オトーサンの2006年その1

ほのぼの映画批評

前口上

もう映画は、DVDで見る時代。
DVDプレイヤーの世帯普及率は、70%とか。
携帯でいつでもどこでも見る時代へ。   

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目次

2074 THE MYTH/神話(2005) 2073 用心棒(DVD 1961) 2072 シーズン・チケット(DVD 1991) 2071 シティ・スリッカーズ(DVD 1991) 2070 ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ (2005)
2069 スウェー★ニョ(DVD 2005) 2068 フォー・ルームス(DVD 1995) 2067 SPIRIT スピリット(2006) 2066 メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬(2005) 2065 ジェラルド・バトラー in THE GAME OF LIVES(DVD 2005)
2064 シロクマ物語(DVD 2005) 2063 ヒストリー・オブ・バイオレンス(2005) 2062 招かざる恋人(DVD 2005) 2061 マンダレイ(2005) 2060 ロボッツ(DVD 2005)
2059 サバンナ(DVD 2001) 2058 ナッシング(DVD 2003) 2057 やさしくキスをして(DVD 2004) 2056 Dearフランキー(DVD 2004)> 2055 マラソン(DVD 2005)
2054 レオポルド・ブルームへの手紙(DVD 2002) 2053 猫のミヌース(DVD 2001) 2052 プレシディオ殺人事件(DVD TV2005) 2051 シリアナ(2005) 2050 ブロークバック・マウンテン(2005)
2049 下妻物語(DVD 2004) 2048 アメリカ、家族のいる風景(2005) 2047 メリー・ポピンズ(VTR 1964) 2046 壬生義士伝(DVD 2003) 2045 ボー・ジェスト(DVD 1939)
2044 ウォーク・ザ・ライン/君につづく道(2004) 2043 16歳の合衆国(DVD 2003) 2042 県庁の星(2006) 2041 フレンチなしあわせのみつけかた(DVD 2004) 2040 サラ、いつわりの祈り(DVD 2004)
2039 ナルニア国物語(DVD TV1988) 2038 フォー・ザ・ボーイズ(DVD 1991) 2037 パッチギ!(DVD 2004) 2036 べルリン、ぼくらの革命(DVD 2004) 2035 ユートピア(DVD 2003)
2034 運命の扉(DVD TV1986) 2033 ストレンジ・ピープル(DVD 1991) 2032 クラッシュ(2004) 2031 プロミス(2005) 2030 ボブ・ディランの頭のなか(DVD 2003)
2029 さよなら、さよならハリウッド (DVD 2002) 2028 ジャーヘッド(2005) 2027 終わりで始まりの4日間 (DVD 2004) 2026 影のない男(DVD 2004) 2025 白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々(2005)
2024 若草物語(DVD 1949) 2023 チャンピオン(DVD 1949) 2022 Wの悲劇(DVD 1984) 2021 フライトプラン(2005) 2020 おわらない物語 アビバの場合 (DVD 2004)
2019 ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(DVD 2004) 2018 ミュンヘン(2005) 2017 単騎、千里を走る。(2005) 2016 ラスト・ボーイスカウト(DVD 1991) 2015 オリバー・ツイスト(2005)
2014 ホテル・ルワンダ(2004) 2013 世界の中心で、愛を叫ぶ(DVD 2004) 2012 チャイルド・プレイ チャッキーの種(DVD 2004) 2011 モディリアーニ 真実の愛(DVD 2004) 2010 歌え!ロレッタ愛のために(DVD 1980)
2009 イノセント・ボイス 12歳の戦場(2004) 2008 午後の遺言状(DVD 1995) 2007 博士の愛した数式(2005) 2006 コニーとカーラ(DVD 2004) 2005 プルーフ・オブ・マイ・ライフ(2005)
2004 パズラー(DVD TV2004) 2003 Mr.3000(DVD 2004) 2002 彼女は夢みるドラマ・クイーン(DVD 2004) 2001 ウエディング(DVD 1978) 2000 ハービー 機械じかけのキューピッド(DVD 2005)
1999 トゥー・ピッグス(DVD TV2004) 1998 だめんずコップ (DVD 2001) 1997 0:34 レイ_ジ_34_フン(DVD 2004) 1996 Mr.レディMr.マダム(DVD 1978) 1995 ホットショット(DVD 1991)
1994 デーモンラヴァー(DVD 2002) 1993 ソルトン・シー(DVD 2002) 1992 検屍官(DVD TV2002) 1991 リチャード・ニクソン 暗殺を企てた男(DVD 2004) 1990 エメラルド・カウボーイ(DVD 2002)
1989 スタンドアップ(2005) 1988 タッチ・オブ・スライス(DVD 2003) 1987 プライドと偏見(2005) 1986 きいてほしいの、あたしのこと-ウィン・ディキシーのいた夏(DVD 2005) 1985 THE 有頂天ホテル(2005)
1984 お引っ越し(DVD 1993) 1983 秘密のかけら(2005) 1982 シコ ふんじゃった。(DVD 1992) 1981 プライド 栄光への絆(DVD 2004) 1980 ベル・エポック(DVD 1992)
1979 ランド・オブ・プレンティ(2004) 1978 ヘッドハンター(DVD 2005) 1977 天空の草原のナンサ(2005) 1976 ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ(DVD 2005) 1975 ドン・ジュアン(DVD 1998)


THE MYTH/神話

オトーサン、 「ジャッキー・チェンか、幾つになったかなぁ?」 あの激しいアクションも、そろそろ見納めでしょう。 埼玉県の三郷MOVIXへはじめて行ってみました。 「すごねぇ、東京には、こんなのないよ」 パパがママと坊やに話していました。 12シアターも、ありました。 原題:San wa (2005) 監督:Stanley Tong 脚本:Hai-shu Li/Stanley Tong /Hui-Ling Wang Genre: Action / Adventure / Comedy / Drama / Fantasy Country: China / Hong Kong Language: Mandarin / Hindi / Korean / Cantonese / English 上映時間:120分 あらすじ: オトーサン、 「IMDbサボっている」 しょうがないので、書き下しましょう。 考古学者ジャックの夢枕には、しばしば美女が出てくる。 夢の中の彼は、秦の始皇帝の信頼厚いモンイー将軍になっていて、 隣国・朝鮮から迎える新しい妃、玉漱の警護を命じられている。 国境で、王妃の警備を引き継いだとき、 王妃と婚約したチェ将軍が追ってきて、激しい戦闘になる。 王妃の乗った馬車が崖から転落し、 モンイーは王妃を救うために、谷底へ身をおどらせた。 ぐっしょり汗をかいて目覚めると、現代に戻っていて、 反重力の研究者で親友のウィリアムがやってきて、 インドの古代遺跡へ行こうと誘う。 {おお!」 導師が、信者の群集の上に浮遊しているではないか! 2人は、霊廟に忍びこみ、反重力の隕石を入手するが、 墓泥棒として追われる身になる。  再び、夢の世界に戻ったモンイーは、 幾多の困難を乗り越え、目的地の万里の長城へとたどりつき、 無事、任務を果たし終えた。 だが、王妃は、モンイーとの別れを拒むのだった。 2人は、すでに相思相愛の仲になっていたのだ。 出演者: Jackie Chan .... Jack/General Meng-yi(ジャック) Hee-seon Kim .... Ok-soo (玉漱) オトーサン、 「なるほど、こういう手もあったか」 アクションを減らし、筋書きやCGで勝負してきました。 長い芸暦ですね。感心してしまいます。 これだけ頑張っているのですから、 自分の娘の年頃の絶世の美女とラブシーンを演じても、 まあ、許せるのではないでしょうか。 JACKIE CHAN ジャッキー・チェン 誕生日 1954/4/7  出身 香港九龍 活躍度 ○→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆☆☆☆ コメディ ☆☆☆☆☆★ 出演作 1962年「大小黄天覇」 1971年「ジャッキー・チェンのファイティング・モンキー/昇竜拳」 1972年「アンジェラ・マカオの女活殺拳」 1973年「ジャッキー・チェンのヤング・タイガー」 1974年「ジャッキー・チェンの鉄指拳」「燃えよジャッキー拳」      「金瓶梅」 1975年「ジャッキー・チェンの飛龍拳」 1976年「新ドラゴン怒りの鉄拳」      「ジミー・ウォング&ジャッキー・チェン/キラー・ドラゴン流星拳」       「スネーキー・モンキー蛇拳」「レッド・ドラゴン」 1977年「ジャッキー・チェンの少林寺木人拳」「成龍拳」 1978年「蛇鶴八拳」「ジャッキー・チェンの拳精」       「ドランクモンキー/酔拳」       「ジャッキー・チェンの燃えよ!飛龍神拳」       「ジャッキー・チェンの龍拳」       「ヤング・ボディガード/神拳」       「ジャッキー・チェンの鉄指拳」 1979年「クレージー・モンキー笑拳」       「ドランクマスター/酒仙拳」 1980年「ヤング・マスター/師弟出馬」       「バトルクリーク・ブロー」 1981年「キャノンボール」 1982年「ドラゴン特攻隊」       「ジャッキー・チェンの醒拳」「ドラゴンロード」 1983年「キャノンボール2」 1984年「五福星」「プロジェクトA」「スパルタンX」 1985年「七福星」「大福星」「ファースト・ミッション」       「プロテクター」「ポリス・ストーリー/香港国際警察」 1986年「サンダーアーム龍兄虎弟」       「クラッシュ・エンジェルス/失われたダイヤモンド」 1987年「プロジェクトA2」 1988年「サイクロンZ」「ポリスストーリー2 九龍の眼」 1989年「奇蹟 ミラクル」 1990年「ストロンゲスト」「プロジェクト・イーグル」 1991年「炎の大捜査線」 1992年「ツイン・ドラゴン」「ポリス・ストーリー3」 1993年「シティーハンター」「プロジェクトS」       「新ポリス・ストーリー」 1994年「酔拳2」 1995年「デッドヒート」「レッド・ブロンクス」 1996年「ファイナル・プロジェクト」 1997年「ナイスガイ」◇ 1998年「ラッシュアワー」◇「アラン・スミシー・フィルム」       「ドラゴン 栄光への軌跡」 1999年「フー・アム・アイ」◇「ゴージャス」△「喜劇王」△       「ジェネックス・コップ」△ 2000年「シャンハイ・ヌーン」◇ 2001年「ラッシュアワー2」◇「アクシデンタル・スパイ」◇ 2002年「タキシード」◇ 2003年「シャンハイ・ナイト」◇「ツインズ・エフェクト」◆       「メダリオン」◇ 2004年「80デイズ」◇「香港国際警察 NEW POLICE STORY」◇       「花都大戦 ツインズ・エフェクトU」◆ 2005年「THE MYTH 神話」◇ その他の出演者: Tony Leung Ka Fai .... William Mallika Sherawat .... Indian Princess Ken Lo .... Mr. Koo's Bodyguard Ram Gopal Bajaj .... The Guru Min-su Choi Hayama Go Sudhanshu Pandey Bing Shao Zhou Sun Patrick Tam Ken Wong User Rating: 6.1/10 (1,045 votes) オトーサン、 「ま、こんなものかも」 User Comments: Knight Palladinさん 2005年9月25日 新しい役での愉快なジャッキー・チェン 今日見てきた。 秦王朝の頃の武器、鎧、戦術、いずれも本物で、 細部にまで注意が行き届いている。 絶世の美女である韓国の王女も、適役だった。 現代のシーンと、 売り物のジャッキー・チェンの古代の戦闘シーンが 交互に出てきて、面白い映画だった。 この新しいインディ・ジョーンズ・タイプの役は、 確かに新鮮だ。 警官役は、もう古臭くなった。 終わりも、ジャッキー・チェン映画にしては、目新しい。 恐らく、次の時代を示唆しているのだろう。 誰もがハッピー、悪人は刑務所入り、 善人は報われるという定型は、願い下げ。 本物のロケ地毎に、ネイティブ・スピーカーが話す 北京語、韓国語、広東語、英語、ヒンズー語は、新鮮だった。 誇張した他言語は、もう願い下げだ。 オトーサン、 「ジャッキー・チェンも、出世したもんだ」 秦の始皇帝の信頼厚いモンイー将軍とは...ねぇ。 ○始皇帝 BC259-210. 秦の第31代国王(在位 BC46-221)で、   中国史上最初の統一帝国・秦の初代皇帝)。 姓名は贏政(趙政)。実父は権臣・呂不韋。 13歳で即位した後、16年にして中国全土を統一、 「王の上の王」を意味する「皇帝」の称号を史上初めて用いた。 その施政は、従来の「封建制」に代わって「郡県制」を敷き、 度量衡・貨幣・文字の統一を図った。 また、春秋・戦国時代を通じて諸国が建設した長城をつなげ、   「万里の長城」の基礎を作った。  出典:http://www004.upp.so-net.ne.jp/teikoku-denmo/no_frame     /history/kaisetsu/jinmei/femperor.html


用心棒

オトーサン、 久しぶりに、柏市図書館沼南分館へ。 「もう借りるのないなぁ、クロサワしか」 古い映画だけに、ノイズだらけを覚悟していましたが、 鮮明なハイビジョン映像でした。 原題:用心棒 (1961)     The Bodyguard 監督:黒澤明 脚本:菊島隆三、黒澤明 Genre: Drama / Action / Crime / Thriller Color: Black and White 上映時間;110分 用心棒は、さすらいの侍である。 19世紀末の田舎町へと迷いこんできた。 宿屋の主人から、この町ではギャングの2大勢力が対立していると聞く。 そこで、一方につき、他方と対決することにする。 だが、ギャングの息子で、ずる賢い卯之助が 拳銃をもって戻ってきたことで、事態はややこしくなる。 用心棒は、虐待されていた女性とその夫と子どもを再会させたが、 卯之助によって半殺しの目に会う。 卯之助が、敵のギャングたちを虐殺する間、 用心棒は、宿屋の主人の手引きで逃亡する。 だが、近くのお寺にひそみ、身体が回復したとき、 宿屋の主人が虐待されていることを知り、 卯之助と対決するために町へと戻っていく。 出演者: 三船敏郎 .... 桑畑三十郎   仲代達矢 .... 新田の卯之助  志村喬造 .... 酒屋徳右衛門 オトーサン、 「いいねぇ、世界のミフネだけあって」 若き仲代達矢さんも、魅力的でした。 端役でしたが、 ジェリー藤尾さんの顔も見えました。 「すごいなぁ、クロサワ映画に出ていたなんて」 その他の出演者: 司葉子..... 小平の女房ぬい. 山田五十鈴..... 清兵衛の女房おりん 加東大介..... 新田の亥之吉 河津清三郎..... 馬目の清兵衛  太刀川寛.....清兵衛の倅与一郎  夏木陽介.....百姓の小倅 東野英治郎.....居酒屋の親爺 藤原釜足..... 名主多左衛門 沢村いき雄....番屋の半助 渡辺篤..... 棺桶屋 藤田進.....用心棒本間先生  山茶花究....新田の丑寅 西村晃..... 無宿者の熊  加藤武.....無宿者の瘤八  谷晃.....丑寅の子分亀 ジェリー藤尾..... 丑寅の子分賽の目の六 天本英世....清兵衛の子分弥八 User Rating: 8.3/10 (11,642 votes)          top 250: #118 オトーサン、 「おお、世界の名画118位だ!」 ・ヴェネチア映画祭:主演男優賞 三船敏郎 ・アカデミー賞ノミネート:衣装デザイン賞(白黒) User Comments Rick Peachさん USA 1999年9月26日 クロサワ... ほんのひと握りの監督が、 黒澤明流の雰囲気を作り出せる。 ほんのひと握りの。 「用心棒」は、埃っぽい道を歩いている 浪人のトラッキング・ショットではじまる。 カメラは、賢明にも、三船敏郎演じるサムライの後ろにとどまるので、 彼の顔や表情をみることはできない。 サムライは、やけっぱちになっている。 三船には、主君も、金もない。 黒澤は、彼の絶望をみせようとしない。 その代わりに、頭の後ろに焦点を当て、 映画史上もっとも記憶に残る人物をつくりあげた。 この映画は、何度も模倣された。 現代アクション映画のなかで、もっとも影響力のあるものとなった。 だが、「用心棒」は、アクションづくめではない。 黒澤は、登場人物と筋書きづくりに時間を費す。 この主君なきサムライが、見知らぬものに深い同情心をもっていることは、 現代アクション映画とまったく異なる点である。 主役の三船敏郎は、魔術的だ。 彼がいない間も、ずっと彼の存在が感じられる。 映画フアンなら、この映画を見るべきだ。 その作品を信頼しあう監督と主演俳優のカンペキなお手本である。 オトーサン、 「気持ちいいねぇ、  外人に手放しでほめられるなんて」 この名画、日本の宝物を見事に修復したひとたちに拍手! ○テレシネ監修:撮影監督・斎藤孝雄氏の言葉  『姿三四郎』から『まあだだよ』まで約50年間になりますが、  モノクロ作品だとフィルムのキズ、カラー作品だと褪色が問題になってきます。  また作品の内容がそれぞれ違うように、映像も作品ごとにトーンがちがうので、  フィルムの保存状態も考えると、  すべてを同じ調子でテレシネをしていいわけではありません。  ビデオからレーザーディスクへと移行する段階で、  映像のクオリティは格段に良くなりましたが、  DVDではさらに高いクオリティが要求されています。  現在では最新のデジタル技術を使うことにより、  作品をオリジナル通りに修正することも可能になりました。  こうしたことを踏まえて、今回はオリジナル・ポジの段階から具体的な指示をして  ニュープリントを起こし、丁寧に修復を行いましたので、  作品ごとの特色をかなり忠実に再現することが出来たと思います。  最高の修正、修復を、今後のために是非とも残したいと思います。    出典:黒澤明 東宝DVDオフィシャルサイト http://www.kurosawatoho-dvd.com/001/01.htm


シーズン・チケット

オトーサン、 WBC優勝で、W杯でサッカーも優勝? そんなことはないでしょうが、 久しぶりに、サッカー映画をみる気分になりました。 原題:Purely Belter (2000) 監督・脚本:Mark Herman 原作:Jonathan Tulloch Genre: Comedy / Drama Country: UK Language: English 上映時間:99分 あらすじ: 2人のティーン・エージャーは、 お金欲しさに、何でもやってしまう。 地元サッカーチームのシーズン・チケットを入手したいのだ。 出演者: Chris Beattie .... Gerry McCarten(ジェリー) Greg McLane .... Sewell(スーエル) オトーサン、 「ただのガキだけどなぁ」 デブとチビの組み合わせは、成功していますが。 その他の出演者: Charlie Hardwick .... Mrs. McCarten Roy Hudd .... Mr. Sewell Tim Healy .... Mr. McCarten Kevin Whately .... Mr. Caird Jody Baldwin .... Gemma Kerry Ann Christiansen .... Bridget Tracy Whitwell .... Clare Kate Garbutt .... Baby Sheara Laura Garbutt .... Baby Sheara Su Elliot .... Mrs. Brabbin Daniel James Lake .... Matthew Brabin Tracey Wilkinson .... Mrs. Caird Libby Davison .... Miss Warren User Rating: 6.7/10 (536 votes) オトーサン、 「お、こんなに高いのか」 User Comments: steve-thompさん from Victoria, Australia 2003年1月3日 ま、みなはん、借りに行かはれ ソーシャル・リアリズム映画である。 下層階級のユーモア、不運、悲劇的コメディがふんだんにある。 笑っていいのか、泣くべきなのか、迷うシーンもある。 幸い、全体的には、愉快なセンスがある。 主役のティーン・エージャー2人は、わが道を行く。 苦しい通過儀礼を何とか楽観的で陽気にくぐりぬけようとしている。 生活福祉のみじめな生活、暴力、酒と麻薬の人生が待っているが、 旺盛な適応力と持ち前の樂観で、何とかやっていけそうである。 少年らは、多くの悪事を犯すが、 監督は、それを正当化したり、合法化するのに手間をかけている。 家に泥棒に入るが、それは実は執念深い教師の家だったとか、 銀行強盗が、最後に、喜劇に終わるとか。 ラストシーンは意味深い。 彼らは、”夢”を実現するが、それは予期せぬ形であり、 いかにも、都会生活らしいやりかただった。 この映画のもっともリアルで胸が痛むのは、家族である。 家族は破壊され、ばらばらで、苦い。 登場人物たち自身がわかっているように、 何者かになるには、いい父親が必要なのだ。 ゲーリーの父親は、暴力的で、のんだくれ、 気の向くままに、家に出入りする。 スーエルのほうは、高齢の祖父と暮らしており、両親を知らない。 家族は、少年らに何も教えてくれない。 ガイダンスも、慰安も、安全も提供しない。 だから、少年たちは、自立できず、年に似合わず、ずっとずる賢くなるのだ。 見ていて恐ろしくなる。 Alan Shearerが、ゲストで顔をみせている。 スリルを覚えるひともいるかも。 オトーサン、 「何だ、サッカー映画じゃなかった」 宣伝マンのセンスを疑います。 ところで、この少年たち、高価なシーズン・チケットを どのようにして入手したか、分かりますか? ネタバレになりますが、ヒントを。 「へ、へ、へ。このビル、案外いいじゃん」 工販合併で、いやいや後楽園の高層ビルに 移転させられたときに、漏らした言葉です。 その後、ドームになってしまって、がっかりしましたが。


シティ・スリッカーズ

オトーサン、 「現代の西部劇か」 中年の危機を迎えた男3人が、 牛追いを体験するなかで、出口を発見する。 シティ・スリッカーズとは、ヤワな都会っ子という意味。 原題:City Slickers (1991) 監督:Ron Underwood 脚本:Lowell Ganz/Babaloo Mandel Genre: Adventure / Comedy / Western 上映時間:112分 あらすじ: ミッチは、大都会に住む中年男。 ラジオ局の広告販売係をやっている。 友人のエドとフィルも、中年の危機の最中。 ミッチの誕生日の記念に、2週間の休暇をとり、 ニューメキシコからコロラドまでの西部でカウボーイごっこをやる。 出会ったのは、カウボーイのカーリーだった。 彼に、どうすれば本物のカウボーイになれるかを教わる。 だが、それだけでなく、西部の大自然のなかで いくつかの貴重なことも学ぶのだった。 出演者: Billy Crystal .... Mitch Robbins (ミッチ) Daniel Stern .... Phil Berquist (フィル) Bruno Kirby .... Ed Furillo(エド) Jack Palance .... Curly Washburn (カーリー) オトーサン、 「ビリー・クリスタル、憎めない男だなぁ」 受賞したジャック・パランス 、 もうちょっと出番が欲しいところです。 BILLY CRYSTAL  ビリー・クリスタル 誕生日 1948/3/14 出身 米ニューヨーク・ロングビーチ 音楽プロデューサーの父の影響で 幼少からショー・ビジネスの世界で育ち、 テレビドラマ「ソープ」や「サタデー・ナイト・ライブ」で 人気コメディアンとなり、78年映画デビュー。 アカデミー賞の司会も6度務めている。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1978年「RABBIT TEST」 1984年「スパイナルタップ」 1986年「シカゴ・コネクション/夢見て走れ」 1987年「プリンセス・ブライド・ストーリー」「鬼ママを殺せ」 1989年「恋人たちの予感」 1991年「シティ・スリッカーズ」 1992年「ミスター・サタデー・ナイト」 1994年「シティ・スリッカーズ2/黄金伝説を追え」 1995年「彼と彼女の第二章」 1996年「ハムレット」 1997年「ファーザーズ・デイ」「地球は女で回っている」 1998年「マイ・ジャイアント」◇ 1999年「アナライズ・ミー」◇ 2001年「アメリカン・スウィートハート」◇ 「モンスターズ・インク」(声) 2002年「アナライズ・ユー」 JACK PALANCE  ジャック・パランス 誕生日 1919/2/18  出身 米ペンシルバニア州 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1950年「暗黒の恐怖」「地獄の戦場」 1952年「突然の恐怖」 1953年「シェーン」「第二の機会」「アロウヘッド」 1954年「異教徒の旗印」「銀の盃」 1955年「悪徳」「俺が犯人だ」 1956年「攻撃」 1957年「ロンリーマン」「0番号の家」 1959年「地獄への秒読み」「ナポレオン・アウステルリッツの戦い」 1961年「蒙古の嵐」 1962年「バラバ」「ビザンチン大襲撃」「カルタゴの大逆襲」「戦闘」 1963年「軽蔑」 1965年「泥棒を消せ」 1966年「プロフェッショナル」       「0011ナポレオン・ソロ対シカゴ・ギャング」 1967年「ドラゴン爆破指令」 1968年「残酷の沼」「ラスベガス強奪作戦」 「マルキ・ド・サドのジュスティーヌ」      「地獄のプラトーン」 1969年「ゲバラ!」「豹/ジャガー」「マクマスターズ」 「ならず者たち」「激戦地」 1970年「ホースメン」「チャトズ・ランド」 「ガンマン大連合」「モンテ・ウォルシュ」 1973年「オクラホマ巨人」「明日なき夕陽」「狂気のいけにえ」      「ジャック・バランスの殺し屋稼業」 1975年「極道USA」 1976年「極道ひったくり750」「白衣秘められた幻想」 1977年「影の支配者」「ザ・シシリアン/復讐の挽歌」 「監獄都市ブラッド」「ヒットマン」 1979年「コカイン・カウボーイ」「ザ・7エンジェルズ」 1980年「ホーク・ザ・スレイヤー/魔宮の覇者」「私刑は俺の手で」 「ニンジャリアン」「レッド・ベレー/史上最大の傭兵部隊」 1982年「ジャンク・イン・ザ・ダーク」「ラストエマニュエル異国の情事」 1987年「バグダッド・カフェ」「タイムスリップTOゴア」 「タイムスリップTOゴア2」 1988年「ヤングガン」 1989年「デッドフォール」「バットマン」 1990年「クライシス2050」 1991年「シティ・スリッカーズ」 1993年「サイボーグ2」 1994年「シティ・スリッカーズ2/黄金伝説を追え」 「スワン・プリンセス/白鳥の湖」      「コップス&ロバーソン」 その他の出演者: Bruno Kirby .... Ed Furillo Patricia Wettig .... Barbara Robbins Helen Slater .... Bonnie Rayburn Noble Willingham .... Clay Stone Tracey Walter .... Cookie Josh Mostel .... Barry Shalowitz David Paymer .... Ira Shalowitz Bill Henderson .... Dr. Ben Jessup Jeffrey Tambor .... Lou Phill Lewis .... Dr. Steven Jessup Kyle Secor .... Jeff Dean Hallo .... T.R. User Rating: 6.6/10 (10,821 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: Jonathon Dabellさん Wakefield, England 2004年5月19日 第1級のコメディ、 表面下にシアリアスなテーマが横たわっている 10代の頃にみて、ものすごく面白かった。 いくつものいい笑いがあった。 いま、あっいう間に30歳の誕生日が近づいているが、 いまだに、面白いし、しかも、感動させてくれる。 それが、いい映画の証左なのだろう。 ユーモア、感動、アクションを巧みに組み合わせている。 ニューヨーカーのミッチは、”中年の危機”にさしかかっている。 ラジオ局でのさえない仕事に飽きあきし、 時間が容赦なく過ぎていくことに苛立っている。 自分の人生は、失敗だったと感じている。 2人の友人、フィルとエドは、彼の誕生日祝いに、 2週間の休暇旅行を手配してくれる。 それも、そう、普通の休暇ではなく、牛追いなのだ。 古き良き時代のように、西部の荒野を横断するのだ。 この常ならぬ旅で、3人は、中年をどう過ごすかを学ぶ。 演技は、全体に、優れている。 とくに、クリスタルは、いままでになく、シャープ。 それに、ジャック・パランスは、牛追いツアーのボス役で、 彼の単純な哲学は、驚くほどの洞察を秘めていた。 脚本は、すばらしい。 すべてのスターに、性格発展の機会を与えている。 そして、とてつもない大笑いのシーンもある。 その他のレベルでも、上出来である。 音楽は、心をかきたて、撮影は、豪華で、編集もシャープだ。 (特に、クリスタルが、似合わないカウボーイ・ハットを被ろうとして、 最後に、野球帽にするあたりは、秀逸なシーンだ) この映画は、すばらしい娯楽作であり、 時を超えたコメディの傑作のひとつである。 オトーサン、 「3人、3様の中年の危機か。  オレにも、そんな時期があったなぁ」 ”50歳から人生をはじめる方法"を書いて、 その危機を乗り超えましたが... 自分の人生の残り時間を予測し、 その期間内になしとげたいことの棚卸をすることです。 後は、寸暇を惜しんで、それに集中すること。 ネットで、Tom Martinoさんのアドバイスを発見しました。 いかにもアメリカ的ですが、翻訳しましょう。 ○中年の危機 (1998/9/24) 女性に告ぐ!  よく聞け。  これはあなたのために書いたものだ。 中年男は、あなたに悪影響を及ぼす傾向がある。  だから、予防せよ。自分には関係ないと思っていても! 以下は、内幕の暴露である。 中年男は、しばしば幻覚症状に陥るので要警戒。  ハードワークの出世志向の男に起きる。 ある日、目覚めて、突如、自分は死ぬと思う。 老齢、この汚い言葉は、神話ではないんだ。  山の神よ! これは、実際に起きるのだ! あるケースでは、そう自覚してから行動に変化が生じた。  おなじみの歌が聞こえてくる。 「40歳か? あと10年で、50になるんだ!」 「生きなきゃ。残りの人生、どう過ごそうか!」 「おお、ロマンスがしたい、燃えるようなことをしたい。  仲間と野球をして、そのあと、ビールを飲もう」  「50歳か? あと10年で、60になるんだ!」  「まさか、4人の子もちになるとは!」   これから南米の山を登るようなものだなぁ」  「ああ、ハーレー・ダビットソンが欲しい」 「お互い、もう、何にも感動しなくなったなぁ」  中年の危機の重症の男は、驚くような行動に走る。   妻や子どもを捨てるのだ。   こうなってはじめて、女性たちは、世の中の経済システムが   自分たちにとって、いかに不利なのかを知るのだ。   例えば、夫婦共同でカードを15年間持っていたとしよう。 夫が去り、妻は、口座を自分名義にしようとする。  拒否される。 彼女が、口座にサインしていたとしても、   それが有効なのは、夫の収入があってのこと。 クレジット会社は、結婚生活への彼女の貢献など考えもしない。   彼女の助けがなかったら、出世できなかったのに。   いま、彼女は働き、収入を得ているが、 過去のクレジット歴は、何の意味もないのだ。 もう一例。   離婚後、ある女性が住まいを借りたものの、 ケーブルテレビを拒否される。  夫婦は、過去数年、ケーブルテレビに加入していた。 会社は、こう言う。   「旦那さんの許可を受けてください]   「新しく加入されては?」   「あなたでは、ダメです」 そういわれるのだ。 我々は、文明社会に住んでいると思いがちである。   こんなことは起きないはず。   だが、悲しいが、これは事実である。   こんなことが起きるのだ! だから、女性は、自分で自分の身を守る必要がある。 自分名義の口座を持ちなさい。 共同名義でも、こう書いておくとよい。   「太郎と花子」ではなく、「太郎か花子」と。  財産のひとつは、自分名義にせよ。   自分名義の保険を持ちなさい。   自分名義の自動車ローン(リース)を持ちなさい。   別に、中年男全員が妻と別れると言うわけではいない。   この他の理由でも、女性は、ひとりぽっちになる。 どんな理由であれ、備えが必要だ。 クレジット可能の自分を確立しておきなさい。   ビジネス社会は、性差別の面では全く進歩していないのだから。


ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ

オトーサン、 千葉ニュータウンのシネマ・コンプレックスへ。 「ふーん、ジョイフル本田のとなりなんだ」 駐車しやすいし、空いているので、気に入りました。 原題:Wallace & Gromit in The Curse of the Were-Rabbit (2005) 監督:Steve Box /Nick Park 脚本:Nick Park/Bob Baker/Steve Box/Mark Burton Genre: Animation / Adventure / Comedy / Family / Sci-Fi (more) Country: UK Language: English 上映時間:85分 あらすじ: ウォレスとグルミットの隣人の野菜狂たちは、 害獣駆除機に拍手喝采。 毎年恒例の巨大野菜祭りが近づくと、商売は大繁盛。 だが、ウォレスとグルミットは、気がつく。 人間的な害獣駆除機には、欠点があって、 わが家が捕まえたウサギで満杯になってしまったのだ。 突然、不思議な巨大ウサギが登場し、 大事な野菜畑を昼夜なく、荒らしはじめる。 巨大野菜コンテストの主催者レディ・トッティントンは、 人間的な害獣駆除機の大フアンだったが、 巨大ウサギ登場に喜んだ者がいた。 それは、彼女の崇拝者のヴィクターで、ウサギを射殺し、 地元の名士になろうとしている。 あわよくば、彼女と結婚したい。 コンテストの開催が危ぶまれるに及んで、 レディ・トッティントンは、ヴィクターが ウサギの射殺を 認めざるを得なくなっていく。 だが、彼女が知らなかったのは、 ヴィクターの意図が、とんでもない結果を招くことだった。 彼女の、そしてウォレスとグルミットの運命はいかに。 声の出演者: Peter Sallis .... Wallace/Hutch (ウォレス) Helena Bonham Carter .... Lady Campanula Tottington(レディ・トッティントン) Ralph Fiennes .... Victor Quartermaine(ヴィクター) オトーサン、 「吹き替えだからなぁ」 夏休みで、子どもを優先したのでしょう。 吹き替え版しか、見られませんでした。 したがって、オリジナルの俳優たちのよさは分かりません。 でも、ウォーレス役は、萩本欽一さん。 軽妙洒脱で、大いに楽しめました。 レディ・トッティントンは、飯島直子さん。 これは、フツーの出来でした。 その他の声の出演者: Peter Kay .... PC Mackintosh Nicholas Smith .... Reverend Clement Hedges Liz Smith .... Mrs. Mulch John Thomson .... Mr. Windfall Mark Gatiss .... Miss Blight Vincent Ebrahim .... Mr. Caliche Geraldine McEwan .... Miss Thripp Edward Kelsey .... Mr. Growbag Dicken Ashworth .... Mr. Mulch Robert Horvath .... Mr. Dibber Pete Atkin .... Mr. Crock Noni Lewis .... Mrs. Girdling User Rating: 8.0/10 (12,292 votes)          top 250: #220 オトーサン、 「へぇ、これが世界の名画? ”ハウルの城”のほうがいいけどなぁ」 ・アカデミー賞アニメーション作品賞受賞 User Comments: sancticusさん Norway 2005年10月17日 ウォレスとグルミットが見事に帰ってきた ウォレスとグルミットが帰ってきた。 今度は、窓みがきではない。 野菜畑を荒らすウサギを駆除するサービスを 町のひとびとに提供する会社を経営しているのだ。 毎年恒例の野菜祭りに間に合わせなくては。 楽しくて、いい話だ。 だが、おそろしい巨大ウサギが登場してくる。 さあ、それからは、ジョイ・ライドになる。 よくできた洒落と愉快極まりないパロディが連続する。 キングコング、Evil Dead、マトリックス、Werewolf などの映画の パロディなのだ。 この映画、あらゆる点で、すばらしい。 粘土製の人物たちは、他のアニメ映画よりも、 この映画をより親しみやすくさせている。 「チキンラン」よりも、ずっといい。 Creature Comfortsのすばらしさや、 原作シリーズのよさが、よく分かる。 あらゆる年齢のひとに向いている。 みんな見るべきだ。 オトーサン、 「へぇ、そうなんだぁ」 映画をみた後、Yahoo Moviesをみたら、 こんなことが書いてありました。 イギリス生まれのクレイ・アニメ「ウォレスとグルミット」は、 いまや世界中に1000万人以上のファンを持つ大ヒットシリーズだ。 生誕から20年を迎える2006年、 企画開発から完成まで5年をかけた長編映画が日本公開される。 粘土の人形をあやつり1コマずつ撮影するため、 1人のアニメーターが一週間で作れる映像がたった5秒というクレイ・アニメ。 それに最新CG技術が融合された本作の映像は、もう未体験の美しさ! ストーリーやキャラクターの魅力はもちろんのこと、 細部までカンペキに作られた世界観に、夢中になってしまうはず。


スウェー★ニョ

オトーサン、 WSCで、メキシコがアメリカを破り、 日本がキューバと戦ったので、 にわかに、ラテン音楽を聴きたくなりました。 「ブエナビスタ・ソシャル・クラブ」以来のことです。 原題:Sueno (2005) 監督:Renee Chabria 脚本: Genre: Comedy / Drama MPAA: Rated PG-13 for some strong language. 上映時間:108分 あらすじ: オトーサン、 「IMDb、またサボっている」 アントニオは、歌手志望。 メキシコからロスへ大志を抱いてやってきたが、 そこは”天使の街”ではなかった。 希望を失い、やけくそになりかけるが、 その時、美しい音楽がラジオから聞こえてくる。 そうか、ラジオ局があるんだ。ラジオで自分の歌を流そう。 40代の子持ち女と、獣医を目指す学生との恋... そこへ、コンテストが開催されるという情報が入ってくる。 スターへの道は、果たして近づいできたのだろうか? 出演者: John Leguizamo .... Antonio(アントニオ) Elizabeth Pena .... Mirabella(ミラベラ) Ana Claudia Talancon .... Nina(ニーナ) オトーサン、 「ジョン・レグイザモ 、気のいい若者だなぁ」 こういう若者、先進国にはいませんよね。 JOHN LEGUIZAMO  ジョン・レグイザモ 誕生日 1964/7/22 出身 コロンビア・ボゴタ 5歳で渡米。ニューヨーク大学で演技を学んだ。 91年、自作のワンマンショー「MAMBO MOUTH」で7役を演じ、 オビー賞を受賞。 映画デビューは88年「カジュアリティーズ」。 「3人のエンジェル」のドラッグクイーン役で ゴールデングローブ賞助演男優賞にノミネートされた。 活躍度 △↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ   ☆☆☆☆★★ 出演作 1988年「カジュアリティーズ」 1990年「リベンジ」 1991年「N.Y.キッズグラフィテイ」「心の旅」 1993年「スーパーマリオ/魔界帝国の女神」「カリートの道」 1995年「恋する放火犯」「3人のエンジェル」 1996年「エグゼクティブ・デシジョン」「ロミオ&ジュリエット」      「ザ・ファン」 1997年「スポーン」「ボディ・カウント」 1998年「ドクター・ドリトル」(声) 1999年「サマー・オブ・サム」◇ 2000年「タイタンA.E.」(声) 2001年「ムーラン・ルージュ」「ビッグ・マネー」 2002年「コラテラル・ダメージ」「アイス・エイジ」(声)      「チェーン・オブ・ファイア」「スパン」       「ドラッグ・ディーラー 仁義なき賭け」「タブロイド」 2005年「ランド・オブ・ザ・デッド」「アサルト13 要塞警察」」 その他の出演者: Nestor Serrano .... Zorro Jose Maria Yazpik .... Pancho Winston J. Rocha .... Papa Rafael Simon .... Adon Jsu Garcia .... Rafael Rick Simon .... Jorge Terry Hoyos .... Olga Alma Delfina .... Beatriz Hector Luis Bustamante .... Trendy Latino rest of cast listed alphabetically: Cristian de la Fuente .... Dr. Lopez Tobin Esperance .... Enrique David Garcia Ely Guerra .... Mother Ramon Hilario .... Old Man Carl Kocis .... Hotel Guest Tiffany Limos .... Blanca Adalberto Lujan .... Musician Miguel Mas .... Musician Raquel Mondin .... Female Interviewer Erica Munoz .... Ana Michael Pena .... Jimmy Kal Penn .... Raj Erik Rusnak .... Dancer Darlena Tejeiro .... Trendy Latina Nadine Velazquez .... Claudia Bernard White .... Vijay User Rating: 4.7/10 (57 votes) オトーサン、 「えっ、こんなに低いの?」 アメリカ人のラテン系蔑視が、このスコアにも? User Comments: yossarian100さん usa 2006年1月22日 面白く、すばらしく甘美! 何かに心を奪われたら、すてきなことが起きる。 そして、この映画もそうだった。 実に、面白く、暖かいすばらしい登場人物たちがいる。 たくさんの興味深い音楽。 ステキな魅惑的なダンス・ナンバーもある。 低予算映画とは思えない。 新鮮さ、無邪気さ、全体にみなぎる陽気さ。 だから、ちいさな欠点など見過ごそう。 お金がないから、発生するのだから、仕方がない。 ともかく、こうした映画は、技術的な正確さを期待してはいけない。 いいストーリーで、いい時間が過ごせることが大事だ。 生真面目なGrinchでなければ、至福の時を過ごせるだろう。 気持ちのいい映画を探しているなら、 すてきな娯楽を求めていれば、この映画がいい。 夢中になれる! オトーサン、 「ベサメ・ムーチョ、エロティックだなぁ」 ダンスは、立ってやるセックスとも言われますが、 寝てやるセックスよりも、セクシーでした。 この映画、現代ラテン音楽、ロックやポップが沢山聞けて とても幸せな気分になれました。 いいシーンは、再度、見たいと思ったほど。 「ベサメ・ムーチョ」は、 その昔、よく踊ったナンバーだったので、 思わず歌ってしまいました。 いい年してねぇ... ○ベサメ・ムーチョ ♪Besame, besame mucho,  Como si fuera esta noche la ultima vez.  Besame, besame mucho,  Que tengo miedo perderte,  Perderte otra vez.  Quiero tenerte muy  Cerca, mirarme en tus  Ojos, verte junto a mi,  Piensa que tal vez  Manana yo ya estare  Lejos, muy lejos de ti.  Besame, besame mucho,  Como si fuera esta noche la ultima vez.  Besame mucho,  Que tengo miedo perderte,  Perderte despues. スペイン語じゃ分からんという方へ。 英訳は、以下の通リです。 「たくさんキスして」という意味だったんですね。 ♪Kiss me, Kiss me a lot,  As if tonight was the last time.  Kiss me, kiss me a lot,  Because I fear to lose you,  To lose you again.  I want to have you very close  To see myself in your eyes,  To see you next to me,  Think that perhaps tomorrow  I already will be far,  very far from you.  Kiss me, Kiss me a lot,  As if tonight was the last time.  Kiss me, a lot,  because I fear to lose you,  To lose you later. (Besame Mucho. 作曲:Consuelo Velazquez)


フォー・ルームス

オトーサン、 「だまされた」 タランティーノ映画と思ったら、間違いでした。 どこの会社か言いませんが、こんな映画をねえ。 もっといい作品をリリースしてください。 原題:Four Rooms (1995) 監督: Allison Anders ("The Missing Ingredient") Alexandre Rockwell ("The Wrong Man") Robert Rodriguez ("The Misbehavers") Quentin Tarantino ("The Man from Hollywood") 脚本: Allison Anders ("The Missing Ingredient") Quentin Tarantino ("The Man From Hollywood") Robert Rodriguez ("The Misbehavers") Genre: Comedy / Drama Rated R for pervasive strong language, sexuality and some drug use. 上映時間:98分 あらすじ: この映画、4人の新進映画監督の共同作品。 1人が、コメディの1パートをそれぞれ担当する。 舞台は、ニューイヤーズ・イブのMon Signorホテル。 ハリウッドの名門ホテルだが、いまは落ちぶれている。 こっけいな仕草のコメディを織り込みながら、 ベルボーイ、テッドの悲しい冒険談を描く。 新入りで、最初の勤務日なのだ。 まず、助けを求められたのは、 ハネムーン・スイートでの魔女の集まり。 氷を運んだ先が間違っていて、事態はますます悪化。 タイミングが悪く、内輪もめの最中だったのだ。 続いて、愚かにも、ギャングの息子の面倒をみることに同意してしまう。 最後に、恐ろしい賭けのレフェリーをつとめる。 出演者: Tim Roth .... Ted the Bellhop(テッド) Antonio Banderas .... Man (男) Madonna .... Elspeth (エルスペス) オトーサン、 「勿体ないなぁ」 せっかくのティム・ロスの演技ですが... アントニオも、わざわざ出ることないのに.... TIM ROTH  ティム・ロス 誕生日 1961/5/14 出身 英ロンドン ジャーナリストの父と画家の母の間に生まれる。 アートスクールで彫刻を学んでいたため、 当初はアーティスト志望だったが、 大学在学中にロイヤル・コートや オーバル・ハウスといった小劇団に入り俳優志望となる。 舞台でキャリアをスタートさせ、 スティーブン・バーコフが演出した カフカ原作「変身」の舞台版などで名声を得た。 1983年に「MEANTIME」でデビュー。 スティーブン・フリアーズ監督「殺し屋たちの挽歌」(1984)で イヴニング・スタンダード最優秀新人賞を獲得。 1994年に「リトル・オデッサ」で インディペンデント・スピリット賞主演男優賞候補、 1995年「ロブ・ロイ/ロマンに生きた男」で アカデミー助演男優賞候補になった。 監督デビュー作「素肌の涙」(1998)では ベルリン国際映画祭CICAE賞を受賞した。 ティム・ロスは内面の感情を表情からは読みとらせないことを 役の上での武器とする俳優。 171センチと小柄ではあるが、アウトローな役をやらせれば、 目線の睨みと内なる狂気で、相手を圧倒させる演技力を持つ。 有名なところでは、クエンティン・タランティーノ監督の 「レザボア・ドッグス」や「パルプフィクション」のギャング役、 「リトル・オデッサ」の殺し屋役などがある。 最近では悪役イメージを上手く利用して少しずつ芸域を広げている。 「愛に囚われて」では囚人だが 歯科医の恋人を守るために命を懸ける男を演じたり、 「フォー・ルームス」では客のトラブルに巻き込まれるドア・ボーイ、 「孤独の絆」では悪事から抜けられない男の役、 「ライアー」での知能犯など。 「海の上のピアニスト」では完全に悪役のイメージを払拭し、 演技派としての地位を確立した。 頬杖をついて遠くを見つめる演技が非常に印象的である。 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1983年「ミーンタイム」 1984年「殺し屋たちの挽歌」 1985年「RETURN TO WATEROO」 1986年「ワールド・アパート」「神父暗殺/ワルシャワの悲劇」◆ 1989年「コックと泥棒、その妻と愛人」 1990年「ゴッホ」◇ 1991年「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」◇ 1992年「ミッドナイト・ボディガード」 1993年「レザボアドッグス」◇「マーダー」◇ 1994年「恋愛の法則」◆「パルプフィクション」◆       「リトルオデッサ」◇       「愛に囚われて」◇「闇の奥/真・地獄の黙示録」 1995年「ロブ・ロイ/ロマンに生きた男」◆「フォー・ルームス」◇ 1996年「世界中がアイ・ラブ・ユー」◆「孤独の絆」◇ 1997年「グリッドロック」◇「奴らに深き眠りを」◇「ライアー」◇       「夢の旅路」 1999年「海の上のピアニスト」◇ 2000年「宮廷料理人ヴァテール」◆「ラッキー・ナンバー」◆       「ミリオンダラー・ホテル」▲「ブレッド&ローズ」▲ 2001年「PLANET OF THE APES/猿の惑星」◇       「ヤング・ブラッド」◇       「神に選ばれし無敵の男」◇ 2003年「72時間」 2005年「ダーク・ウォーター」「アメリカ、家族のいる風景」 その他の出演者: Sammi Davis .... Jezebel Amanda De Cadenet .... Diana Valeria Golino .... Athena Ione Skye .... Eva Lili Taylor .... Raven Alicia Witt .... Kiva Jennifer Beals .... Angela David Proval .... Sigfried Lana McKissack .... Sarah Patricia Vonne .... Corpse Tamlyn Tomita .... Wife Danny Verduzco .... Juancho Salma Hayek .... TV Dancing Girl Marisa Tomei .... Margaret Paul Calderon .... Norman Quentin Tarantino .... Chester Rush Lawrence Bender .... Long Hair Yuppy Scum User Rating: 6.0/10 (13,212 votes) オトーサン、 「へぇ、6点も貰えるの?」 ・ラジー賞  最悪助演賞:マドンナ User Comments: Thomさん 2001年9月22日 説明したくない気分だ 各パートについて書こうと思う。 よくないパートは、飛ばして鑑賞してほしい。 時間とお金の節約になる。. パート1: 失われた成分 ほんとに、不愉快だった。 よくない短編のつくりかたのお手本だ。 演技も、間も、判断も、演技も、実に悪い。 このDVDを見るのをやめてしまったほどだ。 怖ろしい出来だ。 何で、わざわざ、マドンナを起用したんだ? (10点満点で1点) パート2: 間違った男 Rockwellの監督作品も、似たりよったり。 撮影と製作デザインは、すてきだが、 全体がかったるい。 筋書きは、この短い時間では、深遠すぎる。 コメディというよりは、スリラーだ。 見るな。 (10点満点で、3点) パート3: 無作法なひとたち 信じてほしい。 誰が何と言おうと、このパートだけでも、見る価値はある。 すばらしいノン・ストップの陽気な騒ぎ。 ティム・ロス演じるベルボーイのテッドは、 2人のどうしようもない小僧の面倒を見させられる。 Rodriguez監督は、ドタバタ劇とブラック・コメディを巧みにミックスさせている。 上出来だ。 もっとよくなったかも... (10点満点で、9点) パート4:ハリウッドからきた男 タランティーノのパートは、 原色とハンディカムの長い追跡ショットの実験をしている。 だが、タランティーノのエゴに迎合していると思われる。 (彼は、ハリウッド一の俳優を演じている) だが、終わりはよかったし、緊張感もすばらしかった。 (10点満点で8点) 最後に言いたい。 この映画、最初の2つの化け物パートがなければ、 もっとよいものになっただろう。 1時間物のTVスペシャルにすればよかったのだ。 もし、見たかったら、はじめの2つのパートは早送りするとよい。 時間も、努力も節約できるというものだ... 全体の評価は....、10点満点で4点だ。 オトーサン、 「ひどい映画だった」 サイテー映画賞の紹介で、ケリにしましょう。 ○ラジー賞  毎年アカデミー賞の前夜にハリウッドのルーズベルト・ホテルで開催される、  その年最低の映画を決定する映画賞。  映画宣伝をしていたジョン・ウィルソンが考案したもので、  ゴールデンラズベリー賞財団の500人を超えるメンバーによって決定される。  受賞者には8mmフィルム缶の上に金色のラズベリーをかたどったトロフィー  (手製で時価、約4ドル27セント)が授与される。  こんな賞が存在するのもアメリカの面白いところです。  最近では、アカデミー賞作品よりも、  こちらの作品に興味があるひともいるようです。


SPIRIT スピリット

オトーサン、 「ジェット・リーか」 このひとのマーシャル・アーツ、切れ味がよく、 爽快な気分になれます。 市川コルトン・プラザへ。 春休みなので、子どもたちも多かったのですが、 かれらはアニメなので、この映画、空いていました。 原題:Huo Yuan Jia (2006)     Fearless 監督:Ronny Yu 脚本:Christine To/ Chris Chow Genre: Action / Drama Country: Hong Kong / USA Language: Japanese / Cantonese / English / Mandarin 上映時間;103分 あらすじ: 霍元甲(フォ・ユァンジア)は、 父がつくった中国一の武闘家という伝説を堅持したいと願っていた。 だが、その目標に到達しようとして、個人的な悲劇が起き、 数年の間、田舎に謹慎する。 だが、国が列強に蹂躙されるのを間のあたりにし、 列強のレスラーなどが参加する異種格闘技戦が 上海で行われると聞き、決起する。 出演者: Jet Li .... Huo Yuan Jia/Fok Yuen Gaap (フォ・ユァンジア) 中村獅童 .... Anno Tanaka(田中安野) Don Yong ... Nong Jingsun (ノン・ジンスン) オトーサン、 「切れ味だけじゃないなぁ」 ジェットリーも、もう、いい年。 これが、マーシャル・アーツ人生の総決算だとか。 まなじりを決した悲壮感と 道を極めたひとのもつ気品や爽快感がにじみ出ていました。 中村獅童くんは、まだまだ、これからでしょう。 JET LI  ジェット・リー(李連杰) 誕生日 1963/4/26  出身 中国・瀋陽 九歳から北京の業余体育学校で中国武術を学び、 11才の時に中国全国武術大会のチャンピオンとなり、 以後、五度優勝。 74年には世界巡業でホワイトハウスに招かれ、 ニクソン大統領に対戦演技を披露した。 十代半ばで武術コーチ。 82年に「少林寺」で映画界入り。 88年「ファイナル・ファイター」からリー・リンチェイの名で 本格的に香港映画で活躍。 「リーサル・ウエポン4」の悪役で ハリウッドでも注目されるようになった。 活躍度 ○↑ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆☆☆ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1982年「少林寺」 1983年「ドキュメント・燃えよカンフー」「少林寺2」 1986年「阿羅漢」 1988年「ファイナル・ファイター 鉄拳英雄」 1989年「ハード・ブラッド」 1989年「ドラゴン・ファイト」 1992年「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地大乱」      「スウォーズマン/女神伝説の章」 1993年「ラスト・ヒーロー・イン・チャイナ/烈火風雲」「方世玉2」      「カンフー・カルト・マスター 魔教教主」       「レジェンド・オブ・フラッシュ・ファイター 格闘飛龍」       「レジェンド・オブ・フラッシュ・ファイター 電光飛龍」 1994年「ターゲット・ブルー」「マスター・オブ・リアル・カンフー 大地無限」       「新・少林寺伝説」「フィスト・オブ・レジェンド 怒りの鉄拳」 1995年「D&D/完全黙秘」「ハイリスク」 1996年「ブラック・マスク」◇「冒険王」 1997年「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ&アメリカ」 1998年「リーサル・ウエポン4」◆ 2000年「ロミオ・マスト・ダイ」◇ 2001年「キス・オブ・ザ・ドラゴン」◇「ザ・ワン」◇ 2002年「英雄 HERO」 2003年「ブラック・ダイヤモンド」◇ 2004年「ダニー・ザ・ドッグ」◇ 2005年「SPIRIT スピリット」◇ その他の出演者: Jon T. Benn .... Businessman Collin Chou .... Hua Yuan Jia's Father Anthony De Longis .... Spanish fighter Masato Harada .... Mr. Mita Nathan Jones .... Hercules O'Brien Mike Leeder .... Referee Randall Jean Claude Leuyer .... Boxer Hee Ching Paw .... Hua Yuan Jia's mother Ian Powers .... Bellboy Dante Brandon Rhea .... German Fighter Betty Sun .... Yueci Nan Sun .... Yueci Bobby White .... Mita (voice) Michelle Yeoh .... Miss Yang User Rating: 7.6/10 (619 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 User Comments: Tsang Chun Kitさん Singapore 2006年1月30日 すばらしいアクション映画、驚くべき演技 マーシャル・アーツ映画で、はじめて楽しめた。 筋書きがいい、 マーシャル・アーツの巨匠、霍元甲の実話を基にしている。 そして、素敵な男優らや女優らが、傑作をつくりあげている。 アジア人のひとりとして、何本ものマーシャル・アーツ映画をみてきた。 だが、この映画は、そのストーリーと演技で、私を驚嘆させた。 特殊効果とあいまって、どのシーンも鮮やかだった。 彼らの心臓が激しく波打っていることが伝わってくる。 音楽も、完全にフィットしている。 この映画は、まったくハリウッドらしいし、 ジェット・リーが、ハリウッド映画に出て、 そのいいところを学んできたことがよく分かる。 彼はこう言っている。 これは、自分の最後のマーシャル・アーツ映画だから、 いいものにしなければと思っている。 彼は、その夢を実現したと思う。 この映画、真のジェット・リー映画であり、 多くのひとが、この映画を好むと思う。 オトーサン、 「ジェット・リー、ほんとにナイス・ガイだなぁ」 ネットのファンクラブのサイトを発見しました。 素敵なエピソードなので、ぜひ、ご一読下さい。 ○出生前のエピソード  胎内に命が宿ったとき、  2男2女があったので、出産を断念していた。  中絶しようとしたその日、祖母が訪ねてきて、こう言った。  「この子は天才になるかも知れないのだよ。生みなさい」  祖母の訪問が数分遅れていたら、彼は存在しなかったのだ。  満2才の時、父を失い、食物にも事欠く暮らしになった。  だが、皮肉なことに、それが彼を武術の道へ進ませることになった。  他の子が玩具で遊んでいる間に、石段を跳び上がり、空手を覚えたのだ。  北京廠橋小学校に入学し、その統率力と運動神経によって、  放送体操指導員に選出され、北京体育学校、北京余暇体育学校へ進学。 みなが武術の苦しさに落伍してゆくなか、忍耐強さを発揮し鍛練を重ねた。 北京全日制武術隊に入隊したのは、9才。最年少北京隊員だった。  74年、11才で、第1回全国武術競技に参加。 少年組総合チャンピオンの栄冠を獲得した。 天才少年誕生の瞬間である。  75年から連続5年、全国武術大会で全種目チャンピオンに。  11才で香港公演に出掛けた時、映画制作者が注目した。  80年、16才で、映画「少林寺」に主演することになった。  出典:http://www.geocities.jp/jet_fanfam/Biography/jet.html


メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬

オトーサン、 日曜の朝、恵比寿ガーデン・シネマへ。 ここ変です。管理、管理、管理... 空いているのに、自由席なのに、 番号札をもたされ、15分前から並ばせるのです。 こんな茶番、埋葬してほしいものです。 原題:The Three Burials of Melquiades Estrada (2005) 監督:Tommy Lee Jones 脚本:Guillermo Arriaga Genre: Drama Rated R for language, violence and sexuality. Country: USA / France Language: English / Spanish 上映時間;121分 あらすじ: ある男が射殺され、すぐにテキサスの砂漠に埋葬される。 死体が発見され、Van Hornの町の墓地に再び埋葬される。 田舎の牧場の牧夫、ピートは、 親友を誤射した国境警備員マイクを誘拐し、 死体を発掘させ、ラバに結びつけ、隊員を引き連れて、 メキシコまで、危険で英雄気取りとも思われる旅をはじめる。 「俺が死んだら、故郷ヒメネスへ遺体を運んで埋めてくれ」。 この親友の言葉を命がけで守ったのだが、 たどりついた先には、ヒメネスという場所はなかった。 出演者: Tommy Lee Jones .... Pete Perkins(ピート) Barry Pepper .... Mike Norton(マイク) January Jones .... Lou Ann Norton(ルー) オトーサン、 「夕日のガンマンだなぁ」 トミー・リー・ジョーンズ、何ともいえぬ哀愁があります。 誤射したために、手ひどい目にあう国境警備員マイクを バリー・ペッパーが熱演していました。 彼の新婚の妻、ルーも気になる存在。 夫を愛するゆえに、辺境の地でモービルハウス住まい。 その夫が仕事やポルノ写真に夢中で、 たまの買い物にも付き合おうとしない。 「じゃ、あたしって、何なのよ?」 見捨てられた妻の、 いや、見捨てられ、存在理由を失ったすべてのひとの 気持ちを代弁しているようでした。 TOMMY LEE JONES トミー・リー・ジョーンズ 誕生日 1946/9/15 出身 米テキサス州サンサバ 油田に務める父と婦人警官の母との間に生まれる。 ダラスの予備校を卒業後、しばらく油田で働き、ハーバート大学に入学。 優秀な成績で英文学の学位を取り、フットボールの選手として活躍。 全米チームの一員に選ばれたこともあった。 俳優になる決心をしてニューヨークに移り、 数年間、オフ・ブロードウェイの芝居で演技を磨き、 「A PATRIOT FOR ME」でブロードウェイ・デビュー。 70年「ある愛の詩」で映画デビュー。 93年「逃亡者」でアカデミー賞助演男優賞を受賞した。 活躍度 ◎→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1970年「ある愛の詩」 1976年「ジャクソン・ジェイル」 1977年「ベッツィー」「ローリング・サンダー」 1978年「アイズ」 1980年「歌え!ロレッタ・愛のために」 1983年「キャプテン・ブーリーの大冒険」 1986年「ブラック・ライダー」 1987年「ビッグタウン」 1988年「ストーミー・マンディ」 1989年「ザ・パッケージ 暴かれた陰謀」 1990年「アパッチ」 1991年「JFK」 1992年「沈黙の戦艦」「ハウス・オブ・カート 心の扉」 1993年「逃亡者」      「天と地」 1994年「依頼人」「ナチュラル・ボーン・キラーズ」      「ブルー・スカイ」「ブローン・アウェイ 復讐の序曲」       「ワイルド・メン」(TM) 1995年「タイ・カップ」「バットマン・フォーエヴァー」 1997年「ボルケーノ」「メン・イン・ブラック」 1998年「追跡者」「スモールソルジャーズ」(声) 1999年「ダブル・ジョパディー」 2000年「英雄の条件」「スペース・カウボーイ」 2002年「メン・イン・ブラック2」「ハンテッド」 2003年「ミッシング」 2005年「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」 BARRY PEPPER  バリー・ペッパー 誕生日 1970/4/4 出身 カナダ・ブリティッシュコロンビア州キャンベル・リバー 5歳の時から約5年間の間、家族とともにフィジー、タヒチなど 南太平洋の島々をヨットでまわりながら過ごした。 その後、一家はバンクーバーに近い島に農場を建設し定住。 高校時代はバレーボールとラグビーに熱中。 大学ではマーケティングとグラフィック・デザインを学ぶ。 バンクーバー・アクターズ・スタジオに所属を機会に 俳優を志すため、大学を退学。 93年からのカナダのテレビシリーズ「madison」で人気を博す。 その後、アメリカに移住し、 96年のテレビ・シリーズ「タイタニック」に出演。 映画では「バトルフィールド・アース」が初主役。 活躍度 △↑ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ   ☆☆★★★★ 出演作 1994年「URBAN SAFARI」 1998年「ファイアーストーム」「プライベート・ライアン」◆      「エネミー・オブ・アメリカ」◆ 1999年「グリーン・マイル」◆ 2000年「バトルフィールド・アース」◇ 2001年「61*」◇「ワンス・アンド・フォーエバー」◆ 2002年「ノックアラウンド・ガイズ」◇「25時」 2005年「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」 その他の出演者: Julio Cedillo .... Melquiades Estrada Dwight Yoakam .... Belmont Melissa Leo .... Rachel Levon Helm .... Old Man with Radio Mel Rodriguez .... Captain Gomez Cecilia Suarez .... Rosa Ignacio Guadalupe .... Lucio Vanessa Bauche .... Mariana Irineo Alvarez .... Manuel Guillermo Arriaga .... Juan Josh Berry .... Border Patrolman Rodger Boyce .... Salesman User Rating: 7.8/10 (1,775 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 ・カンヌ国際映画祭受賞:  ・最優秀男優賞  ・最優秀脚本賞 User Comments: IAN-Cinemaniacさん Belgium 2005年11月1日 悲しく、時に英雄気取りの旅。 友情、喪失、後悔... この映画をみて、楽しんだ。 実に、オリジナルな現代アメリカ西部劇だ。 ただ、筋書きに欠点があると思いはじめると、 間違った方向に行ってしまう。 ルキアデス・エストラーダの3度の埋葬は、ある意味、 復讐物語であるが、それ以上のものだ。 この映画には、一面的な人物は出てこない。 観客は、バリー・ペッパー演じる白けた国境警備員を嫌うのと同様に 彼を可哀想に思うはずだ。 トミー・リー・ジョーンズのピートには、心が引き裂かれるだろう。 彼とペパーは、最高だったし、 ジョーンズの監督は、自然で、微妙なものだった。 この映画の唯一の問題点は、 ときに、ひとりよがりの善のために、英雄気取りになるあたりだ。 だが、大部分のシーンは、 失ったものだらけの人物に同情してしまう。 死とは何か。喪失とは。 人種差別と非人道的なことといった諸問題について、 多くのことを考えさせる映画だ。 説教じみていないし、自覚せよとも言わない。 印象づけようともせず、淡々と物語っていく。 この映画、非常なおすすめだ。 最近見たうちで、最高の映画のひとつだ。 オトーサン、 「そうか、ブッシュのテキサスは、メキシコの隣りなんだ」 この映画は、貧しいメキシコから豊かなアメリカへ 不法入国するひとびとを描いています。 トミー・リー・ジョーンズ、テキサス出身だけあって、 ロケ地選定の見事なこと! 砂漠地帯の撮影は見ごたえがありました。 ネットで、こんな情報を発見しました。 「えっ、年間100万人も?」 ○メキシコ政府が出版した  「米国への不法入国する方法」ガイドブックに非難  メキシコ政府が米国へ不法入国するための方法を書いた  ガイドブック「メキシコ人の移住者のためのガイド」を制作・出版し、  米国出入国管理グループと国会議員によって  「不法入国を促している」と非難されている。  この32ページに渡る小冊子には、コミック形式でイラストを多用しながら  米国・メキシコ国境の砂漠地帯を歩いて超えるのに、  どのようにして脱水をさけるかなどの方法が記載されている。  また、アメリカで拘留された際の法的権利や  医療チェックを受ける権利に関しても記述されている。  メキシコ政府ではこの小冊子を150万部以上も配布しているという。  米国のヘイワース議員は、この冊子をアメリカの統治権に対する攻撃だと  激しく非難している。  一方、メキシコ外務省は「不法移民する際の死亡者を減らす目的のためにつくられている。  国民の危険性を減らす努力をするのは政府の義務だ」と弁護している。  2003年の不法入国時の死亡者は300名に上った。  米国・メキシコ国境には急流な川や厳しい砂漠地帯などがあり、  毎年100万人以上がメキシコから米国に不法移入国をしようと試みているという。  3000キロに及ぶ砂漠地帯を超える際、  脱水症状を防ぐために塩水を摂取するとか、  急流を泳いで渡るときは薄着になるべし、なんてことが書いてあるそうです。  実際、アメリカで国境とか海岸近くの道路に、  道路標識でオトナが子どもを引っ張って走っているイラストのついた  注意標識を見ることがあるんですよね。  つまり、道路を渡るメキシコからの不法入国者の飛び出し注意、という意味で。  出典:http://abcdane.net/blog/archives/200501/mex_illegalimmigrant.html


ジェラルド・バトラー in THE GAME OF LIVES

オトーサン、 「ジェラルド・バトラーの名前を出すと、 みんな借りるのか?」 ”オペラ座の怪人”の威力は、絶大ですね。 原題:The Game of Their Lives (2005) 監督:David Anspaugh 原作:Geoffrey Douglas 脚本:Angelo Pizzo Genre: Drama / History / Sport Rated PG for some mild language and thematic elements. Country: USA Language: English / Spanish 上映時間:101分 あらすじ: 実話に基づく。 この映画は、1950年、アメリカのサッカーチームが 予想に反して、英国を1 - 0で破ったお話し。 ブラジルのBelo Horizonte競技場でだった。 アメリカ・チームは、一度もW杯を獲ったことはなかった。 この物語は、家族の伝統と情熱を描いている。 それが、負け犬だった選手たちの人生を形づくってきたのだ。 出演者: Gerard Butler .... Frank Borghi(ボーギ) Louis Mandylor .... Virginio 'Gino' Pariani(ジーノ) Jay Rodan .... Frank 'Pee Wee' Wallace(ピーウィー) オトーサン、 「かっこいい!」 そういう役にしたせいもあるでしょうが、 ジェラード・バトラー、ゴールキーパーを演じています。 あのドイツの名ゴールキーパー、 オリバー・カーンを思い出してしまいました。 GERARD BUTLER  ジェラード・バトラー 誕生日 1969/11/13 出身 英スコットランド・グラスゴー 12歳の時に「オリバー」で舞台デビュー。 その後、グラスゴー大学で法律を学び、 7年間弁護士をしていたが、 ロンドンのコーヒーショップで 俳優のスティーブン・バーコフにスカウトされ、 舞台「コリオレイナス」で俳優デビュー。 97年「QUEEN VICTORIA 至上の恋」で映画デビュー。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ   ☆☆☆★★★ 出演作 1997年「QUEEN VICTORIA 至上の恋」 「トゥモロー・ネバー・ダイ」 1998年「タロス・ザ・マミー/呪いの封印」「桜の園」 1999年「ワン・モア・キス」 2000年「ドラキュリア」◇「戦場のジャーナリスト」 2001年「騎馬大王アッティラ/平原の支配者」(TM) 2002年「サラマンダー」◆ 2003年「トゥームレイダー2」◇「タイムライン」◇ 2004年「オペラ座の怪人」◇「Dearフランキー」◇ その他の出演者: Wes Bentley .... Walter Bahr Richard Jenik .... Joe Maca Jimmy Jean-Louis .... Joe Gatjaens Zachery Ty Bryan .... Harry Keough Nelson Vargas .... John 'Clarkie' Souza John Rhys-Davies .... Bill Jeffrey Gavin Rossdale .... Stanley Mortenson Maria Bertrand .... Rosemary Borghi Terry Kinney .... Dent McSkimming, younger User Rating: 6.0/10 (293 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものでしょう」 後半になって、スコアを挽回しました。 User Comments: サッカーを知らないひとも楽しめる arion214さん United States 2005年4月26日 サッカー好きなら、 アメリカの負け犬チームが、 1950年世界最高の英国チームと戦った映画を楽しめるだろう。 この映画の観客、大人も子どもも、そして私も、 サッカーのユニフォームを着て、この映画を観戦した。 とくに、最後の対決シーンでは、拍手喝采。 ジェラード・バトラーは、名ゴールキーパー、ボーギ役で、 この映画に心と魂を注入している。 俳優たちは、実際にサッカーをやれるひとから選ばれたので、 試合シーンは、実に、リアルだ。 バトラーは、ゴールキーパーとして、骨も折れよの大活躍。 身を挺し、ライオンの心の持ち主だった。 この映画をみるには、サッカーの知識は不必要である。 万人に強く勧めたい。 エキサイティングな映画やすばらしい演技を堪能できる。 三つ星に乾杯! オトーサン、 「オリバー・カーン、ちょっと調べてみるか」 ○オリバー・カーン  Oliver Kahn 1969/6/15 - ドイツ・カールスルーエ出身のサッカー選手。 バイエルン・ミュンヘン所属のゴールキーパー。 身長:188cm 体重:90kg シュートへの反応、状況判断、キャッチング・パンチング技術、 守備範囲の広さ、どれをとってもトップクラス。 世界最高のゴールキーパーの一人。 16歳では体格不良で、クラブチームの入団試験に落ちる。  カールスルーエSCに入団するまでは筋力トレーニングで雌伏の時期。  1994年、名門バイエルン・ミュンヘンへ。  1999/2000シーズン以降、4年連続で欧州最優秀ゴールキーパーに選出されている。  趣味はゴルフ、株式投資、読書、愛車はフェラーリ。  鉄道模型も趣味で、来日時に新幹線500系電車の模型を購入。 2003年、妻ジモーネの出産間近に不倫が発覚し、  批判され、ストレスで、2003/2004シーズンは精彩を欠いた。  2004年に離婚している。 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


シロクマ物語

オトーサン、 「面白そうだ」 NHKの「生き物地球紀行」みたいです。 「もしかして、IMDbに出ていないかも」 その通リでした。 まったく、何も出ていないのです。 原題 :[1]Svalbard: Where Polar Bears Roams(2005)     [2]Polar Bear Alcatraz(2005) 監督 :[1]ボー・ランディン [2]アーネ・ヘヴラ 脚本 :[1]ボー・ランディン [2]ヒューゴ・フェイ Genre:Documetary Country:UK Langage:English 上映時間;106分 あらすじ: オトーサン、 「どこかネットに出ていないかなぁ」 [1] シロクマ物語: 地球の最北端にほど近い、スバールバル諸島。 そこには厳しい自然環境の中で生きる動物たちによる、 想像を絶するほどの美しくも過酷なドラマがあった... 愛くるしいホッキョクグマの親子、神秘的な姿のトナカイ、 愛嬌満点のセイウチや流氷の天使クリオネなど、 多種多様な動物たちの1年間を追い続けた、 感動のドキュメンタリー大作。 [2] ホッキョクグマの王国: ホッキョクグマが数多く生息するウランゲル島。 2人の男が、謎の多いホッキョクグマの生態に密着した。 大自然を舞台に紡がれる、動物たちの壮大なる物語... 2人が目にしたものは、過酷な地で生き抜く生命の美しさと力強さ、 そして、不幸にも母親に先立たれてしまった子グマが、 懸命に生き抜こうとする感動的な姿だった.... 出典; http://www.transformer.co.jp/products/1165.html User Rating: - オトーサン、 「ないなぁ。6点台前半かな」 User Comments: - オトーサン、 「誰も投書してないなぁ」 解説文をそのまま転載しましょう。 はるか北の果て、冷たい氷に覆われた銀白の世界。 生物にとって、地球上で最も過酷な環境と言える北極。 そこには、様々な生物たちの生命のドラマがあった。 氷の国を支配する王=ホッキョクグマの親子をはじめ、 神秘的な姿のトナカイ、巨大なキバを持つ愛嬌満点のセイウチ、 氷の下に広がる澄み渡った海に暮らすクリオネや、 まばゆく発光するクラゲたち... 多種多様な動物たちの生命の力を、 最新鋭ハイビジョン、ワイドスクリーン撮影により、圧倒的な美しさで収録。 豪華2作品を収めた奇跡の映像集。 出典; http://www.transformer.co.jp/products/1165.html オトーサン、 「えっ?  こんなチッポケな鳥が、北極から南極まで飛ぶの?  キョクアジサシって、すごいんだ!」 ちらっと画面に出ただけですが、 その飛行距離の長さに驚嘆いたしました。 こういう鳥を研究すれば、 日本のスキージャンプも、次回はいい成績を収められるかも。 原田選手、長いこと、お疲れさまでした。 ○キョクアジサシ  カモメ科の鳥、学名Sterna fuscata、英名Arctic Tern。  体長は35pほどでハトくらいの大きさ。  成鳥の夏羽はくちばしと足が赤、頭が黒、背中はうすい灰色。  冬羽と幼鳥はくちばしと足が黒く、後頭部が黒くなる。  地球の北極圏と南極圏という最も長距離を渡る鳥である。  夏の北極圏で繁殖し、  太平洋東部と大西洋東部に分かれて南半球へ渡る。  非繁殖期は夏の南極周辺海域ですごし、  繁殖期にはふたたび北極圏へ渡る。  いわば「白夜を求めて旅をする」鳥で、  渡りの距離は往復32000qにもおよぶ。  日本は渡りのルートから外れており、  迷鳥としてたまに記録される程度である。  出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


