オトーサンの2005年その3

ほのぼの映画批評

前口上

もう映画は、DVDで見る時代。
DVDプレイヤーの世帯普及率は、昨年22%でしたが、
2005年には、50%〜70%になるとか。  

映画の採点簿へ

目次

1906 名探偵ポワロ (VTR 1989) 1905 おかしなホテル(VTR 1971) 1904 萌の朱雀 (VTR 1997) 1903 熱き愛に時は流れて(VTR 1988) 1902 ロシアン・レジェンド 皇帝の密使(DVD 1996)
1901 蝉しぐれ(2005) 1900 きみに読む物語(DVD 2004) 1899 月はどっちに出ていた(VTR 1993) 1898 ハモンド家の秘密 (VTR 1987) 1897 ペレ(VTR 1987)
1896 ルパン(2004) 1895 ラヂオの時間 (VTR 1997) 1894 東京物語(VTR 1953) 1893 アメリカ交響楽(DVD 1945) 1892 コレヒドール戦記(DVD 1945)
1891 サハラ戦車隊(DVD 1943) 1890 巨大なる戦場(DVD 1966) 1889 理想の女(ひと)(2004) 1888 シン・シティ(2005) 1887 アイル・ビー・ゼア(DVD 2003)
1886 みんなの歌(DVD 2003) 1885 サイボーグ(DVD 1989) 1884 サマーリーグ(DVD 2001) 1883 セイクレッド・プラネット/生きている地球 (DVD 2004) 1882 青春の殺人者 (DVD 1976)
1881 ふたりの5つの分かれ道 (2004) 1880 阿弥陀堂だより(DVD 2002) 1879 アイリスへの手紙(DVD 1990) 1878 グリーンカード(DVD 1990) 1877 美しい夏キリシマ(DVD 2001)
1876 シンデレラマン(2005) 1875 みすず(DVD 2001) 1874 姉のいた夏、いない夏(DVD 2001) 1873 狂っちゃいないぜ(DVD 1999) 1872 おとぼけオーギュスタン(DVD 1995)
1871 嵐の季節 (DVD 1961) 1870 二十日鼠と人間 (DVD 1992) 1869 めぐり逢えたら (DVD 1993) 1868 吸血鬼キラー 聖少女バフィー (DVD 1997) 1867 打撃王(DVD 1942)
1866 チャーリーとチョコレート工場(2005) 1865 アタメ 私をしばって!(DVD 1990) 1864 ピアニスト(DVD 2001) 1863 運命を分けたザイル(DVD 2003) 1862 エトワール (DVD 2001)
1861 ラストマップ:真実を探して(DVD 2004) 1860 マザー・テレサ(2003) 1859 皇帝ペンギン(2005) 1858 マダガスカル (2005) 1857 蒲田行進曲(VTR 1982)>
1856 12人の優しい日本人(DVD 1991) 1855 コンバッション(DVD 2004) 1854 スタスキー&ハッチ(DVD 2004) 1853 ヒトラー 〜最期の12日間〜(DVD 2004) 1852 あの日あのとき(DVD 1956)
1851 キングスパイダー(DVD 2003) 1850 小さな魔法使いと秘密の城 (DVD 2002) 1849 ノーラ NYの歌声(DVD 2003) 1848 キャロルの初恋(DVD 2002) 1847 テインメン 事の起こりはキャデラック(VTR 1987)
1846 Xーファイル(終章)901-902 (DVD 2002) 1845 世界でいちばん不運で幸せな私(DVD 2003) 1844 恋のおかたづけしましョ(DVD 2002) 1843 ガーフィールド(DVD 2004) 1842 ミラクル(DVD 2004)
1841 桜の園(DVD 1990) 1840 地球で最後のふたり(DVD 2003) 1839 ジョンソン一家のババババケーション! (DVD 2004) 1838 トウキョウ アンダーグラウンド(DVD 2004) 1837 ゼイ・ウォッチ(VTR 1993)
1836 審判(VTR 1962) 1835 どら平太 (DVD 2000) 1834 サベイランス/監視 (DVD 2001) 1833 亡国のイージス (2005) 1832 殺人調書/Q&A(DVD 1990)
1831 コマンチェロ(DVD 1961) 1830 キスへのプレリュード(DVD 1992) 1829 ドッジボール(DVD 2004) 1828 ザ・ウエスト・ウィング(DVD 1999) 1827 アイランド(2005)
1826 スケアクロウ(DVD 1973) 1825 海と毒薬(DVD 1986) 1824 愛の選択(DVD 1991) 1823 ファントム・オブ・ザ・パラダイス(DVD 1974) 1822 電撃フリントGO!GO!作戦 (DVD 1966)
1821 ブルベイカー(DVD 1980) 1820 ハロー・ドーリー!(DVD 1969) 1819 ヴェロニカ・ゲリン(DVD 2003) 1818 楢山節考(VTR 1983) 1817 麦秋(VTR 1951)
1816 靴に恋して(DVD 2002) 1815 赤いアモーレ(DVD 2004) 1814 恍惚(DVD 2003) 1813 パーマネント ミッドナイト(DVD 1998) 1812 舞台よりすてきな生活(DVD 2000)
1811 静かなる男(VTR 1952) 1810 告発の行方(DVD 1988) 1809 レジェンド/光と闇の伝説(DVD 1985) 1808 頭上の敵機(DVD 1949) 1807 ステート・フェア(DVD 1945)


名探偵ポワロ

オトーサン、 柏図書館しょうなん分館へ。 「誰が借りたのかなぁ?」 いつ行っても、TVシリーズの第1巻が置いてないのです。 「まあいいか、3巻目でも」 原題:Poirot "The Third Floor Flat"(1989) 監督:Edward Bennett 脚本:Michael Baker Genre: Drama / Mystery / Crime / Thriller Country: UK Language: English 上映時間:50分 あらすじ: オトーサン、 「ありゃ、IBDB、出ていない」 ポワロの真下の部屋に住む パトリシアには、恋人のドノバンがいる。 劇場からの帰ったものの、部屋の鍵をなくしてしまった。 そこで、ドノバンとその友人が荷物用のリフトから部屋へ入ろうとする。 たまたま、その様子を目撃していたのが上の階に住んでいるポワロ。 ドノバンが、4階の部屋で女性の死体を発見し、事件究明がスタート。 名探偵ポワロの”灰色の細胞”が活躍しはじめる。 出演者: David Suchet .... Hercule Poirot (エルキュール・ポワロ) Suzanne Burden .... Patricia Matthews(パトリシア) Nicholas Pritchard .... Donovan(ドノバン) Hugh Fraser .... Captain Arthur Hastings(ヘイスティングス大尉) オトーサン、 「役になりきってるなぁ」 シリーズものの魅力は、役になりきることができることでしょう。 DAVID SUCHET  デイビッド・スーシェ 誕生日 1946/5/2 出身 英ロンドン テレビでは「名探偵ポアロ」のポアロ役で有名。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1984年「グレイストーク/類人猿の王者ターザン」 1985年「コードネームはファルコン」 1986年「アイアン・イーグル」 1987年「ワールド・アパート」 1988年「ワルシャワの悲劇/神父暗殺」 1996年「エグゼクティブ・デシジョン」◆ 1998年「ダイヤルM」◆ 1999年「ウィング・コマンダー」◆ 2002年「ライブ・フロム・バグダッド 湾岸戦争最前線」(TM) 2003年「セイブ・ザ・ワールド」 その他の出演者: Philip Jackson .... Chief Inspector James Japp Pauline Moran .... Miss Felicity Lemon Robert Hines .... Jimmy Amanda Elwes .... Mildred Susan Porrett .... Trotter Josie Lawrence .... Mrs. Grant James Aiden .... Major Sadler Peter Aubrey .... Removal Man Gillian Bailey .... Mrs. Sadler John Golightly .... Removal Man Robert Hines .... Jimmy Jona Jones .... Police Constable George Little .... Dicker Norman Lumsden .... Vicar Helena McCarthy .... Coffee Stall Owner Alan Partington .... Inspector Flint User Rating:- オトーサン、 「そうか、シリーズものは、スコアなしか。  ま、6点台後半かも」 User Comments: JBoze313さん Evansville, Indiana 2001年11月3日 すばらしい探偵シリーズ 実は、ちょっとためらっている。 古典的名作なのに、アガサ・クリステーズの作品は、んでいないのだ。、 名探偵ポワロを創造したのが、彼女というのも知らなかった。 それにもかかわらず、地元の図書館で大量のビデオをみつけた。 そこで、第1巻を選んで、みることにしたのだ。 そう期待していなかった。 多くのアメリカ人は、英国の作品に期待していないからだ。 2つの国は、TV番組となると好みが違う。 そう正直言って、驚いた。 物語がすばらしく、実に愉快だ。 第1話は、"The Disappearance of Mr. Davenheim"で、 ポワロは、賭けをする。 家を離れないで、7日以内に事件を解決するぞ。 ポワロは、賭けに勝つ。 そして、物語は、ここからスタートする。 ポワロは愉快な奴だ。. もっとも、アクセントのせいで、 時々、何を言っているか分からなかったが、いい奴だ。 すばらしい脚本と演技のおかげで、 素敵な探偵物語になっている。 助演のJapp、Hasting、 Ms. Lemonもよく描き込まれている。 典型的なアメリカ映画とはちがうが、私には合っていた。 この映画が、上映されるなら、絶対見に行きたい。 ほかの作品も図書館から借り出すつもりだ。 すばらしい映画番組だ。 10点満点で10点。 オトーサン、 「そういえば、しばらくアガサ・クリスティーものを読んでいないなぁ」 ○アガサ・クリスティー  1890年9月15日、イギリスのトーキー生まれ。   1920年、「スタイルズ荘の怪事件」で作家デビュー。   ベルギー人探偵のエルキュール・ポワロ、 せんさく好きな老婦人のジェーン・マープルをはじめ、 トミーとタペンスのコンビや、パーカー・パイン、ハーリ・クインなどの 多彩な探偵を創造し、“ミステリの女王”といわれた。   メアリ・ウェストマコット名で普通の小説も執筆。   演劇好きとしても知られ、「ねずみとり」は、   ロンドンのセント・マーティンズ・シアターで、今なお上演中。   1976年1月12日、ロンドン近郊の自邸で死去、享年85歳。 50年以上の作家生活で70の編と180の短篇、19の戯曲を書いた。 英語圏で10億冊、非英語圏で10億冊が売れた. 略年表  1890年 イギリスのトーキーに生まれる。  1914年 アーチボルト・クリスティーと結婚。  1919年 娘ロザリンドが生まれる。  1920年 「スタイルズ荘の怪事件」刊行。  1926年 自宅より失踪、11日後にホテルで発見される。  1928年 アーチボルトと離婚。  1930年 考古学者マックス・マローワンと再婚。  初のメアリ・ウェストマコット名義で「未完の肖像」刊行。  1943年 孫マシューが生まれる。  1952年 「ねずみとり」初演。  1955年 アガサ・クリスティー・リミテッド設立。  1956年 CBE を叙勲。  1971年 DBE を叙勲。  1976年 ロンドン近郊のウィンターブルック・ハウスで死去。 出典:名探偵ポワロの紹介      www5f.biglobe.ne.jp/~hokotate/poirot/intro.html


おかしなホテル

オトーサン、 「おいおい、叩き売りかよ」 最近、あちこちのビデオ屋さんで、VTRを100円で売っています。 「もう古くて誰もみないから」 「でも、これって、 ウォルター・マッソーが出てるんだよ」 「???」 原題:Plaza Suite (1971) 監督:Arthur Hiller 台本・脚本:Neil Simon Genre: Comedy / Drama Rated PG-13 for mature thematic elements 上映時間:114分 あらすじ: Neil Simonのブロードウェイ劇は、 NYのプラザホテルを舞台にした3部構成になっている。 ウォルター・マッソーが1人3役を演じる。 第1部では、カレンが失敗に終わった結婚をとりつくろい、 無愛想な夫サムの気を引こうとする。 第2部では、 生意気な映画プロデューサー、ジェシーが、 かつて熱をあげたミュリエルに成功した自分をみせて復縁を迫る。 第3部では、ロイとその妻のノーマが、 気持ちが揺れている娘をバスルームから連れ出して、 結婚式に行かせようと悪戦苦闘する。 出演者:: Walter Matthau .... Sam Nash/Jesse Kiplinger/Roy Hubley(サム/ジェシー/ロイ) Maureen Stapleton .... Karen Nash(カレン) Barbara Harris .... Muriel Tate (ミュリエル) Lee Grant .... Norma Hubley (ノーマ) オトーサン、 「いい味、出してるなぁ」 ウォルター・マッソーを3回も楽しめるなんて贅沢です。 相手役の3女優、それぞれいい味でしたが、 やはり、モーリーン・ステイプルトンが抜群の上手さでした。 WALTER MATTHAU  ウォルター・マッソー 誕生日 1920/10/1-2000/7/1 出身 米ニューヨーク 出演作 1955年「ケンタッキー人」「赤い砦」 1956年「群衆の中の一つの顔」「黒い報酬」 1958年「水兵さんには暇がない」「闇に響く声」 1960年「逢う時はいつも他人」 1962年「脱獄」「浮気の計算書」 1963年「シャレード」 1964年「さよならチャーリー」「未知への非行」 1965年「蜃気楼」 1966年「恋人よ帰れ!我が胸に」「プレイラブ48章」 1968年「おかしな二人」「キャンディ」 1969年「ハロー・ドーリー!」「サボテンの花」 1971年「おかしな求婚」「おかしなホテル」「コッチおじさん」 1973年「おかしな結婚」「突破口!」「マシンガン・パニック」 1974年「サブウェイ・パニック」「大地震」「フロント・ページ」 1975年「ニール・サイモンのサンシャイン・ボーイズ」       「放浪紳士チャーリー」(ナ) 1976年「がんばれ!ベアーズ」 1978年「すばらしき仲間たち」「カリフォルニア・スイート」 1979年「ホップスコッチ」 1981年「バディ・バディ」 1982年「わたしは女優志願」 1983年「大奮戦サバイバル特訓」 1985年「映画の作り方教えます」 1986年「ポランスキーのパイレーツ」 1988年「カウチ・トリップ」 1991年「JFK」「わんぱくデニス」 1994年「星に想いを」「ラブリー・オールドメン」 1995年「ラブリー・オールドメン釣り大将LOVELOVE日記」 1996年「I'M NOT RAPPAPORT」「グラス・ハープ」 1997年「カリブは最高!」 1998年「おかしな二人2」 2000年「電話で抱きしめて」 MAUREEN STAPLETON  モーリーン・ステイプルトン 誕生日 1925/6/21 出身 米ニューヨーク州 働きながら、演劇学校に通い、 数年後にアクターズ・スタジオのメンバーになる。 1946年「THE PLAYBOY OF THE WESTERN WORLD」で初舞台。 トニー賞は二度受賞。 映画は58年「孤独の旅路」でデビューし、 アカデミー助演女優賞にノミネートされる。 その後、「大空港」「インテリア」でも同賞にノミネート。 81年「レッズ」でアカデミー助演女優賞を獲得した。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ   ☆☆☆☆★★ 出演作 1958年「孤独の旅路」 1960年「蛇皮の服を着た男」 1961年「橋からの眺め」 1963年「バイ・バイ・パーティー」 1970年「大空港」 1971年「おかしなホテル」 1974年「スターダストの女王」(TM) 1977年「クリスマス・ツリー」(TM) 1978年「インテリア」 1979年「ロスト・アンド・ファウンド」 1981年「レッズ」「タービー・キッド」「殺しのファンレター」 1984年「新センチメンタル・ジャーニー」 「暗黒街の人気モノ/マシンガン・ジョニー」(TM) 1985年「コクーン」「ケリー・マクギリスのプライベート・セッション」(TM) 1986年「マネー・ピット」「心みだれて」 1987年「メイド・イン・ヘブン」「ホテル・ロレイン」「ナッツ」 1988年「コクーン2/遙かなる地球」「SFモンド・ムービー/エイリマン」 1992年「ミス・ローズホワイトの秘密」(TM)「お葬式だよ全員集合!」 1993年「マミー・マーケット」 1997年「恋におぼれて」 その他の出演者: Louise Sorel .... Miss McCormack Jose Ocasio .... Waiter Dan Ferrone .... Bellhop Tom Carey .... Borden Eisler Jenny Sullivan .... Mimsey Hubley Augusta Dabney .... Mrs. Eisler Alan North .... Walter Eisler Vicky Ruane .... Wedding guest User Rating: 6.3/10 (402 votes) オトーサン、 「もっと高いスコアても、いいのでは?」. ・ゴールデングローブ  最優秀ミュージカルコメディ賞ノミネート  最優秀助演女優賞ノミネート:モーリーン・ステイプルトン User Comments: Richard Albumさん London 2002年8月19日 会話天国.... ありきたりの表現で申しわけないが、 このすばらしい演技と脚本のこの手の映画、もう2度と出てこないだろう。 コメディ、緊迫感、感動は、すべて会話からくる。 そして、主演女優たちの演技もいいし、、 言うまでもないが、1人3役のウォルター・マッソーが名演している。 最初から最後まで会話がはじける。 今日のハリウッドでは、この種の脚本はOKにならないだろう。 しゃべり過ぎるし、ドラマ性に乏しいし、大したことは起きない。 いろんな点で、フランス映画のようだ。 ウォルター・マッソーは、50年代から60年代の素敵な世代のひとりであり、 過剰な演技をせずに、最高の演技をすることができる。 (ほかに、Peter Sellers, Phil Silvers, Tony Hancock などがいる.). 登場人物らしさを一度たりとも失うことなく、演技してみせる。 ちょっとちた表情の変化やタイミングのいい仕草で、 やってのけるのだから、驚かされる。 すばらしい演技であり、すばらしい映画だ。 オトーサン、 「舞台の映画化、セリフがいいなぁ」 欲をいえば、せっかくの最高級ホテル、プラザが舞台ですから、 もっと内部をいろいろと見たかったのですが。 「プラザ・ホテルか。思い出すなぁ」  亜津子だった。  初老の陽気な女性係員もいた。  「あつこ」  亜津子がうつむいて、気まずそうに微笑んでいた。  メトを出て、セントラルパーク沿いの街路樹の下を  プラザホテルの方向に歩いた。  そこまで行けば、地下鉄の乗り場もある。  ブランドのお店も、レストランも多い。  途中ふたりとも、一言も口をきかなかった。 オトーサンが63歳の夏に書いた 長編小説 「月夜の来訪者」の最後のシーンに、 このプラザホテルが登場します。 ご興味のある方、このHPに載っているので、ご一読下さい。


萌の朱雀

オトーサン、 「監督は、河瀬直美か」 カンヌでの受賞後、TVで拝見しましたが、若い美人でした。 朱雀は、南方を守護する伝説上の朱色の神鳥だとか。 この映画の舞台となった奈良県には、朱雀町があるとか。 原題:萌の朱雀 (1997) 監督・脚本:河瀬直美 上映時間:97分 あらすじ; 日本の山村の一家の暮らしを描く。 当主の田原幸三は、母の幸子、妻の泰代、 甥の栄介、娘で高校生のみちると暮らしている。 不況と開発計画の失敗で、一家に悲劇が訪れる。 出演者: 尾野真千子 ...... 田原みちる 柴田浩太郎 ......田原栄介 和泉幸子 ......田原幸子 オトーサン、 「みんな素人だけどなぁ」 何人も出てくる村人など、演技などしないのが、新鮮でした。 俳優さんたちも、同じ感じでした。 その他の出演者: 神村泰代 ......田原泰代 國村隼 ......田原孝三 向平和文 ...... 田原栄介の少年時代 山口沙也加 ......田原みちるの少女時代) User Rating: 7.6/10 (57 votes) オトーサン、 「へぇ、こんなに高いのか?」, ・カンヌ国際映画祭新人賞受賞:河瀬直美 h0bkn0bさん Brisbane, Australia 2003年7月3日 叙情的で美しい この映画をみてから、もう何年にもなる。 だが、誰もコメントをしていないので、一言言いたくなった。 これは、叙情的で美しい映画である。 スタイルは、古典的な日本映画そのもの。 動きがゆっくりしており、静かである。 景色の美しさをフルに利用している。 (背景にセミの声が流れている) パノラマと水々しい色彩で、手つかずの山の風景がとらえられている。 伝統的なライフスタイルを次第に捨てざるをえなくなる 一家の様子をみると、胸が痛む。 私には、この映画、豊かで満足すべきものだった。 見られるように、手に入れるべく頑張ってほしい。 オトーサン、 「なんて、スローテンポなんだ」 「この程度の幼稚な作品が、カンヌで受賞するんだ?」 「景色ばかり撮っていないで、主人公の顔くらいきちんと写せよ」 「せりふが聞きとれないじゃないか」 「筋がまったく分からん」 「☆3つがいいところだな」 カンヌだと、字幕が入るから筋運びが分かったのでしょうか。 goo映画のあらすじをみて、どういう映画かが分かりました。 ネタバレ覚悟で、ご紹介しましょう。 過疎化が進む奈良県吉野村、 この山間の村にある田原家には、 当主の孝三とその妻の泰代、 母の幸子、そして孝三の姉が残していった栄介と、 孝三と泰代の子・みちるの5人が暮らしている。 村に鉄道を通す計画が持ち上がって15年になるが 、トンネル工事に携わっていた孝三は、 計画の中止を知らされすっかり気力を失っていた。 そんな孝三に代わって家計を支えるのは、 町の旅館に勤める栄介である。 ある日、少しでも家計の助けになればと、 泰代が彼と同じ旅館に勤めることになった。 ところが、元々体の弱い泰代は、 体の調子を崩して倒れてしまう。 泰代に秘かな想いを寄せていた栄介は彼女を心配するが、 栄介を慕うみちるは母に嫉妬心を覚えた。 そんなある日、突然孝三が姿を消し、 警察から遺品である8ミリカメラが届けられる。 孝三の死によって泰代は実家に帰ることになり、 栄介のそばを離れたくないと言って泣いていたみちるも、 母についていくことを決心した。 孝三が残した8ミリフィルムに写る村の人々の映像を観た一家は、 やがて離ればなれになっていく。 泰代とみちるを見送った後、 幸子と旅館へ住み込みで働きに出ることになった栄介は、 家を片づけ始めた。 オトーサン、 「おお、監督プロフィールを忘れそうになった」 ○河 瀬 直 美  1969/5/30〜  奈良市生まれ  中学からバスケットボールに夢中になり、  高校在学中はキャプテンを務め、国体出場経験もある体育会系少女だった。  1989年 大阪写真専門学校 映画科 卒業。  自主映画「につつまれて」(1992)「かたつもり」(1994)が、  1995年 山形国際ドキュメンタリー映画祭で  国際映画批評家連盟特別賞、審査員特別賞を受賞し、国内外で注目を集める。  劇場映画デビュー作となった「萌の朱雀」(1996)で、  1997年カンヌ国際映画祭カメラド−ル(新人監督賞)を史上最年少受賞。  同作の舞台となった奈良県西吉野村の人々をドキュメントした  「杣人物語」(1997)で、1999年 ニオン国際映画祭特別賞受賞。  2000年5月、同映画祭で「万華鏡」はじめ10作品余りが特集上映された。  劇場映画2作品めの「火垂」は、スイス/ロカルノ国際映画祭コンペティション部門にて  ワールドプレミアされ、国際批評家連盟賞、ヨーロッパ国際芸術映画連盟賞のダブル受賞、  2001年 ブエノスアイレス国際映画祭で最優秀撮影監督賞、主演女優賞(中村優子)を受賞。  「につつまれて」の続編、「きゃからばあ」は  2001年8月 ロカルノ国際映画祭コンペティション部門に出品された。  写真評論家西井一夫氏の最後の二ヶ月を記録した  「追臆のダンス」は、2002年4月ヨーロッパ各地で上映の後、  「A Letter from 桜」として、NHK-BS2で放映された。  2002年には 第1回 Infinity Film Festival (イタリア / アルバ)、  パリ市立美術館主催 "Jeu dePaume"にて全作品のレトロスペクティブを開催。


熱き愛に時は流れて

オトーサン、 「大袈裟な邦題だなぁ」 連載中のエッセイ「時は流れて、いまC4」と同じ文章。 大事な文章、勝手に使うなよなぁ。 原題:Everybody's All-American (1988)     When I Fall in Love 監督:Taylor Hackford 原作:Frank Deford 脚本:Thomas Rickman Genre: Drama / Romance / Sport 上映時間:127分 あらすじ: ルイジアナのフットボールの名選手が、 学生時代が終わって、人生の複雑さに直面する。 出演者:: Jessica Lange .... Babs Rogers Grey(バブス) Dennis Quaid .... Gavin Grey (ギャビン) Timothy Hutton .... Donnie 'Cake'(ドニー) オトーサン、 「へぇ、こんなに可愛いかったんだ」 ジェシカ・ラング、中年のドギツイ役を見慣れていたので、 しばらくは、驚きがさめませんでした。 JESSICA LANGE  ジェシカ・ラング 誕生日 1949/4/20 出身 米ミネソタ州クロケット 演劇を専攻したミネソタ大学を中退。 その後、ニューヨークに出て、ソーホーの小さなモダン・バレエ団に入る。 実験劇場などの舞台を踏みながら、マイムにとりつかれ、 パリに赴き、エティエンヌ・デュクローに師事する。 74年にニューヨークに戻り、モデルやウェイトレスをしながら、 アクターズ・スタジオに学んだ。 76年「キングコング」で映画デビュー。 82年「トッツィー」のジュリー役でアカデミー助演女優賞、 94年「ブルースカイ」でアカデミー主演女優賞を受賞。 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ   ☆☆☆★★★ 出演作 1976年「キングコング」 1979年「オール・ザット・ジャズ」 1980年「ひと妻窃盗団」 1981年「郵便配達は二度ベルを鳴らす」 1982年「女優フランシス」      「ペニーズ・フロム・ヘブン」      「トッツィー」 1984年「カントリー」 1985年「スウィート・ドリーム」 1986年「ロンリー・ハート」 1988年「熱き愛に時は流れて」「ファーノース」 1989年「ミュージック・ボックス」「メン・ドント・リープ」 1991年「ケープ・フィアー」 1992年「ナイト・アンド・ザ・シティ」 1994年「ブルー・スカイ」 1995年「代理人」「ロブ・ロイ/ロマンに生きた男」 1997年「シークレット/嵐の夜に」 1998年「従妹ベット」「沈黙のジェラシー」 1999年「タイタス」 2001年「私は「うつ依存症」の女」 2003年「ビッグ・フィッシュ」「ボブ・ディランの頭のなか」 2005年「アメリカ、家族のいる風景」 その他の出演者: John Goodman .... Lawrence Carl Lumbly .... Narvel Blue Ray Baker .... Bolling Kiely Savannah Smith Boucher .... Darlene Kiely Patricia Clarkson .... Leslie Stone Joseph Meyer .... Pep Leader J. Kevin Brune .... Roommate Wayne Knight .... Fraternity Pisser Roy B. Stewart Sr. .... Junie Pat Pierre Perkins .... Willy Mae Aaron Neville .... Man with Gun Shawn Burks .... Georgia Center User Rating: 6.1/10 (810 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: moviedude1さん Minneapolis, MN, USA 2003年8月13日 よくあるアスリート映画ではない... クエイドとグッドマンは、アスリートの役を好演している。 カレッジでのフットボール選手時代が終わった後、 何とか生きぬこうとしている。 ひとりは、プロ選手になり、もうひとりは、ビジネスへ。 より重要なのは、クエイドとラングの関係に焦点を当てていること。 それも、かなりダイレクトにである。 ハットンが、ラングに聞く。 「何が大事なんだ?」 ラングはこう答える。 「自分とクエイドのことよ」 カレッジでのスター・プレイヤーの恋人、 そして、プロ選手になったあとはその妻としての ラングのこの言葉は、想像もできないものだった。 この映画、アスリート映画と思って見に行ったのだが...。 私の伴侶は、私以上にエンジョイしていた。 というのも、 "chick-flick"になってしまったからだ。 でも、この映画、私の好きな映画のリストに加えよう。 . オトーサン、 「野村さん、楽天の監督を引きうけるのかよ」 野村さんといえば、日本を代表するスター選手でした。 三冠王1回、MVP5回、首位打者1回、ホームラン王9回、打点王7回! 野球殿堂入りした名監督。 それが、夫人の脱税事件の余波で、阪神タイガースを石をもて追われて、 社会人野球シダックスの監督へ。 「シダックスじゃ、つまらなかっただろうな。  だからといって、ケチな楽天とはねぇ。  仙台じゃ、単身赴任だろう。  せっかく、野村沙知代さんという伴侶がいるから、  ゆっくり老後を楽しめばいいのにねぇ」 でも、あの鬼婆から離れたいのがホンネかも知れません。 この2人だって、かつては相思相愛の仲だったのにねぇ... こうしてみると、「熱き愛に時は流れて」、なかなか乙な題名ですね。


ロシアン・レジェンド 皇帝の密使

オトーサン、 「面白そうな題名だなぁ」 あの有名な文豪ジュールベルヌの本を ロシア・イタリア共同でTVシリーズにしたものです。 60分 3本を120分に縮めているようです。 原題:Michele Strogoff - il corriere dello zar (1999) (TV) 監督:Fabrizio Costa 原作:Jules Verne 脚本:Enrico Medioli / Patrizia Pistagnesi Genre: Adventure (more) Country: Italy / Germany Language: Italian / English 上映時間:118分 あらすじ: 有名で尊敬されていたストロゴフ大尉は、 妻の死後、失意のどん底へ。 タタール人たちは、東シベリアを侵略し、重大な脅威になっていた。 追い詰められた皇帝は、 ストロゴフに後継者である幼いボリスの面倒をみてくれと命じ、 ストロゴフは、その任務を引き受けた。 それは、オガレフに復讐したいという強い思いからだった。 オガレフは、皇帝の近衛兵だったのに、タタール側に寝返り、 しかも、ストロゴフの最愛の妻と出産間近の子供を殺していたのだ。 いまは、タタール首長の命令で、ボリスの生命を狙っており、 クラソフ伯爵がボリスを隠まっていると疑い、所在を明かせと迫る。 伯爵の娘、美しいナディアは、父の命を救うために、 ストロゴフが皇帝の密使だと明かしてしまうが、 ストロゴフに会うやいなや、恋に落ちる。 ストロゴフは、ボリスの行方を追うなかで、 タタール首長に出会い、そこで再びナディアに出会う。 首長に直訴して、父親の命乞いをしていたのだ。 ボリスの行方を明かさないストロゴフは、拷問を受けるが、 ナディアは、オガレフに偽情報を流し、 オガレフの情婦サンドラの嫉妬しを利用して、その助けを受けて、 いまは失明しているストロゴフの救出に赴く。 2人は、ボリスを助け、ナディアの父親を助けるが、 急遽戻ってきたオガレフにつかまってしまう。 だが、ストロゴフは、オガレフを倒し、 2人は、ついに任務に成功するのだった。 出演者: Paolo Seganti .... Michael Strogoff (ストロゴフ) Lea Bosco .... Nadja(ナディア) Hardy Kruger Jr. .... Iwan Ogareff(オガレフ) オトーサン、 「ロシアン・バレエをみているようだなぁ」 美男美女、その流れるような動きが見事です。 残念ながら経歴は分かりませんでした。 その他の出演者: Esther Schweins .... Sangarra Heio von Stetten .... Jules Vermont Daniel Ceccaldi .... Count Krasow Giovanni Lombardo Radice .... Feofar Lorenzo Mattei .... Boris Siegfried Rauch .... Zar Jana Kolesarova .... Olga Juraj Rasta .... Peter Imre Boraros .... Pater Sergej User Rating: 6.8/10 (47 votes) オトーサン、 「おお高いスコアだ」 User Comments: オトーサン、 「IMDB、誰も投書していないぞ」 ネットでわずかに以下のコメントを発見しました。 reinhard3さん 2005年10月6日 評価:★★★ 皇帝への忠誠心が取って付けたような感じ。 雪原での戦闘シーンも、良いような悪いような。 ロシアを舞台にしていて、一般的な映画とは違う雰囲気がします。 オトーサン、 「ストロゴフか、ややこしいなぁ」 翻訳中、何度も、ストロガノフと誤記してしまいました。 そのストロガノフについて、ちょっと調べてみました。 ○ストロガノフ  名前の由来は、ロシアの貴族であった「ストロガノフ伯爵」。  料理は、19世紀にはすでに発明されていたようです。  この料理の起源には諸説あり、  1.お抱えのフランス人コックが調理した「牛肉のサワークリーム煮」を    気に入って、自分の名前をつけた  2.自分で作り出した    (空腹で帰宅したら、料理人たちは帰宅していて、     仕方なく、まわりにあった肉や野菜、サワークリームを     煮込んでみたら、おいしい料理ができた) しかし、伯爵は金持ちだったし、 時代背景からして伯爵が自分で調理をするとは考えにくいので、 「1」の説のほうが有力と考えています。 ちなみに、ストロガノフ伯爵は、サンクトペテルブルク生まれ。 バルト海に面したロシア第2の都市で、人口480万人。 町の建築は、世界遺産に指定されています。  ストロガノフ家は、16〜17世紀に、この町で隆盛を極めた  大きな商家でした(「塩」で儲けたそうです)。  膨大な数の美術品を所有しており、  その美術品の多くは国有化され、エルミタージュ美術館に展示されています。  出典:furari.fromc.com/column/sutoroga.html


蝉しぐれ

オトーサン、 「こう雨続きじゃな、近場で映画でもみるか」 映画鑑賞としては、かなりローレベルでした。 観客は、中年の御婦人方数人のみ。 原題:蝉しぐれ(2005) 原作:藤沢周平 監督・脚本:黒土三男 Genre:Drama 上映時間: あらすじ: 江戸時代の荘内藩。 牧文四郎は、剣術の修行に励んでおり、 下級武士ながら気骨のある義父・助左衛門を尊敬している。 だが、藩の内部抗争で、義父は切腹を命じられる。 文四郎がその死体を荷車で運んでいるとき、 ただひとり押してくれたのが幼なじみのふくだった。 十数年がたった。 文四郎は、思いもかけず、義父に切腹を命じた 城代家老、里村左内に呼び出され、家禄の回復を言い渡される。 また、ふくが村を出て、殿の側室となっていることも知る。 しかも、殿との間に子を授かり、暗殺された後、村に帰っていたのだ。 ふくも、また権力闘争に巻き込まれた犠牲者になっていた。 そんな折、文四郎は城代家老に呼び出され、 おふくが身篭っている第2子の暗殺を命じられる....。 出演者: 市川染五郎 .... 文四郎 木村佳乃 .... ふく 緒形拳 .... 助左衛門 オトーサン、 「やはり、華があるな。所作も決まているし」 でも、名門の御曹司、下級武士にみえないところが、 致命的な欠点です。 市川染五郎(7代目) 本名:藤間照薫 誕生日:1973/01/08 出身:東京都港区南青山 1973年、歌舞伎俳優9代目松本幸四郎の長男として生まれる。 78年、歌舞伎座「侠客春雨傘」で3代目松本金太郎を名のり初舞台を踏む。 同年、父・松本幸四郎主演の大河ドラマ「黄金の日日」にてドラマ・デビュー。 81年、7代目市川染五郎を襲名。 87年には史上最年少の14歳で舞台『ハムレット』に主演、 暁星高校卒 国学院大学文学部中退 95年には日本舞踏松本流家元松本錦升を襲名する。 97年、三谷幸喜監督の「ラヂオの時間」で映画デビュー。 「ロケット★ボーイ」、「竜馬がゆく」、「プライド」など多くのTVドラマに出演。 松本幸四郎(9代目)が父、母は藤間紀子、 姉の紀保子は女優、松たか子は妹。 出演作: 1997年「ラヂオの時間」 1998年「四月物語」 2004年「恋の門」「髑髏城の七人〜アオドクロ」 2005年 「阿修羅城の瞳」「蝉しぐれ」 その他の出演者: 今田耕司 .... 島崎与之助 ふかわりょう .... 小和田逸平 石田卓也 .... 文四郎・子役 佐津川愛美 .... ふく・子役 原田美枝子 .... 登世 加藤武 .... 里村左内 大滝秀治 .... 関口晋助 緒形幹太 .... 兵馬 . User Rating: awaiting 5 votes オトーサン、 「ま、6点台後半というところか」 UserComment: オトーサン、 「さぁ、IMBDにないとなると、どこに出てるかなぁ?」 思い込み感想文さん yaplog.jp/qazkazz/archive/81 2005年10月15日 藤沢周平の原作とあれば、何はともあれ観ておこう! 「たそがれ清兵衛」「隠し剣 鬼の爪」と観てきて、 監督が山田洋次から黒土三男に替わっても、 藤沢周平の描いた世界の豊かさに変わりはなかった。 武家社会にあって、上からの理不尽な命令に苦悩しつつも、 逃げずに真っ向から挑んでゆく潔さ。 虐げられながらも、決して負けてはいない小気味良さ。 腕も立つし、頭もいい。 身分は低くても意に介さず、 愛情豊かで友情に篤く、良きひと、良き友に恵まれ。。。。 ああ、こんな豊かな人生があるだろうか? と、主人公を羨ましく思いながら、自分の到らなさが情けなくなると、 そんな想いをいつも感じる世界です。 最後のほう、筆頭家老に対して吐く言葉「軽輩とみて侮られましたな」 ...おっ、よくぞ言った!この気持ち良さったらありゃしない。 しかし、文四郎とふくの会話には、 どうしょうもない運命に翻弄された二人の無念さが滲み出ており、 やはりやり切れなさが残ってしまった。 父の死を乗り越え成長してゆく青年を、染五郎は颯爽と演じていた。 歌舞伎で鍛えた口跡の良さが心地いい。 木村佳乃のさっぱりとした涼やかさは好きだな。 人生の哀感が全体を包みながらも、主人公の意思の強い生き様が、 そのまま人生賛歌になっていたように思う。 オトーサン、 「下級武士の苦しみがよく出ていたな」 でも、この長い不況下で、 下級武士=サラリーマンが味わった苦しみを思うと、 やや色あせてみえるような気もしますね。


きみに読む物語

オトーサン、 「マジソン郡の恋人みたいだな」 そんな感じの売り込みのジャケットでした。 原題:The Notebook (2004) 監督:Nick Cassavetes 原作:Nicholas Sparks 脚本:Jan Sardi/ Genre: Drama / Romance Rated PG-13 for some sexuality 上映時間:123分 あらすじ: この映画では、養老院で老女にある物語を読む老人がいる。 彼が読むストーリーでは、 アリーとノアという若者がカーニバルの夜に出会う。 恋しあうようになった2人だが、 ノアの貧しい家庭に失望したアリーの両親によって、 引き離されてしまう。 数年間、ノアの手紙を待つものの、こない。 アリーは、ロンという名の若いハンサムな兵士と婚約する。 だが、アリーは、ある日、たまたま古い家に立ち寄り、 ノアの愛情が冷めていないことを発見する。 ノアは、かねての約束を守って、その築200年の家を修復していたのだった。 もはや、事態は明らかだった。 2人はまだ愛しあっていたのだ。 アリーは、婚約者かノアのいずれを選ばねばらない。 出演者; Rachel McAdams .... Allie Hamilton(アリー) Ryan Gosling .... Noah Calhoun(ノア) James Garner .... Duke(デューク) オトーサン、 「この2人いいなあ」 でも、ノアのほうは、出ていましたが、 アリー役の愛らしい女優さん、経歴が出ていませんでした。 大ベテランのジェームス・ガーナーは、出ていました。 RYAN GOSLING  ライアン・ゴズリング 誕生日 1980/11/12 出身 カナダ・オンタリオ州 活躍度 △↑ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 2000年「タイタンズを忘れない」◆ 2002年「完全犯罪クラブ」◇ 2003年「16歳の合衆国」◇ 2004年「きみに読む物語」◇ JAMES GARNER  ジェームス・ガーナー 誕生日 1928/4/7 出身 米オクラホマ州ノーマン 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1956年「ロケット・パイロット」 1957年「サヨナラ」「暴力部落の対決」 1958年「特攻決死隊」 1959年「潜望鏡を上げろ」「腰抜け列車強盗」「札束とお嬢さん」 1961年「噂の二人」 1962年「プレイボーイ」 1963年「大脱走」「スリルのすべて」「女房は生きていた」「セパレート・ベッド」 1964年「卑怯者の勲章」「36時間」 1965年「恋するパリジェンヌ」 1966年「ダイヤモンド作戦」「砦の29人」「グラン・プリ」 1967年「墓石と決闘」 1968年「ダイヤモンド強奪作戦」「水色のビキニのマドモアゼル」「夕陽に立つ保安官」 1969年「かわいい女」 1970年「スレッジ」 1971年「西部無法伝」「地平線から来た男」 1972年「大捜査」 1973年「リトル・インディアン」 1981年「殺しのファンレター」 1982年「ビクター/ビクトリア」 1983年「ミスター・タンク」 1985年「マーフィのロマンス」 1987年「キャデラック・カウボーイ」 1992年「エディ・マーフィのホワイトハウス狂騒曲」 1993年「ファイヤ・イン・ザ・スカイ/未知からの生還」 1994年「マーヴェリック」 1996年「元大統領危機一髪/プレジデント・クライシス」      「ワイルド・ビル」 1997年「マジック・アワー」 1998年「トワイライト」 2000年「スペース・カウボーイ」「ラスト・デンジョン」 2001年「アトランティス 失われた帝国」(声) 2002年「ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密」 2004年「きみに読む物語」 その他の出演者: Tim Ivey .... Rower Gena Rowlands .... Allie Calhoun Starletta DuPois .... Nurse Esther Anthony-Michael Q. Thomas .... Nurse Keith Ed Grady .... Harry Renee Amber .... Nurse at Counter Jennifer Echols .... Nurse Selma Geoffrey Knight .... Barker Kevin Connolly .... Fin Heather Wahlquist .... Sara Tuffington Andrew Schaff .... Matthew Jamison III Matt Shelly .... Seabrook Boy User Rating: 7.9/10 (13,811 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 User Comments: Gary Murphyさん Olathe, KS, USA 2005年2月26日 堂々たるロマンスと感傷、ストーリー運びが秀逸。 物語るのは、デューク。 演じるのは、ジェームス・ガーナー。 1940年代の2人の若いひとが恋に落ち、 そして耐えぬいていく物語を読むのだ。 映画では、現在と1940年代が交錯する。 この構造は、"Fried Green Tomatoes"に似ていて、 これも大好きな物語である。 "Fried Green Tomatoes"とちがうのは、 こちらのほうは、若い2人が愛をはぐくみ、 戦争中、親の不同意を耐えしのぶという点である。 そう、つまりは、「ロミオとジュリエット」風なのだが、 そのやり口は、見事で、カリスマそのもの。 俳優たちは、スクリーンに命を吹き込んでいる。 しかも、筋書きは読めない。 深くロマンティックな映画である。 ロマンスや時を超えた愛や他者への献身に否定的であるひとでも、 目がうるむのは避けられないだろう。 私は、感情的な結びつきには、反対ではない。 この物語りには、参ってしまった。 そうした静かな物語である。 登場人物たちは、みんな人間的で、好ましい。 出演者たちは、みんな息を呑むような演技だった。 技術的にも優れている。 出だしのシーンは、息を呑むようだった。 終わりもいい。 最初から最後までじっと見入ってしまった。 映画をみての感想は、妻と私ではいつも違うが、 この映画については、一致した。 非常に好きな映画である。 これはわが家の大事な宝物になるだろう。 オトーサン、 「誰かが言ってたなぁ。 人生、最後の最後まであきらめてはアカンぞって」 ロミオとジュリエットは悲恋で終わりますが、 この映画は、そうではないところが、非凡なのです。


月はどっちに出ていた

オトーサン、 「崔洋一さんの映画か」 TVタックルでおなじみですが、 1本も見ていません。 最近作は、「血と骨」、これも見逃しました。 北野武主演ということで、話題を呼んでいましたが。 原題:月はどっちに出ていた (1993)     All Under the Moon 監督:崔洋一 原作:梁石日 脚本:鄭義信 / 崔洋一 上映時間:109分 あらすじ: 「ありゃ、IMDB、そっけないな」  ”Story of everyday life   and romance of a taxi driver   who is a Korean resident in Japan”. 「しょうがない、goo映画をレジュメしよう」   在日韓国人・忠男はタクシー運転手。   運転手仲間は、変な連中でトラブル続き。   ある日、彼は母が経営するフィリンピン・パブで働くことになった 大阪弁を喋るコニーに出会い、一目惚れ。   彼女の部屋に強引に引っ越して思いを遂げるものの、やがて大喧嘩。   だが、会社は倒産し、経営者が火をつける始末。   何もかもおしまいだ。   だが、コニーを忘れられない忠男は、一計を案じる。 出演者:: 岸谷五朗 .... 忠男 ルビー・モレノ .... コニー 絵沢萠子 .... 忠男の母 オトーサン、 「ルビー・モレノ、いいねぇ」 生き生きして、可愛さと非情さが同居しているのです。 一頃、巷の話題を呼んだだけのことはあります。 その他の出演者: 小木茂光 .... 世一 遠藤憲一 .... 光洙 有薗芳記 .... ホソ 麿赤児 .... 仙波 國村隼 .... 多田 芹沢正和 .... おさむ 金田明夫 .... 安保 内藤陳 .... 谷爺 木村栄 .... やくざ 瀬山修 .... やくざ ハミッド・シャイエステ .... ハッサン メリー・アン・リー .... ロリータ マリア・シュナイダー .... アイリーン エヴリン・タンセコ .... ルビー 萩原聖人 .... サラリーマン 古尾谷雅人 .... 紺野 User Rating: 7.3/10 (13 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: Furuya Shiroさん Yokohama, Japan 2005年7月24日 面白くて、リアル これは面白い映画である。 とくにドラマティックなストーリーがあるわけではないが、 最後までしっかり見てしまった。 勿論、こんな変な連中ばかり集めたタクシー会社があるはずはない。 だが、それぞれが、みんなリアルなのだ。 例えば、ある大酒飲みの運転手は、ほとんど盲目なのに、 首にならないのは、おかしい。 だが、こういう。 「オレは、韓国人はキライだけど、あんたは好きだ」 おそらく、この言葉は、多くの日本人の感情をよく示しているだろう。 フィリンピン・パブのママさんの場合、 朝鮮戦争のドサクサで、北朝鮮からやってきて、 苦労に苦労を重ねて、いまやオーナーになったのだが、 彼女と金儲けにやってきただけのフィリピン従業員との意識のギャップがある。 最もおかしな奴は、運転手の安保だろう。 彼は、自衛隊上りで、日米安保条約と同じ名前である。 韓国人監督・崔洋一は、安保体制を馬鹿にしているのだ。 安保は、いつも道に迷い、「おれ、いまどこにいるの?」 そう会社に電話してくる始末。 「安保さん、月はどっちに見える?」 「はい、東です。いや南だ、西かも、北かなぁ?」 この映画で、もっともシアリアスなのが、もっとも愉快なのだ。 2人の主役、在日韓国人運転手役の岸谷五朗と コニー役のルビー・モレノの演技はすばらしい。 この演技によって、この映画は1993年の優秀日本映画となった。 オトーサン、 「崔洋一さんの作品、みてみるか」 崔洋一 誕生日 1949/7/6 出身 長野県 脚本家、俳優、監督。 在日朝鮮人2世、東京朝鮮高等学校を卒業し、 照明助手として映画界入り。 大島渚監督の助監督などを経て、8 3年「十階のモスキート」で映画監督デビュー。 以後「Aサインデイズ」などを撮り、 93年「月はどっちに出ている」で50以上の映画賞を獲得。 96年に韓国に留学している。 監督作: 1983年「十階のモスキート」「性的犯罪」 1984年「いつか誰かが殺される」 1985年「友よ、静かに瞑れ」 1987年「黒いドレスの女」 1988年「花のあすか組!」 1989年「Aサインデイズ」 1993年「月はどっちに出ている」「J・MOVIE・WARS」 1995年「マークスの山」「平成無責任一家 東京デラックス」 1998年「犬、走る DOG RACE」 1999年「豚の報い」 2002年「刑務所の中」 2003年「クイール」 2004年「血と骨」


ハモンド家の秘密

オトーサン、 「これも100円か」 投売りの中古ビデオの2本目です。 100円で1時間半も楽しめりゃ、文句言えんなぁ。 原題:Like Father Like Son (1987) 監督:Rod Daniel 脚本:Steven Bloom/Lorne Cameron Genre: Comedy 上映時間:96分 あらすじ: ハモンド博士は、有能な心臓外科医。 病院の外科部長になるのが、夢である。 仕事熱心で、10代の息子クリスが学校で問題を抱えていることを知らない。 たまたま息子が秘薬を飲み、ハモンド博士と入れ替わる。 このため、当然のことながら、異常な出来事が続くこ羽目になる。 だが、お互いが抱える問題や気持ちを理解することになる。 出演者: Dudley Moore .... Dr. Jack Hammond (ハモンド博士) Kirk Cameron .... Chris Hammond(クリス) Patrick O'Neal .... Dr. Larry Armbruster (アームブルスター) オトーサン、 「なかなか軽妙なひとだな」 ダドリー・ムーアは、喜劇役者だそうです。 風采があがらない小男なのに、動きは抜群。 やはり、うまい役者は一味ちがいますね。 DUDLEY MOORE  ダドリー・ムーア 誕生日 1935/4/19-2002/3/27 出身 英エセックス州ダゲンハム オックスフォード大で音楽と作曲を専攻。 60年にピーター・クックらと共演した喜劇「ビヨンド・ザ・フリンジ」が ロンドンで注目され、2年間のロングランを記録。 その後ブロードウェー公演を実現し、 63年と74年にトニー賞特別賞に輝く。 79年映画「テン」で本格的なハリウッドデビューを果たし、 81年「ミスター・アーサー」でライザ・ミネリと共演、 アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた。 ピアノ演奏が得意でアルバムを発表したほか、 シアトル交響楽団やミネソタ管弦楽団と協演した。 99年9月「進行性核上性まひ」を患っていることを公表し、 闘病を続けていたが、 2002年3月27日、肺炎のため米ニュージャージー州の自宅で死去。 出演作 1967年「悪いことをしましョ」 1969年「モンテカルロ・ラリー」「不思議な世界」 1972年「不思議の国のアリス」 1978年「ファール・プレイ」 1979年「テン」 1980年「モーゼの気分で」 1982年「ミスター・アーサー」 1983年「オータム・ストーリー」「ロマンテック・コメディ」 1984年「ミッキー&モード」「殺したいほど愛されて」       「おかしな関係」 1985年「サンタクロース」 1987年「ハモンド家の秘密」 1988年「ミスター・アーサー2」 1990年「クレージー・ピープル」 1991年「ベルボーイ狂騒曲」 1993年「フライング・ピクルス」 その他の出演者: Margaret Colin .... Ginnie Armbruster Catherine Hicks .... Dr. Amy Larkin Sean Astin .... Clarence aka Trigger Camille Cooper .... Lori Beaumont Micah Grant .... Rick Anderson (Lori's boyfriend) Bill Morrison .... Trigger's Uncle Earl Skeeter Vaughan .... Medicine Man Larry Sellers .... Navajo helper Tami David .... Navajo girl Maxine Stuart .... Phyllis (Hammonds' housekeeper) David Wohl .... Dr. Roger Hartwood Michael Horton .... Dr. Mike O'Donald User Rating: 4.5/10 (994 votes) オトーサン、 「あれっ?低いスコアだな」 User Comments: maycausedrowsinessさん Melbourne, Australia 2005念5月20日 馬鹿気た面白さ、好きだ! 俺って、どうかしているのかも。 でも、この映画、いいよ。 愉快でクリーンなギャグや大笑いできるシチュエーションが沢山ある。 ダドリー・ムーアは、すばらしいコメディアンだが、 大人の身体で10代の若者を見事に演じていた。 愉快なシーンがたくさんあった。 好きなシーンは、チューインガムのように煙草を噛むあたりだ。 共演者たちの呆気にとられた顔は見ものだった。 ムーアとMargaret Colinのデートのシーンも愉快。 (うまくいかなかったのだ) 病院での回診シーンも愉快だった。 残念ながら、欠点がいくつかある。 セックス・シーンがなければ、子供にも向いていたのに。 まったく良くないのが、Catherine Hicks。 不必要な医者の役だった。 クリスの悪友Sean Astinときたら、どうしようもない。 暖かく曖昧な結末でのお涙頂戴もよくない。 そうでなければ、実に愉快な映画だったのに。 ファンキーな音楽、すばらしい撮影、 楽しいファッション、そして80年代のヘアスタイル。 オトーサン、 「相手の身になって考えろ」 その昔、上司からよくいわれたものです。 でも、これってなかなか難しいですよね。 やはり、ハモンド親子のように秘薬を飲ませるのが手っとり早いかも。 ブッシュさんはじめ、飲ませたいひとが大勢いますよねー。 誰か、この秘薬開発しませんか? ノーベル賞級の発明です。


ペレ

オトーサン、 柏市図書館しょうなん分室へ。 「ペレ?サッカー選手だろう。伝記映画か」 長いこと、そう思いこんでいましたが... 原題:Pelle erobreren (1987) 監督:Bille August 原作:Martin Andersen Nexo 脚本:Bille August/Per Olov Enquist/Bjarne Reuter Genre: Drama (more) Country: Denmark / Sweden Language: Scanian / Danish / Swedish 上映時間:157分 あらすじ: 19世紀末。 スエーデンの移民を満載した船が ボーンホルムのデンマークの島に到着する。 そのなかに、ラッセとその息子がいた。 仕事をみつけにデンマークにやってきたのだ。 大農園に働き口をみつけるが、最低の暮らしを余儀なくされる。 ペレは、デンマーク語を話しはじめるが、 余所者としていじめられる。 だが、誰も、いい人生を求める夢を捨てる気はなかった。 出演者: Pelle Hvenegaard .... Pelle(ペレ) Max von Sydow .... Lassefar(ラッセ) Erik Paaske .... Forvalter/Foreman(監督官) オトーサン、 「マックス・フォン・シドー、ダントツの名演技!」 MAX VON SYDOW  マックス・フォン・シドー 誕生日 1929/4/10 出身 スウェーデン・ルント 比較民俗学者の子供として生まれる。 陸軍を除隊後、ストックホルムの演劇学校に入学。 演技を学んだ後、イングマール・ベルイマン演出の舞台に多数出演した。 映画は65年「偉大な生涯の物語」でハリウッド進出。 「エクソシスト」のメリン神父役が有名。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1951年「令嬢ジュリー」 1957年「第七の封印」「野いちご」 1958年「女はそれを待っている」「魔術師」 1960年「処女の泉」 1961年「鏡の中にある如く」 1962年「すばらしい世界旅行」 1963年「冬の光」 1965年「偉大な生涯の物語」「メキシコで死ね」 1966年「ハワイ」「さらばベルリンの灯」 1967年「狼の時間」 1968年「恥」 1969年「沈黙の島」 1970年「クレムリン・レター」 1971年「ナイト・ビジター」「移民者たち」 1973年「エクソシスト」 1974年「ステッペン・ウルフ/荒野の狼」 1975年「コンドル」「SF最後の巨人」 1976年「ローマに散る」「さすらいの航海」 1977年「エクソシスト2」「外人部隊フォスター少佐の栄光」      「タタール人の砂漠」 1978年「ブラス・ターゲット」 1979年「ハリケーン」「フラッシュ・ゴードン」 1980年「SFデス・ブロードキャスト」 1981年「勝利への脱出」 1982年「コナン・ザ・グレート」「トップ・コマンドー/電撃特攻指令」 1983年「ネバーセイ・ネバーアゲイン」「ドリームスケープ」       「ドン・コルレオーネの娘/禁断」 1984年「砂の惑星」 1985年「コードネームはエメラルド」 1986年「ハンナとその姉妹」「黄金の肉体/ゴーギャンの夢」       「デュエット・フォー・ワン」第二の勝利」 1987年「ペレ」 1989年「ファーザー」 1990年「レナードの朝」 1991年「ヨーロッパ」「死の接吻」「夢の涯てまでも」 1992年「巨人と青年」「愛の風景」 1993年「ニードフル・シングス」 1994年「ロシア52人虐殺犯 チカチーロ」 1995年「ジャッジ・ドレッド」 1996年「エルサレム」 1998年「奇蹟の輝き」 2000年「エクソシスト<ディレクターズカット版>」 2001年「スリープレス」「10億分の1の男」 2002年「マイノリティ・リポート」 その他の出演者: Bjorn Granath .... Erik Astrid Villaume .... Fru Kongstrup/Mrs. Kongstrup Axel Strobye .... Kongstrup Troels Asmussen .... Rud Kristina Tornqvist .... Anna Karen Wegener .... Madam Olsen/Mrs. Olsen Sofie Grabol .... Jomfru Sine/Miss Sine Lars Simonsen .... Niels Koller Buster Larsen .... Ole Koller John Wittig .... Skolelarer/School teacher Troels Munk .... Lage/Doctor Nis Bank-Mikkelsen .... Prast/Clergyman User Rating: 7.5/10 (1,760 votes) オトーサン、 「高いスコアだ」 ・アカデミー賞受賞:外国語映画賞 ・同ノミネート:主演男優賞マックス・フォン・シドー User Comments: vdgさん Vancouver,Canada 2004年4月27日 再び、うれしい驚き! この映画に並ぶ映画は少ない。 図書館でこのDVDを借りたが、 未知の宝石を手にしたと知って驚いた。 衣装からはじまって、多くの映画のなかで、最もリアルなものだった。 役者たちは、実に見事だった。 (とくに、子役たち..) そして、すばらしい全然知らなかった監督の手腕。 (後で 「レミゼラブル」の監督だと知った) もし、どこか不足の点があるとすれば、それは音楽。 ときに映画の質を上げるが、 多くの場合、残念ながら、ある種のシーンでは邪魔だった。 だが、これは私見だ! 多くのひとは考えるだろう。 登場人物たちは、描きこまれていないし、首尾一貫していないと。 だが、私は、原作の脚色は、いつも難しいものと思う。 どこかおかしいと思うのは、そのせいだろう.... この映画、生涯のお気に入りの映画である。 真の欧州映画の傑作だ! オトーサン、 「長いなぁ。いつになったら終るんだ?」 157分といえば、2時間半ですよ。 でも、その分、この北欧の世界に滞在できると思えば、いいのかも。


ルパン

オトーサン、 「アルセーヌ・ルパンか、なつかしいなぁ。  怪盗紳士ルパン、奇巌城、813、子供の頃、読んだなぁ」 この映画、何でも、ルパン生誕100周年記念作とか。 大いに期待して、銀座1丁目テアトル・シネマへ。 原題:Arsene Lupin (2004) 監督:Jean-Paul Salome 原作:Maurice Leblanc 脚本:Jean-Paul Salome/Laurent Vachaud Genre: Action/ Adventure/ Crime/ Romance/ Mystery/ Comedy Country: France / Italy / Spain / UK Language: French 上映時間:132分 あらすじ: 大胆不敵な怪盗ルパンは、パリの金持ちの家に押し入る。 警察は、秘密兵器を駆使し、彼を探し出そうとする。 出演者: Romain Duris .... Arsene Lupin/Raoul d'Andrezy(ルパン) Kristin Scott Thomas .... Josephine, comtesse de Cagliostro(ジョセフィーヌ) Eva Green .... Clarisse de Dreux-Soubise(クラリス) オトーサン、 「何かイメージがちがうなぁ」 ロマン・デュリスは、ルパンには役不足では? 脇役のはずのクリスティン・スコット・トーマスが主役みたいだし、 それに、この女優さん、知的すぎて、マンガチックでないのです。 ROMAIN DURIS  ロマン・デュリス 誕生日・性別 1974/5/28 MAN 活躍度 △→ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1994年「青春シンドローム」 1996年「猫が行方不明」 1997年「ガッジョ・ディーロ」「ドーベルマン」 1998年「キッドナッパー」 1999年「パリの確率」 2001年「リトル・トム」「スパニッシュ・アパートメント」 2002年「イザベル・アジャーニの惑い」 2003年「ル・ディヴォース〜パリに恋して〜」 2004年「ルパン」 2005年「真夜中のピアニスト」 KRISTIN SCOTT-THOMAS  クリスティン・スコット・トーマス 誕生日 1960/5/24 出身 英コーンウォール 妹に女優のセレナ・スコット・トーマスがいる。 86年「プリンス/アンダー・ザ・チェリー・ムーン」で映画デビュー。 88年「ハンドフル・オブ・ダスト」でヨーロッパ映画祭女優賞、 94年「フォー・ウェディング」でBAFTA助演女優賞などを受賞。 生活感を感じさせる演技に定評がある。 活躍度 ○→ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1985年「プリンス/アンダー・ザ・チェリームーン」 1988年「ハンドフル・オブ・ダスト」 1990年「スパイメーカー」 1991年「愛をとめないで」 1992年「赤い航路」 1994年「フォー・ウェディング」 1995年「リチャード三世」「変態愛 インセクト」 1996年「ミッション:インポッシブル」 1997年「イングリッシュ・ペイシェント」 1998年「モンタナの風に抱かれて」 1999年「ランダム・ハーツ」 2000年「真夜中の銃声」 2001年「海辺の家」「ゴスフォード・パーク」 2004年「ルパン」 その他の出演者: Pascal Greggory .... Beaumagnan Robin Renucci .... Duc de Dreux-Soubise Patrick Toomey .... Leonard Mathieu Carriere .... Duc d'Orleans Philippe Magnan .... Bonnetot Philippe Lemaire .... Cardinal d'Etigues Marie Bunel .... Henriette Lupin Francoise Lepine .... Duchesse Jessica Boyde .... Femme aux diamants Gaelle Vincent .... La metisse rest of cast listed alphabetically: Pierre Aussedat .... Louis Desfontaines Xavier Beauvois .... Le medecin Laurent Besancon .... Le second du capitaine Alain Cauchi .... Capitaine paquebot Gerard Chaillou .... M. Kasselbach Adele Crech .... Clarisse enfant Valerie Decobert .... La comedienne du train Simon Deletang .... Le croupier Michel Dourienne .... Le cure Sonia Dufeu .... La soubrette Arthur Dupont .... Le vendeur de journaux Herve Falloux .... Le maitre d'hotel Alain Figlarz .... L'apache Stephane Foenkinos .... Le conservateur Jean-Francois Gallotte .... Le majordome Guillaume Huet .... Arsene enfant Christophe Laubion .... Le brigadier Philippe Laudenbach .... Le prefet Francois Monnie .... Le gardien du musee Nicky Naude .... Theophraste Lupin Remy Roubakha .... Gendarme hospice Anne Suarez .... Eglantine Eric Vanzetta .... Gendarme 1 Aurelien Wiik .... Jean Lupin User Rating: 4.9/10 (427 votes) オトーサン、 「低いなぁ」 User Comments: maxgnuさん italy 2004年10月12日 フランス流アクション映画 いま見てきたところだ。 複雑な気持ちである。 すてきなシーンがあった。 例えば、ルパンの愛すべき伊達男ぶり。 (smartassと言うのか? 変なフランス語でゴメン) だが、それからが長過ぎたし、 一般の観客にとっては、ちょっと複雑すぎるかも。 もっと短ければ、もっとよかっただろうに。 その代わり、この映画、最近流行のフランス流アクション映画になってしまっている。 いくつかの特殊効果を使い、 その結果、すべてが、ゴシック劇になってしまっている。 そのため、重たくなってしまった。 つまり、エヴァ・グリーンは可愛かったが、 この映画がとくに外国の観客を失望させたとしても、 驚かないだろう。 オトーサン、 「下らん映画だった。  それにしても、おばさんたちが大勢見ていたなぁ」 ルパンよりも、映画で使われているカルチェ提供の すばらしい宝石や衣装をみにきたのでしょう。


ラヂオの時間

オトーサン、 「おいおい、いくら何でも、こりゃひどいわ」 中古ビデオが100円で叩き売りしているのです。 勿論、買いましたよ。 原題:ラヂオの時間 (1997)     Welcome Back, Mr. McDonald 監督・脚本:三谷幸喜 原作:三谷幸喜と東京サンシャインボーイズ Genre: Comedy (more) 上映時間:103分 あらすじ: 東京のラジオ局で、ドラマが放送されようとしていた。 局のコンテストに勝った主婦のみやこが書いた お涙頂戴のメロドラマである。 突然、 短気な主演女優のっこが、自分の役名を 律子ではなく、Mary Janeにしたいと言い出す。 これが引き金となって、台本の変更希望が続出する。 出演者: 唐沢寿明 .... 工藤学 鈴木京香 .... 鈴木みやこ 西村雅彦 .... 牛島龍彦 オトーサン、 「みんなうまいなぁ」 というよりも、アンサンブルが絶妙でした。 その他の出演者: 戸田恵子 .... 千本のっこ 井上順 .... 広瀬満俊 細川俊之 .... 浜村錠 奥貫薫 .... 永井スミ子 梶原善 .... 大田黒春五郎 モロ師岡 .... バッキーさん 近藤芳正 .... 鈴木四郎 布施明 .... 堀ノ内修司 藤村俊二 .... 伊織万作 並樹史朗 .... 保坂卓 田口浩正 .... 辰巳真 梅野泰靖 .... 古川謙十郎 小野武彦 .... 野田勉 渡辺謙 .... 大貫雷太 桃井かおり .... 中浦たか子 佐藤B作 .... 鴨田巌 市川染五郎 .... 斎明寺公彦 宮本信子 .... 山崎ルミ子 遠藤久美子 .... 一之瀬弥生 User Rating: 7.7/10 (295 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 User Comments: instay さん Boulder, CO 2000年5月30日 10点満点の日本喜劇 私は、伊丹十三監督のフアン。 暗いコメディだと思って、この映画を見に行った。 ところが、まったく違っていて、驚きかつ喜んだ。 三谷監督の映画は、伊丹の「マルサの女」よりも軽妙である。 画面に登場する人物に大笑いした。 ゲームボーに夢中の年とった警備員ときたら、半狂乱のオタッキー。 何と、山村のダムが決壊する音をコメと発砲スティロールのカップで 作り出してみせるのだ。 この映画、賢く知的でよく演技されている。 この映画や「もののけ姫」や "After Life"のような最近の日本映画をもっと見たい。 絶対、アメリカでも受けるはずだ。 オトーサン、 「ラジオ局か」 以前、宣伝部にいた関係で、現場の雰囲気をすこし知っていますが、 自由な雰囲気というか、融通無碍というか、チャランポランというか、 まあ、何でもありの世界でした。 そんな世界が三谷さんの手にかかと、こんなに愉快な映画になるのです。 これからの三谷幸喜監督、目が離せません。 ○三谷幸喜  1961年/7/8 - 劇作家、脚本家、映画監督。  東京都出身、日本大学芸術学部演劇科在学中に  劇団東京サンシャインボーイズを旗揚げ。  TV番組「やっぱり猫が好き」で注目を集める。  自作の「ラヂオの時間」で映画監督デビュー。  日本アカデミー賞を始め多数の映画賞を受賞。  ベルリン映画祭審査員特別表彰を受けるなど外国でも注目を集めた。  血液型はA型。妻は女優の小林聡美。 監督作:  1991年「12人の優しい日本人」  1997年「ラヂオの時間」  2001年「みんなのいえ」  2002年「竜馬の妻とその夫と愛人」  2004年「笑の大学」  2006年「THE有頂天ホテル」(公開予定)  出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』ほか


