡猛さん、 サムは、ドリフターズの谷啓さん、 ハウはニュース・ステーションの久米宏さん、 そして、マリーは、女囚さそりの梶芽衣子さん。 熱演したご褒美に、 4人全員の経歴を紹介しましょう。 ANTHONY WONG  アンソニー・ウォン 誕生日 1962/9/2 出身 香港 父はイギリス人で母は中国人。 RTV俳優養成所を経て、85年に香港演芸学院の一期生となる。 85年、映画デビュー。 映画デビューは85年「花街時代」。 93年「八仙飯店之人肉饅頭」と 98年「ビースト・コップス/野獣刑警」で 香港電影金像奨最優秀主演男優賞を受賞。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1985年「花街時代」 1990年「ダンシング・ブル」 1992年「フル・コンタクト」「恋のトラブルメーカー」      「ハードボイルド 新・男たちの挽歌」 1993年「ワンダーガールズ 東方三侠」「風よさらば 天若有情2」      「八仙飯店之人肉饅頭」 「マッド・モンク 魔界ドラゴンファイター」      「ワンダーガールズ 東方三侠2」 1995年「欲望の街 古惑仔T」 1996年「欲望の街 古惑仔U」「新・欲望の街T」 「ブラック・マスク」      「夢翔る人 色情男女」 1997年「新・欲望の街U」「炎の大捜査線2」      「エボラ・シンドローム 悪魔の殺人ウィルス」 1998年「ビースト・コップス/野獣刑警」 1999年「愛は波の彼方に〜愛情無限号〜」      「レジェンド・オブ・ヒーロー 中華英雄」 2000年「ドリフト」「ザ・ミッション/非情の掟」 「ジェネックスコップ2」 2002年「インファナル・アフェア」 2003年「メダリオン」「ツインズ・エフェクト」      「インファナル・アフェア 無間序曲」      「ブラック・シティ 黒白森林」 ERIC TSANG エリック・ツァン 誕生日 1953/4/14 出身 香港 プロのサッカー選手として活躍後、 74年スタントマン兼カンフー俳優として映画界入り。 79年、監督デビュー。 91年「雙城故事」で香港電影金像奨最優秀主演男優賞、 96年「ラヴソング」で最優秀助演男優賞を受賞。 活躍度 △↑ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1977年「少林寺怒りの鉄拳」 1982年「魔界天使」「殺しのストッキング」 1983年「アラン・タムの活劇!盗聴大作戦」 1985年「七福星」「大福星」 1985年「香港トワイライト・ゾーン 魔訶不思議物語」 1986年「十福星」「上海エクスプレス」 1987年「男たちのバッカ野郎」「復讐は夢からはじまる」      「最後勝利」「MISSゴースト」 1988年「あの愛をもういちど」「香港東京特捜刑事」      「ジョイ・ウォンのリインカーネーション−輪廻転生−」 1989年「ペディキャブ・ドライバー」「夜上げのスローボート」 1990年「富貴兵團」 1991年「ラスト・ブラッド 修羅を追え」「蒼き獣たち」 1993年「プロジェクトS」 1994年「君さえいれば 金枝玉葉」 「キング・オブ・ギャンブラー」      「酔拳2」「霊幻道士vs黒魔術」 1996年「ボクらはいつも恋してる!金枝玉葉2」「ラブソング」 1997年「ホールド・ユー・タイト」゛「最後判決」 1998年「アンナ・マデリーナ」「ヒットマン」 1999年「スイート・ムーンライト」「ジェネックス・コップ」      「星願 あなたにもういちど」「わすれな草」「不夜城」 2001年「アクシデンタル・スパイ」 2002年「インファナル・アフェア」「THREE 臨死」 FRANCIS NG  フランシス・ン  誕生日 1961/12/21 出身 香港 TVBの俳優養成所に在籍中の 86年「真夜中の女たち」で映画デビュー。 ン・ジャンユーの広東語名でも知られる。 活躍度 ○→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1986年「真夜中の女たち」 1989年「トップ・ポリス」「軍狼大戦」 1990年「リーサル・パンサー2」 1992年「天空伝説 ハンサム・シビリング」 1993年「キラーウルフ 白髪魔女伝」 「アンソニー・ウォン 溶屍鬼」      「カンフー・カルト・マスター 魔教教主」 1994年「アニタ・ユンの恋はあせらず」 1995年「ゴールデン・ガール」 1996年「欲望の街 古惑仔1 銅鑼灣の疾風」      「欲望の街・純愛篇 紅い疾風」      「BE MY BOY」 「ゴッド・ギャンブラー 賭神伝説」 1998年「硝子のジェネレーション 香港少年激闘団」      「洪興十三妹 ポートランド・ストーリー・ブルース」      「餌食」 1999年「ザ・ミッション/非情の掟」「OVER SUMMER」      「ジェネックス・コップ」      「レジェンド・オブ・ヒーロー/中華英雄」 「無問題 モウマンタイ」      「怪−もののけ−」 2000年「ジュリエット・イン・ラブ」「公元2000」 「検死官コップス」 2001年「恋愛ベーカリー」「ノイズ」 2003年「インファナル・アフェア 無間序曲」 CARINA LAU  カリーナ・ラウ  誕生日 1965/12/8 出身 中国蘇州 80年に香港に渡り、TVBの俳優養成コースで学んだ後、 テレビ、映画界デビューした。 