ヒストリー・オブ・バイオレンス

オトーサン、 強風で電車が乱れて途中下車。 結局、築地の東劇で、この映画を見ることになりました。 見終わって、エレベーターホールに出たら、 すぐ脇に、松竹の試写室がありました。 この映画、邦題を「父の帰還」とでもしたほうが、 観客を呼べたかもしれません。 原題:A History of Violence (2005) 監督:David Cronenberg 原作:John Wagner/Vince Locke (graphic novel) 脚本:Josh Olson Genre: Crime / Drama / Thriller Rated R for strong brutal violence, graphic sexuality,       nudity, language and some drug use. 上映時間:96分 あらすじ: ヴィッゴ・モーテンセンは、トムを演じる。 つつましい家庭的な男で、人気のカフェのオーナー。 中西部で、静かに、充実した暮らしを送っていた。 ある夜、トムは、仕事場で犯罪に出会い、 残念ながら、その英雄的な行為で、もてはやされる。 これに続き、不思議な連中がトムの動きを追うようになる。 この状況下、次々と妙な出来事が起きる。 結婚生活も、家族関係も、トムの過去も、損なわれる。 出演者: Viggo Mortensen .... Tom Stall(トム) Maria Bello .... Edie Stall(エディ) Ed Harris .... Carl Fogarty (カール) William Hurt .... Richie Cusack(リッチー) オトーサン、 「美男子だな、ヴィッゴ・モーテンセン」 「ロード・オブ・ザ・リング」でブレイクしましたね。 ほかの3人も、なかなか巧い演技でした。 経歴をあげておきましょう。 VIGGO MORTENSEN  ヴィッゴ・モーテンセン 誕生日 1958/10/20 出身 米ニューヨーク・マンハッタン デンマーク人の父とアメリカ人の母を持つ。 幼児期をマンハッタンで過ごし、 その後、両親と共に南米へ。 2歳から11歳まで ベネズエラ、アルゼンチン、デンマークで過ごす。 帰国後の高校時代から演技を始め、演劇学校に入学。 ロサンゼルスの舞台で活躍後、 85年「刑事ジョン・ブック/目撃者」で映画デビュー。 アーティストとして才能もあり、 「ダイヤルM」では彼の絵も使われている。 87年、パンクロック・バンド”エックス”の エクシーン・サーベンコヴァと結婚し、97年、離婚。 二人の間に長男ヘンリーがいる。 活躍度 △↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ   ☆☆★★★★ 出演作 1985年「刑事ジョン・ブック/目撃者」 1988年「想い出のジュエル」 1990年「ヤングガン2」「柔らかい殻」 1991年「インディアン・ランナー」 1993年「ポイリング・ポイント」「YOUNG AMERICANS」      「カリートの道」 1995年「プロフェシー」「クリムゾン・タイド」      「ゴッド・アーミー/悪の天使」 1996年「デイライト」「ある貴婦人の肖像」      「アルビノ・アリゲーター」 1997年「G.I.ジェーン」 1998年「ダイヤルM」「シン・レッド・ライン」「サイコ」 2000年「28デイズ」 2001年「ロード・オブ・ザ・リング」 2002年「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」 2003年「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」      「オーシャン・オブ・ファイアー」 2005年「ヒストリー・オブ・バイオレンス」 MARIA BELLO  マリア・ベロ 誕生日 1967/4/18 出身 米ペンシルバニア州ノリスタウン 地元の大学に進み、演劇を専攻、俳優を目指す。 オフ・ブロードウェイに出演後、 テレビドラマ「ミスター・アンド・ミセス・スミス」でデビュー。 以来、テレビや舞台で活躍。 「ER 緊急救命室」にもレギュラー出演。 活躍度 △↑ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1999年「ペイバック」◆ 2000年「コヨーテ・アグリー」◆「デュエット」 2001年「パンダ・アドベンチャー」 2002年「ボブ・クレイン 快楽を知ったTVスター」 2004年「シークレット・ウインドウ」◆ 2005年「ヒストリー・オブ・バイオレンス」 WILLIAM HURT ウィリアム・ハート 誕生日 1950/3/20 出身 米ワシントンDC 父親が国連の信託統治領の 監督官をやっていたことから、 少年時代は南太平洋地域を転々とした。 ボストンのタフツ大学で進学を勉強していたが、演劇に転向。 ロンドンで1年間芝居の勉強をし、 ニューヨークのジュリアード学院で学んだ。 舞台では「わが人生」でオビー賞受賞。 映画は80年「アルタード・ステーツ」でデビュー。 85年「蜘蛛女のキス」で アカデミー主演男優賞とカンヌ映画祭演技賞を受賞。 86年「愛は静けさの中に」、 87年「ブロードキャスト・ニュース」で アカデミー主演男優賞にノミネートされた。 活躍度 ○↑ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1979年「アルタード・ステーツ/未知への挑戦」 1981年「目撃者」「白いドレスの女」 1983年「再会の時」 1985年「蜘蛛女のキス」 1986年「愛は静けさの中に」 1987年「ブロードキャスト・ニュース」 1988年「デスティニー/愛は果てしなく」「偶然の旅行者」 1990年「殺したいほどアイ・ラブ・ユー」「アリス」 1991年「ドクター」「夢の涯てまでも」 1992年「プレイグ」 1993年「最高の恋人」 1994年「セカンド・ベスト」「カウガール・ブルース」      「サンベリーナ/おやゆび姫」(声)「脅迫」 1995年「スモーク」 1996年「ジェイン・エア」「カウチ・イン・ニューヨーク」       「マイケル」 1997年「ダーク・エンパイア」「シェイクスピアズ・シアター」 1998年「ダーク・シティ」◆「ロスト・イン・スペース」◇       「母の眠り」◇ 1999年「小さな目撃者」◇「4thフロアー」◇「第一の嘘」◇       「太陽の雫」 2000年「バイオ・ディザスター」「デューン/砂の惑星」(TM) 2001年「A.I.」 2002年「チェンジング・レーン」「逢いたくて」 「エバーラスティング 時をさまようタック」 2003年「天国の青い蝶」 2004年「ヴィレッジ」 2005年「シリアナ」「ヒストリー・オブ・バイオレンス」 その他の出演者: Ashton Holmes .... Jack Stall Peter MacNeill .... Sheriff Sam Carney Stephen McHattie .... Leland Jones Greg Bryk .... William Orser Sumela Kay .... Judy Danvers Kyle Schmid .... Bobby Jordan Deborah Drakeford .... Charlotte Gerry Quigley .... Mick Heidi Hayes .... Sarah Stall Aidan Devine .... Charlie Roarke Bill MacDonald .... Frank Mulligan User Rating: 7.6/10 (16,896 votes) オトーサン、 「高いスコアだ」 ・アカデミー賞ノミネート 助演男優賞:  脚色賞 User Comments: yamarさん California 2005年6月5日 手に汗のにぎるスリラー この映画、カンヌ映画祭で見た。 一言で言えば、ワーォ。 最高のスリラーのひとつだ。 お定まりの映画が多いなかで、新鮮だった。 スリラーであるだけでなく、 暴力的な文化についての見事な映画だ。 いかに、暴力がわれらが世界を支配しているのか。 この映画が問うているのは、 ひとびとは、暴力からまったく自由に生きられるか。 この映画では、暴力は、あらゆるところに潜在している。 登場人物たちは、自己防衛せざるをえない。 これは、私の好きなクローネンバーグ監督作品だ。 それに、その主流に属する映画である。 現代西欧についての映画であり、最高のものだ。 題名が意味しているように、実に暴力的な映画だが、 やはり、セックス・シーンでは、トーン・ダウンしている。 スターたちは、みんなピークだし、完全な配役だ。 ウィリアム・ハートが、いい役でカムバックした。 彼は、"The King"と同じようにすばらしかった。 この映画、年度末には、批評家などから、 何らかの賞を獲るだろう。 オトーサン、 「暴力を告発しながら、破綻したシーンがひとつもない。  すごい監督だ、どういうひとかなぁ?」 DAVID CRONENBERG  デビッド・クローネンバーグ 誕生日 1943/5/15 出身 カナダ・オンタリオ州トロント 監督作 1969年「ステレオ〜均衡の遺失」 1970年「クライム・オブ・ザ・フューチャー」 1975年「シーバース 人食い生物の島」 1977年「ラピッド」 1979年「ザ・ブルード 怒りのメタファー」「ファイヤーボール」 1980年「スキャナーズ」 1983年「デッドゾーン」「ビデオドローム」 1986年「ザ・フライ」 1988年「旋律の絆・デッド・リンガーズ」 1992年「裸のランチ」 1993年「M・バタフライ」 1996年「クラッシュ」 1999年「イグジステンズ」 2002年「スパイダー 少年は蜘蛛にキスをする」 2005年「ヒストリー・オブ・バイオレンス」 次に、IMDbで。 ホラー映画監督として非常に影響をもっている。 その作品は、より社会的な問題のメタファーになっている。 クローネンバーグは、トロント大学で監督術を学びはじめた。 短編実験映画「ステレオ〜均衡の遺失」(1969)と 「クライム・オブ・ザ・フューチャー」(1970)は、批評家に受けた。 処女作 「シーバース 人食い生物の島」(1975)は、 資金援助をしたCBCは後悔したかもしれない。 というのも、この寄生虫の不気味な物語は、 犠牲者たちに耐え難い性欲をもたらすのだ。 この抑圧からの解放は、次作「ラピッド」(1977)にも表われる。 元ポルノ女王Marilyn Chambersが無意識の性鬼を演じている。 クローネンバーグの”内からの恐怖”という夢想は、 「ザ・ブルード 怒りのメタファー」(1979)にも続き、 この映画では、子どもたちが文字通り、憎悪から生まれるのだ。 そして。SFツアー 「ビデオドローム」 (1983)では、 TVの視聴者たちが、凶暴なポルノの背後に隠れされた 電波信号によってコントロールされてしまう。 こうしたインディペンデント映画で成功したので、 彼は、ハリウッドに進出し、 大予算の主流映画、「デッドゾーン」 (1983)と 「ザ・フライ」(1986)を監督した。 次に手がけたのは、洗練された映画「旋律の絆・デッド・リンガーズ」(1988)だった。 これは、ジェレミー・アイアンズが双子の産婦人科医として主演した。 凍りつく話だったので、誰も引き受けたがらなかったのだ。 クローネンバーグは、映画化しにくい William Burroughsの小説「裸のランチ」 (1991)を手がけた。 そして、1993年、ブロードウェイ劇「M. Butterfly」を映画化した。 この細身の眼鏡をかけた監督が、次にスクリーンに現われたのは、 重苦しいClive Barkerの”Nightbreed” (1990)だった。


招かれざる恋人

オトーサン、 「ラブコメか、たまにはいいかも」 シアリアスな映画の後の息抜きには、いいでしょう。 でも、黒人が主役で、人種問題が出てきました。 原題:Guess Who (2005) 監督:Kevin Rodney Sullivan 原作:David Ronn /Jay Scherick /William Rose 脚本:David Ronn /Jay Scherick /Peter Tolan Genre: Comedy / Romance Rated PG-13 for sex-related humor. 上映時間:106分 あらすじ: 皮肉屋の父親パーシーは、 娘が白人青年と結婚しそうになって、 言いたいことが山ほど出てきた。 しかも、有名企業をやめていたのを隠していたとは... 出演者: Bernie Mac .... Percy Jones(パーシー) Ashton Kutcher .... Simon Green(サイモン) Zoe Saldana .... Theresa Jones (テレーサ) オトーサン、 「この黒人、みたことあるなぁ」 そうそう、エディ・マーフィのさえない相棒でした。 「この白人青年、ちょっとコメディには向かないのでは?」 そうそう、あのデミー・ムーアの新しい夫でした。 妻の前でも、おどおどしているのでしょうか? BERNIE MAC  バーニー・マック 誕生日 1958/10/5 出身 米イリノイ州シカゴ シカゴの小さなクラブで スタンダップ・コメディアンとしてキャリアを開始。 92年「モー・マネー」で映画デビュー。 テレビでは2001年開始のファミリー・コメディ 「THE BERNIE MAC SHOW」で二つのエミー賞を受賞。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1992年「モー・マネー」 1993年「ビート・オブ・ダンク」 1994年「クレイジー+ファンキー+ハイパー+パワービート」 1995年「friday」 1996年「ゲット・オン・ザ・バス」 1997年「リングサイドの帝王/ドン・キング・ストーリー」(TM) 1998年「ザ・プレイヤーズ」 1999年「エディ&マーティンの逃亡人生」 2000年「キング・オブ・コメディ」 2001年「オーシャンズ11」「ビッグ・マネー」 2003年「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」「バッド・サンタ」 2004年「オーシャンズ12」「Mr.3000」 ASHTON KUTCHER  アシュトン・クッチャー 誕生日 1978/2/7 出身 米アイオワ州 人口わずか100人という小さな村で生まれ、農場で育つ。 シダーラピッズの食品工場で掃除係をしながら学費を稼ぎ、 心臓疾患の双子の弟マイケルの役に立つため、 病理研究者を目指していたこともあり、 アイオワ大学では生化学エンジニアリングを専攻。 バーでビリヤードをしていた時、 モデル・エージェントにフレッシュ・フェイス・コンテスト出場を勧められ、優勝。 これをきっかけにモデル業に進出。 ピザハットのCMやドルチェのコレクションなどに出演。 その後、ハリウッドに移り、テレビ俳優として活躍の場を広げ、 「That's 70's Show」のマイケル・ケルソ役などで有名に。 99年「エクスタシーをさがして」で映画デビュー。 2000年「ゾルタン★星人」のジェシー役で初主演。 2005年9月、女優のデミ・ムーアと結婚。 活躍度 △↑ 演技幅 適応 演技力 ☆☆★★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1999年「エクスタシーをさがして」 2000年「レインディア・ゲーム」◆「ゾルタン★星人」◇ 2001年「テキサス・レンジャーズ」◆ 2003年「ジャスト・マリッジ」◇「バタフライ・エフェクト」◇ その他の出演者: Judith Scott .... Marilyn Jones Hal Williams .... Howard Jones Kellee Stewart .... Keisha Jones Robert Curtis-Brown .... Dante RonReaco Lee .... Reggie Paula Newsome .... Darlene Phil Reeves .... Fred Sherri Shepherd .... Sydney Nicole Sullivan .... Liz Klein Jessica Cauffiel .... Polly JoNell Kennedy .... Winnie Niecy Nash .... Naomi User Rating: 5.6/10 (5,204 votes) オトーサン、 「低いなぁ」 User Comments: filmxferさん Los Angeles 2005年4月6日 ソニーピクチャーは、何を考えとる? 天才作家の作品のリメイク。 (”Guess Who's Coming To Dinner” Stanley Kramer 1967) バーニー・マックとアストン・クッチャーが演じる。 この映画の俳優たちには、何のウラミもない... BUT! (だが) 原作映画は、映画史上傑作として、そびえ立っている。 過去の問題だらけの時代を回顧した映画だ。 この古典作品をふざけて扱うのは、物乞いのやることだ。 原作を $10以下で買うことも、借りることもできる。 ひとを馬鹿にするな。 この手のリメイクものが続出するのは、 映画会社が単純にリメイク権をもっていて、 お金儲けになるからだ。 だが、いい質問をしたい。 20年後、リメイクする作品はあるのか? 絶対に買ってはいけない! オトーサン、 「ハリウッドは、リメイクばやりだもんな。  怒るのももっともだ」 ○リメイク  1.作り直す  2.映画やCDなど、以前の作品を、ほぼ同じ内容のまま作り直した作品  3.化粧直し 勿論、この場合は、2なのですが、提案を思いつきました。 リメイク作品を上映する場合は、 その前後に、原作映画の上映を義務づけたらいかがでしょうか? そうすれば、粗悪なリメイクは減っていくのではないでしょうか? 「甘い、甘い、業界はもっと腐っている」 そういう声も聞こえてきますが、 優れた原作映画を劇場でみる機会がもっとあっていいと思います。 「風とともに去りぬ」は、デジタルマスター版で、上映されていましたっけ。


マンダレイ

オトーサン、 「どうするかなぁ」 迷ったのは、IMDbが高いスコアなのに、 週刊文春のおすぎさんが、☆ひとつだったから。 2番煎じ、ドキドキもワクワクもしないとか。 「でも、カレ、前に間違っていたしなぁ」 アカデミー賞作品「クラッシュ」を酷評していましたっけ。 原題:Manderlay (2005) 監督・脚本:Lars von Trier Genre: Drama Country: Denmark/Sweden/Netherlands/France/Germany/UK Language: English 上映時間:139分 あらすじ: オトーサン、 「IMDb、またサボっている」 ドッグヴィルの町を焼き払ったグレースは、 父親らと、南部のマンダレイ農園へ。 そこでは、依然として奴隷制が続いていた。 理想に燃えるグレースは、 奴隷たちに人権教育を施そうとするが、 黒人たちは、なかなか受け容れようとしない。 しかも、飢饉、盗み、愛欲の嵐がマンダレイを襲う... 出演者: Bryce Dallas Howard .... Grace Margaret Mulligan(グレース) Isaach De Bankole .... Timothy(ティモシー) Danny Glover .... Wilhelm(ウィレム) オトーサン、 「おお、この娘、いいねぇ」 シリーズ第1作”ドッグヴィル”では、 主演は、ニコール・キッドマンだったのですが、 危ぶまれた新人女優さんが、健気に演じていました。 それにしても、ブライス・ダラス・ハワードとは、 アクション俳優みたいな名前ですね。 その他の出演者: Willem Dafoe .... Grace's Father Jeremy Davies .... Niels Lauren Bacall .... Mam Chloe Sevigny .... Philomena Jean-Marc Barr .... Mr. Robinsson Udo Kier .... Mr. Kirspe Michael Abiteboul .... Thomas Rik Launspach .... Stanley Mays Geoffrey Bateman .... Bertie Suzette Llewellyn .... Flora Virgile Bramly .... Edward Charles Maquignon .... Bruno User Rating: 7.7/10 (1,761 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 ・カンヌ映画祭パルムドール、ノミネート User Comments: ils-pelsさん Denmark 2005年6月20日 かつてなく最高に勇気のある映画。 まさに、今年最高の映画だ。 劇場から戻ってきたところだが、 いまだに、この映画のことを考え続けている。 ストーリーは、ドッグヴィルが終わったところからはじまる。 グレースと父親は、旅の途中、一休みしたが、 そのマンダレイ農園では、奴隷たちが罰されているのを目撃する。 父親は、旅を続けるが、 グレースは、農園にとどまり、奴隷を自由にしようとする。 70年前に、奴隷制度は不法となっていたのではないか。 勿論、事は簡単ではなかった。 この映画は、「ドッグヴィル」ほど衝撃的ではなかったが、 より力強い映画である。 「ドッグヴィル」以上に、登場人物に共感してしまうからだ。 惜しまれるのは、ちょっとアクションが足りないこと。 何も起きない。 ひとびとは、歩きまわり、話すだけ。 最大の見せ場でも、アクションにつながらないし、 ストーリー展開に影響することもない。 だが、実は、登場人物の心の中では進展していたのだ。 映画を見終わった後、分析すれば、 この発展には、実は大きな意味があったことが分かる。 アクションの代わりに、 3つか4つの恐ろしいシーンがある。 「ダンサー・イン・ザ・ダーク」や「奇跡の海」よりも、迫力がある。 思うに、それはアクションがないからなのだ。 この映画には、「ドッグヴィル」よりも、強いメッセージがある。 そう、そのメッセージは、アメリカに向けられている。 「ドッグヴィル」では、単なるある国への批判だったが、 この映画では、人類全体への批判になっている。 ラース・フォン・トリアー監督が、 批判の舞台としてアメリカを選んだのは、 最大の国家だったからに過ぎない。 すこし前のTVのインタビューで、こうも言っている。 脚本は、イラク戦争の前に書き上げていた。 だから、イラクで起きたことと、 このマンダレイ農園で起きたことが似ているのは、 まったくの偶然である。 私見だが、彼は、当代きっての監督だ。 勇気がある。 こういう映画をつくらせたら、彼以上の監督はいない。 これは、最も勇気ある映画だ。 オトーサン、 「おすぎさん、最後までみなかったのかも」 字幕が切れる最後の最後に写った1枚の写真。 ワシントンには、奴隷解放の偉業を果たした リンカーン大統領の巨大な彫像が鎮座していますが、 その顔をモップで洗っている黒人が写りました。 黒人は、いまだに奴隷同様の仕事しかさせてもらえない 現実を暴いた1枚の画像でした。 「この監督、どういうひとだろう?」 ○LARS VON TRIER  ラース・フォン・トリアー 誕生日 1956/4/30 出身 デンマーク 監督作 1984年「エレメント・オブ・クライム」 1988年「エピデミック〜伝染病」「メディア」(TM) 1991年「ヨーロッパ」 1994年「キングダム」 1996年「奇跡の海」 1997年「キングダムU」 2000年「ダンサー・イン・ザ・ダーク」 2003年「ドッグヴィル」 2005年「マンダレイ」 次に、IMDbで。 恐らく最も野心的で映像的に際立った監督だろう。 デンマークでは、60年前のCarl Theodor Dreyer以来となる。 ラース・フォン・トリアーは、デンマーク映画学校で映画を学び、 処女作「エレメント・オブ・クライム」(1984)で、国際的注目を浴びた。 フィルム・ノワールとドイツ表現主義と スタイリッシュなドレイヤー、アンドレイ・タルコフスキー、 そして、オーソン・ウェルズの作風を高度にブレンドしていた。 その黄色じみたモノクロの撮影は、青い光に貫かれ、 ドームのような雰囲気を醸しだし、忘れ難い映像体験を与える。 続く、「エピデミック〜伝染病」(1987)と「ヨーロッパ」 (1991)は、 テーマも映像も、野心的だった。 だが、国際的に知名度を上げたのは、短編映画"Riget"(1994)である。 TVのソープ・オペラで、病院のドラマと幽霊の話をブレンドしたもの。 そして、「ツイン・ピーク」 (1990)。 シュール・リアリズムの傑作で、デンマークで大ヒットした。 280分の劇映画になって、世界で放映された。


ロボッツ

オトーサン、 「宣伝に負けたな」 ビデオ屋さんに、このDVDコーナー。 これだけ並べられると、借りてみたくなります。 原題:Robots (2005) 監督:Chris Wedge/Carlos Saldanha 原作:Ron Mita/Jim McClain /David Lindsay-Abaire 脚本:David Lindsay-Abaire/Lowell Ganz/Babaloo Mandel Genre: Animation / Comedy / Family / Fantasy / SF Rated PG for some brief language and suggestive humor 上映時間:91分 あらすじ: ロボットのロドニーには、2つの夢がある。 世界をいい場所にすること、 そして、憧れの発明家ビッグウェルドに出会うことだった。 面会に行くが、ビッグウェルドはすでに引退。 極悪な暴君ラチェットが経営者になり、 利益追求のため、壊れたロボットをすべてスクラップにしようとしていた。 ロドニーは、秘書のチャピーにたちまちのぼせてしまう。 壊れたロボットたち、フェンダーやチャピーとともに ラチェットに立ち向かうことにする。 声の出演者: Ewan McGregor .... Rodney Copperbottom(ロドニー) Halle Berry .... Cappy(チャピー) Robin Williams .... Fender(フェンダー) オトーサン、 「ロビン・ウィリアムスのしゃべり、誰も勝てんなぁ」 ROBIN WILLIAMS  ロビン・ウィリアムス 誕生日 1952/7/21 出身 米イリノイ州シカゴ ジュリアード学院で学ぶ。 テレビシリーズの「ハッピー・デイズ」のゲスト出演がブレイクのきっかけ。 80年「ポパイ」で映画デビュー。 97年「グッド・ウィル・ハンティング」でアカデミー助演男優賞。 活躍度 ◎→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ   ☆☆☆☆☆★ 出演作 1980年「ポパイ」 1982年「ガープの世界」 1983年「ロビン・ウィリアムスの大混乱サバイバル特訓」 1984年「ハドソン河のモスコー」 1985年「タッチダウン90’」 1986年「クラブ・パラダイス」「ミッドナイト・ニューヨーカー」 1987年「ディア・アメリカ/戦場からの手紙」(ナ)      「グッドモーニング、ベトナム」 1989年「いまを生きる」「バロン」▲ 1990年「愛と死の間で」「キャデラック・マン」「レナードの朝」 1991年「フィッシャーキング」「フック」 1992年「トイズ」「アラジン」(声) 1993年「ミセス・ダウト」 1995年「9ヶ月」「ジュマンジ」「3人のエンジェル」▲ 1996年「バードケージ」「ジャック」「ハムレット」      「シークレット・エージェント」▲ 1997年「ファーザーズ・デイ」      「グッド・ウィルハンティング/旅立ち」アカデミー助演男優賞       「フラバー」 1998年「パッチ・アダムス」「奇跡の輝き」 1999年「聖なる嘘つき その名はジェイコブ」       「アンドリューNDR114」 2001年「A.I.」(ナ) 2002年「インソムニア」「ストーカー」「デス・トゥ・スムーチー」 2004年「ファイナル・カット」 その他の出演者: Paula Abdul .... Watch Lucille Bliss .... Pigeon Lady Terry Bradshaw .... Broken Arm Bot Jim Broadbent .... Madame Gasket Mel Brooks .... Bigweld Amanda Bynes .... Piper Drew Carey .... Crank Jennifer Coolidge .... Aunt Fanny Dylan Denton .... Youngest Rodney Will Denton .... Young Rodney Marshall Efron .... Lamppost/Toilet Bot/Bass Drum/Microphone Damien Fahey .... Stage Announcer Lowell Ganz .... Mr. Gasket Paul Giamatti .... Tim the Gate Guard User Rating: 6.5/10 (9,288 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものでしょう」 User Comments: FrancesTheWHOREさん Reno, Nevada 2005年3月13日 すばらしい!古典芸ロビン・ウィリアムス! 確かに、これは子ども向け映画だが、 何度も読んでいるだろうが、 子どもと一緒に大人も楽しめるように、 大人向けのユーモアもある。 すべての年代向けだ。 ユワン・マクレガーが、ロドニー役。 だが、この映画、目だっていたのは、 フェンダー役のロビン・ウィリアムスだ。 明らかに、ユワンやハル・ベリーらが、かすんでいた。 勿論、これはアニメだ。 この映画すべて精巧にできている。 この映画を製作するために費された時間と努力は、 驚異的なものだ。 いくつかのコメントを読んだが、 それには、ウィリアムスの声がウルサイとあった。 だが、それは100% 間違っている! 私は、完全に彼の演技を楽しんだ。 ウィリアムスを起用したマーケテイングは間違っていない。 もし、ウルサイなら、なぜ、見るんだ? もっと賢くなれよ。 変なヤツらを信じるな。 性に合わないだけだ。 ロビン・ウィリアムスを楽しめないなら、 他の映画でも、楽しめないだろう。 正直に言おう。 これは、映画フアンにはたまらない映画だ。 オトーサン、 「おお、CGもここまで来たか!」 CGをやや馬鹿にしていましたが、 このレベルなら、大したもの。 ロボットたちや未来都市の交通機関など、 その造形も見事なもので、しばし感嘆しました。 子どもに見せるのが勿体ないくらいです。


サバンナ

オトーサン、 「大草原を吹きわたる風、いいね」 この”サバンナ”に惹かれて借りることに。 象やキリンやライオンも見られるでしょうか? 原題:Askari (2001) 監督:David Lister 脚本:John Cundill /Ashley Way Genre: Drama / Family 上映時間:85分 あらすじ: オトーサン、 「IMDb、またサボっている」 命に代えても私は護る・・・。 南アフリカの野生動物保護区、 そこは人間たちの戦場でもあった。 絶滅に瀕したアフリカ象保護に、すべてを賭けるレンジャー・チーム。 巨大な富を産む動物たちを狙い、暗躍する密猟グループ。 灼熱の大地を炎に染めて、狩る者と護る者の闘いがはじまる!! 出演者: Marlee Matlin .... Paula McKinley(ポーラ) C. Thomas Howell .... Joss Mc Kinley(ジョス) Amanda Fuller .... Emma Crawshay(エマ) オトーサン、 「このひと、どこかで見たなぁ」 経歴をみても、思いだしません。 「えっ、アカデミー主演女優賞(史上最年少)って?ほんと?」 MARLEE MATLIN  マーリー・マトリン 誕生日 1965/8/24   出身 米イリノイ州モートングローブ 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1986年「愛は静けさの中に」◇       アカデミー主演女優賞(史上最年少) 1987年「ウォーカー」 1991年「グラン・マスクの男」 1992年「ニューヨーク恋泥棒」「ザ・プレイヤー」 1993年「あなたが聞こえない」◇ 1996年「It's MY PARTY」 1998年「ダブル・トラップ/白い肌の迷宮」◇ 2000年「トラップ&ゲーム」」◇「Two Shades of Blue」 2002年「サバンナ」 2004年「What the #$*! Do We (K)now!」 その他の出演者: Brendan Pollecutt .... Russel, Krenshaw Anthony Bishop .... Randolph Hughes Lynette Colyn .... Emma's Mother Ken Gampu .... Ndhlovu Gary Lawson .... Assistant Warden Richard Mbaba .... Game Ranger 2 Alistair Prodgers .... Game Ranger 1 Ian Roberts .... Ripshaw Costa Siokos .... Emma's Father Sylvaine Strike .... Susan Adrian Waldron .... Alex Viljoen User Rating: 8.1/10 (10 votes) オトーサン、 「おお、なんでこんなに高いのか?」 様々な動物がみられたこともあるでしょう。 User Comments:- オトーサン、 「おいおい、誰も投書しないのか?」 マーリー・マトリンの経歴を調べてみました。 「そうか、TVで大活躍してるんだ!」 好感度抜群なので、映画の評価も高くなったのでしょう。 2000年「The Practice」 .... Sally Berg 2001年「Kiss My Act」 .... Casey 2002年「The West Wing」 (-2005) .... Joey Lucas 2003年「The Division」 .... Ann Polton 2004年「Law & Order」 (-2005) .... Dr. Amy Solwey 2005年「Desperate Housewives」 .... Alisa Stevens


ナッシング

オトーサン、 「CUBE」の監督の作品か。 見たこともない前衛映画の世界が広がるはず。 これも、コンセプト(Delete:消去)を表現した インスタレーション作品と言えるかもしれません。 原題:Nothing (2003) 監督:Vincenzo Natali 原作:Vincenzo Natali /Andrew Miller/David Hewlett 脚本:Andrew Lowery /Andrew Miller Genre: Comedy / Fantasy / Mystery / SF Rated R for language. Country: Canada Language: English 上映時間:86分 あらすじ: オトーサン、 「また、IMDb、サボっている」 デイブとアンドリューは幼友達。 デイブは自己中心、アンドリューは引きこもり。 デイブが外で働き、アンドリューが家事を引き受け、 助け合いながら共同生活を送っている。 立ち退きを迫られ、濡れ衣まで着せられ、 ついに、“失せろ!”と叫ぶ。 その瞬間、2人の目の前には、“無の世界”が広がっていた... 出演者: David Hewlett .... Dave(デイブ) Andrew Miller .... Andrew(アンドリュー) オトーサン、 「デイブとアンドリュー、本名か。 それにしても、お疲れさま」 2人の掛け合い漫才みたいなもの。 出ずっぱりでした。 DAVID HEWLETT  デビッド・ヒューレット 誕生日 1968/4/18 出身 英 活躍度 ▲→ 演技幅 適応 演技力 ☆☆★★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1996年「ELEVATED」 1998年「CUBE」 2001年「カンパニー・マン」 2003年「ナッシング」 その他の出演者: Gordon Pinsent .... Man In Suit Marie-Josee Croze .... Sara Andrew Lowery .... Crawford Elana Shilling .... Little Girl Soo Garay .... Little Girl's Mother Martin Roach .... Co-worker Angelo Tsarouchas .... Foreman Rick Parker .... Mounted Police Officer Maurice Dean Wint .... Narrator User Rating: 6.6/10 (831 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものでしょうね」 User Comments: Marinaさん Vancouver, BC 2003年10月6日 バウンドする頭が愉快 何が出てくるか分からないが、見に行った。 スマートで、ややひねったコメディで、ちょっと考えさせられる。 監督が「無」を創造したとは思わないが、 それは、監督にお任せすることにしよう。 すてきな連中だ。 低予算で、リアルに見える映画を送り出した。 (何もないから、リアルに決まってるが) 時間とお金を割く価値あり。 見る機会があったら、行くべし。 後悔しないだろう。 オトーサン、 「 この監督、どんなひと?」 ○VINCENZO NATALI  ヴィンチェンゾ・ナタリ 誕生日 1969 出身 米ミシガン州デトロイト 「スター・ウォーズ」で映画に目覚める。 ストーリーボード・アーティストとして映画界に入り、 短編映画が評価され、 トロントのカナディアン・フィルムセンター協力のもと、 長編デビュー作「CUBE」を完成させる。 立方体に閉じこめられた人間たちを描いたこの映画は、 各国の映画祭で絶賛され、日本でもロングランヒットする。 製作会社ヘッドスペースを設立し、 さまざまなジャンルに挑む俊英監督。 監督作 1996年「ELEVATED」 1997年「CUBE」 2001年「カンパニー・マン」 2003年「ナッシング」


やさしくキスをして

オトーサン、 「たまには、純粋なラブ・ストーリーもいいかも」 最近の殺伐としたニュースに接していると、 ほのぼの系の映画が恋しくなります。 それに、ようやく春。 近所の猫の鳴き声がうるさい発情期でもあります。 でも、案に相違して、この映画、 イスラムvs西欧のシアリアスな問題提起をしていました。 原題:Ae Fond Kiss..., (2004) 監督:Ken Loach 脚本:Paul Laverty Genre: Drama / Romance Rated R for some strong sexuality and language. Country: UK / Belgium / Germany / Italy / Spain Language: English / Punjabi 上映時間:104分 あらすじ: スコットランドのグラスゴー。 パキスタン移民二世のカシムは、 いとこのジャスミンと婚約中だったが、 妹の音楽教師ロシーンと恋に落ちる。 だが彼女は、ゴーリー(白人娘)で、 アイルランド人で、カソリックだった。 当然、両親は猛反対する。 カシムは、熱愛とよき息子との間に引き裂かれる。 出演者: Atta Yaqub .... Casim Khan(カシム) Eva Birthistle .... Roisin Hanlon(ロシーン) Shamshad Akhtar .... Sadia Khan(サディア) オトーサン、 「みんな素人かしらん?」 実に、リアリティがあります。 その他の出演者: Ghizala Avan .... Rukhsana Khan Shabana Akhtar Bakhsh .... Tahara Khan Ahmad Riaz .... Tariq Khan Shy Ramsan .... Hamid Gerard Kelly .... Parish Priest John Yule .... Headmaster Gary Lewis .... Danny David McKay .... Wee Roddie Raymond Mearns .... Big Roddie Emma Friel .... Annie Karen Fraser .... Elsie Ruth McGhie .... Mary Nolan User Rating: 7.3/10 (1,329 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 ・ベルリン国際映画祭金熊賞ノミネート User Comments: AKS-6さん Sweden 2005年3月16日 実にすばらしい ケン・ローチ監督の最新作である。 古典的なテーマである。 異なる背景の男女が恋に落ちる。 2人の愛は、成就するだろうか? 周囲のひとは、どう反応するだろうか? 百万回も見てきたテーマである。 だが、だからといって、この映画が悪いわけではない。 いや、まったく正反対の、すばらしい映画だ。 ます、脚本がすばらしい。 カシムの両親は、若い2人の恋が成就する上で最大の障害である。 この映画、イスラム教徒を悪者として描いていない。 ローシンのカソリック社会は、よく描かれていない。 これが、この映画を夢中にさせる理由である。 この映画が好きなもうひとつの理由は、 すべての役者たちの、すてきな演技による。 Eva Birthistle は、確かに傑出していたが、 誰がとくにいいと言い切れない。 要するに、すばらしい配役だ。 これは、よい演技の、あまく夢中にさせる映画である。 大好きな映画だ。 ローチ監督の”Sweet Sixteen”より、ちっと良い。 10点満点で、8点。 オトーサン、 「この名監督。どういうひと?」 KEN LOACH  ケン・ローチ 誕生日 1936/6/17 出身 英ナンニートン 監督作 1967年「夜空に星があるように」 1969年「ケス」 1991年「リフ・ラフ」「レイニング・ストーンズ」 1994年「レディ・バード レディ・バード」 1995年「大地と自由」 1996年「カルラの歌 戦士たちの鎮魂歌」 1998年「マイ・ネーム・イズ・ジョー」 2000年「フレッド&ローズ」 2001年「ナビゲーター ある鉄道員の物語」 2002年「Sweet Sixteen」「September 11」 2004年「やさしくキスをして」 2005年「Tickets」「McLibel」 次に、IMDbの経歴から。 同時代の監督たちと異なって、 彼はハリウッドからの誘いの声に屈しなかった。 彼独特の英国社会主義リアリズムを ハリウッド流に手直しするのは、事実、不可能だった。 オックスフォードのSt. Peter's Collegeで法律を学んだが、 旅興行劇団とともに演技する劇場へ入った。 そして、TVへ。 プロデューサーのTony Garnettと組んで、 一連のドキュメンタリー・ドラマを制作した。 有名なのは、破壊的な"Cathy Come Home"(1966)で、 この衝撃は大きく、ホームレスの法律が制定された。 長編映画デビューは、「夜空に星があるように」(1967)だった。 そして、「ケス」(1969)で、英国でつくられた最も優れた映画といわれた。 だが、続く20年間、停滞が続いた。 映画は、ほとんど配給されず、 TV作品も、ときに放映されなかった。 だが、1990年代になって、驚異的なカムバックをみせた。 一連の受賞作品によって、欧州の監督殿堂に加わった。 欧州本土で有名になった。 ”Hidden Agenda”は、1990年のカンヌ映画祭で特別審査員賞を受賞した。 「リフ・ラフ」は、1992年の最優秀欧州映画賞をとった。 「レイニング・ストーンズ」は、1993年のカンヌ映画祭で特別審査員賞を受賞した。 「大地と自由」は、FIPRESCI International Critics Prizeを受賞し、 1995年のカンヌ映画祭で、審査員賞を受賞した。 スペインでは、大ヒットした。 そのテーマについて、緊迫した議論が巻き起った。 言うまでもないことだが、それこそ、ローチが映画を創る理由なのだ!


Dearフランキー

オトーサン、 「おお、オペラ座の怪人が出ている」 ジェラード・バトラーが出演しているという理由で借りました。 原題:Dear Frankie (2004) 監督:Shona Auerbach 脚本:Andrea Gibb Genre: Drama Rated PG-13 for language. Country: UK Language: British Sign Language / English 上映時間:105分 あらすじ: 9歳のフランキーとシングル・マザーのリジーは、 フランキーが物心つく頃から、しょっちゅう引越しをしてきた。 リジーは、難聴の息子を守るために、 父親の手から逃げているのだが、その事実を息子に隠している。 父親は、船乗りで、航海中だと偽ているのだ。 フランキーには、数週間毎に、父親からのもっともらしい手紙が届く。 実は、リジーが書いているのだ。 そこには、エキゾティックな島での冒険談が書いてある。 フランキーは、世界をめぐる船の航路を追い、 やがて、故郷の町に寄航することを知る。 船が寄航するのは、わずか1昼夜。 リジーは、息子に真実を話すべきかどうか迷う。 あるいは、1日パパをスカウトしてみようかしらん。 出演者: Emily Mortimer .... Lizzie (リジー) Jack McElhone .... Frankie (フランキー) Gerard Butler .... The Stranger (見知らぬ男) オトーサン、 「この女優さん、将来有望なのでは?」 エミリー・モーティマー、生硬な演技も見られますが、 基本的に、感情移入できるひとです。 ジェラード・バトラー、いい男ですね。 こんなパパがいたら、ステキでしょうね。 EMILY MORTIMER  エミリー・モーティマー 誕生日 1971 出身 英 オックスフォードのリンカーン・カレッジで英語とロシア語を学ぶ。 在学中にモスクワ・アーツ・シアター・スクールに6ヶ月留学。 95年イギリスのテレビ・シリーズ「THE GRASS VIRGIN」でデビュー。 活躍度 △↑ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1996年「ゴースト&ダークネス」 1997年「セイント」 1998年「エリザベス」 1999年「恋の骨折り損」◆「ノッティング・ヒルの恋人」 2000年「スクリーム3」◆「キッド」◆ 2002年「ケミカル51」「スリーピング・ディクショナリー」 2004年「Dearフランキー」 GERARD BUTLER  ジェラード・バトラー 誕生日 1969/11/13 出身 英スコットランド・グラスゴー 12歳の時に「オリバー」で舞台デビュー。 その後、グラスゴー大学で法律を学び、7年間弁護士をしていたが、 ロンドンのコーヒーショップで俳優のスティーブン・バーコフにスカウトされ、 舞台「コリオレイナス」で俳優デビュー。 97年「QUEEN VICTORIA 至上の恋」で映画デビュー。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1997年「QUEEN VICTORIA 至上の恋」「トゥモロー・ネバー・ダイ」 1998年「タロス・ザ・マミー/呪いの封印」「桜の園」 1999年「ワン・モア・キス」 2000年「ドラキュリア」◇「戦場のジャーナリスト」 2001年「騎馬大王アッティラ/平原の支配者」(TM) 2002年「サラマンダー」◆ 2003年「トゥームレイダー2」◇「タイムライン」◇ 2004年「オペラ座の怪人」◇「Dearフランキー」◇ その他の出演者: Mary Riggans .... Nell Sharon Small .... Marie Sophie Main .... Serious Girl Katy Murphy .... Miss MacKenzie Sean Brown .... Ricky Monroe Jayd Johnson .... Catriona Anna Hepburn .... Headmistress Rony Bridges .... Post Office Clerk Douglas Stewart Wallace .... Stamp Shop Keeper Elaine M. Ellis .... Librarian Carolyn Calder .... Barmaid John Kazek .... Ally User Rating: 7.9/10 (3,751 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ!」 ・モントリオール国際映画祭:最優秀監督賞受賞 User Comments: cirnelle_telperienさん United Kingdom 2005年2月26日 美しい これまで見たうちで、最高に美しい映画だ。 隠れた宝石だ。 他の多くの映画のように余計な飾りもない。 絶対に好きな映画である。 ユニークで、思慮深いストーリーで、 俳優たちの演技も、コンビネーションもカンペキだ。 スーパースターも、有名俳優も出ていない。 心を打つ映画をつくりたいと思うひとびとが結集し、 それが成功している。 悲しさと幸せ、忘れ難い類い稀な気持ちが湧き出てくる。 これは、真の傑作だ。 これまでに出会ったなかで、カンペキと言ってもいい映画である。 涙を誘った唯一の映画だった。 至福そのもの。 オトーサン、 「マンションに放火した中学生、  親の愛情に飢えていたんだなぁ、哀れだ」  両親が8年前に離婚。  実母と暮らしていたが、不登校になり、センターへ。  「父親と暮らしたい」と希望して、父親のもとへ。  その父親に叱られて、天涯孤独の心境へ... 子育てを甘く考えている親が増えましたね。 どうしょうようもない子と決めつける前に、 わが身を反省すべきケースも多々あるようです。 この「Dearフランキー」、そういう意味で、いい映画です。 なお、子育ての基本も参考になりますね。 ○子育てについて  子どもは生まれたときから優しさや思いやりの心をもっている?  もしそうなら、しつけも教育も必要ないはずですね。  だから子育てのあり方が大切。  素晴らしい可能性をもった存在なのです。  どの子も意欲的で、心のたくましい、優しく知的な子になろうとする  向上の欲求と可能性を秘めているのです。  「心の環境」のなかでは、ふだん子どもによく接している  両親のあり方が鍵になります。  親が子どもをどのように扱い、育てるかによって  意欲的な子にも、無気力な子にも、優しい子にも、意地悪な子にもなり得ます。  両親の子どもへの接し方が子どもの性格に大きな影響を与えています。  子どもの発達は、ゆっくりと各駅停車で進むようなもの。  一足飛びに発達するものではありません。  その子その子の特徴をつかみ、じっくりと見守る必要があります。  子どもの発達のすすみ方は子どもによって異なり、発達の幅があります。  他の子と比較して一喜一憂するのではなく、  長い目で子どもの発達を見守り、成長を促しながら  子どもの持てる力を大きくのばすように心掛けるべきですね。  親の愛情は、とくに乳幼児期では、子どもの健やかな発達にとって  なくてはならないものです。  例えば、赤ちゃんならオッパイを飲ませる、抱っこする、  声をかける、体をなでる等が必要です。  大きくなるにつれて愛情の示し方は異なってきますが、  いくつになっても親の愛情が大切なことは変わりません。  ことばや態度で十分愛情を示すことが必要です。  しつけを行う際、子どもが「親から愛されている」という気持ちを持つことが大切です。  親の愛情をまったく受けず、世話もされない放任の状態では  子どもは健やかには育ちません。  子どもの発達には親の世話や保護、要求の受け入れ方が「適量」、  つまりちょうどよいバランスが大切です。  親自身は全く意識していないとしても、毎日の生活のなかで  親が子どもに何気なく示しているものの考え方や行動も、  実は子どもの心が育っていく上で大きな働きをしています。  出典:http://www.city.kyoto.jp/hokenfukushi/kodomosos/knowledge/infants/ikuji.html


マラソン

オトーサン、 「たまには、韓国映画をみるか」 このところ、反日感情が高まっているので、 こちらも、いい気持ちがしません。 いずれ、「リトル・ランナー」を見る予定なので、 それとの対比も面白いかもと思いつきました。 韓国では、観客動員数500万人とヒットしたとか。 原題:Marathon (2005) 監督・脚本:Yoon-Chul Jeong Genre: Drama Country: South Korea Language: Korean 上映時間;117分 あらすじ: キョンスクは、自閉症の息子を育ててきた。 息子チョ・ウォンが走っているあいだは、 楽しそうなのに気づき、 フルマラソンに挑戦させたいと考える。 名ランナーだったチョンウクにコーチを頼むが、 マラソンの難しさに悲鳴をあげる日々が続き... 出演者: Seung-woo Cho .... Cho-won(チョ・ウォン) Mi-suk Kim .... Cho-won's mum(キョンスク) Gi-yeong Lee .... Jung-wook(チョンウク) オトーサン、 「なるほど、こういう演出があったのか」 自閉症の青年とその母親をさらっと描いています。 だから、好感がもてるのです。 その他の出演者: Seong-hyeon Baek .... Yun Jung-won Nae-sang Ahn .... Cho-won's dad User Rating: 8.1/10 (298 votes) オトーサン、 「おお、こんなに高いのか」 User Comments: Daniel Vazquezさん United Kingdom 2006年2月9日 感動的 これは、実に暖かく詩的な映画だ。 ある母親と自閉症の息子の関係を物語る。 彼女は、息子がマラソンを走るのに、不安を感じている。 それが彼女と息子の関係にどういう影響を及ぼすか、 コーチが、不承不承だが、母子を手伝うようになるかを描いている。 ここ数年で、最も感動的な映画だった。 この映画を「レインマン」と比べるひとがいるが、 その比較は、妥当ではない。 まず、トムクルーズは利己的だし、 ダスティン・ホフマンは演技過剰だから、感動が薄い。 共感しにくいのだ。 もうひとつ、致命傷がある。 トム・クルーズ演じる人物は、兄に興味もないし、 関係をもつのを拒んでいる。 だが、この映画では、母親の問題を正確に描いている。 彼女は、息子といい関係になりたいのだ。 このジレンマが、 (いい関係をもちたいが、難しい) この映画を興味深く、感動的なものにしている。 さらに、演技がじつによい。 撮影は豊かで、控え目である。 音楽もいい、とくにあるシーンを強調してくれる。 ペースもいい。 早すぎもせず、遅すぎもしない。 実に楽しめた。 誰にでも、大いに推薦したい。 微笑み、笑い、泣き、幸せに感じることができる。 オトーサン、 「 へえ、監督インタビューがある!」 Q:この作品を撮ろうとしたきっかけは? A:まず実際のお母さんが書いた手記のドラマを見て、   映画としてもドラマチックになると感じました。   私がちょうど10キロマラソンをしていた時期でもあり、   思いが強まりましたね。 Q:韓国の大ヒットは予想していましたか? A:プロデューサー(P)は確信していたようですが、私は不安でした。 P:韓国では障害児を扱った映画はありませんでした。   それもマーケティング戦略のひとつです。   最近は刺激的、世紀末的な作品が多いので、   純粋な作品を求める人も多いです」 Q:自閉症を演じるにあたって、主演のチョ・スンウさんに要求したことは? A:自閉症の人たちに沢山会いましたが、子供のようでした。   面白いと思い、わざとらしいのは嫌だったのでありのままでお願いしました。 Q:最後のシーンは実際のマラソン大会で撮影したそうですが? A:チュンチョン国際マラソンは歴史のある、韓国で最も大きな大会です。   最後のシーンは大会当日でなければ撮れないシーンなので、   カメラ6台にヘリも動員し、機動作戦ともいえるほどでした。   あの日1日は、ブロックバスターの大作を撮る気分でとても嬉しかった。 Q:お好きな日本の映画監督は? A:阪本順治監督が好きです。タフさの中にも温かみを感じます。   北野武さんも好きです。 出典:映画生活     http://www.eigaseikatu.com/topics/471


レオポルド・ブルームへの手紙

オトーサン、 「レオポルド・ブルーム?知らんな」 でも、あの”恋に落ちたシェイクスピア”の ジョセフ・ファインズが出ているので、借りました。 ファインズ、そっくりさんをNYの寿司屋でみかけました。 「あれ、本人だったのかなぁ」 原題:Leo (2002)     Leopold Bloom 監督:Mehdi Norowzian 脚本:Massy Tadjedin /Amir Tadjedin Genre: Drama Rated R for language, some sexuality and violent content. Country: UK / USA Language: English 上映時間:103分 あらすじ: オトーサン 「IMDb、何でサボるんだ?」 専業主婦メアリーは、夫の浮気を仄めかされ、 怒りと悲しみのあまり、出入り職人と関係する。 だが、夫は、浮気などしていなかった。 知った直後、夫と娘が交通事故死してしまう。 同時期に、男子レオを出産するが、 過ちの遺物を愛することはできなかった。 一方、15年の刑期を終え、劣悪な食堂に職を得た スティーヴンには、ある夢があった。 見ず知らずの囚人だった自分に手紙を送り続けてくれた 少年レオに会うことだった。 出演者: Joseph Fiennes .... Stephen(スティーヴン) Elisabeth Shue .... Mary Bloom (メアリー) Deborah Kara Unger .... Caroline(キャロライン) オトーサン、 「3人とも、繊細な演技だ!すばらしい」 内面の危機を抱えている人物を演じるのは、 難しいことですが、鮮やかに難役をこなしていました。 JOSEPH FIENNES  ジョセフ・ファインズ 誕生日 1970/5/27  出身 英ウィルトシャー州サリスベリー 兄は俳優レイフ・ファインズ、姉は映画監督マーサ・ファインズ。 サフォークのアート・スクールに一年通い、 その後、ヤング・ヴィック・ユース・シアターに入団。 ロンドンのギルドホール・スクール・オブ・ミュージック・アンド・ドラマで 3年間学び、93年卒業。 ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーなどで数々の舞台を踏む。 96年「魅せられて」で映画デビュー。 「恋に落ちたシェイクスピア」で グウィネス・パルトロウの相手役を演じ、注目される。 活躍度 ○↑ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1996年「魅せられて」 1997年「マーサ・ミーツ・ボーイズ」◇ 1998年「エリザベス」◇「恋に落ちたシェイクスピア」◇ 1999年「人妻」◇ 2000年「スターリングラード」◇ 2001年「キリング・ミー・ソフトリー」◇      「ダスト」◇ 2002年「レオポルド・ブルームへの手紙」 2004年「ヴェニスの商人」 ELISABETH SHUE  エリザベス・シュー 誕生日 1963/10/6 出身 米デラウェア州ウィルミントン マサチューセッツ州のウェルズリー・カレッジに入学し、 弁護士を目指して政治学を勉強している時に、 友人の勧めでテレビCMのオーディションを受ける。 一連のCMに出演後、ニューヨーク・ショウケース・シアターで 演技の勉強を始めるが、ABCのタレントスカウトマンにより、 テレビ・シリーズ「CALL TO GLORY」で女優デビューを果たす。 95年「リービング・ラスベガス」で アカデミー主演女優賞にノミネートされた。 活躍度 △→ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1984年「ベスト・キッド」デビュー 1986年「リンク」 1987年「ベビーシッター・アドベンチャー」 1988年「カクテル」 1990年「バック・トゥー・ザ・フューチャーPART2」      「バック・トゥー・ザ・フューチャーPART3」 1991年「ソープディッシュ」「あなたの恋にリフレイン」 1993年「風と共に散る20ドル!」 1994年「愛が微笑む時」「RADIO INSIDE」「蒼い記憶」 1995年「リービング・ラスベガス」 1996年「トリガーエフェクト」 1997年「セイント」 1998年「パルメット」「従妹ベット」「地球は女で回っている」 1999年「モリー」 2000年「インビジブル」 2002年「レオポルド・ブルームへの手紙」 2005年「ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ」 その他の出演者: Dennis Hopper .... Horace Justin Chambers .... Ryan Sam Shepard .... Vic Mary Stuart Masterson .... Brynne Jake Weber .... Ben Bloom Davis Sweatt .... Leo (age 11) James Middleton .... Louis Don Baker .... Jack David Burke .... Thomas Kingsley Amie Quigley .... Ruth Livingston Andrew Ruse .... Mark Zac Epstein .... Kid #1 User Rating: 6.5/10 (191 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: Lindsayさん United States 2005年2月25日 すぐ借りよう この映画、ビデオショップの棚でみるまで、 まったく聞いたことはなかった。 最近、エリザベス・シューについて、いい話を聞いていない。 同じく、ジョセフ・ファインズも、「恋に落ちたシェイクスピア」以降、 大して活躍していないので、あまり期待せずに見はじめた。 だが、この映画、見たことがないほどいい映画だった。 映画の終わりになって、2つの異なる話が1つになる。 ファインズは、殺人罪で15年服役し、最近釈放されたところ。 シューは、寂しい主婦、後に心無き母親になる。 2人とも、すばらしいが、 とくに、シューが、ショッキングだ(いい意味で)。 シューは、ベビーシッターを演じても、 売春婦を演じても、巧い女優だが、 ”大事な母役”の彼女をみるのは、不安で新鮮だった。 20年近く映画界で過ごしてきたのに、依然として、 ゴージャスな女優をみるのは、エキサイティングだ。 「リービング・ラスベガス」以来のブレーク・スルーだ。 筋書きは話したくない。 「アメリカン・ビューティ」同様に、 心を乱され、鬱屈させられたが、実に感動的な映画だった。 この映画のことを誰も知らないという事実を念頭において、 次にビデオ屋に行ったときには、ぜひ借りてほしい。 オトーサン、 「へぇ、あのジェームズ・ジョイスの  ”ユリシーズ”を映画化したのか?」 学生時代、必読の書物と言われました。 あまりに難解なので途中で放り出しました。 以下は、そのあらすじです。 すじがきそのものは、大したものではありません。 でも、絶え間なく移ろっていく思考や感覚に忠実に ある1日を詳細に描き切ったことで、 歴史に残る名作となったのです。 新聞記者レオナルド・ブルームの長い1日がはじまる。 勤め先で、小学校教員ステーヴンとすれちがう。 郵便局に行き、文通相手からの手紙を受け取る。 街に出て、昔の恋人とばったり出会う。 好色本を買う。 妻の浮気相手と疑う男を見かけ、後をつける。 悩みながら文通相手に返事を書く。 夜遅く、白夜の浜辺で、美しい少女を見かけ、自慰にふける。 その後、妻の友人を病院に見舞ったところ、 酔払ったスティーヴンをみかけたので、その後を追う。 娼婦館で大暴れしはじめた スティーヴンを自宅に連れ帰り、文学談義をする。 彼が帰った後、ベッドに妻の浮気の跡を見つける...。


猫のミヌース

オトーサン、 「猫の童話を映画化したものか、ふーん」 でも、83分という短さが気に入って借りました。 2、3時間もかかる映画よりずっと内容が濃いはず。 原題:Minoes (2001) 監督:Vincent Bal 原作:Annie M.G. Schmidt 脚本:Vincent Bal /Burny Bos /Tamara Bos Genre: Family Country: Netherlands Language: Dutch 上映時間;83分 あらすじ: 猫が若い女性に変身し、 新聞記者ティベのネタ探しを手伝う。 地方紙の1面トップを飾るのだ。 猫のミヌースや小さな町中の猫の力を借りて、 ティベは、人気もあり優しい動物愛護協会長であり、 近所の工場のオーナーでもある男の悪事をあばく。 出演者: Carice van Houten .... Minoes(ミヌース) Theo Maassen .... Tibbe(ティベ) Sarah Bannier .... Bibi (ビビ) オトーサン、 「猫のミヌーヌ、可愛いなぁ」 この映画、猫がたくさん出てきます。 猫好きには、たまらないでしょう。 その他の出演者: Hans Kesting .... Harrie de Haringman Olga Zuiderhoek .... Mevrouw van Dam, Tibbe's hospita Jack Wouterse .... Burgermeester van Weezel Pierre Bokma .... Meneer Ellemeet Paul Haenen .... Mevrouw Pastoor (voice) Kees Hulst .... Meneer van Dam Kim van Kooten .... Leentje (voice) Bianca Krijgsman .... Roddeltante Frits Lambrechts .... Joop (voice) Loes Luca .... Tante Moortje (voice) Annet Malherbe .... Jakkepoes (voice) Joep Onderdelinden .... Leraar Lineke Rijxman .... Newspaper Editor Wim T. Schippers .... Schele Simon/Simon de Schoolkat (voice) Katja Schuurman .... Minoes' zus (voice) Hans Teeuwen .... Tinus (voice) Plien van Bennekom .... Roddeltante Wim Van den Heuvel .... Meneer Pastoor Joey van der Velden .... Boy with blue cap Marisa Van Eyle .... Mevrouw Ellemeet Nina Van Hattum .... Jong katje (voice) User Rating: 7.2/10 (838 votes) オトーサン、 「おお、こんなに高いのか」 User Comments: P_Beckersさん Netherlands 2002年10月20日 キュート、キュート、キュート 幼時、アニーM.G.シュミットの本を 読んだことはないが、この映画をみた後、後悔した。 ミヌースは、可愛く、面白い映画である。 特殊効果やアニメもいいし、 ふんだんのユーモアやスリリングなシーンもある。 終わりは、子どもっぽいが、 全体として、映画は大人にも面白いだろう。 オトーサン、 「愉快なお話しだった」 原作者を調べてみました。 オランダ人なので、まったく経歴が分かりません。 ようやく分かったのは、以下の短いもの。 ○アニー M. G. シュミッツ  Anna Maria Geertruida Schmidt. 1911/5/20-95/5/21. アムステルダム生まれ。オランダの作家。  詩、歌詞、著作、戯曲、ミュージカル、ラジオやTVドラマの  数々を手がけるが、児童文学がもっとも有名。  84歳の誕生日直後、自殺し、アムステルダムに埋葬された。  出典:Wikipedia, the free encyclopedia


プレシディオ殺人事件

オトーサン、 「プレシディオ殺人事件か」 米軍基地、それもアメリカ国内の基地が舞台。 これが、座間や嘉手納基地での殺人事件だったら、 もっと興味がもてるのでしょうが... 原題:Murder at the Presidio (2005) (TV) 監督:John Fasano 脚本;Alison Graham Genre: Crime Rated R for some sexuality, nudity and violence. 上映時間;89分 あらすじ: 実話に基づく。 サンフランシスコ郊外のプレシディオ陸軍基地で、 アトキンズ軍曹の妻フランが何者かにナイフで刺殺される。 憲兵達は連続強盗犯の仕業と断定するが、 納得のいかない犯罪捜査官チャンドラー准尉は、 独自に調査を開始する。 明らかになった真相は、彼の心をズタズタにするものだった。 出演者; Lou Diamond Phillips .... CWO James Chandler(チャンドラー) Victoria Pratt .... Cpl. Tara Jeffries(タラ) Martin Cummins .... Sgt. Barry Atkins(アトキンズ軍曹) オトーサン、 「チャンドラー、憂い顔でいいな」 主役はムリですが、いい脇役になれるかも。 LOU DIAMOND PHILLIPS  ルー・ダイアモンド・フィリップス 誕生日 1962/2/17 出身 フィリピン 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1987年「ラ・バンバ」「STAND AND DELIVER」 1988年「落ちこぼれの天使たち」「ヤングガン」 1989年「レネゲイズ」 1990年「ハーレー/憎しみの暴走」「テロリストを撃て!」      「ペンタグラム/悪魔の烙印」「ヤングガン2」 1991年「アンビション」 1993年「必殺処刑コップ」 1995年「アクシデント」「ヒッチャー'95」 1996年「戦火の勇気」 1998年「ビッグ・ヒット」 1999年「ブロークダウン・パレス」「勇気ある挑戦」      「BATS 蝙蝠地獄」「ヴァージン・ハンド」「スーパーノヴァ」 2000年「ハード・トゥ・ダイ」 2001年「殺人ドットコム」「ルート666」 2002年「復讐者」 その他の出演者; Eugene Clark .... Captain Donovan Kimberly Hawthorne .... Barbara Owens Leslie Easterbrook .... Thelma 'Bunny' Atkins Daniel Roebuck .... Major Dawson Jason Priestley .... Tom Alejandro Abellan .... Motor Pool Clerk Luciana Carro .... Cpl. Diana Phillips Sandy Durko .... Bartender Vincent Gale .... Private Brooks Ona Grauer .... Kathy Tucker G. Michael Gray .... David Raymer Julie Michelle Johnson .... Cpl. Valerie Irving User Rating: 5.4/10 (81 votes) オトーサン、 「ま、こんなものかも」 User Comments: mvuksanovichさん United States 2005年8月29日 TV向け ルー・ダイアモンドの名前は、 この破綻した映画に、悲しくも刻まれることになった。 彼は、レモンのような脚本から、 レモネードをつくろうと頑張ったが、実らなかった。 無名の助演陣は、演技過剰で笑える。 脚本は、不出来で、登場人物には共感できない。 ルー・ダイアモンドは、軍の捜査官で前のMPを演じる。 彼は、プレシディオ基地に殺人事件を解決しようとやってくる。 (この基地は、1994年に閉鎖され、国立公園になった) 女性MPと彼の恋は、安直だった。 彼女は、実に下手で、制服も大きすぎる。 だから、この2人には、共感できなかった。 筋書きは、TVドラマの常として、先が読める。 製作も明らかにTV向けだった。 何と、TVCFを挿入するための中休みまであるのだ! がっかりしてしまう。 忠告しよう、この映画、見ないほうがい。 そんなヒマがあったら、「法と秩序」をみたほうがいい。 そのほうが、筋書きがずっと面白いだろう。 オトーサン、 「そんなこと言われても、もう手遅れだ」 それに、このDVD、88分しかないので、 特典映像に期待していたら、 関連作品として、他の映画の予告編9本を並べらだけ。 ソニーとありました。ちょっと良心を疑いました。


シリアナ

オトーサン、 「こりゃ、見なくては」 以下は、宣伝文句です。 アカデミー賞に輝く「トラフィック」のスタッフが集まり、 アメリカ当局とアラブの王族、イスラム過激派テロリストの 石油をめぐる黒い関係を描いた問題作。 原題:Syriana (2005) 監督・脚本:Stephen Gaghan 原作:Robert Baer Genre: Drama / Thriller Rated R for violence and language. Country: USA Language: English / Urdu / Arabic / Persian / French 上映時間;126分 あらすじ: CIA工作員ボブは、 自分が人生を捧げてきたことの真実を発見し、心を痛める。 前途有望な石油ブローカーのブライアンは、 想像もしなかった家族の悲劇に見舞われたが、 理想に燃えるサウジの王子との友情に癒されている。 企業弁護士ベネットは、 石油企業2社の問題の多い合併を仕切っているが、 道義上のジレンマに直面している。 パキスタンの若者は、テロリストになろうとしている。 これらのひとびとは、みな強大な世界システムのなかでは、 端役にすぎないが、世界のひとびとの運命に 知らぬ間に、大きな影響をおよぼしているのだ。 出演者: Matt Damon .... Bryan Woodman(ブライアン) George Clooney .... Bob Barnes(ボブ) Jeffrey Wright .... Bennett Holiday(ベネット) オトーサン、 「おお、シアリアスな演技もできるんだ」 ジョージ・クルーニー、この演技によって、 ついにアカデミー賞を取りました。 GEORGE CLOONEY  ジョージ・クルーニー 誕生日 1961/5/6 出身 米ケンタッキー州レキシントン アメリカン・ムービー・クラシック局のホスト役として有名な ニック・クルーニーが父、祖母は歌手のローズ・マリー・クルーニー、 従兄弟に俳優ミゲル・フェラーという芸能一家に育つ。 俳優を目指して82年、ロサンゼルスに移り住む。 不遇の1年をハリウッドで過ごした後、数々のテレビドラマに出演し、 なかでもNBCの「ER 緊急救命室」ダグラス・ロス医師役で、一躍スターとなる。 このドラマではエミー賞、ゴールデン・グローブ賞、映画俳優組合賞を受賞した。 映画では「フロム・ダスク・ティル・ドーン」あたりから 本格的に主役を演じるようになった。 2002年「コンフェッション」で監督デビュー。 活躍度 ◎↑ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆☆★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1984年「グリズリー2」 1988年「ハイスクールはダンステリア」 1989年「リターン・オブ・キラートマト」「TRUE BLUE」      「レッド・サーフ」 1996年「フロム・ダスク・ティル・ドーン」◇ 1997年「バットマン&ロビン/Mrフリーズの逆襲」◇      「素晴らしき日」◇ 「ピースメーカー」◇ 1998年「アウト・オブ・サイト」◇ 1999年「シン・レッド・ライン」◆「スリー・キングス」◇ 2000年「パーフェクト・ストーム」◇「サウスパーク」(声)      「FAIL SAFE/未知への飛行」(TM)「オー・ブラザー!」◇ 2001年「オーシャンズ11」◇「スパイキッズ」▲ 2002年「コンフェッション」◆「ウェルカム・トゥ・コリンウッド」◆ 2003年「ソラリス」◇「スパイキッズ3−D:ゲームオーバー」◆      「ディボース・ショウ」◇ 2004年「オーシャンズ12」◇ 2005年「シリアナ」◇ その他の出演者: Amr Waked .... Mohammed Sheik Agiza Kayvan Novak .... Arash Christopher Plummer .... Dean Whiting Chris Cooper .... Jimmy Pope Robert Foxworth .... Tommy Barton Nicky Henson .... Sydney Hewitt Nicholas Art .... Riley Woodman Amanda Peet .... Julie Woodman Steven Hinkle .... Max Woodman Daisy Torme .... Rebecca Peter Gerety .... Leland Janus Richard Lintern .... Bryan's Boss User Rating: 7.2/10 (8,873 votes) オトーサン、 「ま、こんなスコアかも」 内容が衝撃的ですし、筋書きも複雑なので、 大衆受けはしないでしょう。 ・アカデミー賞受賞:   助演男優賞 ジョージ・クルーニー ・同ノミネート:   オリジナル脚本賞 User Comments: nolarobert さん United States 2005年12月14日 頬を平手打ち 映画館から、かなり落ちこんで出てきた。 歴史家のひとりとして、 われわれの社会には、対立しあう勢力があって、 それが、市民の利益に反するように作用していることは、 熟知しているつもりだ。 この映画は、すばらしい。 政治と大企業が自分たちの利益と権力と地位を守るために、 いかに共謀しているかを如実に描いている。 そうした動きが、グローバルにつながって、 どんな結果を生むかを描いている。 石油欲しさの政策が、わが国への怒りと憎悪を産み出している。 石油中毒が、ウソと情報操作に塗り固められた大義なき戦争を生んでいる。 その結果、2000人のアメリカの作業員の死をもたらし、 数千人が負傷し、1万人以上のイラク人の死傷者を出した。 こうした行為が格好の宣伝材料になったおかげで、 イスラムのテロリストたちは、志願者を募集する必要がなくなり、 活動資金にも困らなくなった。 この映画を攻撃するひとは、明らかに、幻想に酔っている。 アメリカは、イラクや中東に民主主義を心からもたらしたいのだと。 開かれた心をもっているひとなら、 この物語の意味するものを知って、凍りつくだろう。 この映画は、必見である。 わが政府や大企業の行動が、日常生活を脅かし、 この先、数十年もの間、テロリストたちのさらなる攻撃を呼んでいるのだ。 よく調査されたストーリーだし、 数多い役者たちが、みんなすばらしい演技をしている。 DVDが発売されたら、すぐ買うつもりだ。 オトーサン、 「犯罪者たちよ、恥を知れ! ブッシュよ、小泉よ、この映画を見よ!」 この映画が、フィクションでないと知れば、 もっと身の毛がよだつでしょう。 この映画に出たジョージ・クルーニーや マット・デイモンの勇気に拍手を送りましょう。 ブッシュの支持率はどんどん低下。 ようやくアメリカ人も、陰謀に気づいたのでしょうね。 イラク戦争は不必要な戦争だったのです。 後世の歴史家は、こう書くでしょう。 アメリカは、石油欲しさに人殺しに走り、 それまで勝ち得てきた国家としての尊厳を失った。 民主主義国家から偽装国家に転落したと。 オトーサン、 「この映画の原作者について調べてみよう」 ○Robert Baer  1952.7.1- 作家。元CIA職員。  コロラド州アスペンで育ち、プロ・スキーヤーを目指した。  成績不良で、Indiana州のCulver Military Academyへ転校。  1976年、ジョージタウン大学を卒業後、バークレイのカリフォルニア校へ入学。  卒業後、CIAの作戦本部(Directorate of Operations)に配属され、 case officer(外国に派遣した工作員たちを監督する士官)となる。  4カ月の軍事訓練を含め、1年間の訓練を受けて、  1995年クリントン大統領がイラク戦争を回避したため、  1997年、CIAを辞職する。  作家活動に入り、CIAでの体験談をつづった”See No Evil ”を書く。  ワーナーが映画化して、「シリアナ」(2005)となった。  この映画にカメオ出演している。  彼の政治的立場は、保守的でも、リベラルでもない。  2004年、英国の雑誌記者に、CIAがテロの容疑者を扱うやりかたを漏らした。  「もし、連中を拷問したかったら、シリアに送るとよい。  消したかったら、2度と顔を見たくなかったら、エジプトに送るとよい」  出典:Wikipedia, the free encyclopedia