東京物語

オトーサン、 「あれっ?これ見たことある」 小津安二郎監督の「麦秋」とおなじ役者さんばかり。 でも、この映画、悲しいほどいいですねぇ。 原題:東京物語 (1953) 監督:小津安二郎 脚本:野田高梧 / 小津安二郎 Genre: Drama Black and White 上映時間:136分 あらすじ: 年寄り夫婦が、子供たちに会いに東京へ旅する。 でも、東京で出会ったのは、無関心、無愛想、利己心だった。 性急な子供たちによって、リゾートへ追いやられた後、 映画は、耐え難いほど感動的な瞑想や宿命を掘り下げていく。 出演者:: 笠智衆....平山周吉 東山千栄子....平山とみ 原節子....平山紀子 杉村春子 金子志げ オトーサン、 「味があるなぁ」 笠と東山の老夫婦の静穏さ、 原節子のやさしさ、 杉村春子の意地悪さ... その他の出演者: 山村聡.... 平山幸一 三宅邦子 ....平山文子 村瀬禪 ....平山実 毛利充宏 ....平山勇 中村伸郎 ....金子庫造 大坂志郎 ....平山敬三 香川京子 ....平山京子 十朱久雄 ....服部修 長岡輝子 ....服部よね 東野英治郎 ....沼田三平 高橋豊子 ....隣家の細君 三谷幸子 ....アパートの女 安部徹 ....敬三の先輩 阿南純子 美客院の助手キヨ User Rating: 8.1/10 (2,350 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ!」 User Comments: spqrclaudiusさん 2004年7月14日 実生活の驚くべき描写 実に単純な筋書きに隠されたファンタスティックな映画。 休暇旅行が悲しくもおぞましいものとなったというお話し。 年寄り夫婦が、田舎から都会に出るものの、 忙しい都会の子供たちには、まともに相手にしてもらえない。 若い世代(さらには、新しい日本人)は、 利己心や生活中の必要や世の中の風潮から 生まれ育ってきた家族から離れていっているのだ。 どうしたらよいか、答えは簡単ではない。 この憂鬱な曖昧さが、この映画の魅力である。 どんな場合でも、小津は日常生活を描くことに喜びを見出してきた。 感情的な共感は、特別なものであり、 いくつかのシーンは、敏感な観客を震えさせる力がある。 (子供が花を摘むシーン、老夫婦が海をみつめるシーン、 そして, 女性がわびしく机に向かっているシーン) 何人かの批評家の証言にもかかわらず、 この映画は、メランコリックは要素を除去していないが、 (ある種の人物やうんさりさせるテーマ音楽の繰り返し) 実生活における愛や尊敬の重要性について語っているので、 どうしても魅惑されるしかないのだ。 オトーサン、 「親ばなれか」 ○折本秀香さん(広島県・40歳)   「二男へ………   親ばなれする年ごろなのに   オムツ交換   それでいい 生きていて」   “それでいい 生きていて”の一言に、   親の想いが凝縮されている気がします。   噛みしめるほど、感動が深まる作品です...     出典:『日本一短い「家族」への手紙』、角川書店 オトーサン、 「そうか、オレが揺れてはいけないんだ」  親離れ子離れには時期はありません。  気が付いたときがはじまりです。  お子さんがその気になってないときは、親はスタンバイしている。  お子さんが何かしようかなと思い始めたときがスタートで、  この時はポジティブな言葉をかけてあげてください。  スタートはしたとしてもずっとつづくわけではなく、  一進一退を繰り返して気が付けば何十歩も進んでいた。  だめなことは振り返らずに出来たことを振り返る事。  親のストレスの少ないことが本人のストレスを少なくする。  親が揺れてしまえば子供も揺れてしまう。  親も不安でしょうが子供はもっと不安なのだということを念頭に置いて下さい。  そうすれば子供の不安を無意識に増長させないですみます 出典:「心の病の親ばなれ、子ばなれ」      精神保健福祉士  植木陽子


アメリカ交響楽

オトーサン、 これは、柏の新星堂で買った 3本のワンコイン・ムービーの最後にあたります。 「ガーシュインか、白黒か」 でも、なかなかのミュージカル映画でしたよ。 原題:Rhapsody in Blue (1945) 監督:Irving Rapper 原作:Sonya Levien 脚本:Howard Koch/Clifford Odets/Elliot Paul Genre: Biography / Drama / Music Black and White 上映時間:135分 あらすじ: 作曲家のガーシュインは、成功したいと思いつめていた。 不幸にも、その強い願いは、 彼を愛してやまなかった歌手ジュリーや よそよそしい名家のギルバート嬢との恋愛関係を破綻させる。 出演者:: Robert Alda .... George Gershwin(ガーシュイン) Joan Leslie .... Julie Adams (ジュリー) Albert Bassermann .... Prof. Frank(フランク教授) オトーサン、 「あまりうまい役者はいなかった」 主演のロバート・アルダ、海外映画俳優マガジンには、 経歴が出ていませんでした。 その他の出演者: Alexis Smith .... Christine Gilbert Charles Coburn .... Max Dreyfus Julie Bishop .... Lee Gershwin Morris Carnovsky .... Poppa Morris Gershwin Rosemary DeCamp .... Momma Rose Gershwin Oscar Levant .... Himself Paul Whiteman .... Himself Al Jolson .... Himself George White .... Himself Hazel Scott .... Herself Anne Brown .... Herself - as Bess Herbert Rudley .... Ira Gershwin User Rating: 7.1/10 (204 votes) オトーサン、 「まあ、こんなところかも」 アカデミー賞ノミネート  ・音響賞  ・ミュージカル映画音楽賞 User Comments: David Atfieldさん Canberra, Australia 1999年7月31日 伝記というよりも、偉大なるガーシュインへの感謝 監督たちは、ガーシュイン音楽の力を信頼していた。 題名の音楽をはじめ、「パリのアメリカ人」も、 そして、多くの歌をほぼ完全に再現していた。 有難いことだ。 すべての音楽がフル・オーケストラだった。 広い範囲のアーチストたちが見事に歌っていた。 その歌を歌うにもっともふさわしい歌手たちだった。 監督も、撮影もすばらしい。 ミュージカル・シーンが、見事に映画化されている。 パリをさまようガーシュインのモンタージュを背景に "An American In Paris"を聴くのは、最高だった。 光と影をうまく彼にあてていた。 "Rhapsody in Blue"のオーケストラも素晴らしかった。 そう、かの映画、かなりのフィクションである。 だが、それがどうだというのだ? これは、ドキュメンタリーではなく、賛辞だ。 主役のアルダはよかった。 助演陣に支えられていた。 はじめから終わりまで、いい映画だった。 オトーサン、 「ガーシュウィンか」 はじめて、「ラプソディ・イン・ブルー」をしっかり聴きましたが、 風変わりというか創造的な音楽なので、びっくりしました。 ○ガーシュウィン George Gershwin, 1898/9/26 - 1937/7/11 アメリカの作曲家。 ポピュラー音楽・クラシック音楽の両面で活躍し、 「アメリカ音楽」を作り上げた作曲家として知られる。 ロシア・ユダヤ系の移民の息子として、ニューヨークに生まれた クラシック音楽に触れたのは小学生のときに聴いたドヴォルザークのユモレスクという。 10代の終わりからポピュラーソングの作曲を始める。 ティン・パン・アレーの楽譜屋で試演の仕事をしながら、 作詞を手掛ける兄のアイラと組んで、数々のヒットミュージカルを作曲。 スワニーがヒットし、一躍人気ソングライターとなる。 クラシックにも取り組み、1924年には、Rhapsody in Blueを発表。   ジャズとクラシックを融合させた「シンフォニックジャズ」の作品として世界的に評価された。 他の管弦楽作品としてはAn American in Parisもよく知られている。 1935年初演のフォーク・オペラPorgy and Bessは大成功をおさめ、 アメリカ音楽の古典となっている。 劇中で歌われるSummertimeはポピュラーソングのスタンダードナンバー。 脳腫瘍のため、ハリウッドにて逝去。39歳の若さだった。  出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


コレヒドール戦記

オトーサン、 戦争映画、第3弾は、いよいよ日本軍が登場。 しかも、第2次世界大戦の初期が舞台ですから、 日本軍が米軍をめちゃめちゃ圧倒しているのです。 原題:They Were Expendable (1945) 監督:John Ford/ Robert Montgomery 原作:William L. White 脚本:Frank Wead Genre: Drama / War Black and White 上映時間:135分 あらすじ: 真珠湾攻撃のすぐ後、 フィリピンの哨戒魚雷艇の乗組員たちは、 日本軍との前哨戦だけではなく、 海軍の頭でっかちの上層部とも戦わねばならなかった。 題名は、哨戒魚雷艇も、その乗組員たちも、 消耗品とする海軍の態度を表している。 出演者:: Robert Montgomery .... Lt. John Brickley(ブリックリー) John Wayne .... Lt. (j.g.) 'Rusty' Ryan(ライアン) Donna Reed .... 2nd Lt. Sandy Davys(サンディ) オトーサン、 「何か、ジョン・ウェインの映画みたいだなぁ」 でも、哨戒魚雷艇の乗組員だったロバート・モンゴメリーが、 共同監督として、主演しているのです。 ROBERT MONTGOMERY ロバート・モンゴメリー 誕生日 1904/5/21-1981/9/27 出身 米ニューヨーク州 出演作 1929年「スポーツ天国」「花嫁稼業」 1930年「結婚双紙」「ビッグ・ハウス」「ゴルフ狂時代」       「デパートの横顔」 1931年「仮染の唇」「インスピレーション」「夫婦生活」 1932年「令嬢殺人事件」 1933年「ヘル・ビロウ」「舗道の雨」「夜間飛行」 1934年「殺人魔X」「颱風」 1935年「結婚十分前」 1936年「極地の青春」 1937年「真珠と未亡人「作家と御婦人」「夜は必ず来る」 1941年「天国の怒り」「恋愛十字路」「幽霊紐育を歩く」 1945年「コレヒドール戦記」 1946年「湖中の女」 1948年「花嫁の季節」 1949年「恋人よ今一度」 1960年「太平洋紅に染まる時」 その他の出演者: Jack Holt .... Gen. Martin Ward Bond .... 'Boats' Mulcahey Marshall Thompson .... Ens. 'Snake' Gardner Paul Langton .... Ens. 'Andy' Andrews Leon Ames .... Maj. James Morton Arthur Walsh .... Seaman Jones Donald Curtis .... Lt. 'Shorty' Long/voice on radio announcing fall of Bataan Cameron Mitchell .... Ens. George Cross Jeff York .... Ens. Tony Aiken Murray Alper .... 'Slug' Mahan Harry Tenbrook .... Squarehead Larson, the cook Jack Pennick .... 'Doc', the storekeeper User Rating: 7.3/10 (1,031 votes) オトーサン、 「おお、案外高いスコアだ」 ・アカデミー賞ノミネート:  ・音響賞  ・特殊効果賞 User Comments: zetesさん Saint Paul, MN 2000年3月20日 実によいが、もっと良いと思っていた この映画の幕明けは、1941年12月7日。 第2次世界大戦の太平洋での戦いが切って落とされたのだ。 (アメリカ側の視点だが) 舞台は、フィリピン。 登場人物の大部分は、哨戒魚雷艇に乗る水兵たち。 あまり役立つとは、海軍が考えていない連中だ。 この映画、よく出来ている。 当時としては、最高の戦闘シーンがある。 航空機との戦いは、実に見もので、手に汗をにぎる。 この映画、もっとよくなったはずだが、 まだろっこしいところが多い。 ジョン・フォード監督の傑作映画とはちがって、 この映画は、ところどころが美しい程度だった。 ジョン・ウェインは、最高だった。 絶対に彼の最高の演技のひとつだろう。 2度目に見れば、もっとよいと思ったかも。 途中で長い休憩をとったのは、やはり映画鑑賞を損なったようだ。 10点満点で8点。 オトーサン、 「緒戦は、連戦連勝。  日本中が湧き、勝利に酔い知れていたなぁ」 ご参考までに、背景となる事項を整理しておきましょう。 ○第2次世界大戦(1941年)  12月8日に行われた真珠湾攻撃と  マレー沖海戦の勝利に始まり、  緒戦において日本軍は、連合軍の拠点である  フィリピン、マレー半島、ジャワ島、スマトラ島、ボルネオ島などにおいて  イギリス・アメリカ・オランダ軍に対し圧倒的に優勢に戦局を進め、  瞬く間にイギリス領であったシンガポールやマレー半島全域、  アメリカの統治下にあったフィリピンなどの重要拠点を奪取した。 ○ダグラス・マッカーサー  1941年12月8日に開戦した太平洋戦争中、  南西太平洋方面の連合国軍総司令官として東南アジアで日本と戦った。  日本軍のマニラ侵攻により、”I shall return”と言い残して、  コレヒドール島から家族と共に魚雷艇で豪州に脱出、  彼の軍歴の数少ない失態となった。 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


サハラ戦車隊

オトーサン、 「おお、ハンフリー・ボガートだ」 ワンコイン・ムービーで、彼が拝めるなんて、 コスミック出版に感謝しなくては。 原題:Sahara (1943) 監督:Zoltan Korda 原作:Philip MacDonald 脚本:John Howard Lawson Zoltan Korda James O'Hanlon/Sidney Buchman Genre: Drama / War Country: USA Language: English / German / Italian 上映時間:97分 あらすじ: トブルク陥落後、本隊に合流すべく、 リビア砂漠を横断していたガン軍曹とその戦車仲間は、 5人の英国兵、フランス人とイタリア人捕虜を捕まえたスーダン兵を拾う。 彼らも、敵のドイツ兵たちも、みな水を必要としていた。 出演者:: Humphrey Bogart .... Sgt. Joe Gunn (ガン軍曹) J. Carrol Naish .... Giuseppe(ジュセッペ) Richard Nugent .... Capt. Jason Halliday (ハリデー大尉) オトーサン、 「ボガート、いい味出してるなぁ」 HUMPHREY BOGART  ハンフリー・ボガート 誕生日 1899/1/23-1957/1/14 出身 米ニューヨーク 出演作 1920年「誘惑の人生」 1930年「哄笑の世界」「河上の別荘」 1931年「肉と霊」「各国の女」「モダーン西部王」 1932年「舗道の三人女」 1936年「化石の森」「弾丸か投票か!」「太平洋横断機」 1937年「黒の秘密」「札つき女」「倒れるまで」      「デッドエンド」「身替り花形」 1938年「犯罪博士」「汚れた顔の天使」「少年院」「夜までドライブ」 1939年「オクラホマ・キッド」「愛の勝利」「彼奴は顔役だ!」      「前科者」「脱獄者の報酬」 1940年「ヴァジニアの決闘」「ニューヨークの顔役」      「夜までドライブ」 1941年「ハイ・シエラ」「マルタの鷹」 1942年「追憶の女」 1943年「カサブランカ」「北大西洋」「サハラ戦車隊」 1944年「渡洋爆撃隊」「脱出」 1945年「追求」 1946年「三つ数えろ」 1947年「大いなる別れ」「第二の妻」「潜行者」 1948年「黄金」「キー・ラーゴ」 1949年「暗黒への転落」「東京ジョー」 1950年「孤独な場所で」「大空への挑戦」 1951年「脅迫者」「モロッコ慕情」「アフリカの女王」 1952年「デッドラインU.S.A.」「パリ島珍道中」 1954年「悪魔をやっつけろ」「ケイン号の叛乱」      「麗しのサブリナ」「裸足の伯爵夫人」 1955年「俺たちは天使じゃない」「必死の逃亡者」 1956年「殴られる男」 1972年「ボギー!俺も男だ」 その他の出演者: Bruce Bennett .... Waco Hoyt Lloyd Bridges .... Fred Clarkson Rex Ingram .... Sgt. Major Tambul Dan Duryea .... Jimmy Doyle Carl Harbord .... Marty Williams Patrick O'Moore .... Osmond 'Ozzie' Bates Louis Mercier .... Jean Leroux, 'Frenchie' Guy Kingsford .... Peter Stegman Kurt Kreuger .... Capt. von Schletow John Wengraf .... Maj. Von Falken User Rating: 7.4/10 (940 votes) オトーサン、 「高いスコアだ」 アカデミー賞ノミネート:  ・助演男優賞: J・キャロル・ナイシュ  ・撮影賞(白黒)  ・音響賞 User Comments: icwrjohnさん middle village, new york 2004年9月6日 古きよき戦争映画 この映画、そう素晴らしいものでもないが、 いろいろな意味で、愉快だった。 第一に、年代物の戦車をみられる機会なんて、 そうあるものじゃない。 ボガートは、タフな軍曹を演じていたが、 さすが、ボガート。 ソフトな人間味がよく出ていた。 最高のシーンのひとつは、ドイツ部隊が前進してきて、 オアシスの生存者たちは殲滅されるのを覚悟していたのに、 ドイツ兵たちが降伏してくるところだった。 実は、水に飢えていたのだ。 「水を、水を」 よろめきながら、そう叫ぶのだった。 ちょっとしたいい結末だった。 実に愉快だった。 数人の助演陣が、よかった。 第2次世界大戦を扱った戦争映画と同様。 いろんな種類のタフガイが出ている。 指導者に幻滅したイタリア人、 フランス系アフリカ人のヒーロー、 そして陰険で悪知恵のナチ。 そうそう、生真面目な英国兵も忘れてはいけない。 楽しめる映画だ。 オトーサン、 「この映画、砂漠が主人公のようなもの」 このさいですから、砂漠とリビアについてお勉強しましょう。 ○砂漠   雨があまり降らず降雨量よりも蒸発量の方が多い地域のこと。 植物に乏しく、水分も少ないため気温の日較差が激しい。 農業には適さず、人間の居住が難しい地域である。 「砂漠」という表記からの連想もあり、 一般的には見渡す限り砂地が広がって風紋を織りなしている情景がイメージされるが、 実際には岩原など、地形にはバリエーションがある。 また、「砂」という字が「石が少ない」という意味にも見えることから、 砂漠の実態である「水が少ない」を連想させる 「沙」という字を用いた沙漠という表記も散見される。 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 ○リビア   国土の90%以上は平坦なサハラ砂漠。   エジプトやスーダンにつながる東側は、リビア砂漠と呼ばれています。   気候は乾燥していて地中海沿岸部を除き、 年間降水量は200mmを切っています。 海岸地方を除くと夏冬の気温差が大きく、夏暑く (地球上における最高気温、日陰で摂氏58度を1922年に記録)、 冬には降雪をみるところもあります。 東と西に広がる海岸の平野や丘陵地帯に人口の約70パーセントが集中しています。   出典: アフリカ基本情報・リビア      africa-rikai.net/data/LIBYA.html


巨大なる戦場

オトーサン、 「久しぶりに戦争物をみるか」 この映画、有名俳優がゲスト出演が売り。 ジョン・ウェインも出ていて、まるで戦争というより西部劇。 原題:Cast a Giant Shadow (1966) 監督:Melville Shavelson 原作:Ted Berkman 脚本:Melville Shavelson Genre: Adventure / Drama / History / War Country: USA Language: English / Hebrew 上映時間:138分 あらすじ: アメリカ陸軍の士官が、リクルートされる。 アラブの攻撃にさらされている建国間もないイスラエルに 軍隊をつくるためである。 彼は、自分がユダヤ人といわれて、うろたえるが、 戦争がはじまる前にイスラエル軍の将軍になる。 出演者: Kirk Douglas .... Col. David 'Mickey' Marcus(ミッキー) Senta Berger .... Magda Simon (マグダ) Yul Brynner .... Asher Gonen(アッシャー) オトーサン、 「渋くていい男だなぁ」 若いひとは、カーク・ダグラスなんて知らないかも。 KIRK DOUGLAS  カーク・ダグラス 誕生日 1916/12/9 出身 米ニューヨーク セントローレンス大学卒業後、 米演劇アカデミーで学び、46年映画界入り。 長男はマイケル・ダグラス。 活躍度 △↓ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆☆★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1946年「呪いの血」 1947年「過去を逃れて」「暗黒街の復讐」 1948年「三人の妻への手紙」 1949年「チャンピオン」 1950年「情熱の狂想曲」 1951年「ガラスの動物園」「死の砂塵」「地獄の英雄」「探偵物語」 1952年「ザ・ビッグ・ツリー」「果てしなき蒼空」「悪人と美女」      「三つの恋の物語」 1954年「想い出」「ユリシーズ」「海底二万哩」 1955年「星のない男」「スピードに賭ける男」「赤い砦」 1956年「炎の人ゴッホ」 1957年「将軍ベッドに死す」「OK牧場の決斗」「突撃」 1958年「ヴァイキング」「ガンヒルの決闘」 1959年「悪魔の弟子」 1960年「スパルタカス」 1961年「非情の街」「ガン・ファイター」「逢うときはいつも他人」 1962年「脱獄」「明日になれば他人」「零下の敵」 1963年「秘密殺人計画書」「恋のクレジット」 1964年「5月の7日間」 1965年「危険な道」「テレマークの要塞」 1966年「巨大なる戦場」「パリは燃えているか」 1967年「大西部への道」「戦う幌馬車」 1968年「暗殺」「ボディガード」 1969年「アレンジメント」 1970年「大脱獄」 1971年「世界の果ての大冒険」「雨のパスポート」 1972年「ザ・ビッグマン」 1975年「明日なき追撃」「いくたびか美しく燃え」 1976年「エンテベの勝利」 1977年「悪魔が最後にやってくる!」 1978年「フューリー」「サボテン・ジャック」 1979年「スペース・サタン」「悪魔のファミリー」 1980年「ファイナル・カウントダウン」 1982年「遙かなるスノー・リバー」 1983年「愛に向かって走れ」 1987年「タフガイ」 1991年「オスカー」 1994年「遺産相続は命がけ!?」 2003年「グロムバーグ家の人々」 その他の出演者: Frank Sinatra .... Vince Talmadge John Wayne .... Gen. Mike Randolph Angie Dickinson .... Emma Marcus James Donald .... Maj. Safir Stathis Giallelis .... Ram Oren Luther Adler .... Jacob Zion Topol .... Abou Ibn Kader Ruth White .... Mrs. Chaison Gordon Jackson .... James MacAfee Michael Hordern .... British ambassador Michael Shillo .... Andre Simon Rina Ganor .... Rona Roland Bartrop .... Bert Harrison Robert Gardett .... Gen. Walsh Hillel Rave .... Yaakov Shlomo Hermon .... Yussuf User Rating: 6.3/10 (385 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 ユダヤ人は喜ぶでしょうが、そうでないひとには、 ちょっと臭い映画でしょう。 User Comments: Joel Barderさん Swindon, England 2002年9月20日 ワーォ! これは、すばらしい映画だ。 俳優たちがすばらしい。 カーク・ダグラス、ユル・ブリンナー、ジョン・ウェイン、フランク・シナトラ。 そして、素敵なChaim Topo。 彼とシナトラの組んだシーンは、すばらしく、愉快だった。 絶対見るべし! そうしないと、後悔することになる。 Elmer Bernsteinの音楽は、ゴージャス。 あまり知られていないが、彼の最高の音楽なのだ。, この映画、ハリウッドでもっとも知られていないが、 すばらしい映画なのだ。 スコアは、10点満点で10点。 オトーサン、 「イスラエルか」 つい先日、根室沖で当て逃げしたのが、 イスラエル国籍のコンテナ船。 社長がきちんと謝罪したので、怒りが収まりました。 そうでなかったら、このコメントのトーンもちがっていたかも。 以下、この映画の背景を説明しておきましょう。 ○イスラエル  正式名称は、メディナット・イスラエル。  その語源は、創世記32章24節〜28節で、  神と格闘したヤコブ (イスラエル)が神に与えられた名前に由来する。  シオニズム運動の結果、アシュケナジム・ユダヤ人によって、  紀元前のイスラエル王国に因んだ「シオンの地」(パレスチナ)に建設された。  首都は西エルサレムで、パレスチナ自治区と交錯している。  1950年に建国を宣言したものの、国連では認められなかった。  第一次世界大戦でユダヤ軍・アラブ軍は  共にイギリス軍の一員としてオスマン帝国と奮闘し、  現在のヨルダンを含む「パレスチナ」はイギリスの委任統治領となった。  パレスチナの地へのユダヤ人帰還運動は長い歴史を持っており、  ユダヤ人と共に平和な世俗国家を築こうとするアラブ人も多かった。  ユダヤ人はヘブライ語を口語として復活させ、  アラブ人とともに衝突がありながらも、安定した社会を築き上げていた。  しかし、1947年の段階で、ユダヤ人入植者の増大と  それに反発するアラブ民族主義者によるユダヤ人移住・建国反対運動により、  ヨルダンのフセイン国王らの推進していたイフード運動  (民族性・宗教性を表に出さない、平和統合国家案)は非現実的な様相を呈し、  イギリスは遂に国際連合にこの問題の仲介を委ねた。  イスラエルはパレスチナ分割決議に基づき、1948年に誕生したユダヤ人国家である。  国家を建国したものの、そこは無人の土地ではなく、  パレスチナ人が住み、アラブ・イスラムを主体とした国家を作ろうとする者もいた。  「アラブの土地」を奪うものとして、アラブ人を主体とする周辺国家が宣戦し、  独立宣言当日から第一次中東戦争が勃発した。  人口の一割を失う激戦でイスラエルは戦争に勝利し、  分割決議よりも、多くの領土を獲得した。  出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


理想の女(ひと)

オトーサン、 「秋の長雨か」 こういうときは、気が滅入るもの。 また銀座へ映画を見に行きました。 シネスィッチは、銀座4丁目交差点、和光の裏手。 この映画をみて、銀座でお食事すれば、 最高の一日になるでしょう。 原題:A Good Woman (2004) 監督:Mike Barker 劇作:Oscar Wilde 脚本:Howard Himelstein Genre: Drama / Comedy / Romance Rated PG for thematic material, sensuality and language. Country: Spain / Italy / UK / Luxembourg / USA Language: Italian / English 上映時間: 93分 あらすじ: アーリンは、1930年代のマンハッタンの社交界の華。 その魅力で、男たちを魅了していたが、借金に追われている。 この状況を打開するため、NYからイタリアのアマルフィ海岸へと逃げる。 自分の魅力を活用して、新しい人生を切り開こうとしたのだ。 まもなく、ウインダミア卿と新妻メグに出会う。 ウインダミア卿は、アーリンと親しくなって、 彼女の社交界への復帰を何かと手助けする。 だが、その友情は情事と誤解され、すさまじいゴシップの対象となる。 一方、新妻のメグは、派手好きのダーリントン卿に追いまわされていたので、 夫とアーリンの仲に気づくのが、遅れて、夫の裏切りに打ち震える。 だが、アリーンが、実の母親であることは知らない。 アリーンのほうは、いい齢をしてなお可愛いいタピィの求愛を受けている。 さて、事態はどう展開していくのだろうか.... 出演者:: Helen Hunt .... Mrs. Erlynne(アーリーン) Scarlett Johansson .... Meg Windermere(メグ) Tom Wilkinson .... Tuppy(タピィ) オトーサン、 「誰だ?このめちゃくちゃ上手い女優は?」 HELEN HUNT  ヘレン・ハント 誕生日 1963/6/15 出身 米カリフォルニア州ロサンゼルス 9才から子役としてテレビ出演。77年映画デビュー。 92年からのテレビ・シリーズ「MAD ABOUT YOU」のジェイミー役で エミー賞コメディ部門の主演女優賞を4度受賞。 97年「恋愛小説家」でアカデミー主演女優賞受賞。 99年7月にハンク・アザリアと結婚するが、翌年離婚。 活躍度 ○↑ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1973年「荒野のあした」(TM) 1986年「ペギー・スーの結婚」 1987年「プロジェクトX」 1988年「シューター もう一つのベトナム」「君がいた夏」      「マイルズ・フロム・ホーム」 1991年「ウォーター・ダンス」「オンリー・ユー」 1992年「ミスター・サタデー・ナイト」 1995年「死の接吻」 1996年「ツイスター」◇ 1997年「恋愛小説家」アカデミー主演女優賞 2000年「ペイフォワード 可能の王国」◇      「ハート・オブ・ウーマン」◇「キャスト・アウェイ」◆      「Dr.Tと女たち」 2001年「スコルピオンの恋まじない」 2004年「理想の女(ひと)」 その他の出演者: Stephen Campbell Moore .... Lord Darlington Milena Vukotic .... Contessa Lucchino Mark Umbers .... Robert Windemere Roger Hammond .... Cecil John Standing .... Dumby Giorgia Massetti .... Alessandra Diana Hardcastle .... Lady Plymdale Shara Orano .... Francesca Jane How .... Mrs. Stutfield Bruce McGuire .... Waiter Joe Michael Stromme .... Hotel Desk Clerk Antonio Barbaro .... Paulo User Rating: 6.5/10 (411 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: Lionel Struttさん London 2005年6月3日 必見の映画 長い間出会えなかった最高の映画だ。 英国のBAFTAメンバ−なので、今年はじめ、コンペで見た。 (BAFTAがノミネートしなかった理由が分からない) 私なら、多くの部門で候補に挙げるだろう。 監督賞、編集賞、演技賞、デザイン賞、メーキャップ賞、衣装賞、音楽賞、 そして、最優秀作品賞にも。 唯一問題なのは、題名だ。 これでは、みんなが関心をもたないだろう。 幸いにも、業界関係者の友人が、 これは例外的にいい映画だと囁いてくれたのだ。 間違いなく、これはその通リだった。 だから、みんなにも囁きたい... 見に行くといいよ! すべての出演者たちの驚くべき演技。 まだ、これだけ楽しい映画がつくれるのだ。 有難いことだ! オトーサン、 「すてきな避暑地だなぁ」 中年女性がため息をつきそうな雰囲気でした。 ネットに監督インタビューがありました。 ○「理想の女」マイク・バーカー監督  オスカー・ワイルドの戯曲「ウィンダミア卿夫人の扇」を 映画化した「理想の女(ひと)」が10日、シネスイッチ銀座で公開される。 マイク・バーカー監督は、ロンドンの室内劇を、 イタリアの避暑地での濃密な物語に作り替えた。  「場所を変更した映画制作上の理由は1000も言えるけど、 結局は好きな場所だってこと」と笑う。  舞台は1930年。 南イタリアの避暑地に上流階級の人々が集っている。  ニューヨーク社交界の華でもある新妻のメグ・ウィンダミアに 英国貴族のダーリントン卿が言い寄る。 そして、メグの夫ロバートはスキャンダラスなうわさの絶えない  アーリンと急接近する。  原作では、ウィンダミア夫妻に子どもがいて、 同じ過ちを犯す母と娘の物語を強調している。 この設定も変更した。  「舞台ならいいが、ちょっとご都合主義的。 子持ちだとメグの純粋性が失われる気がした。 原作もエルンスト・ルビッチの映画も素晴らしいが、 それを気にせず自分の世界に集中した。 自分の決断を疑っては、いい作品ができないから」  メグとアーリンを演じた2人の女優を絶賛する。 「性的な魅力と純粋性を持つスカーレットは役にうまくはまった。 それに、あまり好感をもたれないアーリンという難役を、 よくぞヘレンが引き受けてくれたと感謝しているよ」 (2005年9月2日 読売新聞)


シン・シティ

オトーサン、 「えっ、こんなにいいスコアなの?」 IMDBでチェックすると、世界の名画じゃないですか。 シン・シティ→Sin City→罪の街。 原題:Sin City (2005) 監督:Frank Miller/Robert Rodriguez Quentin Tarantino (special guest director) 原作:Frank Miller Genre: Action / Crime / Drama / Thriller Rated R for sustained strong stylized violence,       nudity and sexual content including dialogue. Color: Black and White / Color 上映時間:124分 あらすじ: 腐敗し、犯罪が横行する地獄、それがBasin City。. この映画は、フィルム・ノワールに深く影響されており、 主なストーリーは、マーブと呼ばれる獣のような大男をめぐるもの。 彼は、一緒に寝ていた美女を殺した男、元写真家のドワイトを追う。 また、ハーティガンという名の警官も、 間もなく引退を迎えるが、ドワイトを追っている。 ドワイトを捕まえたものの、犯してもいない罪を押し付けられてしまう。 この話は、すべてFrank Millerが描いたすばらしいコミック "Sin City"、"The Big Fat Kill"や"That Yellow Bastard"に基づいている。 出演者: Mickey Rourke .... Marv(マーブ) Bruce Willis .... Hartigan(ハーティガン) Brittany Murphy .... Shellie(シェリー) オトーサン、 「この3人とも、名演技だ!」 MICKEY ROURKE  ミッキー・ローク 誕生日 1956/9/16 出身 米ニューヨーク州シュネクタディ 7歳の時、両親が離婚し、母と共にマイアミへ。 ハイスクール時代はボクサーを志すが挫折し、 19歳の時、単身ニューヨークへ。 バーの用心棒や夜警など様々な職を転々とする一方で、 サンドラ・シーキャットのもとで演技を学ぶ。 後にアクターズ・スタジオに入門。 79年「1941」で映画デビュー。 活躍度 ○→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1979年「1941」 1980年「天国の門」「フェイドTOブラック」 1981年「白いドレスの女」 1982年「ダイナー」 1983年「ランブルフィッシュ」「錆びた黄金」 1984年「悪の華/パッショネイト」 1985年「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」 1986年「ナインハーフ」 1987年「エンゼル・ハート」「死にゆく者への祈り」      「バーフライ」 1988年「ホームボーイ」 1989年「フランチェスコ」「ジョニー・ハンサム」 1990年「逃亡者」「蘭の女」 1991年「ハーレー・ダビッドソン&マルボロマン」 1992年「ホワイト・サンズ」 1994年「フリーライド」 1995年「男たちの危険な午後」      「ハード・ブレット/仁義なき銃弾」 1996年「欲情の媚薬」 1997年「ダブルチーム」「レインメーカー」      「ポイント・ブランク」 1999年「バッファロー66’」「マグナム」 2000年「追撃者」「アニマル・ファクトリー」 2001年「プレッジ」「ブラック・ビートル」「ピクチャー・クレア」 2002年「スパン」 2003年「レジェンド・オブ・メキシコ デスペラード」「マイ・ボディガード」 2005年「シン・シティ」 BRUCE WILLIS ブルース・ウィリス 誕生日 1955/3/19 出身 西ドイツ 母はドイツ人。軍人の父が駐留中のドイツで生まれる。 2年後に帰米し、ニュージャージー州で育つ。 モントクレア州立大学を中退し、 ニューヨークでバーテンをしながら、音楽と演劇活動をする。 テレビでは85年からの「こちらブルームーン探偵社」が有名。 映画では87年「ブラインド・デート」が初の主役。 88年「タイ・ハード」のジョン・マクレーン刑事役がヒットし、大スターに。 87年、デミ・ムーアと結婚し、3児の父となるも、2000年離婚。 活躍度 ◎↑ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆☆★ コメディ ☆☆☆☆☆★ 出演作 1980年「第一の大罪」 1981年「プリンス・オブ・シティ」 1982年「評決」 1987年「ブラインド・デート」 1988年「キャデラック・カウボーイ」「ダイ・ハード」◇ 1989年「ブルース・ウィリス/イン・カントリー」◇      「ベイビー・トーク」(声)◇ 1990年「ダイ・ハード2」◇       「ベイピートーク2/リトルダイナマイツ」(声)◇       「虚栄のかがり火」◇ 1991年「愛を殺さないで」◆「ハドソン・ホーク」◇       「ビリー・バスゲイト」◆「ラスト・ボーイスカウト」◇ 1992年「永遠に美しく」◇「ザ・プレイヤー」 1993年「スリー・リバーズ」◇ 1994年「ノース/小さな旅人」◇「ノーバディーズ・フール」◆       「薔薇の素顔」◇「パルプ・フィクション」◇ 1995年「ダイ・ハード3」◇ 「12モンキーズ」◇       「フォー・ルームス」◆ 1996年「ラストマン・スタンディング」◇ 1997年「ジャッカル」◇「フィフス・エレメント」◇ 1998年「マーキュリー・ライジング」◇「アルマゲドン」◇ 1999年「シックス・センス」◇「マーシャル・ロー」◆       「ストーリー・オブ・ラブ」◇       「ブレックファースト・オブ・チャンピオン」 2000年「キッド」◇「アンブレイカブル」◇「隣のヒットマン」◇ 2001年「バンディッツ」◇「ジャスティス」◇ 2003年「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」▲       「ティアーズ・オブ・ザ・サン」◇ 2004年「隣のヒットマンズ 全弾発射」◇「オーシャンズ12」▲ 2005年「ホステージ」◇「シン・シティ」◇ その他の出演者: Benicio Del Toro .... Jackie Boy Jessica Alba .... Nancy Devon Aoki .... Miho Alexis Bledel .... Becky Powers Boothe .... Senator Roark Cara D. Briggs .... Hearing Panel Person Jude Ciccolella .... Liebowitz Jeffrey J. Dashnaw .... Motorcycle Cop Rosario Dawson .... Gail Jesse De Luna .... Corporal Rivera Jason Douglas .... Hitman Michael Clarke Duncan .... Manute Tommy Flanagan .... Brian Christina Frankenfield .... Judge Rick Gomez .... Klump Carla Gugino .... Lucille Josh Hartnett .... The Man Arie Verveen .... Murphy Rutger Hauer .... Cardinal Roark David H. Hickey .... Juicer Evelyn Hurley .... Josie Greg Ingram .... Bouncer Nicky Katt .... Stuka Jaime King .... Goldie/Wendy Helen Kirk .... Maeve Michael Madsen .... Bob Nick Offerman .... Shlubb Jason McDonald .... Ronnie John McLeod .... Mercenary Clark Middleton .... Schutz Frank Miller .... Priest Lisa Marie Newmyer .... Tammy Tommy Nix .... Weevil Clive Owen .... Dwight Marco Perella .... Skinny Dude Randal Reeder .... Man with Hitman Ryan Rutledge .... Painted Cop Marley Shelton .... The Customer Jeff Schwan .... Louie Nick Stahl .... Roark Jr./Yellow Bastard Paul T. Taylor .... Assistant DA Scott Teeters .... Lenny/Benny Makenzie Vega .... Nancy, Age 11 Patricia Vonne .... Dallas Shaun Wainwright-Branigan .... Doctor Elijah Wood .... Kevin Danny Wynands .... Big Mercenary J.D. Young .... Store Employee User Rating: 8.4/10 (55,081 votes)          top 250: #90 オトーサン、 「おお、世界の名画90位とは!」 User Comments: miscislandboyprod さん Washignton D.C. 2005年3月18日 仰天した 先行上映で見たばかりだ。 ものすごく期待して見に行った。 長年、原作コミックのフアンだったからだ。 喜んで言いたい。 がっかりしなかった! 芸術的視点はさておいて、 RodriguezとMillerの両監督は、原作に実に忠実だった! (ジャンプカットも何もかも) ほとんどの演技は、すばらしかった! ブルース・ウィリスとJessica Albaは、 困難な課題をクリアーしている。 ベニチオ・デル・トロは、せむし男Jackie Boyを演じていたが、 これはすごかった。. ドワイト役のクライブ・オーエンも、すばらしかった。 (アクセントが少々おかしかったが) ミッキー・ロークは、手負いのマーブを演じたが、信じられないほどよかった。 Sin City storyから取られた"The Hard Goodbye"での マーブのストーリーは、この映画で最高のシーンだ。 原作よりもいいシーンがある。 コメディのタイミングと荒々しい感動と緊張とが絶妙にバランスしている。 監督とミッキー・ロークに敬意を表したい。 ストーリーに血を通わせてくれた! ベニチオとクライブ・オーエンがからむ "Big Fat Kill"ストーリーのシーンは、面白かった。 (とくに、タランティーノが監督した"car-ride"シーン) この映画、原作コミックのフアンだけでなく、すべてのひとに奨めたい。 すばらしいストーリー、ざらざらした傷だらけの雰囲気、 すばらしい演技、卓越した製作、創造的な見栄え... オトーサン、 「すごい映画だ!」 その昔の全盛期の無声映画をみているようでした。、 自在な動き、白黒画面の美しさ、そして部分着色の見事さ。 「もう一度みたいなぁ」


アイル・ビー・ゼア

オトーサン、 「なんだか、見てほしくないような邦題だな」 そう思って原題をチェックしたら、I'll Be Thereでした。 「オレが、ここにいるよ」という意味でしょうか。 原題:I'll Be There (2003) 監督:Craig Ferguson 脚本:Craig Ferguson / Philip McGrade Genre: Comedy / Musical / Romance Rated PG-13 for drug references, some sexual humor/nudity and brief language. Country: USA / UK Language: English . 上映時間;105分 あらすじ:: 80年代のくたびれたポップスターは、 急に人生の方向を悟る。 彼には、10代の娘オリビアがいたのだ。 ウエールズのカーデイフに住んでいる。 人気絶頂の頃のある週末、 レベッカとの情事の結果、オリビアが生まれていたのだ。 いま、サウス・ウェールズで、新聞配達をしている。 彼は、その小さな町にいき、 レベッカの反対を押しきって、 オリビアを自分と同じ、音楽の道を歩ませることにする。 出演者:: Craig Ferguson .... Paul Kerr(ポール) Jemma Redgrave .... Rebecca Edmonds(レベッカ) Charlotte Church .... Olivia Edmonds-Kerr(オリビア) オトーサン、 「うまい役者がいなかったなぁ」 その他の出演者: Ralph Brown .... Digger McQuade Ian McNeice .... Graham Imelda Staunton .... Dr. Bridget Anthony Head .... Sam Gervasi, Paul's manager Stephen Noonan .... Gordano Joseph Alessi .... Enzo Ravi Aujla .... Dr. Mahar Marion Bailey .... Mary Dominic Cooper .... Boyfriend Poppy Elliott .... Girlfriend Danny Webb .... Danny Wise John Naismith .... Receptionist User Rating: 5.7/10 (230 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: John Roy さん Hawkinge, England 2004年4月4日 神よ彼らの魂を救いたまえ... この映画、NYからロンドンへの帰路、機内映画でみた。 シートベルトに縛りつけられて、退屈そのものだったのに、 この映画は、面白くなかった。 Miss Church は、お笑いものだし、 登場人物たちは、類型的で、 会話もわざとらしく、面白くない。 笑うべきは、賭博シーン。 だが、愉快だったのは、精神病院のシーンと オーストラリアの友人のシーンくらいだった。 正直言って、実に下らない。 Charlotte Churchのa**e がなければ、作られなかった映画だ。 この映画をみる唯一の理由だろう。 オトーサン、 「出だしは、快調だったけどな」 酒に酔った元ロック歌手が、広大な豪邸の2階の廊下を 大型オートバイで疾駆し、窓から庭園に転落するのです。 あと、見どころというよりも、聞きどころは、 オリビアの天使の声でしょう。 そうそう、忘れるところでした。 この暴走事故で精神病院に入れられた元ロック歌手が 読んでいた本が、リーダース・ダイジェスト誌。 「オフクロが愛読していたけど、いまも、あるのかなぁ?」


みんなの歌

オトーサン、 あまりにNHK的な邦題なので、 「子供向けの映画じゃないだろうな?」 ちょっと借りるのを躊躇しました。 原題の"A Mighty Wind"、有名なフォークソングとか。 原題:A Mighty Wind (2003) 監督:Christopher Guest 脚本:Christopher Guest / Eugene Levy Genre: Comedy / Music Rated PG-13 for sex-related humor. 上映時間:91分 あらすじ: フォークの王様、Irving Steinbloomが死去した。 彼は、音楽史上の伝説的存在で、 数多くのフォークの歌手たちをスターに育てあげた。 そのフォーク一筋の人生を称えるために、 息子のジョナサンは、メモリアル・コンサートを開催することにして、 オヤジが大好きだった往年のスターたちに声をかける。 まず、Mitch and Mickey。 若者の恋歌の代表的存在であり、吟遊詩人だったが、 いろいろと事情があって、断腸の思いで別れていた。 次に、The Folksmen。 彼らのレコードは、実に愉快だったが、 それを聞くには、レコードの真中に穴を開ける必要があった。 (注:製造ミス) そして、The New Main Street Singers。 色の取り合わせにウルサイ連中で、アミューズメント・パークで歌っていた。 さて、こうしたグループが再結成されて、 ある夜、New York City's Town Hallに集まって、 Irving を追悼して、それぞれの持ち歌を披露する。 出演者: Eugene Levy .... Mitch Cohen(ミッチ) Catherine O'Hara .... Mickey Crabbe (ミッキー) Bob Balaban .... Jonathan Steinbloom (ジョナサン) オトーサン、 「ミッチ、いいねぇ」 世渡り上手ではなく、自己破壊衝動のあるほう。 つまり、根っからの芸人。 真の詩人の魂をもったひとです。 EUGENE LEVY  ユージーン・レヴィ 誕生日 1946/12/17 出身 カナダ・オンタリオ州ハミルトン 活躍度 △→ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1979年「ランニング」 1983年「ナショナル・ランプーン/ホリデー・ロード4000キロ」 1984年「スプラッシュ」 1986年「クラブ・パラダイス」 1986年「私立ガードマン−全員無責任−」 1991年「花嫁のパパ」 1992年「チャンネル・アドベンチャー」「モンテカルロ殺人事件」      「カウチポテト・アドベンチャー」 1995年「花嫁のパパ2」 1996年「クローンズ」 1999年「アメリカン・パイ」 2000年「ドッグ・ショウ!」「天国から来たチャンピオン2002」 2001年「アメリカン・サマー・ストーリー」「セレンディピティ」 2003年「女神が家にやってきた」「アメリカン・パイ3:ウェディング大作戦」 2004年「二ューヨーク・ミニット」 その他の出演者:: Jim Moret .... Newscaster Stuart Luce .... Irving Steinbloom Mary Gross .... Ma Klapper Marty Belafsky .... Ramblin' Sandy Pitnik Michael Baser .... Pa Klapper Ryan Raddatz .... Bill Weyburn Todd Lieberman .... Fred Knox Harry Shearer .... Mark Shubb Michael McKean .... Jerry Palter Christopher Guest .... Alan Barrows Paul Dooley .... George Menschell Jim Ortlieb .... David Kantor Paul Benedict .... Martin Berg Floyd Van Buskirk .... Steve Lang Jane Lynch .... Laurie Bohner John Michael Higgins .... Terry Bohner Parker Posey .... Sissy Knox Christopher Moynihan .... Sean Halloran David Blasucci .... Tony Pollono Patrick Sauber .... Jerald Smithers Steve Pandis .... Johnny Athenakis Mark Nonisa .... Mike Maryama Mina Kolb .... Dr. Mildred Wickes Jim Piddock .... Leonard Crabbe Don Lake .... Elliott Steinbloom Deborah Theaker .... Naomi Steinbloom Fred Willard .... Mike LaFontaine Ed Begley Jr. .... Lars Olfen Michael Hitchcock .... Lawrence E. Turpin Larry Miller .... Wally Fenton Jennifer Coolidge .... Amber Cole Michael Mantell .... Deputy Mayor Bill Cobbs .... Blues Musician Freda Foh Shen .... Melinda Barrows Darlene Kardon .... Shirley Steinbloom Diane Baker .... Supreme Folk Defense Lawyer User Rating: 7.3/10 (6,575 votes) オトーサン、 「いいスコアだ!」 ・アカデミ−主題歌賞受賞:A Kiss at the End of the Rainbow FilmOtakuさん Milwaukee, WI 2004年4月20日 実に陽気だ! この映画は、自分が大好きな映画のリストに入る。 今世紀に見たもっとも愉快な映画だった。 風刺のきいたドキュメンタリーは、私の好きなジャンルで、 フォーク王の死去にともなって 3つのフォーク・グループが再結成されてるのだが、 これが実に陽気だった。 Christopher Guest監督の常連が出ている。 Eugene LevyとHarry Shearerが、とくにいい。 不条理主義者や乾いたユーモアが好きなひとは、 この映画を愉快と思うだろう。 私自身について言えば、家で映画をみる場合、 普段、大声で笑うほうではない。 でも、この映画、涙が出るほど大笑いしてしまった。 脚本がいい。 演技も、そのタイミングも最高! この映画に先立つ2作、 `Best in Show'と`Waiting for Guffman'は見ていないが、 この映画を見た後、すぐにも見てみたくなった。 オトーサン、 「やあ、よかった!」 読者のみなさんのなかで、もし、このDVDを借りるひとが おられたら、ギャラリー(特典映像)のなかの未公開シーンは お見逃しなきよう。 Mitch and Mickeyのもうひとつの名曲を聞くことができます。 「こっちのほうが、いいくらいだ。  "A Kiss at the End of the Rainbow"よりも」 この歌を聴いて、ミッチが忘れられない存在になりました。


サイボーグ

オトーサン、 「たまには、スカっとアクション映画をみるか」 そういう場合にうってつけなのは、 ジャン・クロード・バン・ダムでしょう。 原題:Cyborg (1989) 監督;Albert Pyun 脚本:Kitty Chalmers Genre: Action / SF 上映時間;86分 あらすじ:: 舞台は、ポスト黙示録の未来。 飢餓と疫病が地上にわずかに生き残ったものを襲っていた。 科学者たちも、その治療法に迫っていたが、 ギブソンは、強力な戦士として、 グループを率い、治療に必要な情報を得るべくアトランタに向かう。 途中、悪漢たちを避けようと苦労する。 出演者:: Jean-Claude Van Damme .... Gibson Rickenbacker (ギブソン) Deborah Richter .... Nady Simmons(ナディ) Vincent Klyn .... Fender Tremolo(フェンダー) オトーサン、 「バン・ダム、大活躍!不死身ですなぁ」 JEAN-CLAUDE VAN DAMME  ジャン・クロード・バン・ダム 誕生日 1960/10/18 出身 ベルギー・ブリュッセル 父の勧めに従い、幼少からバレエと空手を学ぶ。 パリ・オペラにダンサーとして参加する誘いを受けるが断り、 18才でフィットネス・センター『カリフォルニア・ジム』を開設し、成功。 80年には全欧プロ空手選手権ミドル級チャンピオンの座につく。 映画は仏映画「RUE BARBER」に出演から興味を持ち始め、 ハリウッドに渡った。 そして、タクシードライバーや用心棒などの仕事をしながら、 下積み生活を送った後、 1985年「シンデレラ・ボーイ」で主人公の敵役でハリウッド・デビュー。 主演は1988年の「ブラッド・スポーツ」から。 数あるアクション俳優の中でも、 本場香港のアクション・スターとでも対等のアクションが出来るのは、 ヴァン・ダムだけであろう。 特に回し蹴りの切れの良さは半端じゃない。 蹴りだけが彼の生命線と言っても過言ではない。 演技は、どの映画もむっつりした真面目キャラで、 お世辞にも演技力があるとは思えないが、 A級、B級を問わず、アクション映画で主演ならどんな映画でも出るのは潔い。 同列俳優にドルフ・ラングレンやクリストファー・ランバート、スティーブン・セガールがいるが、 彼は下手に個性を出そうとしないため、 俳優としては地味だが癖がない分、彼の映画で失敗という作品は少ない。 もう今更、演技力を求めても仕方ないが、 一度でいいから、大作映画に出演して欲しいところ。 「プレデター」では、プレデター役でシュワルツネッガーと戦ったが、 顔を出しての対決も是非見たい。 活躍度 ○→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆☆☆☆ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1985年「シンデレラ・ボーイ」(ノーサレンダー) 1987年「プレデター」(エイリアン役) 1988年「ブラッド・スポーツ」「ブラック・イーグル」 1989年「サイボーグ」「キックボクサー」 1990年「ブルージーン・コップ」 1991年「ライオンハート」「ダブル・インパクト」 1992年「ユニバーサル・ソルジャー」 1993年「ボディ・ターゲット」「ラスト・アクション・ヒーロー」▲      「ハード・ターゲット」「キックボクサー4」▲ 1994年「タイム・コップ」 1995年「ストリート・ファイター」 1996年「サドン・デス」「クエスト」「マキシマム・リスク」 1997年「ダブル・チーム」 1998年「ノック・オフ」「レジョネア 戦場の狼たち」 1999年「ユニバーサル・ソルジャー/ザ・リターン」      「ヴァン・ダムINコヨーテ」 2001年「レプリカント」      「ファイナル・レジェンド−呪われたソロモン−」 2002年「ディレイルド 暴走超特急」「ベルヴィル・ランデブー」(声) 2003年「HELL」 2004年「レクイエム」 その他の出演者: Alex Daniels .... Marshall Strat Dayle Haddon .... Pearl Prophet Blaise Loong .... Furman Vux/Pirate/Bandit Ralf Moeller .... Brick Bardo Haley Peterson .... Haley Terrie Batson .... Mary Jackson 'Rock' Pinckney .... Tytus/Pirate/Bandit Janice Graser .... Vorg Robert Pentz .... Base/Pirate/Bandit Sharon K. Tew .... Prather/Pirate/Bandit Chuck Allen .... Vondo/Pirate/Bandit Stefanos Miltsakakis .... Xylo/Pirate/Bandit User Rating: 3.8/10 (2,572 votes) オトーサン、 「ちょっと低すぎないか?」 ジャン・クロード・バン・ダムが血を流して、 こんなに頑張っているのに。 User Comments: gridoonさん 2001年8月7日 よくはないが、中傷し過ぎ この映画、冷静に見れば、まあまあの出演者だろう。 (私の場合は、2度目にそういう気分になれたが) 芸術映画を求めていたり、 プロフェッショナリズムなどを求めていたら、がっかりするだろう。 だが、これがバン・ダムのためのB級映画と知っていて、 その印象的なキックボクシングのワザを見たかったなら、 ちょっとは満足するだろう。 実に初歩的な映画づくりだが、他のアクション映画よりは、 やや洗練されている。 (例えば、80年代のブロンソンもの). 10点満点で4点。 オトーサン、 「 ポスト黙示録時代?何じゃ、これ?」 まあ、時代設定なんか、どうでもいいのです。 サイボーグという題名なのに、さっぱりサイブーグが活躍しないのも、 まったく気にすることはないのです。 これは、バン・ダムのためのバン・ダムによる映画なのですから。


サマーリーグ

オトーサン、 「岡田阪神も優勝したことだし、  たまには、野球の映画でもみるか」 大リーグにスカウトされるかもしれないし、 負け犬になるかもしれない、 そんな人生の岐路に立たされた若者のお話しです。 原題:Summer Catch (2001) 監督:Michael Tollin 原作:Kevin Falls 脚本:Kevin Falls / John Gatins Genre: Comedy / Romance / Sport Rated PG-13 for sexual content, language and some drinking. 上映時間:108分 あらすじ: この夏は、ライアンにとって大事な夏だった。 庭師の息子だが、大リーグの選手になろうと願っている。 毎夏、いまが旬の高校球児が夢を追って、 ケープコッドのサマーリーグに集まり、夜遊びに興じる。 ライアンは、ついに出番を獲得したが、夜遊びがたたって自滅。 そんなとき、美しい娘に出会う。 悪友たちやチームメイトとの悪ふざけで、 ライバルのエリックが、先発から外されて、チャンスがめぐってくる。 大リーグのスカウトたちが、見守るなか、 野球と恋愛のどちらを選ぶのだろうか? 出演者: Freddie Prinze Jr. .... Ryan Dunne(ライアン) Jessica Biel .... Tenley Parrish(ティンリー) Brittany Murphy .... Dede Mulligan(ディード) オトーサン、 「主演陣は、可もなく不可もなし」 端役のブリタニー・マーフィーが、 ドラマを盛り上げ、かつぶち壊していました。 FREDDIE PRINZE,JR.  フレディ・プリンツJr. 誕生日 1976/3/8 出身 米ニューメキシコ州アルブケルケ 2002年に婚約中にあったサラ・ミシェル・ゲラーと結婚。 活躍度 △↑ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1997年「逢いたくて」デビュー「ザ・ハウス・オブ・イエス」「ストーム」       「ラストサマー」◇ 1998年「ラストサマー2」◇ 1999年「ウイング・コマンダー」◇「VIG」「シーズ・オール・ザット」◇ 2001年「恋にあこがれて in N.Y.」◇「スクービー・ドゥー」◇       「サマーリーグ」◇ 2004年「スクービー・ドゥー2」◇ BRITTANY MURPHY  ブリタニー・マーフィー 誕生日 1977/11/10 出身 米ニュージャージー州アトランタ 9歳の時に初舞台を踏み、13歳の時にテレビ・シリーズに出演。 93年「家族の祈り」で映画デビュー。 「クルーレス」のタイ役や「17歳のカルテ」のデイジー役などで注目される。 活躍度 ○↑ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1993年「家族の祈り」 1995年「クルーレス」 1996年「連鎖犯罪/逃げられない女」「DRIVE/破壊王」 1998年「フェニックス」      「ダブル・ジェパディ/悪党警官が仕掛けた二重の危機」(TM)      「ゴッド・アーミー/復讐の天使」      「デビッド&リサ〜心の扉」(TM) 1999年「17歳のカルテ」◆「タイム・ラビリンス 時空の扉」 2000年「インシデント」◇「わたしが美しくなった100の秘密」      「カミングアウト」 2001年「サンキュー、ボーイズ」◆      「サウンド・オブ・サイレンス」◇      「サイドウォーク・オブ・ニューヨーク」◆      「サマーリーグ」 2002年「8 Mile」◇「スパン」◆ 2003年「ジャスト・マリッジ」◇「アップタウン・ガールズ」◇ 2005年「シン・シティ」 その他の出演者: Matthew Lillard .... Billy Brubaker Brian Dennehy .... John Schiffner Fred Ward .... Sean Dunne Jason Gedrick .... Mike Dunne Bruce Davison .... Rand Parrish Marc Blucas .... Miles Dalrymple Wilmer Valderrama .... Mickey Dominguez Corey Pearson .... Eric Van Leemer Christian Kane .... Dale Robin Cedric Pendleton .... Calvin Knight Gabriel Mann .... Auggie Jed Rhein .... Pete (as Jed Robert Rhein) User Rating: 4.5/10 (2,883 votes) オトーサン、 「低いなぁ」 ブリタニー・マーフィーの過激なセクシャルシーンが、 良識派の大反発を招いたせいでしょう。 User Comments: つまらん映画、合間に楽しいひととき。 acearms さん San Antonio, Texas 2004年1月9日 野球好きと異性をめぐる気楽な映画。 そう、フレディ・プリンツJr.は、旬の投手。 芝刈りをしながら、成功したいと願っている。 そこへ、Jessica Bielがやってきて、彼は夢中になる。 野球をして、すばらしい時を過ごすのが彼の夢である。 だが、億万長者の彼女の父親は、邪悪な計画をもっていて、 大事な娘を庭師の息子などと交際させないようにする。 だが、もう手遅れ、愛はすべてに打ち勝ち、 最後に2人は結ばれる。 誇大広告だし、筋書きが読める。. だが、心弾む映画で、見る価値はある。 オトーサン、 「岡田阪神おめでとう」 この映画に出てくるような若者を育てながらの優勝だけに、 いっそう価値ある大きな優勝でしょう。


セイクレッド・プラネット/生きている地球

オトーサン、 「おお、こりゃ、短くていいや」 正直、毎夜、2時間ものを見続けるのは、大変です。 たまには、楽もしたくなります。 原題:Sacred Planet (2004) 監督:Jon Long 脚本:Karen Fernandez /Jon Long/Karen Fernandez Long Genre: Documentary / Short Country: Canada / Malaysia / USA Language: English 上映時間:47分 あらすじ: このIMAXシアター向けの映画は、 まだ残っているエキゾティックな場所を撮影し、 地球上の様々な風景、ひとびと、動物たちに 新たな洞察を加える。 ブリティシュ・コロンビアに残る古木の森。 アラスカの雪をいただく山々や氷河、 ユタやアリゾナの岩の大渓谷、 熱帯のジャングル、ボルネオの地下水、 タイの遺跡、ナンビアの人里離れた砂漠、 そして、ニュージーランドの白砂のビーチ。 声の出演者:: Robert Redford .... Narrator Arapata McKay .... Native Voice Tsaan Ciqae .... Native Voice Mae Tui .... Native Voice Cy Peck Jr. .... Native Voice Mutang Urud .... Native Voice オトーサン、 「ロバート・レッドフォード、うまい!」 日本のナレーターたちは、見習ってほしいものです。 User Rating: 5.2/10 (21 votes) オトーサン、 「ま、こんなものでしょう」 大画面でないと、迫力ありません。 User Comments: rjsternさん Philadelphia, PA IMAXシアターでみて、息を呑んだ この短編映画は、すばらしい音響で、 大自然の驚異やひとびとの生態が興味深い。 ボルネオからアラスカまで世界中の国々で撮影された。 原始人へのインタビューもあり、 ナレーションは、レッドフォードだ。 大自然の驚異やひとびとの生態(狩猟、調理、舞踏)が 早回しでのハイウエーの交通渋滞や雑踏シーンと入り交ざる。 この目まぐるしい生存競争と自然の静かな調和とは、 いいコントラストをなしている。 これらの映像と、サラウンド・サウンド・システムによって、 IMAXの巨大スクリーンの迫力を増している。 だが、原始人の暮らしを強調しずぎだった。 部屋に釘付けのわれわれには、縁遠いものだった! オトーサン、 「つまらん!」 NHK、生き物自然大紀行のダイジェスト版です。 「でも、大画面TVを買うと、  つまらん映画も面白くみえるのかしらん?」 とはいえ、いくら大画面でも、劇場のスクリーンほど大きくないし... まして、IMAXシアターの巨大画面とは比較にならないでしょう。 IMAXシアター用の映画をDVDでみるのは、ムリがあります。


青春の殺人者

オトーサン、 柏市図書館しょうなん分館で借りた2本目です。 「原作は、中上健次さんか」 おそらくすさまじい愛憎劇を描いているのでしょう。 原題:青春の殺人者(1976) 監督:長谷川和彦 原作:中上健次 脚本:田村孟 上映時間:132分 あらすじ: オトーサン、 「IMDB、またさぼっている」 順は、親からもらったスナックを経営している。 ある日、タイヤパンク修理業の両親の家に行くと 父親は、幼なじみのケイ子と別れろと迫る。 順は父親を殺し、帰宅した母親は錯乱し、 もみ合っているうち、母親も刺してしまう。 両親の死体をタオルで包んでいると、ケイ子がやってくる。 海に死体を捨てたあと、二人は、スナックに放火する。 順は、走るトラックに飛び乗り、黒煙が遠ざかるのを眺める。 出演者:: 水谷豊.... 斉木順 市原悦子.... 順の母親 原田美枝子.... ケイ子 オトーサン、 「水谷豊がいい、ジェームス・ディーンみたいだ」 その他の出演者: 内田良平.... 順の父親 白川和子.... ケイ子の母親 江藤潤 .... 宮田 桃井かおり .... 郁子 地井武男.... 日高 高山千草.... 漁師の女A 三戸部スエ.... 漁師の女B その他の出演者: Ryohei Uchida .... Jun's father Kazuko Shirakawa .... Keiko's mother Jun Eto .... Miyata, Michio Kaori Momoi .... Ishikawa, Ikuko Takeo Chii .... Hidaka, Toru rest of cast listed alphabetically: Sue Mitobe .... Hunter's woman User Rating: 8.0/10 (15 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 ・キネマ旬報ベストテン第1位 User Comments: Johan Burati さん Japan 2000年8月24日 若者が両親を殺す、実話に基づく。 実話に基づく。 若者が両親を殺す、 同棲している彼女と別れさせようとしたからだ。 彼は殺人に動揺し、自殺を図る。 オトーサン、 「おいおい、これって、批評か?」 長谷川監督は、学生時代フットボール選手。 9年目にして初監督したのが、この作品。 この映画、日本映画には珍しく、パワフルそのものでした。


