オトーサンの2009年その2

ほのぼの映画批評

前口上

ハリウッド映画が衰退しています。
CGに頼りすぎて、人間が描かれていません。
投下資本効率を考えすぎて、企画が貧しくなっています。
究極的には、アメリカの衰退を反映しているのでしょう。
しかし...物は考えよう。
映画産業の勃興は、あの1929年の大恐慌からでした。
ひとびとは、映画に救いや気晴らしを求めたのです。
この大不況で、映画がどう変わるか、注目しましょう。

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目次

3294 ドミノ・ターゲット(TV 1977) 3293 すみれは、ブルー(TV 1986) 3292 ザ・ディープ(TV 1997) 3291 イントゥ・ザ・ブルー(TV 2005) 3290 マイ・ファースト・ミスター(TV 2001)
3289 ダーウィン・アワード(TV 2006) 3288 老人と海(DVD 1958) 3287 2番目のキス(DVD 2005) 3286 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(TV 2007) 3285 招かれざる客(TV 1967)
3284 ディア・ドクター(2009) 3283 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009) 3282 フォー・ウェディング(DVD 1994) 3281 劔岳 点の記(2008) 3280 ママの遺したラヴソング(TV 2004)
3279 それでも恋するバルセロナ(2008) 3278 ガタカ(TV 1997) 3277 から騒ぎ(TV 1993) 3276 トランスフォーマー リベンジ(2009) 3275 愛を読むひと(2008)
3274 恋人たちの食卓(TV 1994) 3273 あなたが寝てる間に…(TV 1995) 3272 ボイスレター(TV 1998) 3271 絶叫屋敷へいらっしゃい!(TV 1991) 3270 真夏のオリオン(2009)
3269 レスラー(2008) 3268 寝取られ男のラブ♂バカンス(DVD 2008) 3267 40歳の童貞男(DVD 2005) 3266 愛の勝利(TV 2001) 3265 ターミネーター4(2009)
3264 逃亡地帯(TV 1966) 3263 無ケーカクの命中男/ノックトアップ(DVD 2007) 3262 ハイ・フィデリティ(DVD 2000) 3261 レネゲイズ(TV 1989) 3260 ハゲタカ(2009)
3259 ヒズ・ガール・フライデー(DVD 1940) 3258 シルミド(TV 2009) 3257 重力ピエロ(2009) 3256 怒りの街ニューヨーク(TV 1985) 3255 パニッシャー(TV 2004)
3254 夫たち、妻たち(TV 1992) 3253 ネゴシエーター(TV 1997) 3252 3人のエンジェル(DVD 1995) 3251 ラスト・ブラッド(2009) 3250 スター・トレック(2009)
3249 消されたヘッドライン(2009) 3248 50回目のファースト・キス(DVD 2004) 3247 キャプテン・ウルフ(TV 2005) 3246 マックスQ/スペースシャトルを救え!(TV 1998) 3245 バンド・ワゴン(DVD 1953)
3244 レッド・ブロンクス(TV 1995) 3243 レオン(TV 1994) 3242 バイブス・秘宝の謎(TV 1988) 3241 エネミー・オブ・アメリカ(TV 1998) 3240 戦国自衛隊1549(TV 2005)
3239 天使と悪魔(2009) 3238 Laundry ランドリー(TV 2001) 3237 恋愛上手になるために(DVD 2007) 3236 ウォーロード 男たちの誓い(2007) 3235 ゲーム・プラン(DVD 2007)
3234 スティル・クレイジー(DVD 1998) 3233 イワン雷帝(DVD 1944) 3232 キス・オブ・ザ・ドラゴン(TV 2001) 3231 縛り首の木(TV 1959) 3230 秘密のかけら(TV 2005)
3229 バリスティック(TV 2002) 3228 劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE(TV 2006) 3227 釣りバカ日誌12 史上最大の有給休暇(TV 2001) 3226 鉄仮面(DVD 1929) 3225 ラストボーダー(TV 1993)
3224 グレート・ストリーム(TV 1987) 3223 少林少女(TV 2008) 3222 マスク2(TV 2005) 3221 ルーキー(TV 1990) 3220 キトキト!(TV 2006)
3219 名探偵コナン 戦慄の楽譜(フルスコア)(TV 2008) 3218 バーン・アフター・リーディング(2008) 3217 グラン・トリノ(2008) 3216 おっぱいバレー(2008) 3215 難波金融伝 ミナミの帝王 スペシャルVer.50 金貸しの掟(TV 2004)
3214 恐怖の人喰い魚群(TV 1979) 3213 スラムドッグ$ミリオネア(2008) 3212 トラブル・マリッジ カレと私とデュプリーの場合(TV 2006) 3211 CASSHERN(TV 2004) 3210 デュエリスト(TV 2005)
3209 マーズ・アタック!(TV 1996) 3208 愛ここにありて(TV 2000) 3207 プリティ・イン・ニューヨーク(TV 2002) 3206 フロスト×ニクソン(2003) 3205 あなたにも書ける恋愛小説(TV 2003)
3204 ある公爵夫人の生涯(2008) 3203 レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―(2009) 3202 ツォツィ(TV 2005) 3201 あなたに恋のリフレイン (TV 1991) 3200 新ラブ・バッグ/ハービー絶体絶命!(TV 1997)
3199 完全犯罪(TV 1999) 3198 ペネロピ(DVD 2006) 3197 アクシデンタル・スパイ (TV 2001) 3196 ザ・バンク 堕ちた巨像(2009) 3195 ハーフェズ ペルシャの詩(うた)(TV 2007)


ドミノ・ターゲット

オトーサン、 「ドミノ?遊んだことないなぁ」 トランプ、マ−ジャン、花札、チェス... でも、ドミノ倒しやドミノ理論は、よく知られています。 監督は、「渚にて」のスタンリー・クレイマー。 グレゴリーペックとエヴァ・ガードナーの悲恋のシーン、 いまだに記憶に残っていて、忘れられません。 原題:The Domino Principle (1977) 監督:Stanley Kramer 原作・脚本:Adam Kennedy Genre:Thriller / Drama Country:UK / USA Language:English 上映時間:100分 あらすじ: ロイは服役中。 殺人罪で、刑期20年、まだ5年しか経っていない。 だが、ある日。所長に呼び出され、マービンと面会する。 「我々に協力すれば脱獄させてやる」と言い、 同室のスピベンタとともに、脱獄する。 ロイは、サンフランシスコのホテルに宿泊後、 コスタ・リカ行きの飛行機に乗り、海岸の優雅な屋敷に案内される。 そこには愛しのエリーがいた。 ロイとエリーは夢のような日々をすごすのだが... 出演作: Gene Hackman ... Roy Tucker(ロイ) Candice Bergen ... Ellie Tucker(エリー) Richard Widmark ... Tagge(マービン) Mickey Rooney ... Spiventa(スピベンタ) 「若いハックマンも、いいね」 経歴をみて、 「えっ、キャンディス・バーゲン、そうなの?」 「恋人たち」のルイ・マル監督と結婚したとあります。 GENE HACKMAN  ジーン・ハックマン 誕生日 1931/1/30 出身 米カリフォルニア州サン・バーナディノ 父は旅行記者。1才でイリノイに移住。 16才で学校を中退し、海兵隊に入隊。 除隊後、ニューヨークに出て、トラックの運転手、靴のセールス、 レストランのドアマンなど職を転々とする。 30代でテレビ局のADとなり、この頃、本格的に俳優になることを決め、 パサディナ・プレイハウスで演技を学ぶ。 サマーストックを経て、オフ・ブロードウェイやブロードウェイにデビュー。 60年代から映画にも出演し、 71年「フレンチ・コネクション」でアカデミー主演男優賞を受賞、 92年「許されざる者」でアカデミー助演男優賞を受賞した。 その他では「スーパーマン」シリーズの悪役レックス・ルーサー役が有名。 活躍度 ◎→ 演技力   ☆☆☆☆☆☆ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆☆★ 出演作 1961年「機関銃を捨てろ」 1964年「リリス」 1966年「ハワイ」 1967年「体当たり決死隊」「俺たちに明日はない」「夜の誘惑」 1968年「汚れた7人」 1969年「暴動」「さすらいの大空」      「白銀のレーサー」「宇宙からの脱出」 1970年「父の肖像」 1971年「さらば荒野」      「フレンチ・コネクション」 1972年「ブラック・エース」「ポセイドン・アドベンチャー」 1973年「スケアクロウ」 1974年「カンバセーション…盗聴…」      「ヤング・フランケンシュタイン」      「西部に来た花嫁」 1975年「フレンチコネクション2」◇「弾丸を噛め」      「ナイト・ムーブス」「ラッキー・レデイ」 1977年「遠すぎた橋」「外人部隊フォスター少佐の栄光」      「ドミノ・ターゲット」 1978年「スーパーマン」◆ 1981年「スーパーマン2/冒険編」◆「レッズ」 1982年「錆びた黄金」 1983年「アンダー・ファイアー」「ウィンター・ローズ」      「地獄の7人」「セカンド・チャンス」(声) 1985年「ターゲット」「燃えてふたたび」「キングの報酬」 1986年「勝利への旅立ち」 1987年「スーパーマン4/最強の敵」◆「追いつめられて」◆ 1988年「傷だらけの青春」「ミシシッピー・バーニング」◇      「ブルーウォーターで乾杯」      「私の中のもうひとりの私」「BAT★21」 1989年「ザ・パッケージ」 1990年「カナディアン・エクスプレス」◇「キャノンズ」      「ハリウッドに口づけ」 1991年「訴訟」「ロシアン・ルーレット」 1992年「許されざる者」      「ザ・ファーム/法律事務所」◆      「ジェロニモ」「ザ・ドキュメント・オブ・イーストウッド」 1994年「ワイアット・アープ」 1995年「クイック&デッド」◆「クリムゾン・タイド」◆      「ゲット・ショーティ」 1996年「バード・ケージ」「チェンバー/凍った絆」      「ボディバンク」 1997年「目撃」◆「アンツ」(声)◆ 1998年「エネミー・オブ・アメリカ」◆「トワイライト」 2000年「リプレイスメント」◆「アンダー・サスピション」◇ 2001年「ザ・メキシカン」◆「ハートブレイカー」◆      「エネミー・ライン」◆      「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」◇      「ザ・プロフェッショナル」◇ 2003年「ニューオーリンズ・トライアル」◇ CANDICE BERGEN  キャンディス・バーゲン 誕生日 1946/5/8 出身 米カリフォルニア州ビバリーヒルズ 芸能一家の生まれを嫌い、14歳でスイスに留学。 世界中の学校に通う。 ペンシルバニア大学で美術史と絵画を専攻。 在学中からモデルとして活躍。 66年「グループ」で映画デビュー。 テレビでは88年から98年までの「マーフィー・ブラウン」の アンカー・ウーマン、マーフィ役で主演。 81年、ルイ・マル監督と結婚。 出演作 1966年「グループ」「砲艦サンパブロ」 1967年「パリのめぐり逢い」「魚が出てきた日」 1970年「冒険者」「…YOU…」「ソルジャー・ブルー」 1971年「愛の狩人」「さらば荒野」「愛はひとり」 1974年「新・おしゃれ泥棒」 1975年「風とライオン」「弾丸を噛め」 1977年「ドミノ・ターゲット」 1978年「続ある愛の詩」 1979年「結婚ゲーム」 1981年「ベストフレンズ」 1982年「ガンジー」 1985年「バート・レイノルズのスティック」 2000年「デンジャラス・ビューティー」 2002年「メラニーは行く!」 2003年「ハッピー・フライト」「セイブ・ザ・ワールド」 その他の出演者: Edward Albert ... Pine Eli Wallach ... General Reser Ken Swofford ... Ditcher keva Patterson ... Gaddis Jay Novello ... Captain Ruiz Joseph V. Perry ... Bowkemp Ted Gehring ... Schnaible Claire Brennen ... Ruby George Fisher ... Horsemyer Bob Herron ... Brookshire Denver Mattson ... Murdock User Rating:5.4/10 ( 700 votes) 8.0/10 ( 32 votes)Yahoo! オトーサン、 「なんで、こんなに差が出るの?」 User Comments ありのさん 2009年5月17日 元凄腕スナイパーが政治的陰謀に巻き込まれていくサスペンス作品。 ロイの殺人にはワケがある。 組織はその弱みに付け込み彼をスポイルしていく。 組織の正体が一切不明。仕事の内容も不明。不気味な雰囲気でドラマは進行する。 そして、スピンベックの殺害をきっかけに様々な事情が見えてくる。 巨悪の陰謀に加担させられる個人の恐怖をハードボイルドに綴った作品で、中々見応えがある。 ロイの視座に徹した所が良い。見る側に彼と同じ恐怖と不安心を植えつける作劇になっている。 組織の目的が判明した所で一旦このドラマは求心力を失うのだが、 その後にも二転三転する展開を用意し見る側の集中力を途切らせない作りが中々巧みだ。 タイトルの”ドミノ・ターゲット”の意味もよく理解できるプロットである。 惜しむらくは、ロイとエリーの関係描写に物足りなさを覚えた点である。 ロイがこの仕事を引き受けた理由は彼女と再会するためである。 ドラマの方向性を指南する大きな存在であるのだから、 ここは過去の事件も含めてもう少し掘り下げて欲しかったような気がする。 アバンチュールの描写に水っぽさを覚えた。 それと、組織の描き方についても不満が残った。 ロイに指令を伝える伝書鳩のような人間は頻繁に登場するものの、 バックに立つ権力者は一体どんな人間なのか?存在感の薄さが残念である。 その結果、この映画がチープなものに見えてしまった。 全てを明かす必要は無いが、せめて権力者の影を匂わすだけでも サスペンスとしての重厚さは俄然増すと思うのだが‥。 オトーサン、 「ありのさん、不満の原因がわかりました!」 DrHemlockさん United States 2004年10月2日 混乱の原因 悪いかつらとでっちあげの会話は別にしても、 何人かの批評家が、筋書きに混乱があるというのには、理由がある。 元の脚本と映画では、ほぼ3時間の長さだった。 クラマーは、それを97分に短縮し、編集するように命じられた。 編集室の床には、筋書きの大きな断片が切り落とされた。 残念ながら、これはよく起きることだ。 映画に力をもつひとは、脚本のカットに抵抗する。 それは、プロデューサーであり、脚本家であり、俳優だ。 映画によって、異なる。 それが誰であれ、彼らは、わが道を行き、全部を撮る。 配給業者が、長すぎる映画を拒否すると、シーンは、カットされる。 もし、カットが初期に、つまり脚本段階だったなら、 消えた部分は、存在する会話でカバーされただろう。 あるいは、短くてもわかるものに変更されただろう。 だが、一旦、映画が箱に入れられたら、もはや時間切れ。 切り落としたシーンのために、 何が起きて、これから何が起きるかのつながりは失われる。 その結果は、この映画のような悪夢だ。 だから、好きかどうかはわからない。 誰も、オリジナルを見ていないからだ。 (DVDを探しても、ムダ。そんなものはないのだ) それにしても、かつらはひどいし、 でっちあげの会話は、ほかにもっとあるだろう。 だが、ストーリーは、もっと意味をもったにちがいない。 少なくとも、陰謀の話は、もっと意味をもったにちがいない。


すみれは、ブルー

オトーサン、 「この題名、少女マンガみたいだ」 邦題だけかと思っていましたが、原題そのまま。 旦那さんが、シシー・スペイセクのためにつくった映画でした。 原題:Violets Are Blue... (1986) 監督:Jack Fisk 脚本:Naomi Foner Genre:Drama / Romance 上映時間:88分 あらすじ: オトーサン、 ガッシーは、戦場写真家。 休暇で15年ぶりに故郷の町に帰ってきた。 地元新聞のオーナー、ヘンリーと再会し、夕食に招かれる。 彼の妻ルースは、素敵な主婦で、息子アディも可愛かった。 そんな幸福な家族を目にして、居たたまれなくなる。 キャリアを選んだ人生は、失敗だったのかも。 早々に辞去し、雨のなかを走り出す。 だが、そんなガッシーをヘンリーが追う。 そして、二人の間に再び青春時代がよみがえる... 出演者: Sissy Spacek ... Augusta 'Gussie' Sawyer (ガッシー) Kevin Kline ... Henry Squires(ヘンリー) Bonnie Bedelia ... Ruth Squires(ルース) オトーサン、 「身長157cmか」 欧米の女優さんでは、チビに属するのでしょうね。 それに、ファニーフェイスです。 でも、実力は、あなどれません。 SISSY SPACEK  シシー・スペイセク 誕生日 1949/12/25 出身 米テキサス州クイットマン 17歳の時、従兄の俳優リップ・トーンをたよりに ニューヨークに渡りアクターズ・スタジオにて演技を学ぶ。 71年、「ブラック・エース」で映画デビュー。 73年、「地獄の逃避行」で初主演。 76年、デ・パルマ監督によるホラー「キャリー」にて、 26歳なのに17歳の超能力少女を演じ、アカデミー主演女優賞にノミネート。 80年「歌え!ロレッタ愛のために」の主演で、 アカデミー賞、ゴールデングローブ賞受賞。 81年に夫ジャック・フィスクが監督した「RAGGEDY MAN」で ゴールデングローブ賞ノミネート。 82年「ミッシング」、84年「ザ・リバー」で アカデミー賞とゴールデングローブ賞の主演女優賞ノミネート。 86年「ロンー・ハート」では アカデミー賞主演女優賞ノミネート、ゴールデングローブ賞の主演女優賞受賞。 2001年「イン・ザ・ベッドルーム」でも アカデミー賞ノミネートされ、ゴールデングローブ賞の主演女優賞受賞。 活躍度 ○→ 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1972年「ブラック・エース」 1973年「地獄の逃避行」      「未婚白書」(TM) 1976年「キャリー」◇ 1977年「三人の女」 1980年「歌え!ロレッタ愛のために」◇ 1982年「ミッシング」 1984年「ザ・リバー」 1985年「目撃者マリー」 1986年「すみれは、ブルー」「ロンリーハート」 1990年「ロング・ウォーク・ホーム」 1991年「いつも隣にいてほしい」「JFK」 1993年「アニーは愛された」(TM) 1994年「マミー・マーケット」「ワイルド・メン」(TM)      「プライベート・マター/幸せの行方」(TM) 1995年「荒野の追跡者・ラレード通り」(TM) 1996年「スリーウイメン/この壁が話せたら」(TM)      「グラスハーブ/草の竪琴」 1997年「白い刻印」◆ 1999年「ストレイト・ストーリー」◆      「タイムトラベラー/きのうから来た恋人」◆ 2000年「沈黙の森」(TM) 2001年「イン・ザ・ベッドルーム」◇ 2002年「エバーラスティング 時をさまようタック」 2004年「イノセント・ラブ」 2005年「ザ・リング2」◆「スタンドアップ」◆「美しい人」      「アメリカン・ホーンティング」 その他の出演者: John Kellogg ... Ralph Sawyer Jim Standiford ... Addy Squires Augusta Dabney ... Ethel Sawyer Kate McGregor-Stewart ... Sara Mae Adrian Sparks ... George Annalee Jefferies ... Sally Mike Starr ... Tony Brian Sargis ... Squid Keith Sargis ... Bryant Michael Mack ... Ben Erin Malooly ... Erin Megan Malooly ... Kathleen User Rating:5.5/10 ( 329 votes) 6.0/10 ( 7 votes)Yahoo! オトーサン、 「低いはずだ」 女性向け大衆恋愛小説の火付け役"ハーレクイン"そのもの。 User Comments JohnYawlさん Seattle, Washington 2004年1月11日 巧みにつくられたヨットの映画 かわいらしく、巧みに作られたラブストーリーの 舞台は、東部岸メリーランドの小さな町。 この映画には、素敵な小型ボートが登場する。 エキサイティングなホビー・レースも出てくる。 シシー・スペイセクは、やり手の水夫のように描かれている。 セーリングは、筋書きにおいても、2人の関係においても、 重要な要素となっている。 この映画、私にはとてもよかった。 2人が、私たちのように、航海しているからだ。 そう、レクレーションなのだ。 楽しみなのだ。 オトーサン、 「うらやましいな」 シアトルでは、みんなヨットを持っています。 クレセントって、確か三日月でしたね。 トルコ共和国の国旗ですよね。 芝の"クレッセント"で、フランス料理を食べましたっけ。 クレセントさん 2009年7月8日 美しいシシー・スペイセク 「キャリー」で有名なシシー・スペイセク。 演技派であることは知っているが、綺麗だと思ったことはない。 彼女の作品は結構観ている。 公民権運動に理解のある主婦役(ロングウォーク・ホーム)や、 トラクターでとてつもない旅にでる老人の知的障害をもつ娘役(ストレート・ストーリー)。 最近ではセクハラに立ち向かう女性鉱山労働者の母親役(スタンドアップ)が印象的。 この映画では珍しく、60年代末の青春時代の恋人と再会して、 揺れ動くキャリアウーマンの役。 たしか有楽町の小さなロードショー館、 ニュー東宝シネマ2で公開されたパッとしない映画だったと思う。 メイン州の海辺の小さな町。 町を出て、スチュワーデスになり、やがて、フライト先でとった数々の写真が認められて、 フォトグラファーとなるシシー。 ヨットレースが盛んで、故郷に里帰りをしたさい、父親と共にレースに挑む。 今はパリに住むシシーだが、町の人々の田舎なりのあたたかいふれあいや両親や妹一家に癒される。 家族愛、郷土愛を感じるシーンには、ベタだと思いつつも愛情のありがたさを思い出す。 昔の彼。 果てしなく広い浜辺の草むらの中でかつて愛し合った彼。 彼も、大学でジャーナリズムを学ぶため故郷を離れたが、今は地元紙の発行人である。 彼には家庭があった。。。。 海辺の風景や、ヨットレースや浜辺を走る馬の姿。 ほのぼのとしおおらかであるが、スピード感や躍動感、力強さも感じる。 美しかった。 音楽も、'80年代の代表的青春映画「セント・エルモスファイヤー」のような さわやかな曲で、心地よかった。 ストーリーは、「昔の恋人たちが再会して。。。」と 良くあるパターンから脱出できなかったようだ。 退屈。 演技派の二人、(シシーとケビン・クライン)であっても。 ありきたりのストーリーでも、生き生きと演じたシシー。 今まで観た中で、一番美しく見えた。 綺麗である。 監督は、彼女の夫ジョン・フィスク。 しかしそれを「意地悪く興ざめした」とは言わない。 「やっぱりね。」とも言わない。 ちいさな映画館での公開。 きっとコケたに違いないような映画。 でも私にとって、シシーが彼女のもつ女性としての魅力を一番みせてくれた映画。


ザ・ディープ

オトーサン、 「はは、"ジョーズ・ライト"か」 「ジョーズ」が大ヒットしたので、続編がつくられました。 悪乗り映画もたくさん出来ました。 でも、この映画、「ジョーズ」と同じくPeter Benchleyが 脚本を書いています。 原題:The Deep (1977) 監督:Peter Yates 原作:Peter Benchley 脚本:Peter Benchley/Tracy Keenan Wynn Genre:Horror/ Mystery / Adventure / Thriller Runtime:123 min Country:USA Language:English / French 上映時間:123分 あらすじ: ディビッドとゲイルは、バミューダにハネムーン。 ダイビング中に、黄色いアンプルと古いスペイン銀貨を発見する。 マフィアのクローシュが、やってきて、アンプルを買いたいと言う。 疑問をいだいた2人は、沈没船にくわしいトリースを訪ねる。 アンプルの中身は1千万ドル相当の麻薬モルヒネだった。 翌日、ディビッドとゲイルは何者かに襲われる。 出演者: Nick Nolte ... David Sanders(ディビッド) Jacqueline Bisset ... Gail Berke(ゲイル) Robert Shaw ... Romer Treece(トリース) Louis Gossett Jr. ... Henri Cloche(クローシュ) Eli Wallach ... Adam Coffin(アダム) オトーサン、 「ニック・ノルティ、若いね」 後年の渋みがもう漂っています。 ジャクリーン・ビセットは、惜しげもなく肉体美を誇示しています。 あとの3人は、性格俳優といった役どころ。 NICK NOLTE  ニック・ノルティ 誕生日 1941/2/8 出身 米ネブラスカ州オマハ 大学時代にフットボール選手として活躍した後、 パサデナ・プレイハウスで演技を学ぶ。 77年「ザ・ディープ」で映画デビュー。 91年「サウス・キャロライナ/愛と追憶の行方」でアカデミー賞主演男優賞、 98年「白い刻印」でアカデミー賞助演男優賞にノミネート。 活躍度 ○→ 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1975年「グッバイ・ドリーム」 1977年「ザ・ディープ」 1978年「ドッグ・ソルジャー」 1979年「ノース・ダラス40」 1982年「48時間」◇ 1983年「アンダー・ファイア」 1984年「りんご白書」 1985年「ヒバリーヒルズ・バム」 1987年「ウィーズ/塀の中からブロードウェイ」「ダブルボーダー」 1988年「3人の逃亡者」 1989年「もうひとつのラブ・ストーリー」「戦場」      「ニューヨーク・ストーリー」 1990年「殺人調書/Q&A」「48時間PART2」◇ 1991年「ケープ・フィアー」「サウス・キャロライナ」 1992年「ザ・プレイヤー」△「ロレンツォのオイル/命の詩」 1994年「アイ・ラブ・トラブル」「ハリウッド・トラブル」 1995年「ある大統領の情事」 1996年「狼たちの街」「マザーナイト」 1997年「ナイト・ウォッチ」◆「Uターン」「アフターグロウ」◇      「白い刻印」◇ 1998年「シン・レッド・ライン」◆ 1999年「ブレックファースト・オブ・チャンピオン」「背信の行方」◇ 2000年「金色の嘘」 2001年「セックス調査団」 2003年「ハルク」◆「ギャンブル・プレイ」◇ 2004年「ホテル・ルワンダ」 2006年「パリ、ジュテーム」「森のリトル・ギャング」(声) 2007年「スパイダー・ウィックの謎」 2008年「トロピック・サンダー 史上最低の作戦」 JACQUELINE BISSET  ジャクリーン・ビセット 誕生日 1944/9/13 出身 英サリー州ウェイブリッジ スコットランド人の父は医師、フランス人の母は弁護士。 3才から16才までバレエを学び、 ロンドンのフレンチ・リセ・スクールを卒業。 18才から写真モデルを始め、リチャード・レスター監督に見出されて、 65年「ナック」で映画デビュー。 活躍度 △→ 演技力 ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1965年「ナック」デビュー 1966年「結婚詐欺」「袋小路」 1967年「007/カジノ・ロワイヤル」「いつも二人で」「謀略都市」 1968年「刑事<デカ>」「甘い暴走」「ブリット」 1969年「経験」「LA PROMESSE」「BLANCHE」      「フランソワの青春」 1970年「大空港」「クリスチーヌの性愛記」 1971年「悪魔のワルツ」「さらば青春の日」「シークレット」 1972年「STAND UP AND BE CONTINUED」「ロイ・ビーン」 1973年「おかしなおかしな大泥棒」「映画に愛を込めて/アメリカの夜」 1974年「おかしなおかしな大冒険」「オリエント急行殺人事件」 1975年「らせん階段」 1976年「殺意の行方」「LA DONNA DELLA DOMENICA」「セント・アイブス」 1977年「ザ・ディープ」 1978年「シークレット」「料理長<シェフ>殿、ご用心」「愛はエーゲに燃ゆ」 1979年「抱いて…」 1980年「世界崩壊の序曲」 1981年「ベスト・フレンズ」 1982年「INCHON」 1983年「恋のスクランブル」 1984年「火山のもとで」 1985年「ベルリンは夜」「アンナ・カレーニナ」 1987年「ハイ・シーズン」 1988年「LA MAISON DE JADE」「英雄物語」 1989年「SCENES FROM THE CLASS STRUGGLE IN BEVERY HILLS」 1990年「蘭の女」 1991年「彼はメイド・イン・パリ」      「裁かれた壁〜アメリカ・平等への戦い〜」(TM) 1992年「クライム・ブローカー」、 1993年「メランコリー」 1995年「沈黙の女/ローフィールド館の惨劇」 1996年「ひとり旅の女」 1998年「娼婦ベロニカ」 1999年「ニュー・イヤーズ・デイ 約束の日」      「ヴァージン・ブレイド」(TM) 2000年「イン・ザ・ビギニング」 2005年「ドミノ」 その他の出演者: Dick Anthony Williams ... Slake Earl Maynard ... Ronald Bob Minor ... Wiley Teddy Tucker ... The Harbor Master Robert Tessier ... Kevin Lee McClain ... Johnson User Rating:5.9/10 ( 3,611 votes) 5.5/10 ( 83 votes)Yahoo! オトーサン、 「つくりが乱暴だよね」 ダイビングの映像は見事な美しさですが... アカデミー賞ノミネート ・音響賞 User Comments gchoaさん United States 2006年9月13日 罪深い映画の楽しみ 少し例を挙げれば、手抜きの監督、ど派手な演技、不必要な暴力。 多くの欠点がある映画であるにもかかわらず、 あなたは、この映画が好きなのだ! 「ジョーズ」のセンセーショナルな公開から2年、 「ザ・ディープ」は、多くの面で期待に応えている。 私にとっては、「ザ・ディープ」は「ジョーズ・ライト」のようなものだ。 メロドラマ風のお涙頂戴ものだ。 欠陥映画だが、この映画の罪深い楽しみについて、話させてほしい。 1)出だしのバーミューダの驚くべき航空写真。  多分、映画史上、最も素晴らしい出だしだろう。  すべてのバーミューダでのロケは、超一流だ。  平凡なストーリーに、豊かで美しい色彩を加味している。 2)ロバートショウ  やや演技過剰だが、  彼の演技は、この映画を楽しいものとする接着剤になっている。 人生の最後の5年、なんと驚くべき力を発揮したことか。  「スティング」(1973)「サブウェイ123激突」(1974)「ジョーズ」(1975)、  「ブラックサンデー」(1976)、そして、この「ザ・ディープ」(1977)。  素晴らしい。 3)32歳のジャクリーン・ビセット 当時、13才の男の子だったが、私は、彼女に忘れ難い印象を植えつけられた。 4)助演陣の活躍。  イーライ・ウォラックとルイス・ゴセット・Jrの演技は、  真冬に時々この映画を見ると、暖かいお風呂に入っているような気持ちになれる。 この映画は、その欠点にもかかわらず、 いつも新鮮に楽しませてくれる映画の1つだ。 オトーサン、 「残念ながら、見ているひとが少ないなぁ」 せのおさん 1998年6月10日 ザ・ディープ 1977年。 解説・山城新伍。 バミューダに新婚旅行に来た夫婦が、 沈没船のたからものをめぐるトラブルに巻き込まれる。 監督はピーター・イェーツ。 夫がニック・ノルティ、 妻が・・・ええと、忘れた。美人だった。 ニック・ノルティはまだ若くて、髪の毛たっぷり、金髪の色合いも濃い。 でも太ってる。 この映画で注目されて、かの「48時間」に主演したそうだ(談:山城新伍氏)。 音楽を背景に水の中の描写が多くて、話の筋も わりに単純だった。 沈没した軍艦のモルヒネの大量のアンプルを狙っているワルに、ルイス・ゴセット・Jr。 このときは、まだ、Jr.は 付いていなかった。 ・・・かっこいいよなぁ。彼。(ため息) ワルをやっても、野卑な感じが全然、出ない。  後の「愛と青春の旅立ち」の鬼教官もよいけど。 最後はオバケ・ウツボにかじられてしまうが... 良心的で男気があって筋を通す浜辺の小父さんも、良かったです。


イントゥ・ザ・ブルー

オトーサン、 「B級映画かもな」 あまり期待せずにみはじめました。 でも、すっかり映像に見入ってしまいました。 原題:Into the Blue (2005) 監督:John Stockwell 脚本:Matt Johnson Genre:Action / Adventure / Crime / Thriller Rated PG-13 for intense sequences of action violence,       drug material, some sexual content and language. 上映時間:110分 あらすじ: ジャレッドは、ダイビングのインストラクター。 貧しいが、ガールフレンドのサムと、 青く透明なバハマの海で過ごす日々は、まさに天国だった。 ある日、幼なじみのブライスが、遊びにやって来た。 数日前に知り合ったアマンダを連れている。 ブライスの豪華ヨットで、4人はダイビングに出かける。 彼らは、海底で沈没船のかけらを見つける。 おお、伝説の難破船・ゼフィア号かも。 だが、ゼフィア号のすぐそばには、 大量の麻薬を積んだ密輸飛行機が墜落していた... 出演者: Paul Walker ... Jared(ジャレッド) Jessica Alba ... Sam(サム) Scott Caan ... Bryce(ブライス) Ashley Scott ... Amanda(アマンダ) Josh Brolin ... Bates(ベーツ) オトーサン、 「エブリ・ボディ、ナイスボディ」 きれいな海、きれいな身体、それ以上何を望むんだ? 監督の意図は、最初から明快でした。 PAUL WALKER  ポール・ウォーカー 誕生日 1973/9/12 出身 米カリフォルニア州 2歳からモデルや5歳から子役として活躍。 高校卒業後、カリフォルニア・コミュニティー・カレッジで海洋学を専攻。 86年「モンスター・イン・ザ・クローゼット/暗闇の悪魔」で映画デビュー。 近年は「ワイルド・スピード」「ロード・キラー」と主演作が増えている。 活躍度 ○↑ 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1986年「モンスター・イン・ザ・クローゼット/暗闇の悪魔」 1998年「カラー・オブ・ハート」「ディードルズ/悪ガキ双子の大作戦」 1999年「バーシティ・ブルース」◆「ブロークダウン・パレス」      「シーズ・オール・ザット」◆ 2000年「ザ・スカルズ 髑髏の誓い」◆ 2001年「ワイルド・スピード」◇「ロードキラー」◇ 2002年「ワイルド・スピードX2」◇ 2003年「タイムライン」◇ 2004年「NOEL ノエル」◇ 2005年「イントゥ・ザ・ブルー」 2006年「父親たちの星条旗」◆「南極物語」◇「ワイルド・バレット」◇ JESSICA ALBA  ジェシカ・アルバ 誕生日 1981/4/28 出身 米カリフォルニア州 母はフランス・デンマーク系、父はメキシコ・インディアンのスペイン系。 幼い頃から女優を目指し、12歳でプロに。 アトランティック・シアター・カンパニーで演技を学ぶ。 テレビでは「フリッパー」のマヤ役や「ダーク・エンジェル」のマックス役など。 「僕たちのサマーキャンプ」で映画デビュー。 2007年5月にキャッシュ・ウォーレンと結婚。 2008年6月、女児出産。 出演作 1994年「僕たちのサマーキャンプ/親の居ぬ間に…」 1999年「25年目のキス」◆「アイドル・ハンズ」 2000年「監禁」◇ 2002年「スリーピング・ディクショナリー」◇ 2003年「ダンス・レボリューション」 2005年「シン・シティ」◇「ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]」◇      「イントゥ・ザ・ブルー」◇ 2007年「ファンタスティック4 銀河の危機」◇「噂のアゲメンに恋をした!」 2008年「アイズ」◇ その他の出演者: James Frain ... Reyes Tyson Beckford ... Primo Dwayne Adway ... Roy Javon Frazer ... Danny Chris Taloa ... Quinn Peter R.V. Bowleg Jr. ... Jake Clifford McIntosh ... Kash Adam Collins ... Raolo Gill Montie ... Big Dave Dan Ballard ... Scuba Bob User Rating:5.7/10 ( 19,117 votes) 7.0/10 ( 721 votes)Yahoo! オトーサン、 「案外、よく出来ていたぞ!」 ジェシカ・アルバのラジー賞ノミネートは、 身体だけみせて、演技をしていないからでしょうね。 ラジー賞ノミネート ・ワースト主演女優賞 ジェシカ・アルバ User Comments Rich Ellisさん Wiltshire, England 2005年10月26日 全体に悪い映画ではない、見る価値がある! この映画のコメントを読んだ。 すべての批判を読んだ後でも、この映画を見るつもりだった。 最初の1時間、なるほど人々が退屈する理由が分かった。 多くの人物が登場し、物語がつくられていく。 ダイビングの他には、さしたるアクションはない。 個人的に、私はダイビングシーンに夢中になった。 1時間後、奇妙なことに、私は、ストーリーに魅せられて、 映画館で周囲のことなど、すっかり忘れてしまった。 1時間後、事態は白熱化し、アクションがはじまる。 クライマックスのタイミングも、まぁ、よかった。 ただ、誰が裏切っているかについての、 ジャレッドによる事件の要約は、短すぎ、速すぎるように思えた。 だが、気にしない。 誰が悪人なのか、みんなが知っていた。 そして、クライマックス後のフィナーレは、確かに予想通りだった。 だが、私はハッピー・エンドに大賛成だ。 要約、この映画、25才以下のひとに勧めたい。 ストーリーは、興味深々。 (ジェシカ・アルバも、同じ!) ダイビング・シーンは、かなり見物だ。 アカデミー賞作品を期待していない限り、満足するだろう! オトーサン、 「おぅ、今週のおススメにしている」 前田有一さん 2005年11月2日 バハマの風景を気楽に楽しめるアクション映画 人気急上昇中の女優ジェシカ・アルバ主演の海洋アドベンチャー&サスペンス。 バハマでダイビング・インストラクターをしている主人公(ポール・ウォーカー)は、 いつか沈没船を発見し、億万長者になることを夢見ている。 そんなある日、彼が、まじめで美しいガールフレンド(J・アルバ)、 親友カップルの4人とダイビングをしていると、 前夜のハリケーンで海底から顔を出した中世の沈没船を偶然発見する。 ところが隣には、先日墜落した、麻薬満載のマフィアの航空機も沈没していたのだった。 さて、4人は無事、マフィアや警察、ライバルのトレジャーハンターの目をくぐりぬけ、 無事沈没船の権利を手にすることができるのか?! という楽しいアドベンチャー映画だ。 この映画の見所は、まず美しい水中撮影があげられる。 前作「ブルー・クラッシュ」でサーフィンの見事な場面を撮影した監督が、 さらに力を入れて挑んだというこの映画は、 ダイビングファンならずとも楽しめる見事な映像になっている。 実は撮影したのは冬で、役者はせいぜい20分間しか潜れないほど寒かったというが、 あえてウェットスーツなどは着用せず、ジェシカ・アルバもビキニ一枚でがんばった。 マスクもつけず、フリーダイビングをしているのも、 役者の顔やカラダをしっかり見てもらいたいという監督の演出意図によるものだ。 そしてカメラマンは見事その期待(?)にこたえ、 ジェシカさんの超ナイスバディを、文字通りお尻を追いかける形できっちり画面に切り取った。 ジェシカ・アルバも、お尻にくいこむ水着を直そうともせず(わざと?)、 自信満々にその肢体を見せ付けてくれる。 次の見所は、沈没船引き上げに関するディテールの面白さ。 実際カリブ海では、15〜18世紀の間に500隻以上のスペイン・ガリオン船(商用大型帆船)が 沈んだともいわれており、それらを狙うトレジャーハンターも実在する。 85年には、メル・フィッシャーという人が、わずか水深17mの海底で沈没船を発見、 4億ドルものお宝を手に入れた。 この映画の中でも、ハリケーンにより現れた沈没船を、主人公たちが浅い海底で発見するが、 あながち夢物語というわけでもないのである。 そして、その後彼らが行う法的手続きや具体的作業は、どれも興味深く見ることができる。 沈没船の権利を得るために、ああいうことをしなければならないとは、私はついぞ知らなかった。 こうした要素にくわえ、銃撃戦やカーチェイス、サメから逃げるなどのアクションシーンが 多々織り込まれているのがこの『イントゥ・ザ・ブルー』の特徴だ。 それなりに筋がとおった脚本だから、子供っぽいこともない。 大人が見て楽しめるエンタテイメントになっている。 それほど期待していなかったから余計に楽しめたというのもあるが、 それを差っぴいてもダイビングと宝捜しをネタにこれだけ色々なアイデアを見せてくれれば十分ではないか。 今週一番楽しめる映画として、私はこの作品をおすすめしたい。 70点。


マイ・ファースト・ミスター

オトーサン、 「さては、B級青春映画だな」 冒頭、顔中にピアスをした少女が出てきます。 この手の映画、やたら乱チキ・パーティやセックス・シーンが多く、 下手な演技に居たたまれなくなるのですが... 原題:My First Mister John Goodman(2001) 監督:Christine Lahti 脚本:Jill Franklyn Genre:Comedy / Drama / Romance Rated R for language and some sexual material. Country:Germany / USA Language:English 上映時間:109分 あらすじ: ジェニファーは、17歳。 顔中にピアスをして、自分への弔辞を読む。 49歳で中年太りのランダルの店に雇われる。 ランダルにもやたら反発していたが、 やがて奇妙な友情が芽生えていく。 友人以上、恋人未満の微妙な関係を深めていくなかで、 ジェニファーは、彼の秘密を知って、深く傷つく... 出演者: Leelee Sobieski ... Jennifer - 'J' (ジェニファー) Albert Brooks ... Randall - 'R' (ランダル) John Goodman ... Benjamin(ベンジャミン) Desmond Harrington ... Randy(ランディ) オトーサン、 「こんないい女優さんがいたんだ」 最初の不良少女から、男を愛する女へ、 最後に、家族との和解もする大人の女性へ。 まぁ、女流監督の演出や演技指導もよかったのでしょう。 LEELEE SOBIESKI リーリー・ソビエスキー 誕生日 1982/06/10 出身 アメリカニューヨーク NYの私立学校の食堂でスカウトされ、 「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」のオーディションを受ける。 残念ながら、選考から漏れる。 13才で、テレビ映画"Reunion"に出演し、 翌年、"A Horse for Danny" (TV1995)に主演する。 1998年、「ディープ・インパクト」の大ヒットで注目される。 "Joan of Arc" (TV 1999) で、エミー賞にノミネート。 同年、「アイズ ワイド シャット」で、トムクルーズと共演する。 監督・脚本のスタンレー・キューブリックに可愛いがられたが、 彼は、撮影終了直後に心臓病で急死してしまった。 出演作: 1997年「ジャングル2ジャングル」 1998年「シャンヌのパリ、そしてアメリカ」「ディープ・インパクト」 1999年「25年目のキス」「アイズ ワイド シャット」 2000年「愛ここにありて」 2001年「マイ・ファースト・ミスター」「ロードキラー」「グラスハウス」 2002年「アドルフの画集」「アイドル 欲望の餐宴(バンケット)」? 2005年「エクスタシー」 2006年「ウィッカーマン」 2007年「88ミニッツ」「ボンテージ・ポイント」 ALBERT BROOKS  アルバート・ブルックス 誕生日 1947/7/22 出身 米カリフォルニア州ロサンゼルス 父のハリー・アンシュタインはラジオのコメディアン。 カーネギー工業大学の演劇科に学び、 67年にスティーブ・アレン・ショーで漫談をやり、芸能界に入る。 映画は76年「タクシー・ドライバー」でデビュー。 出演作 1976年「タクシー・ドライバー」 1980年「プライベート・ベンジャミン」 1983年「トワイライトゾーン 超次元の体験」 1984年「殺したいほど愛されて」 1985年「ゴー!★ゴー!アメリカ/我ら放浪族」 1987年「ブロードキャスト・ニュース」 1991年「あなたの死後にご用心!」 1994年「ハリウッド・トラブル」「スカウト」 1996年「ミスター・コンプレックス/結婚恐怖症の男」 1998年「アウト・オブ・サイト」◆「ドクター・ドリトル」(声) 1999年「ハリウッド・ミューズ」◇ 2001年「マイ・ファースト・ミスター」 2003年「セイブ・ザ・ワールド」◇「ファインディング・ニモ」(声) その他の出演者: Rutanya Alda ... Woman at Apartment Natasha Braisewell ... Girl in Vintage Henry Brown ... Jack Taylor - Salesman Gary Bullock ... Mr. Smithman Kevin Cooney ... Doctor Nic Costa ... Blaine - Surfer Boy William Forward ... Customer Shawn Huff ... Woman at R's Store Carol Kane ... Mrs. Benson Michael McKean ... Bob Chadwick Palmatier ... Manager Pauley Perrette ... Bebe Lisa Jane Persky ... Sheila Mary Kay Place ... Patty - Nurse Katee Sackhoff ... Ashley Lorna Scott ... Woman in Store Matthew St. Clair ... Kevin User Rating:7.2/10 3,223 votes オトーサン、 「いい映画なのになぁ」 若者にも受けそうなのに、なぜか日本では未公開でした。 したがって、Yahoo!のスコアもなし。 User Comments TxMikeさん Houston, Tx, USA, Earth 2002年11月3日 リーリー・ソビエスキーとアルバート・ブルックスの相性がいい。 ありえないカップルの物語だ。 49才の紳士用品店の店長(ブルックス)と 高校を卒業したばかりの反抗的な17才の少女(リーリー)だ。 (略 あらすじ紹介) 彼女は、ロマンティックな関係を望んでいるが、 彼のほうは、家族の一員として接しようとする。 娘がいないせいだろう。 2001年のリーリーは、この映画と「ロードキラー」に出演している。 後者での演技は、生硬で、感心しない。 だが、この映画の彼女は、まったく別の女優ようだ。 効果的かつ信じられる。 ブルックスは、例によって自然体。 ジョン・グッドマンは、仲のよくないクソ親父を好演している。 DVDの映像は、くっきりしている。 強い印象を受けたのは、照明とカメラワークだ。 多くの表情のクローズアップは、三次元のようで、 背景からソフトに浮かび上っている。 素敵に見える映画のひとつだ。 だが、音響は、Dolby 5.1,で、 そのほとんどは、前面のチャネルからくる。 いい映画だ。 オトーサン、 「この女性の映画のブログ、いいね!」 毎日映画をみているようですし、 丁寧に引用する姿勢にも、好感がもてます。 365日映画さん 2008年10月13日 マイ・ファースト・ミスター 2001年のアメリカ、ハリウッド映画です。 監督は、女優のクリスティーン・ラーチ。 「赤い雨、  別れのキスのとき死神に触れた、凍えるのを恐れ、彼女は唇を離した、  逝くのと送るのとどちらがよいか、決めかねて涙が出ない、  ──これはわたし自身が書いた詩だ、     詩のほかにも弔辞も綴る、わたし自身へ 」 「ママがわたしに望むのは歯科医になることだ、  他人の唾液なんて触りたくない、──わたしには向かない職業だ 」 「ママは離婚して変わった──  ママは再婚した相手の名前はたぶんボブだ 」 「チョコレートが好き、淫靡で温かい、体の温もりを思わせる 」 「バイトはつまらないけど、家を出るには資金が要る 」 「セックスがよくなる──  もっとピアスを増やそうかな、どうせ暇だし 」 「セックスって何だろう、記憶に間違いがなければわたしはまだ処女だ  子供の頃、お医者さんごっこで体温を測ろうとしたとき、  消防車と同じ色のクレヨンをうっかりあそこに入れられた、  サイレンを聞くたび思い出して笑う 」 「弔辞432──  彼女は誰にも愛されず無関心を貫いた、思い出すものもいない、  存在しなかったのだから 」 「顔のピアスに捧げる詩──  輝きと鋭さ、自らに与えた痛み、微笑みの消えた顔を飾る、  痛みを知らなかった赤子が成長して今は一人、  飾りを外して裸に戻り、そして自分自身を失う 」 「ゆうべ夢を見た、  顔中にピアスして得意になっていた、  ──でも彼は言う『 耳にピアスしたらどうだ? 』  ──わたしは言い返す『 いやらしい 』 」 「幸福って過大評価されてる、  うちの母親なんて、いつも幸せそう薄ら笑いを浮かべて、歌を歌ってさ、  クソつまらない、──こんな娘を持ってるのよ 」 「マイ・ファースト・ミスター」は、 映画が始まった瞬間、主人公ジェニファー(リーリー・ソビエスキー)に圧倒され、 “繊細な若者”“薄闇の青春”のような物語と想像しましたが、 「え?」と思うほどに、わかりやすく、明るく、しみ入る素晴らしい名作映画です。 この映画は、とにかく監督のクリスティーン・ラーチの才覚が素晴らしく、 人が人を好きになる瞬間、人が成長し、変化していく過程が見事に描き出されています。 とくに、主人公ジェニファーとランダルが初めて出会い、 初めて会話をする場面などは、それだけが映画芸術の最高の美に値します。 そして、主人公ジェニファー演じるリーリー・ソビエスキーは素晴らしく、 「エデンの東」のジェームズ・ディーンや、 「ランブルフィッシュ」のマット・ディロンに形容された、 “若さゆえの残虐さ”に纏われた清廉とした魅力にあふれています。 映画は、獣のような魅力を持った厭世的な少女がよりよく変わっていく物語。 “なにかに打ち勝つことにより、世界の扉を開けていくのではなく、  世界を知ることにより、自らが優しく変わっていく ” 「──クレヨン事件以来の強烈な経験だった 」 ジェニファーは、紳士服の販売員用の地味な服を着せられます。 いい映画です。素晴らしい映画です。


ダーウィン・アワード

オトーサン、 「ダーウィン賞?」 ノーベル賞みたいなものと思って、借りたのですが、 まったく間違っていました。 詳しくは、WIKIをみてください。 ・ダーウィン・アワード 原題:The Darwin Awards (2006) 監督・脚本:Finn Taylor Genre:Adventure / Comedy / Romance Rated R for language, violent images, some sexuality and drug use. 上映時間:94分 あらすじ: バロウズは、サンフランシスコ市警の刑事。 プロファイリングが専門だから、ダーウィン賞に強い関心をもっている。 この賞は、愚かな死に方をした人に与えられるものなのだ。 だが、犯人を取り逃がしたために、失職し、保険会社に転職する。 コンビを組んだ相手は、保険調査員のシリ。 バロウズの言動に、当初、シリは困惑したが、 その手腕を知って親しくなっていき、一夜を過ごすことになる。 出演者: Joseph Fiennes ... Michael Burrows(バロウズ) Winona Ryder ... Siri Taylor(シリ) David Arquette ... Harvey(ハーヴェイ) Juliette Lewis ... Joleen(ジョリーン) オトーサン、 「35歳か」 青春スター、ウィノナ・ライダーにも、歳月は待たず。 少し肥って、おばさんになってきました。 ジョセフ・ファインズ、大人になり切っていない不安定さが魅力です。 JOSEPH FIENNES  ジョセフ・ファインズ 誕生日 1970/5/27  出身 英ウィルトシャー州サリスベリー 兄は俳優レイフ・ファインズ、姉は映画監督マーサ・ファインズ。 サフォークのアート・スクールに一年通い、 その後、ヤング・ヴィック・ユース・シアターに入団。 ロンドンのギルドホール・スクール・オブ・ミュージック・アンド・ドラマで 3年間学び、93年卒業。 ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーなどで数々の舞台を踏む。 96年「魅せられて」で映画デビュー。 「恋に落ちたシェイクスピア」でグウィネス・パルトロウの相手役を演じ、注目される。 活躍度 ○↑ 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1996年「魅せられて」 1997年「マーサ・ミーツ・ボーイズ」◇ 1998年「エリザベス」◇「恋に落ちたシェイクスピア」◇ 1999年「人妻」◇ 2000年「スターリングラード」◇ 2001年「キリング・ミー・ソフトリー」◇      「ダスト」◇ 2002年「レオポルド・ブルームへの手紙」 2004年「ヴェニスの商人」 2006年「ハサミを持って突っ走る」「ダーウィン・アワード」 2007年「マンデラの名もなき看守」◇ WINONA RYDER  ウィノナ・ライダー 誕生日 1971/10/29 出身 米ミネソタ州ウィノナ 12才の時、オーディションに合格したのがきっかけで芸能界に。 86年「ルーカスの初恋メモリー」で映画デビュー。 90年、コッポラ監督に「ゴッドファーザーPARTV」に起用されるが、 過労で降板し、92年「ドラキュラ」で再び起用された。 93年「エイジ・オブ・イノセンス」でゴールデン・グローブ助演女優賞受賞。 94年「若草物語」でアカデミー主演女優賞にノミネートされた。 出演作 1986年「ルーカスの初恋メモリー」 1987年「スクエアダンス」 1988年「ビートルジュース」「1969」 1989年「グレード・ボールズ・オブ・ファイヤー」      「ヘザース/ベロニカの熱い日」 1990年「ウィノナ・ライダー/悲しみよさようなら」◇      「恋する人魚たち」「シザーハンズ」 1991年「ナイト・オン・ザ・プラネット」◇ 1992年「ドラキュラ」◇ 1993年「エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事」      「愛と精霊の家」 1994年「リアリティ・バイツ」「若草物語」 1995年「キルトに綴る愛」 1996年「ボーイズ」「リチャードを捜して」「クルーシブル」 1997年「エイリアン4」◇ 1998年「セレブリティ」◆ 1999年「17歳のカルテ」◇「マルコヴィッチの穴」 2000年「オータム・イン・ニューヨーク」◇「ロスト・ソウルズ」◇ 2001年「ズーランダー」 2002年「Mr.ディーズ」◇ 2003年「シモーヌ」◆ 2006年「スキャナー・ダークリー」(声)「ダーウィン・アワード」 2009年「スター・トレック」 その他の出演者: Ty Burrell ... Emile Josh Charles ... Paramedic Kevin Dunn ... Insurance Exec Nora Dunn ... Mrs. Pearlman Judah Friedlander ... Simon Lukas Haas ... Farley Tom Hollander ... Henry Brad Hunt ... Stan Julianna Margulies ... Carla Tim Blake Nelson ... Perp Alessandro Nivola ... Ad Exec Chris Penn ... Tom User Rating:5.9/10 ( 3,818 votes) 7.2/10 ( 299 votes)Yahoo! オトーサン、 「何か、展開がギクシャクするな」 個々のダーウィン賞だけ見れば、面白いのですが... User Comments pathighgateさん Modesto, California 2007年5月21日 言われているよりは、いい。 ひどいレビューにもかかわらず、これは平均以上の映画だ。 それに、何か素敵なことを教えてくれる。 人を楽しませようとしてやった馬鹿な行為を説明するだけでなく、 彼らが、なぜ、そんな馬鹿な行為を犯すかについて、 この映画は、我々に理解させようとしている。 通常の安全で受容できる行動と 死に至るかもしれない狂気の行動の間に、 人間の二元性がある。 デイビッド・アークェット演じる人物を通じて、 なぜ、普通の人が本当に愚かで危険な行為に走るのかを分からせようとしている。 主人公は、こうしたひとたちに共通するプロフィールを見出そうとしている。 だが、この映画は、この命題の解明に失敗している。 問題提起しているのに、我々が分かる答えを与えようとしないのだ。 最高の答えは、ウィノナ・ライダーが演じる女性によって、明らかにされる。 保険会社に支払いを要求すると、電話おたらい回しで、 迷路状態にして、顧客をあきらめさせるのだ。 アークェット演じる人物は、問題解決には寄与していない。 全体的にみて、この映画は、スタイルやタッチが新鮮でオリジナルだ。 誰でも分かるように、沢山の異なったスタイルを借用している。 しかし、素晴らしい方法でやっている。 それに、この映画のサウンドトラックは素晴らしい。 オトーサン、 「えっ、ジョセフ・ファインズを知らないの?」 それでいて、ウィノナ・ライダーの万引きは知っている... でも、オトーサンは、風船太郎を知りませんでした。 ま、考えてみれば、お互い、知識には偏りがあって、 それが個性を生み出していると言えなくもありません。 らいおんたまりん さん 2007年11月12日 バカな死に方で賞がもらえる? ホントにあるんです アメリカンな人たちって、 ときどき本っ当にくだらないことにエネルギー使うことがあるよね。 「ダーウィン・アワード」は、それを実感する映画だ。 映画のタイトルでもある"ダーウィン賞"とは、 その年起こった事件のうち最も愚かな方法で死んだ人に対し、 バカな遺伝子を減らしたことへの「感謝の気持ち」を表して贈られる賞だそうな。 「イグノーベル賞」みたいなものか。 この賞自体が都市伝説かと思ったら、なんとホントにあった! ホームページもちゃんとある。 とはいえ、ここで紹介している「愚かな死に方」というのが 「ホントかよ?」と思うようなものばかり。 たとえば彼女の気を引こうとして ロシアンルーレットやったら一発目で大当たりしちゃった人とか、 ヘリウムを吸って声が変わるのを楽しむために、 巨大アドバルーンの中に入ったまま酸欠死した人等々…… オマエは風船太郎か!? 「うちのガラスは割れないんだぜ」と勢いよく窓ガラスに突進、 次の瞬間には木っ端微塵になったガラスと共に空に投げ出される男も登場。 阿呆だ。 (略あらすじ紹介) マイケル役は、ジョセフ・ファインズという俳優だが……、 スマン、オイラよく知りません。 オタ度が高くひ弱でドジだが、 天才的なプロファイリング能力の持ち主という設定なんだけど、 あまりに天才過ぎて、プロファイリングというより超能力みたいに見える。 ほとんど手がかりもないのに、その人の性格やら生い立ち、 果ては死んだときの心理までズバリ当てるんだもん。 江原啓之もビックリだ。 そしてマイケルの調査を手伝うちょっとツンデレの入った保険調査員シリを演じるのは、 おや懐かしいウィノナ・ライダー! 万引きして捕まってから初めて見たよ。 やたら向上心だけあって空回りするキャラを、さすがにうまく演じている。 最初は「何このキモオタ」みたいな態度でマイケルに接していたのが、 一緒に旅するうちに意気投合して……という期待通りの展開だ。 そして、マイケルには映画学校の卒業制作を撮っている ドキュメンタリーカメラマンが同行していて、 物語の半分以上はそのカメラを通して見せるという凝った作りになっている。 同行カメラマンがときどきマイケルの行動にダメ出ししたり、 逆にマイケルたちがカメラマンにブチ切れて ぶん殴ってきたりというやりとりも描かれるが、これは余計だった。 監督によると、同行カメラマンは映画の観客と同じ目線で、 マイケルたちにツッコミを入れている役回りだそうだ。 大きなお世話だよ。 このほかショーン・ペンの弟クリス・ペン (この映画が遺作になったそうで……合掌)や ジュリエット・ルイスといったクセのある面々が ダーウィン賞関係者を大袈裟に演じている。 さらに大物ゲストとして、ヘビメタバンドのメタリカが 本人(本グループ?)役で出演しているのも話題。 ゲストではあるけど、物語にとっては結構重要な役です。 メタリカかあ。 オイラにとっては「タモリ倶楽部」の空耳アワーの常連というイメージしかないや (ファンの人スマン)。 なお、映画には風船太郎は登場しないのであしからず。


老人と海

オトーサン、 「なつかしいなぁ」 上映直後に見てから、もう50年が経ったのですね。 当時は、小説家を志していて、 ヘミングウェイの力強く短い文体に憧れて、 彼のように立ったまま執筆したりしました。 原題:The Old Man and the Sea (1958) 監督:John Sturges /Henry King /Fred Zinnemann 原作:Ernest Hemingway 脚本:Peter Viertel Genre:Adventure / Drama 上映時間:86分 あらすじ: オトーサン、 「稀にみる名文だ!」 goo映画のあらすじを毎回チェックしていますが、 今回は、ヘミングウェイの力強く短い文体そのままでした。 この際ですから、全文を掲載しましょう。 文体が気に入ったら、ぜひ、原作を読んでください。 彼(スペンサー・トレイシー)は年をとっていた。 メキシコ湾流に小船を浮かべ、魚をとる漁師だ。 しかし、もう84日も1匹も釣れない日が続いている。 はじめは少年(フェリペ・パゾス)がついていたが、 不漁が続くので親のいいつけで別のボートに乗り組んでしまった。 海と同じ色をたたえた瞳、やせこけた手足、深い皺の刻みこまれた首筋、 彼の舟の帆そっくりにつぎはぎだらけのシャツ。 しかし少年は老人が好きだ。 5つの時生まれてはじめて漁につれていってくれたのは彼だった。 お爺さんは世界一の漁師だと少年は考える。 一緒に漁には行けないかわり、 明日の餌にする鰯や、今夜の晩ご飯を揃えてやろう。 少年が帰ってしまうと老人はすぐ眠りにおちた。 アフリカの夢を見る。 この頃は毎晩だ。 もう昔のように暴風雨や、女のことや、死んだ妻の夢は見ない。 (原作) He no longer dreamed of storms, nor of women, nor of great occurrences, nor of great fish, nor fights, nor contests of strength, nor of his wife. 輝く砂浜、白い海岸に、ライオンの戯れる夢をみるのだ。 老人はそれを愛した--あの少年を愛しているように。 (原作) He only dreamed of places now and of the lions on the beach. They played like young cats in the dusk and he loved them as he loved the boy. 眼をさますと老人は少年を起こすために小道を上がる。 少年と老人は小舟を水の中に押し出す。 朝が近い、今日は遠出だ。 沖に出て1人になると、 老人は餌のついた4本の綱を水中に下し、汐の流れに船を任せた。 太陽が随分高くなった。綱がぐっと引かれる。 信じられぬほどの重みだ。 「畜生め!」老人は大声をあげると綱をひいた。 しかし魚は1吋も引寄せられない。 魚と、それに引かれる老人の舟は、静かな海を滑っていく。 「あの子がいたらなあ」--老人は声に出した。 陽が沈んでからは流石に寒い。 魚はその晩中進路をかえなかった。 老人は急に自分の引っかけた魚が可愛そうになってきた。 --お互いに1人ぼっちだ。 夜明け前、魚は1度大波のうねりのように動いて、 老人をうつむけに引倒した。 そして午後になると、魚はその姿を海面に現わした。 バットの様な口ばし、舟より2吋も長い全身。 だがそれはダイビングの選手のような鮮やかさで、 再び水中に消えてしまった。 夜、老人は突然眼が覚めた。 魚は物凄い勢で海上に跳ね上がる。 ボートは引きずり廻される。 こうなるのを待っていたのだ。 戦等開始だ。 3度目の太陽が上る。 一晩中続いた死物狂いの暴れようが落ちついて、 老人は綱をたぐりはじめる。 そして両手を血だらけにしながら、 銛をぐさりと魚の胴体に打ちこむ。 --気がつくと海は一面に血汐で真赤だ。 頭をへさきに、尻尾を艫先に結びつける。 1500ポンドはあるだろう。 しかし、人間たちにこいつを食う値打ちがあるだろうか。 あの堂々たる振舞い、あの威厳。 最初に鮫が襲ってきたのは、1時間後のことだった。 剃刀のような歯ががぶりと魚の尾に噛みついた時、 老人は身を抉られる苦痛を感じた。 夕暮近く2匹、日没前に1匹、また2匹、 銛をふるっての応戦に老人が力尽きた時、 魚の身に、もう喰う所は少しも残っていなかった。 港にたどりつくと、老人は5度も腰を下ろして休んでから、 小屋にもどった。 朝、老人が目を覚ますと少年がコーヒーを持って座っていた 「また2人で一緒に行こうよ」 「だめだ、俺はもう運に見放されちゃった」 「運なんか何だい運は僕が持ってくよ」。 老人は再び眼りにおちた。 彼はライオンの夢を見ていた。 出演者: Spencer Tracy ... The Old Man / Narrator (老人) Felipe Pazos ... The Boy(少年) Don Diamond ... Cafe Proprietor(カフェのオーナー) オトーサン、 「見事な一人芝居!」 髪は白く,皺も深くなったのに、 ちっとも老いていない青い瞳が素敵です。 若人よ、こんな老人を目指せ! SPENCER TRACY  スペンサー・トレーシー 誕生日 1900/4/5-1967/6/10 出身 米ウィスコンシン州 出演作 1930年「河上の別荘」 1931年「速成成金」「女は港の宝物」 1932年「彼女は金満家がお好き」「天国爆撃隊」「真実の力」      「ヤング・アメリカ」「選手権目指して」「赤道を泳ぐ女」      「金髪乱れて」 1933年「春なき二萬年」「力と栄光」「狂乱の上海」「青空天国」 1934年「電話新撰組」「サラリーマン」「ハリウッド征服」 1935年「舗道の殺人」「ダンテの地獄篇」「諾?否?」 1936年「港に異常なし」「激怒」「桑港」「結婚クーデター」 1937年「我は海の子」「戦友」「大都会」 1938年「テスト・パイロット」「少年の町」 1939年「スタンレー体験記」 1940年「北西への道」「人間エヂソン」「ブーム・タウン」 1941年「感激の町」「ジーキル博士とハイド」 1942年「女性NO.1」「火の女」 1944年「東京上空三十秒」 1947年「大草原」 1948年「愛の立候補」 1949年「アダム氏とマダム」 1950年「花嫁の父」 1951年「可愛い配当」 1952年「パットとマイク」 1954年「折れた槍」 1955年「日本人の勲章」 1956年「山」 1957年「おー!ウーマンリブ」 1958年「老人と海」「最後の歓呼」 1960年「聖者への反逆」 1961年「四時の悪魔」「ニュールンベルグ裁判」 1962年「西部開拓史」(ナ) 1963年「おかしなおかしな世界」 1967年「招かれざる客」 その他の出演者: Harry Bellaver ... Martin Don Blackman ... Hand Wrestler Joey Ray ... Gambler Mary Hemingway ... Tourist Richard Alameda ... Gambler Tony Rosa ... Gambler Carlos Rivero ... Gambler Robert Alderette ... Gambler Mauritz Hugo ... Gambler User Rating:7.0/10 ( 1,891 votes) 7.0/10 ( 79 votes)Yahoo! オトーサン、 「もっと高いスコアでもいいはずなのに...」 当時はCGがなかったので、魚との格闘シーンがお粗末でした。 アカデミー賞受賞 ・劇/喜劇映画音楽賞アカデミー賞 同ノミネート ・主演男優賞 スペンサー・トレイシー ・撮影賞(カラー) User Comments stills-6さん california 2000年7月30日 スペンサー・トレイシー、最高の役のひとつ 最高の小説をスペンサー・トレイシーのナレーションでドラマ化。 だが、噛みあっていない。 不要なナレーションが多すぎる。 おそらく、ヘミングウェイの文章を変えるなんて、 誰も考えつかなかったからだろう。 10年後に映画化されたらよかったのにと思う。 短い散文スタイルが、時代の希薄さと一致したはずだった。 それはさておき、 美しい映画だし、スペンサー・トレイシーは素晴らしい。 ベテランの白人男性俳優が、年取ったキューバ人の男になれるとは、 誰も思わないだろう。 だが、彼は、自然体で、老漁師になりきっている。 これが、彼のパフォーマンスの鍵なのだ。 漁師に見えるにちがいないと彼が自信満々だからだ。 彼の最高の役のひとつだ。 オトーサン、 「そんな事情があったのか」 監督が3人もいるので、不思議に思いましたが... 投稿者:黒美君彦さん 2005年12月22日 I'm sorry,fish... ヘミングウェイが1952年に発表したピューリッツァー賞受賞作。 壮大なスケールの原作に対して、 主役の演技を殆どワーナーのスタジオに設けた巨大水槽で 撮影せざるを得なかったというのは、さすがにつらい。 合成はかなりの点で上手く処理できているとは思うが、 とはいっても1958年当時の技術だけに、 スペンサー・トレイシーのアップになると途端に画面の広がりがなくなる。 殆ど独り芝居のS・トレイシーはナレーションともども悪くないが、 やはりスタジオ撮影というのがつらい。 サメが襲ってくる水中のシーンや、 跳ねるカジキマグロの画は素晴らしいのだが…。 美しい海や空はもっぱらハワイで撮影されたそうだ。 ヘミングウェイが好んだ人物造形の究極の形がこの老漁師だともいえるが、 映画化にあたって、 製作者の頭には主役としてスペンサー・トレイシーありきだったという。 フレッド・ジンネマンがメガホンをとるはずだったが途中降板。 紆余曲折あってジョン・スタージェスが監督することになったそうで、 結局興行的にも今ひとつだったとか。 勝利したはずの老漁師が、サメに食いちぎられた巨大なカジキマグロに “I'm sorry,fish...”と呼びかけるシーンが印象的。 今リメイクすればまた違うものができるかもしれない。


2番目のキス

オトーサン、 「ボストン・レッドソックスが全面協力!か」 単なるラブコメではありません。 熱狂的なレッドソックス・フアンの1年を描いています。 そう、松坂や岡島は出てきませんが、 ライバルのヤンキース戦、マツイのホームランも出てきます。 フェンウェイ・スタジアムの様子も、たっぷり見られます。 原題:Fever Pitch (2005) 監督:Bobby Farrelly/ Peter Farrelly 原作:Nick Hornby 脚本:Lowell Ganz / Babaloo Mandel Genre:Comedy / Drama / Romance / Sport Rated PG-13 for crude and sexual humor, and some sensuality. Country:USA / Germany Language:English 上映時間:103分 あらすじ: リンジーは、ビジネス・コンサルタント、 ベンは、高校の数学教師。 10月、2人は、運命の出会いをする。 ベンは裏表がなく、ユーモアのある相手だった。 だが、齟齬が生じる。 学校が春休みのあいだに、 故郷のボルチモアへ一緒に行こうと誘ったのに、ベンが断ったからだ。 だが、事情が判明する。 実は、ベンは、ボストン・レッドソックスの熱烈なサポーターで、 春休みは、キャンプを見に、フロリダに行く慣わしだったのだ。 リンジーは、彼につきあって、レッドソックスについて猛勉強をする。 だが、それが次第に重荷になり、二人の関係はギクシャクしはじめる。 出演者: Drew Barrymore ... Lindsey(リンジー) Jimmy Fallon ... Ben(ベン) オトーサン、 「ジミー・ファロンが、いい!」 演技派ドリュー・バリモアの相手役は、 どうしても、見劣りしがちですが、彼はちがっていました。 というのも、レッドソックスのフアンを演じているのです。 「生き生きしている!」 見ていて、ほほえましくなりました。 DREW BARRYMORE ドリュー・バリモア 誕生日 1975/2/22 出身 米カリフォルニア州ロサンゼルス 両親は俳優で、アル中。 映画デビューは「アルタード・ステーツ」(1980)での子役。 「E.T.」でのヘンリーの妹役で、ユース・イン・フィルム賞受賞。 「ペーパー・ファミリー」でゴールデン・グローブ賞助演女優賞ノミネート。 14才で自殺を図る。 15才、母親と縁を切る法的判決を勝ち取った。 19才、電撃結婚し、電撃離婚。 1992年、「ガンクレイジー」でもゴールデングローブ賞主演女優賞ノミネート。 95年、製作会社フラワー・フィルムズを設立。 最近は女性のための性に関するキャンペーンや野生動物保護にも活躍。 2001年、トム・グリーンと結婚、即離婚。 出演作 1980年「アルタード・ステーツ/未知への挑戦」 1982年「E.T.」◆ 1984年「ペーパー・ファミリー」◇「炎の少女チャーリー」◇ 1985年「キャッツ・アイ」◇ 1986年「おもちゃの国のクリスマス」◇ 1989年「いくつもの朝を迎えて」◆      「ネバダ・ファミリー/静けさは危険な香り」 1991年「モトラマ/5億ドルを狙え!」◆ 1992年「ノー・プレイス・トウ・ハイド」「ボディヒート」      「ドッペルゲンガー」◇「ガンクレイジー」◇ 1993年「ウェインズ・ワールド2」 1994年「バッド・ガールズ」◆「ドリュー・バリモア プワゾンの香り」◇ 1995年「マッド・ラブ」◇「ボーイズ・オン・ザ・サイト」◆      「バットマン・フォーエバー」◆ 1996年「世界中がアイ・ラブ・ユー」◆      「スクリーム」◆ 1997年「リスキーブライド/狼たちの絆」◆ 1998年「ウェディング・シンガー」◇「100万回のウィンク」◇      「エバー・アフター」◇ 1999年「25年目のキス」◇ 2000年「タイタンA.E.」(声)「チャーリーズ・エンジェル」◇      「誘惑の接吻(キス)」 2001年「サンキュー、ボーイズ」◇「ドニー・ダーコ」◆      「フレディのワイセツな関係」▲ 2002年「E.T.20周年アニバーサリー特別版」◆「コンフェッション」◆ 2003年「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」◇「おまけつき新婚生活」◇ 2004年「50回目のファースト・キス」◇ 2005年「2番目のキス」◇「デート・ウィズ・ドリュー」 2006年「おさるのジョージ」(声) 2007年「ラブソングができるまで」◇「ラッキー・ユー」◇ 2008年「ビバリーヒルズ・チワワ」(声) JIMMY FALLON  ジミー・ファロン 誕生日 1974/9/19 出身 ニューヨーク・ブルックリン 大学時代の姉のグロリアと共同執筆した 「I HATE THIS PLACE: THE PESSIMIST'S GIDE TO LIFE」が話題となり、 大学卒業後、ロスやニューヨークのクラブのステージに立つ。 98年にバラエティ番組「サタデー・ナイト・ライブ」のオーディションに合格し、 いきなりレギュラーに抜擢。 同番組のコーナー「ウィークエンド・アップデイト」のキャスター役で人気を博す 映画は2004年「TAXI NY」のウォッシュバーン役で初主演。 テレビでは「バンド・オブ・ブラザース」に出演している。 活躍度 ▲→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 2000年「あの頃、ペニー・レインと」◆ 2004年「TAXI NY」◇ 2005年「2番目のキス」◇ その他の出演者: Jason Spevack ... Ben - 1980 Jack Kehler ... Al Scott Severance ... Artie Jessamy Finet ... Theresa Maureen Keiller ... Viv Lenny Clarke ... Uncle Carl Ione Skye ... Molly KaDee Strickland ... Robin Marissa Jaret Winokur ... Sarah Evan Helmuth ... Troy Brandon Craggs ... Casey Brett Murphy ... Ryan Isabella Fink ... Audrey User Rating:6.3/10 ( 14,567 votes) 7.5/10 ( 572 votes)Yahoo! オトーサン、 「8点、あげたいな」 こいつは、野球フアンには、掘り出し物の映画です。 User Comments americas_for_saleさん Keswick, ON 2005年4月10日 別種類のロマンチック・コメディ ママと一緒に見に行きました。 二人とも、好きになったと言えます。 誰かが誰かに恋焦がれているような.... 典型的なロマンチック・コメディではありませんでした。 最初のキスや最後に一緒になるシーンを待つ必要はありませんでした。 リアルでした。 一緒になるよりも、2人の関係の変化がテーマだったからです。 異例の事態や不可能な状況ではなく、 ごくありふれたことなので、違和感がなかったです。 本当に面白かったです。 ジミー・ファロンは、最良の演技だったと思います。 全般的に見て...お勧めしたい映画です! オトーサン、 「名解説!」 服部弘太郎さん 2006年6月8日 『ぼくのプレミア・ライフ』のアメリカ版リメイク。 ドリュー・バリモアがヒロインを好演。 映画『アバウト・ア・ボーイ』や『ハイ・フィデリティ』の原作者である ニック・ホーンビィの自伝的小説「ぼくのプレミア・ライフ」を、 ドリュー・バリモア主演で再映画化した作品。 じつはこの原作、1997年に本国イギリスで一度映画化されている。 (日本未公開だがDVDは出ている。) 今回の映画はオリジナル版の監督と原作者と製作者が、 そのまま製作総指揮と製作者として名を連ねており、 単に同じ原作を再度映画化しただけではない深いつながりを持っている。 映画版『ぼくのプレミア・ライフ』の双子の兄弟が、『2番目のキス』なのだ。 監督は『メリーに首ったけ』や『愛しのローズ・マリー』のピーター&ボビー・ファレリー。 しかし今回の映画ではふたりの悪のりや悪趣味(露悪趣味みたいなもの)は影をひそめて、 生き方を変えられない不器用な大人たちの、ちょっとビターなラブ・コメディになっている。 こうした作品カラーの決定には、 製作者でもあるドリュー・バリモアの意向が強く働いているのかもしれない。 邦題は彼女が主演した『25年目のキス』と『50回目のファースト・キス』を踏まえたもので、 映画会社はこれを“キス・シリーズ”最新作として売り出している。 ファレリー兄弟の作品らしからぬタイトルだが、 完成した映画でも中心にいるのはドリュー・バリモアだから、 これは彼女に寄り添った邦題にしておいて正解なのかもしれない。 この映画にファレリー兄弟の毒を期待すると裏切られることは間違いなく、 それを見越して最初からファレリー兄弟の名前を控えめにしておくのも悪くはない選択に思える。 原作とオリジナル映画が描いているのは、 プロサッカーチーム「アーセナル」の活躍に一喜一憂する熱狂的な地元サポーターたちの姿だった。 今回の映画では物語の舞台をアメリカのボストンに移し、 応援する対象を地元の野球チーム「レッドソックス」に変更している。 野球シーンにはボストン・レッドソックスとMLBが全面協力。 この映画を撮影した年はレッドソックスが86年ぶりの優勝を遂げた記念すべきシーズンとなったが、 この映画ははからずもチーム優勝までの過程を追ったセミドキュメンタリーのような作品になっている。 映画を観ているときは最後の優勝シーンをどう撮影したのか疑問だったが、 これも優勝決定の試合にカメラマンや出演者を集めて現場で撮影したのらしい。 冬の間は申し分のない恋人なのに、 野球シーズン開幕と共に野球ベッタリになる男というのはアメリカに結構いるのかもしれない。 ミュージカル映画『くたばれ!ヤンキース』には「1年の半分を私は独身で過ごす」と 野球ファンの妻が嘆くナンバーがあった。 ジミー・ファロンは模範的な教師と、熱狂的な野球ファンの二面性をうまく表現していたと思う。 どちらもまったく自然体で、その人そのもののキャラクターに見えるのだ。 バリモア嬢も30歳(まだ30!)でいい女っぷり。


ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序

オトーサン、 「順序が逆になってしまった!」 "序"がTV放映される前に、"破"が公開されたので、 初日に、見てしまったのです。 でも、やはり、順番にみるべきでした。 原題:ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007) 原作・脚本・総監督:庵野秀明 監督:摩砂雪/ 鶴巻和哉 Genre:Anime/SF/Drama 上映時間:98分 あらすじ: セカンドインパクトで、半数の人類が死滅。 復興が進むなか、サードインパクトの脅威が迫っていた。 使徒がまた攻撃を仕掛けてきたのだ。 国連の下部組織・NERVは、汎用人型兵器エヴァンゲリオンによって 使徒を迎撃せんとヤシマ作戦を発動する。 NERV司令官・碇ゲンドウは、14歳の息子シンジを 初号機のパイロットとして起用する。 父親に気に入ってもらいたさに、引き受けたシンジだが、 あまりの恐怖に、自分を見失い、父親に猛反発する。 指導教官の葛城ミサトに言う。 「ボクは、もう、エヴァンゲリオンには乗らない。 なんでボクだけが、こんな目にあわなくてはならないんだ」 好きになったパイロットの綾波レイに、 そう打ち明けると、平手打ちを食う... 声の出演: 緒方恵美 .... 碇シンジ 立木文彦 .... 碇ゲンドウ 三石琴乃 .... 葛城ミサト 林原めぐみ .... 綾波レイ オトーサン、 「そうだったんだ」 "序"をみて、はじめて碇シンジの気持ちが理解できました。 シンジ以外の登場人物は、類型的でした。 "破"では、式波・アスカ・ラングレーが破天荒ナキャラで、 活躍しています。 その他の出演者: 山口由里子 .... 赤木リツコ 清川元夢 .... 冬月コウゾウ 結城比呂 .... 日向マコト 長沢美樹 .... 伊吹マヤ 子安武人 .... 青葉シゲル 麦人 .... キール・ローレンツ 関智一 .... 鈴原トウジ 岩永哲哉 .... 相田ケンスケ 岩男潤子 .... 洞木ヒカリ User Rating 8.1/10 ( 1,778 votes)Yahoo! オトーサン、 「高いスコアだ」 なお、"破"のスコアは、9.3/10 でした。 User Comments: riuzasuiop23さん 2009年7月4日 良くも悪くもすごくエウァで懐かしかった エヴァは当時リアルタイムで見てはいましたが 1回きりでもう10年以上もたっていたし ストーリーどころか存在そのものも半紙分忘れておりました。 そんな軽い元視聴者としては 独特の雰囲気はよく出てるし 音も懐かしいわ、絵は綺麗になってるわで 思いの外感慨深い楽しい時間が過ごせました。 これがまたずっと追いかけてたコアなファンや あるいは逆に元を全く知らない人だと感想も違ってくるんでしょうが 昔見てある程度でも気に入ったことのある人なら おおむね満足できる内容ではないでしょうか 自分は、最近の客寄せパンダの餓鬼タレ邦画や 豪華でもワンパターンな洋画に食傷気味で 随分と映画館から足が遠のいてましたが 久しぶりにこの続編とやらを見に映画館に行こうかなと思います。 しかし人間ってのは相当昔に見たものでも案外覚えてるもんなんですね。 まさかテレビ見てこんなに懐かしい思いするとは夢にも思いませんでした オトーサン、 「さすが黒美さん、うまいこと言うなぁ」 "SFアニメに、日常を巧みに組み込む"とは... 思っていたことを見事に、代弁してくれました。 黒美君彦さん 2007年11月23日 初体験 TV放映時、その後の驚異的な盛り上がりは、 丁度仕事に追われていた時期と重なっていて全く不知。 とはいえ、庵野秀明の代表的な作品として あちこちで耳にすることが多かったので、この劇場版で初の「エヴァ」体験。 ファン、アンチを含めて本質的な議論は尽くされているでしょうから、 全くの初体験者としての感想に留まるのですが、 何だかよくわからないなりに面白く拝見しました。 作品に込められた思想性だの宗教性だのは、 この「序」だけではよくわかりませんでしたが(苦笑)、 何となくパラレル・ワールドっぽい感じで悪くはありません。 こうしたSFもの(ロボットもの)アニメに、 日常が巧みに組み込まれるようになったのは、80年代半ば以降でしょうか。 「うる星やつら」あたりからそうした傾向が出てきたような気がしますが、 それまでは完全に別世界での物語というのが主流だったのが、 日常の描写の延長線上にごく自然な形で戦闘やロボットがある、 という方向に向かっていったように思います。 その意味で、この作品もまたそうした面を強く感じます。 14歳の碇シンジはひたすら内向的なくせに、 キレるとわけのわからないパワーを発揮し、敵を殲滅する… 闘う意味もわからぬまま、それでも少しずつ成長していく… という展開なのでしょうか? キレるとどうなるかわからない14歳、 というのは、90年代半ば以降を象徴しているようにさえ思えます。 日本発のサブカルチャーとして世界に影響を与えるほどの作品かどうかは あまり見極められませんでしたが、 「ふ〜ん、こんな世界観なのか」と勉強させてもらった気分?です。 それにしても“EVANGELION”がローマ字表記なら、 「ヱヴァンゲリヲン」って表記はどこから出てきたんでしょうね。 “WEVANGERIWON”ならわかるけど。


招かれざる客

オトーサン、 「オバマさんも、若い頃みたのだろうな」 40年前には、黒人が大統領になるなんて、夢のまた夢でした。 いまや、それが現実となりました。 どんなに画期的なことだったかは、 後世において、歴史家が力説することでしょう。 原題:Guess Who's Coming to Dinner (1967) 監督:Stanley Kramer 脚本:William Rose Genre:Drama / Romance 上映時間:108分 あらすじ: ジョーイは、著名な医師ジョンとハワイで恋し、 彼の任地ジュネーブに飛び、結婚することに。 時間が迫っているなか、報告しに両親の邸宅に行く。 母親クリスティーナは、娘の婚約者が黒人なのに驚いたが、 娘の喜ぶ姿に結婚を祝福してやりたいと思う。 父親のマットは、新聞社のオーナーとして人種差別と闘ってきたものの、 いざ自分の娘となれば、正直、賛成する気にはなれない。 黒人と白人との結婚には、想像を絶する困難がある。 そして、ジョンの両親が息子に会いに空港に着く。 夫妻は、嫁が白人だと知って愕然とする。 両家は、ディナーをともにすることになるのだが... 出演者: Spencer Tracy ... Matt Drayton(マット) Katharine Hepburn ... Christina Drayton(クリスティーナ) Sidney Poitier ... Dr. John Wade Prentice(ジョン) Katharine Houghton ... Joey Drayton(ジョーイ) Cecil Kellaway ... Monsignor Ryan(ライアン神父) Beah Richards ... Mrs. Prentice(ジョンの母親) オトーサン、 「いいね、いいね」 スペンサー・トレーシーは、これが遺作。 アカデミー賞女優キャサリン・ヘプバーンと息がぴったり。 シドニー・ポワチエは、オバマさんみたいでした。 脇役だって、大したもの。 ライアン神父は、神父というよりも、気のおけない友人で毒舌家。 ジョンの母親は、物静か。でも、哲学者よりも、いいせりふを吐きます。 SPENCER TRACY  スペンサー・トレーシー 誕生日 1900/4/5-1967/6/10 出身 米ウィスコンシン州 出演作 1930年「河上の別荘」 1931年「速成成金」「女は港の宝物」 1932年「彼女は金満家がお好き」「天国爆撃隊」「真実の力」      「ヤング・アメリカ」「選手権目指して」「赤道を泳ぐ女」      「金髪乱れて」 1933年「春なき二萬年」「力と栄光」「狂乱の上海」「青空天国」 1934年「電話新撰組」「サラリーマン」「ハリウッド征服」 1935年「舗道の殺人」「ダンテの地獄篇」「諾?否?」 1936年「港に異常なし」「激怒」「桑港」「結婚クーデター」 1937年「我は海の子」「戦友」「大都会」 1938年「テスト・パイロット」「少年の町」 1939年「スタンレー体験記」 1940年「北西への道」「人間エヂソン」「ブーム・タウン」 1941年「感激の町」「ジーキル博士とハイド」 1942年「女性NO.1」「火の女」 1944年「東京上空三十秒」 1947年「大草原」 1948年「愛の立候補」 1949年「アダム氏とマダム」 1950年「花嫁の父」 1951年「可愛い配当」 1952年「パットとマイク」 1954年「折れた槍」 1955年「日本人の勲章」 1956年「山」 1957年「おー!ウーマンリブ」 1958年「老人と海」「最後の歓呼」 1960年「聖者への反逆」 1961年「四時の悪魔」「ニュールンベルグ裁判」 1962年「西部開拓史」(ナ) 1963年「おかしなおかしな世界」 1967年「招かれざる客」 KATHARINE HEPBERN  キャサリン・ヘプバーン 誕生日 1907/5/12-2003/6/29 出身 米コネチカット州ハートフォード 幼い頃から女優を志し、12才でアマチュアの舞台に出演。 大学時代も演劇に熱中し、卒業後、ボルチモアの劇団に入る。 ブロードウェイの舞台で評価を得て、RKOにスカウトされ、 32年「愛の嗚咽」で映画デビュー。 33年「勝利の朝」でアカデミー主演女優賞受賞。 その後、67年「招かれざる客」、68年「冬のライオン」、81年「黄昏」でも 同主演女優賞を手にした。 42年「女性NO.1」以来、親友のスペンサー・トレイシーとは9度共演した。 出演作 1932年「愛の嗚咽」 1933年「人生の高度計」「若草物語」      「勝利の朝」 1934年「野いばら」「小牧師」 1935年「心の痛手」「乙女よ嘆くな」 1936年「男装」「メアリー・オブ・スコットランド」      「女性の反逆」 1937年「偽装の女」「ステージ・ドア」 1938年「赤ちゃん教育」「素晴らしき休日」 1940年「フィラデルフィア物語」 1942年「女性NO.1」「火の女」 1943年「STAGE DOOR CANTEEN」▲ 1944年「DRAGON SPEED」 1945年「WITHOUT LOVE」 1946年「UNDERCURRENT」 1947年「大草原」「愛の調べ」 1948年「STATE OF THE UNION」 1949年「アダム氏とマダム」 1951年「アフリカの女王」 1952年「パットとマイク」 1955年「旅情」 1956年「雨を降らす男」「ロマンス・ライン」 1957年「コンピュータとミス・ワトスン」 1959年「去年の夏突然に」 1962年「夜への長い旅路」 1967年「招かれざる客」 1968年「冬のライオン」 1969年「シャイヨの伯爵夫人」 1971年「トロイアの女」 1973年「A DELICATE BALANCE」 1976年「オレゴン魂」 1978年「ゆかいな風船旅行」 1981年「黄昏」 1984年「GEORGE STEVENS ; A FILMMAKER'S JOURNEY」 1985年「愉快なゆかいな殺し屋稼業」 1992年「たった一度のクリスマス/ある逃亡者との物語」(TM) 1994年「めぐり逢い」 SIDNEY POITIER  シドニー・ポワチエ 誕生日 1924/2/24 出身 米フロリダ州マイアミ 活躍度 ○→ 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1950年「復讐鬼」 1951年「泣け!愛する祖国よ」 1955年「暴力教室」 1957年「黒い牙」「暴力波止場」「南部の反逆者」 1958年「手錠のままの脱獄」 1959年「ポギーとベス」「ヴァージン・アイランド」 1960年「戦う若者たち」 1961年「パリの旅愁」「A RAISIN IN THE SUN」 1963年「野のユリ」◇アカデミー主演男優賞 1964年「長い船団」 1965年「偉大な生涯の物語」「駆逐艦ベッドフォード作戦」      「いつか見た青い空」「いのちの紐」 1966年「砦の29人」 1967年「いつも心に太陽を」「夜の大捜査線」◇「招かれざる客」 1968年「愛は心に深く」 1969年「失われた男」 1970年「続・夜の大捜査線」◇ 1972年「ブラック・ライダー」      「夜の大捜査線・霧のストレンジャー」◇「12月の熱い涙」 1975年「ケープタウン」 1976年「シドニー・ポワチエ/一発大逆転」◇ 1980年「スター・クレイジー」 1982年「ハンキー・パンキー」 1984年「ファースト・フォワード」 1988年「影なき男」「リトル・ニキータ」 1990年「ゴースト・パパ」 1992年「スニーカーズ」 1995年「いつも心に太陽を2」(TM) 1996年「輝きの大地」 1997年「ジャッカル」 1998年「デビッド&リサ 心の扉」(TM) 2001年「希望の大地」(TM) その他の出演者: Roy Glenn ... Mr. Prentice Isabel Sanford ... Tillie Virginia Christine ... Hilary St. George Alexandra Hay ... Carhop Barbara Randolph ... Dorothy D'Urville Martin ... Frankie Tom Heaton ... Peter Grace Gaynor ... Judith Skip Martin ... Delivery Boy User Rating:7.8/10 ( 9,984 votes) 7.8/10 ( 136 votes)Yahoo! オトーサン、 「まぐれもない名作!」 これまでで、最高の脚本でした。 全員がオンリーワンとして浮き彫りにされています。 主人公の心境変化が見事にドキュメントされています。 若い脚本家には、格好の教材でしょう。 アカデミー賞受賞 ・主演女優賞 キャサリン・ヘプバーン ・脚本賞 同ノミネート ・作品賞 ・主演男優賞 スペンサー・トレイシー ・助演男優賞 セシル・ケラウェイ ・助演女優賞 ビア・リチャーズ ・監督賞 スタンリー・クレイマー ・音楽(編曲賞) ・美術監督・装置賞 ・編集賞 User Comments Kyle Milliganさん Toronto, Canada 1999年5月9日 30年経ったのに、驚くほど新鮮で、いまに響きあう 作られてから30年以上後に、初めてこの映画を見た。 このテーマの持久力に心を打たれた。 それは、今日にも響く問題だ。 私は、30才だが、 当惑と弁護の入り混じった感情で言おう スペンサー・トレーシーは、私に人の絆を結ぶいい方法を教えてくれた。 ほんとうに、そういうことができる映画なのだ。 衣類、音楽、車、表現方法は、たしかに、古くなっている。 時々、せりふは、いんちき臭かったが、 その他は、ほんとうに、すばらしいとか言いようがない。 ゴーゴーダンサーの取り巻きたちが、 サンフランシスコの通りで暴動を起こすと思っていた。 私の人生で、と"Story Of Love" を二度聞かないことなどありえない。 だが、30年経てば、同じものもあるだろうが、 多くのものが変わらざるを得ない。 30年前より、今日では異人種間のカップルが増えているし、 そういうことに対する寛大さも増えている。 だが、依然として、心の狭い人も多く、 彼らは、30年前と同様に「ぞっとする」と言うのだ。 いくつかのせりふには、大笑いした。 いいシーンの後には、また素敵なシーンが続いて、大いに楽しめた。 キャサリン・ヘプバーンが、偏見をもった家政婦を解雇するシーンや それに続く5分間のシーンに感動した。 私は、映画の人物たちが、当時どんな気持ちだったか、 想像して、泣きたくなった。 私は、この映画のような試練には、とても太刀打ちできないだろうし、 彼らの創造力に敬服したい。 すばらしい。 先見の明に感謝したい。 オトーサン、 「懇切丁寧な解説!」 odyssさん 2008年8月16日 周到な計算によって作られた名作 黒人青年と白人令嬢の結婚を描いた有名な映画です。 まず、作られた年代に注目しなくてはなりません。 アメリカの黒人差別が公民権運動によって 実質的に解消に向かったのは1960年代になってから。 この映画は67年に作られているので、 そうした時代背景を頭に入れておく必要があります。 作中にも名が出てくるキング牧師は 非暴力主義による反差別運動を押し進めた人物として著名で、 64年にノーベル平和賞を受賞していますが、 この映画が作られた翌年の68年に暗殺されています。 まさに、黒人差別撤廃運動が盛り上がりながらも、 まだまだ実質的な差別が根強いなかで この映画が作られたことには大きな意義があったと言えるでしょう。 しかしそうしたテーマ性だけが勝った映画としてこの作品を見ると間違えます。 脚本や設定が入念に考えられているので、だからこそ名作として残っているのです。 まず、この作品が1日での出来事によって構成されていることに注意しましょう。 劇が1日限定で展開されるというのは、フランス古典劇の決まりでもあるのですが、 ここではそうした限定をあえて加えることによって スピーディで中身の濃い作品が実現しています。 次に配役と構成。 この映画は基本的に大人視線で配役がなされ、構成もなされています。 どういうことかというと、令嬢以外はみな大人であり、 唯一令嬢だけが例外となっているのです。 結婚したいと望む二人のそれぞれの両親が大人であることは言うまでもありませんが、 シドニー・ポアチエ演じる黒人青年にしてもすでに37歳であり、 一度結婚したものの事故で妻子を失っているという設定です。 令嬢は23歳で、自分たちは愛し合っているし 両親も人種的な偏見を持つような人ではないから すぐに結婚を認めてくれるはずだと思い込んでいるのに対し、 黒人青年は、物事はそう単純にはいかないことを予想しています。 実際展開は黒人青年の予想したとおりになるのですが、 しかしそうしたごたごたを押し切る原動力となっているのは、 実際には令嬢の無邪気な、しかし純粋で強い愛なのです。 彼女だけは、愛と結婚の外側にもいろいろな世間的事情というものが あるのだという大人のためらいを知らない。 知らないがために彼女は物事をてきぱきと押し進め、 それに黒人青年ばかりか両親たちも巻き込まれていくのです。 シドニー・ポアチエも、 また令嬢両親役のスペンサー・トレイシーとキャサリン・ヘプバーンも 素晴らしいには違いありませんが、 私はこの映画の一番の中心は令嬢ジョイを演じたキャサリン・ホートンの 初々しい美しさだと思うのです。 彼女の無邪気で若々しい魅力があってこそこの映画は名作になり得たのですし、 そうした配役をした製作スタッフ側の周到な計算にはうなるしかありません。 なお、若い二人が令嬢の邸宅を訪れた時、 リベラル派の令嬢両親はショックを受けながらも一応礼儀正しい振る舞いをするのに、 黒人のメイドだけは黒人青年に対して露骨に差別的な態度をとったりするところが、 なかなかリアル。 黒人青年の父が結婚に反対するシーンと合わせて、 人種差別の一番の敵は実は身内にあるという真理がさりげなく示されているようです。