ブロークバック・マウンテン

オトーサン、 「渋谷か、遠いなぁ」 柏に引っ越してから、渋谷まで1時間半。 今年のアカデミー賞最有力作品を 渋谷の1館でしかやっていないなんて、 日本の映画興行界は腐っています。 初日の朝一番というのに、若者たちで超満員でした。 原題:Brokeback Mountain (2005) 監督:Ang Lee 原作:E. Annie Proulx 脚本:Larry McMurtry / Diana Ossana Genre: Drama / Romance Rated R for sexuality, nudity, language and some violence. 上映時間:134分 あらすじ: 2人の若い男の粗野でパワフルな物語。 ひとりは、ワイオミングの牧童、ひとりはロデオのカウボーイ。 2人は、1963年夏、ワイオミングの 厳しい山地での羊飼いの仕事で出会う。 そこで、常ならぬ、だが生涯続く関係になる。 時にエクスタシーを得られるものの、 ほろ苦く葛藤のある人生がはじまる。 出演者: Heath Ledger .... Ennis Del Mar(エニス) Jake Gyllenhaal .... Jack Twist(ジャック) Michelle Williams .... Alma(アルマ) オトーサン、 「そうか、この映画のせいなんだ」 ジェイク・ギレンオール、超売れっ子です。 ニューズ・ウイークを見ていたら、彼のお尻が話題に。 「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」でも、「ジャーヘッド」でも、 特に彼のお尻が気になりませんでした。 ようやく、この同性愛を描いた映画で、その意味が分かりました。  ヒース・レジャーも、ミシェル・ウィリアムズも、好演していました。 HEATH LEDGER ヒース・レジャー 誕生日 1979/4/4 出身 オーストラリア・パース 姉の影響で10歳の時に劇団に参加して 俳優としてのキャリアをスタート。 テレビ・シリーズではフォックスの「ROAR」、 映画は97年「ブラックロック」で本格デビュー。 活躍度 ○↑ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1997年「ブラックロック」 1999年「トゥー・ハンズ 銃弾のY字路」「恋のから騒ぎ」 2000年「パトリオット」◇ 2001年「ROCK YOU![ロック・ユー!]」◇      「チョコレート」◆ 2002年「サハラに舞う羽根」◇ 2003年「悪霊喰」◇「ケリー・ザ・ギャング」◇ 2005年「ブラザーズ・グリム」◇「ロード・オブ・ドッグタウン」       「ブロークバック・マウンテン」 JAKE GYLLENHAAL  ジェイク・ギレンオール 誕生日 1980/12/19 出身 -- 父は映画監督スティーブン・ギレンホール、 母は脚本家ナオミ・フォーナー。姉マギーも俳優。 ハーバート・ウエストレイク・スクールでの高校時代から 舞台と合唱の仕事をしていた。 自らのバンドではリードボーカルを務める。 98年卒業し、コロンビア大学に進学。 91年「シティ・スリッカーズ」で映画デビュー。 映画では「遠い空の向こうに」のホーマー役で主役。 「ドニー・ダーコ」でインディペンデント・スピリット賞 主演男優賞にノミネートされる。 活躍度 △↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ   ☆☆★★★★ 出演作 1991年「シティ・スリッカーズ」 1993年「欲望」 1999年「遠い空の向こうに」◇ 2001年「ドニー・ダーコ」◇「バブル・ボーイ」◇ 2002年「ムーンライト・マイル」◇「グッド・ガール」 2003年「デイ・アフター・トゥモロー」◇ 2005年「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」◇       「ジャーヘッド」        「ブロークバック・マウンテン」 MICHELLE WILLIAMS  ミシェル・ウィリアムズ 誕生日 1980/9/9 出身 米モンタナ州カリスペル 94年「名犬ラッシー」で映画デビュー。 テレビでは「ドーソング・クリーク」のジェン役。 活躍度 △↑ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1994年「名犬ラッシー」 1995年「スピーシーズ/種の起源」 1997年「シークレット/嵐の夜に」「鬼教師ミスター・グリフィン」 1998年「ハロウィンH20」 1999年「キルスティン・ダンストの大統領に気をつけろ!」 2001年「ミー・ウィズアウト・ユー」◇「パヒューム」「私は「うつ依存症」の女」 2002年「16歳の合衆国」 2004年「ランド・オブ・プレンティ」 2005年「ブロークバック・マウンテン」 その他の出演者: Randy Quaid .... Joe Aguirre Anne Hathaway .... Lureen Newsome Valerie Planche .... Waitress Graham Beckel .... L.B. Newsome David Harbour .... Randall Malone Kate Mara .... Alma Jr., Age 19 Roberta Maxwell .... Jack's Mother Peter McRobbie .... John Twist Anna Faris .... LaShawn Malone Linda Cardellini .... Cassie Scott Michael Campbell .... Monroe David Trimble .... Basque User Rating: 8.0/10 (33,102 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 ・アカデミー賞ノミネート(3/6時点)  作品賞  監督賞  主演男優賞:ヒース・レジャー  助演男優賞:ジェイク・ギレンホール  助演女優賞:ミシェル・ウィリアムズ  脚色賞  撮影賞  作曲賞 User Comments: RCharlesZHさん Switzerland 2005年9月3日 夢... この映画、ベニス映画祭でみた、 出演者たちが出て舞台挨拶をしてくれた。 すっかり魅了されてしまった。 Annie Proulxの短編を1年前"New Yorker"で読んで、 魅了されていた。 このストーリー、どうだったって? これはラブ・ストーリーであり、 愛なくしてはじまり...、永遠の愛で終わる。 監督、出演者たち、おめでとう! すばらしい仕事をしましたね。 テーマは、”デリケート”だが、さらなる成功を祈りたい。 アメリカでは、多くの観客を得るのは難しいだろうが、 ここヨーロッパの観客は、そう、すばらしいと思うだろう。 オトーサン、 「同性愛か。 いいところに目をつけたなぁ」 多くのひとが星の数ほどある男女のラブスト−リーに 食傷気味なのでは? そこで、同性愛を描いた映画が登場したわけです。 「なんで、アメリカの観客は同性愛に厳しいんだ?  ちょっと調べてみるか」 ○同性愛  男性同士または女性同士の間での  恋愛や性愛の側面を含む愛情である。  同性愛の性質を持っている人のことを同性愛者という。  ホモ・セクシュアルあるいは略してホモともいう。  ホモという略語には歴史的に侮蔑のニュアンスも含まれるので、  これを嫌う人もいる。  男性同性愛者をゲイ、女性同性愛者をレズビアンとも呼ぶ。  同性愛に対する文化・宗教の態度は様々。  同性愛者が異性愛者に比べて少数であることや、  生殖による共同体維持にマイナスに働きうることから、  同性愛が異性愛以上に奨励された文化は希である。  同性愛を禁じている文化・宗教は多数存在する。  例えば、アブラハムの宗教の多くの宗派は同性愛を禁じている。  その影響から、欧米・中東の伝統的な文化は同性愛に否定的。  キリスト教の保守的な宗派は、  レビ記で男性間の性行為を死刑と定めていることを根拠に  同性愛を禁じている。  リベラルな宗派の中には、同性愛者が存在し愛情を抱き合うことは  異性愛と同様に神の意思に従った自然なことであると考えている。  その場合でも、性的接触として表現する行為は許されないとする教派もある。  なお、古代から中世に掛けての日本や、  ギリシャ・ローマでのように同性愛行為を肯定的に評価した文化も存在する。  近年では、自己に誇りを持とうとする運動が繰り広げられ、  ゲイ・パレードのような運動や、インターネット上では、  同性愛者への差別意識撤廃を訴える運動がさかんになってきた。  出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


下妻物語

オトーサン、 「いいねえ、下妻が舞台とは」 自転車で近くまで行きましたが、 茨城のド田舎、なーんもねえところです。 ま、でっけいジャスコがあるけんど... 主人公の深キョンは、ここから、 取手まで1時間、渋谷まで40分、代官山まで10分、 2時間もかけて、お洋服を買いにでかけるのです。 原題:下妻物語(2004)     Kamikaze Girls 監督:中島哲也 原作:嶽本野ばら 脚色:中島哲也 Genre: Comedy (more) 上映時間: あらすじ: 桃子は普通の子、普通に暮らしている。 でも、18世紀のフランスのロココのお洋服を着ている。 ロリータみたいなんだ。 眠ったような日本の田舎町では、まるで浮いている。 だって、ここ下妻では、みんなジャスコで買ったものを着ているんだもん。 だから、桃子って、分かんなーい。 その高いお洋服を買う資金をひねり出すために、 桃子は、父がヤクザだった時代に着ていた ベルサーチとユニヴァーサルの海賊版の洋服を売リ出す。 だが、パンク・ガールで、独特の衣装をまとったイチゴが電話してきて、 桃子の暮らしは一変する... この映画、ロード・ムービーであり、相棒喜劇であり、驚くほど感動的である。 さらに、見ものは、シュールな世界。 真の友情が、この2人をまれにみる少女にしている。 出演者: 深田恭子 .... 竜ヶ崎桃子 土屋アンナ .... 白百合イチゴ 樹木希林 .... 桃子の祖母 オトーサン、 「へぇ、深キョン、演技やれるんだ」 このパンクの子、地なのかなぁ? 樹木希林さん、相変わらず、絶妙に愉快だなぁ。 その他の出演者: 宮迫博之 .... 桃子の父 篠原涼子 .... 桃子の母 阿部サダヲ .... 一角獣の龍二 岡田義徳 .... BABYの社長 小池栄子 .... 亜樹美 矢沢心 .... ミコ(舗爾威帝劉の総長) 生瀬勝久 .... パチンコ屋店長 荒川良々 .... 八百屋の若旦那 本田博太郎 .... 桃子の父がいた組の兄貴分 User Rating: 7.6/10 (450 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ!」 ・日本アカデミー賞   主演女優賞:深田恭子 助演女優賞:土屋アンナ 新人俳優賞:土屋アンナ User Comments: oktjabrさん Finland 2005年9月25日 見慣れぬイメージだが、陽気 西部劇は好きなジャンルではないが、 神風少女たちという題名のこの映画は、 驚くべき新鮮な映画だ。 映画祭で見たのだが、 他の多くの映画が暗く悲しく、あるいは凶暴だったなかにあって この映画だけは、異色だった。 日本の10代の文化を知らないし、 翻訳がところどころされていなかったが、 全体の雰囲気は、伝わってきた。 奇妙な世界に吸い込まれていくようだった。 明らかに、誇張された日本の10代が登場人物たちだ。 お話しそのものは、そう特別なものではないが、 すばらしい演技と撮影で、埋め合わせられている。 芸術作品ではないが、 間違いなくすばらしい娯楽作品だ。 コメディの分野で、多くの西部劇をはるかに超えている。 オトーサン、 「中島哲也て、誰だ?」 こんなに新鮮なステキな映画をつくれるのは、 若い監督にちがいありません。 でも、意外や意外、禿げ頭のおじさんでした。 でも、巨匠なら、舞台を京都や金沢、あるいは北海道にするのに、 あえて、下妻とは... アメリカ映画では、名もない田舎町がよく出てきます。 ようやく日本映画もインターナショナルになったのかも知れません。 ○中島哲也監督インタビュー Q:下妻物語という作品ですが、  どういった経緯で映画化される運びになったのでしょうか。 A:プロデューサーとメシを食ってる時だと思いますけど、  「こういう原作があるんですけど、興味あります?」って切り出されて。  読んでみたら、これが凄い面白かったんですよ。  だから「やらせて下さい」って言って言って脚本書いて。 Q:監督の他の作品を拝見しますと、非常に“人間”や“個性”に  興味をお持ちの方なのかなと感じますが? A:面白い人が好きなんだよね。  常識からちょっと逸脱しているところとか、  いわゆる普通にいえば“欠点”と言われる部分に、  その人のキャラクターをすっごく感じるんです。  桃子もイチゴも、ある意味欠点みたいのをたくさん抱えてるじゃないですか。  そこがやっぱりその人たちの魅力だった。 Q:見どころは、深田恭子と土屋アンナの根性を見てくれって感じですね。 A:こんなに主役が出っぱなしの映画って無いんじゃないか?っていうくらい、   彼女がずーっと出てるんだよね。   深田恭子さんは本当に大変だったと思います。あの暑い中、あの重い衣装で。   しかもものすごいアクションとかあるしね。   主役として、彼女がずいぶん共演者を支えたっていうところもあって…。   でも、まったく愚痴とか言いませんでしたから…。   ロリータのメイクを含めて、準備からすごい時間がかかるんですよ。   朝の3時くらいから夜中まで撮影続くし。でも、完璧に演じてくれて。   20歳だけどプロっていうか、ベテランっていうか。   それには僕は感心したし、びっくりもしました。   ものすごいな、と思いましたよ。深田さんは。 Q:お相手役となった土屋アンナさんについてですが、   そもそも土屋アンナさんを起用しようとした経緯は? A:それはもう会った時の勘ですよね。   桃子役は深田恭子さん、っていうイメージが頭にあって、   じゃあ相手のイチゴ役には新人をぶつけたいな、と。   オーディションで土屋アンナさんをパッと見た時   「出来るんじゃないかな?」と思ったんです。   演技経験はほとんどない訳なんですけどね。   台詞が圧倒的に多い、新人がやるにはものすごく難しい役だし、   コメディだから、間合いとか、段取りとか、決まり事もすごく多い、   ものすごいハードルの高い役をへこたれずにやってましたからね。   土屋アンナの根性も素晴らしい。 Q:共演陣のキャスティングもぴったり、という評判ですよね。 A:キャスティングがぴったりだったていうことに関しては、   お父さん役の宮迫博之さん、お母さん役の篠原涼子さん、   それから樹木稀林さんも阿部サダヲさんも岡田義徳さんも…。   多分見た人は、全員がハマり役だって思ってくれる自信があるんです。   で、幸運にも、そういうキャスティングが出来る映画だった、   としか言いようがないぐらいに。 (出典:http://www.shimotsuma-movie.jp/interview/interview11.html)


アメリカ、家族のいる風景

オトーサン、 久しぶりに銀座へ。 「煉瓦屋って、ここだったっけ」 銀座シネスィッチ、空いていました。 原題:Don't Come Knocking (2005) 監督・原作:Wim Wenders 脚本:Sam Shepard / Wim Wenders Genre: Drama Rated R for language and brief nudity. Country: Germany / USA Language: English 上映時間:122分 あらすじ: ハワードは、かつては西部劇の有名スターだった。 自分の失敗した人生にイヤ気がさしている。 酒びたり、麻薬、そして女遊び。 もう死のう、誰もオレに涙など流さんだろう。 悲しいが、事実だった。 ある日、知る。 どこかに子どもが知るかもしれないのだ。 一条の光線が刺したようだった。 オレの人生、そう捨てたもんじゃなかったのかも。 息子か娘か、探そう。 失った人生を再発見するのだが ... 出演者: Sam Shepard .... Howard(ハワード) Jessica Lange .... Doreen(ドリーン) Sarah Polley .... Sky(スカイ) オトーサン、 「サム・シェパードって、すごいんだ!」 経歴をみたら、ピュリッツァー賞受賞とあります。 でも、この映画の収穫は、ジュディ・デンチでしょう。 その演技には、鬼気迫るものがありました。 あと、スカイ役の若手女優さんに注目しました。 「サラ・ポーリーか、覚えておこう」 SAM SHEPARD  サム・シェパード 誕生日 1943/11/5 出身 米イリノイ州フォート・シェリダン 高校で農学を学ぶ傍ら、教会の劇団員としても活動。 63年にニューヨークに渡り、ジャズ・クラブでウェイターをしながら、 オフ・ブロードウェイ劇団で戯曲を書き、 66年にオビー賞を手にした。 79年にピュリッツァー賞受賞。 83年「ライトスタッフ」でアカデミー賞助演男優賞にノミネート。 活躍度 ○→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1970年「砂丘」 1978年「レナルド&クララ」「天国の日々」 1980年「レザレクション/復活」 1982年「女優フランシス」 1983年「ライトスタッフ」 1984年「カントリー」「パリ、テキサス」 1985年「フール・フォア・ラブ」 1986年「ロンリー・ハート」 1987年「赤ちゃんはトップ・レディがお好き」 1989年「マグノリアの花たち」「ブライト・エンジェル」      「ディフェレンス/密会」 1991年「ボイジャー」 1992年「サンダーハート」 1993年「ペリカン文書」 1994年「運命の絆」「ワイルド・メン」(TM) 1997年「イン・マイ・ライフ」 1999年「ヒマラヤ杉に降る雪」      「ゴースト・アウトローズ」       「三十年の愛 ハメット&ヘルマン」(TM) 2000年「ハムレット」「すべての美しい馬」 2001年「ソードフィッシュ」「ブラックホーク・ダウン」       「プレッジ」 2002年「レオポルド・ブルームへの手紙」 2003年「ブラインド・ホライズン」 2004年「きみに読む物語」 2005年「ステルス」「アメリカ、家族のいる風景」 JESSICA LANGE  ジェシカ・ラング 誕生日 1949/4/20 出身 米ミネソタ州クロケット 演劇を専攻したミネソタ大学を中退。 その後、ニューヨークに出て、ソーホーの小さなモダン・バレエ団に入る。 実験劇場などの舞台を踏みながら、 マイムにとりつかれ、パリに赴き、 エティエンヌ・デュクローに師事する。 74年にニューヨークに戻り、モデルやウェイトレスをしながら、 アクターズ・スタジオに学んだ。 76年「キングコング」で映画デビュー。 82年「トッツィー」のジュリー役でアカデミー助演女優賞、 94年「ブルースカイ」でアカデミー主演女優賞を受賞。 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1976年「キングコング」 1979年「オール・ザット・ジャズ」 1980年「ひと妻窃盗団」 1981年「郵便配達は二度ベルを鳴らす」 1982年「女優フランシス」      「ペニーズ・フロム・ヘブン」       「トッツィー」 1984年「カントリー」 1985年「スウィート・ドリーム」 1986年「ロンリー・ハート」 1988年「熱き愛に時は流れて」「ファーノース」 1989年「ミュージック・ボックス」「メン・ドント・リープ」 1991年「ケープ・フィアー」 1992年「ナイト・アンド・ザ・シティ」 1994年「ブルー・スカイ」 1995年「代理人」「ロブ・ロイ/ロマンに生きた男」 1997年「シークレット/嵐の夜に」 1998年「従妹ベット」「沈黙のジェラシー」 1999年「タイタス」 2001年「私は「うつ依存症」の女」 2003年「ビッグ・フィッシュ」「ボブ・ディランの頭のなか」 2005年「アメリカ、家族のいる風景」 SARAH POLLEY  サラ・ポーリー 誕生日 1979/1/8 出身 カナダ テレビでは「アボンリーへの道」のヒロイン、 セーラ役や「丘の家のジェーン」など。 活躍度 △↑ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1985年「クリスマスに届いた愛」デビュー 1987年「ビッグタウン」 1988年「ぞうのババール」(声)「バロン」 1990年「丘の上のジェーン」(TM)「アヴォンリーへの道」(TM) 1994年「エキゾチカ」 1996年「JOE'S SO MEAN TO JOSEPHINE」 1997年「スウィート・ヒアアフター」「THE HANGING GARDEN」      「THE PLANET OF JUNIOR BROWN」 1998年「go」◇「イグジステンズ」◆ 1999年「写真家の女たち」◇ 2000年「悪魔の呼ぶ海へ」 「めぐり逢う大地」 2002年「死ぬまでにしたい10のこと」◇ 2003年「Re:プレイ」「LUCK ラック」 2004年「ドーン・オブ・ザ・デッド」◇ 2005年「アメリカ、家族のいる風景」 その他の出演者: Tim Roth .... Sutter Gabriel Mann .... Earl Fairuza Balk .... Amber Eva Marie Saint .... Howard's Mother rest of cast listed alphabetically: Mike Butters .... Businessman Emy Coligado .... Desk Clerk Majandra Delfino .... Trailer Twin #1 Marieh Delfino .... Trailer Twin #2 Yuri Elvin .... Casino Bartender Tom Farrell .... Cliff Ormsby Kurt Fuller .... Mr. Daily James Gammon .... Old Ranch Hand Carrie Mae Jones .... Elko Waitress George Kennedy .... Director David Michie .... Boxing Video Game Announcer (voice) Raymond O'Connor .... Elko Policeman Jeff Parise .... Second Assistant Director James Roday .... Mickey, First Assistant Director Marley Shelton .... Starlet Julia Sweeney .... Producer #2 Rockey Whipkey .... Garbageman User Rating: 7.0/10 (700 votes) オトーサン、 「やはり、高いスコアだなぁ」 彼独特の映像感覚にはまったら、もう抜けられません。 ・カンヌ映画祭パルムドール、ノミネート User Comments: 名無しさん Germany 2005年9月5日 典型的なヴェンダース映画、 興味深い景色、すてきな音楽、感動的な物語 119分 ? かなり長い上映時間です。 だが、まったく退屈でなかった。 この映画の会話ときたら、ぼつんぼつん。 そうお目にかかれるものではない。 感動もので、面白い映画である。 サム・シェパードは、見事な演技だった。 人生へのフラストレーションに満ちている。 意味あるものをみつけたい、生き方を変えたい。 Eva Marie Saint 、西部の老母役は、適役だった。 だが、ジェシカ・ラングは、目を見張るようだった。 とくに再会シーンでは、画面を独り占めした。 受賞してもおかしくない。 これは、ビム・ベンダースらしい映画であり、 彼は、最高だ。 オトーサン、 「名監督の経歴を見ておこう」 WIM WENDERS  ビム・ベンダース 誕生日 1945/8/14 出身 独デュッセルドルフ 監督作 1970年「都市の夏/キングスの捧ぐ」 1971年「ゴールキーパーの不安」 1973年「緋文字」「都会のアリス」 1975年「まわり道」 1976年「さすらい」 1977年「アメリカの友人」 1980年「ニックス・ムービー/水面に映る稲妻」 1982年「ことの次第」 1983年「ハメット」 1984年「パリ、テキサス」 1985年「東京画」 1987年「ベルリン・天使の詩」 1989年「都市とモードのビデオノート」 1991年「夢の生てまでも」 1993年「時の翼にのって/ファラウェイ・ソークロース!」 1995年「リスボン物語」「愛のめぐりあい」(共) 1997年「エンド・オブ・バイオレンス」 1999年「ブエナ・ビスタ・ソーシャル・クラブ」「ミリオンダラー・ホテル」 2004年「ランド・オブ・プレンティ」 2005年「アメリカ、家族のいる風景」 オトーサン、 「次は、IMDbだ。あれ?ない!」 ○ヴィム・ヴェンダース   ドイツ生まれの映画監督。   デュッセルドルフに生まれ、医学と哲学を志すが、映画に転向。   ミュンヘン大学在学中に何本か短編映画を作り、 卒業製作で「都会の夏」を発表。 その後ニコラス・レイ監督のアシスタントを務め、 「ゴールキーパーの不安」、「まわり道」などを発表。 77年の「アメリカの友人」がヒットを収めると、 彼を評価したコッポラが「ハメット」の監督に抜擢。 だが、ハリウッドのやり方やコッポラと折りがあわず、作品は失敗。 その作風から見て取れるように多方面からアメリカ文化の影響を受けている。 「都会のアリス」「まわり道」「さすらい」などを発表し、 一躍ロードムービーの旗手となる。 ニュー・ジャーマン・シネマの開拓者しても注目を浴びている。 1984年、「パリ、テキサス」でカンヌ国際映画祭・パルムドールを受賞。   1985年、小津安二郎に捧げる「東京画」を製作。   1987年、「ベルリン・天使の詩」カンヌ国際映画祭・監督賞を受賞。 ソルヴェーグ・ドマルタンを含む5人と離婚している。 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』ほか


メリー・ポピンズ

オトーサン、 「おお、やっと戻ってきたか」 柏市図書館沼南分館、1年待ちました。 ようやく誰かが、このVTRを返してくれたようです。 原題:Mary Poppins (1964) 監督:Robert Stevenson 原作:P.L. Travers 脚本:Bill Walsh /Don DaGradi Genre: Comedy / Drama / Family / Fantasy / Musical 上映時間:140分 あらすじ: 銀行マンの2人の子どもが手が負えないので、 家政婦が次々とやめていく。 風向きが変わって、子どもたちの希望通りの家政婦をやってくる。 彼女は、子どもたちの世界を広げてくれる。 父親は、ますます彼女のやりかたに失望するが、 やがて、子どもたちとの距離を縮めようと努力するようになる。 出演者: Julie Andrews .... Mary Poppins (メリー) Dick Van Dyke .... Bert/Mr. Dawes, Sr. (バート) David Tomlinson .... Mr. George W. Banks/The Talking Umbrella (voice) オトーサン、 「美女なんだ」 中年と晩年の彼女の映画をみてきたので、 思い出すのに時間がかかりました。 JULIE ANDREWS  ジュリー・アンドリュース 誕生日 1935/10/1 出身 英サリー州ウォルトンオンテームズ 「メリー・ポピンズ」でアカデミー主演女優賞受賞。 他、「サウンド・オブミュージック」のマリア役など。 活躍度 ▲→ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1964年「卑怯者の勲章」      「メリー・ポピンズ」アカデミー主演女優賞 1965年「サウンド・オブ・ミュージック」 1966年「ハワイ」「引き裂かれたカーテン」 1967年「モダン・ミリー」 1968年「スター!」 1970年「暁の出撃」 1974年「夕映え」 1979年「テン」 1981年「S.O.B.」 1982年「ビクター/ビクトリア」 1983年「グッバイ、デイビッド」 1986年「デュエット・フォー・ワン」 1992年「アフタヌーンティーはベットで」 2001年「プリティ・プリンセス」 2002年「夢みる頃を過ぎても」 2003年「シュレック2」(声) 2004年「プリティ・プリンセス2 ロイヤル・ウェディング」 その他の出演者: Glynis Johns .... Mrs. Winifred Banks Hermione Baddeley .... Ellen Reta Shaw .... Mrs. Brill Karen Dotrice .... Jane Banks Matthew Garber .... Michael Banks Elsa Lanchester .... Katie Nanna Arthur Treacher .... Constable Jones Reginald Owen .... Admiral Boom Ed Wynn .... Uncle Albert Jane Darwell .... Bird woman Arthur Malet .... Mr. Dawes, Jr. rest of cast listed alphabetically: Marni Nixon .... Three Animated Geese (singing voice) User Rating: 7.6/10 (16,598 votes) オトーサン、 「世界の名画だけどなぁ」 この年は、「マイフェアレデイ」と争ったのです。 ・アカデミー賞受賞:   主演女優賞:ジュリー・アンドリュース   主題歌賞 CHIM CHIM CHER-EE   特殊視覚効果賞 ・同ノミネート:   作品賞   監督賞:ロバート・スティーブンソン   脚色賞   美術監督装置賞(カラー)   撮影賞(カラー)   音響賞   音楽編曲賞   衣装デザイン賞(カラー) User Comments: billsav57さん USA 2004年12月23日 魔法のようなこと この映画の思い出を話し出したらキリがない ... 上映されたとき、私は 7歳、映画館で2度見た。 その後、何度も何度もみてきた。 DVDも、もう40周年を迎える。 英国人を演じたDick Van Dykeや 若く可愛いいジュリー・アンドリュースを 原作の登場人物と比べたくなるだろう。 映画は、すべてスタジオで撮られている。 でも、想像してほしい。 7〜9歳の子どもにとって、 アメリカのさびしい田舎町に閉じこめられていて 楽しみといえば、年に数回のフェスティバルしかない。 そんな子どもにとって、 この魔法の映画がどんなにステキだったか。 まるで、別世界に行ったようだった。 見る度に、童心に戻って、あの古い映画館に座っている。 そこは、カソリック学校からワン・ブロック離れていた。 ママは、シリアルの箱を買ってくれた。 その中に、メリー・ポピンズの景品が入っていたからだ。 週末には、従姉妹たちもやってきて、 音楽を聴き、バートのように踊ったりした。 大人になって、何度もロンドンに行った。 確かに面白い街だったが、 40年前に見たあの魔法の場所をみつけることはできなかった。 オトーサン、 「いいコメントだなぁ」 指をパチンと鳴らすと、魔法の世界へ。 こんなことができたら、さぞ、いいでしょうね。 指をパチン! 「日本、またも金メダル!  これで、10個目です、金メダル・ラッシュです」 「おお、拉致された横田めぐみさんが帰国しました」 「あ、ルノワールの絵の中だ!」 野原でパラソルを翳した若い女性のとなりにいます。 その後、彼女と手をつないで、 ふわっと浮いて、空高く飛んでいく... そうそう、子どもの頃、友だちと議論しました。 学校の屋上でした。 「ここから蝙蝠傘を開いて飛び降りたら、 無事、校庭に着陸できるかなぁ?」 「ダイジョウブだと思うよ」 「やめなよ、危ないよ」 いまの子どもたちは、どうでしょうね。 こんなアホみたいなことは考えもしないのでしょうね。 7〜9歳の子は、リアリストになってしまっているのでしょうか。 読者のみなさん、 7〜9歳のお子さんがおられたら、 ぜひ一度試しに見せてあげてください。 夢をたくさん持てる大人になれるといいですね。


壬生義士伝

オトーサン、 久しぶりに柏図書館沼南分館へ。 「おお、あった!」 日本映画ですが、DVDが新入荷していました。 原題:壬生義士伝(2003) 監督:滝田洋二郎 原作:浅田次郎   脚本:中島丈博 Genre: Drama 上映時間:137分 あらすじ: 吉村貫一郎は家族思いの侍である。 小藩からもらう安い手当てでは、妻や子どもは養えない。 そこで、藩を離れ、高給を求めて京へのぼる。 探し当てたのは有名な新撰組、 ここならば、高給がとれそうだ。 金儲けになることなら何でもやった。 守銭奴と思われたが、剣の達人で、 何よりも義(名誉)を守る男だった。 激動の時代、将軍家が没落し、天皇家が勃興してくる。 吉村は、彼なりの苦闘の人生を示してくれる。 出会ったひとびとの人生を変え、純な生き方を示した。 出演者: 中井貴一 .... 吉村貫一郎 佐藤浩市 .... 斎藤一 三宅裕司 .... 大野次郎右衛門 中谷美紀 .... ぬい オトーサン、 「中井くん、案外いいなぁ」 でも、セリフが聞き取れないシーンがあって、イライラ。 佐藤浩市さんは、相変わらずうまいもの。 「へぇ、三宅裕司がシアリアスな役を演じている!」 中谷美紀さんは、出番が少なくて残念。 その他の出演者: 夏川結衣 .... しづ 村田雄浩.... 大野千秋 塩見三省 .... 近藤勇 堺雅人 .... 沖田総司 野村祐人....  土方歳三 斎藤歩 ....  伊東甲子太郎 堀部圭亮.... 篠原泰之進 塚本耕司 .... 園山七三郎 加瀬亮 .... 近藤周平 山田辰夫 .... 佐助 伊藤英明.... 徳川慶喜 User Rating: 7.6/10 (666 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 ・日本アカデミー賞受賞  ・ 作品賞 ・主演男優賞:中井貴一 ・助演男優賞:佐藤浩市 ・同ノミネート: ・助演男優賞:三宅裕司 ・助演女優賞:中谷美紀 ・監督賞、撮影賞、照明賞、美術賞、録音賞、編集賞 User Comments: LordofHavocさん Frankfurt 2004年6月3日 ほんとうのラスト・サムライ この映画は、有名な侍集団、新撰組の物語。 徳川将軍家の最後の日々、彼らは一種の京都の警備隊だった。 その後、近代化を進める明治新政府に歯向かって、 将軍のために戦うことになる。 近代国家への移行期においては、 侍システムやそのやりかたは、もう時代遅れになっていた。 だが、まず大事なのは、ひとびとであり、その感情や名誉である。 登場人物はすばらしい。 信じられるし、剣術は見事である。 義士たちについて知らなかったら、この映画を見逃すべきではない。 知っていて見るのから、よりと面白く思えるだろう。 オトーサン、 「新選組と新撰組、どちらなの?」 ちゃんとネットに出ていました。 文書を調べてみると、 新選組から会津藩に出されるものには 「新撰組」と書かれたものが多く、 会津藩から新選組に出されたものには「新選組」が多い。 では、何故「新選組」か? まず「新撰組」では意味が成立しない。 また、印鑑や表札は、「新選組」となっている。 従って、本来の正式な名前は「新選組」。 ただし、「新撰組」と書いても間違いではない。 新聞では「新撰組」と表示されることが多いが、 新選組の識者のほとんどは「新選組」と書いている。 出典:新選組百科事典     http://www.toshizo.com/


ボー・ジェスト

オトーサン、 「ボー・ジェストって、何?」 でも、名優ゲーリー・クーパー主演で、ワンコインとは。 いくら白黒でも、名画はいいもんです。 原題:Beau Geste (1939) 監督:William A. Wellman 原作:Percival Christopher Wren 脚本:Robert Carson Genre: Action / Adventure / Drama / War Black and White 上映時間:112分 あらすじ: ボー、ジョン、ディグジーは冒険好きの仲良し三兄弟。 レディ・ブランドンの裕福な屋敷に養子で入る。 家計が苦しくなてきたので、 レディ・ブランドンは、貴重なサファイア”青い水”を手放さざるをえなくなる。 最後に宝石を見ておこうとみんなが集まったとき、 電気が消え、宝石が消えていた。 犯人は、間違いなく、3兄弟のうち誰か。 その夜、 ボー、ジョン、ディグジーの全員が告白し、逃亡。 ジョンは、愛していたイサベルを置き去りにしたまま。 三兄弟は、外人部隊で再会するものの、 ボーとディグジーは、ジョンとは別の部隊に配属され、 非情でサディスティックなマルコフ軍曹の指揮下に入る。 アラブに攻撃されている最中に、 部隊のほとんど全員がマルコフに反抗するに至って、 事態は緊迫度を増していく。 出演者: Gary Cooper .... Michael 'Beau' Geste(ボー) Ray Milland .... John Geste(ジョン) Robert Preston .... Digby Geste(ディグジー) Brian Donlevy .... Sgt. Markoff(マルコフ軍曹) オトーサン、 「安心してみていられるなぁ」 でも、この映画の収穫は、 何といっても、鬼軍曹役のブライアン・ドンレビイでしょう。 GARY COOPER  ゲーリー・クーパー 誕生日 1901/5/7-1961/5/13 出身 米モンタナ州ヘレナ 出演作 1925年「トリックス」 1926年「夢想の楽園」 1927年「あれ」「赤ちゃん母さん」「アリゾナの天地」「つばさ」「ネヴァダ男」      「令嬢馬賊」 1928年「ボー・サブルウ」「空征かば」「大尉の娘」「試験結婚」「ライラック・タイム」      「希望の船」「店曝しの天使」 1929年「狼の唄」「裏切者」「ヴァジニアン」 1930年「勇者ならでは」「パラマウント・オン・パレード」「テキサス無宿」      「七日間の休暇」「ワイオミングの男」「掠奪者/スポイラーズ」       「モロッコ」 1931年「戦ふ隊商」「市街」「失われし抱擁」「貨物船と女」 1932年「ハリウッドは大騒ぎ」「悪魔と深海」「百万円貰ったら」「戦場よさらば」 1933年「今日限りの命」「或る日曜日の午後」「生活の設計」       「不思議の国のアリス」「硝煙と薔薇」 1934年「久遠の誓い」 1935年「結婚の夜」「ベンガルの槍騎兵」「永遠に愛せよ」 1936年「真珠の首飾」「オペラハット」「ハリウッド大通り」「将軍暁に死す」       「平原児」 1937年「海の魂」 1938年「マルコ・ポーロの冒険」「青髯八人目の妻」「牧童と貴婦人」 1939年「ボー・ジェスト」「暁の討伐隊」 1940年「西部の男」「北西騎馬警官隊」「群衆」 1941年「ヨーク軍曹」「教授と美女」 1942年「打撃王」 1943年「誰が為に鐘は鳴る」 1944年「軍医ワッセル大佐」「クーパーの花婿物語」 1945年「無宿者」「サラトガ本線」 1946年「外套と短剣」 1947年「征服されざる人々」「ハリウッド・アルバム」 1948年「善人サム」「摩天楼」 1949年「機動部隊」 1950年「燃えつきた欲望」「ダラス」 1951年「遠い太鼓」 1952年「真昼の決闘」「スプリングフィールド銃」 1953年「楽園に帰る」「吹き荒ぶ風」 1954年「悪の花園」「ヴェラクルス」 1955年「軍法会議」 1956年「友情のある説得」 1957年「昼下りの情事」 1958年「秘めたる情事」「西部の人」 1959年「縛り首の木」「腰抜け列車強盗」「コルドラへの道」      「メリーディア号の難破」 1961年「六年目の疑惑」 その他の出演者: Susan Hayward .... Isobel Rivers J. Carrol Naish .... Rasinoff Albert Dekker .... Legionnaire Schwartz Broderick Crawford .... Hank Miller Charles Barton .... Buddy McMonigal James Stephenson .... Maj. Henri de Beaujolais Heather Thatcher .... Lady Patricia Brandon James Burke .... Lt. Dufour G.P. Huntley .... Augustus Brandon Harold Huber .... Legionnaire Voisin Donald O'Connor .... Beau at age 12 User Rating: 7.7/10 (906 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 ・アカデミー賞ノミネート: 助演男優賞: ブライアン・ドンレビイ  美術監督賞 User Comments: d1494さん San Francisco 2002年3月28日 手に汗握る冒険、ハリウッド映画のお手本... このすばらしい映画は、 製作後、60年の風雪に耐えて、いまも輝きを失わない。 物語りは、呪われた過去をもつ宝石、 勇敢な三兄弟、美女、フランス外人部隊の活躍をめぐる。 マルコフ軍曹役のブライアン・ドンレビイの胸を打つ アカデミー賞級の演技だけでも、入場料を払う価値がある。 ゲーリー・クーパー、2人の兄弟を演じたRay Milland とRobert Preston、 そして、J. carrol Naish、Rassinoff 、Albert Dekkerらが、 反抗的な兵士を見事に演じている。 愛と忠誠心のすてきな物語りが、冒険談に色を添える。 必見である。 オトーサン、 「外人部隊って、何?」 フランス映画をみていると、時々出てきます。 ○フランス外人部隊  Legion etrangere. (英語)French Foreign Legion.  フランス陸軍所属の外国人志願兵で構成される正規部隊。  ヨーロッパではスイス人など外国人傭兵が活躍することが多かったが、  近代になるとほとんどの国で軍隊は徴兵制による国民軍の形態を取った。  しかしフランスでは国民軍以外に外人部隊が存在し、  戦闘で重要な役割を果たした。  その起源は1830年から始まったアルジェリア征服戦争で  フランス軍人の死傷が余りに多いため、  国民の非難を受けることを怖れた政府が  外国人部隊の起用に踏み切ったことに始まる。  外人部隊の将校のほとんどはフランス軍将校であるが、  下士官兵や一部将校は外国人志願者であり、  4年間勤務すれば、フランス国籍を得ることができる。  参加に際しては、偽名での参加も認められている。  このためかつては犯罪者が参加することもあった。  出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


ウォーク・ザ・ライン/君につづく道

オトーサン、 雨が降っていましたが、銀座へ。 日曜日の朝10時からの上映ですよ。 「おお、ファンって、有難いなあ」 名画フアンが大勢集まっていました。 原題:Walk the Line (2005) 監督:James Mangold 原作:Johnny Cash /Patrick Carr 脚本:Gill Dennis / James Mangold Genre: Biography / Drama / Music Rated PG-13 for some language, thematic material          and depiction of drug dependency. 上映時間:136分 あらすじ: カントリーミュージックの伝説、ジョニー・キャッシュの伝記。 はじめは、アーカンサスの綿花農場、 そして、メンフィスのサンレコードで吹き込み、名声へ。 そこでは、エルヴィス・プレスリージェリー・リー・ルイス、 そして、カール・パーキンスらも活躍していた。 出演者: Joaquin Phoenix .... John R. Cash (ジョン) Reese Witherspoon .... June Carter (ジューン) オトーサン、 「ほんとかよー」 どちらかというと助演だった2人が大活躍! ちゃんと歌っているのだから、感動します。 どういうトレーニングをしたのでしょう? JOAQUIN PHOENIX  ホアキン・フェニックス 誕生日 1974/10/28 出身 プエルトリコ 1993年にドラッグ中毒で他界したリバー・フェニックスの弟。 1986年に「スペース・キャンプ」で映画デビュー。 当初はリーフ・フェニックスの名で出演していた。 1995年「誘う女」でニコール・キッドマン扮する お天気キャスター・スーザンに唆され、 殺人を犯す高校生役で一躍注目される。 役柄的には、今一つ方向性が定まっていないが、 逆に言うと、作品ごとに違った演技を見せていて、 演技に幅を感じさせる。 最近では学生役から抜け出し、 「Uターン」(1997)の恋人に暴力を振るう男や 「秘密の絆」(1997)の主役ダグ、 「8mm」(1998)の怪しい浮世絵シャツを着るビデオ屋店員、 「ムーンライト・ドライブ」(1998)の真面目な青年クレイ役など 大人の役へうまく脱皮を果たしている。 2000年「グラディエーター」でコモドゥス役という大役を得る。 実生活ではリブ・タイラーと交際していた時期もあるが、破局。 活躍度 ○↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1986年「スペース・キャンプ」 1987年「ラスキーズ」 1989年「バックマン家の人々」 1995年「誘う女」◆ 1997年「秘密の絆」◇「Uターン」 1998年「ムーンライトドライブ」◇「リターン・トゥ・パラダイス」 1999年「8mm」◆ 2000年「グラディエーター」◇「クイルズ」◇「裏切り者」◇ 2001年「戦争のはじめかた」◇ 2002年「サイン」◆ 2004年「ヴィレッジ」◇「炎のメモリアル」◇ 2005年「ウォーク・ザ・ライン 君につづく道」◇ REESE WITHERSPOON  リース・ウィザースプーン 誕生日 1976/3/22 出身 米テネシー州ナッシュビル 母は小児保育の博士号を持ち、父は外科医。 7歳からナッシュビルのローカルテレビにCM出演。 91年「マン・イン・ザ・ムーン あこがれの人」で映画デビュー。 「ハイスクール白書/優等生ギャルに気をつけろ」で 全米批評家協会主演女優賞受賞。 ゴールデン・グローブ賞コメディ部門にノミネート。 スタンフォード大学英文科に入学したが、1年で退学。 99年、俳優ライアン・フィリップと結婚。 同年9月に長女エヴァ・エリザベス出産。 活躍度 ○↑ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1991年「マン・イン・ザ・ムーン あこがれの人」      「ワイルド・フラワー」(TM) 1993年「ラスト・ウインド/少年たちは砂漠を越えた」      「みんな愛してる」 1994年「S.F.W./メディアへの銃弾」 1996年「悪魔の恋人」「連鎖殺人/逃げられない女」 1997年「恋のから騒ぎ」 1998年「カラー・オブ・ハート」「トワイライト」 1999年「ハイスクール白書/優等生ギャルに気をつけろ」◇      「完全犯罪」◇「クルーエル・インテンションズ」◇ 2000年「アメリカン・サイコ」◆「リトル・ニッキー」◆ 2001年「キューティ・ブロンド」◇ 2002年「メラニーは行く!」◇ 2003年「キューティ・ブロンド ハッピーMAX」◇ 2005年「ウォーク・ザ・ライン 君につづく道」◇ その他の出演者: Ginnifer Goodwin .... Vivian Cash Robert Patrick .... Ray Cash Dallas Roberts .... Sam Phillips Dan John Miller .... Luther Perkins Larry Bagby .... Marshall Grant Shelby Lynne .... Carrie Cash Tyler Hilton .... Elvis Presley Waylon Payne .... Jerry Lee Lewis Shooter Jennings .... Waylon Jennings Sandra Ellis Lafferty .... Maybelle Carter Dan Beene .... Ezra Carter Clay Steakley .... W.S. 'Fluke' Holland Johnathan Rice .... Roy Orbison User Rating: 8.0/10 (14,534 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 ・アカデミー賞ノミネート:(2006/2/26現在)  主演男優賞:ホアキン・フェニックス  主演女優賞:リース・ウィザースプーン  衣装デザイン賞  編集賞 snoopymicheleさん CT 2005年11月22日 そして、オスカーが... わーお、何という映画だ。 こういう映画を待っていた。 ホアキン・フェニックスand リース・ウィザースプーンが主演すると聞いて、 ほんとかね、歌うの?歌えるの? だが、びっくりした。 2人の演技は、すばらしかった。 背骨までゾクゾクした。 ほんとうに、ホアキン・フェニックスは、ジョニー・キャッシュそっくり。 生まれつきジョニー・キャッシュみたいだ。 魅惑的で、じつに熱かった。 リース・ウィザースプーンも、ジューン・カーター役で輝いていた。 2人の相性もすばらしかった。 照明が印象的だった! 彼らの努力がアカデミー賞につながってほしい。 これは、実に面白い映画だ。 すばらしい音楽、最高の助演陣、 そして、よく出来た脚本、すてきな監督だった。 オトーサン、 「ジョニー・キャッシュ、知らんなぁ」 ○ジョニー・キャッシュ 1932年にアーカンソー州に生まれる。 ポピュラー音楽業界で、最も優れた曲のいくつかを作詞作曲し歌った。 貧しい反逆児でアウトローのイメージと、刑務所での演奏で有名になる。 自らを「Man in Black(黒服の男)」と呼び、それがニックネームとなる。 自己紹介は「ハーイ、アイ・アム・ジョニー・キャシュ」だけ アメリカとヨーロッパだけで、1500曲を470のアルバムでレコーディングした。 ビルボード・ホット100にザ・ローリング・ストーンズよりも 1枚多い48枚のシングルを登場させた。 1955年から1972年の間に、26枚のアルバムをポップ・チャートに登場させ、 これは同時期のビートルズと同じ枚数である。 全世界で、5千万枚以上のレコードを売る。 音楽業界最高の栄誉であるグラミー賞を11個受賞。 作詞作曲家の最高の栄誉であるGMI賞を23個受賞。 カントリー音楽殿堂、ロックン・ロール殿堂、 そして作詞作曲家殿堂のすべてに殿堂入りした唯一のアーティスト。 1956年、自作の「アイ・ウォーク・ザ・ライン」を初めてヒットさせる。 最初の妻ヴィヴィアンと1966年に離婚し、 仲間のカントリー音楽のスター、ジューン・カーターと1968年に結婚する。 ジューン・カーターと結婚2年後、 二人で「イフ・アイ・ワー・ア・カーペンター」を大ヒットさせる。 フォルサムと、サン・クエンティン刑務所でのライヴ・アルバムが、 ゴールド・レコードの売り上げを記録する。 エルヴィス・プレスリーを抜いて、影響力のあったサン・レコード・レーベルから、 フル・アルバムをリリースした最初のアーティスト。 サン・レコードの仲間であるカール・パーキンス、 ジェリー・リー・ルイス、エルヴィス・プレスリーらと共に、 ロカビリー・サウンドの誕生を手助けする。 1969年、ビートルズを抜いて、 存命のアーティストとして最大の売り上げを記録する。 ボブ・ディランと「ウォンテッド・マン」を共に作詞作曲し、レコーディングする。 長年、ウェイロン・ジェニングス、ウィリー・ネルソン、クリス・クリストファーソン、 ジェリー・リー・ルイス、ロイ・オービソン、ハンク・ウィリアムス・Jr、 カール・パーキンス、U2、トム・ペティ&ハートブレイカーズなどの スターたちとレコーディングをする。 ジューン・カーター・キャッシュは2003年5月に亡くなり、 その後を追うように、ジョニー・キャッシュも4カ月後に亡くなった。 オトーサン、 おまけのイナバウアーということで、 題名になった歌詞をご紹介しましょう。 ○Johnny Cash ”Walk the Line” (真っ直ぐ歩いていこう) I keep a close watch on this heart of mine I keep my eyes wide open all the time I keep the ends out for the tie that binds Because you're mine, I walk the line I find it very, very easy to be true I find myself alone when each day is through Yes, I'll admit that I'm a fool for you Because you're mine, I walk the line As sure as night is dark and day is light I keep you on my mind both day and night And happiness I've known proves that it's right Because you're mine, I walk the line You've got a way to keep me on your side You give me cause for love that I can't hide For you I know I'd even try to turn the tide Because you're mine, I walk the line I keep a close watch on this heart of mine I keep my eyes wide open all the time I keep the ends out for the tie that binds Because you're mine, I walk the line


16歳の合衆国

オトーサン、 「これも、ミニ・シアターでヒットしたのか。 主演は、ライアン・ゴズリング、知らんなぁ」 これも、TSUTAYAで借りたものです。 原題:The United States of Leland (2003) 監督・脚本:Matthew Ryan Hoge Genre: Drama / Crime Rated R for language and some drug content. 上映時間:108分 あらすじ: 物静かに話す15歳のリーランドは、 理由なき殺人を犯し、地域社会に衝撃を与え、 犠牲者の家族はもちろん、自分自身もショックを受ける。 逮捕され、少年鑑別所に送られたリーランドは、 刑務所の教育係で作家志望のパールと知り合う。 パールは、少年の犯罪の理由を知って、 本をものにしたいと考えている。 少年と疎遠な父親は、世界的に有名な作家アルバートだった。 出演者: Ryan Gosling .... Leland P. Fitzgerald(リーランド) Don Cheadle .... Pearl Madison(パール) Kevin Spacey .... Albert T. Fitzgerald(アルバート) オトーサン、 「どこかで見たクセのある顔だなぁ」 以下の経歴をみて思いだしあました。 「きみに読む物語」のノアで好演していました。 この映画、贅沢な出演者も、ウリのひとつでしょう。 アカデミー賞俳優のケビン・スペイシー。 また、最近よく見ますが、ドン・チードル、 このひと、そろそろアカデミー賞をもらてもいいのでは?。 RYAN GOSLING  ライアン・ゴズリング 誕生日 1980/11/12 出身 カナダ・オンタリオ州 96年「FRANKENSTEIN AND ME」で映画デビュー。 活躍度 △↑ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 2000年「タイタンズを忘れない」◆ 2002年「完全犯罪クラブ」◇ 2003年「16歳の合衆国」◇ 2004年「きみに読む物語」◇ DON CHEADLE  ドン・チードル 誕生日 1964/11/29 出身 米ミズーリ州カンザスシティ ネブラスカ州リンカーン、コロラド州デンバーを経て、 ロサンゼルスへ移る。 カルフォルニア・インスティテュート・オブ・ジ・アーツで芸術学士号を取得。 在学中、友人の薦めでオーディションを受け、合格し、 テレビシリーズ「フェーム/青春の旅立ち」に出演。 85年「MOVING VIOLATION」で映画デビュー。 テレビでは「ピケット・フェンス」の地方検事ジョン・リトルトンを2年演じた。 活躍度 ○↑ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1987年「ハンバーガー・ヒル」 1988年「カラーズ/天使の消えた街」 1995年「青いドレスの女」◆「デンバーに死す時」 1997年「ボルケーノ」◆「ROSEWOOD」◆「ブギー・ナイツ」◆ 1998年「アウト・オブ・サイト」◆「ブルワース」◆ 2000年「ミッション・トゥ・マーズ」◆「トラフィック」◆      「天使のくれた時間」◆「FAIL SAFE/未知への飛行」 2001年「ラッシュアワー2」「ソードフィッシュ」「オーシャンズ11」 2003年「16歳の合衆国」 2004年「オーシャンズ12」「リチャード・ニクソン 暗殺を企てた男」      「ダイヤモンド・イン・パラダイス」 その他の出演者: Chris Klein .... Allen Harris Jena Malone .... Becky Pollard Lena Olin .... Marybeth Fitzgerald Michelle Williams .... Julie Pollard Martin Donovan .... Harry Pollard Ann Magnuson .... Karen Pollard Kerry Washington .... Ayesha Sherilyn Fenn .... Mrs. Calderon Matt Malloy .... Charlie Wesley Jonathan .... Bengel Michael Pena .... Guillermo Michael Welch .... Ryan Pollard User Rating: 7.1/10 (3,161 votes) オトーサン、 「おお、こんなに高いスコアなのか」 User Comments: Author: Goosey101さん United States 2005年3月22日 みんなが必ず見るべきだ この映画、IMDbの批評を読んだところ、 誰かが、キライだと言っていた。 人生の1時間48分をムダにするかと思ったが、 見てよかった。 ライアン・ゴズリングは、ステキな俳優だ。 好きな出演作は、”Believer”だ。 ドン・チードルも、ステキだった。 この映画、人生と死について興味深い見方をしている。 感動的で、実に悲しいが、興味深い。 多くのストーリーがなしえぬレベルに達している。 どんなに過酷であろうと、好きでなかろうと、見るべきだ。 ユニークで、みんながマネするものとは思えない。 若手俳優たちは、みな、使命を見事に果たし、 必要な感動を与えてくれる。 驚きもしたが、嬉しかった。 オトーサン、 「理由なき殺人が最近増えてるなぁ」 その昔、1940年ですから、戦前ですよね。 フランスの作家カミュが「異邦人」で、 主人公に理由なき殺人を犯させたのです。 ”不条理殺人”ということで、”不条理”という言葉が流行しました。 理由を聞かれて、主人公は「それは太陽のせいだ」と言い放つのです。 それより先立って、19世紀の作家ドストエフスキーは 「罪と罰」で主人公ラスコリニコフに老婆を殺させています。 これも、さしたる殺す理由などないのです。 優れた作家たちは、現代の状況を予告しているのです。 いい例が、現代の戦争。 不条理殺人もいいところ。 何しろ、戦争の死者のほとんどは、非戦闘員ときています。 罪なきひとが、数多く死ぬのですから。 そういう意味では、この映画の主題は、さして新らしくはないのです。


県庁の星

オトーサン、 「これ、面白そうだね」 普通は、日本映画など見ないのですが、 この映画、予告編を見て、気に入りました。 かねて興味のあるスーパー業界が舞台のようですし、 「改革で大事なのは、組織いじりでなく、意識改革です」 織田裕二くんが叫ぶシーンも、いたく気に入りました。 初日の朝一番に見に行きました。 原題:県庁の星(2006) 監督: 西谷弘 原作: 桂望実 脚本: 佐藤信介 Genre: Drama / Romance / Comedy 上映時間: あらすじ: 県職員の野村聡は、超エリート。 ハコモノ行政に飽き足らず、民間の知恵導入を提案。 期待を背負って、半年間の民間企業研修員に選ばれる。 だが、研修先は三流スーパー。 しかも、教育係はパート店員の二宮あき。 「マニュアル?そんなものいらないわよ!」 そうした世界では、流石のエリートも、役立たず。 他の従業員にも総スカン。 それが新聞に出て、出世コースから外れ、婚約者からも見放される。 だが、そんな彼を救ったのが、二宮あきだった。   出演者: 織田裕二 .... 野村聡 柴咲コウ .... 二宮あき 井川比佐志 .....満天堂店長 オトーサン、 「織田裕二くん、いいねぇ」 いつもの通り、すてきな演技です。 「それに、柴崎コウちゃん、サイコー!」 新世代の女性で、根っからの女優さん。 ごく自然にうまい演技ができるし、すごいパワーがあります。 旧世代の井川比佐志さん、いい味出していました。 その他の出演者: 佐々木蔵之介 和田聰宏 紺野まひる 益岡徹 奥貫薫 ベンガル 酒井和歌子 石坂浩二 User Ratings: - オトーサン、  「6点台は、確実では」 User Comments: おしゃべりチャックさん 2006年2月21日 業界を垣間見られる  今回も主演織田裕二はスーツの出で立ちなので、 初め『踊るシリーズ』と錯綜していました。 キャラ的には正義感の強い野村総役ははまり役だと思いました。 相手役の柴崎コウさんも三流スーパーのパート役は 以前テレビドラマDr.コトーで演じた看護師役と同じ位はまり役で、 こんな店員さんいますねと思いました。 ストーリーはドラマ仕立てで面白く平易で初盤戦からグイグイ引き込まれます。 笑いのスポットも多々有ります。 ただ2時間20分はちょっと長いかなと思いました。 最後の1/3は今ひとつ分かりにくく (高級弁当の売れない理由が判明した件の後) もっと短くしても良かったのではないかと思いました。 この映画にはスーパーや県庁の裏事情が散りばめられ、 特に流通業界を将来目指す人には為になるのではないかと感じました。 ただ、スーパー、県庁と一部を極端な形で描いたので、 スーパーや県庁に勤務している人が皆、 あんな風だと誤解されるのではないかと少々心配しました。 最後はお決まりの織田と柴崎の恋愛と言う形でしたが、 これは無くても良いのでは? 全体的に一般受けしてヒットする映画だと思いました。 オトーサン、 「柴崎コウ、いいなぁ」 記者会見でのせりふがサイコー。 「上から物を言うような人に見てほしい」 彼女、おエライさん方のやっていることが許せず、 ほんとうに頭にきているようです。 なんだかんだ言っても、結局は、ハコモノに狂奔。 小泉改革のインチキ性が、彼女のこのひとことで、 浮き彫りになっているではありませんか。


フレンチなしあわせのみつけかた

オトーサン、 「いかにも、フランス映画らしい題名だ」 おしゃれな恋愛ものは任せて! フランスが本家・本元だよとあらためて示す映画でした。 原題:Ils se marierent et eurent beaucoup d'enfants (2004) 監督・脚本:Yvan Attal Genre: Drama / Comedy Country: France Language: Italian / French / English 上映時間:100分 あらすじ: ヴァンサンは自動車のセールス。 子煩悩そのものだが、愛人がいるのを伏せている。 妻のガブリエルは、夫の浮気を薄々感じている。 ヴァンサンの友人、ジョルジュは夫婦喧嘩が絶えず、 モテモテ男のフレッドは、妊娠を知らされ、うろたる。 カブリエルは、ふと知り合った男性に心を惹かれて... 出演者: Charlotte Gainsbourg .... Gabrielle(ガブリエル) Yvan Attal .... Vincent (ヴィンセント) Emmanuelle Seigner .... Nathalie (ナタリー) Johnny Depp .... L'inconnu(見知らぬ男) オトーサン、 「この女優さん、いいねぇ」 知的で、何か物寂し気で、男心を誘います。 でも、もう人妻、監督・脚本・主演のイヴァン・アタリの妻です。 「私の妻はシャルロット・ゲンズブール」なる映画も撮っているし... どうも、奥さんを自慢してくてしょうがないようです。 この2人の経歴をみましょう。 CHARLOTTE GAINSBOURG  シャルロット・ゲンズブール 誕生日 1971/7/21 出身 英ロンドン 父は作曲家で音楽家セルジュ・ゲンズブール、 母は女優ジェーン・バーキンの芸能一家。 84年「残火」で映画デビュー。 85年「なまいきシャルロット」でセザール賞有望若手女優賞。 1999年「LA BUCHE/ブッシュ・ド・ノエル」で セザール賞助演女優賞受賞。 96年「ラブetc.」でセザール賞主演女優賞ノミネート。 俳優イヴァン・アタルと結婚し、一児を出産。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1984年「残火」 1985年「なまいきシャルロット」「イザベルの誘惑」 1986年「シャルロット・フォーエバー」 1987年「カンフー・マスター!」      「アニエス.vによるジェーン.b」 1988年「小さな泥棒」 1989年「太陽は夜も輝く」 1991年「メルシー・ラ・ヴィ」「愛を止めないで」 1992年「シャルロット・ゲンズブール/愛されすぎて」 1993年「ルナティック・ラブ/禁断の姉弟」 1994年「他人のそら似」 1995年「ジェイン・エア」 1996年「ラブetc.」「アンナ・オズ」 1999年「LA BUCHE/ブッシュ・ド・ノエル」「イントルーダー 侵入者」 2000年「レ・ミゼラブル」(TM) 2001年「フェリックスとローラ」「私の妻はシャルロット・ゲンズブール」 2003年「21グラム」 2004年「フレンチなしあわせのみつけ方」 YVAN ATTAL  イヴァン・アタル 誕生日 1965/1/4 出身 イスラエル 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1989年「愛さずにいられない」 1991年「愛を止めないで」 1992年「愛されすぎて」「愛のあとに」 1994年「哀しみのスパイ」 1996年「恋人たちのポートレート」「ラブetc」 1999年「いつまでも二人で」 2001年「僕の妻はシャルロット・ゲンズブール」 2003年「ボン・ヴォヤージュ」 2004年「フレンチなしあわせのみつけ方」 その他の出演者: Alain Chabat .... Georges Alain Cohen .... Fred Angie David .... La maitresse Anouk Aimee .... La mere de Vincent Claude Berri .... Le pere de Vincent Aurore Clement .... La mere de la maitresse de Vincent Marie-Sophie Wilson .... Florence Stephanie Murat .... Geraldine Ruben Marx .... Le petit Antoine Kitu Gidwani .... Mme Gibson Sujay Sood .... M. Gibson Keith Allen .... L'homme de la piscine User Rating: 6.4/10 (365 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: linda-164 さん 2004年8月15日 Los Angeles, CA 結婚をめぐる2人のフランス人カップル 実にチャーミングでロマンティックなドラマだ。 出演者も、ストーリーも、最高だ。 彼らを他の映画で見ているが、みんないい演技をみせていた。 この映画で、はじめて会えたらよかった。 それらの映画は、あるいは、陽気、あるいは悲しく、 あるものは、出来事がデジャビュ。 多くのひとは、自分の人生と重ね合わせてしまうだろう。 感動的なシーンも、実にリアルだ。 この映画、すべてのひとにおすすめしたい。 フランスで、英語版でみた。 劇場にいたすべてのひとが、この映画を面白がっていた。 かなり現代的なヒップなスト−リーだ。 上映時間は、105分だったが、もっと見たかった。 Part IIがあるのかも? オトーサン、 「なんで、ジョニー・デップが出てくるの?」 それも、名無しの権兵衛なのに、かなり出番があるのです。 「こりゃ、豪勢だ」 この映画、最後のエレベーターのシーンが秀逸でした。 狭い空間に、2人っきり。 ぎこちない感じがずっと続いています。 でも、なかなかエレベーターはとまりません。 天国へ上昇していくかのように見えます。 そして... あとは、DVDでご確認下さい。


サラ、いつわりの祈り

オトーサン、 「TSUTATAか」 新橋店や渋谷店の会員になっていたのですが、 柏に引越ししてからは、足が遠のいていました。 でも、のぞいたら、ミニ・シアター特集コーナーがあって、 吸い寄せられてしまいました。 原題:The Heart Is Deceitful Above All Things (2004) 監督:Asia Argento 原作:J.T. LeRoy 脚本:Asia Argento /Alessandro Magania Genre: Biography / Drama Rated R for intense depiction of child abuse/neglect,      strong sex and drug content, pervasive language and some violence. Country: USA / UK / France / Japan Language: English 上映時間:98分 あらすじ: これは、J.T.リロイの問題を呼んだ同名小説を映画化したもの。 主人公のジェレマイアは、養父母から引き離されて、 10代の母親サラとの目茶目茶な暮らしのなかに放りこまれる。 サラとともに、アメリカの田舎道を旅し、この世の災いを体験させられる。 オスカー受賞者のPeter Fondaをはじめ、 Jeremy Renner、Asia Argentoも出演している。 2004年でもっとも期待されたインディペンデント映画である。 出演者: Asia Argento .... Sarah (サラ) Cole Sprouse .... Jeremiah (ジェレマイア Age 11) Winona Ryder .... Psychologist (精神医) オトーサン、 「体当たりの演技!」 Asia Argentoは、監督・脚本・主演。 J.T.リロイの小説を読んで、戦慄したとか。 あと、久しぶりに、ウィノナ・ライダーが出ていました。 ASIA ARGENTO  アーシア・アルジェント 誕生日 1975/9/20 出身 イタリア・ローマ 父は映画監督ダリオ・アルジェント、母は女優ダリア・ニコロディ、 姉はフィオーレ・アルジェント。 86年「デモンズ2」で映画デビュー。 96年「雨上がりの駅で」などで イタリアのドナテッロ賞主演女優賞に二度受賞。 2000年「スカーレット・ディーバ」で監督デビュー。 活躍度 ○↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1986年「デモンズ2」 1988年「デモンズ3」 1989年「赤いシュート」 1992年「トラウマ/鮮血の叫び」 1994年「王妃マルゴ」 1996年「雨上がりの駅で」「スタンダール・シンドローム」 1997年「ダリオ・アルジェント 鮮血のイリュージョンPART3」 1998年「ダリオ・アルジェントのオペラ座の怪人」◇「Bモンキー」◇ 2000年「スカーレット・ディーバ」◇ 「ダリオ・アルジェント 鮮血の魔術師」 2001年「レッド・サイレン」◇ 2002年「トリプルX」◇ 2003年「ザ・キーパー[監禁]」◇ 2004年「サラ、いつわりの祈り」◇ 2005年「ランド・オブ・ザ・デッド」◇ その他の出演者: Jimmy Bennett .... Jeremiah (Age 7) Dylan Sprouse .... Jeremiah (Age 11) Hasil Adkins .... Organ Grinder David Brian Alley .... Doctor Brent Almond .... Station Cop Tim Armstrong .... Stinky Russ Comegys .... Piggly Wiggly Clerk Cheri Compton .... Woman in Pink Peter Fonda .... Grandfather Ben Foster .... Fleshy Boy Willa Holland .... Milkshake Kara Kemp .... Social Worker Lydia Lunch .... Nurse Marilyn Manson .... Jackson Ornella Muti .... Grandmother Kip Pardue .... Luther Brian Paul .... EMT Michael Pitt .... Buddy Jeremy Renner .... Emerson John Robinson .... Aaron Winona Ryder .... Psychologist Chelsea Samples .... Nurse #1 Matt Schulze .... Kenny Amanda Sickler .... Additional Voices Jeremy Sisto .... Chester Lisa Stooksbury .... Woman in Black Allison Varnes .... Piggly Wiggly Cashier #1 Melanie Wright .... Stripper User Rating: 6.2/10 (525 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: Lilly-21 さん isle of mann 2004年10月25日 悩ましく、勇敢で、苦しみに満ちたラブ・ストーリー ...あるいは、共感できにないラブ・ストーリー。 観客には、開かれた憐れみの心が必要である。 この映画が扱っている文化は、 登場人物たちにとっては現実であり、悪夢だろう。 アルジェント監督は、 味方の得られぬ傑作をつくる代わりに、 愛と児童虐待の風景を大胆に描いた。 なぜ、主人公は、自分を捨て、傷つける母親のもとに、 何度も何度も戻っていく必要を感じるのだろうか。 多くのひとは、この映画をみる機会はないだろうし、 J.T.リロイの凄惨な小説を読む機会もないだろうが、 後者の場合なら、すぐ本屋に行って、彼の本を買うべきだ。 胸をかきむしられるだろう。 私の場合、その荒々しい率直さに夢中になった。 まだこの映画を見ておらず、 チャレンジする勇気がないひとは、ぜひ考え直してほしい。 見ていると、だんだんよくなっていく。 画面に入っていき...、感じることだ。 何が現れようと目をつぶらないことだ。 出演者すべてが、すばらしい演技をしている。 ビデオ化されたら、きっと欲しくなるだろう。 そうしたカルト映画である。 オトーサン、 「子どもは欲しいが亭主はいらない?」 いまシグルマザーが増えています。 未婚の母、離婚した、いろいろ事情があるようです。 この映画の母親の場合は、売春婦。 本人はともかく、子どもは、絶対かわいそうですよね。 でも、きちんとやっていけるひとも大勢いるはず。 大変な選択ですけどね。 以下は、サイトでみつけたあるケ−ス。 ○不倫、そして「未婚の母」  外資系企業に勤めるリエさんの周りでは、不倫だらけだ。  決して大きくない東京オフィスの中で、人間関係が入り交じっている。  リエさんもまた、以前の職場で出会った妻子ある上司との関係を4年間続けてきた。  別に奥さんと別れてくれなんて思わない。  彼も口では色々言うが、本当は家庭を壊す気なんてさらさらないというのは、  空気でわかる。  自分のマンションに彼が月に何度か通い、ときどき休日を一緒に過ごす、  そのくらいの付き合いのほうが私には合っている、と思ってきた。  あるとき、妊娠した。  彼の驚いた表情の中に、一瞬、怒りのようなものが走ったように見えた。  「じゃ、お金、要るよね」   と、堕胎を示唆された。  「2度目だね」  そう、2度目だった。リエさんには、もう堕ろす気はなかった。  年齢のこと、仕事のこと、いろいろ考えると、一人でも産みたいと思った上での報告だった。  彼とは口論になったが、彼に面倒をかけないという約束のもと、  出産・準備費用をもってもらうということで、決着がついた。  実家の母親は絶句した。職場は凍りついた。  しかし、年収800万を稼ぎ出し、多くはないが堅実に貯金もしてきたリエさんには、  自分でやっていけるという自信があった。  産休・育休をがっちりと取得し、自分の体のことも考えて、約1年後に復帰。  出産前、職場では好奇の目で見られたが、  「外資」だからか意外と後腐れがない。  もしトラブルがあったら、多少条件が悪くなっても転職してつないでいけるという自負もある。  娘の無認可保育所への入所は、早めに動いたおかげでスムーズに行った。  子どもの病気や自分の体調で仕事に影響が出るときは、  さすがにブルーになることもあるけれど、子どもがかわいくて仕方ない。  自分の分身だ、と思う。  こんなにかわいいのだったら、もっと早くに産んでおけばよかった。  同世代の結婚した友人たちは、みんな結婚生活でフラストレーションを抱えている。  実家の両親はいまだに完全な理解を示してはくれないが、  結婚なんて面倒なことなしに、こんな宝物をもらうことができたなんて、と、  時々彼に似た表情をする娘の笑顔を見て、  ちょっぴりの不安とたくさんの幸せをかみ締める。  出典: 「子育て事情」 ガイド:河崎 環


ナルニア国物語

オトーサン、 「ちょっと見ておくか」 ナルニア国物語、大宣伝中です。 ロード・オブ・ザ・キングが当たったからでしょう。 上映に先立ち、TV映画版のDVDを借りてみました。 原題:The Lion, the Witch, & the Wardrobe (1988) (TV) 監督:Marilyn Fox 原作:C.S. Lewis 脚本:Alan Seymour Genre: Adventure / Family / Fantasy Runtime: 160分 Country: UK Language: English あらすじ: 第2次世界大戦中、4人兄弟姉妹が、 ロンドンから田舎の年老いた教授宅へ疎開した。 退屈しのぎに、 まずルーシー、次に、エドモンド、そして4人が揃って、 古い箪笥の扉を通リぬけて、ナルニア国へ。 そこは、不思議な生き物やしゃべる動物たちのすむ魔法の国。 だが、ナルニア国は、カンペキではなかった。 白い魔女の掟で、いつも冬。クリスマスがこないのだ。 悪い生き物も、良い生き物も、裏切り者もいる。 アスランが戻ってきてはじめて、戦いに勝利し、 ナルニア国には、春と自由が戻ってくるのだ。 出演者: Richard Dempsey .... Peter Pevensie(ピーター) Sophie Cook .... Susan Pevensie(スーザン) Jonathan R. Scott .... Edmund Pevensie(エドモンド) Sophie Wilcox .... Lucy Pevensie (ルーシー) Barbara Kellerman .... The White Witch(白い魔女) Ailsa Berk .... Aslan(アスラン:ライオン) オトーサン、 「ルーシーが純朴そのもので、よかったな」 出番が一番多かったのは、白い魔女でした。 その他の出演者: Michael Aldridge .... The Professor Christopher Bramwell .... Peter as an adult Garfield Brown .... Aslan's Satyr Suzanne Debney .... Susan as an adult Jill Goldston .... Young Squirrel Keith Hodiak .... Aslan's Satyr William Todd Jones .... Aslan Kairen Kemp .... Hag Hamish Kerr .... Fox Ken Kitson .... Giant Rumblebuffin Irene Marot .... Hag Big Mick .... Little Man Maureen Morris .... Mrs. Macready Lesley Nicol .... Mrs. Beaver Bert Parnaby .... Father Christmas Jeffrey S. Perry .... Mr. Tumnus Ronald Pickup .... Aslan (voice) Charles Ponting .... Edmund as an adult Kerry Shale .... Mr. Beaver Martin Stone .... Maugrim Juliet Waley .... Lucy as an adult User Rating: 7.0/10 (1,102 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 エミー賞ノミネート: Outstanding Children's Program User Comments: Gaz Bennettさん Dudley, England 2003年11月30日 BBC放送の古典 いま、7歳の息子のために、 DVDを買ってやったところだ。 買うまえに、見直した。 1980年代に英国のBBC放送で 日曜日のお茶の時間に上映されていたものだ。 典型的なBBC放送もので、低予算ながら、 C.S. Lewisの作品を不思議で知的な映画にしようとしていた。 子どもたちを演じたそれなりにいいスタイルだった。 とくに、ピーターは、長兄の役をかんぺきにこなしていた。 予算が限られていたので、 ときに、アニメとライブ・アクションがまじるシーンでは、 衣装が現代のものにみえた。 この時代、CGI での強調がはやっていたのだ。 この作品、すべてのひとにおすすめしたい。 すばらしいシーンのある古典物語である。 オトーサン、 「お子さんとご一緒に見にいってください」 ○ナルニア国ものがたり  イギリスのクリスチャン作家C・S・ルイスによるファンタジー児童文学。  英語ではThe Chronicles of Narnia(「ナルニア国年代記」)、  映画版では『ナルニア国物語』。  ナルニア国の誕生から滅亡までを描く全7作のシリーズとして、  1950年から1956年にかけて出版され、  これまでに全世界で8500万部発行されている。  『指輪物語』『ゲド戦記』と合わせ、世界三大ファンタジーの一つ。  作品は、人間やフォーン、ドリアード、ナイアード、セントール、巨人、  そしてものをいうけものたちといった、  お話の中でしか存在しない生き物たちが住む平行世界ナルニア国に  イギリスの少年少女が否応なく魔法の力で引き込まれ、  冒険し、最後に現実世界にもどってくる、というものである。  1957年「さいごの戦い」でイギリスで最も権威のある  児童文学賞のカーネギー賞を受賞している。  出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


フォー・ザ・ボーイズ

オトーサン、 「大した映画じゃないだろう」 でも、時々、期待以上の映画に出会うと、 うれしくなってしまいます。 140分があっという間に終わりました。 原題:For the Boys (1991) 監督:Mark Rydell 原作:Neal Jimenez / Lindy Laub 脚本:Marshall Brickman /Neal Jimenez/Lindy Laub Genre: Comedy / Drama / Music 上映時間:138分 あらすじ: 歌手で踊り子のディクシーを起用して アメリカのエンターテイナー、エディは、 第2次世界大戦中の兵士を慰問に行く。 ふたりは、いいコンビになって、 兵士の慰問に、北米から太平洋まで出かける。 だが、作家で伯父のアートが、 マッカーシーの赤狩りに引っかかり、 エディに解雇されて、ディクシーは、エディから遠ざかる。 出演者: Bette Midler .... Dixie Leonard (ディキシー) James Caan .... Eddie Sparks (エディ) George Segal .... Art Silver(アート) オトーサン、 「2人とも、うまいなぁ」 こういうアカデミー賞級の俳優の白熱のかけあいは、 滅多にお眼にかかれないのです。 BETTE MIDLER  ベット・ミドラー 誕生日 1945/12/1 出身 米ハワイ州ホノルル 歌手でも女優でも成功した女優。 大学を一年で辞め、アルバイト中に「ハワイ」にエキストラ出演。 そのギャラでニューヨークに行き、オフ・ブロードウェイでデビュー。 「屋根の上のバイオリン弾き」など3年間出演する。 73年にグラミー賞新人賞、75年にトニー賞受賞。 79年主演の歌手ローズを演じた「ローズ」で映画界に進出し、 ゴールデングローブ賞を受賞し、 アカデミー主演女優賞にもノミネートされた。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1966年「ハワイ」 1979年「ローズ」 1982年「ジンクス」 1986年「ビバリーヒルズ・バム」「殺したい女」 1987年「うるさい女たち」 1988年「ビッグ・ビジネス」「オリバー/ニューヨーク子猫ものがたり」      「フォエバーフレンズ」 1990年「ステラ」 1991年「結婚記念日」「フォー・ザ・ボーイズ」 1993年「ホーカス・ポーカス」 1995年「ゲット・ショーティ」 1996年「ファースト・ワイフ・クラブ」 1997年「もう一度アイ・ラブ・ユー」 1999年「イズント・シー・グレート」 2000年「ハート・オブ・ウーマン」「MONA 彼女が殺された理由」 2004年「ステップフォード・ワイフ」 JAMES CAAN  ジェームズ・カーン 誕生日 1940/3/26 出身 米ニューヨーク・ブロンクス クイーンズで育ち、家業の精肉店は継ぐ意志はなかった。 16才でミシガン州立大学に入学、経済を学び、 フットボールの選手として活動。 その後、法律を専攻するため、ホフストラ大学へ移るが、 春休みにスタンフォード・マイスナーの ネイバー・フッド・プレイハウスの面接を受け、採用。 奨学金を獲得し、ウィン・ハンドマンに学び、 その後、オーディションを受けて最初の舞台に立つ。 61年オフブロードウェイ「輪舞」でデビュー。 64年「不意打ち」で本格映画デビュー。 69年「雨の中の女」のフットボール選手役で サン・セバスチャン映画祭最優秀男優賞受賞。 72年「ゴッドファーザー」のソニー・コルレオーネ役で アカデミー賞にノミネートされた。 息子に俳優のスコット・カーンがいる。 活躍度 ○→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1963年「あなただけ今晩は」(クレジットなし) 1964年「不意打ち」 1965年「栄光の野郎ども」「レッドライン7000」 1967年「エル・ドラド」「悪魔の口づけ」「テキサスの七人」      「潜水艦X−1号」 1968年「宇宙大征服」 1969年「雨のなかの女」 1970年「ブライアンの歌」 1971年「愛はひとり」 1972年「ゴッドファーザー」      「ブライアンズ・ソング/友情のタッチダウン」 1973年「シンデレラ・リバティー」 1974年「フリービーとビーン大乱戦」「熱い賭け」      「ゴッドファーザーPART2」 1975年「ファニー・レディ」「ローラーボール」 1976年「キラー・エリート」「ニューヨーク一攫千金」      「サイレント・ムービー」 1977年「遠すぎた橋」 1978年「続・男と女」「カムズ・ア・ホースマン」 1979年「第2章」 1981年「ザ・クラッカー/真夜中のアウトロー」      「愛と哀しみのボレロ」 1982年「キス・ミー・グッバイ」 1987年「友よ、風に抱かれて」 1988年「エイリアン・ネイション」 1990年「ディック・トレイシー」「ミザリー」 1991年「フォー・ザ・ボーイズ」      「ワンダー・アーム・ストーリー」 1992年「ハネムーン・イン・ベガス」 1993年「クォーターバック」      「フレッシュ・アンド・ボーン/渇いた愛のゆくえ」 1995年「デンバーに死す時」 1996年「イレイザー」「フリーズ/地獄の相続人」      「ボーイコールド・ヘイト」「ダーティ・ボーイズ」 1998年「フィオナが恋していた頃」 1999年「恋するための3つのルール」      「マーロウ 最後の依頼」(TM) 2000年「誘拐犯」「裏切り者」「デッド・ヒート・コネクション」 2001年「レッド・ロック」(TM)「地獄の戦艦」(TM) 2002年「シティ・オブ・ゴースト」 2003年「ドッグヴィル」 その他の出演者: Patrick O'Neal .... Shephard Christopher Rydell .... Danny Leonard Arye Gross .... Jeff Brooks Norman Fell .... Sam Schiff Rosemary Murphy .... Luanna Trott Bud Yorkin .... Phil Dori Brenner .... Loretta Jack Sheldon .... Wally Fields Karen Martin .... Victoria Lee Shannon Wilcox .... Margaret Sparks Michael Greene .... Maj. Gen. Scott Melissa Manchester .... Corrine User Rating: 5.9/10 (1,182 votes) オトーサン、 「ちょっと低くないか?」 ・アカデミー賞ノミネート 主演女優賞:ベット・ミドラー Brandon Hallさん Pennsylvania 2001年11月19日 最高のベット・ミドラー この映画、ベット・ミドラーの出演作で、 私が2番目に好きな映画だ。 1番目は、言わずと知れた「イズント・シー・グレート」だ。 この映画、ほんとにいい。 筋書きは、2人の歌手で、第2次世界大戦中に 慰問興行をしていた。 人気者で、後年、コンビ再結成を依頼される。 大統領からの受賞式に出て、新しい世代のために演技するのだ。に 家族向けの映画ではない。 戦争映画であるが、殺戮シーンばかりではない。 夫が、息子が戦争で死ぬのだから、 実に微妙な問題を含んではいるが... 2時間20分を楽しみたかったら、これは最適である。 この映画は、私の好きな映画ベスト10。 あなたも、見れば、私と同じになるだろう。 儲けもの、 10点万点で、10点だ! オトーサン、 「戦争、戦争、戦争...」 第2次大戦、朝鮮戦争、ヴェトナム戦争... よく飽きもせす、戦争をやるものです。 政治やビジネスに、もう組みこまれているのでしょうね。 戦争物の映画は、ごまんとありますが、 ハリウッド映画では、「赤狩り」はまず出てきません。 そのタブーを破った映画は珍しいので、ご紹介しましょう。 ○赤狩り  反共主義と関連する思想、言論、政治活動を弾圧する運動。  共産党員およびその同調者を、その職から追放した。  1953年より非米活動委員会を舞台に暗躍した  ジョセフ・マッカーシー上院議員の名を取ってマッカーシズムとも言われる。  委員会は、運動の宣伝のためにチャプリンやゲーリー・クーパーなど  ハリウッドのスターや有名人を次々と召喚した。  赤狩りが映画産業を崩壊しかねないと感じた  ハンフリー・ボガートやジョン・ヒューストン監督らは、  憲法にある思想と政治的信条の自由を侵害しているとして  ワシントンに乗り込んで抗議を行うが、効果はなかった。  ハリウッドの映画スタジオは、  共産党員及びシンパの疑いがある人物324人のブラック・リストを作成。  リストに名前が載った映画人たちを映画界から追放した。  だが、エリア・カザン監督などのように仕事を続けてゆくために  仲間を裏切る者も続出した。  日本でも連合国司令部の指示によって50年の6月から行われた。 出典:クラシック映画用語辞典 www.geocities.co.jp/hollywood/5710/cla-dictionary.html


パッチギ!

