オトーサンの2005年その1

ほのぼの映画批評

前口上

もう映画は、DVDで見る時代。
DVDプレイヤーの世帯普及率は、昨年22%でしたが、
2005年には、50%〜70%になるとか。  

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目次

1706 最強最後の晩餐(VTR 1984) 1705 ホームボーイ(VTR 1988) 1704 シェルブールの雨傘(VTR 1964) 1703 アビエイター(2004)
1702 ガス燈(VTR 1944) 1701 セントラル・ステーション(VTR 1998) 1700 群集(DVD 1941) 1699 真昼の決闘(DVD 1952) 1698 ダ・ヴィンチ・コードの謎(DVD 2004)
1697 ナショナル・トレジャー(2004) 1696 アンナ・カレニナ(DVD 1948) 1695 ヒズ・ガール・フライデー (DVD 1940) 1694 マージョリーの告白 (VTR 1990) 1693 憎しみ (VTR 1995)
1692 アラモ (DVD 1692) 1691 ル・ディヴォース〜パリに恋して〜 (DVD 2003) 1690 パピヨンの贈り物 (DVD 2002) 1689 ザ・パッケージ (TV録画1989) 1688 沈黙のジェラシー (VTR 1998)
1687 失われた週末 (VTR 1945) 1686 プラクティカル・マジック (DVD 1998) 1685 ブラッド&ワイン(TV録画 1996) 1684 ロング・エンゲージメント(2004) 1683 9.11 自由への扉(DVD 2004 TV)
1682 ストリッパー パリ18区(DVD 2000) 1681 12人のパパ(DVD 2003) 1680 ブロークン・アロー(VTR 1996) 1679 ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ(VTR 1990) 1678 パパは出張中(VTR 1985)
1677 勇気ある追跡 (DVD 1969) 1676 いつか晴れた日に(DVD 1995) 1675 普通の人々(VTR 1980) 1674 ヴァンドーム広場(VTR 1998) 1673 木靴の樹 (VTR 1978)
1672 欲望(VTR 1966) 1671 レイジング・ブル(DVD 1980) 1670 シラノ・ド・ベルジュラック (VTR 1950) 1669 法と秩序 (VTR 1990) 1668 桜桃の味 (DVD 1997)
1667 汚れなき抱擁(TV録画 1960) 1666 つばさ(VTR 1927) 1665 バベットの晩餐会(TV録画 1987) 1664 ソニー (DVD 2002) 1663 コールガール (DVD 1971)
1662 タイムボンバー(TV録画 1991) 1661 女だけの都(DVD 1935) 1660 真実の瞬間(TV録画 1965) 1659 チェリー2000 (TV録画 1987) 1658 EX エックス (TV録画 2002)
1657 ロスト・エンジェル (TV録画 1989) 1656 罠の女 (TV録画 1994) 1655 セイ・エニシング(VTR 1989) 1654 ボーン・スプレマシー (2004) 1653 好きと言えるまでの恋愛猶予 (DVD 2002)
1652 ブラウン・バニー (DVD 2003) 1651 シリコンパレーを抜け駆けろ!(TV録画 2002) 1650 アンカーウーマン(TV録画 1995) 1649 オンリー・ユー(VTR 1992) 1648 太陽と月に背いて(VTR 1995)
1647 オペラ座の怪人(2004) 1646 シラノ・ド・ベルジュラック(VTR 1990) 1645 愛しのロクサーヌ (VTR 1987) 1644 25年目のキス (VTR 1999) 1643 モナリザ・スマイル (DVD 2003)
1642 ファイアー・アンド・ソード (DVD 1999) 1641 Ray / レイ (2004) 1640 ライク・ア・フィッシュ (DVD 1999) 1639 ドラゴン・ストーム (DVD TV 2004) 1638 恋はデジャ・ヴ (VTR 1993)
1637 オーシャンズ12 (2004) 1636 ロード・トゥ・ヘル (DVD 2002) 1635 エア・ストライク (DVD 2002) 1634 眺めのいい部屋 (VTR 1985) 1633 ジェフェリー・ダマー(DVD 2002)
1632 ネバーランド (2004) 1631 バートン・フィンク(DVD 1991) 1630 シンドバットの冒険(DVD 1996) 1629 ワイルド・スタリオン(DVD 2002) 1628 わが命つきるとも(DVD 1966)
1627 ひめごと(DVD 2002) 1626 心みだれて(DVD 1986) 1625 五線譜のラブレター(2004) 1624 ある上院議員の情事(DVD 1979) 1623 デザート・ブルー(DVD 1998)
1622 エヴァとステファンと素敵な家族(DVD 2000) 1621 百貨店大百科(DVD 1992) 1620 巴里の恋愛協奏曲(2003) 1619 デス・トゥ・スムーチー(DVD 2002) 1618 ジャック・サマースピー(DVD 1993)
1617 ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密(DVD 2002) 1616 ロスト・イン・ラマンチャ(DVD 2002) 1615 緊急逃亡(DVD 2002) 1614 ジャイアンツ(DVD 1965) 1613 スキャンダル(DVD 2003)
1612 ワイズ・ガールズ(DVD 2002) 1611 彼女の恋からわかること(DVD 2001) 1610 アンナとロッテ(2002) 1609 不倫の残り香(DVD 2001) 1608 落ちた偶像(DVD 1948)


最強最後の晩餐

オトーサン、 「あれっ、こんなビデオ買ったっけ」 思い出しました。 レンタルビデオ屋で、300円で買ったのです。 原題:A Private Function (1984) 監督・原作:Malcolm Mowbray 脚本:Alan Bennett Genre: Comedy Country: UK Language: English 上映時間:94分 あらすじ: 1947年。英国の小さな町。 2年前に戦争に勝ったものの、肉は配給制。 エリザベス妃が結婚するので、 企業家たちが大祝賀会を開催して、 地方政府を丸めこもうとする。 不法に飼っている豚を殺して、豚肉料理を提供しようとする。 だが、誰かが豚を盗んでしまう。 出演者: Michael Palin .... Gilbert Chilvers(ギルバート) Maggie Smith .... Joyce Chilvers(ジョイス) Denholm Elliott .... Dr. Charles Swaby(医師) オト−サン、 「マギー・スミスの独壇場だ」 いつも名脇役ですが、ここでは主演女優です。 その夫役のギルバート、 足治療士という職業が笑えます。 女房の尻に敷かれっ放しというのも笑えます。 MAGGIE SMITH  マギー・スミス 誕生日 1934/12/28 出身 英イルフォード 52年、オックスフォード大学の演劇部の舞台で初舞台を踏む。 59年にオールド・ヴィク劇団に入団。 69年「ミス・ブロディの青春」でアカデミー主演女優賞受賞。 77年に「カリフォルニア・スイート」で アカデミー助演女優賞を手にした。 ほか、アカデミー賞は五度ノミネートされている。 「眺めのいい部屋」ではBAFTA主演女優賞受賞。 息子に俳優クリス・ラーキンがいる。 活躍度 ○→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ   ☆☆☆☆★★ 出演作 1963年「予期せぬ出来事」 1964年「女が愛情に渇くとき」 1965年「オセロ 1967年「三人の女性への招待状」 1969年「ミス・ブロディの青春」アカデミー主演女優賞      「素晴らしき戦争」 1976年「名探偵登場」 1978年「ナイル殺人事件」      「カリフォルニア・スイート」アカデミー助演女優賞 1981年「タイタンの戦い」「カルテット」 1982年「地中海殺人事件」「コート・ダ・ジュール・ドリーム」      「ストップ・ザ・売春天国」 1984年「最強最後の晩餐」 1985年「眺めのいい部屋」 1991年「フック」 1992年「天使にラブ・ソングを…」 1993年「秘密の花園」「天使にラブ・ソングを2」 1995年「リチャード三世」 1996年「ファースト・ワイフ・クラブ」 1998年「ムッソリーニとお茶を」 1999年「ニューヨークの亡霊」       「デビッド・コパーフィールド」(TM) 2001年「ハリー・ポッターと賢者の石」「ゴスフォード・パーク」 2002年「ハリー・ポッターと秘密の部屋」      「ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密」 2004年「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」 その他の出演者: Richard Griffiths .... Henry Allardyce the Accountant Tony Haygarth .... Leonard Sutcliff the Farmer John Normington .... Frank Lockwood the Solicitor Bill Paterson .... Morris Wormold the Meat Inspector Liz Smith .... Joyce's Mother Alison Steadman .... Mrs. Allardyce Jim Carter .... Inspector Noble Pete Postlethwaite .... Douglas J. Nuttol the Butcher Eileen O'Brien .... Mrs. Sutcliff Rachel Davies .... Mrs. Forbes, Wormold's Landlady Reece Dinsdale .... P.C. Penny Philip Whileman .... Preston Sutcliff User Rating: 6.2/10 (417 votes) オトーサン、 「もっと高いスコアだろうが」 User Comments: taitaさん New Zealand 2000年12月26日 完璧な豚 どうして、この映画が好きなんだろう。 最高に楽しい映画だからだ。 マギー・スミスが出てきて、 その老母が劇場でつまづく出だしから、 Michael Palin と Richard Griffithsが 皿に盛られた豚ベティを悲しそうに見つめる結末シーンまで、 どのシーンも新鮮である。 Michael Palinのランチ・ボックスの中身、 豚のベティにチョコレートをやるために、 Richard Griffithsが椅子から転げ落ちるあたり、 Liz Smithがナイトガウンの悪臭を嗅ぐ様子、 Bill Patersonとその緑色に塗った素敵な芸術作品etc... (そのせりも、すばらしい) こうしたさりげないビジュアルな味つけが、 この映画を魔法のようなものに仕立てている。 Alan Bennettsの脚本は、独創的で納得できる。 ありとあらゆる俗物根性が活写されている。 Denholm Elliot とDame Maggie Smith は、 まさに俗物根性の「王と王妃」だった。 多くのひとは、気に入った本を繰りかえし読む。 この映画、私は、繰り返し見ている。 ビデオを持っているが、 DVD化されたら絶対に買いたい。 オトーサン、 「まさに、英国映画だ!」 ユーモアが英国生まれというのが、よく分かります。 この映画が面白くないというひとは、 ユーモアを解さないひとに決まっています。 「たったの300円で売っ払うとはなぁ」 ユーモアを解さないひとが多いおかげで楽しめました。


ホームボーイ

オトーサン、 我孫子の古本屋で処分価格で入手。 「105円なら、いいか」 この映画、ミッキールークのフアンなら必見です。 原題:Homeboy (1988) 監督:Michael Seresin 脚本:Mickey Rourke Genre: Drama 上映時間:115分 あらすじ: ジョニーは、カウボーイで、ボクサー。 シャイで愚かなところもある。 ルビーに恋をしたが、打ち明けられない。 ボクシングを続けるには、ちょっと年をとりすぎたが、 それが唯一の取り柄なのだ。 出演者: Mickey Rourke .... Johnny Walker(ジョニー) Christopher Walken .... Wesley Pendergass (ウェズレー) Debra Feuer .... Ruby(ルビー) オトーサン、 「フアンには、たまらんだろうな」 彼そのものが、よく出ています。 ウーズレー役のクリストファー・ウォーケンが好演。 MICKEY ROURKE  ミッキー・ローク 誕生日 1956/9/16 出身 米ニューヨーク州シュネクタディ 7歳の時、両親が離婚し、母と共にマイアミへ。 ハイスクール時代はボクサーを志すが挫折し、 19歳の時、単身ニューヨークへ。 バーの用心棒や夜警など様々な職を転々とする一方で、 サンドラ・シーキャットのもとで演技を学ぶ。 後にアクターズ・スタジオに入門。 79年「1941」で映画デビュー。 活躍度 ○→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1979年「1941」 1980年「天国の門」「フェイドTOブラック」 1981年「白いドレスの女」 1982年「ダイナー」 1983年「ランブルフィッシュ」「錆びた黄金」 1984年「悪の華/パッショネイト」 1985年「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」 1986年「ナインハーフ」 1987年「エンゼル・ハート」「死にゆく者への祈り」      「バーフライ」 1988年「ホームボーイ」 1989年「フランチェスコ」「ジョニー・ハンサム」 1990年「逃亡者」「蘭の女」 1991年「ハーレー・ダビッドソン&マルボロマン」 1992年「ホワイト・サンズ」 1994年「フリーライド」 1995年「男たちの危険な午後」      「ハード・ブレット/仁義なき銃弾」 1996年「欲情の媚薬」 1997年「ダブルチーム」「レインメーカー」      「ポイント・ブランク」 1999年「バッファロー66’」「マグナム」 2000年「追撃者」「アニマル・ファクトリー」 2001年「プレッジ」「ブラック・ビートル」「ピクチャー・クレア」 2002年「スパン」 2003年「レジェンド・オブ・メキシコ デスペラード」       「マイ・ボディガード」 その他の出演者: Thomas Quinn .... Lou Kevin Conway .... Grazziano Antony Alda .... Ray Jon Polito .... Moe Fingers Bill Slayton .... Bill David Albert Taylor .... Cannonball Joseph Ragno .... Cotten's Trainer Matthew Lewis .... Cotten Willy De Ville .... Moe's Bodyguard Ruben Blades .... Doctor Sam Gray .... Barber Dondre Whitfield .... Billy Harrison User Rating: 4.7/10 (231 votes) オトーサン、 「まあ、この程度だろうなー」 User Comments: Jack Sommersbyさん 1999年10月16日 退屈だが、ときどき面白い。 カメラマンMichael Seresinの監督デビュー作。 主演のミッキー・ルークが脚本を書いている。 物語は発展しないが、OKのときもある。 まあ、そう期待しないでみればいい。 監督になった多くのカメラマン同様、 Seresinは、非常に少ない予算で映画を製作したわりには、 かなりいい効果をあげている。 だが、会話もキャラも、よくないし、 ばらばらになっているので、感動できない。 演技はうまいが、的外れ。 ミッキールークが、自己をさらけだし、 この完全なプロジェクトで批判にさらされるのは、気の毒である。 評価は、10点満点で5点。 オトーサン、 「分かるなー、つくりたいという気持ち」 ミッキー・ルーク、 若い頃、ボクサーになる夢を断念しました。 そういうキャリアの持ち主です。 さぞ、つらかったのでしょう。 悔しかったのでしょう。 その思いを引きづっていては、 一流の役者になれない。 「よーし、やったれ!」 不完全だろうが、どうだろうが、 一度は、この映画で自分をさらけ出すことで、 過去を清算しなければならなかったのでしょう。


シェルブールの雨傘

オトーサン、 「なつかしいなぁ」 見たのは、もう40年も前でしょう。 冒頭シーンの雨傘の往来が記憶に残っています。 原題:Les Parapluies de Cherbourg (1964) 監督・脚本:Jacques Demy Genre: Drama / Musical / Romance Country: France / West Germany Language: French 上映時間:87分 あらすじ: ジュヌヴィエーヴは 17歳。 シェルブールで、傘のお店をやっている未亡人の母と暮らしている。 ジュヌヴィエーヴは、自動車修理工と恋に落ちた。 結婚しようとしたが、母親は賛成しない。 娘は若すぎるし、ギイは金持ちではない。 ギイは、2年間、軍隊に行き、ジュヌヴィエーヴは妊娠する。 便りがないものの、彼女はギイを愛している。 だが、赤ん坊に父親が必要なので、 お金持ちの宝石ディーラー、カサールと結婚する。 カサールは、彼女に一目惚れし、 赤ん坊を自分の子として受け入れることを約束する。 この映画の会話はすべて歌である。 出演者: Catherine Deneuve .... Genevieve Emery(ジュヌヴィエーヴ) Nino Castelnuovo .... Guy Foucher(ギイ) Marc Michel .... Roland Cassard(カサール) オトーサン、 「初々しいなぁ」 カトリーヌ・ドヌーブ、この頃、21歳。 その後、世の辛酸をなめつくした名女優になったことが とても信じられません。 CATHERINE DENEUVE  カトリーヌ・ドヌーブ 誕生日 1943/10/22 出身 仏パリ 両親と姉フランソワーズ・ドルレアックも俳優という芸能一家。 10代から映画に出演。 「シェルブールの雨傘」のヒットでスターに。 「終電車」「インドシナ」でセザール賞主演女優賞、 「ヴァンドーム広場」でベネチア国際映画祭主演女優賞受賞。 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ   ☆☆☆☆★★ 出演作 1956年「LES COLLEGIENNES」 1959年「LES PETITS CHATS」 1960年「LES PORTES CLAQUENT」 1961年「パリジェンヌ」 1963年「悪徳の栄え」 1964年「VACANCES PORTUGAISES」「シェルブールの雨傘」      「LA CHASSE A L'HOMME」 「世界詐欺物語」「ピストン野郎」 1965年「反撥」「LA CHANT DU MONDE」 1966年「城の生活」「LES CREATURES」 1967年「ロシュホールの恋人たち」「昼顔」 1968年「めざめ」「恋のマノン」「うたかたの恋」「別離」 1969年「幸せはパリで」「暗くなるまでこの恋を」 1970年「哀しみのトリスターナ」 1971年「ロバと王女」「哀しみの終わるとき」 1972年「ひきしお」「リスボン特急」 1973年「モン・パリ」 1974年「TOUCHEZ PAS LA FEMME BLANCHE」       「赤いブーツの女」「哀しみの伯爵夫人」 1975年「L’AGGRESSION」「うず潮」 「恋のモンマルトル」「ハッスル」 1976年「愛よもう一度」 1977年「ANIMA PERSA」「避暑地のラブ・ストーリー」 「MARCH OR DIE」 1978年「銀行」「ECOUTE VOIR…」 1979年「夢追い」「ILS SONT GRAND CES PETITS」 1980年「終電車」「JE VOUS AIME」 1981年「ヘルバスター」「海辺のホテルにて」 1982年「最後の標的」 1983年「L'AFRICAN」「ハンガー」 1984年「LE BON PLAISIR」「フォート・サガン」「残火」 1985年「女たちのテーブル」 1986年「LE LIEU DU CRIME」 1988年「FREQUENCE MEURTRE」「夜のめぐり逢い」 1989年「HELMUT NEWTON:FRAMES FROM THE EDGE」 1991年「恋路」 1992年「インドシナ」 1993年「私の好きな季節」 1995年「メフィストの誘い」「夜の子供たち」「百一夜」 1998年「ヴァンドーム広場」 「イースト/ウエスト 遙かなる祖国」 1999年「ポーラX」「見出された時」「夜風の匂い」 2000年「ダンサー・イン・ザ・ダーク」「家路」 2001年「ヤング・ブラッド」「雲 息子への手紙」(ナ) 2002年「8人の女たち」「逢いたくて」 2003年「永遠の語らい」 その他の出演者: Anne Vernon .... Madame Emery Ellen Farner .... Madeleine Mireille Perrey .... Aunt Elise Jean Champion .... Aubin, garage owner Pierre Caden .... Bernard, mechanic Jean-Pierre Dorat .... Jean, mechanic Bernard Fradet .... Gas Station Apprentice Michel Benoist .... Umbrella Buyer Philippe Dumat .... Garage Customer Dorothee Blank .... Girl in Cafe Jane Carat .... Ginny Harald Wolff .... Monsieur Dubourg, jeweller User Rating: 7.8/10 (2,209 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 ・カンヌ映画祭パルムドール受賞 ・アカデミー賞外国語映画賞ノミネート User Comments sharper3d-1さん United States 2005年1月24日 投書の多くは、結末の真の意味を取りちがえている 多くのひとは、ギイとジュヌヴィエーヴが それぞれセカンドベストの相手を選択したと思っている。 それは、Demey監督の意図だと。 ギイは、ハンサムだが、 戦争からもどってきてからは、 彼女を喜ばすために働こうとはしない。 金髪、ミンクのコート、装身具をまとった. カサールの宝である妻役のドヌーブは、 1964年、何と22歳である! 他方、後にギイの妻となるマドレーヌは、 男なら夢のような美女。 ジュヌヴィエーヴ同様に美しく、水々しい肌でセクシー。 ギイと暮らすのを愛しているのか? 彼のほうは、どうなのか? 観客は、絶対そうだと思う!! 結末は、健康な家族の価値をすすめている! "A Place in the Sun"のように、 結婚に向かない男と結婚してはいけないと教えている。 私は、この映画を10歳のとき見た。 この映画に私を連れていった父親は、 世俗の知恵を授けたかったにちがいない! オトーサン、 「やはり、主題歌がいいなぁ」 このやるせないメロディが流れると、 自然にこみあげてくるものがあります。 もはや取り戻せない過去でしょうか。 ラストシーン、 ジュヌヴィエーヴとギイのさりげない再会。 雪景色のガソリンスタンドからカメラが遠ざかっていき、 画面の下半分に蛇腹の塀があらわれてきます。 監督の意図は明らかでしょう。 結末の真の意味をとりちがえるなと言っているのです。 セカンドベストではダメ!


アビエイター

オトーサン、 柏松竹へ。 「おお満員だ!平日なのになぁ」 アカデミー賞を逃したものの、 レオ様お目当ての中年女性がほとんど。 原題:The Aviator (2004) 監督:Martin Scorsese 脚本:John Logan (written by) Genre: Drama Rated PG-13 for thematic elements, sexual content,          nudity, language and a crash sequence. Country: USA / Japan / Germany Language: English Color: Black and White / Color 上映時間;170分 あらすじ: 若きヒューズが、スコセッシ監督の好きな映画 "Hell's Angels"を監督するシーンからはじまる。. ヒューズは、空中シーンに異常なほどこだわる。 雲の形にも完璧を期すのだ。 この映画の終わりは、1946年。 ヒューズは、まだまだ元気な若い男だった。 エヴァ・ガードナーやキャサリン・ヘップバーンといった女優と 色恋沙汰になる。 出演者: Leonardo DiCaprio .... Howard Hughes(ハワード・ヒューズ) Cate Blanchett .... Katharine Hepburn(キャサリン) Kate Beckinsale .... Ava Gardner(エヴァ) Alan Alda .... Sen. Ralph Owen Brewster (ブルースター上院議員) オトーサン、 「レオ様、後半どんどんよくなっていく!」 経歴紹介は、好演したキャサリン役のケイト・ブランシェットと 上院議員を好演したアラン・アルダ。 LEONARDO DICAPRIO レオナルド・ディカプリオ 誕生日 1974/11/11 出身 独アーケンシュミット  彼の名前は「レオナルド・ダ・ヴィンチ」の絵の前で 母の胎内にいた彼が動いたことからつけられた。 イタリア系の父とドイツ人の母の間に生まれたが、 幼い頃、離婚し、母子家庭でハリウッドで育つ。 子供の頃から俳優を目指して、エージェントに所属する。 14歳からコマーシャルに出演し始めて、 徐々に活躍の場をテレビ・ドラマへ。 91年「クリッター3」で映画デビュー。 TVでは「GROWING PAINS」でレギュラーだった。 代表作は「タイタニック」のジャック役や 「ロミオ&ジュリエット」のロミオ役など。 「バスケットボール・ダイアリーズ」のジム役や 「ボーイズ・ライフ」のトバイアスなどの少年役を演じていた頃は、 思春期の心の機微を表現することにたけた俳優だったが、 最近は役柄にあまり方向性が感じられないのが気になるところ。 私生活ではモデルのアンバー・バレッタや ヴィルジニー・ルドワイヤンなど新しい恋人の噂が絶えず。 現在はブラジル・モデル、ジゼル・ブンチェンと交際中だが…… 活躍度 ◎↑ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1991年「クリッター3」 1992年「ボディヒート2」 1993年「ギルバート・グレイブ」「ボーイズ・ライフ」 1995年「クイック&デッド」◆「太陽と月に背いて」       「バスケットボール・ダイアリーズ」◇ 1996年「マイ・ルーム」◇「ロミオ&ジュリエット」◇ 1997年「タイタニック」◇ 1998年「仮面の男」◇「セレブリティ」◆ 1999年「ザ・ビーチ」◇ 2000年「あのころ僕らは」(1995年撮影) 2001年「ギャング・オブ・ニューヨーク」 2002年「キャッチ・ミー イフ・ユー・キャン」 2004年「アビエイター」 CATE BLANCHETT  ケイト・ブランシェット 誕生日 1969/5/14 出身 オーストラリア・メルボルン 92年オーストラリア国立演劇学校卒業後、 シドニー・シアター・カンパニーに加わり舞台で活躍し、 93年「シドニー演劇批評家協会新人賞・ ローズモンド最優秀女優賞を一年のうちにダブル受賞する。 映画デビューは「パラダイス・ロード」。 「エリザベス」では主演のエリザベスを演じ、 アカデミー主演女優賞にノミネート、イギリスのBAFTA主演女優賞を受賞した。 ジャンルを問わず、活躍できる女優である。 活躍度 ○↑ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1997年「パラダイス・ロード」「オスカーとルシンダ」      「THANKS GOD HE MET LIZZY」 1998年「エリザベス」◇ 1999年「狂っちゃいないぜ!」◆「理想の結婚」◇「リプリー」◆ 2000年「ギフト」◇「耳に残るは君の歌声」◆ 2001年「ロード・オブ・ザ・リング」◆「バンディッツ」◆      「シッピング・ニュース」◆「シャーロット・グレイ」◇ 2002年「ヘヴン」◇「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」◆ 2003年「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」◆「ミッシング」◇      「ヴェロニカ・ゲリン」◇「コーヒー&シガレッツ」 2004年「アビエイター」「ライフ・アクアティック」 ALAN ALDA  アラン・アルダ 誕生日 1936/1/28 出身 米ニューヨーク 活躍度 △→ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1963年「GONE ARE THE DAYS」 1970年「暗黒街の特使」 1971年「悪魔のワルツ」 1978年「カリフォルニア・スイート」「セイム・タイム、ネクスト・イヤー」 1979年「ある上院議員の情事」 1981年「四季」 1986年「くたばれ!ハリウッド」 1989年「ウディ・アレンの重罪と軽罪」 1990年「本日はお日柄も良く ベッツィの結婚」 1992年「暗闇のささやき」 1993年「マンハッタン殺人ミステリー」 1994年「ジョン・キャンディの大進撃」 1996年「アメリカの災難」「世界中がアイ・ラブ・ユー」 1997年「ホワイトハウスの陰謀」 1998年「マッド・シティ」「私の愛情の対象」 2000年「ハート・オブ・ウーマン」 2004年「アビエイター」 その他の出演者: John C. Reilly .... Noah Dietrich Alec Baldwin .... Juan Trippe Ian Holm .... Professor Fitz Danny Huston .... Jack Frye Gwen Stefani .... Jean Harlow Jude Law .... Errol Flynn Adam Scott .... Johnny Meyer Matt Ross .... Glenn Odekirk Kelli Garner .... Faith Domergue Frances Conroy .... Mrs. Hepburn Brent Spiner .... Robert Gross User Rating: 7.5/10 (14,919 votes) オトーサン、 「おお高いスコアだ!」 アカデミー賞受賞: 助演女優賞 ケイト・ブランシェット 美術監督装置賞 撮影賞 衣装デザイン賞 編集賞 同ノミネート: 作品賞 監督賞::マーティン・スコセッシ 主演男優賞: レオナルド・ディカプリオ 助演男優賞::アラン・アルダ オリジナル脚本賞 音響賞 User Comments: Rathkoさん Los Angeles 2004年12月21日 傑作になり損ねた スコセッシ監督は、百科辞典並の知識をもち、 どんなに革新的で大胆なシーンであろうと、 楽々と撮り終えることのできる映画の知識をもっている。 監督、編集、撮影も、みんな第一級。 プロの職人たち、製作デザイン、衣装、メイクが最高である。 興奮と魅力に満ちた豊かで贅沢な カラフルな世界を創造すべく、総力が結集された。 この"Cotton Club"(1935)を訪れたくない者はいないだろう。 今年のアカデミー賞を獲得するために、 誰がどのような秘策をとるか、想像するのは難しい。 周到に準備された完全な舞台を与えられた俳優たちは、 誰だって最高の演技をせざるをえない。 ディカプリオ嫌いの非難にもかかわらず、 偏見をもっていない者ならば、 リスクをかけた素晴らしい演技を見ることができる。 20年間蓄えてきた演技力のすべてを開花させたのだ。 重要なことは、ディカプリオが、 ケイト・ブランシェット、そしてアラン・アルダと組んだ場面で 自己を抑えたことだ。 助演の2人は、注目に値する演技をみせた。 ブランシェットのキャサリーン・ヘップバーン役の解釈は、 晩年のヘップバーンのマンネリが知られているだけに、 明らかに再創造ともいえる域に達している。 アラン・アルダは、 これまで低く評価されてきたが、 身体全体から、野心と政治的不誠実さをにじませている 卓越した政治家像をつくりだした。 だが、こうした才能を集めたとしても、 楽々、3時間ものを作りあげたスコセッシの才能をもってしても、 この映画には、欲求不満が残る。 映画専攻の学生のせりふのように聞こえるかもしれないが、 映画とは、究極的に、あることを描くもの。 愛、名誉、勇気、ビック・アイディアやテーマ。 それが筋書きに火をつけるのだ。 では、この映画の駆動力は何か? 富豪が巨費を自分の執念のために浪費し、持ち去る。 彼が、体験から何を学んだかは、語られない。 変化なくして、旅もありえない。 人物の感情的進化を描くことに強い関心をもっている John Loganの脚本なるがゆえに、この監督ぶりは不可解。 最終的に「ギャング・オブ・ニューヨーク」と同様、 この映画は、部品の寄せ集めである。 部品がいかに光り輝いても、 より大きなテーマの土台をつくり、駆動するものではない。 この映画は、完璧にある時代を再創造した。 価値ある経験である。 だが、真の感動の旅が欠如したために、 存在感が希薄なまま、光を放ったものとなった。 真の傑作にはなれなかった。 オトーサン、 「疲れたびー」 3時間、狭い椅子に釘づけになって、 エコノミー症候群になってしまいました。 帰宅して、昏々と眠り続けました。 ホリエモンが感動したというのも、うなづけます。 いくら叩かれても、新しい道を切り開く、 そこに感動したのでは。 アカデミー賞をとってもおかしくない力作映画でした。 注)ホリエモンのコメント: ハワード・ヒューズすげー!感動した。 ベンチャー魂も政府の規制に敢然と立ち向かうところも。 こうやって道を切り開いていく人のエネルギーとはすごいものだ。 それとリーダーとは危機に瀕したときにこそ、 勇気ある前向きな決断をしなければいけないことも。 まあ、ともかくお勧めです。


ガス燈

オトーサン、 霧のロンドン、 かすかに浮かぶガス燈のゆらめき。 名画「ガス燈」、スリル満点の題名ですね。 編入合併後の旧沼南中央公民館で借りました。 原題:Gaslight (1944) 監督:George Cukor 台本:Patrick Hamilton 脚本:John Van Druten/Walter Reisch/John L. Balderston Genre: Thriller / Drama Color: Black and White 上映時間:114分 あらすじ: ポーラの叔母アリスは、有名な音楽家。 自宅で殺され、一緒にいた幼いポーラが死体を発見。 警察は、殺人者をみつけ損なう。 ポーラは、寄宿学校に送られる。 10年後、ポーラは、夫とともにロンドンに戻ってきて、 相続した叔母の邸宅に住むことになる。 夫のグレゴリーは、次第にポーラに冷淡になり、 叔母の賛美者だったブライアン刑事は、 その成り行きを注視する。 出演者: Charles Boyer .... Gregory Anton(グレゴリー) Ingrid Bergman .... Paula Alquist Anton (ポーラ) Joseph Cotten .... Brian Cameron(ブライアン) Angela Lansbury .... Nancy Oliver(ナンシー) オトーサン、 「絶世の美人だ」 クレオパトラ、楊貴妃、バーグマン、 そう言いたいほどの美人女優イングリット・バーグマン。 恋するはじらいの表情が、憎悪の表情へと変化。 声域でいうと、4オクターブくらいの劇的な変化です。 シャルル・ボワイエは、冷淡な夫役を好演。 ナンシー役、Angela Lansbury、 メイドのくせに、その高慢ぶりが印象的でした。 CHARLES BOYER  シャルル・ボワイエ 誕生日 1897/8/28-1978/8/26 出身 仏フィジェアク 出演作 1920年「海の人」 1931年「素晴らしき嘘」 1934年「かりそめの幸福」「リリオム」「キャラバン」 1935年「白い友情」「上海」「心の痛手」 1936年「うたかたの恋」「沙漠の花園」 1937年「歴史は夜作られる」「征服」 1938年「カスバの恋」 1939年「邂逅」「最後の抱擁」 1940年「凡てこの世も天国も」 1941年「裏街」「新婚第一歩」 1942年「運命の饗宴」「肉体と幻想」「永遠の処女」 1944年「ガス燈」「再会」 1945年「密使」 1946年「小間使」 1947年「モナリザの微笑」 1948年「凱旋門」 1951年「奇蹟」 1953年「東方の雷鳴」「たそがれの女心」 1954年「女優ナナ」 1955年「蜘蛛の巣」 1956年「八十日間世界一周」「幸福への招待」 1957年「殿方ご免遊ばせ」 1958年「大海賊」 1961年「ファニー」 1962年「黙示録の四騎士」 1963年「プレイガール陥落す」 1965年「すべてをアナタに」 1966年「おしゃれ泥棒」「パリは燃えているか」 1967年「007/カジノ・ロワイヤル」「裸足で散歩」 1968年「幸せはパリで」 1969年「シャイヨの伯爵夫人」 1972年「失われた地平線」 1974年「薔薇のスタビスキー」 1976年「ザ・スター」 1980年「ボーダーライン」 INGRID BERGMAN  イングリッド・バーグマン 誕生日 1915/8/29-1982/8/29 出身 スウェーデン・ストックホルム スウェーデンの王立演劇学校で学び、 34年に映画デビュー。39年ハリウッドに進出し、 42年「カサブランカ」で注目され、スターに。 44年「ガス燈」でアカデミー主演女優賞受賞。 50年、家庭を捨てて、ロッセリーニ監督を追い、イタリアへ。 一時期、ハリウッドから閉め出されるが、 56年「追想」で2度目のアカデミー主演女優賞受賞。 出演作 1934年「ムンクブローの伯爵」 1935年「スウェーデンイェルム家」「ワルプルギスの夜」 1936年「間奏曲」 1938年「ドル」「女の顔」「一夜かぎり」 1939年「別離」 1940年「六月の夜」 1941年「四人の息子」「天国の怒り」「ジキル博士とハイド氏」 1942年「カサブランカ」 1943年「誰が為に鐘は鳴る」 1944年「ガス燈」アカデミー主演女優賞 1945年「白い恐怖」「サラトガ本線」「聖メリイの鐘」 1946年「汚名」 1948年「凱旋門」「ジャンヌ・ダーク」 1949年「山羊座の下に」「ストロンボリ/神の土地」 1952年「ヨーロッパ一九五一年」 1953年「われら女性」「イタリア旅行」 1954年「不安」 1956年「恋多き女」「追想」アカデミー主演女優賞 1958年「無分別」「六番目の幸福」 1961年「さよならをもう一度」 1964年「訪れ」「黄色いロールスロイス」 1969年「サボテンの花」 1970年「春の雨の中を」 1973年「クローディアと貴婦人」 1974年「オリエント急行殺人事件」 1976年「ザ・スター」 1978年「秋のソナタ」 1982年「ゴルダ・メイアという女」 その他の出演者: Dame May Whitty .... Miss Thwaites Barbara Everest .... Elizabeth Tompkins Emil Rameau .... Maestro Mario Guardi Edmund Breon .... Gen. Huddleston Halliwell Hobbes .... Mr. Muffin Tom Stevenson .... Williams Heather Thatcher .... Lady Dalroy Lawrence Grossmith .... Lord Dalroy Jakob Gimpel .... Pianist User Rating: 7.6/10 (2,543 votes) オトーサン、 「もっと高くていいのでは?」 アカデミー賞受賞:主演女優賞:イングリッド・バーグマン 同ノミネート: 作品賞 主演男優賞:シャルル・ボワイエ 助演女優賞:アンジェラ・ランズベリー 脚色賞 撮影賞(白黒) User Comments: Snow Leopardさん Ohio 2004年12月1日 上出来で、いい演技のスリラー 英国のスリラー映画"Gaslight"の米国版は、 上出来で、いい演技が目立つ。 すてきなサスペンスと緊張感に満ちている。 主役のイングリッド・バーグマンとシャルル・ボワイエは好演。 助演陣と製作スタッフも、大いに頑張っている。 脆く、自己に懐疑的なポーラは、 バーグマンにとって、理想的な役回りだ。 不確かな不安を好演し、同情の念を呼び起こす。 ボワイエも、同様に、計算高い夫の役を好演した。 2人して、緊迫感ある物語のために確かな基礎をつくった。 ジョセフ・コットンは、 スコットランドヤードの刑事のようにはみえないが、 ある意味、真相に迫ろうとしながら、 個人的にもポーラを助けようとする心ある刑事を好演している。 若きAngela Lansburyは、随所に出てきて、 軽やかな雰囲気づくりに大いに寄与している。 勿論、物語は、妥当だが、ときに継ぎ目がほころぶ。 だが、注意深く出来ており、 後に判明する真相のヒントをさりげなく明かしている。 満足すべき映画であり、 俳優たちが存分に活躍する場を提供している。 オトーサン、 「ジョージ・キューカーか、力量のある監督だなー」 人間像を描くのが上手い監督です。 経歴をみましょう。 GEORGE CUKOR  ジョージ・キューカー 誕生日 1899/7/7-1983/1/23 出身 米ニューヨーク 監督作 1930年「雷親爺」「名門芸術」(共)「戦争と貞操」(共) 1931年「町のをんな」「心を汚されし女」 1932年「愛の嗚咽」「君とひととき」(共) 「女優と真実」「栄光のハリウッド」 1933年「晩餐八時」「若草物語」 1935年「孤児ダビド物語」「男装」 1936年「ロミオとジュリエット」 1937年「椿姫」 1938年「素晴らしき休日」 1939年「舞姫ザザ」 1940年「フィラデルフィア物語」 1941年「奥様は顔が二つ」「女の顔」 1942年「火の女」 1944年「ガス燈」 1947年「二重生活」 1949年「アダム氏とマダム」 1954年「スタア誕生」 1956年「ボワニー分岐点」 1957年「魅惑の巴里」「野性の息吹」 1960年「西部に賭ける女」「恋をしましょう」「我が恋は終わりぬ」(共) 1962年「チャップマン報告」 1964年「マイ・フェア・レディ」 1969年「アレキサンドリア物語」 1976年「青い鳥」 1981年「ベスト・フレンズ」 次にIMDBから。 オトーサン、 「こりゃ、長文だ。そのうち翻訳しよう」 ハイウッドの黄金時代に、エースとして50年も活躍。 次々と名作を世に問うたのです。 His unfair designation as a "woman's director" was Hollywood shorthand for the fact that Cukor was gay; in reality, he was a splendid director of both male and female actors, far more comfortable with pace and performance than visual technique, and his obvious skill and taste made him one of the aces of Hollywood's Golden Age. A distinguished theatrical director in the 1920s (who worked with Ethel Barrymore and Jeanne Eagels, among others), he migrated to Hollywood in 1929 with the first wave of Broadway talent "imported" during the early years of talkies. He was a dialogue director on All Quiet on the Western Front (1930), a job he also held on several early Paramount talkies before becoming a solo director with Tarnished Lady (1931). Shortly thereafter, Cukor met legendary producer David O. Selznick, then production chief for RKO; their professional association began with A Bill of Divorcement (the 1932 drama that introduced Katharine Hepburn to the screen), and continued when Selznick moved to MGM, where Cukor directed Dinner at Eight (1933) and David Copperfield (1935) for the producer, and also helmed the classics Romeo and Juliet (1936), Camille (1937, starring Greta Garbo), and Holiday (1938, again with Hepburn, and Cary Grant as well), before being assigned by Selznick to Gone With the Wind (1939). He was fired 10 days after the start of production -on some accounts due to star Clark Gable's resentment of having to work with a director who, aside from being homosexual, lavished most of his attention on female lead Vivien Leigh. While the dismissal apparently remained a thorn in his side for the rest of his life, it didn't diminish Cukor's reputation or ability to make sparkling comedies and dramas. The Women (1939), with its all-star female cast headed by Norma Shearer and Joan Crawford, and The Philadelphia Story (1940), which reteamed him with Hepburn and Grant,proved that. He had several unfortunate assignments during the 1940s, including the 1941 Garbo fiasco Two-Faced Woman But Cukor's bounce back, beginning in the late years of the decade, was strong indeed ; he helmed two of the finest Spencer Tracy-Katharine Hepburn vehicles, Adam's Rib (1949) and Pat and Mike (1952), both cowritten by Garson Kanin and Ruth Gordon. Other highlights from Cukor's later years include Born Yesterday (1950, the last great screwball comedy, starring Judy Holliday) and A Star Is Born (1954, remaking a 1937 Selznick production, with Judy Garland). Cukor received his only Best Director Oscar for My Fair Lady (1964). That film aside, he seemed at sea for much of the decade, witness such misfires as the "frank" sex drama The Chapman Report (1962) and a faux-erotic adaptation of Lawrence Durrell's Justine (1969). His last big-screen effort, Rich and Famous (1981), was an ill-advised attempt to graft The Women's elegant bitchiness to a contemporary setting ; the only thing critics praised was Cukor's stamina, since he made it at the ripe age of 82.


セントラル・ステーション

オトーサン、 レンタルビデオ屋の名画コーナーへ。 「VTRは画質が悪いからなー」 でも、金熊賞受賞作品というので、借りました。 原題:Central do Brasil (1998)     Central Station 監督:Walter Salles 脚本:Marcos Bernstein/Joao Emanuel Carneiro Genre: Drama Country: Brazil / France Language: Portuguese 上映時間:110分1 あらすじ: 陰気な老女、ドーラ。 リオ・デ・ジャネイロのセントラル・ステーションで 代書屋をやっている。 彼女は、顧客を憎み、人間の屑と呼んでいる。 ジョシュエは、9歳の子で、父親に会ったことはない。 彼の母親は、ドーラを通じて、父親に手紙を送っている。 バスに轢かれて死んだ後、 ドーラは、ジョシュエを連れて、父親探しの旅に出る。 出演者:: Vinicius de Oliveira .... Josue(ジョシュエ) Fernanda Montenegro .... Dora(ドーラ) Marilia Pera .... Irene(イレーネ) オトーサン、 「哀れだなー」 この映画に出てくる主人公たち、 みんな貧しく、貧しさのゆえに、こすからくなって、 なんとか生き延びているのです。 演技の巧拙を云々するよりも、 生身の人間のもつリアリティに感動しました。 その他の出演者: Soia Lira .... Ana Othon Bastos .... Cesar Otavio Augusto .... Pedrao Stela Freitas .... Yolanda Matheus Nachtergaele .... Isaias Caio Junqueira .... Moises Socorro Nobre .... Dora's Client Manoel Gomes .... Dora's Client Roberto Andrade .... Dora's Client Sheyla Kenia .... Dora's Client Malcon Soares .... Dora's Client Maria Fernandes .... Dora's Client User Rating: 7.9/10 (8,866 votes) オトーサン、 「ハイスコアは当然だ」 ベルリン映画祭 金熊賞受賞 銀熊賞(主演女優賞)受賞 User Comments lauloi さん Northeast America 2002年3月31日 あもしろい映画 この映画には、すべてがある。 観客がはじめに期待するのは、 厳しい社会環境下で、子供を慈しむ女性の物語だろう。 だが、女主人公ドーラが、 心なき日和見主義者ぶりを示しはじめると、 その姿を不信感でみつめることになる、 観客は、期待が裏切られて、 なぜ、こんな女になってしまったのかと思いはじめる。 彼女が手を差し伸べる少年は、 無邪気な天使であるが、せこいところがあって、 体験した悲劇にめげず、何とか生きのびようとしている。 2人の路上の旅は、 ひどい状態からもっとひどい状態へのオデッセイである。 観客は、同情しはじめる。 2人が出会うひとびと、横切っていく風景は、 ブラジル北部の匂いを伝えてくれる。 (ほんとうの風景かどうか、私には分からないが) だが、それは複雑で、美しく、矛盾に満ちている。 まるで、私の好きなブラジル音楽のようだ。 少年の行き着いた先は、 (観客は、身を乗り出して、幸せになってほしいと願う) そう幸せなものではないが、 新しい門出が待っていることを暗示している。 私の物言いがあまり感傷的に思われるかも知れないが、 これほど感動的な映画は数少なかった。 3回も見て、毎回、バスにいるドーラを見て泣いた。 映画のなかで、キリスト教は、しばしば甘味料や 軽蔑の対象として使われているが、 この映画に登場するトラックドライバーは、 まさに現代の巡礼者であり、 その聖人のイメージが、この映画に奥行きを与えている。 (この部分、すばらしいカメラワークだ) ぜひ見てほしい映画だ。 オトーサン、 「恐ろしいことだなー」 ジョシュエくん、母親をなくして孤児に。 里子に出されて、「まぁ、よかったな」 そう思いきや、相手は臓器売買の闇組織。 ジョシュエくん、危うく難を逃れます。 一方、食料を盗んで逃げた青年が射殺されるシーン。 開発途上国では、ひとの命はただ同然という現実を突きつけられました。 オトーサン、 「なつかしいなー」 この映画で女主人公のドーラの稼業が「代書屋」 この稼業に久しぶりに出会いました。 若いひとは、ご存知ないでしょうが、 渋谷の109の裏手に、恋文横丁がありました。 終戦後、ここに代書屋がいて、 進駐軍の恋人(売春婦)になった日本女性のために、 英文の恋文を書いていたのです。 でも、ブラジルの場合は、 その背後に、2000年時点で、 15歳以上の文盲率13.6%という厳しい現実があるのです。 この映画の舞台となった北東部では26.2%にも達するとか。


群集

オトーサン、 「真昼の決闘」の感動も冷めやらず、 「群集」を見はじめました。 これも、主演はゲーリー・クーパー。 原題:Meet John Doe (1941) 監督:Frank Capra 原作:Richard Connell /Robert Presnell Sr. 脚本:Robert Riskin Genre: Comedy / Drama Color: Black and White 上映時間:122分 あらすじ: 出だし。 首になった記者アンは、最後のコラムで 失業者”ジョン・ドー”からの偽の手紙をでっちあげる。 社会の不正に抗議して自殺すると脅迫する内容のもの。 あまりの反響に、新聞社はアンを再雇用し、 元野球選手ジョン・ウィロビーに、ジョン・ドーと名乗らせる。 アンと上司は、ちょいといい話をでっちあげる。 つくられたジョン・ドー神話は、政治運動になっていく。 アンさえも、でっちあげを真剣に受け取るようになっていく... だが、発行人のD.B. ノートンには秘密の計画があった。 出演者: Gary Cooper .... John Doe/Long John Willoughby(ジョン・ドー ) Barbara Stanwyck .... Ann Mitchell(アン) Edward Arnold .... D. B. Norton(ノートン) オトーサン、 「ゲーリー・クーパー、いい味出しているなぁ」 この映画の拾いものは、アン役の女優さん。 はじめてお目にかかりましたが、見事な演技でした。 経歴をみて納得。 GARY COOPER  ゲーリー・クーパー 誕生日 1901/5/7-1961/5/13 出身 米モンタナ州ヘレナ 出演作 1925年「トリックス」 1926年「夢想の楽園」 1927年「あれ」「赤ちゃん母さん」「アリゾナの天地」 「つばさ」「ネヴァダ男」「令嬢馬賊」 1928年「ボー・サブルウ」「空征かば」「大尉の娘」       「試験結婚」「ライラック・タイム」       「希望の船」「店曝しの天使」 1929年「狼の唄」「裏切者」「ヴァジニアン」 1930年「勇者ならでは」「パラマウント・オン・パレード」 「テキサス無宿」「七日間の休暇」「ワイオミングの男」 「掠奪者/スポイラーズ」「モロッコ」 1931年「戦ふ隊商」「市街」「失われし抱擁」「貨物船と女」 1932年「ハリウッドは大騒ぎ」「悪魔と深海」 「百万円貰ったら」「戦場よさらば」 1933年「今日限りの命」「或る日曜日の午後」「生活の設計」       「不思議の国のアリス」「硝煙と薔薇」 1934年「久遠の誓い」 1935年「結婚の夜」「ベンガルの槍騎兵」「永遠に愛せよ」 1936年「真珠の首飾」「オペラハット」「ハリウッド大通り」 「将軍暁に死す」「平原児」 1937年「海の魂」 1938年「マルコ・ポーロの冒険」「青髯八人目の妻」 「牧童と貴婦人」 1939年「ボー・ジェスト」「暁の討伐隊」 1940年「西部の男」「北西騎馬警官隊」 1941年「ヨーク軍曹」「教授と美女」「群衆」 1942年「打撃王」 1943年「誰が為に鐘は鳴る」 1944年「軍医ワッセル大佐」「クーパーの花婿物語」 1945年「無宿者」「サラトガ本線」 1946年「外套と短剣」 1947年「征服されざる人々」「ハリウッド・アルバム」 1948年「善人サム」「摩天楼」 1949年「機動部隊」 1950年「燃えつきた欲望」「ダラス」 1951年「遠い太鼓」 1952年「真昼の決闘」「スプリングフィールド銃」 1953年「楽園に帰る」「吹き荒ぶ風」 1954年「悪の花園」「ヴェラクルス」 1955年「軍法会議」 1956年「友情のある説得」 1957年「昼下りの情事」 1958年「秘めたる情事」「西部の人」 1959年「縛り首の木」「腰抜け列車強盗」「コルドラへの道」       「メリーディア号の難破」 1961年「六年目の疑惑」 BARBARA STANWYCK  バーバラ・スタンウィック 誕生日 1907/7/16-1990/1/21 出身 米ニューヨーク州ブルックリン 5才で孤児となり、年の離れた姉に育てられる。 10代から様々な職に就く。 やがてコーラスガールとして認められ、27年に映画デビュー。 「ステラ・ダラス」「教授と美女」「深夜の告白」「私は殺される」で 四度アカデミー主演女優賞にノミネートされる。 81年にアカデミー特別賞受賞。 晩年はテレビドラマで活躍、 エミー賞やゴールデングローブ賞も手にした。 90年、心不全で死去。 スクリーンでの悪女役とは裏腹に 個人としての人柄の良さで多くの人に慕われた。 出演作 1929年「壁の中の声」 1930年「希望の星」 1931年「十仙ダンス」「夜の看護婦」「奇蹟の処女」 1932年「たそがれの女」「母」 1933年「風雲の支那」「女囚の意気地」「紅唇罪あり」      「相寄る魂」 1935年「近代脱線娘」「愛の弾丸」 1936年「ガルシアの伝令」「花嫁の秘密」「愛怨二重奏」       「膝にバンジョー」 1937年「紐育の顔」「ステラ・ダラス」 1938年「美人は殺しがお好き」 1939年「大平原」「ゴールデン・ボーイ」 1941年「レデイ・イブ」「群衆」「新妻はお医者様」 1942年「教授と美女」「三人姉妹」 1943年「肉体と幻想」 1944年「深夜の告白」「ハリウッド玉手箱」 1946年「カリフォルニア」 1947年「第二の妻」 1948年「私は殺される」 1950年「スピード王」 1953年「人妻の危機」「吹き荒ぶ嵐」 1954年「重役室」「バッファロー平原」 1955年「欲望の谷」 1956年「烙印なき男」 1957年「四十挺の拳銃」 1962年「荒野を歩け」 1964年「青春カーニバル」 その他の出演者: Walter Brennan .... The Colonel Spring Byington .... Mrs. Mitchell James Gleason .... Henry Connell         (managing editor,'The New Bulletin') Gene Lockhart .... Mayor Lovett Rod La Rocque .... Ted Sheldon (Norton's nephew) Irving Bacon .... Beany Regis Toomey .... Bert Hansen (soda jerk) J. Farrell MacDonald .... Sourpuss Smithers Warren Hymer .... Angelface (bodyguard) Harry Holman .... Mayor Hawkins Andrew Tombes .... Spencer of 'Daily Chronicle' Pierre Watkin .... Hammett (political boss) User Rating: 7.5/10 (1,744 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 アカデミー賞ノミネート:原案賞 User Comments hienai さん UK 2004年7月25日 ジョン・ドーって、誰? これは映画の古典である。 楽々と異なる様相をみせてくれる。 キャプラは、かれの愛するフツーのひとを 素朴さと政治的策謀の話を通して、 アメリカ社会の抑圧と聖書を引きあいに出しながら、 熱いメッセージを提示する。 それは、もう60年も経っているのに、 驚くほど、今日的である。 ゲイリー・クーパーは、神業のような演技を見せる。 映画に溶け込んで、 軽々と名演技をやってのける。 彼を支えるのは、すてきな助演陣。 バーバラ・スタンウィックも、Walter Brennanも、最高の出来だ。 おそらく、もっとも印象的なのは、 キャプラの民主主義の理想の表明だろう。 全編を通じてあらわれる聴衆たちの姿がいい。 キャプラが求めていたフツーのひとは、 誰なのだろう? 物語の随所にあらわれる ひとびとのさまざまな意見を聞きながら、 観客は、そう考えてしまうだろう。 自分と同じかなぁ? この映画、10点満点だ。 キャプラの熱烈なフアンでなくても、 見終えれば、期待を上回っているだろう。 大いに推奨したい。 オトーサン、 「昔はよかったなぁ」 ハリウッドの主流に社会派のキャプラがいて、 熱いメッセージを出していた時代があったのです。 いまでは、ハリウッド映画は、ただの娯楽マシーン。 手を変え、品を変え、娯楽を追及するのみ。


真昼の決闘

オトーサン、 柏駅前の新星堂へ。 ワンコインDVDを2本購入しました。 「何度も見ているけどなぁ」 はじめてみたのは、中学生の頃でした。 この映画の主題歌、High Noon、 いつ聞いてもゾクゾクします。 原題:High Noon (1952) 監督:Fred Zinnemann 原作:John W. Cunningham 脚本:Carl Foreman Genre: Thriller / Western Color: Black and White 上映時間:85分 あらすじ: 保安官が引退し、新妻とともに町を去るものの、 命を狙う無法者と戦うために、途中から引き返す。 だが、町の者は、誰も加勢してくれない。 出演者: Gary Cooper .... Marshal Will Kane (ウィル) Grace Kelly .... Amy (Fowler) Kane(エイミー) オトーサン、 「いいなぁ、絵になっている !!」 名優ゲーリー・クーパー、コメント不要でしょう。 新妻エイミー役のグレース・ケリー、 この映画では、まだういういしい端役でした。 GARY COOPER ゲーリー・クーパー 誕生日 1901/5/7-1961/5/13 出身 米モンタナ州ヘレナ 出演作 1925年「トリックス」 1926年「夢想の楽園」 1927年「あれ」「赤ちゃん母さん」「アリゾナの天地」 「つばさ」「ネヴァダ男」      「令嬢馬賊」 1928年「ボー・サブルウ」「空征かば」「大尉の娘」 「試験結婚」「ライラック・タイム」       「希望の船」「店曝しの天使」 1929年「狼の唄」「裏切者」「ヴァジニアン」 1930年「勇者ならでは」「パラマウント・オン・パレード」 「テキサス無宿」       「七日間の休暇」「ワイオミングの男」 「掠奪者/スポイラーズ」「モロッコ」 1931年「戦ふ隊商」「市街」「失われし抱擁」「貨物船と女」 1932年「ハリウッドは大騒ぎ」「悪魔と深海」 「百万円貰ったら」「戦場よさらば」 1933年「今日限りの命」「或る日曜日の午後」「生活の設計」       「不思議の国のアリス」「硝煙と薔薇」 1934年「久遠の誓い」 1935年「結婚の夜」「ベンガルの槍騎兵」「永遠に愛せよ」 1936年「真珠の首飾」「オペラハット」「ハリウッド大通り」 「将軍暁に死す」「平原児」 1937年「海の魂」 1938年「マルコ・ポーロの冒険」「青髯八人目の妻」「牧童と貴婦人」 1939年「ボー・ジェスト」「暁の討伐隊」 1940年「西部の男」「北西騎馬警官隊」「群衆」 1941年「ヨーク軍曹」「教授と美女」 1942年「打撃王」 1943年「誰が為に鐘は鳴る」 1944年「軍医ワッセル大佐」「クーパーの花婿物語」 1945年「無宿者」「サラトガ本線」 1946年「外套と短剣」 1947年「征服されざる人々」「ハリウッド・アルバム」 1948年「善人サム」「摩天楼」 1949年「機動部隊」 1950年「燃えつきた欲望」「ダラス」 1951年「遠い太鼓」 1952年「真昼の決闘」「スプリングフィールド銃」 1953年「楽園に帰る」「吹き荒ぶ風」 1954年「悪の花園」「ヴェラクルス」 1955年「軍法会議」 1956年「友情のある説得」 1957年「昼下りの情事」 1958年「秘めたる情事」「西部の人」 1959年「縛り首の木」「腰抜け列車強盗」「コルドラへの道」      「メリーディア号の難破」 1961年「六年目の疑惑」 GRACE KELLY  グレース・ケリー 誕生日 1928/11/12-1982/9/14 出身 米ペンシルバニア州フィラデルフィア 18歳の時に女優を志し、舞台出演中のところを 20世紀フォックスがスカウト。 51年に映画デビュー。 高貴な美しさが魅力で、ヒッチ・コックの映画に多く出演。 54年「喝采」でアカデミー主演女優賞を獲得。 56年にモナコ王子と結婚し、引退。 82年に自動車事故で亡くなった。 出演作 1951年「14時間」 1952年「真昼の決闘」 1953年「モガンボ」 1954年「ダイヤルMを廻せ!」「裏窓」      「喝采」アカデミー主演女優賞      「緑の火エメラルド」「トコリの橋」 1955年「泥棒成金」 1956年「白鳥」「上流社会」「世紀の女王」 その他の出演者: Thomas Mitchell .... Mayor Jonas Henderson Lloyd Bridges .... Deputy Sheriff Harvey Pell Katy Jurado .... Helen Ramirez Otto Kruger .... Judge Percy Mettrick Lon Chaney Jr. .... Martin Howe Harry Morgan .... Sam Fuller Ian MacDonald .... Frank Miller Eve McVeagh .... Mildred Fuller Morgan Farley .... Dr. Mahin, Minister Harry Shannon .... Cooper Lee Van Cleef .... Jack Colby Robert J. Wilke .... Pierce Sheb Wooley .... Ben Miller User Rating: 8.3/10 (12,140 votes)          top 250: #84 オトーサン、 「おお、やはり世界の名画だ」 アカデミー賞受賞: 主演男優賞 ゲーリー・クーパー 劇・喜劇映画音楽賞 主題歌賞 編集賞 同ノミネート: 作品賞 監督賞:フレッド・ジンネマン 脚色賞 User Comments: rbverhoefさん The Hague, Netherlands 2005年1月3日 西部劇スリラーの古典 この西部劇の古典は、最高のスリラーだ。 恐ろしい緊迫感でクライマックスに突き進む。 もっとも、クライマックス自体は、大したことはない。 そう悪くはないが、その前に起きることのほうがいいのだ。 ゲーリー・クーパーは、元保安官ウィルを演じる。 新任の保安官が明日やってくるが、 その前日、ウィルはエイミーと結婚式をあげる。 不幸にも、その日は、無法者フランクが釈放され、 3人の悪友が、フランクを待ち受けている日だった。 フランクは、ウィルに遺恨がある。 数年前、自分を逮捕したからだ。 エイミーと町のひとびとは、町を去るように迫るが、 ウィルは受け入れず、保安官の職に留まる。 映画のはじめの数時間、彼は友人たちに フランクとの対決の際の助力を望み断られ続ける。 ミラーの乗る汽車は、真昼に着く。 ウィルが、それを知ったのは、8分前。 以後、映画は、事件そのものと同じ時間を刻む。 どのシーンでも、時計が写し出されて、 否応なしにサスペンスが盛りあがる。 観客は、登場人物と同様に時計をみつめる。 映画は、ウィルを写し、 ミラーを待つ3人の悪漢を写し、 ウィルが町に留まらないように迫り、 受け入れられないと知って、 真昼の駅に向かうエイミーの姿を交互に写す。 時々、別のひとが写る。 Helen Ramirezがメロドラマの味を添えているのだ。 これは、否定的な意味ではない。 というのも、彼女は、主役を支えて、 ほかの人々との関係を浮かび上らせる役割を負っている。 だが、映画は、いたるところ西部劇風である。 西部劇を装ったスリラーなのだ。 勿論、本物の英雄と本物の悪漢の対立というのは、 西部劇そのもの。 だが、クライマックスにいたるまでは、まさにスリラーだ。 ジョニー・デップ主演の"Nick of Time"は、 この映画とおなじ戦略を採用した新しい映画の好例である。 「真昼の決闘」の大部分は恐ろしい。 結末も、いい。 すばらしい古典映画である。 オトーサン、 「名画って、何回見てもいいなぁ」 ”High Noon”の主題歌を口づさんでしまいます。 ♪Do not forsake me, oh my darlin'   On this, our weddin' day   Do not forsake me, oh my darlin'   Wait, wait along  I do not know what fate awaits me  I only know I must be brave  And I must face a man who hates me  Or lie a coward, a craven coward  Or lie a coward in my grave


ダ・ヴィンチ・コードの謎

オトーサン、 近所のレンタル・ビデオ屋で、発見。 「おお!いいのが置いてある」 別のお店に鞍替えしようと思っていたのですが、 やや見直しました。 原題:Cracking the Da Vinci Code (2004) (V) 監督:Simon Cox 脚本:Simon Cox / Geof Petch Genre: Documentary 上映時間:120分 あらすじ: 全世界を震撼させたベストセラーの真実。 映像で辿る「ダ・ヴィンチ・コード」の謎解き。 全世界で2,000万部を超える大ベストセラーとなった 「ダ・ヴィンチ・コード」で語られる 「キリスト教の消された歴史」は果たして真実なのか。 全世界を震撼させたショッキングな「コード」が隠された ダ・ヴィンチの絵、ルーブル美術館、テンプル教会や ロスリン礼拝堂などの歴史的建造物すべてを映像で再現!! 歴史家、リサーチャーたちが華麗にわかりやすく歴史を紐解く。 出演者:: Susan Davies .... Narrator Lynn Picknett .... Lynn Picknett Clive Prince .... Clive Prince オトーサン、 「記録映画じゃ、役者不要か」 User Rating: 5.3/10 (11 votes) オトーサン、 「えっ、こんなに低いの?」 User Comments: Rachel さん Australia 2005年2月10日 まったく退屈な記録映画 Dan Brownの”The Da Vinci Code"を読んでいない ? 読んだほうがいい。実に面白い読み物だからだ。 みんながこの本についてしゃべっている。 そう、Ron Howardが、 (”ビューティフル・マインド”、”アポロ13”、”グリンチ”の監督) トムハンクス主演で、製作中である。 多くの学者や宗教家が小説について語っている。 (肯定、否定それぞれだが) 読んでみれば、何故か分かるだろう。 サイモン・コックス監督は、Brownの小説で提起された 相反する事実の真実や歴史を掘り下げている。 小説に出てくる読者が知りたいと願っている 場所や絵画を示す。 そう、私は小説が好きなので、もっと知りたいと思うが、 正直な話、監督は、この記録映画で、 ダ・ヴィンチ・コードの秘密を掘り下げるという点で、 決していい仕事をしていない。 そう、いくつか興味深い事実もあるが、 それは、ごく貧弱なものだ。 一言でいえば.....タ、イ、ク、ツ。 この記録映画に煩わされる必要はない。 "Bowling For Columbine"や "Super Size Me"を見たひとは、期待外れだろう。 いまにして思うが、この2作品には、 もっと高いスコアをつけておけばよかった。 この記録映画、ほんとにタイクツだ。 死ぬほどタイクツ。 見終えて、怒りを覚えた。 監督の主題が理解できない。 なんで、こんなにタイクツな映画を作ろうとしたのか、 理由そのものが分からない。 もっと面白い方法を使ってくれたら、 情報も興味深いものとなっただろうに。 この記録映画、ダ・ヴィンチ・コードについて もっと知リたいと思っても、役には立たない。 信じてほしい。 わずらわされるなかれ。 オトーサン、 「ほんとうだ、こりゃひどい」 原作のダ・ヴィンチ・コードを読んでみたくなりました。


ナショナル・トレジャー

オトーサン、 改装工事が終わったオートバックス経営の 柏しょうなんシネスクープへ。 変わりばえがしないので、質問しました。 「どこがよくなったの?」 「音響が...」 原題:National Treasure (2004) 監督:Jon Turteltaub 原作:Jim Kouf/ Oren Aviv/ Charles Segars 脚本:Jim Kouf / Cormac Wibberley /Marianne Wibberley Genre: Adventure / Action Rated PG for action violence and some scary images. 上映時間:131分 あらすじ: 幾多の戦乱を逃れてきた伝説の秘宝が、 独立戦争中のアメリカで突然消える。 三代に渡って秘宝を追ってきたベンは、 その秘密を解く鍵が独立宣言書にあることを突き止める。 公文書館のアビゲイル博士に面会を求めるが、 彼女はゲイツの情報をまるで相手にしない。 秘宝を手中に収めようとするイアンも加わり、 虚々実々の争いがはじまる。 出演者: Nicolas Cage .... Ben Gates(ベン) Diane Kruger .... Abigail Chase (アビゲイル) Jon Voight .... Patrick Gates (パトリック) オトーサン、 「ニコラス・ケイジ、相変わらずの熱演だな」 このひと、多汗質タイプのように見えます。 経歴をみると、女性遍歴も華やかですが... 助演陣には、下手なひともいましたが、 ベンの父親役を演じたジョン・ボイトは好演していました。 NICOLAS CAGE ニコラス・ケイジ 誕生日 1964/1/7   出身 米カリフォルニア州サンフランシスコ・ロングビーチ 甥にフランシス・フォード・コッポラ、叔母にタリア・シャイアがいる。 高校を中退し、アメリカン・コンサバトリー・シアターの夏期コースに参加。 82年「初体験リッジモント・ハイ」で映画デビュー。 95年「リービング・ラスベガス」でアカデミー主演男優賞受賞。 1995年5月、パトリシア・アークェットと結婚し、 2001年5月18日、正式離婚。 ニコラスと元女優でガールフレンドのクリスティーナ・フルトンとの間に 92年に生まれたウェストン・コッポラ・ケイジと ポール・ロシィとの間に生まれたパトリシアの連れ子で エンゾ・アークエットの二人の子供がいる。 2002年、エルビス・ブレスリーの娘で 96年にマイケル・ジャクソンと離婚したリサ・マリー・プレスリーと結婚。 しかし、結婚後、わずか4か月で別居し、離婚。 2004年7月30日、2月から交際していた 寿司店の元店員アリス・キムと結婚式を挙げた。 活躍度 ◎↑ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆☆★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1982年「初体験/リッジモント・ハイ」 1983年「ランブルフィッシュ」「アップタウンガール」「ヴァレー・ガール」 1984年「コットン・クラブ」「バーディ」      「月を追いかけて」 1986年「ボーイ・イン・ブルー」「ペギー・スーの結婚」 1987年「赤ちゃん泥棒」「月の輝く夜に」 1988年「バンパイア・キッス」「ハートにびんびん火をつけて」 1990年「アパッチ」「ザンダリーという女」      「ワイルド・アット・ハート」 1991年「タイム・トゥ・キル/愛と勇気の戦場」      「ザンダリーという女」「エネミー・ウォー」 1992年「ハネムーン・イン・ベガス」      「レッドロック/裏切りの銃弾」 1993年「アモス&アンドリュー」「プロフェッショナル」 1994年「あなたに降る夢」「パラダイスの逃亡者」      「不機嫌な赤い薔薇」 1995年「リービング・ラスベガス」「死の接吻」 1996年「ザ・ロック」 1997年「コン・エアー」「フェイス/オフ」 1998年「シティ・オブ・エンジェル」「スネーク・アイズ」 1999年「8mm」「救命士」 2000年「60セカンズ」「天使のくれた時間」 2001年「コレリ大尉のマンドリン」「ウインドトーカーズ」 2002年「アダプテーション」「ソニー」 2003年「マッチスティック・メン」 2004年「ナショナル・トレジャー」 その他の出演者: Justin Bartha .... Riley Poole Sean Bean .... Ian Howe Harvey Keitel .... Sadusky Christopher Plummer .... John Adams Gates David Dayan Fisher .... Shaw Stewart Finlay-McLennan .... Powell Oleg Taktarov .... Shippen Stephen A. Pope .... Phil Annie Parisse .... Agent Dawes Mark Pellegrino .... Agent Johnson Armando Riesco .... Agent Hendricks Erik King .... Agent Colfax User Rating: 6.6/10 (9,778 votes) オトーサン、 「案外、高いなー」 User Comments: MLDinTN さん TN 2004年12月12日 面白い冒険 これは面白い映画だ。 「インディ・ジョーンズ」みたいだが、 財宝探しをするものは、手がかりを突きとめねばならない。 この映画がつくられ、上映された理由は、 「ダビンチ・コード」に大いに関係していると思う。 筋書きは、宗教史にかかわるものではなく、 アメリカ史、とくに建国の父たちとかかわっている。 ここで、ニコラス・ケイジは、 トレジャー・ハンターのベン・ゲイツを演じる。 彼の一家は、何年もの間、秘宝を探してきた。 死の床にあるフリーメーソンから、 最後の手がかりを得たからだ。 そこで、ニコラス・ケイジが出てきて、 手がかりを突き止めることになる。 勿論、億万長者の悪役が出てきて、 秘宝を手にしようとする。 だが、この脇役は失敗していると思う。 全然、面白くないからだ。 もっといいユーモアがありえたはず。 そして、勿論、ベンは美女とからむ。 彼女が、解決を手伝うのだ。 このあたり、「ダビンチ・コード」と似ている。 たった2分間考えただけで、 難しい手がかりをつきとめるのは信じ難いが、 映画だから、数ケ月も考えてはいられない。 面白くしようとしているのだから、 筋書きの欠点など忘れるべきだ。 教会の下のセットは、よく出来てはいるものの、 木の階段なら腐っていて、歩けないとは思うが、 そんなこと気にしないことだ。 独立宣言書の窃盗は、「オーシャンズ11」と似ている。 映画では、セキュリティを物ともせず、 誰もが何でも盗めるのは、愉快だ。 最終判定: 冒険映画を好きなら、おすすめする。 誰かが比較していた「ツームレーダー」とはちがう。 あれはひどかった。 この映画、「インディ・ジョーンズ」に似ている。 オトーサン、 「あざといなー」 ベン・ゲイツ、どうしてもビル・ゲイツを連想させます。 製作は、名うてのやり手、Jerry Bruckheimer。 このひとの映画づくりの姿勢、どうも気にいりません。 「金かけりゃいんだろう、金を」 現代の観客は、もう少し賢いように思いますが。