活躍度 △→ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1986年「クラッシュ・エンジェルス/失われたダイヤモンド」 1987年「愛と復讐の挽歌」「プロジェクトA2/史上最大の標的」      「エロティック・ヘブン/鶯花楼」 1990年「98分署 香港レディ・コップス」「欲望の翼」 1991年「ロアン・リンユィ/阮玲玉」 1993年「ブッシュマン4 ホンコン大パニック!」「月夜の願い」      「つきせぬ想い」「大英雄」「上海キング」 1994年「楽園の瑕」「君さえいれば 金枝玉葉」 1996年「ボクらはいつも恋してる!・金枝玉葉2」      「008・皇帝ミッション」 1998年「フラワーズ・オブ・シャンハイ」 Edison Chen .... Lau Kin Ming (ラウ) Shawn Yue .... Chen Wing Yan (ヤン) オトーサン、 「若手成長株の2人を売ろうとしているようだけれど...」 2人のなかでは、ラウのほうがいい役柄でした。 EDISON CHEN  エディソン・チャン 誕生日 1980/10/7 出身 カナダ トロントの高校を卒業後、香港に移住。 CM出演を経て、 2000年「ジェネックス・コップ2」で主演映画デビュー。 活躍度 △↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆★★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 2000年「ジェネックスコップ2」      「DEAD OR ALIVE2 逃亡者」(日本) 2001年「ファイナル・ロマンス 天若有情V」 2002年「インファナル・アフェア」 2003年「ツインズ・エフェクト」      「インファナル・アフェア 無間序曲」 その他の出演者: Man-chat To .... Keung Andrew Lin .... Ngai's Brother Bey Logan .... Inspector Calvin Ricardo Mamood .... Parking Lot Dealer Brandon Rhea .... Private Investigator User Rating: 7.5/10 (503 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ!」 User Comments: veganflimgeekさん San Diego, Ca 2004年8月19日 情感たっぷりの続編 第1作のフアンとして、 Andrew Lau監督が、この続編をどうするか、興味があった 私は、彼のあまり知られていない映画のフアンで、 "avenging fist"や"Man called hero"が好きだ。 第1作は、監督の成熟を示していた。 アメリカの素晴らしいギャング映画監督の マーチン・スコセッシが気にいって上映権を買った。 もし、ブラット・ビットとエドワード・ノートンが アメリカ版に出演するようならば、続篇もぜひ見たいものだ。 少なくとも、この続篇は満足すべきものだった。 価値ある続編であり、 続篇というものは、前作で既に知っていることに、 情感を加味するものでなくてはならない。 Anthony Wong(ウォン刑事)と Eric Tsang(サム)が素晴らしい。 ハウを演じた俳優(Francis Ng)もよかった。 映画に彩りを加えてくれた2人の若い主演俳優は、 物語の主役ではなかった。 「ゴッドファーザー」に似ていると批判されているようだが、 私は、まだ見ていない。 「ゴッドファーザー」第2部に似ていようとどうだろうと、 そんなことは、私にとっては問題ない。 この映画、見るべし。 素晴らしい犯罪映画である。 オトーサン、 「なーんだ、トニー・レオンが出ていないのか」 ちょっと残念でしたが、 ユキさんのいう通り、見て後悔しない映画でした。 「...一睡もできなかったなぁ」 このところ、年のせいか、いい映画を見慣れたせいか、 駄作と分かると、すぐに眠くなるのですが、 この映画は、例外でした。 ユキさん、いわく 「普通パート2もの、というとロクでもない作品が多いですが この「インファナル・アフェア2」は違います。 かつて「ゴッドファーザー Part2」や 「エイリアン2」が「1」に劣らぬ名作だったように 今回もまた見事な作品となっています」 ほんとうに、その通りでした。 紹介してくれて、ありがとう!