ディア・ドクター

オトーサン、 「若い女流監督だね」 1974年生まれの西川美和監督 カンヌ国際映画祭の監督週間に、日本映画で唯一正式出品したとか。 鶴瓶さんが主演すると聞いて見に行くことに。 原題:ディア・ドクター(2009) 監督・原作・脚本:西川美和 Genre:Drama 上映時間 127分 あらすじ: 医師の伊野は、村人に敬愛されている。 山間の無医村にやってきてくれて、 親身になって診察してくれるからだ。 ベテラン看護婦・朱美や薬品販売員・斎門に助けられて、 大変だが、幸せな日々が続いている。 そこへ朗報が届く。 東京から青年・相馬が研修医としてやってきたのだ。 ある日、老婦人かづ子が胃痛を訴える。 診療すると、胃潰瘍か胃がんだ。 病状を都会で医師をしている娘りつ子に知らようとすると、 そんなことしないでと懇願される。 この願いを引き受けたのが、仇となって... 出演者 笑福亭鶴瓶 .... 伊野治 瑛太 .... 相馬啓介 余貴美子 .... 大竹朱美 香川照之 .... 斎門正芳 八千草薫 .... 鳥飼かづ子 井川遥 .... 鳥飼りつ子 オトーサン、 「みんないいね」 八千草薫さん、綺麗にお年を召されましたね。 なかでも、鶴瓶さんは、はまり役でした。 とても、初主演とは思えません。 その他の出演者 松重豊 岩松了 笹野高史 中村勘三郎 User Rating: 8.0/10 ( 202 votes)Yahoo! オトーサン、 「心に沁みる名作!」 User Comments: ko001gさん 2009年7月2日 鶴瓶さん最高! 落語家恐るべし。間合いといい雰囲気といい完璧です。 他の役者さんも演技が いわゆる台詞をしゃべっているのではなく自然でとてもいいです。 その意味で映画としてはほぼ完璧に思えます。 次来るのが1年後・・・嘘の1線を越えてしまい逃走しますが、 ラストや全体を考えると 優しさが根底に流れていて良心があるからこその主人公の行動であり 鶴瓶さんのキャラクターともぴったりで違和感がございません。 日本的な良いストーリーだと思いますが 上映館が何ゆえ少ないのかわかりません。 もっとみなさんに見ていただきたく思います。 オトーサン、 「いい批評だね」 ひとを育てるのも、映画評論家の大事な仕事です。 前田有一さん 2009年6月24日 西川美和監督のおそるべき手腕 かつてダコタ・ファニングがスーパー子役として鳴らしていたころ、 私は彼女の中には40代のベテラン女優が入ってるに違いないと思っていた。 あの演技力とインタビューの受け答えの妙は、そう考えないと説明がつかない。 同じように、『ディア・ドクター』を作った西川美和監督(30代、女性)の中には、 50代くらいのオッサンが入っているのではないかと、 最近私は本気で考えるようになってきた。 かつて無医村だった村で、 長く村人から信頼されていた医師(笑福亭鶴瓶)が失踪した。 共に働いていた地元の看護師(余貴美子)や、 彼の元に東京からやってきた研修医(瑛太)でさえ、その理由はわからない。 この静かな山間の村で、いったい何が起きたのだろうか。 この簡潔かつ謎めいた冒頭から、まったく目が放せぬ物語が展開する。 とはいえ、スリリングなサスペンスというわけでも、アクションがあるわけでもない。 僻地医療をテーマにした、日常のドラマが繰り広げられるだけだ。 だが、それら回想シーンはすべて、 最初に起きた失踪の謎解きとして配置されているわけで、 どんなに些細な出来事にも観客は過剰反応する仕組み。 地味な人間ドラマを、 たやすくエンタテイメントに変換するこの監督のシナリオ構成力は凄い。 だがそれ以上の、西川美和監督が持つ最強の武器は「男の心理描写」につきる。 この映画でいえば、笑福亭鶴瓶演じる主人公の中年医師。 この複雑な人物の心を、この若き女性監督は魅力的に、豊潤に描き出す。 しかもそれが、我々男どもがみても、嫌になるくらい本音に迫るというか、リアルなのである。 その上、監督はこのキャラクターについて、「私自身の投影」などと、恐ろしいことをいっている。 これはやはり、西川美和=内部にはオッサン在住説を裏付ける証拠と見る以外にない。 軽くて高性能なビデオカメラの普及以来、若い女性監督の台頭が著しい。 現在は、高価なフィルムと重たいカメラの時代では考えられないほど、 気軽に映画を作れる時代なのだ。 だが、巷でもてはやされているほど、 日本の若い女性監督がいい映画を作っているとは私には思えない。 ほとんどは、自主映画におけけが生えたようなものだ。 しかし、この西川美和監督だけは別。 この人の実力は本物だ。 なにより彼女が偉いのは、「感性に任せて」といいながら 「単なる思い付き」を撮ってるにすぎない凡百の女流監督と違い、 たとえ夢から思いついた(前作までは実際そうだったとか)ストーリーであろうと、 その裏づけ取材をきっちり行う点にある。 本作でいうとそれは「僻地医療」のテーマで、 これを脚本に組み込むため、彼女は全国の無医村を回って実態調査を行った。 若い監督が、大人をうならせるリアルなドラマを作ろうとすれば、 こうした地道な取材以外に道はないわけであり、 その面倒な作業を厭わない姿勢は高く評価できる。 さすが、体内にオッサンが住んでいるだけのことはある。 前作「ゆれる」に続き、私は『ディア・ドクター』を最高ランクのオススメ映画と認定する。 人間を見る目の確かさ、女性らしい優しい視線、退屈とは無縁のストーリーテリング。 撮る映画すべてが面白い西川美和監督を、私は「日本映画界の10割打者」と命名したい。 85点。


ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破

オトーサン、 「平日の昼間だぜ」 大ヒットしそうなので、見に行きました。 20-35才の男性が大勢、見にきていました。 すごい熱気を感じましたが... 原題:ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009) 総監督・原作・脚本:庵野秀明 監督:摩砂雪、鶴巻和哉 Genre:Anime/ Drama/ SF 上映時間:108分 あらすじ: 未曾有の災害で、人類の半数近くが死んだ。 平穏な日々が戻ったある日、14歳のシンジは、 父ゲンドウから第3新東京市へ呼び出される。 その眼前に、巨大生物"使徒"が出現し、 国連軍との戦いがはじまる。 爆風に巻き込まれた彼の命を救ったのは、 特務機関NERVの作戦部長・葛城ミサトだった。 そこでシンジは父との再会を果たし、 巨大な人型兵器・エヴァンゲリオン初号機に乗り、 "使徒"との戦うように強要される... 声の出演者 緒方恵美 .... 碇シンジ 立木文彦 .... 碇ゲンドウ 林原めぐみ .... 綾波レイ 宮村優子 .... 式波・アスカ・ラングレー 三石琴乃 .... 葛城ミサト オトーサン、 「いまどきの少女って、こんなものかね」 EVA2号機に乗る式波・アスカ・ラングレーが、 帰国少女で、勝ち気で、惜しげもなく身体を露出させています。 その他の出演者: 坂本真綾 .... 真希波・マリ・イラストリアス 山口由里子 .... 赤木リツコ 山寺宏一 .... 加持リョウジ 石田彰 .... 渚カヲル 清川元夢 .... 冬月コウゾウ 長沢美樹 .... 伊吹マヤ 子安武人 .... 青葉シゲル 優希比呂 .... 日向マコト 関智一 .... 鈴原トウジ 岩永哲哉 .... 相田ケンスケ 岩男潤子 .... 洞木ヒカリ 麦人 .... キール・ローレンツ User Rating: 9.3/10 ( 340 votes) オトーサン、 「そんなに、いいかなぁ?」 オタクのアニメフアンには、たまらんようですが... oshodaibutsu103さん 2009年7月1日 にわかファンも楽しめる 戦闘シーンは迫力満点。 シンジの葛藤や心の動き、周りの人間関係もわかり易く描かれているので良い。 一部のアニメファン、昔からのエヴァファンが好みそうな難解さは薄れ、 さらっと楽しみたい所謂にわかファンにも十分楽しめる内容。 オトーサン、 「前田有一さん、やっぱり若いんだ」 前田有一さん 2009年6月24日 ファンのトラウマを晴らす感動のラスト この記事を待っている方も多いようなので結論から先に言うと、 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』はファン必見の出来栄え、 文句なしの傑作と言える。 ユーロとロシアが管理する北極域に、新たな使徒が現れた。 迎撃に当たった新型エヴァンゲリオンを駆る真希波・マリ・イラストリアスは、 強敵を相手に恐るべき戦闘能力を発揮するが……。 一方、日本の第3新東京市には、 正規実用型のエヴァンゲリオン2号機のパイロットとして、 式波・アスカ・ラングレーが赴任してくるが、 気の強い性格から早くも碇シンジ、綾波レイらと衝突する。 人気キャラ、アスカの苗字が惣流から式波に変わったとおり、 この第2部からはもう、完全なる新作。 ストーリーも登場キャラクターも大きく変化する。 それでもテレビ版の面影が、ストーリーおよび複数のショットに残っているが、 それはもう味付け程度。 そしてこのアスカの運命と変化こそが、 このシリーズのコンセプトを表しているかのようだ。 それはかねてより言われているように、エンタテイメント性を重視しつつ、 映画の尺に合わせてテーマや各要素を整理していく、ということ。 たしかにこれを見ると、あの複雑怪奇なテレビ版とは対照的に、きわめてわかりやすい。 庵野秀明総監督の頭の中が、10数年を経て整理されたのか、 やりたいことがハッキリしたのかは不明だが、今のところ非常によい効果、 リメイクするに値するクォリティが実現されている。 なお鶴巻和哉監督は、今考えてみるとテレビ版当時は、 庵野秀明、摩砂雪(監督)、そして鶴巻氏の間で 脚本の解釈が違っていたと告白している。 そのため視聴者は翻弄され、 あたかも深みのようなものを感じさせられる効果があった、というわけだ。 この新劇場版では、そのあたりも整理されていくことになるのだろうか。 第1部はヤシマ作戦という、 区切りとなる大スペクタクルがあったのでスンナリ構成できたが、 3部作(第3部はさらに2編に分かれる予定)の中間となる本作をどう作るのか。 事前に気になっていた部分だが、本作のスタッフは「使徒との戦闘をいくつも入れる」という、 まさにエンタテイメント志向で乗り切った。 本作のアクションの激しさ、そして量は、前作とは比較にならない。 3DCGも積極的に取り入れ、いかにも今時のロボットアクションになっている。 なにしろこのシリーズ、ネルフが使徒出現をキャッチした瞬間の 異様な盛り上がり感ときたら、尋常ではない。 それが何度も絶え間なく続くのだから、こりゃたまらない。 ラーメン二郎も真っ青の満腹サービスである。 使徒迎撃のために設計された街とか、 最終兵器となるエヴァンゲリオンを運用しているネルフでさえ、 その能力を完全には把握していないという異様な設定など、 何度見ても面白いものだと感心する。 また、キャラクターの変化についても一目瞭然で、 全員どこかすっ飛んでいたテレビ版とは明らかに異なる。 一言で言うと碇ゲンドウもアスカも、みなかなりマトモになった。 そしてそれが、終盤の凄まじいクライマックスにつながっていく。 それについてはもちろん詳しく語るつもりはないが、 とてつもなく強い使徒が登場するとだけ言っておこう。 この最後の戦いの高揚感は、下手をするとシリーズ通して最高傑作と呼んでもいいほど。 まさに13年間に渡る、エヴァンゲリオンファンのトラウマを晴らす、感動の愛のバトルだ。 その驚き、感動の大きさは、シリーズへの思い入れが強いほど高まろう。 エンドロールの後には、例によって葛城ミサトの次回予告が用意されている。 ここまで温存してきたあのチルドレンも加わり、予想もつかない展開を見せるらしい。 だが正直なところ、私はこの「破」にも十分満足をした。 「早く続きを見たい!」との思いは、さほど感じなかった。 それほど、よく出来ていたということだろう。 85点。


フォー・ウェディング

オトーサン、 「おお、ヒュー・グラントの映画だ!」 「ノッティングヒルの恋人」では、ジュリア・ロバーツと共演し、 わが国でも、大ヒットしました。 今回のお相手は、アンディ・マクダウェル。 大輪のバラのような笑顔が素敵な女優さんです。 原題:Four Weddings and a Funeral (1994) 監督:Mike Newell 脚本:Richard Curtis Genre:Comedy / Romance / Drama Rated R for language, and for some sexuality. Country:UK Language:English / British Sign Language 上映時間:117分 あらすじ: チャールズは、32歳の独身男性。 女性にモテるのに、なかなか結婚に踏み切れない。 友人の結婚式で、アメリカ人のキャリーと出会い、 恋に落ち、ベッドを共にした。 だが、彼女は翌日、帰国してしまう。 その後、再び友人の結婚式でキャリーと再会したが、 時すでに遅く、彼女にはフィアンセがいたのだ。 出演者: Hugh Grant ... Charles(チャールズ) Andie MacDowell ... Carrie(キャリー) Anna Chancellor ... Henrietta(ヘンリエッタ) Rowan Atkinson ... Father Gerald(司祭) オトーサン、 「うまいね」 ヒュー・グラント、どこまでが地で、どこからが演技か 分かりませんが、魅力的で好感度ナンバーワンです。 アンディ・マクダウェル、魅力的な女優さんですが、 ヒュー・グラントにふさわしい相手役は、他にもいそうな気もします。 HUGH GRANT  ヒュー・グラント 誕生日 1960/9/9 出身 英ロンドン オックスフォード大学で英文学を学ぶ。 卒業後にノッティンガム・プレイハウスで多くの舞台に立ち、 84年からテレビに進出。 87年「モーリス」でヴェネチア国際映画祭最優秀男優賞獲得。 活躍度 ○↑ 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆☆☆★ 出演作 1982年「オックスフォード・ラブ」 1987年「モーリス」「白い炎の女」 1988年「ベンガルの夜」「幻の城」 1989年「青い夜明け」「白蛇伝説」 1990年「スピリット/傷だらけの栄光」 1991年「即興曲/愛欲の旋律」 1992年「赤い航路」 1993年「日の名残」「処刑特急/テロリストの罠」 1994年「フォー・ウェディング」「恋する予感」 1995年「9か月」「いつか晴れた空に」「ウェールズの山」      「泉のセイレーン」「恋の闇 愛の光」 1996年「ボディバンク」「ダンシング・クイーン」 1998年「リラクタント・グルーム」「アザーワイズ・エンゲージド」 1999年「ノッティングヒルの恋人」◇「恋するための3つのルール」◇ 2000年「おいしい生活」◇ 2001年「ブリジット・ジョーンズの日記」◇ 2002年「アバウト・ア・ボーイ」◇「トゥー・ウィークス・ノーティス」◇ 2003年「ラブ・アクチュアリー」◇ 2004年「ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12ヶ月」◇ 2006年「アメリカン・ドリームズ」◇ 2007年「ラブソングができるまで」◇ ANDIE MacDOWELL  アンディ・マクダウェル 誕生日 1958/4/21 出身 米サウスカロライナ州ガフニー 幼少から女優を目指し、シェイクスピア劇団などで演技を学ぶ。 84年「グレイストーク」で映画デビューするも、 南部なまりのため、台詞はグレン・クロースの吹き替えになる。 89年「セックスと嘘とビデオテープ」で注目される。 牧場経営の夫と二人の子供がいる。 出演作 1984年「グレイストーク/類人猿の王者ターザンの伝説」デビュー 1985年「セント・エルモス・ファイヤー」 1989年「セックスと嘘とビデオテープ」 1990年「グリーン・カード」 1991年「幸福の選択」「ハドソン・ホーク」 1992年「ザ・プレイヤー」▲「ルビー・カイロ」 1993年「恋はデジャ・ブ」「ショート・カッツ」 1994年「フォー・ウェディング」「バッド・ガールズ」 1995年「想い出の微笑」 1996年「クローンズ」「マイケル」「マルチプリシティ」 1997年「エンド・オブ・バイオレンス」 1999年「ハリウッド・ミューズ」◇ 2001年「フォルテ」 その他の出演者: Kristin Scott Thomas ... Fiona Simon Callow ... Gareth John Hannah ... Matthew James Fleet ... Tom David Bower ... David Charlotte Coleman ... Scarlett User Rating:7.1/10 ( 34,507 votes) 8.2/10 ( 634 votes)Yahoo! オトーサン、 「高いスコアだ」 主役2人が好演していますし、脚本もなかなかでした。 アカデミー賞ノミネート ・作品賞 ・脚本賞 ゴールデン・グローブ受賞 ・男優賞(コメディ/ミュージカル) ヒュー・グラント 同ノミネート ・作品賞(コメディ/ミュージカル) ・女優賞(コメディ/ミュージカル) アンディ・マクダウェル 脚本賞 User Comments Atreyu_IIさん The world of artists 2007年9月11日 英国のユーモア これは英国のユーモアのあるすてきなコメディだ。 あらためて、英国人は、ユーモアのセンスがあると思う。 ユーモアは、クラシックで、独自のもので、実に面白い。 単純で馬鹿げているが、好ましい映画だ。 特別なことは、何もない。 それが、この映画の目指しているところだろう。 要点は、この映画が、面白くて、リラックスさせてくれて、 いい笑いをもたらすということだ。 ユーモアが、この映画の優先事項だ。 最近の愚かなユーモアではなく、面白いユーモアなのだ。 俳優は、みんな好演している。 だが、何といっても、目立つのは、 結婚式アレルギーのチャールズを演じているヒュー・グラントだ。 コメディアンのローワン・アトキンソンは、 2番目の結婚式での司祭として登場する。 端役だが、ヒステリックに笑わせてくれる。 ローワン・アトキンソンは、まさに期待通りだった。 映画には、スコットランドの素晴らしい景色の数々が出てくる。 緑野、山、城、素晴らしい建築の古い教会など... 全体として、問題のないコメディだった。 これまでで、一番面白いイギリス映画の1つだ。 オトーサン、 「映画瓦版は、アンディ・マクドウェル嫌い?」 でも、これだけ饒舌に語るところを見ると、好きなのかも。 服部弘太郎さん 1994年10月25日 ヒュー・グラントとアンディ・マクドウェル主演のイギリス製恋愛映画。 4つの結婚と1つの葬式の物語。 今朝のワイドショーは女優・斉藤由貴婚約の話題で持ちきりです。 彼女は相手の男性と出会ってから10日で結婚を決めたそうですが、 僕の友人の女性にも、相手の男性に知り合って1週間でプロポーズされ、 そのまま結婚してしまった人がいます。 つきなみな言葉ではありますが、 〈運命〉というものは本当にあるのかもしれませんね。 出会いはいつも偶然から始まります。 主人公のチャールズとキャリーは出会ったときから互いに惹かれますが、 そのままスンナリとことが運んだのでは映画になんてなりゃしない。 当然紆余曲折があるものの、この紆余曲折具合が並じゃありません。 厄介なのは、ベッドを共にしたことが 必ずしも愛を確かめあったことにはならない現代の風俗です。 チャールズとキャリーは出会ったその日に急接近して ロマンチックな夜を過ごしますが、 それでも互いにどこかで距離をはかりかねているようなところがある。 ささいな言葉のやり取りとすれ違い。 ふたりは互いの大切さを充分にわかっているくせに、 みすみす別れてしまうのです。 どちらが悪いというわけではありません。たぶん現実もこんなものでしょう。 アメリカ人のキャリーは奔放で積極的な女性に見えますが、 最終的なところでは常に受け身にまわってしまう女性です。 チャールズはそんなキャリーに翻弄されて、あと一歩彼女に近づくことができない。 キャリーが足を止めて彼の接近を心待ちにしても、 チャールズはここぞというときに足踏みしてしまう。 彼が躊躇するのは臆病なせいか、はたまたキャリーに対する思いやりか、 たぶんその両方。 キャリーの気持ちを考えると チャールズの優柔不断な態度にはイライラしっぱなしですが、 優柔不断にならざるを得ない彼の気持ちがていねいに描かれた巧妙な脚本と、 チャールズを演じたヒュー・グラントの いかにも〈いい人〉然とした演技には嫌味がなく好感を持ちました。 二枚目俳優ヒュー・グラントが一目惚れする設定にしては、 相手役アンディ・マクドウェルにあまり華やかさが感じられませんでした。 正統派の美人女優だけど、ただそれだけという感じです。 彼女の魅力満載だった『恋はデジャヴ』などに比べると、 いくぶん艶消しな印象が否めない。 (それでも美人は美人。) 僕は彼女がうまい女優だとは全然思えなくて、 どちらかというと細やかな演技が苦手で大味な女優だと思っています。 彼女を魅力たっぷりに見せるにはそれなりの手順や工夫が必要だと思うけど、 今回はあまりそうした工夫が見られないように感じます。 しっとりとした空気の質感まで写し出すようなカメラは見事。 脇役たちも個性的で、見ていて飽きません。 英国流のひねったユーモアに大笑い。 深刻ぶらずに、肩の力を抜いて観られる娯楽作品です。 いかにも今風の恋愛模様がさらりと描かれていて、 ちょっと気持ちのいい作品になっています。


劔岳 点の記

オトーサン、 「じゃ、見に行かなくては」 木村監督は、黒澤映画の撮影を長年やってきて、 今回が初監督だとか。 いまいち食指が動きませんでしたが、 皇太子殿下が見に行かれたというニュースをみて、 気が変わりました。 原題:劔岳 点の記(2008) 監督:木村大作 原作:新田次郎 脚本:木村大作/ 菊池淳夫/ 宮村敏正 Genre:Drama 上映時間 139分 あらすじ; 柴崎芳太郎は地図の測量手。 陸軍参謀本部に命令される。 「日本地図最後の空白地点、劔岳の頂点を目指せ」 未だに登頂されていないのは劔岳だけだった。 柴崎らは山岳ガイドの宇治や助手の生田信らと登頂をめざす。 だが、日本山岳会も登頂を計画していた。 出演者: 浅野忠信 .... 柴崎芳太郎(陸軍参謀本部 陸地測量部測量手) 宮崎あおい .... 葉津よ(柴崎芳太郎の妻) 香川照之 .... 宇治長次郎(測量隊案内人) 松田龍平 .... 生田信(陸軍参謀本部 陸地測量部測夫) オトーサン、 「演技に力が感じられない」 登山に全エネルギーを取られたせいでしょうか。 それとも、脚本・監督がダメなのか。 その他の出演者: モロ師岡 .... 木山竹吉(陸軍参謀本部 陸地測量部測夫) 螢雪次朗 .... 宮本金作(測量隊案内人) 仁科貴 .... 岩本鶴次郎 蟹江一平 .... 山口久右衛門 仲村トオル .... 小鳥烏水(日本山岳会) 小市慢太郎 .... 岡野金治郎(日本山岳会) 安藤彰則 .... 林雄一(日本山岳会) 橋本一郎 .... 吉田清三郎(日本山岳会) 本田大輔 .... 木内光明(日本山岳会) 小澤征悦 .... 玉井要人(日本陸軍大尉) 新井浩文 .... 牛山明(富山日報記者) 鈴木砂羽 .... 宇治佐和(宇治長次郎の妻) 笹野高史 .... 大久保徳昭(日本陸軍少将) 石橋蓮司 .... 岡田佐吉(立山温泉の宿の主人) 國村隼 .... 矢口誠一郎(日本陸軍中佐) 井川比佐志 .... 佐伯永丸(芦峅寺の総代) 夏八木勲 .... 行者 役所広司 .... 古田盛作(元陸軍参謀本部 陸地測量部測量手) User Rating 7.2/10 ( 319 votes)Yahoo! オトーサン、 「景色はよかったけど」 User Comments: kanon_vaさん 2009年6月29日 見て良かったです 母と二人で行きました。 音楽と背景がとても良く合っていて、 そして山に登る人の一人一人に思いがあって・・・ 写真で見ると綺麗でも、命がけで上って道を開いた人たちが居た・・・ そのことを忘れたくないと思いました。 命がけだからこそ、大切な「何か」を得れるのかもしれません。 それは居心地の良い椅子にふんぞり返って座ってただ命令している上官よりも 「生きている」と実感できる宝。 例え「無かったこと」にされてしまっても「認めない」と言われても、 ただひたすら前進して行く彼らに拍手と敬愛を送りたい。 オトーサン、 「小地蔵さんは、やはり映画評論家なんだ」 流山の小地蔵 2009年6月25日 驚愕の山岳映像なのだけれど、 人物描写が足らなくて淡々としてしまったところが惜しいです。 昨年の完成ラッシュの感想通り、驚愕の映像でした。 冒頭の劔岳山麓の紅葉シーンは、 山の頂上まで紅葉が登り詰めていて、息をのむ美しさです。 立山連峰を仰ぐ映像は、一つ一つの山々のカットが 重厚で神々しく映し出されていました。 映像から推察される撮影位置から、撮影隊の困難さが忍ばれます。 本作は、ドキュメンタリーのように自然現象とも格闘していました。 春から始まる本番の登頂シーンでは、山頂に近づくほど冬景色となります。 吹雪の中でも登り続けるシーンや低気圧の通過で、 考えられないような暴風雨のなかを 出演者もスタッフも耐えながら撮影したシーンに感動しました。 どうしてそうまでして映画に取り組むのかと。 それだけではありません。 松田龍平は、雪崩のシーンで 数メートルも穴のなかに実際に埋められてしまったり、 劔岳南壁では、崖から墜落し、雪原を滑落していくシーンに挑戦していました。 仲村トオルも、雪の崖から足を滑らし、 ロープ一本にしがみつき助け出されるというシーンなど全編を通じて、 危険なシーンが多々あり、 よく無事で帰ってこられたものであると驚きました。 映像面ではもうしない分、 ストーリーでは人間の喜怒哀楽がセーブされてしまったキライがあります。 何しろ中心人物の柴崎が寡黙な男なので、感情移入しづらかったのです。 劔岳征服を競わされている日本山学会の一行にも淡々とした態度で、 ライバル心のかけらも見せません。 宮アあおいが演じる柴崎の妻葉津よがとても甲斐甲斐しく、 そっと夫に気付かれぬようお守りを登山リュックに忍ばせるなど、 夫を慕う心情がとても良かっただけに、 もう少し夫婦の葛藤を描いても良かったのではないでしょうか。 命の危険もある登山であるのに、裏庭にピクニックでも行ってくるかのように、 無表情に柴崎は劔岳を目指すのです。 葉津よが不安がるところがないのは、チョット考えられませんね。 カメラマン上がりの木村監督は、もう撮影に一杯一杯で、 心理描写まで気持ちが回らなかったのではないでしょうか。 長治郎の葛藤も不十分でした。 測量隊が山岳信仰の中心地を汚す行為だと非難する 村人や行者の抗議の声を強調しておけば、 息子との不和の理由がよく見えてきたことでしょう。 でも、その息子からの手紙で、オヤジの仕事として認めてくれたとき流す、 長治郎の涙には、ホロリときました。 どんな子供も親の背中を見て育つのでしょうか。 ホワイトアウトになって、吹雪で行く手が閉ざされても、 登山者のためにベストを尽くそうとする長治郎の人間味に惚れました。 香川照之の熱演ぶりは実良かったです。 さてストーリーのキモとして、 陸軍の直轄の陸地測量部で唯一残った 立山連峰の三角点設置に取り組むという内容。 けれども軍部は、地図の作成よりも、 山岳会に劔岳の初登頂を超されたくないというメンツで、 柴崎に登頂を厳命します。 そのためストーリーでは、想像を絶する苦難のなかで柴崎はなんども、 何のために地図を作るのか、 その理由を求めて、苦悩します。 名誉とか対面とか、そうした計らい心を満たす目的でなく、 何のために為そうとするのか志を問えという、先輩測量者の励ましは、 柴崎だけでなく見ている観客にも、深く考えさせるテーマになっていました。 あれだけ過酷な映像を見せつけられると、 見ている方も、何であそこまでして 地図を作らなければならないのかとため息が出そうです。 柴崎を心強くしたのは、山岳会のリーダー小島のメッセージでした。 ともに劔岳の登頂の厳しさに直面するなかで、ただ上るだけの自分たちに比べて、 測量という使命を背負った柴崎たちに深い敬意を示すのです。 そんな山岳会のメンバーに手旗信号で 君たちも仲間だと伝えるラストシーンにジンときました。 とにかく200日も劔岳に閉じ込められて、 こんな映像を取ったこと自体に感動してしまう凄い作品です。 出演者たちの苦行ぶりを目に焼き付けるだけでも、 CG慣れしてしてしまった映画ファンの目から鱗が落とせることでしょう。 85点。


ママの遺したラヴソング

オトーサン、 「題名がいいね」 それに、ジョン・トラボルタとスカーレット・ヨハンソンの 組み合わせも、魅力的です。 原題:A Love Song for Bobby Long (2004) 監督・脚本:Shainee Gabel 原作:Ronald Everett Capps Genre:Drama Rated R for language including some sexual references. 上映時間:119分 あらすじ: パーシーは、同棲中の男に愛想を尽かす。 母の訃報を知らせず、葬式に間にあわなかったのだ。 フロリダから、故郷ニューオーリンズに戻る。 実家には、母から居住権を譲られたと称する二人の男がいた。 一人はアル中の元文学教授ボビー、 もう一人は、その助手で作家志望のローソン。 部屋は散らかり放題を前にして、パーシーはきれる。 男たちも、彼女の無教養にあきれる。 違う世界に住む3人だったが、次第にお互いを理解し、 明日を信じるようになる。 出演者: John Travolta ... Bobby Long(ボビー) Scarlett Johansson ... Pursy Will(パーシー) Gabriel Macht ... Lawson Pines(ローソン) オトーサン、 「何だかなぁ」 トラボルタも、ヨハンソンも、ミスキャストではないでしょうか。 個性というか、貼りついたイメージが、ことごとに邪魔をして、 感動するのを妨げています。 JOHN TRAVOLTA  ジョン・トラボルタ 誕生日 1954/2/18  出身 米ニュージャージー州イングルウッド ニューヨークの演劇学校で学び、 16歳の時、サマーストックの「バイ・バイ・バーディ」でデビュー。 18歳の時、ブロードウェイ・ミュージカル「グリース」に出演。 75年「魔鬼雨」で映画デビュー。 ディスコ・ブームを巻き起こした77年「サタデー・ナイト・フィーバー」と 94年「パルプ・フィクション」で二度アカデミー賞にノミネート。 95年「ゲット・ショーティ」でゴールデン・グローブ賞主演男優賞受賞。 妻は女優ケリー・プレストン。 2009年1月、バハマ旅行中、別荘の浴室で長男ジェット(16)を亡くす。 出演作 1975年「魔鬼雨」 1976年「キャリー」◆ 1977年「サタデー・ナイト・フィーバー」 1978年「グリース」 1979年「年上の女」 1980年「アーバン・カウボーイ」 1981年「ミッドナイト・クロス」 1983年「ステイン・アライブ」「セカンド・チャンス」 1985年「パーフェクト」 1988年「エキスパーツ」 1989年「ベイピートーク」 1990年「ベイピートーク2/リトル・ダイナマイツ」      「MYベスト・フレンズ」 1991年「過ぎゆく夏」 1993年「ベイピートーク3/ワンダフル・ファミリー」 1994年「パルプ・フィクション」 1995年「ゲット・ショーティ」「ジャンクション」 1996年「マイケル」◇「フェノミナン」◇「ブロークン・アロー」◇ 1997年「フェイス/オフ」◇「シーズ・ソー・ラブリー」      「マッド・シティ」◇ 1998年「パーフェクト・カップル」◇「シン・レッド・ライン」      「シビル・アクション」◇ 1999年「将軍の娘/エリザベス・キャンベル」◇ 2000年「バトルフィールド・アース」◇「ラッキー・ナンバー」◇ 2001年「ソードフィッシュ」◇「ドメスティック・フィアー」◇ 2002年「オースティン・パワーズ ゴールド・メンバー」 2003年「閉ざされた森」◇ 2004年「パニッシャー」◇「炎のメモリアル」◇「ママの遺したラヴソング」◇ 2005年「BE COOL ビー・クール」◇ 2007年「ヘアスプレー」◇ SCARLETT JOHANSSON  スカーレット・ヨハンソン 誕生日 1984/11/22 出身 米ニューヨーク州ニューヨーク 幼い頃からリー・ストラスバーグ・インスティテュート・フォー・ヤングピープルで学び、 8歳の時にオフ・ブロードウェイの舞台「SOPHISTY」で女優デビュー。 94年「ノース/小さな旅人」の端役で映画デビュー。 96年「のら猫の日記」でインディペンデント・スピリット賞主演女優賞ノミネート、 「モンタナの風に抱かれて」でシカゴ映画批評家協会最有望女優賞ノミネート。 2001年「ゴーストワールド」でトロント映画批評家協会賞主演女優賞受賞。 2003年「ロスト・イン・トランスレーション」で ヴェネチア映画祭とBAFTAの主演女優賞受賞。 2008年9月、俳優ライアン・レイノルズと結婚。 出演作 1994年「ノース/小さな旅人」 1995年「理由」 1996年「失恋セラピスト」「のら猫の日記」 1997年「モンタナの風に抱かれて」 1998年「ホームアローン3」 1999年「ジョージ」 2000年「ゴーストワールド」◇ 2001年「バーバー」◆「アメリカン・ラプソディ」◇ 2002年「スパイダー・パニック!」◆「真珠の耳飾りの少女」◇ 2003年「ロスト・イン・トランスレーション」◇ 2004年「理想の女(ひと)」◇「イン・グッド・カンパニー」「ママの遺したラヴソング」◇      「スカーレット・ヨハンソンの百点満点大作戦」◇ 2005年「マッチポイント」◇「アイランド」◇ 2006年「ブラック・ダリア」◇「プレステージ」◇「タロットカード殺人事件」◇ 2007年「私がクマにキレた理由(わけ)」◇ 2008年「プーリン家の姉妹」◇ その他の出演者: Deborah Kara Unger ... Georgianna Dane Rhodes ... Cecil David Jensen ... Junior Clayne Crawford ... Lee Walter Breaux ... Ray Sonny Shroyer ... Earl Carol Sutton ... Ruthie Warren Kole ... Sean Bernard Johnson ... Tiny Gina 'Ginger' Bernal ... Waitress Douglas M. Griffin ... Man #1 Earl Maddox ... Man #2 User Rating:7.2/10 ( 10,555 votes) 7.8/10 ( 511 votes)Yahoo! オトーサン、 「そんなに、いい映画かなぁ?」 ヨハンソンを見たいなら、「ロスト・イン・トランスレーション」と 「真珠の耳飾りの少女」の2本をみれば、充分です。 ゴールデン・グローブ ノミネート ・女優賞(ドラマ) スカーレット・ヨハンソン User Comments joem41269さん New York 2004年12月1日 本物の映画ファンのための本当の物語 これまでで見た最も満足できる映画の1つだった。 異なった登場人物、完全に魅力的な物語、美しい撮影技術、 そして、素晴らしい演技がある。 ジョン・トラボルタは、ここ何年も、こういう演技をしなかった。 本来の彼に戻れば、彼は名優だということを思い出させる。 スカーレット・ヨハンセンがいい。 これまでで最もおいしい役をもらって、カンペキにこなしてみせた。 ガブリエル・マッハ(私は、知らなかった)も、素晴らしい演技だ。 音楽は、素晴らしい。 急遽、CDを発売するそうだ。 ときどき笑える魅力の映画を見たいなら、この映画を見るといい。 オトーサン、 「前田さんの言う通り!まったく同感です」 前田有一さん 2007年4月1日 字幕が舌っ足らず 「ロスト・イン・トランスレーション」「アイランド」「マッチポイント」と 主演作が相次ぐスカーレット・ヨハンソン。 ぼちぼち知名度が上がってきたところで、 2004年製作の本作も日本公開となった。 (あらすじ紹介 略) 一度は失われた家族愛を、母の遺したあるものによって取り戻すという癒しの物語だ。 母が残したものの中には、わけのわからぬ中年男二人というのもあるわけだが、 堂々と実家に居座り、のんきに暮らす彼らからパーシーが学ぶものは少なくない。 フロリダとはまったく違うのどかな田舎で、やがて彼女は学校に通い文学に目覚める。 スカーレット・ヨハンソンはこのころ20歳かそこらだと思うが、 肌はきれいでスタイル抜群、絵に描いたような美少女だ。 やたらと大きな胸にばかり目がいってしまうが、 もちろんそんなところを見るべき映画ではない。 相手役のジョン・トラボルタは初老の男という設定だが、どうにもしっくりこない。 物語上の設定では一応18歳と48歳となっているが、こいつはいかにも若すぎる。 トラボルタの役は、少なくとも65歳くらいに思えてしまう。 劇中で自身を自虐的に「老いぼれ」と呼んでいたから、 私はてっきりそのくらいの年齢だと思っていた。 しかしそのわりにはトラボルタ自身の見た目は若く見えるしで、 一種の混乱状態に陥っていた。 また、大学教授というのも少々無理がある気がする。 やたらと引用を会話に織り交ぜるインテリの役は、彼には似合っていない。 こうしたミスキャストに加え、字幕が舌っ足らずなので この映画、登場人物の人間関係がきわめてつかみづらい。 いったいこいつらはどういう関係なんだと、思わず頭をひねってしまう。 いくつか泣ける場面はないでもないが、 どうにも現実感が感じられない展開で話に没頭しにくい。 もし無名の役者が主演であったら、 間違いなくビデオスルーになっていただろうな、と思わせる一本であった。 40点。


それでも恋するバルセロナ

オトーサン、 「へぇ、ニューヨーク以外で撮ることもあるんだ」 気晴らしでしょうか、それとも好きな映画を撮るために、 この映画で資金稼ぎを図ったのでしょうか。 原題:Vicky Cristina Barcelona (2008) 監督・脚本:Woody Allen Genre:Drama / Romance Rated PG-13 for mature thematic material involving sexuality, and smoking. Country:Spain / USA Language:English / Catalan / Spanish 上映時間:96分 あらすじ: ヴィッキーは、親友のクリスティーナとバルセロナへ。 修士論文の調査を兼ねて、親戚の家で夏休みを過ごす。 自由奔放なクリスティーナは、画家アントニオに声をかけられ、 すぐその誘惑に乗る始末だ。 仕方なく同行したが、クリスティーナが病気で倒れ、 観光につきあっているうちに、彼に身を任せてしまう。 元気になったクリスティーナは、アントニオと同棲しはじめるが、 そこへ、アントニオの元妻マリアが戻ってくる。 事態はややこしくなる。 出演者: Rebecca Hall ... Vicky(ヴィッキー) Scarlett Johansson ... Cristina(クリスティーナ) Javier Bardem ... Juan Antonio Gonzalo(アントニオ) Penelope Cruz ... Maria Elena(マリア) オトーサン、 「やはり、段トツ!」 レベッカ・ホールも、ヨハンセンも、ハビエル・バルデムも素敵でした。 でも、ペネロペ・クルス、地の利を生かして、見事な演技でした。 PENELOPE CRUZ  ペネロペ・クルス 誕生日 1974/4/28 出身 スペイン・マドリード 14才でモデルとしてデビュー。 マドリード演劇学校でクラシック・バレエを学ぶ。 テレビタレントして活躍した後、映画に進出。 92年「ハモンハモン」でゴヤ賞主演女優賞にノミネートされる。 スペイン映画「オープン・ユア・アイズ」と そのリメイク「バニラ・スカイ」で同じ役を演じている。 2008年「それでも恋するバルセロナ」でアカデミー賞助演女優賞受賞。 活躍度 ○↑ 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1990年「CRONICAS URBANAS」 1991年「E'L LABERINTO GRIEGO」 1992年「ハモンハモン」「ベル・エポック」 1993年「PER AMORE SOLO PER AMORE」 1994年「捕らわれた唇」 1996年「17歳」 1997年「ライブ・フレッシュ」「オープン・ユア・アイズ」◇      「A CORNER OF PARADISE」 1998年「ハイロー・カントリー」◆「イフ・オンリー」      「美しき虜」      「DON JUAN」「TALK OF ANGELS」 1999年「オール・アバウト・マイ・マザー」◆      「裸のマハ」 2000年「ウーマン・オン・トップ」◇「すべての美しい馬」◇ 2001年「ブロウ」◆「コレリ大尉のマンドリン」◇「バニラ・スカイ」◇      「ウェルカム!ヘヴン」◇ 2003年「ゴシカ」◇「花咲ける騎士道」◇「ボブ・ディランの頭の中」 2004年「トリコロールに燃えて」◇「赤いアモーレ」◇「NOEL ノエル」◇ 2005年「サハラ 死の砂漠を脱出せよ」◇ 2006年「ボルベール 帰郷」◇ 2008年「エレジー」◇「それでも恋するバルセロナ」 その他の出演者: Christopher Evan Welch ... Narrator Chris Messina ... Doug Patricia Clarkson ... Judy Nash Kevin Dunn ... Mark Nash Julio Perillan ... Charles Juan Quesada ... Guitarist in Barcelona Richard Salom ... Art Gallery Guest #1 Manel Barcelo ... Doctor Josep Maria Domenech ... Julio Josep Emilio de Benito ... Guitarist in Asturias Maurice Sonnenberg ... Art Gallery Guest #2 User Rating:7.4/10 ( 35,658 votes) 7.3/10 ( 126 votes)Yahoo! オトーサン、 「高いスコアだ」 アカデミー賞受賞 ・助演女優賞 ペネロペ・クルス ゴールデン・グローブ受賞 ・作品賞(コメディ/ミュージカル) 同ノミネート ・男優賞  ハビエル・バルデム ・女優賞 レベッカ・ホール ・助演女優賞 ペネロペ・クルス katiemeyer1979さん Los Angeles, CA 2008年9月5日 ややこしさが、ウッディ・スタイル この映画は、ウディ・アレンの最新作で、 大いに複雑で、エキゾチックだ。 アレン自身は、あまり映画好きでないと主張している。 人生の中心にはないというのだ。 奇妙だ。 映画のないウディ・アレンなんて... 一体、どういう奴なんだ。 この映画では、再びニューヨークの外で撮っているが、 ちょいと、ジャック・リヴェット監督作品に似ていないでもない。 題名になっているレベッカ・ホールは、ブルネット。 スカーレット・ヨハンセンは、金髪。 この2人は、まるで正反対に見える。 ハビエル・バルデムは、画家で、 2人の世界をざわつかせにやってくる。 そして、素晴らしいペネロペ・クルスも登場し、 画家の過去をヒステリックに思い起こさせてくれる。 (彼女の演技、どんどんよくなっている) テーブルに座って、飲んだり食べたりして、多くの時が経過する。 いわば、身も心も、スペイン観光ガイドに浸れる。 実に楽しかった。これまでにないほどだった。 ウディアレンは、相変わらずサプライズだ。 彼自身が、それを好きどうかはともかく、成功している。 オトーサン、 「ペネロペ・クルスに乾杯!」 melrose1004さん 2009年6月28日 夫婦水入らずの休日に その存在感たるや圧倒的。 まさに、真打登場!といった感じ。 ペネロペ・クルス。 本作でアカデミー助演女優賞を獲得したわけですが、 ちっとも「助演」じゃない。完全に主役を食いちぎっています。 しかし、物語上の脇役に贈られる賞だと理解するならば、 それはもう納得するしかないでしょう。 鬼気迫るその美貌。 小気味良いとさえ言える情熱的な怒りの表現。 衣装の隙間に垣間見せる魅惑の肢体。 長い黒髪を左から右へとかきわけてポーズを取り、 向けるレンズに返すその視線に射止められれば、 もう蛇ににらまれた蛙です。 こういうお姉さんに弱いかも・・・。 親友である二人の女性が、ひと夏のヴァカンスに訪れたバルセロナ。 まじめで堅実さを求めるヴィッキーと、 危険な恋に進んで飛び込むクリスティーナ。 そんなアメリカ人観光客に、涼しい顔でナンパしてくるスペイン人画家フアン。 とあるレストラン。 二人の観光客のいるテーブルに、つかつかやってくる男。 「1時間後にある街へ飛んで、3人でセックスを楽しまないかい?」 いきなり言い出すのがこれだから、もはや、「下心」ではない。 「映画紹介」のあらすじなんかには、 「一体、何角関係?」などど書かれていますが、 別にドロドロした人間関係が描かれるわけではありません。 あたりまえのような顔したひとりのラテンな男が、 登場してくる女性みんなと関係を持つだけのこと。 ふたを開けてみれば、意外にも芸術を真摯に愛する魅力的な男で、 クリスティーナはもちろん、 堅物のヴィッキーまでもが惹かれて行ってしまって・・・というお話。 序盤は、このクリスティーナが、 なかなかゾクゾク期待させるアヤしい雰囲気を醸し出していたのです。 ところが、フアンの元妻マリア・エレーナが登場して一変、 原題にもなっている二人の主役は一気にショボくなってしまいました。 結局、ペネロペ・クルスに尽きるんですよね、この映画は。 まあ、それで十分満足して帰ってきたんですけど。 二人のアメリカ人女性を熱くさせたひと夏の恋は、 マリアに掻き回されてあっけなく終わるわけですが、 そのオチのつけ方がこれまた潔く、軽く「ははは」と一笑して 「いやぁ、なかなか面白かったね」と気持ちよく劇場を後にできるような、 休日昼下がりのデートにはうってつけのヨーロピアン・テイストな映画でした。 しかし、それにしても、スペイン人は怒りませんかねえ、こんな映画作られて。 ま、いいのか、スペイン人が終始リードして、 アメリカ人たちはしょんぼり帰っていくわけだから。 能天気でスパニッシュなBGMと、やたらしつこいナレーション。 ウディ・アレン好きだというヨメさんが(知らなかった!)、 「いかにもウディ・アレン♪」と大喜びでした。 オトーサン、 「おお、監督インタビューがある」  Q:いつも女心を巧みに描いていますが、   女性についてのインスピレーションはどこから得ているのでしょうか? A: 脚本家として仕事を始めた当初、 女性についてなんて絶対に書けないと思っていた。 映画やテレビの脚本を手がけるようになり、そういうのに慣れてきても、 いつも男性の視点からばかり描いていた。 ところが、ダイアン・キートンに出会い、一緒に暮らすようになると、 いつの間にか女性について描くようになっていた。 ダイアンのために描くようになったら、自分が女性について描けることに気付いたんだ。 それから女性についてばかり描くようになってね。 ぼくは女性が好きだし、彼女たちと一緒にいるのはとても楽しい。 この映画の編集担当者はみんな女性だし、広報担当者も全員女性。プロデューサーも女性だ。 理由は分からないけど、女性についての方が男性よりも興味深いことを見つけることができる。 最初は単純な女性しか描けなかったけど、何年もやっているうちに、 これまでで一番興味深い女性キャラを作り出すことができるようになった。 ラッキーなことに、才能ある女優がたくさんいるから、そうした役を演じる女優には困らない。 役をこなせる男優を何人も捜すのは大変だけど、仕事を欲している才能ある女優はたくさんいるんだ。 Q: スカーレット・ヨハンソンを再び起用していますね。 A: スカーレットの起用はアクシデントだったんだ。 『マッチポイント』にはケイト・ウィンスレットの出演が決まっていたけど、 撮影直前に出演できないって連絡がきた。 ずっと働き詰めで子供との時間が取れてない状態だから許して欲しいってね。 当時、スカーレットは19歳で、若すぎると思った。 美しいだけでなく、素晴らしい女優ではあるけど、 ぼくの脚本に相応しいかどうかまったくの未知数だった。 ところが、起用してみたら、すっかり彼女のとりこになったんだ。 スカーレットは何でもできるんだよ。 彼女と仕事ができてぼくはとてもハッピーだった。 だから、彼女にマッチする役があればいつでも、 スケジュールが空いているのを願って連絡するようになったんだ。 かつてダイアン・キートンやミア・ファローにしたようにね。


ガタカ

オトーサン、 「ガタカ(Gattacaって、何だね?」 wikiで疑問が氷解しました。 クレジットで強調されるGとAとTとCは、 DNAの基本分子であるguanine(グアニン)、adenine(アデニン)、 thymine(チミン)、cytosine(シトシン)の頭文字である。 映画では、ガタカ航空宇宙局として登場します。 原題:Gattaca (1997) 監督・脚本:Andrew Niccol Genre:Drama / Romance / SF / Thriller Rated PG-13 for brief violent images, language, and some sexuality. Country:USA Language:English / Esperanto 上映時間:106分 あらすじ: 近未来。 遺伝子工学の進歩で、胎児の間に劣性遺伝子を除けるようになった。 弟のアントンは、劣性遺伝子排除されて生まれたが、 兄のヴィンセントは、遺伝子操作なしで誕生したので、 心臓が弱く若死にすると宣告されていた。 だが、遠泳で弟に勝った勢いで、宇宙飛行士になろうとする。 だが、「不適正者」だから、不合格は確実だ。 そこで、DNAブローカーに依頼し、ユージーンを紹介される。 彼は、最高級の遺伝子を持つ超エリートの水泳選手だった。 生体偽装によりユージーンになりすまし、 念願かなって宇宙飛行士になったヴィンセントだったが... 出演者: Ethan Hawke ... Vincent Freeman(ヴィンセント) Loren Dean ... Anton Freeman (アントン) Uma Thurman ... Irene Cassini(アイリーン) Jude Law ... Jerome Eugene Morrow(ユージーン) オトーサン、 「おうおう」 イーサン・ホークとユマ・サーマンのラブシーンに、 ドキドキしました。 「...なるほどね」 この映画の撮影の後、結婚したのです。 目つきとか指の動きとか、微妙に演技と本物はちがうのです。 ETHAN HAWKE  イーサン・ホーク 誕生日 1970/11/7 出身 米テキサス州オースティン ニュージャージー州プリンストンで育つ。 地元のマッカーシー劇場で演技の勉強をし、 85年「エクスプローラーズ」で映画デビュー。 一旦、学業に戻り、高校時代は学生演劇に専念する。 89年、ニューヨーク大学に入学し、 「いまを生きる」で映画界に復帰、ティーン・アイドルとなる。 98年5月に女優ユマ・サーマンと結婚し、一児がいる。 出演作 1985年「エクスプロラーズ」 1989年「いまを生きる」「晩秋」 1990年「ミステリー・デイト」「ホワイト・ファング」      「真夜中の戦場」 1993年「生きてこそ」「リッチ・イン・ラブ」「秘密」 1994年「リアリティ・バイツ」「クイズ・ショウ」      「ホワイト・ファング2/伝説の白い牙」      「カッティング・エッジ」 1995年「恋人たちの距離」「サーチ&デストロイ」      「モール・ラッツ」 1997年「ガタカ」◇「大いなる遺産」◇ 1998年「ニュートン・ボーイズ」◇ 1999年「ヒマラヤ杉に降る雪」◇「グッバイ・ジョー」 2000年「ハムレット」◇ 2001年「トレーニング・デイ」◇「ウェイキング・ライフ」      「テープ」◇ 2004年「テイキング・ライブス」◇「ビフォア・サンセット」◇ 2005年「ロード・オブ・ウォー−史上最強の武器商人と呼ばれた男−」◆      「アサルト13 要塞警察」◇ 2006年「痛いほどきみが好きなのに」◇ 2007年「その土曜日、7時58分」 2008年「ニューヨーク、アイ ラブ ユー」 UMA THURMAN  ユマ・サーマン 誕生日 1970/4/29 出身 米マサチューセッツ州ボストン 父はチベット仏教学の教授。スウェーデン系の母は精神科医。 ニューイングランドの学校に在学中の時、 15歳でニューヨークのエージェントに見出され、 女優を目指してニューヨークのプロフェッショナル・チルドレン・スクールに転校。 映画デビューは87年「ミッドナイト・ガール」。 94年「パルプ・フィクション」でアカデミー賞、ゴールデングローブ賞の助演女優賞にノミネート。 2003年「キル・ビル」でも、ゴールデングローブ賞の主演女優賞にノミネート。 90年から92年までゲーリー・オールドマンと結婚。 98年に結婚した夫のイーサン・ホークとの間に二児がいる。 現在は別居中。 出演作 1987年「ミッドナイト・ガール」 1988年「ジョニー・ビー・グッド」「危険な関係」 1989年「バロン」 1990年「女神たちの季節」      「私が愛した男と女 ヘンリー&ジューン」 1991年「ロビン・フッド」 1992年「愛という名の疑惑」「ジェニファー8」 1993年「恋に落ちたら」 1994年「カウガール・ブルース」「パルプ・フィクション」 1995年「湖畔のひと月」 1996年「好きと言えなくて」「ビューティフル・ガールズ」 1997年「ガタカ」◆      「バットマン&ロビン/Mrフリーズの逆襲」◆ 1998年「アベンジャーズ」◇「レ・ミゼラブル」 1999年「ギター弾きの恋」◆ 2000年「宮廷料理人ヴァテール」◇「金色の嘘」◇ 2001年「テープ」◇ 2002年「チェルシー・ホテル」 2003年「キル・ビルVol.1」◇「ペイチェック 消された記憶」◇ 2004年「キル・ビルVol.2 ザ・ラブ・ストーリー」◇ 2005年「プロデューサーズ」◇「BE COOL/ビー・クール」◇ 2006年「Gガール 破壊的な彼女」◇ その他の出演者: Gore Vidal ... Director Josef Xander Berkeley ... Dr. Lamar Jayne Brook ... Marie Freeman Elias Koteas ... Antonio Freeman Maya Rudolph ... Delivery Nurse Una Damon ... Head Nurse Elizabeth Dennehy ... Preschool Teacher Blair Underwood ... Geneticist Mason Gamble ... Vincent Freeman - Boy Vincent Nielson ... Anton Freeman - Boy Chad Christ ... Vincent Freeman - Teen William Lee Scott ... Anton Freeman - Teen Clarence Graham ... Personnel Officer User Rating:7.8/10 ( 60,929 votes) :8.5/10 ( 1,485 votes)Yahoo! オトーサン、 「高いスコアだね」 アカデミー賞ノミネート ・美術賞 ゴールデン・グローブ ノミネート ・音楽賞 User Comments G.D.さん Texas, USA 1999年3月6日 心を豊かにする映画 最初に、この映画について耳にしたのは、 ヨーロッパにいた頃で、「Gattacaへようこそ」と呼ばれていた。 米国に来たとき、映画館では見られないので、レンタルした。 この映画には、思ったより遥かに感動した。 よい映画とは思っていたが、さらによかった。 私が好きなのは、考えさせる映画や 自分探しをする人々のために深い意味を持つ映画だ。 この映画は、そうした隠れた宝でいっぱいだった。 脚本は、多面的で、 ハリウッド・スタイルのセックスと暴力シーンを求めていないなら、 失望することはないだろう。 この映画のもう一つ良いいいところは、時を超えていることだ。 1世紀前に、あるいは2世紀後に書かれたとしても、おかしくない。 ちょっとした技術的変化があるだけだ。 出演者もよく考えるられているし、撮影技術もいい。 本当に優れた映画で、息をのむようだった。 映画が終わっても、しばらく考えこんでいた。 心のなかに嵐が吹き続けていた。 ムダというものがない。 「なんで、2時間を無駄にした」とも思わない。 考えることが好きで、良い演技が好きならば、レンタルすべきだ。 時間を費すだけの価値がある。 オトーサン、 「映画瓦版、社会評論家みたいだ」 こういう多面的な映画を批評すると、底力が出てきます。 服部弘太郎さん 1998年1月29日 遺伝子操作と出産が強く結びついた近未来を舞台にしたSF映画。 テーマが今日的で、映画としてもよくできてます。 今や妊娠中の胎児の性別は、超音波などで簡単に調べられます。 胎児に先天的な異常がないかを調べる羊水検査も、取りたてて珍しいものではありません。 かつてはオギャーと生れるまでわからなかった赤ん坊の性別や先天障害などが、 生まれる前に調べられるというわけです。 もし両親が望まない性別の子供だったり、 胎児に先天的な障害が見つかった場合はどうなるのか……。 あまり考えたくありませんが、 こうした検査によってこの世に生れるチャンスを失う赤ん坊も少なくないはずです。 現在は遺伝子レベルで、人間の病気の原因や性格、寿命などが決定されている 可能性についての研究が進んでいます。 これが胎児の検査と結びつけば、体力や知能が劣る子供、将来に病気になりやすい子供、 容姿が人より見劣りする子供などを、妊娠初期に調べられます。 さらに体外受精技術と組み合わせれば、多くの受精卵の中から劣勢の因子を持つものを除外し、 優れた特性を持つ受精卵だけを母体に戻して生むことだってできる。 『ガタカ』に描かれているのは、そんな技術が確立された、そう遠くない未来です。 これは荒唐無稽な絵空事ではなく、今ある社会のすぐ隣にある未来なのです。 『ガタカ』に描かれる社会は、人間が生れながら持っている遺伝子によって格付けされ、 徹底的に差別されるシステムを持っています。 日本社会に根強く残っている学歴信仰が、遺伝子信仰に置き換わった世界をイメージするとわかりやすい。 学歴社会では最終的な高学歴がその人の一生の幸福を左右すると考えられていますが、 遺伝子社会では、その人の遺伝子の特性そのものが人間の幸福を左右すると考えられている。 この映画を作った人たちは、遺伝子社会をナチス的優性主義が徹底した ディストピアとして描いたつもりかもしれませんが 、学歴信仰の現実を少しでも知っている日本人から見ると、この世界はすごくリアルなのです。 もし現実に映画に登場するような遺伝子解析技術が登場すれば、 日本はあっという間に『ガタカ』に描かれているような社会になるでしょう。 血液型性格判断が流行った頃は、 血液型をもとに入社判定をしていた会社さえあったという国ですからね。 この映画の主人公は、両親の愛の結晶として生れた、遺伝子レベルで操作されていない人間です。 彼は誕生時の遺伝子検査で心臓疾患の可能性を指摘されたことから、 高等教育を受けるチャンスを奪われ、一流企業に入社することもできない。 そこで、優秀な遺伝子を持ちながら社会的栄誉から遠ざけられた人物とパートナー契約を結び、 その遺伝子を使って社会的成功の階段を登って行きます。 SF映画としても抜群に面白いし、青春映画としても、ミステリーとしてもよくできてます。 未来社会を表現する美術セットやコスチューム、撮影なども、抜群のセンスを感じさせるもの。 主人公と遺伝子提供者の共生関係や、恋人との関係などが、スリルを生み出している。 役者も素晴らしいし、マイケル・ナイマンの音楽が最高です。 地味な映画ですが、強力推薦作です。


から騒ぎ

オトーサン、 「シェイクスピア劇の映画化だ」 あの目もくらむような饒舌なせりふを、 現代の名優たちがどうこなすか、大いに期待したのですが、 ああ...テレビ放映は、日本語吹き替えでした。 原題:Much Ado About Nothing (1993) 監督・脚本:Kenneth Branagh 戯曲:William Shakespeare Genre:Comedy /Romance / War Country:UK / USA Language:English Runtime:111分 あらすじ: イタリア、トスカナ地方。 アラゴンの領主ドン・ペドロ一行が、凱旋してくる。 村人たちも、レオナート一家も、喜びに湧く。 勝気なベアトリスは、独身主義者ベネディックと駄洒落の応酬をし、 娘のヒーローは、ドン・ペドロの手助けもあって ハンサムな若者クローディオと恋に落ちる。 華やかに挙式の準備が進んでいくなか、 兄ドン・ペドロを疎ましく思う弟のドン・ジョンは、 手下を使って、結婚を阻止しようとして悪巧みを巡らせる... 出演者: Kenneth Branagh ... Benedick(ベネディック) Emma Thompson ... Beatrice(ベアトリス) Robert Sean Leonard ... Claudio(クローディオ) Kate Beckinsale ... Hero(ヒーロー) Denzel Washington ... Don Pedro(ドン・ペドロ) Keanu Reeves ... Don John(ドン・ジョン) オトーサン、 「すごいね」 ケネス・ブラナーとエマ・トンプソンのやりあいは、 見応えがありました。 「贅沢なキャステイングだなぁ」 デンゼル・ワシントンも、キアヌ・リーブスも出ているとは。 この主役級の2人が、助演とは、実にぜいたくです。 KENNETH BRANAGH  ケネス・ブラナー 誕生日 1960/12/10 出身 北アイルランド・ベルファスト 96年、エマ・トンプソンと離婚。現在二度目。 活躍度 ○↑ 演技力 ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1987年「ハイシーズン」「ひと月の夏」 1989年「ヘンリー五世」◇ 1991年「愛と死の間で」 1992年「スウィング・キッズ」「ピーターズ・フレンズ」 1993年「から騒ぎ」 1994年「フランケンシュタイン」◇ 1995年「世にも憂鬱なハムレット」「オセロ」 1996年「アル・パチーノのリチャードを探して」「ハムレット」 1997年「相続人」◇ 1998年「ヴァージン・フライト」◇「セレブリティ」◇ 1999年「ワイルド・ワイルド・ウエスト」◆「恋の骨折り損」◇ 2000年「舞台よりすてきな生活」 2001年「謀議」(TM)「舞台よりすてきな生活」 2002年「裸足の1500マイル」「ハリー・ポッターと秘密の部屋」 2009年「ワルキューレ」 EMMA THOMPSON  エマ・トンプソン 誕生日 1959/4/15 出身 英ロンドン 母は女優フィリダ・ロウ、妹は女優ソフィー・トンプソン。 ケンブリッジ大学在学中、多くの舞台に出演。 卒業後、テレビを中心に活躍。 89年「彼女がステキな理由」で映画デビュー。 92年「ハワーズ・エンド」でアカデミー賞主演女優賞を受賞。 93年「日の名残り」と95年「いつか晴れた日に」でアカデミー賞主演女優賞にノミネート。 93年「父の祈りを」でアカデミー賞助演女優賞にノミネート。 脚本家としては95年「いつか晴れた日に」でアカデミー賞脚色賞受賞。 2003年「ラブ・アクチュアリー」でBAFTA助演女優賞にノミネート。 89年、ケネス・ブラナーと結婚するが、95年、離婚。 出演作 1987年「戦火燃ゆる時」(TM) 1989年「彼女がステキな理由」「ヘンリー五世」 1991年「即興曲」「愛と死の間で」 1992年「ハワーズ・エンド」      「ピーターズ・フレンド」 1993年「から騒ぎ」「日の名残り」「父の祈りを」 1994年「恋人はパパ/ひと夏の恋」「ジュニア」 1995年「いつか晴れた日に」「キャリントン」 1997年「ウインター・ゲスト」 1998年「パーフェクト・カップル」「裏切りのKISS」 2001年「エマ・トンプソンのウィット/命の詩」(TM) 2002年「トレジャー・プラネット」(声) 2003年「ラブ・アクチュアリー」「ジャスティス 闇の迷宮」 2004年「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」 2005年「ナニー・マクフィーの魔法のステッキ」 2006年「主人公は僕だった」◇ 2008年「情愛と友情」 その他の出演者: Richard Briers ... Leonato Imelda Staunton ... Margaret Jimmy Yuill ... Friar Francis Brian Blessed ... Antonio Andy Hockley ... George Seacole Chris Barnes ... Francis Seacole Conrad Nelson ... Hugh Oatcake Phyllida Law ... Ursula Alex Lowe ... Messenger Richard Clifford ... Conrade Gerard Horan ... Borachio User Rating:7.4/10 ( 20,925 votes) 8.6/10 ( 264 votes)Yahoo! オトーサン、 「圧倒される」 冒頭のピクニックシーンから、中盤の悪巧みへ、 そしてハッピーエンドまで、ハイテンションの連続でした。 カンヌ国際映画祭ノミネート ・パルム・ドール ケネス・ブラナー ゴールデン・グローブ ノミネート ・作品賞(コメディ/ミュージカル) ラジー賞ノミネート ・ワースト助演男優賞 キアヌ・リーヴス User Comments Kimberleyさん Kentucky, USA 1999年8月13日 驚くべき美しさで、機知に富む--最高のシェイクスピア ケネス・ブラナーは、シェイクスピアに入れあげている... 私は、彼の作品の信奉者になりかけている。 シェイクスピアのあまり知られていないコメディを 脚色したものだが、本当に素晴らしい。 愛し合うクローディオとヒーローは、カンペキだ。 ベネディックとベアトリスは、その高慢ちきさがすばらしく、 2人も言うように、愛の歴史上、最も不似合いのペアだ。 ケネス・ブラナーとエマ・トンプソンの息は、ぴったりあっている。 (そう、実生活での結婚が破綻する前なのだ) せりふのやりとりは、狡猾ともいえる。 筋書きには、見事なひねりがあり、結びも見事だ。 この映画は、私のお気に入りリストのまさしくトップにある。 舞台は、豪奢。夏の輝かしいイタリア。 日光を浴びている気分になれる。 どのシーンも、本当に楽しい。 マイケル・キートンは、奇怪な喜劇風の役割を完ぺきに演じている。 キアヌ・リーヴスについて言えば、こういう風に演じるような脚本なのだ。 ドン・ジョンは、必要悪で、コメディを壊しかねない役だった) 製作は、美しい。 ケネス・ブラナーが監督をやる以上、当然だが、 期待にたがわぬプロフェッショナルな水準だった。 ベネディックとベアトリスの機知のかけあいは、輝いている。 クローディオとヒーローの愛は、エリザベス朝時代の伝統的で感傷的なものだった。 求愛は、順調にはいかないのだ! これは、スマートで愉快で視覚的な魅力のある珠玉の作品だ。 ケネス・ブラナーのすでに著名な才能に花を添えている。 彼の「マクベス」を期待しよう。 オトーサン、 「簡潔にして要を得たコメントだ」 morecambeandwiseさん 2009/02/23 映画の醍醐味と古典の魅力 才人ケネス・ブラナーの古典シリーズ。 マイケル・キートンのキチャナサぶりはちょっと「?」ですが、 その他はかなりカンペキ。 若き日のケイト・ベッキンセールの初々しさにべた惚れしてしまいました。 ちょっと石田ゆり子にも似ていて好みです。 もちろん一番の見せ所は エマ・トンプソンとケネス・ブラナーの丁々発止のやりとりなんですが。 原作にどの程度忠実なのかは知りませんが、 優雅でいて毒のある言葉がびゅんびゅん飛び交います。 あと特筆すべきはロケーションの美しさと音楽。 パトリック・ドイルのサウンドトラックは CDでも買ってしまったほどお気に入りです。


トランスフォーマー リベンジ

オトーサン、 「ひどい映画だなぁ」 変身するロボツトだけが見もの。 マイケル・ベイ監督といえば、 「アルマゲドン」や「パールハーバー」といった大駄作で有名です。 悪しきハリウッドの代表みたいなもの。 原題:Transformers: Revenge of the Fallen (2009) 監督:Michael Bay 脚本:Ehren Kruger/Roberto Orci/Alex Kurtzman Genre:Action / Adventure / SF Rated PG-13 for intense sequences of sci-fi action violence, language, some crude and sexual material, and brief drug material. 上映時間:150分 あらすじ: 金属生命体トランスフォーマーの正義の集団オートボットと 悪の集団ディセプティコンの激闘から2年。 その渦中に巻き込まれたサムも大学生となり、 親元を離れるばかりか恋人ミカエラともしばし離ればなれで キャンパス・ライフを始めることに。 一方、米政府は金属生命体の極秘研究機関だったセクター7を解体、 レノックスをはじめディセプティコンと戦った兵士たちを集め、 オートボットと連係しながら世界に散らばる ディセプティコンを掃討する精鋭部隊“NEST”が組織されていた。 そんなある日、サムは、あらゆる金属物をトランスフォーマー化するパワーを持ち、 トランスフォーマー同士の争いの元となった“キューブ”のかけらを発見する。 この時サムの体にはキューブからある“情報”が刷り込まれ、 以来たびたび脳裏に浮かぶ幻覚の中でトランスフォーマーと 人類の浅からぬ因縁を知ってしまい、 図らずも再びトランスフォーマーの戦いに身を投じていくこととなるのだが…。 出演者: Shia LaBeouf ... Sam Witwicky(サム) Megan Fox ... Mikaela Banes(ミカエラ) John Turturro ... Agent Simmons / Jetfire(シモンズ) Hugo Weaving ... Megatron(メガトロン) Peter Cullen ... Optimus Prime(オプティマス) オトーサン、 「なんで、こんなやつを起用するの?」 シャイア・ラブーフ、元気が取り柄なだけじゃありませんか。 ジョン・タトゥーロは、遊んでいましたっけ。 SHIA LaBEOUF  シャイア・ラブーフ 誕生日 1986/6/11 出身 米カリフォルニア州ロサンゼルス USCのマグネット・オブ・スクール・オブ・パフォーミング・アーツで学び、 「おとぼれスティーブンス一家」などのテレビ番組に出演後、 2003年「穴/HOLES」で映画デビュー。 出演作 2003年「穴/HOLES」◆「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」◆ 2004年「アイ,ロボット」◆ 2005年「コンスタンティン」◆「グレイテスト・ゲーム」◇「ボビー」 2007年「ディスタービア」◇「トランスフォーマー」◇「サーフズ・アップ」(声) 2008年「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」◇「イーグル・アイ」◇ 「ニューヨーク、アイ ラブ ユー」 2009年「トランスフォーマー リベンジ」◇ 声の出演者: Frank Welker ... Soundwave / Devastator Anthony Anderson ... Jolt Mark Ryan ... Bumblebee Tom Kenny ... Mudflap / Skids Darius McCrary ... Jazz Tony Todd ... The Fallen Charles Adler ... Starscream Reno Wilson ... Frenzy Mike Patton ... Mixmaster Jess Harnell ... Ironhide / Barricade Robert Foxworth ... Ratchet その他の出演者: Isabel Lucas ... Alice Josh Duhamel ... Captain Lennox America Olivo ... Frisbee Girl Rainn Wilson ... Professor Colan Tyrese Gibson ... USAF Tech Sergeant Epps Ramon Rodriguez ... Leo Matthew Marsden ... Graham Samantha Smith ... Sarah Lennox Glenn Morshower ... General Morshower Kevin Dunn ... Ron Witwicky Katie Lowes ... April the R.A. Michael Papajohn ... Cal Aaron Hill ... Frat Guy #1 Julie White ... Judy Witwicky John Benjamin Hickey ... Galloway Jareb Dauplaise ... College Frat Guy Karina Michel ... Reporter Spencer Garrett ... Air Force Chief of Staff McCain Peter Jason ... Ceo Caitlin Dulany ... CNN reporter Jonathon Trent ... Fasbinder Michael Benyaer ... Egyptian Interpol Alex Fernandez ... Lt. Colonel Cetas - Joint Chiefs Aide Rick Cramer ... Diego Garcia #1 Kortney Nash ... Mozambiqua Steve Tom ... McClaren Robotics CEO Walker Howard ... Sharsky Sean T. Krishnan ... Yakov John Nielsen ... Captain Wilder Derek Alvarado ... Joint Op #1 James Harvey Ward ... Sonarman Donald Sage Mackay ... Nuclear Submarine Captain Cornell Womack ... FBI Director Zhubin Rahbar ... Officer Ralph Meyering Jr. ... NORAD General User Rating:7.5/10 ( 4,381 votes) 8.0/10 ( 439 votes)Yahoo! オトーサン、 「ウソだろう」 完全なお金のムダ遣いだと思いますが... User Comments museumsteveさん United Kingdom 18 June 2009 多くの点で、がっかり。 昨夜、この映画をみた。 あまりにがっかりしたので、コメントしたくなった。 2人の方からのコメント/レビューは、的を得ている。 正直でありたいので、スポイラー警報を使わなかった。 マイケル・ベイがすでに悪いことをしているからだ。 あまりに長いし、コメディが多すぎるし、時々馬鹿らしくなる。 ののしるロボットや杖をもったロボット、 戦闘シーンは、面白いというよりも、時々、混乱させられる。 素敵なミーガン・フォックスをムダ費いしている。 その使われ方は、お飾りポスターの女の子以外の何ものでもない。 これ以上、もう言うまい。 2009年で最も心配した映画だったが、 その結果といえば、ムカムカするだけだ。 オトーサン、 「こういう映画をほめるとは...」 どこからか圧力がかかっているのでしょうか。 映画評論家って、気楽なようで、案外大変なのですね。 前田有一さん 2009年6月19日 マイケル・ベイらしさ全開のすてきなトンデモ映画 『トランスフォーマー/リベンジ』は、いかにもマイケル・ベイ監督らしい、 華やかで楽しくて、かつゴーマンな超大作であった。 激しい戦いを生き残ったリーダーのオプティマス率いる金属生命体・オートボット (日本版でいうサイバトロン)軍団は、いまや人類と協力して、 悪の軍団ディセプティコン(同:デストロン)の残党を狩っていた。 ところがあるとき、その一体が新たな大戦争を匂わす不気味な台詞を残して死ぬ。 そして今回もカギを握るのは、オールスパークのかけらを持つサム(シャイア・ラブーフ)と そのガールフレンド、ミカエラ(ミーガン・フォックス)だった。 都内のTHX劇場で先行上映に行ってきたが、 いやはや、これは面白いものを見せていただいた。 断続的に続くお祭りのような見せ場が150分間もたっぷり続く、 「量が少なくて文句を言われるのが怖い」 アメリカの料理店特有のてんこもり料理のような、 ワイルドな娯楽作品であった。 観客の受けも上々だったのが、前作とは打って変わって増えたギャグの応酬。 原作アニメの一部でみられた、しょうもないやりとりが実写で再現されている。 スタースクリームが上司(?)小突かれまくる"お約束"も健在だ。 マニアらしき外人が、横で大笑いしていたのが印象的であった。 個人的に笑ったのが、いかにもマイケル・ベイらしい、傍若無人なストーリー展開。 人類と善玉ロボットが同盟を組んで悪と戦っているのだが、ここでいう人類とは米軍のこと。 もちろん、アジア人やイスラムの人々は含まれていない。 コンボイ司令官とともに、彼らハイテク米軍は世界中のどこまでも飛んでいき、 現地のインフラや観光資源を台無しにする大破壊戦闘を繰り広げる。 その舞台がまた、中国だったりエジプト・ピラミッドだったりとやりたい放題。 歴史遺産など知ったことかと、ぶち壊しまくる。 これをみて私は、なぜキミたち米軍は当然のような顔をして、 シャンハイの街中で特殊部隊を展開して勝手に戦争やってんだと、笑いが止まらなかった。 共産党政府と人民解放軍、それから現地警察はどこへ雲隠れしているのか。 いったい誰の許可をもらってやっているのか。 もはや、国際政治も外交もあったものではない。 この映画の米軍は、無条件国境通過パスか何かを持っているのだろう。 なおこの映画は、ヨルダン王室が前作のファンということで、 軍の機材使い放題で凄い映像を撮ることができた。 劇中でも、米軍のピンチを助ける一番いいシーンで、ヨルダン軍が助けにやってくる。 だがその扱いのひどさで恩返しするあたり、さすがはマイケル・ベイというほかない。 また、米政府関連の描写は異様に力が入っていて、 とくに軍マニア垂涎のスペクタクルが多数出てくる。原潜、空母、無人機等々、 ハイテクアメリカ軍の誇るあれやこれやが次々と出てきて、ときに壮絶な討ち死にをする。 反米イスラム諸国の民がこれを見たら、拍手喝さい間違いなしであろう。 中でも、史上最高性能といわれる高高度偵察機SR-71の登場シーンは凄い。 これは、ミサイルの届かない上空を超音速で飛んだ、冷戦時代の偵察機で、 専用燃料のクソ高さと燃費の悪さのせいで運用が困難になり、惜しまれつつ退役した悲運の機体。 「アイ・アム・レジェンド」で、ウィル・スミスがゴルフ練習場代わりにしていたといえば、 思い出す方も多いだろう。 そんな感じで、一般向け大作のくせに妙にマニアックな軍事ネタが頻発する作品といえる。 肝心の、トランスフォーマーたちの戦いも盛り上がる。 とくに、スタースクリームこと米空軍F-22戦闘機と、ゼネラルモータース製サイバトロンの戦い。 生産中止になった高級戦闘機vs.破綻した会社のクルマ。 今のアメリカ経済を象徴する、最高の皮肉である。 後半になってもド級見せ場大会のペースは落ちず、 振り返ってみれば、軍事アクション、インディ・ジョーンズ的アドベンチャー、 ダヴィンチ・コード風サスペンスなど、1800円で見るには申し訳ないほどのサービス全開。 地球上どこを探しても、これ以上の「大作」はありませんよと言うほかない。 こいつの前では、あのターミネーターの最新作さえオモチャに見える。 問題点としては、パーツが多すぎてどこが顔だか腕だかわからないキャラクター造形と、 それに伴う格闘戦のわかりにくさ。 随所にスローを挟んで工夫してはいるが、2体が組み合ったらもうどこがどこだかわからない。 また、前作を見ていない人、トランスフォーマー自体に詳しくない人、 軍事ネタ、政治等にまったく興味がない人にとってもつらい2時間半になるだろう。 マイケル・ベイ映画を見て本気で腹を立ててしまうような、 ピュアでキマジメな映画ファンの方もやめたほうがよい。 逆に適しているのは、軍マニアでアメリカウォッチャーで、 マイケル・ベイの無茶さかげんを笑って楽しめる人。 そんな人にとっては、この映画は今夏ナンバーワンといっても過言ではない、大収穫といえるだろう。 90点。


愛を読むひと

オトーサン、 「朗読者の映画化だろう、重たいな」 でも、名女優ケイト・ウィンスレットが アカデミー賞の主演女優賞を受賞した話題作。 見ないわけにはいきません。 ただ、邦題のおかげで、観客が中年女性に限定されてしまったのは、 とても残念です。 原題:The Reader (2008) 監督:Stephen Daldry 原作:Bernhard Schlink 脚本:David Hare Genre:Drama / Romance Rated R for some scenes of sexuality and nudity. Country:USA / Germany Language:English / German / Greek / Latin 上映時間:124分 あらすじ: 1958年のドイツ。 15歳のマイケルは21歳年上のハンナとの初めての情事にのめり込む。 ハンナの部屋に足繁く通い、請われるままに始めた本の朗読によって、 2人の時間はいっそう濃密なものになるが、 ある日、ハンナは忽然と姿を消す。 1966年、大学で法律を学ぶマイケルは傍聴した法廷の被告席にハンナを見つける。 裁判に通ううちに彼女が必死に隠し通してきた秘密にようやく気づき、 衝撃を受けるのだった。 出演者: Kate Winslet ... Hanna Schmitz(ハンナ) David Kross ... Young Michael Berg(マイケル少年) Ralph Fiennes ... Michael Berg(マイケル) オトーサン、 「ケイト・ウィンスレット、渾身の演技!」 でも、マイケル少年役のディビッド・クロスのほうが、素敵でした。 そして、大人になったマイケルを演じたレイフ・ファインズ! 「渋いな、しみじみするなぁ」 KATE WINSLET  ケイト・ウィンスレット 誕生日 1975/10/5 出身 英バークシャー・レディング 両親ともに俳優という演劇一家に育ち、 11才の時から地元のドラマ・スクールで学ぶ。 94年「乙女の祈り」で映画デビュー。 95年「いつか晴れた日に」でゴールデングローブ賞と アカデミー賞の助演女優賞にノミネート。 97年「タイタニック」でアカデミー賞主演女優賞ノミネート。 「アイリス」でも、アカデミー賞とゴールデングローブ賞の主演女優賞ノミネート。 2004年「エターナル・サンシャイン」でアカデミー賞、ゴールデングローブ賞の主演女優賞ノミネート。 2006年「リトル・チルドレン」でアカデミー賞主演女優賞ノミネート。 2008年「レポリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで」でゴールデングローブ賞主演女優賞、 「愛を読むひと」でゴールデングローブ賞助演女優賞とアカデミー賞主演女優賞を受賞。 98年「グッバイ・モロッコ」の出演で知り合った助監督のジム・スレプレトンと98年11月に結婚。 2000年10月12日に長女が生まれるが、2001年12月13日、離婚。 2003年5月、サム・メンデス監督と結婚。 2003年12月22日、男児(ジョー)出産。 出演作 1994年「乙女の祈り」 1995年「いつか晴れた日に」 1996年「タイムマスター/時空をかける少年」(V)      「日陰のふたり」「ハムレット」 1997年「タイタニック」◇ 1998年「グッバイ・モロッコ」◇ 1999年「ホーリー・スモーク」 2000年「クイルズ」◆ 2001年「アイリス」◇「エニグマ」◇ 2002年「ライフ・オブ・デビッド・ゲイル」◇ 2004年「ネバーランド」◇「エターナル★サンシャイン」◇ 2006年「オール・ザ・キングスメン」◇「ホリデイ」◇「リトル・チルドレン」◇      「マウスタウン ロディとリタの大冒険」(声) 2008年「レポリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」◇「愛を読むひと」◆ その他の出演者: Jeanette Hain ... Brigitte Susanne Lothar ... Carla Berg Alissa Wilms ... Emily Berg Florian Bartholomai ... Thomas Berg Friederike Becht ... Angela Berg Matthias Habich ... Peter Berg Frieder Venus ... Doctor Marie-Anne Fliegel ... Hanna's Neighbor Hendrik Arnst ... Woodyard Worker Rainer Sellien ... Teacher Torsten Michaelis ... Sports Master Moritz Grove ... Holger User Rating:7.7/10 ( 28,978 votes) 7.6/10 ( 259 votes)Yahoo! オトーサン、 アカデミー賞受賞 ・主演女優賞 ケイト・ウィンスレット 同ノミネート ・作品賞 ・監督賞 スティーヴン・ダルドリー ・脚色賞 ・撮影賞 ゴールデン・グローブ 受賞 ・助演女優賞 ケイト・ウィンスレット 同ノミネート ・監督賞 スティーヴン・ダルドリー ・脚本賞 User Comments dvhermann-1さん United States 2009年1月11日 人生を両側から眺める 私の両親はといえば、 父はドイツ空軍のパイロット、母は強制収容所の生き残りだった。 精神的荒廃と物質的荒廃を体験した結果、その後遺症に悩まされてきた。 これまでずっと、私自身に問いかけてきた。 自分は、何をすべきだろう。 政府によってなされた犯罪に対して、 自分の名前を名乗って反対意見を述べる市民としての勇気を持ちえただろうか? このテーマで、これほど感情とモラルに訴えてくる映画はなかった。 これは、故アンソニー・ミンゲラらの協同作業から生まれたのだ。 人間の条件を深く理解している点に、私は賛嘆の念を押さえきれなかった。 彼の洗練された感性(視覚化された)は、我々みんなへの真のプレゼントだ。 演技は、非常に感動的で、見事なものだった。 人間の弱さの内側に鋭く踏み込んでいる。 私には、それを伝える力はないが、こう言っておきたい。 この過酷な時間を苦しむ必要がなかった人々に見てほしい。 中国人の罵詈雑言を知っているだろうか? 「面白い時間を生きるかもしれんぞ」 この映画に携わったすべてのひとに、深い感謝の気持ちを伝えたい。 耐え難い苦痛に声を与えたのだから。 オトーサン、 「平和な日本人としては、最高の批評だ」 ASHさんの暖かい人柄も伝わってきます。 そう、映画をたくさん見ると、ハートが磨かれるのです。 それに、教養だって、身につくのです。 「RIPって何だろう?」 辞書を引いたら、ラテン語で「安らかに眠れ」でした。 ASHさん 2009年6月21日 年上の女 いや、本当のことを言うと、少年が年上の女性と逢瀬を重ねるという、 単なる「ひと夏の体験」モノだとばかり思ってた。 原作が世界的ベストセラーだということを知らなかったもんで。 映画の前半は予想した通り、かなり生々しい情事が描かれている。 演じるケイトも脱ぎ惜しみナシ。 このハンナという女性がひた隠す、人には言えないある「秘密」が 後半の展開に深く関わってくるのだが、それが何なのかは前半部分で仄めかしてある。 ハンナがマイケルにした提案は、愛の儀式と言えば聞こえはいいが、 思春期盛りの少年の気持ちを巧みに利用したようなものだ。 つまり、本を読んでくれたことへのご褒美としてのSEX。 ところが、このマイケルの朗読が後半の展開の伏線になっていることが後で分る。 その時の感動といったら!! 人に言えない自分の秘密を守るために、 他人の罪までも被ってしまうハンナが哀れでならない。 なぜ、彼女がそういうことになったのかは、映画を観る限りでは分りかねるが、 まともな教育を受けてさえいればナチスに関わっていたという事実があったにせよ、 もう少しマシな判決が言い渡されていたのかもしれない。 無学であったのはハンナのせいではなく、 まともな教育を受けられない環境に彼女がいたからではないかと想像できる。 そのことで自分の人生が狂ってしまったのだとしたら、それはなんと不憫なことか…。 ハンナは無期懲役を言い渡されて刑に服すことになるのだが、 マイケルから贈られるカセットテープを聞くうちに、 今までの無学を取り戻すかのように獄中で「勉強」をするシーンが感動的だ。 マイケルの朗読に合わせて、原書の単語を一語ずつ書き出して意味を覚えてゆく。 マイケルが贈ったカセットは、彼女のためにラベルには数字と赤い丸だけが記されていて、 これが何巻目のテープなのか分るように工夫してあるとは、なんと言う思いやり!  努力の結果、拙いながらも遂にハンナは手紙をしたためられるようになる。 また文面がそっけないのが、彼女らしくっていいんだよね。 難を言えば、ハンナとマイケルが最初に関係を持つのがあまりにも唐突で、 アレじゃ安っぽい欧州製エロ映画みたいに見えちゃうこと。 まあ、あまりこの部分に時間を費やしてもしょうがないと判断した結果かもしれないが、 少年が魅力的な年上の女性に想いを寄せるのは容易に想像がつくが、 ハンナは「読書」という言葉だけでマイケルと関係を持とうと思ったのかしらん?  マイケルが四六時中、ハンナのことで頭がいっぱいというのはよく分かる。 15歳という思春期盛りにアンなことや、コンなことをしてもらえるんだもん。 自分の誕生パーティも放っぽりだすって! さて、本作で遂にオスカー受賞となったケイト・ウィンスレット。 素晴らしい演技を披露しているのは間違いないが、 ケイトにはこれくらいできて当然と言える範囲内ではないかと。 要は、それほど驚くような演技でもなかったということ。 むしろ、自身の持つイメージから離れて、まったく別の人物を表現できるような人の方が妥当だと思う。 そういう意味では、同年に「ウォンテッド」のような映画にも出たアンジェリーナ・ジョリーの方が…。 まあね、オスカーとは演技力の優劣を競う賞ではないので、 作品に恵まれながらも逃してきたケイトへのお詫びの意味を込めた受賞だったのかも。 というのも、彼女よりも本来の主役は少年時代のマイケルを演じたデビッド・クロスの方と言えるから。 彼はマイケルの心の機微が観客にも手に取るように分る演技を披露していて、お見事と言うしかない。 ハンナの判決が言い渡された裁判での傍聴席で、 彼が流した涙にはいろんな意味が込められているのが想像できる。 マイケルにとっては人生に多大な影響を与えた女性だが、 ハンナからしてみれば、看守時代の彼女に本を読んであげていた収容所の少女と 自分にさほどの違いがないと知ったからなのか…? おそらく、終戦間近に生まれたであろうマイケルが、 収容所というものをよく知らずに今まで過してきたため、 そこがどんな場所なのか自分なりに確かめに行くシーンが印象的だ。 さりげなくではあるが、ナチスの非道さがアレだけで瞬時に分るのはさすがなのです。 オールヌードも厭わない、ケイトの女優魂は毎度のことながら感心させられる。 どこか生活にくたびれたような、決して綺麗な裸とは言えないかもしれないが、 それでもあの濡れ場では官能的な雰囲気を醸し出しているんだから、すごいよねぇ。 マイケルは学校が終ったらハンナの家へ即行するシーンが微笑ましいのね! アンソニー・ミンゲラとシドニー・ポラック。 生涯最期のお仕事だったとは…RIP。


恋人たちの食卓

オトーサン、 「ほう、アン・リー監督作品か」 アン・リーといえば、「グリーン・ディスティニー」 「ブロークバック・マウンテン」を世に送った名監督。 初期の作品ですが、小津安二郎監督作品みたいです。 原題:Yin shi nan nu (1994) 監督:Ang Lee 脚本:Ang Lee /James Schamus /Hui-Ling Wang Genre:Comedy / Romance / Drama Country:Taiwan / USA Language:Mandarin 上映時間:123分 あらすじ: 台北。 チュは名シェフ。 妻を亡くし、3人の娘たち一緒に暮らしている。 日曜日の夜は、必ず家族全員が顔をあわせ、夕食をとる。 適齢期の娘たちには、その決まりが次第にうっとうしくなる。 敬虔っなクリスチャンである教師の長女チアジェン、 才色兼備で航空会社勤務のキャリア・ウーマンの次女チアチェン、 女子大生で無邪気な三女チアニン、 恋に、不倫に、キャリア形成に忙しいのだ。 出演者: Sihung Lung ... Chu (チュ) Kuei-Mei Yang ... Jia-Jen(チアジェン) Chien-lien Wu ... Jia-Chien(チアチェン) Yu-Wen Wang ... Jia-Ning(チアニン) オトーサン、 「他人事じゃないな」 ひとりの父親として、娘たちを理解し、理解されたい。 だが、その難しさをまざまと感じます。 若いひとは、3人の娘の生きざまに共感するでしょう。 その他の出演者: Sylvia Chang ... Jin-Rong Winston Chao ... Li Kai Chao-jung Chen ... Guo Lun Lester Chit-Man Chan ... Raymond Yu Chen ... Rachel Ah Lei Gua ... Madame Liang Chi-Der Hong ... Class Leader Gin-Ming Hsu ... Coach Chai Huel-Yi Lin ... Sister Chang Shih-Jay Lin ... Chief's Son Chin-Cheng Lu ... Ming-Dao User Rating:7.6/10 ( 6,448 votes) 8.8/10 ( 99 votes)Yahoo! オトーサン、 「高いスコアだねぇ」 アカデミー賞ノミネ−ト ・外国語映画賞 ゴールデン・グローブ ノミネ−ト ・外国語映画賞 User Comments tedgさん Virginia Beach 25 August 2000 視覚的に匂う この映画、食物に興味をもった。 ストーリーと技術が素晴らしく、忘れ難い。 食物が豊富で、それだけで、大事な映画になった。 映画は癒しの芸術だ。 成功した映画は、他の芸術よりも、感覚や感情を注入してくれる。 ダンスと建築は、率直さと外部から作用する点で似ている。 暴力、セックス、名声、密告は、いつも取り上げられてきた。 食物は、これまで取り上げられてきたが、 視覚的に味覚を呼び起こすのは、難しいと思われてきた。 リーは、中華料理は得意だ。 伝説的な調理シーンは、アメリカ人にとっては奇妙で、面白い。 ストーリーが展開するまえに、調理シーンを示すことで、 これから起こることへの期待感が高まっていく。 だが、イメージ操作においては、本物の芸術家だ。 食物自身に焦点を合わせるだけでは、機能しないことを知っている。 豊かな音が聞こえてくる。音響編集の何と見事なこと! 食材が、鍋から別の道具へと滑っていく。 ジュージューと音を立て、煙を出し、映像から芳香が立ちのぼってくる。 さて、料理が食卓に並ぶと、儀式がはじまる。 イーゼル・ペインティングについては、 アカデミーで長年にわたって討論されてきた。 人物描写は、分かりやすい。まさに人間芸術だ。 風景は、本物の芸術だ。 (例えば、「アラビアのローレンス」「愛と哀しみの果て」... そして、「ジョン・フォードの西部劇」... 多分すべての映画の1/4は、風景を撮影している) だが、アカデミーはこう結論づけた。 「静物画」は、本物の芸術にはなりえない。 この形式は難しく、本物の芸術になった例は稀なのだ。 映画でも、同様で、さらに稀有だ。 アン・リーは、優秀な映画の学生だから、このことをよく理解している。 この映画を体験してほしい。 失望することはないだろう。 オトーサン、 「簡潔にして要を得たコメント!」 黒美君彦さん 2006年11月13日 台湾製の逸品 冒頭、かつて超一流ホテルの名シェフだったチュ(ラン・シャン)の料理の手際にほれぼれ。 実に美味そうな料理が食卓を飾る。 16年前に妻を亡くしてから男手ひとつで育てたお年頃の3人の娘。 長女チアジェン(ヤン・クイメイ)は高校教師。 次女のチアチェン(ウー・チェンリン)は航空会社に勤めるキャリア・ウーマン。 三女のチアニン(ワン・ユーウェン)は女子大生。 年老いてきた父親の面倒を誰が見るのか、早く家を出たい、いい人を見つけたい、 そんないくつもの思いが交錯する三人姉妹たち。 父親に反発していた次女チアチェンが、結局最後に家に残っている、 というのも何だか人生の逆転劇を観るようで面白い。 反発していながら、実は子供の頃から父親の仕事ぶりを最もよくみていたのが彼女で、 料理も密かに得意だったりする。さりげないそんな一面が愛おしい。 素敵な名品を手にしたときのような温もりを、映画全篇から感じた。 娘に多くを語らないラン・シャンが名演。 彼の戸惑ったような表情が心に残る。 食欲と性欲に縛られた人生はいやだといいながらも、 それが人間の根源的欲求であることは認めざるを得ないし、 父親は自らの仕事に誇りを持っている。 世代の交代、時代の風潮、様々な潮目を描きながら、 ラストのどんでん返しというのが気が利いている。 アン・リーの懐の深さを感じさせる逸品だ。


あなたが寝てる間に…

オトーサン、 「バロックって呼んであげようよ」 サンドラ・ブロックでは、いかにも無骨です。 でも、バロック(baroque)音楽の原義は、 いびつな真珠だそうですから、意外ですね。 バロックは、当時の人々には、それほど過激に聞こえたのでしょう。 ロックだったら、悪魔の音楽と言われたかも。 原題:While You Were Sleeping (1995) 監督:Jon Turteltaub 脚本:Daniel G. Sullivan /Fredric LeBow Genre:Comedy / Romance Rated PG for some language. 上映時間:103分 あらすじ: ルーシーは、シカゴの地下鉄の改札嬢。 父母を失って、天蓋孤独のアパート住まい。 毎朝、改札口で見かけるハンサムな男性に恋している。 クリスマス・イヴの朝、休日出勤した彼女の目の前で、 ホームに突き落とされた男性を救出した。 面会謝絶の病室の前で呟いた 「私たち、結婚するのに」という独り言がもとで、 弁護士ピーターの婚約者と誤解されてしまう。 家族はみんな彼女に感謝し、大歓迎で家にも招かれる。 だが、ピーターの弟ジャックは、彼女を疑う。 そして、ピーターが意識を取り戻した。 恋人も、予定を早めて帰国してくる。 嘘がバレるのは、もはや時間の問題だった。 出演者: Sandra Bullock ... Lucy Eleanor Moderatz(ルーシー) Bill Pullman ... Jack Callaghan(ジャック) Peter Gallagher ... Peter Callaghan(ピーター) オトーサン、 「可愛いかったんだ」 サンドラ・バロック、可憐な芳紀28歳です! 「スピード」で、ブレイクして、元気ハツラツ。 いまは、したたかな女傑、まるで別人のようです。 芸達者な面は、若い頃からまったく変わっていませんが... 相手役のビル・プルマン、ハンサムで好感がもてます。 サンドラ・ブロック 誕生日 1967/7/26 出身 米バージニア州アーリントン 父はボイス・トレーナー、母はオペラ歌手。 イースト・カロライナ大学を卒業後、ニューヨークへ出て、 ネイバーフッド・プレイハウスで演技を学ぶ。 オフ・ブロードウェイの舞台やテレビドラマで活躍後、 87年「ハングマン」で映画デビュー。 「スピード」のヒットでスター女優に。 95年「あなたが寝てる間に…」でゴールデングローブ賞にノミネート 「デンジャラス・ビューティー」でもゴールデングローブ賞にノミネート。 最近は自身の製作会社FORTIS FILMSで「微笑みをもう一度」「ガンシャイ」など 主演とプロデューサーを兼ねることが多くなった。 2005年、テレビ司会者のジェシー・ジェームズと結婚。 出演作 1987年「ハングマン」 1989年「恋人たちの街角」 1992年「ジェラシー/もう一度あの頃のように」      「ラブ・ポーションNO.9」「恋人はマフィア」 1993年「愛と呼ばれるもの」      「潮風とベーコンサンドとヘミングウェイ」「失踪」      「デモリションマン」◇「サンドラ・ブロック IN アマゾン」 1994年「スピード」◇「恋人はマフィア」 1995年「あなたが寝てる間に」◇「恋人たちの街角」      「ザ・インターネット」◇ 1996年「恋する泥棒」「評決のとき」◇「ラブ・アンド・ウォー」◇ 1997年「スピード2」◇ 1998年「微笑みをもう一度」◇「プラクティカル・マジック」◇      「プリンス・オブ・エジプト」(声) 1999年「恋は嵐のように」◇「EXACTLY 3:30」 2000年「28DAYS」◇「ガンシャイ」◇「デンジャラス・ビューティー」◇ 2002年「完全犯罪クラブ」◇「トゥー・ウィークス・ノーティス」◇      「ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密」◇ 2004年「バイバイ、ママ」 2005年「デンジャラス・ビューティー2」◇「クラッシュ」◆ 2006年「イルマーレ」◇ 2009年「あなたは私の婿になる」◇ BILL PULLMAN  ビル・プルマン 誕生日 1953/12/17 出身 米ニューヨーク州ホーネル マサチューセッツ大学で演出を専攻し博士号を取得。 その後、モンタナ州立大学で舞台を製作したり教鞭を執りながら二年の間、 演劇部門を率いた。 映画デビューは86年「殺したい女」。 出演作 1986年「殺したい女」 1987年「スペースボール」 1988年「偶然の旅行者」「ゾンビ伝説」「ジブラルタル号の出帆」 1989年「チキンハート・ブルース」 1990年「マージョリーの告白」「ブレイン・デッド/脳外科医R」 1991年「ブライト・エンジェル/旅立ちの予感」      「ピンク・ノベンバーを追え!?」「オブ・セッション/愛欲の幻」 1992年「シングルズ」「ニュージーズ」「プリティリーグ」      「愛を奏でて」 1993年「ノンストップ・クレイジー/大迷惑な人々」「めぐり逢えたら」      「ジャック・スマースビー」「心のままに」「冷たい月を抱く女」      「甘い毒」 1994年「秘密のお願い」「ワイアット・アープ」 1995年「あなたが寝てる間に」「キャスパー」◇      「犯罪指令」 1996年「インデペンデンス・デイ」◇「ミスター・クレイジー」 1997年「ロスト・ハイウェイ」「エンド・オブ・バイオレンス」      「ミストライアル」 1998年「シン・レッド・ライン」△「ゼロ・エフェクト」◇ 1999年「ブロークダウン・パレス」◇「U.M.A./レイク・プラシッド」◇      「スパイゲーム」◇「バッド・スパイラル 運命の罠」 2000年「タイタンA.E.」(声)「ラッキー・ナンバー」◆「ヴァージニアン/落日の決闘」 2001年「イグニッション」 2002年「17歳の処方箋」◆ 2004年「THE JUON 呪怨」◆ 2005年「ディア・ウェンディ」◆ 2006年「最終絶叫計画4」 その他の出演者: Peter Boyle ... Ox Callaghan Jack Warden ... Saul Glynis Johns ... Elsie Micole Mercurio ... Midge Callaghan Jason Bernard ... Jerry Wallace Michael Rispoli ... Joe 'Joey' Fusco, Jr. Ally Walker ... Ashley Bartlett Bacon Monica Keena ... Mary Callaghan Ruth Rudnick ... Wanda Marcia Wright ... Celeste Dick Cusack ... Dr. Rubin Thomas Q. Morris ... Man in Peter's Room User Rating:6.4/10 ( 23,409 votes) User Rating:8.7/10 ( 853 votes)Yahoo! オトーサン、 「Yahoo!は、馬鹿高いね」 現代風のよくできたシンデレラ・ストーリーだからでしょう。 ゴールデン・グローブ ノミネート ・女優賞(コメディ/ミュージカル) サンドラ・ブロック User Comments tfrizzellさん United States 2002年6月6日 サンドラ・ブロック、最高 愛すべき小品 孤独なサンドラ・ブロックは、 上流階級のビジネスマン、ピーター・ギャラガーを 地下鉄の切符売り場から、みやっている。 ある日、彼は強盗に襲われるが、 サンドラ・ブロックは、彼を救い、病院へ運ぶ。 当然のことながら、ピーター・ギャラガーは、衝撃で昏睡状態だ。 ここで、誤解が生じる。 ブロックはギャラガーの婚約者に見えたのだ。 そして典型的なドタバタ劇が生まれてくる。 いまや、ギャラガー一家は、ブロックは本当の婚約者だと信じてしまう。 だが、ギャラガーの弟(ビル・プルマン)が、疑念を抱く。 しかし、次第に彼は、ブロックを信じるようになる。 彼女と恋に落ちる、そんなところだ。 純粋で、よく出来たラブコメだ。 何の文句もつけられない。 カンペキな映画ではないが、好ましい映画であり、 期待をかなえてくれる。 5点満点で4点。 オトーサン、 「要求水準、高いなぁ」 服部弘太郎さん 1995年12月8日 万年失恋男ビル・プルマンがサンドラ・ブロックと恋に落ちる。 ピーター・ギャラガーは寝っぱなし。 偏差値52。平均点は軽々とクリアしているし、 特に文句の付けどころもないのだけれど、 かといって目を見張るほど優れた部分もない映画。 脚本はよくできていると思うし、演出の切れ味もシャープなんだけど、 どうも薄味なんだな。 華やかさに欠けるというか、もう少しコクが欲しいというか、 とにかく傑作と形容するには物足りない映画だった。 主演のサンドラ・ブロックも、ビル・プルマンも、ピーター・ギャラガーも、 これ以上ないというぐらい役にはまっている。 例えばブロックの役がもしジュリア・ロバーツだったとしたら、 あの孤独な女の子の雰囲気は出なかったよね。 ビル・プルマンはいままでさんざんいろんな映画で振られ続けていた人だけに、 この映画でも最後の最後まで「もしや」と思わせる。 話の展開上、どうせ最後はルーシーとジャックが結ばれるに決まっていると 普通の観客なら察するのだろうが、 プルマンのフィルモグラフィーを少しでも知っている観客なら、 そんなことお構いなしに最後の最後までやきもきできるのです。 物語は序盤でもっとルーシーの孤独さをたっぷりと見せてほしかった。 幼い頃に母親を失い、数年前からは父親とも離ればなれになり、 今は父も亡くして天涯孤独の身になっているルーシー。 彼女が休暇も取らずに働いているのは、何も職場が好きだからじゃない。 彼女は他にすることがないんです。 そんな彼女のたったひとつの楽しみが、 毎朝駅で見かけるハンサムな男の姿をながめること。 彼女はぼんやりと、彼との結婚を夢想してみたりもする。 でもそれはあくまでも現実逃避のための夢でしかない。 駅での事故がきっかけになって、 ルーシーはハンサムな青年ピーターの家族と知り合いになる。 ここで怪訝なのは、なぜ彼女が最初からきっぱりと 自分の立場を説明しておかなかったのかということなんだ。 物語が進んで行くにつれ、なるほど彼女は自分の孤独から抜け出すために ピーターの家族が必要だったのだということが理解できるのだが、 これは最初の段階でそれとわかる演出が必要。 この導入部のもたつきが、この映画の唯一の欠点だ。 この映画が薄味になっている原因として、 終盤の盛り上がりに欠けることも指摘できるだろう。 昏睡状態だったピーターが目覚め、彼の恋人も帰国して病院に乗り込んでくる。 普通の映画なら子の部分をクライマックスにして、あとは物語が大団円に向かうのだが、 この映画はこの第一の山場を越えて、さらなる高みを目指して突っ走る。 中盤まではゆったりしたペースの取り違えのコメディだったのが、 ここに来てがぜんスピード感を増してくるのです。 物語の決着がどう付くかということより、 このあたりの展開がこの映画の一番面白いところでした。 ラストシーンも、それなりに泣けるけどね。


ボイスレター

オトーサン、 「B級映画だな」 その証拠に、出演者がなじみのない俳優ばかり。 主演のパトリック・スウェイジも、 「ゴースト/ニューヨークの幻」以降は、鳴かず飛ばず。 原題:Letters from a Killer (1998) 監督:David Carson 原作:John Foster 脚本:Nicholas Hicks-Beach /Shelley Miller Genre:Crime / Drama / Mystery / Thriller Country:UK / USA Language:English 上映時間:104分 あらすじ: レイスは、妻殺しの容疑で、獄中生活を送っている。 出版した「死刑囚日記」がベストセラーになり、 4人の女性たちとボイスレター交換がはじまる。 再審で無罪となって釈放されたレイスに、謎のカセットテープが届く。 「あなたは私を裏切ったわ。その罪を受けなければならない…!」 自分以外の女性ともボイスレターのやりとりをしてことを知った 4人のうちの誰かが、レイスに死刑を宣告したのだ。 やがて殺人事件が発生し、レイスに疑いがかかる。 はたしてテープの主は誰か? 出演者: Patrick Swayze ... Race Darnell(レイス) Gia Carides ... Lita(リタ) Kim Myers ... Gloria Stevens(グロリア) Roger E. Mosley ... Horton(ホートン) オトーサン、 「渋くていい男になったなぁ」 PATRICK SWAYZE  パトリック・スウェイジ 誕生日 1952/8/18   出身 米テキサス州ヒューストン 母は振付家のパッツィ・スウェイジ。 バレエを学び、ダンサーとして活躍。 1975年、女優リサ・ニエミと結婚。 1981年、人気TVドラマ「マッシュ」に出演。 「ダーティ・ダンシング」ではダンスを披露し 「ゴースト/ニューヨークの幻」が世界的にヒット。 2008年、膵臓癌を告白。 出演作 1983年「アウトサイダー」 1984年「地獄の七人」「若き勇者たち」「グランドビューUSA」 1985年「栄光のエンブレム」 1987年「ダーティ・ダンシング」      「スティール・ドーン/太陽の戦士」 1988年「故郷への長い道」 1989年「パトリック・スウェイジ/復讐は我が胸に」      「ドライビング・フォース」      「ロードハウス/孤独の街」 1990年「ゴースト/ニューヨークの幻」◇ 1991年「ハートブルー」◇ 1992年「シティ・オブ・ジョイ」 1993年「パパと呼ばれて大迷惑!?」 1995年「3人のエンジェル」「WISH/夢がかなう時」 1997年「レターズ・フロム・ア・キラー」 1998年「ブラック・ドッグ」◇ 1999年「ボイスレター」◇ 2001年「ドニー・ダーコ」◆ 2003年「ダンス with me!」  その他の出演者: Olivia Birkelund ... Stephanie Tina Lifford ... Elizabeth Elizabeth Ruscio ... Judith Sutton Bruce McGill ... Brinker Mark Rolston ... O'Dell Don Stark ... Geary Katy Selverstone ... Singleton Michael Bowen ... Parker Kevin Chamberlin ... Cutler Sam Atkinson ... Morgan Rock Reiser ... Singing inmate User Rating:5.4/10 ( 1,057 votes) 5.0/10 ( 24 votes) オトーサン、 「低すぎる!」 なんで、こうした低い評価をするのでしょうね。 User Comments boondocksaint20さん Charleston, SC 2005年7月10日 盛り込みすぎで筋書きに穴もあるが、かなりいい。 この映画をみたひとは、みんな同じことを考えているようだ... どんどん下らなくなっていく。 だが、それだけだ。 出演した映画は、そのままビデオ化されてしまった スウェイジの80年代以降のキャリアを念頭に置いているのだろう。 ともかく、見れば分かるだろうが、実際にはかなり面白い映画だ。 90分間、理屈で見すぎなければと言っておこう。 最初の1時間が、最高にいい。 スウェイジは、無実なのに刑務所に入り、 死刑を宣告され、数週間以内に処刑される。 獄中で、ベストセラーを書き、 孤独な女性4名からボイスレターを交換するようになる。 問題は、彼が相手に、あなただけが自分を生き伸べさせてくれる、 そう信じこませてしまったことだ。 だから、ボイスレターが、まちがえて別の相手に送られてしまうと、 4人のうちの1人が、嫉妬から、彼に死を通告する。 その後15分ほどで、判決はくつがえされ、 まわりのひとでべてが、彼を追う殺人者のように思えてくる。 彼は、4人の女性を次々と訪ね、誰がその犯人かを探ろうとする。 正直言って、この筋書きは好きだ。 嫉妬深い精神病患者の切り裂き魔というのは、 独創的なテーマではないが、筋書きは、独創的だ。 スウェイジは、いくつかのシーンで、愚かに振る舞い、 他のシーンでは、説得力がない。 (刑務所から釈放されるとき、死の脅迫をされているが、 だからと言って、死刑囚用の監房から出られたのに、 まったく幸せそうに見えないというのは、どうだろう?? パトリック・スウェイジよ、演技がよくないぞ) だが、全体的には、良い映画だ。 中盤は、よたよたしている。 相棒がからむシーンは、取るに足りないように思う。 切り裂き魔による殺しの大部分が、画面の外で行われるというのも、型通りだ。 だが、かなり面白い推理小説になっている。 最初の殺人の前に、殺人者が誰だったか、言い当てることができた。 だが、正直に言って、それは、誰か他のひとでも可能だった。 与えられた手がかりが少ないからだ。 一番よかったのは、4つのボイスメールのうち、 たった2つが取り替えられた冒頭のシーンだ。 そこで、我々は4人のうちの2人の女性が、犯人の候補だろうと推定できる。 (だが、1人は、明白だ。 というのも、スウェイジの写真入れが破壊されていたからだ) 最後のシーンは、かなり安っぽい。 だけど、あなたは、何を期待しているのか? 娯楽映画だろうが。 深く考えさせる映画ではないが、見る価値はある。 10点満点で、7点。 オトーサン、 「ほれ、映画瓦版も評価しているぞ」 服部弘太郎さん 2000年3月8日 無実の死刑囚が4人の女性と声の文通をしていたが……。 パトリック・スウェイジ主演のサスペンス映画。 『ゴースト/ニューヨークの幻』の頃の面影は今いずこ。 すっかり無骨な顔になってしまったパトリック・スウェイジの最新作。 (略 あらすじ紹介) 死刑囚とのボイスレターのやり取りは、文通だけで完結し、決して出会うことのない関係だ。 互いの声はテープで知っているし、顔は写真で知っている。 でもその写真が本人のものとは限らないし、テープに吹き込まれた内容が真実だとは限らない。 ダーネルは女性へのボイスレターの中で「君だけが心の支えだ」と言うが、その相手は4人いる。 女性たちもダーネルに真実を語っているわけではないことを、 刑務所から出た彼は思い知らされることになる。 声のやり取りというきわめて生々しい関係でありながら、 同時にきわめて匿名性の高い関係がボイスレターなのだ。 この関係は、インターネットの中で発生する「メールフレンド」との関係にも少し似ている。 相手の年齢も性別も容貌も正確に知ることのないまま、互いの妄想だけが膨らんでいく。 ミステリー映画としては釈然としない部分もあるのだが、 文通が持つ匿名性の下に隠された真実というアイデアが面白く、 つい最後まで物語に引き込まれてしまう。 犯人が誰なのかも、最後の最後までまったくわからなかった。 この点については、脚本や演出そのものに反則気味の部分もあるんだけど……。 主人公が同時に4人の女性と親密なボイスレターの交換をするという設定そのものに、 主人公の不誠実さを感じる人もいるかも知れない。 でも僕は、あまりこの点は気にならなかった。 無実の罪で死を宣告された彼は、 目の前にぶら下がった「死」という現実から逃避するための何かを求めていたのだと思う。 それが女性との文通というファンタジーだった。 彼が刑務所から出られる可能性はゼロだったからこそ、 「もし刑務所を出たら君と暮らしたい」という無責任な話も許された。 相手の女性も、それがファンタジーだと知った上で文通していたはずです。 でもそれが現実になったとき、バラ色のファンタジーは突然色あせてしまう。 たとえテープの入れ替えがなかったとしても、彼の運命は同じだったかもしれない。


絶叫屋敷へいらっしゃい!