オトーサン、 「しまった!」 今頃になって言うのも何ですが、 大分前に、井筒和幸さんを囲む会に誘われたことがあります。 「だって...」と断ってしまいました。 原題:パッチギ!(2004)     Pacchigi! 監督:井筒和幸 脚本:羽原大介、井筒和幸 Genre: Drama 上映時間:119分 あらすじ: オトーサン、 「しょうがないなぁ、IMDb、サボッている」 1960年代後半の京都。 東高校と朝鮮高校の生徒はいつも乱闘。 東高校に通う康介は、 朝鮮高校の番長アンソンの妹キョンジャに一目惚れ。 キョンジャがフルートで奏でている曲が「イムジン河」と知り、 ギターで「イムジン河」の練習をはじめ、朝鮮語も学びはじめる。 ようやく、キンジャのコンサートに誘われるようになるのだが... 出演者: 塩谷瞬 .... 松山康介 沢尻エリカ .... キョンジャ 高岡蒼佑 .... アンソン オトーサン、 「ま、現代版、ロミオとジュリエットだな」 2人の演技は、ほのぼのしていたけれど、?  アンソン役の高岡蒼佑、この不良ぶりは貴重です。 とにかく元気、行き過ぎなほど。 その他の出演者: 光石研 .... 布川先生 尾上寛之 .... チェドキ 小出恵介 .... 紀男 波岡一喜 .... モトキ オダギリ ジョー .... 坂崎 ケンドーコバヤシ ....大西 楊原京子 真木よう子 加瀬亮 キムラ緑子 余貴美子 大友康平 前田吟 User Rating: 6.9/10 (19 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 ・キネマ旬報ベスト・テン 第1位 User Comments: 涼さん 2005年5月15日 やや下品な作風であり、 演出に独り善がりなところもあるが、まあ、上出来だ。 在日朝鮮人を描いた映画としては「GO」、「血と骨」があるが、 この作品が一番共感できる。 「血と骨」は在日朝鮮人の中での話で、日本人との関係があまり描かれていないし、 「GO」は、在日朝鮮人と日本人の恋愛を描いているが、 二人の関係がメインで、今ひとつ広がりが無い。 その点これは在日の人と日本人との関係が、 民族間の差別被差別の問題としても捉えられており、社会的広がりを持つ。 その中で民族を越えた愛を描いているところに、 北朝鮮拉致問題で国民感情が悪化している今の状況の中で、 非常に今日的であり、意義深いと思う。 在日朝鮮人問題を日本人監督が撮る場合、 どれだけその人達の心の痛みがわかるのか、が問題になると思う。 監督自身に少しでも差別意識があれば、作品は成立しなくなる。 この作品に関しては、私が見る限りそのような点は感じられなかった。 現実の在日の人たちは、どう見ただろうか。 カン・サンジュンさんならどうご覧になるか。 対立する民族間の融和の物語を、 日本人監督が、6分4分で在日側に力点をおいて描いていることを評価したい。 主役は康介ではなく、リ・アンソンだと思う。 高岡蒼佑がその役を好演。 在日として生きることの悩み、怒り、そして喜びを上手く表現していた。 この人は、これから伸びるのではないか。 布川先生役の光石研も、面白かった。 おかしく、妙にリアリティーがあった。 あのころ、ああいう先生は結構いたんだろうな、と思える。 「ウォーターボーイズ」で竹中直人の代わりに彼が出たなら、 もう少しましな作品になったのではないか。 オトーサン、 「井筒和幸って、どういうひと?」 TVではよくみかける顔ですが... ○井筒和幸 誕生日 1952/12/13 出身 奈良県大和郡山市 奈良県立奈良高等学校卒業 1975年、「井筒和生」名義で ピンク映画「行く行くマイトガイ 青春の悶々」を初監督。 上京後もピンク映画を続けるが、「ガキ帝国がヒット。 「岸和田少年愚連隊」でブルーリボン賞受賞。 その後は、タレントとして、TV番組にも出演。 1981年「ガキ帝国」 1983年「みゆき」 1984年「晴れ、ときどき殺人 1985年「二代目はクリスチャン」「(金)(ビ)の金魂巻」 1986年「犬死にせしもの」 1990年「宇宙の法則」 1991年「風、スローダウン」 1992年「東方見聞録」 1995年「クレジー・コップ 捜査はせん!」 1994年「罪と罰 ドタマかちわったろかの巻」「突然炎のごとく」 1996年「岸和田少年愚連隊」「さすらいのトラブルマスター」 1999年「ビッグ・ショー!ハワイに唄えば」「のど自慢」 2003年「ゲロッパ!」 読者のみなさん。 「だって...」の意味がお分かりでしょうね。 井筒さんのピンク映画リスト: ・「行く行くマイトガイ 性春の悶々」(1975) ・「熱くて深い交わり 肉色の海」(1978) ・「暴行魔真珠責め」(1979) ・「足の裏から冥王まで」(1979) ・「僕と隠岐島号」(1979) ・「女教師 覗かれた暴行現場」(1980) ・「色情女狩り」(1981) ・「赤い復讐 暴姦」(1982)


べルリン、ぼくらの革命

オトーサン、 「いい邦題だね」 ぼくらという言葉で、元気な若者像が浮かびます。 原題:Fetten Jahre sind vorbei, Die (2004) 監督:Hans Weingartner 脚本:Katharina Held /Hans Weingartner Genre: Comedy / Crime / Drama / Romance Rated R for language, a scene of sexuality, and some drug use. Country: Germany / Austria 上映時間:127分 あらすじ: ベリリンの女子大生ジュールは、 お金持ちの経営者のリムジンにクルマをぶつけ、 巨額の借金を背負い、再起不能に。 アパートからも、立ち退きを迫られ、 ボーイ・フレンドのピーターのアパートに転がりこむ。 そこで分かったのは、ピーターとその同居人ヤンのヒミツ。 彼らは、夜毎、豪華マンションに忍び込む。 盗んだり、破壊する代わりに、家具や調度品を置き変えて、 「贅沢禁止」というビラを残していくのだ。 ジュールは、ヤンを説き伏せて、例の経営者の山荘に押し入る。 出演者: Daniel Bruhl .... Jan(ヤン) Julia Jentsch .... Jule(ジュール) Stipe Erceg .... Peter (ピーター) オトーサン、 「いかにも、若者らしいな」 演技も、まあ上等の部類でしょう。 ドイツの若手俳優なので、海外映画俳優マガジンには、 経歴が載っていませんでした。 その他の出演者: Burghart Klausner .... Hardenberg Peer Martiny .... Villenbesitzer Petra Zieser .... Villenbesitzerin Laura Schmidt .... Tochter Sebastian Butz .... Sohn Oliver Brocker .... Aggressiver Globalisierungsgegner Knut Berger .... Globalisierungsgegner Hanns Zischler .... Vermieter Claudio Caiolo .... Paolo Bernhard Bettermann .... Jules Chef Sylvia Haider .... Neureiche Frau 1 Claudia Jakobshagen .... Neureiche Frau 2 User Rating: 7.7/10 (3,420 votes) オトーサン、 「高いスコアだ」 ・カンヌ映画祭パルムドール  ノミネート:Hans Weingartner User Comments: Andy Ruffさん London 2004年11月1日 暖かく知的で、面白い。 この映画、実に面白い。 友情、愛、信頼といった人間的なテーマと 底に流れている政治意識とを巧みにバランスさせている。 主役らは、みんな温かみのある演技をし、 人間的な遊び心をうまく示している。 筋書きは、絶えず2転3転し、緊張感もあり、 しかも、理想主義や活動家の側面も巧みに描いている。 決して、説教調に陥っていないし、 重大論争で、身動きがとれなくなってもいない。 結論として、この映画は、新鮮な息吹を感じさせる。 頭も心も満足させてくれる。 強くお勧めする。 オトーサン、 「こりゃ、ドイツ版鼠小僧だな」 唐突な連想で、すみません。 近所のパン屋さんで、ネズミを見たものですから。 およそ、20年ぶり。 まだまだ、ネヅミがいるのですねぇ。 ○鼠小僧  1797 -1832/9/13 江戸時代後期に大名屋敷を専門に荒らした窃盗犯。  本名、次郎吉。あわせて「鼠小僧次郎吉」と称されることもある。  金に困った貧しい者に、汚職大名や悪徳商家から盗んだ金銭を分け与えた。  徒党を組むことなく一人で盗みに入ったので、反権力者として祭り上げられた。  本業は鳶職であったと言われる。  だが、つかまり、市中引き回しの上で獄門(磔串刺)。  お墓は、両国の回向院にある。  出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 オトーサン、 「両国の回向院にお参りに行ってみるか」 革命の話が、ネズミの話で終わってしまいました。 ・大山鳴動して鼠一匹  小泉改革と同じですね。 義賊ホリエモン、すでに市中引き回し状態です。


ユートピア

オトーサン、 「スペイン映画か」 新風を吹き込む若い世代の作品とか。 ところが、これが難解で、3日がかりでみました。 原題:Utopia (2003) 監督:Maria Ripoll 脚本:Juan Vicente Pozuelo /Curro Royo Genre: Thriller / Fantasy Country: Spain / France Language: Spanish Black and White / Color 上映時間;106分 あらすじ オトーサン、 「IMDb、またサボッている」 しょうがないので、書き下ろしましょう。 アドリアンは、未来を予見できる。 同じ仲間はユートピアを結成する。 しかし、予見することは悪夢でもある。 若い女性アンヘラが殺される運命にあるのだ。 アドリアンは、彼女を救うべく運命に介入するが... 出演者: Leonardo Sbaraglia .... Adrian(アドリアン) Najwa Nimri .... Angela(アンヘラ) Tcheky Karyo .... Herve (エルヴェ) オトーサン、 「出てないなぁ」 アドリアンの俳優さん、すてきでしたが、 海外映画俳優マガジンに出ていませんでした。 代わりにと言っては何ですが、 アンヘラ役の女優さんの経歴をみてみましょう。 NAJWA NIMRI  ナイワ・ニムリ 誕生日 1972/2/14 出身 スペイン・ハンブローナ-- 父はヨルダン人で、母はバスク人。 95年、映画デビュー。 97年「オープン・ユア・アイズ」で注目される。 98年「アナとオットー」でゴヤ賞主演女優賞にノミネートされる。 2002年「ルシアとSEX」で同賞助演女優賞にノミネート。 ポップグループのヴォーカルとしても活躍し、 音楽を担当した2002年「非常戦闘区域」で同賞主題歌賞にノミネート。 2003年「ユートピア」でも主演し、エンドクレジットの主題歌を歌っている。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1997年「オープン・ユア・アイズ」 1998年「アナとオットー」 2000年「夜になる前に」 2001年「ルシアとSEX」 2002年「靴に恋して」 2003年「ユートピア」 2004年「スパイ・バウンド」 その他の出演者: Jose Garcia .... Comandante Emma Vilarasau .... Julie Fele Martinez .... Jorge Hector Alterio .... Samuel Juan Carlos Vellido .... Ramiro Rodrigo Garcia .... Cholo User Rating: 5.3/10 (157 votes) オトーサン、 「低いなぁ。まぁ、こんなものかも」 User Comments: ricky-115さん Australia 2006年1月9日 見て信じる いや、これはいい。 組み立てがいいし、お金を払っただけのことはある。 未来を予見できる人間は、未来を変えることができるだろうか? 演技は、みんな魅力的だ。 (お雇い暴漢は、いただけなかったが) 映像は、テーマを描くだけではなく、 ジャンプ・カットがすごかったし、 独特のセンスに賭けていることが分かる。 保護を必要としないものに、 保護の必要性を感じさせることができるだろうか? この映画は、未来社会での人間のモラルを問うている。 1950-60年代の偉大なSF作家を思い出させる。 オトーサン、 「ちょっと、SFを勉強してみよう」 ホリエモンは、ムショでは、ネットが使えないので、 百科辞典を読みふけっているそうですが、 われわれには、幸い、"ウィキペディア"があります。 生涯学習のために、まことに有難い発明品です。 ○1950年代のSF  1950年代はSFの全盛期、黄金時代のSFと呼ぶ。  それまで荒唐無稽なB級小説に過ぎなかったSFに  リアリズムの概念が初めて導入された。  SF雑誌「アスタウンディング・サイエンスフィクション」の  3代目編集長ジョン・W・キャンベルの影響が強い。  最新の物理学や天文学の知識に基づいた  また、遠大かつ科学的な宇宙叙事詩も書かれた。  アーサー・C・クラークやアイザック・アジモフ、  より新しい世代では、ジェイムズ・P・ホーガン、堀晃がいる。  さらに冷戦や核戦争による人類の滅亡が現実化してくると、  終末ものSFが書かれた。  代表作としては、ネビル・シュートの「渚にて」がある。  しかし、主人公は、なぜかそれなりに幸福な生活をして  哲学者のように破滅を達観している。  「心地よい破滅テーマ」と呼ばれるゆえんである。 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


運命の扉

オトーサン、 「シドニー・シェルダンが100円か」 近所のビデオ屋さんで、投げ売りしていました。 VTRなので、画像のノイズが気がかりですが... 原題:Rage of Angels: The Story Continues (1986) (TV) 監督:Paul Wendkos 原作:Sidney Sheldon 脚本:Robert L. Joseph Genre: Drama 上映時間:93分 あらすじ: ジェニファーとアダムは恋人同士だったが、 ジェニファーは苦労の末一流弁護士に、 アダムは副大統領候補となる。 二人は運命の再会を果たすが、ジェニファーはローマへと赴く。 彼女は、息子のジョシュアは交通事故にあい、 幼い頃に別れた母と対面する。 再びアダムと会ったジェニファーは、 マフィアの影が見え隠れすることから、一切の過去と決別し、 ニューヨークへ戻る決意をするのだった。 出演者: Jaclyn Smith .... Jennifer Parker(ジェニファー) Ken Howard .... Adam J. Warner (アダム) Michael Nouri .... James Moretti (ジェームス) オトーサン、 「この女優さん、素敵だなぁ」 「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」に出ていたようですが、 主役でなかったので、記憶に残っていません。 マフィアのジェームス役の俳優さん、伊達男でした。 JACLYN SMITH  ジャクリーン・スミス 誕生日 1947/10/26 出身 米テキサス州 大学では演劇と心理学を専攻。 芸能界入り後は数多くのCMで活躍。 テレビ・シリーズ「チャーリーズ・エンジェル」のケリー・ギャレット役がヒット。 81年、撮影監督のトニー・リッチモンドと結婚。 活躍度 △→ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1970年「冒険者」 1972年「コンピューターマン」(TM) 1973年「警部マクロード/セントラルパークの対決」(TM) 1976年「チャーリーズ・エンジェル/ぶどう園乗っ取り殺人事件」(TM) 1977年「チャーリーズ・エンジェル/エンジェル・イン・パラダイス」(TM) 1978年「チャーリーズ・エンジェル・ニュー・スペシャル/エンジェル・イン・ベガス」(TM) 1979年「エンジェル・イン・カリブ」 1980年「ナイト・キル」(TM) 1981年「ジャクリーン・ケネディ物語」(TM) 1983年「天使の自立」(TM) 1984年「デジャ・ヴ/夢の女」「新センチメンタル・ジャーニー」(TM)      「ジョージ・ワシントン」(TM) 1986年「運命の扉」(TM) 1988年「スナイパー/狙撃者」(TM)「神々の風車」(TM) 1991年「ナイト・トラップ」(TM)「ダニエル・スティール/密会」(TM) 1997年「過去をえぐる女」(TM) 1999年「不時着」「エア・スピード」(TM) 2003年「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」 その他の出演者: Susan Sullivan .... Mary Beth Warner Mason Adams .... Father Francis Ryan Linda Dano .... Margot Delefont Brad Dourif .... Seymour Bourne Michael Woods .... Deak Farmer Paul Roebling .... Jeremy Simmons Ronald Hunter .... Robert Di Salva Paul Shenar .... Jerry Worth Angela Lansbury .... Marchesa Allabrandi Philip Bosco .... Thomas Colfax Danny Gerard .... Joshua Parker Michael O'Hare .... Dennis Callahan User Rating: 4.8/10 (21 votes) オトーサン、 「低いなぁ」 User Comments: James McBurnieさん England 2001年7月8日 ジャクリーン・スミスのフアンだけだろうが.... 私は、ジャクリーン・スミスのフアン。 「チャーリーズ・エンジェル」を見て以来だ。 そこで、このビデオを買った。 中古品で、実に安かった。 このTV映画シリーズの第1作は見ていないが、 筋書きが分からず、困るようなことはない。 すごく良い映画とは思っていなかったが、その通リだった。 だが、ジャクリーン・スミスが出ていなかったら、見なかっただろう。 彼女は、弁護士をうまく演じていた。 彼女の出演作で、「チャーリーズ・エンジェル」以外では、 「ダニエル・スティール/密会」だけだが、とてもよかった。 彼女はずっと素敵にみえた。 その他の出演者もいい。 大して面白くはなかったが、いいのじゃないか。 TVでみればいいのだ。 だが、ジャクリーン・スミスのフアンなら、 この映画に興味をもつだろう。 オトーサン、 「ローマやNYの景色がきれいだった。 ところで、Sidney Sheldonの本、何冊読んだかなぁ」 ペーパーバックで原書(*印)をせっせと読んだものです。 文章が易しく、ドラマティックで、セリフもオシャレ、 入門者が読み進むのには、最適です。 英文に慣れるコツは、絶対に辞書を引かないこと。 ベストセラー作家なので、英会話のテープも出ましたが、 これも買いましたっけ。 ・シドニー・シェルダンのプロデュース作品 1948 イースター・パレード 1950 アニーよ銃をとれ 1956 底抜け西部へ行く 1960 凡ては夜にはじまる 1965 かわいい魔女ジニー(TV) 1968 戦慄の第四帝国(TV) 1977 真夜中の向こう側* 1979 探偵ハート&ハート (TV) 1979 華麗なる相続人 1983 天使の自立(TV) 1984 ゲームの達人(TV)* 1984 露骨な顔 1985 I dream of jeannie 15 years later(TV) 1986 運命の扉 1988 神々の風車(TV)* 1991 I still dream of jeannie(TV) 1991 真夜中の記憶* 1992 時間の砂 (TV)* 1993 鏡の中の他人(TV)* 1995 女医


ストレンジ・ピープル

オトーサン、 「めざせ!大金持ち!!」 ホリエモンが喜びそうなキャッチフレースです。 近所のビデオ屋さんの中古ビデオ。 「100円は、安いよなぁ」 画像のノイズ覚悟で、つい買ってしまいました。 原題:Too Much Sun (1991) 監督:Robert Downey Sr. 脚本:Robert Downey Sr./ Laura Ernst / Al Schwartz Genre: Comedy (more) 上映時間:98分 あらすじ: 大富豪の娘ビッツィーと息子ソニーは 父親の期待を裏切って、"ゲイ"の兄妹 そこで、父親は、遺言を書き変える。 「子供を作った方に遺産をやる。 そうでない場合は、神父に寄贈する」なるもの。 仰天したソニーは、子作りにいそしむ。 だが、ビッツィーには、16歳のときに生んだ息子がいた! 神父は、その息子を拉致しようとする。 遺産は果たして誰の手に渡るのだろうか? 出演者: Robert Downey Jr. .... Reed Richmond (リード) Eric Idle .... Sonny(ソニー) Andrea Martin .... Bitsy(ビッツィー) オトーサン、 「ロバート・ダウニーJr 、パッとしなかった」 ソニーや神父など、脇役が主役に思えました。 ROBERT DOWNEY JR. ロバート・ダウニーJr 誕生日 1965/4/5 出身 米ニューヨーク 父は喜劇映画監督のロバート・ダウニーで、 5才の時、父が監督した映画「POUND」で映画デビュー。 その後、父の映画に続けて出演。 15才の時、ロサンゼルスに移り、 サンタモニカ・ハイスクールに入学するが、 11ヶ月で中退し、ニューヨークに戻る。 靴のセールスマン、バスの乗客係などをしながら、 オーディションに参加し、1982年「BABY IT YOU」で映画復帰。 テレビでも85年代に「サタデー・ナイト・ライブ」でコメディアンとして活躍する。 1992年、リチャード・アッテンボロー監督の「チャーリー」で アカデミー主演男優賞にノミネートされ、 英国アカデミー賞では主演男優賞を受賞した。 その後は「ショート・カッツ」(ロバート・アルトマン監督)や 「ナチュラル・ボーン・キラーズ」(オリバー・ストーン監督)など 数々の作品で個性的な演技を見せ、将来を有望されるも、 1996年、麻薬所持で逮捕。その後、何度も逮捕される。 1998年に三ヶ月以上刑務所に服役し出所するも、 麻薬を絶つことが出来ず、再び逮捕。現在もリハビリ中。 1992年に結婚した女優のデボラ・ファルコナーとは 8年間の別居の末、2004年離婚。息子が一人いる。 固定されたイメージの個性を発揮するタイプではなく、 映画ごとに新しい一面を見せ、演技の幅を広げている。 また、映画のジャンルを問わず、どんな役でもそれなりの存在感を発揮できる。 「チャーリー」(1992)でチャーリー・チャップリンの生涯を 一人で演じきったのが印象深いが、 この作品以後は「愛が微笑む時」や「恋の闇 愛の光」など 演技力を要求される人間ドラマの映画が多くなり、 本来コメディアン気質の彼にとってはかなりのプレッシャーとなり、 それが麻薬に走らせたのではないかとも思わせる。 以前の「ピックアップ・アーティスト」、「ソープディッシュ」、「エアアメリカ」のような コメディ映画の方が彼の良さが生きているようにも見える。 活躍度 ○→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1970年「POUND」 1982年「ベイビー・イッツ・ユー」 1984年「家族の絆」 1985年「ときめきサイエンス」      「LA大捜査線/狼たちの街」 1986年「バック・トゥ・スクール」 1987年「レス・ザン・ゼロ」◆       「ピックアップ・アーティスト」◇ 1988年「ハリウッド行進曲」「ジョニー・ビー・グッド」       「1969」◇ 1989年「ワン・モア・タイム」「トゥルー・ビリーバー」 1990年「エア・アメリカ」◇「ストレンジ・ピープル」◇ 1991年「ソープ・ディッシュ」◆ 1992年「チャーリー」◇ 1993年「ショート・カッツ」「愛が微笑む時」◇ 1994年「ナチュラル・ボーン・キラーズ」◆「オンリー・ユー」◇      「ワイルドボーイズ」 1995年「バックラッシュ」◇ 1996年「恋の闇 愛の光」◆「リチャード三世」◆       「ホーム・フォー・ザ・ホリデイ/家に帰ろう」◆ 1997年「相続人」◆「ヒューゴ・プール」◆       「ワン・ナイト・スタンド」◆ 1998年「追跡者」◇「イン・ドリームス 殺意の森」◇ 1999年「ビッグムービー」 2000年「ワンダー・ボーイズ」◆ 2003年「ゴシカ」◆ 2004年「愛の神、エロス」 その他の出演者: Ralph Macchio .... Frank, Jr. Jim Haynie .... Father Kelly Howard Duff .... O.M. James Hong .... Frank, Sr. Jennifer Rubin .... Gracia Allan Arbus .... Vincent Leo Rossi .... George Lara Harris .... Sister Ursula Heidi Swedberg .... Sister Agnes John Ide .... Yacht Captain Marin Kanter .... Tiny Nun Jon Korkes .... Fuzby Robinson Christopher Mankiewicz .... Mailman Carla Sherman .... Waitress User Rating: 2.8/10 (86 votes) オトーサン、 「こりゃ、また、低い!」 ゲイが、悪徳神父が、大活躍 しかも、セックス・シーン満載じゃね。 でも、5点台は間違いない愉快な映画でした。 User Comments: thebishop2さん Heaven above 2000年10月3日 愉快 この映画、午前3時にHBOで上映していた。 ちょうどはじまったところで、 眠かったが、ともかく15分は見ようと思った。 だが、大笑いしてしまった。 こんなこと、生まれてはじめてだ。 Ralph Macchio が、こんないい役だとは。 実にいかがわしかった!! ロバート・ダウニーJrは、よくなかった。 俳優としてやっていこうとしている負け犬を演じていた。 いい配役で、脚本は、 "The Taming of the Shrew"をリライトしたようなもの。 ロバート・ダウニーJrの味のある演技が好きで、 機会があるなら、この映画もチェックしておくとよい。 オトーサン、 「楽しい映画だなぁ」 その理由を考えていて、ハタと気づきました。 監督はロバート・ダウニーSr、主演はロバート・ダウニーJr。 つまり、親子で映画づくりをエンジョイ。 親子の間ですから、何でもあり。 そのほのぼのした内輪の雰囲気が、 えもいわれぬ楽しさのヒ、ミ、ツでした。


クラッシュ

オトーサン、 「おすぎさん、たったの星2つか」 頭の良すぎる脚本にムカついているご様子。 でも、スキキライとイイワルイを混同していませんか? 原題:Crash (2004) 監督・原作:Paul Haggis 脚本:Paul Haggis /Robert Moresco Genre: Crime / Drama / Thriller Rated R for language, sexual content and some violence. Country: USA / Germany Language: English / Spanish / Persian / Mandarin / Korean 上映時間;113分 あらすじ: ロサンゼルスの2日間。 人種も経済状態もちがうひとびとが、 思いもかけぬ形で、衝突する。 実に興味深いものがあるが、時には人騒がせでもある。 この映画は、本(注:人間)の中身を ブックカバー(注:外見)から判断できるかどうか あなたの能力を試している。 出演者: Don Cheadle .... Graham (グラハム) Matt Dillon .... Officer Ryan(ライアン刑事) Sandra Bullock .... Jean(ジーン) オトーサン、 「ドン・チードル、最近の演技は冴えてるね」 でも、マット・ディロンのほうを褒めるべきでしょう。 人種差別主義者でありながら、 痴呆症のおやじをまめまめしく介護し、 交通事故の女性をクルマから救出したりするのです、 MATT DILLON マット・ディロン 誕生日 1964/2/18 出身 米ニューヨーク 14歳の時にスカウトされ、78年「レベルポイント」で映画デビュー。 80年代前半はティーン・スターとして注目された。 89年「ドラッグストア・カウボーイ」で インディペンデント・スピリット・アワード主演男優賞受賞。 2002年「シティ・オブ・コースト」で監督デビュー。 近年はドジな悪役として個性を発揮している。 活躍度 △↓ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1978年「レベルポイント」 1980年「リトル・ダーリング」「マイ・ボディガード」 1982年「マット・ディロンの初恋物語」「テックス」 1983年「アウトサイダー」「ランブルフィッシュ」 1984年「フラミンゴキッド」 1985年「レベル」「ターゲット」 1986年「ネイティブ・サン」 1987年「ビックタウン」      「ディア・アメリカ/戦場からの手紙」(声) 1988年「ドラッグストア・カウボーイ」      「カンザス/カンザス経由→N.Y.行き」 1989年「ワン・ナイト・オブ・ブロードウェイ」 1991年「死の接吻」 1992年「シングルス」 1993年「聖者の眠る街」「最高の恋人」 1995年「誘う女」「フランキー・スターライト」 1996年「ビューティフル・ガールズ」      「アルビノ・アリゲーター」       「グレイス・オブ・マイ・ハート」 1997年「イン&アウト」 1998年「メリーに首ったけ」「ワイルドシングス」 2000年「ジュエルに気をつけろ!」 2002年「デュース・ワイルド」「シティ・オブ・ゴースト」 2005年「クラッシュ」「ハービー 機械じかけのキューピッド」 その他の出演者: Karina Arroyave .... Elizabeth Dato Bakhtadze .... Lucien Art Chudabala .... Ken Ho Sean Cory .... Motorcycle Cop Tony Danza .... Fred Keith David .... Lt. Dixon Loretta Devine .... Shaniqua Jennifer Esposito .... Ria Ime Etuk .... Georgie Eddie J. Fernandez .... Officer Gomez William Fichtner .... Flanagan Howard Fong .... Store Owner User Rating: 8.4/10 (37,958 votes) top 250: #71 オトーサン、 「おお、世界の名画71位だ!」 ・アカデミー賞受賞:オリジナル脚本賞 ・同ノミネート:  作品賞  監督賞:ポール・ハギス  助演男優賞:マット・ディロン 編集賞 User Comments: Bramboさん Toronto, Ontario, Canada 2004年9月11日 レビュー:内省的ドラマ、出演者たちが第1級の演技をみせる P.T. Andersonの映画”Magnolia” (1999)は、 スタイルにおいても、トーンにおいても、 驚くほど回顧的なドラマだった。 この”Crash”の語りは、 5から6つの明らかに異質なグループの 相互関係を最後に明らかにしている。 同名のDavid Cronenbergの映画とは異なり、 この映画は、ベテランのカナダのTV脚本家・プロデューサー・ 2度のエミー賞受賞者であるPaul Haggisの長編劇場映画デビュー作である。 人種差別や偏見、原因と結果、偶然と悲劇といったテーマを深く掘り下げ、 日常生活での未知のひとの間の衝突のメタファーとなっている。 現代のロサンゼルスの24時間が舞台。 大都会に暮らすひとびとの相関性を風刺している。 出演者たちは、第1級の演技をみせている。 サンドラ・バロック、ドン・チードル、マット・ディロン、 Jennifer Esposito、Brendan Fraser、 Chris "Ludacris" Bridges、Loretta Devine、 Thandie Newton、Ryan Phillipe、Larenz Tateだ。 見事な脚本で、卓越した演技だった。 時に味気ないものの、心暖まるものがあり、 また、ショッキングで、悲劇的で、機知に富んでいる。 あらゆる階層のひとびとの心に響くだろう。 2つの悲惨な交通事故、カージャック、危険な職場破壊行為、 疑わしい警官による警官射殺... ドラマは、人種差別主義のロス市警や司法制度... アクションは、次々と違う人物にシフトし、予想もしない形で衝突し、 みんなが自分のモラルのジレンマに直面する。 自分の意思決定やアクションの結果生じた窮地から何とか逃れようとする。 十数人のひとびとが、何らかの個人的変容をとげる。 いくつもの物語が、驚くべき普遍的な結論に向かう。 精神を浄化させ、人騒がせであるが、成功している。 硬質で多様な音楽とすばらしい撮影もいい。 這うような広角のショットが、 バラバラなカメラ・アングルと相俟って、交錯する。 その結果、登場人物たちのカオスや混乱、 そして人生の予期せぬ出来事を伝えてくる。 長いクロースアップ、あるいは音のないシーン、 それが、俳優たちの大事なシーンでの表情を捉えている。 登場人物たちの痛み、恐怖、怒り、辛酸、後悔、悲しみを 会話以上に雄弁に伝えてくる。 息もつかせない。 大ヒットが約束されている映画だ。 5つ星だ。 オトーサン、 地球が狭くなった結果、 異質なひとがとんでもない形でクラッシュするようになったのです。 この映画、現代を鮮やかに切りとった名作でしょう。 「会話以上に雄弁な画像をどうぞ」

 


プロミス

オトーサン、 「サラ金じゃないか」 安易な題名ですよね。もっといい邦題の欲しいところ。 まだ、”契り”のほうがよかったのでは? 監督は、「さらば、わが愛/覇王別姫」のチェン・カイコー。 IMDbのスコアが低いのですが、見に行きました。 原題:Wu ji (2005)     The Promise 監督・脚本:Kaige Chen Genre: Action / Drama / Fantasy Country: China / Hong Kong / Japan / South Korea Language: Mandarin 上映時間:128分 あらすじ: 貧困にあえぐ孤児(傾城)が、魔女と契りをする。 美貌と男たちの憧憬と引き換えに、真に男を愛せない。 この契りは、春に雪が降ったり、死者が蘇ったりしない限り、 破られることはない。l いまや、美しい王妃に育った彼女は、契りを悔やむ。 彼女が愛した男は、みんな悲劇に見舞われるからだ。 命を救ってくれた赤鎧と黄金の仮面の男(大将軍・光明)を愛したものの、 避けがたい別離を前に苦悩する。 一方、大将軍の奴隷、昆崙は家族の失われた記憶を求めている。 この3人は、最後にどうなるなろうか? 運命はもう動かし難いものなのだろうか? それとも、変えることが出来るのだろうか? 出演者: Dong-Kun Jang .... Kunlun(昆崙) Cecilia Cheung .... Princess Qingcheng(王妃・傾城) 真田広之 .... General Guangming(大将軍・光明) オトーサン、 「ふーん、アジアの俳優が出てるんだ」 韓国のチャン・ドンゴン、香港のセシリア・チャン、 そして、わが日本の真田広之。 みなさん、まあまあの演技でした。 CGの風景や武闘が圧倒的なので、 俳優が脇役になってしまったせいでしょう。 JANG DONG GUN  チャン・ドンゴン 張東健 誕生日 1972/3/7 出身 韓国 MBCテレビの第21期タレントとして芸能界入り。 94年白賞芸術大賞TV部門新人賞受賞。 韓国芸術総合学校演劇科に入学するも、3年で中退。 97年白賞芸術大賞人気賞、MBC最優秀俳優賞受賞。 97年「敗者復活戦」で映画デビューし、青龍賞新人男優賞受賞、 99年「情け容赦なし」で青龍賞助演男優賞受賞。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1997年「敗者復活戦」「ホリデー・イン・ソウル」 1999年「情け容赦なし」「恋風恋歌」 2000年「アナーキスト」 2001年「チング 友へ」 2002年「2009 ロスト・メモリーズ」 2004年「ブラザーフッド」 2006年「プロミス」 CECILIA CHEUNG  セシリア・チャン 張柏芝 誕生日 1980/5/24 出身 香港 両親は子供の頃に離婚し、 14歳でオーストラリアに渡って、叔母と生活する。 オーストラリアの高校を卒業し香港に帰国後、 美容院で働いていた友人の紹介でレモンティーのCMに出演。 それがきっかけで99年「喜劇王」で映画デビュー。 同年7月ミニアルバム「任何天氣」で歌手デビュー。 「星願 あなたにもういちど」で香港電影金像奨最優秀新人賞を受賞。 同時に主題歌賞も手にした。 活躍度 △↑ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1983年「ゴースト 真夜中の恋人」 1999年「喜劇王」「超速伝説ミッドナイト・チェイサー」 2000年「星願 あなたにもういちど」「東京攻略」 2001年「少林サッカー」▲「パイラン」「天上の剣」      「エブリデイ イズ バレンタイン」 2003年「マッスルモンク」 2004年「ワンナイト イン モンコック」 2006年「プロミス」 その他の出演者: Nicholas Tse .... Wuhuan Ye Liu .... Snow Wolf Hong Chen .... Goddess Manshen Cheng Qian .... The Emperor User Rating: 5.0/10 (728 votes) オトーサン、 「低すぎる!」 ・ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞ノミネート User Comments: laurence-yapさん Malaysia 2006年1月1日 文学の創造性と人生の美しさ この映画の観客へのメッセージは、以下のもの。 全力で生きよ、大胆に愛を求めよ、運命は変えられる。 西洋人は、「スーパーマン」や「魔女」がいる。 誰も、ロジカルじゃないとコメントしてはいない。 この映画は、中国の神話と契りを結びあわせている。 そういう意味で、奴隷が飛んでいったり、 時空を超えられるなんてと言う必要はないのだ。 西洋人よ、映画を判断するのに、ダブル・スタンダードを持つなかれ。 偏狭になるなかれ。 重要なことは、映画が観客に伝えたいことだ。 この映画には、花々や青空、 表情やボディ・ランゲージなど多くの美しいシーンがある。 出演者の間の会話は、すばらしい。 自分の人生について考えさせてくれる。 中国語には、こうしたアイディアや思想の複雑さを伝える力がある。 王妃は、大将軍を愛する道を選ぶ。 愛を奴隷に注ぎさえするのだ。 最後に、魔女の警告を無視さえするのだ。 この映画、2度見るべし! オトーサン、 「中国人は、オーバーだなぁ」 人間が時空を超えて疾走できるわけないじゃないですか。 でも、CGだと、楽々”白髪三千丈”ができてしまいます。 いいのか、悪いのか、ちょっと考えさせられました。 ○白髪三千丈  李白の五言絶句「秋浦歌」の冒頭句。 白髪三千丈   白髪 三千丈       縁愁似箇長   愁いによって かくのごとく長し     不知明鏡裏   知らず 明鏡のうち    何処得秋霜   いずれの処にか 秋霜を得たる     「白髪が三千丈の長さに伸びるくらい長いあいだ」、 長期間をあらわす表現のひとつである。 中国人の誇張癖を象徴するものとして引用されるが、 中国ではそういう使い方はしないようだ。 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』ほか


ボブ・ディランの頭のなか

オトーサン、 「頭の中か、面白い邦題だな」 原題を直訳すると、「仮面と匿名」。 ボブ・ディランらしいエキセントリックな題名です。 原題:Masked and Anonymous (2003) 監督:Larry Charles 脚本:Bob Dylan /Larry Charles Genre: Comedy / Drama / Music Rated PG-13 for some language and brief violence. Country: USA / UK Language: English 上映時間:106分 あらすじ: 革命の瀬戸際にある国に抗議して、 アンクルとニーナは、慈善コンサートを企画する。 伝説の歌手ジャックを担ぎだすために、ジャックを出所させる。 ある記者が、そのロックコンサートを取材し、 その利益を手に入れるのは誰かを追及する。 場外では、革命が起きていたが、 予定通リ、ジャックは、コンサートを敢行する。 出演者: Bob Dylan .... Jack Fate (ジャック) John Goodman .... Uncle Sweetheart(アンクル) Jessica Lange .... Nina Veronica(ニーナ) オトーサン、 「ボブ・ディラン、こんなに冴えない男なのか」 明らかに不機嫌で、不健康そうです。 でも、歌は抜群、胸を打つものがあります。 助演陣では、ジョン・グッドマンとジェシカ・ラングが好演。 ジェフ・ブリッジスとペネロペ・クルスは、いまいち。 みんなが出演料をカットして、 ボブ・ディランの映画づくりを応援したとか。 JOHN GOODMAN  ジョン・グッドマン 誕生日 1953/6/20 出身 米ミズーリ州セントルイス 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ   ☆☆☆☆★★ 出演作 1983年「愛に向かって走れ」「大奮戦サバイバル特訓」 1984年「ナーズの復讐」「チャド」「マリアの恋人」 1985年「スウィート・ドリーム」 1986年「ビッグ・イージー」「デビッド・バーンのトゥルー・ストーリー」 1987年「赤ちゃん泥棒」「バーグラー/危機一髪」 1988年「熱き愛に時は流れて」「パンチライン」 1989年「シー・オブ・ラブ」「オールウェイズ」 1990年「アラクノファビア」「ステラ」「ラルフ一世はアメリカ」 1991年「バートン・フィンク」 1992年「夢を生きた男/ザ・ベーブ」 1993年「マチネー/土曜の午後はキッスではじまる」      「ボーン・イエスタデイ」 1994年「フリントストーン/モダン石器時代」      「恐竜大行進」(声) 1995年「あなたに逢いたい」 1998年「ブルースブラザース2000」「THE BORROWERS」      「悪魔を憐れむ歌」「ビッグ・リボウスキ」 1999年「救命士」「ジャック・ブル 裁きの荒野」(TM)「デス・リミッツ」 2000年「コヨーテ・アグリー」「オー・ブラザー!」「2999年異性への旅」 2001年「ジュエルに気をつけろ!」「モンスターズ・インク」(声)      「ストーリーテリング」 2003年「ボブ・ディランの頭のなか」 2004年「ビヨンドtheシー 〜夢見るように歌えば」 JESSICA LANGE  ジェシカ・ラング 誕生日 1949/4/20 出身 米ミネソタ州クロケット 演劇を専攻したミネソタ大学を中退。 その後、ニューヨークに出て、ソーホーの小さなモダン・バレエ団に入る。 実験劇場などの舞台を踏みながら、 マイムにとりつかれ、パリに赴き、エティエンヌ・デュクローに師事する。 74年にニューヨークに戻り、モデルやウェイトレスをしながら、 アクターズ・スタジオに学んだ。 76年「キングコング」で映画デビュー。 82年「トッツィー」のジュリー役でアカデミー助演女優賞、 94年「ブルースカイ」でアカデミー主演女優賞を受賞。 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1976年「キングコング」 1979年「オール・ザット・ジャズ」 1980年「ひと妻窃盗団」 1981年「郵便配達は二度ベルを鳴らす」 1982年「女優フランシス」「ペニーズ・フロム・ヘブン」「トッツィー」 1984年「カントリー」 1985年「スウィート・ドリーム」 1986年「ロンリー・ハート」 1988年「熱き愛に時は流れて」「ファーノース」 1989年「ミュージック・ボックス」「メン・ドント・リープ」 1991年「ケープ・フィアー」 1992年「ナイト・アンド・ザ・シティ」 1994年「ブルー・スカイ」 1995年「代理人」「ロブ・ロイ/ロマンに生きた男」 1997年「シークレット/嵐の夜に」 1998年「従妹ベット」「沈黙のジェラシー」 1999年「タイタス」 2001年「私は「うつ依存症」の女」 2003年「ビッグ・フィッシュ」「ボブ・ディランの頭のなか」 2005年「アメリカ、家族のいる風景」 その他の出演者: Jeff Bridges .... Tom Friend Penelope Cruz .... Pagan Lace Luke Wilson .... Bobby Cupid Angela Bassett .... Mistress Steven Bauer .... Edgar Michael Paul Chan .... Guard Bruce Dern .... Editor Ed Harris .... Oscar Vogel Val Kilmer .... Animal Wrangler Cheech Marin .... Prospero Chris Penn .... Crew Guy #2 Giovanni Ribisi .... Soldier User Rating: 5.0/10 (1,073 votes) オトーサン、 「低すぎる!ひどすぎる!」 こんなスコアしかつけられないアメリカ人よ、恥を知れ。 User Comments: hintonnさん Stonegate, England 2003年2月24日 大胆で、異常な勝利 この映画は、恐ろしい。 今日の多くの映画が、軽薄で脳死状態であるなかで、 この映画は、手荒で生き生きして知的である。 大胆で、挑発的である。 ボブ・ディランの歌”A HARD RAIN'S GONNA FALL”のように イメージ、アイディア、問いかけが溢れている。 多くの甘ったるい映画が忘れているものを突きつけてくる。 リアルなストーリーを語ろうとせず、 フェリーニが、”LA DOLCE VITA”でやったように、 いくつものシーンを編みあげて、イタリーの退廃を描いていた。 あるいは、ゴタールが”WEEKEND”や”MASCULIN, FEMININ”のように、 コラージュによって、60年代のフランス人の心象を捉えていくのだ。 この映画は、数々の歌とニュース映像を駆使して、 21世紀はじめの世界のイメージを伝えようとしている。 ロックの慈善コンサートの裏で暗躍するひとびと以上に、 混迷する世界があることを伝えている。 大きな問題がある。 戦争、暴力、政治、人間の性質、宗教、芸術、信頼と裏切り。 この映画は、愉快で、奇抜で、美しく、恐ろしく、戸惑わせ、挑戦的である。 ボブ・ディランの目を通して、 世界の異常さを我々に突きつけてくる。 オトーサン、 「偉大なボブ・ディラン!」 我々が見えないものを見ており、 我々が見ようとしないものを見ようとしているのです。 そんな彼と同時代に生きていることの幸わせを感じなくては... ○ボブ・ディラン    Bob Dylan, 1941/5/24 - アメリカの歌手・詩人・作曲家。 10代のころはロックンロールバンドを率いて歌っていたが、 20歳からニューヨークでフォークシンガーとして活動を始めた。 “風に吹かれて”“時代は変わる”“戦争の親玉”などにより 60年代前半はプロテストフォークの旗手として注目される。 1965年にはロックサウンドを取り入れたフォークロックを創造し、 偉大な1曲“ライク・ア・ローリング・ストーン”を発表。 カントリーロック、ゴスペルロックなど新しい領域を開拓し続けた。   40枚以上のアルバムを発表し、   1997年にグラミー賞の最優秀アルバム賞を、 2002年にはアカデミー賞主題歌賞を受賞、 ノーベル文学賞の候補者にも毎年推薦されている。 アメリカを代表するアーティストの一人として、 デビュー以来大きな影響を同時代の人々に与えてきた。 20世紀後半の文化において重要な位置を占めている。 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 ほか オトーサン、 「このプロテスト・ソング、いいねぇ」 ○Bob Dylan Blowin' in the Wind (ボブ・ディラン 風に吹かれて)  How many roads must a man walk down  Before you call him a man?  Yes, 'n' how many seas must a white dove sail  Before she sleeps in the sand?  Yes, 'n' how many times must the cannon balls fly  Before they're forever banned?  The answer, my friend, is blowin' in the wind,  The answer is blowin' in the wind.  (どのくらい歩き続けたら  あいつは、真人間になれるのか?  いくつの海を飛び越えたら  平和のハトは、砂浜でやすらげるのか?  そう、どのくらい弾丸の雨が降ったら  弾丸はなくなるのか?  友よ 答えは風に吹かれている  答えは風に吹かれている)  How many times must a man look up  Before he can see the sky?  Yes, 'n' how many ears must one man have  Before he can hear people cry?  Yes, 'n' how many deaths will it take till he knows  That too many people have died?  The answer, my friend, is blowin' in the wind,  The answer is blowin' in the wind.   (何度見上げたら  青い空がみえるのか?  いくつの耳をつけたら  あいつに人々の泣き声がきこえるのか?  あまりにも多くの人が死んでいった  あいつは何人死んだら気づくのだろうか?  友よ 答えは風に吹かれている  答えは風に吹かれている)  How many years can a mountain exist  Before it's washed to the sea?  Yes, 'n' how many years can some people exist  Before they're allowed to be free?  Yes, 'n' how many times can a man turn his head,  Pretending he just doesn't see?  The answer, my friend, is blowin' in the wind,  The answer is blowin' in the wind.  (どのくらいの時間、  山は山であり続けるのか?  海に洗い流されてしまう前に    どれくらいの時間、人間は存在するのか?  自由を許されるまでに  いったい何回人々は顔をそむけ  見えないふりをするのか?  友よ 答えは風に吹かれている  答えは風に吹かれている)  出典:blog.livedoor.jp/christmashorse/archives/10145677.html


さよなら、さよならハリウッド

オトーサン、 「ウディ・アレンか」 このおじいさん、身長165cm。 醜男で饒舌、掌ぶるぶる、ときています。 でも、なかなかの才人で、目が離せない存在です。 「題名も刺激的だなぁ」 原題:Hollywood Ending (2002) 監督・脚本:Woody Allen Genre: Comedy / Drama / Romance Rated PG-13 for some drug references and sexual material. Country: USA Language: English / Mandarin 上映時間:112分 あらすじ: ウディ・アレンが映画監督ヴァルを演じる。 1970年代から80年代には、ビッグな存在だったが、 いまや落ちぶれて、TVCFしかつくらせてもらえない。 だが、大作映画をつくるチャンスがめぐってきた。 だが、災難がやってくる。 ストレスから一時的に目が不自由になったのだ。 そこで、親しいひとだけにしか病気を知らせずに、 映画撮影を敢行することにする。 出演者: Woody Allen .... Val Waxman(ヴァル) Tea Leoni .... Ellie(エリー) Mark Rydell .... Al Hack(アル) オトーサン、 「愉快だなぁ」 老優ウディ・アレン、ちゃんと自分のウリを知っていますね。 哀れな老人。でーも、あなどれんぞ! WOODY ALLEN  ウディ・アレン 誕生日 1935/12/1 出身 米ニューヨーク・ブルックリン 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆☆☆★ 出演作 1965年「何かいいことないか子猫チャン」 1967年「007/カジノロワイヤル」 1969年「水は危険」「泥棒野郎」 1971年「ウディ・アレンのバナナ」 1972年「ボギー!俺も男だ」「セックスのすべて」 1973年「スリーパー」 1975年「ウディ・アレンの愛と死」 1976年「ザ・フロント」 1977年「アニー・ホール」 1979年「マンハッタン」 1980年「スターダスト・メモリー」 1982年「サマー・ナイト」 1983年「カメレオン・マン」 1985年「ブロード・ウェイのダニー・ローズ」 1986年「ハンナとその姉妹」 1989年「ニューヨーク・ストーリー」      「ウディ・アレンの重罪と刑罰」 1991年「結婚記念日」 1992年「ウディ・アレンの影と霧」「夫たち、妻たち」 1993年「マンハッタン殺人ミステリー」 1996年「誘惑のアフロディーテ」 1997年「世界中がアイ・ラブ・ユー」「地球は女で回っている」      「ワイルド・マン・ブルース」 1998年「アンツ」(声)◇「セレブリティ」「インポスターズ」 1999年「ギター弾きの恋」◆「ヴァージン・ハンド」 2000年「おいしい生活」◇ 2001年「スコルピオンの恋まじない」◇ 2002年「さよなら、さよならハリウッド」 2003年「僕のニューヨーク・ライフ」 その他の出演者: Treat Williams .... Hal Jaeger George Hamilton .... Ed Debra Messing .... Lori Fox Barney Cheng .... Translator Chau Isaac Mizrahi .... Art Director Elio Sebastian Marian Seldes .... Alexandra Tiffani Thiessen .... Sharon Bates Mark Webber .... Tony Waxman/Scumbag X Bob Dorian .... Galaxie Executive Ivan Martin .... Galaxie Executive Gregg Edelman .... Galaxie Executive Neal Huff .... Commercial A.D. Douglas McGrath .... Barbeque Guest User Rating: 6.3/10 (4,459 votes) オトーサン、 「ま、こんなものでしょう」 craigjclarkさん Haddonfield, NJ 2002年5月4日 とっても愉快 ウディ・アレンの過去数年の映画のなかでは、 よい映画である。 偉大ではないが、愉快で独創的だ。 アレンの切羽つまった監督の演技は、ここ数年で最高だ。 ("Small Time Crooks"もいいが、こちらのほうがいい) しかも、誰が共演者にいいかも熟知している。 まず、ほめておきたいのは、Barney Changだ。 彼は、中国人の撮影監督の通訳をやっている学生である。 アレンの目の不自由さを打ち明けられ、隠匿に加担する。 それから、Mark Webberも、記憶に残る演技をしている。 最後に一言。 アレンの恋人ときたら、 いつも年齢の半分しかない若い女性じゃないか。 ケシカラン。 そう言うひとがいるが、 気にしないことだ。 イヤなら、見に行かなきゃいい。 誰も、邪魔だてしないから。 オトーサン、 最後のあまりにアレンに都合のいいオチに 笑ってしまいました。 でも、憎めないのです。 ここで、監督としての経歴をみておきましょう。 まず、IMDbですが、意外に簡単なものでした。 ウディ・アレンが生まれたのは、 Allen Konigsberg, in Brooklyn, New York。 15歳のとき、ゴシップ欄への寸言を送付しはじめた。 しばらく、コメディアンとして働いていた。 1965年に、”What's New, Pussycat” (1965)の脚本を書いた。 1966年に、最初の映画”What's Up, Tiger Lily?” (1966)を監督した。 次は、海外映画俳優マガジン。 WOODY ALLEN  ウディ・アレン 誕生日 1935/12/1 出身 米ニューヨーク・ブルックリン 監督作 1969年「泥棒野郎」 1971年「バナナ」 1972年「ウディ・アレンの誰でも知りたがっているくせに ちょっと聞きにくいSEXのすべてについて教えましょう」 1973年「スリーパー」 1975年「ウディ・アレンの愛と死」 1977年「アニー・ホール 1978年「インテリア」 1979年「マンハッタン」 1980年「スターダスト・メモリー」 1982年「サマー・ナイト」 1983年「カメレオンマン」 1984年「ブロードウェイのダニー・ローズ」 1985年「カイロの紫のバラ」 1986年「ハンナのその姉妹」 1987年「ラジオ・デイズ」「セプテンバー」 1988年「私の中のもうひとりの私」 1989年「ウディ・アレンの重罪と刑罰」      「ニューヨーク・ストーリー」 1990年「アリス」 1992年「夫たち、妻たち」「ウディ・アレンの影と霧」 1993年「マンハッタン殺人ミステリー」 1994年「ブロードウェイと銃弾」 1995年「誘惑のアフロディーテ」 1996年「世界中がアイ・ラブ・ユー」 1997年「地球は女で回っている」 1998年「セレブリティ」 1999年「ギター弾きの恋」 2001年「スコルピオンの恋まじない」 2002年「さよなら、さよならハリウッド」 2003年「僕のニューヨーク・ライフ」 2004年「メリンダとメリンダ」


ジャーヘッド

オトーサン、 「空いてるなぁ」 初日ですよ、観客は高校生のみ。 トリノ・オリンピックもあるし、 いい映画が目白押しですら、早々に打ち切りかも。 原題:Jarhead (2005) 監督:Sam Mendes 原作:Anthony Swofford 脚本:William Broyles Jr. Genre: Drama / War Rated R for pervasive language,     some violent images and strong sexual content. Country: USA Language: Arabic / Spanish / English / Latin 上映時間;123分 あらすじ: この映画の主人公は、海兵隊員スオフォード、 祖父も父も海兵隊員だった。 新兵訓練基地から軍務につき、 狙撃兵でライフルをふりかざし、背中に100ポンドの荷物を背負う。 中東の砂漠では、灼熱に耐え、 いつ地平線から現れれルカも知れぬイラク兵の攻撃に備える。 彼の同僚たちは、人間性を失い、悪質なコメディを演じ続ける。 イラクが放火した油田の炎のなか、 見知らぬ敵、戦う理由も分からない敵と対峙する... ジェイミー・フォックスは、サイクス曹長を演じる。 終身受刑者で、新兵の募集と訓練にあたり、 スオフォードの友人であり、師匠でもある。 もうひとり、トロイがいる。 彼は、ダイハードそのもの。 出演者: Jake Gyllenhaal .... Swoff(スオフォード) Jamie Foxx .... Staff Sgt. Sykes(サイクス曹長) Peter Sarsgaard .... Troy(トロイ) オトーサン、 「お尻が見られなかった」 ジェイク・ギレンオール、これが代表作になる熱演。 でも、アメリカ人は、彼のお尻の形が素敵などと 馬鹿なことを言って喜んでいるのです。 サイクス曹長役の切れ味のいいこと! 誰かと思ったら、ジェイミー・フォックスでした。 納得! JAKE GYLLENHAAL  ジェイク・ギレンオール 誕生日 1980/12/19 出身 -- 父は映画監督スティーブン・ギレンホール、 母は脚本家ナオミ・フォーナー。姉マギーも俳優。 ハーバート・ウエストレイク・スクールでの高校時代から 舞台と合唱の仕事をしていた。 自らのバンドではリードボーカルを務める。 98年卒業し、コロンビア大学に進学。 91年「シティ・スリッカーズ」で映画デビュー。 映画では「遠い空の向こうに」のホーマー役で主役。 「ドニー・ダーコ」でインディペンデント・スピリット賞 主演男優賞にノミネートされる。 活躍度 △↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ   ☆☆★★★★ 出演作 1991年「シティ・スリッカーズ」 1993年「欲望」 1999年「遠い空の向こうに」◇ 2001年「ドニー・ダーコ」◇「バブル・ボーイ」◇ 2002年「ムーンライト・マイル」◇「グッド・ガール」 2003年「デイ・アフター・トゥモロー」◇ 2005年「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」◇ JAMIE FOXX  ジェイミー・フォックス 誕生日 1967/12/13 出身 米テキサス州テレル 2005年「Ray/レイ」でアカデミー賞主演男優賞受賞。 ほか「コラテラル」でもタクシー運転主役でアカデミー賞、 ゴールデングローブ賞助演男優賞にノミネートされている。 活躍度 △↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1984年「恋のトリセツ 別れ編」 1996年「ファイト・マネー」「好きといえなくて」 1997年「BOOTY CALL」 1998年「THE PLAYERS CLUB」 1999年「エニイ・ギブン・サンデー」◆ 2000年「ワイルド・チェイス」 2001年「アリ」◆ 2003年「コラテラル」◇ 2004年「Ray/レイ」◇ 2005年「ステルス」◆ その他の出演者: Scott MacDonald .... D.I. Fitch Lo Ming .... Bored Gunny Kevin Foster .... Branded Marine Damion Poitier .... Poitier Riad Galayini .... Nurse Craig Coyne .... Young Mr. Swofford Katherine Randolph .... Young Mrs. Swofford Rini Bell .... Swoff's Sister Dendrie Taylor .... Mrs. Swofford James Morrison .... Mr. Swofford Arman Zajic .... Boy Swoff Brianne Davis .... Kristina User Rating: 7.3/10 (11,745 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 twim23さん Los Angeles, CA 2005年10月27日 フルメタル+ウィッチ・プロジェクト 今夜、先行上映で見たきたところだ。 大宣伝されたわけでもなく、手堅い映画だった。 「フルメタル・ジャケット」を思いだした。 でも、あれよりは、ユーモアがある。 その後、まったく別物になった。 心理研究の要素が濃くなったのだ。 「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」とでも呼んでみたい。 あの映画では、観客は、ブギーマンの"out there"を知っており、 彼が、打つのを待っていればよかった。 長く待たされるほど、気が変になってくる。 演技はすばらしい。 撮影も、五つ星級だ。 さほどリベラルではないが、反戦映画である。 ほとんど、実話である。 メンデス監督は、ありのままを描いたから、 後は観客が自分で判断すればよい。 見たものを基に、起きたことを基に 戦争だけでなく、海軍の戦術の不条理を見ざるをえない。 若者がこんな体験をしているのを見るのは、胸が張りさける。 アクション映画をみたいひとには、向いていない。 ヒロイズムも、的確な判断も、予見も、希望もない。 あるのは、事実の記録であり、 描かれているのは、 訓練、殺戮、心理的拷問、退屈、友情、 そして...待つだけ。 オトーサン、 「イラク戦争って、何だったんだ?」 さらに言えば、現代の戦争って、何なの? 若いたちは、見に行って、主人公のようにヘドを吐いてください。 この映画、厳密な意味で反戦映画ではありませんが、 社民党が、立党の原点に戻って、 「自衛隊は違憲」と言い出した意味がよーく分かります。 以下は、映画の宣伝文句。 よくできているので、紹介しましょう。 湾岸戦争での実体験を赤裸々につづった A・スオフォードのベストセラー小説を、 「アメリカン・ビューティー」のサム・メンデス監督が映画化。 敵の姿などどこにもない砂漠に従軍し、 ひたすら“その時”を待ち続ける若き海兵隊員の退屈と衝動、 苦悩と狂気を兵士たちの等身大の視線を通して描き出す。 空爆とメディアが主導するハイテク戦争と言われた湾岸戦争。 その一方でどこにも報道されなかった彼らの“退屈な戦争”は、 生きるか死ぬかの選択を単刀直入に突き付けられない分だけ、 社会や人間性についての生々しい現実を浮かび上がらせる。


終わりで始まりの4日間

オトーサン、 「この邦題、意味が分からんな」 原題は、ガーデン・ステート。 (直訳すると、庭園州) 原題も、分かりにくいものですが、 ナタリー・ポートマンが出ているので、 見ることにしました。 原題:Garden State (2004) 監督・脚本:Zach Braff Genre: Drama / Comedy / Romance Rated R for language, drug use and a scene of sexuality. 上映時間:102分 あらすじ: アンドリューは、昏睡からさめると、 母親の死を告げる父親からの電話があった。 ロスで、TV俳優をやっている彼は、 もう9年も、故郷のガーデン・ステートに帰っていなかった。 3,000マイル離れているということよりも、 頭ごなしにしゃべる父親から逃げたからだった。 久しぶりに故郷に戻ってみると、 いろんな旧友に出会う。 墓掘り人夫、ファーストフード店員、ネズミの胴元。 家では、できるだけ父親と顔を合わせないようにする。 だが、ひょんなことで、若い娘サムに出会う。 彼とは、まったく異質だった。 好きな色も、希望も、意表をつく行動も。 例えば、アンドリューのオートバイのサイドカーには乗りたがらず、 後ろから抱き着いて乗りたがるのだ。 彼女の暖かさ、恐れをしらぬ態度や勇気は、 次第に彼の頑なな心を溶かしていく。 人生、それは喜びと苦悩の深海なのだ。 出演者: Zach Braff .... Andrew Largeman(アンドリュー) Natalie Portman .... Sam(サム) Peter Sarsgaard .... Mark (マーク) オトーサン、 「えっ、この娘がナタリー・ポートマン?」 「スター・ウォーズ」のパドメ姫のイメージとはまったく異質。 「よく化けるもんだ」 NATALIE PORTMAN  ナタリー・ポートマン 誕生日 1981/6/9 出身 イスラエル・エルサレム ニューヨーク育ち。94年「レオン」で映画デビュー。 2003年、ハーバード大学卒業。 「スター・ウォーズ」シリーズではパドメを演じる。 2004年「クローサー」でゴールデングローブ賞助演女優賞受賞、 アカデミー賞助演女優賞にもノミネートされる。 活躍度 △→ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1994年「レオン」◇ 1995年「ヒート」◆「ビューティフル・ガールズ」◇ 1996年「マーズ・アタック!」◆「世界中がアイ・ラブ・ユー」◆ 1999年「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」◇      「地上より何処かで」◇ 2000年「あなたのために」◇ 2001年「ズーランダー」▲ 2002年「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」◇ 2003年「コールドマウンテン」◆ 2004年「クローサー」◇ 2005年「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」◇ その他の出演者: Ian Holm .... Gideon Largeman Alex Burns .... Dave Jackie Hoffman .... Aunt Sylvia Largeman Michael Weston .... Kenny Christopher Carley .... Gleason Party Drunk Armando Riesco .... Jesse Amy Ferguson .... Dana Trisha LaFache .... Kelly Jim Parsons .... Tim Jean Smart .... Carol Jayne Houdyshell .... Mrs. Lubin Ron Leibman .... Dr. Cohen Ann Dowd .... Olivia Ato Essandoh .... Titembay Wynter Kullman .... Pam Geoffrey Arend .... Karl Benson Soara-Joy Ross .... Handi-World Cashier Ryan B. Moschetti .... Teen in Hallway Method Man .... Diego Denis O'Hare .... Albert Debbon Ayer .... Faye User Rating: 8.0/10 (39,314 votes) オトーサン、 「おお、こんなに高いスコアなのか?」 debfezさん London, England 2004年12月14日 花咲く素敵なガーデン・ステート! この映画、英国から12月10日にやってくると、 友人たちや親戚が教えてくれた。 失望しなかった... 最初から最後まで、笑ったり泣いたりした。 ベッドに主人公が無表情に座っていて、留守電で父親の声を聞く。 母親が死んだ、それは心をかき乱すことだった。 この出だしで、すっかりのめりこんでしまった。 記憶に残るシーンがたくさんある。 葬式のシーンは、感動的で愉快だった。 パーティのシーン、 スキャンするシーン... 会話が、よくできていて、鋭く、機知に富んでいる。 ベッドルームで、ナタリー・ポートマンが踊るシーンは、 忘れられない。実に、ユニークだ。 アンドリュー役のZach Braffのコメントは、感動的だった。 プールで、”家庭とは何か”を講釈する。 だが、彼ときたら、いいことを言うのに、泳げないのだ。 私は、20代半ば。 この映画、胸を打った。 大学を卒業し、就職して...だからどうなる? まさに、恐れている疑問だ。 ファンタスティック... 上映されなかったのは、おかしい。 これまで見た最高の映画だ! 10点満点で、9点。 オトーサン、 「オレには、向いてないけど」 若いひとは、一度、だまされたと思って見てみるといいかも。 以下は、PRの文章です。 若手俳優のザック・ブラフが 自身の故郷ニュージャージー州を舞台に 記念すべき監督デビューを飾った 日本劇場未公開の秀作コメディ・ドラマ。 低予算のインディーズ作品ながら 全米の若者から高い支持を集めスマッシュヒットを記録。 ザック・ブラフ演じる主人公の相手役を務めた ナタリー・ポートマンの演技も批評家から絶賛され、 彼女にとっても女優人生の大きな節目となる重要な作品となった。 なお、原題の「Garden State」とは緑が多いことで知られる ニュージャージー州の愛称。


影のない男

オトーサン、 「宣伝文句がいいなぁ」 ・その孤独な心に忍び込む陰のある美しい女  狂気のような執念で暗殺者を追う捜査官  「レオン」「ニキータ」に続く緊迫の傑作アクション・スリラー!! このところ、ドイツ映画が元気になってきたようです。 原題:Lautlos (2004) 監督・原作:Mennan Yapo 脚本:Lars-Olaf Beier Genre: Thriller Country: Germany Language: German 上映時間:94分 あらすじ: オトーサン、 「IMDb、サボっている!」 しょうがいない、書き下ろしましょう。 ヴィクトールは、殺人マシーン。 ある夜、照準を当てた若い女の殺害を断念する。 あまつさえ、河に飛び込んだ彼女を身を挺して救ってしまう。 犯行現場を目撃されたときも、殺すことができない。 その憂い顔に、どうしようもなく惹かれるのだ。 だが、2人の秘やかな愛は、 ヴィクトールを追う捜査官ラングの知るところとなる。 出演者: Joachim Krol .... Viktor(ヴィクトール) Nadja Uhl .... Nina(ニーナ) Christian Berkel .... Lang(ラング) オトーサン、 「ナジャ・ウール、タイプだなー」 こうした影のある女性って、どこか魅力がありますね。 満月ではなく、13夜くらい。 ヴィクトールも、ラングも、影のある男でした。 殺人犯だけでなく捜査官も影があるというのが、ミソでしょう。 その他の出演者: Rudolf Martin .... Der junge Polizist Lisa Martinek .... Die Ermittlerin Peter Fitz .... Martin Hinrich Wilhelm Manske .... Der Russe Gertraud Jesserer .... Grundschullehrerin Mehmet Kurtulus .... Sicherheitschef des Russen Murat Yilmaz .... Killer des Russen Jale Arikan .... Freundin des Russen Kevin Ruhland .... Felix Robinson Reichel .... Observierer Kamera Werner Karle Jr. .... Observierer Ton Antonio Di Mauro .... Polizist in Ninas Wohnung User Rating: 6.6/10 (183 votes) オトーサン、 「おお、いいスコアじゃん」 User Comments: nemonidasさん Germany 2004年8月10日 風変わり アメリカのピカピカのアクション映画が好きなひとにとって、 この映画は、ちょっと風変わりである。 私がとくに好きなのは、すべて普通の色と音使いである点だ。 やり過ぎもないし、色も過剰でない。 ”Bad Boys”のようなペースが早いアクション映画と比べると、 やや退屈に思えるが、これはよりリアルにするためだ。 例えば、悪者は、典型的な悪者ではない。 「かっこいいだろう、いい音するだろう」 そんな撮り方ではないのだ。 SEK (ドイツのS.W.A.T.にあたる)は、静かに現れ、 実際と同じく、ほとんど姿をみせない。 英雄的な飛んだり跳ねたり("fly-through-the-picture-shooting")もない。 このリアルな感じを保つために、 登場人物たちは注意深くデザインされている。 担当捜査官もやや不気味に描かれている。 だが、殺人者は、驚くほどノーマルで、街角で会えそうだ。 特に、Joachim Krolが別人のようなので驚いた。 彼は、"Der bewegte Mann"(ドイツ喜劇)で有名なのだ。 結論として、この映画、見応えがある。 とくに、ストーリーが、普段見ているアクション映画とちがう。 オトーサン、 「ドイツに住んでるみたいだ」 リアルに撮影しているので、 ベルリンの大都会の高層ビル、郊外の深い森、 流れるようなアウトバーンをみることができました。 欧州の魅力は、都会と森が見事に分離されていて、 しかも、森がすぐそばにあることでしょう。