ふたりの5つの分かれ道

オトーサン、 日比谷シャンテの窓口で、 「2掛ける4!」 ちゃんと切符を売ってくれましたよ。 原題:5x2 (2004) 監督:Francois Ozon 脚本:Francois Ozon/ Emmanuele Bernheim Genre: Drama / Romance (more) Rated R for strong graphic sexuality, language and some drug content. Country: France Language: French / English / Italian 上映時間:90分 あらすじ: 離婚書類にサインするマリオンとジル。 時は前に戻って、この2人の5つのシーンが写しだされる。 題名は、ここからきている。. 回想シーンでは、結婚が破綻した顛末や 初期の幸福な日々のノスタルジーが描かれる。 撮影は、冷たく静的なものから、暖かく感動的なものに変わる。 まるで、2人が若くなっていくようだ。 全体に、かなり暗く無慈悲な映画であり、心をかき乱す。 この男性の主人公は、絶対アホだ。 出演者: Valeria Bruni Tedeschi .... Marion(マリオン) Stephane Freiss .... Gilles(ジル) オトーサン、 「マリオン、不思議な魅力!」 その他の出演者: Geraldine Pailhas .... Valerie Francoise Fabian .... Monique Michael Lonsdale .... Bernard Antoine Chappey .... Christophe Marc Ruchmann .... Mathieu Jason Tavassoli .... American Man Jean-Pol Brissart .... Judge User Rating: 6.6/10 (1,058 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: ellkew さん London 2005年5月25日 シンプルにしてパワフル、だまされる。 これは、これまでになく共感できる映画である。 2人の主役は、すばらしい演技であり、 単純にして、効果的な構造をもっている。 終わりから始まる。 そして、過去に遡って、その瞬間、きらめき、断章を追う。 それの仕掛けが、実に効果的である。 さすが、才人、オゾン監督である。 いくつかのシーンに深く感動した。 妻を強姦するあたりだ。 妻を押さえつけるのは、夫の絶望的な試みに思える。 だが、これが最後の悪あがきであることを観客は知っている。 結婚式の夜、マリオンが両親の姿を探しあてるシーンがいい。 いまは口論してばかりいるのに、楽しげに踊っているのだ。 両親の結婚は続きそうで、それは希望をもたらす。 妻が不倫を冒すシーンは、最初、やりすぎと思ったが、 後に効いてくる。 新婚の夫が眠っている姿を愛おしそうに眺め見た後、 部屋を抜け出して、行きづりの男と愛しあう。 実にリアル。 だが、私は、最も美しき感動的なシーンは、 2人がはじめて出会うラストシーンだと思う。 よく設定されていて、リアル・ライフが反映されている。 一連の出来事が、すべての要素に影響し、 パズルは収まるべきところに収まって、2人は出会うことになる。 2人がビーチで話し合うシーンは、巧妙。 なぜなら、観客は、2人が恋におちることを知っているからだ。 夕日に輝く海に歩み入り、やがて、その影が1つになっていく。 あたかも、人生の新しいシーンに踏み出していくかのようだ。 このシーンは、観客の心のなかの葛藤によって、よりパワフルになる。 なぜなら、この愛が消滅することを知っているからだ。 こんなに完璧なものが消滅するなんて? オゾンが言わんとするのは、すべては滅びるということだ。 でも、まったく愛し合わないよりも、 少しの間でも愛し合ったほうがよいということだ。 見に行くべし。 すばらしい映画だ。 オトーサン、 「才人だなぁ」 監督の経歴をみておきましょう。 FARNCOIS OZON  フランソワ・オゾン 誕生日 1967/11/15 出身 仏パリ 1990年映画学校FEMISに入学、監督科に在籍、 その頃から8ミリ、ヴィデオ、16/35MMで短編を次々と発表、 数々の映画祭で賞を受ける。 「アクション・ヴェリテ」から製作会社「フィデリテ・プロダクション」との関係が始まる。 脚本も自ら書き、長編を撮り始めてからもヒット作を連発している。 監督作 1996年「海を見る」 1998年「ホームドラマ」「クリミナル・ラヴァーズ」 2000年「焼け石に水」 2001年「まぼろし」 2002年「8人の女たち」 2003年「スイミング・プール」 2004年「ふたりの5つの分かれ路」 次に、監督インタビュー。 「恋人との別れを経験した直後で、  その原因を知りたかったのが、映画を作ろうと思ったきっかけ。  失恋すると、みんな過去を振り返るじゃないか。  あの時のあの言葉が原因だろうか、それとも...と。  その心の軌跡を、そのまま映画にしたんだ」  「僕は“語る”という行為が大好きなんだ。  映画を作る時は、まず友人にストーリーを話してみる。  相手が眠ってしまうようなエピソードや話し方じゃ、  面白い映画は作れないということさ」  「必要なのは賞じゃない。  大切なのは、観客から愛される作品であるかどうかなんだ」


阿弥陀堂だより

オトーサン、 「まだあるのか!」 柏市図書館しょうなん分館、2本もDVDが入荷していました。 「誰かが返却したのか、それとも新規購入しているのだろうか?」 次回、借りに行ったときに問い合わせてみましょう。 原題: (2002) 監督。脚本:小泉堯史 原作: 南木佳士 Genre: Drama 上映時間:127分 あらすじ: 「IMDB、また、さぼってる!」 孝夫と美智子。 夫は新人賞を受賞するも、日の目を見ない小説家。 妻は大学病院の医師。 幸せな夫婦に危機が訪れる。 美智子がパニック障害で倒れたのだ。 これがきっかけで、夫婦は、信州に移り住み、 美智子が診療所を開き、様々なひとと触れ合う。 阿弥陀堂で暮らす96歳のおうめ、 村の広報誌に「阿弥陀堂だより」というコラムを連載していいる 難病の少女・小百合。 中学時代の恩師、癌になった幸田重長とその妻ヨネ 小百合の容態が急に悪化。 美智子は、再びメスを握ることを決意する。 出演者: 寺尾聰 .....上田孝夫 ................  樋口可南子 .....上田美智子 北林谷栄 .....おうめ オトーサン、 「断然、おうめさんがいい!」 その他の出演者: 田村高廣 ...... 幸田重長.  香川京子 ......幸田ヨネ.  井川比佐志 ..... 助役 吉岡秀隆 .......中村医師.  小西真奈美 ......小百合..........  内藤安彦 .......村長 User Rating: 7.5/10 (19 votes) オトーサン、 「高いスコアだなぁ」 日本アカデミー賞受賞:  ・助演女優賞 北林谷栄  ・新人俳優賞 小西真奈美 User Comments: Furuya Shiroさん Yokohama, Japan 2003年7月5日 人生は美しい (あらすじ紹介、省略) この映画は、村の暮らしで癒されていく夫婦を描いている。 96歳になる阿弥陀堂で暮らしているおうめさん、 そして、声を失ったが、おうめさんのことを書き続ける小百合との 出会いに癒される。 実際の主役は、おうめさんである。 元気で、率直で、よく働き、素朴そのもの。 これは、おうめさんの物語であり、 日本の村の美しい四季とその暮らしを描いている。 筋書きは、かなり簡単。 ただ、教師の幸田と小百合の治療のエピソードが起伏をつくっている。 この映画のメッセージは、これらのエピソードにこめられている。 オトーサン、 「退屈だ。いくら何でも長過ぎる」 127分の半分は、信州のPR映画でした。 協力してくれた地元のひとは、喜んだでしょうが。


アイリスへの手紙

オトーサン、 「フォンダとデニーロ、豪華キャストだ!」 DVDでなくて、ビデオなのが玉に傷ですが、 まあ、楽しめる映画なのではないでしょうか。 原題:Stanley & Iris (1990) 監督:Martin Ritt 原作:Pat Barker 脚本:Harriet Frank Jr. / Irving Ravetch Genre: Drama / Romance 上映時間:104分 あらすじ: 会社の食堂で働くコックのスタンレーは、 新入りの寡婦アイリスの気を引こうとする。 お互いに知り合うようになると、 アイリスは、彼が字が読めないことを知る。 スタンレーが解雇されて、 アイリスは、彼に毎晩キッチンで、字を教える。 出演者:: Jane Fonda .... Iris King(アイリス) Robert De Niro .... Stanley Everett Cox(スタンレー) Swoosie Kurtz .... Sharon (シャロン) オトーサン、 「2人とも上手いんだけどなぁ」 とくに、ジェーン・フォンダの年齢が気になって仕方ありませんでした。 「彼女、いくつなんだ?」 53歳なのに、スレンダーで、若い娘みたいなのです。 「化け物だなぁ。  ボディ・エクササイズって、そんなに効果があるの?」 ROBERT DE NIRO  ロバート・デ・ニーロ 誕生日 1943/8/17 出身 米ニューヨーク 活躍度 ◎↑ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1965年「マンハッタンの哀愁」 1968年「ブルー・マンハッタンU/黄昏のニューヨーク」 1969年「御婚礼ウェディング・パーティー」 1970年「血塗れのギャング・ママ」      「ブルー・マンハッタンT/哀愁の摩天楼」 1971年「わが心の天使」「生き残るヤツ」      「ロバート・デ・ニーロのスワップ」 1973年「バング・ザ・ドラム」「ミーン・ストリート」 1974年「ゴッドファーザーPART2」◆アカデミー助演男優賞 1976年「1900年」「タクシードライバー」「ラスト・タイクーン」 1977年「ニューヨーク・ニューヨーク」 1978年「ディア・ハンター」 1980年「レイジング・ブル」◇アカデミー主演男優賞 1981年「告白」 1982年「エリア・カザンの肖像」 1983年「キング・オブ・コメディ」 1984年「恋に落ちて」      「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」 1985年「未来世紀ブラジル」 1986年「ミッション」 1987年「アンタッチャブル」◆「エンゼル・ハート」      「ディア・アメリカ/戦場からの手紙」(声) 1988年「ミッドナイト・ラン」 1989年「俺たちは天使じゃない」「ジャックナイフ」 1990年「アイリスへの手紙」「グッドフェローズ」       「レナードの朝」 1991年「ケープ・フィアー」◇「真実の瞬間」      「ハート・オブ・ダークネス/コッポラの黙示録」      「バックドラフト」「ミストレス」 1992年「ナイト・アンド・ザ・シティ」 1993年「恋に落ちたら」「ブロンクス物語/愛に包まれた街」       「ボーイズ・ライフ」 1994年「フランケンシュタイン」◇ 1995年「カジノ」◇「ヒート」◇「百一夜」 1996年「マイ・ルーム」「ザ・ファン」◇「スリーパーズ」◆ 1997年「噂の真相/ワグ・ザ・ドッグ」「大いなる遺産」       「コップランド」◇「ジャッキー・ブラウン」◇ 1998年「RONIN」◇ 1999年「アナライズ・ミー」◇「フローレス」◇ 2000年「ミート・ザ・ペアレンツ」◇「ザ・ダイバー」◇       「ロッキー・アンド・ブルウィンクル」 2001年「15ミニッツ」◇「スコア」◇ 2002年「ショウタイム」「容疑者」「アナライズ・ユー」 2005年「ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ」◇ JANE FONDA  ジェーン・フォンダ 誕生日 1937/12/14 出身 米ニューヨーク州ニューヨーク  活躍度 △↓ 父は名優ヘンリー・フォンダ。弟は俳優で監督のピーター・フォンダ。 59年からモデルとなり、舞台女優、雑誌のカバーガールを経て 60年「のっぽ物語」で映画デビュー。 71年「コールガール」と78年「帰郷」でアカデミー賞主演女優賞を2度受賞。 65年に結婚したロジェ・バディム監督とは73年に離婚。 同年に反戦運動家のトム・ヘイドン氏と再婚したが89年に離婚。 91年にテッド・ターナー氏と結婚し、 92年に映画界からの引退を表明。 その後はボディーエクササイズ講師としても活躍。2001年離婚。 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆☆☆ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1960年「のっぽ物語」 1962年「荒野を歩け」「チャップマン報告」 1964年「ニューヨークの休日」「危険がいっぱい」      「輪舞」 1965年「キャット・バルー」 1966年「逃亡地帯」「獲物の分け前」「水曜ならいいわ」 1967年「夕陽よ急げ」「裸足で散歩」 1968年「世にも怪奇な物語」「バーバレラ」 1969年「ひとりぼっちの青春」 1971年「コールガール」アカデミー主演女優賞 1972年「万事快調」 1973年「人形の家」 1976年「青い鳥」 1977年「おかしな泥棒・ディック&ジェーン」「ジュリア」 1978年「帰郷」アカデミー主演女優賞      「カムズ・ア・ホースマン」      「カリフォルニア・スイート」 1979年「出逢い」「チャイナ・シンドローム」 1980年「9時から5時まで」 1981年「黄昏」「華麗なる陰謀」 1985年「アグネス」 1986年「モーニング・アフター」 1987年「ビル・コスビーのそれ行けレオナルド」 1989年「私が愛したグリンゴ」 1990年「アイリスへの手紙」 2002年「デブラ・ウインガーを探して」 その他の出演者: Martha Plimpton .... Kelly King Harley Cross .... Richard King Jamey Sheridan .... Joe Feodor Chaliapin Jr. .... Leonides Cox Zohra Lampert .... Elaine Loretta Devine .... Bertha Julie Garfield .... Belinda Karen Ludwig .... Melissa Kathy Kinney .... Bernice Laurel Lyle .... Muriel Mary Testa .... Joanne Katherine Cortez .... Jan User Rating: 5.9/10 (1,266 votes) オトーサン、 「低いなぁ」 User Comments: kenandraf さん Honolulu,Hawaii 2001年9月9日 フォンダとデニーロ! ブルーカラーのひとびとに焦点をあてた まあまあの恋愛映画である。 彼らは、新しい愛を通じて新しい人生をみつける。. 演技はいい。 だが、映画は、撮影も、脚本も、監督も,編集もよくない。 ストーリーは、よく言っても、平均的。 この映画は、フォンダとデニーロをみるのが楽しみ。 中年の恋をみるのが好きなひとにはいいかも。 求愛のさいは、どうしても、より賢く、用心深くなる。 文盲というテーマについて興味ある人には、興味深い映画だろう... オトーサン、 「新境地ということで引き受けたのだろうが」 デニーロが文盲というのも、フォンダが貧乏というのも、 あまりに無理な設定です。 それが、気になって仕方がありませんでした。


グリーンカード

オトーサン、 「グリーンカード、なかなか取れないらしいなぁ」 そこで、いろいろな悲喜劇が起きます。 この映画、そんなケースのひとつを描いたのでしょう。 原題:Green Card (1990) 監督・脚本:Peter Weir Genre: Comedy / Romance / Drama 上映時間:107分 Country: Australia / France / USA Language: English / French あらすじ: ジョージは、フランス人、アメリカで仕事する機会を得るものの、 職を得るには、労働許可証、グリーンカードを必要とする。 その近道は、アメリカ人と結婚すること。 ブロンティは、ニューヨーカーで、熱心な造園家、 温室つきのアパートをみつけたばかりである。 残念ながら、その部屋は夫婦にしか貸してくれない。 2人にとって、便宜結婚は、理想的な解決法に思えた。 移民局の係員を納得させるために、 2人は、愛なくして便宜結婚する。 お互いに歩みよらねばならない、 不釣合いのカップルは、事あるごとに張り合うが、 やがて、恋に落ちる。 出演者: Gerard Depardieu .... Georges Faure(ジョージ) Andie MacDowell .... Bronte Mitchell Faure(ブロンテ) Bebe Neuwirth .... Lauren Adler(ローレン) オトーサン、 「軽妙にして、重厚。さすがだ」 シラノ役で鳴らしたジェラール・ドパルデューが、好演。 相手役のアンディ・マクダウェルも、上手い女優さんです。 GERARD DEPARDIEU  ジェラール・ドパルデュー 誕生日 1948/12/27 出身 仏シャトルー 活躍度 ◎→ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1965年「LE BEATNIK ET LE MINET」 1971年「水の中の小さな太陽」 1972年「ラ・スクムーン」 1973年「暗黒街のふたり」 1974年「薔薇のスタビスキー」「バルスーズ」「友情」 1975年「ジュ・テーム・モア・ノン・ブリュ」「仮面」      「ハンカチのご用意を」 1976年「1900年」「バロッコ」 1978年「バイバイ・モンキー摩天楼ラプソディ」「護衛犬都市」 1980年「アメリカの伯父さん」 1981年「終電車」「隣の女」 1982年「ダントン」「溝の中の月」 1984年「フォート・サガン」 1985年「シガニー・ウィーバーの大発掘」      「ソフィー・マルソーの刑事物語」 1986年「愛と宿命の泉」「タキシード」 1987年「悪魔の陽の下に」 1988年「カミーユ・クローデル」「夜のめぐり逢い」 1989年「美しすぎて」「お家に帰りたい」「ふたり」      「ヘンリー5世」 1990年「グリーン・カード」「シラノ・ド・ベルジュラック」 1991年「さよならモンベール」「めぐり逢う朝」      「メルシー・ラ・ヴィ」 1992年「1492コロンブス」 1993年「恋人はパパ ひと夏の恋」「ゴダールの決別」      「ジェルミナル」      「フランソワ・トリュホー 盗まれた肖像」 1994年「愛の報酬 シャベール大佐の帰還」      「ザ・マシーン私の中の殺人者」「記憶の扉」 1995年「エリザ」「俺たちは天使だ」「百一夜」 1996年「シークレット・エージェント」「ハムレット」      「僕のボーガス」「ミルドレッド」 1998年「仮面の男」 2000年「宮廷料理人ヴァテール」「102」「ヴィドック」      「レ・ミゼラブル」(TM)「メルシィ!人生」 2001年「CQ」 2002年「シティ・オブ・ゴースト」「ミッション クレオパトラ」 「微笑みに出逢う街角」 2003年「ルビー&カンタン」「ボン・ヴォヤージュ」 「サイレンス 血の呪」「恍惚」 ANDIE MacDOWELL  アンディ・マクダウェル 誕生日 1958/4/21 出身 米サウスカロライナ州ガフニー 幼少から女優を目指し、シェイクスピア劇団などで演技を学ぶ。 84年「グレイストーク」で映画デビューするも、 南部なまりのため、台詞はグレン・クロースの吹き替えになる。 89年「セックスと嘘とビデオテープ」で注目される。 牧場経営の夫と二人の子供がいる。 活躍度 △→ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1984年「グレイストーク/類人猿の王者ターザンの伝説」デビュー 1985年「セント・エルモス・ファイヤー」 1989年「セックスと嘘とビデオテープ」 1990年「グリーン・カード」 1991年「幸福の選択」「ハドソン・ホーク」 1992年「ザ・プレイヤー」▲「ルビー・カイロ」 1993年「恋はデジャ・ブ」「ショート・カッツ」 1994年「フォー・ウェディング」「バッド・ガールズ」 1995年「想い出の微笑」 1996年「クローンズ」「マイケル」「マルチプリシティ」 1997年「エンド・オブ・バイオレンス」 1999年「ハリウッド・ミューズ」◇ 2001年「フォルテ」 その他の出演者: Gregg Edelman .... Phil Robert Prosky .... Bronte's Lawyer Jessie Keosian .... Mrs. Bird Ethan Phillips .... Gorsky, INS Agent Mary Louise Wilson .... Mrs. Sheehan, INS Agent Lois Smith .... Bronte's Mother Conrad McLaren .... Bronte's Father Ronald Guttman .... Anton Danny Dennis .... Oscar the Doorman Stephen Pearlman .... Mr. Adler Victoria Boothby .... Mrs. Adler Ann Wedgeworth .... Party Guest at Adler's User Rating: 6.0/10 (5,470 votes) オトーサン、 「もっと高いスコアでもよかったかも」 User Comments: chuck winchesterさん north and south carolina 2004年8月31日 美しい庭園、ブロンティのすばらしさ。 この映画は、官能な傑作である。 結末は、冷徹な現実とともに、神秘が起きる。 2人は再会し、愛に目覚めて抱き合うのだ。 それは、当初、まったく予想だにしなかったことである。 特に、素敵だったのは、目を奪うような庭園。 コンクリートと舗道の街に、こんな美しいものがあるとは。 ブロンティは、この目を奪う庭園づくりに情熱を燃やしている。 彼女は、盲目的に障害を乗り越えようとする。 だが、新しい仮りの夫に野蛮さばかり見て、真の美を見出せなかった。 自分がどんなに彼を愛していたか、気づくのが遅すぎたのだ。 最後に、観客は、苦痛を感じる。 2人が、アダムとイブがいたエデンの園にともに住む その能力を欠いていたという事実に。 アダムとイブも、また、エデンの園から追放されたということに。 ブロンティは、ひとりで庭園に取り残されるのだ。 オトーサン、 「お洒落な映画、まるでフランス映画のようだ」 アメリカとフランスの文化の違い。 男と女の気質や習慣や物事への対処法の違い。 それを「愛」という魔法の力で乗り越えていくのです。 政治家がことごとく失敗している立場の違いを、 かよわい個々人が、敢然と乗り越えていくのです。 「結婚って大変なことだなぁ」 結婚にこぎつけるまで、そして維持すること。 それぞれに、ちがう種類の大きなエネルギーがいるのです。


美しい夏キリシマ

オトーサン、 「いい香りがする題名だなぁ」 これも柏市図書館しょうなん分館で借りてきたものです。 「そうか、黒木和雄監督は、宮崎県生まれなのか」 原題:美しい夏キリシマ (2002)     A Boy's Summer in 1945 監督:黒木和雄 脚本:松田正隆、黒木和雄 Genre: Drama 上映時間:118分 あらすじ: オトーサン、 「IMDB、さぼってる」 公式ホームページから転載しましょう。 1945年夏。 南九州の霧島地方では、敵機グラマンが田園を横切り悠々と飛んでいく。 15歳の日高康夫は、動員先の工場で空襲に遭い、 親友を見殺しにしたという罪の意識から、毎日をうつうつと過ごしていた。 厳格な祖父・重徳は、そんな康夫を非国民とののしるが、 大人たちの間にも混乱の空気は広がりつつあった。 康夫の叔母の美也子は、特攻隊の愛人と最後の逢瀬を交わし、 農婦のイネは、村の駐屯兵と死に物狂いの関係をもつ。 そんなある日、康夫は思い切って、死んだ友の妹・波に会いに行く。 一度は追い返された康夫だが、再び許しを乞いに訪れた時、 波からある命題をつきつけられる... 出演者:: 柄本佑 .... 日高康夫 原田芳雄 .... 日高重徳 石田えり .... 宮脇イネ オトーサン、 「柄本佑(えもとたすく)くん、いいねえ」 監督が一発で決めたのが分かる気がします。 演技というより素材そのものの魅力、 とくに甘くソフトで頼り気のない声は、一度聞いたら忘れられません。 「昔の男はこうだったよな」 「色気あるなー」 原田芳雄さん演じる祖父・日高重徳 石田えりさん演じる淫乱女の宮脇イネ。 それぞれ、いい味を出していました。 その他の出演者: 左時枝 .... 日高しげ 入江若葉 .... 古寺寛子 香川照之 .... 豊島一等兵 牧瀬里穂 .... 河合美也子 宮下順子 .... 青山宇知子 中島ひろ子 .... 藤本はる 小田エリカ .... 宮脇なつ 寺島進 .... 古寺秀行 User Rating: 6.0/10 (15 votes) オトーサン、 「もっと高いスコアでもよかったのでは」 キネマ旬報1位。 監督賞:黒木和雄 新人男優賞:柄本佑 User Comments: liquorsさん Osaka, Japan 2005年8月4日 第2次世界大戦中の日本本土前線についての真の描写 これは、第2次世界大戦中の日本本土前線について美しく描いた映画だ。 詩的ドラマであり、話全体から美しさが立ち昇ってくる。 ロケーションは、沖縄を除いて、最も日本の南の田舎。 村人たちは、アメリカの軍用機による爆撃や、 本土上陸についてしゃべっている。 日高康夫は、16歳で、肺病のために除隊されている。 自分より長生きしてほしいと思っていた親友が、 目の前で、空襲で殺され、呆然自失する。 日高重徳は、厳格な祖父で、 近くでキャンプをはる帝国陸軍に食料を援助している。 康夫の父親は、当時日本が支配していた満州にいるらしい。 これが、ひとつのスト−リーである。 もうひとつは、日高家が雇っている宮脇なつの家族の物語である。 南アジアで父親を失っている。 錯乱した母親のイネは、規律を破る豊島一等兵と情事にふける。 そう大した事件が起きるわけではないが、 この2つの物語りが、典型的な結末になだれこむ。 再出発、あるいは、解放である。 出演者たちは、みな実にいい。 ロケーションも、セットも、音楽も、いい。 でも、一番よかったのは、脚本だった。 あるシーンでは、会話が愉快だし、 あるシーンでは、つつましく、知的で、リアルである。 日本の帝国主義について語るあたり、 いまの日本人にとては、ショッキングだろう。 欠点のない映画だ。 オトーサン、 「ふるさとのなまり、なつかしいなぁ」 身体の底の部分からゆさぶられる思いがしました。 石川啄木の歌がありましたね。 ・ふるさとの なまりなつかし 停車場の 人ごみの中に そを聞きに行く 私事になりますが、 宮崎は、もっとも気になる場所のひとつです。 「宮崎交通社長の岩切さん、先輩、お元気ですか?」 亡くなった父が宮崎出身だったのですが、 実は、まだ一度も訪れていないのです、 近づかないようにしているのです。 思い出を汚さないように。 いつまでも美しいキリシマであり続けてほしいものです。


シンデレラマン

オトーサン、 「こりゃ、何としても見に行くべし」 久しぶりに、上野セントラルへ。 狭い劇場のせいでしょうか、超満員でした。 ご婦人も多いのは、シンデレラという言葉の魔力か、 それとも、ラッセルクロウを見たいためでしょうか。 原題:Cinderella Man (2005) 監督:Ron Howard 原作:Cliff Hollingsworth 脚本:Cliff Hollingsworth /Akiva Goldsman Genre: Biography / Drama / Sport Rated PG-13 for intense boxing violence and some language. 上映時間:144分 あらすじ: 大不況下で、フツーの男、ジム・ブラドックが、 歴史上、最も驚異的なスポーツの伝説をつくり、 シンデレラマンと呼ばれた。 1930年代初期までは、衰えた賞金王は、 明らかにくたびれて、打ちひしがれ、運にも見放されていた。 もうお終いだった。 家賃や電気代も払えず、家族離散の危機に瀕していた。 貧民救済局に行き、お金をもらわざるをえなかった。 だが、体の奥底で、ジムは、決心を変えることはなかった。 愛と名誉と信じ難い根性によって、 彼は、夢のまた夢を実現させようとしていたのだ。 家族を救うために、与えられたラストチャンス。 ジムは、リングにカムバックする。 1回限りとみんなが思っていた。 ダガ、ジムは、競争心を超えるある力に導かれて、 突然、フツーの労働者は、魔法のアスリートに変身したのだ。 その双肩に、貧しいひとびとの期待を背負って、 ジムは、ランクアップしていく。 この負け犬が、世界ヘビー級チャンピオンの座を争うまでになるのだ。 相手は、不敗のチャンピオン、Max Baer。 これまで、リング上で、2人を殺している。 出演者: Russell Crowe .... Jim Braddock(ジム) Renee Zellweger .... Mae Braddock(メイ) Paul Giamatti .... Joe Gould(ジョー) オトーサン、 「やはり、ラッセル・クロウは、天才だ」 普通なら、ハイテンションでやるじゃないですか。 それを控えめに演じて、それ以上の迫力を出すのですから、 もう敬服してしまいました。 レニーも、うまい女優さんですが、クロウが1枚上手です。 RUSSELL CROWE  ラッセル・クロウ 誕生日 1964/4/7 出身 ニュージーランド・ウェリントン 映画関係者だった両親に連れられ、撮影現場に出入り。 オーストラリアに移住後、テレビで子役として活躍。 90年「アンボンで何が裁かれたか」で映画デビュー。 91年「PROOF」でオーストラリア映画協会助演男優賞受賞。 93年「ハーケン・クロイツ/ネオナチの刻印で」で同賞主演男優賞受賞。 95年「クイック&デッド」で本格的にハリウッド進出。 2000年「グラディエーター」でアカデミー主演男優賞受賞。 「インサイダー」「ビューティフル・マインド」で二度ノミネートされている。 2003年、女優のダニエル・スペンサーと結婚。 活躍度 ○↑ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1990年「アンポンで何が裁かれたか」「ザ・クロッシング」(V)      「THE PRISONER OF THE SUN」 1991年「PROOF」「ハマーアウト」「スポッツウッド・クラブ」 1992年「ROMPER STOMPER」      「THE EFFICIENCY EXPERT」 1993年「ハーケン・クロイツ/ネオナチの刻印」◇ 1994年「ザ・パイロット」 1995年「バーチュオシティ」「クイック&デッド」      「NO WAY BACK/逃走遊戯」「ラフ・マジック」 1997年「ターニング・ラブ」◇「ヘヴンズ・バーニング」◇ 1998年「L.A.コンフィデンシャル」◇ 1999年「インサイダー」◇「ミステリー、アラスカ」◇ 2000年「グラディエーター」◇「プルーフ・オブ・ライフ」◇ 2001年「ビューティフル・マインド」◇ 2003年「マスター・アンド・コマンダー」◇ 2004年「シンデレラマン」◇ その他の出演者: Craig Bierko .... Max Baer Paddy Considine .... Mike Wilson Bruce McGill .... Jimmy Johnston David Huband .... Ford Bond Connor Price .... Jay Braddock Ariel Waller .... Rosemarie Braddock Patrick Louis .... Howard Braddock Rosemarie DeWitt .... Sara Wilson Linda Kash .... Lucille Gould Nicholas Campbell .... Sporty Lewis Gene Pyrz .... Jake Chuck Shamata .... Father Rorick User Rating: 8.0/10 (7,345 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 waggonerm さん Kansas City 2005年5月13日 すばらしい映画! 昨夜、試写会を見に行った。 いつも、このIMDBのサイトを見ているが、投書するのははじめて。 この映画、出だしは、スローだったが、 その後、完全な感動の虹が最後までかかっていた。 ほとんど泣きそうなシーンもあった。 大声で笑い出すシーンもあった。 最後の15-20分間には、興奮を抑えるのに苦労した。 大声で叫びそうになったのだ。 とても興奮した。 劇所を後にしたとき、60歳くらいの老婦人が、 ドアから出ながら、懸命にシャドウ・ボクシングをやっていた。 夫が聞いた。 「お前、勝ったのか?」 「今夜は、夢をみさせてもらったわ」 これは、すばらしい映画だ。 強くお勧めしたい。 オトーサン、 「よかったなぁ」 事件の影響を心配していました。 一時は、国外追放で俳優生命も危ないと言われましたが、 どうやら杞憂に終わりそうです。 アカデミー賞の有力候補になっているそうですが....。 ○ラッセル・クロウ、逮捕  アカデミー賞を受賞したラッセル・クロウ(41)が 6日未明、マンハッタンの高級ホテルで、 従業員に電話器を投げつけ、軽傷を負わせた疑いで逮捕された。 オーストラリアの家族に電話をかけられるよう、 故障している部屋の電話器を取り替えてほしいと何度も要望したが、 フロント従業員が取り合わなかったため、カッとなって電話器を投げた。 従業員は顔に軽傷を負い、病院で手当てを受けた。 クロウは 手錠をかけられた姿で大勢のカメラマンや記者が見守るなか、 車に乗せられ、刑事裁判所に連行された。 クロウは「シンデレラ・マン」PRのためニューヨークを訪れていた。 撮影中にも、友人やボディーガードとつかみ合いをやり、後に謝罪している。 (時事通信 6月7日)


みすず

オトーサン、 久しぶりに、柏図書館しょうなん分館へ。 「おお、まだDVDがあったか」 日本映画が2本あったので、借りてきました。 原題:Misuzu (2001) 監督:五十嵐匠 脚本:荻田芳久 Genre: Drama 上映時間:105分 あらすじ: オトーサン、 「ありゃ、IMDB、さぼっている。  仕方ない、自分で書くか」 叔母フジが死んで、母ミチは後妻となる。 みすゞも母を追って、下関の上山家へ。 そこには、みすずに恋していた正祐がいた。 雑誌に投稿するようになったみすずは、 西條八十に認められ、誌作の道に励む。 だが、正柘は戦争へ。 周囲のすすめで結婚した夫は、詩をやめろと迫る。 まことに不幸な結婚だった。 病に冒され、3歳の娘をかかえた彼女には、 もはや自死という選択しかなかった。 出演者:: 田中美里 .... みすず 「きれいなひとだなぁ」 でも、自殺するような女性には、みえませんでした。 その他の出演者: Susumu Terajima .... Kuzuhara, Shinji Ryo Kase .... Masasuke Katsuo Nakamura .... Ueyama, Matsuzo Eiko Nagashima .... Michi rest of cast listed alphabetically: Rena Komine .... Tanabe, Hohoyo Nozomu Masuzawa .... Kensuke Issei Ogata .... Saijo, Yaso User Rating: awaiting 5 votes. オトーサン、 「6点台だろう」 User Comments:ー オトーサン、 「アメリカ人は、見ていないのか。  そりゃ、そうだろうなぁ」 金子みすずの詩をお楽しみ下さい。 ○不思議  私は不思議でたまらない、  黒い雲からふる雨が、  銀にひかつてゐることが。  私は不思議でたまらない、  青い桑の葉食べてゐる、  蠶が白くなることが。  私は不思議でたまらない、  たれもいぢらぬ夕顔が、  ひとりでぱらりと開くのが。  私は不思議でたまらない、  誰にきいても笑つてて、  あたりまへだ、といふことが。 この詩を読んで、気にいった方は、 以下の素敵なサイトをご覧になることをおすすめします。 たくさんの詩を味わえますよ。 もっと読みたい方は、NEXTをクリックしてね。 ・みすず  www.geocities.co.jp/HeartLand-Ayame/ 3482/misuzu/kaneko_misuzu1.html


姉のいた夏、いない夏

オトーサン、 「見たような気がする」 索引をチェックしましたが、見ていませんでした。 いい邦題なので、記憶に残っていたのでしょう。 原題:The Invisible Circus (2001) 監督:Adam Brooks 原作:Jennifer Egan 脚本:Adam Brooks Genre: Drama (more) Rated R for sexuality, language and drug content. 上映時間:93分 あらすじ: 1975年、18歳のフィービーは、不幸だった。 When she was about 10歳のとき、父親がリューマチで死んだ。 姉のフェイスは、過激派になり、恋人のウルフとともに、 欧州に去り、1年後に、ポルトガルで自殺した。 父親と姉を慕っていたフィービーは、姉の足跡をたどり、 ウルフを探し出し、ほんとうは何が起きたのか探ろうとする。 パリでウルフをみつけ、姉の過激な活動について聞き出す。 ベルリンの赤軍に加わっていたのだ。 姉は、ほとんど狂っており、本当に自殺したことを納得する。 姉が身を投げたと聞くポルトガルの絶壁への旅は、 現状打開になるのだろうか、あるいは徒労に終わるのだろうか? 出演者: Cameron Diaz .... Faith(フェイス) Jordana Brewster .... Phoebe (フィービー) Christopher Eccleston .... Wolf (ウルフ) オトーサン、 「へぇ、こりゃ面白い。キャメロン・ディアスが赤軍派とは」 その姉を慕うフィービー役の女優さん、ひたむきな演技が光りました。 CAMERON DIAZ キャメロン・ディアス 誕生日 1972/8/30 出身 米カリフォルニア州サンディエゴ 16才からモデルとして世界中で活躍。 89年には日本でもファッション・カタログやCMに出演していた。 21才の時、オーディションを受け、 ジム・キャリー主演「マスク」(1994)で クラブ歌手ティナ役を得て映画デビュー。 「マスク」の映画ヒット共にディアスの人気も上昇。 翌年、「最後の晩餐/平和主義者の連続殺人」で初主演。 その後も「フィーリング・ミネソタ」、 「ベスト・フレンズ・ウェディング」、「メリーに首ったけ」と出演。 プライベートでも恋愛の話題が尽きない。 活躍度 ○↑ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1994年「マスク」◇ 1995年「最後の晩餐/平和主義者の連続殺人」◇ 1996年「彼女は最高」◆「フィーリング・ミネソタ」◇      「ブラック・メール/脅迫」 1997年「ベスト・フレンズ・ウエディング」◇      「普通じゃない」◇「真夏の出来事」◇ 1998年「メリーに首ったけ」◇「ラスベガスをやっつけろ」◆      「ベリー・バッド・ウェディング」◇ 1999年「マルコヴィッチの穴」◆「エニイ・ギブン・サンデー」◇      「彼女を見ればわかること」 2000年「チャーリーズ・エンジェル」◇「姉のいた夏、いない夏。」◇ 2001年「シュレック」(声)      「バニラ・スカイ」◆ 2002年「ギャング・オブ・ニューヨーク」◇      「クリスティーナの好きなコト」◇ 2003年「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」◇ 2004年「シュレック2」(声) 2005年「イン・ハー・シューズ」 JORDANA BREWSTER  ジョーダナ・ブリュースター 誕生日 1980/4/26 出身 パナマ共和国パナマ市 昼のドラマ「AS THE WORLD TURNS」で 95年から3年間、レギュラーを務める。 98年「パラサイト」で映画デビュー。 「姉のいた夏、いない夏」では主役のフィービー役を好演。 活躍度 △→ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1998年「パラサイト」◇ 2000年「姉のいた夏、いない夏」◇ 2001年「ワイルド・スピード」 その他の出演者: Blythe Danner .... Gail Camilla Belle .... Phoebe, Age 10-12 Patrick Bergin .... Gene Isabelle Pasco .... Claire Moritz Bleibtreu .... Eric Philipp Weissert .... Safehouse Leader Nikola Obermann .... Hannah Robert Getter .... American Statesman Ricky Koole .... Nikki User Rating: 5.4/10 (834 votes) オトーサン、 「低いなぁ」 やや、不完全燃焼だったかも。 User Comments: Journey to the end of the road David Igraさん Stockholm, Sweden 2002年7月29日 これは、叙事詩ではないが、 自殺などを経験したひとにとっては、 これはセラピーの一方法かもしれない。 想像豊かな語り口といい演技で、時間つぶしには最適である。 ある理由で、観客を魅了できなかった。 思うに、主題の結末が不満だったのだろう。 なぜ、自殺をしたのか? 明らかに、これはアメリカの観客には難問である。 もし、欧州映画だったら、もっと多くの観客をとらえただろう。 だが、これは、きらめいてロマンチックに描かれたために、 リアリズムが損なわれてはいるものの、 観客に心からの感動を与えうる映画である。 オトーサン、 「赤軍派か」 まさか、ロマンティックな映画のなかに、登場するとは。 それも、キャメロン・ディアスが過激派とは! ○赤軍派   70年安保闘争当時の共産主義者同盟最左翼。 1969年、革命は戦争により勝ち取られるという立場から、 赤軍を創設。   革命の最高司令部・日本と敵・アメリカとの間で、 「環太平洋革命戦争」を遂行しようとした。 1969年、大阪で交番を次々と襲撃し、  首相官邸襲撃も狙うが、未遂に終わる。  1970年、千葉県の郵便局を手はじめに現金強奪作戦を実行。  大菩薩峠での軍事訓練が察知され、蜂起部隊は一網打尽となる。  田宮高麿グループは、1970年に、よど号ハイジャックを行い  重信房子グループは、パレスティナ解放人民戦線と合流し、  1972年、テルアビブ空港襲撃事件を起こす。  同年の浅間山荘事件によって主力部隊は壊滅した。  出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 オトーサン、 「後藤田正晴さんが亡なられたなぁ」 元副総理で、気骨のある平和論者でした。 警察庁長官時代に浅間山荘事件が起き、その解決に当たりました。 そんな日に、奇しくも赤軍派がでる映画に出会うとは。


狂っちゃいないぜ

オトーサン、 「へぇ、交通管制官を主人公にして映画つくれるの?」 でも、最近の空は、テロリストが活躍しているし、 狂った管制官も出てきているし、おそろしい話です。 原題:Pushing Tin (1999) 監督:Mike Newell 記事:Darcy Frey 脚本:Glen Charles/ Les Charles Genre: Drama / Comedy (more) Rated R for language and a scene of sexuality. Country: Germany / USA Language: English 上映時間:119分 あらすじ: ニックたちは、お互いに腕前を競いあって NYの航空管制センターで働いている。 ミスが許されず即断即決の、命をすり減らす仕事をこなしている。 ここでのナンバーワンは、愛称「ゾーン」のニックだ。 だが、彼の結婚生活は、 時間内に航空機を誘導するのと同様、その場しのぎのものだった。 そこへ、新しくラッセルが異動してくる。 非情さで知られる男だが、ことごとく新記録を樹立する。 2人のライバル争いは、エスカレートして、 ニックがラッセルの妻と関係するまでになる。 正気が失った彼は、ナンバーワンの座からすべり落ちる。 交通管制でもミスを重ね、ラッセルは辞職する。 ニックは、正気を取り戻さねばならない。 そして、破綻した結婚生活も取り戻さねばならない。 出演者:: John Cusack .... Nick Falzone (ニック) Billy Bob Thornton .... Russell Bell(ラッセル) Cate Blanchett .... Connie Falzone (コーニー) Angelina Jolie .... Mary Bell (メアリー) オトーサン、 「ふーん、うまい脚本だ」 ライバルを登場させて、盛り上げるなんて憎いじゃないですか。 ライバル2人をジョン・キューザックとビリー・ボブ・ソーントンが、 好演していました。 注目女優2人が添え物なのは、残念でした。 JOHN CUSACK ジョン・キューザック 誕生日 1966/6/28 出身 米イリノイ州シカゴ 姉はアン・キューザック、ジョーン・キューザック、 兄はビル、妹にスージーがいる。全員俳優。 幼少からCMに出演。 ピヴン・シアター・ワークショップで学ぶ。 83年「恋のスクランブル」で映画デビュー。 活躍度 ◎↑ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1983年「恋のスクランブル」 1984年「グランビューU・S・A」「すてきな片思い」 1985年「シュア・シング」 1986年「スタンド・バイ・ミー」「やぶれかぶれ一発勝負」      「ワン・クレイジー・サマー」「ナティ物語」 1987年「トラブル・バケーション」「ブロードキャスト・ニュース」 1988年「エイトメン・アウト」「テープヘッズ」 1989年「シャドー・メーカーズ」「セイ・エニシング」 1990年「グリフターズ/詐欺師たち」 1991年「トゥルー・カラーズ」 1992年「ウディ・アレンの影と霧」「蜃気楼ハイウェイ」      「ボブ・ロバーツ」「ザ・プレイヤー」「ボブ・ロバーツ」 1993年「心の地図」「ビッグ・マネー・ブルース」 1994年「ブロード・ウェイと銃弾」「ケロッグ博士」 1996年「訣別の街」「スマイル・ライク・ユアーズ」 1997年「アナスタシア」(声)「コン・エアー」◆      「ポイント・ブランク」◇「真夜中のサバナ」 1998年「シン・レッド・ライン」◆「フィオナが恋していた頃」◆ 1999年「狂っちゃいないぜ!」◇「マルコヴィッチの穴」◇      「クレイドル・ウィル・ロック」◆「シカゴ・ドライバー」◇      「ジャック・ブル」(TM) 2000年「ハイ・フィデリティ」◇ 2001年「アメリカン・スウィートハート」◇「セレンディピティ」◇ 2002年「アドルフの画集」「アダプテーション」▲ 2003年「“アイデンティティー”」◇「ニューオーリンズ・トライアル」◇ 2005年「理想の恋人.COM」◇ BILLY BOB THORNTON ビリー・ボブ・ソーントン 誕生日 1955/8/4   出身 米アーカンソー州ホット・スプリング 父は高校でスポーツのコーチ。 エルビス・プレスリーの映画を観て、 映画スターか、ロック・シンガーの道に憧れ、 アーカンソー、テキサス、カリフォルニア州でロックシンガー、トラマーとして数年過ごす。 83年、ロサンゼルスに移って演劇教室に通い、 下積み生活を送る。 92年のテレビ・シリーズ「hearts afire」で三期レギュラー出演。 映画は91年「運命の引き金」で注目される。 初監督も務めた「スリング・ブレイド」でアカデミー主演男優賞にノミネート。 「シンプル・プラン」では同賞助演男優賞にノミネートされ、 ロサンゼルス映画批評家協会助演男優賞受賞。 2000年5月「狂っちゃいないぜ」で共演したアンジェリーナ・ジョリーと結婚するも、 2003年5月離婚。 活躍度 ○↑ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1987年「ハンターズ・ブラッド」      「エリオット・バーンズの帰還」(TM) 1991年「運命の引き金」◇「フォー・ザ・ボーイズ」 1992年「トラブル・バウンド/復讐の銃弾」 1993年「トゥーム・ストーン」「キリング・ボックス」       「ブラッド・イン ブラッド・アウト」「幸福の条件」 1994年「沈黙の要塞」「カッティング・エッジ」 1995年「デッドマン」「ヘンリエッタに降る雪」 1996年「スリング・ブレイド」「ザ・ウィナー」 1997年「Uターン」 1998年「アルマゲドン」◆       「パーフェクト・カップル」「シンプル・プラン」◆       「ワイルド・スモーカーズ」◆「アラン・スミシー・フィルム」 1999年「狂っちゃいないぜ!」◆「PRINCESS MONONOKE」(声) 2001年「バンディッツ」◇「バーバー」◇「チョコレート」◇ 2003年「ディボース・ショウ」◆ 2004年「アラモ」◇「プライド 栄光への絆」◇ 2005年「がんばれ!ベアーズ ニュー・シーズン」◇ その他の出演者: Jake Weber .... Barry Plotkin Kurt Fuller .... Ed Clabes Vicki Lewis .... Tina Leary Matt Ross .... Ron Hewitt Jerry Grayson .... Leo Morton Michael Willis .... Pat Feeney Philip Akin .... Paul Mike O'Malley .... Pete Neil Crone .... Tom Matt Gordon .... Ken Joe Pingue .... Mark User Rating: 5.9/10 (8,097 votes) オトーサン、 「ちょっと低すぎないか」 User Comments: Richard Bruntonさん Edinburgh, Scotland 2000年10月27日 異常で風変わりなコメディ、愉快でいい感じ。 ジョン・キューザックがまたすばらしい演技だ。 同様にクールなのが、ビリ−・ボブ・ソーントン。 この2人、うまく共演して、相性のよさをみせた。 ラブリーなシーンもある。 航空管制のシーンや滑走路に仁王立ちになるシーンだ。 ストーリーは、やや奇妙で、 登場人物たちが、妙に脱線したりするものの、素敵だった。 争いあうひとびとへのメッセージもある。 馬鹿笑いはできないものの、くすくす笑えるだろう。 実に楽しめる映画だ。 オトーサン、 「航空管制官って、大変な仕事だなぁ」 ○航空管制官  航空交通管制業務を行うもの。  民間企業の場合と公的機関に所属している場合があるが、  民間企業であっても公的な性格は強い。  日本では国家資格者であり、国土交通省航空局、  ないし陸上自衛隊、海上自衛隊、航空自衛隊のいずれかに所属する国家公務員。  全国4ヶ所にある航空交通管制部(札幌・東京・福岡・那覇)や、  全国の空港に勤務し、空域の円滑な航空機の運航を支える。  計器飛行方式で飛ぶ航空機は、必ず航空管制官の指示を受けて飛行することが  義務付けられている。  航空交通管制は、飛行場管制、進入・ターミナルレーダー管制、  着陸誘導管制、航空路管制の5種類に分類される。  出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


おとぼけオーギュスタン

オトーサン、 「おお、面白そう」 パッケージには、自転車に乗っている男。 最近、自転車に凝っているので、 すぐに手が伸びてしまいました。 原題:Augustin (1995) 監督・脚本:Anne Fontaine Genre: Comedy Country: France Language: French Country: France Language: French 上映時間:61分 あらすじ: オーギュスタンは、大人しい阿呆もの。 ちょっと、どもる。 保険会社のパートの仕事に打ち込んでいる。 端役だが、役者でもある。 コマーシャルや実験映画にちょい役で出ている。 エージェントが彼の純粋さが奇妙なベルマンの役にぴったりと判断する。 スクリーン・テストに備え、かれはボランティアで、1日、ホテルで働く。 さて、当日、シーンのおかしさを知らないことが幸いして、 彼は、カンペキな演技をする。 仕事に戻ると、同僚のおばさんたちが、彼をからかう。 そして、かれは政府のコマーシャル撮影に田舎に行き、 兎の粘液腫症について警告する獣医役を演じる。 彼に現実を直視させるような事態が起きるのだろうか? 出演者: Jean-Chretien Sibertin-Blanc .... Augustin(オーギュスタン) オトーサン、 「変なやつだなぁ」 そう大して面白くはないのですが、 どこか憎めないおかしさがあるのです。 演技なのか、生まれつきの持ち味なのか。 Anne Fontaine監督の弟さんだとか。 その他の出演者: Stephanie Zhang .... Caroline Guy Casabonne .... Cyril Cachones Nora Habib .... Shula Claude Pecher .... M Poirer James Lord .... American Client Jacqueline Vimpierre .... Madam Balavoine Rahim Mazioud .... Maitre d'hotel Rene Boulet .... M. Linette Thierry Lhermitte .... Thierry Lhermitte User Rating: 6.2/10 (39 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: Gilles Tran さん Paris, France 1999年10月8日 奇妙なワンマンショウ この1時間の短編映画で、 無名のJean-Chretien Sibertin-Blanc演じるオーギュスタンは、 保険会社の素朴な事務員だが、 役者になれば、もっといい暮らしができると信じており、 非現実的な世界観のために挫折寸前ながら、 最高の喜劇役者のように、自閉症の熱心さで突き進み、 事態の好転を待っている。 この映画の登場人物は、記録映画風のタッチで描かれ、 現実生活におけると同様に、役づくりでも困惑しきっており、 置かれた状況のなかで葛藤し続ける。 このオーギュスタンが主役である。 彼は、まったく新しいタイプの喜劇役者で、 ドタバタ喜劇の時代を思い出させる。 というのも、ほんとうに困り者であり、 愛すべき男ではないが、忘れ去ることができない存在なのだ。 Sibertin-Blancは、Anne Fontaine監督の弟で、 "Nettoyage a Sec"のような真面目な映画やコマーシャル、 そして、この映画の続編である"Augustin roi du Kung-Fu"で知られる。 後者では、次代のジャッキー・チェンになろうとしているのだ! オトーサン、 「このひと、大化けするかも」 バスター・キートンの再来なんて言うひとも出てくるかも。 ○バスター・キートン  (Buster Keaton 1895/10/4 - 1966年/2/1) アメリカの喜劇俳優、映画監督。 両親は、舞台芸人で、子役として各地で巡業。   その後、映画界入り。 体を張りながらも、無表情で一途な役柄を特徴としたから、 「偉大なるストーン・フェイス(石のように無表情)」というニックネームがつけられた。 1920年代を中心に大変な人気の映画俳優となったが、 サイレント映画の衰退とチャップリンの台頭により、徐々に衰退。 チャーリー・チャップリンとハロルド・ロイドと並び「世界の三大喜劇王」と呼ばれる。 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


嵐の季節

オトーサン、 「エルビス・プレスリーか、懐かしいなぁ」 いつごろでしたっけ? ハワイ公演を実況生中継するというので、 話題騒然となったのは。 原題:Wild in the Country (1961) 監督:Philip Dunne 原作:J.R. Salamanca 脚本:Clifford Odets Genre: Drama 上映時間:114分 あらすじ: 問題を抱えた青年が物書きの才能があること発見する。 カウンセラーが、彼にその方面に進むよう励ます。 出演者: Elvis Presley .... Glenn Tyler (タイラー) Hope Lange .... Irene Sperry (スペリー) Gary Lockwood .... Cliff Macy(メーシー) オトーサン、 「プレスリー、演技力、云々すべきじゃないよね」 相手役の女優さんのほうは、見事な演技力でした。 そうでもしなきゃ、映画が壊れますよね。 ELVIS PRESLEY  エルビス・プレスリー 誕生日 1935/1/8-1977/8/16 出身 米ミシシッピー州テュペロ 出演作 1956年「やさしく愛して」「さまよう青春」 1957年「監獄ロック」 1958年「闇に響く声」 1960年「GIブルース」「燃える平原児」 1961年「嵐の季節」「ブルー・ハワイ」 1962年「夢の渚」「恋のKOパンチ」「ガール!ガール!ガール」 1963年「ヤング・ヤング・パレード」「アカプルコの海」「キッスン・カズン」 1964年「ラスベガス万才」「いかすぜ!この恋」 1965年「ハレム万才」「フランキーandジョニー」「ハワイアン・パラダイス」 1966年「カリフォルニア万才」「GO!GO!GO!」 1967年「ブルー・マイアミ」「スピードウェイ」 1968年「バギー万才」「殺し屋の烙印」 1970年「エルビス・オン・ステージ」 1972年「エルビス・オン・ツアー」 1981年「THIS IS ELVIS ジス イズ エルビス」 HOPE LANGE  ホープ・ラング 誕生日 1931/11/28-2003/12/19 出身 米コネチカット州レディングリッジ 58年「青春物語」でアカデミー賞の助演女優賞にノミネート。 出演作 1956年「バス停留所」 1957年「無法の王者ジェシー・ジェームス」 1958年「青春物語」「若き獅子たち」「大戦争」 1959年「大都会の女たち」 1961年「嵐の季節」「ポケット一杯の幸福」 1963年「プレイガール陥落す」 1974年「狼よさらば」 1985年「エルム街の悪夢2/フレディの復讐」 1986年「ブルー・ベルベット」 1990年「ラジオタウンで恋をして」 1994年「今そこにある危機」 その他の出演者: Millie Perkins .... Betty Lee Parsons (Glenn's girlfriend) Rafer Johnson .... Davis (Macy's butler) John Ireland .... Phil Macy William Mims .... Uncle Rolfe Braxton Raymond Greenleaf .... Dr. Underwood Christina Crawford .... Monica George (Cliff Macy's date) Robin Raymond .... Flossie (Phil Macy's secretary) rest of cast listed alphabetically: Mark Bailey .... Sheriff User Rating: 5.7/10 (245 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: Fine acting and hugely entertaining, 5 April 1999 Joe-290さん 1999年4月5日 すてきな演技、じつに面白い。 これは、すてきな映画である。 ファイティング・シーン、音楽、ドラマ、そしてすてきな脚本。 エルヴィスは、ホープ・ラングと共演したが、素敵だった。 悲しい要素もあった。 エルヴィスが、母親を死から救った話をしはじめたあたりがそうだ。 感動的で、よく出来ている。 オトーサン。 「若いひとは、プレスリーを知らんかもなー」 「そんなこと、百も承知だ」 そう言われるかもしれませんが、一応経歴を紹介しておきましょう。 ○エルヴィス・アーロン・プレスリー  (Elvis Aaron Presley、 1935/1/8 - 77/8/16) アメリカのロックミュージシャン。  「キング・オブ・ロックンロール」として知られる。  歌いながらヒップを揺らす歌唱スタイルから  ”Elvis the Pelvis”(骨盤のエルビス)」、品位を欠くと非難された。  レコードの売り上げは記録的で、  最も成功したソロ・アーティスト、  最も長時間ナンバー1にエントリーさせたアーティスト(80週)、  最多ヒットシングル記録(151回)、  1日に売れたレコード枚数の最高(2000万枚)、  などがギネスによって認定されている。  チャック・ベリーらとともに、ロックンロールを世界に広めた。  ビートルズ、レッド・ツェッペリンらも影響を受けている。    出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


二十日鼠と人間

オトーサン、 「文豪の言葉遣いは、一味ちがうなぁ」 原題の"Of Mice and Men"、この"Of"に、ご注目あれ! 西部の悲劇を書いた文豪の小説を映画化したものです。 原題:Of Mice and Men (1992) 監督:Gary Sinise 原作:John Steinbeck 脚本:Horton Foote Genre: Drama (more) 上映時間:115分 あらすじ: ジョン・スタインベックのこの古典作品は、 大不況下、国中をさまよった2人の友人、ジョージとレニーを描いている。 レニーは、精神薄弱で、その馬鹿力が、 相棒のジョージに大きな迷惑をかけていることを知らない。 そして、ある若い女とのかかわりが悲劇をもたらす。 出演者: John Malkovich .... Lennie Small(レニー) Gary Sinise .... George Milton (ジョージ) Sherilyn Fenn .... Curley's Wife(カーリーの妻) オトーサン、 「やはり、マルコビッチ、いい味、出している!」 監督兼主演のゲーリー・シニーズも負けていません。 災厄をもたらす女性を演じたシェリリン・フェン、 何ともいえない自堕落ぶりでした。 経歴紹介は、この3人ということで。 JOHN MALKOVICH  ジョン・マルコヴィッチ 誕生日 1953/12/9 出身 米イリノイ州ベントン イリノイ州立大学卒業後、シカゴのステッペンウルフ・シアター・カンパニーに加わる。 76年から96年まで50以上の舞台に携わり、出演他、演出、美術をこなす。 84年「プレイス・イン・ザ・ハート」で映画デビューし、 アカデミー助演男優賞にノミネート、 ボストン映画批評家協会賞、全米映画批評家協会賞受賞。 93年「ザ・シークレット・サービス」で再びアカデミー助演男優賞にノミネートされる。 99年「マルコヴィッチの穴」で本人を演じ、 ニューヨーク批評家協会賞助演男優賞受賞。 活躍度 ◎↑ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1984年「プレイス・イン・ザ・ハート」「キリング・フィールド」 1985年「哀愁のエレーニ」 1987年「新成人Mr.アンドロイド」「ガラスの動物園」      「太陽の帝国」 1988年「マイルズ・フロム・ホーム」「危険な関係」 1990年「幸福の選択」「シェルタリング・スカイ」 1991年「クイーンズ・ロジック」 1992年「ジェニファー8」「ウディ・アレンの影と霧」      「二十日鼠と人間」 1993年「ザ・シークレット・サービス」◆「生きてこそ」 1995年「愛のめぐりあい」「メフィストの誘い」 1996年「ある貴婦人の肖像」「狼たちの街」「ジキル&ハイド」      「アベル オーヌの王」「魔王」 1997年「コン・エアー」◆ 1998年「仮面の男」「ジョン・マルコヴィッチのレディース・ルーム」      「ラウンダーズ」◆ 1999年「ジャンヌ・ダルク」◆「マルコピッチの穴」◇      「ザ・ディレクター/[市民ケーン]の真実」◆      「見出された時」 2000年「シャドウ・オブ・ヴァンパイア」◇「家路」◆      「レ・ミゼラブル」(TM)      「ダンス オブ テロリスト」 2001年「HOTEL」◆ 2002年「ノックアラウンド・ガイズ」◆「アダプテーション」▲ 2003年「ジョニー・イングリッシュ」◆「永遠の語らい」◆ GARY SINISE ゲーリー・シニーズ 誕生日 1955/3/17 出身 米イリノイ州ブルーアイランド 17才から舞台に立ち、大学卒業後、ステッペン・ウルフ劇団を設立し、 演出兼役者として活躍。 94年「フォレスト・ガンプ」のダン中尉役で アカデミー助演男優賞にノミネートされる。 88年「マイルズ・フロム・ホーム」で監督デビュー。 活躍度 ○↑ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1992年「二十日鼠と人間」◇      「真夜中の戦場/クリスマスを送ります」 1993年「ジャック・ザ・ベア/みんな愛してる」 1994年「フォレスト・ガンプ/一期一会」◆アカデミー助演男優賞 1995年「クイック・アンド・デッド」      「アポロ13」◆ 1996年「身代金」◆「アルビノ・アリゲーター」◆ 1998年「スネーク・アイズ」◆ 1999年「グリーンマイル」◆「大人たちのシーズン」「イッツ・ザ・レイジ」      「ぼくが天使になった日」 2000年「ミッション・トゥ・マーズ」◇「レインディア・ゲーム」◆ 2001年「クローン」◇ 2003年「白いカラス」◆「ビッグ・バウンス」◆ 2004年「フォーガットン」◇ SHERILYN FENN  シェリリン・フェン 誕生日 1965/2/1 出身 米ミシガン州デトロイト 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1984年「ワイルド・ワイフ」 1985年「彼女はハイスクール・ボーイ」 1986年「処刑ライダー」 1987年「ゾンビ・スクール」 1988年「トゥ・ムーン」「男は死んで血を流せ」 1989年「ビースト・キッス」 1990年「バックストリート・ドリームズ」「ワイルド・アット・ハート」      「黒い果実〜愛と欲望の果て〜」 1992年「サンセット・モーテル」「錆びついた銃弾」      「ジャック・ルビー」「二十日鼠と人間」 1993年「ボクシング・ヘレナ」      「危険な微笑/氷の情事が壊れるとき!?」      「スリー・オブ・ハーツ」 1997年「シネマチックな恋人」 その他の出演者: Casey Siemaszko .... Curley Ray Walston .... Candy John Terry .... Slim Richard Riehle .... Carlson Alexis Arquette .... Whitt Joe Morton .... Crooks Noble Willingham .... The Boss Joe D'Angerio .... Jack Tuck Milligan .... Mike David Steen .... Tom Moira Harris .... Girl in Red Dress Mark Boone Junior .... Bus Driver User Rating: 7.5/10 (5,761 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 User Comments: tesscatさん Ventura, Ca. 1999年11月30日 美しい出来栄え! アメリカの古典作品が映画化される場合、 その洞察力を失った変更が何度なされたことだろう。 1939年版が、そのいい例だ。 シンプルだが、スタインベックの持ち味が消えていた。 変更は徹底的なもので、 スタインベックが描いたエゴがなくなっていた。 いま、スタインベックに親しんできたものは、 それがよくなかったことを知っている。 ゲーリー・シニーズは、この映画で、 スタインベックに親しんでいることを立証した。 原作にこんなに忠実な映画化は、みたことがない。 この映画、原作から何も足したり引いたりしていない。 登場人物たちは、ほぼ最初に原作を読んだのと同じように描かれている。 度の過ぎたセックスや暴力、そして特殊効果など。 そんなものを期待しているなら、見ないほうがいい。 まったく面白くないだろう。 だが、真の愛情と勇気の物語や その美しさが生身の人間性の感覚から生まれる映画を求めているなら、 誰にも邪魔されぬ静かな場所をみつけて、この映画をみるといい。 がっかりすることはないだろう。 オトーサン、 「よく映画化できたなぁ」 ハッピーエンドでない映画をハリウッドでつくるのは、 いまどき不可能に近いことでしょう。 それなのに、この映画に登場する人物たちときたら、 みんな逆境や貧乏にめげずに懸命に生きているのに、 次々と不運が襲って、地べたに投げ出される連中ばかり。 ちょっとした幸せすら許されないのです。 スタインベックの底辺に生きるひとびとへの 大いなる愛情が滲み出ています。 いまの世の中に、変ですよね。 ちょっとした幸わせを奪うことが平気で行なわれているなんて。


めぐり逢えたら

オトーサン、 「おー、すごいキャストだ!」 名優トム・ハンクスとメグ・ライアン、 とても考えられない組み合わせではないですか。 原題:Sleepless in Seattle (1993) 監督:Nora Ephron 原作:Jeff Arch 脚本:Nora Ephron/David S. Ward/Jeff Arch Genre: Comedy / Romance / Drama 上映時間:105分 あらすじ: サムは、最近、妻を亡くした。 妻になりそうなひとを探している。 サムの息子のジョナも、新しいママを求めている。 ジョナが、ラジオで父親の新しいパートナーを求めたところ、 数百通の手紙が届いた。 そのうちのひとりが、アニーだった。. 彼女は、ウォルターと婚約していたが、ウマが合わない。 アニーは、長旅をしてサムに会いに行く。. 出演者: Tom Hanks .... Sam Baldwin(サム) Meg Ryan .... Annie Reed (アニー) Bill Pullman .... Walter (ウォルター) オトーサン、 「メグ、いいなぁ」 トム・ハンクスは、若く頼りなげに見えました。 TOM HANKS トム・ハンクス 誕生日 1956/7/9 MAN  出身 米カリフォルニア州オークランド カリフォルニア州立大学在学中からシェイクスピア劇団の舞台に立つ。 80年「血塗られた花嫁」で映画デビュー。 84年「スプラッシュ」で注目され、 「ビッグ」で初めてアカデミー賞にノミネートされる。 93年「フィラデルフィア」と94年「フォレストガンプ/一期一会」で 二年連続アカデミー主演男優賞受賞。 96年「すべてをあなたに」では監督としてもデビューした。 私生活では在学中の演劇クラスでスーザン・ディリンガム(ルイス)と知り合い、 77年11月に二人の間にコリン・ハンクスが生まれる。 78年に結婚。 82年に二人目の子供エリザベスが生まれる。 87年に長い調停の末、離婚。 88年に再婚したリタ・ウィルソンとの間にも二人の子供がいる。 別れた妻サマンサ(48)は2001年現在末期癌に冒され、 治療費の援助を行っている。 弟は俳優のジム・ハンクス。 活躍度 ◎→ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆☆☆ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1980年「血塗られた花嫁」 1984年「スプラッシュ」◇「バチェラー・パーティ」◇ 1985年「赤い靴を履いた男の子」◇「ピース・フォース」 1986年「恋の邪魔者」◇「マネー・ピット」◇ 1987年「さよならは言わないで」◇ 1988年「ドラグネット/正義一直線」◇「パンチライン」◇「ビッグ」◇      「メイフィールドの怪人たち」◇ 1989年「ターナー&フーチ/すてきな相棒」◇ 1990年「虚栄のかがり火」◇「ジョー、満月の島へ行く」◇ 1992年「プリティ・リーグ」◇「ラジオフライヤー」(ナ) 1993年「めぐり逢えたら」◇       「フィラデルフィア」◇アカデミー主演男優賞 1994年「フォレスト・ガンプ/一期一会」◇アカデミー主演男優賞 1995年「アポロ13」◇「セルロイド・クローゼット」       「トイ・ストーリー」(声)◇ 1996年「すべてをあなたに」◇ 1998年「プライベート・ライアン」◇「ユー・ガット・メール」◇ 1999年「グリーンマイル」◇「トイ・ストーリー2」(声) 2000年「キャスト・アウェイ」◇ 2002年「ロードトゥパーディション」◇「キャッチ・ミー イフ・ユー・キャン」◇ 2003年「ポーラー・エクスプレス」 2004年「レディ・キラーズ」◇「ターミナル」◇ MEG RYAN メグ・ライアン 誕生日 1961/11/19   出身 米コネチカット州フェアフィールド ジャーナリスト志願でニューヨーク大学で学んでいたが、 エージェントに見いだされ女優に。 映画デビューは1981年「ベストフレンズ」でキャンディス・バーゲンの娘役。 1991年にデニス・クエイドと結婚し 、2001年7月16日、ラッセル・クロウとの不倫騒動により離婚した。 二人の間には一児(ジャック)がいる。 「恋人たちの予感」(1988)「めぐり逢えたら」(1993)で ゴールデン・グローブ賞にノミネートされる。 ラブコメ映画に欠かせない金髪でショートヘア、クリッとした瞳の女優。 いくつになっても少女のようなかわいらしい笑顔と 若々しい爽やかな演技は、どんな映画でも 観客を自分のペースに取り込んでしまう不思議な魅力を持っている。 コメディばかりでなく、「戦火の勇気」の謎の死を遂げた兵士や 「男が女を愛する時」のアル中の主婦アリス役のような感情の起伏の激しい役や 「シティ・オブ・エンジェル」の女医役で見せたような大人の演技でも、 十分存在感を見せている。 彼女の明るいイメージからか、感動大作への出演に恵まれないため、 賞歴はないが、自分の個性を貫ける天性の演技力は、 アカデミー賞女優には決して劣ってはいない。 活躍度 ◎→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1981年「ベストフレンズ」デビュー 1983年「悪魔の棲む家3」 1986年「トップガン」「私立ガードマン/全員無責任」 1987年「インナースペース」◆「プロミストランド/青春の絆」◆ 1988年「D.O.A.死へのカウントダウン」◇      「プレシディオの男たち」◆ 1989年「恋人たちの予感」◇ 1990年「ジョー、満月の島へ行く」◇ 1991年「ドアーズ」◆ 1992年「キスへのプレリュード」◇ 1993年「フレッシュ・アンド・ボーン/渇いた愛の行方」◇      「めぐり逢えたら」◇ 1994年「男が女を愛する時」◇「星に想いを」 1995年「恋の闇 愛の光」「フレンチ・キス」◇ 1996年「戦火の勇気」◇ 1997年「アナスタシア」(声)◇「恋におぼれて」◇ 1998年「シティ・オブ・エンジェル」◇「ユー・ガット・メール」◇ 1999年「キャスティング・ディレクター」◆ 2000年「電話で抱きしめて」◇「プルーフ・オブ・ライフ」◇ 2001年「ニューヨークの恋人」◇ 2002年「デブラ・ウインガーを探して」 2003年「イン・ザ・カット」◇ 2004年「ファイティング・ガール」◇ その他の出演者: Ross Malinger .... Jonah Baldwin Rosie O'Donnell .... Becky Gaby Hoffmann .... Jessica Victor Garber .... Greg Rita Wilson .... Suzy Barbara Garrick .... Victoria Carey Lowell .... Maggie Abbott Baldwin David Hyde Pierce .... Dennis Reed Dana Ivey .... Claire Bennett Rob Reiner .... Jay Tom Riis Farrell .... Rob Le Clanche du Rand .... Barbara Reed User Rating: 6.7/10 (20,524 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: Ashlevineさん New York 2004年8月19日 人生には、すばらしいことがある 冬の夜、抱き合って、このすてきな映画をみるならば、 人生は、暖かく、すばらしく、心地よいものになる。 おやすみのキスよりも、いい。 気持ちを高めてくれ、恋する気持ちになれる。 この映画のスタイルは、ソフトでイージーリスニングな音楽を聞きながら、 素敵な本を読んでいるかのようだ。 キャクトがすばらしい。 メグが、最高。. 健康そうな顔立ちが、彼女にピッタりだった。 トム・ハンクスは、.落ち目だが、ファンタスティックなリアリティを創造した。 この映画を魅力的にしているのは、単純さ。 楽しんで見てほしい。 愛しあっていてほしい。 オトーサン、 「めぐり逢いか、懐かしいなぁ」 1957年の名画で、ケーリー・グラントとデボラ・カーが 大西洋を渡る客船の上で恋に落ち、再会を約します。 その場所は、NYのエンパイア・ステート・ビルディング。 でも、事情があって、再会できず、運命は暗転するのです。 この映画の2人も、同じ運命をたどるのかどうか、 そんなスリルもあって、楽しめる映画でした。