オトーサン、 「題名がいい!」 一度聞けば、忘れられない題名でしょう。 でも、ホラー映画と勘違いするひともいそうです。 原題:Nothing But Trouble (1991) 監督・脚本:Dan Aykroyd 原作:Peter Aykroyd Genre:Adventure / Comedy 上映時間:94分 あらすじ: クリスは、株式投資コンサルタント。 弁護士のダイアンにひと目惚れし、ビジネス・セミナーに同伴する。 だが、同乗させたブラジル人夫婦の希望で、 退屈な高速道路を降りると薄気味悪い田舎町だった。 信号一時停止違反と速度違反で、保安官に逮捕される。 連行された先は、廃坑跡のドラキュラ城だった。 ガラクタだらけの部屋で治安判事アルビンが判決を下す。 出演者: Chevy Chase ... Chris Thorne(クリス) Demi Moore ... Diane Lightson(ダイアン) Dan Aykroyd ... Judge Alvin 'J.P' Valkenheiser(アルビン) オトーサン、 「頑張っているけど、損しているな」 シェビー・チェイス、どこかブッシュさんに似ています。 「出演すべきではなかった」 デミ・ムーアは、これまでで最悪の演技でした。  「メイク、気味悪いだけ」 ダン・エイクロイド、監督・脚本・出演と1人3役でしたが... CHEVY CHASE シェビー・チェイス  誕生日 1943/10/8 出身 米ニューヨーク 出演作 1974年「アイダホ・ポテト・ライブ」 1978年「ファールプレイ」 1980年「ボールズ・ボールズ」「名探偵ベンジー」「昔みたい」 1981年「スーパー念力マン」 1983年「世紀の取り引き」「ホリデーロード4000キロ」 1985年「フレッチ/殺人方程式」      「ナショナルランプーン/ヨーロピアン・ヴァケーション」      「スパイ・ライク・アス」 1986年「サボテン・ブラザース」 1988年「ファニー・ファーム」「カウチ・トリップ」「ボールズ・ボールズ2」 1989年「ナショナル・ランプーン/クリスマス・ヴァケーション」      「フレッチ登場!/5つの顔を持つ男」 1991年「絶叫屋敷へいらっしゃい」 1992年「透明人間」「靴をなくした天使」 1993年「ラスト・アクション・ヒーロー」▲ 1994年「コップス&ロバーソン」 1995年「ママのフィアンセ/結婚に異議あり!」 1997年「ベガス・バケーション」 2006年「ナオミ・ワッツ プレイズ エリー・パーカー」 DEMI MOORE  デミ・ムーア 誕生日 1962/11/11 出身 米ニューメキシコ州ロズウェル 80年に最初の結婚。 87年、ブルース・ウィリスと再婚し、2000年に離婚。 娘に女優のルーマー・ウィリスら3人がいる。 2005年9月、アシュトン・カッチャーと再婚。 出演作 1982年「病院狂時代」「悪魔の寄生虫バラサイト」 1984年「アバンチュール・イン・リオ」「恋人ゲーム」 1985年「セント・エルモス・ファイヤー」 1986年「昨日の夜は……」「ワン・クレイジー・サマー」      「ウィズダム/夢のかけら」 1988年「第七の予言」 1989年「俺たちは天使じゃない」 1990年「ゴースト/ニューヨークの幻」 1991年「夢の降る街」「絶叫屋敷へいらっしゃい」      「愛を殺さないで」 1992年「ア・フュー・グッドメン」 1993年「幸福の条件」 1994年「ディスクロージャー」 1995年「スカーレット・レター」「DEARフレンズ」 1996年「陪審員」「ノートルダムの鐘」「素顔のままで」 1997年「G.I.ジェーン」「地球は女で回っている」 2000年「薔薇の眠り」 2003年「チャーリーズ・エンジェル/フルスロットル」 2006年「ゴーストライト」「ボビー」 2007年「アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生」 「Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼」 DAN AYKROYD  ダン・エイクロイド 誕生日 1951/7/1 出身 カナダ・オタワ 20才でカールトン大学卒業後、様々な職を転々とした後、 トロントのコメディ劇団「セコンド・シティ」に参加。 子供向けテレビショーの自作自演で売り出し、カナダ映画に初出演。 75年、NBCの「サタデー・ナイト・ライブ」のレギュラーとなり、 ジョン・ベルーシとのコンビ「ブルース・ブラザース」が人気を呼んだ。 75年「ひと目惚れ」で映画デビュー。 出演作 1975年「ひと目惚れ」 1979年「1941」 1980年「ブルース・ブラザース」 1981年「ネイバーズ」 1982年「Dr.デトロイトを探せ」 1983年「大逆転」「トワイライトゾーン/超次元の体験」 1984年「ゴーストバスターズ」      「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」▲ 1985年「眠れぬ夜のために」「スパイ・ライク・アス」 1987年「ドラグネット/正義一直線」 1988年「カウチ・トリップ」「花嫁はエイリアン」      「ボールズ・ボールズ2」「大混乱」 1989年「ゴーストバスターズ2」「ドライビング・ミス・デイジー」      「ハーレーダビッドソン&クレイジーライダー」 1990年「キャノンズ」 1991年「マイ・ガール」「絶叫屋敷へいらっしゃい!」 1992年「ディス・イズ・マイ・ライフ」 1993年「チャーリー」「スニーカーズ」「コーンヘッズ」 1994年「マイ・ガール2」「ノース/小さな旅人」 1995年「ジョン・キャンディの大進撃」「キャスパー」      「クリス・ファーレイはトミー・ボーイ」 1996年「Sgt.ビルゴ/史上最狂のギャンブル作戦」      「レインボー」「フィーリング・ミネソタ」      「元大統領危機一髪/プレジデント・クライシス」      「ダンク・ブラザース/脱線ファンにご用心」 1997年「ポイント・ブランク」「センシャル・ウーマン」 1998年「ブルース・ブラザース2000」「アンツ」(声)      「スーザンズ・プラン 殺せないダーリン」 2000年「恋は負けない」「幸せの選択 stardom」 2001年「パール・ハーバー」「エボリューション」      「スコルピオンの恋まじない」 2002年「ノット・ア・ガール」「夢みる頃を過ぎても」 その他の出演者: John Candy ... Dennis / Eldona Valri Bromfield ... Miss Purdah Taylor Negron ... Fausto Squiriniszu Bertila Damas ... Renalda Squiriniszu Raymond J. Barry ... Mark Brian Doyle-Murray ... Brian John Wesley ... Sam Peter Aykroyd ... Mike the Doorman Daniel Baldwin ... Dealer #1 James Staszkiel ... Dealer #2 Deborah Lee Johnson ... Dealer #1's Girlfriend Karla Tamburrelli ... Dealer #2's Girlfriend User Rating:4.0/10 ( 8,398 votes) 4.0/10 ( 87 votes)Yahoo! オトーサン、 「愉快!こういう映画もあっていい!!」 ラジー賞受賞 ・ワースト助演男優賞 ダン・エイクロイド 同ノミネート ・ワースト作品賞 ・ワースト主演女優賞 デミ・ムーア ・ワースト監督賞   ダン・エイクロイド ・ワースト助演女優賞 ドム・デルイーズ           ジョン・キャンディ ・ワースト脚本賞   ピーター・エイクロイド User Comments Tyypoさん United States 2007年1月27日 苦痛以外の何物でもない この映画は、完全な駄作だ、 そう考えた人たちの仲間に入れてほしい。 何度もなされているので、要約はしないでおく。 ケーブルテレビで、お金を払って、映画を見ました。 つまり、もっと良い映画にすべきだった。 こんなにどうしようもない映画を制作してはいけない。 結局、私は、シャワーを長々と浴びなければならなかった。 何年も経つが、まだまだ不気味さが洗い落ちていない。 この題名は、友人たちの間で、「悪いこと」を表す常套句になっている。 皮肉なことだが、この映画は、*Leonard Pinth Garnellが言う 「Bad Movie」に当てはまる。 サタデー・ナイト・ライブに詳しいひとなら、意味が分かるだろう。 この映画が、好きなひともいるだろう。 そういう人に言いたい。 自分だけで楽しんでほしい。 他のひとに、推薦しないでほしい。 苦痛を引き起こし、みんなに軽蔑されるだろう。 *訳注 "Bad Playhouse"や"Bad Musical"など、 下手なものを見せる人たちの紹介役として出演している。 オトーサン、 「白骨ライドマシーン、よかったな」 ジェットコースターの一種で、先には歯が待ちかまえています。 肉体は切断され、白骨化するのです。 あとは、ASHさんのコメントにある通りでした。 ASHさん 2002年1月18日 トラブル以外のなにものでもない 一時停止違反で捕まったヤッピーたちが連行された裁判所は、 自分で勝手に刑を決めて判決を下す判事のいる恐怖の絶叫屋敷だった。 恐らくは『悪魔のいけにえ』とその続編から想を得た映画だろうな。 判事の暮らす屋敷は庭には廃材やガラクタで作られたオブジェが散乱し、 館内はギミックだらけ。 この絶叫屋敷の作りが実に不気味で、 ガラクタを意味もなく集めている電波系の人が実際に装飾したかのようで気持ちが悪い。 判事が招待した晩餐のシーンもこれまた気持ちが悪い。 鉄道模型が周るテーブルでホットドックを食べるのだが、 プルプルと震えながら大口を開ける判事が気色悪いのだ。 手の揺れと共にプルプルと揺れるソーセージと、 判事の鼻が一瞬ペニスに見えるシーンの悪趣味さといったら…。 判事の鼻はクリス(チェヴィー・チェイス)には時々ペニスに見えるようだ。 全体的にはコメディよりはホラー色の方が強いのだが、 所々にギャグを挿入してコメディの体裁を保っているという印象。 ホラー・ファンには怖くはなく、コメディ・ファンには笑えないといったところか。 でも、決して面白くはないが、なぜか嫌いになれない。 警察と判事が癒着しているというオチも怖い。 ラストで逃げるクリスが壁を人型となって抜けるのはワーナー・アニメへのオマージュか? 劇中で判事が気に入り無罪となるヒップホップ・バンドが デジタル・アンダーグラウンドなのだが、 彼らの演奏シーンは無理やり入れたかのような感じで違和感がある。 余談だが、ヤンキースのTシャツを着たメンバーが 今は亡き2パック(彼の映画デビュー作)です。


真夏のオリオン

オトーサン、 「何だかなぁ」 今日このごろの日本の戦争映画、見る気がしません。 まったくリアリテイがないのです。 戦争を知らない子供たちがつくっているのですから、 しょうがないのでしょうが... でも、玉木くんが出ているというので、見に。 原題:真夏のオリオン(2009) 監督:篠原哲雄 原作:池上司 脚色:福井晴敏 脚本:長谷川康夫/ 飯田健三郎 Genre:War / Romance 上映時間:119分 あらすじ: いずみは、古い楽譜の秘密を知るべく、 潜水艦長だった祖父の部下を鈴木を訪ねる。 鈴木老人は、イ-77潜水艦艦長・倉本の思い出を語る。 劣勢に立たされた日本海軍は、米海軍の燃料補給路を断つべく、 沖縄南東海域にイ-77をはじめとする潜水艦を配備していた。 倉本は、出航前、志津子から、手書きの楽譜を受け取る。 そこには、真夏の夜明けに輝くオリオンを歌い、 必ず無事に帰ってくるようにとあった。 倉本らは、米海軍の駆逐艦に執拗に狙われたが、 何とか、敵に反撃すべく死力を尽くすのだが... 出演者 玉木宏 .... 倉本孝行(海軍少佐・イ-77潜水艦艦長) 北川景子 .... 倉本いずみ/有沢志津子 吉田栄作 .... 桑田伸作(特務機関大尉・イ-77潜水艦機関長) 黄川田将也 .... 遠山肇(イ-77潜水艦回天搭乗員) デヴィッド・ウィニング .... マイク・スチュワート(米海軍駆逐艦パーシバル艦長) オトーサン、 「玉木くんって、いい役者なんだな」 玉木くんと米駆逐艦パーシバル艦長との息づまる心理戦がみどころでしょう。 北川景子は、論外。ミスキャストです。 その他の出演者: 堂珍嘉邦 .... 有沢義彦(海軍少佐・イ-81潜水艦艦長) 平岡祐太 .... 坪田誠(軍医中尉・イ-77潜水艦軍医長) 太賀 .... 鈴木勝海 (イ-77潜水艦回水雷員) 尾光次 .... 森勇平(イ-77潜水艦水雷員) 古秦むつとし .... 早川伸太(イ-81潜水艦水雷長) 奥村知史 .... 小島晋吉(イ-77潜水艦水測員) 戸谷公人 .... 山下寛二(イ-81潜水艦水測員) 三浦悠 .... 久保憲明(イ-77潜水艦回天搭乗員) 山田幸伸 .... 岡山宏次(イ-77潜水艦水雷員) 伊藤ふみお .... 有馬隆夫(イ-77潜水艦機関科員) 鈴木拓 .... 秋山吾朗(イ-77潜水艦烹炊長) ジョー・レヨーム .... ジョセフ・フリン(米海軍駆逐艦パーシバル副長) 鈴木瑞穂 .... 鈴木勝海 吹越満 .... 中津弘(大尉・イ-77潜水艦航海長) 益岡徹 .... 田村俊雄(特務大尉・イ-77潜水艦水雷長) User Rating 6.8/10 ( 205 votes)Yahoo! オトーサン、 「スコアが高すぎる!」 戦時中の兵士は、こんなキレイな平和ボケの顔などしていません。 (北朝鮮の兵士を思い浮かべてください) 監督も、撮影陣も、随分、いい加減な絵づくりをしたものです。 でも、玉木くんのフアンは、そんなことはどうでもいいのでしょう。 inunokimochi1さん 2009年6月18日 4回観ました! 色々な意見もあると思いますが、私はとても感心して見てしまいました。 一回目はハッキリ理解出来なくて逆に単純なストーリー&演出に感じました。 パンフレットや雑誌のインタビューであえて選んだ路線を知り、 今までの戦争映画になぞられない描き方をした事を知り、 二度三度と映画館に足を運びました。 狂気の沙汰の戦争中、冷静沈着なリーダーも存在して生きて帰る事にこだわったなんて、 きっと現在を生きる私達にも映画を見終わった後、 ちょっとした変化があるかも知れませんよ。 昨日懲りずに四回目見に行き、曲の美しさも堪能し号泣してきました。 でも皆さんの容姿が現代人過ぎるかな。 北川さんより和風の人が良いなぁ。 オトーサン、 「"Uボート"も、”U571"も、すごかったなぁ」 こうした潜水艦映画の名作を見てしまうと、 「真夏のオリオン」が、実にチャチに見えます。 maedagorou2002さん 2009年6月18日 何がリアリティに欠けるかって 映画は当然つくりもの(フィクション)である。 しかし、人間はまったくあり得ないことに共感を抱かない。 共感を抱かない事象に泣いたり笑ったり感動することはない。 よって、フィクションのなかにも、ある一定のリアリティが求められる。 映画は生身の人間が演じるのでなおさらだ。 この映画では、長髪の軍人や小綺麗で明るい艦内などの「フィクション」を レビューで書いている人が多いように見受けられる。 しかし、この映画でもっともリアリィティに欠けているのは、 米駆逐艦との一騎打ちである。 戦争前半は空母撃沈など輝かしい戦果を誇ったが 後半は駆逐艦や飛行機の餌食になる艦が殆どだった。 日本の潜水艦は音が大きく、ソナーで簡単に捕捉される。 また水中での速度は時速11km程度と人間のジョギングなみ。 一方、敵駆逐艦は時速50km以上。話にならない。 映画「Uボート」にあったように、 もし駆逐艦に見つかったら息をひそめて、 死の恐怖に震え敵が去るのを祈るしかない。 この艦のモデルとなった伊58潜が終戦前に重巡インディアナポリスを撃沈したのは、 当艦が極秘任務のため護衛もつけずタラタラと航行しているところに 偶然出くわした奇跡によるもの(魚雷による撃沈は見事であるが)。 昭和19年〜20年に、日本の潜水艦が米駆逐艦と一戦交えようなんて、 鼠が猫に戦いを挑むようなもの。 原作本も陳腐なフィクションであるが、この陳腐をさらに拡大再生産した。 「命の大切さ」なんて小学生の作文みたいなテーマも意味がわからない。 モデルの伊58潜は回天運搬用として作られた潜水艦。 その艦長が回天搭乗員を前に「命を大事にしろ」と言うのか?


レスラー

オトーサン、 「最後にジーンときたな」 主題歌が流れて 誰も、席を立つひとはいませんでした。 こういうことが起きる映画は、年に数本あるかないかです。 原題:The Wrestler (2008) 監督:Darren Aronofsky 脚本:Robert D. Siegel Genre:Drama / Sport Rated R for violence, sexuality/nudity, language and some drug use. Country:USA / France Language:English 上映時間:111分 あらすじ: ランディは、落ち目のプロレスラー。 かつては、”ザ・ラム”と言われ、超人気者だった。 ステロイドの副作用のために心臓発作を起こし、 医者から引退を勧告される。 馴染みのストリッパー・キャシディに打ち明けると、 唯一の身内である娘に連絡するよう勧められる。 会いに行くものの、長年放っておかれた娘ステファニーから、 あんたなんか死んじまえと罵倒される始末だった。 出演者: Mickey Rourke ... Randy 'The Ram' Robinson(ランディ) Marisa Tomei ... Cassidy(キャシディ) Evan Rachel Wood ... Stephanie(ステファニー) オトーサン、 「醜い肉体と美しい魂!」 ミッキー・ローク、一世一代の名演技でした。 「ここまでさらけ出すのか、女優魂!」 マリサ・トメイは、久しぶりの快演でした。 MICKEY ROURKE  ミッキー・ローク 誕生日 1956/9/16 出身 米ニューヨーク州シュネクタディ 7歳の時、両親が離婚し、母と共にマイアミへ。 ハイスクール時代はボクサーを志すが挫折し、 19歳の時、単身ニューヨークへ。 バーの用心棒や夜警など様々な職を転々とする一方で、 サンドラ・シーキャットのもとで演技を学ぶ。 後にアクターズ・スタジオに入門。 79年「1941」で映画デビュー。 出演作 1979年「1941」 1980年「天国の門」「フェイドTOブラック」 1981年「白いドレスの女」 1982年「ダイナー」 1983年「ランブルフィッシュ」「錆びた黄金」 1984年「悪の華/パッショネイト」 1985年「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」 1986年「ナインハーフ」 1987年「エンゼル・ハート」「死にゆく者への祈り」      「バーフライ」 1988年「ホームボーイ」 1989年「フランチェスコ」「ジョニー・ハンサム」 1990年「逃亡者」「蘭の女」 1991年「ハーレー・ダビッドソン&マルボロマン」 1992年「ホワイト・サンズ」 1994年「フリーライド」 1995年「男たちの危険な午後」      「ハード・ブレット/仁義なき銃弾」 1996年「欲情の媚薬」 1997年「ダブルチーム」「レインメーカー」      「ポイント・ブランク」 1999年「バッファロー66’」「マグナム」 2000年「追撃者」「アニマル・ファクトリー」 2001年「プレッジ」「ブラック・ビートル」「ピクチャー・クレア」 2002年「スパン」 2003年「レジェンド・オブ・メキシコ デスペラード」「マイ・ボディガード」      「ボブ・ディランの頭の中」 2005年「シン・シティ」「ドミノ」 2008年「レスラー」 MARISA TOMEI  マリサ・トメイ 誕生日 1964/12/4 出身 米ニューヨーク市ブルックリン 幼少時は考古学者になりたかったが、 「コーラスライン」をみて、女優を目指す。 ボストン大学在学中に84年「フラミンゴ・キッド」で映画デビュー。 ニューヨーク大学に移り、本格的な演技の勉強を始める。 92年「いとこのビニー」でアカデミー助演女優賞受賞。 ニューヨークのネイキッド・エンジェルス劇団のメンバーとして舞台でも活躍している。 出演作 1984年「フラミンゴ・キッド」 1991年「オスカー」「ザンダリーという女」 1992年「いとこのビニー」「チャーリー」 1993年「堕ちた恋人たちへ」「忘れられない人」 1994年「ザ・ペーパー」「オンリー・ユー」「フォー・ルームス」 1995年「太陽に抱かれて」 1996年「ミルドレッド」 1997年「ウェルカム・トゥ・サラエボ」 1998年「Fカップの憂うつ」 2000年「ザ・ウォッチャー」「ハート・オブ・ウーマン」 2001年「恋する遺伝子」「イン・ザ・ベッドルーム」 2002年「踊るマハラジャ★NYへ行く」「はじまりはキッスから」 2003年「N.Y.式ハッピー・セラピー」 2004年「アルフィー」「バイバイ、ママ」 2005年「酔いどれ詩人になるまえに」 2007年「その土曜日、7時58分」 2008年「レスラー」 その他の出演者: Mark Margolis ... Lenny Todd Barry ... Wayne Wass Stevens ... Nick Volpe Judah Friedlander ... Scott Brumberg Ernest Miller ... The Ayatollah Dylan Keith Summers ... Necro Butcher Tommy Farra ... Tommy Rotten Mike Miller ... Lex Lethal Marcia Jean Kurtz ... Admissions Desk Woman John D'Leo ... Adam Ajay Naidu ... Medic Gregg Bello ... JAPW Promoter Larry Cohen User Rating:8.4/10 ( 58,777 votes) Top 250: #101 8.6/10 ( 153 votes)Yahoo! オトーサン、 「おお、世界の名画101位だ」 ヴェネチア国際映画祭受賞 ・金獅子賞 ダーレン・アロノフスキー アカデミー賞ノミネート ・主演男優賞 ミッキー・ローク ・助演女優賞 マリサ・トメイ ゴールデン・グローブ受賞 ・男優賞(ドラマ) ミッキー・ローク ・歌曲賞 同ノミネート ・助演女優賞 マリサ・トメイ User Comments preda01さん United States 2008年11月21日 ミッキー・ロークの力強い演技 この映画は、まさに本物。 活き活きした撮影とセット・デザインだ。 An amazing career-best performance from ミッキー・ロークは、生涯最高の素晴らしい演技をした。 マリサ・トメイとエヴァン・レイチェル・ウツドの名演技にも助けられ、 この映画は、実に力強く、感動的だ。 そう、真の俳優ロークが、奇跡の演技をやってのけた。 彼の演技は、心に染み、賢明で、本物だった。 アカデミー賞に値する。 ”ザ・ラム”は、80年代において、世界最高のレスラーだった。 いまや2008年となり、すべては変わってしまったが、 彼の頭の中には、古きよき日々が鳴り響いている。 いまだに、レスリングをしている。 金欠で、観客も去っていった。 年老いた肉体は、もはや、過激な運動には耐えられない。 アロノフスキー監督は、ミッキー・ロークの演技の真髄を捉えた。 まさに、メソッド演技法そのものだ。 内面から役になりきっている。 彼の名は、”ザ・ラム”。 オトーサン、 「小地蔵さん、最高のコメント!」 いつも引用させていただいている映画瓦版(服部弘太郎さん)や 超映画批評(前田有一さん)より、力強いですよ。 流山の小地蔵さん 2009年6月5日 胸が張り裂けるほど切なさを感じる感動作。  その分ラストが一段と輝いて、眩しかったです。 まるで主演ミッキー・ロークのドキュメンタリーのようなストーリーでした。 アカデミー主演男優賞・助演女優賞にノミネートされただけに、 主人公ラムを演じるミッキー・ロークの心にしみ入るような切なさを打たれました。 過去の栄光が、こんなにそのあとの人生を苦しめることとなるのか! 20年前にトップレスラーだった主人公が 引退を覚悟するまでの落ちぶれた姿を見せつけられますと、 プロレスファンの小地蔵にとって、胸が張り裂けるほど切なさを感じた次第です。 ラムと同じく銀幕の世界で20年前には栄光と名声を欲しいままにしたミッキーにとって、 この10年間は、まさにどん底の日々であったことでしょう。 本来は、ニコライ・ケイジに決まっていたラム役だったのが、 アロノフスキー監督の強烈なプッシュでプロデューサーを説き伏せて、 ミッキーの起用が決まったそうです。 こり10年間は、若い頃からの夢だったプロボクサーに転向して、 再起を目指したものの、中途半端な結果のまま引退。 再度俳優を目指したものの 今度は、ボクサー時代にイケメンとして鳴らした美顔を破壊されて、 まともな役をもらえずにいたそうなのです。 人生何が幸いするか知れません。 プロボクサーとして鍛えた躰と崩れた顔つきが、今回のラム役にぴったり。 そして何よりも劇中のラムとほぼ同じ時期に地獄を見てきたミッキーむ自身にとって、 劇中のラムは自分そのものであったことでしょう。 まるでミッキーの辿ってきた軌跡にあわせてあてがきされたような脚本。 そして淡々とラムの日常を追いかける映像を見るにつけて、 これはミッキーの心の軌跡を描いたドキュメンタリーなんだと小地蔵は思った次第です。 さてストーリーでは、ラムの日常に密着。 ドサまわりとはいえ、ラムはまだ団体のメインを張る人気があるようでした。 試合のシーンは、普通のプロレス中継よりも演出されている分迫力あって、 プロレスマニアでも納得できるものでした。 試合用も、その舞台裏のネタバレが面白く、 敵味方に別れるレスラー同士はみんな仲がいいとか、 八百長と批判されている対戦相手との試合内容の「段取り」のやりとりが出てきます。 勝ち負けが絶対でない、ショービジネスとしてのプロレスは、 どんな手順で勝たせるかも重要だと思います。 そして強い人間ほどね手順通りに試合を運んで、 客をわかすことでできるのだなと本作を見ていて実感しました。 ですから、段取りは決して八百長ではないと思います。 それとレスラーの薬漬けの日常も描かれます。 実際にWWEでは薬害により突然死するスーパースターが続出して、 厳しく薬の使用を制限するプロレス団体が増えてきているようです。 ラムもまた、ステロイドの副作用のために心臓発作を起こして、引退へ追い込まれました。 ドサ周りでメインを張っても大した収入にはならないようで、 夜遅くトレーラーハウスに帰宅しても、家賃未納で鍵をかけられてしまい、 車の中で過ごしてしまうラムが哀れでした。 そして生活のために平日は、なんと近くのスーパーでアルバイト。 かつてのスーパースターがアルバイトなんて人事難い光景です。 引退後はもっと稼ぐために、バックヤードから惣菜売り場に移動。 本名を名乗っても当然客の中には気づくものもいます。 しつこくラムだろうと喰い下がれたとき、とうとう堪忍袋が切れて、ラムはスーパーを飛び出します。 捨て台詞を残して。 このとき画面を見ていて、そうだお前のいる場所はここでない!と、 ファンに囲まれた場所にいてこそお前なのだと溜飲が下るむ思いがしました。 たとえ試合はドクターストップがかかっていて、命の保証はなくても。 引退に追い込まれたラムの寂しさを紛らわせてくれる唯一の存在がストリッパー・キャシディでした。 彼女の提案で、長年ほったらかしにしていたひとり娘・ステファニーに会いにいきますが、 冷たく拒絶されます。う〜む厳し〜い! 俺はお前のお父さんなんだぞと言いたいところをクグッとこられて佇むラムがいじらしいですぅ〜。  それでもあきらめきれないラムに、キャシディが提案したプレゼント作戦が功を奏して、 やっと親子水入らずのデートが実現しました。 今まで父親らしいことをしてこなかったとラムがステファニーに心から贖罪するところと、 そんな父親の腕にそっと手を通し、しなだれるステファニー。 やっぱり親子なんだなぁと思わせるシーンに涙しました。 けれども、このあと交わした食事の約束を、ラムはすっぽかして、親子の縁もこれでジエンド。 どこまでも、いたたまれないストーリーです。 傷心のラムは、キャシディに救いを求めて求愛します。 けれどもここでもあなたは客でしかないとつれない返事が返ってきます。 本当に孤独を悟ったラムは、自分には試合しか存在する理由がないことを自覚します。 心臓手術後は、激しい運動すると、胸が苦しくなると言うのに、 無謀にもラムは試合に出場することを決意します。 相手は20年前に伝説となった試合のときと同じ相手。 リスクを背負って退治するのにふさわしい相手であったのです。 ラムが試合に出ることを知ったキャシディは、試合会場に駆けつけます。 ラムの控え室に飛び込んだキャシディに、ラムは俺の居場所はここしかないと告げます。 私がいるじゃないのよと、今更に告げるキャシディを遮って、ラムは試合会場に向かいます。 涙を隠しながら。 子持ちのキャシディは、素直にラムの愛を受け入れることができなかったのです。 二人の微妙なすれ違いも、すごく切ないものでした。 痛くて切ない分、ラストのラムが一段と輝いて、眩しかったです(T^T) 100点。 オトーサン、 「ゴールデン・グローブ歌曲賞受賞の名曲です」 ○The Wrestler by Bruce Springsteen Have you ever seen a one trick pony in the field so happy and free? If you´ve ever seen a one trick pony then you´ve seen me Have you ever seen a one-legged dog making his way down the street? If you´ve ever seen a one-legged dog then you´ve seen me (Then you´ve seen me) I come and stand at every door (Then you´ve seen me) I always leave with less than I had before (Then you´ve seen me) but I can make you smile when the blood it hits the floor Tell me, friend, can you ask for anything more? Tell me can you ask for anything more? Have you ever seen a scarecrow filled with nothin' but dust and weeds? [ Find more Lyrics on www.mp3lyrics.org/SqlC ] If you´ve ever seen that scarecrow then you´ve seen me Have you ever seen a one-armed man punching at nothing but the breeze? If you´ve ever seen a one-armed man then you´ve seen me (Then you´ve seen me) I come and stand at every door (Then you´ve seen me) I always leave with less than I had before (Then you´ve seen me) but I can make you smile when the blood it hits the floor Tell me, friend, can you ask for anything more? Tell me can you ask for anything more? These things that have comforted me I drive away (anything more) This place that is my home I cannot stay (anything more) My only faith's in the broken bones and bruises I display Have you ever seen a one-legged man trying to dance his way free? If you´ve ever seen a one-legged man then you´ve seen me


寝取られ男のラブ♂バカンス

オトーサン、 「面白そうだ」 ジャド・アパトウ作品にはまってしまいました。 「40歳の童貞男」も、「無ケーカクの命中男/ノックトアップ」も、 下ネタ満載の実に愉快な映画でした。 原題:Forgetting Sarah Marshall (2008) 監督:Nicholas Stoller 脚本;Jason Segel Genre:Comedy / Drama / Romance Rated R for sexual content, language and some graphic nudity. Country:USA Language:English / Hawaiian 上映時間:111分 あらすじ: ピーターは、冴えない作曲家、 長年交際していた女優サラに突然、別れ話を切り出される。 傷心を癒すために、ハワイへバカンスに行くが、 新しい恋人と過ごすサラに出くわしてしまう。 出演者: Jason Segel ... Peter Bretter(ピーター) Kristen Bell ... Sarah Marshall(サラ) Mila Kunis ... Rachel Jansen(レイチェル) オトーサン、 「うーん、無名俳優ばかり」 ハワイが舞台で、こちらも観光気分。 これで、もう少し演技がうまかったら、いいのに。 でも、有名俳優だったら、オチンチンをさらけ出すのはNGでしょう。 その他の出演者: Russell Brand ... Aldous Snow Bill Hader ... Brian Bretter Liz Cackowski ... Liz Bretter Maria Thayer ... Wyoma Jack McBrayer ... Darald Taylor Wily ... Kemo Davon McDonald ... Dwayne the Bartender Steve Landesberg ... Dr. Rosenbaum Jonah Hill ... Matthew the Waiter Paul Rudd ... Chuck Kala Alexander ... Greg Kalani Robb ... Helpful Hawaiian Waiter User Rating:7.5/10 ( 57,320 votes) 7.5/10  (   57 votes)Yahoo! オトーサン、 「高すぎる」 演技を中心に採点すると、こういう感想になります。 User Comments Cognition United States 2008年2月7日 やや違っているが、アパトウ・チームの作品 この映画、今夜、私の大学で上映された。 上映後、監督との質疑応答があった。 ジャド・アパトウの典型的なお遊び映画で、 「スーパーバッド 童貞ウォーズ」、 「無ケーカクの命中男/ノックトアップ」他に続くものだ。 おなじみの自然で、クリエイティブなユーモアがあり、 アパトウ・チームの他の名作にある不適切な性差用語がある。 ラブ・コメ「無ケーカクの命中男/ノックトアップ」の生まれ変わりを期待すべきではない。 これは、より典型的で、自然なラブ・コメなのだ。 この映画には、「無ケーカクの命中男/ノックトアップ」にはない、 重い感情や主張がある。 配役とコメディのペースは、上出来だ。 大ヒットにはならないかも知れないが、 監督デビュー作としては、上々。 映画が求めてやまないこと、娯楽がここにある。 オトーサン、 「同感、可能性を感じる」 澤田さん 2009年2月12日 コメディ映画の新たなる巨匠 『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』が意外に面白かったので、 同時発売の『寝取られ男のラブ バカンス』も見てみました。 『無ケーカク』も『寝取られ』も『40歳の童貞男』のジャド・アパトーが手がけたもので、 共に全米で初登場2位の大ヒットを飛ばしています。 こういうHコメディが2位になるなんて、ハッピーなお国柄ですね。 イギリスでも本作は初登場1位で、しかも6週連続のTOP10ランクインということで、 いやはや驚きました。 有名俳優が出てこないHコメディは日本では公開されないジンクスがありますが、 本作は無事日本でも公開されました。 それだけ作品としての完成度も高かったからだと思います。 とはいえ人間ドラマ志向の『無ケーカク』に比べると、 こちらはB級のムードがむんむん漂います。 まあ、それはそれでこの雰囲気を楽しんでもらいたいです。 ハワイを舞台にしているので、ハワイの美しい風景に癒されながら、 休日お菓子を食べながらだらだらと見るのには最適な作品かと。 正直、僕はこれを見てハワイ旅行にすごく興味を持ちました。 本作の売り文句は「ダメ男」シリーズということですが、 主演の男はスタローンにも似て、性格も優しく、実はかなりモテモテで、 いとも簡単にナンパに成功しまくってるし、カワイイ娘とばかり寝てるし、 むしろイケてる方なんじゃないかと。 だから最初のうちは嫉妬心というか、同じ男としてムカツクものがあったのですが、 次第にですが、彼の未練がましさや、 根は一途であることがわかってくると感情移入できるようになっています。 『HEROES/ヒーローズ シーズン2』での小悪魔的なキャラがいじらしかった クリステン・ベルが出ているのが見どころですが、 もう一人、ハワイで主人公が出会うホテル受付嬢のミラ・カニスがこれまた無茶苦茶可愛くて、 主人公がこの娘とだんだん仲良くなっていくと、見ているこっちまで嬉しくなってきます。 なんだか主人公を応援しながら見ちゃうんですよね。 だから別れた女をギャフンと言わせるシーンでは「してやったり」なんて気持ちで見ちゃいます。 下ネタが大丈夫なら、これも決して悪くない作品です。 まだまだ詰めの甘さはありますが、ジャド・アパトーは多分これから大化けしますよ。 コメディ映画の新たなる巨匠となる素質は十分あると思います。


40歳の童貞男

オトーサン、 「B級映画だ、いや、C級映画かも」 題名だけをみれば、そうとしか思えません。 題名だけみて、見るのをやめるひともいるでしょう。 でも、断言します。 そいつは大いなる判断ミスです。 原題:The 40 Year Old Virgin (2005) 監督:Judd Apatow 脚本:Judd Apatow /Steve Carell Genre:Comedy / Romance Rated R for pervasive sexual content, language and some drug use. Country:USA Language:English / Spanish 上映時間:116分 あらすじ: アンディは、40歳の童貞男。 家電量販店で働いている。 童貞がバレてしまい、悪友3人組による童貞喪失作戦が始まった。 たまたま、トリシュに出会い、電話番号をゲット。 初デートにこぎつけ、いよいよベッドイン...のハズだったが。 出演者: Steve Carell ... Andy Stitzer(アンディ) Catherine Keener ... Trish(トリシュ) Paul Rudd ... David(デビッド) Romany Malco ... Jay(ジェイ) Seth Rogen ... Cal(キャル) オトーサン、 「いいキャラだね」 どこまでも生真面目なところが、笑いの源泉なのに、 本人がまったく気づいていないのが、実にいいのです。 悪友3人組も、生き生きしていました。 STEVE CARELL  スティーブ・カレル 誕生日 1963/8/16 出身 米マサチューセッツ州アクトン シカゴの即興コメディ劇団「セカンド・シティ・シアター」で活躍後、 ダナ・カービーにスカウトされ、「サタデー・ナイト・ライブ」に脚本家として参加。 同番組の報道パロディ「ザ・デイリー・ショート」の司会者に抜擢され、 注目される。 活躍度 △→ 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 2003年「ブルース・オールマイティ」 2004年「メリンダとメリンダ」「俺たちニュースキャスター」 2005年「奥さまは魔女」「40歳の童貞男」◇ 2006年「リトル・ミス・サンシャイン」◆ 2007年「エバン・オールマイティ」 2008年「ホートン/ふしぎな世界のダレダーレ」(声) CATHERINE KEENER  キャスリーン・キーナー 誕生日 1961 出身 米フロリダ州マイアミ 83年マサチューセッツ州のウィートン・カレッジを卒業。 86年「きのうの夜は…」で映画デビュー。 91年「ジョニー・スエード」のブラッド・ピットの相手役で注目される。 99年「マルコヴィッチの穴」でアカデミー助演女優賞ノミネート。 出演作 1986年「きのうの夜は…」 1989年「バックトラック」 1991年「ジョニー・スエード」      「スウィッチ/ボクと彼女の関係は?」 1992年「ベティ・ルーは犯罪者?」 1994年「リビング・イン・オブリビオン/悪魔の撮影日誌」◇ 1996年「BOYS」 1997年「リアル・ブロンド」◇ 1998年「アウト・オブ・サイト」◆「8mm」◆ 1999年「マルコヴィッチの穴」◇「背信の行方」◆ 2002年「フル・フロンタル」◆「アダプテーション」◆「デス・トゥ・スムーチー」 2003年「シモーヌ」◇ 2005年「カポーティ」◇「40歳の童貞男」「ザ・インタープリター」 2007年「イントゥ・ザ・ワイルド」 2008年「路上のソリスト」 その他の出演者 Elizabeth Banks ... Beth Leslie Mann ... Nicky Jane Lynch ... Paula Gerry Bednob ... Mooj Shelley Malil ... Haziz Kat Dennings ... Marla Jordy Masterson ... Mark Chelsea Smith ... Julia Jonah Hill ... eBay Customer Erica Vittina Phillips ... Jill User Rating:7.5/10 ( 80,121 votes) 7.3/10 ( 693 votes)Yahoo! オトーサン、 「これは、大傑作だ!」 User Comments dhair59さん United States 2005年8月17日 キュートで、ありのまま、魅力的で不快で陽気、そしてそれ以上... 昨夜、試写会の無料切符をもらった、 何を期待していいのか分からなかった。 題名は、馬鹿馬鹿しかった。 童貞卒業ネタで笑わせるその手の映画かと思った。 だが、驚いたの何の。 激しく笑い、ジョークに泣かされた。 オープンマインドのひとや、 少しひねったユーモアのセンスがあるひとには、 必見の映画だろう。 オーケー... 祖母ちゃんや子供と見に行く映画ではない。 卑わいな言葉が飛び交い、冗談はありのまま、 猥談は、よくあるように写実的だ。 驚くべきことに、この映画は、恋愛小説でもある。 私も、ガールフレンドも、大好きになった。 スティーブ・カレルが素晴らしい。 助演陣がまたすばらしい。 登場人物のすべてが、それぞれ傷を持っているけれども、 深味があり、好ましく感じられる。 彼らには、陰影があり、相性は抜群だった。 DVDの発売が待ち切れない。 リプレイし、みんなでワイワイ言うだけに、 オフィス・スペースを空けておかなくては。 オトーサン、 「お誕生日に歌う歌?」 舞台は、鉄板焼き屋。 日本人店員たちが、誕生日を迎えたお客に歌うのですが、 さて、その歌とは... aki-guitarist 2006-09-21 ぶっちゃけ独りごと タイトルだけ見ると、下ネタ満載の低俗映画だと思っちゃいますよね。 ワタクシもそー思ってあまり期待しないで観ました。 ほら、ワタクシお上品なのであまり低俗なものはね・・・ が! これが思ってたよりも全然面白かったですよぉ。 まぁ、当然下ネタのオンパレードではあったんだけど、 よくある下ネタだらけの青春コメディと違って、 それほど低俗ではなかったんですよね。 むしろ、笑いの取り方は結構正統派的な感じもしました。 多分ですねぇ、下ネタではあっても馬鹿ネタではないってのが良かったかと。 あと、必要以上にドタバタしてなくて、 シチュエーションで笑わせようってのも良かったんじゃないでしょうか。 ワタクシ的には、まんまとハマってゲラゲラしっぱなしでしたよ。 監督が『ディック&ジェーン 復讐は最高!』のジャド・アパトーなのですが、 中々ワタクシ好みのコメディを作ってくれてます。 主演はスティーブ・カレルです。 アメリカでは有名なコメディアンみたいで 『サタデー・ナイト・ライブ』にも出ていたよーです。 出演作も結構観ているのですが、全然印象が・・・ 今回の役はハマってました。 てか、役のまんまにしか見えなかったです。 共演にはキャサリン・キーナーですね。 えっと、残念ながらワタクシのセンサーは無反応でした。(おいっ!) ワタクシとしては本屋さんの娘の方が・・・ ま、良い人っぽいし、何かお似合いの二人でした。 それにしても、お上品なワタクシを最初から最後までこんなに笑わせるなんて・・・ タイトルのイメージで観るの止めなくて良かったです。 あ、日本人は誕生日にあんな歌、歌わないんだけどなぁ。 6.5点。 オトーサン、 さて、その歌とは.... ♪幸せなら手をたたこう  幸せなら 手をたたこう  幸せなら 態度でしめそうよ  ほら みんなで 手をたたこう


愛の勝利

オトーサン、 「クレア・ペプロー、女流監督だ」 1732年パリで初演の舞台「愛の勝利」を映画化。 理性と感性が相克する18世紀の風景を現代に蘇らせています。 原題:The Triumph of Love (2001) 監督:Clare Peploe 台本:Marivaux 脚本:Clare Peploe/Marilyn Goldin/Bernardo Bertolucci Genre:Comedy / Romance Rated PG-13 for some nudity and sensuality. Country:Italy / UK Language:English / French 上映時間:112分 あらすじ: 王女レオニードは、侍女コリーヌとともに、 疾駆する馬車のなかで男性に変装し、 正当な王位継承者、アジスの屋敷へと向かう。 彼と結婚して、正統な王位継承者に王冠を返そう。 だが、哲学者エルモクラートと妹レオンティーヌの手で、 アジスは彼女を憎むようにと育てられていた。 彼の心を得るためには、まず屋敷に入る許しをもらう必要があった。 それには、謹厳な老哲学者エルモクラート、 続いて、妹で独身のレオンティーヌを誘惑しなければならなかった。 出演者: Mira Sorvino ... The Princess(王女レオニード) Rachael Stirling ... Corine(コリーヌ) Jay Rodan ... Agis(アジス王子) Ben Kingsley ... Hermocrates(エルモクラート) Fiona Shaw ... Leontine(レオンティーヌ) オトーサン、 「とび色の目がいいね、バンビみたいだ」 ミラ・ソルヴィーノ、初見ですが、溌剌とした演技でした。 老哲学者役ベン・キングスレーの巧さ! レオンティーヌ役のフィオナ・ショーは、 年増女の哀れみを見事に醸し出していました。 MIRA SORVINO  ミラ・ソルヴィーノ 誕生日 1967/9/28 出身 米ニュージャージー州テナフリー 父は俳優ポール・ソルヴィーノ。 ハーバート大学で東アジアの言語と文化を専攻。 北京に8ヶ月滞在して、書いた中国の民族紛争に関する卒論でフープス賞を獲得。 93年「AMONGST FRIENDS」で映画デビュー。 95年「誘惑のアフロディーテ」のコールガール役で アカデミー賞とゴールデングローブ賞の助演女優賞を獲得。 「ノーマ・ジーンとマリリン」のマリリン・モンロー役で ゴールデングローブ賞主演女優賞にノミネート。 活躍度 ○→ 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1994年「バルセロナの恋人たち」「クイズ・ショウ」 1995年「ブルー・イン・ザ・フェイス」      「誘惑のアフロディーテ」◆ 1996年「ノーマ・ジーンとマリリン」      「ビューティフル・ガールズ」「ミミック」◇ 1997年「ロミーとミッシェルの場合」◇ 1998年「ニューヨーク・デイドリーム」「フリーマネー」◇      「リプレイスメント・キラー」◇「アット・ファースト・サイト」◇      「ルル・オン・ザ・ブリッジ」 1999年「サマー・オブ・サム」◆ 2001年「灰の記憶」「愛の勝利」「華麗なるギャツビー」(TM) 2002年「セマナ 血の7日間」◇「ワイズ・ガールズ」「微笑みに出逢う街角」 2004年「ファイナル・カット」◇ 2007年「帰らない日々」◆ FIONA SHAW  フィオナ・ショー 誕生日 1955/7/10 出身 アイルランド 「ハリー・ポッター」シリーズのペチュニアおばさん役で知られる。 活躍度 △→ 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1989年「愛と野望のナイル」「マイ・レフトフット」 1990年「スリーメン&リトルレディ」 1991年「ロンドン・キルズ・ミー」 1993年「スーパーマリオ/魔界帝国の女神」      「アンダーカバー・ブルース」 1995年「待ち焦がれて」 1996年「ジェイン・エア」 1998年「アンナ・カレーニナ」「アベンジャーズ」◆      「ブッチャーボーイ」 1999年「ザ・ディレクター[市民ケーン]の真実」 2000年「ゴーメンガースト」(TM) 2001年「ハリー・ポッターと賢者の石」「愛の勝利」 2002年「ハリー・ポッターと秘密の部屋」 2004年「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」 2006年「ブラック・ダリア」 その他の出演者: Ignazio Oliva ... Harlequin Luis Molteni ... Dimas Carlo Antonioni ... Coachman Carlo Marcoccia ... Shepherd User Rating:6.0/10 ( 845 votes) 8.0/10 ( 16 votes)Yahoo! オトーサン、 「高いスコアだ」 ヴェニス映画祭ノミネート ・金獅子賞 : クレア・ペプロー User Comments rohanspongさん Melbourne 2002年4月25日 名手の勝利 何と言おうか... 名手の映画だ。 この古い舞台喜劇劇で、 ミラ・ソルヴィーノは、スクリーンを明るくした。 光り輝き、コメディのタイミングが正確だった。 クレア・ペプローは、愉快な監督ぶりで、カットが冴えていた。 ソルヴィーノに触発されて、キングスレー、ショー、ロダンは、 はまり役というべきで、よい演技をし、エレガントだった。 特に、触れる価値のあるのは、レベッカ・スターリングだ。 侍女として、また親友として、面白い演技をみせた。 エレキギター音楽は、アナクロさがフィットしていた。 画面が跳ぶようなコマ送りがうまく配置され、 せりふも巧みに書かれていた。 こんなに自然な明るいタッチの古い舞台劇のせりふは、聞いたことがない。 ソルヴィーノは記憶に残る。 舞台の照明が消え、1人2役を演じ、 登場人物だけでなく、観客も誘惑した。 アカデミー賞に値いする演技だ。 ミラ・ソルヴィーノの勝利だ.... オトーサン、 「監督は、映画と舞台劇の融合を狙ったらしい」 highroses2zさん 2009年6月5日 最後に拍手したくなる。 もとが、18世紀の舞台喜劇だそうで、 シュチュエーション、役者の演技で魅せます。 とくにベン・キングスレーの堅物の賢者が恋に目覚める様は、 滑稽でありながら、実に愛らしいです。 映画ですが、舞台劇の印象が色濃い印象ですが、 まあコスチュームプレイですので、むしろその演劇的な部分は心地よいです。 また主人公の王妃の親しみやすい美しさが全体をやさしい色に彩ります。 ラストはまるで自分が客席にいて、舞台上の役者に拍手したくなるでしょう。 しかし、話のスケールが舞台サイズで、映画化するにあたり、 もっと大胆に話をスケールアップしてもよかったのでは?と思いました。 基本的なストーリーラインが普遍的な魅力をもつシンプルな構造だけに、 脚色しだいでは、もっと多くの人にアピールする作品になったろうにと思います。 ちょっとおとなしい印象の映画ですので、映画的な勢いがもっとあれば。


ターミネーター4

オトーサン、 「シュワちゃん、まだ出るの?」 ターミネーターといえば、シュワルツネッガー。 カリフォルニア州知事として奮戦中です。 この映画、監督はMcG。 mcgなら、マイクログラムで、ビタミンの含有量を示します。 本名は、Joseph McGinty Nicholだそうです。 「チャーリーズエンジェル」で名を上げました。 原題:Terminator Salvation (2009) 監督:McG 脚本:John D. Brancato/Michael Ferris Genre:Action / Adventure / SF / Thriller Rated PG-13 for intense sequences of sf violence and action, and language. Country:USA / Germany / UK Language:English / Italian 上映時間:115分 あらすじ: 2018年、世界は、スカイネットに支配されていた。 生き残った人々は抵抗軍を組織し、機械との最後の戦いに備えていた。 部隊のリーダーであるジョン・コナーは、 スカイネットが自分の父親となるカイルの命を狙っていると知り、 彼を探し始める。 一方、少年カイルは、核戦争が起きたことも、 抵抗軍の存在もしらぬ不死身の男、マーカスと出会う。 出演者: Christian Bale ... John Connor(ジョン・コナー) Sam Worthington ... Marcus Wright(マーカス) Anton Yelchin ... Kyle Reese(カイル) Moon Bloodgood ... Blair Williams(ブレア) オトーサン、 「時代は変わっていくんだ」 「007」がダニエル・クレイグになり、 「ターミネーター」が、クリスチャン・ベールになる。 ホットなヒーローから、クールなヒーローへ。 CHRISTIAN BALE  クリスチャン・ベール 誕生日 1974/1/30 出身 英ウェールズ・ペンブロークシャー 父は金融アドバイザーで母はダンサー。 音楽を志す姉の影響で、幼い頃から演技の道に進み、 TVのCMやドラマに出演。 「太陽の帝国」で初の主役。 子役からの転身を見事に遂げた俳優。 出演作 1987年「太陽の帝国」「ミオ」 1989年「ヘンリー五世」 1990年「デビルズ・パイレーツ」 1992年「ニュージーズ」 1993年「スウィング・キッズ」 1994年「若草物語」 1995年「ポカポンタス」(声) 1996年「ある貴婦人の肖像」「シークレット・エージェント」 1997年「ベルベッド・ゴールドマイン」 1998年「コーンウォールの森で」 1999年「真夏の夜の夢」「ジーザス」(TM) 2000年「シャフト」◆「アメリカン・サイコ」◇ 2001年「コレリ大尉のマンドリン」◆ 2002年「リベリオン」◇「サラマンダー」◇「しあわせの法則」◇ 2004年「マシニスト」◇ 2005年「バットマン ビギンズ」◇「ニュー・ワールド」◆「バッドタイム」◇ 2006年「プレステージ」◇ 2007年「アイム・ノット・ゼア」 2008年「ダークナイト」◇ 2009年「ターミネーター4」◇ その他の出演者: Helena Bonham Carter ... Dr. Serena Kogan Jadagrace ... Star Bryce Dallas Howard ... Kate Connor Common ... Barnes Jane Alexander ... Virginia Michael Ironside ... General Ashdown Ivan G'Vera ... General Losenko Chris Browning ... Morrison Dorian Nkono ... David Beth Bailey ... Lisa Victor J. Ho ... Mark User Rating:7.1/10 ( 35,456 votes) 7.5/10 ( 468 votes)Yahoo! オトーサン、 「視覚効果はサイコー!」 Gルーカスが設立したILM(Industrial Light & Magic)は、 メキメキ腕を上げて、想像を絶するような映像を創り上げています。 User Comments roarrestored89さん United States 2009年5月21日 批判的な報道はまったく理解できない。 数年前、私は「ターミネーター3」の大失敗を目撃した。 今回、先入観なしに、「ターミネーター」シリーズの最新作を 真夜中に見て、帰宅したところだ。 さて、この映画は、素晴らしい。 「ターミネーター1」と「2」で準備された未来のビジョンを 見事に肉付けしている。 「3」ではありえぬほど、私を惹きつけ、素晴らしい成功だった。 (「一体何を考えているんだ?」と思う追跡シーンを除く) 未来の観客が、この映画に正しい評価をしてほしいと思う。 先入観なしに劇場に入り、深く腰かけて、ドライブを楽しんでほしい... 実に、素晴らしいのだ。 信じてほしい。 劇場を去るに当たって、 「1」と「2」でドブに捨てたお金を回収したと感じた。 破滅に向かっていたシリーズを生き返らせた壮大な作品だ。 オトーサン、 「若い男性なら夢中になれるハズ」 前田有一さん 2009年6月10日 シュワちゃん登場シーンの盛り上がりがすごい 2作目の公開後、制作会社の倒産による権利関係のトラブルがようやく沈静化し、 待望の新章の幕開けとなった「ターミネーター」。 シュワちゃん大活躍のT3や、女子高生ターミネーターが登場するテレビ版に続き、 製作費190億円超の超大作として、いよいよこの映画版4作目が公開となる。 (ここから先は脳内にテーマ曲を流しつつお楽しみください) 2018年、核戦争で荒廃した地上では、機械と人類の壮絶な戦いが繰り広げられていた。 機械軍「スカイネット」は、T-600など強力なターミネーターを野に放ち、 生き残った人類を狩り続けていた。 レジスタンスの小部隊を率いるジョン・コナー(クリスチャン・ベイル)は、 総司令官と対立しつつも、運命に導かれるように人々の支持を集めていた。 超話題作として期待されていた本作だが、米国ではまさかの初登場2位。 コメディ映画「ナイトミュージアム2」に敗北を喫し、翌週には4位にまで転落した。 このサイトで何度も書いているとおり、 いまのアメリカのトレンド「陽気/ネアカ」と対立するこうした暗い映画は、 たとえターミネーターであっても苦戦を強いられる。 だいたい、自分たちの預金口座が焼け野原になってるような状況で、 荒れ果てた地球の話なんて好き好んで見るものではなかろう。 彼らにとっては、人類よりも自分たちの国がヤバイのである。 お笑いやディズニーアニメに人が流れるのは、必然であろう。 さて、肝心の映画のできだが、これはすばらしい。 タイトルに「ターミネーター」がついていなければ、の話だが。 これが例えば「トランスフォーマー」なんて題名であったなら許せるが、 正直なところ、ターミネーターらしさという点では不合格に近い。 何が足りないかといえば、「熱さ」が足りない。 たとえば、シリーズ最高傑作の2作目において、 廊下で2体のターミネーターに挟まれた若きジョン・コナー。 誰もが絶体絶命だ!  と思ったその後に起こる一連のアクションシークエンスを思い出してほしい。 あの時観客が感じたのは、「特撮がすごい」とか「金がかかってるねー」ではなく、 背筋が震えるような熱さ、だったはずだ。 つまるところ、ジェームズ・キャメロンが作り上げたこのシリーズの魅力とは、 そこにあるわけで、個人的にはそれをいかに踏襲できるかに注目していたが、 残念ながらそれは叶わなかった。 マックG監督は、新しいチャーリーズエンジェルシリーズで知られるとおり、 ど派手映像請負人だから、確かにアクションの組み立て、 膨大な火薬量にVFXを絡めた見せ方の上手さは文句なし。 冒頭の、A-10爆撃機飛び交う突撃シーンの映像などは、 十二分に入場料の元を取れたと感じるほどの出来栄えだ。 だが、器用さよりも(たとえ不器用であろうと)情熱を感じたいというのは、 贅沢な要望であろうか。 具体例を挙げれば、後半に配置されるT-800と主人公の絡みについて。 本作はT2の世界観を受け継いでいるのだから、 ジョン・コナーがT-800に対し、何がしかの感情的対応を見せるか、 またはT2自体を伏線とした戦法を見せるくらいは、観客の誰もが期待するところ。 しかし実際はどうだったろう。 また、脚本、というか設定上にいくつか疑問符がつく部分もある。 この時代にそれは無いんじゃねーの、ってやつだ。 それでも、唯一盛り返したのはやはりアーノルド・シュワルツェネッガーの登場シーン。 結局、この顔が出ればすべてを持っていってしまう。 強烈なカリスマである。 結論として、多少の不満は残るが、決してダメということはない。 期待度の異常な高さのわりには、よく頑張った、といったところ。 多くのファンが、それなりに楽しむことができるだろう。 70点。


逃亡地帯

オトーサン、 「古い映画だな」 でも、60年代のハリウツド映画いいですよ。 名優とその見事な演技にお目にかかれるのです。 原題:The Chase (1966) 監督:Arthur Penn 台本:Horton Foote 脚本:Lillian Hellman Genre:Drama Country:USA Language:English / Spanish 上映時間:135分 あらすじ: テキサスの田舎町。 脱走犯ババーが故郷へ向かう。 保安官カルダーは、ババーの幼な友達だ。 町を牛耳っているのは、石油成金のバルと息子のジェイク。 夫婦交換パーティを開くなど、町全体が腐敗しきっている。 ババーは、町外れの廃車置場に潜み、黒人を使って、 妻のアンナに連絡しようとしたが、うまくいかない。 アンナは、ジェイクと火遊びの最中だったのだ。 黒人はつかまって、リンチされそうになる。 それどころか、黒人を救おうとした保安官カルダーもリンチされる。 結局、ババーの居所を知った町の連中は一斉に狂乱し、 悪夢の一夜がはじまる... 出演者: Marlon Brando ... Sheriff Calder(カルダー) Jane Fonda ... Anna Reeves(アンナ) Robert Redford ... Charlie 'Bubber' Reeves(ババー) E.G. Marshall ... Val Rogers(バル) James Fox ... Jason 'Jake' Rogers(ジェイク) Robert Duvall ... Edwin Stewart (エドウィン) オトーサン、 「やっぱり、格好いいね」 並いる俳優が出演しているなかで、ダントツの存在感です。 ジェーン・フォンダも、ロバート・レッドフォードも、 熱演していますが、とても敵いません。 MARLON BRANDO マーロン・ブランド 誕生日 1924/4/3-2004/7/1 出身 米ネブラスカ州オマハ 女優志願の姉の影響を受け、 19才の時に役者を目指してニューヨークに移り、 ニューヨーク演劇ワークショップで演技を学ぶ。 20才の時にブロードウェイで初舞台。 50年「男たち」で映画デビュー。 54年「波止場」、72年「ゴッドファーザー」で二度アカデミー主演男優賞を受賞。 60年代から関わった公民権運動でアメリカ・インディアンの虐待を非難し、賞を辞退している。 出演作 1950年「男たち」 1951年「欲望という名の電車」 1952年「革命児サバタ」 1953年「ジュリアス・シーザー」 1954年「デジレ」「乱暴者(あばれもの)」「波止場」 1955年「野郎どもと女たち」 1956年「八月十五夜の茶屋」 1957年「サヨナラ」 1958年「若き獅子たち」 1959年「蛇皮の服を着た男」 1960年「片目のジャック」 1962年「戦艦バウンティ」 1963年「侵略」 1964年「寝室ものがたり」 1965年「モリツリ」 1966年「逃亡地帯」「シュラマドレの決闘」      「チャップリンの伯爵夫人」 1967年「禁じられた情事の森」 1968年「キャンディ」 1969年「私は誘拐されたい」 1970年「ケマダの戦い」 1972年「ゴッドファーザー」「妖精たちの森」      「ラスト・タンゴ・イン・パリ」 1976年「ミズーリ・ブレイク」 1978年「スーパーマン」 1979年「地獄の黙示録」 1980年「ジェネシスを追え」 1989年「白く渇いた季節」 1990年「ドン・サバティーニ」 1992年「コロンブス」 1995年「ドン・ファン」 1996年「D.N.A」 1997年「ブレイブ」 1998年「フリーマネー」 1999年「ビートニク」 2000年「地獄の黙示録〈特別完全版〉」 2001年「スコア」 その他の出演者: Angie Dickinson ... Ruby Calder Janice Rule ... Emily Stewart Miriam Hopkins ... Mrs. Reeves Martha Hyer ... Mary Fuller Richard Bradford ... Damon Fuller Diana Hyland ... Elizabeth Rogers Henry Hull ... Briggs Jocelyn Brando ... Mrs. Briggs Katherine Walsh ... Verna Dee User Rating:7.1/10 ( 2,759 votes) 6.2/10 ( 27 votes) Yahoo! オトーサン、 「 Yahoo!の低評価は、結末に救いがないから」 User Comments gridoonさん 1999年12月22日 評価の低すぎる映画... この映画は、パワフルだが、過小評価されているドラマだ。 手堅いドラマ映画に必要な要素をもっている。 卓越した演技(特にブランドによる)、 注意深い監督、よく描かれた登場人物たち、そして質の良い製作。 前半は、やや、あてもなくさまよう感じがあるが、 後半になると、緊張感が増して、熱を帯び、感動的になる。 それなのに、なぜ、こんなに低い評価なのだろう? おそらく、それはプロダクションの問題なのだろう。 だが、それがどうした? そんなことは、映画に影響していない! 大人にお勧めしたい映画だ。 オトーサン、 「kandenchiさん、見事なキャッチフレーズ!」 人目を引く文句を考え出すこと、大事ですよね。 ultra_kandenchiさん 2009年2月18日 「信じられますか?」と高島忠夫は言った ずいぶん昔にTVの洋画劇場で見たのですが、 すごく救いようのないビター・エンディングでした。 最後に脱獄囚のロバート・レッドフォードがリンチで群集に殺されてしまいます。 彼を守ろうとした保安官のマーロン・ブランドも大衆の狂気の前になす術もない。 目をそむけたくなる残虐ぶりでした。 エンディング後に高島忠夫が出てきて、 「コーラを飲んでるでしょう?信じられますか?」とコメントしたことを覚えているのですが、 確かにリンチを輪になって眺めている群集の中に コーラを飲んでいる男がいたことを今でも覚えています。 今から思うとああいうところこそ「映画的演出だ」と思うわけです。 まるで見世物を見るようにコーラを飲みながらリンチの様子を見物する大衆心理の残酷さを、 あの数秒のシーンだけで見事に演出していました。 それから私の映画に対する視点は基本的に「ワンカット主義」です。 どんなにストーリーがグダグダでも演出が下手くそでも美術が貧乏くさくっても、 鮮烈なワンカットがあれば、その映画は成立すると、思うようになりました。 高島さん、ありがとうございました。


無ケーカクの命中男/ノックトアップ

オトーサン、 「何という下品な題名!」 原題の"Knocked Up"も辞書を引いてみましたが、 ここでは、とても書けません。 原題:Knocked Up (2007) 監督・脚本:Judd Apatow Genre:Comedy / Drama / Romance Rated R for sexual content, drug use and language. 上映時間:129分 あらすじ: テレビ・キャスターに抜擢されたアリソンは、 そのお祝いに姉デビーとバーへ。 そこで意気投合したのが、悪友たちと共同生活を送り、 仕事もせずに暮らしている無責任男ベン。 二人は酔った勢いでベッドインしてしまう。 8週間後、「妊娠した」とアリソンに告げられたベンは慌てふためく。 アリソンはベンの協力を得て出産に備えるが、 経済力も責任感もないベンに愛想を尽かしてしまう。 ベンは果たして立派な父親になれるのか? 出演者: Seth Rogen ... Ben Stone(ベン) Katherine Heigl ... Alison Scott(アリソン) Paul Rudd ... Pete(ピート) Leslie Mann ... Debbie(デビー) オトーサン、 「セス・ローゲンいいね、自然体で」 相手役のキャサリン・ヘイグル、大変な熱演でした。 相当ギャラをもらわないと、やってられません。 SETH ROGEN  セス・ローゲン 誕生日 1982/4/15 出身 カナダ 活躍度 ▲→ 演技力 ☆☆★★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 2004年「俺たちニュースキャスター」 2007年「スパイダー・ウィックの謎」(声) 「無ケーカクの命中男/ノックトアップ」 KATHERINE HEIGL  キャサリン・ヘイグル 誕生日 1978/11/24 出身 米コネチカット州 9歳からモデルを始め、数々のCMや雑誌で活躍。 92年「恋に焦がれて」で映画デビュー。 テレビ「ロズウェル 星の恋人たち」で人気。 「グレイズ・アナトミー」でゴールデングローブ賞助演女優賞に二年連続ノミネート。 エミー賞で助演女優賞受賞。 2007年、ミュージシャンのジョシュ・ケリーと結婚。 活躍度 △↑ 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1992年「恋に焦がれて」 1993年「恋人はパパ/ひと夏の恋」◆「わが街 セントルイス」 1995年「暴走特急」◆ 1997年「アベレーション2」◇「エクスカリバー」 1998年「チャイルド・プレイ/チャッキーの花嫁」◇「テンペスト」 2000年「Hな彼女の見つけ方 マシューの童貞卒業物語」◇ 2001年「バレンタイン」◇ 2002年「アトミック・ハザード」(TM) 2005年「リンガー!替え玉★選手権」 2007年「無ケーカクの命中男/ノックトアップ」 2008年「幸せになるための27のドレス」◇ その他の出演者: Jason Segel ... Jason Jay Baruchel ... Jay Jonah Hill ... Jonah Martin Starr ... Martin Charlyne Yi ... Jodi Iris Apatow ... Charlotte Maude Apatow ... Sadie Joanna Kerns ... Alison’s Mom Harold Ramis ... Ben's Dad Alan Tudyk ... Jack Kristen Wiig ... Jill User Rating:7.5/10 ( 94,463 votes) 8.6/10 ( 68 votes)Yahoo! オトーサン、 「若い頃は、バカやったなぁ」 そんな甘ずっぱい思い出に浸れます。 どこにでもあるようで、そう滅多にはない 男女関係が共感を呼んだのでしょう。 User Comments Jeff Beachnauさん Omena, Michigan 2007年4月15日 単純なストーリーだが、面白いコメディになっている ベンは、アリソンと出会う。 酔っぱらって、その後、お楽しみをして、別れる。 数週間後、アリソンは妊娠に気づき、父親はベンだった。 この単純なストーリーが、陽気な映画になった。 ほんとうに楽しんだ。 いい笑いが沢山あるし、心が大らかになる。 セス・ローゲンは、いい仕事をした。 こういう大作で、主役をやるチャンスを得たのは喜ばしい。 キャサリン・ヘイグルも、また、面白かった。 2人とも、すばらしかった。 見ていて、面白かった。 助演陣も、すばらしかった。 レスリー・マンとポール・ラッドも、パーフェクトだった。 私が注目したのは、クリスティン・ウィグだ。 TV局Eで働いているひとりで、端役だったが、ヒステリックだった! この映画を見ると、「40歳の童貞男」と比べてみたくなる。 私は、他の映画と比べるのは、あまり好きではないが、 この場合は、比べるほうがいいと思う。 「40歳の童貞男」のほうが、面白い映画だった・ だが、この映画は、脚本がいいし、ハートがある。 両方とも、ストーリーは単純だ。 (間抜けな「40歳の童貞男」では、セックスはない。 こちらは、たった一夜で、女性が妊娠する) 「40歳の童貞男」は、アイディアで笑いをとっているが、 この映画は、他方、その設定を使って、人物像をふくらませている。 そう、これは、実に楽しい映画だ。 大笑いできるシーンもある。 (好きだったのは、サイドストーリーに出てくるヒゲ男だ) 実に甘いシーンもあった。 みんなが喜ぶ映画だと思う。 見に行けば、笑い以上のものが得られるだろう。 オトーサン、 「このコメント、饒舌だけど、いい線いってるぞ」 ASHさん 2009年2月11日 たったの一発 おちゃらけたコメディ映画の体裁を取ってはいるものの、 妊娠と出産を通して今まで無自覚で無責任だったダメ男が 大人への一歩を踏み出す姿を感動的に描いた、コレが意外な秀作。 ただし、他のアパトー関連作品と同様に かなり男性観客側に寄った作りにはなっているけど。 このベンという男、定職も持たずに気の合う友人たちとバカ騒ぎばかりしていて アルコールとマリファナ三昧の、どうしようもないろくでなし。 23歳という割には老けて見えるが、 頭の中は中学生か高校生ぐらいで止まっちゃっている男なのだ。 そんな男が、奇跡的に成功したナンパでゲットしたアリソンと一発ヤったら、 その一発で彼女が妊娠してしまって、さぁたいへん!  突然、父親になるとう現実が彼に突き刺さる。 アリソンのような美人が、あんなブ男と酔った勢いとはいえ 寝てしまうなんて「あり得ない」と思ってしまうと、 この映画の設定がまったく説得力を伴わないものになってしまうが、 くらたまの「だめんず・うぉ〜か〜」にもこんな話はよくあるから、 あながち嘘臭い設定でもないんだと思う。 翌朝、目が覚めて正気に戻り、 ベッドに寝ている男を見て 「あたし、何でこんな男と寝たんだろ?」という経験は、 案外、美人の方が多いんじゃないの〜? アリソンにとっては一夜の過ちだったのかもしれないが、 今までモテたためしがないベンにとってはアリソンは忘れ得ぬ人だったりする。 彼女の態度がそっけなかったため彼なりに諦めはしたものの、 アリソンの妊娠発覚で事態が思わぬ方向へと導かれることになる。 親になるということは責任重大で、 楽しかった多くのことを犠牲にするハメにもなるが、 ベンは彼なりに彼女に相応しい男になろうと努力し、 最後には父親としての責任を負うことを決心する。 その等身大の姿は、見ていて感動的ですらもあるのだ。 もちろん、今まで自堕落だったベンが 手のひらを返したように急に大人になれるわけでもない。 大人になろうと努力はするが、なかなか上手くいかないのが現実なのだ。 アリソンは彼の一途さにほだされはするものの、 妊婦特有の精神的不安とホルモンバランスの崩れで イライラしたりでベンと大喧嘩をしてしまう。 事の発端は妊娠だが、こういうカップルが 危機的状況に陥りやすいということをまざまざと見せてくれる。 その辺は、結構、リアルな描写ね。 アリソンの姉のデビーとその夫のピートが、中堅夫婦の象徴として出てくる。 彼らは典型的な倦怠期カップルで、デビーはピートの素行を疑っている。 結婚と子育ては楽しいことばかりじゃないが、 長く続けるためには時にはハメを外したり、 秘密を持つのも有効なんだということがこの2人に象徴されていたような気がした。 ベンの相談役を担うピート、演じるポール・ラッドがいい味出してる。 なんぞ米国では有名なコメディアン(そうなの?)、セス・ローゲンの初主演作。 度を過ぎたギャグも多く見られるが、 親になる男の戸惑いを等身大に演じてなかなかの好演を見せる。 アリソンのような美人と付き合うことができて、 ブ男なりにも一生懸命な姿は思わず応援したくなる。 アリソンに「私のこと裏切らないでね」と言われ、 「俺はずっと女の子に裏切られ続けてきた。 君こそ裏切らないでくれ」てな台詞にはグッときたね。 非モテ男の心情がよく表れているのだ。 キャサリン・ハイグルが「27ドレス」以前に出演した作品、 ようやっと観ることができたよ。 つわりでゲロ吐いたり、腹ボテ姿を披露したりと、 美人女優なのに結構、がんばってます。 トイレに座って妊娠検査器にオシッコをかけるシーンまで演じているとは、参った!  ベンたちが企画しているウェブ・サイトを最初こそは軽蔑していたくせに、 「キャリー」を観て「オッパイ!!、オッパイ!!」と騒いでるシーンはなんか可愛い。 しかし、出産時に開いた膣口を映像化するとはねぇ…。 ちなみに、「映画の中のヌードが何分後に出てくるか」を検索できるウェブ。 アレは既に「ミスター・スキン」という実在する有名なウェブがあるのだが、 僕も観ていて「ソレって、ミスター・スキンのことじゃないの?」と思ったのだが、 劇中でもピートに指摘されていた。 ベンの仲間がまた揃いも揃ってボンクラばかり。 それぞれ、ジェイソン、ジョナ、ジェイ、マーティンという名前なのだが、 これらは演じてる俳優たちのファースト・ネームそのまま。 このことからも想像すると、あのくだらない与太話は実体験、 あるいはアドリブである可能性が高い。 実生活でも彼らが集まると、マリファナはともかくあんな感じなんだろうな。 これにジェームズ・フランコが揃えば 「フリークス学園」の同窓会だなぁ、と思ったら…!!