アンナ・カレニナ

オトーサン、 これも、ワンコイン名画シリーズのひとつ。 「トルストイか、なつかしいなぁ」 高校時代だったでしょうか。 世界文学全集の「戦争と平和」を読了したのは。 大学に入ってからは、ドストエフスキーの虜になりました。 原題:Anna Karenina (1948) 監督:Julien Duvivier 原作:Leo Tolstoy 脚本:Jean Anouilh/Julien Duvivier/Guy Morgan Genre: Drama Country: UK Language: English / Italian Color: Black and White 上映時間: 139分 あらすじ: ステパンとドリー夫妻が喧嘩する。 ステファンは、妹アンナにモスクワに仲裁にくるように依頼する。 アンナは、ペテルスブルグからの車中で、 ウロウスキー伯爵の母親と知り合う。 駅に出迎えにきた伯爵は、軍服に身を包み勇壮にみえた。 2人は、一目ぼれ。 ペテルスブルグにもどっても、舞踏会など逢引を重ねる。 アンナには、夫も息子もいるので、 慎重に事を運ばねばならなかったのだが..... 出演者: Vivien Leigh .... Anna Karenina (アンナ) Ralph Richardson .... Alexei Karenin (アレクセイ) Kieron Moore .... Count Vronsky(ウロウスキー伯爵) オトーサン、 「美人だなー。腰の細いこと」 昔の衣装、コルセットで締め上げるのです。 身体によくないと思うのですが.... 彼女、幸福な姿と不幸な姿の2つを演じましたが、 やはり、後者は眼に毒でした。 妻を寝取られた夫役のアレクセイを演じた俳優さん、 なかなか達者な演技でした。 経歴紹介は、この2人ということで。 VIVIEN LEIGH  ビビアン・リー 誕生日 1913/11/5-1967/7/8 出身 インド・ダージリン 感情の赴くままに演じられる素質を持った女優。 裕福な商人の家に生まれ、上流家庭の教育を受ける。 6才でロンドンの寄宿学校に入学。 後、カンヌ、サン・レモ、チューリヒ、パリなどで教育を受ける。 18歳の時、王立演劇アカデミーに入学。 19歳で弁護士と結婚するが、 女優への道を断ち切れず、22歳の時にデビュー。 37年「無敵艦隊」で共演したローレンス・オリビエを追ってアメリカへ。 39年「風と共に去りぬ」でアカデミー主演女優賞、 51年「欲望という名の電車」でアカデミー主演女優賞と ベネチア映画祭主演女優賞を受賞した。 40年、お互いが離婚し、オリビエと結婚。 しかし、感情の起伏の激しさからオリビエと 次第に不和となり、58年に別居、60年に離婚。 晩年はノイローゼ、アル中、肺結核と悩まされ、 67年に亡くなった。 出演作 1937年「無敵艦隊」「間諜」「茶碗の中の嵐」 1938年「響け凱歌」 1939年「風と共に去りぬ」 1940年「哀愁」 1941年「美女ありき」 1946年「シーザーとクレオパトラ」 1948年「アンナ・カレニナ」 1951年「欲望という名の電車」 1955年「愛情は深い海の如く」 1961年「ローマの哀愁」 1965年「愚か者の船」 RALPH RICHARDSON  ラルフ・リチャードソン 誕生日 1902/12/19-1983/10/10 出身 英グロセスター州チェルテンハム 出演作 1933年「月光石」「十三日の金曜日」 1934年「地下の怪盗」「異教の露」 1935年「来るべき世界」「奇蹟人間」 1936年「都会の雷鳴」 1938年「淑女は離婚がお好き<レディXの離婚>」       「城砦」 1939年「四枚の羽根」 1948年「アンナ・カレニナ」「落ちた偶像」 1949年「女相続人」 1951年「文化果つるところ」 1952年「超音ジェット機」 1955年「リチャード三世」 1960年「ハバナの男」「栄光への脱出」 1961年「スパルタ総攻撃」 1962年「夜への長い旅路」 1964年「わらの女」 1965年「ドクトル・ジバゴ」 1966年「カーツーム」       「オーソン・ウェルズのフォルスタッフ」 1968年「鏡の国の戦争」 1969年「素晴らしき戦争」「空軍大戦略」「強奪超特急」 1970年「さすらいの旅路」 1971年「誰がルーおばさんを殺したか?」 1972年「不思議の国のアリス」「魔界からの招待状」 1973年「レディ・カロライン」「オー!ラッキーマン」 1975年「ローラーボール」 1979年「ウォーターシップダウンのうさぎたち」 1982年「バンデットQ」「ドラゴンスレイヤー」 1984年「類人猿の王者・ターザンの伝説」      「ヤア!ブロード・ストリート」 その他の出演者: Hugh Dempster .... Stefan Oblonsky Mary Kerridge .... Dolly Oblonsky Marie Lohr .... Princess Scherbatsky Frank Tickle .... Prince Scherbatsky Sally Ann Howes .... Kitty Scherbatsky Niall MacGinnis .... Konstantin Levin Michael Gough .... Nicholai Martita Hunt .... Princess Betty Tversky Heather Thatcher .... Countess Lydia Ivanova Helen Haye .... Countess Vronsky Mary Martlew .... Princess Nathalia Ruby Miller .... Countess Meskov User Rating: 6.0/10 (200 votes) オトーサン、 「低いな、なぜなんだ?」 やはり、現代人としては、結末に疑問を抱いたのかも。 User Comments: harry-76さん Cleveland, Ohio 2003年8月2日 大河ドラマ トルストイ伯爵の大河小説「戦争と平和」や「アンナ・カレニナ」。 これを読破するのは、大変チャレンジャブルだ。 疲れを知らぬエネルギーと強い精神力で練りあげた著作だからだ。 この世界に魅了されるのは、たやすい。 多くの音楽愛好家がワグナーの音楽にのめりこむのと同じ。 トルストイの世界は、読者を催眠状態に置く。 情熱と社会慣習との葛藤をテーマに荘大で微妙な物語が展開する。 彼の作品の登場人物は、自己陶酔した空しい存在である。 描かれる社会環境は、抑圧的で無神経である。 悲劇的なほど非人間的で破壊的で偽りの価値に満ちている。 堕ち行くひとびとを、その華麗なテクニックから 切り離すのは、究極のチャレンジであろう。 「アンナ」のケースでは、 洗練された仮面を剥ぎ取った後、 登場人物たちは、社会規範に邪魔されて、 情熱的な衝動を何とか抑えこもうとする。 「アンナ」は、映画監督たちのお気に入りで、 何度も製作されている。 一番有名なのは、グレタ・ガルボ主演、セルジニック監督版だろう。 この作品で、ビビアン・リーは、狂気のヒロインを好演している。 ジュリアン・デュヴィヴィエ監督とJean Anuithの脚本もいい。 ラルフ・リチャードソンとキエロン・ムーアは、 2人とも確かな存在感を示した。 プロの手になる作品であるが、 ああ、演出に心の琴線に響かないところがある。 事実、 奇妙に腫れあがった棺衣は、映画を損なっている。 900ページの作品を2時間物に短縮するのは難題である。 ビビアン・リーば、しばしば「堕ちゆく女性役」を演じており、 いつも見事に演じている。 だが、高揚していくような役は向いていないようだ。 抑圧された女性を喜んで演じつづけてきたのだが、 それは、私生活ではマイナスに働いている。 だが、それはどうでもいいことだ。 ビビアン・リーは、永遠の完璧な美人女優。 その偉大な芸術の仕上げが、彼女の伝説であろう。 この版は、思慮深く、不可能なほどの難題に挑んだ労作である。 オトーサン、 邦題に異議申し立て。 「アンナ・カレニナじゃおかしいよ。 "アンナ・カレーニナ"と伸ばして書かなくては」 なぜか、映画だけが、このカレニナになっているのです。


ヒズ・ガール・フライデー

オトーサン、 「このシリーズ、しばらく買ってなかったなぁ」 名画のDVDを500円で手軽に買えるように。 そういう趣旨ではじまったのですが、もう30本になりました。 ・http://www.cosmicpub.jp/cosmic-dvd/index.html 原題:His Girl Friday (1940) 監督:Howard Hawks 台本:Ben Hecht /Charles MacArthur 脚本:Charles Lederer Genre: Comedy / Romance Color: Black and White 上映時間:92分 あらすじ: ヒルディは、ウォルターと離婚し、 別の男と婚約し、明日結婚するわ。 そう告げに新聞社のウォルターを訪問する。 ウォルターは、心中、おだやかではない。 相手の男ブルースをはめて、 何度もトラブルを起こすよう仕向けしたりする。 その一方で、ヒルディをもとの新聞記者の仕事に つなぎとめようと画策する。 出演者: Cary Grant .... Walter Burns (ウォルター) Rosalind Russell .... Hildegaard 'Hildy' Johnson(ヒルディ) Ralph Bellamy .... Bruce Baldwin (ブルース) オトーサン、 「丁々発止! 目をみはる演技だ!」 ケーリー・グラント、そして、相手役のロザリンド・ラッセル。 経歴は、ケーリーグラントだけしか見当たりませんでした。 CARY GRANT  ケーリー・グラント 誕生日 1904/1/18-1986/11/29 出身 英ブリストル 出演作 1932年「その夜」「明日は晴れ」「我らは楽しく地獄へ行く」      「悪魔と深海」「ブロンド・ヴィナス」「七月の肌着」「お蝶夫人」 1933年「わたしは別よ」「追ひつめられた女」「鷲と鷹」「海の密室」      「妾は天使ぢゃない」「不思議の国のアリス」 1934年「三日姫君」「濁流」「接吻とお化粧」「お嬢様お耳拝借」 1935年「ソプラノ奥様」「盲目の飛行士」「最後の駐屯兵」 1936年「男装」「アメリカの恐怖」「暁の爆撃隊」「結婚の贈物」 1937年「間奏楽」「天国漫歩」「富豪一代」「新婚道中記」 1938年「赤ちゃん教育」「素晴らしき休日」 1939年「ガンガ・ディン」「コンドル」 1940年「ヒズ・ガール・フライデー」「ママのご帰還」「明日への戦ひ」      「フィラデルフィア物語」 1941年「愛のアルバム」「断崖」 1942年「恋の情報網」 1943年「ミスター・ラッキー」 1944年「此の虫十万弗」「孤独な心」「毒薬と老嬢」 1946年「夜も昼も」「汚名」「恋愛超特急」 1947年「独身者と女学生」 1948年「気まぐれ天使」「ウチの亭主と夢の宿」「恋はかくの如く」 1949年「僕は戦争花嫁」 1950年「危機の男」 1951年「うわさの名医」 1952年「モンキー・ビジネス」 1955年「泥棒成金」 1957年「誇りと情熱」「めぐり逢い」「よろめき休暇」 1958年「無分別」「月夜の出来事」 1959年「北北西に進路を取れ」「ペティコート作戦」 1960年「芝生は緑」 1962年「ミンクの手ざわり」 1963年「シャレード」 1964年「がちょうのおやじ」 1966年「歩け!走るな」 1970年「エルビス・オン・ステージ」 その他の出演者; Gene Lockhart .... Sheriff Peter B. 'Pinky' Hartwell Porter Hall .... Murphy, reporter Ernest Truex .... Roy V. Bensinger, Tribune reporter Cliff Edwards .... Endicott, reporter Clarence Kolb .... Fred, the Mayor Roscoe Karns .... McCue, reporter Frank Jenks .... Wilson, reporter Regis Toomey .... Sanders, reporter Abner Biberman .... Louis, small-time hood Frank Orth .... Duffy, Morning Post copy editor Helen Mack .... Molly Malloy John Qualen .... Earl Williams User Rating: 8.2/10 (6,434 votes) top 250: #147 オトーサン、 「おお、世界の名画147位!」 Alex Vさん London, England 2003年11月10日 すばらしいコメディのひとつ。 大きくひろがる風景、リアルな映像美、真の感動。 この映画に欠けているものを指摘するのは、簡単だ。 演劇台本を映画化するにあたって、 舞台が広がるものと思っていたが、 ほとんど一つの部屋で、物語は進行する。 ビジュアル面では見るべきものはない。 文字通り、会話のみ。 それでは、ダメだ... だが、これは最高にすばらしいコメディ映画なのだ。 やるべきことをきちっとやっている。 こんな迫力のある映画は見たことがない。 登場人物たちの機知に溢れた掛け合いは、 ボクサーがリングでスパーリングをしているみたいだ。 こんなに早いテンポの会話が続けは飽きるかと思ったが、 まったくスクリーンから目が離せなかった。 事実、息をつめて見入っていた。 こんなに疲れさせるペースは、はじめてだ。 唯一、文句があるとすれば、 この映画、メディアの倫理について触れているものの、 それを主題にすることを避けているように思えることだ。 映画の冒頭に、記者像は現代の記者像と違う、 殺し以外は何でもやるという但し書きがでてくる。 だから、物語には暗い要素が盛りこまれている。 例えば、 激しいやりとりの後にドラマチックな自殺シーンがある。 監督は、塩のひとふりを意図したのだろうが、 そう素直には受け取れなかった。 脚本には、すごいせりふがある。 ホークスは、もっと毒を盛りこみたかったのだろうが、 そうした生真面目なメッセージばかりだったら、 この古典映画を楽しく生き生きとさせた 軽やかなタッチは失われたにちがいない。 オトーサン、 「昔はよかった」 こんなせりふ、年寄りじみてイヤなのですが、 1940年、およそ65年も前なのに、 この映画のすばらしかったこと。 主演のケーリー・グラント、全盛期です。 彼が死んでから、もう20年も経ったとは信じられません。


マージョリーの告白

オトーサン、 これ、レンタルビデオ屋でみつけました。 腹上死をめぐってのラブコメ。 「何か面白そうじゃないか」 300円で買えるなら安いもんです。 原題:Sibling Rivalry (1990) 監督:Carl Reiner 脚本:Martha Goldhirsh Genre: Comedy 上映時間:88分 あらすじ: マージョリーは、 恋愛して医者のハリーと結婚したものの、 8年経ってみると、一族みんなが医者とあって こうるさく、息がつまる。 一方、妹のジャニーは、何の野心もなく遊び回っている。 ある日、彼女はスーパーで不思議な男に出会い、 食事後、そのままホテルへ。 ところが、激しいセックスがもとで男は腹上死。 あわてふためいて、部屋を飛び出るときに、 財布を忘れてしまう。 拾ったのは、ブラインドのセールスマン。 それから、事態は複雑になる。 出演者: Kirstie Alley .... Marjorie Turner(マージョリー) Jami Gertz .... Jeanine(ジャニー) Bill Pullman .... Nicholas Meany (ニコラス) オトーサン、 「この女優さん、はじめてお目にかかった」 カースティ・アレイ、マイナーですが、熱演していました。 KIRSTIE ALLEY  カースティ・アレイ 誕生日 1955/1/12 出身 米カンザス州ウィチタ 大学時代に舞台で経験を積み、 卒業後、芸能界に入ろうとロサンゼルスに行くが、 うまくいかず室内装飾の仕事に就く。 82年「スター・トレック2/カーンの逆襲」のサービク役で映画デビュー。 87年からのテレビ・シリーズ「チアーズ」でレギュラーになる。 「ベイビー・トーク」シリーズでコメディ女優としての人気を得る。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1982年「スター・トレック2/カーンの逆襲」 1983年「チャンピオン」 1984年「ブラインド・デート/盲目の狙撃者」      「未来警察」 1987年「サマー・スクール」 1988年「影なき男」 1989年「ベイビー・トーク」「愛の宅配/ピザ・ボーイ」 1990年「リトル・ダイナマイツ/ベイビー・トーク2」      「マッド・ハウス」「マージョリーの告白」 1993年「ワンダフル・ファミリー/ベイビー・トーク3」 1995年「光る眼」「ひとりっ娘2」 1997年「地球は女で回っている」 1999年「わたしが美しくなった100の秘密」 その他の出演者: Carrie Fisher .... Iris Turner-Hunter Sam Elliott .... Charles Turner Jr. Scott Bakula .... Harry Turner Ed O'Neill .... Capt. Wilbur Meany Frances Sternhagen .... Rose Turner John Randolph .... Charles Turner Sr. Matthew Laurance .... Dr. Casey Hunter Bill Macy .... Pat Paul Benedict .... Dr. Plotner Ron Orbach .... Don, the Desk Clerk Edward Escobar .... 911 Officer Rodriguez Greg Collins .... Hotel Security Guard User Rating: 5.3/10 (570 votes) オト−サン、 「ちょっと低すぎないか?」 User Comments: caspian1978さん Attleboro, MA 2005年2月13日 カール・ライナーの未来の古典か? カースティ・アレイ主演。 最高に愉快だ。 このコメディ、将来古典になるかもね。 出演者が総出で、カンペキなコメディを作り上げた。 Scott Bakula、Ed O'Neill、Bill Pullman、 Sam Elliott、そしてCarrie Fisherの面々だ。. 典型的な女性の安手な映画なんかじゃない。 この映画、主婦が何と夫の兄とセックスする。 ギリシャ悲劇みたいだが、そうではない。 偶然が作用しているのだが、説得力がある。 出演者たちのセリフが実に愉快だ。 小さなコミュニティで事件が起きる。 それも数日のあいだで、ロケの場所も少ない。 インデペンデントの低予算映画の感じがするが、 典型的なカール・ライナー監督の映画。 最後にすべてが結びつくのだ。 ”When Harry Met Sally”のような 典型的なロマンティック・コメディではないが、 カールの古典であり、なかなかいい。 オトーサン、 「腹上死って、いい死に方だな」 かねがね、そう思っていましたので、 この機会にネットでリサーチ。 「へぇ、そうなの、ちっとも知らなかった」 研究心旺盛な方は、 以下のサイトをどうぞ。 春に多いそうですから、男性諸君、お気をつけくださいな。 ・男と女の悲しい死体  http://books.yahoo.co.jp/featured/interview/20031210ueno/01.html


憎しみ

オトーサン、 レンタルビデオ屋の名画コーナーで、 この映画を発見しました。 「憎しみ、冴えない題名だなー」 原題:La Haine (1995) Hate 監督・脚本:Mathieu Kassovitz Genre: Drama Country: France Language: French 上映時間:96分 あらすじ: 尋問中に刑事に負傷させられて、 アブデュルは、病院で危篤状態。 彼の住む郊外では、その夜、暴動が起きる。 警官のひとりが拳銃を失う。 アブデュルの友人のヴィンスと そのダチであるサイードとユベールは、 ヒマをもてあましている。 ヴィンスは、アブデュルが死んだら、 警官を撃ってやると誓う。 出演者: Vincent Cassel .... Vinz(ヴァンス) Hubert Kounde .... Hubert (ユベール) Said Taghmaoui .... Said(サイード) オトーサン、 「ヴァンサン・カッセル、最高の演技だ!」 モニカ・ベルッティと結婚して以来、 彼の持ち味である不良っぽいところが消えたのでは。 「役者が幸せになったら、おしまいかも」 VINCENT CASSEL  ヴァンサン・カッセル 誕生日 1966/11/23 出身 仏パリ アクターズ・インスティテュート・オブ・ニューヨークでコメディを学び、 20才の時にフランスに戻る。 映画は「カフェ・オ・レ」から注目される。 96年、「ドーベルマン」でも共演したモニカ・ベルッチと結婚。 活躍度 △→ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1992年「チョコレート・スクランブル」 1993年「カフェ・オ・レ」 1995年「憎しみ」「不倫の公式」「ある大統領の情事」 1996年「アパートメント」 1997年「ドーベルマン」◇「アサシンズ」 1998年「エリザベス」◆「アンルーリー 復讐の街」◇ 1999年「ジャンヌ・ダルク」◆「ゲスト・ハウス狂騒曲」 2000年「クリムゾン・リバー」◇ 2001年「ジェヴォーダンの獣」◆「シュレック」(声)      「リード・マイ・リップス」◇ 2002年「バースデイ・ガール」◆「アレックス」◇ 2004年「スパイ・バウンド」◇ その他の出演者: Abdel Ahmed Ghili .... Abdel Solo .... Santo Joseph Momo .... Ordinary guy Heloise Rauth .... Sarah Rywka Wajsbrot .... Vinz's grandmother Olga Abrego .... Vinz's aunt Laurent Labasse .... Cook Choukri Gabteni .... Said's brother Nabil Ben Mhamed .... Boy Blague Benoit Magimel .... Benoit Medard Niang .... Medard Arash Mansour .... Arash User Rating: 7.8/10 (5,526 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ!」 カンヌ国際映画祭監督賞受賞 User Comments: Atlazさん London, England 1999年11月24日 見るたびに良くなる この映画、何度も見た。 見るたびによくなっていく。 この映画で傑出しているのは、撮影。 この種の映画が、純粋であり、かつ芸術的という例は少ないが、 この「憎しみ」は、その双方をもっている。 筋書きは、興味深く、リアル。 フランスの大都市では、 ロマンスのかけらもなくなっていることを如実に示している。 他の国の大都会と変わらないのだ。 登場人物は、信じられる。 いい仕事をしている。 演技の質は、ただ驚くべきもの。 フランス人でないひとが、 「異国のただの芸術映画」というのは、ケシカラン。 全体に、アメリカ映画の影響が感じられるが、 フランス社会ならではの味があるし、 アメリカのスラム街を描いた映画とは一線を画している。 たとえ、この映画をキライなひとが多いにしても、 この映画、すばらしい。 他の映画とはちがう。 だが、それで損しているともいえる。 大々的に、推奨するのは難しいが、 この映画を楽しみたかったら、何回も見るとよい。 オトーサン、 「あぁ、懐かしい。思い出すなぁ」 冒頭の暴動シーンは、1960年代の安保闘争そっくり。 オトーサンも、警官に石くらい投げたかも。 だって、同級生が殺されたんですもの。 このHPに掲載したオトーサンの小説「ブリュメール1960」、 まさに、「憎しみ」の世界を描いたものです。


アラモ

オトーサン、 「アラモ?前に見たぞ」 ジョン・ウェイン主演の「アラモ」をみました。 でも、この新作では、ビリー・ボブ・ソーントンが、 デイビー・クロケットを演じています。 原題:The Alamo (2004) 監督:John Lee Hancock 脚本:Leslie Bohem /Stephen Gaghan /John Lee Hancock Genre: Action / Drama / Adventure / War / Western Rated PG-13 for sustained intense battle sequences. Country: USA Language: English / Spanish 上映時間:137分 あらすじ: 有名なアラモ砦の包囲戦(1836.2.23-3.6)を中心に テキサス革命(1835-36)の頃を扱った歴史ドラマ。 トラヴィス大佐をはじめ、 ディビー・クロケット、ジム・ボウイに率いられた アメリカやメキシコ生まれのテキサス人183人が、 サンタ・アナ将軍に率いられたメキシコ軍2000人に包囲され 死に物狂いで戦い、壮絶な死を遂げた。 また、San Jacintoの戦い (1836.4.21)も扱っている。 そこでは、サム・ヒューストン将軍率いるテキサス民兵が、 サンタ・アナ将軍の軍隊を打ち負かし、テキサス独立を勝ち取った。 出演者: Billy Bob Thornton .... Davy Crockett(デヴィ・クロケット) Dennis Quaid .... Sam Houston (サム) Jason Patric .... James Bowie (ボウイ) オトーサン、 「デヴィ・クロケット、かっこいい!」 反面、彼のいいところばかりを写しているので、 ほかのひとの影が薄くなってしまいました。 BILLY BOB THORNTON ビリー・ボブ・ソーントン 誕生日 1955/8/4   出身 米アーカンソー州ホット・スプリング 父は高校でスポーツのコーチ。 エルビス・プレスリーの映画を観て、 映画スターか、ロック・シンガーの道に憧れ、 アーカンソー、テキサス、カリフォルニア州で ロックシンガー、トラマーとして数年過ごす。 83年、ロサンゼルスに移って演劇教室に通い、 下積み生活を送る。 92年のテレビ・シリーズ「hearts afire」で三期レギュラー出演。 映画は91年「運命の引き金」で注目される。 初監督も務めた「スリング・ブレイド」で アカデミー主演男優賞にノミネート。 「シンプル・プラン」では同賞助演男優賞にノミネートされ、 ロサンゼルス映画批評家協会助演男優賞受賞。 2000年5月「狂っちゃいないぜ」で共演した アンジェリーナ・ジョリーと結婚するも、2003年5月離婚。 活躍度 ○↑ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ   ☆☆☆☆★★ 出演作 1987年「ハンターズ・ブラッド」       「エリオット・バーンズの帰還」(TM) 1991年「運命の引き金」◇「フォー・ザ・ボーイズ」 1992年「トラブル・バウンド/復讐の銃弾」 1993年「トゥーム・ストーン」「キリング・ボックス」       「ブラッド・イン ブラッド・アウト」「幸福の条件」 1994年「沈黙の要塞」「カッティング・エッジ」 1995年「デッドマン」「ヘンリエッタに降る雪」 1996年「スリング・ブレイド」「ザ・ウィナー」 1997年「Uターン」 1998年「アルマゲドン」◆       「パーフェクト・カップル」「シンプル・プラン」◆       「ワイルド・スモーカーズ」◆「アラン・スミシー・フィルム」 1999年「狂っちゃいないぜ!」◆「PRINCESS MONONOKE」(声) 2001年「バンディッツ」◇「バーバー」◇「チョコレート」◇ 2003年「ディボース・ショウ」◆ 2004年「アラモ」◇ その他の出演者: Patrick Wilson .... William Travis Emilio Echevarria .... Antonio Lopez de Santa Ana Jordi Molla .... Juan Seguin Leon Rippy .... Sgt. William Ward Tom Davidson .... Colonel Green Jameson Marc Blucas .... James Bonham Robert Prentiss .... Albert Grimes Kevin Page .... Micajah Autry Joe Stevens .... Mial Scurlock Stephen Bruton .... Captain Almeron Dickinson Laura Clifton .... Susanna Dickinson Ricardo Chavira .... Private Gregorio Esparza User Rating: 5.9/10 (2,782 votes) オトーサン、 「大金をかけたわりには、低いスコアだ」 特典映像をみると、アラモの砦の完全なセットをつくっていました。 User Comments: Len Gurule さん Fircrest, WA 2004年10月7日 依然、背筋が凍る みんなけなされているが、 この「アラモ」の新しい版は、依然、インパクトがある。 アラモの悲劇に魅せられたものにとっては、 そう失望させる出来ではない。 演技が多少下手でも、 その信念を貫徹して、アラモの砦で戦ったひとびとの 尊い勇気が減るというものではない。 ディビー・クロケット役のビリー・ボブ・ソーントンが、 何といってもすばらしい。 これまでで最高のディビー・クロケットではなかろうか。 何人かが頼りなかったが、 視聴体験を損なうほどものものではなかった。 見て、失望はしないと思う。 これらの勇気あるひとびとの悲劇を マジメに描こうとしたことは、間違いない。 オトーサン、 「門外漢だから、あまり共感できんなぁ」 やはり、アラモの砦について勉強してから、見るべきでしょう。 ディビー・クロケット、日本でいえば義経みたいなものかも。 以下のサイトが非常に参考になります。 ・テキサス独立のヒーロー〜アラモ砦のディビー・クロケット  http://karins14.hp.infoseek.co.jp/aramo.htm


ル・ディヴォース〜パリに恋して〜

オトーサン 「へえ、離婚の綴りは、英仏同じなんだ」 パリという言葉が表題に入っているので、 借りてみましたが.... 原題:Le Divorce (2003) 監督:James Ivory 原作:Diane Johnson 脚本:Ruth Prawer Jhabvala / James Ivory Genre: Drama / Romance / Comedy Rated PG-13 for mature thematic elements          and sexual content. Runtime: USA:117 min Country: France / USA Language: English / French 上映時間:117分 あらすじ: イザベルは、妊娠した妹の面倒をみにパリに行く。 到着すると、妹のロクサーヌを捨てて、 その夫が家を出ていくところだった。 失意に閉じこもらぬために、 姉妹は、パリの社交界に顔を出す。 そこでは、現地のひとたちと駐在員が 異文化を超えてロマンスの花を咲かせていた。 出演者: Kate Hudson .... Isabel Walker(イザベル) Naomi Watts .... Roxeanne de Persand (ロクサーヌ) Thierry Lhermitte .... Edgar Cosset (エドガー) オトーサン、 「美人姉妹、熱演だ」 私見では、ナオミ・ワッツのほうが美人と思いますが、 ケイト・ハドソン、いろいろな表情ができる女優さんでした。 イザベルが遊ばれてしまった中年男性エドガーが ちっと味のある演技をしていました。 KATE HUDSON  ケイト・ハドスン 誕生日 1979/4/19 出身 米カリフォルニア州 母はゴールディ・ホーン、父は歌手ビル・ハドソン。 両親は彼女が赤ん坊の頃に離婚。 育ての父はゴールディ・ホーンのパートナー、カート・ラッセル。 98年「DESERT BLUE」で映画デビュー。 「あの頃ペニー・レインと」のペニー・レイン役で アカデミー助演女優賞にノミネートされる。 2000年12月31日、ロック・バンド、ブラック・クロウズの ヴォーカリスト、クリス・ロビンソンと結婚。 2003年、ゴールディ・ホーンらと 製作会社コズミック・エンタテインメント設立。 活躍度 ○↑ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1998年「RICOCHET RIDER」      「200本のたばこ」◆「ウェルカム・バクスター」 2000年「あの頃ペニー・レインと」◆「Dr.Tと女たち」◆      「ゴシップ」「アバウト・アダム アダムにも秘密がある」 2002年「サハラに舞う羽根」◇ 2003年「10日間で男を上手にフル方法」◇      「あなたにも書ける恋愛小説」◇      「ル・ディヴォース〜パリに恋して〜」◇ NAOMI WATTS  ナオミ・ワッツ 誕生日 1968/9/28 出身 英 ピンク・フロイドのサウンド・エンジニア兼ツアー・マネージャーの ピーター・ワッツの娘。 幼少の頃、オーストラリアに移住。 シドニー・アクターズ・センターで学ぶ。 テレビでは「スリープウォーカーズ」でレギュラー。 86年「FOR LOVE ALONE」で映画デビュー。 映画は95年「タンク・ガール」のジェット・ガール役や 「マルホランド・ドライブ」のベティ役の好演で注目されるようになった。 活躍度 △→ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1990年「ニコール・キッドマンの恋愛天国」 1993年「マチネー 土曜の午後はキッスで始まる」       「過失」(TM) 1995年「タンクガール」「ミラクル・アイランド」(TM) 1996年「ラスト・ウェディング」「監視」「アーバン・ハーベスト2」 1998年「娼婦ベロニカ」「ベイブ 都会へ行く」(声) 2000年「アリス」 2001年「デンジャラス・ビューティー」「マルホランド・ドライブ」◇       「ダウン」◇ 2002年「ザ・リング」◇ 2003年「21g[21グラム]」「ル・ディヴォース〜パリに恋して〜」◇      「ケリー・ザ・ギャング」 その他の出演者: Melvil Poupaud .... Charles-Henri de Persand Glenn Close .... Olivia Pace Jean-Marie Lhomme .... Immigration Officer Esmee Buchet-Deak .... Gennie de Persand Jean-Jacques Pivert .... Talkative Shopkeeper Catherine Samie .... Madame Florian Samuel Labarthe .... Antoine de Persand Leslie Caron .... Suzanne de Persand Nathalie Richard .... Charlotte de Persand Samuel Gruen .... de Persand Child Peter Wyckoff .... de Persand Child Sandrel Lonnoy .... Maid User Rating: 4.9/10 (2,184 votes) オトーサン、 「低すぎる!」 フランス人がアメリカ人をコケにしたので、 スコアが悪くなったのでしょう。 dromascaさん Herzlya, Israel 2004年9月4日 文化の葛藤、そう悪くない。 James Ivoryは、政治好きの監督ではない。 だが、2003年時点で、 パリに住むアメリカ人を描き、 アメリカ人とフランス人の文化的衝突を描くのは、 政治的なことで、勇気がいる。 映画は、家族関係や異文化理解に重点があり、 指導者たちの政治的対立よりも、 二つの国にまたがった人間を描いている。 とはいえ、その関係はソフトなものではない。 私は、アメリカ人とフランス人のメンタリティをよく知っているので、 2つの国の人々の表所を風刺しているあたりが興味深い。 アプローチは、ややステレオタイプだが、 登場人物はよく描かれている。 感情よりも理性で行動している。 バイリンガルのひとがいい演技をするよう助けている。 パリは、いまだに映画には最高の舞台である。 筋書きはやや冗長で、結末はハリウッド的ではないが、 全体として、満足すべき映画だった。 ロマンスのジャンルは好きでないが、 思ったよりも良かった。 私としては、10点満点で7点をつける。 オトーサン、 「そうか、2003年時点か」 イラク戦争をめぐって、フランスが真向うから アメリカに反対していましたっけ。 それで頭にきているところに、 アメリカ人文化の浅薄さを嘲笑されたら頭にくるでしょう。 オトーサン、 「結構楽しめたなぁ」 フランスの中年男エドガーが、 アメリカからきたイザベルに買ってやる品々が みんなエルメス製品でした。 恋のはじめは赤いケリーバッグで、 恋の終わりは青いスカーフなのです。 どんな女にも、同じエルメスのアイテム。 そして、オークションに出てくるのが、 光と闇の画家ジョルジュ・ラトゥ−ルの絵画でした。 「おー、ウチにもある!」 勿論、ルーブルで買った複製ですが。 いま、西洋美術館で、かれの展覧会をやっています。


パピヨンの贈り物

オトーサン、 ひさしぶりにレンタル・ビデオ屋へ。 韓流ブームで、韓国映画だらけ。 さすがに飽きてきました。 「おお、あった!」 昨年見落としたフランス映画です。 原題:Le Papillon (2002) The Butterfly 監督・脚本:Philippe Muyl Genre: Comedy / Drama Country: France Language: French 映時間;85分 あらすじ; オトーサン、 「また、IMDBさぼっている」 どうも、フランス映画は、お好きでないようです。 ジュリアン老人は、蝶のコレクター。 幻の蝶イザベルを探すため、 フランス南部の山に出掛けようとする。 だが、同じアパートに住む少女で、 母親にかまってもらえないエルザがついてくる。 出演者; Michel Serrault .... Julien(ジュリアン) Claire Bouanich .... Elsa (エルザ) Nade Dieu .... Elsa's Mother (母親) オトーサン、 「無名なのか?」 海外映画俳優マガジンに経歴が出ていませんでした。 「...可愛い子役なのになぁ」 その他の出演者; Francoise Michaud .... Cafe Waitress Helene Hily .... Marguerite, the Concierge Pierre Poirot .... Police Commissioner Jacky Nercessian .... Policier Jacques Bouanich .... Sebastien's Father Catherine Cyler .... Sebastien's Mother Jerry Lucas .... Sebastien Dominique Marcas .... Sebastien Grandmother Idwig Stephane .... Entomologist Francis Frappat .... Geometrician rest of cast listed alphabetically Laurent Adrien .... Chef des secouristes Gabrielle Atger .... La parapentiste Alain Bert .... Secouriste Alain Blazquez .... Secouriste Magali Bonat .... Vendeuse magasin de sport Armand Chagot .... Secouriste Laurent Chouteau .... Gendarme Francoise Dubois .... Femme de la cabine telephonique Jerome Foucher .... Le parapentiste Philippe Le Dem .... Cardiologue Gerard Maillet .... SDF Aurelie Meriel .... Amie d'Isabelle Esther Perez-Pajares .... Femme du hacker User Rating: 6.7/10 (279 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 User Comments: nicholas rhodesさん Paris, France 2003年12月5 テンポは遅いが、美しい映画だ 若い頃、蝶の収集をやっていたので、 この映画でミシェル・サローが演じる役に同化できた。 演技過剰なので、好きなタイプではないが、 最近の映画は控え目になってきたので、 いい俳優と思えるようになった。 勿論、老人が無理やり幼女の面倒をみさせられるという アイディアそれ自体が面白い。 見ていて、楽しいし、よい気持ちになる。 2人の関係は、最初は敵対的なのだが、 最後には親友になっていく。 ヴェルコール地方の田舎の美しい風景もいい。 幸い、フランス映画としては、珍しく国際的にヒットした。 サローとMathilde Seigner主演の "Une Hirondelle a Fait le Printemps"と 同じ血が流れている。 人里離れた農園主サローと 若い農業学生Mathilde Seigneの物語である。 オトーサン、 「心温まる映画だったなぁ」 世の若いお母さん方におすすめします。 でも、見るヒマなんかないわ。 夫に去られ、夜勤の看護婦とあっては、 子供の面倒を見るヒマなんかありません。 どうしたって、ささくれだった気持ちになります。 でも、以下の文章だけは読んでください。 子供は、愛される必要のある存在。 子供は、すごく敏感な存在。 だから、子供が目に余る行動をした後でも、 叱った後が大事です。 抱きしめて、 「ゴメンネ、愛しているよ」 そうひとことつけ加えてください。 きっとステキな癒しが待っています。 そうそう、この映画、老人と少女のデュエットもステキでした。


ザ・パッケージ

オトーサン、 テレビの映画欄をみて、 「これなら、録画してもよさそうだ」 ジーン・ハックマン、禿げ頭の俳優さんですが、 このひとの映画なら、外れはないでしょう。 原題:The Package (1989) 監督:Andrew Davis 脚本:John Bishop Genre: Thriller 上映時間:108分 あらすじ: 軍曹が、囚人をドイツから護送。 ワシントン国際空港のトイレで逃走される。 かれは、囚人探しをはじめる。 元の妻やいろんな旧友たちに支援を求めて、 その囚人が、米ソ双方の高官たちの陰謀であることに気づく。 核管理体制を阻止するために、 ソビエトの元首を殺そうとするものだった。 出演者: Gene Hackman .... Johnny Gallagher(ジョニー) Joanna Cassidy .... Eileen Gallagher(アイリーン) Tommy Lee Jones .... Thomas Boyette(トーマス) オトーサン、 「軍服が、様になってる!」 名優ジーン・ハックマン、 経歴をみたら、海兵隊にもいたとか。 さまざまな職業遍歴が芸のこやしなっているのでしょう。 GENE HACKMAN  ジーン・ハックマン 誕生日 1931/1/30 出身 米カリフォルニア州サン・バーナディノ 父は旅行記者。1才でイリノイに移住。 16才で学校を中退し、海兵隊に入隊。 除隊後、ニューヨークに出て、トラックの運転手、 靴のセールス、レストランのドアマンなど職を転々とする。 30代でテレビ局のADとなり、 この頃、本格的に俳優になることを決め、 パサディナ・プレイハウスで演技を学ぶ。 サマーストックを経て、 オフ・ブロードウェイやブロードウェイにデビュー。 60年代から映画にも出演し、 71年「フレンチ・コネクション」でアカデミー主演男優賞を受賞、 92年「許されざる者」でアカデミー助演男優賞を受賞した。 その他では「スーパーマン」シリーズの 悪役レックス・ルーサー役が有名。 活躍度 ◎→ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆☆☆ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆☆★ 出演作 1961年「機関銃を捨てろ」 1964年「リリス」 1966年「ハワイ」 1967年「体当たり決死隊」「俺たちに明日はない」「夜の誘惑」 1968年「汚れた7人」 1969年「暴動」「さすらいの大空」      「白銀のレーサー」「宇宙からの脱出」 1970年「父の肖像」 1971年「さらば荒野」       「フレンチ・コネクション」◇アカデミー主演男優賞 1972年「ブラック・エース」「ポセイドン・アドベンチャー」 1973年「スケアクロウ」 1974年「カンバセーション…盗聴…」       「ヤング・フランケンシュタイン」       「西部に来た花嫁」 1975年「フレンチコネクション2」◇「弾丸を噛め」       「ナイト・ムーブス」「ラッキー・レデイ」 1977年「遠すぎた橋」「外人部隊フォスター少佐の栄光」       「ドミノ・ターゲット」 1978年「スーパーマン」◆ 1981年「スーパーマン2/冒険編」◆「レッズ」 1982年「錆びた黄金」 1983年「アンダー・ファイアー」「ウィンター・ローズ」       「地獄の7人」「セカンド・チャンス」(声) 1985年「ターゲット」「燃えてふたたび」「キングの報酬」 1986年「勝利への旅立ち」 1987年「スーパーマン4/最強の敵」◆「追いつめられて」◆ 1988年「傷だらけの青春」「ミシシッピー・バーニング」◇       「ブルーウォーターで乾杯」       「私の中のもうひとりの私」「BAT★21」 1989年「ザ・パッケージ」 1990年「カナディアン・エクスプレス」◇「キャノンズ」       「ハリウッドに口づけ」 1991年「訴訟」「ロシアン・ルーレット」 1992年「許されざる者」◆アカデミー助演男優賞       「ザ・ファーム/法律事務所」◆       「ジェロニモ」「ザ・ドキュメント・オブ・イーストウッド」 1994年「ワイアット・アープ」 1995年「クイック&デッド」◆「クリムゾン・タイド」◆       「ゲット・ショーティ」 1996年「バード・ケージ」「チェンバー/凍った絆」       「ボディバンク」 1997年「目撃」◆「アンツ」(声)◆ 1998年「エネミー・オブ・アメリカ」◆「トワイライト」 2000年「リプレイスメント」◆「アンダー・サスピション」◇ 2001年「ザ・メキシカン」◆「ハートブレイカー」◆       「エネミー・ライン」◆       「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」◇       「ザ・プロフェッショナル」◇ 2003年「ニューオーリンズ・トライアル」◇ その他の出演者: John Heard .... Col. Glen Whitacre Dennis Franz .... Lt. Milan Delich Pam Grier .... Ruth Butler Kevin Crowley .... Walter Henke Ron Dean .... Karl Richards Nathan Davis .... Soviet Press Secretary Chelcie Ross .... Gen. Hopkins Joe Greco .... Gen. Carlson Ike Pappas .... Himself Marco St. John .... Marth Reni Santoni .... Chicago Police Lieutenant Michael Skewes .... MP User Rating: 6.1/10 (1,198 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: smatysiaさん Houston 2004年10月11日 上出来の冷戦スリラー かなり複雑な筋書きの上出来のスリラー。 冷戦からすいぶん経過した。 ソビエトが、どんなに脅威だったか、もう覚えていない。 この映画、左がかっている。 ソ連が究極の善であり、 米ソ対立は、悪と思っているらしい。 (80年代半ばの下らん核凍結運動の影響を受けている。 3年も経過すれば、間違っていると分かるだろう。 トミー・リー・ジョーンズとDennis Franzは、まあ上手だった。 Pam Grierは、プロに見えた。 彼女を覚えている。 ジョアンナ・カシディは、すばらしい。 強烈であり、控えめな演技だった。 さて、ジーン・ハックマンをどう形容すべきだろうか。 すばらしい、軍曹役になりきっている。 完璧なプロの俳優だ。 どんな役でも、楽々と自然体でこなしている。 カーチェースのシーンは、昔演じた役のパロディだが。 だが、筋書きも、よくできている。 この映画、ケーブルTVやビデオ・レンタルに向いている。 オトーサン、 「"ジャッカルの日"に似ているな-」 テロリストがドゴール仏大統領を狙撃するまでを描いた 手に汗にぎるスリラー映画でした。 トップ暗殺という点では、 ケネディ暗殺を描いた映画、"JFK"もありましたっけ。 この映画、ソ連のトップ役の俳優が、ゴルバチョフのそっくりさん。 でも、本物のようなド迫力はありませんでした。


沈黙のジェラシー

オトーサン、 久しぶりに我孫子の古本屋へ。 前に、ここで100円VTRを買って味をしめたのです。 「おっ、グウィネス・パルトロウか」 彼女の美しい姿態が100円で拝めるとは。 原題:Hush (1998) 監督・原作:Jonathan Darby 脚本:Jonathan Darby /Jane Rusconi Genre: Thriller Rated PG-13 for some violence, sensuality          and brief strong language. 上映時間:96分 あらすじ: ヘレンは、美男子ジャクソンの恋人。 妊娠し、ジャクソンと結婚した後、 故郷に戻り、子供を生む。 だが、一緒に住むジャクソンの母親マ−サは、 奇妙な行動にでる。 あきらかにヘレンを愛していない。 出演者: Jessica Lange .... Martha Baring (マーサ) Gwyneth Paltrow .... Helen Baring (ヘレン) Johnathon Schaech .... Jackson Baring(ジャクソン) オトーサン、 「美人だなぁ、そして、演技もうまい!」 グウィネス・パルトロウ、天は二物を与えたのでしょう。 姑役のジェシカ・ラング、その鬼婆ぶりも、お見事です。 JESSICA LANGE  ジェシカ・ラング 誕生日 1949/4/20 出身 米ミネソタ州クロケット 演劇を専攻したミネソタ大学を中退。 その後、ニューヨークに出て、 ソーホーの小さなモダン・バレエ団に入る。 実験劇場などの舞台を踏みながら、マイムにとりつかれ、 パリに赴き、エティエンヌ・デュクローに師事する。 74年にニューヨークに戻り、モデルやウェイトレスをしながら、 アクターズ・スタジオに学んだ。 76年「キングコング」で映画デビュー。 82年「トッツィー」のジュリー役でアカデミー助演女優賞、 94年「ブルースカイ」でアカデミー主演女優賞を受賞。 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1976年「キングコング」 1979年「オール・ザット・ジャズ」 1980年「ひと妻窃盗団」 1981年「郵便配達は二度ベルを鳴らす」 1982年「女優フランシス」      「ペニーズ・フロム・ヘブン」      「トッツィー」 1984年「カントリー」 1985年「スウィート・ドリーム」 1986年「ロンリー・ハート」 1988年「熱き愛に時は流れて」「ファーノース」 1989年「ミュージック・ボックス」「メン・ドント・リープ」 1991年「ケープ・フィアー」 1992年「ナイト・アンド・ザ・シティ」 1994年「ブルー・スカイ」 1995年「代理人」「ロブ・ロイ/ロマンに生きた男」 1997年「シークレット/嵐の夜に」 1998年「従妹ベット」「沈黙のジェラシー」 1999年「タイタス」 2001年「私は「うつ依存症」の女」 2003年「ビッグ・フィッシュ」 GWYNETH PALTROW  グウィネス・パルトロウ 誕生日 1972/9/28 出身 米カリフォルニア州ロサンゼルス 脚本家・監督・プロデューサーのブルース・バルトロウを父に、 女優のブライス・ダナーを母に持つ。 11才の時、一家でニューヨークに移る。 美術史を学ぶため、カリフォルニア大学に進学するが、 女優になるために中退。 映画デビュー作はジェームズ・ウォルターズ主演「過ぎゆく夏」。 しかし、ここでは端役で、注目を集めるのは メグ・ライアン、デニス・クエイド夫婦共演の 恋愛映画「フレッシュ・アンド・ボーン」あたりから。 初主演は1996年の「エマ」でエマ役。 ジョン・マッデン監督の「恋に落ちたシェイクスピア」(1998)で アカデミー賞主演女優賞を受賞。 私生活では「セブン」で共演したブラッド・ピットと婚約まで行ったが、 結婚寸前で破局した。 2003年、イギリスのミュージシャン 「コールドプレイ」のクリス・マーティンと結婚。 一児がいる。 どこか陰のある女性と思いっ切りあか抜けた女性を 自在に演じることが出来る天才肌の俳優。 演技の幅を広さを見事に示したのが「恋に落ちたシェイクスピア」。 どちらかというと、明るいキャラを演じる時の方が 彼女の良さは引き出されていると思うが、 陰のあるキャラを演じる時は、 彼女の寂しげな美しさが引き出されていて、 それなりに個性を出している。 活躍度 ○↑ 演技幅 自在 演技力  ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1991年「過ぎゆく夏」「フック」 1993年「冷たい月を抱く女」      「フレッシュ・アンド・ボーン/渇いた愛のゆくえ」 1994年「ミセス・パーカー/ジャズエイジの華」 1995年「ムーンライト&バレンチノ」      「ジェファソン・イン・パリ/若き大統領の恋」      「セブン」◆ 1996年「エマ」◇「ハッピィブルー」◇「ハードエイト」 1997年「大いなる遺産」 1998年「スライディング・ドア」◇「沈黙のジェラシー」      「ダイヤルM」◇      「恋に落ちたシェイクスピア」◇アカデミー主演女優賞 1999年「リプリー」◇ 2000年「偶然の恋人」◇「インターン」▲「デュエット」◇ 2001年「アニバーサリーの夜に」◆「愛しのローズマリー」◇      「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」◆ 2002年「オースティン・パワーズ ゴールド・メンバー」▲「抱擁」◇      「デブラ・ウインガーを探して」 2003年「ハッピー・フライト」◇「シルヴィア」◇ 2004年「スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー」◇ その他の出演者: Nina Foch .... Alice Baring Debi Mazar .... Lisa Kaiulani Lee .... Sister O'Shaughnessy David Thornton .... Gavin Hal Holbrook .... Dr. Franklin Hill Richard Lineback .... Hal Bentall Richard Kohn .... Clayton Richards Faith Potts .... Georgina Richards Tom Story .... Priest Jolene Carroll .... Church Warden Jacob Press .... Usher Joe Inscoe .... Doctor User Rating: 4.6/10 (1,984 votes) オトーサン、 「こんなに低いかな?」 User Comments: whpratt1さん United States 2005年3月10日 パルトロウとラングがすばらしい 大いに楽しめた。 NYのステキな写真、 ヴァージニア州の歴史的な数々の町、 Charlottesville、Culpeper、Orangeの美しい風景。 マーサ役のジェシカ・ラングは、圧倒的な姑を演じた。 グウィネス・パルトロイウは、夫を熱愛している。 愛しあうシーンがいたるところで見られる。 ジェシカ・ラングは、息子が好きで、 2人の荷物を調べて、ヘレンの避妊法までチェックする。 アリス役のNina Fochは、ベテラン女優。 ヘレンに、その一家について重要な情報を漏らす。 注意深く見れば、医師役のHal Holbrookが、 マーサに、馬の出産促進剤について教えているシーンの 重要性が分かるだろう。 グウィネス・パルトロウとジェシカ・ラングのフアンなら、 最初から最後まで大いに楽しめるだろう。 オトーサン、 「惜しいなぁ」 結末が、ちょっと安易でした。 それがなければ、第一級の作品になれたでしょうに。 でも、2人の名女優の競演は見ごたえがありました。


失われた週末

オトーサン、 「ビリー・ワイルダーの名画だ」 彼は、都会派映画の草分け、追従を許さない監督です。 原題:The Lost Weekend (1945) 監督:Billy Wilder 原作:Charles R. Jackson 脚本:Charles Brackett / Billy Wilder Genre: Drama Black and White 上映時間:101分 あらすじ:: ドンは、長年のアル中。 10日間禁酒して、最悪の事態を免れたばかり。 だが、酒への渇望はより深刻化していた。 弟のウィックと恋人のヘレンがせっかく計画した 週末の田舎暮らしからも逃げて、4日間気ままに過ごす。 執筆に着手するが、筆はすすまず、過去の出来事を振り返る。 事態を悪化させたのは、酒壜のせい。 だが、飲みたい。これが最後の一杯だ。 出演者: Ray Milland .... Don Birnam(ドン) Jane Wyman .... Helen St. James(ヘレン) Phillip Terry .... Wick Birnam(ウィック) オトーサン、 「レイ・ミランド、迫真の演技!」 アル中のあさましい姿を見事に演じました。 RAY MILLAND  レイ・ミランド 誕生日 1907/1/3-1986/3/10  出身 英ウェールズ 出演作 1930年「海行かば」 1931年「仮染の唇」「腕の男」 1932年「地獄のサーカス」 1934年「ボレロ」「恋と胃袋」「娘結婚症」「血と悪魔」 1935年「放送ビルディング」「輝ける百合       「生命の雑沓」「硝子の鍵」 1936年「結婚設計図」「宝石と女賊」「1937年の大放送」       「ジャングルの女王」「天使の花園」 1937年「夜霧の怪盗」「ホノルル航空隊」「街は春風」       「干潮」 1938年「ジャングルの恋」「セニョリタ」「翼の人々」 1939年「ボー・ジェスト」 1940年「囁きの木陰」 1941年「空の要塞」「ひばり」 1942年「絶海の嵐」 1943年「クリスタル・ボール」 1944年「呪いの家」「恐怖省」 1945年「失われた週末」 1947年「カリフォルニア」「ハリウッド・アルバム」 1948年「大時計」「風変わりな恋」 1949年「夜霧の誘惑」「春の珍事」 1950年「特ダネ女史」「銅の谷」 1951年「黒い傷」 1952年「午後の喇叭」「生きるためのもの」 1953年「炎の館」 1954年「ダイヤルMを廻せ!」 1955年「夢去りぬ」「白昼の対決」 1956年「断崖の河」「朝やけ雲」「リスボン」 1962年「姦婦の生き埋葬」「性本能と原爆戦」 1963年「X線の眼を持つ男」 1970年「ある愛の詩」       「グレイト・ヒットマン/闇の超法規暗殺組織を消せ!」 1972年「吸血の群れ」       「Mr.オセロマン/2つの顔を持つ男」「蝋人形館の恐怖」 1974年「ゴールド」 1975年「スイス・コネクション」「星の国から来た仲間」 1976年「スカイ・エース」「ラスト・タイクーン」       「メイデイ40000フィート」 1977年「スレイバーズ/自由への旅立ち」       「地獄のキャッツ・アイ」 1978年「ニューヨーク・インフェルノ/戦慄の12時間」       「続・ある愛の詩」       「バイオレンス・チェイサー/無法砂漠の殺人遊戯」       「宇宙空母ギャラクティカ」 1979年「コンコルド」 その他の出演者: Howard Da Silva .... Nat, Bartender Doris Dowling .... Gloria Frank Faylen .... 'Bim' Nolan, Male Nurse Mary Young .... Mrs. Deveridge, Birnam's Landlady Anita Sharp-Bolster .... Mrs. Foley, Cleaning Lady Lillian Fontaine .... Mrs. Charles St. James Frank Orth .... Opera Cloak Room Attendant Lewis L. Russell .... Charles St. James rest of cast listed alphabetically Clarence Muse .... Washroom attendant User Rating: 8.1/10 (2,516 votes) オトーサン、 「高いスコアだ!」 世界の名画ベスト100に入る傑作でしょう。 アカデミー賞受賞: 作品賞 監督賞:ビリー・ワイルダー 主演男優賞:レイ・ミランド 脚色賞 同ノミネート: 劇・喜劇映画音楽賞 撮影賞 編集賞 Neil Dennis さん London, England 1999年1月4日 喉が渇いた? では、お茶を。 いかがわしいバー、質屋、 いろんな隠し場所、 これが、この映画での重要なイメージである。 陰鬱でリアルなアル中の4日間を描いている。 アル中を演じるのは、レイ・ミランド。 この種の傑作では、忘れ難いイメージがあるが、 もっとも衝撃的なのは、ミランドが アパートの部屋で、酒壜を隠している最後の場所を 何とか思い出そうとあがき、よろめく姿だろう。 飲んだくれて打ちのめされた彼は、 かれを愛するひとたちからも酒壜を隠そうとする。 ビリー・ワイルダーの監督と脚本がすばらしい。 同情を呼ぶ。 だが、 過度の飲酒を奨励しているわけではない。 ニコラス・ケ−ジが、「リービング・ラスベガス」で 死ぬまで飲み続けると決心した男を描くまで、 飲酒癖は、うまく描かれてきた。 ミランドの演技は、最高だ。 文句のつけようもない。 行きつけのバーのように、暗く、いかがわしい。 休日に開いている質屋を探しまわって、 過ごす数時間のシーンは、哀れで背筋が凍る。 砂漠を横断しようとして干上がった男とそっくりだった。 オトーサン、 「ビリー・ワイルダー監督の腕の冴え!」 アル中を外見上、リアルに描くのではなく、 さりげなく、汚くもなく描いたあたり、見事なものです。 おしゃれな都会生活をテーマに 新境地を開いた監督らしい作品です。


プラクティカル・マジック

オトーサン、 「プラクティカル・マジック?」 実用的な魔術?何だ、それ?そんなもんあるか? でも、サンドラ・バロックとあのニコール・キッドマンが 主演というので、借りてしまいました。 原題:Practical Magic (1998) 監督:Griffin Dunne 原作:Alice Hoffman 脚本:Robin Swicord/Akiva Goldsman/Adam Brooks Genre: Fantasy / Mystery / Drama / Romance (more) Rated PG-13 for some violence, intense thematic elements          and sensuality. 上映時間:103分 あらすじ: サンドラ・バロックとニコール・キッドマンが競演。 監督はGriffin Dunne、製作はDiNovi。 この皮肉でコミカルなロマンスは、 Alice Hoffmanがオーウェン姉妹を描いた ベストセラー小説を映画化したもの。 サリーとジリアンは、真の愛をもとめ、 その障害を克服するために、 先祖から受け継いだ魔術の才能を使い、もがく。 出演者には、Dianne WiestとStockard Channingが、 風変わりな伯母役で出演している。 Aidan Quinn やGoran Visnjicにも注目。. 出演者: Sandra Bullock .... Sally Owens(サリー) Nicole Kidman .... Gillian Owens (ジリアン) Aidan Quinn .... Officer Gary Hallet (ハレット) オトーサン、 「やはり、キッドマンに食われたなぁ」 サンドラ・バロック、若さでも演技でも負けています。 SANDRA BULLOCK  サンドラ・バロック 誕生日 1967/7/26 出身 米バージニア州アーリントン 父はボイス・トレーナー、母はオペラ歌手。 イースト・カロライナ大学を卒業後、 ニューヨークへ出て、ネイバーフッド・プレイハウスで演技を学ぶ。 オフ・ブロードウェイの舞台やテレビドラマで活躍後、 87年「ハングマン」で映画デビュー。 「スピード」のヒットでスター女優に。 最近では自身の製作会社FORTIS FILMSで 「微笑みをもう一度」「ガンシャイ」など 主演とプロデューサーを兼ねることが多くなった。 活躍度 ◎↑ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆☆★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1987年「ハングマン」 1989年「RELIGION,INC」「WHO SHOT PATAKANGO?」       「恋人たちの街角」 1992年「ジェラシー/もう一度あの頃のように」       「ラブ・ポーションNO.9」「恋人はマフィア」 1993年「愛と呼ばれるもの」       「潮風とベーコンサンドとヘミングウェイ」「失踪」       「デモリションマン」◇「サンドラ・ブロック IN アマゾン」 1994年「スピード」◇「恋人はマフィア」 1995年「あなたが寝てる間に」◇「恋人たちの街角」       「ザ・インターネット」◇ 1996年「恋する泥棒」「評決のとき」◇「ラブ・アンド・ウォー」◇ 1997年「スピード2」◇ 1998年「微笑みをもう一度」◇「プラクティカル・マジック」◇       「プリンス・オブ・エジプト」(声) 1999年「恋は嵐のように」◇「EXACTLY 3:30」 2000年「28DAYS」◇「ガンシャイ」◇ 「デンジャラス・ビューティー」◇ 2002年「完全犯罪クラブ」◇「トゥー・ウィークス・ノーティス」◇       「ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密」 NICOLE KIDMAN  ニコール・キッドマン 誕生日 1968/6/20   出身 米ハワイ州ホノルル 父は生物学の教師、母は看護婦。 ハワイで育ち、3才の時、オーストラリアに帰国。 幼い頃からバレエを学び、10才で演劇学校に入学。 14才で82年「BUSH CHRISTMAS」で映画デビュー。 映画出演の傍ら、シドニーのオーストラリア演劇学校で舞台演技を、 フィリップ・ストリート・シアターで発声、製作、演劇史を学んだ。 89年「デッドカーム戦慄の航海」がトム・クルーズの目にとまり、 「デイズ・オブ・サンダー」で共演。 90年12月結婚。しかし、2001年8月、離婚した。 子供が二人(娘と息子)いる。 2003年、「めぐりあう時間たち」でゴールデン・グローブ賞 ドラマ部門主演女優賞、アカデミー主演女優賞受賞。 活躍度 ◎↑ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1982年「BUSH CHRISTMAS」 1983年「PRINCE AND THE GREAT RACE」 1984年「BMXアドベンチャー」 1985年「アーチャーズ・アドベンチャー」 1986年「陽のあたる街角」「世紀末ゲーム」 1987年「誘惑の香り」「ウィンド・ライダー」「NIGHT MASTER」      「シャドウ・オブ・ブロンド」 1989年「デッドカーム戦慄の航海」「最も危険な悪女」「囚われた女」 1990年「デイズ・オブ・サンダー」「ニコール・キッドマンの恋愛天国」 1991年「ビリー・バスゲイト」 1992年「遙かなる大地へ」◇ 1993年「冷たい月を抱く女」◇「マイ・ライフ」◆ 1995年「バットマン・フォーエヴァー」◆「誘う女」◇ 1996年「ある貴婦人の肖像」 1997年「ピースメーカー」◇ 1998年「プラクティカル・マジック」◇「アイズ・ワイド・シャット」◇ 2001年「アザーズ」◇「ムーラン・ルージュ」◇      「パニックルーム」(声) 2002年「バースデイ・ガール」◇「めぐりあう時間たち」◇ 2003年「ドッグヴィル」◇「白いカラス」◇「コールドマウンテン」◇ 2004年「ステップフォード・ワイフ」◇ その他の出演者: Stockard Channing .... Frances Owens Dianne Wiest .... Aunt Bridget 'Jet' Owens Goran Visnjic .... Jimmy Angelov Evan Rachel Wood .... Kylie Owens Alexandra Artrip .... Antonia Owens Mark Feuerstein .... Michael Caprice Benedetti .... Maria Owens Annabella Price .... Lovelorn Lady Camilla Belle .... Young Sally Owens Lora Anne Criswell .... Young Gillian Owens Margo Martindale .... Linda Bennett Chloe Webb .... Carla User Rating: 5.4/10 (7,501 votes) オトーサン、 「低いなぁ」 User Comments: Rick Peachさん USA 1999年4月5日 驚いた。 驚いた。 この物語に引きこまれてしまった。 監督のGriffin Dunneは信頼できるし、 出演者も魅力的だ。 Alan Silvestriの音楽が実にすばらしい。 物語りの運びもいい。 特殊効果は微妙だが、それもいい。 私見では、サンドラ・バロックがベストの演技をみせている。 無邪気な女をうまく演じている。 彼女の物語に引きこまれるだろう。 やや長い映画だが、 そうでなければ、もっと楽しかった。 オトーサン、 「魔術と現実の交錯!」 それが成功すれば、上のようなコメントになるのでしょう。 でも、いまひとつ、没入できませんでした。 「二兎を追うもの、一兎をも得ず」


ブラッド&ワイン

オトーサン、 TV映画の質に疑問をもっていますが、 「おお、ジャック・ニコルソンだ! マイケル・ケーンだ! それに、ジェニファー・ロペスだ!」 原題:Blood and Wine (1996) 監督:Bob Rafelson 原作:Nick Villiers /Bob Rafelson 脚本:Nick Villiers /Alison Cross Genre: Thriller / Crime / Drama Rated R for violence and language. Country: USA / UK Language: English 上映時間:101分 あらすじ: Bob Rafelson監督は、 この映画、自分としては、 "Five Easy Pieces"、"The King Of Marvin Gardens". に続く三部作の最終編に位置づけていると述べている。 ニコルソンは、息子、兄弟、父親を演じている。 この映画では、裕福なワイン・ディーラーで、 浮気のために妻からざかり、 息子を無視して、息子とも疎遠である。 金庫破りのヴィクターに手伝ってもらって、 ダイヤモンドのネックレスを盗む。 だが、事態は悪化する。 盗った宝石を売る旅なのに、 またも浮気していると妻に疑われたからだ。 出演者: Jack Nicholson .... Alex Gates (アレックス) Michael Caine .... Victor 'Vic' Spansky(ヴィック) Jennifer Lopez .... Gabriela 'Gabby(ギャビー) オトーサン、 「うまいなぁ、安心してみていられる」 名優2人、ジャック・ニコルソンとマイケル・ケーン、 そのかけひきは、なかなか見応えがありました。 JACK NICHOLSON  ジャック・ニコルソン 誕生日 1937/4/22 出身 米ニュージャージー州ネプチューン 大学卒業後、MGMの動画部門で働き、 56年「お茶と同情」の端役で映画デビュー。 「カッコーの巣の上で」「恋愛小説家」でアカデミー主演男優賞、 「愛と追憶の日々」でアカデミー助演男優賞受賞。 「イージーライダー」、「ファイブ・イージー・ピーセス」、 「さらば冬のかもめ」「アバウト・シュミット」などで 12度アカデミー賞にノミネートされている。 監督作として78年「ゴーイング・サウス」、 90年「黄昏のチャイナ・タウン」など。 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆☆☆ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ   ☆☆☆☆★★ 出演作 1956年「お茶と同情」 1961年「青春のさまよえる時」      「ジャック・ニコルソンのダーティ・ライダー」 1962年「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」 1963年「忍者と悪女」「古城の亡霊」 1965年「ミスタア・パルバー」 1967年「爆走!ヘルスエンジェルス」「マシンガン・シティ」 1968年「ジャック・ニコルソンの嵐の青春」 1969年「イージーライダー」 1970年「晴れた日に永遠が見える」       「ファイブ・イージー・ピーセス」 1971年「愛の狩人」 1974年「さらば冬のかもめ」「チャイナタウン」「トミー」       「さすらいの二人」 1976年「おかしなレディキラー」「カッコーの巣の上で」       「ミズーリ・ブレイク」「ラスト・タイクーン」 1978年「ゴーイング・サウス」 1980年「シャイニング」 1981年「郵便配達は二度ベルを鳴らす」「レッズ」 1982年「ボーダー」 1983年「愛と追憶の日々」 1985年「女と男の名誉」 1986年「心みだれて」 1987年「イーストウィックの魔女たち」       「ブロードキャスト・ニュース」「黄昏に燃えて」 1989年「バットマン」 1990年「黄昏のチャイナタウン」 1992年「お気に召すまま」「ア・フュー・グッドメン」「ホッファ」 1994年「ウルフ」 1995年「クロッシング・ガード」 1996年「夕べの星」「マーズ・アタック!」 1997年「恋愛小説家」 1999年「ビートニク」 2001年「プレッジ」◇ 2002年「アバウト・シュミット」◇ 2003年「N.Y.式ハッピー・セラピー」◇「恋愛適齢期」 その他の出演者: Judy Davis .... Suzanne Stephen Dorff .... Jason Harold Perrineau Jr. .... Henry Robyn Peterson .... Dina Reese Mike Starr .... Mike John Seitz .... Mr. Frank Reese Marc Macaulay .... Guard Dan Daily .... Todd Marta Velasco .... Gabriela's cousin Thom Christopher .... Jeweller #1 Mario Ernesto Sanchez .... Artie, fishing ace John Hackett .... Gas station attendant User Rating: 6.0/10 (2,054 votes) オトーサン、 「ちょっと低くないか?」 User Comments: gbheronさん Washington, DC 2002年9月7日 90年代の上出来のフィルム・ノワール ジャック・ニコルソンとマイケル・ケーンが、 実にいい。 美しい風景に目を奪われることもなく、 スタンドプレーをすることもなく、 2人は、細部にいたるまで、 魅力のない悪漢を演じ切っている。 ケーンは、年とった泥棒役で、 引退前の最後の荒稼ぎを狙っている。 ニコルソンは、中流のワイン・ディーラーで、 不幸な結婚生活を送り、 ビジネスでは失敗し、 金のかかる若い情婦を抱えている。 2人は、ニコルソンの得意客のもっている 高価な宝石を盗もうと結託する。 成功すれば、すべての問題が解決するからだ。 勿論、そうはいかずに、事態は悪化する。 醜い争いがはじまる。 暗く、ノワールで、いい感じで終わる映画ではない。 「スティング」ではないのだ。 いい演技、いい監督、いい撮影そのもの。 大いにオススメしたい。 アカデミー賞にノミネートされなかったのが不思議だ。 オトーサン、 「まさにハリウッド映画だなー」 海辺ノリゾート、豪華な舞台装置、 そして、有名俳優の競演。 これだけ揃うと、筋書きなんか、どうでもよくなるのです。


ロング・エンゲージメント

オトーサン、 「おお、こんなにいいスコアか」 予告編で想像していたよりも、いいスコアでした。 ビックカメラ開店で沸く柏駅前の柏松竹へ。 原題:Un long dimanche de fiancailles (2004)     A Very Long Engagement 監督:Jean-Pierre Jeunet 原作:Sebastien Japrisot 脚本:Jean-Pierre Jeunet Genre: Drama / Mystery / Romance / War Rated R for violence and sexuality. Country: France / USA Language: French / German 上映時間:134分 あらすじ: 5人の絶望した男たちが、 第1次世界大戦の前線ソンムの恐怖から逃れるために、 自分を撃つ。 軍事法廷は、彼らを懲罰するために、 無人の荒野に放置し、 一斉射撃で殺させる。 戦闘が終了して、彼らは死んだ。 あるいは、生存しているのか? 5人の男のひとりに婚約者がいた。 彼女は、3歳から歩けない。 フィアンセが生きているらしいという知らせを受ける。 彼女は、苦痛に満ちた長い道のりをたどり、 真実を発見しようとする。 「ほんとうは、彼に何があったのか?」 出演者: Audrey Tautou .... Mathilde(マチルド) Gaspard Ulliel .... Manech(メネク:恋人) オトーサン、 「トトゥ、最高だ」 トトゥの映画は、ほとんど見ていますが、 「アメリ」と並ぶ好演でした。 AUDREY TAUTOU  オドレイ・トトゥ 誕生日 1978/8/9 出身 仏ボーモン 「エステサロン/ヴィーナス・ビューティー」で 2000年セザール賞有望若手女優賞受賞。 活躍度 ○↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1998年「氷の海に眠りたい」(TM) 1999年「エステサロン/ヴィーナス・ビューティー」 2001年「アメリ」◇「ミシェル」◇「スパニッシュ・アパートメント」◆ 2002年「愛してる、愛してない...」◇「堕天使のパスポート」◇ 2003年「パリの恋愛協奏曲」 2004年「ロング・エンゲージメント」 その他の出演者: Jodie Foster .... Elodie Gordes Jean-Pierre Becker .... Lieutenant Esperanza Dominique Bettenfeld .... Ange Bassignano Clovis Cornillac .... Benoit Notre-Dame Marion Cotillard .... Tina Lombardi Jean-Pierre Darroussin .... Benjamin Gordes Julie Depardieu .... Veronique Passavant Jean-Claude Dreyfus .... Commandant Lavrouye Andre Dussollier .... Rouvieres Ticky Holgado .... Germain Pire Tcheky Karyo .... Captain Favourier Jerome Kircher .... Bastoche Denis Lavant .... Six-Soux Chantal Neuwirth .... Benedicte User Rating: 7.8/10 (4,079 votes) オトーサン、 「すごい!ステキだ!すばらしい!」 アカデミー賞ノミネート: 美術監督装置賞 撮影賞 User Comments: Samanさん Houston, Texas 2004年12月21日 今年のベスト 昨夜、試写会で見ることができた。 ストーリーと映像美に魅了された。 アメリの大フアンではないので、 天にも昇るような期待などはしていなかったが、 間違っていた。 すばらしい物語だった。 回想シーンの登場人物の名前が覚えにくかったが、 最後に、その複雑さが見事に組合わさった。 見事な脚本だ。 演技もいいし、撮影もいい。 第1次世界大戦の戦闘シーンは、 生々しく、見応えがある。 映画が撮影された場所は、この世のものとは思えない。 (コンピュータで合成されたのでないことを祈る) 古風な町、原野、ビーチ、家々が 消えることのない愛の物語に趣きをそえている。 オードリー・トトゥは、言葉も出ないほどの演技だった。 鋼鉄の意志をもち、子供のようなヒロインだった。 特筆すべきは、Bruno Delbonnelのカメラワーク。 ただただ、すばらしい。 DVDが待ち遠しい。. オトーサン、 「アメリの再現だ!」 監督が同じです。 オドレー・トトゥを愛らしく撮る天才。 しかも、アメリの大ヒットで、お金は使い放題。 あのジョディ・フォスターまで出演。 それに、フランス映画ならではの 機知や美意識も加われば、 ハリウッド顔負けのぜいたくさ。 でも、観客は、中年女性がほとんど。 土曜日なのに、空いていたのは残念です。 カップルで見に行けば、恋愛成就間違いなし。