吸血鬼キラー 聖少女バフィー

オトーサン、 「TVシリーズものか」 最近では、"24H"が大ブームとか。 「シリーズ第1作があれば、借りてみようか」 "Buffy the Vampire Slayer" (1997)   [TV-Series 1997-2003] 監督:Joss Whedonほか Genre: Action / Drama / Fantasy / Horror 上映時間:44分((144話) あらすじ: "各世代には、選ばれたひとりがいる...” 彼女だけが、吸血鬼や悪魔や暗黒の力に立ち向かうのだ。 その名は、聖少女バフィー。 普通の高校生のようにしているが、 その運命からは、逃れられない。 幸い、世界を救おうとするとき、味方が現われる。 "The Scooby Gang"だ。 力を合わせて、悪魔を退治するのだ。 出演者: Sarah Michelle Gellar .... Buffy Summers(バフィー) Nicholas Brendon .... Alexander "Xander" Harris(ザンダー) Alyson Hannigan .... Willow Rosenberg(ウィロー) オトーサン、 「可愛い娘だなぁ」 こういうシリーズもの、演技力以前に好感をもたれなければ。 SARAH MICHELLE GELLAR サラ・ミシェル・ゲラー 誕生日 1977/4/14 出身 米ニューヨーク州 テレビでは「バフィー/恋する十字架」のバフィー役でブレイク。 2002年に婚約中にあったフレディ・プリンゼ・ジュニアと結婚。 活躍度 △↑ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1988年「ファニー・ファーム 勝手にユートピア」 1997年「ラストサマー」◆「スクリーム2」◆ 1998年「スモールソルジャーズ」(声) 1999年「クルーエル・インテンションズ」◇「バニラ・フォグ」◇      「シーズ・オール・ザット」(NC) 2001年「スクービー・ドゥー」◇ 2004年「スクービー・ドゥー2」◇「THE JUON 呪怨」◇ その他の出演者: Charisma Carpenter .... Cordelia Chase (1997-1999) Anthony Head .... Rupert Giles (1997-2002) David Boreanaz .... Angel/Angelus (1997-1999) Seth Green .... Daniel "Oz" Osborne (1997-1999) James Marsters .... Spike (1999-2003) Marc Blucas .... Riley Finn (1999-2000) Emma Caulfield .... Anya Jenkins (1999-2003) Michelle Trachtenberg .... Dawn Summers (2001-2003) Amber Benson .... Tara Maclay (2000-2002) Kristine Sutherland .... Joyce Summers (1997-2001) Regular guests: Danny Strong .... Jonathan Levinson (29 episodes) Thomas Lenk .... Andrew Wells / Cyrus (27 episodes) Eliza Dushku .... Faith (20 episodes) Armin Shimerman .... Principal Snyder (19 episodes) Juliet Landau .... Drusilla (17 episodes) User Ratings:- オトーサン、 「そうか...」 TV番組だと、スコアが出ないのです。 User Comments: deppaddict さん Cadillac, Michigan, States 2004年9月30日 新しいジャンルのTV番組 このTV番組は、ヒットしました。 ほぼ10年の間、金髪の美女が毎週、悪魔を退治するのよ。 若い娘が直面する諸問題をこなしてきた。 笑わせ、泣かせ、感じさせ、. 明日への希望を抱かせてくれたわ。 Joss WhedonのこのTV番組は、 衝突や炎上を扱った1992年の同名の映画からはじまって、 強く有能な女性を扱った番組ジャンルを確立した。 ”Dark Angel”、”Alias”、” Charmed”などもそうよ。 でも、そうした番組ほど長寿番組になりえなかった。 この番組は、美人殺人者を生んだわ。 ”Angel”では、2人のバフィーの初期のシリーズの登場人物がいる。 Cordelia とAngelよ。 いまだにパワーをもっているTV番組。 大したものよ。 Joss Whedonは、 私たちと同じように力強く自立した若い女性のための 番組をつくってくれました。 生き延びよ。 オトーサン、 「そんなにいいかなぁ?B級ムービーだと思うけど」


打撃王

オトーサン、 柏の新星堂のワンコインムービー売り場へ。 「あれっ、ほとんどないじゃん」 わずか数本あったなかから、これを買いました。 何でも、たな卸し中とか。 原題:The Pride of the Yankees (1942) 監督:Sam Wood 原作:Paul Gallico 脚本:Jo Swerling/Herman J. Mankiewicz/Damon Runyon Paul Gallico/Vincent Lawrence/Casey Robinson Genre: Biography / Drama / Family / Sport Color: Black and White 上映時間:128分 あらすじ: 有名な野球選手、ルー・ゲーリックの人生を追う。 2130試合連続出場し、37歳で難死ALSに倒れた。 子供の頃からNYで育ち、 1939年の「最高に幸せな男だった」という 有名な別れのスピーチに至るまで、NYで暮らしていた。 出演者:: Gary Cooper .... Henry Louis 'Lou' Gehrig(ルー・ゲーリック) Teresa Wright .... Eleanor Twitchell(エレノア) Babe Ruth .... Babe Ruth(ベーブ・ルース) オトーサン、 「いつみても、いいなぁ」 どの映画も、ゲーリー・クーパーはゲーリー・クーパー。 それが実にいいのです。 相手役の華やかな女優さん、 海外映画俳優マガジンの経歴を訂正しておきました。 GARY COOPER  ゲーリー・クーパー 誕生日 1901/5/7-1961/5/13 出身 米モンタナ州ヘレナ 出演作 1925年「トリックス」 1926年「夢想の楽園」 1927年「あれ」「赤ちゃん母さん」「アリゾナの天地」「つばさ」「ネヴァダ男」      「令嬢馬賊」 1928年「ボー・サブルウ」「空征かば」「大尉の娘」「試験結婚」「ライラック・タイム」      「希望の船」「店曝しの天使」 1929年「狼の唄」「裏切者」「ヴァジニアン」 1930年「勇者ならでは」「パラマウント・オン・パレード」「テキサス無宿」      「七日間の休暇」「ワイオミングの男」「掠奪者/スポイラーズ」      「モロッコ」 1931年「戦ふ隊商」「市街」「失われし抱擁」「貨物船と女」 1932年「ハリウッドは大騒ぎ」「悪魔と深海」「百万円貰ったら」「戦場よさらば」 1933年「今日限りの命」「或る日曜日の午後」「生活の設計」      「不思議の国のアリス」「硝煙と薔薇」 1934年「久遠の誓い」 1935年「結婚の夜」「ベンガルの槍騎兵」「永遠に愛せよ」 1936年「真珠の首飾」「オペラハット」「ハリウッド大通り」「将軍暁に死す」      「平原児」 1937年「海の魂」 1938年「マルコ・ポーロの冒険」「青髯八人目の妻」「牧童と貴婦人」 1939年「ボー・ジェスト」「暁の討伐隊」 1940年「西部の男」「北西騎馬警官隊」「群衆」 1941年「ヨーク軍曹」「教授と美女」 1942年「打撃王」 1943年「誰が為に鐘は鳴る」 1944年「軍医ワッセル大佐」「クーパーの花婿物語」 1945年「無宿者」「サラトガ本線」 1946年「外套と短剣」 1947年「征服されざる人々」「ハリウッド・アルバム」 1948年「善人サム」「摩天楼」 1949年「機動部隊」 1950年「燃えつきた欲望」「ダラス」 1951年「遠い太鼓」 1952年「真昼の決闘」「スプリングフィールド銃」 1953年「楽園に帰る」「吹き荒ぶ風」 1954年「悪の花園」「ヴェラクルス」 1955年「軍法会議」 1956年「友情のある説得」 1957年「昼下りの情事」 1958年「秘めたる情事」「西部の人」 1959年「縛り首の木」「腰抜け列車強盗」「コルドラへの道」      「メリーディア号の難破」 1961年「六年目の疑惑」 TERESA WRIGHT  テレサ・ライト 誕生日 1918/10/27-2005/3/6 出身 米ニューヨーク州ニューヨーク市 42年、「ミニヴァー夫人」でアカデミー賞助演女優賞受賞。 オトーサン、 この記述間違ってる! 「42年、「ミニヴァー夫人」でアカデミー賞助演女優賞を受賞したのは、 グリア・ガースン。 以下のように訂正すべきでしょう。、 42年、「打撃王」でアカデミー賞助演女優賞ノミネート。 出演作 1941年「偽りの花園」 1942年「ミニヴァー夫人」 1943年「疑惑の影」 1944年「クーパーの花婿物語」 1946年「我等の生涯の最良の年」 1947年「追跡」「THE IMPERFECT LADY」      「THE TROUBLE WITH WOMEN」 1948年「魅惑」 1950年「THE CAPTURE」「男たち」 1952年「生きるためのもの」「征服者」「THE STEEL TRAP」 1953年「THE ACTRESS」「COUNT THE HOURS」 1954年「TRACK OF THE CAT」 1956年「THE SEARCH FOR BRIDEY MURPHY」 1957年「二人の可愛い逃亡者」 1958年「THE RESTLESS YESRS」 1969年「ヒーロー」「THE HAPPY ENDING」 1977年「ローズランド」 1979年「ある日どこかで」 1988年「情熱の代償」 1991年「愛は国境を越えて」( 1997年「レインメーカー」 その他の出演者:  Walter Brennan .... Sam Blake Dan Duryea .... Hank Hanneman Elsa Janssen .... Christina 'Mom' Gehrig Ludwig Stossel .... Henry 'Pop' Gehrig Virginia Gilmore .... Myra Tinsley Bill Dickey .... Bill Dickey Ernie Adams .... Miller Huggins Pierre Watkin .... Frank Twitchell Harry Harvey .... Joe McCarthy Bob Meusel .... Bob Meusel Mark Koenig .... Mark Koenig Bill Stern .... Bill Stern User Rating: 7.6/10 (1,875 votes) オトーサン、 「もっと高くてもいのでは」 ・アカデミー賞受賞:編集賞 ・同ノミネート:  主演男優賞:ゲーリー・クーパー  主演女優賞::テレサ・ライト  脚色賞  原案賞  美術監督装置賞(白黒)  撮影賞(白黒)  音響賞  劇・喜劇映画音楽賞 User Comments: palmer-4 さん LA 2003年1月6日 あらゆる意味で古典! ハリウッド流のお化粧がされているにしても これは、時を超えた古典映画だ。 ゲーリー・クーパーは、ルー・ゲーリックを完璧に演じた。 子供の頃、TVで見たのを記憶している。 終わりになると、いつも泣いたものだ。 今日でも、この映画をみると、 結末を知っているのに、ルーよ、生き延びてと願ってしまう。 この映画が好きだ。 いい映画というだけではなく、 野球のすばらしさに光を当てている。 プレイを愛し、誰よりも上手くなりたい、 つつましく愉快で無名のヒーローにも光を当てている。 機会があったら、ルーのデータをチェックするとよい。 もう、ほぼ60年にもなるのに、血が騒ぐ。 オトーサン、 「松井は、幸せもんだなぁ」 こういう不世出の選手にあこがれて、野球をはじめ、 そして、NYヤンキーズでプレイしているのですから。 「この映画、きっと見てるだろうなぁ」 休日は、映画をみるのが趣味だそうですから、 この映画に出てくるNYライフに心をときめかしたにちがいありまえん。 一流のエンタテーナー、華やか社交生活の数々。 ダンス・シーンには、うっとりしてしまいました。 以下に、主人公のプロフィールを。 ○ルー・ゲーリッグ(Henry Louis "Lou" Gehrig)   1903/6/19 - 41/6/2 メジャーリーグのニューヨーク・ヤンキースで活躍した一塁手。 マンハッタンのドイツ系移民の家庭に生まれ、コロンビア大学に通う。   1923年からヤンキースの一員として、ベーブ・ルースとともに活躍した。   1932年6月3日には、当時としては3人目となる1試合4本塁打を記録し、   1934年に打撃三冠となった。   ヤンキースの誇り(Pride of Yankees)と呼ばれ、   1939年までに2130試合連続出場した。   天衣無縫で豪快なルースに対して、ゲーリッグは紳士的な態度で知られた。   しかし、現役生活の晩年、いわゆる筋萎縮性側索硬化症に冒されてしまい、   1939年5月の試合を最後に引退となった。   7月、ヤンキースタジアムで引退式が行われ、   名スピーチ「私はこの世界で一番幸せな男です」は広く知られている。   引退式から2年後、37歳の誕生日を目前にして亡くなった。   通算満塁本塁打23本は21世紀を迎えた今も、メジャーリーグレコードとして残っている。   史上最年少で野球殿堂入りを果たし、ヤンキースの背番号4は永久欠番。   出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


チャーリーとチョコレート工場

オトーサン、 久しぶりにオートバックス柏しょうなんへ。 シトロエンC4に後つけするナビのお値段をチェックがてら、 映画をみようというわけ。 原題:Charlie and the Chocolate Factory (2005) 監督:Tim Burton 原作:Roald Dahl 脚本:John August Genre: Adventure / Comedy / Family / Fantasy Rated PG for quirky situations, action and mild language. Country: USA / UK / Australia Language: English 上映時間:115分 あらすじ: チャーリーは、貧しい家庭に育つ。 大好きだけども、買えないチョコレ−トを夢見ている。 事態が変わったのは、有名なウォンカ・チョコレート帝国のボス、 ウィリー・ウォンカが、コンテストをはじめたときである。 国中に配送されたチョコレートのなかに、 5枚の金のチケットが入っており、 それを当てた子供は、 特別に、素敵なチョコレート工場を見学できるのだ。 チャーリーは、ほかの腕白小僧とともに、 奇跡的にチケットを当てる。 工場見学ツアーは、この連中にとって、驚きの連続だった。 出演者:: Johnny Depp .... Willy Wonka(ウィリー・ウォンカ) Freddie Highmore .... Charlie Bucket(チャーリー) David Kelly .... Grandpa Joe (祖父ジョー) オトーサン、 「気味悪いなぁ」 危うく、ジョニー・デップがダイキライになりかけました。 JOHNNY DEPP ジョニー・デップ 誕生日 1963/6/9   出身 米ケンタッキー州オーウェンズボロ フロリダで育つ。 音楽に傾倒し、ロック・バンド”キッズ”に参加。 20歳の時、ロサンゼルスに移るが、バンドが解散。 83年に結婚したメークアップ・アーティスト、 ロリ・アン・アリソン(85年離婚)がデップの俳優デビューを助けるため、 彼女の友人のニコラス・ケイジを紹介。 ケイジはデップにエージェントを紹介し、オーディションを受けて 84年「エルム街の悪夢」の映画デビューにつながった。 87年からのテレビ番組「ハイスクール・コップ」で有名に。 90年「クライ・ベイビー」で初主演。 「妹の恋人」「シザーハンズ」「エド・ウッド」でゴールデングローブ賞にノミネートされる。 2003年。「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」では アカデミー主演男優賞にノミネートされた。 97年「ブレイブ」で監督デビュー。 現在のパートナーはバネッサ・パラディ。 リリー・ローズ・メロディとジャックという子供がいる。 寡黙で心の内を見せないミステリアスな男の役をやらせたら、 天下一品の俳優。 活躍度 ◎→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1984年「エルム街の悪夢」◆ 1985年「マイアミ・ホット・リゾート」 1986年「プラトーン」 1990年「クライ・ベイビー」 「シザーハンズ」◇ 1991年「エルム街の悪夢 ザ・ファイナル・ナイトメア」△ 1992年「アリゾナ・ドリーム」 1993年「妹の恋人」◇「ギルバート・クレイブ」◇ 1994年「エド・ウッド」◇ 1995年「ドン・ファン」◇「デッドマン」      「ニック・オブ・タイム」 1996年「ザ・カンヌ・プレイヤー」 1997年「フェイク」◇「ブレイブ」◇ 1998年「ラスベガスをやっつけろ」◇「ミー&ウィル」 1999年「スリーピー・ホロウ」◇「ノイズ」◇「ナインス・ゲート」◇      「ビートニク」◆ 2000年「ショコラ」◆「夜になるまえに」◆「耳に残るは君の歌声」 2001年「ブロウ」◇「フロム・ヘル」◇「ロスト・イン・ラマンチャ」 2003年「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち」◇      「レジェンド・オブ・メキシコ デスペラード」◇ 2004年「シークレット・ウインドウ」◇「ネバーランド」◇ 2005年「チャーリーとチョコレート工場」◇ その他の出演者: Helena Bonham Carter .... Mrs. Bucket Noah Taylor .... Mr. Bucket Missi Pyle .... Mrs. Beauregarde James Fox .... Mr. Salt Deep Roy .... Oompa Loompa Christopher Lee .... Dr. Wonka Adam Godley .... Mr. Teavee Franziska Troegner .... Mrs. Gloop Annasophia Robb .... Violet Beauregarde Julia Winter .... Veruca Salt Jordan Fry .... Mike Teavee Philip Wiegratz .... Augustus Gloop User Rating: 7.5/10 (20,092 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 Nothing could be sweeter..., Alexisさん Kansas City, MO 2005年7月12日 子供の頃、私の好きな本は、 ロアルド・ダールの "Charlie & the Chocolate Factory"だった。 奇妙な工場での子供の魔法の冒険談である。 ジーンワイルダーの撮った原作映画に不満があるわけではないが、 (原作にはとらわれず、キュートで心暖まる映画だった) ティム・バートンが手がけると聞いて、 後ろ跳びをしてしまった。 だって、最高に好きな監督なんだもん。 新しい映画をつくってくれるにちがいない。 ウィリー・ウォンカを演じたジョニー・デップは、終始完璧だった。 最初の映画化では分からなかったのは、 ウォンカがクレージーだということだ。 腐った子供たちに、わが子に対するように、 手厳しい仕打ちをするあたりは、 実に、エキセントックで催眠状態だった。 ジーン・ワイルダーは、ウォンカを父親らしく描いた。 それも素敵だった。 だが、デップは、まったく新しいウィリー・ウォンカを創造した。 観客はみな催眠状態になってしまう。 一番よかったのは、 チョコレートの宮殿から薄い髪の毛にいたるまで、 すべてが原作に忠実だったこと。 とても感動した。 これは、万人向けの映画である。 とくに、原作を覚えていて、チョコレートが大好きなひとには! オトーサン、 「まったく予想外だった」 てっきり子供向け映画と馬鹿にしていたら、 どんどん、ホラー映画になっていくのです。 ほとんどの映画は、予備知識のないほうが楽しめますが、 この映画の場合は、原作を読まないまでも、 ロアルド・ダールという作家について知っていたほうがいいでしょう。 ○ロアルド・ダール  子供から大人まで幅広い層から支持される小説家。  日常に潜んでいる狂気やブラック・ユーモアに満ちた作品を数多く世に送った。  2004年、BBCのアンケート調査では、その作品集が、  「怖いミステリー」第4位になっている。


アタメ 私をしばって!

オトーサン、 「おいおい、SM映画じゃないだろうな」 でも、主演は、アントニオ・バンデラスとあります。 スペインきっての美男俳優ですから、 SM映画ではなさそうです。 原題:!Atame! (1990)    Tie Me Up! Tie Me Down! 監督・原作・脚本:Pedro Almodovar 脚本:Yuyi Beringola Genre: Drama / Crime / Romance Country: Spain Language: Spanish 上映時間:111分 あらすじ: ロッキ−は、精神病院から退院する。 何をやるべきかは、すでに知っている。 マリーナを追いかけるのだ。 ポルノ女優で、一度セックスしたことがある。 妻になってくれと、説得するつもりだ。 彼女がその気にならないので、縛りあげる。 このアプローチは、はたして、効き目があるだろうか? 出演者:: Victoria Abril .... Marina Osorio(マリーナ) Antonio Banderas .... Ricky(リッキー) Loles Leon .... Lola(ローラ) オトーサン、 「美男美女、汚れ役を競演!」 そんな見出しが浮かぶド派手な演出でした。 ここでは、可愛い顔をしているのに、 グラマラスな肢体を惜しげもなくさらけ出した ビクトリア・アブリルとアントニオ・バンデラス、 この2人の経歴をみましょうか。 VICTORIA ABRIL  誕生日 1959/7/14 出身 スペイン・マドリッド 風変わりな役柄でも積極的にこなす女優。7 6年にポルトガルで映画デビュー。 イギリス映画出演後、80年にフランス映画界に進出。 83年「溝の中の月」でセザール助演女優賞にノミネート。 同郷のベドロ・アドモパドル監督に気に入られ、 「アタメ」「ハイヒール」「キカ」に出演。 91年「アマンテス/愛人」ではベルリン映画祭主演女優賞を手にした。 活躍度 △→ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1976年「ロビンとマリアン」 1983年「溝の中の月」 1984年「オン・ザ・ライン」 1985年「わが父/バードロ・ヌエストロ」「アフター・ダークネス」      「マックス、モン・アムール」 1988年「バトン・ルージュ」「凶弾」 1990年「アタメ」 1991年「素晴らしい時代」「アマンテス/愛人」「ハイヒール」      「パリの天使たち」 1993年「キカ」 1994年「ブルーヘルメット」「ジミー・ハリウッド」      「彼女の彼は、彼女」 1995年「死んでしまったら私のことなんか誰も話さない」      「リベルタリアス/自由への道」 1999年「スカートの奥で」 2001年「ウェルカム!ヘヴン」 ANTONIO BANDERAS  アントニオ・バンデラス 誕生日 1960/8/10 出身 スペイン・マラガ 幼少時はプロ・サッカーに憧れるが、膝を壊し断念。 13才から地元の演劇学校に学び、卒業と同時に小劇団に入団する。 81年、マドリッドに移り、 アンサンブル・メンバーとしてスペイン国立劇団に加わる。 82年「セクシリア」で映画デビュー。 活躍度 ◎↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆☆★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1982年「セクシリア」 1984年「ロス・ザンコス/竹馬の男」 1985年「マタドール<闘牛士>」      「炎のレクイエム、凶弾」 1987年「欲望の法則」「最も危険な男」 1988年「神経衰弱ぎりぎりの女たち」 1990年「アタメ」「インセスト/近親相姦」      「暴走遊戯」 1992年「マンボ・キングス/わが心のマリア」 1993年「愛よりも非情」◇ 1994年「愛の奴隷」「フィラデルフィア」◆      「愛と精霊の家」◆      「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」◆ 1995年「暗殺者」◇「デスペラード」◇      「マイアミ・ラプソディー」◇「フォー・ルームス」◆ 1996年「あなたに逢いたくて」「ストレンジャー」◇      「エビータ」◇ 1998年「マスク・オブ・ゾロ」◇ 1999年「13ウォーリアーズ」◇「バウンティ・キッド」◇ 2000年「マイ・スウィート・ガイズ」◇「ポワゾン」◇      「抹殺者」◇ 2001年「スパイキッズ」◇ 2002年「スパイキッズ2/失われた夢の島」◇「フリーダ」      「バリスティック」◇「ファム・ファタール」◇ 2003年「スパイキッズ3−D:ゲームオーバー」◆      「レジェンド・オブ・メキシコ デスペラード」◇      「ジャスティス 闇の迷宮」◇ 2004年「シュレック2」(声) その他の出演者: Julieta Serrano .... Alma Maria Barranco .... Medica Rossy de Palma .... Camello en Vespa Francisco Rabal .... Maximo Espejo Lola Cardona .... Directora psiquiatrico Montse G. Romeu .... Periodista Emiliano Redondo .... Decorador Oswaldo Delgado .... Fantasma Concha Rabal .... Farmaceutica Alberto Fernandez de Rosa .... Productor Jose Maria Tasso .... Anciano psiquiatrico Angelina Llongueras .... Montadora User Rating: 6.9/10 (2,695 votes) オトーサン、 「高いスコアだ」 ・ベルリン国際映画祭金熊賞ノミネート Quicksandさん Dallas, TX 2000年3月13日 主役2人が全力投球 この映画をみたひとが、 なぜ、こんなに低いスコアをつけるのか、理解に苦しむ。 90分物のSM映画を見ていたのか? バカバカしい。 登場人物たちが見事に描かれた脚本は天才的。 バンデラスが、アパートに押し入り、 アブリルと対決するシーンは、カンペキ。 無理やり侵入するのだが、 好きだったのが、キライになり、また好きになる。 たったこの短いシーンの間にである。 この2人の間の経緯は、省略されている。 それが、この映画を面白くしているのだ。 面白いのは、ヌードのせいではないと思う。 ペドロ・アルモドバル監督は、偏執狂かもしれないが、 だからといって、この映画が見る価値がないわけではないのに、 そう、多くのアメリカ人観客は、好きじゃないのだろう。 これまで、アルモドハル監督作品をみたことがなかったが、 これからは、見るつもりだ。 なにが描かれているか、実に興味がある。 芸術的な小品だが、主役2人が全力投球をしている。 10点満点で、9点。 オトーサン、 「さすが、アルモドバル!」 取り澄ました美男美女を描くのではなく、 庶民のホンネレベルに目線を合わせ、 さらには、人間本能を垣間見せてくれるのです。 どの作品も、独特の感が湧いてくるのです。 監督の経歴をみましょう。 PEDRO ALMODOVAR  ペドロ・アルモドバル 誕生日 1951/9/25 出身 スペイン・ラ・マンチャ 監督作 1982年「セクシリア」 1983年「バチ当たり修道院の最期」 1984年「グロリアの憂鬱/セックスとドラッグと殺人」 1986年「マタドール」 1987年「欲望の法則」 1990年「アタメ 私をしばって!」 1991年「ハイヒール」 1993年「キカ」 1995年「私の秘密の花」 1997年「ライブ・フレッシュ」 1999年「オール・アバウト・マイ・マザー」 2002年「トーク・トゥ・ハー」 次に、IMDBから。 ルイス・ブニエル以来、最も国際的に有名なスペイン人監督。 スペインのラマンチャの寒村に生まれた。 1968年にマドリッドに出て、フリーマーケットで古着などを売っていた。 映画製作を勉強するカネもなかったし、 映画学校そのものも、7 0年代はじめのフランコ独裁政権下で閉鎖されていたので、 スペインの電話会社に就職し、 お金をためて、スーパー8ミリカメラを買った。 1972年から1978年まで、友人の支援をえて短編映画を何本か作った。 この映画を上映したところ、 反体制文化の風潮のなかで、たちまち評判を得た。 数年の間に、彼は、モルディバの星になった。 70年代マドリッドのポップカルチャーである。 処女作”Pepi, Luci, Bom y otras chicas del monton” (1980)は、 16ミリで撮影され、35ミリで一般公開された。 1987年、弟と共に、自身のプロダクションを設立し、 「アルモドバル・ブーム」に乗って、 多くの国に有名な映画を配給し続けている。


ピアニスト

オトーサン、 「カンヌで賞をとったのか」 近所のビデオ屋で旧作を3本借りました。 そのうち、1本はすでに見たもの。 途中までみたので、腹立たしい思いをしました。 新聞を読みましたが、ただ、腹が立つだけ。 「どうも、腹が立つことばかりだなぁ」 原題:La Pianiste (2001)     The Piano Player 監督・脚本:Michael Haneke 原作:Elfriede Jelinek Genre: Drama Rated R for aberrant sexuality including violence, and for language. Country: France / Austria Language: French 上映時間:130分 あらすじ: 男は、欲した女とどこまで深くかかわれるか? エリカは、ウィーンの有名な音楽学校のベテランのピアノ教師。 その傑出した才能によって尊敬されているが、 反面、その課題は厳しく、アホな生徒にはかまわない。 その気質は、いまも共に暮らしている母親ゆずり。 エリカには、夫も恋人もいない。、 強い性的衝動は、ポルノビデオ鑑賞や覗き、 そして、マスタベーションで処理している。 エリカは、生徒のひとり、才能もあり、ハンサムなウォルターに惹かれる。 彼女の冷たい態度に臆する気配もない。 エリカは、はじめのうち、彼の誘いに乗らなかったが、 リサイタル後、友人を弁護するに至って、怒り狂う。 ウォルターは、彼女を追いかけて、婦人用トイレに入る。 エリカは、突然、ウォルターに近づき、セックスするが、 彼を満足させようとはしない。 ウォルターは、苦痛と恥辱を感じ、去ろうとするが、 彼女に惹かれ、その性的要求に従うのだった。 出演者: Isabelle Huppert .... Erika Kohut(エリカ) Benoit Magimel .... Walter Klemmer(ウォルター) Annie Girardot .... The Mother(エリカの母親) オトーサン、 「なんか、もうハチャメチャだ」 こういう本姓をむきだしにした女性を演じるのは、 勇気がいることでしょう。 ISABELLE HUPPERT  イザベル・ユペール 誕生日 1955/3/16 出身 仏パリ 活躍度 ○→ 大学時代に演劇に興味を持ち、パリのコンセルバトワールで学ぶ。 71年「夏の日のフォスティーヌ」で映画デビュー。 78年「ヴィオレッテ NOZIERE」でカンヌ映画祭主演女優賞受賞。 88年「主婦マリーがしたこと」でベネチア映画祭、 モスクワ映画祭主演女優賞受賞。 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1971年「夏の日のフォスティーヌ」 1972年「夕なぎ」 1974年「バルスーズ」 1975年「ローズバッド」 1978年「ヴィオレッテ NOZIERE」 1979年「ブロンテ姉妹」 1980年「勝手に逃げろ/人生」「天国の門」 1982年「パッション」 1983年「女ともだち」「ビエラ/愛の遍歴」 1987年「窓/ベッドルームの女」 1988年「悪霊」「主婦マリーがしたこと」 1990年「女の復讐」「マリーナ」 1991年「ボヴァリー夫人」 1992年「愛のあとに」 1994年「愛・アマチュア」 1995年「沈黙の女」 1996年「キュリー夫妻・その愛と情熱」 2001年「ピアニスト」 2002年「8人の女たち」「いつか、きっと」 2004年「ハッカビーズ」 その他の出演者: Susanne Lothar .... Mrs. Schober Udo Samel .... Dr. Blonskij Anna Sigalevitch .... Anna Schober Cornelia Kondgen .... Mme Blonskij Thomas Weinhappel .... Baritone Georg Friedrich .... Man in drive-in Philipp Heiss .... Naprawnik William Mang .... Teacher Rudolf Melichar .... Director Michael Schottenberg .... Teacher Gabriele Schuchter .... Margot Dieter Berner .... Singing teacher User Rating: 7.2/10 (4,516 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 セックス・シーンに眉をしかめるひともいるでしょう。 ・カンヌ映画祭  最優秀男優賞 Benoit Magimel  最優秀女優賞 Isabelle Huppert  審査員特別賞:Michael Haneke User Comments: Grim but excellent James McNallyさん Toronto, Canada 2002年9月10日 暗いが、すばらしい。 この映画、2001年トロント国際映画祭でみた。 これは、いわばグリム物語のテーマを補強したもの。 Isabelle Huppert は、カンヌ映画祭で最優秀女優賞を獲得した。 演じたのは、芸術的才能を追求するあまり、人間味を失った女性。 曲がった恐ろしいやりかたでないと、情緒やセックスを味わえない。 若い生徒が彼女に恋する。 そこで、希望が生まれるが、 彼女は、フツーのひとのように愛することはできないということが、 たちまち明らかになる。 最後の恐ろしい30分間には、 最初の90分に流れていた美しい音楽は流れない。 この意味することは、音楽がすべてではない。 人生と美がなければということだ。 オトーサン、 「くの一の性生活、どうなんだろうなぁ?」 時が時だけに、つまらんことにアタマがいってしまいます。 恥も外聞もなく、すべてを犠牲にして権力の座をめざす。 ・比例区や 不倫女の 高笑い その通りになってしまいました。


運命を分けたザイル

オトーサン、 「登山家の映画だ」 植村直巳さん、いまごろ天国でどうしているでしょうね。 マッキンリー登頂後、氷壁から足を踏み外したそうですが。 この映画、登山家たちが死と隣り合わせで生きていることを まざまざと教えてくる名画です。 原題:Touching the Void (2003) 監督:Kevin Macdonald 原作:Joe Simpson Genre: Documentary / Drama Rated R for language. Country: UK Language: English 上映時間:106分 あらすじ: 1980年代半ば、2人の若い登山家が、 ぺルーのシウラ・グランデの西壁登頂に挑んだ。 多くの登山家が試みたが成功していない。 ベースキャンプ設営後、現地で知りあったひとりに 留守番を頼んで、サイモンとジョーは、 西壁登頂に挑むために出発する。 頂上を極めたものの、下山途中、ジョーが転落して脚を骨折する。 非常事態だったが、2人は、下山を続ける。 サイモンがジョーをかばいながら、 ロープワークを駆使することで、300メートル降りることが出来た。 だが、ジョーが宙ぶらりんになり、もはやどうすることも出来ない。 サイモンは、ロープを切り、ジョーは.クレバスに落下していく。 サイモンは、ジョーが死んだと思い、下山する。 だが、ジョーは、奇跡的に助かっていた。 これは、その生還の物語である。 出演者:: Brendan Mackey .... Joe Simpson(ジョー) Nicholas Aaron .... Simon Yates(サイモン) Joe Simpson .... Himself (ジョー) Simon Yates .... Himself(サイモン) オトーサン、 「見ておれん!」 何度も、DVDをストップしました。 手に汗握るなどという生易しいものではありません。 その他の出演者:: Richard Hawking .... Himself Ollie Ryall .... Richard Hawking User Rating: 8.1/10 (4,152 votes) オトーサン、 「8点台だ!」 User Comments: dbborroughsさん Glen Cove 2004年7月16日 誰が何と言おうと、身の毛がよだつ。 2人の英国人登山家が、 未登頂の山に挑んだ様子を描いた この映画は、ここ数年で、もっとも魅力的な映画だ。 A hybrid of talking heads and re-enactments この映画は、過去最高の登山映画だ。 いい映画だ、すばらしい映画だ、 こんな表現しかできないのをお許しいただきたい。 一言で言えば、「ワーオ!!!」 この映画、大画面で見られたら、さぞかしいいだろう。 圧倒的なスケールだろう。 だが、DVDでしか見られなかった。 でも、特典映像で、「次に何が起きたか」があった。 そう、映画が終わったあと、まさに切実に知りたくなる点だ。 私の唯一の、それも些細な不満は、 後半のペースがもっと早ければなあということ。 そうだったら、最高の映画になっただろう。 10点満点で、9点。 オトーサン、 「そうか!そうなんだ」 目前にある小さな目標を死にもの狂いで達成する。 それを永遠に続けることで奇跡も可能になるのです。 でも、分かっていても、ムリですよね。


エトワール

オトーサン、 「バレエ映画か」 パリ オペラ座の「白鳥の湖」もみられるというので、 借りてみました。 何度か、現地でみようとしたのですが、 短い滞在期間中には、やってなくて。 原題:Tout pres des etoiles: Les danseurs de l'Opera de Paris (2001)     Etoiles: Dancers of the Paris Opera Ballet 監督・脚本:Nils Tavernier Genre: Documentary / Music Country: France Language: French Color: Black and White / Color 上映時間:100分 あらすじ: オトーサン、 「しょうがないなー、IMDB、また、さぼってる」 うまい紹介をしているサイトから引用しましょう。 www.wowow.co.jp/schedule/ghtml/016748001V1_main.html 星を意味する最高位のエトワールを頂点に、 プルミエ・ダンスール、スジェ、コリフェ、カドリーユと、 厳格なランク付けがなされているパリ・オペラ座のバレエ・ダンサーたち。 M・ルグリをはじめ、人気・実力を兼ね備えた一流のエトワールたちが総出演するほか、 M・ベジャール振付の「第九交響曲」、I・キリアン振付の「優しい嘘」など、 モダンからクラシックに至るバレエの真髄を存分に堪能できる。 出演者: オトーサン、 大勢いて、誰が誰だか名前はわかりませんでした。 「日本人のバレリーナがひとり出てたなぁ」 Aurelie Dupont .... Les Etoiles Laurent Hilaire .... Les Etoiles Manuel Legris .... Les Etoiles Nicolas Le Riche .... Les Etoiles Jose Martinez .... Les Etoiles Elisabeth Platel .... Les Etoiles Jean-Guillaume Bart .... Les Premiers Danseurs Marie-Agnes Gillot .... Les Premiers Danseurs Clairemarie Osta .... Les Premiers Danseurs Nathalie Rique .... Les Premiers Danseurs Wilfried Romoli .... Les Premiers Danseurs Celine Talon .... Les Premiers Danseurs Miteki Kudo .... Corps de Ballet (Sujet) Sylvain Durand .... Les Pianistes de cours Maurice Bejart .... Choreographer Claude Bessy .... La Directrice de l'Ecole de Danse Jiri Kylian .... Choreographer Brigitte Lefevre .... Directrice de la Danse User Rating: 6.7/10 (39 votes) オトーサン、 「高いスコアだ」 User Comments: Edさん New York, NY 2004年12月28日 まずダンサーたちが興味をもつだろう。 このビデオの言わんとしているところは、 ダンサーになるのは、肉体的にも精神的にキツイということだ。 それは、バレエ好きのひとが以前から思っていたことだろう。 私も、そのひとりとして、見るのが怖かった。 そして、この映画、エトワール(スター)になるのは、 ものすごいサバイバル・レースであることを繰り返し叩きこんでくれる。 M.ベシャールの作品が、なぜそんなに多いのか、分からなかった。 特に、バレエにするのは、難しいとされた「第九交響曲」だが、 サーカスでは、ベートーベンの音楽がよく使われている。 ベートーベンは、偉大な作曲家で、あらゆる分野をてがけてきたが、 どういうわけか、バレエ音楽とは縁遠い。 かれのバレエ音楽「The Creatures of Prometheus」は、 もっとうまく作曲できただろうと思える。、 私にとっては、Kylianのシーンが興味深かった。 この映画、退屈だったが、昔のプレッシャーを思いだした。 バレエ・ダンサーやバレエ愛好家には、面白いだろう。 オトーサン まず、子供たちの厳しい訓練風景。 「退屈だなぁ」 次第に、うまくなると、みていてため息が出てきます。 「あの足さばき、腕の振り、どうだ!」 そして、ふと、思いだしたのです。 「そうだ、オレも白鳥の湖を踊ったことがある!」 忘年会だったでしょうか。 若気のいたりに、酔いも手伝って、 トイレットペーパーを腰に巻き、旅館の舞台へ。 まず、深くお辞儀すると、観客からは罵声。 でも、つま先立ちして、軽く1回転すると、 「やるじゃん!」 あとは、もう、出まかせで、秘術を尽くしました。 ジャンプしたり、腕を伸ばして、手のひらをひらひらさせたり。 「音楽がよかったなー」 こまっちゃんが、ラジカセで、 白鳥の湖のハイライトをうまく編集してくれたのも、 後世に伝えられる成功の原因でした。 「いつまで、バカ言ってるのよ」 この映画、バレエ愛好家、 及び上品な奥様方に熱狂的に迎えられたとか。


ラストマップ:真実を探して

オトーサン、 「変な邦題だな」 原題も、「屈折をめぐって」と意味不明。 でも、監督が脚本を書いているんだから、 ぜひ言いたいことがあるんだろうな。 原題:Around the Bend (2004) 監督・脚本:Jordan Roberts Genre: Drama Rated R language. 上映時間:83分 あらすじ: 4世代の男たち。 数年間、顔もあわせなかったが、急に一緒になる。 家族の過去の真実を発見するためにだ。 驚きに満ちた世界への旅行。 おかしくも、ドラマチックで、個人的な旅だった。 出演者: Michael Caine .... Henry Lair (ヘンリー) Christopher Walken .... Turner Lair (ターナー) Josh Lucas .... Jason Lair (ジェイソン) Jonah Bobo .... Zach Lair(ザック) オトーサン、 「みんな持ち味を出している!」 マイケル・ケインは、いつもながらの老け役。 暗い過去をもった男ターナーを演じるは、クリストファー・ウォーケン。 その息子、ジェイソンをジョシュ・ルーカスが好演! そのまた息子のザック、子役のかわいらしいこと。 経歴紹介は、クリストファー・ウォーケンとジョシュ・ルーカス。 CHRISTOPHER WALKEN  クリストファー・ウォーケン 誕生日 1943/3/31 出身 米ニューヨーク・クイーンズ 活躍度 ○↑ 母が熱心なステージママであったため、 幼い頃から演技とダンスを学び、 テレビで二人の兄と共に子役として活躍。 59年、ブロードウェイ・デビュー。 ホストフラ大学進学で一時俳優活動を休止後、舞台に復帰。 その後、アクターズ・スタジオで学び、 71年「盗聴作戦」で映画デビュー。 78年「ディア・ハンター」でアカデミー助演男優賞受賞。 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1971年「盗聴作戦」 1972年「マインド・スナッチャー/恐怖の人体実験」 1976年「グリニッジ・ビレッジの青春」 1977年「アニー・ホール」「センチネル」「ローズランド」 1978年「ディアハンター」◆アカデミー助演男優賞 1980年「天国の門」「戦争の犬たち」 1981年「ペニーズ・フロム・ヘプン」「アステカの秘宝」 1982年「アクターズ・ラブ」 1983年「デッド・ゾーン」「ブレイン・ストーム」 1985年「007/美しき獲物たち」 1986年「ロンリー・ブラッド」「ウォーゾーン/虐殺報道」 1988年「ミラグロ/奇跡の地」「ホームボーイ」      「ブルースが聞こえる」 1989年「コミュニオン/遭遇」 1990年「キング・オブ・ニューヨーク」「迷宮のヴェニス」 1991年「マクベイン」「ミッドナイトチェイサー」「ミストレス」 1992年「バットマンリターンズ」◆ 1993年「ウェインズ・ワールド2」「流血の絆」      「トゥルー・ロマンス」 1994年「パルプ・フィクション」 1995年「デンバーに死す時」「サーチ&デストロイ」      「ゴッド・アーミー/復讐の天使」「ニック・オブ・タイム」      「アディクション」◆ 1996年「フューネラル」「バスキア」      「ラストマン・スタンディング」◆「ワイルド・サイド」 1997年「TOUCH<タッチ>」「エクセス・バゲッジ」「マウス・ハント」◆      「ラスト・キングス」 1998年「イルミネイト」「アンツ」(声)「メビウス」◇      「天井桟敷のみだらな人々」 1999年「タイムトラベラー/きのうから来た恋人」◆      「スリーピー・ホロウ」◆「シシリアン 虐殺の地」 2001年「マリー・アントワネットの首飾り」◆      「アメリカン・スウィートハート」◆ 2002年「スチュアート・リトル2」(声)「キャッチ・ミー イフ・ユー・キャン」      「カントリー・ベアーズ」◇ 2003年「カンガルージャック」「ランダウン ロッキング・ザ・アマゾン」      「マイ・ボディガード」「ジーリ」 2004年「ステップフォード・ワイフ」 JOSH LUCUS  ジョシュ・ルーカス 誕生日 1971/6/20 出身 米アーカンソー州 93年「生きてこそ」で映画デビュー。 2002年「メラニーは行く!」でリース・ウィザースプーンの相手役を演じた。 活躍度 △→ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ   ☆☆★★★★ 出演作 1993年「生きてこそ」 1999年「ダンサー」 2000年「アメリカン・サイコ」「ユー・キャン・カウント・オン・ミー」      「悪魔の呼ぶ海へ」 2001年「ビューティフル・マインド」「セッション9」      「ワイルド・ストレンジャー」「ディープ・エンド」 2002年「メラニーは行く!」◇ 2003年「ハルク」◆ 2005年「ステルス」 その他の出演者: Glenne Headly .... Katrina David Eigenberg .... John Robert Douglas .... College Student Carlos A. Cabarcas .... KFC Counterman Gerry Bamman .... Albert Jean Effron .... Albert's Mother Lily Knight .... Tiffany's Saleswoman Rick Negron .... KFC Manager David Marciano .... Detective Norbert Weisser .... Walter Laurie O'Brien .... Ruth User Rating: 6.1/10 (674 votes) オトーサン、 「もっと高くてもいいのでは」 User Comments: Lori Collegeさん Florida, USA 2004年10月15日 深く、繊細に家族関係を掘り下げる クリストファー・ウォーケンとジョシュ・ルーカスが信じられないほどいい。 長年離れていて、奇妙な祖父の遺言で、 一緒に行動し、過去を清算せざるをえなくなる親子を見事に演じている。 新人のJonah Boboは、ザック役を実に自然に演じている。 物語は、心温まるものであり、 家族を選べないという事実を想起させてくれる。 だが、お互い傷つけあう危険があるものの、 相手を選び、愛し、受け入れることができる。 我々は先行する世代が犯した過ちから学ぶことができる。 そして、次代に伝えることが出来る。 これはすばらしい映画だ。 音楽がすばらしい。 甘ったるさは微塵もなく、年をとった父子の物語だ! オトーサン、 「新タイプのロード・ムービー出現!」 路上を移動しつつ、過去に遡るなかで、父子関係が再生していく。 すばらしい脚本です。


マザー・テレサ

オトーサン、 またもや東京へ、日比谷シャンテへ。 「おお、朝から行列だ。レディース・デイか」 妙齢?の女性に囲まれてみました。 途中から周囲は、涙、また涙。 上映延長も当然でしょう。 原題:Madre Teresa (2003) (TV)     Mother Teresa of Calcutta 監督:Fabrizio Costa 脚本:Massimo Cerofolini/Francesco Scardamaglia Genre: Drama Country: Italy Language: English 上映時間;110分 あらすじ: 1946年、インドのカルカッタ。 カトリック修道院で教鞭をとっていたマザー・テレサは、 イスラム教徒とヒンズー教徒の抗争で負傷した インド人を助けたことで、修道院長と対立する。 「自分の居場所は修道院でなく、貧しい人々の中」 彼女は、一人で街に出て人々に救いの手を差し伸べる。 やがて「神の愛の宣教者会」を設立し、 心強い協力者を得るが、スキャンダルも。 出演者:: Olivia Hussey .... Mother Teresa(マザー・テレサ) オトーサン、 「オリビア・ハッセー、入魂の演技!」 おなじみ海外映画俳優マガジンで、その経歴をみましょう。 「変だな、大事な事実が抜けている」 1980/2/18に布施明とフロリダ・マイアミビーチで挙式し、 89/5/23に布施がテレビ朝日で記者会見で離婚を発表。 日本で仕事をしたい布施と 米国にとどまりたいオリビアの意見が合わなかった。 OLIVIA HUSSEY  オリビア・ハッセー 誕生日 1951/4/17 出身 アルゼンチン・ブエノスアイレス 父と二歳で死別し、母国イギリスへ移る。 イタリア・コンティ演劇学校で学び、 舞台「ミス・ブロディの青春」で注目される。 1965年「湖愁」で映画デビュー。 「ロミオとジュリエット」で史上最年少でのジュリエット役を演じ、人気に。 71年ディーン・マーティンの息子ディノと結婚し、一児をもうけるが離婚。 活躍度 △↓ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ   ☆☆★★★★ 出演作 1965年「湖愁」 1968年「ロミオとジュリエット」 1973年「失われた地平線」「サマータイム・キラー」 1974年「暗闇にベルが鳴る」 1976年「ナザレのイエス」 1977年「スクランブル」 1978年「ナイル殺人事件」「遺言シネマ殺人事件」 1980年「復活の日」 1981年「スローター・ゲーム」 1987年「歪んだ殺意」 1990年「聖戦/UNDECLARED WAR」 1993年「セーブ・ミー/我慢できない女」 1999年「ガーデン」 2003年「マザー・テレサ」 その他の出演者: Sebastiano Somma .... Father Serrano Michael Mendl .... Van Exem Laura Morante .... Mother Cenacle Ingrid Rubio .... Virginia/Agnese Guillermo Ayesa .... Perier Enzo De Caro .... Nicholas Emily Hamilton .... Anna Neil Stuke .... Kline Ivan Venini .... Jesus User Rating: 6.6/10 (17 votes) オトーサン、 「まあこんなものかも」 User Comments: Stephen Hitchingsさん Sydney, Australia 2005年4月30日 もっといい映画になったはず 宗教上の人物をとりあげた映画をつくるのは、危険である。 特に、その人物が生きていたり、最近死んだ場合は。 さらに、20世紀の傑出した人物である場合には。 幸い、この映画は、シニシズムと熱狂とのはざまで、 実にうまく舵を取っている。 どうしても、熱狂に傾きやすいのだが。 この映画は、事実に固執している。 そして、またマザーテレサの人格を称えている。 彼女の強い信仰心、驚異的な力、英雄的な慈善心、自己犠牲 その一方での懐疑心や弱さを見事に描いている。 すばらしい宗教映画は少ない。 これは、そのひとつだろう。 製作も秀逸。 監督も演技もいい。 オリビア・ハッセーは、難しい役なのに、いい仕事をした。 この映画を損なっているのは、その組み立て。 多くの出来事を入れようと頑張った結果、 残念ながら、物語が首尾一貫しなくなっている。 IMDbが記すところでは、 イタリアでの上映時間は、180分。 英語版よりも、ほぼ40%も長い。 おそらく問題は、編集にあるのだろう。 長い版のほうは、いい出来になっているにちがいない。 私の言いたいことは、以下に尽きる。 網羅的にやるのでなく、 マザーテレサ物語の一部を選んで、それに集中すべきだった。 オトーサン、 「やはり、すごいひとだったんだ」 異国の地で、異宗教の死にいくひとを献身的に看護する。 貧しいひと、病に苦しむひとに、殉教者イエスを重ねあわせる。 まさに、キリスト教の原点に回帰したのです。 ○マザー・テレサ   (Mother Teresa 1910/8/27-1997/9/5) カトリック教会の修道女にして修道会「神の愛の宣教者会」の創立者。 カルカッタで始まった貧しい人々のための活動は、  後進の修道女たちによって全世界に広められている。  生前から活動が評価され、1979年にはノーベル平和賞を受賞。  2003年10月23日、教皇ヨハネ・パウロ2世によって聖人とされた。  出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』  あなたや私は、もっとすばらしいことのために創られているのです。  私たちはこの人生を、何の目的もなく通り過ぎるために創られたのではないのです。  その最もすばらしい目的とは、人間は、生きて愛されるということなのです。  対象が何であれ、私たちは知らなければ愛することはできません。  知ることが愛へ導き、愛は奉仕に導きます マザ−テレサの日々の言葉より


皇帝ペンギン

オトーサン、 「銀座へ行かなきゃ、見られないか」 およそ1年ぶりになるでしょうか?銀ブラなんて。 1年前は、毎日のように銀ブラしていたのですが。 原題:La Marche de l'empereur (2005)     The Emperor's Journey 監督:Luc Jacquet 脚本:Jordan Roberts (narration)     Luc Jacquet/Michel Fessler/Luc Jacquet Genre: Documentary Country: USA / France Language: French 上映時間:85分 あらすじ: 3月、南極に冬がくる。 ペンギンの中でも一番大きい皇帝ペンギンは 隊列をくんで産卵のため南への旅を始める。 彼らは外敵に襲われにくい氷山で囲まれた土地へ赴く。 ここでお互いにパートナーを見つけ求愛をする。 やがて5月の末ころになるとメスは卵を産む。 産卵によって体重が5分の1に減ったメスペンギンは オスに卵を託しやがてかえる雛のために100キロはなれた海へ向かう。 その間オスは卵をまもり寒さを耐えるため 身体を寄せ合ってメスの帰りを待ちわびる。 やがて卵がかえりヒナが顔をだす頃にメスが戻ってきて... 声の出演者(仏版):: Charles Berling .... Narrator Romane Bohringer .... Narrator Jules Sitruk .... Narrator オトーサン、 「感動した!」 User Rating: 8.0/10 (2,798 votes) オトーサン、 「感動した!!」 User Comments: leiser18 さん San Jose, CA 2005年6月15日 サバイバル物語 この映画は、迫力充分だ。 悲しく、面白く、ひたすら興味深い。 命は奇跡だと教えてくれる。 皇帝ペンギンにとっては、毎日が戦いである。 捕食動物たちから生き延び、 地上で最も過酷な気候条件下で吹きすさぶ風や嵐に耐える。、 この映画は、ペンギンたちが、食べ、生き延び、 そして繁殖するための戦いを南極で撮影している。 毎年、ペンギンたちは、繁殖地をめざして 氷上や雪原を70マイルも歩いていく。 ペンギンのカップルがいる。 寒さから守るために、次代に命を伝えるために、 貴重な卵を爪でバランスをとりながら、皮膚の中に隠す。 父親は、卵が孵化するまで温めるために戻ってくる。 母親のほうは、また長い距離を歩いて、ヒナのために餌を取りにいく。 ヒナが生まれると、両親は、力を合わせて、 食べ物をやり、寒さから守り、育てる。 Luc Jacquet は、監督になる前には科学者だった。 ストーリーを若い観客にも劇的で目を奪うようにし、 そして、分かりやすくすることに成功している。 声の出演のモーガン・フリーガンは、お見事。. 必見の映画だ。 オトーサン、 「感動した!!!」


マダガスカル

オトーサン、 「時間が合わんなぁ」 皇帝ペンギンをみたいのですが、 近場でやっているのは、この映画ぐらい。 台風の雨のなか、傘をさして見にいきました。 原題:Madagascar (2005)     Wild Life 監督:Eric Darnell/Tom McGrath 脚本:Mark Burton / Billy Frolick     Eric Darnell/Tom McGrath Genre: Animation / Adventure / Comedy / Family Rated PG for mild language, crude humor and some thematic elements. Country: USA Language: English / German 上映時間:86分 あらすじ: NYセントラルパークでは、 ライオン、シマウマ、キリン、カバが親友で、ショーのスター。 だが、1匹が檻から逃げて、他の3匹がかれを探しに行く。 再会したのは、アフリカ行きの船の中。 だが、船がハイジャックされ、 檻のなかで育った親友3人組は、 野生で生きる術を覚えなくてはならなくなる。 声の出演者:: Ben Stiller .... Alex(アレックス:ライオン) Chris Rock .... Marty (マーティ:シマウマ) David Schwimmer .... Melman(メルマン:キリン) Jada Pinkett Smith .... Gloria (グロリア:カバ) オトーサン、 「しまった、吹き替え版だった」 ベン・スティラーの声なら、せめて浜ちゃんなら愉快だろうに そう思いましたが、後の祭り。 もう夏休みも終わったというのに、 子供向けアニメ=吹き替えという扱いだったんですね。 その他の出演者: Sacha Baron Cohen .... Julien Cedric the Entertainer .... Maurice Andy Richter .... Mort Tom McGrath .... Skipper/Fossa/Panicky Man on Subway Christopher Knights .... Private Chris Miller .... Kowalski Conrad Vernon .... Masone Eric Darnell .... Zoo Announcer/Lemur #1/Fossa/Subway Car Announcer David Cowgill .... Police Horse Stephen Apostolina .... Police Officer Elisa Gabrielli .... Old Lady User Rating: 6.4/10 (7,942 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」: User Comments: originalcrystaltmさん United States 2000年5月30日 これは「シュレック」でも「ニモ」でもない。 でも、 $8.25の価値はあるわよ この映画が退屈という声には不賛成よ。 カンペキな映画でしょうか? ノー。 だが、愉快だし、ペースは早いし、とても面白かった。 映画館では、満員の子供たちの笑い声が途切れなかった。 私の夫も、しぶしぶかなりいいと言っていたわ。 (ほんとのところ、スターウォーズを見に行きたがっていた) 筋書きは、ベーシック。 4匹の動物が野生で生き延びようとするなかで、 自分を見つめなおすというもの。 だが、映像が見事で、音楽もいいわ。 狂ったペンギンのエピソードも貴重よ。 キライだったのは、David Schwimmer。 いい仕事をしているけれど、その声には、へきえき。 「フレンズ」のRossを思い出してしまう。 そう、この映画にアカデミー賞を期待してはいけないの。 あるいは、「シュレック」を。 そうではなく、甘いが愉快な作品を楽しみに行けばいいのよ。 笑わせてくれるでしょう。 オトーサン、 映画館から女の子が出てきたので、 「面白かった?」 「ウン」 あまり面白そうでもない返事でした。 ストーリーも、いまいち、不完全燃焼でした。 でも、動物たちの選定、キャラクターはいいのですは。 表情や動作や色彩の豊かさは、CG技術の進歩を感じさせます。


蒲田行進曲

オトーサン、 「おお、蒲田行進曲か」 蒲田のそばに住んでいたので、なつかしい地名です。 柏図書館沼南分館でビデオを借りました。 原題:蒲田行進曲 (1982)     Fall Guy 監督:深作欣二 台本・脚本:つかこうへい 上映時間:109分 あらすじ: 「新撰組」撮影中の京都撮影所。 大部屋俳優のヤスに、 土方歳三役のスター、銀ちゃんが頭を下げる。 スキャンダルを避けたいので、女優・小夏と夫婦になって、 自分との間に出来た子供を育ててくれないか。 大好きな銀ちゃんのためにと、承諾したヤスは、 怪我を覚悟で、懸命に金を稼ぎはじめる。 ヤスを軽蔑していた小夏の心も次第に和らいでいき、 ヤスの郷里に挨拶に行った後、2人は結婚する。 そんな2人の前に、落ち込んでいる銀ちゃんが現れる。 ヤスは死を覚悟で寺田屋の「階段落ち」"を引き受け、 銀ちゃんに花をもたそうとする。 出演者: 松坂慶子.... 小夏 風間杜夫......銀四郎 平田満..........ヤス: 清川虹子......ヤスの母 オトーサン、 大部屋俳優ヤスを演じた平田満、その熱演に感動しました。 その母親役の清川虹子さんもなつかしく拝見しました。 昭和の母という感じで。 「やっぱりキレイなひとだなぁ」 松坂慶子さん、間近でみたことがあります。 こんな美人がいるのかと大きなショックを受けました。 汚れ役もこなし、女優開眼した映画です。 松坂慶子 まつざか けいこ 誕生日:1952/7/20 出身:東京都大田区 日本大学第二高等学校卒業。 売れないギタリストと結婚し、米国に移住。 帰国後、作品にも恵まれ、日本を代表する女優となった。 「蒲田行進曲」で、日本アカデミー賞主演女優賞受賞、 キネマ旬報主演女優賞、 毎日映画コンクール主演女優賞を受賞。 1991年、『死の棘』で日本アカデミー賞主演女優賞。 2002年にはヌード写真集がヒットした。 活躍度 ○→ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1971年「夜の診察室」 1981年「青春の門」「男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎」 1982年「蒲田行進曲」 1983年「男はつらいよ 寅次郎の縁談」「里見八犬伝」 1990年「死の棘」 1998年「カンゾー先生」 2000年「さくや妖怪伝」 2003年「精霊流し」 2005年「四日間の奇蹟」 その他の出演者: 高見知佳.....朋子 原田大二郎.....橘 蟹江敬三......監督 岡本麗.....トクさん 汐路章......山田 榎木兵衛......トメ 高野嗣郎....太 石丸謙二郎......大部屋A 萩原流行......勇二 酒井敏也.....マコト 清水昭博......助監督 佐藤晟也......カメラマン User Rating: 7.0/10 (47 votes) オトーサン 「おお高いスコアだ」 海外で上映されないのが、残念です。 日本アカデミー賞受賞 ・作品賞 ・主演男優賞 平田満 ・主演女優賞 松坂慶子 ・助演男優賞 風間杜夫 ・監督賞 深作欣二 ・新人俳優賞 平田満   User Comments: StSparkyさん Los Angeles 2002年2月15日 間違いを描いたロマンティックな喜劇 この映画は、撮影所の内幕をコミカルなタッチで描く。 ひとりは、端役しかもらえぬ大部屋俳優。 人気絶頂のスターは、役得だらけ。 大勢の盲目的な取り巻きを従えている。 そして、イメージダウンをふせぐため、 妊娠させてしまった美人女優を大部屋俳優に嫁がせ、 カンバックを期して、 人生を棒に振るようなスタントをやらせる。 時に、感動的で、おかしく、ロマンティック。 この映画、好評で、キネマ旬報が設定した この10年の名画1位に選出されたほか、 多くの賞を受賞している。 注)九州への新婚旅行は、甘いシーン。   明らかに内輪のジョークだ。 オトーサン、 「深作さんの代表作だなー」 ド派手な演出、ちょっと鼻につくシーンもありますが、 その激辛ぶりが、やみつきになります。 この映画、主題歌がいいですねえ。 過ぎ去った昭和時代の気分がよく現れています。


12人の優しい日本人

オトーサン、 「おお、まだある!」 柏図書館沼南分室にDVDを発見! 「中原俊監督か、面白そうだ」 原題:12人の優しい日本人 (1991)     Gentle 12 監督:中原俊 脚本:三谷幸喜 Genre: Comedy 上映時間:116分 あらすじ: 12人の陪審員が、着席早々、無罪で一致する。 だが、そのうちのひとりが、こういう。 「きちんと話しあいましょうよ」 それをきっかけに、議論ともいえぬ感情論が炸裂。 やがて、状況証拠から有罪と判断する者が増えていく。 果たして、被告は無罪か?それとも有罪か? 出演者:: 相島一之.....陪審員2号 林美智子....陪審員10号 村松克己....陪審員9号 オトーサン、 「誰が上手いというものじゃないが....」 12名の群像劇ですから、アンサンブルが見ものです。 その他の出演者: 加藤善博 .... 陪審員12号 大河内浩 .... 陪審員6号 塩見三省 .... 陪審員1号 豊川悦司 .... 陪審員11号 上田耕一 .... 陪審員3号 山下容莉枝 ... 陪審員8号 中村まり子.....陪審員5号.  二瓶鮫一.....陪審員4号  梶原善陪.....審員7号 User Rating: 7.7/10 (27 votes) オトーサン、 「高いスコアだ」 User Comments: KFLさん Bloomington, IN 2001年5月17日 「12人の怒れる男たち」のパロディ喜劇 この日本映画、私の知る範囲では、 まだ米国では上映されていない。 1957年のヘンリーフォンダの「12人の怒れる男」のパロディである。 「12人の優しい日本人」という題名そのものが、それを物語っている.) 勿論、日本には、陪審員制度はない。 だから、もし、導入されたらというファンタジーである。 演技は、おおむね、全開。 真面目に受け取るのは、ちょっと難しい。 だが、いくつか素敵なユーモラスなシーンがある。 1957年の原作同様、舞台は、一つの部屋に限定されている。 その点、興味深いひねりがある点も、よく似ている。 例えば、陪審員全員が無罪ということではじまるあたりだ。 いりろな点で、すばらしい映画ではないが、充分面白い。 だが、1957年の原作とは似ていない。 オリジナルな日本映画をみたかったら、 今村昌平、是枝裕和、北野武の最新作をみるべし。 オトーサン、 「日本じゃ、陪審員制度は向いてない!」 いま、真剣に導入が議論されているようですが、 そもそも、アメリカの陪審員制度そのものが?です。 マイケル・ジャクソンが無罪なんていう裁判は、茶番そのもの。 正直のところ、事件になんか、かかわりたくないし、 部屋に閉じ込められるのもいやだし、 アホらしい議論につきあわされるのも、面倒です。 それに、その結果がひとの人生を左右するなんて...。 「上手い断り方って,あるのかなぁ?」