ハイ・フィデリティ

オトーサン、 「なつかしいね」 その昔、ラジオがハイ・ファイになったとき、 その音色のよさを示す緑色のランプに感動したものです。 この映画、音楽好きの連中を鮮やかに描いています。 原題:High Fidelity (2000) 監督:Stephen Frears 原作:Nick Hornby 脚本:D.V. DeVincentis/ Steve Pink/ John Cusack/ Scott Rosenberg Genre:Comedy / Drama / Music Rated R for language and Country:UK / USA Language:English / Danish 上映時間:113分 あらすじ: ロブは、中古レコード店のオーナー。 アルバイト店員もいて、ディックはおとなしいが、 バリーは、気に入らない客を追い返す。 いま、同棲していた恋人ローラに、ふられたところだ。 ロックを聞きながら、失恋体験トップ5をリストアップする。 ふられてばかりいたのだ。 出演者: John Cusack ... Rob Gordon(ロブ) Iben Hjejle ... Laura(ローラ) Todd Louiso ... Dick(ディック) Jack Black ... Barry(バリー) オトーサン、 「キューザックのひとり芝居みたい」 でも、ジャック・ブラックの怪演あり、 キャサリン・ゼタ・ジョーンズら美人女優が顔を並べ、 姉のジョーン・キューザックとのかけあいもありました。 なかなかサービス満点です。 恋人役のIben Hjejle(イーベン・ヤイレ)は、 いかにも、肌が抜けるように白い北欧美人。 でも、敏腕弁護士という設定は、?でした。 JOHN CUSACK ジョン・キューザック 誕生日 1966/6/28 出身 米イリノイ州シカゴ 姉はアン・キューザック、ジョーン・キューザック、 兄はビル、妹にスージーがいる。全員俳優。 幼少からCMに出演。 ピヴン・シアター・ワークショップで学ぶ。 83年「恋のスクランブル」で映画デビュー。 活躍度 ◎↑ 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1983年「恋のスクランブル」 1984年「グランビューU・S・A」「すてきな片思い」 1985年「シュア・シング」 1986年「スタンド・バイ・ミー」「やぶれかぶれ一発勝負」      「ワン・クレイジー・サマー」「ナティ物語」 1987年「トラブル・バケーション」「ブロードキャスト・ニュース」 1988年「エイトメン・アウト」「テープヘッズ」 1989年「シャドー・メーカーズ」「セイ・エニシング」 1990年「グリフターズ/詐欺師たち」 1991年「トゥルー・カラーズ」 1992年「ウディ・アレンの影と霧」「蜃気楼ハイウェイ」      「ボブ・ロバーツ」「ザ・プレイヤー」「ボブ・ロバーツ」 1993年「心の地図」「ビッグ・マネー・ブルース」 1994年「ブロード・ウェイと銃弾」「ケロッグ博士」 1996年「訣別の街」「スマイル・ライク・ユアーズ」 1997年「アナスタシア」(声)「コン・エアー」◆      「ポイント・ブランク」◇「真夜中のサバナ」 1998年「シン・レッド・ライン」◆「フィオナが恋していた頃」◆ 1999年「狂っちゃいないぜ!」◇「マルコヴィッチの穴」◇      「クレイドル・ウィル・ロック」◆「シカゴ・ドライバー」◇      「ジャック・ブル」(TM) 2000年「ハイ・フィデリティ」◇ 2001年「アメリカン・スウィートハート」◇「セレンディピティ」◇ 2002年「アドルフの画集」「アダプテーション」▲ 2003年「“アイデンティティー”」◇「ニューオーリンズ・トライアル」◇ 2005年「理想の恋人.COM」◇「アイス・ハーヴェスト 氷の収穫」◇ 2007年「さよなら。いつかわかること」◇「1408号室」◇ IBEN HJEJLE  イーベン・ヤイレ 誕生日 1971/3/22 出身 デンマーク・コペンハーゲン デンマークのステート・シアター・スクールで演技を学び、 91年「NAKED」で映画デビュー。 活躍度 △↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1999年「ミフネ」「ポゼスト 狂熱」 2000年「ハイ・フィデリティ」「ブレイカウェイ」 2001年「帽子を脱いだナポレオン」 その他の出演者: Catherine Zeta-Jones ... Charlie Nicholson Joan Cusack ... Liz Tim Robbins ... Ian 'Ray' Raymond Lisa Bonet ... Marie De Salle Chris Rehmann ... Vince Ben Carr ... Justin Lili Taylor ... Sarah Kendrew Joelle Carter ... Penny Hardwick Natasha Gregson Wagner ... Caroline Fortis Shannon Stillo ... Alison Jr. High Drake Bell ... Rob Jr. High User Rating:7.6/10 ( 61,984 votes) 8.1/10 (   493 votes)Yahoo! オトーサン、 「高いスコアだ」 音楽好きには、たまらない映画でしょう。 User Comments ch14aさん Newcastle, Australia 2001年2月16日 愉快だ、大笑いできる! この映画を楽しむには、 ジョン・キューザックのファンである必要はない。 同じく、音楽マニアである必要もない。 実にユーモラスで、痛烈で、教育的だ。 愛と人間関係を描いている。 キューザックは、いい調子だ。 あの「ポイント・ブランク/殺し屋の憂鬱」を思わせる。 リアルで、時に陽気な人物を演じている。 あまり笑いすぎて、せりふを聞き損なって もう一度、映画を見る必要があるほどだ。 彼の落ち込みようは、心に響く。 彼は、自分の才能を実によく知っている。 エアコンのシーンは、いい。 思い出すと、笑ってしまう! 彼は、実に才能がある俳優だ。 この映画は、まさに、それを実証している。 オトーサン、 「映画瓦版、男女の機微に通じていますね」 服部弘太郎さん 2000年12月19日 中古レコード屋を経営する男の失恋遍歴を描くラブコメ。 ジョン・キューザック主演。音楽たくさん。 主人公ロブ・ゴードンは、 ずっと女に振られ続けてばかりの人生を送っている。 そのせいか30代半ばになるのに未だ独身。 今日もまた、同棲中だった恋人ローラが部屋を出ていくのを、 文句を言いながらもただ見守るしかない有様だ。 去りゆくローラに「君なんか僕を振って傷つけた女ベスト5にも入りやしない!」 と強がりを言ったものの、本当はかなりこの破局が骨身にこたえているロブ。 彼は過去の失恋体験ベスト5を順次回想しながら、 自分がなぜ女性とうまく行かないのかを思案し始める。 ロブはローラとよりを戻したいのだ。 生まれてこの方一度も女に振られたことのない男なんて、 僕は絶対に信用しない。 30何年生きていれば、 それまでにつき合った女性の3人や5人や10人いたっておかしくない。 同時にそれだけの人とつき合うわけには行かないから、 必ずどこかで恋の挫折や破局があるわけだ。 相手に振られるにせよ、自分から別れを切り出すにせよ、 恋の終わりには痛みが付きまとう。 恋というのは不思議なもので、似たような出会いや別れを何度繰り返しても、 それがほとんど学習や免疫や耐性を生み出さない。 失恋に慣れっこになって、 恋人と別れたところで痛くも痒くもないなんて人はいないと思うし、 新しい恋の芽生えに心をときめかせない人もいないと思う。 この映画の中でロブがローラに振られて見苦しく振る舞うくだりは、 ひどく滑稽だが同時に誰もが経験する失恋の痛みとして共感を呼ぶと思う。 去っていく彼女を引き留めようとネチネチからむとか、 彼女に新しい男ができたと聞いて夜中に彼女に何度も電話してしまうとか、 いざ彼女と話をしなければというときにコソコソ逃げ回るとか、 似たような経験をした人は多いに違いない。 こういうのは確かにみっともない。 でもみっともないとわかっていても、そう行動してしまうものなのだ。 原作はニック・ホーンビィの小説で、 この本に惚れ込んだジョン・キューザックが主演他に製作・脚本・音楽監修を担当。 ヒロインのローラを演じているのは、『ミフネ』のイーベン・ヤイレ。 リサ・ボネット、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、 リリ・テイラー、ティム・ロビンスなど、豪華なゲスト出演者の顔ぶれも見どころ。 ジョーン・キューザックをロブとローラの共通の友人リズ役にしたのはうまいキャスティング。 ロブとリズの間にある親密さにまったく恋愛感情が入らないというのは、 ジョンとジョーンが実の姉と弟という関係だからです。 監督は『グリフターズ/詐欺師たち』スティーブン・フリアーズ。 主人公がカメラに向かって話す一人称の台詞で物語をどんどん進めていくのは面白いが、 同じように一人称の台詞を多用したキャメロン・クロウの 『シングルス』などに比べるとちょっと重たい。 クロウ監督のデビュー作『セイ・エニシング』に ジョン・キューザックが主演していたこともあって、 どうしても比較してしまうんだけどね。 でも面白い映画でした。 最後のライブシーンも、じつに楽しかったなぁ。


レネゲイズ

オトーサン、 「レネゲイズ?意味分からんぞ」 辞書を引くと、裏切り者、変節者とあります。 映画のなかの誰が、該当するのでしょうか? 原題:Renegades (1989) 監督:Jack Sholder 脚本:David Rich Genre:Action / Crime / Drama 上映時間:106分 あらすじ: バスターは、正義感あふれる若き警官。 腐敗を許せず、上司のフィンチを殴ったりする。 汚職警官を捜し出すため、 休暇中にマリノ率いるダイヤ強奪団に加わったりする。 一方、インディアン青年ハンクは、 父と兄とフィラデルフィアにやってくるが、 運悪く、マリノに兄を殺される。 復讐を誓うハンクは、マリノに腹部を撃たれたバスターを、 父の呪術の力を借りて治療し、事情を聞いて、 ともに共通の敵マリノを追うことになる。 出演者: Kiefer Sutherland ... Buster McHenry(バスター) Lou Diamond Phillips ... Hank Storm(ハンク) Jami Gertz ... Barbara(バーバラ) Robert Knepper ... Marino(マリノ) Bill Smitrovich ... Finch(フィンチ) オトーサン、 「おやじも、そうだけど、親近感がもてるな」 キーファー・サザーランド、わずか23才で、この演技力です。 相棒のルー・ダイアモンド・フィリップス、外見は冴えない俳優さん。 でも、映画界では、重用されています。 KIEFER SUTHERLAND キーファー・サザーランド 誕生日 1966/12/18 出身 英ロンドン 父は俳優ドナルド・サザーランド、母は女優シャーリー・ダグラス。 幼い頃から映画やテレビに出演。 80年代は映画では「スタン・バイ・ミー」「ロスト・ボーイ」と青春映画で活躍。 テレビでも「ツイン・ピークス」がヒット。 90年代はロデオのツアーに専念し、俳優活動も減少。 しかし、2001年のテレビ・シリーズ「24-TWENTY FOUR-」の主演で再び人気に。 2008年、2006年から別居中の妻エリザベスと離婚。 活躍度 ○→ 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1983年「ニール・サイモンのキャッシュマン」 1984年「ベイ・ボーイ」 1985年「ロンリー・ブラッド」 1986年「スタンド・バイ・ミー」 1987年「ロスト・ボーイ」「ダブル・トリック/謎のアリバイを追え」      「プロミストランド/青春の絆」 1988年「再会の街」「ヤングガン」「1969」 1989年「レネゲイズ」 1990年「ハマースミスの六日間」「フラッシュ・バック」      「ヤングガン2」「フラットライナーズ」 1992年「ア・フュー・グッドメン」      「ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の七日間」      「ドク・ソルジャー/白い戦場」 1993年「失踪」「三銃士」「要塞監獄 プリズナー107」 1994年「カウボーイ・ウェイ/荒野のヒーローNYに行く」 1996年「連鎖犯罪/逃げられない女」「ピースキーパー」◆      「評決のとき」「フランキー・ザ・フライ」 1997年「乱気流 グランド・コントロール」「気まぐれな狂気」      「ダークシティー」◆ 1998年「グリーンズ」◇「赤い標的 THE BREAK UP」◆ 1999年「美しき家政婦」「ヴァージン・ハンド」「霊視」 2000年「バロウズの妻」「ダブル・テンプテーション」 2001年「エンド・オブ・オール・ウォーズ」 2002年「フォーン・ブース」「ワイルド・スタリオン」 「キーファー・サザーランド IN ガンブラスト」      「ビハインドザレッドドア」 2004年「テイキング・ライブス」 2006年「ザ・センチネル 陰謀の星条旗」「ライアンを探せ!」(声) 2008年「ミラーズ」 LOU DIAMOND PHILLIPS  ルー・ダイアモンド・フィリップス 誕生日 1962/2/17 出身 フィリピン テキサス州立大学で演技を学び、 1996年、ブロードウェイミュージカル「王様と私」でトニー賞ノミネート。 「戦火の勇気」の兵士役で実力派俳優としての地位を確立。 「トレスパス/愛と復讐のバラード」に共同脚本兼出演で参加する。 出演作 1987年「ラ★バンバ」 1988年「落ちこぼれの天使たち」「ヤングガン」 1989年「レネゲイズ」 1990年「ハーレー/憎しみの暴走」「テロリストを撃て!」      「ペンタグラム/悪魔の烙印」「ヤングガン2」 1991年「アンビション」 1993年「必殺処刑コップ」 1995年「アクシデント」「ヒッチャー'95」 1996年「戦火の勇気」 1998年「ビッグ・ヒット」 1999年「ブロークダウン・パレス」「勇気ある挑戦」      「BATS 蝙蝠地獄」「ヴァージン・ハンド」 2000年「スーパーノヴァ」「ハード・トゥ・ダイ」 2001年 「殺人ドットコム」「ルート666」 2002年「復讐者」 2003年「ハリウッド的殺人事件」 2008年「チェ 39歳別れの手紙」 その他の出演者: Clark Johnson ... JJ Peter MacNeill ... Denny Ransom Floyd 'Red Crow' Westerman ... Red Crow Joseph Griffin ... Matt John Di Benedetto ... Corso Kyra Harper ... Nema Joseph Hieu ... Gang Leader Dee McCafferty ... Cop Outside Bar Heidi von Palleske ... Hooker In Bar Tom Butler ... Detective Geddles User Rating:4.9/10 ( 1,055 votes) 4.0/10 ( 30 votes)Yahoo! オトーサン、 「評判、悪いなぁ」 User Comments sole reviewer 2002年3月22日 悪い映画ではない。よく放映されている。 この映画は、同時期にユニバーサル映画が 「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」を優先したため、 その犠牲になって、不入りだった。 上映は、春の初めか、秋の後半であるべきだった。 だが、この映画は、ケーブルや他のTV局ではよく上映されている。 警察の腐敗、ギャング、アメリカの民間伝承を混ぜている。 主流になっている映画のように、家族的な要素もいくらかある。 宣伝不足だったが、かなり面白い犯罪映画だ。 どう見ても、「ゴッドファーザー」ではない。 主人公のバスターは、ギャングのために働く堕落した警官が 関係している事件を突き止めようとする。 インディアンのの兄が殺され、神聖な槍が盗まれたことで、事態は複雑化する。 その弟(ルー・ダイアモンド・フィリップス)は、 警官(キーファー・サザーランド)と、 お互いの問題を解決するために、協力する。 オトーサン、 「キーファーの熱烈なフアンがいるんだ!」 好きな俳優だけをじっとみつめている時間が素敵なのでしょうね。 凛子さん ?年?月?日 青春刑事ドラマって感じです。 キーファーは若さで突っ走るタイプの刑事役だったけど、 ヒゲのせいかなんか若く見えないのよね−。 ルーとキーファーは丁度この映画を挟んで 「ヤングガン」「ヤングガン2」という連続競演でしたが、 この映画の後の「ヤングガン2」で、 少しチャベスとドクの関係が親密になったような、ならないような・・・。 とにかくこの映画の2人はコンビというよりカップルに近い。 例えば、怪我したバスターに必ず肩を貸すハンクなのですが、 ハンクが手を出すタイミングとバスターが肩に手を掛けるタイミングが、 毎回ピッタリ・・・。 その前後は結構バスターに冷たく接してるハンクなんだけど、 この時だけは当たり前のように腰に手を回す・・・。 「ヤングガン」では、2人とも落ち着いた役でしたが (これもこれでいい関係)ワーワー言ってるキーファーを、 黙って世話やくルーもいい!ぜひまた競演していただきたい2人です。 アクション映画なのでストーリーは2の次でしょうが、 それでもなかなかバランスの取れたストーリー 展開でした。 クライマックス近くでどん底に突き落とされる2人ですが、 その力をバネに敵地に真っ向から乗り込んで行くという所では、 2人の感情に合わせてこちらも何だか力が入った状態で見てしまいます。


ハゲタカ

オトーサン、 「へぇ、評判がいいみたいだな」 予告編をみた限りでは、パッとしない経済ものでした。 でも、スコアがあまりに高いので、チェックしにいきました。 なお、NHKのドラマをみていませんし、原作も未読です。 原題:ハゲタカ(2009) 監督:大友啓史 原作:真山仁 脚本:林宏司 Genre: Drama 上映時間:134分 あらすじ: 鷲津は、ハゲタカ”の異名をもつファンドの代表だ。 彼のもとへ、アカマ自動車執行役員で旧友の芝野が訪れる。 ブルー・ウォール・パートナーズ(代表は劉という)から、 敵対的買収を仕掛けられたので、白馬の騎士になってほしいと言う。 鷲津は、日本の中核企業を救うために、引き受けたが、 公開買付け価格は、1200円から2200円まで暴騰していく。 信じられないほどの豊富な資金力が背後にあるとしか考えられない。 調査すると、背後には、中国政府がついていた。 アカマ危うし、日本危うし... 出演者: 大森南朋 .... 鷲津政彦(鷲津ファンド代表) 玉山鉄二 .... 劉一華(ブルー・ウォール・パートナーズ代表) 柴田恭兵 .... 芝野健夫(アカマ自動車執行役員) 栗山千明 .... 三島由香(東洋テレビキャスター) 高良健吾 .... 守山翔(アカマ自動車派遣工) オトーサン、 「2人とも、なりきってるね、自信マンマン」 30〜40代で、年収1億円! 好きになれる連中ではありませんが、 おそらくこんな風なのでしょう。 その他の出演者: 遠藤憲一 .... 古谷隆史(アカマ自動車社長) 松田龍平 .... 西野治(四之屋旅館社長) 中尾彬 .... 飯島亮介(MGS銀行頭取) 嶋田久作 .... 村田丈志(鷲津ファンド・調査担当) 志賀廣太郎 .... 中延五郎(鷲津ファンド・不動産取引担当) 小市慢太郎 .... 野中裕二(東洋テレビ記者) 脇崎智史 .... 柴崎大輔(東洋テレビ記者) デイビッド・ブラックマン .... スタンレーブラザース社員 User Rating  8.4/10 ( 171 votes)Yahoo! オトーサン、 「高すぎる!せいぜい7点台だろう」 User Comments: 絶対の客人さん 2009年6月7日 もしホンダが外国の企業になってしまったら たとえ車に全く興味のない人だって、相当なショックを受けるはず。 今まで長い年月をかけて培ってきた日本の自動車における技術開発力、そして、 『本田宗一郎』の信念やその思想までもが、一瞬で他国の財産になってしまう。 そんな信じられないことが現実に起こりうるかもしれないという恐怖。 それがこの映画ではリアルに描かれている。 ただ、実際にこの映画を見た人の多くは テレビドラマの延長として、ドラマチックな展開を期待している人が多いみたいで、 『テレビドラマのファンで期待して観に行ったが、ちょっと期待しすぎた』 という意見が多く、果たしてそういった恐怖をこの映画で感じたのかどうかは疑問。 確かにテレビドラマほどのドラマチックな展開はなかったかもしれないが、 それを埋めて余りあるほどのモノが、この映画にはあった気がする。 実は自分、このドラマが放送された当時、その存在自体全く知らなかった。 のちに『ハゲタカ』が映画化されるのを知って、初めてテレビドラマの存在を知った次第。 自分はどうにか、ギリギリゴールデンウィークの再放送に間に合ったため全話鑑賞することができたけど、 やっぱりこの映画を観るのであれば、ドラマを見ていたほうがよりいっそう楽しめるのは確か。 東洋テレビの『三島由香(栗山千明)』はもちろん、西乃屋旅館の社長『西野 治(松田龍平)』 そして、この映画では『アカマ自動車』を再生すべく立ち回る 企業再生家の執行役員『柴野建夫(柴田恭平)』 彼らがここに至るまでにどのような道を歩んできたのか。 そのあまりに濃ゆ〜いドラマを見ているのと見ていないのとでは、 感じるものが全然違うと思う。 これから見に行こうと思っている人は、既にレンタルされてるので是非ドラマから見てください。 映画まで続くその秀逸な人間ドラマに、胸打たれること請け合いです。 そしてドラマを見ていた人には分かると思うけど、『西野 治』が猫を抱く姿・・・ ・・・分かりますよね(笑)感慨深いです。 もちろんそれだけじゃない。経済ドラマとしての出来も当然の如く素晴らしいの一言! サブプライムローン問題とリーマン・ブラザーズの破綻をうまいことストーリーに盛り込み しかもそれが物語の展開を大きく左右するという、 今の(ちょっと古いけど)社会情勢と見事にシンクロした脚本。 なんでも、そういった情勢の変化が撮影の最中に起こるたびに脚本が書き換えられ、 役者はそのたびに新しいセリフを覚えなければならなかったらしい・・・・・ご苦労様でした(泣) そして、この映画で初登場の赤いハゲタカ『劉一華(リュウ・イーファ)』役の玉山鉄二 GOEMONの『又八』に続き、またしてもカッコイイッスねぇ〜 この通称『玉鉄』という男、いい人的な役より、こういう何気にワルっぽい役の方が合ってますよね。 今後の悪役(限定)に期待です。 印象深いのは、テレビドラマのときから感じていたことだけど、 『NHK』という、報道に特化したテレビ局がこの作品を制作しているにも関わらず、 登場する『東洋テレビ』が民放のテレビ局だということ。 企業買収をテーマにしたドラマである以上、『スポンサー』の存在は重要だということなんでしょう。 『NHK』にはテレビCMが存在しませんからね。 なもんだから、この作品に登場する局を『NHK』にしてしまうと、 まずそれだけで作品自体の説得力が欠けてしまうことになる。 それに実際にこの映画のワンシーンにも出てくるけど、 そのスポンサーからの資金援助がなくなることで、 番組の存続自体も危ぶまれるというドラマチックな展開もなくなってしまう。 もしドラマに続編があるなら、そういった展開にも大いに期待します。 オトーサン、 「鋭い指摘に共感!」 流山の小地蔵さん 2009年5月26日 緻密な経済リサーチにスタイリッシュな映像に満喫しつつも、 所々説明不足気味なところが残念です。 経済小説が原作だけに専門用語も飛び交う本格的な金融映画。 少々難しいかもしれないけれど、 登場人物の際だったキャラといき詰まるTOB、 公開買い付けバトルの展開がてきぱきと整理されていて、 金融に弱い人でも楽しめる内容となっています。 特にドラマ版から引き継いだ厚みと深みのあるスタイリッシュな映像は、 本作ならではのものでしょう。 ドラマ『ハゲタカ』は、バブル崩壊後の日本が舞台でした。 劇場版の舞台は、現代。 刻々と変化する金融情勢に併せて、書き換えられていった台本(役者は大変だが)は、 今という時代をタイムリーに捕らえていました。 特にサプライムローンからのリーマンショックの舞台裏については、 現実に起ったこととを彷彿させる出来事が続き、 丁寧にリサーチしていることを伺わせます。 特に、中国が国家をあげて日本企業に買収をかけた場合、 日本経済を占領しえる可能性があることを示して、戦慄を覚えました。 専門性にこだわった分、専門用語が多すぎて、 NG14連発もした出演者がいるくらい、台詞回しは難しかったようです。 本作で魅力的なのは、かつてハゲタカと呼ばれた鷲津ファンド代表の鷲津政彦。 鷲津の描き方にに共感してしまうところは、 アカマ自動車の救済にあたる鷲津を正義の味方に描いていないことです。 本人にも、資本主義の亡霊のように語らせてます。 特にかつて買収に絡んだ先のトップを自殺に追い込んだことを、 十字架のように背負わせ、自分は何者であるのか自問自答させていたのです。 鷲津の口癖のように迫る「お前は、何者だ」との言葉は、 おそらく自分への問いかけだったでしょう。 彼を演じる大森南朋がいぶし銀の魅力を放っていました。 その反面鷲頭に挑む劉一華については、 彼が隠し持っていたハゲタカにふさわしくない アカマ自動車再生への熱意という持ち味が出ていなくて残念。 玉山鉄二もがんばって演じているのですが、演出の方の、力不足でしょうか? 映像表現としては、経済戦争をエンターティメントのバトルとして斬新に表現しているけれど、 人間の再生ドラマとしては、いまいち描けていなかったですね。 細かいところでは、突っ込みどころ満載です。 あえて指摘するなら、アカマ自動車の再生の方向性をもっと明確にしてほしかったです。  アカマ自動車の古屋社長が行ってきた、派遣切りなど人件費圧縮に対して、 本作品は非人道的であると批判的に描きます。 ただそれに対する反論して、 日本人の勤勉さに確証のない希望を持つことしかないと主張させるのでは、あまりに浪花節です。 混迷と不安に満ちた現代に放つ提言的な作品を目指すなら、 具体的にこうすれば日はまた昇るのだ、 日本は捨てたもんではないのだということが示されたことでしょう。 せっかく緻密な経済ドラマであったのに、資本主義への批判ばかりに制作陣がとらわれて、 再生への展望が弱くなっていると思います。 そしてラストに劉一華の故郷を鷲津が訪れるところでも、 あまりにシンボリック過ぎて、何を意味するのか不明でした。 おそらくライバルとなった劉一華の本質を見ることで、 鷲津の心の中に、救いが生まれたのではなかったかと思います。 その点では、もう少し劉一華の素性を描いてほしかったですね。 冒頭に登場する、中国の農道に赤い車が疾走するところと、 その同じ道をラストで感慨深く鷲津が佇むところがとても印象的でした。 70点。


ヒズ・ガール・フライデー

オトーサン、 「へぇ、こんな映画サイトがあるんだ」 "ROTTEN TOMATOES"は、直訳すると、腐ったトマト。 全米の映画批評家の選んだ映画ランキングが掲載されています。 そのなかから今月分8本を"TSUTAYA DUSCAS"に申し込みました。 白黒ですが、きわめて今日的な映画でした。 原題:His Girl Friday (1940) 監督:Howard Hawks 台本:Ben Hecht/ Charles MacArthur 脚本:Charles Lederer Genre:Comedy / Drama / Romance Country:USA Language:English / French Black and White 上映時間:92分 あらすじ: 猛烈女性記者ヒルディは、記者稼業にイヤ気がさし、 堅実なサラリーマン、ブルースと婚約する。 報告がてら離婚した編集長ウォルターを訪ねると、 ヒルディに未練があるウォルターは、最後の取材を依頼する。 警察官殺しで処刑されるアールの取材だ。 渋々、記者クラブを訪れたヒルディだったが、 アールの情婦に会い、彼が兇悪な殺人鬼ではなく、事故だったことを知る。 だが、市長選を控える市長は、殺人鬼の処刑で人気を得ようと処刑を急ぐ。 かくして、ヒルディの記者魂に火がつく。 出演者: Cary Grant ... Walter Burns(ウォルター) Rosalind Russell ... Hildegaard 'Hildy' Johnson(ヒルディ) Ralph Bellamy ... Bruce Baldwin(ブルース) Clarence Kolb ... Mayor(市長) John Qualen ... Earl Williams(アール) オトーサン、 「目を瞠る演技の応酬!」 ケーリー・グラントは、あまりにも有名ですが、 相手役のロザリンド・ラッセルは、初対面。 「こんなすごい女優がいたんだ!」 画面から飛び出しそうなほど元気溌剌だったひとが、 いまは天国にいるとは、とても信じられません。 CARY GRANT  ケーリー・グラント 誕生日 1904/1/18-1986/11/29 出身 英ブリストル 出演作 1932年「その夜」「明日は晴れ」「我らは楽しく地獄へ行く」      「悪魔と深海」「ブロンド・ヴィナス」「七月の肌着」「お蝶夫人」 1933年「わたしは別よ」「追ひつめられた女」「鷲と鷹」「海の密室」      「妾は天使ぢゃない」「不思議の国のアリス」 1934年「三日姫君」「濁流」「接吻とお化粧」「お嬢様お耳拝借」 1935年「ソプラノ奥様」「盲目の飛行士」「最後の駐屯兵」 1936年「男装」「アメリカの恐怖」「暁の爆撃隊」「結婚の贈物」 1937年「間奏楽」「天国漫歩」「富豪一代」「新婚道中記」 1938年「赤ちゃん教育」「素晴らしき休日」 1939年「ガンガ・ディン」「コンドル」 1940年「ヒズ・ガール・フライデー」「ママのご帰還」「明日への戦ひ」      「フィラデルフィア物語」 1941年「愛のアルバム」「断崖」 1942年「恋の情報網」 1943年「ミスター・ラッキー」 1944年「此の虫十万弗」「孤独な心」「毒薬と老嬢」 1946年「夜も昼も」「汚名」「恋愛超特急」 1947年「独身者と女学生」 1948年「気まぐれ天使」「ウチの亭主と夢の宿」「恋はかくの如く」 1949年「僕は戦争花嫁」 1950年「危機の男」 1951年「うわさの名医」 1952年「モンキー・ビジネス」 1955年「泥棒成金」 1957年「誇りと情熱」「めぐり逢い」「よろめき休暇」 1958年「無分別」「月夜の出来事」 1959年「北北西に進路を取れ」「ペティコート作戦」 1960年「芝生は緑」 1962年「ミンクの手ざわり」 1963年「シャレード」 1964年「がちょうのおやじ」 1966年「歩け!走るな」 1970年「エルビス・オン・ステージ」 ROSALIND RUSSEL ロザリンド・ラッセル 誕生日 1907/7/4 - 1976/11/28 出身 米コネティカット州 カトリックの学校を卒業後、 NYのアメリカン・アカデミー・オブ・ドラマティック・アートで演技を学ぶ。 ファッション・モデルやブロードウェイで活躍し、トニー賞を受賞。 ユニヴァーサル映画と契約したが、すぐにMGMに移籍し、1934年にデビュー。 ゴールデングローブ賞(*印)は、5度受賞。 アカデミー賞ノミネート(☆印)は4回、 1972年には、長年に渡り、映画業界全体の発展に 顕著な功績のあった人物に対して贈られる ジーン・ハーショルト友愛賞を受賞。 出演作 1934年「悪夢」 1935年「空の軍隊」「支那海」「無軌道行進曲」      「米国の機密室」「春の宵」「結婚十分前」 1936年「二国旗の下に」「クレイグの妻」「何が彼をそうさせたか」      「姫君ご満足」「自殺倶楽部」 1937年「夜は必ず来る」 1938年「結婚スクラム」「城砦」 1940年「ヒズ・ガール・フライデー」 1942年 「マイ・シスター・アイリーン」☆ 1943年「風を起す女」☆「高度20,000フィート」 1946年「世界の母」☆* 1947年「喪服の似合うエレクトラ」☆* 1948年「ビロードの手袋」☆ 1950年「特ダネ女史」 1952年「奥さまは新兵さん」 1955年「ピクニック」 1956年「狙われた女」 1958年「メイム叔母さん」☆* 1961年「A MAJORITY OF ONE」* 1962年「ジプシー」* 1965年「青春がいっぱい」 1968年「青春ダイナマイト」 1971年「危険な国から愛をこめて」 その他の出演者: Gene Lockhart ... Sheriff Peter B.'Pinky' Hartwell Porter Hall ... Murphy - Reporter Ernest Truex ... Roy V. Bensinger - Reporter Cliff Edwards ... Endicott - Reporter Roscoe Karns ... McCue - Reporter Frank Jenks ... Wilson - Reporter Regis Toomey ... Sanders - Reporter Abner Biberman ... Louis 'Diamond Louie 'Palutso Frank Orth ... Duffy - Copy Editor Helen Mack ... Mollie Malloy User Rating:8.1/10 ( 17,502 votes)            Top 250: #216 7.6/10 ( 25 votes)Yahoo! オトーサン、 「これは名画だ!」 世界の名画50位に入っても不思議ではありません。 User Comments Doug Phillipsさん Seattle, Washington 2000年4月21日 笑う間もなく飛びかうドタバタ喜劇... ベン・ヘヒトとチャールズ・マッカーサーの舞台劇 "The Front Page"を ケーリー・グラントとロザリンド・ラッセル主演で映画化したもの。 ヒルディのような人物は、めずらしい。 ハワード・ホークス監督は、刑事裁判所の中にある記者クラブの 目まぐるしい動きを見せるようとして、 俳優たち全員が一斉にしゃべっているように、せりふを重なるようにしている。 だから、何をしゃべっているのか理解することが難しい。 また俳優たちが、速く動くようにして、 笑いやアクションが次から次へと息つくヒマもなく熱狂的に展開する。 脚本には、2つの実に良い内輪話がある。 最初は、ヒルディの婚約者ウォルターが言うせりふだ。 「彼は、映画のベラミーのようだ」 その役割を演じているのは、まさにラルフ・ベラミーなのだ! 次は、ウォルターの言うせりふだ。 「アーチー・リーチなら知っている」 これは、偶然なのか、ケーリー・グラントの実名なのだ。 これはハリウッドが多作だった時代の珠玉の映画だ。 信じ難いペース、演技、撮影、ハードボイルドのようなざらつく感触、 何でもありうる記者たちが活躍する。 この映画は、長い間私の大好きな映画の1つで、繰り返し何度も見る価値がある。 すべての会話と素晴らしい演技が、あまりに速いので、 聞き逃したり、見逃したりしてしまうのだ。 オトーサン、 「同感!」 このテンポは、若い人に受けるでしょう。 もっと大勢のひとにみてほしい映画です。 Ikedaさん 2005年3月26日 スピード この映画のことは知らなくて、最近初めて見ましたが、面白い映画でした。 会話と展開のスピードが非常に早くて気持ちが良いです。 ただ、我々は字幕でしか理解できませんが、 耳で全部を理解する人にとっては、もっと面白いかも知れませんが、 逆に疲れるのではないかとも思いました。 ケイリー・グラントがロザリンド・ラッセルと結婚するという ブルースという男の説明をするのに「ラルフ・ベラミーのような男だ」と 実名を使う台詞が面白いですが、全部解れば他にも面白い会話があると思います。 新聞記者や地方行政を皮肉っていると言えばそれまでですが、 嘘をつくのは当たり前で、スリや偽金など、やりたい放題というのは少し気になります。 ただ、娯楽映画だと思えば、仕方ないとも思います。 グラントは喜劇の方が似合うようで、この映画でも良いと思いますし、 ロザリンドも熱演です。


シルミド

オトーサン、 「金正日暗殺?」 そんなことあるはずはないと誰でも思うでしょう。 でも、1968年、北朝鮮は韓国大統領を襲撃し、 報復で、韓国は、金日成主席を暗殺しようとしたのです。 南北融和政策への転換で、計画は中止されましたが、 いまは、北の核武装で、南北対立が激化しています。 「ひょっとすると...いまも」 原題:Silmido (2003) 監督:Woo-Suk Kang 脚本:Hie-jae Kim Genre:Action / Drama Country:South Korea Language:Korean 上映時間:135分 あらすじ: 北朝鮮が韓国大統領を襲撃した。 未遂に終わったが、韓国は報復に踏み切る。 死刑囚カン・インチャンとハン・サンピルは、 特赦を受けて実尾島に向かう。 集まってきた総員31名は、金日成主席暗殺のため チェ・ジェヒョン司令官やチョ二曹指導員の下で、 死者を出すほどの過酷な軍事訓練を受ける。 数年後、684部隊が誕生し、任務遂行の日を迎える。 だが、突然、作戦中止命令が下される... 出演者: Sung-kee Ahn ... Commandant (チェ・ジェヒョン 司令官) Kyung-gu Sol ... Kang In-chan (カン・インチャン 第3班長) Jae-yeong Jeong ... Han Sang-pil(ハン・サンピル 第1班長) Jun-ho Heo ... Sergeant Jo (チョ二曹 指導員) オトーサン、 「うまいのは、アン・ソンギだけだな」 AHN SUNG-KI  アン・ソンギ 誕生日 1952/1/1 出身 韓国ソウル 5歳の時、「黄昏列車」で映画デビュー。 中学3年まで数多くの映画に出演。 韓国外国語大学ベトナム語学課卒業後、兵役に就く。 除隊後、78年「兵士と娘たち」でカム・バック。 出演作 1957年「黄昏列車」 1959年「十代の反抗」 1960年「下女」 1978年「兵士と娘たち」 1980年「風吹く良き日」◇ 1981年「低きところに臨みたまえ」「暗闇の子供たち」「曼陀羅」 1982年「霧の村」「鉄人たち」 1983年「赤道の花」 1984年「その年の冬は暖かかった。」「鯨とり コレサニャン」「膝と膝の間」 1985年「哀恋妃」「ディープ・ブルー・ナイト」「冬の旅人」 1986年「外人球団」 1987年「我が青春の甘き日々」「神さまこんにちは」「チルスとマンス」 1988年「成功時代」「ギャグマン」 1991年「19の絶望の末に歌う1つの愛の歌」「誰が龍の爪を見たのか」      「ベルリン・リポート」「天国の階段」 1992年「ホワイト・バッジ」「君の中のブルーむ 1994年「トゥー・カップス」「太白山脈」「あの島に行きたい」 1995年「永遠なる帝国」「ヘア・ドレッサー」「天才宣言」      「ママと星と磯巾着」 1996年「眠る男」「朴奉坤家出事件」「祝祭」 1997年「異邦人」「極道修行 決着」 1998年「故郷の春」「美術館の隣の動物園」「ソウル・ガーディアンズ」      「スプリング・イン・ホームタウン」「生寡婦慰謝料訴訟請求」 1999年「情容赦なし」「真実ゲーム」「穴」 2000年「フランダースの犬」◇「キリマンジャロ」 2001年「黒水仙」「MUSA 武士」 2002年「酔画仙」「ピアノを弾く大統領」 2003年「シルミド」 2004年「ARAHAN アラハン」 2005年「デュエリスト」 SOL KYUNG-GU ソル・ギョング 誕生日 1968/5/1 出身 韓国 漢陽大学卒業後、舞台を経て96年「つぼみ」で映画デビュー。 2009年5月、女優ソン・ユナと再婚。 出演作 1996年「つぼみ」 1998年「ディナーの後にむ 1999年「ユリョン」「虚空に立ち止まる鳥」 2000年「ペパーミント・キャンデー」「燃ゆる月」      「私にも妻がいたらいいのに」 2002年「オアシス」 2003年「シルミド」 2004年「力道山」 その他の出演者: Seong-jin Kang Won-hui Lim Shin-il Kang Yu-mi Jeong Kang-woo Kim Won-hie Lim User Rating:7.1/10 ( 1,462 votes) 6.2/10 ( 715 votes)Yahoo! オトーサン、 「韓国では、大ヒットしたようだけど...」 User Comments Dan Starkeyさん Belfast, NI 2004年12月30日 胸を打つ韓国政府の裏切り アクション映画「シュリ」から 愉快なロマンス映画「猟奇的な彼女」まで 韓国映画は、いま花を咲かせている。 「シルミド」は、政治映画でもその実力を発揮してみせた。 「シルミド」は、韓国映画だが、 コスタ=ガヴラスの「Z」は、ギリシャ映画だ。 両者とも、実話であり、恐ろしい国家犯罪を描いている。 だが、「Z」とちがうのは、 「シルミド」は、韓国で上映され、大ヒットし、 韓国デモクラシーの力が増大していることを示したことだ。 「シルミド」のような映画は、開放性の表れであり、 韓国のひとびとには、よき時代がきたと思いたい。 「Z」と同じように、 この映画の素晴らしさは、国際的な観客にアピールするだろう。 広範な関心が喚起され、今後、意外な事実が現れるかもしれない。 政府の仕掛けは卑劣だが、 死刑執行前の囚人の動きをロマンチックに描いている。 映画製作者が、684部隊員たちの同志的で立派な行動を 恣意的に描いている面もなきにしもあらずだが、 一流の映画だから、大いに推薦したい。 オトーサン、 「その通り」 確かに、終盤に力がありませんでした。 それに、軍事訓練のシーンは、力が入っているものの、 いろんな映画で見たことがあります。 そう、海兵隊の新兵訓練シーンそっくりでした。 服部弘太郎さん 2004年4月28日 1971年に韓国で起きた事件を映画化したアクション大作。 終盤のクライマックスに力がない。 1968年。 パク・チョンヒ大統領暗殺の命を受けた 北朝鮮の武装特殊部隊が韓国に侵入し、 大統領府近くまで接近して警官隊と大規模な銃撃戦を行う事件が起きた。 韓国政府は北朝鮮への対抗措置として、 キム・イルソン暗殺を目指す特殊部隊の訓練に入る。 インチョン沖のシルミ島に集められた31人の男たちは、 連日の過酷な訓練で一撃必殺の暗殺部隊へと練り上げられる。 だが北朝鮮との宥和政策に転じた韓国政府は、キム・イルソン暗殺計画を撤回。 計画が外部に漏れることを恐れた政府は、 シルミ島の暗殺部隊を闇から闇に葬ることを決定するのだった……。 1973年に起きた特殊部隊兵士の反乱事件を、事実に基づいて映画化した作品。 韓国では1200万人が劇場に足を運んだという大ヒット作だ。 映画の中では舞台の兵士たちが死刑囚や ヤクザという社会のはみ出しものという設定になっているが、 実際の684部隊は映画のようなアウトロー部隊ではなく、 ほとんどが一般市民からの徴募兵だったらしい。 映画は事実に基づいてはいるが、 アクション・ドラマとして事実を脚色している点も多いのだろう。 684部隊の遺族の中には、 兵士が犯罪者として描かれたことに腹を立てている人もいる。 だがこうした作品によって忘れられていた歴史の裏側に スポットライトがあてられれば、 映画に描かれていない「真実」を調べようという人も現れるのではないだろうか。 僕は映画にもとになった事件についてまったく知らないのだが、 この映画については少し釈然としないものも残った。 暗殺計画が突然中止された684部隊の兵士たちが、 「北朝鮮に送ってくれ」と言うのはわかる。 暗殺計画が宙に浮いたことで、部隊を抹殺しようと言う国家の冷酷さもわかる。 わからないのはその後島を脱出した部隊が、 北朝鮮ではなく、ソウルの大統領府に向かうことだ。 彼らは大統領府で何をしようとしていたのだろう。 大統領に何を訴えたかったのだろう。 知っての通り、現在の韓国は北朝鮮に対して「太陽政策」という宥和主義で対峙している。 そして映画の中の韓国政府も、北朝鮮に対して宥和政策を取っているのだ。 その中で主人公たちが叫ぶ言葉が 「北朝鮮でキム・イルソンの首を取らせてくれ!」だったりする。 映画に描かれた事件は30年以上も前のものだが、 この映画に現代の韓国人が何らかの共感を持つとするのなら、 その背後には自国の対北朝鮮政策に対する割り切れなさや 欲求不満が隠れているのではないだろうか。 映画は兵士たちが島を脱出するまではじつに面白いのだが、 彼らがバスを乗っ取ってからは幾分テンションが下がる。 彼らの目的がこちらにうまく伝わってこないので、 怒鳴り声と涙と血糊に塗りたくられた むき出しの感情ばかりが虚しく空回りしてしまうのだ。 観客の涙を絞らなければならないクライマックスで、 観ている僕は気持ちが少しずつ冷めていくのを感じた。


重力ピエロ

オトーサン、 「春が2階から落ちてきた。」 原作を読みはじめ、最初の一行に感銘を受けました。 「この描写を映画化できるだろうか?」 心配していた映画の出だしは、それはそれは見事なものでした。 原題:重力ピエロ(2009) 監督:森淳一 原作:伊坂幸太郎 脚本:相沢友子 Genre:Mystery / drama 上映時間:119分 あらすじ: 泉水と弟の春は、仲の良い兄弟だ。 泉水は、遺伝子を研究する大学院生、 春のほうは、芸術的な才能を持っていて、 いまは、街中の落書きを消して回っている。 母は事故で死亡したが、父の正志は、養蜂業で生計を立てている。 思いやりのあるおだやかなひとだ。 三人は、平穏かつ楽しく暮らしている。 だが、連続放火事件があり、 放火現場の近くには、謎のグラフィティアートが描かれている。 春は、泉水を誘って張り込みを開始する。 同じ頃、連続レイプ犯の葛城が出所した。 出演者 加瀬亮 .... 奥野 泉水 岡田将生 .... 奥野 春 小日向文世 .... 奥野 正志(父) 鈴木京香 .... 奥野 梨江子(母) 渡部篤郎 .... 葛城由紀夫 オトーサン、 「若手2人が、いい!」 加瀬亮も、岡田将生も、ごく自然な演技で共感がもてました。 ベテランの小日向さん、この演技は、これまでで最高かも。 その他の出演者: 吉高由里子 .... 夏子 岡田義徳 .... 山内 User Rating:8.1/10 ( 644 votes) オトーサン、 「高いスコアだ」 演技もさることながら、脚本が優れています。 伊坂幸太郎の原作を見事なドラマに仕立て上げました。 User Comments: pasokomeさん 2009年6月5日 あとからじわじわくる感動 まず主演の岡田君の存在感に圧巻した。 原作を読んでいたので春役の危うさと聡明さを併せ持つ雰囲気を出すのは 難しいと思っていたが見事に表現していたと思う。 そして両親の小日向、鈴木京香はさすがベテランらしい深い演技をしていたと思う。 夏子役の吉高由里子はもっと活躍してもよかった気もするが 2時間という枠の中ではしょうがないだろう オトーサン、 「前田さん、今週のオススメか」 前田有一さん 2009年5月19日 泣けないが、感動的な物語 映画界では伊坂幸太郎が大ブームで、こぞって実写化されている。 それにしてもこの4ヶ月だけで3本もの長編が公開されるというのは、 尋常ならざるペースである。 この『重力ピエロ』の原作も、直木賞候補となった人気作だが、 今回は読まずに鑑賞した。 読書仲間の音楽家(乙一嫌いのアラフォー 独身)がこの作家を絶賛するものだから、 個人的にはどうも食指が動かない(私は乙一を高く評価しているので)。 遺伝子研究をしている大学院生の兄、泉水(いずみ)(加瀬亮)は、 弟の春(岡田将生)から奇妙な話を聞く。 春は街の落書き消しを仕事にしていたが、 その現場と最近続いている連続放火事件のそれが、すべて共通しているというのだ。 やがて別の法則性や暗号じみた符合を発見した彼らは、徐々に事件の真相に迫っていく。 よくできた物語であり映画だが、精神的にはかなりキツい。 「泣けないが、感動的な話」「もっとも思い入れのある作品」と作者が語るとおり、 大いに心揺さぶられる良質なドラマだが、単純なお涙頂戴ではまったくない。 相当変わった家族の、しかし普通のそれ以上に固い絆が描かれる人間模様といったところ。 ミステリ的なトリック、犯人さがしも、 冒頭から気軽な遊び要素のごとく配置され、興味を引く。 だが、それはあくまでサブ、味付けに過ぎない。 それほど難しいものではないし、 犯行の動機や不可能性から推理すればすぐに見当がつく性質のものだ。 だが、それで物足りないということにはなるまい。十分楽しませてくれる。 一瞬でも冷静になってしまうと、なんで犯人はこんなややこしい事をやるのか、 そういう面倒な計画を遂行している間に、普通は思いが冷めてしまうだろうよ、 などとろくでもない事を考えてしまうので要注意。 そんなことに気づいても、一円の得にもならない。 本作のように、意外な人物の闇、過去が明らかになり驚かされるパターンの場合は、 謎解きに至る前にいかに共感を得るかが勝負。 そのあたりは、誰とはいえないがなかなか上手な役作りをしている役者のおかげで、 適切に処理されている。 原作にほれ込み、すぐに映画化の話を持ち込んだ脚本家による、 力の入った仕事により、原作未読者でも楽しめるレベルの実写化。 "未読者でも"なのか、"未読者ならば"、なのかが重要なのだが、 いまのところその判断は皆様にお任せするとしよう。 75点。


怒りの街ニューヨーク

オトーサン、 「面白そうだ」 "怒りの街ニューヨーク"という邦題に引かれてみはじめました。 形を変えた”スーパーマン”の映画みたいでした。 原題:Turk 182! (1985)    ターク182 監督:Bob Clark 原作:James Gregory Kingston 脚本:Denis Hamill /John Hamill/James Gregory Kingston Genre:Action / Comedy / Drama 上映時間;102分 あらすじ: ニューヨークの下町。 ジミーは、20歳になるアーティスト。 消防士の兄テリーと2人で暮らしている。 兄は、火災現場に飛び込み子供を救出したものの、 窓から転落し、重傷を負う。 非番で、酒を飲んでいたという理屈で、医療費が給付されない。 自殺願望まで抱くようになった兄を救おうと、 ジミーは、タイラー市長に直訴するが、相手にされない。 怒り狂ったジミーは、市長のスキャンダルをあちこちに落書きする。 その奇抜なアイディアと反骨精神が、マスコミ受けし、 「ターク 182!」は、一躍ニューヨークのヒーローになっていく。 再選が危うくなった市長は、警備主任のライアンを叱りつけるのだが... 出演者: Timothy Hutton ... Jimmy Lynch(ジミー) Robert Urich ... Terry Lynch(テリー) Kim Cattrall ... Danny Boudreau(ダニー) Robert Culp ... Mayor Tyler(タイラー市長) Peter Boyle ... Det. Ryan(ライアン警備主任) オトーサン、 「小生意気な若造だな」 ところが、見ているうちに、次第に好感を抱きはじめました。 兄の消防士役のロバート・ユーリックは、ベテランなのに、 迫力不足でした。 タイラー市長役のロバート・カルプや 警備主任役のピーターボイルに食われてしまったようです。 ジミーの恋人役キム・キャトラルは、楚々とした美少女で、 TVドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」で演じる PR会社社長のサマンサとは、別人のようでした。 TIMOTHY HUTTON ティモシー・ハットン 誕生日 1960/8/16 出身 米カリフォルニア州マリブ 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1965年「お呼びの時間」 1980年「普通の人々」 1981年「タップス」「ロングウェイ・ホーム」 1984年「アイスマン」 1985年「コードネームはファルコン」「ターク182」 1987年「メイド・イン・ヘブン」 1988年「背信の日々」「熱き愛に時は流れて」      「デスティニー/愛は果てしなく」 1990年「Q&A」 1993年「派遣秘書」「ダーク・ハーフ」 1995年「フレンチ・キス」「ビューティフル・ガール」「甘い囁き」 1996年「サブ・スタンス・オブ・ファイアー」 1997年「バッド・デイズ」「プレイング・ゴッド」 1999年「将軍の娘/エリザベス・キャンベル」 2000年「ゴールデン・スパイダー/グルメ探偵ネロ・ウルフの事件簿」 2002年「サンシャイン・ステイト」 2004年「シークレット・ウインドウ」「愛についてのキンゼイ・レポート」 ROBERT URICH ロバート・ユーリック 誕生日 1946/12/19-2002/4/16 出身 米オハイオ州トロント ミシガン州立大で演劇を学び、1973年にテレビデビュー。 78年から始まったテレビシリーズ「ベガス」の探偵役で一躍人気を獲得。 「私立探偵スペンサー」シリーズでは主役のタフなボストンの探偵を演じた。 映画では「ダーティハリー2」で悪役の若手警官の一人を演じた。 96年にがんが見つかり、闘病生活を送っていたが、 2002年がんのためロサンゼルス市内の病院で死去。 出演作 1973年「ダーティハリー2」 1974年「殺人ブルドーザー」(TM) 1975年「海底の大捜査線/SWAT緊急出動せよ!」(TM) 1978年「ポールとマニー・もうひとつの青春」(TM)      「チャーリーズ・エンジェル・ニュー・スペシャル/エンジェル・イン・ベガス」 1981年「キリング・バレー」 1982年「真夜中の極秘実験」 1983年「プリンセス・デージー」(TM) 1984年「ミストラルの娘」(TM)      「スペース・パイレーツ」      「ジェシカ/異次元からの侵略」 1985年「ターク182」 1986年「リンゼイ・ワグナーのヤング・アゲイン」      「新・手錠のままの脱獄」(TM) 1989年「ロンサム・ダブ」(TM)「夜ごとの殺人」(TM)      「ミッドナイト・スナイパー/人妻が目撃した死体なき殺人」      「女囚特捜班サマンサ」(TM) 1991年「幼女誘拐〜残された人形」(TM)      「闇の中の殺意」(TM)      「ミラクル・ファミリー/奇跡の750マイル」(TM) 1992年「リボルバー/復讐の銃弾」(TM)      「デッドリー・ファーザー」(TM) 1997年「エア・パニック50,000ft.」 1999年「グランド・パニック90sec」 KIM CATTRALL  キム・キャトラル 誕生日 1956/8/21 出身 英リバプール 16歳でアメリカン・アカデミー・ドラマティック・アート入学。 卒業後ユニヴァーサルとの契約の元、多くのテレビシリーズに出演。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1980年「マイ・ハート マイ・ラブ」 1984年「ポリス・アカデミー」 1985年「ターク182」 1987年「マネキン」「マスカレード/甘い罠」 2002年「ノット・ア・ガール」 その他の出演者: Darren McGavin ... Det. Kowalski Steven Keats ... Jockamo Paul Sorvino ... Himself Dick O'Neill ... Powerhouse chief James Tolkan ... Hanley Thomas Quinn ... Hooly Norman Parker ... Dr. Salco Maury Chaykin ... Man in Wheelchair Richard Zobel ... TV interviewer David Wohl ... TV producer User Rating:5.6/10 1,836 votes オトーサン、 「低すぎる!」 ラジー賞ノミネート ・ワースト助演男優賞 ロバート・ユーリック ・ワースト音楽賞 User Comments ray-280さん Philadelphia 2005年12月15日 ニューヨークの良いところ、悪いところ この映画は、説明がない映画だ。 筋書きは、分かりやすいが、その文化や背景は分かりにくい。 ニューヨークが舞台だ。 その栄光の裏で、市を牛耳る官僚や政治家たちは、 重傷を負った消防士に冷たい。 そこで、消防士の弟が、落書きアーティストから活動家に転じて、 市長や市民が、"Turk 182!"という名を忘れないようにするのだ。 キム・キャトラルは、ティモシー・ハットンの恋人役で、 二輪車のサイドカーに乗る。 TVドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」よりも、 ずっとセクシーな役だ。 他の出演者のなかで、目につくのは、 常軌を逸した市長役のロバート・カルプで、 公共施設の汚損行為をやめさせようと躍起になる。 ポール・ソルビノが、愉快なカメオ出演をしている。 ヤンキース・スタジアムの電光掲示板に落書きをするのだ。 この映画で、タークの兄は、非番なのに火災現場に飛び込み、 子供を救出したものの、重傷を負う。 当時、酒を飲んでいたという理由で、 市当局は、医療費の支払いを拒否する。 そこで、活動家タークが誕生するのだ。 すぐれた落書きアーティストのように、 タークは、司直の手を逃れながら、至るところに、マークを残す。 私は、1980年代に、ニューヨーク市に住んでいたティーンエージャーだった。 数人の有名な落書きアーティストを知っていた。 不正に直面しているとき、彼らは、そのパワーを発揮した。 そんな文化をみんな味わったものだ。 この映画は、そんな行為をきれいに記録している。 あなたが一度もニューヨークに行ったことがないなら、 いま、ニューヨークにいるものの、1980年代にいなかったならば、 この映画は、その舞台となったニューヨークについて素晴らしい描写をしている。 サブ・プロットのほうが、メインの筋書きよりも、はるかに面白い。 ニューヨーク市民は、一般に、他人のことなど気にかけないが、 一旦、気にかけはじめたら、市政はマヒし、政治家も翻弄される。 ニューヨークを正確に反映する映画は、非常に少ない。 だから、これは確かに見る価値がある。 極端に単純化され、度が過ぎているとしても、 この話しは、時々、別の映画で取り上げてもらいたいものだ。 非常に興味をそそる映画だ。 オトーサン、 「同感!」 fairlane999さん 2008年10月1日 隠れた名作 いや、これ、面白いですよ。 『ウィズダム』や『ビリー・ジーンの伝説』につながる「ワン・マン・レベル」もの。 いつの間にかみんなに応援されるヒーローになってしまう話。 アメリカ人はこういうの、好きですね。 敵役なのにどこか憎めない市長さん、演じるロバート・カルプの最後の台詞がいいですね。 『事件記者コルチャック』ことダレン・マクギャヴィンまで登場して、 さりげなくいいトコさらってるし。 クライマックスの舞台になるクイーンズボロ・ブリッジは 『オーロラの彼方に』の背景にもなった鉄橋です。


パニッシャー

オトーサン、 「B級映画だな」 主演のトーマス・ジェーンなんて、聞いたことがありません。 でも、久しぶりにトラボルタを見たいので、録画を見ました。 原題:The Punisher (2004) 監督:Jonathan Hensleigh 脚本:Jonathan Hensleigh /Michael France Genre:Action / Crime / Thriller Rated R for pervasive brutal violence, language and brief nudity. Country:USA / Germany Language:English 上映時間:124分 あらすじ: 裏社会の顔役ハワードの息子が殺される。 怒り狂った彼は、息子を殺したのは、 FBI潜入捜査官フランクであることを突き止め、 フランクの妻子を虐殺し、フランクを海に突き落とす。 フランクは、生き延び、ジョアンの住むアパートに潜伏する。 パニッシャーに生まれ変わったフランクは、 まず、ハワードの右腕クエンティンを脅迫し、殺す。 出演者: Thomas Jane ... Frank Castle / The Punisher(フランク/ パニッシャー) John Travolta ... Howard Saint(ハワード) Will Patton ... Quentin Glass(クエンティン) Rebecca Romijn ... Joan(ジョアン) オトーサン、 「ニュー・ヒーロー誕生!」 パニッシャー役のトーマス・ジェーン、 180cmの長身で、ハンサムで筋骨隆々、しかも優しい目。 日本でも、フアンが増えそうです。 「この俳優さん、よくみかけるなぁ」 ハワードの右腕クエンティン会計士を演じています。 経歴をみましたが,いい映画に出ています。 THOMAS JANE  トーマス・ジェーン 誕生日1969/2/22 出身 米メリーランド州ボルチモア 父親はエンジニア、母親はアンティーク・ディーラー。 ハリウッドのリー・ストラスバーグ・インスティテュートで演技を学ぶ。 99年「ディープ・ブルー」での主演から存在感を発揮。 悪役、ヒーロー、二番手問わず、実力を発揮できる俳優となった。 2006年、女優パトリシア・アークエットと再婚。一児がいる。 2009年1月、離婚申請。 活躍度 △↑ 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1992年「ネメシス」「バッフィ ザ・ヴァンパイア・キラー」 1996年「ザ・クロウ」 1997年「フェイス/オフ」「ブギーナイツ」「死にたいほどの夜」◇      「ハリウッド・コンフィデンシャル」 1998年「シン・レッド・ライン」「モリー」「サースデイ」      「ベロシティ・オブ・ゲイリー」 1999年「ディープ・ブルー」◇「マグノリア」 2000年「ポワゾン」◆「アンダー・サスピション」◆ 2001年「61*」◇ 2002年「ドリーム・キャッチャー」◇      「クリスティーナの好きなコト」◆ 2004年「パニッシャー」◇ 2007年「ミスト」◇ WILL PATTON ウィル・パットン 誕生日 1954/6/14N 出身 米サウスカロライナ州チャールストン 北カリフォルニア芸術学校を卒業後、舞台で活躍。 活躍度 △↑ 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1985年「マドンナのスーザンを探して」「アフター・アワーズ」 1987年「追いつめられて」 1989年「もう一つのラブストーリー」 1992年「イン・ザ・スープ」 1994年「依頼人」「蜘蛛女」 1996年「コピー・キャット」 「この森で、天使はバスを降りた」      「ファイヤーワークス」 1997年「秘密の絆」 「ポストマン」◆ 1998年「アルマゲドン」「エド・ウッドのクレイジー・ナッツ 早く起きてよ」 1999年「エントラップメント」◆ 2000年「60セカンズ」「タイタンズを忘れない」 2001年「プロフェシー」 2004年「パニッシャー」 その他の出演者: Eddie Jemison ... Mickey Duka Ben Foster ... Dave John Pinette ... Bumbo Laura Harring ... Livia Saint James Carpinello ... Bobby Saint Marco St. John ... Chief Morris Samantha Mathis ... Maria Castle Marcus Johns ... Will Castle Bonnie Johnson ... Betty Castle Roy Scheider ... Frank Castle Sr. Veryl Jones ... Candelaria User Rating:6.4/10 ( 43,023 votes) 6.3/10 ( 548 votes)Yahoo! オトーサン、 「ま、こんなものかも」 よくできていますが、類似作品が多すぎます。 User Comments UMWolvie2442さん 2004年5月2日 青ざめよ! 2004年最高の映画 - すばらしい復讐映画 この素晴らしい復讐フィルムは、演技も、監督も、自信満々。 しかも、時間を忘れてしまう映画だ。 私は週に少なくとも1本は映画を見に行くが、 こいつは、今年見た最も良い映画の1つだった。 演技は良かった。 皆に、勧めたい。 80年代アクション映画のタイプだと思ったが、 高年齢層向けの素晴らしい映画だった。 始まりは、少し遅いものの、手に汗をにぎるアクションがある。 パニッシャー役のトーマス・ジェーンは、すばらしかった。 トラボルタの演技も、期待していたよりずっと良かった。 この映画は、葛藤や意思決定について、深く考えさせてくれる。 まさに、自分自身の問題のように感じられる映画だ。 コミック誌を映画化したなかでは、最も良い映画だった。 オトーサン、 「制裁者?」 "Punisher"の訳としては、処刑人のほうがいいのでは。 ずっと迫力があります。 前田有一さん 2004年11月7日 社会道徳上、じつに不健全な“新・制裁者”誕生編 アメコミ原作のアクション復讐劇。 同名のコミックは、89年にドルフ・ラングレン主演で一度映画化されているが、 それとは別キャスト別ストーリーの新規作品となる。 裏社会の顔役(ジョン・トラボルタ)の息子が麻薬取引中、FBIによって射殺された。 怒り狂った顔役は事件を徹底的に調査、 潜入捜査官(トーマス・ジェーン)の存在を突き止めると、 その家族を皆殺しにする。 で、次はその捜査官が怒り狂ってマフィアに復讐するというわけである。 黒ヤギさん白ヤギさんのおてがみの歌よろしく、終わりのない復讐連鎖というヤツだ。 そんな不健全なストーリーなので、漫画が原作といってもお気楽な内容ではない。 日本で言う「必殺仕事人」シリーズのようなものと思ってもらえば間違いない。 『パニッシャー』はその「仕事人」誕生編といった内容だ。 彼の復讐がこれまた実にやりすぎ。 観客がどっ引くほどの残酷かつ行きすぎな内容で、むしろ爆笑を誘うほどだ。 これはまさに“制裁”の名にふさわしい。 この手のアメリカ産エンタテイメント作品にしては 直接的な暴力描写が目立つ作品なので、 お子様には見せないようにしよう。 もともとパニッシャーの主人公は、 『スパイダーマン』の原作に出てきた脇役キャラクターの一人で、 本作はそれを主役にして作り上げたスピンオフ作品にあたる。 とはいえ、そんな背景を知っている必要はまったくない。 この映画からみても100%楽しめるようにチューンして作ってあるあたりは、 『バットマン』のスピンオフである『キャットウーマン』とまったく同じだ。 ちなみに『パニッシャー』は、すでにパート2の製作が決定している。 『パニッシャー』の魅力のひとつは、生身の主人公が巨大な敵と戦う必要上、 装備する強力な武装品の数々だ。 戦闘用の弓からカスタムガン、ナイフ、ショットガンetc...  見た目の派手さにはガンマニアならずとも大満足だろう。 重武装すぎて主人公自身、それらすべてを使いきっていない点は笑えるが。 のんきなアパートの隣人たちとの心温まる交流があったり、 まったく無害な拷問シーンがあったりなど、 主人公がとってもいいヤツなのでなんだか救われる。 ストーリーはありがちだが、 それでもあのヒジョーに不健全な復讐シーンは皆さんに見てほしい気がする。 50点


夫たち、妻たち

オトーサン、 「どうしようかな」 ウディ・アレンの作風は、大体分かっています。 「セントラルパークが、出てくるかな?」 そんな不純な興味から見はじめました。 原題:Husbands and Wives (1992) 監督・脚本:Woody Allen Genre:Drama / Romance Rated R for language and a scene of sexuality. 上映時間:108分 あらすじ: ゲイブは大学教授、ジュディは出版社勤務。 ある日、この夫妻のアパートに、親友のジャックとサリー夫妻が やってきて、「あたしたち、別れるわ」と告げる。 ゲイブとジュディはショックを受け、2人の仲にも亀裂がはいる。 反動で、ゲイブは、教え子のレインに惹かれていく。 一方、サリーは、ジュディの同僚マイケルといい仲になっていく。 この2組の夫婦の行く末は? 出演者: Woody Allen ... Prof. Gabriel 'Gabe' Roth(ゲイブ) Mia Farrow ... Judy Roth(ジュディ) Judy Davis ... Sally(サリー) Sydney Pollack ... Jack(ジャック) Juliette Lewis ... Rain(レイン) Liam Neeson ... Michael Gates(マイケル) オトーサン、 「57歳か」 ウディ・アレンも、"アラ還"。 人生の大半を費やし、間近に死が見えてくる時期です。 妙なつくりごとに頼らなくてもいい年齢、 経験を積んで、物事をリアルに描ける年齢になったのでしょう。 サリー役のジュディ・デイビス、ゆれる熟女心を見事に演じていました。 WOODY ALLEN  ウディ・アレン 誕生日 1935/12/1 出身 米ニューヨーク・ブルックリン 高校時代から新聞などに投稿を開始。 卒業後にギャグ・コメディ台本作家としてキャリアをスタート。 61年、ニューヨークのナイトクラブでスタンダップ・コメディアンとして初出演。 以後、コメディアンとして活動。 65年、脚本も担当した「何かいいことないか子猫チャン」で映画デビュー。 69年「泥棒野郎」で監督・脚本・主演を兼ね、監督デビュー。 77年監督作「アニー・ホール」で アカデミー賞の作品・監督・脚本・主演女優の4部門受賞。 活躍度 △→ 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆☆☆★ 出演作 1965年「何かいいことないか子猫チャン」 1967年「007/カジノロワイヤル」 1969年「水は危険」「泥棒野郎」 1971年「ウディ・アレンのバナナ」 1972年「ボギー!俺も男だ」「セックスのすべて」 1973年「スリーパー」 1975年「ウディ・アレンの愛と死」 1976年「ザ・フロント」 1977年「アニー・ホール」 1979年「マンハッタン」 1980年「スターダスト・メモリー」 1982年「サマー・ナイト」 1983年「カメレオン・マン」 1985年「ブロード・ウェイのダニー・ローズ」 1986年「ハンナとその姉妹」 1989年「ニューヨーク・ストーリー」      「ウディ・アレンの重罪と刑罰」 1991年「結婚記念日」 1992年「ウディ・アレンの影と霧」「夫たち、妻たち」 1993年「マンハッタン殺人ミステリー」 1996年「誘惑のアフロディーテ」 1997年「世界中がアイ・ラブ・ユー」「地球は女で回っている」      「ワイルド・マン・ブルース」 1998年「アンツ」(声)◇「セレブリティ」「インポスターズ」 1999年「ギター弾きの恋」◆「ヴァージン・ハンド」 2000年「おいしい生活」◇ 2001年「スコルピオンの恋まじない」◇ 2002年「さよなら、さよならハリウッド」 2003年「僕のニューヨーク・ライフ」 2006年「タロットカード殺人事件」◆ JUDY DAVIS  ジュディ・デイビス 誕生日 1955/8/23 出身 オーストラリア・パース 活躍度 ○→ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1976年「HIGH ROLLING」 1979年「わが青春の輝き」 1981年「フェイク野郎」「WINTER OF OUR DREAMS」 1982年「HEATWAVE」「ファイナル・オプション」 1984年「インドへの道」 1986年「KANGAROO」 1987年「HIGH TIDE」 1989年「GEORGIA」「即興曲/愛欲の旋律」 1990年「アリス」 1991年「バートン・フィンク」「裸のランチ」 1992年「天使も許さぬ恋ゆえに」「夫たち、妻たち」「ON MY OWN」 1994年「THE REF」「ニュー・エイジ」      「サイレント・ナイト/こんな人質もうこりごり」 1996年「ブラッド&ワイン」「革命の子供たち」 1997年「目撃」「地球は女で回っている」 1998年「セレブリティ」 1999年「三十年の愛 ハメット&ヘルマン」(TM) 2000年「ガウディ アフタヌーン」 2006年「マリー・アントワネット」 その他の出演者: Lysette Anthony ... Sam - Jack's Girlfriend Cristi Conaway ... Shawn Grainger - Call Girl Timothy Jerome ... Paul - Sally's Date Ron Rifkin ... Richard - Rain's Analyst Bruce Jay Friedman ... Peter Styles Jeffrey Kurland ... Interviewer-Narrator Benno Schmidt ... Judy's Ex-husband Nick Metropolis ... TV Scientist Rebecca Glenn ... Gail User Rating:7.4/10 ( 8,150 votes) 8.5/10 ( 71 votes)Yahoo! オトーサン、 「高いね」 夫婦の機微をストレートに描いています。 熟年夫婦には、いい教訓を与えてくれますし、 若いひとには、将来の勉強になるでしょう。 アカデミー賞ノミネート ・助演女優賞 ジュディ・デイヴィス ・脚本賞 User Comments Michael Cramerさん Virginia Beach, VA 1999年7月16日 アレンの最も成熟したドラマ... この映画は、いくつか面白いシーンもあるが、基本的にはドラマだ。 アレンは「アニー・ホール」で提起した「愛の喪失」というテーマに関して、 よりいっそう寛容になったように思われる。 主人公はこの成熟の反映であるように思われる。 愛と結婚が意味することが、深く堀下げられている・ 勿論、明確な答えはない。 そう、誰もが確信をもてないだろう。 それに、ウッディに期待する人もいないだろう。 愛のはじまり、その継続性について、思慮深い説明となっている。 オトーサン、 「このひと、映画評論家かなぁ?」 debbyharry555さん 2007年11月15日 年月と共に刻まれていく夫婦の絆 ウディ的コメディ要素は少なめだが、 軽妙なテンポで2組のカップルから派生していく男女の関係が マンハッタンの中で繰り広げられていく。 大学で文学を教えるゲイブ(ウディ・アレン)と出版社で働く妻ジュディ(ミア・ファロー)、 そしてジュディの親友サリーとジャック夫妻が集まって食事に行こうとする前に、 サリーとジャックは話し合った結果二人は別れることにしたことを発表するのだ。 敵意や怒りといった感情はなく冷静に話しあって決めたことだとサラっと言ってのける二人だが、 ジュディは食事に出かける心境ではなくなるほどのショックを受ける。 あんなに仲の良いおしどり夫婦がなぜ? だが、別れた直後にジャックに女性が出来たことを知り、サリーは激情するのだ。 サリーにもデートの相手はいたのだが、その”事実”にサリーは落ち着けなくなり、 デート相手のいるそばで、 別れた夫ジャック(正確にはまだ別居状態)に何度も電話をかけ罵るのだ。 一方ジャックもサリーの男性の存在を知ると、 「お前は何者だ」「俺の家で何してる」と夫気取りの醜態を繰り広げるのだ。 友人カップルの不仲を不安げにみつめるゲイブとジュディも 決して上手くいっている訳ではなかったのだ。 ゲイブは妻ジュディに彼の小説を読んで感想を聞かせてもらいたがらないが、 教え子レイン(ジュリエット・ルイス)に感想を聞かせてもらうことがこの上もなく嬉しい。 そしてジュディも彼女の書いた詩を褒めてくれる同僚マイケルに夫よりも 人間らしさを感じ暖かい気持ちにさせられるのだ。 長く一緒に生活していると見えなくなってくる相手の良さ・素晴らしさを 再認識させてくれる一品なのではないだろうか。 ゲイブという大学教授役を演じるウディ・アレンだが、 何となく現実のウディそのものを投影しているのではないかと思わされる役どころだ。 とくに21歳の教え子レイン(ジュリエット・ルイス)に対する想いの表現は、 実生活で養女スニーと結婚してしまったプロセスの一部であったかのようにさえ見える。 ウディ映画を評価してきたカソリックの友人は、ウディの養女との結婚以来作品の出来以前にウディの存在を否定するようになってしまった。 おそらくウディが近頃NYを舞台に作品をつくらなくなった理由に この世間の風当たりというものも多少なりとも影響を与えているのかもしれない。 ま、NYのレストランでウディ&スニー夫妻を見かけたという声は今でもあちこちであるようだが。 レインの21歳の誕生日に招かれた教授ゲイブが、 突然の大雨と落雷で部屋が停電になりキャンドルライトの灯る中、レインに大人のキスをせがまれ、ためらいながらゲイブがキスをするシーンがあったが、 とてつもなくロマンチックな設定でありながらシリアスでセクシーな教授ケイブだけが 不気味(ちょっと鳥肌も)に見えたのは私だけだろうか? 今ではスカーレット・ヨハンソンに軍配があがっているが、 ジュリエット・ルイスのおじ様キラーぶりも凄い。 男女の感性を文学的そしてサイコセラピー的に ストレートに意見しあうウディ映画の魅力をここでも堪能できた。


ネゴシエーター

オトーサン、 「見たような気がするな」 人質交渉人の映画では、サミュエル・L・ジャクソンもの、 ブルース・ウィルスの「ホステージ」も印象に残っています。 邦画では、「交渉人 真下正義」のユースケ・サンタマリア。 さて、エディ・マーフィは、どんな交渉人をみせてくれるのでしょうか? 原題:Metro (1997) 監督:Thomas Carter 脚本:Randy Feldman Genre:Action / Comedy / Crime / Drama / Thriller Rated R for strong violence and language. 上映時間:117分 あらすじ: スコットは、サンフランシスコ市警の刑事。 凄腕の人質交渉人だ。 同僚のサム警部補が宝石強奪犯コーダに殺される。 やがて、コーダを捕らえる機会がきた。 コーダが、大型宝石店で人質をとって籠城している! だが、狡猾なコーダは、人質に化けて逃走し、 ケーブルカーを暴走させる。 スコットは、相棒マコールと車で追いかけ、ついに逮捕した。 だが、コーダは従兄弟を使って、スコットの恋人ロニーを襲わせたのだ。 出演者: Eddie Murphy ... Insp. Scott Roper(スコット) Michael Wincott ... Michael Korda(コーダ) Michael Rapaport ... Kevin McCall(マコール) Carmen Ejogo ... Veronica 'Ronnie' Tate(ロニー) オトーサン、 「エディ・マーフィ、ド迫力演技!」 「マイケル・ウィンコット、憎々しい悪役ぶり!」 EDDIE MURPHY  エディ・マーフィ 誕生日 1961/4/3 出身 米ニューヨーク州ヘムスティード 1993年、モデルのニコール・ミッチェルさんと結婚。 5人の子供をもうけたが、2006年に離婚。 英女性歌手グループ「スパイス・ガールズ」メンバーの メラニー・ブラウンさんとの間にも子供。 2008年1月1日、南太平洋の仏領ポリネシアの島で、 映画プロデューサーのトレーシー・エドモンズさん(40)と結婚。 出演作 1982年「48時間」◇ 1983年「大逆転」◇ 1984年「おかしな関係/絶体絶命」 1985年「ビバリーヒルズ・コップ」◇ 1986年「ゴールデン・チャイルド」◇ 1987年「ビバリーヒルズ・コップ2」◇「エディ・マーフィ/ロウ」◇ 1988年「星の王子ニューヨークへ行く」◇ 1989年「ハーレム・ナイト」◇ 1990年「48時間PART2/帰ってきたふたり」◇ 1992年「ブーメラン」◇「エディ・マーフィのホワイトハウス狂想曲」◇ 1994年「ビバリーヒルズ・コップ3」◇ 1995年「ヴァンパイア・イン・ブルックリン」◇ 1996年「ナッティ・プロフェッサー/クランプ教授の場合」◇ 1997年「ネゴシエーター」◇ 1998年「ドクター・ドリトル」◇「ホーリーマン」「ムーラン」 1999年「ビッグムービー」「エディ&マーティンの逃走人生」 2000年「ナッティ・プロフェッサー2/クランプ家の面々」◇ 2001年「ドクター・ドリトル2」◇「シュレック」(声) 2002年「ショウタイム」◇「アイ・スパイ」◇「プルート・ナッシュ」◇ 2003年「チャーリーと14人のキッズ」◇「ホーンテッド・マンション」◇ 2004年「シュレック2」(声) 2006年「ドリームガールズ」◆ 2007年「シュレック3」(声)「マッド・ファット・ワイフ」 MICHAEL WINCOTT  マイケル・ウィンコット 誕生日 1959/1/21 出身 カナダ・トロント 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1979年「荒馬ハンク」「アメリカン・クリスマス・キャロル」 1980年「レッスン・イン・ラブ」 1987年「シシリアン」 1988年「トーク・レディオ」 1989年「7月4日に生まれて」「ワンナイト・オブ・ブロードウェイ」 1991年「ドアーズ」「ロビンフッド」 1992年「1492・コロンブス」 1993年「三銃士」 1994年「蜘蛛女」「クロウ/飛翔伝説」 1995年「パンサー」「デッドマン」「ストレンジ・デイズ」 1996年「バスキア」 1997年「ネゴシエーター」「エイリアン4」 1998年「デッド・ロイヤル」「ダブルクライム」 2000年「夜になるまえに」 2001年「スパイダー」 その他の出演者: Kim Miyori ... Detective Kimura Art Evans ... Lt. Sam Baffett James Carpenter ... Officer Forbes Donal Logue ... Earl Jeni Chua ... Debbie, Earl's Hostage Dick Bright ... Bank Manager David Michael Silverman ... SWAT Officer Jennings Denis Arndt ... Capt. Frank Solis Frank Sommerville ... Reporter Malou Nubla ... Reporter Nino Degennaro ... Repoman User Rating:5.2/10 ( 8,283 votes) 4.6/10 ( 376 votes)Yahoo! オトーサン、 「悪くはないけど、よくある映画だ」 User Comments waiching liuさん London, England, UK 2007年7月31日 特別なものはないが、手堅いアクション映画だ。 この映画は、低予算のアクション映画に見える。 何ら新味はないものの、これまで見なかった 俳優エディ・マーフィの異なった面をみせてくれる。 ひとびとは、この映画を「ビバリーヒルズ・コップ」と比べる。 両作品とも、駆けづり回る刑事ものだからだ。 だが、類似点は、ここまで。 この映画は、筋書きも、登場人物のタイプも、ちがう。 エディ・マーフィが、人質交渉人スコットとして、 いつものように冗談を飛ばさないのだ。 そう、アクセル・フォーリーとはちがうのだ。 この映画でのスコットは、よりマジメなのだ。 この映画は、ストレートなアクション映画であり、 お笑いに頼っていない。 観客が、感じたいくつかの問題点は、 「ビバリーヒルズ・コップ」のせりふと似ていることだ。 愉快なシーンもある。 だが、それは少なく、間も開いて。 つまり、この映画は、マジメな映画であって、 スタンダードの刑事スリラー映画なのだ。 全体として、この映画は、悪くはない。 アクション・シーンは、よく出来ている。 エディ・マーフィは、スコット刑事役を見事に演じている。 彼は変化したのだ。 よくあるコメディ役から変化したのだ。 この映画、本当に悪くない。 オトーサン、 「さすが、映画瓦版、いろんな映画をみているな」 敵役マイケル・ウィンコットの出演作をどんどん思い出せるなんて。 服部弘太郎さん 1997年5月19日 エディ・マーフィがギャグも変装もなしで挑んだ刑事アクション。 マイケル・ウィンコットの悪党ぶりが最高です。 エディ・マーフィ主演の刑事アクションだが、 見どころは憎々しげな敵役マイケル・ウィンコットの存在感だろう。 ちょっと思い出しただけでも『1492 コロンブス』『クロウ』『ストレンジ・デイズ』など、 数々の映画で悪党を演じて印象的だった役者だけど、 今回の映画でその悪党ぶりに磨きがかかっている。 はっきり言って、この映画のストーリーは二流の刑事ドラマで 筋立ても人物配置も使い古されたものばかり。 アクションシーンは確かにすごいけど、物語を決定的に面白くさせているのは、 やっぱりマイケル・ウィンコット演じるコーダという男の圧倒的な存在感にあるのです。 映画を観ていると、役柄の面白さと役者の素晴らしさをしばしば混同しがちなんだけど、 この映画の場合、役柄は駄目だけど、役者はいいという典型。 そもそもコーダという人物は問題が多すぎて、 役柄としては支離滅裂で駄目な人物の典型でしょう。 冷静沈着で頭の切れる宝石強盗という設定のくせに、 部屋に刑事が訪ねてきただけで逆上して殺してしまうし、 宝石店襲撃は失敗するし、自分を捕えた刑事を逆恨みして恋人を殺そうとたくらむ。 断言するけど、この脚本は三流です。 コーダの行動パターンは、ステレオタイプな「狂暴な犯人」でしかなく、 ほとんどの面で動機に必然性がない。 ところがそれをウィンコットが演じると、こうした脈絡のない行動に一本筋が通る。 ウィンコットはかなり強引に、この役柄を自分のものにしています。 コーダはどこまでも宝石に執着します。 彼が刑事殺しでマークされている最中に、それでも宝石店を襲撃するのは、 計画が完成した時点で、彼の頭の中では宝石が自分のものになったからです。 自分のものを自分が手にするのは正当な権利。だから彼は宝石店襲撃を躊躇しない。 逮捕された後も、警察に保管されている宝石に自分の権利を主張する。 保釈を依頼した弁護士に、「宝石を売れば金に成る」と言ったのも、 コーダにすれば当たり前のことなんでしょうね。 彼は押収されて金庫の中にある宝石も、あくまでも自分のものだと信じている。 また実際に宝石を持って外に出れば、 いかなるルートを使ってでもそれを金に換える自信があるのでしょう。 最近のアクション映画では、 敵が犯罪組織か海外のゲリラかロシアマフィアかCIAか精神異常者と決まっていて、 かつてのように悪の魅力をプンプン漂わせた個性的な敵役が出てこなかった。 そんな中でここまで徹底して露骨に悪党をやられると、逆に胸がすっとします。 映画はアクションシーンもよく練られたテンポのよいもので、 中でも路面電車を使ったアクションシーンは近年まれに見る大活劇。 エディ・マーフィの相棒を演じたマイケル・ラパポートも、 例によってぼんやりした感じがいい味。 主人公の恋人役の女優も、かわいくてきれいでした。 『ブーメラン』のハル・ベリー、 『ヴァンパイア・イン・ブルックリン』のアンジェラ・バセットなど、 エディ・マーフィの女優を選ぶセンスはいい。


3人のエンジェル

オトーサン、 「気持ち悪いー」 化粧して、胸当てをつけて、女装とは。 でも、見ているうちに、次第に納得させられました。 原題:To Wong Foo Thanks for Everything, Julie Newmar (1995) 監督:Beeban Kidron 脚本:Douglas Carter Beane Genre:Comedy Rated PG-13 for subject matter involving men living in drag,         a brief scene of spousal abuse and some language. 上映時間;109分 あらすじ: ヴィーダとノグジーマは、女装コンテストのN.Y.地区予選で優勝。 優勝を逃して泣いていたのがチチ。 2人は、哀れに思って、チチをハリウッドの本選に連れていく。 2人分の航空券を売ってポンコツのキャデラックを手に入れて、西に向う。 途中、いろんな目にあうが、3人はとある田舎町にたどり着き、 車の修理が終わるまで町に滞在することにする。 ヴィーダは夫の暴力に耐えるホテルの女主人アンを励まし、 失語症の老婆はノグジーマの話に反応して、突然喋りはじめる。 女たちは化粧をおぼえ、60年代のド派手ファッションを楽しむようになる。 町を去った3人は、いよいよハリウッドの本選へと向かう。 出演者: Patrick Swayze ... Vida Boheme(ヴィーダ) Wesley Snipes ... Noxeema Jackson(ノグジーマ) John Leguizamo ... Chi-Chi Rodriguez(チチ) Stockard Channing ... Carol Ann(アン) オトーサン、 「3者3様の女装ぶり!」 スウェイジは、男にしかみえませんが、色気のある目つき、 レグイザモは、まるっきり可愛い女性です。 どうしようもないのが、ウェズリースナイプスでした。 ま、それが狙いなのでしょうが。 PATRICK SWAYZE  パトリック・スウェイジ 誕生日 1952/8/18   出身 米テキサス州ヒューストン 母は振付家のパッツィ・スウェイジ。 バレエを学び、ダンサーとして活躍。 ブロードウェイで「グリース」に出演後、79年に映画デビュー。 活躍度 ○→ 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1983年「アウトサイダー」 1984年「地獄の七人」「若き勇者たち」「グランドビューUSA」 1985年「栄光のエンブレム」 1987年「ダーティ・ダンシング」      「スティール・ドーン/太陽の戦士」 1988年「故郷への長い道」 1989年「パトリック・スウェイジ/復讐は我が胸に」      「ドライビング・フォース」      「ロードハウス/孤独の街」 1990年「ゴースト/ニューヨークの幻」◇ 1991年「ハートブルー」◇ 1992年「シティ・オブ・ジョイ」 1993年「パパと呼ばれて大迷惑!?」 1995年「3人のエンジェル」「WISH/夢がかなう時」 1997年「レターズ・フロム・ア・キラー」 1998年「ブラック・ドッグ」◇ 1999年「ボイスレター」◇ 2001年「ドニー・ダーコ」◆ 2003年「ダンス with me!」  JOHN LEGUIZAMO  ジョン・レグイザモ 誕生日 1964/7/22 出身 コロンビア共和国ボゴタ 5歳で渡米。不良少年だったが俳優を志すようになり、 ニューヨーク大学の演劇科に進学し、リー・ストラスバーグに師事。 88年のテレビ・シリーズ「マイアミ・バイス」で俳優デビュー。 88年「カジュアリティーズ」で映画デビュー。 91年、自作のワンマンショー「MAMBO MOUTH」で7役を演じ、 オフ・ブロードウェイで上演。 35週間のロングランを記録し、オビー賞を受賞、トニー賞2部門にノミネートされる。 95年「3人のエンジェル」のドラッグクイーン役で ゴールデングローブ賞助演男優賞にノミネートされた。 活躍度 △↑ 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1988年「カジュアリティーズ」 1990年「リベンジ」 1991年「N.Y.キッズグラフィテイ」「心の旅」 1993年「スーパーマリオ/魔界帝国の女神」「カリートの道」 1995年「恋する放火犯」「3人のエンジェル」 1996年「エグゼクティブ・デシジョン」「ロミオ&ジュリエット」      「ザ・ファン」 1997年「スポーン」「ボディ・カウント」「ペストはカメレオン」 1998年「ドクター・ドリトル」(声) 1999年「サマー・オブ・サム」◇ 2000年「タイタンA.E.」(声) 2001年「ムーラン・ルージュ」「ビッグ・マネー」 2002年「コラテラル・ダメージ」「アイス・エイジ」(声)      「チェーン・オブ・ファイア」「スパン」      「ドラッグ・ディーラー 仁義なき賭け」 2004年「タブロイド」 2005年「ランド・オブ・ザ・デッド」「アサルト13 要塞警察」「スウェー★ニョ」 2006年「アイス・エイジ2」(声)」「ブリタニー・マーフィ in 結婚前にすべきコト」 2008年「ハプニング」 その他の出演者: Blythe Danner ... Beatrice Arliss Howard ... Virgil Jason London ... Bobby Ray Chris Penn ... Sheriff Dollard Melinda Dillon ... Merna Beth Grant ... Loretta Alice Drummond ... Clara Marceline Hugot ... Katina Jennifer Milmore ... Bobby Lee Jamie Harrold ... Billy Budd Mike Hodge ... Jimmy Joe Naomi Campbell ... Girl Robin Williams ... John Jacob Jingleheimer Schmidt User Rating:5.7/10 ( 8,223 votes)        8.8/10 ( 94 votes)Yahoo! オトーサン、 「何で、Yahoo!だけ高いの?」 アメリカには、オカマ、変態と見るひとが大勢いて、 反対票を投じたのでしょう。 ゴールデン・グローブ ノミネート ・男優賞(コメディ/ミュージカル) パトリック・スウェイジ ・助演男優賞 ジョン・レグイザモ User Comments aharmasさん United States 2005年8月10日 陽気で、愉快な演技満載 構想段階から、大騒動でスタートした映画だ。 3人のマッチョな俳優にドラッグ・クイーンを演じさせ、 性をめぐる愉快で、洞察力に満ちた映画をつくるというのは、 不可能な仕事にみえただろう。 だが、結局、映画は成功した。 ぴったり合った脚本や、突きつめられた人物のおかげだ。 スウェイジ、レグイザモ、スナイプスは、何の問題もなかった。 それおぞれ、リアルで、多面的な人物像をつくりあげている。 おふざけ、大はしゃぎ、理不尽さな要素があり、 3人は、非常に大胆な動きをしている。 強力な助演陣の助けもあって、実に見事に進行する。 とくに、殴られた女性役のストッカード・チャニングがいい。 リアリテイに満ちたファンタジーだ。 3人は、社会のひどい扱いに耐え、夢を実現しようとしている。 特殊なタイプの愛を扱う他の映画とは違って、 (「美しいこと」and 「ビッグ・エデン」) この映画は、ファンタジーで終わるのではなく、 現実に向き合い、興味深い歩み寄りが見られる。 ほろ苦く、可能なことと、不可能なことを巧みに織り交ぜている。 ジョン・レグイザモは、お茶目なラテイーノ役で、輝いている。 危険な暮らしをし、独特なやりかたで、適応しようとしている。 パトリック・スウェイジは、センスのいいやつで、 本性を忘れることができない。 ウェズリー・スナイプスの役は、風刺すれすれだが、 馬鹿げたことと、とんでもないことを織り交ぜている、 3人とも、リスキーで、難しい素材なのに、いい仕事をしている。 お見事だ。 オトーサン、 「何も考えずに、楽しむべし?」 cute_cya_cyaさん 2008年2月4日 好きな作品の一つです 以前、真夜中にTV放送していたのを偶然見ました。 三人の中で知っていたのはウェズリースナイプス(「メジャーリーグ」で覚えていた)だけで、 あとは誰?って感じでした。 あっ!もう一人知ってる人が出てた。 ナオミキャンベル!!(いい感じの使われ方してました。笑) 車を修理する為に仕方なく立ち寄った男尊女卑色満点の町での出来事ですが、 ウェズリーが超無理やり仲良くなったおばぁちゃん (この人は他の映画でも物静かなおばぁちゃん役でよく見ます)の家で アンティークな服を見つけた時の彼のはしゃぎっぷりは、 とてもバンパイヤハンターをしていた彼と同一人物とは思えません(笑) 私的にはこの終わり方はフ〜ンって感じがしましたが、 そのちょい前の町を出るくだりは「やった〜〜〜!」ってな感じでスカッとしました。


ラスト・ブラッド

オトーサン、 「本当かよ」 Imdbのスコアが、驚異の9.1。 でも、Yahoo! では、6.0。 この違いを自分の目で確認すべく、映画館へ。 原題:Blood: The Last Vampire (2009) 監督:Chris Nahon 脚本:神山健治/ 寺田克也/ Chris Chow Genre:Action / Horror / Thriller Rated R for strong bloody stylized violence. Country:Hong Kong / Japan / France / Argentina Language:English more 上映時間:91分 あらすじ: サヤは16歳。 だが、実は、父親を殺したオニゲンへの復讐に燃え、 武芸を父の弟子カトウから仕込まれた。 いまは、オニ殲滅組織カウンセルの指令で、オニを処刑している。 カウンシルのリーダー、マイケルは、 サヤをアメリカ軍基地内の高校に転校生として潜入させる。 ここでは、女子生徒に化けたオニが、 クラスメイトのアリスに襲いかってきた。 セーラー服の可憐な少女サヤは、アリスを救い、 続いて襲いかかってきた無数のオニを斬り倒し、 一歩また一歩とオニゲンに迫っていく。 出演者: Gianna Jun ... Saya(サヤ) Allison Miller ... Alice Mckee(アリス) Liam Cunningham ... Michael(マイケル) 小雪 ... Onigen(オニゲン) 倉田保昭 ... Kato Takatora(カトウ) オトーサン、 「チョン・ジヒョン、頑張ってるなぁ」 それに比べて、われらが小雪さんは、手抜き? あるいは、脚本・演出のほうが手抜きなのかも。 JEON JI-HYUN Gianna Jun チョン・ジヒョン 誕生日 1981/10/30 出身 韓国 172センチ。 東国大学演劇映像学部在学。 「猟奇的な彼女」で第39回大鐘賞主演女優賞受賞。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1999年「ホワイト・バレンタイン」 2000年「イルマーレ」 2001年「猟奇的な彼女」 2003年「4人の食卓」 2004年「僕の彼女を紹介します」 2006年「デイジー」「デイジー アナザー・バージョン」 2008年「ラスト・ブラッド」「星から来た男」 その他の出演者: JJ Feild ... Luke Michael Byrne ... Elder Colin Salmon ... Powell Andrew Pleavin ... Frank Nielsen Larry Lamb ... General Mckee Constantine Gregory ... Principal Henry Masiela Lusha ... Sharon Ailish OConnor ... Linda Joey Anaya ... Creature User Rating:9.1/10 ( 106 votes) 6.0/10 ( 33 votes)Yahoo! オトーサン、 「ま、6.5だな」 IMdbのスコアが高いのは、一部の熱烈なフアンのせいでしょう。 「キルビル」のタランティーノ監督に影響されたのかも。 User Comments tengu3711さん 2009年5つき29日 何を求めて見に行くか・・・・だね。 チョン・ジヒョンちゃんを観たくて行く方、120%お勧めです。 彼女は、ガチで可愛いし、カッコイイ、1800円払う価値あり。 アクション映画を観たくて行く方、「チョコレート・ファイター」へ行ってください。 CGばかり多用のアクションもどき、しかありません。 アクションは在るのですが、この監督、撮り方を知りません。 アクションと、必要性の無いアメリカ女以外は、すべてBESTです。 映像は、素晴らしい、ラストシーンのセピア映像などは芸術です。 美術セットも、小津作品から抜け出た様なレトロぶり、 横浜ラーメン博物館より、数倍良くできてます。 撮影監督は大変な腕だと思う。 だが!肝心のアクションが、全く撮れないど下手な監督。 それが、明らかになったのは、倉田保昭のシーンだった。 現役バリバリの、倉田氏の素晴らしい神業アクションを、 この監督は、アップのコマ撮りで映してる。 バカかおまえは? ここ数年、ハリウッドに増殖している、コマ撮りアクション現象。 観づらいうえに、何やってんだか、ちっともわからない。 あの撮り方は、まともにアクションできない俳優の時にやる事で、 天下のアクションスター倉田氏の、殺陣を引かずに撮ってる時点でわかった。 この監督、生身の人間には興味無いんだ。 飛び散る血しぶきも、全部CG。 見てて痛くも無きゃ、怖くも無い。 CGの血しぶきだから、何人斬っても全然、血みどろにならないジヒョンちゃん。 この映画の監督は、生身の人間には興味無し。 本物の血しぶきなど、この映画には無い。 あのね、もう、たくさんだよ! 生身の人間を観たいんだよ。 斬られたら血しぶきが飛び散る、生身の人間の、生身のアクションこそ、 人の魂を揺さぶれるんだよ! CGごときで、創られた様なアクションなら、「ゲーム」で充分。 タランティーノの、「キル・ビル」は、キチッと「引き」で撮ってるぞ! それと、「アリス」は要らない。出すなら「男」の方が良かった。 悪い点は、たった2つなのだが、肝心カナメが、しっかりしてないから、ぐだぐだ、 しかし、ジヒョンちゃんは、素晴らしい。 次回作は、ピンゲーオ監督で、ジージャと競演でやりましょう。 こんなに動ける女優さんだと思わなかった。 星はジヒョンちゃんと、撮影監督に・・・ 「スペース・トラッキン」もっと、使えば、まだマシだったのに・・・ オトーサン、 「前田さん、手厳しいなぁ」 今週のダメダメに指定し、採点はたったの20点です。 前田有一さん 2009年5月26日 チョン・ジヒョンのセーラー服姿に1800円を払う価値を見出せるか 本作のオリジナルとなったアニメーション作品 『BLOOD THE LAST VAMPIRE』(2000年、日本)は、 クエンティン・タランティーノ監督大のお気に入り。 『キル・ビル』(03年)のアニメ部分を作ってもらおうと、 製作会社のProduction I.Gに直接出向いたエピソードは映画ファンの間では有名だ。 『ラスト・ブラッド』は、海外での評価が高い そんな『BLOOD THE LAST VAMPIRE』の実写映画化。 戦国時代以来、人類の敵としてはびこるオニ=ヴァンパイアと戦う日本人少女役を 「猟奇的な彼女」のチョン・ジヒョンが演じているのが話題だ。 アメリカがベトナム戦争遂行中の1970年。 ある在日米軍基地内に侵入したオニを退治すべく、 サヤ(チョン・ジヒョン)はアメリカンスクールに潜入する。 日本刀を武器に超人的な活躍を見せる彼女の最終目的は、 すべてのオニの起源といわれる最強の敵オニゲン(小雪)を倒すことだった。 序盤の、「路線は銀座線なのに車両は丸の内線」という 摩訶不思議な地下鉄内で繰り広げられるアクションなどは、 アニメ版の雰囲気をよく踏襲している。 ほかにも日本人女子高生を韓国少女が演じていたり、 異国情緒たっぷりな田舎風景が登場したりと、 相変わらずトンチンカンな日本描写が目に付くが、 そもそも無国籍なムードも原作の持ち味のひとつであるから、さほど問題ではない。 ただ不思議なもので、アニメーションだと「スタイリッシュ」と感じたものが、 実写になると陳腐になったりする。 この原作アニメの場合、もともと設定(女の子が化け物と戦う)に真新しさはなく、 品質の高い映像とアクション演出が高く評価されたもの。 ところがその「映像美」は、実写になると既視感たっぷり。 ウリである日本刀アクションなども、誰もが予想した通りワイヤー使いまくり。 ここ15年間くらいアクション映画を見たことない人にとっては、 衝撃的なまでの迫力を感じさせてくれる。 チョン・ジヒョン(ハリウッド活動用の芸名はGianna Jun)は、 セーラー服で斬鉄剣をふりまわす女子高生役だが、 最大の見せ場は小雪演じるラスボスとの戦いか。 とはいえ、いずれもアクションの素人であるから、さほどのものはない。 心なしか、小雪の演技もあまり力が入っているようには見えない。 2000年当時、派手なメディアミックスで話題になったアニメシリーズだが、 結局実写には向いていなかったというのが結論か。 20点


スター・トレック

オトーサン、 「そんなにスゴイ映画なの?」 予告編をみる限りは、若手俳優の冴えない顔。 あとは、「スターウォーズ」みたいで、ピンときませんでした。 でも、初日の初回上映に駆けつけました。 となりは、外国人男性でした。 原題:Star Trek (2009) 監督:J.J. Abrams 脚本:oberto Orci/Alex Kurtzman/Gene Roddenberry Genre:Action/ Adventure / SF Rated PG-13 for sci-fi action and violence, and brief sexual content. 上映時間:127分 あらすじ: 若者カークは、バーで騒ぎを起こす。 喧嘩を収めてくれたパイク大佐から父のエピソードを聞かされる。 「宇宙艦隊士官だった父は、命を投げ打って800名の命を救った。 君は、お父上の後を継がないか」 こうして、艦隊に志願したカークは、頭角を表し、 入隊3年目にして、USSエンタープライズに乗船する。 だが、研修中にトラブルを起こしたことを知る スポックは、カークを船から追い出す。 出演者: Chris Pine ... James T. Kirk(カーク) Zachary Quinto ... Spock(スポック中佐) Bruce Greenwood ... Pike(パイク大佐) Winona Ryder ... Amanda Grayson(アマンダ) Leonard Nimoy ... Spock Prime(未来のスポック) Eric Bana ... Nero(ネロ) オトーサン、 「ふーん」 思ったよりも、無名の若手陣が頑張っていました。 のびのびと力を発揮しています。 これは、J・J・エイブラムス監督の手腕でしょう。 事件後、干されていたウィノナ・ライダーが、 少し顔を出していました。 ザカリー・クイント CHRIS PINE  クリス・パイン 誕生日 1980/8/26 出身 カリフォルニア州ロサンゼルス カリフォルニア大学バークレー校で英文学の学士号を取得後、 アメリカン・コンサーバトリー・シアターで演技を学ぶ。 出演作 2004年「プリティ・プリンセス2 ロイヤル・ウェディング」 2006年「ラッキー・ガール」 2007年「スモーキン・エース 暗殺者がいっぱい」 2009年「スター・トレック」 その他の出演者: Karl Urban ... Bones Zoe Saldana ... Uhura Simon Pegg ... Montgomery Scott John Cho ... Sulu Anton Yelchin ... Chekov Ben Cross ... Sarek Winona Ryder ... Amanda Grayson Chris Hemsworth ... George Kirk Jennifer Morrison ... Winona Kirk Rachel Nichols ... Gaila User Rating:8.4/10 ( 61,726 votes)       Top 250: #83 User Rating:8.9/10 ( 96 votes)Yahoo! オトーサン、 「すごいね、世界の名画83位とは」 User Comments tattooedtoolさん Australia 2009年4月7日 10点満点、信じられない再起動...!!! そう、なんとか都合をつけて、 昨晩、シドニー・オペラハウスの世界初演に行くことができた。 内容批評で、上映前に映画をつまらなくしないようにしたい。 J・J・エイブラムズは、おそらく世界で最も賢い映画製作者だろう。 TVシリーズや映画のまずい面を茶化す一方で、 アクション・シーンを大事に扱っている。 そして、「トランスフォーマー」に負けない宇宙戦争をつくりあげた。 息をのむようだ。 私自身は、スター・トレックの大ファンではないが、 ちょっと言わせてほしい。 スタートレックのユニフォームを持っていないし、 クリンゴン語をしゃべれない。 だが、この映画が、まったく...面白かったと断言する!!! 正直に言って、驚くべき映画だ。 どうぞ、上映されたら、すぐ見に行ってほしい。 ありがとう。 終わり。 オトーサン、 「すごいね、前田有一さんが絶賛している」 前田有一さん 2009年5月21日 数ある映画版の中でも屈指の傑作 オバマ大統領の登場を機に、 ハリウッド映画はネクラからネアカへと変化している。 米国民のニーズがそうなっている、 あるいは業界がそうした流行を作ろうとしているため、 明るい企画が通りやすくなっているわけだが、 中でも『スター・トレック』最新作は その典型例というべきエンタテイメント作品だ。 英雄的な艦長を父に持つ若者カーク(クリス・パイン)は、 進むべき道が決まらぬまま、無軌道な青春時代を送っていた。 だが、新型艦USSエンタープライズのキャプテン直々の誘いにより、 父と同じ惑星連邦艦隊に志願。 熱い性格のカークとは正反対に 冷静沈着なスポック(ザカリー・クイント)と反発しあいながらも、 メキメキ頭角を現していく。 66年に始まった初代シリーズ『宇宙大作戦』からおなじみのメンバーの 若き日々を描くSF青春ドラマ。 その出会いから、いかにして堅い絆で結ばれていくかをテンポよく追いかける。 冒頭に書いたとおり、グダグダと悩む姿ではなく、 若者らしくストレートに突っ走る前向きな雰囲気が特長だ。 冒頭は、カークの父親率いるUSSケルヴィン (エンタープライズ号より旧型なので、 より軍艦ぽいデザインになっている)の壮絶な艦隊戦闘。 この場面の「熱さ」といったらない。 CG効果の優秀さを見せるのではなく、 見ている側が「燃える」シークエンスの組み立て。 スタートレックのような大宇宙を舞台にしたSFに、 男たちが求めてやまない要素(しかし最近はとんと見られなくなった)がここにある。 ぜひ、ご自身の目と耳で味わっていただきたい。 登場人物が議論しながら作戦を遂行するシリーズの魅力もバッチリ。 初心者でも混乱しない程度にSF的専門用語が飛び交う様子は、とても小気味よい。 演じる若い役者たちの演技力も上々、大いに「キャラクターの魅力」を味わえる。 また、だからこそ彼らが命がけで戦うアクションが「熱い」ものになっている。 ストーリーは、J・J・エイブラムス監督自ら「パラレルワールドだよ」と語るとおり、 過去作品の束縛を受けぬよう、巧妙に紡がれている。 ようは「これからはこの設定で、 ボクチンのすき放題に新生スタートレックシリーズを作らせていただきます。 どうぞ、続編にもご家族総出でお越しください」ということだ。 さすがは『クローバーフィールド/HAKAISHA』を大ヒットさせた監督。 映画作りもうまけりゃ商売もうまい。 ただ、今回の傑作ぶりを見るに、その構想の実現は待ち遠しい限り。 本作の成功は、監督自身がそれほど熱心なファンでない代わりに、 脚本チームに俗に言うトレッキー(熱烈なマニア)を採用し、 徹底的に過去のシリーズをリサーチさせた点にあろう。 そうしたやり方で、設定に致命的なミスが生じないよう気をつけた上で、 あまりマニアックにしすぎぬよう、この「ビギニングストーリー」を組み立てた。 結果的には、ファンを納得させられるクォリティを保ったまま、 監督のバランス感覚により「初心者でも楽しめる」作品になった。 『スター・トレック』は、シリーズファンのみならず、 宇宙を舞台にした娯楽映画を見たい人すべてにすすめられる。 圧倒的な迫力の戦闘シーンに熱い男の友情ドラマ。 ほかの国じゃ絶対に作れない、堂々たる横綱相撲というべき一本である。 85点


消されたヘッドライン

オトーサン、 「ラッセル・クロウ、ようやく本格復帰か」 この映画では、敏腕記者を見事に演じています。 「シンデレラマン」(2004)の宣伝で、NY滞在中に、 ホテルで暴行事件を起こし、危うく懲役になりかけました。 原題:State of Play (2009) 監督:Kevin Macdonald 脚本:Matthew Michael Carnahan/ Tony Gilroy Billy Ray/ Paul Abbott Genre:Drama / Mystery / Thriller Rated PG-13 for some violence, language including sexual references, and brief drug content. Country:USA / UK /France Language:English 上映時間:127分 あらすじ: ワシントンD.C.で相次いで起こった二つの事件。 ひとつはドラッグ中毒の黒人少年の射殺事件、 そしてもうひとつは、国会議員コリンズのもとで働く 女性職員が地下鉄に転落して死亡したこと。 ワシントングローブ紙の敏腕記者カルは、 この二つの事件の奇妙な関連性を発見する。 彼は編集長リンから、女性職員と不倫中のコリンズと接触するよう言われる。 やがて彼の調査は思わぬ事件の真相に迫っていき…。 出演者: Russell Crowe ... Cal McAffrey(カル) Ben Affleck ... Rep. Stephen Collins(コリンズ) Rachel McAdams ... Della Frye(デラ) Helen Mirren ... Cameron Lynne(リン) オトーサン、 「名優クロウ、完全復活!」 大根役者、ベン・アフラックも、好演しています。 ヘレン・ミレンは、勿論、上手ですが、 若手のレイチェル・マクアダムスは、 切れ味のいい演技で、今後、有望かも。 RUSSELL CROWE  ラッセル・クロウ 誕生日 1964/4/7 出身 ニュージーランド・ウェリントン 映画関係者だった両親に連れられ、撮影現場に出入り。 オーストラリアに移住後、テレビで子役として活躍。 90年「アンボンで何が裁かれたか」で映画デビュー。 91年「PROOF」でオーストラリア映画協会助演男優賞受賞。 93年「ハーケン・クロイツ/ネオナチの刻印で」で同賞主演男優賞受賞。 95年「クイック&デッド」で本格的にハリウッド進出。 2000年「グラディエーター」でアカデミー賞主演男優賞受賞。 99年「インサイダー」2001年「ビューティフル・マインド」で 二度アカデミー賞主演男優賞にノミネートされている。 2003年、女優のダニエル・スペンサーと結婚。 出演作 1990年「アンポンで何が裁かれたか」「ザ・クロッシング」(V) 1991年「ハマーアウト」「スポッツウッド・クラブ」 1993年「ハーケン・クロイツ/ネオナチの刻印」◇ 1994年「ザ・パイロット」 1995年「バーチュオシティ」「クイック&デッド」      「NO WAY BACK/逃走遊戯」「ラフ・マジック」 1997年「ターニング・ラブ」◇「ヘヴンズ・バーニング」◇ 1998年「L.A.コンフィデンシャル」◇ 1999年「インサイダー」◇「ミステリー、アラスカ」◇ 2000年「グラディエーター」◇「プルーフ・オブ・ライフ」◇ 2001年「ビューティフル・マインド」◇ 2003年「マスター・アンド・コマンダー」◇ 2004年「シンデレラマン」◇ 2006年「プロヴァンスの贈りもの」◇ 2007年「アメリカン・ギャングスター」◇ 2008年「ワールド・オブ・ライズ」◇ 2009年「消されたヘッドライン」 その他の出演者: Robin Wright Penn ... Anne Collins Jason Bateman ... Dominic Foy Jeff Daniels ... Rep. George Fergus Michael Berresse ... Robert Bingham Harry Lennix ... Det. Donald Bell Josh Mostel ... Pete Michael Weston ... Hank Barry Shabaka Henley ... Gene Stavitz Viola Davis ... Dr. Judith Franklin David Harbour ... PointCorp Insider Sarah Lord ... Mandi Brokaw User Rating:7.7/10 ( 5,672 votes) 7.9/10 ( 165 votes)Yahoo! オトーサン、 「高いスコアだ」 User Comments jlddvmさん United States 2009年4月20日 スリラー好きなら... ラッセル・クロウは、時折アクセントがスリップするが、 すばらしい演技をみせた。 長年活躍してきた世界的な記者だが、 グローブ祇が買収され、疲れきっている。 編集長のヘレン・ミレンは、キャサリン・グラハムを彷彿させる。 スリラーを期待するなら、失望することはないだろう。 2時間ものだが、その半分以下のように感じられる。 この映画は、完全ではない。 筋書きのいくつかは、最後に本当らしくない口述を含んでいる。 だが、他のハリウッドのサスペンス・スリラー映画と比べるならば、 この5年間で、この映画以上のものはない。 大いに楽しめるだろう。 演技は、いい。 反対ばかりしているベン・アフレックが、好演している。 性格俳優たちも、いい。 興味深く手に汗握る脚本とストーリー展開があり、全体的に信じられる。 この結果、第1級の映画であり、関係者は、誇りにしていい。 愛とその喪失というサブテーマは、一流紙を舞台に、 その信憑性を高め、感情移入を助けている。 この映画が、財政面でも、成功することを祈っている。 こうした映画をもっとつくろうという製作者が輩出することを願う。 疑いなく、これは、このジャンルで数少ない成功作だ。 よくできている。 21世紀中、通用するだろう。 オトーサン、 「ASHさん、この方も映画評論家?」 ASHさん 202009年5月23日 真実の報道 残念ながら、オリジナルのTVシリーズである「陰謀の構図」は未見。 ゆえに、この映画版がどのくらい元のTV版からトレースされているのかは 見当も付かないので比較はできないが、 その代わりに、用意された「どんでん返し」の結末を知らないで 観ることができるという利点がある。 さて、共同脚本にギルロイが参加しているだけに、 この映画にもそこはかと70年代の映画のテイストが漂っているね。 全盛期のシドニー・ポラック、シドニー・ルメット、アラン・J・パクラ辺りが 好んで取り上げそうな題材を、2000年代の映画のフォーマットに当てはめて作られている。 社会派ドラマの体をなしてはいるけれど、あくまでもメインはエンタメ志向。 真面目な社会派ドラマを期待しちゃうと失敗するけれど、 陰謀の裏に隠された真実が次第に明かされてゆくという その手の映画の醍醐味が存分に堪能できて、面白かったよ。 ケビン・マクドナルド監督にこんな正攻法なエンタメ志向があったのが、 意外かもしれないけれど。 多少なり、人物関係の繋がりに作劇上の都合のよさを感じる部分もあるけれど、 スリリングな展開には最後まで目が離せなくなる。 無関係と思われた2つの殺人事件の接点から、 その裏に隠された軍事産業の恐るべき野望が次第に明るみになってゆく。 しかし、主人公のカルはそんな巨悪を暴こうと正義感に燃えるジャーナリストというよりは、 陥れられた旧友のコリンズ議員を助けようとする、友情に厚い男としての一面が強い。 記者としての経験で身に付いた持ち前の情報収集能力を駆使して友人の窮地を救おうとするのだが…。 カルは根っからのブン屋ゆえに、 すべての陰謀の黒幕が分ったとしてもその真実を包み隠さず 報道しなければいけないという強い職業意識と義務がある。 こういう職業とは、情にほだされるようではいけないのだ。 真相の記事を書くカルが、どうして涙を浮かべるのかはコチラにも痛いほど伝わる。 これが報道に携わる者の正しいあり方なのだ。 最後に「送信」ボタンをカルがクリックせずにデラに譲ったのにも、 ちゃんとした理由があるわけだね。 サスペンス的な要素もふんだんに盛り込まれていて、 カルが暗殺者と対峙してしまうくだりの異様な緊張感には手に汗握るハラハラ感が存分に味わえる。 地下駐車場に追い詰められたカルが、いったいどうやってこの窮地を脱するのか、 観ているコチラにもその緊張感が伝わる。 社会派ドラマにこういう展開を持ってくるのって、 70年代の諸作によく見受けられたもんだよなぁ。 ギルロイとカーナハンの脚本の特徴は、こういった70年代テイストの再現にあるのだと思う。 一種のこだわりってやつだね。


50回目のファースト・キス

オトーサン、 「分からん」 ファースト・キスといえば、1回目でしょうが。 でも、この映画を見れば、誰でも納得するはず。 この映画批評、実は2回目。 パソコン故障で消えてしまったので、やり直しました。 原題:50 First Dates (2004) 監督:Peter Segal 脚本:George Wing Genre:Comedy / Romance Rated PG-13 on appeal for crude sexual humor and drug references. Country:USA Language:English / Hawaiian / Mandarin / Turkish 上映時間:99分 あらすじ: 常夏のハワイの水族館。 ここで働くヘンリーはプレイボーイだ。 ある朝、カフェでルーシーと打ち解けたが、 翌朝は、なぜか冷たい態度。 カフェの店員によれば、事故で記憶障害だとのこと。 本気で好きになったヘンリーは、毎日彼女を口説きはじめる。 だが、家族の猛反対に出あう。 出演者: Adam Sandler ... Henry Roth(ヘンリー) Drew Barrymore ... Lucy Whitmore(ルーシー) Sean Astin ... Doug Whitmore(ダグ) Blake Clark ... Marlin Whitmore(マーリン) オトーサン、 「いいね」 アダム・サンドラー、 初期の映画はアクが強すぎて、へきえきしましたが、 この映画では、それが適度のスパイスになっています。 ドリュー・バリモア、名演です。 私生活が荒れていたのが、プラスに働いていて、 いい演技のこやしになっています。 ADAM SANDLER  アダム・サンドラー 誕生日 1966/9/9 出身 米ニューヨーク州ブルックリン 17歳からスタンダップ・コメディアンして活躍。 ニューヨーク大学に通いながら、全米のコメディ・クラブに出演。 91年から「サタデー・ナイト・ライブ」に出演し、人気に。 89年「GOING OVERBOARD」で映画デビュー。 以後、「ウェディング・シンガー」「ウォーターボーイ」など 主演コメディ作品で大ヒットに。 2003年6月21日、「ビッグ・ダディ」などで 共演したジャッキー・ティトンと結婚。 出演作 1991年「殺人ピエロ狂想曲」(V) 1993年「コーン・ヘッズ」 1994年「ハードロック・ハイジャック」 1995年「ビリー・マジソン/一日一善」(V) 1996年「俺は飛ばし屋/プロゴルファー・ギル」(V)      「ダーティ・ボーイズ」(V) 1998年「ウェディング・シンガー」◇「ウォーターボーイ」◇ 1999年「ビッグダディ」◇ 2000年「リトル・ニッキー」◇ 2001年「アニマルマン」▲ 2002年「Mr.ディーズ」◇「パンチドランク・ラブ」◇「ホット・チック」▲ 2003年「N.Y.式ハッピー・セラピー」◇ 2004年「50回目のファースト・キス」◇ 「スパングリッシュ 太陽の国から来たママのこと」 2005年「ロンゲスト・ヤード」◇ 2006年「もしも昨日が選べたら」◇ 2007年「再会の街で」◇ 2008年「ベッドタイム・ストーリー」◇ DREW BARRYMORE  ドリュー・バリモア 誕生日 1975/2/22 出身 米カリフォルニア州ロサンゼルス 両親は俳優で、アル中。 映画デビューは「アルタード・ステーツ」(1980)での子役。 「E.T.」でのヘンリーの妹役で、ユース・イン・フィルム賞受賞。 「ペーパー・ファミリー」でゴールデン・グローブ賞助演女優賞ノミネート。 14才で自殺を図る。 15才、母親と縁を切る法的判決を勝ち取った。 19才、電撃結婚し、電撃離婚。 1992年、「ガンクレイジー」でもゴールデングローブ賞主演女優賞ノミネート。 95年、製作会社フラワー・フィルムズを設立。 最近は女性のための性に関するキャンペーンや野生動物保護にも活躍。 2001年、トム・グリーンと結婚、即離婚。 出演作 1980年「アルタード・ステーツ/未知への挑戦」 1982年「E.T.」◆ 1984年「ペーパー・ファミリー」◇「炎の少女チャーリー」◇ 1985年「キャッツ・アイ」◇ 1986年「おもちゃの国のクリスマス」◇ 1989年「いくつもの朝を迎えて」◆      「ネバダ・ファミリー/静けさは危険な香り」 1991年「モトラマ/5億ドルを狙え!」◆ 1992年「ノー・プレイス・トウ・ハイド」「ボディヒート」      「ドッペルゲンガー」◇「ガンクレイジー」◇ 1993年「ウェインズ・ワールド2」 1994年「バッド・ガールズ」◆「ドリュー・バリモア プワゾンの香り」◇ 1995年「マッド・ラブ」◇「ボーイズ・オン・ザ・サイト」◆      「バットマン・フォーエバー」◆ 1996年「世界中がアイ・ラブ・ユー」◆      「スクリーム」◆ 1997年「リスキーブライド/狼たちの絆」◆ 1998年「ウェディング・シンガー」◇「100万回のウィンク」◇      「エバー・アフター」◇ 1999年「25年目のキス」◇ 2000年「タイタンA.E.」(声)「チャーリーズ・エンジェル」◇      「誘惑の接吻(キス)」 2001年「サンキュー、ボーイズ」◇「ドニー・ダーコ」◆      「フレディのワイセツな関係」▲ 2002年「E.T.20周年アニバーサリー特別版」◆「コンフェッション」◆ 2003年「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」◇「おまけつき新婚生活」◇ 2004年「50回目のファースト・キス」◇ 2005年「2番目のキス」◇「デート・ウィズ・ドリュー」 2006年「おさるのジョージ」(声) 2007年「ラブソングができるまで」◇「ラッキー・ユー」◇ 2008年「ビバリーヒルズ・チワワ」(声) その他の出演者: Rob Schneider ... Ula Lusia Strus ... Alexa Dan Aykroyd ... Dr. Keats Amy Hill ... Sue Allen Covert ... Ten Second Tom Maya Rudolph ... Stacy Pomaika'i Brown ... Nick Joe Nakashima ... Old Hawaiian Man Peter Dante ... Security Guard Dom Magwili ... Security Guard Jonathan Loughran ... Jennifer User Rating:(6.8/10 52,870 votes)       (8.8/10 1,505 votes)Yahoo! オトーサン、 「いい映画だ」 結婚して何年たっても、緊張感をもって 愛し続けることの大事さを教えてくれます。 User Comments Courtneyさん United States 2005年10月2日 思ったよりもいい この映画、思ったよりもずっといい! 感動的にゆさぶられるのだ。 陽気であり、感動的なのだ。 コメディ好きやラブコメ好きなひとにすすめたい。 だが、子供にはおすすめできない。 ユーモアのいくつかが、大人向けだ。 アダム・サンドラーフアンでないひとも、 この映画の彼は好きになるだろうし、 ドリュー・バリモアも同じだ。 この映画、大好きだ。 まさか、そうなるとは思ってもみなかった。 思ったのとまるでちがう展開になった。 あなたにとっても、きっと同じことが生じるだろう! オトーサン、 「ほぅ、映画瓦版もほめている!」 服部弘太郎さん 2005年3つき9日 ドリュー・バリモアとアダム・サンドラー主演のラブ・コメディ。 最後のオチが鮮やか。後味は爽快だ。 アダム・サンドラーとドリュー・バリモアという 『ウェディング・シンガー』のコンビが再共演した、 コメディ・タッチのラブストーリー。 物語の舞台は常夏の島ハワイ。 南国での一時のアバンチュールを求める女性客相手に たぐいまれなるプレイボーイの才能を発揮しているヘンリー・ロスは、 たまたま入ったカフェでルーシーという美しい女性に出会って意気投合。 ところが翌日カフェで再会した彼女は、ヘンリーのことなどまるで覚えていなかった。 彼女は1年前に交通事故に遭って重傷を負い、 その後遺症で1日寝ると前日の記憶をすべて失う重度の障害を持っていた。 カフェで仲良くなっても、翌日にはまた赤の他人。 そんなルーシーとの関係に、ヘンリーは少しずつのめりこんでいくのだが……。 映画に登場する記憶障害は、 『メメント』や『ウィンタースリーパー』『NOVO/ノボ』などにも登場した 前向健忘(コルサコフ症候群)という実在の病気。 しかし丸1日分の記憶が保持されながら、 一晩寝ると前の日のことをすっかり忘れてしまうというのは、 映画用に作られた設定だと思う。 (それはもはや短期記憶の障害ではないだろう。) しかしこれは病気そのものをテーマにしているわけではないので、 こんな病気が実在するのかどうかを問うても意味はない。 これは恋人同士の関係が深まっていくことを阻む、新手の「恋の障害」なのだ。 障害が多きけれ大きいほど、その恋は熱く燃え上がる。 女性に対して浮ついた関係しか持てなかったヘンリーは、 ルーシーの気を引き引きとめようと奮闘することで、 彼女のことを本気で愛するようになっていく。 かなり過酷な恋を描いた物語ではあるけれど、 全体にユーモアとギャグがちりばめられていて決して暗く深刻なものにはならない。 このあたりは古き良きハリウッド映画の伝統を守っている。 映画前半でヘンリーがルーシーの気を引こうと あの手この手の奇策を発明するくだりは、観ていてクスクス笑わずにはいられない。 親友の中年子持ちサーファーを演じたロブ・シュナイダーがいい味を出している。 ワンポイント出演のダン・エイクロイドなどもいい感じだ。 一晩寝ると前の日のことをきれいさっぱり忘れてしまうルーシーという役は、 下手をすると哀れに見えたり滑稽になってしまうと思うのだが、 ドリュー・バリモアがその微妙できわどい綱渡りを最後まで渡りきっている。 どんなに深く愛し合った恋人同士も、いつかはマンネリ化して倦怠期を迎える。 毎日が新しいヘンリーとルーシーの関係は、ある意味で恋の理想像かもしれない。 監督は『N.Y.式ハッピー・セラピー』のピーター・シーガル。 ハッピーエンドは最初から予想できるけれど、 このエンディングはおそらくほとんどの観客の予測をいい意味で裏切るものだろう。 後味がこれほど爽やかで気持ちがいいラブストーリーは、 最近あまりなかったかもしれない。 面白かった!