9.11自由への扉

オトーサン、 「9.11か」 もう何年も前のことになるのでしょうか? ビン・ラディンは、時々登場しますが、 タリバンは、もう忘れられた存在になりました。 この映画、アフガニスタン難民の物語です。 原題:Chasing Freedom (2004) (TV) 監督:Don McBrearty 脚本:Barbara Samuels Genre: Drama 上映時間:88分 あらすじ: 実話に基づいている。 自己中心主義の企業弁護士が、 若いアフガニスタン女性を無料奉仕で弁護させられる。 タリバンの専制から逃れてアメリカにきたのだ。 2人は、助けあい、難民に厳しい残酷な法秩序システム の壁を乗り越える。 出演者: Juliette Lewis .... Libby(リビー) Layla Alizada .... Meena(ミーナ) オトーサン、 「演技で勝負!」 ジュリエット・ルイス、美人とはいえません。 若くもありません。 でも、演技で勝負できる数少ない女優さんです。 JULIETTE LEWIS  ジュリエット・ルイス 誕生日 1973/6/21 出身 米カリフォルニア 12才の時、テレビの"HOMEFRIES"に主演し、女優の道に。 91年「ケープ・フィアー」でアカデミー賞助演女優賞に ノミネートされる。 父は俳優ジェフリー・ルイス。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ   ☆☆☆★★★ 出演作 1988年「花嫁はエイリアン」「ライフ・オン・ジ・エッジ」 1989年「ナショナル・ランプーン/クリスマス・バケーション」 1991年「ケープ・フィアー」「ねじれた家族」 1992年「恋に焦がれて」「夫たち、妻たち」 1993年「カリフォルニア」「ギルバート・グレイブ」「蜘蛛女」 1994年「ナチュラル・ボーン・キラーズ」      「ミックス・ナッツ/イブに逢えたら」 1995年「バスケットボール・ダイアリーズ」「ストレンジ・デイズ」 1996年「フロム・ダスク・ティル・ドーン」◆「夕べの星」 1998年「サム・ガール」◇ 1999年「カーラの結婚宣言」◇「4thフロアー」◇ 2000年「誘拐犯」「ガウディ・アフターヌーン」 2001年「ピクチャー・クレア」 2002年「イナフ」 2003年「アダルト♂スクール」 2004年「9.11自由への扉」(TM)「スタスキー&ハッチ」 その他の出演者: Philip Akin .... Lawyer Crystal Blunt .... Passport Inspector Rita Bozi .... Elena Lisa Christie .... Customs Agent Chris Enright .... INS Guard Daniel Libman .... Kevin Brian Markinson .... Eric Hoffman Andrew Misle .... David Nkechi Odina .... Female Greenbank Guard Alison Sealy-Smith .... INS officer-in-charge Veena Sood .... Adeena User Rating: 5.5/10 (29 votes) オトーサン、 「低すぎる!」 911以降のアメリカ人は、 頑くなになってしまったのでしょうか。 JSL26 さん MD 2004年3月3日 難民政策の欠点をあばく秀作 この映画をつくったCourt TV は賞賛に値する。 Layla Alizadaは、初の主役で、 タリバン支配下の絶望的な難民を演じた。 彼女の苦境には同情を禁じえない。 過去の回想シーンは、 あの国でのたうち回っている女性への 残酷な仕打ちの数々を写し出している。 演技は控えめだが、感動的である。 弁護士役のジュリエット・ルイスの演技は、頼りない。 NYの移民法廷で、もがいている。 だが、それが、この映画を損なっているわけではない。 わが国の移民システムの実態を、実によく描いている。 恐ろしい弾圧から逃れ、何の書類もない難民には、 多くの障害があることが分かる。 移民審判官の直面する困難を否定する気はないが、 ブッシュ政権の政策は、難民に何の同情もなく、 無条件で長期間拘束するものとなっており、 事態をますます悪化させている。 アメリカの議員は、この映画をみるべきである。 巧みにできた良いストーリーなのだから。 オトーサン、 「かわいそうになぁ」 でも、難民に対して 日本の入管システムは、 アメリカ以上に厳しいと聞いています。 「えっ、こんなにヒドイのか!」 ・http://www2.odn.ne.jp/nyukan/


ストリッパー パリ18区

オトーサン、 レンタルビデオ屋の新作コ−ナーへ。 「おお、モニカ・ベルッチだ!」 彼女が脱いだらステキだろうなぁ。 でも、淡い期待は裏切られました。 原題:Franck Spadone (2000) 監督・原作:Richard Bean 脚本:Richard Bean / Sophie Feldman Genre: Thriller Runtime: 85分 Country: France Language: French 上映時間:85分 あらすじ: オトーサン、 「IMDB、さぼってる!」 パリの地下鉄を舞台に、 窃盗を繰り返すフランク。 ある日、美しい女の財布を盗む。 実は、その女はストリッパー。 マフィアの恋人の為に年老いたボスと寝ていた。 フランクは、財布を返しにパリ18区へと行く。 彼女に淡い恋心を抱いたのだ。 だが、その代償は大きかった、 命まで狙われることになったのだ。 出演者: Stanislas Merhar .... Franck Spadone (フランク) Monica Bellucci .... Laura (ローラ) オトーサン、 「モにカ、あまりよくないなぁ」 どうも、「マレーナ」のイメージが脳裏から離れません。 美女が汚れ役をやる必要はないのです。 相手役のフランクを演じた若手俳優、 ルックスはすてきですが、演技はいまいちでした。 MONICA BELLUCCI  モニカ・ベルッチ 誕生日 1968/9/30 出身 イタリア・ペルージャ ペルージャ大学で法律を学んでいた学生時代に モデルの仕事を始め、 ”イタリアの宝石”と言われるほどの国際的モデルになる。 90年テレビシリーズ「VITA COI FIGLI」にレギュラー出演、 同年「LA RIFFA」で映画デビュー。 96年、俳優のヴァンサン・カッセルと結婚。 活躍度 ○→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1991年「疑惑に抱かれて」 1992年「ドラキュラ」「情事」 「モニカ・ベルッチのエッチなだけじゃダメかしら?」 1995年「アパートメント」 1997年「ドーベルマン」◆ 1998年「アンルーリー 復讐の街」◇「ジュリア」◇ 1999年「ライク・ア・フィッシュ」 2000年「マレーナ」◇「アンダー・サスピション」◆ 「ストリッパー パリ18区」 2001年「ジェヴォーダンの獣」◆ 2002年「アレックス」◇ 2003年「マトリックス リローデッド」◆       「マトリックス レボリューションズ」◆      「ティアーズ・オブ・ザ・サン」◇「ミッション クレオパトラ」 2004年「パッション」◇「スパイ・バウンド」◇ STANISLAS MERHAR  スタニスラス・メラール 誕生日 1974/1/23 出身 仏パリ 高校の時からピアノを学び、エコール・ノルマル音楽院に進む。 映画は97年「ドライ・クリーニング」のロイック役で セザール賞有望若手男優賞を受賞。 活躍度 △↑ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1997年「ドライ・クリーニング」 1998年「厳窟王 モンテ・クリスト伯」 1999年「クレーヴの奥方」 2000年「囚われの女」「ストリッパー パリ18区」 2002年「イザベル・アジャーニの惑い」 その他の出演者: Carlo Brandt .... Ferdinand Antoine Fayard .... Pablo Christophe Le Masne .... Bruno Jean-Claude Lecas .... Jean Meyer Bokobza .... Osmuth Patrick Sueur .... Henri Barbara Roig .... Isabelle Dominique Besnehard .... L'expert Frankie Pain .... La mere de Franck User Rating: 5.1/10 (18 votes) オトーサン、 「低いなぁ、当然だけど」 User Comments: オトーサン、 「IMDB、これもさぼっている」 仕方ないので、ネットで検索しました。 詳しかったのは、以下のもの。 ・http://homepage3.nifty.com/filmplanet/review410.htm#franckspadone 腐ってもパリ。やっぱり絵になる街である。 エッフェル塔だとかベルサイユ宮殿だとか、 優れた観光スポットがあると言いたいわけではない。 むしろ路地裏のゴミゴミした淋しげな場所にこそ、 その実力が垣間見られる。 美男美女がいなくても、美しく清掃されていなくても、 空が真っ青でなくても構わない。 翳りを帯びた表情が、パリは魅力的なのだ。 『ストリッパー パリ18区』は、 そういう寂寥感で持たせた映画だ。 ここでは物語はさして重要ではない。 ただ淋しげなパリの街で生きる男女の息遣いを眺めるためだけに 作られたようなものだからだ。 演出も奇をてらったものは一切なく、 カメラを動かさず人間を動かすというオーソドックスな手法で、 最後までじっくりと溜める。 溜めて溜めて溜めきったところで、ようやく爆発させるのかと思いきや、 それもなし。 多分物語は男女を見つめるための道具でしかないのだ。 淋しいパリの街で生きる詐欺師をスタニスラス・メラールが 演じているが、彼もまた淋しげな表情を見せていて印象深い。 「ドライ・クリーニング」の頃は透明感のある妖気が面白かったが、 あの頃とはまるで感じが違う。 頬はコケ、クマが濃く、無精髭が目立ち、髪はボサボサ。 透明だった印象が青白いものへと変わり、 どこか病に臥しているようにすら見える。 だが、これがメラールの新しい魅力に繋がっているのだ。 何と言っても、ビー玉のような瞳がイイ。 吸い込まれそうな力がある。 Vのセーターを着て、タバコを吹かす姿。 無表情にベンチに座る姿。 コートに包まり、寒い冬の街を歩く姿。 無愛想な中に孤独が見え、疲れややつれ、濁りといった 不健康な要素にユニークな個性がある。 崩れた美しさとでも言おうか。 人生にくたびれているのではない。 パリの街にくたびれた男がそこにいる。 メラールの退廃的な美に呼応するかのように、 モニカ・ベルッチもまた疲れ方が生々しい。 ストリッパーとして生きる女のプライド。 殴られる場面、男のパンツの裾を這い蹲って直す場面の、 女の言葉にし難い屈辱。 それらをリアルに見せるためには、 彼女も疲れを隠すことはできなかったのだと思う。 スタニスラス・メラールとモニカ・ベルッチが 公園のベンチで腰掛ける場面がイイ。 「私をホテルから連れ出して」と願う女。 女は男にあるものを渡すが、男はそれを無言のうちに女に返す。 脈はないと思った女はベンチを離れるが、 その後ろ姿に向かって男は言うのだ。 「どこのホテルなんだ?」。 惹かれ合っていることは丸わかりなのに、 このふたりは肉体的な関係を結ばない。 フランス人にしてはオシが弱いふたりで、 そこのところが大いに不満だ。 視線を交わすだけじゃない貪るような愛が このふたりには合っていると思うし、視覚的にも面白いはずだ。 オトーサン、 パリは、よく行っていますが、 18区といえば、モンマルトルが有名。 映画「アメリ」の舞台なので、 先年、家族で訪問しました。 でも、その後、赤線地帯を突っきって メトロのピガールへ出ました。 新宿歌舞伎町のさびれた感じ。 「モニカが住んでるハズないだろう」 あくまでも、美人は美人でいてほしいと思います。


12人のパパ

オトーサン、 久しぶりに近所のレンタルビデオ屋へ。 「いいのがないなぁ」 スティーブ・マーチンの新作を発見しました。 「これなら、まあまだだろう」 原題:Cheaper by the Dozen (2003) 監督:Shawn Levy 原作:Frank B. Gilbreth Jr./Ernestine Gilbreth Carey 脚本:Craig Titley (screen story)     Sam Harper /Joel Cohen /Alec Sokolow Genre: Comedy / Drama / Family Rated PG for language and some thematic elements. 上映時間:98分 あらすじ: ベーカー一家には、子供が12人。 イリノイの小さな町からシカゴに引っ越してくる。 父親のトムが、念願の母校のフットボールのコーチに 迎えられることになったからだ。 その後、妻のケイトも、念願の本の出版がかなう。 彼女が、自作の宣伝旅行中に、 トムは、家事もコーチ業もこなさねばならない。 かつての家族は、ばらばらになる。 出演者:: Steve Martin .... Tom Baker (トム) Bonnie Hunt .... Kate Baker (ケイト) Piper Perabo .... Nora Baker (ノーラ) オトーサン、 「2人とも、はまり役そのもの!」 STEVE MARTIN  スティーブ・マーティン 誕生日 1945/8/14 出身 米テキサス州ウェコー 活躍度 ○→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆☆☆★ 出演作 1978年「サージャント・ペッパー」 1979年「マペットの夢見るハリウッド」「天国から落ちた男」 1981年「四つ数えろ」「ペニーズ・フロム・ヘブン」 1983年「二つの頭脳を持つ男」 1984年「オール・オブ・ミー/突然下半身が女に!」 「ロンリー・ガイ」 1985年「映画の作り方教えます」 1986年「リトルショップ・オブ・ホラーズ」「サボテン・ブラザース」 1987年「愛しのロクサーヌ」「大災難P.T.A.」 1988年「ペテン師と詐欺師/だまされてリビエラ」 1989年「バックマン家の人々」 1990年「マイ・ブルー・ヘブン」 1991年「L.A.ストーリー/恋の降る街」「わが街」「花嫁のパパ」 1992年「ハウス・シッター/結婚願望」「奇跡を呼ぶ男」 1994年「ミックス・ナッツ」「パパとマチルダ」 1995年「花嫁のパパ2」 1996年「SGT.ビルコ/史上最狂のギャンブル作戦」 1999年「アウト・オブ・タウナーズ」「ビッグ・ムービー」 2001年「ノボケイン/局部麻酔の罠」 2003年「女神が家にやってきた」      「ルーニー・テューンズ:バック・イン・アクション」       「12人のパパ」 BONNIE HUNT  ボニー・ハント 誕生日 1964/9/22 出身 米イリノイ州シカゴ 高校卒業後、シカゴの大学病院で看護婦として働いていたが、 女優になるため、地元の劇団セカンド・シティに入団。 88年「レインマン」のウェイトレス役で映画デビュー。 「ベートーベン」シリーズの母親役が有名。 2000年「この胸のときめき」で監督デビューを飾る。活躍度 △→ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1988年「レインマン」デビュー 1992年「ベートーベン」 1993年「ベートーベン2」「デーブ」 1994年「オンリー・ユー」 1995年「ジュマンジ」 1996年「ザ・エージェント」 1998年「バグズ・ライフ」(声) 1999年「ランダム・ハーツ」「グリーンマイル」 2000年「この胸のときめき」 2001年「モンスターズ・インク」(声) 2002年「夏休みのレモネード」 2003年「12人のパパ」 その他の出演者: Tom Welling .... Charlie Baker Hilary Duff .... Lorraine Baker Kevin Schmidt .... Henry Baker Alyson Stoner .... Sarah Baker Jacob Smith .... Jake Baker Liliana Mumy .... Jessica Baker Morgan York .... Kim Baker Forrest Landis .... Mark Baker Blake Woodruff .... Mike Baker Brent Kinsman .... Nigel Baker Shane Kinsman .... Kyle Baker Paula Marshall .... Tina Shenk User Rating: 5.8/10 (5,503 votes) オトーサン、 「もっと高くていいのでは」 User Comments: numberonefredastairefan さん United States 2004年12月21日 すてきな家族映画 過去最高の家族映画だ! 古典映画のリメイクだが、 スティーブ・マーチンも、ボニー・ハントもすばらしい。 原作に忠実ではないが、その雰囲気が保たれている。 一番大切なのは、家族というメッセージと 日常生活の笑いの大事さである。 助演陣もすばらしい! ベーカー一家の子供たちを演じる役者たちは、 すばらしい演技をしている。 なかでも、注目すべきは、Hilary DuffとTom Wellingだ。 Hilaryは、ドラマ女優としての才能がある。 私は、Ashton Kutcherの大フアンだが、 陽気な役づくりをしていた。 この映画、すべての家族に向いている。 私の両親でも、子供向きと認めてくれるだろう。 唯一心配な部分は、20歳の娘がボーイフレエンドと 一緒に寝るシーンだ。 だが、これはどこの親にとっても気がかりなこと。 全体に、すばらしい、清潔な映画だった。 みんなにおすすめしたい! オトーサン、 ベテラン俳優と素人の子供が絶妙のコンビネーションをみせていました。 若手監督Shawn Levyに乾杯! 実に楽しい映画でした。


ブロークン・アロー

オトーサン、 「これなら録画してもいいだろう」 TV映画、ロクなものがないことが分かってきました。 この映画、ジョン・ウー監督だから、まあまあでしょう。 原題:Broken Arrow (1996) 監督:John Woo 脚本:Graham Yost Genre: Action / Thriller Rated R for strong action violence and language. 上映時間・108分 あらすじ: “ブロークン・アロー"は、核紛失を示す暗号名。 この映画で、2つの核ミサイルが盗まれる。 盗んだのはパイロットのディ−キンズ。 彼を追うのは、操縦士のヘイルと公園管理官テリー。 ユタ渓谷での連続アクション。 猫と鼠の手に汗握る争いが展開される。 出演者: John Travolta .... Maj. Vic Deakins (ディーキンス少佐) Christian Slater .... Capt. Riley Hale(ヘイル大尉) Samantha Mathis .... Terry Carmichael(テリー) オトーサン、 「感心せんなあ」 ジョン・トラポルタ、だらしなく肥っています。 「うまい、切れ味がいい演技!」 こちらは、クリスチャン・スレーター。 JOHN TRAVOLTA  ジョン・トラボルタ 誕生日 1954/2/18  出身 米ニュージャージー州イングルウッド ニューヨークの演劇学校で学び、 16歳の時、サマーストックの「バイ・バイ・バーディ」でデビュー。 18歳の時、ブロードウェイ・ミュージカル「グリース」に出演。 75年「魔鬼雨」で映画デビュー。 ディスコ・ブームを巻き起こした77年「サタデー・ナイト・フィーバー」と 94年「パルプ・フィクション」 (ロサンゼルス映画批評家協会賞主演男優賞受賞)で 二度アカデミー賞にノミネートされる。 95年「ゲット・ショーティ」でゴールデン・グローブ賞主演男優賞受賞。 活躍度 ◎↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆☆★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1975年「魔鬼雨」 1976年「キャリー」◆ 1977年「サタデー・ナイト・フィーバー」 1978年「グリース」 1979年「年上の女」 1980年「アーバン・カウボーイ」 1981年「ミッドナイト・クロス」 1983年「ステイン・アライブ」「セカンド・チャンス」 1985年「パーフェクト」 1988年「エキスパーツ」 1989年「ベイピートーク」 1990年「ベイピートーク2/リトル・ダイナマイツ」      「MYベスト・フレンズ」 1991年「過ぎゆく夏」 1993年「ベイピートーク3/ワンダフル・ファミリー」 1994年「パルプ・フィクション」 1995年「ゲット・ショーティ」「ジャンクション」 1996年「マイケル」◇「フェノミナン」◇「ブロークン・アロー」◇ 1997年「フェイス/オフ」◇「シーズ・ソー・ラブリー」      「マッド・シティ」◇ 1998年「パーフェクト・カップル」◇「シン・レッド・ライン」      「シビル・アクション」◇ 1999年「将軍の娘/エリザベス・キャンベル」◇ 2000年「バトルフィールド・アース」◇「ラッキー・ナンバー」◇ 2001年「ソードフィッシュ」◇「ドメスティック・フィアー」◇ 2002年「オースティン・パワーズ ゴールド・メンバー」 2003年「閉ざされた森」◇ 2004年「パニッシャー」◇「炎のメモリアル」 CHRISTIAN SLATER クリスチャン・スレーター 誕生日 1969/8/18 出身 米ニューヨーク 米ニューヨーク生まれ。 父は舞台やテレビドラマの俳優マイケル・ゲインズ・ボロー、 別名マイケル・ホーキンス、 母はキャスティング・ディレクターのメアリー・ジョー・スレーター。 5才の時に母親が離婚し、母方につく。 ドルトン・スクールとプロフェッショナル・チルドレン・スクールに通い、 7才でTVドラマ「OUT LIFE TO LIVE」に出演。 9才でブロードウェイの舞台「THE MUSIC MEN」でデビュー。 続いて「マクベス」「デビッド・カッパーフィールド」などの舞台に出演。 その後、ラジオ・シティ・ミュージック・ホールでの 「クリスマス・キャロル」や「LANDSCAPE OF THE BODY」 「DRY LAND」などのオフ・ブロードウェイの舞台や、 サマー劇場の「オリバー!」で主演として活躍。 本格的映画デビューは1985年「ビリー・ジーンの伝説」。 「ヘザース/ベロニカの熱い日」で注目され、 その後は数々の大作・話題作に出演。 監督デビューは シャティクリア・フィルム製作の短編「MUSEUM OF LOVE」。 映画での活躍とは裏腹に、 プライベートでは婚約破棄や暴行事件などで マスコミを賑わせることたびたびである。 ベビーフェイスながら、年齢に左右されず、 さらに役柄にも囚われず自在に演じられる演技派俳優。 映画の一キャラとしての同化が巧みなため、 スレーターらしい個性というものが見えないが、 恋愛、コメディ、アクション、サスペンスと どんな映画でも遜色のない演技を見せてくれる。 特に孤独な青年役(「忘れられない人」「ジュリアン・ボーの涙」等) をやらせたら秀逸。 ただし、ラブシーンに関しては、 女性のリードの仕方があまり得意ではないようで、 キスシーンやベッドシーンでは あまり女性へのいたわりや優しさというものが 映像から伝わってこない部分がある。 映画としては、恋愛ものなら、「忘れられない人」。 コメディなら「カフス」、アクションなら、「ブロークン・アロー」や「フラッド」、 サスペンスなら「バジル」「告発」などがある。 活躍度 ◎↑ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆☆★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1985年「ビリー・ジーンの伝説」(V) 1986年「薔薇の名前」 1988年「タッカー」「ローリング・キッズ」 1989年「宇宙への選択」「スウィート・ロード」     「ヘザース/ベロニカの熱い日」 1990年「ヤングガン2」 「今夜はトークハード」      「フロム・ザ・ダーク・サイド・ザ・ムービー 三つの闇の物語」 1991年「ロビンフッド」「モブスターズ/青春の群像」◇       「スタートレックY未知の世界」▲ 1992年「カフス」「グリーンガリー永遠の熱帯雨林」(声)       「ハートブレイクダウン」 1993年「忘れられない人」◇「トゥルー・ロマンス」◇ 1994年「インタビュー・ウイズ・ヴァンパイア」「告発」       「ジミー・ハリウッド」 1996年「マンハッタン花物語」「ブロークン・アロー」◇ 1997年「ジュリアン・ボーの涙」◇「バジル」◇「オースティン・パワーズ」◆ 1998年「フラッド」◇「ベリー・バッド・ウェディング」◇ 2000年「ザ・コンテンダー」◆「クライム&ダイヤモンド」◇ 2001年「ウインドトーカーズ」◆「スコーピオン」◆      「ズーランダー」▲「ハード・キャッシュ」◇ その他の出演者: Delroy Lindo .... Col. Max Wilkins Bob Gunton .... Pritchett Frank Whaley .... Giles Prentice Howie Long .... MSgt. Kelly Vondie Curtis-Hall .... Lt. Col. Sam Rhodes Jack Thompson .... Chairman, Joint Chiefs of Staff Vyto Ruginis .... Johnson Ousaun Elam .... Lt. Thomas Shaun Toub .... Max Casey Biggs .... Novacek Jeffrey J. Stephen .... Shepherd Joey Box .... Frakes User Rating: 5.7/10 (13,943 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: Joseph P. Ulibasさん Sacramento, CA 2005年2月21日 ジョン・ウーの映画 "Hard Target"がややヒットした後、 ジョン・ウー監督は、2つの仕事にかかった。 これが失敗したあと、この映画にとりかかった。 香港からハリウッドへ転身したのだ。 巨額の予算と有名俳優を使って、 この映画はスタートした。 クリスチャン・スレーターとジョン・トラボルタは、 このアクション満載の映画で、敵対する。 物語は裏切りにつぐ裏切り。 自由世界の運命は、スレーターの手に委ねられている。 クリスチャンは、ヒーローを演じる。 Johhnie Boyとその仲間を逮捕できるのか。 果たして、やってのけられるだろうか? ジョン・ウーは、今回、自分の長所を発揮できるだろうか? 見るに耐える映画になっただろうか? その疑問に答えるには、この映画をみるほかない。 さて、結果は、オーケーだった。 ジョン・ウー監督は、「フェイス・オフ」 の冴えを取り戻した。 でも、問題は、次作がうまく行くかどうかだろう。 ジョン・ウーとリンゴ・ラム、 2人の全作品を見れば、どちらがいい監督か分かるだ、ろう。 ジョン・ウー監督のハリウッド作品のフアンにはオススメ。 オトーサン、 「手慣れたもんだ。職人芸の冴え」 でも、何だか勿体ないような気がしませんか? アホなアクション映画ばかりでは。 オトーサン、 念のために、 ジョン・ウーとそのライバルの経歴をみてみました。 JOHN WOO  ジョン・ウー  誕生日 1946/5/1 出身 中国広州省広東 監督作 1973年「少林門」 1981年「滑稽時代」 1986年「男たちの挽歌」「ソルジャー・ドッグス」 1987年「男たちの挽歌2」 1990年「ワイルド・ブリット/喋血街頭」 1991年「狼たちの絆/縦横四海」 1992年「ハード・ボイルド 新・男たちの挽歌/辣手神探」 1993年「ハード・ターゲット」 1996年「ブロークン・アロー」 1997年「フェイス/オフ」 1999年「キングの身代金」 2000年「ミッション:インポッシブル2」 2002年「ウインドトーカーズ」 2003年「ペイチェック 消された記憶」 RINGO LAM  リンゴ・ラム 誕生日 1955 出身 香港 監督作 1983年「アラン・タムの怪談・魔界美女物語」 1986年「友は風の彼方に」「スペクターX」 1987年「プリズン・オン・ファイアー」 1989年「いつの日かこの愛を」 1990年「聖戦」 1991年「プリズン・オン・ファイアー2」 1992年「フル・コンタクト」「ツイン・ドラゴン」(共) 1995年「復讐のプレリュード」 1996年「マキシマム・リスク」 2001年「レプリカント」 2003年「HELL」       「スー・チー in ミスター・パーフェクト 注)この映画批評、以前既に見ていました。   でも、評価が変わっったので、重複ですが掲載しました。


ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ

オトーサン、 「これが最後か」 通っていた沼南中央公民館の図書館は、 合併作業で、3月27日まで休館になります。 しばらく、名画をフリーで借りられなくなりました。 原題:Rosencrantz & Guildenstern Are Dead (1990) 監督:Tom Stoppard 原作:William Shakespeare 脚本:Tom Stoppard Genre: Comedy / Drama Country: UK / USA Language: English 上映時間:117分 あらすじ: 死!それは究極の否定。 ハムレットのように、 本を閉じれば、すべては終わり、 もはやチャンスは与えられない。 死と生は、ちがう。 もう一度生きられるならば、 永遠なるものに慣れなければならない。. それを2人は、体験したのだった。 出演者: Gary Oldman .... Rosencrantz(ローゼンクランツ) Tim Roth .... Guildenstern(ギルデンスターン) Richard Dreyfuss .... The Player (座長) オトーサン、 「3人並べると、やはり、演技合戦では、 ティム・ロスが上を行くなぁ」 長くなりますが、3人の経歴をみましょう。 GARY OLDMAN  ゲーリー・オールドマン 誕生日 1958/3/21 出身 英ロンドン・ニュー・クロス 活躍度 ○→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1986年「シド・アンド・ナンシー」 1987年「トラック29 天国列車で行こう」「プリック・アップ」 1989年「灰色の容疑者」 1990年「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」      「理由なき発砲」 1991年「JFK」「ステート・オブ・グレース」 1992年「ドラキュラ」 1993年「トゥルー・ロマンス」 1994年「蜘蛛女」「告発」      「不滅の恋/ベートーヴェン」「レオン」◆ 1995年「スカーレット・レター」 1996年「バスキア」 1997年「エアフォース・ワン」◇「フィフス・エレメント」◆ 1998年「キャメロット」「ロスト・イン・スペース」◆      「シン・レッド・ライン」▲ 2000年「ザ・コンテンダー」◇ 2001年「ハンニバル」◆ 2002年「アメージング・ハイウェイ60」◆「SIN 凶器の果て」 2004年「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」 TIM ROTH  ティム・ロス 誕生日 1961/5/14 出身 英ロンドン ロンドンでジャーナリストの父と画家の母の間に生まれる。 アートスクールで彫刻を学んでいたため、 当初はアーティスト志望だったが、 大学在学中にロイヤル・コートやオーバル・ハウスといった 小劇団に入り俳優志望となる。 舞台でキャリアをスタートさせ、 スティーブン・バーコフが演出したカフカ原作「変身」の舞台版などで 名声を得た。 1983年に「MEANTIME」でデビュー。 スティーブン・フリアーズ監督「殺し屋たちの挽歌」(1984)で イヴニング・スタンダード最優秀新人賞を獲得。 1994年に「リトル・オデッサ」で インディペンデント・スピリット賞主演男優賞候補、 1995年「ロブ・ロイ/ロマンに生きた男」でアカデミー助演男優賞候補になった。 監督デビュー作「素肌の涙」(1998)では ベルリン国際映画祭CICAE賞を受賞した。 ティム・ロスは内面の感情を表情からは読みとらせないことを 役の上での武器とする俳優。 171センチと小柄ではあるが、アウトローな役をやらせれば、 目線の睨みと内なる狂気で、相手を圧倒させる演技力を持つ。 有名なところでは、クエンティン・タランティーノ監督の 「レザボア・ドッグス」や「パルプフィクション」のギャング役、 「リトル・オデッサ」の殺し屋役などがある。 最近では悪役イメージを上手く利用して 少しずつ芸域を広げている。 「愛に囚われて」では囚人だが歯科医の恋人を守るために 命を懸ける男を演じたり、 「フォー・ルームス」では客のトラブルに巻き込まれるドア・ボーイ、 「孤独の絆」では悪事から抜けられない男の役、 「ライアー」での知能犯など。 「海の上のピアニスト」では完全に悪役のイメージを払拭し、 演技派としての地位を確立した。 頬杖をついて遠くを見つめる演技が非常に印象的である。 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1983年「ミーンタイム」 1984年「殺し屋たちの挽歌」 1985年「RETURN TO WATEROO」 1986年「ワールド・アパート」       「神父暗殺/ワルシャワの悲劇」◆ 1989年「コックと泥棒、その妻と愛人」 1990年「ゴッホ」◇ 「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」◇ 1992年「ミッドナイト・ボディガード」 1993年「レザボアドッグス」◇「マーダー」◇ 1994年「恋愛の法則」◆「パルプフィクション」◆      「リトルオデッサ」◇      「愛に囚われて」◇「闇の奥/真・地獄の黙示録」 1995年「ロブ・ロイ/ロマンに生きた男」◆「フォー・ルームス」◇ 1996年「世界中がアイ・ラブ・ユー」◆「孤独の絆」◇ 1997年「グリッドロック」◇「奴らに深き眠りを」◇「ライアー」◇       「夢の旅路」 1999年「海の上のピアニスト」◇ 2000年「宮廷料理人ヴァテール」◆「ラッキー・ナンバー」◆       「ミリオンダラー・ホテル」▲「ブレッド&ローズ」▲ 2001年「PLANET OF THE APES/猿の惑星」◇       「ヤング・ブラッド」◇       「神に選ばれし無敵の男」◇ 2003年「72時間」 2004年「ダーク・ウォーター」 RICHARD DREYFUSS  リチャード・ドレイファス 誕生日 1947/10/29  出身 米ニューヨーク・ブルックリン 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1967年「哀愁の花びら」「卒業」 1968年「海軍てんやわんや騒動記」 1969年「俺たちに鎖はない」 1973年「デリンジャー」「アメリカン・グラフィティ」 1975年「ジョーズ」 1976年「エンテベの勝利」 1977年「未知との遭遇」      「グッバイガール」アカデミー主演男優賞 1979年「私立探偵モーゼス」 1980年「未知との遭遇・特別編」「コンペティション」 1981年「この生命誰のもの」 1983年「バディ・システム」 1986年「ビバリーヒルズ・バム」「スタンド・バイ・ミー」 1987年「ティンメン」「張り込み」「ナッツ」 1988年「パラドールにかかる月」 1989年「オールウェイズ」「のるかそるか」 1990年「ワンス・アラウンド」「ハリウッドにくちづけ」      「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」 1991年「おつむてんてんクリニック」「逆転無罪」 1993年「ニール・サイモンのヨンカース物語」      「張り込みプラス」 1994年「精神分析医J」 1995年「甘い囁き」「陽のあたる教室」      「アメリカン・プレジデント」 1996年「ジャイアント・ピーチ」(声)「マッド・ドッグス」 1997年「N.Y.検事局」 2000年「マイアミ・ガイズ 俺たちはギャングだ」      「クライム&ダイヤモンド」 2001年「レーガン大統領暗殺未遂事件」(TM) 2003年「イージー・ライダー★レイジング・ブル」 その他の出演者: Livio Badurina .... Tragedian Tomislav Maretic .... Tragedian Mare Mlacnik .... Tragedian Srdjan Soric .... Tragedian Mladen Vasary .... Tragedian Zeljko Vukmirica .... Tragedian Branko Zavrsan .... Tragedian Joanna Roth .... Ophelia Iain Glen .... Hamlet Donald Sumpter .... Claudius Joanna Miles .... Gertrude Ljubo Zecevic .... Osric User Rating: 7.3/10 (4,869 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかなー」 ヴェネチア映画祭金獅子賞受賞 User Comments: Jennifer Craftさん Seattle, Washington 2004年8月6日 一回以上見よう! これは私のお気に入り。 すべてが好きだ! せりふは、天才的だ。 ゲーリー・オールドマン、ティム・ロス、 そして、リチャード・ドレイフェスの演技がすばらしい。 コンセプトが実に独創的だ。 2度目にみたときのほうが面白かった。、 みるべき点が多々あるのだが、忍耐が要る。 観客は、ローゼンクランツとギルデンスターンという 「ハムレット」での端役の世界に放りこまれる。 2人は、舞台の事件に入り込み、せりふを要求される。 そのなかで、存在感を示そうとあがく。 この映画、残念ながら、アメリカにはDVD版がない。 VHS版は、画像が悪い。 私は、古いレーザー・ディスクをもっているが、 英国では、DVDが発売されているそうだ。 それで見るよう強くお勧めしたい! オトーサン、 「ピンとこないなあ」 ハムレットとオフィーリアが端役で、劇中劇が主。 頭で分かっていても、心がついていきませんでした。 確かに、2度見たほうがいいのでしょう。 「ヴェネチア映画祭金獅子賞受賞か」 この映画が受賞とは、随分思い切った決定です。 でも、シェイクスピアの古典を現代に蘇えらせるには、 こうした大胆な試みが不可欠なのでしょう。


パパは出張中

オトーサン、 「パパは出張中?冴えない題名だ」 でも、出張中はウソで、強制労働中だったのです。 ユーゴスラビアの映画とは、珍しいですね。 原題:Otac na sluzbenom putu (1985)     When Father Was Away on Business 監督:Emir Kusturica 脚本:Abdulah Sidran Genre: Drama Country: Yugoslavia Language: Serbo-Croatian 上映時間:136分 あらすじ: 1948年、チトーがスターリンと袂を分かち、 国中に大混乱がはじまる。 とくにユーゴ共産党員にとっては、辛い時期だった。 ニュース・マンガを批評しただけで、メーシャは逮捕される。 家族は、この事態に対処しながら、父の釈放を待つ。 この物語は、幼い息子マリクの視点からのもの。 彼は、パパが出張中という母の言葉を信じている。 出演者: Moreno D'E Bartolli .... Malik (マリック) Miki Manojlovic .... Mehmed-Mesa Zolj, otac(メーシャ) Mirjana Karanovic .... Senija Sena Zolj, majka (セナ) オトーサン、 「これは演技じゃないなぁ」 それを超えた人間の営みの悲しさが伝わってきます。 その他の出演者: Mustafa Nadarevic .... Zijah Zijo Zulfikarpasic, daidza Mira Furlan .... Ankica Vidmar Predrag Lakovic .... Franjo, kucepazitelj Pavle Vujisic .... Muzamer Zulfikarpasic, dedo Slobodan Aligrudic .... Ostoja Cekic Eva Ras .... Ilonka Petrovic Aco Djorcev .... Dr. Ljahaov Aleksandar Dorcev .... Doktor Ljahaov Emir Hadzihafisbegovic .... Mladji ujak Zoran Radmilovic .... Brko, Pilot Jelena Covic .... Natasha Tomislav Gelic .... Hamdo, berberin User Rating: 7.4/10 (743 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 カンヌ国際映画祭グランプリ受賞 User Comments: shu-fen さん Hong Kong, China 2004年4月22日 子供の目にはくっきり見える 私は、1990年に大学で見た。 愛らしく、また苦痛に満ちた映画だった。 当時は、旧東欧諸国にとって新しいはじまりの時期だった。 いまや、ほとんどの国は、EUかNATOに加盟しようとしている。 その年の終わりに、私は、クロアチアを訪問した。 何という体験だっただろう。 美しい自然やローマの遺跡が印象的だった。 王政から共産主義へ、そして資本主義へ。 たった100年の間にそれが起きたのだ。 この地方のひとびとは、流血の悲劇の100年を体験する。 ユーゴスラビアは、過去の言葉となる。 7つの国に分裂したからだ。 平和を享受するもの、絶えず内戦にさらされるものに分かれた。 このなかで、ユーゴは、自由で豊かなほうだった。 チトーが、スターリンと袂を分かったからだ。 当時、ひとびとはみな、チトーの大胆な決定を尊敬していた。 マリクの父親は、親戚の美女アニカといい仲になった後、 彼女に計られて、強制労働をさせられる羽目になる。 幼いマリクは、なぜ、パパが家に戻らないか不思議に思う。 だが、ママは、パパは出張中よと偽る。 やがて、パパは戻ってきて、アニカに報復する。 マリクの一家は、ユダヤ人である。 割礼のシーンは、実にコミカルだった。 困難な時期ではあったが、 無邪気な子供の仕草は、大いなる喜びを与えてくれる。 マリクの性のめざめ、父の苦境... 撮影場所は、サラエボ・ヘルツェゴヴィナである。 イスラム教徒とユダヤ人が殺しあった場所。 コソボは、その後、ながく苦しんだ。 この地域のことは、長く記憶に留めるべきだろう。 マリクを演じたMoreno D'E Bartolliに、 その後起きたことを想起しよう。 今年、29歳になっているはずだった。 Emir Kusturica監督は、 東欧映画界の星である。 もっと世界に認められてよい。 オトーサン、 政治の過酷さを感じました。 「この100年、日本も大変だったけど... 世界には、もっと悲惨な地域もあったんだなぁ」 日本が分裂し、消滅なんて、想像もできません。 ○国名の変遷  1929年: ユーゴスラヴィア王国  1945年: ユーゴスラヴィア連邦人民共和国  1963年: ユーゴスラヴィア社会主義連邦共和国  1992年: ユーゴスラヴィア連邦共和国   (セルビア、モンテネグロ、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ。   ただしボスニア・ヘルツェゴヴィナは1992年独立)  2003年:ユーゴスラヴィアの国名消滅。       「セルビア・モンテネグロ」となる。 オトーサン、 そんなかで、ひとびとは楽しんでいました。 サッカー、チェス、深酒...こんなものが好きなのでしょうか。 次男坊がアコ−デオンで弾いていた曲、心にしみつきました。 曲名を思い出せないのが、残念!


勇気ある追跡

オトーサン、 沼南中央公民館へ。 和服姿のおじさん、おばさんが大勢。 踊りの発表会のようです。 そんななか、西部劇のDVDを借りてきました。 原題:True Grit (1969) 監督:Henry Hathaway 原作:Charles Portis 脚本:Marguerite Roberts Genre: Adventure / Western 上映時間:128分 あらすじ: 父親が突然殺され、 元気な少女は、復讐を決意する。 年老いたタフな保安官コグバーンを雇い、、. また、テキサス警備隊員も同行し、 殺人者を追い、危険なインディアン居住区へと向かう。 出演者: John Wayne .... Rooster Cogburn (コグバーン) Glen Campbell .... La Boeuf (ラ・ブーフ) Kim Darby .... Mattie Ross(マティ) オトーサン、 「おお、ジョン・ウェイン!」 この映画の撮影時は、もう60歳を超えています。 風格というか、その存在そのものが貴重です。 JOHN WAYNE  ジョン・ウェイン 誕生日1907/5/26-1979/6/11 出身 米アイオワ州 出演作 1925年「大学のブラウン」 1926年「剣侠時代」 1927年「最後の一蹴」 1928年「マザー・マクリー」「血涙の志士」 1929年「踊るカレッジ」「最敬礼」 1930年「最後の一人」「ビッグ・トレイル」 1931年「娘三人」「アリゾナ」「鉄腕ジョーンズ」 1932年「テキサスの旋風」「巨頭団殲滅」 「歓呼の涯」 「流線怪盗列車」「テキサスの若武者」 「アリゾナ・ギャング」「金塊争奪」 1933年「討伐隊」「つばさの天使」「男の一頁」 「紅唇罪あり」「南方の騎士」 1934年「ユタから来た男」 1936年「沿岸警備隊」「荒武者乱闘王」 1937年「超速大陸争覇」「従軍記者」「氷上の乱闘」       「荒野の激斗/モンタナの掟」 1939年「駅馬車」「アリゲニー高原の暴動」 1940年「暗黒の命令」「果てなき船路」「妖化」 1941年「暴力街」「暗黒街の王者」「丘の羊飼い」 1942年「或る夜の貴婦人」「絶海の嵐」 「スポイラーズ」「西部の顔役」       「ならず者戦斗機隊」「男性都市」 1943年「西部を駆ける恋」「硝煙の新天地」 1944年「血戦奇襲部隊」「拳銃の町」 1945年「炎の街」「パターンを奪回せよ」 「コレヒドール戦記」「ダコタ荒原」 1946年「恋愛超特急」 1947年「拳銃無宿」「タイクーン」 1948年「アパッチ砦」「赤い河」「三人の名付親」 1949年「怒濤の果て」「ケンタッキー魂」 「硫黄島の砂」 1950年「リオ・グランデの砦」 1951年「太平洋機動作戦」「太平洋作戦」 1952年「静かなる男」「ハワイの陰謀」 1953年「勝負に賭ける男」「男の叫び」「ホンドー」 1954年「紅の翼」 1955年「男の魂」「中共脱出」 1956年「征服者」「捜索者」 1957年「荒鷲の翼」「ジェット・パイロット」 「失われたものの伝説」 1958年「黒船」 1959年「リオ・ブラボー」「騎兵隊」 1960年「アラモ」「アラスカ魂」 1961年「コマンチェロ」 1962年「リバティ・バランスを射った男」「ハタリ!」 「史上最大の作戦」「西部開拓史」 1963年「ドノバン珊瑚礁」「マクリントック」 1964年「サーカスの世界」 1965年「偉大な生涯の物語」「危険な道」「エルダー兄弟」 1966年「巨大なる戦場」 1967年「戦う幌馬車」「エル・ドラド」 1968年「グリーン・ベレー」 1969年「ヘル・ファイター」「勇気ある追跡」「大いなる男たち」 1970年「チザム」「リオ・ロボ」 1971年「100万ドルの決斗」 1972年「11人のカウボーイ」 1973年「大列車強盗」「ビッグケーヒル」 1974年「マックQ」 1975年「ブラニガン」「オレゴン魂」 1976年「ラスト・シューティング」 その他の出演者: Jeremy Slate .... Emmett Quincy Robert Duvall .... Ned Pepper Dennis Hopper .... Moon Alfred Ryder .... Goudy Strother Martin .... Col. G. Stonehill Jeff Corey .... Tom Chaney Ron Soble .... Capt. Boots Finch John Fiedler .... Lawyer Daggett James Westerfield .... Judge Parker John Doucette .... Sheriff Donald Woods .... Barlow Edith Atwater .... Mrs. Floyd User Rating: 7.2/10 (2,978 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 アカデミー主演男優賞受賞:ジョン・ウェイン 同主題歌賞ノミネート Darren Burnsさん Manchester, England 1999年1月13日 純粋な西部劇の喜び これは間違いなく純粋な西部劇映画だ。 保安官が無法者を追跡するという単純なお話し。 あらゆる面で、基準を超えている。 丘、山、谷、森....撮影はすばらしいく、第一級。 演技も同様。 マイナーな役者さえ、欠点ひとつない演技だった。 監督もいい調子。 3人が雄大な風景を横切っていく。 紆余曲折を体験するなかで、3人の仲は深まっていく。 渓流のそばのキャビンを乗っ取って、 無法者を待ち伏せするシーンは、 よく知られた結末シーンよりもいいのでは。 この映画のスコアが、なぜ、もっとよくないのか、 その理由がまったく分からない。 私は英国人である。 アメリカ人は、西部劇が好きで、 とくにジョン・ウェインが好きだ。 どうか、このスコアの意味を説明してくれないか? オトーサン、 「説明しましょう、簡単なことです」 アメリカ人は、西部劇が好きで、 とくにジョン・ウェインが好きなので、 ジョン・ウェインの西部劇をたくさん見ているのです。 「駅馬車」(1939)、 「黄色いリボン」(1949) 「リオ・ブラボー」(1959)、 「アラモ」(1960) こうした名作と比較してしまうからです。


いつか晴れた日に

オトーサン、 「へぇ、まだDVDがあった」 図書館って、返すひともいるのですね。 あたりまえのことですが、安心しました。 原題:Sense and Sensibility (1995) 監督:Ang Lee 原作:Jane Austen 脚本:Emma Thompson Genre: Drama / Comedy / Romance Rated PG for mild thematic elements. Country: USA / UK Language: English 上映時間:136分 あらすじ: ダッシュウッド氏が死去。 莫大な遺産は、最初の妻の息子に。 2番目の妻とその3人の娘たちは、苦境に陥る。 親切な従兄弟に気に入られるが、無一文が結婚の障害になる。 長女で、リアリストのエリノアは、エドワードを愛するが、 家族は、2人を引き離そうとする。 母親は、マリアンヌにはブランドン大佐が似合いと思うが、 彼女は、プレイボーイのウィロビーに惹かれる。 だが、最後に、いろいろな試練をこえて、 ハッピーエンドが、彼女たち2人を待っていた。 だって、2人とも感じのいい娘だもの。 出演者: Emma Thompson .... Elinor Dashwood (エリノア) Hugh Grant .... Edward Ferrars (エドワード) Kate Winslet .... Marianne Dashwood (マリアンヌ) Alan Rickman .... Col. Christopher Brandon (ブランドン大佐) オトーサン、 「エマ・トンプソン 、うまい!」 彼女、脚本も書いているのです。 さすが女優さんだけあって、見せ場づくりが秀逸でした。 「ヒュー・グラント、出番は少ないが、存在感がたまらないなー」 「ケイト・ウィンスレット、熱演だ」 今年のアカデミー助演女優賞をとりましたよね。 「アラン・リックマン、ふーん、うまい役者なんだ」 経歴紹介は、4人も! EMMA THOMPSON  エマ・トンプソン 誕生日 1959/4/15 出身 英ロンドン 89年「彼女がステキな理由」で映画デビュー。 92年「ハワーズ・エンド」でアカデミー主演女優賞を受賞。 89年、ケネス・ブラナーと結婚するが、95年離婚。 母は女優フィリダ・ロウ、 妹は女優ソフィー・トンプソン 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆★★★★ コメディ   ☆☆☆★★★ 出演作 1987年「戦火燃ゆる時」(TM) 1989年「彼女がステキな理由」「ヘンリー五世」 1991年「即興曲」「愛と死の間で」 1992年「ハワーズ・エンド」アカデミー主演女優賞      「ピーターズ・フレンド」 1993年「から騒ぎ」「日の名残り」「父の祈りを」 1994年「恋人はパパ/ひと夏の恋」「ジュニア」 1995年「いつか晴れた日に」「キャリントン」 1997年「ウインター・ゲスト」 1998年「パーフェクト・カップル」「裏切りのKISS」 2001年「エマ・トンプソンのウィット/命の詩」(TM) 2002年「トレジャー・プラネット」(声) 2003年「ラブ・アクチュアリー」「ジャスティス 闇の迷宮」 2004年「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」 HUGH GRANT  ヒュー・グラント 誕生日 1960/9/9 出身 英ロンドン オックスフォード大学で英文学を学ぶ。 卒業後にノッティンガム・プレイハウスで多くの舞台に立ち、 84年からテレビに進出。 87年「モーリス」でヴェネチア国際映画祭最優秀男優賞獲得。 活躍度 ○↑ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆☆☆★ 出演作 1982年「オックスフォード・ラブ」 1987年「モーリス」「白い炎の女」 1988年「ベンガルの夜」「幻の城」 1989年「青い夜明け」「白蛇伝説」 1990年「スピリット/傷だらけの栄光」 1991年「即興曲/愛欲の旋律」 1992年「赤い航路」 1993年「日の名残」「処刑特急/テロリストの罠」 1994年「フォー・ウェディング」「恋する予感」 1995年「9か月」「いつか晴れた空に」「ウェールズの山」      「泉のセイレーン」「恋の闇 愛の光」 1996年「ボディバンク」「ダンシング・クイーン」 1998年「リラクタント・グルーム」「アザーワイズ・エンゲージド」 1999年「ノッティングヒルの恋人」◇「恋するための3つのルール」◇ 2000年「おいしい生活」◇ 2001年「ブリジット・ジョーンズの日記」◇ 2002年「アバウト・ア・ボーイ」◇「トゥー・ウィークス・ノーティス」◇ 2003年「ラブ・アクチュアリー」◇ 2004年「ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12ヶ月」◇ KATE WINSLET  ケイト・ウィンスレット 誕生日 1975/10/5 出身 英バークシャー・レディング 両親ともに俳優という演劇一家に育ち、 11才の時から地元のドラマ・スクールで学ぶ。 94年「乙女の祈り」で映画デビュー。 95年「いつか晴れた日に」でアカデミー助演女優賞にノミネートされ、 イギリスのアカデミー賞BAFTAの最優秀助演女優賞を受賞した。 97年「タイタニック」ではヒロイン役を演じ、 アカデミー主演女優賞にノミネート。 2001年「アイリス」でも若き日のアイリスを演じ、 同賞主演女優賞にノミネートされている。 98年「グッバイ・モロッコ」の出演で知り合った 助監督のジム・スレプレトンと98年11月に結婚。 2000年10月12日に長女が生まれるが、 2001年12月13日、離婚。 2003年5月、サム・メンデス監督と結婚。 2003年12月22日、男児(ジョー)出産。 活躍度 ○↑ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1994年「乙女の祈り」 1995年「いつか晴れた日に」 1996年「タイムマスター/時空をかける少年」(V)      「日陰のふたり」「ハムレット」 1997年「タイタニック」◇ 1998年「グッバイ・モロッコ」◇ 1999年「ホーリー・スモーク」 2000年「クイルズ」◆ 2001年「アイリス」◇「エニグマ」◇ 2002年「ライフ・オブ・デビッド・ゲイル」◇ 2004年「ネバーランド」◇「エターナル★サンシャイン」◇ ALAN RICKMAN  アラン・リックマン 誕生日 1946/2/21 出身 英ロンドン・ハマースミス グラフィック・デザイナーを経て、26歳の時、RAMDAに入学。 その後、舞台俳優としてロンドンのロイヤル・コート・シアターを拠点に 現代劇で活躍する。 映画デビューは88年「ダイハード」で テロリストのリーダー、ハンス・グルバー役。 91年「ロビンフッド」で英アカデミー賞助演男優賞、 94年「MESMER」でモントリオール映画祭主演男優賞を受賞。 活躍度 △↑ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1988年「ダイハード」 1990年「ブラッディ・ガン」 1991年「愛しい人が眠るまで」「クローゼット・ランド」      「ロビン・フッド」「クローズ・マイ・アイズ」 1992年「ボブ・ロバーツ」 1994年「恋する予感」 1995年「いつか晴れた日に」 1996年「マイケル・コリンズ」 1997年「ウインター・ゲスト」 1999年「ドグマ」 2000年「ギャラクシー・クエスト」「シャンプー台のむこうに」 2001年「ハリー・ポッターと賢者の石」 2002年「ハリー・ポッターと秘密の部屋」 2003年「ラブ・アクチュアリー」 2004年「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」 その他の出演者: James Fleet .... John Dashwood Tom Wilkinson .... Mr. Dashwood Harriet Walter .... Fanny Dashwood Gemma Jones .... Mrs. Dashwood Emilie Francois .... Margaret Dashwood Elizabeth Spriggs .... Mrs. Jennings Robert Hardy .... Sir John Middleton Ian Brimble .... Thomas Isabelle Amyes .... Betsy Greg Wise .... John Willoughby Alexander John .... Curate User Rating: 7.7/10 (13,531 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 アカデミー賞受賞:脚色賞 同ノミネート: 作品賞 主演女優賞:エマ・トンプソン 助演女優賞:ケイト・ウィンスレット 撮影賞 オリジナル作曲賞(ドラマ) 衣装デザイン賞 User Comments: marfellさん New Zealand 2005年1月24日 すばらしく美しい映画 これは、私のお気に入り。 エリノア役のエマ・トンプソンは、すばらしかった。 抑えても抑えても漏れてくる情熱と愛情を表現した。 ケイト・ブランシェットは、 ロマンティックで衝動的なマリアンヌ役を完璧に演じた。 最初っから、女性たちの美しさや魅力が 経済力に左右される時代への旅に誘いだされる。 2人の姉妹。 ひとりは、世の中の仕組みを知っている。 ひとりは、夢と情熱に生きる。 ヒュー・グラントは、予想通り、 ぎこちない英国人を演じていたが、 傑出した演技をみせたのは、アラン・リックマンだった。 彼は、熱い大きな心を抱いているが、 表面的には、堅実で暗い性格の大佐を演じていた。 絶対に、彼女と一緒に見るべき映画だろう。 男性が女性を畏怖の念で接した時代 無垢の心が美徳だった時代、 そうした過ぎ去った時代を夢みさせてくれる。 オトーサン、 「DVDって、画質いいなぁ」 このところ、VTRばかり見ていたせいでしょう。 でも、この映画に出てくる景色のすばらしさ、 女優さんたちの衣装の美しさも、 その印象を強めていました。


普通の人々

オトーサン、 「平凡な題名だなぁ」 でも、見終わると、この題名、輝きを帯びてくるのです。 ロバ−ト・レッドフォードの初監督作品です。 原題:Ordinary People (1980) 監督:Robert Redford 原作:Judith Guest 脚本:Alvin Sargent/Nancy Dowd Genre: Drama 上映時間:124分 あらすじ: カルビンとベスの夫婦、そして息子のコンランドは、 兄の死後、暗い気持ちで過ごしている。 コンランドは、悲しみと罪の意識から自殺を図って、 いまは、セラピーを受けている。 ベスは、兄のほうが好きで、 コンラッドにやさしく接することができない。 カルビンは、2人にはさまれ、 悩み苦しみながら、家族を立て直そうとする。 出演者: Donald Sutherland .... Calvin Jarrett(カルビン) Mary Tyler Moore .... Beth Jarrett(ベス) Timothy Hutton .... Conrad Jarrett (コンランッド) オトーサン、 「みんなうまいなぁ」 DONALD SUTHERLAND ドナルド・サザーランド 誕生日 1934/7/17 出身 カナダ・ニュー・ブランズウィック トロント大学卒業後、劇団員となり、役者修行を積んで、 63年「生きた屍の城」でデビュー。 活躍度 ○→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1963年「生きた屍の城」 1965年「テラー博士の恐怖」「駆逐艦ベッドフォード作戦」 1966年「のぞき」 1967年「特攻大作戦」 1968年「しのび逢い」「ジョアンナ」「汚れた七人」 1969年「004/アタック作戦」 1970年「戦車大作戦」「M★A★S★H」 1971年「コールガール」「ジョニーは戦場へ行った」 1973年「赤い影」 1974年「ダイヤモンドコネクション」「ス☆パ☆イ」 1975年「イナゴの日」 1976年「カサノバ」 1977年「鷲は舞いおりた」「ケンタッキー・フライド・ムービー」      「殺しに愛のバラードを」 「刑事キャレラ/血の絆」「1900年」 1978年「SF/ボディ・スナッチャー」「アニマル・ハウス」       「大列車強盗」「名探偵ホームズ/黒馬車の影」 1979年「オーロラ殺人事件」「男と恋と銀行強盗」 1980年「普通の人々」 1981年「針の眼」 1983年「キャッシュ・マン」 1984年「ドーバー海峡殺人事件」       「クラッカーズ/警察システムを突破せよ!」 1985年「レボリューション/めぐり逢い」 「パニック・スクール/冒涜少年団」 1987年「スパイ大混戦」「黄金の肉体/ゴーギャンの夢」       「殺しのロザリオ」 1988年「殺人見習い」「あまねく愛」 1989年「タフガイは踊らない」「白く渇いた季節」「ロックアップ」       「ロスト・エンジェル」 1990年「黄土の英雄/軍医ベシューンの生涯」 1991年「彼方へ」「JFK」「バック・ドラフト」 「ノー・エスケイプ/砂の迷路」「密告者」 1992年「落陽」「バッフィ/ザ・バンパイア・キラー」 1993年「シャドウ・オブ・ウルフ」「私に近い6人の他人」       「グローリーデイズ/夢見る頃はいつも」 1994年「ブレイン・スナッチャー/恐怖の洗脳生物」       「ディスクロージャー」 1995年「アウトブレイク」「バッドマックス」 1996年「評決のとき」 1997年「ザ・ターゲット」「アサインメント」 「同居人/背中の微かな笑い声」 1998年「悪魔を憐れむ歌」「スイトー・ヒア・アフター」 「ナチャラル・エネミー」       「フリーマネー」「ラスト・リミッツ 栄光なきアスリート」 1999年「ヴァイラス」◆「ハーモニーベイの夜明け」◆ 2000年「スペース・カウボーイ」「アート・オブ・ウォー」       「パニック/脳壊」 2001年「ファイナル・ファンタジー」(声)「ハッピー・フューネラル」       「アップライジング」 2002年「フェリーニ 大いなる嘘つき」 2003年「ミニミニ大作戦」「コールドマウンテン」 TIMOTHY HUTTON  ティモシー・ハットン 誕生日 1960/8/16 出身 米カリフォルニア州マリブ 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ   ☆☆★★★★ 出演作 1965年「お呼びの時間」 1980年「普通の人々」 1981年「タップス」「ロングウェイ・ホーム」 1984年「アイスマン」 1985年「コードネームはファルコン」「ダーク182」 1987年「メイド・イン・ヘブン」 1988年「背信の日々」「熱き愛に時は流れて」      「デスティニー/愛は果てしなく」 1990年「Q&A」 1993年「派遣秘書」「ダーク・ハーフ」 1995年「フレンチ・キス」「ビューティフル・ガール」「甘い囁き」 1996年「サブ・スタンス・オブ・ファイアー」 1997年「バッド・デイズ」「プレイング・ゴッド」 1999年「将軍の娘/エリザベス・キャンベル」 2000年「ゴールデン・スパイダー/グルメ探偵ネロ・ウルフの事件簿」 2002年「サンシャイン・ステイト」 2004年「シークレット・ウインドウ」 その他の出演者: Judd Hirsch .... Dr. Tyrone C. Berger M. Emmet Walsh .... Coach Salan Elizabeth McGovern .... Jeannine Pratt Dinah Manoff .... Karen Fredric Lehne .... Lazenby James Sikking .... Ray Hanley Basil Hoffman .... Sloan Scott Doebler .... Jordan 'Buck' Jarrett Quinn K. Redeker .... Ward Mariclare Costello .... Audrey Meg Mundy .... Grandmother Elizabeth Hubbard .... Ruth User Rating: 7.8/10 (6,548 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 アカデミー賞受賞 作品賞 監督賞:ロバート・レッドフォード 助演男優賞:ティモシー・ハットン 脚色賞 同ノミネート: 主演女優賞:メリー・タイラー・ムアー 助演男優賞:ジャド・ハーシュ User Comments: triple8さん conn 2004年12月12日 忘れ難い 若い頃、この映画を見た。 筋書きにやや違和感を覚えた。 でも、実に注目すべきものを見ていると思った。 その後も、この映画の衝撃は減ることはなかった。 いい映画の証拠だろう。 これまでで、もっとも心かき乱される映画だった。 演技も最高だった。 この映画、誰もが惹きつけられるだろう。 でも、充分味わうには、私は、ちょっと若すぎた。 それでも、10点満点以外は、考えつかない。 筋書きには、絶対、欠点がない。 だが、こうも思うのだ。 この映画を堪能するには、大人になってからのほうがいい。 物語に感動したり、動転したりするには、 あまりにも、物を知らなすぎた。 若すぎたり、重苦しさを味わうムードになかったら、 この映画を堪能することはできないだろう。 じっと座っていられないひとを知っている。 その理由も分かる。 だが、多くのひとがじっと見た。 衝撃は、恐ろしいほどだった。 演技は、信じられないほど見事だった。 メリー・タイラー・ムアーの演技は、 主演女優のなかでベストだった。 オトーサン、 「変だなー」 メリー・タイラー・ムアーの経歴が、 海外映画俳優マガジンに出ていませんでした。 「奥方とそっくりだ」 好き嫌いが、いい悪いに優先するのです。 頑固といえば、頑固。 中年女性って、みんなそうなのでしょうか?