コンバッション

オトーサン、 これもホラーか? いや、アクションものかも? 適当に借りてきたのですが、やはり駄作でしょうか? 原題:Combustion (2004) (TV)     Silent Killer 監督:Kelly Sandefur 脚本:Rick Drew Genre: Adventure / Action 上映時間:97分 あらすじ: アメリカ中西部ミルウッド。 謎の火災が続いている。 地下で何かが起きていると察知したスコットは、 下水道に沿う形で火災が発生しているのを知る。 地下に天然ガスが充満し、爆発寸前だったのだ。 出演者: Joe Lando .... Scott Daniels(スコット) Gabrielle Carteris .... Lourie Harper (ローリー) Michael Gross .... Talbot (タルボット) オトーサン、 「まあ、大した役者はいないな」 JOE LANDO  ジョー・ランドー 誕生日 1961/12/9  出身 米イリノイ州シカゴ テレビでは「ドクター・クイン〜大西部の女医物語」の バイロン・サリー役で出演。 活躍度 △→ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1986年「スタートレック4 故郷への長い道」 1990年「殺したいほど・アイラブ・ユー」 1998年「フルブラント」 2004年「コンバッション」 GABRIELLE CARTERIS  ガブリエル・カーテリス 誕生日 1961/1/2 出身 米フェニックス テレビ・シリーズ「ビバリーヒルズ青春白書」で 優等生アンドレア役を演じる。 活躍度 ▲→ 演技幅 適応 演技力 ☆☆★★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1989年「ジャックナイフ」 1992年「レイジング・ケイン」 2002年「ホワイト・インフェルノ」(TM) 2004年「コンバッション」 その他の出演者: Michael Gregory .... Chief Patterson Kathryn Joosten .... Miss Knight Christine Lakin .... Carmen Johnny Pacar .... Jesse Harper Hans Raith .... Oil Pump Worker Bryan Rasmussen .... Jackson Susan Walters .... Allison Saunders User Rating: 6.2/10 (9 votes) オトーサン、 「案外高いなー」 User Comments: プリズム5さん 2003年8月31日 ネタバレ注意 9年前に日テレ「映画黙示録」で放映したのを再見しました。 やはり個人的には駄作とまでは行きませんが 今ひとつの感が拭えません。 説明不足や飽きの来る人体発火の連続に余り物語に陶酔できず、 クローネンバーグの諸作のような主人公の悲哀が描き切れていない気もします (クローネンバーグの作品でも好きでないのもあるが)。 また収拾を図るようにいきなりファンタジーな展開になるラストも良くありません。 オトーサン、 「IMDB、サボってるなぁ」 駄作だと、User Commentsも、ないのでしょうか? でも、この映画、ハリケーンで大災害になったニューオリンズを連想させます。 というのも、被害を拡大した原因は、この映画と同じとか。 つまり、石油掘削で、地盤沈下したせいとか。


スタスキー&ハッチ

オトーサン、 「ベン・スティラーか、じゃ見るか」 最近見た「ドッジボール」の怪演技、 忘れられませんよねー。 原題:Starsky & Hutch (2004) 監督:Todd Phillips キャラクター:William Blinn 原作:Stevie Long/John O'Brien 脚本:John O'Brien/Todd Phillips/Scot Armstrong Genre: Action / Comedy / Crime (more) Rated PG-13 for drug content, sexual situations,          partial nudity, language and some violence. Country: USA Language: English / Korean 上映時間:101分 あらすじ: 1975年に潜入捜査官スタスキーとハッチのコンビが誕生した。 ひとりは、神経過敏で、本など読まない。 上官のいじめの対象で、10人以上パートナーが代わっている。 もうひとりは、 賭け屋から盗み、やくざたちとうろつきまわる。 悪い奴のReese Feldman は、匂いのしない味もないので、 警察犬も気づなかいコカインを輸入する。 彼の犠牲者が、浜辺に打ち上げられる。 ハッチの内報者は、コカインの大取引が進行中と告げる。 だが、われらが恐れを知らぬコンビは、すぐに動きだすものの、 圧力がかかって、コンビの間に亀裂が走る。 不仲を解消し、悪い奴の変装を見破り、 コカインを隠している殺人者を発見できるだろうか? 出演者: Ben Stiller .... David Starsky(スタスキー) Owen Wilson .... Ken Hutchinson (ハッチ) Snoop Dogg .... Huggy Bear (ハギー) Juliette Lewis .... Kitty (キティ) オトーサン、 「いいコンビだなぁ」 ハッチを演じるオーウェン・ウィルソン、 あまり上手い役者ではありませんが、 コンビになると、俄然力を発揮するタイプです。 脇役というか端役で、ジュリエット・ルイスが、 悪い奴の情婦役で、いい味を出していました。 BEN STILLER ベン・スティラー 誕生日 1965/11/30 出身 米ニューヨーク コメディ俳優である両親の影響でショー・ビジネスの道を志す。 UCLAで舞台芸術を学んだ後、 85年「HOUSE OF BLUE LEAVES」でブロードウェイ・デビュー。 「ハスラー2」のパロディ「THE HUSTLER OF MONEY」を監督し、 それが「サタデー・ナイト・ライブ」に放映されたのがきっかけで 番組の出演者兼アシスタント・ライターとなる。 また、スティラーは自身の映画製作会社レッド・アワー・フィルムズで 「サバー・バンズ」を監督し、長編映画監督デビューとなった。 「ズーランダー」の共演をきっかけにクリスティン・テイラーと結婚した。 活躍度 ○↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ   ☆☆☆☆☆★ 出演作 1987年「太陽の帝国」 1989年「思い出のジュエル」 1990年「ステラ」 1994年「リアリティバイツ」 1996年「アメリカの災難」「ケーブルガイ」◇ 1998年「メリーに首ったけ」◇「ゼロ・エフェクト」◇      「僕らのセックス、隣の愛人」      「パーマネント ミッドナイト」 1999年「ミステリー・メン」◆ 2000年「僕たちのアナ・バナナ」◇「ミート・ザ・ペアレンツ」◇ 2001年「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」◆「ズーランダー」◇ 2002年「オレンジ・カウンティ」 2003年「隣のリッチマン」◇「おまけつき新婚生活」◇ 2004年「ポリー my love」◇「スタスキー&ハッチ」◇「ドッジボール」◇ OWEN WILSON オーウェン・ウィルソン 誕生日 1968/11/18 出身 米テキサス州ダラス 作家志望でテキサス大学に入学するが、 戯曲の授業でウェス・アンダーソンと知り合い、演技に開眼。 91年に卒業後、96年アンダーソンの初監督作品 「アンソニーのハッピー・モーテル」で映画デビュー。 2000年にジーナ・ガーションと結婚。 活躍度 △↑ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1996年「アンソニーのハッピー・モーテル」「ケーブル・ガイ」 1997年「アナコンダ」◆ 1998年「アルマゲドン」◆「天才マックスの世界」「パーマネント ミッドナイト」 1999年「ホーンティング」◆      「クアドロフォニア 多重人格殺人」◇ 2000年「シャンハイ・ヌーン」◇「ミート・ザ・ペアレンツ」◆ 2001年「エネミー・ライン」◇「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」◆      「ズーランダー」◆ 2002年「アイ・スパイ」◇ 2003年「シャンハイ・ナイト」◇「ビッグ・バウンス」◇ 2004年「80デイズ」「スタスキー&ハッチ」 その他の出演者: Fred Williamson .... Captain Doby Vince Vaughn .... Reese Feldman Jason Bateman .... Kevin Amy Smart .... Holly Carmen Electra .... Staci George Cheung .... Chau Chris Penn .... Manetti Brande Roderick .... Heather Molly Sims .... Mrs. Feldman Matt Walsh .... Eddie G.T. Holme .... Bartender User Rating: 6.3/10 (15,332 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: McQualudeさん North Carolina 2004年7月25日 Snoop Doggが、この映画を救っている。 この映画、筋書きがよくない。 Snoop Doggが、この映画を救っていて、 全編を通して、輝やけるスターになっている。 スタスキー&ハッチは、面白くない映画である。 登場人物が面白くないのだ。 スティラーとオーエンズは、まあまあ。 会話は面白くないし、ダジャレも面白くない。 ドラマとしても、ドラマティックではない。 スタスキーの運命同様、映画は下降線をたどる。 この映画が面白いというひとは、ウソつきだ。 もし、子供のジョークが面白いというなら、 それはあなたに向いている。 それだけが、コメディなのだから。 そう、ディスコ・シーンは、おかしい。 娘がちょこっと笑っていた。 いいドレスを着ていた娘たちには、 忘れ難いサラダになっただろう。 オトーサン、 「Snoop Dogg、そんなによかったかなぁ?」 麻薬ディーラなる悪役を演じていました。 「そうか、悪役じゃ、フアンは怒るはずだ」 SNOOP DOG  スヌープ・ドッグ 誕生日 1972/10/20 出身 米カリフォルニア州ロングビーチ ラップ・アーティスト。 「ドッグ・スタイル」トップ・ドッグ」などのアルバムをリリースしている。 2001年「ボーンズ」で映画デビュー。 活躍度 ▲↑ 演技幅 個性 演技力 ☆☆★★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 2001年「ボーンズ」◇「トレーニング・デイ」      「サウスセントラルLA」 2004年「スタスキー&ハッチ」


ヒトラー 〜最期の12日間〜

オトーサン、 「絶対、見に行かなくてはなぁ」 東京まで行くのは億劫だし、上映時間もイマイチだし。 そんなことで見送ってきました。 ヒトラーの断末魔を見終わって、外へ出ると観光客だらけ。 「遊んでいる場合かよ」 ディスニーランド内の映画館でみるのは、失敗でした。 原題:Der Untergang (2004)     The Downfall: Hitler and the End of the Third Reich 監督:Oliver Hirschbiegel 原作:Joachim Fest/ Traudl Junge/ Melissa Muller 脚本:kyBernd Eichinger Genre: Drama / History / War Rated R for strong violence, disturbing images and some nudity. Country: Germany / Italy / Austria Language: German / Russian 上映時間:156分 あらすじ; 1945年4月、ヒトラー最後の日に、 ヒトラーの個人秘書ユンゲは、ヒトラーの窮地を目のあたりにする。 避け難い敗北を前に、ヒトラー、逃亡か戦争継続かで揺れる。 側近たちが、自分に忠誠か裏切ろうとしているか疑心暗鬼になる。 そんな苦境の中、エヴァは、ヒトラーと結婚し、 ゲッペルスの妻が子供たちを薬殺するのを見守る。 ベルリン市内は、殺戮の嵐。 市民の大量死すら無視して、保身に走るヒトラーをみて、 ユングの心には違和感が芽生えてくる。 出演者: Bruno Ganz .... Adolf Hitler(ヒトラー) Alexandra Maria Lara .... Traudl Junge(ユンゲ) Juliane Kohler .... Eva Braun(エヴァ) オトーサン、 「まるで、ヒトラーそのもの!」 見たこともないのに、そう言うのもなんですが、 ブルーノ・ガンツ、ヒトラーになりきっていました。 BRUNO GANZ  ブルーノ・ガンツ 誕生日 1941/3/22 出身 スイス・チューリヒ 母親はイタリア人、父はスイス人。 学校を卒業後、チューリヒの演劇学校に進む。 60年から62年の間にスイス映画でスクリーン・デビュー。 64年から69年にはクルト・ハブナーが主宰するブレメン映画に参加。 活躍度 △→ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1975年「O伯爵夫人」 1977年「アメリカの友人」 1978年「昼と夜のような白と黒」 1979年「ノスフェラトゥ」 1979年「ブラジルから来た少年」 1983年「白い町で」 1987年「ベルリン・天使の詩」 1988年「バンコマット」 1989年「ストラップ・レス」 1991年「春にして君を想う」「プラハ」「夜ごとの夢/イタリア幻想譚」 1993年「時の翼にのって/ファラウェイ・ソー・クロース!」 1995年「星の王子さまを探して サン・テグジュペリ〜魂の軌跡」 1998年「永遠と一日」 2000年「ベニスで恋して」 その他の出演者: Corinna Harfouch .... Magda Goebbels Ulrich Matthes .... Joseph Goebbels Heino Ferch .... Albert Speer Christian Berkel .... Prof. Dr. Ernst-Gunter Schenck Matthias Habich .... Prof. Dr. Werner Haase Thomas Kretschmann .... SS-Gruppenfuhrer Hermann Fegelein Michael Mendl .... General der Artillerie Helmuth Weidling Andre Hennicke .... SS-Brigadefuhrer Wilhelm Mohnke Ulrich Noethen .... Reichsfuhrer SS Heinrich Himmler Birgit Minichmayr .... Gerda Christian Rolf Kanies .... General der Infanterie Hans Krebs Justus von Dohnanyi .... General der Infanterie Wilhelm Burgdorf User Rating: 8.5/10 (12,218 votes) top 250: #67 オトーサン、 「おお、世界の名画67位だ!」 ・アカデミー賞外国語映画賞ノミネート hermes-10さん AMsterdam, The Netherlands 2004年11月11日 興味深いリアリズム この映画は、戦争の恐怖と狂気をまざまざと体験させる。 ブルーノ・ガンツ演じるヒトラーは、アカデミー賞もの。 まったく、ヒトラーになりきっている。 その他の出演者たちの演技もすばらしい。 まるで、ロシア軍に爆撃されているベルリンにいるかのようだ。 戦争末期の軍の決定が、いかなるものかが明快に分かる。 爆撃で破壊される市街の大画面とヒトラーをとりまく人々の描画の バランスがよくとれている。 地下の要塞に立てこもるヒトラーや その幕僚やスタッフたちが正気と忠誠心のはざまで揺れる様子や 災難の渦中にある市民たちの様子がよく描かれている。 この映画は、親ナチでもないし、 ナチのすべてを怪物のように描いてもいない。 正統派リアリズムである。 見に行くべし。 いい映画館なら、爆撃で揺れるだろう。 10点満点で、9点。 オトーサン、 「久しぶりに、見ごたえのある映画だった。  ヒトラーの経歴を見ておこう」 アドルフ・ヒトラー Adolf Hitler 誕生日:1889/4/20 - 1945/4/30 ドイツの政治家。 国家社会主義ドイツ労働者党(ナチス党)党首。 1933年に首相となってからは独裁的体制を確立し、 侵略政策を進めたため第二次世界大戦を引き起こし、 また、ユダヤ人の組織的殺害(ホロコースト)を推し進めたが、 ドイツの敗北に伴い自殺した。 民主主義を無責任な衆愚政治の元凶として退けたため、 独裁者の典型とされる。 1919/01/05   ナチス結成 1923/11/08   ヒトラー、ミュンヘン一揆失敗 1924/12/20   ヒトラー出獄 1932/07/31   ナチス、第1党に躍進 1933/03/23   ドイツ議会、全権委任法を可決 (ヒトラー独裁体制確立) 1935/09/15   ニュルンベルク法公布 (ユダヤ人迫害の法制化) 1935/10/21   ドイツ、国際連盟脱退 1936/08/01   ベルリン五輪開催 1936/11/25   日独防共協定調印 1938/03/13   ドイツ、ドイツ、オーストリア併合 1939/08/23   独ソ不可侵条約締結 1939/09/01   ドイツ軍、ポーランド侵攻、第二次世界大戦勃発 1939/09/03   英仏、対独宣戦布告 1940/04/09   ドイツ軍、ノルウェー侵攻開始 1940/04/09   ドイツ軍、デンマーク無血占領 1940/05/10   ドイツ軍、西部戦線に総攻撃開始 1940/06/22   フランス降伏 1940/09/07   ドイツ空軍、ロンドン爆撃開始 1940/09/27   日独伊三国軍事同盟調印 1941/04/06   ドイツ軍、ユーゴ・ギリシア侵攻開始 1941/06/22   独ソ戦開始 1941/12/05   ソ連軍、対独反攻開始 1941/12/11   独伊、対米宣戦布告 1942/08/22   ドイツ軍、スターリングラード猛攻撃開始 1943/09/08   イタリア、無条件降伏 1944/06/06   連合軍、ノルマンディー上陸作戦開始 1944/07/20   ヒトラー暗殺計画失敗 1944/08/25   連合軍、パリ入城、ド・ゴール凱旋 1944/10/11   ソ連軍、ドイツ国境を突破 1945/04/22   ソ連軍戦車隊、ベルリン市街に突入 1945/04/30   ヒトラー自殺 1945/05/07   ドイツ、無条件降伏(ベルリン陥落)


あの日あのとき

オトーサン、 原題を直訳すると、 「Dデイ、6月6日」 第2次大戦を連合軍勝利に導いたノルマンディー上陸の日。 明らかに戦争映画ですが、邦題だと恋愛映画のようです。 原題:D-Day the Sixth of June (1956) 監督:Henry Koster 原作:Lionel Shapiro 脚本:Ivan Moffat /Harry Brown Genre: Romance / War / Drama / Action 上映時間;106分 あらすじ: Dデイ前夜、 第6特殊部隊をのせた船が、危険な任務を帯びて、 主力部隊進攻の先陣を切る。 乗船しているのは、英国人将校大佐 Wynterと アメリカ人大尉パ−カーである。 2人とも、美しいヴァレリーと別れ、その思い出にしばしふける。 迫りくる戦闘の後、どちらが故郷に帰ることができるのだろうか? 出演者: Robert Taylor .... Capt. Brad Parker(パーカー大尉) Dana Wynter .... Valerie Russell(ヴァレリー) オトーサン、 「2人の息がぴったり!」 相当、有名な俳優かと思いましたが、 2人とも無名に近い俳優でした。 その他の出演者: Richard Todd .... Col. John Wynter Edmond O'Brien .... Col. Alex Timmer John Williams .... Brig. Russell Jerry Paris .... Raymond Boyce Robert Gist .... Dan Stenick Richard Wyler .... David Archer Ross Elliott .... Maj. Mills Alex Finlayson .... Col. Harkens User Rating: 6.2/10 (225 votes) オトーサン、 「6点台後半かと思ったけれど」 User Comments: A. R. Blackburn さん Marietta, Georgia 1999年1月20日 カンペキな主役たちに酔う。 第2次世界大戦を描いた映画。 この第2次大戦のお涙頂戴のロマンスは、 1944年のノルマンディ進攻を主題にしている。 このジャンルでは、私の生涯のお気に入り映画である。 特筆すべきは、Robert Taylorと Dana Wynterのカップルで、 パーフェクトだった。 ごく自然で、大したプロだった。 戦争中の難しい出会いや恋愛を身をもって示してくれた。 戦闘の間のごくわずかな逢瀬を必死になって楽しんだのだ。 オトーサン、 「なーんだ。恋愛映画だった」 製作年は、1956年。 シネマスコープ全盛時代、大画面にゆったりと展開される ラブシーン、そしてバトル・シーンに観客が酔いしれた頃です。 「あの頃の映画、よかったなぁ」 この年、アカデミー賞に輝いたのは、「80日間世界一周」。 ノミネートは、「ジャイアンツ」「王様と私」「十戒」でした。 「何度もみたくなる映画ばかりだった。  使い捨ての映画なんかなかった」


キングスパイダー

オトーサン、 「たまには、ホラー映画でもみるか」 庭の掃除をしていたら、クモのネットに引っかかりました。 「この野郎!」クモを叩きつぶしました。 巨大グモ襲来の映画をみるのは、何かの縁かも。 原題:Creepies (2003) (V) 監督:Jeff Leroy 脚本:Eric Spudic Genre: Horror 上映時間; あらすじ: オトーサン、 「しょうがないなぁ、IMDB、手抜きだ」 米軍兵器実験センターから、 遺伝子操作でつくられたクモが逃げ出し、大繁殖。 巨大殺人グモたちが、ハリウッドの住人を襲う。 米軍は、掃蕩作戦を開始。 ついには小型原爆まで使用する。 だが、廃墟からキングスパイダーが姿を現わす。 出演者: Lisa Jay .... Michelle(ミシェル) Jeff Ryan .... Dave(デイブ) オトーサン、 「演技以前だなー」 クモが主人公ですから、 ヒトなんか、演技などさせてもらえないのです。 勿論、出演者は無名俳優。 その他の出演者: Phoebe Dollar .... Brinke Ron Jeremy .... Officer Spudic Mitch Toles .... The Paramedic Garrett Clancy .... Sgt. Clancy Joe De Angelis .... Steve Calley Edmunds .... Linnea Matt Emery .... Chopper Pilot Eric Flenner .... Jake Joe Haggerty .... Sgt. Benson Paul Hellweg .... Col. Hellweg Joe Myles .... Private Flyswatter Jed Rowen .... Pvt. Phillips Carl Washington .... Pvt. Taylor User Rating: 7.5/10 (23 votes) オトーサン、 「まさか!」 ホラー映画マニアがつけた高スコアでしょう。 User Comments: ?さん: ohio 2004年7月6日 B級ホラー映画   何も特別なものはない。 先が読めるB級映画だ。 ホラーもこわくない。 展開も実にありきたりだったが、 それでも、みていて面白かった。 結構笑えた。 この映画の予想外のハイライトは、 かれらのバンド演奏だった。 見た後、連中のCDを買ってしまった。 多くのひとは、主演女優に悩まされるだろう。 舌が強ばるが、ポップコーンをたくさん食べながら見るといい。 まあ、真面目に受けとらねば、楽しめる映画だ。 オトーサン、 「ジョークにしても、悪趣味だ」 殺人グモを全滅するために小型原爆をハリウッドに投下。 将校いわく「あんな腐った連中、ざまあみろ」 犯人は、イスラムのテロリストということで、チョン。


小さな魔法使いと秘密の城

オトーサン、 「いかにも、子供向けの映画だなぁ」 ハリーポッターの続編かもしれません。 「でも、全部見ているし、まさか秋に公開されるヤツじゃないだろうな」 「炎のゴブレット」、いまから、楽しみですね。 原題:Bibi Blocksberg (2002) 監督:Hermine Huntgeburth 脚本:Elfie Donnelly /Henriette Piper Genre: Comedy / Family / Fantasy Country: Germany Language: German 上映時間:102分 あらすじ: オトーサン、 「またか」 ドイツ映画なので、IMDBがさぼっています。 ビビは、魔女。 成績が悪いので、合宿に参加する羽目に。 宿舎は、なんと気味の悪い古城で、 校長は、古城の秘密を解き明かそうとしていた。 ビビは、仲良くなったエルザと協力して、古城の謎を解こうとする。 だが、魔女仲間から追放されたラビアが、それを妨害しようとしていた。 出演者:: Sidonie von Krosigk .... Bibi Blocksberg(ビビ) Maximilian Befort .... Florian(エルザ) Katja Riemann .... Barbara Blocksberg(母親) Ulrich Noethen .... Bernhard Blocksberg(父親) Corinna Harfouch .... Rabia(ラビア) オトーサン、 「子役2人が、可愛いな」 でも、たいていの映画、子役はかわいいものです。 助演陣では、魔女ラビアが熱演していました。 でも、上記すべての役者さん、経歴が出ていませんでした。 その他の出演者: Inga Busch .... Karla Kolumna Christian Nickel .... Tom Monika Bleibtreu .... Walpurgia Jeanette Hain .... Annalena Anja Sommavilla .... Schubia Elea Geissler .... Arkadia Kati Eyssen .... Lalita Mareike Lindenmeyer .... Edwina Eva Maria Bayerwaltes .... Frau Muller-Riebensehl Billie Zockler .... Frau Hubner User Rating: 5.5/10 (99 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 ハリポタの真似と思うひとも多いのでしょう。 User Comments: Esselgehさん Germany 2005年3月20日 子供向けの素敵な映画、ハリーポッターのいい続編 この映画が撮影されたのは、2002年。 ハリーポッターの強い影響を感じる。 例えば、悪い魔女ラビアが、若い魔女にこう言う。 ふつうのひとのように暮らしている魔女は、 水晶玉を得ることはできないと。 だが、ハリーポッターの原作や映画とは対照的に、 ビビの世界の魔女たちは、ごぐ普通のひとによく知られている。 地元紙の1面に載ったりするのだ。 ビビはハリーポッターのコピーというのは正しくない。 彼女は、1970年代に、Elfie Donnelly により創造されており、 カセット、漫画などで長い間、人気を博してきた。 ハリーポッターが有名になる前だ。 Elfie Donnelly自身が、脚本を書いたのはよかった。 誰にもビビの世界を壊されないようにするためだ。 子役のSidonie von Krosigkや Maximilian Befortのほかに、 有名なドイツの役者たちが、この映画を盛りあげている、 Katja Riemann、 Ulrich Noethen、 Corinna Harfouch、Monika Bleibtreuらだ。 事実、ドイツ人は、ハリーポッター現象を前にして、 その存在を明らかにしようとして、 家族向けの見るに耐える魔女映画を送り出したのだ。 オトーサン、 「そうか、まるまるコピーというわけじゃないんだ」 でも、やはり、ハリポタ人気にあやかっていることは間違いありません。


ノーラ NYの歌声

オトーサン、 「NYか、たまにはNYでもみるか」 この映画、上昇気流にのったエミー・ロッサムが売りです。 「オペラ座の怪人」の彼女みました? 原題:Nola (2003) 監督・脚本:Alan Hruska Genre: Comedy / Romance Rated PG-13 for thematic elements, language, sexual content, some drug references and brief violence. 上映時間:97分 あらすじ: 都会のおとぎ話、ロマンティック・コメデイである。 作曲家をめざすノーラは、 家庭内暴力にイヤ気がさし、故郷カンサスを離れ、NYへ。 生みの父親を探す。 そこで、彼女は、期待していた以上のものをみつける。 出演者: Emmy Rossum .... Nola (ノーラ) Steven Bauer .... Leo(レオ) Mary McDonnell .... Margaret Langworthy(マーガレット) オトーサン、 「演技力は、?。でも、オーラがある!」 エミー・ロッサム、上昇気流に乗っているようです。 この映画でも、ほんの少しですが、汚れ役に挑戦しました。 うまいのは、マーガレット役のメアリー・マクドネル。 さすがアカデミー女優です。 なお、エミー・ロッサムの経歴、補っておきました。 活躍度 △↑を、活躍度 ○↑に変更しました。 EMMY ROSSUM  エミー・ロッサム 誕生日 1986/9/12 出身 米ニューヨーク州ニューヨーク オペラを学び、メトロポリタン歌劇場でプラシド・ドミンゴらとも共演。 6ヵ国語を使いこなす。 ジェームス・レヴァイン指揮による「ファウストの劫罰」では カーネギー・ホールにも出演を果たしている。 1999年、13歳のとき「As the World Turns」で本格的なTVデビュー。 同年出演したTVムービー「ダブル・キャンパス/天才学者は13歳」では ヤングアーティスト賞のTVムービー部門で助演女優賞にノミネートされる。 2000年、「歌追い人」で映画デビュー。 オペラの歌唱法とは異なるバラッドを見事に歌い上げ、 一躍ハリウッド注目の存在となる。 TV「オードリー・ヘプバーン物語」で若きオードリーを、 クリント・イーストウッド監督の「ミスティック・リバー」では 主人公ショーン・ペンの娘を演じた。 2004年にはSF超大作「デイ・アフター・トゥモロー」で 主人公の息子サムの恋人役を、 「オペラ座の怪人」では、ヒロイン、クリスティーヌ役。 ハリウッド期待の星である。 活躍度 ○↑ 演技幅 個性 演技力 ☆☆★★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 2000年「オードリー・ヘプバーン物語」(TM) 2001年「アメリカン・ラプソディ」 2002年「ラブ・アクシデント」 2003年「ミスティック・リバー」 2004年「デイ・アフター・トゥモロー」「オペラ座の怪人」 STEVEN BAUER  スティーブン・バウアー 誕生日 1965/12/2 出身 キューバ・ハバナ 1959年に家族に連れられ、アメリカに亡命。 マイアミ大学在学中、演劇科のプロダクションで演技を学び、 卒業後、テレビ・ドラマに出演。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1983年「スカー・フェイス」 1986年「シカゴ・コネクション 夢見て走れ」 1988年「レッド・アフガン」「ローリングキッズ」 1992年「レイジング・ケイン」 1993年「デッドボディ」 1994年「アウター・スペース」 1996年「ワイルド・サイド」「真実の行方」 2000年「トラフィック」 MARY McDONNELL  メアリー・マクドネル 誕生日 1952/4/28 出身 米ペンシルバニア州ウィルクスバリー 84年「ガルボ・トーク/夢の続きは夢…」で映画デビュー。 アカデミー賞には90年「ダンス・ウィズ・ウルブズ」で助演女優賞、 92年「パッション・フィッシュ」で主演女優賞にノミネートされる。 活躍度 △→ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1984年「ガルボ・トーク/夢の続きは夢…」 1987年「メイト・ワン1920/アメリカ暗黒の決闘史」 1988年「故郷への遠い道」 1990年「ダンス・ウィズ・ウルブズ」 1991年「わが街」 1992年「スニーカーズ」「パッション・フィッシュ」◇ 1994年「ハード・チェック」 1996年「インデペンデンス・デイ」◆ 2001年「ドニー・ダーコ」 その他の出演者: James Badge Dale .... Ben Thom Christopher .... Niles Michael Cavadias .... Wendy Joe Ambrose .... Homeless Man Lou Cantres .... Marshal Sam Coppola .... Gus Taj Crown .... Van Vendor Janis Dardaris .... Nola's Mother Eric Jay .... Slim Robert Kabakoff .... Reporter Adam LeFevre .... Sam LeDonna Mabry .... Leo's Secretary Dominic Marcus .... Slick Lynne Matthew .... Judge Belfray Bernie McInerney .... Professor Cummings Michael Medeiros .... Flanders Stephanie Mnookin .... Classified Ad Rep Al Nazemian .... Young East Indian Man Sasha Peters .... Dog Larry Pine .... Max James Ransone .... Neo-Gothboy Matt Servitto .... Nola's Stepfather Timothy Owen Waldrip .... Clerk Jerry Walsh .... Bailiff Damian Young .... Maitre D' User Rating: 5.9/10 (55 votes) オトーサン、 「低いなー」 User Comments: IsobelFisher Sacramento, CA 2005年7月7日 私の望んだものじゃない。 この映画をみて後悔している。 エミー・ロッサムのフアンだからだ。 彼女がブラと下着姿で、ベッドで飛び跳ね、 パンツ姿の男に、靴下を振っているなんて、ぶちこわしだ。 彼女の歌はすばらしい。 いつものように美しい。 だが、ストーリーは信じ難い。 脚本も弱い。 だが、そうしたなかでも、 エミー・ロッサムをみるのは、至福。 私は、「ダンス・ウィズ・ウルブス」以来の出演作のフアンである。 だが、取り澄ました様子は、平板。 大した役ではないにしても。 これまでの人生、映画を定期的にみてきたから、 平均以上の映画だとは思うが、また見たくはない。 よくない。 これだけの出演者なら、もっとよくなっただろう。 オトーサン、 「どうして?」 なぜ、こんな脚本がOKになったのか? 考えてみれば、自明です。 いわば、美空ひばりや山口百恵の主演映画のようなもの。 売れるだろうと、急造したのです。 脚本を練る時間などなかったのです。


キャロルの初恋

オトーサン、 「初恋か...」 読者のみなさん、いくつのときに初恋しましたか? この映画の主人公は、12歳のときでした。 原題:El Viaje de Carol (2002)     Carol's Journey 監督:Imanol Uribe 原作:Angel Garcia Roldan 脚本:Angel Garcia Roldan / Imanol Uribe Genre: Drama / Family Country: Spain Language: Spanish / English 上映時間:103分 あらすじ: キャロルは、12歳の女の子。 NYに住むスペイン系アメリカ人の少女だが、 1938年春、市民戦争の最中、愛する父親と離れ、 母親とともに母親の故郷であるスペインの村にやってくる。 生活環境が激変し、無邪気だが反抗的な性質から、 最初は、新しく異国の世界に反抗する。 だが、彼女は、先生のマルーハや少年トミ−と親しくなるなかで 大人になっていく。 出演者: Clara Lago .... Carol (キャロル) Juan Jose Ballesta .... Tomiche(トミー) Alvaro de Luna .... Don Amalio (アマリオ) オトーサン、 「主人公のキャロル、あんまり可愛いくないなぁ」 ボーイフレンドのトミー、田舎の子らしくて、いい味でした。 経歴は、おじいさんのアマリオも出ていませんでした。 その他の出演者: Maria Barranco .... Aurora Rosa Maria Sarda .... Maruja Carmelo Gomez .... Adrian Alberto Jimenez .... Alfonso Lucina Gil .... Dolores Daniel Retuerta .... Culovaso Andres de la Cruz .... Cagurrio Luna McGill .... Blanca Andres Lima .... Donato Carlos Caniowski .... Julio Ben Temple .... Robert, Carol's father Ana Villa .... Chana User Rating: 7.0/10 (121 votes) オトーサン、 「おお、高いスコだ」 スペイン映画だからでしょうか、見るひとの少ないこと。 User Comments: newland80さん Vitoria, Spain 2002年10月5日 特別なものはないが、見る価値あり この映画は、子供の目から市民戦争を描いた 一連のスペイン映画のひとつである。 だが、"Secretos del corazon"のような映画の水準には達していない。 おそらく、筋書きが拡散していて、 サブプロットと結びついていないからだろう。 この映画でいいのは、出演者たちだろう。 スペインのベテラン俳優たちだけでなく、 前途有望な若い俳優たちをそろえている。 特筆すべきは、キャロル役のClara Lagoと トミー役のJuan Jose Ballestaの名コンビだろう。 小品だが、この映画は偉大ではないが、なかなかいい。 雨の降る日曜日にみたらいいだろう。 オトーサン、 「景色がいい!」 スペインの田舎の風景には味があります。 牧場、森の小径、川のせせらぎ、 そして家屋の屋根や窓の形、家具など。


テインメン 事の起こりはキャデラック

オトーサン、 「おいおい、たったの100円かよ」 行きつけのビデオ屋で、中古VTRの叩き売り。 個性派俳優、ダニー・デビート主演なら、きっと愉快でしょう。 原題:Tin Men (1987) 監督・脚本:Barry Levinson Genre: Comedy / Drama 上映時間:110分. あらすじ: アルミ壁のセールスマンたちは、話法に磨きをかけ、 詐欺まがいの商法で、製品を売り、競争を繰り広げている。 ビルとアーネストも、その仲間で、小さな世界で頑張っている。 だが、政府がこの業界にメスを入れはじめる。 出演者: Richard Dreyfuss .... Bill 'BB' Babowsky (ビル) Danny DeVito .... Ernest Tilley (アーネスト) Barbara Hershey .... Nora Tilley(ノーラ) オトーサン、 「ダニー・デビート、バツグンだなぁ」 この小人のような俳優さん、演技力バツグンです。 ダニーが陽とすれば、リカードは、陰。 このかけあいがたまらなく愉快でした。 2人の経歴をみておきましょう。 RICHARD DREYFUSS  リチャード・ドレイファス 誕生日 1947/10/29  出身 米ニューヨーク・ブルックリン 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ   ☆☆☆☆★★ 出演作 1967年「哀愁の花びら」「卒業」 1968年「海軍てんやわんや騒動記」 1969年「俺たちに鎖はない」 1973年「デリンジャー」「アメリカン・グラフィティ」 1975年「ジョーズ」 1976年「エンテベの勝利」 1977年「未知との遭遇」      「グッバイガール」アカデミー主演男優賞 1979年「私立探偵モーゼス」 1980年「未知との遭遇・特別編」「コンペティション」 1981年「この生命誰のもの」 1983年「バディ・システム」 1986年「ビバリーヒルズ・バム」「スタンド・バイ・ミー」 1987年「テインメン 事の起こりはキャデラック」「張り込み」「ナッツ」 1988年「パラドールにかかる月」 1989年「オールウェイズ」「のるかそるか」 1990年「ワンス・アラウンド」「ハリウッドにくちづけ」      「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」 1991年「おつむてんてんクリニック」「逆転無罪」 1993年「ニール・サイモンのヨンカース物語」      「張り込みプラス」 1994年「精神分析医J」 1995年「甘い囁き」「陽のあたる教室」      「アメリカン・プレジデント」 1996年「ジャイアント・ピーチ」(声)「マッド・ドッグス」 1997年「N.Y.検事局」 2000年「マイアミ・ガイズ 俺たちはギャングだ」      「クライム&ダイヤモンド」 2001年「レーガン大統領暗殺未遂事件」(TM) 2003年「イージー・ライダー★レイジング・ブル」 DANNY DeVITO  ダニー・デビート 誕生日 1944/11/17 出身 米ニュージャージー州アズバリー・パーク アメリカン・アカデミー・オブ・ドラマチック・アーツで演劇を学び、 60年代にユージーン・オニール財団で仕事をしている時、 マイケル・ダグラスと出会う。 マイケル・ダグラス製作の75年「カッコーの巣の上で」で 舞台で演じたのと同じマーティニ役を演じる。 テレビ・シリーズでは78年の「Taxi」で人気を得た。 映画監督としては「鬼ママを殺せ!」で主演も兼ね、デビュー。 妻は女優リー・パールマン。 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆☆★ 出演作 1969年「くちづけ」 1975年「カッコーの巣の上で」 1976年「カー・ウォッシュ」 1977年「爆笑!世紀のスター誕生」 1978年「ゴーイング・サウス」 1983年「愛と追憶の日々 1984年「ロマンシングストーン 秘宝の谷」      「マシンガン・ジョニー」 1985年「ナイルの宝石」 1986年「マッド・オフィス」「殺したい女」 1987年「鬼ママを殺せ」(V)      「テインメン 事の起こりはキャデラック」 1988年「ツインズ」 1989年「ローズ家の戦争」 1991年「アザー・ピープルズ・マネー」 1992年「バットマン・リターンズ」「ホッファ」 1993年「ラスト・アクション・ヒーロー」(声)      「ジャック・ザ・ベア みんな愛してる」      「ベイピートーク3 ワンダフルファミリー」 1994年「ジュニア」「勇気あるもの」 1995年「ゲット・ショーティ」 1996年「マーズ・アタック!」「マチルダ」       「スペース・ジャム」(声) 1997年「ヘラクレス」(声)「L.A.コンフィデンシャル」       「レインメーカー」 1998年「アウト・オブ・サイト」「THE KISS」 1999年「マン・オン・ザ・ムーン」◆「ヴァージン・スーサイズ」◆       「ビッグ・チャンス」 2000年「60セカンズ」◆「MONA 彼女が殺された理由」       「スクリュード ドジドジ大作戦」 2001年「ザ・プロフェッショナル」◇「ビッグ・マネー」 2002年「オースティン・パワーズ ゴールドメンバー」「デス・トゥ・スムーチー」 その他の出演者: John Mahoney .... Moe Adams Jackie Gayle .... Sam Stanley Brock .... Gil Seymour Cassel .... Cheese Bruno Kirby .... Mouse J.T. Walsh .... Wing Richard Portnow .... Carly Matt Craven .... Looney Alan Blumenfeld .... Stanley Brad Sullivan .... Masters Michael Tucker .... Bagel Deirdre O'Connell .... Nellie User Rating: 6.4/10 (2,180 votes) オトーサン、 「もっと高くてもいいのでは」 詐欺商法の手口が次々と明かされるので、 真面目なひとたちが減点したのかも。 User Comments: drosse67さん Virginia 2003年8月2日 陽気で感動的 大笑いできる映画は、少ない。 この映画のように、感動的で深い映画は少ない。 夕食の時に、Danny DeVitoとJackie GayleとBruno Kirbyの間に 交わされる会話は、おそらくアドリブだろうが、忘れ難い。 これは、バリー・レッビトソン監督が最初の映画に出てくる 夕食時のシーンと似ている。 だが、登場人物やその奇抜な行動は一新され、 映画がはじまるやいなや、喧嘩をおっぱじめるのだ。 この場面のせりふは最高に愉快だ。 映画の底流には、不幸なひとびとの悲しい物語がある。 Barbara Hershey演じるノーラが、言い当てているように、 そういうひとには、他人の不幸は、蜜の味なのだ。 登場人物たちとストーリーは、かなり甘いクライマックスと 納得できる結末を迎える。 この映画は、1980年代後半に洪水のようにつくられ、 2度と陽の目をみなかった超大作の頃のものだが、 何年も経ってまた見たくなる類の数少ない映画である。 見るたびに、いいなあと思う。 バリー・レッビトソン監督の最高傑作だろう。 オトーサン、 「この当時から、リフォーム業界では、  悪徳商法がまかり通っていたのか!」 かれらの手にかかれば、庶民をだますのは、お茶の子サイサイ。 契約をとるために、「全工程無料!」なんていえば、 誰だって飛びつきますよネ また、買ったばかりの高級車キャデラックが 事故を起こすというのも、アメリカらしい見事な設定です。 「監督の体験談なのかも。泣くに泣けないよなぁ」


Xーファイル(終章)901-902

オトーサン、 「もう1本くらい見ておくか」 あまりのも、有名なTVシーズです。 一番最後のものと思われるのを借りました。 原題:"The X Files" (TV 1993-2002)     episode 9.01/902 "Nothing Important Happened Today" 監督:Kim Manners 脚本:Chris Carter/Frank Spotnitz Genre: Drama /Horror /Mystery /SF /Thriller Country: USA / Canada Language: English 上映時間:45分 あらすじ: このTVシリーズは、 異常で、未解決の事件を扱う FBIのエージェントたちの冒険と人生を扱う。. FBIの特別捜査官モルドラー、スカリー、ドゲット、レイエスは、 アメリカ政府内にひそむ悪い勢力を白日の下にさらそうとする。 彼らは、人権を蹂躙し、人類を攻撃するエイリアンや怪物なのだ。 出演者: Robert Patrick .... John Doggett (ジョン・ドゲット) Gillian Anderson .... Dana Scully(ダナ・スカリー) Annabeth Gish .... Monica Reyes (モニカ・レイエス) オトーサン、 「このひと、渋いな。なかなか、いいじゃないか!j FBIの特別捜査官、ドゲットです。 彼とその捜査官仲間の女性2人の経歴もみましょう。 ROBERT PATRICK  ロバート・パトリック 誕生日 1959/11/5 出身 米ジョージア州 子供の頃は父が銀行家で様々な場所で暮らした。 オハイオ州のボウリング・グリーン・ステイト大学に入学するが、 1年で辞め、84年にロサンゼルスに移る。 86年「アイ・オブ・ザ・イーグル」で映画デビュー。 90年「ダイハード2」のテロリスト役、 91年「ターミネーター2」のターミネーター役など悪役で人気となる。 テレビでは2000年から「X−ファイル」で スカリーの新しいパートナー、ジョン・ダジェット役で出演している。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1986年「アイ・オブ・ザ・イーグル」      「未来戦士スレイド」「ザ・フューチャーハンター」 1990年「48時間PART2/帰ってきたふたり」「ダイハード2」 1991年「ターミネーター2」◆ 1992年「ウェインズ・ワールド」「氷の仮面」 1993年「ラスト・アクション・ヒーロー」      「ファイヤー・イン・ザ・スカイ 未知からの生還」      「盗撮/ボディ・ショット」 1994年「ダブル・ドラゴン」       「HONG KONG 1997/ラスト・バトル」 1995年「ボディ・ランゲージ」「超常殺人者」「DECOY/密猟地帯」 1996年「素顔のままで」「精神病棟」◇       「ローズ・ウッド」「アーマゲドン」 1997年「イン・マイ・ライフ」「ダブル・リアクション」       「ラベジャー」「カウンター・フォース」(TM) 1998年「コップランド」「パラサイト」◆「アン・ブッシュ」       「フロム・ダスク・ティル・ドーン2」◇       「エア・リベジャー/撃墜」       「アーク 失われたマヤの財宝」◇ 2000年「すべての美しい馬」◆「トラフィック・オブ・メキシコ」 2001年「スパイキッズ」◆「テキサス・レンジャーズ」◆ 2002年「D−TOX」◆ 2003年「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」◆ 2004年「炎のメモリアル」 GILLIAN ANDERSON ジリアン・アンダーソン 誕生日 1968/8/9 出身 米イリノイ州シカゴ テレビでは「X−ファイル」のスカリー捜査官役が有名。 活躍度 ▲↑ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 テレビ版Xファイル スカリー役 1998年「X−ファイル/ザ・ムービー」◇「マイ・フレンド・メモリー」◆ 1999年「PRINCESS MONONOKE」(声)「マイ・ハート,マイ・ラブ」◇      「シカゴ・ドライバー」◆ ANNABETH GISH  アナベス・ギッシュ 誕生日 1971/3/13 出身 米ニュー・メキシコ州 テレビでは「スカーレット」でレット・バトラーの妻を演じる。 映画では「ワイアット・アープ」の最初の妻、 「ニクソン」でのジュリー・ニクソン役、 「ダブル・ジョパディー」のアンジー役など。 活躍度 △↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1985年「デザート・ブルーム/キノコ雲と少女」デビュー 1987年「ウォンテッド・ハイスクール あぶない転校生」 1988年「ミスティック・ピザ」 1989年「シャグ」「ラスト・サマー・グラフィティ」 1994年「ワイアット・アープ」 1995年「ニクソン」 1996年「ビューティフル・ガールズ」 1997年「スティール」「ロード・トゥ・ヘブン」 1999年「ダブル・ジョパディー」◆ 2001年「スペース・ミッション/宇宙への挑戦」      「サルサ/愛と情熱のダンス!」(TM)      「息子と父の部屋」(TM) その他の出演者:: James Pickens Jr. .... FBI Deputy Director Alvin Kersh Mitch Pileggi .... Walter Skinner User Ratings:ー オトーサン、 「出でいないなぁ」 10年もの長い間続いたTVシリーズ、 採点は難しいのでしょう。 でも、6点台は、間違いありません。 User Comments: The truth is out there Steve Donnachieさん United States 2005年5月28日 Xファイルは、最高のTV番組のひとつ。 最初から、すべてのストーリーがよく出来ている。 David Duchovny とGillan Andersonは、 いいコンビで、よく働いている。 最初の8章は、実によかった。 だが、9章は、そうよくなかった。 David Duchovnyが出ていないのだ。 最終章だから、必ず、彼は出てくるものとみんな思っていた。 だが、そうではなかった。 DavidとGillanの間柄が楽しみだというのに。 ドゲット役のRobert Patrickとレイエス役のAnebeth Gishのコンビも、 かなりいいが、モルダーとスカリーのようなフィーリングはない。 だが、最後に、このTV番組は、古典となった。 推奨するのは、最初の8章だ。 10点満点で10点。 オトーサン、 「もっと見たいけど、こりゃ大変だわ」 IMDBには、それぞれの章の紹介がないのです。 以下、この9章の901と902のあらすじを紹介しておきましょう。 EPA(環境庁)の職員、カール・ウォーマスが川に転落死する。 死因は、酒酔運転のせいと思われたが、 FBI特別捜査官のドゲットは、 上司の長官代理や副長官の指示に従わず、 同僚のレイエスと協力して、捜査を続行する。 下水再利用施設でも、職員2人が溺れて死亡する。 「溺死かも」 ドゲットは、育児に余念がないスカリー捜査官に頼みこみ、 カール・ウォーマスの死体解剖を行う。 その結果、死因は、何者かに水中で足を引っ張られての溺死と判明する。 「水がキーワードだ」 捜査に拍車をかける3人を待ち受けていたのは.... バイオ戦士シャノンだった。 果たして、事件の背後には、 「無敵兵士製造計画」が存在しているのだろうか?


世界でいちばん不運で幸せな私

オトーサン、 「世界でいちばん不運な私か。  自分のことをそう思っているひと、いるよなー」 でも、この題名、よく見ると、不運で幸せとあります。 「そんなひといるのかなぁ?  現時点での駒大苫小牧の選手たちかも」 原題:Jeux d'enfants (2003)     Love Me If You Dare 監督:Yann Samuell 脚本:Jacky Cukier/Yann Samuell Rated R for language and some sexuality. Country: France / Belgium Language: French User Rating: 7.0/10 (2,014 votes) 上映時間:93分 あらすじ: 大人になっても、ジュリアンとソフィーは、 子供の頃の奇妙なゲームを続けている。 大胆で、法外なスタントによって、 相手を負かそうとする大胆なゲームである。 相手の苦しみを取り除こうとしている間に、 お互いにとって、相手が必要不可欠な存在である事実に 目をつぶってのゲームたった。 出演者: Guillaume Canet .... Julien Jeanvier(ジュリアン) Marion Cotillard .... Sophie Kowalski (ソフィー) オトーサン、 「現代のロミオとジュリエットだ」 悲喜劇のカップルがいい味を出しています。 2人の経歴をみましょう。 前途有望のようです。 GUILLAUME CANET  ギヨーム・カネ 誕生日 1973/4/10 出身 仏パリ郊外ブローニュ・ビヤンクール フロラン演劇コースを受講し、 3か月でテレビ映画「LA COLLINE AUX MILLE ENFANTS」に出演。 96年「バラクーダ」でサン=ジャン=ドゥ=リュス映画祭男優賞受賞。 98年「天使の肉体」でセザール賞有望若手男優賞にノミネートされた。 活躍度 △↑ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1996年「バラクーダ」 1998年「愛する者よ、列車に乗れ」「天使の肉体」 1999年「父の跡をたどって」◇ 2000年「ザ・ビーチ」◆「女写真家ソフィー」「ヴィドック」◇ 2003年「世界でいちばん不運で幸せな私」◇ MARION COTILLARD  マリオン・コティヤール 誕生日 1975/9/30 出身 仏パリ オルレアンの演劇学校を首席で卒業。 米テレビ・シリーズ「暗黒の戦士ハイランダー」にもゲスト出演している。 活躍度 △↑ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1994年「L'HISTOIRE DU GARCON QUI VOULAIT QU'ON L'EMBRASSE」 1996年「そして僕は恋をする」「LABELLE VERTE」 1997年「TAXi」 1998年「LA GUERRE DANS LE HAUT PAYS」「フリア」 2000年「TAXi2」 2001年「銀幕のメモワール」「追い詰められて… 濡れ衣の女」 2003年「TAXi3」「世界でいちばん不運で幸せな私」「ビッグ・フィッシュ」 2004年「ロング・エンゲージメント」 その他の出演者: Thibault Verhaeghe .... Julien a 8 ans Josephine Lebas-Joly .... Sophie a 8 ans Emmanuelle Gronvold .... Julien's Mother Gerard Watkins .... Julien's Father Gilles Lellouche .... Sergei Nimov Nimovitch Julia Faure .... Sophie's Sister Laetizia Venezia Tarnowska .... Christelle Louise Bouchard Elodie Navarre .... Aurelie Miller Nathalie Nattier .... Sophie a 80 ans Robert Willar .... Julien (80 ans) Frederic Geerts .... Igor Manuela Sanchez .... Teacher Philippe Drecq .... School Principal User Rating: 7.0/10 (2,014 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 User Comments: George Parkerさん Orange County, CA USA 2004年10月30日 死が2人を分かつまで この映画を理解するには、 子供時代に戻らねばならない。 好きなひとに限って、からかいたくなるのだ。 この映画の主役、ジュリアンとソフィーの場合も同じ。 子供の頃、ゲームに興じあう親友だった。 ひとりが、何かとてつもなくすごいことをやってのけると、 綺麗に彩られたキャンディの缶を相手に渡すのだ。 そして、「ゲーム!」と叫ぶ。 子供時代に、そんなことをやているうちに、 やがて2人は、大人にある。 大人になっても、そのゲームを続けるが、 ゲームは、いよいよ激烈なものになり、 友情も激しく、必要不可欠なものに変わっていく。 キャンディの缶の存在が、その語られぬ絆をますます強めていく。 若干の不出来な部分をあるものの、 この見事に手織られた創造的作品は、 人生とエネルギーと情熱に溢れている。 エスカレートしていく狂気の物語は、魅惑的である。 だが、不満足なものでもある。 というのも、避けようのない悲劇に帰着するからだ。 この映画の観客は、好きと嫌いにはっきり分かれるだろう。 この映画、いろいろなレベルで鑑賞できる。 どんな映画か分かるには、見るほかない。 評価は、A-。 オトーサン、 「初監督作品で、このレベル。将来有望かも」 シャンソンの名曲「バラ色の人生」が流れるのは、素敵でした。 しかも、そのバリエーションが繰り返し出てくるのも、効果的でした。 「いかにも、フランス的だなぁ」


恋のおかたづけしましョ

オトーサン、 「面白い邦題だな」 やりたい放題をやってきた男の謝罪旅行。 目のつけどころは、なかなかです。 原題:DAWG(2002) Bad Boy 監督:Victoria Hochberg 脚本:Ken Hastings Genre: Drama / Comedy / Romance Rated R for sexual content and language. 上映時間:83分 あらすじ: 数百万ドルを相続するために、 自己チュー男が、これまで裏切ってきた女たちを訪ねて、 謝罪し、許しを求める。 出演者:: Denis Leary .... Doug 'Dawg' Munford(ダグ) Elizabeth Hurley .... Anna Lockheart(アンナ) オトーサン、 「演技は、上手いとは言えんなぁ」 でも、もてもて男がコケにされ、 美女をずっとみていられるのは、気分のいいものです。 経歴紹介は、この2人でしょう。 DENIS LEARY  デニス・レアリー 誕生日 1957/8/18 出身 米マサチューセッツ州ボストン 活躍度 △↑ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1991年「STRICTLY BUSINESS」 1992年「ローデッド・ウエポン1」 1993年「ジャッジメント・ナイト」「デモリションマン」      「サンドロット/僕らがいた夏」      「ガンメン」 1994年「ナチュラルボーン・キラーズ」      「サイレント・ナイト こんな人質もうこりごり」 1995年「ダンボ・ドロップ大作戦」 1996年「サンドラ・ブロックの恋する泥棒」 1997年「ラブ・ウォーク・イン」 1999年「トーマス・クラウン・アフェアー」「トゥルー・クライム」      「小さな目撃者」 2000年「消滅水域」「CIAの男」 2002年「アイス・エイジ」(声)「恋のおかたづけしましョ!」 ELIZABETH HURLEY  エリザベス・ハーレー 誕生日 1965/6/10 出身 英ハンプシャー ロンドン・スタジオ・センターでダンスと演劇を学んだ後、 舞台で活躍し、87年「アリア」で映画デビュー。 ヒュー・グラントとシミアン・フィルムズを設立し、 「ボディ・バンク」「恋するための3つのルール」の製作も手がけている。 活躍度 △↑ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1987年「アリア」 1988年「幻の城」◇ 1990年「デスウィンズ 沈黙の航海」 1992年「パッセンジャー57」 1994年「サイキック 犯された脳髄」 1995年「侵入者2」 1997年「オースティン・パワーズ」◇「デンジャラス・グラウンド」 1999年「オースティン・パワーズ・デラックス」◆      「エドtv」◆「ブラボー火星人2000」「TATARI」 1998年「パーマネント ミッドナイト」 2000年「悪いことしましョ!」◇「悪魔の呼ぶ海へ」 2002年「恋のおかたづけしましョ!」 その他の出演者: Steffani Brass .... Lindsay Anne Wickman Eddie Adams .... Young Dawg rest of cast listed alphabetically: Alice Amter .... Donna Hoyt Roneique Banks .... Model Alex Borstein .... Darcy Smits Vanessa Bell Calloway .... Christine Hodges Maria Canals .... Woman at Bar Larry Cedar .... Spy Guy Dominic Comperatore .... Crew Member with Bullhorn Mia Cottet .... Kiana Mortenson Mark Curry .... Drew Brigitta Dau .... Dream Woman Lisa Gerstein .... Cousin Denise Wendy Guess .... Model Lois Hall .... Mrs. Wickman Chandler Riley Hecht .... Krissy Tate Elaine Hendrix .... Angel Joe Inscoe .... Bartender Kerry Li .... Client Alicia Loren .... Stephanie Antoine Maurice .... Dawg's Friend Julia Murphy .... Holly Kim Pawlick .... Boss's Wife Don Perry .... Receptionist NiCole Robinson .... Megan Riley Elizabeth Rossa .... Jill Anthony Russell .... Cementary Man Will Sasso .... Willie Smits Annie Sorell .... Sherri Charlie Stewart .... Dawg's Friend Jason Stuart .... Photographer Jackie Tohn .... Eric Koyle Pete Trama .... Doug's Boss Matt Weinberg .... 7 Year-old Dawg User Rating: 5.0/10 (409 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: Raistllinさん istanbul, Turkey 2004年8月23日 悪い奴だって、たまにはいいことをする。 この映画には、おなじみのテーマがある。 遺言で莫大な遺産を相続するというテーマだ。 ダグは、その主人公。 利己的で、無礼で、セックスした女がどう思うかなんて、 毛ほども考えたことはない。 やった後は、その女のことは、すっかり忘れている。 祖母が死んで、遺言で、ダグが遺産をもらうことになる。 数万ドルかと思ったら、何と数百万ドルもあるのだ。 (ダグは大して気にしていないように見えるが...) ここで、弁護士・アンナの登場となる。 彼女は、ダグが関係した12人の女たちから 「あなたを許すわ」という言葉を聴く証人役である。 この映画をみている間、笑えなかった。 恋愛映画につきものの暖かさも感じとれなかった。 だが、見て後悔したわけでもない。 個人的には、結末がもっとよくなるはずと思ったが、 それはひとそれぞれだろう。 10点満点で7点。 オトーサン、 「時間つぶしに最高!」 でも、それ以上でも、以下でもありません。 そもそも、高い志でつくっているのではないのです。


ガーフィールド

オトーサン、 「面白そうじゃん」 原作漫画は読んでいませんが、 DVDのジャケットを見る限り、 可愛らしいネコが主人公のようです。 原題:Garfield (2004)    Garfield: The Movie 監督::Peter Hewitt 原作漫画:Jim Davis 脚本:Joel Cohen/ Alec Sokolow Genre: Comedy / Animation / Family Rated PG for brief mild language 上映時間:80分 あらすじ: このCG映画は、 ガーフィールドという名のネコが主人公の 古典的漫画の映画化。 ガーフィールドは、幸せそのもの。 食べて寝てればいいんだから。. だが、いまや、飼い主のジョンは、 オーディと言う名の可愛い犬を飼いはじめた。 ガーフィールドの暮らしは激変、オーディが主役だ、 ある夜、オーディが誘拐され、 ガーフィールドは、その事件のもとは自分だと自分を責める。 犯人を捜し、オーディを取り戻さねばならない。 出演者:: Breckin Meyer .... Jon(ジョン) Jennifer Love Hewitt .... Liz (リズ) Stephen Tobolowsky .... Happy Chapman(ハッピー) オトーサン、 「まー、並以下の役者たちだなぁ」 だって、アニメ映画で、主人公は、アニメの猫ですから、 それに合わせた演技をしなくてはなりません。 「でも、軽妙というより、軽薄だな、残念ながら」 BRECKIN MEYER ブレッキン・メイヤー 誕生日 1974/5/7 出身 米ミネソタ州 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1991年「エルム街の悪夢/ザ・ファイナル・ナイトメア」 1996年「ザ・クラフト」 1998年「テキサス、ポップ81」「go」「待ちきれなくて…」      「54 フィフティ★フォー」 1999年「テールライトは眠らない」 2000年「ロードトリップ」◇ 2001年「ラットレース」◆「ニューヨークの恋人」◆「プリフォンテーン」 2004年「ガーフィールド」◇ その他の出演者: Bill Murray .... Garfield (voice) Evan Arnold .... Wendell Mark Christopher Lawrence .... Christopher Mello Vanessa Christelle .... Miss True-Value Daamen J. Krall .... Announcer (as Daamen Krall) Rufus Gifford .... Dog Owner #1 Randee Reicher .... Dog Owner #2 Ryan McKasson .... Dog Owner #3 Susan Moore .... Dog Owner #4 Eve Brent .... Mrs. Baker Bill Hoag .... Roy the Lodge Member Michael Monks .... Deputy Hopkins User Rating: 4.9/10 (5,554 votes) オトーサン、 「低いなぁ」 User Comments: jamiehillさん London 2004年7月24日 子供向けのいい映画 何で、みんなが、この映画のことを罵倒するのか解せない。 面白いし、演技もいいし、アニメもいい。 ブレッキン・メイヤーは、 原作漫画で大好きになったペット気ちがい、ジョンを好演している。 ガーフィールドは、面白いし、漫画にそっくりだった。 声の出演は、Bill Murray。 カンペキだった。 その声は、Lorenzo Musicと似合っている。. TVCFのガーフィールド=ラザーニャとも似合っている。 実に、怠け者の猫だ。 間抜けで、可愛い犬オーディも、そっくりだ。 ガーフィールドがネズミと食べしまわない契約をするのも、 漫画そのままだ。 獣医のリズも、出てくる。 ジョンの恋人で、お似合いだ。 これは、すばらしい子供向け映画である。 童心に返ってみることができる大人にも向いていると思う。 オトーサン、 「面白かった。でも...」 脚本が、あのJoel Cohenというのに、実にマトモ。 もうすこし、ジョンとリズの恋愛に深みがあれば、 申し分なかったのですが、残念。 ネコ派、イヌ派、どちらも好きになれる素質をもった映画でした。


ミラクル

オトーサン、 「アイスホッケーの映画か」 しかも、関心の薄い種目なのに、135分の長尺。 「早く終わらないかなー」 はじめの頃、そう思いながら見ていました。 ところが、どうしてどうして。 原題:Miracle (2004) 監督:Gavin O'Connor 脚本:Eric Guggenheim Genre: Drama / Family / History / Sport Rated PG for language and some rough sports action. 上映時間:135分 あらすじ:: 1980年、スポーツの枠を超え、 冷戦下の米国民に希望をもたらした アスホッケー・チーム監督の感動的な実話である。 時と場所を超えたスポーツ史上最高の瞬間だった。 ハーブは、寄せ集めの弱体大学チームを 伝説的な強豪チーム・ソ連と対決するまでに育て上げる。 事前の予想に反して、アメリカ・チームは、 国の威信をかけた世界的イベント・五輪決勝に出場する。 生放送で、Al Michaelは、視聴者に、こう問いかけた。 「奇跡を信じますか?」 「イエス!」 出演者: Kurt Russell .... Herb Brooks(ハーブ) Eddie Cahill .... Jim Craig(ジム) Eric Peter-Kaiser .... Mark Johnson(ジョンソン) オトーサン、 「地味な役者だけど、うまいなー、うまい!」 孤独な監督像をカート・ラッセルが好演しています。 KURT RUSSELL カート・ラッセル 誕生日 1951/3/17  出身 米マサチューセッツ州スプリングフィールド 12才からディズニー専属の子役として活躍し、 「テニス靴を履いたコンピューター」など10本近いディズニー映画に出演。 「ジェミーの冒険旅行」(TVシリーズ)などでアイドルとなった後、 プロ野球選手の父の影響で同じ道を目指すが、肩を故障し、断念。 1979年、ジョン・カーペンター監督作品「ザ・シンガー」(TV映画) のプレスリー役でエミー賞候補となり、以後本格的に俳優活動を再開。 数々のアクション大作映画に出演し、アクション・スタートしての地位を固める。 どんな役柄にも対応できる演技幅の広いアクション俳優。 ともすれば、映画の中で二大アクション・スターが共演すると、 バランスが悪くなることが多いが、 ラッセルの場合、どんな俳優と組んでも、自分の役柄に合わせた演技が出来、 映画を壊すことは決してない。 押し引きの演技を実に心得ている。 S・スタローンと組んだ「デッド・フォール」(1989)、 ウィリアム・ボールドウィンと組んだ「バックドラフト」(1991)、 スティーブン・セガールが早々に抜けてしまったにもかかわらず、 映画を壊さなかった「エグゼクティブ・デシジョン」などがいい例である。 しかし、ラッセルが最も力を発揮するのは、自分が主役の映画となった時である。 彼は、まわりが無名の俳優でも、 自分一人で映画を引っ張るだけの演技力と ふきかえなしのアクションをするだけの力を持っている。 最近の「ブレーキ・ダウン」、「ソルジャー」は 彼の存在で映画がなりたっているといっても、過言ではない。 活躍度 ○→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆☆★ コメディ   ☆☆☆★★★ 出演作 1963年「ヤング・ヤング・パレード」 1964年「マードックの拳銃」 1966年「歌声は青空高く」 1968年「ファミリー・バンド」「赤いリボンに乾杯」 1970年「テニス靴をはいたコンピューター」 1971年「愚者の行進」「ハダシの重役」 1972年「そら、見えたぞ、見えないぞ」 1975年「世界最強の男」◇ 1980年「ユーズド・カー」◇ 1981年「きつねと狩人」(声)「ニューヨーク1997」◇ 1982年「遊星からの物体X」◇ 1983年「シルク・ウッド」◇ 1984年「スイング・シフト」◇ 1985年「殺しの季節」「タッチダウン’90」 1986年「ゴーストハンターズ」◇ 1988年「潮風のいたずら」◇「テキーラ・サンライズ」◇      「ウィンターピープル」◇ 1989年「デッド・フォール」◇ 1991年「バックドラフト」◇ 1992年「不法侵入」◇「キャプテン・ロン」◇ 1994年「トゥームストーン」◇      「スターゲイト」◇ 1996年「エグゼクティブ・デシジョン」◇      「エスケープ・フロム・LA」◇ 1997年「ブレーキ・ダウン」◇ 1998年「ソルジャー」◇ 2001年「バニラ・スカイ」◆「スコーピオン」◇ 2002年「ダーク・スティール」◇ 2004年「ミラクル」 その他の出演者: Patricia Clarkson .... Patty Brooks Noah Emmerich .... Craig Patrick Sean McCann .... Walter Bush Kenneth Welsh .... Doc Nagobads Patrick O'Brien Demsey .... Mike Eruzione Michael Mantenuto .... Jack O'Callahan Nathan West .... Rob McClanahan Kenneth Mitchell .... Ralph Cox Bobby Hanson .... Dave Silk Joseph Cure .... Mike Ramsey Billy Schneider .... Buzz Schneider Nate Miller .... John 'Bah' Harrington User Rating: 7.7/10 (6,379 votes) オトーサン、 「高いスコアだ!」 試合のシーンが、実に見応えがあります。 User Comments: garysjwa さん Florida 2004年9月17日 10点満点の偉業を描いた8点の映画。 人生一度きりの瞬間の魔術を再生するのは、困難である。 だが、魔法は身近になる。 この映画、当時の精神状況を伝えるのに成功している。 ハーブ監督の人柄、試合の緊迫感、 残り時間がゼロになった時のAl Michaelの陽気な歴史に残る問いかけ。 多くのことが一時に起きた。 ソ連をあわてさせたのが、奇跡が起きるきっかけとなった。 こういうテーマの映画は、駄作になりがちだが、 この映画は、まったく違う。 実話にこそ敵わないが、偉大なスポーツ映画だ。 10点満点で8点だ。 オトーサン、 「並外れた体力とチームワークの勝利!」 まさに、サッカー日本代表やジーコ監督にみせたい映画です。 駒苫の高校野球・決勝試合と同じ興奮が味わえるでしょう。


桜の園

オトーサン、 柏図書館沼南分館へ。 「桜の園か、日本映画か。まあ、いいか」 ほんとにもう借りるのがなくなってきました。 原題: 桜の園(1990)     The Cherry Orchard 監督:中原俊 原作:吉田秋生 脚本: じんのひろあき Country: Japan Language: Japanese Genre: Drama 上映時間:96分 あらすじ: 青春の輝きを描く。 女子高生たちが、恒例の学園祭にチェホフの演劇を上演する。 だが、今年は、学校側が上演をキェンセルするかも知れない。 というのも、3年の杉山が、ライバル高の女子高生たちと 喫茶店で煙草を吸っているところをみつかったからだ。 志水は、髪にパーマをかけ、 城丸は、ボーイフレンドにキスされる。 出演者:: 中島ひろ子....志水由布子(3年:部長/ドゥニャーシャ) 白島靖代.... 倉田知世子(3年:ラネフスカヤ) つみきみほ.... 杉山紀子(3年:ヤーシャ) 宮澤美保.... 城丸香織(2年:舞台監督) オトーサン、 「ぞっとした」 一瞬の演技でしたが、その上手さに不意を突かれました。 中島ひろ子、はじめてみた女優さんです。 その後、どうなっているのでしょうか? その他の出演者: 三上祐一.... 島田祐介 上田耕一.... 坂口 岡本舞.... 里美先生 南原宏治.... 中村先生 梶原阿貴....久保田麻紀(3年・ロバーヒン) 三野輪有紀.... 大町真由美(3年・トロフィーモフ) 白石美樹.... 平井和代(3年・ガーエフ) 後藤宙美.... 戸田麗子(3年・シャルロッタ) いせり恵 .... 河合喜美子(3年・ピシーチク) 金剛寺美樹.... 井上志摩子(3年・ヴァーリャ) 菅原香世.... 中野敦子(3年・アーニャ) 永田美妙.... 藤城千晶(3年・フィールズ) 丸山昌子.... 木村環(3年・エピホードフ) 古川りか.... 松本圭子(2年・舞台監督助手) 西村雪絵.... 三島一子(2年・美術係) 永椎あゆみ.... 神奈川潮美(2年・美術係) 佐藤友紀.... 高田真理子(2年・美術係) 浅沼順子.... 大西加奈子(2年・美術係) 山田純世.... 堀口さゆり(2年・照明係) 白戸智恵子.... 高野久美(2年・照明係) 阿部千種.... 田代有美(2年・音響係) 大原麻琴.... 佐野留美子(2年・音響係) 森沢なつ子.... 聖華女子学園 西山友紀子.... 聖華女子学園 植竹よしみ.... 聖華女子学園 伊藤礼奈.... 知世子ファンの2年生 森典子.... 知世子ファンの2年生 広野美保子.... 知世子ファンの2年生 橘ゆかり.... 中野綾子 User Rating: 8.9/10 (23 votes) オトーサン、 「おお高いスコアだ」 外国で上映しなかったようですが、残念です。 ・日本アカデミー賞:  最優秀編集賞:富田勲  新人賞:中島ひろ子 ・同ノミネート:  最優秀監督賞:中原俊  最優秀作品  最優秀脚本賞:じんのひろあき User Comments:  オトーサン、 「IMDBに出ていない!」 カトウスタールさん 2002年1月13日 あの瞬間を見せてくれる あの頃の少女たちの戸惑い、ゆらぎ、決意、恋。 そういったものが柔らかなピアノに乗って積み重ねられていく。 とても繊細な映画。 カメラのシャッターがゆっくりと繰り返し切れる音と それにオーバーラップしていくつみきみほが実にキレイだった。 公開当時に某誌で「女子校のリアリティがまったくない」と こき下ろされていたのを覚えているが, 舞台としての女子校なんてあまり重要ではなかったと思う。 女子校出身でない私のような者でも、 こんな瞬間があったよなって感じることができたんだから、 同じ瞬間を切り取りつつも、 例えば『がんばっていきまっしょい』にはポジティブな印象が残り、 『ヴァージン・スーサイズ』はその真逆だった。 でも『櫻の園』には不思議にそのどちらの印象もなく、 そのためか、誰にでもあった「あの瞬間」が 私の中にずっと息づいていることだけを再確認させてくれたような気がしている。 吉田秋生の原作を読んだのはそのあとしばらくしてからのこと。 空白を多用してこの映画以上に「間」を感じさせる演出が鮮烈で, その後,吉田作品のほとんど全てを読破した。 「光の庭」にはのた打ち回るほど感激し、 こないだもわざわざ立ち読みして涙ぐんでしまっていたくらいだ(←バカ)。 余談だが,この映画に金剛寺美樹さんという女優さんが出演している。 たいして目立っていたわけではないが声がとてもよく通っていて、 女の子だらけの中でまずそちらの方で彼女を認識した。 その後たしか郵便局のCMに出ていたが、今どうしてるんだろ。 出典:www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=151241 オトーサン、 「高校時代か...」 受験勉強のイヤな思い出しかありませんが、 学園祭で、主役を演じた娘にフォークダンスのとき、 ほんの一瞬、手が触れました。 「あれって、やはり、青春のきらめきだったんだろうなー」 みなさんの思い出はいかがですか?


