オトーサンの2007年その4

ほのぼの映画批評

前口上

もう映画は、DVDで見る時代。
DVDプレイヤーの世帯普及率は、70%とか。
携帯でいつでもどこでも見る時代へ。   

映画の採点簿へ

目次

2725 パラサイト(TV 1998) 2724 暗殺・リトビネンコ事件(ケース)(2007) 2723 魍魎の匣(2007) 2722 大奥(TV 2006) 2721 パラダイスの逃亡者(TV 1994)
2720 ナショナル・トレジャー(2007) 2719 ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記(2007) 2718 7月24日通りのクリスマス(TV 2006) 2717 その名にちなんで(2006) 2716 ルイスと未来泥棒(2007)
2715 モーツァルトとクジラ(DVD 2005) 2714 赤ちゃんの逆襲(DVD 2003) 2713 クリスマス・クリスマス(TV 2004) 2712 カンナさん大成功です!(2006)
2711 サハラ 死の砂漠を脱出せよ(TV 2005) 2710 ラブINニューヨーク(TV 1982) 2709 サーフズ・アップ(2007) 2708 ザ・シンプソンズ MOVIE(2007) 2707 アイ・アム・レジェンド(2007)
2706 血闘(スカラムーシュ)(DVD 1952) 2705 海の征服者(DVD 1942) 2704 エドtv(TV 1999) 2703 マリと子犬の物語(2007) 2702 チェーン・リアクション(TV 1996)
2701 やわらかい手(2007) 2700 ラウンダーズ(TV 1998) 2699 愛馬トリッガー(DVD 1946) 2698 PEACE BED アメリカvsジョン・レノン(2006) 2697 西部地獄街(DVD 1937)
2696 ミッドナイト イーグル(2007) 2695 暗殺者(TV 1995) 2694 ランボー/怒りのアフガン(TV 1988) 2693 ランボー/怒りの脱出(TV 1985) 2692 デス・レース2000年(TV 1975)
2691 マリア(2006) 2690 大巨獣ガッパ(TV 1967) 2689 スポイラーズ(TV 1942) 2688 ディセンバー・ボーイズ(2007) 2687 ベオウルフ −呪われし勇者−(2007)
2686 リベリオン (TV 2002) 2685 椿三十郎(2007) 2684 ハングマン(TV 1987) 2683 レンジャーズ 特・殊・部・隊(TV 2000) 2682 ナンバー23(2007)
2681 君の涙 ドナウに流れ ハンガリー1956(2006) 2680 うるさい女たち(TV 1987) 2679 ノー・エスケイプ(TV 1993) 2678 マイティ・ハート/愛と絆(2007) 2677 楽聖ショパン(DVD 1945)
2676 エイセス/大空の誓い(TV 1992) 2675 ル・ディヴォース〜パリに恋して〜(TV 2003) 2674 特攻野郎Aチーム/必殺!最後の大血戦(TV 1985) 2673 走れ!おしゃべり馬 ひみつの必勝作戦(TV 2000) 2672 僕の彼女を紹介します(TV 2004)
2671 ウェイトレス 〜おいしい人生のつくりかた(2007) 2670 カウボーイ・ウェイ/荒野のヒーローNYへ行く(TV 1994) 2669 チルファクター(TV 1999) 2668 ギャザリング(TV 2002) 2667 4分間のピアニスト (2006)
2666 グラスハウス(TV 2001) 2665 ディスタービア(2007) 2664 トリック 劇場版(TV 2002) 2663 ボーン・アルティメイタム(2007) 2662 椿山課長の七日間(TV 2006)
2661 アサインメント(TV 1997) 2660 気まぐれな狂気(TV 1997) 2659 グリーンフィンガーズ(TV 2000) 2658 ALWAYS 続・三丁目の夕日(2007) 2657 オーバー・ザ・ムーン(DVD 1999)


パラサイト

        
オトーサン、
「原題の"The Faculty"をパラサイトと訳すのか?」
昔、大学に赴任したとき、"Faculty Lounge"なるものがあって、
「この場所、何なの?」と聞いたことがあります。
「教職員専用ラウンジで、学生は入室禁止です」
「大学って、象牙の塔なんだなぁ」と思ったものです。
でも、よーく考えてみれば、学費にたかっている寄生虫かもね。

原題:The Faculty (1998)
監督:Robert Rodriguez
原作:David Wechter / Bruce Kimmel 
脚本:Kevin Williamson 
Genre:Horror / SF / Thriller 
Rated R for violence/gore, strong language, 
      drug use and some nudity. 
上映時間:104分
あらすじ:
舞台は、アメフトが盛んな高校。
コーチが、逆上して教師を襲うなど異常事態が起きている。
異常に水を飲みたがる教師や生徒が増えている。
ケイシーは、気の弱い高校生だ。
ある日、グラウンドで奇妙な生き物を見つけ、
水槽に入れると、変形し、極めて凶暴になる。
「あの生物が人間に寄生しているせいかもしれない」
ケイシーは、デライブたちと調査を開始する。
とり憑れたコーチらが保険医を襲うシーンを目撃するのだった。
ジークの発案で、解毒剤をみつけるのだが...

出演者:
Elijah Wood ...  Casey Connor(ケイシー) 
Josh Hartnett ...  Zeke Tyler(ジーク) 
Shawn Hatosy ...  Stan Rosado(スタン) 
Jordana Brewster ...  Delilah Profitt (デライブ)
Laura Harris ...  Marybeth Louise Hutchinson(メアリー・ベス)
Clea DuVall ...  Stokely Mitchell (ストークリー)
オトーサン、
「学生6人の群像劇だ」
イライジャ・ウッド、逃げ足の速いこと!
ジョシュ・ハートネットも、主役はムリですが、
こうしたメンバーのなかなら目立ちます。
レズ役のストークリーを演じたクレア・デュバル、記憶に残りますねえ。

ELIJAH WOOD 
イライジャ・ウッド 
誕生日 1981/1/28  
出身 米アイオワ州 
8才の時に国際モデル&タレント大会でスカウトされ、CMに多数出演。
「わが心のボルチモア」から注目されるようになる。
子役から常時主演クラスで出演している実力派俳優。
「ロード・オブ・ザ・リング」3部作ののフロド・バギンズ役が有名。 
活躍度 ○→ 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1989年「バック・トウ・ザ・フューチャーPART2」
1990年「背徳の囁き」「ナイトチャイルド」
      「わが心のボルチモア」
1991年「愛に翼を」
1992年「フォー・エヴァー・ヤング」◆「ラジオ・フライヤー」
1993年「危険な遊び」「ハックフィンの大冒険」
1994年「ノース 小さな旅人」「8月のメモワール」
1996年「フリッパー」
1997年「アイス・ストーム」
1998年「ディープ・インパクト」◇「パラサイト」◇
     「記憶の旅人」◇
2001年「ロード・オブ・ザ・リング」◇
2002年「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」◇「ロード・トゥ・ヘル」◆
     「17歳 体験白書」◇
2003年「スパイキッズ3D:ゲームオーバー」◆
     「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」◇
2004年「エターナル★サンシャイン」◆
2005年「シン・シティ」◆
2006年「パリ、ジュテーム」

CLEA DUVALL 
クレア・デュバル 
誕生日 1977/9/25  
出身 米カリフォルニア州 
ロサンゼルス芸術高校卒業後、「ER 緊急救命室」「バフィー 〜恋する十字架」などに
ゲスト出演。
98年「パラサイト」でブロックバスター・エンタテインメント・アワード受賞。 
活躍度 △↑ 
演技幅 適応 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1987年「HOW TO MAKE THE CRUELEST MONTH」
1998年「パラサイト」◆「待ちきれなくて…」
1999年「ノイズ」◆「シーズ・オール・ザット」
     「GO!GO!チアーズ」
     「17歳のカルテ」◆
     「ガールズ・ガールズ」◆
2000年「ノンストップ・ガール」
2001年「ゴースト・オブ・マーズ」◆「魔界覇王」(TM)
2002年「ララミー・プロジェクト」
2003年「“アイデンティティー”」◆「21グラム」◆
2004年「THE JUON 呪怨」◆
  
その他の出演者:
Piper Laurie ...  Mrs. Karen Olson 
Robert Patrick ...  Coach Joe Willis 
Famke Janssen ...  Miss Elizabeth Burke 
Salma Hayek ...  Nurse Rosa Harper 
Christopher McDonald ...  Mr. Frank Connor 
Bebe Neuwirth ...  Principal Valerie Drake 
Usher Raymond ...  Gabe Santora 
Jon Stewart ...  Prof. Edward Furlong 
Daniel von Bargen ...  Mr. John Tate 

User Rating: 6.1/10 (23,411 votes) 
オトーサン、
「おお、高いじゃん」
B級ホラー映画で、6点台とは大したもの。

User Comments 
mstomasoさん
Vulcan 
2005年5月11日
ホモっぽく、馬鹿馬鹿しいが、
「ボディ・スナッチャーズ」の愉快な高校生版だ

この映画は、「ブレックファスト・クラブ」に 
「ボディ・スナッチャーズ」を溶かしこんだようなもの。
ロバート・ロドリゲス監督は、面白い映画をつくり続けている。
この「パラサイト」も例外ではない。
だが、形式は、いつもと大きく違っている。
拳銃、派手なスタント、気味の悪い音楽の代わりに、
ロドリゲスは、この「パラサイト」を
豪華な出演陣のアンサンブルと恐怖の特殊効果でつくりあげた。
脚本も実にいい。. 
登場人物たちの肉付けがいいし、会話も愉快だ。
これにより、「パラサイト」は
独創的でなく首尾一貫していない筋書きであるにもかかわらず、
見応えのある映画になっている。
映画のはじまりは、典型的な高校のコミカルな描写だ。
学生と教師は、まるでエイリアンのようだ。
うるさいこと、この上なし。
だが、20分も経つと。
「パラサイト」は、エイリアン映画になっていく。
水を好む寄生虫で、態度が悪い。
「ボディ・スナッチャーズ」や「スタートレック」から
そっくりいただいた集団心理が働いてくる。
6人のガキは、チームメイトらしくはないのだが、
戦後のティーン・エージャーの見本のような連中で、
エイリアンらをカフェインで駆除できると分かると、
世界を救おうと団結するようになるのだ。
特に印象的だったのは、 
イライジャ・ウッド、ジョシュ・ハートネット、パイパー・ローリー、
ロバート・パトリック、クレア・デュバルだ。
他のロドリゲス映画同様に
「パラサイト」は、ユーモアの糸を切らさない。
見事な映像と持ち味の馬鹿馬鹿しさ全開で、
手に汗握るペースで突進していく。
だが、多くのロドリゲス映画とちがって
「パラサイト」は使い捨て映画である。
何度も見ることを期待されていないのだ。
ロドリゲスのフアンなら 
曖昧だが、成長分野であるホラー・コメディが好きなら. 
おすすめする。


オトーサン、
「黒美君彦さん、ホラー映画好きじゃないのかな?」
 
黒美君彦さん
2005年8月20日
あはは

B級のカリスマ?
R・ロドリゲスらしいSFスリラー。
親玉をやっつければ皆子供が死んで、
なおかつ寄生された人がもとに戻るって、そんな安易な・・・
(鼠のオスカーも生き返ったんだろうか?)。
親玉は早々にわかってしまったし、水分が抜けると死んじゃうって、
確かにナメクジっぽいし。
そうだよな、塩かけたら話は早いじゃん。
出来の悪い生徒たちがチームで立ち向かう、
というのはちょっとワクワク感もあったが、
もうひとつ盛り上がりに欠けた感じがする。
「この人を救いたい!」みたいなキャラがいなかったせいかな。 

オトーサン、
「ここは、監督の経歴を見ておかなくては」
「プラネット・テラー in グラインドハウス」で紹介したばかりですが。

ROBERT RODRIGUEZ 
ロバート・ロドリゲス 
誕生日 1968/6/20  
出身 米テキサス州サン・アントニオ 
監督作 
1992年「エル・マリアッチ」
1994年「ロードレーサーズ」
1995年「デスペラード」「フォー・ルームス」(共)
1996年「フロム・ダスク・ティル・ドーン」
1998年「パラサイト」
2001年「スパイキッズ」
2002年「スパイキッズ2/失われた夢の島」
2003年「スパイキッズ3−D:ゲームオーバー」
     「レジェンド・オブ・メキシコ デスペラード」
2005年「シン・シティ」(共)「シャークボーイ&マグマガール3−D」
2007年「プラネット・テラー in グラインドハウス」
 
次に、IMDbで詳しく。
 
ロバート・ロドリゲスは、テキサス州サン・アントニオ生まれ。
若い頃、マンガと映画づくりに興味を抱いた。
一図に好きなことをふくらませて過ごした。
それは、最終的に本当の映画づくりとして実を結んだ。
第1作は、「エル・マリアッチ」(1992) で、
超低予算の映画製作をしたという伝説が生まれた。
彼のその後が示すのは、若い野心的な映画監督が、
わが道に勇気をもって邁進すると、
猛々しい夢を実現できることを示している。
「デスペラード」(1995)、「フロム・ダスク・ティル・ドーン」(1996)、
「パラサイト」(1998) 「スパイキッズ」(2001)
といったクールな10本の映画の脚本を書き、監督し、
あるいは共同製作をしている。


暗殺・リトビネンコ事件(ケース)

          
オトーサン、
「単館上映とは...」
拉致事件を描いた「めぐみ」も上映館はわずか。
ようやく政府が上映権を買い取って、PRするそうですが。
これは、ロシア映画ですが、ロシアといえば隣国。
恐ろしい実態に無関心で済ませるべきではないでしょう。
映画のなかで、無関心は、最大の罪だとありました。

原題:Bunt. Delo Litvinenko (2007)
      Rebellion: The Litvinenko Case 
監督:Andrei Nekrasov
脚本:Olga Konskaya /Andrei Nekrasov 
Genre:Documentary 
Country:Russia 
Language:Russian / English 
上映時間:105分
あらすじ:
アレクサンドル・リトビネンコ。
2006年11月23日、放射性物質ポロニウム210を飲まされ、暗殺された。
イギリスに亡命中の元FSB中佐だった。
チェチェン戦争中のプーチン政権の腐敗を告発していた。
イギリス捜査当局は、ロシアに対して、
アンドレイ・ロゴボイ容疑者の引き渡しを求めているが、
ロシア政府はそれを拒否している。
注)FSBは、ロシア連邦保安庁のこと。防諜・犯罪捜査を担当する。
  プーチン大統領は、この長官だった。
  昔は、KGB(秘密警察)と呼ばれていた。

出演者:
Alexander Litvinenko ...  Himself (リトビネンコ) 
Marina Litvinenko ...  Herself (マリーナ)
Anna Politkovskaya ...  Herself (アンナ・ポリトコフスカヤ) 
Boris Berezovsky ...  Himself(ボリス・ベレゾフスキー) 
Vladimir Putin ...  Himself(プーチン大統領) 
オトーサン、
「そうなんだ」
リトビネンコは、一徹者なのです。
同じように、自宅アパート前で射殺された
アンナ・ポリトコフスカヤも、一徹者。
モスクワの劇場爆破事件は、プーチン一派のやらせだと告発中でした。
ボリス・ベレゾフスキーは、政商といわれ、ダークなイメージでしたが、
筋の通った自由主義者でした。
プーチン大統領は、稀代の悪人ということがよく分かりました。
"悪の1000年王国"の創始者たらんとしているのです。

その他の出演者:
Andre Glucksmann ...  Himself 
Andrei Lugovoi ...  Himself 

User Rating: 7.6/10 (33 votes)
オトーサン、
「これだけの情報をよく集めたなぁ」
映画づくりは、命がけの作業だったでしょう。
別荘が荒らされたり、FSBの暗殺リストに載っているのでしょう。

・リトビネンコへのインタビュー、
・関係者らの証言
  暗殺された記者アンナ・ポリトコフスカヤ
  ボリス・ベレゾフスキー
  FSB時代の上司、部下
・ニュース映像
・遺された妻マリーナ、息子、父親

User Comments
cinefan73さん
Italy 
2007年10月6日
魅力的な映画だ、内容、形式とも。

この事件に世界が注目しはじめて、
はじめて、この映画が可能になった。
その点を考慮すると、編集は特に見事だ。
実は、ネクラーソフ監督は、悲劇で有名になる前から
リトビネンコに関心を抱いていたのだ。
他の写真なども見たが、この映画だけが、
その渦中にある者の胸騒ぎの感覚を伝えている。
監督とリトビネンコが親しい関係だったからだろう。
だから、リトビネンコも信用できる。
(ロシア人の大半は、当局の宣伝によって、彼を犯罪人と考えている)
私は、いまカナダのトロントに住んでいるが、
ロシアとウクライナに住んでいたので、
"Rebellion(反乱)"という題名を聴いてショックを受けた。
怒りに燃えて、心の中で、「腐敗」という言葉を再定義した。
世界のある地域では、腐敗は、殺人を意味しているのだ。
この映画は、小説のように章立てになっている。
複雑な種々の流れを見事に切り分けている。
だが、これは、絶対に殺人ものではない。
それを期待するひとは、失望するだろう。
実は、不思議に思っていた。
 "リトビネンコの映画”を、なぜ"Rebellion(反乱)"と呼ぶのか?
だが、見終わった後、これ以上適切な題名はないと思うに至った。


オトーサン、
「渦中にある監督の声に耳を傾けよう」
ロシアの現状、そして未来を憂う愛国者のようです。

○アンドレイ・ネクラーソフ監督インタビュー
 質問:ロシア人のジャーナリストが殺されたりと、
    マスコミもとても苦しい状況のように見受けられますが。
 監督:(ため息をついて)真剣に政府に反対することが難しくなっており、
    しかも危険になってきています。
    典型的なのは、政府に従いながら控えめに批判するジャーナリスト。
    そういうのは許されています。
    昔のような完全なる支配ではありませんから
    政府に反発するいかなるコメントでも罰されたり、
    処刑されたりするということはありません。
    たまに政府を激怒させてしまうこともありますが、
    それが何の理由によるものかは必ずしもはっきりしないのです。
    それが最も危険なところです。
    私の見るところ、「建国の父」を装っているような特定の人物の汚職を
    暴露、批判するのが最も危険です。
    その化けの皮を剥いで「その愛国心、大国として君臨するロシアの話は、
    実際の問題から国民の目をそらすための偽りだ」なんてことを言うのが
    最高に危険なのです。
    エリートはそんな話をして自分の実利主義を隠しているだけです。

 質問: 映画に登場する哲学者は「ロシア人の性格が独裁主義に向いている」
         そうコメントしていますが、監督はどう思われますか?
 監督: 昔からロシアには独裁主義の傾向があります。
     しかし、教養あるエリート階級はそういう状況を改善することができます。
         民主主義の国なら改善すべきです。役割、責任があるのです。
         私が言いたいのは、ロシア国民よりも
         むしろそうしたロシアのエリートたちなのです。
         彼らは自己中心で自分の利益ばかりを追求しています。
         そしてあらゆる反対運動を恐れています。
         およそ100ほどの家族がロシアの膨大な財産を握っていて、
         社会的不公平からできるだけ国民の目をそらそうとしています。
         だれもが使うインフラにはちゃんと投資されず、
         ごく少数の金持ちの銀行口座に金は集中しています。
         しかもそれらは外国の銀行口座に入れることが多いです。
         法外な価格の外国不動産を購入しています。
        モスクワとサンクト・ペテルスブルク、二つの大都市を結ぶ道路を走ると
         分かりますが、途中でまともなトイレ1つ見つけるのも困難です。
         地方に行くとまだ水道が通っていないところさえあります。
         必ずしも経済の実態が好調とばかりと言えません。
         富の配分も公正ではありません。

 質問:帝国時代の百万長者ユスポフ家が今のロシアに戻ったとしたら、
       「何も変わっていない」と思うのではないでしょうか。
  監督:そうですね、まるで革命も国産主義も、社会主義すらなかったような、
        そんな時代に戻っています。
       ソ連の共産主義、社会主義は誠実ではなかったからでもあります。
        本当は社会的公正のためではなく、
    ロシアの共産党が自分の利益を追求するクラブに堕落していきました。
    共産主義の時代に、イデオロギーなど、あらゆる面で失敗してしまったため、
    ロシア人は今とても混乱しているのです。
    「右翼、左翼とは何なのか?正義、資本主義とは?
    資本主義は自由のことなのか?民主主義とは一体何か?」
    今の支配層エリートはこの混乱を煽っています。
    「スターリン時代のようにロシアは強くなければならない」と言いながら、
    彼らは稼いで、その金を維持できる程度の資本主義あればそれで事足りるのです。

 質問:それほどまでに定着した汚職などを、どうやって無くしていくのでしょうか? 
 監督:難しい質問です。反政府側も頭を抱えている問題です。
    野党にも明確な処方せんがありません。
    革命から、穏やかな民主主義の改革まで、さまざまな案があります。
    私の意見では、まず言論、マスコミの自由から始めるべきです。
    正しい情報があれば、議論が始まります。
    そして政府は責任を問われるようになります。
    真の問題に答えなければいけなくなるのです。

 出典:http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/heather/h_review/20071221et10.htm


魍魎の匣

        
オトーサン、
「"もうりょうのハコ"と読むのか」
江戸妖怪ものの京極夏彦さんの作品、興味があります。
でも、分厚いので敬遠してきました。
見終えた後、買おうとしたのですが、ありません。
飛ぶように売れてしまったのか。
売れ残りが倉庫にハコ詰めになっているのか。

監督・脚本:原田眞人
原作:京極夏彦
Genre:Mystery/ Suspence
上映時間:133分
あらすじ:
舞台は、終戦7年後の東京。
美少女連続殺人事件が世間を騒がせている。
探偵・榎木津は、元女優、陽子から、
失踪した娘・加菜子の捜索を依頼される。
同じ頃、売れない作家・関口は、記者・敦子とともに、
新興宗教へ潜入取材を試みていた。
不幸をハコに封じ込めると称しているのだ。
一方、青木刑事は、加菜子が電車にひかれた現場に遭遇していた。
陽子は、娘を美馬坂教授の研究所に転院させる。
そこは、巨大なハコ型の建物だった。
青木の先輩刑事・木場も登場し、
かれらは、“憑物落とし”の京極堂の元へ集まってくる。
果たして京極堂は、ハコの謎を解き明かせるだろうか?
 
出演者
堤真一 .... 京極堂(中禅寺秋彦) 
阿部寛 .... 榎木津礼二郎 
黒木瞳 ....  柚木陽子 
田中麗奈 ....  中禅寺敦子 
オトーサン、
「案外、下手なんだ」
お目当ての黒木瞳さん、期待に反しました。
田中麗奈ちゃん、いいですね。
芝居しているような気がしません。
堤真一さん、背筋がしゃんとしています。
阿部寛さん、独身ですって? 
お二方とも、不器用な役者さんですね。

その他の出演者:
椎名桔平 ....  関口巽 
宮迫博之 ....  木場修太郎 
マギー  .... 鳥口守彦 
堀部圭亮  .... 青木文蔵 
荒川良々  .... 安和寅吉 
笹野高史  .... 今出川欣一 
大森博史  .... 寺田兵衛 
大沢樹生  .... 増岡則之 
右近健一  .... 雨宮典匡 
寺島咲  .... 柚木加菜子 
谷村美月  .... 楠本頼子 
清水美砂  .... 中禅寺千鶴子 
篠原涼子 ....  関口雪絵 
宮藤官九郎  .... 久保竣公 
柄本明  .... 美馬坂幸四郎 

User Ratings: 5.7 (104 votes) Yahoo!
オトーサン、
「わけわからなん!」
でも、そのお蔭で、大変楽しめました。

retoroalways33さん
2007年12月26日
京極作品の映像化はちょっと厳しいかも^;

原作は大作であり、それを2時間前後にまとめ上げるとなれば
脚本がとても大切になる。
「亡国のイージス」がそのいい例である。
あのようになってしまってはせっかくの原作が台無しである。
今回は原作を読まずに鑑賞した。
したがって映画としては上手くまとめられていたが、
原作を読んだ方にとっては評価が分かれるところだろう。
ところで、配役はよいキャスティングをしたと思っている。
堤真一や阿部寛は適役である。
今回の作品で重きを為していたのは、黒木瞳よりは柄本明だと思う。
いつもながら役達者である。
しかし、ラストの場面では、会話をしながら機械を操作しまくっているシーンは
どう見てもいい加減な操作にしか映らない。
とても滑稽だった。
また、宮藤官九郎は不気味そのものだった。
今回の作品は、その内容から言ってPG12は必要に思えた。 
「姑獲鳥の夏」に続いて今回となったわけだが、
ぜひ継続してシリーズ化してほしいものである。


大奥

     
オトーサン、
「たった1年で、テレビ放映か」
ということは、映画化したものの、映画には期待せず、
テレビ放映やビデオ売り上げ狙いということになります。
「映画化は、ハク付けなんだろうな」

原題:大奥(2006) 
監督:林徹  
脚本: 浅野妙子  
Genre: Drama/ Suspence 
上映時間:126分 
あらすじ:
江戸中期。
前将軍・家宣に抜擢された摂政・間部(まなべ)。
だが、彼に不満を抱く者が多かった。
大奥でも、側室なのに将軍の生母となった月光院への
正室・天英院派からのいやがらせは、常軌を逸していた。
月光院と間部との禁断の恋が露見する。
天英院派は、奇策を用いる。
歌舞伎役者・生島を使い、
月光院派の御年寄、絵島を落そうとする。

出演者: 
仲間由紀恵 .... 絵島 
西島秀俊 ....  生島 
井川遥 ....  月光院 
及川光博 ....  間部 
高島礼子 ....  天英院
オトーサン、
「立派な衣装あれど、役者不在か」
生島役の西島秀俊さん、美男子ですね。
当時の歌舞伎役者は、いまのホストのようなもの、
お金さえ出せば、すぐ寝るので、
いまのようにセレブではなかったのです。
したがって、西島さんは、セレブ過ぎました。 

その他の出演者:
杉田かおる ....  宮路 
麻生祐未 ....  小萩 
中山忍 ....  藤川 
木村多江 ....  法心院 
北村一輝 ....  金子長十郎 
鷲尾真知子 ....  葛岡 
山口香緒里 ....  吉野 
久保田磨希 ....  浦尾 
浅野ゆう子 ....  滝川 
松下由樹 ....  蓮浄院 
柳葉敏郎 ....  仙石久尚 
藤田まこと ....  奈良屋善植右衛門 
岸谷五朗 ....  秋元喬知 
 
User Ratings:6.7( 799 votes)
オトーサン、
「みんなセットだ、偽ものだ」
他愛ない映画ですが、きらびやかな衣装がすごいですね。
 
黒美君彦さん
2007年12月24日
まったく物足りない

少なくとも映画化しようとするのなら、
TVでは表現できない映画としての
見せ方、演出というものが本来あるべきだろう。
その意味でこの作品は、
そこからは遠く離れてしまったといわざるを得ない。
画も物語も平坦でメリハリに欠けている。
いわゆる「絵島(江島)生島事件」に材をとったこの作品だが、
ギラギラした権力闘争の影も薄く、
かといって色恋もまた淡白で盛り上がりには欠ける。
仲間由紀恵も線が細い。
もともとステレオタイプな描き方で
人気が出たドラマから派生した作品(ドラマは未見)なのだから、
ドラマの視聴者層には受けるのかも知れないが、
それならTVのスペシャル版で十分、と思わせるレベル。
正直物足りなかった。 


オトーサン、
「そういえば、高遠に花見に行ったっけ」 

○絵島生島事件
 大奥女中の絵島と歌舞伎役者の生島新五郎らが
 処罰された風紀粛正事件。
 1714年2月26日、江戸城大奥の御年寄、絵島は、
 月光院の名代として前将軍、家宣の墓参りのため、
 宮路らと共に寛永寺、増上寺へ参詣。
 その帰途に懇意にしていた呉服商の誘いで
 木挽町の芝居小屋・山村座にて生島新五郎の芝居を見た。
 その後、絵島は生島を茶屋に招いて宴会を開いたが、
 宴会に夢中になり大奥の門限に遅れてしまった。
 大奥七ツ口の前での"通せ、通さぬ"の押し問答が城中に知れわたり、
 評定所が審理することになった。
 大奥では、月光院派と天英院派が争っていた。
 月光院が側用人の間部詮房と親しい事から、月光院側が優勢であった。
 この事件は天英院側にとって、勢力挽回の絶好の機会だった。
 評定所によって関係者が徹底的に調べられ、規律の緩みが明らかにされた。
 絵島は、生島との密会を疑われ、死一等を減じての島流し。
 (月光院の嘆願により、罪を減じて、高遠藩お預け)
 絵島の兄の旗本、白井平右衛門は切腹、弟は重追放。
 生島は、三宅島への遠島、
 山村座の座元も伊豆大島への遠島となる。
 江戸中にあった芝居小屋は簡素な造りへ改築を命ぜられた。
 最終的に1300名余の人々が罰せられた。
 この事件後、天英院側が優勢となり、
 家継が亡くなると、天英院が推していた徳川吉宗が
 1716年に次代将軍となった。

 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


パラダイスの逃亡者

         
オトーサン、
「へえ、こんな映画にも出ているんだ」
ニコラス・ケイジのクラスになると、出演作を選ぶはず。
それなのに、なぜ、こんな他愛ない映画に出るのでしょうか。
 
原題:Trapped in Paradise (1994)
監督・脚本:George Gallo
Genre:Adventure / Comedy / Crime / Romance 
上映時間:111分
あらすじ:
ビル、デイブ、アルヴィンは三兄弟。
いづれも盗難の前科がある。
だが、いまのビルは、改心してレストランの支配人。
クリスマスに弟2人が仮釈放されて、帰宅した。
デイヴが刑務所で預ってきた手紙を届けに行くことに。
パラダイスという田舎町に行くと、
サラが勤めている銀行では、大金が運ばれてきたところ。
たまらず、3人は本性をあらわし、強奪し、逃亡。
しかし、サラと恋仲になったビルは、心変わり、
お金を返そうと弟たちに言うのだが...

出演者:
Nicolas Cage ...  Bill Firpo(ビル・ファポ)
Jon Lovitz ...  Dave Firpo (デイヴ・ファポ)
Dana Carvey ...  Alvin Firpo(アルヴィン・ファポ)
Madchen Amick ...  Sarah Collins(サラ)
オトーサン、
「3人のなかでは、ダナ・カーヴィが目立ったな」
氏名が分かりませんが、日本語の吹き替えした声優さんが、
良くも悪くも、非常に印象的でした。 

NICOLAS CAGE 
ニコラス・ケイジ 
誕生日 1964/1/7   
出身 米カリフォルニア州ロングビーチ 
甥にフランシス・フォード・コッポラ、叔母にタリア・シャイアがいる。
高校を中退し、アメリカン・コンサバトリー・シアターの夏期コースに参加。
82年「初体験リッジモント・ハイ」で映画デビュー。
95年「リービング・ラスベガス」でアカデミー主演男優賞受賞。
1995年5月、パトリシア・アークェットと結婚し、
2001年5月18日、正式離婚。
ニコラスと元女優でガールフレンドのクリスティーナ・フルトンとの間に
92年に生まれたウェストン・コッポラ・ケイジと
ポール・ロシィとの間に生まれたパトリシアの連れ子で
エンゾ・アークエットの二人の子供がいる。
2002年、エルビス・ブレスリーの娘で
96年にマイケル・ジャクソンと離婚したリサ・マリー・プレスリーと結婚。
しかし、結婚後、わずか4か月で別居し、離婚。
2004年7月30日、2月から交際していた
寿司店の元店員アリス・キムと結婚式を挙げた。 
活躍度 ◎↑ 
演技力   ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆☆☆★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1982年「初体験/リッジモント・ハイ」
1983年「ランブルフィッシュ」「アップタウンガール」「ヴァレー・ガール」
1984年「コットン・クラブ」「バーディ」
     「月を追いかけて」
1986年「ボーイ・イン・ブルー」「ペギー・スーの結婚」
1987年「赤ちゃん泥棒」「月の輝く夜に」
1988年「バンパイア・キッス」「ハートにびんびん火をつけて」
1990年「アパッチ」「ザンダリーという女」
     「ワイルド・アット・ハート」
1991年「タイム・トゥ・キル/愛と勇気の戦場」
     「エネミー・ウォー」
1992年「ハネムーン・イン・ベガス」
     「レッドロック/裏切りの銃弾」
1993年「アモス&アンドリュー」「プロフェッショナル」
1994年「あなたに降る夢」「パラダイスの逃亡者」
     「不機嫌な赤い薔薇」
1995年「リービング・ラスベガス」◇「死の接吻」
1996年「ザ・ロック」◇
1997年「コン・エアー」◇「フェイス/オフ」◇
1998年「シティ・オブ・エンジェル」◇「スネーク・アイズ」◇
1999年「8mm」◇「救命士」◇
2000年「60セカンズ」◇「天使のくれた時間」◇
2001年「コレリ大尉のマンドリン」◇「ウインドトーカーズ」◇
2002年「アダプテーション」◇「ソニー」◆
2003年「マッチスティック・メン」◇
2004年「ナショナル・トレジャー」◇
2005年「ロード・オブ・ウォー−史上最強の武器商人と呼ばれた男−」◇
     「ニコラス・ケイジのウェザーマン」◇
2006年「ワールド・トレード・センター」◇「ゴーストライダー」◇
     「ウィッカーマン」◇
2007年「ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記」◇ 

JON LOVITZ 
ジョン・ロビッツ 
誕生日 1957/7/21  
出身 米カリフォルニア州 
カリフォルニア大学でクラシック演技を学び、
82年にLAの演劇学校ザ・グラウンド・リングスに入学。
1年後には団員として舞台に立つ。
84年からテレビ番組「サタディ・ナイト・ライブ」で活躍し、
二度エミー賞にノミネートされた。 
活躍度 △→ 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1986年「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」「サボテン・ブラザーズ」
     「ラット・ボーイ」
1987年「リトル・トースター」(声)
1988年「花嫁はエイリアン」「ビッグ」
1990年「MR.ディスティニー」
1991年「アメリカ物語2/ファイベル西へ行く」(声)
1992年「プリティ・リーグ」「スペース・エイド」
1993年「ローデッド・ウェポン1」「コーン・ヘッズ」
1994年「パラダイスの逃亡者」「ノース/小さな旅人」
     「シティ・スリッカーズ2/黄金伝説を追え」
1996年「ハイスクール・ハイ」「ファイト・マネー」
1998年「ハピネス」
2000年「リトル・ニッキー」「おいしい生活」
2001年「キャッツ&ドッグス」(声)「ラットレース」
     「スコーピオン」
2005年「プロデューサーズ」
2006年「がんばれ!ベンチウォーマーズ」
 
DANA CARVY 
ダナ・カーヴィ 
誕生日 1955/6/2 
出身 米モンタナ州 
 「サタデーナイト・ライブ」出身 
活躍度 △→ 
演技幅 適応 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆★★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1981年「ハロウィン2」
1984年「スパイナル・タップ」
1986年「タフガイ」
1992年「ウェインズ・ワールド」
1993年「ウェインズ・ワールド2」
1994年「ケロッグ博士」「パラダイスの逃亡者」
1998年「ウェディング・シンガー」
2000年「リトル・ニッキー」
2002年「変身パワーズ」
 
その他の出演者:
Florence Stanley ...  Edna 'Ma' Firpo 
Donald Moffat ...  Clifford Anderson 
Angela Paton ...  Hattie Anderson 
Vic Manni ...  Vic Mazzucci 
Frank Pesce ...  Caesar Spinoza 
John Ashton ...  Ed Dawson 
John Bergantine ...  Clovis Minor 
Sean McCann ...  Chief Bernie Burnell 
Richard Jenkins ...  Agent Shaddus Peyser 
Paul Lazar ...  Deputy Timmy Burnell 
Sean O'Bryan ...  Dick Anderson 

User Rating: 5.5/10 (3,064 votes)
オトーサン、
「ま、こんなものかも」

User Comments
jellyneckrさん
Virginia 
2000年8月17日
ムービー・パラダイス

この映画は、素敵だ!!!!! 
私の大好きな俳優3人が、ひとつの素敵なコメディに出ている。
それに、監督はジョージ・ギャロ。
彼は、「バッド・ボーイズ」の脚本も書いているが、
これがまた良かった。
Comedy Centralで、何度も見たし、ビデオでも1度見た。
私見だが、これは、1994年の最高の映画だ。
「バッド・ボーイズ」は、1995年の最高の映画だ。 
まるで、ムービー・パラダイスにいるような気になる!!!!!!! 


オトーサン、
「みんな温かさに飢えてるのかなぁ?」
偽装、たかり、射殺....こんな世のなかですものねえ。

素敵な街 
ロビーJさん
2007年3月30日
 
とても温かい気持ちになれるクリスマス映画でした。
主演の3人の兄弟を演じるのは二コラス・ケイジ、ジョン・ロヴィッツ、
そして私が大好きなダナ・カーヴィです!
皆それぞれの個性を生かしていました。
3人が行く町の人々は本当に皆温かくて、
あんな街に住めたらなと思います。
後、よく考えてみるとダナが一番年下の役なんだけど
実際は一番年上だし、一番年上の役の二コラスが
実際は3人の中で一番若いんだよ!! 


ナショナル・トレジャー

           
オトーサン、
改装工事が終わったオートバックス経営の
柏しょうなんシネスクープへ。
変わりばえがしないので、質問しました。
「どこがよくなったの?」
「音響が...」

原題:National Treasure (2004)
監督:Jon Turteltaub
原作:Jim Kouf/ Oren Aviv/ Charles Segars
脚本:Jim Kouf / Cormac Wibberley /Marianne Wibberley 
Genre: Adventure / Action
Rated PG for action violence and some scary images.
上映時間:131分
あらすじ:
幾多の戦乱を逃れてきた伝説の秘宝が、
独立戦争中のアメリカで突然消える。
三代に渡って秘宝を追ってきたベンは、
その秘密を解く鍵が独立宣言書にあることを突き止める。
公文書館のアビゲイル博士に面会を求めるが、
彼女はゲイツの情報をまるで相手にしない。
秘宝を手中に収めようとするイアンも加わり、
虚々実々の争いがはじまる。

出演者:  
Nicolas Cage ....  Ben Gates(ベン) 
Diane Kruger ....  Abigail Chase (アビゲイル)
Jon Voight ....  Patrick Gates (パトリック)
オトーサン、
「ニコラス・ケイジ、相変わらずの熱演だな」
このひと、多汗質タイプのように見えます。
経歴をみると、女性遍歴も華やかですが...
助演陣には、下手なひともいましたが、
ベンの父親役を演じたジョン・ボイトは好演していました。

NICOLAS CAGE 
ニコラス・ケイジ 
誕生日 1964/1/7   
出身 米カリフォルニア州サンフランシスコ・ロングビーチ 
甥にフランシス・フォード・コッポラ、叔母にタリア・シャイアがいる。
高校を中退し、アメリカン・コンサバトリー・シアターの夏期コースに参加。
82年「初体験リッジモント・ハイ」で映画デビュー。
95年「リービング・ラスベガス」でアカデミー主演男優賞受賞。
1995年5月、パトリシア・アークェットと結婚し、
2001年5月18日、正式離婚。
ニコラスと元女優でガールフレンドのクリスティーナ・フルトンとの間に
92年に生まれたウェストン・コッポラ・ケイジと
ポール・ロシィとの間に生まれたパトリシアの連れ子で
エンゾ・アークエットの二人の子供がいる。
2002年、エルビス・ブレスリーの娘で
96年にマイケル・ジャクソンと離婚したリサ・マリー・プレスリーと結婚。
しかし、結婚後、わずか4か月で別居し、離婚。
2004年7月30日、2月から交際していた
寿司店の元店員アリス・キムと結婚式を挙げた。 
活躍度 ◎↑ 
演技幅 自在 
演技力     ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆☆☆★ 
コメディ    ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1982年「初体験/リッジモント・ハイ」
1983年「ランブルフィッシュ」「アップタウンガール」「ヴァレー・ガール」
1984年「コットン・クラブ」「バーディ」
      「月を追いかけて」
1986年「ボーイ・イン・ブルー」「ペギー・スーの結婚」
1987年「赤ちゃん泥棒」「月の輝く夜に」
1988年「バンパイア・キッス」「ハートにびんびん火をつけて」
1990年「アパッチ」「ザンダリーという女」
      「ワイルド・アット・ハート」
1991年「タイム・トゥ・キル/愛と勇気の戦場」
      「ザンダリーという女」「エネミー・ウォー」
1992年「ハネムーン・イン・ベガス」
      「レッドロック/裏切りの銃弾」
1993年「アモス&アンドリュー」「プロフェッショナル」
1994年「あなたに降る夢」「パラダイスの逃亡者」
      「不機嫌な赤い薔薇」
1995年「リービング・ラスベガス」「死の接吻」
1996年「ザ・ロック」
1997年「コン・エアー」「フェイス/オフ」
1998年「シティ・オブ・エンジェル」「スネーク・アイズ」
1999年「8mm」「救命士」
2000年「60セカンズ」「天使のくれた時間」
2001年「コレリ大尉のマンドリン」「ウインドトーカーズ」
2002年「アダプテーション」「ソニー」
2003年「マッチスティック・メン」
2004年「ナショナル・トレジャー」 

その他の出演者:
Justin Bartha ....  Riley Poole 
Sean Bean ....  Ian Howe
Harvey Keitel ....  Sadusky 
Christopher Plummer ....  John Adams Gates 
David Dayan Fisher ....  Shaw 
Stewart Finlay-McLennan ....  Powell 
Oleg Taktarov ....  Shippen 
Stephen A. Pope ....  Phil
Annie Parisse ....  Agent Dawes 
Mark Pellegrino ....  Agent Johnson 
Armando Riesco ....  Agent Hendricks 
Erik King ....  Agent Colfax 
  
User Rating:  6.6/10 (9,778 votes)  
オトーサン、
「案外、高いなー」

User Comments:
MLDinTN さん
TN
2004年12月12日
面白い冒険

これは面白い映画だ。
「インディ・ジョーンズ」みたいだが、
財宝探しをするものは、手がかりを突きとめねばならない。
この映画がつくられ、上映された理由は、
「ダビンチ・コード」に大いに関係していると思う。
筋書きは、宗教史にかかわるものではなく、
アメリカ史、とくに建国の父たちとかかわっている。
ここで、ニコラス・ケイジは、
トレジャー・ハンターのベン・ゲイツを演じる。
彼の一家は、何年もの間、秘宝を探してきた。
死の床にあるフリーメーソンから、
最後の手がかりを得たからだ。
そこで、ニコラス・ケイジが出てきて、
手がかりを突き止めることになる。
勿論、億万長者の悪役が出てきて、
秘宝を手にしようとする。
だが、この脇役は失敗していると思う。
全然、面白くないからだ。
もっといいユーモアがありえたはず。
そして、勿論、ベンは美女とからむ。
彼女が、解決を手伝うのだ。
このあたり、「ダビンチ・コード」と似ている。
たった2分間考えただけで、
難しい手がかりをつきとめるのは信じ難いが、
映画だから、数ケ月も考えてはいられない。
面白くしようとしているのだから、
筋書きの欠点など忘れるべきだ。
教会の下のセットは、よく出来てはいるものの、 
木の階段なら腐っていて、歩けないとは思うが、
そんなこと気にしないことだ。
独立宣言書の窃盗は、「オーシャンズ11」と似ている。
映画では、セキュリティを物ともせず、
誰もが何でも盗めるのは、愉快だ。
最終判定: 
冒険映画を好きなら、おすすめする。
誰かが比較していた「ツームレーダー」とはちがう。
あれはひどかった。
この映画、「インディ・ジョーンズ」に似ている。


オトーサン、
「あざといなー」
ベン・ゲイツ、どうしてもビル・ゲイツを連想させます。 
製作は、名うてのやり手、Jerry Bruckheimer。
このひとの映画づくりの姿勢、どうも気にいりません。
「金かけりゃいんだろう、金を」
現代の観客は、もう少し賢いように思いますが。


ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記

          
オトーサン、
「こりゃ、面白そうだ!」
初日に駆けつけるつもりでしたが、
ジェリー・ブラッカイマー製作と知って、がっくり。
まぁ、製作・角川春樹と聞いたときと同じです。

原題:National Treasure: Book of Secrets (2007)
監督:Jon Turteltaub
原作:Cormac Wibberley/ Marianne Wibberley 
      Ted Elliott / Terry Rossio
脚本:Cormac Wibberley /Marianne Wibberley 
Genre:Action / Adventure 
Rated PG for some violence and action.
上映時間:124分
あらすじ:
ベン・ゲイツは、歴史学者にして冒険家。
リンカーン大統領暗殺犯の日記の一部が
ウィルキンソンの手で暴露される。
真犯人はベンの祖先と記されているというのだ。
汚名を晴らすべく、ベンは調査をはじめる。
天才ハッカーのライリー、恋人アビゲイルとともに、
パリの自由の女神を調べ、バッキンガム宮殿にも侵入する。
ウィルキンソン一味に追いつめられたビルは、究極の選択を迫られる。
大統領になるか、それとも大統領を誘拐するか...

出演者:
Nicolas Cage ...  Ben Gates(ベン・ゲイツ) 
Diane Kruger ...  Abigail Chase(アビゲイル)
Justin Bartha ...  Riley Poole(ライリー)
オトーサン、
「この3人、まあまあの演技だ」
むしろ、脇役3人、ジョン・ボイト、ヘレン・ミレン、
そして、エド・ハリスのほうが光っていました。

NICOLAS CAGE 
ニコラス・ケイジ 
誕生日 1964/1/7   
出身 米カリフォルニア州ロングビーチ 
甥にフランシス・フォード・コッポラ、叔母にタリア・シャイアがいる。
高校を中退し、アメリカン・コンサバトリー・シアターの夏期コースに参加。
82年「初体験リッジモント・ハイ」で映画デビュー。
95年「リービング・ラスベガス」でアカデミー主演男優賞受賞。
1995年5月、パトリシア・アークェットと結婚し、
2001年5月18日、正式離婚。
ニコラスと元女優でガールフレンドのクリスティーナ・フルトンとの間に
92年に生まれたウェストン・コッポラ・ケイジと
ポール・ロシィとの間に生まれたパトリシアの連れ子で
エンゾ・アークエットの二人の子供がいる。
2002年、エルビス・ブレスリーの娘で
96年にマイケル・ジャクソンと離婚したリサ・マリー・プレスリーと結婚。
しかし、結婚後、わずか4か月で別居し、離婚。
2004年7月30日、2月から交際していた
寿司店の元店員アリス・キムと結婚式を挙げた。 
活躍度 ◎↑ 
演技力   ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆☆☆★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1982年「初体験/リッジモント・ハイ」
1983年「ランブルフィッシュ」「アップタウンガール」「ヴァレー・ガール」
1984年「コットン・クラブ」「バーディ」
     「月を追いかけて」
1986年「ボーイ・イン・ブルー」「ペギー・スーの結婚」
1987年「赤ちゃん泥棒」「月の輝く夜に」
1988年「バンパイア・キッス」「ハートにびんびん火をつけて」
1990年「アパッチ」「ザンダリーという女」
     「ワイルド・アット・ハート」
1991年「タイム・トゥ・キル/愛と勇気の戦場」
     「エネミー・ウォー」
1992年「ハネムーン・イン・ベガス」
     「レッドロック/裏切りの銃弾」
1993年「アモス&アンドリュー」「プロフェッショナル」
1994年「あなたに降る夢」「パラダイスの逃亡者」
     「不機嫌な赤い薔薇」
1995年「リービング・ラスベガス」◇「死の接吻」
1996年「ザ・ロック」◇
1997年「コン・エアー」◇「フェイス/オフ」◇
1998年「シティ・オブ・エンジェル」◇「スネーク・アイズ」◇
1999年「8mm」◇「救命士」◇
2000年「60セカンズ」◇「天使のくれた時間」◇
2001年「コレリ大尉のマンドリン」◇「ウインドトーカーズ」◇
2002年「アダプテーション」◇「ソニー」◆
2003年「マッチスティック・メン」◇
2004年「ナショナル・トレジャー」◇
2005年「ロード・オブ・ウォー−史上最強の武器商人と呼ばれた男−」◇
     「ニコラス・ケイジのウェザーマン」◇
2006年「ワールド・トレード・センター」◇「ゴーストライダー」◇
     「ウィッカーマン」◇
2007年「ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記」◇ 

DIANE KRUGER 
ダイアン・クルーガー 
誕生日 1976/7/15  
出身 独 
ロンドンのロイヤルバレエ学校でバレエを学び、
ヨーロッパを中心にモデルとして活躍。
パリのフルーロン演劇学校で演技を学び、
2002年「THE PIANO PLAYER」で映画デビュー。
「MON IDOL」ではセザール賞にノミネートされ、
「ミシェル・ヴァイヨン」でもヒロイン役で注目される。
「トロイ」「ナショナル・トレジャー」で、トップスターに。 
活躍度 ○↑ 
演技力     ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ   ☆☆☆★★★ 
出演作 
2002年「ミシェル・ヴァイヨン」◇
2003年「トロイ」◆
2004年「ホワイト・ライズ」◇「ナショナル・トレジャー」◇
2005年「戦場のアリア」◇
2006年「親愛なるベートーヴェン」◇
2007年「ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記」◇ 

その他の出演者:
Jon Voight ...  Patrick Gates 
Helen Mirren ...  Emily Appleton 
Ed Harris ...  Mitch Wilkinson 
Harvey Keitel ...  Sadusky 
Bruce Greenwood ...  The President 
Ty Burrell ...  Connor 
Michael Maize ...  Daniel 
Timothy V. Murphy ...  Seth 
Alicia Coppola ...  FBI Agent Spellman 
Albert Hall ...  Dr. Nichols 
Joel Gretsch ...  Thomas Gates 
Christian Camargo ...  John Wilkes Booth 

User Rating: 6.8/10 (556 votes)  
オトーサン、
「高いスコアだけど...」
大金をかけた割には、感動がありません。

User Comments 
good_dnさん
Singapore
2007年12月19日
娯楽作としてみればいい

手短にコメントする。
見るべし、10$払うべし、その価値はある。
この素敵な映画に細かいことを期待しないほうがいい。
映画の内容そのものは、大したものではない。
だが、演技とペースは、すばらしい。
見ている間は、陰謀計画の欠陥など忘れてしまう。
微妙なコメディが、実にいい。
第1作を考慮しているので、新しい登場人物は少ない。
映画館を出てから、いろいろ考えるような映画ではない。
見ている間に、ごちゃごちゃ考える映画でもない。
娯楽作だ。
7点あげたい。
それと、勿論、ある決めせりふがあって、
笑ってしまう。
 

オトーサン、
「同感!」
ジェリー・ブラッカイマーは、
映画をジェット・コースターの一種とみなしているのです。
はっきり言えば、お馬鹿さん向け映画です。

アリコンさん
2007年12月21日
ヒットの法則が完璧に組み込まれている!

この映画の最大の焦点は、
製作があのジェリーブラッカイマーだということだ!!
ニコラスケイジよりも監督よりも注目だ。
ジェリーといえば、アルマゲドン・パールハーバー
パイレーツシリーズと超大作の名手。
今回も多額の予算をつぎ込んでいるだけに
彼独自のヒットの法則が盛りだくさんである。
まず、メジャーな都市伝説で謎解き!
これは、ダヴィンチコードでヒットしたことも受けている!
でもこっちの方がダヴィンチよりも子供向け!
分かりやすくいうと、インディージョンズと、
ダヴィンチコードを足して二で割った的な作品。
で、キャストもニコラスケイジやら、ヒロインにダイアンクルーガー、
ご意見番にジョンボイトと分かりやすい構図。
で、話が超ヒットしそうで凄い!
まず、フランスでは自由の女神でロケ
イギリスではあの女王陛下がすんでいるバッキンガム宮殿!
アメリカではホワイトハウスに潜入し、なんと
アメリカ合衆国大統領まで誘拐するという
ありえない展開!!
さすがは見るものをこれでもかとお腹一杯にさせてくれるぜ!
ジェリー!!おまえにゃ参ったぜ!
監督もまだこれからの人を起用するため
凄くいうことを聴いてくれそうな人選をしている。
この映画は、プロデューサージェリーの綿密なる作戦の元に仕掛けられた
メジャームービー。
さあ当たるか否か??
楽しみである!
是非そういう目でご覧下さい!


7月24日通りのクリスマス

          
オトーサン、
「有難い!」
TBSが深夜番組で放映してくれました。
面白そうだったのに見逃した映画です。
「いい加減にせい」
本編がはじまったのは、16分45秒もの後!
映画の予告編やCFなんか要らないのになぁ。

原題:7月24日通りのクリスマス(2006) 
監督:村上正典 
原作:吉田修一 
脚本:金子ありさ  
Genre:Romance / Commedy
上映時間:108分
あらすじ:
サユリは、市役所に勤めている。
当地・長崎をリスボンに擬してみたりする。
出会った男性に、今週の王子様ランキングをつけている。
今週2位の男性は、ああ、既婚者だった。
そして、1位は、東京の作家で高峯の花。
肩を寄せてくる男性もいるにはいるが...
市電で隣り合わせた眠りこけた中年の禿げ男だ。
だが、同窓会で、憧れの先輩・聡史と再会し、
デートに誘われ、舞い上がるのだった。 
衣装を選び、気の利いたせりふを言おうとするのだが...

出演: 
大沢たかお .... 奥田聡史 
中谷美紀 ....  本田サユリ
オトーサン、
「主役2人がいいな」
大沢たかおさん、好感がもてますし、
中谷美紀さん、微妙で繊細な表情、素敵ですね。
2人とも旬の役者さん。
この2人が好きなら、満足できるでしょう。

大沢たかお
誕生日 1968/3/11 -
出身 東京都武蔵野市
男三人兄弟の末っ子として生まれる
専修大学文学部卒業。
大学在学中よりモデルとして活動し、パリコレでも活躍。
ドラマ「星の金貨」や「深夜特急」が評価される。
2000年以降、映画に重点を移す。
「世界の中心で、愛をさけぶ」が大ヒット。
2004年、「解夏」で日本アカデミー賞優秀主演男優賞。
2005年、ハリウッド映画"Into The Sun"に出演。
2007年、「地下鉄(メトロ)に乗って」で
日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞。
歌手の広瀬香美は、元妻。
出演作:
1994年「新宿欲望探偵」
1995年「ゲレンデがとけるほど恋したい。」
1996年「チンピラ」「千年旅人」
2000年「異邦人たち」
2001年「リリイ・シュシュのすべて」
2002年「フィラメント」「Jam Films コールドスリープ」
2003年「天使の牙B.T.A.」「荒神」「スカイハイ 劇場版」「花」
2004年「花とアリス」「解夏」「世界の中心で、愛をさけぶ」
2005年「Into The Sun」
2006年「Far away to Love」「陽気なギャングが地球を回す」
     「子ぎつねヘレン」「地下鉄(メトロ)に乗って」「7月24日通りのクリスマス」
2007年「眉山-びざん-」「Life 天国で君に逢えたら」「ミッドナイト・イーグル」
2008年「ICH」「築地魚河岸三代目」

中谷 美紀
誕生日 1976/1/12 -
出身 東京都東村山市
1991年東村山第七中学校卒業。目白の赤堀栄養専門学校入学。
モデルとして活動後、テレビ朝日バラエティ番組『桜っ子クラブ』の
「となりのマブい大賞」でグランプリ獲得。
東恵子とユニット「KEY WEST CLUB」を結成し、
シングル『お誂え向きのDestiny』で歌手デビュー。
1993年、ドラマ『ひとつ屋根の下』で女優デビュー。
その後様々なTVドラマ・映画に出演。
日本石油のCMで全国的に知られるようになる。
1996年、坂本龍一プロデュースでシングルCD『MIND CIRCUS』をリリース。
1999年、「ケイゾク」でドラマ初主演。カルト的な人気を博す。
2003年、「壬生義士伝」で日本アカデミー賞助演女優賞ノミネート
2005年、映画「電車男」がヒット。 
2007年、第30回日本アカデミー賞受賞。
    「嫌われ松子の一生」で最優秀主演女優賞を受賞。
著書に「インド旅行記」(幻冬舎文庫)がある。
出演作:
1995年「大失恋」「BeRLiN」
1998年「リング」「らせん」
2000年「ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer」「カオス」
2003年「壬生義士伝」日本アカデミー賞助演女優賞ノミネート 
2004年「ホテルビーナス」「雨鱒の川」「約三十の嘘」 
2005年「電車男」「疾走」
2006年「力道山」「嫌われ松子の一生」「LOFT」「7月24日通りのクリスマス」
2007年「あかね空」「ストリングス〜愛と絆の旅路」
     「自虐の詩」  
2008年「シルク」

その他の出演者
佐藤隆太 ....  森山芳男 
上野樹里 ....  神林メグミ 
阿部力 ....  本田耕治 
劇団ひとり ....  真木勇太 
沢村一樹 ....  安藤譲 
川原亜矢子 ....  安藤亜希子 
YOU ....  海原和子 
小日向文世 ....  本田五郎 

User Rating:6.7 (576 votes) Yahoo!
オトーサン、
「冗長だなぁ」
90分以内に収めれば、
もっと気の利いた映画になったはずです。
 
おしゃべりチャックさん
2006年10月31日
中谷美紀が好演
 
今年のクリスマスを意識した女性受けする映画だと思いました。
純愛映画「電車男」を大ヒットさせた
監督と脚本家がタッグを組んだ作品で、
全体を通してコメデイタッチ。
全体的にそれほど起伏もなくゆるーい感じの映画でした。
テンポ(話の展開)はゆっくりで、
108分は時間的には問題ないですが、
もう少し短くても別に問題ないと思いました。
BGMはクリスマスソングをふんだんに備えてましたが、
可愛い感じの曲も多く、それも女性向きだと思った由縁です。
主役の中谷美紀さん、大沢たかおさんの魅力を
十二分に引き出した映画でした。
中谷さんはさすが女優とうなずける位
歩き方やその他の所作が非常に綺麗でした。
大沢さんは抜群のスタイルで憧れの王子を演出しました。
最近の中谷美紀さんは松子と言い今回のサユリと言い
果敢にチャレンジしていると思います。
やはりクリスマスは恋愛物がいいですね。
ただ、タイトルの「7月24日通りのクリスマス」は
余り重要な役割を演じてませんし
時期が随分外れている様な気がしました。 


その名にちなんで

         
オトーサン、
「へぇ、載ってる!」
23日の朝日新聞・朝刊に、この映画が紹介されていました。
原作者のジュンパ・ラヒリは、1967年ロンドン生まれ。
誕生後すぐアメリカに移住し、ボストン大学で博士号を取得。
短編集「停電の夜に」(1999)でピューリッツア賞受賞。
この映画には、彼女の体験が色濃く出ているとか。

原題:The Namesake (2006)
監督:Mira Nair
原作:Jhumpa Lahiri 
脚本:Sooni Taraporevala 
Genre:Drama
Rated PG-13 for sexuality/nudity, a scene of drug use, 
      some disturbing images and brief language. 
Country:India / USA 
Language:Hindi / English / Bengali / French 
上映時間:122分
あらすじ:
アショケは、カルカッタの学生。
列車で親しくなった男に海外留学を奨められる。
だが、直後に列車が転覆。
ゴーゴリの小説が目印となって、ゴーゴリは奇跡的に救出される!
3年後、アショケは、アメリカで大学生になっていた。
お見合いで決めたアシマとNYで新婚生活をはじめる。
彼女は、異国での生活に戸惑うものの、男子が誕生する。
2人は、命の恩人だった「ゴーゴリ」の名をつける。
長じて、建築家になったゴーゴリは、アメリカ社会に溶け込み、
アメリカ人娘マクシーンとつきあうようになる。
そして、自分の名前と出自を恥じるようになる。
だが、父から名前の由縁を聞き、次第に考えが変わっていく。
さらに、父が突然心臓麻痺で死んだことで、マクシーンと破局。
寂しがる母親アシマの勧めで、インド人のモウシュミと見合いし、
結婚したのだが...