白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々

オトーサン、 「また、ナチの映画か」 ま、日本でいえば、戦艦大和のようなもの。 何度撮っても撮り足りないテーマなのでしょうが... 日比谷シャンテ、空いていました。 「若いひとがいないなぁ」 原題:Sophie Scholl - Die letzten Tage (2005) 監督:Marc Rothemund 脚本:Fred Breinersdorfer Genre: Drama / War Country: Germany Language: German 上映時間:117分 あらすじ: 1943年、ミュンヘン。 ゾフィーとハンスは、白バラの一員。 ナチの支配に対し、抵抗運動をやっている。 兄妹は、大学構内でビラを巻くが、 警備員に発見され、ゲシュタボに引き渡される。 収監後、数日取調べを受ける。 最初、ゾフィーは、取調官ムーアの尋問にシラを切るが、 ハンスのほうは、すべてを自白してしまう。 いまや、ゾフィーは、理想を追求し、 他のグループ・メンバーを守りぬかねばならない。 2月22日、ゾフィーとその仲間は、反逆罪で告発され、死刑を宣告される。 同じ日に、刑は執行される。 ゾフィーは、両親や兄に別れを告げる... 出演者: Julia Jentsch .... Sophie Magdalena Scholl(ゾフィー) Fabian Hinrichs .... Hans Scholl (ハンス) Gerald Alexander Held .... Robert Mohr(モーア) オトーサン、 「ユリア・イェンチ、名演技だ」 女優さんというと華やかなイメージですが、 最初から最後まで、毅然とした女性像でした。 その他の出演者: Johanna Gastdorf .... Else Gebel Andre Hennicke .... Richter Dr. Roland Freisler Florian Stetter .... Christoph Probst Johannes Suhm .... Alexander Schmorell Maximilian Bruckner .... Willi Graf Jorg Hube .... Robert Scholl Petra Kelling .... Magdalena Scholl Franz Staber .... Werner Scholl Lilli Jung .... Gisela Schertling rest of cast listed alphabetically: Norbert Heckner .... Professor Wuest User Rating: 8.2/10 (1,112 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ!」   ・アカデミー賞外国語映画賞ノミネート(2/10現在) ・ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞:  監督賞:マルク・ローテムンド  女優賞:ユリア・イェンチ   User Comments: Tasha-Yar さん Germany 2005年4月2日 ドイツ映画の傑作!!! 最初、この手の映画は、見たくなかった。 この話題は、(ドイツ人の私には)つらいものがある。 いま、実に嬉しい! あまりピンとこなかった"Der Untergang"を見た後だけに、 この映画は、ドイツ映画は死んでいないと思った! 演技は、すばらしい! ユリア・イェンチは、堂々としている。 観客に多大の感銘を与えてくれる! 信じられない!ブラボー!!! 他の俳優たちも、すばらしい! ドイツ人がいかにナチを恐れていたか、 ヒットラーの病んだイデオロギーが、どんなにひとびとの心を毒したか。 だが、より重要なのは、 同時に、私に印象的だったのは、この映画が喚起する感動だった。 ゾフィーとともにいるような気になる。 彼女の立場に置かれたら、自分はどうするか考えてしまう。 ゾフィーのように強くおられるだろうか? 理想のために戦えるだろうか? この若い女性のような勇気を持てるだろうか? これらは、大事な質問である。 ドイツ人にとってだけでなく、誰にとっても! 命がけで、立ち上がって「間違っている!」と言えるだろうか? 適切な言葉が思い浮かべられないが、 この映画は、私を深くゆさぶり、自分のありようを反省させられた。 こんなことは、いままでなかった。 ぜひ、この映画をみてほしい! オトーサン、 「へぇ、監督インタビューがあるんだ」  これまでも“白バラ”という組織を描いた映画はあったが、  本作がそれらの作品と異なるのは、  近年新たに発見されたゾフィーに関する裁判や尋問の記録資料をもとに、  ゾフィー本人の視点で描かれていることだ。  「再び“白バラ”を描くなら、新しい理由が必要だった。  そこで目に付いたのがゾフィー・ショルだった」と監督は言う。  「彼女は一介の学生であり、観客にとって感情移入しやすいと思った。  彼女は剣を持たずにペンで戦っただけなのに、死刑になってしまった。  そのことにも焦点を当てたかったし、  我々ドイツ人がゾフィーに対して描いている英雄的、殉教者的なイメージより、  彼女の人間的な部分を描きたかった」  監督はこうした歴史上の事実を描くことで「現代の人々が学び、成長してほしい」と語る。  「私の祖父母もナチスの党員だった。  私自身は68年生まれで、ナチスの犯罪に対して責任を感じていないが、  逆にこうした事実があったことを次世代に伝えていかなくてはと思っている。  同じように、第2次大戦中に日本軍が何をしてきたのかということを、  現代の日本の人々が認めていく必要がある。  責任問題云々というよりも、過去から教訓を学ぶこと。  これが私の込めたかったメッセージなんだ」


若草物語

オトーサン、 「これ、見たよなぁ」 柏市図書館しょうなん分館で、VHSを借りてきました。 帰宅して確認したら、1994年版でした。 ウイノナ・ライダーが、ジョー役をやっていました。 こちらは、1949年版。 原題:Little Women (1949) 監督:Mervyn LeRoy 原作:Louisa May Alcott 脚本:Victor Heerman /Sally Benson/Victor Heerman/ Sarah Y. Mason /Andrew Solt Genre: Drama / Family / Romance 上映時間: あらすじ: オールコットの自伝。 1860年代、マサチューセッツ州コンコードに妹3人と暮らしていた。 父親は、南北戦争で戦い、 4姉妹、Jo、Meg、Amy、Bethは、家で母親と一緒。 当時としては、型破りの女性たちだった。 姉妹は大きくなり、愛し、居場所をみつける。 出演者: June Allyson .... Jo March(ジョー) Janet Leigh .... Meg March(メグ) Elizabeth Taylor .... Amy March(エイミー) Margaret O'Brien .... Beth March(ベス) オトーサン、 「活発な女の子だ」 小説家志望のジョーを演じるのは、ジューン・アリスン。 お気に入りのエリザベス・テイラーも出ていました。 JUNE ALLYSON  ジューン・アリスン 誕生日 1917/10/7 出身 米ニューヨーク州ブロンクス 活躍度 ▲↓ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ   ☆☆☆★★★ 出演作 1944年「百万人の音楽」「姉妹と水兵」 1945年「夢のひととき」 1946年「秘めたる心」「雲晴れるまで」      「嘘つきお嬢さん」 1948年「逃げた花嫁」「三銃士」「ワーズ・アンド・ミュージック」 1949年「若草物語」「甦る熱球」 1950年「猛獣と令嬢」 1954年「重役室」「グレン・ミラー物語」 1955年「マッコーネル物語」「もず」「戦略空軍司令」 1956年「夜の乗合自動車」 1957年「間奏曲」「いとしの殿方」 1972年「大捜査」 1994年「ザッツ・エンタテインメントPART3」 その他の出演者: Peter Lawford .... Laurie Laurence Rossano Brazzi .... Professor Bhaer Leon Ames .... Rev. March Lucile Watson .... Aunt March C. Aubrey Smith .... Mr. James Laurence Elizabeth Patterson .... Hannah Harry Davenport .... Dr. Barnes Connie Gilchrist .... Mrs. Kirke Richard Wyler .... Lieutenant John Brooke Ellen Corby .... Sophie User Rating: 7.0/10 (687 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 ・アカデミー賞受賞:   美術監督装置賞(カラー) ・同ノミネート:   撮影賞 User Ratings: Glenda Diann Johns さん Columbus OH 2001年11月15日 すばらしい古典。 若草物語の他のバージョンも見ているが、 これが一番好きだ。 唯一の問題は、Marmieを演じた女優で、ウソ臭い.... O'Brienの演技やか細い声について、 他のひとのコメントも読んだ。 率直に言って。彼女は最高の子役だと思う。 内気なベスをカンペキに演じている。 もうちょっとオーバーな演技でもよかったかもしれないが、 彼女のメロドラマっぽいスタイルは、当時のスタイルだった。 この映画を判断するとき、 これがつくられた時代を勘定に入れるべきだ。 ウイノ・ライダーがフェミニストっぽく演じたバージョンも、いい。 セットは、すべてよかった。 まるで、絵画が命をもったように感じた。 おそらく、Lawrenceののぞき趣味に影響されて、 そんな感じを抱いたのだろう。 好きなせりふは、"Be elegant or die"だ。 ある日、ジューン・アリソンが、コマーシャルよりも、 ジョーを体現した女優として知られるようになってほしい。 エリザベス・テイラーの利己的で、空しいエイミー役は、すばらしかった。 私は、この映画が好きで、毎年クリスマスに見る。 休日向きの古典だ。 オトーサン、 「若草物語とは、意訳もいいところ」 原題が、Little Women、それを若草とはねぇ。 この映画、永遠の映画の素材のようで、 何度も映画化されています。 ・1917年:アレクサンダー・バトラー監督/ジョー役は、ルビー・ミラー ・1918年:ハーリー・ノールズ監督作品/ジョー役は、ドロシー・バーナード ・1933年:ジョージ・キューカー監督/ジョー役は、キャサリン・ヘップバーン ・1949年:マーヴィン・ルロイ監督/ジョー役は、ジューン・アリソン ・1994年:ギリアン・アームストロング監督/ジョー役は、ウイノナ・ライダー 「もっとしっかり見ておけばよかったなぁ」 コンコードに、ソローの小屋を見に行ったとき、 このオルコットの家を見学しましたっけ。


チャンピオン

オトーサン、 「ワンコイン・ムービー、いいのがあるなぁ」 若い頃のカーク・ダグラスがボクシングの王者へ。 白黒映画でしたが、これは名作でした。 原題:Champion (1949) 監督:Mark Robson 原作:Ring Lardner (short story) 脚本:Carl Foreman Genre: Drama / Film-Noir / Sport Black and White 上映時間:99分 あらすじ: ミッジは、びっこの兄コニーとともに、 西部をヒッチハイクしている。 考えもしないのに、ボクシングの試合をやる羽目に。 手ひどく打たれたが、マネージャーのトミーは素質を認める。 ミッジは、つまらん仕事につくが、 そこで、若く可愛いウエイトレスのエマに出会い、電撃結婚する。 だが、野心満々のミッジは、自分には、ボクシングしかないと思う。 熱狂する観客、大金、金髪美女たちに目がくらみながら、 ミッジは、ますますヒーローになっていく... だが、身内のなかでは、悪役になっていくのだ。 出演者: Kirk Douglas .... Michael 'Midge' Kelly(ミッジ) Arthur Kennedy .... Connie Kelly (コニー) Paul Stewart .... Tommy Haley (トミー) Ruth Roman .... Emma Bryce(エマ) オトーサン、 「すごいね。これだけ戦えるとは」 俳優って、ボクシング選手を演じるために、 どのくらい練習するのでしょうか? KIRK DOUGLAS  カーク・ダグラス 誕生日 1916/12/9 出身 米ニューヨーク セントローレンス大学卒業後、 米演劇アカデミーで学び、46年映画界入り。 長男はマイケル・ダグラス。 活躍度 △↓ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆☆★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1946年「呪いの血」 1947年「過去を逃れて」「暗黒街の復讐」 1948年「三人の妻への手紙」 1949年「チャンピオン」 1950年「情熱の狂想曲」 1951年「ガラスの動物園」「死の砂塵」「地獄の英雄」「探偵物語」 1952年「ザ・ビッグ・ツリー」「果てしなき蒼空」「悪人と美女」      「三つの恋の物語」 1954年「想い出」「ユリシーズ」「海底二万哩」 1955年「星のない男」「スピードに賭ける男」「赤い砦」 1956年「炎の人ゴッホ」 1957年「将軍ベッドに死す」「OK牧場の決斗」「突撃」 1958年「ヴァイキング」「ガンヒルの決闘」 1959年「悪魔の弟子」 1960年「スパルタカス」 1961年「非情の街」「ガン・ファイター」「逢うときはいつも他人」 1962年「脱獄」「明日になれば他人」「零下の敵」 1963年「秘密殺人計画書」「恋のクレジット」 1964年「5月の7日間」 1965年「危険な道」「テレマークの要塞」 1966年「巨大なる戦場」「パリは燃えているか」 1967年「大西部への道」「戦う幌馬車」 1968年「暗殺」「ボディガード」 1969年「アレンジメント」 1970年「大脱獄」 1971年「世界の果ての大冒険」「雨のパスポート」 1972年「ザ・ビッグマン」 1975年「明日なき追撃」「いくたびか美しく燃え」 1976年「エンテベの勝利」 1977年「悪魔が最後にやってくる!」 1978年「フューリー」「サボテン・ジャック」 1979年「スペース・サタン」「悪魔のファミリー」 1980年「ファイナル・カウントダウン」 1982年「遙かなるスノー・リバー」 1983年「愛に向かって走れ」 1987年「タフガイ」 1991年「オスカー」 1994年「遺産相続は命がけ!?」 2003年「グロムバーグ家の人々」 ARTHUR KENNEDY  アーサー・ケネディ 誕生日 1914/2/17-1990/2/5 出身 米マサチューセッツ州ワーセスター 出演作 1940年「栄光の都」「カンサス騎兵隊」 1941年「ハイ・シエラ」「復讐の六連銃」 1942年「壮烈第七騎兵隊」「戦場を駆ける男」 1946年「まごころ」 1947年「影なき殺人」「高原児」 1949年「窓」「チャンピオン」「恐喝の街」 1950年「ガラスの動物園」 1951年「怒りの河」 1952年「赤い山」「無頼の谷」 1954年「死の脱獄者」 1955年「ララミーから来た男」「アメリカの戦慄」      「必死の逃亡者」「顔役時代」 1957年「青春物語」 1958年「走り来る人々」 1959年「避暑地の出来事」 1960年「エルマー・ガントリー」 1962年「バラバ」「青年」「アラビアのロレンス」 1964年「シャイアン」「荒野の群盗」 1966年「ネバダ・スミス」「ミクロの決死圏」 1967年「アンツィオ大作戦」 1968年「ガンマンの対決」 1969年「ザ・シャーク」「ヒーロー」 1974年「悪魔の墓場」「夢魔/レディ・イポリタの恋人」 1975年「黒い霧の警察」 1976年「センチネル」 1977年「大竜巻」 1978年「人食いシャーク」「黒の標的」 1979年「ヒューマノイド/宇宙帝国の陰謀」 1985年「マフィア/血の掟」 1989年「サインズ・オブ・ライフ」 その他の出演者: Marilyn Maxwell .... Grace Diamond Lola Albright .... Palmer Harris Luis Van Rooten .... Jerome 'Jerry' Harris Harry Shannon .... Lew Bryce John Daheim .... Johnny Dunne User Rating: 7.7/10 (486 votes) オトーサン、 「高いスコアだ」 ・アカデミー賞受賞:編集賞 ・同ノミネート:  主演男優賞:カーク・ダグラス  助演男優賞: アーサー・ケネディ  脚色賞  撮影賞(白黒)  劇・喜劇映画音楽賞 User Comments: mackjayさん Out there in the dark 2000年3月1日 賞金稼ぎの暗い側面 この映画、実に暗く強烈な人物研究である。 飽くなき支配欲によって、自壊しているのだ。 この時代のハリウッド映画としては、珍しく、 主役が苦しみぬく人物となっている。 カーク・ダグラスが、ミッジを演じたことで、 観客は、ミッジを憎まないどころか、共感するのだ。 配役で、注目すべきは、アーサー・ケネディ。 ミッジの兄の役だったが、すばらしかった。 彼の不具は、弟の感情的破綻の写し鏡なのだ。 Paul Stewart と Ruth Roman も、助演陣として、記憶に残る。 この映画、アカデミー賞の撮影賞にノミネートされた。 美しく深みのある撮影だった。 Tiomkinの繊細な曲もよかった。 フィルム・ノワール気狂いは無視したがるが、 この映画は、強烈なドラマ、演技のアンサンブル、 そして、 芸術的な撮影がブレンドされている。 オトーサン、 「編集がすばらしい!」 99分に編集したことが、迫力を増すのです。 近年のハリウッドは、この点を忘れていませんか?


Wの悲劇

オトーサン、 「薬師丸ひろ子か。懐かしいなぁ」 角川映画のヒロインでした。 「セーラー服と機関銃」が 話題をさらった時代がありましたっけ。 原題:Wの悲劇(1984) 監督:澤井信一郎 原作:夏樹静子 脚本:荒井晴彦 / 澤井信一郎 Genre: Drama 上映時間:108分 あらすじ: オトーサン、 「IMDb、サボっている」 しょうがないので、書くことにしましょう。 三田静香は、劇団の研究生。 期待して臨んだオーディションだったのに、 セリフが一言しかない役しか与えられなかった。 大阪公演の夜、静香は、尊敬する女優・翔の部屋を訪ねる。 だが、そこには、死体が。 翔のパトロンが突然死したのだった。 動転し逃げ出そうとするが、翔の懇願に負けて、 自分の部屋に死体を移し、翔の身代わりを引き受ける。 それ以降、翔に目をかけられ、主役の座を射止めるものの、 役を奪われ血がのぼっている女優に恨みを買う。 事件を知ったマスコミは大騒ぎ。 そこへボーイフレンドの昭夫も現われて... 出演者: 薬師丸ひろ子 ........三田静香 三田佳子 ....羽鳥翔 世良公則 ....森口昭夫 オトーサン、 「三田佳子さん、上手い。名女優だ!」 TVでの決まりきった演技2割、 次男坊の度重なる不祥事でおろおろ8割のイメージが、 この演技をみて、まったく評価が変わりました。 主演の薬師丸ひろ子、田舎娘10割のイメージでしたが、 この映画では、田舎娘5割に減少しました。 薬師丸ひろ子 誕生日:1964年6月9日 出身:東京都 港区立青山中学、都立八潮高校、玉川大学文学部 1978年、オーディションで1224名の中から選ばれ、 「野性の証明」で映画デビュー。 高倉健の娘役で、13歳だった。 一躍人気アイドルとなり、 「セーラー服と機関銃」の主題歌で歌手デビュー。 1991年、玉置浩二と結婚、98年離婚。 出演作: 1978年「野生の証明」 1979年「戦国自衛隊」 1980年「地球(テラ)へ…」「翔んだカップル」 1981年「ねらわれた学園」「セーラー服と機関銃」 1982年「セーラー服と機関銃・完璧版」 1983年「探偵物語」「里見八犬伝」 1984年「メイン・テーマ」「Wの悲劇」 1985年「野蛮人のように」 1986年「キャバレー」 「紳士同盟」 1988年「ダウンタウン・ヒーローズ」 1989年「READY! LADY」 1990年「病院へ行こう」「タスマニア物語」 1992年「きらきらひかる」 1993年「ナースコール〜わたしたちは天使じゃない」 1997年「マグニチュード」 2003年「木更津キャッツアイ 日本シリーズ」 2005年「レイクサイドマーダーケース」 「鉄人28号」 その他の出演者: 三田村邦彦 ....五代淳 高木美保 ....菊地かおり 志方亜紀子 ....宮下君子 清水紘治 ....嶺田秀夫 南美江 ....安恵千恵子 草薙幸二郎 ....木内嘉一 堀越大史 ....水原健 西田健 ....城田公二 香野百合子 ....小谷光枝 日野道夫 ....佐島重吉 野中マリ子 ....林年子 仲谷昇 ....堂原良造 梨元勝 ....レポーターA 福岡翼 ....レポーターB 須藤甚一郎 ....レポーターC 藤田恵子 ....レポーターD 蜷川幸雄 ....安部幸雄 User Rating: 7.1/10 (16 votes) オトーサン、 「ちょっと高すぎるのでは?  まあ、いいか、梨本さんも出ていたし...」   ・日本アカデミー賞:  助演女優賞:三田佳子 User Comments: KFLさん Bloomington, IN 2004年5月26日 別の女優がスターになるため魂を売り渡す この映画の主役は、薬師丸ひろ子。 80年代の日本では、話題の主だった。 この映画で、彼女は、有能であることを示した。 少なくとも、女優として進歩している。 筋書きを紹介しよう。 劇団の研究生たちが、オーディションを受ける。 有名俳優と共演できるのだ。 キャリア形成上、きわめて大事なチャンスである、 ある娘がその役を熱望するものの、うまく行かない。 だが、節を曲げることで、他の女優から主役の座を奪うのだ。 舞台の演技が実際の出来事の写し鏡のようになってくる。 全体として、悪くはない。 薬師丸は、ときに演技過剰で、 最後にかけては、痛ましいほど決まりきった芝居がある。 この物語は、”About Eve”やミュージカル「シカゴ」と似ている。 10点満点で、6点。 オトーサン、 「世の中には、面白いひとがいるもんだ」 この映画のロケ地の一覧表がありました。 三田静香の住むアパート、いいですね。 静かで眺めがよくて、 元外人が住んでいたので、おしゃれだし、 ちょっと住んでみたくなりました。 ・三田静香の住むアパート  東京都練馬区関町北三丁目:武蔵関公園付近 ・野外舞台のある公園  東京都練馬区石神井町五丁目:石神井公園 ・三田静香がタクシーで急停車した場所  東京都練馬区石神井町六丁目:石神井公園北側の区道 ・東京公演の舞台  東京都練馬区練馬一丁目:練馬文化センター ・森口昭夫が三田静香の身代わりに刺された場所  東京都千代田区有楽町一丁目:日比谷スカラ座 ・ラストシーン  東京都渋谷区代官山町:代官山


フライトプラン

オトーサン、 「ジョディ・フォスター主演じゃ、見に行かなきゃ」 アカデミー賞を2度も取った名女優。 IMDbのスコアの低さは、無視することにしました。 原題:Flightplan (2005) 監督:Robert Schwentke 脚本:Peter A. Dowling / Billy Ray Genre: Action / Drama / Thriller Rated PG-13 for violence and some intense plot material. 上映時間;98分 あらすじ: オトーサン、 「IMDbの紹介、ひどいなぁ」 しょうがないので、書き下ろしましょう。 舞台は、巨大航空機。 カイルは、航空機の設計士。 夫の遺体を移送するために、 傷心をかかえた娘と乗機するが、 間もなく、煙のように娘が消えてしまう。 乗客も、乗務員も、誰もジュリアを見ていない。 しかも、搭乗記録にも娘の名前はなかった。 機長らは、カイルの妄想にちがいないとして 次第に、相手にしなくなる。 だが、機内を知り尽くしている彼女はあきらめない。 娘を取り戻すために、貨物室まで探そうとする... 出演者: Jodie Foster .... Kyle(カイル) Peter Sarsgaard .... Carson (カーソン) Sean Bean .... Captain Rich (機長) オトーサン、 「このひと、ちょっと乙部綾子さんに似ていないか?」 ジョディ・フォスターのワン・ウーマン・ショーだったので、 あらぬことまで考えてしまいました。 それにしても、この女優さんの演技の切れ味は、天下一品です。 そうとうエクササイズして、身体を鍛えているのでしょう。 JODIE FOSTER ジョディ・フォスター 誕生日 1962/11/19 出身 米カリフォルニア州ロサンセルス 2歳の時にCM出演。 13歳の時、「タクシードライバー」の少女売春婦役で、 アカデミー助演女優賞にノミネートされる。 その後、88年「告発の行方」、91年「羊たちの沈黙」で、 2度アカデミー主演女優賞受賞。 90年には自身の製作会社を設立し、 「リトルマン・テイト」で監督デビュー。 長男チャーリーと次男キットがいる。 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆☆☆ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ   ☆☆☆☆★★ 出演作 1972年「ナポレオンとサマンサ」「カンサスシティの爆弾娘」 1973年「トム・ソーヤの冒険」「リトル・インディアン」 1974年「アリスの恋」 1976年「白い家の少女」「ダウンタウン物語」      「タクシードライバー」「別れのこだま」 1977年「キャンドルシューセント・エドモントの秘宝」       「避暑地のラブストーリー」       「フリーキー・フライデー」「MOI FLEUR BLEUE」 1980年「フォクシー・レディー」「CARRY」 1982年「O'HARA'S WIFE」 1984年「他人の血」「ホテル・ニューハンプシャー」 1986年「ヴィクトリア」 1987年「シェスタ」 1988年「君がいた夏」「告発の行方」アカデミー主演女優賞       「ファイブ・コーナーズ/危険な天使たち」 1989年「ハートに火をつけて」「バックトラック」 1991年「羊たちの沈黙」アカデミー主演女優賞       「リトルマン・テイト」 1992年「ウディ・アレンの影と霧」 1993年「ジャック・サマースビー」       「IT WAS A WONDERFUL LIFE」(ナ) 1994年「ネル」「マーヴェリック」 1997年「コンタクト」 1999年「アンナと王様」 2001年「パニックルーム」「イノセント・ボーイズ」 2005年「フライトプラン」 その他の出演者: Kate Beahan .... Stephanie Michael Irby .... Obaid Assaf Cohen .... Ahmed Erika Christensen .... Fiona Shane Edelman .... Mr. Loud Mary Gallagher .... Mrs. Loud Haley Ramm .... Brittany Loud Forrest Landis .... Rhett Loud Jana Kolesarova .... Claudia Brent Sexton .... Elias Marlene Lawston .... Julia Judith Scott .... Estella User Rating: 6.0/10 (10,741 votes) オトーサン、 「ちょっと低すぎないか?」 Angel1978さん Spain 2005年11月27日 ジョディがすべて ジョディ・フォスターが、圧倒的にいい。 だが、既に見たようなお定まりのストーリーがいただけない。 ”Red Eye”と同じく、 出だしは大きな期待を抱かせるが、 すぐに、何が起きるか分かってしまうイージーさだ。 誰も子どもが母親と一緒に乗っていると思わない、 娘のいた証しがどこにもない、 ただ窓に描かれたハートマークだけ そうした設定は、奇妙に思える。 現実と幻覚を混ぜたら、もっと面白くなっただろう。 映画は、彼女が果たして正気を失っていたか、 疑問のまま終わる。 結論。 この映画、しかしながら、見応えがある。 Sean Beanがようやくナイスガイを演じている! ジョディは、依然として、この業界で最高の女優だ。 彼女の存在と演技だけで映画が出来てしまうのだ。 オトーサン、 「へぇ、この映画、ホリエモンも見ていたんだ」 ○堀江貴文日記 Photo:乙部綾子とホリエモン   1月12日に開催されるレッドカーペットに堀江貴文が参加!!   その模様を動画で配信いたします!!   http://movie.livedoor.com/special/flight_p/   ということで、行ってきました。試写会。   場所が六本木ヒルズだったので楽勝。   ヴァージンシネマズのプレミアスクリーンで鑑賞しました。   エアラインのサスペンスものは大好きなので、かなーり楽しめました。   この冬オススメの映画です。ブログでのレポートもあります。   ジョディ・フォスターさん、すごいかっこいいです。   美人であたまも良くて演技もうまい。最高ですね。   ちなみに、他に招待されていた人は、   堀北真希さんとか内山理名だったりしたみたいなんですが、   待っていた場所が暗かったのと、   本当に女優さんの顔とかみても、あまり誰なのかわからなかったりするので、   全然気付きませんでした・・・。   堀北真希さんは先日みた三丁目の夕日って映画が   かなーり良かったですね・・ オトーサン、 「ホリエモン、  刑務所で読書三昧というが、  映画三昧はムリなのかなぁ?」 刑務所も、前例主義は廃して、少しは気を利かしたら? 詐欺師の末路を描いた映画に限って、許可すればいいのです。


おわらない物語 アビバの場合

オトーサン、 「妙に印象に残る邦題だな」 原題の”Palindromes”とは、「回文」。 回文とは、前後、どちらから読んでも同じ。 例えば、"ANA"や”留守に何する”、 ”サイナラ。祭りは終わりつまらないさ” (サイナラマツリワオワリツマラナイサ) 原題:Palindromes (2004) 監督・脚本:Todd Solondz Genre: Drama / Adventure / Comedy Country: USA Language: English / Hebrew 上映時間:100分 あらすじ: 無邪気さの寓話。 13歳のアビバは、母親になりたかった。 そうなるように、努力して、うまく行きそうになったが、 結局、賢明な両親に邪魔されてしまう。 そこで、家出し、何とか妊娠しようとするが、 気がつくと、あまり賢明とは言えぬ別世界に迷いこんでいた。 だが、妊娠とは、あらゆる可能性をはらんだ行為。 彼女は、ニュージャ−ジー郊外から、オハイオを抜け、 カンサスの大平原まで行き、戻ってくる。 多くの旅と同様、彼女は旅をする後でも、 自分を変えることはできなかった。 出演者: Ellen Barkin .... Joyce Victor (ジョイス) Jennifer Jason Leigh .... 'Mark' Aviva(アビバ) Matthew Faber .... Mark Wiener (マーク) オトーサン、 「したたかな女優さんだなぁ」 エレン・バーキン、 好きになれないタイプですが、熱演です。 「へぇ、レブロンのオーナー夫人に収まったんだ。  セレブなんだ」 ジェニファー・ジェイソン・リーは、 アビバを演じた8人のひとり、印象に残りませんでした。 「勿体ないなぁ」 ELLEN BARKIN  エレン・バーキン 誕生日 1954/4/16 出身 米ニューヨーク州ブロンクス ハンター大学で2年間、歴史を勉強する傍ら、 ロイド・リチャーズに3年間、演技を学ぶ。 その後、ウェイトレスを経て、82年「ダイナー」で映画デビュー。 「ザ・ファン」ではブロック・バスター賞助演女優賞を手にした。 88年に「シエスタ」で共演したガブリエル・バーンと結婚し、99年離婚。 2000年レブロンのオーナー、ロン・ペレルマンと再婚した。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1982年「ダイナー」 1983年「テンダー・マーシー」「DANIEL」「エディ&クルーザーズ」      「ENORMOUS CHANGED AT THE LAST MINUTE」 1984年「バカルー・バンザイの8次元ギャラクシー」「ハリー&サン」 1985年「TERMINAL CHOICE」 1986年「デザート・ブルーム」「ダウン・バイ・ロー」 1987年「ビッグ・イージー」「シェスタ」「メイド・イン・ヘブン」 1989年「シー・オブ・ラブ」「ジョニー・ハンサム」 1991年「スウィッチ/素敵な彼女」 1992年「お気にめすまま」 1993年「MAC」「ボーイズ・ライフ」「白馬の伝説」 1994年「バッド・カンパニー/欲望の危険な罠」 1995年「WILD BILL」 1996年「ザ・ファン」 1998年「ラスベガスをやっつけろ」◆ 1999年「わたしが美しくなった100の秘密」      「バウンティ・キッド」 2000年「クライム・アンド・パニッシュメント」「解・放・区」 2001年「恋する遺伝子」 2004年「おわらない物語 アビバの場合」 JENNIFER JASON LEIGH  ジェニファー・ジェイソン・リー 誕生日 1962/2/6 出身 米カリフォルニア州ロサンゼルス 80年「他人の眼」で映画デビュー。 89年「ブルックリン最終出口」と90年「マイアミ・ブルース」で ニューヨーク映画批評家協会賞助演女優賞受賞。 94年「ミセス・パーカー ジャズエイジの華」でアメリカ映画批評家協会賞、 シカゴ映画批評家協会賞主演女優賞受賞。 95年「ジョージア」でニューヨーク映画批評家協会賞、 モントリオール映画祭主演女優賞受賞。 「アニバーサリーの夜に」でアラン・カミングと共同で監督デビュー。 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1980年「他人の眼」 1982年「シークレット・レンズ」「初体験リッジモンド・ハイ」 1983年「イージー・マネー」 1984年「グランドビューUSA」 1985年「グレート・ウォリアーズ」 1986年「ヒッチャー」「THE MEN'S CLUB」 1987年「アンダーカバー」「地獄のシスター」 1988年「ハート・オブ・ミッドナイト」 1989年「ハリウッドに挑戦」「ブルックリン最終出口」 1990年「マイアミ・ブルース」 1991年「ねじれた家族」「バックドラフト」「ラッシュ」 1992年「ルームメイト」 1993年「ショート・カッツ」 1994年「未来は今」「ミセス・パーカー/ジャズエイジの華」 1995年「黙秘」「ジョージア」「カンザス・シティ」 1996年「冷たい一瞬を抱いて」 1997年「シークレット/嵐の夜に」 1998年「ラブレター/時を越えた恋人」 1999年「イグジステンズ」 2000年「キング・イズ・アライブ」◇「誘惑の接吻(キス)」 2001年「アニバーサリーの夜に」◇ 2002年「ロード・トゥ・パーディション」 2003年「イン・ザ・カット」 2004年「マシニスト」「おわらない物語 アビバの場合」 その他の出演者: Angela Pietropinto .... Mrs. Wiener Bill Buell .... Mr. Wiener Emani Sledge .... 'Dawn' Aviva Valerie Shusterov .... 'Judah' Aviva Richard Masur .... Steve Victor Hillary Bailey Smith .... Robin Wallace Danton Stone .... Bruce Wallace Robert Agri .... First Judah Hannah Freiman .... 'Henry' Aviva Stephen Singer .... Dr. Fleisher Rachel Corr .... 'Henrietta' Aviva Stephen Adly Guirgis .... Joe/Earl/Bob Will Denton .... 'Huckleberry' Aviva User Rating: 7.1/10 (1,642 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 この監督、熱狂的なフアンがいるようです。 User Comments: Worth seeing, even if Solondz scares you. Wiley Wigginsさん Austin, Texas 2005年3月17日 明らかに、この映画は万人向けではない。 この監督の”Happiness”か”Welcome to the Dollhouse” を見たひとなら、分かるだろう。 だが、この映画、気持ちよく見られた。 ”Happiness”の頬桁を張られサディスティックなものではなかった。 この映画の登場人物たちは、悲しみともに壊れていく。 主題は、多くのひとに、受容しにくものだが、現実に起きている。 私は、映画に身を委ねたが、価値ある旅だった。 最後に、Mark Weinerが、また出てくる。 それは、明らかに監督自身の代役だった。 彼は、ドライに言い放つ。 自分は、背教者ではない、 それどころか、主人公から 背教者であるには情熱がなさ過ぎると言われている。 この映画には、人間不信よりも、魂の探求がある。 監督自身にとっても、それは前向きの歩みなのだろう。 オトーサン、 「Todd Solondz、知らんなぁ」 海外映画俳優マガジンにも経歴が出ていませんでした。 IMdbに長文の紹介が出ていました。 前半だけを抄訳しましょう。 ニュージャ−ジー生まれ。 最初、ラビになろうとしていたが、 やがて、脚本家へと方向転換した。 ライターズ・ギルドの配達係をしていた頃、何本か書いた。 第1作は、”Schatt's Last Shot” (1985)。 スタンフォードに入学したい高校生を描いた台本だった。 バスケットが下手なので、ジムの教師に嫌われ、 憧れた女の子にも振られたが、 一歩一歩、ドアに近づいて行った高校生を描いたもの。 第2作は、短編映画”Fear, Anxiety & Depression” (1989)。 ほとんど誰も見てくれなかった。 この自伝映画は、Woody Allenの影響を受けたもので、 Samuel Beckettに共同作業を提案したが、うまく行かかった。 第3作が、”Welcome to the Dollhouse” (1995)で、 高校生、その両親、大人たちの狂気、 そして、人生そのものを描いたものだった... 観客にも、批評家にも好評で、サンダンス映画祭などで受賞した。 彼は、ようやく自分の作風を確立したのだった。 高校生を題材にしたリアリズム、人生の真実、 苦いユーモア、ひるまぬ攻撃といったものである。


ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ

オトーサン、 「長い題名だなぁ」 スモーキング・バレルズというのは、散弾銃のことです。 多数の小さい弾丸を撃つ大口径の大型銃で。 狩猟や競技射撃で使用されるそうですが... 原題:Lock, Stock and Two Smoking Barrels (1998) 監督・脚本:Guy Ritchie Genre: Comedy / Crime / Thriller Rated R for strong violence, pervasive language, sexuality and drug content. Country: UK Language: English 上映時間:105分 あらすじ: ロンドン、イーストエンド。 エディをリーダーとするチンピラ4人組は、 ポルノ王ハリーのいかさま賭博に引っかかり、絶対絶命。 だが、われらがヒーローたちは、アパートのお隣りの会話を漏れ聞いて、 麻薬売人たちを襲って、麻薬や大金を盗むことに決める。 そこから大混乱がはじまる。 2丁の骨董品の散弾銃が、どういうわけか紛失したのだ。 それは、ハリーのお宝だったのだ。 出演者: Nick Moran .... Eddie(エディ) Lenny McLean .... Barry the Baptist (バリー) P.H. Moriarty .... 'Hatchet' Harry Lonsdale(ハリー) オトーサン、 「チンピラ4人組もいいが、脇役がいい!」 NICK MORAN  ニック・モーラン 誕生日 1969/12/23 出身 英ロンドン 活躍度 ▲↑ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1998年「ロック・ストック・トゥ・スモーキング・バレルズ」 1999年「英雄の条件」 2001年「ヤング・ブラッド」 その他の出演者: Jason Flemyng .... Tom Dexter Fletcher .... Soap Jason Statham .... Bacon Sting .... JD Steven Mackintosh .... Winston Vinnie Jones .... Big Chris Peter McNicholl .... Little Chris Vas Blackwood .... Rory Breaker Nicholas Rowe .... J Nick Marcq .... Charles Charles Forbes .... Willie Frank Harper .... Dog Steve Sweeney .... Plank Huggy Leaver .... Paul User Rating: 8.0/10 (42,140 votes) top 250: #211 オトーサン、 「ほんとか、これが世界の名画?」 ・東京国際映画祭最優秀監督賞:ガイ・リッチー Sean Gallagherさん Oakville, Ont. Canada 2000年1月14日 トム・クルーズの言った通り、この映画はロックだ! You all may know the story みんな知ってるだろう。 ロンドンのプレミアで、トム・クルーズがみて、 こう言ったのを。 "This movie rocks."(この映画はロックだ) トム・クルーズが好きかどうかは別にして、 この意見には、賛成だ。 時々、ストーリーが分からなかったが、実に面白かった。 監督は、登場人物たちを手玉にとり、 私は、夢中になって見入ってしまった。 登場人物たちが言っていることはよく分かったし、 "おお、連中が分からん”と言うようなひとは、 目が不自由なのにちがいない。 出演者は、みんなよかったが、 特に、Lenny McLeanとVinnie Jonesがよかった。 (ちょっと不満だったのは、出番が少なかったこと) 暴力的な感じがしたが、 実際には、そう凶暴なシーンはなく、その点が新鮮だった。 結論。 さして深くはないが、愉快な映画だ。 オトーサン、 「ガイ・リッチーって、どんな監督?」 GUY RITCHIE  ガイ・リッチー 誕生日 1968/9/10 出身 英 監督作 1998年「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」 2000年「スナッチ」 2002年「スウェプト・アウェイ」 次に、IMDbの経歴紹介です。 1968年、英国、Hatfield, Hertfordshire生まれ。 子どものとき、”Butch Cassidy and the Sundance Kid"(1969)を見て、 映画をつくろうと決心した。 退屈な映画学校には行かず、15歳で退学。 1995年、走り使いとして、映画人生をはじめた。 ミュージック・プロモーション・ビデオやCFを監督し、 そこで儲けた金で、”The Hard Case”(1995)を制作した。 20分の短編映画で、 後の「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」 (2000) の予告編のようなもの。 Stingの妻のTrudie Stylerが、”The Hard Case”見て、 「ロック...」にお金を出してくれた。 完成すると、配給が問題になったが、10社に断わられた。 だが、トム・クルースが注目してくれたおかげで、 北米のColumbia Tristarが配給することになった。 1.6百万ポンドで製作したのに、英国映画史上3番目の収益を上げた。 次に、製作したのは、”Snatch”(2000)で、より大きな予算だった。 おなじみの俳優、Brad Pitt、Dennis Farina、Benicio Del Toroや 「ロック...」のJason Statham、Vinnie Jones、Jason Flemyngも出演した。 これもヒットし、第1週に3百万ポンドも売り上げた。 2000年12月、マドンナと結婚、すぐに息子Roccoが生まれた。 次の作品は、”The Hire: Star”(2001)で、BMWのクルマが出ている。 "Swept Away" (2002)にも、マドンナが出演したが、 これは、受けがよくなかった。 次作”Revolver” は、2005年上映予定。


ミュンヘン

オトーサン、 「すごい前宣伝だ」 やはり、スピルバーグの名前だと、 配給会社も張り切るのでしょう。 平和ボケの日本では、ヒットしないのでは。 でも、トリノ・オリンピックでテロがあれば、 一変するかもしれません。 原題:Munich (2005) 監督:Steven Spielberg 原作:George Jonas 脚本:Tony Kushner / Eric Roth Genre: Crime / Drama / History / Thriller Rated R for strong graphic violence,      some sexual content, nudity and language. 上映時間:164分 あらすじ: 1972年、ミュンヘン・オリンピック 11人のイスラエルの選手が捕虜になり、殺害された。 犯人は、黒い9月と名乗るパレスティナのテロリストたち。 イスラエル政府は、報復として、モサドに所属する エージェントのなかから、アヴナー以下4人を選び、 攻撃に参加した連中を追跡し、処刑するよう命じる。 出演者: Eric Bana .... Avner(アヴナー) Mathieu Kassovitz .... Robert(ロバート) Mathieu Amalric .... Louis(ルイ) オトーサン、 「ちょっと役不足かも」 エリック・バナ、長身の美男子ですが、演技はいまいち。 ERIC BANA  エリック・バナ 誕生日 1968/8/9 出身 オーストラリア・メルボルン コメディアンとしてキャリアをスタート。 97年「THE CASTLE」で映画デビュー。 2000年「チョッパー・リード/史上最凶の殺人鬼」で オーストラリア批評家協会賞、ストックホルム映画祭主演男優賞を受賞した。 活躍度 △↑ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 2000年「チョッパー・リード/史上最凶の殺人鬼」◇ 2001年「ブラックホーク・ダウン」◆ 2003年「ハルク」◇「トロイ」◆「ファインディング・ニモ」(声) 2005年「ミュンヘン」◇ MATHIEU KASSOVITZ  マチュー・カソヴィッツ 誕生日 1967/8/3 出身 仏パリ 父は映画監督ペテ・カソヴィッツ。 95年「憎しみ」でカンヌ映画祭最優秀監督賞受賞。 94年「天使が隣で眠る夜」でセザール賞最優秀新人賞受賞。 活躍度 △→ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1981年「イザベル・アジャーニ 抱きしめたい」 1991年「タッチ&ダイ プルトニウム239追跡指令!」 1993年「カフェ・オ・レ」 1994年「天使が隣で眠る夜」 1995年「憎しみ」「私の男」 1996年「つつましき詐欺師」 1997年「フィフス・エレメント」 1999年「ジャンヌ・ダルク」「聖なる嘘つき その名はジェイコブ」 2001年「アメリ」 2002年「バースデイ・ガール」「ミッション・クレオパトラ」 2005年「ミュンヘン」 その他の出演者: Daniel Craig .... Steve Ciaran Hinds .... Carl Hanns Zischler .... Hans Ayelet Zorer .... Daphna Geoffrey Rush .... Ephraim Gila Almagor .... Avner's Mother Michael Lonsdale .... Papa Moritz Bleibtreu .... Andreas Valeria Bruni Tedeschi .... Sylvie Meret Becker .... Yvonne Marie-Josee Croze .... Jeanette Yvan Attal .... Tony - Andreas' Friend User Rating: 7.8/10 (10,101 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 ・アカデミー賞ノミネート(2/6現在)  作品賞  監督賞:スティーブン・スピルバーグ  脚色賞  作曲賞  編集賞 User Comments: LimeyGeezerさん London, England 2006年1月28日 なぜスピルバーグは、依然として最高なのか。 スピルバーグの最近の映画は、感心しない。 ”WotW”も”Catch Me If You Can”にも、著しく失望した。 だが、この映画は、文句なしにすばらしい。 彼は実に偉大な監督で、手際よく映画をまとめている。 この映画の場合、犠牲者だけでなく、 殺戮者もまた恐怖と苦痛を抱いていることを描いている。 同時に、どちらかの側に同情するのを拒否している。 凶暴なシーンがある。 ショッキングで、リアルで、胸くそ悪い。 スピルバーグは言う。 正しく映画を作ろうとすると、両者から嫌われる。 その通りだ。 見たひとは、自分がどちらに組みするかについて、 自分の意見や良心に直面する。 エリック・バナは、すばらしかった。 最初は喜んで国に仕えるものの、暗殺を重ねるにつれて、 懐疑心が芽生え、狂気が増していき、 次第に苦悩に満ちた存在となっていくのだ。 この映画を、ワンサイドに立った”Black Hawk Down”と比べてみれば、 スピルバーグが、当代きってのすばらしい監督か分かるだろう。 この映画をみた日に、このコメントを書いているが、 まだ、映画の余韻に浸っている。 適切に作られれば、 いかに映画がパワフルになりうるかのお手本である。 オトーサン、 「すごい映画にはちがいないが....」 ”ホテル・ルワンダ”や”イノセント・ボイス 12歳の戦場”を見た後では、 スピルバーグの限界、ハリウッドの限界を感じます。 世界は、映像作家の想像を超えて悪化しており、 すさまじいドラマが日々生まれているのに、 かれらには、もはやそれを直視し、描く力が失われているのです。


単騎、千里を走る。

オトーサン、 「高倉健さんか、どうしょようかなぁ」 でも、見るのを後押ししたのは、 あの名監督チャン・イーモウとのコラボレーションなる文章。 「こりゃ、必見だ!」 原題:Qian li zou dan qi (2005) 単騎、千里を走る。     Riding Alone for Thousands of Miles 監督:チャン・イーモウ(Yimou Zhang) 日本編監督: 降旗康男 脚本:Yimou Zhang /Jingzhi Zou Genre: Drama Country: Hong Kong / China / Japan Language: Mandarin / Japanese 上映時間;107分 あらすじ: オトーサン、 「IMDb、素っ気なさ過ぎないか?」 A Japanese father and his ailing son travel to China's Yunnan Province to learn opera. Goo映画のあらすじを転載させていただきましょう。 長年の確執を抱えたまま病に倒れてしまった息子が 交わした約束を代わりに果たすため、 高田は中国大陸奥地への旅を決意する。 民俗学を研究する息子の健一は、 舞踏家・李加民の仮面劇「単騎、千里を走る。」を撮影するために 中国・雲南省を再訪する約束をしていたのだった。 単身訪れた言葉の通じない異郷の地で途方に暮れる高田だったが、 息子のためにという一途な思いが、 通訳の青年チュー・リンをはじめ現地の人々を次第に動かして行く。 出演者: 高倉健 .... 高田剛一(漁師) Jiang Wen.... チュー・リン(通訳の青年) ヤン・ジェンボー.... ヤンヤン(子ども) オトーサン、 「高倉健、その寡黙さが偉大だなぁ」 ”男は黙ってサッポロビール”を思いだしました。 健さん、これだけ上手く撮ってもらえるなら、役者冥利に尽きるでしょう。 その他の出演者: 寺島しのぶ .... 理恵(高田の義理の娘) 中井貴一 .... 健一(高田の息子) リー・ジャーミン...Himself(舞踏家・李加民:ヤンヤンの父親) ジャン・ウェン....Himself(村長) ヤン・ジェンボー....Herself(通訳の女性) User Rating: 7.5/10 (183 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 日中友好協会あたりが推薦しなくては。 小泉さん、靖国参拝をやめると表明した後、 高倉健さんを外務大臣にしてください。 これで、一挙に、日本と中国は仲直りできます。 User Comments: sushihaiさん China 2006年1月4日 チャン・イーモウが、いい形で戻ってきた! 昨夜見た。 陳凱歌(チェン・カイコー:KAIGE CHEN)監督の 「PROMISE」(2005)(注:近日公開)よりもいい。 いい形で、チャン・イーモウが戻ってきた。 だが、「あの子を探して」ほど泣かせてくれない。 実話に基づいている、 年取った男が、息子との和解をもとめて旅に出るというもの。 雲南省の景色が美しい。 脚本は、高倉健のために書かれた。 家族愛がテーマであり、 同時に、日中のひとびとのコミュニケーションがテーマエである。 「LOVERS」や「HERO」よりも、いいメッセージがあると思う。 英語版は中国版の直訳になっているが、 よく知られた中国の古典からきている。 三国志(Romance of the Three Kingdoms)は、 友人を助けるために、自分を無にして、 長い旅をする将軍(注;関羽)を描いたものだ。 楽しんでほしい! オトーサン、 「いい話だなぁ」 公式サイトに、次のようなエピソードが出ていました。 ある一本の日本映画が、文化大革命後の1978年に、 中国で歴史的役割を果たすことになった。 長らく、外国映画が上映されることのなかった中国において、 外国映画の開放政策がはじまり、 その記念すべき第一作となったのが、 1976年に日本で封切られた高倉健主演映画『君よ憤怒の河を渉れ』(監督・佐藤純弥)だった。 この作品は、当時ほぼ中国全土で公開され、高倉健の名は一躍知れ渡り、 今日に至るまで中国では最も親しまれている日本人の一人である。 そして、この映画を西安で熱い思いを胸に観ていた青年がいた。 彼の名は、張芸謀(チャン・イーモウ)。 そして今から15年前、北京で出会うことになるのだが、 以来今日に至るまで、二人の友情は静かに、熱く育まれることになった。 「いつか、高倉さんの映画を撮りたい」というチャン・イーモウの願いを、 高倉が受け止め、その願いは、いつしか二人の夢となったのである。 ○張藝謀  Zhang Yimou  誕生日:1951/11/14 出身地:中国・西安 高等中学を卒業後、農村や紡績工場などで働く。 78年に北京電影学院撮影科に入学、 卒業後に広西映画製作所に配属され、 カメラマンとして非凡な才能を発揮した。 チェン・カイコー監督の「大閲兵」などで巧みなカメラワークを披露し、 87年の「古井戸」では撮影と共に主演も兼ねた。 87年の「紅いコーリャン」で監督デビューし、 ベルリン映画祭でグランプリを受賞した。 近年は「HERO」「LOVERS」と娯楽超大作を立て続けに手掛け、 エンターテインメントの分野でも力を発揮できる懐の深さを証明した。 他の代表作に「菊豆」、「紅夢」、「上海ルージュ」、 「初恋のきた道」、「あの子を探して」などがある。 監督作: 1987年「紅いコーリャン」 1988年「ハイジャック/台湾海峡緊急指令」 1990年「菊豆」 1991年「紅夢」 1992年「秋菊の物語」 1994年「活きる」 1995年「上海ルージュ」 1997年「キープ・クール」 1999年「あの子を探して」「初恋のきた道」 2002年「至福のとき」「HERO」 2004年「LOVERS」 2005年「単騎、千里を走る」 オトーサン、 「よくできた脚本だ。類い稀なる脚本だ」 その間の事情がよく分かるインタビューをみつけました。 ○張芸謀が語る、高倉健と「単騎、千里を走る。」 Q:この映画のアイディアが最初に浮かんだのは5年前のことと聞きましたが、   「HERO」「LOVERS)」の公開よりもずっと前の話ですね? A:そうなんです。 2000年に高倉健さんと一緒に映画の構想を練り始めました。   その後、なかなか気に入る脚本ができなかったので、   脚本家は10数人も交代しました。 そうこうしているうちに、「HERO」と「LOVERS」の方が   先に公開されてしまったわけです。 Q:「単騎、千里を走る。」というタイトルは、   「三国演義」の中のエピソードが由来になっていますが、   なぜこのタイトルに決まったのですか? A:構想の初期の段階ではこうなるとはまったく考えていませんでした。   最終的に採用された脚本に、雲南省の地方劇を演じるというシーンが出てきたのです。   三国演義の一節を演じるものでした。   それで、その劇のタイトルを映画に冠することにしました。 Q:1人の日本人の初老の男が、長年仲たがいしている息子のために   初めて中国に渡り、息子の夢を叶えようと、   現地の人々の助けを借りながら雲南の奥地まで旅をするという   この映画の内容にぴったりでした。   文字自体も中国人にも日本人にも親しみやすいと思ったので。 A:映画では高倉さんに、 中国人の中でどうやって気持ちを伝えたらいいのかも分からないし、   黙るしかない、という孤独を感じてもらうために、   高倉さん以外の役はすべて、プロでない人を起用したんです。   高倉さんは中国の俳優と出会ったのではなく、   この映画の中で、一般の人と出会った。   高倉さんに、中国の真実の生活の中に入り込んでもらいました。 Q:「独りでなにかに挑む」という設定は、   監督のこれまでの作品「秋菊の物語」「あの子を探して」に共通するものですね。   今回の作品の設定も、基本は監督のアイディアによるものですか? A:脚本家にはまず、「1人の日本人が中国に来る物語だ。   日本人は高倉健さんが演じる」とそれだけ伝えて、   自由に書いてもらおうとしました。   ところが、それではなかなか脚本が進まなかったので、   脚本家たちに映画の設定に関する私のアイディアを断片的に話しました。   高倉さんが演じた高田剛一はとても内向的な性格で、   中国の人々に自分の気持ちを伝えるのに、直接ではなく、   旗に書かれたメッセージをビデオに撮ってその画像を見せた。   この辺のアイディアは、私が見かけたことのある日本人旅行者が   みんなビデオを持って歩いていたところから生まれました。   そうやって、だんだんと脚本が出来上がってきたのです。


ラスト・ボーイスカウト

オトーサン、 「ブルース・ウィリスが、ボーイスカウト出身?」 ほんとに、そうなんです。 ボーイスカウト出身の有名人には、 リチャード・ギアやハリソン・フォード。 それに、スピルバーグだってそうなのです。 彼の処女作は、ボーイスカウトの活動で撮った8mm映画だったとか。 さて、この映画、ブルース・ウィルスは、誰を助けるのでしょうか? 原題:The Last Boy Scout (1991) 監督:Tony Scott 原作:Shane Black / Greg Hicks 脚本:Shane Black Genre: Action / Comedy / Crime / Drama / Thriller 上映時間:105分 あらすじ: 私立探偵のジョーが警護していた女が、殺された。 その女のボーイフレンドで、 元フットボール・プレイヤーのジミーが、 事件を調べ、解決しようとする。 2人が発見したのは、腐敗政治家と フットボールチームのオーナーの深い癒着だった。 出演者: Bruce Willis .... Joseph Cornelius 'Joe' Hallenbeck (ジョー) Damon Wayans .... James Alexander 'Jimmy/Jim' Dix (ジミー) Danielle Harris .... Darian Hallenbeck (ダリアン) オトーサン、 「あまり、汗臭くないなぁ」 普段は、自分を恥じている物静かなダメ男。 でも、彼がほんとうに怒ると、大変なことになるのです。 相棒ジミーも、小生意気な娘ダミアンも、好演していました。 BRUCE WILLIS ブルース・ウィリス 誕生日 1955/3/19 出身 西ドイツ 母はドイツ人。軍人の父が駐留中のドイツで生まれる。 2年後に帰米し、ニュージャージー州で育つ。 モントクレア州立大学を中退し、ニューヨークでバーテンをしながら、 音楽と演劇活動をする。 テレビでは85年からの「こちらブルームーン探偵社」が有名。 映画では87年「ブラインド・デート」が初の主役。 88年「ダイ・ハード」のジョン・マクレーン刑事役がヒットし、大スターに。 87年、デミ・ムーアと結婚し、3児の父となるも、2000年離婚。 活躍度 ◎↑ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆☆★ コメディ ☆☆☆☆☆★ 出演作 1980年「第一の大罪」 1981年「プリンス・オブ・シティ」 1982年「評決」 1987年「ブラインド・デート」 1988年「キャデラック・カウボーイ」「ダイ・ハード」◇ 1989年「ブルース・ウィリス/イン・カントリー」◇      「ベイビー・トーク」(声)◇ 1990年「ダイ・ハード2」◇      「ベイピートーク2/リトルダイナマイツ」(声)◇       「虚栄のかがり火」◇ 1991年「愛を殺さないで」◆「ハドソン・ホーク」◇       「ビリー・バスゲイト」◆「ラスト・ボーイスカウト」◇ 1992年「永遠に美しく」◇「ザ・プレイヤー」 1993年「スリー・リバーズ」◇ 1994年「ノース/小さな旅人」◇「ノーバディーズ・フール」◆       「薔薇の素顔」◇「パルプ・フィクション」◇ 1995年「ダイ・ハード3」◇ 「12モンキーズ」◇       「フォー・ルームス」◆ 1996年「ラストマン・スタンディング」◇ 1997年「ジャッカル」◇「フィフス・エレメント」◇ 1998年「マーキュリー・ライジング」◇「アルマゲドン」◇ 1999年「シックス・センス」◇「マーシャル・ロー」◆       「ストーリー・オブ・ラブ」◇       「ブレックファースト・オブ・チャンピオン」 2000年「キッド」◇「アンブレイカブル」◇「隣のヒットマン」◇ 2001年「バンディッツ」◇「ジャスティス」◇ 2003年「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」▲       「ティアーズ・オブ・ザ・サン」◇ 2004年「隣のヒットマンズ 全弾発射」◇「オーシャンズ12」▲ 2005年「ホステージ」◇「シン・シティ」◇ その他の出演者: Chelsea Field .... Sarah Hallenbeck Noble Willingham .... Sheldon 'Shelly' Marcone Taylor Negron .... Milo Halle Berry .... Cory Bruce McGill .... Mike Matthews Badja Djola .... Alley Thug Kim Coates .... Chet Chelcie Ross .... Senator Calvin Baynard Joe Santos .... Lieutenant Benjamin Bessalo Clarence Felder .... McCoskey Tony Longo .... Big Ray Walston Frank Collison .... Pablo User Rating: 6.4/10 (11,933 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: jmorrison-2さん Farmington Hills, MI 2005年5月11日 ウソ臭いが、実に面白い。 この手の映画は、 極限までかっこをつけたがる。 だが、ブルース・ウィルスが、落ち目で、イージーだが、 骨の髄までタフな男を演じて、映画を救っている。 少なくとも、この映画、何でもありの世界だ。 アメリカの一般大衆は、プロフットボールに飽きてきた? そう、その通りだ。 Damon Wayansは、盛りを過ぎたプロのクォータバッグには見えない。 元選手だったら、もっと肥って、惨めに見えるはずだ。 著名な政治家は、セクシャル・サイコで、 悪事の手がかりがどこにもない?ふーん... ともかく、ウィルスの「そこに座れよ、どうだビールでも」 というようなご近所さんタイプが、いい。 このアクション映画を楽しめるものにしている。 彼は、時としてタフガイになるが、妻や娘には弱いのだ。 彼は、あらまほしき人物だ。 マンガみたいな筋書きだが、他の出演者たちも好演している。 賞を取れる作品ではないが、 数時間過ごす分には、上出来の映画だ。 オトーサン、 「ちょっと調べてみよう」 ボーイスカウト出身の著名人のリストは、以下のようです。 ・昭和天皇  (皇太子時代に英国ボーイスカウト連盟の功労賞を受賞) ・奥田瑛二/金田賢一/吉川晃司/清水アキラ/杉山清貴/辰巳琢朗 氷室京介/布施明/マイク真木/前田亘輝/野々村真(芸能人) ・野口聡一(宇宙飛行士) ・橋本大二郎/橋本龍太郎/与謝野馨/伊藤公介(政治家) 「あれ?伊藤公介って、聞いたことがあるな」 ヒューザーの小嶋社長を助けた元国土庁長官でしたっけ? ボーイスカウトのモットーは、「備えよ常に」 被害者は、地震に常に備えよということなのでしょう。


オリバー・ツイスト

オトーサン、 雨中、柏ステーション・シアターへ。 「おいおい、立ち見かよ」 立ち見は、有頂天ホテルのほうでした。 でも、レディスデイとあって、中年女性が多数見にきていました。 主人公の少年が可愛いので、この映画、評判になるかも。 原題:Oliver Twist (2005) 監督:Roman Polanski 原作:Charles Dickens 脚本:Ronald Harwood Genre: Drama / Family Rated PG-13 for disturbing images. Country: UK / Czech Republic / France / Italy Language: English 上映時間;130分 あらすじ: ディケンスの小説を映画化。 孤児が、ロンドン市街で、すりに出会う。 そして、師匠フェイギンのもと、 スリ稼業に精を出す少年たちの仲間入りする。 出演者: Barney Clark .... Oliver Twist (オリバー・ツイスト) Ben Kingsley .... Fagin (フェイギン) Leanne Rowe .... Nancy (ナンシー) オトーサン、 「この坊や、天使みたいだ」 流石、ポランスキー監督、よく探したものです。 この作品で、あちこちから声がかかるようになるでしょう。 「うまい組み合わせだ」 流石、ポランスキー監督、ベン・キングスレーを選ぶとは。 無垢な子どもと老練な俳優を組み合わせるとは、見事です。 BEN KINGSLEY ベン・キングズレー 誕生日 1943/12/31 出身 英ヨークシャー州 活躍度 ○↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1972年「爆走!」 1982年「ガンジー」アカデミー主演男優賞 1985年「ハーレム」「海に帰る日」 1987年「モーリス」 1988年「パスカリの島」      「迷探偵シャーロック・ホームズ/最後の冒険」 1989年「風の惑星/スリップ・ストリーム」      「フィフス・モンキー/4匹と1人の大冒険」 1991年「バグジー」 1992年「スニーカーズ」 1993年「デーヴ」「ボビー・フィッシャーを探して」       「シンドラーのリスト」 1995年「死と処女(おとめ)」「スピーシーズ/種の起源」 1996年「十二夜」 1997年「アサインメント」「フォトグラフィング・フェアリーズ」      「スウィニー・トッド」 2000年「英雄の条件」「2999年異性への旅」 2001年「A.I.」(声)「アンネ・フランク」「愛の勝利」 2003年「砂と霧の家」◇ 2004年「サスペクト・ゼロ」◇ 2005年「オリバー・ツイスト」「サウンド・オブ・サンダー」 その他の出演者: Mark Strong .... Toby Crackit Jamie Foreman .... Bill Sykes Harry Eden .... Artful Dodger Edward Hardwicke .... Mr. Brownlow Ian McNeice .... Mr. Limbkins Jeremy Swift .... Mr. Bumble Frances Cuka .... Mrs. Bedwin Michael Heath .... Mr. Sowerberry Gillian Hanna .... Mrs. Sowerberry Alun Armstrong .... Magistrate Fang Andy de la Tour .... Workhouse Master Peter Copley .... Dining Hall Master User Rating: 6.8/10 (1,853 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 User Comments: acerkcさん United States 2005年10月2日 古典のすばらしいヴァージョンだ 私は、このオリバーの新しいヴァージョンを楽しんだ。 音楽を楽しみながら、 この映画は、フェイギンとオリバーという すばらしい人物造形によって、感動的なものになっている。 登場人物の2重性に、景色に、そして信じられい見事な照明に感動した。 流石、ポランスキー監督だ。 同様に、このヴァージョンは、甘ったるいものではない。 きちんと、子ども、とくに孤児の苦痛と悲惨さを描いている。 第1作とは、筋書きが大きく変わっている。 原作を読んでいないので、確かなことは言えないが、 筋書きは、原作に近いのではないか。 ポランスキー監督は、正確好きだろうから。 でも、間違っているかもしれない。 この映画を大人に推薦したいが、 子どもたちが喜ぶかどうかは、わからない。 オリバーの絶望ぶりと僅かな希望を見ると、感動もし、困惑する。 ブラボー、ポランスキー。 まさに、彼ならではの映画だ。 無力な子どもであることの苦しみ 登場人物の美点と欠点の双方を描ききっている。 オトーサン、 「これは、映画づくりのお手本だ。 急に、原作を読んでみたくなったなぁ」 とりあえず、ディケンズの見事なストーリーを味わいましょう。 養育院で育った孤児オリバー・ツイストは、 教区吏のバンブルに連れられ、自分の生まれた救貧院へ戻される。 9歳に達した彼は、これからはここで他の子どもたちと一緒に寝起きし、 麻屑作りの労働に従事するのである。 救貧院の制度が新しく変わって以来、 食事はあまりにも粗末なものになっていた。 空腹を抱えた子どもたちは何ヶ月も耐えた末、 遂に、お粥のおかわりを要求する者をくじ引きで選ぼうと決める。 貧乏くじを引いたのはオリバーだった。 夕食の席でおずおずとおかわりを求めた彼は、 憤慨した救貧院の委員たちから追放処分を受けることになる。 10歳になったオリバーを引き取ったのは、葬儀屋のサワベリー。 彼は、美しく哀しげな表情をしたこの少年が葬儀のお供の役目に適任と考える。 だがこの抜擢はもうひとりの徒弟ノア・クレイポールの敵意を買う。 ある日、亡くなった母親のことをノアに侮辱されたオリバーは、 思わずかっとなり、人が変わったように殴りかかった。 恐妻家のサワベリーは、オリバーのことを快く思わない夫人に睨まれて、 やむなくオリバーに鞭をふるうのだった。 翌朝早く、オリバーはこっそりサワベリー家を出て行った。 行く当てはなかったが、道端の里程標に刻まれた “ロンドンまで70マイル”の文字が彼の心を決めさせた。 大都会ロンドンへ出れば運が開けるかもしれないと考えたのだ。 7日間歩き通した末、やっとロンドン郊外までたどり着いた時、 オリバーにはもう立ち上がる元気も残っていなかった。 そんな彼に声をかけてきたのが、 シルクハットをかぶり大人のような妙な身なりをした少年、アートフル・ドジャーだった。 彼はオリバーにかすめとったパンを食べさせると、 ただで泊まれるところがあると言って、 ロンドンの裏通りにある家へと連れて行った。 主のフェイギンは、おどけた仕草で歓迎の意を示すと、 賑やかな夕食の席にオリバーを招く。 こうして彼のロンドン生活が始まった。 ドジャーと仲間の少年たちは毎日のように どこからかハンカチや財布を手に入れてくる。 だが彼らの“仕事”の中身について、オリバーは何も知らされなかった。 フェイギンは、少年たちが彼のポケットのハンカチや時計を気づかれないように 抜き取る“ゲーム”でオリバーを大喜びさせる。 オリバーの“ゲーム”の腕が上達した頃、 ようやく彼はドジャー、チャーリー・ベイツと一緒に外出する許可を得る。 本屋で立ち読みをしている紳士に目を留めるドジャーとチャーリー。 次の瞬間、二人が紳士のポケットからハンカチを抜き取るのを見て、 オリバーは初めて彼らの“仕事”を理解した。 その時、本屋の店主が「泥棒だ!」と叫ぶ。 慌てて走り出したオリバーは、街中の人たちに追いかけられた末に捕えられ、 法廷に突き出されてしまう。 すっかり青ざめ、遂には気を失って倒れてしまうオリバー。 だが駆け込んできた本屋の店主が人違いだと証言し、彼の容疑は晴れる。 ハンカチをすられた紳士、ブラウンローは、親切な人柄で、 倒れたオリバーを自宅に連れ帰ると、 家政婦のべドウィン夫人に手厚く看病させるのだった。 その頃フェイギンと悪党仲間のビル・サイクスは、 警察に捕まったオリバーが密告するのではないかと恐れ、 ビルの情婦ナンシーに行方を探らせていた。 オリバーがすっかり健康を回復したある日、 ブラウンロー氏は彼に5ポンドを持たせ、使いを頼む。 だがオリバーはそのまま戻っては来なかった。 通りで待ち伏せしていたビルとナンシーに捕まり、 フェイギンのもとに連れ戻されてしまったのだ。 ビルは仲間のトビー・クラキットと一緒にブラウンロー邸に押し入る計画を立てる。 それにはオリバーの助けが必要だった。 銃で脅され、仕方なく協力するオリバー。 だがブラウンロー氏が侵入者の物音に気づいたため、計画は失敗。 混乱の中、オリバーは腕を撃たれてしまう。 逃げ帰る途中、ビルはオリバーを川に放り込もうとするが、 過って自分が川に落ちてしまう。 ビルがオリバーを殺すつもりだと知ったナンシーは、 深夜こっそりブラウンロー氏と落ち合って、オリバーの居場所を告げる。 だがその時ドジャーが立ち聞きしていたことに彼女は気づいていなかった。 彼女の様子に不審を抱いたフェイギンが尾行させていたのである。 ドジャーの報告を聞いて逆上したビルは、ナンシーを殺し、行方をくらませる。 身の危険を感じたフェイギンもまた、少年たちとともにトビーの住処に隠れることにする。 そこへ現れたビルは、警官隊に包囲されていると知ると、 オリバーを人質にとって決死の脱出を試みる... 出典:www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=5463


ホテル・ルワンダ

オトーサン、 「桜丘か、行けば分かるだろう」 渋谷は土地勘があるはずなのに迷いました。 客席たった102席の小さな映画館でした。 こぅいう映画を、ここでしかやっていないことに、 映画業界人の病いの深刻さを感じます。 東横インと同じで、身障者用客室を取り壊すようなもの。 「客が見込めんからな」 原題:Hotel Rwanda (2004) 監督:Terry George 脚本:Keir Pearson /Terry George Genre: Drama / History / Thriller / War Rated PG-13 on appeal for violence,     disturbing images and brief strong language. Country: USA / UK / Italy / South Africa Language: English / French 上映時間:121分 あらすじ: 10年前、 人類史上最悪の残虐行為が ルワンダで起きた。 世界的な高速通信網があり、 瞬時にニュースが流れる時代だというのに、 この出来事を世界が無視した。 わずか3ケ月の間に100万人が非道にも殺害されたのだ。 こうした言葉にならない行為を前に、 家族愛に燃えた普通の男が、 非常な勇気をもって、1000人を超える避難民の命を救った。 自分が運営するホテルをシェルターとして使ったのだ。 出演者: Don Cheadle .... Paul Rusesabagina(ポール) Sophie Okonedo .... Tatiana Rusesabagina(タチアナ) Nick Nolte .... Colonel Oliver(オリバー大佐) オトーサン、 「見直した!」 ドン・チードル、マイナーな役者と思っていましたが、 この映画での活躍は、大したもの。 アカデミー主演男優賞を取っても不思議でないほどでした。 DON CHEADLE  ドン・チードル 誕生日 1964/11/29 出身 米ミズーリ州カンザスシティ ネブラスカ州リンカーン、コロラド州デンバーを経て、 ロサンゼルスへ移る。 カルフォルニア・インスティテュート・オブ・ジ・アーツで芸術学士号を取得。 在学中、友人の薦めでオーディションを受け、合格し、 テレビシリーズ「フェーム/青春の旅立ち」に出演。 85年「MOVING VIOLATION」で映画デビュー。 テレビでは「ピケット・フェンス」の地方検事ジョン・リトルトンを2年演じた。 活躍度 ○↑ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1987年「ハンバーガー・ヒル」 1988年「カラーズ/天使の消えた街」 1995年「青いドレスの女」◆「デンバーに死す時」 1997年「ボルケーノ」◆「ROSEWOOD」◆「ブギー・ナイツ」◆ 1998年「アウト・オブ・サイト」◆「ブルワース」◆ 2000年「ミッション・トゥ・マーズ」◆「トラフィック」◆      「天使のくれた時間」◆「FAIL SAFE/未知への飛行」 2001年「ラッシュアワー2」「ソードフィッシュ」「オーシャンズ11」 2003年「16歳の合衆国」 2004年「オーシャンズ12」「リチャード・ニクソン 暗殺を企てた男」      「ダイヤモンド・イン・パラダイス」 その他の出演者: Xolani Mali .... Policeman Desmond Dube .... Dube Hakeem Kae-Kazim .... George Rutaganda Tony Kgoroge .... Gregoire Rosie Motene .... Receptionist Neil McCarthy .... Jean Jacques Mabutho 'Kid' Sithole .... Head Chef Fana Mokoena .... General Bizimungu Jeremiah Ndlovu .... Old Guard Lebo Mashile .... Odette Antonio David Lyons .... Thomas Mirama Leleti Khumalo .... Fedens User Rating: 8.5/10 (20,287 votes) top 250: #49 オトーサン、 「おお、世界の名画49位だ!」 ・アカデミー賞ノミネート:  主演男優賞:ドン・チードル  助演女優賞:ソフィー・オコネドー  オリジナル脚本賞 User Comments: cauzzajrさん San Diego, CA 2004年12月14日 必見! 今週、サンディエンゴで開催されたプレミアで見た。 すごい映画を見られて幸せだった。 砂まみれの強烈な事実を語る映画だ。 Terry George監督はじめ、ドン・チードル以下の出演者は賞賛されるべきだ。 1994年のルワンダ危機は、恐ろしい残虐行為だったが、 世界は知らなかった。 多くのひとは、政治やアフリカや世界中の紛争国について知らない。 片方の側に立って戦争の恐怖について描くのは、簡単だろう。 血とガッツを見せて、90分物をつくるのは、簡単だろう。 「世界よ、恥を知れ」 こう言って、ルワンダよりも、ほかの問題にかまけている 国際社会を非難するのは、簡単だ。 だが、この映画のスタッフは、共感が継続する映画をつくった。 政治、文化、家族、宗教、人種、そのほか多くの倫理を扱っている。 あらゆる観点から、全体的に物語り、HUMANITYとは何かを示している。 この映画は、万人にとって、必見である。 抑圧に異議を唱えるひとや、 国際的事件に関心をもっているひとは、必見である。 記録映画をみているように感じる。 実際に起きたことであり、実際の人間、実際の状況である。 この虐殺について、多くのひとが知っていたら、何かやれたはずだ。 受賞シーズンを前に、この映画を推薦したい。 少なくとも、監督賞、脚本賞、主演男優賞、助演女優賞、 そして、撮影賞を与えるべきだ。 「レイ」も、「アビエーター」も、「キンゼイ」もみていないが、 ドン・チーゲルは、当然受賞してしかるべきだ。 彼のすばらしい演技は、長い間、見過ごされてきた。 彼は、主人公のポールそのもので、新境地を開いた。 友人たちに、この映画をすすめてほしい。 くだらないTV映画を見ていないで、 10ドルをこの映画に払ってほしい。 オトーサン、 「ルワンダ、知らなんだ」 どうして、人類史上最大のジェノサイトを知らなかったのでしょう? 国連は、アナン事務局長は、何してたのでしょう? 安保理って、こういう時が出番じゃなかったの? 日本のルワンダ大使は、逃げちゃった? お腹の中では、 「黒人同士の殺し合いか、無視しちゃえ」 そう思ったのでしょうか? ○ルワンダ共和国   アフリカ中央部の国。コンゴ民主共和国、ウガンダ、   タンザニア、ブルンジと国境を接する。   首都 キガリ、人口 7,954,013人 第一次世界大戦終結までドイツ植民地、以後ベルギー支配となり、 1962年に独立する。 ドイツやベルギーが少数派ツチ族を重用したが、 1973年にクーデターを起こし、多数派のフツ族が政権を握る。   1990年にツチ族はルワンダ愛国戦線を組織して内戦が起こった。   1993年に和平合意に至るが、大統領が暗殺されたため再燃。   国際連合が介入して停戦するも、政府軍と暴徒化したフツ族によって   100万人のツチ族と穏健派フツ族が殺害され、   大量の難民が周辺国に流れ込こんだ。   出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