キャプテン・ウルフ

オトーサン、 「なーんだ、ディズニー映画か」 ヴィン・ディーセル主演とあったので、 「トリプルX」のような派手なアクション映画を期待していたのですが... 原題:The Pacifier (2005) 監督:Adam Shankman 脚本:Thomas Lennon/Robert Ben Garant Genre:Comedy / Action / Family / Thriller Rated PG for action violence, language and rude humor. Country:Canada / USA Language:English / Korean 上映時間:95分 あらすじ: ウルフは、米海軍特殊部隊キャプテンだ。 プラマー教授の救出に失敗し、挫折。 2カ月後、与えられた新任務は、 プラマー夫人の留守中、子供たちを警護せよというもの。 5人の子供は、トラブルメーカーだった。 軍隊調の教育を施そうとするが、猛反発される。 ベビーシッターも去っていき、赤ん坊の世話に翻弄される。 出演者: Vin Diesel ... Shane Wolfe(ウルフ) Lauren Graham ... Principal Claire Fletcher(フレッチャー校長) Faith Ford ... Julie Plummer(プラマー夫人) Chris Potter ... Capt. Bill Fawcett(フォーセット大佐) オトーサン、 「演技面でいいのは、ヴィン・ディーセルだけ」 肝心の悪ガキ5人が、あまり可愛くありません。 女優2人も、大して魅力的な美人じゃないしなぁ。 VIN DIESEL  ヴィン・ディーセル 誕生日 1967/7/18 出身 米ニューヨーク 母親は占星術師、養父は演劇教師。 7歳の時に劇場に侵入していたずらしたのがきっかけで、子役として雇われる。 その後、父の主宰する劇団や、オフ・ブロードウェイの舞台に出演。 ハンター・カレッジを3年で退学し、 俳優としての成功を目指してハリウッドに移るも停滞。 94年、俳優としての実体験を元にして 製作費3000ドル撮影日数三日で作った短編映画「MULITI-FACIA」が、 翌年のカンヌ映画祭に出品され、評価を受ける。 その後、資金を集め、今度は主演・脚本・監督の長編映画「STRAYS」を製作。 サンダンス映画祭では評価を得たものの、配給会社には売れず、失意のまま、帰郷。 しかし、「MULTI-FACIA」を観たスティーブン・スピルバーグから声がかかり、 「プライベート・ライアン」の役を得、これで映画俳優としての道が開ける。 以後、アクション映画を中心に「ピッチブラック」「ワイルド・スピード」「トリプルX」と主演。 近年、「ノックアラウンド・ガイズ」「ブルドッグ」の興行的失敗で、 俳優としては岐路に立たされている。 出演作 1998年「プライベート・ライアン」 2000年「ピッチブラック」◇「アイアン・ジャイアント」(声)      「マネー・ゲーム 株価大暴落」 2001年「ワイルド・スピード」◇ 2002年「トリプルX」◇「ノックアラウンド・ガイズ」◇      「ブルドッグ」◇ 2003年「リディック」◇ 2005年「キャプテン・ウルフ」◇ 2006年「ワイルド・スピードX3 TOKYODRIFT」▲ 2008年「バビロン A.D.」◇ その他の出演者: Brittany Snow ... Zoe Plummer(長女ゾーイ) Max Thieriot ... Seth Plummer( 長男セス) Morgan York ... Lulu Plummer(次女ルル) Kegan Hoover ... Peter Plummer(次男ピーター) Logan Hoover ... Peter Plummer Bo Vink ... Baby Tyler Plummer(三男タイラー) Luke Vink ... Baby Tyler Plummer Carol Kane ... Helga Brad Garrett ... Vice Principal Dwayne Murney Tate Donovan ... Howard Plummer Scott Thompson ... Director User Rating:5.3/10 ( 18,932 votes) 7.5/10 ( 433 votes)Yahoo! オトーサン、 「5.3程度だと思うけど...」 User Comments tenn-noodleheadさん Sparta, TN 2005年3月6日 かなり良いぜ そう、この映画、ほんとうに素晴らしい。 ファミリー向きの喜劇だ。 面白い感動的なシーンだらけだ。 さらに、笑いもある。 賞を獲得しようとしてはいないし、 特殊効果で観客を気絶させることもない。 座って、見て、少し笑って、かわいい子供たちについて考える。 それから一日の残りを過ごす。 アクションスターの多くは、イメージを柔らげるために、コメディを演じる。 スタローンやアーノルドが、いい例だし、 ヴィン・ディーゼルが、それに加わるのは、良いことだ。 少なくともマチネに見る価値があるちゃんとした軽やかな映画だ。 子供たちは、かわいいし、 ヴィン・ディーゼルは、ジョークも良いし、演技もうまい。 女性たちよ、 彼は、タイトなTシャツを着ている! 私の妻によると、いいお尻をしている。 男性たちよ、 ローレン・グラハムの素敵な微笑をみつめるべし。 オトーサン、 「前田さん、優しいひとだなぁ」 前田有一さん 2005年10月24日 大人だけで見るものではないが、作りはしっかり スキンヘッドがトレードマークのこわ持てアクションスター、 ヴィン・ディーゼル主演のファミリー向けコメディ映画。 百戦錬磨の米海軍特殊部隊員ウルフ(V・ディーゼル)は、 ある一家を護衛するため、ハウスキーパーとして潜入せよとの指令を受ける。 家事などやったこともないウルフは嫌がったが、 それ以上に問題なのは、こわ持てのウルフを屁とも思っていない5人の悪ガキどもだった。 やがてウルフは、まるっきりいう事を聞かない子供らに、 軍隊式スパルタ教育を施すことを決める。 ヴィン・ディーゼルといえば、 これまで体を張った男っぽい役柄を中心にこなしてきたマッチョなアクションスターだ。 外見はつるっぱげだし、声もドスがきいていてとても怖い。 そんな彼が、ディズニー映画らしい子供向けほのぼのコメディに主演することになった。 役柄はいままで通り、屈強な海軍隊員というものだが、そんな男が子供らにふりまわされ、ドジをふみ、 間抜けなドタバタを繰り広げるという、ギャップを笑ってもらう企画である。 コメディがうけやすいアメリカでは大ヒットした。 ヴィン・ディーゼルにとっては、 コメディもできると証明したことで、キャリアの幅が大きく広がった。 年をとると役がなくなるマッチョスターが、将来の保険として一度は通る道だが、 彼は見事に成功したというわけだ。 作品は他愛もない子供映画だが、さすがはアメリカ映画、手抜きはない。 ヴィン・ディーゼルは軍人役だというのに、 敵役にインチキくさい忍者を配置したことにより、 発砲、殺害なんて場面は一切ない。 子供向け映画だから当然だが、そうした制約をもろともせず、 迫力ある格闘アクションを組み立てたスタッフはさすがだ。 それにしても、アメリカって国はこんな子供映画でも、 敵国については堂々と「北朝鮮」を実名で名指ししている。 どこかの国の亡国のなんとかいう映画と違って肝が据わっている。 大人の観客にとって、この手のドタバタコメディが大して笑えないのは仕方がないが、 役者が手を抜いている様子はない。子役たちの演技力は平均以上で、 意外にもしっかりとした芝居を見せてくれる。 彼らが上手いから、観客は予期せぬ場面でホロっとさせられたりもする。 脚本も、きっちりと伏線をはってあり、子供向けながら凝っている。 あざとさもない。 ハリウッド映画ってのは、こういうところが凄い。 ヴィン・ディーゼルは、相変わらず白Tシャツ一枚でたくましい上腕を見せつける、 いつもどおりのキャラクターだ。 『四月の雪』のヨン様と違って、ちゃんと自前の上半身を晒してくれるのもファンには嬉しい。 筋量はさほどでもないが、なかなかバランスのとれた体をしている。 まあ、大人が見て感心するようなレベルの内容ではないが、作りはしっかりしている。 そつのない、といった表現がぴったりとくるアメリカンコメディだ。 40点。


マックスQ/スペースシャトルを救え!

オトーサン、 「マックスQ?わからんな」 そういうひとの名前なのでしょうか。 実は、人体が耐えられる最大空気圧を指しているようです。 原題:Max Q (1998) 監督:Michael Shapiro 原作:Marty Kaplan 脚本:Marty Kaplan/ Robert J. Avrech Genre:Adventure / SF 上映時間:91分 あらすじ: スペースシャトル、エンデバー号には、 クレイをはじめ、4人の宇宙飛行士が乗っていた。 任務は、搭載した通信放送衛星を軌道に乗せることだった。 だが、ミッドデッキで火災が発生し、操縦不能になる。 宇宙飛行士らを救うために、首脳陣は、 ディスカバリー号の打ち上げを検討したものの、 到底、時間的に間に合わず、断念する。 船内の酸素が減っていく中、宇宙飛行士クレイは、 地上員リナと呼吸を合わせて必死で機体修理をしようとする。 果たして、彼らは、無事に地球に帰還できるだろうか? 出演者: Bill Campbell ... Clay Jarvis(クレイ) Paget Brewster ... Rena Winter(リナ) Kevin McNulty ... Oz Gilbert(オズ) オトーサン、 「みんな頑張ってるのに...」 せめて、主演のビル・キャンベルくらいは、 海外映画俳優マガジンに出ていると思ったのですが。 「しょうがない。つくるか」 Bill Campbell ビル・キャンベル 誕生日:1959/07/07 出身 : アメリカ/ヴァージニア州 TVシリーズドラマ"Once and Again"で、 ゴールデングローブ主演男優賞ノミネート。 出演作: 1990年「チェッカード・フラッグ」 1991年「ケッティア」 1992年「ドラキュラ」 1996年「おとなの愛しかた講座」 1997年「ジャングル・ブック/少年モーグリの大冒険」 1998年「友情の翼」 2000年「イナフ」 2005年「グリズリーマン」 その他の出演者: Ned Vaughn ... Scott Hines Geoffrey Blake ... Jonah Randall Tasha Smith ... Karen Daniels Denis Arndt ... Don Mitchum Christopher John Fields ... Elliot Henschel Leslie Horan ... Melissa Hines Chris Ellis ... Bob Matthews Greg Michaels ... Rusty Porter Peter Bryant ... John Daniels Tracy New ... Pierson B.J. Harrison ... Emily Neil Denis ... Michael Daniels User Rating:4.8/10 245 votes オトーサン、 「低いなぁ」 NASAが協力しているので、 宇宙や飛行船内部の映像がきわめてリアルです。 User Comments av1kenobeさん Pelham, Ga 2004年12月28日 いい娯楽作、それがすべて! ほら、こんな連中がいる。 「見るな」、「最悪の映画だ!」 私見だが、彼らは、人間ではない! 悪く見積もっても、これは、いい娯楽作だ。 そう、前提には、いくつか疑問がある。 だが、これより悪い映画をたくさん見てきた。 テレビ映画にしては、いいほうだ。 ながいこと楽しませてもらった。 ビジュアルをエンジョイしたし、 演技は真に迫っていて、楽しめた。 いくらか、こじつけの部分もあったが、 フィクションって、そんなもんだろう。 実話に基づいてはいない。 もし、製作に2ケ月以上の時間があったら、 もっといい映画になっていただろう。 「アポロ13」と比較するのは、フェアではない。 これは、フィクションで、 「アポロ13」は、実際の出来事に基づいている。 I enjoyed this one more than 「アルマゲドン」より楽しめた。 あちらは、まったくのcrapだ!! あなたがそうキライでなかったら、選ぶといい。 一見の価値がある。 私は、テレビで放映されたものをテープに録画した。 オトーサン、 「ほめているのか、けなしているのか」 マックスQさん スペースシャトルを救え         良くも無ければ悪くも無い作品。 こういう映画を、批評しにくい映画というのである。 実際に、この映画の殆どの部分がそんな感じなのだ。 一応、話に盛り上がりはあるし、ラスト以外には変なシーンもあまり見られない。 ところが平凡なままで終わるかに見えた本作は、 ラストでとんでもないことをやらかしてしまうのである。 話は、宇宙で作業をしていたスペースシャトルが事故に遭遇して、 自力で戻ろうとするのだが…というもので、 「スペースシャトルを救え」というサブタイトルが何故ついたのかが疑問だが、 内容は平凡そのものである。 スペースシャトルの船外作業のシーンが、 どう見ても黒い地面を歩いているようにしか見えなかったり、 こういう映画の定番、馬鹿な男(本作では、作業のスポンサーのこと)が登場したりして、 質はかなり下の作品だということは分かるのだが、 それらもインパクトは薄いし、馬鹿映画としても評価できないのだ。 果たして、このまま印象が薄い映画のままラストを迎えるのか?  と思ったらしかし!ラストで製作者達はやってくれた!  なんと主人公達は、スペースシャトルをハイウェイに着陸させたのだ!  操縦不能になっている。 という説明はついているものの、 それでもスペースシャトルがハイウェイを走る車を次々と轢きながら着陸するシーンは、 この映画を馬鹿映画と決定づける印象的なシーンとなっている。 スペースシャトルの乗組員は4人なのに、その4人が助かるためにいったい何人死んだんだろうか?  映画の途中で、乗組員の1人が「誰にも家族はいるんだ!  そういう意味で全員平等なんだ!」と言っていたのを思い出すと、 4人が助かるために大勢が亡くなったと思われるこのシーンが、 実に笑えてしょうがない。 この映画の製作者は、ラストが肝心という事を良く分かっている。 平凡なラストに終わらせなかったところが、実にナイスな作品であった。 「評価 C」


バンド・ワゴン

オトーサン、 「いいねえ、ワンコインで名画なんて」 山荘で、寝る前に、3日かけて鑑賞しました。 何度みても愉快なシーンだらけでした。 原題:The Band Wagon (1953) 監督:Vincente Minnelli 原作:Betty Comden / Adolph Green 脚本:Betty Comden / Adolph Green / Alan Jay Lerner Genre:Comedy / Family / Musical / Romance 上映時間:111分 あらすじ: 落ち目のスターは、辛いものだ。 今のトニイは、マスコミにも相手にされない。 だが、親友の脚本家レスターとその妻リリーが、 書きあげたミュージカル・コメディに、 出演しないかと声をかけてくれる。 舞台演出を担当するのは、コードヴァ。 自信満々、独りよがりの前衛芸術家だった。 しかも、相手役は、バレリ−ナのガブリエル。 「素人か、丈夫かなぁ?」 出演することにしたが、勿論、当たるはずもなく... 出演者: Fred Astaire ... Tony Hunter(トニイ) Cyd Charisse ... Gabrielle Gerard(ガブリエル) Oscar Levant ... Lester Marton(レスター) Nanette Fabray ... Lily Marton(リリー) Jack Buchanan ... Jeffrey Cordova(コードヴァ) オトーサン、 「アステア、演技も上手なんだ!」 歴史に残るダンス・シーンがいくつもあります。 感心したのは、馬車に乗り込むときの優雅なステップ。 下手なダンス・シーンよりも、印象的でした。 「美人だし、気品もある」 バレリ−ナのガブリエルを演じたシド・チャリシー、 はじめてお眼にかかりました。 彼女の他の出演作をみたくなりました。 経歴をみたら、「雨に唄えば」に出ていますね。 前衛芸術家をオーバーに演じたジャック・ブキャナン、 いいですねぇ。力量ありますね。 経歴をみましたが、なぜ2本しか映画に出ていないのでしょう? FRED ASTAIRE  フレッド・アステア 誕生日 1899/5/10-1987/6/22  出身 米ネブラスカ州オマハ 出演作 1933年「ダンシング・レデイ」「空中レヴュー時代」 1934年「コンチネンタル」 1935年「ロバータ」「トップ・ハット」 1936年「艦隊を追って」「有頂天時代」 1937年「踊らん哉」「踊る騎士」「気侭時代」 1939年「カッスル夫妻」 1940年「踊るニューヨーク」「セカンド・コーラス」 1941年「踊る結婚式」 1942年「スイング・ホテル」「晴れて今宵は」 1943年「青空に踊る」 1946年「ジーグフェルド・フォーリーズ」「ブルー・スカイ」 1948年「イースター・パレード」 1949年「ブロードウェイのバークレー夫妻」 1950年「土曜は貴方に」 1951年「恋愛準決勝戦」 1952年「ザ・ベル・オブ・ニューヨーク」 1953年「バンド・ワゴン」 1954年「我が心に君深く」 1955年「足ながおじさん」 1957年「パリの恋人」「絹の靴下」 1959年「渚にて」 1961年「結婚泥棒」 1962年「悪名高き女」 1968年「フィニアンの虹」 1969年「強奪超特急」 1974年「ザッツ・エンタテインメント」▲「タワーリング・インフェルノ」 1976年「ザッツ・エンタテインメントPART2」      「ドーベルマンギャングV」 1977年「紫のタクシー」 1978年「家族の誤算」 1981年「ゴースト・ストーリー」 CYD CHARISSE  シド・チャリシー 誕生日 1921/3/8 出身 米テキサス州アマリロ 出演作 1943年「万雷の歓呼」 1946年「ジーグフェルド・フォーリーズ」      「夢見る少女」「雲晴れるまで」      「ハーヴェイ・ガールズ」 1947年「闘牛の女王」 1948年「貴方と島で」 1952年「雨に唄えば」「北の娘」 1953年「君よ知るや南の国」「バンド・ワゴン」 1954年「ブリガドーン」「我が心に君深く」 1955年「いつも上天気」 1956年「ラスヴェガスで逢いましょう」 1957年「舞踏への招待」「絹の靴下」 1958年「暗黒街の女」 1960年「ブラックタイツ」 1962年「明日になれば他人」 1966年「サイレンサー」 1976年「名犬ウォン・トン・トン」 1978年「アトランティス/7つの海底都市」 1985年「ザッツ・ダンシング!」 1989年「セクシィ・スーツ」 1994年「ザッツ・エンタテインメントPART3」 JACK BUCHANAN  ジャック・ブキャナン 誕生日 1891/4/2-1957/10/20 出身 英スコットランド 出演作 1930年「モンテ・カルロ」 1953年「バンド・ワゴン」 その他の出演者; James Mitchell ... Paul Byrd - choreographer Robert Gist ... Hal - Cordova's asst. User Rating:7.6/10 ( 3,288 votes)       8.8/10 ( 48 votes)Yahoo! オトーサン、 「間違いなく名画だ!」 戦後の高揚が生んだおおらかな映画、 こんな映画、もう誰もつくれないでしょう。 アカデミー賞ノミネート ・脚本賞 ・ミュージカル映画音楽賞 ・衣装デザイン賞(カラー) User Comments laticsさん kent, uk 1998年12月22日 最後の偉大なハリウッド・ミュージカル 10年ぶりに見た。 何というショウだ! 間違いなく、MGMでつくられた最後のすばらしい作品だ。 そう、最後のすばらしいハリウッド・ミュージカルだ。 アーサー・フリードの天才が最後に花開いたのだ。 トップクラスの製作チームを結集して、 かくも素敵なミュージカルをつくり出したのだ。 この映画には、かったるいシーンなどない。 まさに、ミネリ監督ならではの、すさまじいスタイルだ。 嬉しいことに、ジャック・ブキャナンが、 脚光を浴びた最後のチャンスでもあった。 シルクハットで、フレッド・アステアと踊るシーンは、 まさに、この映画のハイライトのひとつだ。 さて、アステア。 落ち目のミュージカルスターを演じている。 壮大なオープニングを飾るのは、 感慨深い「わが道を行く」や溢れんばかりの「靴が光れば」。 彼が演じる人物像を見事に分からせる。 「ガール・ハント・バレエ」は、勿論、ダンスシーンのハイライトだ。 まさに、ここで、シド・チャリシーが本領を発揮する。 本当にすばらしい。 間違いなく、彼女は、ハリウッド史上最高の女性ダンサー。 最高に美しい。 彼女が現れ、バーの椅子に座ると、バレエ・シーンがはじまる。 コートを脱ぐと、ドラマティックな赤いドレスが現われる。 セックス・アピール満点。 こんな映画シーンは見たことがない。 オトーサン、 「うれしいいな。映画瓦版もお墨つき!」 できるだけ、多くのひとに見てほしい映画です。 喜びに満ちています。 服部弘太郎さん 1996年6月23日 アステア主演の傑作ミュージカルを 劇場の大スクリーンで観られる幸せ。 話に芝居に演出に、まったく無駄がない。 ビデオやLDでもう何度も見ている、MGMの傑作ミュージカル。 ミュージカル映画のベストを1本だけ選べと言われれば、 僕はややためらった後にこの映画を推すだろう。 ためらう理由は簡単で、 MGMにはもう1本『雨に唄えば』とう大傑作があるからです。 そちらをベストにあげる人も多いですね。 でも僕は迷った末にこちらを選ぶ。 アステアかジーン・ケリーかという選択になれば、 普通アステアでしょ。違うかなぁ。 RKO時代のジンジャー・ロジャースとのコンビは別として、 アステアの映画ってのは どうしてもアステアの一人舞台になってしまう傾向があるんだよね。 少なくとも中に登場するミュージカルナンバーになると、 アステアは見事に画面全体をさらって行ってしまう。 誰と踊っていても同じ。相手は帽子掛けでもいい人だもん。 この映画のアステアは 靴磨き相手に唄い踊る「A Shine on Your Shoes」が目立つ程度で、 他にはソロダンスがあんまりないんだよね。 クライマックスの「The Giral Hunt」は素晴らしいけど、 アステアの得意分野とは言えないでしょう。 むしろ見所になるのはシド・チャリシーと踊る「Dancing in the Dark」や、 ジャック・ブキャナンとの「I Guess I'll Have to Change My Plan」、 ナネット・ファブレーを加えた楽しい「Triplets」などでしょうね。 ビデオやLDでもこの映画は楽しいんですが、 映画館の大画面で観ると楽しさの二乗です。 結構つまらないところが気になったりするのも、 映画館ならではの楽しみかたですね。 僕は初演が失敗した夜にブキャナンを除いた全員が歌う 「I Love Louisa」というナンバーで、 オスカー・レヴァントがどうやら本当にピアノを弾いているらしいのが 気になってしょうがない。 彼は本職のピアニストで、『アメリカ交響楽』や『巴里のアメリカ人』でも ピアノを弾く場面がありましたよね。 今回レヴァントは作曲家の役なんだけど、ピアノを弾く場面がほとんどない。 「I Love Louisa」を見ていると、 どうも撮影中にはレヴァントのピアノから音が出ていて、 それに合わせてみんな歌ったり踊ったりしているんじゃなかろうかという気がしてくる。 映画では上からオーケストラの音がかぶさっていますから、幻の音です。 この映画にはドアの開け閉めだけで笑わせる場面が、何ヶ所かありますよね。 ひとつはコルドバが出資者を前に大熱演するのを、 出演者たちがこわごわと覗き込む場面。 もうひとつは、初演の夜に出資者たちがニコニコ劇場に入って行き、 葬式の夜のような顔をして劇場を出てくる場面。 僕はここでクスクス笑いが止まらなくなってしまいました。 冒頭のオークションもそうだけど、 こういうちょっと露悪的な洒落っ気もこの映画の魅力です。


レッド・ブロンクス

オトーサン、 「ジャッキーも人の子だなぁ」 香港映画界に君臨するだけでは、飽き足らずに、 アメリカ/ハリウッド進出を狙うとは... でも、欧米のフアンにおもねって、 その持ち味を失わなければいいのですが。 原題:Hung fan au (1995) 監督:Stanley Tong 脚本:Edward Tang /Fibe Ma Genre:Action / Thriller / Comedy / Crime Rated R for some language and violent sequences. Country:Hong Kong / Canada Language:Cantonese / English / French 上映時間:104分 あらすじ: 香港の刑事クーンは、 NYのブロンクスでスーパーを経営する叔父の結婚式へ。 叔父が売却したスーパーを買ったのは、イレイン。 だが、彼女は、トニー率いる不良グループに恐喝される。 彼女を守ったものの、クーンは、待ち伏せされ負傷する。 隣室に住むのナンシーが介抱してくれるなかで、 その弟の車椅子の少年ダニーと仲良くなる。 ある日、クーンがダニーと散歩に戻ったところ、 ギャングに追われた不良グループの1人が、ぶつかりざまに 車椅子の中にダイヤを忍ばせた。 それは、暗黒街のボス、ホワイト・タイガーのものだった。 出演者: Jackie Chan ... Keung(クーン) Anita Mui ... Elaine(イレイン) Francoise Yip ... Nancy(ナンシー) Marc Akerstream ... Tony (トニー) Kris Lord ... White Tiger (ホワイト・タイガー) オトーサン、 「 JACKIE CHAN ジャッキー・チェン 誕生日 1954/4/7  出身 香港九龍 7歳の時、仕事の関係でオーストラリアへ渡った両親から離れ、 一人香港に残り、北京戯劇学院で寄宿生活を送る。 在学中に陳元龍の芸名で映画のスタントマンやアクション指導、 俳優の仕事を始めるが、進展なく、一度は映画界を断念。 一時、オーストラリアに移住。 しかし、ウィリー・チャンの誘いで 76年、中国語芸名を成龍に改め再出発を図ると、 76年「スネーキーモンキー 蛇拳」78年「ドランク・モンキー酔拳」が大ヒットし、 ブルース・リー亡き後の香港アクション・スターのトップになった。 80年「バトルクリーク・ブロー」でハリウッド映画進出。 出演作 1962年「大小黄天覇」 1971年「ジャッキー・チェンのファイティング・モンキー/昇竜拳」 1972年「アンジェラ・マカオの女活殺拳」 1973年「ジャッキー・チェンのヤング・タイガー」 1974年「ジャッキー・チェンの鉄指拳」「燃えよジャッキー拳」      「金瓶梅」 1975年「ジャッキー・チェンの飛龍拳」 1976年「新ドラゴン怒りの鉄拳」      「ジミー・ウォング&ジャッキー・チェン/キラー・ドラゴン流星拳」      「スネーキー・モンキー蛇拳」「レッド・ドラゴン」 1977年「ジャッキー・チェンの少林寺木人拳」「成龍拳」 1978年「蛇鶴八拳」「ジャッキー・チェンの拳精」      「ドランクモンキー/酔拳」      「ジャッキー・チェンの燃えよ!飛龍神拳」      「ジャッキー・チェンの龍拳」      「ヤング・ボディガード/神拳」      「ジャッキー・チェンの鉄指拳」 1979年「クレージー・モンキー笑拳」      「ドランクマスター/酒仙拳」 1980年「ヤング・マスター/師弟出馬」      「バトルクリーク・ブロー」 1981年「キャノンボール」 1982年「ドラゴン特攻隊」      「ジャッキー・チェンの醒拳」「ドラゴンロード」 1983年「キャノンボール2」 1984年「五福星」「プロジェクトA」「スパルタンX」 1985年「七福星」「大福星」「ファースト・ミッション」      「プロテクター」「ポリス・ストーリー/香港国際警察」 1986年「サンダーアーム龍兄虎弟」      「クラッシュ・エンジェルス/失われたダイヤモンド」 1987年「プロジェクトA2」 1988年「サイクロンZ」「ポリスストーリー2 九龍の眼」 1989年「奇蹟 ミラクル」 1990年「ストロンゲスト」「プロジェクト・イーグル」 1991年「炎の大捜査線」 1992年「ツイン・ドラゴン」「ポリス・ストーリー3」 1993年「シティーハンター」「プロジェクトS」      「新ポリス・ストーリー」 1994年「酔拳2」 1995年「デッドヒート」「レッド・ブロンクス」 1996年「ファイナル・プロジェクト」 1997年「ナイスガイ」◇ 1998年「ラッシュアワー」◇「アラン・スミシー・フィルム」      「ドラゴン 栄光への軌跡」 1999年「フー・アム・アイ」◇「ゴージャス」△「喜劇王」△      「ジェネックス・コップ」△ 2000年「シャンハイ・ヌーン」◇ 2001年「ラッシュアワー2」◇「アクシデンタル・スパイ」◇ 2002年「タキシード」◇ 2003年「シャンハイ・ナイト」◇「ツインズ・エフェクト」◆      「メダリオン」◇ 2004年「80デイズ」◇「香港国際警察 NEW POLICE STORY」◇      「花都大戦 ツインズ・エフェクトU」◆      「エンター・ザ・フェニックス」 2005年「THE MYTH 神話」◇ 2007年「ラッシュアワー3」◇ 2008年「ドラゴン・キングダム」◇ 2009年「新宿インシデント」◇ その他の出演者: Bill Tung ... Uncle Bill Morgan Lam ... Danny Garvin Cross ... Angelo Ailen Sit ... Tony's Gang Member Chan Man Ching ... Tony's Gang Member Fred Andrucci ... Tony's Gang Member Mark Antoniuk ... Tony's Gang Member Lauro Chartrand ... Tony's Gang Member Chris Franco ... Tony's Gang Member Lance Gibson ... Tony's Gang Member David Hooper ... Tony's Gang Member User Rating:6.5/10 ( 10,107 votes) 7.0/10 ( 461 votes)Yahoo! オトーサン、 「正真正銘、ジャッキーの力作!」 User Comments GarritSherovaさん 2004年1つき13日 ハリウッドに縛られて ジャッキー・チェンは、アメリカで大ヒットしたことがない。 例えば、'Battle Creek Brawl'や'The Protector'(1980年代) のようなハリウッド映画で主演したというのに。 この「レッド・ブロンクス」は、香港映画だが、 舞台をニューヨークにし、アメリカ人たちを登場させ、 国際的アピールを狙っている。 この映画は、ジャッキー・チェンを西欧に紹介し、 まさに、その目的を果たしたたものの、 ナンバーワンの大ヒットは叶えられなかった。 ストーリーは、こうだ。 クーン (ジャッキー・チェン)が、アメリカにやってきて、 ブロンクス地区で食料品店をやっている伯父を訪ねる。 早速、バイク乗りのギャングたちがやってきて、 店の品物を略奪する。 そこで、クーンが活躍し、悪漢を退治し、 潜入捜査官の腐敗をあばき、いつものように窮地を脱する。 この映画は、高エネルギーだ。 ハイペースがとまらない。 数多くの派手なシーンがあるが、 なかでも、最も印象的なスタントは、次のやつだ。 ジャッキー・チェンは、多層階の駐車場の屋上から 道路を隔てた小さなバルコニーへ飛び降りる。 何台ものカメラがこれを捉える。 セーフティネットはなしだし、ワイヤーも使わない。 ジャッキー・チェンは自分の能力を信じ、運を天に任せるのだ。 当然、数多くのファイト・シーンがある。 ジャッキー・チェンは、お得意のカンフー・コメディを披露する。 ありふれたモノが、大小の道具となって活躍する。 パチンコやワゴンや冷蔵庫のドアを武器に変える。 そんなことが出来るのは、彼だけ! 少し注文をつけよう。 ファイトは、編集しすぎだ。 ジャン・クロード・ヴァンダムやスティーヴン・セガールなら、 ファイト・シーンには、多くのカットが必要だろうが、 ジャッキー・チェンは、最高の振り付け師だから、不要だ。 ファイト・シーンが平均以下だと言っているのではない。 非常に印象的だ。 彼のアクションを見たことのないひとには、特にそうだろう。 アメリカの観客が、「レッド・ブロンクス」を見ると、 ハリウッドのスタジオの管理下で、芸術作品を生み出そうと 苦闘している男の影ではなく、 本物のリアルなジャッキー・チェンをみることになる。 命知らずのスタントたちや熱狂的なファイト・シーンや、 映画のもつ本物のエネルギーにに歓声をあげ、 最初から最後まで、ポカンと口を開いたままになるだろう。 「レッド・ブロンクス」は、1996年、驚くほどの大ヒットを記録した。 西欧をひざまづかせ、長い間見過ごしてきた類稀れな才能に注目した。 ジャッキー・チェンが、次回、ハリウッド映画で主演するならば、 ふさわしい尊敬を受け、またも大ヒットするだろう。 オトーサン、 「簡にして要をえている!」 黒美君彦さん 2006年4月1日 左足骨折 オールアメリカロケ、とはいっても どこか香港映画の匂いを残す作品 (というか香港映画そのものではあるのだけど)。 ジャッキー・チェンがアニタ・ムイとフランソワーズ・イップの間にはさまれ、 三角関係のバタバタになるのかと思ったら、そうでもなかったのね(苦笑)。 ホバークラフトを使ったカーチェイスはバカバカしいやらおかしいやら。 しかし金がかかっていることだけは伝わりましたよ、スタンリー・トン監督。 撮影中左足を骨折したのは、ラストのNG集でもわかるが、 アクション俳優はつらいよなー、と思う。 しかしスタントマン出身のスタンリー・トン監督は、 結構ムチャな注文を出すらしいから・・・。 何も考えずに観れば、それなりに楽しい作品だ。


レオン

オトーサン、 「変だな」 何度も見たような気がするのに、 索引には掲載されていません。 あるいは、批評をはじめる前に見ていたのかも。 「何たって、役者がいいよなぁ」 原題:Leon (1994) 監督・脚本:Luc Besson Genre:Action / Crime / Drama / Romance / Thriller Rated R for scenes of strong graphic violence, and for language. Country:France Language:English 上映時間:110分 あらすじ: ニューヨーク。 レオンは、風変わりな殺し屋だ。 一日2パックの牛乳とトレーニングを欠かさず、 鉢植えの観葉植物をかわいがっている。 隣の部屋に住むのは、12歳のマチルダ。 反抗的で、孤独な少女だ。 ある日、麻薬取締局の捜査官スタンフィールドらが、 突然、父親を訪ねてきて、へロインを返せと言う。 悲劇が起きたのは、翌日正午だった。 連中がマシンガンを乱射し、家族を虐殺した。 買い物から帰宅したマチルダは、レオンに救いを求める。 出演者: Jean Reno ... Leon(レオン) Natalie Portman ... Mathilda(マチルダ) Gary Oldman ... Stansfield(スタンフィールド) Danny Aiello ... Tony(トニー) オトーサン、 「ジャン・レノの当たり役だ!」 これ以降、あまり当たり役に恵まれていないのは、 日本のフアンには残念でしょう。 幼いナタリー・ポートマン、 顔立ちはすでに「スターウォーズ」のパドメ姫そっくりです。 「切れ方が半端じゃないね」 ゲーリー・オールドマンの悪徳捜査官、印象に残りました。 JEAN RENO  ジャン・レノ 誕生日 1948/7/30 出身 モロッコ・カサブランカ 両親はスペイン系フランス人。 12歳の時にフランスに移り、高校卒業後、 パリのコンセルバトワールで演技を学ぶ。 72年にテレビ・ドラマ・デビュー。 77年から81年にかけて、舞台でヨーロッパを回る。 リュック・ベッソン監督と出会い、 83年「最後の戦い」に1000フランで出演したことで、 本格的にデビュー。 下積み時代に日本人と働いた経験から、少し日本語が話せる。 「グラン・ブルー」や「ニキータ」「レオン」と リュック・ベッソン作品には欠かせない俳優となった。 「ミッション:インポッシブル」から本格的にハリウッド映画にも出演。 92年「おかしなおかしな訪問者」、 94年「レオン」でセザール賞主演男優賞にノミネートされる。 出演作 1979年「CLAIR DE FEMME」 1982年「サンスーシの女」 1983年「最後の戦い」 1984年「真夜中のミラージュ」「サブウェイ」 1985年「フレンチ・ノアール 真実と裏切りの掟」 1988年「グラン・ブルー」◇「I LOVE YOU」 1990年「ニキータ」 1992年「パリの大泥棒」◇「オペレーション」 1993年「グランマスクの男」◇「おかしなおかしな訪問者」◇      「フライト・フロム・ジャスティス」 1994年「レオン」◇ 1995年「愛のめぐりあい」「フレンチ・キス」      「ボクサー/最後の挑戦」◇ 1996年「ジャガー」「ミッション・インポッシブル」◆ 1997年「ロザンナのために」      「奥サマは魔女」◇ 1998年「GODZILLA/ゴジラ」◇      「VISITOR/おかしなおかしな訪問者2」◇      「RONIN」◇ 2000年「クリムゾン・リバー」◇ 2001年「WASABI」「マイ・ラブリー・フィアンセ」「アルマーニ」 2002年「ローラーボール」◇「シェフと素顔と、おいしい時間」◇ 2003年「ルビー&カンタン」◇ 2004年「クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち」◇「コルシカン・ファイル」◇ 2005年「エンパイア・オブ・ザ・ウルフ」◇「人生は、奇跡の詩」◆「ホテル・ルワンダ」 2006年「ピンクパンサー」◇「ダ・ヴィンチ・コード」◇「フライボーイズ」◆      「マウスタウン ロディとリタの大冒険」(声) 2009年「ピンクパンサー2」◇ NATALIE PORTMAN  ナタリー・ポートマン 誕生日 1981/6/9 出身 イスラエル・エルサレム ニューヨーク育ち。 94年「レオン」で映画デビュー。 2003年、ハーバード大学卒業。 「スター・ウォーズ」シリーズではパドメを演じる。 2004年「クローサー」でゴールデングローブ賞助演女優賞受賞、 アカデミー賞助演女優賞にもノミネートされる。 出演作 1994年「レオン」◇ 1995年「ヒート」◆「ビューティフル・ガールズ」◇ 1996年「マーズ・アタック!」◆「世界中がアイ・ラブ・ユー」◆ 1999年「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」◇      「地上より何処かで」◇ 2000年「あなたのために」◇ 2001年「ズーランダー」▲ 2002年「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」◇ 2003年「コールドマウンテン」◆ 2004年「クローサー」◇「終わりで始まりの4日間」◆ 2005年「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」◇      「Vフォー・ヴェンデッタ」◇ 2006年「パリ、ジュテーム」「宮廷画家ゴヤは見た」◇ 2007年「マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋」◇「マイ・ブルーベリー・ナイツ」◆      「ホテル・シュヴァリエ」 2008年「プーリン家の姉妹」「ニューヨーク、アイ ラブ ユー」 GARY OLDMAN  ゲーリー・オールドマン 誕生日 1958/3/21 出身 英ロンドン・ニュー・クロス 79年にロンドンで舞台デビュー。 86年「シド・アンド・ナンシー」で映画デビューし、 イブニングスタンダード映画賞最優秀新人賞受賞。 94年「レオン」での悪徳刑事役で注目され、 「エアフォース・ワン」「ハンニバル」など悪役のイメージが強かったが、 「ハリーポッター」シリーズでシリウス・ブラック役を演じたのをきっかけに 「バットマン」でのゴードン役など善人役も増えている。 結婚は4度で、女優レスリー・マンヴィル、女優のユマ・サーマン、 モデルのドニャ・フィオレンティーノの三度の離婚を経て、 2008年、ジャズシンガー、アレキサンドラ・エデンボローと再婚。 活躍度 ○→ 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1986年「シド・アンド・ナンシー」 1987年「トラック29 天国列車で行こう」「プリック・アップ」 1989年「灰色の容疑者」 1990年「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」      「理由なき発砲」 1991年「JFK」「ステート・オブ・グレース」 1992年「ドラキュラ」 1993年「トゥルー・ロマンス」 1994年「蜘蛛女」「告発」      「不滅の恋/ベートーヴェン」「レオン」◆ 1995年「スカーレット・レター」 1996年「バスキア」 1997年「エアフォース・ワン」◇「フィフス・エレメント」◆ 1998年「キャメロット」「ロスト・イン・スペース」◆      「シン・レッド・ライン」▲ 2000年「ザ・コンテンダー」◇ 2001年「ハンニバル」◆ 2002年「アメージング・ハイウェイ60」◆「SIN 凶器の果て」 2004年「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」 2005年「バットマン ビギンズ」「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」 2007年「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」 2008年「ダークナイト」 2009年「レイン・フォール 雨の牙」 その他の出演者: Peter Appel ... Malky Willi One Blood ... 1st Stansfield man Don Creech ... 2nd Stansfield man Keith A. Glascoe ... 3 rd Stansfield man Randolph Scott ... 4 th Stansfield man Michael Badalucco ... Mathilda's Father Ellen Greene ... Mathilda's Mother Elizabeth Regen ... Mathilda's Sister Carl J. Matusovich ... Mathilda's Brother Frank Senger ... Fatman Lucius Wyatt Cherokee ... Tonto User Rating:(8.6/10 162,102 votes)       Top 250: #34       (9.0/10 8,901 votes)Yahoo! オトーサン、 「おお、世界の名画34位だ!」 User Comments R.F. Montgomery United States 2005年1月4日 優れた上出来のアクション映画 この映画、国際的なヒット作となった 「ニキータ」の姉妹作のようなものだ。 いろいろな面で、より優れている。 リュック・ ベッソンが得意とする 銃をもった陽気な女のテーマに賭けており、 12歳のヒロイン役に、 当時無名だったナタリー・ポートマンを起用している。 ジャン・レノの暗殺訓練士と父親代行役は、すばらしい。 ゲーリー・オールドマンは、最高。 ベートーベンと虐殺にとりつかれた悪漢役をやっている。 ざらざらしたサスペンスに富んだスリラーだから、 アクション映画フアンも騙されたとは思わないだろう。 だが、それ以上のものだ。 この映画の中心には、 お互いに癒しを見出す2人の傷ついた他人による すばらしい父親と娘の関係がある。 オトーサン、 「いいもんだよね」 大好きな映画を何回も見るというのは。 amuさん 2009年4つき3日 大スキな映画 孤独なふたつの魂が出会った時生まれる、 くすぐったい安らぎと弱さ。 片目を開けたまま眠っていたレオンが、 生まれて初めて見つけた安心して居られる場所。 失うものなんて何もなかった冷徹な殺し屋レオンが、 どうしても守りたかったもの。 光に向かって歩いていくレオン。 きっと以前の彼だったら、すぐに後ろの殺気に気付いていただろう。 失いたくないと強く願うものができたからこそ生じた心の隙。 失いたくないと強く願うものができたからこそ、 死ぬことさえ怖くなくなる。 あんなふうにしか出会えなくて、 あんなふうなことがなかったら心を開くことなく通り過ぎていたふたり。 出会った瞬間から残酷な運命が決められてた。 めっちゃ切ない。 何回観ても泣ける。 90点。


バイブス・秘宝の謎

オトーサン、 「ははぁ、柳の下に何とやらか」 "インディ・ジョーンズ"シリーズの大ヒットで、 類似作品が数多く製作されています。 これも、パソコン故障で消えた批評のやり直したものです。 原題:Vibes (1988) 監督:Ken Kwapis 原作:Deborah Blum /Lowell Ganz /Babaloo Mandel 脚本:Lowell Ganz /Babaloo Mandel Genre:Fantasy / Mystery / Adventure / Comedy 上映時間:99分 あらすじ: NY大学の超自然研究所。 ニックは、超能力者のパーティで、シルヴィアと出会う。 ある日、ハリーから行方不明の息子の捜査を依頼される。 3人は、アンデス山脈で捜索を開始する。 そんな3人のもとに、同じ超能力者インゴが姿を現わす。 そして、ハリーの狙いが分かる。 インカ帝国の秘宝探しが本当の目的だったのだ。 やがて、騒動の果てにハリーが殺される... 出演者: Cyndi Lauper ... Sylvia Pickel(シルヴィア) Jeff Goldblum ... Nick Deezy(ニック) Peter Falk ... Harry Buscafusco(ハリー) Googy Gress ... Ingo Swedlin(インゴ) オトーサン、 「妙なトリオだなぁ」 シンディ・ローパーは、五番街でも目立つ格好。 ジェフ・ゴールドブラムは、長身の眼玉ギョロギョロ。 ピーター・フォークは、刑事コロンボそのまんま。 CYNDI LAUPER シンディ・ローパー 誕生日: 1953/06/22 出身 : ニューヨーク・クイーンズ 派手なメイクとコスチュームで歌手デビュー。 2ndシングル"タイム・アフター・タイム"が全米1位。 1980年代を代表するポップス歌手で、グラミー賞を受賞。 俳優としても活躍し、エミー賞を受賞している。 出演作: 1985年「STARS/ウィ・アー・ザ・ワールド」 1988年「バイブス秘宝の謎」 1991年「マイアミ・ムーン」 1993年「ライフ with マイキー」 1999年「デッド・レイン」 ? JEFF GOLDBLUM  ジェフ・ゴールドブラム 誕生日 1952/10/22 出身 米ペンシルバニア州ピッツバーグ ニューヨークのネイバー・フッド・プレイハウスで演技を学ぶ。 映画は「ジュラシック・パーク」での数学教授役が有名。 80年に最初の結婚の後、86年離婚。 87年、ジーナ・デイビスと結婚するも90年離婚。 「ジュラシック・パーク」で共演したローラ・ダーンとも破局した。 活躍度 ○→ 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1974年「狼よさらば」「カリフォルニア・スプリット」 1975年「ナッシュビル」 1976年「グリニッチ・ビレッジの青春」      「セント・アイブス」「ミッドナイト・ジャガー」 1977年「アニー・ホール」「センチネル」 1978年「イッツ・フライデー」「SF/ボディ・スナッチャー」 1980年「OH!ハードボイルド」 1983年「ライト・スタッフ」「再会の時」 1984年「バカルー・バンザイの8次元ギャラクシー」 1985年「シルバラード」「突撃バンパイア・レポーター」      「眠れぬ夜のために」 1986年「ザ・フライ」「ニューヨーカーの青い鳥」 1988年「バイブス/秘宝の謎」 1989年「彼女かすてきな理由(わけ)」「禁断のつぼみ」      「ボクの彼女は地球人」 1990年「ミスターフロスト」「海辺の殺人者」 1992年「ディープ・カバー/潜入捜査」      「美女と時計と危ないお願い」「ザ・プレイヤー」 1993年「ジュラシック・パーク」「ラッシュライフ」 1995年「9ヶ月」「ハイダウェイ」「パウダー」 1996年「インデペンデンス・デイ」「マッド・ドッグス」「ファイト・マネー」 1997年「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」 1998年「ホーリーマン」 2001年「キャッツ&ドッグス」「PERFUME パヒューム」 2002年「17歳の処方箋」 2003年「ウォー・ストリーズ」(TM) 2004年「ライフ・アクアティック」 2005年「ロスト・ストーリー」 PETER FALK  ピーター・フォーク 誕生日 1927/9/16 出身 米ニューヨーク州オシニング 56年、オフブロードウェイデビュー。 60年、「殺人会社」でアカデミー賞助演男優賞ノミネート。 61年、「ポケット一杯の幸福」でもアカデミー賞助演男優賞ノミネート。 NBCテレビの「刑事コロンボ」コロンボ役を演じ、大ヒット。 4つのエミー賞を獲得している。 シリーズは78年に終了し、89年に再開。 活躍度 △→ 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1958年「ジャングル・ガードマン」 1960年「悪の実力者」「殺人会社」「紫暗礁の秘密」 1961年「ポケット一杯の幸福」 1963年「おかしな、おかしな、おかしな世界」 1964年「七人の愚連隊」 1965年「グレート・レース」 1966年「泥棒がいっぱい」「美人泥棒」 1968年「アンツィオ大作戦」 1969年「明日よさらば」「大反撃」 1970年「ハズバンズ」 1972年「シシリー要塞異常なし」 1974年「こわれゆく女」「裏切りのメロディー」 1976年「名探偵登場」「マイキー&ニッキー」 1977年「オープニング・ナイト」 1978年「名探偵再登場」「ブリンクス」 1979年「あきれたあきれた大作戦」 1981年「カリフォルニア・ドールス」「マペットの大冒険」 1986年「ビッグ・トラブル」「ベルリン・天使の詩」      「プリンセス・ブライド・ストーリー」「恋する大泥棒」 1987年「バイブス・秘宝の謎」 1989年「私のパパはマフィアの狩猟」 1990年「ラジオタウンで恋をして」「イン・ザ・スピリット」 1992年「ザ・プレイヤー」▲ 1993年「時の翼にのって/ファラウェイ・ソー・クロース!」 1995年「最高のルームメイト」 2000年「消滅水域」 2001年「コーキ・ロマーノ FBI潜入捜査官」 2002年「デッド・ロック」 2004年「シャーク・テイル」(声) 2007年「NEXT ネクスト」 その他の出演者: Julian Sands ... Doctor Harrison Steele Michael Lerner ... Burt Wilder Ramon Bieri ... Eli Diamond Elizabeth Pena ... Consuelo Ronald G. Joseph ... Carl Hercules Vilchez ... Juan Jerry Vichi ... Baseball Man Leo V. Finnie III ... Monty Man Ray Stoddard ... Dr. Scott Harvey J. Goldenberg ... Lyle Tom Henschel ... Dr. Drake User Rating:4.8/10 ( 1,430 votes)       2.0/10 (   26 votes)Yahoo! オトーサン、 「低いなぁ」 User Comments Janne Mustonenさん Oulu, Finland 2004年4月8日 そう、80年代は気持ちいい... この映画を30回みた。 いつも、いい気持ちになる。 この映画が、どういうものか分からないが、 落ちこんだとき、助けてくれる。 この映画には、何かいい雰囲気がある。 撮影された場所が実に美しい。 (やー、確かに...映画評論家たちは、こう言っている。 見事な景色の半分しか点数は上げられない。 だが、フーと言いたい。) 採点は、好きなようにやらせてくれ! IMDBがどうだって言うんだ? 私は、この映画を楽しんだし、みんなもそうであってほしい。 スコアなんか見るな。 面白い映画を見たかったら、そいつは"シアリアス"ではない。 この映画を借りて、しばらく脳を休ませてやってくれ。 景色を、演技を、ストーリーと80年代楽しんでくれ!! フィンランドから応援する。 オトーサン、 「このひと、ジェフ・ゴールドブラムのフアンなんだ」 ラムさん 噛めば噛むほど味がでる、スルメのようなお顔 シンディー・ローパーの映画初主演作である冒険物です。 彼女の役は守護霊と交信して未来を予知する力を持っているのに、 その能力ゆえに孤独を感じている美容師。 そしてジェフは物に触れるとその過去がわかる能力を持つ博物館の鑑定員。 この2人の超能力者が刑事コロンボ・・・ じゃなくてピーター・フォーク扮する謎の男にそそのかされて 秘宝探しに出かけるが・・・。 映画を観始めた時はジェフの目が異様に大きく感じるのですが、 そのうちだんだん見慣れてかっこよ〜くなってきます。 これってやっぱり味がある顔ってことでしょうね。 内容はさておき、なんといってもシンディー・ローパーとのダンスシーンが楽しい! 長身をもてあましながら踊るジェフは、やっぱりいい味だしてます。


エネミー・オブ・アメリカ

オトーサン、 「大事な話だから、書き直そう」 この映画批評、パソコン故障で消失してしまいました。 日本でも、至るところに監視カメラがありますし、 通信傍受も他人事ではありません。 アメリカで起きたことは、必ず日本にやってきます。 お互い、"国家の敵"とされたときに備えなければ。 原題:Enemy of the State(1998)  監督:Tony Scott 脚本:David Marconi Genre:Action / Drama / Thriller Rated R for language and violence. 上映時間:132分 あらすじ: ディーンは、弁護士。 妻子とともに幸せに暮らしている。 ある日、大学時代の同級生に出会い、ビデオテープを受け取る。 テープの中身は、国家安全保障局のレイノルズが テロ防止法案反対の下院議員を殺している場面だった。 ディーンは、国家の敵に指定され、監視対象となる。 マスコミにガサネタを流され、事務所はクビ、家庭も崩壊。 さらに、仕事仲間のレイチェルも殺される。 ディーンは、ついに、情報屋のブリルと組んで、 巨大な敵、国家安全保障局と戦う決意をする。 出演者: Will Smith ... Robert Clayton Dean(ディーン) Gene Hackman ... Brill(ブリル) Jon Voight ... Reynolds(レイノルズ) Lisa Bonet ... Rachel Banks(レイチェル) オトーサン、 「やはり、ウイル・スミスはいいね」 国家の敵に指定されての孤独な戦い、 フアンでなくても、感情移入してしまいます。 しかも、両脇をジーン・ハックマンとジョン・ヴォイトが固めています。 随分、エラクなったもんです。 WILL SMITH  ウイル・スミス 誕生日 1968/9/25 出身 米ペンシルバニア州フィラデルフィア 当初はミュージシャンとしての方が有名で、 1986年にジェフ・タウンズと共に、 D.J.ジャジー・ジェフ・アンド・ザ・フレッシュ・プリンスを結成。 グラミー賞を2回、アメリカン・ミュージック・アワードを3回受賞し、 ラップ・ミュージックのトップスターとして、不動の地位を築いている。 90年にTV界に進出。「ベルエアのフレッシュ・プリンス」に出演。 1992年、青春映画「ハートブレイク・タウン」で映画デビュー。 「私に近い6人の他人」「メイド・イン・アメリカ」(1993)での演技力を認められ、 1995年「バッド・ボーイズ」で主演デビュー。 「インデペンデンス・デイ」(1996)、「メン・イン・ブラック」(1997)と 主演作が次々とヒットした。 活躍度 ◎↑ 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆☆★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1992年「ハートブレイク・ダウン」 1993年「メイド・イン・アメリカ」「私に近い6人の他人」 1995年「バッドボーイズ」◇ 1996年「インデペンデンス・デイ」◇ 1997年「メン・イン・ブラック」◇ 1998年「エネミー・オブ・アメリカ」◇ 1999年「ワイルド・ワイルド・ウエスト」◇ 2000年「バガー・ヴァンスの伝説」◇ 2001年「アリ」◇ 2002年「メン・イン・ブラック2」◇ 2003年「バッドボーイズ2バッド」◇ 2004年「アイ,ロボット」◇「シャーク・テイル」(声)「最後の恋のはじめ方」◇ 2006年「幸せのちから」◇ 2007年「アイ・アム・レジェンド」◇ 2008年「ハンコック」◇「7つの贈り物」 その他の出演者: Regina King ... Carla Dean Stuart Wilson ... Congressman Albert Laura Cayouette ... Christa Hawkins Loren Dean ... Hicks Barry Pepper ... Pratt Ian Hart ... Bingham Jake Busey ... Krug Scott Caan ... Jones Jason Lee ... Zavitz Gabriel Byrne ... Brill James LeGros ... Jerry Miller User Rating:7.2/10 ( 57,040 votes)       8.5/10 ( 1,506 votes)Yahoo! オトーサン、 「高いスコアだ」 User Comments Peter Swansonさん United States 2006年1月26日 ヒュー! どうして見過ごしたのだろう。 だが、今夜、はじめてDVDで見た。 スコアは、10点。 サスペンス/アクション・ドラマとしては、上出来だ。 DVDの特典映像で、誰かが言っていた... 「クリムゾン・タイド」、「フレンチ・コネクション」、 そして、「コンドル」を組み合わせたようだと。 私のお気に入りの「マラソンマン」、「逃亡者」、「ザ・ファーム」を 組み合わせたようにも思える。 ウイル・スミスは、すばらしい。 (いつも100% スリルを味わわせてくれるわけではないのだが) そして、ジーン・ハックマンは、最高だった。 多くの性格俳優たちが、彼らを支えている。 驚いたことに、クレジットされていない。 ハックマンの「カンバセーション」をみていたので、 喜びが倍になった。 その映画では、ハリー・ゴールを演じていた。 世界最高の音声監視男だった。 彼の隠れ家は、ゴールの下宿を思い出させた。 悪漢たちがつくったファイルの写真は、 「カンバセーション」のものに似ている。 ストーリーの継続性からすると、 ゴールに新しい名前を与えてほしいものだ。 逃げることになるが、 ロケーション、監督などについては、詳しく述べない。 だが、結論を言おう。 この映画、ぜひ、見てほしい! オトーサン、 「そうか、弟のほうがいいか」 服部弘太郎さん 1999年1月22日 政治家暗殺事件の証拠を渡された弁護士がNSAに追われる。 トニー・スコットの演出はまさに名人芸。 兄のリドリーに比べると映画ファンの評価が不当に低い、 トニー・スコット監督の最新作。 製作者であるジェリー・ブラッカイマーとの黄金コンビが復活し、 じつに見応えのあるスリルとアクションを作り出している。 ブラッカイマーは耽美的な現代版吸血鬼物語『ハンガー』でデビューした トニー・スコットをアメリカに招き、 『トップガン』『ビバリーヒルズ・コップ2』『デイズ・オブ・サンダー』などを 次々に作らせてヒットメーカーに仕立てた人です。 潜水艦サスペンス映画の傑作『クリムゾン・タイド』も、 ブラッカイマーとスコット監督のコンビ作。 僕は「今やリドリー・スコットよりトニー・スコットの方が実力は上である」 と考えているし、 ブラッカイマーとトニー・スコットのコンビ作にも失望したことがないので、 この映画は本当に楽しみにしていた。 ちなみに主演のウィル・スミスも、 ブラッカイマー製作の『バッド・ボーイズ』でスターになった俳優です。 早朝の公園。テロ対策のために国民のプライバシーを犠牲にしようとする 「盗聴法案」に反対する下院議員が、 法案を通過させて勢力を伸ばそうとするNSA(国家安全保障局)の職員に殺された。 暗殺は事故に偽装されたが、野鳥観察用の無人ビデオカメラが、 偶然その一部始終を録画していた。 ビデオの内容に気づいた男はNSAのエージェントに殺されるが、 その直前に偶然会った弁護士のロバート・ディーンにビデオを託す。 だがディーンは、自分がそんな物騒な物を渡されたとは夢にも思わない。 やがてディーンの周囲にも、NSAのエージェントが現れる。 彼らはあらゆる情報操作と盗聴追跡装置を駆使して、 ディーンを抹殺しようとするのだが……。 「国民をテロから守る」という大義名分のもとに、 個人のプライバシーが丸裸にされてしまう恐怖。 「悪人にプライバシーがないのは仕方がない」 「平凡な一市民のプライバシーに国家が興味を持つはずがない」と考えていたディーンは、 自分の知らぬ間に「国家の敵」として暗殺のターゲットにされてしまう。 自宅には隠しカメラが取り付けられ、電話は盗聴され、身体に発信器をつけられ、 街頭での会話は集音マイクですべて録音され、 電話の通話記録や銀行の取引記録が分析され、 マスコミの情報操作で弁護士の仕事を取り上げられ、クレジットカードも使えなくなる。 人工衛星、ヘリコプター、商店の監視カメラなどが、ディーンの行動をくまなく追跡し、 腕っこきのエージェントが彼の命を狙う。 NSAは最近のアメリカ映画やテレビドラマで、 しばしば国家の陰謀や謀略の温床として描かれる、国防省内部の諜報組織。 その実態については謎の部分が多いのだが、 この映画に描かれている技術の多くは、すべて実用段階にあるものらしい。 映画は後半になって、主人公ディーンの反撃を痛快に描くのだが、 実際に技術を悪用されたら、普通の人間はひとたまりもないだろう。 この映画はエンターテインメントであると同時に、 個人と国家の利益対立を描いた社会派作品にもなっている。


戦国自衛隊1549

オトーサン、 「ひどい映画だなぁ」 角川映画とくれば、徹底して若者受けを狙い、 映画、音楽、小説、CFを一体化して大宣伝する。 それでも、薬師丸ひろ子など青春スターを生み出してきました。 でも、この映画、再軍備反対という原作者・半村良さんの意図を 吹っ飛ばした駄作そのものでした。 原題:戦国自衛隊1549(2005) 監督:手塚昌明 原作:半村良 翻案:福井晴敏 脚本:竹内清人/松浦靖 Genre:SF/ War/ Action 上映時間:119分 あらすじ: 陸上自衛隊東富士駐屯地で、 人工磁場発生器の極秘実験中に暴走事故が発生。 的場一佐率いる実験中隊が、 460年前の戦国時代へタイムスリップしてしまう。 数年後、日本各地にあらゆる物質を飲み込む謎のホールが出現。 原因は的場たちの過去への過干渉と思われた。 かつて的場率いる特殊部隊の精鋭だった鹿島は、 女性自衛官・神崎から事の真相を聞かされ、 的場の救出作戦に同行することとなる。 だが、鹿島たちが1549年の地で見たものは、 織田信長を名乗り、そこから先の歴史を変えようとしている的場の姿だった。 出演者 江口洋介 .... 鹿島 鹿賀丈史 .... 的場/信長 伊武雅刀 .... 斉藤道三 オトーサン、 「江口洋介も、鹿賀丈史も、空回り!」 まともなのは、道三役の伊武雅刀さんだけでした。 その他の出演者: 鈴木京香 .... 神崎怜2尉 北村一輝 .... 飯沼七兵衛 綾瀬はるか .... 濃姫 生瀬勝久 .... 森彰彦3佐 嶋大輔 .... 三國陸曹長 的場浩司 .... 与田2尉 宅麻伸 .... 蜂須賀小六 中尾明慶 .... 藤介 User Rating: 3.3/10 ( 875 votes)Yahoo! オトーサン、 「ひどいななぁ」 脚本、監督、撮影、音楽、編集、みんな雑でした。 自衛隊が全面協力とのことですが、 こんな下らん映画に税金を浪費するとは.... User Commnents: ふくちゃん 2006年3月21日 オリジナル版の方がはるかに面白い。 本作では自衛隊全面協力のもと、本物の戦車やヘリなどを使用しています。 しかし、本物の迫力は生かしきれず宝の持ち腐れ。 むやみに走らせ、飛ばせ、爆発させて効果的な使われ方をされていないと思います。 ストーリー展開も設定に無理がありすぎ、バランスも悪く中途半端。 初代「戦国自衛隊」を知る者としては、 映画としての面白さはオリジナル版の足元にも及ばない。 45点 オトーサン、 「映画瓦版、こんなのでも、取り上げるんだ」 服部弘太郎さん 2005年6月16日 リメイクでも続編でもないオリジナルだが新鮮味はない。 脚本に力がないのが致命的だ。 1979年(昭和54年)の角川映画『戦国自衛隊』は、 半村良の同名SF小説を斉藤光正監督が映画化した大ヒット作。 角川グループ60周年として映画化された本作『戦国自衛隊1549』は、 自衛隊が戦国時代にタイムスリップするという原作の設定を借りて、 『ローレライ』や『亡国のイージス』の原作者でもある 福井晴敏が書いたオリジナルストーリー。 ただし半村良の原作にありながら、 映画版『戦国自衛隊』で省かれてしまったSF的な設定が復活している。 それは最新装備の自衛隊を率いる隊長が、織田信長になるというアイデアだ。 ただし今回の映画では、それをさらにひとひねりしている。 もっとも、戦国時代にタイムスリップした自衛隊を追って、 別の部隊がまたタイムスリップするというアイデアは、 半村良の「戦国自衛隊」を漫画化(1975年)した 田辺節雄が数年前から書いている「続 戦国自衛隊」にあるもの。 過去に戻った自衛隊の装備や知識を使って、 よりよい日本の未来を築くため歴史改変を企てるというアイデアに至っては、 かわぐちかいじの人気漫画「ジパング」だろう。 結局これは半村良の小説版「戦国自衛隊」に、 田辺節雄やかわぐちかいじの漫画からアイデアを補充してきただけだ。 映画最大の欠点は、鹿賀丈史が演じている的場毅という人物が、 なぜ世界を破滅させてまで歴史を書き換えようとするのか、 その怨念にも似た気持ちがまったく理解できないことだ。 この怨念は映画の元ネタと思われる「ジパング」の大きなテーマだが、 映画ではほんの数行の台詞で、言い訳のように語られるだけだ。 結局的場は手にしている巨大な暴力装置の持つ政治的な力に魅了され、 その時代の独裁者になってしまっただけではないのか? 的場の部下たちの中には、平成の世界に家族や恋人を残しているものも多いだろう。 平成の世界への絶望を、タイムスリップした自衛隊員の全員が共有しているとは思えない。 彼らはなぜ平成の世界に帰ろうとしないのか?  的場や他の隊員たちの気持ちをもっと掘り下げて、 彼らの「戦国時代で生き続けるしかない!」という気持ちに もう少し共感なり同情の気持ちが持てるようにして欲しかった。 気持ちが理解できないという点では、江口洋介演じる鹿島勇祐も同じだ。 彼は平成の世界を、なぜ命懸けで守ろうとするのだろう。 彼が守りたかったものはなんだったのだろう。 世界を破滅させようとする的場と、世界を守ろうとする鹿島の対決が この映画の中心にあるのだが、 それぞれの動機がぼんやりしたままでは映画の印象全体もぼけてしまう。 原作はどうであれ、物語の中に明確な対決軸を作れなかったのは脚本の責任だろう。 監督は『ゴジラ』シリーズを3本撮っている手塚昌明。 相変わらず特撮や特殊効果は見事だし、オープンセットも立派。 しかし脚本は『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』以下なのだ。


天使と悪魔

オトーサン、 「楽しみだなぁ」 半年も前から、期待していましたし、 映画館では、何度も、予告編を見ました。 さらに、テレビ宣伝やトム・ハンクスの来日イベントもありました。 「さぞ、すごい映画なのだろうな」 原題:Angels & Demons (2009) 監督:Ron Howard 原作:Dan Brown 脚本:David Koepp/ Akiva Goldsman Genre:Crime / Drama / Mystery / Thriller Rated PG-13 for sequences of violence, disturbing images and thematic material. Language:Italian / Latin / English 上映時間:138分 あらすじ: ハーバード大・ラングドン教授のもとへ、 ヴァチカンからの使者が息せき切ってやってくる。 「次の教皇を選ぶコンクラーベが、停止されている。 秘密結社イルミナティが、最有力候補4人を誘拐し、 スイスにある世界最大の粒子加速器が生んだ"反物質"を盗み、 それでヴァチカンを爆破しようとしている!」 原子核研究所からは、専門家のヴィットリアが呼ばれ、 ラングドンと協力して事件解決に乗り出すことになる。 予告期限、が刻一刻と迫っている。 教皇の身辺警護にあたるスイス衛兵長リヒター大佐は及び腰で、 唯一、教皇に仕える侍従カメルレンゴだけが頼りだった... 出演者: Tom Hanks ... Robert Langdon(ラングドン) Ayelet Zurer ... Vittoria Vetra(ヴィットリア) Ewan McGregor ... Camerlengo Patrick McKenna(カメルレンゴ) Stellan Skarsgard ... Commander Richter(リヒター) オトーサン、 「芸域が広いなぁ」 トム・ハンクス、 代表作「フォレストガンプ/一期一会」が静の演技とすれば、 今回は、動の演技で、ローマ中を駆け回ります。 こういう一流の役者さんは、演じる役割を周到に研究し、 完璧なイメージ・トレーニングをするのでしょう。 TOM HANKS トム・ハンクス 誕生日 1956/7/9 出身 米カリフォルニア州オークランド カリフォルニア州立大学在学中からシェイクスピア劇団の舞台に立つ。 80年「血塗られた花嫁」で映画デビュー。 84年「スプラッシュ」で注目され、 88年「ビッグ」で初めてアカデミー賞にノミネート。 93年「フィラデルフィア」と94年「フォレストガンプ/一期一会」で 二年連続アカデミー賞主演男優賞受賞。 98年「プライベート・ライアン」、 2000年「キャスト・アウェイ」でアカデミー賞主演男優賞にノミネート。 96年「すべてをあなたに」で監督デビュー。 在学中の演劇クラスでスーザン・ディリンガムと知り合い、 二人の間にコリン・ハンクスが生まれる。 78年に結婚。82年に二人目の子供エリザベスが生まれる。 87年に長い調停の末、離婚。 88年に再婚したリタ・ウィルソンとの間にも二人の子供がいる。 別れた妻サマンサ(48)は2001年現在末期癌に冒され、 治療費の援助を行っている。弟は俳優のジム・ハンクス。 活躍度 ◎→ 演技力   ☆☆☆☆☆☆ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1980年「血塗られた花嫁」 1984年「スプラッシュ」◇「バチェラー・パーティ」◇ 1985年「赤い靴を履いた男の子」◇「ピース・フォース」 1986年「恋の邪魔者」◇「マネー・ピット」◇ 1987年「さよならは言わないで」◇ 1988年「ドラグネット/正義一直線」◇「パンチライン」◇「ビッグ」◇      「メイフィールドの怪人たち」◇ 1989年「ターナー&フーチ/すてきな相棒」◇ 1990年「虚栄のかがり火」◇「ジョー、満月の島へ行く」◇ 1992年「プリティ・リーグ」◇「ラジオフライヤー」(ナ) 1993年「めぐり逢えたら」◇      「フィラデルフィア」◇アカデミー主演男優賞 1994年「フォレスト・ガンプ/一期一会」◇アカデミー主演男優賞 1995年「アポロ13」◇「セルロイド・クローゼット」      「トイ・ストーリー」(声)◇ 1996年「すべてをあなたに」◇ 1998年「プライベート・ライアン」◇「ユー・ガット・メール」◇ 1999年「グリーンマイル」◇「トイ・ストーリー2」(声) 2000年「キャスト・アウェイ」◇ 2002年「ロード・トゥ・パーディション」◇「キャッチ・ミー イフ・ユー・キャン」◇ 2003年「ポーラー・エクスプレス」(声) 2004年「レディ・キラーズ」◇「ターミナル」◇ 2006年「ダ・ヴィンチ・コード」◇ 2007年「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」◇ 2009年「天使と悪魔」◇ その他の出演者: Pierfrancesco Favino ... Inspector Olivetti Nikolaj Lie Kaas ... Assassin Armin Mueller-Stahl ... Cardinal Strauss Thure Lindhardt ... Chartrand David Pasquesi ... Claudio Vincenzi Cosimo Fusco ... Father Simeon Victor Alfieri ... Lieutenant Valenti Franklin Amobi ... Cardinal Lamasse Curt Lowens ... Cardinal Ebner Bob Yerkes ... Cardinal Guidera Marc Fiorini ... Cardinal Baggia User Rating:7.0/10 ( 5,970 votes)       7.6/10 ( 318 votes)Yahoo! オトーサン、 「思ったより低いスコアだ」 神聖なヴァチカンを娯楽映画のネタにするなんて! 世界10億人の信者の神経を逆なでしたせいでしょう。 User Comments BabyDannerさん United States 2009年5月17日 全然よくない。 公平であれと言い聞かせながら、 今夜、この映画を見に行った。 原作との違いを期待して、映画を楽しもうとした。 前作「ダ・ヴィンチ・コード」との違いと同様、 原作とは、かなりの違いがある。 「ダ・ヴィンチ・コード」も、 同じような思考プロセスで見に行き、 原作とは違っていても、映画を楽しもうとした。 この映画、それでも、アクション満載で楽しめる。 シンボルを判読するプロセスは興味深く、刺激的だった。 残念ながら、この映画には、あらゆるレベルで、がっかりした。 この映画では、シンボルは、簡単に発見され、判読されてしまう。 観客は、何の興味も湧かない。 監督は,さまざまなシンボルをさっさとやり過ごしてしまう。 だから、よくみて、きちんと考えるヒマもないのだ。 最後のイルミナティのシンボルは、最高に興味深く創造的なのに、 交差するキー・シンボルに置きかえられている。 私見だが、せっかくのラングドン教授が、 少ししか、シンボルに焦点を当てず、 時間も割かないというのは、損なのではないか。 全体として、この映画は、原作の浅薄な解釈でしかない。 アクション/スリラー映画としても、失敗している。 10点満点で、4点。 オトーサン、 「前田さんは、ほめてるなぁ」 大方の日本人のように、無宗教なのでしょうか。 前田有一さん 5月12日 宗教知識ゼロでも楽しめる 前作『ダ・ヴィンチ・コード』(06年、米)が 世界中で一番ウケたのは、何を隠そうこの日本。 シリーズの売り物である陰謀論にしても、 ローマやヴァチカンの謎めいた秘儀にしても、 あるいはその背景となる美しい観光名所の数々も、 日本人が大好きなものばかり、ということか。 この続編『天使と悪魔』にもそうした要素はふんだんにつめこまれている。 おまけに初心者大歓迎のわかりやすさも兼ね備えているから、 かなりの支持をえることになりそうだ。 教皇逝去にともない、新教皇を選ぶ儀式コンクラーヴェが開始された。 だが、それを妨害するかのごとく、有力候補の枢機卿4名が誘拐、殺害予告される。 外部に漏れる前の解決を願うヴァチカン当局は、立場上対立してはいたが、 もっとも博識の宗教象徴学者ロバート・ラングドン(トム・ハンクス)を呼び寄せ、 事件捜査の助言を求めるのだった。 前回、原作内容を高速展開で全部なぞった暴走演出に落胆した私は、 今回はあえて小説版を読まずに見ることにした。 するとどうだろう、何の予習もしていないのに、 これだけ宗教的な儀式、専門用語に満ちた内容がスラスラとわかる。 いかに監督や脚本家が上手に物語を整理整頓したか、想像がつくというものだ。 美しい風景を楽しみながら、世界の裏側をのぞき見た気分になれる、 これぞまさにバーチャル宗教ツアー的ムービーだ。 主人公のラングドン教授は、本日深夜のタイムリミットまでに、 4人の枢機卿を救い出さねばならない。 様々なシンボルからヒントを得て、一人一人追いかけていけば 全員救えることがわかった彼は、次なる教会のヒントをスタート地点から探し、 走り回ることになる。 ようは、歴史的宗教施設でオリエンテーリングをやるという、 映画化するには最適な物語フォーマットというわけだ。 ただし、前作の内容がカトリック側の反発を招き、 後に全面対決したという事情により、ロケ地の確保には相当苦労したと聞く。 だが実際には、そんなことはまるで感じさせない、すばらしい映像美を堪能できる。 カメラはせわしなく動き回り、トム・ハンクスが秘密結社だとかあっちだ! とか叫びながら、バチカン、ローマを駆け回る。 一歩間違えばバカ映画だが、重厚な画面作りのおかげでそこまでは落ちていない。 ブリオーニのシックなジャケットを着たこの主人公に、 「いい服着てるね」などと声をかける、スポンサー納得の心憎いシーンもあったりして 微笑ましい。 前作よりはるかに面白くなった『天使と悪魔』は、 日本でも再び大ヒットするに違いない。 科学信仰への批判もチラと出てきたりするが、 そんな事を気にせずとも、誰もが楽しめるエンタテイメントに仕上がっている。


Laundry ランドリー

オトーサン、 「つまらなそうな映画だな」 みはじめると、小汚いランドリーが舞台。 脳障害を抱えた青年の毎日の単調な描写。 「まるで、大正時代の私小説だな」 志賀直哉「小僧の神様」の仙吉を思い出しました。 原題:Laundry ランドリー(2001) 監督・原作・脚本:森淳一     Genre:Drama / Romance 上映時間:126分 あらすじ: テルは、脳障害の青年だ。 コインランドリーの見張り番だ。 そこは、彼の世界のすべてだった。 ある日、水絵がやってきて、洗濯物を忘れる。 テルは、それを彼女の家に届けにいく。 言葉を交わし、親しくなったところで、 彼女は、故郷に帰ってしまった。 ワンピースを残して... テルは、彼女に届けてあげようと決心する。 初めての外の世界へ...いろんな出会いへ... 出演者 窪塚洋介 .... テル 小雪 .... 水絵 内藤剛志 .... サリー オトーサン、 「このひとは、天才的なところがある」 おそらく心の中には、暗い大きなダム湖があるのでしょう。 小雪さんの演技力も定評があります。 窪塚洋介 Yousuke Kubozuka 誕生日: 1979/05/07 出身地: 神奈川県横須賀市 1995年、TVドラマ「金田一少年の事件簿」でデビュー。 映画「GO」で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞。 2003年、結婚。10月に長男誕生。 2004年、自宅マンションの9階から転落。 (投身自殺未遂か) 2006年、卍LINEとしての音楽活動を開始。 環境問題に多大な関心を持つ。 空水という名でミュージック・ビデオを監督している。 出演作: 2000年「溺れる魚」「富江replay」 2001年「Laundry ランドリー」「GO」 2002年「ピンポン」「凶気の桜」「刑務所の中」 2003年「魔界転生」 2005年「同じ月を見ている」「鳶がクルリと」 2007年「俺は、君のためにこそ死ににいく」 2008年「ICHI」「まぼろしの邪馬台国」 小雪 Koyuki 誕生日: 1976/12/18 出身 : 神奈川県座間市 1995年、神奈川県立伊勢原高校3年、「non-no」の専属モデルに。 バレーボールでインターハイに出場するが、 腰を痛めて選手を断念。 東京女子医科大学看護専門学校中退。 1998年、テレビドラマ「恋はあせらず」でデビュー。 2000年、パリ・コレに参加。 2003年、米国映画「ラストサムライ」に出演。 グローバルな貧困根絶キャンペーンに参加。 出演作: 2000年「ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer」「回路」 2001年「Laundry ランドリー」 2002年「ALIVE アライヴ」 2003年「スパイ・ゾルゲ」「ラスト サムライ」「嗤う伊右衛門」 2004年「Jam Films S(エス)」 2005年「ALWAYS 三丁目の夕日」 2007年「ゲゲゲの鬼太郎」「ALWAYS 続・三丁目の夕日」 2008年「ラスト・ブラッド」 2009年「カムイ外伝」「わたし出すわ」 その他の出演者: 田鍋謙一郎 村松克己 角替和枝 西村理沙 木野花 User Rating 7.0/10 ( 289 votes) 8.3/10 ( 597 votes)Yahoo! オトーサン、 「高いスコアだ」 Simone Pezzanoさん Italy 2005年1月14日 すばらしい日本映画の好例 たくさんのアジア映画をみてきた。 勿論、極東の撮影を楽しむには、 欧州の観客にはある種のトレーニングがいる。 だが、この映画はちがう。 時の流れ方は、典型的な日本風だし、 ストーリーは、単純でリニアだ。 出来事も、何らサプライズがない。 この映画は、にもかかわらず、 主人公たちへの強い愛着を作り出すのに成功している。 映画が終わると、彼らとの別れを惜しむのだ。 親しい間柄になったように感じるからだ。 強烈で、ロマンティックだが、 この映画には、実に愉快なシ−ンも多い。 主人公たちは、あなたをリラックスさせ、すこし笑わせてくれる。 これは、私のお気に入り映画だ。 私が見るたびに感じているように、感じてほしい。 オトーサン、 「映画瓦版も泣いた!」 服部弘太郎さん 2002年1月10日 コインランドリーで出会った無垢な青年と傷心の若い女。 窪塚洋介と小雪主演のピュアなラブストーリー。 映画『GO』でキネマ旬報の主演男優賞を受賞することが決まった 窪塚洋介が主演した、ファンタジーの香りがするピュアなラブストーリー。 共演は小雪と内藤剛志。 テレビの世界で活躍し、これが映画監督デビュー作となる森淳一が 脚本と原作も担当している。 サンダンス・NHK国際映像作家賞日本部門2000を受賞した脚本を、 自ら映画化したものだ。 製作会社は『踊る大捜査線 THE MOVIE』『Juvenile』 『サトラレTRIBUTE to a SAD GENIUS』など、 近年良質のエンターテインメント作品を作っているROBOT。 2時間6分と上映時間は長いものの、登場人物は少なく、 話の規模も小さな低予算の映画だろう。 それでいて胸の奥にずしんと響く、大きな感動を与えてくれる作品に仕上がっている。 ラストシーン近くで、僕は不覚にも涙がこぼれそうになりました。 主人公テルは子供の頃のケガがもとで、 二十歳になっても子供のような精神を持ったままの青年だ。 彼は祖母の経営するコインランドリーで、 洗濯物が盗まれないように見張る仕事をしている。 ある日、乾燥機の中に置き忘れてあった服がきっかけで、 テルは水絵という若い女と知り合う。 だがそのすぐあと水絵はコンランドリーの乾燥機に1着の服を残したまま、 故郷の町に戻ってしまう。 テルはその服を彼女に返すため、ヒッチハイクをしながら遠い町に向かうのだが……。 ラブストーリーといっても、この映画にはキスシーンもなければベッドシーンもない。 男に騙されて傷ついた水絵は一種の男性恐怖症になっているし、 テルには女性に対する性的な欲求がない。 テルの水絵に対する愛は、 幼稚園児が「大きくなったら○○ちゃんと結婚するんだもん!」と 宣言するような無邪気な愛だ。 人間は生きていればさまざまな雑事に追われ、 生活の中身は清濁さまざまな要素にあふれている。 しかしテルの生き方は、生活の中からすべての澱を落とし、 清く澄んだ上澄みだけを取り出したように透明で純粋なのだ。 それは「エロス」ではなく、神の愛「アガペ」に近い。 映画の中には、お気に入りの銀のカップで水を飲む少年の話が出てくる。 僕はこのエピソードを、映画『フィッシャー・キング』にも登場する 聖杯伝説のバリエーションとして解釈した。 テルは伝説に登場する聖愚者なのだ。 彼は一切の世俗的欲望を持たないがゆえに、出会った人々を癒す力を授けられる。 社会的な弱者に見えるテルは、じつは強い人間なのだ。 男に振られた程度で生活ががたがたになってしまう水絵の方が、 むしろ弱くて脆い。 もっともこの弱さも、映画の中では水絵の純粋さとして描かれる。 そんな水絵はテルの存在によって癒され、 鳩を飼う謎の中年男サリーも、テルとの出会いによって人生の新たなスタートを切る。 小動物を思わせる窪塚洋介の目が最高。 時折手で頭をがりがりとひっかく仕草は、まるでハム太郎。 純真無垢なテルという役に説得力がないとこの作品は台無しだと思うが、 窪塚洋介はお見事だった。 感動しました。