ヴァンドーム広場

オトーサン、 沼南中央公民館へ。 日参しているのは、今週末には一時閉鎖されるため。 柏市との合併のためですが、 その後、再開しても、DVDやVTRを貸すかどうか? この映画、見逃したものです。 原題:Place Vendome (1998) 監督:Nicole Garcia 脚本:Jacques Fieschi / Nicole Garcia Genre: Crime / Drama Country: France Language: French / English 上映時間:117分 あらすじ: ある女性の物語。 生き生きした情熱的人生から長い間遠ざかっていた。 真の愛の価値とダイアモンドの物質的価値を 比べていたのだ。 実は、長い間、思ってきた男性がいた。 ようやく彼女は、もっとも大事なものを見つけようとする。 出演者: Catherine Deneuve .... Marianne (マリアンヌ) Emmanuelle Seigner .... Nathalie(ナタリー) Jacques Dutronc .... Battistelli(バティステリ) オトーサン、 「やはり、味があるなぁ」 カトリーヌ・ドヌーブのためにつくられた映画です。 CATHERINE DENEUVE  カトリーヌ・ドヌーブ 誕生日 1943/10/22 出身 仏パリ 両親と姉フランソワーズ・ドルレアックも俳優という芸能一家。 10代から映画に出演。 「シェルブールの雨傘」のヒットでスターに。 「終電車」「インドシナ」でセザール賞主演女優賞、 「ヴァンドーム広場」でベネチア国際映画祭主演女優賞受賞。 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1956年「LES COLLEGIENNES」 1959年「LES PETITS CHATS」 1960年「LES PORTES CLAQUENT」 1961年「パリジェンヌ」 1963年「悪徳の栄え」 1964年「VACANCES PORTUGAISES」「シェルブールの雨傘」      「LA CHASSE A L'HOMME」「世界詐欺物語」 「ピストン野郎」 1965年「反撥」「LA CHANT DU MONDE」 1966年「城の生活」「LES CREATURES」 1967年「ロシュホールの恋人たち」「昼顔」 1968年「めざめ」「恋のマノン」「うたかたの恋」「別離」 1969年「幸せはパリで」「暗くなるまでこの恋を」 1970年「哀しみのトリスターナ」 1971年「ロバと王女」「哀しみの終わるとき」 1972年「ひきしお」「リスボン特急」 1973年「モン・パリ」 1974年「TOUCHEZ PAS LA FEMME BLANCHE」       「赤いブーツの女」「哀しみの伯爵夫人」 1975年「L’AGGRESSION」「うず潮」 「恋のモンマルトル」「ハッスル」 1976年「愛よもう一度」 1977年「ANIMA PERSA」「避暑地のラブ・ストーリー」 「MARCH OR DIE」 1978年「銀行」「ECOUTE VOIR…」 1979年「夢追い」「ILS SONT GRAND CES PETITS」 1980年「終電車」「JE VOUS AIME」 1981年「ヘルバスター」「海辺のホテルにて」 1982年「最後の標的」 1983年「L'AFRICAN」「ハンガー」 1984年「LE BON PLAISIR」「フォート・サガン」「残火」 1985年「女たちのテーブル」 1986年「LE LIEU DU CRIME」 1988年「FREQUENCE MEURTRE」「夜のめぐり逢い」 1989年「HELMUT NEWTON:FRAMES FROM THE EDGE」 1991年「恋路」 1992年「インドシナ」 1993年「私の好きな季節」 1995年「メフィストの誘い」「夜の子供たち」「百一夜」 1998年「ヴァンドーム広場」「イースト/ウエスト 遙かなる祖国」 1999年「ポーラX」「見出された時」「夜風の匂い」 2000年「ダンサー・イン・ザ・ダーク」「家路」 2001年「ヤング・ブラッド」「雲 息子への手紙」(ナ) 2002年「8人の女たち」「逢いたくて」 2003年「永遠の語らい」 その他の出演者: Jean-Pierre Bacri .... Jean-Pierre Bernard Fresson .... Vincent Malivert Francois Berleand .... Eric Malivert Dragan Nikolic .... Janos Otto Tausig .... Samy Laszlo Szabo .... Charlie Rosen Elisabeth Commelin .... Mademoiselle Pierson Philippe Clevenot .... Kleiser Malik Zidi .... Sam's Son Eric Ruf .... Phillipe Ternece Nidal Al-Askhar .... Saliha Larry Lamb .... Christopher Makos User Rating: 6.2/10 (549 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: notmicroさん Seattle 2003年6月4日 カトリーヌ・ドヌーブ・フアン専用。 この映画、何の取柄もない。 筋書きは、めちゃめちゃ。 監督や編集は、平凡というか最低。 制作費はかかっているのだろうが、 それは、今日では当たり前のこと。 わけの分からないシーンが続く。 特に奇妙なシーンは、 ドヌーブが、突然、汽車に乗るあたり。 酔って、カードゲームに興じる。 その後も、奇妙な流れが続く。 いろいろな女性が、男たちに叫ぶ。 「オレをひとりにしないでくれ」という男たちだ。 すると、すぐ次のシーンへ。 ベッドにいるのだ。 オトーサン、 「惜しいなあ。せっかくドヌーブが出演しているのに」 ドヌーブのために、無理やり作ったシーンが多すぎます。 でも、製作者は、見切っているのかも。 「まー、筋書きなんかどうでもいいよ。 彼女を見られるならいいというフアンばかりだから。 もっと違うシーン、考えろよ。 コンコルドに乗るとかさー」 こんな感じで、筋書きを作っていったのでしょう。


木靴の樹

オトーサン、 「おお、VTR2本組みか」 上映時間3時間、2日かかりで見終えました。 原題:L'Albero degli zoccoli (1978)     The Tree with the Wooden Clogs 監督・脚本:Ermanno Olmi Genre: Drama 上映時間:186分 Country: Italy / France Language: Italian あらすじ; 20世紀はじめのイタリアの農園。 そこでは、多くの貧しい家族が住んでいた。 地主は、小作人たちを所有物同然に扱っていた。 ある家族が賢い子供に恵まれた。 家業の手伝いをやらせず、学校にやることにした。 これは、多くの犠牲を払ってのもの。 少年は、早朝に起き、数マイル歩いて学校に通わねばならない。 ある日、帰宅途中で、少年の靴が壊れる。. だが、新しい靴を買う余裕はない。 どうしたらよいのだろうか? 出演者: Luigi Ornaghi .... Batisti(バティスティ) Francesca Moriggi .... Batistina (バティスティーナ) Omar Brignoli .... Minek (ミネク) オトーサン、 「リアルだ!」 登場人物は、みな、本物の農民とか。 その他の出演者: Lucia Pezzoli .... Maddalena Franco Pilenga .... Stefano Battista Trevaini .... Il Finard Teresa Brescianini .... Widow Runk Antonio Ferrari .... Tuni Giuseppina Langalelli .... La Moglie Finarda Giuseppe Brignoli .... Anselmo Carlo Rota .... Peppino Pasqualina Brolis .... Teresina Massimo Fratus .... Pierino Francesca Villa .... Annetta Maria Grazia Caroli .... Bettina Lorenzo Pedroni .... Il Nonne Finard Felice Cessi .... Usli Pierangelo Bertoli .... Secondo Brunella Migliaccio .... Olga Giacomo Cavalleri .... Brena Lorenza Frigeni .... Brena's Wife Guglielmo Badoni .... Father Laura Lecatelli .... Mother Carmelo Silva .... Don Carlo Mario Brignoli .... Padrone Emilio Pedroni .... Fattore Vittorio Capelli .... Fritz Francesca Bassurini .... Luca Maria Lina Ricci .... Donna del Segno User Rating: 8.0/10 (389 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ!」 カンヌ国際映画祭グランプリ受賞 User Comments: Kim McCroddanさん Gloucestershire, England 2004年8月9日 19世紀の農村生活を魅力的に描き、 考えさせてくれる 私を違う世界、違う時間へ連れていってくれた 唯一の映画である。 最初に見たのは、数年前、ロンドンの ICAだった。 隣のひとが、2時間もの間、咳をしていたのに 映画に魅了されてしまった。 こんなに夢中になれる自分に驚いた。 映画をみているような気がしなかったのだ。 終わったとき、自分がその村に住んでいないことに 気がつくのに、数秒も要した。 思いがけない体験だった。 もうこんなことはないだろう。 すばらしい映画だ。 数々の賞を受賞するはずだ。 オトーサン 長時間、我慢してみているうちに、 徐々に、心境が変化してきました。 「暗いな」 「単調だな」 「うーん、そうなんだ」 「かわいそうだなぁ」 「ここまで、よく描いたもんだ」 「これは、いい映画だ」 「歴史に残る名画になるかも知れない」


欲望

オトーサン、 沼南中央公民館へ。 VTRですが、名作ぞろい。 原題の”Blow up”は、爆発という意味。 名匠ミケランジェロ・アントニオー二の映画です。 原題:Blow up (1966) 監督:Michelangelo Antonioni 原作:Julio Cortazar(short story) Michelangelo Antonioni 脚本:Michelangelo Antonioni/Tonino Guerra/ Edward Bond(英語版) Genre: Drama / Thriller / Mystery Country: UK / Italy Language: English 上映時間:111分 あらすじ: ロンドンのファッション写真家トーマスは、 若いモデルたちと遊んでいる。 あるとき、公園で写真を撮っていて、 ミステリアスな女性ジェーンに出会う。 暗室で、写真を拡大すると、 撮ったときに気づかなかった何かを発見する。 出演者: David Hemmings .... Thomas (トーマス) Vanessa Redgrave .... Jane(ジェーン) Peter Bowles .... Ron(ロン) オトーサン、 最近、毎日、写真を撮っているので、 「モデルを撮るときは、あんな風に撮るんだ」 連写に次ぐ連写。 被写体の女性に迫っていく姿は、まるでレイプ。 デビッド・ヘミングス、 本物の写真家でもないのに、うまく演じるものです。 オトーサン、 このシーンから学びました。 「マネできんなぁ。まあ、数多く撮ることだ」 なお、ミステリアスな女性ジェーンを演じた ヴァネッサ・レッドグレーブ、名女優ですねぇ。 表情や仕草にスゴミがあります。 DAVID HEMMINGS  デビッド・ヘミングス 誕生日 1941/11/18-2003/12/4 出身 英サリー州ギルドフォード 73年の「別れのクリスマス」でベルリン映画祭の 最優秀監督賞を受賞。 2003年12月3日、ルーマニアで 「エヴァンジェリスタ」撮影中に倒れ、翌日、心臓麻痺で死去。 出演作 1950年「街の野獣」 1966年「欲望」 1967年「キャメロット」「バーバレラ」 1968年「遙かなる戦場」「帰らざる勇者」 1969年「アルフレッド大王」「マロニエの別れ道」      「ポンペイ殺人事件」 1971年「若いけものたち」「ラブ・マシーン」 1974年「ジャガーノート」「サスペリア2」 1977年「海流の中の島々」「刑事キャレラ/血の絆」      「殺しに愛のバラードを」「王子と乞食」 1978年「パワー・プレイ」「ジャスト・ア・ジゴロ」 1979年「吸血の館」「黒馬車の影」「ダブルクロス」 1980年「ハーレクイン」 1983年「愛の七日間」 1988年「レインボウ」 2000年「グラディエーター」 2001年「スパイ・ゲーム」「ミーン・マシーン」 2003年「リーグ・オブ・レジェンド 時空を超えた戦い」 2004年「エヴァンジェリスタ」 VANESSA REDGRAVE  ヴァネッサ・レッドグレーブ 誕生日 1937/1/30 出身 英ロンドン・ブラックヘルス 父はマイケル・レッドグレイヴ、母はレイチェル・ケンプスン。 妹リン、弟コリン、娘のナターシャ、ジョエリー、姪のジェマも俳優。 幼少の頃からバレエを習い、 後にセントラル・スクール・オブ・ミュージック・アンド・ドラマで 演技を学ぶ。 映画は父の主演作「BEHIND THE MASK」でデビュー。 66年「モーガン」68年「裸足のイサドラ」で カンヌ映画祭女優賞、77年「ジュリア」でアカデミー助演女優賞。 活躍度 ○↑ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1958年「BEHIND THE MASK」 1966年「モーガン」「わが命つきるとも」「欲望」 1967年「ジブラルタルの追憶」「RED AND BLUE」      「キャメロット」 1968年「遙かなる戦場」「裸足のイサドラ」      「かもめ」「怪奇な恋の物語」 1969年「素晴らしき戦争」 1970年「DROPOUT」 1971年「LA VACANZA」「トロイアの女」「肉体の悪魔」      「クイン・メリー/愛と悲しみの生涯」 1974年「オリエント急行殺人事件」 1975年「危険な愛の季節」 1976年「シャーロック・ホームズの素敵な挑戦」 1977年「ジュリア」アカデミー助演女優賞 1979年「アガサ/愛の失踪事件」「オーロラ殺人事件」      「ヤンクス」 1983年「ワーグナー/偉大なる生涯」 1984年「ボストニアン」 1985年「STEAMING」「ウェザビー」 1987年「プリック・アップ」「COMRADES」 1988年「CONSUMING PASSIONS」 1990年「DICERIA DELL'UNTORE」「ROMEO-JULIET」 1991年「悲しき酒場のバラード」 1992年「THE CHILDREN」「ハワーズ・エンド」 1993年「愛と精霊の家」 1994年「マザーズボーイ/危険な再会」「リトル・オデッサ」 1995年「湖畔のひと月」 1996年「アル・パチーノのリチャードを探して」      「ミッション:インポッシブル」      「ローラ・ダーン/闇に抱かれて」 1997年「オスカー・ワイルド」「ダロウェイ夫人」 1998年「ディープ・インパクト」「ルル・オン・ザ・ブリッジ」 1999年「クレイドル・ウィル・ロック」◆「17歳のカルテ」◆ 2000年「クライム アンド パニッシュメント」 2001年「プレッジ」 2002年「デブラ・ウインガーを探して」 その他の出演者: Sarah Miles .... Patricia John Castle .... Bill Jane Birkin .... The Blonde Gillian Hills .... The Brunette Veruschka von Lehndorff .... Herself Julian Chagrin .... Mime Claude Chagrin .... Mime User Rating: 7.4/10 (3,930 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 アカデミー賞ノミネート: 監督賞:ミケランジェロ・アントニオーニ オリジナル脚本賞 User Comments IndieVisibleManさん usa 2000年9月18日 すばらしい芸術と単純な筋書き、 強いメッセージと少ない爆発 . これは、哲学的でシンボリックな映画だ。 ファッショナブルな映画だ。 60年代と当時の流行を描いている。 すばらしい芸術作品である。 ひとそれぞれに、いろいろな意味を汲みとることができる。 スリル満点や爆発シーンを見たいひとにとっては、 この映画は、失敗作だろう。 筋書きに頼らずに、芸術作品を鑑賞できるひとにとっては、 この映画は、魅力的に実存主義を描いている。 私にとって、世の流行に流されている自分と 深いレベルでの自分との葛藤に気づく契機になった。 アノトニオーニが、主人公にファッション写真家を選んだのは、 偶然ではない。 主人公は、売れっ子で、傲慢で、利己的である。 権力意識や自己意識は人工的なものである。 最後に、この幻想は、剥がれ落ち、 自分自身と向き合うことになる。 自分に何の投資もしてこなかったことに気づくのだ。 いまや何も残っていない。 いくつか不満もある。 時々、論評がだらだら続くことがある。 風変わりになることもある。 この種の映画で、故意に時間を引き延ばす理由は、 大事なシーンを理解するために、 観客に休憩時間が必要だからだ。 オトーサン、 「古い映画なのに、新鮮だなぁ」 監督の時代の先を読む確かな目があるからでしょう。 ネオ・リアリズム、いまも有効です。 経歴をみましょう。 MICHELANGELO ANTONIONI  ミケランジェロ・アントニオー二 誕生日 1912/9/29 出身 伊フェルラーラ 監督作 1950年「愛と殺意/ある恋の記憶」 1955年「女ともだち」 1957年「さすらい」 1960年「情事」 1961年「夜」 1962年「太陽はひとりぼっち」 1964年「赤い砂漠」 1966年「欲望」 1970年「砂丘」 1975年「さすらいの二人」 1982年「ある女の存在証明」 1995年「愛のめぐりあい」(共) 次に、IMDBで詳しく。 ミケランジェロ・アントニオー二は、 1912年、中流家庭に生まれ、 イタリア郊外のブルジョワの環境下で育った。 ボローニャで、経済と商業を学ぶ一方、 絵を書き、地方紙に批評を書いた。 1939年ローマに行き、 "Cinema"誌で働き、 映画学校で監督術を学んだ。 ネオ・リアリズムの提唱者として、 ブルジョワ的なルーツを反映させている。 最初の映画、 "Cronoca di un Amore (1950)" そして、"Signora Senza Camelie, La (1953)"や "Amiche, Le (1955)".がそうだ。 大成功を収めた3部作 "Avventura, L' (1960)"、 "Notte, La (1961)"、 "Eclisse, L' (1962)"によって いくつかの賞を獲得した。 この成功を契機に海外進出し、英語圏で映画を撮った。 ロンドンで、 "Blowup (1966)" を、 アメリカで "Zabriskie Point (1970)"撮った。


レイジング・ブル

オトーサン、 沼南中央公民館の図書館は、 DVDの貸し出しをしていますが、 これが、まだ見ていなかった映画の最後。 「デ・ニーロが主演男優賞をとった映画か」 彼の最高の演技が見られそうです。 原題:Raging Bull (1980) 監督:Martin Scorsese 原作:Jake LaMotta/Joseph Carter/Peter Savage 脚本:Paul Schrader/Mardik Martin Genre: Drama Color: Black and White / Color 上映時間:129分 あらすじ: ボクサー、ジェイク・ラモッタの実話をもとに映画化。 この映画は、リングで無敵の 「怒れる牡牛」ジェイクの怒りと暴力に焦点をあてている。 同じ怒りは、妻のビッキーや弟のジョーイにも向けられ、 ジェイクは、怒りと偏執症の悪しき泥沼へと転落していく。 出演者:: Robert De Niro .... Jake La Motta (ジェイク) Cathy Moriarty .... Vickie La Motta(ビッキー) Joe Pesci .... Joey La Motta (ジョーイ) オトーサン、 「この難役をよくぞ!」 ボクサーでもない俳優がボクサー役をやるには、 鍛えに鍛えないと難しいでしょう。 それをデ・ニーロは、見事にやってのけました。 引退後の肥っちょへの変身、 それを果たした努力にも、役者魂をみました。 デ・ニーロの代表作でしょう。 引き立て役の2人も好演していました。 ROBERT DE NIRO  ロバート・デ・ニーロ 誕生日 1943/8/17 出身 米ニューヨーク 活躍度 ◎↑ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ   ☆☆☆☆★★ 出演作 1965年「マンハッタンの哀愁」 1968年「ブルー・マンハッタンU/黄昏のニューヨーク」 1969年「御婚礼ウェディング・パーティー」 1970年「血塗れのギャング・ママ」      「ブルー・マンハッタンT/哀愁の摩天楼」 1971年「わが心の天使」「生き残るヤツ」      「ロバート・デ・ニーロのスワップ」 1973年「バング・ザ・ドラム」「ミーン・ストリート」 1974年「ゴッドファーザーPART2」◆アカデミー助演男優賞 1976年「1900年」「タクシードライバー」「ラスト・タイクーン」 1977年「ニューヨーク・ニューヨーク」 1978年「ディア・ハンター」 1980年「レイジング・ブル」◇アカデミー主演男優賞 1981年「告白」 1982年「エリア・カザンの肖像」 1983年「キング・オブ・コメディ」 1984年「恋に落ちて」      「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」 1985年「未来世紀ブラジル」 1986年「ミッション」 1987年「アンタッチャブル」◆「エンゼル・ハート」      「ディア・アメリカ/戦場からの手紙」(声) 1988年「ミッドナイト・ラン」 1989年「俺たちは天使じゃない」「ジャックナイフ」 1990年「アイリスへの手紙」「グッドフェローズ」      「レナードの朝」 1991年「ケープ・フィアー」◇「真実の瞬間」     「ハート・オブ・ダークネス/コッポラの黙示録」      「バックドラフト」「ミストレス」 1992年「ナイト・アンド・ザ・シティ」 1993年「恋に落ちたら」「ブロンクス物語/愛に包まれた街」       「ボーイズ・ライフ」 1994年「フランケンシュタイン」◇ 1995年「カジノ」◇「ヒート」◇「百一夜」 1996年「マイ・ルーム」「ザ・ファン」◇「スリーパーズ」◆ 1997年「噂の真相/ワグ・ザ・ドッグ」「大いなる遺産」       「コップランド」◇「ジャッキー・ブラウン」◇ 1998年「RONIN」◇ 1999年「アナライズ・ミー」◇「フローレス」◇ 2000年「ミート・ザ・ペアレンツ」◇「ザ・ダイバー」◇       「ロッキー・アンド・ブルウィンクル」 2001年「15ミニッツ」◇「スコア」◇ 2002年「ショウタイム」「容疑者」「アナライズ・ユー」 JOE PESCI  ジョー・ペシ 誕生日 1943/2/9 出身 米ニュージャージー州ニューアーク 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆☆☆★ 出演作 1975年「DEATH COLLECTOR」 1980年「レイジング・ブル」 1981年「錆びた黄金」 1983年「イージー・マネー/一獲千金」      「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」 1988年「ムーン・ウォーカー」 1989年「リーサル・ウエポン2」「ハートに火をつけて」 1990年「ベッツィの結婚/本日はお日柄も良く」      「JFK」「ホームアローン」      「グッドフェローズ」アカデミー助演男優賞 1991年「ニューヨークのいたずら」 1992年「リーサル・ウエポン3」「いとこのビニー」      「パプリック・アイ」「ホームアローン2」 1993年「ブロンクス物語 愛につつまれた街」 1994年「きっと忘れない」 1995年「カジノ」 1998年「リーサル・ウエポン4」 その他の出演者: Frank Vincent .... Salvy Batts Nicholas Colasanto .... Tommy Como Theresa Saldana .... Lenore La Motta Mario Gallo .... Mario Frank Adonis .... Patsy Joseph Bono .... Guido Frank Topham .... Toppy Lori Anne Flax .... Irma Charles Scorsese .... Charlie Don Dunphy .... Himself/Radio Announcer Bill Hanrahan .... Eddie Eagan Rita Bennett .... Emma User Rating: 8.4/10 (25,868 votes)          top 250: #65 オトーサン、 「お見事!マーティン・スコセッシ監督!」 世界の名画65位です。 アカデミー賞も総なめ。 アカデミー賞受賞: 主演男優賞 ロバート・デ・ニーロ 編集賞 同ノミネート: 作品賞 監督賞:マーティン・スコセッシ 助演男優賞:ジョー・ペッシ 助演女優賞:キャシー・モリアティ 撮影賞 音響賞 User Comments: walterglさん Los Angeles, CA 2002年11月25日 これ以上のものはつくれない。 これまで見たうちで、最高に力強い映画である。 すくなくとも10回以上見ているが、 見るたびに、どんどんよくなってくる。 マーティン・スコセッシは、 この四半世紀で最高の映画監督である。 これが彼のベストだろう。 ジェイク・ラモッタなるボクサーが、 いかにしてキャリアを重ねていくかの物語であり、 結婚生活が、ジェイクの根深い女嫌いや癇癪もちのために、 いかに砕け散っていくかの物語でもある。 デ・ニーロが最高の演技を見せている。 スコセッシ監督は、ジェイクが破滅の淵まで追いやられ、 そして立ち直る様を堂々と描き切っている。 ボクシング・シーンは、 白黒で撮影されているが、心が凍りつく。 映画史上、もっとも残忍で暴力的なものといえよう。 乱暴に窓を閉める音や動物の鳴き声など、 あまり使われたことのない音の使用も効果的だった。 Thelma Schoonmakerによる こうしたシーンの乱調子な編集も特筆に値する。 家庭内暴力のシーンは、 気絶するほどではないが、 これ以上、より適切に表現しようがないだろう。 男たちが、何故こうした行動をするのか、 これ以上、掘り下げることはできないだろう。 見事なものだ。 私自身の人生を見直す契機になった。 10点満点で10点。 オトーサン、 「おお!」 見はじてめて、すぐ、うなり声をあげてしまいました。 リング上で、シャドウ・ボクシングをしているボクサー。 このシーンを見ただけで、震えがきました。 幽霊の踊りだ。 これまでみたうちで最高の出だしでした。


シラノ・ド・ベルジュラック

オトーサン、 沼南中央公民館に日参。 「おお、もうひとつのシラノがあった」 新作映画批評2005年その1では、 "愛しのロクサーヌ"1645、”シラノ”1646を採りあげましたが、 今日のは、もっとも古いシラノ映画です。 原題:Cyrano de Bergerac (1950) 監督:Michael Gordon 台本:Edmond Rostand/Brian Hooker(翻訳) 脚本:Carl Foreman Genre: Drama Color: Black and White 上映時間・112分 あらすじ: 1640年のフランス。 シラノは、長鼻のカリスマ的剣人・詩人。 麗しきロクサーヌを愛しているが、 彼女ときたら、ハンサムで口下手なクリスチャンを 愛しているとシラノに打ち明ける始末。 騎士道精神のシラノは、クリスチャンと図って、 ロクサーヌをだますが、悲劇的な結末が訪れる。 舞台台本を大幅カットしているが、 セリフは、そのままである。 出演者:: Jose Ferrer .... Cyrano de Bergerac(シラノ) Mala Powers .... Roxane (ロクサーヌ) William Prince .... Christian de Neuvillette(クリスチャン) オトーサン、 「見事だ!」 喜怒哀楽のすべてを演技するので、難役ですが、 ホセ・フェラー、見事にやりとげました。 JOSE FERRER  ホセ・フェラー 誕生日 1909/1/8-1992/1/26 出身 プエルトリコ・サンテュルセ 出演作 1948年「ジャンヌ・ダーク」 1950年「狙われた結婚」▲「シラノ・ド・ベルジュラック」      「危機の男」 1952年「ニューヨークの異邦人」「赤い風車」 1953年「雨に濡れた欲情」 1954年「ケイン号の叛乱」「我が心に君深く」 1955年「もず」 1956年「生き残った二人」 1961年「青春の旅情」 1962年「ステート・フェア」「アラビアのロレンス」 1963年「暗殺5時12分」 1964年「ベルリンからの脱走列車」 1965年「偉大な生涯の物語」「愚か者の船」 1968年「セルバンテス」「殺人指令」 1975年「ロリーポップ」 1976年「弾丸特急ジェット・バス」「クラッシュ!」 1977年「さすらいの航海」「センチネル」 1978年「ドラキュラ・ゾルタン」「アトランチスの謎」      「スウォーム」「悲愁」 1980年「バトルクリーク・ブロー」 1982年「サマー・ナイト」 1983年「エーゲ海の伝説」「メル・ブルックスの大脱走」      「ビーイング」 1984年「砂の惑星」「地獄で眠れ」 1986年「ブラッデイ・バースデイ」 1990年「地獄の女囚コマンド」 その他の出演者: Morris Carnovsky .... Le Bret Ralph Clanton .... Antoine Comte de Guiche Lloyd Corrigan .... Ragueneau Virginia Farmer .... Duenna Edgar Barrier .... Cardinal (Richelieu) Elena Verdugo .... Orange Girl Albert Cavens .... Vicomte de Valvert Arthur Blake .... Montfleury Don Beddoe .... The Meddler Percy Helton .... Bellerose Virginia Christine .... Sister Marthe Gil Warren .... Doctor User Rating: 7.4/10 (586 votes) オトーサン、 「おお高いスコアだ」 アカデミー賞主演男優賞受賞:ホセ・フェラー User Comments: Greg Wyattさん California 2000年10月31日 私のお気に入り すばらしい映画。 監督、演技、脚本、いずれもそうだ。 ホセ・フェラーは、一世一代の演技を見せ、 心に深く訴えてくる。 嘲笑され、点稼ぎされ、自分は無価値と思わされるシラノ。 そんなシラノに同情を禁じえない。 ヘラーは、誰も及ばぬほど、シラノに息を吹き込んだ。 これは、稀に見るスマートで、ユーモラスで、 なおかつ悲劇的な映画である。 完全な映画だ。 オトーサン、 「うーん、名画中の名画だ!」 一見の価値があります。 それにしても、せりふの一言一言のすばらしさ。 こんなせりふが書けたら、死んでもいいくらいです。


法と秩序

オトーサン、 「おいおい、100円かよー」 手賀沼ウォークのあと、我孫子の古本屋で発見。 「こんなに安くていいの?」 「ええ、VTRはもう終わりですから」 原題:"Law & Order" (1990) 監督:E.W. Swackhamer 脚本:Michael S. Chernuchin Genre: Crime / Mystery / Drama 上映時間:90分 あらすじ: このショウは、最新ニュースの犯罪を2つの観点から追う。 ショウの前半は、警察による犯罪捜査に集中し、 後半は、法廷での犯罪究明を追う。 出演者: Michael Moriarty .... Executive Asst. Dist. Atty. Benjamin Stone(ストーン検事)   Chris Noth .... Det. Mike Logan(マイク刑事) George Dzundza .... Sgt. Max Greevey (マックス刑事) オトーサン、 「まあ、こんなんものかも」 典型的な刑事であり、検事です。 ソツなくこなしているのは、TVシリーズならではでしょう。 MICHAEL MORIATY  マイケル・モリアーティ 誕生日 1941/4/5 出身 米ミシガン州 テレビシリーズ「法と秩序」のベン・ストーン役が有名。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1973年「さらば冬のかもめ」 1985年「ペイルライダー」 1996年「戦火の勇気」 2001年「スパイダー CHRIS NOTH  クリス・ノス 誕生日 1954/11/13 出身 米ウィスコンシン州 TVシリーズ「法と秩序」のマイク・ローガン刑事役が有名。 活躍度 ▲→ 演技幅 適応 演技力   ☆☆★★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 2000年「キャスト・アウェイ」 2004年「Mr.3000」 GEORGE DZUNDZA  ジョージ・ズンザ 誕生日 1945/6/19 出身 独ローゼンハイム 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1978年「ディア・ハンター」 1987年「追いつめられて」 1992年「氷の微笑」 1991年「夢の降る街」 1995年「クリムゾン・タイド」      「デンジャラス・マインド 卒業の日まで」 1996年「ブレイクアウト」 1998年「スピーシーズ2」 1999年「ハーモニーベイの夜明け」 2002年「容疑者」 その他の出演者:省略 User Ratings: オトーサン、 「出ていない!ま、5.5くらいかなぁ」 User Comments: Harry Matthewsさん New York City 2003年12月15日 究極のNYシリーズ このシリーズは、世界の視聴者を魅了してきた。 評点も、舞台となったNYでは高かった。 私のような地元のエキスパートは、 このロケがどこで行われたか知っている。 例えば、架空の存在である "Hudson University"は、 時に、コロンビア大学であり、 時に、Pratt Institute、CCNY、Fordhamだった。 撮影スケジュールの関係であったり、 大学が授業期間中は拒否したりしたからである。 さらに大事なことは、このシリーズは、 地元の役者たちの登竜門であったことだ。 数百人の役者を殺人者、 チンピラ、証人、地元民として起用した。 プロデューサーの Dick Wolfは、 劇場に行って、このシリーズに出してもいいな。 そう思わないような役者は、新米か大根がどちらかだと言う。 売れっ子でも、いつもとは違う役をやらせる。 例えば、Kathleen Chalfant。 貴婦人役で有名だが、やり手の娼婦をやらせた。 彼女は、その役を大いに楽しんでいた。 脚本も、また、すばらしい。 ふつうの筋書きの場合でも、 視聴者は、最後の数分のひねりに驚くだろう。 オトーサン、 「意外な拾いものだった」 60分シリーズから精選して90分ものにしたためか、 テンポもよく、楽しめました。


桜桃の味

オトーサン、 沼南中央公民館図書館へ。 「確か、DVDが1本あったな」 桜桃の愛称が、さくらんぼなのだそうです。 原題:Ta'm e guilass (1997)     A Taste of Cherry 監督・脚本:Abbas Kiarostami Genre: Drama Country: France / Iran Language: Persian 上映時間:95分 あらすじ: 中年男バディは、自殺しようとして 手助けしてくれるひとを探している。 山のなかには、もう墓穴を掘ってある。 だが、彼を埋めてくれるひとがいる。 クルド人兵士やアフガニスタンの神学生に助けを求めるが、 みんな何だかんだ言っては、それを拒む。 ようやく、トルコ人の剥製師をみつける。 病気のこどもがいて、前に自殺をしようとしたことがある。 出演者:: Homayon Ershadi .... Mr. Badii(バディ) Abdolrahman Bagheri .... Mr. Bagheri (バゲリ) Mir Hossein Noori .... The seminarian(神学生) オトーサン、 「へぇ、みんな素人か。うまく撮ったもんだ」 その他の出演者: Afshin Khorshid Bakhtiari .... Soldier Safar Ali Moradi .... The soldier Ahmad Ansari User Rating: 7.1/10 (1,229 votes) オトーサン、 「高いスコアだ」 カンヌ国際映画祭パルムドール受賞 User Comments: headtrauma420さん Austin, TX 2004年4月19日 なんと感動的な映画か 数日前に、この映画をDVDで見た。 すばらしいと思った。 こんなすばらしい映画が、 どこの国でも当たり前にように使われている tracking shots、 multiple camera angles、 tilts、 pans、 その他のテクニックなしでも撮れるのが興味深かった。 イランの映画産業は、まだ日が浅い。 他国のように、お金も人材もない。 そんな現状を考えると、 この映画がやったことは、例外中の例外だ! 人間の感情や考えの表現は、 センサーで計測できるものではないということを 如実にしめしている。 監督は、人間の抑圧感を 実に効果的に感情豊かに撮り終えた。 オトーサン、 イラン、イラク、アフガニスタン、トルコ、 いずれも行ったことがありません。 でも、この映画をみて、 まずしく、戦争続きで、生死の境がない場所では、 ひとは、哲学者になることが分かりました。 参考までに、サイトを探索。 「やはり、淀川さんは、うまい紹介をするなあ」 ・淀川長治の銀幕旅行 http://www.sankei.co.jp/mov/yodogawa/98/980113ydg.htm 生と死見つめた キアロスタミの温かさ 原題も「テースト・オブ・チェリー」。 アッバス・キアロスタミ監督・脚本・編集のイラン映画。 この監督の作品には『友だちのうちはどこ?』(一九八七年)、 『オリーブの林をぬけて』(九四年)がある。 この二作とも友情愛情のスリルをはらんでラストで胸をなでおろす。 しかし、すっきりとした安心というわけでもない。 今回は、自殺の場所を探す中年男バディ(ホマユン・エルシャディ)が、 砂と小石だらけのジグザグの道を緩やかに一人運転しながら、 歩いている男を車の中に誘い込んで 「どこかに穴はないか。 そこに僕が眠って、 あくる朝に起きてこなかったなら、 土をかけてくれ」と頼む。 最初の青年も次の男も、 気持ち悪がって車から外へ逃げ出したが、 三人目の老人が「わしも自殺しようとしたことがあったなあ」と 自殺のむなしさを諭す。 『オリーブの林をぬけて』は、 ラストで恋を確かめた青年が娘のもとから駆けて帰ってゆく。 娘もきっと「私も愛している」と言ったに違いない、 と思わせるラストだった。 青年が元気いっぱいに走り去るその道は、 ジグザグの青い草の道だった。 それが、今回は砂と石の乾いた土ぼこりのたつジグザグの道を、 一台の車がまるで悪魔のように道いく人を探し求めて 自分の死に場所を探す。 映画の始まりのスリルは、最高の演出を示し、 車の外の移動する風景と車に誘い込まれた男の恐怖。 その心の中の怖さ、これがスリルのなんたるかを示す。 そして、三人目の老人に自殺のむなしさを説かれるという、 思えばありきたりのこの映画の生命賛歌の中に、 死ぬ男のその「死」を突き詰めた覚悟が 厳しく美しく、悲しくむなしく胸を刺す。 日本映画の、セックスの後はどうなりとよろしいように、 というような心の汚らしさと大違いだ。 このキアロスタミは、私にペルシャの詩人の本をくれた。 この監督の顔を見つめていると 溝口健二、内田吐夢の両監督を思わせる、 深い東洋人の顔だった。


汚れなき抱擁

オトーサン、 「おお、マルチェロ・マストロヤンニだ!」 このイタリアの色男、一世を風靡したものです。 代表作「甘い生活」なんて、デパートの広告になりました。 原題:Bell'Antonio, Il (1960) 監督:Mauro Bolognini 原作:Vitaliano Brancati 脚本:Pier Paolo Pasolini/Gino Visentini /Mauro Bolognini Genre: Drama Country: Italy / France Language: Italian Color: Black and White 上映時間:105分 あらすじ: 女は、アントニオが大好き。 カンペキな愛人と思えるからだ。 彼は、理想を達成するには問題を抱えてしまう。 新妻のバルバラが、彼の欠点しか見ようとしないからだ。 街中が彼のトラブルに気がつき、嘲笑しはじめる... 出演者: Marcello Mastroianni .... Antonio Magnano (アントニオ) Claudia Cardinale .... Barbara Puglisi(バルバラ) Pierre Brasseur .... Alfio Magnano(アルフィオ) オトーサン、 「いい男だなぁ、いい女だなぁ」 演技力を言うまえに、まずは、素材の魅力です。 主役の2人は、あらためて、そんなことを気づかせてくれます。 MARCELLO MASTROIANNI  マルチェロ・マストロヤンニ 誕生日 1924/9/28-1996/12/19 出身 イタリア・フォンタナ・リーリ 出演作 1954年「恋愛時代」 1955年「バストで勝負」 1957年「女と男」 1958年「白夜」 1959年「掟」「夏物語」「みんなが恋してる」 1960年「甘い生活」「汚れなき抱擁」 1961年「夜」「イタリア式離婚狂想曲」 1962年「私生活」「家族日誌」 1963年「8 1/2」「明日に生きる」 1964年「昨日・今日・明日」「ああ結婚」「カサノヴァ’70」 1965年「女と男と金」「ゴールデン・ハンター」      「華麗なる殺人」 1966年「悪のシンフォニー」 1967年「異邦人」 1969年「恋人たちの場所」 1970年「ひまわり」「結婚宣言」「ジェラシー」 1971年「哀しみの終わるとき」「ひきしお」 1972年「欲望の館」 1973年「最後の晩餐」「モン・パリ」「ダーティ・ウィークエンド」      「裂けた鉤十字/ローマの最も長い一日」 1974年「アロン・サンファン/気高い兄弟」 1975年「ガンモール/おかしなギャングと可愛い女」 1976年「快楽の闇」「魔術師フェリーニ」       「ヴィスコンティの肖像」 1977年「特別な一日」 1978年「今のままでいて」      「バイバイ・モンキー/コーネリアスの夢」 1979年「愛の彷徨」「女の都」 1980年「フェリーニの都」 1981年「狂える戦場」 1982年「愛の謝肉祭」 1983年「ガブリエラ」「ピアラ/愛の遍歴」 1985年「マカロニ」「ジンジャーとフレッド」 1986年「蜂の旅人」 1987年「黒い瞳」「インテルビスタ」 1988年「ミス・アリゾナ」 1989年「スプレンドール」「BARに灯ともる頃」 1990年「みんな元気」「黄昏に瞳やさしく」「掟」 1991年「アフタヌーン・ティーはベッドで」       「こうのとりたちずさんで」 1992年「迷子の大人たち」 1994年「プレタポルテ」 1995年「百一夜」「愛のめぐりあい」       「映画を作ることが生きることだ」 1996年「三つの人生とたった一つの死」 1997年「世界の始まりへの旅」 CLAUDIA CARDINALE  クラウディア・カルディナーレ 誕生日 1939/4/15 出身 チュニジア・チュニス 57年、美人コンテストで優勝し、映画出演へのきっかけをつかむ。 活躍度 △↓ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1959年「女は選ぶ権利がある」「刑事」「上と下」      「暗殺命令」「ナポレオン・アウステルリッツの戦い」 1960年「若者のすべて」「太陽の誘惑」「汚れなき抱擁」 1961年「鞄を持った女」「ビアンカ」「大盗賊」 1963年「山猫」「ブーベの恋人」「8 1/2」 1964年「ピンクの豹」「サーカスの世界」「気ままな情事」 1965年「熊座の淡き星影」 1966年「目かくし」「名誉と栄光のためでなく」      「プロフェッショナル」 1967年「サンタモニカの週末」 1968年「アフリカ大空輸」「恋人泥棒」「ウエスタン」「マフィア」 1970年「太陽の200万ドル」「ジェラールの冒険」 1971年「赤いテント」「華麗なる対決」 1972年「ラ・スクムーン」 1974年「暗黒街の紋章」「家族の肖像」 1977年「ナザレのイエス」「鉄人長官」 1978年「白熱マフィア戦争/皆殺しの抗争」「狼の日曜日」 1979年「オフサイド7」 1981年「狂える戦場」 1982年「フィッツカラルド」「わたしは贈りもの」 1983年「冒険野郎」「プリンセス・デイジー」 1984年「クラレッタ・ペタッチの伝説」 1986年「愛と哀しみの絆」 1987年「ア・マン・イン・ラブ」「ザ・ヒットマン」 1993年「ピンク・パンサーの息子」 1999年「キンスキー、我が最愛の敵」 その他の出演者: Rina Morelli .... Rosaria Magnano Tomas Milian .... Edoardo Fulvia Mammi .... Elena Ardizzone Patrizia Bini .... Santuzza Anna Arena .... Signora Puglisi Nino Camarda Guido Celano .... Calderana Maurizio Conti Maria Luisa Crescenzi .... Francesa Salvatore Fazio Jole Fierro .... Mariuccia Cesarina Gherardi .... Zia Giuseppina User Rating: 5.9/10 (88 votes) オトーサン、 「もっと高くていいのでは?」 User Comments: Eric Sayettatさん Auckland, New Zealand 2000年3月29日 シシリー、愛、セックス、宗教 ユーモア、いい演技、そして、決して無邪気とはいえないテーマ。 Pierre Brasseur と Marcello の演技がすばらしい。 アントニオは、伝統的なシシリー社会の犠牲者である。 教会が権威をもち、女性がずべたか聖人かを決める。 プラトニック・ラブは、聖人のためのものであり、 セックスは、休息である。 セックスと愛は離れており、 アントニオはそれを受け入れられないが、 そのことが、彼の人生を破滅させる。 Mauro Bolognini監督は、すばらしい仕事をしてきた。 この映画は有名ではないが、もっと注目されていい。 40年前の南部イタリア味やアクセントを満載している。 オトーサン、 「なぜだろう?」 白黒映画なのに、総天然色のように思えるのです。 この時代の愛のかたちは、現代的でないかも知れませんが、 圧倒的な説得力がありました。


つばさ

オトーサン、 これまで、アカデミー賞受賞作品をみてきて、 「つばさ」は、見たい映画の筆頭でした。 何といって、第1回アカデミー賞受賞作なのですから。 それが、沼南中央公民館図書室にあったのです。 VTR2本組みでした。 ずしりと重く、すごくトクしたような気分でした。 原題:Wings (1927) 監督:William A. Wellman 原作:John Monk Saunders 脚本:Hope Loring/ Louis D. Lighton Julian Johnson(タイトル) Genre: Drama / Romance / War / Action Color: Black and White 上映時間:139分 あらすじ: 2人の若い男が、同じ女性に恋する。 アメリカが第1次世界大戦に参戦すると、 2人とも空軍に入り、エースになる。 親友同士だったが、彼女の関係が友情を脅かす。 出演者: Clara Bow .... Mary Preston(メリー) Charles 'Buddy' Rogers .... Jack Powell(ジャック) Richard Arlen .... David Armstrong (デイビット) オトーサン、 「目は口ほどに物を言い」 メリー役のクララ・ボウ、 サイレント映画の女優さんの代表格でしょう。 CLARA BOW  クララ・ボウ 誕生日 1905/8/25-1965/9/27 出身 米ニューヨーク州ブルックリン 出演作 1922年「虹の大空」 1923年「船の打ち乗り海原指して」「女性の敵」       「春來りなば」 1924年「楽園の毒草」「玉を抱いて罪あり」「酒!」       「我が恋棄てヽ」「電光娘」「叔父さん征伐」 1925年「命を売る男」「恋の鉄条網」「当世女大学」       「紅の大空」「昇天の意気」「古代の船人」 1926年「青春の喜び」「モダンガールと山男」「人罠」       「猿飛びカンター」 1927年「あれ」「赤ちゃん母さん」「乱暴ロージー」「フラ」       「つばさ」「恋人強奪」 1928年「赤い髪」「暗黒街の女」「艦隊入港」「三週間」 1929年「底抜け騒ぎ」「曲線悩まし」「恋のデパート」 1930年「パラマウント・オン・パレード」       「アイスクリーム艦隊」「高等恋愛術」「女房盗塁」 1931年「女給と強盗」「キック・イン」 1932年「ミス・ダイナマイト」「フープラ」 その他の出演者: Jobyna Ralston .... Sylvia Lewis El Brendel .... Herman Schwimpf Richard Tucker .... Air commander Gary Cooper .... Cadet White Gunboat Smith .... The sergeant Henry B. Walthall .... David's father Roscoe Karns .... Lt. Cameron Julia Swayne Gordon .... David's mother Arlette Marchal .... Celeste User Rating: 7.4/10 (766 votes) オトーサン、 「お見事!」 アカデミー賞作品賞受賞 技術効果受賞 Rich Drezenさん Massapequa, NY 2004年4月7日 すべてセット。 できれば、DVDで。 この映画、疑いもなく、 サイレント映画の不朽の名作である。 3年前にはじめて見てから、30回以上見ている。 DVDでないのが残念だが、 自分のものなので繰り返し見ることができる。 今日の映画会社は、昔の名画をみて反省すべきだ。 それがほんとうに正しいかどうも考えずに、 巨費を投じて、ガラクタ映画ばかり作っている。 この映画が教えてくれるのは、 映画や舞台の演技において大事なのは、 身振りやボディ・ランゲージということだ。 顔つきや目つきをみれば、 脚本がいいかどうかが分かる。 間違えないでほしいのは、 過剰演技や過小演技のシーンがあったとしても、 人物の表情やムードが一番大事ということである。 映画産業が「音」を持った。 観客の影に隠れたコオロギの声を聞き逃すことはない。 当時、多くの人々は、この真理を受け入れなかった。 だが、いいとは思ったのだ! この映画は、多くの古典的サイレント映画と同じく、 見るひとに、次のことを気づかせてくれる。 アクションは、言葉よりも雄弁である。 以上、言いたいことは、みんな言った。 では、映画に語らせよう。 オトーサン、 "Cest la guerre!" これが戦争なんだ。 このせりふに胸をうたれました。 親友同士が殺しあうシーンです。 これは最初の本格的航空映画だそうで、 空中戦が見事に描かれていました。 複葉機って、ご存知ですか。 つばさが2枚あって、トンボのように見えます。 そのバトルは、トンボの求愛行動にみえるのです。 昔の戦争は、ロマンティックでしたね。 今は、お金と機械とシステムの戦争に、 生身の人間が犠牲になっているだけだもの。


バベットの晩餐会

オトーサン、 「深夜のTV映画にも、いいのがある!」 舞台がデンマークというので、 アンデルセン童話の世界を想像してしまいました。 原題:Babettes gastebud (1987)     Babette's Feast 監督・脚本:Gabriel Axel 原作:Isak Dinesen (novel) Genre: Comedy / Drama Country: Denmark Language: Danish / Swedish / French 上映時間:102分 あらすじ; スェーデンの将軍は、 姉とは縁がなかったが、 実は、若く未熟な頃、彼女に恋をしたのだった。 だが、軍隊でのキャリアを優先して今日に至っている。 叔母が信心深い地域のメンバーだった関係で、 牧師の2人娘のうち、姉のほうに恋したのだ。 彼は、姉妹の家を訪問する。 メイドのバベットが、 パリの名店「カフェ・アングレ」の 有名な女性シェフであることを見抜き、 裏にある複雑な事情を知らず、 料理を褒めたたえ、晩餐を盛り上げていく。 出演者: Stephane Audran .... Babette(バベット) Birgitte Federspiel .... Old Martina (マルチナ) Bodil Kjer .... Old Philippa (フィリッパ) Gudmar Wivesson .... Lorens Loewenhielm(ローエンハイム) オトーサン、 「この老姉妹がいいなあ」 それに配するに、若いメイドのバベット。 実は、革命でパリから逃れてきた名シェフなのです。 老姉妹の初恋のひとは、 いまは功なり名をとげた将軍として晩餐会に出席。 人生の哀歓を感じさせる設定です。 その他の出演者: Jarl Kulle .... Old Lorenz Lowenhielm Jean-Philippe Lafont .... Achille Papin Bibi Andersson .... Swedish Court Lady-in-waiting Ghita Norby .... Narrator Asta Esper Hagen Andersen .... Anna Thomas Antoni .... Swedish Lieutenant Gert Bastian .... Poor Man Viggo Bentzon .... Fisherman in Rowboat Vibeke Hastrup .... Young Martina Therese Hojgaard Christensen .... Martha Pouel Kern .... The Minister Cay Kristiansen .... Poul Lars Lohmann .... Fisherman Tine Miehe-Renard .... Loewenhielm's Wife Lisbeth Movin .... The Widow Holger Perfort .... Karlsen Else Petersen .... Solveig Erik Petersen .... Erik Ebbe Rode .... Christopher Bendt Rothe .... Old Nielsen Preben Lerdorff Rye .... The Captain Hanne Stensgaard .... Young Philippa Axel Strobye .... The Coach Ebba With .... Loewenhielm's Aunt User Rating: 7.7/10 (2,738 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 アカデミー賞外国語映画賞受賞 User Comments: middleburgさん 2004年10月10日 天使をたたえる映画 理想的な人生の意味についての 崇高で、完全で、深い真の教訓。 マルチナ、フィリッパ、バベットの人生の旅に すつかり魅了されてしまった。 彼らの祈り、欲求、自己犠牲は 映画を見終わった後、ながく尾を引く。 そのテーマのあまりの大胆さが評判だったので、 この映画を数年前にみた。 映画の半分は、晩餐会のシーン。 出席者たちの反応に笑い、 最後の晩餐が終わりに近づくと嗚咽する。 バベットが提供する美味の快楽に魅了され 映画の結末に唖然とする。 この映画を数年後に見たら、 私自身の人生もまた変転しているだろう。 この映画、実に深遠である。 見ていると、涙が溢れてくる。 時の流れについての省察、 人生と芸術と愛についての単純な物語、 そして寛大さは、褒めたたえるべきものだ。 オトーサン、 「おいしそうだなぁ」 数々の創意工夫をこらした料理やワインが 供されるのをみているうちに、よだれが出てきました。 この映画をみながらなら、 インスタント・ラーメンも至福の料理に化けるでしょう。 これは、名画です。 Gabriel Axel監督に敬意を表します。


ソニー

オトーサン、 「たまには、レンタルするか」 近所のお店、大体見尽くしてしまって、 このところ、遠ざかっていました。 新作料金をとられました。 原題;Sonny (2002) 監督:Nicolas Cage 脚本:John Carlen Genre: Crime / Drama Rated R for strong sexuality, language,       some drug use and violence. 上映時間:110分 あらすじ; 1981年のニューオリンズ。 軍隊からもどってきたソニーにとって、 馴れ親しんだ仕事といえば、男娼。 それも、母親のため。 だが、もうイヤ。 だが、当てにしていた軍隊の友達の仕事は 倒産であっけなくなくなってしまう。 彼は、もはや過去から逃げられない。 出演者: James Franco .... Sonny Phillips(ソニー) Brenda Blethyn .... Jewel Phillips (ジュエル) Harry Dean Stanton .... Henry Wade(ヘンリー) オトーサン、 「ソニー、いいねえ」 脇役の2人の老優の名演技も胸を打ちました。 母親ジュエル役のブレンダ・ブレシンのねちっこさ。 父親ヘンリー役のハリー・ディーン・スタントンのさりげなさ。 見事なコンビネーションでした。 JAMES FRANCO  ジェームズ・フランコ 誕生日 1978/4/19 出身 米カリフォルニア州 活躍度 △↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1999年「25年目のキス」 2000年「学園天国」 2002年「スパイダーマン」「容疑者」      「デュース・ワイルド」「ソニー」 2003年「バレエ・カンパニー」 2004年「スパイダーマン2」 BRENDA BLETHYN  ブレンダ・ブレシン 誕生日 1946/2/20 出身 英ケント州ラムズゲイト 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1990年「ジム・ヘンソンのウィッチズ」 1992年「リバー・ランズ・スルー・イット」 1996年「秘密と嘘」 1997年「REMEMBER ME?」 1998年「リトル・ヴォイス」◆「ガールズ・ナイト」      「ミュージック・フロム・アナザー・ルーム」 1999年「ザ・ディレクター[市民ケーン]の真実」 2001年「アンネ・フランク」 2002年「スリーピング・ディクショナリー」「ソニー」 2004年「ビヨンドtheシー 〜夢見るように歌えば」 HARRY DEAN STANTON ハリー・ディーン・スタントン 誕生日 1926/7/14 出身 米ケンタッキー州ウエスト・アービン ラファイエット高校卒業後、第二次大戦中、海軍に応召。 除隊後、ケンタッキー大学に入学し、学生劇に出演。 パサデナ・プレイハウスに4年学び、 テレビを経て、57年映画デビュー。 活躍度 ○↑ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1957年「ララミー砦の反乱」 1958年「誇り高き反逆者」 1959年「勝利なき戦い」 1962年「西部開拓史」 1963年「現金お断り」 1967年「大いなる砲火」「暴力脱獄」      「ジャック・ニコルソンのダーティ・ライダー」 1968年「ガンマンの対決」「地獄の暴走」 1970年「戦略大作戦」 1971年「断絶」 1971年「ビリー・ザ・キッド 21歳の生涯」 1973年「デリンジャー」「愛の花咲く家」 1974年「ゴッド・ファーザーPARTU」「西部に来た花嫁」 1975年「さらば愛しき女よ」「ブルージーンズ・ジャーニー」      「荒野にさすらう若者たち」 1976年「ミズーリ・ブレイク」 1978年「ストレート・タイム」「レナルドとクララ」 1979年「エイリアン」「ローズ」 1980年「プライベート・ベンジャミン」「ラッキースター」 「ブラック・マーブル」「デス・ウォッチ」 1981年「ニューヨーク1997」 1982年「ワン・フロム・ザ・ハート」「病院狂時代」 1983年「クリスティーン」 1984年「レポマン」「パリ、テキサス」「若き勇者たち」 1985年「フール・フォア・ラブ」「クリスマスに届いた愛」 1986年「プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角」 1987年「スラムダンス」「イングリッシュマンinニューヨーク」       「ミスター・ノース/風を運んだ男」 1989年「最後の誘惑」「対決」「ツイスター/大富豪といかれた家族」 1990年「ワイルド・アット・ハート」 1992年「お気にめすまま」 「ツインピークス/ローラ・パーマー最期の7日間」 1994年「刺青IREZUMI」 1996年「潜望鏡を上げろ!」 1997年「シーズ・ソー・ラブリー」「ストレンジャー」       「沈黙の断崖」 1998年「マイ・フレンド・メモリー」「ラスベガスをやっつけろ」 1999年「グリーンマイル」「ストレイト・ストーリー」 2000年「耳に残るは君の歌声」 2001年「プレッジ」 2002年「ソニー」 2003年「N.Y.式ハッピー・セラピー」 その他の出演者: Mena Suvari .... Carol Josie Davis .... Gretchen Nicolas Cage .... Acid Yellow Scott Caan .... Jesse Seymour Cassel .... Albert Brenda Vaccaro .... Meg Willie Metcalf .... Cal Marc Coppola .... Jimmy at Mattie's Janet Shea .... Wealthy Woman Cary Wilmot Alden .... Catherine Graham Timbes .... Troy Wallace Merck .... Scott User Rating: 5.5/10 (410 votes) オトーサン、 「もうちょっといいと思うけど」 User Comments: Erica Daleさん New York, NY 2004年11月9日 総じていい映画だ。 ジェームス・フランコがすばらしい。 私は、この映画が好きだ。 ジェームス・フランコは、はまり役だった。 いくつか安手のメロドラマのようなシーンがあった。 納屋の外での雨中の会話。 「ねえ、子供、つくろうよ」 キャロル役のMena Suvariが、 すすり泣きながら、下手な南部訛りで言う。 だが、だら甘くないシーンもあった。 ジェームス・フランコが、テキサスの麻薬常習者に寄り添いながら、 これが自分の奇妙な人生なんだと思うシーンである。 Acid Yellow役のニコラス・ケージ、愉快ではないか? 10点満点で、7点か8点あげたい。 Harry Dean Stanton は、お気にいりの俳優だ。 Scott Caan もよかった。 ほかの投稿者が言っているように、 彼が、カミュを読むとはとても思えないが。 このシーンは、登場人物の性格に合っていない。 オトーサン、 「初監督、まずまずの出来じゃん!」 名優ニコラス・ケイジ、これが初監督作品です。 さすがに役者だけあって、出演者のいいところを引き出していました。 男娼がテーマでなければ、もっといいスコアになったでしょう。 印象的だったのは、ニューオリンズで 格式の高いことで有名なレストランAntonioでのシーン。 日頃、温厚なヘンリーが、無礼な給仕をやっつけるのです。 高級レストランでは、この手の客を見下す給仕がいますよね。


コールガール

オトーサン、 「また借りに行くか」 沼南中央公民館の図書室。 名画をそろえています。 ちょっと借りにくい題名でした。 原題: Klute (1971) 監督:Alan J. Pakula 脚本:Andy Lewis /Dave Lewis Genre: Crime / Drama / Mystery / Thriller 上映時間;114分 あらすじ: クルートの友人が行方不明になった。 唯一の手がかりは、コールガール、ブリーとの関係のみ。 私立探偵クルートは、彼女に電話するが、拒否される。 彼女に不利な証言だからだ。 ブリートは、友人を助けるよう彼女を脅迫する。 クルートが捜査を進める間に、 何者かがブリーをつけまわす。 出演者:: Jane Fonda .... Bree Daniel(ブリー) Donald Sutherland .... John Klute(クルート) Roy Scheider .... Frank Ligourin (フランク) オトーサン、 「うまい!言うことなし」 ジェーン・フォンダ、見事なせりふ回しでした。 音楽とのバランスもよく、まるで詩の朗読会のようでした。 「若い頃は、あんな風だったんだ」 ドナルド・サザーランド、いまは好々爺ですが。 JANE FONDA  ジェーン・フォンダ 誕生日 1937/12/14 出身 米ニューヨーク州ニューヨーク  活躍度 △↓ 父は名優ヘンリー・フォンダ。 弟は俳優で監督のピーター・フォンダ。 59年からモデルとなり、舞台女優、雑誌のカバーガールを経て 60年「のっぽ物語」で映画デビュー。 71年「コールガール」と78年「帰郷」で アカデミー賞主演女優賞を2度受賞。 65年に結婚したロジェ・バディム監督とは73年に離婚。 同年に反戦運動家のトム・ヘイドン氏と再婚したが89年に離婚。 91年にテッド・ターナー氏と結婚し、 92年に映画界からの引退を表明。 その後はボディーエクササイズ講師としても活躍。 2001年離婚。 演技幅 自在 演技力  ☆☆☆☆☆☆ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1960年「のっぽ物語」 1962年「荒野を歩け」「チャップマン報告」 1964年「ニューヨークの休日」「危険がいっぱい」      「輪舞」 1965年「キャット・バルー」 1966年「逃亡地帯」「獲物の分け前」「水曜ならいいわ」 1967年「夕陽よ急げ」「裸足で散歩」 1968年「世にも怪奇な物語」「バーバレラ」 1969年「ひとりぼっちの青春」 1971年「コールガール」アカデミー主演女優賞 1972年「万事快調」 1973年「人形の家」 1976年「青い鳥」 1977年「おかしな泥棒・ディック&ジェーン」「ジュリア」 1978年「帰郷」アカデミー主演女優賞      「カムズ・ア・ホースマン」      「カリフォルニア・スイート」 1979年「出逢い」「チャイナ・シンドローム」 1980年「9時から5時まで」 1981年「黄昏」「華麗なる陰謀」 1985年「アグネス」 1986年「モーニング・アフター」 1987年「ビル・コスビーのそれ行けレオナルド」 1989年「私が愛したグリンゴ」 1990年「アイリスへの手紙」 2002年「デブラ・ウインガーを探して」 DONALD SUTHERLAND  ドナルド・サザーランド 誕生日 1934/7/17 出身 カナダ・ニュー・ブランズウィック トロント大学卒業後、劇団員となり、役者修行を積んで、 63年「生きた屍の城」でデビュー。 活躍度 ○→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1963年「生きた屍の城」 1965年「テラー博士の恐怖」「駆逐艦ベッドフォード作戦」 1966年「のぞき」 1967年「特攻大作戦」 1968年「しのび逢い」「ジョアンナ」「汚れた七人」 1969年「004/アタック作戦」 1970年「戦車大作戦」「M★A★S★H」 1971年「コールガール」「ジョニーは戦場へ行った」 1973年「赤い影」 1974年「ダイヤモンドコネクション」「ス☆パ☆イ」 1975年「イナゴの日」 1976年「カサノバ」 1977年「鷲は舞いおりた」「ケンタッキー・フライド・ムービー」      「殺しに愛のバラードを」 「刑事キャレラ/血の絆」「1900年」 1978年「SF/ボディ・スナッチャー」「アニマル・ハウス」       「大列車強盗」「名探偵ホームズ/黒馬車の影」 1979年「オーロラ殺人事件」「男と恋と銀行強盗」 1980年「普通の人々」 1981年「針の眼」 1983年「キャッシュ・マン」 1984年「ドーバー海峡殺人事件」       「クラッカーズ/警察システムを突破せよ!」 1985年「レボリューション/めぐり逢い」 「パニック・スクール/冒涜少年団」 1987年「スパイ大混戦」「黄金の肉体/ゴーギャンの夢」       「殺しのロザリオ」 1988年「殺人見習い」「あまねく愛」 1989年「タフガイは踊らない」「白く渇いた季節」「ロックアップ」       「ロスト・エンジェル」 1990年「黄土の英雄/軍医ベシューンの生涯」 1991年「彼方へ」「JFK」「バック・ドラフト」 「ノー・エスケイプ/砂の迷路」「密告者」 1992年「落陽」「バッフィ/ザ・バンパイア・キラー」 1993年「シャドウ・オブ・ウルフ」「私に近い6人の他人」       「グローリーデイズ/夢見る頃はいつも」 1994年「ブレイン・スナッチャー/恐怖の洗脳生物」       「ディスクロージャー」 1995年「アウトブレイク」「バッドマックス」 1996年「評決のとき」 1997年「ザ・ターゲット」「アサインメント」 「同居人/背中の微かな笑い声」 1998年「悪魔を憐れむ歌」「スイトー・ヒア・アフター」 「ナチャラル・エネミー」       「フリーマネー」「ラスト・リミッツ 栄光なきアスリート」 1999年「ヴァイラス」◆「ハーモニーベイの夜明け」◆ 2000年「スペース・カウボーイ」「アート・オブ・ウォー」       「パニック/脳壊」 2001年「ファイナル・ファンタジー」(声)「ハッピー・フューネラル」       「アップライジング」 2002年「フェリーニ 大いなる嘘つき」 2003年「ミニミニ大作戦」「コールドマウンテン」 その他の出演者: Charles Cioffi .... Peter Cable Dorothy Tristan .... Arlyn Page Rita Gam .... Trina Nathan George .... Trask Vivian Nathan .... Psychiatrist Morris Strassberg .... Mr. Goldfarb Barry Snider .... Berger Betty Murray .... Holly Gruneman Jane White .... Janie Dale Shirley Stoler .... Momma Rose Robert Milli .... Tom Gruneman Anthony Holland .... Actor's Agent User Rating: 7.0/10 (2,156 votes) オトーサン、 「高いスコアだ」 アカデミー賞受賞:主演女優賞 ジェーン・フォンダ 同オリジナル脚本賞ノミネート User Comments: Deidra Eganさん Wisconsin 1998年12月3日 傑作 Alan Pakula監督は、 最高に魅惑的で恐ろしいほど美しい映画を創造した。 サザーランドとフォンダの情事は、 まさに、リアルで感動的なものだった。 見逃せないひとつのシーンがある。 感激するだろう。 2人が屋台で果物を買うシーン。 彼がメロンを選んでいる。 彼が時々フォンダに手を触れる。 すべての女性に戦慄が走るだろう。 すばらしい演技は、何ともいえない微妙な芸術である。 ありきたりの表現では追いつかない。 そう、芸術そのものだ。 オトーサン、 「惜しいなあ、題名が卑俗すぎる」 原題を踏まえて、 「私立探偵クルート」にすべきでした。


タイムボンバー

オトーサン、 このところ、深夜のTV映画をみています。 「どうも駄作ばかりだなあ」 視聴者を馬鹿にしているのか、 それとも深夜は暴力好きの若者しかみなと 思い込んでいるのか。 「録画がメインの時代になったのになー」 原題:Timebomb (1991) 監督・脚本:Avi Nesher Genre: Drama / Thriller / SF 上映時間;96分 あらすじ: 誰かが、目撃者のエディを殺そうとしている。 事故が悪夢を呼び寄せたのだ。 自分のものではない過去が毎夜脳裏をよぎる。 正気を失いそうになったエディは、 精神医アンナを訪ね、助けを求める。 アンナは、最初、幻覚作用と思っていたが、 また攻撃があって、それは事実であることが判明する。 2人は、殺されぬために逃亡につぐ逃亡。 エディの過去にある真実や身元を探る。 出演者:: Michael Biehn .... Eddie Kaye (エディ) Patsy Kensit .... Dr. Anna Nolmar (アンナ) オトーサン、 「ご苦労さん」 ここまで執拗な攻撃が繰り返されて、 主人公が奇跡的に逃げおおせるのをみると、 アホらしくなります。 助演陣にも、みるべきものなし。 MICHAEL BIEHN  マイケル・ビーン 誕生日 1956/7/31 出身 米アラバマ州アニストン 父は弁護士、母は看護婦。 少年時代から地方劇団の舞台に立つ。 奨学金を得て、アリゾナ大演劇科に進むが、中退。 以後、テレビ・シリーズ「ローガンス・ラン」で人気を得るが、 映画では「ターミネーター」でブレイクした。 活躍度 △→ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ   ☆☆★★★★ 出演作 1978年「美人コーチのお色気大逆転」 1980年「ワイルド・ハイスクール」 1981年「殺しのファン・レター」 1983年「影の私刑」 1984年「ターミネーター」 1986年「エイリアン2」 1987年「ランページ」 1988年「第七の予言」「哀しみのラストダンス」「最後の誘惑」 1989年「アビス」 1990年「ネイビーシールズ」「タイムボンバー」「ターミネーター2」 1992年「K2/ハロルドとテイラー」「無実の共犯者」 1993年「プロフェッショナル」 1994年「トゥームストーン」 1995年「ジェイド」「ダブルクロス/陰謀」「秘密指令クラッシュ」 1996年「ザ・ロック」 1997年「アステロイド 最終衝撃」 1998年「スーザンズ・プラン 殺せないダーリン」 2000年「アート・オブ・ウォー」「インシデント」 2001年「メギド」 2002年「タイムマイン」「ボーダーライン」 その他の出演者: Tracy Scoggins .... Blue Robert Culp .... Phillips Richard Jordan .... Col. Taylor Raymond St. Jacques .... Det. Sanchez Billy Blanks .... Mr. Brown Jim Maniaci .... Mr. Grey Steven J. Oliver .... Mr. Redd David Arnott .... Stan Ray 'Boom Boom' Mancini .... Mr. Black Carlos Palomino .... Mr. Green Jeannine Riley .... Landlady Sharon Schaffer .... Woman with Baby Harvey Fisher .... Dean Jordan User Rating: 4.8/10 (247 votes) オトーサン、 「低いなあ」 User Comments: sandcrabさん London, England 2004年3月24日 危険、やりすぎ! この映画、金ピカのゴミだ。 あまりに詰めこみすぎて、笑うしかない。 マイケルビーンは、他の商売をみつけたほうがいい。 ど下手なPatsy Kensitは、発声練習を受けるべきだ。 下らん仕事を受けるにしても。 彼女が泣いたり、悲鳴をあげたり、叫んだりしているのを 聞ききたいなら、見るといい。 馬鹿らしい映画に延々とつきあわせられた後、 この映画についての酷評を楽しんだ。 10点満点として、マイナス9.5点だ。 もっと低くてもいいいが、 必見の悪いセックスシーンがある。 女の乳房は、たしかに見ものだった。 オトーサン、 「早く終わらないかなあ」 何度も、早送りしようかと思いました。


女だけの都

オトーサン、 沼南の中央公民館図書館で、DVDを発見! 「こんなことする図書館、珍しいなぁ」 さっそく、この古い名画を借りました。 古いなんていうもんじゃありません。 なにしろ、オトーサンの生まれる前なんですから。 原題:La Kermesse heroique (1935)     Carnival in Flanders 監督:Jacques Feyder 原作:Charles Spaak 会話:Bernard Zimmer 脚本:Robert A. Stemmle Genre: Romance / War / Comedy Country: France / Germany Language: French Color: Black and White 上映時間:110分 あらすじ: フランダースのブーンの村で スペインの公爵とその部隊が一夜を過ごす。 軍人4人が逃亡し、市長は死んだフリをする。 そこで、市長夫人は、村の女性たちを組織して 侵略者たちを歓迎することにする。 女性ならではの機転によって平和を守ったのだ。 出演者: Francoise Rosay .... Madame la Bourgmestre              (市長夫人コルネリア) Andre Alerme .... Le bourgmestre(市長) Jean Murat .... Le duc d'Olivares(公爵) Bernard Lancret .... Jean Breughe(ジャン) Micheline Cheirel .... Siska (シスカ) オトーサン、 「堂々たる女の底力!」 フランソワーズ・ロゼー、名女優ですが、 海外映画俳優マガジンに経歴が出ていませんでした。 あまりにも古い時代の女優さんだからでしょうか。 「へぇ、おすぎさんが大フアンなんだ」 ・http://plaza.rakuten.co.jp/nadeshikosumika/20007 助演陣も多士済々、見応えがありました。 その他の出演者: Maryse Wendling .... La boulangere Lyne Clevers .... La poissoniere Ginette Gaubert .... L'aubergiste Marguerite Ducouret .... La femme du brasseur Alfred Adam .... Le boucher Pierre Labry .... L'aubergiste Arthur Devere .... Le poissonnier Marcel Carpentier .... Le boulanger Alexander D'Arcy .... Le capitaine Claude Sainval .... Le lieutenant User Rating: 7.5/10 (114 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 ヴェネチア国際映画祭監督賞受賞 User Comments: Rheli さん Mountain View, California 2004年6月5日 セルロイドのクローゼットから出て 女たちが宴会を設け、 スペイン兵全員が招待される。 だが、士官のひとりは、宴会ぎらいで、 部屋に閉じこもって、編み物をしている。 村人のひとりも、宴会ぎらいで、 2人で編み物をする。 ステッチは、どれがいいか議論し、 士官は、ある種のステッチが足にぴったりくると思う。 このシーンは、実になごやかだが、 1935年、当時すでに、 兵士全員が女性に誘惑されたがっているわけでないことを 思いついたというのは、実に興味深い! それを一場面に仕立てたというのも、すごい。 ひとつの問題は、 市長夫人が、スペインの公爵に何をやったかが 語られていないことだ。 おそらく、ハリウッドの連中には分からないだろう。 オトーサン、 「愉快だなー」 一方が核ミサイルだといえば、 他方がミサイル防衛システムだといい、 一方が軍事教練だというと、 他方が、有事対応システムだという。 そんな太古からの男同士のやりとりは、もうヤメ。 紛争解決には、両国の女性対決にしたらどうかなど、 新発想が必要でしょう。 この映画、宴会や愛嬌で敵軍を骨抜きにしてしまうという 発想は、出色でした。 そんな絵空事を観客に納得させることができたのは、 Jacques Feyder監督と名女優フランソワーズ・ロゼー、 このおしどり夫婦の功績でしょう。


真実の瞬間

オトーサン、 「闘牛映画か、面白そうだ」 これも、深夜映画を録画したもの。 1965年という古い映画ですが、 伝統というものは、そう簡単には変わらないでしょう。 原題:Momento della verita, Il (1965)     The Moment of Truth 監督:Francesco Rosi 原作:Pedro Beltran / Ricardo Munoz Suay Pere Portabella /Francesco Rosi 脚本:Pere Portabella Genre: Drama Country: Spain / Italy Language: Italian 上映時間:110分 あらすじ: オトーサン、 「あれ、IMDB、さぼっている」 オーツシネマを参考に書きましょう。 ・http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=11354 アンダルシア地方。 若者が牛を追い回す荒々しい祭り。 ひときわ勇敢な若者が主人公のミゲル。 貧しい村を嫌って都会に職を求めたが、 日雇い稼業に倦み、闘牛士養成所を覗く。 地方巡業での闘いぶりが認められて、 いよいよ、晴れの舞台へ。 人気が高まり、収入も増え、 周囲に女性が群がるものの、 酷使される日々に違和感を覚えはじめる。 出演者: Miguel Mateo 'Miguelin' .... Miguel(ミゲル) Jose Gomez Sevillano (ホセ) Pedro Basauri 'Pedrucho' (ペドロ) オトーサン、 「ミゲル、いいねえ」 かれは、本職の闘牛士だとか、 道理で動きがホンモノです、 その他の出演者: Linda Christian Curro Carmona Luque Gago Salvador Mateo Gregorio Sanchez User Rating: 7.4/10 (25 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 User Comments: pk-34 Sebring, FL 2004年3月30日 この映画、闘牛シーンが嫌悪感を催す 闘牛のいい映画をつくるなら、 いい闘牛士をスカウトせねばならない。 主人公のMiguel Mateo Miguelinは、 さほど勇敢にも優雅にも見えない。 私は、牛を殺す残酷なスポーツが嫌いだが、 この映画を何とか見終えた。 古代の北部地方では、動物の男神が、 自分自身を人間に与えるという儀式がある。 儀式は美しくあるべきだ。 人殺しの儀式と同様に、 動物神の儀式も、リスキーであるべきだ。 ミゲルは、その儀式が正しく執り行われたとき、 どうみえるかを示してくれた。 オトーサン、 「へぇ、あんなお祭りがあるんだ!」 冒頭のお祭り、山車の行列、 そして、怪我人続出の牛追い。 その熱狂ぶりが興味をそそりました。 「一度見てみたいなー」


チェリー2000

オトーサン、 「ラブ・アンドロイド・チェリー、何じゃこれ?」 問題は、アンドロイダ(android)とは何かです。 辞書を引くと、人造人間、つまりロボット。 ”チェリーという名のロボットを愛する” どうやら、そんな意味のようです。 原題:Cherry 2000 (1987) 監督:Steve De Jarnatt 原作:Lloyd Fonvielle 脚本:Michael Almereyda Genre: Action / SF 上映時間:93分 あらすじ:: 未来のお話し。 ある男が地球の果てまで旅する。 いつもしとやかな完璧な女性を求めてのこと。 成功したビジネスマン、サムの妻、 ロボットの2000年モデルのロボットのフューズが飛んでしまった。 そこで彼は、一匹狼の捜索者、セクシー美人のイーを雇って、 自分の妻のそっくりさんを探索することにする。 だが、その旅は、ゾーンと呼ばれる 恐ろしい無法地帯へと行くものだった。 サムは、この体験を通じて、完璧な女性は、 コンピュータのチップやダイオードでできるのではなく、 本物の肉と血からできていることを知るのだった! 出演者:: David Andrews .... Sam Treadwell(サム) Melanie Griffith .... Edith 'E.' Johnson, Tracker(イー) Pamela Gidley .... Cherry 2000 (チェリー) オトーサン、 サムは、演技はともかく、好感のもてる青年。 イーは、美人で性格もよく演技力バツグン。 「まあ、そんなところかなー」 DAVID ANDREWS デイビッド・アンドリュース 誕生日 1952 活躍度 △→ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ   ☆☆★★★★ 出演作 1984年「エルム街の悪夢」 1988年「チェリー2000」 1994年「ワイアット・アープ」 1995年「アポロ13」 1999年「ファイトクラブ」 2001年「ハンニバル」 MELANIE GRIFFITH  メラニー・グリフィス 誕生日 1957/8/9 出身 米ニューヨーク州ニューヨーク 母は女優のティッピ・ヘドレン。 88年「ワーキング・ガール」で ゴールーデン・グローブ主演女優賞受賞、 アカデミー主演女優賞にノミネートされた。 夫は、アントニオ・バンデラス。 活躍度 ○↑ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ   ☆☆☆☆★★ 出演作 1973年「青い接触」 1975年「SMILE」「ナイス・ムーブス」 1976年「新・動く標的」 1977年「ワン・オン・ワン」「セクシー・ジョイライド」 1981年「パーキング・ボーイズ」「ロアーズ」 1984年「処刑都市」「ボディ・ダブル」 1986年「サムシング・ワイルド」 1988年「チェリー2000」「ミラグロ/奇跡の地」 「ストーミー・マンディ」「ワーキング・ガール」 1990年「虚栄のかがり火」「イン・ザ・スピリッツ」       「パシフィック・ハイツ」 1991年「愛に翼を」 1992年「嵐の中で輝いて」「刑事エデン/追跡者」 1993年「ボーン・イエスタデイ」 1994年「ミルク・マネー」「ノーバディーズ・フール」 1995年「DEARフレンズ」「あなたに逢いたくて」       「バッファロー・ガール」 1996年「狼たちの街」「TWO MUCH」 1997年「ロリータ」◆ 1998年「疑惑の幻影」◇       「アナザー・デイ・イン・パラダイス」◇「セレブリティ」◆       「クレイジー・イン・アラバマ」 1999年「ザ・ディレクター/[市民ケーン]の真実」(TM) 2000年「セシル・B ザ・シネマ・ウォーズ」◇ 2002年「スチュアート・リトル2」(声)「デブラ・ウインガーを探して」 2003年「ラブ&クライム」 その他の出演者: Jennifer Balgobin .... Glory Hole Hotel Clerk Marshall Bell .... Bill Harry Carey Jr. .... Snappy Tom Laurence Fishburne .... Glu Glu Lawyer Michael C. Gwynne .... Slim, Robot Designer Brion James .... Stacy, Tracker Ben Johnson .... Six-Fingered Jake, Tracker Jeff Levine .... Marty Jennifer Mayo .... Randa, Snappy Tom's Woman Cameron Milzer .... Elaine aka Ginger, Lester's Woman Howard Swain .... Jim Skeet Jack Thibeau .... Stubby Man User Rating: 4.7/10 (1,108 votes) オトーサン、 「思ったより低い。5点台と思ったが」 User Comments: Mulligaさん 2003年9月17日 驚くほどファンタスティック そう、この映画、ついにカルトの地位を獲得した。 だが、ほかのカルト映画とはちがって、 これは、本物のカルト映画だ。 好人物、ベン・ジョンソンが、悲劇の主人公を好演している。 カリスマのメラニー・グリフィスは、実に魅力的だった。 勿論、レスタ−役のTim Thomersonも光っていた。 特殊効果は安っぽいが、インチキには見えない。 他のCGI映画とはちがうところだ。 イーのフォードがフーバーダムに吊り下げられるシーン。 これは実物のクルマで、下らない特殊効果ではない。 この映画には、熱いメッセージがある。 だが、この映画を撮った予算の制約を考えると、 いくつかの欠点も大目にみてやっていいのではないか。 時に、陽気な風刺が利いている。 例えば、弁護士Larry Fishburneが着用している Morpheus風の反射サングラス、 そして、悪漢どもの最後の脱出シーン。 私は、この映画のDVDを買ってしまった。 TVで放映していないからだ。 気に入っている...あなたも同じだろう。 オトーサン、 この映画、若いひとにオススメです。 近頃の若いひとのなかには、 女性がこわくてこわくて、 結婚はおろか、交際にも踏み切れないひともいるとか。 「セックスのほうは、AV映画を見てりゃ済むしなー」 「苦労して得たお金を女にやるなんて、ムダ遣い」 分かりますねー、その気持ち。 でも、夫婦喧嘩など、波乱万丈の人生もオツなものですよ。