世界の中心で、愛を叫ぶ

オトーサン、 「誰がこんなものみるか」 発行部数200万部突破、 片山恭一のベストセラー小説を映画化したもの。 「どうせ、お涙頂戴だろう」 原題:世界の中心で愛を叫ぶ (2004)     Crying Out Love, in the Center of the World 監督:行定勲 原作:片山恭一 脚本:坂元裕二 /伊藤ちひろ/行定勲 Genre: Drama / Romance Country: Japan Language: Japanese / English 上映時間:138分 あらすじ: 舞台は、1980年代の九州。 2人の高校生が恋に落ちる。 自分の秘密や考えをテープでやりとりする。 その後、10年経って、 いまや人生の機微を知る年頃になった少年は、 大分前に死んだ恋人の最後の録音テープを発見する。 彼女の言葉が引き金になって、昔を思い出す。 楽しい出会いから悲劇的な終わりまでを... 出演者: 大沢たかお .... 松本朔太郎 森山未來 .... サク・高校時代の朔太郎 長澤まさみ .... 広瀬亜紀 オトーサン、 「長澤まさみ、まぶしいなぁ」 監督の狙いでしょうが、露出過多の衣装が、 若さの貴重さや命の輝きを感じさせました。 その他の出演者: 柴咲コウ .... 藤村律子 山崎努 .... 重蔵 宮藤官九郎 .... 大木龍之介 津田寛治 .... ジョニー 高橋一生 .... 高校時代の龍之介 菅野莉央 .... 少女時代の律子 杉本哲太 .... 亜紀の父 古畑勝隆 .... 高校時代のジョニー 内野謙太 .... 高校時代の同級生 宮崎将 .... 高校時代の同級生 マギー .... カメラ屋の店員 大森南朋 .... 空港の係員 松田一沙 .... 中川悠子 西原亜季 .... 高校時代の同級生 近藤芳正 .... 蜷川先生 市川しんぺー .... 写真館の客 ダンディ坂野 .... 英語教師 天海祐希 .... 朔太郎の上司 木内みどり .... 朔太郎の母 森田芳光 .... 映画監督 田中美里 .... 少女・律子の母 User Rating: 7.0/10 (266 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 ・日本アカデミー賞受賞:   助演女優賞:長澤まさみ   撮影賞 照明賞 ・同ノミネート  作品賞  助演男優賞:森山未來   新人俳優賞:森山未來 監督賞:行定勲  音楽賞 美術賞  録音賞  編集賞 User Comments: oglaneefさん South Korea 2005年1月18日 おすすめ、見る価値あり... ビデオを持っていたが、見るのを何度もためらった。 というのも、退屈で自己中心的なロマンス映画と思ったからだ。 だが、予想はくつがえされ、夢中になってしまった。 2人の若い俳優がすばらしい。 とくに、サクを演じた俳優に夢中になってしまった。 筋書きは、やや類型的で、ときに空しいが、 2人の間柄は信じられ、演技が欠点を充分カバーしている。 結末は、いくらか呆気なかったし、別の終わり方もあるように思ったが、 この映画、見る価値はあると思う。 何度か涙があふれてきた。 時にセンチメンタル過ぎ、メロドラマっぽかったが、 妙な仕掛けがないので、信じられたし、とくに演技がよかった。 私は...7点。 オトーサン、 「行定勲さん、あまり知らんなぁ」 ○行定 勲(ゆきさだ いさお)   1968/8/3 - 熊本県出身。熊本県立第二高等学校美術科卒。 東放学園専門学校在学中より制作会社へ入社。 岩井俊二監督のTVドラマ「GHOST SOUP」などの助監督、   林海象監督や岩井俊二監督の助監督をへて、   初監督作品「OPEN HOUSE」(1997)で注目される。   「ひまわり」(2000)の後、「GO」(2001)で、ブレイクした。   この作品で、日本アカデミー賞作品賞、最優秀主演男優賞、   最優秀助演男優賞、最優秀助演女優賞を獲得した。   「世界の中心で、愛をさけぶ」、「北の零年」(2004)、 「春の雪」(2005)と相次いでヒットを出している。   黒澤明、溝口健二、相米慎二の影響を受け、   撮影では、なかなかOKを出さないことで有名。   出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


チャイルド・プレイ チャッキーの種

オトーサン、 「チャッキーが戻ってきた!」 第1作しかみていませんが、いつの間にか、 第5作になっていたとは。 可愛い人形が殺人鬼というアイディアがユニークです。 原題:Seed of Chucky (2004)     Child's Play 5 監督・脚本:Don Mancini Genre: Comedy / Crime / Horror Rated R for strong horror violence/gore, sexual content and language. 上映時間:87分 あらすじ: キラー人形が戻ってきた! 腹話術師にこき使われていた人形グレンが、 ある日、チャッキー&ティファニーをモデルにした キラー人形の都市伝説が映画化されるニュースを見る。 自分は、孤児ではなく、両親がいる! 大喜びのグレンは、ハリウッドへ飛び、呪術を使って両親を黄泉がえらせる。 両親は、彼を男の子(グレン)か、女の子(グレンダ)か、 キラー人形の道を歩ませるのか、そうあってはならないのか、 対立を深めていくのだが... 出演者: Brad Dourif .... Chucky (声) (チャッキー) Jennifer Tilly .... Jennifer Tilly/Tiffany(ティファニー) Billy Boyd .... Glen/Glenda (声) (グレン・グレンダ) オトーサン、 「名女優、なんで、こんな映画に出るんだ?」 人形のティファニーと自分自身の1人2役と大いそがし。 でも、映画のなかで、しょっちゅうぼやいています。 ジュリア・ロバーツばかりが、なんでもてはやされるの? 監督と寝てまでしてジュリアの役を奪ってみせるわ。 もちろん、ユーモアでしょうが、ちょっとスゴミを感じました。 JENNIFER TILLY  ジェニファー・ティリー 誕生日 1962/9/10 出身 米カリフォルニア州 姉はメグ・ティリー。 10歳でショウ・ビジネスの世界に入り、テレビ出演を続け、 84年「恋人ゲーム」で映画デビュー。 94年「ブロードウェイと銃弾」で アカデミー助演女優賞にノミネートされた。 97年「ライアーライアー」で ブロックバスターエンターテインメント賞最優秀女優賞、 「チャイルド・プレイ/チャッキーの花嫁」で サターン・アワード最優秀主演女優賞受賞。 活躍度 △↑ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1984年「恋人ゲーム」 1985年「ドライブ・アカデミー/全員免停」 1986年「INSIDE OUT」 1987年「リモート・コントロール」「彼が彼女にきがえたら」 1988年「ブランケット城への招待」「ハリウッド行進曲」「ジョニー・ビー・グッド」 1989年「静けさは危険な香り」「のるかそるか」「恋のゆくえ」 1991年「ドアーズ」 1992年「SHADOW OF THE WOLF」「SCORCHERS」 1993年「HEADS」「メイド・イン・アメリカ」「ゲッタウェイ」 1994年「噛む女」◆「ブロードウェイと銃弾」◆「裏切」 1995年「レディ・ヴァンパイア/淫夢伝説」 1996年「バウンド」◇「パーフェクト・ファミリー」◆ 1997年「ライアーライアー」◆ 1998年「チャイルド・プレイ/チャッキーの花嫁」◇      「ミュージック・フロム・アナザー・ルーム」◆       「ハリウッド・ミューズ」 1999年「スチュアート・リトル」(声)「小さな目撃者」◇       「ぼくが天使になった日」 2000年「コード」◇「マイアミ・ガイズ−俺たちはギャングだ−」       「ブルー・イグアナの夜」 2001年「モンスターズ・インク」(声)「ブロンドと柩の謎」 2003年「ホーンテッド・マンション」 2004年「チャイルド・プレイ チャッキーの種」 その他の出演者: Redman .... Himself Hannah Spearritt .... Joan John Waters .... Pete Peters Keith-Lee Castle .... Psychs Steve Lawton .... Stan Tony Gardner .... Himself Jason Flemyng .... Santa Nicholas Rowe .... Lawyer Stephanie Chambers .... Claudia's Mum Simon James Morgan .... Claudia's Dad Bethany Simons-Danville .... Claudia Rebecca Santos .... Fulvia User Rating: 5.3/10 (3,096 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: Morfeus Ivanovichさん Riga, Latvia 2005年10月20日 ジェニファー・ティリーの勝利 どう言ったらいいのか。 この映画、ジェニファー・ティリーが最高の演技だ。 信じられないほどの勇気とユーモアのセンスを示している。 自分をジョークの種にしているのだ。 コメディは、得意分野なので、上品なだけでなく、 いつもの感じでやっている。 他の出演者も好演している。 とくに、Redmanは、自分を演じるチャンスを生かした。 筋書きは、ホラー映画のパロディにしては、十分なもの。 だから、誰も、血や死を怖がらずにすむ。 ときどき、ユーモアがある。 ほとんどは、ジェニファー・ティリーによるものだ。 そこで、要約すると、いい風刺、上品なコメディ、 そして、ジェニファー・ティリーの演技が渾然一体になっている。 オトーサン、 「初監督か、いい気分だろうなぁ」 嬉し涙のひとつやふたつは、流したかもね。 何でも、この第5作目の脚本は、 1999年には出来上っていたものの、 ユニバーサルがウンと言わなかったようです。 そこで、止むをえず、ドン・マンシーニは あちこちに当たって、ROGUE Picturesの支援を獲得、 2004年のハロウィンに公開ということで、 ようやく製作にこぎつけたとか。 DON MANCINI ドン・マンシーニ 誕生日: 出身:ボストン ヴァージニア州リッチモンドで育った。 父は、広告会社の重役だったので 幼い頃から子供対象の広告・マーケティングに興味をもった。 TVシリーズ"Search for Tomorrow"のスタッフとして働くため コロムビア大学を中退し、その後、UCLAの映画科に転入。 大ブームになったキャベツ人形からヒントを得て、 在学中に「チャイルド・プレイ」の初稿を書き上げた。 監督作 1988年「チャイルド・プレイ」 1999年「チャイルド・プレイ 2」 1991年「チャイルド・プレイ 3」 1998年「チャイルド・プレイ チャツキーの花嫁」 2004年「チャイルド・プレイ チャッキーの種」 オトーサン、 この映画と映倫の関係について ドン・マンシニのインタビューを発見しました。 翻訳しておきましょう。 Q: アメリカ映画協会(MPAA)とトラブルがあったか? A:毎度のことだよ。   宣伝のCFをつくるときなどは、いつもトラブルだ。   いいCFができたと喜んでいたら、文句をつけてきた。   そう、その変え方が気狂いじみてるよ。   こういう表現があったんだ。    「花嫁をもらったとき、    そう、今度は、人間の赤ん坊を産まなきゃならないから、    いい女を捜さなきゃ」   だけど、MPAAは、   “in order to createa human baby”という言い方が気に入らず、   “in order to become the parents of a human baby”   そう言い換えろというんだ。   気狂いじみてるよ。   コマーシャルで、チャッキーの痣をつくったんだけど、   ネットで、それについて、いろいろ言われたもんだ。   「チャッキーらしくないじゃん、どうしたの?」   映画でなく、宣伝だぜ。    MPAAは、痣を全部取り除けというんだ。   思うに、連中は、ただ、うろたえただけなのじゃないかな。


モディリアーニ 真実の愛

オトーサン、 「おっ、モジリアニか、借りるべし」 つい先日、バーンズ・コレクションで、 モジリアニの絵画を見たばかりなので... 当時のパリの雰囲気を知りたかったのです。 原題:Modigliani (2004) 監督・脚本:Mick Davis Genre: Drama Rated R for some language and drug use. Country: USA / France / Germany / Italy / Romania / UK Language: English 上映時間:128分 あらすじ: 舞台は、1919のパリ。 晩年のモジリアニに焦点をあてた伝記映画である。 彼は、パブロ・ピカソのライバルだった。 ユダヤ人の彼は、若く美しいカソリックの少女ジャンヌと恋に落ちる。 2人は、同棲して、子どもをもうける。 ジャンヌの偏屈な両親は、赤子を遠くの修道院で乳母に育てさせる。 モジリアーニは、狂気のようになり、子どもを救い、手許で育てるために、 お金を必要としていた。 答えがやってきた。 パリで絵画のコンペが開かれ、勝者には賞金と将来が約束される。 モジリアニも、親友たちも、ライバルのピカソも、 そんなものに参加するのは、自分をおとしめることだと放言してきた。 だが、子どもの将来のためもあって、 酔っぱらって、麻薬漬けのモジリアニは、参加のサインをする。 ピカソもそれに続く。 パリ中は、誰が勝つかで、大騒ぎになる。 ジャンヌとの関係を壊さないためにも、 モジリアニは、制作に打ち込み、傑作をものにしようとする。 だが、ほかのアーチストたちも、意気込みは同じだった。 出演者: Andy Garcia .... Amedeo Modigliani (モジリアニ) Elsa Zylberstein .... Jeanne Hebuterne(ジャンヌ) Omid Djalili .... Pablo Picasso(ピカソ) オトーサン、 「熱演だけど、イメージとちがうなぁ」 モジリアニ役のアンディ・ガルシア、元気すぎます。 ジャンヌは、イメージ通りの楚々とした美人。 ピカソは、ちょっと俗物すぎませんか? ANDY GARCIA  アンディ・ガルシア 誕生日 1956/4/12 出身 キューバ・ハバナ 5歳の時、フィデル・カストロがキューバで政権を執り、 両親が国外追放され、アメリカのフロリダ州マイアミ・ビーチへ移住。 そこでフロリダ国際大学に入学し、演劇を専攻。 マイアミ地区の地元劇団公演を踏み、 70年代後半に映画俳優を目指すため、ロサンゼルスへ移る。 83年、ドミニカ共和国の映画「Guaguasi」で映画デビュー。 87年「アンタッチャブル」で注目される。 「ゴッドファーザーPARTV」のヴィセント・マンシーニ役で アカデミー賞にノミネートされる。 82年に結婚。妻マリビと4人の子供がいる。 活躍度 ○↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ   ☆☆☆★★★ 出演作 1979年「地上より永遠に」(TM) 1983年「ナイト・イン・ヘブン」 1984年「ロンリー・ガイ」「殺しの季節」       「アメリカン・ルーレット/非情の銃口」 1986年「800万の死に様」 1987年「アンタッチャブル」◆ 1988年「アメリカン・ルーレット」「堕ちこぼれの天使たち」 1989年「ブラック・レイン」 1990年「背徳の囁き」「テロリストを撃て」      「ゴッドファーザーPARTV」 1991年「愛と死の間で」 1992年「靴をなくした天使」「ジェニファー8」 1994年「男が女を愛する時」 1995年「デンバーに死す時」 1996年「悪魔たち天使たち」 1997年「N.Y.検事局」「絶体×絶命」◇      「奴らに深き眠りを」「デス・イン・グラナダ」       「ザ・ロスト・シティ」「ロルカ、暗殺の丘」 1998年「ピース・ア・ケイク」「スカルパー」 1999年「揺れる評決」◇「ラストチャンスをあなたに」 2000年「消滅水域」「さらば愛しのキューバ」(TM) 2001年「オーシャンズ11」「沈黙の行方」「エゴイスト」 2002年「コンフィデンス」 2004年「ツイステッド」「オーシャンズ12」「モディリアーニ 真実の愛」 その他の出演者: Hippolyte Girardot .... Maurice Utrillo Eva Herzigova .... Olga, Picasso's Wife Udo Kier .... Max Jacob Susie Amy .... Beatrice Hastings Peter Capaldi .... Jean Cocteau Louis Hilyer .... Zborowski Stevan Rimkus .... Soutine Dan Astileanu .... Diego Rivera George Ivascu .... Moise Kisling Julien Kramer .... Andy Garcia (voice) Michelle Newell .... Eudoxie Hebuterne Frederico Ambrosino .... Little Dedo User Rating: 6.7/10 (525 votes) オトーサン、 「ま、こんなもにかも」 User Comments: tmfef さん Hong Kong 2004年11月11日 すばらしい映画 この映画をパリで見られたのは、ラッキーだった。 パリの映画館で最初に封切りされたのだ。 アンディ・ガルシアのすばらしい演技に圧倒された。 Elsa Zylbersteinや、他の出演者もすばらしかった。 アンディ・ガルシアは、多彩で、才能豊かな俳優だ。 イタリアの画家モジリアニの晩年の人生については、みんなが知っている。 だが、この映画には、新しいアプローチとアイディアがあり、 ただの伝記映画に終わっていない。 当時のパリの時代精神を目のあたりにすることができる。 この映画に登場するひとびとは、みんなすごい情熱家だった。 それが、この映画のテーマである。 ほんとうにエンジョイできた。 この映画が、幅広く上映されることを期待する。 多くのひとに見てほしい。 今日の映画界は、下らぬ大作ばかり。 「モジリアニ」を見る、真の宝石を見るというのは、 とても素敵なことだ。 オトーサン、 「うーん、この絵、いいなぁ」 モジリアニが最後に描いた妊娠したジャンヌを描いたもの。 この後、ジャンヌは、お腹の子を宿したまま、 モジリアニの後を追って、投身自殺をするのです。 Googleに、以下のテキストをコピー&ペーストして、 Web検索して、彼の絵画を確認しましたが、 見当たりませんでした。 ? WahooArt.com ? Portfolio - Painter Amedeo Modigliani そこで、同じGoogleに Amedeo Modigliani  Jeanne Hebuterne とコピー&ペーストして、画像検索してみました。 「あるわ、あるわ」 でも、どれが、その絵なのか判明しません。 お暇な方は、表紙の写真に載っている絵があるか探してみてください。 どこの美術館にあるかまで分かれば大したもの。


歌え!ロレッタ愛のために

オトーサン、 「へぇ、洋画のDVDもあるんだ」 柏市図書館しょうなん分室で、レア物?発見。 ローカルネタで恐縮ですが、 いま、ここは旧庁舎への移転問題で揺れているのです。 原題:Coal Miner's Daughter (1980) 監督:Michael Apted 原作:Loretta Lynn / George Vecsey 脚本:Thomas Rickman Genre: Biography / Drama / Music 上映時間:125分 あらすじ: わずか13歳で、ロレッタは、ドゥ・リトルと結婚。 すぐに、子どもを産んだ。 家事に専念するように運命づけらていたかに見えたが、 ドゥ・リトルは、妻の音楽の才能を発見し、 ある年、誕生祝いにギターを買ってやる。 この贈り物がきっかけで、 ロレッタは、カントリー・ミュージックの女王へと 騒々しく疲れることの多い道を走ることになる。 出演者: Sissy Spacek .... Loretta Webb/Lynn (ロレッタ) Tommy Lee Jones .... Doolittle 'Mooney' Lynn(ドゥ・リトル) Beverly D'Angelo .... Patsy Cline(パッツィー) オトーサン、 「うーん、流石、アカデミー女優!」 シシー・スペイセク 背も低いし、そう美人でもないのですが、 自分の持ち味を熟知して、魅せ方も知っています。 アテレコでなく、歌も見事に歌ってしまうとは... トミー・リー・ジョンーズ、いいですねぇ。 彼の自然体の演技をはじめてみることができました。 SISSY SPACEK  シシー・スペイセク 誕生日 1949/12/25 出身 米テキサス州クイットマン 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1970年「TRASH」 1972年「PRIME CUTS」「ブラック・エース」 1973年「GINGER IN THE MORNING」「地獄の逃避行」      「未婚白書」(TM) 1976年「キャリー」◇ 1977年「WELCOME TO L.A.」「三人の女」 1980年「HEARTBEAT」「歌え!ロレッタ愛のために」 1981年「RAGGEDY MAN」 1982年「ミッシング」 1984年「ザ・リバー」 1985年「目撃者マリー」 1986年「すみれは、ブルー」「'NIGHT MOTHER」「ロンリーハート」 1990年「ロング・ウォーク・ホーム」 1991年「いつも隣にいてほしい」「JFK」 1993年「アニーは愛された」(TM) 1994年「マミー・マーケット」「ワイルド・メン」(TM)      「プライベート・マター/幸せの行方」(TM) 1995年「荒野の追跡者・ラレード通り」(TM) 1996年「スリーウイメン/この壁が話せたら」(TM)      「グラスハーブ/草の竪琴」 1997年「白い刻印」◆ 1999年「ストレイト・ストーリー」◆      「タイムトラベラー/きのうから来た恋人」◆ 2000年「沈黙の森」(TM) 2001年「イン・ザ・ベッドルーム」 2002年「エバーラスティング 時をさまようタック」 2005年「ザ・リング2」「スタンドアップ」 その他の出演者: Levon Helm .... Ted Webb Phyllis Boyens .... Clara 'Clary' Webb Bill Anderson Jr. .... Webb child Foister Dickerson .... Webb child Malla McCown .... Webb child Pamela McCown .... Webb child Kevin Salvilla .... Webb child William Sanderson .... Lee Dollarhide Sissy Lucas .... Loretta & Mooney's child Pat Patterson .... Loretta's child Brian Warf .... Loretta & Mooney's child Elizabeth Watson .... Loretta & Mooney's child User Rating: 7.3/10 (2,637 votes) オトーサン、 「すごい映画だ!」 ・アカデミー賞受賞: 主演女優賞:シシー・スペイセク ・同ノミネート:  作品賞、脚色賞、美術監督装置賞、撮影賞、音響賞、編集賞 User Comments: Joseph Riesenbeckさん United States 2004年4月8日 13歳の花嫁から、カントリーミュージックの女王へ、 カンペキな自伝映画。 上出来の伝記映画には、美がある。 名前だけ知って、その人生が形成された環境を知らない スターの生涯と内心を解明してくれる。 ロレッタの魅力的な人生の足どりを楽しませてくれる。 同名のロレッタの伝記に基づいたこの映画は、 このジャンルでの最高のものである。 いかにしてロレッタが、カントリー・ウェスタン史上、 最も成功した歌手になっていったかの物語である。 彼女は、ケンタッキーのブッチャーホラーの丘の上の 貧しい家に育ち、13歳で結婚し、たちまち数人の子どもを産んだ。 映画の前半は、我々には、縁遠い人生で、興味深い。 テッドとカーラの娘として、 炭鉱区ブッチャホラーの人々と同様の運命をたどるはずだった。 ある日、結婚し、父親同様、夫も炭鉱夫になるはずだった。 丘を裸足で駆け回る子どもの世話に明け暮れるはずだった。 ある日、彼女は父と町へいき、 兵役から帰ってきたばかりの乱暴者ドゥ・リトルに出会う。 ドゥ・リトルは、13歳のロレッタにこう説く。 2人は愛しあっているのだから、結婚すべきだ。 両親に祝福を乞い、結婚する。 数年後、この決心が人生を一変させたことが明らかになる。 これが伝記映画として成功したのは、 Michael Apted監督が、 ロレッタの人生に起きた多くの出来事について、 妙な善悪の判断をするという罠に落ちなかったためだろう。 ごく自然に映画を進めているので、 観客は、あるがままにそれを受け入れる気になる。 例えば、多くの監督は、ドゥ・リトルとロレッタの関係に 邪悪な意図を盛り込みたくなるだろう。 ロレッタの子ども時代に起きた出来事や、 13歳の子どもが結婚するということは、 ブッチャホラーにおいてさえ、異常な出来事だったにちがいない。、 この映画が、あらゆるレベルで成功したのには、 もうひとつの理由がある。 ロレッタを演じたのは、シシ−・スペイセク。 まるで、クローンのようだった。 神業のように顔つきが似ているだけでなく、 話し声、歌声、動きは、まさに本人そのもの。 しかも、彼女は、ウブな13歳の少女から、 多くの苦しみを背負う大人の女性になるまでを、 演じなければならなかったのだ。 難しいが、アカデミー賞を狙うには、いい役だ。 そして、彼女は、実際に受賞した。 スペイセクの演技がとてつもなく優れたものであったとしても、 この映画を成功させるには、 他の出演者が適切であるだけでなく、印象的でなければならない。 ドゥ・リトルの役は難しいが、 トミー・リー・ジョーンズは、役に命を吹きこんだ。 この役は共感しにくいのだが、彼も、また人間であり、 我々と同じく弱点があり、誘惑に弱いことを示してくれた。 ドゥ・リトルは、失敗続きだったにしても、 口下手ななりに、ロレッタをほんとうに愛していたことが納得できる。 また、Ted Webbを演じたLevon Helmも、最高の演技をした。 父親役で、乏しい収入で何とか世帯をやりくりしているのだ。 鶴嘴とシャベルをふるう炭鉱夫として、 骨が折れるその日その日の暮らしに打ちのめされている。 炭鉱の犠牲にならぬようにというドゥ・リトルの申し出を受けたのは、 こういう苦しい暮らしが後押ししたのだろう。 最後に、忘れてはならないのは、 パッツィーを演じたBeverly D'Angeloだ。 ロレッタの親友として、彼女に世渡りの仕方を教えた。 その演技は、実によかった。 出番は少ないにせよ、忘れ難い印象を残した。 この役は、Jessica Langeであっても、こなせなかっただろう。 アカデミー賞のときに、 なぜ、この3人(Jones, Helm, D'Angelo)がノミネートされなかったのか、 理解に苦しむ。 おそらく、スペイセクの演技がすごかったので、 他の出演者の影が薄くなったのだろう。 最後に一言。 昔から、受賞の影には、何かがあるとにらんでいる。 この映画は、誰が何と言おうと、過去最高の伝記映画である。 いい出演者、いい監督、いい脚本家が集まって、 特別な映画をつくるということは、滅多にないことなのだ。 そうである以上、この映画の評価は、A+にならざるを得ない。 オトーサン、 「ふーつ」 普通、長文のUser Commentsは、 翻訳を避けるのですが、 今回は、これしかなかったのです。 「編集がよかった!」 何本もの映画をみたような気がしたのは、編集の力でしょう。


イノセント・ボイス 12歳の戦場

オトーサン、 「おお、知らなかった」 IMDbで、ダントツの8.6が、埋もれていたとは。 急遽、銀座シネスイッチへ。 ここは、銀座4丁目、和光の後ろ。 見終わって、銀ブラをしましたが、良心が痛みました。 「こんなことしていていいのか」 原題:Voces inocentes (2004)    Innocent Voices 監督:Luis Mandoki 原作:Oscar Orlando Torres 脚本:Oscar Orlando Torres/Luis Mandoki Genre: Drama / War Rated R for disturbing violence and some language. Country: Mexico / USA / Puerto Rico Language: Spanish 上映時間:120分 あらすじ: 1980年半ばのエルサルバドル。 国は、内戦の真最中だった。 11歳のチャバは、政府軍に徴兵されるか、 ゲリラに加わるかを決めなければならなかった。 出演者: Carlos Padilla .... Chava (チャバ) Leonor Varela .... Kella (ケラ) Xuna Primus .... Cristina Maria(クリスティーナ・マリア) オトーサン、 「チャバがいい!マリアもいい!」 貧しい国の子どもたちって、 なんて、すばらしい瞳をしているのでしょう。 母親ケラ役の女優さん、 見終わった若い女性が「キレイなひとね」とほめていました。 「おいおい、ちゃんと見てたのかよ」 12歳の子どもを兵士にして、 銃をもたせて殺し合わせるなんて、そんなことあり? そういう感想を述べるべきだと思いましたが、 彼女がキレイだった事実には反対しません。 経歴をみておきましょう。 LEONOR VARELA  レオノア・バレラ 誕生日 1972/12 出身 チリ・サンディエゴ ニールズ・アレストラップのエコール・ド・パサージと コンサルバトワール・スペリア・ド・パリで演技を学ぶ。 99年「LES PARASITES」でヘジエ映画祭新人女優賞にノミネート。 99年5月ABCのテレビ・シリーズ「クレオパトラ」に出演。 英語、フランス語、イタリア語、スペイン語を話せる。 活躍度 ▲↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆★★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1998年「仮面の男」◆ 2001年「テイラー・オブ・パナマ」◆「テキサス・レンジャーズ」◆ 2002年「ブレイド2」◆ 2004年「イノセント・ボイス 12歳の戦場」◆ その他の出演者: Gustavo Munoz .... Ancha Jose Maria Yazpik .... Uncle Beto Ofelia Medina .... Mama Toya Daniel Gimenez Cacho .... Priest rest of cast listed alphabetically: Adrian Alonso .... Chele Alejandro Felipe .... Ricardito Andres Marquez .... Marcos Edgar Mencos .... Soldier shoting speakers at church Ignacio Retes .... Don Chico Jorge Angel Toriello .... Fito User Rating: 8.6/10 (698 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ!」 ・ベルリン国際映画祭:  最優秀作品賞(児童部門)受賞 User Comments: Jennifer さん United States 2005年1月1日 無視してはいけない映画 エルサルバドルで、休暇中に見た。 両親は、サルバドル人だから、何度も来ている。 数年住んだこともある。 戦時中に来て、銃を持った兵士を見たこともあるが、 子どもだったから、本当の状況は分からなかった。 この映画は、身の毛のよだつシーンと 戦争中に起きた虐殺という恐ろしい事実を明るみに出した。 そして、いまも、それが続いているのだ。 徴兵寸前の11歳の子どもの目を通して、 観客は、戦争と子どもの人生を目のあたりにする。 この映画、前評判がよかったが、事実、その通りだった。 映画が終わったとき、みんなが拍手した。 この映画には、ユーモアが、ロマンスが、 そして当然のことながら、悲劇がある。 いくつかのシーンは、正視に耐えなかったが、 だが、我々が無視すべきでない事実を描いているのだ。 この映画、すべてのひとに強くお勧めしたい。 とくに、直ちに、アメリカや海外で上映されてほしい。 オトーサン、 「感動した!」 久しぶりに、パンフレットを購入しました。 川本三郎さんの優れた映画評もありました。 「好きになった少女は死んだ。  仲間は殺された。  自分だけが助かり、故郷を捨てた」 その罪悪感があって、米国に亡命したチャバくんは、 30過ぎになって、涙を流しながら夢中になって自伝を書いたのです。 それがメキシコ人監督の胸を打ち、映画化されました。 米国が腐敗した政府軍を支援し、子どもが犠牲になる。 その子どものひとりが、米国に亡命する。 世界は、なんて、皮肉な構造になっているのでしょう。 そして、ホリエモンよ、恥を知れ! エルサルバドルがどこにあるかも知らず、 ここの日系工場が現地人を搾取してつくらせた 衣料品を着て、遊び回っているとは... (ヒルズ族は、イタリア製の服しか着ない?そうか)


午後の遺言状

オトーサン、 「へぇ、DVDがあるんだ」 柏市図書館しょうなん分館で久しぶりに。 合併後も、新規購入をしているのでしょうか? 新藤兼人、「かねと」と呼ぶそうです。 原題: 午後の遺言状(1995) 監督・脚本:新藤兼人 Genre: Drama 上映時間;110分 あらすじ: 蓼科に女優・蓉子が避暑に。 管理人の豊子が甲斐甲斐しく世話をする。 翌日、かつて蓉子と共演した登美江とその夫がやって来る。 彼女は、芝居のせりふを覚えているが、すぐ奇妙な言動に戻る。 そこへ脱獄囚が押し入ってきたが、痴呆症の登美江は、 恐れを知らず、拳銃を取りあげる。 警察からは、感謝状と金一封を受け取る。 翌日、登美江とその夫は故郷へ行くと別荘を去る。 ようやく落ち着いた蓉子に、 豊子は、実は蓉子の夫と熱愛し、娘もいると告白する。 気持ちの整理がついたところへ、登美江が心中したという知らせが。 出演者: 杉村春子 .... 森本蓉子 乙羽信子 .... 柳川豊子 朝霧鏡子 .... 牛国登美江 観世栄夫 .... 牛国藤八郎(夫) オトーサン、 「年とったなぁ」 乙羽信子さん、若い頃しかみていなかったので、 胸を打たれました。 「へぇ、新藤監督の伴侶だったのか」 それに、これが彼女の遺作とは... 痴呆症の登美江を演じた朝霧鏡子さん、 それと、夫の観世栄夫さん、息がピッタリ合っていました。 杉村春子さんのうまさは、人間国宝、言うことなし。 その他の出演者: 瀬尾智美 .... あけみ 津川雅彦 .... 森本三郎 倍賞美津子 .... 矢沢尚子 永島敏行 .... 警部補 松重豊 .... 両岡大五郎 木場勝己 .... 脱獄囚 上田耕一 .... 署長 加地健太郎 .... 警官 内野聖陽 .... 清川浩二 馬場当 .... 民宿の主人 遠藤守哉 .... ホテルのフロント) 三木敏彦 .... ホテルの支配人 三浦純子 .... ホテルのルーム係 高村祐毅 .... 心中を目撃する少年 神野陽介 .... 記者 User Rating: 4.9/10 (21 votes) オトーサン、 「こりゃ、いくら何でも、低すぎるよ」 ・キネマ旬報ベストテン第1位  監督賞・脚本賞:新藤兼人  主演女優賞:杉村春子  助演女優賞:乙羽信子 User Comments: KFLさん Bloomington, IN 2000年2月29日 かなり奇妙だがユーモラスな映画。 チェホフの香りがする。 これは、かなりユーモラスで、辛らつで、奇妙な物語である。 年老いた女優、蓉子の山荘に旧友の登美江が訪れる。 登美江は、いまや痴呆症で、献身的な夫も一緒である。 蓉子と登美江は、チェホフの演劇「かもめ」や「三姉妹」を共演してことがある。 この映画を推奨することは難しい。 全編、いいユーモアがあり、演技も悪くはないが。 だが、痴呆症の登美江の演技は、実になっていない。 数多くのシーンが、機能していない。 棺桶を海に運んでいる付添人は、特に不可解である。 おそらく、1人か2人の女性が見ているイメージなのだろうが、 リアリズムとは、かけ離れている。 若い女優(名前は忘れた)は、ヌードを披露するためだけに出ている 衣服を脱ぐ以外に出演する機会がなかったようだ。 明らかに脚本家は、チェホフを意識している... とくに、かもめと3姉妹を。 特に、蓉子が舞台を亡夫よりも優先してきたあたりは、「かもめ」と同じだ。 新婚夫婦が、モスクワへハネムーンに行く。 この映画の英語版コピーはないだろう。 10点満点で、6点。 オトーサン、 「この批評家、映画をよくみていないなぁ」 若い女優(名前は忘れた)は、ヌードを披露するためだけに出ている そう書いていますが、瀬尾智美さん、あけみ役で大活躍しています。 管理人の乙羽さんの娘だし、新婚夫婦でもあります。 ネタバレになりますが、杉村春子さんが疎んじた夫(津川雅彦)が 乙羽信子さんと愛しあい、もうけたひとり娘でもあります。 ヌード・シーンは、いかに田舎でのびのびと育ってきたかを示すもの。 心中する老夫婦と対比させています。 いわば、リンゴを食べてしまう前のイブなのです。 「ま、しょうがないよな」 我々が外国映画をみるとき、顔の判別がつなかいことがよくあります。 この映画の批評家も、 のっぺりした日本人の顔の見分けがつかなかったのでしょう。


博士の愛した数式

オトーサン、 ちょっと数学づいてきました。 先日見た"Proof of my life"の数学が難解でした。 「日本映画なら、少しは親切に教えてくれるだろう」 柏松竹、お年寄りの女性で満員でした。 この映画館、2月3日に閉館とか。 どういう数式で再開発に踏み切ったのでしょうか? 原題: 監督・脚本:小泉堯史 原作:小川洋子 Genre:Drama 上映時間:分 あらすじ オトーサン、 「やはり、IMDbに出てないなぁ」 Goo映画のあらすじ紹介を転載させていただきましょう。 数学教師のルート先生は、新しく受け持ったクラスで、 自分の名前の由来を語り始める。 それは幼い頃、彼が大好きな博士が名づけてくれた仇名だった。 シングルマザーだったルートの母は、 事故の後遺症で記憶障害を負った数学博士の家で、 家政婦として働き始めた。 ある日、彼女に10歳の息子がいることを知った博士は、 家へ連れてくるように告げる。 その日から、博士と母、ルートの3人の和やかな日々が始まるのだが… 出演者: 寺尾聰 ..... 博士 深津絵里 ..... 杏子 齋藤隆成 ..... ルート 吉岡秀隆 ..... ルート先生 浅丘ルリ子 ..... 未亡人 オトーサン、 「若手がいいねぇ」 吉岡秀隆くん、深津絵里さん、 あまりすばらしいので、びっくりしました。 User Rating: - オトーサン、 「まあ、6点台かなぁ」 昔よく行った蓼科湖あたりが舞台だったので、 なつかしくて、1点加えたくなりました。 kussさん 2006年1月22日 あったかい 静かに時間の流れるとても美しい話。 原作で流した爽やかな涙は 残念ながら映画ではいただけませんでしたが、 胸に来る暖かさは同様のものを感じることができました。 原作より良い部分、また原作より少し残念な部分とありましたが、 寺尾アキラの博士っぷりは原作とシンクロ、いやそれ以上の名演でした。 野球カードのエピソードが薄まっていたのは残念に感じましたが。 そしてルートくんはかわいかったなぁ。 本当に純くんの子供のころのようでした、 っていうか純くんあんた結構歳だよね!? まじで新任教師みたいな幼い顔してんの。 あんな先生にあんな授業されたら、数学好きになるよね。 文部省は中学一年の最初の授業でこの映画を見せましょう。 深津絵里もあの笑顔がマスマス好きになりました。 彼女はもっといい映画にどんどん出て欲しいですね。 あったかい8点 オトーサン、 「結局、日本映画って、こういう人情物が得意なのかも」 世界的に美しくやさしい自然が、いい人情を育むのでは。 最近よく「勝ち組」「負け組」と言われていますが、 イヤな言葉ですね。 この映画の登場人物は、負け組がほとんど。 博士も記憶障害だし、深津さん演じる杏子も、シングルマザー。 でも、負け組だって、懸命に生きています。 それどころか、勝ち組以上にしあわせになれるんです。 会社だっておなじではないでしょうか? 負け組だって、従業員が幸せということがあるのでは。 勝ち組だって、従業員が忙しすぎて不幸だったり、 カネに目が眩んで、妙なことをやっているケースもあるのでは。 そもそも、アメリカ流の荒っぽい経営は、日本人には合わないのでは。


コニー&カーラ

オトーサン、 「これ、見てないかなぁ?」 ○○○と○○○という題名の女性2人の逃亡劇。 索引を見ましたが、分かりませんでした。 原題:Connie and Carla (2004) 監督:Michael Lembeck 脚本:Nia Vardalos Genre: Comedy Rated PG-13 for thematic elements, sexual humor and drug references. 上映時間;98分 あらすじ: マフィアの殺人現場をたまたま目撃した コニーとカーラは、ロスへ逃亡する。 場末のクラブで雇ってもらうために、 ゲイと偽り、歌手デビュー。 それが意外に受けて、かなり有名になる。 そんななか、コニーは、ジェフに出会い、恋に落ちる。 だが、生真面目な彼は、ゲイじゃ相手にしてくれない。 彼に身元を明かさねばならないが、それは危険だし... 逡巡している頃、追手が身辺に迫りつつあった。 出演者: Nia Vardalos .... Connie(コニー) Toni Collette .... Carla(カーラ) David Duchovny .... Jeff(ジェフ) Debbie Reynolds .... 特別出演 オトーサン、 「息がぴったり合っている!」 コニー役のNia Vardalos、この映画の脚本家じゃないですか。 とても、そうは思えない名演技でした。 相手役カーラを好演したのは、トニ・コレット。 カーラの恋人ジェフを演じたのは、デビッド・ドゥカブニー。 実に品のいい好感のもてる青年です。 TONI COLLETTE  トニ・コレット 誕生日 1972/11/1 出身 オーストラリア・シドニー オーストラリアの国立演劇学院を卒業後、 91年「スポッツウッド・クラブ」で映画デビュー。 「ミュリエルの結婚」でゴールデングローブ賞にノミネート、 「シックスセンス」ではアカデミー助演女優賞にノミネートされる。 上目遣いの視線と内に秘めたる野性味を感じさせる魅惑の女優。 2003年、オーストラリアのミュージシャンのデイブ・ガラファッシと結婚。 活躍度 ○↑ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ   ☆☆☆★★★ 出演作 1991年「スポッツウッド・クラブ」 1994年「ミュリエルの結婚」 1995年「ハーモニー」「LILIAN'S STORY」 1996年「エマ」 1997年「クロックウォッチャーズ/私に気をつけて」      「ハッピー・ブルー」「THE BOYS」 1998年「ベルベッド・ゴールドマイン」      「ダウン・アンダー・ボーイズ」◇ 1999年「シックス・センス」「8 1/2の女たち」 2000年「シャフト」「ホテル・スプレンディッド」◇ 2002年「アバウト・ア・ボーイ」「チェンジング・レーン」      「めぐりあう時間たち」 2004年「ラスト・ショット」「コニー&カーラ」 2005年「イン・ハー・シューズ」 DAVID DUCHOVNY  デビッド・ドゥカブニー 誕生日 1960/8/7 出身 米ニューヨーク プリンストン大学時代はバスケット・ボールで活躍し、 イエール大学に進んで、英文学の修士号を取得。 その後、テレビに出演し、89年「NEW YEAR'S DAY」で映画デビュー。 テレビ・シリーズ「X−ファイル」の主役 FBI捜査官フォックス・モルダー役が有名。 「ツイン・ピークス」でも性転換したFBI捜査官を演じている。 97年、ティア・レオーニと結婚。 活躍度 △→ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1988年「ワーキング・ガール」 1990年「悪影響/バッド・インフルエンス」 1991年「ドリーム・ガール/ママにはないしょの夏休み」      「ジュリアと2人の恋人」「愛に渇いて」 1992年「チャーリー」「ジャック・ルビー」「ベートーベン」 1993年「カリフォルニア」 1994年「ジェラシーに溺れて」「盗聴のエクスタシー」 1997年「プレイング・ゴッド」「不法執刀」 1998年「Xファイル/ザ・ムービー」 2000年「この胸のときめき」 2001年「エボリューション」「ズーランダー」 2002年「フル・フロンタル」 その他の出演者: Stephen Spinella .... Robert/Peaches Alec Mapa .... Lee/N'Cream Chris Logan .... Brian/Brianna Robert Kaiser .... Paul Ian Gomez .... Stanley Nick Sandow .... Al Dash Mihok .... Mikey Robert John Burke .... Rudy Boris McGiver .... Tibor Don Ackerman .... Super Fey Guy Veena Sood .... Mrs. Morse User Rating: 6.1/10 (1,840 votes) オトーサン、 「まぁ、こんなものかも」 ゲイを礼賛しているので、0.5点の減点か。 User Comments: Skeptic-8さん Nation's Capital 2004年4月19日 気味悪ーい、でも、面白い。 まず、言っておきたい。 この映画ときたら、 不自然な筋書き、ボール紙のような筋書き、サイテーのせりふだらけ。 だが、こんな”人物”の登場する映画など見たことがない。 そう、この映画、馬鹿らしいから見に行くのだ。 その妙な感じがいいのだ。 そうしたことがベースになって、この映画、多くの娯楽を提供している。 何度も大笑いし、いろいろな面白い歌の数々。 トニ・コレットの才能は、底知れない。 演技し、歌い、その上、ダンスもできる。 コニー役のNia Vardalosも、上手に歌う。 自然で、コミカルな演技は、トニ・コレット演じる ややヒステリカルなカーラといいコンビとなっている。 2人は、それなりに自己流ではあるが、 ブロードウェイのスタンダード・ナンバーを見事に歌っている。 デビッド・ドゥカブニーは、コニー役のVardalosの恋人役。 影の薄い気の毒な役だが、無力ながら明るく親しい感じがする。 彼は、これまでにないほどキュートだった。 お茶とマドレーヌを前に、家でしょんぼりなんかするなよ! そう、結末は馬鹿らしい。 すでに、この映画全体が馬鹿らしいと言っている。 だが、そういう私は、何度も大笑いしたのは? ヒーッ。 ヒステリカルに何度も? ウフフ。 ミュージカルを楽しんだのでは? まさにその通り。 "Mame"を聞いたときと同じように感動したのでは? 十分、モトを取ったのでは? 確かに! オトーサン、 「おお!いいじゃん」 映画でも、ひと目ぼれってあるんですね。 大好きなミュージカル「オクラホマ!」のナンバー。 次から次へと、いい歌と踊り。 ゲイの気味悪さを補ってあまりある楽しさでした。 もともと芸能って、こういうあやうさが根っこにあるのでは、 そんなことまで思ってしまいました。


プルーフ・オブ・マイ・ライフ

オトーサン、 帰国後、1週間、風邪を引いていました。 「新作映画が、たまったなぁ」 1週間ぶりに、日比谷へ見に行きました。 原題:Proof (2005) 監督:John Madden 台本:David Auburn 脚本:David Auburn /Rebecca Miller Genre: Drama Rated PG-13 for some sexual content, language and drug references. 上映時間;99分 あらすじ: 父ロバートは、20代で公理を発見した天才数学者。 その父が死んで、キャサリンは、呆然自失の日々を送っていた。 そんなキャサリンを支えようとしたのは、父の教え子のハル。 残されたロバートのノートには、世紀の発見となる公理が。 だが、その公理を発見したのは、意外なひとだった... 出演者: Gwyneth Paltrow .... Catherine(キャサリン) Anthony Hopkins .... Robert (ロバート) Jake Gyllenhaal .... Hal (ハル) オトーサン、 「迫真の名演技だ!」 アカデミー賞を受賞しても、不思議ではありません。 グウィネス・パルトロウ、父親を亡くした後ということもあって、 歴史に残る名演技をみせてくれます。 GWYNETH PALTROW  グウィネス・パルトロウ 誕生日 1972/9/28 出身 米カリフォルニア州ロサンゼルス 脚本家・監督・プロデューサーのブルース・バルトロウを父に、 女優のブライス・ダナーを母に持つ。1 1才の時、一家でニューヨークに移る。 美術史を学ぶため、カリフォルニア大学に進学するが、 女優になるために中退。 映画デビュー作はジェームズ・ウォルターズ主演「過ぎゆく夏」。 ここでは端役で、注目を集めるのは メグ・ライアン、デニス・クエイド夫婦共演の恋愛映画「フレッシュ・アンド・ボーン」から。 初主演は1996年の「エマ」でエマ役。 ジョン・マッデン監督の「恋に落ちたシェイクスピア」(1998)で アカデミー賞主演女優賞を受賞。 私生活では「セブン」で共演したブラッド・ピットと婚約まで行ったが、 結婚寸前で破局した。 2003年、イギリスのミュージシャン「コールドプレイ」のクリス・マーティンと結婚。 一児がいる。 どこか陰のある女性とあか抜けた女性を自在に演じることが出来る天才肌の俳優。 その演技の幅を広さを見事に示したのが「恋に落ちたシェイクスピア」。 どちらかというと、明るいキャラを演じる時の方が 彼女の良さは引き出されていると思うが、陰のあるキャラを演じる時は、 彼女の寂しげな美しさが引き出されていて、それなりに個性を出している。 活躍度 ○↑ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1991年「過ぎゆく夏」「フック」 1993年「冷たい月を抱く女」      「フレッシュ・アンド・ボーン/渇いた愛のゆくえ」 1994年「ミセス・パーカー/ジャズエイジの華」 1995年「ムーンライト&バレンチノ」      「ジェファソン・イン・パリ/若き大統領の恋」       「セブン」◆ 1996年「エマ」◇「ハッピィブルー」◇「ハードエイト」 1997年「大いなる遺産」 1998年「スライディング・ドア」◇「沈黙のジェラシー」       「ダイヤルM」◇       「恋に落ちたシェイクスピア」◇アカデミー主演女優賞 1999年「リプリー」◇ 2000年「偶然の恋人」◇「インターン」▲「デュエット」◇ 2001年「アニバーサリーの夜に」◆「愛しのローズマリー」◇       「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」◆ 2002年「オースティン・パワーズ ゴールド・メンバー」▲「抱擁」◇       「デブラ・ウインガーを探して」 2003年「ハッピー・フライト」◇「シルヴィア」◇ 2004年「スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー」◇ 2005年「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」◇ ANTHONY HOPKINS アンソニー・ホプキンス 誕生日 1937/12/31  出身 英ウェールズ州マーガム パン屋を営む両親の一人息子として生まれる。 17歳で地元のYMCAのアマチュア劇団に参加すると、 カーディフにあるウェルシュ・カレッジ・オブ・ミュージック&ドラマの奨学金を得る。 2年間学んだ後、イギリス軍に2年間在籍。 61年に奨学生として王立舞台芸術学校に通い、 63年に銀勲位授与者として卒業する。 卒業後は舞台で活躍。 映画は67年「冬のライオン」のリチャード役から本格的にデビュー。 91年「羊たちの沈黙」のレクター役でアカデミー主演男優賞を受賞した。 活躍度 ◎↑ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆☆☆ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1967年「冬のライオン」 1969年「ハムレット」 1970年「鏡の国の戦争」 1971年「八点鐘が鳴る時」 1972年「戦争と冒険」 1973年「人形の家」 1974年「ジャガー・ノート」 1976年「エンテベの勝利」 1977年「オードリー・ローズ」「遠すぎた橋」 1978年「インターナショナル・ベルベット」「マジック」 1980年「エレファントマン」「LOVEシーズン」 1984年「バウンティ 愛と反乱の航海」 1986年「チャーリング・クロス街84番地」 1988年「青い夜明け」「浮気なシナリオ」 1990年「逃亡者」 1991年「羊たちの沈黙」◇アカデミー主演男優賞      「スポッツウッド・クラブ」 1992年「チャーリー」「トライアル審判」      「ドラキュラ」「ハワーズ・エンド」「フリー・ジャック」 1993年「日の名残」「永遠の愛に生きて」      「愛の果てに」 1994年「レジェンド・オブ・フォール果てしなき想い」      「ケロッグ博士」 1995年「ニクソン」 1996年「サバイビング・ピカソ」 1997年「アミスタッド」「ザ・ワイルド」◇ 1998年「マスク・オブ・ゾロ」◇      「ジョー・ブラックをよろしく」◇ 1999年「ハーモニーベイの夜明け」◇「タイタス」◇ 2000年「M:I−2」◆「グリンチ」(ナ) 2001年「ハンニバル」◇「アトランティスのこころ」◇ 2002年「9デイズ」◇「レッド・ドラゴン」◇ 2003年「白いカラス」◇ 2004年「アレキサンダー」◆ 2005年「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」◆ JAKE GYLLENHAAL  ジェイク・ギレンオール 誕生日 1980/12/19 出身 -- 父は映画監督スティーブン・ギレンホール、 母は脚本家ナオミ・フォーナー。姉マギーも俳優。 ハーバート・ウエストレイク・スクールでの高校時代から 舞台と合唱の仕事をしていた。 自らのバンドではリードボーカルを務める。 98年卒業し、コロンビア大学に進学。 91年「シティ・スリッカーズ」で映画デビュー。 映画では「遠い空の向こうに」のホーマー役で主役。 「ドニー・ダーコ」でインディペンデント・スピリット賞主演男優賞にノミネートされる。 活躍度 △↑ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1991年「シティ・スリッカーズ」 1993年「欲望」 1999年「遠い空の向こうに」◇ 2001年「ドニー・ダーコ」◇「バブル・ボーイ」◇ 2002年「ムーンライト・マイル」◇「グッド・ガール」 2003年「デイ・アフター・トゥモロー」◇ 2005年「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」◇ その他の出演者: Hope Davis .... Claire Danny McCarthy .... Cop Tobiasz Daszkjewicz .... Limo Driver Gary Houston .... Professor Barrow Anne Wittman .... Friend at Party Leigh Zimmerman .... Friend at Party Colin Stinton .... Theoretical Physicist Leland Burnett .... Band Vocalist John Keefe .... University Friend Chipo Chung .... University Friend C. Gerod Harris .... University Friend Roshan Seth .... Professor Bhandari User Rating: 7.1/10 (1,905 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 User Comments: マッデン + パルトロウ = 何かいいもの。 galasiusさん Mississauga, Ontario 2005年9月12日 この映画は、死、愛、精神錯乱の物語である。 ロン・ハワード監督の"ビューティフル・マインド”と比べたくなるが、 キリがないので、やめておこう。 要するに、この映画は、グウィネス・パルトロウがすべてだ。 この映画の80%を占めている。 彼女が演じるキャサリンは、嘆き、怒り、困惑、弱音、悲しみ そして、わずかな愛情の間を行き来する。 次々とドラマティックな感情変化が現れる。 パルトロウは、それを見事に演じきっていく。 サー・アンソニー・ホプキンスの役割は、大したことはないが、 映画にとっては、きわめて重要である。 演技は悪くはないが、すばらしくはない。 だが、それでいいのだ。 この映画は、パルトロウのものだからだ。 Hope DavisとJake Gyllenhaalは、手堅い演技だった。 だが、彼らも、ホプキンスと同じく、パルトロウの引き立て役である。 最大の不満は、実際の数学が登場していなかったことだ。 天才数学者をめぐって展開する映画にしては、 悲惨なほど数学が出てこない。 ノートや黒板に書かれたいい加減な数式の引用があるだけだ。 誰でも知っている公理についての奇妙な会話があるだけだ。 もっとまじめにやってほしかった。 幸せな映画を求めているなら、他の映画を見るといい。 アホな映画を見たいなら、他の映画を見るといい。 典型的なラブストーリーを求めているなら、他の映画を見るといい。 知的で、よく書かれいて、 主人公が、感情のローラー・コースターを味わうスト−リーを 求めているなら、この映画は、あなたのものだ。 オトーサン、 「おすぎさん、間違っているよ」 週刊文春で、おすぎさんのスコアは、☆☆。 理由は、数学きらいということ。 自慢じゃないですが、オトーサンも数学きらい。 微分積分で脱落したクチです。 でも、この映画、そんなに数学が出ていないのです。 グイネス・パルトロウの名演技を見に行ってください。 日比谷みゆき座、レディース・デイなのに、がらがらでしたよ。


パズラー

オトーサン、 「困るなぁ、こういういい加減な邦題!」 まったく変えているので、IMDbで探せないのです。 しかも、意味不明な邦題ときています。 これを決めたひとたち、何を考えているのやら... 原題:Verfluchte Beute (2004) (TV) 監督:Michael Karen 脚本:Nicole Bujard/Ulli Bujard Genre: Thriller Country: Germany / Austria Language: German 上映時間:90分 あらすじ: アルプスの山奥の山荘に遊びにきた5人の若者。 荷物を運びこもうとすると、3人の男の死体。 TVをつけると、黄金の首飾りが盗まれたという報道。 山荘を探し回ると、死体の口のなかに首飾りが。 黄金に目が眩んだステファンは、 死体を埋め、首飾りを売りさばこうと企むが... 出演者: Antonio Wannek .... Stefan(ステファン) Oliver Nagele .... Hagedorn(ハゲドルン) オトーサン、 「若者5人組のアンサンブルがいい」 若者らしい言動が、ドラマのエンジンになっています。 脚本がいいのでしょう。 その他の出演者: Nils Julius .... Niels Henny Reents .... Maike Michael Schonborn .... Eckhoff Manuel Witting .... Frank Marie Zielcke .... Toni Mario Aljinovic Kurt Arbeiter Big Dave Bigston Paul Hashold Robert Neuschmied User Rating: 6.5/10 (23 votes) オトーサン、 「ま、こんなものかも」 TV映画としては、上出来の部類でしょう。 User Comments: zerofuture2000さん Nuremberg, Germany 2004年4月2日 弱いが、実に楽しめる... この映画には、はじめてみるようなことは、何もない。 愉快なシーンがあって、一度見る分には、面白い。 だが、2度見るような代物ではない。 5人の学生が主人公で、 オーストリアのどこかの山荘でバケーションを過ごしにやってきた。 到着すると、台所に死体がある。 美術館から首飾りを盗んだ後、仲間割れして、殺しあったらしい。 若者たちは、黄金の首飾りを発見し、隠して売りさばくことにする。 その後、盗人の一味の男が現れ、狩りがはじまる... おなじみの展開だ。 俳優たちは、無名だし、期待もしていなかったが、 いい仕事をしている。 パーティの間の背景となる娯楽が実にいい。 私の採点は、10点満点で、4.8点だ。 オトーサン、 「アルプスといったら、スイスじゃないの?」 でも、この映画でみたオーストリア側からの風景は、息を呑むようです。 ネットで、ちょっとみてみると、 オーストリアは、国土の3分の2を美しいアルプスの大自然が占めているとか。 その中心地がチロルで、ハイキングコースが整備されているとか。 高山植物の花にも出会えるとか。 この映画、ドラマとしては凡庸ですが、景色は超一流。 しかも、その景色がドラマのドンデン返しを飾るのです。


Mr.3000

オトーサン、 「3000本安打か。大したもんだ」 日本では、張本が3085安打を記録しています。 でも、野村2901本、王2786本、長嶋2471本どまり。 イチローが、元気なら5-6年後に3000本を達成するかも。 いずれにせよ、気の遠くなるような記録です。 「おれの映画2000本だって、7年がかりだったもんな」 原題:Mr 3000 (2004) 監督:Charles Stone III 原作:Eric Champnella /Keith Mitchell 脚本:Eric Champnella /Keith Mitchell/Howard Gould Genre: Comedy / Drama / Sport Rated PG-13 for sexual content and language. 上映時間:104分 あらすじ: スタンは、野球のスーパースターだった。 3000本の安打を打って、数年前に引退した。 いまや、 ”Mr. 3000”ブランドの会社も経営している。 だが、事務的ミスで、3000本には、3本足りなかったのだ。 そこで、野球殿堂入りするためにも、 スタンは、球界に復帰し、あと3本打たねばならない。 だが、47歳、もういい年。 復帰して分かったことだが、 ヒットを打つのは容易なことではなかった。 出演者: Bernie Mac .... Stan(スタン) Angela Bassett .... Mo (モー) Brian J. White .... T-Rex (ティーレックス) オトーサン、 「なかなか、いいじゃん!」 この主役は、一時、デンゼル・ワシントン説もあったのですが、 コメディアンのバーニー・マックでよかったのかも。 BERNIE MAC  バーニー・マック 誕生日 1958/10/5 出身 米イリノイ州シカゴ シカゴのクラブでのダップ・コメディアンとしてスタート。 92年「モー・マネー」で映画デビュー。 テレビではファミリー・コメディ「THE BERNIE MAC SHOW」で 二つのエミー賞を受賞。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1992年「モー・マネー」 1993年「ビート・オブ・ダンク」 1994年「クレイジー+ファンキー+ハイパー+パワービート」 1995年「friday」 1996年「ゲット・オン・ザ・バス」 1997年「リングサイドの帝王/ドン・キング・ストーリー」(TM) 1998年「ザ・プレイヤーズ」 1999年「エディ&マーティンの逃亡人生」 2000年「キング・オブ・コメディ」 2001年「オーシャンズ11」「ビッグ・マネー」 2003年「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」「バッド・サンタ」 2004年「オーシャンズ12」「Mr.3000」 その他の出演者: Michael Rispoli .... Boca Ian Anthony Dale .... Fukuda Evan Jones .... Fryman Amaury Nolasco .... Minadeo Dondre Whitfield .... Skillet Paul Sorvino .... Gus Panas Earl Billings .... Lenny Koron Chris Noth .... Schiembri Neil Brown Jr. .... Clubhouse Assistant Scott Martin Brooks .... Eddie Richling Rich Komenich .... Big Horse Borelli David Devey .... Gervis User Rating: 5.8/10 (2,316 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: Not Bad, Not Great, so...Good? jerk1483さん Iowa City 2004年9月20日 悪くはない、すばらしくもない、じゃ...よいのか? "Mr. 3000"には、いいシーンがある。 大スター、エキストラや仕出し業者を使って 数百万ドルをかけた映画にしてもよかったかも。 いくつかの愉快なジョークがある。 悪い映画ではない。 だが、投資に見合うほどの素晴らしいスポーツ・コメディではない。 バーニー・マックが、表題のMr.3000を演じている。 ちょっと役不足という感じがする。 2つのシーンがある。 身内のナイスガイがやってきて、 プレイをするには、たるんだ筋肉を引き締めなければという。 そこで、主役が2人登場することになる。 ひとりは、ちょっとしたいいシーンをみせてくれるバーニー・マックと、 ”Mr. 3000”こと、スタン自身である。 ひとは、この映画があまりにもディズニー的で、ありきたりという。 だが、その制約があるとしても、スポーツの精髄はやはり驚異である。 ディスニー式の話法が機能している。 その昔の偉大さを失った衰えた筋肉が2度目の挑戦の壁になる。 カムバックを意味あるものとし、観客を感動させられるかどうか、 そこが、監督の腕のみせどころである。 球場でのドラマが動き出すと、 コメディも動き出し、映画も輝きだす。 そうでないシーンは、平板である。 楽しんでほしい。 だが、意味のないかったるいシーンに注意。 オトーサン、 「想定内の映画じゃなかったな」 ディズニー映画というと、ハッピー・エンド。 結末が決まっているから、面白みが半減するのです。 この映画”Mr.3000”、題名からすれば、 当然、3000本打ってハッピー・エンドになるはず。 それがそうでなかったところに、新味がありました。 でも、その分、最後の盛り上げに欠けました。 匙加減って、難しいものです。


彼女は夢みるドラマ・クイーン

オトーサン、 「おいおい、ディズニー映画かよ」 昨日見たアルトマン映画では、結婚式が風刺の対象。 でも、ディズニー映画なら、結婚式は乙女の憧れでしょう。 「目くじら立てずに、気軽にみるとするか」 原題:Confessions of a Teenage Drama Queen (2004) 監督:Sara Sugarman 原作:Dyan Sheldon 脚本:Gail Parent Genre: Comedy / Family Rated PG for mild thematic elements and brief language. 上映時間:89分 あらすじ: 同名のティーン小説の映画化。 主人公は、転入高校生のローラ。 離婚を機に、母親は、NYのトレンディ・ライフを捨てて、 ニュージージーの郊外住宅地デルウッドに引越してしまう。 郊外生活になじめぬローラは、気を取り直して、 高校演劇祭で主役の座を射止めることに全力を尽くす。 その一方で、ロック・グループに夢中になる。 グループが解散され、NYで最終公演が開催されることを知った ローラは、何が何でも、コンサートに行って、 憧れのリード・シンガー、ステューに会おうとする。 出演者: Lindsay Lohan .... Mary Elizabeth Cep/Lola(ローラ) Alison Pill .... Ella(エラ) Adam Garcia .... Stu(ステュー) Glenne Headly .... Karen(カレン) オトーサン、 「お茶目で、元気な女の子!」 ま、日本のTV番組で、いくらでも出会えそうなキャラ。 リンゼイ・ローハン、なんで人気があるのでしょうか? LINDSAY LOHAN  リンゼイ・ローハン 誕生日 1986/7/2 出身 米ニューヨーク 3歳から名門モデルエージェンシーに所属し、 GAPなど60本以上にCM出演。 96年、テレビシリーズ「アナザー・ワールド」で俳優デビュー。 98年「ファミリー・ゲーム 双子の天使」で 双子の二役を演じ主演映画デビューし、 ヤング・アーティスト・アワード主演女優賞受賞。 2003年「フォーチュン・クッキー」が大ヒットし、ティーン・アイドルに。 2004年12月、CDアルバム「スピークス」で全米歌手デビュー。 活躍度 △↑ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1998年「ファミリー・ゲーム」◇ 2003年「フォーチュン・クッキー」◇ 2004年「ミーン・ガールズ」◇「彼女は夢みるドラマ・クイーン」◇ 2005年「ハービー 機械じかけのキューピッド」◇ ALISON PILL  アリソン・ピル 誕生日 1985/12/27 出身 カナダ・オンタリオ州トロント 99年「THE LIFE BEFORE THIS」で映画デビュー。 2000年「THE DINOSAUR HUNTER」で バーバンク国際児童映画祭最優秀児童女優賞受賞。 活躍度 ▲→ 演技幅 適応 演技力 ☆☆★★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1999年「エレンの遺言」 2000年「誘惑の接吻」「ベイビー/潮風のおくりもの」(TM) 「ジュディ・ガーランド物語」(TM) 2001年「ベールの向こうに」「JET274」 2003年「エイプリルの七面鳥」 2004年「彼女は夢見るドラマ・クイーン」 2005年「ディア・ウェンディ」 その他の出演者: Eli Marienthal .... Sam Carol Kane .... Miss Baggoli Megan Fox .... Carla Sheila McCarthy .... Mrs. Gerard Tom McCamus .... Calum Richard Fitzpatrick .... Mr. Gerard Sheila Sealy-Smith .... Sgt. Rose Ashley Leggat .... Marcia Barbara Mamabolo .... Robin Maggie Oskam .... Paige Rachael Oskam .... Paula User Rating: 4.4/10 (3,104 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものか」 User Comments: Worth the Wait v0dcheyさん 2004年2月22日 批評家は酷評。 だけど、連中は40代だろう。 どんな連中がこの映画を評価しないか分かる。 この映画は、よく出来たもので、ほんとうに楽しめた。 映画館にいた誰もがそうだった。 そう、私は、いわゆるティーンではないが、 よく書かれた、いい配役の、いい演技の映画ということは分かる。 いいシーンがある。 骨まで楽しめた。 リンゼイ・ローハンは、全編、輝いていた。 彼女の演技は、面白がらせてくれる。 実に才能豊かであることに驚いた。 他のどの女優も及ばぬほどキャラを把握している。 ユーモラスなだけでなく、 ローラとエラの友情が示されたシーンでは、 ちょっと涙が出そうになった。 ストーリーの進展は、カンペキだ。 出演者たちは、うまく演じていた。 そう、この映画には、9点をあげたい。 (マンガのシーンが減点だった) オトーサン、 「そうなんだ」 先ほど、リンゼイ・ローハン、 なんで人気があるのでしょうか? その答えのひとつがネットに出ていました。 イマ風の説得力があるので、ご紹介しましょうか。  どんな娘なのかなあ?  って「彼女は夢見るドラマクイーン」を見たら、  これが思った以上に好印象。  何がよいと言えば、  「何か親しみがある」  「どこか田舎っぽい」  「友達になれるような気がする」ということで、良い意味で  仲良くなれそうに錯覚させてくれるところではないでしょうか。  それと、この娘、けっこう歌が上手いんですよ。  最初は、ブリトニーと同じような扱いを自分の中でしていたから、  「どうせ」とか思っていたら。大間違い。  ブリトニーは個人的にあんまり好きではないけれど、  彼女はいい気がする。  ホームステイ先のお嬢さんが、この娘だとうれしいNO.1ですね。  出典:個人的女性偶像辞典      hamoblo.com/newwaveboy/category_2/


ウエディング

オトーサン、 「巨匠ロバート・アルトマン作品か、  それなら、まず名作に間違いないな」 この遅咲きの監督、81歳で現役とは大したもの。 この映画は、1978年に上映されたもの。 53歳、油の乗っていた頃のもので、期待できそうです。 原題:A Wedding (1978) 監督:Robert Altman 原作:Robert Altman /John Considine 脚本:Robert Altman /John Considine/     Allan F. Nicholls/Patricia Resnick Genre: Comedy / Drama 上映時間:125分 あらすじ: オトーサン、 「IMDb、さぼっている」 あまりに簡単すぎて、群像劇なのに、 誰が誰だか分からないので、書き下ろすことにしました。 花婿ディノと花嫁マフィンの結婚式は、おおごとだった。 耄碌した神父が、式次第を忘れたのにはじまり、 ディノの父親のイタリア・マフィアとのコネクションが疑われた。 警備員が贈り物を過度に警戒するなか、 花婿の祖母が息を引き取ったのを医師が隠そうとする。 花嫁の母チューリップは、美術コレクター、マックに言い寄られ、 花嫁の姉の素行の悪さが明らかになる。 彼女は、花婿と関係するだけでなく、 何と、10指に余る男たちと関係していたのだ。 最後に、とどめの一撃として、花婿の級友が交通事故で死ぬ。 披露宴の司会役、リタにとっては、悪夢の一日だった。 出演者: Geraldine Chaplin .... Rita Billingsley(リタ) Mia Farrow .... Elizabeth 'Buffy' Brenner(バフィ−:花嫁の姉) Carol Burnett .... Katherine 'Tulip' Brenner(花嫁の母:チューリップ) Pat McCormick .... Mackenzie 'Mac' Goddard(マック) Dina Merrill .... Antoinette 'Toni' Sloan Goddard (トニ:マックの妻) オトーサン、 「女優さんたちが、いい」 大勢出演すると、張り合うのでしょうか。 イチバンよかったのは、チューリップ役のキャロル・バーネット。 美術コレクターのデブじいさんに言い寄られて、もじもじ。 中年女性のもじもじは、到底、文字に書きあらわせませんねぇ。 このほか、チャップリンの娘さん、シナトラの元奥さんなど、 多彩な助演女優陣でした。 おかげで、肝心の花婿・花嫁の影が薄くなりましたが、 これぞ、アルトマン監督が狙いなのでしょう。 GERALDINE CHAPLIN  ジェラルディン・チャップリン 誕生日 1944/7/31 出身 米カリフォルニア州サンタモニカ チャールズ・チャップリンの娘 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ   ☆☆☆★★★ 出演作 1952年「ライムライト」 1964年「ある晴れた朝突然に」 1965年「ドクトル・ジバゴ」「哀しみは星影と共に」 1967年「ペパーミント・フラッペ」「伯爵夫人」 1970年「大洋のかなたに」 1971年「赤ちゃんよ永遠に」 1972年「新スキャンダル」「国際殺人局K/ナンバーのない男」 1975年「ナッシュビル」「カラスの飼育」 1976年「ロサンゼルス・それぞれの愛」 1977年「ローズランド」 1978年「ウエディング」 1979年「ママは百歳」「二人の女」 1980年「クリスタル殺人事件」 1981年「愛と哀しみのボレロ」 1984年「地に堕ちた愛」 1987年「白い炎の女」 1988年「モダーンズ」 1989年「新・三銃士/華麗なる勇者の冒険」 1992年「チャーリー」「季節のはざまで」 1993年「エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事」 1995年「鳥の歌」「ホーム・フォー・ザ・ホリデイ」 1996年「クライムタイム」「ジェイン・エア」 1998年「従妹ベッド」 1999年「ベレジーナ スイス最後の日」 MIA FARROW  ミア・ファロー 誕生日 1945/2/9 出身 米カリフォルニア州ハリウッド 母は女優のモーリン・オサリヴァン。父は監督のジョン・ファロー。 62年、ニューヨークで演技とバレエと音楽を学ぶ。 オフ・ブロードウェイの初舞台が20世紀フォックスの目にとまり、 テレビシリーズ「ペイトン・プレイス物語」のアリソン・マッケンジー役に抜擢される。 66年、フランク・シナトラと結婚するが、68年、離婚。 70年、作曲家アンドレア・プレヴィンとも結婚するが、離婚した。 活躍度 ○→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1959年「大海戦史」「バタシの鬼軍曹」 1968年「殺しのダンディー」「ローズマリーの赤ちゃん」      「秘密の儀式」 1969年「ジョンとメリー」 1971年「見えない恐怖」 1972年「フォロー・ミー」「ジャン・ポール・ベルモンドの交換結婚」 1974年「華麗なるギャツビー」 1976年「ジュリア/幽霊と遊ぶ女」 1978年「アバランチ/白銀の恐怖」「ウエディング」      「ナイル殺人事件」 1979年「ハリケーン」 1982年「サマーナイト」 1983年「カメレオンマン」 1984年「ブロードウェイのダニー・ローズ」「スーパーガール」 1985年「カイロの紫のバラ」 1986年「ハンナとその姉妹」 1987年「ラジオ・デイズ」「セプテンバー」 1988年「私の中のもうひとりの私」 1989年「ウディ・アレンの重罪と刑罰」「ニューヨーク・ストーリーズ」 1990年「アリス」 1992年「ウディ・アレンの影と霧」「夫たち、妻たち」 1995年「マイアミ・ラプソディー」 1998年「エクスタシーをさがして」 2001年「ジ・イノベーダー 革新者」 2002年「くたばれ!ハリウッド」 CAROL BURNETT  キャロル・バーネット 誕生日 1933/4/26 出身 米テキサス州サンアントニオ 娘はキャリー・ハミルトン。 活躍度 △→ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1963年「僕のベッドは花ざかり」 1972年「おかしな結婚」 1974年「フロント・ページ」 1978年「ウェディング」 1979年「死の勲章〜亡き息子に捧げる母の鎮魂歌」(TM) 1981年「四季」 1982年「アニー」 1983年「ロンリーウーマン」(TM) 1988年「ロンリーエンジェル」(TM) 1992年「カーテンコール/ただいま舞台は戦闘状態」 DINA MERRILL  ダイナ・メリル 誕生日 1925/12/9 出身 米ニューヨーク州ニューヨーク 活躍度 ▲↓ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1957年「おー!ウーマンリブ」 1959年「ペティコート作戦」「底抜け船を見棄てるナ」 1960年「バタフィールド8」「サンダウナーズ」「明日なき十代」 1963年「けっさくなエディ」 1965年「テスト・ハネムーン」 1977年「アリ/ザ・グレーテスト」 1978年「ウエディング」 1988年「ボールズ・ボールズ2/成金ゴルフマッチ」 1989年「フィアー/超能力殺人ゲーム」 1991年「トゥルー・カラーズ」 1992年「ザ・プレイヤー」 その他の出演者: Desi Arnaz Jr. .... Dino Sloan Corelli(花婿) Amy Stryker .... Margaret 'Muffin' Brenner Corelli(花嫁) Vittorio Gassman .... Luigi Corelli (花嫁の父) Nina Van Pallandt .... Regina Sloan Corelli(花嫁の母) Lillian Gish .... Nettie Sloan(花婿の祖母) John Cromwell .... Bishop Martin(神父) Howard Duff .... Dr. Jules Meecham (医者) Lauren Hutton .... Florence Farmer(撮影係) Pam Dawber .... Tracy Farrell(花婿の級友) Gavan O'Herlihy .... Wilson Briggs(花婿の級友) User Rating: 6.8/10 (544 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 ・ゴールデングローブ賞ノミネート:  助演女優賞:Carol Burnett User Comments: Merwyn Groteさん St. Louis, Missouri 2002年1月11日 記憶に残る出来事 この映画、実に見事だ。 ロバート・アルトマン流の監督術、 その魅力と落とし穴の両面を伝えている。 そして、なぜか、彼のもっとも親しみやすい作品になっている。 もちろん、アルトマンのトレードマークである ソフトに焦点をあてたドラマや 重なり合う音楽を味わうことができ、 大がかりでくせわしなく下手な運びの披露宴、 そんなものに出ると、どんな目にあうかをクリアにみせてくれる。 アルトマンは全力を尽くして、個々の登場人物たちが ランダムに出入りする披露宴の雰囲気をつくり出した。 ストーリーは、ちょっとした噂話をもれ聞きながら進んでいく。 多数の個性的な出演者は、オーバーな演技をしているが、 混乱の渦中にある個々人の姿を示すには、これは必要なことだった。 観客は、アルトマンの映画を愛し、怒り、時には双方を味わう。 だが、このひねくれた製作スタイルが観客を活気づけもし、 ストーリーの焦点をピンボケにしているのだ。 確かに、この映画のポイントは、 偽りの大がかりな結婚披露宴などというものは、 実に下らんものというところにある。 だが、例え、テーマが人生や死であったとしても、 アルトマンによれば、それも実に下らん代物なのだ。 アルトマンは、これまで一度も家を壊したことがない。 いわゆる"異常気象もの"を手がけたことはないが、 それをこの映画ではやっている、 ゲストは、サヨナラも言わずに、勝手に家を辞去してしまう。 それでも、この映画には、ある種の親しみが湧く。 それはアメリカの多くの映画に欠けているものだ。 登場人物たちの大騒動にもかかわらず、 身近な出来事であり、甘酸っぱい雰囲気が流れる。 軽いタッチの唐草模様は、家族の絆の本質を解き明かしている。 遠くから見ると、笑止千万だが、 近くから見ると、どういうわけか、いとおしい。 出演者のすばらしい演技に拍手を贈りたい。 Carol Burnett、Pat McCormick、Dina Merrill、Geraldine Chaplin、 Lillian Gish、Nina Van Palandt、Mia Farrow、そしてLauren Hutton。 そのうち、何人かは、数秒顔を見せてくれただけだったが、 忘れえぬキャラクターを味わせてくれた。 多くの実際の結婚式と同様、結婚式はがっかりするものだが、 奇妙なことに忘れ難いものでもあるのだ。 オトーサン、 「見事な人生の洞察力!」 巨匠ロバート・アルトマンの経歴をみてみましょう。 ROBERT ALTMAN  ロバート・アルトマン 誕生日 1925/2/20 出身 米ミズーリ州カンザスシティ 監督作 1957年「ジェームス・ディーン物語」(共) 1968年「宇宙大征服」 1969年「雨に濡れた舗道」 1970年「バード・シット/BIRD-SHT」「M☆A☆S☆H」 1971年「ギャンブラー」 1972年「ロバート・アルトマンのイメージズ」 1973年「ロング・グッドバイ」 1974年「ボウイ&キーチ」 1975年「ナッシュビル」 1976年「ビッグ・アメリカン」 1977年「三人の女」 1978年「ウェディング」 1980年「ポパイ」 1983年「ストリーマーズ〜若き兵士たちの物語」 1985年「フール・フォア・ラブ」 1987年「アリア」「ニューヨーカーの青い鳥」       「突撃!O.Cとスティグス お笑い黙示録」 1990年「ゴッホ」 1992年「ザ・プレイヤー」 1993年「ショート・カッツ」 1994年「プレタポルテ」 1995年「カンザス・シティ」 1998年「相続人」 1999年「クッキー・フォーチュン」 2000年「Dr.Tと女たち」 2001年「ゴスフォード・パーク」 2003年「バレエ・カンパニー」 次に、IMDBのミニ伝記。 ロバート・アルトマンは、 1925年2月20日、ミズーリ州カンザス市に 保険外交員の父と母親ヘレンの間に生まれた。 6歳のとき、St. Peters Catholic schoolに入学。 Catholic high schoolにも通った。 その後、Rockhurst high schoolに転校し、 安いテープレコーダーで、音楽づくりをはじめた。 モンタナ州のレキシントンにある Wentworth Military Academy に入学した。 19455年、空軍に入り、B-24の操縦士になった。 除隊後、Calvin Co.に勤め、映画製作を学ぶ。 1955年会社をやめ、ンディペンデント映画を撮っているときに、 アルフレッド・ヒッチコックに見出される。 以後、多くのTV映画を撮ることになるが、 大勢の候補者のなかから、選ばれて、 "MASH (1970)"の脚本を引き受けたのが、ブレークのきっかけ。 製作者たちは注目しなかったが、これが最初の成功作になった。