出演者:
Irfan Khan ...  Ashoke Ganguli (アショケ・ガングリー)
Tabu ...  Ashima A. Ganguli (アシマ) 
Kal Penn ...  Gogol Ganguli (息子・ゴーゴリ)
Sahira Nair ...  Sonia Ganguli(娘・ソニア)
Zuleikha Robinson ...  Moushumi(モウシュミ)
Jacinda Barrett ...  Maxine 'Max' Ratliff(マクシーン)
オトーサン、
「アシマが断然いいねぇ」
美貌ですし、大地の母のような落ち着きを感じます。
でも、彼女の経歴は出ていません。
ゴーゴリ役を熱演したカル・ペンの経歴を紹介しましょう。 

KAL PENN 
カル・ペン 
誕生日 1977/4/23  
出身 米ニュージャージー州 
コメディ映画「HAROLD AND KUMAR GO TO WHITE CASTLE」のクマー役で
MTVムービー・アワードにノミネートされた。 
活躍度 △→ 
演技力     ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ   ☆☆☆★★★ 
出演作 
2003年「お坊ちゃまはラッパー志望」
2005年「マスク2」
2006年「スーパーマン リターンズ」「その名にちなんで」 

その他の出演者:
Jagannath Guha ...  Ghosh
Ruma Guha Thakurta ...  Mrs. Ganguli 
Sukanya ...  Rini 
Tanusree Shankar ...  Ashima's Mother 
Sabyasachi Chakravarthy ...  Ashima's Father 
Tamal Sengupta ...  Ashoke's Father 
Dhruv Mookerji ...  Rana 
Supriya Choudhury ...  Ashima's Grandmother 
Stuart Rudin ...  Crazy Wino 
Glenne Headly ...  Lydia Ratliff 
Daniel Gerroll ...  Gerald Ratliff 

User Rating: 7.7/10 (4,342 votes) 
オトーサン、
「高いスコアだ」
洋の東西を問わず、家族の物語には共通点があります。
これだけ丁寧に描かれると、わが家の昔の思い出の数々、
息子が巣立っていったわが家の現状に思いをはせ、
胸が一杯になりました。

User Comments 
kdutta1さん
United Kingdom 
2006年10月23日
感動的で美しい映画

この映画、10月22日、ロンドン映画祭でみた。
監督のミラ・ナイールが、映画を紹介し、
作曲家のNitin Sawhneyも挨拶した。
私は、ほんとうに原作が好きだ。
だから、この映画ができるのを待ちのぞんでいた。
私自身がインド生まれで、アメリカに留学した
ベンガル人の第2世代なので、
見知らぬ大陸にストレンジャーとして違和感を覚えた。
だが、私の場合は、決して移民と思ったことはない。
私も、ベンガル人だから、2つの名前をもっていて、
ある種のジレンマを味わっている。
だから、原作には共感した。
幸い、映画は、ジュンパ・ラヒリの小説を完全に生かしている。
3世代に及ぶ話を2時間に凝縮しているが、
急いでいる感じもないし、話をはしょってもいない。
ミラ・ナイールの描きぶりは、見事だった。
撮影、編集(カルカッタとNYの対比)、
そして、出だしのカラーも的を得ていた。
出演者は、概してすばらしかった。
ゴーゴリ役のkal Pennは、非常によかった。
"Harold & Kumar go to white castle"と
"Van Wilder"に出ている彼を見たひとなら、
喜劇俳優としての評価を保留するかもしれないが、
この映画では、混乱し、傷つきやすく、いろいろな面をもち、
最後に、自分の出自を再確認する若者を見事に演じている。
このストーリーが私に訴える理由は、
ゴーゴリの両親アショケとアシマの体験と似ているからだし、
おそらく私の両親も、英国にきたとき、同じ体験をしたからだろう。
アショケ役のIrfan Khanとアシマ役のTabuは、すばらしい。
2人は、孤独、希望、ペイソスを感じさせ、
過去を捨てることはできないが、
未来のためにすべてを犠牲にする覚悟をもったひとびとである。
ごく普通のひとびとである。
彼らに同情し、信じたくなる。
この映画は、「モンスーン・ウェディング」に似ている。
ビジュアルで、叙情的な映画だ。
家に向かう努力を描いている。
だが、それは物理的な場所ではなく、
気持ちの落ち着くところなのだ。


オトーサン、
「"外套"か、昔読んだなぁ」
学生時代、ロシア文学をよく読みました。
ドストエフスキー、トルストイ、チェーホフ、そしてゴーゴリ。 
父アショケ、そして息子のゴーゴリが愛読した「外套」って、
どういう小説なのでしょうか。

○外套 
 ニコライ・ゴーゴリの短編小説。
 近代ロシア文学の先駆け。
 ドストエフスキーは「我々は皆ゴーゴリの「外套」から生まれ出た」と言った。
 <あらすじ>
  主人公アカーキイは、ペテルブルグに住む下級役人。
  生真面目に仕事し、その外套は、同僚から揶揄されるほど使い古し。
  ついに、80ルーブリもするが、外套を新調した。
  彼の人生にとって、それは大事件だった。
  新調した外套を役所に着ていくと、同僚たちが祝杯をあげる騒ぎ。 
  だが、帰り道で、大切な外套を追剥に奪われてしまう。
  警察署長や有力者に頼むが、相手にしてもらえない。
  彼は熱を出して死んでしまう。 
  だが、話はここで終わらなかった。
   彼が亡くなった直後から、妙な噂が街に流れはじめた。
  毎晩、官吏の格好をした幽霊が、道行く人の外套を追い剥ぐらしい。 
  また、冷たくしらった有力者は、愛人の家に向かう途中、幽霊に出会う。
  アカーキイだった。
   アカーキイは、恨み言を言い、その外套を奪う。
  以後、有力者は高慢な態度をとらなくなり、アカーキイの幽霊も姿を現さなくなった。
  
  出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


ルイスと未来泥棒

        
オトーサン、
「ディズニー映画かぁ」
かつての栄光を失い、見えすいた絵空事ばかり。
マイケル・アイズナー(1984-2005)がCEOの時代は暗黒時代でした。
「...最近、良くなってきたから、見に行くか」

原題:Meet the Robinsons (2007)
監督:Stephen J. Anderson
原作:William Joyce
脚本:Michelle Bochner/Stephen J. Anderson 
      Robert L. Baird /Jon Bernstein/
      Daniel Gerson/Nathan Greno/Don Hall 
      Joseph Mateo/Shirley Pierce/Aurian Redson
Genre:Animation / Adventure / Comedy / Family / SF
上映時間:102分
あらすじ:
ルイスは、捨て子だった。
いま、彼は発明少年になっている。
最新の発明は、メモリー・スキャナー。
赤ちゃんの自分の記憶を甦らせて、母親を知ろうとする。
だが、発明大会の会場で、メモリー・スキャナーは、
山高帽の男に盗まれる。
ルイスは、気落ちし、発明家になる夢をあきらめてしまう。
だが、そのとき、ウィルバー少年が現れる。
タイムマシンに乗せて、ルイスを未来へ連れていく。
夢の未来都市と、ウィルバーの楽しく優しい家族たち。
その出会いで、ルイスは再び発明家を目指し、
山高帽の男からメモリー・スキャナーを取り戻そうとする。

声の出演者:
Daniel Hansen ...  Lewis(ルイス)
Wesley Singerman ...  Wilbur(ウィルバー)
Stephen J. Anderson ...  Bowler Hat Guy(山高帽の男)
オトーサン、
「発明少年とは、いいキャラだ」
エジソンの時代はよかった、
その原点に戻ろうというのでしょう。
軍需産業と金融業のアメリカは、もう願い下げです。

その他の声の出演者:
Angela Bassett ...  Mildred  
Jordan Fry ...  Lewis  
Matthew Josten ...  Michael "Goob" Yagoobian  
John H. H. Ford ...  Mr. Harrington  
Dara McGarry ...  Mrs. Harrington / Receptionist  
Tom Kenny ...  Mr. Willerstein  
Laurie Metcalf ...  Lucille Krunklehorn  
Don Hall ...  Coach / Uncle Gaston  
Paul Butcher ...  Stanley  
Tracey Miller-Zarneke ...  Lizzy  
Jessie Flower ...  Young Franny  
Ethan Sandler ...  Doris / CEO / Spike ほか  

User Rating: 7.0/10 (8,174 votes) 
オトーサン、
「おお、高いスコアだ」

ilikepuppiesさん
United States
2007年4月5日
John Lasseterに会おう

この映画には、ディズニーの未来がかかっている。
以前、私は、ディズニーがピクサー・アニメーション・スタジオと
手を切ってはじめて作った「チキンリトル」についてコメントした。
当時、こう考えていた。
ディズニーは、もうダメになったと。
そのことが、映画の終わりに、それを訴えたコメントが流れた。
ディズニーとピクサーは、その後、和解し、
とりあえず修復した後での最初の果実が、ここに現れている。
「チキンリトル」と同じく、自社についてのコメントが流れている。
2社が決別したとき、ディズニーは、道を失った。
孤児院の階段の上に置き去りにされた無力な赤ん坊のようだった。
この映画は、その孤児の物語だ。
天才的な発明の才能に恵まれながらも、育て親を求めている。
この映画で、ディズニーは、製図板に戻った。
最初の任務は、かつて独壇場だったマジックを取り戻すこと。
わがヒーローは、忘れた記憶を取り戻す機械を発明しようとする。
(映画がはじまる前に流れる短編映画では、かつてのミッキーマウスが登場する)
映画は、未来に入手できるかもしれないものを探究している。
そして、未来への入場が許される。
(未来は、いまや傘下に入ったピクサーの双肩にかかっている)
深読みしすぎだろうか?
映画のはじめと終わりをチェックしてみよう。
はじめでは、新ブランドの印象的なロゴがヴェールを脱いだ。
最後には、ウォルト・ディズニーの言葉が引用されている。
ディズニーの将来について語ったもので、
前に進み続けることの重要性を強調している。


オトーサン、
「流石、創業者、いい言葉だな」

過去を振り返らず、前へ進み続けよう。
私たちは好奇心にあふれている。
好奇心こそ新しい世界の道しるべだ。
        ウォルト・ディズニー
 
○ディズニーとピクサーの関係
 ピクサーの主要作品は、ディズニーとの共同制作。
 製作はピクサー、配給はディズニー。
 1997年、最初の長編フィルム「トイ・ストーリー」公開後、
 2社は、今後10年間5作品の映画について、
 制作費と興行収入を均等に分配する契約を行った。
 映画およびキャラクターの著作権はディズニーが有し、
 分配後の10〜15パーセントの興行収入をディズニーに支払う。
 そして、5作品は、合計25億ドル以上の利益を上げ、
 1作品あたりの興行でもっとも高い平均総収入になった。
 だが、「トイ・ストーリー2」から紛争が勃発。
 ビデオ作品のはずが、劇場用作品に昇格されたことが誘因。
 (契約対象の5作品ではなかった)
 ピクサーはこの作品を5作品のうちのひとつと数えるよう要求したが、
 ディズニーはこれを拒否した。
 2004年、2社は新たな契約合意に向けて協議を始めた。
 だが、マイケル・D・アイズナー率いるディズニーとピクサーは、
 双方が譲歩せず、長い間、協議が中断。
 2004年9月、アイズナーがディズニーのCEOを退任することを表明。
 (実際には2005年9月末退任)
 これを機に、交渉が一気に進展した。
 2006年5月、ディズニーの新CEOロバート・アイガーと
 ピクサーCEOのスティーブ・ジョブズの合意を受けて、
 ピクサーはディズニーの完全子会社となった。
 ジョブズはディズニーの筆頭株主となり、同時に役員に就任した。

  出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


モーツァルトとクジラ

        
オトーサン、
「モーツァルトとクジラ、変な題名だな」
不思議に思っていましたが、途中で、仮装パーティのシーン。
そこに、主人公たちが、モーツアルトとクジラの衣装で登場。
「なるほど...でも、その意味は?」
また、分からなくなってしまいました。

原題:Mozart and the Whale (2005)
監督:Petter Nass
脚本:Ronald Bass 
Genre:Comedy / Drama / Romance 
Rated PG-13 for sexual content, language and some thematic material.
上映時間:94分
あらすじ:
ドナルドは、人が良く、不運なタクシー運転手だ。
小鳥が好きで、数字には超人的に強い。
アスペルガー症候群の多くの患者と同様、 
規則正しいパターンやルーティンを好んでいる。
だが、彼が主催している自閉症を支援するグループに、
美しく複雑なイザベラが加わってから、
ドナルドの気持ちは、驚くほど揺れ動くのだった。

出演者:
Josh Hartnett ...  Donald Morton(ドナルド) 
Radha Mitchell ...  Isabelle Sorenson(イザベラ)
John Carroll Lynch ...  Gregory(グレゴリー) 
オトーサン、
「あの大根役者だな」
ジョシュ・ハートネットといえば、「パールハーバー」。
せっかくの主演なのに、ひどい演技でした。
今回は難役で、患者らしく見せようと健闘していました。
相手役のラダ・ミッチェル、巧いですねえ。
患者らしく見せるだけでなく、個性も出していました。
患者仲間のひとり、グレゴリーを
個性派俳優のジョン・キャロル・リンチが好演していました。

JOSH HARTNETT 
ジョシュ・ハートネット
誕生日 1978/7/21  
出身 米カリフォルニア州サンフランシスコ 
ミネソタ州セントポールで育ち、
高校時代はフットボール選手として活躍。
怪我がもとで俳優を目指す。
卒業後、ニューヨーク州立大学パーチェス校で演技プログラムを修了。
テレビでは「CRACKER」など。
映画は98年「ハロウィンH20」で映画デビュー。
「パラサイト」で初の主役。
「パールハーバー」の主演でスターの地位に躍り出る。 
活躍度 ○→ 
演技力     ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ   ☆☆☆★★★ 
出演作 
1998年「ハロウィンH20」
     「パラサイト」◇
1999年「ヴァージン・スーサイズ」◆
2000年「愛ここにありて」◇「シャンプー台のむこうに」
2001年「パールハーバー」◇「O[オー]」◇
     「メンバー」(短)「フォルテ」◆
     「ブラックホーク・ダウン」◇
2002年「恋する40days」◇
2003年「ハリウッド的殺人事件」◇
2004年「ホワイト・ライズ」◇
2005年「シン・シティ」◆「ラッキーナンバー7」◇「ロスト・ストーリー」
     「モーツァルトとクジラ」◇
2006年「ブラック・ダリア」◇
 
RADHA MITCHELL 
ラダ・ミッチェル 
誕生日 1973/11/12  
出身 オーストラリア・メルボルン 
96年「ラブ&カタストロフィ」のヒロイン役で映画デビュー。
97年、ロサンゼルスに移住。
98年「ハイ・アート」でアリ・シーディの恋人役で評価される。
2000年「ピッチブラック」ではヴィン・ディーゼルと並んで主役を張る。 
活躍度 △↑ 
演技力     ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ   ☆☆★★★★ 
出演作 
1996年「ラブ&カタストロフィ」
1998年「ハイ・アート」
2000年「ピッチブラック」◇「彼女の恋からわかること」
2001年「ワイルド・ストレンジャー」
2002年「ワイルド・スタリオン」
2003年「ゴーストアビス」
2004年「ネバーランド」◆「メリンダとメリンダ」◇
     「マイ・ボディガード」◆
2005年「モーツァルトとクジラ」◇
2006年「サイレントヒル」◇

JOHN CAROLL LYNCH 
ジョン・キャロル・リンチ 
誕生日 
出身 米コロラド州 
テレビでは「ドリュー・ケリーDEショー」でレギュラー。
他98年「フロム・ジ・アース/人類、月に立つ」など。 
活躍度 △→ 
演技力     ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ   ☆☆★★★★ 
出演作 
1994年「ラブリー・オールドメン」
1996年「ビューティフル・ガールズ」「ファーゴ」「ザ・ファン」
     「フィーリング・ミネソタ」
1997年「ボルケーノ」「フェイス/オフ」
1998年「ホネツギマン」
1999年「モリー先生との火曜日」(TM)
2000年「2番目に幸せなこと」「60セカンズ」
2002年「ライブ・フロム・バグダッド 湾岸戦争最前線」(TM)
2003年「ゴシカ」「ミッションX」
2005年「モーツァルトとクジラ」
2007年「ゾディアック」 
 
その他の出演者:
Gary Cole ...  Wallace 
Allen Evangelista ...  Skeets 
Sheila Kelley ...  Janice 
Erica Leerhsen ...  Bronwin 
Nate Mooney ...  Roger 
Rusty Schwimmer ...  Gracie 
Robert Wisdom ...  Blume 
Christa Campbell ...  Therapist 
Wonder Russell ...  Teacher 
Kelly B. Eviston ...  Dr. Trask 
Kristopher Higgins ...  Brain 
Ron Ford ...  Dennis 

User Rating: 6.9/10 (1,760 votes) 
オトーサン、
「高いスコアだ!」
お互い分かりあえない。
このことに何と多くのひとが苦しんでいることでしょう。
でも、言葉が通じなくても、苦にすることはないのです。
そもそも、相手の言うことが理解できるというのは、
近代社会が生み出した巨大な幻想のひとつなのですから。
この映画、自閉症患者のうまく運ばない恋愛を通じて、
その事実をあきらかにしてくれます。

User Comments 
Rodrigoさん
Rio de Janeiro 
2005年10月14日
思ったよりずっと良かった。
狙いに忠実で、まったく商業的な映画ではなかった。

全く分からない。
なぜ、ブラジル以外の国では上映されなかったのだろう。
不出来なロマンチック・コメディだろうと思っていた。
ある意味で違っていた。
「レインマン」に感じが似ている...
手堅い映画で、狙いを外さず、成功している。
監督がいい、創造的だ。
非健常者の間の恋愛関係を見事に描いている。
人間関係の新しい領域では、
人物の状況を間違って描いたり、
パターン化したがる傾向があるが、
そうしたなかで出色の映画だ。
特に、主役2人の恋愛関係がいい。
ラダ・ミッチェルは、いつもよりいい演技だし、
ジョシュ・ハートネットは、やや劣るが、まあまあ。
この映画、手堅く良い映画だ。
非健常者の間の愛とその限界を見たいひとに推薦したい。


オトーサン、
「生真面目すぎて融通が利かないヤツっているよな」
 その男、やけにコンピューターに詳しいのです。

○アスペルガー症候群
 発達障害の一種で、知的障害がない自閉症。
 1944年、オーストリアの小児科医ハンス・アスペルガーによって
 初めて報告されたので、この名がついた。
 1990年代になり、世界中で徐々に知られるようになった。
 この患者は、他者の心を読むことが難しい。
 仕草や状況、雰囲気から相手の気持ちを読み取れない。
 他人が微笑むことを見ることはできても、その意味が分からない。
 表情やボディランゲージなど、コミュニケーションのニュアンスを理解できない。
 口に出して言葉で言われなければ、意図を理解できない。
 運動機能の軽度な障害、注意欠陥障害や学習障害を併発している場合もある。
 しかし、言語障害、知的障害は比較的少ない。
 パターン的行動を好み、特定分野への強いこだわりがある。
 例えば、味覚が敏感な場合は、特定の銘柄の特定な物しか食べない。
 A銘柄のものは食べても、B銘柄のものはかたくなに食べない。 
  車のエンジン音でその車種を区別できたりする。 
 パソコンのように順序だったものや規則的なものに興味を持てば、
 才能を開花させることも可能である。
 因みに、ビル・ゲイツは、自分は軽度のアスペルガー症候群と述べている。
 初対面の人にも、得意分野について、一人で長々と話し続ける。
 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』ほか


赤ちゃんの逆襲

         
オトーサン、
「設定がすばらしいなぁ」
もし、赤ん坊が大人に復讐を誓ったら?
いかにも、フランス映画らしいアイディアです。

原題:Mauvais esprit (2003)
   Bad spirit
監督:Patrick Alessandrin
脚本:Patrick Alessandrin / Laurent Chouchan 
Genre:Comedy 
Country:France / Spain 
Language:French 
上映時間:90分
あらすじ:
シモンは、冴えない絵描き。
セーヌ河畔で似顔絵を書いて暮らしている。
ある日、自分がデザインした建物を見つける。
盗用されたのだ。
大物社長ポレルに抗議するが、追い出される。
そのうえ、ポレルの車にはねられて、死んでしまう。
だが...シモンは、ポレルの赤ん坊として生まれ変わる。
復讐を誓う赤ん坊は、ありとあらゆる手を使って、
父親を困らせるのだ。

出演者:
Thierry Lhermitte ...  Vincent Porel (ポレル)
Ophelie Winter ...  Chrystele Porel(クリステル)
Leonor Watling ...  Carmen(カルメン)
Michel Muller ...  Simon Variot(シモン)
オトーサン、
「いいねえ」
会社では、敏腕経営者。
ウチに帰ると、赤ん坊にデレデレ。
おむつを替えたり、ゲップを吹きかけられたり...
そんな落差が、実に愉快です。
育児を放棄した妻クリステルにビンタを食らわすシーン、
胸がスッキリしました。
この映画、名優ティエリー・レルミットの素顔がみられます。 

THIERRY LHERMITTE 
ティエリー・レルミット 
誕生日 1952/11/24  
出身 仏 
活躍度 ○→ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1978年「デンファー/地獄の追跡者」
1980年「華麗なる女銀行家」
1981年「イザベル・アジャーニ/抱きしめたい」
1982年「サンタクロースはゲス野郎」
1984年「フレンチ・コップス」「9月まで抱きしめて」
1987年「タンジール/復讐の熱い夏…1956」
1990年「シェーラザード/新・千夜一夜物語」(TM)
1992年「妻への恋文」「タンゴ」
1994年「僕は、パリに恋をする」
1995年「おとぼけオーギュスタン」
1997年「女優マルキーズ」「ファングルフ/月と心臓」
1998年「奇人たちの晩餐会」
2000年「メルシィ!人生」
2003年「ピエロの赤い鼻」「赤ちゃんの逆襲」 

その他の出演者:
Maria Pacome ...  Belle-maman
Clementine Celarie ...  Beatrice Copy 
Francois Levantal ...  Freddy 
Lise Lametrie ...  Genevieve 
Colette Casside ...  La vieille dame 
Matthias Van Khache ...  Sebastien Copy 

User Rating: 4.4/10 (289 votes) 
オトーサン、
「低すぎる!」
アメリカ人って、どうしてこんなに
フランス映画がきらいなんでしょう。
ぐうたらママなら殴ったって、いいじゃないですか。
人をメッタヤタラ殺す映画には寛容なのに...

User Comments
morschさん
Germany
2005年8月14日
赤ん坊をスターにするのは難しい...

スタッフは、すごい努力をしている。
(DVDのメイキング映像をみると) 
赤ん坊の撮影準備、配役、撮影は大変だ。
負け犬・シモンの生まれ変わった声で、話が進んでいくが、
それが、時々実に愉快だが、また苛々させる。
撮影も役者も第一級。
フランス映画やフランス的ユーモア好きのひとには、好まれるだろう。
題名は、フランス語と英語で「悪い精神」になっているが、
ドイツ語の「糞ガキ(der kleine Scheisser)」のほうが似合っている。


オト−サン、
「このひと、オレに似てるな」
レンタルビデオ屋での行動も、映画の受け止め方も。

大西俊郎さん
2007年2月10日

近所のレンタルショップが、
月に何回か半額セール、100円セ−ルを行う。
そのたびに何枚かのDVDを借りてくる。
作品を選ぶ基準は適当で、
古い作品(1940年から60年代に作られたもの)で
もう一度みたい映画や、
他には題名の面白さ、パッケージの面白さによるところが多い。
もちろん当たりはずれも多く、
この「赤ちゃんの逆襲」も、
そのセールの中の何気なく選んだ一つである。
(略 ストーリー)
いやあ、完全にこの映画にはだまされた。
もっと軽い、面白い痛快な映画だとばかり思っていたけど、
内容は完全にブラックユーモアで、
ちょっと、いやたっぷりとエロチックで、
ウィットの効いた作品に仕上がっている。
さすがフランス映画!(?)って唸ってしまった。
自殺願望の赤ちゃんの行動は、
子育てをした人なら一度は経験することである。
階段を一人で上ったり、
コードを引っ張ってテーブルの上のものを落としそうになったり、
ベランダから落ちそうになったりと、
目が離せない赤ちゃんの行動そのものだ。
(いくら何でもドーベルマンのタマタマは握りつぶさないだろうけど・・・)
夫婦で見た人は、「ああ、こんな事もあったなあ」
「これもあったよ」と思い出すことだろう。
実際わが家でも、一緒に見ていたカミさんが、
「これは○○がした」「これ※※がしたね」と話すことしきりだった。
(○○、※※は子供の名前です)
それが、スクリーン上では見事な「自殺願望の行動」になる。
と言うことは、赤ちゃんの目線で考えれば、
赤ちゃんの回りには危険がいっぱい!と言うことで、
見ながらぞっとしたのも事実。
さて物語に戻ろう。
嫌がらせの方法に自殺を選ぶ赤ちゃんも赤ちゃんだが、
赤ちゃんを取り巻く大人達も、それぞれ一癖も二癖もある人物達。
いろんな問題を抱えている。
ちょっとあげるだけでも、
育児放棄、嫁姑問題、不倫、盗作、薬物依存 老人の性問題、などなど・・・。
それらの要素が、巧みにストーリーと絡まって、
何とも言えない味を醸し出している。
しかも暗くするのではなく、カラッとした味付けなので、
見ていて深刻になることもない。
復習劇でありながら暗くならないのは、赤ちゃんの無邪気な表情にもよる。
無邪気に笑ったり泣いたりする赤ちゃんの顔を見ながら、
けなげに育児を続ける父親のポレルと
片方で繰り広げられる様々な恐ろしげな出来事。
このアンバランス感が絶妙だ。
それは、赤ちゃん目線でのカメラワークと、
大人の目線でブツブツと言い続ける愚痴と対をなす。
そしてラストシーン。
「言葉を覚えたら、この物語を書く」と言う赤ちゃんジュニア(=シモン)は、
天使達によってもう一度転生することになる。
輪廻転生。この結末の旨さには、正直、唸った。
90分足らずの作品だが、
ものすごくウィットのきいた、時代を活写した映画である。


クリスマス・クリスマス

          
オトーサン、
「早いなぁ、もうクリスマスか」
クリスマス映画、星の数ほどありますが、
こういう変わったのも、たまには、いいですね。

原題:クリスマス・クリスマス(2004) 
監督:山口博樹  
原作・脚本:すずまさ  
Genre:Commedy/ Fantasy/ Romace
上映時間:92分
あらすじ:
健太と美和は、同棲4年目の倦怠期。
夢のない日々を送り、ケンカばかりしている。
ある日、ケンカした健太は家出したが、
ワゴン車が急停車し、拉致されてしまう。
連行先は、「ファンタジー保存協会」の世田谷支部。
世界規模の秘密組織で、UFO、ネッシー、雪男、口裂け女、
人面魚やカッパまで、そのすべてを彼らが創造したらしい。
寝るところもないので、健太は協会のメンバーになる。
その直後、会の秘密が隠し撮りされて週刊誌沙汰に。
フィンランドの協会本部から厳罰の通知が...
 
出演者: 
大倉孝二 .... 石崎健太 
伊藤歩 ....  佐々木美和 
オトーサン、
「大倉孝二くん、いいね」
鼻の穴もでかいし、こうした俳優さんのほうが、
2枚目よりも、ずっと味が出ます。
日本のお笑い芸人、人材豊富ですね。
伊藤歩さんの下着姿、大したことないなぁ。

その他の出演者:
久本雅美 ....  久本麻美 
柴田理恵 ....  水木裕子
近藤芳正 ....  田中次郎 
水橋研二 ....  曽加部亀吉 
マギー ....  園田祐司 
古田新太 ....  杉沢ゲン 
佐藤正宏 ....  インチキ臭い男 
生瀬勝久 ....  吉田満 

User Ratings:6.0/10 (49 votes) Yahoo!
オトーサン、
「予想以上に、面白かった」

User COmments:
ホアホアールさん
2007年1月3日
鑑賞条件「あまり期待しないで見ること」

地元の深夜映画で去年放送されていましたが
見るつもりでいて寝過ごして見れませんでした。
どのような作品かここのレビューを参考にしようと思ってましたが
2005年公開の映画にも拘らず未だにレビューが書かれていない。。。
私は妙なパイオニア精神にかられ、
ここのレビューに一番乗りすべく、
お正月映画大会と称してのレンタルビデオ鑑賞の一本にこの作品を選びました。
(そんなレビューは参考票も少ないし、
レビューひとりびっちだったりするので寂しいけれど
私はあえてレビューを書かずにいられないのです!
ちょっと空しい努力かな・・?)
この物語の主人公は年の頃にして20代後半の同棲4年目の倦怠期カップル
健太君と美和ちゃんです。
健太君は佃煮の会社で働いている自分に疑問を感じ、
美和ちゃんは年齢的にも健太君との結婚をまじめに考えておるのです。
そのようなありがちなカップルがありがちの口論を始め
健太君は彼女のアパートを飛び出していきます。
そんな健太君がふとしたきっかけで「ファンタジー保存協会」なる
謎のサークルのメンバーと出会います。
彼らのサークルは世界のいろいろな支部で「ネッシー」「雪男」他色々、
日本の「口裂け女」「つちのこ」他色々を世に送り出し、
世知辛い世の中にひとときの夢を与える夢の地下組織であります。
健太君が出会ったのはそれの「世田谷支部」です。
世田谷支部総数3名(電気屋の主人、スーパーの店長、そば屋)の活動に
興味を抱いた健太君は彼らのサークル活動に参加することになりますが・・・。
倦怠期の美和ちゃん役の子は映画「のど自慢」でのど自慢に参加する
抜け目のない女子校生を演じていた伊藤歩で
当時の頃よりスタイルもしゅっとした足の綺麗な女の子に成長した
彼女に妙な親心を抱いてしまいました。
今まで見た彼女の出演作で一番かわいいキャラのような気がします。
ちなみに彼女はこの作品でトップだけですが
下着姿とセクシーポーズを披露しています。
(私はちょっとぐっときました)
物語の展開としては冒頭の安っぽいCGアニメによる
不思議な世界への導入は普通のイラストの方が趣があって良かった気がします。
また倦怠期カップルの登場するはじめのアパートでのやり取りのカメラワークが
いまいち懲りすぎで物語の感情移入の妨げになっている気がして
ここまた普通のカメラアングルで良かった気がします。
また、作品の笑わす部分が私的には満点とはいかず
笑い6にすべり4と中途半端だったのは悔やまれます。
HPを見たらシナリオ製作に2年、ってありまして、
個性的ないい役者さんが結構出ているし、
もう少し頑張ったら結構いい作品になったのになあ、等と思います。
本作が興行的に成功を収めたかわかりませんが
やりようによったらもう少し人に関心を持ってもらえる作品になれたと思うので
これまた残念です。
しかしながら「ファンタジー保存協会」という夢のようなサークルを
普通の人々が細々と活動すると言うアイディアはとても良かったし、
クレージーケンバンドの挿入歌「クリスマスなんて大嫌いさなんちゃって」は
映画のグレードを盛り上げるのに大きく貢献してよかったです。
また、病気の男の子と健太君の友情がコメディの癖にほのぼのさせてくれ、
最後には意外な展開にびっくりさせられました。
(尚、こんな展開予想できた、ってしたり顔でいう人もおそらくいるでしょうね)
正直、前半で鑑賞打ち切りも考えましたが
美和ちゃん(伊藤歩)がちょっとかわいかったので
そのまま見ていると意外と面白かった作品でした。
最初は付き合いにくい奴だったけど付き合ってみると意外といい奴だった、
みたいな作品でした。
伊藤歩ちゃんのサンタ姿もかわいかったです。
感動の名作、クオリティの高い作品じゃないといかんと言う人にはお勧めできませんが
まあ、ゆるい系の一作品だと思います。
ファンタジー保存協会による続編が出来たら、ちとレンタルで見てみたい気がします。


カンナさん大成功です!

         
オトーサン、
「これって、韓国映画?」
てっきり日本映画かと思っていました。
IMDbのスコアも、6.8と高得点でした。
「...こりゃ、見ておかなきゃ!」

原題:Minyeo-neun goerowo (2006)
   200 Pounds Beauty
監督:Yong-hwa Kim
原作:鈴木由美子
脚本:Yong-hwa Kim / Hye-yeong No 
Country:South Korea 
Language:Korean 
上映時間:
あらすじ:
カンナは、体重95kgのブス。
スター歌手の舞台裏で歌っている。
片思いの相手は、音楽プロデューサーのサンジュン。
いつも、気遣ってくれるのだが、
ある日、それが営業からとわかって、絶望する。
そして、...カンナは、全身整形をし、絶世の美女に生まれ変わる。
歌手ジェニーの誕生だ。
だが、彼女は、サンジュンの愛を獲得できるだろうか?

出演者:
Ah-jung Kim ...  Kang Han-na(カンナ)
Jin-mo Ju ...  Sang-jun(サンジュン)
オトーサン、
「美男美女だなぁ」
でも、海外映画俳優マガジンには、
2人とも経歴が出ていませんでした。
韓国には、この程度の役者はゴマンといるのでしょうか?

その他の出演者:
Yong-geon Kim 
Dong-il Song   
Hyeon-shik Lim   
Han-wi Lee   
Hyeon-sook Kim   
No-shik Park  

User Rating: 6.8/10 (574 votes)  
オトーサン、
「おお、高いスコアだ」
 
User Comments  
cprojasさん
United States
2007年4月10日
この映画、必見!!!

この映画は、複雑なテーマを心温まる軽いタッチで、
しかも、分かりやすくを観客に提示している。
整形手術についての表層的で堅苦しいものかと思っていた。
おお、まったくの勘違いだった。
この映画、難しいテーマを鮮やかにさばいている。
実に面白く、機知に富み、軽やかである。
しかも、その手術の扱いでも、優雅さや尊敬を忘れない。
この映画は、必見だ。 
最近の映画で、これほど私の心と想像力をかきたてた映画は少ない。
敢えて言うならば、これに太刀打ちできるのは、
私の大好きな「猟奇的な彼女」くらいなものだろう。
この映画、ロマンティック・コメディ好きには、必見だ。


オトーサン、
「珍しく主題歌がよかったな−」
吹き替えていたのは、梨花。
テレビ番組で、バカな芸能人ぶりをさらけだしています。
軽蔑していたのですが、その歌唱力を見直しました。
  
topkapiaraさん
2007年12月19日
選曲の良さと男優の目力は一見の価値あり
 
韓国映画ってたまに生々しい部分が出てくるのでドキッとさせられます。
整形を題材にした映画ですが、私は違う所に注目してしまいました。
例えば、ここで出てきた浮浪者や精神病患者の差別的な描写など、
日本映画では無理だな〜と思いました。
また、車をぶつけられた時のタクシー運転手の過剰な被害者的演技、
韓国で実際よくあることで、リアルな韓国も感じられました。
また主人公の相手役の男優の目力は撃沈ものです。
何度か、画面に向かって視線を送るシーンがあるのですが、
カンナさん同様、恋してしまいました(笑)。
そして主人公の女性、歌がうまいですね。
洋楽をカバーしたりすると、たいてい失敗に終わることが多いのに、
この「MARIA」は韓国語でもよかった。
印象的で、映画を観終わった後、CDを買いたくなりました。
この選曲は映画のイメージにぴったりです。
一つ残念なことは、他の方も書かれているように、最後のMARIA、
なぜ日本人タレントがカバーして歌っているのでしょうか。
好きなタレントですが、最後もキムアジュンさんが爽快に歌うMARIAで終われば
もっと気持ちよく帰れただろうと思いました。


サハラ 死の砂漠を脱出せよ

         
オトーサン、
「これって、見たはずだけどなぁ」
題名に見覚えがあります。
でも、勘違い!
書店で見たクライブ・カッスラーの小説の題名でした。
2005年の映画が、もうテレビで放映されるとは...

原題:Sahara (2005)
監督:Breck Eisner
原作:Clive Cussler 
脚本:Thomas Dean Donnelly /Joshua Oppenheimer  
   John C. Richards /James V. Hart 
Genre:Action / Adventure / Comedy 
Rated PG-13 for action violence. 
Country:UK / Spain / Germany / USA 
Language:Arabic / French / English 
上映時間:124分
あらすじ:
アフリカのナイジェリア。
米国立海中海洋機関のエージェント、ピットは、
南北戦争時に姿を消した甲鉄艦テキサスを発見しようとし、
金貨の発見場所へ急ぐ。
一方、世界保健機関の女性研究医エヴァは、
ナイジェリアで発生した病気の感染源がマリにあると判断し、
調査に向かうが、国境が閉鎖され、入国は不可能だった。
たまたま、ピットやアルがマリを目指していると知り、
ピットの船に同乗し、マリ国境へと向かうのだが...

出演者:
Matthew McConaughey ...  Dirk Pitt(ダーク・ピット)
Steve Zahn ...  Al Giordino(アル) 
Penelope Cruz ...  Eva Rojas(エヴァ)
William H. Macy ...  Admiral Jim Sandecker(サンデッガー提督) 
Lambert Wilson ...  Yves Massarde(マサード) 
オトーサン、
「女は化け物だなぁ」
ペネロペ・クルス、イヴニング・ドレスに身を包むと、ゴージャス!
でも、アフリカで災難に見舞われた姿は、ただのおねえチャン。
主演のマシュー・マコノヒー、この役にはぴったりでした。
明るい性格なので、どんな窮地に陥っても、笑っています。

MATTHEW McCONAUGHEY 
マシュー・マコノヒー 
誕生日 1969/11/4  
出身 米テキサス州ウバルデ 
オースティン大学在学中に93年「バッド・チューニング」で映画デビュー。 
活躍度 ○→ 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1991年「ジャッジメント 推定無罪」
1993年「MY BOYFRIEND'S BACK」「バッドチューニング」(V)
1994年「エンジェルス」
1995年「悪魔のいけにえ/レジェンド・オブ・レザーフェイス」
     「ボーイズ・オン・ザ・サイド」
     「ラージャー・ザン・ライフ」
1996年「小さな贈りもの」「評決のとき」◇「ローン・スター」
     「グローリー・デイズ 旅立ちの日」(TM)
1997年「コンタクト」◇「アミスタッド」
1998年「ニュートン・ボーイズ」◇
1999年「エドtv」◇
2000年「U−571」◇
2001年「ウェディング・プランナー」◇
     「フレイルティー−妄執−」◇
2002年「サラマンダー」◇
2003年「10日間で男を上手にフル方法」◇
2004年「パパラッチ」▲
2005年「サハラ 死の砂漠を脱出せよ」◇「トゥー・フォー・ザ・マネー」◇
 
PENELOPE CRUZ 
ペネロペ・クルス 
誕生日 1974/4/28  
出身 スペイン・マドリード 
14才でモデルとしてデビュー。
マドリード演劇学校でクラシック・バレエを学ぶ。
テレビタレントして活躍した後、映画に進出。
92年「ハモンハモン」でゴヤ賞主演女優賞にノミネートされる。
スペイン映画「オープン・ユア・アイズ」と
同映画のリメイク「バニラ・スカイ」で同じ役を演じている。 
活躍度 ○↑ 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1990年「CRONICAS URBANAS」
1991年「E'L LABERINTO GRIEGO」
1992年「ハモンハモン」「ベル・エポック」
1993年「PER AMORE SOLO PER AMORE」
1994年「捕らわれた唇」
1996年「17歳」
1997年「ライブ・フレッシュ」「オープン・ユア・アイズ」◇
     「A CORNER OF PARADISE」
1998年「ハイロー・カントリー」◆「イフ・オンリー」
     「美しき虜」
     「DON JUAN」「TALK OF ANGELS」
1999年「オール・アバウト・マイ・マザー」◆
     「裸のマハ」
2000年「ウーマン・オン・トップ」◇「すべての美しい馬」◇
2001年「ブロウ」◆「コレリ大尉のマンドリン」◇「バニラ・スカイ」◇
     「ウェルカム!ヘヴン」◇
2003年「ゴシカ」◇「花咲ける騎士道」◇「ボブ・ディランの頭のなか」
2004年「トリコロールに燃えて」◇「赤いアモーレ」◇「NOEL ノエル」◇
2005年「サハラ 死の砂漠を脱出せよ」◇
2006年「ボルベール 帰郷」◇ 

その他の出演者:
Jude Akuwidike ...  Imam 
Mark Aspinall ...  Lawyer 
Rakie Ayola ...  Mrs. Nwokolo 
Christopher Bello ...  Train Driver 
Nicholas Beveney ...  Gunboat 1 Officer 
Empotoe Bosage ...  Pick Up Truck Guard 
Robert Cavanah ...  Captain Tombs 
Clint Dyer ...  Oshodi 
Matthew Flynn ...  1st Lieutenant, Ironclad 
Paulin Fodouop ...  Modibo  
Ouahbou Houcine ...  Tuareg Village Boy 1 
Emmanuel Ighodaro ...  Kazim's Officer Asselar 
Lennie James ...  General Zateb Kazim 
Maurice Lee ...  Zakara 
Delroy Lindo ...  Carl 
Daniel Lobe ...  Tuareg Sangare 
Francis Magee ...  Fuse Cutter 
Patrick Malahide ...  Ambassador Polidori 
Thierno Amath Mbaye ...  Pick Up Truck Driver 
Femi Ogunbanjo ...  Modibo's Tuareg 2 
Eddie Osei ...  Train Guard 
Nathan Osgood ...  Gun Captain 
Lahcen Ouezgane ...  Tuareg Village Boy 2 
Robert Paterson ...  NUMA Crew Member 
Abdul Salis ...  Oumar 
Tosin Sanyalo ...  Azikiwe Nwokolo 
Christopher Saul ...  Pilot, Ironclad 
Billy Seymour ...  Powder Monkey 
Mark Springer ...  Solar Plant Guard 
Glynn Turman ...  Dr. Frank Hopper 
Celestine Vita ...  Old Woman in Labbezanga 
Mark Wells ...  Sailor Who Drops Gold 
Rainn Wilson ...  Rudi Gunn 

User Rating: 6.0/10 (18,949 votes)
オトーサン、
「ま、こんなものかも」
長所は、ジェームス・ボンド並みのアクションと異国情緒。
短所は、あまりの荒唐無稽さとご都合主義。

User Comments 
SmithWriteさん
Houston, Texas 
2005年4月10日
まったく愉快だ

生ぬるいコメントに当惑したわ。
とくに、批評家からの酷評よ。
夫と見たけど、とっても楽しいどんちゃん騒ぎじゃないの。
そうよ、アクション・シーンに不信感などもってはダメ。
インディ・ジョーンズのようなリアリティがないですって?
せりふは、仲間内のひやかしや、William H. Macyのが面白かった。
筋書きは、複雑だけど、よく整理されていたし、
アクションは、ノンストップだった。
仲間がアホに見えるというのも、面白いものね。
とっても重大なときなのに、まごついていたりして...
この映画の酷評は、おそらく原作のファンからのものかも。
 (あたしは、クライブ・カッスラーなんか読んだことない。
だから、トーンなんかが違うのかも)
でも、心躍る冒険映画として評価したら、
期待をはるかに超えていたわ。


オトーサン、
「血湧き、肉躍る!」
この作家の本、1冊くらいは読んでみたらいかが?

○クライブ・カッスラー
 Clive Cussler, 1931/7/15 -
 1965年から執筆を開始。
 1973年、架空組織「国立海中海洋機関(NUMA)」所属のダーク・ピット
 を主人公にした冒険アクション小説「海中密輸ルートを探れ」を出版。
 ダーク・ピット・シリーズは、100カ国以上で出版されるベストセラーへ。
 印税をもとに、NUMAを実際に設立し、沈没・行方不明になった
 艦船探索を「趣味」で行っている。
 1995年、南北戦争で敵艦を撃沈した潜水艦ハンリーを発見した。
 トム・クランシーは、カッスラー・ファン。
 3人の子供がおり、息子ダークは共著者。

 <ダーク・ピットシリーズ>
 ・「海中密輸ルートを探れ」 
 ・「氷山を狙え」  
 ・「タイタニックを引き揚げろ」 
 ・「QD弾頭を回収せよ」  
 ・「マンハッタン特急を探せ」 
 ・「スターバック号を奪回せよ」 
 ・「大統領誘拐の謎を追え」 
 ・「ラドラダの秘宝を探せ」 
 ・「古代ローマ船の航跡をたどれ」 
 ・「ドラゴンセンターを破壊せよ」 
 ・「死のサハラを脱出せよ」 
 ・「インカの黄金を追え」 
 ・「殺戮衝撃波を断て」 
 ・「暴虐の奔流を止めろ」 
 ・「コロンブスの呪縛を解け」 
 ・「アトランティスを発見せよ」 
 ・「マンハッタンを死守せよ」 
 ・「オデッセイの脅威を暴け」 
 ・「極東細菌テロを爆砕せよ」 

 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


ラブINニューヨーク

       
オトーサン、
たまには、ラブ・コメもいいな。
NY観光のいいスポットでも出ているかも。
メグ・ライアンの「電話で抱きしめて」は、参考になりました。
映画に出たカフェを訪ねていったほどですから。
でも、この映画、全然参考になりませんでした。
死体置場・留置場、それに売春婦の営業所じゃねぇ。

原題:Night Shift (1982)
監督:Ron Howard
脚本:Lowell Ganz /Babaloo Mandel 
Genre:Comedy
上映時間:106分
あらすじ:
ニューヨーク。
チャックは、死体置場の係員だ。
婚約者のシャーロットは、神経質だ。
いまも、隣室の音楽がうるさいとセックスを拒む。
隣室に文句を言いに行くと、出てきたのは、
死体確認にやってきていた売春婦・ベリンダだった。
そんな彼の助手になったのが、ビルだ。
騒がしい男で、自称・アイディアマン。
死体運搬用のリムジンをハイヤーにするかと思えば、
今度は、売春婦のヒモになって金儲けを企む。
「ラヴ・ブローカー、やろうぜ」
死体置場をオフィスに、売春ビジネスは大繁昌。
だが、当然のことながら、2人は、留置場入り。
そこへ、シャーロットが訪ねてくる。
感激するチャックに彼女は、唾を吐きかけて去る。
もうこれきりにしましょう。
結局、留置場から救い出してくれたのは、
売春婦のベリンダだった。

出演者:
Henry Winkler ...  Chuck Lumley(チャック)
Michael Keaton ...  Bill Blazejowski(ビル)
Shelley Long ...  Belinda Keaton(ベリンダ)
Gina Hecht ...  Charlotte Koogle(シャーロット)
オトーサン、
「好対照だな」
気弱なチャックをヘンリー・ウィンクラー、
強気のビルを映画初出演のマイケル・キートンが、
それぞれ好演しています。

HENRY WINKLER 
ヘンリー・ウィンクラー 
誕生日 1945/10/30  
出身 米ニューヨーク 
活躍度 △→ 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1977年「幸福の旅路」
1978年「ワン・アンド・オンリー」「愛のファミリー」
1982年「ラブINニューヨーク」 
1985年「シュア・シング」
1996年「スクリーム」
1998年「乱気流/グランド・コントロール」「ウォーターボーイ」
2000年「リトル・ニッキー」
2006年「もしも昨日が選べたら」
 
MICHAEL KEATON 
マイケル・キートン 
誕生日 1951/9/9  
出身 米ペンシルバニア州コラオポリス 
スタンダップ・コメディアンとしてニューヨークからロサンゼルスへと渡り、
多くのテレビ番組に出演。
82年「ラブINニューヨーク」で映画デビュー。
88年「ビートル・ジュース」で全米映画批評家協会主演男優賞受賞。
89年「バットマン」92年「バットマン・リターンズ」ではバットマン役で主演した。 
活躍度 ○↓ 
演技力   ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1982年「ラブINニューヨーク」
1983年「ミスター・マム」
1984年「暗黒街の人気者/マシンガン・ジョニー」
1986年「ガンホー」「マンハッタン・ミステリー」
     「シカゴ・ラプソディ」
1988年「偽りのヘブン」「ビートルジュース」
1989年「ドリームチーム」「バットマン」◇
1990年「パシフィック・ハイツ」◇
1991年「ニューヨーク・ジャスティス/許された犯罪」
1992年「バットマン・リターンズ」◇
1993年「から騒ぎ」「マイ・ライフ」◇
1994年「ザ・ペーパー」「眠れない夜はあなたと」
1996年「クローンズ」◇
1997年「ジャッキー・ブラウン」◇「絶体×絶命」◇
1998年「ジャック・フロスト」◇「アウト・オブ・サイト」▲
2001年「逃亡犯」
2002年「ライブ・フロム・バグダッド 湾岸戦争最前線」(TM)
2004年「サイレントノイズ」「ホワイト・プリンセス」
2005年「ハービー 機械じかけのキューピッド」
 
SHELLEY LONG 
シェリー・ロング 
誕生日 1949/8/23  
出身 米インディアナ州フォート・ウェイン 
高校時代から芝居にとりつかれ、
ノースウエスタン大学では演劇を専攻。
大学中退後、シカゴに移り、
テレビ・コマーシャルのモデル兼スポークスウーマンとして働く一方、
ドキュメンタリー映画の脚本家兼監督兼プロデューサーも手がけた。
NBCシカゴ局のドキュメンタリー番組「SORTING IT OUT」の司会者に抜擢。
シカゴのセカンド・シティ即興劇団で舞台に立ったのがきっかけで、
映画デビュー。
夫は会計アドバイザーのブルース・タイソン。 
活躍度 △→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1979年「クラッカー・ファクトリー」
1981年「おかしなおかしな石器人」
1982年「ラブINニューヨーク」「爆笑!?恋のABC体験」
1984年「ペーパー・ファミリー」
1986年「マネー・ピット」
1987年「ハロー・アゲイン」「うるさい女たち」
1989年「ハネムーン・アカデミー」「ガールスカウト・ビバリーヒルズ版」
1990年「恋のためなら」
1992年」「ベイビーバンク」
1995年「ゆかいなブレディー家/我が家がイチバン」
1997年「ゆかいなブレディー家/トラブルinハワイ」
2000年「Dr.Tと女たち」
 
その他の出演者:
Pat Corley ...  Edward Koogle 
Bobby Di Cicco ...  Leonard  
Nita Talbot ...  Vivian 
Basil Hoffman ...  Drollhauser 
Tim Rossovich ...  Luke 
Clint Howard ...  Jefferey 
Joe Spinell ...  Manetti 
Cheryl Carter ...  Tanya 
Becky Gonzalez ...  Lupe 
Corki Corman ...  Sylvia 
Jaid Barrymore ...  Joyce 

User Rating: 6.3/10 (4,193 votes) 
オトーサン、
「面白かった」

ゴールデングローブ賞ノミネート
・最優秀男優賞:ヘンリー・ウィンクラー

User Comments:
Mac-59さん
Oslo, Norway
2002年4月30日
マイケル・キートンがいい

ロン・ハワードは、才能豊かな監督で、
悪い映画や平凡な映画を作ったことはない。
観客や批評家の評価がいまいちだった「身代金」も、
並みのスリラーよりはいい。
脚本がいまいちの場合でも、
セリフやシーンを記憶に残す才能がある。
「ラブINニューヨーク」は、いまだに記憶に残っている。
この映画、ストーリーは、大したことはないし、
シェリー・ロングはこれまで楽しめた女優ではないが、
見るとしたら、理由は、ただひとつ。
マイケル・キートンが出ているからだ。
この映画で、彼は思うに最高に愉快な人物を演じている。
アイディアマンであり、
何か思いつくと、絶えずテープレコーダーに吹き込んでいる。
死体置場の係員ヘンリー・ウィンクラーの同僚である。
ヘンリー・ウィンクラーは、"Happy Days"とは全く正反対の役だが、
それゆえに、マイケル・キートンのいい歯止め役になっている。  
もし、マイケル・キートンだけだったら、機能しない。
だが、ヘンリー・ウィンクラーが、
マイケル・キートンに悩まされるから、笑いが起きる。
この映画を見るのをためらっているのならば、
次の愉快なシーンだけでもいいから、見てほしい。
マイケル・キートン流の「売春婦」という言葉の新解釈だ。


オトーサン、
「この監督は、面白職人だなぁ」
つい最近、「エドtv」で感心したばかりですが、
いろんなジャンルを手がけているのに、すべて面白いのです。
経歴をみてみましょう。

RON HOWARD 
ロン・ハワード 
誕生日 1953/3/1  
出身 米オクラホマ州ダンカン 
監督作 
1976年「バニシング in TURBO」
1982年「ラブ in ニューヨーク」
1984年「スプラッシュ」
1985年「コクーン」
1986年「ガンホー」
1988年「ウイロー」
1991年「バックマン家の人々」
1991年「バックドラフト」
1992年「遙かなる大地へ」
1994年「ザ・ペーパー」
1995年「アポロ13」
1996年「身代金」
1999年「エドtv」
2000年「グリンチ」
2001年「ビューティフル・マインド」
2003年「ミッシング」
2006年「ダ・ヴィンチ・コード」
 
次に、IMDbで詳しく。

ロン・ハワードは、オクラホマ生まれ。
役者一家だった。
父親は、子供の頃から役者志望で、
オクラホマ大学で、ドラマを専攻した。
母親は、NYの演技スクールに通っていた。
最初に映画に出たのは、18ケ月のときで、
"Frontier Woman" (1956)	だった。
だが、まともな出演は、4歳のときだった。
やがて、"Playhouse 90" (1956)のレギュラーになり、
オピ役で、"The Andy Griffith Show" (1960)に出演し、
その後、10代になって、"Happy Days"(1974)に出演した。
両親は、彼をまともな人間にしようと努力した。
公立学校に通い、15歳のときには、9ケ月バスケに専念した。
子役から大人の俳優への転身は難しいものだが、
彼は、子役から大人の監督に転身したのだった。
何本か出演歴もある。
"The Shootist" (1976)では、ゴールデングローブ賞にノミネートされた。
だが、夢は、監督になることだった。
15歳のとき、Super-8 cameraで、映画を撮った。
高校卒業後は、2年間、南カリフォルニア大学で映画を専攻した。
だが、中退し、実体験を積むことにした。
最初の映画は、資金難に苦しんだ。
だが、Roger Cormanとの取引きに成功した。
"Eat My Dust" (1976)に出演しよう、
あんたが、"Grand Theft Auto"(1977)をプロデュースするなら、
監督をやらせてくれ。
(脚本を書き、主演も引きうけた)
この成功で、監督生活が順調にスタートした。
1975年、高校の同級生と結婚。
1997年、ハリウッドを代表する監督として、
telling storiesの暮らしをエンジョイしている。


サーフズ・アップ

     
オトーサン、
「IMDbのスコア高いなぁ」
7点台というのは、経験則で見て損はありません。
見に行ったら、劇場にはオトーサンだけ。
真冬にサーフィンじゃな。

原題:Surf's Up (2007)
監督:Ash Brannon/ Chris Buck
原作:Christopher Jenkins / Christian Darren
脚本:Don Rhymer / Ash Brannon 
      Chris Buck /Christopher Jenkins
Genre:Animation / Comedy / Family / Sport 
上映時間:85分
あらすじ:
ペンギンのコディは、新人サーファー。
伝説のサーファー・ビッグZに憧れている。
女性ライフガードのラニに出会い、
隠遁していたビッグZに出会い、教えてもらい、
いよいよ、ペングー・アイランドへ。
打倒、王者タンク!
ワールドカップ優勝の夢は叶うだろうか?

声の出演者:
Shia LaBeouf ...  Cody Maverick (コディ) 
Jeff Bridges ...  Big Z / Geek (ビッグZ/ ギーク) 
Zooey Deschanel ...  Lani Aliikai(ラニ)
Diedrich Bader ...  Tank Evans (タンク) 
Jon Heder ...  Chicken Joe(チキン・ジョー) 
オトーサン、
「毛並みが見事だ!」
最近のCG、ホンモノのペンギン以上の色艶をだせるのです。

その他の声の出演者:
James Woods ...  Reggie 
Mario Cantone ...  Mikey Abromowitz  
Kelly Slater ...  Kelly  
Rob Machado ...  Rob 
Sal Masekela ...  SPEN Announcer 
Ash Brannon ...  Filmmaker  
Chris Buck ...  Filmmaker 
Brian Posehn ...  Glen Maverick  
Dana Belben ...  Edna Maverick 
Reed Buck ...  Arnold  

User Rating: 7.1/10 (7,895 votes) 
オトーサン、
「高いスコアだ」

john-beardさん
Japan
2007年6月9日
この映画、大好き!

昔、サーファーだった。
ペンギンも好きだ。
早速、見にかけつけた!
昨夜見たが、何度も笑った。
一番、恐ろしかったのは、
ビッグZは、楽しいことこの上ない。
サーファーの憧れのすべてを体現している。
ほんとうに、この映画、見るだけの価値がある。
アニメーションはすばらしい。
キャラもよく描きこまれている。
ドキュメンタリー風という手法も、ユーモアを加えている。
『Happy Feet』と比べて、どうなのかは分からないが、
市場には、ペンギン映画がいろいろあるから、
少し、ひねったりすることも必要なのだろう。
要するに、私にとっては、
この映画は、見て楽しかったし、
古典的なユーモアもある。
子供たちには、難しいかもしれないが、
私には、素晴らしかった。
この映画、大好きだ!


オトーサン、
「黒美君彦さん、もう見ていたんだ!」 
 
黒美君彦さん
2007年10月10日
一石二ペンギン
 
冬にサーフィンの映画を公開、というのもいかがかと思うが
(主人公は南極で波乗りしていたからいいか 笑)。
『Happy Feet』(06年)に続いてまた主人公がペンギン、
っちゅーのもいかがと思うが(苦笑)。
私は個人的に『Happy Feet』を大いに気に入ったのだが、
この作品はもひとつピンと来なかった。
それは私が波乗りをしないせいかも知れないが、
物語があまりに軽すぎるから、という気もする。
“Big Z”が隠れていた理由も、また海に出た理由も浅すぎて、
さっぱり共感できない。
TVクルーが撮影している風のさまざまなトリッキーな演出も鼻についた。
リアリティーを出したかったから?まさか。
海や波の表現は大したものだ。
CG映像は確かにキレイだが、それだけではさすがにつらい。
子供は喜ぶのかもしれないけど。
私が観たのは吹き替え版だったが、主人公の声を吹き替えたのが小栗旬。
意外に上手かったのが収穫といえるか。 


ザ・シンプソンズ MOVIE

オトーサン、
「面白そうだなぁ」
アメリカのアニメ史上最長寿番組として知られています。
「へぇ、全世界で毎週6000万人以上が視聴!」
そんな番組が、はじめて映画になったのです。

原題:The Simpsons Movie (2007)
監督:David Silverman
脚本:James L. Brooks/ Matt Groening ほか
Genre:Animation / Comedy 
上映時間:87分
あらすじ:
田舎町、スプリングフィールド。
ダメ親父ホーマーは、ブタをペットとして飼いはじめたが、
その糞尿で湖がひどく汚染されてしまう。
政府は町を完全封鎖し、非難の矛先はホーマーに集中する。
居たたまれなくなった一家は町を逃げ出し、アラスカへ。
理想の自然環境だったが、ホーマーのダメ親父ぶりは変わらない。
ついに堪忍袋が切れたマージは、子どもたちを連れて、
スプリングフィールドに戻ってしまう...

声の出演者:
Dan Castellaneta ...  Homer(ホーマー)  
Julie Kavner ...  Marge(妻・マージ) 
Nancy Cartwright ...  Bart(長男・バート) 
Yeardley Smith ...  Lisa(長女・リサ)  
オトーサン、
「...吹き替えかぁ」

その他の声の出演者:
Tom Hanks ...  Himself  
Tre Cool ...  Himself (Green Day)
Harry Shearer ...  Ned Flanders / Arnold Schwarzenegger / Skinner 
Hank Azaria ...  Moe
Albert Brooks ...  Russ Cargill 
Tress MacNeille ...  Colin 

User Rating: 7.9/10 (70,656 votes) 
オトーサン、
「おお、高いスコアだ」

放送映画批評家協会賞ノミネート  
・長編アニメ賞 

Merklinさん
United Kingdom
2007年7月25日
待望の「ザ・シンプソンズ MOVIE」
陽気で機知に富んだ娯楽映画だ。

「ザ・シンプソンズ MOVIE」は、機知に富み、
早いペ−スで、感動的で、実に面白い映画だ。
そして、大事なのは、大声で笑えることだ。
これまでTVで見続けてきたシンプソンズのフアンなら、
これぞ待ちに待ったものだ。
だが、もし、私のように、熱狂的なフアンならば、
90年代後半の番組の質のよさを、とことん味わってきたならば、
いくつか問題をみつけるだろう。
基本的には、エピソードの引き伸ばしである。
また、悪漢が、Hank Scorpioとちがっていることに気づくだろう。
筋書きと登場人物の多くは身近な存在である。
だが、そうだとしても、
映画が番組をベースにしているにしても、
最高のギャクは使い古したものだとしても、
「ザ・シンプソンズ MOVIE」は、依然として陽気だし、
これを作ったひとたちには、脱帽したい。
1990年代初期の全盛期の「ザ・シンプソンズ MOVIE」のほうが
もっとよかっただろうが、
ついに提供された、2007年のこの映画、
実に、実に、実に愉快な映画だ。
愉快な連中だ。


オトーサン、
「非難轟々!」
allcinemaのサイトが炎上しています。
日本語吹替版なんかやめたほうがいいのです。
 
lemon jillさん
2007年8月18日
酷すぎるし、悲しすぎる 

ホーマー 所ジョージ
マージ 和田アキ子
バート ロンブー亮
リサ ベッキー
というキャストの吹き替えで公開されたら、絶対に見に行かない。
話題作りという理由だけで、こんな素人同然の連中に吹き替えられる
シンプソンズが可哀想。
これまで10年以上も頑張っておられた声優陣の皆さんが不憫でならない。 


アイ・アム・レジェンド

         
オトーサン、
「あー、よく眠ったなぁ」
NYのタイムズス・スクエアは草ぼうぼう。
廃墟となったNYの街路を猛スピードで疾駆。
出だしは、なかなか面白かったのですが、
ゾンビが出るあたりから、つまらなくなりました。

原題:I Am Legend (2007)
監督:Francis Lawrence
原作:Richard Matheson
脚本:Mark Protosevich/ Akiva Goldsman 
   John William Corrington/Joyce Hooper Corrington 
Genre:Action / Drama / Fantasy / Horror / SF / Thriller
Rated PG-13 for intense sequences of sci-fi action and violence. 
上映時間:101分
あらすじ:
2012年、ニューヨーク。
科学者のロバート・ネビルは、
地球規模の災厄をくぐり抜け、ただひとり生き残った。
無人店舗で食料品を調達し、畑を作って生きのびている。
連日無線で呼びかけてはみるが、生存者はいない。
だが、彼は、破滅の原因を取り除くべく、奔走する... 

出演者:
Will Smith ...  Robert Neville(ロバート・ネビル) 
Alice Braga ...  Anna (アナ)
Charlie Tahan ...  Ethan(イーサン)
オトーサン、
「ウイル・スミスの一人芝居だな」
あとは、CGで、鹿やゾンビを出して終わり。
制作費を安く抑えられたのではないでしょうか。

WILL SMITH 
ウイル・スミス 
誕生日 1968/9/25 
出身 米ペンシルバニア州フィラデルフィア 
当初はミュージシャンとして有名で、
1986年にジェフ・タウンズと共に、
D.J.ジャジー・ジェフ・アンド・ザ・フレッシュ・プリンスを結成。
グラミー賞を2回、アメリカン・ミュージック・アワードを3回それぞれ受賞し、
ラップ・ミュージックのトップスターとして、不動の地位を築いている。
90年にTVに進出。
「ベルエアのフレッシュ・プリンス」に出演。
これがきっかけで1992年、
青春映画「ハートブレイク・タウン」で映画デビュー。
「私に近い6人の他人」「メイド・イン・アメリカ」(1993)での演技力を認められ、
1995年「バッド・ボーイズ」で主演デビューとなった。
その後は、「インデペンデンス・デイ」(1996)、
「メン・イン・ブラック」(1997)と主演作が次々とヒットした。 
活躍度 ◎↑ 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆☆★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1992年「ハートブレイク・ダウン」
1993年「メイド・イン・アメリカ」「私に近い6人の他人」
1995年「バッドボーイズ」◇
1996年「インデペンデンス・デイ」◇
1997年「メン・イン・ブラック」◇
1998年「エネミー・オブ・アメリカ」◇
1999年「ワイルド・ワイルド・ウエスト」◇
2000年「バガー・ヴァンスの伝説」◇
2001年「アリ」◇
2002年「メン・イン・ブラック2」◇
2003年「バッドボーイズ2バッド」◇
2004年「アイ,ロボット」◇「シャーク・テイル」(声)
     「最後の恋のはじめ方」◇
2006年「幸せのちから」◇
2007年「アイ・アム・レジェンド」◇

その他の出演者:
Dash Mihok ...  Alpha Male 
Salli Richardson ...  Zoe 
Willow Smith ...  Marley 
Darrell Foster ...  Mike - Military Escort 
April Grace ...  TV Personality 
Joanna Numata ...  Alpha Female 
Samuel Glen ...  Military Driver - Jay 
James Michael McCauley ...  Male Evacuee  
Marin Ireland ...  Woman Evacuee 
Pedro Mojica ...  Sergeant 
Anthony C. Mazza ...  Evacuation Cop  
Steve Cirbus ...  Military Police 

User Rating: 7.9/10 (1,933 votes) 
オトーサン、
「こんなに高いか?」

User Comments 
tec9131さん
2007年12月12日
素晴らしく驚くほどよく出来た映画
 
この映画のコメントをみて、思った。
「こりゃ、見に行かなくては!」
幸い、友人と一緒に、早目に見ることができた。
大声で言いたい。
これは、非常にリアルな映画だ。
ウィルスにやられて多数の犠牲者が出た
NYの地獄図の後を描いている。
全体に、アクションシーンがすばらしい。
ストーリーもいい。
とくに、結末はショッキングだ。
ウィル・スミスの演技は、ずばぬけている。
ロバート・ネビルの姿を見事に描ぎ出している。
心が乱されるシーンが沢山あって、椅子にしがみつく!
今年最高の映画ではないか。
年を越す前に、独創的で面白い映画をみられるのはステキだ。
最近、これだけの映画はない。
説明不充分の事柄がいくつかあるが、
ゾンビの強烈さ、充実した筋書きのおかげで、
納得できてしまう。 
要するに、失望しないだろう。
年の終わりのいい過ごし方になるだろう。
10点満点で、8点。 


オトーサン、
「お久しぶり!黒美君彦さんのコメントだ」

黒美君彦さん
2007年12月14日
ゾンビ映画の系譜 

SFの古典と称される原作は未読。
過去の二つの作品も未見。
で、この作品、もう少し展開があるかと期待したのですが、
思いのほかそのまんま(苦笑)。
結局、私が苦手なゾンビ系の映画じゃないですか〜(苦笑)。
ゾンビもちょっとくらい洗練させてほしいよな〜。
でも凶暴なだけかと思ったら、
仲間を奪われたゾンビは同じ方法で主人公を捕らえようとするし、
意外に?知性があるし、仲間意識も強いじゃないですか。
せっかく血清で回復しつつあった女性は、
手榴弾の巻き添えを喰ってしまい可哀想(涙)。
CGはよく出来ているし、主人公の孤独感もよく表現されているとは思いますが、
結局ゾンビと生き残りの追いかけっこが主題ではね。
後半の宗教がかった生き残りの女性
(いそうだよね、こんな人)とのやりとりは面白かったし、
反発しあうこの二人はこれからどうなるんだろうと期待もしたのですが、
何だか結局全ては中途半端。うーむ。
それにしてもウィル・スミスの拠点は自家発電?
電気やガス、水はなぜ無事?なんてことも思っちゃいますが(苦笑)。
N・キッドマンの『インべージョン』をこの間観たばかりなので、
ゾンビとの追いかけっこも少々食傷気味、というのが正直なところです。はい。 


血闘(スカラムーシュ)

          
オトーサン、
「おお、ヴィビアン・リーか?」
映画史で最高の美人女優といえば、彼女でしょうが、
この映画に出てくるジャネット・リーも、いいですね。
最近は、ホンモノの美男美女が少なくなりましたが、
「美男美女が出てくる映画って、いいなぁ」
 
原題:Scaramouche (1952)
監督:George Sidney
原作:Rafael Sabatini
脚本:Ronald Millar / George Froeschel   
Genre:Adventure / Drama / Romance 
上映時間:115分
あらすじ:
アンドレは、フランス革命の日々のワル。
ノエル侯爵は、女王と恋仲で、
生娘のアリーヌと結婚するように命令されていた。
アンドレは、アリーヌと出会い、興味を抱く。
だが、剣の達人であるノエル侯爵が、親友に決闘を挑発し、
剣にはド素人の親友を殺したことがきっかけになって、
侯爵を生涯の敵とみなし、復讐を誓う。
お尋ね者となり、旅回りの喜劇一座に役者として身をひそめ、
剣術の腕を磨く日々を送る。
ノエル侯爵は、国民議会の議員になり、
対立する平民党の議員に決闘を挑発し、次々と殺していく。
平民党には、まったく勝ち目がなくなっていた。
アンドレは、平民党の議員を守るために議員に推薦され、
ノエル侯爵とついに最後の対決をする。
 
出演者:
Stewart Granger ...  Andre Moreau(アンドレ)
Mel Ferrer ...  Noel, Marquis de Maynes(ノエル侯爵)
Eleanor Parker ...  Lenore(レノール) 
Janet Leigh ...  Aline de Gavrillac de Bourbon(アリーヌ) 
オトーサン、
「陰と陽だけど、どちらもナイスガイ!」
アンドレ役のスチュワート・グレンジャー、色男です。
アンドレの宿敵、ノエル侯爵役は、メル・ファラー。
敵役とはいえ、天晴れな演技ぶりです。
フェシングの腕前には、ほれぼれします。
女性陣も、好対照でした。
レノール役のエリナー・パーカーは、姐御肌。
アリーヌ役のジャネット・リーは、生娘。
目の覚めるような美人でした。
さて、経歴紹介は、上記の4人と意気込んだものの、
海外映画俳優マガジンには、がっかり。
主演のスチュワート・グレンジャーの経歴が出ていないのです。
「しょうがないなー。作成するか」

STEWART GRANGER 
スチュワート・グレンジャー
誕生日 1913/5/4 -1993/8/16
出身 ロンドン
祖父は役者。
医学を志望したが、演技の道へ。
ロンドンのWebber-Douglas School of Dramatic Artで学ぶ。
1935年、"The Cardinal at Hull"で、舞台デビュー。
第2次世界大戦中、英国陸軍に入るが、負傷除隊。
戦争で俳優不足になっていたおかげで、
"The Man in Grey"(1943)に出演することができた。
コメディ”Adam and Evelyne”(1949)で共演した女優シモンズと結婚。
1950年、MGMと契約し、ハリウッドへ。
ロマンティックな役が好評だったが、内心不満だった。
ようやく待望の"向こう見ず男"の役を得たのは、
「血闘(スカラムーシュ)」と「ゼンダ城の虜」(1952)くらい。 
一方、シモンズは、大スターの道を駆けあがっていった。
1960年、2人は離婚する。
出演作
1942年「灰色の男」 
1944年「愛の物語」「激情」
1945年「七つの月のマドンナ」「ウォタルー街」 
1946年「キャラバン」「魔法の楽弓」
1947年「情炎」
1949年「死せる恋人に捧ぐる悲歌」
1950年「キング・ソロモン」
1952年「北の狼」「血闘」「ゼンダ城の虜」
1953年「兄弟はみな勇敢だった」「情炎の女サロメ」「悲恋の王女エリザベス」
1955年「デッドロック」「ムーンフリート」「緑の火 エメラルド」
1956年「最後の銃撃」「ボワニー分岐点」
1957年「潮風のいたづら」「連発銃は知っている」
1958年「不敵な爪」
1960年「アラスカ魂」
1962年「放浪の剣豪」「ソドムとゴモラ」
     「史上最大の喜劇 地上最笑の作戦」「前進か死か」 
1964年「侵略戦争」
1967年「サハリ!」「大強盗団」「必殺の歓び」
1978年「ワイルド・ギース」

MEL FERRER 
メル・ファラー
誕生日 1917/8/25  
出身 米ニュージャージー州エルベロン 
活躍度 ▲↓ 
演技幅 適応 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1950年「生まれながらの悪女」
1952年「血闘」「無頼の谷」
1953年「リリー」「円卓の騎士」
1955年「麗しのロザリンダ」
1956年「戦争と平和」「恋多き女」
1957年「陽はまた昇る」
1959年「地球全滅」
1960年「血とバラ」
1962年「フランス式十戒」「史上最大の作戦」
1966年「ローマ帝国の滅亡」「求婚専科
     「エル・グレコ」
1974年「夢魔/レディ・イポリタの恋人」
1975年「ブラニガン」
1976年「悪魔の沼」
1977年「ハイ・ライダーズ」
1978年「アトランチスの謎」「パニック・アリゲーター」
     「バトル・オブ・ザ・バイキング」
1979年「ザ・ビジター」
1980年「ナイトメア・シティ」
1981年「リリー・マルレーン」

ELEANNOR PARKER 
エリナー・パーカー 
誕生日 1922/6/26  
出身 米オハイオ州セダービル 
地方劇団を経て、パサディナ・プレイハウスで演技を学ぶ。
41年「壮烈第七騎兵隊」で映画デビュー。
50年「CAGED」でベネチア映画祭主演女優賞受賞。
三度、結婚している。 
活躍度 ×↓ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1941年「壮烈第七騎兵隊」
1944年「ハリウッド玉手箱」
1951年「ヴァレンチノ」「探偵物語」
1952年「血闘」
1953年「決戦攻撃命令」「ブラボー砦の脱出」
1954年「黒い絨毯」「王家の谷」
1955年「渡るべき多くの河」「わが愛は終わりなし」
     「黄金の腕」
1956年「ながれ者」
1959年「波も涙も暖かい」
1960年「肉体の遺産」
1961年「青春の旅情」
1965年「サウンド・オブ・ミュージック」
1966年「オスカー」「殺しの逢いびき」
1967年「消えた拳銃」「カロリーナ」
1968年「0011ナポレオン・ソロ/地球を盗む男」
1969年「猫」
1979年「サンバーン」
 
JANET LEIGH 
ジャネット・リー 
誕生日 1927/7/6-2004/10/3  
出身 米カリフォルニア州マーセド 
15才で駆け落ち結婚するも、4か月で破局。
18歳でパシフィック・カレッジに進み、音楽の道を目指すが、
翌年同級生と結婚。
47年、映画デビュー。
2年で離婚し、51年、俳優のトニー・カーティスと結婚し、63年、離婚。
二人の間に生まれた子供で女優のジェイミー・リー・カーティスがいる。
結婚は4度。
映画は「サイコ」の殺される女性が有名だが、
「若草物語」の長女メグ役もある。 
出演作 
1948年「故郷の丘」「ワーズ・アンド・ミュージック」
1949年「暴力行為」「若草物語」「傷心の愛」
     「フォーサイト家の女」「赤きダニューブ」
     「ママの青春」
1952年「血闘」
1953年「裸の拍車」「魔術の恋」
1954年「炎と剣」「底抜けニューヨークの休日」
     「フォルウォスの黒楯」「悪徳警官」
1955年「皆殺しのトランペット」
1956年「死の猛獣狩り」
1957年「ジェット・パイロット」
1958年「黒い罠」「ヴァイキング」「休暇はパリで」
1960年「奥様ごめんなさい」「サイコ」「ペペ」
1962年「影なき狙撃者」
1963年「バイ・バイ・バーディ」
1966年「動く標的」「底抜け替え玉作戦」
     「殺しの逢びき」
     「0011ナポレオン・ソロ対シカゴ・ギャング」
1968年「盗みのプロ部隊」
1980年「ザ・フォッグ」
1998年「ハロウィンH20」

その他の出演者: 
Henry Wilcoxon ...  Chevalier de Chabrillaine 
Nina Foch ...  Marie Antoinette 
Richard Anderson ...  Philippe de Valmorin  
Robert Coote ...  Gaston Binet 
Lewis Stone ...  Georges de Valmorin 
Elisabeth Risdon ...  Isabelle de Valmorin 
Howard Freeman ...  Michael Vanneau 
Curtis Cooksey ...  Lawyer Fabian 
John Dehner ...  Doutreval of Dijon 
John Litel ...  Dr. Dubuque 
Jonathan Cott ...  Sergeant 

User Rating: 7.7/10 (1,339 votes) 
オトーサン、
「高いスコアだなぁ」

User Comments 
dimandreasさん
Athens, Greece
2002年3月22日
いい映画、こんな映画、もう誰も作れない

この映画、いまなお大好きな映画だ。
深く考え過ぎる批評家には、合わないかもしれない。
フランス革命直前の社会情勢をあまり描いていないからだ。
だが、映画はもともとそんなものを狙っていない。
描いているのは、ありとあらゆる種類の冒険。
復讐、変装、身分詐称、それに最後のすばらしい決闘。
スチュワート・グレンジャーとメル・ファラーは、
2人ともすばらしい。
出演者すべてが、映画に命を吹き込み、
単なるコメディやパロディに堕していない。
ありそうもない物語が、生真面目に描かれている。
まさに、そこに、この映画の美しさがあるのだ。
偏見があるかもしれないが、
私は、スチュワート・グレンジャーのフアンで、
彼の全盛期の作品で、気に入らない映画はごく少数である。


オトーサン、
「そうか、楽しみだなぁ」
ジョニー・デップ、どんな風に演じるのでしょうか?