EX エックス

オトーサン、 これも、TV録画です。 「題名、おしゃれじゃん」 冒頭のアルプスの絶景にも感動。 「スノーパウダーだ」 そんなことで見始めたのですが... 原題:Extreme Ops (2002) 監督:Christian Duguay 原作:Timothy Scott Bogart /Mark Mullin 脚本:Michael Zaidan Genre: Action / Adventure / Thriller (more) Rated PG-13 for violence/peril, language and some nudity. Runtime: 93 min / Argentina:94 min Country: UK / Germany / Luxembourg Language: English / German / Japanese / Serbo-Croatian 上映時間:93分 あらすじ; 撮影班がオーストリア・アルプスへ。 ユーゴスラビア国境のそばである。 コマーシャル用に、雪崩に追われる スポーツ狂3人を撮影しようというのだ。 彼らは、知らなかったが、 そこは、セルビア戦争の犯罪者たちの隠れ家のそばだった、 偶然、それを撮影したたために、 山中を必死で逃げ回ることになる。 スキ−、スノボー、スカイダイビング、 渓流下り、へリ、オートバイ、ジャンプを駆使して。 出演者: Devon Sawa .... Will (ウィル) Bridgette Wilson .... Chloe(コール) Rupert Graves .... Jeffrey(ジェフリー) オトーサン、 「毛色悪い奴ばかり」 演技以前の問題ですが、顔や仕草が下品です。 経歴をみて、驚きました。 コール役の女優さん、 テニス・プレイヤー、ピート・サンプラスの奥方とは。 「カカア殿下なんだろうなぁ、かわいそうに」 DEVON SAWA  デヴォン・サワ 誕生日 1978/9/7 出身 カナダ・バンクーバー 幼稚園の時、学芸会に出演し、以来演技を志す。 カナダのテレビ番組の子役として活躍。 映画デビューは「リトル・ジャイアント」。 「キャスパー」での人間となったキャスパーの役も シーンとしては少ないがインパクトがあった。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ   ☆☆★★★ 出演作 1994年「リトル・ジャイアント」 1995年「キャスパー」「DEARフレンズ」「キリング・タウン」       「ツイスター・インフェルノ」 1997年「BORN TO BE ワイルド」 1999年「アイドル・ハンズ」「クール・ドライ・プレイス」 「バッド・スパイラル 運命の罠」 2000年「ファイナル・デスティネーション」◇ 2002年「EX エックス」 BRIDGETTE WILSON SAMPRAS  ブリジット・ウィルソン・サンプラス 誕生日 1973/9/25 出身 米オレゴン州ゴールドビーチ 91年にロサンゼルスに移り、 TVシリーズ「SANTA BARBARA」の主役を射止める。 映画デビューは「ラスト・アクション・ヒーロー」の A・シュワルツェネッガーの娘役。 2000年9月30日、 テニス・プレイヤー、ピート・サンプラスと結婚した。 活躍度 △↑ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1993年「ラスト・アクション・ヒーロー」 1995年「ニクソン」「ハイヤー・ラーニング」      「モータル・コンバット」「ビリー・マジソン/一日一善」◆ 1996年「サロゲートマザー」「ミルドレッド」 1997年「リアル・ブロンド」「ラストサマー」◆ 1998年「VISITOR/おかしなおかしな訪問者2」 1999年「TATARI」◆ 2000年「ビューティフル」◆ 2001年「ウェディング・プランナー」◆「マイ・ラブリー・フィアンセ」◆ 2002年「アン・ラッキー ハッピー」「EX エックス」 その他の出演者: Rufus Sewell .... Ian Heino Ferch .... Mark Joe Absolom .... Silo Jana Pallaske .... Kittie Jean-Pierre Castaldi .... Zoran Liliana Komorowska .... Yana Klaus Lowitsch .... Pavlov David Scheller .... Slavko Detlef Bothe .... Ratko Heinrich Schmieder .... Goran Franjo Marincic .... Ivo Rade Radovic .... Jaksa User Rating: 3.8/10 (1,254 votes) オトーサン 「もっと低くていいのでは」 User Comments: pimonさん Nikolayev, Ukraine 2003年10月18日 "Vertical limit"を、もう一度見たほうがいい。 みんな、この映画、まったくの時間のムダだぜ。 アクション・スリラー映画として、不合格。 筋書きは、馬鹿気ている。 演技は、安手。 アクション・シーンは、ありきたりで、印象に残らない。 見たりしないほうがいい。 その代わりに、"Vertical limit"を見直したほうがいい。 実に興奮させてくれるからだ。 ずっと、頭から離れなかった疑問は、 なんで、4000万ドルをこんな映画に費ったんだ? 採点は、10点満点で2点。 オトーサン、 「何じゃこれ!」 アホらしくなって、途中から早送りしました。 こんなことはじめてです。


ロスト・エンジェル

オトーサン、 「今日は、高画質で録画するぞ」 最近の機械は、操作が面倒ですなぁ。 原題:Lost Angels (1989) 監督:Hugh Hudson 脚本:Michael Weller Genre: Drama 上映時間:116分 あらすじ: 破滅した家庭の問題児が、私立精神病院に送られる。 警官に暴力を振ったのだ。 病院で、彼は医者のひとりと親しくなる。 だが、医者自身も問題を抱えていた。 出演者:: Donald Sutherland .... Dr. Charles Loftis(チャールス) Adam Horovitz .... Tim 'Chino' Doolan (チノ) Amy Locane .... Cheryl Anderson(シェリル) オトーサン、 「やはり、サザーランドはいいなぁ」 DONALD SUTHERLAND  ドナルド・サザーランド 誕生日 1934/7/17 出身 カナダ・ニュー・ブランズウィック トロント大学卒業後、劇団員となり、 役者修行を積んで、63年「生きた屍の城」でデビュー。 活躍度 ○→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ   ☆☆☆☆★★ 出演作 1963年「生きた屍の城」 1965年「テラー博士の恐怖」「駆逐艦ベッドフォード作戦」 1966年「のぞき」 1967年「特攻大作戦」 1968年「しのび逢い」「ジョアンナ」「汚れた七人」 1969年「004/アタック作戦」 1970年「戦車大作戦」「M★A★S★H」 1971年「コールガール」「ジョニーは戦場へ行った」 1973年「赤い影」 1974年「ダイヤモンドコネクション」「ス☆パ☆イ」 1975年「イナゴの日」 1976年「カサノバ」 1977年「鷲は舞いおりた」「ケンタッキー・フライド・ムービー」      「殺しに愛のバラードを」 「刑事キャレラ/血の絆」「1900年」 1978年「SF/ボディ・スナッチャー」「アニマル・ハウス」      「大列車強盗」「名探偵ホームズ/黒馬車の影」 1979年「オーロラ殺人事件」「男と恋と銀行強盗」 1980年「普通の人々」 1981年「針の眼」 1983年「キャッシュ・マン」 1984年「ドーバー海峡殺人事件」      「クラッカーズ/警察システムを突破せよ!」 1985年「レボリューション/めぐり逢い」 「パニック・スクール/冒涜少年団」 1987年「スパイ大混戦」「黄金の肉体/ゴーギャンの夢」      「殺しのロザリオ」 1988年「殺人見習い」「あまねく愛」 1989年「タフガイは踊らない」「白く渇いた季節」「ロックアップ」      「ロスト・エンジェル」 1990年「黄土の英雄/軍医ベシューンの生涯」 1991年「彼方へ」「JFK」「バック・ドラフト」 「ノー・エスケイプ/砂の迷路」「密告者」 1992年「落陽」「バッフィ/ザ・バンパイア・キラー」 1993年「シャドウ・オブ・ウルフ」「私に近い6人の他人」      「グローリーデイズ/夢見る頃はいつも」 1994年「ブレイン・スナッチャー/恐怖の洗脳生物」      「ディスクロージャー」 1995年「アウトブレイク」「バッドマックス」 1996年「評決のとき」 1997年「ザ・ターゲット」「アサインメント」 「同居人/背中の微かな笑い声」 1998年「悪魔を憐れむ歌」「スイトー・ヒア・アフター」       「ナチャラル・エネミー」 「フリーマネー」 「ラスト・リミッツ 栄光なきアスリート」 1999年「ヴァイラス」◆「ハーモニーベイの夜明け」◆ 2000年「スペース・カウボーイ」「アート・オブ・ウォー」       「パニック/脳壊」 2001年「ファイナル・ファンタジー」(声)「ハッピー・フューネラル」       「アップライジング」 2002年「フェリーニ 大いなる嘘つき」 2003年「ミニミニ大作戦」「コールドマウンテン」 AMY LOCANE  エイミー・ロケイン 誕生日 1971/12/19 出身 米ニュージャージー州ローレンスビル カメラマンのモデルをしたのがきっかけで12才からCM出演。 84年からテレビ・シリーズ「SPENCER」に1年間レギュラーを務める。 高校在学中の89年映画デビュー。 「ビバリーヒルズ高校白書」「メルローズ・プレイス」に出演。 89年、映画デビュー。 活躍度 △→ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1989年「ロスト・エンジェル」 1990年「クライ・ベイビー」 1991年「NO SECRETS」 1992年「青春の輝き」 1993年「ハードロック・ハイジャック」 1994年「ブルー・スカイ」 1995年「CRIMINAL HEARTS」 1996年「CARRIED AWAY」「密会」 1997年「プリフォンテーン」      「インディアナポリスの夏/青春の傷跡」 2002年「セクレタリー」 その他の出演者: Don Bloomfield .... Andy 'Natas' Doolan Celia Weston .... Felicia Doolan Marks Graham Beckel .... Richard Doolan Patricia Richardson .... Cheryl's Mother Ron Frazier .... Barton Marks Joe D'Angerio .... Sweeney William O'Leary .... Link Kevin Corrigan .... Gata Gary Riley .... Spooky Michael Cunningham .... D.A.B. Kid Leonard Porter Salazar .... Paco Jonathan Del Arco .... Angel User Rating: 5.4/10 (202 votes) オトーサン、 「ちと低すぎないか」 User Comments: Jack Sommersby さん 1999年8月29日 お粗末な脚本と平凡な監督が よき意図を台無しにしている。 10点満点で5点。 この映画、崇高な意図にもかかわらず、 見慣れているABC放送の"After School Specials" と大差のないものになっている。 複雑な問題に対して、ありきたりの解決を提示している。 脚本は、信じらえれないほど、安手でバラバラ。 わき道が多すぎるのだ。 肝心の主題が、損なわれ、ぼやけている。 Hugh Hudsonは不器用な監督なのに、 不当にも、"CHARIOTS OF FIRE"で過大評価されている。 ペースもよくないし、シーンもよくないので、 せっかくのドラマが、希薄になっている。 Adam Horowitzは、この役柄にふさわしい資質に欠けている。 一方、ベテランのドナルド・サザーランドは、 出来の悪い役柄に生気を吹き込もうと何とか努力している。 エイミー・ロケーンだけが、印象的だった。 そんなによくない役柄だったのに、 感動的な清らかさをもっている。 楽々と観客を同感させることができるのだ。 数少ない出番なのに、生き生きした印象を与えている。 それは、この映画が2時間もかけて得られなかったものだ。 オトーサン、 「まぁ、面白かった」 家庭崩壊のために非行に走る若者。 いくらでもあるケースです。 この映画、その若者を更生させる努力を描いています。 「難しいよなー」 細木数子さんしか解決できないのかも。 「あんた、バカやってんじゃないの。  さっさと新しいおやじの胸に飛びこみなさい!」 「...でも、そうしたいんだけど、あいつが取りあわないんだ」 「そう、じゃ、別の大人をみつけなさい。 胸の中に不満を溜めこんでいては、絶対ダメよ。 この時期を乗り越えて、誰でも大人になるの、 分かった? じゃ、次の相談者、どうぞ」


罠の女

オトーサン、 深夜のテレビ映画を録画しました。 「これも、画質がわるいなぁ。 早いところ、高画質で録画するようにせねば」 原題:Scorned (1994) 監督:Andrew Stevens 原作:Karen Kelly 脚本:Barry Avrich Genre: Thriller / Drama 上映時間:100分 あらすじ: 昇進に血眼になった男は、上司に妻の身体を捧げる。 そこまで犠牲を払ったのに、 余所者のアレックスが、彼の地位を奪う。 彼は、降格され、社から出ていけと言わんばかり。 侮辱され、彼は自殺する。 彼の妻は、この一件に関わった連中への復讐を誓う。 アレックス家に、息子ロビーの家庭教師として入りこむ。 勿論、彼女は勉強させるのではない。 さらに、アレックスの妻マリーナに毒を盛り、 彼女の夫を誘惑する。 勿論、家族全員は疑心暗鬼になるが、 誰も、それがアマンダの仕業とは気がつかない。 出演者: Shannon Tweed .... Patricia/Amanda (アマンダ) Andrew Stevens .... Alex Weston (アレックス) Kim Morgan Greene .... Marina Weston (マリーナ) Michael D. Arenz .... Robey Weston(ロビー) オトーサン、 「何って、セクシーなんだ!」 ひさしぶりに、セクシーな女優さんをみました。 でも、海外映画俳優マガジンには、掲載されていません。 しょうがないので、アレックスの経歴を紹介しましょう。 ANDREW STEVENS  アンドリュー・スティーブンス 誕生日 1955/6/10 出身 米テネシー州メンフィス 母は女優ステラ・スティーブンス。 79年にケイト・ジャクソンと結婚するが、翌年に離婚。 製作者として100本近い映画をプロデュース。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1976年「ハイスクール・パニック/処刑の掟」 「恐怖の暴力自警団」 1977年「ヤング・ソルジャー 米海兵隊員/青春の記録」 「アニマル大戦争」 1978年「フューリー」 1979年「ブロンド士官特訓中!」(TM)       「自由と愛の大地/第1部 開拓」(TM) 1981年「ミラクル・オン・アイス」(TM) 「特攻消防隊コード・レッド」(TM)「デスハント」 1982年「セダクション/盗撮された女」 1983年「殺人鬼」 1986年「死霊の棲む館」 1987年「カウンターフォース」 1988年「殺しのデザイア」 1989年「レッド・ブラッド・ガール」「瞳のなかの殺人者」 「ダウン・ザ・ドレイン」「地獄の爆走 ブラッド・チェイス」 1990年「ナイト・アイズ/危険な肉体」       「新・刑事コロンボ/マリブビーチ殺人事件」 1991年「ミッドナイト・ボディガード」 1992年「まんちい」(TM)「最終生物バイオゾイド」 1993年「罠の女」「ナイト・クライシス」 1994年「夢に抱かれて」 1995年「不倫法廷2」(TM) 1997年「シークレット・アイズ 覗かれた殺意」「インモラル女医」 その他の出演者: Daniel McVicar .... Truman Langley Stephen Young .... Mason Wainwright Perla Walters .... Belle Ann Siena-Schwartz .... Mrs. Poe Paul Carr .... Kramer Ron Melendez .... Robey's Friend (as Ronald Roy Melendez) Wil Shriner .... Detective (as Wil H. Shriner) Robyn Scott .... Cheryl Anya Longwell .... The Woman Teresa A. Hawkes .... Truman's Secretary Leslie S. Sachs .... Alex's Secretary User Rating: 4.6/10 (313 votes) オトーサン、 「低いなぁ」 アダルト映画っぽいシーンが多いせいでしょう。 User Comments: colinwhitefanさん 2003年6月12日 いい出演者 この映画、 ヤッピーのアンドリュー・スティーブンスの 役柄は気にくわないが、それ以外は、いいじゃないか。 シャノン・ツィードが、断然すばらしい。 彼女にとっては最高の映画だろう。 たくさんのセックスシーンがある。 それにともない、やや穏やかな物語がある。 私がいまでも好きなシーンは、 息子のロビーの母親マリーナに毒を盛ったり、 戯れたりするシーンだ。 ロビーが帰ってきたので、 このシーンが短くなってしまったのが残念。 この映画、ツィードの新しいフアンにとって必見である。 10点満点で、8点献上したい。 マイナスの2点は、 アンドリュー・スティーブンスの役柄がよくなかったのと、 アマンダとマリーナのセックス・シーンが短かったことだ。 オトーサン、 「彼女の経歴、どこかにないかな?」 IMDBに出ていましたので、翻訳しましょう。 シャノン・ツィード カンダ生まれ。 1984年のプレイボーイ誌のミス11月で一躍スターに。 1982年には、映画に出演。 TVのショー番組"Falcon Crest"にも出演。 1982年のプレイメートになった。 一時期、プレイボーイ誌の創業者ヒュー・ヘフナーの情婦になった。 その後、いくつかの低予算の映画に出演した。 1984年12月. Gene Simmonsに無中になり、 2人の子供をもうけた。 息子ニコラスが1989年、娘ソフィーが1992年に生まれた。 オトーサン、 「そうか、プレイボーイ誌か」 若い頃は、この雑誌を覗き見ることが最高の快楽でした。 オトーサンたちの世代は、 セクシーとは何かを、この雑誌によって刷りこまれたのです。


セイ・エニシング

オトーサン、 「おいおい、見えないじゃないか」 画像がノイズで埋め尽くされています。 これも、300円の中古ビデオ。 でも、そのうち、キチンと見えるようになりました。 「テレビデオが壊れてきたのかなぁ?」 原題:Say Anything... (1989) 監督・脚本:Cameron Crowe Genre: Drama / Romance (more) 上映時間;100分 あらすじ: 高校生のロイドは、 美人で頭のいいダイアンに狂っていて、 何とかして、彼女のハートをう射止めようと懸命。 だが、娘にぞっこんの父親が猛反対。 ダイアンが、ロイドとの交際に夢中で、 せっかく手にした英国留学の奨学金をムダにしそうなのだ。 出演者: John Cusack .... Lloyd Dobler(ロイド) Ione Skye .... Diane Court (ダイアン) John Mahoney .... James Court (ジェームス・父親) オトーサン、 「おなじみだけど、うまい俳優さんだなぁ」 ジョン・キューザック、この俳優一家は大活躍です。 お相手のダイアン役、IONE SKYE。 どう発音するかと思ったら、アイオン・スカイ。 美人で、むかしの部下に似ていました。 「もう結婚したのかなぁ?」 JOHN CUSACK ジョン・キューザック 誕生日 1966/6/28 出身 米イリノイ州シカゴ 姉はアン・キューザック、ジョーン・キューザック、 兄はビル、妹にスージーがいる。全員俳優。 幼少からCMに出演。 ピヴン・シアター・ワークショップで学ぶ。 83年「恋のスクランブル」で映画デビュー。 活躍度 ◎↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ   ☆☆☆☆★★ 出演作 1983年「恋のスクランブル」 1984年「グランビューU・S・A」「すてきな片思い」 1985年「シュア・シング」 1986年「スタンド・バイ・ミー」「やぶれかぶれ一発勝負」      「ワン・クレイジー・サマー」「ナティ物語」 1987年「トラブル・バケーション」「ブロードキャスト・ニュース」 1988年「エイトメン・アウト」「テープヘッズ」 1989年「シャドー・メーカーズ」「セイ・エニシング」 1990年「グリフターズ/詐欺師たち」 1991年「トゥルー・カラーズ」 1992年「ウディ・アレンの影と霧」「蜃気楼ハイウェイ」      「ボブ・ロバーツ」「ザ・プレイヤー」「ボブ・ロバーツ」 1993年「心の地図」「ビッグ・マネー・ブルース」 1994年「ブロード・ウェイと銃弾」「ケロッグ博士」 1996年「訣別の街」「スマイル・ライク・ユアーズ」 1997年「アナスタシア」(声)「コン・エアー」◆      「ポイント・ブランク」◇「真夜中のサバナ」 1998年「シン・レッド・ライン」◆「フィオナが恋していた頃」◆ 1999年「狂っちゃいないぜ!」◇「マルコヴィッチの穴」◇      「クレイドル・ウィル・ロック」◆「シカゴ・ドライバー」◇      「ジャック・ブル」(TM) 2000年「ハイ・フィデリティ」◇ 2001年「アメリカン・スウィートハート」◇「セレンディピティ」◇ 2002年「アドルフの画集」「アダプテーション」▲ 2003年「“アイデンティティー”」◇「ニューオーリンズ・トライアル」◇ IONE SKYE  アイオン・スカイ 誕生日 1971/9/4 出身 英ロンドン 活躍度 △↑ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1986年「リバース・エッジ」 1987年「ジミー/さよならのキスもしてくれない」      「A.T./エイリアン・トラベラーズ」 1989年「レイチェル・ペーパー」「セイ・エニシング」 1991年「ガス・フード・ロジング」 1992年「ガン・クレイジー」「ウェインズ・ワールド」 1994年「ガールズ・プリズン」(TM) 1995年「フォー・ルームス」 1996年「私がこわされるとき」(TM) 1997年「ワン・ナイト・スタンド」「モノクロームの夜」 その他の出演者: Lili Taylor .... Corey Flood Amy Brooks .... D.C. Pamela Segall .... Rebecca Jason Gould .... Mike Cameron Loren Dean .... Joe Glenn Walker Harris Jr. .... Jason Charles Walker .... Principal Russel Lunday .... Parent Polly Platt .... Mrs. Flood Gloria Cromwell .... Ruth Jeremy Piven .... Mark Patrick O'Neill .... Denny User Rating: 7.6/10 (10,378 votes) オトーサン、 「おお、こんなに高いスコアなのか!」 鳴り物入りの「アレクサンダー」が、 このIMDBのスコアが、たったの5.3なのに、 300円中古ビデオのほうが、いいなんてねー。 User Comments: caspian1978さん Attleboro, MA 2004年1月6日 嘘の真実 この映画の登場人物たちは、 多かれ少なかれ、嘘つきである。 何人かは、嘘の人生を生き、何人かは嘘をつく。 そう、みんな空虚なのだ。 この映画は、愛の現実について物語る。 監督兼脚本のCrownは、すばらしい。 嘘に基づいたラブ・ストーリーを書いたが、 結果的に真実を描いた。 この映画の会話は、 他のどんなロマンティック・コメディよりも、 無邪気であり、リアルである。 80年代のベストといえよう。. これに迫るのは、"16 Candles"くらいなもの。 だが、最後がコメディになるだけだった。 この映画、最高のラブ・ストーリーであり、 この世代に花を添えている。 オトーサン、 冒頭シーンでダイアンが 卒業生総代ととして挨拶するシーンをみて、 思い出にふけってしまいました。 数年前に、英国の大学院の卒業式に出席しました。 娘が修士過程を終了したのです。 そこで、卒業生総代の女性に出会いました。 彼女、なんと博士過程を終了したのです。 「まぁ、これからが問題だな。人生長いから」 やっかみ半分で、妙なことを思いましたが、 母親の得意満面の笑みが印象的でした。 娘のほうは、これからが大変でしょうが、 母親のほうは、大役を果たし終えたことになります。 世の親にとって、子育ては労多くして果実の少ないもの。 この母親は、そのなかの例外だったのです。 自慢の娘と過ごせるわずかな残り時間。 そんなことを頭において、この映画をみると、 いっそう味わいが増すでしょう。


ボーン・スプレマシー

オトーサン、 松戸のサンリオシアターへ。 カップルにはさまれての鑑賞。 若いひとが意外に少ないのが意外でした。 「呪怨あたりに流れているのかなぁ?」 原題:The Bourne Supremacy (2004) 監督:Paul Greengrass 原作:Robert Ludlum (novel) 脚本:Tony Gilroy (screenplay) Genre: Adventure / Mystery / Thriller / Action / Drama Rated PG-13 for violence and intense action,          and for brief language. Country: USA / Germany Language: English / Russian / German / Italian 上映時間:108分 あらすじ: ロシアの文書を購入するCIAの作戦が失敗。 舞台は、のんびりした海辺の村へ。 そこに、ボーンとマリーが偽名で暮らしていた。 だが、CIAはボーンを犯人と思いこみ、 命を狙うかつての殺人者も迫ってくる。 ボーンは、生き残りをかけて、 かつて殺人者として培った戦闘術を発揮する。 出演者: Matt Damon .... Jason Bourne(ボーン) Franka Potente .... Marie (マリー) Brian Cox .... Ward Abbott(アボット) オトーサン、 「マット・デイモン、いいねぇ」 彼の代表作になるのでは。 アボット役のブライアン・コックスも名演技でした。 MATT DAMON  マット・デイモン 誕生日 1970/10/8 出身 米マサチューセッツ州ボストン ハーバード大学在学中、 「ミスティック・ピザ」の端役で映画デビュー。 大学を休学して、「青春の輝き」「ジェロニモ」などに出演した。 「戦火の勇気」では体重を落としてまで役作りに挑んだ。 しかし、主演クラスの役を得るのは難しく、 幼なじみのベン・アフレックと二人で書いた 「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」を 自分たちが主役として出演することを条件に映画化に奔走。 紆余曲折の末、ミラマックス社によって実現した。 この作品でマットはアカデミー主演男優賞にノミネートされ、 脚本賞を受賞した。 その後は「ラウンダーズ」「リプリー」など主演作に恵まれ、 順調な俳優としてのキャリアを積んでいる。 活躍度 ◎↑ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1988年「ミスティック・ピザ」 1992年「青春の輝き」 1994年「ワイルド・メン」(TM)「ジェロニモ」 1996年「戦火の勇気」◆「グローリー・デイズ 旅立ちの日」(TM) 1997年「レインメーカー」◇「チェイシング・エイミー」◆      「グッド・ウイル・ハンティング/旅立ち」◇ 1998年「プライベート・ライアン」◆「ラウンダーズ」◇ 1999年「ドグマ」◇ 2000年「タイタンA.E.」(声)◇「リプリー」◇      「バガー・ヴァンスの伝説」◇「小説家を見つけたら」◆      「すべての美しい馬」◇ 2001年「オーシャンズ11」      「恋の方程式 あなたのハートにクリック2」      「マジェスティック」(声)       「ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲」 2002年「ボーン・アイデンティティー」「スピリット」(声)       「コンフェッション」▲「GERRY ジェリー」 2003年「ふたりにクギづけ」◇ 2004年「ボーン・スプレマシー」◇「オーシャンズ12」◆ BRIAN COX  ブライアン・コックス 誕生日 1946/6/1 出身 スコットランド・ダンディー スコットランドで育ち、幼少より演技を志す。 ロンドンのドラマ・スクールで演技を勉強。 70年代はテレビ、舞台中心に活躍。 80年にニューヨークのブロードウェイ・デビュー。 86年「刑事グラハム/凍りついた欲望」ではレクター博士を演じ、 注目される。近年は父親役で持ち味を発揮している。 活躍度 ○→ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1971年「ニコライとアンドレイ」 1986年「刑事グラハム/凍りついた欲望」 1989年「サイキック・ハンター」(TM) 1990年「ブラック・アジェンダ/隠された真相」 「モサドに狙われた男」(TM) 1991年「二重誘拐」(TM) 1994年「アイアン・ウィル 白銀に燃えて」 1995年「ロブ・ロイ/ロマンに生きた男」       「ブレイブ・ハート」 1996年「チェーン・リアクション」「グリマーマン」       「ロング・キス・グッドナイト」 1997年「絶体×絶命」「コレクター」「ボクサー」 1998年「天才マックスの世界」(TM) 1999年「ラブ・オブ・ザ・ゲーム」「サイコ2001」       「NYPD15分署」「ラッシュアワー」「マーロウ/最後の依頼」       「クアドロフォニア/多重人格殺人」 2000年「マンボ!マンボ!マンボ!」「サイコ2001」(TM) 2001年「マリー・アントワネットの首飾り」 2002年「ザ・リング」「オールド・ルーキー」「アダプテーション」 「25時」「ボーン・アイデンティティー」 2003年「トロイ」「X−MEN2」 2004年「ボーン・スプレマシー」 その他の出演者: Julia Stiles .... Nicky Karl Urban .... Kirill Gabriel Mann .... Danny Zorn Joan Allen .... Pamela Landy Marton Csokas .... Jarda Tom Gallop .... Tom Cronin John Bedford Lloyd .... Teddy Ethan Sandler .... Kurt Michelle Monaghan .... Kim Karel Roden .... Gretkov Tomas Arana .... Martin Marshall Oksana Akinshina .... Irena Neski User Rating: 7.3/10 (16,735 votes) オトーサン、 「高いスコアだ」i User Comments: raddude-chanさん United States 2005年1月26日 面白いが、なぜ身元が判明したのか。 手に汗を握る魅力的な映画ではあるものの、 この映画には、いいアクション映画になる 大事な要素が欠けている。 映画の出だしで、 ポテンテ演じる女性を殺してしまうというのは、 大胆な決定だと思う。 ポテンテは、ボーン演じる役に温かみを加えている。 冷血な殺人者の技巧と暖かく不器用な性格が対比され、 観客は、デイモンとポテンテのシーンに共感することができる。 ポテンテが殺された後のボーンは、冷血な殺人者に戻ってしまう。 監督は、ボーンと彼の犠牲者の娘に安っぽい結末を与えている。 また、ボーンに対抗できる重要人物がいないのにも難がある。 デイモンの口数が少なすぎる。 単語数を数えられるほどだ。 Joan AllenやBrian Coxのほうが、せりふが多い。 デイモンは、いい役者なのだから、これはおかしい。 石のように冷酷な殺人者だが、デイモンには多くの弱みもある。 最後にハリウッドはハンドカメラの過剰使用をやめるべきだ。 観客にカオス感覚を与えるために、 ハンドカメラを多用するのは安易だ。 いい監督なら、いいシーンを作るために、 やたらカメラを振り回しなどしない。 オトーサン、 インドのゴア、ベルリン、モスクワ、NY... 舞台が世界を転々とし、筋書きも複雑です。 「面白い映画だった。  筋を知って見たほうが、面白いなぁ。  見た後で読んだら、もっと面白いでしょう」 ネタばらしはアンフェアですが、この映画は例外にしましょう。 下記サイトが、詳しい紹介をしていました。 ・http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=4756 あれから2年。 ボーンとマリーは、インドのゴアで人目を避けて暮らしていた。 しかし、ボーンの記憶は完全には戻らず、 毎夜のように過去の悪夢にうなされている。 繰り返し夢に見る記憶の断片は、 コンクリンに「これは訓練ではない」と言い聞かされている自分の姿や、 ホテルの部屋で立ち尽くす一組の男女の姿だった。 彼らもまた自分の犠牲者なのだろうか? 苦悩するボーンを慰めるマリーだが、 その言葉はボーンの心の奥底まで癒すことはできない。 そのころベルリンでは、 CIAの女性諜報員パメラ・ランディ(ジョアン・アレン)率いるチームが、 組織内の不祥事の調査に当たっていた。 在野の情報屋がCIA内部での公金横領に関する資料を入手したというのだ。 パメラはこの資料を得るために取引に応じる。 しかし、厳重な警戒にもかかわらず、何者かが取引現場を襲撃、 交渉役のCIAのエージェントと情報屋は殺され、 現金と共に資料も奪われてしまう。 犯人の手がかりは不発だった爆弾に残された指紋だけだった。 しかし、CIAのデータベースに指紋照合をすると、 「トレッドストーン計画。アクセス拒否」という見たこともない表示が現れる。 自分にはアクセスが許されない最高機密一パメラはCIA本部へと飛んだ。 再びインド、ゴア。 ボーンは町で危険な匂いを漂わせる一人の男に気づく。 ボーンの本能が警鐘を鳴らす。 同じプロの暗殺者、ターゲットは自分。 正体を問う間もなく、灼熱と喧騒の街を背景にしてのカーチェイスが始まる。 獲物にあくなき執着を見せる猛禽のようなその男、 キリル(カール・アーバン)は、 車では現地に精通しているボーンたちに利があるとみてとると、 ライフルでボーンとマリーの乗るジープに狙いを定める。 そしてジープが橋の上にさしかかったとき、 キリルの銃弾が運転するマリーの胸を射抜く。 ジープごと川に転落したボーンは、 必死にマリーを救おうとするが、すでに彼女は息絶えていた。 キリルの目を逃れ、ボーンはひとり沈みゆくジープから脱出し、姿を消すのだった。 新たな人生をマリーと共に生きると決意していたボーンにとって、 マリーの死は記憶を喪失してからの時間を振り出しに戻すことを意味していた。 フラッシュバックする記憶の断片を確かめること。 それが今のボーンにとって為すべきことだった。 そのころ、CIAではパメラが指紋の主をつきとめていた。 それは、トレッドストーン計画の最中の事故で死亡したことになっている ジェイソン・ボーンという男のものだった。 この謎を突き止めるべく、パメラは、2年前に閉鎖されたトレッドストーンの 責任者アボット(ブライアン・コックス)を問いただし、ひとつの仮説を導きだす。 それは、トレッドストーン計画が極秘裏に始まっていた7年前に、 CIAの2000万ドルが送金途中に消えた事件に関わるものだった。 ロシアの政治家ネスキーによる当時の証言によれば、 犯人はCIAのスパイだということだった。 だが、その直後にベルリンでネスキーは妻に射殺され、妻も自殺。事 件は迷宮へと迷い込んだ。 しかし、今回殺された情報屋が売り込んでいたのは、 まさにこの事件に関する資料で、 この情報屋を殺したのが死んでいるはずのジェイソン・ボーンだとすれば、 大金を奪ったボーンが、事実の発覚を恐れ、情報屋を始末したということになる。 しかし、パメラは知らない。 情報屋が殺された時、ボーンがゴアにいたことを。 そして、ボーンもあずかり知らない事件の犯人として CIAに追われていることに全く気づいていなかった。 ナポリでヨーロッパに再び足を踏み入れたボーン 待っていたのはCIAの包囲網だった。 やすやすと網にかかったかに見えたボーンだったが、 尋問する調査官たちを瞬時に倒し、携帯電話のデータを奪い逃亡に成功する。 そして、自分が先週のベルリンの事件の犯人と目されていることと、 追っているのがパメラであることを電話の傍受で知るのだった。 過去を追うよりも、今は解決すべき問題が現実にある。 ボーンはベルリンヘと車を走らせる。 一方、パメラは、アボットに加え、 かつてトレッドストーンに関わっていたニッキー(ジュリア・スタイルズ)も 呼び寄せてベルリンヘ戻った。 ホテルの一室に構えた司令室でボーンの足取りを分析するパメラ。 その様子を近くのビルの屋上から双眼鏡で見ている男がいた。 ボーンだ。ボーンはおもむろにパメラに電話をかける。 「なぜ俺を追う?」「忘れたの?あなたはベルリンで2人を殺した」 ベルリン、2人、殺人……その瞬間、ボーンの心に浮かんだのは 何度もフラッシュバックする男女の姿、そして銃声だった。 記憶を失くしたボーンの中で、過去と現在の事件が交錯し、そして彼は知る。 何者かが自分をスケープゴートにしようとしていることを。 そして、CIAとベルリンの警察がボーンを捕らえるべく一斉に動き出す。 ボーンのような犠牲者を産み出しただけでは飽き足らず、 トレッドストーン計画は、人間の醜悪な欲を刺激し、大金が闇へと消えた。 その謎と被せられた濡れ衣をはらうべく、ボ一ンは反撃を開始する。 そしてまた、さらに遠く離れたモスクワの地で、ボーンが生きていたことを知り、 その抹殺に牙を研いでいる者がいた。 マリーを屠ったキリルだ……。


好きと言えるまでの恋愛猶予

オトーサン、 「めずらしく長い題名だなー」 主演俳優は知らないひとですが、 フランス映画ということで借りてみました。 原題:La Bande du Drugstore (2002)     Dandy 監督:Francois Armanet 脚本:Francois Armanet / Jean Helpert Genre: Drama / Romance (more) Country: France Language: French 上映時間:93分 あらすじ: 舞台は60年代後半のパリ、シャンゼリゼ。 そこのドラッグストアで、ナンパしていたフィリップは、 幼馴染の娘と遊んでいるものの、実は、ウブ。 ディスコで見かけた娘に人目惚れしたものの、 じれったいほど、デートにもちこめない。 出演者:: Mathieu Simonet .... Philippe Challes(フィリップ) Cecile Cassel .... Charlotte Stroemann (シャルロッテ) Alice Taglioni .... Nathalie Meissonier (ナタリー) オトーサン、 「美形だけど、それだけ」 海外映画俳優マガジンには、経歴が出ていませんでした。 フィリップ役のマチュー・シモネは、名優ジャック・ベランの息子。 「ま、小泉幸太郎くんのようなもんか」 シャルロッテ役のセシル・カッセルは、 モニカ・ベルッチの旦那さん、ヴァンサン・カッセルの姪だそうです。 その他の出演者: Aurelien Wiik .... Marc Bensoussan Matthias Van Khache .... Patrick Bernheim Laurent Pialet .... Pierre de Cavaillac rest of cast listed alphabetically Anne Abel .... Brigitte Marion Armanet .... Minette du 14 juillet Alban Aumard .... Gros Louis Alain Bashung .... Le prof de philo Bayon .... Le serveur du 14 juillet Fabien Billet .... Minet a la boum Thomas Blanchard .... Billy le Rocker Olivier Brun .... Le fasciste de la classe Ines de Beauregard .... Minette du poker Julien Delettre .... Pierrot Romain Deroo .... Fabrice Lethuillier Lucien Gainsbourg .... La mascotte du Drugstore Romain Goupil .... Le pere de Marc Deborah Helpert .... La postiere Jacky .... Le tailleur Carole Jacquinot .... La mere de Marc Xavier Lafitte .... Minet en Weston Jacques Lanzmann .... Le libraire Gabrielle Lazure .... La prof d'anglais Clemence Lenorman .... Serveuse a l'Isle-Adam Thierry Lhermitte .... Le pere de Charlotte Stephane Medez .... Le voleur de mocassins Alexis Michalik .... Le communiste de la classe Melanie Page .... Jane Paul Perier .... Le super frimeur du Relais Marie Ravel .... Jocelyne Romain Rondeau .... Le drugstorien du Relais User Rating: 5.9/10 (44 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: jean-noさん Paris 2003年6月27日 驚くほど...よくない この映画の評判はよかったが、 私にはサッパリ面白くなかった。 物語は、60年代末のパリが舞台。 .若者たちが、英国製の靴についてしゃべり、セックスをする。 なんて、退屈なんだ。 筋書きも退屈だし、 登場人物たちのこんな行動はありえない。 まったく、感情移入ができない。 フランソワ・トリュフォーの "baisers voles"や "Antoine et colette"、 あるいは、Jacques Roziersの”Adieu Philippine”のような 単純明快な映画ではない。 演技もひどいし、映像も同じ。 音楽はOKだった。 オトーサン、 「オレもそうだった」 60年代の男女は、好きと言えるまでの 恋愛猶予期間が、実に長かったのです。 いまどきの若いひとにすれば、 「登場人物たちのこんな行動はありえない」 ということになるのでしょうが... この映画、60年代の音楽やファッションがふんだんにあって、 なつかしく感じました。


ブラウン・バニー

オトーサン、 「意味不明な題名だなあ」 見終わっても、意味が分かりませんでした。 原題:The Brown Bunny (2003) 監督・脚本:Vincent Gallo Genre: Drama / Adult Country: USA / Japan / France Language: English 上映時間:93分 あらすじ: 愛を喪失した男の悲劇的な物語。 その名はバッド、オートバイ・レーサー。 250cc バイクで、Formula II に出場している。 周回、また周回。 レースが終わるまで、ラップタイムを気にし続ける。 物語は、バッドがNew Hampshireのレースに出たところからはじまる。 次のレースは、5日後カリフォルニアで開催される。 アメリカ横断の旅がはじまる。 バッドの胸中に去来するのは、真の愛に出会った光景。 この記憶を消そうと努力する。 毎日、新しい恋人をみつけ、女のとっぴな要求に応じる。 そして、合意の上で別れる。 だが、どこにもデイジーに代わる女はいなかった。 彼が愛した唯一の女、これからも愛し続けるだろう女。 出演者: Vincent Gallo .... Bud Clay (バッド) Chloe Sevigny .... Daisy (デイジー) Cheryl Tiegs .... Lilly(リリー) オトーサン、 「このひと、ナルシストかも」 ビンセント・ギャロ、監督・脚本・主演とあっては、 いたしかたないでしょう。 デイジー役のクロエ・セヴィニーには、 あまり感心しませんでした。 VINCENT GALLO  ビンセント・ギャロ 誕生日 1962/4/11 出身 米ニューヨーク州バッファロー 活躍度 △↑ 演技幅 個性 演技力  ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1983年「THE WAY IT IS」 1987年「DOC'S KINGDOM」 1990年「グッドフェローズ」 1991年「KEEP IT FOR YOURSELF」 1992年「アリゾナ・ドリーム」 1994年「愛と精霊の家」「U.S. GO HOME」 1996年「ネネットとボニ」「フューネラル」「パルーカヴィル」       「バスキア」△ 1997年「気まぐれな狂気」 1998年「バッファロー66’」◇「GO!GO!L.A.」◇       「パトリシア・アークエットのグッバイ・ラバー」◆ 1999年「トリック・ベイビー」◇「TROBLE EVERYDAY」 2000年「コード」◆「ダウンタウン81」 2001年「ガーゴイル」「ストランデッド」「ニューヨーク セレナーデ」 2003年「ブラウン・バニー」◇ CHLOE SEVIGNY  クロエ・セヴィニー 誕生日 1974/11/18 出身 米コネチカット州 インディペンデント映画の女神的存在の女優。 18歳の時にブルックリンに移り住み、 「SASSY MAGAZINE」誌のファッション・エディターとして働いていた。 映画デビューは、当時パートナーだったハーモニー・コリンが 脚本を担当した「キッズ」のストリート・キッズ・ジェニー役。 その後も女優業の傍ら、 MIUMIUのキャンペーン・モデルや 数多くのカルチャー誌の表紙を飾る。 「ボーイズ・ドント・クライ」の主人公の恋人ラナ役で、 インディペンデント・スピリット・アワード、 シカゴ映画批評家協会賞、 全米映画批評家協会賞の助演女優賞受賞、 アカデミー賞、ゴールデングローブ賞助演女優賞などに ノミネートされた。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1995年「キッズ」 1996年「トゥリーズ・ラウンジ」 1997年「ガンモ」 1998年「パルメット」「ラスト・デイズ・オブ・ディスコ」 1999年「ボーイズ・ドント・クライ」◆「ジュリアン」◇      「マップ・オブ・ザ・ワールド」◆ 2000年「アメリカン・サイコ」◆「ウーマン ラブ ウーマン」◆ 2002年「10ミニッツ・オールダー 人生のメビウス」 2003年「ブラウン・バニー」◇「ドッグヴィル」◆       「パーティ☆モンスター」「ニュースの天才」◆ その他の出演者: Elizabeth Blake .... Rose Anna Vareschi .... Violet Mary Morasky .... Mrs. Lemon User Rating: 5.0/10 (863 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: cinefiliaさん Los Angeles, CA 2004年6月27日 これは、ラディカルなアメリカ映画の傑作だ この映画にまつわる色々な批評を読んだ。 そこで、プレス試写会に招待され、それに飛びついた。 かつてない議論を呼んだアメリカ映画。 そう批評するひとばかりだったが、 私は、これは最もオリジナルなアメリカ映画だと思う。 巨額の制作費、膨大なスタッフ・リストの映画界で、 Vincent Galloは、独力で、簡潔でよく考えられたアイディアの 豊かで感動的なラブ・ストーリーをつくりあげた。 彼のこの第2作は、第1作よりも、より大胆である。 金、貪欲さ、ハリウッドのパワーは、 ヒット作をつくろうとしたら、魅力的である。 この映画は、ギャロは、ちがう。 より興味深く、より親密で、より啓示的で、より記憶に残る 第2作をつくろうとしたのだ。 それを業界外でやろうとしたのだ。 ギャロ監督の狙いは当たった。 クロエ・セヴィニーから、最高の演技を引きだしただけでなく、 まったく無名の俳優らからも。苦痛に満ちたいい演技を引きだした。 いつも思うのだが、彼の俳優としての演技は過小評価されている。 だが、この映画でのレーサーのバッド役で、 大陸を横断する間に破滅しそうになる男を好演している。 簡単に言えば、バッドは、荒れている。 この映画のなかで、彼がばらばらになるシーンがあって、 ドキドキした。じっと息をつめていた。 彼が、自分を監督するだけでなく、 撮影も監督しているのを知ると、もっと感銘を受けるだろう。 現在のハリウッドのシステムを、 誰が壊そうとしているか知らないが、 ギャロは、その先頭を走っている。 しかも、記憶に残り、心をつかみ、驚異の映像でそれを成し遂げている。 これは、勇気のある製作者による実に革命的な映画だ。 彼は、物語ろうとし、誠実に語ろうとし、 自分の確信のもたらす結果に悩みもする。 さぞ、パゾリーニ監督も、喜んでいるだろう。 オトーサン、 「そんなに革命的な映画かなあ?」 たまたま、デジタルビデオ・カメラを買ったので、 「こんな映像なら、オレでも撮れるなー」 と馬鹿にしていました。 素人の女の子を起用し、 手持ちカメラでハイウエーの映像を延々と撮るくらい、 できそうに思えたからです。 「でも、そこが革命的なのかも」 つまり、映画撮影をハリウッドの独占物ででなく、 われわれみんなのものにしようとしたことが。 いわば、映画におけるピカソの絵画なのかも。 一見、誰でも描けそうに見えるものの、 実は、そうではないというところが。


シリコンパレーを抜け駆けろ!

オトーサン、 「新作DVDで、料金が高いなー」 迷いましたが、題名にひかれて見ることに。 一時、ブームだった現代の錬金術の町、 その後、どうなっているのでしょうか? 原題:The First $20 Million Is Always the Hardest (2002) 監督:Mick Jackson 原作:Po Bronson 脚本:Jon Favreau / Gary Tieche Genre: Comedy Rated PG-13 for language and sexual content. 上映時間:105分 あらすじ: アンディは、成功せる宣伝マンだが、離職する。 仕事に疑問を抱くようになったからだ。 父親は、ものづくりに生きてきた。 彼は、最先端の研究所に職を得るが、 そこで、強力な敵と出会う。 彼ににらまれ、不可能なプロジェクトとしか思えない 99ドルパソコン開発を命じられたのだ。 研究所でさえない立場にある3人を集めて、 奮闘の結果、革命的なパシコン開発に成功する。 だが、ベンチャー・キャピタリストの餌食になってしまう。 彼とその仲間は、この問題を克服できるだろうか? 出演者: Adam Garcia .... Andy(アンディ) Rosario Dawson .... Alisa (アリサ) Enrico Colantoni .... Francis(フランシス) オトーサン、 「演技はともかく、好ましい若者だ」 ADAM GARCIA  アダム・ガルシア 誕生日 1973/6/1 出身 オーストラリア 義務教育を受けながら、 シドニーのキャピタル・ダンス・スタジオに通う。 その後、イギリスに渡り、 「サタデーナイト・フィーバー」や「ヘアー」などの ウエストエンド・ミュージカルの俳優として活躍。 映画デビューは「オスカー・ワイルド」。 他にオーストラリアでは「タップ・ドッグス」などに出演。 ハリウッド映画では「コヨーテ・アグリー」のケビン・オドネル役。 活躍度 △↑ 演技幅 個性 演技力 ☆☆★★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1997年「オスカー・ワイルド」 2000年「コヨーテ・アグリー」「タップ・ドッグス」◇ 2001年「サンキュー、ボーイズ」 2002年「シリコンパレーを抜け駆けろ!」 その他の出演者: Jake Busey .... Darrell Ethan Suplee .... Tiny Anjul Nigam .... Salman Gregory Jbara .... Hank Dan Butler .... Lloyd Linda Hart .... Mrs. 'B' Shiva Rose McDermott .... Terri Chandra West .... Robin Robert Patrick Benedict .... Willy Heather Paige Kent .... Claudia Goss Stoney Westmoreland .... Link John Rothman .... Ben User Rating: 5.2/10 (489 votes) オトーサン、 「低いなー」 無名俳優だけの低予算映画のせいでしょう。 User Comments: Ron Smolinさん Philadelphia 2003年7月17日 おおおー、面白いじゃん 諸君、この映画のコメントは、ひどすぎる。 面白い映画じゃないか。 登場人物もクレバーだし、風刺も利いている。 そう、一流の映画ではないが、実に愉快だ。 こんな悪評を受けるのはおかしい。 アダム・ガルシアは、映画をスムースに運んだと思う。 人柄も好ましい。 風刺がよく利いている。 馬鹿らしい部分についていけなかった ひともいたのだろう。 だが、この映画、言われているほど悪くはない。 この批評、参考になったかなぁ? オトーサン、 「夢のパソコンだ」 キーボードも、液晶パネルもなく、 あるのは、葉巻くらいの銀色の筒。、: スイッチを入れると、忽然と ホログラフィの操作画面が現れるのです。 オトーサン、 最近のシリコンバレーの情報をチェック。 「フーン、こんな動きもあるのか」 http://pcweb.mycom.co.jp/column/svalley/113/ ○ハリウッドのタレント・エージェンシー大手  United Talent Agencyがシリコンバレー支店をオープン。  エンターテインメント業界とゲーム業界を結びつける  広告代理店事業を行う。  責任者にはゲーム関連のニュースサイト「GameSpot」や  「GameSpy」の社長を務めたJonathan Epstein氏が就任。    長年にわたって、ゲーマーがどのように情報を得て、  どのように遊んでいるかに触れてきた人物である。  同氏の経験を活かして、ゲームと広告を融合させる。  例えば、ゲームの中に広告主の製品を登場させて、  そのブランドをゲーマーに認知してもらう。  TVや映画の世界では当たり前だが、  ゲームの世界では効果が広告主に理解されていない。  バナー広告を配信するネットワークゲームが存在するが、  それらの広告にゲーマーはほとんど関心を持たない。  ゲーマーがゲームで遊んだり、  専門サイトでゲームについて調べる過程で、   うまく広告主の製品を意識させる必要があるとしている。  「Recommendation」を提供するIT企業と  ユーザに近い情報を提供するO-DubのSoul Sidesとの  ギャップを埋めるような存在である。  こうしたハリウッドやNYのマーケティング企業の  シリコンバレー進出は、今後増えるかもしれない


アンカーウーマン

アンカーウーマン オトーサン、 「録れたかな?」 東芝のDVDレコーダーを初めて使用して、 深夜映画を録画しました。 「これで、レンタル代金が節約できる」 標準画質にしたせいでしょうか、画像の悪いこと。 原題:Up Close & Personal (1996) 監督:Jon Avnet 原作:Alanna Nash 脚本:Joan Didion / John Gregory Dunne /Dunne Genre: Drama / Romance Rated PG-13 for brief strong language, some sensuality          and depictions of violence. 上映時間:124分 あらすじ: ミシェル・ファイファー演じるは、 TVキャスターになって有名になりたいと熱望する若い女性。 多くの局にテープを送るが、返事が返ってきたのが、ただの1局。 最初は、ウォーレンの秘書になる。. ロバート・レッドフォード演じるウォーレンは、 やがて、彼女をお天気ねえさんに起用する。 そして、ようやくニュースキャスターになっていくのだ。 出演者: Robert Redford .... Warren Justice(ウォーレン) Michelle Pfeiffer .... Sally/Tally Atwater (サリー) Kate Nelligan .... Joanna Kennelly(ジョアンナ) オトーサン、 「ふーん、案外やるなぁ」 美人女優ですが、どこか冷たい感じ。 そのミシェル・ファイファーに好感をもてたのは、 これがはじめてです。 「相方がよかったからかも」 ナイスガイのロバート・レッドフォードと組んだのが、 幸いしたのかもしれません。 ROBERT REDFORD  ロバート・レッドフォード 誕生日 1937/8/18 出身 米カリフォルニア州サンタモニカ ニューヨークで演技を学び、舞台からキャリアを始める。 62年「戦場の追跡」で映画デビュー。 「裸足で散歩」「明日に向かって撃て!」などの作品でスターダムに。 73年「スティング」でアカデミー主演男優賞にノミネートされる。 活躍度 △→ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1962年「戦場の追跡」 1964年「戦場はどこだ!」 1965年「サンセット物語」 1966年「逃亡地帯」 1967年「雨のニューオリンズ」「裸足で散歩」 1969年「夕日に向かって走れ」「明日に向かって撃て!」      「白銀のレーサー」 1970年「お前と俺」 1972年「ホット・ロック」「大いなる勇者」「候補者ビル・マッケイ」 1973年「追憶」「スティング」 1974年「華麗なるギャツビー」 1975年「華麗なるヒコーキ野郎」「コンドル」 1976年「大統領の陰謀」 1977年「遠すぎた橋」 1979年「出逢い」 1980年「ブルベイカー」 1984年「ナチュラル」 1985年「愛と哀しみの果て」 1986年「夜霧のマンハッタン」 1987年「プロミストランド/青春の絆」 1990年「ハバナ」 1992年「スニーカーズ」 1993年「幸福の条件」 1996年「アンカー・ウーマン」 1997年「モンタナの風に抱かれて」 2001年「スパイ・ゲーム」 2002年「ラストキャッスル」 2004年「二重誘拐」 MICHELLE PFEIFFER  ミシェル・ファイファー 誕生日 1958/4/28 出身 米カリフォルニア州サンタアナ ファウンテン・バレー高校で演技を学び、卒業後ロスへ。 映画デビューは80年「THE HOLLYWOOD KNIGHTS」。 82年「グリース2」の主役で注目される。 88年「危険な関係」でアカデミー助演女優賞にノミネート。 89年「恋の行方 ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」、 92年「ラブ・フィールド」で同賞主演女優賞にノミネートされた。 「ラブ・フィールド」ではベルリン映画祭主演女優賞に選ばれている。 活躍度 ◎→ 演技幅 自在 演技力  ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1980年「THE HOLLYWOOD KNIGHTS」「マンハッタン・ラプソディー」 1981年「オリエンタル探偵殺人事件」 1982年「グリース2」◇ 1983年「スカーフェイス」◆ 1985年「眠れぬ夜のために」「レディホーク」 1986年「くたばれ!ハリウッド」 1987年「イーストウィックの魔女たち」「アメリカン・パロディ・シアター」 1988年「愛されちゃってマフィア」「テキーラ・サンライズ」      「危険な関係」◆ 1989年「恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」◇ 1990年「黒い果実」「ロシア・ハウス」 1991年「恋のためらい/フランキー&ジョニー」 1992年「バットマン・リターンズ」◇「ラブ・フィールド」◇ 1993年「エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事」 1994年「ウルフ」◇ 1995年「デンジャラス・マインド/卒業の日まで」 1996年「逢いたくて」「アンカー・ウーマン」 1997年「シークレット/嵐の夜に」「素晴らしき日」 1998年「プリンス・オブ・エジプト」(声) 1999年「ディープエンド・オブ・オーシャン」◇「真夏の夜の夢」      「ストーリー・オブ・ラブ」◇ 2000年「ホワット・ライズ・ビニース」◇ 2001年「アイ・アム・サム」◇ 2002年「ホワイト・オランダー」 その他の出演者: Stockard Channing .... Marcia McGrath Joe Mantegna .... Bucky Terranova Glenn Plummer .... Ned Jackson James Rebhorn .... John Merino Scott Bryce .... Rob Sullivan Raymond Cruz .... Fernando Buttanda Dedee Pfeiffer .... Luanne Atwater Miguel Sandoval .... Dan Duarte Noble Willingham .... Buford Sells James Karen .... Tom Orr Brian Markinson .... Vic Nash Michael Laskin .... IBS Director User Rating: 5.7/10 (3,074 votes) オトーサン、 「低すぎるぞ」 User Comments: Annaさん New Zealand 2004年10月17日 長いが、それだけの時間をかけてみる価値はある 映画をみて泣いたのは、何年ぶりだろうか。 こんなに泣いたのは、 "Beaches and Steel Magnolias"以来だ。 正直言って、最初はやや退屈で演技過剰だった。 ミシェル・ファイファーは、 ”Dangerous Minds”と同じように、 問題含みでユニークな演技だった。 (悪いというのではなく、繰り返しなのだ). だが、「スター誕生」以降の ウォーレンとサリーの関係の発展が美しく描けている。 TVニュースが画面の背後で、 どうやって作られていくのかを見られるのも、興味深い。 今日のスター競演とはちがって、 この映画でのレッドフォードとファイファーの相性が実によく、 演技のほうも、2人とも最高だった。 オトーサン、 小宮悦子さんを思い出しました。 そう似ているわけでもないのですが、 久米宏さんのアシスタントからスタートして、 いまや夕方のニュース番組で、アンカーウーマンへ。 「いろいろあったんだろうなぁ。 苦労したんだろうなぁ」 ついつい、そんなことを考えてしまいました。


オンリー・ユー

オトーサン、 「アレレ、ちがっていた」 ”Only You”といえば、同名の名曲が浮かびます。 同じ題名の映画が何本もあったので、 まちがったデータを翻訳してしまいました。 原題:Only You (1992) 監督:Betty Thomas 脚本:Wayne Allan Rice Genre: Comedy / Romance 上映時間;85分 あらすじ: アンドリュー・マッカーシーが、 人形の家のデザイナーを演じる。 クリスマス・イブに、恋人に捨てられたあと、 美人に出会い、不要になった航空券を生かすために、 楽園の島に連れていく。 だが、その女は気まぐれで、彼には不向き。 だが、気立ていい娘と出会う。 出演者: Andrew McCarthy .... Clifford Godfrey(クリフ) Helen Hunt .... Claire Enfield(クレア) Kelly Preston .... Amanda Hughes(アマンダ) オトーサン 「このひと、うまいというべきなのだろうなぁ? このひとは、文句なしにうまい!」 やや疑問の残るアンドリュー・マッカーシーに対して、 クレア役のヘレン・ハント、やはり、うまいものです。 溌剌とした悪女アマンダを演じたのは、ケリー・プレストン。 ANDREW McCARTHY  アンドリュー・マッカーシー 誕生日 1962/11/29 出身 米ニュージャージー州ウェストフィールド 活躍度 ○→ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ   ☆☆☆☆★★ 出演作 1983年「恋のスクランブル」 1985年「パニック・スクール/冒涜少年団」       「セント・エルモス・ファイヤー」 1986年「プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角」 1987年「月の出を待って」「マネキン」「レス・ザン・ゼロ」 1988年「カンザス/カンザス経由→NY行き」       「想い出のジュエル」 1989年「バーニーズ/あぶないウィークエンド」 1990年「クリシーの静かな日々」「Dr.M/ドクトルM」 1991年「イヤー・オブ・ザ・ガン」 1992年「オンリー・ユー」 1993年「バーニーズ2」「ジョイ・ラック・クラブ」       「キル・ミー・テンダー」       「マチネー/土曜の午後はキッスで始まる」 1994年「潜入容疑者」「第一容疑者」「エスケープ」       「ミセス・パーカー/ジャズエイジの華」 1995年「キル・ミー・テンダー2/笑って殺して」       「あなたに言えなかったこと」 1996年「狼たちの街」「ポイズン」 1997年「ダブル・リアクション」 1998年「TABOO タブー」 「エド・ウッドのクレイジー・ナッツ 早く起きてよ」 HELEN HUNT  ヘレン・ハント 誕生日 1963/6/15 出身 米カリフォルニア州ロサンゼルス 9才から子役としてテレビ出演。 77年映画デビュー。 92年からのテレビ・シリーズ「MAD ABOUT YOU」のジェイミー役で エミー賞コメディ部門の主演女優賞を4度受賞。 97年「恋愛小説家」でアカデミー主演女優賞受賞。 99年7月にハンク・アザリアと結婚するが、翌年離婚。 活躍度 ○↑ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1973年「荒野のあした」(TM) 1986年「ペギー・スーの結婚」 1987年「プロジェクトX」 1988年「シューター もう一つのベトナム」「君がいた夏」      「マイルズ・フロム・ホーム」 1991年「ウォーター・ダンス」「オンリー・ユー」 1992年「ミスター・サタデー・ナイト」 1995年「死の接吻」 1996年「ツイスター」◇ 1997年「恋愛小説家」アカデミー主演女優賞 2000年「ペイフォワード 可能の王国」◇      「ハート・オブ・ウーマン」◇「キャスト・アウェイ」◆      「Dr.Tと女たち」 2001年「スコルピオンの恋まじない」 KELLY PRESTON  ケリー・プレストン 誕生日 1962/10/13 出身 米ハワイ州ホノルル 10代のほとんどをハワイで過ごす。 LAの高校を卒業後、南カリフォルニア大学に入学後、 本格的な演劇活動に入る。 映画は88年「ツインズ」で注目される。 夫のジョン・トラボルタとの間に二児がいる。 活躍度 △→ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1983年「メタルストーム」「クリスティーン」 1985年「シャイなラブレター」 1986年「デスポイント/非常の罠」 1988年「ツインズ」 1996年「フロム・ダスク・ティル・ドーン」「フェティッシュ」       「ザ・エージェント」◆ 1997年「恋におぼれて」「ナッシング・トゥ・ルーズ」◆ 1998年「ジャック・フロスト」◇「ホリーマン」 1999年「ラブ・オブ・ザ・ゲーム」◆ 2000年「ニュース・ブレイカー」「バトルフィールド・アース」 2003年「ロイヤル・セブンティーン」「ハットしてキャット」 「ハッピー・フライト」◆ その他の出演者:: Tom McFadden .... Mr. Ross Mark Lynn .... Al Joel Murray .... Bert Daniel Roebuck .... Marty Liz Sheridan .... Mrs. Stein Monty Ash .... Mr. Stein Marsha Dietlein .... Mrs. Lipman Elvis Ballasteros .... Sam (Chicago Bartender) Stephen O'Connell .... Drunk in Bar Kelly Preston .... Amanda Hughes Danny Mora .... Hotel Manager Gloria Kisel .... Francine Michael Ciotti .... Lumpy User Rating: 5.4/10 (476 votes) オトーサン、 「案外低いな」 User Comments: jukebox-2さん 2000年3月12日 うまい演技、事大テーマを愉快に料理している 私は、アンドリュー・マッカーシーが好きだ。 この映画でも、いい演技をしている。 コメディの背後には、実に悲劇的な 実生活の状況があるのに、笑える場面が多いのだ。 だが、利己的な美人が金髪というのは、いただけない。 あまりにも、類型的ではないか? 同様に、略奪男がラテン系というのも類型的。 ヘレン・ハントは、すばらしい。 彼女が恋に落ちる決定的なシーンは上出来だが、 物質的な面に重きを置きすぎていないか。 結末が不吉だが、7点をあげたい。 オトーサン、 「美人って、手がかるなー」 そう思ったシーンは、ビーチの場面。 アマンダがクリフに言いつけます。 「デッキ用意しといて」 「向き変えて」 「デッキ、倒して」 「オイル塗ってくれない?」 「喉が渇いた、買ってきて」 「ヨットに乗りにいくわ、ここで待ってて」 こういう場面をみると、 つくづく恋する男は報われないと思いますなー。


太陽と月に背いて

オトーサン、 「300円中古ビデオのほうが、名画があるなぁ」 今回は、レオナルド・デカプリオ主演。 いまとなっては、「タイタニック」当時の熱気は、どこへやら。 原題:Total Eclipse (1995) 監督:Agnieszka Holland 脚本:Christopher Hampton Genre: Drama Rated R for strong sexuality and nudity, language,       and some startling violence. Country: UK / France / Belgium / Italy Language: English 上映時間:111分 あらすじ: ランボーとヴェルレーヌの物語りの センセーショナルな部分に光をあてている。 フランスの偉大な詩人、アルチュール・ランボーは、. 10代のとき、1870年代初期の短い期間に すべての詩を集中して書いた。 それは、今日いまも、光輝いている。 Christopher Hamptonの脚本により、 さほど偉大でもない年上の詩人 ポール・ベルレーヌと灼熱の恋をしている間に、 すべての詩を書きあげる時間をつくりえたのは、 驚異というしかない。 この情事は、ブラッセルのホテルで、 ヴェルレエーヌがランボーの手を撃ったことで 終わりとなる。 この版で興味深いのは、 ヴェルレーヌが、卑劣漢なるがゆえに、 ランボーが進んで、関係をもとうとしたことだろう。 出演者:: Leonardo DiCaprio .... Arthur Rimbaud(ランボー) David Thewlis .... Paul Verlaine (ヴェルレーヌ) Romane Bohringer .... Mathilde Maute (マチルダ) オトーサン、 「難しい役だけどなぁ...」 狂気の天才詩人ランボーを演じたディカプリオは、 はまり役でしょう。 対する哀れなヴェルレーヌを ベテラン俳優デビッド・シューリスが好演していました。 LEONARDO DICAPRIO  レオナルド・ディカプリオ 誕生日 1974/11/11 出身 独アーケンシュミット 米ロサンゼルス説もあり 彼の名前は「レオナルド・ダ・ヴィンチ」の絵の前で 母の胎内にいた彼が動いたことからつけられた。 イタリア系の父とドイツ人の母の間に生まれたが、 幼い頃、離婚し、母子家庭でハリウッドで育つ。 子供の頃から俳優を目指して、エージェントに所属する。 14歳からコマーシャルに出演し始めて、 徐々に活躍の場をテレビ・ドラマへ。 91年「クリッター3」で映画デビュー。 TVでは「GROWING PAINS」でレギュラーだった。 代表作は「タイタニック」のジャック役や 「ロミオ&ジュリエット」のロミオ役など。 ディカプリオは「バスケットボール・ダイアリーズ」のジム役や 「ボーイズ・ライフ」のトバイアスなどの少年役を演じていた頃は、 思春期の心の機微を表現することにたけた俳優だったが、 最近は役柄にあまり方向性が感じられないのが気になるところ。 私生活ではモデルのアンバー・バレッタや ヴィルジニー・ルドワイヤンなど新しい恋人の噂が絶えず。 現在はブラジル・モデル、ジゼル・ブンチェンと交際中だが…… 活躍度 ◎↑ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1991年「クリッター3」 1992年「ボディヒート2」 1993年「ギルバート・グレイブ」「ボーイズ・ライフ」 1995年「クイック&デッド」◆「太陽と月に背いて」      「バスケットボール・ダイアリーズ」◇ 1996年「マイ・ルーム」◇「ロミオ&ジュリエット」◇ 1997年「タイタニック」◇ 1998年「仮面の男」◇「セレブリティ」◆ 1999年「ザ・ビーチ」◇ 2000年「あのころ僕らは」(1995年撮影) 2001年「ギャング・オブ・ニューヨーク」 2002年「キャッチ・ミー イフ・ユー・キャン」 2004年「アビエイター」 DAVID THEWLIS  デビッド・シューリス 誕生日 1963 出身 英ブラックプール ギルドホール音楽演劇学校で学ぶ。 94年「ネイキッド」でカンヌ映画祭主演男優賞受賞。 活躍度 △→ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ   ☆☆★★★★ 出演作 1970年「黒馬物語」 1988年「ブルーム」「LITTLE DORRIT」 1989年「RESURRECTED」 1991年「AFRAID OF THE DARK」「ライフ・イズ・スウィート」 1992年「トライアル/審判」「ヘルハザード 禁断の黙示録」 1993年「ネイキッド」 1995年「太陽と月に背いて」 1996年「恋の闇・愛の光」「ドラゴンハート」「D・N・A」 1997年「セブン・イヤーズ・イン・チベット」 1998年「シャンドライの恋」「ディボーシング・ジャック」 2000年「ギャングスター・ナンバー1」 2004年「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」 その他の出演者: Dominique Blanc .... Isabelle Rimbaud Felicie Pasotti Cabarbaye .... Isabelle, as a child Nita Klein .... Rimbaud's Mother James Thierree .... Frederic Emmanuelle Oppo .... Vitalie Denise Chalem .... Mrs. Maute De Fleurville Andrzej Seweryn .... Mr. Maute De Fleurville Christopher Thompson .... Carjat Bruce Van Barthold .... Aicard Christopher Chaplin .... Charles Cros Christopher Hampton .... The Judge Mathias Jung .... Andre User Rating: 5.7/10 (1,403 votes) オトーサン 「もう少し高くてもいいのでは」 同性愛の描写が嫌われたのでしょう。 User Comments: BobLibさん Cherry Hill, New Jersey 2000年9月29日 「ランボーを追い求め続けてきた」 この映画、上映当時、見たひとが少なかった。 それは、いいことだ。 というのも、多くのディカプリオの女性フアンが この映画をみていたら、初期の傑作ではあるが、 「タイタニック」でブレークすることはなかっただろう。 この映画で、かれはホモの苦しむ天才詩人アルチュール・ランボ−を 堂々と演じていたからだ。 若いお嬢さんたちは、ほんとうは、ホモなのかしらと思っただろう。 つまり、男の悪女みたいな役なのだ。 まさにレオには、はまり役だった。 数年前には、「タイタニック」の成功後、 彼がビデオを回収しようとしたという噂が流れた。 彼がこの映画で成功しなかったのは、幸いだった。 「バスケットボール・ダイアリー」同様に、 最高の演技をみせている。 でも、この映画の場合、よき相棒に恵まれた。 David Thewlisが、ランボーの導師であり、 長い間、愛人だったポール・ヴェルレーヌ役として ディカプリオと好対照の演技をみせている。 ヴェルレーヌは、醜く、太っちょであるのに対して、 ランボーは、細身でハンサムである。 肉体的にみれば、2人は、まったく不釣り合いだが、 何よりも、気が合ったのだ。 この映画では、肉体の接触よりも 魂の接触に重きを置いていることが看取できるだろう。 この映画を賞賛するひとが多い一方、 この映画を嫌うひとも多い。 だが、ともあれ、この映画は、奇妙な魅力がある、 見てしまうと、忘れ難い映画である。 オトーサン、 この映画、ランボーの壮絶な人生を知れば、 もっと興味がわくかもしれません。 ○アルチュール・ランボー  Jean Nicolas Arthur Rimbaud  1854/10/20- 91/11/10 フランスの詩人。 作品は15歳から19歳にかけてつくったものであるため 「早熟の天才」と称される。 1854年フランス北東部シャルルヴィルに 陸軍の軍人の子として生まれる。 幼少期は優秀さ知られたが普仏戦争が勃発して生活が激変すると、 家出を繰り返し学業を放棄した「反抗の時代」を迎えた。 1871年パリに出てヴェルレーヌと出会って同性愛の関係となり、 ブリュッセルやロンドンを共同生活を送った。 二人の関係が破綻した1873年ヴェルレーヌにより発砲され負傷。 ヴェルレーヌは逮捕される。 この後、代表作の『地獄の季節』を執筆。 そして1874から75年頃『イルミナシオン』を最後に文学から離れた。 その後はヨーロッパ各地やアラビア・アフリカを放浪し、 貿易の職に就いた。   1891年骨肉腫により右足を切断したが、  ガンが全身に転移して死去。 かれの詩のひとつをご紹介しましょう。 こんなステキな瞬間を味わえたのだから、 まあ、いい人生であったのでしょう。 ○センシティヴ  青葉萌えゆる初夏の夕暮れ時、  生えたつ麦にさされながら草の小道を歩こう。  夢みながら、  緑の爽やかさを足元に感じ、  涼やかな風に身を任せよう。  何事も語るまい、  何事も思うまい、  ただ限りない愛が、  僕の魂を豊かに満たし、  遠く、遠く、僕の心は旅立つだろう。  ジプシーのように、  自然のなかを――愛する人とともに歓びに満ちて。