メイド・イン・マンハッタン

オトーサン、 「メイド・イン・USAなら、 どんなものがあるか見当がつくけれど、 マンハッタンとなるとなぁ」 皆さんも、クビをひねるのでは...。 原題:Maid in Manhattan (2002) 監督:Wayne Wang 原作;John Hughes 脚本;Kevin Wade Genre: Comedy / Romance Rated PG-13 for some language/sexual references. Country: USA Language: English / French / Spanish 上映時間;105分 あらすじ: マリサは、シングル・マザー。 NYのブロンクスで生まれ育った。 マンハッタンの一流ホテルでメイドとして働いている。 運命のいたづらと名前の取りちがえのために、 マリサは、クリスに出会う。 彼は、名門政治家一族のハンサムな跡継ぎで、 てっきり、マリサがホテルの滞在客と思いこむ。 運命のいたづらで、身分的に似つかわしくない2人は、 一夜をともにする。 マリサの身分が明らかになって、. 2人は、まったくちがう世界に住んでいることを確認する。 マンハッタンとブロンクスが隔たっているといっても、 地下鉄で、一乗りするだけのちがいなのだが。 出演者;: Jennifer Lopez .... Marisa Ventura(マリサ) Ralph Fiennes .... Christopher 'Chris' Marshall,           N.Y. Assemblyman (クリス) Natasha Richardson .... Caroline Lane(キャロライン) オトーサン、 「ジェニファー・ロペスのすべて!」 貧しいメイドから、話題のスターへ。 彼女のすべてが、見られるなんて、フアンにはたまらないかも。 強いていえば、もっと派手に装ってほしいもの。 対抗馬のキャロラインが、ドがつくほど派手なので、 いっそうその感を強くしました。、 恋人役のレイフ・ファインズ、NYに行った時、 スシ屋で待っていたひとがそっくりでした。 「彼じゃないかなぁ?」 JENNIFER LOPEZ  ジェニファー・ロペス 誕生日 1970/7/24 出身 米ニューヨーク・ブロンクス 母は幼稚園教師、父はコンピューター・プログラマー。 ミュージカル「SYNCHRONOCITY」の日本公演で舞台デビュー。 歌手としても99年ファースト・アルバム 「ON THE 6」でミリオン・ヒット。 映画は86年「リトル・マイ・ガール」でデビュー。 97年、最初の結婚。 2001年9月29日、音楽ビデオの収録で知り合った 振り付け師のクリス・ジャッドと再婚。 しかし、2002年に入って別居、2003年離婚。 その後、ベン・アフレックと交際、婚約までしていたが、破局。 2004年5月、サルサ歌手マーク・アンソニーと結婚。 活躍度 ◎↑ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1989年「リトル・マイ・ガール」 1995年「ミ・ファミリア」「マネー・トレイン」 1996年「ジャック」 1997年「ブラッド&ワイン」「アナコンダ」◇「Uターン」◆       「セレナ」◇ 1998年「アウト・オブ・サイト」◇「アンツ」(声) 2000年「ザ・セル」◇ 2001年「ウェディング・プランナー」◇      「エンジェル・アイズ」◇ 2002年「イナフ」◇「メイド・イン・マンハッタン」◇ RALPH FIENNES  レイフ・ファインズ 誕生日 1962/12/22 出身 英サフォーク 父は写真家、母は小説家であり画家、 妹はCM・映画監督、弟マグナスは作曲家、 弟ジョセフは俳優という芸能一家。 最初は画家を志すが、俳優志望に転じ、 ロイヤル・アカデミーで演技を学ぶ。 85年に卒業し、ナショナル・シアターや ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーで 「ヘンリー6世」「リア王」などの舞台に立った。 その後、91年テレビ映画「ロレンス1918」でロレンス役、 92年「嵐が丘」のヒースクリフ役で映画デビュー。 「シンドラーのリスト」と「イングリッシュ・ペイシェント」で 二度アカデミー賞候補に。 活躍度 ○↑ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1991年「ロレンス1918」 1992年「嵐が丘」◇ 1993年「シンドラーのリスト」◆「ベイビー・オブ・マコン」 1994年「クイズ・ショウ」 1995年「ストレンジ・デイズ」 1996年「イングリッシュ・ペイシェント」◇ 1997年「オスカーとルシンダ」 1998年「アベンジャーズ」◇「プリンス・オブ・エジプト」(声) 1999年「オネーギンの恋文」◇「ことの終わり」◇      「太陽の雫」◇ 2002年「レッド・ドラゴン」      「スパイダー 少年は蜘蛛にキスをする」      「メイド・イン・マンハッタン」 2003年「ギャンブル・プレイ」 その他の出演者; Stanley Tucci .... Jerry Siegel Tyler Posey .... Ty Ventura Frances Conroy .... Paula Burns Chris Eigeman .... John Bextrum, Personnel Manager Amy Sedaris .... Rachel Hoffberg Marissa Matrone .... Stephanie Kehoe, Maid Priscilla Lopez .... Veronica Ventura Bob Hoskins .... Lionel Bloch, Beresford Butler Lisa Roberts Gillan .... Cora Maddie Corman .... Leezette Sharon Wilkins .... Clarice, Maid Jayne Houdyshell .... Carmen User Rating: 4.6/10 (9,973 votes) オトーサン、 「こりゃ、おかしいよ。