Cinema Fanさん 
2005年10月31日
今見ても面白い
 
DVD 1,000円で出ているので買いました。
良く出来ているチャンバラ映画ですね。
原作者のサバチニはいろんな海賊小説を書いています。
最近 DVD が出た "海の征服者" もそうです。
スカラムーシュの原作はまだ今でも手に入るのではないでしょうか。
S.グレンジャーとM.フェラーのチャンバラは本当にすばらしかった。
ジョニー・デップで再映画化される様ですね。 


海の征服者

           
オトーサン、
「邦題、ピンとこないな」
ズバリ"海賊"にするか、原題を直訳して、
"黒い白鳥"にしたほうが、アピ−ルしたでしょう。

原題:The Black Swan (1942)
監督:Henry King
原作:Rafael Sabatini
脚本:Seton I. Miller /Ben Hecht /Seton I. Miller 
Genre:Adventure / Family / Romance
Country:USA 
Language:English / Spanish 
上映時間:85分
あらすじ:
その名も高き海賊ヘンリー・モーガンは、
ジャマイカ総督になり、昔の仲間の助けをもとめる。
そのひとり、ジェイミーは、
前総督の娘マーガレットを誘拐し、反乱に加担する。
かくして、戦いの火蓋が切って落される。

出演者:
Tyrone Power ...  Jamie Waring(ジェイミー)
Maureen O'Hara ...  Lady Margaret Denby(マーガレット)
Laird Cregar ...  Captain Sir Henry Morgan(モーガン)
Thomas Mitchell ...  Tom Blue(トム) 
George Sanders ...  Captain Billy Leech(リーチ) 
オトーサン、
「タイロン・パワー、格好いいねえ」
こんなエネルギーに溢れたひとが、わずか44歳で死ぬとは。
「いまどきの女性でも、敵わないかも...」
勝気な女性が増えましたが、モーリン・オハラ、
その先駆者でした。

TYRONE POWER 
タイロン・パワー 
誕生日 1914/5/5-1958/11/15  
出身 米オハイオ州シンシナティ 
舞台俳優だった父の影響で、シカゴのシェイクスピア劇団に入団後、
父と共にハリウッドに行き、20世紀フォックスにスカウトされる。
38年「スエズ」のヒットで一躍人気スターに。
「シカゴ」「世紀の楽団」とヒットを飛ばす。
58年「ソロモンとシバの女王」撮影中、心臓麻痺で亡くなった。 
出演作
1932年「鉄血士官学校」
1934年「お姫様大行進」
1936年「四つの恋愛」
1937年「勝鬨」「狙はれたお嬢さん」「氷上乱舞」
1938年「スエズ」「シカゴ」「世紀の楽団」
     「マリー・アントアネットの生涯」
1939年「地獄への道」「雨ぞ降る」
1940年「怪傑ゾロ」「地獄への逆襲」
1941年「血と砂」「英空軍のアメリカ人」
1942年「激闘」「純愛の誓い」「海の征服者」
1943年「潜航決戦隊」
1946年「剃刀の刃」
1947年「征服への道」
1948年「幸福の森」
1949年「狐の王子」
1950年「黒ばら」
1951年「狙われた駅馬車」
1952年「国務省の密使」「荒野の襲撃」
1953年「ミシシッピーの賭博師」「壮烈カイバー銃隊」
1955年「長い灰色の線」「野性の女」
1956年「愛情物語」
1957年「二十七人の漂流者」「月の出の脱走」(ナ)
     「陽はまた昇る」「情婦」
 
MAUREEN O'HARA 
モーリン・オハラ 
誕生日 1920/8/17  
出身 アイルランド・ミルウォール 
活躍度 ▲↓ 
演技幅 自在 
演技力     ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ   ☆☆☆★★★ 
出演作 
1939年「厳窟の野獣」「ノートルダムの傴僂男」
1940年「恋に踊る」
1941年「わが谷は緑なりき」
1942年「海の征服者」
1943年「自由への戦い」
1944年「西部の王者」
1945年「海賊バラクーダ」
1946年「センチメンタル・ジャーニー」
1947年「船乗りシンドバッドの冒険」「三十四丁目の奇蹟」
1948年「愉快な家族」
1949年「バグダッド」
1950年「コマンチ族の怒り」「大城塞」「リオ・グランデの砦」
1952年「剣豪ダルタニアン」「静かなる男」「すべての旗に背いて」
1953年「牧場荒らし」
1954年「戦いの矢」「マラガ」
1955年「長い灰色の線」「灼熱の勇者」
1956年「リスボン」
1957年「荒鷲の翼」
1959年「ハバナの男」
1961年「罠にかかったパパとママ」「荒野のガンマン」
1962年「H氏のバケーション」
1963年「スペンサーの山」「マクリントック」
1965年「湖愁」
1966年「スタンピード」
1970年「おかしなおかしなおかしな親父」
1971年「100万ドルの決斗」
1973年「赤い仔馬」
1991年「オンリー・ザ・ロンリー」
 
その他の出演者:
Anthony Quinn ...  Wogan
George Zucco ...  Lord Denby 

User Rating: 7.0/10 (733 votes) 
オトーサン、
「おお、高いスコアだ」
昔の帆船って、芸術品ですねー。
 
アカデミー賞受賞:  
・撮影賞(カラー)
同ノミネート   
・作曲賞     
・劇・喜劇映画音楽賞    
・特殊効果賞 

User Comments 
david-564さんb
London UK 
2000年7月10日
向こう見ずな男の映画のなかでは、最高にスタイリッシュ。

タイロン・パワーは、間違いなくスタイリッシュだ。
最高にハンサムで、1930年代から50年代後期までの
ハリウッド映画で、最高に向こう見ずな男だ。
キラ星のような出演者、音楽、衣装、舞台が相俟って、
マラカイボなど海賊の寄港地が活き活きとよみがえってくる。
舞台一家の伝統を受け継ぐタイロン・パワーが出演すると、
どんな映画も豊かなものになる。
何という運命のいたづらだろう。
父親が「ハムレット」や「ソロモンとシバの女王」で
決闘シーンを演じている、まさにその時、死んだとは。
思うに、タイロン・パワーの演技力は今日でも理解されていない。
スタジオ・システムが彼に映画を自由に選択させなかったからだ。
タイロン・パワーが、バイロンの詩を朗読しているのを聴きたまえ。
彼の早すぎる死は、悲劇だ。
「海の征服者」は、ハリウッドの向こう見ず男の歴史における
黄金時代を代表している。


オトーサン、
「どんなものなの、バイロンの詩って?」
タイロン・パワーが、モーリン・オハラに横恋慕する心境は、
こんな風だったのでしょうね。
「...略奪愛か」

She Walks in Beauty

 かのひとは、美わしく行く
 雲影もなき国の、きらめける
 星空の、夜のごとくに
 ぬばたまの、黒きもの、輝けるもの
 よきものは、ことごとく
 かのひとの、姿と瞳にこそあれ
 ま昼間の、まぶしさに、神の惜しみし
 あわれなる、夜の光に
 やわらかに、融けてこそあれ。

 いましばし暗かりせば、いましばし明るかりせば
 鳥羽玉の黒髪に、浪うちて
 かのひとの、面のうえに
 やわらけくほのめける
 いい方もなき、美しきものの影
 傷つきて、消えにしものを
 静けくも、あまき想いは
 清らかに、慕わしく
 その面に、かがやき出ずる。

 かの頬に、かの額に
 やさしく、しずかに
 しかも想いにあふれて
 ひとのこころ奪うほほえみ
 燃えたつ色のにおいは
 かのひとの過ぎし日の気高さを語り
 身のうちの、やすらけきこころ
 よこしまの思いなき
 愛に満ちし、胸をささやく。

 出典:http://www.ssplanning.net/byron/byron_works.html

オトーサン、
「この際、バイロン卿について勉強しよう」

○ジョージ・ゴードン・バイロン
 George Gordon Byron, sixth Baron
 1788/1/22 - 1824/4/19
  ロンドン生まれ。
  1798年、第6代バイロン卿となる。
 ケンブリッジ大学に入学したが、学業を顧みず放埒な日々を過ごした。
 詩集「懶惰の日々」を出版したが非難され、
 諷刺詩「イギリス詩人とスコットランド批評家」で鬱憤を晴らした。
 1808年から3年間、ポルトガル、スペイン、ギリシャなどを旅した。
 帰国後、上院で紡績工の弾圧に抗議する演説で名を挙げた。
 生の倦怠と憧憬を盛った詩風と異国情緒の詩集が評判となり、
 社交界の寵児に。
 1815年、アナベラ・ミルバンクと結婚したが、翌年には別居。
 (世界最初のプログラマー、エイダ・ラブレスが第1子)
 放蕩ぶりが批判され、イギリスを去る。
 スイス・ジュネーヴでシェリーに会い、
 ヴェネツィア、ラヴェンナ、ピサ、ジェノヴァで退廃生活を続ける。
 この時期の代表作が「ドン・ジュアン」(1〜14巻)。
 1824年、ギリシャ独立戦争に参加し、熱病にかかって死んだ。
 日本でも、明治以来よく知られたイギリス詩人の一人。

 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


エドtv

           
オトーサン、
「見てなかったっけ」
テレビ東京「午後のロードショー」で放映していました。
テレビ局が、テレビの映画とは、しゃれています。
いっそ、エドtvのマネをしてみたら?
視聴率が上がるかも。

原題:Edtv (1999)
監督:Ron Howard
脚本:Emile Gaudreault / Sylvie Bouchard 
   Lowell Ganz / Babaloo Mandel   
Genre:Comedy  
Rated PG-13 for sex-related situations, 
   partial nudity and crude language.
上映時間:122分
あらすじ:
あるケーブルTV局は、視聴率アップのため、
24時間ドキュメンタリー番組をスタートさせた。
主演は、レンタル・ビデオ店員のエド。
平凡な男の日常生活、そんなもの面白いはずない。
上層部から打ち切りを迫られるなか、
番組プロデューサーのシンシアは、粘りに粘る。
だが、物のはずみで、エドが兄レイの婚約者シャリーと結ばれ、
すわ三角関係発覚!で、番組は最高視聴率をマーク。
シンシアは、女優志望をエドと付き合わせ、盛り上げを狙う。
さらに、番組を見て、数十年ぶりに本当の父親が訪ねてくる。
だが、すべてをテレビに映され、まったくプライバシーがない。
シャリーは去り、家族は大モメに。
ついに、エドは番組を降りたいと申し出るのだが...

出演者:
Matthew McConaughey ...  Ed 'Eddie' Pekurny(エディ) 
Jenna Elfman ...  Shari(シャリー)
Woody Harrelson ...  Ray Pekurny(レイ)
Ellen DeGeneres ...  Cynthia Topping(シンシア)
Martin Landau ...  Al(アル)
Sally Kirkland ...  Jeanette(ジャネット)
Dennis Hopper ...  Henry 'Hank' Pekurny(ハンク)
オトーサン、
「主役のエド、ナイスガイだ」
マシュー・マコノヒーが好演しています。
この映画、脇役陣が充実しています!
経歴紹介は、ジェナ・エルフマン ウディ・ハレルソン、
エレン・デジュネレスなど4名にとどめましょう。

MATTHEW McCONAUGHEY 
マシュー・マコノヒー 
誕生日 1969/11/4  
出身 米テキサス州ウバルデ 
オースティン大学在学中に
93年「バッド・チューニング」で映画デビュー。 
活躍度 ○→ 
演技力     ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ   ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1991年「ジャッジメント 推定無罪」
1993年「MY BOYFRIEND'S BACK」「バッドチューニング」(V)
1994年「エンジェルス」
1995年「悪魔のいけにえ/レジェンド・オブ・レザーフェイス」
     「ボーイズ・オン・ザ・サイド」
     「ラージャー・ザン・ライフ」
1996年「小さな贈りもの」「評決のとき」◇「ローン・スター」
     「グローリー・デイズ 旅立ちの日」(TM)
1997年「コンタクト」◇「アミスタッド」
1998年「ニュートン・ボーイズ」◇
1999年「エドtv」◇
2000年「U−571」◇
2001年「ウェディング・プランナー」◇
     「フレイルティー−妄執−」◇
2002年「サラマンダー」◇
2003年「10日間で男を上手にフル方法」◇
2004年「パパラッチ」▲
2005年「サハラ 死の砂漠を脱出せよ」◇
     「トゥー・フォー・ザ・マネー」◇
 
JENNA ELFMAN 
ジェナ・エルフマン 
誕生日 1971/9/30 
出身 米カリフォルニア州ロサンゼルス 
CM出演から女優業スタート。その後、ミルトン・カッツェラスに師事。
ABCのテレビドラマ「ふたりは最高ダーマ&クレッグ」の主役ダーマを演じている。
映画では「エドtv」のヒロイン、シャリー役。
父は監督・俳優のリチャード・エルフマン、
叔父は作曲家のダニー・エルフマン、夫はボーディ・エルフマン。 
活躍度 △↑ 
演技幅 適応 
演技力     ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆★★★★ 
コメディ   ☆☆☆★★★ 
出演作 
1997年「ポイント・ブランク」
1998年「ドクター・ドリトル」(声)「Dr.ジャガバンドー」
1999年「エドtv」◇
2000年「僕たちのアナ・バナナ」◇
2001年「フォルテ」
2003年「ルーニー・テューンズ バック・イン・アクション」
 
WOODY HARRELSON 
ウディ・ハレルソン 
誕生日 1961/7/23  
出身 米テキサス州ミッドランド 
押しの強い強烈な個性が魅力の俳優。
オハイオ州レバノンで育ち、インディアナ州ハノーヴァー大学で
舞台芸術と英語を専攻した。
卒業と同時に俳優を志して、ニューヨークに移り、
1年後にニール・サイモンの「ビロクシー・ブルーズ」で舞台デビューを果たす。
TVシリーズ「チアーズ」のバーテンダー役が有名。
映画は85年「ワイルド・キャッツ」がデビュー作。
96年「ラリーフリント」でアカデミー賞と
ゴールデングローブ賞と全米映画俳優組合賞の主演男優賞にノミネートされた。
私生活では娘二人を持ち、妻ローラ・ルーイとwww.voiceyourself.comを開設し、
地球環境のために質素で自然な生活を目指す運動を行っている。 
活躍度 ○↑ 
演技力     ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ   ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1985年「ワイルド・キャッツ」
1988年「恋人たちのキャンパス」「結婚の条件」
1991年「ドク・ハリウッド」「L.A.ストーリー/恋が降る街」
1992年「ハード・プレイ」
1993年「幸福の条件」
1994年「ナチュラルボーン・キラーズ」「ハリウッド・トラブル」
     「カウボーイ・ウェイ/荒野のヒーローNYへ行く」
1995年「マネートレイン」
1996年「キングピン・ストライクへの道」「心の指紋」
     「ラリー・フリント/裸の星条旗」
1997年「ウェルカム・トゥ・サラエボ」
1998年「ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ」◆
     「シン・レッド・ライン」◆「パルメット」◇
     「ハイロー・カントリー」◇
1999年「エドtv」◇「オースティン・パワーズ:デラックス」
2000年「マイ・スウィート・ガイズ」◇
2003年「N.Y.式ハッピー・セラピー」◆
2004年「ダイヤモンド・イン・パラダイス」◇「セレブの種」◆
2005年「スタンドアップ」◆
2006年「スキャナー・ダークリー」(声)「今宵、フィッツジェラルド劇場で」◆ 

ELLEN DeGENERES 
エレン・デジュネレス 
誕生日 1958/1/26  
出身 米ルイジアナ州ニューオリンズ 
TVシリーズ「ELLEN」の主役。
「グッバイ・ラバー」の刑事役や「エドtv」の番組プロデューサー役など、
助演ながら印象の強い演技を見せる。
私生活ではアン・ヘッシュと同性愛の関係にあったが、2000年に破局した。 
活躍度 △→ 
演技幅 個性 
演技力     ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ   ☆☆☆★★★ 
出演作 
1993年「コーンヘッズ」
1996年「ミスター・クレイジー」
1998年「パトリシア・アークエットのグッバイ・ラバー」◆
          「ドクター・ドリトル」(声)
1999年「エドtv」◆「ラブレター/誰かが私に恋してる?」
2000年「ウーマン ラブ ウーマン」◇
2001年「ハリウッド・クライシス」(TM)
2002年「ララミー・プロジェクト」
2003年「ファインディング・ニモ」(声) 

その他の出演者:
Rob Reiner ...  Mr. Whitaker 
Elizabeth Hurley ...  Jill 
Adam Goldberg ...  John 
Viveka Davis ...  Marcia 
Clint Howard ...  Ken 
Geoffrey Blake ...  Keith 
Gail Boggs ...  Wife 
Jenna Byrne ...  Felicia 

User Rating: 6.1/10 (15,795 votes) 
オトーサン、
「もう少し高くてもいいのでは?」

User Comments 
Jessica Kolkさん
Brazil 
2005年11月18日
お早よう! いまエドTVに映ってるよ!

これはコメディ映画だが、真面目な映画でもある。
現状を直視してみれば分かるが、
われわれがどこに行こうとカメラが追いかけてくる。
だから、映画は娯楽だけというわけにはいかなくなっている。
この種の監視社会への警告も必要になっているのだ。
エドは、まじめな男だ。
突然、ライブ番組出演を打診されるが、
TV局が提供する大金に目がくらんで、申し出を受ける。
最初のうちは、面白かったし、有名人になるのも悪い気持ちではない。
だが、次第に悪夢になっていく。
プライバシーがなくなり、
とくに恋人シャリーのプライバシーがないのが痛い。
この映画の終わりは、実にクール。
見に行くべし。


オトーサン、
「この監督、なかなかの腕前だ」
大勢の個性的な役者さんを見事に捌いています。

RON HOWARD 
ロン・ハワード 
誕生日 1953/3/1  
出身 米オクラホマ州ダンカン 
監督作 
1976年「バニシング in TURBO」
1982年「ラブ in ニューヨーク」
1984年「スプラッシュ」
1985年「コクーン」
1986年「ガンホー」
1988年「ウイロー」
1991年「バックマン家の人々」
1991年「バックドラフト」
1992年「遙かなる大地へ」
1994年「ザ・ペーパー」
1995年「アポロ13」
1996年「身代金」
1999年「エドtv」
2000年「グリンチ」
2001年「ビューティフル・マインド」
2003年「ミッシング」
2006年「ダ・ヴィンチ・コード」
 
次に、IMDbでより詳しく。

ロン・ハワードは、オクラホマ生まれ。
役者一家だった。
父親は、子供の頃から役者志望で、
オクラホマ大学で、ドラマを専攻した。
母親は、NYの演技スクールに通っていた。
最初に映画に出たのは、18ケ月のときで、
"Frontier Woman" (1956)	だった。
だが、まともな出演は、4歳のときだった。
やがて、"Playhouse 90" (1956)のレギュラーになり、
オピ役で、"The Andy Griffith Show" (1960)に出演し、
その後、10代になって、"Happy Days"(1974)に出演した。
両親は、彼をまともな人間にしようと努力した。
公立学校に通い、15歳のときには、9ケ月バスケに専念した。
子役から大人の俳優への転身は難しいものだが、
彼は、子役から大人の監督に転身したのだった。
何本か出演歴もある。
"The Shootist" (1976)では、ゴールデングローブ賞にノミネートされた。
だが、夢は、監督になることだった。
15歳のとき、Super-8 cameraで、映画を撮った。
高校卒業後は、2年間、南カリフォルニア大学で映画を専攻した。
だが、中退し、実体験を積むことにした。
最初の映画は、資金難に苦しんだ。
だが、Roger Cormanとの取引きに成功した。
"Eat My Dust" (1976)に出演しよう、
あんたが、"Grand Theft Auto"(1977)をプロデュースするなら、
監督をやらせてくれ。
(脚本を書き、主演も引きうけた)
この成功で、監督生活が順調にスタートした。
1975年、高校の同級生と結婚。
1997年、ハリウッドを代表する監督として、
telling storiesの暮らしをエンジョイしている。


マリと子犬の物語

         
オトーサン、
「子供向け映画だな」
予告編をみて、そう思いました。
でも、Yahoo!の評価があまり高いので、
もしやと思って、見にいくことにしました。

原題:マリと子犬の物語(2007) 
監督:猪股隆一 
原作:桑原眞二/ 大野一興  
脚本:山田耕大/ 清本由紀/ 高橋亜子 
Genre:Drama /Family 
上映時間:124分 
あらすじ:
山古志村は、美しい農村だ。
棚田に稲が実り、水田に月が映る。
四季それぞれの景色は、何ともいえない優しさだ。
石川家は、近年、母をなくした。
父・優一、長男・亮太、長女・彩、祖父・優造の4人家族。
ある日、亮太と彩は、捨てられた子犬を拾う。
綾は、母のない自分に捨て犬の境遇を重ねる。
優一は、大の犬嫌いだが、ついに飼うことを許す。
2004年、成長したマリは3匹の子犬を産み、
家族は、その誕生を喜びあう。
その時、マグニチュード6.8の大地震が起き、
優造と綾は、崩壊した家の下敷きになる。
山古志村は、陸の孤島に。
マリと子犬たちは、置き去りにされる。
  
出演者
船越英一郎 .... 石川優一 
広田亮平 ....   石川亮太 
佐々木麻緒 .... 石川彩 
宇津井健 ....  石川優造
松本明子 ....   長谷川冴子(優一の妹) 
オトーサン、
「佐々木麻緒ちゃん、バツグンの演技力!」
隣のおばさんなど、ハンカチを当てっぱなし。
たまにこういう天才子役が出てくるから、見逃せないのです。
松本明子さん、お笑い芸人と軽蔑してきましたが、
このシアリアスな役で見直しました。
宇津井健さん、老けましたねぇ。
かつての元気さを知るものとしては、
歳月の残酷さを感じます。
美しい日本の農村の風景と同じく、
消えていく運命にあるのでしょうか?

佐々木 麻緒
誕生日 1999/6/1 -
出身 千葉県流山市
役者になるきっかけは、母親が応募したこと。 
2005年、「火垂るの墓」で一躍注目される。 
セントラル子供タレント所属。
数々のテレビドラマで活躍中。
出演作:
2005年「妖怪大戦争」
2006年「輪廻」「涙そうそう」「太陽の傷」
2007年「Dear Friends」「マリと子犬の物語」
     「ふみ子の海」「茶々 天涯の貴妃」

その他の出演者:
高嶋政伸 ....  安田啓一 
小林麻央 ....  関根博美 
小野武彦 ....  児島忠志 
徳井優  
梨本謙次郎  
重田千穂子  
螢雪次朗  
角替和枝  
蛭子能収  
三宅弘城  

User Ratings: 8.8/10 (108 votes) Yahoo!
オトーサン、
「高すぎる!」
ま、正直のところ、6点台後半でしょう。
読売新聞、日本テレビ系が提供しているせいでしょうか。
自衛隊の協力のおかげで、村人が救われたかのように描いています。
でも、今も残る膨大な仮設住宅群の空撮シーンをみると、
自衛隊の浪費のいくばくかを割けば、
もっと復興は早まるのではないか、そう思わざるをえません。
そういう意味では、この映画、大人向け映画でもあります。

yorokobiさん
2007年12月13日
嗚咽がとまらない。

時間つなぎに見ようと思ったので
あまり期待しないで見に行きました。
ストーリーとしてはありがちなもの、
泣きを誘う映画なんだろうなと思ってはいましたが
私はそういうのが前面に出ているのが苦手。
しかもあまり泣かない、涙が出ない私。
ですが...地震が起きる前からきてるんです。
もう、嗚咽がとまりませんでした。
こみ上げてくるのです。
彩が、マリ、マリと叫ぶたびに、じーちゃんがマリという度に
涙が止まらないからやめてと思ったくらい。
ありがちな話なのに、涙が止まらないのは役者さん、
特に子役の子の演技が素晴らしいからでしょうか?
地震のシーンはとてもリアルに描かれていました。
あきらかに耐震性のない家なので簡単に崩壊しましたが...
普段泣かない方もハンカチは持っていって下さい。
普段も泣く方はハンカチを多めに持っていって下さい。


オトーサン、
「では、お褒めの言葉、もうお一方に!」

はこまるさん
2007年12月9日
オススメ!家族みんなでみましょう 

製作委員会にずらっとTV局が並びますが、
バカにしてはいけない。
オープニング、
美しい山古志村の風景と子供たちや村の人々の姿を積み重ねてゆく
リズミカルなショットの流れが示すように充実した出来となっています。
画面の隅々まで疎かにすることない丁寧な演出。
そして佐々木麻緒ちゃんや広田亮太くんをはじめとする
キャストとマリ役の柴犬の名演技。
正直言って、こういう題材故に心無い人は見もせずに
バカにされるかもしれませんが、
脚本もしっかりしており、オススメ出来るレベルの好編となっています。
日本映画の伝統的なジャンルである「動物もの」と「災害もの」の融合。
そして実際に被害にあわれ、現在も仮設住宅で生活中だと思われる
長岡市の方々のボランティアの力を借りた「ご当地映画」としての顔。
この三つの要素が上手く混ざり合い、
良い面のみが浮き上がって来る理想的な作りとなっています。
ああこんな基本的なツボを押さえた日本映画ってやはりいいな、
と思いながら上映終了後に監督さんの名前を調べてみると、
テレビを中心に活躍されている方のようです。
これが映画監督デビュー作のようですが、
これだけしっかりした物を作るのだから、たいしたものです。
ここにはちゃんと「映画の呼吸」が息づいています。
今年デビューした新人監督の中では
「ワルボロ」の隅田靖と共に注目すべき存在でしょう。
主演の子役たちがあれだけの演技をみせたのも、監督さんの指導のおかげ。
「マリぃぃぃぃ!」と叫ぶ佐々木麻緒ちゃんは、
このデータベースには載っていませんが、
たぶん「涙そうそう」(06)で
長澤まさみの子供時代を演じていた子だと思います。
「にいにいぃぃぃぃ!」という声が同じでした。
マリをはじめとする子犬たちの可愛さは言うまでもありませんが、
「かわいがってください」
と書かれたダンボール箱に入って震えているマリを見ていたら、
6年前にガソリンスタンドの裏に捨てられていた、
現在の我が家の愛犬ミルの小さかった頃を思い出しました。
(中略)
さて、「マリと子犬の物語」、
今年のお正月映画は例年よりやや小粒な印象を受けますが、
家族で映画を観ようという方々には、オススメの一作。
きっと満足出来ると思います。
子供たちのやさしい心を育んでくれるでしょう。
ところで、子犬たちのお父さんって誰(犬)だったのかしらん(笑)。 


チェーン・リアクション

        
オトーサン、
「邦題は、"連鎖反応"にするべし」
中性子がウランの原子核に当たって、
次々と核分裂が起きるのが、連鎖反応。
この映画では、悪の"連鎖反応"を意味しているようです。
見終わっての感想は...
「"逃亡者2"にしたほうがよかったかも」

原題:Chain Reaction (1996)
監督:Andrew Davis
原作:Arne Schmidt/ Rick Seaman/ Josh Friedman
脚本:J.F. Lawton / Michael Bortman   
Genre:Action / Thriller / Drama  
Rated PG-13 for some intense action/violence.
上映時間:106分
あらすじ:
エディは、シカゴ大学の若きエンジニア。
バークレー博士の率いる新エネルギー発生装置の開発に従事している。
水から無限のエネルギーを生む画期的な発明だった。
実験成功の打ち上げパーティ後、
チームメンバーのリリーを家まで送った後、
研究所に戻ると、博士が殺されており、研究所も爆破される。
アパートからは25万ドルの現金と起爆装置が発見され、
嫌疑をかけられたエディはFBIに追われることになる。
リリーとともに友人の家に隠れ、
研究を支援するムーア財団のシャノンだけに居場所を告げる。
だが、電話は盗聴されており、警察に急襲される羽目に。
そして謎のヘリコプターが現れて、警官を射殺する。
警官殺しの容疑もかけられた2人は、森林へと逃げ込む。
FBIは、シャノンも疑い、政界とCIAとの裏取引を嗅ぎつけていた。

出演者:
Keanu Reeves ...  Eddie Kasalivich(エディ)
Morgan Freeman ...  Paul Shannon(シャノン) 
Rachel Weisz ...  Dr. Lily Sinclair(リリー) 
オトーサン、
「キアヌって、不器用な俳優なんだ」
アカデミー賞級のモーガン・フリーマンや
レイチェル・ワイズと競演したので、損しました。
最後まで、レイチェルと手をつないで、逃げ回っていました。
長くなりますが、経歴紹介は、この3人としましょう。

KEANU REEVES 
キアヌ・リーブス 
誕生日 1964/9/2  
出身 レバノン・ベイルート 
父親はハワイ系中国人、母親はイギリス人。
オーストラリア、ニューヨークと引っ越し、
6才からカナダのトロントに移り住む。
高校時代はアイス・ホッケーの選手で、
シアター・アーツ・スクールに通いながら
夜間の演技塾で学ぶ。
大学でもアイス・ホッケーの選手として活躍したが、
プロの誘いを断り、俳優になることを決め、俳優学校へ通う。
16才で地元のテレビ番組に初出演。
映画デビューは、
アイスホッケー映画のカナダ作品「栄光へのフィニッシュ」(1985)。
その後、ヒッチハイクでハリウッドに行き、俳優として本格的活動を始めた。
「リバース・エッジ」「パーマネント・レコード」など初期の作品では
ナイーブで青年を演じ、
「ビルとテッドの大冒険」での脳天気な高校生テッド役が受け、
全米の人気アイドルに。
1994年「スピード」の大ヒットで大スターとなる。
1991年にはロックバンド「ドッグ・スター」を結成し、ライブ活動を開始。
バンドではベースを担当。左利き。
1995年には、カナダのウィニペグで「ハムレット」の舞台に立ち、
ハムレットを演じた。 
活躍度 ◎→ 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆☆★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1985年「栄光へのフィニッシュ」
1986年「栄光のエンブレム」「アクト・オブ・ベンジェンス」 (TM)
     「リンゼイ・ワグナーのヤング・アゲイン」 (TM)
     「アンダー・ブルー」 (TM)
     「おもちゃの国のクリスマス」 (TM)
     「ザ・ブラザーフッド」 (TM)
1987年「リバース・エッジ」
1988年「ミッドナイトをぶっとばせ!」
     「パーマネント・レコード」「旅立ちの季節」
     「プリンス・オブ・ペンシルバニア」「危険な関係」
1989年「ビルとテッドの大冒険」◇「バックマン家の人々」
     「熱砂の恋 アヴァンチュール・サマー」 (TM)
1990年「殺したいほどアイ・ラブ・ユー」
     「ラジオタウンで恋をして」
1991年「ハートブルー」◇「ビルとテッドの地獄旅行」◇
     「マイ・プライベート・アイダホ」
1992年「ドラキュラ」
1993年「から騒ぎ」「カウガール・ブルース」
     「ミュータント・フリークス」
1994年「リトル・ブッダ」「スピード」◇
1995年「雲の中で散歩」◇「JM」◇
1996年「チェーン・リアクション」◇「フィーリング・ミネソタ」◇
1997年「死にたいほどの夜」◇「ディアポロス/悪魔の扉」◇
1998年「ミー&ウィル」
1999年「マトリックス」◇
2000年「リプレイスメント」◇「ザ・ウォッチャー」◇「ギフト」◆
2001年「スウィート・ノベンバー」◇「陽だまりのグラウンド」◇
2003年「マトリックス リローデッド」◇「マトリックス レボリューションズ」◇
     「恋愛適齢期」◇
2005年「コンスタンティン」◇「サムサッカー」◆
2006年「イルマーレ」◇「ナオミ・ワッツ プレイズ エリー・パーカー」
     「スキャナー・ダークリー」(声)

MORGAN FREEMAN 
モーガン・フリーマン 
誕生日 1937/6/1  
出身 米テネシー州メンフィス 
高校卒業後、カリフォルニアのLAコミュニティ・カレッジで
働きながら舞台芸術を学び、兵役に就いた後、
サンフランシスコのミュージカル劇団に参加。
71年「WHO SAYS I CAN'T RIDE A RAINBOW?」で映画デビュー。
「N.Y.ストリート・スマート」でアカデミー助演男優賞にノミネート。
「ドライビング・ミス・デイジー」と「ショーシャンクの空に」で
アカデミー主演男優賞にノミネートされた。
2005年「ミリオンダラー・ベイビー」でアカデミー賞助演男優賞受賞。 
活躍度 ◎↑ 
演技力     ☆☆☆☆☆☆ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ   ☆☆☆★★★ 
出演作 
1971年「WHO SAYS I CAN'T RIDE A RAINBOW?」
1980年「ブルベイカー」
1984年「ハリー&サン」「りんご白書」
1985年「目撃者マリー」「BAD/傷だらけの疾走」
1987年「N.Y.ストリート・スマート」
1988年「偽りのヘブン」
1989年「グローリー」「ドライビング・ミス・デイジー」
     「ジョニー・ハンサム」「ワイルド・チェンジ」
1990年「虚栄のかがり火」「恋はワインの香り」
1991年「ロビン・フッド」
1992年「パワー・オブ・ワン」「許されざる者」◆
1994年「ショーシャンクの空に」◆
1995年「アウトブレイク」◆「セブン」◇
1996年「チェーン・リアクション」◆「モル・フランダース」
1997年「アミスタッド」◇「コレクター」◇
1998年「ディープ・インパクト」◆「フラッド」◇
2000年「ベティ・サイズモア」◆「アンダー・サスピション」◇
2001年「スパイダー」◇
2002年「ハイ・クライムズ」◇「トータル・フィアーズ」◇
2003年「ドリームキャッチャー」◆「ブルース・オールマイティ」◇
     「ビッグ・バウンス」◇
2004年「ミリオンダラー・ベイビー」◆「ダニー・ザ・ドッグ」◆
2005年「バットマン ビギンズ」◆「ラッキーナンバー7」◆ 

RACHEL WEISZ 
レイチェル・ワイズ 
誕生日 1971/3/7  
出身 英ロンドン 
14歳からモデルを始め、ケンブリッジ大学で演技を学ぶ。
在学中に劇団を結成し、エジンバラ演劇祭でガーディアン賞を受賞。
舞台中心に活躍していたが、94年「デス・マシーン」で映画デビュー。
「ハムナプトラ」シリーズのエプリン役が有名。
夫は映画監督ダーレン・アロノフスキー。 
活躍度 ○↑ 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1993年「赤と黒」
1994年「デスマシーン」
1996年「魅せられて」「チェーン・リアクション」◇
1997年「ベント/堕ちた饗宴」▲
     「インディアナ・ポリスの夏/青春の傷跡」◇
1998年「輝きの海」◇「アイ・ウォント・ユー」◇
     「スカートの翼広げて」◇
1999年「ハムナプトラ/失われた砂漠の都」◇
     「チューブ・テイルズ」◇「太陽の雫」
2000年「スターリングラード」◆「ビューティフル・クリーチャー」
2001年「ハムナプトラ2/黄金のピラミッド」◇
2002年「アバウト・ア・ボーイ」◆「コンフィデンス」
2003年「ニューオーリンズ・トライアル」◇「彼氏がステキになったワケ」
2005年「コンスタンティン」◇「ナイロビの蜂」◇
2006年「エラゴン 遺志を継ぐ者」(声)
 
その他の出演者:
Fred Ward ...  FBI Agent Leon Ford 
Kevin Dunn ...  FBI Agent Doyle 
Brian Cox ...  Lyman Earl Collier 
Joanna Cassidy ...  Maggie McDermott 
Chelcie Ross ...  Ed Rafferty 
Nicholas Rudall ...  Dr. Alistair Barkley 
Tzi Ma ...  Lu Chen 
Krzysztof Pieczynski ...  Lucasz Screbneski 
Julie R. Pearl ...  Emily Pearl 
Godfrey ...  Chidi Egbuna 
Gene Barge ...  James Washington 
Nathan Davis ...  Morris Grodsky 

User Rating: 5.1/10 (10,093 votes) 
オトーサン、
「低いなぁ」

ラジー賞ノミネート  
・ワースト主演男優賞:キアヌ・リーヴス  

David Walker Stevensさん
2001年7月7日
批評家の酷評よりはまし。

多くのアクション映画と同じく、ありえない想定になっている。
それにもかかわらず、「チェーン・リアクション」は、
照明がいいし、 セットのデザインがいい。
全体として、演技チームに依存し、複数シーンが交錯する。
出だしは、ドキュメンタリー/ドラマ映画のようだった。
シーンの展開が早すぎて、筋書きがみえない。
私は、撮影と演技が第1級だと思う。
明らかに、脚本と監督はいい。
そうでなければ、ばらばらになってしまっただろう。
というのも、人物像を掘り下げていないし、
焦点は、シーン転換と筋書きに当てられている。
この種の編集テクニックや監督は、偶然ではない。
確固たるコンセプトに基づくものだ。
絶対に間違いなく、登場人物に特徴がある。
ショウガ入りケーキのような筋書きだが、
それが楽しいというひともいるだろう。
音楽は、奇妙だが、それがいい。
酷評を忘れよう。
この映画そのものに当てはまるものとは到底思えない。
これは一風変わった映画である。 
ユニークなアイディアをもったひとが集まっている。
その奇妙さに価値を認めるべきだ。
私には、楽しめた。


オトーサン、
「いい監督のはずだ」
経歴をみてみましょう。

ANDREW DAVIS 
アンドリュー・デイビス 
誕生日 1947/11/2  
出身 米イリノイ州シカゴ 
イリノイ大学でジャーナリズムを専攻した後、カメラマンとして映画界入り。
「レベル・ポイント」などの撮影監督を務める。
80年代半ば以降、「野獣捜査戦」「刑事ニコ/法の死角」
「ザ・パッケージ/暴かれた陰謀」などキレ味の鋭いアクション映画を連打。
「逃亡者」で興行的な大成功を納めるが、
以後の「チェーン・リアクション」「ダイヤルM」などは
それまでの輝きが嘘のような凡打。 
監督作 
1981年「ファイナル・テラー」
1985年「野獣捜査線」
1988年「刑事ニコ/法の死角」
1989年「ザ・パッケージ/暴かれた陰謀」
1992年「沈黙の戦艦」
1993年「逃亡者」
1995年「悪魔たち、天使たち」
1996年「チェーン・リアクション」
1998年「ダイヤルM」
2001年「コラテラル・ダメージ」
2003年「穴/HOLES」
2006年「守護神」

オトーサン、
「もう少し詳しく」
 
アメリカの監督、プロデューサー、カメラマン。
アクション映画「逃亡者」で知られる。
シカゴのサウスサイドで生まれ、シカゴを舞台に何作か監督する。
俳優ネイサン・デイビスとメッタ・デイビスの息子で、 
兄弟には、リチャード・デイビスとジョー・エレン・フリードマンがいる。
Harand Camp of the Theater Arts とBowen高校に入学後、
イリノイ大学でジャーナリズムを学んだ。
市民権運動や反戦運動に興味があったからだ。
だが、次第に映画製作に興味が移り、
有名な映画監督・撮影技師ハスケル・ウェクスラーに師事し、
その作品「アメリカを斬る」のカメラマンとして活躍。
70年代には、黒人搾取をテーマにした映画"The Hit Man"や
"Cool Breeze and The Slams"を撮る。
最初の監督映画は、半自叙伝"Stony Island"だった。
その他の作品には、「逃亡者」などがある。
「守護神」では、アシュトン・クッチャーとケビン・コスナーが主演している。
2006年10月、 ロンドンでの記者会見で、抱負を語った。
これからつくろうと思っている映画は、
セルバンテスの「ドンキホーテ」とヘンリー・フィールディングの
「トム・ジョーンズ」をミックスしたようなものだ。

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やわらかい手

          
オトーサン、
「渋谷でしかやってないの? やだなー」
この映画館に群がる有閑マダム...
「どんな顔をして、この映画をみるのかなあ?」
好奇心もあって、遠路はるばる見にいくことに。
でも、事前に情報が漏れたのか、有閑マダムはいませんでした。

原題:Irina Palm (2007)
監督:Sam Garbarski
脚本:Philippe Blasband /Sam Garbarski /Martin Herron 
Genre:Drama
Country:Belgium /Luxembourg /UK /Germany /France 
Language:English  
上映時間:103分
あらすじ:
マギーはロンドン郊外に住む未亡人。
可愛い孫オリーは難病にかかっている。
6週間以内にオーストラリアで手術を受けなければ、
命が危ないと宣告される。
息子夫婦は貧乏で、支払い能力ゼロ。
おばあちゃんのマギーも、すでに自宅を手放している。
抵当がないので、これ以上借金もできない。
オバアちゃんに、いい職場などあるはずもない。
万策尽きはてて、街をさまよい歩いていたとき、
眼に飛び込んできたのは、高給のホステス募集広告。
仕事の何たるかも知らないマギーに、オーナーのミキは呆れる。
だが、その滑らかな手を見て雇うことを決める。
源氏名は"手のひらイリーナ"。
マギーには、男たちをイカせる天賦の才能があったのだ...

出演者: 
Marianne Faithfull ...  Maggie(マギー)
Miki Manojlovic ...  Miki(ミキ)
Corey Burke ...  Ollie(オリー)
オトーサン、
「誰かに似てるなぁ、そうそう!」
マリアンヌ・フェイスフル、
女装したジョン・トラポルタにそっくりでした。
相手役のミキ・マノイロヴィッチ、
底辺に君臨している男をリアルに演じていました。

MARIANNE FAITHFULL 
マリアンヌ・フェイスフル 
誕生日 1946/12/19 
出身 英ロンドン 
修道院で育ち、17歳の時に美術商と結婚し、
彼の知り合いだったローリング・ストーンズのマネージャーに見出され、
64年ミック・ジャガーとキース・リチャーズの
「アズ・ティアーズ・ゴー・バイ」で歌手デビュー。
これがヒットし、65年にはシングル3枚とアルバム2枚をリリース。 
活躍度 △→ 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆★★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1966年「アンナ」「メイド・イン・U.S.A.」
1967年「あの胸にもういちど」
1993年「ショッピング」「豚が飛ぶとき」
2000年「インティマシー/親密」
2004年「トゥルーへの手紙」(ナ)
2006年「マリー・アントワネット」「パリ、ジュテーム」
 
MIKI MANOJLOVIC 
ミキ・マノイロヴィッチ 
誕生日 1950/4/5   
出身 旧ユーゴスラビア 
フランス人の祖父母、ハーフの父を持つ。
76年「LA CHASSE」で映画デビュー。 
活躍度 △→ 
演技幅 自在 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1985年「パパは出張中!」
1994年「アンダーグラウンド」「黒猫、白猫」
1996年「恋人たちのポートレート」
1998年「クリミナル・ラヴァーズ」
2000年「青い夢の女」
2005年「美しき運命の傷痕」

その他の出演者:
Kevin Bishop ...  Tom
Siobhan Hewlett ...  Sarah 
Dorka Gryllus ...  Luisa 
Jenny Agutter ...  Jane 
Meg Wynn Owen ...  Julia 
Susan Hitch ...  Beth 
Flip Webster ...  Edith 
Tony O'Brien ...  Shopkeeper 
Jules Werner ...  Doctor 
Ann Queensberry ...  1st Old Lady 
June Bailey ...  2nd Old Lady 
Jonathan Coyne ...  Dave 

User Rating: 7.4/10 (762 votes) 
オトーサン、
「高いスコアだ」

ヨーロッパ映画賞ノミネート  
・主演男優賞:ミキ・マノイロヴィッチ     
・主演女優賞:マリアンヌ・フェイスフル  

ベルリン国際映画賞ノミネート
・金熊賞:サム・ガルバルスキ

User Comments 
slake09さん
Silver Lake, Ohio, USA
2007年11月19日
ザラザラし、独創的でリアル。

マリアンヌ・フェイスフルが、祖母役。
ガンにかかった孫に高額医療を受けさせるためには、
何でもやってあげようと必死だ。
あらゆる手を打つものの、道はなし。
結局、セックス・ショップで働くことに。
こう書くと、ロクな映画とは思えない。
期待はしていなかった。
だが、この映画、すごかった。
家族や友人の拒絶反応のなか、プライドを捨てて仕事をはじめる。
この映画は、微妙な出来事で溢れている。
もう他に手段はないのだ。
彼女は、ひたすら目的を達成しようとする。
だから、誰も彼女の行為を非難できない。
だから、誰も彼女を止められない。
身を捨てる姿は、稀有であり感動的だ。
最高のシーンは、セックス・ショップ・オーナーや
他の従業員との関係だ。
彼女は、汚辱の穴にありながら、自分を信じ、気品を保つ。
こうした素材にもかかわらず、残酷なジョークはなく、
絶妙なユーモアのあるシーンがいくつかもある。
機会があるなら、この映画を見るべし。
決して失望しないだろう。


オトーサン、
「このひとのコメントはスゴイ!」
フリーランスの映像系ライターだそうです。
有閑マダムのみなさん、
この文章を読めば、観たような気分になれますよ。
周囲の有閑マダムに、お話しすることもできるはずです。

牛津厚信さん
2007年12月10日
セガール気分で逢いましょう『やわらかい手』

  英国を舞台にしたヒット映画の傾向には、
 「1、スタイリッシュなクライム・ムービー」
 「2、貧困、逆境との対決」
 「3、文芸路線」という3つの潮流が挙げられる。
  では、ベルリン映画祭で観客から驚愕と絶賛を持って迎えられた
 『やわらかい手』はどうだろう?
 物語は、ロンドンのとある病院からはじまる。
 ベッドに幼い男の子が横たわっている。
  傍らに付き添う両親は、まだ20代そこそこなのにかなりやつれた様子だ。
  追い討ちをかけるように医者からの宣告が下される。
 「息子さんは予断を許さない状況です。
  しかしオーストラリアにその道の専門家がいます。今ならベッドに空きがある。
  …決断のときです」
 彼ら夫婦には、もはやオーストラリアへの渡航費と滞在費を払えるだけの
  金銭的余裕が残されていなかった。
  やつれた表情にさらに深い皺が刻まれる。
 だが彼らの苦悩をずっと見つめてきた人がいた。
  病に苦しむ幼子のおばあちゃん、マギーだ。
  愛する孫のために既に自宅を手放していた彼女は、
  すかさず老体に鞭打って就職活動を始める。
  斡旋会社では「その年齢では無理です」とあえなくシャットアウト。
  しかしトボトボと歩く道すがら、運命の瞬間が訪れる。
  気がつくとそこはロンドンの歓楽街、ソーホー。
  見るからにいかがわしい店が立ち並ぶその一角に張り紙を見つけたのだ。
 「接客係募集」
 てっきり「ウェイトレスか何か?」と応募する彼女に、
  いかつい店のオーナーは「両手を出してみて」と言う。
  言われたとおりに差し出すマギー。
  しばらく鑑定が続き、一言。
 「うん、悪くない」
 彼女はなんとこの店で、男たちを手でイカせる商売に従事してしまった。
  ワンコイン投入でランプが光ると、壁に空いた丸い穴から隆起物が顔を出す。
  大きいの、小さいの、イビツなの、様々。
  はじめは苦悩の日々だったが、「孫のため」と割り切ると怖いものはなくなっていく。
  これまで何のとりえもなかったマギー。
  しかし運命とはおかしなものだ。
  いつしか男たちは彼女のサービスに行列を成すようになった。
  「Irina(イリーナ)」という芸名も与えられた。
  顔の見えぬミューズに逢うため、今晩も男たちが大挙する。
  彼女はいまや、街の伝説になろうとしていた…。
  気がつくと、長々とストーリーを語ってしまっていた。
  それもこれもこの映画のせいだ。
  なんという運命の流転。
  なんという皮肉なサクセス。
  個性あふれる登場人物に、予断を許さぬ驚愕の展開。
  もちろんこの“ブラックユーモア”を許容できない人にとっては
  苦痛な部分も多いかもしれないが
 (しかもこの映画が知的なマダム層の支持を集めるBunkamuraル・シネマで
  上映されるというのだから、支配人はなんと冒険心に満ちた御仁なんだろう)、
  この映画はそのリスクを侵してあまりあるほどのパンチの効いた人間ドラマであり、
  肉厚のハードボイルドの側面をも併せ持つ。
 ハードボイルド…?
 たとえば、マギーが最初の仕事を終えて手を洗うシーンに注目したい。
  洗っても洗っても汚れが落ちない気がして、
  しまいには気が狂ったようにバシャバシャとやってる彼女。
  ハッと我に返り、顔を上げるとそこには鏡がある。
  青ざめた顔。
  見慣れた自分の顔が今では丸っきり別人のように見える…。
  これは世にあるハードボイルド映画において数限りなく繰り返されてきた
  常套的なシークエンスである。
  やむにやまれず殺しの稼業を請け負ってしまった男が最初の殺人を犯し、
  狂ったように手を洗いながら「血の匂いが消えねえ」とつぶやく。
  ふと顔を上げると、そこにはやっぱり鏡がある。
  マギーの場合はこれにややアレンジが加わり、
  手についた血もここでは思いのほか白濁していたわけだが、
  その精神は紛れもないハードボイルドから受け継がれたものだ。
 おばあちゃん+ハードボイルドという組み合わせの妙。
  この化学変化的なジャンル融合が物語を勢い良く回転させはじめる。
 まさに生き残るために何でもやる。
  愛する孫のためにすべてを投げ打ってみせるその姿に、
  観客は段々と圧倒されていく。
  そしていつしかマギーの表情は自信に満ち溢れている。
  これまで何のとりえもなかった彼女が今では眩いばかりの神々しさを身にまとい、
  寝たきりの孫に向かって「大丈夫だから!」と優しく笑う。
  その表情の頼もしいこと。
  冒頭でオドオドしていた彼女はどこへ行ってしまったんだろう。
 またマギーを演じるのが伝説の女優マリアンヌ・フェイスフルなのが興味深い。
  音楽&女優のキャリアを順調に築きながらも(ミック・ジャガーの恋人でもあった)、
  60年代のどうしようもない潮流からかドラッグ中毒となり第一線よりフェイドアウト。
  その後、直面した“どん底”の生活は本作でマギーが経験するそれに比しても
  劣らない壮絶なものだったと言う
 (更にフェイスフルはこの映画の製作と前後して乳ガンが見つかり
  闘病を余儀なくされたが、いまでは再び復活を果たしている)。
 ちなみに店のオーナー役を演じるのは、エミール・クストリッツァ監督作
 『アンダーグラウンド』で主演を務めたミキ・マノイロヴィッチ。
  無骨で感情表現の苦手そうな風貌ながらも、
  やがてマギーに対して複雑な想いを抱きはじめるコミカルな心象模様は、
  暗くなりそうな危うい場面でもフッと緊張を笑いに変える。
  これまた映画を見慣れた人にとってはお決まりのパターンとはいえ、
  あまりのタイミングを心得た演出に胸が熱くなる。
 結果的に本作は、最初に想定していた感触とは全くの別世界へ到達する。
  誰も死なないし、殺されない。陰気なのに、なぜだかとてもあったかい…。
 なにせこれは通常の発想にスパイラルを加えた作品だ。
  製作にはEU5カ国の製作会社が参加し、監督はドイツ出身。
  主演女優は型破り。
  「2、逆境との対決」などといった枠には到底おさまりきらない。
  結果的に冒頭で掲げた3つの法則など木っ端微塵に吹き飛ばしてしまうことになるが、
  気分はいたって最高。
  この規格外の快作―世界で最も平和なハードボイルド映画に、最大級の賛辞を送りたい。

  出典:http://cows.air-nifty.com/seagal/2007/11/post_8e18.html


ラウンダーズ

         
オトーサン、
「すごい役者ばかり!」
フジテレビが深夜放映していました。
馬鹿番組ばかりやらずに、もっと映画を放映してよ。

原題:Rounders (1998)
監督:John Dahl
脚本:David Levien /Brian Koppelman 
Genre:Drama 
Rated R for pervasive strong language, 
    some sexuality and brief drug use. 
Country:USA 
Language:English / Hebrew / Russian 
上映時間:121分
あらすじ:
法学生マイクは、学費をポーカーで稼いでいる。
ある日、ロシア・マフィアのテディKGBに惨敗し、
全財産3万ドル巻き上げられ、足を洗う決心をする。
だが、悪友のワームが出所し、ポーカーに誘われる。
だが、知らぬ間に借金の保証人にされてしまう。
しかも、その借金の相手たるや、ロシア・マフィアだった...

出演者:
Matt Damon ...  Mike McDermott(マイク・マクダーマット) 
Edward Norton ...  Lester 'Worm' Murphy(ワーム)
John Malkovich ...  Teddy KGB(テディーKGB)
John Turturro ...  Joey Knish(ジョーイ・クニッシュ)
Martin Landau ...  Abe Petrovsky(エイブ・ペトロフスキー) 
オトーサン、
「脇役がすごい!」
マット・デイモン、ポーカーフェイスですが、
仔細にみると、顔を傾けたり微妙な変化を出しています。
脇役では、教授役の老優マーティン・ランドーの演技に感心しました。 

MATT DAMON 
マット・デイモン 
誕生日 1970/10/8  
出身 米マサチューセッツ州ボストン 
ハーバード大学在学中、「ミスティック・ピザ」の端役で映画デビュー。
大学を休学して、「青春の輝き」「ジェロニモ」などに出演した。
「戦火の勇気」では体重を落としてまで役作りに挑んだ。
しかし、主演クラスの役を得るのは難しく、
幼なじみのベン・アフレックと二人で書いた
「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」を
自分たちが主役として出演することを条件に映画化に奔走。
紆余曲折の末、ミラマックス社によって実現した。
この作品でマットはアカデミー賞と
ゴールデングローブ賞の主演男優賞にノミネートされ、
脚本賞を受賞。
1998年、ベン・アフレック、クリス・ムーアと共に
現在の制作会社ライヴ・プラネットの前身である
パール・ストリート・プロダクションを設立。
99年「リプリー」でゴールデングローブ賞主演男優賞にノミネート。
2006年、婚約者のルシアナ・バロッソと結婚。
活躍度 ◎↑ 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1988年「ミスティック・ピザ」
1992年「青春の輝き」
1994年「ワイルド・メン」(TM)「ジェロニモ」
1996年「戦火の勇気」◆「グローリー・デイズ 旅立ちの日」(TM)
1997年「レインメーカー」◇「チェイシング・エイミー」◆
     「グッド・ウイル・ハンティング/旅立ち」◇
1998年「プライベート・ライアン」◆「ラウンダーズ」◇
1999年「ドグマ」◇
2000年「タイタンA.E.」(声)◇「リプリー」◇
     「バガー・ヴァンスの伝説」◇「小説家を見つけたら」◆
     「すべての美しい馬」◇
2001年「オーシャンズ11」◆
     「恋の方程式 あなたのハートにクリック2」
     「マジェスティック」(声)
     「ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲」◆
2002年「ボーン・アイデンティティー」◇「スピリット」(声)
     「コンフェッション」▲「GERRY ジェリー」
2003年「ふたりにクギづけ」◇
2004年「ボーン・スプレマシー」◇「オーシャンズ12」◆
     「世界で一番パパが好き」▲
2005年「ブラザーズ・グリム」◇「シリアナ」◇
2006年「ディパーテッド」◇「グッド・シェパード」◇
2007年「オーシャンズ13」◆「ボーン・アルティメイタム」◇ 

MARTIN LANDAU 
マーティン・ランドー 
誕生日 1931/6/20  
出身 米ニューヨーク・ブルックリン 
55年にリー・ストラスバーグの劇団アクターズ・スタジオに
永久研究生として入団。
59年に北北西に進路を取れ」で映画デビュー。
88年「タッカー」でアカデミー助演男優賞にノミネート。
94年「エド・ウッド」でアカデミー助演男優賞、ゴールデングローブ賞などを受賞。
テレビ俳優としても「アンタッチャブル」「アイ・スパイ」「ボナンザ」
「マーベリック」「拳銃無宿」「ミステリーゾーン」「アウターリミッツ」
「スパイ大作戦」など50年代後半から60年代後半にかけて活躍した。 
活躍度 ○→ 
演技力     ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ   ☆☆☆★★★ 
出演作 
1959年「北北西に進路を取れ」「勝利なき戦い」
1960年「奥様の裸は高くつく」
1963年「クレオパトラ」
1965年「偉大な生涯の物語」「ビッグトレイル」
1966年「ネバダ・スミス」
1969年「スパイ大作戦/薔薇の秘密指令」
1970年「続・夜の大捜査線」
1971年「荒野のライフル」
1973年「スーパーガン」
1976年「ビッグ・マグナム」
1979年「メテオ」「アッシャー家の崩壊」「ダニー・トラビス」
1980年「アースライト/君は星になった」「ニンジャリアン」
1982年「ジャンク・イン・ザ・ダーク」
1983年「ビーイング」
1984年「アクセス・コード/地球壊滅の警告」
1987年「殺人プレイバック」「上海娼館からの脱出」
     「W・A・R/復讐の女戦士」「サイクロン」
1988年「タッカー」
1989年「ザ・コレクター/沈黙のオブジェ」「ファイヤーヘッド」
     「ウディ・アレンの重罪と軽罪」
1990年「バトル・サバイバー」
     「ラスト・カウントダウン/大統領の選択」(TM)
1992年「ミストレス」「ノー・プレイス・トゥ・ハイド」「硝子の塔」
     「血塗られたレガシー」(TM)
1994年「わかれ路」「エド・ウッド」アカデミー助演男優賞
     「夢見る小説家」
1995年「リトル・パンダの冒険」
1996年「訣別の街」「ピノキオ」
1997年「B.A.P.S.」
1998年「Xファイル・ザ・ムービー」「ラウンダーズ」◆
1999年「エドtv」◆「ピノキオ ニュー・アドベンチャー」
2000年「イン・ザ・ビギニング」(TM)
2001年「マジェスティック」
2003年「ハリウッド的殺人事件」 

その他の出演者:
Famke Janssen ...  Petra
Gretchen Mol ...  Jo 
Paul Cicero ...  Russian Thug 
Ray Iannicelli ...  Kenny
Merwin Goldsmith ...  Sy 
Sonny Zito ...  Tony 
Michael Rispoli ...  Grama 
Melina Kanakaredes ...  Barbara 
Mal Z. Lawrence ...  Irving 
Josh Mostel ...  Zagosh 

User Rating: 7.2/10 (27,608 votes) 
オトーサン、
「おっ、高いスコアだ」

ヴェネチア映画祭ノミネート
・金獅子賞:ジョン・ダール

User Comments 
LebowskiT1000さん
Escondido, California, USA
2002年10月16日
ポーカーの映画がこんなに面白いとは?