オペラ座の怪人

オトーサン、 オペラ座の怪人には、思い出があります。 「ブロードウェイの舞台、よかったなぁ。 いい席だったし、観客の拍手、叫び、全員起立もよかったし」 この映画、それを再現させてくれるというのです。 原題:The Phantom of the Opera (2004) 監督:Joel Schumacher 原作:Gaston Leroux 舞台音楽;Andrew Lloyd Webber 脚本:Andrew Lloyd Webber / Joel Schumacher Genre: Musical / Drama / Romance Rated PG-13 for brief violent images. Runtime: 143 min Country: USA / UK Language: English / French / Italian / Spanish Color: Black and White / Color 上映時間:143分 あらすじ: Andrew Lloyd Webberの豪華なミュージカルが 映画になった。 生まれつき顔が損なわれた悲運の男は、 ただ「怪人」として知られていた。 パリのオペラ座の地下にある下水道に住んでいる。 彼は、ぱっとしないコーラスガール、クリスティーヌに恋をして 個人的に彼女にレッスンをする。 その一方で、その他の出演者を恐怖に陥れ、 クリスティーヌを主役にせよと迫る。 ところが、クリスティーヌが、子供時代のなじみである ラウルと再会し、恋に落ちたことで、事態は悪化する。 怪人は、彼女を誘拐し、自分の巣窟に幽閉する。 怪人をとめることができるのは、もはやラウルしないない。. 出演者: Gerard Butler .... The Phantom(怪人) Emmy Rossum .... Christine (クリスティーヌ) Patrick Wilson .... Raoul (ラウル) オトーサン、 「天使の声だ。何という美声だろう! これで、吹き替えなしだって?」 クリスティーヌの歌声に、酔いしれました。 怪人の歌も、セクシー。 GERARD BUTLER  ジェラード・バトラー 誕生日 1969/11/13 出身 英スコットランド・グラスゴー グラスゴー大学で法律を学び、 7年間弁護士をしていたが、 ロンドンのコーヒーショップで俳優のスティーブン・バーコフにスカウトされ、 舞台「コリオレイナス」で俳優デビュー。 97年「QUEEN VICTORIA 至上の恋」で映画デビュー。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ   ☆☆☆★★★ 出演作 1997年「QUEEN VICTORIA 至上の恋」「トゥモロー・ネバー・ダイ」 1999年「ワン・モア・キス」 2000年「ドラキュリア」 2001年「騎馬大王アッティラ/平原の支配者」(TM) 2002年「サラマンダー」 2003年「トゥームレイダー2」「タイムライン」 2004年「オペラ座の怪人」 EMMY ROSSUM  エミー・ロッサム 誕生日 1986/9/12 出身 米ニューヨーク州ニューヨーク 活躍度 △↑ 演技幅 個性 演技力 ☆☆★★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 2000年「オードリー・ヘプバーン物語」(TM) 2001年「アメリカン・ラプソディ」 2002年「ラブ・アクシデント」 2003年「ミスティック・リバー」 2004年「デイ・アフター・トゥモロー」「オペラ座の怪人」 その他の出演者: Miranda Richardson .... Madame Giry Minnie Driver .... Carlotta Ciaran Hinds .... Firmin Simon Callow .... Andre Victor McGuire .... Piangi Jennifer Ellison .... Meg Giry Murray Melvin .... Reyer Kevin McNally .... Buquet James Fleet .... Lefevre Imogen Bain .... Carlotta's Maid Miles Western .... Carlotta's Wigmaker Judith Paris .... Carlotta's Seamstress User Rating: 7.1/10 (7,714 votes) オトーサン、 「高いスコアだ」 User Comments: Shaun Tossellさん Bristol 2004年12月13日 怪人をやっと見られる.... 昨日、親友と一緒に見に行った。 「どうだった?」 そう聞くと、 「サイテーの映画ね」 びっくりして、顔をみると、目をパチパチ。 いつも、皮肉屋なんだ。 この映画、実に面白い! ゴージャスだ。 歌がおかしいという批評家もいるようだが、 歌はすばらしいと思う。 全員に拍手喝采したい。 とくに、2人の主演者、 エミリ−・ロッサムとジェラルド・バトラーが すばらしかった。 こんなにすばらしい歌は、ないのでは。 カチっときた批評がある。 「歌はもっと現代風にすべきだ」 それについて、言いたいのは、 完全なものをなぜ変える必要があるということだ。 サイコウのシーンは、出だし。 白黒からカラーに変わって、物語りがはじまったら、 全身がしびれてしまった。 まだ、舞台をみたことがないが、 この映画をみたら、もう舞台をみる必要はないのでは。 10点満点で10点。 見に行くべし! オトーサン、 「このサウンドがいい!」 出だしのテーマ・ソングが鳴り響くと、 思わず、涙が出てきました。 何でも、総勢100人のフルオーケストラだそうです。 ぜひ、公式サイトをクリックしてください。 この音楽が流れ出します。 ・http://www.opera-movie.jp/


シラノ・ド・ベルジュラック

オトーサン、 「おお、シラノの本物があった!」 昨日の「ロクサーヌ」は、ハリウッドのコメディですが、 これは、本場フランスのシラノ映画の名作です。 原題:Cyrano de Bergerac (1990) 監督:Jean-Paul Rappeneau 原作台本:Edmond Rostand 脚本:Jean-Claude Carriere / Jean-Paul Rappeneau Genre: Drama / Romance Country: France Language: French 上映時間:137分 あらすじ: 古典的な悲劇がまたまた映画化された。 このフランス映画は、魂の詩人にして哲学者、 そして練達の剣士シラノの物語を描いている。 彼は、ロクサーヌと恋に落ちるが、 巨大な鼻が邪魔をして、打ち明けられない。 そのかわり、生真面目だが、ハンサムなクリスチャンの 恋を成就しさせてやるために、恋文を代筆する。 ロクサーヌは、恋文の書き手を恋するが、 それを書いているのが、シラノであることを知らない。 出演者: Gerard Depardieu .... Cyrano De Bergerac(シラノ・ド・ベルジュラック) Anne Brochet .... Roxane (ロクサーヌ) Vincent Perez .... Christian de Neuvillette(クリスチャン) オトーサン、 「うまいなー。ジェラール・ドパルデュー」 アクション、せりふ回し、演技力、3拍子そろっています。 相手役のロクサーヌを演じるのは、アンヌ・ブロシェ。 美貌というよりも、背筋がピンと伸びているで、気品があります。 経歴を見て分かりましたが、バレエをやっていたとか。 GERARD DEPARDIEU  ジェラール・ドパルデュー 誕生日 1948/12/27 出身 仏シャトルー 活躍度 ◎→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ   ☆☆☆☆★★ 出演作 1965年「LE BEATNIK ET LE MINET」 1971年「水の中の小さな太陽」 1972年「ラ・スクムーン」 1973年「暗黒街のふたり」 1974年「薔薇のスタビスキー」「バルスーズ」「友情」 1975年「ジュ・テーム・モア・ノン・ブリュ」「仮面」      「ハンカチのご用意を」 1976年「1900年」「バロッコ」 1978年「バイバイ・モンキー摩天楼ラプソディ」「護衛犬都市」 1980年「アメリカの伯父さん」 1981年「終電車」「隣の女」 1982年「ダントン」「溝の中の月」 1984年「フォート・サガン」 1985年「シガニー・ウィーバーの大発掘」       「ソフィー・マルソーの刑事物語」 1986年「愛と宿命の泉」「タキシード」 1987年「悪魔の陽の下に」 1988年「カミーユ・クローデル」「夜のめぐり逢い」 1989年「美しすぎて」「お家に帰りたい」「ふたり」       「ヘンリー5世」 1990年「グリーン・カード」「シラノ・ド・ベルジュラック」 1991年「さよならモンベール」「めぐり逢う朝」       「メルシー・ラ・ヴィ」 1992年「1492コロンブス」 1993年「恋人はパパ ひと夏の恋」「ゴダールの決別」       「ジェルミナル」       「フランソワ・トリュホー 盗まれた肖像」 1994年「愛の報酬 シャベール大佐の帰還」       「ザ・マシーン私の中の殺人者」「記憶の扉」 1995年「エリザ」「俺たちは天使だ」「百一夜」 1996年「シークレット・エージェント」「ハムレット」       「僕のボーガス」「ミルドレッド」 1998年「仮面の男」 2000年「宮廷料理人ヴァテール」「102」「ヴィドック」       「レ・ミゼラブル」(TM)「メルシィ!人生」 2001年「CQ」 2002年「シティ・オブ・ゴースト」「ミッション クレオパトラ」 「微笑みに出逢う街角」 2003年「ルビー&カンタン」「ボン・ヴォヤージュ」 「サイレンス 血の呪」「恍惚」 ANNE BROCHET  アンヌ・ブロシェ 誕生日 1966/11/22 出身 フランス・アミアン 幼い頃からバレエを学び、15才から演劇学校へ通う。 その後、パリに出てコンセルバトワールへ。 映画は90年「シラノ・ド・ベルジュラック」のロクサーヌ役で ロミー・シュナイダー賞受賞。 91年「めぐり逢う朝」の音楽家の娘役でセザール賞助演女優賞を受賞。 活躍度 △↓ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1986年「BUISSON ARDENT」 1987年「ラ・メゾン/惨劇の館」「ベンガルの夜」 1988年「グルメ・アカデミー」 1990年「シラノ・ド・ベルジュラック」 1991年「めぐり逢う朝」 1992年「バルジョーでいこう!」 1997年「ドリフトウッド/硝子の檻」 2001年「ダスト」 その他の出演者: Jacques Weber .... Comte De Guiche Roland Bertin .... Ragueneau Philippe Morier-Genoud .... Le Bret Pierre Maguelon .... Carbon de Castle-Jaloux Josiane Stoleru .... The Duenna Anatole Delalande .... The Child Ludivine Sagnier .... The Little Sister Alain Rimoux .... The Father Philippe Volter .... Vicomte de Valvert Jean-Marie Winling .... Ligniere Louis Navarre .... The Bore Gabriel Monnet .... Montfleury User Rating: 7.5/10 (4,963 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 アカデミー賞外国語映画ノミネート User Comments: jp-powell Auckland, New Zealand 2005年2月3日 ハリウッドよりいい。 美しい衣装、詩、演技、ロケ地。 ロスタンの名作がスクリーンにやってきた。 伝説の人物を描く、 この比較的新しいバージョンは、よくできている。 世紀のロマンスが好きなひとなら、 思わず笑みを浮かべるにちがいない。 ジェラール・ドパルデューとアンヌ・ブロシェは、 スティーブ・マーチンとダリル・ハンナ主演の ハリウッドの「ロクサーヌ」が喜劇だったのに対して、 ほんものの悲劇を演じている。 報われぬ恋を感動的にきちんと描かれ、ファンタステックだ。 フランス人らしい物の見方やその文化も興味深い。 . オトーサン、 「食い道楽だなあ、フランス人は」 後半は、悲惨な戦争場面になるのですが、 名シェフが出現して、贅沢なワインや肉を兵士たちに 大盤振舞いするのです。 ほぼ2時間半の長編映画ですが、楽しめました。


愛しのロクサーヌ

オトーサン、 またも、近所のレンタル・ビデオ屋で中古VTRを物色。 「スティーブ・マーチン主演か。OKだろう」 彼の主演映画は、これまで期待を裏切られたことは 一度もありません。 原題:Roxanne (1987) 監督:Fred Schepisi 戯曲:Edmond Rostand 脚本:Steve Martin Genre: Comedy / Romance 上映時間:107分 あらすじ: エドモンド・ロスタン「シラノ・ド・ベルジュラック」の現代版。 C.D.は、消防署長であるが、 生まれつき、どういうわけか鼻が非常に高い。 新人クリスを雇う。 クリスは、ハンサムで有能だが、女性には初心。 ロクサーヌは、天文学者で、町にきたばかりだが、 クリスを見初める。 クリスは、C.D.にロクサーヌへの求愛の支援を頼む。 C.D.がロクサーヌに狂っていて、 どう打ち明けようか悩んでいるとは、露知らない。 出演者:: Steve Martin .... C.D. Bales (C.D.) Daryl Hannah .... Roxanne Kowalski (ロクサーヌ) Rick Rossovich .... Chris McConnell(クリス) オトーサン、 「スティーブ・マーティン、若いなあ」 身のこなしも軽やかです。 コメディは、こうあらねばというお手本のような演技でした。 愛しのロクサーヌ、人選が大事な役ですが、 まあ、ダリル・ハンナでよかったのでは。 経歴紹介は、この2人としましょう。 STEVE MARTIN  スティーブ・マーティン 誕生日 1945/8/14 出身 米テキサス州ウェコー 活躍度 ○→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ   ☆☆☆☆☆★ 出演作 1978年「サージャント・ペッパー」 1979年「マペットの夢見るハリウッド」「天国から落ちた男」 1981年「四つ数えろ」「ペニーズ・フロム・ヘブン」 1983年「二つの頭脳を持つ男」 1984年「オール・オブ・ミー/突然下半身が女に!」「ロンリー・ガイ」 1985年「映画の作り方教えます」 1986年「リトルショップ・オブ・ホラーズ」「サボテン・ブラザース」 1987年「愛しのロクサーヌ」「大災難P.T.A.」 1988年「ペテン師と詐欺師/だまされてリビエラ」 1989年「バックマン家の人々」 1990年「マイ・ブルー・ヘブン」 1991年「L.A.ストーリー/恋の降る街」「わが街」「花嫁のパパ」 1992年「ハウス・シッター/結婚願望」「奇跡を呼ぶ男」 1994年「ミックス・ナッツ」「パパとマチルダ」 1995年「花嫁のパパ2」 1996年「SGT.ビルコ/史上最狂のギャンブル作戦」 1999年「アウト・オブ・タウナーズ」「ビッグ・ムービー」 2001年「ノボケイン/局部麻酔の罠」 2003年「女神が家にやってきた」 「ルーニー・テューンズ:バック・イン・アクション」 DARYL HANNAH  ダリル・ハンナ 誕生日 1960/12/19 出身 米イリノイ州シカゴ 父はシカゴの曳き船会社を経営している富豪ドン・ハンナ。 7人兄妹。4才からダンスを習い始め、 ハイスクールでも舞台に立ち、 グッドマン・シアターの演技コースを学んだ。 高校卒業後、ロサンゼルスへ移り、南カリフォルニア大学で学ぶ。 78年「フューリー」で映画デビュー。 「ブレードランナー」のアンドロイド役や「スプラッシュ」の人魚役、 「ウォール街」のヒロイン役が有名。 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1978年「フューリー」◇ 1981年「ファイナル・テラー」「HARD COUNTRY」 1982年「ブレードランナー」◆「青い恋人たち」 1984年「スプラッシュ」◇「俺たちの明日」       「悪の華/パッショネイト」 1986年「THE CLAN OF THE CAVE BEAR」       「夜霧のマンハッタン」 1987年「愛しのロクサーヌ」「ウォール街」 1988年「ブランケット城への招待」 1989年「ウディ・アレンの重罪と軽罪」       「マグノリアの花たち」 1990年「クレイジーピープル」 1991年「AT PLAY IN THE FIELDS OF THE LORD」 1992年「透明人間」◆ 1993年「ラブリー・オールドメン」 1994年「ちびっこギャング」 1995年「つり大将LOVELOVE日記/ラブリー・オールドメン」       「あなたに逢いたくて」「闇を見つめる瞳」◇ 1996年「TWO MUCH」「フランキー・ザ・フライ」 1997年「相続人」◆「リアル・ブロンド」◆ 1998年「ブラボー火星人2000」◆       「アダムス・ファミリー サン 再結集」 1999年「裏窓」(TM)「スピードウェイ・ジャンキー」 2000年「コード」◇「ブルー・イグアナの夜」 2001年「ハード・キャッシュ」 2002年「ウォーク・トゥ・リメンバー」「デブラ・ウインガーを探して」 2003年「キル・ビルVol.1」 「カーサ・エスペランサ〜赤ちゃんたちの家〜」 2004年「キル・ビルVol.2 ザ・ラブ・ストーリー」 その他の出演者: Shelley Duvall .... Dixie John Kapelos .... Chuck Fred Willard .... Mayor Deebs Max Alexander .... Dean Michael J. Pollard .... Andy Steve Mittleman .... Ralston Damon Wayans .... Jerry Matt Lattanzi .... Trent Shandra Beri .... Sandy Blanche Rubin .... Sophie Jane Campbell .... Dottie Jean Sincere .... Nina User Rating: 6.8/10 (7,132 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ!」 User Comments: Stu Prince Tacoma, WA 2003年11月3日 スティーブ・マーチン、最高! 「シラノ」のリメイク。 この魅力的な映画においては、 マーチンが、その才能を遺憾なく発揮している。 筋肉を痙攣させるだけではない。 すてきな会話、すてきな演技、美しい景色。 (ハンナが弱いと思うが、ちょっと手厳しいかも) 映画のはじめの「剣戟」シーンや、 高い鼻をけなす古典的な名文句20が、この映画でも使われている。 絶対見逃してはならないロマンティック・コメディである。 オトーサン、 「ああ、面白かった」 何といっても、「シラノ」そのものが よくできたお芝居ですから、面白くないハズはありません。 中古でしたが買ってよかったと思いました。 また見たくなる映画のひとつです。


25年目のキス

オトーサン、 「いまどき、そんな女性いるのかなぁ?」 邦題は、「25年目のキス」となっていますが、 原題は、"いまだキスの味知らず"てーな感じ。 ドリュー・バリモアのフアンのためにつくられた映画です。 原題:Never Been Kissed (1999) 監督:Raja Gosnell 脚本:Abby Kohn / Marc Silverstein Genre: Comedy / Romance Rated PG-13 for sex-related material and some drug content. 上映時間:107分 あらすじ: 1920年代初期の校閲係が、シカコ・デイリー新聞で 記者になるチャンスを与えられる。 時代の先端を行く高校生たちについての記事を書くのだ。 真実を書くために、彼女は学生になりすます。 入学した彼女は、自分の10代のみじめな思い出に直面する。 はじめのうち、まったく浮いた存在だったのだ。 出演者:: Drew Barrymore .... Josie Geller(ジョシー) David Arquette .... Robert Gellar(ロブ) Jeremy Jordan .... Guy Perkins (ガイ) オトーサン、 「ドリュー・バリモア、うまいなぁ」 でも、うますぎて、へきえきするシーンもありました。 DREW BARRYMORE  ドリュー・バリモア 誕生日 1975/2/22 出身 米カリフォルニア州ロサンゼルス 両親は俳優のジョン・バリモア・ジュニアとイルディコ・ジェイド。 芸能界デビューは、両親の友人がタレント・エージェントに 写真を送ったことから始まる。 映画デビューはケン・ラッセル監督「アルタード・ステーツ」(1980)で ウィリアム・ハートの子供の役。 しかし、彼女が注目されたのは、「E.T.」でのヘンリー・トーマスの妹役。 ここで好奇心旺盛で表情豊かな女の子を演じた彼女は、 早くも俳優としての才能を見せつつあった。 (ユース・イン・フィルム賞受賞) この時、ドリューは、スピルバーグ制作の 「ポルターガイスト」のオーディションも受けたが、 「ポルターガイスト」で選ばれたのはヘザー・オルーク。 ヘザーのその後の活躍を考えると、 この時期に二人の天才子役が誕生したことになる。 ドリューはその後、ゴールデン・グローブ賞助演女優賞にノミネートされた 「ペーパー・ファミリー」「炎の少女チャーリー」で主演をつとめ、 順調なキャリアを重ねていたが、私生活では荒れていた。 アルコール依存の父に捨てられ、母親の厳しい締め付けにより、 ドリューは9才にして酒を飲み始め、10才でマリファナを吸い、 12才でコカイン、13才の時にはリハビリを繰り返していたが、 この頃から禁酒に励むようになり、14才で一度は自殺を図るものの、 15才の時、母親と縁を切る法的判決を勝ち取り、ついに自立に成功した。 19才の時には電撃結婚し、電撃離婚している。 その後の彼女は、子役の頃のイメージとは正反対の、 不良少女のようなダーティーな役柄を演じることが多くなったが、 1992年には「ガンクレイジー」で 二度目のゴールデングローブ賞主演女優賞にノミネートされ、 ついに「スクリーム」(1996)でオープニングを飾って、 子役時代に培った愛くるしい顔立ちを観客に印象づけ、方向転換に成功。 「ウェディング・シンガー」からは清純でキュートな笑顔を見せる ドリューを見ることが出来るようになった。 95年にナンシー・ジュボネンと製作会社フラワー・フィルムズを設立、 第一作「25年目のキス」、第二作「チャーリーズ・エンジェル」で 主演・制作を勤めた。 最近では女性のための性に関するキャンペーンや 野生動物の保護の資金集めにも活躍。 自身も肉や魚や卵を食べない菜食主義者となっている。 2000年の夏に「チャーリーズ・エンジェル」でも共演した トム・グリーンと婚約を発表。 2001年3月に結婚、同年7月、カリフォルニア州マリブで結婚式を挙げた。 しかし、同年12月に離婚。 現在はザ・ストロークスのドラマー、ファブリッチオ・モレッティと 結婚の噂がある。 ドリュー・バリモアは、どんな役でも見事に演じてしまう天才俳優である。 それゆえに自分がこう演じれば、観客を感動させられるといった計算が 感じられ、客のニーズに合わせた演技を見せてしまうところがある。 もちろん、それはそれですごいことだが、 ドリューの場合、役の演じ方に類型的な部分がある。 かわいい女性を演じる場合、同じかわいい女性でも 映画の役に応じて差があるものだが、 ドリューは皆同じように見えてしまう。 また、ドリューにはまわりの俳優の存在感を薄れさせてしまうくらい 突出した演技力があるので、 映画自体を彼女のプロモーションにしてしまいがちな部分もある。 それだけに人気俳優としての地位を確立した 今後のドリューには、まわりの俳優を引き立たせるような演技を 見せて欲しいものである。 活躍度 ○↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ   ☆☆☆☆★★ 出演作 1980年「アルタード・ステーツ/未知への挑戦」 1982年「E.T.」◆ 1984年「ペーパー・ファミリー」◇「炎の少女チャーリー」◇ 1985年「キャッツ・アイ」◇ 1986年「おもちゃの国のクリスマス」◇ 1989年「いくつもの朝を迎えて」◆       「ネバダ・ファミリー/静けさは危険な香り」 1991年「モトラマ/5億ドルを狙え!」◆ 1992年「ノー・プレイス・トウ・ハイド」「ボディヒート」       「ドッペルゲンガー」◇「ガンクレイジー」◇ 1993年「ウェインズ・ワールド2」 1994年「バッド・ガールズ」◆「ドリュー・バリモア プワゾンの香り」◇ 1995年「マッド・ラブ」◇「ボーイズ・オン・ザ・サイト」◆       「バットマン・フォーエバー」◆ 1996年「世界中がアイ・ラブ・ユー」◆       「スクリーム」◆ 1997年「リスキーブライド/狼たちの絆」◆ 1998年「ウェディング・シンガー」◇「100万回のウィンク」◇       「エバー・アフター」◇ 1999年「25年目のキス」◇ 2000年「タイタンA.E.」(声)「チャーリーズ・エンジェル」◇       「誘惑の接吻(キス)」 2001年「サンキュー、ボーイズ」◇「ドニー・ダーコ」◆       「フレディのワイセツな関係」▲ 2002年「E.T.20周年アニバーサリー特別版」◆「コンフェッション」◆ 2003年「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」◇ その他の出演者: Michael Vartan .... Sam Coulson Molly Shannon .... Anita Olesky Leelee Sobieski .... Aldys Martin John C. Reilly .... Augustus Strauss Garry Marshall .... James Rigfort Marley Shelton .... Kristin Davis Jessica Alba .... Kirsten Liosis Jordan Ladd .... Gibby Zerefski Sean Whalen .... Merkin Burns Cress Williams .... George Octavia Spencer .... Cynthia Sarah DeVincentis .... Rhoda User Rating: 5.7/10 (10,157 votes) オトーサン、 「まあ、こんなところかも」 User Comments: arturoさん Monterrey, Mexico 2004年5月25日 ドリューが、また17歳を演じた! 私は、ドリュー・バリモアが好きだ。 「スクリーム」を見たとき、 なんてステキな女優さんなんだ。 この映画で、彼女は17歳で、 殺されるのだが、私は泣いてしまった。 2年後、彼女が、この映画で戻ってきた。 ジョジー役で、最高のキャラである。 また、17歳を演じるのだ。 (25歳なのに) 私は、DVDを買った。 いつでも見ることができる。 かわいい娘が出ている。 Jessica AlbaやMarley Sheltonだ。 ドリューには、続編をやってほしい。 ジョジーとサムの間に子供が生まれたらどうなるか。 あるいは、彼に捨てられたら、どうなるか? ドリュー、最高の映画をつくってくれてありがとう。 「スクリーム」もいい。 その後の映画としては、 "Home Fries"、" Charlie's Angels"、 "Duplex", "50 firs dates"、"Donnie Darko"も、オススメである。 オトーサン、 「フアンって、ありがたいものだ」 ボランティアで、広告塔になってくれるのですから。


モナリザ・スマイル

オトーサン、 「おお、もうDVDになったか」 ジュリア・ロバーツの映画なのに、見逃したのです。 「題名も意味深だし、期待できそうだ」 原題:Mona Lisa Smile (2003) 監督:Mike Newell 脚本:Lawrence Konner / Mark Rosenthal Genre: Drama / Comedy / Romance Rated PG-13 for sexual content and thematic issues. 上映時間:117分 あらすじ: 1953年、UCLA卒で自由な精神の持ち主である キャサリンは、名門女子大ウェルズリーの美術教員になる。 生徒たちは、知的自由への欲求と 当時の抑圧的な慣習との間で揺れていた。 出演者:: Julia Roberts .... Katherine Ann Watson(キャサリン) Kirsten Dunst .... Betty Warren(ベティ) Julia Stiles .... Joan Brandwyn (ジョーン) オトーサン、 「ベテラン女優ジュリア・ロバーツ、たじたじ」 若手の実力派女優が大活躍していました。 ここでは、思い切って、3人の経歴を見ましょう。j JULIA ROBERTS ジュリア・ロバーツ 誕生日 1967/10/28 出身 米ジョージア州スルミナ 演技学校を経営していた両親の影響で 幼い頃から演技に目覚める。 16才の時、俳優の兄エリック・ロバーツの 「パッショネイト/悪の華」のロケを見学し、 女優になる決意を固める。 88年「ブラッド・レット/復讐の銃弾」で兄と共演し、映画デビュー。 89年「マグノリアの花たち」でアカデミー助演女優賞にノミネート、 ゴールデン・グローブ助演女優賞受賞。 2000年「エリン・ブロコヴィッチ」でアカデミー主演女優賞と ゴールデン・グローブ賞主演女優賞を手にした。 私生活では91年キーファー・サザーランドと挙式予定三日前に婚約破棄。 93年、歌手のライル・ロベットと結婚するが、95年離婚。 最近では、ベンジャミン・ブラットと破局した。 2002年7月、カメラマンのダニエル・モダーと再婚した。 活躍度 ◎↑ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1988年「ブラッド・レッド/復讐の銃弾」「サティスファクション」      「ミスティック・ピザ」 1989年「マグノリアの花たち」 1990年「愛が壊れるとき」「フラットライナーズ」      「プリティ・ウーマン」◇ 1991年「愛の選択」「フック」 1992年「ザ・プレイヤー」 1993年「ペリカン文書」◇ 1994年「アイ・ラブ・トラブル」「プレタポルテ」 1995年「愛に迷った時」 1996年「ジキル&ハイド」「世界中がアイ・ラブ・ユー」      「マイケル・コリンズ」 1997年「陰謀のセオリー」◇      「ベスト・フレンズ・ウェディング」◇ 1998年「グッドナイト・ムーン」◇ 1999年「ノッティング・ヒルの恋人」◇「プリティ・ブライド」◇ 2000年「エリン・ブロコピッチ」◇ 2001年「ザ・メキシカン」◇「アメリカン・スウィートハート」◇      「オーシャンズ11」◇ 2002年「コンフェッション」◆「フル・フロンタル」◇ 2003年「モナリザ・スマイル」◇ 2004年「オーシャンズ12」 KIRSTEN DUNST キルスティン・ダンスト 誕生日1982/4/30 出身 米ニュージャージー州ポイントプレザント 3才で芸能界入りし、70本以上のCMに出演。 89年「ニューヨーク・ストーリー」で映画デビュー。 94年「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」でゴールデン・グローブ賞ノミネート、 ブロックバスター・ビデオ・アワードの助演新人賞、 MTVアワードのベスト・ブレークスルー・アーティスト賞、 サターン・アワードのベスト・ヤング・アクトレス賞を受賞。 活躍度 △↑ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1989年「ニューヨーク・ストーリー」 1990年「虚栄のかがり火」 1994年「インタビュー・ウイズ・ヴァンパイア」      「若草物語」      「ジム・キャリー IN ハイ・ストラング」 1995年「ジュマンジ」◇ 1996年「マザー・ナイト」 1997年「噂の真相/ワグ・ザ・ドッグ」 1998年「スモール・ソルジャーズ」◇      「ガールズ・ルール!100%おんなのこ主義」 1999年「ヴァージン・スーサイズ」◇      「わたしが美しくなった100の秘密」      「タイム・ラビリンス 時空の扉」      「キルスティン・ダンストの大統領に気をつけろ!」 2000年「クロウ 復讐の翼」「デッド・ヒート・コネクション」 2001年「チアーズ!」◇「クレイジー/ビューティフル」◇      「ブロンドと柩の謎」◇ 2002年「スパイダーマン」◇ 2003年「ケイナ」(声)「モナリザ・スマイル」◇ 2004年「スパイダーマン2」◇ JULIA STILES  ジュリア・スタイルズ 誕生日 1981/3/28 出身 米ニューヨーク 11才の時、ニューヨークの舞台でデビューを飾り、 「EVERYDAY NEWTBURMAN」「PHOTO OP」などの舞台に出演。 97年に自らが手がけた脚本「THE ANARCHISTS DAUGHTER」が サンダンス・インスティテュート・ライターズ・ラブによって選出される 12本の中の1本に選ばれる。 99年プロフェッショナル・チュードレン・スクールを卒業。 映画は「プラトニック・ゲーム」でデビュー。 テレビでは「シックスティーズ」(99〜)など。コロンビア大学に在学。 活躍度 △↑ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1996年「プラトニック・ゲーム」 1997年「デビル」 1999年「恋のから騒ぎ」 2000年「ハムレット」◆ 2001年「セイブ・ザ・ラストダンス」◇「O[オー]」◆ 2002年「ボーン・アイデンティティー」◆「オトコのキモチ」 2003年「モナリザ・スマイル」◇ 2004年「ボーン・スプレマシー」◆ その他の出演者: Maggie Gyllenhaal .... Giselle Levy Ginnifer Goodwin .... Connie Baker Dominic West .... Bill Dunbar Juliet Stevenson .... Amanda Armstrong Marcia Gay Harden .... Nancy Abbey John Slattery .... Paul Moore Marian Seldes .... President Jocelyn Carr Donna Mitchell .... Mrs. Warren Terence Rigby .... Dr. Edward Staunton Jennie Eisenhower .... Girl at the Station Leslie Lyles .... Housing Director Laura Allen .... Susan Delacorte User Rating: 6.1/10 (6,077 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: George Parker Orange County, CA USA 2004年3月10日 歯のない微笑み この映画、1950年代の女子大で 美術史教員を演じるジュリア・ロバーツの物語である。 教え子たちにウーマン・リブや独立精神を吹き込もうと苦闘する。 彼女たちは、俗物根性でこりかたまり、 オズの魔法使いのような未来を夢みていたのだ。 50年代の女性が置かれていた社会的抑圧を描いた この映画は、2つの間を飲んだくれのようにゆれ動く。 ひとつは、キーキー声のご清潔なドラマとペーソス、 そして、Kodak写真のようなシーン。 もうひとつは、社会批評と大衆の受け止めかた。 そのため、何が言いたいのか、さっぱり分からない。 これは、夜、のんびりくつろぐときに見る映画だ。 評価は、B−。 オトーサン、 「 もうひとつピンとこなかったなー」 ジュリアの改革派としての側面が、 年増女のあわれなラブ・ストーリーを強調したことで すっかり希薄になってしまいました。


ファイアー・アンド・ソード

オトーサン、 「なんか、高級そうな映画だな」 ノーベル賞作家ヘンリケ・シェンキェヴィチの 「クオ・ヴァディス」の映画化とありました。 原題:Ogniem i mieczem (1999)     With Fire and Sword 監督:Jerzy Hoffman 原作:Henryk Sienkiewicz 脚本;Jerzy Hoffman / Andrzej Krakowski Genre: Adventure / Drama / War Country: Poland Language: Polish / Tatar / Ukrainian / Turkish 上映時間:104分 あらすじ: 17世紀のポーランドにおける ポーランド人とウクライナとの内戦の叙事史。 出演者;: Izabella Scorupco .... Helena Kurcewiczowna (ヘレナ) Michal Zebrowski .... Jan Skrzetuski(ジャン) Bogdan Stupka .... Bohdan Chmielnicki (ボフダン) オトーサン、 「覚えられんなー」 ウクライナかポーランドか、 どっちの言語か分かりませんし、 登場人物が多すぎて、誰が誰か分かりません。 ジャン役のミハエル・ゼブロウスキイは、 「戦場のピアニスト」に出ていたそうですが、 あちらも出演者多数の戦争映画で、覚えていません。 でも、水もしたたるような美男子でした。 韓流スターよりずっといいのでは。 紅一点のヘレナ役は、美人でしたが、演技のほうは? IZABELLA SCORUPCO  イザベラ・スコルプコ 誕生日 1970/6/4 出身 スウェーデン 「ゴールデン・アイ」のヒロイン、ナターリャ・シモノバ役や 「バーティカル・リミット」のモニク・オーバースティン役が印象深い。 写真モデルとしてスウェーデンやイタリアで活躍。 歌手としても「IZA」というアルバムや ゴールド・ディスクとなった「SUBSTITUTE」などの2枚のシングルがある。 ジュリアという娘がいる。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ   ☆☆★★★★ 出演作 1995年「007/ゴールデンアイ」 1999年「ディープ・リミット 限界深度」「ファイアー・アンド・ソード」 2000年「バーティカル・リミット」 2002年「サラマンダー」 2004年「エクソシスト ビギニング」 その他の出演者: Aleksandr Domogarov .... Jurko Bohun Krzysztof Kowalewski .... Jan Onufry Zagloba Andrzej Seweryn .... Jeremi Wisniowecki Zbigniew Zamachowski .... Michal Wolodyjowski Wiktor Zborowski .... Longinus Podbipieta Wojciech Malajkat .... Rzedzian Ewa Wisniewska .... Kurcewiczowa Ruslana Pysanka .... Horpyna Daniel Olbrychski .... Tuhaj-Bej Marek Kondrat .... King Jan II Kazimierz Gustaw Holoubek .... Kisiel Andrzej Kopiczynski .... Zacwilichowski User Rating: 6.6/10 (347 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: jamigreさん NYC, NY 2003年6月10日 あーあ 私は、ポーランド人である。 ようやく見ることができて興奮した。 家族も、友人も、知人も、みんな延々と、 これは、いい映画である、 シェンキェヴィチの同名小説を正確に映画化していると言っていた。 さて、正直言って、みんな間違っていた。 これは、ひどい映画だ。 脚色は、おそまつだし、撮影は、 コミュニティ・カレッジの成績Cの生徒並み。 主演女優のイザベラ・スコルプコが、これまたひどい。 もっともっといい映画になったはずだ。 本当にそう思う。 質が悪いので、ときどき笑いだしてしまった。 そう、みんなが言うように、これが人生なのかも。 オトーサン、 「そうか。サッパリ分からなかったハズだ」 IMDBをみると、上映時間は、175分となっていますが、 日本のDVD版は、104分。 全体にバッサリ刈りこんだせいでしょうか、 「関が原の合戦」を描いたNHKの大河ドラマをみているようでした。 これからいうところで終わって、「では、次」という感じでした。


Ray / レイ

オトーサン、 「しまった!オペラ座の怪人じゃなかった」 松戸のサンシャイン・シネマに行ったのですが、 やっていたのは、この「レイ」でした。 「さびしいなぁ、いい映画なのに」 60席のミニ・シアターで、観客は10数人でした。 原題:Ray (2004) 監督:Taylor Hackford 原作:Taylor Hackford / James L. White 脚本:James L. White Genre: Drama / Music Rated PG-13 for depiction of drug addiction,          sexuality and some thematic elements. 上映時間:152分 あらすじ: 伝説のブルース・シンガー、レイ・チャールズの実話。 子供の頃、視力を失った彼は、1950、60年代とブレイクしていく。 人種差別、麻薬乱用、女性関係の失敗の数々... そして、ソウルとゴズペルを結合して、新境地を開いていく。 出演者:: Jamie Foxx .... Ray Charles(レイ) Kerry Washington .... Della Bea Robinson(デラ) Regina King .... Margie Hendricks (マージー) オトーサン、 「一世一代の名演技だ」 レイ・チャールズを演じたジェイミー・フォックス、 アカデミー賞ノミネートは、確実でしょう。 俳優人生の節目になる名演技でした。 JAMIE FOXX  ジェイミー・フォックス 誕生日 1967/12/13 出身 米テキサス州テレル 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ   ☆☆★★★★ 出演作 1984年「恋のトリセツ 別れ編」 1996年「ファイト・マネー」「好きと言えなくて」 1997年「BOOTY CALL」 1998年「THE PLAYERS CLUB」 1999年「エニイ・ギブン・サンデー」 2001年「アリ」 2003年「コラテラル」 2004年「レイ」 その他の出演者: Clifton Powell .... Jeff Brown Harry J. Lennix .... Joe Adams Bokeem Woodbine .... Fathead Newman Aunjanue Ellis .... Mary Ann Fisher Sharon Warren .... Aretha Robinson C.J. Sanders .... Young Ray Robinson Curtis Armstrong .... Ahmet Ertegun Richard Schiff .... Jerry Wexler Larenz Tate .... Quincy Jones Terrence Dashon Howard .... Gossie McKee David Krumholtz .... Milt Shaw Wendell Pierce .... Wilbur Brassfield User Rating: 8.0/10 (3,714 votes) オトーサン、 「高いスコアだ」 User Comments: agviiさん 2004年11月22日 レイのフアンでない?問題なし、最高の映画だ。 妻がこの映画をみたがっていたので、 渋々ついて行った。 伝記ものは、好きじゃない。 ノン・フィクションものよりも、そうでないほうが、 エキサイティングだと思っているから。 レイ・チャールズの音楽は好きだが、フアンではないので、 つまらん映画だろうと覚悟していた。 だが、間違っていた。 古典的なスタイルの語り口の魅力的な映画である。 劇的な瞬間での頭の傾きや歌っているときの目つきに そのニュアンスがよく出ている。 見ているうちに、ぐんぐん引きこまれていった。 ジェイミー・フォックスについては、色々言われているが、 かつてのレイの姿を完全に再現しようとしていないが、 40歳以下のわれわれにとっては、 真の時代、真の人生そのものだ。 "タイタニック"や、時代物映画のように、 一大パノラマや小道具で、観客の目をあざむくことで、 その時代へ連れていこうとはしていない。 50年代、60年代の音楽そのものというよりは、 音楽を生んだシーンへ連れていってくれる。 レイを描いた映画だが、 彼の人生に限定されたものではない。 "Saving Private Ryan"や"Schindler's List"のように、 映画のあるべき姿を体現した映画だ。 あなたを別の場所、別の時間に連れていってくれる。 オトーサン、 「いい音楽って、心に響くなあ」 "わが心のジョージア"が流れたときなどは、 涙が出てきました。 観客もシーンとしていました。 今年の収穫でしょう。


ライク・ア・フィッシュ

オトーサン、 「シャレた題名だなあ」 さすが、フランス映画。 水槽から飛び出した魚というのが、原題。 モニカ・ベルッチが出演しているので、借りてきました。 原題:.Comme un poisson hors de l'eau (1999)     Like a Fish Out of Water 監督:Herve Hadmar 脚色・会話:Christophe Bergeronneau        Philippe Haim /Michel Muller 脚本:Herve Hadmar Genre: Thriller Country: France Language: French 上映時間:90分 あらすじ: 熱帯魚オタクが、夢の女性に会いに、 スペインからイタリアにやってくる。 空港で待っていたのは、3人の熱帯魚泥棒たち。 彼女は泥棒、彼のことなど気にかけていないと知って オタクは、自殺を試みるが、彼女の甘い囁きで断念。 いつのまにか、泥棒一味になっていた。 出演者:: Monica Bellucci .... Myrtille (ミリテル) Tcheky Karyo .... B.B.(B.B.) Michel Muller .... Desire (デジレ) オトーサン、 「モニカ、きれいだなあ」 相変わらず、うっとりさせてはくれましたが、 「マレーナ」ほどの衝撃はありません。 やはり、「マレーナ」が代表作でした。 あと、脇役がなかなか充実していました。 MONICA BELLUCCI  モニカ・ベルッチ 誕生日 1968/9/30 出身 イタリア・ペルージャ ペルージャ大学で法律を学んでいた学生時代にモデルの仕事を始め、 ”イタリアの宝石”と言われるほどの国際的モデルになる。 90年テレビシリーズ「VITA COI FIGLI」にレギュラー出演、 同年「LA RIFFA」で映画デビュー。 96年、俳優のヴァンサン・カッセルと結婚。 活躍度 ○→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ   ☆☆☆★★★ 出演作 1991年「疑惑に抱かれて」 1992年「ドラキュラ」「情事」 「モニカ・ベルッチのエッチなだけじゃダメかしら?」 1995年「アパートメント」 1997年「ドーベルマン」◆ 1998年「アンルーリー 復讐の街」◇「ジュリア」◇ 1999年「ライク・ア・フィッシュ」 2000年「マレーナ」◇「アンダー・サスピション」◆ 「ストリッパー パリ18区」 2001年「ジェヴォーダンの獣」◆ 2002年「アレックス」◇ 2003年「マトリックス リローデッド」◆ 「マトリックス レボリューションズ」◆       「ティアーズ・オブ・ザ・サン」◇「ミッション クレオパトラ」 2004年「パッション」◇「スパイ・バウンド」◇ その他の出演者: Dominique Pinon .... Melvin Mehmet Ulusoy .... Le caid Gerard Ismael .... Nadir Jose Garcia Andre Pousse .... Le Faucheur Karine Nuris Beatrice Palme .... La femme du caid Zirek .... Ramdah Mahmut Demir .... Garde du corps 1 Ali Ihsan Kaleci .... Garde du corps 2 Ilhan Arkan .... Garde du corps 3 Akbar Djabar .... Garde du corps 4 User Rating: 6.6/10 (109 votes) オトーサン、 「こんなものかなー」 User Comments: Guy33134さん Coral Gables, Fl 眼福のギャング映画。 これは、標準的なフランスのギャング映画だ。 だが、他のものよりも、だいぶ美しい。 パリの地方色やリビエラの風景がこの映画の特色である。 また、フアンにはたまらないだろうが。 ゴージャスなモニカが出ている。 フランスきっての悪漢Tcheky Karyoや フランスの美しい景観をみたいひとには、 この映画をおすすめする。 オトーサン、 モニカのフアンで、 「マレーナ」以後の出演作品はほとんど見ています。 「この海岸、ニースかな?」 この風景や海辺の豪華ホテルをみるだけでも、 いい気持ちになれます。 その上、美女、モニカ・ベルッティの一挙手一投足を 拝めたですから、言うことなし。 モニカは、一頃、「アレックス」のような汚れ役をやりましたが、 せっかくの美女が台なし。 花の命は短いのですから、フアンとしては、 この映画のような役を期待いたします。 歳月は、残酷なものです。 もう37歳だもの。


ドラゴン・ストーム

オトーサン、 「怪獣モノか」 この前みた「ゴジラ」がひどすぎたので、 口直しになるかもしれません。 原題:Dragon Storm (2004) (TV) 監督:Stephen Furst 脚本:Patrick Phillips Genre: Action / Fantasy / SF Rated PG-13 for violence and brief partial nudity. 上映時間:95分 あらすじ: 紀元1190年、カルパチア山脈。 宇宙空間から隕石の雨。 隕石のなかに、火を吐くドラゴンの卵があった。 卵からかえった5匹のドラゴンは、人類を攻撃する。 最初に攻撃を受けて壊滅的打撃を受けたファストロッド王は、 隣国のウエンズベリー王に救いを求める。 だが、その隣国にも、ドラゴンは、容赦なく襲ってくる。 王は、ドラゴン征伐隊を結成する。. メンバーには、姫をはじめ、森の狩人ら精鋭メンバーが集まる。 果たして、ドラゴン征伐は成功するだろうか? 出演者: Maxwell Caulfield .... Silas (サイラス) Angel Boris .... Princess (王女) John Rhys-Davies .... King Fastrod(ファストロッド王) オトーサン、 「主演の2人が、こう下手ではなぁ」 まあまあだったのは、卑劣なファストロッド王を演じた ジョン・リス・デイビスぐらい。 JOHN RHYS-DAVIES  ジョン・リス・デイビス 誕生日 1944/5/5 出身 英サリスバリー ウェールズと東アフリカで育つ。 コーンウォールのトゥルロ・スクールに在学中、演技に目覚め、 15歳で舞台に立つ。 卒業後、東アングリア大学に学び、そこの演劇クラブに参加。 英語と歴史の学位を取得し卒業。 学校の先生をした後、王立演劇芸術学院に入り、 69年卒業し舞台俳優となる。 映画は「インディ・ジョーンズ」シリーズのインディの相棒サラー役が有名。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1981年「スフィンクス」「レイダース 失われたアーク」 1982年「ビクター/ビクトリア」 1984年「インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」 1988年「トスカニーニ〜愛と情熱の日々〜」 1989年「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」 1992年「サイボーグ・コップ」「ダークビヨンド/死霊大戦」       「バーチャル・ウエポン」「ハードラック」 1994年「ハイ・クルセイド」 1999年「デザート・スコルピオン」 2001年「ロード・オブ・ザ・リング」 2002年「ディープ・コア2002」「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」 2003年「メダリオン」「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」      「エル・コロナド 秘境の神殿」 2004年「プリティ・プリンセス2 ロイヤル・ウェディング」 その他の出演者: Tony Amendola .... Theldag Iskra Angelova .... Nessa Carolina Corn .... Girl #2 Griff Furst .... Messenger Maxim Gentchev .... Fastrod's Guard Ivaylo Geraskov .... Gelmaro John Hansson .... King Wednesbury Alex Nesterov .... Boy #2 Vlado Nikolov .... Messanger Woon Young Park .... Ling Tyrone Pinkham .... Ulfius Jeff Rank .... Royal Guard Peter Verlinden .... Boy #1 Richard Wharton .... Remmegar Lauren Williams .... Girl #1 User Rating: 3.7/10 (116 votes) オトーサン 「低いなあ」. User Comments Matt Kosorokさん South Jordan, Utah 2004年10月29日 こんな映画じゃ、自分が情けない 私は、有名な"Dwarf of Lord of the Rings"の大フアン。 .でも、残念ながら、この映画の登場人物たちは、ひどすぎる。 ややマシなのは Lingぐらいだが、それも引き伸ばし。 .筋書きは、興味深いが、実に出来が悪い。 ”Stargate”から”Dragon Storm”までみんなよくない。 ヒーローで狩人の男は、なぜか”Babylon 5”の誰かを思い出させた。 こいつは、まさに悪夢だ。 Hollywood VideoのMVP passをもらったとしても この映画だけは、願い下げだ。 オトーサン、 「ドラゴンの出来は、よかったんだけどなぁ」 でも、肝心の役者が下手では、お話しになりません。


恋はデジャ・ヴ

オトーサン、 近所のレンタル・ビデオ屋で、300円の中古ビデオを購入。 「ラブコメかー。まあ、300円ならいいかも」 でも、このビル・マーレー主演映画、意外にも傑作でした。 脚本:Groundhog Day (1993) 監督:Harold Ramis 原作:Danny Rubin 脚本:Danny Rubin / Harold Ramis Genre: Fantasy / Comedy / Romance Country: USA Language: English / French / Italian 上映時間:101分 あらすじ; 天気予報官が、 天候を予測する「マーモット」祭りの現場中継を行う。 今年で4回目なので、たかが「ネズミ」の予報なんか 当たるもんかと、アホらしくてたまらない。 翌朝目が覚めると、 またもや「マーモット」祭りの日であることに気づく。 翌日も、その翌日も同じだった。 最初のうち、これを利用するが、やがて気づく。 永遠にこの地で過ごすように運命づけられていることに。 毎日、同じひとたちと同じことの繰り返しであることに。 出演者:: Bill Murray .... Phil Connors (フィル) Andie MacDowell .... Rita(リタ) オトーサン、 「渋いなあ、軽妙だな」 まるでカフカの「変身」を思わせるような世界に迷いこんでしまった ビル・マーレー、さしてハンサムでない中年男ですが、 どこにでもいそうな天気予報官を好演しています。 TV局のプロデューサー、リタ役を演じたアンディ・マクダウェル、 ゆれる女心を演じて好感がもてました。 BILL MURRAY ビル・マーレー 誕生日 1950/5/21 出身 米イリノイ州シカゴ郊外ウィルメット 17才の時、9人の子供を残して父が亡くなり、 医者になるために入学したカレッジを一年で中退する。 以後、様々な職を転々とした後、 シカゴの即興劇団セカンド・シティ・セミナーに入り、コメディアンに。 テレビ番組「サタデー・ナイト・ライブ」での人気を買われ、 79年「ミートボール」で映画デビュー。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆☆☆★ 出演作 1976年「グリニッジ・ビレッジの青春」 1979年「ミートボール」 1980年「ボールズ・ボールズ」 1981年「アメリカ発・珍作映画情報」 1982年「パラダイスアーミー」「トッツィー」 1984年「ゴーストバスターズ」「剃刀の刃」 1986年「リトルショップ・オブ・ホラーズ」 1988年「3人のゴースト」 1989年「ゴーストバスターズ2」 1990年「クィック・チェンジ」 1991年「おつむてんてんクリニック」 1993年「恋に落ちたら…」「恋はデジャ・ヴ」 1994年「エド・ウッド」 1996年「キングピン/ストライクへの道」「小さな贈りもの」      「スペースジャム」▲ 1998年「ワイルドシングス」「知らなすぎた男」「天才マックスの世界」       「ウィズ・フレンズ」 1999年「クレイドル・ウィル・ロック」 2000年「ハムレット」「チャーリーズ・エンジェル」 2001年「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」 2003年「コーヒー&シガレッツ」 2004年「ガーフィールド」(声) ANDIE MacDOWELL  アンディ・マクダウェル 誕生日 1958/4/21 出身 米サウスカロライナ州ガフニー 幼少から女優を目指し、シェイクスピア劇団などで演技を学ぶ。 84年「グレイストーク」で映画デビューするも、 南部なまりのため、台詞はグレン・クロースの吹き替えになる。 89年「セックスと嘘とビデオテープ」で注目される。 牧場経営の夫と二人の子供がいる。 活躍度 △→ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1984年「グレイストーク/類人猿の王者ターザンの伝説」デビュー 1985年「セント・エルモス・ファイヤー」 1989年「セックスと嘘とビデオテープ」 1990年「グリーン・カード」 1991年「幸福の選択」「ハドソン・ホーク」 1992年「ザ・プレイヤー」▲「ルビー・カイロ」 1993年「恋はデジャ・ブ」「ショート・カッツ」 1994年「フォー・ウェディング」「バッド・ガールズ」 1995年「想い出の微笑」 1996年「クローンズ」「マイケル」「マルチプリシティ」 1997年「エンド・オブ・バイオレンス」 1999年「ハリウッド・ミューズ」◇ 2001年「フォルテ」 その他の出演者: Chris Elliott .... Larry Stephen Tobolowsky .... Ned Ryerson Brian Doyle-Murray .... Buster Marita Geraghty .... Nancy Taylor Angela Paton .... Mrs. Lancaster Rick Ducommun .... Gus Rick Overton .... Ralph Robin Duke .... Doris (waitress) Carol Bivins .... Anchorwoman Willie Garson .... Kenny Ken Hudson Campbell .... Man in hallway Les Podewell .... Old man Rod Sell .... Groundhog official User Rating: 7.9/10 (41,589 votes) top 250: #199 オトーサン、 「おお、世界の名画とは」 User Comments: Tyrone_Slothrop Giessen, Germany 2004年11月18日 繰り返しの喜び 見ていて、飽きることのない数少ない映画だった。 それに、大いに笑わせてくれる。 ネタは、すべてバレバレなのだが。 毎回、TVで上映されると釘づけになってしまう。 この愛らしい冬物語以上にステキな冬はないだろう。 クリスマスではないのだが、そんな感じがする。 ビル・マーレーのシニカルな演技のいいこと。 それに、厳しい試練を乗り越えて、 純粋になっていく様子を見るのは、感動的である。 最後に、天使のような人間になるのだ。 愉快なのは、次に何が起きるか分かっていること、 そして、彼が同じ状況において、 今度は、どんな違うやり方で対処するか、 それを見るのが待ち遠しいのだ。 なぜ、いかにして、この毎日が繰り返しになるかの説明はないが、 映画の終わりには、明確になる。 神様、あるいは、誰かいいひとが背後にいて、 善導しているのだ。 勿論、筋書きには、いくつかの問題もあるが、 さほど気にならなかった。 この娯楽映画、10点満点で10点だ。 オトーサン、 「毎日、同じことの繰り返しかぁ」 同じ時間に起きて、同じ背広を着て、 同じ電車に乗って、同じサラリーマンと乗り合わせて、 同じ会社の同じ上司と鼻をつきあわせて、同じ仕事をする。 サラリーマン時代、それがイヤでイヤでたまりませんでした。 でも、定年になって、すべてのわずらわしさから解放されると、 不思議に、あの永遠とも思えた「繰り返し」がなつかしく思えます。 この映画の主人公、フィルのように、同じことであっても、 何か少しづつ変えていったような気もするのです。 ゼロ・スタートでなく、積み重ねの楽しさもあったのでは? この映画、日常生活のいとおしさをサラリと描いた秀作です


オーシャンズ12

オトーサン、 「オーシャンズ11、面白かったなー」 そこで、この12を楽しみにしていました。 金庫破り、そして、12人もの有名スターが勢ぞろい。 ハリウッド映画ならではの新機軸じゃないですか。 原題: Ocean's Twelve (2004) 監督:Steven Soderbergh キャラクター:George Clayton Johnson /Jack Golden Russell 脚本:George Nolfi Genre: Comedy / Crime / Thriller Rated PG-13 for language. Country: USA / Australia Language: English / Cantonese / Dutch / French / Italian 上映時間:125分 あらすじ: 強奪事件の3年後、 ラスベガスのカジノ・オーナーのテリー、 ダニーとその仲間たちは、のんびりしていた。 だが、復讐心に燃えるテリーは、 また、昔の犯人たちをひとりづつ探りあて、 おれから盗んだ金を利子をつけて返せという。 猶予期間は、2週間。 その間に、1億9000万ドルを用意せねばならない。 たちまち迫ってくる期限に加えて、 彼らは、迫ってくる国際警察官イザベルにも対処し、 「夜狐」なる並外れた盗賊にも対処せねばならない。 オーシャンズのメンバー12名は、 これまでで最も大がかりな詐欺・強盗をやりとげねばならない! 出演者: George Clooney .... Danny Ocean(ダニー) Brad Pitt .... Rusty Ryan (ラスティ) Catherine Zeta-Jones .... Isabel Lahiri(イザベル) オトーサン、 「人数が多すぎる!」 これでは、ひとりひとりの演技が楽しめません。 その中で印象的だった3人の経歴を紹介しましょう。 GEORGE CLOONEY  ジョージ・クルーニー 誕生日 1961/5/6 出身 米ケンタッキー州レキシントン アメリカン・ムービー・クラシック局のホスト役として有名な ニック・クルーニーが父、祖母は歌手のローズ・マリー・クルーニー、 従兄弟に俳優ミゲル・フェラーという芸能一家に育つ。 俳優を目指して82年、ロサンゼルスに移り住む。 不遇の1年をハリウッドで過ごした後、数々のテレビドラマに出演し、 中でもNBCの「ER 緊急救命室」ダグラス・ロス医師役で、一躍スターとなる。 このドラマではエミー賞、ゴールデン・グローブ賞、映画俳優組合賞を受賞した。 映画では「フロム・ダスク・ティル・ドーン」あたりから 本格的に主役を演じるようになった。 2002年「コンフェッション」で監督デビュー。 活躍度 ◎↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆☆★ コメディ   ☆☆☆☆★★ 出演作 1984年「グリズリー2」 1988年「ハイスクールはダンステリア」 1989年「リターン・オブ・キラートマト」「TRUE BLUE」      「レッド・サーフ」 1996年「フロム・ダスク・ティル・ドーン」◇ 1997年「バットマン&ロビン/Mrフリーズの逆襲」◇      「素晴らしき日」◇ 「ピースメーカー」◇ 1998年「アウト・オブ・サイト」◇ 1999年「シン・レッド・ライン」◆「スリー・キングス」◇ 2000年「パーフェクト・ストーム」◇「サウスパーク」(声)      「FAIL SAFE/未知への飛行」(TM)「オー・ブラザー!」◇ 2001年「オーシャンズ11」◇「スパイキッズ」▲ 2002年「コンフェッション」◆「ウェルカム・トゥ・コリンウッド」◆ 2003年「ソラリス」◇「スパイキッズ3−D:ゲームオーバー」◆      「ディボース・ショウ」◇ 2004年「オーシャンズ12」◇ BRAD PITT ブラッド・ピット 誕生日 1964/12/18  出身 米オクラホマ州ショーニー ブラッド・ピットは、ミズーリ大学に入学。 卒業後はロサンゼルスに移り、ロイ・ロンドンの師事し、俳優を目指す。 映画デビュー作は1988年「リック」。 いきなり主演で、日光に当たると死んでしまう病気の青年リックを演じる。 旧ユーゴで撮影され、一度は内乱でお蔵入りしかけた作品。 ブルース・ウイリス主演、テリー・ギリアム監督「12モンキーズ」(1995)で 精神異常者役を演じ、ゴールデン・グローブ賞助演男優賞を受賞。 2000年7月にジェニファー・アニストンと結婚。2005年、離婚。 ルックスは正当派二枚目俳優の顔立ちながら、 出演する映画の役柄は常にクセがあり、 観客を戸惑わせる。そのクセのある演技も単一のものではなく、 映画によって、違った演技を見せている。 それだけに彼の映画は観る側によって、かなり評価が分れるが、 主演の映画よりも助演ながら枠にはまらない役柄の方が 彼の演技力は生かされている。 活躍度 ◎↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ   ☆☆☆☆★★ 出演作 1988年「リック」◇ 1989年「処刑教室/最終章」「ハッピー・トゥギャザー」 1990年「傷だらけのランナー」「トゥルー・ブルース」 1991年「テルマ&ルイーズ」◆「ジョニー・スエード」       「ヒミツのお願い」 1992年「クール・ワールド」「リバー・ランズ・スルー・イッツ」◇       「ブラッド・ピットの君にメロメロ」 1993年「カリフォルニア」◇「トゥルー・ロマンス」◆ 1994年「インタビュー・ウイズ・ヴァンパイア」◆       「レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い」◇ 1995年「セブン」◇「12モンキーズ」◆ 1996年「スリーパーズ」◆ 1997年「デビル」◇       「セブン・イヤーズ・イン・チベット」◇ 1998年「ジョー・ブラックをよろしく」◇ 1999年「ファイト・クラブ」◇「マルコヴィッチの穴」 2000年「スナッチ」◇ 2001年「ザ・メキシカン」◇「スパイ・ゲーム」◇「オーシャンズ11」◇ 2002年「コンフェッション」▲「フル・フロンタル」 2003年「トロイ」◇ 2004年「オーシャンズ12」 CATHERINE ZETA-JONES  キャサリン・ゼタ=ジョーンズ 誕生日 1969/9/25 出身 英ウェールズ 90年「シェラザード」で映画デビュー。 2000年「トラフィック」でゴールデン・グローブ賞にノミネート。 2002年「シカゴ」でアカデミー助演女優賞受賞。 2000年9月、マイケル・ダグラスと結婚、翌年、長男を出産。 活躍度 △↑ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1990年「シェラザード/新・千夜一夜物語」 1992年「コロンブス」 1993年「相続王座決定戦」 1995年「ブルージュース」 1996年「ザ・ファントム」 1998年「マスク・オブ・ゾロ」◆ 1999年「エントラップメント」◇「ホーンティング」◇ 2000年「トラフィック」◆「ハイ・フィデリティ」◆ 2001年「アメリカン・スウィートハート」◇ 2002年「シカゴ」◇ 2003年「ディボース・ショウ」◇ 2004年「オーシャンズ12」「ターミナル」◇ その他の出演者: Ed Kross .... Bank Officer Julia Roberts .... Tess Ocean Don Tiffany .... House Painter Anne Jacques .... Shop Owner David Sontag .... Plainclothes Goon #1 Larry Sontag .... Plainclothes Goon #2 Andy Garcia .... Terry Benedict Casey Affleck .... Virgil Malloy Dina Connolly .... Virgil's Fiancee Scott Caan .... Turk Malloy Nelson Peltz .... Partygoer Mini Anden .... Supermodel User Rating: 6.1/10 (8,803 votes) オトーサン、 「5点台かと思ったけど」 User Comments: dkar3さん 2004年12月10日 ひどい。自己満足のチグハグな映画。 この映画、よろよろしながらのスタート。 以後、どんどん悪くなっていく。 何かの授賞式みたいで、 主演男優と主演女優が60秒単位で出ては消える。 「さあ、拍手しましょう」のサインが点滅しているようだ。 最初の60分は、信じられないほどチグハグだった、 編集も下手で、時々、物語に無関係で、混乱している。 ストーリーはといえば、まあ、単純。 だが、観客には、「ちょっと見てよ」が誰なのか判然としない。 マット・デイモンだけが、まともな演技をしているようにみえる。 ほかの出演者は、ただじゅんぐりに参加加しているだけ。 強盗、アクション、ドラマについていえば.... 映画の最後の8〜10分間にあっただけ。 みじめで、さっぱり盛り上がらなかった。. ひどい! ひどい! ひどい! オトーサン、 あんまり、下らないので、居眠りしていました。 大好きなジュリア・ロバーツが出たときだけ、 かっと目を開きましたが、 ブルース・ウィルスといちゃついているだけなので、 頭にきました。 まるで、紅白の歌の間の騒ぎみたいで、白けました。 「あのソダーバーグ監督が、こんな駄作をつくるとは」 息抜き作品という位置づけなのでしょう。 劇場で見るのは、お金のムダ遣いです。


ロード・トゥ・ヘル

オトーサン、 「地獄への道か、イヤな題名だな」 でも、エドワード・バーンズが監督・脚本・主演。 強いメッセージがあるのかも。 原題:Ash Wednesday (2002) 監督:脚本Edward Burns Genre: Drama Rated R for pervasive language and some violence. 上映時間;98分 あらすじ: 3年前に死んだはずのフランシスの弟ショーンが 突如、街で現れたという噂が流れる。 ライバルに殺されていないとすれば、 昔の殺人事件のカタがついていないことになり、 フランシスとショーンの命は、危うくなる。 成上り者が、フランシスの後盾である 地元マフィアのボスに圧力をかける。 ショーンの妻は、寡婦となって自活していたのに、 いまや、ショーンが戻ってくる。 ジョーンを死んだことにした司祭も恐れおののく。 悪い奴らは、拳銃片手に迫ってくる。 フランシスは、ショーンとその妻を街から逃してやれるのだろうか? ライバルとの戦いは、再燃しないだろうか? 新秩序が出来あがるのだろうか? 額に記した十字の灰は、彼を守ってくれるのだろうか? 出演者: Edward Burns .... Francis Sullivan (フランシス) Elijah Wood .... Sean Sullivan(ショーン) Rosario Dawson .... Grace Quinonez (グレイス) オトーサン、 「エドワード・バーンズは、まあまあ」 でも、弟役のElijah Wood、どうも違和感があります。 「ロード・オブ・ザ・リング」のイメージが邪魔をしています。 EDWARD BURNS  エドワード・バーンズ 誕生日 1968/1/29 出身 米ニューヨーク・クイーンズ ロング・アイランドで育つ。 父はニューヨーク警察に27年間勤務し、 市警本部で15年間スポークスマンを勤めた。 叔父や親戚にも警官が多い。 姉メアリーと弟ブライアンがいて、 子供の頃からカトリック教徒としてしつけられ、 カトリック・グラマー・スクールで学ぶ。 文才に恵まれ、6歳の時に書いた詩がコンクールで受賞。 高校時代はバスケット・ボールに夢中だったが、 そのうち映画のシナリオを書くようになる。 オネオンタ大学とSUNYアルバニーで学んだ後、映画を作るため、 ニューヨークのハンター大学に転校して映画学を専攻。 卒業後、フォックスTVの7時のニュース・スタッフになり 本業のかたわら、92年「BRANDY」を監督し、 インディペンデント映画マーケットで試写。 27歳の時、父が退職金を提供し製作総指揮を務めた 「マクマレン兄弟」で製作・監督・脚本・主演を担当し、 サンダンス映画祭グランプリなど多くの賞に輝いた。 「彼女は最高」「ノー・ルッキング・バック」 「サイドウォーク・オブ・ニューヨーク」でも 監督・主演を担当している。 活躍度 △↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1995年「マクマレン兄弟」◇ 1996年「彼女は最高」◇ 1998年「プライベート・ライアン」◆      「ノールッキングバック」◇ 2001年「15ミニッツ」◇      「サイドウォーク・オブ・ニューヨーク」◇ 2002年「ブロンドライフ」◇「コンフィデンス」◇      「ロード・トゥ・ヘル」 その他の出演者; Brian Burns .... Cousin Mike Moran Vincent Rubino .... Vinny Boombata Jimmy Cummings .... J.C. Pat McNamara .... Murph Malachy McCourt .... Whitey Peter Gerety .... Uncle Handy Jimmy Burke .... Red Kelly Teresa Yenque .... Mrs. Diaz Julie Hale .... Maggie Shea Kathleen Doyle .... Mrs. Flanagan Marina Durell .... Mrs. Quinonez James Handy .... Father Mahoney Michael Mulheren .... Detective Pulaski Oliver Platt .... Moran Michael Leydon Campbell .... Jimmy Burke Dara Coleman .... John Coleman Penny Balfour .... Callie Gregg Bello .... Larossa User Rating: 5.5/10 (531 votes) オトーサン、 「ま、こんなものかも」 User Comments: Dorkizoid さん Nowhereland 2003年8月11日 まあ、OK 皮肉に聞こえるかもしれないが、 この映画については、ほめるようなことはない。 演技は、うまかったが、Elijah Woodはミスキャストだ。 まず、発音がよくない。 第二に、人を殺して逃げおおせるようなタイプではない。 第三に、マフィアになど関係しない。 Elijah Woodが好きなだけに、この配役が映画をダメにしたと思う。 ほかの出演者たちは、適役だし、いい仕事をしている。 この映画、監督の身になって考えると、 ある意味では、実に勇気ある映画だ。 スタイルがいいし、アングルもビジュアル。 筋書きは、そういいものではない。 そういうのも気がひけるが、 Edward Burnsは、脚本を練り上げる充分な時間がなかったのでは。 急いで書かれ、急いで製作されたように見える。 娯楽作としてみれば、OKだ。 ひどすぎるシーンがあって、筋書きは魅力的なのに、 最初の銃撃戦は退屈だった。 この映画、オススメしたいのは、ごく少数のひと。 死を奇妙に描いたのを見たいひとである。 でも、そういうひとは、"The Godfather"を見たほうがいい。 この映画は、そのレベルに達していない。 結末は、おそろしい。 オトーサン、 「ゴッドファーザーと比べちゃ、気の毒だ」 ハリウッドのハッピーエンド映画に出ていると、 欲求不満になるのでしょう。 死は、理不尽なもので、キレイなものではない。 エドワード・バーンズは、そう主張したかったのでしょう。


エア・ストライク

オトーサン、 「9.11テロ後のテロリストとの戦いか。  本当かなぁ?きわどい映画かも」 原題:Air Strike (2002) (V) 監督;David Worth 原作;Boaz Davidson 脚本;Jon Stevens (screenplay) Genre: Action Rated R for violence and language. 上映時間;90分 あらすじ: 東欧を拠点にしたテロリスト軍団に 弟を殺された伝説のパイロット、ベン、 彼は、任務に復帰し、テロリストらを殲滅しようとする。 紅1点の美人パイロットも戦いに加わる。 だがベンは捕虜になり、拷問される羽目に。 ベンを救出すべく、ヘリ仲間が立ち上がる。 出演者; Robert Rusler .... Ben Garret (ベン) オトーサン、 「ベン、熱演だ。 でも、ブルース・ウィリスそっくりさんか?」 美人パイロットは、あまりにも下手でした。 テロリストの首領も、あまりに下手でした。 懲罰のために、名前を省略しました。 その他の出演者: Fredric Lehne .... Col. Blackwell Pepper Sweeney .... Hanks Ivaylo Geraskov .... Ivan Assen Blatechki .... Chicago Krasimer Vankov .... Garret Ivo Tonchev .... Perez Atanas Srebrev .... Cash Benjamin Burdick .... Walker Tyrone Pinkham .... Mst. Sgt. Franks Kitodar Todorov .... Anderson Nikolai Iliev .... Weber Dimiter Kuzov .... Petrovian Sergeant Dimiter Stefanov .... Officer Delyan Dabov .... Officer Petya Evtimova .... Janice George Zlatarev .... Pilot Georgio Borissov .... Pilot Dimiter Spasov .... Pilot Vladimir Kolev .... Pilot Alexander Tumbev .... Pilot Kaloian Vodenicharov .... Ranger #1 User Rating: 2.7/10 (29 votes) オトーサン、 「こんなに低いのか?」 User Comments: Daveさん Japan http://www.eigaseikatu.com/title/6992/ 2004年9月4日 これはすごいね。 いや、本当に、すごいです。 アイタタ・・・のオンパレード。 言うなれば低俗なアメリカ人のための、 単細胞なアメリカ人のための、お馬鹿なアメリカ映画です。 いまどきエース・コンバット・パイロットが長髪ブロンドの美女で、 軍隊内で小隊長(いけてないブルース・ウィリス)と ラブロマンスなんて宇宙戦隊モノでも流行りません。 なぜかパイロットが白兵戦やっちゃうし、 CGはPS2のフライトシミュレーターかと見まがう出来だし (しかも使いまわし)、 ランボーの焼き直しかと思われる相手の弾は絶対当たらないアクション、 ガソリンをちょっと振り掛けちゃうだけで爆発する軍用車両、 何よりAKの2丁両手持ちに爆笑しました。 そんな撃ち方絶対当たんないから(笑) 最後はわざわざ逃げるボスを追うために、 飛行中のアパッチが降りてきて パイロット交代(ブロンド・ブルースコンビ)する余裕っぷりです。 USA万歳!これじゃアルカイダも真っ青。 絶対観てね。 ところで、アメリカって戦闘機は持ってなかったんだっけ? オトーサン、 「いくらなんでも、安易だ。 これじゃ、単純な愛国者でも怒るはず」 テロリストの背後に深刻な問題があるのは、常識。 それを無視して、アクション映画にして 大向こうの受け狙いとは、誰でも怒ります。


眺めのいい部屋

オトーサン、 この映画の主人公は、憧れのフィレンツェへ。 いいホテルなのですが、部屋からの眺めがイマイチ。 みなさんも、そんな経験ないですか? その昔、サラトガのホテルで抗議して、 眺めのいい部屋に変えてもらったことがあります。 原題:A Room with a View (1985) 監督:James Ivory 原作:E.M. Forster 脚本:Ruth Prawer Jhabvala Genre: Comedy / Drama / Romance 上映時間: あらすじ: ルーシーと伯母のシャーロットは、 フローレンスのホテルに泊まるが、部屋の眺めがイマイチ。 客のエマソンとその息子が、その不満を聞いて、 部屋変えに応じようとする。 この出会いは、ルーシーにとって忘れ難いものになる。 だが、英国に戻った彼女の結婚話に、 この経験は、どのような影響を与えるだろうか? 出演者: Maggie Smith .... Charlotte Bartlett, a chaperon (シャーロット) Helena Bonham Carter .... Lucy Honeychurch, (ルーシー)                  Miss Bartlett's cousin and charge Denholm Elliott .... Mr. Emerson, an English tourist (エマソン) オトーサン、 「マギースミス、いつもながら、いいなあ」 このひとを見ると、英国の老婦人って、なんてステキなんだろう そう思ってしまいます。 エマソン役の俳優さん、さほどうまいと思いませんでしたが、 アカデミー賞にノミネートされています。 経歴紹介は、この2人にしましょう。 MAGGIE SMITH  マギー・スミス 誕生日 1934/12/28 出身 英イルフォード 52年、オックスフォード大学の演劇部の舞台で初舞台を踏む。 59年にオールド・ヴィク劇団に入団。 69年「ミス・ブロディの青春」でアカデミー主演女優賞受賞。 77年に「カリフォルニア・スイート」でアカデミー助演女優賞を手にした。 ほか、アカデミー賞は五度ノミネートされている。 「眺めのいい部屋」ではBAFTA主演女優賞受賞。 息子に俳優クリス・ラーキンがいる。 活躍度 ○→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1963年「予期せぬ出来事」 1964年「女が愛情に渇くとき」 1965年「オセロ 1967年「三人の女性への招待状」 1969年「ミス・ブロディの青春」アカデミー主演女優賞      「素晴らしき戦争」 1976年「名探偵登場」 1978年「ナイル殺人事件」      「カリフォルニア・スイート」アカデミー助演女優賞 1981年「タイタンの戦い」「カルテット」 1982年「地中海殺人事件」「コート・ダ・ジュール・ドリーム」      「ストップ・ザ・売春天国」 1984年「最強最後の晩餐」 1985年「眺めのいい部屋」 1991年「フック」 1992年「天使にラブ・ソングを…」 1993年「秘密の花園」「天使にラブ・ソングを2」 1995年「リチャード三世」 1996年「ファースト・ワイフ・クラブ」 1998年「ムッソリーニとお茶を」 1999年「ニューヨークの亡霊」      「デビッド・コパーフィールド」(TM) 2001年「ハリー・ポッターと賢者の石」「ゴスフォード・パーク」 2002年「ハリー・ポッターと秘密の部屋」      「ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密」 2004年「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」 DENHOLM ELLIOTT  デンホルム・エリオット 誕生日 1922/5/31-1992/10/6 出身 英ロンドン マルヴァーン・カレッジと王立演劇芸術学院で学んだ後、 第二次大戦で空軍に入隊。42年に撃墜され、3年間捕虜となる。 この間、ドイツ軍捕虜収容所でシェイクスピア劇を演じるようになり、 戦争後、アマーシャム・レパートリーに加わり、 ウェスト・エンドの舞台で俳優デビューした。 映画は「インディ・ジョーンズ」シリーズのインディのボス、マーカス役が有名。 「眺めのいい部屋」でアカデミー助演男優賞ノミネート。 出演作 1967年「茂みの中の欲望」 1976年「ロビンとマリアン」「さすらいの航海」 1977年「遠すぎた橋」 1979年「ジェラシー」「ブラジルから来た少年」 1981年「レイダース/失われたアーク」 1982年「スティング プリムトン&トリークル」 1983年「大逆転」「2つの顔の貴婦人」 1984年「インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」 1985年「ダウニング街の陰謀」「アンダーワールド」 1986年「眺めのいい部屋」 1987年「モーリス」 1988年「セプテンバー」 1989年「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」      「戦場にかける橋2クワイ河からの生還」 1990年「セックスの義務と権利」「自由の代償 ラビリンスを脱出せよ!」 1992年「カーテンコール ただいま舞台は戦闘状態」 その他の出演者: Julian Sands .... George Emerson Simon Callow .... The Reverend Mr. Beebe Patrick Godfrey .... The Reverend Mr. Eager, Chaplain of the Anglican Church in Florence Judi Dench .... Eleanor Lavish, a novelist Fabia Drake .... Miss Catharine Alan Joan Henley .... Miss Teresa Alan Amanda Walker .... The Cockney Signora Daniel Day-Lewis .... Cecil Vyse Maria Britneva .... Mrs. Vyse, Cecil's mother Rosemary Leach .... Mrs. Honeychurch Rupert Graves .... Freddy Honeychurch Peter Cellier .... Sir Harry Otway, a landlord User Rating: 7.4/10 (6,098 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 アカデミー賞受賞: 脚色賞、美術監督装置賞、衣装デザイン賞 同ノミネート: 作品賞、撮影賞 監督賞:ジェイムズ・アイボリー 助演男優賞: デンホルム・エリオット 助演女優賞: マギー・スミス User Comments: iwishiwereabondgirさんl australia, australia 2004年2月4日 アカデミー賞をとった真の勝者。 この映画の監督は、いつもいい仕事をする。 映像的に見事なだけでなく、感動的である。 これは、ステキな恋愛物語ではあるが、 そのあたりで終わったのでは、つまらない。 だが、彼らは、原作に忠実だった。 尊敬しているのだ。 "Howard's End"、そして"Passage to India” いずれも、原作に忠実だった。 だが、原作の行間から読み取れるのは、、 E.M Forester が自国文化をひからかしていることで、 そのため嫌われているのだ。 だが、これは彼そのもの... 彼は、それが好きなのだから....... たとえ、ルーシーとその美貌が、 原作にはふさわしくないとしてもだ..... 彼は、Oscar Wildeの影響を受けている。 この映画を熱心にみたら、 Denholm Elliotが、英国人らしくない英国人だと気づくだろう。 セシルの母親であるMrs. Vyseとは対極にある人物だと.... ヌードでの入浴シーン(何たることか)や 彼の自由精神を賛美しているあたり。 この映画を悪く言うひとにも一理はある。 そう、国際的にはそれが主流かも。 でも、この映画は、美しい。 オトーサン、 最近つくづく思うのですが、 流石、アカデミー賞、その判断は的確だなあと。 この映画の場合、すでに、ご紹介したように、 アカデミー賞とノミネートされた部門は、 作品賞、監督賞、脚色賞、美術監督装置賞、衣装デザイン賞 撮影賞、助演男優賞、助演女優賞ですから、 ほとんどの部門を総ナメしているのです。 英国のカントリーとフイレンツェのステキな景色を堪能できる バランスのよく取れた名画でした。 長いので2日がかりで見終えましたが、 その間、ずっと夢のなかにいるようでした。 欲をいえば、キリがないのですが、 「肝心の主演女優がなー」 ルイーズは、英国にもどって、セシルと婚約します。 でも、結局、フィレンツェで出会ったエマソンの胸に飛び込むのです。 この揺れ動く乙女心を演じるのが難しかったようです。


ジェフェリー・ダマー

オトーサン、 「すごい殺人鬼だ」 ホラーは、キライなのですが、どんな人間だったか 興味があります。 幼児殺しの小林薫とあい通じる面も発見できるかも。 原題:Dahmer (2002) 監督:David Jacobson 脚本:David Jacobson /David Birke Genre: Drama / Thriller / Horror Rated R for aberrant violence, sexuality, language and some drug use. 上映時間:101分 あらすじ: 連続殺人犯ジェフェリー・ダマーの犯罪実話を映画化。 この映画は、実に目をみはる男の物語。 彼は、自分の夢想を恐るべき現実に変えた。 出演者:: Jeremy Renner .... Jeffrey Dahmer(ジェフリー・ダマー) Bruce Davison .... Lionel Dahmer(父親) Artel Kayaru .... Rodney (ロドニー) オトーサン、 「このひと、はまり役だ」 連続殺人犯を演じたジェレミー・レナー、好演していました。 JEREMY RENNER  ジェレミー・レナー 誕生日 1971/1/7 出身 米カリフォルニア州 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ   ☆☆★★★★ 出演作 2002年「ジェフリー・ダーマー」 2003年「S.W.A.T.」 その他の出演者: Matt Newton .... Lance Bell Dion Basco .... Khamtay Kate Williamson .... Grandma Christina Payano .... Letitia Tom'ya Bowden .... Shawna Sean Blakemore .... Corliss Mickey Swenson .... Officer Phillips Julius Branca .... Officer Powell Pierson Blaetz .... Officer Martin Vincent Zangari .... Ohio Officer Xavier Lawrence .... Young Man in Bar David Manis .... Shop Steward User Rating: 5.4/10 (877 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 いくら映画の出来がよくても、 連続殺人犯に高得点は与えられないひともいるでしょう。 User Comments: rsyung さん North Hollywood 2002年6月21日 われらが内なるダマー この映画、連続殺人犯の心理を興味深く探求でしている。 回想シーンの明るい画面は、ダマーの動機が飛躍している様を示す。 Jeremy Rennerは、すばらしい仕事をした。 ダマーを、意外にも物柔らかな語り口の、 愛を求めているだけのアウトサイダーとして描いている。 David Jacobsonは、ダマーの2重性格を効果的かつ微妙に描いている。 ダマーが、ひとがセックスをするのを軽蔑しながらみたあと 自分流のセックスを求めるが、それは戦慄すべき結果を招くのだ。 彼は、事故嫌悪と恥の塊であり、 必ず起きる拒否を避けるために、 まず、犠牲者に睡眠薬を飲ませ、そして殺すのだ。 彼が、最後にロドニーに出会ったときに、自我が変容する。 誰かが、彼を気遣い、心を許すのを知るのだ。 ダマーは、混乱し、ある種の啓示を得る。 だが、彼を救うのは、もう手遅れだった。 流血も暴力も抑制されて描かれているのが、新鮮である。 撮影は、一級だし、 ロケーションは、実に平凡なアメリカ中部。 ここならば、怪物的な衝動が起きても不思議ではない。 抑えられない怒りと恥の結末は、 控え目に描かれており、見るに値する。 われらの内なるダマーへの招待といえよう。 オトーサン、 映画の説明文をよむと、 「15件の殺人、そして懲役937年の判決、スゴイなぁ」 でも、収監された2年後、囚人たちに撲殺されてしまったのです。 32歳の短い生涯でした。 ところで、小林薫の判決は、どうなるのでしょうね?