低すぎる」 User Comments: Michiel Van Aerschot さん Herenthout, Belgium 2004年9月3日 肯定的意見 見終わって、IMDBをチェックしたら、 この映画のスコア、たったの4.6。 こりゃぁ、低すぎないか。 どうしてだろう? いくつか理由が考えられる。 まず、第一に、見ていて思ったのだが、結末が予想できる。 だから、スコアは低いだろうと見当がついた。 この映画、ロマンティックな映画を期待して、 見に行ったり、借りたりするのではないの? 題名からして、いい感じの映画と思うのではないか。 だから、はじめっから、どうなるか分かっていて、 見はじめたのじゃないのか? じゃ、なぜ、借りるのか? ロマンティックな映画をみたい、 そういう目的なら、この映画はピッタリだと思う。 2人が恋に落ちるって、いつだってステキじゃないか。 しがらみを断ち切って、2人が結ばれるなんて、 とくに、ステキなことじゃないか。 だから、こういう観点からすれば、この映画は成功している。 ひとびとにロマンスといい感じを届けているからだ。 恋人と一緒に見にいくべし。 相手がこういった類の映画がスキでなくても、 必ずや、自分たちの間柄について思いを馳せて、 私たちは、シアワセなんだなぁと思うだろう。 この映画、重苦しいところなど、みじんもない。 このジャンルの映画としては、よく出来ている。 飛びぬけた演技を期待すべきではない。 (演技が悪いというのではない。念のため) 監督の仕掛けるトリックなんかを楽しみに見てはだめ。 ただ、ロマンスを楽しみに行くべし。 前向きに考えてほしい。 そうすれば、ガッカリすることなんてないハズ。 オトーサン、 「みんながみんなこういう観客ばかりだったら、 監督も俳優も気が楽になるだろうなぁ」 シンデレラ物語の現代版。 メイドが、シンデレラになるというお話し。 「ありえないよなぁ、こんなことって」 「メイド・イン・マンハッタン」の メイドとは、"made"でなく、"maid"でした。 邦訳にすっかりだまされましたが、 まあ、ダジャレの一種だと思って許しましょう。 何事も肯定的に。


マドモアゼル 24時間の恋人

オトーサン、 「マドモアゼルか、懐かしい言葉だなあ」 その昔、初級フランス語に取り組んでいたとき、 「そうか、Mademoiselleは、ママゼルって発音するんだ」 なーんて、感動したことがあります。 原題:Mademoiselle (2001) 監督:Philippe Lioret 脚本:Emmanuel Courcol /Philippe Lioret /Christian Sinniger Genre: Drama / Romance Country: France Language: French 上映時間;85分 あらすじ; オトーサン、 「また、IMDBがイジワルしてる!」 フランス映画のせいでしょうか、あらすじがないのです。 しょうがないので、movie gooから。 製薬会社に勤めるクレール(サンドリーヌ・ボネール)は、 愛する夫と2人の子供と平穏に暮らすセールスマネージャー。 だが、会社のコンベンションでやってきた南仏の街で、 その余興のために雇われた即興劇団の俳優、 ピエール(ジャック・ガンブラン)と出会い、2人はたちまち惹かれ合う。 だが彼らが一緒にいられる時間は残りわずか。 当初の予定だった夜の列車で自宅に帰ることを諦め、 翌朝旅立つことにしたと告げるクレールの態度に、 ピエールは触発され、2人は情熱的に互いの肉体を求め合う。 やがて夜が更けた頃、彼らはバイクの2人乗りで街をドライヴ。 最初で最後の夜を楽しんだ2人は、 翌朝リヨン駅のビュッフェで別れを告げ、 それぞれ元の生活に戻っていくのだった。 出演者: Sandrine Bonnaire .... Claire Canselier(クレール) Jacques Gamblin .... Pierre Cassini(ピエール) Isabelle Candelier .... Alice Cohen (アリス) オトーサン、 「この女優さん、いいねぇ。初対面だけど」 誰にでも好かれるタイプでしょうが、 彼女が好きになったら、 この映画は、至福の時を提供してくれるでしょう。 SANDRINE BONNAIRE  サンドリーヌ・ボネール 誕生日 1967/5/31 出身 仏クレルモフェラン 80年「ラ・ブーム」で映画デビュー。 83年「愛の記念に」の主演でセザール賞有望若手女優賞受賞。 85年「冬の旅」で同賞主演女優賞を最年少で受賞。 ウィリアム・ハートとの間に一児がいる。 活躍度 ○→ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1980年「ラ・ブーム」 1982年「ザ・カンニング/アルバイト情報」      「ラ・ブーム2」 1983年「愛の記念に」 1984年「蒼い暴走」 1985年「冬の旅」「ふたりの女/ブランシュとマリー」      「さすらう女」 1987年「悪魔の陽の下に」 1988年「僕と一緒に幾日か」「仕立屋の恋」 1991年「プレイグ」 1992年「プラハ」 1994年「ジャンヌ/愛と自由の天使」      「ジャンヌ/薔薇の十字架」 1995年「沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇」 1998年「イースト/ウエスト 遙かなる祖国」「嘘の心」 2001年「マドモアゼル」 その他の出演者; Zinedine Soualem .... Karim Coutard Jacques Boudet .... Jacques Fremont Patrick Mercado .... Nounours Philippe Beglia .... Philippe Carioux, father of the bride Maryvonne Schiltz .... Elisabeth Carioux, mother of the bride Gerard Lartigau .... Henri Blasco Blandine Pelissier .... The pharmacist Olivier Cruveiller .... Villeval Alain Cauchi .... Granier Pierre-Jean Cherer .... Beaulieu Emmanuel Courcol .... Arthuis Olga Grumberg .... Louise User Rating: 6.3/10 (210 votes) オトーサン、 「こんなスコアかなぁ?