この映画、いい出演者が大勢だ。
ストーリーも、出演者も、監督も、そしてポーカーそのものもいい。
この映画について、はじめて聞いたとき、懐疑的だった。
たかがポーカー、面白くなるの? 
エドワード・ノートンが出ているというので、見に行くことにした。
見終わって、感動した。
最初から最後まで流れるように進み、
次のシーンで何が起きるか、待ちきれないほどだった。
また、よく描きこまれた人物が大勢出ている。
前に述べたように、出演者がすばらしい。
Matt Damon、Edward Norton、John Malkovich、John Turturro、
そして、Gretchen Mol、 Famke Janssen、Martin Landau。
さらに端役だが、"Providence"のMelina Kanakaredesと
"ER"のGoran Visnjicが出ている。
マット・デイモンは、まったくいい役者だ。
彼の出演作リストにもうひとつ輝きを加えることになった。
ワーム役のエドワード・ノートンもすばらしい。
好ましからざる人物を演じているが、友人のために命を捨てる。
ジョン・タトゥーロは、いつものように、クールだ。
ジョン・マルコヴィッチは、テディKGBを好演している。
その他の出演者も、それぞれいい仕事をしている。 
ポーカーフアンなら、この映画をみるといい。
おそらく楽しめるだろう。
私自身は、大したフアンではないが、
ときどき、ポーカーをたしなむから、この映画が好きだ。
登場人物たち、会話、演技、そのすべてが好きだ。
あなたが楽しむことを望む、
読んでくれてありがとう。


オトーサン、
「フルハウスが出たときは、うれしかったなぁ」
でも、すぐに顔に出てので、見破られました。
ポーカーフェイスができないのです。
...では、ポーカー入門を。

○ポーカー
 トランプを使って行うゲームで、
 コントラクトブリッジ、ジン・ラミーと並ぶ三大トランプゲームの一つ。
 心理戦を特徴とする。
 ギャンブルとして行われる事が多い。
 プレイヤー達は5枚の札で役を作って、役の強さを競う。
 <ルール>
  弱い順に...
  ・ノーペア  
 ・ワンペア:同一数字のカード2枚のペア一組 
 ・ツーペア:同一数字のカード2枚からなるペアが二つ 
 ・スリーカード:同一数字のカード3枚
 ・ストレート:5枚のカードの数字が連続している
 ・フラッシュ:5枚全てが同じスート 
 ・フルハウス:ワンペアとスリーカードの組み合わせ 
 ・フォーカード:同一数字のカード4枚
 ・ストレートフラッシュ:ストレートで、かつフラッシュ
 ・ロイヤルストレートフラッシュ:
  ジャック・クイーン・キング・エースの組み合わせで、かつフラッシュ

 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


愛馬トリッガー

  
オトーサン、
「トリガーなら、銃爪(ひきがね)を引くことだ」
物騒な名前だと思いましたが、映画をみて、
その理由が分かりました。
子馬が実に簡単に産まれたのを、ガンマンらが、
銃爪を引くようだと言ったことから、名前がついたのです。

原題:My Pal Trigger (1946)
監督:Frank McDonald/Yakima Canutt
原作:Paul Gangelin 
脚本:Jack Townley/Jack Townley/John K. Butler 
Genre:Western
Black and White 
上映時間:79分
あらすじ:
牧場主ギャビーは、自分の持ち馬ゴールデン・ソヴリン号を
流れ者ロイの馬と一緒に育てるのを拒否する。 
ある日、ソヴリン号とロイの馬が逃げ出し、
他の牧場主スコービルが、見誤まってソヴリン号を射殺してしまう。
だが、ロイが犯人と思われ、投獄される。
1年後、ロイは、ソヴリン号の仔馬トリッガーとともに戻ってくる。
スコービルが、ふと、漏らす。
ソヴリン号が殺された現場に居あわせたと。
ロイは、汚名を晴らすチャンスを得る。

出演者:
Roy Rogers ...  Roy Rogers(ロイ) 
Dale Evans ...  Susan Kendrick(スーザン) 
George 'Gabby' Hayes ...  Gabby Kendrick(ギャビー) 
Trigger ...  Trigger, Smartest Horse in the Movies(トリッガー) 
オトーサン、
「いいね。歌うカウボーイなんて!」
ロイ・ロジャースの相手役は、デイル・エバンス。
この映画での共演がきっかけで、夫婦になったそうです。
でも、2人とも、もう墓場入りです。
天国で仲良く合唱しているでしょうか?

ROY ROGERS 
ロイ・ロジャース 
誕生日 1912/11/5-1998/7/6  
出身 米オハイオ州シンシナティ 
出演作 
1935年「銃弾の洗礼」
1936年「愉快なリズム」
1937年「南方の勝鬨」
1938年「西部の星空の下で」
1939年「ジェシー・ジェイムズ時代」「進め駅伝ライダー」「暗黒の命令」
1943年「カウボーイ・キング」「アイダホ」「ソング・オブ・テキサス」
1944年「ブラジル」▲「ハリウッド玉手箱」
1945年「進め幌馬車」
1946年「愛馬トリッガー」
1952年「腰抜け二挺拳銃の息子」
1959年「腰抜け列車強盗」▲
1983年「猛獣大脱走」 

DALE EVANS 
デイル・エバンス 
誕生日 1912/10/31-2001/2/6  
出身 −− 
ロイ・ロジャースと47年結婚。
2001年心不全で死去。 
出演作
1943年「硝煙の新天地」
1945年「進め幌馬車」
1946年「テキサス・ムーン」「愛馬トリッガー」

その他の出演者: 
Jack Holt ...  Brett Scoville 
LeRoy Mason ...  Carson 
Roy Barcroft ...  Hunter 
Sam Flint ...  Sheriff 
Kenne Duncan ...  Croupier 
Ralph Sanford ...  Auctioneer Al 
Francis McDonald ...  Storekeeper 
Harlan Briggs ...  Dr. Bentley 
William Haade ...  Davis  
Bob Nolan ...  Bob Nolan 
Sons of the Pioneers ...  Musicians, Ranch hands 

User Rating: 6.4/10 (122 votes)
オトーサン、
「高いな」

Bob-45さん
Savannah, GA
2004年11月4日
ロイ・ロジャースの驚くべきメランコリックな西部劇

「愛馬トリッガー」という甘い題名からすると、
いつものロイ・ロジャースの西部劇のひとつかと思った。
つまり、楽しく、健全で、センチメンタルなミュージカルで、
面白く、やや児童向けの映画かと思った。
だが、「愛馬トリッガー」は、より悲劇的な要素をもっている。
(2頭の馬の残酷な死のシーンがある)
ロイ・ロジャースは、骨があり、怒りっぽく、共感し難い。
ストーリーも、4年間に及んでいる。
ジョージ・ギャビー・ヘイズは、いつもはロイ・ロジャースの相棒だが、
この映画では、敵役を演じていて、賭博下手ときている!
この映画の見所は、ロイ・ロジャースとデイル・エバンスとの
最高のカップリングがみられることだ。
でも、2人が打ち解けるのには、実に長い年月が必要だった。
監督が、この映画をカラーで撮影しなかったのは、残念だ。
美しい馬と景色があるからだ。
いい映画だが、重大な事実誤認があり、不幸な事件がある。
それに触れると、楽しみが減るかも。
だが、もう見てしまったひとには、明かしてもいいだろう。
(ロイは、悪人にライフルで撃たれ、
ギャビー・ヘイズのソヴリン号を殺したことで責められた。
ロイのハンドガンの銃弾1つが消えていたのだ。
だが、ロイのハンドガンは、ライフルの同じ口径の銃弾とは全く違う。
もうひとつありえないのは、子馬トリッガーに起きた事件だ。
山猫用のワナにはまったのだが、この種のワナならば、
完全にトリッガーの脚を砕いていただろう)
それはさておき、「愛馬トリッガー」は、
ロイ・ロジャースの最高の大人向け映画である。
安い制作費でのB級西部劇であり、
監督はいないも同然だし、撮影もだらけている。
A級西部劇と比較すれば、せいぜい5点。
だが、B級西部劇のなかでは、ほとんど10点だ。
だから、私の採点は、7点ということになる。


オトーサン、
「おお、詳しいひとがいる!」

Ikedaさん
2005年5月28日
シンギング・カーウボーイ 
 
ロイ・ロジャースの映画は、あまり日本には紹介されていないので、
私もこれが「進め幌馬車」に次いで見たものです。
彼の唄はカントリー・ソングとしては
1930〜40年代のポップス的なので、今の人には生ぬるいかも知れませんが、
当時はシンギング・カーウボーイとして随分有名でした。
やはり歌だけではなく彼の馬の扱いがうまい所が買われたのだと思います。
彼がデビュー当時から愛馬として使っていたトリガーという白馬の
生まれてからの話が入っているのが、この題名になったと思います。
トラブルがあるに拘わらず、馬でも子供が産まれるとなると
皆がそれを助けるシーンが西部らしさを象徴していて楽しいです。
代表的なB級西部劇で、如何にも八百長的な競馬を含めて
アメリカらしさに溢れた映画です。
脇役のジョージ・ギャビー・ヘイズが面白いし、
ロジャースの実際の奥さんだったデイル・エヴァンスの歌も良いです。
唯、時期的に仕方ないのかも知れませんが、
オールド・ファンとしてはサンズ・オブ・パイオニアーを初め、
全体的に歌が少ないのが残念です。 


PEACE BED アメリカvsジョン・レノン

       
オトーサン、
「戦争をする代わりにベッドで過ごそう、
 髪をのばそう、平和になるまで」
どうせマスコミの取材にさらされるのならば、
ジョン・レノンとオノヨーコの2人は、
新婚旅行先のアムステルダムのホテルで、
ベッドインの模様をあえて公開したのです。
それが、この「ピース・ベッド」。
ベッドの中だけで過ごし、平和を訴えたのです。
そんな素敵な映画だというのに、観客はまばら。
「若いひと、どこへ消えたんだろう?」

原題:The U.S. vs. John Lennon (2006)
監督・脚本:David Leaf/John Scheinfeld
Genre:Documentary / Biography 
Rated PG-13 for some strong language, 
   violent images and drug references. 
Black and White / Color 
上映時間:96分
あらすじ:
1971年、ヴェトナム反戦運動家シンクレアが、
大麻所持を理由に、10年もの懲役となる。
ジョン・レノンは猛反発し、歌で告発するや
世論が動き、シンクレアは釈放される。
ジョンが若者に絶大な影響力を持つことに気づいた
体制側はニクソン大統領の政敵と判断し、
反戦と平和を訴える2人を執拗に盗聴し、尾行を続け、
1972年には、ついに国外退去命令を下す。
それに対して、2人は徹底抗戦するのだった...

出演者:
John Lennon ...  ジョン・レノン(保存映像) 
Yoko Ono ...  オノ・ヨーコ(保存映像も)
オトーサン、
「いい同志、いい恋人・夫婦だったんだ」
オノ・ヨーコさん、若い頃も素敵だったのです。
理想的な2人の関係をぜひ見に行ってほしいものです。
歌も、とくに、"レボリューション"が素敵でした。

♪革命が必要だって?
 そりゃそうさ、誰だってこの社会を変えたいと思ってる
 でもあんたのやり方はどうなんだろう
 まず、あんた自身を解放したらどうなんだい

その他の出演者:
John Sinclair ... ジョン・シンクレア (also archive footage) 
Richard Nixon ... ニクソン大統領(archive footage)  
Stew Albert ...  Himself 
Tariq Ali ...  Himself 
Carl Bernstein ...  Himself 
Robin Blackburn ...  Himself 
Dick Cavett ...  Himself (archive footage) 
Chris Charlesworth ...  Himself 
Noam Chomsky ...  Himself 
Walter Cronkite ...  Himself (also archive footage) 
Mario Cuomo ...  Himself 
Angela Davis ...  Herself (also archive footage)  
John Dean ...  Himself (also archive footage) 
Felix Dennis ...  Himself 
Mike Douglas ...  Himself (archive footage) 
David Fenton ...  Himself 
Bob Gruen ...  Himself 
H.R. Haldeman ...  Himself (archive footage) 
Martin Luther King ...  Himself (archive footage) 
Ron Kovic ...  Himself 
Paul Krassner ...  Himself 
G. Gordon Liddy ...  Himself 
George McGovern ...  Himself (also archive footage) 
Elliot Mintz ...  Himself 
John Mitchell ...  Himself (archive footage) 
David Peel ...  Himself 
Dan Richter ...  Himself 
Geraldo Rivera ...  Himself (also archive footage) 
John C. 'Jack' Ryan ...  Himself 
Bobby Seale ...  Himself (also archive footage) 
Tom Smothers ...  Himself (also archive footage) 
M. Wesley Swearingen ...  Himself 
Joe Treen ...  Himself 
Gore Vidal ...  Himself 
Jon Wiener ...  Himself 
Leon Wildes ...  Himself (also archive footage) 
Donald Zec ...  Himself (archive footage) 

User Rating: 7.4/10 (1,533 votes) 
オトーサン、
「おお、高いスコアだ」

User Comments  
alisongslaさん
United States
2006年9月11日
素敵な男性についての素敵な映画

みんながこの映画をみてほしい。
桁外れの男の人生を垣間みることができる。
その音楽と勇気で、若者世代に真の影響を与えた。
だが、特に望むのは、ジョン・レノンに続く世代が
この映画を思慮深く見ることだ。
レノンは、おとなしいアーチストだ。
子供の頃の心の傷を開かれた心で、国際的な革命に変え、
あらゆるリスクを冒して、
われらに必要なのは、愛であることを世界に教えた。
当時あまりに若くて、何が起きているか分からなかった 
われわれすべてに、この映画は、レノンへの迫害を伝えてくれる。
ヴェトナム戦争への意見を表明しただけなのに。
彼は、尋問され、盗聴され、尾行された。
そして、国外追放処分で脅迫された。
目的は、1972年のニクソン大統領の再選をかけた選挙への
レノンの及ぼす悪影響を懸念し、そのツアーを妨害したのだ。
「ぼくらは、イエス様よりも有名になった」
そうしたレノンの失言に抗議して、
若者たちが、ビートルズのレコードなどを盛大に燃やすシーンもある。
そういえば、Dixie Chicksのフアンも同じことをしたっけ。
戦争についてのニクソンのスピーチたるや、
ブッシュのそれと一語一語まで似た理屈だった。
この映画は、重要である。
わが生涯で聞いた最高の音楽が流れてくる。
見に行って目覚めてほしい。


オトーサン、
「わずか40歳で殺されたのか!」

○ジョン・レノンの殺害
 1980年12月8日、レノンは、午前中、
 自宅ダコタ・ハウスで、ニューアルバム用の撮影に臨んだ。
 その姿はデビュー前のハンブルク時代を彷彿とさせるもので、
 初心に返って新たな人生を始めようとしていた。
 しばらく、くつろいだ後、午後5時、
 ヨーコの新曲"ウォーキング・オン・シン・アイス"の
 ミックスダウン作業のため、市内のスタジオへ出かけた。
 ダコタ・ハウスの前には、マーク・チャップマンが待ち構えていて、
 ニューアルバム"ダブル・ファンタジー"を差し出し、サインを貰った。
 この様子をカメラマンが撮影し、レノンの生前最後の写真は、
 数時間後の殺人犯とのツーショットになった。
 レノン夫妻は、The Hit Factoryで、ラジオ番組のインタビューを受け、
 学生時代に結成したスキッフルバンド「クオリーメン」のことや
 マッカートニーやハリスンとの出会いについて懐かしそうに語った。
 ジョンは、「死ぬならヨーコより先に死にたい」、
 「死ぬまでこの仕事を続けたい」とも言った。
 午後9時、セントラル・パークでの花火大会で、ドアマンや人々がいなくなった。
 これを見計らい、チャップマンは前庭に忍び込む。
 午後10時50分、レノンとヨーコの乗ったリムジンがアパートに到着。
 2人が車から降り、レノンが前を通り過ぎたときに、
 暗闇から「ミスター・レノン?」と呼び止め、両手で構え、5発発射。
 4発がレノンの胸、背中、腕に命中し、レノンは「撃たれた」と2度叫び
 アパートの入口に数歩進んだところで倒れた。
 警備員は、直ちに通報し、警官が数分で到着した。
 レノンは意識があったが、既に大量出血していた。
 近くのルーズベルト病院に搬送し、心臓マッサージと輸血を行ったが、
 8割の血液を失い、失血性ショックにより午後11時過ぎに死亡した。
 チャップマンは、逮捕時に抵抗せず、単独犯行であることを警官に伝えた。
 レノンの死を伝えられたヨーコは泣き叫んだという。
 レノンの射殺に関しては、ケネディ大統領の暗殺と同様だという説もあり、
 FBIの関与説も取りざたされる。
 オノ・ヨーコら肉親も、精神疾患者による単独犯行説を信用していない。
 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

オトーサン、
「オノ・ヨーコさんの言う通りだ」
当時権勢を誇ったニクソンは歴史から抹殺され、
ひ弱なレノンが歴史に残って、光輝いているのですから。
名曲"レボリューション"(革命)を YouTubeで聞きましょう。
それから、”平和にチャンスを”も。

○Revolution(by John Lennon)
 
  ♪You say you want a revolution
  Well, you know
  We all want to change the world
  You tell me that it's evolution
  Well, you know
  We all want to change the world
  But when you talk about destruction
  Don't you know that you can count me out?   
  
  Don't you know it's gonna be
  Alright?
  Alright?
  Alright? 

  You say you've got a real solution
  Well, you know
  We'd all love to see the plan
  You ask me for a contribution
  Well, you know
  We are doing what we can
  But if you want money for people with minds that hate
  All I can tell is, brother, you'll have to wait 

  Don't you know it's gonna be
  Alright?
  Alright?
  Alright? 

  You say you'll change the constitution
  Well, you know
  We all want to change your head
  You tell me it's the institution
  Well, you know
  You'd better free your mind instead
  But if you go carrying pictures of Chairman Mao
  You ain't gonna make it with anyone anyhow 

  Don't you know it's gonna be
  Alright?
  Alright?
  Alright?
  Alright?
  Alright?
  Alright? 

○Give Peace a chance(by John Lennon)


西部地獄街

        
オトーサン、
「このDVD、たったの53分?」
こんなに短い映画は、はじめてです。
それでも、立派な西部劇になっているのです。
最近のやたら間延びした映画は反省すべきでしょう。

原題:Born to the West (1937)
   Hell Town
      Trapped in quick sand
監督:Charles Barton
原作:Zane Grey
脚本:Stuart Anthony/ Robert Yost /Jack Natteford
Genre:Western 
Black and White 
上映時間:59分
あらすじ:
デアは、 従弟の家畜業者トムの恋人ジュディに目がくらむ。
彼女は、トムに牛の移送のリーダーにデアを雇ってあげてと頼む。
デアは、いかさま賭博で大金を失う。
だが、トムがそれを取り戻してくれたので、
デアには、負傷したトムの命を救わねばならない。

出演者:
John Wayne ...  Dare Rudd(デア) 
Syd Saylor ...  Dink Hooley(ディンク)
Johnny Mack Brown ...  Tom Fillmore(トム)
Marsha Hunt ...  Judy Rustoe(ジュディ)
Monte Blue ...  Bart Hammond(ハモンド) 
オトーサン、
「ジョン・ウェイン、若いなぁ」
当時、弱冠30歳でした。
相棒ディンク、避雷針売りという商売で、
結局、1本も売れないで終わったりして...
殺伐な殺し合いに、笑いをもたらせています。

JOHN WAYNE 
ジョン・ウェイン 
誕生日 1907/5/26-1979/6/11 
出身 米アイオワ州 
出演作 
1925年「大学のブラウン」
1926年「剣侠時代」
1927年「最後の一蹴」
1928年「マザー・マクリー」「血涙の志士」
1929年「踊るカレッジ」「最敬礼」
1930年「最後の一人」「ビッグ・トレイル」
1931年「娘三人」「アリゾナ」「鉄腕ジョーンズ」
1932年「テキサスの旋風」「巨頭団殲滅」「歓呼の涯」「流線怪盗列車」
     「テキサスの若武者」「アリゾナ・ギャング」「金塊争奪」
1933年「討伐隊」「つばさの天使」「男の一頁」「紅唇罪あり」「南方の騎士」
1934年「ユタから来た男」
1936年「沿岸警備隊」「荒武者乱闘王」
1937年「超速大陸争覇」「従軍記者」「氷上の乱闘」
     「荒野の激斗/モンタナの掟」
1939年「駅馬車」「アリゲニー高原の暴動」
1940年「暗黒の命令」「果てなき船路」「妖化」
1941年「暴力街」「暗黒街の王者」「丘の羊飼い」
1942年「或る夜の貴婦人」「絶海の嵐」「スポイラーズ」「西部の顔役」
     「ならず者戦斗機隊」「男性都市」「フライング・タイガー」
1943年「西部を駆ける恋」「硝煙の新天地」
1944年「血戦奇襲部隊」「拳銃の町」
1945年「炎の街」「パターンを奪回せよ」「コレヒドール戦記」「ダコタ荒原」
1946年「恋愛超特急」
1947年「拳銃無宿」「タイクーン」
1948年「アパッチ砦」「赤い河」「三人の名付親」
1949年「怒濤の果て」「ケンタッキー魂」「黄色いリボン」「硫黄島の砂」
1950年「リオ・グランデの砦」
1951年「太平洋機動作戦」「太平洋作戦」
1952年「静かなる男」「ハワイの陰謀」
1953年「勝負に賭ける男」「男の叫び」「ホンドー」
1954年「紅の翼」
1955年「男の魂」「中共脱出」
1956年「征服者」「捜索者」
1957年「荒鷲の翼」「ジェット・パイロット」「失われたものの伝説」
1958年「黒船」
1959年「リオ・ブラボー」「騎兵隊」
1960年「アラモ」「アラスカ魂」
1961年「コマンチェロ」
1962年「リバティ・バランスを射った男」「ハタリ!」「史上最大の作戦」
     「西部開拓史」
1963年「ドノバン珊瑚礁」「マクリントック」
1964年「サーカスの世界」
1965年「偉大な生涯の物語」「危険な道」「エルダー兄弟」
1966年「巨大なる戦場」
1967年「戦う幌馬車」「エル・ドラド」
1968年「グリーン・ベレー」
1969年「ヘル・ファイター」「勇気ある追跡」「大いなる男たち」
1970年「チザム」「リオ・ロボ」
1971年「100万ドルの決斗」
1972年「11人のカウボーイ」
1973年「大列車強盗」「ビッグケーヒル」
1974年「マックQ」
1975年「ブラニガン」「オレゴン魂」
1976年「ラスト・シューティスト」 

その他の出演者:
John Patterson ...  Lyn Hardy 
Lucien Littlefield ...  John, cattle buyer 

User Rating: 5.9/10 (200 votes)
オトーサン、
「ま、こんなものかも」
場面転換のテンポがいいのに感心しました。

User Comments 
Johnさん
Blue Mountains, Australia 
2003年4月24日
粋な脚本、アクション満載なのに低評価の作品!

この映画、ユーモアたっぷり。
ジョン・ウェイン映画、最初から最後まで楽しめた。
ジョン・ウェインの相棒役モンテ・ブルーはすばらしい! 
みんな楽しんで出演していた。
白黒映画だが、登場人物たちがよく描かれている。
悪人らも、好ましい。
ロマンスは、非情なほど最低限に抑えられていた。
ジョン・ウェインは、実生活でもそうだが、ほんとうに大男だ。
その後大活躍するのも不思議じゃないと思わせてくれた。


オトーサン、
「うれしいね。古い映画に詳しいひとがいるんだ!」

Ikedaさん
2005年10月22日
気楽に見られる西部劇 
 
この作品は最初「BORN TO THE WEST」という題名で公開され、
牛追いのシーンなどを挿入して一時間くらいの長さにし、
「HELL TOWN」として再公開されたもので
「ローン・スター」という製作会社が作ったB級西部劇です。
ジョン・ウエインとしては「駅馬車」より2年前の映画ですが、
ワイオミングで、牛の輸送を頼まれるが、
売った金でポーカーをやり、トラブルになる話です。
ウエインの相棒はシド・セイラーで、
この人の台詞にユーモアがあって和やかな雰囲気を作っています。
女優にマーシャ・ハントが出ていますが、西部劇では初めて見ました。
悪役は「国民の創生」以来の大ベテラン、モンテ・ブルーで、まだ若さがあります。
撃ち合いや牛追いの場面もさほど事はなく、
ポーカーのシーンに見所がある程度で、たいした映画ではありませんが、
気楽に見ることのできる西部劇です。
なお、この映画が1926年の「西部魂」(BORN TO THE WEST)の
リメイクであることは確かですが、
ここに関連作品として「西部魂 リメイク元」と紹介されているのは
1941年の作品で、関係ない映画です。
また、これのビデオの中にアラン・ラッド共演となっているものがあるようですが、
これはアメリカで公開するとき間違えて彼の名前を入れてしまった事があるらしく、
実際にアラン・ラッドは出演していません。 


ミッドナイト イーグル

       
オトーサン、
「この映画、評判悪いなぁ」
なかには、"ミッドナイト ボギー”という辛口も。
そうなると、自分の眼で確めたくなります。

原題:ミッドナイト イーグル(2007) 
監督:成島出
原作:高嶋哲夫  
脚本:長谷川康夫/ 飯田健三郎  
Genre:Suspence/ Action / Drama 
上映時間:131分 
あらすじ:
戦場で数多くの死を見てきたカメラマン西崎。
ある少年の死がトラウマになっている。
北アルプスで、ひとり静かに星空を撮っていると、赤い光が。
実は、米軍戦略爆撃機“ミッドナイトイーグル”が墜落したのだ。
政府は、自衛隊を冬山に向かわせるが、工作員の餌食になる。
一方、慶子は、いまだに西崎を憎しみ続けている。
仕事に夢中で、姉を見殺しにしたからだ。
だが、そんな彼女も取材で、工作員と接触することに。
そして、恐るべき脅威が迫っていること、
西崎とその後輩の落合が巻き込まれていることを知るのだった... 

出演者
大沢たかお .... 戦場カメラマン・西崎優二 
竹内結子 ....  週刊「WISE」記者・有沢慶子 
玉木宏 ....  東洋新聞記者・落合信一郎 
吉田栄作 ....  三等陸佐・佐伯昭彦 
オトーサン、
「大沢たかおも、竹内結子も、いいね!」 
キムタクや織田裕二よりも、好きなタイプ。
変に気取っていないのが、いいのです。

その他の出演者:
袴田吉彦 ....  内閣危機管理監・冬木利光 
大森南朋 ....  三等陸佐・斉藤健介 
石黒賢 ....  週刊「WISE」編集長・宮田忠夫 
坂本爽 ....  週刊「WISE」カメラマン・青木誠 
金子さやか ....  チヘ 
波岡一喜 ....  工作員・平田俊夫 
佐原弘起 ....  西崎優 
藤竜也 ....  内閣総理大臣・渡良瀬隆文 

User Ratings: 6.6(vote 305) Yahoo!
オトーサン、
「うーん、評価が分かれるだろうな...」
いま話題の防衛省・自衛隊が撮影に全面協力。
大沢たかおが、お国のために命を捨てる、
それでお涙頂戴というのが、いかにもという感じです。
ただし、北アルプスの風景は、それはそれは見事なものでした。

movie_loveさん
2007年11月15日
これはひどい!タダ券でも時間の無駄! 

この映画はひどすぎる!
監督が悪いのか脚本が悪いのか
ここまでひどい日本映画もひさしぶりだ。
制作費をドブに捨てている。
松竹とユニバーサルの製作で正月映画って
これは2時間ドラマはVシネのレベルさえいっていない。
大沢と竹内の共演だが顔を合わせるのは数分だけ。
緊張感、切迫感まったくなし。
ストーリー展開は小学生の演劇かと思うレベル。
自衛隊協力でF15かな?は飛ぶし、ヘリも飛びますが悪天候ですぐ戻ります。
いったいなんのために飛んでるのか?
特に後半のヘリは期待大なのになにもせずに戻るって・・・・・
画面は10分大沢の登山シーン、10分竹内のシーンか対策本部
という繰り返しで60分もするとあまりにもワンパターンで嫌になってきます。
私は60分で途中で退席しようかと思いました。
「日本滅亡48時間前!」というキャッチフレーズも嘘です。
大沢も竹内も対策本部も総理もだーれもあせってなく、ゆるゆるの状態です。
なぞの工作員がいっぱいでてきてなぜか2部に別れている自衛隊もすぐ全滅、
それも銃撃戦だけで・・・。
自衛隊(20人ぐらいかな)は全滅なのに工作員はやられても
やられても追加で出てきます。
みーんな同じ格好なので1国だけの工作員なんでしょうか?
工作員のアジトや墜落したステルスの内部はセットまるわかりのお笑い状態、
結局ラストまで工作員って何者?というのはわかりません。
そして墜落地点に向かう大沢らなのですが
悪天候なのにぜんぜん苦労せず現地到着。
なんとステルスには時限爆弾がセットされていた・・・
このままではステルスに積んである核が爆発してしまう!
核が爆発するとなだれが起き大被害になるのだ!
(おいおい核爆弾の影響はどれぐらいなんだ!)
えええ!なんでセットされてるの?
勿論迫力あるであろうステルスの墜落シーンなんてありません!!!!!
たいへんだ!時限爆弾のパスワードが変えてある!
その番号はもちろんなぜか竹内が知っているのです!
やったあ時限爆弾解除だ!
ところがその時すでにまわりにはなぞの工作員が30名ほどに取り囲まれていた!
もう助からない。
工作員を倒すためステルス墜落地点にトマホークミサイルを打ち込んでくれ!
我々は日本のために犠牲になるんだ!
ということでどこからかトマホークが飛んできてバーーーーーン!!!!!
人類のために命をかけた大沢のために竹内は涙し
総理は見えもしないのに敬礼するのだった!
おいおいトマホークが爆発してもなだれは起きないのかい?(笑
こんな総理らしくない総理も見たことがないぞ。
そして日本国民はそんなゆるーい緊迫感があったことも知らずに
今日も生活しているのであった。ちゃんちゃん。
大沢たかおも竹内結子も悪くない。
この映画自体があまりにもひどいできであるだけである。
神戸の試写で来週舞台挨拶があるらしいが
こんな映画出演者としてはコメントしようがないだろうなあ。
この映画のひどさは監督の力量なのだろうか??????
ヤフーの評価コメントがあまりにも良かったのでちょっと期待したのに
本当に残念だ。
ヤフーのコメントは工作員がかかわっているのかもしれないな(笑 

オトーサン、
「では、ヤフーの工作員とやらのコメントを!(笑)」

waildgun24さん
2007年12月8日
世界の中の日本 

映画にもある通り日本がアメリカに翻弄されている現実
隠蔽された事実が実際どれだけあるのだろうか勘ぐってしまう。
日本国内の外国、米軍基地内部の事件が発端となり
当事者のアメリカは最後にボタン1つでしか事件の対処に貢献できず
犠牲となったのは事実を闇に葬られるべくの自衛隊員が殆ど
そもそも非核三原則とは何なのだろう?
現在でも日本国内において知らされていない事実が進行してるかもしれない
映画はきっと観る者によって評価は分れるだろうが
アクション映画としては多少の物足りなさは感じられるだろうが
人間を描く点においては十分見られる。
近年活躍のめざましい大沢たかおは
心に傷を持ちながら徐々に自分自身を取り戻し
事態の解決の為に命を投げ出した。
過去の自分に決別すべく最後まで事件に対峙した玉木宏。
軍人として忠実に任務を全うしながらも
時折人間らしさを垣間見せる自衛官役の吉田栄作
姉の死で主人公を憎みながらも事件を通し除々理解していく竹内結子。
出番は少ないが何となくその場をしめる編集長の石黒賢など
すべての人が演じる役を完ぺきにこなしているが
1番は総理役の藤達也さんの起用がこの映画を占めている気がして仕方ない。
1国の総理として対米関係や想定もしていない危機に直面し
悩み苦しみ最後に大きな決断を下す。
途中1人屋上で苦悩する姿、あれは1人の人間として当然あるべく姿で
最後に重大な決意の後主人公の息子に関西弁で気持ちを告げたシーンはグッときた。
あんな台詞を政治家が絶対に言うわけは無いのだろうが。
実際の政治家に今回のような事態にどれだけ対応出来るものがいるか疑問?
銃撃シーンはプロの自衛官があっさり全滅するのに
弾が中々当たらない主人公2人は映画の都合
ただしラストはちょっといかにもの感もあり
でも私は日本映画としては面白いと評価出来る。


暗殺者

         
オトーサン、
「前に見ていないかなぁ?」
この手の題名は、世に溢れています。
例えば、「アサシン/暗・殺・者」「暗殺者のメロディ」
「暗殺者の家」「太陽の暗殺者」「六人の暗殺者」など...
平凡な題名のせいで、随分、損していませんか?

原題:Assassins (1995)
監督:Richard Donner
原作:Andy Wachowski/Larry Wachowski
脚本:Andy Wachowski/Larry Wachowski /Brian Helgeland   
Genre:Action / Thriller / Crime 
Rated R for violence and language. 
Country:USA / France 
Language:English / German / Spanish 
上映時間:132分
あらすじ:
殺し屋界のトップに君臨するラス。
依頼者のザ・コントラクターとは
コンピュータの画面上でのみ接点を持ち、
孤独で静かな日々を送る男。
ある仕事の際、彼より先に標的を射殺する男ベインが現れる。
ベインはラスを倒しトップの座につこうとしていた。
ザ・コントラクターから、ヘロインの調合方式を売ろうとする
謎の監視のプロとバイヤーを暗殺する指示を受け取ったラスの前に、
再びベインが現れる。
ラスは監視のプロであるエレクトラを助け逃亡するが、
対決は必至だった。 

出演者:
Sylvester Stallone ...  Robert Rath(ロバート・ラス)
Antonio Banderas ...  Miguel Bain(ミゲル・ベイン)
Julianne Moore ...  Electra(エレクトラ)
オトーサン、
「バンデラス、いいねえ、最高だねぇ」
こんないい俳優さんだったとは思っていませんでした。
そして...、ジュリアン・ムーア。
いいですねえ。
この2人の名演を前にすると、流石のスタローンも、
でくのぼうに見えてくるから不思議です。

ANTONIO BANDERAS 
アントニオ・バンデラス 
誕生日 1960/8/10  
出身 スペイン・マラガ 
プロ・サッカーに憧れるが、膝を壊し断念。
13才から地元の演劇学校に学び、卒業と同時に小劇団に入団する。
81年、マドリッドに移り、
アンサンブル・メンバーとしてスペイン国立劇団に加わる。
82年「セクシリア」で映画デビュー。
代表作は数多いが、95年「デスペラード」、
2003年「レジェンド・オブ・メキシコ デスペラード」でエル・マリアッチ役、
98年「マスク・オブ・ゾロ」、
2005年「レジェンド・オブ・ゾロ」でゾロ役を演じている。
99年「クレイジー・イン・アラバマ」で監督デビュー。 
活躍度 ◎↑ 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆☆★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1982年「セクシリア」
1984年「ロス・ザンコス/竹馬の男」
1985年「マタドール<闘牛士>」
     「炎のレクイエム、凶弾」
1987年「欲望の法則」「最も危険な男」
1988年「神経衰弱ぎりぎりの女たち」
1990年「アタメ」「インセスト/近親相姦」
     「暴走遊戯」
1992年「マンボ・キングス/わが心のマリア」
1993年「愛よりも非情」◇
1994年「愛の奴隷」「フィラデルフィア」◆
     「愛と精霊の家」◆
     「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」◆
1995年「暗殺者」◇「デスペラード」◇
     「マイアミ・ラプソディー」◇「フォー・ルームス」◆
1996年「あなたに逢いたくて」「ストレンジャー」◇
     「エビータ」◇
1998年「マスク・オブ・ゾロ」◇
1999年「13ウォーリアーズ」◇「バウンティ・キッド」◇
2000年「マイ・スウィート・ガイズ」◇「ポワゾン」◇
     「抹殺者」◇
2001年「スパイキッズ」◇
2002年「スパイキッズ2/失われた夢の島」◇「フリーダ」
     「バリスティック」◇「ファム・ファタール」◇
2003年「スパイキッズ3−D:ゲームオーバー」◆
     「レジェンド・オブ・メキシコ デスペラード」◇
     「ジャスティス 闇の迷宮」◇
2004年「シュレック2」(声)
2005年「レジェンド・オブ・ゾロ」◇
2006年「レッスン!」◇
2007年「シュレック3」(声) 

JULIANNE MOORE 
ジュリアン・ムーア
誕生日 1960/12/3  
出身 米ノースカロライナ州 
父は軍人で幼少期は9カ国を転々とした。
旧西ドイツフランクフェルトの高校に在学中、
学校演劇の「タルチュフ」で初舞台。
83年、ボストン大学芸術学部卒業。
その後、オフ・ブロードウェイを中心とした舞台で経験を積み、
テレビの昼メロ「AS THE WORLD TURNS」のフラニー・ヒューズ役で注目され、
88年エミー賞受賞。
90年「フロム・ザ・ダークサイド ザ・ムービー 3つの闇の物語」で映画デビュー。
97年「ブギー・ナイツ」(LA批評家協会助演女優賞)、
2001年「めぐりあう時間たち」(ベルリン国際映画祭銀熊賞)で、
アカデミー賞助演女優賞にノミネート、
1999年「ことの終わり」、
2002年「エデンより彼方に」
(ヴェネチア国際映画祭主演女優賞/LA批評家協会賞主演女優賞)で
アカデミー賞主演女優賞にノミネート。
2001年には「ハンニバル」のクラリス役を演じた。
活躍度 ◎↑ 
演技力     ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ   ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1990年「フロム・ザ・ダークサイド ザ・ムービー 3つの闇の物語」
1992年「ゆりかごを揺らす手」
      「BODY ボディ」「ベディ・ルーは犯罪者?」
1993年「逃亡者」「妹の恋人」◆「ルームメイト」
1994年「ショート・カッツ」「42丁目のワーニャ」
1995年「暗殺者」◇「9ヶ月」◇「SAFE」◇「最高のルームメイト」
1996年「サバイビング・ピカソ」◇
1997年「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」◇
     「家族という名の他人」
1998年「ビッグ・リボウスキ」◆「ブギー・ナイツ」◇「サイコ」◇
1999年「マグノリア」◇「理想の結婚」「クッキー・フォーチュン」◆
     「ことの終わり」◇「シカゴ・ドライバー」◇
     「マップ・オブ・ザ・ワールド」
2001年「ハンニバル」◇「エボリューション」◇
     「シッピング・ニュース」◇
2002年「めぐりあう時間たち」◇「エデンより彼方に」◇
2004年「フォーガットン」◇
2006年「トゥモロー・ワールド」◆「フリーダムランド」◇ 

その他の出演者:
Anatoli Davydov ...  Nicolai Tashlinkov 
Muse Watson ...  Ketcham 
Steve Kahan ...  Alan Branch  
Kelly Rowan ...  Jennifer, Electra's Neighbor 
Reed Diamond ...  Bob 
Kai Wulff ...  Remy 
Kerry Skalsky ...  Buyer with Remy 
James Douglas Haskins ...  Buyer with Remy 
Stephen Liska ...  Cop 
John Harms ...  Cop 
Edward J. Rosen ...  Cemetery Caretaker 
Christina Orchid ...  Dowager 

User Rating: 5.8/10 (13,924 votes) 
オトーサン、
「こりゃ、低過ぎる!」
スタローンがあまり活躍していないので、失望したのかも。

ラジー賞ノミネート
・ワースト主演男優賞:シルヴェスター・スタローン  

User Comments  
illeatyourdogさん
United States 
2003年12月21日
「マトリックス」以前の作品

最初に見たとき、実に楽しめた。
ジョン・ウー、そして、マイケル・ベイ、
トニー・スコット、ジェリー・ブラッケンハイマーが出現し、
皮肉にも、アクション映画の意味が問われることになった。
特に、銃撃アクション映画では、
カオスよりも、効果と抑制に重点が置かれる。
一方、ジョン・ウーのノンストップ銃撃主義では、
何でもないときにも、大音響での銃撃シーンが売りである。
だが、この映画では、すべての銃撃が目的や意味を持っており、
どの銃撃も気晴らしのためのものではなく、静かである点で、
まったく正反対の主義に基づいている。
唯一の無差別銃撃シーンは、 
アントニオ・バンデラスによるアパートでのものだけだった。
ベインは、ラスに向けて、壁越しにムチャ撃ちする。
それ以外では、パニックに駆られた銃撃や砲弾のばらまきはない。
奇妙なことに、このため、事件の素早い展開が可能になる。
例えば、主人公3人が顔あわせする最初のシーンだ。
アントニオ・バンデラスは、瞬きもしない間に、
3人の警備員を殺し、同時に室内にいる狙撃対象の4人を射殺する。
ある面で、これは時代劇映画(old Samurai films)に似ている。
素早い太刀捌きで、大勢がなぎ倒され、争いは瞬時に終了する。
つまり、この映画は、ある種のいい味をしたアクション映画だ。
ムードたっぷりで、楽しめばいい。
<補足>
この映画をはじめて見たとき、
将来のスーパースター、アントニオ・バンデラスが出ているとは思わなかった。
また、その後「マトリックス」を製作する人々の手によるものとも思わなかった。
そうした点で、この映画は、見ていて楽しい。
「有名になる前に、彼らは何をしていたんだろう?」
そうした疑問への答えがここにある。
見れば、納得するだろう。


オトーサン、
「流石、名監督、冴えてるなぁ」
役者の個性を生かし、
ドキドキさせる面白い映画をつくらせたら、
このひとの右に出る監督は、そういないでしょう。

RICHARD DONNER 
リチャード・ドナー 
誕生日 1930/4/24  
出身 米ニューヨーク 
監督作 
1968年「君は銃口/俺は引金」
1969年「おませなツインキー」
1976年「オーメン」
1978年「スーパーマン」
1980年「サンフランシスコ物語」」
1982年「おもちゃがくれた愛」
1985年「グーニーズ」「レディホーク」
1987年「リーサル・ウェポン」「ロスト・ボーイ」
1988年「3人のゴースト」
1989年「リーサル・ウェポン2」
1992年「リーサル・ウェポン3」「ラジオ・フライヤー」
1993年「フリー・ウィリー」
1994年「マーヴェリック」
1995年「暗殺者」
1997年「陰謀のセオリー」
1998年「リーサル・ウェポン4」
2003年「タイムライン」
2006年「16ブロック」

次に、IMDbで詳しく。

1929年ニューヨーク市生まれ。
ニューヨーク大学で経営学と舞台芸術を学ぶ。
はじめは、俳優を志していたが、
「ノーマン・レイ」で知られる監督の
マーチン・リットに、俳優よりも監督に向いているといわれ、
同監督のアシスタントになった。
ロサンゼルスに移り、コマーシャルや企業映画、ドキュメンタリーなどを手がけたり、
スティーブ・マックィーンの人気テレビシリーズ「拳銃無宿」のパイロット版を演出。
これがきっかけとなって、「トワイライト・ゾーン」や「逃亡者」などの
人気シリーズを次々に演出した。
1976年、200万ドルの予算で製作した
「オーメン」が、6500万ドルの大ヒットを記録、映画監督として脚光を浴び、
つづく「スーパーマン」も世界中で大ヒットした。
メル・ギブソンとは、本シリーズのほか、「マーベリック」や「陰謀のセオリー」でも
チームを組んでいる。


ランボー3/怒りのアフガン

          
オトーサン、
「いいね、またランボー!」
ランボーが究極の苦しみを味わいます。
その逆境のなかから、雄雄しく立ちあがるランボー。
初代の流行語大賞「どげんせにゃあかん」の栄誉は、
スタローンに贈呈したいと思います。 

原題:Rambo III (1988)
監督:Peter MacDonald
脚本:David Morrell / Sylvester Stallone/ Sheldon Lettich 
Genre:Action / Adventure / Drama / Thriller 
Country:USA 
Language:English / Russian 
上映時間:101分
あらすじ:
オトーサン、
「IMDbのは、物足りないな」

バンコクの仏教寺院で隠遁中のランボーのもとへ、
旧友トラウトマン大佐がやってくる。
アフガニスタン潜入を手伝ってくれないか?
ランボーは、静かな人生を送りたいと拒む。
だが、大佐がソ連軍に拉致されたと知らされて、
救出のために、再び戦場へ向かうことを決意する。
パキスタンでゲリラ兵士ムサと落ち合い、アフガンへ向かう。
その途中、ソ連軍の攻撃から村人たちを守ったので、
アフガン少年のハミドに慕われる。
大佐は、ソ連軍の要塞に幽閉され、拷問されていた。
ランボーの救出作戦は失敗し、傷つき退却するものの、
再度攻撃をかけ、ついに大佐を救出する。
だが、ソ連軍のザイセン大佐は執念深い。
たった2人を葬むるのに、一個師団を出動させたのだ。
ランボー、絶体絶命のピンチ!
加勢に現れたムサらゲリラ兵士の騎馬隊に砲撃を加えるソ連軍!
だが、怒りのランボーは、ひるまない!
戦車を乗っとり、ザイセン大佐が搭乗するヘリと戦うのだった...

出演者:
Sylvester Stallone ...  Rambo(ランボー) 
Richard Crenna ...  Trautman(米軍・トラウトマン大佐) 
Marc de Jonge ...  Zaysen (ソ連軍・ザイセン大佐)
Sasson Gabai ...  Mousa(ムサ)
Doudi Shoua ...  Hamid (ハミド)
オトーサン、
「いいねぇ。しびれるなぁ」
天にそびえるヒマラヤ山脈にも負けぬほど、
ランボーの怒髪がはるか高く天をも突くのです。
脇役の米ソ両大佐がいい演技をしています。

SYLVESTER STALLONE 
シルヴェスター・スタローン 
誕生日 1946/7/6  
出身 米ニューヨーク 
活躍度 ○→ 
両親の離婚から少年時代は素行が悪く、
ウェイト・トレーニングやスポーツに明け暮れた。
スイスの大学時代に俳優を志し、
マイアミ大学演劇科に編入したが中退する。
69年にニューヨークへ出て、生活苦の中、役者を志す。
75年、クローズド・サーキッドで観た
ヘビー級チャンピオン戦に刺激されて三日で書き上げたシナリオが
映画「ロッキー」として自ら主役を演じ、大ヒット。
以後、「ロッキー」「ランボー」シリーズで
アクション・スターとしての地位を不動のものにする。
私生活ではサーシャ夫人とは二子をもうけたが、離婚。
ブリジット・ニールセンとも再婚したが別れ、現在は三人目。 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆☆☆ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1971年「ザ・イタリアン・スタローン」
     「ウッディ・アレンのバナナ」「レベル」
1974年「ブルックリンの青春」
1975年「ビッグ・ボス」「さらば愛しき女よ」
1976年「デス・レース2000」「爆走!キャノンボール」
     「ロッキー」◇
1978年「パラダイス・アレイ」「フィスト」「ロッキー2」◇
1980年「勝利への脱出」◇
1981年「ナイトホークス」◇
1982年「ランボー」◇「ロッキー3」◇
1983年「ステイン・アライブ」
1984年「クラブ・ラインストーン/今夜は最高」
1985年「ランボー/怒りの脱出」◇「ロッキー4 炎の友情」◇
1986年「コブラ」◇
1987年「オーバー・ザ・トップ」◇
1988年「ランボー3/怒りのアフガン」◇
1989年「デッドフォール」◇「ロックアップ」◇
1990年「ロッキー5/最後のドラマ」◇
1991年「オスカー」◇
1992年「刑事ジョー/ママにお手上げ」◇
1993年「デモリションマン」◇「クリフハンガー」◇
1994年「スペシャリスト」◇
1995年「暗殺者」◇「ジャッジ・ドレッド」◇
1996年「デイライト」◇
1997年「コップランド」◇「メン・イン・ブラック」▲
1998年「アンツ」(声)◆「アラン・スミシー・フィルム」
2000年「追撃者」◇
2001年「ドリヴン」◇
2002年「D−TOX」◇「ザ・ボディガード」◇
2003年「スパイキッズ3−D/ゲームオーバー」◇「Taxi3」▲
2006年「ロッキー・ザ・ファイナル」◇ 

RICHARD CRENNA 
リチャード・クレンナ 
誕生日 1927/11/30  
出身 米ロサンゼルス 
活躍度 △→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1952年「セント・ルイスの誇り」「赤い空」
1965年「メイド・イン・パリ」
1966年「砲艦サンパブロ」
1967年「暗くなるまで待って」
1968年「スター!」
1969年「強奪超特急」「宇宙からの脱出」「デザーター」
1970年「朝やけの空」
1971年「マーベリックの黄金」
1972年「リスボン特急」
1973年「かもめのジョナサン」(声)
1975年「軍用列車」
1978年「新・悪魔の棲む家」
1979年「荒馬ハンク」
1980年「ゴースト/血のシャワー」「デス・シップ」
     「コールド・スナイパー/売春婦連続殺人事件」
1981年「白いドレスの女」
1982年「ランボー」
1983年「5人のテーブル」
1984年「フラミンゴ・キッド」
1985年「ランボー/怒りの脱出」
     「クレイジー・ファミリー/太陽がめいっぱい」
1988年「ランボー3/怒りのアフガン」
1989年「リバイアサン」
1993年「ホット・ショット2」
1995年「ジェイド」「恋する放火犯」「サブリナ」
1998年「裸の銃を持つ逃亡者」
 
その他の出演者:
Spiros Focas ...  Masoud
Kurtwood Smith ...  Griggs
Randy Raney ...  Kourov 
Marcus Gilbert ...  Tomask 
Alon Abutbul ...  Nissem 
Mahmoud Assadollahi ...  Rahim 
Joseph Shiloach ...  Khalid 
Harold Diamond ...  Stick Fighter 
Matti Seri ...  Gun Dealer 
Hany Said El Deen ...  Gun Dealer 

User Rating: 4.4/10 (15,576 votes) 
オトーサン、
「こりゃ、低すぎる!」 
こんなに頑張っているスタローンに失礼です。

ラジー賞受賞  
・ワースト主演男優賞:シルヴェスター・スタローン
同ノミネート 
・ワースト作品賞      
・ワースト監督賞:ピーター・マクドナルド     
・ワースト助演男優賞:リチャード・クレンナ     
・ワースト脚本賞 

User Comments 
hongpikさん
2006年7月3日
アホな批評を無視せよ

ほんとうに分からん。
なんで、みんな、そう失望しているんだ?
これは、アクション映画の範疇に入る。
批評は、最高から最低まで、様々だ。
ひとびとは、あるいはドラマを期待しているのだろうか? 
ロシアの特殊部隊の実際の活動を見たことがあるのだろうか?
確かに、連中は軽蔑され、ランボーに打倒される。
だが、悪漢たちは、それなりにいい演技をしている。
誤解しないでほしい。
別にロシア軍部を賛美しているのではない。
ソ連軍のザイセン大佐も、目がくらむほど、いい俳優だ。
映画は、実際のロシアの武装ヘリコプターを使っていないが、
(その代わりに、フランスのヘリを改造している) 
それでも、効果的だ。
要するに、これは光輝くユニークな映画なのだ。
私は、10点をあげたい。
ランボー・シリーズの中で、最高だ。


オトーサン、
「けしからん、ラジー賞って何だ?」
ま、形を変えた賛辞だと思えばいいのかも...

○ラジー賞
 毎年アカデミー賞の前夜にハリウッドのルーズベルト・ホテルで開催される
 その年最低の映画を決定する映画賞。
 ハリウッドで映画の宣伝を行っていたジョン・ウィルソンが考案したもので、
 ゴールデンラズベリー賞財団の500人を超えるメンバーによって決定される。
 受賞者には8mmフィルム缶の上に金色のラズベリーをかたどったトロフィー
 (手製で時価、約4ドル27セント)が授与される。
 と言ってもだいたい関係のない人が受け取る。
 まぁ、ようはおふざけがここまで大きくなってしまったということでしょうか。
 こんな賞が公然と存在するのもアメリカの面白いところです。


ランボー/怒りの脱出

         
オトーサン、
「シルヴェスター・スタローンだ!」
全盛期のスタローン、筋肉増強剤も使っていないのでしょう。
肌にツヤがあります、筋肉にオーラがあります。

原題:Rambo: First Blood Part II (1985)
監督:George P. Cosmatos
原作:Kevin Jarre
脚本:Sylvester Stallone/James Cameron/David Morrell 
Genre:Action / Adventure / Drama / Thriller 
上映時間:97分
あらすじ:
投獄されたランボーは特命を受け、
ベトナム戦争で行方不明となっている
兵士を調査するためにカンボジアへ飛ぶ。
連絡員コーと落ち合い、ジャングルで行方不明者を発見するが、
救援部隊の裏切りにあい窮地に立たされる...
 
出演者:
Sylvester Stallone ...  John J. Rambo(ランボー)
Richard Crenna ...  Col. Samuel Trautman (トラウトマン大佐)
Charles Napier ...  Marshall Murdock(マードック)
Julia Nickson-Soul ...  Co Bao(コー)
Steven Berkoff ...  Lt. Col. Podovsky(ポドフスキー)
オトーサン、
「ランボー、随分乱暴だなぁ」
 
SYLVESTER STALLONE 
シルヴェスター・スタローン 
誕生日 1946/7/6  
出身 米ニューヨーク 
活躍度 ○→ 
両親の離婚から少年時代は素行が悪く、
ウェイト・トレーニングやスポーツに明け暮れた。
スイスの大学時代に俳優を志し、
マイアミ大学演劇科に編入したが中退する。
69年にニューヨークへ出て、生活苦の中、役者を志す。
75年、クローズド・サーキッドで観た
ヘビー級チャンピオン戦に刺激されて三日で書き上げたシナリオが
映画「ロッキー」として自ら主役を演じ、大ヒット。
以後、「ロッキー」「ランボー」シリーズで
アクション・スターとしての地位を不動のものにする。
私生活ではサーシャ夫人とは二子をもうけたが、離婚。
ブリジット・ニールセンとも再婚したが別れ、現在は三人目。 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆☆☆ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1971年「ザ・イタリアン・スタローン」
     「ウッディ・アレンのバナナ」「レベル」
1974年「ブルックリンの青春」
1975年「ビッグ・ボス」「さらば愛しき女よ」
1976年「デス・レース2000」「爆走!キャノンボール」
     「ロッキー」◇
1978年「パラダイス・アレイ」「フィスト」「ロッキー2」◇
1980年「勝利への脱出」◇
1981年「ナイトホークス」◇
1982年「ランボー」◇「ロッキー3」◇
1983年「ステイン・アライブ」
1984年「クラブ・ラインストーン/今夜は最高」
1985年「ランボー/怒りの脱出」◇「ロッキー4 炎の友情」◇
1986年「コブラ」◇
1987年「オーバー・ザ・トップ」◇
1988年「ランボー3/怒りのアフガン」◇
1989年「デッドフォール」◇「ロックアップ」◇
1990年「ロッキー5/最後のドラマ」◇
1991年「オスカー」◇
1992年「刑事ジョー/ママにお手上げ」◇
1993年「デモリションマン」◇「クリフハンガー」◇
1994年「スペシャリスト」◇
1995年「暗殺者」◇「ジャッジ・ドレッド」◇
1996年「デイライト」◇
1997年「コップランド」◇「メン・イン・ブラック」▲
1998年「アンツ」(声)◆「アラン・スミシー・フィルム」
2000年「追撃者」◇
2001年「ドリヴン」◇
2002年「D−TOX」◇「ザ・ボディガード」◇
2003年「スパイキッズ3−D/ゲームオーバー」◇「Taxi3」▲
2006年「ロッキー・ザ・ファイナル」◇ 

その他の出演者:
Martin Kove ...  Ericson 
George Cheung ...  Capt Vinh  
Andy Wood ...  Banks 
William Ghent ...  Capt. Vinh 
Voyo Goric ...  Sgt. Yushin 
Dana Lee ...  Gunboat captain 
Baoan Coleman ...  Gunboat captain 
Steve Williams ...  Lifer 
Don Collins ...  POW #1 
Christopher Grant ...  POW #2 

User Rating: 5.4/10 (19,146 votes) 
オトーサン、
「あれ?こんなに低いのか」
それにしても、評価が大きく分れていますね。

アカデミー賞ノミネート  
・音響効果編集賞
  
ラジー賞受賞  
・ワースト作品賞      
・ワースト主演男優賞:シルヴェスター・スタローン
・ワースト脚本賞
・ワースト主題歌賞 
同ノミネート
・ワースト監督賞:ジョルジ・パン・コスマトス     
・ワースト助演女優賞:ジュリア・ニクソン     
・ワースト新人賞 ジュリア・ニクソン     

User Comments
Ron-181さん
Lake Butler, Florida
2002年9月6日
評価が低すぎる

この映画、評価が低く過ぎる。
見た目よりも、内容は濃い。
この時点で、スタローンは、いい役者ではなかったが、
彼は、ランボーという役にカンペキに似合っている。
ハリウッドで、彼以上にやれる俳優はいない。
この映画には、ヴェトナム戦争の本質への洞察がある。
他の映画は、避けてきたのだ。
アクション・シーンは、見事なものだ。
ストーリーも面白いし、急展開だ。
アクション映画フアンにお勧めしたい。
私の採点は、7点。
 

オトーサン、
「さて、日本人の評価はいかに?」

晴雨堂ミカエルさん
2007年11月29日
賛否あるがエンタメとして秀作である。
 
初期のスタローン氏はどちらかといえば「イタリア系移民」
「低所得労働者」「社会的マイノリティー」といった
キーワードで映画を創っていた。
その代表が盛りを過ぎたプロボクサーでイタリア系のロッキー=バルボア、
もう1つの代表がアメリカ先住民の血を引くジョン=ランボーである。
様々なキャラを演じてきたスタローン氏の俳優人生にとって、
この2つのキャラは双璧であり、良くも悪くも当時のアメリカを代弁していた。
スタローン氏がスター俳優へと出世するにしたがって、
ロッキーもランボーも不遇な身の上から這い上がる泥臭いヒーローから、
強いアメリカを象徴する垢抜けたスーパーマンへと変化していった。
当時はタカ派のレーガン政権のただ中、時代の追い風も手伝った。
奇しくも、ほぼ同時期に公開された「ロッキー4」のロッキーは
アメリカの国旗を背負ってソ連のボクサーを叩きのめすし、
「怒りの脱出」のランボーもたった一人でベトナム軍とソ連軍を蹴散らしてしまう。
当初は社会派・反体制視点のヒューマンドラマが完全に国威発揚映画と化した。
(余談1)
作品の内容としては、私は前作の方が優れていると思っている。
主人公を取り巻く冷たい視線、頑なまでに偏った正義感の保安官、
実戦現場を知らない呑気な州兵たち、
スタローン氏の運動神経や作中で披露するサバイバル技術、
社会派反戦映画であると同時にエンターテイメントとしても観れる。
ただ、前作の陰鬱な作調を嫌うファンには「怒りの脱出」を選ぶだろう。
これとてけっして明るい映画というわけではないが、
アメリカらしくアクションが派手になり迫力ある機銃掃射や火薬の炸裂、
日本の必殺仕置き人もビックリの殺人術の各種披露され、
ストーリーも単純で解り易い。
味方に見捨てられ捕虜となってソ連軍将校の尋問を受けている
絶望的な状況にも関わらず、
無線で不敵にもCIA官僚のマードック司令に「命はもらった!」と言い放ち、
周囲の敵を蹴散らして脱走する。
ヒロインが倒されスコールのなか亡骸を埋葬し上半身裸のまま暫く雨にうたれるにまかせ、
やがて復讐の鬼と化したランボーは筋肉隆々の身体に弾帯を巻き付け
腰に大型ナイフを差し頭を鉢巻でしめ首にはヒロインの形見のネックレスをつける、
この戦の身支度場面は後のシュワ氏の「コマンドー」や
ドルフ=ラングレン氏の「レッド・スコーピオン」などでも模倣される名場面だ。
このように魅力ある無敵のヒーローとなり
日本や欧米先進諸国でミリタリーブームを巻き起こす人気キャラとなるが、
逆に前作でランボーを支持していたベトナム帰還兵たちからは反発を受けることになる。

(余談1)
アメリカ映画には個人的に反感を持ってはいるが、
映画づくりの姿勢は素晴らしいと認めざるを得ない。
特に「怒りの脱出」などはエンタメ映画として優れているだけでなく
国策にも合致している上に興行成績も抜群に良かったにも関わらず、
ラジー賞(最低映画賞)を授与されている。
かつては反戦映画のキャラだったランボーが、
ソ連と対決する好戦的キャラへと右旋回した事への反発だ。
アメリカの映画ファンのバランス感覚が、
アメリカ映画の活力を維持しているといえるかもしれない。
決して大挙として付和雷同しない。


デス・レース2000年

          
オトーサン、
「はちゃめちゃ。究極のB級映画!」
テレビ東京のスタローン特集だったので、
てっきり主演かと思っていましたが、そうではないのです。

原題:Death Race 2000 (1975)
監督:Paul Bartel
原作:Ib Melchior 
脚本:Robert Thom /Charles B. Griffith   
Genre:Action / SF / Sport
上映時間:84分
あらすじ:
近未来では、究極のスポーツ・イベントがデス・レース。
出場者は、アメリカ大陸横断レース中に、
人をひき殺すと、ポイントをもらえる。
このレースには、熱狂的なフアンがいて、
自分の命をドライバーに差し出すのだ。
エージェントは、この不道徳なデス・レースに終止符を打とうとし、
ナビゲーターとして、レースに侵入する。
レースの最後、競争者たちの命は勿論のこと、
大統領の命も危険にさらされる。
果たして、デス・レースも、これが最後になるのだろうか?

出演者:
David Carradine ...  Frankenstein(フランケンシュタイン) 
Simone Griffeth ...  Annie Smith(アニー) 
Sylvester Stallone ...  Machine Gun Joe Viterbo(マシンガン・ジョー・ヴィターボ) 
Mary Woronov ...  Calamity Jane(カラミティ・ジェーン) 
オトーサン、
「へぇ、いい役者がいたんだ」

DAVID CARRADINE 
デビッド・キャラダイン 
誕生日 1936/12/8  
出身 米カリフォルニア州ハリウッド 
俳優ジョン・キャラダインの息子で、
異母弟キース、ロバートも俳優。
64年「アパッチ大襲撃」で映画デビュー。
テレビ・シリーズ「燃えよ!カンフー」(1972-75)の
少林寺拳法の使い手ケイン役でフレイク。
76年「ウディ・ガスリー/わが心のふるさと」で
ゴールデングローブ賞主演男優賞にノミネートされ、
ナショナル・ボード・オブ・レビュー主演男優賞受賞。 
活躍度 △↓ 
演技幅 適応 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1964年「アパッチ大襲撃」
1965年「帰郷」
1966年「泥棒がいっぱい」
1969年「国境のかなたに明日はない」「夕陽の対決」
     「悪党谷の二人」
1970年「マクマスターズ」「西部番外地」
1972年「明日に処刑を…」
1973年「ミーン・ストリート」
1975年「デス・レース2000年」
1976年「ウディ・ガスリー/わが心のふるさと」「爆走!キャノンボール」
1977年「ランナウェイ」
1978年「原子力潜水艦浮上せず」「サイレント・フルート」
1980年「ロング・ライダース」「ビッグウィング」
1981年「アメリカーナ」
1982年「空の大怪獣Q」
1983年「テキサスSWAT」「SFカインの剣」
1984年「オン・ザ・ライン」
1985年「POW地獄からの脱出」
1986年「地獄の武装都市/復讐のターミネーター」
     「第27囚人戦車隊」
1988年「無法地帯サバック」「烈火のヒーロー」
     「クライム・チェイス」「ウィザード/魔法の王国」
     「トロピカル・スノウ」
1989年「メガロコップ」「レプスキー危機一髪/ロシア皇帝の秘宝」
1990年「キング・オブ・ソルジャー」「ハード・リベンジ」
     「バード・オン・ワイヤー」
     「バーバリアン・ブラザースのシンクビッグ」
     「ワイルド・ボーイ」
1991年「サンダウン」「フィールド・オブ・ファイヤー」
     「セクシー・デビル/悪魔はTバックがお好き」
1992年「ナイト・リズム/セクシーDJ殺人事件」
     「蜃気楼ハイウェイ」「戦場のライオン」
     「アニマル・インスティンクト/不倫願望ジョアンヌ」
     「バーバリアン刑事」「ワックス・ワーク2/失われた時空」
     「プレデターゲーム」
1993年「マッド・チェイサー」
1997年「デストラクション/制御不能」
2000年「ナイトフォール 夜来たる」「キル・エビル」
2001年「レッド・ロック」
2003年「キル・ビルVol.1」
2004年「キル・ビルVol.2 ザ・ラブ・ストーリー」
2005年「デスペラード・イン・ウエスト」

その他の出演者:
Roberta Collins ...  Matilda the Hun 
Martin Kove ...  Nero the Hero 
Louisa Moritz ...  Myra 
Don Steele ...  Junior Bruce  
Joyce Jameson ...  Grace Pander 
Carle Bensen ...  Harold 
Sandy McCallum ...  Mr. President 
Paul Laurence ...  Special agent 
Harriet Medin ...  Thomasina Paine 
Vince Trankina ...  Lt. Fury 
Bill Morey ...  Deacon 

User Rating: 5.9/10 (5,528 votes) 
オトーサン、
「もっと高くてもいいのでは」
でも、良識を持った人なら、低いスコアをつけるでしょうね。

Backlash007さん
Kentucky
2001年12月6日
100% 血まみれのアメリカ流ユーモア

わが偉大なるアメリカの大衆、
スポーツフアンの諸君よ、
あんたらの映画を紹介しよう。
「デス・レース2000年」だ。 
2000年における国民的で有名なスポーツは、
アメリカ大陸横断のデス・レースだ。
レーサーは、ポジションを争うだけでなく、ポイントも争う。 
歩行者を轢くと、ポイントがつく。
年齢や地位で、ポイントがちがうのだ。
2000年に実現しているというのは違うが、
すばらしい映画であることに変わりはない。
フランケンシュタイン、マシーンガン・ジョー、 
カラミティ・ジェーン、マチルダ、暴君ネロ、
この5人のレーサーが、ポイントを争うのだ。
悪漢役のスタローンは、すばらしい。
レース中、陽気な事件が次々起きる。
老人病院での安楽死から"フランス"空軍の攻撃まで。
最高のせりふは、こうだ。
「轢き逃げは重罪じゃない。国民的スポーツだ」
「これは手榴弾なの? ああ、手にもつ手榴弾なんだ」
ロジャー・コーマン・プロダクションは、
カルトフアンのお気に入りだが、まさにその通リ。
1970年代、最高の映画だ。


オトーサン、
「いいコメントだな」
異例ですが、甲乙つけ難いので、2つともご紹介しましょう。

full_frontal6996さん
2007年12月2日
競争と殺戮はアメリカの文化
  
デビッド・キャラダインと言えば『キルビル』よりも、
圧倒的にこの作品の『フランケンシュタイン』ってイメージがある、
個人的には。
観るのは、多分人生で五回目くらい。 
ブラックな『キャノンボール』 
R指定の『チキチキマシン猛レース』みたいな。 
制作はロジャー・コーマン。
さすが『私はいかにハリウッドで100本の映画をつくり、
しかも10セントも損をしなかったか』を証明する素晴らしい出来。 
帝国主義を標榜する未来のアメリカを舞台に
『人をひき殺してもポイントになる』アメリカ大陸横断レース。 
女性は年齢に応じて男性より10点増し、10代の若者は40点。 
12歳以下の子供は70点、男女問わず75歳以上の老人を轢き殺すと100点が
レーサーに貰える、って言うR指定間違い無しのアブナすぎるルール。 
病院では『安楽死デー』なんて題して車椅子の老人を道路に放り出して
轢き殺させようとしてみたり実にブラック。 
これを映画にしよう、って考えるとこがスゴい。 
刺激を求めて行き着いた娯楽の果ては殺人ゲーム、って意味で
シュワルツェネッガー主演の『バトルランナー』なんてのも思い出す。 
最近だとストーン・コールド主演『THE CONDEMNED』とか。 
各国代表がいちいち牛の角付きの車だの、
まるで仮面ライダーアマゾンみたいな車に乗ってたりとか
まるで『機動武闘伝Gガンダム』みたいなテイストでかなりバカ面白く、
ゴムの仮面と黒いパンツ一枚で女性とダンスを踊るデビッド・キャラダインは
明らかに確信犯なコメディ。 
スタローンが旧アメリカ的なキャラクターとして登場して、
助手席に乗るのは金髪/巨乳で(昔のゴールディ・ホーンみたいな)
頭の弱そうな女性ってのも狙ってるとこはよく解る。 
ナチスとか言って鈎十字の付いた旗を振り回したりとか....ヤバいなぁ。 
レースのルールの無茶さとキャラクターのエキセントリックさ、
アメプロWWF的なオーバー演出と、
倫理観なんて無視した放送禁止ギリギリのブラックな笑いと、
バカバカしい事をバカバカしくやりきったカルトな名作。


フルメタル爺さん
2007年12月1日
傑作!絶対に観るべし!