ネバーランド

オトーサン、 まったくの予備知識なく日比谷映画へ。 こんなに観客が無作法だったのは、はじめて。 上映中に入ってきて、前に突っ立っているカップル。 となりの親子3人は、途中で退席。 前席の女性はトイレ、その前の老人もトイレへ。 みんなが感動の余韻に浸っているというのに、 早々にけたたましく席を立つ馬鹿娘が2人。 原題:Finding Neverland (2004) 監督:Marc Forster 演劇台本:Allan Knee 脚本:David Magee Genre: Drama Rated PG for mild thematic elements and brief language. Country: UK / USA Language: English 上映時間;106分 あらすじ; 「ピーターパン」の著者J.M.バリーの体験談。 子供向け古典を書くきっかけになったエピソードを描いている。 父親のいない4人の子供と知り合い、 子供たちと過ごすなかで、 永遠の子供、ピーターパンの物語が生まれる。 出演者: Johnny Depp .... Sir James Matthew Barrie(バリ) Freddie Highmore .... Peter Llewelyn Davies(ピーター) Kate Winslet .... Sylvia Llewelyn Davies(シルヴィア) オトーサン、 「さすが、ジョニーデップ、心にしみる名演技だ」 ピータ−役の子役もステキでした。 JOHNNY DEPP ジョニー・デップ 誕生日 1963/6/9 出身 米ケンタッキー州オーウェンズボロ フロリダで育つ。 音楽に傾倒し、ロック・バンド”キッズ”に参加。 20歳の時、ロサンゼルスに移るが、バンドが解散。 83年に結婚したメークアップ・アーティスト、 ロリ・アン・アリソン(85年離婚)が デップの俳優デビューを助けるため、 彼女の友人のニコラス・ケイジを紹介。 ケイジはデップにエージェントを紹介し、 オーディションを受けて84年「エルム街の悪夢」の映画デビュー。 87年からのテレビ番組「ハイスクール・コップ」で有名に。 90年「クライ・ベイビー」で初主演。 「妹の恋人」「シザーハンズ」「エド・ウッド」で ゴールデングローブ賞にノミネートされる。 97年「ブレイブ」で監督デビュー。 現在のパートナーはバネッサ・パラディ。 子供が2人いる。 寡黙で心の内を見せないミステリアスな男の役をやらせたら、 天下一品の俳優。 活躍度 ◎→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1984年「エルム街の悪夢」◆ 1985年「マイアミ・ホット・リゾート」 1986年「プラトーン」 1990年「クライ・ベイビー」 「シザーハンズ」◇ 1991年「エルム街の悪夢 ザ・ファイナル・ナイトメア」△ 1992年「アリゾナ・ドリーム」 1993年「妹の恋人」◇「ギルバート・クレイブ」◇ 1994年「エド・ウッド」◇ 1995年「ドン・ファン」◇「デッドマン」       「ニック・オブ・タイム」 1996年「ザ・カンヌ・プレイヤー」 1997年「フェイク」◇「ブレイブ」◇ 1998年「ラスベガスをやっつけろ」◇「ミー&ウィル」 1999年「スリーピー・ホロウ」◇「ノイズ」◇「ナインス・ゲート」◇      「ビートニク」◆ 2000年「ショコラ」◆「夜になるまえに」◆      「耳に残るは君の歌声」 2001年「ブロウ」◇「フロム・ヘル」◇      「ロスト・イン・ラマンチャ」 2003年「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち」◇      「レジェンド・オブ・メキシコ デスペラード」◇ 2004年「シークレット・ウインドウ」◇      「ネバーランド」◇ その他の出演者: Dustin Hoffman .... Charles Frohman Julie Christie .... Mrs. Emma du Maurier Radha Mitchell .... Mary Ansell Barrie Joe Prospero .... Jack Llewelyn Davies Nick Roud .... George Llewelyn Davies Luke Spill .... Michael Llewelyn Davies Ian Hart .... Sir Arthur Conan Doyle Kelly Macdonald .... Peter Pan Mackenzie Crook .... Mr. Jaspers - Usher Eileen Essel .... Mrs. Snow Jimmy Gardner .... Mr. Snow Oliver Fox .... Gilbert Cannan User Rating: 8.3/10 (6,876 votes)        top 250: #208 オトーサン、 「おお、世界の名画入りだ!」 User Comments: jasonflumさん East Windsor, NJ 2004年12月11日 いつも学生に言っていることだが、 映画の良否を即断してはならない。 時の試練に耐えるかどうかが問題だからだ。 そのルールなどどうでもいいという いろんな映画が上映されている。 見終わったら、すぐ忘れてしまう類の映画だ。 "American Beauty"のように、 たちまち古典になるような映画もある。 この映画も、その種の映画である。 すべてのシーンが、信じられないほどよかった。 劇場で、ピーターパンの初日を見ている子供に戻っていた。 ジョニー・デップは、いつもすばらしいが、 とくに、このバリ役は、断然すばらしい。 他の出演者は、かれのレベルに達していなかったが、 でも、みんな力強かった。 子役たち、とくにピーターとマイケルは素晴らしかった。 おそらく私は、英国風のアクセントが好きなのだろう。 出だしで、バリーがマイケルに出会うシーンが好きだ。 -- マイケルのアクセントは、 "The Little Prince"の子供のそれを思い出させる! この映画が秀逸なのは、バリーの想像力に入る仕方が、 実に巧みなところにある。 魔法のような瞬間は、文字通り映画館の外に出てから起きるだろう。 疑いもなく、この映画はアカデミー賞もの。 ジョニー・デップは、最優秀主演男優賞、 最優秀脚色賞、最優秀撮影賞、最優秀作品賞の対象になる。 評価点など気にせず、自分の目で確認してほしい。 これは、子供向けの映画ではない。 ...信じてほしい...10点満点で10点。 オトーサン、 「何とかならないの?」 私語をつつしむ、ケイタイを鳴らさない、 上映中に出入りしない。 そんなのは、最低限のモラル。 それ以上に、悲しいのは、不気味な沈黙。 音楽会では、いい演奏や歌唱だと、万雷の拍手。 歌舞伎でも、大向こうから、掛け声。 若いひとの好きな歌手のショウなんか、もう大変。 それなのに、日本の映画館ときたら、シーン。 一度、「スターウォーズ」の初日に 熱狂的な若者が雄たけびをあげて、 それをきっかけに拍手喝采を体験しました。 映画が大衆文化なら、みんなで何とかしましょうよ。 感動を共有しなくては...


バートン・フィンク

オトーサン、 「おお、コーエン兄弟ものだ」 これまで、期待を裏切られたことはありません。 毒があるからうまい。フグのような味ですなー。 原題:Barton Fink (1991) 監督・脚本:Joel Coen & Ethan Coen Genre: Drama / Thriller Country: USA / UK Language: English 上映時間;116分 あらすじ: 1941年のニューヨーク。 知的な脚本家バートン・フィンクは、ハリウッドに進出し、 Wallace Beeryのレスリング映画の台本を書く。 汚いホテルに投宿したバートンの筆は遅々として進まない。 隣室の陽気な保険外交員チャーリーが励ましてくれものの、 台本書きは、悪戦苦闘の連続。 奇妙な出来事が次々と起こり、仕事どころではなくなっていく。 出演者: John Turturro .... Barton Fink (バートン・フィンク) John Goodman .... Charlie Meadows(チャーリー) Judy Davis .... Audrey Taylor(オードリー) Michael Lerner .... Jack Lipnick(ジャック;作家) オトーサン、 「みんな個性派ぞろいだー!」 主人公はもとより、元レスラーの保険外交行員チャーリー、 飲んだくれの有名作家ジャックとその内妻オードリー。 コーエン兄弟の映画は、この奇妙さが何ともいいのです。 JOHN TURTURRO  ジョン・タトゥーロ 誕生日 1957/2/28 出身 米ニューヨーク・ブルックリン ニューヨーク州立大学で学び、 奨学金を得てイェール大学演劇科に進む。 映画は80年「レイジング・ブル」にノークレジットで出演。 91年「バートン・フィンク」でカンヌ映画祭主演男優賞受賞。 92年初監督作品「MAC」でカンヌ映画祭カメラドール賞受賞。 活躍度 ○↑ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1980年「レイジング・ブル」 1984年「エクスターミネーター2」「フラミンゴ・キッド」      「マドンナのスーザンを探して」      「L.A.大捜査線/狼たちの街」 1986年「オフ・ビート」「ハスラー2」「ガン・ホー」      「ハンナとその姉妹」▲ 1987年「シシリアン」 1988年「ファイブ・コーナーズ/危険な天使たち」 1989年「ドゥ・ザ・ライト・シング」「ハートに火をつけて」 1990年「モ’ベター・ブルース」「ミラーズ・クロッシング」      「ゴールド・ブラッド/殺しの紋章」      「ジャングル・フィーバー」      「バートン・フィンク」 1993年「フィアレス」 1994年「クイズ・ショウ」 1995年「サーチ&デストロイ」「クロッカーズ」「想い出の頬笑」 1996年「グレイス・オブ・マイ・ハート」「ガール6」 1997年「遙かなる帰郷」 1998年「ビッグ・リボウスキ」「ラウンダーズ」◆      「ラスト・ゲーム」◆「天井桟敷のみだらな人々」 1999年「クレイドル・ウィル・ロック」◇「ビートニク」      「2000・限りある日々」◇「サマー・オブ・サム」(声) 2000年「愛のエチュード」◇「オー・ブラザー!」◇      「耳に残るは君の歌声」◆「モンキーボーン」      「CIAの男」 2002年「コラテラル・ダメージ」「Mr.ディーズ」◆ 2003年「N.Y.式ハッピー・セラピー」◆ 2004年「シークレット・ウインドウ」◆ JOHN GOODMAN  ジョン・グッドマン 誕生日 1953/6/20 出身 米ミズーリ州セントルイス 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1983年「愛に向かって走れ」「大奮戦サバイバル特訓」 1984年「ナーズの復讐」「チャド」「マリアの恋人」 1985年「スウィート・ドリーム」 1986年「ビッグ・イージー」      「デビッド・バーンのトゥルー・ストーリー」 1987年「赤ちゃん泥棒」「バーグラー/危機一髪」 1988年「熱き愛に時は流れて」「パンチライン」 1989年「シー・オブ・ラブ」「オールウェイズ」 1990年「アラクノファビア」「ステラ」「ラルフ一世はアメリカ」 1991年「バートン・フィンク」 1992年「夢を生きた男/ザ・ベーブ」 1993年「マチネー/土曜の午後はキッスではじまる」      「ボーン・イエスタデイ」 1994年「フリントストーン/モダン石器時代」      「恐竜大行進」(声) 1995年「あなたに逢いたい」 1998年「ブルースブラザース2000」「THE BORROWERS」      「悪魔を憐れむ歌」「ビッグ・リボウスキ」 1999年「救命士」「ジャック・ブル 裁きの荒野」(TM)      「デス・リミッツ」 2000年「コヨーテ・アグリー」「オー・ブラザー!」      「2999年異性への旅」 2001年「ジュエルに気をつけろ!」      「モンスターズ・インク」(声)      「ストーリーテリング」 2004年「ビヨンドtheシー 〜夢見るように歌えば」 その他の出演者; John Mahoney .... W.P. Mayhew Tony Shalhoub .... Ben Geisler Jon Polito .... Lou Breeze Steve Buscemi .... Chet David Warrilow .... Garland Stanford Richard Portnow .... Det. Mastrionotti Christopher Murney .... Det. Deutsch I.M. Hobson .... Derek Meagen Fay .... Poppy Carnahan Lance Davis .... Richard St. Claire Harry Bugin .... Pete User Rating: 7.5/10 (9,518 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 アカデミー賞ノミネート: 助演男優賞:マイケル・ラーナー 美術監督装置賞、衣装デザイン賞 User Comments: tylerny73さん Santa Monica, California 2004年11月25日 最初から最後まで途方もない 私は、コーエン兄弟の大フアン。 "The Big Lebowski"は、私の好きなベスト5。 "Blood Simple"から、最近の"Ladykillers"まで コーエン兄弟の映画は、すべて見ている。 後者は、これまででサイテーの出来だった。 だが、この"Barton Fink"は、何とも奇妙な映画だ。 兄弟の映画のなかでは、最も抽象的だった。 いろんな解釈ができる。 答えのない多くの疑問が残される。 ちょっと挙げるだけでも、 最後に生き返るホテルの部屋にある女性の写真、 洗面台の穴からくる叫び。 多くのひとが、この映画を聖書をもとに 解釈してるが、それは正しいと思う。 この映画について、わたしの意見はというと、 的が絞りきれないということに尽きる。 細部は観客の想像力にゆだねられているが、 全体に抽象的で、解決がなされぬまま終わる。 率直に言って、こういうのを見たかった。 答えがなく、疑問だらけ。 だから、この映画は、決して悪い出来ではない。 混乱を狙っているのだ。 でも、その混乱がすばらしい効果をあげている。 ジョン・タトゥーロ演じる主人公はといえば、 喪失と混乱そのもの。 事件が起きても、何が起きたか分からないのだ。 オトーサン、 有名作家が酔っ払って歌うシーンに、 胸をどつかれました。 「"オールド・ブラック・ジョー"か、 フォスターの名曲。懐かしい歌だなー」 年を取ってから歌うと寂しさがつのりますなー。 こんなに深刻な歌詞とは、思いもよりませんでした。 ♪楽しき 若き日は過ぎ  わが友 はや去りゆきて  み神の み手にぞ憩う  やさしくも 呼ぶ声  オールド ブラック ジョー  我も行かん  老いたる我を  やさしくも 呼ぶ声  オールド ブラック ジョー  我も行かん  老いたる我を  やさしくも 呼ぶ声  オールド ブラック ジョー  涙は ほほに伝いて  わが胸 痛みにたえず  こころは この世を去りて  やさしくも 呼ぶ声  オールド ブラック ジョー  我もゆかん  老いたる我を  やさしくも 呼ぶ声  オールド ブラック ジョー  我もゆかん  老いたる我を  やさしくも 呼ぶ声  オールド ブラック ジョー


シンドバットの冒険

オトーサン、 「TV番組シリーズみたいだなぁ」 でも、船乗りシンドバッド、なつかしいですね。 童心に戻れるかも。 "The Adventures of Sinbad" (1996) [TV-Series 1996-1998] 監督:Sonny Gordon (episode "Curse of the Gorgons")    Ed Naha 脚本:James L. Novack Genre: Fantasy / Action / Adventure Country: Canada Language: English 上映時間:60分 あらすじ: アラビアンナイト物語の有名人物をリメイク。 シンドバッドは、兄やより選りの乗組員とともに、 富を求めて、バクダットから冒険の旅に出る。 途中、航海者たちは、奇妙な種族や悪魔や巨大海獣に出会う。 出演者: Zen Gesner .... Sinbad(シンドバッド) Julianne Morris .... Rumina (ルミーナ) Jacqueline Collen .... Maeve (メイブ) オトーサン、 「うまい下手をいう筋合いじゃないな」 その他の出演者; George Buza .... Doubar Tim Progosh .... Firouz Oris Erhuero .... Rongar Andrew Scorer .... Malicut/Vatek Mariah Shirley .... Bryn (1997-1998) 常連ゲスト: Von Flores .... Tetsu (2 episodes) Jonathan Pienaar .... Xantax (2 episodes) Robin Dunne .... Prince Casib (2 episodes) Ian Tracey .... Mustapha (2 episodes) Laura Steed .... Mala / Queen (2 episodes) User Rating:ー オトーサン、 「あれ、IMDBのスコアが出ていない」 TVシリーズじゃ、評価しようがないのでしょう。 User Comments: maxvaughnさん Arizona, USA 2003年1月28日 私のお気に入り これは、みんなに気に入ってもらえるだろう。 だが、好きだと打ち明ける相手は親友だけかも。 面白いし、わくわくするし、エキサイティングで、 出演者もすばらしい。 メイブが出なくなったのは、寂しい。 それ以後、レベルが下ってしまったからだ。 よかったのは、特殊効果が昔のシンドバッド映画に似ていること。 あまりにも、評価が低い。 あなたのTVで見られるかどうか分からないが、 そのなかの1話くらい見ておいたほうがいい。 (できれば、season oneのものを) オトーサン、 「図書館に行って、千一夜物語を読むか」 "開けゴマ"なんて、子供の頃、夢中になって読んだもの。 このTVシリーズのほうは、もう願い下げです。


ワイルド・スタリオン

オトーサン、 「スタローンの映画かなぁ?」 邦題をみると、そんな感じもしましたが、 勿論、彼は、出ていませんでした。 スタリオンというのは、競走馬のことです。 でも、あの名作「ロッキー」シリースで、 シルベスター・スタローンのあだ名でしたよね。 原題;Dead Heat (2002) 監督・脚本:Mark Malone Genre: Action / Comedy / Crime / Drama Country: Canada / Germany 上映時間;96分 あらすじ: ボストン市警のパリーは、心臓病のために退職する。 恐怖におびえる彼を妻のシャーロッテが追い出す。 彼女の懇願に負けて、弟のレイがパリーを訪ねて 元気を回復するために、競馬馬を買わないかともちかける。 レイは情報通で、誤診のために安値となっている 競争馬に目をつけたのだ。 チャンピオン馬なのだ。 レースに勝って賞金を手にする前に、マフィアが馬に目をつけ、 騎手のトニーの借金のカタに盗んでしまう。 果たして、パリ−とレイは、馬を取り戻せるだろうか? トニーは、勇気をふるってレースに勝てるだろうか? パリーは、再びシャーロッテの心を得ることができるだろうか? 出演者; Kiefer Sutherland .... Pally LaMarr(パリー) Anthony LaPaglia .... Ray LaMarr(レイ) Radha Mitchell .... Charlotte LaMarr (シャーロッテ) Lothaire Bluteau .... Tony LaRoche(トニー) オトーサン、 「このひと、案外巧い役者さんだなー」 KIEFER SUTHERLAND キーファー・サザーランド 誕生日 1966/12/18 出身 英ロンドン 活躍度 ○→ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1983年「キャッシュマン」 1984年「ベイ・ボーイ」 1985年「ロンリー・ブラッド」 1986年「スタンド・バイ・ミー」 1987年「ロスト・ボーイ」      「ダブル・トリック/謎のアリバイを追え」      「プロミストランド/青春の絆」 1988年「再会の街」「ヤングガン」「1969」 1989年「レネゲイズ」 1990年「ハマースミスの六日間」「フラッシュ・バック」      「ヤングガン2」「フラットライナーズ」 1992年「ア・フュー・グッドメン」      「ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の七日間」      「ドク・ソルジャー/白い戦場」 1993年「失踪」「三銃士」「要塞監獄 プリズナー107」 1994年「カウボーイ・ウェイ/荒野のヒーローNYに行く」 1996年「連鎖犯罪/逃げられない女」「ピースキーパー」◆      「評決のとき」「フランキー・ザ・フライ」 1997年「乱気流 グランド・コントロール」「気まぐれな狂気」      「ダークシティー」◆ 1998年「グリーンズ」◇「赤い標的 THE BREAK UP」◆ 1999年「美しき家政婦」「ヴァージン・ハンド」 2000年「バロウズの妻」「ダブル・テンプテーション」 2001年「エンド・オブ・オール・ウォーズ」 2002年「フォーン・ブース」「ワイルド・スタリオン」 2004年「テイキング・ライブス」 その他の出演者: Daniel Benzali .... Frank Finnegan Kay Panabaker .... Sam LaRoche Denis Arndt .... Dr. Barnes Charles Martin Smith .... Marty Michael Benyaer .... Warehouse Man #1 Craig Veroni .... Warehouse Man #2 Marco Roy .... Cop #2 Gary Hetherington .... Captain Bill Whiting .... Bartender Frank Cassini .... Manny Alf Humphreys .... Dr. Marchesi User Rating: 5.4/10 (224 votes) オトーサン、 「低すぎる!」 tnsmokeさん Nashville, TN 2002年7月26日 相性がいいので、愉快な映画になっている。 この映画のDVDを注文した。 Kiefer Sutherlandも、Anthony LaPagliaも好きだからだ。 ちょっと目を通すと、普通のドラマのようだった。 でも、ユーモア溢れる映画と分かってうれしかった。 ここ数年働きづめのKieferは、FOX TVの"24"で、 そのすぐれた演技力がようやく認知された。 Anthony LaPagliaは、低評価の"29th Street"以来のフアンだ。 この2人は、実に相性がいい。 そのために、見ていて面白い映画になっている。 Kieferの役は、警官で、心臓病のために退職させられる。 35歳なのに、もう余生なのを嘆いている。 Anthonyは、義弟を演じる。 麻薬商売に手を染めており、競走馬を買おうとしている。 その結果、2人はマフィアに巻きこまれ、命まで危うい状態になる。 だが、その馬が Kieferを元気にしてくれる。 2人は、馬を取り戻すためには、何でもやる。 この映画、気に入ると思う。 オトーサン、 「評価が低いのは、どうしてかなぁ?」 強いて挙げれば、結末がやや安易だったかも。 競馬シーンも、もっと劇的に描けたかも。


わが命つきるとも

オトーサン、 レンタルビデオ屋さんに、ロクなDVDがないので、 旧式のVTRを借りることに。 すると、これがあるんですなあ。名画が。 今回のは、アカデミー賞に輝く堂々たる名画ですよ。 原題:A Man for All Seasons (1966) 監督:Fred Zinnemann 原作・脚本:Robert Bolt Genre: Drama Country: UK Language: English / Latin 上映時間:120分 あらすじ: ヘンリー8世は、妻を離婚しようとして、 貴族の承認を求める。 トーマス・モア卿は、原理原則を重んじるひと。 そのために、困難な状況に置かれる。 反逆罪で処刑するのを好む腐敗せる国王の 怒りを買う危険を冒して原理原則を守るか? それとも、自分の都合で法をねじまげるのをいとわない 国王のとめどもない腐敗に目をつぶるべきなのか? 出演者; Paul Scofield .... Sir Thomas More(トーマス卿) Robert Shaw .... King Henry VIII(国王) John Hurt .... Richard Rich(リッチ) オトーサン、 「一世一代の名演技だ!」 こんな役がもらえたら、死んでもいいのでは。 PAUL SCOFIELD  ポール・スコフィールド 誕生日 1922/1/21 出身 英サセックス・ハーストピアポイント 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1959年「スパイ戦線」 1964年「大列車作戦」 1966年「わが命つきるとも」 1972年「スコルピオ」 1989年「鯨が来た時」「ヘンリー5世」 1990年「ハムレット」 1992年「マイセン幻影」「クイズ・ショウ」 1996年「クルーシブル」 その他の出演者; Wendy Hiller .... Alice More Leo McKern .... Thomas Cromwell Orson Welles .... Cardinal Wolsey Susannah York .... Margaret More Nigel Davenport .... The Duke of Norfolk Corin Redgrave .... William Roper (the Younger) Colin Blakely .... Matthew Cyril Luckham .... Archbishop Cranmer Jack Gwillim .... Chief Justice Thomas Heathcote .... Boatman Yootha Joyce .... Averil Machin Anthony Nicholls .... King's Representative User Rating: 8.0/10 (4,094 votes) オトーサン、 「高いスコアだ!」 アカデミー賞受賞: 作品賞 監督賞:フレッド・ジンネマン 主演男優賞:ポール・スコフィールド 脚色賞、衣装デザイン賞(カラー) 同ノミネート; 助演男優賞:ロバート・ショウ 助演女優賞:ウェンディ・ヒラー User Comments Curtis Mark Stratmeyerさん Bellevue, Washington 2004年10月14日 抗議 この映画が、世界の名画トップ250に 入っていないのは、おかしい。 "The Big Lebowski"のほうが、上位だなんて、 評価システムに大きな欠陥があるのではないか。 この映画について、既に言われたことに つけ加えるようなことはない。 間違いなく、時代を超えた名画だ。 いまから100年経過したら、 "The Big Lebowski"よりも、上位になるだろう。 そうだろう? そう、この映画、アカデミー賞を総ナメした。 最優秀作品賞、最優秀主演男優賞、最優秀脚本賞など。 全身全霊で感動した数少ない映画のひとつである。 ほとんどのシーンで涙にくれた。 いずれも、カンペキなシーンだったからだ。 IMDbよ、立ち止まって考え直してほしい。 この映画がトップ100にも入れないような システムは、おかしいし、そんなものなら無用だ。 オトーサン、 「そういえば、思い出すなあ。 戦後、ヤミ米を買うのを断固拒否して、 餓死した裁判官がいたっけ」 いまは、法の網をかいくぐって器用に立ち回るひとだらけ。 「法治国家の元総理が、悪しき手本か」 この背筋のピンと張った名画をつくった監督の経歴をみましょう。 硬骨漢なのでしょう。 FRED ZINNEMANN  フレッド・ジンネマン 誕生日 1907/4/29-1997/3/14 出身 オーストリア・ウィーン 監督作 1946年「不思議な少年」 1948年「山河遙かなり」「暴力行為」 1950年「男たち」 1952年「真昼の決闘」 1953年「地上(ここ)より永遠に」 1955年「オクラホマ!」 1957年「夜を逃れて」 1959年「尼僧物語」 1960年「サウダウナーズ」 1964年「日曜日には鼠を殺せ」 1966年「わが命つきるとも」 1973年「ジャッカルの日」 1977年「ジュリア」 1982年「氷壁の女」 次に、IMDBでの簡単な紹介。 最初、バイオリンイストになろうとしたが、 Vienna大学在学中に法律を学ぶことにする。 やがて、アメリカ映画に興味を抱くようになり、 やりたいことをやることに決める。 欧州で短編映画づくりに携わったあと、 映画を学ぶためにアメリカに渡った。 なお、詳しい紹介は、以下の通りです。 原文のママで、スイマセン。 アカデミー賞の常連監督でした。 この「わが命つきるとも」は、彼の最高傑作でした。 Genteel director who has never been popular with the auteurists, but has to his credit four Oscars and a number of classic films to assuage the pain. First intrigued with film as a young man, he worked in Germany with several other tyros (Billy Wilder, Robert Siodmak on the 1929 feature People on Sunday then journeyed to Hollywood, where he found work as an extra in All Quiet on the Western Front (1930). Fascinated by the filmmaking process, Zinnemann apprenticed behind the cameras with documentary producer-director Robert Flaherty, and teamed with producer-writer Paul Strand to codirect a feature film, The Wave (1935), in Mexico with amateur actors. Back in Hollywood, he signed with MGM and directed countless shorts over the next few years, winning his first Oscar for That Mothers Might Live (1938). He graduated to features in 1942, turning out two crisp B mysteries, Eyes in the Night and Kid Glove Killer before getting his big break with The Seventh Cross (1944), a topnotch A picture starring Spencer Tracy, and his first hit. Zinnemann's next few films included the less successful Little Mr. Jim and My Brother Talks to Horses (both 1946). He made his reputation with two superior efforts in 1949 : Act of Violence a taut thriller with Robert Ryan and Van Heflin, and The Search a vivid drama of WW2 aftermath in Berlin filmed on location that drew on Zinnemann's skills as both documentarian and dramatist. The film marked Montgomery Clift's screen debut and earned Zinnemann his first Best Director Oscar nomination. Teresa (1951), like The Search was a postwar love story spanning the gulf from Italy to the U.S. (He also directed Benjy a fund-raising short for a Los Angeles hospital t hat was so moving it earned an Academy Award in 1951.) His collaboration with producer Stanley Kramer resulted in his best-known films : The Men (1950, which introduced Marlon Brando to moviegoers), High Noon (the famous "anti-Western" starring Gary Cooper, for which he snared his second Oscar nomination), The Member of the Wedding (both 1952), and From Here to Eternity (1953, a passion-charged drama set in pre-WW2 Hawaii that won Zinnemann his first Oscar-and another for Best Picture). Zinnemann's subsequent films-most of which he also produced- were varied in tone, yet all bore his trademark meticulousness and expert craftsmanship, whether a wide-open-spaces musical like Oklahoma! (1955) or a gritty little drug drama like A Hatful of Rain (1957). Next came The Nun's Story (1959, another Best Director nomination), The Sundowners (1960, Best Picture and Best Director nominations), Behold a Pale Horse (1964), and his career-climaxing A Man for All Seasons (1966), which won Oscars for Best Picture and Best Director. He's made only three films since, all superbly crafted : The Day of the Jackal (1973), Julia (1977, his final Best Director nomination), and Five Days One Summer (1982, which drew on his love of mountain climbing). He published an autobiography, "Fred Zinnemann on Cinema," in 1992.


ひめごと

オトーサン、 "Choses secretes"(仏)、"Secret Things"(英) 「ヒミツのこと」(直訳)=「ひめごと」 でも、「ひめごと」というと、Hな感じがしますね。 原題;Choses secretes (2002)    Secret Things 監督・脚本:Jean-Claude Brisseau Genre: Drama / Fantasy / Adult Country: France Language: French 上映時間;115分 あらすじ: パリで、2人の娘が生き残ろうと戦っていた。 ストリッパーのナタリーは、物知り。 ホステスのサンドリーヌは、ナィーブ。 2人は、セックスが自分たちの武器であり、 喜びでもあることをともに学んでいく。 2人は、大銀行に職をみつけ、 退屈でパッとしない男どもをカモにする。 下っ端からはじめて、経営者を手なずけ、 最後に、頭取の息子クリストフに近づいていく。 だが、かれが重症の覗き屋で、 娘たちを夢中にさせては捨て去り、 はては焼身自殺に追い込んでいる男とは知らなかった。 クリストフは、派手な高級パーティを開いては、 自分の意のままになる新入りをみつけては手をつけていた。 ナタリーとサンドリーヌは、 クリストフが自分たちの策略に気づいている 恐るべき敵であることを知る。 彼らの友情は、クリストフを相手にするなかで、 さまざまな嫉妬やエクスタシーの間を揺れ動く。 それは、2人が、経験しなかったものだった。 2人は、果たして生きのびることができるだろうか? 出演者; Coralie Revel .... Nathalie(ナタリー) Sabrina Seyvecou .... Sandrine(サンドリーヌ) Roger Mirmont .... Delacroix(ドラクロワ) オトーサン、 「いい身体してるなぁ」 演技よりも、その裸体に注目してしまいました。 ドラクロア役の中年俳優さんは、渋い演技でした。 若い娘に翻弄される様子は、気の毒でした。 その他の出演者; Fabrice Deville .... Christophe Blandine Bury .... Charlotte Olivier Soler .... Cadene Viviane Theophildes .... Mme. Mercier Dorothee Picard .... Delacroix's Mother Pierre Gabaston .... Bar Patron Lisa Heredia .... Sandrine's Mother Arnaud Goujon .... Personnel Manager Lies Kidji .... The Young Thief Patricia Candido Trinca .... Office Employee Lydia Chopart .... Office Employee Michael Couvreur .... Office Employee User Rating: 6.7/10 (289 votes) オトーサン、 「へぇ、高いスコアなんだ」 カイエ・デユ・シネマ誌 2002年ベストテン第1位 User Comments: anhedoniaさん Planet Earth 2003年5月23日 危険な関係 人を操り、卑劣な精神の、時に汚い連中。 ほんとにいいねぇ。 今日、こうしたアダルト映画を見るとスッキリする。 エロティックだと言いたいのではない。 見れば、分かることだ。 すぐに怒り出すひと向きの映画ではない。 セックスについて率直な議論をしたいひと、 性の手練手管に興味をもつひとにとって、 この映画は、すばらしい娯楽作品である。 2人の主演女優が、実に魅力的である。 ナタリー役のSabrina Seyvecouは、 言葉もないほど見事な演技で、 Heather Grahamのような無邪気さと性的魅力がある。 (訳注:「ツイン・ピークス」のアニー役で有名) サンドリーヌ役のCoralie Revelは、 長年、主流映画で刺激的な演技をみせてきた。 登場人物たちは、善人でもないし健全でもない。 だが、それがいいのだ。 2人の娘の悪企みは、絶対、愉快である。 その邪悪な世界に引きづりこまれるだろう。 目的を達成するために、人を操つり、 しかも操られているとは気づかせないのを見る。 そこが、この官能的で刺激的な映画の魅力である。 この映画は、最後に破綻する。 とくに、脚本・監督のJean-Claude Brisseauが、 極端なシンボリズムに傾斜するからだ。 また、意味のないパーティ・シーンもある。 できれば、オリジナルで、異常で、 ありきたりでない結末の映画にしてほしかった。 Neil LaButeの作品である"The Shape of Things"や "Your Friends and Neighbors"や"In the Company of Men"が好きなら、 きっとこの映画を評価でき、楽しめると思う。 オトーサン、 「Drama+Fantasy+Adult、 こういう組み合わせもあるんだなー」 この映画、出だしが若い娘のオナニー・シーン。 若い監督にとっては、名前を売りだすために、 アダルトを駆使するのは、当然なのでしょうね。 でも、その背景にバッハやヴィヴァルディが流れると 厳粛な生の営みを描いているような気になってきます。 フランス映画ならではのスタイルでした。


心みだれて

オトーサン、 これも、たった300円の中古セル・ビデオです。 ジャック・ニコルソンとメリル・ストリープの アカデミー賞の常連俳優が競演で300円!とはねー。 原題:Heartburn (1986) 監督:Mike Nichols 原作;脚本:Nora Ephron Genre: Comedy / Drama / Romance 上映時間;108分 あらすじ: レイチェルとマークは、ともにワシントンの記者。 結婚式で出会い、その後すぐに結婚する。 すぐに娘のアニーが生まれる。 だが、ある日、レイチェルは、 マークが妊娠中に浮気していたのに気づく... 出演者; Meryl Streep .... Rachel Louise Samstat/Forman (レイチェル) Jack Nicholson .... Mark Louis Forman (マーク) オトーサン、 「名優2人の息がぴったりだ」 うまい役者さんは、見ていて、実にいいものですなー。 あらためて、そう思いました。 メリル・ストリープが好演していますが、 今回は、ニコルソンだけの紹介としましょう。 JACK NICHOLSON  ジャック・ニコルソン 誕生日 1937/4/22 出身 米ニュージャージー州ネプチューン 大学卒業後、MGMの動画部門で働き、 56年「お茶と同情」の端役で映画デビュー。 「カッコーの巣の上で」「恋愛小説家」でアカデミー主演男優賞、 「愛と追憶の日々」でアカデミー助演男優賞受賞。 「イージーライダー」、「ファイブ・イージー・ピーセス」、 「さらば冬のかもめ」「アバウト・シュミット」などで 12度アカデミー賞にノミネートされている。 監督作として78年「ゴーイング・サウス」、 90年「黄昏のチャイナ・タウン」など。 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆☆☆ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1956年「お茶と同情」 1961年「青春のさまよえる時」      「ジャック・ニコルソンのダーティ・ライダー」 1962年「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」 1963年「忍者と悪女」「古城の亡霊」 1965年「ミスタア・パルバー」 1967年「爆走!ヘルスエンジェルス」「マシンガン・シティ」 1968年「ジャック・ニコルソンの嵐の青春」 1969年「イージーライダー」 1970年「晴れた日に永遠が見える」      「ファイブ・イージー・ピーセス」 1971年「愛の狩人」 1974年「さらば冬のかもめ」「チャイナタウン」「トミー」      「さすらいの二人」 1976年「おかしなレディキラー」「カッコーの巣の上で」      「ミズーリ・ブレイク」「ラスト・タイクーン」 1978年「ゴーイング・サウス」 1980年「シャイニング」 1981年「郵便配達は二度ベルを鳴らす」「レッズ」 1982年「ボーダー」 1983年「愛と追憶の日々」 1985年「女と男の名誉」 1986年「心みだれて」 1987年「イーストウィックの魔女たち」      「ブロードキャスト・ニュース」「黄昏に燃えて」 1989年「バットマン」 1990年「黄昏のチャイナタウン」 1992年「お気に召すまま」「ア・フュー・グッドメン」「ホッファ」 1994年「ウルフ」 1995年「クロッシング・ガード」 1996年「夕べの星」「マーズ・アタック!」 1997年「恋愛小説家」 1999年「ビートニク」 2001年「プレッジ」◇ 2002年「アバウト・シュミット」◇ 2003年「N.Y.式ハッピー・セラピー」◇「恋愛適齢期」 その他の出演者: Jeff Daniels .... Richard Maureen Stapleton .... Vera Stockard Channing .... Julie Siegel Richard Masur .... Arthur Siegel Catherine O'Hara .... Betty Steven Hill .... Harry Samstat Milos Forman .... Dmitri Natalie Stern .... Annie Forman Karen Akers .... Thelma Rice Aida Linares .... Juanita Anna Maria Horsford .... Della, Harry's Maid Ron McLarty .... Detective Andrew O'Brien Kenneth Welsh .... Dr. Appel User Rating: 5.5/10 (1,051 votes) オトーサン、 「あれ?低いな?」 User Comments: Christopherさん New York 2004年4月27日 スゥトリープとニコルソンのマイナー・ヒット! この作品では、ストリープが 偉大なジャック・ニコルソンと競演している。 記者Carl Bernsteinとの結婚の破局を綴った Nora Ephronの同名の回顧録を脚色したもの。 ストリープは、またすばらしい演技を披露している。 Ephronがストリープならば、のきさしならなくなった 自分の姿を描くのに最適といったのだ。 傑出したシーン。 ピクニックで、ストリープは、ニコルソンの食習慣について諭す。 ニコルソンが母さえいれば、ほかに誰もいらないと言う。 母の手書きが壁にかかっているのだ。 偉大な映画ではないが、十分感動的であり、 終わり時を知っている。 Carly Simonのヒットソングも輝いている。. オトーサン、 「"恋愛小説家"に似ているなあ」 こうした話はゴマンとあるわけですから、 並みの俳優が演じたら、映画になりません。 それを力技で何とかモノにしたのですから、大したもの。 でも、2人の演技が楽しめないとなると、 実に下らぬ映画ということになります。


五線譜のラブレター

オトーサン、 また、日比谷シャンテへ。 この前、"巴里の恋愛協奏曲"を見に行ったとき、 こちらが満員だったので、興味を持ちました。 原題:De-Lovely (2004) 監督:Irwin Winkler 脚本;Jay Cocks Genre: Drama / Musical / Romance Rated PG-13 for sexual content. Country: USA / UK Language: English Color: Color / Black and White 上映時間;125分 あらすじ: アメリカの作曲家コール・ポーターの生涯や 不朽の名曲をミュージカル化したもの。 ポーターは、舞台をみながら、その人生を振り返る。 "Anything Goes"、"It's De-Lovely"、 そして、"Night and Day"などが流れるミュージカル満載。 彼のエレガントで波乱含みの生涯が明るみに出る。 妻のリンダは、曲想のミューズだった。 出演者: Kevin Kline .... Cole Porter(コール・ポーター) Ashley Judd .... Linda Porter(リンダ・ポーター) オトーサン、 「ベストの演技だ!」 ケビン・クラインは、歌のほうも見事でした。 アシュレイ・ジャッドも、 こんな巧い女優さんとは、思いませんでした。 KEVIN KLINE  ケビン・クライン 誕生日 1947/10/24 出身 米ミズーリ州セント・ルイス インディアナ大学で音楽を専攻するが、演劇を専攻し、 ジュリアード学院演劇科を卒業。 その後、ブロードウェイにデビュー。 映画は82年「ソフィーの選択」でデビュー。 89年「ワンダとダイヤと優しい奴ら」でアカデミー助演男優賞受賞。 89年、フィービー・ケイツと結婚し、 オーウェンとグレタの一男一女がいる。 「アニバーサリーの夜に」では親子四人で出演。 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1982年「ソフィーの選択」 1983年「再会の時」 1985年「シルバラード」 1986年「すみれはブルー」 1987年「遠い夜明け」 1988年「ワンダとダイヤと優しい奴ら」「乙女座殺人事件」 1990年「殺したいほどアイ・ラブ・ユー」 1991年「ソープディッシュ」「わが街」 1992年「チャーリー」「隣人」 1993年「デーヴ」 1994年「プリンセス・カラブー」 1995年「フレンチ・キス」 1996年「アル・パチーノのリチャードを探して」      「ノートルダムの鐘」(声) 1997年「危険な動物たち」「イン&アウト」 1998年「アイス・ストーム」 1999年「ワイルド・ワイルド・ウエスト」 2000年「エル・ドラド 黄金の都」(声) 2001年「アニバーサリーの夜に」「海辺の家」 2002年「オレンジ・カウンティ」「卒業の朝」 2004年「五線譜のラブレター」 ASHLEY JUDD  アシュレイ・ジャッド 誕生日 1968/4/19 出身 米カリフォルニア州ロサンゼルス 4歳の時に両親が離婚し、 歌手の母や姉とともに各地を転々とする少女時代を送る。 その後、母ナオミと姉ウィノナは カントリー・ミュージックのバンド”ジャッズ”で成功を収めた。 ケンタッキー大学でフランス語を専攻。 卒業後はピース・コープスに就職が決まっていたが、 友人たちの勧めで女優を志し、ハリウッドへ。 ウェイトレスやエージェントのアシスタントをする傍ら、 演技教室で数年間演技を学ぶ。 91年、NBCの”SISTERS”でレギュラーに起用され、注目を集める。 1992年「カフス」で映画デビュー。 当初は大きな役でオファーされていたが、 ヌード・シーンがあるため、断り、端役での出演だった。 93年「RUBY IN PARADISE」で インディペンデント・スピリット主演女優賞受賞。 2000年4月にカーレーサーのダリオ・フランチッティと婚約、 2001年12月12日、結婚した。 活躍度 ○→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1992年「カフス」 1993年「ディープ・ジョパディー」 1994年「ナチュラル・ボーン・キラーズ」 1995年「スモーク」 「ヒート」 「聖なる狂気」 1996年「評決のとき」「ノーマ・ジーンとマリリン」      「ボディ・リップス」 1997年「ザ・ローカスト あばかれた夏」 1998年「コレクター」◇「サイモン・バーチ」      「氷の接吻」◇ 1999年「ダブル・ジョパディー」◇ 2000年「あなたのために」◇ 2001年「恋する遺伝子」◇ 2002年「ハイ・クライムズ」◇      「ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密」      「フリーダ」 2004年「ツイステッド」◇「五線譜のラブレター」 その他の出演者; Jonathan Pryce .... Gabe Kevin McNally .... Gerald Murphy Sandra Nelson .... Sara Murphy Allan Corduner .... Monty Woolley Peter Polycarpou .... Louis B. Mayer Keith Allen .... Irving Berlin James Wilby .... Edward Thomas Kevin McKidd .... Bobby Reed Richard Dillane .... Bill Wrather Edward Baker-Duly .... Boris Kochno Angie Hill .... Ellin Berlin Harry Ditson .... Dr. Moorhead Tayler Hamilton .... Honoria Murphy User Rating: 6.5/10 (1,357 votes) オトーサン、 「いい映画だった。当然だろう」 User Comments: pegd-1 さん New London, CT 2004年8月18日 音楽に救われている... 映画が終わっても、何人かは席に座ったままだった。 私は、急いでコール・ポーターの本を買いに走った。 彼とモンテがセックスするために街に繰り出す夜では、 その激しい同性愛のシーンを避けている。 だが、俳優たちは、見事だった。 特に、アシュレイ・ジャッドは、とらえどころがない魅力。 他の監督だったら、どう撮るだろうと考えてしまった。 年取ったコールへ何度も戻って、ミュージカルになるという 手法は、私にはピンとこなかった。 編集のしすぎ。 だが、歌の数々。 これだけでも、入場料を払う価値がある。 Morrissetteや "Night and Day"を ポーターとともに歌おうとしない俳優たちのシーンが、 すごくよかった。 オトーサン、 はじめのパリのシーンが退屈で、居眠りしました。 でも、ウェニス、NY、ハリウッドへと 彼が、出世の階段を上っていくのを見るのは快感でした。 素敵なロケ、素敵な音楽、素敵な演技、素敵な舞台。 今年になって見た映画のなかでは、一番楽しめました。 参考までに彼の経歴を紹介しましょう。 ○コール・ポーター ・http://cinema.kansai.com/C0000083 1891年、アメリカ・インディアナ州出身。 上流階級の出で、幼い頃から音楽の才能を発揮し、 10歳で「鳥の歌」と名付けられたピアノ楽曲を発表。 祖父の反対から大学では法学を専攻し、 イエールとハーバード、2つのアイビー・リーグで学ぶも、 そこで書いたフットボールの応援歌が話題を呼び、 音楽の世界へと舞い戻ることとなる。 上品で、洒落た名曲を数々残し、 『ビギン・ザ・ビギン』や『絹の靴下』などのミュージカル、 映画作品の音楽を多数担当した。 また、彼が全面的に音楽を手掛けたミュージカル 『起きて夢見よ』は、ロンドンで263回続演、 ニューヨークでも136回の続演と驚異の数字を残した。 自ら音楽を担当した、映画『夜も昼も』でも コール・ポーターの波乱に満ちた半生が伝記的に綴られた。 彼が40年にわたる音楽家人生の中で生み出した楽曲は 約870曲にも及び、多大な功績を世に残した。


ある上院議員の情事

オトーサン、 これも近所のレンタルビデオ屋で300円。 でも、名女優メリル・ストリープ出演で、 このお値段とは、ありがたいことです。 原題:The Seduction of Joe Tynan (1979) 監督:Jerry Schatzberg 脚本:Alan Alda Genre: Drama 上映時間:107分 あらすじ: 尊敬されている上院議員ジョーは、 最高裁長官の指名に反対運動をすることを求められる。 それは、古い友人を失うことであり、 取引のために原則を曲げることであり、 すでに崩壊しつつある家族生活を危機に陥れることだった。 だが、これによって、大統領への道が開ける。 この一件の備えを助けてくれたのが、 南部の美人リサーチャー、カレンだった。 2人の間が進展するにつれて、 彼の人生は、さらに複雑で手に負えないものになる。 出演者; Alan Alda .... Joe Tynan (ジョー) Barbara Harris .... Ellie(エリー) Meryl Streep .... Karen Traynor (カレン) オトーサン、 主演男優のアラン・アルダ、知人によく似ていました。 そのせいで、感情移入してしまいました。 でも、メリルのほうは、いまいちでした。 名作「クレイマー、クレイマー」の撮影で忙しかったためかも。 ALAN ALDA  アラン・アルダ 誕生日 1936/1/28 出身 米ニューヨーク 活躍度 △→ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1963年「GONE ARE THE DAYS」 1970年「暗黒街の特使」 1971年「悪魔のワルツ」 1978年「カリフォルニア・スイート」      「セイム・タイム、ネクスト・イヤー」 1979年「ある上院議員の情事」 1981年「四季」 1986年「くたばれ!ハリウッド」 1989年「ウディ・アレンの重罪と軽罪」 1990年「本日はお日柄も良く ベッツィの結婚」 1992年「暗闇のささやき」 1993年「マンハッタン殺人ミステリー」 1994年「ジョン・キャンディの大進撃」 1996年「アメリカの災難」「世界中がアイ・ラブ・ユー」 1997年「ホワイトハウスの陰謀」 1998年「マッド・シティ」「私の愛情の対象」 2000年「ハート・オブ・ウーマン」 2004年「アビエイター」 MERYL STREEP  メリル・ストリープ 誕生日 1949/6/22 出身 米ニュージャージー州サミット ヴァッサー・カレッジの演劇科と イエール・オブ・スクール・ドラマを卒業後、 舞台俳優としてスタート。 映画は77年「ジュリア」がデビュー。 「ディア・ハンター」ほか アカデミー賞にノミネートされたのは12回。 「クレイマー、クレイマー」でアカデミー助演女優賞、 「ソフィーの選択」でアカデミー主演女優賞、 「A CRY IN THE DARK」でカンヌ映画祭主演女優賞獲得。 私生活では76年に舞台共演したジョン・カザールと同棲するが、 2年後に癌で死去。 その後、弟の親友の彫刻家ドン・ガンマーと結婚。 79年11月男児誕生。 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆☆☆ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1977年「ジュリア」「スラップ・シュート」(TM) 1978年「ディア・ハンター」 1979年「マンハッタン」「ある上院議員の情事」      「クレイマー、クレイマー」 1981年「フランス軍中尉の女」 1982年「殺意の香り」「ソフィーの選択」 1983年「シルクウッド」 1984年「恋におちて」「IN OUR HANDS」 1985年「プレンティ」「愛と哀しみの果て」 1986年「心みだれて」 1987年「黄昏に燃えて」 1988年「クライ・イン・ザ・ダーク」 1989年「シー・デビル」 1990年「ハリウッドに口づけ」 1991年「あなたの死後にご用心!」 1992年「永遠に美しく…」 1993年「愛と精霊の家」 1994年「激流」 1995年「マディソン群の橋」「判決前夜」 1996年「マイ・ルーム」 1997年「誤診」(TM) 1998年「母の眠り」 1999年「ミュージック・オブ・ハート」 2001年「A.I.」(声) 2002年「めぐりあう時間たち」「アダプテーション」 2003年「ふたりにクギづけ」 2004年「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」 その他の出演者: Rip Torn .... Senator Kittner Melvyn Douglas .... Senator Birney Charles Kimbrough .... Francis Carrie Nye .... Aldena Kittner Michael Higgins .... Senator Pardew Blanche Baker .... Janet Chris Arnold .... Jerry Maureen Anderman .... Joe's Secretary John Badila .... Reporter on TV Screen Robert Christian .... Arthur Briggs Maurice Copeland .... Edward Anderson Lu Elrod .... Congresswoman at Party User Rating: 5.8/10 (273 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: back2wsocさん Chicago, Illinois 2003年1月8日 政治&ロマンス・ドラマに心を奪われる。 スターたちの演技もすばらしい... ジョーは、中年の民主党の上院議員。 大統領指名を獲得しようとしている。 カレンは、魅力的な金髪のリサーチャーとして 妙なる演技を披露している。 彼女は、ジョーが人種差別論者である 南部の上院議員と戦うのを支援する。 その間、2人は数々の圧力に負けて 衝動的に情事になだれこんでいく。 これに加えて、上昇志向をすればするほど、家庭生活も嵐になる。 神経病の妻エリーと問題児である10代の娘ジャネットが、 彼の人生を混乱させるのだ。 感動的な大人の物語であり、 政治と人間性が巧みにまじりあっている。 アラン・アルダが、脚本を書き主演しているが、 若干、問題もないではない。 問題は、ジャネットである。 仲直りするために話合う以外に、 もっと他の手段はなかったのか? なぜ、遠く離れた息子には関心を払わないのか? この映画で、最も注目すべきは、妊娠シーンだ。 年老いた上院議員 Birneyが、ぼけてきて、 (Melvyn Douglas、最後の演技だった) 公聴会でフランス語をしゃべりだすシーン。 情事が露見して、エリーに糾弾され、 家での緊迫した争いのシーン。 権力、忍耐、誘惑についての実に見事なドラマだった。 ****満点で、*** オトーサン、 「ヤマタクみたいな奴だなぁ」 両手に花、権力と女の2つ。 とんでもない奴、虫のいい奴だと思いました。


デザート・ブルー

オトーサン、 DVDを借りるときのひとつの目安として 監督が脚本を書いているかをみます。 どうしても言っておきたいことのある映画には、 緊張感や切実さがみなぎっているもの。 この映画、監督の青春時代を記録にとどめたもののようです。 原題:Desert Blue (1998) 監督・脚本:Morgan J. Freeman Genre: Comedy Rated R for strong language and some teen alcohol abuse. 上映時間;90分 あらすじ: 路上観察学の教授とTV女優の娘が ようやく世界最大のアイスクリーム・コーンをみつける。 このジャイアント・コーン、 かつての金鉱の町を地図に残そうとして ある老人が懸命になってつくったもの。 親娘は、思ったよりも長くこの砂漠の町に滞在することになる。 というのも、交通事故でコーラの原液が路上に流れ出し、 死者が出たからだ。 滞在している間に、町のひとと知り合う。 爆破好きの娘や若者ブルーたちである。 ブルーは、父親の遺志を継ぎ、砂漠のド真ん中に ビーチ・リゾートをつくろうとしていたのだ。 出演者: Brendan Sexton III .... Blue Baxter(ブルー) Kate Hudson .... Skye Davidson(スカイ) John Heard .... Professor Lance Davidson(教授) オトーサン、 「ケイト・ハドスンがいい!」 あとの若者たちは、はっきり言ってイモです。 KATE HUDSON  ケイト・ハドスン 誕生日 1979/4/19 出身 米カリフォルニア州 母はゴールディ・ホーン、父は歌手ビル・ハドソン。 両親は彼女が赤ん坊の頃に離婚。 育ての父はゴールディ・ホーンのパートナー、カート・ラッセル。 98年「DESERT BLUE」で映画デビュー。 「あの頃ペニー・レインと」のペニー・レイン役で アカデミー助演女優賞にノミネートされる。 2000年12月31日、 ロック・バンド、ブラック・クロウズのヴォーカリスト、 クリス・ロビンソンと結婚。 2003年、ゴールディ・ホーンらと 製作会社コズミック・エンタテインメント設立。 活躍度 ○↑ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1998年「RICOCHET RIDER」      「200本のたばこ」◆「ウェルカム・バクスター」 2000年「あの頃ペニー・レインと」◆「Dr.Tと女たち」◆      「ゴシップ」 2002年「サハラに舞う羽根」◇ 2003年「10日間で男を上手にフル方法」◇      「あなたにも書ける恋愛小説」◇      「ル・ディヴォース〜パリに恋して〜」◇ その他の出演者; Casey Affleck .... Pete Kepler Christina Ricci .... Ely Jackson Ethan Suplee .... Cale Sara Gilbert .... Sandy Isidra Vega .... Haley Peter Sarsgaard .... Billy Baxter Renee Rivera .... Dr. Gordon Lee Holmes .... Deputy Keeler Lucinda Jenney .... Caroline Baxter Jerry Agee .... Insurance Agent Daniel von Bargen .... Sheriff Jackson Richmond Arquette .... Truck Driver User Rating: 6.1/10 (621 votes) オトーサン、 「ま、こんなものかも」 User Comments: AlmostUnknownさん Falun, Sweden 2004年9月23日 すばらしい砂漠映画 この映画は、と思う。 砂漠でもいろんな事件が起こりうることを示している。 Brendan Sexton III は、いい仕事をしたし、 Kate Hudsonや Christina Ricciも同じだ。 実に単純な映画である。 監督は、Morgan J. Freeman。 上映時間は90分。 砂漠で地震を起こしたり、 古いカフェに火事でも起こせば、もっと長くできただろうが... この映画、10代向け映画のようだ。 私は、砂漠好きである。 誰かが、「この映画の砂漠、どこにあるの?」 僕に聞いてくれれば、うれしいばー。 そう思ったひと、メール下さい! オトーサン、 アメリカの砂漠を旅していると、 奇妙なものにぶつかります。 モニュメントバレーは、ご存知でしょう。、 "Devil's Tower"なんていうのも、その一例です。 ・http://www.tokainavi.ne.jp/cgi-bin/column  /column.cgi?BD=amerika&ND=132 ●column アメリカの風  〜デビルズ・タワー「悪魔の塔」〜 「未知との遭遇」でUFOが着陸するのがここです。 場所はワイオミング州の北東の端っこ。 サウスダコタ州のラピッドシティーから約2時間。 森の中からにょっきりと現れますから、遠くからでもわかります。 高さは、地表から約380m。 幅が麓で300m、頂上で83mです。 遠くから見ると溶岩の塊のような黒っぽい感じですが、 近くで見るとむしろ白っぽい岩で、縦に無数の割れ目が走っています。 300mの細長い柱が何千本も集まったようです。 丘の周囲には割れて落ちてきた岩が無数に転がっています。 実際には、地表近くまで来た溶岩が固まり、 その後に地表が侵食されて溶岩部分だけが残ったようです。 ネイティブ・アメリカンの伝説では、 巨大な熊に追いかけられた人たちが、丘に登って神に祈ると、 それが大きく盛り上がって助かったということです。 周囲の無数の割れ目は、 登ろうとしてついた熊の爪あとということです。 この垂直な壁を登ろうとするのは人間も同じのようで、 多くのロッククライマーたちが挑戦する場所でもあります。 1906年にアメリカ最初のナショナルモニュメントに指定されました。 麓にはプレーリードッグの群落があり、すぐ近くで見ることができます。


エヴァとステファンと素敵な家族

オトーサン、 パッケージをみて、「じゃ、借りるか」 スエーデン人の3人に1人がみた大ヒット作とありました。 家族愛を謳歌した映画なのかと思いましたが... 原題:Tillsammans (2000)    Together 監督・脚本:Lukas Moodysson Genre: Comedy / Drama Rated R for nudity/sexuality and language. Country: Sweden / Denmark / Italy Language: Swedish 上映時間;106分 あらすじ: エリザベスは、夫のロルフにうんざり。 荷物をまとめて、2人の子供を連れて兄のゴラン家に行く。 時は、1975年。 ゴランは、コミューンに暮らしている。 左翼系のひとたちが多く、25〜35歳で、子供連れもいる。 このコミューンを舞台に出来事が展開する。 その影響は、コミューンのメンバーだけでなく、 その周辺にも波紋を投げかける... 出演者; Emma Samuelsson .... Eva (エヴァ) Sam Kessel .... Stefan(ステファン) Lisa Lindgren .... Elisabeth(エリザベス;母親) Michael Nyqvist .... Rolf(ロルフ:父親) オトーサン、 「等身大だなぁ」 こういう映画の場合、ハリウッド映画のように 俳優の演技がどうのこうのと言う気になりません。 「いろんなひとがいるなぁ。 みんな一生懸命生きているなぁ」 十人十色、ひとそれぞれというしかありません。 その他の出演者; Gustav Hammarsten .... Goran Anja Lundkvist .... Lena Jessica Liedberg .... Anna Ola Norell .... Lasse Axel Zuber .... Tet Shanti Roney .... Klas Olle Sarri .... Erik Cecilia Frode .... Signe Lars Frode .... Sigvard Emil Moodysson .... Mane Henrik Lundstrom .... Fredrik User Rating: 7.5/10 (3,982 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 User Comments: rbverhoefさん The Hague, Netherlands 2003年12月29日 舞台は、1975年のストックホルムのコミューン。 みんなが共同生活をするという理想に燃えている。 パートナーがいるもの、子供連れのもの、 ゲイ、ゲイでないもの、どちらか分かないもの。 GoranとLenaのようなオープンな関係のカップルは、 基本的には、深い関係になりたくないのだ。 映画は、こうしたひとたちをみつめる。 ゴランの妹エリザベスが、 2人の子供を連れて引っ越してくるところからはじまる。 子供たちは、はじめ嫌がるが、やがて慣れてくる。 妹の夫のロルフは、妻が家に戻ってくるのを願っている。 子供のひとりエヴァは、隣家の子供フレデリックと仲良くなる。 コメディやドラマティックなシーンを通じて、 コミューンで展開される人間模様は、驚くべきものであり、 ロジカルなもの、奇妙なものもあるが、納得できる。 色々な出来事は、みんな起こりうるように思える。 演技は、全員、非常に巧い。 なかでも、子供たちの演技がよかった。 Lukas Moodysson監督は、子役や10代の若者から いい演技を引き出す術を知っている。 'Show Me Loveが、そうだった。 ひとりはレズで、もうひとりは、 はっきりしない10代の娘2人を描いていた。 オトーサン、 「コミューンの実験は、どうなったんだろう?」 伝統的な一夫一婦制が崩壊し、離婚が急増するなかで コミューンなる協同生活の実験がはじまりました。 でも、それは、カオスを招いたことも事実です。 とくに、その悪影響をこうむったのが、子供たち。 みんなに愛されるようで、誰からも深く愛されない。 そういう事態が生じたのです。 まさに、この映画が活写した通りです。 最近のハリウッド映画は、 家族の価値を売り物にしていますが、 これも、あやしいもの。 かといって、一夫一婦制も問題だらけですし、 魔法の処方箋なんてないのかも。


百貨店大百科

オトーサン、 「おお、300円だ!」 いつも行くレンタルショップで中古セルビデオを発見。 この百貨店、パリのギャラリー・ラファイェットのようです。 「もっと昔に知っていたら、授業に使えたのに」 見終わったら松坂屋にいる知人に送ってあげましょう。 原題:Riens du tout (1992)    Little Nothings 監督・脚本:Cedric Klapisch 脚色:Jackie Berroyer/ Cedric Klapisch 会話:Jackie Berroyer/ Cedric Klapisch Genre: Comedy Country: France Language: French 上映時間;95分 あらすじ ルプチは、野心的で自信満々の男。 老舗百貨店の新しい社長に任命される。 彼の使命は、財政再建。 人間的要素が再建の鍵とみて、新しい手法を導入する。 自分でもやってみるが、 スタッフ間に次第に緊張が高まっていく。、 出演者: Fabrice Luchini .... Lepetit(ルプチ) Pierre-Olivier Mornas .... Roger(ロジェ) Nathalie Richard .... Claire(クレール) Coraly Zahonero .... Veronique(ヴェロニク) オトーサン、 「巧いのか、下手なのか、演出が下手なのか」 どの役者さんも、地のままの演技にみえました。 その他の出演者: Daniel Berlioux .... Jacques Martin Marc Berman .... Pizzuti Olivier Broche .... Lefevre Antoine Chappey .... Francois Jean-Pierre Darroussin .... Domremy Aurelie Guichard .... Vanessa Billy Komg .... Mamadou Odette Laure .... Madame Yvonne Elisabeth Macocco .... Madame Dujardin Marc Maury .... Johnny Bonjour Jean-Michel Martial .... Hubert Maite Nahyr .... La directrice de coordination Fred Personne .... Monsieur Roi Lucette Raillat .... Micheline Eric Rey .... Fred Marie Riva .... Zaza Zinedine Soualem .... Aziz Karin Viard .... Isabelle Consuelo De Haviland .... La journaliste User Rating: 6.2/10 (88 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: オトーサン、 「また、IMDBさぼっている」 たまたま淀川長治さんの批評を発見しました。 ○「ヒャッカテンって何や?」という若いのがいる。  デパートのことくらい分からんのかといいたい。  今年三十六歳のセドリック・クラピッシュ監督の  三十歳のときの第一回作品。  順番にいうと、  (1)『百貨店大百科』  (2)「青春シンドローム」  (3)『猫が行方不明』  (4)『家族の気分』  このうち、(3)が封切り済みで好評。  年齢からいうと(1)三十歳(2)三十一歳(3)三十四歳(4)三十五歳。  よほど映画好きとみえて、ワクワクとこの第一作は作っている。  デパートの店員のセールスとその訓練。  デパートは本物を使っていて、  その一階、二階、三階、四階と各階がカメラでとらえられ、  群れる大入りの客にサービスのつもりか、  三階あたりのところでは、  二人の男が民族舞踊を民族衣装で踊っているのだが、  同じリズムで同じステップで踊り続けている。  この映画、原題は「リアン・デュ・トゥ(なんでもありません)」。  この若い監督、パリのマラソンや  バンジー・ジャンプの本物をカメラで撮って、  ちゃっかりと映画の中に加えている。  デパートの店員の訓練としてマラソンもやらせれば、  見上げるばかりの高所からのロープつきの命がけの飛び降りの  バンジー・ジャンプもやらせる。  要するにデパートが火災のときの訓練か。  というわけで、デパートのドキュメント気取りの  しゃれたつもりの映画ながら、  見ていてその映画、幼さにハラハラするばかり。  しかし、その幼さ、つまり若さ、  そこがこの映画のおもしろさと申し上げたい。  セールスの営業会議もあれば、ファッションショーもあり、  仮装大会もありで、デパートの店員のすべてを  映画に収めたグランドホテル型映画。  そのラストは、店員五十人のコーラスで終わる。  あか抜けしないが、あか抜けしているつもりの  若い監督のおしゃれ映画。  この監督、パリ生まれ。  ニューヨーク映画大学をへて撮影のライト係に。  出演者は、ファブリス・ルキーニ、ジャン=ピエール・ダルッサンほか。  監督自身もビデオ売り場の客として出演というお楽しみ映画。