地球で最後のふたり

オトーサン、 「タイ映画か?へぇ、浅野忠信が主演?  しかも、ヴェネチュア国際映画祭で受賞している!」 そうなれば、見ないわけには行きません。 原題:Ruang rak noi nid mahasan (2003)     Last Life in the Universe 監督:Pen-Ek Ratanaruang 脚本:Pen-Ek Ratanaruang / Prabda Yoon Genre: Drama / Romance Rated R for violence, sexual content, language and drug use. Country: Thailand / Japan Language: Thai / Japanese / English 上映時間:112分 あらすじ: 自殺衝動のある日本人男性がバンコクに住んでいる。 悲劇的事件がきっかけとなって、タイ女性と知り合う。 女は、すべて彼とは正反対。. 彼は、綺麗好きで、皿洗いもやるし、 本も、きちんと整理して並べるほう。 一方、彼女は、だらしなく着こなし、 チェーン・スモーカーで、整理など大キライときている。 だが、どういうわけか、2人は気が合う。 やがて、興味深い日本人男性の素顔が明らかになる。 なぜ自殺願望があるのか、 バンコクで暮らすしているのかが分かってくる。 出演者: Tadanobu Asano .... Kenji(ケンジ) Sinitta Boonyasak .... Noi (ノイ) オトーサン、 「へぇ、浅野、現代劇も得意なんだ」 どうも「座頭市」や「御法度」のサムライ・イメージが強すぎたようです。 「そうなんだ。国際派俳優なんだ」 浅野忠信 誕生日:1973/11/27〜 出身:神奈川県横浜市 祖父はアメリカ人。 幼少期は空手を習っていた。 TVドラマ「3年B組金八先生III」でデビュー。 「バタアシ金魚」で映画デビュー。 インディーズ系の俳優として注目される。 「wkw/tk/1996@7'55"hk.net」でウォン・カーウァイ監督、 「珈琲時光」ではホウ・シャオシェン監督と組む。 2003年タイ、日本合作映画「地球で最後のふたり」で ヴェネチア国際映画祭コントロコレンテ部門主演男優賞受賞。 2004年、初監督作品「トーリ」を発表。 1995年、歌手のCHARAと結婚。 活躍度 ○↑ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆☆★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作: 1990年「バタアシ金魚」「パンツの穴 キラキラ星みつけた!」 1991年「あいつ」 1992年「青春デンデケデケデケ」 1993年「FRIED DRAGON FISH」「眠らない街・新宿鮫」 1994年「119」 1995年「幻の光」「四姉妹物語」 1996年「wkw/tk/1996@/7’55”hk.net」「Focus」「Helpless」       「ACRI」「スワロウテイル」「PICNIC」 1997年「ユメノ銀河」「東京日和」 1998年「孔雀 KUJAKU」「落下する夕方」「ラブ&ポップ」「ねじ式」 1999年「御法度」「双生児」「鮫肌男と桃尻女」       「地雷を踏んだらサヨウナラ」「白痴」 2000年「風花」「五条霊戦記 GOJOE」「PARTY 7」 2001年「DISTANCE」「ELECTRiC DRAGON 80000V」      「殺し屋1」 2002年「水の女」 2003念「座頭市」「アイデン&ティティ」 2004年「ヴィタール」 その他の出演者: Laila Boonyasak .... Nid Yutaka Matsushige .... Yukio Riki Takeuchi .... Takashi Takashi Miike .... Yakuza Yoji Tanaka .... Yakuza Sakichi Sato .... Yakuza Thiti Rhumorn .... Jon Junko Nakazawa .... Librarian Akiko Anraku .... Japanese Housewife Nortioshi Urano .... Salaryman Phimchanok Nala Dube .... Girl in Jon's Apartment Ampon Rattanawong .... Jon's Underling Jakrarin Sanitti .... Jon's Underling User Rating: 7.9/10 (989 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 ・ヴェネチア国際映画祭:  Upstream Prize最優秀俳優賞受賞:浅野忠信 Gigabyteさん Bangkok 2003年8月24日 ワーオ...... 最近、見た映画、数本、みなよく眠れた。 バンコクの映画館は、エアコンが効いていて、快適、 毛布やファーストクラスのシートもあって、 それが、驚くほど安い料金なのだ。 だが、昨夜、この映画を見たが、まばたきひとつできなかった。 感動した。 最初から最後まで、美しく、魔法のようだった。 カンペキなどめざしていないが、実にいい感じなのだ。 複雑な感情が湧いてくるのだ。 ジョークは、実におかしい。 ドラマは、心をかきむしる。 細部の細部にまで見入ることになる。 みるべきものが多いからだ。 信じてほしい。 決して、退屈させないし、眠らせない。 最初から最後まで、純な喜びを与えてくれる。 この映画、もっと注目されていい。 みんなにおすすめする。 家族向けでないし、ラフなシーンもあるが、見るべし。 もう一度、見に行こうと思っている。 DVDが発売されたら、買うつもりだ。 海賊版など買わない。 10点満点で8点。 オトーサン、 「浅野のサムライでない映画を見たいなぁ」


ジョンソン一家のババババケーション!

オトーサン、 暑気払いに、たまには、コメディでも見るか。 「えー、出演者は、黒人だけ?」 希少価値があるかも。 原題:Johnson Family Vacation (2004) 監督:Christopher Erskin 脚本:Todd R. Jones/ Earl Richey Jones Genre: Comedy Rated PG-13 for some sexual references, crude humor and brief drug material. 上映時間:97分 あらすじ: AAA(日本のJAF)は、ロードサイドの救援に来なかった。 クルマのナビも壊れ、ネイト一家は恒例の家族会に行くのに苦労する。 イヤイヤ隣に乗っているのは、別居中の妻のドロシー。 後部座席には、息子でラッパーのD.J.、10代の娘ニッキー、そして末娘のディスティニー。 果たして、一家は、ミズーリ州までたどり着けるだろうか? 出演者: Cedric the Entertainer .... Nate Johnson/Uncle Earl(ネイト) Vanessa L. Williams .... Dorothy Johnson(ドロシー) Solange Knowles .... Nikki Johnson(ニッキー) Bow Wow .... D.J. Johnson(D.J.) Gabby Soleil .... Destiny Johnson(ディスティニー) オトーサン、 「まあ、みんなフツーだなぁ」 無名俳優なのか、経歴は載っていませんでした。 その他の出演者」 Shannon Elizabeth .... Chrishelle Rene Boudreau Steve Harvey .... Mack Johnson Aloma Wright .... Glorietta Johnson Shari Headley .... Jacqueline Jennifer Freeman .... Jill Philip Bolden .... Mack Jr. Rodney Perry .... Cousin Lump Christopher B. Duncan .... Stan Lorna Scott .... Gladys Kevin P. Farley .... Stall Guy User Rating: 3.7/10 (1,183 votes) オトーサン、 「ちょっと低すぎる」 黒人だけでなければ、5点台でしょう。 bob the mooさん Birmingham, UK 2004年9月9日 セドリックはいいが、素材が悪く、筋書きはただ下らなかった。 (略:あらすじ紹介) 黒人だけのコメディは避けている。 人種差別からでなく、ステレオタイプで漫画っぽいからだ。 この映画、機内でやっていた。 寝るのにちょうどいいと思って、みはじめた。 うれしかったのは、人種差別的でなかったこと。 バケーションに行く家族のロードムービーということだった。 かといって、そう面白かったわけではない。 筋書きは単純だが、 サブ・プロットで、別居問題を生真面目に扱っている。 それから、つけたりの家族会のコンテストがある。 ユーモアというより、時々の奇妙な笑い。 その理由は、.笑いがセドリックのシーンだけという点にある。 さしてうまくはないが、貧弱な素材にしては頑張っている。 Bow Wow も、まあ、頑張っていた。 Williams はいい女優だが、面白くない。 ほとんど笑わない役ときている。 Knowlesは、セクシーだが、それだけのこと。 Soleil は可愛いが、それだけ。 Harveyはお粗末、端役だからだろうか。 結論として、これは、よく言って平均的な映画だ。 オトーサン、 「その通リ!」 お盆の帰省ラッシュでお疲れの方、 秋になってみれば、大渋滞などを思い出して愉快になれるかも。 「わが家も、ババババケーション!だったなー」


トウキョウ アンダーグラウンド

オトーサン、 「ふーん、ドイツ人がみた東京の暗部か。  どう撮っているのか、面白うそうだ」 新作料金は高いのですが、借りました。 原題:Stratosphere Girl (2004) 監督・脚本:Matthias X. Oberg Genre: Mystery Country: Netherlands / Germany / Italy / Switzerland / UK Language: English / Dutch / Japanese 上映時間:90分 あらすじ: アンジェラは、東京に着く。 何とか雇ってくれとパパさんに頼み込むが、 ウンと言ってくれない。 だが、他のホステスと喧嘩したのが、 お客に気に入られて、採用となる。 その若さで人気ナンバーワンになるが、 他のホステスに散々いやがらせを受ける。 彼女は、失踪したホステス、ラリッサの捜査を開始する。 もしかしたら、殺されたのかも。 だが、ラリッサについて訊くと、みんな知らん顔をするのだ。 出演者: Chloe Winkel .... Angela(アンジェラ) Jon Yang .... Yamamoto (山本) Filip Peeters .... Kruilman(クルイルマン) オトーサン、 「クロエ・ウィンケル、不思議な魅力!」 シルバー・ブロンドの長い髪、幼い顔つき、豊かなボディ。 ドイツの人気女優なのでしょうか? 海外映画俳優マガジンに経歴は出ていませんでした。 その他の出演者: Tuva Novotny .... Monika Rebecca R. Palmer .... Rachel Tara Elders .... Polly Linda Steinhoff .... Ella Togo Igawa .... Oshima Peggy Jane De Schepper .... Larissa Alan Westaway .... Scotty Burt Kwouk .... Papa-San rest of cast listed alphabetically: Mette Louise Holland .... Ingrid Yuki Iwamoto .... Businessman 1 User Rating: 6.3/10 (187 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: Klausさん Stuttgart 2004年4月30日 物静かで感動的で美しい 物語というほどのものではないが、 これは、東京のバーでホステスになった娘が 奇妙な殺人ミステリーを解く物語である。 脚本は、寄せ集めにもかかわらず、 必ずしも成功しているわけではないが、 興味をつなぎとめ、頭を混乱させる。 開幕シーンから、警告も導入部もなく、 また、大した期待も持たせることもなく、 映画の舞台へと潜入していく。 筋書きは、リニアではない。. 率直に言えば、さして大事ではない。 画像に見入るだけだ。 だが、これまでの映画とは違って、 独自の奇妙な世界を構築している。 登場人物たちの誰ひとりとして、 自分が属している世界が、どんなに奇妙なものか気づいていない。 この点が、この映画が成功しているところだ。 監督は、何が起きているのか、説明しようとすらしない。 ただ、提示し、自分で結論を出せというのみ。 たとえ、自分なりの結論を出すとなると、 私の場合は、実に興味深い楽しみだった。 オトーサン、 「ほんとに、そうだよなー」 新宿歌舞伎町や六本木といった 東京アンダーグラウンドの奇妙さがよく出ています。 カネと欲とセックスを秘めた商談や議論やカラオケの場。 それが、バーであり、クラブなのです。 会社勤めの頃は、人並みに盛り場に出没して、 ホステスをくどいたりもしましたが、 「もう2度とあんなことしたくないなー」 男の甲斐性のように思って、 いまだに得意になって夜の銀座などに出没しているみなさん、 一度、この映画を見てください。 交際費に重課税を! どこかの政党がマニフェストに入れてください。


ゼイ・ウォッチ

オトーサン、 中古ビデオの棚で、本作を発見しました。 「凶と出るか、吉と出るか?」 このビデオ、掘り出し物であればいいのですが。 原題:They (1993) (TV)     They Watch 監督:John Korty 短編小説:Rudyard Kipling 脚本:Edithe Swensen Genre: Drama (more) Country: France / USA Language: English 上映時間:100分 あらすじ:: マークは、感情を言葉に表すのが下手。 仕事中毒で、娘のバレエ発表会に遅刻した帰り道で、 11歳の娘ニッキーを交通事故で失う。 罪の意識は次第に激しくなり、 妻クリスや次女との間も、気まずくなっていく。 ある日、盲目の女性フローレンスと偶然出会う。 彼女は、予言者で、その屋敷には、 行きどころを失った子供の魂(幽霊)が集まっていた。 そのなかには、彼の娘もいた。 その屋敷と周辺の森のなかで、 かれは格闘し、徐々に自分を取り戻していく。 出演者: Patrick Bergin .... Mark Samuels(マーク) Vanessa Redgrave .... Florence Latimer (フローレンス) Valerie Mahaffey .... Chris Samuels (クリス) Nancy Moore Atchison .... Nikki Samuels(ニッキー) オトーサン、 「役者たちがみないい!」 生真面目そのもののパトリック・バーギンは熱演していますし、 名女優ヴァネッサ・レッドグレーブの演技には惚れぼれします。 目の演技、表情の演技、仕草の演技が渾然一体となって、 幽冥界をみせてくれます。 妻クリス役のヴェレリー・マーフィーは好きなタイプだったし、 ニッキー役の子役、ナンシー・ムーア・アトソンは可憐そのものでした。 PATRICK BERGIN  パトリック・バーギン 誕生日 1951/2/4 出身 アイルランド・ダブリン 父が劇場主、兄が俳優。 17才でロンドンに出て実験劇団を旗揚げ。 ノース・ロンドン科学技術専門学校で教育学士号を取得。 卒業後、舞台俳優としてキャリアをスタート。 88年「ザ・クーリア」で映画デビュー。 90年「愛と野望のナイル」で初主演。 「愛がこわれるとき」のジュリア・ロバーツの相手役など。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1987年「孤独のヒーロー/タフィン」 1988年「ザ・クーリア」 1990年「愛と野望のナイル」「愛がこわれるとき」 1991年「ロビン・フッド」(TM)「地獄のハイウェイ」 1992年「ラブ・クライム/官能の嵐」「パトリオット・ゲーム」「心の地図」 1993年「ゼイ・ウォッチ」「フランケンシュタイン」(TM) 1994年「噛む女」「交錯の罠」(TM) 1995年「Mr.クライム/知能犯」 1996年「バーチャル・ウォーズ2」「アポガリプス・ウォッチ/陰謀の黙示録」(TM) 1997年「疑惑の悪女」「マイ・リトル・ガーデン」「ザ・リッパー」(TM) 1998年「エスケープベロシティ」「ダイナサウルス」 1999年「ハイ・エクスプローシブ」「氷の接吻」 2000年「囁く女」「ザ・グラディエーター 復讐のコロシアム」 2001年「ロック・ネス」「姉のいた夏、いない夏」      「ザ・ヴァイキング 魔王復活」 VANESSA REDGRAVE  ヴァネッサ・レッドグレーブ 誕生日 1937/1/30 出身 英ロンドン・ブラックヘルス 父はマイケル・レッドグレイヴ、母はレイチェル・ケンプスン。 妹リン、弟コリン、娘のナターシャ、ジョエリー、姪のジェマも俳優。 幼少の頃からバレエを習い、 後にセントラル・スクール・オブ・ミュージック・アンド・ドラマで演技を学ぶ。 映画は父の主演作「BEHIND THE MASK」でデビュー。 66年「モーガン」68年「裸足のイサドラ」でカンヌ映画祭女優賞、 77年「ジュリア」でアカデミー助演女優賞。 活躍度 ○↑ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1958年「BEHIND THE MASK」 1966年「モーガン」「わが命つきるとも」「欲望」 1967年「ジブラルタルの追憶」「RED AND BLUE」      「キャメロット」 1968年「遙かなる戦場」「裸足のイサドラ」       「かもめ」「怪奇な恋の物語」 1969年「素晴らしき戦争」 1970年「DROPOUT」 1971年「LA VACANZA」「トロイアの女」「肉体の悪魔」       「クイン・メリー/愛と悲しみの生涯」 1974年「オリエント急行殺人事件」 1975年「危険な愛の季節」 1976年「シャーロック・ホームズの素敵な挑戦」 1977年「ジュリア」アカデミー助演女優賞 1979年「アガサ/愛の失踪事件」「オーロラ殺人事件」       「ヤンクス」 1983年「ワーグナー/偉大なる生涯」 1984年「ボストニアン」 1985年「STEAMING」「ウェザビー」 1987年「プリック・アップ」「COMRADES」 1988年「CONSUMING PASSIONS」 1990年「DICERIA DELL'UNTORE」「ROMEO-JULIET」 1991年「悲しき酒場のバラード」 1992年「THE CHILDREN」「ハワーズ・エンド」 1993年「愛と精霊の家」 1994年「マザーズボーイ/危険な再会」「リトル・オデッサ」 1995年「湖畔のひと月」 1996年「アル・パチーノのリチャードを探して」       「ミッション:インポッシブル」       「ローラ・ダーン/闇に抱かれて」 1997年「オスカー・ワイルド」「ダロウェイ夫人」 1998年「ディープ・インパクト」「ルル・オン・ザ・ブリッジ」 1999年「クレイドル・ウィル・ロック」◆「17歳のカルテ」◆ 2000年「クライム アンド パニッシュメント」 2001年「プレッジ」 2002年「デブラ・ウインガーを探して」 その他の出演者: Rutanya Alda .... Sue Madehurst Brandlyn Whitaker .... Kaitlin Samuels Ken Strong .... Len Ott Bill Bender .... Madden Benji Wilhoite .... Arthur Madehurst Christina Keefe .... Shannon Nash Jean Louisa Bradford .... Dance Instructor Jalia Murry .... Nurse Charles McLawhorn .... Client Genevieve Baens .... Jill Kristina Colavita .... The Owl Girl User Rating: 5.5/10 (77 votes) オトーサン、 「あれっ?低すぎないか?」 User Comments: Andreea Neaguさん Bucharest, Romania 2001年6月17日 すばらしい映画。 カリスマ女優がカリスマを演じている この映画、1年前に見た。 私のなかで、何かが変わっていった。 数日後、それが何かが分かった。 この映画は、わたしのお気に入りとなった。 何といっても、筋書きと役者がいい。 でも、私が惹かれたのは、パトリック・バーギンではなく、 ヴァネッサ・レッドグレーブの演技であり、役柄そのものだった。 どう言えばいいのか分からないが、 この女優の役柄には、何かいいものがある。 つまり、カリスマというのが、適切かもしれない。 要するに、この映画、全体にいいが、各部分もいい。 見る価値のある映画だ。 オトーサン、 「うーん、勉強になった」 この映画、トワイライト・ゾーンを主張しています。 昼だけ、あるいは、夜だけでなく、その間の時間も楽しもう。 覚醒と熟睡の間にある”まどろみ”の時間を大切にしよう。 白と黒でなく、中間派の意見も尊重しよう。 人生の機微を知る成熟した大人たれ!


審判

オトーサン、 これも、柏市図書館沼南分室で借りてきました。 「名画に決まっているけど、VTRじゃなー」 毎度のことですが、画像のノイズがひどいのです。 原題:Le Proces(1962)     The Trial 監督:Orson Welles 原作:Franz Kafka 脚本:Orson Welles / Pierre Cholot Genre: Drama Country: France / Italy / West Germany / Yugoslavia Language: English Color: Black and White 上映時間:118分 あらすじ: ある朝、ヨーゼフKが目覚めると、部屋に刑事がいた。 起訴されたと告げるが、誰も、その理由を話してくれない。 起訴の理由をみつけ、無実を主張するために、 司法システムの背後を探ろうとする。 だが、これは徒労に終わり、 このカフカ風の悪夢から逃れる術はなかった。 出演者: Anthony Perkins .... Josef K. (ヨーゼフ・K) Romy Schneider .... Leni(レニ) Jeanne Moreau .... Miss Burstner(ビュルストナー) Orson Welles .... Hastler (弁護士) オトーサン、 オトーサン、 「アンソニー・パーキンス、いいねぇ」 長身、繊細にしてナイーブな貴公子。 その昔、若い女性に大人気の若手俳優でした。 海外俳優マガジンの経歴に、 ☆マークもないのは不思議です。 補っておきました。 弁護士役、オーソン・ウェルズの大迫力! 名女優2人が出ているのも、贅沢です。 ANTHONY PERKINS  アンソニー・パーキンス 誕生日 1932/4/14-1992/9/12 出身 米ニューヨーク 父はブロードウェイの俳優。 幼い頃から俳優を志し、高校時代に映画デビュー。 下積み生活を続け、ブロードウェイに進出。 56年にウィリアム・ワイラーに認められ「友情ある説得」で本格デビューし、 アカデミー助演賞にノミネートされた。 かげりのある青年として人気が出る。 「サイコ」のノーマン・ベイツ役で一躍有名になった。 フランスに移住し、「さよならをもう一度」でカンヌ国際映画祭の男優賞を受賞。 78年結婚。息子も俳優になった。 80年末、イギリスで大麻所持により逮捕。 92年、エイズで死亡。 活躍度 ○↓ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 「アンソニー・パーキンス、いいねぇ」 長身、繊細にしてナイーブな貴公子。 その昔、若い女性に大人気の若手俳優でした。 海外俳優マガジンの経歴に、 ☆マークもなく、力が入っていないのは不思議です。 弁護士役、オーソン・ウェルズの大迫力! 名女優2人が出ているのも、贅沢です。 その他の出演者: Arnoldo Foa .... Inspector A Jess Hahn .... Second Assistant Inspector Billy Kearns .... First Assistant Inspector Madeleine Robinson .... Mrs. Grubach Maurice Teynac .... Deputy Manager Naydra Shore .... Irmie, Joseph K.'s cousin Suzanne Flon .... Miss Pittl Raoul Delfosse .... Policeman Jean-Claude Remoleux .... Policeman Max Buchsbaum .... Examining Magistrate Carl Studer .... Man in Leather Max Haufler .... Uncle Max Fernand Ledoux .... Chief Clerk of the Law Court Akim Tamiroff .... Bloch Elsa Martinelli .... Hilda Thomas Holtzmann .... Bert the law student Wolfgang Reichmann .... Courtroom Guard William Chappell .... Titorelli Michael Lonsdale .... Priest User Rating: 7.7/10 (1,636 votes) オトーサン、 「高いスコアだ」 findkeepさん WASHINGTON 2001年4月29日 驚くべき映像、心かき乱す映画 この映画ほど、激しく心を揺さぶる映画は、稀だろう。 田舎の小劇場から出てきたが、震えていた。 これを書いている今も、そうだ。 偏執狂になりそうだ。 つまり、オーソン・ウェルズの「審判」は、 これまで見たうちで、最もおそるべき映画だ。 はじめてみたときは、キライだったと正直に言うべきだろう。 気が狂いそうになるシーンもある。 劇場から飛び出しそうになった。 その後、家路につく間、 その理由は、この映画が、すばらしいからだと気づいた。 絶対に必見の映画だ。 でも、覚悟して見るべし。 オトーサン、 「やはり、オーソン・ウェルズ作品だ!」 観客を翻弄し、愚弄する。 それなのに、片時も目が離せない。 その背後には、映画史に輝く鮮やかなテクニックが存在します。 ORSON WELLES  オーソン・ウェルズ 誕生日 1915/5/6-1985/10/10  出身 米ウィスコンシン州 出演作(監督作は、*印) 1941年「市民ケーン」* 1942年「偉大なるアーバンソン家の人々」(ナ)*   「オーソン・ウェルズのイッツ・オール・ユー」* 1943年「恐怖への旅」* 1944年「ジェーン・エア」 1946年「離愁」「オーソン・ウェルズ in ストレンジャー」 1947年「上海から来た女」* 1948年「白昼の決闘」(ナ)「マクベス」* 1949年「第三の男」「狐の王子」 1950年「黒ばら」 1951年「オセロ」* 1953年「トレント最後の事件」「人間と野獣と美徳」 1954年「谷間の争い」 1955年「ナポレオン」「秘められた過去」* 1956年「白鯨」 1957年「長く暑い夏」「悪魔に支払え!」 1958年「黒い罠」*「自由の大地」「南海の大冒険」(ナ)      「ヴァイキング」(ナ) 1959年「脅迫/ロープ殺人事件」「香港定期船」「ダビデとゴライアス」 1960年「鏡の中の犯罪」「ナポレオン/アウステルリッツの戦い」 1961年「審判」*「ロゴパグ」「キング・オブ・キングス」(ナ) 1963年「予期せぬ出来事」 1964年「マルコポーロ大冒険」 1965年「パリは燃えているか」 1966年「オーソン・ウェルズのフォルスタッフ」*「わが命つきるとも」 1967年「007/カジノ・ロワイヤル」「ジブラルタルの追想」「明日に賭ける」 1968年「サファリ大追跡」「非情の切り札」 1969年「ネレトバの戦い」「004/アタック作戦」(ナ) 1970年「ワーテルロー」「クレムリンレター」 1971年「キャッチ22」 1972年「ウィッチング」「宝島」 1975年「オーソン・ウェルズのフェイク」*「そして誰もいなくなった」(声) 1976年「さすらいの航海」 1979年「マペットの夢見るハリウッド」 1980年「将軍」(ナ) 1981年「珍説世界史PARTT」(ナ) 1983年「双子の鶏フン大騒動」(ナ) 1984年「トニー・カーチスの発明狂時代」 1986年「トランスフォーマー/ザ・ムービー」(ナ) 次に、IMDBで。 彼の父親は裕福な発明者で、 母親は、美しいコンサート・ピアニストでした。 彼は子供の頃から多くの芸術分野 (マジック、ピアノ、絵画)で才能を発揮していました。 母親が死んだ時、彼は8歳でしたが、 父親と世界旅行をしました。 父親が死んだ時、12歳でしたが、 彼は、シカゴのモーリス・バーンスタイン博士の 庇護を受けることになりました。 1931年に、イリノイ州ウッドストックの Todd Schoolを卒業しました。 アイルランドのスケッチ旅行をしたいので、 大学からの勧誘を断りました。 モロッコとスペイン(ここでは、闘牛場で戦いました)、 に旅行したあと、 ロンドンとブロードウェイの舞台に 出演しようとしましたが、失敗に終わりました。 ソーントン・ワイルダーと アレグサンダー・ウルコットの推薦で キャサリン・コーネルの旅回り劇団に入り、 1934年にTybaltとして、 ニューヨーク・デビューを飾りました。 結婚したのも同じ年で、短編映画を監督しました。 また、ラジオにも初めて出演しました。 ジョン・ハウスマンと仕事をはじめ、 37年には、一緒にMercury Theatreをつくりました。 39年には、ハロウィーンの冗談として ラジオで「宇宙戦争」のバージョンを放送しましたが、 ひとびとは、実際に火星人が攻撃してくると思って パニックが起き、一躍、有名になりました。 最初の映画は、 「市民ケーン:Citizen Kane(1941)」 15万ドルの損失を出し、 商業的には失敗でしたが、 最良の映画と今日では見なされています。 彼の映画の多くは商業的には失敗しました。 48年、かれはヨーロッパに亡命しました。 56年には、「黒い罠(1958)」を監督しました。 米国では失敗しましたが、 58年のブリュッセル世界博覧会で受賞しました。 75年には、映画の興行が失敗続きだったのに、 アメリカ映画協会(American Film Institute)の ライフタイム達成賞(Lifetime Achievement Award)を 受けました。 84年には、アメリカ監督ギルド(Directors Guild)から 最高の名誉あるグリフィス賞(D.W. Griffith Award)) を授与されました。 その後、映画製作者としての彼の評判は、 着実に上がっていきました。


どら平太

オトーサン、 「おっ、DVDがある」 この映画、柏市沼南分館で借りてきました。 もうDVDが残り少なくなりました。 あと、2本あるかないか。 原題:どら平太 (2000) 監督:市川昆 原作:山本周五郎 脚本;市川昆、木下恵介、黒澤明、小林正樹 Genre: Action / Adventure / Comedy / Drama 上映時間:111分 あらすじ: 町奉行の辞職が続くある小藩に、 江戸からどら平太なる町奉行が着任し、 密輸、売春、賭博、殺傷が横行する「壕外」の浄化に着手する。 どら平太は、大河岸の灘八、巴の太十、継町の才兵衛らを観念させる。 だが、彼の真のターゲットは、城代家老。 そんな彼の前に、芸者こせいがあらわれる。 出演者:: 役所広司 .... どら平太 浅野ゆう子 .... こせい 菅原文太 .... 大河岸の灘八 オトーサン、 「こういう演じ方もあるんだ」 シスアスな時代劇ではなく、市川昆さんのファンタジーだったのです。 だから、軽妙な役所広司さんが、生きてくるのです。 それから、菅原文太さん、いいですねえ。 役所広司 誕生日:1956/1/1 出身地:長崎県諫早市 高校卒業後、上京して千代田区役所土木部道路課に勤務。 仲代達矢主演の俳優座公演「どん底」に感動して俳優の道を志す。 仲代達矢氏主宰の「無名塾」出身。 芸名は、前歴から仲代氏がつけた。 NHK大河ドラマ「徳川家康」の信長役で脚光を浴びる。 97年カンヌ国際映画祭パルムドール賞受賞作品『うなぎ』で主演。 いまや日本映画界を代表する俳優。 出演作: 1988年「アナザーウェイ」 1990年「オーロラの下で」 1995年「KAMIKAZE TAXI> 1996年「Shall we ダンス?」「眠る男」「シャブ極道」 1997年「うなぎ」「失楽園」「バウンス koGALS」「CURE」 1999年「カリスマ」 2000年「どら平太」「ユリイカ」 2001年「赤い橋の下のぬるい水」 その他の出演者: 宇崎竜童 .... 仙波義十郎 片岡鶴太郎 .... 安川半蔵 石倉三郎 .... 巴の太十 石橋蓮司 .... 継町の才兵衛 大滝秀治 .... 今村掃部 江戸家猫 .... 八杢兵衛 岸田今日子.. 姐御風の女 神山繁.... 本田逸記 加藤武.... 内島舎人 三谷昇.... 落合主水正 津嘉山正種.... 佐藤帯刀 うじきつよし.... 中井勝之助 尾藤イサオ.... 市川六左衛門 菅原加織.... 征木剛 松重豊.... 乾善四郎 黒田隆哉.... 鳥居角之助 本田博太郎.... 伝吉 永妻晃.... 壺平 赤塚真人.... 源次 横山あきお.... 馬方 User Rating: 7.2/10 (93 votes) オトーサン、 「お、高いなー」 User Comments: Killer-40さん Frankfurt, Germany 2000年11月5日 サムライのスーパーマンが、悪徳家老と戦う。 役所広司といえば、 「Shall we ダンス?」であり、「うなぎ」であり、 「CURE」や「タンポポ」だ。 日本の人気役者が、 腐敗した小藩の町奉行になる。 悪漢たちを排除するために、 事前に、怠慢で疑問の多い男という噂を撒き散らす。 だから、悪漢たちは、彼を軽くみることになる。 どら平太は、世慣れた男だ。 サムライの古典的な能力をもち、気楽に暮らしている。 悪漢を馬鹿にしている。 剣の戦いは、古典的に見えるが、 カメラの動き、カット、そして他のトリックが鮮やかに見えてくる。 なぜなら、役所には、三船敏郎のような戦闘能力はないからだ。 この映画の構想は、ずいぶん昔のことになる。 4人の有名監督、市川昆、木下恵介、黒澤明、小林正樹が、 1966年に「四騎の会」を結成しての脚本を書いたが、 その後、3人が死んでしまって、 市川昆だけがようやく映画化したのである。 74本目の脚本にあたる。 オトーサン、 「 変だなぁ」 ネットでみつかりません。 後日、市川昆さんの経歴がみつけたので、 追加しましょう。 1952年「足にさわった女」 1953年「プーさん」 1956年「ビルマの竪琴」 1957年「穴」「満員電車」 1960年「おとうと」 1961年「黒い十人の女」 1973年「股旅」 1975年「吾輩は猫である」 1977年「悪魔の手毬唄」 1978年「女王蜂」 1979年「病院坂の首縊りの家」 1985年「ビルマの竪琴」 1991年「天河伝説殺人事件」 1994年「四十七人の刺客」 2000年「どら平太」 「さて、IMDBは、どうかな?  おー、長い紹介だ、高い評価だ!」 (夏バテのため、翻訳の残りは後日に) 市川昆は、. ウィルト・ディズニーからジャン・ルノワールまで 多くのアーチストに影響された。 喜劇から圧倒的に皮肉で不条理な映画まで幅広い作品を手がけた。 彼は、漫画家としてスタートした。 その影響は、ワイドスクリーンを巧みに使うことや、 力強い角ばったパターンに如実に現れている。 彼は、「プーさん」 (1953)を監督した。 横山泰三の漫画「プーさん」を映画化したもの。 芸術性を損うことなく、一般大衆にアピールする能力があった。 偉大な映像作家であり、カンペキ主義者だった。 文学作品の映画化にも熱心だった。 夏目漱石「心」(1955)。 三島由紀夫「炎上」 (1958)、 谷崎潤一郎「鍵」 (1959) 夏目漱石「吾輩は猫である」 (1975) 島崎藤村「破戒」 (1962) 古典映画のリメイクも手がけ、舞台を現代に移した。 阿部豊の 「足にさわった女」 (1926)のリメイク版(1952) 衣笠貞之助「行子の返事」 (1935)のリメイク版(1963) 西側諸国にはじめて紹介されたのは、 「ビルマの竪琴」 (1956)で、 ヴェニス国際映画祭で、San Giorgio Prizeを獲得した。 記録映画「東京オリンピック」(1965) 「太平洋ひとりぼっち」 (1963)では、 気品と想像力をもって、人間の限界を描いた。 スリラーも手がけた。 「穴」 (1957)、「犬神家の一族」(1976)、「獄門島」(1977)である。 Ichikawa tends to present strongly etched, complex characters : the stuttering acolyte who desires to preserve the "purity" of the Golden Pavilion (ENJO); the elderly husband who resorts to injections and voyeurism in order to remain sexually active (KAGI); the member of a pariah class who tries to deny his identity and to "pass" in regular society (HAKAI). More recently, Eiga joyu (1987) is a tribute to the fiercely independent Japanese actress Kinuyo Tanaka, who starred in many of Kenji Mizoguchi's films and was herself a director in later life. On the lighter side, Ichikawa's characters also include a 19th-century cat; a good-hearted, hapless teacher; and a baby who narrates how the world looks from his vantage point. 同じストーリーのなかに、喜劇と悲劇をミックスする天才だった。. 1965年、彼は、妻で脚本家の和田夏十との協力関係を閉じた。 その美しい映画の多くに彼女の助けがあった。


サベイランス/監視

オトーサン、 「マイクロソフトを描いた映画じゃん」 OSにエクスプローラーを抱き合わせ販売されたのでは、 他社は、たまったものじゃありません。 独占禁止法違反で、米司法省などから訴訟されるのも、当然。 「さて、どんな風に描いているのかな?」 原題:Antitrust (2001) 監督:Peter Howitt 脚本:Howard Franklin Genre: Thriller / Crime / Drama Rated PG-13 for some violence and brief language 上映時間:108分 あらすじ: スタンフォード大学を出たあと、 2人のコンピュータおたく、ミロとデディが、 ナーブ社から入社を勧誘される。 巨大企業で、ボスはやり手のゲーリー。 世界をリンクする衛星通信システムを開発中。 恋人のアリスの口利きもあって、ミロは入社する。 親友のテディは、入社せず、圧縮プログラムの開発に邁進する。 フリーのプログラムにしたいのだ。 ゲーリーは、ミロに目をかける。 彼の活躍で、衛星通信システムの開発が進むと期待しているからだ。 ミロは、その期待に答え、夜も寝ずに開発に邁進する。 だが、テディが死んでしまう。 ゲーリーの言動から、ミロは親友の死について疑念を抱き、 ゲーリーとナーブ社を調査しはじめる。 だが、頼れるひとはいない。 出演者: Tim Robbins .... Gary Winston(ゲーリー) Ryan Phillippe .... Milo Hoffman(ミロ) Rachael Leigh Cook .... Lisa Calighan(リサ) オトーサン、 「なんか、精彩を欠いてるな」 ティム・ロビンス、名優ですが、パッとしません。 ビル・ゲーツに共感できなかったのか、 それとも、ビル・ゲーツが、偉大すぎるのか? 若いミロをRyan Phillippeが熱演していました。 TIM ROBBINS  ティム・ロビンス 誕生日 1958/10/16 出身 米カリフォルニア州ウエストコヴィーナ ニューヨーク大学、UCLAの演劇科で勉強した後、 ジョン・キューザックらと劇団アクターズ・ギャングを作る。 「ザ・プレイヤー」でカンヌ映画祭主演男優賞。 「ショーシャンクの空に」の脱獄囚役も評価された。 92年「ボブ・ロバーツ」で監督デビュー。 監督二作目の「デッドマン・ウォーキング」では アカデミー監督賞の候補にも挙がる。 2003年「ミスティック・リバー」でアカデミー助演男優賞受賞 私生活ではスーザン・サランドンがパートナー。 活躍度 ○↑ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1984年「恋人ゲーム」「トイ・ソルジャー」 1985年「シュア・シング」 1986年「ハワード・ザ・ダッグ/暗黒魔王の陰謀」 1988年「テープヘッズ」      「ファイブ・コーナーズ/危険な天使たち」      「メイド・イン・ヘブン」「さよならゲーム」 1989年「ミス・ファイアー・クラッカー」      「エリック・ザ・バイキング/バルハラへの航海」 1990年「ジェイコブズ・ラダー」「キャデラックマン」 1991年「ジャングル・フィーバー」 1992年「ザ・プレイヤー」「ボブ・ロバーツ」 1993年「ショート・カッツ」 1994年「未来は今」「星に想いを」「ショーシャンクの空に」◇       「プレタポルテ」 1995年「デッドマン・ウォーキング」◇ 1998年「ナッシング・トウ・ルーズ」◇「隣人は静かに笑う」◇ 1999年「オースティン・パワーズ・デラックス」▲ 2000年「ミッション・トゥ・マーズ」◇「ハイ・フィデリティ」◆ 2001年「サベイランス/監視」「ヒューマンネイチュア」 2002年「シャレード」 2003年「ミスティック・リバー」「CODE46」 2005年「宇宙戦争」 その他の出演者: Claire Forlani .... Alice Poulson Douglas McFerran .... Bob Shrot Richard Roundtree .... Lyle Barton Tygh Runyan .... Larry Banks Yee Jee Tso .... Teddy Chin Nate Dushku .... Brian Bissel Ned Bellamy .... Phil Grimes Tyler Labine .... Redmond Scott Bellis .... Randy David Lovgren .... Danny Zahf Paroo .... Desi Jonathon Young .... Stinky User Rating: 6.0/10 (7,751 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: LT-10 さん Halifax, Nova Scotia, Canada 2001年1月15日 頭を使う脳なし映画。 この映画に期待していなかったので、驚いた。 ストーリーは、急ピッチで、エキサイティングだった。 一度も、スローペースにはならなかった。 見終わって、満足した。 映画に必要なものをすべて備えている。 業界で起きていることについて考えさせられる。 筋書きのひねりが、多少リアルでなかったが。 さて、褒め言葉はこれくらいにして、 この映画、いくつか問題がある。 ミロが、妙なことを見つけた後のシーンで、 突っけんどんな会話が多すぎる。 カメラは、スームしたり、ゆれたりする。 最後は、非現実的だった。 要するに、いい映画だが、上映は、12ケ所のみ。 もっとマシな扱いをしてほしい。 オトーサン、 「そういえば、日本では上映されなかったな」 ホリエモンや孫さんなど、IT業界のひとは見たのでしょうか?


亡国のイージス

オトーサン、 「ハリウッド映画なみの大作!」 「自衛隊が全面協力!」 そういうフジ・サンケイ・グループの大宣伝にムカついていました。 でも、見に行ってしまいました。 原題:Bokoku no igisu (2005) Aegis (International: English title) 監督:Junji Sakamoto Genre: Action / Drama / Thriller / War Country: Japan Language: Japanese あらすじ: オトーサン、 「IMDBサボっている!」 PR用のあらすじを転載しましょう。 海上自衛隊のイージス艦「いそかぜ」の宮津副長は 某国工作員のヨンファと結託し、訓練中の艦を乗っ取る。 1リットルで東京を壊滅させる 毒ガス兵器の照準を首都圏に合わせ、日本政府を脅す。 防衛庁情報局の渥美本部長らが解決に当たるが、 最新鋭の防空システムを持つ「いそかぜ」を前になす術はない。 そんななか、艦を知り尽くす先任伍長の仙石恒史は 如月行一等海士とともに、テロリストらに立ち向かう。 出演者: 真田広之 .... 仙石恒史(「いそかぜ」先任伍長)  寺尾聰 .... 宮津弘隆(「いそかぜ」副長)  中井貴一 .... ヨンファ(某国対日工作員)/溝口哲也(FTG三等海佐) オトーサン、 「この役者、うまいじゃん」 みているうちに、真田広之さんとわかってきました。 「道理で、うまいハズだ!」 なお、中井貴一さんが、これまで見たうちでは、 最高の演技をしていました。 真田広之 誕生日:1960/10/12 出身:東京都品川区 父“新平”、母“那智子”、幼時から劇団ひまわりに所属し、 テレビや雑誌のモデルとして活躍。 堀越学園高等学校芸能コースを経て、日本大学芸術学部映画学科卒。 アクション時代劇「柳生一族の陰謀」“ハヤテ”役で本格的に映画デビュー。 「忍者武芸帳 百地三太夫」で映画初主演し、人気アクションスターに。 「道頓堀川」では、新境地を開き、日本アカデミー賞新人賞を受賞。 「たそがれ清兵衛」で、日本アカデミー賞・最優秀主演男優賞を受賞 日本を代表する俳優として活躍中。 女優の手塚里美と結婚したが、離婚。男子2人がいる。 活躍度 ○ ↑ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆☆★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1978年「柳生一族の陰謀」「宇宙からのメッセージ」 1979年「真田幸村の謀略」 1980年「翔んだカップル」「忍者武芸帖 百地三太夫」 1981年「魔界転生」「吼えろ鉄拳」「冒険者カミカゼ」「燃える勇者」 1982年「道頓堀川」「伊賀忍法帖」「蒲田行進曲」 1983年「伊賀野カバ丸」「里見八犬伝」 1984年「彩り河」「コータローまかりとおる!」「麻雀放浪記」 1985年「カムイの剣」 1986年「犬死にせしもの」「キャバレー」「火宅の人」 1987年「必殺IV 恨みはらします」 1988年「快盗ルビイ」 1989年「どっちにするの」 1990年「リメインズ 美しき勇者たち」「病院へ行こう」「つぐみ」 1992年「継承盃」「病は気から 病院へ行こう2」 1993年「僕らはみんな生きている」「眠らない街」 1994年「怖がる人々」「ヒーローインタビュー」「忠臣蔵外伝 四谷怪談」 1995年「写楽」「EAST MEETS WEST」「緊急呼出し」 1998年「リング」「らせん」「D坂の殺人事件」「たどんとちくわ」 1999年「リング2」 2000年「はつ恋」 2001年「みんなのいえ」「真夜中まで」「陰陽師」 2002年「助太刀屋助六」「たそがれ清兵衛」 2003年「ラスト サムライ」 2004年「照明熊谷学校」 その他の出演者: 佐藤浩市 .... 渥美大輔(防衛庁情報局(DAIS)内事本部長) 勝地 涼 … 如月行(「いそかぜ」一等海士)          チェ・ミンソ …ジョンヒ(某国対日工作員)  原田芳雄…梶本幸一郎(内閣総理大臣)  岸部一徳…瀬戸和馬(内閣情報官)  User Rating: awaiting 5 votes. オトーサン、 「まあ、よくて6点台だな」 User Comments: MistyHSEさん 2005年7月28日 政治的アクション映画、大人のためのヒューマン・ドラマ この映画、東京の試写会で見た。 注意深く構成された大きなテーマの映画だが、 消化するには、何度か見る必要がある。 だが、終わりに抱いた感想は、 「終わっちゃだめ。まだ、見たいのに!」だった。 多くの人物が登場する。 それぞれが、その行動の複雑な背景や理由をもっている。 すべてを紹介する代わりに、 主要人物の背景をフラッシュバックで紹介している。 この方法はいいが、想像力を要する。 分からないひともいるだろう。 登場人物の深みが分からないと、 この映画、混乱させ、平板に見えるだろう。 この映画についての日米のメディアの批判を読んだが、 ポイントが外れている。 俳優たちの演技は、みんなよかった。 特に、主役の仙石を演じた真田広之が素晴らしかった。 (「たそがれ清兵衛」と「ラスト サムライ」) 中年の下級士官からヒーローへの転換を見事にやってのけた。 寺尾聰は、結末で泣かせてくれた。 中井貴一は、魅力的な怖さだった。 佐藤浩市は、スタイリッシュだったし、 若い勝地涼の動きはシャープだった。 この映画に使われたテクニックは、アメリカの観客には、なじまないだろう。 飲み込みやすいハリウッドのファーストフード映画に親しんでいるからだ。 だが、弱点もある。 特殊効果は完璧でなかったし、 とくに、裏切りものたちのストーリーには、綻びがあった。、 だが、関係者たちの熱意を充分に感じた。 とくに、自衛隊の人たちは、撮影に全面協力しており、 見どころを作っている。 結末には、泣かされた。 どのシーンも、すばらしい俳優たちの演技も楽しめた。 終わってほしくなかった。 みんなが楽しめるように、国際公開をしてほしい。 大人のための映画だ。. オトーサン、 「自衛隊のPR映画だ!」  連中が、平和ボケしている亡国の民の現状に  ギリギリ歯軋りしているのが、聞こえてきます。 「イージス艦がその象徴だな、宝の持ち腐れだもんな」 ○イージス艦   「イージス」とは、ギリシャ神話に登場する最高神ゼウスが、  娘アテナに与えた、あらゆる邪悪を払う盾の名称  イージス・システムを搭載する、巡洋艦・駆逐艦などの艦艇の総称。  艦隊防空用ミサイル護衛艦。  冷戦時代に、ソ連の脅威に対して米国で開発されたもの。  多方向から飛来する対艦ミサイルに対処する。  300キロ以上の範囲で、同時に最大約200個の目標をキャッチするレーダーと、  12個以上の目標に対応できる射程100キロを超す迎撃用ミサイルを搭載する。  防衛的性格のものだが、冷戦終了で無用の長物化したものを購入した。  調達価格は、何と、1250億円。  9.11テロ後、与党内に反対意見もあるなかで、  インド洋に派遣され、米英艦艇への情報提供・物資補給任務についた。 「ふーん、こんな意見もあるんだ」 軍事的に無意味な補給業務に、  それが初めての「有事」への関与であるがゆえに 喜び勇んで従事している海上自衛隊、 そしてその程度の任務すら与えられず、 悶々と無為の日々を過ごしている陸上自衛隊並びに航空自衛隊に対し、 かくも厳しい財政事情にもかかわらず、 世界有数の防衛費を支出し続けている日本は、 まことに不思議な国だとお思いになりませんか。 出典:大田述正 時事コラム  ・www.ohtan.net/column/200209/20020901.html


殺人調書/Q&A

オトーサン、 「Q&Aといったら、質疑応答だろう」 なぜ、殺人調書になるのか、分かりませんでした。 取調官が容疑者を問い詰めるのに。 原題:Q & A (1990) 監督:Sidney Lumet 原作:Edwin Torres 脚本:Sidney Lumet/Alan Smithee Genre: Crime / Drama 上映時間:137分 あらすじ: 若き地方検事補が腐敗した刑事の有罪を立証しようとする。 その過程で、昔の恋人とその夫に出会う。 そいつは、犯罪王で、有罪証言を拒否するのだ。 出演者:: Nick Nolte .... Captain Lt. Michael 'Mike' Brennan, NYPD (ブレナン) Timothy Hutton .... Asst. Dist. Atty. Aloysius 'Al' Francis Reilly(アル) Armand Assante .... Roberto 'Bobby Tex' Texador (テックス) オトーサン、 「鬼気迫る名演技だ!」 やはり、こういう腐敗した刑事という悪役は、お手のもの。 NICK NOLTE  ニック・ノルティ 誕生日 1941/2/8 出身 米ネブラスカ州オマハ 91年「サウス・キャロライナ/愛と追憶の行方」で アカデミー賞主演男優賞、 98年「白い刻印」でアカデミー賞助演男優賞にノミネート。 活躍度 ○→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1975年「グッバイ・ドリーム」 1977年「ザ・ディープ」 1978年「ドッグ・ソルジャー」 1979年「ノース・ダラス40」 1982年「48時間」◇ 1983年「アンダー・ファイア」 1984年「りんご白書」 1985年「ヒバリーヒルズ・バム」 1987年「ウィーズ/塀の中からブロードウェイ」「ダブルボーダー」 1988年「3人の逃亡者」 1989年「もうひとつのラブ・ストーリー」「戦場」      「ニューヨーク・ストーリー」 1990年「殺人調書/Q&A」「48時間PART2」◇ 1991年「ケープ・フィアー」「サウス・キャロライナ」 1992年「ザ・プレイヤー」△「ロレンツォのオイル/命の詩」 1994年「アイ・ラブ・トラブル」「ハリウッド・トラブル」 1995年「ある大統領の情事」 1996年「狼たちの街」「マザーナイト」 1997年「ナイト・ウォッチ」◆「Uターン」「アフターグロウ」◇      「白い刻印」◇ 1998年「シン・レッド・ライン」◆ 1999年「ブレックファースト・オブ・チャンピオン」「背信の行方」◇ 2000年「金色の嘘」 2001年「セックス調査団」 2003年「ハルク」◆「ギャンブル・プレイ」◇ その他の出演者: Patrick O'Neal .... Kevin Quinn (Chief of Homicide) Lee Richardson .... Leo Bloomenfeld Luis Guzman .... Det. Luis Valentin Charles S. Dutton .... Det. Sam 'Chappie' Chapman (Homicide) Jenny Lumet .... Nancy Bosch/Mrs. Bobby Texador Paul Calderon .... Roger Montalvo International Chrysis .... Jose Malpica Dominic Chianese .... Larry Pesch aka Vito/Lorenzo Franconi Leonardo Cimino .... Nick Petrone (mob boss) Fyvush Finkel .... Preston Pearlstein Gustavo Brens .... Alfonse Segal Martin E. Brens .... Armand Segal User Rating: 6.3/10 (905 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: Nick Nolte is brilliant! crucialpさん Mechelen, Belgium. 2002年12月5日 すばらしい刑事物スリラーだ。 腐敗した刑事ノルティは、若き検事補ハットンに出会い、 その罪を追求される羽目になる! 助演陣もいい。 この役者がなぜもっと成功しなかったか理解に苦しむ。 服装倒錯者を演じたCalderonもいい。 だが、ノルティは、最高だ。 傲慢でチョー腐敗した刑事ブレナンを演じている! 私の好きな90年代の刑事物スリラーのひとつだ。 唯一の欠点は、エンディングに流れる曲だった。 "don't betray the ones you love" 当たり前だろうが! オトーサン、 「でも、小泉さんなら、裏切るぜ」 総裁になれたのも、亀井さんのおかげ。 それなのに、掌をかえしたように冷たくなったのです。 かつての同志に対立候補を立てたり...非情ですなぁ。 「ニック・ノルティみたいだ!」


コマンチェロ

オトーサン、 「ジョン・ウェインの西部劇か」 もうそれだけで、何の説明もいらないでしょう。 原題:The Comancheros (1961) 監督:Michael Curtiz/John Wayne 原作:Paul Wellman 脚本:James Edward Grant/ Clair Huffaker Genre: Action / Western / Adventure / Romance 上映時間:107分 あらすじ: テキサスのレンジャー、ポールは、賭博師のポールを逮捕する。 だが、間もなく、悪い武器商人たちや コマンチェロと名乗る盗賊どもをやっつけるために、 隠密捜査で組むことになる。 出演者:: John Wayne .... Ranger Capt. Jake Cutter (ジェイク) Stuart Whitman .... Paul Regret(ポール) Ina Balin .... Pilar Graile (ピラー) Lee Marvin .... Tully Crow(タリー) オトーサン、 「大きな安心感!」 まさに、全盛期のジョン・ウェインです。 JOHN WAYNE  ジョン・ウェイン 誕生日 1907/5/26-1979/6/11 出身 米アイオワ州 出演作 1925年「大学のブラウン」 1926年「剣侠時代」 1927年「最後の一蹴」 1928年「マザー・マクリー」「血涙の志士」 1929年「踊るカレッジ」「最敬礼」 1930年「最後の一人」「ビッグ・トレイル」 1931年「娘三人」「アリゾナ」「鉄腕ジョーンズ」 1932年「テキサスの旋風」「巨頭団殲滅」「歓呼の涯」「流線怪盗列車」      「テキサスの若武者」「アリゾナ・ギャング」「金塊争奪」 1933年「討伐隊」「つばさの天使」「男の一頁」「紅唇罪あり」「南方の騎士」 1934年「ユタから来た男」 1936年「沿岸警備隊」「荒武者乱闘王」 1937年「超速大陸争覇」「従軍記者」「氷上の乱闘」      「荒野の激斗/モンタナの掟」 1939年「駅馬車」「アリゲニー高原の暴動」 1940年「暗黒の命令」「果てなき船路」「妖化」 1941年「暴力街」「暗黒街の王者」「丘の羊飼い」 1942年「或る夜の貴婦人」「絶海の嵐」「スポイラーズ」「西部の顔役」      「ならず者戦斗機隊」「男性都市」「フライング・タイガー」 1943年「西部を駆ける恋」「硝煙の新天地」 1944年「血戦奇襲部隊」「拳銃の町」 1945年「炎の街」「パターンを奪回せよ」「コレヒドール戦記」「ダコタ荒原」 1946年「恋愛超特急」 1947年「拳銃無宿」「タイクーン」 1948年「アパッチ砦」「赤い河」「三人の名付親」 1949年「怒濤の果て」「ケンタッキー魂」「黄色いリボン」「硫黄島の砂」 1950年「リオ・グランデの砦」 1951年「太平洋機動作戦」「太平洋作戦」 1952年「静かなる男」「ハワイの陰謀」 1953年「勝負に賭ける男」「男の叫び」「ホンドー」 1954年「紅の翼」 1955年「男の魂」「中共脱出」 1956年「征服者」「捜索者」 1957年「荒鷲の翼」「ジェット・パイロット」「失われたものの伝説」 1958年「黒船」 1959年「リオ・ブラボー」「騎兵隊」 1960年「アラモ」「アラスカ魂」 1961年「コマンチェロ」 1962年「リバティ・バランスを射った男」「ハタリ!」「史上最大の作戦」      「西部開拓史」 1963年「ドノバン珊瑚礁」「マクリントック」 1964年「サーカスの世界」 1965年「偉大な生涯の物語」「危険な道」「エルダー兄弟」 1966年「巨大なる戦場」 1967年「戦う幌馬車」「エル・ドラド」 1968年「グリーン・ベレー」 1969年「ヘル・ファイター」「勇気ある追跡」「大いなる男たち」 1970年「チザム」「リオ・ロボ」 1971年「100万ドルの決斗」 1972年「11人のカウボーイ」 1973年「大列車強盗」「ビッグケーヒル」 1974年「マックQ」 1975年「ブラニガン」「オレゴン魂」 1976年「ラスト・シューティング」 その他の出演者: Nehemiah Persoff .... Graile Michael Ansara .... Amelung Patrick Wayne .... Tobe (Texas Ranger) Bruce Cabot .... Maj. Henry (Ranger CO) Joan O'Brien .... Melinda Marshall Jack Elam .... Horseface (Comanchero) Edgar Buchanan .... Circuit Court Judge Thaddeus Jackson Breen Henry Daniell .... Gireaux Richard Devon .... Esteban User Rating: 6.6/10 (846 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものでしょう」 User Comments: olds2347さん Dacula, Georgia 2003年9月14日 端役のせいで見逃されたすばらしい演技 最近、この映画のDVDを買って、昨夜見た。 この映画を全部見たのは、これがはじめてではなかろうか。 実は、ジョン・ウェインの初期の映画が好きだ。 「駅馬車」から、1940年代後半のものまでだ。 これは、撮影所が、まだジョン・ウェインをいろんな役で 起用していた時代で、大ヒットはなかった。 (モンゴルの帝王なんか演じていたんだぜ!) 私が、かれの中期のすばらしい演技を再発見したたのは、ごく最近である。 だが、この映画については、別の俳優について語りたい。 この映画についての、ユーザーコメントには、みんな目を通した。 何人かのひとが、リー・マービン演じる端役を評価していた。 彼は、いつも傑出した演技をする。 だが、だれも、もうひとりの素晴らしい演技について触れていなかった。 銃器の密輸人エド・マクベインを演じた無名の."Guinn 'Big Boy' Williams"だ。 ほんとの端役だが、私が思うに、最高の演技だった。 そう、これが、私のおすすめの2点だ。 "Nuff sed" オトーサン、 「リー・マービンか」 経歴を見てみました。 アカデミー俳優なのですね。 LEE MARVIN  リー・マービン 誕生日 1924/2/19-1987/8/29 出身 米ニューヨーク 出演作 1952年「国務省の密使」「抜き射ち二挺拳銃」      「ネバダ決死隊」 1953年「最後の酋長」「栄光の鬼部隊」「復讐は俺に任せろ」      「限りなき追跡」 1954年「ゴリラの復讐」「七人の脱走兵」「ケイン号の叛乱」      「乱暴者」 1955年「日本人の勲章」「恐怖の土曜日」「見知らぬ人でなく」       「皆殺しのトランペット」「俺が犯人だ」 1956年「白人部隊撃滅」「七人の無頼漢」「攻撃」 1957年「愛情の花咲く樹」 1962年「コマンチェロ」「リバティ・バランスを射った男」 1963年「ドノバン珊瑚礁」 1964年「殺人者たち」 1965年「キャット・バルー」アカデミー主演男優賞       「愚か者の船」 1966年「プロフェッショナル」 1967年「特攻大作戦」「殺しの分け前/ポイント・ブランク」 1968年「裏切り鬼軍曹」「太平洋の地獄」 1969年「ペンチャーワゴン」 1970年「モンテ・ウォルシュ」 1972年「おとぼけカウボーイ」「ブラック・エース」 1973年「北国の帝王」 1974年「スパイクス・ギャング」「クランスマン」 1976年「冒険野郎」「グレート・サム」 1979年「アバランチ・エクスプレス」 1980年「最前線物語」 1981年「デス・ハント」 1983年「ゴーリキーパーク」 1984年「狼獣(けだもの)たちの熱い日」 1986年「デルタ・フォース」 次に、IMDBから。 夏バテで翻訳しませんが、波乱万丈の人生でした。 Prematurely white-haired character star who began as a supporting player of generally vicious demeanor, then metamorphosed into a star of both action and drama projects. Born in New York City to Lamont Marvin, an advertising executive, and his wife Courtenay, a fashion writer, the young Marvin was thrown out of dozens of schools for incorrigibility. His parents took him to Florida, where he attended St. Leo's Preparatory School near Dade City. Dismissed there as well, he enlisted in the U.S. Marines at the beginning of World War II. In the battle of Saipan in June 1944, he was wounded in the buttocks by Japanese fire which severed his sciatic nerve. He was invalided home and got menial work as a plumber's apprentice in Woodstock, New York. While repairing a toilet at the local community theatre, he was asked to replace an ailing actor in a rehearsal. He was immediately stricken with a love for the theatre and went to New York City, where he studied and played small roles in stock and Off-Broadway. He landed an extra role in Henry Hathaway's U.S.S. Teakettle, and found his role expanded when Hathaway took a liking to him. Returning to the stage, he made his Broadway debut in Billy Budd, and after a long succession of small TV roles, moved to Hollywood, where he began playing heavies and cops in roles of increasing size and frequency. Given a leading role in Eight Iron Men, he followed it with enormously memorable heavies in The Big Heat and The Wild One. Now established as a major screen villain, Marvin began shifting toward leading roles with a successful run as a police detective in the TV series 'M Squad'. A surprise Oscar for his dual role as a drunken gunfighter and his evil, noseless brother in the Western comedy Cat Ballou placed him in the upper tiers of Hollywood leading men, and he filled out his career with predominantly action-oriented films. A long-term romantic relationship with Michelle Triola led, after their breakup, to a highly publicized lawsuit in which Triola asked for a substantial portion of Marvin's assets. Her case failed in its main pursuit, but did establish a legal precedent for the rights of unmarried cohabitors, the so-called "palimony" law. Marvin continued making films of varying quality, always as a star, until his sudden death from a heart attack in 1987.