そうかなぁ?」 User Comments: jean-noさん Paris 2004年7月27日 驚くべきいい映画 サンドリーヌ・ボネールの映画は、見たことない。 何故か分からないが、彼女に見つめられると、 いつも拒絶されるように感じる。 オレは、アホなんだろうか。 ジャック・ガンブランも、知らない。 ただ、1本だけ、"les enfants du marais"を見たが、 あまりいいとは思わなかった。 (悪くはないのだが、Eric Cantonnaのカメオ出演以外は退屈) この映画で、サンドリーヌ・ボネールは、 生真面目な既婚のキャリア・ウーマンを演じている。 ある俳優に出会う... 2人は、つかの間の情事を経験する。 筋書きはそれだけ。でも、とにかく出来がいい。 いい映画と言っていいのではないか。 10点満点で、9点あげたい。 あなたの人生を変えてしまうような映画ではないが、 その愉快なシーンを何度も思い出すにちがいない。 オトーサン、 「実に爽やかな映画だった」 最近覚えたばかりの不倫に代わる言葉である、 「婚外恋愛」そのものを描いています。、 こんな不倫なら、1度くらいは経験してみたい。 そんな風に思わせる何かがあります。 フランスは、恋愛の本場ですから、 淡いラブ・シーンの描き方など、うまいもので、 分かっていても、ゾクゾクしてしまいます。 ゆくりなくも、昔から大好きな映画、 ルイ・マル監督の「恋人たち 495」の 情緒纏綿たるラブ・シーンを思い出しました。


おっぱいとお月さま

オトーサン、 「おお、刺激的な題名!」 同時に懐かしい言葉です。 自分にも、母のおっぱいを吸った時期があったなんて、 記憶の底を探しても、思い出せません。 原題:La Teta y la luna (1994) 監督:J.J. Bigas Luna 脚本;Josep Bargallo / Frederic Lasaygues    J.J. Bigas Luna/ Cuca Canals Genre: Comedy Country: Spain / France Language: Catalan / Spanish / French 上映時間:90分 あらすじ: ある子供が、弟ができると知って、 その事実に、耐えられない。 母親の乳房からのミルクを再び飲んでみたいと夢見る。 子供は、お月さまにお願いする。 自分専用のオッパイをください。 出演者: Biel Duran .... Tete (テテ) Mathilda May .... Estrellita(エストレリータ) Gerard Darmon .... Maurice(モーリス) オトーサン、 「ほう、これが世界一のおっぱい?」 見事な乳房ですが、世界一かどうかは、 残念ながら、確かめようがありません。 なお、モーリス役のGerard Darmonとは、 実生活でも、夫婦だとか。 ちょっと羨ましい気がいたしませんか? MATHILDA MAY  マチルダ・メイ 誕生日 1965/2/8 出身 仏パリ 活躍度 ○→ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1983年「ネモの不思議な旅」 1985年「スペースバンパイア」 1987年「ふくろうの叫び」 1988年「想い出のマルセイユ」 1990年「ネイキッド・タンゴ」 1991年「彼方へ」「コレット/水瓶座の女」 1994年「他人のそら似」「おっぱいとお月さま」 1997年「ジャッカル」 その他の出演者: Miguel Poveda .... Miquel Abel Folk .... Father Laura Mana .... Mother Genis Sanchez .... Stallone Xavier Masse .... El Abuelo Victoria Lepori .... La de las tetas Xus Estruch .... La madre de Stallone Jane Harvey .... La Caballe Vanessa Isbert .... Novia de Stallone Jordi Busquets .... Cap Colla Diego Fernandez Salvador Anglada .... Casteller User Rating: 6.6/10 (326 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: ruiresende84さん Porto, Portugal 2002年9月5日 Bigas Luna、他に誰が? この映画、大いに楽しんだ。 監督がいい。 スペイン生まれの有名な監督Bigas Lunaだ。 映画の舞台も、まさにスペインのカタロニア。 監督は、再び、強迫観念というテーマに挑戦している。 今度の強迫観念は、子供の女性のミルク願望である。 長男坊が、次男坊の誕生にともなって抱く 心理的な拒否反応を扱っている。 母親のミルクが、突然、弟のものになってしまうのだ。 そこで、自分が飲めるミルク探しがはじまる。 発見した対象は、最近引っ越してきた女性で、 そこから、物語が動きはじめる。 物語それ自体よりも、多くのイメージが生き生きしている。 観客は、多くの忘れ難いシーンやシンボルに出会う。 この地方独特の風景や風習は、登場人物たちの異常な行動と同様に 実にシンボリックである。 Nicola Piovaniによる野心的ですばらしい音楽は、 映画に深みを与えている。 リアルワールドとはちがうものの、時にそれと交わる。 この世界、住んでみたい。 この映画、見るべし。 時々、退屈なシーンがあったり、 限度を超えた強迫観念にへきえきすることもあるが... 主人公の演技を楽しんだ... スコアは、10点満点で、8点。 オトーサン、 「La Teta(The breast) : 胸、乳房、おっぱい...」 同じ日本語でも、随分、ニュアンスがちがいます。 この映画では、女性たちが平気で人前で乳房を見せますが、 日本でも、その昔は日常的な風景でした。 オトーサン、 毎日新聞の万能川柳を愛読していますが、 以下のような秀句がありました。 考えてみればヌードは自然体 町田 岡良 おっぱいは、昔のように、町中でも、 無用に隠さないほうがいいのではないでしょうか? 自然体で、行きましょう。 ...でも、この提案、名案だと思ったのですが、 冷静になって考えてみると、 みんなが、みんなマチルダ・メイのような 若い美人ではないことに思い当たったので、 いさぎよく白紙撤回することにします。