★『めぐり逢い』や『ブラック・ドッグ』や『ルール5』が
どんな作品か知らないが、この『デスレース2000年』の敵ではない。
本日深夜、関東圏の全映画ファンはロジャー・コーマンの残した至宝
かつスタローンの代表作であるこの『デスレース2000年』を観て
映画というものが如何に素晴らしく面白いものであるかを再認識し、
本作未見のスタローンファンは
一昨日にゴールデン放映された『ランボー2』など
この『デスレース2000年』の前では単なる前座以下のゴミに過ぎなかったのだと
思い知らされなければならない。
★映画を観る楽しみを邪魔しかねないのでストーリーの詳細には言及しないが、
これだけは言っておきたい。
『デスレース2000年』は巷で評されている様な「中身が無いカラッポ」な作品でも
「バカが観て喜ぶ低レベル」な作品でも決して無い。
そりゃバカな人が観て喜べる要素(メカ、殺人、おっぱいetc.)はてんこ盛りだし、
事実ストーリーや登場人物は低俗でバカそのもの(特にスタローン)だが、
表層的な見た目の印象とは裏腹に作り手であるスタッフの姿勢や視点には
実に多角的な意図が感じられる。
そこが『ランボー2』の様な本当に不毛なバカと違う所だ。
劇中の様々なエピソードには常に逆説的な皮肉や醒めた視点が見え隠れし、
最終的には登場人物を含めた全てのものを笑い飛ばしている様にも見える。
批判精神を忘れず、それでいて小難しくはならず、
飽くまでもどこまでもエンターテイメント道を突っ走るという離れ業を見せてくれている。
★なお『ランボー2』の欄でも書いたが、
タランティーノからのオファーにもかかわらず
『デス・プルーフ in グラインドハウス』のスタローン主演が実現しなかったのは
ファンにとって実に惜しい事だ。
『デスレース2000年』でのスタローンは脇役にもかかわらず
監督にセリフの変更を要請するほど自分の役作りに熱心だったらしいが、
その努力の甲斐あって実に下品で粗暴でマヌケで頭の悪そうな熱血漢
マシンガン・ジョーのキャラクターが完成した。
タランティーノが大喜びするはずである。
しかし、スタローンがタランティーノの熱意に応え
悪役としてファンの前に帰って来ることはなかった。
そんなに『ランボー4』でラジー賞を獲りたいのだろうか?
返す返すも残念な話である。


マリア

         
オトーサン、
「おお、両手に花だ!困ったなぁ」
いつも前から4列目中央で鑑賞しております。
「見えにくくないですか?」と係りに念押しされますが、
この列は、誰もいないので、ゆったり見られるのです。
でも、今日は、両側に中年女性陣3名の異常事態。
実に、窮屈でした。
「...女性は、この種の映画が好きなんだなぁ」

原題:The Nativity Story (2006)
監督:Catherine Hardwicke
脚本:Mike Rich
Genre:Drama / Family 
Rated PG for some violent content
上映時間:101分
あらすじ:
マリアは、神の子イエスを身ごもる。
婚約中なのに妊娠したので、村人が蔑みの目で見る。
そんななか、ヨセフは、マリアの言葉を信じる。
そして、納屋のなかで、イエス生誕の時を迎える。
東方の三博士がやってきて、祝福する。
だが、“救い主”誕生に怯えるヘロデ大王は、
2歳以下の幼児すべての虐殺を命じるのだった。
2人は、幼児とともに、遥かなる旅に出る。

出演者:
Keisha Castle-Hughes ...  Mary(マリア)
Oscar Isaac ...  Joseph(ヨセフ)
Nadim Sawalha ...  Melchior(東方の三博士・メルキオール) 
Eriq Ebouaney ...  Balthasar(東方の三博士・バルタサール) 
Stefan Kalipha ...  Gaspar(東方の三博士・ガスパー) 
Ciaran Hinds ...  Herod(ヘロデ大王)
オトーサン、
「うーん、マリアというよりも、メアリーだ」
ケイシャ・キャッスル=ヒューズは、"クジラ島の少女"のまんま。

その他の出演者:
Hiam Abbass ...  Anna 
Shaun Toub ...  Joaquim 
Shohreh Aghdashloo ...  Elizabeth 
Stanley Townsend ...  Zechariah 
Alexander Siddig ...  The Angel Gabriel 
Alessandro Giuggioli ...  Antipas 
Farida Ouchani ...  Ruth 
Said Amadis ...  Tero 
Maria Giovanna Donzelli ...  Mary's Friend 

User Rating: 6.6/10 (2,909 votes) 
オトーサン、
「高すぎないか?」  

User Comments
Stephen Modawellさん
Arlington, Texas 
Aクラスではないが、クリスマス映画だ...
2004年10月24日

ラフカットの段階で、仕上がるのが待ち遠しかった!
何を期待していいやら。
さて、見終えて、嬉しかった。
劇場から出てきたとき、
聖書の世界の旅から戻ってきたような気になった。
登場人物たちは、みなリアルだ。
みんなすばらしい仕事をしている! 
オスカー・アイザックは、すてきなヨセフを演じた。
オスカー・アイザックのハートが伝わってきて、
ヨセフが実在しているように思えた! 
ケイシャ・キャッスル=ヒューズは、マリアを演じた。 
私には義理の娘しかいないが、
マリアの両親の気持ちがよく分かった。
自分の娘のようだった! 
ヨセフとマリアの一家の一員になったような気がした。
その聖なる夜の羊飼いのような気がした... 
三賢人と旅をし、そのユーモアを楽しんだ! 
イエス誕生のストーリ−は、私の心のなかに、
これまで長年、いま、そして将来も根を下しているだろう。


オトーサン、
「このひと、熱心な信者なんだろうな」
 
○聖母マリア
 カトリック教会用語で、イエス・キリスト(ナザレのイエス)の母。
 ナザレのヨセフの妻を指すもっとも一般的な称号であり、
 聖アンナの娘とされている。
 童貞マリア、処女マリア、聖母(マリア)、サンタ-マリア、ミリアムとも。
 正教会の一員たる日本ハリストス正教会の至聖女マリヤに相当するが、
 正教会において最も多用される表現は生神女マリヤである。
 なお、プロテスタント教会では、尊敬しないという訳ではないが、
 カトリック教会や正教会のように特別視しないことが多い。
 それはマリアがパウロやヨハネ等と同じ普通の人間で特別な意味がなく、
 人間イエスの母親という役割であっただけと理解されているからである。

 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


大巨獣ガッパ

       
オトーサン、
「アホだなぁ」
怪獣ブームに乗り遅れた日活が、乾坤一擲放った快作!
と言いたいところですが、モノマネの域を出ませんでした。

原題:大巨獣ガッパ(1967) 
   Daikyoju Gappa 
監督:野口晴康  
原案:渡辺明  
脚本:山崎巌/ 中西隆三  
Genre:Horror / SF
Country:USA / Japan 
Language:Japanese 
上映時間:81分
あらすじ:
南洋のオベリスク島にやってきた探検隊は、
現地人がガッパと呼ぶ怪獣の卵を発見した。
彼らは研究のため、子ガッパを日本に連れ帰る。
子供を奪われた親ガッパが、テレパシーで日本に上陸。
防衛軍が迎撃するが、ガッパは熱光線を吐き応戦。
熱海も東京も、壊滅状態になる。
 
出演者 
川地民夫 .... 黒崎浩(週刊プレイメイト記者) 
山本陽子 ....  小柳糸子(カメラマン) 
小高雄二 ....  殿岡大造(生物学者)
雪丘恵介 ....  船津社長(プレイメイト社) 
オトーサン、
「おお、山本陽子さんだ」
一度、お話をしたことがあります。
気持ち悪いほど細面なのに、
映画やテレビに映ると丸顔美人に変貌します。
「...不思議だなぁ」

その他の出演者:
桂小かん ....  林三郎 
和田浩二 ....  町田 
町田政則 ....  サキ(オベリスク島の少年) 
弘村三郎 ....  細田 
押見史郎 ....  大山 
藤竜也 ....  ジョージ井上 
大谷木洋子 ....  相原 
加原武門 ....  長老 
山田禅二 ....  かもめ丸船長 
河野弘 ....  対策本部長 
長尾敬之助 ....  陸司令 
神山勝 ....  教授 
杉江弘 ....  新聞記者 
伊藤浩 ....  新聞記者 
小柴隆 ....  新聞記者 

User Rating: 2.5/10 (408 votes)
オトーサン、
「こりゃ、記録的な低さだな」

User Comments  
masercotさん
Manassas, Va 
2005年2月7日
そう悪くもない

息子が、これを選んだ...
映画の題名リストを数週間かけて読んだ後だった。
まだ読むのが早くないのだ...
彼はこう言った。
「パパ、怪獣映画を見たい。笑えるやつ」
そして、7歳の息子は、笑った。
こいつは、キュートな映画だ。
可愛い怪獣トリオが出てくる。
権力を振り回す社長も愉快だ。
何の理由もなく物事を進めるのだから。
諸君、日本にも金の亡者がいるのだ! 
初期のゴジラ映画と同じような特殊効果を用いている。
筋書きも、同じように下らない...
だが、この映画の質は、見て面白い程度にはなっている...
例えば、洞窟のシーンだが、光はどこからくるのだろう? 
夜のシーンは、明らかに昼間に撮っている。
フィルターをかけているのだ。
愉快だな! 


オトーサン、
「こんな下らない映画、海外で上映するなよ」
日本テレビの月曜映画にも、言いたい。
他にもっといい映画あるだろう!


スポイラーズ

          
オトーサン、
「冴えない題名だなぁ」
でも、ジョン・ウェインとあのマレーネ・ディートリヒが共演。
豪華ですねえ。楽しみですねえ。

原題:The Spoilers (1942)
監督:Ray Enright
原作:Rex Beach 
脚本:Lawrence Hazard / Tom Reed
Genre:Action / Western 
上映時間:87分
あらすじ: 
アラスカのノーム。
金鉱夫ロイと仲間のデックスは、
採掘の際に、酒場の興行主チャリーに出資してもらっている。
だが、邪悪なコミッショナー、マクナマラによって、
金鉱の権利を奪われてしまう。
そこで、彼らは、決起する。

出演者:
Marlene Dietrich ...  Cherry Malotte(チェリー)
Randolph Scott ...  Alexander McNamara(マクマナラ) 
John Wayne ...  Roy Glennister(ロイ) 
Harry Carey ...  Al Dextry(デックス) 
Margaret Lindsay ...  Helen Chester(ヘレン) 
オトーサン、
「こんな巧い役者がいたのか!」
ランドルフ・スコット、悪役ですが、実にハンサム。
ジョン・ウェインと堂々と渡りあっています。
マレーネ・ディートリヒは、当時41歳の女盛り。

MARLENE DIETRICH 
マレーネ・ディートリヒ 
誕生日 1901/12/27-1992/5/6  
出身 独ベルリン 
出演作 
1923年「DER KLEINE NAPOLEON」「愛の悲劇」
     「DER MENSCH AM WEGE」
1925年「喜びなき街」
1926年「MANON LESCAUT」
     「EINE DUBARRY VON HEUTE」
     「KOPT HOCH CHARLY!」
     「MADAMEWUNSCHT KEINE KINDER」
1927年「DER JUXBARON」「SEIN GROSSTER BLUFF」
     「CAFE ELECTRIC」
1928年「PRINZESSIN OLALA」
1929年「ICH KUSSE IHRE HAND MADAME」
     「三つの愛」
     「DAS SCHIFF DER VERLORENEN MENSCHEN」
     「GEFAHREN DER BRAUTZEIT」
1930年「嘆きの天使」「モロッコ」
1931年「間諜X27」
1932年「上海特急」「ブロンド・ヴィナス」
1933年「恋の凱歌」
1934年「恋のページェント」
1935年「スペイン狂想曲」
1936年「真珠の首飾」「砂漠の花園」
1937年「天使」「鎧なき騎士」
1939年「砂塵」
1940年「妖花」
1941年「焔の女」「大雷雨」
1942年「淑女の求愛」「スポイラーズ」「男性都市」
1944年「FOLLOW THE BOYS「キスメット」
1946年「狂恋」
1947年「黄金の耳飾り」
1948年「A FOREIGN AFFAIR」
1949年「JIGSAW」
1950年「舞台恐怖症」
1951年「NO HIGHWAY IN THE SKY」
1952年「無頼の谷」
1956年「80日間世界一周」
1957年「モンテカルロ物語」「情婦」
1958年「黒い罠」
1961年「ニュールンベルグ裁判」
1962年「BLACK FOX」(ナ)
1963年「パリで一緒に」
1978年「ジャスト・ア・ジゴロ」
1986年「マレーネ」
 
RANDOLPH SCOTT 
ランドルフ・スコット
誕生日 1898/1/23-1987/3/2  
出身 米バージニア州 
出演作 
1928年「三人水兵恋行脚」
1929年「遙かなる叫び」「黒時計聨隊」
     「ヴァジニアン」
1932年「空の花嫁」「七月の肌着」「獣人島」
1933年「白馬天国」「ふるさとの唄」「砂漠の遺産」
     「動物園の殺人」「殺人魔の魂」「森の男」
     「最後の一人まで」「燃ゆる山道」「轟く天地」
1934年「国境の狼群」「戦う幌馬車」
1935年「ロッキーの怪人」「ロバータ」「西部の掟」
     「うるさき人々」「洞窟の女王」「薔薇は何故紅い」
1936年「艦隊を追って」「悪魔の疾走」「モヒカン族の最後」
     「浮気名優」
1937年「逞しき男」
1938年「農園の寵児」「テキサス人」
1939年「地獄への道」「男対男」「国境守備隊」
1940年「ヴァジニアの血闘」「ママのご帰還」「殴り込み一家」
1941年「西部魂」
1942年「スポイラーズ」「男性都市」
1943年「無頼漢」「駆潜艇K−225」「爆撃手」
1944年「ユーコンの女王」
1945年「海賊キッド」
1946年「静かなる対決」「群盗の町」
1947年「拳銃街道」
1948年「死闘の銀山」「ブラックストーンの決闘」
     「西部の裁き」
1949年「カナダ平原」「オクラホマ無宿」「平原の勇者」
1950年「拳銃(コルト)45」「決闘カリブ街道」
1951年「グレートロックの決斗」「無法街の決闘」
1952年「西部のガンベルト」「ネバダ決死隊」
     「銃の後に立つ男」
1953年「平原の落雷」
1954年「勇者の汚名」「賞金を追う男」「捨身の一撃」
1956年「七人の無頼漢」「第七騎兵隊」
1957年「反撃の銃弾」「暴力部落の対決」
1959年「決闘ウエスタンバウンド」
1960年「決闘コマンチ砦」
1962年「昼下りの決闘」
 
JOHN WAYNE 
ジョン・ウェイン 
誕生日 1907/5/26-1979/6/11  
出身 米アイオワ州 
出演作 
1925年「大学のブラウン」
1926年「剣侠時代」
1927年「最後の一蹴」
1928年「マザー・マクリー」「血涙の志士」
1929年「踊るカレッジ」「最敬礼」
1930年「最後の一人」「ビッグ・トレイル」
1931年「娘三人」「アリゾナ」「鉄腕ジョーンズ」
1932年「テキサスの旋風」「巨頭団殲滅」「歓呼の涯」「流線怪盗列車」
     「テキサスの若武者」「アリゾナ・ギャング」「金塊争奪」
1933年「討伐隊」「つばさの天使」「男の一頁」「紅唇罪あり」「南方の騎士」
1934年「ユタから来た男」
1936年「沿岸警備隊」「荒武者乱闘王」
1937年「超速大陸争覇」「従軍記者」「氷上の乱闘」
     「荒野の激斗/モンタナの掟」
1939年「駅馬車」「アリゲニー高原の暴動」
1940年「暗黒の命令」「果てなき船路」「妖化」
1941年「暴力街」「暗黒街の王者」「丘の羊飼い」
1942年「或る夜の貴婦人」「絶海の嵐」「スポイラーズ」「西部の顔役」
     「ならず者戦斗機隊」「男性都市」「フライング・タイガー」
1943年「西部を駆ける恋」「硝煙の新天地」
1944年「血戦奇襲部隊」「拳銃の町」
1945年「炎の街」「パターンを奪回せよ」「コレヒドール戦記」「ダコタ荒原」
1946年「恋愛超特急」
1947年「拳銃無宿」「タイクーン」
1948年「アパッチ砦」「赤い河」「三人の名付親」
1949年「怒濤の果て」「ケンタッキー魂」「黄色いリボン」「硫黄島の砂」
1950年「リオ・グランデの砦」
1951年「太平洋機動作戦」「太平洋作戦」
1952年「静かなる男」「ハワイの陰謀」
1953年「勝負に賭ける男」「男の叫び」「ホンドー」
1954年「紅の翼」
1955年「男の魂」「中共脱出」
1956年「征服者」「捜索者」
1957年「荒鷲の翼」「ジェット・パイロット」「失われたものの伝説」
1958年「黒船」
1959年「リオ・ブラボー」「騎兵隊」
1960年「アラモ」「アラスカ魂」
1961年「コマンチェロ」
1962年「リバティ・バランスを射った男」「ハタリ!」「史上最大の作戦」
     「西部開拓史」
1963年「ドノバン珊瑚礁」「マクリントック」
1964年「サーカスの世界」
1965年「偉大な生涯の物語」「危険な道」「エルダー兄弟」
1966年「巨大なる戦場」
1967年「戦う幌馬車」「エル・ドラド」
1968年「グリーン・ベレー」
1969年「ヘル・ファイター」「勇気ある追跡」「大いなる男たち」
1970年「チザム」「リオ・ロボ」
1971年「100万ドルの決斗」
1972年「11人のカウボーイ」
1973年「大列車強盗」「ビッグケーヒル」
1974年「マックQ」
1975年「ブラニガン」「オレゴン魂」
1976年「ラスト・シューティスト」 

そんの他の出演者:
Richard Barthelmess ...  Bronco Kid Farrow 
George Cleveland ...  Banty 
Samuel S. Hinds ...  Judge Horace Stillman 
Russell Simpson ...  Flapjack Sims 
William Farnum ...  Wheaton 
Marietta Canty ...  Idabelle 
Jack Norton ...  Mr. Skinner 
Ray Bennett ...  Clark 
Forrest Taylor ...  Bennett 
Art Miles ...  Deputy 

User Rating: 6.7/10 (456 votes) 
オトーサン、
「ま、こんなものかも」
上映時間は、たったの87分ですが、
2時間物のような充実感がありました。
 
アカデミー賞ノミネート
・室内装飾賞 

User Comments 
planktonrulesさん
Bradenton, Florida 
2006年4月22日
何はともあれ、実にいい。

私は、この「スポイラーズ」のような映画が好きだ。
見かけ倒しではないからだ。
ただのB級映画で、
単純な筋書き、おなじみの役者たちが出てきて、
先が読めるのだが、実に面白いのだ。
確かに、こいつは、ジョン・ウェイン映画だから、
最後に彼が勝つことは分かっているし、
何を期待すべきかも分かっている。
そいつは、私にとっては、悪いことじゃない。
私は、この旧式の良きジョン・ウェイン映画が好きだ。
彼が出ている40年代の映画は、みんな良く、手堅く、面白い。
唯一奇妙なのは、ジョン・ウェインの名前が3番目にあることだ。
彼の映画というのが明らかなのに。
名前がトップに出ているのは、マレーネ・ディートリヒだ。
というのも、彼女は、当時、ジョン・ウェインよりも、有名だった。
だが、彼女の役は平凡で、
明らかにジョン・ウェインの助けを借りて演技している。
それから、名前が2番目に出ているのは、ランドルフ・スコットだ。
だは、繰り返すが、彼は主役ではなく、悪役だ。
この名前の順番がおかしいとすると、
次のことを理解せねばならない。
ジョン・ウェインは、1942年までに多くの映画に出演しているが、
その多くは、B級映画だった。
彼が、ブレイクするのは、その数年後なのだ。
古き良きジョン・ウェイン映画は、監督も筋書きもいい。
実にいい映画だ。
私の採点では、8点に限りなく近い。 


オトーサン、
「ゴールド・ラッシュは、アラスカでもあったんだ」

○ノーム(Nome)
 人口 3540人。  
 フェアバンクスの西、スワード半島の南岸にある町。
 平均気温は、夏は6.7〜18.3度、冬は-19.4〜11.7度。
 エスキモーが先住していたが、
 1898年、3人のスカンジナビア人によって金鉱が発見され、
 人口は2万人に膨れ上がり、アラスカ第1の町として発展した。
 映画「アラスカ魂」はその頃のノームを舞台に描いている。
 当時の交通は、夏はベーリング海を渡って船で人々や物資を輸送したが、
 冬は陸路を犬ゾリでアンカレジの南の港町スワードから
 アラスカ西南部を縦断して輸送され、「アイディタロッド道」と呼ばれた。
 1925年、ジフテリア患者が発生し、血清を輸送するため、
 犬ゾリ・チームがリレーして、フェアバンクス近くのネナナの町から
 127時間でノームに到着、数百人の命を救っている。
 この功績を讃え、1973年から毎年、世界最難、最長レース
 「アイディタロッド・犬ゾリ国際長距離レース」が行われている
 全長1,688kmを犬ゾリ御者1人と犬達十数匹で駆け抜くレースで、
 3週間ほどかかり、最高タイムは、9日間0時間58分06秒だった。
 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


ディセンバー・ボーイズ

オトーサン、
「おれも、12月生まれ」
かつては、ディセンバー・ボーイズでした。
さて、この地味な題名の映画の見所は、
あのハリーの"ひと夏の経験"を目撃できることでしょう。

原題:December Boys (2007)
監督:Rod Hardy
原作:Michael Noonan
脚本:Marc Rosenberg 
Genre:Drama / Romance 
Rated PG-13 for sexual content, nudity, underage drinking and smoking. 
Country:Australia / UK / USA 
Language:English 
上映時間:105分
あらすじ:
1960年代後半。
主人公は、12月生まれの4人の孤児。
孤児院を離れて、夏休みを南オーストラリアの海岸で過ごす。
住民が養子を1人探しているという噂が流れるなか、
4人の友情が試され、また、新なた結びつきも生まれる。
4人は、最後になって、己を知り、世界における居場所を悟る。
 
出演者:
Daniel Radcliffe ...  Maps(マップス)
Lee Cormie ...  Misty(ミスティー)
Christian Byers ...  Sparks(スパーク)
James Fraser ...  Spit(スピット)
Teresa Palmer ...  Lucy(ルーシー)
Jack Thompson ...  Bandy(バンディー)
Victoria Hill ...  Teresa(テレサ)
オトーサン、
「ファースト・キスは、どうだった?」
ラドクリフくんは、笑ってばかりいて、 
経験者である相手役のテレサ・パルマーさんの
リードに素直に従ったそうです。

DANIEL RADCLIFFE 
ダニエル・ラドクリフ 
誕生日 1989/7/23  
出身 英ロンドン 
父はアラン・ラドクリフ、
母はキャスティング・ディレクターのマーシャ・グレシャム。
「ハリー・ポッターと賢者の石」で主役を演じる。 
活躍度 △↑ 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆★★★★ 
出演作 
1999年「デビッド・コパーフィールド」(TM)
2001年「テイラー・オブ・パナマ」◆「ハリー・ポッターと賢者の石」◇
2002年「ハリー・ポッターと秘密の部屋」◇
2004年「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」◇
2005年「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」◇
2007年「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」◇
      「ディセンバー・ボーイズ」◇

TERESA PALMER 
テレサ・パルマー 
誕生日 1986/2/26  
出身 オーストラリア 
 −− 
活躍度 ▲→ 
演技力     ☆☆★★★★ 
アクション ☆☆★★★★ 
コメディ   ☆☆★★★★ 
出演作 
2006年「呪怨 パンデミック」 
2007年「ディセンバー・ボーイズ」◇

その他の出演者:
Sullivan Stapleton ...  Fearless 
Max Cullen ...  Narrator / Adult Misty 
Kris McQuade ...  Mrs. McAnsh 
Ralph Cotterill ...  Shellback 
Frank Gallacher ...  Father Scully 
Paul Blackwell ...  Watson 
Judi Farr ...  Reverend Mother 
Carmel Johnson ...  Sister Beatrice 

User Rating: 7.0/10 (845 votes) 
オトーサン、
「おお、高いスコアだ」

User Comments:
little_miss_heartlessさん
2007年10月1日
わーお!

私は、この映画を充分楽しんだ。
美しい景色、素敵な役者たち、
そして興味深い物語は、夢中になり、裏切られなかった。
ダニエル・ラドクリフくんの
オーストラリア英語のアクセントは、実にリアルで、
まるで、オーストラリアで生まれて、育ったかのようだ。 
他の出演者たちも、忘れられない。
ミスティー役のリー・コーミー、 
スパーク役のクリスチャン・バイヤーズ、
スピット役のジェイムズ・フレイジャー。
彼らは、無名だが、ダニエル・ラドクリフと同じく素敵だった。
ルーシー役のテレサ・パルマーは、美人だし、才能もある。
大人たちも、興味深いが、そう大したことはない。
結びは、実に美しく、悲しいものだった。
まだ見ていなかったら、見るのはあなたの使命だ。
その際、クリネックスを忘れないように。
私は、これまで映画をみて泣いたことはないが、
家に運転して帰る途中、泣いてしまった。


オトーサン、
「入り江の描写がいいなぁ」
こんな純粋な気持ちで映画をみたのは久しぶりです。
原作者のマイケル・ヌーナンって、どういうひとなのでしょうか?
翻訳してみました。

○Michael John Noonan 
 1921/9/19 - 2000/3/4
 ニュージーランド、クライストチャーチ近郊生まれ
 オーストラリアとニュージーランドの小説家、ラジオ台本作家。
 第2次世界大戦中は、ニューギニアで、第二豪州帝国軍に従軍。
 1957年英国に移住したが、頻繁にオーストラリアに戻り、
 1979年からブリスベーンに住む。
 彼の好んだ場所は、ビーチで、多くの著作の舞台となっている。
 晩年は、オーストラリアのクイーンズランドで過ごした。
 著作:
 1946年 "In the land of the talking trees : a fantasy" 
 1947年  "The golden forest : the story of Oonah the platypus" 
 1959年  "The patchwork hero" 
 1961-1969年 "The Flying Doctor Series" 
 1963年 "December Boys" 
 1967年  "Air taxi" 
 1969年  "The pink beach" 
 1973年  "The sun is God - biographical fiction about J. M. W. Turner" 
 1978年  "The invincible Mr Az" 
 1982年  "Magwitch" 
 1983年  "A different drummer : the story of E.J. Banfield, 
          the beachcomber of Dunk Island" 
 1987年  "McKenzie’s boots" 
 1995年  "In with the tide : memoirs of a storyteller" 

 From Wikipedia, the free encyclopedia


ベオウルフ −呪われし勇者−

       
オトーサン、
「おお、豪華なキャストだなぁ」
アンソニー・ホプキンスやアンジェリーナ・ジョリーも!
予備知識なしに見ましたが、結果オーライでした。
これまで見たこともない迫力ある見事なCGでした。

原題:Beowulf (2007)
監督:Robert Zemeckis
脚本:Neil Gaiman/ Roger Avary 
Genre:Action / Adventure / Drama / Fantasy 
Rated PG-13 for intense sequences of violence 
including disturbing images, some sexual material and nudity. 
上映時間:113分
あらすじ:
オトーサン、
「IMDbのあらすじ、素っ気ないな」
シネマトゥデイを引用しましょう。

伝説的な英雄たちの時代。
気高き最高の戦士べオウルフは、
町を襲う忌まわしき“悪魔”、グレンデルを撃退。
そのため、冷酷で魅惑的なグレンデルの母親の怒りを買い、
壮絶な戦いを繰り広げることになる。
(シネマトゥデイ) 

出演者: 
Ray Winstone ...  Beowulf (ベオウルフ)
Robin Wright Penn ...  Wealthow(ウィールソー) 
Anthony Hopkins ...  Hrothgar (フロースガール)
Angelina Jolie ...  Grendel's Mother(グレンデルの母親) 
オトーサン、
「すごい胸板だ、澄んだ目だ!」
レイ・ウィンストン、名だたる役者を凌ぐ演技をみせました。

RAY WINSTONE 
レイ・ウィンストン 
誕生日 1957/2/19 
出身 英ロンドン ハックニー 
12才でボクサーとしてデビューし、
10年間で80回以上もの優勝経験を持つ。
コロナ・スクールで演技を学ぶ。
77年BBCのテレビドラマ「SCUM」で主演し、
79年の映画板にも同役を演じ、映画デビュー。 
活躍度 △→ 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1979年「さらば青春の光」
1994年「レディバード・レディバード」
1997年「フェイス」「ニル・バイ・マウス」
1998年「マーサ・ミーツ・ボーイズ」「素肌の涙」
1999年「ファイナル・カット」◆
     「チューブ・テイルズ」「ロンドン・ドッグス」
2000年「リトル・ストライカー」
2003年「コールドマウンテン」「キング・アーサー」
2006年「ディパーテッド」「こわれゆく世界の中で」
2007年「ベオウルフ −呪われし勇者−」◇

その他の出演者:
John Bilezikjian ...  Musician #2 
Brice Martin ...  Musician #4  
Sonje Fortag ...  Gitte 
Sharisse Baker-Bernard ...  Hild 
Charlotte Salt ...  Estrith 
Julene Renee ...  Cille 
Greg Ellis ...  Garmund 
Rik Young ...  Eofor 
Sebastian Roche ...  Wulfgar 
Leslie Harter Zemeckis ...  Yrsa 
John Malkovich ...  Unferth 
Woody Schultz ...  Aesher 
Tyler Steelman ...  Young Cain 
Nick Jameson ...  Drunken Thane 
Crispin Glover ...  Grendel 
Brendan Gleeson ...  Wiglaf 
Shay Duffin ...  Scylding's Watch 
Costas Mandylor ...  Hondshew 
Chris Coppola ...  Olaf 
Dominic Keating ...  Cain 
Jacquie Barnbrook ...  Aethelbeorg 
Fredrik Hiller ...  Frisian Leader 
Alison Lohman ...  Ursula 
Daniel D. McGrew ...  Beowulf’s Scop 
Alan Jones Silva ...  Beowulf's Jester  

User Rating: 7.0/10 (11,562 votes) 
オトーサン、
「もっと高いスコアなのでは?」

User Comments:
wesleythomaswilliamsさん
United Kingdom
2007年11月12日
こりゃ、すげえ映画体験だ!

たったいま、この映画の試写会から戻ってきた。
オーマイゴッド! 
これは、衝撃的な映画だ。
すべての映画フアンに是非にとお勧めする。
(こりゃ、すげえ映画体験だ!)
これは、まったく新次元の3Dだ。
赤や緑のメガネをかける必要はない。
これまで観客は、安っぽい影をみせられてきたが、
この監督らは、すごい仕事をやってのけた。
私のメガネに適っている。
この映画、筋書きがしっかりしている。
声優もすばらしい。
(レイ・ウィンストンは、すげえ)
アクションには息を呑む。
いくつかのCGIのシーンは、信じられないほどゴージャスだ。
音楽も、音響もすばらしい! 
唯一の不満は、CGIだ。
予算の制約があったことは明らかだ。
歴史に残るすばらしいシーンになりえただろうに、
残念ながら予算が足りなかった。
ところどころに、それが露呈していた。
恐ろしくないのだ。
だが、監督らは、どこに金をかけるか選んだのだろう。
物語が古いことも損している。
テンポがのろい。
それ以外は、ほんとんどカンペキだ。
3Dについては、イントロを除いて
3Dを開発しているというわざとらしさは感じられなかった。
みな実に自然で、細部まで興味深く描きこまれていた。
深みのある映像は、まったく息を呑むようだ。
正直のところ、コメントを読んでいたが、
この映画にあまり期待していなかった。
だが、まったくぶっ飛んでしまった。
こんなに興奮して映画館を去ったのは、久しぶりだ! 


オトーサン、
「やはり名監督のやることはちがう!」

ROBERT ZEMECKIS 
ロバート・ゼメキス 
誕生日 1952/5/14  
出身 米イリノイ州シカゴ 
監督作 
1978年「抱きしめたい」
1980年「ユーズド・カー」
1984年「ロマンシング・ストーン/秘宝の谷」
1985年「バック・トゥ・ザ・フューチャー」
1987年「世にも不思議なアメージング・ストーリー」(挿話)
1988年「ロジャー・ラビット」
1989年「バック・トゥ・ザ・フューチャーPart2」
1990年「バック・トゥ・ザ・フューチャーPart3」
1992年「永遠に美しく」
1994年「フォレスト・ガンプ/一期一会」
1997年「コンタクト」
2000年「ホワット・ライズ・ビニース」「キャスト・アウェイ」
2007年「ベオウルフ −呪われし勇者−」

次に、ウィキペディアで。

高校時代から8mmで映画を撮り始める。
イリノイ大学から南カリフォルニア大学 (USC) に編入し、
1973年に卒業した。
学生時代に監督した"Field of Honor"がストゥーデント・アカデミー賞を受賞。
大学の先輩ジョン・ミリアスの紹介で、
スピルバーグ監督の"1941"の脚本を同級生ボブ・ゲイルと共に執筆。
1978年には「抱きしめたい」で監督デビュー。
1985年、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のヒットで一躍メジャー監督へ。
1994年、「フォレスト・ガンプ/一期一会」は、アカデミー賞の作品賞・監督賞を受賞。
1984年、「ロマンシング・ストーン 秘宝の谷」以降、
監督する全ての劇場公開作品の音楽をアラン・シルヴェストリが担当している。


リベリオン

       
オトーサン、
「この監督、知らんなぁ」
監督と脚本を兼ねているところに、強い思いを感じます。
原題の "Equilibrium" は「平静」、邦題は「反逆」、
まるで正反対です。

原題:Equilibrium (2002)
監督・脚本:Kurt Wimmer
Genre:Action / SF / Thriller
Rated R for violence.
上映時間:107分
あらすじ:
舞台は、近未来。
厳格な管理によって、戦争なき社会が実現。
感情なるものを一切抑圧しているからだ。
本、アート、音楽は、厳重に禁止されている。
平静から逸脱したものは、死罪を申し渡される。
ジョンは、最高級の政府エージェントで、
ルールに違反したものを殺すのが任務だ。
感情抑制剤プロジウムの服用を、
たまたま怠ったジョンは、
突然、この体制を壊しうる唯一の人物になった。

出演者:
Christian Bale ...  John Preston(ジョン)
Taye Diggs ...  Brandt(ブラント)
Sean Bean ...  Errol Partridge(エロル)
Emily Watson ...  Mary O'Brien(メアリー)
オトーサン、
「氷のような美男子だ!」
"マトリックス"のキアヌより、かっこいいかも。
新しい相棒のブラント役のテイ・ディグス、
やけに色気があります。 
  
CHRISTIAN BALE 
クリスチャン・ベール 
誕生日 1974/1/30  
出身 英ウェールズ・ペンブロークシャー 
父は金融アドバイザーで母はダンサー。
音楽を志す姉の影響で、幼い頃から演技の道に進み、
TVのCMやドラマに出演。
「太陽の帝国」で初の主役。
子役からの転身を見事に遂げた俳優。 
活躍度 ○↑ 
演技力     ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ   ☆☆★★★★ 
出演作 
1987年「太陽の帝国」「ミオ」
1989年「ヘンリー五世」
1990年「デビルズ・パイレーツ」
1992年「ニュージーズ」
1993年「スウィング・キッズ」
1994年「若草物語」
1995年「ポカポンタス」(声)
1996年「ある貴婦人の肖像」「シークレット・エージェント」
1997年「ベルベッド・ゴールドマイン」
1998年「コーンウォールの森で」
1999年「真夏の夜の夢」「ジーザス」(TM)
2000年「シャフト」◆「アメリカン・サイコ」◇
2001年「コレリ大尉のマンドリン」◆
2002年「リベリオン」◇「サラマンダー」◇「しあわせの法則」◇
2004年「マシニスト」◇
2005年「バットマン ビギンズ」◇「ニュー・ワールド」◆
2006年「プレステージ」◇ 

TAYE DIGGS 
テイ・ディグス 
誕生日 1972/1/2  
出身 米ニューヨーク州チェスター 
シラキュース大学で美術の学士号を取得後、
「回転木馬」で初舞台を踏む。
テレビでは「アリー・myラブ」にもゲスト出演している。
98年「ステラが恋に落ちて」で映画デビュー。
ゲイであることを認めている。 
活躍度 △↑ 
演技力     ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ   ☆☆★★★★ 
出演作 
1998年「ステラが恋に落ちて」
1999年「GO」◆「TATARI」◆「ベストマン」◇
2000年「誘拐犯」◆
2002年「ベスト・フレンド」◆「シカゴ」◆
2003年「リベリオン」◆「閉ざされた森」◆
2005年「RENT/レント」 

その他の出演者:
Dominic Purcell ...  Seamus 
Christian Kahrmann ...  Officer in Charge 
John Keogh ...  Chemist 
Sean Pertwee ...  Father 
William Fichtner ...  Jurgen 
Angus Macfadyen ...  Dupont 
David Barrash ...  Evidentiary Storage Officer 
Dirk Martens ...  Gate Guard 
Matthew Harbour ...  Robbie Preston 
Maria Pia Calzone ...  Preston's Wife 
Emily Siewert ...  Lisa Preston 
 
User Rating: 7.8/10 (46,529 votes) 
オトーサン、
「ガン=カタ効果、絶大!」
ガンガタとは、聞きなれない言葉ですが、
二挺拳銃を操る武術で、型の組み合わせが多い。

User Comments
hiddenattackerさん
Clovis, CA 
2005年7月20日
目をみはる映画 - 有名なマトリックスよりもいい。

筋書きが見ものだ。
 (第3次世界大戦後の世界) 
ファシスト体制で、感情、感動といった類が一切禁止されている。
ブラント役のテイ・ディグスは、いい仕事をしている。
ジョンの相棒をやっている。
ショーン・ペンは、もっと見せ場が欲しかった。
だが、存在感がある。
ジョン役のクリスチャン・ベールは、最高。
この映画のアクション・シーンは、
大歓迎された「マトリックス」(1999)よりもいい。
筋書きは、結末の輝かしいクライマックスに向けて、
見事に構成されている。
この映画は、私の生涯の大好きなアクション映画だ。
筋書きもいいし、主役に演技もいい、素晴らしい撮影だ。
疑いなく、10点満点で10点。


オトーサン、
「やー、面白かったなぁ」
もうひとつ、コメントを読みましょうか。

midoroさん
2004年11月7日
ガン=カタ最高! 

わざとなのか!ってくらいニセマトリックスでしたね。
なんでまた・・。
クリスチャン・ベールは、服も髪も顔も、まんまニセキアヌだし。
ショーン・ビーンは初っ端で死んじゃって悲しかったけど、
最後、死体で裸体が写った♪彼、イェーツが似合い過ぎです。
第3次世界大戦とか、感情統制社会とかはコッテコテのネタなので
脚本には何も期待してなかったけど、
もっとヒドイ映画もあるのでこれなら一応及第点かな。
初〜中盤はもたついてましたが、犬に顔舐められて心動かしちゃったり、
ベートーヴェン聴いて感動しちゃったり、ベタだ!ベタだ!と笑えました。
あと、黒人の相棒の人、しょっちゅうニヤついてるけど、
あれは感情じゃないの?とかツッコミ入れつつ。
それに生殖行為も全く感情無しで出来るものなの?
この社会では、ひょっとして皆試験管ベイビーなんですかね。
後半の火刑の辺りからスピードが出て来て良かったです。
実は子供も、っていうのもナイスな展開だったし、
相棒が更に罠張ってるとは予想外で、
どんでんだ!と嬉しくなってしまいました。
エミリー・ワトソンも年の割りにはなぜか魅力的だし、
ウィリアム・フィッチナーとか密かに出ててオイシイ。
しかし、何と言っても、この映画はガン=カタですね!
新しいです!
剣も強けりゃ、銃も強い。銃で組み手!!
しかも、相棒の顔がぁ〜!!
スライスする必要なんてないのに、魅せる魅せる!!
(DVD特典では、歌舞伎の影響を受けていると解説してあった。)
至極真面目にやってるのが面白過ぎます。
もっとガン=カタが見たかった。
ボスはあんなデブい風体なのに、
実は強くて一番時間長く保ってたのも意外で良かった。
もっと話題になっててもおかしくない作品だと思うのですが、
配給とか宣伝とか邦題の付け方で失敗した口かな。
それか設定がベタ過ぎた?
キャストが地味過ぎ?
とりあえず、アクション好きとガンマニアはガン=カタ必見で! 


椿三十郎

        
オトーサン、
「何だ。にやけやがって!」
予告編で、織田裕二の笑いをみて、腹が立ちました。
黒澤明の名作をリメイクするだけでも許せないのに、
笑ってる場合じゃないのです。

原題:椿三十郎(2007) 
監督:森田芳光  
原作:山本周五郎
脚本:菊島隆三/ 小国英雄/ 黒澤明  
Genre:Jidaigeki/ Action/ Suspence
上映時間:119分
あらすじ:
社殿で密議をこらす若侍ら。
次席家老・黒藤らの汚職を暴こうとしていた。
意見書は城代家老に撥ねつけられていた。
そこへ、怪しげな浪人が現われ、
黒幕は、大目付・菊井だと言うが、その通りだった。
社殿はすでに菊井の手下に包囲されていた。
だが、その浪人は、修羅場を楽々と乗り切るのだった...
  
出演者
織田裕二 .... 椿三十郎 
豊川悦司 .... 室戸半兵衛 
オトーサン、
「織田裕二、剣術の腕前はいいんだけど...」
その他の出演者は、新春かくし芸大会レベルでした。
間を知らないから、笑えません。
小声でしゃべるべき場所と時なのに大声で叫んだり...
監督も、何を考えているのやら。
見終わっての老夫婦の会話。
「やはり三船のほうがいいいな」
「監督さん、時代劇は、はじめてだそうね」 

その他の出演者:
松山ケンイチ ....  井坂伊織 
鈴木杏  .... 千鳥 
村川絵梨  ....  腰元こいそ 
佐々木蔵之介  ....  見張りの侍木村 
林剛史  ....  寺田文治 
一太郎  ....  保川邦衛 
粕谷吉洋  ....  河原晋 
富川一人  ....  守島隼人 
戸谷公人  ....  守島広之進 
鈴木亮平  ....  関口信吾 
小林裕吉  ....  八田覚蔵 
中山卓也  ....  広瀬俊平 
風間杜夫  ....  国許用人 竹林 
西岡徳馬  ....  大目付菊井
小林稔侍  ....  次席家老 黒藤
中村玉緒  ....  睦田夫人 
藤田まこと  ....城代家老 睦田 

User Ratings:7.0( 100 votes)yahoo!
オトーサン、
「高すぎる!」
せいぜい、5点台でしょう。
 
ぺんさん
2007年12月2日
え、そうしちゃうの? 

黒澤作品のリメイクだけに黒澤云々言われるようだけど、
この映画はキャラクターモノなので、
寧ろ、三船と織田との比較になるのかな。
他ではラストの演出。
で、織田だが、随分とニヤけるシーンが多い。
これは三十郎が余裕かましてるってことの演技っぽいのだが、
これが僕的には好きじゃないかな。
状況的に全然余裕なんか無いのだ。
寧ろ、切迫してる状況なんだから、切迫してて欲しい感じ。
ま、剣の達人ってことになってるから、
「いざ」というときは力ずくでってところも含ませてるのかも知れんけど、
安易に力ずくな行動ができないように、
敵には室戸半兵衛(豊川)が居る訳だしね。
三船の笑いは、「やれやれだぜ」の笑いだから、大分違うよね。
あと、素浪人が徹夜明けのサラリーマンのような無精ひげは良くないかな。
髭ぼうぼうじゃなきゃ変だよな(笑)。
で、一番のガッカリポイントは、やっぱラストかな。
黒澤がやりすぎたと反省し、池波正太郎が酷評したシーンだが、
今となっては血がビュービュー吹いてくれないと、
椿三十郎を観た気がしない。
ま、血が吹かないのは良いとしても(良くないが(汗))、
スロー再生は好きじゃないな。
あのシーンは達人同士の息を呑むシーンなので、
そのままラストに持っていって欲しかった。 


オトーサン、
「黒澤映画のほうが断然よかった」
主役の三船敏郎、仲代達矢は勿論、
脇役も個性的な面々で、見応えがありました。
現代の監督では、もはや時代劇は撮れないのでしょうか?
武士の格好はさせても、中身がそこらのオニーチャン。
情けないほどしまらないのです。

○椿三十郎(1962)
 監督:黒澤明 
 脚本:黒澤明/菊島隆三/小国英雄 
  上映時間:96分 
 黒澤の助監督・堀川弘通の監督作品として黒澤が執筆した、
 山本周五郎原作の「日日平安」の脚本がベースになっている。
 原作に比較的忠実に、気弱で腕もない主人公による
 殺陣のない時代劇だが、東宝が難色を示し、実現しなかった。
 その後、「用心棒」が興行的に成功したので、続編製作へ。
 黒澤は、「日日平安」のシナリオを大幅に改変し、
 主役を腕の立つ三十郎に置き換えて「椿三十郎」としてシナリオ化。
 ラストの血が噴き出す手法が用いられた、三船と仲代の決闘シーンは
 日本映画史に残る名シーンとなった。
 血飛沫の表現が広まったのは、この映画からである。
 いずれ、「剣」の時代も、「侍」も無くなってしまうかもしれない、
 そうした時代の流れを予感させる。
 主な出演者:
 三船敏郎 .... 椿三十郎
 仲代達矢 .... 室戸半兵衛  
 井坂伊織 .... 加山雄三
  団令子 ....千鳥
  樋口年子 ....腰元こいそ
 久保明 ....守島隼人 
 田中邦衛 .... 保川邦衛
 小林桂樹 ....見張りの侍木村 
 入江たか子 ....睦田夫人 
 志村喬 ....次席家老 黒藤 
 藤原釜足 ....国許用人 竹林 
 清水将夫 ....大目付 菊井 
 伊藤雄之助 ....城代家老 睦田

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


ハングマン

       
オトーサン、
「ハングマン?どういう意味だ?」
原題の"Hangmen"、辞書を引くと、絞首刑執行史とあります。
絞り首、縛り首、吊し刑、逆吊し刑、絞殺刑...
まことに、おそろしい言葉です。

原題:Hangmen (1987)
監督:J. Christian Ingvordsen
脚本:J. Christian Ingvordsen/Steven Kaman/Rick Washburn
Genre:Action / Thriller / Adventure 
上映時間;90分
あらすじ:
ダニーは、ごく普通の16歳の少年だ...
違うのは、CIAの造反組織が彼を殺そうとしていること。
ダニーは、命からがら逃げまわる。
そこへ、ダニーの父、ロブがかけつける。
元グリーンベレー隊員の仲間を集め、
兵器庫全体といえるほどの武器を集めることに成功する。
だが、仲間5人で、政府が抱える世界有数の暗殺者たちに
太刀打ちできるだろうか?
いちかばちかの世界だ。
無事、造反者たちを裁判に持ち込めるだろうか?
だが、連中は、すでにハングマン(絞首刑執行吏)を呼んでいた。

出演者:
Rick Washburn ...  Rob Greene (ロブ) 
Dog Thomas ...  Dog Thompson(ドグ) 
Keith Bogart ...  Danny Greene(ダニー)
Sandra Bullock ...  Lisa Edwards(リサ)
Dan Lutsky ...  Joe Connelly(コネリー) 
オトーサン、
「冴えない無名役者ばかりだなぁ」
この映画の見所は、強いていえば、
いまや大御所となったサンドラ・ブロックの
初々しい姿を拝めることでしょうか。

SANDRA BULLOCK 
サンドラ・ブロック 
誕生日 1967/7/26  
出身 米バージニア州アーリントン 
父はボイス・トレーナー、母はオペラ歌手。
イースト・カロライナ大学を卒業後、ニューヨークへ出て、
ネイバーフッド・プレイハウスで演技を学ぶ。
オフ・ブロードウェイの舞台やテレビドラマで活躍後、
87年「ハングマン」で映画デビュー。
「スピード」のヒットでスター女優に。
95年「あなたが寝てる間に…」で
ゴールデングローブ賞と全米コメディ賞にノミネート
2000年「デンジャラス・ビューティー」で
ゴールデングローブ賞にノミネート。
自身の製作会社FORTIS FILMSで
「微笑みをもう一度」「ガンシャイ」など
主演とプロデューサーを兼ねることが多い。
2005年、テレビ司会者のジェシー・ジェームズと結婚。 
活躍度 ○↓ 
演技力   ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆☆☆★ 
コメディ  ☆☆☆☆☆★ 
出演作 
1987年「ハングマン」
1989年「恋人たちの街角」
1992年「ジェラシー/もう一度あの頃のように」
     「ラブ・ポーションNO.9」「恋人はマフィア」
1993年「愛と呼ばれるもの」
     「潮風とベーコンサンドとヘミングウェイ」「失踪」
     「デモリションマン」◇「サンドラ・ブロック IN アマゾン」
1994年「スピード」◇「恋人はマフィア」
1995年「あなたが寝てる間に」◇「恋人たちの街角」
     「ザ・インターネット」◇
1996年「恋する泥棒」「評決のとき」◇「ラブ・アンド・ウォー」◇
1997年「スピード2」◇
1998年「微笑みをもう一度」◇「プラクティカル・マジック」◇
     「プリンス・オブ・エジプト」(声)
1999年「恋は嵐のように」◇「EXACTLY 3:30」
2000年「28DAYS」◇「ガンシャイ」◇「デンジャラス・ビューティー」◇
2002年「完全犯罪クラブ」◇「トゥー・ウィークス・ノーティス」◇
     「ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密」◇
2004年「バイバイ、ママ」
2005年「デンジャラス・ビューティー2」◇「クラッシュ」◆
2006年「イルマーレ」◇

その他の出演者: 
J. Christian Ingvordsen ...  Bone Conn 
David Henry Keller ...  Andrews 
Sam Silver ...  Reynolds 
Robert Khaleel ...  Draff 
Jake LaMotta ...  Moe Boone 
Kosmo Vinyl ...  Kosmo 
Stu Day ...  Keeper 
Dick Mel ...  Sen. Biel 
Amanda Zinsser ...  Caroline Fosterian 
Frank Pechillo ...  SWAT Lieutenant 

User Rating: 2.9/10 (420 votes)
オトーサン、
「こりゃまた低いなぁ」

User Comments  
Jacques-Kinnaerさん
Leuven, Belgium 
2004年10月24日
最低の映画!

この映画、最悪映画のナンバーワンだ。
第2位は、"Lessons for an Assassin"
演技はヒドイ。
(サンドラ・ブロック、ゴメンね。
でも、あんたの演技も、ひどいぞ!)
音楽は、悪しき映画からの借り物。
ストーリーは、それこそお話にならない。
この映画でも、典型的なアクション映画と同じく
会話が短い。
一言だ。
だが、平均的なアクション映画とは異なって、
この映画には、ホンモノのアクションがない。
退屈きわまりない。
見続けた唯一の理由は、
少しぐらい面白いシーンがあるだろうと思ったからだ...
こいつは、ダメ。


オトーサン、
「ワンコイン・ムービーも、ネタ切れか」
ファーストトレーディング、
いくら著作権が切れたとはいえ、
IMDbのスコアが、わずか2.9の映画を売るとは...
以下のような背景があるからでしょう。

○「ローマの休日」事件
 2006年5月25日、「ローマの休日」など正規盤DVDソフトを
 日本国内で販売するパラマウントが、
 「ローマの休日」の格安DVDソフトを販売するファーストトレーディングに対し、
 同作の製造と販売の差し止めを求めて、東京地方裁判所に仮処分を申し立てた。
 パラマウントは、警察に海賊版の取締りを求めて相談したが、
 警察から「海賊版かどうかは、司法判断がないと分からない」と回答されたため、
 仮処分を申し立てたとされる。
 この仮処分の申立を受けて、ファーストトレーディングは、同作の販売を中止した。
 パラマウントの主張は、存続説に沿って「同時点」説に立つ。
 これに対して、ファーストトレーディングの主張は、消滅説に沿って「別の日」説に立つ。
 7月11日、東京地方裁判所民事47部は、文理解釈によって「別の日」説を採り、
 パラマウントの申立を却下する決定を出した。
 文化庁の解釈が否定されたことになる。
 パラマウントは、知的財産高等裁判所に決定の取消を求めて即時抗告を行ったが、
 10月に同様の論点を巡って争われていた「シェーン」事件で敗訴したことを受けて
 「戦術の練り直し」を理由に「ローマの休日」については抗告を取り下げた。
 ファーストトレーディング側は販売の再開を慎重に検討するとしていたが、
 12月までにファーストトレーディングとは別にコスミック出版が
 パブリックドメインDVDとして発売。
 ファーストトレーディングも2007年より販売を再開した。
 
 出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


レンジャーズ 特・殊・部・隊

       
オトーサン、
「一風変わってるな」
真似して、オ・ト・ー・サ・ンにしようかしらん。
でも、これは邦題だけの趣向です。

原題:Rangers (2000) (V)
監督:Jim Wynorski
脚本:Steve Latshaw 
Genre:Action 
Rated R for violence and language.
上映時間:101分
あらすじ:
オトーサン、
「ありゃ、IMDb、あらすじないや」
しょうがないので、番宣を引用しましょう。

スコットを隊長とするアメリカ陸軍レンジャー部隊は、
テロリストのリーダー・ハダドを拉致する作戦実行のため、
中東某国に潜入した。
CIAから参加したスコットの親友シャノンは、
情報が漏れて敵が待ち構えている状況に不審感を抱いていた。
そして、ハダド拉致に成功するものの、
シャノンは敵に捕らわれてしまう。
その後、裏切り者はレンジャー部隊の指揮官スミス将軍とCIAのデルで、
ハダドと繋がっていたことが判明。
ハダドにアメリカの特殊部隊を返り討ちにさせて、
政権安定させる計画であった。
そのため、ハダド拉致成功で困惑したスミスらは、
秘密を知ったシャノン暗殺を企てる…。

出演者:
Glenn Plummer ...  Shannon(シャノン)
Matt McCoy ...  Broughten(スコット)
Melissa Brasselle ...  Kelly(ケリー) 
Ryan Cutrona ...  General Smith (スミス将軍)
オトーサン、
「何だかなぁ、みんなパッとしないなぁ」 

GLENN PLUMMER 
グレン・プラマー 
誕生日 1966  
出身 米カリフォルニア州リッチモンド 
活躍度 △→ 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆★★★★ 
出演作 
1987年「フーズ・ザット・ガール」
1988年「カラーズ/天使の消えた街」
1991年「ワン・カップ・オブ・コーヒー」
1992年「トレスパス」「サウス・セントラル」
1994年「スピード」
1995年「ショーガール」
1996年「ストレンジ・デイズ」「野獣教師」「アンカーウーマン」
     「スピード2」
1999年「レンジャーズ 特・殊・部・隊」「ファースト・インベイド」 

MATT McCOY 
マット・マッコイ 
誕生日 1958/3/20  
出身 米テキサス州 
活躍度 △→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆★★★★ 
アクション ☆☆★★★★ 
コメディ  ☆☆★★★★ 
出演作 
1992年「氷の仮面」「ゆりかごを揺らす手」
1995年「ショックウェーブ」「ブロークン・マネー」
     「レンタル・キッズ/お子様貸します」
1997年「L.A.コンフィデンシャル」
1999年「レンジャーズ 特・殊・部・隊」

その他の出演者:
Corbin Bernsen ...  Senator 
Dartanyan Edmonds ...  Fenton 
Bean Miller ...  Rogoff 
Rene Rivera ...  Hamir 
Edouard Saad ...  Hadad 
Bill Langlois Monroe ...  Kenner  
Tony Colitti ...  Ketim 
Steve Franken ...  Baker  
Gilbert J. Anderson ...  Ahmed
Nadine Corde ...  Courtney 
Marc Vahanian ...  Radio Terrorist 
Michael Mantell ...  Dell 
Rudy Mettia ...  Jeffries 
Kristin Herold ...  Donna 
Warren A. Stevens ...  Kamal  
Hashem Shaalan ...  Jakaar 
Marc Casabani ...  Jo Jo 

User Rating: 2.6/10 (100 votes)
オトーサン、
「こりゃ、また低いな」
今年、最低のスコアかも...
復讐のためとはいえ、
主人公の殺し方があまりにひどすぎます。 

User Comments
jakefreeさん
Albany, NY 
2004年1ツキ1日
かなり恐ろしい。

だが、かなり効率的なことをやっている。
拳骨大好きのアクション映画やストック映像を
リサイクルしている。
特に馬鹿気ているのは、「地獄のコマンド」から
ビーチへの着陸や最後の戦闘シーンを盗んでいる。
本当に、テロリストたちが、
第2次世界大戦のヴィンテージ上陸用船艇を
密かに使っているなんて大したものだ。


オトーサン、
「最近、中東・テロ関係の映画が多いな」
パレスチナ紛争、中東戦争、アフガニスタン紛争、湾岸戦争、イラク戦争...
ほんとうに中東は、戦争の巣ですね。
どうにかならないのでしょうか?
世のなかには、奇特なひとがいるようで、
ちゃんとリストを作っているひとがいるのです。

○中東・テロ関係の戦争映画リスト
 ・巨大なる戦場(1965米)
   パレスチナ紛争 イスラエル独立運動に参加したアメリカ人
 ・ランボー3 怒りのアフガン(1988米)
   アフガン紛争 
 ・レッド・アフガン(1988 米) 
   アフガンゲリラのソ連軍戦車への報復
 ・地獄のファイター2/怒りの戦士(1988伊) 
 ・戦火の勇気(1996 米)
   湾岸戦争での名誉勲章に潜む疑惑 
 ・ロングウェイホーム 遙かなる故郷 イスラエル建国の道(1997米) 
   ユダヤ人のイスラエル建国までの道のり
 ・ブラヴォー・ツー・ゼロ/サンドストーム(1998英)
   英特殊部隊のスカッドミサイル爆破ミッションの実話
 ・レンジャーズ 特・殊・部・隊(1999米) 
 ・キプール 勝者なき戦場(2000イスラエル・仏・伊) 
 ・英雄の条件(2000 米) 
   イエメンでデモ隊に発砲した海兵隊員の軍事法廷裁判
 ・カンダハール(2001仏) 
   アフガニスタン難民
 ・エスケープフロムアフガン(2002米)
   パキスタン国境に捕らわれたソビエト軍捕虜 
 ・ライブ・フロム・バグダッド湾岸戦争最前線(2002米) 
 ・山猫は眠らない2 狙撃手の掟(2002米)
   バルカン半島での狙撃ミッション
 ・ケドマ 戦禍の起源(2002イスラエル・仏・伊)
   イスラエル建国に向けたユダヤ人の戦い
 ・インディペンデンス アモス・ギダイの映画「ケドマ」をめぐって(2002日)
 ・ウォー・ストーリーズ(2003米TVドラマ)
   ウズベキスタン内戦を取材する記者 
 ・セイビング・ジェシカ・リンチ(2003米)
   2003年イラク戦争で捕虜になった米軍女性兵士の体験実話
 ・セプテンバー・テープ(2004 米)
   オサマ・ビンラディンを追うジャーナリスト
 ・ジャーヘッド(2005米)
   海兵隊員の経験した一つの湾岸戦争の姿
 ・ミュンヘン(2005米)
   ミュンヘン・オリンピックでのパレスチナ・ゲリラによるイスラエル選手殺害事件
 ・アメリカン・ソルジャーズ(2005 加)
   イラク戦争でのアメリカ兵の過酷な一日
 ・グアンタナモ、僕達が見た真実(2006英)
   テロリストとして拘束されたパキスタン系英国人
 ・キングダム 見えざる敵(2007米)
   サウジアラビアテロリストと対決するFBI捜査官

 出典:hhttp://kapon3.web.infoseek.co.jp/miritary/cinema/military-cinema-otherw.html


ナンバー23

      
オトーサン、
「23か」
この数字、気になりだすと、さあ大変。
誕生日、車のナンバー、健康保険証の数字...
2時15分だって、23なのです。

原題:The Number 23 (2007)
監督:Joel Schumacher
脚本:Fernley Phillips
Genre:Drama / Mystery / Thriller 
Rated R for violence, disturbing images, sexuality and language.
上映時間:95分
あらすじ:
ウォルターは、家族思い。
妻は、アガサ。
動物愛護協会の犬の捕獲人をやっている。
10代の息子がいて、妻とも彼とも仲良し。
誕生日のことだ。
彼は、犬にかまれ、アガサとの約束時間に遅れる。
書店で待たされている間に、アガサは本を買って、
彼へのプレゼントにする。
ナンバー23にまつわるミステリーだった。
彼は、ストーリーに夢中になり、
23という数字が気になってしょうがなくなる。
偶然なのだろうか、自分と多くの類似点がある。
そこで、著者探しを決意する。
探索を続けていくにつれて、彼はパラノイアになっていく...