ハービー 機械じかけのキューピッド

オトーサン、 「おお、かぶと虫か」 一世を風靡したVWビートル。 いろいろな伝説が生まれた名車です。 でも、あのヒトラーがつくらせたクルマなのです。 原題:Herbie: Fully Loaded (2005) 監督:Angela Robinson 原作:Thomas Lennon/ Ben Garant /Mark Perez 脚本:Thomas Lennon / Ben Garant / Alfred Gough/ Miles Millar Gordon Buford (characters) Genre: Adventure /Comedy /Family /Fantasy /Sport 上映時間:101分 あらすじ: マギーは、レーサー一家の生まれ。 レーサーにならず、大学を出たということで、 父親は、卒業祝いに250Zをくれるというが、 代わりに、VWビートルをもらうことにする。 マギーは、「ハービー」と命名し、 親友ケビンのカスタムカー・ショップへ修理に出す。 テスト・ドライブ後、モーターショーへ行く。 常勝レーサー、トリップに、ストリート・レースを挑まれたが、 なぜか勝ってしまう。 トリップは、リターン・マッチを要求し、 何とか、ハービーの秘密を発見しようとする。 最大のチャレンジ、ディトナ500で、娘が優勝したとき、 父親は、彼女を跡継ぎにすることを決める。 出演者: Lindsay Lohan .... Maggie Peyton (マギー) Michael Keaton .... Ray Peyton Sr. (父親) Breckin Meyer .... Ray Peyton Jr.(兄) オトーサン、 「この娘、可愛いなぁ」 でも、この映画の主役は、ハービー。 「可愛いなぁ」 LINDSAY LOHAN  リンゼイ・ローハン 誕生日 1986/7/2 出身 米ニューヨーク 3歳から名門モデルエージェンシーに所属し、 GAPなど60本以上にCM出演。 96年、テレビシリーズ「アナザー・ワールド」で俳優デビュー。 98年「ファミリー・ゲーム 双子の天使」で 双子の二役を演じ主演映画デビューし、 ヤング・アーティスト・アワード主演女優賞受賞。 2003年「フォーチュン・クッキー」が大ヒットし、ティーン・アイドルに。 2004年12月、CDアルバム「スピークス」で全米歌手デビュー。 活躍度 △↑ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1998年「ファミリー・ゲーム」◇ 2003年「フォーチュン・クッキー」◇ 2004年「ミーン・ガールズ」◇「彼女は夢みるドラマ・クイーン」◇ 2005年「ハービー 機械じかけのキューピッド」◇ その他の出演者: Matt Dillon .... Trip Murphy Justin Long .... Kevin Cheryl Hines .... Sally Jimmi Simpson .... Crash Jill Ritchie .... Charisma Thomas Lennon .... Larry Murphy Jeremy Roberts .... Crazy Dave E.E. Bell .... Beeman Peter Pasco .... Juan Hernandez Mario Larraza .... Miguel Hernandez Patrick Cranshaw .... Jimmy D. Scoot McNairy .... Augie User Rating: 4.7/10 (3,902 votes) オトーサン、 「あれ?低すぎるぞ」 User Comments: aircool さん United States 2005年10月31日 ハービーが生きている! ハービーは、すばらしい。 仕返しに返ってきたのだ! NASCAR、誰がこんなことを思いついたのか? 彼は、スターだ! 誰もがハービーが好きなのか? 古いビートルをもっているものとして、 私の意見はちょっと偏りがあるかもしれないが、 信じてほしい。 ビートルには、ほんとうに個性があるのだ。 だが、ハービーをハービーらしくするために、 ちょっと強調しすぎだ。 バービーは、VWのフアンにとっては、ある種の偶像である。 私は、子どもの頃、 この映画を馬鹿にしながら見たのを覚えている。 だが、最後には、ちょっと不信感を抱きながらも、 このバービーを好きになるだろう。 何年もたった後、彼に会えるなんで、素敵なことだろう。 助演女優のLindsayは、いい仕事をした。 ハービーは、アカデミー賞にノミネートすべきだ。 オトーサン、 「この映画、レース好きには、こたえられないだろうな?} 特典映像で、レースの解説もありました。 でも、NASCARの説明がなかったので、補っておきましょう。 ○NASCAR National Association for Stock Car Auto Racing アメリカ最大のモータースポーツ統括団体、  同団体が統括するストックカーレースの総称でもある。  1948年、William France Sr.とEd Ottoによって設立された。 四輪市販車をベースに改造を施した車両(ストックカー)のレースで、 主に北米大陸で行われる独自のレースカテゴリー。 ネクステルカップ、同じ車を使用するブッシュシリーズ、 ピックアップトラックベースの車で争われるクラフトマントラックシリーズは、  「3大カップ戦」と呼ばれ、最上級カテゴリーである。  その下には「Dodge Weekly Racing Series」  「Regional Racing Series」と総称される各地域ごとのカテゴリーがある。  1周0.8kmから、4kmのオーバルコースを超高速で走る。  出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


トゥー・ピッグス

オトーサン、 子豚が主人公か。 もしかすると、トンでもない映画かも。 トンまなひとびとも出てくるのでしょうか? でも、お堅いBBC放送の番組ですから、トンだ勘違いかも。 原題:The Legend of the Tamworth Two (2004) (TV) 監督:Metin Huseyin 脚本:Jed Mercurio Genre: Family / Comedy / Drama 上映時間:60分 あらすじ: 実話に基づく。 ブッチとサンダンスという名の2匹の子豚が 1998年1月屠殺場から逃げ出す。 マスコミや大衆が何とかして捕獲しようとしたのに、 1週間ほど雲がくれしてしまった。 出演者: Darren Boyd .... PC "Dusty" Springfield(ダスティ) Emma Pierson .... Jenny West (ジェニー) Gerard Horan .... Ned Watkins (ネッド) Kevin Whately .... Wolf(ウルフ) オトーサン、 「ダスティ、トンでもないほどのっぽだなぁ」 出演者たち、TVで活躍しているひとばかりなので、 海外映画俳優マガジンには、経歴なし。 その他の出演者: Tim Plester .... Slaughterman Chris Langham .... Jack(ジャック) Trevor Peacock .... Mr. Martin Brenda Cowling .... Mrs. Martin Alexei Sayle .... Newspaper Editor John Sessions .... Rival Editor Dermot Murnaghan .... Himself Rafe Spall .... Crustie Natasha Day .... Sundance (voice) James Dodd .... Butch (voice) Brian Blessed .... Wild Boar (voice) User Rating: 5.6/10 (35 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: davideo-2さん Birmingham,England 2004年4月13日 おとなしい家族向けドラマ これは、ブッチとサンダンスの実話を映画化したもの。 1998年1月屠殺場から逃げだした双子の子豚ちゃんだ。 おおがかりな捜索が行なわれた。 有名な豚ハンターのウルフも、助けに呼ばれた。 だが、この逃亡のニュースは、全国的な話題になり、 マスコミの大キャンペーンがはじまった。 その牽引役は、英国のタブロイド紙デイリーメール。 「タムワースの2匹の子豚を救え」 この映画、実話に触発されたものの、 物語のトーンは、ハリウッドの大作「ベイブ」に多くを負っている。 ベイブは、しゃべる豚というのが、売りだった。 だが、脚本は、やや乱れている。 トンまで、信じ難い登場人物たちがなぜか出てくる。 それに、60分というのも、短すぎ、拍子ぬけする。 かわいい2匹の子豚をのぞいては、 この映画、チャーミングなものになり損ねている。 せっかくのいい話が台なしだ。 評価は5点、見る代わりにメシでも食いにいくべし。 オトーサン、 「60分か」 映画は、90分くらいがちょうどいいのです。 「キングコング」が、配収100億円を狙っていたのに、 たったの30億円に終わってしまったそうですね。 3時間は、明らかに長すぎますね。 お腹も空くし、座り疲れるし、第一、トイレにも行けません。


だめんずコップ

オトーサン、 不正経理、公金着服、証拠隠滅、 書類紛失、誤認逮捕、暴力団との癒着... 警官も、ひとの子、過ちも犯すでしょう。 でも、それにしても、いろいろやってくれますねぇ。 「この映画の邦題、いい訳したなぁ」 上記の悪徳警官とは違うことが、すぐ分かります。 原題:Super Troopers (2001) 監督:Jay Chandrasekhar 脚本:Jay Chandrasekhar/Kevin Heffernan Steve Lemme/Paul Soter/Erik Stolhanske Genre: Crime / Comedy Rated R for language, sexual content and drug use. Country: USA Language: English / German 上映時間:100分 あらすじ: ソーン、ファーバ、マック、ラビット、フォスターは、 バーモント州警察ハイウェイ・パトロールの警官。 カナダ国境近くの人里離れた地域に駐在している。 いたずらは得意だが、肝心の仕事はサッパリできない。 予算削減で、ライバルのスパーベリー市警に吸収されそうになる。 たまたま、死体が発見され、事件は麻薬がらみ。 そこで、そこで、連中は、奮起し、まじめに勤務することにする。 市警の鼻を明かして犯罪を解明し、自分たちの職場を守ろうとする。 出演者: Marisa Coughlan .... Officer Ursula Hanson(ウルスラ) Paul Soter .... State Trooper Jeff Foster (ジェフ) Kevin Heffernan .... State Trooper Rodney Farva (ファーバ) オトーサン、 「ははは」 脚本を書いた5人のひとりが監督し、全員出演。 演技面で見るべき俳優はいませんが、 5人のダメ警官という意表をついたキャラが成功しています。 ここでは、紅1点の女優さんの経歴をみておきましょう。 無名女優さん、あくまでも低予算を貫いたのでしょう。 MARISA COUGHLAN  マリサ・カフラン 誕生日 1973/3/17 出身 米ミネソタ州ミネアポリス 活躍度 ▲→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆★★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1993年「忘れられない人」 1995年「北斗の拳」 1999年「鬼教師ミセス・ティングル」◇「ゴシップ」 2001年「フレディのワイセツな関係」 その他の出演者: Erik Stolhanske .... State Trooper Robert 'Rabbit' Roto Steve Lemme .... State Trooper MacIntyre 'Mac' Womack Jay Chandrasekhar .... State Trooper Arcot 'Thorny' Ramathorn Daniel von Bargen .... Police Chief Bruce Grady James Grace .... Local Officer Rando Michael Weaver .... Local Officer Smy Dan Fey .... Local Officer Burton Andre Vippolis .... College Boy 1 Joey Kern .... College Boy 2 Geoffrey Arend .... College Boy 3 Camille Hickman .... Thin Queen Bartender Aria Alpert .... Waitress User Rating: 6.4/10 (9,915 votes) オトーサン、 「案外高いなぁ」 User Comments: Mike Kinsellaさん Incirlik, Turkey 2003年1月26日 ベタほめレビュー。 "Super Troopers?" そんなもの、聞いたことないぞ。 そこで、見ることにした。 気に入って、2回も見てしまった。 私は、トルコ航空に勤務しているのだが、 おお、ついに、ピカイチの機内映画が出たと思った。 VAQ-134機の乗務員全員が一緒にみて、, 数週間は、この映画の話題で持ちきりだった。 乗務員の1人のコールサインが、ファルバになったほどだ。 カンペキだ。 映画全体を通じて、噛みしめたくなるほどのいい素材がある。 ライバル争い、冗談、新人いじめ...いいねぇ。 周囲を気に変にさせるような男がいるものだ。 乗務員のほとんどは、この映画のDVDを既に買っている。 われわれは、この映画の言葉を日常会話に組みこんでいる。 この映画、友人たちを誘って、 冷たい飲み物でも飲みながら、楽しんでほしい。 ハイウェイ・パトロール警官になりたいと思うだろう。 オトーサン、 「は、は、は。思い出すなぁ」 もう時効になったからいいでしょう。 東京は渋谷区の上原小学校に通っていた頃、 近くの交番のおまわりさんと仲良くなって、 しょっちゅう友達と遊びに行っていました。 あるとき、友達が,聞きました。 「ねえ、おじさん、その手錠って、どういう風に使うの?」 「ああ、これか、こういう風にやるんだ」 おまわりさん、あっという間に、自分の両手首にかけました。 「へぇ、あっという間にかかるんだ」 「ほんとだ!」 「そうだよ、だから、悪いことしたら、すぐつかまるんだよ」 いまやムイチモンになりそうなホリエモンに 聞かせたかったようなせりふを口づさみました。 「ねぇ、おじさん、外すときはどうするの?」 「ああ、簡単だよ...しまった」 おまわりさん、青くなりました。 手錠を外すカギをどこに置いたのか忘れてしまったのです。 「キミら、このこと、先生やご両親にだまっていてね」 袖口に手錠を隠すようにして、所轄の警察に向かいましたっけ。


0:34 レイ_ジ_34_フン

オトーサン、 「何だ、この邦題は?」 でも、話題性十分の工夫したものです。 「...しまった、ホラー映画だった」 原題:Creep (2004/I) 監督・脚本:Christopher Smith Genre: Horror / Thriller Rated R for strong bloody horror violence, language,       some drug use and sexual content. Country: UK / Germany Language: English 上映時間:85分 あらすじ: ロンドンの地下鉄構内に取り残された女性ケイト。 何者かに追われ、トンネルの未知の迷宮に入りこむ。 そこで、出合った者は、ことごとく殺されていくのだった。 出演者: Franka Potente .... Kate(ケイト) Vas Blackwood .... George(ジョージ) Jeremy Sheffield .... Guy(男) オトーサン、 「いい女優さんだけど、  "ラン・ローラ・ラン"のほうが、よかったなぁ。  もっと走らなきゃ」 出だしで感情移入がしにかったのは、失敗でしょう。 「好き放題やっていれば、終電に乗り遅れることもあるよなぁ」 FRANKA POTENTE フランカ・ポテンテ 誕生日 1974/7/22 出身 ドイツ・ミュンスター ミュンヘンに移り、オットー・ファンケンバーグ・スクールで演技を学び、 さらにニューヨークのリー・ストラスバーグ演劇学校に通った。 ドイツに戻り、数本の映画に出演後、 98年「ラン・ローラ・ラン」の主演で注目される。 2001年「ブロウ」でハリウッド進出。 「ボーン・アイデンティティー」と「ボーン・スプレマシー」で ヒロインのマリーを演じた。 活躍度 ○↑ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1998年「ラン・ローラ・ラン」「アイ・アム・ビューティフル?」 2000年「アナトミー」◇ 2001年「ブロウ」◆「ストーリー・テリング」 2002年「ボーン・アイデンティティー」◇「17歳 体験白書」 2003年「アナトミー2」 2004年「ボーン・スプレマシー」◇ 2005年「0:34 レイ_ジ_34_フン」 その他の出演者: Ken Campbell .... Arthur Paul Rattray .... Jimmy Kelly Scott .... Mandy Sean Harris .... Craig Kathryn Gilfeather .... Girl Grant Ibbs .... Man Joe Anderson .... Male model Sean De Vrind .... Friend Ian Duncan .... Friend Debora Weston .... Mya Emily Gilchrist .... Karen Craig Fackrell .... Tramp User Rating: 5.4/10 (2,616 votes) オトーサン、 「ま、こんなものかも」 User Comments: But still wide of the mark Matthew Williamsさん England 2005年7月31日 最近のホラー映画よりはよい。 この映画は、題名通りではない。 ”忍び寄る”わけではないが、かなり凶暴で、暗い映画だ。 ストーリーは、リニアで、筋書きに漏れはない。 演技も、脚本も、OKである。 この映画の問題点は、数多くのホラー映画とそう違わないことである。 だが、いくつかのものと比較すれば、出来のいいほうだ。 血なまぐさいホラー映画として、 近年のものとしていくつかあげれば、 "Toolbox Murders"、"Grudge"、”White Noise"、 "Descent"、"Boogeymanなどがある。 これは、まあ凡庸な映画だ。 ホラー映画狂には、見る価値があるかも。 このジャンルのものとしては、まあまあ。 映画好きにとっては、 有意義な時間とはいえない。 10点満点で、6点。 オトーサン、 「ホラー映画だったんだ」 ホラー映画は、原則見ないようにしているのですが、 案外、だまされて見てしまいます。 イギリスの映画雑誌トータル・フィルムが “ホラー映画 オールタイムベスト50”を発表したので、 そのベスト20をご紹介しましょう。   1位「悪魔のいけにえ」(1974)   2位「ハロウィン」(1978)   3位「サスペリア」(1977)   4位「ゾンビ」(1978)   5位「シャイニング」(1980)   6位「サイコ」(1960)   7位「ウィッカーマン」(1973)   8位「ローズマリーの赤ちゃん」(1968)  9位「赤い影」(1973)  10位「食人族」(1980)  11位「遊星からの物体X」(1982)  12位「キャリー」(1976)  13位「エクソシスト」(1973)  14位「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」(1999  15位「WITCHFINDER GENERAL」(1968)  16位「たたり」(1963)  17位「死霊のはらわた」(1983)  18位「血を吸うカメラ」(1960)  19位「エイリアン」(1979)  20位「フランケンシュタインの花嫁」(1935)


Mr.レディMr.マダム

オトーサン、 「これって、もしかして、ゲイの映画?」 ジャケットには、三輪明宏さん風の男性が.... 原題:La Cage aux folles (1978)     Birds of a Feather 監督:Edouard Molinaro 台本:Jean Poiret 脚本:Marcello Danon/Edouard Molinaro/Francis Veber Genre: Comedy Country: France / Italy Language: French 上映時間:96分 あらすじ: 2人のゲイ、レナトとアルパンはサントロペの住人。 レナトの息子が結婚すると宣言して、大あわて。 婚約者とそのお堅い両親が夕食にやってくるので、 ゲイの暮らしの痕跡はもちろんのこと、 階下のあやしげなクラブの持ち主であることを隠そうとする。 出演者: Ugo Tognazzi .... Renato Baldi (レナト) Michel Serrault .... Albin Mougeotte/'Zaza Napoli'(アルパン) Remi Laurent .... Laurent Baldi(ローラン) オトーサン、 「抱腹絶倒とは、まさに、このこと」 思う存分、笑わせていただきました。 ミシェル・セロー 、三輪明宏さん似ですが、 その芸達者なこと、驚くばかり。 MICHEL SERRAULT  ミシェル・セロー 誕生日 1928/1/24 出身 仏 ミュージックホールでコメディアンとしてデビューし、 相棒のジャン・ポワレとの漫才で人気に。 54年「AH! LESBELLES BACCHANTES」で映画デビュー。 78年「Mr.レディ Mr.マダム」でセザール賞主演男優賞受賞。 活躍度 ○→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ   ☆☆☆☆★★ 出演作 1956年「この神聖なお転婆娘」 1957年「正直者の子だくさん」 1962年「わんぱく旋風」「戦士の休息」 1967年「すべてをぶちこわせ」 1973年「大ギャング」      「クレージー4人組/スーパーマーケット珍作戦」 1978年「Mr.レディMr.マダム」「ハンカチのご用意を」      「銀行」 1979年「料理は冷たくして」「替え玉大作戦」 1980年「Mr.レディMr.マダム2」「二つの影の底に」 1981年「検察官」 1983年「死への逃避行」 1985年「トレンチコートの女」 1986年「ウエディングベル/Mr.レディMr.マダム3」 1988年「アラン・ドロン/私刑警察」 1990年「怪盗プチオの秘かな愉しみ」 1991年「海を渡るジャンヌ」 1995年「しあわせはどこに」「とまどい」 1996年「ボーマルシェ/フィガロの誕生」 1997年「アサシンズ」「アルテミシア」 1999年「約束 ラ・プロミッセ」「クリクリのいた夏」 2001年「ルーヴルの怪人」 2002年「パピヨンの贈りもの」 その他の出演者: Claire Maurier .... Simone Benny Luke .... Jacob Michel Galabru .... Simon Charrier Carmen Scarpitta .... Louise Charrier Luisa Maneri .... Andrea Charrier Venantino Venantini .... Le chauffeur de Charrier Carlo Reali Guido Cerniglia Angelo Pellegrino Nicola D'Eramo Vinicio Dimanti Liana Del Balzo .... Mme Charrier User Rating: 7.3/10 (1,772 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 ・アカデミー賞ノミネート:  監督賞:エドゥアール・モリナロ  脚色賞、衣裳デザイン賞 User Comments: Marko Royさん Toronto, Canada 2004年11月6日 笑いっ放し、すばらしいコメディ! 今日、家でみた。 モリナロ監督によるすばらしいコメディの古典だ。 時に、とんでもなくルールを逸脱する。 もちろん、登場人物たちは、ありきたりのひとたちなのだが、 思うに、この場合、それがいいのだ。 茶番劇がヒットした理由だろう。 どういうわけか、この映画のせいで、ゲイが増えたと思う。 いくつかのシーンは、ただただ愉快である。 トーストを食べるシーンの愉快なこと! ジョン・ウエインのように歩いてみせるのだ! だが、後半は、前半よりも、もっと愉快だった。 セローは、すばらしい。 だが、彼だけではない。 レナト役のUgo Tognazzi も、お堅い父親役のMichel Galabruもそうだ。 子どもの頃から、彼が好きだった。 "Gendarme"シリーズで、Louis DeFunesと共演しているのをみている。 エンニオ・モリコ−ネの音楽がすばらしい。 愛すべき音楽だ! 何度も何度もエンジョイできるコメディだ。 100点満点なら 82点をあげたい。 オトーサン、 「へえ、第2作、第3作もあるんだ!」 Goo映画のあらすじの概要は、以下のようです。 ○Mr.レディMr.マダム2(1980)  人気レストラン“狂人の檻"は、レナトの経営。  店の人気スター、アルバンは、彼の妻である。  しかし、アルパンが容貌の衰えを気にしだし、ついに家出する。  カフェで、アルバンは、若い男に誘われ、ホテルに行くが、  その男は何者かに殺されてしまう。  そこにアルバンを追いかけてきたレナト。  翌日、新聞にはアルバンの写真が一面にのり、  殺された男は、何とフランス秘密諜報部員だった。  アルバンとレナトの寝室にやがて敵がのり込んでくる。  レナトの故郷、イタリアの村に逃げた2人を追って、敵がやってくる。  やがて戦いの末、アルパンも救出され、めでたく事件は解決する。 ○Mr.レディMr.マダム3 ウエディングベル(1986)   スコットランドに住む伯母が亡くなり、莫大な遺産がアルバンに。   ただ、条件があった。   結婚後18カ月以内にこどもを生まなければならない。   そうでないと、遺産は、従兄弟へ渡るというのだ。   事情を聞いたレナトは、一計を案じる。   アルパンを男らしくする訓練をし、仮りの結婚をさせようというのだ。   だが、そんなレナトに失望したアルパンは、またも家出してしまう。   線路に横たわっていたアルバンのもとにレナトがかけつけ、自殺を止めた。   帰途、オートバイ事故の若い女シンディを救い、アルバンの仮の結婚相手にする。   結婚当日、何とシンディのとなりには、何者かが。   その男、実は、従兄弟だった。   遺産をモティマが継ぎ、アルバンと分けあうことで、めでたしめでたし...。 オトーサン、 「何だか、話に、ムリがある。  第2作、そして第3作と、段々つまらなくなっていくなぁ」


ホットショット

オトーサン、 「"トップガン"のパロディみたいだな」 トップガンとは、全米のパイロットのうち、 最優秀の1%のもの。 トム・クルーズが主演して、大ヒットしました。 原題:Hot Shots! (1991) 監督:Jim Abrahams 脚本:Jim Abrahams / Pat Proft Genre: Action / Comedy / War / Romance 上映時間: 84分 あらすじ: "Top Gun"が "Airplane!"に出会う。 エース・パイロットのトッパーは、 特殊任務のために海軍復帰を求められる。 (ある事故のあと、自己の能力に疑問を抱き、  いまは、インディアンたちと暮らしている) だが、彼は、他のトップガンたちとはそりが合わない。 同じ女性に憧れを抱いているからだ。 航空機企業のオーナーは、任務に熱意を抱いていないが、 だが、彼のジェット機と戦えば、 他の戦闘機はみなスクラップにされてしまうだろう。 出演者: Charlie Sheen .... Lt. Topper Harley(トッパー) Valeria Golino .... Ramada Thompson (ラマダ) Kevin Dunn .... Lt. Cmdr. James Block(ブロック少佐) オトーサン、 「華のある俳優さんだ」 チャーリー・シーン、あまりお馴染みでない俳優さんです。 経歴をみておきましょう。 CHARLIE SHEEN  チャーリー・シーン 誕生日 1965/9/3 出身 米ニューヨーク 父はマーティン・シーン、兄はエミリオ・エステベス、ラモン、 妹はレネーという芸能一家。 95年にモデルのドナ・ピールと結婚し、翌年離婚。 映画は「地獄の黙示録」のエキストラが最初だが、 正規には84年「グリスビー2」がデビュー作。 2002年、デニース・リチャーズと結婚。 娘が二人いる。2006年、離婚。 活躍度 ○→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1979年「地獄の黙示録」 1984年「グリスビー2」「若き勇者たち」 1985年「ブロークン・ジェネレーション」 1986年「ルーカスの初恋メモリー」「フェリスはある朝突然に」      「処刑ライダー」「ウイズダム/夢のかけら」「プラトーン」 1987年「ハートビートで追いかけて」「ノーマンズ・ランド」      「ウォール街」 1988年「ヤングガン」「エイトメン・アウト」「ハートに火をつけて」 1989年「メジャーリーグ」「チャーリー・シーン/アルプスを越えて」 1990年「ルーキー」◇「ネイビー・シールズ」「ミリタリー・ブルース」      「メン・アット・ワーク」「レッドボーダー」 1991年「ホットショット」◇ 1993年「キング・オブ・ハーレー」「ローデッド・ウエポン1」      「プロフェッショナル」「ホット・ショット2」◇「三銃士」◇ 1994年「ザ・チェイス」「ターミナル・ベロシティ」◇「メジャーリーグ2」◇ 1996年「天使のわんちゃん/チャーリーとイッチー」       「アライバル/侵略者」◇ 1997年「ザ・ターゲット」◇「ランナウェイ」「プレッシャー/壊れた男」◇ 1998年「フルブラント」◇「フリーマネー」◇「ポスト・モーテム/検死台」 1999年「マルコヴィッチの穴」◆「ファイブ・エイセス」 2000年「キング オブ ポルノ」 2003年「ビッグ・バウンス」◆「最‘狂’絶叫計画」◇ その他の出演者: Lloyd Bridges .... Adm. Thomas 'Tug' Benson Cary Elwes .... Lt. Kent Gregory Jon Cryer .... Jim 'Wash Out' Pfaffenbach William O'Leary .... Pete 'Dead Meat' Thompson Kristy Swanson .... Kowalski Efrem Zimbalist Jr. .... Wilson Bill Irwin .... Buzz Harley Heidi Swedberg .... Mary Thompson Bruce A. Young .... 'Red' Herring Ryan Stiles .... 'Mailman' Farnham Rino Thunder .... Owatonna, 'The Old One' Mark Arnott .... Rosener User Rating: 6.2/10 (12,481 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 User Comments: Philip Van der Vekenさん Tessenderlo, Belgium 2004年9月20日 コメディ映画となれば、これがお気に入り。 最高のユーモアというのは、 あくびもゲップもでないもので、そうなるには時間がかかる。 この映画、実に楽しめる。 このパロディの対象になっている映画を知らないとしても。 (そんなことはありえないが) だが、知っていると、この映画は愉快づくめになる。 大部分は、トップガンのパロディである。 だが、”スーパーマン”、”ダンス・ウィズ・ウルブス”、 そして、”風とともに去りぬ”のパロディもある。 トッパーは、優秀なパイロットである。 だが、父親への罪の意識から逃れられず、海軍を去った。 父親は、任務中に同僚を救えなかった。 そのため、恐ろしい方法で、命を絶ったのだ。 父親が発見されたとき、トッパーは、2度と飛ぶまいと決心したのだ。 いまや、インディアンたちや狼と暮らしている。 だが、ブロック少佐に特殊任務として2度目の機会を打診され、 トッパーは、再び飛ぶことを決心する。 これは、しかし、恋に悩み、古傷と直面することでもある。 この映画はどうかと問われれば、並みの映画よりもいい。 そこで、10点満点で、7.5にしてやりたい。 オトーサン、 「おもしろかった、第2作も見るか」 Goo映画によれば、以下のような内容のようです。 「ははーん、フセインをやっつけるシーンが好評だったからか」 ”トップガン”もそうでしたし、この”ホットショット”もそうですが、 シリーズ化するなら、相手役の女優さんに美人を選んでほしいものです。 "007"シリーズでは、毎回、どんな女優さんが出てくるか楽しみでした。 ○ホットショット2  湾岸戦争下のペルシャ湾を舞台に展開する、  パロディー・フィルムのシリーズ第2作。  前作では「トップガン」がパロディ化されたが、  今回は「ランボー」シリーズが取り上げられている。  監督・脚本は前作に続き「裸の銃を持つ男21/2」のジム・エイブラハムズ。  出演は「キング・オブ・ハーレー」のチャーリー・シーン、  「インディアン・ランナー」のヴァレリア・ゴリノ、  「ジャイアント・ベビー」のロイド・ブリッジス、  「ランボー」シリーズのリチャード・クレンナ


デーモンラヴァー

オトーサン、 「あやしげな題名だなぁ」 このフランス映画、日本のアニメ会社が出てくるのです。 「ひでえことやってるんだなぁ」 ポルノ、レイプ、緊縛シーンなどをせっせと製作しています。 日本のアニメ文化が、こんな形で世界中に宣伝されるとは... トホホ。 原題:Demonlover (2002) 監督・脚本:Olivier Assayas Genre: Thriller / Drama / Mystery Rated R for strong violence, sexual content and some language. Country: France Language: English / French / Japanese 上映時間:129分 あらすじ: ディアーヌは、日本のアニメ会社買収の入札のために、 フランスの会社のために働いている。 上司のカレンを陥れる筋書きを考え出す。 その筋書きは成功したものの、 競合するアメリカの会社が参入してきたことで、 問題に直面することになる。 ディアーヌのアシスタント、エリースは、カレンに忠実で、 ことごとくディアーヌの仕事の邪魔をする。 実際の緊縛シーンを放送するインターネットのサイトを 関係する会社のひとつが運営していることが明らかになると、 話は、いっそう複雑になる。 出演者: Connie Nielsen .... Diane de Monx (ディアーヌ) Charles Berling .... Herve Le Millinec (エルヴェ) Chloe Sevigny .... Elise Lipsky(エリース) オトーサン、 「すばらしい女優さんだなぁ」 産業スパイという役柄には、共感できませんが、 美人だし、人柄もよさそうだし、フランス語もペラペら、 そのうえ、派手なアクションもこなす大活躍でした。 CONNIE NIELSEN  コニー・ニールセン 誕生日 1965/7/3 出身 デンマーク・ユーラン半島エリング コペンハーゲンで育つ。 幼い頃から演技、歌、ダンスを学び、 15歳の時、地元の舞台やショーで役者のキャリアをスタートさせ、 18歳の時に女優を志すためパリへ移り住む。 その後、ローマ、ミラノ、南アフリカの映画に出演し、 93年にニューヨークで本格的な活動をし、 7カ国語を話す国際派女優となる。 ハリウッド映画デビューは「ディアボロス」のアル・パチーノの娘役。 活躍度 ○↑ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1993年「デス・クルーズ/欲望の嵐」(TM)◆ 1998年「ディアボロス/悪魔の扉」◆「ソルジャー」◆ 2000年「ミッション・トゥ・マーズ」◇「グラディエーター」◆ 2002年「ストーカー」◇「ハンテッド」◇「デーモンラヴァー」◇ 2003年「閉ざされた森」◇ その他の出演者: Gina Gershon .... Elaine Si Gibril Dominique Reymond .... Karen Edwin Gerard .... Edward Gomez Thomas M. Pollard .... American Lawyer Jean-Baptiste Malartre .... Henri-Pierre Volf Abi Sakamoto .... Kaori Julie Brochen .... Gina Jorgen Doering .... Styliste Jean-Charles Dumay .... Henri Jean-Pierre Gos .... Verkamp Randal Holden .... Ray Alexandre Lachaux .... Erwan User Rating: 5.5/10 (1,085 votes) オトーサン、 「低いなぁ」 緊縛シーンで、1点減点されたのでしょう。 ・カンヌ国際映画祭ノミネート  Golden Palm:Olivier Assayas User Comments: mjmkeatingさん 2003年10月4日 機械の中の幽霊 フランス人のすごいところは、 セオリーに興味を持ち、それを広めるところだ。 セオリーがアートにダイレクトに持ち込まれると、 結果は、時に、退屈で、わざとらしくなる。 この映画の場合も、セオリー重視だが、 結果はどうかというと、各シーンに見事に生かされている。 この映画は、吐き気をもよおすようなポルノでもないし、 企業の人間像を描くものでもない。 この映画が描くのは、現代のアイデンティティとは何か、 役割、財産、いかなる種族のどんな順位にあるかによって 自から決まってくるのではないかということである。 この映画は、次のことも示唆している。 この脆いアイデンティティにしがみつくことの対価は、 自己破壊の種をまくことだけだということを。 - 抑圧、狂気、性的倒錯へのドアを開くのだ。 最後に、この映画は、メディアの大企業が 反社会的なことに裏でかかわっていると告発している。 「いや、ちょっとしたビジネスですよ」と言ったり、 ハーバード・ビジネス・スク−ルの株主価値のためと称しながら。 共感をもてない人物を登場させて、 興味深い映画をつくるのは稀有なことである。 この映画は、それをやってのけている。 一貫しない筋書きへの不満もあるが、 事実は、筋書きが一貫しないのではなく、信頼できないのだ。 これは、まったく異なることがらだ。 だが、この映画のせいではない。 現代の環境についてのリアルで興味深い投影であるだけだからだ。 演技も、注目すべきものだった。 登場人物のモラルが、いかにいかがわしくても、 彼女が美しければ、 彼女のすべての言葉に耳を傾けるものだ。 オトーサン、 「そうか」 アニメといえば、子供向け。 そういう常識を打破して、世界に雄飛した日本のアニメ業界。 でも、問題は、低コスト・重労働のシステムから抜け出せないこと。 3Dになり、ヴァーチャル化が進むと、制作費も増大。 技術はあっても、カネがないという事態になっているわけです。 そこで、この映画の冒頭にあるように、 アニメ産業のもつ膨大な可能性に気づいた アメリカやフランス資本が、買収に乗りだしてきたというわけです。


ソルトン・シー

オトーサン、 「ソルトン・シー?」 一生懸命、調べました。 リゾート地、パームプリングにある湖。 長さ 38マイル、幅 9〜15マイル、海面下 227フィート。 大昔、カリフォルニア湾の一部として海だったエリアが 周辺の隆起で取り残され、砂漠の中の海水湖となった。 釣りやボート遊びが楽しめ、キャンプもできる。 「そうか、海水湖だから、seaと言ってもいいんだ」 原題:The Salton Sea (2002) 監督:D.J. Caruso 脚本:Tony Gayton Genre: Crime / Drama / Thriller Rated R for strong violence, drug use, language and some sexuality. 上映時間: 103分 あらすじ: 最愛の妻が殺されて、 ダニーは、幻想の世界に身をゆだねる。 旅の途中、のろまなジミーと仲良くなり、 隣の部屋に住むコレットをその狂気から助けることになる。 ダニーは、悪徳覆面捜査官や残忍な麻薬ディーラー、プーとも敵対する。 出演者: Val Kilmer .... Danny Parker/Tom Van Allen(ダニー) Deborah Kara Unger .... Colette (コレット) Vincent D'Onofrio .... Pooh-Bear(プー) オトーサン、 「うまいのかなぁ?」 登場人物には、感情移入できませんでした。 VAL KILMER  ヴァル・キルマー 誕生日 1959/12/31 出身 米カリフォルニア州ロサンゼルス 高校を飛び級で卒業。ハリウッド・プロフェッショナル・スクールで学ぶ。 17才でジュリアード学院演劇科に最年少で入学。 83年に「スラブボーイズ」でブロードウェイ進出。 84年「トップ・シークレット!」で映画デビュー。 88年ジョアン・ウォーリーと結婚したが、95年に離婚。 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1984年「トップ・シークレット!」 1985年「天才アカデミー」 1986年「トップガン」 1988年「ウィロー」 1989年「もう一度殺して/キル・ミー・アゲイン」 1991年「ドアーズ」 1992年「サンダーハート」 1993年「ブロンディー/女銀行強盗」「トゥルーロマンス」◆ 1995年「バットマン・フォーエヴァー」◇「DEAD GIRL/狂気の愛」      「ヒート」◆「愛と勇気の翼」 1996年「ゴースト&ダークネス」◇「D.N.A.」◆ 1997年「セイント」◇ 1998年「プリンス・オブ・エジプト」(声)      「アット・ファースト・サイト」◇ 2000年「レッド・プラネット」◇「ポロック 2人だけのアトリエ」◆ 2002年「ハード・キャッシュ」◇「ソルトン・シー」◇ 2003年「ワンダーランド」◇「ミッシング」◆ 2004年「ブラインド・ホライズン」◇「アレキサンダー」◆ その他の出演者: Adam Goldberg .... Kujo Luis Guzman .... Quincy Doug Hutchison .... Gus Morgan Anthony LaPaglia .... Al Garcetti Glenn Plummer .... Bobby Peter Sarsgaard .... Jimmy the Finn Chandra West .... Liz B.D. Wong .... Bubba R. Lee Ermey .... Verne Plummer Shalom Harlow .... Nancy Shirley Knight .... Nancy Plummer Meat Loaf .... Bo User Rating: 7.2/10 (6,174 votes) オトーサン、 「おいおい、こんなに高いか?」 User Comments: Tomさん Cleveland, OH 2004年2月9日 真の古典 このかなり曖昧な映画を数ケ月前にみたとき、 わがトップ15のリストに入ると感じた。 ヴァル・キルマーは、麻薬常用者を見事に演じ、 コメディの才能に満ちた連中を回りにはべらせている。 (もちろん、クスリの飲みすぎのせいで、おかしくなっているのだが) プー役のVincent D'onofrioも、すばらしい。 (とくに、TV映画”法と秩序”でのゴラン役を考えると) この映画は好きだ。 話が複雑だし、映像やダニーの麻薬文化の悲哀さ、 途中にはさまるPooh Bear、Kujo、Finn、Creeperのコミカルな演技がいい。 この批評家に酷評された映画をみつけたら、必ず見るとよい。 オトーサン、 「そうかなぁ?」 麻薬文化を延々と描いているのも気にくわないし、 筋書きがさっぱり分からず、楽しめませんでした。


検屍官

オトーサン、 「検屍官か、面白そうだ」 パトリシア・D・コーンウェルの「検屍官」シリーズ、 先日も、機内で、ご婦人が一生懸命読んでいました。 ベストセラーですから、ま、当然でしょうが。 原題:Sektion - Die Sprache der Toten (2002) (TV)     Midnight Ripper 監督:Markus Brautigam 脚本:Douglas Wissmann Genre: Crime 上映時間:92分 あらすじ: ハンマーで殴られた娼婦ホルムの死体が見つかる。 女性検屍官、ヘレン・マースが解剖を担当するが、 ホルムは、死亡直後に性交しており、 さらに性転換手術を受けており、男だった。 ルームメイトのドーラの事情聴取をすると、 常連客は、何とホルムの父親だった。 だが、父親は容疑を否認し、捜査は袋小路へ。 「分からないときは、死体に聞け」 ヘレンは遺体の咽喉部から動物の体毛を発見する。 出演者: Karin Giegerich .... Hellen Mars(ヘレン・マース) Gilberto .....Dora (ドーラ) August Schmolzer .....Andreas(ホルムの父親) オトーサン、 「ヘレン役の女優、カリン・ギゲリッヒ、うまいな」 残念ながら、海外映画俳優マガジンには、掲載されていません。 「ドイツ人だからだろうな」 その他の出演者: Andreas Gunther .... Yannis(ヤニス) Max Herbrechter .... Guido Mars(ギド、ヘレンの夫) Tim Wilde .... Holger Stoltz(検事) Bettina Zimmermann .... Patrizia Biehle(検事) Friederike Wagner .... Ilona Weiss Cornelia Schmaus Kathleen Gallego Zapata Eslem Arda Oliver Bottcher Stephan Hornung Nuran Calis Anne Moll User Rating: awaiting 5 votes. オトーサン、 「IMDb、冷たいなぁ」 ドイツの昔のTV映画では、無理からぬことかも。 せいぜい、5点台前半でしょう。 User Comments: - オトーサン、 「投書がないぞ」 ○○さん、 ?年?月?日 ドイツの安置所にいる検屍官をめぐる映画。 パッケージもなんだか怖そうだしというか、 パッケージだけ見て借りたんだけど 余計な部分が多すぎてつまらなかったです。 第一、第二の殺人がおきて犯人は誰かというのはいいけど 検屍官の女の人の浮気するやっぱりしないっていう 話ははっきりいってヾ( ´_ゝ`) イラネ まーったく関係ないんだもん 時間が余るから入れたんだろうけど、だったらもうちょっと 殺人事件を凝ってもよかったのにな… ただ、☆2つなのは死体を切ったり剥いたりする所は 非常にリアル (((( ;゚д゚)))アワワだったからです。 オトーサン、 「何だ、このIMDbのデータは?」 ドイツ語のサイトを探しても、 正確な出演者名や役名が、イマイチ分かりませんでした。


リチャード・ニクソン 暗殺を企てた男

オトーサン、 「きわどい題名だな」 日本でいえば、小泉首相暗殺のようなもの。 でも、名優ショーン・ペン主演なら、期待できそうです。 原題:The Assassination of Richard Nixon (2004) 監督:Niels Mueller 脚本:Kevin Kennedy / Niels Mueller Genre: Drama Rated R for language and a scene of graphic violence. Country: USA / Mexico Language: English 上映時間:95分 あらすじ: 錯乱した家具のセールスマンの実話。 1972年、時の大統領ニクソンを殺す計画を思いつく。 飛行機をハイジャックし、ホワイトハウスにガス爆弾を落とそうとする。 映画の出だし、この男は、妻と別居し、仕事のストレスもたまっている。 物笑いの種になり、低い評価しか受けていない。 親父のタイヤ事業をやろうと、黒人と組むが、銀行融資を断られる。 正式に離婚書類を受け取ったとき、何かがはじける。 ニクソン大統領の空手形が、すべての悪の根源だと思いこむ。 たまたま、TVでヘリがホワイトハウスに着陸する事件をみて、 その襲撃計画を思いつく。 ボルティモア空港で航空機に乗り込み、ハイジャックを試みる。 出演者: Sean Penn .... Samuel J. Bicke(サム) Naomi Watts .... Marie Andersen Bicke(マリー) Don Cheadle .... Bonny Simmons(ボニー) オトーサン、 「いよーっ!名優!!」 そう声をかけたくなるほどの名演技でした。 うらぶれた男を演じさせたら、このひとの右に出るものなし。 ナオミ・ワッツ、女って、こわいですね。 復縁を迫る男を見る目つき。 これだけで、ハイジャックでも、何でもしたくなってしまいます。 SEAN PENN  ショーン・ペン 誕生日 1960/8/17   出身 米カリフォルニア州バーバンク 父は演出家のレオ・ペン、 母は女優のアイリーン・ライアン、弟クリスも俳優。 サンタモニカ・ハイスクール卒業後、 ロサンゼルス・グループ・レパートリー・シアターで助手を務めながら、 演技の勉強を始め、ニューヨークの舞台「ハートランド」で絶賛される。 映画デビューは81年「タップス」。 95年「デッドマン・ウォーキング」の死刑囚役でアカデミー主演男優賞ノミネート。 他「ギター弾きの恋」「アイ・アム・サム」で同賞ノミネート。 97年「シーズ・ソー・ラブリー」でカンヌ映画祭主演男優賞、 「キャスティング・ディレクター」でヴェネチア映画祭主演男優賞を獲得した。 91年に「インディアン・ランナー」で監督デビュー。 2003年「ミスティック・リバー」でアカデミー主演男優賞受賞 最初の妻マドンナとは暴力事件をたびたび起こし離婚。 現在の妻はロビン・ライト・ペン。 活躍度 ◎→ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1981年「タップス」 1982年「初体験リッジモント・ハイ」 1983年「バッド・ボーイズ」 1985年「CRACKERS」「月を追いかけて」      「コードネームはファルコン」 1986年「ロンリーブラッド」「JUDGEMENT IN BERLIN」      「上海サプライ」 1987年「ディア・アメリカ/戦場からの手紙」(声) 1988年「カラーズ/天使の消えた街」「ジャッジメント・イン・ベルリン」      「恋人たちのキャンバス」△ 1989年「カジュアリティーズ」「俺たちは天使じゃない」 1990年「ステート・オブ・グレース」 1993年「カリートの道」 1996年「デッドマン・ウォーキング」 1997年「シーズ・ソー・ラブリー」「Uターン」◇ 1998年「ゲーム」◆「シン・レッド・ライン」◇ 1999年「キャスティング・ディレクター」◇「マルコヴィッチの穴」      「ギター弾きの恋」◇ 2000年「夜になるまえに」◆「悪魔の呼ぶ海へ」「真夜中の銃声」 2001年「アイ・アム・サム」◇「DOGTOWN & Z-BOYS」(ナ) 2002年「デブラ・ウインガーを探して」 2003年「ミスティック・リバー」◇「21グラム」◇ 2004年「ザ・インタープリター」◇「リチャード・ニクソン 暗殺を企てた男」◇ その他の出演者: Jack Thompson .... Jack Jones Brad William Henke .... Martin Jones Nick Searcy .... Tom Ford Michael Wincott .... Julius Bicke Mykelti Williamson .... Harold Mann April Grace .... Mae Simmons Lily Knight .... Receptionist Jared Dorrance .... Sammy Jr. Jenna Milton .... Ellen Mariah Massa .... Julie Eileen Ryan .... Marie's Mother Derek Greene .... Joey Simmons User Rating: 7.2/10 (4,142 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 User Comments: julio79さん Los Angeles, CA 2004年11月12日 すばらしい出来の映画! 今週、幸い、ロスのAFI Festで、この映画を見ることができた。 今年の年末には上映されるとのことだったが、 私は、とても待ちきれなかった。 誰かが、この名優たちのすばらしい演技について、 コメントしていたが、まったく同感だ。 登場人物の相互関係がよく描きこまれている。 特筆すべきは、Jack Thompson と Michael Wincottだ。 2人は、サムの上司と兄貴役を見事に演じている。 2人は、サムの人生にとっては、重しのようなもので、 その影響は、画面に登場しなくても、感じられる。 当然のことだが、ナオミ・ワッツとドン・チーゲルは、すばらしい演技をした。 同じことは、ショーン・ペンについても言える。 彼は、優れた俳優であり、その世代でのエースである。 この映画の演技は、それを裏づけている。 ペンの哀歓に満ちた演技は、微妙なニュアンスをもち、正確無比。 議論の余地なく、最近の最高の演技だと思う。 昨年受賞したからといって、アカデミー賞の対象から外してほしくない。 何といったって、それにふさわしい演技ではないか! 監督で共同脚本家の Niels Muellerは、驚くべき仕事をやってのけた。 心に響く作品が出来上がったのだから。 見事な性格描写の映画である。 監督、脚本、撮影、編集の水準は、印象的という以上のもの。 30年前の事件にヒントを得ているが、 当時の雰囲気がよく出ており、期時を超えたものとなっている。 この脚本は、監督の話によれば、9/11の5年前に書かれた。 それならば、クリントン弾劾の前であり、 ブッシュの当選と再選の前であり、 イラク戦争の前ということになる。 このテーマは、そうした事件と密接に関連している。 刺激され、考えさせる映画が好きで、 よく書かれ、美しい演技が見られ、 見事に監督された映画をみたいひとには、こうアドバイスしたい。 この映画が、上映されたら、見に行ってほしい。 歩いていくのではなく、駆けつけるのだ。 オトーサン、 「ニクソン、悪いやつだったなぁ」 でも、米中国交回復を実現したのは、功績でしょう。 七転び八起きのしぶとい政治家でした。 この映画、題名にあるニクソンが何者だったかを知らないと、 深く楽しめないかもしれません。 ざっと経歴をみておきましょう。 ○リチャード・ニクソン  Richard Milhaus Nixon(1913-1994) 出身:カリフォルニア州ヨーバリンダ アメリカ合衆国の第36代副大統領および第37代大統領。 1972年、民主党全国委員会オフィスに不法侵入し盗聴した  ウォーターゲート事件で、この盗聴に関わっていたことが明らかになったため、  1974年8月8日夜に行われたテレビ演説で辞意を表明した。 任期中に辞任した唯一のアメリカ大統領。 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


エメラルド・カウボーイ

オトーサン、 自費出版ブームですが、 これからは、自費上映の時代かも。 「いい気なもんだ」 そういう声も聞こえるかもしれません。 でも、自叙伝のなかには、血湧き肉踊るものもありますよね。 原題:Esmeraldero (2002)     Emerald Cowboy (USA) 監督:Andrew Molina 脚本:Eishy Hayata(早田英志) Genre: Documentary / Drama Rated R for language and violence. 上映時間:117 分 Country: Colombia Language: English / Spanish あらすじ: これは、日本の実業家の成功を描いた実話。 早田英志は、航空機の技師から転じて、 伝説的なエメラルド王となった。 またの名は、エメラルド・カウボーイ。 1970年代に、6丁の拳銃を腰に、コロンビアに行き、 2000年までに、成功を勝ちとる。 出演者: Eishy Hayata .... Himself(早田) Eva Hayata .... ESmeraldero(妻) John K. Anderson .... Reporter User Rating: 2.5/10 (63 votes) オトーサン、 「こりゃ、ひどいスコアだ」 完成度は低いものの、 いくら何でも、このスコアなないでしょう。 日本人がお膝もとの南米で活躍するのは、 アメリカ人には、気にくわないのかも。 人種差別を感じます。 User Comments: オトーサン、 「IMDb,さぼってる!」 仕方ないので、公式サイトの投書から。 (1) 日本人さん コロンビア共和国メデジン市 2005年11月19日 エメラルドには関心が無いが、 ハヤタの魂に共感した。 ちなみに私はコロンビアで日本語版字幕の エメラルドカウボーイを20回以上観た。 友人に「よく飽きないね」と言われたが、 私はハヤタの精神と魂に惚れた。 (2) ぺロ・カリエンテさん 2005年11月11日 念願のエメラルドカウボウイを拝見させて頂きました。 TVの某番組に出ていらっしゃって、 いつ公開の映画が分からなかったんですが、DVDでやっと。 コロンビアに住んでいた者ですが、 Mr.早田のことは一度も聞いたことはありませんでした。 懐かしい風景とスペイン語。 死との狭間で活躍していらっしゃるのは本当にすごいことです。 早田様から直々にエメラルドを買い付けしたかったです。 偽物を買わされてしまうことはないでしょうから。 またいつかそちらへ行く事もあるでしょう。 VIVA!コロンビア オトーサン、 「すごい日本人がいるもんだ!  でも、キミらのもそうだったよなぁ」 トヨタの輸出開拓の初期に奮闘した友人たちに 見せてあげたくなりました。 Goo映画のコメントがよく書けているので、 転載させていただきましょう。 色付き宝石の中で最も価値が高いと言われるエメラルド。 それは男たちの血で磨かれた“緑の血”とも呼ばれる。 その世界最大の産地・コロンビアには、 一攫千金を夢見る現代のカウボーイたちが集まってくる。 屈強な無法者たちを相手に商いをする小柄な日本人。 その名は早田英志。 一匹狼のエスメラルデーロ(原石取引業者)から身を立て、 次第に仲間と信頼を勝ち得ていった早田は、 危険と隣り合わせの日々をたくましく生き抜き、 やがて自らの会社を構えるまでに到る。 早田曰く、それは「アメリカの西部劇のような」冒険だった。 世界で最も危険な国・南米コロンビアで “エメラルド王”と呼ばれる日本人、早田英志。 70年代に単身海を渡り、波瀾万丈の日々を経て、 世界のエメラルド市場を牛耳るまでに登り詰めた、立志伝中の人物。 本作はそんな早田の半生を映画化した伝記ドラマである。 当初はハリウッド資本の劇映画としてスタートしたが、 武装ゲリラが出没する危険なロケに俳優たちが次々降板。 途中から早田自身が出演するセミ・ドキュメントへと路線変更し、 ようやく完成を見た。 そんな事情もあってか、映画の中味も型破り。 予算削減のため偽装弾ではなく実弾で撮影したり、 撮影中に本物のゲリラに遭遇したり、 とにかく現実がフィクションを凌駕しているから言葉がない。 万人向けの生き方ではないが、 こんな勇敢な同胞が地球の裏側にいることを知るだけでも 一見の価値のある作品だ。


スタンドアップ

オトーサン、 柏のサンシャイン・シネマへ。 「今日は、少ないだろう」 「ええ、いまのところ、お客さま、おひとりです」 これではあんまり、シャーリーズ・セロンが可哀想です。 原題:North Country (2005) 監督:Niki Caro 原作:Clara Bingham/ Laura Leedy 脚本:Michael Seitzman Genre: Drama Rated R for sequences involving sexual harassment      including violence and dialogue, and for language. 上映時間:126分 あらすじ: 米国初の集団セクハラ訴訟を描く。 ジョージーは、女鉱夫としてEveleth Minesに入社。 現場では、女性たちがありとあらゆる虐待に耐えていた。 ジョージーらは、1984年、画期的は判決を勝ち取る。 出演者: Charlize Theron .... Josey Aimes(ジョージー・エイムズ) Frances McDormand .... Glory(グローリー) Woody Harrelson .... Bill White(ビル・ホワイト) オトーサン、 「美人女優が泥まみれ。そこまでしなくても」 でも、ハリウッドがネタに困った挙句、 絵空事でない世界を描くのは、いいことです。 戦う女炭夫を熱演したシャーリーズ・セロンと、 筋萎縮症患者を演じたフランシス・マクドーマンドに乾杯! CHARLIZE THERON  シャーリーズ・セロン 誕生日 1975/8/7 出身 南アフリカ・ベニーノ フランス系の父とドイツ系の母の間に生まれる。 南アフリカ郊外の農場で育ち、モデルとしてキャリアを積んで、 ジェフリー・バレエ・スクールなどで12年間、クラシック・バレエを学び、 ダンサーになることを夢見ていたが、膝の故障のために断念。 ミラノやパリでトップモデルとして活躍した後、アメリカで女優を目指す。 長編映画デビュー作は「トゥー・デイズ」でジェームズ・スペイダーの恋人役。 美しいプロポーションもさることながら、役柄に合わせた演技力がある。 「ディアボロス」では、精神状態に次第に崩壊していく キアヌ・リーブスの妻役で衝撃的な演技を見せたかと思えば、 「マイティ・ジョー」では、命がけで大ゴリラ・ジョーを守る ヒロイン・ジルのような明るく元気な女性を演じている。 2003年「モンスター」でアカデミー主演女優賞受賞。 活躍度 ◎↑ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ   ☆☆★★★★ 出演作 1994年「CHILDREN OF THE CORN V」 1996年「トゥー・デイズ」◆「すべてをあなたに」◆ 1997年「ディアポロス/悪魔の扉」◆「Mr・ダマー2 1/2」◆ 1998年「マイティ・ジョー」◇ 1999年「セレブリティ」◆「ノイズ」◇「ネイビー・ダイバー」      「サイダーハウス・ルール」◇ 2000年「レインディア・ゲーム」◇「バガー・ヴァンスの伝説」◇       「ザ・ダイバー」◆「裏切り者」◆ 2001年「15ミニッツ」▲「スウィート・ノベンバー」◇       「スコルピオンの恋まじない」◆ 2002年「コール」◇ 2003年「ミニミニ大作戦」◇「モンスター」◇ 2004年「トリコロールに燃えて」◇ 「ライフ・イズ・コメディ ピーター・セラーズの愛し方」◇ 2005年「スタンドアップ」◇ FRANCES McDORMAND  フランシス・マクドーマンド 誕生日 1957/6/23 出身 米イリノイ州 イェール大学の演劇学部で学ぶ。 84年「ブラッド・シンプル」で主役デビューし、 同映画の監督ジョエル・コーエンと結婚。 息子にペドロがいる。 「ミシシッピー・バーニング」でアカデミー助演女優賞にノミネートされた。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1984年「ブラッドシンプル」 1985年「XYZマーダーズ」 1987年「赤ちゃん泥棒」 1988年「ミシシッピーバーニング」 1990年「ミラーズ・クロッシング」▲「ダークマン」      「理由なき発砲」 1991年「夢の降る街」 1992年「お葬式だよ全員集合!」「愛を奏でて」(TM) 1993年「ショート・カッツ」 1994年「ワイルド・メン」(TM) 1995年「ラングーンを越えて」「パルーカヴィル」 1996年「ファーゴ」「真実の行方」「ローンスター」      「ボーンメッセンジャー/真実の囁き」 1997年「モンタージュ/証拠死体」「パラダイス・ロード」 1998年「MADELINE」「TALK OF ANGELS」「輝きの海」 1999年「ブラッドシンプル/ザ・スリラー」◇ 2000年「ワンダー・ボーイズ」◆      「あの頃ペニー・レインと」 2001年「バーバー」 2002年「容疑者」「しあわせの法則」 2003年「恋愛適齢期」 2005年「スタンドアップ」 その他の出演者: Elle Peterson .... Karen Aimes Thomas Curtis .... Sammy Aimes Sean Bean .... Kyle Jeremy Renner .... Bobby Sharp Richard Jenkins .... Hank Aimes Sissy Spacek .... Alice Aimes James Cada .... Don Pearson Rusty Schwimmer .... Big Betty Linda Emond .... Leslie Conlin Michelle Monaghan .... Sherry Brad William Henke .... Lattavansky Jillian Armenante .... Peg User Rating: 7.2/10 (1,706 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 ・ゴールデングローブ賞ノミネート:  主演女優賞:シャーリーズ・セロン  助演女優賞:フランシス・マクドーマンド User Comments: Lindsayさん United States 2005年9月14日 上出来で考えさせる映画! 昨夜、友人たちとボストンで、この映画をみられた。 この映画、セクハラ/暴行事件の被害者からみれば、 物足りないかもしれないが、映画でそんなシーンを撮るのは難しい、 この映画、上品に出来ている。 こうした微妙な問題を注意深く取り上げている。 映画をみて、女性の権利拡大にむけて、もっと頑張らねばと思った。 この映画に描かれたような状況は、改善されているが、 まだ根絶されたわけではない。 3人の女優たちは、すばらしい演技をした。 この映画が成功したのは、 シャーリーズ・セロン、シシースペーセク、そしてフランシス・マクドーマンドが このプロジェクトに参加を決意したからだと思う。 考えさせるし、実にパワフルだ。 実にみじめな場所で悲惨な状況にあろうとも、すばらしい美しさが伝わってくる。 普段は、映画のDVDを買うことはないが、 10月に発売されたら、買おうと思う。 オトーサン、 「原作を読んでみるか」 ○C.ビンガム著「集団訴訟 セクハラと闘った女たち」  2006年 竹書房  夫と別れ、シングルマザーとなったルイスは、  二人の子どもたちとの生活を守るため、故郷の鉱山で働き始めた。  過酷な肉体労働、ヌード写真が貼られた暗く不潔な作業場、卑猥なジョークと落書き…。  男性に支配された職場で待っていたのは、  女性作業員に対する、耐えがたい「セクハラ」だった。  女性の権利、人間としての誇りを取り戻すために立ち上がり、  米国初の「集団セクハラ訴訟」を闘い抜いた勇敢なシングルマザーと、  女たちの絆を描いた“本格ノンフィクション”。  映画「スタンドアップ」原案!