ウォーターワールド

オトーサン、 DVDのジャケットをみて、 「B級アクション映画のようだなぁ」 でも、見始めたら、アカデミー賞俳優の ケビン・コスナーが出ているので、意外でした。 原題:Waterworld (1995) 監督:Kevin Reynolds 脚本;Peter Rader / David Twohy Genre: Drama / Action / Adventure / SF / Thriller Rated PG-13 for some intense scenes of action violence,       brief nudity and language. 上映時間;136分 あらすじ: 未来では、温室効果によって荒廃せる地球は水没。 ミステリアスな漂流者が、唯一海面上にある神話の島、 ドライランドを探している母とその幼い娘を助ける。 だが、その島は、野蛮な盗賊たちも探していた。 出演者; Kevin Costner .... Mariner (船乗り) Dennis Hopper .... Deacon(ディーコン) Jeanne Tripplehorn .... Helen (ヘレン) オトーサン、 「コスナー、熱演だけど、ピンとこないなぁ」 名なしの船乗りで、魚人間なる奇妙な役や ド派手なアクションものは、そもそも不向きなのでは。 一方、盗賊の首領ディーコンをデニス・ホッパーが、 気持ちよさそうに演じていまじた。 このひと、「イージー・ライダー」で一世を風靡したものの、 事件を起こしてからは、悪役しか貰えなくなっているのものの、 名優コスナーと共演できる喜びが伝わってきます。 船乗りに助けられた母親役ヘレンを演じた女優さん、 のびやかな美しい肢体ですが、演技のほうは生硬でした。 経歴紹介は、ケビン・コスナーだけにしましょう。 KEVIN COSTNER ケビン・コスナー 誕生日 1955/1/18 出身 米カリフォルニア州リンウッド 活躍度 ○→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1981年「黒の殺人リスト」(未) 1982年「ギャンブラーズ/最後の賭け」      「ラブinニューヨーク」「女優フランセス」 1983年「5人のテーブル」「再会の時」(場面カット)      「テスタメント」 1985年「シルバラード」「ファンダンゴ」      「アメリカン・フライヤーズ」 1986年「マリブ・ビーチ物語」      「世にも不思議なアメージング・ストーリー」 1987年「アンタッチャブル」◇「追いつめられて」◇ 1988年「さよならゲーム」「ドリーム・リーグ」 1989年「ガンランナー」「フィールド・オブ・ドリームス」◇ 1990年「リベンジ」「ダンス・ウイズ・ウルブズ」◇ 1991年「ロビン・フッド」◇      「イン・ベッド・ウイズ・マドンナ」      「JFK」◇ 1992年「ボディガード」◇ 1993年「パーフェクトワールド」◇ 1994年「ワイアット・アープ」◇「チャイナ・ムーン」      「8月のメモワール」 1995年「ウォーターワールド」◇ 1996年「ティン・カップ」◇ 1997年「ポストマン」◇ 1999年「メッセージ・イン・ア・ボトル」◇      「ラブ・オブ・ザ・ゲーム」◇ 2000年「13デイズ」◇ 2001年「スコーピオン」◇ 2002年「コーリング」◇ 2003年「ワイルド・レンジ 最後の銃撃」◇ その他の出演者: Tina Majorino .... Enola Gerard Murphy .... Nord Chaim Girafi .... Drifter Rick Aviles .... Gatesman R.D. Call .... Enforcer Zitto Kazann .... Elder/Survivor Leonardo Cimino .... Elder Zakes Mokae .... Priam Luke Ka'ili Jr. .... Boy Anthony DeMasters .... Boy Willy Petrovic .... Boy Jack Kehler .... Banker Lanny Flaherty .... Trader Robert A. Silverman .... Hydroholic User Rating: 5.3/10 (16,984 votes) オトーサン、 「低いなあ」 User Comments: mm-39さん Dry Land 2002年9月10日 アイディアはいいが、お粗末な出来。 この手のものは好きだし、いいアイディアだ。 だが、残念ながら、この映画、一貫性がないし、 結末に至るまで、もたもたし放しだった。 あまりにも長過ぎるし、無意味なシーンが多すぎる。 いくつかのよいアクション・シーンもあるが、 まあ、それが、この映画の唯一の取り柄だろう。 コスナーの演技は、ヒドイ。 彼の演じる人物を生硬で控え目な性格にしたのは、 脚本のせいかも知れないが、 観客は、この人物には、まったく感情移入できない。 脚本の大チョンボだ。 "the Road Warrior"のコピーを作ろうとしたのかも。 高い制作費をかけても、悪い脚本は救えないといういい例だ。 もう少し手直しすれば、古典映画になって、 コスナー伝説に1ページを加えることができただろうに、 悲しいことだ。 彼は、悪漢やヒーローよりも、 物静かなアプローチのほうが向いている。 見るなかれ。 10点満点で3点。 オトーサン、 キャプテン・クックの「航海記」を読み進んでいます。 この伝説の船乗りが、異国の風物を求めての冒険談には、 胸踊らせるものがあります。 赤い羽根飾りと腰帯をした原住民との出会い。 おびただしい鳥の群れや見慣れぬ植物... マストも折れ、船員が海に落ちる暴風雨。 サンゴ礁での座礁。 嵐が収まった後、水平線に落ちて行く巨大な真紅の太陽。 この「ウォーターワールド」には、 そうした原初的な感動と好奇心を満たす材料があったのに、 それをB級アクションで覆い尽くしてしまいました。 「せっかく、コスナーが製作陣にも加わったのになぁ」