出演者:
Jim Carrey ...  Walter Sparrow / Fingerling(ウォルター)
Virginia Madsen ...  Agatha Sparrow / Fabrizia(アガサ) 
Logan Lerman ...  Robin Sparrow (ロビン)
オトーサン、
「なかなかの芸達者だね」
ジム・キャリー は、コメディアンですが、
こういうシリアスな役をやらせても、輝きを失いません。
  
JIM CARREY 
ジム・キャリー 
誕生日 1962/1/17  
出身 カナダ・オンタリオ州 
15歳にして学校生活をやめ、トロントに出る。
4年間に渡ってカナダ各地のコメディ・クラブを回って、
人気を得た後、ロサンゼルスに移住。
サンセット・ストリップにある
ミッツィ・ショアーズ・コメディ・ストアに腰を落ち着けた。
NBCのコメディ・シリーズ「THE DUCK FACTORY」でレギュラー。
映画は95年「ジム・キャリーはMr.ダマー」が
3億5千万ドルの興業収益を上げるヒットで一躍スターに。
1998年「トゥルーマン・ショー」で
ゴールデン・グローブ賞最優秀主演男優賞受賞。 
活躍度 ◎↑ 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆☆★ 
出演作 
1983年「ラバー・フェイス」
1984年「ジム・キャリーのスキーでヤッホー大作戦!」
     「マネーハンティングUSA/500万ドルを追いかけろ」
1985年「ワンス・ビトゥン/恋のチューチューバンパイア」
1986年「ペギー・スーの結婚」
1988年「ダーティー・ハリー5」
1989年「ピンク・キャデラック」「ボクの彼女は地球人」
1990年「ハイ・ストラング」
1994年「ジム・キャリーはMr.ダマー」◇「エース・ベンチュラ」◇
     「マスク」◇
1995年「バットマン・フォーエヴァー」◆
     「ジム・キャリーのエースにおまかせ!」◇
1996年「ケーブルガイ」◇
1997年「ライアー・ライアー」◇
1998年「トゥルーマン・ショー」◇「サイモン・バーチ」
1999年「マン・オン・ザ・ムーン」◇「グリンチ」◇
2000年「ふたりの男とひとりの女」◇
2001年「マジェスティック」◇
2003年「ブルース・オールマイティ」◇
2004年「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」
     [エターナル★サンシャイン」
2005年「ディック&ジェーン 復讐は最高!」◇
2007年「ナンバー23」◇
 
VIRGINIA MADSEN 
バージニア・マドセン 
誕生日 1961/9/11  
出身 米イリノイ州ウィネトカ 
父は消防士、母はエミー賞受賞のフィルム・メイカー。
兄は俳優のマイケル・マドセン。
84年「砂の惑星」で注目される。
2004年「サイドウェイ」のマヤ役で
インディペンデント・スピリット賞助演女優賞受賞。
アカデミー賞とゴールデングローブ賞にもノミネートされる。 
活躍度 △→ 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1983年「恋のスクランブル」
1984年「砂の惑星」「エレクトリック・ドリーム」
1985年「クリエイター」
1986年「禁じられた恋」「モダン・ガールズ」
1987年「スラムダンス」「ゾンビ・スクール1990」
     「思い出のハートブレイク・ホテル」
1988年「ミスター・ノース/風を運んだ男」
1989年「マネーゲームで大逆転」
1990年「ホットスポット」
1991年「ハイランダー2/甦る戦士」
     「コレット/水瓶座の女」
1992年「キャンディマン」「コレット/水瓶座の女」
1994年「刺青/IREZUMI」「ゴッド・アーミー/悪の天使」
1996年「ゴースト・オブ・ミシシッピー」◆
1997年「レインメーカー」◆
1999年「ホーンティング」◆
2002年「アメリカン・ガン」◆
2004年「サイドウェイ」◆
2006年「ファイヤーウォール」◆「今宵、フィッツジェラルド劇場で」◆
2007年「ナンバー23」

その他の出演者:
Danny Huston ...  Isaac French / Dr. Miles Phoenix 
Lynn Collins ...  Suicide Blonde / Mrs. Dobkins / Young Fingerling's Mother 
Rhona Mitra ...  Laura Tollins 
Michelle Arthur ...  Sybil 
Mark Pellegrino ...  Kyle Flinch 
Paul Butcher ...  Young Fingerling / Young Walter 
David Stifel ...  Hotel Clerk 
Corey Stoll ...  Sergeant Burns 
Ed Lauter ...  Father Sebastian 
Troy Kotsur ...  Barnaby 
Walter Soo Hoo ...  Chinese Restaurant Owner 
Patricia Belcher ...  Dr. Alice Mortimer 

User Rating: 6.3/10 (28,150 votes) 
オトーサン、
「ちょっと難解だった」

User Comments   
Overactorさん
United States 
2007年2月23日
考えさせる上出来のストーリー

この映画を見に行った。
「マジェスティック」のような映画だろうと思っていた。
完全に、ぶつ飛ばされた。
ビジュアルは、驚くべきもので、
この監督のぼやかした過去の使い方に一度触れると、
その色彩やイメージの使い方に夢中になる。
演技もいい。
ジム・キャリーには、機知がある。
フアンが喜ぶだろう。
いい演技やいい脚本なので、夢中になった。
この映画、10点満点で、8点だ。
数々のひねりによって、疑問が湧いてくるのだ。
私の言っていることの意味がお分かりならば、
この映画、サイコ・スリラー好きのひとにおすすめしたい。
追記:ジム・キャリー好きには、おすすめできない。


オトーサン、
「この監督、どういうひと?」
何と「オペラ座の怪人」などの名作の監督でした。

JOEL SCHUMACHER 
ジョエル・シューマッカー 
誕生日 1939/8/29  
出身 米ニューヨーク 
監督作 
1981年「縮みゆく女」
1983年「D.C.キャブ」
1985年「セント・エルモス・ファイヤー」
1987年「ロストボーイ」
1989年「カズンス/今ひとたび」
1990年「フラットライナーズ」
1991年「愛の選択」
1993年「フォーリング・ダウン」
1994年「依頼人」
1995年「バットマン フォーエヴァー」
1996年「評決のとき」
1997年「バットマン&ロビン Mr・フリーズの逆襲」
1999年「8mm」「フローレス」
2001年「タイガーランド」
2002年「9デイズ」
2003年「フォーン・ブース」「ヴェロニカ・ゲリン」
2004年「オペラ座の怪人」
2007年「ナンバー23」

オトーサン、
「経歴をみてみよう」

母親マリアンは、ユダヤ系のスエーデン人。
父親のフランクは、テネシー州の牧師で、彼が4歳のときに死んだ。
Parsons The New School for Designや
N.Y.のFashion Institute of Technologyで、デザインを学ぶ。
ファッション産業で働いたが、映画製作に関心があることに気づく。
ロスに行き、映画の衣装係として働く。
テレビの仕事で技量を挙げる。
その間、UCLAで、Master of Fine Artsを取得。
低予算のヒット映画「カー・ウォッシュ」(1976)の脚本を書く。 
また、ブロードウェイで大ヒットした「オズの魔法使い」を脚色した。
監督デビューは、「縮みゆく女」(1981)で、リリー・トムリン主演だった。
1980年代には「セント・エルモス・ファイアー」など
ブラッド・パック映画でヒットを飛ばす。
1995年には「バットマン・フォーエヴァー」や
「バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲」を手がけた。
自分はゲイだと公表している。

出典:Wikipedia, the free encyclopediaほか


君の涙 ドナウに流れ ハンガリー1956

         
オトーサン、
「素敵な邦題だけど...」
原題は、どういう意味なのでしょうか。
ハンガリー語だから、捜査は難航しました。
でも、"Szabadsag"は、"independence"や"liberty"、
"szerelem" は、"love"や"passion"。
「自由を渇望して」ということのようです。

原題:Szabadsag, szerelem (2006)
監督:Krisztina Goda
原作:Joe Eszterhas
脚本:Joe Eszterhas /Eva Gardos/Geza Beremenyi 
      Reka Divinyi /Colin K. Gray
Genre:Drama / History / Romance / War 
Country:Hungary 
Language:Hungarian / Russian / English 
上映時間:123分
あらすじ:
オトーサン、
「IMDbのよくないなぁ」
Allcinemaのあらすじを紹介しましょう。

1956年、ソ連の支配下にあったハンガリーの首都ブダペスト。
独裁的な共産主義政権に対する市民の不満は募り、
学生を中心に自由を求める声は日増しに高まっていた。
そんな中、政治にまるで関心のなかった水球のオリンピック選手カルチは、
学生たちに連帯を呼びかける女性闘士ヴィキの姿を目にして心奪われる。
そして、10月23日。
その日、オリンピックへ向けた合宿が始まる予定だったカルチは、
街でデモ隊を導くヴィキを見かけ、彼女の後を追う。
やがて、デモが激しい銃撃戦へと発展していく中、
一度は合宿に合流したものの、もはや傍観者ではいられなくなり、
再びヴィキと共に、闘争の最前線へと身を投じていくカルチだったが…。

出演者:
Kata Dobo ...  Viki Falk(ヴィキ)
Ivan Fenyo ...  Karcsi Szabo(カルチ)
Sandor Csanyi ...  Tibi Vamos(ティビ)
オトーサン、
「みんな純粋だなぁ」
ハリウッドの俳優さんとは、雰囲気がちがいます。
みんなクソ真面目なのです。
カルチ役のイヴァーン・フェニェー、
ちょっと「不都合な真実」のアル・ゴアさんに似ていました。

その他の出演者:
Karoly Gesztesi ...  Coach Telki
Ildiko Bansagi ...  Karcsi's Mother 
Tamas Jordan ...  Karcsi's Grandfather 
Viktoria Szavai ...  Eszter Hanak 
Zsolt Huszar ...  Jancsi Gal 
Tamas Keresztes ...  Imi Acs 
Peter Haumann ...  Uncle Feri 
Daniel Gabori ...  Jozsika 
Robert Marton ...  Marton Karod (Compo) 
Kornel Simon ...  Gyula Abonyi (Baro) 
Krisztian Kolovratnik ...  Sandor Fazekas (Frank) 
Antal Czapko ...  Prokop 

User Rating: 7.7/10 (754 votes)
オトーサン、
「感動した!」
水球の迫力シーン。
戦車を相手に徒手空拳で戦う市民ら。

User Comments 
kalapurさん
Hungary 
2006年10月20日
すばらしい映画。
同じ目的のために、同時に2つの異なる方法で、戦う。

私は、誇りに思う。
この映画づくりに参加した
ハンガリーの映画製作者、俳優、女優、スポーツマンを。
長い間、こんなに欠点のない脚本をみたことはない。
自由と勝利を追及する意思や行動は、衝撃的だが、
輝かしく、かつ感動的だった。
1956年のハンガリー革命や独立戦争、そのヒーローたち、
かけがえないシーンをまざまざと思い起こさせてくれる。
10.23の50周年記念日を前にして
この映画の上映は、それを想起するのに最高のタイミングだ。
この映画は、すべてのひとが見るべきだし、
ハンガリー以外のひとも是非見てほしい。


オトーサン、
「ほんとうだなぁ」
”自由がいかに大事か。失ってみないと分からない”
この際、映画の背景を勉強しておきましょう。

○ハンガリー動乱
 1956年10月23日にハンガリーで起きた
  ソ連の支配に対する民衆による全国規模の蜂起。
  スターリン主義者が全権を握っていたが、
  経済政策の失敗から生活水準は低く、
 労働者は、工場の自主管理と労働組合の結成の自由を要求した。
 サッカー場での暴動もその現れである。
 農民たちも集団農場で悲惨な状況にあり、
 農地の私有と耕作の自由を要求した。
 ジャーナリストや文筆家も言論の自由を要求した。
  大学の狭き門と学習環境の改善を求める学生組織も設立された。
 独裁政党であったハンガリー勤労者党内でも、
 スターリン主義者を批判する改革派が台頭。
 そこへソヴィエト共産党内部で行われた
 フルシチョフのスターリン批判演説が大きな議論を呼び起こした。
 7月18日、ソ連の圧力により党書記長は辞任し、
 後任には、同じくスターリン主義者が選出された。
 これに反発した市民は、集会禁止令にもかかわらず、
 ブダペストで大規模なデモを行なった。
 ソ連指導部は、党幹部会のミコヤンとスースロフの派遣を決定したが、
 事態を収拾する間もなく、蜂起が勃発する事態となった。
 蜂起は、直ちにソビエト軍により鎮圧されたが、
 その過程で数千人の市民が殺害され、25万人が難民となり国外へ逃亡した。
 今日のハンガリーでは1956年革命("1956-os forradalom")と呼称されている
 
 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


うるさい女たち

         
オトーサン、
「日本テレビの月曜映画かぁ」
それも、深夜枠。期待できそうにありません。
でも、見終わって、大満足!

原題:Outrageous Fortune (1987)
監督:Arthur Hiller
脚本:Leslie Dixon 
Genre:Comedy / Mystery
上映時間:100分
あらすじ
ローレンとサンディは、まるきり正反対。
だが、同じ演劇クラスに入ることになる。
おまけに、恋人が同一人物だったとは... 
奇妙な状況下で、彼が行方不明になったが、
2人は、彼が死んだとは信じたくない。
アメリカのいくつもの州を探しまわる。
2人には、ついに西部で彼を発見するが、
彼の関心はまったく別のことにあったのだった。
しかも、2人には、生命の危険が迫っていた。

出演者: 
Bette Midler ...  Sandy Brozinsky(サンディ)
Shelley Long ...  Lauren Ames(ローレン) 
Peter Coyote ...  Michael Sanders(マイケル) 
Robert Prosky ...  Stanislav Korzenowski(コゼノフスキー) 
オトーサン、
「このうるさい女ノコンビはいいね」
小太りのベット・ミドラー、愛嬌があっていいですね。
長身でモデル体型のシェリー・ロング、可愛いお人形さんみたい。
ピーター・コヨーテは、インテリ。悪役には向かないのでは?

BETTE MIDLER 
ベット・ミドラー 
誕生日 1945/12/1  
出身 米ハワイ州ホノルル 
歌手でも女優でも成功した女優。
大学を一年で辞め、アルバイト中に「ハワイ」にエキストラ出演。
そのギャラでニューヨークに行き、オフ・ブロードウェイでデビュー。
「屋根の上のバイオリン弾き」など3年間出演する。
73年にグラミー賞新人賞、75年にトニー賞受賞。
79年主演の歌手ローズを演じた「ローズ」で映画界に進出し、
ゴールデングローブ賞を受賞し、
アカデミー主演女優賞にもノミネートされた。 
活躍度 △→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1966年「ハワイ」
1979年「ローズ」
1982年「ジンクス」
1986年「ビバリーヒルズ・バム」「殺したい女」
1987年「うるさい女たち」
1988年「ビッグ・ビジネス」「オリバー/ニューヨーク子猫ものがたり」
     「フォエバーフレンズ」
1990年「ステラ」
1991年「結婚記念日」「フォー・ザ・ボーイズ」
1993年「ホーカス・ポーカス」
1995年「ゲット・ショーティ」
1996年「ファースト・ワイフ・クラブ」
1997年「もう一度アイ・ラブ・ユー」
1999年「イズント・シー・グレート」
2000年「ハート・オブ・ウーマン」「MONA 彼女が殺された理由」
2004年「ステップフォード・ワイフ」
 
SHELLEY LONG 
シェリー・ロング 
誕生日 1949/8/23  
出身 米インディアナ州フォート・ウェイン 
高校時代から芝居にとりつかれ、ノースウエスタン大学では演劇を専攻。
大学中退後、シカゴに移り、
テレビ・コマーシャルのモデル兼スポークスウーマンとして働く一方、
ドキュメンタリー映画の脚本家兼監督兼プロデューサーも手がけた。
その結果、NBCシカゴ局のドキュメンタリー番組
「SORTING IT OUT」の司会者に抜擢された。
シカゴのセカンド・シティ即興劇団で舞台に立ったのがきっかけで、
映画界から誘いが入り、映画デビュー。
夫は会計アドバイザーのブルース・タイソン。 
活躍度 △→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1979年「クラッカー・ファクトリー」
1981年「おかしなおかしな石器人」
1982年「ラブINニューヨーク」「爆笑!?恋のABC体験」
1984年「ペーパー・ファミリー」
1986年「マネー・ピット」
1987年「ハロー・アゲイン」「うるさい女たち」
1989年「ハネムーン・アカデミー」「ガールスカウト・ビバリーヒルズ版」
1990年「恋のためなら」
1992年」「ベイビーバンク」
1995年「ゆかいなブレディー家/我が家がイチバン」
1997年「ゆかいなブレディー家/トラブルinハワイ」
2000年「Dr.Tと女たち」
 
PETER COYOTE 
ピーター・コヨーテ 
誕生日 1942/10/10  
出身 米ニューヨーク 
ニュージャージー州で育ち、
高校生の頃に政治活動と演劇活動を始める。
14歳の時、ニュージャージー州イングルウッドで大統領選挙運動に参加。
2年後にはニューヨークのネイバーフッド・プレイハウスで演劇を学び始める。
アイオワ州のグリネル・カレッジで英文学の学士号を取った後、
西海岸に移り、サンフランシスコ州立大学で学ぶ。
俳優としての最初はサンフランシスコのアクターズ・ワークショップ。 
活躍度 △→ 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆★★★★ 
出演作 
1981年「ハイジャック・コネクション/クーパーの仕事」
1982年「ET」「タイムライダー」
1983年「クロスクリーク」「ストレンジャーズ・キス」
     「スレイグラウンド」
1984年「ハートブレーカー」
1985年「白と黒のナイフ」「ビリー・ジーンの伝説」
1987年「うるさい女たち」「ア・マン・イン・ラブ」
1988年「ハート・オブ・ミッドナイト」
1991年「殺しのアーティスト」「ねじれた家族」
1992年「赤い航路」
1993年「キカ」
1995年「ムーンライト&バレンチノ」「サイバーテックP.D.」
1996年「アンフォゲッタブル」
1997年「デッドエンド」「カジノ・ジャッカー 大逆転!暴走ベガス」
1998年「スフィア」「ルート9」「パッチ・アダムス」
1999年「ランダム・ハーツ」
2000年「エリン・ブロコヴィッチ」
2001年「ジ・イノベーダー 革新者」
2002年「E.T.20周年アニバーサリー特別版」
     「ウォーク・トゥ・リメンバー」「ファム・ファタール」
2003年「ボン・ヴォヤージュ」
2005年「バタリアン4」「バタリアン5」

その他の出演者:
John Schuck ...  Agent Atkins 
Anthony Heald ...  Weldon
George Carlin ...  Frank Madras 
Ji-Tu Cumbuka ...  Cab driver 
Florence Stanley ...  Ticket agent 
Jerry Zaks ...  Tobacco clerk 
John DiSanti ...  Police lieutenant 
Diana Bellamy ...  Madam 
Gary Morgan ...  Agent Fanansky 
Christopher McDonald ...  George  
J.W. Smith ...  Gilroy, Dealer #1 

User Rating: 5.6/10 (2,255 votes)
オトーサン、
「低くない?」

ゴールデン・グローブ賞ノミネート  
・女優賞(コメディ/ミュージカル):ベット・ミドラー  

User Comments 
Devyalento Latchford Deschanelさん
London, England 
2000年2月29日
バランスのいい素敵なコメディ

この映画、ほんとうに面白い! 
ベット・ミドラーとシェリー・ロングが競演するなんて、
背筋が凍る人もいるかもしれないが、
私には、面白かった。
ベット・ミドラーも、シェリー・ロングも、
独特のスタイルで、キチガイぽく、速く、半狂乱のコメディを演じている。
サンディを演じるベット・ミドラーは、いつものように素晴らしい。
シェリー・ロングも、同様にすばらしい。
(身体つきが、ダイアン・チェンバースそっくりだ)
この映画は、繰り返し見るべきだ。
ひたすら、そのクレージーさや面白さを見ればいい。
ベット・ミドラーのコメディは、
1980年代半から終わりまで、すばらしい。
すぐ、見るべし! 


オトーサン、
「もうひとり、コメントをみてみよう」

ロビーJさん
2007年9月7日
ベット&シェリー! 
 
大好きなベット・ミドラーとシェリー・ロングの共演作なので
中古ビデオを買って期待して見たのですが、
解説どおり残念ながら今一つの出来でした。
ストーリー自体はとても良いし、
ベットとシェリーのコンビも素敵なのにもかかわらず、
何処かパッとせず全体的にイマイチな出来です。
でも、面白くないわけでもなく、
ベットとシェリーの始めは気が合わないコンビも
次第にお互いを大切に思う親友になっていく所には感動したし、
男装など意外な姿も見せてくれ、
普通には楽しめたのもまた正直な所です。
主演の2人以外にも最悪な役を演じたピーター・コヨーテや
『グレムリン2』でドラキュラの格好をしてたロバート・プロスキー、
そしてなかなかいい感じだったアンソニー・ヒールドなど
男優群もなかなか良かったのですが、
コヨーテに関してはあまりにも酷い役で
イメージがちょっと変わっちゃいましたね。
とにかく思っていたほどの面白さでもなく、
シェリーとベットの魅力も生かしきれていませんが、
まぁ2人の元気で素敵な姿が見れただけでも
私には満足だったかな、と思います。 


ノー・エスケイプ

           
オトーサン、
「午後のロードショー、有難いなぁ」
テレビ東京が、ほぼ毎日、午後に映画を放映しています。
当たり外れがありますが、まずは見て損はしません。

原題:No Escape (1994)
監督:Martin Campbell
原作:Richard Herley
脚本:Michael Gaylin /Joel Gross
Genre:Action / Drama / SF
上映時間:118分
あらすじ:
将軍を暗殺したため、
海軍大佐ロビンスは、刑務所に送られる。
そこは、死ぬまで出られないところ。
誰も脱出したことはない。
誰も刑務所がどんなものか知らない。
刑務所長が、アブソロムと呼ばれる孤島を買い、
極悪囚人たちが野蛮な社会をつくるのを放置していたのだ。
最強の者だけが生き残る、"この世の地獄"だ。
ロビンスが放り込まれたのは、そんな場所だった。
刑務所長を殺そうとしたからだ。 

出演者:
Ray Liotta ...  Capt. J.T. Robbins(海軍大佐ロビンス)
Lance Henriksen ...  The Father(ファーザー) 
Stuart Wilson ...  Walter Marek(マリク)
Michael Lerner ...  The Warden(刑務所長)
オトーサン、
「レイ・リオッタ、いいね」
細身、撫で肩で頼りない感じもしますが、
芯が強く、純粋なところがいいですね。
青い澄ん瞳は、さぞ、女性にもてるでしょう。
でも、この映画、妙にストイックで、女性は一人も出てこないのです。
だから、レイ・リオッタとのロマンスもなし。
その他の役者さんも、個性的で芸達者でした。

RAY LIOTTA 
レイ・リオッタ 
誕生日 1955/12/18  
出身 米ニュージャージー州ニューアーク 
マイアミ大学を卒業後、ニューヨークで舞台に立ち、
テレビにも出演。
83年「LONELY LADY」で映画デビュー。 
活躍度 ○↑ 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1986年「サムシング・ワイルド」
1988年「ニッキーとジーノ」
1989年「フィールド・オブ・ドリームス」
1990年「グッドフェローズ」
1992年「不法侵入」「ドク・ソルジャー/白い戦場」
1994年「コリーナ、コリーナ」「ノー・エスケイプ」
1995年「ダンボ・ドロップ大作戦」
1996年「アンフォゲッタブル」
1997年「コップランド」◆「乱気流/タービュランス」◇
1998年「フェニックス」◇
1999年「人妻」
2001年「ハンニバル」◆「ブロウ」◆「ハートブレイカー」
2002年「ジョンQ」◆「チェーン・オブ・ファイア」「NARC ナーク」◇
2003年「“アイデンティティー”」◇
2004年「コントロール」「ラスト・ショット」
2007年「スモーキン・エース 暗殺者がいっぱい」
 
LANCE HENRIKSEN 
ランス・ヘンリクセン 
誕生日 1940/5/5  
出身 米ニューヨーク 
少年時代より放浪癖があり、スウェーデンの貨物船に乗ったり、
バハマで帆船の水夫をしたこともあった。
16歳の時、ブロードウェイで初舞台を踏み、
その後、アクターズ・ステュディオで演技を学んだ。
映画では「エイリアン」シリーズのアンドロイドのビショップ役が有名。
テレビでは96年から「ミレニアム」のフランク・ブラック役で活躍している。 
活躍度 ○→ 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆★★★★ 
出演作 
1961年「恐怖の振り子」 
1975年「狼たちの午後」
1977年「未知との遭遇」
1978年「オーメン2/ダミアン」
1979年「エイリアン」「ザ・ビジター」
1981年「殺人魚フライングキラー」
     「プリンス・オブ・シティ」
1983年「デビルゾーン」「ライトスタッフ」
1984年「爆走戦士ストライカー」
1985年「白と黒のナイフ」「激突!空中アトミック戦略」
     「ヒーロー・ボンバー」
1986年「ニア・ダーク/月夜の出来事」「エイリアン2」
1988年「パンプキン・ヘッド」「処刑リスト」
1989年「ジョニー・ハンサム」
1991年「ストーン・コールド」「ダブルコマンド」
     「ペンデュラム悪魔のふりこ」「デビルジャンク」
1992年「ジェニファー8」「デルタ・ヒート」「リーサル・コップ」
     「エイリアン3」
1993年「サイボーグ・キラー」「ハード・ターゲット」
     「マシンガンウォーズ/暗黒街の野獣」
     「未確認生命体M.A.Xマックス」
1994年「インターセプター2」「スピットファイア」「アウトポスト」
     「ネイチャー・オブ・ビースト」「ノー・エスケイプ」
     「薔薇の素顔」「ブルーバード/悪が眠る街」
1995年「クイック&デッド」「追跡迷路/美しき逃亡者」
     「デッドマン」「パウダー」
1996年「クリフ・セブン/人質奪還指令」「フル・ブラスト」
1997年「バニシング・チェイス/激突!潜入捜査網25時」
1999年「ターザン」(声)
2000年「スクリーム3」
2001年「ロスト・ボイジー」
2002年「インナーウォーズ」
2003年「APE2003」「747 エア・ターゲット」
2004年「エイリアンVSプレデター」「1.0 ワン・ポイント・オー」
 
STUART WILSON 
スチュアート・ウィルソン 
誕生日 1946/12/25  
出身 英ギルフォード 
父の仕事の関係で13もの学校を転々とする幼年期を過ごす。
生活がロンドンに落ち着いた10代後半は、
王立演劇学校で演技を学び、イギリスのテレビ、舞台で活躍。
テレビの77年ミニ・シリーズ「アンナ・カレーニナ」などで高い評価を得て、
80年代にアメリカに移住。
92年「リーサル・ウェポン3」でのメインの悪役で注目され、
俳優としての活動が広がる。 
活躍度 ○↑ 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆★★★★ 
出演作 
1992年「リーサル・ウエポン3」◆
1993年「エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事」
     「ミュータント・ニンジャ・タートルズ3」
1994年「ノー・エスケイプ」◆
1995年「死と処女」◆
1996年「ザ・ロック」
1998年「マスク・オブ・ゾロ」◆「エネミー・オブ・アメリカ」◆
2000年「愛ここにありて」◆「バーティカル・リミット」◆
     「スローバーン/伝説のダイヤモンド」
2001年「レジェンド・オブ・アロー ロビンフッドの娘」(TM)
2004年「アウト・オブ・タイム」◆
 
MICHAEL LERNER 
マイケル・ラーナー 
誕生日 1941/6/22  
出身 米ニューヨーク・ブルックリン 
活躍度 △→ 
演技幅 適応 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆★★★★ 
コメディ  ☆☆★★★★ 
出演作 
1981年「郵便配達は二度ベルを鳴らす」
1988年「エイトメン・アウト」
1991年「バートン・フィンク」
1994年「ケロッグ博士」「ノー・エスケイプ」
1995年「NO WAY BACK/逃走遊戯」
1996年「ラストマン・スタンディング」
1998年「ゴジラ/GODZILLA」「セレブリティ」「セーフ・メン」 

その他の出演者:
Kevin Dillon ...  Casey 
Kevin J. O'Connor ...  Stephano 
Don Henderson ...  Killian 
Ian McNeice ...  King 
Jack Shepherd ...  Dysart 
Ernie Hudson ...  Hawkins 
Russell Kiefel ...  Iceman 
Brian M. Logan ...  Scab 
Cheuk-Fai Chan ...  Skull 
Machs Colombani ...  Ratman 
David Argue ...  Cellmate 

User Rating: 5.6/10 (4,220 votes)
オトーサン、
「低いな、ちょっと残念だ」

User Comments 
falkarさん
England 
2004年12月15日
低評価の刑務所アクションもの。

一見すると、これは、刑務所が舞台のアクション映画だ。
孤島の刑務所からの脱出は不可能なのだろうか?
別名、「アルカトラズ」...
2つの派閥があって、ひとつは善良で、もうひとつは邪悪。
「蝿の王」の感じがただよう。
上記のコメントが正しいとすると、映画は、よくみえてくる。
レイ・リオッタやスチュアート・ウィルソンといった
役者たちのいい演技と鋭い脚本が相俟って、
この映画は、隠れた宝石になっている。
探しても見るべきだ。
最終的なスコアは、10点満点で、7.5。


オトーサン、
「この映画、脚本が愉快だ」
ま、ほとんどのひとは、みることはないでしょう。
禁じ手ですが、ネットに出ていたので、
ネタばらしをしてしまいましょう。

○goo映画のあらすじ
2022年、刑務所が民営化される。
ハイテクの粋を集めた第6重罪刑務所に、
上官を殺した海軍大佐ロビンスが送り込まれた。
権力を激しく憎む彼は、冷血な所長に反抗したことで、
流刑の島アブソロムへ移送される。
本土から300 km以上離れたその島は、
人工衛星による厳重な監視下に置かれた脱出不可能な監獄島だった。
島に降り立ったロビンスは、
たちまちカリスマ的なリーダーのマリクに率いられた
残虐な囚人集団“アウトサイダー"に襲われる。
何とか逃げ延びた彼は、
島の一角で文明的な村落を形成して共同生活を営む
“インサイダー"の人々に救われた。
ファーザーと呼ばれる村のリーダーは定住を勧めるが、
戦争中に上官の非情な命令で罪のない人々を殺した過去を
世間に公表しようと考えるロビンスは、その申し出を断る。
それでも彼は、インサイダーたちと暮らすうちに次第に交流を深めていく。
一方、ファーザーたちもまた、密かに船を作り、
島からの脱出計画を練っていた。
だが、監視線を突破するにはマリクの持つ機材が必要だった。
ついに協力を申し出たロビンスはアウトサイダーの縄張りに潜入。
マリクに捕らえられ、
仲間のケイシーが殺されるという犠牲を払いながらも、
何とか部品を手に入れ村に戻る。
怒ったマリクは報復の総攻撃を開始するが、
インサイダーたちは苦闘の末にこれに打ち勝ち、
ファーザーの捨て身の協力でロビンスはマリクを倒した。
島の異変に気づいた所長が鎮圧に向かうが、
ロビンスたちはヘリコプターを強奪し、脱出に成功した。

出典:http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD10893/story.html


マイティ・ハート/愛と絆

         
オトーサン、
「おかしいよな。単館上映なんて」
千葉中央駅の京成ローザまで見に行きました。
アンジェリーナ・ジョリーのフアンなら見逃せません。

原題:A Mighty Heart (2007)
監督:Michael Winterbottom
原作:Mariane Pearl
脚本:John Orloff
Genre:Drama / History / Thriller  
Rated R for language. 
Country:USA / UK 
Language:English / French / Urdu / Arabic 
上映時間:108分
あらすじ:
ダニエルとマリアンヌは、記者夫婦。
2002年、パキスタンのカラチへにきた。
マリアンヌは、妊娠5ヵ月。
最後の取材に向かったダニエルが、行方不明に。
ダニエルの捜索が始まるものの、難航する。
そして、悲劇的な結末が...

出演者:
Angelina Jolie ...  Mariane Pearl(マリアンヌ)
Dan Futterman ...  Daniel Pearl(ダニエル)
Irfan Khan ...  Captain(キャプテン)
オトーサン、
「やっぱり、実力があるんだ」
久しぶりに、アンジェリーナ・ジョリーを堪能しました。

ANGELINA JOLIE 
アンジェリーナ・ジョリー 
誕生日 1975/6/4   
出身 米カリフォルニア州ロサンゼルス 
父は俳優ジョン・ボイト。
リー・ストラスバーグ演劇学校で演技を学び、
ニューヨークのジャン・タラント、
ロサンゼルスのシルバーナ・ガラントに師事し、
舞台経験を持つ。
モデルとしても活躍。
98年テレビ映画「ジア 裸のスーパーモデル」で
ゴールデングローブ賞主演女優賞受賞。
1999年「17歳のカルテ」でアカデミー賞と
ゴールデングローブ賞の助演女優賞をダブル受賞。
最初の結婚はジョニー・リー・ミラー。
2000年、ビリー・ボブ・ソーントンと再婚。
2005年、ブラッド・ピットと交際し、妊娠。 
活躍度 ◎↑ 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1993年「サイボーグ2」
1995年「サイバーネット」
1997年「不法執刀」◆「ロード・トゥ・ヘブン」◇
1998年「ジーア/悲劇のスーパーモデル」(V)◇
1999年「狂っちゃいないぜ」◆「ボーン・コレクター」◇
     「17歳のカルテ」◇
     「マイ・ハート,マイ・ラブ」◇「第一目撃者」◇
2000年「60セカンズ」◇「ポワゾン」◇
2001年「トゥームレイダー」◇
2002年「ブロンドライフ」◇
2003年「トゥームレイダー2」◇「すべては愛のために」◇
2004年「テイキング・ライブス」◇
     「スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー」◆
     「シャーク・テイル」(声)「アレキサンダー」◆
2005年「Mr.&Mrs.スミス」◇
2006年「グッド・シェパード」◆
2007年「ベオウルフ −呪われし勇者−」◆「マイティ・ハート/愛と絆」◇ 

DAN FUTTERMAN 
ダン・フッターマン 
誕生日 1967/6/8  
出身 米メリーランド州 
 −− 
活躍度 △→ 
演技幅 個性 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆★★★★ 
出演作 
1991年「マイ・スイート・ファミリー」
1993年「南北戦争前夜」(TM)
1996年「誘惑の恋人たち」「バードケージ」
1997年「シューティング・フィッシュ」
1998年「トライアル/希望への闘い」(TM)
     「プライベート・ソルジャー」(TM)
2002年「イナフ」
2007年「マイティ・ハート/愛と絆」 

その他の出演者:
Archie Panjabi ...  Asra Q. Nomani 
Mohammed Afzal ...  Shabir
Denis O'Hare ...  John Bussey 
Perrine Moran ...  Ruth Pearl 
Aly Khan ...  Omar Saeed Sheikh 
Mushtaq Khan ...  Danny’s Taxi Driver 
Daud Khan ...  Masud the Fixer 
Telal Saeed ...  Kaleem Yusuf 
Arif Khan ...  Mariane’s Taxi Driver 
Tipu Taheer ...  Human Rights Director 
Amit Dhawan ...  Technical Supervisor 
Saira Khan ...  Nasrin 
Aliya Khan ...  Kashva 
Sarah Mone ...  Female Guest #1 
Bushra Parwani ...  Female Guest #2 
Zafar Karachiwala ...  Male Guest #1 

User Rating: 6.8/10 (4,444 votes) 
オトーサン、
「おお、高いスコアだ」

User Comments
Mikeさん
United States
2007年6月20日
ジョリー、最高の演技

明白な事実からスタートしよう。
これは、絶対、ジョリーの最高の演技だ。
「17歳のカルテ」の素晴らしさを覚えているひとなら、
この映画をみるべきだ。
彼女は集中している。
アクセント、荒い感情、カオスの真只中で示す力。
タクシーを呼んだダニエルは、彼女の前に2度と姿を見せない。
こうして映画がはじまり、
行方不明になった夫を捜索する5週間のマリアンヌの姿を描いていく。
その他、CIAの仕事ぶりへの非難などがある。
映画は、丹念に細部を描いていく。
そして、ジョリーは、そのすべてにつきあう。
最初から最後まで、彼女が中心なのだ。
ダン・フッターマンがいい仕事をしたことも指摘しておきたい。
彼は、記者であり、よき夫であり、誘拐された人質でもあり...
(最後にどうなるか知りたければ、これがヒントだ) 
だが、それでも、私が魅了されたのは、ジョリーだ。
少々、泣かせてくれもした。
ジョリーは、単なる超絶美人ではない、
真実を追い求める女優でもあるのだ!!! 
ジョリー万歳。


オトーサン、
「おお、黒美君彦さんのコメントだ」
ジョリーに注目するだけでなく、政治的背景にも注目すべきでしょう。
アフガニスタンやパキスタンは、カオスそのものなのです。

黒美君彦さん
2007年11月23日
中味が薄い   

惹きつけるアクションがあるわけでもなく、
色っぽいシーンや溜飲がさがるシーンがあるわけでもない。
ただひたすら緊張感が続く。
ウォールストリート・ジャーナル紙(以下WS紙)の記者
ダニエル・パールが
2002年1月23日にパキスタンのカラチで誘拐され、
1週間余り後に首を斬り落とされ殺害された。
この作品は当時妊娠5か月だった妻マリアンヌが
ひたすら夫の無事を祈る姿を追う。
マリアンヌを演じたのがアンジェリーナ・ジョリー。
この作品でアンジーはゴージャスな美女役ではなく、
ジャーナリストでもある理知的な妻の役を演じる。
『グッドシェパード』(07年)でもそうだったが、
どうやら彼女は演技派(社会派?)への脱皮を目指しているよう。
その甲斐あってか、この作品での演技は悪くはない。
監督のマイケル・ウィンターボトムは
最近ドキュメンタリーだかフィクションだか
その境界が曖昧な作品を多く手掛けているが、
この作品ではアンジー主演ということで
明確なフィクションとして観ることができる。
もちろん手法は手持ちカメラを多用し、
ドキュメンタリータッチではあるのだが。
そんなわけで面白くなりそうな材料が揃っているのだが、
中味が何ともスカスカ。
これは妻マリアンヌの原作がすでにそうらしいのだが、
事件の背景や当時のパキスタンの情勢、
なぜパール記者が狙われ殺害されたかが、全く描かれていないからだ。
米人記者だから過激派に狙われた、
という理由だけでは納得できないものが残る。
誘拐されたのはアフガニスタン国内ではなく、パキスタンなのだ。
そのあたりは
ベルナール=アンリ・レヴィ著「誰がダニエル・パールを殺したか?」
(NHK出版)に詳しく書かれているが、
そこが希薄だから「私こんなに心配したわ、
事件の結末はショックだったけど、でも負けないわ私」
というミーイズムにとどまってしまったのではないか。
ただ、WS紙が取材で得た情報をCIAに渡したから
狙われたのではないかといった僅かな台詞に、
取材者と政府の距離感の難しさが見えたりはしたが。
また、この国の若者がイラクで誘拐、
そして殺害されたときの「自己責任論」も思い出した。
彼の国ではジャーナリズム、
あるいは国民の安全に対する政府の責任に対する考え方が
少なくともこの国よりは成熟している。
国民が危険にさらされたとき、「自己責任だ」などと突き放す政府と
それに同調する国民など信頼できようはずがない。
その論理でいけば、例えば大きな原発事故があったとして、
その地域で被害が出ようと「そこに好きで住んでいたのだから自己責任だ」などと
言い出しかねない。そこだけは大きな違いがある。
しかし、記者救出に注力したパキスタンのテロ対策組織のキャプテンとて、
「米国人」だからこそあそこまで努力したのであって、
国家の威厳にかかわらないイラン人学生の事件などに興味は持たないだろう。
結局、良くも悪くも彼の国の視線で描いた中途半端な物語だということか。
もう少し面白くなりそうだったのだが、残念。
…そういえば、マリアンヌは仏教徒らしく、
アンジーが読経する!シーンがある。
夫はユダヤ教、妻は日本の某宗教団体の信徒だったわけね(苦笑)。 


楽聖ショパン

        
オトーサン、
「たまには、ショパンを聴くか」
映画よりも、流れる名曲に酔いました。
こんなにいい映画が、ワンコインで買えるのは、
有難いことですねぇ。

原題:A Song to Remember (1945)
監督:Charles Vidor
原作:Ernst Marischka
脚本:Sidney Buchman 
Genre:Biography / Drama / Music 
上映時間:113分
あらすじ:
ショパン22歳。
ポーランド革命が起きる。
彼は恩師のエルスナ−とパリへ。
フランツ・リストの助力もあって、リサイタルを開く。
だが、同胞の訃報に、演奏途中で席を立ってしまう。
悪評の中、ジョルジュ・サンドは、彼の才能を買い、
パリ社交界の花形に仕立てる。
だが、2人は、引き離され、恋は消える。
ポーランド開放運動の資金を獲得するために
演奏旅行を続けるショパンの健康は次第にむしばまれていく。

出演者:
Cornel Wilde ...  Frederic Chopin(ショパン)
Paul Muni ...  Prof. Joseph Elsner(エルスナー教授) 
Merle Oberon ...  George Sand(ジョルジュ・サンド) 
オトーサン、
「あまりショパンらしくないなぁ」
でも、コーネル・ワイルド、熱演していました。
海外映画俳優マガジンに経歴が出ていないので、作成しました。
「芸達者が、やや鼻につくけど...」
エルスナー教授役のポール・ムニは、
アカデミー賞俳優だそうですが...
ジョルジュ・サンド役のマール・オベロン、
みるからに気の強い女性です。
エジンバラ公(エリザベス女王の夫)が熱をあげていたとか。

COENEL WILDE
コーネル・ワイルド
誕生日:1915/10/13 - 1989/10/16
出身:スロヴァキア共和国プリェヴィザ
アメリカ合衆国の俳優、映画プロデューサー。 
1920年にスロヴァキアからアメリカへ家族と共に移住し、
1933年にコロンビア大学に入学するが、1年で退学。
1936年、ベルリン・オリンピックにフェンシングのアメリカ代表として出場。
1940年、舞台「ロミオとジュリエット」でローレンス・オリヴィエの
フェンシングのコーチをしながらティボルト役で出演した。
これがきっかけで、映画デビュー。 
「楽聖ショパン」(1945)で、ショパンを演じ、
アカデミー主演男優賞にノミネートされる。
ハンサムなタフガイとして、活躍する。
ハンガリー語、仏語、独語、英語、伊語、露語に堪能。
1950年代、映画制作会社を設立し、「大雪原の死闘」(1955)などで
監督・製作・脚本・出演した。
出演作
1941年「ハイ・シエラ」 
1943年「氷上の花」
1945年「楽聖ショパン」「哀愁の湖」
1946年「戦うロビン・フッド」
1947年「永遠のアンバー」
1950年「西部の二国旗」
1952年「地上最大のショウ」「剣豪ダルタニアン」 
     「征服者」「語らざる男」
1953年「ゴールデン・コンドルの秘宝」
1954年「ニューヨークの女達」「怒りの刃」
1955年「大雪原の死闘」*監督・製作 
1956年「豹の爪」
1957年「勇者カイヤム」
1958年「マラカイボ」*監督・製作 
1962年「コンスタンチン大帝」 
1963年「剣豪ランスロット」*監督・製作 

PAUL MUNI
ポール・ムニ
誕生日 1895/9/22-1967/8/25  
出身 ウクライナ共和国リボフ 
「科学者の道」でアカデミー主演男優賞受賞
出演作 
1932年「暗黒街の顔役」「仮面の米国」
1933年「世界は還る」
1934年「彼の第六感」
1935年「国境の町」「黒地獄」「ギャングの家」
1936年「科学者の道」アカデミー主演男優賞
1937年「大地」「ゾラの生涯」
1939年「革命児ファレス」「静かなる抵抗」
1942年「曉の勝利」
1945年「楽聖ショパン」
1946年「悪魔と天使」
1953年「拳銃を売る男」
 
その他の出演者:
Nina Foch ...  Constantia 
George Coulouris ...  Louis Pleyel 
Howard Freeman ...  Kalkbrenner 
Stephen Bekassy ...  Franz Liszt 
 
User Rating: 6.9/10 (323 votes)
オトーサン、
「おお、高いスコアだ」

アカデミー賞ノミネート
・主演男優賞:コーネル・ワイルド     
・原案賞    
・撮影賞
・劇・喜劇映画音楽賞     
・編集賞      
・録音賞   

User Comments    
FlickJunkie-2さん
Atlanta, GA 
2000年11月19日
不正確だが、面白い

私は、ショパンの音楽が好きだ。
それが、彼の人生を描いた1945年の古典映画をみた理由だ。
大いにエンジョイした後、彼の伝記を読みたくなった。
読むと、この映画のストーリーは、事実とちがうことに気づいた。
大いに、落胆した。
これじゃ、面白いハリウッドの鼻くそ映画じゃないか。
だが、フクションにしては、上出来だ。
ストーリーは、魅力的だった。
ショパンを実に気高い愛国者として描いている。
ポーランド革命を支えるために、
資金を得ようとして、コンサートを続けて、
死に至ったのだ。
だが、伝記にはそんなことは書いていなかった。
コーネル・ワイルドは、この映画の演技で 
アカデミー賞にノミネートされた。
実に見事なものだったが、似合わない配役だった。
彼は、ハンサムで、運動選手風だが、
ショパンは、平凡な容貌で、脆い体質だった。
ポール・ムニのエルスナー教授は、魅力的だったが、
エキセントリックで、はしゃぎすぎで、信じ難い。
最高の演技は、マール・オベロンだった。
冷血で、鉄の意志をもったジョルジュ・サンドを演じている。
ショパンを愛し、世の荒波から彼を守りぬこうとする。
この映画の最高のシーンは、やはりショパンの音楽そのものだ。
素晴らしい演奏は、Jose Iturbi。
この音楽を聴けるなら、ハリウッドの二枚舌も許せる。
19世紀の衣装も楽しめた。
この映画の採点は、10点満点で、7点。
もし、存在しないひとが出ていなければ、
おそらく、10点満点で、9点にしただろう。
実に楽しめた。
だが、その美点は、真実を捻じ曲げたことで、台無しになった。
抗議の意味をこめて、2、3ポイント、減らすことにした。
古典映画の愛好者か、古典映画フアンならば、
絶対に見る価値がある。


オトーサン、
「おお、黒美君彦さんも見ているんだ!」
 
黒美君彦さん
2006年1月8日
脚色加えすぎ

10歳のフレデリック・ショパン(コーネル・ワイルド)の天才を認めた
音楽教師ジョゼラ・エルスナー(ポール・ムニ)は、
彼がパリで演奏会を開き、
ポーランドのために大作を作曲するよう願う。
ショパンが実際に動乱の祖国を去ってパリへ赴いたのは
彼が22歳のときだった。
パリでフランツ・リスト(スティーブン・ベカッシー)に認められたショパンは、
年上の女流作家ジョルジュ・サンド(マール・オベロン)と知り合い、
関係を深めていくとともに名声をも獲得していく・・・。
伝記映画・・・と呼ぶには、脚色を加えすぎという気もするが。
故郷、ポーランドへの思いは強かったが、
実際にはここまで革命に肩入れしたわけでもないようだ。
その他、ジョルジュ・サンドとの関係も含め、人物描写が浅い。
ただしコーネル・ワイルドが時々実際に弾いて見せるシーンは
彼なりに頑張っている。
この作品では描かれていないが、
実際のショパンはかなりモテモテだったようだ。 


エイセス/大空の誓い

オトーサン、
「IMDb、やけに低いなぁ」
テレビ東京で放映されていたので、
録画したシリーズ第2作を消去しました。
そうしたら、この第3作もあって、
流石に消去するのは、勿体ないので、見ることに...

原題:Aces: Iron Eagle III (1992)
監督:John Glen
脚本:Kevin Elders/Sidney J. Furie
Genre:Action / Drama  
Country:UK / USA 
Language:English 
上映時間:98分
あらすじ:
チャッピーが戻ってきた。
今回は、南米の村に元ナチにより捕らえられていた
女性アンナを助けようとするのだ。
ナチ野郎、クライスは、コカインのディーラーになっていて、
アンナの村を活動拠点として占拠している。
彼女は、逃亡を図り、アメリカに行き、チャッピーと出会う。
チャッピーは、空軍の支援を求めるが、すげなく断わられる。
交渉相手の将軍は、実はナチの支援者だった。
彼は、3人の仲間、パーマー、ライヒマン、堀越とともに、
旧式の戦闘機を飛ばし、助けに行くことになる。

出演者:
Louis Gossett Jr. ...  Chappy(チャッピー)
Christopher Cazenove ...  Palmer(パーマー)
Sonny Chiba ...  Horikoshi(堀越)
Horst Buchholz ...  Leichman(ライヒマン)
Rachel McLish ...  Anna (アンナ)
Paul Freeman ...  Kleiss(クライス)
オトーサン、
「千葉真一さんだ!なつかしいなぁ」
外国映画には、サニー千葉の名前で出ているようですね。
この映画では、かなりおいしい役をもらっています。
「巧い俳優さんだなぁ」
この第3作で主役を勤めたルイス・ゴゼット・ジュニア、
アカデミー俳優なんですね。

SONNY CHIBA 
サニー千葉 
誕生日 1939/1/23  
出身 福岡 
59年に東映に入社以来、
テレビでは「キーハンター」「影の軍団」、
映画では「柳生一族の陰謀」「魔界転生」といったアクション系映画で活躍。
さらにアクション俳優の育成を目指し、
ジャパン・アクション・クラブを設立し、
真田広之や志穂美悦子らのスターを輩出した。 
活躍度 △→ 
演技力     ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ   ☆☆☆★★★ 
出演作 
国内
1973年「仁義なき戦い 広島死闘篇」
1978年「柳生一族の陰謀」
1981年「魔界転生」
海外
1991年「エイセス/大空の誓い」
2003年「キル・ビルvol.1」
2006年「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」 

LOUIS GOSSETT.JR. 
ルイス・ゴゼット・ジュニア 
誕生日 1936/5/27  
出身 米ニューヨーク市ブルックリン 
ブルックリンのリンカーン・ハイスクール時代は
バスケットボールの花形スターだったが、怪我でプロ入りを断念。
ニューヨーク大学では役者を目指し、数々の舞台に立つ。
82年「愛と青春の旅だち」のフォーリー軍曹役で
アカデミー助演男優賞を手にした。 
活躍度 △→ 
演技力     ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ   ☆☆★★★★ 
出演作 
1970年「最後の栄光」「真夜中の青春」
1971年「西部無法伝」
1974年「マシンガン・パニック」
1976年「リインカネーションの恐怖」
1977年「クワイヤボーイズ」「ザ・ディープ」「褐色のシェリフ」
1982年「愛と青春の旅だち」
1983年「ジョーズ3」
1984年「マネーハンティングUSA」
1985年「第5惑星」「アイアン・イーグル」
1987年「ファイアーウォーカー」「暴力教室’88」
1988年「メタル・ブルー」
1989年「パニッシャー」
1990年「トイ・ソルジャー」
1991年「デス・ロック/戦略ガス兵器を追え」
1992年「ミッドナイト・スティング」「エイセス/大空の誓い」
1993年「モノリス」「フラッシュ・ファイヤー」
1994年「グッドマン・イン・アフリカ」
1995年「ジャンクション」
1996年「アイアンイーグル4」
1997年「ヘルベント」
1999年「バイオレンス・ロード」
2005年「人間消失 ファイナル・ウォー」 

その他の出演者:
Fred Dalton Thompson ...  Stockman 
Mitch Ryan ...  Simms 
Rob Estes ...  Doyle 
J.E. Freeman ...  Ames 
Tom Bower ...  Crawford 
Phill Lewis ...  Tee Vee 
Juan Fernandez ...  Escovez 
Ray 'Boom Boom' Mancini ...  Chico  
Inez Perez ...  Mrs. Del Prado 

User Rating: 3.5/10 (1,042 votes) 
オトーサン、
「これも低いなぁ」
"特攻野郎Aチーム"の出来損ないのようでした。
第1作「アイアン・イーグル」(1985)4.9
第2作「メタル・ブルー」(1988) 3.4
第3作「エイセス/大空の誓い」(1991)3.5
第4作「アイアン・イーグル4」(1995)2.8

User Comments  
Jay Stulerさん
Ohio 
2000年12月28日
誰に責任がある?

何だかおかしくて、見るのが苦痛な映画だ。
オリジナルの"Iron Eagle"は、「市民ケーン」のようだった。
誰がこんな映画に金を出したのか、理解に苦しむ。
金儲けのためだろう。
アムウェイを売って、尊敬されたい類いだろう。
早朝3時にテレビで見た。
ほかに何も見る番組がないからだ。
こんなものをみるくらいなら、Weather Channel*を見たほうがいい。
気分が悪くなった。
(*24 時間体制で放送する気象番組)

オトーサン、
「でも、航空機フアンには大受けだぞ」

 第二次世界大戦で活躍した名パイロットたちが、
 旧型戦闘機で最新鋭ジェット戦闘機相手に大空中戦をやらかす。
 しかも、画面に登場する戦闘機は本物とくれば観るしかない。
 航空ショーで模擬ドッグファイトを披露する、
 かつての日・米・英・独の撃墜王たち。
 アメリカ人パイロット、チャッピーは部下が南米ペルーで麻薬組織に殺された事を知る。
 四人の老パイロットたちは団結し、組織壊滅と人質になっている住民たちを
 救出するために旧型戦闘機で乗り込む。
 敵はナチスの残党が率いる巨大麻薬組織。
 ところで第二次世界大戦中の米空軍には黒人パイロットはいたのだろうか? 
 B級アクションなんだから、
 「何故、航空ショーのパイロットが国際問題に発展しかねない事態に首を突っ込むのか? 
 さっさと国防省とかに通報しろ!」などと言わないように! 
 だって重要なのは旧型戦闘機とジェット機のドックファイトなんだから。
 最新鋭ジェット機のミラージュは当然だとしても、
 ロッキードP38ライトニング、スピットファイア、メッサーシュミットMe109など
 本物が登場するのが最大のウリ。
 が、サニ千葉が乗る零式艦上戦闘機だけは本物ではないように思えたが確信はない。
 彼の役名ホリコシは零式艦上戦闘機の設計者の名前からとったのは間違いない。
 この映画のサニ千葉はルイス・コゼットJrを凌駕するほど魅力的で
 「妻が持たせてくれた」という陸式南部拳銃を披露したり、
 ミサイルをチャフ代わりのアルミホイルでパスしたり、とアナログな戦術で大活躍。
 最期は友情と誇りを守るため、黒幕の乗った大型輸送機に特攻をブチかまして空に散る。
 善玉の中でどうして日本人だけが死ぬのか納得いかないのも確かだが、
 大戦中、アメリカ人がおののいた“カミカゼ”を再現したかったのだろう。
 解り易い勧善懲悪で見せ場もたっぷりのB級アクション。
 劇場で『アイアンイーグル』シリーズの一篇だとは知らずに観た。

 出典:http://charles-bronson.hp.infoseek.co.jp/Aces.htm


ル・ディヴォース〜パリに恋して〜

      
オトーサン、
「面白そうだ」
"Le Divorce"は、フランス語で離婚。
離婚を面白がっては、イケマセンよねぇ。
でも、出演者が多彩なので期待できそうです。

原題:Le Divorce(2003)
監督:James Ivory
原作:Diane Johnson 
脚本:Ruth Prawer Jhabvala/James Ivory
Genre:Drama / Romance / Comedy 
Rated PG-13 for mature thematic elements and sexual content. 
Country:France / USA 
Language:English / French 
上映時間:117分
あらすじ:
オトーサン、
「IMDb、冷たいなぁ」
フランスに批判的なので、紹介文の短いこと。
仕方がないので、書きましょう。

イザベルは、パリへ。
フランス人と結婚した姉ロクサーヌを頼ってきたのだ。
姉は、妊娠中だが、夫と離婚訴訟中。
イザベルは、作家オリヴィアのアシスタントになり、
外交官エドガルと出会い、愛人になってしまう。
もうひとつ問題が起きる。
ロクサーヌがアメリカから持ってきた絵画が、
ホンモノで、途方もない値がつきそうなのだ。

出演者:
Kate Hudson ...  Isabel Walker(イザベル) 
Naomi Watts ...  Roxeanne de Persand(ロクサーヌ)
Thierry Lhermitte ...  Edgar Cosset(エドガル)
Glenn Close ...  Olivia Pace(オリヴィア) 
オトーサン、
「きれいな女優ばかりで、楽しめた」
上手だなと思ったのは、グレン・クローズとケイト・ハドスン
好きな女優さんは、ナオミ・ワッツ。

KATE HUDSON 
ケイト・ハドスン 
誕生日 1979/4/19  
出身 米カリフォルニア州 
母はゴールディ・ホーン、父は歌手ビル・ハドソン。
両親は彼女が赤ん坊の頃に離婚。
育ての父はゴールディ・ホーンのパートナー、カート・ラッセル。
98年「DESERT BLUE」で映画デビュー。
「あの頃ペニー・レインと」のペニー・レイン役で
アカデミー助演女優賞にノミネートされる。
2000年12月31日、ロック・バンド、ブラック・クロウズの
ヴォーカリスト、クリス・ロビンソンと結婚。
2003年、ゴールディ・ホーンらと
製作会社コズミック・エンタテインメント設立。 
活躍度 ○↑ 
演技幅 適応 
演技力     ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆★★★★ 
コメディ   ☆☆☆★★★ 
出演作 
1998年「RICOCHET RIDER」
     「200本のたばこ」◆「ウェルカム・バクスター」
2000年「あの頃ペニー・レインと」◆「Dr.Tと女たち」◆
     「ゴシップ」「アバウト・アダム アダムにも秘密がある」
2002年「サハラに舞う羽根」◇
2003年「10日間で男を上手にフル方法」◇
     「あなたにも書ける恋愛小説」◇
     「ル・ディヴォース〜パリに恋して〜」◇
2004年「プリティ・ヘレン」◇
 
NAOMI WATTS 
ナオミ・ワッツ 
誕生日 1968/9/28  
出身 英サセックス 
父はピンク・フロイドのサウンド・エンジニア
兼ツアー・マネージャーのピーター・ワッツ。
10歳で父と死別後、14歳の時、オーストラリアに移住。
シドニー・アクターズ・センターで学ぶ。
テレビでは「スリープウォーカーズ」でレギュラー。
86年「FOR LOVE ALONE」で映画デビュー。
95年「タンクガール」の準主役以後はヒット作に恵まれなかったが、
2001年、「マルホランド・ドライブ」のベティ役の好演で
全米映画批評家協会賞、ナショナル・ボード・オブ・レヴュー賞の主演女優賞受賞。
女優として注目されるようになった。
2003年「21グラム」でアカデミー賞、
BAFTA主演女優賞にノミネート、ヴェネツィア映画祭観客賞、
ロサンゼルス映画批評家協会賞受賞。 
活躍度 ○↑ 
演技力     ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ   ☆☆☆★★★ 
出演作 
1990年「ニコール・キッドマンの恋愛天国」
1993年「マチネー 土曜の午後はキッスで始まる」
     「過失」(TM)
1995年「タンクガール」「ミラクル・アイランド」(TM)
1996年「ラスト・ウェディング」「監視」「アーバン・ハーベスト2」
1998年「娼婦ベロニカ」「ベイブ 都会へ行く」(声)
2000年「アリス」
2001年「デンジャラス・ビューティー」「マルホランド・ドライブ」◇
     「ダウン」◇
2002年「ザ・リング」◇
2003年「21グラム」◇「ル・ディヴォース〜パリに恋して〜」◇
     「ケリー・ザ・ギャング」
2004年「リチャード・ニクソン 暗殺を企てた男」「夫以外の選択肢」
2005年「ザ・リング2」◇「キング・コング」◇「ハッカビーズ」◇「ステイ」◇
2006年「ナオミ・ワッツ プレイズ エリー・パーカー」◇
     「インランド・エンパイア」 

その他の出演者:
Jean-Marie Lhomme ...  Immigration Officer 
Esmee Buchet-Deak ...  Gennie de Persand 
Jean-Jacques Pivert ...  Talkative Shopkeeper 
Melvil Poupaud ...  Charles-Henri de Persand 
Catherine Samie ...  Madame Florian 
Samuel Labarthe ...  Antoine de Persand 
Leslie Caron ...  Suzanne de Persand 
Nathalie Richard ...  Charlotte de Persand 
Samuel Gruen ...  de Persand Child 
Peter Wyckoff ...  de Persand Child 
Sandrel Lonnoy ...  Maid 

User Rating: 4.8/10 (4,381 votes) 
オトーサン、
「こりゃ低すぎる」
アメリカ人批判のせいでしょう。
「アメリカ人は戦いが好きだから、
欲しくないもののためにでも、戦ってしまう」なーんて。
ラストのドタバタ騒ぎも響きました。

User Rating
dromascaさん
Herzlya, Israel
2004年9月4日
文化摩擦 全然悪くない

ジェームスアイボリーは、政治色の強い監督だ。
勇気がある。
この映画は、パリに住むアメリカ人についての
政治的メッセージや米仏の文化摩擦を描いている。
家族関係や異文化の受け入れがテーマだが、
両国の政治家の関係よりも、
人間性のちがいについて多くを割いている。
私は、アメリカ人とフランス人のメンタリティに詳しい。
この映画が愉快だったのは、皮肉たっぷりだからだ。
アプローチは、ありきたりだが、
登場人物たちがよく描かれており、
大体、感情よりも、ロジックで行動している。
バイリンガル・チームの助けを借りて、いい演技になっている。
パリは、依然として映画の舞台として魅力的だ。
筋書きはやや冗長だし、結末はハリウッド的だったが、
全体として、いい映画だった。
ロマンティックな映画はあまり好きではないが、
思ったよりも、よかった。
私の評価は、10点満点で7点だ。


オトーサン、
「おお、ラ・トゥールの絵だ!」
学生時代の文学仲間、田中英道くんが、
確か、最初に出した本のテーマが、ラ・トゥール。     
・「冬の闇 ― 夜の画家ラ・トゥールとの対話」1972 新潮選書  
それ以来、海外の美術館へ行くと、ラ・トゥ−ルの絵をみたものです。
この映画では、アメリカの田舎の納屋に置いてあったのが、
オークションで、200万ポンドからはじまって、
落札されたのは、400万ポンドでした。
2007年11月17日、06:39分現在、1ポンド=227.98円ですから、
換算すると、約91億円!となります。

○田中 英道
 1942年-
 東京都出身。
 東京大学文学部仏文科及び同美術史学科卒業後、
 ストラスブール大学に留学。
 東北大学文学部教授などを経て、同大学大学院教授を務める。
 2006年3月定年で名誉教授。
 フランス、イタリア美術史研究の第一人者として注目される。
 「新しい歴史教科書をつくる会」の会長を務めた。

○ジョルジュ・ド・ラ・トゥール 
 フランス王ルイ13世の「国王付画家」の称号を得るなど、著名な画家だった。
 次第に忘れられ、20世紀初頭に「再発見」された。
 残された作品は少なく、その生涯についてもあまりわかっていない。
 作風は明暗の対比を強調する点にカラヴァッジョの影響がうかがえるが、
 単純化・平面化された構図や画面にただよう静寂で神秘的な雰囲気は
 ラ・トゥール独自のものである。
 1593年、ロレーヌ公国の小さな町ヴィック=シュル=セーユに生まれた。
 家業はパン屋だった。
 1617年からはリュネヴィルに移り、1620年には弟子がいた。
 1639年、パリに出て、国王ルイ13世から「国王付画家」の称号を得ている。
 代表作「イレネに介抱される聖セバスティアヌス」は、
 ルイ13世のお気に入りの絵だった。
 その後リュネヴィルに戻り活動を続けるが、
 1652年1月、伝染病のため妻と子を相次いで失い、後を追うように死去した。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


特攻野郎Aチーム/必殺!最後の大血戦

     
オトーサン、
「映画化が楽しみだな」
何でも、現在、映画化の企画が進行中で、
リーダーのハンニバルはブルース・ウィリスで、
公開は、2008年の予定とか。
 
原題:"The A-Team" Body Slam (1985)
監督:Craig R. Baxley
脚本:Stephen J. Cannell/ Frank Lupo 
Genre:Action / Comedy / Drama 
上映時間:92分
あらすじ:
チームAは、世界チャンピオン、
ハルク・ホーガンのレスリングの試合を見にいく。
彼は、ベトナムでのバラカス軍曹の同僚で、
ロスにある浮浪児の救援センターの存続を手助けしてくれることになった。
だが、その土地を犯罪者カーター一家が欲しがっていた。
銀行に話をつけ、次のローンが払えなかったら、
自分たちに売るように仕向けていた。
フェイスは、カーター一家のボス、パパ・カテロの過去を探り、
救済センターを運営しているディキの父親との暗い結びつきを暴く。
連中は、金を強奪したのだ。
金は、おそらくセンターの地中に埋められている。
連中は、やくざを動員するかもしれない。
そこで、プロレスラー、ハルク・ホーガンと
その友人が手助けに乗り出す。
ハンニバルは、金を追う悪辣なFBIのエージェントを装い、
金の隠し場所を探る。
だが、再び宿敵・デッカー大佐が、Aチームを妨害してくる...