巴里の恋愛協奏曲

オトーサン、 「"アメリ"のオドレイ・トトゥだ!」 パリでアメリ詣でをしたりした関係もあって、 日比谷までわざわざ見にいきましたよー。 原題:Pas sur la bouche (2003)    Not On the Lips 監督:Alain Resnais 脚本:Andre Barde Genre: Comedy / Musical / Romance Country: France / Switzerland Language: French 上映時間;115分 あらすじ; オトーサン、 「IMDB、またサボってる。  しょうがないなぁ。書くか」 サビーヌは、パリに住む主婦。 最近は、シャルレとの火遊びを楽しんでいる。 だが、友人のユゲットがシャルレに恋をしてしまうし、 夫が、何と米国人エリックを自宅に招いたのだ。 元夫だとは、露知らずに。 サビーヌは、事態の紛糾を防ごうとするのだが...。 出演者:: Sabine Azema .... Gilberte Valandray(サビーヌ) Audrey Tautou .... Huguette Verberie (ユゲット) Jalil Lespert .... Charley(シャルレ) Lambert Wilson .... Eric Thomson (エリック) オトーサン、 「なーんだ、脇役だったんだ」 AUDREY TAUTOU オドレイ・トトゥ 誕生日・性別 1978/8/9 WOMAN 出身 仏ボーモン 「エステサロン/ヴィーナス・ビューティー」で 2000年セザール賞有望若手女優賞受賞。 活躍度 ○↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1998年「氷の海に眠りたい」(TM) 1999年「エステサロン/ヴィーナス・ビューティー」 2001年「アメリ」◇「ミシェル」◇      「スパニッシュ・アパートメント」◆ 2002年「愛してる、愛してない...」◇「堕天使のパスポート」◇ 2003年「パリの恋愛協奏曲」 その他の出演者: Pierre Arditi .... Georges Valandray Isabelle Nanty .... Arlette Poumaillac Daniel Prevost .... Faradel Darry Cowl .... Madame Foin Berangere Allaux .... Une jeune fille Francoise Gillard .... Une jeune fille Toinette Laquiere .... Une jeune fille Gwenaelle Simon .... Une jeune fille Nina Weissenberg .... Une jeune fille User Rating: 6.3/10 (199 votes) オトーサン、 「まあまあか」 User Comments: Fiona-39さん Belfast, 2004年5月22日 frothy frivolity a la Feydeau これは古典的なフランス喜劇。 1920年代の音楽、インテリア、滑稽な相関図が満載。 イキイキした映像やおなじみの2人の女優さんが出ている。 まるで「アメリ」のリメイクのようだ。 フランス的生活のロマンティックな側面を見せてくれる。 同じような人間相関図、 同じようなタトゥのキラキラした演技。 ゆっくりして、字幕を追うのが大変で、 フランス語がしゃべれれば、もっと面白かろう。 (とくに、アメリカ人のフランス語のアクセント) 軽妙なタッチがあり、 機知に富み、はかなく、明るい。 傑作というより、好奇心が勝つ映画。 オトーサン、 「やはりフランス映画だなぁ」 料理、ファツション、アンティーク家具、 そして、初恋と浮気、アメリカ嫌い... そんなものがぎっしり詰まっていました。 オトーサン、 「ま、たまには、いいか」 公式サイトは重たいので、通常見ないのですが、 オドレイ・トトゥ の写真欲しさに見ました。 以下は、それを転載したものです。 ●1925年、アールデコのモダニズムが花開くパリ。  そこは口紅をつけ、煙草をふかし、  シャネルの5番を香らせたファッショナブルな女性たちが  さっそうと行き交うモードの都。  そんな時代を背景に、恋する男女のすれ違いを、  心浮き立つ愉しい音楽にのせてゴージャスに描いた、  本格ミュージカルがフランスからやってきた。  フランスのアカデミー賞であるセザール賞で主要9部門にノミネート、  うち衣装デザイン賞など3部門受賞に輝いた話題作である。  黄金期ミュージカルの魅力を王道とも言える正攻法の演出で  現代に甦らせることに成功した本作の登場は、  世界の映画ファンを大いに沸き立たせた。  誰もが楽しめるハッピーでロマンティックなラヴストーリー。  全篇を流れる20曲以上もの親しみやすいミュージカル・ナンバー。  映画・演劇界を代表する美男美女スターと  個性的な実力派たちの豪華なアンサンブル。  ため息の出るような20年代ファッションと、  美術品とも言える見事なセット。  心躍るこのミュージカルは、  上質な芝居を観るような楽しみをたっぷりと感じさせてくれる。  本作は1925年にパリでロングラン・ヒットを記録した  アンドレ・バルド作の傑作オペレッタ  「Pas sur la bouche!」を映画化したもの。  監督はセザール賞7部門受賞に輝いた『恋するシャンソン』以来  これが6年ぶりの待望の新作となった、今年82歳の巨匠アラン・レネ。  キャストにはフランス映画界を代表する演技派たちが贅沢に顔を揃えた。  ジルベルトとジョルジュの夫妻を演じるのは  最近のレネ作品の常連で、ともにセザール賞を二度受賞している  サビーヌ・アゼマとピエール・アルディティ。  ジルベルトの妹アルレットに『ダニエルばあちゃん』『アメリ』の  個性派イザベル・ナンティ。  『アメリ』でリュミエール賞に輝いたオドレイ・トトゥは、  恋するユゲット役でスウィートな魅力を全開させる。  キッチュな芸術家シャルレに扮するのは  『ヒューマンリソース』で  セザール賞、リュミエール賞など数々の映画賞に輝いた  ジャリル・レスペール。  狂言回しのファラデル役を演じるのは  『奇人たちの晩餐会』でセザール賞を受賞したダニエル・プレヴォー。  『マトリックス』シリーズなど普段はシリアスな役どころが多い  ランベール・ウィルソンは、たどたどしいフランス語を操る  アメリカ人エリック・トムソン役で  意外な二枚目半ぶりを発揮して笑わせる。  また本作でセザール賞助演男優賞を受賞した大ベテラン、  ダリー・コールが管理人フォアン夫人役で見せる  筋金入りの爆笑演技にも要注目。


デス・トゥ・スムーチー

オトーサン、 このDVDのパケージ、ぬいぐるみだらけ。 「ディズニーの子供向けアニメかなぁ?」 でも、あの短躯のコメデイアン、 ダニー・デビートの監督ぶりに興味を抱きました。 原題:Death to Smoochy (2002) 監督:Danny DeVito 脚本:Adam Resnick Genre: Comedy / Crime / Thriller Rated R for language and sexual references. Country: USA / UK / Germany Language: English 上映時間:109分 あらすじ:: 熾烈な競争下にある子供番組のスター、ランドルフは、 収賄スキャンダルで解雇される。 代役に起用されたのは、ご清潔なスムーチー。 スムーチーが大ブレイクし、 TV局の幹部ノーラの愛情まで得るのをみて ランドルフは、数々の無法を企み、 何とかして、もう一度帰り咲こうとする。 出演者: Robin Williams .... 'Rainbow' Randolph Smiley(ランドルフ) Edward Norton .... Sheldon Mopes/Smoochy the Rhino (スムーシー) Catherine Keener .... Nora Wells (ノーラ) オトーサン、 「ロビン、いい役をもらったなぁ」 マシンガントークを武器に 専ら、善人役で売ってきた彼ですが、 近年は、「インソムニア」などで悪役に挑戦中。 でも、彼の悪役は、どこか違和感があります。 このランドルフ役のいいところは、 善人・悪人の双方を演じ分けていることでしょう。 ROBIN WILLIAMS  ロビン・ウィリアムス 誕生日 1952/7/21 出身 米イリノイ州シカゴ ジュリアード学院で学ぶ。 テレビシリーズの「ハッピー・デイズ」の ゲスト出演がブレイクのきっかけ。 80年「ポパイ」で映画デビュー。 97年「グッド・ウィル・ハンティング」でアカデミー助演男優賞。 活躍度 ◎→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆☆★ 出演作 1980年「ポパイ」 1982年「ガープの世界」 1983年「ロビン・ウィリアムスの大混乱サバイバル特訓」 1984年「ハドソン河のモスコー」 1985年「タッチダウン90’」 1986年「クラブ・パラダイス」「ミッドナイト・ニューヨーカー」 1987年「ディア・アメリカ/戦場からの手紙」(ナ)      「グッドモーニング、ベトナム」 1989年「いまを生きる」「バロン」▲ 1990年「愛と死の間で」「キャデラック・マン」「レナードの朝」 1991年「フィッシャーキング」「フック」 1992年「トイズ」「アラジン」(声) 1993年「ミセス・ダウト」 1995年「9ヶ月」「ジュマンジ」「3人のエンジェル」▲ 1996年「バードケージ」「ジャック」「ハムレット」      「シークレット・エージェント」▲ 1997年「ファーザーズ・デイ」      「グッド・ウィルハンティング/旅立ち」      「フラバー」 1998年「パッチ・アダムス」「奇跡の輝き」 1999年「聖なる嘘つき その名はジェイコブ」      「アンドリューNDR114」 2001年「A.I.」(ナ) 2002年「インソムニア」「ストーカー」      「デス・トゥ・スムーチー」 その他の出演者: Danny DeVito .... Burke Bennett Jon Stewart .... Marion Frank Stokes Pam Ferris .... Tommy Cotter Danny Woodburn .... Angelo Pike Michael Rispoli .... Spinner Dunn Harvey Fierstein .... Merv Green Vincent Schiavelli .... Buggy Ding Dong Craig Eldridge .... Husband Judy White .... Wife Tim MacMenamin .... Danny Bruce McFee .... Roy Glen Cross .... Jimmy User Rating: 6.3/10 (7,176 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: thedictatorさん United States 2004年9月30日 評価が低すぎる この映画をはじめて劇場で見かけたとき、 どう考えていいかわからなかった。 友人が暗いコメディだけれども、一緒に見に行こうと言った。 私は、暗いコメディが好きだし、その日はやることもなかったので、 見に行くことにした。 その日見たのは、そのジャンルでもっとも記憶に残る映画だった。 登場人物は、興味をそそったし、お話も注目に値するものだった。 映画は、じつに素敵な暗いユーモアのセンスがあった。 監督も見事だった。 普通のコメディならば、監督するのは、楽だろう。 セットは、カラフルだし、 子供映画のスタイルやもっと無邪気な真面目な映画を撮るのなら 簡単だっただろう。 幸いにも、デビートは、色づかいがうまいだけでなく、 ひねったホラースタイルを与えることができた。 考えてみると、それが、私が注目した理由である。 子供向けのお伽噺がホラー仕立てになっているのだ。 これは、ティム・バートン監督風のホラーではない。 愉快なのは、大人向けのコメディ仕立てになっていることだ。 まったく予期できなかったが、この映画をよくしているのは、 監督のユニークなセンスや賢い脚本、すばらしい演技である。 Edward Norton、Robin Williams、Catherine Keener、Danny DeVito みんながいい。 でも、やはり、Robin Williamsがよかった。 ドラマとコメディが完全にバランスしたいい映画だ。 それなのに、批評家たちには受けないのは理解に苦しむ。 日頃、信用しているIMDbですら、判断ミスをしている。 この映画、万人向けではないが、 カルト映画好きにとっても、向いていると思う。 悪評など知るか。 成熟したコメディだというのを知らないのだ。 あるいは、クリエイティブなコメデイは好きでないのかも。 とにかく、一般大衆に言いたい。 馬鹿もん、見るべし。 10点満点で9点。 オトーサン、 何度か言っていることですが、 いい映画には、「とんまなキャラクター」が備わっています。 つまり、tone、manner、characterの三拍子が揃っているのです。 せっかく撮ったのだから、カットしたくないと思っても、 それに反するシーンは徹底して編集段階で除去すべきなのです。 そういう意味で、この映画、編集もお見事でした。


ジャック・サマースピー

オトーサン、 「リチャード・ギア!それにジョデイ・フォスター!」 好きな俳優と名女優が主役なら、言うことなし。 題名は、主人公の名前でした。 原題:Sommersby (1993) 監督:Jon Amiel 映画台本:Daniel Vigne / Jean-Claude Carriere 原作:Nicholas Meyer / Anthony Shaffer 脚本;Nicholas Meyer / Sarah Kernochan Genre: Drama / Mystery / Romance Country: France / USA Language: English 上映時間;114分 あらすじ: 南北戦争後の南部。 ローレルは、夫のジャックが戦死したと思って、 自力で農園を経営しようとしていた。 ジャックが戻ってきたが、 不快な男だったので、複雑な心境だった。 だが、ジャックは、すっかり変わっていた。 何人かは、彼はジャックではなく、詐欺師と思う。 ローレル自身も不確かだったが、彼を家に招き入れる。 やがて、愛情が芽生えてくる... 出演者: Richard Gere .... John Robert 'Jack' Sommersby (ジャック) Jodie Foster .... Laurel(ローレル) Bill Pullman .... Orin Meecham (オーリン) オトーサン、 「リチャード・ギア、いい味出している。 ジョディ・フォスターは、相変わらずうまいなー」 RICHARD GERE  リチャード・ギア 誕生日 1949/8/31 出身 米ペンシルバニア州フィラデルフィア ニューヨーク・シラキュースで育つ。 サチューセッツ大学で哲学と演劇を学ぶが、中途退学して、 プロビンスタウン・プレイハウスでの夏期興行で舞台デビュー。 75年「警視総監への報告」で映画デビュー。 78年「天国の日々」で初主演し、 ダヴィッド・ディ・ドナッティロ賞外国映画部門主演男優賞受賞。 賞歴は少ないが、「プリティ・ウーマン」「愛と青春の旅立ち」など 恋愛映画の主人公役としては確固たる地位を築いている。 活躍度 ◎→ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1975年「警視総監への報告」「ニューヨーク麻薬捜査線」 1977年「ミスター・グッドバーを探して」 1978年「天国の日々」「愛の断層」 1979年「ヤンクス」 1980年「アメリカン・ジゴロ」 1982年「愛と青春の旅だち」 1983年「ブレスレス」「愛と名誉のために」 1984年「コットンクラブ」 1985年「キング・ダビデ/愛と闘いの伝説」 1986年「キングの報酬」「ノー・マーシィ/非情の愛」 1988年「マイルズ・フロム・ホーム」 1990年「背徳の囁き」「プリティ・ウーマン」◇ 1991年「八月の狂詩曲」 1992年「愛という名の疑惑」 1993年「ジャック・サマースピー」「心のままに」 1994年「わかれ路」 1995年「トゥルーナイト」 1996年「真実の行方」◇ 1997年「ジャッカル」◇「赤い迷路」「北京のふたり」◇ 1998年「レッド・コーナー」◇ 1999年「プリティ・ブライド」◇ 2000年「オータム・イン・ニューヨーク」◇      「Dr.Tと女たち」◇「プロフェシー」◇ 2002年「運命の女」◇ JODIE FOSTER ジョディ・フォスター 誕生日 1962/11/19 出身 米カリフォルニア州ロサンセルス 2歳の時にCM出演。 13歳の時、「タクシードライバー」の少女売春婦役で、 アカデミー助演女優賞にノミネートされる。 その後、88年「告発の行方」、91年「羊たちの沈黙」で、 2度アカデミー主演女優賞受賞。 90年には自身の製作会社を設立し、 「リトルマン・テイト」で監督デビュー。 長男チャーリーと次男キットがいる。 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆☆☆ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1972年「ナポレオンとサマンサ」「カンサスシティの爆弾娘」 1973年「トム・ソーヤの冒険」「リトル・インディアン」 1974年「アリスの恋」 1976年「白い家の少女」「ダウンタウン物語」      「タクシードライバー」「別れのこだま」 1977年「キャンドルシューセント・エドモントの秘宝」      「避暑地のラブストーリー」      「フリーキー・フライデー」「MOI FLEUR BLEUE」 1980年「フォクシー・レディー」「CARRY」 1982年「O'HARA'S WIFE」 1984年「他人の血」「ホテル・ニューハンプシャー」 1986年「ヴィクトリア」 1987年「シェスタ」 1988年「君がいた夏」「告発の行方」アカデミー主演女優賞      「ファイブ・コーナーズ/危険な天使たち」 1989年「ハートに火をつけて」「バックトラック」 1991年「羊たちの沈黙」アカデミー主演女優賞      「リトルマン・テイト」 1992年「ウディ・アレンの影と霧」 1993年「ジャック・サマースビー」      「IT WAS A WONDERFUL LIFE」(ナ) 1994年「ネル」「マーヴェリック」 1997年「コンタクト」 1999年「アンナと王様」 2001年「パニックルーム」「イノセント・ボーイズ」 その他の出演者; James Earl Jones .... Judge Isaacs Lanny Flaherty .... Buck William Windom .... Reverend Powell Wendell Wellman .... Travis Brett Kelley .... Little Rob Clarice Taylor .... Esther Frankie Faison .... Joseph R. Lee Ermey .... Dick Mead Richard Hamilton .... Doc Evans Karen Kirschenbauer .... Mrs. Evans Carter McNeese .... Storekeeper Wilson Dean Whitworth .... Tom Clemmons User Rating: 5.9/10 (3,755 votes) オトーサン、 「ありゃ、低いな?」 User Comments: ebender-1さん Ontario, Canada 2004年6月17日 ほろにがいロマンス リチャード・ギアもの。 かれは天与の俳優だ。 この映画は登場人物の研究であり、 2人の主役ジャックとその妻ローレルの物語である。 ジャックは、南北戦争から帰ってくる。 まるで別人のようだ。 隣人たちとローレルは、その変化を好ましく思った。 だから、本人かどうかは、どうでもよかった。 これは、誰でもそうだろう。 その後、ジャックは、逮捕され、 ようやく肝心の質問が提起される。 かれは、ほんとうにジャックなのだろうか? ジャックとローレルにとって、愛は大事だった。 その祈りは、公判中もその後の結末においても、続く。 結末は、妥当なものだった。 リチャード・ギアは、 やさしさ、感受性、 思いやりを演じる職人である。 ギアとフォスターの2人がそれぞれの持ち味を見せてくれた。 この映画、見事なラブ・ストーリーだ。 涙が出てくる。 10点満点をあげたい。 オトーサン、 「こんなことって、ありうるのかなー?」 戦争後のドサクサ、いろんなことが起きるのでしょう。 南北戦争のあと、黒人差別撤廃をめぐって、 いろいろなことが起きました。 土地所有の黒人への開放、KKKの出没など... この映画、歴史物としても楽しめました。


ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密

オトーサン、 「何だろう。この妙な題名の意味は?」 サンドラ・バロック主演でなければ、借りなかったでしょう。 原題:Divine Secrets of the Ya-Ya Sisterhood (2002) 監督:Callie Khouri 原作:Rebecca Wells 脚色:Mark Andrus 脚本:Callie Khouri Genre: Comedy / Drama Rated PG-13 for mature thematic elements, language,       and brief sensuality. 上映時間;116分 あらすじ: シッダは、NYの有名な脚本家。 タイム誌に登場し、インタビューで母について語る。 それを読んだ南部にいる気性の激しい母が激怒する。 母の友人たちは、ジッダを誘拐し、故郷に拉致する。 ジッダが目を覚ますと、長距離を飛んで南部にいた。 友人たちは、母親の過去を説明することで 母娘の不仲を何とか修復しようとする。 出演者; Sandra Bullock .... Siddalee 'Sidda' Walker(シッダ) Ellen Burstyn .... Viviane Joan 'Vivi' Abbott Walker(ヴィヴィ) Maggie Smith .... Caro Eliza Bennett( カーロ) オトーサン、 「サンドラ、いい演技だなぁ」 脇役のマギー・スミス、いい味を出しています。 SANDRA BULLOCK  サンドラ・ブロック 誕生日 1967/7/26 出身 米バージニア州アーリントン 父はボイス・トレーナー、母はオペラ歌手。 イースト・カロライナ大学を卒業後、ニューヨークへ出て、 ネイバーフッド・プレイハウスで演技を学ぶ。 オフ・ブロードウェイの舞台やテレビドラマで活躍後、 87年「ハングマン」で映画デビュー。 「スピード」のヒットでスター女優に。 最近では自身の製作会社FORTIS FILMSで 「微笑みをもう一度」「ガンシャイ」など 主演とプロデューサーを兼ねることが多くなった。 活躍度 ◎↑ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆☆★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1987年「ハングマン」 1989年「RELIGION,INC」「WHO SHOT PATAKANGO?」      「恋人たちの街角」 1992年「ジェラシー/もう一度あの頃のように」      「ラブ・ポーションNO.9」「恋人はマフィア」 1993年「愛と呼ばれるもの」      「潮風とベーコンサンドとヘミングウェイ」「失踪」      「デモリションマン」◇      「サンドラ・ブロック IN アマゾン」 1994年「スピード」◇「恋人はマフィア」 1995年「あなたが寝てる間に」◇「恋人たちの街角」      「ザ・インターネット」◇ 1996年「恋する泥棒」「評決のとき」◇「ラブ・アンド・ウォー」◇ 1997年「スピード2」◇ 1998年「微笑みをもう一度」◇「プラクティカル・マジック」◇      「プリンス・オブ・エジプト」(声) 1999年「恋は嵐のように」◇「EXACTLY 3:30」 2000年「28DAYS」◇「ガンシャイ」◇      「デンジャラス・ビューティー」◇ 2002年「完全犯罪クラブ」◇      「トゥー・ウィークス・ノーティス」◇      「ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密」 その他の出演者; Fionnula Flanagan .... Teensy Melissa Whitman James Garner .... Shepard James 'Shep' Walker Cherry Jones .... Grandma Buggy Abbott Ashley Judd .... Younger Viviane Abbott 'Vivi' Walker Shirley Knight .... Necie Rose Kelleher Angus Macfadyen .... Connor McGill Jacqueline McKenzie .... Younger Teensy Katy Selverstone .... Younger Caro Kiersten Warren .... Younger Necie David Lee Smith .... Younger Shep Walker Gina McKee .... Genevieve Matthew Settle .... Jack User Rating: 5.5/10 (3,909 votes) オトーサン、 「好き嫌いが分かれるかも」 User Comments: Lizzieloo21 さん New York 2004年5月12日 どうしようもない なんてひどいんだ!!! これは、私が読んだ小説の最低の脚色だった。 登場人物であるSiddalee、Shep、Vivi、the Ya-Yas、 若いsiblings、Buggy、その他について説明不足。 これでは、子供がずっと抱いてきた怒りや ヴィヴィが、子供時代に抱いた怒りを理解できないだろう。 回想シーンがしょっちゅう挿入されて、 流れが損なわれている。 例えば、Shepは生きた聖人ではない。 ヴィヴィは、病気のせいで、子供を叩くのではない。 Teensyの母親については、ほとんど触れられていない。 Viviの全寮制高校時代も忘れられている。 伯母のJezie、大きくなったLulu、子供の頃のShep そして、Baylorはどこに消えたのか? 2時間映画ということは承知している。 だが、脚色というのは、原作に忠実であるべきだ。 この映画では、あまりにも説明が安易だ。 シッダについては、母親不在というお涙頂戴の説明や 病気のために妙な行動をするという妙な説明だ。 イージー過ぎるし、単純すぎるし、安っぽ過ぎる。 これでは、結末を誰も理解できないだろう。 おすすめ。 見るなかれ。 すばらしい原作を読むべきだ。 オトーサン、 「女って、こんなに自己中心的なものなのか?」 「女にとって理想的な男って、慰安夫なんか?」 そんなことを感じさせられる場面もありました。 よくも悪くも、女流監督らしい作品です。 細部のリアアリティは優れていますが、 骨格はというと、ヤァヤァあやしい映画でした。


ロスト・イン・ラマンチャ

オトーサン、 「ジョニー・デップが出ている!」 しかも、ドン・キホーテの映画とあれば、 見ないわけにはいきません。 でも.... 原題:Lost In La Mancha (2002) 監督・脚本:Keith Fulton / Louis Pepe Genre: Documentary Rated R for language. Country: UK / USA Language: English / Spanish / French 上映時間:93分 あらすじ: 2000年8月、 巨匠テリー・ギリアムが、長年の夢の映画 "The Man Who Killed Don Quixote"を撮ることになった。 欧州資本として最大予算の映画は、製作準備に入った。 (ハリウッド映画と比べれば、チッポケなものだが) だが、彼の想像力と執念にもかかわらず、 映画の撮影は、様々な要因でストップしてしまう。 スケジュール調整、予算カット、スタジオやロケーション問題、 そして、映画を破綻させる、もっと悪いことが... 出演者; Terry Gilliam .... Himself - Writer/Director(監督) Jean Rochefort .... Himself - Actor as Don Quixote(ドン・キホーテ役 Johnny Depp .... Himself(ジョニー・デップ) オトーサン、 「いい俳優なんだけどなぁ」 すべては、このひとのせい。 主役が病気で倒れてしまったからなのです。 「...いい年だから、しょうがないか」 JEAN ROCHEFORT  ジャン・ロシュホール 誕生日 1930/4/29 出身 仏 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1961年「キャプテン・フラカスの華麗な冒険」 1962年「大盗賊」 1965年「皆殺しのシンフォニー」「カトマンズの男」 1966年「ポリー・マグー/お前は誰だ」      「脱走部隊0013匹」 1967年「セシルの歓び」 1968年「6つ子のパパは宇宙人」「はるかなる愛のかなたに」 1973年「相続人」「燃ゆる陰謀」 1974年「自由の幻想」 1975年「ああ情熱」 1978年「料理長殿、ご用心」「哀しみのローズ」 1979年「女の香り」「フレンチ・グラフティ」 1980年「いとしの君へ」 1984年「ピンク・フランケンシュタイン」 1987年「タンデム」 1988年「罪深き天使たち」 1989年「マリーナの甘い告白」 1990年「プロヴァンス物語/マルセルのお城」「髪結いの亭主」 1992年「タンゴ」 1993年「めぐり逢ったが運のつき」「パリ空港の人々」 1994年「プレタポルテ」 1996年「リディキュール」 1999年「レンブラントへの贈り物」 2000年「メルシィ!人生」 2001年「ロスト・イン・ラマンチャ」 2002年「列車に乗った男」 2003年「花咲ける騎士道」 その他の出演者; Tony Grisoni .... Himself - Co-Writer Philip A. Patterson .... Himself - First Assistant Director Rene Cleitman .... Himself - Producer Nicola Pecorini .... Himself - Director of Photography Jose Luis Escolar .... Himself - Line Producer Barbara Perez-Solero .... Herself - Assistant Set Decorator Benjamin Fernandez .... Himself - Production Designer Andrea Calderwood.. Herself - Former Head of Production, Pathe Ray Cooper .... Himself - Longtime Gillian Colleague Gabriella Pescucci .... Herself - Costume Designer Carlo Poggioli .... Himself - Co-Costume Designer Bernard Bouix .... Himself - Executive Producer User Rating: 7.4/10 (1,870 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 User Comments: shinymc_shineさん 2004年1月13日 こんな映画はもうないだろう。 これは、元映画だ! この映画、魅力的なすばらしい記録映画だ。 中止された映画"The Man Who Killed Don Quixote"と その監督・脚本家であるテリーギリアムを襲った 様々な問題をテーマにしている。 彼の2つの記録映画 "Twelve Monkeys" と "The Hamster Factor And Other Tales Of Twelve Monkeys" と同じ問題が生じたのだ。 今回は、映画そのものがないのだが。 ギリアムは、話題のひとである。 著作、DVDの記録映画、そしてトラブったこの映画。 彼は、予算オーバーをする監督というレッテルを貼られている。 だが、今回は、天候、上空の戦闘機の騒音、 主役の病気、これらが揃って映画をダメにした。 ギリアムの映画"The Fisher King"の 共演者 Jeff Bridgesがナレーターを勤め、 製作準備からトラブル続きの撮影について語っている。 ジョニー・デップのような国際的スターも出演して 欧州で製作される最大予算の映画になるはずだった。 撮影は、わずか1週間で終了。 保険会社が中止を決めたのだ。 保険会社は、ギリアムとTony Grisoniの脚本、 そして、撮り終わった部分を所有している。 このドンキホーテ物語は、呪われていると信じている。 この記録映画のなかでも、問題児・オーソンウェルズも 撮影中止になったことを紹介しょている。 この手の記録映画としては "Hearts Of Darkness: A Filmmaker's Apocalypse"がある。 Francis Ford Coppola's "Apocalypse Now"についてのものだ。 だが、この映画の場合は、ハッピエンドにならなかった。 トラブル続きの撮影を描いているが、 文化的な傑作とはいえない。 これは、列車事故を描いたようなものである。 事態は、どんどん悪化していくが、目を離すことはできない。 ギリアムが、この記録映画を承諾したことを賞賛したい。 結局、何もできなかったことの思い出になる。 がっかりするようなことだが、 撮影クルーたちのユーモアや献身的な働きは、輝いている。 ギリアム監督のフアンや映画製作に興味があるひとに、 この興味深い映画をおすすめしたい。 オトーサン、 「かわいそうになぁ」 大きなプロジェクトがダメになってしまった この不運な監督の経歴をみてみましょう。 TERRY GILLIAM  テリー・ギリアム 誕生日 1940/11/22 出身 米ミネソタ州ミネアポリス 監督作 1975年「モンティ・パイソン・アンド・ホーリーグレイル」 1977年「ジャバーウォッキー」 1981年「バンデットQ」 1985年「未来世紀ブラジル」 1989年「バロン」 1991年「フィッシャー・キング」 1995年「12モンキーズ」 1998年「ラスベガスをやっつけろ!」


緊急逃亡

オトーサン、 「緊急逃亡、どんな映画なのやら」 俳優たちも無名ですし、大変心配しました。 でも、監督が原作・脚本も書いているので、 力が入っていることは間違いないのですが... 原題:Pressure (2002) 監督・原作:Richard Gale 脚本;Craig Brewer /Richard Gale Genre: Action / Thriller Rated R for violence and language. 上映時間:90分 あらすじ: この映画の主人公は、2人の医学生。 常ならぬ銃撃事件のあと、生き延びねばならない。 とんでもないトラブルに巻きこまれてしまったのだ... 出演者; Kerr Smith .... Steve Hillman(スティーブ) Donnelly Rhodes .... Sheriff Cooper(保安官) Angela Featherstone .... Amber(アンバー) オトーサン、 「主役の2人は、どってことないなぁ」 保安官役のベテラン俳優、 Donnelly Rhodesの渋い演技が光っていました。 でも、ここは、主役の顔を立てることにしましょう。 KERR SMITH  カー・スミス 誕生日 1972/3/9 出身 米ペンシルバニア州 テレビ・シリーズ「ドーソング・クリーク」の 転校生ジャック・マクフィー役で有名。 ピアノとベースが得意。 活躍度 ▲→ 演技幅 適応 演技力   ☆☆★★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 2000年「ファイナル・デスティネーション」 2001年「ヴァンパイア・ハンター」◇ 2002年「アトミック・ハザード」(TM)「緊急逃亡」 2004年「クルーエル・インテンションズ3」 その他の出演者; Lochlyn Munro .... Patrick Fisher Adrien Dorval .... Bo Cooper Michelle Harrison .... Sara Laughlin David Neale .... Simms Simon Longmore .... Johnson Nicole Oliver .... Jodi Marconi John B. Destry .... Olie Parks Mike Kopsa .... Agent Frank Gruning Alistair Abell .... Agent Shepard Brad Sihvon .... Norman the Cameraman Aeja Goldsmith .... Tracy Brock Johnson .... Bartender User Rating: 5.8/10 (314 votes) オトーサン、 「まあまあか」 User Comments: gmalav5877さん burlington vt 2002年9月1日 Doc Hollywood がランボーに出会う。 この映画、上出来だ。 舞台は、太平洋岸。 悪い警官たちが悪さをする物語。 父と子が、町の警官になる。 好きなように町を支配している。 医学生2人が、悪いときに悪いバーに入る。 そして、悪い警官たちの暴力と欺瞞の標的になる。 性的な緊張感、凶暴な怒り、逃亡が Pacific NWの深い森で展開する。 すばらしい映画である。 オトーサン、 そうすばらしいとは思いませんでしたが、 手練の監督の作品なので、一気に見終えました。


ジャイアンツ

オトーサン、 「なつかしいなぁ。 若いひとは、知らないかもなぁ」 そう、この映画こそ、 青春スター、ジェームス・ディーンの遺作! 原題:Giant (1956) 監督:George Stevens 原作:Edna Ferber 脚本:Fred Guiol/Ivan Moffat Genre: Drama Country: USA Language: English / Spanish 上映時間:201分 あらすじ: テキサスの牧場主ビックは、 賞金馬を買いにメリーランド州に行く。 そこで、馬主の娘レズリーに出会う。 恋に落ちて、すぐに結婚し、牧場へと連れ帰る。 2人は、カウボーイのジェットと争う。 その後、ジェットの地所に石油が出て、石油王なる。 彼らの争いは2世代に亘って繰り広げられる。 出演者: Elizabeth Taylor .... Leslie Lynnton Benedict(レズリー) Rock Hudson .... Jordan 'Bick' Benedict(ビック) James Dean .... Jett Rink(ジェット) オトーサン、 「リズ、24歳、ジェームス・ディーン25歳!」 その若さに圧倒されてしまいました。 ELIZABETH TAYLOR エリザベス・テイラー 誕生日1932/2/27 出身 英ロンドン 7才の時に渡米し、ビバリーヒルズに。 42年、映画デビュー。 60年「バタフィールド8」、 66年「バージニア・ウルフなんか怖くない」で 2度アカデミー主演女優賞を受賞。 結婚は8度している。 活躍度 △↓ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆☆☆ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1943年「家路」 1944年「ジェーン・エア」「ドーヴァーの白い崖」      「緑園の天使」 1947年「ライフ・ウィズ・ファーザー」 1948年「スイングの少女」「奥様武勇伝」 1949年「若草物語」 1950年「花嫁の父」 1951年「クォ・ヴァディス」「可愛い配当」「陽のあたる場所」 1952年「黒騎士」 1954年「ラプソディー」「巨象の道」「雨の朝巴里に死す」 1956年「ジャイアンツ」 1957年「愛情の花咲く樹」 1958年「熱いトタン屋根の猫」 1959年「去年の夏突然に」 1960年「スペインの休日」      「バタフィールド8」 1963年「クレオパトラ」「予期せぬ出来事」 1965年「いそしぎ」 1966年「バージニア・ウルフなんか恐くない」 1967年「じゃじゃ馬ならし」「ファウスト悪のたのしみ」      「禁じられた情事の森」「危険な旅路」 1968年「夕なぎ」「秘密の儀式」 1970年「この愛にすべてを」 1972年「ある愛のすべて」 1974年「夜を見つめて」「別離」「ザッツ・エンタテインメント」 1976年「青い鳥」「エンテベの勝利」「イッツ・ショータイム」 1979年「大統領の堕ちた日」 1980年「クリスタル殺人事件」 1986年「アクトレス ある女優の栄光と挫折」 1988年「トスカニーニ〜愛と情熱の日々〜」 1994年「フリント・ストーン/モダン石器時代」 JAMES DEAN ジェームス・ディーン 誕生日 1931/2/8-1955/9/30 出身 米インディアナ州マリオン 永遠の青春俳優。 幼い時に母を亡くし、父とも離れ、叔母夫婦に育てられる。 後に歯科医の父に引き取られ、カリフォルニア大学の演劇部に学ぶ。 俳優を目指し、「底抜け艦隊」など数本の映画で端役出演した後、 ブロードウェイを目指し、ニューヨークのアクターズ・スタジオに入る。 そして、エリア・カザン監督に認められ、 55年「エデンの東」で主役キャル役をつかむ。 続く「理由なき反抗」では主役のジムを演じ、 赤のスウィング・トップにブルー・ジーンズという ディーンの伝説的イメージを作り上げた。 55年、カリフォルニア州パソ・ローブルの路上で衝突事故を起こし、 ディーンの愛車ポルシェ・スパイダーと共にこの世を去った。 出演作 1951年「折れた銃剣」 1952年「底抜け艦隊」 1953年「勝負に賭ける男」 1955年「エデンの東」「理由なき反抗」 1956年「ジャイアンツ」 その他の出演者: Carroll Baker .... Luz Benedict II Jane Withers .... Vashti Snythe Chill Wills .... Uncle Bawley Benedict Mercedes McCambridge .... Luz Benedict older Dennis Hopper .... Jordan Benedict III Sal Mineo .... Angel Obregon II Rod Taylor .... Sir David Karfrey Judith Evelyn .... Mrs. Nancy Lynnton Earl Holliman .... Bob Dace Robert Nichols .... Pinky Snythe Paul Fix .... Dr. Horace Lynnton Alexander Scourby .... Old Polo User Rating: 7.5/10 (3,870 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 User Comments: zetes さん Beloit, WI 2001年10月23日 ゴージャスな作品 「ドクトル・ジバゴ」で叙事物に幻滅した。 1ケ月前に、この「ジャイアンツ」を録画したが、 ずぅっと見ないできて、今朝の5時に見てみた。 不眠症を直すのに最適だと思ったのだが、全く逆効果だった。 これは、すばらしい映画だった。 まず言っておきたい。 荒っぽいところがある。 だが、それ以上によく出来ている。 その荒っぽさですら、魅力になっている。 ジェームス・ディーンは、すばらしい。 だが、かれは脇役に過ぎないのだ。 (脇役としては、もっとも重要な役であるにしてもだ) ロック・ハドソンとリズ・テイラーが 主役で、牧場主とその妻を演じている。 結婚して、ともに老いていく。 その結婚には、多くの試練や苦難がある。 この映画、ロック・ハドソンの最良の演技だと思う。 (そう多くの作品を見たわけではないが) テイラーは、「バージニア・ウルフなんか恐くない」がよかったが、 それ以外にも、たくさんのいい演技をしている。 この映画は、最高ではないか。 ジェームス・ディーンは、「理由なき反抗」よりもよかった。 (「エデンの東」は、まだ、見ていないが) この映画のディーンは、最高だが、 特有のアクセントやマンネリズムも見られる。 この映画が、彼の最後の作品になった。 編集中に、酔払って事故で死んだというのには、 まったく落胆するが、その演技には、おそるべきものがある。 酔っ払い演技は、しばしば、ハリウッド映画の名画面になっている。 年をとってからのジェット役の演技は、あまりよくない。 やはり、かれは、その若さがいいのだ。 (リズ・テイラーの年を取ってからのメーキャップもよくない) ハドソンの演技は、自信に満ちていた。 映画らしい演技といっていい。 もし、私が、ジェットという名の男に出会ったら 主義として、彼を叩きのめすだろう! この映画、ハリウッドの叙事詩である。 もっと長いほうがいい。 いくつかのシーンは、あまりにも早く過ぎてしまう。 ビックとレスリー一家の歴史が省略されている。 登場人物たちは、みないとおしい。 彼らについてもっと知りたいと思ってしまう。 10点満点で9点だ。 オトーサン、 2日がかりで見終えました。 「それにしても、安い娯楽だったなあ」 DVD2本で、レンタル料金がたったの95円でした。 この映画、ブッシュ大統領の地元テキサスが舞台。 その石油とのかかわりを知るには最適です。 子供の進路をめぐっての夫婦の齟齬もよく描かれていました。 また、メキシコ人差別の描写もなかなかのものでした。


スキャンダル

オトーサン、 1昨年の6月下旬のこと。、 渋谷の映画館に行ったら、長蛇の列。 「何で、並んでいるんですか?」 若いひとに聞いたら、この映画が上映開始され、 ペ・ヨンジュンが素敵とか言っていましたっけ。 原題:Scandal - Joseon namnyeo sangyeoljisa (2003) 監督:Je-yong Lee 脚本;Dae-woo Kim / Hyeon-jeong Kim    Choderlos de Laclos / Je-yong Lee Genre: Drama / Comedy Runtime: 124 min (25 fps) Country: South Korea Language: Korean 上映時間:124分 あらすじ: 韓国版「危険な関係」。 18世紀の韓国の李朝末期の貴族社会が舞台。 魅惑的なチョ夫人は、子宝に恵まれない。 下劣ないとこのチョ・ウォンに依頼し、 夫の内妻になることになった 無垢なソオクの処女を奪わせる。 だが、彼の興味の対象は、 すぐに優雅でよそよそしいヒョン夫人へと向かう。 彼女は、カソリックの戒律にしたがっている。 夫の死後、9年間にわたって禁欲していたのだ。 チョ・ウォンは、この穢れなき女性に夢中になる。 だが、この高潔な女性を征服することは、 李朝中に鳴り響くプレイボーイにとっても、 思ったよりもずっと難しかった。 出演者: Mi-suk Lee .... Madam Jo(チョ夫人) Do-yeon Jeon .... Suk (ヒョン夫人) Yong-jun Bae .... Jo-won (チョ・ウォン) オトーサン、 「ペ・ヨンジュン、まるで光源氏だ」 BAE YONG JOON ペ・ヨンジュン 誕生日 1972/8/29 出身 韓国 94年テレビ「愛の挨拶」でテレビ・デビュー。 ほか「海風」「PaPa パパ」「初恋」「裸足の青春」 「HOTELIER ホテリアー」「冬のソナタ」などがある。 俳優の傍ら、ソンキュンカン大学で学んでいる。 活躍度 ▲→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆★★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 2003年「スキャンダル」 その他の出演者: Hyeon-jae Jo .... Kwon In-ho So-yeon Lee .... So-ok Ha-kyeong Kim User Rating: 7.1/10 (149 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 daejeedumaさん LA, CA 2004年12月7日 「危険な関係」版のベスト 何と言ったらよいのだろうか… 18世紀の韓国は、まるで18世紀のフランスと同じ感じで まさに「東西融合」そのものだった。 多くのひとは、おそらくこの映画の良否を 「危険な関係」のジョン・マルコヴィッチ版と比較して判断するだろう。 両方のバージョンとも、やや助けが必要である。 しかし、この韓国版のほうが、「ラブ・ストーリー」が より深く感動的なものとなっている。 マルコビッチ版は、最後まで不誠実な犯罪者のようだった。 この韓国版では、誘惑者から狂おしい愛に燃える男への変容を 目のあたりにすることができる。 「危険な関係」の登場人物は、無情な連中なので、 舌打ちしたくなるものの、その行末がやはり気になるので、 エンディングは、よりいっそう憂うつなものとなっている。 最後に、簡素で美しい18世紀の韓国の風景は息をのむようだった。 両バージョンを見ることをおすすめする。 もう1度見たくなるだろう。 オトーサン、 「源氏物語をみているようだった」 つくりが丁寧なので、大変感心しました。 邦題の「スキャンダル」が一番下品でした。


ワイズ・ガールズ

オトーサン、 ミラ・ソルヴィーノ主演と大宣伝していたので、借りました。 「そんなにいい女優さんなのかなあ」 まだ見たことのない女優さんのようです。 原題:Wisegirls (2002) 監督;David Anspaugh 脚本;John Meadows Genre: Crime / Drama / Thriller Rated R for language, violence and some drug content. Country: USA / UK / Canada Language: English / Italian 上映時間;96分 あらすじ: NYのイタリアレストランで働く新米ウエイトレスが マフィアの麻薬取引と殺人が横行する 地下世界だったことを知る。 出演者: Mira Sorvino .... Meg Kennedy (メグ) Mariah Carey .... Raychel(レイチェル) Melora Walters .... Kate(ケイト) オトーサン、 「メグ役のミラ・ソルヴィーノ、うまい役者さんだ」 目が大きくて、何となく頼りなさそうな表情なので、 すっかり感情移入してしまいました。 MIRA SORVINO  ミラ・ソルヴィーノ 誕生日 1967/9/28 出身 米ニュージャージー州テナフリー ハーバート大学で東アジアの言語と文化を専攻。 北京に8ヶ月滞在して書いた中国の民族紛争に関する 卒論でフープス賞を獲得。 映画では「誘惑のアフロディーテ」のコールガール役で アカデミー助演女優賞を獲得。 「ノーマ・ジーンとマリリン」のマリリン・モンロー役で ゴールデングローブ賞主演女優賞にノミネートされた。 活躍度 ◎↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1993年「AMONGST FRIENDS」 1994年「バルセロナの恋人たち」「クイズ・ショウ」 1995年「ブルー・イン・ザ・フェイス」       「誘惑のアフロディーテ」◆アカデミー助演女優賞 1996年「ノーマ・ジーンとマリリン」       「ビューティフル・ガールズ」「ミミック」◇ 1997年「ロミーとミッシェルの場合」◇ 1998年「ニューヨーク・デイドリーム」「フリーマネー」◇       「リプレイスメント・キラー」◇       「アット・ファースト・サイト」◇       「ルル・オン・ザ・ブリッジ」 1999年「サマー・オブ・サム」◆ 2001年「灰の記憶」「愛の勝利」「華麗なるギャツビー」(TM) 2002年「セマナ 血の7日間」◇「ワイズ・ガールズ」 その他の出演者; Arthur J. Nascarella .... Mr. Santalino Saul Stein .... Umberto Joseph Siravo .... Gio Esposito Christian Maelen .... Frankie Santalino Anthony Alessandro .... Lorenzo Louis Di Bianco .... Deluca Noam Jenkins .... Garcia Jeremiah Sparks .... Detective Levine Dax Ravina .... Tony Karen Giordano .... Angela Fontaine Michael Egan .... Joey Jr. Jere Gilis .... No Nose User Ratings: 5.6/10 (728 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 残酷なシーンがあったので、減点するひとがいたのでしょう。 User Comments: doyce4subさん atlanta 2004年5月8日 驚かないで 昨夜遅くに見た。 なんていい映画なんだと驚いた。 Mira Sorvino が実によい。うまい演技だ。 彼女が同僚の2人に、なぜ男に興味がないかを語るシーンなどは、ギャング映画と一線を画している。 レイチェル役のMariah Carey も、同様にいい仕事をしている。 映画で目立とうとしていないのがいい。 ケイト役のMelora Walters の役は、ちょっと変わっていて、 期待以上のアクションを見せてくれた。 ミラ・ソルヴィーノが、殺された男の死体を 切り刻むシーンは、何ともいえず気味悪いが、 彼女は、その雰囲気をうまく演じていた。 この映画、何度か見たほうがいい。 どんなにいい演技をしているかがわかるだろう。 そして、Sorvino がどんなにすばらしいかわかるだろう。 オトーサン、 「 ミラ・ソルヴィーノ、こんなにいい女優さんとは、思わなかった」 ギャングの出るシーン、あまりいい感じはしないのですが、 それが、彼女を引き立てる背景になっていました。


彼女の恋からわかること

オトーサン、 「"彼女を見ればわかること"の2番煎じかな」 多少の期待があったのですが、裏切られました。 原題:Ten Tiny Love Stories (2001) 監督・脚本:Rodrigo Garcia Genre: Drama MPAA: Rated R for language and sexual dialogue. Country: USA Language: English 上映時間;96分 10名の女性が、ひとりづつカメラに向かって体験を語る。 親をなくしたり、ペットをなくしたり、子供をなくしたり それがキッカケで生まれた男性と関係について語る。、 期間も、長短さまざま。 最初の女性は、数年後に真実の恋に落ちていったことを語る。 2番目の女性は、処女を失ったときのこと、 3番目の女性は、気味悪いブラインド・デートのこと。 長い関係だったのは、ただ一人。 あるものは、こう問う。 「たったひとつのすてきな愛ってあるのかしら?」 「あたし、どこにいたのかしら?あの夜?」 出演者: Kathy Baker オトーサン、 「このひとが一番、演技者らしかったな」 あとのひとは、インタビューを受けているだけ。 KATHY BAKER  キャシー・ベイカー 誕生日 1950/6/8 出身 米テキサス州ミッドランド カリフォルニア大学バークリー校でフランス語を専攻後、 パリで数年間滞在。 帰国後、映画と舞台で活躍。 舞台では83年「フール・フォア・ラブ」でオビー賞受賞。 83年「ライト・スタッフ」で映画デビュー。 「N.Y.ストリート・スマート」で全米評価協会賞助演女優賞受賞。 テレビでは「PICKET FENCES」でエミー賞主演女優賞を 93,95,96年に3度受賞している。 活躍度 △→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1983年「ライト・スタッフ」 1987年「N.Y.ストリート・スマート」 1988年「恐怖の訪問者」「偽りのヘブン」 1989年「ジャック・ナイフ」「晩秋」 1990年「ミスターフロスト」「シザーハンズ」 1992年「ジェニファー8」「ドク・ソルジャー/白い戦場」 1993年「恋に落ちたら…」 1996年「逢いたくて」 1997年「秘密の絆」 1999年「サイダーハウス・ルール」◆「彼女を見ればわかること」 2000年「彼女の恋からわかること」 2001年「グラスハウス」 その他の出演者; Lisa Gay Hamilton Debi Mazar Radha Mitchell Elizabeth Pena Rebecca Tilney Susan Traylor Deborah Kara Unger Kimberly Williams Alicia Witt User Rating: 5.8/10 (89 votes) オトーサン、 「ま、好悪の評価が分かれるだろう」 User Comments: KDWms Pocono Summit, PA 2003年4月4日 一般大衆向けではない。 他の批評とはちがって、 これは、よく書けていると思う。 とくに、フクションぽいほうがいい。 というのも、想像力が要求されるからだ。 そのほうが、演技もいい。 他に誰も出ていず、独白で10数分間を占有するのだから。 だが、私は、そうした厳粛な信心深い類似には興味がない。 誰だって、そんな話はもっている。 もっと面白い話もあるだろう。 誰もが問題を抱え、より大問題を抱えているひともいる。 たったの10人だし、典型的な話でもない。 映画の材料にしやすい話だけである。 そこで、TVの下らないインタビュー番組を思い出した。 そんなものキライというひとは、この映画が好きになれるだろう。 まあ、電話やインターネットでのゴシップのようなもの。 みんな女性だが、まあ、いいとしよう。 オトーサン、 「まあ、徹子の部屋が好きなひと向けか」 


アンナとロッテ

オトーサン、 「今年は、2000本安打達成するぞ!」 野球じゃないので、2000本鑑賞になりますが、 今年中に、397本見ればいいわけ。 「でも、1日1本以上かぁ。辛いかも」 さて、この映画。 有楽町すばる座で元旦の朝1番に見ました。 原題:De Tweeling (2002)    Twin Sisters 監督:Ben Sombogaart 原作:Tessa de Loo 脚本;Marieke van der Pol Genre: Drama / Romance Rated R for brief sexuality and a scene of violence. Country: Netherlands / Luxembourg Language: Dutch / German / English Color: Black and White / Color 上映時間:129分 あらすじ: 1920年代のドイツ。 両親を失った6歳の双子姉妹は離れ離れになる。 姉のアンナは、ドイツの伯父の農家に、 妹のロッテはオランダの裕福な家庭に引き取られる。 戦争が2人の環境を大きく変えていくなかで、 2人は、違いを乗りこえようとする。 大きくなった2人は、ようやく再会を果たす。 出演者: Thekla Reuten .... Lotte(ロッテ) Nadja Uhl .... Young Anna (アンナ) Jeroen Spitzenberger .... David(ダビット) Roman Knizka .... Martin(マーチン) オトーサン、 「アンナとロッテ姉妹、みんないいなぁ」 子役、若い娘、そして老婆、 どの役者さんも、見事な演技で泣かせてくれました。 アンナとロッテ姉妹 Sina Richardt .... Anna Bamberg, young Julia Koopmans .... Lotte Bamberg, young Gudrun Okras .... Old Anna Ellen Vogel .... Old Lotte その他の出演者: Barbara Auer .... Charlotte Margarita Broich .... Martha Mieke De Groote .... Doctor Frederic Frenay .... Father of Anne and Lotte Joseph Gudenburg .... Gunther Manfred-Paul Hanig .... Falkenau Patrick Hastert .... Watchcommander Jan Horsburgh .... Mother Grosalie Janine Horsburgh .... Frau Grossalie Christian Kmiotek .... Singing German officer Sophie Knijff .... Nurse at sanatorium Stephan Koziak .... Old Polish Worker Marieke van Leeuwen .... Mrs. De Vries Hans-Peter Leu .... Hermann Marco Lorenzini .... Father Grosalie Ingo Naujoks .... Uncle Heinrich Bamberg Katrin Pollitt .... Frau Stolz Monique Reuter .... Liesl Pia Rover .... Hannele Jaap Spijkers .... Father Rockanje Betty Schuurman .... Mother Rockanje Hans Somers .... Bram Hans Trentelman .... Mr. De Vries Markus von Lingen .... Bernd Germain Wagner .... Priest Jacobsmeyer User Rating: 8.1/10 (848 votes) オトーサン、 「高いスコアだ」 アカデミー賞外国語映画賞ノミネート User Comments: dkennedy3 Melbourne, Australia 2004年7月6日 離れ離れ ... 和解の試み 双子でなければ、 このように過酷な状況下で、 引き離されるトラウマの深刻さは想像できないだろう。 1920年代のドイツで6歳の双子に起きたのだ。 ロッテは、病気だったので、却って恵まれた。 オランダの遠縁のものに引き取られて、 十分な介護を受けて健康を回復したからだ。 他方、アンナは、伯父と伯母に引き取られ、 農園でいじめられる悲惨な人生を送ることになる。 まったく違う環境の下で、 2人は、文通すら邪魔されて意気阻喪する。 幸いにも、アンナは、 残酷な伯父・伯母の手から救出されて学校へ入る。 当時として、望みうる最高の体験だった。 2人は大きくなって、待望の再会を果たす。 最高に幸せな瞬間だった。 だが、第2次世界大戦の勃発によって、 2人は、敵と味方になってしまう。 そんななかで、ロマンティクな思い出も、忘却の彼方へ。 ちょっとしたもの、例えば、 母が編んでくれたハンカチの刺繍が心を癒してくれる。 映画の終盤で描かれるのは、老女になった2人。 いまだにいがみあい、和解の道は遠い。 この映画が描くのは、国家的対立が、 いかに個人の関係に大きな影響を与えるかである。 陽気な音楽にはじまり、 楽しいヨーロッパの景色が紹介される。 オランダやルクセンブルグで撮影されている。 10点満点で、7.5点としたい。 オトーサン、 「そうだったんだ」 "たそがれ清兵衛"がノミネートされて、 大騒ぎしていたときに、ノミネートされていたのです。 「もっと、早く上映できなかったのかなぁ」


不倫の残り香

オトーサン、 「いかがわしい題名だなぁ」 原題は、「誘惑」ですし、 実力派のバート・レイノルズ主演ですから、 まさか、ポルノ映画のハズはないでしょう。 事実、その通りで、上出来のスリラーした。 原題:Tempted (2001)    監督・脚本;Bill Bennett Genre: Thriller Rated R for strong sexuality, language and violence. Country: Australia / France / USA Language: English 上映時間:95分 あらすじ: 舞台は、ニューオリンズ。 裕福なビジネスマン、ルブランをめぐる強烈なスリラー。 彼は、余命いくばくもないことを知って、 美人妻リリーへの遺言書を準備しようとして、 果たして彼女がそれに値するかについて疑念を抱く。 彼女の貞淑さをためすために、 ハンサムな青年、ジミーに近づいて、 妻を誘惑できたら、4万ドルやるという。 ジミーは、最初、拒絶する。 リリーに出会って考えが変わり、彼女に迫るが拒絶される。 彼女は、あくまでも、夫に貞淑だったのだ。 だが、リリーは、ルブランの秘書から 夫の陰謀を知らされ、激怒する、 ジミーを呼びもどし、ベッドインしてしまう。 ルブランは、2人に気づかれずに、 探偵会社に依頼して、現場を撮影させ、事態をを知る。 ジミーを呼び、何か起きたかと問いただすものの、、 ジミーは、リリーとの間には、何も起きなかったと言い張る。 リリーを愛してしまったからだ。 そして、ジミ−は、 夫と妻の間で繰り広げられる死のゲームの渦中へ。 二人を懲らしめるために、 ルブランが邪悪なことを企んでいたからだ。 出演者: Burt Reynolds .... Charlie LeBlanc (ルブラン) Saffron Burrows .... Lilly LeBlanc (リリー) Peter Facinelli .... Jimmy Mulate(ジミー) オトーサン、 「渋いなー」 バート・レイノルズ、70歳近いのですが、 色男ぶりにますます磨きがかかってきました。 ぜひ頑張って、アカデミー賞をとってほしいもの。 リリーとジミー、この若い2人も美男・美女でした。 BURT REYNOLDS  バート・レイノルズ 誕生日 1936/2/11 出身 米ジョージア州ウェイクロス TVシリーズ「夜間捜査官ホーク」で主役。 映画デビューは61年「奇蹟の天使」。 70年代から80年代前半のアクション俳優。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆☆★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1961年「奇蹟の天使」「機工兵団」 1965年「虐殺部隊」 1966年「さすらいのガンマン」 1968年「夏の日にさようなら」 1969年「賭けの報酬」「黄金の銃弾」「100挺のライフル」      「恐怖のダイビング/鮫と金塊」 1970年「類人猿捜索隊」 1972年「複数犯罪」「脱出」      「ウディ・アレンの誰でも知りたがってるくせに       ちょっと聞きにくいSEXのすべてについて教えましょう」 1973年「シェイマス」「キャット・ダンシング」「白熱」 1974年「ロンゲスト・ヤード」 1975年「デキシー・ダンスキングス」「ラッキー・レディ」      「ハッスル」 1976年「サイレント・ムービー」「ゲイター」「ニッケルオデオン」 1977年「トランザム7000」「タッチダウン」 1978年「グレート・スタントマン」 1979年「結婚ゲーム」 1980年「ラフ・カット」      「トランザム7000VS激突パトカー軍団」 1981年「キャノンボール」「結婚しない男」      「シャーキーズ・マシーン」 1982年「テキサス1の赤いバラ」「結婚しない族」 1983年「グッバイ、デイビッド」「ストローカーエース」      「キャノンボール2」 1984年「シティヒート」 1985年「スティック」 1987年「ビッグヒート」「マローン/黒い標的」 1988年「レンタ・コップ」「スイッチング・チャンネル」 1989年「ブレイキング・イン」      「天使のわんちゃん/チャーリーのお話」      「証人を消せ/レンタ・コップ2」 1992年「ザ・プレイヤー」 1993年「コップ&ハーフ」 1994年「冷たい夜は死の匂い」 1996年「素顔のままで」「フランケンシュタインと僕」      「バート・レイノルズ/ザ・コマンド」      「マッドドッグ」「CITIZEN RUSH」 1997年「ブギーナイツ」「ビーン」「ビッグ・シティ・ブルース」 1999年「パップス」◆「ミステリー、アラスカ」◇ 2000年「マイアミ・ガイズ 俺たちはギャングだ」 2001年「ドリヴン」「ハリウッド・ゲーム」      「HOTEL」「不倫の残り香」 SAFFRON BURROWS  サフロン・バローズ 誕生日 1973 出身 英 活躍度 △↑ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1993年「父の祈りを」 1995年「サークル・オブ・フレンズ」 1997年「ワン・ナイト・スタンド」「恋はワンダフル」 1998年「マッチ・メイカー」「セクシュアル・イノセンス」◇      「セレブリティ」 1999年「ディープ・ブルー」◇「ウィング・コマンダー」◇      「仮面令嬢」◇ 2000年「ギャングスター・ナンバー1」 2001年「エニグマ」「HOTEL」 その他の出演者; Mike Starr .... Dot Collins Randy Austin .... J.A. Kyle Erby .... Carl, Construction Worker Carol Sutton .... Steffie, LeBlanc's Maid Eric Mabius .... Ted George DiCenzo .... Byron Blades David Jensen .... Blades Man #1 Lisha Brock .... Tina's Waitress Jack Radosta .... Saturn Barman R.L. Burnside .... Himself Kenny Brown .... Himself Cedric Burnside .... Himself User Rating: 5.5/10 (219 votes) オトーサン、 「ちと、低すぎないか?」 markus.kuertenさん Cologne, Germany 2002年8月12日 すばらしい演技の古典的フィルム・ノワール。 この映画、ドイツのケルンで行われた Fantasy Filmfestivalで見た。 筋書から目が離せなかった。 言いたいのは、実にいいムード・スリラーだということだ。 演技も実にいいし、技術的にもよく出来ている。 "WILD THINGS"が好きなひとには、必見だろうし、 手のこんだ筋書きが好きではないひとにも、必見。 筋書きや登場人物に関する限り、上出来である。 筋書きと同様によかったのは、 ニューオリンズというロケーション。 これが映画に趣きを加えている。 最後に、リリーとジミーの相性が、実によくセクシ−だった。 レイノルズの演技は、言うまでもいなく、すばらしかった! 見るべし!!! オトーサン、 ニューオリンズというと旧フランス植民地ですから、 中心部のラテンクォータ−は、フランス色豊か。 そのうえ、ジャズの発祥の地ですから、見所たくさん。 でも、一歩外に出ると、スワンプ(沼地)だらけ、 この映画、沼地が舞台。 沼地のように底知れない女の業の深さを 描こうとして、それに成功していました。 娯楽映画でありながら、適度な作家性もあって とても好感がもてました。


落ちた偶像

オトーサン、 「おお、キャロル・リードものだ」 キャロル・リード監督といえば、「第三の男」 この名監督の名作が、たったの500円! それで、手元に置いておける。 ウレシイですねぇ。 原題:The Fallen Idol (1948) 監督:Carol Reed 原作;Graham Greene 脚本;Graham Greene /Lesley Storm William Templeton / Lesley Storm Genre: Drama / Thriller Country: UK Language: English Color: Black and White 上映時間;95分 あらすじ: 外交官の息子フィリップは、 執事のベインズと大の仲良し。 だが、大人の複雑な生活を垣間見て、困惑する。 秘密を守ろうとするが、しゃべってしまう。 ベインズが妻殺しの容疑をかけられるに至っては、 もう誰も信用しなくなる。 また、誰も彼の重要な情報を聞こうともしない...。 出演者: Ralph Richardson .... Baines (ベインズ) Michele Morgan .... Julie (ジュリー) Sonia Dresdel .... Mrs. Baines (ベインズ夫人) Bobby Henrey .... Phillipe (フィリップ) オトーサン、 「人物像がよく描かれているなぁ」 執事ベインズを演じたラルフ・リチャードソン、 どこにもいそうな中年のおやじですが、 窮地に立たされた男を演じて、いい味を出していました。 RALPH RICHARDSON  ラルフ・リチャードソン 誕生日 1902/12/19-1983/10/10 出身 英グロセスター州チェルテンハム 出演作 1933年「月光石」「十三日の金曜日」 1934年「地下の怪盗」「異教の露」 1935年「来るべき世界」「奇蹟人間」 1936年「都会の雷鳴」 1938年「淑女は離婚がお好き<レディXの離婚>」      「城砦」 1939年「四枚の羽根」 1948年「アンナ・カレニナ」「落ちた偶像」 1949年「女相続人」 1951年「文化果つるところ」 1952年「超音ジェット機」 1955年「リチャード三世」 1960年「ハバナの男」「栄光への脱出」 1961年「スパルタ総攻撃」 1962年「夜への長い旅路」 1964年「わらの女」 1965年「ドクトル・ジバゴ」 1966年「カーツーム」      「オーソン・ウェルズのフォルスタッフ」 1968年「鏡の国の戦争」 1969年「素晴らしき戦争」「空軍大戦略」「強奪超特急」 1970年「さすらいの旅路」 1971年「誰がルーおばさんを殺したか?」 1972年「不思議の国のアリス」「魔界からの招待状」 1973年「レディ・カロライン」「オー!ラッキーマン」 1975年「ローラーボール」 1979年「ウォーターシップダウンのうさぎたち」 1982年「バンデットQ」「ドラゴンスレイヤー」 1984年「類人猿の王者・ターザンの伝説」      「ヤア!ブロード・ストリート」 その他の出演者; Denis O'Dea .... Inspector Crowe Jack Hawkins .... Detective Ames Walter Fitzgerald .... Dr. Fenton Dandy Nichols .... Mrs. Patterson Joan Young .... Mrs. Barrow Karel Stepanek .... First Secretary Gerard Heinz .... Ambassador Torin Thatcher .... Policeman James Hayter .... Perry Geoffrey Keen .... Detective Davis Bernard Lee .... Detective Hart User Rating: 7.9/10 (294 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 アカデミー賞ノミネート: 監督賞: キャロル・リード 脚色賞 User Comments: sarvananda1さん Woodstock, NY 2004年11月23日 驚くべきいい映画 この映画がつくられた頃は、 子役といえば、甘ったらしい役しか演じなかった。 そこで、8歳の子供フィリップのリアルな演技は、 当時、大いに話題を呼んだもの。 事実、この映画は、信じられないほど正当派。 ラルフ・リチャードソンは、三次元の演技をみせた。 キャロル・リードの監督は、偉人そのもの。 音楽さえも、心に染みいるものだった。 主役も、脇役も、みなリアル。 カラー映画で育った世代、 白黒映画は風変わりで曖昧だと思うひとも、 この映画は、好きになるだろう。 要するに、何度も見る価値のある映画だ。 オトーサン、 「名監督の経歴を見ておこう」 CAROL REED キャロル・リード 誕生日 1906/12/30-1976/4/25 出身 英ロンドン 監督作 1944年「最後の突撃」 1947年「邪魔者は殺せ」 1948年「落ちた偶像」 1949年「第三の男」 1951年「文化果つるところ」 1953年「二つの世界の男」 1955年「文なし横町の人々」 1956年「空中ぶらんこ」 1958年「鍵」 1960年「ハバナの男」 1963年「逃げる男」 1965年「華麗なる激情」 1968年「オリバー!」 1970年「最後のインディアン」 1972年「フォロー・ミー」 次に、IMDBから。 何かと多忙なので、申しわけありませんが、 翻訳は、いずれヒマなときに。 The director of so many distinguished films actually began his career in movies as assistant to the decidedly undistinguished (but at the time wildly popular) thriller author Edgar Wallace. Having worked with the writer on his stage productions, Reed aided Wallace in a shortlived plan for Wallace to adapt his own works to the screen. He won his own directorial wings in 1935 on Midshipman Easy. His output in that decade included Climbing High (1938), a pedestrian vehicle for British superstar Jessie Matthews, and the superb The Stars Look Down (1939), about the entry of coal miner's son Michael Redgrave into politics. He began the 1940s auspiciously, artfully helming a Hitchcockian thriller, Night Train to Munich (starring Rex Harrison and Margaret Lockwood, and written by Lady Vanishes scripters Sidney Gilliatt and Frank Launder) and Kipps (1941), the charming H. G. Wells story of a shopkeeper who inherits money and attempts to crash British society. During World War 2 Reed worked on propaganda features, including an Oscarwinning collaboration with American director Garson Kanin, The True Glory (1945), a documentary assembled from front-line footage shot by Allied cameramen. His first postwar feature was the absorbing drama of the Irish resistance, Odd Man Out (1947), a well-received film, starring James Mason, that led to Reed's five-film stint with producer Alexander Korda. The resulting movies were among his finest, and included two for which he was Oscar-nominated as Best Director : The Fallen Idol (1948), a haunting child'seye view of adult relations, and The Third Man (1949), the famous Orson WellesJoseph Cotten thriller focusing on postwar intrigue in divided Vienna. Both films were based on stories by Graham Greene, who also penned Our Man in Havana (1960), another of the director's successes. Reed helmed the moody circus triangle Trapeze (1956, with Burt Lancaster, Tony Curtis, and Gina Lollobrigida), a Hollywood-packaged drama shot in Europe. The 1960s saw him working on several epics, including the notorious remake of Mutiny on the Bounty (1962) starring Marlon Brando, from which he was fired (and replaced by Lewis Milestone), and The Agony and the Ecstasy (1965), starring Charlton Heston as Michelangelo painting the Sistine Chapel. Reed won a Best Director Academy Award for Oliver! (1968), the elaborate musical retelling of Dickens' "Oliver Twist." His last film was Follow Me (1972, known as The Public Eye in the United States), an unsuccessful romantic pairing of Mia Farrow and Fiddler on the Roof star Topol. His nephew is British star Oliver Reed, who played Bill Sykes in Oliver!


映画の採点簿

落ちた偶像        ***** 不倫の残り香        **** アンナとロッテ              **** 彼女の恋からわかること        **** ワイズ・ガールズ          **** スキャンダル            ***** ジャイアンツ           ***** 緊急逃亡           ***** ロスト・イン・ラマンチャ          **** ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密   **** ジャック・サマースピー     ***** デス・トゥ・スムーチー      ***** 巴里の恋愛協奏曲     **** 百貨店大百科      **** エヴァとステファンと素敵な家族   **** デザート・ブルー      **** ある上院議員の情事    **** 五線譜のラブレター     ***** 心みだれて      **** ひめごと      **** わが命つきるとも      ***** ワイルド・スタリオン      **** シンドバットの冒険      **** バートン・フィンク      ***** ネバーランド      ***** ジェフェリー・ダマー     **** 眺めのいい部屋      ***** エア・ストライク      *** ロード・トゥ・ヘル     **** オーシャンズ12      *** 恋はデジャ・ヴ      ***** ドラゴン・ストーム     **** ライク・ア・フィッシュ     **** Ray / レイ ***** ファイアー・アンド・ソード   **** モナリザ・スマイル         **** 25年目のキス         **** 愛しのロクサーヌ ***** シラノ・ド・ベルジュラック ***** オペラ座の怪人 ***** 太陽と月に背いて **** オンリーユー            **** アンカーウーマン          **** シリコンパレーを抜け駆けろ!    **** ブラウン・バニー   **** 好きと言えるまでの恋愛猶予 **** ボーン・スプレマシー ***** セイ・エニシング ****  罠の女 ****  ロスト・エンジェル   ****  EX エックス   *** チェリー2000    ****  真実の瞬間    ****  女だけの都    ****  タイムボンバー   *** コールガール ***** ソニー                  ****  バベットの晩餐会 ***** つばさ        ***** 汚れなき抱擁 ***** 桜桃の味 ****  法と秩序 ****  シラノ・ド・ベルジュラック ***** レイジング・ブル ***** 欲望           ***** 木靴の樹        ***** ヴァンドーム広場 **** 普通の人々    ***** いつか晴れた日に     ***** 勇気ある追跡 ****  パパは出張中 ***** ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ****  ブロークン・アロー ****  12人のパパ ***** ストリッパー パリ18区 ****  9.11自由への扉 ****  ロング・エンゲージメント ***** ブラッド&ワイン      ***** 失われた週末        ***** 沈黙のジェラシー        **** ザ・パッケージ **** パピヨンの贈り物 **** ル・ディヴォース〜パリに恋して〜 ****  アラモ                  ****  憎しみ                  ***** マージョリーの告白          ****  ヒズ・ガール・フライデー       ***** アンナ・カレニナ ****  ナショナル・トレジャー ****  ダ・ヴィンチ・コードの謎 *** 真昼の決闘       ***** 群集            ***** セントラル・ステーション ***** ガス燈 ***** アビエイター ***** シェルブールの雨傘 ***** ホームボーイ       ****  最強最後の晩餐     **** 

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