アイ,ロボット

オトーサン、 「暑いなあ...」 東京は、真夏日数を更新したそうですが、千葉も同じ。 歩いたり、自転車に乗ったりする気にはなれません。 「そうだ。あそこに行こう!」 自宅からクルマで15分。屋根つき駐車場のある映画館。 そうなると、オートバックスの経営する沼南シネスクープだけ。 「沼南って、どこにあるの?」 沼南町は、来年、柏市に吸収合併される運命にあるのです。 まあ、近鉄バファローズみたいな立場です。 原題:I, Robot (2004) 監督:Alex Proyas 原作;Isaac Asimov 脚本:Jeff Vintar/ Akiva Goldsman Genre: SF / Thriller / Action Rated PG-13 for intense stylized action, and some brief partial nudity. 上映時間:115分 あらすじ: 舞台は、2035年。 ロボット恐怖症の物語である。 ロボットは、人間のよきアシスタントや労働力になっていた。 シカゴの刑事スプーナーは、 U.S. Robotics社で働いていたランニング博士の 殺人事件の捜査にあたっていたが、 どうも、ロボットのソニーが、人間を破壊しないという ロボットの大原則を踏みにじったように感じる。 だが、そんなことが起きるはずはない。 そんなことになったら、ロボットが世界を支配することになる。 そして、人間は、ロボットの召使になる。 あるいは、既に、そうなっているのだろうか? スプーナーの捜査を手伝うのは、 心理学者のスーザン・カルヴァン博士で、 彼女は、ロボットの心理に通暁していた。 出演者: Will Smith .... Del Spooner(スプーナー) Bridget Moynahan .... Susan Calvin(スーザン) Alan Tudyk .... Sonny (ソニー) オトーサン、 「うまい、いい感じ!」 やはり、ウイル・スミスを見ていると、楽しくなります。 喜びが全身から伝わってくるのです。 相手役のスーザンを演じたブリジット・モイナハンは、 美人女優ですが、演技もまあまあ。 それよりも、ロボットのソニーが秀逸でした。 キャラとして新境地を開いたのではないでしょうか。 WILL SMITH  ウイル・スミス 誕生日 1968/9/25 出身 米ペンシルバニア州フィラデルフィア 当初はミュージシャンとしての方が有名で、 1986年にジェフ・タウンズと共に、 D.J.ジャジー・ジェフ・アンド・ザ・フレッシュ・プリンスを結成。 グラミー賞を2回、アメリカン・ミュージック・アワードを3回 それぞれ受賞し、ラップ・ミュージックのトップスターとして、 不動の地位を築いている。 90年にTV界に進出。 「ベルエアのフレッシュ・プリンス」に出演。 これがきっかけで1992年、 青春映画「ハートブレイク・タウン」で映画デビュー。 「私に近い6人の他人」「メイド・イン・アメリカ」(1993)での 演技力を認められ、 1995年「バッド・ボーイズ」で主演デビューとなった。 その後は、「インデペンデンス・デイ」(1996)、 「メン・イン・ブラック」(1997)と主演作が次々とヒットした。 ウイル・スミスは、黒人俳優の中ではナンバー1のアクション俳優。 エディ・マーフィーのようなマシンガントークも ローレンス・フィッシュバーンのような重厚な演技も出来ないが、 切れのいいアクションと陽気で正義感あふれるキャラを確立し、 アクション映画には欠かせない俳優となった。 活躍度 ○↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆☆★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1992年「ハートブレイク・ダウン」 1993年「メイド・イン・アメリカ」「私に近い6人の他人」 1995年「バッドボーイズ」◇ 1996年「インデペンデンス・デイ」◇ 1997年「メン・イン・ブラック」◇ 1998年「エネミー・オブ・アメリカ」◇ 1999年「ワイルド・ワイルド・ウエスト」◇ 2000年「バガー・ヴァンスの伝説」◇ 2001年「アリ」 2002年「メン・イン・ブラック2」◇ 2003年「バッドボーイズ2バッド」 2004年「アイ,ロボット」 BRIDGET MOYANAHAN  ブリジット・モイナハン 誕生日 1972/9/1 出身 米ニューヨーク州ビンガムトン モデルとしてグラムールやヴォーグの紙面を飾り、活躍。 テレビでは「セックス・アンド・ザ・シティ」のナターシャ役で出演。 2000年「IN THE WEEDS」で映画デビュー。 「コヨーテ・アグリー」のレイチェル役や 「トータル・フィアーズ」のブリジット役など。 