タッチ・オブ・スライス

オトーサン、 「イスタンブールか、行きたいなぁ」 行く気になった時に限って、テロが起きたりして... 先日、小泉首相がブルーモスクを観光していました。 「安全になったのかなぁ?」 原題:Politiki kouzina (2003)     Πολ?τικη Κουζ?να (ギリシャ語)     A Touch of Spice 監督・脚本:Tassos Boulmetis 上映時間:108分 Country: Greece / Turkey Language: English / Greek / Turkish Genre: Drama / Comedy あらすじ: これは、コンスタンチノープルで育った ギリシャの少年、ファニスの物語である。 祖父は、台所の哲学者であり、師であり、 料理と人生に風味を与えるには、 ちょっとした塩が必要なことを教えた。 さらに、両者が、必要としているのは... ひとふりのスパイスだということも。 ファニスは、長じて、すばらしい料理人になり、 その料理技術を周囲のひとびとの人生を味わいのあるものに駆使した。 35年後、アテネを去り、生まれ故郷のイスタンブールへと向かう。 病床の祖父と初恋の人サイメに再会するために。 帰ってみると、自分自身の人生に、 ほんのちょっとしたスパイスをふりかけることを 忘れていたことを思い知らされる。 出演者: Markos Osse .... Little Fanis(少年ファニス) Georges Corraface .... Fanis Iakovides(ファニス) Basak Koklukaya .... Saime(サイメ) オトーサン、 「何なんだろう、この風貌!」 悲劇のひとのような眼光が異次元の世界に導いてくれました。 マルコス・オッセ、ハリウッドに行けば、人気が出るでしょう。 経歴は、出ていませんでした。 その他の出演者: Ieroklis Michaelidis .... Savas Iakovides Renia Louizidou .... Soultana Iakovidou Stelios Mainas .... Uncle Aimilios Tamer Karadagli .... Mustafa Tassos Bandis .... Grandpa Vassilis Thodoros Exarchos .... Doctor Yannis Firios .... Granpa's friend Pavlos Orkopoulos .... General of the Police Odysseas Papaspiliopoulos .... Fanis Iakovides, aged 20 Athinodoros Prousalis .... Grandpa's friend Mimis Thiopoulos .... Grandpa's friend User Rating: 7.9/10 (923 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 世界の名画でも、おかしくないくらい。 User Comments: MikeK-4さん 2004年4月20日 感動的、リアル... この物語には、強い絆がある。 最高のギリシャ映画ではないにしても、 わが人生でみた最高の映画だった。 胸にしみるのは、その主張である。 歴史に言及すると、みんなにイヤがられるが、 歴史に背を向けずに素敵なやりかたで問題提起すべし。 この映画は、イスタンブールの政治的混乱と そこに住むひとびとの人間関係に焦点をあてている。 歴史的事件のなかで端役に過ぎぬ主人公の周囲に起きたことは、 それがいかに単純なことであろうとも、その人生においては、 豊かなものだったということを描き切った点に強い共感を覚える。 祖国から追放された家族の姿は、 (実際に起きたことをおだやかに表現したのだが) いろいろな意味で、私を感動させる。 この映画は、10点満点で10点だ。 物語に関係するギリシャ人だけでなく、 いいストーリーを鑑賞できるすべてのひとに推奨したい。 オトーサン、 「そうか。  ギリシャの現代史は、戦乱続きだったんだ。  気の毒になぁ」 ギリシャ神話、エーゲ海クルーズ、オリンピック、 そうした光の当たった部分だけをみて、 政治的混乱の影の部分を見逃していたのでは... ○ギリシャ共和国  かつてギリシャは、西洋文明の発祥地として、  世界に多大なる影響を与えた。  ヨーロッパの南東、バルカン半島最南端部に位置する。  半島先端部と、大小さまざまな島嶼で構成される。  北はアルバニア、マケドニア、ブルガリアと、  東はトルコと陸上で国境を接する。  東はエーゲ海、西はイオニア海、南は地中海に面する。  首都 アテネ、人口10,647,529人。  1821年オスマン帝国に対する独立戦争が始まり、  1830年、380年ぶりにギリシャ人国家が復活した。  1897年に希土戦争、1912年〜1913年にバルカン戦争、  1919〜1922年に希土戦争が起きる。  1924年、共和制になるが、1935年、王政復古した。  第二次世界大戦ではドイツに占領されたが、  以後、共産ゲリラとの内戦が、1949年まで続く。  1967年、アメリカの支援下、軍事独裁政権が成立し、国王が亡命。  1974年、国民投票により、共和制となる。    出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


プライドと偏見

オトーサン、 柏駅のステーション・シアターへ。 「日曜日だけど、混んでいないなぁ」 お正月は、いい映画が立てこんでいるので、 分散したようです。 原題:Pride & Prejudice (2005) 監督:Joe Wright 原作:Jane Austen 脚本:Deborah Moggach/Emma Thompson Genre: Drama / Romance Rated PG for some mild thematic elements. Country: UK 上映時間:127分 あらすじ: ジョージア朝時代の英国、 5人の姉妹を描いたジェーン・オースティンの小説を映画化。 大富豪の若者とその親友が近所にやってきたことで、 彼女らの暮らしは、一変する。 出演者: Keira Knightley .... Elizabeth Bennet(エリザベス) Matthew MacFadyen .... Mr. Darcy(ダーシー) Donald Sutherland .... Mr. Bennet (父親) Judi Dench .... Lady Catherine de Bourg(レディ・カテリーヌ) オトーサン、 「ブレイクしている!」 キーラ・ナイトレイ、これが地なのか、演技なのか、 その境が分かりませんが、見事な演技でした。 アカデミー賞に手が届きそうです。 相手役の寡黙な富豪役のMatthew MacFadyen、 これも、またいいですねぇ。 ドナルド・サザーランドやジュディ・リンチが、 脇をしっかり固めて、ドラマに奥行きを与えていました。 KEIRA KNIGHTLEY  キーラ・ナイトレイ 誕生日 1985/3/22 出身 英ロンドン 父が俳優ウィル・ナイトレイ、母は作家シャーマン・マクドナルド。 7歳からテレビやCM出演。 テレビでは「オリバー・ツイスト」「ドクトル・ジバゴ」。 映画は2002年「ベッカムに恋して」で ロンドン映画批評家協会賞最優秀イギリス新人賞受賞。 活躍度 △↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1994年「イノセント・ライズ」 1999年「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」 2001年「穴」◆「レジェンド・オブ・アロー ロビンフッドの娘」(TM)◇ 2002年「ベッカムに恋して」「サンダーパンツ!」▲ 2003年「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち」◇      「ラブ・アクチュアリー」◆「ドクトル・ジバゴ」(TM)       「キング・アーサー」◇ 2005年「ドミノ」◇ 2005年「プライドと偏見」◇ その他の出演者: Rosamund Pike .... Jane Bennet Talulah Riley .... Mary Bennet Jena Malone .... Lydia Bennet Carey Mulligan .... Kitty Bennet Brenda Blethyn .... Mrs. Bennet Tom Hollander .... Mr. Collins Claudie Blakley .... Charlotte Lucas Sylvester Morand .... Sir William Lucas Simon Woods .... Mr. Bingley Kelly Reilly .... Caroline Bingley Pip Torrens .... Netherfield Butler Janet Whiteside .... Mrs. Hill Sinead Matthews .... Betsy User Rating: 7.6/10 (6,558 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 ・ゴールデングローブ賞ノミネート:  ・作品賞  ・最優秀主演女優賞:キーラ・ナイトレイ User Comments: katiemeyer1979さん Los Angeles, CA 2005年11月17日 ジェーン・オースティンよ、永遠に ジェーン・オースティンの愛とお金の物語は、 いつも真新しいインパクトを与えてくれる。 「高慢と偏見」は、最初に読んだときから、お気に入りの小説で、 Laurence Olivier、Greer Garson、Colin Firth、Jennifer Ehleが演じ、 今度は、マシュー・マクファディンとキーラ・ナイトレイが演じている。 実に興味深く、まったく失望しなかった。 素材は、十分良きものである。 Colin Firth演じるダーシーは、いろんな意味で、 私がいつも想像しているダーシーだった。 "Apartment Zero"でAdrian LeDucを演じて以来、 私が夢中になって追う俳優である。 マシュー・マクファディンは、はじめてみたが、 「思慕」の感じを作り出そうとしており、 それは、最後には、満足すべきものとなった。 キーラ・ナイトレイには、ほんとうに魅了された。 正直のところ、 彼女がこんなに幅広い輝かしい演技をみせるとは、 想像だにしなかった。 もう一人、驚いたのは、監督のJoe Wrightである。 これが、映画第1作だとは。 見事なもので、実に今後が楽しみだ。 撮影、アートディレクション、そして見事な助演陣もよかった。 とくに、両親を演じたDonald Sutherland とBrenda Blethynは、 この永遠の古典を記憶すべきものにしてくれた。 オトーサン、 「何たるお屋敷!英国貴族の底力を感じるなぁ」 連中は、計り知れない財力と底知れない教養をあわせもっているのです。 観客は、夢の2時間を過ごした後、 自分が下層階級であることを思い知らされることでしょう。


きいてほしいの、あたしのこと-ウィン・ディキシーのいた夏

オトーサン、 「長い題名だなぁ」 犬と子どもの友情物語のようです。 ほのぼの映画批評ですから、たまには、 こうした「ほのぼのもの」もいいでしょう。 原題:Because of Winn-Dixie (2005) 監督:Wayne Wang 原作:Kate DiCamillo 脚本:Joan Singleton Genre: Family / Comedy / Drama Rated PG for thematic elements and brief mild language. 上映時間:106分 あらすじ: 母親に3歳のときに捨てられた10歳の少女、オパールが、 牧師の父親とフロリダの小さな町に引っ越してくる。 そこで、迷子の犬を拾う。 犬をみつけたス−パーの名前を、犬につける。 お馬鹿な犬とともに、いろいろな町のひとびとに出会い、 失われていた父親との絆を取り戻す。 出演者: AnnaSophia Robb .... Opal(オパール) Jeff Daniels .... Preacher (父親、牧師) Cicely Tyson .... Gloria(グロリア) オトーサン、 「アンナソフィア・ロブ、可愛いねぇ」 父親役のジェフ・ダニエルズも、安心してみていられます。 JEFF DANIELS  ジェフ・ダニエルズ 誕生日 1955/2/19 出身 米ジョージア州アセンズ セントラル・ミシガン大学卒業後、サークル・レパートリー劇団に入り活躍。 81年に映画デビュー。 「愛と追憶の日々」でアカデミー助演男優賞にノミネートされた。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ   ☆☆☆★★★ 出演作 1981年「ラグタイム」 1983年「愛と追憶の日々」 1985年「カイロの紫のバラ」「目撃者マリー」 1986年「心みだれて」「サムシング・ワイルド」 1987年「ラジオ・デイズ」 1988年「事件を追え」「スウィート・ハート・ダンス」 1989年「チェッキング・アウト」 1990年「アラクノフォビア」「悲しみよさようなら」 1991年「グランド・ツアー」「夢の降る街」 1992年「ペイダート」 1993年「ゲティスバーグの戦い/南北戦争運命の三日間」 1994年「スピード」 1995年「ジム・キャリーはMr.ダマー」 1996年「グース」「101」「トゥー・デイズ」 1997年「Mr.ダマー2 1/2」 1998年「プレザントビル」「ブラボー火星人2000」      「カラー・オブ・ハート」 1999年「イッツ・ザ・レイジ」 2000年「REM(レム)」「デラウェア渡河作戦/勝利への決断」(TM)      「不正発覚/スタインメッツ校事件」(TM) 2002年「ブラッド・ワーク」「めぐりあう時間たち」 その他の出演者: Dave Matthews .... Otis Eva Marie Saint .... Miss Franny Courtney Jines .... Amanda Wilkinson Nick Price .... Dunlap Dewberry Luke Benward .... Stevie Dewberry Elle Fanning .... Sweetie Pie Thomas Marca Price .... Mrs. Dewberry Lenore Banks .... Mrs. Detweller B.J. Hopper .... Mr. Alfred John McConnell .... Store Manager Harland Williams .... Policeman William Arthur Pitts .... Churchgoer 1 User Rating: 6.0/10 (1,091 votes) 「まあ、こんなものでしょう」 User Comments: Becky871さん United States 2005年2月19日 家族向けのいい映画 この映画、出だしはのろい。 この映画を見に行った理由は、Dave Matthewsが出ているから... そう、のろい出だしだったが、いいシーン、おかしいシーンがある。 この映画には、多くの教訓があると思う。 それが、この映画を子どもたちと見に行くときに、いいところだ。 ...ひとつふたつ悪口があるが、それは仕方がない!! 子どもたちは、この映画の犬を楽しむだろう。 犬を見るのは楽しい。 自分の犬のことを思い出すからだ。 アンナソフィア・ロブが出ている映画をもっと見たい。 彼女は素敵な子役だし、可愛い、実に可愛い。 Daveもまたよかった。 ("Where the Red FernGrows"の彼も好きだ). ジェフ・ダニエルズの映画も好きだが、 彼は、一度たりとも失望させたことはない。 オトーサン、 「この子、可愛いな」 IMDbに詳しく経歴が出ていました。 何でもこなす有望株のようです。 「チャーリーとチョコレート工場」にも出ていたとか。 ○Annasohpia Robb  アンナソフィア・ロブ 誕生日:1993/12/8 出身:コロラド州デンバー 経歴:  5歳のとき、地元の教会のステージに立った。  500人の聴衆の前にいたのは、青緑色の目、金髪の女の子だった。  間もなく、10歳になったとき、ジェフ・ダニエズルの相手役として、  主役のオパールを演じて、数百万人に知られるようになった。  20世紀フォックスの映画”Because of Winn-Dixie” (2005)である。  だが、この映画の前に、  間もなく封切りされるChristie Eckertの映画"Daddy's Day."で、  アンナを演じ、映画デビューを飾っている。  今年の夏、彼女は、ティム・バートン監督の   "Charlie and the Chocolate Factory" (2005)に出演し、  ガムを噛む少女ヴイオレットを演じ、ジョニー・デップと共演した。  勿論、既に、カメラの前の忙しい生活に慣れている。  5歳のときから、体操競技をはじめ、  7歳のときには、アイリッシュ・ダンスで賞をとっている。  8歳のときには、ラジオの全国放送でナレーターをやっている。  半年後には、TVにも出たし、デンバーの雑誌広告にも登場した。  彼女は、映画の道へ飛びこんでいっているが、  ジャズ、ヒップホップ、ブレーク・ダンス、 アイリッシュ・ダンスもうまいし、  水泳も、スキーも、ランニングも、モデル業もうまい。  撮影していないときは、動物たちに冗談をいったり、歌ったりしている。


THE 有頂天ホテル

オトーサン、 この映画、予告編が面白かったので、 初日朝1番に見にいきました。 途中何度もクスクス笑いましたが、 演歌歌手役の西田敏行さんのお尻のシーンには、 思わず拍手してしまいました。 お見逃しなきように.... 原題:THE 有頂天ホテル(2005) 監督・脚本:三谷幸喜 Genre: Comedy 上映時間:136分 あらすじ: 大晦日を迎えた高級ホテル「アバンティ」では、 ホテルの威信がかかった年越しパーティの準備で大忙し。 そんななか副支配人の新堂平吉は、 様々な問題に機転を利かせて対応する。 このホテル、迷路のようで、従業員も知らぬ抜け道があり、 訳ありの宿泊客が次々とやってきては、トラブルを引き起こす。 おまけに、平吉自身も、別れた妻が宿泊しにきて大慌て。 だが、否応なしに新年はやってきて、それぞれの人生が輝き出す。 出演者: 役所広司 ...... 新堂平吉(副支配人) 佐藤浩市 ...... 汚職国会議員 松たか子 ...... 客室係 香取慎吾 ......  ベルボーイ 篠原涼子 ......  コールガール   オトーサン、 「篠原涼子さんが、一番よかったなぁ」 その他の出演者: 戸田恵子 ......  アシスタントマネージャー 生瀬勝久 ......  副支配人(料飲部担当) 麻生久美子 ......  フライトアテンダント YOU ......  シンガー オダギリジョー ......  筆耕係 原田美枝子 ......  平吉の別れた妻 唐沢寿明 ......  芸能マネージャー  津川雅彦 ......  大富豪 伊東四朗 ......  総支配人  西田敏行 ......  演歌歌手 User Ratings: - オトーサン、 「どうだろう、6点台前半か」 Toshiro_cinemaさん 2005年12月23日 歌舞伎の顔見世興行みたいなもの とても良く出来てはいるのですが、 大爆笑とか深い感動とかを期待するのもどうかと、 個人的には感じました。 知的なシチュエーション・コメディが好きな方なら 無条件に楽しめるのでしょうが、 どちらかというと、私はドタバタのギャグに馬鹿笑いしたい方なので、 随所にクスッとするくらいでした。 単純に考えても、ほぼ1シーン1カットで、 リアルタイムの大晦日の出来事を描くという制約の中で、 超豪華のキャストのそれぞれに見せ場をつくっているのですから、 ファンとしては贔屓の役者の活躍を堪能出来ればそれで充分と、 温かい目で見守ってやるべき作品のような気がしました。  従来の作品と較べて、より一般受けするような間口の広さは感じましたが、 その分、深みという点ではややもの足りなかったですし、 公開時期もあれなので、新春の縁起ものくらいに捉えた方が無難かとも感じました。 それに、あの人があんな役どころなのかと驚かされる場面が多く、 一回観ただけでは、あの人がどこに出ていたのかが気づかないということも多かったので、 むしろ、後でじっくりDVDで観た方が楽しめるんじゃないかとも思いました。 オトーサン、 「まあ、おすすめします」 三谷幸喜さんの脚本の見事さには、舌を巻きます。 ひとりひとりの人物のキャラと相互のからみの見事さ! 日本では、彼を超える脚本家はいないのでは? 以下、監督へのインタビューのさわりを掲載しましょう。 Q:コメディ映画の場合、舞台と違って 観客の反応が見えない分とても難しいと思いますが、 どんな風に笑わせる場面を撮っていくんでしょうか? A: まだまだ3本目なのでこれから勉強しなければいけないと思うんですが、 正直とても難しいです。 モニターに映っているものが、 数か月後にはそれがスクリーンに映像として映し出される。 だから僕はスクリーンの向こう側でそれを観ているお客さんを想定して、 モニターを見なきゃいけないんです。 だけど、どうしても自分の中に入っちゃうから、 そこまで冷静に見られないんですよね。 特にワンシーンワンカットだと編集がきかないので、 後でどうにかなるもんじゃない。 だから、現場で全部作らなくちゃいけない。 ここで笑いの間を計らなければいけないのであって、 イメージしていくのはホントに難しいですね。 たとえば、お客さんがワーッて笑っちゃったために 大事なセリフが聞こえなかったりすることもあるわけで、 監督はそこまで考えて撮らなきゃいけないんです。 ビリー・ワイルダー監督の面白いエピソードがあるんですが、 『お熱いのがお好き』のすごく面白いシーンの後に ジャック・レモンがマラカスを振るシーンで、 スタッフが「あれだけ面白いセリフのあとに、 マラカスなんて振らせる必要ないじゃないか」って言ったら、 監督が「いや、あれは笑いがおさまるのを待ってる間なんだ」って言ったそうなんです。 巨匠っていわれる人はそこまで計算しているんですね。 でも、なかなかそこまではいけないですよねえ。 一番悔しいのはね、試写で一番盛り上がるのが 西田さんがお尻出したときなんですよ。 結局それなんだ、って。 これだけ苦労して作ったのに、 西田さんのオケツに負けてしまったって言うのがとても悔しいです。 Q:一番気に入ってるセリフはありますか? A:僕が一番大好きなセリフがあって正直観るたびに笑っちゃうのが、   これも西田さんなんですけど、西田さんが記者会見場で記者に、   「だまれ!……大人になれよ」って言うせりふがあるんです。   ホンットにおかしいんですよ。   ただ、またまた悔しいことにそれは台本にはないセリフで、   あの場で西田さんが突然言ったセリフなんです。   だから正直複雑なんですが……でも大好きです。


お引っ越し

オトーサン、 「こんな映画、聞いたことないな。 監督は、相米慎二、知らんなぁ」 柏市図書館しょうなん分室で借りてきました。 原題:お引っ越し(1993)     Moving 監督:相米慎二 原作:ひこ・田中 脚本:奥寺佐渡子/ 小此木聡 Genre: Drama 上映時間:124分 あらすじ: 小学六年生のレンコは、両親の別居に驚く。 旧友のミノルや、おなじく両親が離婚しているサリーと話すうちに、 レンコは、離婚のもつ意味が分かってくる。 何とか両親を仲直りさせようとして、 琵琶湖旅行を手配したが、成功せず、落ち込むレンコ。 奇妙な老人と知りあい、過去を忘れる大事さを教わる... 出演者: 中井貴一 ....  漆場ケンイチ 桜田淳子 .... 漆場ナズナ 田畑智子 .... 漆場レンコ オトーサン、 「レンコ、断然いいぞ!」 「なつかしいなぁ、桜田淳子ちゃん」 デビュー当時は、山口百恵さんよりも人気があったのに、 いまや、統一教会の広告塔とはねぇ。 その他の出演者: 田中太郎 .... 布引ユキオ 須藤真里子 .... 高野和歌子 笑福亭鶴瓶 .... 木目米先生 青木秋美 ....  橘理佐 森秀人 .... 砂原老人 千原しのぶ .... 砂原節子 User Rating: 6.8/10 (9 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 ・キネマ旬報ベストテン、第2位 User Comments: Michael Kerpanさん New England 2003年5月22日 若くして死んだ監督による不滅の名作 原題の「お引越し」は、 "moving"という意味。 だが、より比喩的に言えば、"moving on"(前進)である。 これは、類い稀な映画である。 小学校6年生の女の子の家族が崩壊しようとしている。 両親が離婚寸前なのだ。 はじめのうちは、気がつかなかったが、 両親がよりを戻すように、家出をしてみたり、必死に策をめぐらす。 クライマックスは、琵琶湖への関係修復旅行。 お祭りがあり、彼女は、両親から逃げ出し、1夜をすごす。 最初は、田舎の年寄り夫婦のところで、養子になる、 次は、夜通しの祭典に立会い、 最後は、月夜を湖を望む丘や人気のない浜辺の 大自然のなか、ひとりぼっちで過ごす。 ヒロインを演じたTomoko Tabata(田畑智子)が、 すばらしい演技をしている。 彼女の両親は、ごく普通の善意だが、 誤ちをおかしやすい人として描かれている。 Toyomichi Kurita(栗田豊通)の撮影は、実に見事だ。 (彼は、大島渚監督やAltman監督と働いている) 監督のShinji Somai(相米慎二)は、巨匠なのに 嗚呼、2001年、50歳はじめに死んでしまった。 これから世界的評価を受けようとしていたのに。 いろんな意味で、この映画は私の胸を打った。 スタジオ・ジブリのアニメに対応するライブ・アクションとして、 子どもの眼から日常生活を誠実に描いている。 そして、ファンタジーの要素もある。 この映画は、Isao Takahata(高畑 勲)の名作 "Only Yesterday"(おもひでぽろぽろ)(1991)とよく似ている。 この名作は、日本のDVDで、見ることができる。 成人になった田畑智子のインタビューが入っている。 残念ながら、このDVDには、字幕がない。 ネットでも、字幕をみつけることができなかった。 英語の字幕版もあるにはあるが、 (世界の映画祭で上映されているので) アメリカで上映される気配はない。 お近くの映画祭で、上映されることを祈るのみである。 あるいは、 英語の字幕版が発売されんことを。 あるいは、日本語の勉強をはじめるか。 オトーサン、 「すまん、すまん」 この監督の映画、2本見ていました。 「あ、春」そして「セーラー服と機関銃」です。 外国のひとが、こんなに熱く語っているというのに、 ロクに知らなかったとは、恥ずかしい限りです。 ○相米慎二  そうまい しんじ。1948/1月/23 - 2001/9/9 岩手県盛岡市出身の日本の映画監督。 北海道釧路江南高等学校卒業、中央大学法学部中退。 中央大学で学園紛争を経験。 日本革命的共産主義者同盟の活動家として、三里塚現闘団員を務めた。 大学を中退し、日活に助監督として入社。 曽根中生や長谷川和彦の元で数本助監督を勤めた後、 「翔んだカップル」(1980年)で監督デビュー。 本来は薬師丸ひろ子を主役にいただき、人気マンガを原作とするアイドル映画だったが、 仕上がった作品は長大な長回しと若者の自由かつ奔放な演技を特徴とする 紛れもない作家主義の作品だった。 続けて同じく薬師丸ひろ子を主役とした「セーラー服と機関銃」(1981年)を発表し、 彼女がマシンガンを撃った後に吐く台詞「カ・イ・カ・ン」が流行語にもなったりしたが、 特徴的な作風は「相米節」として定着しコアな映画ファンから絶大な支持を受ける。 その後、「ションベン・ライダー」(1983年)や「台風クラブ」(1985年)で 主に少年少女を主役とする同様の路線の作品を作り続けるが、 以降1980年代の半ばから1990年代)の半ばに至まで停滞期に入る。 1993年の「お引っ越し」において、それまでの長回しへの固執を捨て 新境地を開き、 2000年発表の「風花」においてはまるで別な作家であるかのような落ち着きを持ち 本来の造形的なセンスを十分に開花させた円熟した作品を撮ったが、 これが遺作となってしまった。 2001年に肺癌で死去。 その早すぎる死を悼む声は多い。 監督作品  「翔んだカップル」(1980年)  「セーラー服と機関銃」(角川春樹事務所、東映、1981年)  「魚影の群れ」(1983年)  「ションベン・ライダー」(1983年)  「雪の断章 情熱」(1985年)  「台風クラブ」(1985年)  「ラブホテル」(1985年)  「光る女」(1987年)  「東京上空いらっしゃいませ」(1990年)  「お引っ越し」(1993年)  「夏の庭」(1994年)  「あ、春」(1998年)  「風花」(2000年)  出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


秘密のかけら

オトーサン、 日比谷シャンテへ。 みぞれまじりの寒い日でしたが、 アトム・エゴヤン監督の映画をみたいというひとが 実に多いのに驚きました。 原題:Where the Truth Lies (2005) 監督:Atom Egoyan 原作:Rupert Holmes 脚本:Atom Egoyan Genre: Drama / Mystery Rated R for strong sexuality, nudity, drug use and language. Country: Canada / UK / USA Language: English 上映時間:108分 あらすじ: 女性記者が、15年前の事件の真相を究明する。 この事件は、ホテルで女性の全裸死体が発見され、 それが元で、人気コメディアン・コンビが解消された。 だが、2人には、完璧なアリバイがあり、 事件に関与したとして告発されてはいなかった。 出演者: Kevin Bacon .... Lanny Morris(ラニー) Colin Firth .... Vince Collins (ヴィンス) Alison Lohman .... Karen O'Connor(カレン) オトーサン、 「予想した順番とちがったなぁ」 熱演度の順番:ケビン・ベーコン<コリン・ファース<アリソン・ローマンでした。 とくに、アリソン・ローマン、全裸も披露するなど勝負していましよ。 KEVIN BACON ケビン・ベーコン 誕生日 1958/7/8 出身 米ペンシルバニア州フィラデルフィア 17才でニューヨークのスクエア・シアターで最年少の生徒になり、演技を学ぶ。 78年「アニマル・ハウス」のチップ役で映画デビュー。 84年「フットルース」で人気に。 兄でミュージシャンのマイケルと‘ザ・ベーコン・ブラザーズ’を組み、 音楽活動も行っている。 活躍度 ○↑ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1978年「アニマル・ハウス」 1979年「ニューヨークの恋人」「結婚ゲーム」 1980年「13日の金曜日」 1981年「泣かないで」 1982年「ダイナー」 1984年「フットルース」 1986年「クイックシルバー」「グレート・ストリーム」      「ハロー・マイ・トレイン」「大災難P.T.A.」 1988年「結婚の条件」       「ケビン・ベーコンのハリウッドに挑戦」 1989年「クリミナル・ロウ」 1990年「トレマーズ」「フラット・ライナーズ」 1991年「JFK」       「クイーン・ロジック 女の言い分・男の言い訳」       「パイレーツ この恋、火気厳禁」       「ヒー・セッド、シー・セッド 彼の言い分、彼女の言い分」 1992年「ア・フュー・グッドメン」 1994年「アフリカン・ダンク」「激流」 1995年「告発」「バルト」(声)「アポロ13」 1996年「スリーパーズ」 1997年「17/セブンティーン」「ウィズ・ユー」 1998年「ワイルド・シングス」 1999年「マイ・ドッグ・スキップ」「エコーズ」 2000年「インビジブル」 2002年「コール」 2003年「ミスティック・リバー」「イン・ザ・カット」 2005年「秘密のかけら」 COLIN FIRTH  コリン・ファース 誕生日 1960/9/10  出身 英ハンプシャー ロンドンのドラマ・センターを首席で卒業。 その後、舞台「アナザー・カントリー」の再演版で主役に抜擢される。 映画版「アナザー・カントリー」で主人公の親友役で映画デビュー。 弟に俳優のジョナサン・ファースがいる。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1983年「アナザー・カントリー」 1984年「椿姫」(TM) 1985年「ときめきアムステルダム」(TM)「1919」 1986年「アパートメント・ゼロ」 1987年「ひと夏の月」 1989年「恋の掟」 1995年「サークル・オブ・フレンズ」「高慢と偏見」(TM) 1996年「イングリッシュ・ペイシェント」 1997年「シークレット 嵐の夜に」「ぼくのプレミア・ライフ」 1998年「恋に落ちたシェイクスピア」◆ 2001年「ブリジット・ジョーンズの日記」◇ 2003年「ラブ・アクチュアリー」◇「ロイヤル・セブンティーン」      「真珠の耳飾りの少女」◇「スプリング・ガーデンの恋人」◇ 2004年「ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月」◇ 2005年「秘密のかけら」 ALISON LOHMAN  アリソン・ローマン 誕生日 1979/9/18 出身 米カリフォルニア州パームスプリング 9歳の時から、歌、ダンス、演技を始め、地元の舞台中心に活躍。 11歳の時にはミュージカル「アニー」の主役で デザート・シアター・リーグ演劇賞受賞。 ニューヨーク大学進学のための奨学金を断り、 ハイスクール卒業後、プロの俳優になるため、ロサンゼルスへ。 年齢の割には10代のように小柄で、少女のような顔立ちであるため、 「秘密のかけら」での大胆なヌードを披露した 大人の女性としての演技には苦労が感じられた。 活躍度 △→ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1998年「グジラ」 1999年「13F」 2002年「ホワイト・オランダー」◇ 2003年「マッチスティック・メン」◇「ビッグ・フィッシュ」◆ 2005年「秘密のかけら」◇ その他の出演者: Sonja Bennett .... Bonnie Trout Rachel Blanchard .... Maureen O'Flaherty Kathryn Winslow .... PR Publicist rest of cast listed alphabetically: Kristin Adams .... Alice Maury Chaykin .... Sally Sean Cullen .... Telethon Announcer - Sean Gigi Dalka .... Showgirl Rebecca Davis .... Denise Audrey Dwyer .... Receptionist Deborah Grover .... Mrs. O'Flaherty Kate Harrell .... 2nd Stewardess David Hayman .... Reuben David Hemblen .... NY Hotel Concierge Stuart Hughes .... 1st Journalist Arsinee Khanjian .... Publishing Executive Shannon Lawson .... 2nd Journalist Aliska Malish .... Grotto Club Woman Rosalba Martinni .... NY Hotel Maid Don McKellar .... Greg John Moraitis .... Irv Michael J. Reynolds .... John Hillman Gabrielle Rose .... Publishing Executive Erika Rosenbaum .... Legal Assistant Anna Silk .... Gina Simon Sinn .... Stanley Beau Starr .... Jack Scaglia Vee Vimolmal .... Room Service Girl Sarah Wateridge .... 1st Stewardess User Rating: 6.6/10 (674 votes) オトーサン、 「まあ、こんなものかも」 User Comments: ken-579さん United States 2005年7月1日 映画への信頼が回復された 最近、この映画をみた。 他のエゴヤン作品と同様、夢中にさせ、戸惑わせる。 だが、彼はこの作品に巨額の予算を投じ、自分の世界をつくった。 ハリウッド映画の感じを出すために、ビッグスターを使っている。 エゴヤンは、みんながやるように、 50年代とか70年代とかいう舞台を使っていない。 彼は、イージーで、怠けものが好きな道を歩かない。 この映画は、ハリウッド映画のスタイルと品質を保持しながら、 自分のものにしている。 みんなに興味深い複雑な演技をさせている。 観客は、ラニー役のケビン・ベーコンについて話し続けるだろう。 カデミー賞にノミナートされなかったら、ショックだ。 アリソン・ローマンにとっては、待ち望んでいた役がやってきた。 ようやく大人の女性を演じることができたのだ。 ナイーブで、疲れ切り、 現実に翻弄され、 自分でコントロールできない世界を漂流する。 コリン・ファースは、弱さと自己管理の両面をみせ、 ヴァンス役を深く演じ切っている。 この映画をみて、つくづく思うのは、 最近のほとんどの映画が、実に下らないということだ。 オトーサン、 「虚実皮膜の間か」 この映画のキーワードは、世阿弥の言葉。 スターとフアン、記者と被害者、生者と死者、など 立場や役割は完全に分離しているのが、普通です。 でも、この映画では、その境界はきわめて曖昧なのです。 例えば、熱烈なフアンかと思ったら、ゆすりだったりして。 記者だと思っていたら、いつの間にか、被害者になっていたり、 頑強にな生き続けた者が、呆気なく死んでしまったり...。 観客は、こうしたエゴヤンのテクニックに翻弄され続けるのです。 監督の経歴をみておきましょう。 ATOM EGOYAN  アトム・エゴヤン 誕生日 1960 出身 カナダ・トロント 監督作 1979年「ハワードの送別会」(短) 1981年「ピープショー」(短) 1982年「オーブンハウス」(短) 1987年「ファミリー・ビューイング」 1994年「エキゾチカ」 1995年「アーシルの肖像」(短) 1997年「スウィート ヒアアフター」 1999年「フェリシアの旅」 2002年「アララトの聖母」 2005年「秘密のかけら」 次に、IMDbから。 アトム・エゴヤンの両親は、画家。 彼は、トロント大学で国際関係と音楽を学んだ。 在学中に短編映画を製作しはじめた。 "Howard in Particular"(1979)、"After Grad with Dad"(1980)、 "Peep Show" (1981)、"Open House"(1982)である。 いくつかのすばらしいTV映画とオペラを手がけた。 デビュー作は、"Next of Kin"(1984)だった。 "Family Viewing"(1987)と"The Adjuster"(1991)は、 ベルリンとモスクワ国際映画祭で受賞。 "The Sweet Hereafter"(1997)は、批評家に絶賛された。 ”Ararat” (2002)は、驚くべき知的な名画として有名である。 現代で最も注目すべきインディペンデント映画の監督である。


シコ ふんじゃった。

オトーサン、 「愉快な題名だなぁ」 あの"Shall We Dance?"の周防正行監督の作品です。 乞うご期待! 原題:シコ ふんじゃった。(1992) 監督・脚本:周防正行 Genre: Comedy / Sport 上映時間: あらすじ: 日本の喜劇の伝統のなかには、 "ragtag misfits"なるものがある。 この映画は、よく知られている大相撲の物語ではない。 現代の日本では、若い世代は、 野球やバスケットボールといった西洋スポーツに興味を抱いている。 穴山教授は、元大学相撲の王者。 学生の秋平を相撲部に入らぬないと、卒業させてやらぬと脅かす。 プロレスラー、不人気のデブ、外人(白人)などで 構成されるチームは、試合に臨む。 誰も相撲なんか好きでないのだが、 彼らは、伝統スポーツを愛するようになっていく。 出演者: 本木雅弘 ...... 山本秋平 清水美砂 ...... 川村夏子 竹中直人 ...... 青木富夫 オトーサン、 モックン、そう上手とは思いませんが、好感がもてます。 清水美砂さんは、上手な女優さんで、安心してみていられます。 そして、竹中直人さん、実に奇妙なキャラですねぇ。 このほか、ユニークな脇役連中が大いに笑わせます。 その他の出演者: 柄本明 ...... 穴山冬吉 田口浩正 ...... 田中豊作 松田勝 ...... 堀野達雄 ロバート・ホフマン ...... ジョージ・スマイリー 梅本律子 ...... 間宮正子 宝井誠明 ...... 山本春雄 宮坂ひろし ...... 北東のケン 村上冬樹 ...... 峰安二郎 桜むつ子 ...... 穴山ゆき 六平直政 ...... 熊田寅雄 片岡五郎 ...... 主審・林 User Rating: 7.6/10 (114 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 ・日本アカデミー賞受賞  ・作品賞 ・主演男優賞:本木雅弘 ・助演男優賞:竹中直人 ・助演女優賞:清水美砂 ・監督賞 周防正行 ・脚本賞 周防正行 User Comments: Calvin-60さん California, USA 2001年1月17日 家族全体で楽しめる!!! いろんな大学生が出てきて、 愉快でスマートで、いとおしい映画だ。 彼らは、その気のない初心者から、 人生を相撲にかけるプロへと変わっていく。 (大相撲の力士とちがって、大学相撲の選手は普通サイズなのだ) これは、大人向けの"Bad News Bears"である。 もっとも、子どもも好きになるだろうが。 この映画は、いまや古典となっているが、 作品賞、主演男優賞、助演女優賞、監督賞をとっている。 予算100万ドルに満たないこの映画をつくったことで、 監督・脚本の周防正行は、日本の一流映画監督になった。 長い間、暴力と薄っぺらな映画だけだった世界に、 新しい息吹を吹き込んだのだ。 この成功によって、大予算の”Shall We Dance?”(1996)を作り、 周防正行は、世界的な名声を得るようになった。 オトーサン、 「周防正行さんて、どういうひと?」 周防正行 誕生日 1956/10/29 出身 東京都 立教大学文学部フランス文学科卒業。 蓮實重彦の映画論の講義に大きな影響を受ける。 映画サークルのメンバー黒沢清らと親かった。 卒業後、ピンク映画の黒沢清監督、若松孝二監督や 井筒和幸監督らの助監督も務めた。 1984年「変態家族兄貴の嫁さん」で監督デビュー。 全編小津安二郎の映画のパクリで埋められたこの作品は、 小津安二郎へのオマージュだった。 1996年、「Shall we ダンス?」で、日本アカデミー賞の監督賞と脚本賞を受賞。 その後、自らフィルムを抱えアメリカに渡り、 長期間かけて全米各地区を巡って成功する。 2004年には、ピーター・チェルソム監督によるリメイク ”Shall We Dance”が制作された。 妻は元バレリーナで女優の草刈民代。 監督作: 2004年「Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス?」 1996年「Shall We ダンス?」 1992年「異常の人々 伝説の虹の三兄弟」 1991年「シコふんじゃった。」 1990年「大災難」 1989年「ファンシイダンス」 1984年「変態家族 兄貴の嫁さん」


プライド 栄光への絆

オトーサン、 "Saterday Night Fever"のマネか。 原題もパッとしませんが、邦題も、魅力を欠いています。 原題のサブタイトルがいいですね。 "A Town, a Team, and a Dream"を意訳して、 「わが町、われらが夢」としたら、いかが? 原題:Friday Night Lights (2004) 監督:Peter Berg 原作:Buzz Bissinger 脚本:David Aaron Cohen / Peter Berg Genre: Action / Drama / Sport Rated PG-13 for thematic issues, sexual content, language,          some teen drinking and rough sports action. 上映時間: 118 分 あらすじ: 真っ向勝負のコーチが、 高校フットボールチームを率いて、 1988年のテキサス州の決勝に出場する。 クラスメート、コーチ、家族、地域のひとびとの 熱い期待に背かぬよう、重圧がかかる。 経済面や人種差別の問題も、 H.G. Bissingerの原作の底には流れている。 出演者: Billy Bob Thornton .... Coach Gary Gaines(ゲインズ) Lucas Black .... Mike Winchell (マイク) Derek Luke .... Boobie Miles(ブービー) オトーサン、 「冷静沈着さが、何とも言えないな」 ビリー・ボブ・ソーントンが 高校フットボール部のコーチ役を好演しています。 でも、離婚したアンジェリーナ・ジョリーに言わせれば、 陰気だからキライということになるのかも。 BILLY BOB THORNTON ビリー・ボブ・ソーントン 誕生日 1955/8/4   出身 米アーカンソー州ホット・スプリング 父は高校でスポーツのコーチ。 幼少時にエルビス・プレスリーの映画を観て、 映画スターか、ロック・シンガーの道に憧れ、 アーカンソー、テキサス、カリフォルニア州で バンド〈TRES HOMBRES〉のロックシンガー、トラマーとして数年過ごす。 81年、ロサンゼルスに移って演劇教室に通い、下積み生活を送る。 87年「ハンターズ・ブラッド」で映画デビュー。 92年のテレビ・シリーズ「hearts afire」で三期レギュラー出演。 映画は91年「運命の引き金」で注目される。 初監督も務めた「スリング・ブレイド」でアカデミー主演男優賞にノミネート。 「シンプル・プラン」ではアカデミー賞と ゴールデングローブ賞助演男優賞にノミネートされ、 ロサンゼルス映画批評家協会助演男優賞受賞。 2001年「バーバー」「チョコレート」「バンディッツ」の三作品の主演で ナショナル・ボード・オブ・レヴュー主演男優賞受賞。 2000年5月「狂っちゃいないぜ」で共演したアンジェリーナ・ジョリーと 五度目となる結婚をするも、2003年5月離婚。 活躍度 ○↑ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1987年「ハンターズ・ブラッド」      「エリオット・バーンズの帰還」(TM) 1989年「メタルアマゾネス」 1991年「運命の引き金」◇「フォー・ザ・ボーイズ」 1992年「トラブル・バウンド/復讐の銃弾」 1993年「トゥーム・ストーン」「キリング・ボックス」      「ブラッド・イン、ブラッド・アウト」「幸福の条件」 1994年「沈黙の要塞」「カッティング・エッジ」 1995年「デッドマン」「ヘンリエッタに降る雪」 1996年「スリング・ブレイド」「ザ・ウィナー」 1997年「Uターン」 1998年「アルマゲドン」◆      「パーフェクト・カップル」「シンプル・プラン」◆      「ワイルド・スモーカーズ」◆「アラン・スミシー・フィルム」 1999年「狂っちゃいないぜ!」◆「PRINCESS MONONOKE」(声) 2001年「バンディッツ」◇「バーバー」◇「チョコレート」◇ 2003年「ディボース・ショウ」◆ 2004年「アラモ」◇「プライド 栄光への絆」◇ 2005年「がんばれ!ベアーズ ニュー・シーズン」◇ LUCAS BLACK  ルーカス・ブラック 誕生日 1982/11/29 出身 米アラバマ州ダンビル テレビでは「アメリカン・ゴシック」のケイレブ役で人気に。 映画デビューは「8月のメモワール」。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1994年「8月のメモワール」 1996年「ゴースト・オブ・ミシシッピー」「スリング・ブレイド」 1998年「X−ファイル ザ・ムービー」 2000年「クレイジー・イン・アラバマ」「すべての美しい馬」 2004年「プライド 栄光への絆 その他の出演者: Garrett Hedlund .... Don Billingsley Jay Hernandez .... Brian Chavez Lee Jackson .... Ivory Christian Lee Thompson Young .... Chris Comer Tim McGraw .... Charles Billingsley Grover Coulson .... L.V. Miles Connie Britton .... Sharon Gaines Connie Cooper .... Mrs. Winchell Kasey Stevens .... Flippy Ryanne Duzich .... Melissa Amber Heard .... Maria Morgan Farris .... Jennifer Gaines User Rating: 7.2/10 (6,658 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 User Comments: スポーツ好きでないひと向きのスポーツ映画 trillian28さん Encino, CA 2004年12月7日 この映画は、期待したようなものではない。 バラバラだったチームが勝利に向けて団結していく。 音楽が、ケチな誇りをあおりたてる。 そんな風な典型的なスポーツ映画ではない。 この映画は、シービスケットのようなひとびとのお話である。 もちろん、馬はいないし、幸せ度も低いが。 映画の舞台は、テキサスの中くらいの町、オデッサ。 大した産業もないし、高校フットボールの活躍だけが目立つ。 フットボール・コーチの給料は、教師の倍なのだ。 遠方の大学へ進学するには、 フットボールの奨学金を得ることが唯一の道だから、 生徒たちは、勝利の重圧にあえいでいる。 町にとっては、それだけが成功の場である。 この種の映画の成否は、俳優の良否に左右される。 キャタクター・ドラマだからだ。 ビリー・ボブ・ソーントンについては、 いろいろ言う向きもあるようだが、いい演技をしている。 その通りだが、この映画では、彼だけがスターではない。 生徒たちがみんな好演している。 とくに、Lucas Blackがいい。 以前は、注目していなかったが、 Mike Winchell役は、はまり役で、実にいい感じだ。 ほかには、Derek LukeとJay Hernandezも、カンペキだった。 最終ゲームの後に、いいシーンがある。 これからの人生をどう生きていくかを語り合う。 まだ卒業していないが、彼らの高校生活はもう終わったのだ。 試合が終われば、あとは何も残っていないからである。 サブタイトルは、全員に何が起きたかを物語っている。 時におかしく、しばしば悲劇的であり、いつも皮肉である。 見終わると、誰か実在のひとに出合ったような気になってしまう。 オトーサン、 「男子マラソン、ロクな選手が出てこんなぁ」 最大の原因は、新春の箱根駅伝にあるそうです。 紅白以上の年末年始行事になってしまい、 選手たちは、駅伝が終わると、すべてが終わったと感じるとか。 この燃え尽き症候群のために、 長距離のマラソンへの挑戦者が減っているのは、残念です。


ベル・エポック

オトーサン、 「美しき時代か」 19世紀末のパリ、ルノワールの絵画に描かれた時代。 でも、この映画の舞台は、スペイン。 4姉妹の恋物語です。 原題:Belle epoque (1992) 監督:Fernando Trueba 原作:Rafael Azcona/Jose Luis Garcia Sanchez/ Fernando Trueba 脚本:Rafael Azcona Genre: Comedy / Romance (more) Country: Spain / Portugal / France Language: Spanish 上映時間: 109分 あらすじ: 1931年、 若い兵士フエルナンドは、 軍隊から逃亡し、農園に流れつく。 政治観が同じということで、その所有者マノロに気に入られる。 マノロには、4人の娘がいる。 フェルナンドは、その全員が気に入り、娘らに好かれる。 彼は、最後に誰を選ぶか、決めなければならない。 出演者: Jorge Sanz .... Fernando(フェルナンド) Fernando Fernan Gomez .... Manolo(マノロ) Penelope Cruz .... Luz(ルツ) オトーサン、 「まだ、田舎娘だなぁ」 後年のスーパースターも、大したことありません。 でも、フアンからすると、見逃せない姿でしょう。 PENELOPE CRUZ  ペネロペ・クルス 誕生日 1974/4/28 出身 スペイン・マドリード 14才でモデルとしてデビュー。 マドリード演劇学校でクラシック・バレエを学ぶ。 テレビタレントして活躍した後、映画に進出。 92年「ハモンハモン」でゴヤ賞主演女優賞にノミネートされる。 スペイン映画「オープン・ユア・アイズ」と 同映画のリメイク「バニラ・スカイ」で同じ役を演じている。 活躍度 ○↑ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1990年「CRONICAS URBANAS」 1991年「E'L LABERINTO GRIEGO」 1992年「ハモンハモン」「ベル・エポック」 1993年「PER AMORE SOLO PER AMORE」 1994年「捕らわれた唇」 1996年「17歳」 1997年「ライブ・フレッシュ」「オープン・ユア・アイズ」◇      「A CORNER OF PARADISE」 1998年「ハイロー・カントリー」◆「イフ・オンリー」      「美しき虜」       「DON JUAN」「TALK OF ANGELS」 1999年「オール・アバウト・マイ・マザー」◆       「裸のマハ」 2000年「ウーマン・オン・トップ」◇「すべての美しい馬」◇ 2001年「ブロウ」◆「コレリ大尉のマンドリン」◇「バニラ・スカイ」◇       「ウェルカム!ヘヴン」◇ 2003年「ゴシカ」◇「花咲ける騎士道」◇「ボブ・ディランの頭のなか」 2004年「トリコロールに燃えて」◇「赤いアモーレ」◇「ノエル」◇ 2005年「サハラ 死の砂漠を脱出せよ」◇ その他の出演者: Miriam Diaz Aroca .... Clara Gabino Diego .... Juanito Michel Galabru .... Danglard Ariadna Gil .... Violeta Agustin Gonzalez .... Don Luis Chus Lampreave .... Dona Asun Mary Carmen Ramirez .... Amalia Maribel Verdu .... Rocio Juan Jose Otegui .... Soldier Jesus Bonilla .... Soldier Maria Galiana .... La Polonia Joan Potau .... Paco User Rating: 7.3/10 (2,473 votes) オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 ・アカデミー賞・外国語映画賞受賞 User Comments: jotix100さん New York 2004年7月11日 田舎のセックス Fernando Trueba監督のこの作品は、 上映当初、好評で、いくつかの賞を得た。 最近、ふたたび見て、これは過大評価だと思った。 市民戦争前のスペインの物語なのに、 悪漢風で笑いをとろうとしており、 数年後の悲惨な戦争を十分予見できていない。 フェルナンドは、山賊のようだ。 軍隊を脱走した後、彼は、田舎のアーチスト、マノロと仲良くなる。 マノロは、無政府主義者であるが、 かといって、牧師と親友というわけでもない。 この牧師、教会にいるだけでなく、売春宿にも出没する。 Trueba監督は、おそらく、牧師が2枚舌だと言いたいのだろう。 フェルナンドは、マノロの4姉妹と愛し合うようになる。 レスビアンのバイオレッタですら、フェルナンドを抱くが、 でも、それは、カーニバルで、女装したときだけだ。 4姉妹、決して嫉妬心をみせない。 実に洗練されていて、自分の順番があると思い、待っているからだ! Fernando Fernan Gomezが演じるのは、愛国者のマノロ。 いつものように、好演している。 悪漢フェルナンド役のJorge Sanzは、 他の映画のようには活躍していない。 ロシオ役のMaribel Verdu は、素敵だった。 金持ちの息子ジャニートと婚約しているが、 それにもこかかわらず、フェルナンドと愛し合う。 ハリウッド進出前のペネロペ・クルスは、末娘ルツを好演している。 最後に、ジャニートの母親ドナ役のChus Lampreaveは、愉快な感じだった。 オトーサン、 この映画、あまり政治的な解釈はせずに、 肩をぬいて、美しいスペインの田舎の風景と そこで繰り広げられる群像劇を楽しめばいいのです。


ランド・オブ・プレンティ

オトーサン、 またまた、都心へ。 正月映画の新作がたまっています。 今日は有楽町のビックカメラへ。 この8階に、映画館があるのです。 この映画、東京で上映しているのは、ここだけ。 でも、若いひとが多かったのは、救いでした。 原題:Land of Plenty (2004) 監督:Wim Wenders 原作:Scott Derrickson/ Wim Wenders 脚本:Michael Meredith/ Wim Wenders Genre: Drama Country: USA / Germany Language: English 上映時間:123分 あらすじ: オトーサン、 「IMDb、冷たいな。反米映画と思ったのか?」 ラナは、20歳の女性、 オハイオ生まれだが、父が宣教師だった関係で、 アフリカ、そしてイスラエルで暮らしてきた。 亡くなった母の遺言でその手紙を伯父に届けようと、 10年ぶりに、故郷のアメリカに戻り、伯父を探す。 一方、伯父のポールは、ロスに住む警備員。 9/11以降、愛国心が高じ、テロリストを探し出そうと、 陸軍特殊部隊員のような活動をしている。 2人は、イスラム青年の殺害現場で偶然再会し、 ポールは、テロリストの巣を発見するため、 ラナのほうは、青年の鎮魂のためと双方の目的はちがうものの、 アメリカ横断の旅に出る。 出演者: Michelle Williams .... Lana (ラナ) John Diehl .... Paul(ポール) オトーサン、 「2人とも、実にいい。はまり役だ」 経歴を紹介みておきましょう。 MICHELLE WILLIAMS  ミシェル・ウィリアムズ 誕生日 1980/9/9 出身 米モンタナ州カリスペル 94年「名犬ラッシー」で映画デビュー。 テレビでは「ドーソング・クリーク」のジェン役。 活躍度 △↑ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1994年「名犬ラッシー」 1995年「スピーシーズ/種の起源」 1997年「シークレット/嵐の夜に」「鬼教師ミスター・グリフィン」 1998年「ハロウィンH20」 1999年「キルスティン・ダンストの大統領に気をつけろ!」 2001年「ミー・ウィズアウト・ユー」◇「パヒューム」 「私は「うつ依存症」の女」 2002年「16歳の合衆国」 2004年「ランド・オブ・プレンティ」 JOHN DIEHL  ジョン・ディール 誕生日 1950/5/1 出身 米オハイオ州シンシナティ 19歳でニューヨークに移り、28歳で役者の勉強を始める。 80年「マンハッタン・ラプソディー」で映画デビュー。 テレビでは「マイアミ・バイス」のラリー・ジト刑事役で有名。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1980年「マンハッタン・ラプソディー」 1981年「ニューヨーク1997」「パラダイス・アーミー」 1983年「D.C.キャブ」「ホリデロード4000キロ」 1984年「SF/攻防都市」 1988年「ピラニア刑事む 1989年「ダークサイド・オブ・ムーン」 1990年「マッド・ハウス/珍入者撃退作戦」 1991年「ボンデージ」「キックボクサー2」「モトラマ 5億ドルを狙え」 1992年「モー・マネー」 1993年「フォーリング・ダウン」「リモコン・キッズ」(TM) 1994年「ニュー・エイジ」「依頼人」「スターゲイト」 「ゲティスバーグの戦い/南北戦争運命の3日間」(TM) 1995年「アウトポスト」「ウィッシュ/夢がかなう時」「ニクソン」「共犯者」 1996年「評決のとき」「イヴの秘かな憂鬱」 1997年「エンド・オブ・バイオレンス」「沈黙の断崖」 「クロスゲージ」「監禁日記」 1998年「ハイロー・カントリー」 1999年「地上より何処かで」 2000年「ロスト・ソウルズ」 2001年「ジュラシック・パークV」「パール・ハーバー」 2004年「ランド・オブ・プレンティ」 その他の出演者: Shaun Toub .... Hassan Wendell Pierce .... Henry Richard Edson .... Jimmy Burt Young .... Sherman Yuri Elvin .... Officer Elvin Jeris Poindexter .... Charles Rhonda Stubbins White .... Dee Dee Bernard White .... Youssef rest of cast listed alphabetically: Matthew Kimbrough .... News announcer Jeff Parise .... Coroner's Assistant Warren Stearns .... Mortician Gloria Stuart .... Old Lady User Rating: 6.5/10 (627 votes) オトーサン、 「もっと高いスコアでもいい」 ・ヴェネチュア国際映画祭ユネスコ賞受賞:Wim Wenders User Comments: randalxさん 2004年10月4日 Paris, France すばらしい映画だ。. デジタル処理が映画にいい効果を与えている。 すばらしいクロースアップに続き、広角の景色がある。 ポールの被害妄想について、多くが割かれている。 それも、ヴィム・ヴェンダース流のやりかたで。 単純な筋書きに登場人物たちを配置したのは、見事なものだ。 ラナの役は、古臭いように思ったが、 それは、平和主義の宣教師だったからだ。 だが、ほかにどんな役がありえたのか。 この物語に示された社会状況は、極端で教育的だが、 そう悩ましいものではない。 この映画、アメリカよりも、欧州の観客に受けるだろう、 そういうコメントがあったが、賛成だ。 だが、私は、9/11以前と彼らが同じだとは思わない。 ポールをパラノイアに追い込んだのは、 まさに、こうした悲劇なのだ。 9/11後、ヴェトナム戦争の後遺症が再発したのだから。 ポールの狂気には、何度も笑ってしまった。 異なった人物ではあるが、ルナとポール、両者の目を通じて、 映画をみていくのは楽しい作業だった。 この映画は、9/11後のアメリカへの批評である。 彼が、この主題に果敢に取り組んだことは、賞賛されてよい。 ある側面をみごとに捉えている。 ともあれ、ムーアの映画よりも、このほうが好きだ。 オトーサン、 9/11以降、アメリカ社会を襲ったすさまじい愛国心。 でも、真のテロリストの正体が次第に見えてきました。 イラク戦争で、誰がトクしたのか。 そういう観点でみればすぐ分かることです。 「ヴィム・ベンダース の経歴をみておこう」 WIM WENDERS  ヴィム・ベンダース 誕生日 1945/8/14 出身 独デュッセルドルフ 監督作 1970年「都市の夏/キングスの捧ぐ」 1971年「ゴールキーパーの不安」 1973年「緋文字」「都会のアリス」 1975年「まわり道」 1976年「さすらい」 1977年「アメリカの友人」 1980年「ニックス・ムービー/水面に映る稲妻」 1982年「ことの次第」 1983年「ハメット」 1984年「パリ、テキサス」 1985年「東京画」 1987年「ベルリン・天使の詩」 1989年「都市とモードのビデオノート」 1991年「夢の生てまでも」 1993年「時の翼にのって/ファラウェイ・ソークロース!」 1995年「リスボン物語」「愛のめぐりあい」(共) 1997年「エンド・オブ・バイオレンス」 1999年「ブエナ・ビスタ・ソーシャル・クラブ」「ミリオンダラー・ホテル」 2004年「ランド・オブ・プレンティ」 2005年「アメリカ、家族のいる風景」 オトーサン、 「こんな大事な映画なのになぁ」 東京で見られるのは、シネカノン有楽町だけ、 全国でも、たった6館とは、映画館の良識を疑わざるをえません。 上映している劇場名をあげておきましょう。 ・大分シネマ5 ・シネマルナティック湊町(愛媛) ・Denkikan(熊本) ・長崎セントラル劇場 ・福島フォーラム


ヘッドハンター

オトーサン、 「ヘッドハンターか、もう関係ないけどな」 でも、クリスチャン・スレーター主演となると、興味がわきます。 「どんな切れ味のいい演技をみせてくれるのかなぁ?」 原題:Pursued (2004) 監督:Kristoffer Tabori 脚本:Maggie April Genre: Action / Drama Rated R for language and some violence. Country: USA / Canada 上映時間:95分 Language: English あらすじ: 急成長中のハイテク企業の経営者は、 自分のキャリアと家族を殺人的ヘッドハンターの 情け容赦ない手練手管から守らねばならない。 出演者: Christian Slater .... Vincent Palmer(ビンセント) Gil Bellows .... Ben Keats(ベン) Estella Warren .... Emily Keats (エミリー) オトーサン、 「いいねぇ」 クリスチャン・スレーターが、自由奔放な演技をみせています。 ベン役のギル・ベロウズも、好演。 経歴は、この2人をみましょう。 CHRISTIAN SLATER クリスチャン・スレーター 誕生日 1969/8/18 出身 米ニューヨーク 父は舞台やテレビドラマの俳優マイケル・ゲインズ・ボロー、 母はキャスティング・ディレクターのメアリー・ジョー・スレーター。 5才の時に母親が離婚し、母方につく。 ドルトン・スクールとプロフェッショナル・チルドレン・スクールに通い、 7才でTVドラマ「OUT LIFE TO LIVE」に出演。 9才でブロードウェイの舞台「THE MUSIC MEN」でデビュー。 続いて「マクベス」「デビッド・カッパーフィールド」などの舞台に出演。 その後、ラジオ・シティ・ミュージック・ホールでの 「クリスマス・キャロル」や「LANDSCAPE OF THE BODY」「DRY LAND」などの オフ・ブロードウェイの舞台や、サマー劇場の「オリバー!」で主演として活躍。 本格的映画デビューは1985年「ビリー・ジーンの伝説」。 「ヘザース/ベロニカの熱い日」で注目され、その後は数々の大作・話題作に出演。 監督デビューはシャティクリア・フィルム製作の短編「MUSEUM OF LOVE」。 映画での活躍とは裏腹に、プライベートでは婚約破棄や暴行事件などで マスコミを賑わせることたびたびである。 ベビーフェイスながら、年齢に左右されず、 さらに役柄にも囚われず自在に演じられる演技派俳優。 映画の一キャラとしての同化が巧みなため、 スレーターらしい個性というものが見えないが、 恋愛、コメディ、アクション、サスペンスとどんな映画でも遜色のない演技を見せてくれる。 特に孤独な青年役(「忘れられない人」「ジュリアン・ボーの涙」等)をやらせたら秀逸。 ただし、ラブシーンに関しては、女性のリードの仕方があまり得意ではないようで、 キスシーンやベッドシーンではあまり女性へのいたわりや優しさというものが 映像から伝わってこない部分がある。 映画としては、恋愛ものなら、「忘れられない人」。 コメディなら「カフス」、アクションなら、「ブロークン・アロー」や「フラッド」、 サスペンスなら「バジル」「告発」などがある。 活躍度 ◎↑ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆☆★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1985年「ビリー・ジーンの伝説」(V) 1986年「薔薇の名前」 1988年「タッカー」「ローリング・キッズ」 1989年「宇宙への選択」「スウィート・ロード」     「ヘザース/ベロニカの熱い日」 1990年「ヤングガン2」 「今夜はトークハード」      「フロム・ザ・ダーク・サイド・ザ・ムービー 三つの闇の物語」 1991年「ロビンフッド」「モブスターズ/青春の群像」◇      「スタートレックY未知の世界」▲ 1992年「カフス」「グリーンガリー永遠の熱帯雨林」(声)       「ハートブレイクダウン」 1993年「忘れられない人」◇「トゥルー・ロマンス」◇ 1994年「インタビュー・ウイズ・ヴァンパイア」「告発」       「ジミー・ハリウッド」 1996年「マンハッタン花物語」「ブロークン・アロー」◇ 1997年「ジュリアン・ボーの涙」◇「バジル」◇「オースティン・パワーズ」◆ 1998年「フラッド」◇「ベリー・バッド・ウェディング」◇ 2000年「ザ・コンテンダー」◆「クライム&ダイヤモンド」◇ 2001年「ウインドトーカーズ」◆「スコーピオン」◆       「ズーランダー」▲「ハード・キャッシュ」◇ 2004年「ヘッドハンター」◇ GIL BELLOWS  ギル・ベロウズ 誕生日 1967/6/28 出身 カナダ・バンクーバー アメリカ・アカデミー・ドラマティックアートで演技を学び、 卒業後はニューヨークで舞台俳優となる。 94年「ショーシャンクの空に」で映画デビュー。 テレビでは97年からの「アリーmyラブ」のビリー役など 活躍度 △↑ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ   ☆☆★★★★ 出演作 1994年「ガンズ・オン・ザ・ラン」◇      「ショーシャンクの空に」「LOVE AND A.45」 1995年「マイアミ・ラプソディ」 1996年「アル・パチーノのリチャードを探して」 1997年「スノーホワイト」◆「奥サマは魔女」◇ 1998年「フレッド家の夕食」「ユダの接吻」      「裏切りのKiss」 2000年「REM(レム)」「マイ・ビューティフル・ジョー」      「人食い人魚伝説」(TM) 2001年「テキサス・バーニング 血塗られた街」(TM) 2002年「ミラクル・タッチダウン」(TM) 2004年「ブラインド・ホライズン」「シークレット・ウインドウ」      「ヘッドハンター」 その他の出演者: Michael Clarke Duncan .... Franklin Conchita Campbell .... Alison Keats Kevin McNulty .... John Blakely Tyler Labine .... Wade Steiner Sarah Strange .... Petra Ghirov Chelah Horsdal .... Sharon Saul Rubinek .... Dexter O'Neil Scott Hylands .... Robert Langford Camille Mitchell .... Jen (Real Esate Agent) Candus Churchill .... Nurse Kirsten Robek .... Sherry Enid-Raye Adams .... Manager User Rating: 5.6/10 (323 votes) オトーサン、 「低いなぁ」 最後のドタバタが響いたのかも。 User Comments: Pratyushさん Calcutta, India 2005年1月11日 いいスリラー あまり期待しない映画だったが、いま驚いている。 流れのいい早いテンポのスリラーだった。 ヘッドハンターは、狙った獲物を得るためには何でもやる。 全体に、みんな好演しているが、とくに、ベンがよかった。 疑問に思ったのは、 なぜ、彼の妻がこうも未熟なのか。 自分の夫を信用しないし、 見知らぬ人からのプレゼントを喜んで受け取ったりする。 それに、こんなストーカー行為が続いているのに、 なぜ、警察は、手をこまねいているのか。 巧みな映画ではある。 次第に非現実的でなく暴力沙汰になっていく。 結末がいいのも、いい点だ。 全体に、あまり頭を使わずにすみ、 巧みでクールなおとなのスリラーを見たいなら、 これはおすすめである。 オトーサン、 「いずれ、こういう社会になるのかも」 社会の全員の行動が衛星を通じて管理されるのです。 「ストーカーは減るかも」 でも、自由のない管理社会になりそうです。


天空の草原のナンサ

オトーサン、 日比谷シャンテへ。 「年寄りばかりだなぁ」 いまどきの若いひとは、大草原なんか興味ないのかも。 原題:Die Hohle des gelben Hundes (2005) 監督・脚本:Byambasuren Davaa Genre: Drama Country: Mongolia / Germany Language: Mongolian 上映時間:93分 あらすじ: 遊牧民の少女ナンサは、 大草原に子犬をみつけ、両親の反対を押し切って、飼う。 だが、この子犬ツォーホルは、弟を救うに至って、 両親は、ついに、子犬の存在を認めてくれる。 モンゴルの遊牧民一家の伝統的な暮らしを描いている。 出演者: Nansal Batchuluun .... Oldest daughter(ナンサ) Buyandulam Daramdadi .... Mother Batchuluun Urjindorj .... Father Babbayar Batchuluun .... Son Nansalmaa Batchuluun .... Youngest daughter オトーサン、 「みんな素朴だなぁ」 User Rating: 7.9/10 (79 votes) オトーサン、 「ちょっと高すぎないか?」 User Comments: jean_pauljhoneggerさん Switzerland 2005年10月25日 美しきモンゴル! 実に素敵な映画だ... ドラマもないし、とくに何かが起きるわけでもない。 分類し難い映画だ... 私に言えることは、この映画にはユーモアがあり、 わずか、ほんの僅かだが、 今後のわれわれの生活様式を示しているということだ。 われわれのいまの暮らし方は、ごく正常で完全だと思っていたが、 彼らのほうがずっとクールじゃないか! ドイツ語を話す国のひとびとは、この映画を見てほしい。 そのうち、アメリカでも、上映されるだろうし、 南欧州、そして北欧州でも、上映されるだろう。 だが、覚えておいてほしい。 これは草原に住む最後の真の遊牧民を描いたものだということを。 オトーサン、 この映画、単調なので、ぐっすり寝てしまいました。 「もう終わったのか」 すっかりいい気分になっていたせいか、 時差の影響が残っていたせいか... 「まあ、いいや」 こだわることもないでしょう。 モンゴル流スローライフで行きましょう。 この映画にも出ていましたが、 モンゴルでは、急速に都市化が進んでいるようです。 オートバイを買ってみたり、 子どもを都会の学校に通わせたり、 都会に行って便利な製品を買ってきたりとか。 そんなことを繰りかえしているうちに、 いっそのこと、都会に住もうということになるのです。 それと引き換えに大事なものを失ってしまうのに... このことは、さきほどみたデ・ニーロ一家の 殺伐とした人間関係のありようを思い浮かべずとも、 明々白々でしょう。 「モンゴルに行くなら、いまのうちだろうな」 もう日本にはなくなった暖かい家族や自然のふれあいが、 まだ残っているようです。


ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ

オトーサン、 「Hide and Seek 、かくれんぼか」 かくれんぼするもの、寄っといで。 鬼ごっこのほうは、”play tag”というようですね。 原題:Hide and Seek (2005) 監督:John Polson 脚本:Ari Schlossberg Genre: Thriller / Drama / Horror Rated R for frightening sequences and violence. 上映時間:101分 あらすじ: この映画は、寡夫デビッドとその娘エミリーをめぐるもの。 妻の死後、州の北部に引っ越すが、 エミリーは、チャーリーという想像上の友人を作り出す... だが、このことが思いもよらく恐ろしい結果をもたらす。 デイビッドとその医者キャサリンは、エミリーの 身の毛もよだつクセを心配しはじめる。 出演者: Robert De Niro .... David Callaway(デビッド) Dakota Fanning .... Emily Callaway(エミリー) Famke Janssen .... Katherine(キャサリン) オトーサン、 「デ・ニーロ、うまいねえ。でも、年とったなぁ」 「末恐ろしいな」 天才子役のダコタ・ファニング、この映画でも魅せました。 ROBERT DE NIRO  ロバート・デ・ニーロ 誕生日 1943/8/17 出身 米ニューヨーク 活躍度 ◎↑ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1965年「マンハッタンの哀愁」 1968年「ブルー・マンハッタンU/黄昏のニューヨーク」 1969年「御婚礼ウェディング・パーティー」 1970年「血塗れのギャング・ママ」      「ブルー・マンハッタンT/哀愁の摩天楼」 1971年「わが心の天使」「生き残るヤツ」       「ロバート・デ・ニーロのスワップ」 1973年「バング・ザ・ドラム」「ミーン・ストリート」 1974年「ゴッドファーザーPART2」◆アカデミー助演男優賞 1976年「1900年」「タクシードライバー」「ラスト・タイクーン」 1977年「ニューヨーク・ニューヨーク」 1978年「ディア・ハンター」 1980年「レイジング・ブル」◇アカデミー主演男優賞 1981年「告白」 1982年「エリア・カザンの肖像」 1983年「キング・オブ・コメディ」 1984年「恋に落ちて」       「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」 1985年「未来世紀ブラジル」 1986年「ミッション」 1987年「アンタッチャブル」◆「エンゼル・ハート」       「ディア・アメリカ/戦場からの手紙」(声) 1988年「ミッドナイト・ラン」 1989年「俺たちは天使じゃない」「ジャックナイフ」 1990年「アイリスへの手紙」「グッドフェローズ」       「レナードの朝」 1991年「ケープ・フィアー」◇「真実の瞬間」      「ハート・オブ・ダークネス/コッポラの黙示録」      「バックドラフト」「ミストレス」 1992年「ナイト・アンド・ザ・シティ」 1993年「恋に落ちたら」「ブロンクス物語/愛に包まれた街」      「ボーイズ・ライフ」 1994年「フランケンシュタイン」◇ 1995年「カジノ」◇「ヒート」◇「百一夜」 1996年「マイ・ルーム」「ザ・ファン」◇「スリーパーズ」◆ 1997年「噂の真相/ワグ・ザ・ドッグ」「大いなる遺産」       「コップランド」◇「ジャッキー・ブラウン」◇ 1998年「RONIN」◇ 1999年「アナライズ・ミー」◇「フローレス」◇ 2000年「ミート・ザ・ペアレンツ」◇「ザ・ダイバー」◇       「ロッキー・アンド・ブルウィンクル」 2001年「15ミニッツ」◇「スコア」◇ 2002年「ショウタイム」「容疑者」「アナライズ・ユー」 2004年「ミート・ザ・ペアレンツ2」◇ 2005年「ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ」◇ DAKOTA FANNING  ダコタ・ファニング 誕生日 1994/2/23 出身 米ジョージア州アトランタ スティーブン・ファニングとジョイとの間に生まれる。 妹は女優のエル・ファニング。 5才の時、TIDEのコマーシャルのオーディションで 数千人の中から選ばれ、芸能界入り。 地元のアトランタで何本かCM出演後、 テレビ「ER 緊急救命室」でゲスト出演。 その後も「アリーMYラブ」「ザ・プラクティス」「スピン・シティ」にゲスト出演。 2001年「トム・キャッツ」で映画デビュー。 2001年「アイ・アム・サム」のルーシー役でBFCA最優秀新人賞、 シカゴ映画批評家協会賞、ゴールデン・サテライト賞、 ラスベガス映画批評家協会賞、映画俳優協会賞など新人賞を総なめした。 テレビでは「TAKEN テイクン」「ザ・プラクティス〜ボストン弁護士ファイル」 「マルコム・イン・ザ・ミドル」「CSI:科学捜査班」などがある。 趣味は読書、ピアノ、編み物、人形のコレクション、乗馬、バレエなど。 スペイン語とフランス語を勉強中。 活躍度 ○↑ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 2001年「トム・キャッツ/恋のハメハメ猛レース」      「I am Sam アイ・アム・サム」◆ 2002年「ヘンゼルとグレーテル」◇「コール」◆「メラニーは行く!」◆ 2003年「アップタウン・ガールズ」◇「マイ・ボディガード」◇ 2005年「宇宙戦争」◇「ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ」◇ その他の出演者: Elisabeth Shue .... Elizabeth Amy Irving .... Alison Callaway Dylan Baker .... Sheriff Hafferty Melissa Leo .... Laura Robert John Burke .... Steven Molly Grant Kallins .... Amy David Chandler .... Mr. Haskins Stewart Summers .... Doctor Jake Dylan Baumer .... Disturbed Boy User Rating: 5.5/10 (9,499 votes) オトーサン、 「低いなぁ、なぜ?」 User Comments: spoiled_angeles16さん Canada 2005年7月5日 まあまあの典型的なミステリー/スリラー この映画、ディテールが凝っている。 典型的なスリラーのミステリーである。 いつものように、ファニングは、すごい才能をみせている。 デ・ニーロは、役をこなし、そう、見事に演じている。 この映画のゆくえは、最後までつかめなかった。 最後にすべてが明らかになるのだが。 だが、どうも腑がおちない結末ではある。 脚本家を責める気はない。 決して、最悪のホラー映画とは思わない。 ともかく、これは心理スリラーなのだ。 ファニング演じるエミリーの気味悪さは楽しめたし、 事件がおきるまでの伏線もよかった。 何が起きるかそう期待もせずに、観客は静かに見守っていた。 一度見ても損はないと思う。 ひまつぶしにいいし、見た後、考えたりもするだろうし... 他のひとはすぐ理解できたかもしれないが、 私の場合、理解するには、2度見る必要があった。 そう、私は、伏線を理解できなかったのだ。 オトーサン、 「よく出来ていると思うけどなぁ」 でも、低いスコアになる理由もあるのです。 ネタバレを避けるために、これ以上言えませんが、 「みんなデ・ニーロが好きなのに、なぜ?」


ドン・ジュアン

オトーサン、 「しばらく映画を見なかったな」 10日も見なかったなんて、5年ぶり。 帰国して、早速ビデオ屋さんに行きました。 原題:Don Juan (1998) 監督・脚本:Jacques Weber 原作:Moliere Genre: Comedy / Romance Runtime: 104 min Country: Spain / France / Germany Language: French 上映時間:95分 あらすじ: 17世紀半ばのスペイン。 血なまぐさい戦争が国中を破壊している。 貴族ドン・ジュアンとその従者スガナレルは、 田舎を馬に乗って歩き回り、時に道に迷う。 彼は、エルビレと婚約していたが、見捨てる。 そんな女たらしなのだ。 難破から漁師に救われたばかりなのに、 漁村の2人の美女マチュリーヌとシャルロッテが 彼のハートを射止めようと喧嘩する始末なのだ。 (彼にとっては、それもお遊び) ドナの兄弟のアロンソとドン・カルロスは、 ドン・ジュアンに憧れ、家族の名誉を守るために、 この中世のヒーローへの復讐を誓うのだった。 出演者: Jacques Weber .... Don Juan(ドン・ジュアン) Michel Boujenah .... Sganarelle(スナガレル) Emmanuelle Beart .... Elvire(エルビレ) オトーサン、 「どうしたことだ。  美女そろい踏み。  それなのに、美女活躍の場が少ないとは」 その他の出演者: Penelope Cruz .... Mathurine Ariadna Gil .... Charlotte Denis Lavant .... Pierrot Michael Lonsdale .... Don Luis Jacques Frantz .... Don Alonse Pierre Gerard .... Carlos Arnaud Bedouet .... La Violette Philippe Khorsand .... Monsieur Dimanche Lucas Uranga .... Ragotin Pedro Casablanc .... Lucas Claudia Gravy .... Mere de Don Juan Xavier Thiam .... La Ramee User Rating: 5.1/10 (72 votes) オトーサン、 「低いな」 User Comments: lizardiharpさん United States 2005年6月29日 主役の目からみた 悪名高きドン・ジュアンのお話し。 道楽者ドン・ジュアンのお話しは、 ひとびとに永遠に好かれている。 モーツアルトは、ドン・ジョバンニを書いたし、 George Bernard Shaw は、'Don Juan in Hell"、 ボードレールは、 'Don Juan in Hell'という戯曲、 Jeremy Levenは、'Don Juan di Marco'という映画を マーロン・ブランドとジョニー・デップ主演で撮った。 そんな風に、数え上げたらキリがない。 だが、モリエールの原作(1665)は、 悪名高き女たらしの内面を描いて成功している。 Jacques Weberのこの映画も、同様に上出来で、 モリエールの原作を忠実に脚色しただけでなく、監督・主演もしている。 ここでは、女の戦いについては、触れないでおこう。 ドン・ジュアンは、自分が引き起こしたスキャンダルで、 懲罰を受けまいと、いつも逃げ回っている。 Weberは、いい年をした白髪の女たらしで、 見栄えは大したことはない。 数千人もの女の心を射止めるようにはみえないが、 無節操な人生と他者の犠牲において 自己満足を得ることしか考えない男の心中を具現化している。 神も信じない。 天国と地獄という観念からすると、 頭にあるのは、欲望と支配欲ばかりなのだ。 ドン・ジュアンの旅仲間は、忠実な従者スガナガレルで、 モーツアルトは、”Leparello”と名づけている。 主人の行動を許すことができず、 そんな生き方をしていると破滅すると絶えず警告する。 幕開けは、 ドン・ジュアンとその従者スナガレルが 最近モノにしたエルビレの兄弟を怒らせ、逃亡するシーン。 海路で逃げようとすると船が沈没する。 漁師ピエロに救助され、取り巻きも助かる。 回復すると、たちまち、2人の女性に目を向ける。 マチュリーヌと漁師ピエロの妹シャルロッテである。 トラブルを起こし、キャンプを逃げ出す。 女性2人には、戻ってきて、結婚すると言い残して。 やがて、エルビレの兄弟が逃亡中の彼を発見し、決闘になる。 彼は、自分が殺した司令官の銅像を前に 自分の身の没落の兆候を何度も聞くことになる。 結末は有名だが、 運が尽きる寸前の反省の仕方は、Weber流であり、 年老いた悪党を理解しやすいものとしている。 出演者はすばらしいが、衣装や景色ほどではない。 そちらのほうがすばらしくて、気が散るからだろう。 音楽は、17世紀の香りを響かせ、ムードを盛りたてている。 ドン・ジュアン役のweberは、好感が持てるが、 どんな女もモノにできる男というイメージはない。 どう考えても、観客は究極の女たらしと思うことはできないだろう。 だが、興味深いキャラであり、この物語を反芻する気にさせてくれる。 万人向けではないが、手堅い作品だ。 英語版もある。 オトーサン、 「ひでえもんだ」 ペネロペ・クルス主演という売り込みだったのに、 端役もいいところ。 でも、この映画、こういう表面的な見方だけで 見捨ててしまうのは、ちょっと勿体ないかも。 人間の醜さ、おかしさ、高貴さを痛烈に描いたモリエールの 原作の雰囲気をじっくり味わうべきでしょう。 ○モリエール  Moliere 1622/1/15 - 73/2/17。  17世紀フランスの劇作家。俳優、劇団座長を兼ねた。  コルネイユ、ラシーヌとともに、古典劇三大作家の一人。  パリの富裕な町人の家に生まれる。  1643年女優マドレーヌ=ベジャールとともに「盛名劇団」を創立。  13年間の南仏を中心とした地方巡業に出て力をつけ、パリ帰還。  王弟や国王ルイ14世の庇護を受けて成功。  40歳のときマドレーヌの妹とも娘ともいわれる  19歳のアルマンド=ベジャールと結婚。  1673年上演中の舞台で倒れ,その夜他界。  主な作品に「人間ぎらい」「タルチュフ」「守銭奴」「ドン=ジュアン」  「町人貴族」などがある。  当時の貴族や医者や聖職者の気どり、衒学趣味・偽善、  さらに貴族の真似をしたがる町人などを痛烈に揶揄し、  時代を超えて人間がもつ弱点を見事に描いた。  イタリアのコメディア=デラルテやフランス中世の笑劇の手法を踏み台にしつつ、  “性格喜劇”と称される独自のジャンルを築きあげた。  死後、コメディ・フランセーズが創設された。  出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』ほか


映画の採点簿

ドン・ジュアン****
ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ**** 
天空の草原のナンサ****
ヘッドハンター****
ランド・オブ・プレンティ*****
ベル・エポック****
プライド 栄光への絆*****
シコ ふんじゃった*****
秘密のかけら****
お引っ越し*****
THE 有頂天ホテル****
きいてほしいの、あたしのこと-ウィン・ディキシーのいた夏****
プライドと偏見*****
タッチ・オブ・スライス*****
スタンドアップ****
エメラルド・カウボーイ****
リチャード・ニクソン 暗殺を企てた男*****
検屍官****
ソルトン・シー****
デーモンラヴァー****
ホットショット****
Mr.レディMr.マダム*****
0:34 レイジ34フン****
だめんずコップ****
トゥー・ピッグス****
ハービー 機械じかけのキューピッド****
ウェディング*****
彼女は夢みるドラマ・クイーン****
Mr.3000****
パズラー****
プルーフ・オブ・マイ・ライフ*****
コニーとカーラ****
博士の愛した数式****
午後の遺言状****
イノセント・ボイス 12歳の戦場*****
歌え!ロレッタ愛のために*****
モディリアーニ 真実の愛**** 
チャイルド・プレイ チャッキーの種**** 
世界の中心で、愛を叫ぶ**** 
ホテル・ルワンダ*****
オリバー・ツイスト*****
ラスト・ボーイスカウト****
単騎、千里を走る**** 
ミュンヘン*****
ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ**** 
おわらない物語 アビバの場合****
フライトプラン**** 
Wの悲劇**** 
チャンピオン*****
若草物語**** 
白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々*****
影のない男**** 
終わりで始まりの4日間**** 
ジャーヘッド**** 
さよなら、さよならハリウッド**** 
ボブ・ディランの頭のなか****
プロミス**** 
クラッシュ*****
ストレンジ・ピープル**** 
運命の扉**** 
ユートピア**** 
べルリン、ぼくらの革命**** 
パッチギ!**** 
フォー・ザ・ボーイズ*****
ナルニア国物語**** 
サラ、いつわりの祈り**** 
フレンチなしあわせのみつけかた**** 
県庁の星**** 
16歳の合衆国**** 
ウォーク・ザ・ライン/君につづく道*****
ボー・ジェスト*****
壬生義士伝**** 
メリー・ポピンズ*****
アメリカ、家族のいる風景****
下妻物語*****
ブロークバック・マウンテン*****
シリアナ*****
プレシディオ殺人事件***   
猫のミヌース****
レオポルド・ブルームへの手紙****
マラソン****
やさしくキスをして*****
ナッシング****
サバンナ****
ロボッツ*****
マンダレイ**** 
招かざる恋人**** 
ヒストリー・オブ・バイオレンス*****
シロクマ物語**** 
ジェラルド・バトラー in THE GAME OF LIVES**** 
メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬*****
SPIRIT スピリット*****
フォー・ルームス***   
スウェー★ニョ**** 
ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ**** 
シティ・スリッカーズ**** 
シーズン・チケット**** 
用心棒*****
THE MYTH/神話**** 

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