恋愛上手になるために

オトーサン、 「贅沢な出演者だねぇ」 グウィネス・パルトロウ、ペネロペ・クルス、 それぞれ主演で、映画ができる旬の女優さんです。 監督は、ジェイク・パルトロウ。 「えっ、彼女の弟さん?」 原題;The Good Night (2007) 監督・脚本:Jake Paltrow Genre:Comedy/ Drama / Fantasy/ Romance Rated R for language and some sexual content. Country:USA / UK / Germany Language:English / Italian 上映時間:93分 あらすじ: ニューヨーク。 ゲリーは、しがないCM作曲家、 美術館勤務のドーラと同棲中だ。 だが、いまや倦怠期だ。 そんな折、夢の中に理想の恋人アンナが現れる。 しかも、彼女は、現実に存在したのだ。 そんなゲリーを前に、ドーラは別居を選ぼうとする。 出演者: Martin Freeman ... Gary Shaller(ゲリー) Penelope Cruz ... Anna / Melodia(アンナ) Gwyneth Paltrow ... Dora Shaller(ドーラ) Danny DeVito ... Mel(メル) オトーサン、 「うーん、いまいちだなぁ」 マーティン・フリーマンは、元々冴えない男だし、 ペネロペ・クルスも、額縁の女のよう。 グウィネス・パルトロウは、監督が弟のせいか、 自然体というか、手抜きにみえなくもありません。 MARTIN FREEMAN  マーティン・フリーマン 誕生日 1971/9/8 出身 英 BBCの人気テレビシリーズ「THE OFFICE」で人気に。 活躍度   △→ 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 2002年「アリG」 2003年「ラブ・アクチュアリー」 2005年「銀河ヒッチハイク・ガイド」 2006年「こわれゆく世界の中で」◆ 2007年「レンブラントの夜警」◇「恋愛上手になるために」◇ PENELOPE CRUZ  ペネロペ・クルス 誕生日 1974/4/28 出身 スペイン・マドリード 14才でモデルとしてデビュー。 マドリード演劇学校でクラシック・バレエを学ぶ。 テレビタレントして活躍した後、映画に進出。 92年「ハモンハモン」でゴヤ賞主演女優賞にノミネート スペイン映画「オープン・ユア・アイズ」のリメイク 「バニラ・スカイ」で同じ役を演じている。 2008年「それでも恋するバルセロナ」でアカデミー賞助演女優賞受賞。 活躍度 ○↑ 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1990年「CRONICAS URBANAS」 1991年「E'L LABERINTO GRIEGO」 1992年「ハモンハモン」「ベル・エポック」 1993年「PER AMORE SOLO PER AMORE」 1994年「捕らわれた唇」 1996年「17歳」 1997年「ライブ・フレッシュ」「オープン・ユア・アイズ」◇      「A CORNER OF PARADISE」 1998年「ハイロー・カントリー」◆「イフ・オンリー」      「美しき虜」      「DON JUAN」「TALK OF ANGELS」 1999年「オール・アバウト・マイ・マザー」◆      「裸のマハ」 2000年「ウーマン・オン・トップ」◇「すべての美しい馬」◇ 2001年「ブロウ」◆「コレリ大尉のマンドリン」◇「バニラ・スカイ」◇      「ウェルカム!ヘヴン」◇ 2003年「ゴシカ」◇「花咲ける騎士道」◇「ボブ・ディランの頭の中」 2004年「トリコロールに燃えて」◇「赤いアモーレ」◇「NOEL ノエル」◇ 2005年「サハラ 死の砂漠を脱出せよ」◇ 2006年「ボルベール 帰郷」◇ 2007年「恋愛上手になるために」 2008年「エレジー」◇「それでも恋するバルセロナ」 GWYNETH PALTROW  グウィネス・パルトロウ 誕生日 1972/9/28 出身 米カリフォルニア州ロサンゼルス 脚本家・監督・プロデューサーのブルース・バルトロウを父に、 女優のブライス・ダナーを母に持つ。 11才の時、一家でニューヨークに移り、スペンス・スクールに入学。 美術史を学ぶため、カリフォルニア大学に進学するが、中退。 映画デビュー作は「過ぎゆく夏」。 初主演は「エマ」。 「恋に落ちたシェイクスピア」でアカデミー賞と ゴールデングローブ賞の主演女優賞を受賞。 私生活ではブラッド・ピットと婚約まで行ったが、破局。 2003年、英ミュージシャン、クリス・マーティンと結婚。 一児がいる。 活躍度 ○↑ 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1991年「過ぎゆく夏」「フック」 1993年「冷たい月を抱く女」      「フレッシュ・アンド・ボーン/渇いた愛のゆくえ」 1994年「ミセス・パーカー/ジャズエイジの華」 1995年「ムーンライト&バレンチノ」      「ジェファソン・イン・パリ/若き大統領の恋」      「セブン」◆ 1996年「エマ」◇「ハッピィブルー」◇「ハードエイト」 1997年「大いなる遺産」 1998年「スライディング・ドア」◇「沈黙のジェラシー」      「ダイヤルM」◇      「恋に落ちたシェイクスピア」◇ 1999年「リプリー」◇ 2000年「偶然の恋人」◇「インターン」▲「デュエット」◇ 2001年「アニバーサリーの夜に」◆「愛しのローズマリー」◇      「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」◆ 2002年「オースティン・パワーズ ゴールド・メンバー」▲「抱擁」◇      「デブラ・ウインガーを探して」 2003年「ハッピー・フライト」◇「シルヴィア」◇ 2004年「スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー」◇ 2005年「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」◇ 2006年「ハサミを持って突っ走る」 2007年「恋愛上手になるために」 2008年「アイアンマン」 その他の出演者 Keith Allen ... Norman Steffan Boje ... Karlheinz Sonia Doubell ... Shawna Michael Gambon ... Alan Weigert Stephen Graham ... Victor Kate Harper ... Ballet Teacher Juliana Kiehl ... Naresta Bruno Lastra ... Italian Slickster #2 Martino Lazzeri ... Italian Slickster #1 Meredith MacNeill ... Tica Simon Pegg ... Paul User Rating:6.1/10 ( 3,438 votes)       6.1/10 ( 47 votes)Yahoo! オトーサン、 「ま、こんなものかも」 User Comments rodeo111 さん Prague 2007年8月1日 ユニーク 私は、プラハ在住のアメリカ人だ。 この映画に感動した。 人間関係の細部をしっかり描き、 このうえなく丁寧にみつめている。 結末には触れないでおこう。 文字通リ、椅子から転げ落ちそうになった。 長い間、こんな映画をみたことはなかった。 数日間、尾を引いた。 才能なく、落ち込んだ男、何とかしたがっている男を描いている、 それは、かつての映画が描いた人間の条件だ。 夢みさせてくれる。 俳優たちは、あまりみない演技を披露している。 ダニー・デビートは、心破れ、ヤケになっている男。 サイモン・ペグは、陽気なトラブルメーカー。 グウィネス・パルトロウは、よどんだ人生に疲れたブルネット。 ペネロペ・クルスは、ヨーロッパのファンタジーから抜け出た夢の女。 マイケル・ガンボンとジャービス・コッカーは、 きつい機知のゲスト・ナレーターで、輝いている。 マーチン・フリーマンは、夢が破れて挫折した男だ。 オトーサン、 「映画瓦版、学があるな」 胡蝶の夢を引用するとは、並みの映画評論家ではありません。 服部弘太郎さん 2008年9月17日 恋人と同棲中のミュージシャンが夢で出会った理想の女。 現実と夢に翻弄される男の悲喜劇。 CM音楽の作曲をしているゲリーは、 同棲中の恋人ドーラとの関係が最近どうもチグハグになっている。 同じ部屋で一緒に暮らしながら、心がすれ違っている感じなのだ。 そんな彼の前に、彼の人生を一変させる運命の恋人が現れる。 彼女の名はアンナ。 美人でセクシー、しかも一途にゲリーを愛してくれる彼女は、 まさに理想の恋人。 ただし問題は、彼女がゲリーの夢に出てくるだけの存在だということ。 夜ごと夢の中で逢瀬を重ねるアンナにゲリーは夢中になるが、 そのことがますますドーラとの関係を損ねてしまう。 しかしある日街を歩いていたゲリーは、 バスに張り出された広告でアンナの姿を見かけて衝撃を受ける。 アンナは現実のCMモデルだったのだ! グウィネス・パルトロウの実弟、ジェイク・パルトロウの長編デビュー作。 人物ドキュメンタリー風のインタビュー画面で始まり、 主人公の数奇な運命を語っていくという構成。 夢の中で出会った女と現実の恋人、 さらには現実に存在した夢の女そっくりの美女との間で翻弄され続ける主人公の姿は、 荘子の「胡蝶の夢」にも似た古典的モチーフ。 しかしこれが哲学的なムードに走らず、 ひたすら実利的な方向を目指すあたりがアメリカ人の感覚なのだろうか。 夢の女アンナにうり二つのモデルが、 アンナとはまるで別人格の赤の他人という筋立ては、 そんなの当たり前といえば当たり前なのだが、 映画を観ている側の期待を見事に裏切ってしまう。 夢はあくまでも夢。現実は情け容赦のない現実。 現実が情け容赦のないものであればあるほど、 主人公は夢と知りつつ夢の中にのめり込んでいく。 ニューヨークを舞台に、風采の上がらない中年文化人が 恋人や友人たちと仕事や恋愛についてゴチャゴチャややこしいことになる…… という筋立ては、ウディ・アレンの影響を強く受けたものだと思う。 主人公を演じるマーティン・フリーマンが最も冴えない風体で、 共演にグウィネス・パルトロウ、ペネロペ・クルス、ダニー・デビートなどの 大物をずらりと並べてくるのも、ウディ・アレン風の配役センスかもしれない。 ただしこの映画がアレン作品と大きく異なるのは、 皮肉なユーモアが自虐的な堂々巡りのユーモアにならず、 単なる主人公いじめに見えてしまうことかもしれない。 夢の中のシーンがもっとゴージャスで魅力的になると、 夢に逃避する主人公の気持ちにより感情移入できたのに……、とも思う。 主人公にとって夢は「もうひとつの現実」であるはずなのに、 現実の生々しさに比べるとやはり存在感が希薄なのだ。 夢と現実の狭間で揺れ動く男の話としては、 ダニー・ケイの『虹を掴む男』など古典的な作品がいくつかある。 現実を凌駕する夢の世界を表現するのに、 ペネロペ・クルスひとりに頼るのではなく、もう一工夫ほしかったと思う。 最後のオチは、ちょっとありきたり。 でもインタビューで構成されたエピローグがほろ苦くて良い。 オトーサン、 「この際、調べてみようか」 ○荘子「胡蝶の夢」 昔、荘周は夢で蝶になった。 ひらひらとして胡蝶そのものであった。 自然と楽しくなり、気持ちがのびのびしたことだった。 自分が荘周であることはわからなくなっていた。 にわかに目覚めると、なんと自分は荘周であった。 荘周の夢で蝶になったのか、蝶の夢で荘周になったのかはわからない。 しかし、荘周と胡蝶とには、間違いなく区別があるはずである。 こういうのを、「物化」というのである。 ○荘子「胡蝶の夢」(松岡正剛さん) うらうらとした春の日のことだった。 荘子はうつらうつらと夢を見ていた。 ふと気がつくと、自分がふらふらと胡蝶になっている。 胡蝶となって空を翔び、花から花を上から眺めて遊んでいる。 荘子は夢に胡蝶となったのである。 けれども、夢のなかでは胡蝶そのものが荘子となってひらひらと飛んでいる。 そのうち、その夢の中の胡蝶の目がさめて、荘子はふたたび荘子に戻っている。 荘子がすぐに目をさましたのではない。 胡蝶がまず目をさまし、そうしたら、荘子の目がさめていた。 はたして荘子が胡蝶の夢を見ていたのか、 それとも胡蝶が荘子の夢を見たのであった、のか。 どちらともいえないし、そのどちらともいえるようで――。


ウォーロード 男たちの誓い

オトーサン、 「ジェット・リーの新作だ」 ジェット・リーといえば、マーシャル・アーツ。 多彩な武芸がみられそうです。 原題:Tau ming chong (2007) 監督:Peter Chan/ Wai Man Yip 脚本:Tin Nam Chun /Junli Guo /Jiping He Jianxin Huang/Jo Jo Yuet-chun Hui/Oi Wah Lam Lan Xu /James Yuen Genre:Action / Drama / History / War Country:China / Hong Kong Language:Mandarin 上映時間:110分 あらすじ: 中国・清朝末期。 清朝の将軍パンは、太平天国の乱で敗北し、 累々たる死体の山から、ひとり生き延びる。 リィエンに助けられ、一夜をともに。 食物を求め街へ出て、出会ったウーヤンの村に招かれる。 だが、実は、ウーヤンたちは盗賊だった。 しかも、リィエンは盗賊の首領アルフの妻だった。 出演者: Jet Li ... General Pang Qingyun(パン) Andy Lau ... Zhao Er-Hu(アルフ) Takeshi Kaneshiro ... Zhang Wen-Xiang(ウーヤン) Jinglei Xu ... Lian(リィエン) オトーサン、 「おいおい、マーシャル・アーツ封印かよ」 ジェット・リーの演技力は、さほどでないので、 心配になりました。 昔より、ふくよかになったので、 もはや武術が使えないのではないか、心配になりました。 JET LI  ジェット・リー 誕生日 1963/4/26  出身 中国・瀋陽 九歳から北京の業余体育学校で中国武術を学び、 11才の時に中国全国武術大会のチャンピオンとなり、 以後、五度優勝。 74年には世界巡業でホワイトハウスに招かれ、 ニクソン大統領に対戦演技を披露した。 十代半ばで武術コーチ。 82年に「少林寺」で映画界入り。 88年「ファイナル・ファイター」から リー・リンチェイの名で本格的に香港映画で活躍。 「リーサル・ウエポン4」の悪役でハリウッドでも注目されるようになった。 出演作 1982年「少林寺」 1983年「ドキュメント・燃えよカンフー」「少林寺2」 1986年「阿羅漢」 1988年「ファイナル・ファイター 鉄拳英雄」 1989年「ハード・ブラッド」 1989年「ドラゴン・ファイト」 1992年「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地大乱」       「スウォーズマン/女神伝説の章」 1993年「ラスト・ヒーロー・イン・チャイナ/烈火風雲」「方世玉2」      「カンフー・カルト・マスター 魔教教主」      「レジェンド・オブ・フラッシュ・ファイター 格闘飛龍」      「レジェンド・オブ・フラッシュ・ファイター 電光飛龍」 1994年「ターゲット・ブルー」「マスター・オブ・リアル・カンフー 大地無限」      「新・少林寺伝説」「フィスト・オブ・レジェンド 怒りの鉄拳」 1995年「D&D/完全黙秘」「ハイリスク」 1996年「ブラック・マスク」◇「冒険王」 1997年「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ&アメリカ」 1998年「リーサル・ウエポン4」◆ 2000年「ロミオ・マスト・ダイ」◇ 2001年「キス・オブ・ザ・ドラゴン」◇「ザ・ワン」◇ 2002年「英雄 HERO」 2003年「ブラック・ダイヤモンド」◇ 2004年「ダニー・ザ・ドッグ」◇ 2005年「SPIRIT スピリット」◇ 2006年「ローグ アサシン」◇ 2008年「ドラゴン・キングダム」◇「ハムナプトラ3/呪われた皇帝の秘宝」◇      「ウォーロード 男たちの誓い」 その他の出演者: Zhaoqi Shi ... He Kui Kuirong Wang ... Jiang Da Ren Yachao Wang ... Young soldier Bao-ming Gu Xiaodong Guo Bo Zhou User Rating:7.3/10 ( 5,478 votes)       7.7/10 ( 126 votes)Yahoo! オトーサン、 「よく出来た人間ドラマだ」 User Comments jedo_team さん Netherlands 2008年12月21日 叙事詩映画、数々の受賞。 この映画の質の高さは、 同じジャンルの映画と比べれば、より明確になる。 この映画をみた後では、「スリー・キングダム」の記憶は消え失せ、 埃っぽい棚に放置されることになった。 この映画をみると、ウェブで誰かに感想を述べたくて、 述べたくて、しょうがなくなる。 本質的には、この映画は、悲劇だ。 結末に向かって、急展開をみせる。 ややヘビーだが、 次第に、飲み込まれていくのだ。 ジェット・リー率いる素晴らしい演技チームは、 他のすべてはまさに凍っています。 登場人物のよくできたドラマに夢中になり、 ほかのすべては、眼中になくなるのだ。 この映画は、すべての点で素晴らしい。 振り付け、特殊効果、音楽とストーリー. 誰にとっても、何かがあるものの、 この映画は、 ハードな暴力にまみれており、 血盟関係や政治を扱った男の子向けの映画だ。 ストーリーは、荒々しく、急激な展開に心を奪われるだろう。 「トロイ」のような映画が好きならば、 より暗いアジア映画の世界を楽しめるだろう。 これまでつくられた最高の映画のひとつだ。 オトーサン、 「いいぞ、感動の手記!」 が〜ちゃん 2009年5月8日 三人の男が、それぞれ求めるもの。 ジェット・リー&アンディ・ラウ&金城武。 この三人が、義兄弟になる。 ふむふむ。。。 それだけで、期待度 大 の私。 戦国の世の中を生き抜くための、義兄弟の契りの証し「投名状」。 きていくために、義兄弟となったけれど、 最終目的は、それぞれ違ったのだ。 三人の、それまでの生い立ちなどを想像すると、 考え、信念など、それぞれが違って当たり前なんだけど、 敵を前にした時に、どうすれば良いのか。 ≪これだけが正解!≫なんてことはないのだ。 ただ、自分の信じることを行うだけだ。 パンは、戦いに勝利して出世し、多くの民のための為政をと願う。 アルフは、自分を慕ってくれる友のために、友情を大切にと願う。 ウーヤンは、冷静に周りを見る目を持ち、義(投名状)を守ろうとする。 配役は、バッチリでした。 三人それぞれが、正しいのだ。 間違いなんてない。 三人ともに、共感できる。 ラブ・ストーリーの得意な監督だから、 戦闘シーンはどうかな?! と思っていたけれど、 ザーーーっと足を切ったり、手が飛んだり、馬に目隠しをしたり、 見ごたえのあるシーンが続いた。 ジェットの力強い戦いのシーンも見せてくれた。 アンディの戦闘シーンを、もう少し多くして欲しかったな。 いつもは大人しい金城武も頑張っていた。 終盤、「あら?! 南京での戦いは、どうなったの??」と思うけれど、 見終わってみると、これで良かった。 戦いのシーンばかりだと、食傷気味になってしまうものね。 「三国志」や「レッドクリフ」と比べると、 こちらの方が、現場目線で作られている。 それにしても、権力を持って、指図だけして、兵士たちを「駒」としか思わない、 自分だけが大切な三大臣。 ムカつくわ〜。 ジェット・リーの涙。 アンディ・ラウの涙。 金城武の涙。 良かったな〜。 なかなか、見ごたえのある作品でした。 90点


ゲーム・プラン

オトーサン、 「アメフトの映画か」 アメリカ人は大好きなスポーツです。 しかも、ディズニー映画。 大人向きではなさそうですが、 TSUTAYA DUSCASでは、高いスコアなっていました。 原題:The Game Plan (2007) 監督:Andy Fickman 原作:Nichole Millard/Kathryn Price/Audrey Wells 脚本:Nichole Millard/ Kathryn Price Genre:Comedy/ Family / Sport Rated PG for some mild thematic elements. 上映時間:110分 あらすじ: キングマンは、アメフトのスタープレイヤー。 バツイチ独身生活を満喫していた。 だが、ある日、少女が訪ねてきて、 あなたの娘だと名乗り、しばらく同居すると言う。 彼は、動転するが、思いあたるフシもある。 CM代理人のステラから試合に専心してと言われるが、 8歳の子を放置することもできない。 慣れない子育てだから、 娘をゲーム・プランのように管理しはじめる。 出演者: Dwayne Johnson ... Joe Kingman(キングマン) Madison Pettis ... Peyton Kelly(ペイトン) Kyra Sedgwick ... Stella Peck(ステラ) Roselyn Sanchez ... Monique Vasquez(モニク) オトーサン、 「パパ役に挑戦か」 スコーピオン・キングは、衝撃的でした。 あの怖い黒人が、パパを演じています。 こまっしゃくれた娘ペイトンから、 「怖い顔、うぬぼれ男」と酷評されて困っている顔もなかなか。 でも、やはり、フットボールをしている時が、最高ですね。 DOWAYNE "THE ROCK" JOHNSON  ドゥエイン・”ザ・ロック”・ジョンソン 誕生日 1972/5/3 出身 米カリフォルニア州 祖父ピーター・メイヴィア、父ロッキージョンソンは共にプロレスラー。 高校、マイアミ大学ではアメリカン・フットボールの選手として活躍。 卒業後は人気プロレス団体WWFに入団。 すぐにインターコンチネンタル・チャンピオンの座につき、 NO.1人気レスラーとなった。 映画は「ハムナプトラ2/黄金のピラミッド」の スコーピオン・キング役でデビュー。 活躍度 △→ 演技力   ☆☆★★★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1999年「ビヨンド・ザ・マット」 2001年「ハムナプトラ2/黄金のピラミッド」◆      「スコーピオン・キング」◇ 2003年「ランダウン ロッキング・ザ・アマゾン」◇ 2004年「ワイルド・タウン 英雄伝説」◇ 2005年「DOOM/ドゥーム」◇      「Be Cool ビー・クール」◆ 2005年「ゲーム・プラン」 その他の出演者 Morris Chestnut ... Travis Sanders Hayes MacArthur ... Kyle Cooper Brian J. White ... Jamal Webber Jamal Duff ... Clarence Monroe Paige Turco ... Karen Kelly Tubbs ... Spike Gordon Clapp ... Coach Mark Maddox Kate Nauta ... Tatianna Robert Torti ... Samuel Blake, Jr. Jackie Flynn ... Larry the Doorman Lauren Storm ... Nanny Cindy User Rating:6.3/10 ( 11,936 votes)       7.8/10 ( 44 votes)Yahoo! オトーサン、 「高いスコアだ」 Yahoo!のスコアが非常に高いのは、 ドゥエイン・”ザ・ロック”・ジョンソン 人気でしょう。 User Comments sluggy3000 United States 2007年9月22日 すばらしいファミリー映画 今夜見てきた。 素敵だった。 夫は、映画館に座っている少女たちをみて、 こう言った。 「いい映画を選んだと思うかい?」 だが、最初から最後まで笑いぱなしだった。 映画館にいた男性すべてがそうだった。 NFLは、ボストンレベルスの 自己中のスター選手(クオーターバッグ)のお話しだ。 彼は、すばらしい独身の友人たちがいて、 ブルドッグと暮らしている。 エルヴィス・プレスリーを尊敬していて、 その渾名をもらって、自分を「キング・キングマン」と呼んでいる。 ちっちゃな8歳の少女が、彼の家のドアに現れる。 あなたの娘よ。 これで、彼の生活は調子が狂ってしまう。 ドゥエイン・”ザ・ロック”・ジョンソンは、見事な演技だった。 感動的なシーンでは、すすり泣きも聞こえた。 娘役の少女も可愛い。 大いにおすすめしたい。 オトーサン、 「ディスニー映画だなぁ」 確かに、鼻につくエピソードはシーンが多々あります。 npd20jwlさん 2009年3月19日 当代きってのカリスマに失礼 ドウェイン・“ザ・ロック”・ジョンソンの新作が 全米Box Officeを制した記念に、08年未公開の主演作をレビュー。 『キンダガートン・コップ』『キャプテン・ウルフ』の系譜に連なる マッチョスターの"Daddy Day Care"もの。 本作の監督は上記新作と同じアンディ・フィックマン。 ふざけた邦題の前作『アメリカン・ピーチパイ』で アマンダ・バインズ(逸材)のファニーな魅力を限界まで引き出したように、 本作でもロック様のチャーム全開・・・なんだが、 脚本のダメさに引きずられてどうにもぬるい映画になってしまった。 正直この程度の脚本ではロック様(逸材)に失礼。 前作は脚本がよかった。ロック様に+★★ 8歳の娘を演じるマディソン・ペティスは 例によってディズニー・チャンネルの子。 自分が今何をしているのかをバッチリ意識した、人工的な子役演技が鼻に付く。 周囲の大人と演技指導が悪い。 このまま将来人気出たらラジー賞行きは鉄板だよ? ファミリー映画だからといってぬるい仕事をやってはいけない>脚本家。 主人公の変化の動機に説得力を欠いているため、しだいに興味が失せる。 演じる人が当代きってのカリスマだけあって、 泡まみれロック様とかタイツ・ロック様とか笑えるんだけど、 それだって想定内に留まって捻りがない。 アメフトチームはアメフトやってるように見えないし、 あれがコーチには見えないんだけど、 ちゃんとシナリオハンティングはやったんだろうか。 後半はとってつけた感傷的な展開。 それ自体は許容範囲だが、 娘のアレルギーを本作最大のシリアスなシーンとしているのは納得できない。 だって前半、ロック様のアレルギーで笑いを取ってるじゃないか。 書いたことを忘れたのか、ナッツとシナモンでは症状が違うとでも思ってるなら、 今どきありえない無神経さ。 自国の『Dr.HOUSE』をフルシーズン100回観て出直してこい。 この映画はアレルギーもアメフトも理解しないまま撮られた。 んなことやってっからディズニーはぬるいと言われ続ける。 ディズニーの名作・傑作に謝れといいたい。


スティル・クレイジー

オトーサン、 「おお、やっと配達されたか」 TUYTATA DUSCASの5月分の3本目です。 コメディから評判のいい6本を選んだのです。 原題:Still Crazy (1998) 監督:Brian Gibson 脚本:Dick Clement /Ian La Frenais Genre:Comedy / Romance / Music Rated R for language, sexuality and drug content. Country:UK Language:English 上映時間:95分 あらすじ: 1977年、ロックバンド、ストレンジ・フルーツは解散。 20年後、キーボード奏者だったトニーに、 バンド再結成の話がくる。 トニーは、マネージャーだったカレンを口説き、 さまざまな職業についていた昔の仲間たちを集めに回る。 ブライアンは死んだらしい。 そこで、若手のヒューイを加うることに。 彼らは、ヨーロッパツアーに出る。 だが、内輪モメで、ケンカ別れしてしまう,,, 出演者: Bill Nighy ... Ray Simms(レイ:ボーカル) Stephen Rea ... Tony Costello(トニー:キーボード) Juliet Aubrey ... Karen Knowles(カレン:マネージャー) Jimmy Nail ... Les Wickes(レス:ベース) Timothy Spall ... David 'Beano' Baggot(ビーノ:ドラマー) Bruce Robinson ... Brian Lovell(ブライアン:ギタリスト) Billy Connolly ... Hughie(ヒューイ:ギタリスト) オトーサン、 「いいね!」 ボーカルのレイ(ビル・ナイ)は、長身でハンサム。 大写しになった憂い顔が印象的でした。 細部まで、いい演技していました。 楽屋で若い男にサインを頼まれます。 フアンかと思ったら、ピザの受領確認のサインでした。 世間から忘れ去られた存在なのに気づくシーン、 いいですね、グッときました。 バンド唯一の若手、ビリー・コノリーは、まあまあか。 BILL NIGHY  ビル・ナイ 誕生日 1949/12/12 出身 英 2003年「ラブ・アクチュアリー」で 英国アカデミー賞助演男優賞、ロンドン映画批評家協会賞助演男優賞受賞。 出演作 1981年「針の眼」 1989年「三文オペラ」「オペラ座の怪人」 1996年「カーテンコール」 1997年「フェアリーテイル」 1998年「スティル・クレイジー」 1999年「ゲスト・ハウス狂騒曲」 2000年「シャンプー台のむこうに」 2001年「ラッキー・ブレイク」 2003年「ラブ・アクチュアリー」「アンダーワールド」 2004年「ショーン・オブ・ザ・デッド」「Jの悲劇」 2005年「ナイロビの蜂」「銀河ヒッチハイク・ガイド」 2006年「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」      「アンダーワールド:エボリューション」「あるスキャンダルの覚え書き」      「マウスタウン ロディとリタの大冒険」(声) 2007年「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド」 2009年「アンダーワールド ビギンズ」「ワルキューレ」 BILLY CONNOLLY  ビリー・コノリー 誕生日 1942/11/24  出身 スコットランド・グラスゴー 造船所で働いていた時、フォークソングに興味を持ち、 後にバンジョー奏者として「HUMBLEBUMS」というバンドに参加する。 その後、曲の合間の彼の語りが有名となり、 コメディアンとして舞台やテレビで活躍。 映画では76年「BIG MANANA FEET」以降本人役の出演も多い。 97年「QUEEN VICTORIA 至上の恋」では イギリス・アカデミー主演男優賞にノミネートされた。 出演作 1981年「告白の罠」 1985年「レゲエdeゲリラ」 1989年「新・三銃士 華麗なる勇者の冒険」 1990年「スピリット/傷だらけの栄光」 1993年「幸福の条件」 1995年「ポカホンタス」(声) 1996年「マペットの宝島」 1997年「QUEEN VICTORIA 至上の恋」      「ポーズ!おしゃべりパソコン犬危機一髪」 1998年「スティル・クレイジー」「インポスターズ」 1999年「処刑人」 2000年「クライム&ダイヤモンド」「ピース・ピープル」      「マイ・ビューティフル・ジョー」 2001年「天使にさよなら」「フロッグ・プリンス」(TM) 2002年「ホワイト・オランダー」 2003年「タイムライン」「ラスト サムライ」 2004年「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」 2008年「Xファイル:アイ・ウォント・トゥ・ビリーブ」 その他の出演者: Helena Bergstrom ... Astrid Simms Hans Matheson ... Luke Shand Rachael Stirling ... Clare Knowles Phil Daniels ... Neil Gaydon Philip Davis ... Limo Driver Frances Barber ... Lady in Black Zoe Ball ... Zoe Virginia Clay ... Young Karen User Rating:6.7/10( 3,552 votes)       9.2/10( 62 votes) Yahoo! オトーサン、 「高いスコアだ」 老いても、まだ希望はある。 そんなメッセージがYahoo!の若いひとにも受けたのかも。 User Comments Terry Makerさん United Kingdom 2006年3月4日 実に愉快。だが、悲しい真実だ。 私は60歳、ギタリストだ。 過去40年、4つのバンドにいた。 この映画には、そのすべてがある。 喧嘩、 変調、腐った食い物、劣悪な宿泊施設、 旅がらす、金欠、みんな酔っているかハイになっている。 だが、クラブ、フアン、音楽が、すべてを埋めあわせてくれた! まさに、ストレンジ・フルーツのように! 私はもう老いぼれで、 指と腰の関節炎で、もうロックはやれない。 だが、ビデオを見ている間中、 昔が戻ってきて、私はそこにいた! 口笛、口論、および酒! そして、私は若返っていた! まさに、ビリー・コネリーのvoice overの通りだ。 神は70年代ロックの味方だ! ロックよ、永遠に! オトーサン、 「確かに、パンチ不足かもな」 でも、英国映画は概して地味なのです。 しみじみさせられるのがいいのです。 服部弘太郎さん 1999年12月21日 伝説のロックバンド“ストレンジ・フルーツ”が再結成される! 中年オヤジががんばるイギリス映画。 若い頃バンドを組んでいた中年オヤジたちが、 「夢よ再び!」と音楽活動を再開してスッタモンダするというイギリス映画。 《ロック版フルモンティ》というのはわかりやすいコピーで、 映画も無難にまとまっている。 無難すぎて意外性がないけどね……。 ニール・ジョーダン作品の常連スティーブン・レイが メンバーのひとりを演じている以外は、 ほとんど名前にも顔にも馴染みのない俳優ばかりが出演している。 監督は『TINA/ティナ』『陪審員』のブライアン・ギブソン。 メンバー同士の友情や確執をからめながら物語の前半ではバンドのツアーを描き、 ようやくバンドが成功を収めた時点で解散の危機を迎えるというのは、 『コミットメンツ』や『すべてをあなたに』『バンドワゴン』などと 同じバンド映画の基本パターン。 この映画では集められたメンバーが不惑をとうに過ぎたいい年の大人ばかりで、 20年前のバンド解散にまつわる心のわだかまりをいまだに捨て切れていないというのが ドラマの中心になってくる。 バンド映画には有能なプロデューサー兼マネージャーが必ず登場するが、 この映画では未熟な若者を導いてくれる年輩の人物など登場しっこない。 50男を誰が導いてくれるというのだろう。 問題はすべて、自分たちの内部で解決して行くしかないのだ。 '70年代に一世を風靡したバンド“ストレンジ・フルーツ”のメンバーが、 '70年代ロックのリバイバル・ブームに乗じて再起を図ろうとする物語。 バンド解散後は多くのメンバーが音楽から離れ、 ある者はコンドームのセールスマンに、ある者は屋根職人に、 ある者は税金滞納で役所から追われるお尋ね者(?)になっている。 メンバーの中心的な存在だったカリスマ・ギタリストは、 数年前にひっそりと亡くなったという。 ボーカルの男は何とか音楽業界の端っこにしがみついているが、 10年以上のスランプで破産寸前。 そんな彼らがほこりをかぶっていた楽器を再び取り出して、 小さなライブハウスまわりから音楽活動を再スタートさせる。 しかしそれは、解散時に植え付けられた心のしこりが、 再びよみがえってくることも意味していた。ま、そんな話です。 映画としての構成は悪くないと思う。人物配置もまずまず。 マネージャーの娘を登場させるなどして、若い世代への配慮もしている。 ただ、僕には彼らが「もう一度音楽やるぞ!」と 20年間の堅気生活を捨ててしまう動機がよくわからなかった。 一応の説明はされていますが、音楽のどこがそれほど魅力的なのかが、 この映画からはうまく伝わってこない。 たぶんこれは、'70年代のステージシーンを再現した部分に、 めくるめくような陶酔感があまりないからだと思う。 うまく再現してはいるのですが、そこにあるのは単なるステージ風景の真似事で、 本物の持つ熱っぽさは感じられないのです。 ここにもっと魅力があると、「あの時代をもう一度!」という主人公たちの願いに もっと共感できたと思う。 面白い映画ですが、ちょっとパンチ不足でした。


イワン雷帝

オトーサン、 「ワンコインで見られる!」 でも、残念ながらこのDVD、偉大な監督の手になる 3部作の第1部だけしか収録されていませんでした。 因みに、第2部はイワン雷帝の描き方が批判されて上映禁止。 第3部は、放棄といういわくつきの作品です。 原題:Ivan Groznyy I (1944) 監督・脚本:Sergei M. Eisenstein Genre:Biography Country:Soviet Union Language:Russian Black and White 上映時間:99分 あらすじ: 十六世紀のロシア。 イワン大公は、強引に皇帝となり、 ロシアの権益拡大を狙う。 だが、エフロシニアなど貴族階級の不満分子が暗躍する。 民衆がけしかけ、暴動を起こし、 他国と結託し、戦争を引き起こした。 さらに最愛の王妃アナスタシアを毒殺する... 内憂外患、イワン皇帝は、孤独そのものだった。 出演者: Nikolai Cherkasov ... Czar Ivan IV(イワン皇帝) Lyudmila Tselikovskaya ... Czarina Anastasia Romanovna(アナスタシア) Serafima Birman ... Boyarina Efrosinia Staritskaya(エフロシニア) オトーサン、 「大向こうをうならせる名演技!」 イワン皇帝役のニコライ・チェルカーソフ、 威圧感があり、内面の演技も見事でした。 パントマイム役者だったことが生きているのでしょう。 映画俳優マガジンに経歴が出ていないので、 作成しました。 NIKOLAI CHERKASOV ニコライ・チェルカーソフ 誕生日 1903/7/27 - 1966/9/14 出身地 ロシア・レニングラード 1919年、パントマイム役者になる。 1926年、舞台芸術学校を卒業し、 レニングラードの青年劇場の舞台に立つ。 スターリンのお気に入りだった。 1947年、ソ連人民芸術家に選ばれる。 1951年、回顧録"ソ連邦俳優についての覚書"を書く。 出演作: 1938年「アレクサンドル・ネフスキー」 1946年「イワン雷帝」「愛への誓い」 1947年「先駆者の道」「恋は魔術師」 1950年「夜明け」 1957年「ドン・キホーテ」 その他の出演者: Mikhail Nazvanov ... Prince Andrei Kurbsky Mikhail Zharov ... Czar's Guard Malyuta Skuratov Amvrosi Buchma ... Czar's Guard Aleksei Basmanov Mikhail Kuznetsov ... Fyodor Basmanov Pavel Kadochnikov ... Vladimir Andreyevich Staritsky Andrei Abrikosov ... Boyar Fyodor Kolychev Aleksandr Mgebrov ... Novgorod's Archbishop Pimen Maksim Mikhajlov ... Archdeacon Vsevolod Pudovkin ... Nikola, Simpleton Beggar User Rating: 7.7/10 ( 2,930 votes)       10.0/10 ( 14 votes)Yahoo! オトーサン、 「3部作が完成していたら、世界の名画だったろうに」 User Comments ironsideさん Mexico 2005年8月10日 まぎれもない天才の作品、 建築的構成と純粋演劇のコンビネーション..., スターリンの助言で映画化された。 第1部は、16世紀の王子を美化している。 彼は、ロシア封建貴族たちの力を打ち負かし、 親友たちや家族の裏切りに耐え、 ロシア国家を形成する。 イワンは、目的を達成するために、 残酷に行動し、しばしば不快な手段をとるが、 少なくとも、エイゼンシュテインの眼には、 それが許せるものだった... 批評家たちのなかには、 耐えられぬほどテンポが遅く、鈍重だと指摘するもののいるが、 「イワン雷帝」の第1部は、他の批評家からは、 天才のそびえたつ作品と賞賛されている... 最高に無慈悲な指導者スターリンが、 この第1部をほめた理由がよく分かる。 また、第2部が政府の怒りを買い、 上映禁止になった理由もよく分かる。 第1部よりも、迫力に欠けており、 ピヨートル大帝が、ますます正気を失い、 憎悪と苦渋と疑いに押しつぶされて、 任務の正当性への疑念を抱くようになる... エイゼンシュテインは、心臓発作に苦しみながら、 映画の編集を終え、1948年に死去した... その後10年間、完成した傑作は、上映禁止となった。 1958年、スターリンの死の5年後、陽の目をみた。 オトーサン、 「目玉の動きか。いいところ見ている!」 Ikedaさん 2005年3月14日 目玉の動き モンゴル帝国の支配からモスクワ公国を独立させた イワン3世に続くイワン4世(雷帝)の業績を描いているので、 歴史的にも面白い映画です。 この映画は第3部が作られていませんが、 この後ロシア帝国は膨張していって雷帝の時代には リヴォニアとの闘いが長く続き、 一時はモスクワもクリミアのタタール人に掠奪された事もあったようです。 その辺をどのように描こうとしたか興味があって、 未完であることが余計残念です。 この作品はエイゼンシュテインの遺作ですが、 この映画ではモンタージュ手法が、 事物では無くて表情のクローズアップに集中し、 特に目玉の動きなどが凄いです。 各俳優の演技も舞台そのものなので、 多少大げさにも見えますが皆、熱演です。 又、ミュージカル的な所も多く、コサック・ダンスが踊られ、 当時のタタール人の風俗などを垣間見ることが出来ます。 オトーサン、 「締めは、やはり黒美さんだな」 黒美君彦さん 2002年6つき15日 孤独なる「暴君」 様式美をよく指摘されるこの映画だが、 その美意識の中でイワン雷帝は孤独な建国の英雄として描かれつつ、 ボルシェビキの指導者とも重なりを見せる。 彼は「名君」だったのか「暴君」だったのか。 その線引きすら意味はないのかも知れない。 スラブ的混沌に身を任せ、エイゼンシュタインの映像にのめりこむこと。 帝政ロシアの内側にあった民族的風土を垣間見せる作品として、その価値は高い。


キス・オブ・ザ・ドラゴン

オトーサン、 「ははーん、前宣伝だな」 5月11日、テレビ東京で放映。 いま公開中のジェット・リー主演映画のPRでしょう。 「ウォーロード/男たちの誓い」、見に行くか うまうまと宣伝に乗せられそうです。 原題:Kiss of the Dragon (2001) 監督:Chris Nahon 原作:Jet Li 脚本:Luc Besson /Robert Mark Kamen Genre:Action / Crime / Drama / Thriller Rated R for strong violence, language, some sexuality and drug content. Country:France / USA Language:English / French / Mandarin 上映時間:98分 あらすじ: 中国人捜査官リュウがパリに着任し、 リチャード警部と合流して捜査に乗り出す。 だが、リュウは、リチャードの罠にはめられる。 逃亡しながら、復讐の機会を窺う。 リチャードの下で働く娼婦ジェシカと知りあい、 待ちに待った機会が訪れる。 出演者: Jet Li ... Liu Jian(捜査官リュウ) Bridget Fonda ... Jessica Kamen(娼婦ジェシカ) Tcheky Karyo ... Insp. Richard(リチャード警部) オトーサン、 「静と動、どうだ、この切れ味!」 ジェット・リーをみてしまうと、 他の俳優のマーシャル・アーツはお呼ぶでなくなります。 あとの2人も熱演していました。 JET LI  ジェット・リー 誕生日 1963/4/26  出身 中国・瀋陽 九歳から北京の業余体育学校で中国武術を学び、 11才の時に中国全国武術大会のチャンピオンとなり、 以後、五度優勝。 74年には世界巡業でホワイトハウスに招かれ、 ニクソン大統領に対戦演技を披露した。 十代半ばで武術コーチ。 82年に「少林寺」で映画界入り。 88年「ファイナル・ファイター」からリー・リンチェイの名で 本格的に香港映画で活躍。 「リーサル・ウエポン4」の悪役でハリウッドでも注目されるようになった。 出演作 1982年「少林寺」 1983年「ドキュメント・燃えよカンフー」「少林寺2」 1986年「阿羅漢」 1988年「ファイナル・ファイター 鉄拳英雄」 1989年「ハード・ブラッド」 1989年「ドラゴン・ファイト」 1992年「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地大乱」      「スウォーズマン/女神伝説の章」 1993年「ラスト・ヒーロー・イン・チャイナ/烈火風雲」「方世玉2」      「カンフー・カルト・マスター 魔教教主」      「レジェンド・オブ・フラッシュ・ファイター 格闘飛龍」      「レジェンド・オブ・フラッシュ・ファイター 電光飛龍」 1994年「ターゲット・ブルー」「マスター・オブ・リアル・カンフー 大地無限」      「新・少林寺伝説」「フィスト・オブ・レジェンド 怒りの鉄拳」 1995年「D&D/完全黙秘」「ハイリスク」 1996年「ブラック・マスク」◇「冒険王」 1997年「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ&アメリカ」 1998年「リーサル・ウエポン4」◆ 2000年「ロミオ・マスト・ダイ」◇ 2001年「キス・オブ・ザ・ドラゴン」◇「ザ・ワン」◇ 2002年「英雄 HERO」 2003年「ブラック・ダイヤモンド」◇ 2004年「ダニー・ザ・ドッグ」◇ 2005年「SPIRIT スピリット」◇ 2006年「ローグ アサシン」◇ 2008年「ドラゴン・キングダム」◇「ハムナプトラ3/呪われた皇帝の秘宝」◇      「ウォーロード 男たちの誓い」 その他の出演者: Max Ryan ... Lupo Ric Young ... Mister Big Burt Kwouk ... Uncle Tai Laurence Ashley ... Aja Cyril Raffaelli ... Twin Didier Azoulay ... Twin John Forgeham ... Max Paul Barrett ... Pilot Kentaro ... Chen Colin Prince ... Lupo's Assistant Vincent Glo ... Pluto Vincent Wong ... Minister Tang User Rating:6.3/10 ( 18,839 votes)       8.4/10 ( 816 votes)Yahoo! オトーサン、 「高いスコアだなぁ」 ccthemovieman-1さん Lockport, NY, United States 2006年6月15日 普通のマーシャル・ア−ツ映画ではない 香港マーシャル・アーツ映画は、 アクション満載で、 ややユーモア (ジャッキー・チェン) があり、 美しい景色があり、 (「HERO」など) すごい特殊効果がある (「グリーン・ディスティニー」など)..... だが、この映画にはそれらがまったくない。 私は、アジア映画に慣れていないが、 この映画には、冒涜的なシーンや血なまぐさいシーンがある。 ヒーローのジェット・リーは、好ましい男だ。 彼のマーシャル・ア−ツは、暴力的な傾向があるが、 彼自身は、ソフトでボーイッシュな感じで、 とても役には向いていない。 常に紳士なのだ。 The villains, led by チェッキー・カリョ率いる悪徳警官たちは、残忍だ。 娼婦役のブリジッド・フォンダは、 少なくとも「プリティ・ウーマン」タイプではない。 粗野だが、リアルだ。 この映画をみて失望しなかった。 面白いが、要注意。 荒っぽい映画なのだ。 オトーサン、 「リュック・ベッソン批判、堂々たるもんだ」 服部弘太郎さん 2001年7月9日 ジェット・リーがパリの悪徳警官たち相手に大暴れする娯楽作。 ブリジッド・フォンダのエピソードは不要だなぁ。 ジェット・リー主演のカンフーアクション映画。 製作・脚本はリュック・ベッソン。 共演は『ニキータ』のハリウッド版リメイクで ヒロインを演じたこともあるブリジッド・フォンダと、 『ニキータ』の鬼教官チェッキー・カリョ。 麻薬ルートを捜査するためパリを訪れていた中国の捜査官が、 フランスの悪徳刑事に殺しの濡れ衣を着せられるというお話。 舞台はパリで登場人物の半分以上はフランス人だが、 言葉はすべて英語になっている。 これは本作が最初から国際マーケットを意識して作られているからだろう。 そもそも祖国の英雄を主人公にした『ジャンヌ・ダルク』を 英語で作ってしまったベッソンだから、 中国人同士が英語でしゃべろうが、 フランスの警察官同士が英語で会話をしようが、 そんなことはまったくお構いなしなのかもしれないけれど……。 この映画にもリュック・ベッソン映画の悪いところは出てい、 それはブリジッド・フォンダがらみのエピソードに集約されている。 なぜベッソンはこういうヒロインが好きなんだろう。 中国政府から派遣された凄腕のエージェントと、 パリの裏町で身体を売るアメリカ人娼婦という、 およそ正反対の世界から来たふたりの人間をからめていくという映画の狙いは わかるけれど、これは接点がなさ過ぎる。 主人公が彼女と娘を救出しなければならない合理的な理由を作っておけばいいのに、 それが希薄だから主人公の行動が甘っちょろく見えてきてしまうのだ。 ほんの少しエピソードを増やすだけで、 主人公が彼女に死なれては困る理由なんて何通りも作れると思うんだけど、 それをあえてしないのがベッソンなのか……。 物語自体はともかく、ジェット・リーのアクションは最高。 今回はワイヤーや合成をなるべく使わず、 生身のアクションそのままにこだわったようだが、 それが映画に物凄い迫力を生み出している。 導入部にあるホテルからの逃走や、 中盤にあるボートからの逃走が地下鉄まで続く長い長いアクションシーンなど、 この手のアクション演出の中でも屈指のものではないだろうか。 最後の警察署はちょっとやりすぎだけど、 ここは観客が主人公に思い切り肩入れしているから 「なぜ銃が出てこないのか」という根本的疑問もどこかに吹き飛んでしまう。 中国政府の人間も中国人のエージェントも、 少し人間くさく描かれているのがフランス映画っぽいかもしれない。 ハリウッドのプロデューサーが中国人を描くと、 もっと無機質で非人間的なパーソナリティになったと思う。 アメリカにとって共産主義はやはり敵で、 中国は今や世界に唯一残った共産大国です。 でもフランス人は「中国=共産国=非人間的」という見方はしない。 しかしそれが高じて、フランス警察を非人間的な暴力組織として描いてしまうのが ベッソン流の暴走。そこまで中国に媚びを売ることもなかろうに……。 主人公が針の名人という設定は面白いがあまり生きていない。 針だけでもいろんなことができそうだから、 続編を作るならこの設定がもっと生かされるでしょう。


縛り首の木

オトーサン、 「おお、ゲイリー・クーパーが主演だ!」 映画史を飾る偉大な俳優として、アカデミー名誉賞にも輝いた名優です。 「真昼の決闘」での名演技は、忘れられません。 原題:The Hanging Tree (1959) 監督:Delmer Daves 原作:Dorothy M. Johnson 脚本:Wendell Mayes / Halsted Welles Genre:Drama / Romance / Western 上映時間:107分 あらすじ: 金鉱地にやってきた医師フレイルは、 砂金を盗み、フレンチイに射たれた若者ルーンを救い、 彼を召使兼助手とする。 ある日、駅馬車が強盗に襲われ、捜索隊が半死半生の女性を発見する。 フレイルの治療が効を奏して、エリザベスは快方に向かう。 フレイルに思慕の念をもつが、なぜか相手にされない。 そこで、ルーンとフレンチイと組んで金鉱採掘をはじめる。 ある暴風雨の日のことだ。 倒れた巨木の根元から大きな金鉱脈が発見された... 出演者: Gary Cooper ... Dr. Joseph 'Doc' Frail(フレイル) Maria Schell ... Elizabeth Mahler(エリザベス) Karl Malden ... Frenchy Plante(フレンチイ) Ben Piazza ... Rune, Frail's Bond Servant(ルーン) George C. Scott ... Dr. George Grubb(ジョージ) オトーサン、 「おお、偉大なクーパー!」 これだけの気品のある男をみつけるのは、至難の業では? マリア・シェルは、盲人から恋する女、そして自立する女まで、 芸歴の広さを感じさせました。 敵役のカール・マルデン、まるで地で演技しているようでした。 ジョージ・C・スコットとは「パットン大戦車軍団」での名コンビ。 GARY COOPER ゲーリー・クーパー 誕生日 1901/5/7-1961/5/13 出身 米モンタナ州ヘレナ 出演作 1925年「トリックス」 1926年「夢想の楽園」 1927年「あれ」「赤ちゃん母さん」「アリゾナの天地」「つばさ」「ネヴァダ男」      「令嬢馬賊」 1928年「ボー・サブルウ」「空征かば」「大尉の娘」「試験結婚」「ライラック・タイム」      「希望の船」「店曝しの天使」 1929年「狼の唄」「裏切者」「ヴァジニアン」 1930年「勇者ならでは」「パラマウント・オン・パレード」「テキサス無宿」      「七日間の休暇」「ワイオミングの男」「掠奪者/スポイラーズ」      「モロッコ」 1931年「戦ふ隊商」「市街」「失われし抱擁」「貨物船と女」 1932年「ハリウッドは大騒ぎ」「悪魔と深海」「百万円貰ったら」「戦場よさらば」 1933年「今日限りの命」「或る日曜日の午後」「生活の設計」      「不思議の国のアリス」「硝煙と薔薇」 1934年「久遠の誓い」 1935年「結婚の夜」「ベンガルの槍騎兵」「永遠に愛せよ」 1936年「真珠の首飾」「オペラハット」「ハリウッド大通り」「将軍暁に死す」      「平原児」 1937年「海の魂」 1938年「マルコ・ポーロの冒険」「青髯八人目の妻」「牧童と貴婦人」 1939年「ボー・ジェスト」「暁の討伐隊」 1940年「西部の男」「北西騎馬警官隊」「群衆」 1941年「ヨーク軍曹」「教授と美女」 1942年「打撃王」 1943年「誰が為に鐘は鳴る」 1944年「軍医ワッセル大佐」「クーパーの花婿物語」 1945年「無宿者」「サラトガ本線」 1946年「外套と短剣」 1947年「征服されざる人々」「ハリウッド・アルバム」 1948年「善人サム」「摩天楼」 1949年「機動部隊」 1950年「燃えつきた欲望」「ダラス」 1951年「遠い太鼓」 1952年「真昼の決闘」「スプリングフィールド銃」 1953年「楽園に帰る」「吹き荒ぶ風」 1954年「悪の花園」「ヴェラクルス」 1955年「軍法会議」 1956年「友情のある説得」 1957年「昼下りの情事」 1958年「秘めたる情事」「西部の人」 1959年「縛り首の木」「腰抜け列車強盗」「コルドラへの道」      「メリーディア号の難破」 1961年「六年目の疑惑」 MARIA SCHELL  マリア・シェル 誕生日 1926/1/5-2005/4/28 出身 ウィーン ナチスの迫害を避け移住したスイスで育つ。 16歳から女優として活動。 「最後の橋」でカンヌ映画祭主演女優賞受賞。 「居酒屋」でベネチア映画祭主演女優賞受賞。 晩年は病気を繰り返し、療養生活を送っていたが、 2005年、肺炎のためオーストリア・ケルンテン州の自宅で死去。 出演作 1952年「かくて我が恋は終わりぬ」 1954年「最後の橋」「ナポレオン」 1955年「青い潮」 1956年「居酒屋」 1957年「枯葉」「白夜」 1958年「カラマーゾフの兄弟」「女の一生」 1959年「縛り首の木」 1960年「シマロン」 1974年「オデッサ・ファイル」 1976年「さすらいの航海」「ザ・ツイスト」 1978年「ジャスト・ア・ジゴロ」「スーパーマン」 1982年「サン・スーシの女」 1985年「1919」 KARL MALDEN  カール・マルデン 誕生日 1913/3/22 出身 米イリノイ州シカゴ 活躍度 △↓ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1946年「鮮血の情報」 1947年「影なき殺人」「死の接吻」 1950年「拳銃王」「地獄の戦場」 1951年「欲望という名の電車」「暁前の決断」 1952年「国務省の密使」「ルビー」「語らざる男」 1953年「あの高地を取れ」「私は告白する」 1954年「謎のモルグ街」「波止場」 1956年「ベビイドール」 1957年「栄光の旅路」「B52爆撃隊」 1958年「縛り首の木」 1960年「ポリアンナ」「片目のジャック」「おとぼけ先生」 1961年「二十歳の火遊び」 1962年「終身犯」「ジプシー」「西部開拓史」「翼のリズム」 1964年「誰が私を殺したか?」「シャイアン」 1965年「シンシナティ・キッド」「黄金作戦・追いつ追われつ」 1966年「ネバダ・スミス」「サイレンサー/殺人部隊」 1967年「ホテル」「10億ドルの頭脳」 1968年「血と怒りの河」 1969年「パットン大戦車軍団」「私は目撃者」 1971年「夕陽の挽歌」 1972年「サマータイム・キラー」 1979年「ポセイドン・アドベンチャー2」「メテオ」 1983年「スティング2」「トワイライト・タイム」 1987年「ナッツ」 その他の出演者: Karl Swenson ... Tom Flaunce Virginia Gregg ... Edna Flaunce John Dierkes ... Society Red King Donovan ... Wonder User Rating:7.3/10 ( 770 votes)       10.0/10 ( 10 votes)Yahoo! オトーサン、 「まぎれもない名画!」 アカデミー賞ノミネート ・歌曲賞 User Comments gelpi20007さん ?eskoslovensko 2001年8月5日 珠玉の作品 みんなが偉大な西部劇映画について話すとき、 毎回出てくるのは、「真昼の決闘」「捜索者」、 「赤い河」、「駅馬車」、「ワイルドバンチ」といったものだ。 私も異論はない。 みんな偉大な映画だが、ときに他の映画を忘れる。 有名ではないが、いい映画で、 公的な古典映画よりも、よかったりする。 この「縛り首の木」もそのひとつだ。 多くの真実のシーンを満載した素晴らしい詩的な傑作だ。 ゲーリー・クーパーは、謎の過去をもつ医師役。 マリア・シェルは、彼の患者の盲目の女性。 カール・マルデンは、欲深い採鉱業者でクーパーと衝突する。 ジョージ・C・スコットは狂信的な説教師。 みんないい。 素晴らしい撮影、ジェリー・リビングストーンによる忘れ難い歌曲、 (主題歌は、アカデミー賞ノミネート) そして、心痛む結末! オトーサン、 「ほんとうに残念だな」 ポッキーさん 2007年10月7日 クーパー最後の西部劇です。 クーパー最後のウエスタンである。 題名の恐ろしさに、見ることを控えていたが、 カバーの写真(クーパー帽子を被り葉巻を吸っている…うっとり)に負け とうとう見ることにしました。 題名さにあらず、 西部劇版「赤ひげ」で結構ヒューマンな感じもします。 50代のクーパーいいですね。 渋く、渋く人間に深みがでていて、どっしりと風格さえあります。 1959年度作品ということで、「コルラドへの道」と同じなのに、 シャキっとしていて、幾つになっても、そのカッコよさは天性のものなのでしょう。 (コルラドへの道は老けちゃっていたな) 渋く渋く、黒い三つ揃えのスーツを、着こなし 葉巻をくぐらせ、ポーカーをする姿惚れぼれします。 この雰囲気、日本で言えば、往年の渋き俳優、佐分利信てとこかしら。 (古くてゴメンンサイ) そういえば、「OK牧場の対決」のカーク・ダグラスもこの出で立ち。 当時の医師の定番だったのかしら…。 ヒロインのマリア・シェルは、この作品で大好きになりました。 清楚で、透明感があり、はかなげ、だけども芯は強いという女優さんです。 クーパーの相手役ってポーレット・ゴダードのように華々しい女優さんが多いけど マリアは、控え目です。 心にトラウマを持っているクーパーを、無心に大きな愛で答えます。 ラスト、クーパーがあわや、クーパーが縛り首になりそうになると、 金塊を投げ捨てて、必死にクーパーの命ごいをします。 いままでの相手役で、こんなにも、けなげなヒロインがいたでしょうか。 「女の一生」など文芸作品に出ていただけに、確かな演技力。 映像もカラーできれいでした。 モンタナの金鉱の山並や空、雲が美しかった。 最後に、縛り首の木とロープの横で、 クーパーとマリアが見つめあうシルエットが、夕焼けに浮かび絵画のようでした。 クーパーの西部劇がもう見れないなんて残念! 85点


秘密のかけら

オトーサン、 「ヒミツって、何だろう?」 アトム・エゴヤンは、「アララトの聖母」の作り手。 現代を鋭い問題意識をもって描いてきた監督です。 期待できそうです。 原題:Where the Truth Lies (2005) 監督・脚本:Atom Egoyan 原作:Rupert Holmes Genre:Drama / Mystery / Thriller Rated R for strong sexuality, nudity, drug use and language. Country:Canada / UK Language:English 上映時間:107分 あらすじ: ロサンゼルス。 カレンは、50年代に国民的アイドルだったエンターテイナー、 ラニーとヴィンスについての伝記執筆に着手していた。 15年前、女子学生モーリーンの全裸死体が発見され、 彼らは、コンビを解消していた。 調査とインタビューを重ねるなかで、 カレンは次第にかれらの裏の顔を知っていく。 ラニーと一夜を共にしたことで、ヴィンスが自殺した後、 ようやく真相が明らかになる。 ラニーの執事ルーベンが、不祥事揉み消しの後ために、 モーリーンを殺害したのだ。 その不詳事とは... 出演者: Kevin Bacon ... Lanny(ラニー) Colin Firth ... Vince(ヴィンス) Alison Lohman ... Karen(カレン) David Hayman ... Reuben(ルーベン) Rachel Blanchard ... Maureen(モーリーン) オトーサン、 「流石ベテラン!」 ケビン・ベーコン、コリン・ファースの演技は安心してみていられます。 「いつ綻びをみせるのかな?」 ドキドキしてみていた少女みたいなアリソン・ローマン、 最後まで演技上で綻びをみせまんでした。 なかなかの実力派です。 KEVIN BACON ケビン・ベーコン 誕生日 1958/7/8 出身 米ペンシルバニア州フィラデルフィア 17才でニューヨークのスクエア・シアターで最年少の生徒になり、演技を学ぶ。 78年「アニマル・ハウス」のチップ役で映画デビュー。 84年「フットルース」で人気に。 兄でミュージシャンのマイケルと‘ザ・ベーコン・ブラザーズ’を組み、 音楽活動も行っている。 出演作 1978年「アニマル・ハウス」デビュー 1979年「ニューヨークの恋人」「結婚ゲーム」 1980年「13日の金曜日」 1981年「泣かないで」 1982年「ダイナー」 1984年「フットルース」 1986年「クイックシルバー」「グレート・ストリーム」      「ハロー・マイ・トレイン」「大災難P.T.A.」 1988年「結婚の条件」      「ケビン・ベーコンのハリウッドに挑戦」 1989年「クリミナル・ロウ」 1990年「トレマーズ」「フラット・ライナーズ」 1991年「JFK」      「クイーン・ロジック 女の言い分・男の言い訳」      「パイレーツ この恋、火気厳禁」      「ヒー・セッド、シー・セッド 彼の言い分、彼女の言い分」 1992年「ア・フュー・グッドメン」 1994年「アフリカン・ダンク」「激流」 1995年「告発」「バルト」(声)「アポロ13」 1996年「スリーパーズ」 1997年「17/セブンティーン」「ウィズ・ユー」 1998年「ワイルド・シングス」 1999年「マイ・ドッグ・スキップ」「エコーズ」 2000年「インビジブル」 2002年「コール」 2003年「ミスティック・リバー」「イン・ザ・カット」 2004年「バイバイ、ママ」 2005年「秘密のかけら」 2008年「フロスト×ニクソン」「ニューヨーク、アイ ラブ ユー」 COLIN FIRTH  コリン・ファース 誕生日 1960/9/10  出身 英ハンプシャー 弟は俳優のジョナサン・ファース。 チョークファームのドラマセンターで2年間、学び、首席で卒業。 最終学年で「ハムレット」に主演したのが認められ、 その後、舞台「アナザー・カントリー」の再演版で主役に抜擢される。 それがきっかけで映画板「アナザー・カントリー」で 主人公の親友役で映画デビュー。 テレビでは95年の「高慢と偏見」のダーシー役で BAFTAのテレビ部門主演男優賞にノミネート。 2001年「ブリジット・ジョーンズの日記」でBAFTA助演男優賞にノミネート。 出演作 1983年「アナザー・カントリー」 1984年「椿姫」(TM) 1985年「ときめきアムステルダム」(TM)「1919」 1986年「アパートメント・ゼロ」 1987年「ひと夏の月」 1989年「恋の掟」 1995年「サークル・オブ・フレンズ」「高慢と偏見」(TM) 1996年「イングリッシュ・ペイシェント」 1997年「シークレット 嵐の夜に」「ぼくのプレミア・ライフ」 1998年「恋に落ちたシェイクスピア」◆ 2001年「ブリジット・ジョーンズの日記」◇ 2002年「真珠の耳飾りの少女」◇ 2003年「ラブ・アクチュアリー」◇「ロイヤル・セブンティーン」◇      「スプリング・ガーデンの恋人」◇ 2004年「ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月」◇      「トラウマ」 2005年「秘密のかけら」◆「ナニー・マクフィーの魔法のステッキ」◆ 2007年「いとしい人」 2008年「マンマ・ミーア!」 ALISON LOHMAN  アリソン・ローマン 誕生日 1979/9/18 出身 米カリフォルニア州パームスプリング 9歳の時から、歌、ダンス、演技を始め、地元の舞台中心に活躍。 11歳の時にはミュージカル「アニー」の主役で デザート・シアター・リーグ演劇賞受賞。 ニューヨーク大学進学のための奨学金を断り、 ハイスクール卒業後、プロの俳優になるため、ロサンゼルスへ。 年齢の割には10代のように小柄で、少女のような顔立ちであるため、 「秘密のかけら」での大胆なヌードを披露した 大人の女性としての演技には苦労が感じられた。 出演作 1998年「グジラ」 1999年「13F」 2002年「ホワイト・オランダー」◇ 2003年「マッチスティック・メン」◇「ビッグ・フィッシュ」◆ 2005年「秘密のかけら」◇ 2007年「ベオウルフ −呪われし勇者−」◆ 2008年「悲しみが乾くまで」 その他の出演者: Maury Chaykin ... Sally Sanmarco Sonja Bennett ... Bonnie Kristin Adams ... Alice Deborah Grover ... Mrs. O'Flaherty Beau Starr ... Jack Scaglia Arsinee Khanjian ... Publishing Executive Gabrielle Rose ... Publishing Executive Don McKellar ... Publishing Executive David Hemblen ... NY Hotel Concierge John Moraitis ... Irv Fleischman User Rating:6.6/10 ( 7,470 votes)       7.1/10 ( 134 votes)Yahoo! オトーサン、 「高いスコアも当然」 カンヌ国際映画祭ノミネート ・パルム・ドール: アトム・エゴヤン User Comments bheidereさん United States 2005年10月13日 興味深い- R指定をするべきでなかった 先週、映画館で見た。 卒直な感想を述べよう。 これはセックス映画ではない。 1950年代と1970年代のストーリーで、 大人の関係を描いている。 (70年代といえば、ドラッグとセックス過剰の時代だったね?) 誰もがパーティ漬けではなかったが、 やっていたものも多かったし、この映画をそれを描いている)。 ストーリーの一部が親交だ。 人物の変容が主で、皮膚の接触が主ではない。 それに、アトム・エゴヤン監督は見事に撮っている。 ヌードに気をとられることなく、人物に惹きつけられる。 ブラボー! コリン・ファースとケビン・ベーコン、その演技はホンモノだ。 いいストーリーから離れていない。 これができる俳優は少ない。 誠実に、美しく撮られた映画だ。 時に長く感じられるが、私が疲れただけだろう。 この映画、観客が未成熟でなければ、抵抗感がないはずだ。 お金を払うだけの価値はある。 オトーサン、 「黒美君彦さん、お久しぶり」 黒美君彦さん 2006年2月5日 本格派 端正に作られた良質のサスペンス、という印象。 50年代に一世を風靡したコンビをめぐる謎の事件に 15年後、彼らと関わりのあった少女が 野心的なジャーナリストとして挑むという構図だ。 主役を務めたケビン・ベーコンとコリン・ファースはさすが、という深みのある演技。 徹底的にこだわったディテールと相俟って、 ショービジネスの世界を体現してみせる。 ただ、少女役から大人の女優へと脱皮を図ったジャーナリスト役 (いってみれば探偵役だが)アリソン・ローマンはどうだろうか。 主役2人に対抗するにはあまりに浅く、私には物足りなかった。 前作『アララトの聖母』のスケールの大きさに比べると、 遥かに娯楽に徹したこの作品だが、物議を醸した性愛シーンをもう少し減らして、 二人の過去を抉るような場面があっても良かったかも知れない。 ただ巧みに伏線を配し、最後にパズルを完成させる手法はなかなか。 最近筋の破綻が目につく作品ばかり続いていたので (そんなことは映画の出来に関係ない、なんていう声もあってびっくり。 観客に説得力のないストーリーでもOKという感覚が理解できない)、 その意味では本格派といえよう。 そんなわけで、決して悪くはないのだが、 一方でアメリカ的ショービズ界に馴染んでいないと ちょっとしんどいところがあるかも


バリスティック

オトーサン、 「バリスティック?だから何なの?」 その分からなさが、いいと思ったのでしょうね。 辞書を引くと、弾道とあります。 確かに、ふんだんの銃撃戦がありました。 原題:Ballistic: Ecks vs.Sever (2002) 監督:Wych Kaosayananda 脚本:Alan B. McElroy Genre:Action / Thriller Rated R for strong violence. Country:USA / Germany Language:English 上映時間:91分 あらすじ: DIA長官ガントの息子が誘拐されそうになる。 だが、1人の女が、男たちを打ち倒し、少年を連れ去る 一方、7年前に妻を失ってから酒浸りのエクスのもとに、 やってきた同僚が、妻がまだ生きていると告げ、 居所を教えるから、誘拐された少年の捜索を依頼する。 半信半疑ながら、エクスはFBIに復帰する。 誘拐には、生物兵器工場からガントが盗み出した 新兵器が関与しているようだ。 エクスは、ついに、謎の女の正体を知る。 彼女の名はシーバー。 かつてDIAが育てた殺人マシーンだった。 何故、彼女はボスの息子を誘拐したのか? 人質となった少年の命は? エクスの妻ヴィンの生死は? 出演者: Antonio Banderas ... Jeremiah Ecks(エクス) Lucy Liu ... Sever(シーバー) Gregg Henry ... Gant / Clark(ガント) オトーサン、 「ルーシー・リュウ、最高の演技!」 身が軽やかで、技の切れ味のいいこと。 いろんな銃の使い方、マーシャルアーツなど、 猛訓練をしたのでしょうね。 スタントマンたち、爆発で大勢死んだかも。 ANTONIO BANDERAS  アントニオ・バンデラス 誕生日 1960/8/10 出身 スペイン・マラガ 幼少時はプロ・サッカーに憧れるが、膝を壊し断念。 13才から地元の演劇学校に学び、卒業と同時に小劇団に入団する。 81年、マドリッドに移り、 アンサンブル・メンバーとしてスペイン国立劇団に加わる。 82年「セクシリア」で映画デビュー。 代表作は数多いが、95年「デスペラード」、 2003年「レジェンド・オブ・メキシコ デスペラード」でエル・マリアッチ役、 98年「マスク・オブ・ゾロ」、2005年「レジェンド・オブ・ゾロ」でゾロ役を演じている。 99年「クレイジー・イン・アラバマ」で監督デビュー。 出演作 1982年「セクシリア」 1984年「ロス・ザンコス/竹馬の男」 1985年「マタドール<闘牛士>」      「炎のレクイエム、凶弾」 1987年「欲望の法則」「最も危険な男」 1988年「神経衰弱ぎりぎりの女たち」 1990年「アタメ」「インセスト/近親相姦」      「暴走遊戯」 1992年「マンボ・キングス/わが心のマリア」 1993年「愛よりも非情」◇ 1994年「愛の奴隷」「フィラデルフィア」◆      「愛と精霊の家」◆      「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」◆ 1995年「暗殺者」◇「デスペラード」◇      「マイアミ・ラプソディー」◇「フォー・ルームス」◆ 1996年「あなたに逢いたくて」「ストレンジャー」◇      「エビータ」◇ 1998年「マスク・オブ・ゾロ」◇ 1999年「13ウォーリアーズ」◇「バウンティ・キッド」◇ 2000年「マイ・スウィート・ガイズ」◇「ポワゾン」◇      「抹殺者」◇ 2001年「スパイキッズ」◇ 2002年「スパイキッズ2/失われた夢の島」◇「フリーダ」      「バリスティック」◇「ファム・ファタール」◇ 2003年「スパイキッズ3−D:ゲームオーバー」◆      「レジェンド・オブ・メキシコ デスペラード」◇      「ジャスティス 闇の迷宮」◇ 2004年「シュレック2」(声) 2005年「レジェンド・オブ・ゾロ」◇ 2006年「レッスン!」◇ 2007年「シュレック3」(声)「ボーダータウン 報道されない殺人者」 LUCY ALEXIS LIU  ルーシー・アレクシス・リュウ 誕生日 1968/12/2 出身 米ニューヨーク州クイーンズ ニューヨーク大学で学んだ後、 ミシガン大学でアジアの言語及び文化を専攻。 在学中に学生演劇アンドレ・グレゴリー版「不思議な国のアリス」の 脇役オーディションを受けたところ、主役に抜擢され、 女優としてのキャリアが始まった。 TVでは97年「PEARL」で主演を務めたほか、 「アリーmyラブ」では当初はゲストだったが、 視聴者の反響ぶりに物語の設定を変えて、 ルーシーにリン・ウーの役が用意された。 ゲストでは「X−ファイル サード」「NYPDブルース」などに出演。 映画では「チャーリーズ・エンジェル」のアレックス役ほか、 「ペイ・バック」での敵のサディスティックな女性役、 「シャンハイ・ヌーン」でのお姫様役など多彩。 93年、ニューヨーク・ソーホーの カースト・アイアン・ギャラリーでの展示が評価され、 芸術奨学金を受けて中国へ行った。 活躍度 ○↑ 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆☆☆★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1996年「ザ・エージェント」 1997年「グリッドロック」 1998年「モリー」「ワイルドスティンガー」 1999年「ペイバック」◆「オースティン・パワーズ・デラックス」      「トゥルー・クライム」「宇宙で最も複雑怪奇な交尾の儀式」 2000年「シャンハイ・ヌーン」◆「チャーリーズ・エンジェル」◇      「マイ・スウィート・ガイズ」◆ 2001年「カンパニー・マン」◇「HOTEL」 2002年「シカゴ」◆「バリスティック」◇ 2003年「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」◇「キル・ビルVol.1」◆ 2005年「ドミノ」◆「ラッキーナンバー7」◆ 2006年「ブラッド」◇ その他の出演者: Ray Park ... Ross Talisa Soto ... Vinn / Rayne Miguel Sandoval ... Julio Martin Terry Chen ... Harry Roger R. Cross ... Zane Sandrine Holt ... Agent Bennett Steve Bacic ... Agent Fleming Aidan Drummond ... Michael Eric Breker ... Agent Curtis Tony Alcantar ... Edgar Moore David Parker ... Dark Suit #1 Josephine Jacob ... Pretty Girl User Rating:3.4/10 ( 9,702 votes) 5.3/10 ( 240 votes)Yahoo! オトーサン、 「低いね、6点台だと思ったけど」 息子の体内に生物化学兵器を埋めこむなんて! その拒否反応で、スコアが低くなったのでしょう。 User Comments yossarian100さん usa 2003年2月25日 不要な暴力満載、そこがいい。 「バリスティック」は、不要な暴力満載の映画だ。 純粋のアクション映画としては、上出来だ。 アントニオ・バンデラスは、いい仕事をしている。 入浴してひげを剃ったように見えていた。 そして、ルーシー・リュウだ。 この「バリスティック」は、ルーシー・リュウでもっている。 サジェスチョンするならば、 ルーシー・リュウのクローズアップを見たかった。 彼女、信じられないような顔つきだし、 信じられないような表情を見せるし... キュートなそばかすがあるのに... カメラレンズが彼女を愛撫することもない。 この映画には、何ら社会的な価値がない。 エンタメそのもの。 さあ、何かをぶっとばし、クルマをぶっ壊せ。 オトーサン、 「ハハッ、今週のダメダメか。 前田有一さんは、バンデラス嫌いなのかなぁ?」 存在感があるのに。 前田有一さん 2003年9月30日 アクションのための3流ストーリー アントニオ・バンデラスとルーシー・リューが競演する、 派手なガンアクション映画。 この二人の競演が、最大の売り所という映画である。 しかしこれ、ストーリーに穴がありすぎる。 所詮「アクションを見せるためのお定まりストーリー」とはいえ、 あまりに理不尽で納得のいかない設定が多すぎる。 いっそこの映画を観るときは、「なんだよあのバカな設定!」などと、 友人同士で突っ込んで楽しんで見るとよい。 『バリスティック』は、そういう楽しみ方もできる映画である。 こういう事を言うと「映画ファン」の方に怒られそうだが、 娯楽のひとつに過ぎない映画をどう楽しもうと、 それは料金を払ったお客さんの自由である。 また、アメリカではこうした娯楽アクション映画(やホラー映画)を、 そのように楽しむのは一般的である。 なお『バリスティック』は、登場する銃の種類が多いので、 マニアの方をはっとさせる。 ただ、主人公のバンデラスの銃さばきがどうもイマイチ。 何にしてもこの人は、顔が濃過ぎてこういうシーンには似合わない。 そこをルーシー・リューのシンプルな顔で中和したのは、 映画全体のバランスとしては良いのかもしれない。 この二人は、この映画のアクションシーンで 骨折するほど体を張ったチャレンジをしたらしい。 ルーシー・リューは8ヶ月間も、 この映画のアクションのためにトレーニングを積んだという。 しかし、彼らが体を張ったそのアクションも、 全体的に真新しさに欠けるというのはあまりにも残念だ。 35点。


劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE

オトーサン、 「仮面ライダー・シリーズも生誕35周年か」 なつかしさに惹かれてみはじめましたが、 あまりの酷さに眠くなりました。 とくに撮影は、トーンの違う映像を継ぎ合わせただけ。 ラブシーン、SFシーン、アクション・シーン、 まるで別の監督が撮ったようでした。。 仮面ライダーよろしく"変身ーん!"と叫ぶと、 トーンが統一されるとでも思ったのでしょうか? 原題:劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE(2006) 監督:石田秀範 原作:石ノ森章太郎 脚本:米村正二 Genre:Action / SF / Romance/ Drama 上映時間:66分 あらすじ: オトーサン、 「Goo映画のをあらすじを掲載しよう」 これを読むと、すごい名画のような気がしますが... 1999年、巨大隕石が地球に落下した。 世界の全ての海が干上がり、 ワームと呼ばれる地球外生命体が地球に侵入する。 ワームは人間に擬態する能力を持ち、 人間社会に潜伏・侵食を始める。 ワームの脅威から人類を守るため、 秘密機関ZECT<ゼクト>はマスクドライダー・システムを開発する。 選ばれた戦士=仮面ライダーとワームとの壮絶な闘いが始まる。 その7年後、ゼクトが内部分裂を起こし、 反乱分子<ネオゼクト>が誕生する。 それによって事態は、 “ゼクト対ネオゼクト対ワーム"という三つ巴の様相を呈するのだった。 天道総司=仮面ライダーカブト(水嶋ヒロ)は、 ゼクトとネオゼクトの双方に、自分の“力"を売り込んでいく。 一方、ゼクト内部では、【天空の梯子計画】が進行していた。 氷の塊である彗星を地球に引き寄せ、 隕石落下で干上がった海へ大量の水を取り戻すという、 人類の存亡を賭けた壮大な計画である。 ネオゼクトは計画の情報を入手し、乗っ取りを画策する。 そうした中で、謎の死を遂げた者たちの噂が囁かれていた。 その死に付きまとう“黄金の仮面ライダー"の影。 混沌のさなか、【天空の梯子計画】が実行に移される。 時を同じくして、第二の巨大隕石が地球に接近。 二つの対立組織による仮面ライダー同士の戦闘が始まり、 地上と衛星軌道上とで火花を散らす。 刻一刻と地球の危機が迫る中、カブトの狙いはいったい何なのか? 出演者 水嶋ヒロ .... 天道総司/仮面ライダーカブト 佐藤祐基 .... 加賀美新/仮面ライダーガタック 里中唯 .... 日下部ひより オトーサン、 「水嶋ヒロくん、いいね」 絢香と結婚会見の様子に感心しました。 他のひとは、学芸会よりもレベルが低い演技で、目を覆いました。 水嶋 ヒロ 誕生日 1984/4/13 - 出身 東京都 中学入学時にスイスのチューリッヒ日本に帰国 桐蔭学園高校、 桐蔭学園高校ではサッカー全国高校選手権で準決勝まで進む。 慶應義塾大学環境情報学部卒業後、ファッションモデルに。 テレビに出演し、天然ボケぶりを発揮。 2009年2月、シンガーソングライター絢香と結婚。 出演作 2006年「ラブ★コン」「仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE」 2008年「インクレディブル・ハルク 日本語吹替版」(声)      「GSワンダーランド」 2009年「ドロップ」 その他の出演者: 徳山秀典 .... 矢車想/仮面ライダーザビー 加藤和樹 .... 風間大介/仮面ライダードレイク 小林且弥 .... 織田秀成/仮面ライダーヘラクレス 虎牙光揮 .... 大和鉄騎/仮面ライダーケタロス 武蔵 .... 黒崎一誠/仮面ライダーコーカサス 森下千里 .... 北斗修羅 永田杏奈 .... 岬祐月 西牟田恵 .... 竹宮弓子 山口祥行 .... 田所修一 本田博太郎 .... 加賀美陸 User Rating: 6.4/10 ( 86 votes) オトーサン、 「5点台かと思ったけど..」 User Comments: p16617165さん 2008年11月3日 映像的にはGOOD サブタイトル通り愛がテーマですが、仮面ライダーに愛は似合わぬ。 里中唯の演技力も相変わらず物足りない。 水嶋ヒロらはいいんだけど。  ストーリー的には結構暗めかな。 しかし、映像的にはもの凄くいい! 最初の砂漠(?)で5,6人が一気に連続変身しますが、 あのシーンは巻き戻したりして何回も何回も観ましたww  あとケタロスの大和役の人が大好きです☆  喋り方とか、カブトとのタイマンの時の変身のしかたとか☆惚れますww カイザ以上に酷いドレイクの扱いと、 強いはずの矢車ザビーが負けちゃうという点を除けば、 映像面ではパーフェクト☆   オトーサン、 「ふーん、期待していたひともいたんだ」 水嶋ヒロ主演! テレビでやるぞ〜! 隊長さん 2009年5月1日 豚インフルエンザのフェイズが引き上げられ、なんだか 電車に乗ったり街中に出るのも恐い感じですよね。 ゴールデンウィークのお出かけも、ちょっと自粛しようかなー なんて思ったりしてます。 新種のウィルスに対応するワクチンが完成するまでに、 半年くらい掛かるって言うし・・・。 こうなったら、ゴールデンウィークは自宅でゆっくりテレビ でも見るしかないかぁ〜 そんなことを考えている矢先、テレビ番組表を見ていて 心がルンルン気分になりました♪ 5/2 (土) 3:45 〜 5:10 (85分) テレビ朝日 シネマエクスプレス「劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE」 「仮面ライダーカブト」と言えば、今をときめく水嶋ヒロが 演じるライダーですよ! 執事役もいいけれど、 キザでクールで最強のイケメンライダーとしての活躍はもっといい!! ブレイク直前の水嶋ヒロが見れる貴重な作品なので、 お見逃しなく! さてさて、この「劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE」 ですが、映画ならではのゲストに注目したいところです。 まず、森下千里さん。 グラビアアイドルとしてのお色気担当か?と思いきや、意外や意外。 実は2002年2月から2003年1月までテレビ朝日系で放映されていた 「仮面ライダー龍騎」にも出演しており、 仮面ライダーとは縁が深い女優さんなのですよね。 今回の映画では女戦士「修羅」役ということで、 アクションシーンにも 期待してます! 続いて、K-1ファイターの武蔵さん。 制作発表では憧れの仮面ライダーに抜擢されて、 かなり興奮気味だったのを思い出しました(笑) あの巨体とK-1ファイターならではの迫力ある戦闘シーンに期待してます! あと、全然話題にはなっていませんでしたが、次長課長もゲスト出演 されていて、劇中であのギャグをかましてくれますので、 それも一つのみどころですよ(笑)


釣りバカ日誌12 史上最大の有給休暇

オトーサン、 「いいタイミングだね」 日本テレビで、連休中に上映していました。 みなさん、休みを何日とれたのかなぁ? ハマちゃんには敵わないでしょうね。 12日も休暇をとったら、会社に席がないどころか、 会社がなくなっているかも... 原題:釣りバカ日誌12 史上最大の有給休暇(2001) 監督:本木克英 脚本:山田洋次/ 朝間義隆 Genre: Drama/ Commedy 上映時間: あらすじ: ある日、鈴木建設常務の高野が辞表を提出。 故郷の萩に帰り、晴耕雨読の暮らしをしたいらしい。 数日後、スーさんに山口出張の話が持ち上がった。 萩の海で釣りをしよう、高野にも会おう。 スーさんに誘われたハマちゃんは、何とか休暇をゲット。 だが、萩へ飛んだふたりは、高野の姪・梢から 高野が入院していると聞かされる。 しかも、帰京したふたりに高野の訃報が届く。 急遽、萩へ向かった浜ちゃんだったが 会社に出勤したのは12日後だった。 出演者: 西田敏行 ....ハマちゃん 三国連太郎 .... スーさん 青島幸男 .... 高野 宮沢りえ .... 梢 オトーサン、 「青島幸男さん、自然体でいいねぇ」 西田敏行さん、相変わらずの演技。 歌を歌って受注を働きかけるなど、やりますねぇ。 フグの毒あたりのシーン、スーサンの演技は笑えました。 宮沢りえさん、喪服姿がいいですね。 その他の出演者: 吉岡秀隆 .... 上杉晋 谷啓 .... 佐々木課長 浅田美代子 .... 浜崎みち子 菅原隆一 .... 浜崎鯉太郎 中本賢 .... 八ちゃん 鈴木久江 .... 奈良岡朋子 笹野高史 .... 前原運転手 アベリータ・フルタ .... 太田パトリシア 高橋成子 ....  太田小百合 辺見えみり .... 妙子 梶原真弓 ....  茉莉 大杉漣 ....  渡辺(松井電機施設部長) 鶴田忍 ....  堀田(鈴木建設常務) 柴俊夫 ....  原口(同人事担当取締役) 荻島真一 .... 川島(同営業担当取締役) 中村梅雀 ....  草森(同秘書課長): 加藤満 ....  蛸島(同係長) User Rating: 6.0/10 ( 76 votes) オトーサン、 「ま、こんなものかも」 宮沢りえと吉岡秀隆のシーンは、余計でした。 User Comments: 和夫さん 2006年3月31日 アホらしくて面白い 釣り好きの浜崎と、釣り仲間で会社の社長・鈴木。 すでに有給を使い果たした浜ちゃんが、 さらにあの手この手で休暇をとろうとしている設定からして、 アホらしくて楽しい作品や。 ちょっとしたマンネリ感は否めないが、 何にも考えずに安心して笑いたいとき、のんびり観たいシリーズ。 オトーサン、 「同感!」 tkr_dvdさん 2008年2月6日 とりあえずは元気で行ってくれないと 「釣りバカ」の魅力といえば、多少脚本に難があろうと ノー天気な浜ちゃんと豊かな自然の映像が元気を与えてくれて 観た後でパーッと明るくなれるところでしょう ところがこのシリーズ第12作、 田舎で釣りを満喫したいと会社を早期退職した青島幸男が 突然病気で倒れ、無念そのまま帰らぬ人になるとことん暗い物語 さらにはそうした状況にもかかわらず、浜ちゃんは釣りのことしか頭にない これはいくらなんでも酷いよ もうちょっと人間味溢れる男でしょうよ浜ちゃんは 宮沢りえと吉岡秀隆は釣りシーンに全く絡んでこないし、 そもそも釣り場面がほとんどないんだよ本作は 出演者がいいので久々に観たけど、意味がないね


鉄仮面

オトーサン、 「では、クイズ」 アカデミー協会の初代会長は誰? 答えは、ダグラス・フェアバンクス。 この映画には、そのフェアバンクスが主演しています。 原題:The Iron Mask (1929) 監督:Allan Dwan 原作:Alexandre Dumas pere 脚本:Douglas Fairbanks /Jack Cunningham/ Lotta Woods Genre:Adventure / Drama / History / Romance Black and White 上映時間:72分 あらすじ: ルイ13世に待望の王子誕生。 だが、実は、双生児だった。 枢機卿リシュリウは、禍の種となることを恐れ、 双子誕生の事実を伏せ、双子のひとりをスペイン国境に送る。 政敵ロシュフォール子爵は、 愛人ミラディと王家の秘密を執拗に探るなかで、 コンスタンスが幽閉されていた修道院へ向かう。 恋人危しと知ったダルタニアンは、 三銃士(アトス、ポルトス、アラミス)の助けをかりて、 コンスタンスの救出に向かうが、 時既に遅し、ミラディに殺されていた。 怒ったリシュリウは、ロシュフォールを追放する。 20年後、王子はルイ14世に即位したが、不穏な動きが... 逃亡したロシュフォールが、殺し屋を雇って 虎視耽々と報復の機会を待っていたのだ。 出演者: Douglas Fairbanks ... D'Artagnan(ダルタニアン) Marguerite De La Motte ... Constance(コンスタンス) Nigel De Brulier ... Cardinal Richelieu(枢機卿リシュリウ) Ullrich Haupt ... De Rochefort(ロシュフォール子爵) Dorothy Revier ... Milady de Winter(ミラディ) Belle Bennett ... The Queen Mother, Anne of Austria(アン) オトーサン、 「確かに、いい役者だね」 一時代を築いたひとの覇気が横溢しています。 それに、運動神経が抜群でした。 DOUGLAS FAIRBANKS  ダグラス・フェアバンクス 誕生日 1883/5/23-1939/12/12 出身 米コロラド州デンバー 出演作 1915年「快男子」「ドーグラスの苦心」 1916年「喜びの習慣」「善良なる悪人」「ドーグラスの奪闘」      「ドーグラスの厭世」「火の森」「ドーグラスの好奇」      「ドーグラスの飛行」「電話結婚」「快漢ブルーズ」 1917年「出たり這入ったり」「ドーグラスの蛮男」「ドーグラスの荒治療」      「派出所の男」「ドーグラスの月の世界」 1918年「ドーグラスの現代銃士」「南へ南へ」「結びの神」「おい!君!」      「ドーグラスの跳ね廻り」「楽天生活」「アリゾナ」 1919年「ニッカーボッカー」「ダグラス大王」「暗雲晴れて」「臆病男」 1920年「奇傑ゾロ」 1921年「ナット」「三銃士」 1922年「ロビンフッド」「獅子王リチャード」▲ 1924年「バグダッドの盗賊」 1925年「ドン・Q」 1926年「海賊」「美女競艶」▲ 1927年「ガウチョ」 1929年「鉄仮面」「じゃじゃ馬馴らし」 1931年「戦争」「月世界征服」「ダグラスの世界一周」 1932年「ロビンソン・クルーソー」 1934年「ドン・ファン」 その他の出演者: Leon Bary ... Athos(アトス) Tiny Sandford ... Porthos(ポルトス) Gino Corrado ... Aramis(アラミス) Rolfe Sedan ... Louis XIII William Bakewell ... Louis XIV and Twin Brother Gordon Thorpe ... Young Prince and Twin Brother Vera Lewis ... Madame Peronne Lon Poff ... Father Joseph Charles Stevens ... Planchet Henry Otto ... The King's Valet User Rating:7.4/10 306 votes オトーサン、 「高いスコアだけのことはある」 72分の短縮版には、ある種の爽快感がありました。 アカデミー賞ノミネート ・美術監督賞 User Comments David Atfield Canberra, Australia 1999年6月3日 ある時代への決別 Kevin BrownlowとDavid Gillは、 無声映画時代をテーマにした素敵なドキュメンタリ(1980)、 "ハリウッド" のなかで、「鉄仮面」最後のシーンは、 ダグラス・フェアバンクスの無声映画への決別だと述べている。 その通リだ。 総じて、驚嘆すべき「三銃士」(1921)には、敵わない。 アラン・ドワン監督は、フレッド・ニブロのようなビジアル・スタイリストではない。 だから、「鉄仮面」は、より単純なアクション映画となっている。 だが、それが素晴らしいのだ。 われわれは、ダグラス・フェアバンクスが どんなに素晴らしい俳優か、忘れている。 この映画で彼は、恋人や友人たちの死に直面する、 そのときの彼の内面の旅は、実に力強い。 また、老い方もすばらしい。 出演者の大部分は、「三銃士」とは違っているが、 マルグリット・ド・ラ・モットがコンスタンス役で戻っており、 忘れ難いナイジェル・ド・ブルリエは、 また、枢機卿リシュリウを毒々しく演じている。 ダグラス・フェアバンクスは、運動会の選手のようだ。 この映画には、いくつかのバージョンがあって、 私が見たのは95分もので、カラーのシーンもある。 語り手のシーンがあると宣伝されていた。 他には、ダグラス・フェアバンクス・ジュニアが語り手になるものもある。 だが、私の見たのは、そのどちらでもなかった。 おそらく、ハリウッドでつくられた無声映画の最後の大作なのだ。 だから、最後の数分間が豪華で力強いのだ。 無声映画時代は、まさにハリウッドの黄金時代だった。 そして、ダグラス・フェアバンクスは、そのキングだった。 - この映画は、彼の悲しい退位なのだ。 オトーサン、 「このひと、無声映画フアンなのだろうな」 Ikedaさん 2007年6月12日 サイレントの最後の作品 デューマ・ペールの「ダルタニアン物語」の最後を映画化したもので、 最初の部分の「三銃士」の方が有名なため、あまり知られていないと思います。 この原作は私も読んでいませんが、 全巻を通じて読んだ人は少ないのではないかと思うくらいの大作です。 その大作の締めくくりだけに、ハッピー・エンドとは言えませんが、 ダグラス・フェアバンクスにとっては、 これがサイレントの最後の作品だったのも、何か因縁を感じました。 監督がアラン・ドワンだけに、最初からコミカルな動きがあって、 ダグの身軽さが強調されているのが良いです。 それにラスト近くなるとドイツ表現主義を真似したかととと思うシーンが 出てくるのも興味がありました。 「三銃士」では宰相リシュリューが、どう見ても悪役だったのに、 こちらでは愛国主義者として描写されているし、 さかんに「フランスの栄光のために」という言葉が多く出てくるのが アメリカ映画だけに興味がありました。 なお、この映画は「三銃士」の8年後に作られていますが、 フェアバンクスと恋人コンスタンス役 マルガリーテ・ド・ラ・モッテのコンビは同じで、 その他、三銃士の一人アトス、宰相リシュリュー、 ジョセフ神父、プラシェットなどが同じ顔ぶれです。


ラストボーダー

オトーサン、 「ミカ・カウリスマキ、舌を噛みそうだ」 フィンランドの監督作品は珍しいし、 ワンコインなので買ってみました。 原題:The last border - viimeisella rajalla (1993) 監督:Mika Kaurismaki 脚本:Alexandra Deman /Mika Kaurismaki/Pia Tikka Genre:Action / SF Runtime:105 分 Country:Finland /Sweden / Germany Language:English / Russian / Saami / Swedish 上映時間:110分 あらすじ: 西暦2009年、 核兵器によって汚染された近未来。 人類の唯一の生存圏は北極だったが、 そこは暴君デュークたちが支配していた。 人々のかすかな希望は、救世主の到来だった。 軍を脱走したジェイクは、負傷し、 祈祷師の老女に救われ、あなたこそ救世主だと告げられる。 デュークに囚われた愛するドアイヴァを救うため、 風変わりな行商人デイミトリの支援をえて、デュークに闘いを挑む。 出演者: Jolyon Baker ... Jake(ジェイク) Jurgen Prochnow ... Duke(デューク) Fanny Bastien ... Doaiva(ドアイヴァ) Matti Pellonpaa ... Dimitri(デイミトリ) オトーサン、 「ユルゲン・プロホノフだけが、プロか?」 主役のジョリオン・ベーカーは、ハンサムですが、 もうひとつ、説得力のない演技でした。 ファニー・バスティアンは、美人なのに、 いかんせん、このボロ着姿ではねぇ... JURGEN PROCHNOW  ユルゲン・プロホノフ 誕生日 1941/6/10 出身 独ベルリン 活躍度 ○↑ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1975年「カタリーナ・ブルームの失われた名誉」 1981年「Uボート」 1983年「ザ・キープ」 1984年「砂の惑星」 1986年「キリング・カー」「さらばロンリーウルフ/非情の恋」 1987年「デビルズ・パラダイス/悪魔の楽園」      「ビバリーヒルズ・コップ2」「ターミナス」 1988年「第七の予言」 1989年「白く渇いた季節」 1990年「対決」「デスウインズ/沈黙の航海」 1991年「ハリケーン・スミス」「ロビン・フッド」(20FOX) 1992年「ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最後の七日間」      「インターセプター」 1993年「BODYボディ」「ラスト・ボーダー」 1995年「ジャッジ・ドレッド」「マウス・オブ・マッドネス」 1996年「イングリッシュ・ペイシェント」 1997年「エアフォース・ワン」「D.N.A2」 1999年「ウィング・コマンダー」「ポイズン」 2000年「スノー・ステーション」「ハンギング」      「GEKICHIN 撃沈」      「ブル・ドッグ 人質救出作戦」 2001年「RIPPER リッパー 地獄からの手紙」◇      「犯罪心理鑑定人」 2002年「バルティック・ストーム」 2003年「ハウス・オブ・ザ・デッド」 2006年「ダ・ヴィンチ・コード」 その他の出演者: Soli Labbart ... Old Woman Kari Vaananen ... Borka Clas-Ove Bruun ... Skunk Jussi Lampi ... Rabbit MC Overkill ... Motorcycle gang Juice Leskinen ... Bartender Esko Salminen ... Jake's Father Jochen Nickel ... Beggar Arvid Dahl ... Young Jake Tixa Juka ... Beggar Andrew Kastner ... Officer User Rating:3.7/10 126 votes オトーサン、 「低すぎるぞ」 User Comments maralexさん Lincolnshire, England 2001年7月20日 正視するに耐えないほんとにひどい映画 私は、黙示録後の映画の大フアンではない。 だが、こいつは、どうしようもなく悪い映画だ。 ビッグバンは、植生のすべては破壊しなかったようだ。 北極のツンドラの岩だらけの不毛地帯に、 緑豊かな地域があり、 そこでは、善なるひとびとと善なるギャルが、 Dr Whoが却下した衣装を身にまとい、歩き回っている。 ドアイヴァ役のファニー・バスティアンは、 映画の間中、古い毛皮とボロを身にまとっていた。 だが、ヒーローのジェイクと一緒になったときだけは、 薄手の綺麗なドレスをまとい、一瞬スカートを舞い上がらせる。 ジェイク役は、ジョリオン・ベーカーの その芸域の狭さは、驚くべきものだった。 ユルゲン・プロホノフは、暴君デュークを演じる。 バイク乗りのギャングの年長のリーダーで、 みんなから恐れられている。 こいつらのやることといったら、 老女たちを脅しにうろつき回り、 いかにタフな化身であり、 黙示録後の世界で、天罰を下す存在ぶりをみせつける。 大音量の音楽は、耳障りだ。 デュークは、鷲の頭を模したバイキング風のヘルメットを頭に被っている。 祈祷師の老女は、デュークに告げる。 もうじき死ぬぞ。 だが、彼の登場の様子をみると、そうは思えないのだ。 最後のどんでん返しは、最初から予想できた。 もし、私が裏庭で、隣人たちを集めて役者に仕立てて、 撮影したとしても、この映画は、それ以下だ。 ほんとうにがっかりした。 オトーサン、 「案外、よかったなぁ」 ツンドラ地帯の風景をはじめ、 風変わりな祈祷師や行商人がいい味を出しています。 現代音楽も雰囲気を盛り上げています。 ストーリーと主な役者たちがいまいちでした。