出演者:
George Peppard ...  Col. John "Hannibal" Smith(ハンニバル) 
Mr. T ...  Sgt. Bosco "B.A." Baracus (バラカス軍曹)
Hulk Hogan ...  Himself(プロレスラー、ハルク・ホーガン) 
Deborah Wakeham ...  Dicki Gordon(ディッキ) 
Michael Gregory ...  Sonny Carter(ソニー・カーター) 
Titos Vandis ...  Papa Kotero(パパ・カテロ)
オトーサン、
「今回は、ミスター・Tが活躍しているぞ」
公私とも親しいプロレスラー、ハルク・ホーガンが友情出演しています。

○ミスター・T  
 通称コング。モヒカン頭が特徴の天才メカニック。
 腕力自慢で、激昂すると上官のハンニバルさえ殴るが、
 本当は心の優しい男。
 子供好き。
 チームでは各種機器の製作・修理を担当する。
 メカの専門家であるにもかかわらず飛行機が大の苦手で、
 パイロットであるモンキーとはすぐに喧嘩になる。
 飛行機で移動する時には睡眠薬を注射したり、
 後頭部を殴って気絶させるなどして
 強引に現場へ空輸する描写がお約束。
 牛乳を好む。
 血液型は珍しいAB型のRh−。 

その他の出演者:
Dirk Benedict ...  Lt. Templeton 'Faceman' Peck 
Dwight Schultz ...  Capt. H.M. "Howling Mad" Murdock 
Sam Melville ...  Rocco 
Lance LeGault ...  Col. Roderick Decker 
James Bartz ...  Special Agent DeBerg 
Rod Stryker ...  Sgt. Case 
Jeff Sanders ...  Sergeant 
Gale Emerson ...  Vanessa 

User Rating: 6.0/10 (16 votes) 
オトーサン、
「面白しろいな」
テンポもいいし、キャラも多彩です。

User Comments:
オトーサン、
「誰もコメントしてないや」
それもそのはず、このTVシリーズは、
何と85話もあるのです。 

○シリーズ全タイトル 
[ 第1期]
#1  活動開始!過激アクション軍団
#2  暴走マッド軍団を撃滅せよ
#3  ラスベガス麻薬組織壊滅作戦
#4  遺産相続を狙う美女殺人計画
#5  旅客機ハイジャック犯に捨て身の挑戦!
#6  邪悪の神に魂を売った男
#7  殺し屋スワット集団死の銃撃戦
#8  暴力!略奪!監禁!極悪5人兄弟の逆襲
#9  リンチされた男!空中救出大作戦
#10 ニューヨーク大暴力団に宣戦布告!
#11 ウェストコースト大農園の危機
#12 死の刑務所必死の脱出

[ 第2期]
#13 ダイヤモンド鉱山 大争奪戦!
#14 メキシコ国境空から殴り込み
#15 緊急発進!恋人からのSOS
#16 鉱泉大噴射で撃退せよ
#17 作戦は奇を以ってよしとすべし
#18 ド迫力!キャベツ畑のカーチェイス
#19 悪徳保安官 身代り戦法でやっつけろ
#20 大乱戦!海上の対決
#21 激突!タクシーキャブ大戦争
#22 激闘!埋められた白骨体の謎
#23 大空中戦!石油王暗殺を阻止せよ
#24 タバコにご用心!密造酒大引火!
#25 チャイナタウンの決闘
#26 ベネズエラ国境麻薬争奪戦
#27 爆走戦車で敵中突破!
#28 バギーカー軍団サソリを撃退せよ!
#29 霊柩車には機関銃
#30 ダム大爆破危機一髪!
#31 大勝利!ハンニバル式非暴力
#32 絶対絶命!モンキーのご臨終
#33 復讐に賭ける殺し屋四人組

[ 第3期]
#34 料理人・ハイウェイで悪を切る
#35 爆破・炎上 森林の対決!
#36 ロックギャルズの危機を救え
#37 暴走消防車でMPを振り切れ
#38 マイアミビーチは危険が一杯!
#39 湖畔の死闘ギャング対MP
#40 偽Aチーム出現
#41 南の楽園奪還指令
#42 2大ギャング宿命の対決
#43 自動車工場の腐敗をあばけ!
#44 トップモデルの危機を救え
#45 リバータウンの決闘
#46 死者の復讐 棺桶大作戦
#47 密猟組織を壊滅せよ
#48 ギャンブルトラック大暴走
#49 王女を連れてハーレム大脱走
#50 大麻薬密輸団を潰せ!
#51 モンキー誘拐事件
#52 身代わりチャンピオン・コング
#53 手錠のままの大突撃!
#54 人質ハンニバル決死の救出!
#55 危うし!天才画家モンキー
#56 美人姉妹 悪徳商法に泣く

[ 第4期]
#57 謎の殺人軍団と消えた死体
#58 強奪・誘拐・カジノ大襲撃
#59 謎の女 南米大脱走
#60 怪獣スター ハンニバル大暴れ!
#61 シカゴ戦争 ママコング大活躍
#62 国際戦争仕掛人を追え!!
#63 ギャングに挑戦 激走カーレース
#64 狙われた美人ロック歌手
#65 巨大暗黒組織を粉砕せよ
#66 掟破りの監獄ロック
#67 間違えられたボーイ・ジョージ
#68 怒りのコング大暴れ
#69 迫る!首狩り将軍の魔の手
#70 間違われた殺し屋モンキー
#71 海底に眠る黄金の十字架大争奪戦
#72 亡命バレリーナ裏切りの謎
#73 悪漢退治!逆転大カーチェイス
#74 激闘!西部を守る開拓魂
#75 追いつめられた死地!ベトナム

[ 第5期]
#76 ベルリン死の脱出!
#77 極悪非道の独裁者を倒せ!
#78 ギャングに挑戦!美人レポーター
#79 大量殺戮爆撃機の恐怖!
#80 大銃撃戦!悪徳政治家を葬れ
#81 絶望ハンニバル36時間の恐怖!
#82 白熱!モンテカルロ・スパイ戦
#83 オー・ゴッド!南海の決死行
#84 壮絶!シルバーチーム大奮戦
#85 メニューは暗殺アラカルト

■TVスペシャル版■
#S1 アカプルコ救出大作戦
#S2 必殺大西部作戦
#S3 大アマゾンの秘宝 
#S4 地中海殴り込み大作戦
#S5 必殺!最後の大血戦
#S6 地獄島からの大脱出  


走れ!おしゃべり馬 ひみつの必勝作戦

     
オトーサン、
「ひどい題名だな」
日テレの月曜映画は、大キライです。
若い娘が出てきて、ゴチャゴチャ。
早く本編を見たいのに、コマーシャルも延々と続きます。
選択眼がないのでしょうか?
それとも、予算が少ないのか?
ひどい映画が多いのです。
この映画も、ディズニーですから期待薄かも。

原題:Ready to Run (2000) (TV)
監督:Duwayne Dunham
脚本:John Wierick 
Genre:Family 
Country:USA / New Zealand 
Language:English 
上映時間:96分
あらすじ:
騎手を夢見る少女、コリー。
夫をレースの事故で亡くした母親ルーデスは、
コリーが騎手になることに猛反対。
ある日、コリーは気付く。
なんと馬の言葉が理解できるのだ!
コリーは、レースで勝利できるのだろうか?

出演者:
Krissy Perez ...  Corrie Ortiz(コリー) 
Nestor Serrano ...  Hector Machado(エクトル) 
Lillian Hurst ...  Lourdes Ortiz(ルーデス) 
オトーサン、
「何だ、この吹き替え!」
石塚理恵さん、何とかしてよ。
ベテランだから、わざと若い声を出しているのでしょうが、
声が甲高すぎて、主人公コリーの印象を悪くしています。
出演者は、すべて無名です。

その他の出演者:
Jon Brazier ...  Max Garris 
Jason Dohring ...  B. Moody 
Theresa Saldana ...  Sonja Ortiz 
Sinbad ...  Voice of 'Hollywood Shuffle' 
Paul Rodriguez ...  Voice of 'T.J.'  
Rick Ducommun ...  Voice of 'Cyclone' 
Cristian Guerrero ...  Gabby Ortiz 
Mark Clare ...  James McCaffery 
Stephen Tozer ...  Bob Bethell 
Maggie Harper ...  Dr. Lucy Huckaby 
Michael Saccente ...  Homer Flannigan 
John Sumner ...  Supervisor Pete 

User Rating: 5.2/10 (98 votes) 
オトーサン、
「低いなぁ」
馬と会話できるなんて...
筋書きもみえみえ。

User Comments
moviesrfer97さん
2002年9月4日
実によく出来ている!!

ディズニーチャネルで、ほとんどの映画を見ている。
こいつは、私のお気に入りだ! 
いい演技、いい音楽、動物たち、
これらがすべて結びついて、いい映画になっている。
あらゆる年代のひとに向いている。
手短に言えば、有名スター依存ではないが、
質がいい。

オトーサン、
「サラトガ競馬場は、よかったなぁ」
映画の出来のほうはともかく、競馬場の雰囲気はステキでした。
日本の競馬場のように、荒んだオジサンたちに占領されていません。
リゾートであり、社交場なのです。
 
○サラトガ競馬場
  ニューヨークから300キロ、サラトガスプリングスにある。
 1863年、サラトガ協会主催で、サラブレッド競馬が初めて開催された。
 カジノオーナー、ボクサー、国会議員のジョン・モリセイらが設立した。
 最も古いステークスの一つトラヴァース・ステークスの由来となる
 ウィリアム・トラヴァーズもその名を連ねていた。
 1900年代、反ギャンブルの動きを受け、1911年から閉場、1913年再開。
 1941年、第2次世界大戦が勃発したので、
 1943年〜1945年は、ベルモント競馬場で代替された。
 1946年、再開し、様々な修復工事が行われた。
  1955年、隣接してアメリカ競馬の殿堂博物館がオープンした。
 リゾート地として有名で、毎夏、住民の3倍もの競馬ファンが訪れる。
 コースは左回り、ダートコース1800m、直線350m、芝コース1600m、
  障害競走コース1400m。 


僕の彼女を紹介します

     
オトーサン、
「韓国映画かぁ」
一時の熱も冷めて、期待もせずにみはじめました。
「なーんだ。学芸会レベルじゃん」
「おいおい、ここ、パクリじゃん」

原題:Nae yeojachingureul sogae habnida (2004)
監督・脚本:Jae-young Kwak
Genre:Comedy / Crime / Drama / Romance
Country:South Korea / Hong Kong 
Language:Korean 
上映時間:123分
あらすじ:
ヨ・ギョンジンは、男勝りの婦人警官。
犯人と間違えた高校教師コ・ミョンウと親しくなる。
2人は恋に落ち、夢のような時を過ごすが、
あるとき犯人と間違えて応援に駆けつけた彼を誤認射殺。
立ち直れない彼女の前に、彼が現われて... 

出演者:
Gianna Jun ...  Kyung-jin Yeo(ヨ・ギョンジン) 
Hyuk Jang ...  Myung-woo Ko(コ・ミョンウ)
オトーサン、
「大変だなぁ、主演女優というのも」
「猟奇的な彼女」のクァク・ジェヨン監督、ひと使いの荒いこと。
でも、頑張ってついていくチョン・ジヒョンが、
次第にいとおしくなってきます。

その他の出演者:  
Su-ro Kim ...  Guy, taking of hostage
Ki-woo Lee ...  Prince 
Ye-jin Im ...  Woman cop of police box 
Chang-wan Kim ...  Chief of police box 
Tae-hyun Cha ...  Guy on platform 
Dae-Hoon Jeong ...  Runaway boy 1 
Ho-bin Jeong ...  Chang-soo Shin, criminal 
Jae-hyeong Jeon ...  Runaway boy 2 
Jeong-tae Kim ...  Yeong-ho Kim, assistant inspector 

User Rating: 7.1/10 (1,224 votes)
オトーサン、
「へぇ、こんなに高いのか」
古今東西、"純愛もの"、
それも悲劇的なものが、受けるんですね。

User Comments 
treestumpさん
la 
2004年7月16日
いい映画だ

この映画、中国語でみた。
おそらくすこし違っているだろう。
翻訳というものは、いつも違うから。
だが、ロマンティックないい映画だった。 
そう、時々冗長に感じたし、
あるシーンは、コマーシャルみたいだったが、
それでも、いい映画だった。
最初の1時間は、コメディ中心で、
2人の関係がテーマだった。
次の1時間は、ドラマ中心で、
主人公たちの悲劇を描いていた。
最初、まったく期待していなかったし、
10代向けのロマンティック・コメディのようだったが、
期待していたより、どんどんよくなっていった。


オトーサン、
「賛成! こんな見方もあるんだ!」
フアンって、ありがたいものですねぇ。

ショーンファンさん
2007年10月23日
泣いた〜〜〜!  

本当に泣かない自分だが、泣いてしまった〜〜〜
なんといっても、あのチャンヒョクの背後に広がる天国の描写!!
観る人によっては笑ってしまうシーンなんだろうなぁ・・・
いやぁ、チャンヒョクは俳優として大好きだ。
チャンヒョクだったから泣けたのだ。
ところであの主演女優、ちょっと寄り目じゃありません??
それが気になってしまった・・
イラナイシーンもいくつかあったね、
長時間埋め合わせなきゃいけないのはわかるけど、
余計なものもたくさんあったような・・;
またこの映画のいいところが、ヒロインがほとんどスッピンな所ね。
本当に、メークしてないのよ!
普通ファンデぐらいはするものだけど、
シミがはっきりでてたわね、
いやぁ、おもしろかったわ
またもう一度見て涙したい! 


ウェイトレス 〜おいしい人生のつくりかた

      
オトーサン、
日比谷シャンテへ。
はじめに「空いてるなぁ」
最後に「彼女のパイ、食欲をそそらなかったぞ!」
でも、そんなこと言っている場合じゃなかったのです。

原題:Waitress (2007)
監督・脚本:Adrienne Shelly 
Genre:Comedy / Romance 
Rated PG-13 for sexual content, language and thematic elements. 
上映時間:108分
あらすじ:
アメリカ南部のレストラン。
ウェイトレス、ジェンナはパイ作りが得意。
嫉妬深い夫アールに愛想をつかして、
家出を決意した矢先に、妊娠が判明する。
そんなジェンナの前に、産婦人科医ポマターが現われる。
先生に心惹かれていくジェンナだったが...

出演者:
Keri Russell ...  Jenna(ジェンナ)
Nathan Fillion ...  Dr. Pomatter(ポマター先生)
Jeremy Sisto ...  Earl(アール)
オトーサン、
「ニコール・キッドマンにやらせたら面白かっただろうに」
出演料が高すぎるのでしょうね。
ケリー・ラッセル、まあ熱演していました。 

KERI RUSSEL 
ケリー・ラッセル 
誕生日 1976/3/23  
出身 米カリフォルニア州ファウンテンバレー 
テレビ・シリーズでは「フェリシティの青春」の
フェリシティ役で99年のゴールデン・グローブ賞
テレビ・ドラマ・シリーズ部門で主演女優賞受賞。
93年「ジャイアント・ベビー」で映画デビュー。 
活躍度 △→ 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1993年「ジャイアント・ベビー」
1997年「エリカにタッチダウン」
1998年「デッドマンズ・カーブ」
1999年「エリカにタッチダウン」◇
2000年「マンボ!マンボ!マンボ!」◇
2001年「ワンス・アンド・フォーエバー」
2005年「ママが泣いた日」
2006年「M:i:V」◆
2007年「ウェイトレス 〜おいしい人生のつくりかた」◇

NATHAN FILLION 
ネイサン・フィリオ 
誕生日 1971/3/27  
出身 カナダ 
活躍度 ▲→ 
演技力   ☆☆★★★★ 
アクション ☆☆★★★★ 
コメディ  ☆☆★★★★ 
出演作 
1999年「タイムトラベラー/きのうから来た恋人」
2000年「ドラキュリア」 
2007年「ウェイトレス 〜おいしい人生のつくりかた」◇

その他の出演者:
Cheryl Hines ...  Becky
Andy Griffith ...  Old Joe 
Adrienne Shelly ...  Dawn 
Eddie Jemison ...  Ogie 
Lew Temple ...  Cal 
Darby Stanchfield ...  Francine Pomatter 
Heidi Sulzman ...  Exhausted Mother 
Lauri Johnson ...  Nurse Norma 
Sarah Hunley ...  Dr. Lily Mueller 
Cindy Drummond ...  Hospital Nurse 
Nathan Dean ...  Minister 
Caroline Fogarty ...  Doctor's Assistant 

User Rating: 7.8/10 (4,440 votes) 
オトーサン、
「こんなに高いかなぁ?」
恋愛、妊娠、出産、自立...
この映画、女性向きなのでしょうね。
女流監督ならでは、体験からきたド迫力がありました。

User Comments 
gingerifficさん
2007年5月1日
パイのように甘い 

あまり見たくもなかった。
無料試写会だったからだし、
正直言うと、ネイサン・フィリオが好きだから見に行った。 
思っていたよりも、ずっと好かった。
ネイサンは、勿論すばらしかった。
彼の神経が疲れる商売は、愉快だった。
感じやすい男を演じている彼を見るのは、楽しい。
Cheryl Hinesも好きだ。.
やや饒舌だが、ストーリーも面白かった。
それを補っているのが、辛らつなユーモア。
最後のシーンになると泣きじゃくってしまった。
なんて恐ろしい悲劇なのだろう。
エイドリアン・シェリー監督にとって、
この作品が最初で最後の監督作品になってしまったとは。
才能豊かな監督だったのに。
彼女のことを忘れることはないだろう。 


オトーサン、
「えっ...この監督、死んだの?」
知らなかったとはいえ、罵詈雑言をお詫びします。
 
ADRIENNE SHELLY
エイドリアン・シェリー 
誕生日 1966/6/16- 2006/11/6 
出身 ニューヨーク・クィーンズ
ロングアイランドで育ち、幼い頃から演技を始め、
地元の劇団で舞台に立ってきた。
麻薬撲滅をテーマにした"NONE FOR THE ROAD"で、数ヶ月間ツアーを行う。
ランアバウト・シアター・アンサンブル・カンパニーのメンバー、
ナショナル・インプロヴィゼーション・シアターに加わり、
ミッシング・チルドレン・シアター・カンパニーの創設に参加し、
自作の戯曲を上演している。
“ロザンナ・アークェットを脅かす新進”と雑誌に書きたてられたが、
「5フィート1インチ半しかなくて、
背が低いから彼女より上には出ない。心配することないわよ」
と冗談交じりに答えている。
2006年11月、騒音トラブルが原因で殺害された。
自身が妊娠中に執筆した脚本を映画化した
「ウェイトレス 〜おいしい人生のつくりかた」が遺作。
同作中、実の娘のソフィーちゃんが2歳になる子供ルル役で出演。
出演作:
1989年「アンビリーヴァブル・トゥルース」
     「ニューヨーク・ラブ・ストーリー」
1990年「トラスト・ミー」
1992年「ボディコン・モデルは殺しがお好き!?」
1993年「ロードランナー」
1994年「アバンチュール・ホテル/恋の交差点」「スリープ・ウィズ・ミー」
1996年「グラインド」
2002年「デブラ・ウィンガーを探して」 
2005年「酔いどれ詩人になるまえに」 

○その死について
 2006年11月1日、午後5時45分、
 マンハッタンのグリニッチ・ヴィレッジの
 アパートの浴室のなかで、夫がシェリーを発見した。
 シャワー棒からシーツで吊るされていた。
 当初自殺と見られた。
 享年40歳だった。
 彼女は、トライベッカに住んでいて、
 このアパートは、オフィスとして使っていた。
 夫君、アンディ・オストロイは、
 朝9時30分、妻をここで降ろした。
 建物のドアマンは、記者にこう話した。
 「旦那は、彼女の声を聞かなかったので、
 奇妙だと思って、ナーヴァスになったんだ。
 一緒にアパートまで行ってくれと頼まれたので、
 一緒にフロント・ドアまで行ったが、カギがかかっていなかった」
 翌日、死体解剖がなされた。
 NY市警は、バスタブに残っていた指紋が
 彼女のものでないことが判明したので、死因に疑問を抱いた。
 しかも、彼女はソックスしか身につけていなかった。
 夫は、財布からお金がなくなっていると言い、
 自殺したかもしれないという主張を猛烈に否定した。
 11月6日の新聞は、警察が容疑者を逮捕したと報道した。
 建設作業員ディエゴ・ピルコ(19)で、不法滞在中だった。
  アパートの1階下で、作業をしていたら、
 シェリーが騒音に文句をつけてきたので殺したと自白した。
 ピルコは、その日、ムシャクシャしていたと言っている。
 警察は、ピルコが殺人ビデオを作っていたと発表。
 11月7日、ピルコは、殺人容疑で収監された。
 出典:Wikipedia, the free encyclopediaを翻訳


カウボーイ・ウェイ/荒野のヒーローNYへ行く

            
オトーサン、
「ジョン・ウェインものかな?」
テレビ東京の番組表をみると、サザーランド父子特集とあります。
「ドナルド、カウボーイをやれるのかなぁ?」

原題:The Cowboy Way (1994)
監督:Gregg Champion
原作:Robert C. Thompson /William D. Wittliff 
脚本:William D. Wittliff 
Genre:Action / Comedy / Drama 
上映時間:102分 
あらすじ: 
ソニーとペッパーは、ロデオのチャンピオン。
娘のテレサに会いに行き、行方不明になったと聞き、
ニューヨークへとやってくる。
だが、2人は、事あるごとに反目する。
キュ−バ難民とともに縫製工場で働いている
テレサを発見するが、悪党の支配下にあった。
そこで、2人は、カウボーイらしいやり方で。
悪党を追いつめ、テレサを無事に救い出すのだった。

出演者:
Kiefer Sutherland ...  Sonny Gilstrap(ソニー) 
Woody Harrelson ...  Pepper Lewis(ペッパー) 
Dylan McDermott ...  John Stark(ジョン)
Cara Buono ...  Teresa Salazar(テレサ)
オトーサン、
「へぇ、ドナルド、身が軽いなぁ」
ロデオの部分は、替え玉かと思いました。
「...そうか、そうなんだ」
顔が同じなので、ドナルドと思いこんでいましたが、
息子のキーファーでした。
相棒のウディ・ハレルソン、出演作を何本か見ていますが、
これだけ頑張っていたのは、はじめて。 

KIEFER SUTHERLAND 
キーファー・サザーランド 
誕生日 1966/12/18  
出身 英ロンドン 
父は俳優ドナルド・サザーランド、母は女優シャーリー・ダグラス。
幼い頃から映画やテレビに出演。
80年代は映画では「スタン・バイ・ミー」
「ロスト・ボーイ」と青春映画で活躍。
テレビでも「ツイン・ピークス」がヒット。
90年代はロデオのツアーに専念し、俳優活動も減少。
しかし、2001年のテレビ・シリーズ
「24-TWENTY FOUR-」の主演で再び人気に。 
活躍度 ○→ 
演技力     ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ   ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1983年「ニール・サイモンのキャッシュマン」
1984年「ベイ・ボーイ」
1985年「ロンリー・ブラッド」
1986年「スタンド・バイ・ミー」
1987年「ロスト・ボーイ」「ダブル・トリック/謎のアリバイを追え」
     「プロミストランド/青春の絆」
1988年「再会の街」「ヤングガン」「1969」
1989年「レネゲイズ」
1990年「ハマースミスの六日間」「フラッシュ・バック」
     「ヤングガン2」「フラットライナーズ」
1992年「ア・フュー・グッドメン」
     「ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の七日間」
     「ドク・ソルジャー/白い戦場」
1993年「失踪」「三銃士」「要塞監獄 プリズナー107」
1994年「カウボーイ・ウェイ/荒野のヒーローNYに行く」
1996年「連鎖犯罪/逃げられない女」「ピースキーパー」◆
     「評決のとき」「フランキー・ザ・フライ」
1997年「乱気流 グランド・コントロール」「気まぐれな狂気」
     「ダークシティー」◆
1998年「グリーンズ」◇「赤い標的 THE BREAK UP」◆
1999年「美しき家政婦」「ヴァージン・ハンド」「霊視」
2000年「バロウズの妻」「ダブル・テンプテーション」
2001年「エンド・オブ・オール・ウォーズ」
2002年「フォーン・ブース」「ワイルド・スタリオン」
          「キーファー・サザーランド IN ガンブラスト」
     「ビハインドザレッドドア」
2004年「テイキング・ライブス」
2006年「ザ・センチネル 陰謀の星条旗」「ライアンを探せ!」(声) 

WOODY HARRELSON 
ウディ・ハレルソン 
誕生日 1961/7/23  
出身 米テキサス州ミッドランド 
押しの強い強烈な個性が魅力の俳優。
オハイオ州レバノンで育ち、インディアナ州ハノーヴァー大学で
舞台芸術と英語を専攻した。
卒業と同時に俳優を志して、ニューヨークに移り、
1年後にニール・サイモンの「ビロクシー・ブルーズ」で
舞台デビューを果たす。
TVシリーズ「チアーズ」のバーテンダー役が有名。
映画は85年「ワイルド・キャッツ」がデビュー作。
96年「ラリーフリント」でアカデミー賞と
ゴールデングローブ賞と全米映画俳優組合賞の主演男優賞にノミネート。
私生活では娘二人を持ち、妻ローラ・ルーイとwww.voiceyourself.comを開設し、
地球環境のために質素で自然な生活を目指す運動を行っている。 
活躍度 ○↑ 
演技力     ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ   ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1985年「ワイルド・キャッツ」
1988年「恋人たちのキャンパス」「結婚の条件」
1991年「ドク・ハリウッド」「L.A.ストーリー/恋が降る街」
1992年「ハード・プレイ」
1993年「幸福の条件」
1994年「ナチュラルボーン・キラーズ」「ハリウッド・トラブル」
     「カウボーイ・ウェイ/荒野のヒーローNYへ行く」
1995年「マネートレイン」
1996年「キングピン・ストライクへの道」「心の指紋」
     「ラリー・フリント/裸の星条旗」
1997年「ウェルカム・トゥ・サラエボ」
1998年「ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ」◆
     「シン・レッド・ライン」◆「パルメット」◇
     「ハイロー・カントリー」◇
1999年「エドtv」◇「オースティン・パワーズ:デラックス」
2000年「マイ・スウィート・ガイズ」◇
2003年「N.Y.式ハッピー・セラピー」◆
2004年「ダイヤモンド・イン・パラダイス」◇「セレブの種」◆
2005年「スタンドアップ」◆
2006年「スキャナー・ダークリー」(声)
          「今宵、フィッツジェラルド劇場で」◆ 

DYLAN McDERMOTT 
ディラン・マクダーモット 
誕生日 1961/10/26  
出身 米コネティカット州 
フォーダム大学卒。 
活躍度 △↓ 
演技力     ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ   ☆☆☆★★★ 
出演作 
1987年「ハンバーガー・ヒル」
1988年「ブルーイグアナ」
1989年「マグノリアの花たち」
     「ツイスター/大富豪といかれた家族たち」
     「ネオン・エンパイア/バグジーの野望」
1990年「ハードウェア」
1991年「犬の眠る場所」
1992年「ロックン・ルージュ」
1993年「ザ・シークレット・サービス」
1994年「カウボーイ・ウェイ/荒野のヒーローNYへ行く」
     「34丁目の奇跡」
1995年「ジョニー・ディスティニー」
     「ホーム・フォー・ザ・ホリデイ/家に帰ろう」
1999年「スリー・トゥ・タンゴ」◇
2001年「テキサス・レンジャーズ」
2003年「ワンダーランド」
2007年「ゴースト・ハウス」
 
その他の出演者: 
Ernie Hudson ...  Officer Sam 'Mad Dog' Shaw 
Marg Helgenberger ...  Margarette 
Tomas Milian ...  Manny Huerta 
Luis Guzman ...  Chango 
Angel Caban ...  Boca 
Matthew Cowles ...  Pop Fly 
Joaquin Martinez ...  Nacho Salazar 
Kristin Baer ...  Melba 
Christian Aubert ...  Jacques 
Emmanuel Xuereb ...  Gaston 
Francie Swift ...  Desk Clerk at Waldorf Astoria 

User Rating: 5.1/10 (2,455 votes) 
オトーサン、
「あれ、低いな」
もう少し高くてもいいのでは。
脚本のムリスジを減らせば、もっといい映画になったのでは。

User Comments
Costu-2さん
Pennsylvania
2000年7月18日
すごい映画ではないが...

これまで見たうちで、最高の映画とはとても言えない。
だが、恥ずかしながら、白状したい。
レビューを見て予想したよりも、楽しんだことは事実だ。
キーファー・サザーランドとウディ・ハレルソンは、鮮烈だった。
かつてのロデオ仲間だったが、不仲になっていた。
だが、いまや、旧友の娘探しを手伝うために、結束する。
大都会NYでの数々の冒険は、ユーモラスで、サスペンスがある。
ディラン・マクダーモットは、悪党として、かなりいい演技をしている。
マンハッタンでの追跡シーンは、新鮮で、エキサイティングだった。
誰も、この映画を芸術作品とは思わないだろう。
でも、ひとは、時間つぶしをしたっていいのだ...


オトーサン、
「脚本って、大事なんだ」
ヒトで言えば、骨格。家で言えば、基礎。
俳優も、衣装も、撮影も、音楽も大事ですが、
脚本家の取り分をもう少し上げてもいいのでは...
(参照)ハリウッドの脚本家のストライキ―1.5%で解決だ
http://jp.techcrunch.com/archives/how-to-break-the-hollywood-writers-strikethe-15-percent-solution/

○ハリウッドの脚本家組合、ストライキへ
 脚本家らが所属する米脚本家組合(WGA)は1日、
  労使契約で合意に至らなかったのを受け、
  過去20年で初めてとなる大規模なストライキ実施を発表する見通し。
  ロサンゼルス・タイムズ紙の電子版が伝えた。
 それによると、WGAの幹部らは10月31日に行われた非公開の会議で組合員に対し、
  詳細なスト計画についてのプレスリリースを1日遅くに出すと説明した。
  WGA関係者からのコメントは今のところ得られていない。
 ハリウッドの映画制作会社では
  通常、不測の事態に備えて脚本を多く準備しているものの、
  ストライキが実施されれば、テレビ番組や映画の制作に影響が出るとみられる。
  (ロイター 2007年11月3日)


チルファクター

          
オトーサン、
「チルファクター、意味わからんなぁ」
邦題は、素直に、「要冷蔵」にしたらいかが。
ヤマト運輸提供でもよさそうな映画でした。

原題:Chill Factor (1999)
監督:Hugh Johnson
脚本:Drew Gitlin / Mike Cheda
Genre:Action / Adventure / Comedy / Thriller 
Rated R for violence and language. 
上映時間:102分
あらすじ:
この新しい生物化学兵器は、
華氏50度を超えると爆発し、大変な事態になる。 
2人の若者、アルロとメイソンは、
そういう事態にならぬように悪戦苦闘する。
テロリスト、ブリナー大佐の手に渡らないようにせねばならない。

出演者:
Cuba Gooding Jr. ...  Arlo(アルロ)
Skeet Ulrich ...  Tim Mason(メイソン) 
Peter Firth ...  Colonel Andrew Brynner(ブリナー大佐) 
オトーサン、
「うーん、上手いな」
キューバ・グッディングJr.、愛嬌があります。
どんな事態にも耐えられる力があるのです。
アルロ役のスキート・ウーリッヒと、
ブリーナー大佐役のピーター・ファースは物足りませんでした。

CUBA GOODING Jr. 
キューバ・グッディングJr. 
誕生日 1968/1/2  
出身 米ニューヨーク 
92年「ア・フュー・グッドメン」でアカデミー助演男優賞にノミネート、
96年「ザ・エージェント」でアカデミー助演男優賞受賞。 
活躍度 ○↑ 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1988年「星の王子ニューヨークへ行く」
1989年「ロック・イン・ブルックリン」
1991年「ファイティング・キッズ」「ボーイズ’ン・ザ・フッド」
1992年「ア・フュー・グッドメン」
1993年「ジャッジメント・ナイト」「デイブレイク」
1994年「ブローン・アウェイ/復讐の序曲」
1995年「ブラインド・ヒル」「アウトブレイク」「代理人」
1996年「ザ・エージェント」「ブレイクアウト」
1997年「恋愛小説家」
1998年「コンフェッション」◇「奇蹟の輝き」
1999年「ハーモニーベイの夜明け」◇
2000年「ザ・ダイバー」◇「チルファクター」◇
2001年「パール・ハーバー」◆「ラットレース」◆
     「ズーランダー」▲
2002年「スノー・ドッグ」◇「バナナ★トリップ」◇
2003年「僕はラジオ」◇「ファイティング・テンプテーションズ」◇
2005年「サイレンサー」◇ 

その他の出演者:
David Paymer ...  Dr. Richard Long 
Hudson Leick ...  Vaughn 
Daniel Hugh Kelly ...  Colonel Leo Vitelli 
Kevin J. O'Connor ...  Telstar 
Judson Mills ...  Dennis 
Jordan Mott ...  Carl 
Dwayne Macopson ...  Burke 
Jim Grimshaw ...  Deputy Pappas 
Richard Todd Aguayo ...  Gomez 
K. Addison Young ...  Ranger at Dam 
James Van Harper ...  Ranger in Chopper 
Tommy Smeltzer ...  Deputy Art Lewis 

User Rating: 4.7/10 (3,952 votes) 
オトーサン、
「低いなぁ」
B級映画と割り切ったので、案外楽しめました。 
ヒュー・ジョンソンは、アイルランド人の撮影監督。
監督デビュー作なので、熱がこもっていました。

User Comments  
Wizard-8さん
Victoria, BC 
2000年9月13日
冷や冷やした!

私はスノブではない。
外国映画しか楽しまず、娯楽映画を馬鹿などしない。
事実、このジャンルを許せるし、
たくさんのB級映画を楽しんできた。
だが、この大手ハリウッド映画は、最悪のB級映画だ。
お金をかけているのに、安っぽくみえる。
ケーブルがボートにからむシーンには当惑させられる。
また、峠越えのハイウェーが、ダートなんて (?!) 
主人公のスキート・ウーリッヒは、困ったものだし、
キューバ・グッディングJr.ともあろうものが、
ステレオタイプなアホなやり手を演じるなんて。
事実、2人よりも、敵役のほうに同情してしまう! 
アクションも少ないし、
「スピード2」風のぐらぐらするクローズアップもある。
テレビでタダで見られるにせよ、
大して期待していないにせよ、最後に不満が残る。 


オトーサン、
「B級監督か」
海外映画監督マガジンの冷たいこと!

HUGH JOHNSON 
ヒュー・ジョンソン 
誕生日 
出身  
監督作
2000年「チルファクター」 
 
オトーサン、
「IMDbも冷たいなぁ」
これも、少ししか記述がありません。

1994年、リドレー・スコットの"Hot Zone"で
映画デビューするはずだったが、
キャンセルになり、その代わりに、
スコットの新作「白い嵐」(1996)を撮影した。


ギャザリング

           
オトーサン、
「ギャザリング、どういう意味?」
今年は、"人の不幸は蜜の味"続きでした。
安倍首相、朝青龍、沢尻エリカ、亀田、
花田美恵子、守谷次官、小沢代表...
さて、辞書を引くと、
集合、群集、集積、化膿、(衣服の)ギャザという意味。
この映画をみて、はじめて分かったのですが、
キリストが処刑されたとき集まってきた群集を指すそうです。
この罪深い野次馬たち、天罰テキメン、2000年後のいまも、
世の不幸のすべてに立ち会わされることになったのです。

原題:The Gathering (2002)
監督:Brian Gilbert
脚本:Anthony Horowitz 
Genre:Horror / Mystery / Thriller 
Rated R for violence and language. 
Country:UK / USA 
Language:English 
上映時間:92分
あらすじ:
イギリス南西部の村で教会が発掘され、
逆さのキリスト処刑像が発見される。
美術専門家サイモンは、謎の解明を委される。
一方、アメリカ人旅行者キャシーは車に轢かれる。
運転していたマリオンは、キャシーを自宅に引き取る。
キャシーは、いつしか不吉な幻覚に悩まされはじめる。
謎の老婆たちがじっとみつめてくるのだ。
サイモンがキリスト処刑像の調査を進めていくと、
背筋が凍る事実が判明していく...

出演者:
Christina Ricci ...  Cassie Grant(キャシー) 
Ioan Gruffudd ...  Dan Blakeley(ダン) 
Stephen Dillane ...  Simon Kirkman (サイモン)
Kerry Fox ...  Marion Kirkman(マリオン)
オトーサン、
「ただの娘っ子じゃないぞ」
チビでスレンダーなのに、小池栄子顔負けのボインちゃん。
いまにも壊れそうなのに、強い強い。
クリスティーナ・リッチ、見逃せない存在です。
相手役のヨアン・グリフィズ(Ioan Gruffudd)、
この個性派俳優は、有望株でしょう。
でも、海外映画俳優マガジンには、掲載されていませんでした。
作成しておきましたので、ご参考までに。

CHRISTINA RICCI  
クリスティーナ・リッチ 
誕生日 1980/2/12  
出身 米カリフォルニア州サンタモニカ 
8才の時、校内のクリスマス劇で見せた演技が地元で評判となり、
演劇評論家の薦めで演技の道に。
90年「恋する人魚たち」で映画デビュー。 
活躍度 ○↑ 
演技力     ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ   ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1990年「恋する人魚たち」
1991年「アダムス・ファミリー」◆
1993年「アダムス・ファミリー2」◆
1995年「キャスパー」◇「ゴールド・ディガーズ」「DEARフレンズ」
1997年「誘拐騒動 ニャンタッチャブル」◇
     「バスタード・アウト・オブ・カロライナ」
1998年「アイスストーム」◆「熟れた果実」
     「スモールソルジャーズ」(声)
     「バッファロー’66」◇「I love ペッカー」◇
     「200本のたばこ」◆「ラスベガスをやっつけろ」◆
     「エド・ウッドのクレイジー・ナッツ 早く起きてよ」
     「ウェルカム・バクスター」
1999年「スリーピー・ホロウ」◇「デザート・ブルー」
     「クリスティーナ・リッチのピンク・モーテル」
2000年「ブレス・ザ・チャイルド」◆「耳に残るは君の歌声」◇
2001年「私は「うつ依存症」の女」◇
2002年「ギャザリング」◇
2003年「モンスター」◇「僕のニューヨーク・ライフ」
2005年「ウェス・クレイヴン’s カースド」
2006年「ブラック・スネーク モーン」  

IOAN GRUFFUDD
ヨアン・グリフィズ
誕生日 1973/10/6
出身 ウェールズ・カーディフ
13歳からウェールズ語のソープ・オペラに出演、
1992年からはロンドンの王立演劇学校で学ぶ。
2007年9月14日に女優のアリス・エヴァンスとメキシコで結婚。
活躍度 ○↑ 
演技力     ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ   ☆☆★★★★ 
出演作
1997年「オスカー・ワイルド」「タイタニック」
2000年「102」 
2001年「ブラックホーク・ダウン」 
2002年「ギャザリング」
2004年「キング・アーサー」
2005年「ファンタスティック・フォー」
2007年「ファンタスティック・フォー:銀河の危機 4」

その他の出演者:
Simon Russell Beale ...  Luke Fraser 
Robert Hardy ...  The Bishop 
Harry Forrester ...  Michael Kirkman 
Jessica Mann ...  Emma Kirkman 
Peter McNamara ...  Frederick Michael Argyle 
Mark Bagnall ...  The Gathering 
Clare Bloomer ...  The Gathering 
Mackenzie Crook ...  The Gathering 
Richard Evans ...  The Gathering 
Roy Evans ...  The Gathering 
Paul Hamilton ...  The Gathering 

User Rating: 5.8/10 (2,546 votes) 
オトーサン、
「好き嫌いがあるだろうな」

User Comments   
kevin johnsonさん
Tallahassee, FL 
2004年7月25日
For Ricciphiles ONLY

「ギャザリング」は、皮肉にも、
多くの観客を集める(gathers)ことができなかった。
アイルランドでのゴージャスなロケは、空ぶりだった。
ストーリーは、まったく退屈だった。
とくに、前半が。
面白くもない映画を1時間ほど我慢して見ていたが、
ついにエキサイティングなクライマックスが訪れることはなかった。
それどころか、怖れていたように予見できるひねりで終わった。
かったるい出だし、続くかったるい中盤、
そして無様にも、かったるい結論。
演技は、まあまあから、かなり上出来でまでだったが、
学生映画のレベルだった。
クリスティーナ・リッチは、
この映画で、唯一、名の通った俳優だ。
彼女は、よくやっているが、
最近の「モンスター」、「私は「うつ依存症」の女」、
「僕のニューヨーク・ライフ」でも、まあまあ程度ではないか?
彼女の熱狂的なフアンで、
出演作をすべてみたいというひとでなければ、
この映画は避けて、ほかの映画をみたほうがいい。
ヨアン・グリフィズは、まだ無名だが、
大作映画「ファンタスティック・フォー」で、スターになるだろう。
 

オトーサン、
「この監督、どんなひと?」

BRIAN GILBERT 
ブライアン・ギルバート 
誕生日 1960 
出身 英国
子供の頃は、豪州で過ごす。
テレビやラジオ番組の子役だった。
14歳で英国に戻り、オックスフォード大に学ぶ。
俳優としてキャリアをスタートしたが、
1979年、National Film and Television Schoolで監督術を学ぶ。
卒業製作映画"The Devotee"が優秀だったので、 
プロデューサーのDavid Puttmanが、直ちにチャネル4の
"First Love"シリーズの脚本・監督を依頼した。
脚本も兼ねた"French Lessons"(1984)で監督デビュー。
そして、ハリウッドと英国で働き、
「バイス・バーサ/ボクとパパの大逆転」(1988)を監督。
また、ベストセラーを映画化した「星の流れる果て」(1990)を監督。
この映画で、サリー・フィールドがスターになった。
4年後、"Tom & Viv"を監督。
ウィレム・デフォーとミランダ・リチャードソン主演で、
詩人のT.S. Eliotの最初の結婚を描いたこの作品は、
2つのアカデミー賞にノミネートされた。
監督作
1984年「Sharma and Beyond」
1985年「French Lesson」
1988年「Vice Versa」
1998年「バイス・バーサ/ボクとパパの大逆転」
1990年「星の流れる果て」
1994年「Tom & Viv」
1997年「オスカー・ワイルド」
2002年「ギャザリング」 
2005年「Lord Haw-Haw: Portrait of a Fanatic」記録映画

○監督インタビュー
 この映画には現代のイギリスを背景とした狂気や暴力と同時に、
 霊的で宗教的な側面がある。そこに惹かれたんだ。
 それに脚本が良く出来ていた。
 観客の誰もが、描かれているのは氷山の一角だと気付くだろう。
 見えている以上のものがある。
 周到にほのめかされ、やがて明らかにされていくんだ。


4分間のピアニスト

         
オトーサン、
「銀座へ行かなきゃ見れないのか」
久しぶりに、銀座のシネスイッチへ。
観客は少なかったですが、見終わってシーン。
それほど迫力満点の映画でした。

原題:Vier Minuten (2006)
監督・脚本:Chris Kraus
Genre:Drama
Country:Germany 
Language:German 
上映時間:112分
あらすじ:
トラウデは、ピアノ教師。
60年以上も、刑務所でピアノを教えてきた。
赴任した女子刑務所で、女囚ジェニーに目を留める。
彼女は刑務所内で札付きの問題児。
だが、彼女の才能を見抜いたトラウデは
所長を説得してレッスンを開始する。
来るべきコンクールでの優勝を目指し、厳しく指導に当たる。
1次予選、2次予選、そして本選。
本選直前、またもやトラブルを起こしたジェニー。
果たして優勝できるだろうか?

出演者:
Monica Bleibtreu ...  Traude Kruger(トラウデ) 
Hannah Herzsprung ...  Jenny von Loeben(ジェニー) 
オトーサン、
「ハンナー・ヘルツシュプルング、いいね」
1200人ものオーディションで選ばれた無名の新人。
「繊細さと非凡さの両方をあわせ持っている」
監督によれば、それが決め手だったとか。
ジェニーのピアノの吹き替えは、
日本人ピアニスト、白木かえさんだそうです。
でも、演技力という点では、モニカブライプトロイでしょう。
絶望を抱え、音楽一筋の人生を生きてきた老婆トラウデ。
その姿に戦慄すら覚えます。
「出てないなぁ」
海外俳優マガジンに経歴が載っていません。
「また、作るか」

MONICA BLEIBTREU
モニカブライプトロイ
出身 オーストリア、ウィーン
誕生日 1944/5/4
女優、脚本家、演劇講師
父親は、舞台監督だったので、幼少の頃から舞台に立つ。
ウィーンの音楽・表現芸術大学マックスラインハルトで演劇を学ぶ。
TVと舞台で活躍し、100本以上の映画・テレビに出演している。
俳優のハンス・ブレナーとの間に生まれた
モーリッツ・ブライプトロイは俳優として活躍している。
活躍度 ○→ 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作
1998年「ラン・ローラ・ラン」 
2002年「タトゥー」
2006年「4分間のピアニスト」

その他の出演者:
Sven Pippig ...  Mutze 
Richy Muller ...  Kowalski 
Jasmin Tabatabai ...  Ayse 
Stefan Kurt ...  Direktor Meyerbeer 
Vadim Glowna ...  Gerhard von Loeben 
Nadja Uhl ...  Nadine Hoffmann 
Peter Davor ...  Journalist 
Edita Malovcic ...  Traude 
Kathrin Kestler ...  Hannah 
Christian Koerner ...  SS-Obersturmbannfuhrer 
Amber Bongard ...  Clara Mutze 
Dietrich Hollinderbaumer ...  Pater Vincens 
Dieter Moor ...  TV-Moderator 

User Rating: 7.3/10 (562 votes) 
オトーサン、
「おお、高いスコアだ」

ドイツ・アカデミー賞受賞
・作品賞
・主演女優賞:モニカ・ブライブトロイ
同ノミネート
・主演女優賞:ハンナー・ヘルツシュプルング

User Comments 
rightwingisevilさん
United States 
2007年10月16日
ワオ!

何というすばらしい映画だ! 
ドイツ映画がこんなにいいとは、想像だにできなかった。
昨年、「善き人のためのソナタ」「ブラックブック」をみて、
考えが変わった。
そう、いいドイツ映画をいいフランス映画と比べるならば、
ドイツ映画は、より男っぽく力強く、
フランス映画は、より女性的で控え目だ。
そう、この「4分間のピアニスト」は、 
これまで見たうちで、最高の映画だと断言したい。
力強い、ものすごく力強く、感動的だ。
信じられないほど魅力的な映画をつくった
脚本家、監督、主演女優らに感謝したい。
とくに、若い天才ピアニストを演じた若い女優がすごい。
悲劇のヒロインであり、過酷な幼時と10代を過ごしたのだ。
その演技は、リアルで、パワフルで、不思議なほど信じられる。
主要な賞で、最優秀主演女優賞を受けてもおかしくない。
彼女は....どう言おうか? 
そう、ありきたりだが、めったに受けない賛辞、
信じられない、そしてありえないを贈ろう。
思うに、若きジョデイ・フォスターならば、
これほどのすばらしい演技が可能になっただろう。 
この映画は、心に残った。
長い長い間、記憶に留まるだろう。

オトーサン、
「素敵なコメントだな、これもすごいや!」

“映画狂”恵介さん 
2007年11月13日
「女囚」と音楽そしてドイツ映画の高みに酔う
            
  ドイツ映画はヨーロッパ随一の水準を誇ることは前にも書いた。
 かつての映画の覇者、隣国のフランスは「映画創始」の国ながら、
 政府の手厚い保護政策で映画を撮っても赤字になることが無い。
 だから一人よがりの自慰のような作品を垂れ流し、
 観客を楽しませることなど考えもしない。
 ウディ・アレンの「さよなら、さよならハリウッド」で描かれているように、
 目が見えず言葉も通じず撮った出鱈目な作品が、
 アメリカでは無残な興行成績でもフランスでは賞を貰い大当たりをする。
 河瀬直美の作品もカンヌでグランプリを取るやら
 フランスで当たるやらで大変だが、日本では見向きもされない。
  ドイツ映画は質が高い上に観客を楽しませることを第一義に考える。
 今年のアカデミー外国語賞の「善き人のためのソナタ」などが典型的で、
 作家性もあり、政治性もあり、その上ヒューマニズムに富む涙こぼれる優秀な作品だった。
  この「4分間のピアニスト」もレベルが高く感動を呼ぶ。
 殺人罪で収監されている少女ジェニーは問題児。
 刑務所内でも絶えずいざこざを起こしている。
 ピアノ教師として刑務所に通うクリューガーは彼女のピアノの才能を認め、
 花開かせて世に送り出すことが使命と考える。
 マスコミ受けを狙った所長の許可を得てレッスンを開始するが、一筋縄では行かない。
 コンテスト出場を目指して始めた二人の間で、裏に隠された色々な問題が露わになる。
  今年のドイツアカデミー賞で8部門にノミネートされ、作品賞、主演女優賞に輝いた。
 レベルの高いドイツ映画の中で最高の賞を取ったから、
 その質は分かろうというもの。
 首をくくった同室の女囚のポケットから煙草をくすねて悠然とふかす
 ジェニーのショットから始まる映画はインパクトがある。
 主演女優賞を受けたブライブトロイ演じるクリューガーは、
 余命いくばくも無い老女ながら、少女の才能を信じて開花させようと必死の努力。
 しかしジェニーの起こす問題で挫折することも何度かある。
   1200人のオーディションから選ばれたジェニー役のハンナー・ヘルツシュプルングの
 野性味と繊細さの混じる演技。
 取材のため訪れた新聞記者の前で手錠をかけられたままピアノ演奏する場面では、
 その熱演と曲の強烈さに圧倒される。
 シューマン、モーツァルト、シューベルト、バッハなどたっぷり聞かせてくれる。
 司法に囲まれて凄い演奏をする迫力のシーンが強烈な印象を残す。

  出典:365日映画コラム
 http://www.j-cast.com/tv/2007/11/13013200.html


グラスハウス

         
オトーサン、
「ガラスの家か」
知人の建築家のお宅がガラスの家。
見晴らしはいいのですが、外から丸見え。
おまけに、夏になると、暑い熱い。

原題:The Glass House (2001)
監督:Daniel Sackheim
脚本:Wesley Strick
Genre:Thriller 
Rated PG-13 for sinister thematic elements, violence,
   drug content and language. 
上映時間:106分
あらすじ:
女子高校生ルビーの両親は、交通事故で突然死。
弟と二人きりになったルビーは、幸いにも、
成人するまで隣人のグラス家に引きとられることになる。
夫妻の住むのは、マリブ・ビーチのガラス張りの豪邸。
姉弟は、恵まれた新生活を始めたが、ある日、
テリー・グラスに百万ドルもの負債があることを知る...
もしかして、あたしたちの400万ドルの遺産を狙っているの?

出演者:
Leelee Sobieski ...  Ruby Baker(ルビー)
Stellan Skarsgard ...  Terrence 'Terry' Glass(テリー・グラス)
Diane Lane ...  Erin Glass(エリン) 
Bruce Dern ...  Begleiter(ベグレイター) 
オトーサン、
「生意気だけど、存在感があるな」
リーリー・ソビエスキー、
海外映画俳優マガジンに経歴が出ていません。
「...しょうがないなぁ。作ろう!」 
テリー役のステラン・スカルスゲールド、
その演技幅に感心しました。
「この役は受けるべきでなかったなぁ」
ダイアン・レーンは、活き活きした役がいいのです。

LEELEE SOBIESKI
リーリー・ソビエスキー 
誕生日 1982/06/10 
出身 アメリカ・ニューヨーク
高校時代にスカウトされ、
"The Vampire Chronicles" (1994)の
オーディションを受ける。
その役は、Kirsten Dunstに回ってしまったが、
テレビドラマ出演を経て、「ディープ・インパクト」でブレイク。
活躍度 ○↑ 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆★★★★  
1997年「ジャングル2ジャングル」  
1998年「ディープ・インパクト」「シャンヌのパリ、そしてアメリカ」
1999年「25年目のキス」「アイズ ワイド シャット」  
2000年「愛ここにありて」 
2001年「ロードキラー」「グラスハウス」「マイ・ファースト・ミスター」
2002年「アドルフの画集」「アイドル 欲望の餐宴(バンケット)」
2005年「エクスタシー」  
2006年「ウィッカーマン」  

STELLAN SKARSGARD 
ステラン・スカルスゲールド 
誕生日 1951/6/13  
出身 スウェーデン 
82年「THE SIMPLEMINDED MURDERER」
89年「CODE NAME COQ ROUGE」でベルリン映画祭主演男優賞2度受賞。 
活躍度 △→ 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1981年「無邪気な殺人者」◇
1988年「存在の耐えられない軽さ」「友達」
     「ボンベイ大捜査線」
1989年「屋根の上の女」
1990年「レッド・オクトーバーを追え!」
     「私立探偵パーカー・ケイン」
1992年「ウインズ」「D・スナイパー EC爆破指令を阻止せよ!」
1993年「イノセント・ライフ」
1995年「奇跡の海」「野良犬たち」
1997年「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」◆「アミスタッド」
     「キングダムU 第3章/第4章」
1998年「RONIN」◆「セイヴィア」◆
1999年「ディープ・ブルー」◆
2000年「薔薇の眠り」◆「キス★キス★バン★バン」
     「不眠症」
2001年「グラスハウス」◇
2002年「ノー・グッド・シングス」◆「シティ オブ ゴースト」
2003年「キング・アーサー」◆「ドッグヴィル」◆
2004年「エクソシスト ビギニング」◇
2006年「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」 

その他の出演者:
Kathy Baker ...  Nancy Ryan 
Trevor Morgan ...  Rhett Baker 
Chris Noth ...  Uncle Jack 
Michael O'Keefe ...  Dave Baker 
Vyto Ruginis ...  Don 
Gavin O'Connor ...  Whitey 
Carly Pope ...  Tasha 
China Shavers ...  E.B. 
Agnes Bruckner ...  Zoe 
Michael Paul Chan ...  Mr. Kim 
Rachel Wilson ...  Hannah 

User Rating: 5.6/10 (6,896 votes) 
オトーサン、
「低いなぁ」
最後のドタバタで、B級映画に堕しました。

User Comments
Pepper Anneさん
Orlando, Florida 
2005年3月10日
どこに居ようと、出ておいで。

「グラスハウス」を見るのを嫌がっているあなた。
最近の多くのスリラーに食傷しているあなた。
この映画は、あなた向きの不気味でサイコな追跡スリラーだ。
「パシフィック・ハイツ」や「不法侵入」に似ている。
そして、残念ながら定石通りであるにせよ、
最近の下らぬスリラーよりも、面白いものをもっている。
リーリー・ソビエスキーは、ルビーを演じている。
おそろしい10代を体験している。
両親が交通事故で死んだので、友人のグラス家に引きとられる。
出だしから、そこには、何か奇妙で疑わしいものがある。
だが、はじめのうちは、それが何だか分からない。
それが、スリラーの狙いだ。
ヒントを与えて、悪い事態になるのではないか疑心暗鬼にさせる。
だから、真犯人が分かり、その動機も分かると安心する。
だが、ルビーは、賢い娘だ。
養父母の意図を疑い、何が悪いかを明らかにしようとする。
残念ながら、この映画は、妙に原作に忠実だ。
主人公は、他の優秀でまとまな人物から、不信の眼で見られている。
(ソーシャル・ワーカー、弁護士、教師など) 
彼らは、従って、疑念をもち、捜査を避け、
その結果、可哀想なルビーを追いつめる。
最後も、原作に忠実で、結末には心乱される。
死んだと思った犯人は、実は、死んでいなかったのだ。
だが、多くのこの手の映画よりもいい点がある。
他方、果たしてルビーを信じていいのか、疑わしくなる。
というのも、いつも傲慢で、問題児だからだ。
最初は、そうした彼女に同情するのは、難しい。
そして、ステラン・スカルスゲールドが、
見事に悪漢テリー・グラスを演じている。
ダイアン・レーンが演じる彼の妻も、
まったく無実というものではない。
嫌な奴の妻/恋人/母親などの役を演じる多くの女性と同じだ。
登場人物たちの適切な配置や不気味な舞台のおかげで、
また、上品な結末もあって、
この映画は、サスペンス溢れる作品となっている。
見ることをお勧めする。


オトーサン、
「リーリー・ソビエスキー、やはり気になるなぁ」
同じ感想をもったひとがいました。

theoriaさん
2002年8月11日
AT車でよかったね。 

リーリー・ソビエスキーは父親はフランス人で
何やら由緒正しきお家柄の出身らしく
「身のこなし」もそう言われりゃエレガントかもしれぬが、
『シャンヌのパリ、そしてアメリカ』以降の
作品に目を通してきて思ったのは「ヤバそうだ」という感触だった。
スラっと背が高く如何にも気品があるようでいて
反面、場末のストリップ劇場の舞台上で股座開いてクネクネしていても、
安キャバレーで鉄棒と戯れていても何ら違和感がない。
危なっかしい綱渡り芸を見物している感覚なのだ。
それとも両刀使いの兵女優か?
それならそれでいい。
問題は「容姿端麗」の「維持」である。
『ロードキラー』より後ならば明らかに「ヤバい」。
「形崩れ」の片鱗が見て取れる。デブってきている。
というより、肥満体への末路を確信させてしまう様な「必然性」を
否応なく見せ付けられている感じだ。
俳優だと簡単に体形調整が利くということならば知らぬが・・・。
少々潔癖気味で「マネキン人形」をイメージさせる雰囲気もある。
とは言えあの「オチョボ口」には魅せられている。
なんとか「維持」して活躍して貰いたいものだ。
しかし本作のストーリー。
筋がどうこうよりも、AT車を非難するつもりは毛頭ないが、
クルマ=AT車という日米共通の「思い上がり」故に
成立している点が少々「糞」である。
「自動車」が「要」の作品だけに尚更だ。
ドライビング教習を受けている最中のルビーちゃん。
しかも両親を交通事故で無くしているのだから
クルマには無意識に拒絶反応を起こしている。
下手クソなのも無理はない。
ラスト、テリーに狙われる場面でAT車
(しかもパトカーが!日本ですらパトカーはMTでは・・?)の大前提でこそ
彼を撥ね殺すことができた筈だ。
パニック状態下、
どう考えてもMT車を操れる必要十分条件をルビーは満たしていない。
クラウンやセドリッククラスのBMWやボルボでさえ
MT仕様車が当たり前の欧州人が観れば
束の間程度は首を傾げる観客も少なからずいるだろう。
まあ「文化の相違」とは面白いものではあるが。
AT車でよかったね。
リーリーちゃん。 


ディスタービア

       
オトーサン、
「Disturbia...意味わかんない」
辞書を引いても出ていません。
でも、アメリカで大ヒットしたとか。

原題:Disturbia (2007)
監督:D.J. Caruso
原作:Christopher B. Landon
脚本:Christopher B. Landon/Carl Ellsworth 
Genre:Thriller 
Rated PG-13 on appeal for sequences of terror and violence, 
      and some sensuality. 
Country:USA 
Language:English / Spanish 
上映時間:105分
あらすじ:
父の交通事故死のあと、
ケールは、不機嫌で、引きこもりになり、トラブル続き。
そして、教師を殴り、自宅軟禁の刑を受ける。
家族を支えるため、不眠不休で働いている母親のジュリーは、
帰宅しても、無関心で無気力な息子に迎えられる。
ケールは、ますます引きこもりになる。
彼は、覗きをはじめる。
家の窓から隣人の行動を見張るようになる。
そのひとり、ターナー氏が連続殺人鬼ではないかと疑う。
だが、それは彼の単なる妄想なのだろうか?

出演者:
Shia LaBeouf ...  Kale Brecht(ケール)
Sarah Roemer ...  Ashley Carlson(アシュリー)
Aaron Yoo ...  Ronnie(ロニー)
David Morse ...  Robert Turner(ターナー) 
Carrie-Anne Moss ...  Julie Brecht(ジュリー)
オトーサン、
「シャイア・ラブーフ、いいね!」
これだけ出番があるのに、破綻をみせませんでした。
覗きの対象となるサラ・ローマー、美人ですね。
水着姿なんて、年寄りでも、うっとりします。
ケールに殺人鬼と疑われたターナー氏、
デイビッド・モースが起用されましたが、
ベテランならではの安定した演技が光っています。

SHIA LaBEOUF 
シャイア・ラブーフ 
誕生日 1986/6/11  
出身 米カリフォルニア州ロサンゼルス 
2003年「穴/HOLES」で映画デビュー。 
活躍度 △↑ 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆★★★★ 
出演作 
2003年「穴/HOLES」◆
     「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」◆
2004年「アイ,ロボット」◆
2005年「コンスタンティン」◆「グレイテスト・ゲーム」◇
2007年「ディスタービア」◇「トランスフォーマー」◇
     「サーフズ・アップ」(声)
 
SARAH ROEMER 
サラ・ローマー 
誕生日 1984/8/28  
出身 米カリフォルニア州 
モデル活動を経て、
2006年「WRISTCUTTERS : A LOVE STORY」で女優デビュー。 
活躍度 ▲→ 
演技力   ☆☆★★★★ 
アクション ☆☆★★★★ 
コメディ  ☆☆★★★★ 
出演作 
2006年「呪怨 パンデミック」
2007年「ディスタービア」 

DAVID MORSE 
デイビッド・モース 
誕生日 1953/10/11  
出身 米マサチューセッツ州ハミルトン 
71年からボストン・レバートリー・シアターで6年間演技を学んだ後、
活動の場をニューヨークに。
82年からテレビシリーズ「セルト・エルスウェア」に
6シーズンレギュラー出演。
映画デビューは80年「サンフランシスコ物語」。
95年「クロッシング・ガード」で
インディペンデント・スピリット賞にノミネートされる。 
活躍度 △→ 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1980年「サンフランシスコ物語」
1983年「メカノイド2VR」(TM)
1987年「アルカトラズ刑務所・暴動大脱獄」(TM)
1989年「KKK:炎の十字架」(TM)
1990年「逃亡者」
1991年「インディアン・ランナー」
     「カリフォルニア大激震/ハイウェイI−880の奇跡」(TM)
1993年「危険な遊び」
1994年「ゲッタウェイ」
1995年「12モンキーズ」「クロッシング・ガード」
     「スティーブン・キング/ランゴリアーズ」(TM)
1996年「ロング・キス・グッドナイト」「ザ・ロック」「ボディバンク」
1997年「コンタクト」「マーダー・ライブ 殺人中継」(TM)
1998年「交渉人」◆「クレイジー・イン・アラバマ」
1999年「グリーンマイル」◆
2000年「ダンサー・イン・ザ・ダーク」◆「プルーフ・オブ・ライフ」◇
2001年「アトランティスのこころ」◆
2002年「ダブル・ビジョン」◇
2005年「ダウン・イン・ザ・バレー」◆「夢駆ける馬ドリーマー」◆
2006年「16ブロック」◆
2007年「ディスタービア」◆

その他の出演者:
Jose Pablo Cantillo ...  Officer Gutierrez 
Matt Craven ...  Daniel Brecht 
Viola Davis ...  Detective Parker 
Brandon Caruso ...  Greenwood Boy #1 
Luciano Rauso ...  Greenwood Boy #2 
Daniel Caruso ...  Greenwood Boy #3 
Kevin Quinn ...  Mr. Carlson 
Elyse Mirto ...  Mrs. Carlson 
Suzanne Rico ...  News Anchor #1 
Kent Shocknek ...  News Anchor #2 

User Rating: 7.1/10 (31,367 votes) 
オトーサン、
「高いスコアだ」

User Comments
Darwinskidさん
United States 
2007年4月20日
独創的ではないが、多くの10代向けホラー/スリラー映画よりいい。

「ディスタービア」は、「裏窓」、「フライトナイト」、
その他の(思い出せないが)と似ている。
だが、そんなことは忘れて、オープン・マインドで見れば、
楽しめるだろう。
(保証はできない。ひとそれぞれだから)
だが、何といっても、「ディスタービア」はヒットした。
演技もいいし、ステキなシーンがあった。
ストーリーは、やり放題ではないが、
たちまち殺人鬼に殺されるのだ! 
飛躍する前に、考える時間がある。
流血の要素はあまりないし、
気持ちがいくらか入っている。
面白いシーンもあるし、スリリングなシーンもある。
「ディスタービア」は、スリラーの古典に似ているし、
B級映画の感じがある。
監督のD.J.カルーソー、出演者、
そして、スピルバーグさんに感謝したい。
最近の多くの10代向けホラー/スリラー映画のように、
筋書きが見えない映画をつくってくれたことに。
繰り返すが、虚心坦懐に見てほしい。
だが、キライなら、仕方がない。


オトーサン、
「こりゃ、"裏窓"の青春版だ!」
でも、それだけではないようで...

○スリラーの名作の数々を応用した見応えのあるストーリー展開
 雄大な自然の中で父子が釣りを楽しむ美しいシーンから一転、
  どん底の悲劇やパニックが絶え間なく押し寄せるテンポの良いストーリーには、
  名作スリラーと呼ばれる作品のエッセンスがあちこちに応用されている。
  ヒッチコック不朽の名作「裏窓」はもちろんのこと、
 「ローズマリーの赤ちゃん」「ケープ・フィアー」「隣人は静かに笑う」などに
  描かれている身近に潜む得体の知れない恐怖、
 「ブレアウィッチ・プロジェクト」のドキュメンタリータッチの手法、
 「スクリーム」のギミック、
 「テキサス・チェーンソー」のジワジワと襲い掛かる不気味さ、
 「ソウ」シリーズ、「es[エス]」などで描かれる特異なシチュエーションが
 生み出すサイコ・サスペンスのテイストなどをはじめとした、
 映画史に残る様々なヒット作の要素が漂っている。
 それらを緻密かつ完璧に再構築し、全ての要素を効果的に演出しており、
 これまでのスリラーの枠にとらわれない、
 1歩先に進んだ新しいスタイルの映画と言えよう。

 出典:www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=8211 


トリック 劇場版

       
オトーサン、
「何だかなぁ」
TVドラマがヒットしたから、映画化。
仲間由紀恵主演も、「何だかなぁ」

原題:トリック 劇場版(2002)
監督:堤幸彦  
脚本:蒔田光治   
Genre:Mystery/ Commedy 
上映時間:119分 
あらすじ:
売れない手品師・奈緒子は、
300年に一度、大災厄が襲う村人から、
神を演じてほしいと頼まれる。
村には、不思議な連中がいた。
何でも実体化する男、足の裏に目を持つ男、確率を支配する男。
みんな自らを神と称していた。
不可思議な現象が次々に起き、
奈緒子と物理学者・上田は翻弄される。
矢部刑事や奈緒子の母・里見までも巻き込み、
事態は予想もしない方向へと向かっていく...
 
出演者
仲間由紀恵 .... 山田奈緒子 
阿部寛 ....  上田次郎
竹中直人 ....  神 001 
野際陽子 ....  山田里見
オトーサン、
「何だかなぁ」
どんな女優さんでも、好きになるのですが、
仲間由紀恵さん、のっぺり顔が気持ち悪いのです。
まぁ、人柄がいいから、フアンも多いのでしょう。
ともあれ、この映画、彼女の代表作です。

仲間由紀恵
誕生日 1979/10/30 
出身 沖縄・浦添市 
5人兄弟の末っ子。
日出女子高等学校全日制卒業。
1993年、工藤静香に憧れ、「沖縄タレントアカデミー」に入学。
2000年、ドラマ「TRICK」でブレイク。
2級小型船舶操縦士の資格を持つ。
特技は琉球舞踊
出演作:
1996年「友子の場合」
1998年「ラブ&ポップ」
     「機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness- 」(声の出演)  
1998年「ガメラ3 邪神<イリス>覚醒」  
2000年「リング0 バースデイ」「溺れる魚」  
2001年「LOVE SONG」
2002年「トリック 劇場版」「明日があるさ THE MOVIE」
2003年「g@me」 
2005年「SHINOBI」
2006年「大奥」「トリック 劇場版2」  

その他の出演者: 
生瀬勝久 ....  矢部謙三 
伊武雅刀 ....  長曾我部為吉 
根岸季衣 ....  菊姫 
芳本美代子 ....  南川悦子 
山下真司 ....  神崎明夫 
大島蓉子 ....  池田ハル 
前原一輝 ....  石原達也 
アベディン・モハメッド ....  ジャーミーくん 
三宅弘城 ....  臼井猛 
相島一之 ....  本郷三四郎 
みのすけ ....  駒場一路 
川崎麻世 ....  安田安夫 
蛍雪次郎 ....  村の住人 
ベンガル ....  神 002 
石橋蓮司 ....  神 003 

User Ratings: 7.1(votes 893) Yahoo!
オトーサン、
「こんなんで、7点?...変なの」
単なる長いバラエティ番組じゃないですか。

民謡から演歌までさん
2005年4月29日
しばらく前に
 
TVで観ました。
(記憶も怪しくなりつつあり…)
ドラマ版の3ndシーズンは毎回ビデオに取って夜中に観ていたと記憶するが…
本シリーズは、タイトルの“トリック”が示すとおり、
ナポレオンズがテーマとなっている(訳ない)
〜いや、超明快とも言い難い推理と怪しげな手品ネタ、言葉遊びetc.を
コメディーという入れ物に入れて納得させてしまう…
というストーリー展開(推理探偵ものパロディーのようなものか?)
[!…ひょっとして1st,2ndシーズンは違うのか?
3rdシーズンは“カス”とコメントしている人もいるが…
羽田美智子(短歌はあーして詠むものなのね…)なんか夢のようだったが…]
→なので役者の魅力が殆ど全てである。
そして仲間由紀恵〜阿部寛(とゲストの人々)が素晴らしい才能を示し、
人気ドラマと化した〜役名の本も出版されているくらいだ。
故に最後までチャンネルを変えずに観たかどうかが評価の全てであり、
本映画版は合格といえるね。
(キーワードは“まぐあう”?〜ラストも妙に納得した記憶が…)
まぁ、映画にせんといけんのか?といえば、そうだろうが…
TVドラマ故の制約からの開放?〜て程じゃなかったような…
ひょっとして、TVではカットされていたのか? 