活躍度 △↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 2000年「コヨーテ・アグリー」◆ 2001年「セレンディピティ」◆ 2002年「トータル・フィアーズ」◆ 2003年「リクルート」◆ 2004年「アイ,ロボット」◇ その他の出演者: James Cromwell .... Dr. Alfred Lanning Bruce Greenwood .... Lawrence Robertson Adrian Ricard .... Granny Chi McBride .... Lt. John Bergin Jerry Wasserman .... Baldez Fiona Hogan .... V.I.K.I. Peter Shinkoda .... Chin Terry Chen .... Chin David Haysom .... NS4 Robots Scott Heindl .... NS5 Robots Sharon Wilkins .... Woman Craig March .... Detective User Rating: 6.9/10 (10,794 votes) オトーサン、 「おお、案外高いスコアだ」 User Comments: Colin Rees さん Cardiff, Wales 2004年9月9日 ウィル・スミスのパワー全開。 素晴らしい映画 誰がみても素晴らしい映画だ。 テンポも速く、ウィル・スミスにぴったり。 筋書きのなかを、軽々とまた存在感を示しながら、闊歩する。 助演陣も強力だ。 筋書きもよくまとまっている。 先が読めるが、わくわくさせてくれる。 ロボットのソニーは、素晴らしい。 いずれ、たちまち、アイコンになるだろう。 ところで、彼は、善人なのか悪人なのだろうか? コンピュータで出来た登場人物たちは、 みんな、筋書きぴったりに動き、観客をわずらわせることがない。 最後まで、トーンが一貫している。 ファイトやアクション・シーンは、席から飛び上らんばかり。 よく練られた結末は、ビジュアル的にも優れている。 この未来派映画は、後々までも新鮮で、 この種映画の好例として記憶に残るだろう。 見ない手はない。 なんで、様子見なんかしているのか? 見に行くべし! オトーサン、 「今日は、あまり寝ないですんだ」 最近見た映画、話題先行の不作続きだったので、 久しぶりに映画館で見る楽しみを味わいました。 「椅子も座り心地がよかったし...」


映画の採点簿

アイ,ロボット ****  ウォーターワールド            ****  おっぱいとお月さま ****  マドモアゼル 24時間の恋人        ****  メイド・イン・マンハッタン        ****  インファナル・アフェア2 無間序曲 ***** 神に選ばれし無敵の男   **** ダンス・オブ・テロリスト ***** ホワイト・オランダー           ***** トゥー・ブラザーズ            ***** アイ           **** ザ・ニンジャ       *** ディープ・ブルー     **** 38度線      **** ラブ・ザ・ハード・ウェイ 疑惑の男   **** レセ・パセ 自由への通行許可証 ***** ブロンド・ジャンクション   *** 愛という名の疑惑      **** モンスター ***** 恋におぼれて **** 裏街の聖者 **** キンダーガートン・コップ **** 101    **** マイドッグ・スキップ  **** ヘルボーイ       **** ルームメイト      **** バティニョールおじさん **** ウェルカム!ヘヴン **** マーダー・ネット **** ケーブルガイ **** デス・サイト **** フィアー・ドット・コム ***   ラリー・フリント/裸の星条旗 ***** バッファロー'66 **** ダークマン ***** 13ウォーリアーズ **** デスペラード ***** ザ・インターネット **** ゴシカ **** 2046 **** ナインス・ゲート ***** ポストマン    **** ダンテズ・ピーク  **** ア・フュー・グッドメン ***** ゴージャス **** パンチドランク・ラブ ***** パラダイスウィルス   ***   夕映えの道      ***** 隠し剣 鬼の爪 **** 黄色い大地      ***** 藍色夏恋     **** コラテラル      ***** サハラに舞う羽根     **** 恋は邪魔者     **** サブリナ      **** サムソンとデリラ     **** ホーンテッド・マンション ***   10億分の1の男      **** SPY−N         **** プール          **** バレンタイン        **** ザ・ワン          **** 完全犯罪クラブ       **** 死霊のはらわた    ***** シークレット・ウインドウ **** コーリング **** サイン・オブ・ゴッド **** オデッセイ/セカンドレボリューション **** ビーグル犬ジャイロ ***** ビーグル犬ジャイロ2 ***** フリントストーン/モダン石器時代 **** おばあちゃんの家 ***** ハウルの動く城 **** 捕らわれた唇 **** カンガルージャック **** 散歩する惑星 ***** パレットモンク **** しあわせな孤独 ***** ポーラー・エキスプレス **** ジャンダラ 背徳の情事 **** ドリームキーパー **** 悪い男 **** エンバイロン  ***   グローバル・エフェクト **** 僕の妻はシャルロット・ゲンズブール **** Mr.インクレディブル ***** ルシアとセックス ***** 龍城恋歌 **** ラン・アウェイ *** 純愛中毒 **** キッチン・ストーリー **** ファイティング・ガール **** 冬のソナタ **** A.Q. **** ゴジラ FINAL WARS *** Naqoyqatsi **** アップタウン・ガールズ **** ニューヨーク セレナーデ **** 武士 MUSA **** ハリウッド★ホンコン **** ターミナル ***** マイ・ボディガード ***** ミッションX **** ザ・ビッグ・ワン **** ロビンソン・クルーソー **** ジャスティス 闇の迷宮 **** 恋愛手帖        *****

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