グレート・ストリーム

オトーサン、 「いいね。アウトドアの映画!」 火を起こす、水を汲む、魚をとり、山登りし、渓流を下る... 大自然のなかで、逞しく生き、仲間と協力する。 原題:White Water Summer (1987) 監督:Jeff Bleckner 脚本:Writers:Ernest Kinoy /Manya Starr Genre:Adventure / Drama 上映時間:90分 あらすじ アラン少年の夏休みは、 6週間のサバイバル・トレーニングとなった。 メンバーは、クリス、ジョージ、ミッチたち。 少年たちは、コーチ・ビクの厳しい訓練に反発し、 下山しようとする。 止めようとしたビックは、足を滑らせ崖下へ... 出演者: Kevin Bacon ... Vic(ビク) Sean Astin ... Alan(アラン) Matt Adler ... Chris(クリス) K.C. Martel ... George(ジョージ) オトーサン、 「若いなぁ」 ケビン・ベーコン、このとき、まだ29歳! 最近見た「フロスト×ニクソン」では50歳! KEVIN BACON ケビン・ベーコン 誕生日 1958/7/8 出身 米ペンシルバニア州フィラデルフィア 17才でニューヨークのスクエア・シアターで最年少の生徒になり、演技を学ぶ。 78年「アニマル・ハウス」のチップ役で映画デビュー。 84年「フットルース」で人気に。 兄でミュージシャンのマイケルと‘ザ・ベーコン・ブラザーズ’を組み、 音楽活動も行っている。 活躍度 ○↑ 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1978年「アニマル・ハウス」デビュー 1979年「ニューヨークの恋人」「結婚ゲーム」 1980年「13日の金曜日」 1981年「泣かないで」 1982年「ダイナー」 1984年「フットルース」 1986年「クイックシルバー」「グレート・ストリーム」      「ハロー・マイ・トレイン」「大災難P.T.A.」 1988年「結婚の条件」      「ケビン・ベーコンのハリウッドに挑戦」 1989年「クリミナル・ロウ」 1990年「トレマーズ」「フラット・ライナーズ」 1991年「JFK」      「クイーン・ロジック 女の言い分・男の言い訳」      「パイレーツ この恋、火気厳禁」      「ヒー・セッド、シー・セッド 彼の言い分、彼女の言い分」 1992年「ア・フュー・グッドメン」 1994年「アフリカン・ダンク」「激流」 1995年「告発」「バルト」(声)「アポロ13」 1996年「スリーパーズ」 1997年「17/セブンティーン」「ウィズ・ユー」 1998年「ワイルド・シングス」 1999年「マイ・ドッグ・スキップ」「エコーズ」 2000年「インビジブル」 2002年「コール」 2003年「ミスティック・リバー」「イン・ザ・カット」 2004年「バイバイ、ママ」 2005年「秘密のかけら」 2008年「フロスト×ニクソン」 その他の出演者: Jonathan Ward ... Mitch Caroline McWilliams ... Virginia Block Charles Siebert ... Jerry Block Joseph Passerrelli ... Storekeeper User Rating:5.7/10 1,346 vote オトーサン、 「Yahoo!、スコアもでていない」 日本の若者たちよ、もっとアウトドアに! User Comments richardgereさん Trinidad and Tobago 2006年9月28日 トリニダッドから この映画を最後に観たのは、2003年8月だった。 それ以来、ケーブルテレビでは放映されていない。 この映画が好きだから、仰天した。 好きな映画のトップ5だというのに。 この映画で、私はアランになってしまった。 自力で、怖ろしいつり橋を通過するスリル、 そして、テントのポールを取りに、また渡らされる。 しかも、夜が迫ってきている。 嵐を過ごして培われる4人の少年たちの絆も見応えがある。 だが、この映画で最高のシーンは、 アランが、自然素材を使わず、魚をとらえるあたりだ。 これは、コーチのビクを驚かせ、怒らせる。 魚をさばき、内臓を取り出すように命令し、 一晩中、小島に置き去りにする。 私は、トリニダッドからやってきて、 休暇のためにアメリカにやってきた。 この映画を探したのにみつからなくて、がっかりした。 大手のDVDの店たフリーマーケットを探したのだ。 ケーブルテレビで放映してほしい。 それでないと、もう見られない。 オトーサン、 「いい映画なのに、コメントが少ないなぁ」 hamさん 2001年12月17日 舞台が山岳地帯で、 鬼コーチに扮するのが若いベーコンというのが新味でした。 ベーコンがさわやかすぎることに驚きです。 内容はそれほどおもしろくもなく、つまらなくもなく、という感じでした。 壮大なスペクタクルの撮影はすばらしいものがありました。 けどそれだけですね。 鬼コーチの独占欲の強さに感服です。 ここまでやるか!という率直な感想のあとに、 リーダーだからだろう。と彼の肩を持ってしまいました。 これは私が大人になったからでしょう。 もし、子供のときにこれを見ていたら 子供のほうの肩を持つことは間違いないでしょう。


少林少女

オトーサン、 「柳の下に...か」 少林サッカーがヒットしたので、 人気の柴咲コウを起用すれば当たるぞ。 フジは、そう考えたのでしょうが、 世のなか、そんなに甘くはありません。 原題:少林少女(2008) 監督:本広克行 脚本:十川誠志/ 十川梨香 Genre:Action/Commedy 上映時間:107分 あらすじ: 凛は、少林拳武術学校で修行し、日本に帰国。 道場は廃墟同然。 中華料理店で、師匠の岩井に会い、 国際星館大学、女子ラクロス部に入る。 凛は、初試合に臨むが、スタメン落ち、 後半から入るが、個人プレーで顰蹙を買う。 数日後、凛は、今度は少年サッカーに加わり、 はじめて「チームワーク」を体感し、 ラクロス部に戻り、チーム再建を果たすのだが。 出演者: 柴咲コウ ... 桜沢凛 仲村トオル ... 大場雄一郎 江口洋介 ... 岩井拳児 岡村隆史 ... 田村龍司 オトーサン、 「柴咲コウは、いいけど...」 その他の出演者: キティ・チャン ... 劉 ティン・カイマン ... ティン ラム・ジーチョン ... ラム 麿赤児 ... 凛の師匠 トータス松本 ... スポーツ用品店主 石井正則 ...  電気店店主 笠井信輔 ... アナウンサー 渡辺和洋 ... アナウンサー 山崎真実 ... 清水真実(背番号1) 工藤あさぎ ... 近藤あさぎ(背番号2) 原田佳奈 ... 北野佳奈(背番号3T) User Rating: 3.8/10 ( 1,013 votes) Yahoo! オトーサン、 「まちがいなく駄作!」 User Comments: daichiさん 2008年5月22日 ラクロスは可愛かった 少林サッカーやカンフーハッスルに続いてだから 期待して観に行ったら・・・orz 印象に残ったのは「ラクロスのユニフォーム可愛いな」くらい。 岡村とのバトルシーンは良かったけど短い気がする。 だったらチャウ・シンチーが中国で撮って そのゲストで岡村を出した方がもっと面白いんじゃないかな。 監督とキャストを揃えれば 良いモノが出来るってわけじゃないのを気づかせてくれた映画です。 オトーサン、 「おお、こんな駄作もみているのか」 前田有一さん 2008年4月21日 フジ&東宝が柴咲コウにすべてをかけた話題作 いま日本で一番客を呼べる女優・柴咲コウを主演にすえた『少林少女』は、 まぎれもない2008年ゴールデンウイークの目玉。 しかし、その出来ばえはまるで、剪定せずに荒れ、伸びきった盆栽。 いったいどの方向から見ればよいのかわからず、 またどこから見てもどうしようもない。 本場少林寺で三千日の厳しい修行を追え、 日本に戻った凛(柴咲コウ)が見たのは、廃墟と化した自らの道場。 日本で少林拳を普及させるつもりだった凛は落胆する。 やがて彼女は、その驚異的な身体能力に目をつけられ 大学の女子ラクロス部に助っ人として入部する羽目になるが、 そこにはそんな凛をある企みと共に見つめる目があった。 「踊る大捜査線」の本広克行監督&亀山千広プロデューサーが、 「少林サッカー」監督・主演のチャウ・シンチーと共同製作した「少林サッカー」番外編。 しかし、いったい彼らが何をやりたかったのか、私には最後までさっぱり不明であった。 まず、娯楽映画としての見せ方がなっていない。 "少林少女"たるヒロインのファーストスタントとなる駅前での側宙は、 見事に着地でずっこけ、どう見ても失敗テイク。 のっけから「なんだこりゃ?」と思わせる。 そのまま45分程度、ろくなアクションシーンもなくダラダラとまったく笑えない お猿さん芝居が続くと、ようやくラクロスが始まる。 そしてスーパー身体能力(という設定の)柴咲コウが、 チームメイトに少林拳の動きをコーチするという展開だ。 (※読者より、少林拳と少林寺拳法は別物との指摘を受け修正しました…4/21) しかし、ヒロインがどれだけ物凄いか観客に披露する前に、 いきなり他人に教える場面なんぞ見せてどうするのか。 いかに一年間この映画のためだけにトレーニングしたといえど柴咲コウは柴咲コウ。 動きに重厚感がなく説得力がまるでない。 これはひとえに、しかるべき順番でシーンを組み立てていない監督の責任。 スポーツものとしても惚れ惚れするほど低レベル。 序盤の試合は、一人図抜けて強い柴咲コウがチームワークを乱したせいで負けた、 だから彼女が協調性を学ぶと共にチームも活躍を始める……という流れだが、 これは誰が見ても明らかにおかしい。 試合に負けたのはチームワークなんてまったく関係なく、 単にラクロス初心者のヒロインがノーコンだったため、 シュートが一本も入らなかったから。 見当違いの筋運びにここで再び観客は、「なんだこりゃ?」と混乱する。 そして、このままラクロスものになるのかと思いきや、 いいところで余計な陰謀に巻き込まれ、今度は普通の拳法バトルものに移行。 しかもその格闘スタントがちっとも弾けてない。 粗悪なCGや古臭いワイヤーワークを連発。 おまけに中途半端にシリアスで、 「少林サッカー」に匹敵する突き抜けたおバカアクションも、ついぞ見られることがない。 作品としての軸足が定まっておらず、見所となるような目を引くアクションもない。 『少林ラクロス』でも『少林柴咲』でもいいが、 キッチリどちらかに決めてくれよと言いたくなる。 こういう愛嬌のないバカ映画は、煮ても焼いても食いようがない。 珍作でもダメ映画でもなく、ただの駄作。 こういう代物に限って作り手の自己満足が過剰に感じられ、大変うっとうしい。 しかしこのところ快音が聞かれぬフジ&東宝は、いったいどうしてしまったのか。 作品が良ければ宣伝がまずく、話題性があれば肝心の中身はこのザマ。 まるでかみ合っていない。 このKYぶりはあまりにも深刻である。 そもそも柴咲コウほどの才能を使ってこのレベルのものしか作れないとは、 これが野球選手だったら即時解雇。 来年再びプロテスト受けにきてね、となるところだ。 相当な危機感を持ってしかるべきであろう。


マスク2

オトーサン、 「"マスク"の続編か?」 "マスク"といえば、ジム・キャリーの出世作。 しがない青年が、マスクをつけて大変身!幸せになりました。 でも、この映画、頭から尻尾まで続編とは思えぬつくりです。 原題:Son of the Mask (2005) 監督:Lawrence Guterman 脚本:Lance Khazei Genre:Adventure / Comedy / Family / Fantasy Rated PG for action, crude and suggestive humor and language. Runtime:94 min Country:USA / Germany Language:English 上映時間:94分 あらすじ: ティムは、冴えない漫画家。 愛妻トーニャから「子供が欲しい」とせっかれている。 ある日、愛犬オーティスが、「マスク」を拾ってくる。 ティムは、会社の仮装パーティで、「マスク」をかぶってみる。 あらら、緑色の怪人に変身し、パーティを盛り上げた。 帰宅したティムは、トーニャとベッド・イン。 息子が誕生したが、この赤ちゃん、 「マスク」の伝説のパワーを持っていた! 出演者: Jamie Kennedy ... Tim Avery(ティム) Alan Cumming ... Loki(ロキ) Traylor Howard ... Tonya Avery(ト−ニャ) Liam & Ryan Falconer ... Alvey(赤ちゃん) Bob Hoskins ... Odin (オーディン) オトーサン、 「ジェイミー・ケネディ熱演、アラン・カミング怪演」 でも、赤ちゃんが主役のようなものでした。 労働過重になるので、LiamとRyanの双子兄弟を使ったようです。 JAMIE KENNEDY  ジェイミー・ケネディ 誕生日 1970/5/25 出身 米ペンシルバニア州 18歳でロサンゼルスに移住し、スタンダップコメディを始める。 「スクリーム」シリーズのホラーオタク、ランディ役で注目を集める。 活躍度 △→ 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1996年「ロミオ&ジュリエット」◆「スクリーム」◆ 1997年「恋愛小説家」◆「スクリーム2」◆ 1998年「エネミー・オブ・アメリカ」◆ 1999年「スリー・キングス」◆「ビッグ・ムービー」◆ 2000年「スクリーム3」◆「マネー・ゲーム 株価大暴落」◆      「MIS メン・イン・スパイダー2」◇ 2001年「ドクター・ドリトル2」◆「ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲」◆ 2002年「トラブル・キッズ マックス・キーブルの大逆襲」 2005年「マスク2」◇「ロボッツ」(声) ALAN CUMMING  アラン・カミング 誕生日 1965/1/27 出身 英スコットランド スコットランド王立演劇学校在学中にテレビ「PASSING GLORY」でデビュー。 映画はアトランティック映画祭主演男優賞を受賞した「プラハ」でデビュー。 「プランケット&マクレーン」のロチェスター卿や 「タイタス」の皇帝役などとにかく悪賢い貴族をやらせたら並ぶものなしの俳優。 出演作 1991年「プラハ」 1994年「セカンド・ベスト 父を探す旅」「ブラック・ビューティー/黒馬物語」 1995年「サークル・オブ・フレンズ」「ゴールデンアイ」 1996年「エマ」 1997年「ロミーとミッシェルの場合」「スパイス・ザ・ムービー」 1998年「アイズ・ワイド・シャット」 1999年「プランケット&マクレーン」「タイタス」「アニー」(TM) 2000年「追撃者」「フリントストーン2/ビバ・ロック・ベガス」「CIAの男」 2001年「スパイキッズ」「アニバーサリーの夜に」      「プッシーキャッツ」「セックス調査団」 2003年「X−MEN 2」「スパイキッズ3−D:ゲームオーバー」 2004年「ガーフィールド」(声) 2005年「マスク2」「プライドと偏見」(NC) その他の出演者: Steven Wright ... Daniel Moss Kal Penn ... Jorge Ben Stein ... Dr. Neuman Brett Pickup ... Museum Boy Peter Callan ... Museum Redneck Ashley Lyons ... Museum Security Guard Wayne McDaniel ... Museum Person Sandy Winton ... Chris Rebecca Massey ... Clare Issac Longmuir ... Chris & Clare's Child User Rating:2.0/10( 12,935 votes)        Bottom 100: #92       4.3/10(   582 votes)Yahoo! オトーサン、 「こりゃまた低いねぇ」 国民は、みんな怒っています。 続編なのに、ジム・キャリーが出ないなんて。 ラジー賞受賞 ・ワースト・リメイク・続編賞 同ノミネート ・ワースト作品賞 ・ワースト監督賞:ローレンス・ガターマン ・ワースト主演男優賞:ジェイミー・ケネディ ・ワースト助演男優賞:アラン・カミング / ボブ・ホスキンス ・ワースト・スクリーン・カップル賞: ジェイミー・ケネディ&彼と同じスクリーンに映った人たち ・ワースト脚本賞 User Comments dataphasiaさん United States 2005年2月19日 ひどい、おそろしい、とっても悪い、不愉快,... ケネディ監督よ、出来損ないの"実験"映画をつくるな。 一体、何を考えているんだ? 「へい、いいアイディアを思いついた、続編をつくろう」 そんな安易さは見過ごせない。 評点にゼロがあるなら、そうしたいところだ。 だが、ないから1点を献上しておこう。 最近、古いヒット作を掘り出してくる傾向がある。 脚本家に投げて、さあ、どうなるか見てみようというわけだ。 (へい。そいつは、ヒット・エンド・ランというんだぜ! ヘドが出る気持ち、分かってほしい) こんなクズ映画が、なんで陽の目をみたのか理解できない。 不快なユーモア、奇妙なアニメ、ただ混乱させるだけのジョーク満載だ。 もし、ちょっとでも見たいと思ったら、 誰かが奢ってくれるというなら....いいじゃん.... だけど、額に煉瓦を乗せるよりも、苦痛なんだぜ。 汗水たらして稼いだお金を使いたいなら、別の映画をみるべし。 オトーサン、 「捨てる神もあれば、拾う神もある...」 bobさん 2005年4月18日 今年一番のファニームービー! この映画のギャグのつるべ打ち、そしてテーマ性、 セクシュアルで暴力的雰囲気は 前作以上にテックス・アヴェリーの一連のカートゥーンを思わせる。 これが安易なジム・キャリー版「マスク」に便乗した商品だと 切って捨てるにはあまりに見当違いな批判ではないのか。 産まれた赤ちゃんがスーパーベイビーという設定が安直な発想だと言われる人には テックス・アヴェリーの「ジェット機坊や」を見てほしい。 テックス・アヴェリーのカートゥーンに感じる「笑い」と「恐怖」のダブルパンチは 見事に「マスク2」で再現された。 これはアメリカのカートゥーンの好きな奴らへの今年最高の贈り物だ! そしてこの映画を作ったニューライン・シネマは偉い!


ルーキー

オトーサン、 「野球の映画かな?」 辞書を引くと、新人選手、新入り、新米とあります。 この映画の場合は、新米刑事。 クリント・イーストウッド扮するベテラン刑事が、 新米刑事の育成に手こずるお話です。 原題:The Rookie (1990) 監督:Clint Eastwood 脚本:Boaz Yakin /Scott Spiegel Genre:Action / Thriller 上映時間:120分 あらすじ: ニックは、ロス市警のベテラン刑事。 相棒のデイヴィッドは、ルーキーだから足手まといだ。 大金持ちの父への反抗心から警官となった。 2人が追うのは、自動車窃盗団のボス、ストロム。 カジノ強盗で金を手にし、国外逃亡を企てている。 だが、デイヴィッドのチョンボで、 ストロムの情婦リースルに襲われ、ニックは人質に。 しかも、200万ドルの身代金を要求される。 警察は、大金を用意することができず、ニックを見殺しに。 だが、デイヴィッドは、父に泣きつき大金を用意し、 ニック救出へ動くのだが... 出演者: Clint Eastwood ... Nick Pulovski(ニック) Charlie Sheen ... David Ackerman (デイヴィッド) Raul Julia ... Strom(ストロム) Sonia Braga ... Liesl(リースル) オトーサン、 「老体に鞭打って...」 クリント・イーストウッド、主演兼監督ですが、 そろそろ監督業に専念しては? 下記は、監督作品です。 相棒のチャーリー・シーンは、大活躍していました。 情婦・リースル役のソニア・ブラガは、凄みがありました。 CLINT EASTWOOD  クリント・イーストウッド 誕生日 1930/5/31 出身 サンフランシスコ 監督作 1971年「恐怖のメロディ」 1973年「荒野のストレンジャー」 1975年「アイガー・サンクション」 1976年「アウトロー」 1977年「ガントレット」 1980年「ブランコ・ビリー」 1982年「ファイヤーフォックス」「センチメンタル・アドベンチャー」 1983年「ダーティハリー4」 1985年「ペイルライダー」 1986年「ハートブレイク・リッジ/勝利の戦場」 1988年「バード」 1990年「ルーキー」「ホワイトハンター・ブラックハート」 1992年「許されざる者」 1993年「パーフェクト・ワールド」 1995年「マディソン郡の橋」 1996年「目撃」 1997年「真夜中のサバナ」 1999年「トゥルー・クライム」 2000年「スペース・カウボーイ」 2002年「ブラッド・ワーク」 2003年「ミスティック・リバー」 2004年「ミリオンダラー・ベイビー」 2006年「父親たちの星条旗」「硫黄島からの手紙」 2008年「チェンジリング」 CHARLIE SHEEN  チャーリー・シーン 誕生日 1965/9/3 出身 米ニューヨーク 父はマーティン・シーン、兄はエミリオ・エステベス、ラモン、 妹はレネーという芸能一家。 95年にモデルのドナ・ピールと結婚し、翌年離婚。 映画は「地獄の黙示録」のエキストラが最初だが、 正規には84年「グリスビー2」がデビュー作。 2002年、デニース・リチャーズと結婚。 娘が二人いる。 2006年、離婚。 2008年、12才年下の不動産投資家のブルック・ミューラーと結婚。 活躍度 ○→ 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1979年「地獄の黙示録」 1984年「グリスビー2」「若き勇者たち」 1985年「ブロークン・ジェネレーション」 1986年「ルーカスの初恋メモリー」「フェリスはある朝突然に」      「処刑ライダー」「ウイズダム/夢のかけら」「プラトーン」 1987年「ハートビートで追いかけて」「ノーマンズ・ランド」      「ウォール街」 1988年「ヤングガン」「エイトメン・アウト」「ハートに火をつけて」 1989年「メジャーリーグ」「チャーリー・シーン/アルプスを越えて」 1990年「ルーキー」◇「ネイビー・シールズ」「ミリタリー・ブルース」      「メン・アット・ワーク」「レッドボーダー」 1991年「ホットショット」◇ 1993年「キング・オブ・ハーレー」「ローデッド・ウエポン1」      「プロフェッショナル」「ホット・ショット2」◇「三銃士」◇ 1994年「ザ・チェイス」「ターミナル・ベロシティ」◇「メジャーリーグ2」◇ 1996年「天使のわんちゃん/チャーリーとイッチー」      「アライバル/侵略者」◇ 1997年「ザ・ターゲット」◇「ランナウェイ」「プレッシャー/壊れた男」◇ 1998年「フルブラント」◇「フリーマネー」◇「ポスト・モーテム/検死台」 1999年「マルコヴィッチの穴」◆「ファイブ・エイセス」 2000年「キング オブ ポルノ」 2003年「ビッグ・バウンス」◆「最‘狂’絶叫計画」◇ 2006年「最終絶叫計画4」 SONIA BRAGA  ソニア・ブラガ 誕生日 1950/6/16 出身 ブラジル・パラナ州マリンガ 活躍度 △↓ 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1977年「未亡人ドナ・フロールの理想的再婚生活」 1981年「アイ・ラブ・ユーは死の香り」 1983年「ガブリエラ」 1985年「蜘蛛女のキス」 1987年「エリオット・バーンズの帰還」 1988年「ミラグロ/奇跡の地」「パラドールにかかる月」 1990年「ルーキー」 2000年「フロム・ダスク・ティル・ドーン3」 2001年「エンジェル・アイズ」 2007年「ボーダータウン 報道されない殺人者」 その他の出演者: Lara Flynn Boyle ... Sarah Tom Skerritt ... Eugene Ackerman Pepe Serna ... Lt. Ray Garcia Marco Rodriguez ... Loco Pete Randall ... Cruz Donna Mitchell ... Laura Ackerman Xander Berkeley ... Blackwell Tony Plana ... Morales David Sherrill ... Max Hal Williams ... Powell Lloyd Nelson ... Freeway Motorist User Rating:5.4/10 ( 6,921 votes)       6.7/10 ( 334 votes)Yahoo! オトーサン、 「ま、こんなものかも」 User Comments crewcut6さん Allentown, PA 1999年8月30日 分かったかい? 分かった、分かった。 この映画は、批評家に酷評されたアクション映画だ。 IMDbユーザーのコメントでも、 「イシュタール」以後、最悪の映画とあった。 だが、少し甘く採点してやりたい。 かなり楽しめたからだ。 そう、会話は、でたらめだ。 とくに、刑事役のペペ・サーナのせりふが気になる。 彼は、しゃべっているとき、いつもいらいらしている。 そう、ともかく、かなり楽しめる刑事ドラマだと思う。 クリント・イーストウッドとチャーリー・シーンの相性がいい。 メル・ギブソンとダニー・グローバーのコンビのようだ。 アクションは強烈で、サスペンスは力強い。 この映画は、アクション映画フアンにはいいものがあるが、 よりロジカルな映画を求めているひとは、避けたほうがいい。 オトーサン、 「総じて、コメントが少ないなぁ」 ジェイマルパソさん 2008年4月13日 普通のハリーキャラハン イーストウッド作品にしては気軽に楽しめる作品です。 裏返せば、あまり中身がないのかも。 例えば、復讐、善悪、私刑の可否等の思想がありません。 ただし、顔を傷つける、死んだ人間が復活する、最後の一発をこめかみに、 マゾヒズムの要素はありますが、ストーリーの主テーマとなっていません。 また、過去の作品の技法が多々つかわれています。 ダーティハリー:若い刑事とコンビを組む。 (もっともこっちは成長する。) ストーリーの最初と最後で同じシーンが使われている。 (もっともこっちはコメディ) 恐怖のメロディ:恋人を助けに行くときのカットバックシーン ダーティハリー4:青白い光を背景に立つなど。 途中から、チャーリーシーンに主人公を譲っている点からは、 若手が成長する、センチメンタルアドベンチャーとの関連も感じられます。 75点


キトキト!

オトーサン、 「何じゃ、この題名?」 不信感をもってみはじめましたが、 母親(大竹しのぶ)の愛情に引きつけられました。 "山よりも高く、海よりも深い"母親の愛情に気づくのが遅すぎました。 原題:キトキト!(2006) 監督:吉田康弘 脚本:吉田康弘 / 祷映 Genre: Drama 上映時間:109分 あらすじ: 富山県、高岡。 母・智子、暴走族の息子・優介、スケバンの娘・美咲。 智子は、包丁を振り回してまで、 娘をまともな人間にしようとするのだが.... 美咲は、家出し、優介は、退学後、上京しホストに。 やがて、智子は息子に会いにホストクラブへ。 そこに、たまたま行方不明の美咲が現われる。 出演者: 大竹しのぶ .... 斎藤智子 石田卓也 .... 斎藤優介 平山あや .... 斎藤美咲 伊藤歩 .... 藍 オトーサン、 「涙と笑いの最高の演技!」 若々しい大竹しのぶさん、老けたしのぶさん、 それぞれに味わいがあります。 大竹 しのぶ 誕生日 1957/7/17 出身 東京都品川区 小岩高校卒、桐朋学園大学短期大学部演劇専攻科中退。 1973年、TVドラマ「ボクは女学生」の公募に応募し、芸能界デビュー。 NHK朝の連続テレビ小説「水色の時」のヒロインで注目される。 1978年、「聖職の碑」で日本アカデミー賞助演女優賞受賞。 1982、ドラマディレクター服部晴治と結婚し、男子出産(5年後に死別) 1988年、「男女7人夏物語」で共演した明石家さんまと再婚し、女子出産(4年後に離婚)。 1990年代には、演出家・野田秀樹と同棲 反核・反戦運動にも熱心に取り組んでいる。 出演作: 1974年「青春の門(筑豊篇)」 1976年「続・人間革命」 1977年「青春の門〜自立篇〜」「男はつらいよ?頑張れ寅次郎?」 1978年「聖職の碑」「事件」「鬼畜」 1979年「あゝ野麦峠」「衝動殺人 息子よ」 1980年「太陽の子」 1984年「麻雀放浪記」 1985年「危険な女たち」「波光きらめく果て」 1986年「青春かけおち篇」 1987年「永遠の1/2」 1988年「いこかもどろか」 1991年「きんぴら」 1992年「夜逃げ屋本舗」「REX恐竜物語」「死んでもいい」「復活の朝」 1996年「GONIN2」 1998年「学校III」「生きたい」 1999年「鉄道員(ぽっぽや)」「黒い家」 2000年「式日」「天国までの百マイル」 2001年「GO」 2003年「阿修羅のごとく」「ふくろう」 2005年「恋の門」 2007年「キトキト!」「クワイエットルームにようこそ」「遠くの空に消えた」 2008年「たみおのしあわせ」「石内尋常高等小学校 花は散れども」 2009年「火天の城」「僕の好きな人」 その他の出演者: 尾上寛之 .... 眞人 光石研 .... 佐川隆 井川比佐志 .... 裕次郎 木下ほうか 春海四方 鈴木蘭々 日向丈 永井努 倉貫匡弘 出口哲也 勇太 関川太郎 魚谷輝明 蓮ハルク 田中康寛 大西麻恵 岡元八郎 User Rating: 7.0/10 ( 179 votes)Yahoo! オトーサン、 「高いスコアだな」 題名とはちがって、生真面目につくられていました。 User Comments: haltatomiruさん 2007年3月30日 偉大な大竹しのぶ 何にも無い地方都市、女で一つで育てられた才能無い姉・弟が安易に東京へ、 水商売を通じ人間関係の醜さと家族愛を知り、 最後は心優しい(風俗)女性と幸せにくらしましたとさ。 あまりのも解りやすい単純な展開なのだが、 母親を演じる『大竹しのぶ』が凄い!  したたかな中年女性と無垢な少女性、 そんな両極端な雰囲気を感じさせる演技(を超えた空気)は 大竹しのぶ以外にいないでしょ。  あと気丈に振舞うが繊細な風俗嬢演じる伊藤歩が中々よかった 本作監督は27歳だとか、奇を衒わない演出とストーリーに好感。 オトーサン、 「同感!」 haltatomiruさん 2009年4月25日 拾い物!! ほとんど予備知識もないまま、深夜のTV放送を見た。 特定の才能ある監督をのぞき、 邦画に関しては「○URVIVE ○TYLE5+」や「茶の○」といった クソ映画のおかげですっかり興味を失っていた。 たまたまこの映画を目にしたことで、邦画にも未来はあると感じられた。 井筒和幸の助監督を経てデビューした吉田康弘の初監督作品。 前半のテンポの良さ・コミカルさが途中で失われてしまったのは、 狙いなのか偶然なのか。 しかし、だんだん退屈になってゆくというわけでもない。 気付いたらなんだか雰囲気が変わっているなという、ごく自然な流れだ。 楽しいだけの時期なんて、人生の中でいつまでも続かないよということか…。 大竹しのぶの芝居は流石だった。 彼女が自身の登場シーンの最後で見せた”あの笑顔”のために この映画はあったといっても過言ではないだろう。 単純に、良い物を見せてもらったという気になる。 田舎と都会でカメラに異なる色のフィルターをかけている点も、 古典的だが、技アリだった。 期待値ゼロで見たせいもあるだろうが、 なかなか面白かったと思う。


名探偵コナン 戦慄の楽譜(フルスコア)

オトーサン、 「名探偵コナン、見たことないなぁ」 調べたら、劇場版アニメはもう12作もあるのです。 4月17日、日本テレビで放映していました。 原題:名探偵コナン 戦慄の楽譜(フルスコア)(2008) 監督:山本泰一郎 原作:青山剛昌 脚本:古内一成 Genre:Mystery / Suspence/ Family 上映時間:115分 あらすじ: 堂本一輝が経営する音楽アカデミー出身の 門下生たちが次々と殺されていく。 コナンは、堂本一輝がつくったホールのこけら落としに招かれる。 命を狙われたソプラノ歌手・秋庭怜子を間一髪で救うものの、 今度は、コナンたちが犯人に狙われる。 コンサート本番中にホールで次々と爆発が起こる。 声の出演者 高山みなみ .... 江戸川コナン 山崎和佳奈 .... 毛利蘭 桑島法子 .... 秋庭怜子 田中信夫 .... 堂本一揮 依田英助 .... 譜和匠 オトーサン、 「 その他の出演者: 目黒光祐 .... 堂本弦也 神谷明 .... 毛利小五郎 松井菜桜子 .... 鈴木園子 山口勝平 .... 工藤新一 岩居由希子 .... 吉田歩美 大谷育江 .... 円谷光彦 高木渉 .... 小嶋元太/高木刑事 林原めぐみ .... 灰原哀 緒方賢一 .... 阿笠博士 茶風林 .... 目暮警部 井上和彦 .... 白鳥警部 湯屋敦子 .... 佐藤刑事 千葉一伸 .... 千葉刑事 フランシス・ポル .... ハンス・ミュラー 水谷優子 .... 千草らら 金月真美 .... 山根紫音 山里亮太 .... Sさん 坂下千里子 .... スタッフ 西尾由佳理 .... TVアナウンサー User Rating: 7.0/10 ( 654 votes) Yahoo! オトーサン、 「そんなにいいかなぁ?」 User Comments: バンジョー英二さん 2009年4月20日 今更ながらの初「コナン」 テレビ・映画・ましてやコミックでも見たことなかった。 なぜか・・やはり私の年代は”コナン”といえば 「未来少年」であり、決して「名探偵」ではない。 そして、もうひとつのライバル(?)漫画「金田一少年の事件簿」で満足してました。 という事で、「ルパンvsコナン」を見逃した悔しさもあって本作を観ました。 大人でも子供でも楽しめるアニメのようだなあ。 若干、ミステリー的には甘い惜しいトコもあるが。 何より本編より感動したのは、エンディング曲がZARDだった事です。合掌・・ そして「アメイジング・グレイス」・・ 故本田美奈子さんをおもいだしてウルっと ・・再合掌・・ オトーサン、 「次は、コナンのフアンです」 p193nさん 2009年4月18日 あの感動をもう一度 劇場版コナンももうすぐ公開される最新作合わせたら13作目か。 よく頑張って作ってくれてるもんです。 初期の3作くらいは幼心補正がかかって夢中になって見てた気がする。 それ以降はTV放送見逃したりしてなんとなく劇場版に疎遠になっていってたんだが 高校生ぐらいのときにふと見た「天国へのカウントダウン」が あまりにも面白くて強烈に印象に残った。 “なんだ、劇場版コナン面白いじゃん”ということで TVでやる時は大学生になっても極力見るようになった。 だがしかし、別に全作鑑賞してるわけじゃなく たまにTVで放送するのに気づいて録画して鑑賞する程度の 僕が言うのも甚だおかしな話だが、 年々質が落ちてるような気がしてならないのが正直なところ。 ちなみに本作に関してもその低迷は続いている。 そんなわけでいきなり面白くないという結論に至った本作。 なんといっても最も致命的なのが まったくと言っていいほど劇場版のスケールに見合った内容ではないということ。 爆発はあるけどなんかそこからくるスペクタクルやドキドキ感が無いのよね。 べつに劇場版のコナンにもはや謎解きとかは期待してないんだ。 もっとさあ、こうビルを爆破したり船を沈めたりといったスペクタクルがほしいのよ。 見せ場というものがないこともなんだがどれも地味だ。 しかも展開的には緊張感みなぎるシーンのはずなのに なぜか笑いがこみあげてくるのはいかがなものか。 確かに本作は突っ込みどころ、笑いどころを求めたら今までの中で一番かも知れない。 おれあんな安全管理できてないホール行きたくないす。 ストーリー展開も脈絡がないし唐突でご都合主義が目立つ。 キャラクターも薄い。薄すぎる。 オリジナルキャラの中ではオペラ歌手をヨイショしすぎて 犯人やら被害者の印象が薄すぎる。 少年探偵団の活躍もない。 もうここまで言ったらついでに言っちゃおう。 劇場版が公開されるごとに追加される蘭と新一の赤面エピソードももはやネタ切れ。 伏線の回収もわかりやす過ぎてあざとい。 うむ。批判しかしなかった。でも仕方無い。実は結構期待してるんだから。 「天国へのカウントダウン」の感動をもう一度見せてくれ


バーン・アフター・リーディング

オトーサン、 「危うく見逃すところだったな」 コーエン兄弟監督の映画は、必ず見るようにしています。 この映画は、CIAを徹底的に皮肉ったものでした。 原題:Burn After Reading (2008) 監督:Ethan Coen/ Joel Coen 脚本:Joel Coen / Ethan Coen Genre:Comedy / Crime / Drama Rated R for pervasive language, some sexual content and violence. Country:USA / UK / France Language:English 上映時間:96分 あらすじ: CIAの機密情報が書き込まれた1枚のCD-ROMを、 勤務先のフィットネスセンターで拾ったチャドとリンダ。 チャドはそれを利用して一攫千金を狙う大胆な計画を思いつく。 そのころ、元CIA諜報員のオズボーンは、機密情報の紛失にうろたえていた。 一方、オズボーンの妻ケイティは、財務省連邦保安官ハリーと不倫中で…。 出演者: Brad Pitt ... Chad Feldheimer (チャド) Frances McDormand ... Linda Litzke (リンダ) John Malkovich ... Osbourne Cox (オズボーン) Tilda Swinton ... Katie Cox (ケイティ) George Clooney ... Harry Pfarrer (ハリー) オトーサン、 「豪華な顔ぶれでの競演は、お見事!」 なかでも、ブラッド・ピットとフランシス・マクドーマンドが愉快。 「へぇ、そうなの? なるほどねぇ」 コミカルなフランシス・マクドーマンドが ジョエル・コーエンの奥さんとは、知りませんでした。 BRAD PITT ブラッド・ピット 誕生日 1964/12/18  出身 米オクラホマ州ショーニー ミズーリ州スプリングフィールドで育ち、 高校卒業後、ミズーリ大学コロンビア校でジャーナリズムを専攻。 卒業直前にグラフィックデザインを学ぶため、 ロサンゼルスに移り住み、やがてロイ・ロンドンの師事の元、俳優を目指す。 映画デビュー作は1988年「リック」。 いきなり主演で、日光に当たると死んでしまう病気の青年リックを演じている。 旧ユーゴで撮影され、一度は内乱でお蔵入りしかけた作品。 1995年「12モンキーズ」で精神異常者役を演じ、 アカデミー賞助演男優賞にノミネート、ゴールデン・グローブ賞助演男優賞を受賞。 2007年「ジェシー・ジェームズの暗殺」でベネチア国際映画祭主演男優賞受賞。 2000年7月にジェニファー・アニストンと結婚。2005年、離婚。 2005年、「Mr.&Mrs.スミス」で共演したアンジェリーナ・ジョリーと交際。 ジョリーの養子マドックスとザハラも自分の養子とした。 出演作 1988年「リック」◇ 1989年「処刑教室/最終章」「ハッピー・トゥギャザー」 1990年「傷だらけのランナー」「トゥルー・ブルース」 1991年「テルマ&ルイーズ」◆「ジョニー・スエード」      「ヒミツのお願い」 1992年「クール・ワールド」「リバー・ランズ・スルー・イッツ」◇      「ブラッド・ピットの君にメロメロ」 1993年「カリフォルニア」◇「トゥルー・ロマンス」◆ 1994年「インタビュー・ウイズ・ヴァンパイア」◆      「レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い」◇ 1995年「セブン」◇「12モンキーズ」◆ 1996年「スリーパーズ」◆ 1997年「デビル」◇      「セブン・イヤーズ・イン・チベット」◇ 1998年「ジョー・ブラックをよろしく」◇ 1999年「ファイト・クラブ」◇「マルコヴィッチの穴」 2000年「スナッチ」◇ 2001年「ザ・メキシカン」◇「スパイ・ゲーム」◇「オーシャンズ11」◇ 2002年「コンフェッション」▲「フル・フロンタル」 2003年「トロイ」◇ 2004年「オーシャンズ12」◇ 2005年「Mr.&Mrs.スミス」◇ 2006年「バベル」◇ 2007年「オーシャンズ13」◇「ジェシー・ジェームズの暗殺」◇ 2008年「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」◇「バーン・アフター・リーディング」 FRANCES McDORMAND  フランシス・マクドーマンド 誕生日 1957/6/23 出身 米イリノイ州 イェール大学の演劇学部で学ぶ。 84年「ブラッド・シンプル」で主役デビューし、 同映画の監督ジョエル・コーエンと結婚。 息子にペドロがいる。 88年「ミシシッピー・バーニング」でアカデミー賞助演女優賞にノミネート、 96年「ファーゴ」でアカデミー賞主演女優賞受賞。 2000年「あの頃、ペニー・レインと」でアカデミー賞、 ゴールデングローブ賞、BAFTAの助演女優賞にノミネート。 活躍度 ○→ 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1984年「ブラッドシンプル」 1985年「XYZマーダーズ」 1987年「赤ちゃん泥棒」 1988年「ミシシッピーバーニング」 1990年「ミラーズ・クロッシング」▲「ダークマン」      「理由なき発砲」「ブラック・アジェンダ/隠された真実」 1991年「夢の降る街」 1992年「お葬式だよ全員集合!」「愛を奏でて」(TM) 1993年「ショート・カッツ」 1994年「ワイルド・メン」(TM) 1995年「ラングーンを越えて」「パルーカヴィル」 1996年「ファーゴ」「真実の行方」「ローンスター」      「ボーンメッセンジャー/真実の囁き」 1997年「モンタージュ/証拠死体」「パラダイス・ロード」 1998年「マドレーヌ」「輝きの海」 1999年「ブラッドシンプル/ザ・スリラー」◇ 2000年「ワンダー・ボーイズ」◆      「あの頃ペニー・レインと」◆ 2001年「バーバー」◆ 2002年「容疑者」◆「しあわせの法則」◆ 2003年「恋愛適齢期」◆ 2005年「スタンドアップ」◆「イーオン・フラックス」◆ 2008年「バーン・アフター・リーディング」 その他の出演者: Richard Jenkins ... Ted Treffon Elizabeth Marvel ... Sandy Pfarrer David Rasche ... CIA Officer J.K. Simmons ... CIA Superior Olek Krupa ... Krapotkin Michael Countryman ... Alan Kevin Sussman ... Tuchman Marsh Man J.R. Horne ... Divorce Lawyer Hamilton Clancy ... Peck Armand Schultz ... Olson User Rating:7.3/10 ( 63,491 votes)       6.0/10 ( 223 votes)Yahoo! オトーサン、 「Yahoo!、低いなぁ」 CIAの怖さを知らないせいでしょうね。 ゴールデン・グローブ賞ノミネート ・作品賞(コメディ/ミュージカル) ・女優賞(コメディ/ミュージカル):フランシス・マクドーマンド User Comments katiemeyer1979さん Los Angeles, CA 2008年9月13日 鮮やかにアメリカを風刺 誰もが、コーエン兄弟のこの風刺映画を待っていた。 筋書きは、大したことがないのにスマート。 多くのことをアッピールしている。 前に進んだり、後戻りしたり。 「ロシア人?」に話しかけたり、自伝を書ことしたり。 ブラッド・ピットは見事で、無邪気なキャラが見応えがある。 彼は、見るたびに、驚きをもたらす。 彼は喜びだ。 ジョージ・クルーニーも、素晴らしい。 コーエン兄弟は、スピーディかつエレガントに、 そのこんぐらがった目的に向かってお話しを進めていく。 事態がどうなろうと知ったことではないが、 完全にお話しに引きこまれてしまった。 ジョン・マルコビッチ、フランシス・マクドーマンド、 リチャード・ジェンキンス、そして驚くべきティルダ・スイントンは、 この映画のパッケージを完成している。 すばらしい喜びをもたらしてくれている。 オトーサン、 「マクガフィンか、ひとつ勉強したなぁ」 服部弘太郎さん 2009年3月26日 見栄と嘘ばかりの人間たちが織りなすドタバタ喜劇。 登場人物がみんなバカばっか!  スリラー映画の世界には「マクガフィン」という概念がある。 それは主人公も含めた大勢の人間たちが追いかけ回す大切な何かのこと。 脚本家の故・笠原和夫が「秘伝 シナリオ骨法十箇条」の中で 「オタカラ」と呼んでいるものに近いが、 それが物語のテーマに関わる『葛藤の具体的な核』である必要はない。 フランソワ・トリュフォーによる ヒッチコックのロングインタビュー「映画術」によれば、 マクガフィンとは『冒険小説や活劇の用語で、 密書とか重要書類を盗み出すこと』であり、 『基本原理としてのマクガフィンは、シリアスな意味がある必要はないどころか、 むしろデタラメで何の意味もないほうがいい』とのこと。 それは物語を進行させるための屁理屈みたいなもので、 ヒッチコックの映画では大勢が寄ってたかって追い掛ける秘密の中身が、 じつは空っぽで何もないというようなことがしばしば起きる。 マクガフィンとは無意味なものなのだ。 コーエン兄弟はそんなヒッチコックの流儀を知ってか知らずか (もちろん知っているに違いないのだが)、 この映画で突飛なマクガフィンを考案した。 それは文字通りデタラメで無意味なもの。 アル中でCIAをクビになった元調査官が、 気まぐれに綴ったヘナチョコ自叙伝の下書き原稿だ。 それがどういうわけかCDにコピーされて流出し、 フィットネスクラブのロッカー室に置き忘れられていたから大変。 クラブの従業員がそれを「本物の超極秘文書」と勘違いし、 「これは金になる!」と踏んだことから大騒動が巻き起こるのだ。 それにしても出演者たちが超豪華。 ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、ジョン・マルコヴィッチ、 フランシス・マクドーマンド、ティルダ・スウィントン、リチャード・ジェンキンスなど、 ハリウッドの大物スターがずらりと顔を揃えている。 この全員がアカデミー賞受賞者、あるいはノミネート経験者なのだから恐れ入る。 コーエン兄弟もアカデミー賞監督だし、 とにかくこれは現在のハリウッドを代表する錚々たる面々。 これに匹敵する映画は、最近だと『オーシャンズ11』とその後のシリーズぐらいだろうか。 オスカー監督とオスカー俳優たちが手を組んで、 おバカな犯罪コメディを作っているという共通点もある。 面子もちょっとダブってますな……。 しかし映画の方向性は正反対。 『オーシャンズ』は登場人物たちがみんな切れ者のプロフェッショナルばかりだが、 『バーン・アフター・リーディング』は登場する全員がひとりの例外もなく 大馬鹿野郎でお間抜けのコンコンチキ。 しかしながら、『オーシャンズ』の登場人物たちより、 この映画の登場人物たちのほうがずっと身近で共感できる人間たちだろう。 世の中「切れ者のプロフェッショナル」より、 「大馬鹿野郎でお間抜けのコンコンチキ」の方がずっと数が多いのだ。 この映画の大馬鹿間抜けのナンバーワンは、間違いなくブラピ。 彼の満面の笑みを、観客は決して忘れないはずだ。 オトーサン、 「エンドクレジットで流れる歌、最高!」 長いので訳しませんが、痛烈にCIAの悪行を皮肉っています。 ♪ CIA Man Who can shove a Contra up your ass? Beat Khadaffi with a touchdown pass? Who's got chunks of J.F.K.'s head Floating in a jar of formaldehyde under his bed? Who sucks off the Pope behind closed doors? And spits the cum into your open sores? Who can squash republics like bananas? And try to pick-off cigar smokers in Havana? Who can snake a tire iron down your throat And laugh as you're falling in the moat? Who'll hand-feed a Zionist with a spoon? And kick the Palestinians to the moon? Who can plant a car bomb in Beirut? And make peasants suck on united fruits? (略)


グラン・トリノ

オトーサン、 「幾つだ?」 イーストウッドは1930年生まれ。 いま、2009年ですから、80歳が目の前。 それなのに、秀作を次々と送り出すなんて。 この映画の観客は、幸せです。 稀有な歴史的瞬間に立ち会えるのですから。 原題:Gran Torino (2008) 監督:Clint Eastwood 原作:Dave Johannson /Nick Schenk 脚本:Nick Schenk Genre:Crime / Drama more Rated R for language throughout, and some violence. Country:USA / Australia Language:English / Hmong あらすじ: ウォルトは、妻に先立たれ、ひとり暮らし。 牧師がやってきて、亡き妻の希望を伝える。 「あのひとに懺悔してほしいと伝えて」 彼は、若い牧師の勧めなど歯牙にもかけない。 老人ホーム入りを奨める息子夫婦も相手にしない。 頼るのは、自分だけ。 かつて職工として自分がつくった 72年製フォード車グラン・トリノを磨くのが生きがい。 朝鮮戦争を生き抜いた自負が、人頼みを是としないのだ。 隣家には、アジア系移民が住みはじめ、白人は立ち退いていく。 「世の中、腐っている」 出演者: Clint Eastwood ... Walt Kowalski(ウォルト) Bee Vang ... Thao Vang Lor(タオ) Ahney Her ... Sue Lor(スー) Christopher Carley ... Father Janovich (神父) オトーサン、 「この映画、この演技、イーストウッドの遺言かも」 CLINT EASTWOOD  クリント・イーストウッド 誕生日 1930/5/31 出身 サンフランシスコ 数多くの西部劇やアクション映画に出演し、トップスターの地位を確立。 監督としても『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』で アカデミー賞作品賞と監督賞を2度受賞している。 出演作 1955年「半魚人の逆襲」「タランチュラの襲撃」 1956年「全艦発進せよ」「底抜け西部へ行く」      「最初の女セールスマン」 1957年「二人の可愛い逃亡者」 1958年「壮烈!外人部隊」 1964年「荒野の用心棒」 1965年「夕陽のガンマン」 1966年「続・夕陽のガンマン」 1967年「華やかな魔女たち」 1968年「奴らを高く吊せ!」「マンハッタン無宿」 1969年「荒鷲の要塞」「ペンチャーワゴン」 1970年「真昼の決闘」「戦略大作戦」 1971年「白い肌の異常な夜」「恐怖のメロディ」「ダーティハリー」 1972年「シノーラ」 1973年「荒野のストレンジャー」「愛のそよ風」「ダーティハリー2」 1974年「サンダーボルト」 1975年「アイガー・サンクション」 1976年「アウトロー」「ダーティハリー3」 1977年「ガントレット」 1978年「ダーティーファイター」 1979年「アルカトラズからの脱出」 1980年「ダーティファイター燃えよ鉄拳」「ブロンコ・ビリー」 1982年「ファイヤーフォックス」「センチメンタル・アドベンチャー」 1983年「ダーティハリー4」 1984年「タイトロープ」「シティヒート」 1985年「ペイルライダー」 1986年「ハートブレイク・リッジ/勝利の戦場」 1988年「ダーティハリー5」 1989年「ピンク・キャデラック」 1990年「ホワイトハンター/ブラックハート」「ルーキー」      「許されざる者」 1993年「ザ・シークレット・サービス」「パーフェクト・ワールド」 1995年「マディソン郡の橋」 1997年「目撃」 1999年「トゥルー・クライム」 2000年「スペース・カウボーイ」 2002年「ブラッド・ワーク」 2004年「ミリオンダラー・ベイビー」 2006年「父親たちの星条旗」「硫黄島からの手紙」(監督) 2008年「さよなら。いつかわかること」(音楽)      「チェンジリング」(監督・音楽)「グラン・トリノ」 その他の出演者: Brian Haley ... Mitch Kowalski Geraldine Hughes ... Karen Kowalski Dreama Walker ... Ashley Kowalski Brian Howe ... Steve Kowalski John Carroll Lynch ... Barber Martin William Hill ... Tim Kennedy Brooke Chia Thao ... Vu Chee Thao ... Grandma Choua Kue ... Youa Scott Eastwood ... Trey Xia Soua Chang ... Kor Khue User Rating:8.4/10 ( 57,912 votes) Top 250: #76       9.2/10 ( 155 votes)Yahoo! オトーサン、 「おお、世界の名画76位だ!」 エンディングで、イーストウッドが、 ささやくように遺言のような歌を歌っていました。 ゴールデン・グローブ賞ノミネート ・歌曲賞 User Comments CinemaAddictさん Belgium 2008年12月12日 映画の宝石! クリント・イーストウッドは、晩年にさしかかり、 伝説ともいえる演技をみせてくれた。 この芸術作品を分析すれば、サプライズが失われる。 だから、内容は伏せておこう。 そうだ。. 前作と似た感じがあるが、 監督も演技も、すばらしいワインのように熟成している。 ストーリーもすばらしい。 ドラマに、ユーモアが加味されて、 楽しい夕べのための完璧なコンビネーションになっている。 この稿を終えるに当たって、 感動的な瞬間をシェアできたことに、イーストウッド氏に感謝する。 昨今、多くの映画芸術は、スタントと悪い冗談でできている。 オトーサン、 「時は過ぎて行く...」 "GMは国家なり"と自負した巨大企業が倒産寸前... 一体、誰がそんなことを予見できたでしょうか? 服部弘太郎さん 2009年4月16日 クリント・イーストウッドによる古き良きアメリカへの挽歌。 白人のアメリカは滅び去るのだ。 クリント・イーストウッドの監督主演最新作は、 黒澤明の『生きる』を連想させる重厚で感動的なヒューマンドラマだった。 デトロイト郊外の住宅地で一人暮らしをしている偏屈老人が、 所有するヴィンテージカーを盗みに来た隣家の少年と親しくなる話だ。 老人の名はウォルト・コワルスキー。 長年フォードの組立工として働いてきた彼にとって、 自宅ガレージに保管されている'72年型フォード「グラン・トリノ」は 彼が関わった素晴らしい仕事のひとつ。 ピカピカに磨き上げた車を自宅前に停車させ、 玄関脇のポーチからビールを飲みながらそれを眺めるのが、 彼にとっては至福の時となっている。 しかしかつては自動車の町として栄えたデトロイトも、 工場の生産規模が縮小され、住宅地は非白人が占める割合が多くなってきた。 隣に住むのは英語さえろくに喋れないアジア系の一家。 しかしウォルトはその家の長男タオに対し、 我が子以上の愛情を注ぎ込むことになる。 『生きる』との共通点はいくつもあるのだが、 最大の共通点は「自分の死を意識した男が 人生の最後に死にものぐるいで何かを成し遂げる」という点だろう。 '92年の『許されざる者』以降のイーストウッドは、 監督主演作のいくつかで「老い」や「死」の問題を取り上げている。 しかしそうしたテーマが、 『グラン・トリノ』ほど明確に前面に押し出された作品はなかったかもしれない。 この映画は導入部で主人公の妻の葬儀が登場し、 ここから既に「パートナーであった主人公の死」への布石が打たれているわけだ。 彼がしばしば咳こんで血を吐いたり、医者に行って何らかの診断を受けたりするシーンも、 着実に近づいてくる「主人公の死」を観客に強く意識させるし、 それはまた劇中で主人公自身が強く意識していることでもある。 「男が人生の最後にやるべきことは何か?」と、主人公ウォルトは考えざるを得ないのだ。 主人公の愛車「グラン・トリノ」は、彼にとっての輝かしい過去の象徴であると同時に、 古き良きアメリカ文化の象徴でもある。 エスニック系の住人が増えて白人がほとんど住まなくなってしまった住宅地で、 磨き上げられた「グラン・トリノ」は、 そこだけが昔ながらのアメリカであることを誇示するように光り輝いている。 しかしその輝かしいアメリカはもう滅びてしまい、次の世代に受け継がれることはない。 この映画が『生きる』と大きく異なる点は、 『生きる』が死を意識した男の奮闘を通して「人間の死」を描いているのに対して、 『グラン・トリノ』が「アメリカの死」を描いていることかもしれない。 「年老いたウォルト」は「年老いたアメリカ」の比喩であり、 彼がアジア系移民の子供の世話を焼くという物語は、 アメリカがいずれその主導権を非白人に譲り渡していくことを示す予言なのだ。 新しいアメリカ人がアメリカの流儀を身に着けるなら、彼らにアメリカを譲り渡してやればいい。 それがこの映画のメッセージだ。


おっぱいバレー

オトーサン、 映画館の窓口で、 「男性になくて女性にあるもの、1枚ください」 「えっ? はい、わかりました」 この映画、切符を買うのに一苦労しました。 警告:綾瀬はるかのおっぱいは見られません。 原題:おっぱいバレー(2008) 監督:羽住英一郎 原作:水野宗徳 脚本:岡田惠和 Genre: Commedy/ Sport 上映時間:102分 1979年、北九州。 中学に赴任した国語教師・美香子は、 男子バレー部の顧問を任される。 待っていたのは、サカリのついてダメ部員たちだった。 廃部寸前のバレー部を立て直そうとする美香子は、 “試合に勝ったら、おっぱいを見せる”、 そういう約束をさせられるハメに。 やる気をみせはじめた彼らと信頼関係を築いていくが、 この約束は、学校で大きな問題となってしまう。 出演者 綾瀬はるか .... 寺嶋美香子 青木崇高 .... 堀内健次 仲村トオル .... 城和樹 石田卓也 .... バレー部先輩 オトーサン、 「綾瀬はるか、光ってる!」 身長165cm、スリーサイズは、B88 W61 H91。 肢体も美しいですが、運動神経もよさそう。 B型のおおらかさというか、天然ボケぶりがいいですね。 ダメ部員たちも、自然体が結構でございました。 その他の出演者: 大後寿々花 .... 美香子(中学時代) 福士誠治 .... 美香子の元カレ 光石研 .... 教頭 田口浩正 .... 竜王中男子バレー部コーチ 市毛良枝 .... 美香子の恩師の妻 木村遼希 .... 平田育夫 高橋賢人 .... 楠木靖男 橘義尋 .... 城良樹 本庄正季 .... 杉浦健吾 恵隆一郎 .... 江口拓 吉原拓弥 .... 岩崎耕平 User Rating: 7.8.10 ( 208 votes)Yahoo! オトーサン、 「高いスコアだね」 70年代のレトロなクルマ、レトロな音楽が素敵でした。 User Comments: tomitan6さん 2009年4月23日 旧車好きにはたまらない?? キャンディーズが解散(1977)し、 ピンクレディ人気に陰りがみえはじめた1979年、 北九州市戸畑区がこの作品の舞台であります。 それでは論じます! 先生のおっぱい見たさにぃ〜、 バレーボールを頑張る中坊たちぃ〜い!! 居ると思います(キッパリ)!! なんだか、淡々と最後まで引っ張られてしまいました。 ぐいぐいとか強引な感じではなく、 なぁ〜んとなく最後まで、見ちゃいました。 大きな盛り上がりは無いですが、とてつもない破綻も無いです。 無難な映画、であります。 引っ込みがつかなくなる先生のバックストーリーとかがちゃんとあって、 それで居て中坊たちの悪巧みが 一見不成功に終わるところなんは良かったのではと思うのですが・・・ 最後に6人とも公平に、タッチできたんでしょうか? あらかじめ立ち位置が決まっていたんでしょうねヾ(^▽^)ノ さてさて、本題とはことなるこの作品の時代背景と場所。 いきなりの高塔山に、オオッ! でも洞海湾は??、若戸大橋は?、渡船は?? 無〜し。 戸畑でなくてもいいんじゃないの?? でも、街角の風景は一見1997風。 走り回る自動車もオールドカー、いにしえの名車達。 でもなぁ、スバル360カスタムって1969年に生産終了したでしょう。 少なくとも10年落ちの軽、大切にしてるんですね。 まぁ、実走してるオールドカー見れるだけでも、感涙ものです。 最後のシーンから、続編は大いにありそうですし・・・ 次はどんな無茶な約束するんでしょう? オトーサン、 「前田さん、ほめてるなぁ」 前田有一さん 2009年4月17日 綾瀬はるか先生の就任挨拶が、個人的なオススメシーン 『おっぱいバレー』は、じつのところ中高年男性向きのオススメ品である。 だが、いい年をしたオジサンが、娘のような年頃の受付嬢に 「『おっぱいバレー』、大人一枚!」と、 キョドった笑顔で言った日には、末代までの大恥だ。 だから私は、いっそ題名を『哀愁の旅路』とかに変えたらいいと、 4年ほど前から言ってきた。 というのはもちろん嘘だが、 いろいろな媒体で似たようなことを言っていたところ、 先日映画会社が「恥ずかしい人は、 略語の『OPV』(おっぱいばれー)でも買えるようにします」と 大々的にマスコミを使って発表してくれた。 おかげで、よけいにチケットを買いにくくなった。 1979年の北九州。 とある中学校の弱小バレー部に、 新任教師(綾瀬はるか)が顧問としてやってきた。 ところがバレー部の面々は、 そもそもスポーツなどやる気のないダメ生徒ばかり。 誰かが拾ってきたビニ本にむらがるような、 エロの事しか頭にない悪ガキだった。 そんな彼らにやる気を出させようとする教師だったが、 口だけは達者な中学生どもに逆に約束させられてしまう。 「一勝したらおっぱいを見せること!」 学生プロレスの世界を描いた『ガチ☆ボーイ』(2007)のように、 笑っていたはずが、気づいたら涙が流れているタイプの、青春コメディー&感動ドラマ。 「おっぱい目当ての努力」なんて、とっても不謹慎に思えるが、 終わってみればこれも案外アリじゃねーの? と思わせる筋運びは見事。 余談だが、子供が出てくる映画は、純真無垢な監督さんが作るとたいてい失敗する。 子供なんてものはもとより不謹慎な存在であり、 その毒を生かしてこそいいものができる。 そのことを理解している、 少々悪い人が作ると『おっぱいバレー』のような良作が生まれる。 たとえ悪ガキが出てきたとしても、 彼らが何かを学んでイイ子ちゃんに成長するストーリーだったら、 面白くもなんともない。そんなものは、ディズニーに任せておけばよい。 本作が素晴らしいのは、最後までガキどもがめげることなく、 バカのままで、性懲りのないところだ。 オジサンたちにとってその不屈の精神?は、 かつて自分たちが確かに持っていたはずであり、 今、忘れつつあるものなのだ。 それを思い出させてくれるから、この作品は傑作なのである。 最後の試合で、何があろうと陣形を崩さずに戦う彼らの姿は、 涙なしには見られない。 実話を基にした原作の時代設定を79年に変更した結果、リアリティも出た。 今の子供にとっておっぱいは、 ブラウザをクリックすればすぐに見られるありふれたものだが、 70年代の中学生にとっては違う。 綾瀬はるか先生のおっぱいを見るためならば、 彼らはどんなつらい努力だってしただろう。 私なら今でもするが。 この時代を象徴する深夜番組「11PM」をコソコソ見たり、 フィンガー5の曲がかかったりといった演出も、ありがちだが楽しい。 『おっぱいバレー』は、タイトルこそ恥ずかしいが、 私は世界に持っていってみんなに見せてやったらいいと本気で思う。 日本人の強さ、しぶとさの源泉がどこにあるか、 目ざとい海外の連中は本作の中に見出すに違いない。 なお、その答えはおっぱい……では決してない。 念のため。 90点。


難波金融伝 ミナミの帝王 スペシャルVer.50 金貸しの掟

オトーサン、 「長ったらしい題名だなぁ」 難波金融伝だけでいいじゃないかと思ったら、 通算算50作目記念作品の劇場公開版でした。 4月20日深夜日本テレビで放映。 原題:難波金融伝 ミナミの帝王 スペシャルVer.50 金貸しの掟(2004) 監督:萩庭貞明 原作:天王寺大/ 郷力也 脚本:友松直之 Genre:Drama/Suspence 上映時間:110分 あらすじ: 銀次郎は、"ミナミの鬼“。 容赦の無い取り立てで恐れられている。 だが、顧客らが詐欺金融に遭い、回収不可能の事態に。 銀次郎は、杉浦会の若頭・堂本が裏にいることを突き止める。 堂本は、組長代行の未亡人・雪乃を失脚させようと画策していた。 チンピラの川谷を使ってリゾート利権獲得を頓挫させようとしていた。 出演者 竹内力 ....萬田銀次郎 隆大介 ....堂本 大輝ゆう .... 雪乃 千原浩史 ....  川谷 オトーサン、 「萬田、堂本、翔子、みんな板についているね」 長いシリーズだから、役が身についているのでしょう。 人気急上昇中の千原浩史くんは、切れ味のある演技でした。 千原ジュニア 誕生日: 1974/3/30 出身: 京都府福知山市 日本のお笑い芸人、俳優。 コンビ「千原兄弟」のボケを担当。 京都共栄学園中学校卒業。 2005年、芸名を千原ジュニアに正式に改名。 出演作: 1997年「岸和田少年愚連隊 血煙り純情篇」 1998年「ポルノスター」 2000年「HYSTERIC」 2001年「RUSH!」 2002年「セクシードリンク大作戦〜神様のくれた酒」「ICHI」      「岸和田少年愚連隊 EPISODE FINAL スタンド・バイ・ミー」 2003年「MOON CHILD」「ナイン・ソウルズ」「カミナリ走ル夏」 2004年「難波金融伝 ミナミの帝王スペシャル Ver.50 金貸しの掟」 2006年「日が暮れても彼女と歩いてた」 2009年「ストリートファイター ザ レジェンド オブ チュンリー」(吹き替え) その他の出演者: 川島なお美 .... 速水翔子 川野太郎 ....  藤木 桐谷健太 ....  真 麿赤兒 ....  中井組組長 島崎俊郎 ....  菅原 石田靖 ....   松山 大谷みつほ ....  マユミ 天田益男 ....  広瀬昇一 うき哲也 ....  沢木英雄 大門正明 山西惇  浪花勇二  山中猛  酒井雅代  松浦達也  山之内幸夫  東村晃幸  宇野ポテト  岸堅介  山本志づ世  谷広子  都築俊  龍也  大賀太郎  指宿豪   松川真也  ガンジ  タクヤ  今西洋貴 伊藤勝利  将尉  つだ☆ひろあき  User Rating: 7/10 ( 8 votes)Yahoo! オトーサン、 「高いスコアだね」 シリーズ50本ともなると手堅い出来でした。 User Comments: zakuzaku_0078さん 2009年4月21日 TVで見ました。 ジャックナイフの頃の千原ジュニアが見れます。 演技はドベですが、それより当時の尖った、 貴重な千原ジュニアが見れるのが嬉しいのと、 当時の世相を取り入れた?話は面白かったです。 確かに当時、臓器売買とかあったけど、多分今もあるんだろな? 妄想課長ルーキーズの桐谷も若いですね。


恐怖の人喰い魚群

オトーサン、 「この題名、いかにもB級映画だなぁ」 舞台はブラジル、主人公(?)は、ピラニア。 湖の景色が見事でした。 原題:Killer Fish (1979)    キラーフィッシュ 監督:Antonio Margheriti 脚本:Michael Rogers Genre:Crime / Thriller / Horror Country:Italy / Brazil / USA Language:English 上映時間:102分 あらすじ: ポールをリーダーにした一味が鉱山採掘場に潜入し、宝石を奪い去り、 一旦、宝石の入った箱を湖底に沈める。 ほとぼりが冷めた頃、引き上げようというのだ。 だが、約束を破るものが現れて、ダイバーを雇うが、 無数のピラニアに襲われ、赤い血潮に変わる。 実は、ポールは、ピラニアを放っていたのだ。 一味のラスキーやケイトは、模索する。 ピラニアを避けて宝石箱を引き上げる方法はないのか? 出演者: Lee Majors ... Lasky(ラスキー) Karen Black ... Kate Neville(ケイト) Margaux Hemingway ... Gabrielle(ガブリエル) James Franciscus ... Paul Diller(ポール) オトーサン、 「あまり巧い役者はいないなぁ」 主役のリー・メジャースは、ブッシュさん似で損をしています。 でも、カレン・ブラックは、まぁまぁの演技。 マーゴ・ヘミングウェイは、美人なので感心しました。 まぁ、役者というよりモデルさんですね。 KAREN BLACK  カレン・ブラック 誕生日 1942/7/1 出身 米イリノイ州 70年「ファイブ・イージー・ピーセス」でアカデミー助演女優賞にノミネート。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1967年「大人になれば…」 1969年「殺人美学」「イージー・ライダー」 1970年「ファイブ・イージー・ピーセス」 1971年「パリは霧にぬれて」「生き残るヤツ」 1973年「組織」 1974年「華麗なるギャツビー」「エアポート’75」 1975年「ナッシュビル」「結婚詐欺師は殺さない」      「恐怖と戦慄の美女」(TM)「イナゴの日」 1976年「ファミリー・プロット」「家」 1977年「カプリコン・1」 1978年「ブルー・エクスタシー/官能の夜」「キラー・フィッシュ」 1979年「ポリス・ストーリー/女刑事エバリンの告白」(TM)「宝石泥棒大逆転」(TM)      「ダニー・トラビス/ダウンタウン徹底抗戦25時」 1980年「NEY YORKスクイズ・ゲーム」 1981年「セバレイト・ウェイズ」「ココ・シャネル」 1984年「遙かなる少年の日々」「爆走戦士ストライカー」 1985年「サバイバル・ショット/恐怖からの脱出」 1986年「ブルーマン/魂の彷徨」      「ブラック・テロリスト/人質奪還」「ドリーマー」      「スペース・インベーター」「悪魔の赤ちゃん3/禁断の島」 1987年「ミラクル・ボーイ」「想い出のデキシー・レーン」 1988年「テレクラ殺人事件」 1989年「ナイト・エンジェル」「天使が降りたホームタウン」      「超能力学園Z PART2/パンチラ・ウォーズ」 1990年「ドリーム・セメタリー/悪魔の情事」「ソルジャー・コップ/地獄のライバル」      「ザ・ミラー/悪魔の棲む鏡」 1991年「バンパイア・タウン」「新・チューンヒート/戦慄の女刑務所」      「ジャッジメント」 1992年「ファイナル・ジャッジメント」「バーチャウェポン」 1995年「リアル・フィクション/殺人のシナリオ」 1996年「クライムタイム」「アーバン・ハーベスト」      「ダイナソー・パニック 失われた楽園」 1997年「クローン・オブ・エイダ」 1998年「インモラル・シェフ」「クレイジー・ナッツ 早く起きてよ」 2002年「マーダー・ライド・ショー」 その他の出演者: Marisa Berenson ... Ann Roy Brocksmith ... Ollie Dan Pastorini ... Hans Frank Pesce ... Warren Charles Guardino ... Lloyd Anthony Steffen ... Max Fabio Sabag ... Quintin Jorge Cherques ... Police Inspector Chico Arago ... Ben Gary Collins ... Tom Sonia Oiticica ... Nurse User Rating:3.2/10 406 votes オトーサン、 「こりゃ、低いねぇ」 User Comments CalDexterさん scotland 2006年12月5日 「ジョーズ」で、また金儲けをしようという試み! この映画、たしか1983年か1984年に英国のTVで見た。 ここで述べる理由は、 1981年に英国のTVで「ジョーズ」を見たからだ。 (試写会で) 大スクリーンで見たいと思ったのを思い出した。 「ジョーズ」は、私のお気に入りだ。 さて、この映画に戻ろう。 最初に見たときは、7歳か8歳だった。 覚えているのは、3つ。 1. リー・メジャースは、ピラニアにかまれて無数の傷をおう。 (やや不確かだが) 2.ジョン・キャンディ似の肥った男が、 ゴムボートで逃亡を図るが、粉々になる。 3.最後に、リー・メジャースと他の出演者らが、  沈むクルーザーから逃れて、湖のどこかで漂流する。 私は、「ジョーズ」でシャチの檻が沈むのと似たように、 ボートが沈んでもいいと思う。 それも盗用だが。 スコットランドでは、1980年代初期に 家族は、まだ VHSを買う余裕がなく、 TVでみるほかなかったのだ.... ....こうしたB級映画を観ようとしたら! オトーサン、 「そう、この映画、寄り道を楽しむべし」 撮影シーンなんかいいじゃないですか。 ブロッケン鈴木さん 2007年12月23日 満腹感あり 安っぽいオカズばっかりでも たくさんの種類があれば食べてもお腹一杯になりますよね。 それと同じような感覚が味わえるC級ムービー。 TV放映時のタイトルは「恐怖の人喰い魚群」。 まさに動物スリラーファンの期待を誘います。 確かにそう、誰もが察する通り襲いかかるピラニアの恐怖を描いているんだけど、 そっちよりもサイドストーリーの方があまりにも盛りだくさんで見どころ満載。 はっきり言って動物パニックの恐怖シーンの描写は あまりにもお粗末な演出で恐怖感ゼロなので、期待しないように。 冒頭の爆破シーンやダム決壊シーンなど、 特撮シーンが出てくるんだけど、なかなかの迫力。 なんでこんな作品で精巧なミニチュア特撮撮影までやっているんだろうと 疑問に思ってしまったけど、 もしかして他の作品の特撮シーンを流用しているのだろうか?  そんな期待さえしなければ、けっこう楽しめる娯楽ムービー。 役者陣は割り合いに豪華。 リー・メジャースとフランシス・カスが本当にガチンコ対決するなんて 結構夢の対決じゃないかと思うんだけど。 その他、カレン・ブラックのビキニ姿が見られます。 もちろん若いピチピチの頃です。


スラムドッグ$ミリオネア

オトーサン、 「ようやく見られた!」 アカデミー賞8冠!で話題をさらったインド映画。 みはじめたら、言葉では言い難い貧困と暴力に圧倒されました。 オバマの米国は、こうした現実と向きあっていくのです。 原題:Slumdog Millionaire (2008) 監督:Danny Boyle/ Loveleen Tandan 原作:Vikas Swarup 脚本:Simon Beaufoy Genre:Crime / Drama / Romance Rated R for some violence, disturbing images and language. Country:UK Language:English / Hindi 上映時間:120分 あらすじ: ボンベイ。 ジャマールは、スラムで育った。 人気番組「クイズ$ミリオネア」に出演し、 あと1問で2000万ルピーを手にできる。 だが、番組の司会者は何らかの不正があると思い、 警察に連絡し、詐欺容疑で逮捕され、拷問を受ける。 尋問を受けて、彼は自分の過去を話し始める。 兄サリムのこと、出会った少女ラティカのこと。 生き別れた彼女への消えぬ想い... 生答の事情が判明した彼は、釈放され、最後の一問を待つ。 国中が固唾を呑んで見守る... 出演者: Dev Patel ... Jamal K. Malik(ジャマール) Freida Pinto ... Latika(ラティカ) Madhur Mittal ... Salim(サリム) Anil Kapoor ... Prem Kumar(司会者) オトーサン、 「ジャマールがいい!」 無名ですからアカデミー賞はとれませんでしたが、 存在そのものが、インドの明日への希望になっていました。 その他の出演者: Saurabh Shukla ... Sergeant Srinivas Rajendranath Zutshi ... Director Jeneva Talwar ... Vision Mixer Irrfan Khan ... Police Inspector Azharuddin Mohammed Ismail ... Youngest Salim Ayush Mahesh Khedekar ... Youngest Jamal Sunil Kumar Agrawal ... Mr Chi Jira Banjara ... Airport Security Guard #1 Sheikh Wali ... Airport Security Guard #2 Mahesh Manjrekar ... Javed Sanchita Choudhary ... Jamal's Mother Himanshu Tyagi ... Mr Nanda User Rating:8.5/10 ( 113,060)       Top 250: #52       8.8/10 (  451) Yahoo! オトーサン、 「おお、世界の映画52位とは!」 アカデミー賞受賞 ・作品賞 ・監督賞 ダニー・ボイル ・脚色賞 ・撮影賞 ・作曲賞 ・歌曲賞 ・音響賞(調整) ・編集賞 同ノミネート ・音響賞(編集) User Comments rkd5023さん United States 2009年2月19日 過大評価だ! アカデミー賞作品賞ではない。 いい映画だ。 だが、いかんせん、過大評価だ。 作品賞を獲るべきではなかった。 オリジナルでも、革新的でもない。 驚いたの何の。 すばらしかったが、 作品賞を獲ったり、世界の名画のトップ30入りするほどのものではない... そう、ほんとにトップ30入りかね? わーぉ、これよりよい映画はもっと沢山あるぜ。 立ち止まって、こう言うシーンはなかった。 「すごい、はじめて見た。 こんなに巧く撮ったのものはない」 結末だって、そうだ。 ひどいもんだろう? これは、お伽噺だと思う。 だって、ありえないからだ... 映画の筋にも合っていない。 貪欲やお金は、さして重要ではないだずだ。 彼は、解答を間違えるべきだったし、 愛を確めた時点で立ち去るべきだった。 そのほうが、もっとよかったと思う。 オトーサン、 「前田さんの批評はスゴイわ」 前田有一さん 2009年4月17日2 アカデミー作品賞は、まさにいまの時代にピッタリな一本だった 今年のアカデミー賞は、未曾有の大不況& 新大統領(しかも黒人)誕生という大ニュースがあったおかげで、 例年に増して予想しやすい年であった。 とくに作品賞ほか計8部門受賞した『スラムドッグ$ミリオネア』については、 私も100%の自信で選ばれるだろうと考えていた。 もっとも私の場合は、作品の出来不出来でこれが本命と読んだわけではなく、 この映画イベントの投票システムから、 ほとんど自動的にこれしかないとの結論に至ったにすぎない。 アカデミー賞の本選は、6000名以上の会員によるごった煮投票。 見る目のあるプロが、映画の良し悪しを選ぶわけではないから、 出来ばえから予測しても意味はない。 同じ理由で「あの映画のほうがよく出来ているのに、 選ばれないのはおかしい」などと言うのは、的外れもいいところである。 大勢のごった煮会員が、 「米映画業界振興のため(平たく言えばギョーカイが儲かるために)」 もっとも適した作品に投票するのがアカデミー賞の根幹。 ならば、そのときの米世論とかけ離れた作品を選ぶ可能性は低い。 今年で言えば、「大統領も変えたし、世の中明るくなるはずだ!  ボクたち、再び天下をめざすよ!」と国民がノーテンキに盛り上がっているときに、 旧態依然とした価値観や、ネクラな作品が票を集めることはまずない。 そんなものを選んでも、誰も見に来ない。 数十億円といわれる作品賞の経済効果を、そんな形でドブにすてる業界人などいない。 たしかに授賞式をドラマチックにするため、毎年サプライズ受賞枠も提供するが、 それはあくまで一つか二つだ。 サプライズばかりでは視聴者が慣れ、来年タネ切れになってしまう。 長々と書いたが、要するにどん底からの復活(アメリカンドリーム)を描き、 見ると希望がわいてくる『スラムドッグ$ミリオネア』こそが、 2009年のアメリカの世論にピッタリだったということだ。 インドの大人気番組「クイズ$ミリオネア」。 スラム出身の青年ジャマール(デヴ・パテル)は、難問を次々と解いていく。 学などないはずの彼に、なぜ問題の答えがわかるのだろうか……。 『スラムドッグ$ミリオネア』は、一人の少女を探し続けた主人公の純愛物語であると同時に、 インドの社会問題を真正面から取り扱う社会派ドラマでもある。 主人公の青年は、絶望的に貧しいスラム生活の中で、 普通の人生の何倍もの体験と苦労を重ねてきた。 だからこそ、学者でもわからないような難問の答えを知る機会も得ているというわけだ。 彼の回答ひとつひとつに、これまでの半生の苦しみの思い出がこめられており、 積み上げた賞金は彼の血と涙の結晶である。 なお英国発のこのクイズ番組については、日本でもみのもんたが司会をして大ヒットしたから、 基本的なルールはみな知っているだろう。 (知らないと作品をイマイチ楽しめないので予習のほど) ご存知のとおり、一問答えるごとに賞金は加速度的に増えていくが、 この映画の場合、同時に主人公の悲惨な思い出が明らかになっていく。 これはいわゆる陰陽論というやつで、人生プラマイゼロ。 楽ありゃ苦労もあるさという、水戸黄門的価値観の表現である。 ラストの風呂の中にあるものは、主人公が得るものと同じ=等価、との暗示である。 これをアメリカのオスカー会員がどこまで深読みして投票したかはわからないが、 じつのところ本作は単純なアメリカンドリームとは正反対の価値観を描いている。 得ているようで、何も得ていない。人生の帳尻は合うものだよ、というわけだ。 アメリカ人にしてみれば、「ボクたちこんなに苦労したよ!  金融危機ってのも経験して財産がふっとんだよ! 家の値段もさがったよ!  だから陰陽論によると、これからは幸せがたくさん降ってくるんだよね!」という事かもしれない。 そう捉えることが出来るならば、これを見て幸せになれるだろう。 だが、真実は違う。 新自由主義を標榜して、世界中で無茶苦茶をやってきたツケが、今の不況である。 彼らが外国にかけた迷惑を考えたら、 「本格的なお仕置きはこれからだよ(はーと)」というのが本当のところであろう。 南無阿弥陀仏。 それにしても、ここで描かれるインドの貧乏人の境遇はすさまじい。 世界中を旅したある美人ジャーナリスト(30代独身)の言によると 「同情を誘って物乞いで稼げるように(=生活に苦労しないように)、 子供の両足を切り落とす親がいる」との事だが、これを見るとあながち冗談とも思えない。 ワーキングプアの仕事が、ここでは天国に思えてくる。 下には下がいると教えてくれる点も、今の不況米国にぴったりだ。 ラストシーンで観客が感じる感情は、まさに作品の最大のポイント。 ここで観客は作品のテーマに気づかされ、驚きとともになるほど、と思う仕組み。 単純に見えて奥の深い、味わい豊かな一品。映画好きにこそ、すすめておきたい。 90点。


トラブル・マリッジ カレと私とデュプリーの場合

オトーサン、 「見たような映画だな」 肩肘をはらずに、土日にノンビり見る分には、 よくできた映画です。 原題:You, Me and Dupree (2006) 監督:Anthony Russo/ Joe Russo 脚本:Michael LeSieur Genre:Comedy / Romance Rated PG-13 for sexual content, brief nudity,         crude humor, language and a drug reference. 上映時間:108分 あらすじ: 結婚式を挙げ、幸せいっぱいで 新婚生活をスタートしようとしたモリーとカール。 しかし、その矢先に夫の大親友デュプリーが 会社をクビになり新居に転がり込んできた。 最初は快く受けたモリーだったが、 3人での生活が順風満帆なはずもなく…。 出演者: Owen Wilson ... Dupree (デュプリー) Kate Hudson ... Molly(モリー) Matt Dillon ... Carl(カール) Michael Douglas ... Mr. Thompson(トンプソン社長) オトーサン、 「若手、3人、それぞれ、いいところが出ている」 大御所マイケル・ダグラスは演技過剰でした。 イジワルなトンプソン社長役は、性に合わないのかも。 OWEN WILSON オーウェン・ウィルソン 誕生日 1968/11/18 出身 米テキサス州ダラス 作家志望でテキサス大学に入学するが、 戯曲の授業でウェス・アンダーソンと知り合い、演技に開眼。 91年に卒業後、96年アンダーソンの初監督作品 「アンソニーのハッピー・モーテル」で映画デビュー。 2000年にジーナ・ガーションと結婚。 出演作 1996年「アンソニーのハッピー・モーテル」「ケーブル・ガイ」 1997年「アナコンダ」◆ 1998年「アルマゲドン」◆「天才マックスの世界」「パーマネント ミッドナイト」 1999年「ホーンティング」◆      「クアドロフォニア 多重人格殺人」◇ 2000年「シャンハイ・ヌーン」◇「ミート・ザ・ペアレンツ」◆ 2001年「エネミー・ライン」◇「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」◆      「ズーランダー」◆ 2002年「アイ・スパイ」◇ 2003年「シャンハイ・ナイト」◇「ビッグ・バウンス」◇ 2004年「80デイズ」◆「スタスキー&ハッチ」◇ 2005年「ウェディング・クラッシャーズ」◇ 2006年「カーズ」(声)「ナイト ミュージアム」◆(NC) 2007年「ダージリン急行」◇ 2008年「マーリー/世界一おバカな犬が教えてくれたこと」◇ KATE HUDSON  ケイト・ハドスン 誕生日 1979/4/19 出身 米カリフォルニア州 母はゴールディ・ホーン、父は歌手ビル・ハドソン。 両親は彼女が赤ん坊の頃に離婚。 育ての父はゴールディ・ホーンのパートナー、カート・ラッセル。 98年「DESERT BLUE」で映画デビュー。 「あの頃ペニー・レインと」のペニー・レイン役で アカデミー助演女優賞にノミネートされる。 2000年12月31日、ロック・バンド、ブラック・クロウズの ヴォーカリスト、クリス・ロビンソンと結婚。 2003年、ゴールディ・ホーンらと製作会社コズミック・エンタテインメント設立。 活躍度 ○↑ 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1998年「RICOCHET RIDER」      「200本のたばこ」◆「ウェルカム・バクスター」 2000年「あの頃ペニー・レインと」◆「Dr.Tと女たち」◆      「ゴシップ」「アバウト・アダム アダムにも秘密がある」 2002年「サハラに舞う羽根」◇ 2003年「10日間で男を上手にフル方法」◇      「あなたにも書ける恋愛小説」◇      「ル・ディヴォース〜パリに恋して〜」◇ 2004年「プリティ・ヘレン」◇ 2008年「フールズ・ゴールド カリブ海の沈んだ恋の宝石」◇ MATT DILLON マット・ディロン 誕生日 1964/2/18 出身 米ニューヨーク 14歳の時にスカウトされ、78年「レベルポイント」で映画デビュー。 80年代前半はティーン・スターとして注目された。 89年「ドラッグストア・カウボーイ」で インディペンデント・スピリット・アワード主演男優賞受賞。 2002年「シティ・オブ・コースト」で監督デビュー。 近年はドジな悪役として個性を発揮している。 活躍度 △↓ 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1978年「レベルポイント」 1980年「リトル・ダーリング」「マイ・ボディガード」 1982年「マット・ディロンの初恋物語」「テックス」 1983年「アウトサイダー」「ランブルフィッシュ」 1984年「フラミンゴキッド」 1985年「レベル」「ターゲット」 1986年「ネイティブ・サン」 1987年「ビックタウン」      「ディア・アメリカ/戦場からの手紙」(声) 1988年「ドラッグストア・カウボーイ」      「カンザス/カンザス経由→N.Y.行き」 1989年「ワン・ナイト・オブ・ブロードウェイ」 1991年「死の接吻」 1992年「シングルス」 1993年「聖者の眠る街」「最高の恋人」 1995年「誘う女」「フランキー・スターライト」 1996年「ビューティフル・ガールズ」      「アルビノ・アリゲーター」      「グレイス・オブ・マイ・ハート」 1997年「イン&アウト」 1998年「メリーに首ったけ」「ワイルドシングス」 2000年「ジュエルに気をつけろ!」 2002年「デュース・ワイルド」「シティ・オブ・ゴースト」 2004年「バイバイ、ママ」 2005年「クラッシュ」「ハービー 機械じかけのキューピッド」      「酔いどれ詩人になるまえに」 その他の出演者: Seth Rogen ... Neil Amanda Detmer ... Annie Ralph Ting ... Toshi Todd Stashwick ... Tony Bill Hader ... Mark Lance Armstrong ... Himself Jason Winer ... Eddie Sidney S. Liufau ... Paco Billy Gardell ... Bartender Dave Eli Vargas ... Aaron Houston Mack ... Dougie User Rating:5.7/10 ( 23,423 votes)       6.0/10 ( 204 votes)Yahoo! オトーサン、 「ま、こんなものかも」 User Comments Timothy D. Naegeleさん United States 2006年7月16日 映画評論家は間違っている、まったく。 昨夜、友人に連れ出されて、この映画を見に行った。 ここ数年、主役の4人はみんな好きだが、 見に行くほどのものではなかった。 映画批評は総じてひどいものだった。 だから、最悪を覚悟していた。 映画館の客席は、3分の1ほど埋まっていた。 映画評論家のよれば、絶対退屈が待っているらしい。 そう、オーウェン・ウィルソンは漂白したブロンドだった。 だが、それは唯一の正しい映画評論家の指摘だった。 いろんなサイトから少なくと10人の映画評論に目を通したのだが。 「ウェディング・クラッシャーズ」と同じで、彼は実によかった。 ケイト・ハドスンは毎度のことだが、自信満々。 すばらしい仕事をした。 彼女の母親を数年見ているひとなら、母親そっくりになった。 マット・ディロンもすばらしい仕事をした。 ほんとうに、コミカルだった。 そして、マイケル・ダグラスも実にいい。 冷静にその役をこなしていた。 手短に言えば、これは実に愉快な映画だ。 実に新鮮だった。 映画評論家たちは、この映画をはじきだし、 不当にも観客をこの映画から遠ざけたのだ。 そう、まさに、これこそ映画評論家がダメな理由だ。 映画館へ行くべし。 あるいは、発売されたらDVDを買うべし。 きっと、がっかりしないだろう。 私は好きだ。 4人の主演者のバランスは完璧だった。 お互いによき引き立て役になっていた。 オトーサン、 「そう、4人の演技を楽しむべし」 bechocotorajiさん 2009年1月9日 大人になれない3人の男たち ケイト・ハドソンの笑った顔が可愛くて、 彼女主演のラブコメ作品はかなり見ています。 それと、『ダージリン急行』で、 ほとんどのシーン、包帯に包まれていたオーウェン・ウィルソンの顔が きちんと見たくて、レンタルしました。 パパ(マイケル・ダグラス)の大人気ない舅の婿いびり。 二人は結婚してしまったのだから、離婚に至る様な娘が悲しむ出来事を期待しないで、 応援してあげて欲しいですね。 パイプカットを勧めるなんて酷だし、殴るなんて! (他人事だから言えるのかしら、我が家もそのうち…) 会社でも社長と社員の関係で、 ましてや執拗な攻撃に合っている婿(マット・ディロン)さんには同情するけれど、 社長の娘と結婚したんだから、覚悟を決めましょう。 デュプリー(オーウェン・ウィルソン)はよい奴だから、 自分も長い間友達でいるのだし、 モーリー(ケイト・ハドソン)もカールの友人だから仲良くしているだけのこと。 結婚しているのだから、冷静になれば、デュプリーにヤキモチ焼くことなんて、 全然ないと思うのだけど。(女性目線だからそう思えるのかな) 追い詰められた人間は、何をするかわかりません。 デュプリーは、純粋(簡単に尻軽女にダマされる)で、 「オードリー・ヘプバーン」が好きなロマンチスト、まさに詩人。 この手の人とは、お友達でいるのはよいけれど、 一緒に暮らすのは、大変かもしれません。 小学生相手の授業が、ラストへの足掛かりになったのでしょか。 3人の大人になれない男性と一人の若妻をめぐるドタバタ劇なのですが、 お話にメリハリがなくて、イマイチ楽しめませんでした。 コメディーを見終わった後の爽快感もなく、情に訴える物もあまりなかったので、 不完全燃焼な感じで終わりました。 お母さんのゴールディ・ホーンも若い時は可愛かったけれど、 ケイト・ハドソンの方が、もうちょっと可愛いかな。 とってもよいキャラクターだけど、あまり作品に恵まれていない感じがします。 年齢を重ねていくと、ますます作品選びが難しくなると思いますが、 ラブコメ以外の活躍も見たいです。 オーウェン・ウィルソンの自殺未遂は、 ケイトに係わることが原因だったようですね。 年末に見た『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』(ベン・スティラー主演)に 出演が決まっていたのに…、M・マコノヒーでなくて、彼で見たかったです。 40もだいぶ過ぎていたでしょうに、新婚さんの役ができるなんて、 マット・ディロンは未だにヤングスター?(ややミスキャストのような…)


CASSHERN

オトーサン、 「キャシャーン、知らんなぁ」 「紀里谷和明は知ってるぞ。宇多田ヒカルの旦那だろう」 興味をもってみはじめましたが、暗ーい映画でした。 テレ朝が全編後編と2回に分けて放映していました。 原題:CASSHERN(2004) 監督:紀里谷和明 原作:竜の子プロダクション 脚本:紀里谷和明/ 菅正太郎/ 佐藤大 Genre:SF/Action Country:Japan Language:Japanese Black and White / Color 上映時間:141分 あらすじ: 50年もの長き大戦の果て世界を支配た大亜細亜連邦共和国。 反乱勢力とのゲリラ戦が活発化するなか、 軍部は 細胞学者・東博士は、難病の妻・ミドリを救うために 新造細胞の実用化を急いでいたが、それに軍部が目をつける。 折りしも、志願兵として戦地に赴いていた息子・鉄也の訃報が届く... 出演者: 伊勢谷友介 ... 東鉄也/キャシャーン 寺尾聰 ... 東博士 樋口可南子 ... 東ミドリ 麻生久美子 ... 上月ルナ オトーサン、 「演技なんか、どうでもいいみたいだな」 監督の描く暗い世界のパ−ツにしか過ぎないのです。 その他の出演者: 小日向文世 ... 上月博士 宮迫博之 ... アクボーン 佐田真由美 ... サグレー 要潤 ... バラシン 西島秀俊 ... 上条中佐 及川光博 ... 内藤薫 寺島進 ... 坂本 大滝秀治 ... 上条将軍 三橋達也 ... 老医師 唐沢寿明 ... ブライ User Rating:6.3/10 ( 6,719 votes)       6.0/10  (1,266 votes) Yahoo! オトーサン、 「へぇ、案外高いんだ」 独創的な映像が評価されたのでしょう。 ヴィジュアルを楽しむ若いひとも多いのでしょう。 User Comments spudmonkeysteveさん United Kingdom 2006年3月12日 美しくからみあったおとぎばなし。 この映画、見終わったところだ。 全体として、ヴィジュアル的に驚くべき喜び。 美しく編みこんだおとぎばなしだ。 残念ながら、おとぎばなしは、やや沈んでいる。 何層にも編みこまれて、重たくなっている。 不必要な露出のせいで、2時間があまりにも長く退屈に感じられる。 その結果、戸惑ってしまった。 一方で、この映画が好きだ。 この映画のスタイルは、特別なものだ。 この映画の世界は、張り詰めていて、 多くの西欧映画に欠けているものだ。 撮影は、カンペキ。 デザインは、息を呑む。 お話しのコアとなるアイディアは、巧妙だ。 他方、こうした特質は、脚本をカバーしていない。 長すぎ、耐え難いほどからみあっている。 不必要なほど長く、結論に至るまで鈍重に進む。 もっといい脚本家の手になるならば、 もっとストレートになって、 お話や登場人物に同感できただろう。 この映画をおすすめできるのは、 スペクタルの眼福を味わいたいひとだけだ。 もっとストーリーがよかったらと思わざるをえない。 オトーサン、 「同感!」 少しばかり名が売れると、すぐ監督というのは、 考えものでしょう。 前田有一さん 2004年4月22日 監督の感性を活かせなかった責任は誰にあるのか シリアスなストーリーでいまだに根強い人気を持つTVアニメ 『新造人間キャシャーン』の実写映画化。 監督は宇多田ヒカルの旦那さんでもあるフォトグラファーの紀里谷和明。 この映画を見にくるお客さんは、大きく二つに分けられる。 まず、かつてのTVアニメのファンで、 実写化を心待ちにしている熱烈なお客さん。 次に、目を引くデザインのポスターや予告編など、 広告媒体を見てなんとなく興味を持ったお客さん。 オリジナルのアニメのことなど、露ほども知らない若年層はこちらに含まれよう。 まず前者のお客さん、つまり原作ファンにとってこの実写版は、 多くの方がなんとなく感じている悪い予感が悲しいまでに的中してしまったと言える。 オリジナルに忠実に実写化しろなどとは(私を含めたいていの方は)いわないが、 それにしても重要な設定をあまりに変えすぎている。 たとえば、キャシャーンとなる東鉄也は、 原作では汚名を着せられた父親の無念を晴らすため、 自ら人間の体を捨て、新造人間となる道を選ぶが、まずそこから違う。 映画版では、いかにもマッドサイエンティスト然とした父親が、 自分のワガママで嫌がる息子をムリヤリ新造人間に仕立ててしまうのである。 ここは作品の根幹にかかわるポイントで、そう簡単に変更して良いものではないはずだ。 それを踏まえ、ストーリーの流れもずいぶんと歪んでいる。 ラストには、原作ファンが仰天するトンデモな結末が待っている。 また、フレンダーという人気キャラクターの犬ロボが原作には出てくるが、 映画版ではその無敵ぶりが「あまりにマンガになってしまう」(監督談)ため、はずされている。 だが、そんなことを言っているくせにこの映画のストーリーは どこからみてもマンガそのものだ。 SFとしての考証など無視しているような、見た目重視の各種デザインも、 見る人が見れば安っぽいと感じるはず。 では、後者のお客さんである一般ライトユーザーにとってはどうか。 これも結論から言えば駄目だろう。 ストーリーテリングが不親切なので、映画を見た満足が得られにくい。 「なんだかイケメンの男の子が妙なコスプレをして、 CGのロボットと戦ってたなぁ」程度の感想で終わるのではないか。 普段、あまり映画など見ない人々が、たまに入った映画館でこう言うものを見せられたら、 「もう二度と日本映画を見るのはやめよう」となっても不思議ではない。 これではアンチ邦画の人々を生産するようなもの。 監督や、奥さんの宇多田ヒカルが歌う主題歌など話題性があるため そこそこお客さんは入るだろうが、 長期的に見ればマイナスの方が大きいのではないか。 なにしろ作り手の主張が全編クドクドと際限なく垂れ流され、見ていると脳がとけそうだ。 背景の音楽はうるさいし、体感上の上映時間は果てしなく長い。 いつもニコニコ、笑顔を絶やさぬ温厚なこの私でさえ、本気で途中で出ようかと思ったほどだ。 『BR2』に匹敵するトンデモ映画だが、あちらは(別の意味で)笑えるだけまだマシか。 それでも、『CASSHERN/キャシャーン』には誉めるべき部分もある。 それは、宇多田ヒカルのプロモーションビデオの好評価を支えた紀里谷監督の感性による美術部分。 背景はほとんどCGで、そのデザイン等に彼が深く関与していることは間違いないが、 やはり色彩のセンスには、日本人離れした非凡なものが感じられる。 この個性あふれる映像美は、高く評価されてよい。 とはいえ、これが監督の言うように「お客さんを楽しませる娯楽映画」であるならば、 やはり全体の評価としては低くせざるを得ない。 紀里谷氏は、他の優秀な監督の元、美術面で協力するような形で映画製作にかかわったほうが、 良いものが出来るのではないだろうかと私は思う。 辛らつな事ばかり書いてしまったが、それはこれほどの才能が結果的に活かされず、 この程度の作品で終わってしまったことが、あまりに悲しいゆえだ。 15点。


デュエリスト

オトーサン、 「韓流映画かぁ」 一時のブームがウソのようです。 あの熱狂的なおばさんたち、いまどうしているのでしょう? 原題:Hyeongsa (2005) 監督:Myung-se Lee 脚本:Hae-jyung Lee /Myung-se Lee Genre:Action / Mystery Country:South Korea Language:Korean 上映時間:108分 あらすじ: 朝鮮王朝時代。 捕盗庁の刑事、ナムスンとアンは、贋金づくりを追い、 鬼の仮面をつけた男に目をつける。 別の事件の手配書の人相書きが回されてくる。 それをみたナムスンは、仮面の男だと直感する。 やがて、贋金事件の黒幕は軍務長官ソンだと判明する。 そして、“悲しい目"は、子供の頃にソンに引き取られ、 忠実な刺客とすべく育てられてきた男だったのだ。 出演者: Ha Ji-won ... Detective Namsoon(刑事ナムスン) Ahn Sung-kee ... Detective Ahn(刑事アン) Kang Dong-won ... Sad Eyes(悲しい目) Song Young-chang ... Minister of Defence(軍務長官ソン) オトーサン、 「ハ・ジウォン、ダメだなぁ」 美人じゃないし、演技もひとりよがり。 スローモーションで、随分カバーされていますが... 「カン・ドンウォン、美青年だなぁ」 彼が大好きなおばさんたち、大勢いるのでしょうか? HA JI-WON ハ・ジウォン 誕生日:1978/6/28- 出身 韓国:ソウル 1997年、MBC創社特集ドラマ「愛よりもっと大きい愛」でデビューした。 檀国大学校芸術造形学部演劇映画科卒業。 出演作: 2000年「真実ゲーム」「リメンバー・ミー」「友引忌−ともびき−」 2002年「ボイス」「セックス イズ ゼロ」 2003年「人生の逆転」 2004年「愛しのサガジ」「恋する神父」 2005年「ふたつの恋と砂時計」「デュエリスト」 2007年「1番街の奇蹟」 2008年「パボ」 KANG DONG-WON カン・ドンウォン 誕生日:1981/1/18 - 出身:韓国・釜山 一男一女の末っ子。 漢陽大学機械工学科在学中。 2000年にスカウトでモデルデビュー。 パリコレの出演経験がある。 2003年、MBCのドラマ「威風堂々な彼女」で俳優デビュー。 映画「オオカミの誘惑」でブレイクした。 出演作: 2004年「彼女を信じないでください」「オオカミの誘惑」 2005年「デュエリスト」 2006年「私たちの幸せな時間」 2007年「あいつの声」「M」 その他の出演者: Yoon Joo sang ... Bong Chool Do Yong gu ... Police Officer Shim Cheol jong ... Ma Chookji Bae Joong sik ... Detective Bae Whang Euidoo ...  Detective Whang Jang In bo ...  Detective Jang Yoo Young wook ... Detective Yoo User Rating:5.4/10 ( 591 votes)       5.6/10 ( 216 votes)Yahoo! オトーサン、 「低いなぁ」 カメラアングルも凝っているし、 スローモーションも見応えがあります。 だが、あまりにくどいので、反感を覚えます。 最後の決闘シーンは、見事でしたが、 「いい加減に終わらんかなぁ」 User Comments pb104-1さん United States 2006年11月19日 眼福。 この映画、ハワイ国際映画祭で初日の夜にみた。 予告なしでの特別上映だった。 乱暴なほどカラフルでスタイリッシュ。 剣士として訓練を受けた女性のお話しだ。 彼女は、刑事として、 ミステリアスな仮面の剣士を追う。 国中に贋金を氾濫させているギャングの一味のようなのだ。 筋書きは、困惑させるものだが、そんなことはどうでもいい。 大勢の剣士たち、市場や染料工場での追跡騒ぎ、 酒場の喧嘩、最高のユーモアを通じて、 面白い道具立てをつくるための言い訳に過ぎないのだ。 剣戟は、いわば前戯だ。 アメリカでは上映されないが、楽しみ満載だ。 現代韓国映画は、私見だが、世界をリードしている。 とくに、セットやシーンのデザイン、そして革命的な撮影法で。 みれば、私のいう意味が分かるだろう。 オトーサン、 「怒る、怒る...分からないでもないな」 前田有一さん 2006年4月16日 90パーセントくらいがスローモーションじゃないのか 韓流ブームが去り、本来公開されるはずもなかった、 ゴミのような韓国映画の消化ゲームが はじまっている今日この頃であるが、 この『デュエリスト』もその他の例に漏れず、 年間MVP級のダメ映画である。 朝鮮の王朝時代が舞台。 主人公の女刑事(ハ・ジウォン)は、偽金事件の潜入捜査中、 謎めいた刺客(カン・ドンウォン)と出会う。 結局その場では取り逃がすが、まるで運命のように何度も出会い、 そのたびに決闘する二人であった……。 やたらと気の強い女が、イケメンで穏やかで中世的な男と、 会うたびに殺し合いながら、そのうち恋をするというお話だ。 ハ・ジウォンは、どこからどうみても時代劇の登場人物には見えず、 外見もふるまいも現代人そのもの。 何もかもわざとらしくて、 叫んでばかりのダメ演技で、かわいらしさもゼロ。 始まって5分でこちらは脱力である。 アクションも、一日10時間練習したらしいが、 それが本当だとしたら、気の毒だが才能がないというほかない。 剣の戦いにおいては、振り付け自体もいまいちで、 ただその場で回っているだけといった、実戦性ゼロのもの。 みてくれ重視のアクションが悪いわけでは決してないが、 この映画の場合、そこにある種の様式美などが感じられず、安っぽいだけ。 これは、アクションコーディネーターの責任か。 編集もぶった切りで、話の流れが非常にわかりにくい。 どうしてこんな切り方をするのかと不思議に思う。 そのくせ、ワイプや意味不明のズーミングなど、 行き当たりばったりで特殊な演出技法を多用するものだから、 うっとうしくて仕方がない。 しかし、そんな事よりもっと重大な問題がある。 それは、この映画はとにかくやたらと、 スローモーションを使いすぎ、ということだ。 韓国映画はただでさえこいつが大好きだが、 この映画の使い方はほとんど常軌を逸している。 とにかくバカのひとつ覚えみたいに、 ひまさえあればスロー、スロー。 全体の9割くらいはスローモーションじゃないのかね。 確かにアクション映画の演出にスローモーションは付き物かもしれないが、 この技法を使うためには、 「スローモーションは時間を延ばし、薄めているのだ」という自覚が必要だ。 効果も高いが、諸刃の剣でもあることを、監督は知らねばならない。 この映画のスロー部分を等速にしたら、たぶん45分くらいで全上映時間終了だ。 それを2時間に伸ばしているようなものなのである。 それにしても、たまの映画鑑賞でこんな作品にあたってしまったら、 それはもう不幸以外の何ものでもない。 一年に50本見る人なら、笑い話のネタですむが、 本気で迫力のあるアクション映画+泣けるラブストーリーなんぞを 期待していく人がいたら、正直、シャレにならない。 まあ、ここまで読めばさすがに心の準備はできているだろうから、 問題ないとは思うが……。 10点。


マーズ・アタック!