オトーサン、
「何とも言えんなぁ。ドラマ見てないし」

ちゃきさん
2003年11月4日
ドラマはみたことないですが...
 
他の皆さんとは明らかに色の違うコメントです...
来ました。超珍しく、私が邦画を見ちゃいました。
トリック。
日本でドラマでやっている、やっていたらしいですが、
全くそんなことは知らない私ですし、
正直言って、動く仲間由紀恵をみたのは初めてです(恥)。
かろうじて阿部寛は見たことがありますが。
ま、さて。
それにしても竹中直人と野際洋子が出ていたので、
それだけでも楽しかったですが、
これは映画なのですか?
それともドラマの延長?
それがよく分かりませんでした。
日本映画とはこういうものなのか?
日本映画ってどんぱちがない分、すごく細部にこだわりがあるんですね。
それが見れて楽しかった。
この映画には全体的にゆる〜い感じが流れまくっていて、
ハリウッドみたいにぴりぴりしてないし、
随所遊び心に溢れていたことがよかったです。
仲間さんのキャラの微妙にサクッとしたところがスキです。
他の登場人物もくせがあるし、
その人たちがくせをつけて演技していたところが最高でした。
そのマニアックさは私大好きです。
話の題材的にはありがちなところを、うまくあわせて、面白くして、
かつ、ちょっとトクトクさせてしまうあたりがなんかに、
可愛らしさすら感じてしまうんですが。
TVシリーズを全く知らない私でもちゃんと楽しめました。
でも映像のカット割とかなんかどっかで見たことあると思ったら、
なんだ堤幸彦監督って金田一シリーズもやっていたんですね。
そこで見たことあったんだ。
洞窟のシーンとか、炎のシーンとかこの監督らしさがでているんでしょうか?
あと洋画ばかり見る私としては、日本語のすばらしさを再認識しました。
しゃべりかたひとつであんなにキャラクターが変わってしまうんですね。
そういう意味では日本語ってすごいなぁ。
英語ではあそこまでニュアンスが変わりません。
あとは数学遊びとか、マジックとか、暗号とか理系チックな私としては
目を見張るところが多かったです。
あ、そうそう。この山のシーン。
うちの実家から30分くらいのところに激似だと思ったら、
やっぱりお隣山梨あたりで撮ってましたか。
地形ってやっぱり似るんですね。
と、こんなところで懐古してみる。 


ボーン・アルティメイタム

          
オトーサン、
「シリーズ、第3作か。どうせ息切れだろう」
第1作"ボーン・アイデンティティー"も、
第2作"ボーン・スプレマシー"も、IMDbのスコアは、7.5!    
「いくら何でも、上回ることはないだろう」  

原題:The Bourne Ultimatum (2007)
監督:Paul Greengrass
脚本:Tony Gilroy /Scott Z. Burns 
Genre:Action / Adventure / Mystery / Thriller
Rated PG-13 for violence and intense sequences of action. 
Country:USA 
Language:English / French / Arabic / Russian / Spanish 
上映時間:115分
あらすじ:
ジェイソン・ボーンは、また姿をあらわす羽目に。
今回は、ロンドンの記者ロスの不注意のおかげだった。
ロスは、"黒バラ作戦"の秘密を暴こうとしていたのだ。
ボーンは、ロスと会おうとして、監視されているのに気づく。
ボーンは、ニッキーやパメラの助けを借りて、
何とかして自分の暗い過去を暴き出そうとする。
CIA対テロ極秘調査局長ヴォーゼンは、
ボーンとその協力者すべてを抹殺しようとしていた。

出演者:
Matt Damon ...  Jason Bourne(ジェイソン・ボーン)
Julia Stiles ...  Nicky Parsons(ニッキー) 
David Strathairn ...  CIA Deputy Director Noah Vosen
          (CIA対テロ極秘調査局長CIA対テロ極秘調査局長ヴォーゼン)
Joan Allen ...  Pamela Landy (パメラ)
オトーサン、
「マット・デイモン、成りきってる!」
身体能力の高さを実証してくれました。
スタントを大勢使ったのでしょうが、それにしても大したもの。
ジュリア・スタイルズ、目立つような役ではないのですが、
最後の最後に見せ場をつくってくれました。
パメラ役のジョアン・アレンの演技も秀逸でした。 

MATT DAMON 
マット・デイモン 
誕生日 1970/10/8  
出身 米マサチューセッツ州ボストン 
ハーバード大学在学中、「ミスティック・ピザ」の端役で映画デビュー。
大学を休学して、「青春の輝き」「ジェロニモ」などに出演した。
「戦火の勇気」では体重を落としてまで役作りに挑んだ。
しかし、主演クラスの役を得るのは難しく、
幼なじみのベン・アフレックと二人で書いた
「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」を
自分たちが主役として出演することを条件に映画化に奔走。
紆余曲折の末、ミラマックス社によって実現した。
この作品でマットはアカデミー賞とゴールデングローブ賞の主演男優賞に
ノミネートされ、脚本賞を受賞。
1998年、ベン・アフレック、クリス・ムーアと共に
現在の制作会社ライヴ・プラネットの前身である
パール・ストリート・プロダクションを設立。
99年「リプリー」でゴールデングローブ賞主演男優賞にノミネート。
2006年、ルシアナ・バロッソと結婚。
活躍度 ◎↑ 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1988年「ミスティック・ピザ」
1992年「青春の輝き」
1994年「ワイルド・メン」(TM)「ジェロニモ」
1996年「戦火の勇気」◆「グローリー・デイズ 旅立ちの日」(TM)
1997年「レインメーカー」◇「チェイシング・エイミー」◆
     「グッド・ウイル・ハンティング/旅立ち」◇
1998年「プライベート・ライアン」◆「ラウンダーズ」◇
1999年「ドグマ」◇
2000年「タイタンA.E.」(声)◇「リプリー」◇
     「バガー・ヴァンスの伝説」◇「小説家を見つけたら」◆
     「すべての美しい馬」◇
2001年「オーシャンズ11」◆
     「恋の方程式 あなたのハートにクリック2」
     「マジェスティック」(声)
     「ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲」◆
2002年「ボーン・アイデンティティー」◇「スピリット」(声)
     「コンフェッション」▲「GERRY ジェリー」
2003年「ふたりにクギづけ」◇
2004年「ボーン・スプレマシー」◇「オーシャンズ12」◆
     「世界で一番パパが好き」▲
2005年「ブラザーズ・グリム」◇「シリアナ」◇
2006年「ディパーテッド」◇「グッド・シェパード」◇
2007年「オーシャンズ13」◆「ボーン・アルティメイタム」◇ 

JULIA STILES 
ジュリア・スタイルズ 
誕生日 1981/3/28  
出身 米ニューヨーク 
11才の時、自らラ・マール劇団に手紙を書いて出演を果たし、
ニューヨークの舞台でデビュー。
「EVERYDAY NEWTBURMAN」「PHOTO OP」などの舞台に出演。
97年に自らが手がけた脚本「THE ANARCHISTS DAUGHTER」が
サンダンス・インスティテュート・ライターズ・ラブによって
選出される12本の中の1本に選ばれる。
99年プロフェッショナル・チュードレン・スクールを卒業。
その後、コロンビア大学入学。
96年「プラトニック・ゲーム」で映画デビュー。
99年「恋のから騒ぎ」でシカゴ映画批評家協会賞新人女優賞受賞。
テレビでは「シックスティーズ」(99〜)など。 
活躍度 △↑ 
演技力     ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ   ☆☆☆★★★ 
出演作 
1996年「プラトニック・ゲーム」
1997年「デビル」
1999年「恋のから騒ぎ」
2000年「ハムレット」◆
2001年「セイブ・ザ・ラストダンス」◇「O[オー]」◆
2002年「ボーン・アイデンティティー」◆
2003年「モナリザ・スマイル」◇「オトコのキモチ♂」
2004年「ボーン・スプレマシー」◆「プリティ・ガール」◇
2006年「オーメン」◇
2007年「ボーン・アルティメイタム」 

JOAN ALLEN 
ジョアン・アレン 
誕生日 1956/8/20  
出身 米イリノイ州 
イースタン・イリノイ大学で演劇を専攻時に知り合った
ジョン・マルコヴィッチとゲイリー・シニーズ主催の
ステッペン・ウルフ劇団の創設メンバーとして舞台に立つ。
86年「ジュディスの告発」で映画デビュー。
95年「ニクソン」のニクソン夫人役、
96年「クルーシブル」でアカデミー助演女優賞にノミネート。
2000年「ザ・コンテンダー」でアカデミー主演女優賞にノミネート。 
活躍度 △→ 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1986年「ジュディスの告発」「ペギー・スーの結婚」
     「刑事グラハム/凍りついた欲望」
1988年「タッカー」
1989年「ブルース・ウィリス/イン・カントリー」
1993年「ボビー・フィッシャーを探して」「哀愁のメモワール」
1995年「ニクソン」
1995年「マッド・ラブ」
1996年「クルーシブル」
1997年「フェイス/オフ」「アイス・ストーム」
1998年「カラー・オブ・ハート」
1999年「イッツ・ザ・レイジ」
2000年「ザ・コンテンダー」◇
2004年「ボーン・スプレマシー」「きみに読む物語」「愛をつづる詩(うた)」
2005年「ママが泣いた日」◇
2007年「ボーン・アルティメイタム」◆
 
その他の出演者:
Scott Glenn ...  CIA Director Ezra Kramer エズラ・クレイマー
Paddy Considine ...  Simon Ross サイモン・ロス 
Edgar Ramirez ...  Paz 
Albert Finney ...  Dr. Albert Hirsch 
Tom Gallop ...  Tom Cronin 
Corey Johnson ...  Wills 
Daniel Bruhl ...  Martin Kreutz 
Joey Ansah ...  Desh Bouksani 
Colin Stinton ...  Neal Daniels 
Dan Fredenburgh ...  Jimmy 
Lucy Liemann ...  Lucy 

User Rating: 8.4/10 (54,417 votes)
       Top 250: #105 
オトーサン、
「おお、世界の名画105位だ」
第3作のスコアが一番高いとは...、
すばらしいことです。

User Comments
bobbo72さん
Canada 
これまで見た最高の映画

これは、私が10点満点をあげる最初の映画だ。
なぜ、そんなにいいのか?
途切れることのないアクション。
のろいシーンなどない。
すばらしい演技であり、スマートな脚本だ。
映画のスタイルもいい。
ゆれるカメラ、異なるアングルが、
まるで現場にいるように感じさせてくれる。
最後に、すべてのひとを喜ばせようとしていない
アクション映画に出会えた。
(例えば、ムリすじのロマンスなどない)
第1作、第2作も好きだったが、これが一番だ。
警告。
この映画をみた後、アドレナリンで亢進状態になる。
だから、運転をする前に、気持ちを静めたほうがいい! 


オトーサン、
「うーむ、よかったなぁ」
観客が腰をぬかしたかのように、
最後の最後まで席を立ちませんでした。
こんな映画、久しぶりです。

paris1895さん
2007年11月11日
新世紀のアクション映画 投稿者:

シリーズものという誰しもが抱える不安要素を、
劇中の様に、正に軽々しく飛び越えて、
躍動感に満ちあふれた新世紀のアクション映画を提供してくれた
ハリウッドに、ひとまず感謝しよう。
1、2、3と流れるのが普遍なる事実なのだが、
この3に当たる映画は、劇中の構成を2、1という順番で構成しており、
このシリーズのファンならば震えが止まらない見事な構成となっている。
今迄のハリウッドアクション映画の制約は何だったか。
それは、主人公のヒーロー度の確保に他ならない。
が、それは、ともすれば夢物語になりすぎて、人間離れを起こしすぎ、
しいては観客離れに繋がる、という事実は歴史が証明している。
だが、このボーンシリーズはそうではない。
人間味を獲得していく、という
今迄のアクション映画が行かなかった道を行ったのだ。
しかも、普通なら毎回出現する相棒やヒロインを極力排して、
マット・デイモンの肉体一つでぐいぐいと引っ張って行く辺りなど、
見事としか言いようがない。
多くを語るのは、この映画を未見の方に忍びないので、自重させて頂くが
ジュリア・スタイルズが、にやりと微笑む瞬間に、
この映画の勝利は立証されている。
あれほど、観客と登場人物の気持ちが一体となる微笑を、
映画史はそう多くは知らない筈だ。 


椿山課長の七日間

           
オトーサン、
「もう、テレビで放映するのか?」
迷っているうちに、見損なった映画です。
主演の西田敏行さんは、大好きですが、
原作が、浅田次郎というのに抵抗があったのです。
「どうせ、お涙頂戴物だろう」

原題:椿山課長の七日間(2006) 
監督:河野圭太  
原作:浅田次郎 
脚本:川口晴  
Genre:Drama/Fantasy/Commedy 
上映時間:118分
あらすじ:
椿山課長は、脳溢血のため突然死する。
だが、仕事や家族などの練で、死にきれない。
幸い、3日だけ現世に戻ることを許される。
だが、絶世の美女・椿となってよみがえるのだ。

出演者: 
西田敏行 .... 椿山和昭 
伊東美咲 ....  和山椿 
成宮寛貴 ....  竹内弘実 
オトーサン、
「椿役の女優さん、どこかで見たなぁ」
"Life 天国で君に逢えたら"の飯島寛子役。
中山美穂さん似ていますよね。

その他の出演者:
和久井映見 ....  マヤ 
市毛良枝 ....  市川静子 
桂小金治 ....  椿山昭三 
須賀健太 ....  椿山陽介 
志田未来 ....  蓮子 
渡辺典子 ....  椿山由紀 
沢村一樹 ....  嶋田 
綿引勝彦 ....  武田 
伊藤大翔 ....  雄一 
松田悟志 ....  純一 
青木崇高 ....  卓人 
西尾まり ....  雄一の育ての母 
茅島成美 ....  施設の女先生 
藤村俊二 ....  喫茶店のマスター 
余貴美子 ....  知子 
國村隼 ....  市川大介 

User Rating:8.2(votes 332) 
オトーサン、
「Yahoo!のスコアは、甘いな」

eddieさん
2007年6月15日
浅田次郎の書くファンタジー

ところどころ「?」と思うところがありながらも、
嫌いになれない。
「鉄道員(ぽっぽや)」しかり、
「地下鉄(メトロ)に乗って」しかりである。
それは、おそらく、彼の作品が「人を憎むこと」でなく、
「人を許し、その人の幸せを願う」ことを描いているからだろう。
ただ、それが幻想と現実とを綯い交ぜに描かれることが多いため、
誤解が生ずる。
「2時間ドラマとどこが違うか?」「2時間ドラマで充分」と、
何人もの方が書かれているが、
2時間ドラマだと、途中で何回もCMが入る。
この手の話は、それではダメだ。
これをテレビでやったら、
それこそ何がなにやらわからなくなる人が、もっと出る。
成宮演じる武田組長の息子・竹内が組長本人だと、
卓人になぜわかったか。
志田未来ちゃん演じる蓮子が実は9年前に手放した息子だと、
静子になぜわかったか。
また、施設の先生が雄一の両親の名前を蓮子に(規則を破ってでも)
教えずにおれなかったのはなぜなのか。
伊東美咲演じる椿が実は椿山課長の仮の姿だと、
なぜ知子にはピンと来たのか。
それを理解できるかどうかの分岐点は、
これまでにどれだけ多くの映画を観てきたか、
などということではなく、
人間の哀しさ、人間のやさしさ、そして、そのやさしさに対して
感謝する「心」というものがあることを知っているかどうかだろう。
私は、この映画は、その点を過不足なく描き切れていたと思う。
それと、これは目立たないことではあるが、
子役に「いかにも大人が書いた」風な説教臭い
長ゼリフを言わせてない点にも好感を持った。
よって、評価は高くなる。
マイナス分は、3人の消え去り方に統一性がないこと。
最後の椿の時に椿山の姿をダブらせるなら、
他の2人の時にもそうしてほしかった。
その方が、竹内が組長の、蓮子が市川夫妻の息子の化身だった
ということの重要性が感じられたと思うからだ。 

          
オトーサン、
「あまり好きな作家じゃないが...」
でも、「鉄道員」や「壬生義士伝」は見ています。 

○浅田次郎
 1951/12/13-
  東京生まれの小説家。
  三島由紀夫の自決に影響され自衛隊に入隊、
  アパレル業界など様々な職につきながら投稿生活を続け、
  1991年、「とられてたまるか!」でデビュー。
 悪漢小説ののち、「地下鉄に乗って」で吉川英治文学新人賞、
 「鉄道員」で直木賞を受賞。
 時代小説やエッセイのほか、「蒼穹の昴」などの中国歴史小説がある。
 映画化、テレビ化された作品も多い。
 日本の大衆小説の伝統を受け継ぐ代表的な小説家といえる。
  映画化された作品 
 「地下鉄に乗って」 
 「鉄道員」 
 「活動寫眞の女」 
 「見知らぬ妻へ」 
 「天国までの百マイル」 
 「壬生義士伝」 
 「椿山課長の七日間」 
 「天切り松 闇がたり」 
 「憑神」 

 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


アサインメント

          
オトーサン、
「こりゃ、面白そうだ」
題名は、えらく地味ですが、内容はド派手。
国際的テロリスト、ジャッカルを追うお話しです。

原題:The Assignment (1997)
監督:Christian Duguay
脚本:Dan Gordon /Sabi H. Shabtai 
Genre:Thriller
Rated R for strong violence, sexuality and language. 
Country:Canada 
Language:English
上映時間:119分
あらすじ:
1986年。
国際的テロリスト、カルロスを追うCIAとモサドは、
彼にそっくりの海軍大佐ラミレスを使い、
替え玉作戦でカルロスを逮捕しようとする。
抵抗したラミレスだが、
CIAのフィールズとモサドのアモスによる訓練を受けて、
カルロスの替え玉になりきった。
87年5月、リビア。
潜入したラミレスはカルロスの愛人アニエスカを誘惑して
カルロスをおびきだす作戦に出たが、失敗に終わる。
87年10月、ベルリン。
ラミレスは、またカルロスを取り逃がしてしまう...

出演者:
Aidan Quinn ...  Lt. Cmdr. Annibal Ramirez / Carlos 
          (海軍大佐ラミレス/カルロス)
Donald Sutherland ...  Jack Shaw / Henry Fields(フィールズ) 
Ben Kingsley ...  Amos(アモス)
Celine Bonnier ...  Carla(カルラ)
オトーサン、
「アイダン・クイン、大変だ!」
テロリストとやさしいパパのひとり二役、
扮装も見事ですが、もうひとつ、
内面が変化していく演技はさぞ難しかったでしょう。
ベテランの二人は、安心してみていられました。
ドナルド・サザーランドとベン・キングズレーです。

AIDAN QUINN 
アイダン・クイン 
誕生日 1959/3/8  
出身 米イリノイ州シカゴ 
アイルランド移民の子で、両親と共に一時は祖国に渡るが、
19歳の時シカゴに戻る。
映画は「俺たちの明日」でデビュー。 
活躍度 ○→ 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1984年「俺たちの明日」
1985年「マドンナのスーザンを探して」
1986年「ミッション」
1987年「張り込み」
1988年「クルーソー」
1990年「侍女の物語」「わが心のボルチモア」
     「狙われた証言」
1992年「トゥルーラブ」
1993年「妹の恋人」
1994年「瞳が忘れない/ブリンク」「フランケンシュタイン」
     「レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い」
1995年「ヘンリエッタに降る星」「月下の恋」「ホーンテッド」
1996年「アル・パチーノのリチャードを探して」
     「マイケル・コリンズ」
1997年「アサインメント」「シンプル・ウィッシュ」
     「フェアリー・グッドマザー」「コマンドメンツ」
1998年「ブレークアップ」「シップ・オブ・フールズ」
     「プラクティカル・マジック」◆
     「フィオナが恋していた頃」◇
     「イン・ドリームス 殺意の森」◆
1999年「ミュージック・オブ・ハート」◆
2000年「歌追い人」
2001年「夏休みのレモネード」
2005年「美しい人」 

BEN KINGSLEY 
ベン・キングズレー 
誕生日 1943/12/31  
出身 英ヨークシャー州 
父はインド系の医師、母はユダヤ人とロシア人の血を引く
英国人ファッション・モデル。
19歳の時、「リチャード三世」の舞台を見て、俳優を志す。
アマチュア劇団を経て、プロに転向。
66年、ビートルズのマネージャー、
ブライアン・エプスタイン製作の舞台「A SMASHING DAY」で
ナレーター、歌、作曲、ギター演奏を兼ね、ロンドン・デビュー。
この時、ジョン・レノンらから音楽界へ誘われるも、
翌年、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーに入団。
「夏の夜の夢」や「ハムレット」「オセロ」といった舞台で活躍する。
72年「爆走!」で映画デビュー。
82年「ガンジー」で主演し、
アカデミー賞とゴールデングローブ賞とBAFTAの主演男優賞受賞。
91年「バグジー」で
アカデミー賞とゴールデングローブ賞の助演男優賞にノミネート。
93年「シンドラーのリスト」でBAFTA助演男優賞にノミネート。
2000年「SEXY BEAST」で
アカデミー賞とゴールデングローブ賞の助演男優賞にノミネートされ、
ヨーロッパ映画賞主演男優賞受賞。
2003年「砂と霧の家」で
アカデミー賞とゴールデングローブ賞の主演男優賞ノミネート。
テレビ映画では2001年「アンネ・フランク」で
ゴールデングローブ賞にノミネートされ、
映画俳優協会賞主演男優賞受賞。 
活躍度 ○↑ 
演技力   ☆☆☆☆☆★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1972年「爆走!」
1982年「ガンジー」
1985年「ハーレム」「海に帰る日」
     「サイラス・マーナー/ラヴィローの織り工」(TM)
1987年「モーリス」
1988年「パスカリの島」
     「迷探偵シャーロック・ホームズ/最後の冒険」
1989年「風の惑星/スリップ・ストリーム」
     「フィフス・モンキー/4匹と1人の大冒険」
1991年「バグジー」
1992年「スニーカーズ」
1993年「デーヴ」「ボビー・フィッシャーを探して」
     「シンドラーのリスト」
1995年「死と処女(おとめ)」「スピーシーズ/種の起源」
1996年「十二夜」
1997年「アサインメント」「フォトグラフィング・フェアリーズ」
     「スウィニー・トッド」
2000年「英雄の条件」「2999年異性への旅」
2001年「A.I.」(声)「アンネ・フランク」(TM)「愛の勝利」
2003年「砂と霧の家」◇
2004年「サスペクト・ゼロ」◇
2005年「オリバー・ツイスト」◆「サウンド・オブ・サンダー」◆
     「ラッキーナンバー7」◆「ブラッドレイン」◆

その他の出演者:
Claudia Ferri ...  Maura Ramirez 
Vlasta Vrana ...  KGB Head Officer 
Liliana Komorowska ...  Agnieska 
Von Flores ...  Koj 
Al Waxman ...  Carl Mickens - CIA 
Mitchell David Rothpan ...  Joey Ramirez 
Gregory Hlady ...  KGB Aide 
Gabriel Marian Oseciuc ...  KGB Agent 
Frederic Desager ...  KGB Agent 
Kliment Denchev ...  KGB Technician 
Yonathan Gordon ...  Yoni 

User Rating: 6.8/10 (2,936 votes) 
オトーサン、
「おお、高いスコアだ」
007よりも、世界中を飛びまわるのですから、
旅行フアンにはたまりません。 

User Comments
Glen Morelandさん
Richmond Hill,Ontario,Canada 
1999年3月25日
スパイ・スリラーに、*スリーパー!
*ごくフツーの暮らしをしているスパイ

この映画、実に楽しめたし、面白かった。
登場人物がいいし、俳優がいい、
興味を引き続けさせるサスペンスにあふれている。
筋書きのひねりは、やや過剰だが、
全体としては、上品なスリラーだ。
この映画が好きなひとにおすすめしたい。
「スパニッシュ・プリズナー」(1997)、
"The House of Games"や「追いつめられて」(1987)をお勧めする。 


オトーサン、
「まさに、手に汗にぎる本だった」
フレデリック・フォーサイスの小説「ジャッカルの日」、
もし、お読みになっていなかったら、あなたは幸せものです。

○あらすじ:
 1960年代の仏でド・ゴール大統領暗殺を企てる
 テロリストグループ・OASが接触した
 プロフェッショナル暗殺者についてのスリラー小説。
 フォーサイスは、
 1960年代初頭にフランスに特派員として駐在しており、
 多くの情報源から様々な情報を得て、
 この小説を執筆したとされ、実在の組織や人物が入り乱れ、
 どこまで真実なのかはいまだ明らかではない。
 <筋書き>
  1954年に始まったアルジェリア戦争は泥沼状態に陥った。
 「フランスのアルジェリア」を信じて戦う現地駐留軍や
  フランス人入植者の末裔らは、
  フランスの栄光を願う右派世論を味方に付けて、
 アルジェリア民族解放戦線(FLN)や
 アルジェリア人の村落を殲滅するが、
 相次ぐFLNの爆弾テロや残虐になる一方の戦争で
 厭戦世論も広がり世論は分裂した。
 1958年、政府の弱腰に業を煮やした現地駐留軍の決起によって
 フランス第四共和政は崩壊し、
 フランスの栄光を体現するシャルル・ド・ゴールが
 大統領に就任したことにより第五共和政が開始された。
 アルジェリアの軍人やコロンたちは、
 ドゴールがフランス固有の国土のための戦争に
 一層力を入れてくれると期待したが、
 ドゴールは戦費拡大による破綻寸前の財政などを鑑み
 9月にアルジェリアの民族自決の支持を発表した。
 1961年の国民投票の過半数もそれを支持し、
 1962年に戦争は終結してしまった。
 現地軍人やコロンらは大混乱のうちにフランスに引き揚げた。
 彼らは戦争中にOAS(「秘密軍事組織」)を結成して
 アルジェリアで破壊活動を続けており、
 フランスでも政府転覆を狙って対ドゴールのテロ活動を行ったが、
 ジャン=マリー・バスチャン=チリーなど現役のエリート軍人らによる
 ドゴール暗殺計画はことごとく失敗し、
 組織の優秀な軍人達は逮捕され処刑された。
 組織にはフランス官憲のスパイが浸透した上、
 コルシカ・マフィア(ユニオン・コルス)まで投入した捜査の結果、
 秘密だった筈のメンバーや活動もほとんど判明してしまい、
 表の政治組織もフランス官憲の実行部隊により
 容赦なく壊滅させられるに至って、
 支援者だった企業オーナーらも離れていった。
 ここまでは史実であり、舞台背景を説明する冒頭部分に当たる。
 1963年、残るOAS幹部のうちトップ3人はオーストリアの潜伏先で、
 もはや組織内のドゴール暗殺の動きが全て察知されてしまうため、
 組織外のプロ暗殺者を雇うことを決める。
 やがて最適の人物として選ばれた、本名も年齢も不詳だが若々しく、
 狙撃が超一流の長身のイギリス人男性が暗殺を請け負う。
 彼は「ジャッカル」のコードネームで呼ばれることを望み、
 プロとして法外な報酬を要求した。
 OASが組織を挙げてフランス各地で銀行などを襲い資金を集める間、
 ジャッカルは図書館でドゴールの資料を徹底的に調査し、
 一年のうちに一度だけ、
 ドゴールが絶対に群衆の前に姿を見せる日があることを発見して
 それを決行日と決めた。
 ジャッカルはパリのいくつかの候補地から決行地点を選び、
 全ヨーロッパを移動しながら必要な特注の狙撃銃、偽造の身分、パスポート、
 衣装、入出国経路などを抜かりなく用意する。
 一方、OASの銀行襲撃の嵐や、ローマに移動し潜伏し動きを全く見せない
 OAS幹部たちに不審な気配を感じたフランス官憲は、
 実行部隊を使いローマからOAS幹部のボディガードを拉致し
 拷問、意味不明のあえぎ声の中からOASが外部の暗殺者を雇ったこと、
 それが「ジャッカル」と呼ばれていることを知る。
 ドゴールの死は第五共和政とフランスの崩壊を意味する。
 国家の各治安組織の官僚のトップたちが対策会議を開き、
 捜査は実績の高いルベル警視という老刑事に一任された。
 ルベル警視には与えられる限りの権限が与えられたが、
 定期的に治安組織の官僚のトップに捜査報告を行うことを求められ、
 権力者達の政治的思惑の波をかぶりつつも、ジャッカルを追い始める。
 ルベル警視は、その個人的な伝手も用いて、
 ジャッカルの正体を洗うべく世界中の警察に問い合わせを行い、
 どうやらあるイギリス人らしいことを知った。
 イギリス警察は怪しい偽造戸籍を発見し、
 そこから捜査で容貌や暮らしぶりなどが判明したのである。
 その情報を元に、ルベル警視はフランス全土の警察・憲兵らを指揮し
 不審者の入国を阻止しようとするが、
 ジャッカルは巧妙にアルファ・ロメオの車内に銃を隠し、
 偽造パスポートで南仏から侵入したあとだった。
 全国の国境やホテルから毎日届けられる入国者・宿泊者リストを洗い、
 南仏一帯で何度もジャッカルらしき者を追い詰めるが、
 そのたびジャッカルは寸前で逃げ、
 何度も偽造パスポートを取り替えて変装を変え、
 その途上においては、ホテル以外の宿泊場所を巧みに得るなどして、
 時間を稼ぎながらパリを目指す。
 ルベル警視はおそらく、ジャッカルがOASの極秘の連絡網を利用して、
 治安トップの報告会の内容や
 ルベル警視たちの対策を全て知っているのではないかと疑い、
 治安官僚の中から内通者を調べ始め、
 官僚の中にOASのスパイの女性とそれとは知らずに
 愛人関係を持った人間を突き止める。
 また、ドゴール暗殺の決行日がいつであるかを直感する。
 捜査もむなしく、ジャッカルはパリに入り、
 意外な姿に変装して忍びながらその日を待った。
 パリでは全国の警察力とユニオン・コルスまで総動員し、
 裏町の隅から隅まで情け容赦ない大ローラー作戦を行うが、
 ジャッカルは見つからない。
 ドゴール大統領は、暗殺の危険を訴える側近の声に耳を貸さず、
 例年通りパリ市内で行われるある式典に出発した。
 ジャッカルとルベル警視の対決は、ドゴール大統領が姿を現す
 その時間、その場所にまでもつれこむ。
 
 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


気まぐれな狂気

            
オトーサン、
「サザーランド特集か」
テレビ東京の午後のロードショー、
なかなか、やってくれますねえ。
サザーランド、大好きです。
監督&出演ですから、なおさら、楽しめそうです。

原題:Truth or Consequences, N.M. (1997)
監督:Kiefer Sutherland
脚本:Brad Mirman 
Genre:Action /Comedy /Crime /Drama /Romance /Thriller
上映時間:106分
あらすじ:
狂気の殺人鬼に率いられた4人組は、
麻薬取引に失敗して、逃亡する。
RVに乗ったカップルを誘拐したが、
彼らも大金に目がくらんで、仲間に加わろうとする。
全員で、メキシコに行き、麻薬を売ろうとするのだが...

出演者:
Vincent Gallo ...  Raymond Lembecke(レイモンド) 
Mykelti Williamson ...  Marcus Weans(マーカス) 
Kiefer Sutherland ...  Curtis Freley(カーチス) 
オトーサン、
「やっぱり、切れ味がいいな」
根っからの悪役ですが、
明るいドナルド・サザーランドが演じると、
どこか憎めないのです。
対照的なのが、ビンセント・ギャロ。
暗ーいのです。
でも、女性にはモテるだろうなぁ。

VINCENT GALLO 
ビンセント・ギャロ 
誕生日 1962/4/11  
出身 米ニューヨーク州バッファロー 
活躍度 △↑ 
演技力   ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 1983年「THE WAY IT IS」
1987年「DOC'S KINGDOM」
1990年「グッドフェローズ」
1991年「KEEP IT FOR YOURSELF」
1992年「アリゾナ・ドリーム」
1994年「愛と精霊の家」「U.S. GO HOME」
1996年「ネネットとボニ」「フューネラル」「パルーカヴィル」
     「バスキア」△
1997年「気まぐれな狂気」
1998年「バッファロー66’」◇「GO!GO!L.A.」◇
     「パトリシア・アークエットのグッバイ・ラバー」◆
1999年「トリック・ベイビー」◇「TROBLE EVERYDAY」
2000年「コード」◆「ダウンタウン81」
2001年「ガーゴイル」「ストランデッド」「ニューヨーク セレナーデ」
2003年「ブラウン・バニー」◇「狼たちの鎮魂歌」◇
 
MYKELTI WILLIAMSON 
ミケルティ・ウィリアムソン 
誕生日 1960/3/4  
出身 米ミズーリ州セントルイス 
5人兄弟の三番目でメンフィスとシカゴで少年時代を過ごす。
中学の頃から学校や教会の舞台に立ち、
13歳の時に有名なロッカーズ舞踏団で一番若いダンサーとなった。
高校の時にはチア・リーダーに。
ロサンゼルス・シアター・アカデミーや
南カリフォルニア大学の演劇科で勉強した後、
テレビシリーズ「スタスキー&ハッチ」のオーディションに合格し、ゲスト出演。
映画では「フォレスト・ガンプ」のババ・ブルー役が印象深い。 
活躍度 △↑ 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ  ☆☆☆★★★ 
出演作 
1984年「ストリート・オブ・ファイヤー」
1990年「ペンタグラム/悪魔の烙印」
1993年「フリー・ウィリー」
1994年「フォレスト・ガンプ/一期一会」
1995年「ヒート」「ため息をつかせて」「キルトに綴る愛」
     「フリー・ウィリー2」
1997年「コン・エアー」「気まぐれな狂気」
1998年「スピーシーズ2」「パーフェクト・カップル」
1999年「スリー・キングス」
2001年「アリ」
2004年「ダイヤモンド・イン・パラダイス」 

DONALD SUTHERLAND 
ドナルド・サザーランド 
誕生日 1935/7/17  
出身 カナダ・ニュー・ブランズウィック 
トロント大学在学中に演劇に興味を持ち、
卒業後、劇団員となる。
その後、ロンドン音楽演劇学院で学ぶ。
役者修行を積んで、63年「生きた屍の城」でデビュー。 
活躍度 ○→ 
演技力   ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ  ☆☆☆☆★★ 
出演作 
1963年「生きた屍の城」
1965年「テラー博士の恐怖」「駆逐艦ベッドフォード作戦」
1966年「のぞき」
1967年「特攻大作戦」
1968年「しのび逢い」「ジョアンナ」「汚れた七人」
1969年「004/アタック作戦」
1970年「戦車大作戦」「M★A★S★H」
1971年「コールガール」「ジョニーは戦場へ行った」
1973年「赤い影」
1974年「ダイヤモンドコネクション」「ス☆パ☆イ」
1975年「イナゴの日」
1976年「カサノバ」
1977年「鷲は舞いおりた」「ケンタッキー・フライド・ムービー」
     「殺しに愛のバラードを」「刑事キャレラ/血の絆」「1900年」
1978年「SF/ボディ・スナッチャー」「アニマル・ハウス」
     「大列車強盗」「名探偵ホームズ/黒馬車の影」
1979年「オーロラ殺人事件」「男と恋と銀行強盗」
1980年「普通の人々」
1981年「針の眼」
1983年「キャッシュ・マン」
1984年「ドーバー海峡殺人事件」
     「クラッカーズ/警察システムを突破せよ!」
1985年「レボリューション/めぐり逢い」「パニック・スクール/冒涜少年団」
1987年「スパイ大混戦」「黄金の肉体/ゴーギャンの夢」
     「殺しのロザリオ」
1988年「殺人見習い」「あまねく愛」
1989年「タフガイは踊らない」「白く渇いた季節」「ロックアップ」
     「ロスト・エンジェル」
1990年「黄土の英雄/軍医ベシューンの生涯」
1991年「彼方へ」「JFK」「バック・ドラフト」「ノー・エスケイプ/砂の迷路」
     「密告者」
1992年「落陽」「バッフィ/ザ・バンパイア・キラー」
1993年「シャドウ・オブ・ウルフ」「私に近い6人の他人」
     「グローリーデイズ/夢見る頃はいつも」
1994年「ブレイン・スナッチャー/恐怖の洗脳生物」
     「ディスクロージャー」
1995年「アウトブレイク」「バッドマックス」
1996年「評決のとき」
1997年「ザ・ターゲット」「アサインメント」「同居人/背中の微かな笑い声」
1998年「悪魔を憐れむ歌」「スイトー・ヒア・アフター」「ナチャラル・エネミー」
     「フリーマネー」「ラスト・リミッツ 栄光なきアスリート」
1999年「ヴァイラス」◆「ハーモニーベイの夜明け」◆
2000年「スペース・カウボーイ」「アート・オブ・ウォー」
     「パニック/脳壊」
2001年「ファイナル・ファンタジー」(声)「ハッピー・フューネラル」
     「アップライジング」
2002年「フェリーニ 大いなる嘘つき」
2003年「ミニミニ大作戦」「コールドマウンテン」
2005年「プライドと偏見」
2007年「再会の街で」 

その他の出演者:
Kevin Pollak ...  Gordon Jacobson 
Kim Dickens ...  Addy Monroe 
Grace Phillips ...  Donna Moreland 
James McDaniel ...  Frank Thompson 
Rick Rossovich ...  Robert Boylan 
John C. McGinley ...  Eddie Grillo 
Max Perlich ...  Wayne 
Rod Steiger ...  Tony Vago 
Martin Sheen ...  Sir 
Scott Christopher ...  Frank Pearson 
Steve O'Neill ...  Detective 
Marshall Bell ...  Police Lieutenant 

User Rating: 6.1/10 (1,882 votes) 
オトーサン、
「ま、こんなものかも」
女性陣がいかにも類型的ですが、
ラストにかけての盛り上げは大したものです。

User Comments
Mickey Knox
Brasov, Romania 
2002年7月2日
いつもの連中

この映画、何ら新味がない。
盗みに失敗して逃げる
警察とマフィアが追いかける
潜入捜査官
撃ちまくる結末。
いいのは、見せ場シーンがあることだ。
せいふは、決して悪くない。
俳優たち、とくにサザーランドとギャロは、実にいい。
だが、何度も見たような感じがする。
10点満点で、5点以上にはならない。. 


オトーサン、
「もっと、ほめたコメントないかな?」

mayumiさん
2006年4月4日
キーファー・サザーランドが魅せます! 

キーファー・サザーランドの初の劇場公開映画監督作品です。
斬新なカメラワークでファッショナブルで
クールな世界観を描いています。
小さな行き違いから、完全だったはずの犯罪が破綻していく…
ありがちで単純なストーリーかと思いきや、
物語の展開が面白い!
逃走劇の中でも6人の登場人物が誰一人として無駄なく存在していました。
主演はヴィンセント・ギャロですが、陰の主役はキーファーです。
歯止めのきかないバイオレンスっぷりがいいです!
何より、この作品を作り上げた監督としてのキーファーに拍手!
最後にはビンセント・ギャロとキム・ディケンスのせつない愛に泣けます!
役者キーファー・サザーランドと監督キーファー・サザーランドの
両方を楽しめる作品です。  


グリーンフィンガーズ

          
オトーサン、
「この題名、どういう意味?」
"007ゴールドフィンガー"は、金の密輸業者でした。
すると、森のきのこを盗掘したりするひとでしょうか?
答えは...
英国では、園芸の才能のある人をこう呼ぶようです。

原題:Greenfingers (2000)
監督・脚本:Joel Hershman
Genre:Comedy / Drama
Rated R for language and some sexuality. 
Country:UK / USA 
Language:English 
上映時間:91分
あらすじ: 
実話に基づく。
英国の囚人たちが、受賞・園芸家になった。
コリンとファーガスは、英国の実験施設に収容される。
更正の一環として園芸を選び、
園芸専門家ジョージナのもとで、学ぶ。
やがて、彼らのたゆまぬ努力は、報われる。
有名なハンプトン宮のフラワーショウで受賞したのだ。

出演者:
Clive Owen ...  Colin Briggs (コリン)
Helen Mirren ...  Georgina Woodhouse(ジョージナ) 
David Kelly ...  Fergus Wilks(ファーガス) 
オトーサン、
「誰かに似ているなぁ」
そうそう、判明いたしました。
ルー大柴 =クライヴ・オーウェン。
冗談はともかく、ヘレン・ミレン、いいですね。
エリザベス女王役での名声は、当然でしょう。
老いた囚人、ファーガス役のデビッド・ケリーも素敵でした。
こういう脇役がいいと、映画に奥行きが出てきます。

CLIVE OWEN 
クライヴ・オーウェン 
誕生日 1964/10/3  
出身 英コヴェントリー・ワーウィックスシャー 
84年から87年まで英国王立演劇アカデミーに在籍、
その後、ヤング・ヴィク・シアターに。
88年「ブルーム」で映画デビュー。
2002年「ボーン・アイデンティティー」でハリウッド映画に進出。
2004年「クローサー」の医師役で
ゴールデングローブ賞助演男優賞受賞。
アカデミー賞助演男優賞にもノミネートされる。 
活躍度 ○↑ 
演技力     ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ   ☆☆☆★★★ 
出演作 
1988年「ブルーム」
1991年「クローズ・マイ・アイズ」
1997年「ベント/堕ちた饗宴」「ルール・オブ・デス/カジノの死角」
2000年「グリーンフィンガーズ」◇
2001年「ゴスフォード・パーク」◆
2002年「ボーン・アイデンティティー」◆
2003年「すべては愛のために」◇「キング・アーサー」◇
2004年「クローサー」◇
2005年「シン・シティ」◇「すべてはその朝始まった」◇
2006年「インサイド・マン」◇「トゥモロー・ワールド」◇
 
HELEN MIRREN 
ヘレン・ミレン 
誕生日 1945/7/26  
出身 英ロンドン 
2001年「ゴスフォード・パーク」でアカデミー助演女優賞ノミネート。 
活躍度 △→ 
演技力     ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ   ☆☆★★★★ 
出演作 
1968年「A MIDSUMMER NIGHT'S DREAM」
1969年「としごろ」
1972年「狂えるメサイア」「オー!ラッキーマン」
1980年「カリギュラ」「天才悪魔フー・マンチュー」
     「失われた航海」
1981年「エクスカリバー」
1984年「2010年」
1985年「ホワイトナイツ/白夜」「奇蹟の教師ヴィック」
1986年「モスキート・コースト」
1988年「パスカリの島」
1989年「鯨が来た時」「コックと泥棒、その妻と愛人」
1990年「黄土の英雄/軍医ベシューンの生涯」「迷宮のヴェニス」
1991年「天使も許さぬ恋ゆえに」
1994年「英国万歳!」
1996年「SOME MOTHER'S SON」
1998年「プリンス・オブ・エジプト」(声)
1999年「鬼教師ミセス・ティングル」◇
2000年「グリーンフィンガーズ」
2001年「プレッジ」「ゴスフォード・パーク」
2003年「カレンダー・ガールズ」
2004年「二重誘拐」「プリティ・ヘレン」
2005年「サイレンサー」
2006年「クイーン」 

DAVID KELLY 
デビッド・ケリー 
誕生日 1929/7/11 
出身 アイルランド、ダブリン
活躍度 △→ 
演技幅 適応 
演技力     ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ   ☆☆☆★★★ 
出演作 
1983年「ジグソーマン」
1993年「白馬の伝説」
1998年「ウェイクアップ! ネッド」
1999年「私が愛したギャング・スター」
2000年「グリーンフィンガーズ」
2001年「ミーン・マシーン」
2005年「チャーリーとチョコレート工場」
 
その他の出演者:
Warren Clarke ...  Gov. Hodge 
Danny Dyer ...  Tony 
Adam Fogerty ...  Raw 
Paterson Joseph ...  Jimmy 
Natasha Little ...  Primrose Woodhouse 
Sally Edwards ...  Susan Hodge 
Peter Guinness ...  Dudley 
Lucy Punch ...  Holly 
Donald Douglas ...  Nigel 
Kevin McMonagle ...  Laurence 
Julie Saunders ...  Sarah 
Jordan Maxwell ...  John 

User Rating: 6.9/10 (1,772 votes) 
オトーサン、
「いいね、高いスコアです」

User Comments 
Andrew Hutchingsさん
Calne, England 
2001年9月19日
温室の欲望

実際のところ、温室での騒動のシーンは、思い出せない。
だが、ガーデニングの話はたくさんあって、
なまかじりの知識を得ることができた。
実話かどうか知らないが、
これは、ここ数年で、私が好きな英国映画だ。
舞台が刑務所であるにもかかわらず、優しさのある物語だ。
だが、よくできている。
やや、ロマンティックすぎるきらいはあるが。
デビッド・ケリーは、妻殺しの終身刑の囚人を見事に演じた。
勝手な想像に過ぎないが、
来年の最優秀助演男優賞にノミネートされるといいと思う。
それに値いする演技だと思う。
他の男性俳優たちは、みな、いい演技をした。
ヘレン・ミレンは、園芸家として、輝いている。
最後に、Lucy Punchに触れておきたい。
もう少し、活躍する舞台を与えてほしかった。
10点満点で7点。
この映画、最初から最後まで、面白かった。


オトーサン、
「チケットが取れなくて」
つれあいは、チェルシー・フラワーショウに
行きたがっていますが、まだチャンスがありません。
それにしても、ロンドンは遠いですね。

○ハンプトン宮フラワーショウ 
 「世界最大のガーデン・ショー」と言われ、
 開催地は荘厳なロイヤル・パレス。
  用意された8つのテントはすべて花のディスプレイでいっぱいだ。
  しかも専門家からのアドバイスやガーデニングのヒントなども聞ける。
  そのほかデモンストレーション、植物各種と園芸用品の販売もある。
  Chelsea Flower Showは人が多すぎて嫌だと言う人には、
  このHampton Court Palace Flower Showがおすすめかも。
  大変人気のあるショーだが、Chelsea ほど混み合っていない。
  庭園内には生垣で作られた迷路が広い敷地を占めていることでも有名。
  前半2日間はRHSのメンバーのみ。
  場所:Hampton Court Palace Grounds, East Molesey, Surrey, London
  Tel: 020 7649 1885 (24 時間), 0870 906 3791(チケット)
  www.rhs.org.uk/hamptoncourt
  開催日:7月3-8日(一般:5-8日)
  時間:10:00am-7:30pm
 入場料: 大人25.00ポンド(10:00am-7:30pm)
        16.00ポンド(3:30pm-7:30pm)
 出典:http://www.eikokutabi.com/ukwhatson/uk_guide/events/ofYear/gardenshow.htm


ALWAYS 続・三丁目の夕日

        
オトーサン、
「名物に美味いものなし、続編に巧いものなし」
まぐれ当りをしたので続編を、そういう根性がキライです。
意外に評判がいいので見に行きました。
でも、観客を見切っている様子があって...

原題:ALWAYS 続・三丁目の夕日(2007)
監督:山崎貴
原作:西岸良平  
脚本:山崎貴 / 古沢良太 
Genre: Drama / Family
上映時間 146分 
あらすじ:
昭和34年。
東京オリンピック間近の夕日町三丁目。
下町では、貧しいながら助けあう気風があった。
作家志望の茶川の家に、成金の川渕康成がやってくる。
息子をこのまま放っておけないというのだ。
だが、近所のみんなが加勢してくれたおかげで、
川渕は、"淳之介に人並みの暮らしをさせろ"と言って去っていく。
芥川賞をあきらめていた茶川だったが、発奮する。
隣りの鈴木オート一家は、親戚の娘を預って大変なのに、
応募作の執筆に集中できるように、淳之介を預ってくれる。
果たして、茶川は芥川賞を獲れるだろうか?
ヒロミが戻ってくれて、淳之介と3人で、
幸せに暮らせる日がやってくるのだろうか?

出演者: 
吉岡秀隆 .... 茶川竜之介 
小雪 ....  石崎ヒロミ 
須賀健太 ....  古行淳之介 
オトーサン、
「この3人は、まあまあ」

その他の出演者:
堤真一 ....  鈴木則文
薬師丸ひろ子 ....  鈴木トモエ
小清水一揮 ....   鈴木一平 
堀北真希 ....  星野六子 
もたいまさこ ....  大田キン 
三浦友和 ....  宅間史郎 
 
User Ratings:8.3(Votes 280)
オトーサン、
「Yahoo! Moviesは、甘いな」 

User Comments: 
movie_loveさん
2007年11月6日
1作目同様奥行きを感じない作品
 
この監督は、進歩していないなあ。
前作よりも浅く、人間ドラマに奥行きがない。
オープニングは、笑える人と「なんで〜?」という人に分れるが、
私は後者だった。
前作は確かに「昭和」を感じさせたが、本作では感じない。
淳之介が大きくなったのは仕方がないが、
下らないVFXに金を使う暇があれば、淳之介の身長をVFXで縮めるべし。
堤真一の戦友との同窓会は、何なのだ?
薬師丸ひろ子と恋人の再会に意味があるのか?
堤家の居候の女の子が打ち解けていくのも同じ。
飛行機やこだまや路面電車をVFXで見せる意味はあるのか?
なぜラストシーンで、東京タワーからの全景を写さないのか?
こんな調子で、本当に見たいものを見せてくれないのだ。
小日向文世は、前作同様、嫌な役柄を演じている。
アクが強すぎて、「HERO」をはじめ、好きになれない。 
初日公開は1作目の3倍のペースというのは、喜ばしい。
しかし、奥行きのない映画でもヒットするというのは
観客のレベルが下がっているということ。
「男はつらいよ」という名作が忘れられ、
「釣りバカ日誌」が受ける時代。
うわべだけの楽しさを追って、
感じる、思う、考えることが不得手な時代になったのだろう。 


オトーサン、
「オフクロが喜んでいたなぁ」
最新式の電気洗濯機が、わが家に到着しました。
いまは、ドラムが水分を吹き飛ばしてくれますが、
当時は、1枚1枚、衣類をローラーで絞るのです。
でも、しゃがんで、盥に洗濯板でごしごしやるよりは、楽でした。
あんなチケなものでも、喜べた時代。
幸せって、カネやモノじゃないんだよな。


オーバー・ザ・ムーン

            
オトーサン、
「邦題、原題とまったくちがうぞ!」
原題は、"月面を歩く"という意味。 
1969年、アポロ11号が人類初の月面着陸に成功!
映画の主人公パールは、このニュースをみながら、
ブラウス屋のウォーカーと人生初の浮気に成功!
アポロ11号が着陸したのは、"静かな海"といわれる場所。
でも、パールが着陸したのは、"泡立つ海"だったようです。

原題:A Walk on the Moon (1999)
監督:Tony Goldwyn
脚本:Pamela Gray 
Genre:Romance / Drama 
Rated R for sexuality, language and some drug use. 
Country:USA / Australia 
Language:English 
上映時間:107分
あらすじ:
1969年夏。
人類が月に着陸し、
ウッドストックでコンサートが開かれた。
ある一家が毎夏その近くで過ごしていた。
キャンプは、ユダヤ人だらけ。
パールの夫マーティは、週末をそこで過ごす。
平日は、ブルックリンでテレビなどの修理をしている。
まじめで、おとなしい男だ。
家族は、妻のパール、母、娘のアリソン(14)。
パールは、17歳で妊娠したので、青春時代を失ったと悔やんでいる。
娘のアリソンが、親の眼を盗み、
初デート、初キッス、初体験をし、ウッドストックに行っている間に、
パールは、移動ブラウス売りとセックスし、性に目覚め、
2人も、また、ウッドストックに行く。
夫は、パールの浮気を叱る。
夫婦は、これからどうするか決めなければならない。

出演者:
Diane Lane ...  Pearl Kantrowitz(パール)
Viggo Mortensen ...  Walker Jerome(ウォーカー) 
Anna Paquin ...  Alison Kantrowitz(アリソン) 
Liev Schreiber ...  Marty Kantrowitz(マーティ)
オトーサン、
「みんなうまいね」
適材適所といいたいところですが、
知的な美女、ダイアン・レインが情事に溺れていく姿は、
正直言って、正視できませんでした。
「...オレが相手なら許せるけどな」
ま、フアン心理って、そういうものです。

DIANE LANE 
ダイアン・レイン 
誕生日 1965/1/22  
出身 米ニューヨーク州ニューヨーク 
79年「リトル・ロマンス」で映画デビュー。 
活躍度 ○→ 
演技幅 自在 
演技力     ☆☆☆☆★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ   ☆☆☆★★★ 
出演作 
1979年「リトル・ロマンス」
1980年「ラスト・レター」
     「CATTLE ANNIE AND LITTLE BRITCHES」
1981年「LADIES AND GENTLEMAN ,THE FABULOUS STAINS」
     「NATIONAL LAMPOON GOES TO THE MOVIES」
1982年「幸福のチェッカー」
1983年「アウトサイダー」「ランブルフィッシュ」
1984年「ストリート・オブ・ファイヤー」「コットン・クラブ」
1987年「ビッグタウン」「愛は危険な香り」
1988年「ダイアン・レインの愛にふるえて」
1990年「ダイアン・レイン/愛と青春の鼓動」
1992年「美しき獲物」「落陽」「チャーリー」
     「マイ・ニュー・ガン/あぶない若妻」
1993年「インディアン・サマー/タスクワの英雄たち」
1995年「ジャッジ・ドレッド」◇「ワイルド・ビル」
1996年「ジャック」「マッド・ドッグス」
1997年「ホワイトハウスの陰謀」◇
1998年「デッド・ロイヤル」
1999年「マイ・ドッグ・スキップ」「オーバー・ザ・ムーン」
2000年「パーフェクト・ストーム」◇
2001年「陽だまりのグラウンド」◆「グラスハウス」◆
2002年「運命の女」◇「デブラ・ウインガーを探して」
2003年「トスカーナの休日」◇
2005年「理想の恋人.COM」◇
 
VIGGO MORTENSEN 
ヴィッゴ・モーテンセン 
誕生日 1958/10/20  
出身 米ニューヨーク・マンハッタン 
デンマーク人の父とアメリカ人の母を持つ。
幼児期をマンハッタンで過ごし、その後、両親と共に南米へ。
2歳から11歳までベネズエラ、アルゼンチン、デンマークで過ごす。
帰国後の高校時代から演技を始め、演劇学校に入学。
ロサンゼルスの舞台で活躍後、
85年「刑事ジョン・ブック/目撃者」で映画デビュー。
アーティストとして才能もあり、「ダイヤルM」では彼の絵も使われている。
87年、パンクロック・バンド”エックス”の
エクシーン・サーベンコヴァと結婚し、97年、離婚。
二人の間に長男ヘンリーがいる。 
活躍度 △↑ 
演技力     ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆☆★★ 
コメディ   ☆☆★★★★ 
出演作 
1985年「刑事ジョン・ブック/目撃者」
1988年「想い出のジュエル」
1990年「ヤングガン2」「柔らかい殻」
1991年「インディアン・ランナー」
1993年「ポイリング・ポイント」「YOUNG AMERICANS」
     「カリートの道」
1995年「プロフェシー」「クリムゾン・タイド」
     「ゴッド・アーミー/悪の天使」
1996年「デイライト」「ある貴婦人の肖像」
     「アルビノ・アリゲーター」
1997年「G.I.ジェーン」
1998年「ダイヤルM」「シン・レッド・ライン」「サイコ」
2000年「28デイズ」
2001年「ロード・オブ・ザ・リング」
2002年「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」
2003年「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」
     「オーシャン・オブ・ファイアー」
2005年「ヒストリー・オブ・バイオレンス」
 
ANNA PAQUIN 
アンナ・パキン 
誕生日 1982/7/24 
出身 米ニュージーランド・ウェリントン 
体育教師の三人兄妹の末っ子として生まれる。
兄も姉も運動と音楽に秀でていたが、
彼女は特別なレッスンを受けずに普通に育つ。
ある日、姉の友人から映画の新人オーディションの話を受けて、
応募したところ、5000人の中から選ばれて、
93年「ピアノ・レッスン」で映画デビュー。
11歳という史上二番目の若さでアカデミー賞助演女優賞を受賞。
その後は自分をアピールできる役に恵まれていなかったが、
99年「キャスティング・ディレクター」ではセクシーな家出娘、
2000年「X−メン」ではローグ役など演じ、新境地を見せ始めた。 
活躍度 △→ 
演技力     ☆☆☆★★★ 
アクション ☆☆☆★★★ 
コメディ   ☆☆☆★★★ 
出演作 
1993年「ピアノ・レッスン」◆
1996年「ジェイン・エア」「グース」◇
1997年「アミスタッド」◆
1999年「シーズ・オール・ザット」◆「キャスティング・ディレクター」◆
     「オーバー・ザ・ムーン」「イッツ・ザ・レイジ」
2000年「X−メン」◇「小説家を見つけたら」◇「あの頃ペニー・レインと」◆
     「戦争のはじめかた」◆
2002年「ダークネス」◇「25時」◆
2003年「X−MEN2」◆
2005年「イカとクジラ」◆
2006年「X−MEN:ファイナルディシジョン」◆
 
その他の出演者:
Tovah Feldshuh ...  Lillian Kantrowitz 
Bobby Boriello ...  Daniel Kantrowitz 
Stewart Bick ...  Neil Leiberman 
Jess Platt ...  Herb Fogler 
Mahee Paiement ...  Mrs. Dymbort 
Star Jasper ...  Rhoda Leiberman 
Ellen David ...  Eleanor Gelfand 
Lisa Bronwyn Moore ...  Norma Fogler 
Victoria Barkoff ...  Selma Levitsky  
Tamar Kozlov ...  Wendy Green 
Lisa Jakub ...  Myra Naidell 

User Rating: 6.3/10 (2,930 votes) 
オトーサン、
「ま、こんなものかも」
ダイアン・レインとヴィッゴ・モーテンセン、
2人の情事シーンがなければ、コメントもちがったかも。
「やー、もっと高いスコアでもいいのでは?」

User Comments  
Gary Murphyさん
Olathe, KS, USA
1999年11月7日
リアルで、うまい演技で、キャラクター中心のドラマとロマンス

私は、キャラクター中心に筋書きの映画が好きだ。
この映画は、まさに、そのいい例だ。
ハリウッド映画では、大体、良い主人公と悪者が出てくる。
だが、この映画には、悪い奴はいない。 
みんな、それぞれ、いい面をもっているのだが、
何かしら過ちを犯すのだ。
いい映画って、みんなそうだ。

オトーサン、
「IMDb、みんな物足りないコメントだなぁ」
ネットで探しまわったら、素敵なコメントを発見しました。
アンダ−ラインの部分が、とくに素敵ですよね。
誰でも、新しい自分を夢みるものです。
新しい恋に溺れる、そうした生き方もあるでしょう。
でも、それは泡みたいなもの、いずれはじけます。
だから、実りある方向を目指すべきなのです。
体験から言うと、3年準備し、10年はトライしなくては。

○浮気と関係修復
 いまをときめくヴィッゴ・モーテンセン。
 でも「ロード・オブ・ザ・リング」の前は
  数本続けて間男役なのよね。
 わたしが彼のビデオを借りてくると、
  ダンナが「また間男なのか」と言う。
 なんか悔しいゾ!
 オーバーザムーンはわたしにとってはツマンナイ系の映画だった。
 他の人はこの映画をどう思っているんだろう?と思って、Webで見てみた。
 いやいや勉強になりましたわ〜。
 「そっか〜、そういう見方もあるわけね」とか
 「なるほどそうだよね」とか思いました。
 それで、1週間のレンタル中に繰り返して観ました。
 浮気がバレたパール(ダイアン・レイン)が
 娘に「彼といると別の自分になれるの」と言うと、
 娘が「家族といては、なれないの?」と聞くシーンがあるんだけど、
 それを見ながら「そりゃ〜無理だよなぁ」と思った。
 結婚して10年・15年経ち、子どももそれなりに成長し、
 夫との関係が安定してしている状態って、生活的には安定してるけど、
 家族間の人間関係も固定化してきてる。
 家庭に埋没して「自分を発揮できてない!」と感じていても、
 固定化してる家族関係の中で、
 新しい自分の一面を表現し始めるのは難しいだろうな。
 「バリバリのキャリアウーマンを続けたかった」なんていう望みを
 黙々と抱いていることもあるだろうし
 「語学留学してみたかった!」なんて夢を抱いていることもあるだろうし、
 パールの場合は「もっとムードがある、愛情と豊かさを感じられるセックスをしたい」
 というようなものだったんじゃないかと思う。
 映画の前半で、
 パールは夫に「ちょっと(セックスを)変えてみない?」と言うんだよね。
 優しい夫は「いいよ」と言って隣の子ども部屋に行き、
 パンツ姿に息子のカウボーイハットをかぶり、
 手にはピストルのオモチャを持って戻ってくる。
 パールは「そうじゃないのよね」と内心失望してるだろうけど、
 もちろんそう言えなくて、結局優しい夫を普段通りに受け入れる。
 どんなセックスがしたいのかは伝えられない。
 そのあと浮気しちゃうわけだから、
 はじめ見たときには「ふ〜ん、かなり欲求不満だったのかな」と思った。
 でも、浮気が重なっていくのをビデオで観なおすうちにわかった。
 間男役のヴィゴがカッコイイとか、彼とのセックスが好きとか、
 そういうことは本質的なことじゃなくて、
 パールは「新しい自分」にのめり込んじゃったんだ。
 いままで、陽の目をみなかった、隠されていた、我慢していた、自分。
 それが間男ヴィゴという触媒で肯定され、開放されてしまった。
 浮気は物理的にやめればそれで終わりだ。
 でも、解き放たれてしまった「あたらしい自分」はもう隠せない。
 だから家族の中で関係を再構築しようとする。
 それがラストのぎこちないダンスによく出てて、うまいな〜と思った。
 リーブ・シュレイバーはとてもうまく傷ついた夫役を演じている。
 これはいい役だよね。
 というわけで、観なおしてみたら、
  「オーバーザムーン」は好みではなかったのですが、
 まあそれなりに面白いところもあったと。
 要はわたしがヴィゴばかり観ていて、
 映画の面白い部分を読みとれずにいたということですな。
 でもさ。
 ヴィゴのやった間男役は人物像が中途半端な感じで、
 名優ヴィゴを生かしてないわよ。
 あ〜もったいない。

  出典:http://sage.pooton.net/blog/archives/2003/09/viggo_1.html


映画の採点簿

オーバー・ザ・ムーン****                         
ALWAYS 続・三丁目の夕日****                     
グリーンフィンガーズ****                         
気まぐれな狂気****                               
アサインメント****                               
椿山課長の七日間***                               
ボーン・アルティメイタム*****                   
トリック 劇場版****                             
ディスタービア****                               
グラスハウス****                                 
4分間のピアニスト*****                         
ギャザリング****                                 
チルファクター****                               
カウボーイ・ウェイ/荒野のヒーローNYへ行く**** 
ウェイトレス 〜おいしい人生のつくりかた****     
僕の彼女を紹介します****                         
走れ!おしゃべり馬 ひみつの必勝作戦****         
特攻野郎Aチーム/必殺!最後の大血戦****         
ル・ディヴォース〜パリに恋して〜****             
エイセス/大空の誓い****                         
楽聖ショパン*****                               
マイティ・ハート/愛と絆****                     
ノー・エスケイプ****                             
うるさい女たち*****                             
君の涙 ドナウに流れ ハンガリー1956*****    
ナンバー23****                                 
レンジャーズ 特・殊・部・隊****                 
ハングマン***                                     
椿三十郎****                                     
リベリオン*****                                 
ベオウルフ −呪われし勇者−*****               
ディセンバー・ボーイズ****                       
スポイラーズ****                                 
大巨獣ガッパ***                                   
マリア****                                       
デス・レース2000年****                       
ランボー/怒りの脱出****                         
ランボー/怒りのアフガン****                     
暗殺者*****                                     
ミッドナイト イーグル****                        
西部地獄街****                                   
PEACE BED アメリカvsジョン・レノン*****         
愛馬トリッガー****                               
ラウンダーズ****                                 
やわらかい手*****                               
チェーン・リアクション****                       
マリと子犬の物語****                             
エドtv*****                                   
海の征服者****                                   
血闘(スカラムーシュ)****                       
アイ・アム・レジェンド****                       
ザ・シンプソンズ MOVIE****                 
サーフズ・アップ****                             
ラブINニューヨーク****                         
サハラ 死の砂漠を脱出せよ****                   
カンナさん大成功です!****                        
クリスマス・クリスマス****                       
赤ちゃんの逆襲*****                             
モーツァルトとクジラ****                         
ルイスと未来泥棒****                             
その名にちなんで*****                           
7月24日通りのクリスマス****                      
ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記****
ナショナル・トレジャー****                       
パラダイスの逃亡者****                           
大奥****                                         
魍魎の匣****                                     
暗殺・リトビネンコ事件(ケース)*****           
パラサイト****                                   
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