キスへのプレリュード

オトーサン、 「お久しぶり!メグ」 別に知人というわけでもないのですが、ファンです。 10数年前の映画ですから、若い頃のメグを拝めそうです。 原題:Prelude to a Kiss (1992) 監督:Norman Rene 台本・脚本:Craig Lucas Genre: Comedy / Fantasy / Romance 上映時間:105分 あらすじ: 娘が悲観的なのに恋に落ちた2人。 絆を強めようとするにつれて、 試練なのだろうか、超自然的なことが起きる。 出演者:: Alec Baldwin .... Peter Hoskins(ピーター) Meg Ryan .... Rita Boyle(リタ) Sydney Walker .... Old Man(老人) オトーサン、 「メグ、可愛い!」 愛らしい鼻や唇、そして目の輝き。 ALEC BALDWIN  アレック・ボールドウィン 誕生日 1958/4/3 出身 米ニューヨーク州ロングアイランド 弟に俳優のダニエル、ウィリアム、スティーブンがいる。 93年8月にキム・ベイシンガーと結婚。 2001年現在、離婚調停中。娘が一人いる。 活躍度 ○↑ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆☆★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1986年「ルルよ、永遠に」「ウーマン・イン・ニューヨーク」 1987年「アラモ2」 1988年「結婚の条件」「ビートル・ジュース」      「ワーキング・ガール」「愛されちゃって、マフィア」      「トーク・レディオ」 1989年「グレート・ボールズ・オブ・ファイヤー」 1990年「レッド・オクトーバーを追え!」◇      「マイアミ・ブルース」「アリス」 1991年「あなたに恋のリフレイン」 1992年「摩天楼を夢みて」「キスへのプレリュード」 1993年「冷たい月を抱く女」 1994年「ゲッタウェイ」「シャドー」◇ 1995年「アル・パチーノ/天国の約束」(ナ) 1996年「アル・パチーノのリチャードを探して」「陪審員」◇      「ヘブンズ・プリズナー」◇「ゴースト・オブ・ミシシッピー」 1997年「ザ・ワイルド」◇ 1998年「マーキュリー・ライジング」◆ 1999年「シック・アズ・シーヴス」◇ 2000年「きかんしゃトーマス 劇場版/魔法の線路」 2001年「パール・ハーバー」「ファイナル・ファンタジー」(声)      「キャッツ&ドッグス」(声) 2002年「ブルート・ナッシュ」 2003年「インプット 記憶」(TM)「ハッとしてキャット」 2004年「ポリー my love」「アビエイター」「ラスト・ショット」 MEG RYAN メグ・ライアン 誕生日 1961/11/19   出身 米コネチカット州フェアフィールド ジャーナリスト志願でニューヨーク大学で学んでいたが、 エージェントに見いだされ女優に。 映画デビューは1981年「ベストフレンズ」でキャンディス・バーゲンの娘役。 1991年にデニス・クエイドと結婚し、 2001年7月16日、ラッセル・クロウとの不倫騒動により離婚した。 二人の間には一児(ジャック)がいる。 「恋人たちの予感」(1988)「めぐり逢えたら」(1993)で ゴールデン・グローブ賞にノミネートされる。 メグ・ライアンはといえば、 ラブコメ映画に欠かせない金髪でショートヘア、クリッとした瞳の女優。 いくつになっても少女のようなかわいらしい笑顔と若々しい爽やかな演技は、 どんな映画でも観客を自分のペースに取り込んでしまう不思議な魅力を持っている。 もちろん、コメディばかりでなく、 「戦火の勇気」の謎の死を遂げた兵士や 「男が女を愛する時」のアル中の主婦アリス役のような 感情の起伏の激しい役や 「シティ・オブ・エンジェル」の女医役で見せたような大人の演技でも、 十分存在感を見せている。 彼女の明るいイメージからか、あまり感動大作への出演に恵まれないため、 賞歴はないが、自分の個性を貫ける天性の演技力は、 アカデミー賞女優には決して劣ってはいない。 活躍度 ◎→ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1981年「ベストフレンズ」デビュー 1983年「悪魔の棲む家3」 1986年「トップガン」「私立ガードマン/全員無責任」 1987年「インナースペース」◆「プロミストランド/青春の絆」◆ 1988年「D.O.A.死へのカウントダウン」◇      「プレシディオの男たち」◆ 1989年「恋人たちの予感」◇ 1990年「ジョー、満月の島へ行く」◇ 1991年「ドアーズ」◆ 1992年「キスへのプレリュード」◇ 1993年「フレッシュ・アンド・ボーン/渇いた愛の行方」◇      「めぐり逢えたら」◇ 1994年「男が女を愛する時」◇「星に想いを」 1995年「恋の闇 愛の光」「フレンチ・キス」◇ 1996年「戦火の勇気」◇ 1997年「アナスタシア」(声)◇「恋におぼれて」◇ 1998年「シティ・オブ・エンジェル」◇「ユー・ガット・メール」◇ 1999年「キャスティング・ディレクター」◆ 2000年「電話で抱きしめて」◇「プルーフ・オブ・ライフ」◇ 2001年「ニューヨークの恋人」◇ 2002年「デブラ・ウインガーを探して」 2003年「イン・ザ・カット」◇ 2004年「ファイティング・ガール」◇ その他の出演者: Kathy Bates .... Leah Blier Ned Beatty .... Dr. Boyle Patty Duke .... Mrs. Boyle Richard Riehle .... Jerry Blier Stanley Tucci .... Taylor Rocky Carroll .... Tom Debra Monk .... Aunt Dorothy Ray Gill .... Uncle Fred Ward Ohrman .... Minister Annie Golden .... Tin Market Musician Frank Carillo .... Tin Market Musician Sally Murphy .... Bridesmaid #1 User Rating: 5.5/10 (2,002 votes) オトーサン、 「ありゃ、低いスコアだな」 User Comments: contrarywiseさん Montana 2004年8月3日 多くの観客は納得いかないだろう。 下らん映画だったが 「ユーガッタ・メール」のようなロマンチック・コメディや 伝統的なラブストーリ−、 そして入れ替わりでうならせるコメディを この映画に期待したら、失望することになるだろう。 目と心を大きく開いてみてほしい。 この映画、軽いタッチで書かれてはいるが、コメディではない。 この映画を理解する鍵は、 主人公が恋人の母親に電話したときにもらったアドバイスだ。 「ひとは誰でも間違った思いこみをするのよ、  結婚でも、人生でも」 この映画には、この難問に立ち向かうための ”魔法”の観点や新しく力強い手法がある。 注目すべきは、恋人2人の最初の会話が "The White Hotel"という本についてだったことだ。 それは、悲劇という言葉さえも 控え目に思える人生を描いている本なのだ。 戯曲を映画化した他のものと同様に、 脚本は、歯切れよく、的をついている。 メグ・ライアンは、素敵だ。 アレック・ボールドウィンの演技は、胸を打つ。 自分の世界が崩れ落ちたときの彼は、 悲しみが歩いている絵のようだ。 友人のバーテンダーとさえ打ち解けられない。 Cowboy Junkies、Lou Reed、 そしてAnnie Lennoxの音楽がすばらしい。 崇高なシーンがあった。 理性的で、許される普通のことをすべて投げ捨てて、 ヒーローが、慣習に背を向け、愛を告白するシーンだ。 そう、私は、この映画が好きだ。 だが、これは万人向けの「一杯の紅茶」ではない。 とくに、アホで薄ぺらな男には、向いていない。 オトーサン、 「主題は、分かるけど、気持ち悪かったなー」 とても気持ち悪い点が2つありました。 アレック・ボールドウィンの熊のような胸毛。 それから老人とのディープ・キス。 メグの愛らしさがぶち壊しじゃないですか。


ドッジボール

オトーサン、 「ドッジボールか、なつかしいなぁ」 小学校の体育の授業で覚えました。 ボールをぶつけられたらおしまい。 結構、うまく逃げ回った記憶があります。 「こんなスポーツで、映画が1本できるのかなあ?」 原題:Dodgeball: A True Underdog Story (2004) 監督・脚本:Rawson Marshall Thurber Genre: Comedy / Sport Rated PG-13 for rude and sexual humor, and language. Country: USA / Germany Language: English Color: Black and White / Color 上映時間;92分 あらすじ: スポーツジムを経営するピーター。 金欠病の顧客は無料とあって、経営難。 フィットネスクラブのオーナー、ホワイトがジムを買収しようとする。 風変わりな常連客たちとピーターは、5万ドルの資金調達に駆け回る。 ドッジボール世界大会の優勝賞金がちょうど5万ドルと知って、 にわかにドッジボールの特訓をはじめるピーターたち。 さて、その首尾やいかに。 出演者:: Vince Vaughn .... Peter La Fleur(ピーター) Ben Stiller .... White Goodman(ホワイト) Christine Taylor .... Kate Veatch (ケイト) オトーサン、 「ベン・スティラーの怪演ぶり、言葉もなし!」 この小男、無類の活力が尽きぬ笑いの源泉です。 BEN STILLER ベン・スティラー 誕生日 1965/11/30 出身 米ニューヨーク コメディ俳優である両親の影響でショー・ビジネスの道を志す。 UCLAで舞台芸術を学んだ後、 85年「HOUSE OF BLUE LEAVES」でブロードウェイ・デビュー。 「ハスラー2」のパロディ「THE HUSTLER OF MONEY」を監督し、 それが「サタデー・ナイト・ライブ」に放映されたのがきっかけで 番組の出演者兼アシスタント・ライターとなる。 また、自身の映画製作会社レッド・アワー・フィルムズで 「サバー・バンズ」を監督し、長編映画監督デビューとなった。 「ズーランダー」の共演をきっかけにクリスティン・テイラーと結婚した。 活躍度 ○↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆☆★ 出演作 1987年「太陽の帝国」 1989年「思い出のジュエル」 1990年「ステラ」 1994年「リアリティバイツ」 1996年「アメリカの災難」「ケーブルガイ」◇ 1998年「メリーに首ったけ」◇「ゼロ・エフェクト」◇      「僕らのセックス、隣の愛人」      「パーマネント ミッドナイト」 1999年「ミステリー・メン」◆ 2000年「僕たちのアナ・バナナ」◇「ミート・ザ・ペアレンツ」◇ 2001年「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」◆「ズーランダー」◇ 2002年「オレンジ・カウンティ」 2003年「隣のリッチマン」◇「おまけつき新婚生活」◇ 2004年「ポリー my love」◇「スタスキー&ハッチ」◇ 「ドッジボール」◇ その他の出演者: Rip Torn .... Patches O'Houlihan Justin Long .... Justin Stephen Root .... Gordon Joel Moore .... Owen Chris Williams .... Dwight Alan Tudyk .... Steve the Pirate Missi Pyle .... Fran Jamal Duff .... Me'Shell Jones Gary Cole .... Cotton McKnight Jason Bateman .... Pepper Brooks Hank Azaria .... Young Patches O'Houlihan Al Kaplon .... Tournament Referee User Rating: 6.6/10 (16,901 votes) オトーサン、 「ま、こんなものだな」 User Comments: MCETXCEMさん Morgans Point Resort, TX 2004年12月12日 否定的意見は無視しろ、メッチャ面白い映画だ!! 昨夜、この映画を見たところだが、 ここ数年、こんなに笑ったのは、久しぶりだ。 最後にキャストされた好人物のVince Vaughnから、 やたら寸言を飛ばす皮肉屋のコーチ Rip Tornまで笑える。 私は、ベン・スティラーのフアンではないが、 最近の出演作は、みんな出来がいい。 助演陣も、カメオ出演者も、最高の演技をしている。 スポーツ・アナのGary Coleは特に愉快だったし、 その相棒のコメントは、いつも的外れだった。 Vince VaughnsチームのChris Kleinタイプの薄ノロ、 Dimwitは、浮かれ騒ぎに拍車をかけていたし、 Missy Pyleも愉快だった。 何という赤ん坊ぶり!! 他の視聴者の否定的意見など無視していい。 これは、コメディなのだ。 コメディということは、面白いということだ。 「カサブランカ」でも「プロデューサー」でもない。 そんな映画など最初から狙っていないのだ。 10点満点で10点。 オトーサン、 「おー、ランス・アームストロングだ!」 ツール・ド・フランス、7連勝の自転車競技者。 彼が、カメオ出演しているのです。 そのせりふがいいですね。 「投げてはいけない。  オレもガンになったときは、投げようかとおもったけど、  投げなくてよかった」 何てったって、闘病後にあのツールで3連勝ですからね。 この映画、負け犬のひとには、いい励ましになるでしょう。 馬鹿笑いしているうちに、勇気が湧いてくるでしょう。


ザ・ウエスト・ウィング

オトーサン、 借りてきて、「しまった!」 TV映画シリーズだったのは、仕方がないにしても、 何と、10本目を借りてしまったのです。 原題:The West Wing (1999) 監督:Aaron Sorkinほか Genre: Drama 上映時間:42分 あらすじ: ホワイトハウスのウエスト・ウィングでの職員たちの生態を描く。 出演者:: Martin Sheen .... President Josiah "Jed" Bartlet(ジェド:大統領) John Spencer .... Leo McGarry(レオ:首席補佐官) Allison Janney .... Claudia Jean 'C.J.' Cregg(C.J.:報道官) オトーサン、 「手堅い役者をそろえたなぁ」 主席補佐官も、報道官も大したものです。 MARTIN SHEEN  マーティン・シーン 誕生日 1940/8/3 出身 米オハイオ州デイトン スペイン系の父とアイルランド系の母の間に生まれる。 10人兄弟姉妹の7番目。 高校時代から演技に興味を持ち、家族の反対を押し切ってニューヨークへ。 19才でオフ・ブロードウェイの名門リヴィング・シアターに参加。 67年「ある戦慄」で映画デビュー。 73年「地獄の逃避行」で初主演。 79年「地獄の黙示録」のウィラード大尉役で注目される。 エミリオ・エステベス、チャーリー・シーンの父。 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力  ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1967年「ある戦慄」 1969年「キャッチ22」 1972年「激怒」 1973年「地獄の逃避行」 1974年「BADLANDS」 1976年「白い家の少女」 1977年「カサンドラクロス」 1979年「地獄の黙示録」「イーグルス・ウイング」 1980年「ファイナル・カウントダウン」 1981年「マーティン・シーン/アルバート・フィニーの大強奪」 1982年「ガンジー」「栄光の季節」「エニグマ奇襲指令」 1983年「愛の七日間」「デッドゾーン」 1984年「炎の少女チャーリー」 1985年「四人目の賢者」 1986年「サンタリア/魔界怨霊」「80メガトンの戦慄」 1987年「ディア・アメリカ/戦場からの手紙」(声)「シエスタ」      「ウォール街」 1988年「マーティ・シーンのda/ゴーストになったパパ」      「ジャッジメント・イン・ベルリン」 1989年「宇宙への選択」「ビバリーヒルズ・ブラッツ」      「レッド・ボーダー」 1990年「ミリタリー・ブルース」 1991年「ハート・オブ・ダークネス/コッポラの黙示録」「JFK」(ナ)      「恋はメイド・イン・パリ」 1992年「あなたが聞こえない」 1993年「ホット・ショット2」「キリング・ボックス」「キリング・ヒート」      「犯罪心理捜査官」「ゲティスバーグ/南北戦争運命の三日間」 1995年「アメリカン・プレジデント」「デリンジャーVSカポネ/抗争の街」 1996年「THE WAR/戦場の記憶」「ミルドレッド」      「天使の旅立ち」 1997年「スポーン」「気まぐれな狂気」 1998年「フル・ブラント」「フリーマネー」 1999年「タイム・シーカー」「ハリケーン・チェイサー」 2000年「地獄の黙示録〈特別完全版〉」 2001年「O[オー]」 2002年「キャッチ・ミー イフ・ユー・キャン」 2003年「ノミ・ソング」 JOHN SPENCER  ジョン・スペンサー 誕生日 1946/12/20 出身 米ニューヨーク テレビでは「L.A.ロー」でレギュラー。 活躍度 △↑ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1989年「シー・オブ・ラブ」「ブラック・レイン」 1990年「グリーン・カード」「推定無罪」 1995年「彼と彼女の第2章」 1996年「ザ・ロック」「アルビノ・アリゲーター」 1997年「コップランド」 1998年「交渉人」「トワイライト」 1999年「ラビナス」 その他の出演者: Rob Lowe .... Sam Seaborn Moira Kelly .... Mandy Hampton Alan Alda .... Senator Arnold Vinick Stockard Channing .... Abbey Bartlet Dule Hill .... Charlie Young Janel Moloney .... Donna Moss Richard Schiff .... Toby Ziegler Bradley Whitford .... Josh Lyman David E. Goodman .... Bert User Ratings:ー オトーサン、 「スコアも出ていないのか。  6点台は確実だなぁ」 ・エミー賞受賞:監督賞、美術監督賞、撮影賞 User Comments: Todd Victor Leoneさん San Francisco, California 2001年5月10日 アメリカのTV映画として最高のシリーズ。 この映画、これ以上の出演者、脚本、製作価値、登場人物はありえない。 (ホワイトハウスの外観や内部も含めて) 夢中にさせてくれるし、考えさせるし、実に感動的だ。 マイナーな役者たちも、素晴らしい。 (例えば、大統領の秘書Mrs. Landinghamも). わが49年の生涯でも、 アメリカのTVで、これほどいい映画をみたことはない。 事実、他に見当たらない。 英国のTVから輸入したものがライバルといえる程度だ。 唯一、残念なのは、登場人物たちが実在の人物でないことだ。 友人でも、同僚でもないのが残念だ。 ジェドが実在して、ホワイトハウスにいたらと何度も思った。 この映画をつくった脚本家たちに敬意を表したい。 知能指数の高い人向けのTV番組が出てきたことは、驚きだ。 オトーサン、 「ブッシュ大統領も、小泉首相も、見てほしいなぁ」 思慮深く、スタッフを大事にし、ひたすら国民のために働く。 そういう点をマネして欲しいものです。


アイランド

オトーサン、 「マイケル・ベイ監督かー」 みるのをためらっていたのは、 この監督、名作「アルマゲドン」をつくるかと思えば、 駄作「パールハーバー」を世に問うたりするからです。 避暑がてら、見に行ってきました。 原題:The Island (2005) 監督:Michael Bay 原作:Caspian Tredwell-Owen 脚本:Caspian Tredwell-Owen /Alex Kurtzman / Roberto Orci Genre: Action / Drama / SF / Thriller Rated PG-13 for intense sequences of violence and action, some sexuality and language. 上映時間:136分 あらすじ: オトーサン、 「IMDBよりも、goo映画のほうがうまく書けている!」 近未来の巨大施設。 毎日規則的な生活を続ける入居者たちの中に、 リンカーンとジョーダンもいた。 地球は汚染されており、生き延びることのできた彼らは 施設で守られているのだと、みな信じていた。 施設から出られる道はひとつ。 唯一、汚染を逃れた「アイランド」へ移住すること。 ある日、ジョーダンが「アイランド」行きの抽選に当たった! しかし、その頃、リンカーンは「アイランド」行きは 死を意味するのだと知ってしまう。 彼は、ジョーダンの手を取り施設を脱走。 生きたい。 彼らのまさに命を賭けた闘いが始まった。 出演者: Ewan McGregor .... Lincoln Six Echo/Tom Lincoln(リンカーン) Scarlett Johansson .... Jordan Two Delta/Sarah Jordan(ジョーダン) Steve Buscemi .... McCord(マッコード) オトーサン、 「ユアン、いい歳なんだ」 若手とばかり思っていましたが、顔にシワが。 演技力も、まあまあ。 期待したスカーレット・ヨハンソンも、お人形。 性格俳優スティーブ・プシェミも、パッとせず。 EWAN McGREGOR  ユアン・マクレガー 誕生日 1971/3/31 出身 英スコットランド・パース州クリーフ 16歳で学校を卒業し、 パース・レパートリー・シアターで裏方の仕事に従事しつつ、 舞台の経験を積む。 その後、ギルドホール音楽演劇学校で3年間演劇を学ぶ。 92年テレビドラマ「カラーに口紅」の主役に抜粋され俳優デビュー。 93年「BEING HUMAN」で映画デビュー。 ダニー・ボイル監督の「シャロウ・グレイブ」や「トレインスポッティング」で注目され、 同監督の「普通じゃない」にも出演。 99年「チューブ・テイルズ」の一話を担当し、監督デビューを果たした。 活躍度 ○↑ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1993年「ユアン・マクレガーの赤と黒」(TM) 1995年「シャロウ・グレイブ」「ブルージュース」      「ピーター・グリーナウェイの枕草子」 1996年「トレインスポッティング」「エマ」「ブラス!」 1997年「普通じゃない」「悪魔の口づけ」◇「ナイトウォッチ」◇ 1998年「ベルベッド・ゴールドマイン」◇      「氷の接吻」◇「リトル・ヴォイス」◇      「マネートレーダー銀行崩壊」◇ 1999年「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」◇ 2000年「ノーラ・ジョイス 或る小説家の妻」◇ 2001年「ムーラン・ルージュ」◇「ブラックホーク・ダウン」◇ 2002年「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」◇ 2003年「恋は邪魔者」◇「ビッグ・フィッシュ」◇「猟人日記」 2005年「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」◇「アイランド」◇「ロボッツ」(声) SCARLETT JOHANSSON  スカーレット・ヨハンソン 誕生日 1984/11/22 出身 米ニューヨーク州ニューヨーク 94年「ノース/小さな旅人」の端役で映画デビュー。 「のら猫の日記」でインディペンデント・スピリット賞主演女優賞候補、 「モンタナの風に抱かれて」のクリスティン・スコット・トーマスの娘グレイス役で シカゴ映画批評家協会最有望女優賞候補に。 活躍度 △↑ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1994年「ノース/小さな旅人」 1995年「理由」 1996年「失恋セラピスト」「のら猫の日記」 1997年「モンタナの風に抱かれて」 1998年「ホームアローン3」 1999年「ジョージ」 2000年「ゴーストワールド」◇ 2001年「バーバー」◆「アメリカン・ラプソディ」◇ 2002年「スパイダー・パニック!」◆ 2003年「真珠の耳飾りの少女」◇「ロスト・イン・トランスレーション」◇ その他の出演者: Djimon Hounsou .... Albert Laurent Sean Bean .... Merrick Michael Clarke Duncan .... Starkweather Ethan Phillips .... Jones Three Echo Brian Stepanek .... Gandu Three Echo Noa Tishby .... Community Announcer Siobhan Flynn .... Lima One Alpha Troy Blendell .... Laurent Team Member Jamie McBride .... Laurent Team Member Kevin McCorkle .... Laurent Team Member Gary Nickens .... Laurent Team Member Kathleen Rose Perkins .... Laurent Team Member User Rating: 6.9/10 (4,618 votes) オトーサン、 「へぇ、案外、高いスコアなんだ」 User Comments: pekjr4さん United States 2005年7月23日 愉快な映画 この映画がいいと思ったのは、2つ理由がある。 マイケルベイ監督による未来の描写が、最高で新鮮だ。 それに、俳優たちがキャラをうまく演じている。 マクレーガーは、その演技、 ヨハンソンは、そのオープンで新鮮な表情がいい。 クローン問題について、もっと掘り下げたほうがよかったが、 見せ場は、あくまでもアクションなのだろう。 映像が美しい。. 音楽は、美しく、この映画の幕開けにふさわしい。 残念なのは、すこししか流れなかったこと。 Sean Beanは、”Patriot Games", and "Goldeneye"での悪役が印象的だったが、 この映画では、迫力不足。 脚本のせいで、演技力のせいではないだろう。 そして、マイケル・ベイやコーエン兄弟の映画には、スティーブ・ペシミが欠かせない。 だが、精彩を欠いて、やる気が感じられなかった。 Djimon Hounsou は、いい役を得て、見ていて気持ちいい。 この映画をみる理由は、すごい映像、 そして一貫して理想を追い求めるひとびとをみられることだ。 見たほうがいい。 オトーサン、 「本質的には、古い映画だなー」 3S(スピード、スリル、セックス)は、60年代の流行語でした。 それを新技術で見せただけ。 「.....無駄金を使いおって」 ま、夏休みに、ジェットコースター代わりにどうぞ。


スケアクロウ

オトーサン、 「おれ、こんなの借りなかったぞ」 柏市図書館沼南分室で借りたのは、 オーソン・ウェルズの「審判」なのに、変ですねぇ。 この暑さで、係りのおばさんが間違えたのかも。 この映画、間違いだらけの人生の哀歓を描いています。 原題:Scarecrow (1973) 監督:Jerry Schatzberg 脚本:Garry Michael White Genre: Drama 上映時間:112分 あらすじ: マックスは、元詐欺師。 ピッツバーグに洗車場をオープンしようと、カネを貯めている。 フランシスは、水兵。 航海中に生まれた子供を見に中西部の家に戻ろうとしている。 不釣合いの2人である。 口喧嘩しても、マックスには、 フランシスがなぜ世間に反抗的なのか分からない。 フランシスによれば、 案山子は、鳥を脅かさないが、鳥を楽しませる。 「案山子は愉快だね」そう鳥は思っているのだ。 出演者: Gene Hackman .... Max(マックス) Al Pacino .... Francis (フランシス) オトーサン、 「名優2人、丁々発止!」 2人がやりあうシーンがこんなに長いとは、思いませんでした。 GENE HACKMAN  ジーン・ハックマン 誕生日 1931/1/30 出身 米カリフォルニア州サン・バーナディノ 父は旅行記者。1才でイリノイに移住。 16才で学校を中退し、海兵隊に入隊。 除隊後、ニューヨークに出て、トラックの運転手、靴のセールス、 レストランのドアマンなど職を転々とする。 30代でテレビ局のADとなり、この頃、本格的に俳優になることを決め、 パサディナ・プレイハウスで演技を学ぶ。 サマーストックを経て、オフ・ブロードウェイやブロードウェイにデビュー。 60年代から映画にも出演し、 71年「フレンチ・コネクション」でアカデミー主演男優賞を受賞、 92年「許されざる者」でアカデミー助演男優賞を受賞した。 その他では「スーパーマン」シリーズの悪役レックス・ルーサー役が有名。 活躍度 ◎→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆☆☆ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ   ☆☆☆☆☆★ 出演作 1961年「機関銃を捨てろ」 1964年「リリス」 1966年「ハワイ」 1967年「体当たり決死隊」「俺たちに明日はない」「夜の誘惑」 1968年「汚れた7人」 1969年「暴動」「さすらいの大空」      「白銀のレーサー」「宇宙からの脱出」 1970年「父の肖像」 1971年「さらば荒野」      「フレンチ・コネクション」◇ 1972年「ブラック・エース」「ポセイドン・アドベンチャー」 1973年「スケアクロウ」 1974年「カンバセーション…盗聴…」      「ヤング・フランケンシュタイン」      「西部に来た花嫁」 1975年「フレンチコネクション2」◇「弾丸を噛め」      「ナイト・ムーブス」「ラッキー・レデイ」 1977年「遠すぎた橋」「外人部隊フォスター少佐の栄光」      「ドミノ・ターゲット」 1978年「スーパーマン」◆ 1981年「スーパーマン2/冒険編」◆「レッズ」 1982年「錆びた黄金」 1983年「アンダー・ファイアー」「ウィンター・ローズ」      「地獄の7人」「セカンド・チャンス」(声) 1985年「ターゲット」「燃えてふたたび」「キングの報酬」 1986年「勝利への旅立ち」 1987年「スーパーマン4/最強の敵」◆「追いつめられて」◆ 1988年「傷だらけの青春」「ミシシッピー・バーニング」◇      「ブルーウォーターで乾杯」      「私の中のもうひとりの私」「BAT★21」 1989年「ザ・パッケージ」 1990年「カナディアン・エクスプレス」◇「キャノンズ」       「ハリウッドに口づけ」 1991年「訴訟」「ロシアン・ルーレット」 1992年「許されざる者」◆       「ザ・ファーム/法律事務所」◆       「ジェロニモ」「ザ・ドキュメント・オブ・イーストウッド」 1994年「ワイアット・アープ」 1995年「クイック&デッド」◆「クリムゾン・タイド」◆       「ゲット・ショーティ」 1996年「バード・ケージ」「チェンバー/凍った絆」       「ボディバンク」 1997年「目撃」◆「アンツ」(声)◆ 1998年「エネミー・オブ・アメリカ」◆「トワイライト」 2000年「リプレイスメント」◆「アンダー・サスピション」◇ 2001年「ザ・メキシカン」◆「ハートブレイカー」◆       「エネミー・ライン」◆       「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」◇       「ザ・プロフェッショナル」◇ 2003年「ニューオーリンズ・トライアル」◇ AL PACINO アル・パチーノ 誕生日 1940/4/25 出身 米ニューヨーク州イーストハーレム 69年「ナタリーの朝」で映画デビュー。 72年「ゴッドファーザー」、90年「ディック・トレイシー」、 92年「摩天楼を夢みて」でアカデミー助演男優賞にノミネート。 73年「セルピコ」、74年「ゴッドファーザーPART2」、75年「狼たちの午後」、 79年「ジャスティス」でアカデミー主演男優賞にノミネートされる。 92年「セント・オブ・ウーマン 夢の香り」でアカデミー主演男優賞受賞。 96年「リチャードを探して」で初監督。 活躍度 ◎→ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆☆☆ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1969年「ナタリーの朝」 1971年「哀しみの街角」 1972年「ゴッド・ファーザー」 1973年「スケアクロウ」「セルピコ」 1974年「ゴッド・ファーザーPART2」 1975年「狼たちの午後」 1977年「ボビー・デアフィールド」 1979年「ジャスティス」 1980年「クルージング」 1982年「喝采の陰で」 1983年「スカーフェイス」 1985年「レボリューション めぐり逢い」 1989年「シー・オブ・ラブ」 1990年「ゴッド・ファーザーPART3」「ディック・トレーシー」 1991年「イン・ベッド・ウイズ・マドンナ」      「恋のためらい/フランキーとジョニー」 1992年「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」◇       「摩天楼を夢見て」 1993年「カリートの道」 1995年「ヒート」◇「アル・パチーノ/天国の約束」 1996年「訣別の街」「アル・パチーノのリチャードを探して」 1997年「ディアポロス」◇「フェイク」◇ 1998年「チャイニーズ・コーヒー」 1999年「エニイ・ギブン・サンデー」◇「インサイダー」◇ 2002年「インソムニア」「ニューヨーク 最後の日々」◇「シモーヌ」◇ 2003年「リクルート」◇「ジーリ」 その他の出演者: Dorothy Tristan .... Coley Ann Wedgeworth .... Frenchy Richard Lynch .... Jack Riley Eileen Brennan .... Darlene Penelope Allen .... Annie Richard Hackman .... Mickey Al Cingolani .... Shipper Rutanya Alda .... Woman in Camper User Rating: 6.9/10 (1,070 votes) オトーサン、 「高いスコアだ!」 ・カンヌ映画祭パルムドール受賞 User Comments: antonさん toronto 2003年12月1日 見過ごされた傑作 この傑作映画、長い間、見過ごされてきた。 あらゆる面で、すばらしい映画だ。 実に深遠であり、愉快だ。 Schatzberg監督は、お見事。 ハックマンとパチーノは、どの映画でも見られない演技を披露する。 脚本も愉快。 全編、静かな緊張とメランコリーが漂う。 稀な映画だ。 上映された後、数年間、アメリカの観客に見過ごされてきた。 (カンヌで大賞を取り、2人が演技賞を取ったにもかかかわらずだ) オトーサン、 「スケアクロウ?」 最後まで、なぜ”案山子”なのか、よく分かりませんでした。 見終わってから辞書を引くと、「ボロを着たひと」とありました。 「なるほど、オンボロ人生という意味か」


海と毒薬

オトーサン、 柏図書館沼南分室へ。 いつもの場所ですが、合併して名前が変わりました。 「邦画だけど、借りてみるか」 原題:Umi to dokuyaku (1986) The Sea and Poison 監督・脚本;熊井啓 原作;遠藤周作 Genre: Drama (more) Country: Japan Language: Japanese Color: Black and White 上映時間:123分 あらすじ: オトーサン、 「IMDB、サボッテいる」 しょうがないので、書きましょう。 遠藤周作の小説を映画化。 太平洋戦争末期、毎晩、米軍機の空襲が続く。 医学部の研究生、勝呂と戸田は、ヤル気のない日々を過ごしていた。 ある日、2人は教授に呼び出される。 米軍捕虜を使った生体解剖実験を手伝えというものだった。 出演者:: 奥田瑛二 .... 勝呂 渡辺謙 .... 戸田 岡田真澄 .... 服部 岸田今日子 .... 婦長 オトーサン、 「へぇ、渡辺謙が出ている!」 こんな若い彼ははじめてみました。 岸田今日子さんの婦長役、受けの演技が見事でした。 その他の出演者: 田村高弘 .... 橋本教授 Mikio Narita .... Shibata Shigeru Koyama .... Gondo Toshie Negishi .... Ueda, Nurse Ken Nishida .... Asai Noriko Sengoku .... Old woman Mancho Tsuji .... Murai Masane Tsukayama .... Miyasaka User Rating: 9.4/10 (13 votes) オトーサン、 「9点?」 ・ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞;熊井啓 User Comments: たあちゃん 2002年6月20日 考えさせられました 話の流れというよりは、 医療界の歴史について考えさせられました。 医者と看護婦の関係や、大学病院の中の地位や、 今現在の状況を考えるとやはり昔はこうだったんだなと思いました。 話の内容は、やはり戦争について考えました。 生態実験という行為を、日本の医療の発展のためにという理由にしろ、 平気で行っていた事実が少し悲しいです。 結末は少しスッキリしすぎかなってカンジです。 「あれ?これで終わり?」みたいな。 オトーサン、 遠藤文学のフアンでした。 そのいたずらが大好きでした。 この映画の原作「海と毒薬」も読みました。 「いずれノーベル賞か」といわれたものです。 でも、この映画のほうが、ずっと人間の原罪を感じさせました。


オトーサン、 「お、ジュリア・ロバーツの映画だ」 「エリン・ブロコヴィッチ」以来のフアンですが、 作品の出来に、かなりバラツキがあります。 「この映画、いいほうかなぁ?」 原題:Dying Young (1991) 監督:Joel Schumacher 原作:Marti Leimbach 脚本:Richard Friedenberg Genre: Drama / Romance 上映時間:114分 あらすじ: 恋人の浮気現場を目撃した後、ヒラリーは再出発を誓う。 新しい仕事として、白血病患者の若者の看護をはじめる。 次第に、2人は愛しあうようになるが、 死が待っている以上、その恋に未来はなかった。 出演者: Julia Roberts .... Hilary O'Neil (ヒラリー) Campbell Scott .... Victor Gaddes(ヴィクター) Vincent D'Onofrio .... Gordon(ゴードン) オトーサン、 「24歳か。若いなー、美人じゃないよな」 ヒラリー役よりも、ジュリアそのものの魅力とは何か、 考えながら見てしまいました。 大きな唇。 大きな目。 すらっと伸びた脚。 小さい胸。 JULIA ROBERTS ジュリア・ロバーツ 誕生日 1967/10/28 出身 米ジョージア州スルミナ 演技学校を経営していた両親の影響で幼い頃から演技に目覚める。 16才の時、俳優の兄エリック・ロバーツの「パッショネイト/悪の華」のロケを見学し、 女優になる決意を固める。 88年「ブラッド・レット/復讐の銃弾」で兄と共演し、映画デビュー。 89年「マグノリアの花たち」でアカデミー助演女優賞にノミネート、 ゴールデン・グローブ助演女優賞受賞。 2000年「エリン・ブロコヴィッチ」でアカデミー主演女優賞と ゴールデン・グローブ賞主演女優賞を手にした。 私生活では91年キーファー・サザーランドと挙式予定三日前に婚約破棄。 93年、歌手のライル・ロベットと結婚するが、95年離婚。 最近では、ベンジャミン・ブラットと破局した。 2002年7月、カメラマンのダニエル・モダーと再婚した。 活躍度 ◎↑ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1988年「ブラッド・レッド/復讐の銃弾」「サティスファクション」      「ミスティック・ピザ」 1989年「マグノリアの花たち」 1990年「愛が壊れるとき」「フラットライナーズ」       「プリティ・ウーマン」◇ 1991年「愛の選択」「フック」 1992年「ザ・プレイヤー」 1993年「ペリカン文書」◇ 1994年「アイ・ラブ・トラブル」「プレタポルテ」 1995年「愛に迷った時」 1996年「ジキル&ハイド」「世界中がアイ・ラブ・ユー」       「マイケル・コリンズ」 1997年「陰謀のセオリー」◇       「ベスト・フレンズ・ウェディング」◇ 1998年「グッドナイト・ムーン」◇ 1999年「ノッティング・ヒルの恋人」◇「プリティ・ブライド」◇ 2000年「エリン・ブロコピッチ」◇ 2001年「ザ・メキシカン」◇「アメリカン・スウィートハート」◇       「オーシャンズ11」◇ 2002年「コンフェッション」◆「フル・フロンタル」◇ 2003年「モナリザ・スマイル」◇ 2004年「オーシャンズ12」◆「クローサー」◇ その他の出演者: Colleen Dewhurst .... Estelle Whittier David Selby .... Richard Geddes Ellen Burstyn .... Mrs. O'Neil Dion Anderson .... Cappy George Martin .... Malachi A.J. Johnson .... Shauna Daniel Beer .... Danny Behrooz Afrakhan .... Moamar Gadaffi Michael Halton .... Gordon's Friend Larry Nash .... Assistant Alex Trebek .... Himself Richard Friedenberg .... Jeopardy! Contestant User Rating: 5.2/10 (2,320 votes) オトーサン、 「低いなー、低い」 User Comments: hausrathmanさん 2003年2月20日 死にたくなった ジュリア・ロバ−ツが、若く美しい労働者階級の女性を演じる。 白血病で死に瀕している金持ちの若い男に雇われる。 それでどうなる? 2人は、恋に落ちる。 この陳腐で、混乱したスタイル過剰の映画、 監督は、Joel Shumacherだが、災害というほかない。 この映画には、ホンモノのうなづけるシーンが何ひとつない。 何も訴えるものがない。 運がよければ、1、2本はヒットを打つかなという感じ。 まさに、最悪のお涙頂戴のロマンス。 ラブストーリーが、臭過ぎるのだ。 この映画が大キライになった理由は、まだある。 ジュリア・ロバ−ツはいい女優だ。 Ali Macgrawよりも、目がステキだ。 おお、神よ、金持ちのCampbell Scottは、見ておれない。 オトーサン、 「まったく感情移入できなかった」


ファントム・オブ・ザ・パラダイス

オトーサン、 「ははあ、オペラ座の怪人のマネだな」 でも、監督は、豪華絢爛のデ・パルマ。 しかも、ロック・ミュージック仕立て! どんな作品になるのか、興味深々です。 原題:Phantom of the Paradise (1974) 監督・脚本:Brian De Palma Genre: Musical / Comedy / Horror / Thriller 上映時間;92分 あらすじ: プロデューサーのスワンに 自作の曲を盗まれたリーチは、復讐に出る。 スワンの会社を破壊しようとして、大怪我をする。 マスクをつけたリーチは、別の形の復讐を狙う。 出演者:: Paul Williams .... Swan(スワン) William Finley .... Winslow Leach(リーチ) Jessica Harper .... Phoenix(フェニックス) オトーサン、 「特筆すべき俳優はいないなー」 海外映画俳優マガジンにも、経歴が載っていません。 その他の出演者; George Memmoli .... Arnold Philbin Gerrit Graham .... Beef Archie Hahn .... Juicy Fruits Jeffrey Comanor .... Juicy Fruits Harold Oblong .... Juicy Fruits Colin Cameron .... Band David Garland .... Band Gary Mallaber .... Band Art Munson .... Band Mary Margaret Amato .... Swan's Entourage Rand Bridges .... Swan's Entourage James Bohan .... Swan's Entourage User Rating: 6.9/10 (2,109 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 ・アカデミー賞ノミネート:歌曲・編曲賞 User Comments: 低俗美 Henri Cheramieさん New Orleans 2004年19月10日 この映画は、美しい。 真夜中の時間つぶしには、もってこいだ。 世界で最高の役者ではないものの、 Paul Williams、Bill Finley、Jessica Harperがいい。 特殊効果、舞台、カメラワーク、演技は、まさに70年代そのもの。 ミュージカル映画向けのどんな美しい曲にも負けない。 心かみ乱す脚本、そしてすばらしい悪漢。 ユーモアもある。 デ・パルマ監督は、愉快なやつだ。 この映画、そこらのゴミ箱に捨ててもいいものだろうか? 真夜中のどんちゃん騒ぎ向きのものだろうか? 監督は手堅く、音楽もいいし、ストーリーもある。 愉快で面白く感動的である。 映画にそれ以上何を求めるのか? それに、オープニングのナレーションは、Rod "Twilight Zone" だ! なんと安手なのに美しい映画なんだ。 オトーサン、 「何年前かなぁ?」 本場のブロードウェイで、「オペラ座の怪人」をみました。 娘がとってくれた座席は、あのシャンデリアの真下。 そんな記憶があるので、この映画、楽しく見られました。 ロック・ミュージックは、あまり好きではないのですが。


電撃フリントGO!GO!作戦

オトーサン、 「ははぁ、007のマネだな」 久しく、007を見ていないので、代用品でもOK! 性格俳優ジェームス・コバーン、ボンド役とは。 案外、見応えがあるかも。 原題:Our Man Flint (1966) 監督:Daniel Mann 原作:Hal Fimberg 脚本;Hal Fimberg / Ben Starr Genre: Adventure / Comedy Country: USA Language: English / Italian 上映時間:108分 あらすじ: 世界の諜報機関が憂慮する事態が起きた。 諜報員が次々と殺されていくのだ。 この危機に対処するために、 指導者たちは、コンピュータを駆使して最高の諜報員を選び出した。 必要な資質をもった唯一の諜報員は、フリントだった。 だが、陸軍長官は、彼が協調性がないので、キライだった。、 だが、大統領命令とあれば、仕方がない。 フリントは、世界最高の諜報員であるだけでなく、 世界最高の女好きであり、 エレクトロニクスやイルカ語の専門家で、 バレー教師としては、モスクワに行くほどの腕前。 その人生が脅かされるに至って、 彼は、ようやく狂気の科学者たちを探しはじめる。 地震機械によって、世界を乗っ取り、つくり変えようとしている連中だ。 出演者: James Coburn .... Derek Flint(フリント) Russ Conway .... American General (陸軍長官) Gila Golan .... Gila(ギラ) オトーサン、 「やっぱり、この人でないと」 007のパロディとなると、 シニカルな味をもった上手な役者でないと、 破綻します。 JAMES COBURN  ジェームス・コバーン 誕生日 1928/8/31-2002/11/18 出身 米ネブラスカ州ローレル 出演作 1959年「ネバダの決闘」 1960年「荒野の七人」 1962年「突撃隊」 1963年「大脱走」「シャレード」 1964年「卑怯者の勲章」 1965年「ダンディー少佐」「海賊大将」「ラブド・ワン」      「電撃フリントGO!GO!作戦」 1966年「地上最大の脱出作戦」「現金作戦」 1967年「電撃フリント・アタック作戦」「荒野の隠し井戸」      「シークレット・シークレット」 1968年「太陽を盗め」「キャンディ」 1969年「殺人美学」「はるかなる南部」 1972年「夕陽のギャングたち」 1973年「要塞攻防戦・命知らずのならず者」      「シーラ号の謎」「ビリー・ザ・キッド/21才の生涯」      「黄金の指」 1974年「新・ドミノターゲット」 1975年「弾丸を噛め」「ストリートファイター」 1976年「スカイ・ライダーズ」「大いなる決闘」「ミッドウェイ」 1977年「戦争のはらわた」「ホワイト・ロック」(ナ) 1979年「サイレント・フルート」(原案のみ)      「カリフォルニア・スイート」「リベンジャー」      「マペットの夢見るハリウッド」「ゴールデン・ガール」 1980年「新ハスラー」「ラヴィング・カップル」 1981年「ルッカー」「ダーティ・ソルジャー/野良犬軍団」 1983年「ジェームス・コバーンのクロスオーバー/光と影」 1984年「ストラグル」 1985年「遙かなる少年の日々」 1986年「犠牲/ある兵士の死」 1989年「夢見るように微笑んで」 1990年「ヤングガン2」 1991年「ハドソン・ホーク」 1992年「ザ・プレイヤー」「ヒットリスト」 1993年「プロフェッショナル」「天使にラブソングを2」 1994年「マーヴェリック」 1995年「悪い女」「沈黙の大地」 1996年「イレイザー」「ナッティ・プロフェッサー/クランプ教授の場合」      「ブラック・メール/脅迫」 1997年「白い刻印」 1998年「ドラゴン 栄光への軌跡」「Mr.マーダー」 1999年「ペイバック」 2001年「JUSTISE 必殺」「モンスターズ・インク」(声)「アメリカン・ガン」      「エゴイスト」 2002年「スノー・ドッグ」 その他の出演者: Lee J. Cobb .... Cramden Edward Mulhare .... Malcolm Rodney Benson Fong .... Dr. Schneider Shelby Grant .... Leslie Sigrid Valdis .... Anna Gianna Serra .... Gina Helen Funai .... Sakito Michael St. Clair .... Hans Gruber Rhys Williams .... Dr. Krupov Ena Hartman .... WAC William Walker .... American Diplomat Peter Brocco .... Dr. Wu User Rating: 6.4/10 (1,226 votes) オトーサン、 「ま、こんなものかも」 User Comments: gbheronさん Washington, DC 2000年3月22日 High Camp Quotient この映画、有名なジェームス・ボンドのパロディである。 最近流行のキャンプ生活におんぶしている。 60年代半ばのTV番組にみかけも、感じも似ている。 「バットマン」そのものなのだ。 高校時代に「バットマン」を見たひとなら、思い出すだろう。 問題は、そこにある。 「バットマン」は、安っぽく、 筋書きも登場人物も、深みを欠いている。 何といっても、TV番組なのだからしょうがない。 この映画も、その浅薄さを受け継いでいる。 キャンプにはもってこい、まさに60年代そのものだ。 (アイゼンハワーからニクソンまでのあの無邪気な60年代) この映画、オーケーだ。 だが、特別なものを期待してはいけない。 そんなもの、どこにもないのだから。 オトーサン、 「やー、楽しめた」 地震機械、それを設置した孤島など、 いかにも、模型そのもので、怪しいのですが、 この007のパロディ映画では、それが却って効果的でした。 音楽も、画像も、ボンドガールも、セリフも、小道具も、みんな愉快でした。 それにしても、ホンモノの007の続編、 早く上映してほしいものです。


ブルベイカー

オトーサン、 「ブルベイカー?何だ?」 でも、正義派、ロバート・レッドフォード主演なら、 間違いはないでしょう。 原題:Brubaker (1980) 監督:Stuart Rosenberg/ Bob Rafelson 原作:Joe Hyams/ Thomas O. Murton 脚本:W.D. Richter/ Arthur A. Ross Genre: Drama 上映時間:132分 あらすじ: 新所長が受刑囚を装って入所する。 目にしたのは、看守たちや事務員たちの腐敗や詐欺。 自らの身分を明らかにし、刑務所改善に乗り出す。 だが、詐欺で利益を受けてきた地域社会のボスたちが、 妨害工作をはじめる。 この問題は、政治課題へと発展していく。 出演者:: Robert Redford .... Henry Brubaker(ブルベイカー) Yaphet Kotto .... Richard 'Dickie' Coombes(デッキー) Jane Alexander .... Lillian Gray(リリアン) オトーサン、 「正義派をやらせたら、右に出るものないな」 経歴を見ましょう。 ROBERT REDFORD  ロバート・レッドフォード 誕生日 1937/8/18 出身 米カリフォルニア州サンタモニカ ニューヨークで演技を学び、 舞台からキャリアを始める。 62年「戦場の追跡」で映画デビュー。 「裸足で散歩」「明日に向かって撃て!」などの作品でスターダムに。 73年「スティング」でアカデミー主演男優賞にノミネートされる。 活躍度 △→ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1962年「戦場の追跡」 1964年「戦場はどこだ!」 1965年「サンセット物語」 1966年「逃亡地帯」 1967年「雨のニューオリンズ」「裸足で散歩」 1969年「夕日に向かって走れ」「明日に向かって撃て!」      「白銀のレーサー」 1970年「お前と俺」 1972年「ホット・ロック」「大いなる勇者」「候補者ビル・マッケイ」 1973年「追憶」「スティング」 1974年「華麗なるギャツビー」 1975年「華麗なるヒコーキ野郎」「コンドル」 1976年「大統領の陰謀」 1977年「遠すぎた橋」 1979年「出逢い」 1980年「ブルベイカー」 1984年「ナチュラル」 1985年「愛と哀しみの果て」 1986年「夜霧のマンハッタン」 1987年「プロミストランド/青春の絆」 1990年「ハバナ」 1992年「スニーカーズ」 1993年「幸福の条件」 1996年「アンカー・ウーマン」 1997年「モンタナの風に抱かれて」 2001年「スパイ・ゲーム」 2002年「ラストキャッスル」 2004年「二重誘拐」「セイクレッド・プラネット 生きている地球」(ナ) その他の出演者: Murray Hamilton .... John Deach David Keith .... Larry Lee Bullen Morgan Freeman .... Walter Matt Clark .... Roy Purcell Tim McIntire .... Huey Rauch Richard Ward .... Abraham, Old Prisoner Jon Van Ness .... Zaranska M. Emmet Walsh .... C.P. Woodward Albert Salmi .... Rory Poke Linda Haynes .... Carol Everett McGill .... Eddie Caldwell Val Avery .... Wendel User Rating: 6.8/10 (2,087 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 ・アカデミー賞オリジナル脚本賞ノミネ−ト User Comments: mikedonovanさん Brookline Mass 2002年4月16日 ディズニー映画の甘さはない。 この映画、私好みである。 陰気で、リアルで、深く考えさせられる。 正義と悪の戦いの物語である。 ロバート・レッドフォードは、ブルベイカーを演じる。 新所長として、上から下まで腐敗まみれの アーカンサスの刑務所にメスを入れようとする。 囚人たちの間にも、腐敗は広がっている。 さらに悪いことに、ブルベイカーは、 州の権力者たちとも戦わねばならない。 連中は、サイテーの囚人たちよりも、泥まみれで卑劣である。 改革を進めるにつれて、 一連の殺人によって殺された囚人が、 秘密裏に敷地内に埋められていることを発見する。 彼は、完全に頭にくる。 脚本も演技も、すばらしい。 レッドフォードは、おんぼろ受刑囚を演じたシーンでは、 小奇麗ぎたものの、全体に良かった。 300ドルもする髪型をしている唯一の俳優だった。 この映画をみて思いだすのは、”MARIE”だ。 腐敗に立ち向かうただ一人の戦士を描いている。 The Grape Nuts Guy とMrs. Robinsonの夫を演じた奴は、 卑劣な官僚をうまく演じていた。 バックグラウンド・ミュージックが少ないのも、利点である。 胸くその悪くなるようないい映画だ。 私は、ボストン市民だが、 Fenway Parkという名の登場人物で出てくるのに、 この映画を憎むことはできなかった。 オトーサン、 「クビか、悲惨な結末だ」 でも、囚人たちが拍手で送別するシーンに泣けました。


ハロー・ドーリー!

オトーサン、 「ハロー・ドーリー!か、見たような気もする」 でも、見ていませんでした。 上映時間、146分、インターミッションもある 堂々たるミュージカル映画の大作でした。 原題:Hello, Dolly! (1969) 監督:Gene Kelly 台本:Thornton Wilder 脚本:Ernest Lehman /Michael Stewart Genre: Romance / Comedy / Musical / Family 上映時間:146分 あらすじ: 仲人業のドリーは、NYのヨンカースへ小旅行。 著名な未婚の百万長者、ヴァンダーゲルダーに会うためである。 滞在中、彼女は、彼とその2人の従業員と、姪と彼氏を説得して、 NYに行くことにさせる。 NYで、彼女は、2人の従業員を ヴァンダーゲルダーがつきあっていた女性と アシスタントの女性に引き合わせる。 実は、ドリーのお目当ては、ヴァンダーゲルダーだったのだ。 出演者:: Barbra Streisand .... Dolly Levi (ドリー) Walter Matthau .... Horace Vandergelder(ヴァンダーゲルダー) Michael Crawford .... Cornelius Hackl(コーネリアス) オトーサン、 「好かんなー、でも熱演してるなぁ」 才女、バーブラ・ストライサンド、気品がないのです。 貪欲な卑しい感じが、どこまでもつきまとうのですが、 ま、ひとそれぞれでしょう。 BARBRA STREISAND  バーブラ・ストライサンド 誕生日 1942/4/24 出身 米ニューヨーク州ブルックリン 歌手、作曲、監督、俳優と多彩な才能に恵まれた積極果敢な女優。 ナイトクラブで優勝し、歌手として売り出す。 62年ブロードウェイにデビューし、64年舞台「ファニー・ガール」でスターに。 68年「ファニー・ガール」でデビューし、 いきなりアカデミー主演女優賞を受賞。 映画主題歌でも73年「追憶」 76年「スター誕生」(アカデミー主題歌賞)をヒットさせた。 83年「愛のイエントル」では主演・監督を務め、 ゴールデングローブ監督賞を手にした。 2000年にニューヨークで歌手の引退公演を行った。 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1968年「ファニー・ガール」 1969年「ハロー・ドーリー!」 1970年「晴れた日に永遠に見える」「フクロウと子猫チャン」 1972年「おかしなおかしな大追跡」「砂の城」 1973年「追憶」 1974年「またまたおかしな大追跡」 1975年「ファニー・レディ」 1976年「スター誕生」 1979年「メーン・イベント」 1981年「恋のドラッグストア・ナイト」 1983年「愛のイエントル」 1987年「ナッツ」 1991年「サウス・キャロライナ/愛と追憶の彼方」 1996年「マンハッタン・ラプソディ」 その他の出演者: Marianne McAndrew .... Irene Molloy Danny Lockin .... Barnaby Tucker E.J. Peaker .... Minnie Fay Joyce Ames .... Ermengarde Vandergelder Tommy Tune .... Ambrose Kemper Judy Knaiz .... Gussie Granger/Ernestina Simple David Hurst .... Rudolph Reisenweber Fritz Feld .... Fritz, German waiter Richard Collier .... Joe, Vandergelder's barber J. Pat O'Malley .... Policeman in Park Louis Armstrong .... Louis, Orchestra Leader rest of cast listed alphabetically: Will Ahern .... Dancer User Rating: 6.4/10 (1,592 votes) オトーサン、 「低いなー」 登場人物がきらびやかな衣装や踊りに負けてしまったのでしょう。 ・アカデミー賞受賞  美術監督装置賞  音響賞  ミュージカル映画音楽賞 ・同ノミネート:  作品賞  撮影賞  衣装デザイン賞  編集賞 User Comments: Rebecca Russellさん Canada 1999年1月26日 面白い映画 この映画、実に面白い。 Thorton Wilders作"The Matchmaker"を映画化したもの。 まさに、その名の通り、ドリーは仲人なのだ。 生活費をかせぐために、彼女は他人の人生に介入する。 そして、多くのダンスやすさまじいエネンルギーを発揮する。 これはmほんとに好きな映画だ。 最高のミュージカルのひとつと思うし、 誰しも夢中にさせられるだろう。 見ていると騒がしく、やかましいが、いい映画だ。 バーブラ・ストライサンドは、私のタイプではないが、 活力に溢れ、おしゃべりな役を面白おかしく演じている。 私のお気に入りは、コーネリアスと タッカーだ。 2人は、ひとりは背が高く、ひとりは低く、 いいコンビのコメディアンだ。 2人が、ミス・マロイの帽子店に はじめて入っていったときのシーンが実にいい。 すっかり、ナーバスになっているのだ。. どのシーンも楽しめる。 古き良き時代の活気あるミュージカルが好きなら、 この映画、見るべし。 オトーサン、 「人海戦術か」 古い時代は、豊かだったのでしょう。 金にあかせて、人集めし、衣装や舞台装置に大金をかけています。 パレードのシーンなんか、 いまだったら、人件費が高いから、全部CGにするでしょう。 それが実写! 総毛立つほど、豪華絢爛でした。


ヴェロニカ・ゲリン

オトーサン、 「ヴェロニカ・ゲリン?知らんな」 でも、ケイト・ブランシェットが出ているので、借りました。 「エリザベス」以来のフアンですが、最近、冴えません。 「ロード・オブ・ザ・リング」、「アビエイター」も、ダメでした。 原題:Veronica Guerin (2003) 監督:Joel Schumacher 原作:Carol Doyle 脚本:Carol Doyle/ Mary Agnes Donoghue Genre: Biography / Crime / Drama / Thriller Rated R for violence, language and some drug content. Country: USA / Ireland / UK Language: English 上映時間;98分 あらすじ; 実話に基づく。 これは、アイルランドのサンデー・インディペンデント紙の 記者、ヴェロニカ・ゲリンの物語である。 彼女は、ダブリンの最も強力な犯罪者たちや麻薬王を暴いた。 1996年のことである。 だが、その年遅く、 その連中によって、銃撃され、命を落とした。 出演者: Cate Blanchett .... Veronica Guerin(ヴェロニカ・ゲリン) Gerard McSorley .... John Gilligan(ギリガン) Ciaran Hinds .... John Traynor(トレイナー) オトーサン、 「ケイト・ブランシェット名演技!」 真実に迫ろうという記者魂。 この人の気品は、どこからくるのでしょうか。 大作だと影が薄くなるのですが、 この映画では、それが良い方向に生きています。 脇役も、名優で、しっかり固めてあります。 犯罪王、ギリガンの怖いこと! CATE BLANCHETT  ケイト・ブランシェット 誕生日 1969/5/14 出身 オーストラリア・メルボルン 92年オーストラリア国立演劇学校卒業後、 シドニー・シアター・カンパニーに加わり舞台で活躍し、 93年「シドニー演劇批評家協会新人賞・ ローズモンド最優秀女優賞を一年のうちにダブル受賞する。 映画デビューは「パラダイス・ロード」。 「エリザベス」では主演のエリザベスを演じ、 アカデミー主演女優賞にノミネート、 イギリスのBAFTA主演女優賞を受賞した。 ジャンルを問わず、活躍できる女優である。 活躍度 ○↑ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ   ☆☆☆★★★ 出演作 1997年「パラダイス・ロード」「オスカーとルシンダ」      「THANKS GOD HE MET LIZZY」 1998年「エリザベス」◇ 1999年「狂っちゃいないぜ!」◆「理想の結婚」◇「リプリー」◆ 2000年「ギフト」◇「耳に残るは君の歌声」◆ 2001年「ロード・オブ・ザ・リング」◆「バンディッツ」◆      「シッピング・ニュース」◆「シャーロット・グレイ」◇ 2002年「ヘヴン」◇「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」◆ 2003年「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」◆「ミッシング」◇      「ヴェロニカ・ゲリン」◇「コーヒー&シガレッツ」 2004年「アビエイター」「ライフ・アクアティック」 その他の出演者: Brenda Fricker .... Bernie Guerin Don Wycherley .... Chris Mulligan Barry Barnes .... Graham Turley Simon O'Driscoll .... Cathal Turley Emmet Bergin .... Aengus Fanning Charlotte Bradley .... Anne Harris Mark Lambert .... Willie Kealy Garrett Keogh .... Tony Gregory Maria McDermottroe .... Geraldine Gilligan Paudge Behan .... Brian Meehan Joe Hanley .... Eugene 'Dutchie' Holland David Murray .... Charles Bowden User Rating: 6.8/10 (2,973 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 ・ゴールデングローブ賞ノミネート:ケイト・ブランシェット User Comments: Joseph Pintarさん New Hartford, NY 2004年3月18日 いい映画だ ヴェロニカ・ゲリンを演じたケイト・ブランシェットがいい。 アイルランドの麻薬ディーラーたちに立ち向かったのだ。 ヴェロニカ・ゲリンは、ほんとうに素晴らしい女性だ。 自分の信じる道を突き進んだのだから。 麻薬撲滅のために、その仕事、家族、人生までも捨てた。 ケイト・ブランシェットは、はまり役だ。 美しく聡明である。 どこまで、本当の話か分からないが、大好きな映画だ。 世界中に、ヴェロニカ・ゲリンのような人がもっと出てきてほしい。 現状に甘んじるのでなく、物事に立ち向かうことが必要だ。 世界をよくすることが必要だ。 自分が正しいと信じることのために、立ち上るひとが必要だ。 彼女は巻き込まれるべきではなかった。 そういう多くの批評は間違っていると思う。 この映画で示された確信にたいして、10点満点で7点を献上したい。 オトーサン、 「ふーん、たまにはいい仕事もするんだ」 制作者のジェリー・ブラッカイマーは、超売れっ子ですが、 売らんかなが鼻についてきました。 でも、この映画は、報酬を削ってまでのめりこんだようです。 ヴェロニカ・ゲリンといえば、アイルランドの聖女。 人口の4分の1が見てくれたけれど、 人口が少なくね、とぼやいていました。 DVDでしか見られない名画のひとつでしょう。 音楽もアイルランド民謡を取り入れてとかで、素敵でした。 でも、まずは、日本中の記者に見てほしいものです。


楢山節考

オトーサン、 この映画の原作者は、深沢七郎さん。 この作品で、中央公論新人賞を取ったのです。 同級生だった庄司薫さんが、学生時代に この賞を受賞したので、よく覚えています。 「映画、みたっけ?姥捨て物語でしたよね」 原題:Narayama bushiko (1983)     Ballad of Narayama 監督・脚本:Shohei Imamura 原作:Shichiro Fukazawa Genre: Drama Runtime: 130 min Country: Japan Language: Japanese 上映時間;130分 あらすじ: 谷間の村では、70歳になった年寄りは、 村を去り、山奥で死に場所を求めるしきたりがある。 もし、拒めば家族の恥。 おりんは、69歳。. この冬、ついに山に行くことになった。 だが、その前に、早く息子の辰平の嫁探しをせねば。 出演者:: 坂本スミ子 .... おりん 緒形拳 .... 辰平 あき竹城 .... 玉やん オトーサン、 「坂本スミ子、よく化けたなー」 上映当時、話題になりました。 おしゃれな歌手が、髪振り乱す老婆、 従容として死にいく姿を演じたのですから。 その他の出演者: Tonpei Hidari .... Tatsuhei's brother Seiji Kurasaki .... Kesakichi, older son Kaoru Shimamori .... Tomekichi, younger son Ryutaro Tatsumi .... Matayan, the old neighbor Junko Takada .... Matsu Nijiko Kiyokawa .... Okane Mitsuko Baisho .... Oei Shoichi Ozawa .... Katsuzo Sansho Shinsui .... Tadayan Norihei Miki .... Old salt dealer Akio Yokoyama .... Amaya Sachie Shimura .... Amaya's wife User Rating: 6.6/10 (1,067 votes) オトーサン、 「案外、低いな。暗すぎたかも」 でも、日本最高の映画のひとつでしょう。 ・カンヌ国際映画祭パルムドール受賞 User Comments: adelbertさん 2004年10月4日 悪い? 悪い? 文化的背景も知らずに、 なんで日本映画にケチをつける? 既に言ったように、アメリカ人は、 海外映画については、 その国の歴史、言語、男と女性について 基礎的な知識が欠如している。 どうしたらよいのか? その欠如を? 分からないが、アメリカの知識人は、 アメリカだけが、地球上に存在しているのではないことを理解すべきだ。 私は、アメリカ文化を愛しているし、 アメリカ人の悪口を言いたいのではない。 だが、他の文化への理解があまりにも欠如している! なぜなんだ! アメリカ文化は、そんなに他の文化より優れているのだろうか? この「楢山節考」は、その対極にある。 アメリカン・ポルノの国外流出についても語ろうではないか? オトーサン、 「やたら、セックスするなー」 この映画のもうひとつの見所は、カエルやヘビやバッタの性交シーン。 それと男女のまぐわいが、オーバーラップするのです。 獣姦のシーンだってあります。 今村昌平監督は、自他ともに認める女好き。 性を通じて、人間存在の深淵をのぞくのが大好きなのです。 監督の経歴をみておきましょう。 ○今村 昌平(いまむら しょうへい)  1926/9/15 - 東京都出身。筑波大学附属高等学校、早稲田大学第一文学部卒業。 「楢山節考」(1983年)と「うなぎ」(1997年)で、  日本人で初めてカンヌ国際映画祭で2度グランプリ(現・パルムドール)を受賞。 川島雄三監督「幕末太陽伝」や浦山桐郎監督の「キューポラのある街」の脚本家でもある。 1975年、横浜放送映画専門学院(現・日本映画学校)を開校し、校長をつとめた。 監督作品 ・ええじゃないか (1981年)  ・楢山節考 (1983年)  ・女衒 ZEGEN (1987年)  ・黒い雨 (1989年)  ・うなぎ (1997年)  ・カンゾー先生(1998年)  ・赤い橋の下のぬるい水(2001年)    出典: フリー百科事典『ウィキペディア』


麦秋

オトーサン、 「小津安二郎監督作品か」 監督ゆかりのお店を回ったことがありますが、 肝心の映画のほうは、まだ1本も見ていません。 「VTRか、画像が悪いんだけれどなー」 久しぶりに柏市沼南公民館で借りました。 原題:Bakushu (1951)     Early Summer 監督:Yasujiro Ozu 脚本:Kogo Noda/Yasujiro Ozu Genre: Drama Country: Japan Language: Japanese Color: Black and White 上映時間:」135分 あらすじ: 戦後の東京。 この家族は愛情深く、晴朗である。 祖父母、結婚した息子夫婦、28歳の紀子、 やんちゃな2人の孫たち。 家族の唯一の不満は、紀子が未婚なこと。 社会が変わり、彼女は働いている。 女友達とはしゃいだり、口論したりする。 兄は、その自立を不適切と考えている。 上司が、友人である40歳の独身者を紀子に紹介し、 家族みんなが結婚をすすめる。 だが、紀子は、その助言を受けることなく、 家族の悲しみをよそに、わが道を行くのだった。 出演者: 原節子 .... 紀子 笠智衆 .... 康一 淡島千景 ....アヤ 杉村春子 ....矢部たみ オトーサン、 「みんな味があるなー」 昭和日本を代表する名優勢ぞろい。 「小津監督、やはり、大したもんだ、 これだけ多くのひとを見事に浮き彫りにするなんて」 その他の出演者: Kuniko Miyake .... Fumiko Ichiro Sugai .... Shukichi Chieko Higashiyama .... Shige Kuniko Ikawa .... Takako Kan Nihonyanagi .... Kenkichi Yabe Shuji Sano .... Sotaro Satake Toyoko Takahashi Seiji Miyaguchi rest of cast listed alphabetically: Zen Murase .... Minoru Isao Shirosawa .... Isamu User Rating: 8.5/10 (304 votes) オトーサン、 「おお、スゴイ!」 まさに、小津教祖なのです。 K. S. Kincaidさん Vietnam 2000年4月15日 まさに天才 「東京物語」は、記念碑的作品だった。 この「麦秋」は、「東京物語」には劣るが、 そうだとしても、 小津の傑作の数年前の作品であり、 その残光が漂っている。 例えば、トラッキング・ショットがある。 そして、クレーン撮影も。 数年後、小津は、カメラの動きを排除するようになった。 そのカメラワークが無様と評されたからだ。 この映画にも、いくつか見ることができる。 だが、それらは、まったく美しい。 最後のシーンでみられる ビーチでのクレーン・ショットや麦畑のトラッキング・ショットは、 その好例である。 この映画には、筋書きと呼べるようなものがない 時間軸があるだけ。 だが、小津は、筋書きなんて退屈だと言う。 ニュアンスや美しさにこそ、映画の真髄がある。 小津作品のおなじみの娘が登場し、 その結婚がどのような影響を家族に与えたかを物語るのみ。 だが、 小津とその共同脚本を書いた野田高梧は、 登場人物を巧みに浮き彫りにさせるし、会話の名手である。 この映画はいつも新鮮である。 この監督の作品を見たことがないひとには、 忍耐心をテストされることになるかもしれない。 でも、我慢すべきだ。 20世紀最高のアーチストである 小津を理解し、愛するひとにとって、 この映画は、真に特別の体験になるだろう。 オトーサン、 「うーん、すごい監督だ。「東京物語」をみなくては」 その経歴をみましょう。 ○小津 安二郎(おづ やすじろう) 1903/12/12 - 1963/12/12 東京・深川の下町に次男坊として生まれる。 父虎之助、母あさゑ。 両親は海産問屋を経営するが、本家との家督争いのため、 1913年春、9歳の時に父の郷里・松阪へ転居。 宇治山田中学に入学後、大学受験に失敗し、浪人生活を送る。 高校時代に寄宿舎から抜け出して見た映画に魅惑され、  "映画研究クラブ"を結成した。  1923年、三重師範の受験にも失敗。  同年春、山村の宮前尋常小学校に1年間代用教員として赴任。  いつも羽織と袴で異彩を放った。  1924年3月、東京へ。 叔父のよしみで、19歳で松竹蒲田撮影所に入社する。  1927年「懺悔の刃」で初監督。  地面ぎりぎりから撮影する独得の低いカメラアングルと  高所から見下ろす形で撮影する手法が世界的に評価され、  ヴィム・ヴェンダース、アキ・カウリスマキ、侯孝賢らの監督に影響を与えた。  2003年は小津の生誕100周年で、上映会などが催された。  監督作品は、54作。  代表作に、「東京物語」「大学は出たけれど」「晩春」「麦秋」  「浮草物語」「東京暮色」「秋日和」「小早川家の秋」「浮草」「秋刀魚の味」がある。 出典:フリー百科事典『ウィキペディア』


靴に恋して

オトーサン、 「"靴に恋して"か、おしゃれな邦題だ」 このスペイン映画の原題は、「石」。 ただの石ですよ。 されど石、その重みを感じました。 原題:Piedras (2002)     Stones 監督・脚本:Ramon Salazar Genre: Drama Country: Spain Language: Spanish 上映時間:135分 あらすじ: スペインの監督Ramon Salazarは、初作品についてこう語る。 「人生において、我々は、大きな石を築く。  愛、友情、家族、キャリア。  我々は、そうした大きな石の間に、  必要に応じて、小さな石を置くスペースをみつける。  だが、順序を逆にすると、大きな石を置くスペースがなくなる。  私の映画の主人公は、5人の女性たち。  いずれも、人生に大きな石を置くことができなかった女性たちだ」 映画は、5人の女性の混迷した軌跡を同時平行的に描く。 アニータ、イザベル、アデラ、レイラ、そしてマリカルメンだ。 石を取り除こうと、懸命に努力する。 行く手に立ちふさがり、最悪の場合には、 靴のかかとにはさまって死に至らしめる石。 彼女らは、魅力的な王子を 新しい人生を求めるシンデレラなのだ。 出演者:: Antonia San Juan .... Adela(アデラ) Monica Cervera .... Anita(アニータ) Enrique Alcides .... Joaquin(ホアキン) オトーサン、 「この3人がいい!」 5人の女性、ひととなりも、境遇も、求めているものも違いますが、 アデラとアニータの2人が、一番印象的でした。 男性役では、看護士ホアキンを演じた若手Enrique Alcidesに注目。 残念ながら、いずれも海外映画俳優マガジンに掲載されていませんでした。 その他の出演者: Angela Molina .... Isabell(イザベル) Vicky Pena .... Maricarmen(マリカルメン) Najwa Nimri .... Leire(レイラ) Lola Duenas .... Daniela Maria Casal .... Martina Daniele Liotti .... Kun Rodolfo De Souza .... Leonardo Nacho Duato .... Podologo Andres Gertrudix .... Javier Santiago Crespo .... Victor Manuel de Blas .... Empresario Geli Albaladejo .... Araceli User Rating: 7.5/10 (411 votes) オトーサン、 「高いスコアだ」 ・ベルリン映画祭金熊賞ノミネ−ト:Ramon Salazar User Comments: stenssonさん Stockholm, Sweden 2003年1月2日 上昇気流にあるスペイン スペイン映画は、黄金時代を迎えた。 そう言えないにせよ、純銀の時代を迎えている。 この映画は、 ひとびととその葛藤を真面目に描いている。 その感情は強く、まさに死に至るほど。 それにもかかわらず、メロドラマに堕していない。 こういう映画づくりもありうるのだ。 いくつかの物語が展開し、やがて結びついていく。 ひとつは、知恵遅れの娘の物語である。 次のブロックまで、街路を横切ることすらできない。 ひとつは、靴フェチの中年女性の物語である。 もうほとつは、麻薬のトラブルを抱くた娘の物語であり、 恋人が彼女から去っていく。 さらに、もう一つの物語は、売春宿のおかみが、 真実の愛をみつけかけるというもの。 この映画、絶対に見るべきだ。 映画製作者たちが、女性を真面目に描くのは、スペインだけだ。 オトーサン、 「なんで、若い娘しか出てこないんだ?」 ハリウッド映画に対する批判のひとつです。 「カネを払って、ババアを見に行く馬鹿、いねえだろうが」 そういう固定概念を打破したのが、この映画の功績でしょう。 「女性5人は、ちょっと欲張りすぎだったな」 知恵遅れの娘の物語が一番印象的でした。


赤いアモーレ

オトーサン、 「ペネロペ・クルス主演か、また通俗的な恋物語だろう」 でも、疲れているから、こういうのもいいや。 軽い気持ちで借りましたが、いやはや... 原題:Non ti muovere (2004)     Don't Move 監督:Sergio Castellitto 原作:Margaret Mazzantini 脚本:Sergio Castellitto Genre: Drama Country: Italy / Spain / UK Language: Italian 上映時間:125分 あらすじ: オトーサン、 「IMDB手抜きだ」 goo映画から借用しましょう。 医者の仕事、裕福な家、美しい妻エルサとの満ち足りた生活のなか、 どこか孤独を感じていたティモーテオは、 暑い夏の日、場末のカフェで出会った女、イタリアを衝動的に抱いた。 その日からふたりは、お互いの存在に安らぎを感じ、情事を重ねるようになる。 やがてイタリアは妊娠するが、同じ頃エルサも妊娠し、 失望したイタリアは闇堕胎してしまう。 娘が誕生しても、心にわだかまりが残るティモーテオ。 しかし、彼が本当の愛に気付いた時、 イタリアにはすでに死が迫っていた。 出演者: Penelope Cruz .... Italia (イタリア) Sergio Castellitto .... Timoteo(ティモティオ) Claudia Gerini .... Elsa(エルザ) オトーサン、 「ペネロペ・クルス、過去最高の演技!」 トム・クルーズと別れてから、演技に開眼したのかも。 監督・主演のセルジオ・カステリット、いいですねえ。 PENELOPE CRUZ  ペネロペ・クルス 誕生日 1974/4/28 出身 スペイン・マドリード 14才でモデルとしてデビュー。 マドリード演劇学校でクラシック・バレエを学ぶ。 テレビタレントして活躍した後、映画に進出。 92年「ハモンハモン」でゴヤ賞主演女優賞にノミネートされる。 スペイン映画「オープン・ユア・アイズ」と同映画のリメイク「バニラ・スカイ」で 同じ役を演じている。 活躍度 ○↑ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1990年「CRONICAS URBANAS」 1991年「E'L LABERINTO GRIEGO」 1992年「ハモンハモン」「ベル・エポック」 1993年「PER AMORE SOLO PER AMORE」 1994年「捕らわれた唇」 1996年「17歳」 1997年「ライブ・フレッシュ」「オープン・ユア・アイズ」◇      「A CORNER OF PARADISE」 1998年「ハイロー・カントリー」◆「イフ・オンリー」      「美しき虜」      「DON JUAN」「TALK OF ANGELS」 1999年「オール・アバウト・マイ・マザー」◆      「裸のマハ」 2000年「ウーマン・オン・トップ」◇「すべての美しい馬」◇ 2001年「ブロウ」◆「コレリ大尉のマンドリン」◇「バニラ・スカイ」◇      「ウェルカム!ヘヴン」◇ 2003年「ゴシカ」◇「花咲ける騎士道」◇ 2004年「トリコロールに燃えて」◇「赤いアモーレ」◇ 2005年「サハラ 死の砂漠を脱出せよ」◇ SERGIO CASTELLITTO  セルジオ・カステリット 誕生日 1953/8/18 出身 伊ローマ ローマの国立演劇学校に学び、78年に卒業後、舞台で活躍。 82年、映画デビュー。 90年「TRE COLONNE IN CRONAKA」で ダヴィッド・デ・ドナテッロ賞最優秀助演男優賞、9 3年「かぼちゃ大王」で同主演男優賞受賞。 活躍度 ○→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ   ☆☆★★★★ 出演作 1987年「ラ・ファミリア」 1988年「グラン・ブルー」 1993年「かぼちゃ大王」「可愛いだけじゃダメかしら」 1995年「明日を夢見て」 1996年「絹の叫び」 1997年「カドリーユ」 2001年「恋ごころ」「マーサの幸せのレシピ」 その他の出演者: Lina Bernardi .... Nora (Elsa's mother) Paola Cerimele .... Infermiera/Nurse Pietro De Silva .... Alfredo Angela Finocchiaro .... Ada Marco Giallini .... Manlio Renato Marchetti .... Pino Gianni Musi .... Padre di Elsa Marit Nissen .... Martine Elena Perino .... Angela Vittoria Piancastelli .... Raffaella User Rating: 7.1/10 (574 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 欧州の賞を総ナメ、 2005年のアカデミー外国語映画賞にノミネートされるかも。 marina_ishchenkoさん United States 2005年4月15日 最高の映画 この映画はいい。 フェリーニらしい雰囲気や人物たち。 叙情的で、ドラマティックで、詩的である。 私的かつ社会的現実と超現実がうまく混じり合っている。 Castellitto は、最高の演技をみせた。 監督、そして主演俳優としての才能を存分に発揮している。 ペネロペ・クルスの演技は、神業のようだ。 魅力的でない女性たちを演じるハリウッド女優の新しい波だ。 ほんとに驚かされた。 ハリウッド映画から何とかけ離れているだろう! 疑いもなく、この映画は、あらやる賞に値いする。 全体に、これは古典となった。 何度も何度も繰り返し見ることになるだろう。 はじめてみた時よりも、そのほうが得るものが多い。 セルジオ監督、ありがとう! オトーサン、 「男の馬鹿力!」 セルジオ監督が奥さんが書いたベストセラー小説を映画化。 張りきらざるをえません。 そんなことが、名画誕生のきっかけになるのです。 分かりやすい説明でしょう?


恍惚

オトーサン、 「いやらしい売り方だなぁ」 セクシー女優、エマニュエル・ベアールを 前面に押し立てての邦題です。 原題:Nathalie... (2003) 監督:Anne Fontaine 脚本:Philippe Blasband (original idea)     Jacques Fieschi /Anne Fontaine/Francois-Olivier Rousseau Genre: Drama Country: France / Spain Language: French 上映時間:100分 あらすじ: ナタリーとは、パリの娼婦の仮名。 特殊任務というか、私立探偵を演じる。 上流階級の妻の依頼で、 夫が浮気しているようだから調べてほしい、 ついては、夫を誘惑してほしい、 定期的に彼との情事について、 ベッドでどう振舞ったか、報告してほしい。 そういう異常な依頼である。 ナタリーは、驚くべき魅力的で抜け目ない女。 ナタリーの報告は、信用していいのだろうか? 中年の夫は、ほんとうに浮気しているのか? 出演者: Fanny Ardant .... Catherine(カトリーヌ) Emmanuelle Beart .... Nathalie/Marlene(ナタリー) Gerard Depardieu .... Bernard (ベルナール) オトーサン、 「いい役者をそろえたなー」 ファニー・アルダンの代表作は、「永遠のマリア・カラス」。 歌姫カラスになりきりました。 ジェラール・ドパルデューの代表作は、何といっても、 「シラノ・ド・ベルジュラック」、最高の名演技でした。 フランスが誇る3人の経歴をみましょう。 FANNY ARDANT  ファニー・アルダン 誕生日 1949/3/22 出身 仏ソミュール エクスの大学で政治学を専攻後、 パリでペリモニー演劇コースを受講し、 74年にマレ演劇祭上演の「ポリュークト」で舞台デビュー。 フランソワ・シリュホー監督の「隣の女」と「日曜日が待ち遠しい!」で セザール賞主演女優賞にノミネートされた。 活躍度 △↑ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1978年「護衛犬都市」 1980年「愛と哀しみのボレロ」 1981年「隣の女」 1983年「日曜日が待ち遠しい」 1984年「スワンの恋」 1986年「メロ」 1987年「ラ・ファミリア」 1988年「三人姉妹」 1993年「フランソワ・トリュホー/盗まれた肖像」 1994年「愛の報酬/シャベール大佐の帰還」 1995年「愛のめぐり逢い」「サブリナ」「ペダル・ドゥース」「リディキュール」 1998年「エリザベス」「ラ・カラス」「星降る夜のリストランテ」 1999年「アマゾン大漂流」 2001年「ウェルカム!ヘヴン」 2002年「8人の女たち」「永遠のマリア・カラス」◇ 2003年「恍惚」 EMMANUELLE BEART  エマニュエル・ベアール 誕生日 1965/8/14 出身 仏サントロペ 父はシャンソン歌手、ギィ・ベアール、母は女優のジュヌヴィエーヴ。 「妖精たちのプレリュード」で83年映画デビュー。 「愛と宿命の泉」でセザール賞助演女優賞受賞。 ダニエル・オートゥイユと結婚し、一児がいる。 活躍度 ○↑ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1983年「妖精たちのプレリュード/朝露に香る甘い戦慄」      「青い性」 1984年「アンテルディ 禁じられた愛」 1985年「優しく愛して」 1986年「愛と宿命の泉PART2/泉のマノン」 1987年「天使とデート」 1988年「エレベータを降りて左」 1990年「無秩序な少女」 1991年「美しき諍い女」「深夜カフェのピエール」 1992年「愛を弾く女」「小悪魔とキッス」 1994年「愛の地獄」「フランスの女」 1995年「とまどい」 1996年「ミッション・インポッシブル」 1999年「LA BUCHE/ブッシュ・ド・ノエル」「見出された時」 2001年「彼女たちの時間」◇ 2002年「8人の女たち」「デブラ・ウインガーを探して」 2003年「かげろう」「Mの物語」「恍惚」 GERARD DEPARDIEU  ジェラール・ドパルデュー 誕生日 1948/12/27 出身 仏シャトルー 活躍度 ◎→ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1965年「LE BEATNIK ET LE MINET」 1971年「水の中の小さな太陽」 1972年「ラ・スクムーン」 1973年「暗黒街のふたり」 1974年「薔薇のスタビスキー」「バルスーズ」「友情」 1975年「ジュ・テーム・モア・ノン・ブリュ」「仮面」      「ハンカチのご用意を」 1976年「1900年」「バロッコ」 1978年「バイバイ・モンキー摩天楼ラプソディ」「護衛犬都市」 1980年「アメリカの伯父さん」 1981年「終電車」「隣の女」 1982年「ダントン」「溝の中の月」 1984年「フォート・サガン」 1985年「シガニー・ウィーバーの大発掘」      「ソフィー・マルソーの刑事物語」 1986年「愛と宿命の泉」「タキシード」 1987年「悪魔の陽の下に」 1988年「カミーユ・クローデル」「夜のめぐり逢い」 1989年「美しすぎて」「お家に帰りたい」「ふたり」      「ヘンリー5世」 1990年「グリーン・カード」「シラノ・ド・ベルジュラック」 1991年「さよならモンベール」「めぐり逢う朝」      「メルシー・ラ・ヴィ」 1992年「1492コロンブス」 1993年「恋人はパパ ひと夏の恋」「ゴダールの決別」      「ジェルミナル」       「フランソワ・トリュホー 盗まれた肖像」 1994年「愛の報酬 シャベール大佐の帰還」       「ザ・マシーン私の中の殺人者」「記憶の扉」 1995年「エリザ」「俺たちは天使だ」「百一夜」 1996年「シークレット・エージェント」「ハムレット」       「僕のボーガス」「ミルドレッド」 1998年「仮面の男」 2000年「宮廷料理人ヴァテール」「102」「ヴィドック」       「レ・ミゼラブル」(TM)「メルシィ!人生」 2001年「CQ」 2002年「シティ・オブ・ゴースト」「ミッション クレオパトラ」「微笑みに出逢う街角」 2003年「ルビー&カンタン」「ボン・ヴォヤージュ」「サイレンス 血の呪」「恍惚」 その他の出演者: Wladimir Yordanoff .... Francois Judith Magre .... La mere de Catherine Rodolphe Pauly .... Le fils Evelyne Dandry .... La patronne du bar Christian Aaron Boulogne .... L'homme d'un soir Aurore Auteuil .... La patiente de Catherine Idit Cebula .... Ghislaine Sasha Rucavina .... Marianne Macha Polikarpova .... Ingrid Marie Adam .... La secretaire medicale Sophie Seferiades .... Une autre patiente Serge Boutleroff .... L'agent immobilier User Rating: 6.4/10 (606 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 ちょっと下品になりました。 stenssonさん Stockholm, Sweden 2004年4月9日 フランス人の不実 ある妻が、夫の浮気を疑う。 娼婦を雇い、夫を誘惑させ、その結果を報告させる。 なぜそうするのかが分からない。 マゾなのか、本当のこととは思えない。 3人の主演俳優は、みんな適当に演じている。 デパルデューは、30キロは痩せたのではないか。 熱い情熱もないし、知的興味もない。 唯一、興味を引き、複雑なのは娼婦役ときている。 また、結末の「サプライズ」も、サプライズではなかった。 ブルジョワ階級を悪く描く映画なら他にもたくさんある。 前に見たような映画だ。 オトーサン、 「三角関係の研究開発だ」 実験は失敗でしたが、フランスのお家芸です。 こういう試みも大事ではないでしょうか? 失敗の理由は、名優たちをその気にさせられなかったことでしょう。


パーマネント ミッドナイト

オトーサン、 「これも、脚本家が主人公か」 どういう因縁でしょうか。 主演は、ベン・スティラー。 実話を映画化したものだそうです。 原題:Permanent Midnight (1998) 監督・脚本:David Veloz 原作:Jerry Stahl Genre: Biography / Comedy / Drama / Romance Rated R for pervasive graphic drug use, strong sexuality and language. 上映時間:88分 あらすじ: コメディの脚本家ジェリー・スタールは、 週に $6000を麻薬につぎこみ、娘を道連れに麻薬暮らし。 TVの脚本会議でヘマをやらかす。 麻薬中毒者の更生プログラムに参加し、 仲間のキティに昔話をするが、 キティは、辛抱強く、それに付き合う。 彼を取り巻く女性には、英国人の妻サンドラ、 エージェントのボーラがいる。 TVシリーズ"Mr. Chompers"で、 ジェリーは、通俗コメディの経営者Craig Zifferと その取り巻きのアレンに出会う。 幻覚症状を抑えるため、ジェリーは、 不満家のニッキーや麻薬常用者のガスのところに走る。 出演者:: Ben Stiller .... Jerry Stahl(ジェリー) Elizabeth Hurley .... Sandra(サンドラ) Maria Bello .... Kitty(キティ) オトーサン、 「ベン・スティラー、熱演!」 とくに麻薬に狂うあたりの演技は、悪鬼の形相。 でも、ちがうんだなー、微妙に。 脚本家らしさを感じないのはなぜでしょうか? BEN STILLER ベン・スティラー 誕生日 1965/11/30 出身 米ニューヨーク コメディ俳優である両親の影響でショー・ビジネスの道を志す。 UCLAで舞台芸術を学んだ後、 85年「HOUSE OF BLUE LEAVES」でブロードウェイ・デビュー。 「ハスラー2」のパロディ「THE HUSTLER OF MONEY」を監督し、 それが「サタデー・ナイト・ライブ」に放映されたのがきっかけで 番組の出演者兼アシスタント・ライターとなる。 また、スティラーは自身の映画製作会社レッド・アワー・フィルムズで 「サバー・バンズ」を監督し、長編映画監督デビューとなった。 「ズーランダー」の共演をきっかけにクリスティン・テイラーと結婚した。 活躍度 ○↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ   ☆☆☆☆☆★ 出演作 1987年「太陽の帝国」 1989年「思い出のジュエル」 1990年「ステラ」 1994年「リアリティバイツ」 1996年「アメリカの災難」「ケーブルガイ」◇ 1998年「メリーに首ったけ」◇「ゼロ・エフェクト」◇      「僕らのセックス、隣の愛人」      「パーマネント ミッドナイト」 1999年「ミステリー・メン」◆ 2000年「僕たちのアナ・バナナ」◇「ミート・ザ・ペアレンツ」◇ 2001年「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」◆「ズーランダー」◇ 2002年「オレンジ・カウンティ」 2003年「隣のリッチマン」◇「おまけつき新婚生活」◇ 2004年「ポリー my love」◇「スタスキー&ハッチ」◇「ドッジボール」◇ その他の出演者: Jay Paulson .... Phoenix Punk Spencer Garrett .... Brad/Tim from Mr. Chompers Owen Wilson .... Nicky Lourdes Benedicto .... Vola Fred Willard .... Craig Ziffer Chauncey Leopardi .... Jerry at 16 Mary Thompson .... Grandma Whittle Connie Nielsen .... Dagmar Charles Fleischer .... Allen from Mr. Chompers Liz Torres .... Dita Douglas Spain .... Miguel Janeane Garofalo .... Jana Farmer User Rating: 6.2/10 (1,915 votes) オトーサン、 「こんなにいいスコアかな?」 User Comments: Amazing performance by Stiller Muggle00さん San Francisco, CA 2000年4月3日 演技や状況にバラツキがあるが、一見に値する。 ベン・スティラーは、力強くジェリー・スタールを演じた。 麻薬の乱用など、見ておられないシーンもある。 フツーの観客向きではない。 いい演技を見たいひとには、おすすめ。 オトーサン、 「どうも共感できないなー」 自意識過剰で、とてもついていけません。 でも、名作をものにする人って、ある種の気狂いですよね。 この映画、ジェリー・スタールのエラサを知っていれば、 もっと楽しめたのかも。 IMDBによれば、主要な脚本は以下の通り。 ・"Moonlighting" (1985) TVシリーズ ・"ALF" (1986) TVシリーズ ・"Dr. Caligari" (1989) TVシリーズ ・"Twin Peaks" (1990) TVシリーズ ・"Northern Exposure" (1990) TVシリーズ ・"CSI: Crime Scene Investigation" (2000) TVシリーズ ・"Bad Boys II" (2003)


舞台よりすてきな生活

オトーサン、 「しゃれた題名だなー」 でも、原題のほうがずっとしゃれています。 「隣人のイヌを殺す方法」 ウルサくて夜も寝られないひとが多いのでは。 原題:How to Kill Your Neighbor's Dog (2000) 監督・脚本: Michael Kalesniko Genre: Comedy / Drama Rated R for language. Country: Germany / USA Language: English 上映時間:108分 あらすじ: ピーターは、ロスの脚本家。 内気なチェーン・スモ−カーで不眠症。 ヒット作が出たのは10年前で、以後は失敗作続き。 義理の母親は、耄碌しているし、 生霊(奇妙な男)が自分はピーターだと言い張って近所を徘徊している。 隣人が犬を飼いはじめ、そいつは一晩中吼えるのだ。 妻は子供をほしがるが、彼は賛成できない。 おまけに、インポになってしまう。 新作台本に取り組みはじめた時、 隣にシングルマザーが引っ越してくる。 妻は、早速その8歳の娘を家に招く。 この子は、ピーターに父親のよさを感じさせてくれるだろうか? 彼の台本にある子役のせりふを改善させてくれるだろうか? 生霊と隣家の犬はどうなるのか? 出演者:: Kenneth Branagh .... Peter McGowan (ピーター) Robin Wright Penn .... Melanie McGowan (メラニー) Suzi Hofrichter .... Amy Walsh(エイミー) オトーサン、 「うまいなー、こんなに上手い役者だったっけ?」 脚本家ピーターの生態を演じたケネス・ブラナーは絶妙の味。 その妻メラニーを演じたロビン・ライト・ペン、 この女優さんのさりげない巧みさにも驚かされました。 少女エイミ−も、うまいもんです。 KENNETH BRANAGH  ケネス・ブラナー 誕生日 1960/12/10 出身 北アイルランド・ベルファスト 96年、エマ・トンプソンと離婚。現在二度目。 活躍度 ○↑ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1987年「ハイシーズン」「ひと月の夏」 1989年「ヘンリー五世」◇ 1991年「愛と死の間で」 1992年「スウィング・キッズ」「ピーターズ・フレンズ」 1993年「から騒ぎ」 1994年「フランケンシュタイン」◇ 1995年「世にも憂鬱なハムレット」「オセロ」 1996年「アル・パチーノのリチャードを探して」「ハムレット」 1997年「相続人」◇ 1998年「ヴァージン・フライト」◇「セレブリティ」◇ 1999年「ワイルド・ワイルド・ウエスト」◆「恋の骨折り損」◇ 2000年「舞台よりすてきな生活」 2001年「謀議」(TM)「舞台よりすてきな生活」 2002年「裸足の1500マイル」「ハリー・ポッターと秘密の部屋」 ROBIN WRIGHT PENN  ロビン・ライト・ペン 誕生日 1966/4/8 出身 米テキサス州オースティン 14歳の時、少女モデルとしてデビュー。 その後、地元の高校を卒業してヨーロッパ放浪の旅に出る。 アメリカに帰国後、俳優の勉強を始め、 テレビシリーズ「黄色いバラ」や 「サンタ・バーバラ」のケリー・キャップウェル役で出演。 映画デビューは87年「プリンセス・ブライド・ストーリー」。 「フェレスト・ガンプ」のジェニー役が有名。 夫はショーン・ペン。 活躍度 ○↑ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1987年「プリンセス・ブライド・ストーリー」 1991年「愛に渇いて」「ステート・オブ・グレース」 1992年「トゥルー・ラブ」「トイズ」 1994年「フォレスト・ガンプ/一期一会」◆ 1995年「クロッシング・ガード」 1997年「シーズ・ソー・ラブリー」「LOVED」 1998年「モル・フランダース」 1999年「メッセージ・イン・ア・ボトル」◇「キャスティング・ディレクター」◆ 2000年「アンブレイカブル」◆「舞台よりすてきな生活」 2001年「プレッジ」◆「舞台よりすてきな生活」◆ 2002年「ホワイト・オランダー」◆「デブラ・ウインガーを探して」 その他の出演者: Lynn Redgrave .... Edna Jared Harris .... False Peter Peter Riegert .... Larry David Krumholtz .... Brian Sellars Johnathon Schaech .... Adam Kaitlin Hopkins .... Victoria Suzy Joachim .... Allana Brett Rickaby .... Janitor Lucinda Jenney .... Trina Walsh Derek Kellock .... Amy's Father Stacy Hogue .... Babysitter Peri Gilpin .... Debra Salhany User Rating: 7.1/10 (940 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 User Comments: dromascaさん Herzlya, Israel 2003年5月10日 知的なコメディ、一見の価値あり この映画はいい。 たまには、こうした知的なコメディもいい。 会話がスマート。 よくある話だが、ありきたりのロマンスに陥ってはいない。 舞台は、ロサンゼルス。 英国系アメリカ人の脚本家が中年にさしかかって、 キャリアも半ば、夫婦仲にも危機が訪れている。 夫婦仲は悪くないが、子供をもつべきかどうかで揉めている。 原因は、彼が自己チューで、子供好きでないからだろう。 隣家に8歳の子持ちの母親が引っ越してきて、事態は変わる。 他にいくらでもある筋書きだが、 ケネス・ブラナー、演技はお見事! ほかの役者たちも、いい。 ロスの演劇サークルの空疎な生活を皮肉っているし、 英国生まれのひとがアメリカ式生活に感じる違和感もよく描かれている。 そのメッセージがいい。 私としては、10点満点で8点。 オトーサン、 「中年の危機か!」 少年期、青年期、中年期、老年期。 人生の四季、それぞれの悩みがありますなー。 少年は無力、老年は非力で悩み、 青年は、人生に期待しずぎて苦しみ、 中年は、全盛期を享受していればいいのに、下り坂を意識しすぎて悩む。 人生、よくしたもので、危機はつきもの。 この映画の監督、Michael Kalesnikoは、脚本家。 これが初監督ですが、次作に期待がもてそうです。 次作もヒットすれば、監督自身の中年の危機は去るかもね。


静かなる男

オトーサン、 「おお、ジョン・フォード監督、ジョン・ウェイン主演だ。  どういう西部劇だろう?」 誰だって、西部劇だと思いますよね。 ところが.... 原題:The Quiet Man (1952) 監督:John Ford 原作:Maurice Walsh 脚本:Frank S. Nugent Genre: Drama / Romance / Comedy Country: USA Language: English / Gaelic 上映時間;129分 あらすじ: ショーンは、アメリカから故郷アイルランドに戻る。 先祖代々の家屋敷を取り戻し、過去から決別するのだ。 ショーンは、そこでメアリー・ケイトに一目惚れ。 彼女は、美人だが、まずしいメイド。 短気な兄のレッドに手を焼いている。 ショーンとメアリー・ケイトの奔放な関係は、 兄によって、徹底的に妨害され、 ショーンの暗い過去が呼びさまされる。 出演者:: John Wayne .... Sean Thornton(ショーン) Victor McLaglen .... Squire 'Red' Will Danaher(レッド) Maureen O'Hara .... Mary Kate Danaher(メアリー・ケイト) オトーサン、 「何か物足りないなー。ジョン・ウェインが背広姿なんて」 やはり、彼にはカウボーイ・ハットがよく似合います。 相手役の女優さん、気位の高い勝気な女房メリー・ケイト役を好演していました。 ならず者の兄貴レッド役は、ビクター・マクラグレン。 すさんだ大男で、ジョン・ウェインを殴り倒す怪力の持ち主でした。 長くなりますが、経歴紹介は、この3人を。 JOHN WAYNE  ジョン・ウェイン 誕生日 1907/5/26-1979/6/11 出身 米アイオワ州 出演作 1925年「大学のブラウン」 1926年「剣侠時代」 1927年「最後の一蹴」 1928年「マザー・マクリー」「血涙の志士」 1929年「踊るカレッジ」「最敬礼」 1930年「最後の一人」「ビッグ・トレイル」 1931年「娘三人」「アリゾナ」「鉄腕ジョーンズ」 1932年「テキサスの旋風」「巨頭団殲滅」「歓呼の涯」「流線怪盗列車」      「テキサスの若武者」「アリゾナ・ギャング」「金塊争奪」 1933年「討伐隊」「つばさの天使」「男の一頁」「紅唇罪あり」「南方の騎士」 1934年「ユタから来た男」 1936年「沿岸警備隊」「荒武者乱闘王」 1937年「超速大陸争覇」「従軍記者」「氷上の乱闘」      「荒野の激斗/モンタナの掟」 1939年「駅馬車」「アリゲニー高原の暴動」 1940年「暗黒の命令」「果てなき船路」「妖化」 1941年「暴力街」「暗黒街の王者」「丘の羊飼い」 1942年「或る夜の貴婦人」「絶海の嵐」「スポイラーズ」「西部の顔役」       「ならず者戦斗機隊」「男性都市」「フライング・タイガー」 1943年「西部を駆ける恋」「硝煙の新天地」 1944年「血戦奇襲部隊」「拳銃の町」 1945年「炎の街」「パターンを奪回せよ」「コレヒドール戦記」「ダコタ荒原」 1946年「恋愛超特急」 1947年「拳銃無宿」「タイクーン」 1948年「アパッチ砦」「赤い河」「三人の名付親」 1949年「怒濤の果て」「ケンタッキー魂」「黄色いリボン」「硫黄島の砂」 1950年「リオ・グランデの砦」 1951年「太平洋機動作戦」「太平洋作戦」 1952年「静かなる男」「ハワイの陰謀」 1953年「勝負に賭ける男」「男の叫び」「ホンドー」 1954年「紅の翼」 1955年「男の魂」「中共脱出」 1956年「征服者」「捜索者」 1957年「荒鷲の翼」「ジェット・パイロット」「失われたものの伝説」 1958年「黒船」 1959年「リオ・ブラボー」「騎兵隊」 1960年「アラモ」「アラスカ魂」 1961年「コマンチェロ」 1962年「リバティ・バランスを射った男」「ハタリ!」「史上最大の作戦」       「西部開拓史」 1963年「ドノバン珊瑚礁」「マクリントック」 1964年「サーカスの世界」 1965年「偉大な生涯の物語」「危険な道」「エルダー兄弟」 1966年「巨大なる戦場」 1967年「戦う幌馬車」「エル・ドラド」 1968年「グリーン・ベレー」 1969年「ヘル・ファイター」「勇気ある追跡」「大いなる男たち」 1970年「チザム」「リオ・ロボ」 1971年「100万ドルの決斗」 1972年「11人のカウボーイ」 1973年「大列車強盗」「ビッグケーヒル」 1974年「マックQ」 1975年「ブラニガン」「オレゴン魂」 1976年「ラスト・シューティング」 VICTOR McLAGLEN  ビクター・マクラグレン 誕生日 1883/12/11-1959/11/7 出身 英ウェールズ 出演作 1924年「街の恋人形」 1925年「路傍の人々」「青春繚乱」「三人」      「幸運の風」「雪辱の大決戦」 1926年「鉄腕の男」「ボー・ジェスト」「栄光」 1927年「マザー・マクリー」「カルメン」 1928年「港々に女あり」「血涙の志士」「大河の奇賊」 1929年「名物三羽鳥」「黒時計聨隊」「藪睨みの世界」      「巴里よいとこ」 1930年「ハッピイ・デイズ」「鉄骨エロ騒動」「哄笑の世界」 1931年「間諜X27」「野蛮な紳士」「各国の女」「アナベル情事」      「鉄窓の女」 1932年「曠原の伊達男」「悪魔の富籤」「巴里の丑満時」      「謎の真空管」「武装ラグビー」 1933年「藪睨み武勇伝」「武侠一代」 1934年「肉弾鬼中隊」「女は要らねえ」「波止場の天使」      「絢爛たる殺人」 1935年「海を嫌ふ船長」「男の魂」「殺人ホテル」      「男の敵」アカデミー主演男優賞 1936年「美しき野獣」「二国旗の下に」「鉄人対巨人」 1937年「海の巨人」「誘拐者」「テンプルの軍使」 1938年「地獄街」「黄金の夢」 1939年「ガンガ・ディン」 1944年「姫君と海賊」 1948年「アパッチ砦」 1949年「黄色いリボン」 1950年「リオ・グランデの砦」 1952年「静かなる男」 1953年「ジャバへの順風」「谷間の争い」 1954年「炎と剣」 1955年「渡るべき多くの河」 1956年「八十日間世界一周」▲ MAUREEN O'HARA  モーリン・オハラ 誕生日 1920/8/17 出身 アイルランド・ミルウォール 活躍度 ▲↓ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1939年「厳窟の野獣」「ノートルダムの傴僂男」 1940年「恋に踊る」 1941年「わが谷は緑なりき」 1942年「海の征服者」 1943年「自由への戦い」 1944年「西部の王者」 1945年「海賊バラクーダ」 1946年「センチメンタル・ジャーニー」 1947年「船乗りシンドバッドの冒険」「三十四丁目の奇蹟」 1948年「愉快な家族」 1949年「バグダッド」 1950年「コマンチ族の怒り」「大城塞」「リオ・グランデの砦」 1952年「剣豪ダルタニアン」「静かなる男」「すべての旗に背いて」 1953年「牧場荒らし」 1954年「戦いの矢」「マラガ」 1955年「長い灰色の線」「灼熱の勇者」 1956年「リスボン」 1957年「荒鷲の翼」 1959年「ハバナの男」 1961年「罠にかかったパパとママ」「荒野のガンマン」 1962年「H氏のバケーション」 1963年「スペンサーの山」「マクリントック」 1965年「湖愁」 1966年「スタンピード」 1970年「おかしなおかしなおかしな親父」 1971年「100万ドルの決斗」 1973年「赤い仔馬」 1991年「オンリー・ザ・ロンリー」 その他の出演者: Barry Fitzgerald .... Michaleen Oge Flynn Ward Bond .... Father Peter Lonergan Mildred Natwick .... The Widow Sarah Tillane Francis Ford .... Dan Tobin Eileen Crowe .... Mrs. Elizabeth Playfair May Craig .... Fishwoman with basket at station Arthur Shields .... Rev. Cyril 'Snuffy' Playfair Charles B. Fitzsimons .... Hugh Forbes James O'Hara .... Father Paul Sean McClory .... Owen Glynn Jack MacGowran .... Ignatius Feeney Joseph O'Dea .... Molouney User Rating: 8.0/10 (7,426 votes) オトーサン、 「世界の名画でもよかったのに」 ・アカデミー賞受賞:   監督賞 ジョン・フォー   撮影賞(カラー)  同 ノミネート   作品賞   助演男優賞; ビクター・マクラグレン   脚色賞   美術監督装置賞(カラー)   音響賞 User Comments: onnhさん ireland 2001年10月17日 すばらしいが、解釈が間違っている この映画は、見事に塗り重ねられていて、 アメリカ人からみたアイルランド人の陽気で皮肉な描写もある。 この映画の皮肉のセンスを疑うものは、次のシーンを見直してほしい。 ショーンが、小屋のドアを塗り直す。 Vicarの妻がその美しさを褒めて、無表情にこう言う。 「エメラルド・グリーンが好きなのは、アメリカ人だけよね」 アメリカ人は、絵本のようなアイルランドが好きなのだ。 彼らが、この映画に見たがっているのは、その国の本当の姿。 でも、アイルランド人なら、ドアは赤く塗るのだ。 彼女は言う。 「その色だと風化するわ」 この映画はアイルランドらしさを見事にコミカルに誇張している。 飲んだくれのMickaleenの唱える家父長的なルールや 詩的な田園風景を。 だが、油彩のようなエクステリアは、鋭い知性であり、 最初に見た感じを覆すものなのだ。 詩的な田園風景の下には、基本的な力が働いている。 その静寂を打ち破る2つのシーンが待っている。 ショーンとメアリー・ケイトがキスする。 黒雲が空を満たし、嵐が吹きつける。 さっきまで楽しかった田園風景は、いまや激しく威嚇的なものになる。 漫画の世界には似つかわしくない情熱が吹き荒れる。 女性たちの描写、 とくにショーンのメアリー・ケイトの扱い方はすさまじい。 野原を強引に引きずっていくのだ。 持参金を受け取ると頑固に主張し、 持ち物が自分の価値そのものと主張する彼女をだ。 ショーンをレッドと戦うように仕向けたのも彼女だ。 別れると脅かして、自分の世界に引きづりこもうとしている。 初夜も拒ぶのも、自分好みの男に仕立てあげたいのだ。 要するに、これはアイルランド人を、その田舎の暮らしを まさに、外部の、それも都会人の目で描いたものだ。 ステレオタイプを見る楽しみがあることは間違いない。 愉快であり、ロマンティックであり、 複雑な世界から逃れてシンプルライフを生きたいひとには、 アピールできるだろう。 実際には、そんなものはないのだが。. 大いに楽しんでほしい! オトーサン、 「ジョン・フォード監督って、恐妻家なのかも?」 そこで、舞台をアメリカでなく、頑固さで知られるアイルランドにしたのかも。 何となく、その気持ち分かるような気がします。 日頃の不満のハケグチになったアイルランドの人が 怒るのも、分からないではありません。


告発の行方

オトーサン、 「おお、ジョディ・フォスターだ」 "羊たちの沈黙"の名演技は、いまも脳裏に焼きついています。 原題:The Accused (1988) 監督:Jonathan Kaplan 脚本:Tom Topor Genre: Drama / Thriller Country: USA / Canada Language: English 上映時間:111分 あらすじ: サラは、酒場へ行き、3人の男たちに集団暴行される。 この事件を担当したのは、キャサリンだった。 サラがその夜、麻薬をのみ、扇情的だったにせよ、 野蛮にレイプした男たちは、当然、法の裁きを受けるべきだと思う。 出演者: Kelly McGillis .... Kathryn Murphy (キャサリン) Jodie Foster .... Sarah Tobias (サラ) Bernie Coulson .... Ken Joyce (ケン) オトーサン、 「うまい!」 ジョディ・フォスターは最高の演技ではないでしょうか。 そして、ケリー・マクギリス、 レイプを悪と糾弾する地方検事キャサリン役を堂々と演じていました。 JODIE FOSTER ジョディ・フォスター 誕生日 1962/11/19 出身 米カリフォルニア州ロサンセルス 2歳の時にCM出演。 13歳の時、「タクシードライバー」の少女売春婦役で、 アカデミー助演女優賞にノミネートされる。 その後、88年「告発の行方」、91年「羊たちの沈黙」で、 2度アカデミー主演女優賞受賞。 90年には自身の製作会社を設立し、「リトルマン・テイト」で監督デビュー。 長男チャーリーと次男キットがいる。 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆☆☆ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ   ☆☆☆☆★★ 出演作 1972年「ナポレオンとサマンサ」「カンサスシティの爆弾娘」 1973年「トム・ソーヤの冒険」「リトル・インディアン」 1974年「アリスの恋」 1976年「白い家の少女」「ダウンタウン物語」      「タクシードライバー」「別れのこだま」 1977年「キャンドルシューセント・エドモントの秘宝」      「避暑地のラブストーリー」      「フリーキー・フライデー」「MOI FLEUR BLEUE」 1980年「フォクシー・レディー」「CARRY」 1982年「O'HARA'S WIFE」 1984年「他人の血」「ホテル・ニューハンプシャー」 1986年「ヴィクトリア」 1987年「シェスタ」 1988年「君がいた夏」「告発の行方」      「ファイブ・コーナーズ/危険な天使たち」 1989年「ハートに火をつけて」「バックトラック」 1991年「羊たちの沈黙」      「リトルマン・テイト」 1992年「ウディ・アレンの影と霧」 1993年「ジャック・サマースビー」      「IT WAS A WONDERFUL LIFE」(ナ) 1994年「ネル」「マーヴェリック」 1997年「コンタクト」 1999年「アンナと王様」 2001年「パニックルーム」「イノセント・ボーイズ」 KELLY McGILLIS  ケリー・マクギリス 誕生日 1957/7/9 出身 米カリフォルニア州ニューポートピーチ 高校時代に学校演劇に出演、 州で助演女優賞に選ばれ女優を目指す。 高校を中退後、ジュリアード学院、 パシフィック・コンサヴァトリー・オブ・パフォーミング・アーツで演技修行。 映画デビューは82年。 85年「刑事ジョン・ブック」での母親役や 86年「トップ・ガン」の教官役などで一躍スターに。 88年「告発の行方」の検事補役の後、 自身が映画デビューする前にレイプされた事実を告白し、話題に。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1982年「レーベン・ルーベン」 1985年「刑事ジョン・ブック/目撃者」 1986年「トップガン」 1987年「メイド・イン・ヘブン」 1988年「事件を追え」「告発の行方」 1989年「ウィンター・ピープル」「キャット・チェイサー」 1992年「夢を生きた男/ザ・ベイブ」 1994年「ノース/小さな旅人」 1998年「犯罪心理捜査官2」      「グランド・コントロール/乱気流」       「ツイスターインフェルノ2」 2000年「ポエトリー,セックス」◇ その他の出演者: Leo Rossi .... Cliff 'Scorpion' Albrect Ann Hearn .... Sally Fraser Carmen Argenziano .... D.A. Paul Rudolph Steve Antin .... Bob Joiner Tom O'Brien .... Larry Peter Van Norden .... Attorney Paulsen Terry David Mulligan .... Lieutenant Duncan Woody Brown .... Danny Scott Paulin .... Attorney Ben Wainwright Kim Kondrashoff .... Kurt Stephen E. Miller .... Polito Tom Heaton .... Bartender Jesse User Rating: 7.1/10 (4,732 votes) オトーサン、 「まあこんなものかも」 アカデミー賞最優秀主演女優賞受賞:ジョディ・フォスター User Comments: Donald Agustamarian London, England 2004年4月22日 ジョディの頭脳 ジョディ・フォスターが、この映画でアカデミー賞を取った年、 メリル・ストリープは、"A Cry In The Dark"でノミネートに終わった。 2つの映画とも、クライマックスは法廷だった。 ジョディとメリルを比べてみよう。 ジョデイの頭のよさが、演じている人物に悪い影を投げている。 証人席での"怒り"は、感動を欠いていた。 彼女は最高の演技をした。 美しい演技をした、演技を。 他方、メリルのほうは、証人席で心張り裂けるような風情だった。 その知性が、感情の奔流を妨げていないのだ。 ジョディは、いい女優であり、メリルは天才だ。 この映画の中心は、ジョデイの頭脳である。 「羊たちの沈黙」は、夢中にさせてくれたが、 この映画は、気が散る。 オトーサン、 「ふーん、分かるな、その気持ち」 メリルがアカデミー賞を取り損ねたのが、よほど悔しかったのでしょう。


レジェンド/光と闇の伝説

オトーサン、 「リドリー・スコット監督、トム・クルーズ主演か」 この組み合わせなら、面白くないはずはありません。 でも.... 原題:Legend (1985) 監督:Ridley Scott 脚本:William Hjortsberg Genre: Fantasy / Adventure / Romance Country: UK Language: English 上映時間」94分 あらすじ: これは、魔法のファンタジー映画である。 最後の一角獣を殺し、永遠の夜を作り出し、 妖精の姫と結婚しようとしている魔王に、 森の若者ジャックとその仲間たちが立ち向かう。 この映画には、Tangerine Dreamのものと、Jerry Goldsmithのものと 2つのちがう音楽が用意されている。. 出演者:: Tom Cruise .... Jack (ジャック) Mia Sara .... Princess Lily(リリー姫) Tim Curry .... The Lord of Darkness (暗黒の魔王) オトーサン、 「うーん、ほめようがないな」 強いていえば、魔王が怖かったくらいか。 この時期のトム・クルーズは、大したことないのです。 TOM CRUISE トム・クルーズ 誕生日 1962/7/3   出身 米ニューヨーク州シラキューズ 10歳の時に両親が離婚し、母に引き取られて育つ。 ハイスクール在学中はレスリングに熱中したが、ケガで断念。 俳優を志す。 卒業後、ディナーショーのミュージカルなどに出演していたが、 81年「エンドレス・ラブ」の端役をきっかけに「タップス」で大役を得る。 87年5月、ミミ・ロジャースと結婚するが、90年に離婚。 90年に現在の妻ニコール・キッドマンと結婚するが、2001年8月離婚。 活躍度 ◎→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1981年「エンドレス・ラブ」「タップス」 1983年「アウトサイダー」「爆笑!恋のABC体験」      「卒業白書」「栄光の彼方に」 1985年「レジェンド/光と闇の伝説」 1986年「トップガン」◇「ハスラー2」◇ 1988年「カクテル」◇「レインマン」 1989年「7月4日に生まれて」◇ 1990年「デイズ・オブ・サンダー」◇ 1992年「ア・フュー・グッドメン」◇「遙かなる大地へ」◇ 1993年「ザ・ファーム/法律事務所」◇ 1994年「インタビュー・ウイズ・ヴァンパイア」◇ 1996年「ザ・エージェント」◇「ミッション・インポッシブル」◇ 1998年「アイズ・ワイド・シャット」◇ 1999年「マグノリア」◇ 2000年「M:I−2」◇ 2001年「バニラ・スカイ」◇ 2002年「マイノリティ・リポート」      「スペース・ステーション」(ナ)      「オースティン・パワーズ ゴールド・メンバー」 2003年「コラテラル」 2005年「宇宙戦争」 TIM CURRY  ティム・カリー 誕生日 1946/4/19 出身 英チェシャー州 ブリンガム大学で演劇と英語を学び、 68年に「HAIR」で舞台デビューを飾る。 75年「ロッキー・ホラー・ショー」で映画デビュー。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1975年「ロッキー・ホラー・ショー」 1978年「ザ・シャウト/さまよえる幻響」 1980年「タイムズ・スクエア」 1982年「アニー」 1985年「殺人ゲームへの招待」「レジェンド/光と闇の伝説」 1987年「アーメン・ホラー・ショー/霊感商法をブッとばせ」 1990年「レッド・オクトーバーを追え」「IT/イット」(TM) 1991年「オスカー」「大人の愛しかた講座」 1992年「ホーム・アローン2」「お葬式だよ全員集合!」 1993年「三銃士」「ローデッド・ウェポン1」「ダークプロフェシー」(TM) 1994年「シャドー」「グリーン・ガリー/永遠の熱帯雨林」 1995年「コンゴ」 1996年「マペットの宝島」「ホット・ネイビー/カリブ海イケイケ大作戦」 1998年「アダムスファミリー サン 再結集」(TM)「ラグラッツ・ムービー」 1999年「小さな勇者バルトーク/イワン王子を救え!」 2000年「チャーリーズ・エンジェル」 2001年「最‘新’絶叫計画」「騎馬大王アッティラ/平原の支配者」      「ザ・ウルフ」(TM) その他の出演者: David Bennent .... Honeythorn Gump Alice Playten .... Blix Billy Barty .... Screwball Cork Hubbert .... Brown Tom Peter O'Farrell .... Pox Kiran Shah .... Blunder Annabelle Lanyon .... Oona Robert Picardo .... Meg Mucklebones Tina Martin .... Nell Ian Longmur .... Demon Cook Mike Crane .... Demon Cook Liz Gilbert .... Dancing Black Dress User Rating: 6.1/10 (8,134 votes) オトーサン、 「へぇ、5点台と思ったのに」 ・アカデミー賞ノミネート:メイクアップ賞 User Comments: Backlash007さん Kentucky 2001年10月1日 高く高く、火よ燃えよ この映画は、全編が純潔、善と悪、 光と闇をめぐるファンタジーである。 マジックに満ちた世界を美しく描く。 若きトム・クルースが主役だが、 ティム・カリーが、実に恐ろしく、彼が真の主役だ。 ほんとうにそうか、彼なのか? ティム・カリーといえば、悪者というより、 Transylvaniaの性転換した服装倒錯者を思い浮かべる。. 彼は、リアルに魔王を演じた。 信じられないほど、恐ろしかった。 とくに、80年代半ばのRob Bottinによるメイクが 大いに寄与している。. 全盛期の彼を打ち負かすメイクの天才はいないだろう。 これは、リドリー・スコットの金儲けの才能を如実に示した すばらしいファンタジー映画だ。 オトーサン、 「つまらなかったなぁ」 リドリー・スコットといえば名監督。 それが、なぜ、こんなに手間ヒマかけて、 この種の凡庸なファンタジー映画をつくるのか理解できませんでした。 「ディズニーに任せておけばいいのに」


頭上の敵機

オトーサン、 「おお、グレゴリー・ペック主演だ」 一も二もなく借りてしまいました。 「ローマの休日」以外にも名演が多いのです。 原題:Twelve O'Clock High (1949) 監督:Henry King 原作:Sy Bartlett /Beirne Lay Jr 脚本:Sy Bartlett /Beirne Lay Jr / Henry King Genre: Drama / War Color: Black and White 上映時間:132分. あらすじ: 物語は、白昼攻撃によるドイツ急襲の初期を描く。 イギリスのアーチベリー飛行場は、 アメリカ空軍第918爆撃隊の基地だった サベージ准将は、 先任の温情家のダベンポート大佐に代わり 爆撃隊の指揮を取らなければならなくなる。 出撃21機中、帰還13機、 そんな厳しい状況で士気が落ちた隊員たちに 活を入れようとして反目を買い、苦闘する。 苦境を乗り越えた後、彼は襲いかかる頭上の敵機と何度も戦う。. 軍が撮影した当時の映像が使われている。 出演者:: Gregory Peck .... Brig. Gen. Frank Savage (サベージ准将) Dean Jagger .... Maj. Harvey Stovall(ストーバル副官) Gary Merrill .... Col. Keith Davenport (ダベンポート大佐) オトーサン、 「グレゴリー・ペック、うまい!」 目の動きだけのラストシーン。 うまいなんていうものじゃありません。 副官役のディーン・ジャガー、いい味を出していました。 GREGORY PECK  グレゴリー・ペック 誕生日 1916/4/5-2003/6/12  出身 米カリフォルニア州 44年「栄光の日々」(1944年)で映画デビュー。 44年「王国の鍵」46年「子鹿物語」47年「紳士協定」49年「頭上の敵機」で アカデミー賞主演男優賞にノミネート。 62年「アラバマ物語」のフィンチ弁護士役でアカデミー賞主演男優賞受賞。 出演作 1944年「炎のロシア戦線」「王国の鍵」 1945年「愛の決断」「白い恐怖」 1946年「子鹿物語」「白昼の決闘」 1947年「決死の猛獣狩」「紳士協定」「パラダイン夫人の恋」 1948年「廃墟の群盗」 1949年「頭上の敵機」 1950年「拳銃王」 1951年「勇者のみ」「艦長ホレーショ」「愛欲の十字路」 1952年「世界を彼の腕に」「キリマンジャロの雪」 1953年「ローマの休日」 1954年「春風と百万紙幣」「夜の人々」 1955年「紫の平原」 1956年「灰色の服を着た男」「白鯨」 1957年「バラの肌着」 1958年「大いなる西部」 1959年「勝利なき戦い」「悲愁」 1960年「渚にて」 1961年「ナバロンの要塞」 1962年「恐怖の岬」「アラバマ物語」「西部開拓史」 1963年「ニューマンという男」 1964年「日曜日には鼠を殺せ」 1965年「蜃気楼」 1966年「稲妻の2年10ヶ月」(ナ)「アラベスク」 1968年「レッドムーン」 1969年「マッケンナの黄金」「0の決死圏」「宇宙からの脱出」 1971年「新・ガンヒルの決闘」 1974年「荒野のガンマン無宿」 1976年「イッツ・ショー・タイム」「オーメン」 1977年「マッカーサー」 1978年「ブラジルから来た少年」 1980年「シーウルフ」 1987年「サイレント・ボイス/愛は虹にのせて」 1989年「私が愛したグリンゴ」 1991年「アザー・ピープルズ・マネー」「ケープ・フィアー」 1993年「愛のポートレイト」 1995年「想い出のロジャー・ムーア」 1998年「モビー・ディック」 DEAN JAGGER  ディーン・ジャガー 誕生日 1903/11/7-1991/2/5 出身 米オハイオ州 49年「頭上の敵機」でアカデミー助演男優賞受賞。 出演作 1941年「嘆きの白薔薇」「西部魂」「オマハ街道」 1942年「太陽の谷間」 1945年「大空に散る恋」 1946年「世界の母」 1947年「追跡」 1949年「頭上の敵機」 1950年「シエラ」「虐殺の街」 1951年「狙われた駅馬車」「インディアン航路」 1952年「マイ・サン・ジョン/赤い疑惑」「鉄路に賭ける男」 1953年「聖衣」 1954年「ホワイト・クリスマス」「重役室」「地獄の掟」 1955年「日本人の勲章」「レイテ沖海戦/永遠の海原」 1956年「ボスを倒せ!」「怪獣ウラン」「宇宙への挑戦」 1957年「四十挺の拳銃」「B52爆撃隊」「バーナディン」 1958年「誇り高き反逆者」 1959年「尼僧物語」「札束とお嬢さん」 1960年「エルマー・ガントリー/魅せられた男」 1961年「二十歳の火遊び」 1962年「ジャンボ」 1967年「体当り決死隊」 1968年「ファイヤークリークの決斗」「ガンマンの対決」 1969年「殺人者の影を追え」(TM) 1970年「灰色の秘密結社」(TM) 1971年「バニシング・ポイント」 1972年「謎のジェット戦斗機」(TM)「暗黒の檻を暴け」(TM) 1973年「惑星テラ」(TM) 1976年「リンドバーグ二世誘拐事件」(TM) 1977年「エンド・オブ・ザ・ワールド/死を呼ぶエイリアン脱出計画」 1978年「ブルース・リー/死亡遊戯」 1980年「冤罪」(TM)「アリゲーター」 その他の出演者: Hugh Marlowe .... Lt. Col. Ben R. Gately Millard Mitchell .... Maj. Gen. Ben Pritchard Robert Arthur .... Sgt. McIlhenny Paul Stewart .... Maj. 'Doc' Kaiser John Kellogg .... Maj. Joe Cobb Robert Patten .... 2nd Lt. Jesse Bishop Joyce Mackenzie .... Nurse lieutenant in hospital Don Hicks .... Lt. Wilson Lee MacGregor .... Lt. 'Zimmy' Zimmerman Sam Edwards .... Lt. Birdwell (918th Bomb Group pilot) Roger Anderson .... Fred (interrogation officer) John Zilly .... Sgt. Ernie User Rating: 7.7/10 (2,155 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 ・アカデミー賞受賞 助演男優賞:ディーン・ジャガー 音響賞 ・同ノミネート  作品賞  主演男優賞:グレゴリー・ペック User Comments: tfrizzellさん United States 2002年12月12日 指揮官たちは、いつも厳しいわけではない。 これは貴重な戦争映画である。 第2次世界大戦における見逃されてきた 爆撃隊の役割に焦点を当てている。 この映画、テーマを適切に扱っている。 だが、132分は長過ぎて、最後が物足りない。 グレゴリー・ペックは、痛手を蒙ってぼろぼろになり、 愛国心を失ってしまった飛行士たちの再訓練に赴く役だ。 ペックの副官役として、 ディーン・ジャガーの手堅い演技が光っていた。 白昼爆撃のシーンでは、実際の空中戦の映像が使われている。 まったくのところ、悪い映画ではない。 だが、興奮したり、面白がれる映画ではない。 面白いところも、退屈なところもある。 10点満点で8点。 オトーサン、 「注目すべき戦争ドラマだ!」 戦争物は好きではありませんが、 ドラマの舞台としては、これ以上のものはないでしょう、 何といっても、生死の境なんですから。 戦争映画では、役者の演技力が試されます。 でも、近年は、戦争の記憶が薄れてきて、 システムの戦いに変容しているせいか、 ゲームのような戦争映画が増えてきました。 それじゃないとつまらんという若いひとも増えてきました。 「でも、それはちがうんだなぁ」


ステート・フェア

オトーサン、 「ステート・フェア、知らんなぁ」 直訳すると、州のお祭り」、「共進会」ともいいます。 「産業振興の目的で農作物や工業製品を出品させ、 一般に展覧して品評、審査する会」だそうです。 原題:State Fair (1945) 監督:Walter Lang 原作:Philip Stong 脚本:Oscar Hammerstein II 脚色:Paul Green / Sonya Levien Genre: Musical / Romance 上映時間:110分 あらすじ: フレーク一家は、農業と牧畜を営んでいる。 娘のマージーは、アイオワのステート・フェアに行こうと言われるが、 気が進まない。 初日、マギーと兄のウェインは、魅力的な興奮に出会う。 父親の養豚、ブルーボーイが受賞するのだ。 フェアが進むにつれて、ロマンスも進展する。 だが、フェアが終わったら、 恋人たちは別れなければならないのだろうか? 出演者: Jeanne Crain .... Margy Frake(マージー) Dana Andrews .... Pat Gilbert (パット) Dick Haymes .... Wayne Frake(ウェイン) Vivian Blaine .... Emily Edwards (エミリー) オトーサン、 「光輝いているなぁ」 20歳前後の女性の美しいこと。 何をやっても、絵になります。 脇役陣の大活躍で、大いに楽しめました。 JEANNE CRAIN  ジーン・クレイン 誕生日 1925/5/25 出身 米カリフォルニア州バーストウ 活躍度 ▲↓ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1944年「勝利の園」 1945年「ステート・フェア」「哀愁の湖」 1949年「三人の妻への手紙」 1950年「一ダースなら安くなる」 1952年「人生模様」 1954年「ジャングルの決闘」 1953年「星のない男」「紳士はブルーネット娘と結婚する」 1956年「必殺の一弾」 1957年「抱擁」 1960年「大爆破」 1967年「爆走52マイル」 1972年「ハイジャック」 その他の出演者: Charles Winninger .... Abel Frake(父親) Fay Bainter .... Melissa Frake (母親) Donald Meek .... Hippenstahl Frank McHugh .... McGee Percy Kilbride .... Dave Miller Harry Morgan .... Barker Jane Nigh .... Eleanor William Marshall .... Marty Phil Brown .... Harry Ware rest of cast listed alphabetically: Paul Harvey .... Simpson (managing editor) User Rating: 7.1/10 (429 votes) オトーサン、 「いいねぇ。別天地だ!」 ・アカデミー賞主題歌賞受賞: IT MIGHT AS WELL BE SPRING  同ノミネート:ミュージカル映画音楽賞 User Comments: Neil Doyleさん U.S.A. 2001年5月29日 甘く、単純で、チャーミングな総天然色ミュージカル映画。 1962年のリメイクよりもいい... この映画、当時の風潮に合致していた。 歌と物語を、アクションを中断せずに統合しようというのだ。 これは「オクラホマ」を製作したRodgers & Hammerstein 流である。 映画の出だしは、"Our State Fair"をいろんな登場人物が歌う。 問題があるとすれば、さしたる筋書きがないこと。 唯一のサスペンスは、フェアで優勝できるかどうか その答えは、まもなく分かる。 そして、最後に、誰が誰と結ばれるか、 これも、すぐに答えが分かる。 たわいない筋書きだが、 若くあでやかなジーン・クレインを拝める。 (彼女、当時は人気絶頂だった) Dana Andrews、Vivian Blaine、Dick Haymesは、 どんな映画にも喜びをかもしだす名優たちだ。 そして、勿論、有名な作曲家チームの手になるステキな歌の数々。 "It Might As Well Be Spring", (実際に歌っているのは、Annette Warren) そして、"It's A Grand Night For Singing"。. Vivian Blaine は、 "That's For Me"を歌うチャンスを得る。 女性歌手Dick Haymes 同様、輝いていた。 "American as apple pie"という物語のイメージを強めるために、 Fay Bainterが、母親役でキッチンに立ち、 ジャムをかきまぜる。 一方、その夫役のCharles Winningerがコミカルな演技をみせる。 誰が何と言おうとも、 これは見て楽しい映画だ。 1940年代半ばのFOXのカラー撮影が美しい。 そして、アカデミー賞受賞の歌がある。 "It Might As Well Be Spring."だ。 1964年のひどいリメイク作品よりも、 1930年代初期のJanet Gaynor主演のものよりもいい。 オトーサン、 「日本が終戦を迎えていた時期、 アメリカでは、こんなノーテンキな映画が流行していたなんて、 とても、信じられません。 9.11テロ後のアメリカ人たちも 親の世代が、こんなに単純で幸せだったなんて、 信じられないのではないでしょうか?


映画の採点簿

ステート・フェア                     *****
頭上の敵機                              *****
レジェンド/光と闇の伝説                ****  
告発の行方                              *****
静かなる男                              ****  
舞台よりすてきな生活                    *****
パーマネント ミッドナイト              ****  
恍惚                       ****  
赤いアモーレ                            *****
靴に恋して                     ****  
麦秋                              *****
楢山節考                                *****
ヴェロニカ・ゲリン                      *****
ハロー・ドーリー!                      *****
ブルベイカー                            ****  
電撃フリントGO!GO!作戦            ****  
ファントム・オブ・ザ・パラダイス        ****  
愛の選択                                ***    
海と毒薬                                *****
スケアクロウ                            *****
アイランド                              **** 
ザ・ウエスト・ウィング                  **** 
ドッジボール                            *****
キスへのプレリュード                    **** 
コマンチェロ                      **** 
殺人調書/Q&A                      **** 
亡国のイージス                          **** 
サベイランス/監視                      **** 
どら平太                             *****
審判                                 *****
ゼイ・ウォッチ                          **** 
トウキョウ アンダーグラウンド           **** 
ジョンソン一家のババババケーション!    ***    
地球で最後のふたり                      **** 
桜の園                               *****
ミラクル                             *****
ガーフィールド                          **** 
恋のおかたづけしましョ                  **** 
世界でいちばん不運で幸せな私            *****
Xーファイル(終章)901-902             **** 
テインメン 事の起こりはキャデラック    *****
キャロルの初恋                          **** 
ノーラ NYの歌声                      **** 
小さな魔法使いと秘密の城                ****  
キングスパイダー                        ***   
あの日あのとき                          **** 
ヒトラー 〜最期の12日間〜               *****
スタスキー&ハッチ                      ****  
コンバッション                          ****  
12人の優しい日本人                    ****  
蒲田行進曲                              *****
マダガスカル                            ****  
皇帝ペンギン                            *****
マザーテレサ                            ****  
ラストマップ:真実を探して              *****
エトワール                              ****  
運命を分けたザイル                      *****
ピアニスト                         *****
アタメ 私をしばって!                   *****
チャーリーとチョコレート工場            ****  
打撃王                                  *****
吸血鬼キラー 聖少女バフィー            ***   
めぐり逢えたら                        *****
二十日鼠と人間                          *****
嵐の季節                                ****  
おとぼけオーギュスタン                  ****  
狂っちゃいないぜ                      ****  
姉のいた夏、いない夏                    ****  
みすず                        ****  
シンデレラマン                          *****
美しい夏キリシマ                        *****
グリーンカード                        *****
アイリスへの手紙                        ****  
阿弥陀堂だより                          ****  
ふたりの5つの分かれ道                  ****  
青春の殺人者                            ****  
セイクレッド・プラネット/生きている地球 ***    
サマーリーグ                            ****  
サイボーグ                             ****  
みんなの歌                           *****
アイル・ビー・ゼア                      *****
シン・シティ                        *****
理想の女(ひと)                       *****
巨大なる戦場                            ****  
サハラ戦車隊                            ****  
コレヒドール戦記                        ****  
アメリカ交響楽                        ****  
東京物語                           *****
ラヂオの時間                          *****
ルパン                            ***  
ペレ                            ****  
ハモンド家の秘密                        ****  
月はどっちに出ていた                    **** 
きみに読む物語                          *****
蝉しぐれ                          ****  
ロシアン・レジェンド 皇帝の密使        ****  
熱き愛に時は流れて                      ****  
萌の朱雀                                ****  
おかしなホテル                          *****
名探偵ポワロ                            ****  

表紙に戻る