オトーサン、 「あれ、まだ見ていなかったか?」 鬼才ティム・バートン監督作品です。 「バットマン」「スリーピー・ホロウ」「猿の惑星」 「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」... 名作ぞろいじゃないですか。 原題:Mars Attacks! (1996) 監督:Tim Burton 原作:Jonathan Gems 脚本:Jonathan Gems    Len Brown/Woody Gelman/Wally Wood/Bob Powell/Norman Saunders Genre:Action / Comedy / Fantasy / SF / Thriller Rated PG-13 for sf fantasy violence and brief sexuality. Runtime:106分 Country:USA Language:English / French 上映時間:106分 あらすじ: オトーサン、 「Gooのあらすじ、気合がはいっているなぁ」 敬意を表して、全文掲載しましょう。 火星人大襲来! 宇宙からの訪問者を歓迎すべきか、火星に追い返すべきか? 世界は合衆国大統領デイル(ジャック・ニコルソン)の決断を 固唾を飲んで見守っていた。 宇宙生物学者のケスラー教授(ピアース・ブロスナン)、 報道官のロス(マーティン・ショート)、 タカ派のデッカー将軍(ロッド・スタイガー)、 ハト派のケイシー将軍(ポール・ウィンフィールド)らと協議を重ねる大統領。 その傍らには、ホワイトハウスの改装にしか興味のない ファーストレディのマーシャ(グレン・クローズ)と、 何事にも無関心な娘タフィ(ナタリー・ポートマン)がいる。 一方、ラスベガスでは、火星人来訪を機にひと儲けしようと ホテルを建設中の不動産王アート(ジャック・ニコルソン=二役)がいた。 その妻でアル中のニューエイジのバーバラ(アネット・ベニング)は、 火星人たちを地球に差し向けられた救世主と思い込み、 一人で異種間の交流を図ろうとしていた。 また、あるホテルのショーに出演中の 元プロボクサーのバイロン(ジム・ブラウン)は、 ワシントンにいる別れた妻ルイーズ(パム・グリアー)と 子供たちと連絡を取ろうとしていた。 ベガス中が火星人来訪の報に沸く中、 平然たるのは勝負に賭けるギャンブラー(ダニー・デヴィート)と、 今日もステージを続ける真のエンターティナー、トム・ジョーンズ(本人)だけだ。 カンザス州の田舎町に、好戦的な父親グレンと血気盛んな兄ビリーと トレーラーハウスに住むリッチーは、 耳の遠い祖母のことを気にかけている。 テレビリポーターのナタリー(サラ・ジェシカ・パーカー)と その恋人でGNNの報道記者ジェイソン(マイケル・J・フォックス)は、 火星人来訪のスクープをとろうと躍起。 そして、ついにアリゾナ州の砂漠に火星人の宇宙船が着陸した。 体長70センチ、脳髄が肥大化した頭部と 骸骨のような顔に飛び出した目玉を持つ火星人たちは、 狡猾で残忍な習性を剥き出しにして、 友好の手を差し伸べる地球人たちを熱戦銃で殺戮し始めた。 火星人の猛攻はとどまる所を知らず、 被害は世界各地に広がり、人々は次々に殺されていく。 ホワイトハウスにまで妖艶な美女に化けた火星のスパイ(リサ・マリー)が潜入し、 大暴れする始末。 人類の抵抗は無力で、核攻撃も全く効果がない。 大統領は火星人の代表と講和を申し込み、 感動的な演説で彼らの目にも涙を浮かべさせるが、結局、殺されてしまう。 地球危うし。 火星人の魔手がついにリッチーの祖母(シルヴィア・シドニー)にまで迫ったその時、 彼女の聴いていたスリム・ホイットマンのレコードの歌声に 火星人たちが激しく身悶えして苦しみだし、死んでしまった。 火星人の弱点に気づいたリッチーの呼びかけで、 レコードの音を大音声で宇宙船に浴びせると次々と墜落。 各地で反旗が上がり、ついに火星人は撃退された。 リッチーと祖母はタフィによって人類を救った功績で表彰され、 トム・ジョーンズがヒット曲『よくあることサ』を熱唱して祝った。 出演者: Jack Nicholson ... President James Dale / Art Land(大統領デイル/アート) Glenn Close ... First Lady Marsha Dale(ファーストレディのマーシャ) Pierce Brosnan ... Professor Donald Kessler(ケスラー教授) Lisa Marie ... Martian Girl(火星の美女スパイ) Sylvia Sidney ... Grandma Florence Norris(リッチーの祖母) オトーサン、 「ほんとに名人だな」 火星人に道理を説くあたり、その怪演ぶりには感心させられます。 でも、主役は何といっても、グロテスクな火星人たちでしょう。 錚々たる他の役者さんたちは、おつきあい出演という感じ。 JACK NICHOLSON  ジャック・ニコルソン 誕生日 1937/4/22 出身 米ニュージャージー州ネプチューン 大学卒業後、MGMの動画部門で働き、 56年「お茶と同情」の端役で映画デビュー。 75年「カッコーの巣の上で」と 97年「恋愛小説家」でアカデミー賞主演男優賞、 83年「愛と追憶の日々」でアカデミー賞助演男優賞受賞。 69年「イージーライダー」、70年「ファイブ・イージー・ピーセス」、 73年「さらば冬のかもめ」、74年「チャイナ・タウン」、 81年「レッズ」、85年「女と男の名誉」、87年「黄昏に燃えて」、 92年「ア・フュー・グッドメン」、 2002年「アバウト・シュミット」などで 12度アカデミー賞にノミネートされている。 監督作として78年「ゴーイング・サウス」、 90年「黄昏のチャイナ・タウン」を手がけている。 活躍度 ○→ 演技力   ☆☆☆☆☆☆ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1956年「お茶と同情」 1961年「青春のさまよえる時」      「ジャック・ニコルソンのダーティ・ライダー」 1962年「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」 1963年「忍者と悪女」「古城の亡霊」 1965年「ミスタア・パルバー」 1967年「爆走!ヘルスエンジェルス」「マシンガン・シティ」「銃撃」 1968年「ジャック・ニコルソンの嵐の青春」 1969年「イージーライダー」 1970年「晴れた日に永遠が見える」      「ファイブ・イージー・ピーセス」 1971年「愛の狩人」 1972年「キング・オブ・マーヴィン・ガーデン儚き夢の果て」 1974年「さらば冬のかもめ」「チャイナタウン」「トミー」      「さすらいの二人」 1976年「おかしなレディキラー」「カッコーの巣の上で」      「ミズーリ・ブレイク」「ラスト・タイクーン」 1978年「ゴーイング・サウス」 1980年「シャイニング」 1981年「郵便配達は二度ベルを鳴らす」「レッズ」 1982年「ボーダー」 1983年「愛と追憶の日々」 1985年「女と男の名誉」 1986年「心みだれて」 1987年「イーストウィックの魔女たち」      「ブロードキャスト・ニュース」「黄昏に燃えて」 1989年「バットマン」 1990年「黄昏のチャイナタウン」 1992年「お気に召すまま」「ア・フュー・グッドメン」「ホッファ」 1994年「ウルフ」 1995年「クロッシング・ガード」 1996年「夕べの星」「マーズ・アタック!」 1997年「恋愛小説家」 1999年「ビートニク」 2001年「プレッジ」◇ 2002年「アバウト・シュミット」◇ 2003年「N.Y.式ハッピー・セラピー」◇「恋愛適齢期」 2006年「ディパーテッド」◆ 2007年「最高の人生の見つけ方」◇ その他の出演者: Annette Bening ... Barbara Land Danny DeVito ... Rude Gambler Martin Short ... Press Secretary Jerry Ross Sarah Jessica Parker ... Nathalie Lake Michael J. Fox ... Jason Stone Rod Steiger ... General Decker Tom Jones ... Himself Jim Brown ... Byron Williams Lukas Haas ... Richie Norris Natalie Portman ... Taffy Dale Pam Grier ... Louise Williams User Rating:6.2/10 ( 64,609 votes)       7.3/10 ( 1,780 votes)Yahoo! オトーサン、 「あれ、IMDbが低いぞ」 アメリカ人の愛国心を風刺するシーンが多かったせいでしょう。 User Comments Bob Stoutさん Texas, USA 2005年1月30日 罪深い喜びがはぐくまれていく 最初に、この映画をみたときは孫娘と一緒だった。 2人とも、出来が悪く、つまらない映画だと思った。 でも、ウィットがあった。 それ以来、ケーブルテレビで、何度か見る機会があった。 認めたくないが、この映画の存在が次第に重たくなっていった。 そこで、ついにDVDを買ってしまった。 最初に見たときのスコアは、4点。 だが、繰り返しみた今では、9点あげたい。 理由は分からない。 理性的に考えれば、正当化できないが、 何かよくなったきたのだ。 皮肉な機知や明らさまな社会・政治批評がある。 それが実にうれしいのだ。 オトーサン、 「映画瓦版、こういう映画が好きなんだ」 独創的というか、"毒"創的なところが、 ティム・バートン監督の持ち味です。 火星人撃退の功労者、リッチーの祖母が、 表彰式で両耳をふさいているシーンなんかが、いい例。 流されているのは、合衆国の国歌です。 このおばあちゃん、しかも、耳が遠いのですよ。 服部弘太郎さん 1997年1月21日 これを観ると『インデペンデンス・デイ』が大味でスカスカに感じる。 ティム・バートンはやっぱり大した奴だよネ。 ほぼ同時期の公開ということもあり、 同じ「宇宙人の地球侵略」というテーマの 『インデペンデンス・デイ』と比較してしまうのだが、 僕が見たところこれは『マーズ・アタック!』の圧勝だ。 『インデペンデンス・デイ』にはキングギドラのおもちゃがチラと登場し、 エメリッヒ監督の次回作『ゴジラ』を予感させましたが、 『マーズ・アタック!』には正々堂々と本物のゴジラが登場するぞ!  その一事をとっただけでも、『マーズ・アタック!』の勝ちは揺るぎないのじゃ。 思いがけず、幻となったティム・バートン版『GODZILLA』を観られて得した気分。 出演俳優たちもすごく豪華。 しかもすごく贅沢な使い方をしている。 「え〜、この人がここでこうってしまうわけ?!」と、 思わず我が目を疑ってしまうような展開の連続。 ジャック・ニコルソン、グレン・クローズ、アネット・ベニング、 ピアーズ・ブロスナン、ダニー・デビート、マイケル・J・フォックスなど、 ひとりで主演映画が1本作れる俳優たちが大挙して登場。 こうした豪華キャストが、 揃いも揃って「え、マジ? うっそ〜!」という役回りなのです。 全部一見の価値はあるよ。 物語は古典的な火星人襲来物で、UFOは円盤型だわ、 火星人は緑色の小人で金魚鉢みたいなヘルメット姿だわ、 やたらと光線銃を乱射するわ、 しっかりオールドファッションの宇宙人しているのがウレシイ。 全部CGで作ったという火星人たちは、 グロテスクな風貌ながら行動がなかなかお茶目。 グレムリンさながらの乱暴狼藉ぶりも含め、 だんだん彼らがイトオシク感じてくるのはなぜでしょうか。 部屋にぬいぐるみを飾っておきたいくらいカワイイぞ。 火星人の持っている光線銃もほしい。 古典的なスタイルを借りながらも、 この映画は古いSF映画のパロディというわけではなくて、 十分に新しい面白さを持っている。 道具立てだけを新しくして、 物語が新しくなっていなかった『インデペンデンス・デイ』とはそこが違うのだ。 ちりばめられたギャグやユーモアは、 誰にでもわかるものからマニアックなものまで盛りだくさんなんだけど、 どれも研ぎ澄まされた品の良さを保っている。 ハチャメチャな大バカ映画であるにも関わらず、 作りはいたって繊細で丁寧なものです。 最後に思いもよらず大活躍するシルビア・シドニーは、 1920年代から活躍する大ベテラン女優。 ティム・バートンとは、『ビートルジュース』でも仕事をしてます。 この映画に限らず、バートン監督は今のハリウッドの監督には珍しく、 老人の使い方が上手いですね。 古い映画俳優たちに対する尊敬の念が、彼の映画からは見て取れる。 『エド・ウッド』なんて、彼のそういう資質をモロに反映した映画でしたし……。 最初から最後までゲラゲラ笑いながら観ていたんですが、 中でもリサ・マリー演じる火星人スパイはユニークだった。 あのチューインガムのかみかた、歩き方、小走り。 どれも最高におかしい〜。 今も思い出し笑い。 クス。


愛ここにありて

オトーサン、 「ロマンティックな題名だなぁ」 でも、内容は、ハーレクインそのもの。 女性向けの安っぽい恋愛小説みたいです。 お話があまりにも都合よく展開していくのです。 原題:Here on Earth (2000) 監督:Mark Piznarski 脚本:Michael Seitzman Genre:Drama / Romance Rated PG-13 for some sensuality and thematic elements. 上映時間:96分 あらすじ: ケリーは、卒業祝いに父からベンツをプレゼントされるなど、 傍目には幸せそのものだったが、父の大きな期待がプレッシャーだった。 そんなケリーに反感を抱いていたジャスパ―は、 幼馴染みのサマンサと親しげに話すさまをみて、嫉妬する。 「カーレースで決着をつけようじゃないか」 だが、車は、サマンサの両親が経営するレストランに突っ込み、店は全焼。 裁判の結果、2人は、保護観察処分を受け、レストラン再建現場で働くことになる。 ケリーは、サマンサの家のガレージで暮らすことになり、 いつしか、サマンサとの間に恋が芽生える。 だが、ケリーはサマンサの仲を父親に知られ、 「あの娘に深入りするな。大事な将来がある」と厳しくとがめられる。 さらに、2人にとって最悪の事態が... 出演者: Leelee Sobieski ... Samantha 'Sam' Cavanaugh(サマンサ) Chris Klein ... Kelvin 'Kelley' Morse(ケリー) Josh Hartnett ... Jasper Arnold(ジャスパー) オトーサン、 「美人だけど、鈍重だな」 リリー・ソビエスキー、フランス人のようですが、 名前からすると、ロシア系なのかも。 調べたら、母親が半分ユダヤ系だったようです。 踊ったり、走ったりするシーンは、いただけません。 動きが鈍重なのです。 クリス・クライン、美男子ですが、その演技には白けました。 ジョシュ・ハートネットは、好感がもてますが、 なぜか、いつも涙目のように見えます。 LEELEE SOBIESKI  リリー・ソビエスキー 誕生日 1982/6/10 出身 仏シャマルク 本名はリリアン・ソビエスキー。 父ジャンはフランス人の画家で、母は作家。 3歳で演劇を始める。 フロリダに滞在した頃に初めて学校演劇を体験。 ニューヨークに移り、学校のカフェテリアにいたところ、 「ロリータ」のヒロイン探しをしていた監督に女優になるように勧められる。 テレビではテレビ映画「REUNION」でデビュー。 ほか、「HORSE FOR DANNY」、テレビシリーズ「FX」のゲストなど。 映画は「ジャングル2ジャングル」の主人公の少年に憧れる少女役でデビュー。 以後、500人の候補の中から主役に抜擢された「シャンヌのパリ そしてアメリカ」、 「愛ここにありて」、「ディープ・インパクト」への出演で順調にキャリアを重ねている。 活躍度 ○↑ 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1997年「ジャングル2ジャングル」 1998年「ディープ・インパクト」◆      「シャンヌのパリ そしてアメリカ」◇ 1999年「25年目のキス」◆「アイズ・ワイド・シャット」◆      「スクェルチ」「ヴァージン・ブレイド」(TM)◇ 2000年「愛ここにありて」◇ 2001年「ロードキラー」◇「グラスハウス」◇      「アップライジング」◇      「マイ・ファースト・ミスター」◇ 2002年「アドルフの画集」◆ 2006年「ウィッカーマン」◆ 2007年「88ミニッツ」 その他の出演者: Michael Rooker ... Malcolm Arnold Annie Corley ... Betsy Arnold Bruce Greenwood ... Earl Cavanaugh Annette O'Toole ... Jo Cavanaugh Elaine Hendrix ... Jennifer 'Jen' Cavanaugh Stuart Wilson ... John Morse Ronni Saxon ... Robin Arnold Maureen O'Malley ... Patty Tac Fitzgerald ... Pete Jessica Stier ... Vanessa Erik Eidem ... Charlie Zach Fehst ... Steve User Rating:4.6/10 ( 4,366 votes)       2.5/10 ( 39 votes)Yahoo! オトーサン、 「Yahoo!、低いねぇ」 監督も、編集も未熟でした。 例えば、雨のなかでキスし、そしてベッドへ。 こんなシーン、ゴマンとあります。 User Comments Charmlesさん Seattle WA 2001年5月2日 ロマンティックな駄作 この映画をみたのは、前途有望な新進監督ぶりをみるためだった。 残念ながら、この映画で、 リリー・ソビエスキーは、使い古された道を歩み、 何ら意味のある道を歩むことはなかった。 映画化された本のありとあらゆるトリックを駆使し、 観客の肩を叩き、丁重に尋ねる。 あなたの心の琴線に触れましたか。 いいロマンスなら、観客はスクリーンに描かれた愛に魅了される。 だが、私は心底笑ってしまった。 この映画の感動的クライマックスで、 こりゃ、金と時間の無駄だ。 こんな映画をみるくらいなら、シロップを飲むといい。 同じ効用が得られる。 オトーサン、 「へぇ、映画瓦版が取り上げているとは」 リリー・ソビエスキーの好き嫌いで、こうも印象が変わるとは。 「ノッポの女は、あんまり好きじゃないんだけど」 服部弘太郎さん 2000年9月11日 リリー・ソビエスキーが難病の少女を演じるメロドラマ。 悲しい話のはずなのに、泣けない。 世の中には「背の高い女が好きだ!」という男がごまんといる。 顔かたちや性格は二の次で、背さえ高ければそれでポイントがアップする。 僕も結構その手の傾向があって、 できれば自分より背の高い女性とおつき合いしてみたいと思っているが、 いまだにそのチャンスがないのは残念。 (ちなみに僕は175センチある。) 先日ビデオ紹介番組の仕事で一緒になったディレクターと雑談する中で、 「背の高い女はいいよね!」という話で意気投合。 その中で最近気になる女優の筆頭に上がったのが、 『ディープ・インパクト』のリリー・ソビエスキー。 彼女は『アイズ・ワイド・シャット』で貸衣装屋の娘に扮し、 近所のエロオヤジたち相手に売春まがいのことをやってましたっけ。 僕はあの場面を観ながら 「いった幾らお支払いすればお相手してくれるのかしら?」と思ってしまいました。 おっとりした顔立ちに170センチ以上はゆうにあるスラリとした長身、 全身の3分の2ぐらいありそうな長い脚。 胸があまり大きくないのもいい。 まさにデカ女好きの男にはたまらない逸材です。 『愛ここにありて』はハリウッドでの彼女の初主演映画ですが、 この直後には同じ劇場(有楽町スバル座)で 『シャンヌのパリ、そしてアメリカ』というジェイムズ・アイヴォリー監督作も公開され、 こちらにもリリー・ソビエスキーが出演しているらしい。 これは楽しみだ。 そんなわけで大いに期待して観た映画なのですが、正直言ってあまり面白くなかった。 田舎町で家族経営の小さな食堂を手伝っているヒロインが、 町はずれにある全寮制名門校のおぼっちゃまと、 同じ町で育った幼なじみのボーイフレンドの両方に愛される。 ところが彼女の身体は、不治の病に蝕まれていた……というメロドラマ。 元気いっぱいにスクスク育ったとしか思えないソビエスキーに、 不治の病にもめげずに目の前の恋を精一杯生きようとする 健気少女を演じさせるというアイデアは悪くない。 これがうまくはまれば、最後は涙ボロボロの感動作になったことでしょう。 ところがこの映画は、ヒロインの恋の描写がどうにもチグハグなのです。 ソビエスキー演じるサマンサの態度が、どうしたって不誠実なものに見えてしまう。 なぜ彼女は幼なじみのジャスパーと別れて、おぼっちゃま君のケリーを選ぶのか。 その決定的なきっかけが伝わってこないため、 彼女が結果としてはふたりの男を手玉に取っているようにも見えてしまう。 この映画で一番不愉快だったのは、サマンサがジャスパーに別れを告げて ケリーと一緒にボストン行きのバスに乗る場面。 ジャスパーに謝りながらも、彼女の顔はうっすらと笑っている。 本当の恋を成就させようとする、女心の残酷さです。 ここは映画の実質的なクライマックス。 観客がヒロインに感情移入していれば、この場面は残酷ではありながらも、 それを上回る幸福感に包まれた名場面になったはず。 ところが僕はここで、残酷さしか感じられなかった。 当然、その後のサマンサとケリーのベッドシーンも、 いや〜な感じしかしませんでした。 オトーサン、 「いい映画になったはずなのに...初監督だからしょうがないか」 以下のような素敵な詩も披露されたのです。 ・サムがケリーに贈ったロバート・フロストの詩。  昔はよく樺に木にぶらさがって遊んだ  あの頃にもどりたいよ  人生の道のない森 何かが顔に触れる  それはクモの巣  目には枝が刺さり 涙がこぼれる  故郷をしばらく離れ  人生を最初からやり直したい ・ケリーがサムに贈ったロバート・フロストの詩。  樺の木に登ろう  白い幹と黒い枝を見上げて  天まで登ろう  枝が重みに耐えきれず  僕を地上に戻すまで  行くも戻るも人生  木を揺らして大地に踏み出そう


プリティ・イン・ニューヨーク

オトーサン、 「面白そうだ」 「バイオハザード」のミラ・ジョヴォヴィッチが主演。 このラブ・コメ出演では、彼女の素顔がみられるかも。 TSUTAYAの定額有料レンタル8で借りました。 原題:You Stupid Man (2002) 監督・脚本:Brian Burns Genre:Comedy / Romance more Country:USA / Germany Language:English 上映時間:95分 あらすじ: オーウェンは、芸能記者だ。 売り出し中の女優クロエと熱愛中。 彼女の職場はロスで、遠距離恋愛はつらい。 そこで、仕事を捨て、ニューヨークからロサンゼルスへ。 だが、撮影現場のトレーラーのなかで、 クロエは男とセックスの真っ最中だった。 ショックで立ち直れないオーウェンのために、 友人夫婦が、ナディーンを紹介する。 出演者: Milla Jovovich ... Nadine(ナディーン) David Krumholtz ... Owen(オーウェン) Denise Richards ... Chloe(クロエ) オトーサン、 「ミラ・ジョヴォヴィッチ、断トツの美人だな」 相手役のデビッド・クラムホルツは、損な役回り。 それから、デニース・リチャーズ、 怒ると上唇がめくれてイジワルな表情になります。 演技力は、3人のなかでは、一番でしょう。 MILLA JOVOVICH ミラ・ジョヴォヴィッチ 誕生日 1975/12/17 出身 ウクライナ・キエフ 父親はユーゴスラビア人の医者、母親はソ連の女優。 ウクライナとロンドンで過ごし、 5歳の時、一家で南カリフォルニアに移住。 11歳の時「トゥー・ムーン」でデビュー。 2007年、ポール・W・S・アンダーソン監督との間に第一子出産。 活躍度 ○↑ 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆☆★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1988年「トゥー・ムーン」 1991年「ブルーラグーン」◇ 1992年「カフス!」「チャーリー」 1997年「フィフス・エレメント」◇ 1998年「ラスト・ゲーム」◆ 1999年「ジャンヌ・ダルク」◇ 2000年「ミリオンダラー・ホテル」◇ 2001年「ズーランダー」◆「めぐり逢う大地」 2002年「バイオハザード」◇「ダミー」◇      「ノー・グッド・シングス」◇「プリティ・イン・ニューヨーク」◇ 2004年「バイオハザードU アポカリプス」◇ 2006年「ウルトラヴァイオレット」◇ 2007年「バイオハザードV」◇ DAVID KRUMHOLTZ  デビッド・クラムホルツ 誕生日 1978/5/15 出身 米ニューヨーク 10代初めからNYの舞台に立ち、 13才でブロードウェイ、デビュー。 映画デビューは「ライフwithマイキー」 活躍度 △→ 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1993年「ライフwithマイキー」「アダムス・ファミリー2」 1994年「サンタクローズ」 1997年「アイス・ストーム」 1998年「Fカップの憂鬱」 1999年「恋のからさわぎ」「リバティ・ハイツ」 2000年「舞台よりすてきな生活」 2001年「ザ・メキシカン」「サイドウォーク・オブ・ニューヨーク」 2002年「サンタクロース リターンズ! クリスマス危機一髪」      「プリティ・イン・ニューヨーク」「ビッグ・ショット」(TM) 2004年「Ray/レイ」 2006年「ボビー」 DENISE RICHARDS デニース・リチャーズ 誕生日 1972/2/17 出身 米イリノイ州ダウナーズ・グローブ 89年エル・カミーノ・ハイスクール卒業後、モデルとして活躍。 東京、パリ、ニューヨークで仕事をした後、女優に転身。 テレビでは「ビバリーヒルズ高校白書」「メルローズ・プレイス」 「新スーパーマン」などに出演。 映画では「ローデッド・ウェポン1」がデビュー。 「ワールド・イズ・ノット・イナフ」ではボンドガールとして クリスマス・ジョーンズ博士役を演じた。 2002年、チャーリー・シーンと結婚。2006年、離婚。 活躍度 △↑ 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1993年「ローデッド・ウエポン1」 1994年「TAMMY AND THE T-REX」「イタリアンズ/戦慄の血脈」 1996年「トゥルー・アイズ」(TM) 1997年「スターシップ・トゥルーパーズ」「ノーウェア」 1998年「ワイルドシングス」 1999年「007/ワールド・イズ・ノット・イナフ」◇      「テールライトは眠らない」◇      「わたしが美しくなった100の秘密」 2001年「バレンタイン」「恋の方程式 あなたのハートにクリック2」 2002年「アンダーカバーブラザー」「ドラッグ・ディーラー 仁義なき賭け」      「プリティ・イン・ニューヨーク」 2003年「最‘狂’絶叫計画」「ラブ・アクチュアリー」 2004年「トラブルinベガス」「娼婦たち」 その他の出演者: William Baldwin ... Brady Dan Montgomery Jr. ... Jack Jessica Cauffiel ... Diane Landy Cannon ... Rodger Katia Corriveau ... Crystal Christopher Crumb ... John Quancetia Hamilton ... Gospel Singer Michael O'Dwyer ... Security Guard Kim Bourne ... Waitress Stephen Bogaert ... Publicist Jordan Hecht ... Jordie Catherine Fitch ... Bartender User Rating:5.8/10 ( 1,213 votes)       5.8/10 ( votes )Yahoo! オトーサン、 「ま、こんなものかも」 おシャレなせりふが数多くあって、映画を救っていました。 User Comments deathtostefanさん Netherlands 2003年7月9日 独創的ではないが、面白い。 そう、この種の男と女のコメディでは、 ストーリーは、 まったく独創的ではない。 男が女に捨てられ、別の女に出会い、親友になる。 元の彼女が忘れられないが、 最後に、この新しい彼女が親友以上の存在になってしまったと分かる。 そう、まさに、このひとこそ求めていた女性だ。 なんて、先が読めるんだろう。 だが、この映画、まったく退屈ではないのだ。 時々、実に愉快になる。 デヴィッド・クラムホルツとミラ・ジョヴォヴィッチの相性はいい。 この種のタイプの映画に向いている。 だから、実に面白いのだ。 あまり考えなくていい映画をみたい気分だったら、 定番映画でもよかったら、 この映画、借りる価値はある。 唯一戸惑ったのは、主人公がデニース・リチャーズに執着する点だ。 だって、ミラ・ジョヴォヴィッチは10倍も美人なのだ。 私なら、10秒でデニース・リチャーズを忘れ去るだろう。 そう、絶対そうだ。 オトーサン、 「そうかなぁ、そんなにミラがいいかな」 デニース・リチャーズも捨て難いと思うけれど... チョムスキーさん 2005年2月16日 とにかくミラジョボがかわいいですな。 バイオよりこっちの路線の方が個人的にはいいと思う。 D・デヴィッド・クラムホルツは他の作品では脇役(大抵バカ)が多かったが この作品では一応主役。 アメパイシリーズのJ・ビッグスの後釜でも狙ってたんか? まだニューヨークにツインタワーが健在してる時期だから、 4年程前の作品かな? この作品以降でD・クラムホルツ主演の映画って見てないから、 どうやらJ・ビッグスの後釜にはなれなかったようだ(笑)。 まぁ、顔はちょっと似ているが。


フロスト×ニクソン

オトーサン、 「評判がよさそうだな」 雨が降れば見に行くつもりだったのが、1週間も晴天続き。 ようやく雨になって見に行くことができました。 優れた舞台劇を映画化しただけあって、最高の出来でした。 原題:Frost/Nixon(2008) 監督:Ron Howard 演劇台本・脚本:Peter Morgan Genre:Drama / History Rated R for some language. Country:USA / UK / France Language:English 上映時間:122分 あらすじ: 英国のテレビ司会者・フロストは、あるニュースに釘づけになる。 ニクソン大統領がウォーターゲート事件で失脚し、 その辞任中継が行なわれて、高視聴率が出たのだ。 「よし、オレがインタビューしてやろう」 ニクソン側は、扱いやすいとみてOKする。 名誉回復の機会であるし、出演料200万ドルが手に入る。 だが、米国で無名のフロストの番組を買うものなどいなかった。 3大ネットワークに断られ、CMのスポンサーもつかない。 フロストは、全財産をはたいて、ニクソンに高額の出演料を払う。 ニクソン批判の急先鋒ゼルニックやレストンをブレーンに迎え、 質問を練りに錬って、初回のインタービューに臨む。 だが、相手は百戦練磨の元大統領だった。 インタビュー前に、からかわれる。 フロストの恋人キャロラインがモンテカルロに住んでいると聞くと、 「あの娘と結婚するといい、あそこは無税だからな」 初回のインタビューが終わる。 側近のジャックが、ニンマリして、囁く。 「大統領、11対0で勝っていますよ」 出演者: Frank Langella ... Richard Nixon(ニクソン大統領) Michael Sheen ... David Frost(フロスト) Kevin Bacon ... Jack Brennan(ジャック) Rebecca Hall ... Caroline Cushing(キャロライン) Oliver Platt ... Bob Zelnick(ゼルニック) Sam Rockwell ... James Reston, Jr.(レストン) Matthew Macfadyen ... John Birt(ジョン) オトーサン、 「この安っぽい男が?」 英国のコメディアンあがりの司会者フロスト、 とても、老練なニクソンに太刀打ちできるはずはありません。 でも、最後の最後に、マイケル・シーン見事な演技を披露しました。 「フランク・ランジェラ、いいねぇ」 記憶しているニクソンには、まったく似ていませんが、 その老練さや狡猾さは、すべて本人そのものでした。 FRANK LANGELLA フランク・ランジェラ 誕生日 1941/1/1 出身 米ニュージャージー シラキュース大学で演劇を学んだ後、 リンカーンセンター・レパートリー・カンパニーに参加。 70年「わが愛は消え去りて」で映画デビュー。 70年「メル・ブルックスの命がけ!イス取り大合戦」で 全米映画批評家協会助演男優賞受賞。 出演作 1970年「わが愛は消え去りて」      「メル・ブルックスの命がけ!イス取り大合戦」 1971年「パリは霧に濡れて」 1979年「ドラキュラ」◇ 1981年「スフィンクス」 1986年「メンズ・クラブ〜真夜中の情事〜」 1987年「可愛い悪女」「マスターズ/超空の覇者」 1991年「トゥルー・アイデンティティー/正体知られて大ピンチ!!」 1992年「1492/コロンブス」 1993年「デーヴ」 1994年「ジュニア」「ブレインスキャン」 1995年「カット・スロート・アイランド」 1996年「エディ−/勝利の天使」 1997年「ロリータ」 1998年「スモール・ソルジャーズ」(声)      「TABOO タブー」 1999年「ナインス・ゲート」◆ 2000年「アルゴノーツ 伝説の冒険者たち」 2001年「スウィート・ノベンバー」 2005年「グッドナイト&グッドラック」 2006年「スーパーマン リターンズ」 2008年「フロスト×ニクソン」◇ MICHAEL SHEEN  マイケル・シーン 誕生日 1969/2/5 出身 英ウェールズ ロイヤル・アカデミー・オブ・ドラマティック・アーツで演劇を学び、 ロバート・アッカーマン演出の「WHEN SHE DANCED」で ウェストエンドにデビュー。 舞台俳優として「アマデウス」「怒りを胸に振り返れ」 「カリギュラ」でローレンス・オリビエ賞にノミネートされ、 「カリギュラ」でロンドン演劇批評家協会賞と ロンドン・イブニング・スタンダード賞受賞。 99年1月31日、 恋人の女優ケイト・ベッキンセールとの間に娘リリーをもうける。 活躍度 △→ 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1995年「オセロ」 1996年「ジキル&ハイド」 1997年「オスカー・ワイルド」 2002年「サハラに舞う羽根」 2003年「タイムライン」「アンダーワールド」 2005年「キングダム・オブ・ヘブン」 2006年「アンダーワールド:エボリューション」「クイーン」「ブラッド・ダイヤモンド」 2008年「フロスト×ニクソン」◇ 2009年「アンダーワールド ビギンズ」◇ その他の出演者: Toby Jones ... Swifty Lazar Andy Milder ... Frank Gannon Kate Jennings Grant ... Diane Sawyer Gabriel Jarret ... Ken Khachigian Jim Meskimen ... Ray Price Patty McCormack ... Pat Nixon Geoffrey Blake ... Interview Director Clint Howard ... Lloyd Davis User Rating:8.1/10 ( 18,279 votes)       8.5/10 ( 126 votes)Yahoo! オトーサン、 「高いスコアも当然だ!」 アカデミー賞ノミネート ・作品賞 ・主演男優賞:フランク・ランジェラ ・監督賞 ロン・ハワード ・脚色賞 ピーター・モーガン ・編集賞 ゴールデン・グローブ賞ノミネート ・作品賞(ドラマ) ・男優賞(ドラマ) フランク・ランジェラ ・監督賞 ロン・ハワード ・脚本賞 ピーター・モーガン ・音楽賞 User Comments singlewordさん United States 2008年12月2日 贅沢な映画 フランク・ランジェラ演じるニクソンは、実に感動的だ。 このすばらしいロン・ハワード監督作は、私の心をとらえた。 ウォーターゲートの聴聞会当時に育った者として、 私たちは、ニクソンを腐敗の権化だけでなく、 アメリカの政治家中最悪の、 大量虐殺者にして内政干渉論者だとして糾弾してきた。 この映画のニクソンは、ウォーターゲート事件で記憶に残るのでなく、 様々の偉業をなしとげた男としての名誉回復を図ろうとしている。 (ブッシュ大統領時代に、ニクソンは政治的・知的な巨人となった) だが、この映画で、フランク・ランジェラは、 この男の人間的な面を引き出すのに成功している。 まず、彼の傲慢さ、権力愛、勝利欲が描かれる。 (そのいい例は、サンクレメントの自宅で 大きな音を聞きながらジョギングしているシーンだ) だが、やがて、その内なる葛藤や後悔が描かれる。 ウォーターゲート事件につきまとわれたせいだろうし、 東南アジアで下したおそろしい決断のせいでもあるだろう。 ネタバレを避けるために詳しくは述べないが、 あるシーンでは、耄碌いうより狂気を垣間見ることができる。 (見れば分かる) ロン・ハワード監督と演劇台本・脚本家のピーター・モーガンは、 舞台劇を脚色して、すばらしい映画を作り上げた。 (私は、残念ながら舞台は見ていない) どのシーンも、舞台の限界を感じさせない。 2人の男の見事な人間描写になっている。 フロストも素晴らしい。 マイケル・シーンは、 当時非難された浮ついた華やかさだけではなく、 内面の恐怖も体現している。 だが、それ以上に衝撃的なのは、 われわれが"自由な世界"のリーダーとしてニクソンを選んだことだ。 それは、大なり小なり、我々自身の責任なのだ。 オトーサン、 「珍しく、意見が違ったなぁ」 土壇場でぽろっとみせてしまったニクソンの弱さ、 尊敬する映画評論家・前田有一さんは、評価していませんが... フランク・ランジェラは最高の演技をしていると思います。 息子のように思えてきた窮地に立った若者に ニクソンが救いの手をさしのべたようにも思えました。 「どちらが正しいか。見たうえで、ご判断を!」 前田有一さん 2008年3月22日 ニクソン大統領の歴史的メディア対決を描く 『ウォッチメン』と合わせ、リチャード・ニクソン大統領関連の映画が、 偶然にも同週公開となる。 ニクソン大統領といえば、ベトナム戦争からの撤退や 変動為替相場制を取り入れた、歴史に残る数々の政策で知られる。 アメリカの歴代大統領の中でも重要な人物であることに疑いはないが、 もうひとつのイメージとして「メディアの力に負けた」というものがある。 ケネディとの大統領選では、勝利目前の最終局面で行ったテレビ討論で、 白黒テレビに映えないグレースーツとノーメーク、 汗っかきの体質のせいで一気に逆転されてしまった。 一方、ケネディはプロのスタイリストの助言を取り入れた 濃色のスーツや明るいメークで、 政治の専門知識の乏しさを補って余りある効果を得ていた。 さらには、ウォーターゲート事件で失脚したあとも、 (ウォーターゲート・ビル=野党・民主党本部に、 共和党側が盗聴器を仕掛けていた事が明らかになった政治スキャンダル) テレビのインタビューで歴史に残る重大発言をもらしてしまった。 ニクソンの登場と失脚で、歴代の大統領および政治家は、 メディアが大衆に与える影響の大きさを身を持って知り、 その対策に知恵と大金と投じることになったとされている。 さて、そんなニクソン大統領だが、 先ほど書いた「歴史に残る重大発言」とはいったいなにか。 気になった方は迷わず『フロスト×ニクソン』を見るといい。 作品賞や主演男優賞、監督賞といった、 アカデミー賞の主要部門5つにノミネートされた本作は まさにその、77年に放送された歴史的テレビインタビューを描いている。 同名の舞台劇の映画化で、大統領(フランク・ランジェラ)と インタビュアーのデビッド・フロスト(マイケル・シーン)、 対決する二人の配役は、舞台版と同じ役者が勤めている。 映画は、件のインタビューを5年後から振り返るという、ドキュメンタリー風の味付け。 もっとも、デビッド・フロストがキャリアのすべてをかけたこの挑戦自体は、 スリリングなサスペンス劇そのものといった迫力のエンタテイメントとなっている。 ニクソンを追求するジャーナリストやノンフィクション作家をブレーンに雇い、 必死に切り口を研究する主人公。 だが、緒戦で赤子の手をひねるようにあしらわれるあたりは大いに盛り上がる。 このシーンで観客は、主人公らと同様、痛烈に出鼻をくじかれる。 仕事柄、政治家と多く接した経験がある私から見ても、 えらくリアルだなぁと感じさせる出来栄えだ。 大体、世間の人々は政治家という存在をなめすぎなところがある。 場の空気を敏感に察知するだけでなく、流れを自らに引き寄せる天才である彼らは、 生半可な知識で弱点を突こうとしたところで、たやすく煙に巻いてしまう。 百戦錬磨の政治家を論破するなどというのは、並大抵のことではない。 ましてニクソンと対決したデビッド・フロストは、 コメディアンあがりのテレビスターにすぎず、 ニクソン陣営が「ちょろい相手」と判断したのは当然であろう。 ただ、これほど政治家としての凄みをみせつけたニクソンが、 後半になるとまるで美人記者にヤク入りの酒でも飲まされたかと思うほどの狼狽を見せる。 この変貌ぶりに説得力が感じられない点が、本作最大の弱点といえる。 ベテラン俳優フランク・ランジェラは、 "ニクソンの強さ"をあまりに印象深く演じてしまったがために、 "敗北者としてのニクソン"を表現できなくなってしまった。 自らの高い演技力に邪魔されてしまうとは皮肉である。 それはまるで、ケネディに苦い敗北を喫し、メディアの怖さを学んだはずのニクソンが、 最後までその力に翻弄されたのに似ている。 60点。


あなたにも書ける恋愛小説

オトーサン、 「面白そうだ」 学生時代、小説を書いていたので、つい。 ロブ・ライナー監督といえば、 名作「スタンド・バイ・ミー」や「恋人たちの予感」。 これも素敵なラブコメのひとつです。 原題:Alex & Emma (2003) 監督:Rob Reiner 脚本:Jeremy Leven Genre:Comedy / Romance Rated PG-13 for sexual content and some language. 上映時間:96分 あらすじ: かつて結婚恐怖症をテーマにした小説で 人気を博した新進作家アレックス(ルーク・ウィルソン)。 その彼も今ではスランプに陥り借金もかさんだ挙げ句、 取り立てに来た連中に商売道具のパソコンを壊される始末。 アレックスは、30日間で小説を書き上げるからと、何とか返済の猶予をもらう。 期限内に小説を完成させるため口述筆記を思いついたアレックスは、 速記係を雇うことに。 やって来たお堅いタイピスト、エマ(ケイト・ハドソン)は、 アレックスが弁護士と偽っていたことで警戒するが、 本の内容が“恋に魂を抜き取られて苦しむ男の話"と聞いて興味を持ち、 仕事を引き受けるが。 出演者: Luke Wilson ... Alex Sheldon / Adam Shipley(アレックス) Kate Hudson ... Emma Dinsmore / Ylva / Elsa / Eldora / Anna(エマ) Sophie Marceau ... Polina Delacroix(ポリーナ) オトーサン、 「ケイト・ハドスン、素敵だなぁ」 映画が進むにつれて、どんどん魅力的になっていきます。 まるで、恋したときのように。 「いい奴だけどなぁ」 ルーク・ウィルソン、いまいち演技が下手です。 ソフィー・マルソーは、ちょい役でした。 LUKE WILSON  ルーク・ウィルソン 誕生日 1971/9/21 出身 米テキサス州ダラス 兄アンドリュー、オーウェンも俳優。 96年「アンソニーのハッピー・モーテル」で映画デビュー。 活躍度 △→ 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1996年「アンソニーのハッピー・モーテル」◆ 1997年「17 セブンティーン」「スクリーム2」◆      「リスキーブライド/狼たちの絆」◆ 1998年「100万回のウィンク」◆「ドッグ・パーク」◆「天才マックスの世界」◆ 1999年「ブルー・ストリーク」◆ 2000年「チャーリーズ・エンジェル」◆「マイ・ドッグ・スキップ」◆      「ノンストップ・ガール」◆ 2001年「キューティ・ブロンド」「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」◆      「恋の方程式 あなたのハートにクリック2」◆ 2003年「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」◆      「キューティ・ブロンド ハッピーMAX」◆      「あなたにも書ける恋愛小説」◇      「アダルト♂スクール」◇「ボブ・ディランの頭の中」 2004年「俺たちニュース・キャスター」◆ 2005年「幸せのポートレート」 2006年「Gガール 破壊的な彼女」◇ 2007年「モーテル」◇ KATE HUDSON  ケイト・ハドスン 誕生日 1979/4/19 出身 米カリフォルニア州 母はゴールディ・ホーン、父は歌手ビル・ハドソン。 両親は彼女が赤ん坊の頃に離婚。 育ての父はゴールディ・ホーンのパートナー、カート・ラッセル。 98年「DESERT BLUE」で映画デビュー。 「あの頃ペニー・レインと」のペニー・レイン役で アカデミー助演女優賞にノミネート。 2000年12月31日、ロック・バンド、ブラック・クロウズの ヴォーカリスト、クリス・ロビンソンと結婚。 2003年、ゴールディ・ホーンらと製作会社コズミック・エンタテインメント設立。 活躍度 ○↑ 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1998年「RICOCHET RIDER」      「200本のたばこ」◆「ウェルカム・バクスター」 2000年「あの頃ペニー・レインと」◆「Dr.Tと女たち」◆      「ゴシップ」「アバウト・アダム アダムにも秘密がある」 2002年「サハラに舞う羽根」◇ 2003年「10日間で男を上手にフル方法」◇      「あなたにも書ける恋愛小説」◇      「ル・ディヴォース〜パリに恋して〜」◇ 2004年「プリティ・ヘレン」◇ 2008年「フールズ・ゴールド カリブ海の沈んだ恋の宝石」◇ SOPHIE MARCEAU  ソフィー・マルソー 誕生日 1966/11/17 出身 仏パリ 13歳の時に「ラ・ブーム」で映画デビュー。 82年「ラ・ブーム2」でセザール賞主演女優賞受賞。 その後、フロラン演技学校で演技を勉強。 85年「狂気の愛」でマドリード映画祭主演女優賞受賞。 「ブレイブハート」以降、アメリカ映画にも進出。 活躍度 ○→ 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1980年「ラ・ブーム」◇ 1982年「ラ・ブーム2」◇「パシフィック通り」 1983年「フォート・サガン」 1984年「ソフィー・マルソー/窓にくちづけ」◇ 1985年「狂気の愛」「刑事物語」 1986年「地獄に堕ちて」 1988年「スチューデント」「愛、革命に生きて」 1989年「私の夜はあなたの昼より美しい」 1990年「パシフィック通り」 1991年「熱砂に抱かれて」      「ソフィー・マルソーの愛人日記」 1992年「恋人たちのアパルトマン」 1994年「ソフィー・マルソーの三銃士」 1995年「ブレイブ・ハート」◆「愛のめぐりあい」 1997年「女優マルキーズ」 1999年「007/ワールド・イズ・ノット・イナフ」◇「真夏の夜の夢」      「ライラ フレンチKISSをあなたに」 2000年「女写真家ソフィー」◇「フィデリテ」 2001年「ルーヴルの怪人」◇ 2003年「あなたにも書ける恋愛小説」◆ その他の出演者: David Paymer ... John Shaw Chino XL ... Tony / Flamenco Dancer #2 Lobo Sebastian ... Bobby / Flamenco Dancer #1 Rob Reiner ... Wirschafter Paul Willson ... Whistling John Shaw Alexander Wauthier ... Andre Delacroix Leili Kramer ... Michele Delacroix Rip Taylor ... Polina's Father Gigi Bermingham ... Madame Blanche Jordan Lund ... Claude Francois Giroday ... Croupier Robert Costanzo ... Bus Driver User Rating:5.4/10 ( 5,566 votes) 5.7/10 ( 287 votes)Yahoo! オトーサン、 「6点台はあげたいなぁ」 初日はたったの8語、調子が出てくると8ページ。 「寝てたの?」「いや、考えていた。寝ながら考えていた」た 作家志望のひとなら、その苦労と喜びが追体験できるでしょう。 文章を錬るコツも紹介されていました。 彼女と対話しながら書けるなら最高でしょうね。 一番楽なのは、現実に体験したことを ドラマチックに書き上げることでしょうか。 User Comments George Parkerさん Orange County, CA USA 2003年12月24日 キュートだが、あまりにも云々が 作家のアレックスは、ボストンのアパートで、 速記者のエマと恋愛小説を書くのに過ごしている。 小説が進むにつれて、エマは、その小説にのめりこんでいく。 そして、勿論、アレックスにも。 予期されることだが、 ルーク・ウィルソンとケイト・ハドスンが主役を演じる 小説世界の唐草模様がからまってくる。 このカップルは、徐々に相手にのめりこんでいく。 結果は、予想される通リだ。 全体に、この映画は見応えがある。 だが、記憶に残ることはない。 明らかに、先が読める。 ルーク・ウィルソンとケイト・ハドスンに依存しすぎだ。 製作はまぁまぁ。 2人の相性は、まあまあ。 結末は、なかなかいいし、ひねりもある。 いくつかのシーンもなかなかのもの。 センチメンタルなラブコメのフアンは、楽しめるだろう。 評価は、C+ オトーサン、 「映画瓦版、ラブコメ好きなんだ」 服部弘太郎さん 2004年3月10日 ケイト・ハドソンとルーク・ウィルソン主演のラブコメディ。 なんと実話がもとになってます。 アレックスは人生最大の危機に追い込まれていた。 小説家として編集者からのウケもいい彼だが、 欠点はギャンブルが大好きなこと。 新作小説の前渡し金2万5千ドルは、あっという間にギャンブルに消えた。 しかもそれだけでは飽きたらず、 荒っぽいキューバ人から5万ドルもの大金を借りて、 これもあっという間にすってしまう始末。 貸した金の返済を迫るキューバ人たちに、 あと30日以内に小説を完成させて金を返すと誓うアレックスだが、 肝心の小説はまだ1行も書けていない。 絶体絶命の彼は速記者を雇って、新作を口述筆記させようとする。 やってきたのはエマという速記者だったのだが……。 ケイト・ハドソンとルーク・ウィルソン主演のラブ・コメディ。 監督は『恋人たちの予感』のロブ・ライナー。 脚本を書いたのは『バガー・ヴァンスの伝説』のジェレミー・レヴェンだが、 もともとはロシアの文豪ドストエフスキーが代表作のひとつ 「賭博者」を書いた時のエピソードがもとになっている。 ドストエフスキーもギャンブル好きで借金まみれになり、 速記者を雇って「賭博者」を書いたのだ。 この共同作業がきっかけとなり、作家と速記者は結婚することになる。 映画はこの実話を現代に移している。 ストーリーはいささか古風な感じがするが、 ケイト・ハドソンのはじけるような魅力で、 ちゃんと現代のラブストーリーとしての成立しているのは見事。 映画は2つのパートに別れていて、それが交互に進行していく。 ひとつは借金まみれの小説家と速記タイピストの共同作業。 もうひとつはそこで生み出されていく物語の世界だ。 本来別々に存在するはずのふたつのパートが、やがてひとつに合流していくのが面白い。 実生活が小説の中に反映し、小説世界が実生活に反映するのだ。 小説世界の舞台は1920年代のリゾート地。 現実世界のアレックスとエマが、20年代風のコスチュームで物語の世界にも登場する。 そこでアレックス扮する主人公を翻弄するのはフランス人の美女ポリーナで、 演じているのはソフィー・マルソーだ。 映画は現実世界のシーンで小説家と速記者のふたりが中心になり、 書かれている小説の中では家庭教師にやってきたギャンブル好きの青年とフランス人の美女、 そして青年に思いを寄せるメイドの三角関係が展開するというシンプルなもの。 だがメイドの性格付けが次々に変化していったり、 現実世界の小説家と速記者の関係が少しずつ小説中に反映していったりして、 微妙な波風が立つことになる。 そして最後に現れるのが、小説の中で主人公を翻弄し続ける美女ポリーナ! このまま舞台劇としても通用しそうな小さなドラマ。 シナリオを戯曲用に書き換えて、舞台ミュージカルにでもすると面白そうだ。 まぁそんなことを考えてしまうのは、この映画が「映画作品」としては小品で、 少し物足りなさが残るからかもしれない。 面白いんだけど、軽すぎるのかなぁ。


ある公爵夫人の生涯

オトーサン、 「どこかで見たような...」 索引をチェックしましたが、見ていません。 キーラ・ナイトレイとレイフ・ファインズ、 いま旬の考えられる限りで最高の顔合わせでしょう。 原題:The Duchess (2008) 監督:Saul Dibb 原作:Amanda Foreman 脚本:Jeffrey Hatcher/Anders Thomas Jensen/Saul Dibb Genre:Drama / History Rated PG-13 for sexual content, brief nudity and thematic material. Country:UK / Italy / France Language:English 上映時間:110分 あらすじ: 18世紀後半のイギリス。 貴族の家に生まれたジョージアナは、 裕福なデヴォンシャー公爵のもとに嫁ぐ。 結婚後まもなくジョージアナは厳しい現実に直面する。 公爵は、「男子の後継者を生むこと」だけを彼女に望み、 愛人に産ませた幼子の世話を押しつける。 ようやく生まれた子供が女と知ると、見向きもしない。 母親レディ・スペンサーに涙ながらに訴えるが、 「男子を産むことだけに集中しなさい」とアドバイスされるだけ。 公爵はさらにジョージアナの友達のベスを妾として同居させる。 さすがに、耐えられなくなったジョージアナは、 昔から好きだった政治家グレイの求愛を受けてしまう... 出演者: Keira Knightley ... Georgiana(ジョージアナ) Ralph Fiennes ... The Duke(公爵) Charlotte Rampling ... Lady Spencer(レディ・スペンサー) Dominic Cooper ... Charles Grey(チャールズ・グレイ) Hayley Atwell ... Bess Foster(ベス) オトーサン、 「いいねえ」 キーラ・ナイトレイ、衣装も髪型の素敵ですが、 薄倖の妻役を見事に演じ切りました。 相手役のレイフ・ファインズ、ますます巧くなりました。 繊細な感じが持ち味ですが、今回は重厚感も出てきました。 KEIRA KNIGHTLEY  キーラ・ナイトレイ 誕生日 1985/3/22 出身 英ロンドン 父が俳優ウィル・ナイトレイ、母は劇作家シャーマン・マクドナルド。 7歳からテレビやCM出演。 テレビでは「オリバー・ツイスト」「ドクトル・ジバゴ」。 6歳半の頃に難読症のため、専門の家庭教師の指導を受け、14歳の頃には克服。 6才の時、テレビ番組「SCREEN ONE」の 1エピソード「ROYAL CELEBRATION」の端役で俳優デビューし、 94年「A VILLAGE AFFAIR」で映画デビュー。 99年「スター・ウォーズ エピソード1」ではパドメの影武者役などを演じた。 2002年「ベッカムに恋して」でロンドン映画批評家協会賞最優秀イギリス新人賞受賞。 2003年「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち」のエリサベス役で一気に知名度を上げ、 2005年「プライドと偏見」でアカデミー賞とゴールデングローブ賞の主演女優賞にノミネート。 出演作 1995年「イノセント・ライズ」 1999年「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」 2001年「穴」◆「レジェンド・オブ・アロー ロビンフッドの娘」(TM)◇ 2002年「ベッカムに恋して」「サンダーパンツ!」▲「ピュア」◆ 2003年「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち」◇      「ラブ・アクチュアリー」◆「ドクトル・ジバゴ」(TM)      「キング・アーサー」◇ 2005年「ドミノ」◇「プライドと偏見」◇「ジャケット」◇「ロスト・ストーリー」 2006年「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」◇ 2007年「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド」◇「Silk/シルク」◆      「つぐない」◇ 2008年「ある公爵夫人の生涯」◇ RALPH FIENNES  レイフ・ファインズ 誕生日 1962/12/22 出身 英サフォーク 父は写真家、母は小説家であり画家、 妹はCM・映画監督、弟マグナスは作曲家、弟ジョセフは俳優という芸能一家。 最初は画家を志すが、俳優志望に転じ、 ロイヤル・アカデミーで演技を学ぶ。 85年に卒業し、ナショナル・シアターやロイヤル・シェイクスピア・カンパニーで 「ヘンリー6世」「リア王」などの舞台に立った。 その後、91年テレビ映画「ロレンス1918」でロレンス役、 92年「嵐が丘」のヒースクリフ役で映画デビュー。 「シンドラーのリスト」と「イングリッシュ・ペイシェント」で二度アカデミー賞候補に。 出演作 1991年「ロレンス1918」 1992年「嵐が丘」◇ 1993年「シンドラーのリスト」◆「ベイビー・オブ・マコン」 1994年「クイズ・ショウ」 1995年「ストレンジ・デイズ」 1996年「イングリッシュ・ペイシェント」◇ 1997年「オスカーとルシンダ」 1998年「アベンジャーズ」◇「プリンス・オブ・エジプト」(声) 1999年「オネーギンの恋文」◇「ことの終わり」◇      「太陽の雫」◇ 2002年「レッド・ドラゴン」◇「スパイダー 少年は蜘蛛にキスをする」◇      「メイド・イン・マンハッタン」◇ 2003年「ギャンブル・プレイ」◆ 2005年「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」◆「ナイロビの蜂」◇      「ウォレスのグルミット/野菜畑で大ピンチ」「クロモファビア」      「上海の伯爵夫人」 2008年「ある公爵夫人の生涯」◇「愛を読むひと」◇ その他の出演者: Simon McBurney ... Charles Fox Aidan McArdle ... Richard Sheridan John Shrapnel ... General Grey Alistair Petrie ... Heaton Patrick Godfrey ... Dr. Neville Michael Medwin ... Speechmaker Justin Edwards ... Macaroni Richard McCabe ... Sir James Hare Calvin Dean ... Devonshire House Servant Hannah Stokely ... Devonshire House Maid User Rating:7.0/10 ( 9,591 votes) 6.9/10 ( 45 votes)Yahoo! オトーサン、 「よく出来た映画だけど」 決闘シーンでもあれば、もっと盛り上がったでしょう。 アカデミー賞受賞 ・衣装デザイン賞 同ノミネート ・美術賞 ゴールデン・グローブ賞ノミネート ・助演男優賞 レイフ・ファインズ User Comments milofromtheblockさん United Kingdom 2008年9月5日 注目すべき多層的な衣装ドラマ この映画は、衣装ドラマの見事な1片だ。 興味深く多面的な人物たちを織りこんでいる。 このジャンルで、よく扱われるストーリーだ。 キーラ・ナイトレイは、「プライドと偏見」と似た役を演じる。 男性優位社会に囚われた現代的な元気な女性の役だ。 だが Lizzie Bennettが描いたデボンシャー公爵夫人の愛情は、 伝統的で家長の夫から非難と懲罰を受けることになる。 彼女の演技はすばらしい。 他の映画での多くのがっかりさせるような役を思うと、 彼女がどんなにすばらしいかよく分かる。 力強さと弱さを注ぎこんだのだ。 夫や他の人々を落胆させる一方で、 彼女の顔に刻まれた愛なき結婚の苦痛をみよ。 キーラ・ナイトレイが、この映画の要とするならば、 多くのこの種の映画を超えたのは、レイフ・ファインズの功績だ。 当時の男をただ単に演じるだけでなく、 演じる人物を悪人として把えようとはしていない。 レイフ・ファインズ演じる公爵は、 妻と口争いをして勝とうとはしない。 夫として、2人の関係を完全にコントロールすることが、 大事だと確信しているのだ。 公爵は、また、妻の扱い方において不味い点があることも承知している。 論理的に事態をみて、行動する。 それが、映画を信じられるものにすると同時に、 悲劇を呼びよせることになる。 配役については、唯一の誤算は、チャールズ・グレイ役のドミニク・クーパーだろう。 その大きな目で、政治的夢想家を表わしているが、 キーラ・ナイトレイの相性は不確かなものだった。 この作品では、片面だけの役だった。 だが、ヘイリー・アトウェルは印象的だった。 役を見事に演じている。 策謀家だと言えなくもないが、 反面、主人公に対して、同情的で忠実なのだ。 映画のペースはゆったりしている。 登場人物や出来事に、ハラハラ、ドキドキし、 ムードを高める余裕がある。 結婚の破綻を、スローモーションの自動車事故のようにみせる。 登場人物たちは、どうしようもない泥沼に陥っていく。 全体として、この映画は、おすすめだ。 衣装ドラマの実人生の断片を描いている。 ひとつの物語なのに、 注目すべき深い人物像に満ち多層的なドラマとなっている。 オトーサン、 「背景をよく勉強しているなぁ」 岡本太郎さん 2008年9月28日 キーラ・ナイトレイ主演で描くデボンシャー公爵夫人の半生 キーラ・ナイトレイという女優は一体どこまで進化して行くのか。 『パイレーツ・オブ・カリビアン』で一躍有名になり、 『プライドと偏見』ではアカデミー賞主演女優賞にノミネートされ、 昨年の『つぐない』でもその演技を高く評価された。 その彼女が満を持して出演したのが『ある公爵夫人の生涯』という 実話を基にしたソウル・ディブ監督の時代劇だ。 本作は18世紀に実在したデボンシャー公爵夫人ジョージアナの半生を描く、 アマンダ・フォアマンの「Georgiana, Duchess of Devonshire」を映画化した作品だ。 18世紀後期、賭け事の好きな17歳のジョージアナはデボンシャー公爵と結婚する。 ファッションや遊びを楽しむジョージアナだが、ある事に気付く。 それはデボンシャー公爵が彼女に興味がないと言う事だ。 それからというものジョージアナはデボンシャー公爵の度重なる浮気に悩まされる。 そして彼女自身もチャールズ・グレイと愛し合う様になるのだが…。 まず、本作は豪華絢爛。 チャッツワースハウス、ホルクハム・ホール、サマーセット・ハウス、 グリニッチ大学等のローケーションも美しく、 また特に目を惹くのがマイケル・オコナーの手掛ける衣装。 男女共の衣装に注目してしまうが、やはりジョージアナが身に纏うドレスは溜息もの。 この当時は女性も大きく見せるのが流行だった様で、 ジョージアナのドレスの腰から下の部分は満開という感じの大きさである。 それから彼女は頭には巨大なかつらを着用しており、 今見れば美しいというよりは可笑しいくらいだ。 ジョージアナが不遇な人生を歩み始めるきっかけになるデボンシャー公爵は 『シンドラーのリスト』『イングリッシュ・ペイシェント』のレイフ・ファインズが扮する。 彼のジョージアナへの無関心っぷりは実はこの映画の笑いの拠点。 どれだけ身勝手な男なのだろうと思わされる反面、そ れが可笑しくすら感じられるのは、ファインズ氏のまろやかで上質な演技のおかげだ。 ジョージアナにはヘイレイ・アトウェル扮する友人ベス・フォスターがいる。 しかし、デボンシャー公爵はベスとすら体の関係を持ってしまう。 そしてジョージアナ、デボンシャー公爵、ベスの3人は奇妙な共同生活を送る事になる。 ジョージアナの人生は惨め。次から次へと彼女には悲劇が訪れる。 それはむしろコメディに近い。 また同時に、夫に半ば公認の愛人がいるという事実を知っているという事から、 ジョージアナとデボンシャー公爵の関係は故ダイアナとチャールズ皇太子のそれを思い起こさせる。 実はこのジョージアナは故ダイアナと遠い血縁関係にあるという。 ジョージアナ・デボンシャー公爵夫人は悲劇の女。 『マンマ・ミーア!』のドミニク・クーパー扮するチャールズ・グレイと愛を交わすが、 悲しい結末は免れない。愛を探して、愛に生きたかった女ジョージアナ。 彼女の壮絶な半生をキーラ・ナイトレイの素晴らしい演技が彩る。 デボンシャー公爵に興味を失われるにはナイトレイがあまりにも美し過ぎるのが玉に傷だが、 今回の彼女の演技は彼女の今までのキャリアの中でも最高に近いものであると言えよう。 70点。


レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―

オトーサン、 「待ってました!」 Part Iは、少し物足りませんでした。 「三国志」最大の見せ場「赤壁の戦い」がなかったからです。 それが、今度は、本命シーンが見られるのです。 初日に駆けつけました。 原題:Chi bi xia: Jue zhan tian xia (2009) 監督:John Woo 脚本:John Woo/ Khan Chan / Cheng Kuo/ Heyu Sheng Genre:Action / Drama / History / War Country:China Language:Mandarin 上映時間: あらすじ: 劉備・孫権連合軍は、曹操軍撃退に成功。 だが、曹操は、戦艦2000隻と兵士80万を率いて、 長江の赤壁へ進軍し、5万の連合軍壊滅に自信満々。 曹操軍に疫病が蔓延するが、 曹操は病死体を船に積み、対岸の連合軍へ。 劉備軍は、疫病の犠牲者を減らすために撤退してしまう。 軍師・孔明は、ひとり戦地に残り、司令官・周瑜とともに戦う道を選ぶ。 だが、劉備軍撤退で、生じた矢の不足の責めを問われる。 孔明は、3日で10万本の矢を調達してみせる。 だが、この赤壁の戦では大勢の死傷者が出る。 事態に心を痛めた周瑜の妻・小喬は、あえて曹操の元へ出向く。 出演者: Tony Leung Chiu Wai ... Zhou Yu(周瑜) 金城武 ... Zhuge Liang(孔明) Fengyi Zhang ... Cao Cao(曹操) Chiling Lin ... Xiao Qiao(小喬) Wei Zhao ... Sun Shangxiang(尚香) オトーサン、 「すごいなぁ」 ジョン・ウー監督の手腕を見せつけられました。 トニーレオン以下、数多い役者の見せ場をちゃんと作っています。 その他の出演者: Chen Chang ... Sun Quan Jun Hu ... Zhao Yun Shido Nakamura ... Gan Xing Yong You ... Liu Bei Ba Sen Zha Bu ... Guan Yu Yong Hou ... Lu Su User Rating:7.3/10 (1,034 votes)       6.8/10 ( 282 votes)Yahoo! オトーサン、 「こいつは、絶対に8点台だ!」 戦闘シーンは、映画史に残るのでは? User Comments eva-verstraelenさん China 2009年1月10日 強烈な戦闘シーンは、眼福。 史実からは、ほど遠いものの、 この映画は、眼福だ。 強烈な戦闘シーン、スゴイ衣装、見事な演技、 そして、いくつかのすばらしいせりふ ! いわゆるマーシャルアーツ映画ではないが、 このストーリーは、見る価値がある! この映画、音響効果のいい巨大スクリーンでみるべし。 そうでないと、映画のよさがほとんど消えてしまう。 この映画のもとになっている歴史を勉強しておくといい。 筋書きをもっとよく理解できるだろう。 この映画で、古代の戦いから素晴らしい教訓が得られる。 だが、結末は、多かれ少なかれ、予測可能だ。 終始、楽しめた。 オトーサン、 「この批評は、完璧だ!」 山口拓郎さん 2009年4月8日 大作戦記映画と呼ぶにふさわしいスケール感 西暦208年、魏、呉、蜀が争う中国・三国時代。 曹操(チャン・フォンイー)率いる80万の魏軍に対抗するため、 蜀を治める劉備(ユウ・ヨン)の軍師・孔明(金城武)は、 知将・周瑜(トニー・レオン)を擁する呉と同盟を結ぶ。 一度は蜀と呉の連合軍が優勢に立つも、巻き返しを図る曹操は、 疫病で死んだ兵士の遺体を船に乗せて対岸へ送りつける。 連合軍にも疫病が蔓延し、劉備は仕方なく自軍の兵を引き上げてしまう……。 有名な「赤壁の戦い」の直前までを描いた「レッドクリフ PartI」の 続編にして完結編となる「PartII」。 いきなり戦いの火ぶたが切って落とされるのかと思いきや、 まずはたっぷりと時間をかけて両軍の駆け引きを描く。 「PartI」で登場人物を把握するのにひと苦労した方でも、 開戦までの助走を描いた「PartII」の前半で、 再度、登場人物の立ち位置が復習できるようになっている。 しかも、映画の本編が始まる前には、 日本語&イラストによる親切な概要解説まで行われるオマケ付きだ。 開戦までをじらしにじらす「PartII」。 だが、このじらし具合がなかなかどうして見ごたえがある。 魏軍の疫病感染作戦、蜀軍のあっけない撤退、孔明の弓矢調達作戦、 尚香の恋心、小喬の決断、周瑜の手紙、曹操の疑心暗鬼……。 スリリングな頭脳戦を織りまぜながらの分かりやすい展開は、 すこぶるドラマチックでもあり、観客の興味をそらさせない。 中途半端に原作の世界に縛られるくらいなら、 大胆に脚色して万人に楽しんでもらいましょう!  という割り切り具合は、ジョン・ウー監督ならではの絶妙采配といえよう。 そして後半は、お待ちかねの赤壁の戦い!  「風」が戦いのときを告げると、 闘争心が沸点に達した連合軍が一気に攻め込み、 群雄入り乱れる天下分け目の決戦がスタートする。 「PartI」の見どころが「馬」だとしたら、「PartII」は「火」だ。 今こそVFX(ビジュアル・エフェクツ)の出番なり〜覚悟致せ〜、 と燃え盛るファイヤー映像は圧巻。 80万対5万の戦いが、 目の前で実際にくり広げられているかのようなスペクタクルな光景は、 本作「レッドクリフ PartII」の真骨頂。 これぞ大作戦記映画と呼ぶにふさわしいスケール感だ。 少数派の胸のすくような大逆転劇は予定調和そのものであり、 曹操の末路に至っては美談が強すぎるきらいすらあるが、 おそらくジョン・ウー監督は、そんな揶揄めいた評価を受けることなど百も承知で、 分かりやすさとドラマ性、それにカタルシスを重視した物語を紡ぎ上げたのだろう。 それにしても、一番の泣きどころが、よもや「デブ助」だとは思わなかったが……。 「レッドクリフ PartII」は、 喜怒哀楽とスリルとアクションをバランスよく盛り込みながら、 個々のキャラクターの魅力を巧みに引き出し、 なおかつ愛や友情や信頼といったメッセージを注ぎ込んだ 贅沢なエンターテインメント作品だ。 満足度は「PartI」の2〜3割増か。 すでに「PartI」がDVD化されているので、 未見の方はあらかじめ予習のうえ、劇場に足をお運びのほど。 75点。


ツォツィ

オトーサン、 「南アか」 2010年、サッカー・W杯の開催地です。 悪名高き人種差別は撤廃されたものの、 貧富の格差が広がり、凶悪犯罪が絶えないとか。 サッカーの応援や観光に行く若いひとよ、 この映画で惨状を知って、用心の上にも用心を! 原題:Tsotsi (2005) 監督・脚本:Gavin Hood 原作:Athol Fugard Genre:Crime / Drama Rated R for language and some strong violent content. Country:UK / South Africa Language:Zulu / Xhosa/ Afrikaans / English 上映時間:94分 あらすじ: 南ア・ヨハネスブルクのスラム街に ツォツィ(不良)と呼ばれる若者がいた。 仲間のボストン、アープ、ブッチャーと 毎日のように暴力、窃盗、はては殺人を繰り返している。 ある日、ツォツィはBMWに乗っていた女性に目をつける。 銃で脅し、車を奪い、追いすがる女性を突き飛ばし、逃走。 だが、後部座席に赤ん坊が乗っていた! 車を乗り捨て、赤ん坊を置き去りにしようとしたが、 思い留まって、泣き叫ぶ赤ん坊を抱き上げるのだった。 しかも、なぜか、赤ん坊のおむつを代え、ミルクをやる。 だが、赤ん坊は泣きやまない。 そこで、若い母親ミリアムの後をつけて家に押し入り、 銃で脅し、母乳を与えさせる。 赤ん坊をあやし、可愛がる女を見ているうちに、 ツォツィの心にはある変化が起きてくる。 出演者: Presley Chweneyagae ... David / Tsotsi(ツォツィ) Terry Pheto ... Miriam(ミリアム) Mothusi Magano ... Boston(ボストン) Kenneth Nkosi ... Aap(アープ) Zenzo Ngqobe ... Butcher(ブッチャー) オトーサン、 「化学変化がすばらしい!」 凶暴そのものの不良少年ツォツィが赤ん坊を育てるうちに、 ある種の霊妙な変化が起きてきます。 その変化をツォツィ役のプレスリー・チュエニヤハエが、 スピリチュアルに演じていました。 その他の出演者: Zola ... Fela Rapulana Seiphemo ... John Dube Nambitha Mpumlwana ... Pumla Dube Jerry Mofokeng ... Morris Ian Roberts ... Captain Smit Percy Matsemela ... Sergeant Zuma Thembi Nyandeni ... Soekie Owen Sejake ... Gumboot Dlamini Israel Makoe ... David / Tsotsi's father Sindi Khambule ... David / Tsotsi's Mother User Rating:7.5/10 ( 10,763 votes) 7.4/10 ( 654 votes)Yahoo! オトーサン、 「高いスコアだ」 ・アカデミー外国語映画賞受賞 User Comments philmartonさん United Kingdom 2005年11月16日 力強い映画 南ア映画は、世界の目を通して自分をみる傾向がある。 そこで、こんなコメントが多くなる。 「舞台がロサンゼルスでもよかったのでは?」 世界のひとびとに、南アフリカをよく思ってほしい。 "われらが美しい国"と思ってほしい、 それが一番大事と思っているので、 南アの多くの映画は、芸術的野心から遠ざかり、 ストーリーは、通常、2の次になってしまう。 オーストラリア人は、これを「文化的迎合」と呼ぶ。 自分の声をみつけるには、しばらく時間がかかるものだが、 その点、「ツォツィ」は、見事な語り口の作品だった。 舞台は、ヨハネスブルグの黒人犯罪者たちの世界だ。 (あえて、黒人と言おう。 というのも、白人の犯罪者とは全くちがう世界だからだ) この映画、実によく出来ている。 素敵なカメラアングルのオンパレード、 素晴らしい演技、そして、ユニークに仕組まれたウソ。 (何か、とっても大事なものなのだ) 実に力強いストーリーであり、 地上のすべての人間にかかわる「愛と死」のストーリーだ。 この映画は、海外向けではない。 南アの人々が、リアルに見聞きしたことであり、 無数のハリウッド映画から拾ってきたような弱々しい真似事ではない。 何かとっても素敵なことが、はじまっているようだ。 オトーサン、 「前田さんも、激賞している」 前田有一さん 2007年4月12日 絶望の中で輝く希望の光 泥棒がひょんなことから誘拐した赤ちゃんの世話に振り回され、 やがてそのピュアな微笑みに癒され更正していく……。 アカデミー外国語映画賞を受賞した『ツォツィ』は、 先週紹介したコメディ『プロジェクトBB』とまったく同じストーリーである。 舞台は南アフリカ、ヨハネスブルグのスラム街。 主人公の少年ツォツィ(プレスリー・チュエニヤハエ)は 仲間数名と窃盗団を組み、周りからも一目置かれるいっぱしのワルだ。 ある日彼は、高級住宅街の主婦から強奪したBMWの後部座席に乳児を発見する。 当初は捨て置こうかと考えたツォツィは、しかし放っておけずに自分のあばら家に連れ戻る。 とはいえスラム育ちの孤独な彼に、赤ん坊の世話などできるはずもない。 赤ちゃんを紙袋に入れて持ち歩き、ぼろ紙をオムツ代わりにあてる姿からは、 この少年の絶望的なまでの無知無学と、 育ってきた環境における両親の不在ぶりが伝わってきてあまりに痛々しい。 『プロジェクトBB』はあくまでコメディとして育児に振り回される男を描くが、 このようにこちらは南アフリカにおける貧困の凄まじさを伝えるための設定として、 赤ん坊が登場する。 両方見ると、同じプロットでも舞台が変わればこうまで違くなるものかと思う。 赤ん坊を捨てられず、つい連れてきてしまったツォツィ。 その行動からは悪党であるこの少年の中に、 まともな生活に戻れる可能性がほんのわずかでも残っていることを示す。 仲間の中には殺人すら屁とも思わぬ者がいたりするので、 ツォツィの中に芽生えたその小さな光がさらに際立つ。 彼が途中で出会う車椅子のホームレスとのエピソードも奥が深い。 この男はツォツィにとって、その気になれば簡単にすべてを奪える相手であり、 南アフリカの猛烈な格差社会の中でも、数少ない自分より「下」の人間だ。 ところが、そう思い込んでいた相手がはたして彼になんと言うか。 このときツォツィが受けた衝撃とその後の混乱を、どうか感じ取ってほしいと思う。 そうすれば、ラストに彼がくだす決断を、さらに深みを持って味わうことが出来るだろう。 アパルトヘイト後に訪れた、さらなる差別社会。 同じ黒人の中に生まれた新たな格差は問題をより複雑にし、 そこに暮らす人々の絶望の深さを増している。 そんな現状をわかりやすいストーリーの中に切れ味するどく表現した ギャヴィン・フッド監督の手腕は、まったくもってアカデミー賞にふさわしい。 ゴールデンウィーク、本当に優れた映画作品を見たい方は、 『ツォツィ』からみてみてはどうだろうか。 これを見れば、きっと明日からの生きる意欲がわいてくるだろう。


あなたに恋のリフレイン

オトーサン、 「いい題名だね」 でも、実態は、3回離婚して、4回結婚、 それも同じカップルが、というトンデモナイお話です。 原題:The Marrying Man (1991) 監督:Jerry Rees 脚本:Neil Simon Genre:Comedy / Music / Romance 上映時間:115分 あらすじ: 1948年、ロサンゼルス。 歯磨き粉会社の御曹司、チャーリーは、 ハリウッドの大物プロデューサー、ホーナーの娘アデルとの結婚を 6日後に控えていた。 親友たち、独身最後の大騒ぎをしようとラスベガスへ行き、 カジノのステージで、歌手ビッキーに出会う。 一目惚れした彼は、彼女の自宅で夜に密会することに。 だが、ギャングのバグジーに浮気現場を押さえられ、 無理やり結婚させられる。 3カ月後、離婚を果たしたチャーリーは、 ホーナーからアデルと結婚せよと迫られて、 約束を履行しないと50万ドル払へと命じられる。 すっかりアデルと結婚する気になっていたチャーリーだが、 あるパーティで、ビッキーと再会するや、火がついて、 またも、ビッキ−と結婚してしまうのだった。 出演者: Kim Basinger ... Vicki Anderson(ビッキー) Alec Baldwin ... Charley Pearl(チャーリー) Robert Loggia ... Lew Horner(ホーナー) Elisabeth Shue ... Adele Horner(アデル) Armand Assante ... Bugsy Siegel(バグジー) オトーサン、 「若いキム・ベイシンガーが最高!」 神経過敏にして、冷酷無情な運命の女を演じています。 相手役は、アレック・ボールドウィン、 実に堂々としています。 この2人、実生活でも、結婚し、離婚することになるのです。 まさに、映画を生きたかのようです。 KIM BASINGER  キム・ベイシンガー 誕生日 1953/12/8 出身 米ジョージア州アセンズ 父はジャズのバンドマン、母は水泳選手からモデルとなった女優。 内気な性格を治すため、幼い頃からバレエを習う。 16歳の時にアセンズ・ジュニア・ミス・コンテストで優勝し、 ニューヨークの全国大会に出場し、その後トップモデルに。 女優を目指し、ネイバーフッド・プレイハウスで演技を学び、 76年にロサンゼルスに移り、「チャーリーズ・エンジェル」などにテレビ出演し、 81年「HARD COUNTRY」で映画デビュー。 83年「ネバーセイ・ネバーアゲイン」にボンドガールで起用され、 プレイボーイ誌にヌードを披露し、注目される。 84年「ナチュラル」でゴールデングローブ賞に初ノミネート。 93年「ボクシング・ヘレナ」の主演を途中降板したことで、 訴えられ、損害賠償金を支払い、破産宣告を受けた。 1997年「L.A.コンフィデンシャル」で アカデミー賞、ゴールデングローブ賞の助演女優賞などを受賞。 93年8月のアレック・ボールドウインと結婚。 2001年、離婚。娘が一人いる。 活躍度 ○→ 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1981年「HARD COUNTRY」 1982年「大金塊」 1983年「グッバイ、デイビッド」「ネバーセイ・ネバーアゲイン」 1984年「ナチュラル」 1985年「フール・フォア・ラブ」「ナインハーフ」 1986年「ノー・マーシイ/非情の愛」 1987年「ブラインド・デート」      「ナディーン/消えたセクシーショット」 1988年「花嫁はエイリアン」 1989年「バットマン」 1991年「あなたに恋のリフレイン」 1992年「愛という名の疑惑」「クール・ワールド」 1993年「ウェインズ・ワールド2」「ブロンディー/女銀行強盗」 1994年「プレタポルテ」「ゲッタウェイ」 1997年「L.A.コンフィデンシャル」◆アカデミー助演女優賞 2000年「永遠のアフリカ」◇「ブレス・ザ・チャイルド」◇ 2002年「8 MILE」◆「ニューヨーク 最後の日々」◆ 2004年「セルラー」「トラブルinベガス」「ドア・イン・ザ・フロア」 2006年「ザ・センチネル 陰謀の星条旗」 ALEC BALDWIN  アレック・ボールドウィン 誕生日 1958/4/3 出身 米ニューヨーク州ロングアイランド ワシントン大学で学び、 79年、ニューヨーク大学で演技を学ぶ。 翌年、NBCのソープオペラ「THE DOCTER」(63-82)でレギュラー。 舞台で活動後、87年「ウーマン・イン・ニューヨーク」で映画デビュー。 2004年「THE COOLER」で、アカデミー賞助演男優賞ノミネート。 弟に俳優のダニエル、ウィリアム、スティーブンがいる。 93年8月にキム・ベイシンガーと結婚。 2001年離婚。娘が一人いる。 活躍度 ○→ 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆☆★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1986年「ルルよ、永遠に」「ウーマン・イン・ニューヨーク」 1987年「アラモ2」 1988年「結婚の条件」「ビートル・ジュース」      「ワーキング・ガール」「愛されちゃって、マフィア」      「トーク・レディオ」 1989年「グレート・ボールズ・オブ・ファイヤー」 1990年「レッド・オクトーバーを追え!」◇      「マイアミ・ブルース」「アリス」 1991年「あなたに恋のリフレイン」 1992年「摩天楼を夢みて」「キスへのプレリュード」 1993年「冷たい月を抱く女」 1994年「ゲッタウェイ」「シャドー」◇ 1995年「アル・パチーノ/天国の約束」(ナ) 1996年「アル・パチーノのリチャードを探して」「陪審員」◇      「ヘブンズ・プリズナー」◇「ゴースト・オブ・ミシシッピー」 1997年「ザ・ワイルド」◇ 1998年「マーキュリー・ライジング」◆ 1999年「シック・アズ・シーヴス」◇ 2000年「きかんしゃトーマス 劇場版/魔法の線路」◆ 2001年「パール・ハーバー」◆「ファイナル・ファンタジー」(声)      「キャッツ&ドッグス」(声) 2002年「ブルート・ナッシュ」 2003年「インプット 記憶」(TM)「ハッとしてキャット」 2004年「ポリー my love」◆「アビエイター」◆「ラスト・ショット」 2005年「エリサベスタウン」◆「ディック&ジェーン 復讐は最高!」◆ 2006年「ディパーテッド」◆「グッド・シェパード」◆「ハサミを持って突っ走る」 ROBERT LOGGIA  ロバート・ロジア 誕生日 1930/1/3 出身 米ニューヨーク 活躍度 △→ 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1956年「傷だらけの栄光」 1957年「都会のジャングル」 1963年「決闘ブラックヒル」 1965年「偉大な生涯の物語」 1977年「ファースト・ラブ」 1978年「ピンクパンサー4」 1981年「SOB」 1982年「愛と青春の旅だち」 1983年「スカーフェイス」「サイコ2」「ピンクパンサー5」 1985年「白と黒のナイフ」◆ 1986年「女と男の名誉」◆「私立ガードマン/全員無責任」 1987年「オーバー・ザ・トップ」◆「トラブル・バケーション」      「サンタリア/魔界怨霊」「ターゲット」「ギャビー/愛はすべてを越えて」 1988年「ビッグ」 1989年「生きるために」「処刑マニア」 1990年「恋の時給は4ドル44セント」 1991年「あなたの恋にリフレイン」「スーパータッチダウン」 1992年「ファイティング・キッズ」「イノセント・ブラッド」 1994年「バッド・ガールズ」「アイ・ラブ・トラブル」 1996年「インデペンデンス・デイ」「ロスト・ハイウェイ」 2000年「この胸のときめき」◆ 2005年「陰謀のターゲット」 その他の出演者: Paul Reiser ... Phil Golden Fisher Stevens ... Sammy Peter Dobson ... Tony Steve Hytner ... George Jeremy Roberts ... Gus Big John Studd ... Dante Tony Longo ... Sam Tom Milanovich ... Andy Tim Hauser ... Woody Carey Eidel ... Cab Driver User Rating:5.3/10 ( 2,012 votes)       8.5/10 ( 81 votes)Yahoo! オトーサン、 「IMDbのスコアが、こんなに低いのは、なぜ?」 カソリック教信者からすると、婚姻は神聖なもの。 それを何度も踏みにじる主人公たちの行為は許せないのです。 夫婦の間のセックスは、子づくりのため。 快楽を求めるセックスなんてトンデモナイ! User Comments schuchatさん Miami, FL. 愛はすばらしいが、4回目とは? この映画のスコアが低いのも、 平凡でつまらないというコメントも理解し難い。 こいつは愉快な映画だ。 たしかに、やや無分別だ。 実話であるにせよ、 愉快で、害がなく、動きが早くて面白い。 どんな映画も「イングリッシュ・ペイシェント」でなければならないのか? アレック・ボールドウィンとキム・ベイシンガーは、 この心軽やかなコメディで、いい仕事をした。 2人は、お互いを何度も何度も発見しあうのだ! ボールドウィンの親友4人もいい脇役を演じた。 (Paul Reiser, Fisher Stevens, Peter Dobson, Steve Hytner) この情事の試みや挫折を笑いのめしている。 ボールドウィンの元婚約者の父を演じるロバート・ロジアは、凄みがあった。 1度ならず2度も娘を捨て去ったボールドウィンを許せるはずはない。 だが、いろいろな面で、この映画で注目を浴びたのは、バクジーだ。 冷血の殺人ギャングを抑制した演技で見事に演じていた。 コメディのタイミングも実によかった。 配役は、第1級だ。 愉快なひねりもあり、ペースも早いのは、いい映画の証しだ。 私の好きな映画だ。 心軽やかなコメディを見たかったら、絶対、この映画がいい。 オトーサン、 「深く考えないでみると楽しいのかも...」 夢幻譚さん 2007年9月17日 この映画、好きです。 ロマンチックコメディーというジャンルの中では、 トップ3に入る映画ですね。 古き良きアメリカを舞台にしているのもお洒落でいいですが、 主演の二人も実に活き活きとしています。 こんなアホな話はないだろうと思いながらも、 実話を元にしているということが、 ドタバタ劇の中に、妙なリアリティーを与えてくれるんですよね。 見終わった後は、何とも心地いい気分にさせてくれます。


新ラブ・バッグ/ハービー絶体絶命!

オトーサン、 バッグは、虫のビートル。 でも、ワーゲンのビートルですから、 "ラブ・バッグ"は、愛車を指すことになります。 ハービーというのは、この愛車の愛称です。 こんなことを知ったうえで、この映画をみれば、 すこしは面白くなるかもしれません。 勿論、ビートル・フアンには、こたえられない映画でしょう。 エンジンがかかれば、「いい子だ、いい子だ」と撫でてやりたくなるはず。 原題:The Love Bug (1997) 監督:Peyton Reed 原作:Gordon Buford 脚本:Bill Walsh /Don DaGradi /Ryan Rowe Genre:Comedy / Adventure / Family / Fantasy 上映時間:88分 あらすじ: 富豪のサイモンが旧型ビートルを譲り受けて、 レースに出場するが、機嫌が悪く、ビリになる。 怒り狂ったサイモンは、 「このポンコツ車を、とっとと捨てろ!」と喚く。 そんな気の毒なクルマを手に入れたのは、 メカニックでレーサーのハンクだった。 サイモンにはつれなかったビートルだったが、 この生命の宿るクルマ、愛称ハービーは、ハンクになつく。 何とレースで奇跡的に優勝するのだ。 それを見たサイモンは、開発者のスタンフェル博士を招き、 もう1台、生命の宿るクルマを製造する。 そして、ハンクのクルマをぶち壊すのだった。 出演者: Bruce Campbell ... Hank Cooper(ハンク) Alexandra Wentworth ... Alex Davis(アレックス) John Hannah ... Simon Moore III(サイモン・モーア3世) Harold Gould ... Dr. Gustav Stumpfel(スタンフェル博士) オトーサン、 「ブルース・キャンベルか」 この俳優さん、あまり演技はうまくありません。 相手役の女優さんも、あまり性格がいいとは思えません。 それに2人の相性もいまいちでした。 BRUCE CAMPBELL  ブルース・キャンベル 誕生日 1958/6/22 出身 米ミシガン州 活躍度 △→ 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1983年「死霊のはらわた」 1985年「XYZマーダーズ」 1987年「死霊のはらわた2」 1988年「マニアック・コップ」「ムーントラップ」 1990年「マニアック・コップ2」「ダークマン」 1991年「サンダウン ボクたち、二度と血を吸いません」      「マインドワープ」 1992年「ワックス・ワーク 時空の戦士」 1993年「キャプテン・スーパーマーケット 死霊のはらわた3」 1995年「コンゴ」「クイック・アンド・デッド」 1996年「エスケープ・フロム・L.A.」      「ホット・ネイビー カリブ海イケイケ大作戦」 1998年「アイスリンク」「フロム・ダスク・ティル・ドーン2」 1999年「アイスブレイカー」 2002年「スパイダーマン」「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」      「プレスリーVSミイラ男」 2006年「怨霊の森」 その他の出演者: Dana Gould ... Rupert Kevin J. O'Connor ... Roddy Martel Micky Dolenz ... Donny Shotz Burton Gilliam ... Mecanic Race Announcer Clarence Williams III ... Chuck Dean Jones ... Jim Douglas User Rating:4.9/10 441 votes オトーサン、 「ま、こんなものかも」 User Comments lorlex23さん Texas 2002年3月21日 ブルース・キャンベルがこの映画を救う この映画、見ていて楽しい。 大いに笑った。 ほとんどは、ブルース・キャンベルのユーモアだ。 (書かれたせりふか、アドリブか) この我儘なクルマが好きだし、1台もってみたい。 つくりあげるのは楽しおうだ。 ハービー人形なんだから、 起きるはずがないといって騒ぎ立てるもでもない。 (半分切断されたとしても、クルマはクルマだ) オトーサン、 「どのサイトにも、ない!」 Yahoo!も、Gooも、取り上げていません。 関連のあるブログをみつけました。 まつさん 2005年7月31日 ハービー/機械じかけのキューピッド 車は不思議なもので、愛着がわくとローンも苦にならない。 逆に愛着がないと、少々の故障による急な出費くらいで憂鬱になるものだ。 外車に好んで乗る人たちの中には、 その不便さが愛しいなどとマゾ的なことをいう人もいる。 性能の良さなら日本車に限る。 たとえ故障したとしても外車のように「部品を取り寄せ」なんてことは殆どない。 ところが外車の愛好家たちは、 たまにいうことを聞いてくれない理不尽な「故障」という症状に 愛情を注いでしまうのだという。 これは「わが子」への愛にもよく似ている。 手が焼ける子ほど「かわいい」みたいな、そんな感情だ。 もちろん車には意志などない。 しかしこちらはなぜか「愛情」を注いでしまうのだ。 ハービーは車の名前だ。 (擬人的に言えば)「彼」はなかなかの「わがまま」ぶりを発揮し、 持ち主を時にいらいらさせる。 だがいったん走り出すと無限のパワーを発揮し、 怒涛のドライビングテクニックを見せる。 手の焼ける車に手の焼ける娘、 この双方に「愛情」を傾けるそれぞれの「想い」は当然なのかもしれない。 いうことを聞かないから「愛さずにはいられない」のだ。 ディズニーによる、このファミリー映画は、 かつての大ヒット映画「ラブ・バッグ」(1969)を現代に甦らせた。 当初リメイクかと思われていた作品だが、 ふたを開けてみると正統なる「ラブ・バッグ」シリーズの続編だった。 映画冒頭には過去4作品の名場面が映し出され、 旧作のファンにはたまらないだろう。 「ラブ・バッグ」とは「The Love Bug」 つまり「bug」=「虫」=「ビートル」=「ワーゲン」を意味するのだ。 もちろん車の名前はハービー、 よってアメリカでは「ラブ・バッグ」シリーズではなく 「ハービー」シリーズと呼ばれている。 この人気シリーズも日本ではイマイチ受けがよくなく、 「続ラブ・バッグ」(1973)はビデオ化の折に 「ハチャメチャワーゲン大騒動」というタイトルに変更され、 3作目となる「ラブ・バッグ/モンテカルロ大爆走」(1977)も 「モンテカルロ大爆走」というタイトルでリリースされている。 さらに4作目「ビバ!ラブ・バッグ」(1980)に至っては日本未公開。 1997年にはブルース・キャンベル主演でテレビムービー 「新ラブ・バッグ/ハービー絶体絶命!」が製作されるも、 この2作に至っては某衛星放送で放送されただけでソフト化もされていない。


完全犯罪

オトーサン、 「完全犯罪?そんなものあるハズないだろう」 2002年の統計では、殺人事件は110件で、検挙率は95.7%だそうですから、 5人ほどは逃げおおせていることになります。 案外、身近に完全犯罪ってあるのかも。 現に、市川で英会話教師のイギリス人女性が殺害された事件も、 犯人は分かっていながら、未だに行方がつかめていません。 原題:Best Laid Plans (1999) 監督:Mike Barker 脚本:Ted Griffin Genre:Crime / Drama / Thriller Rated R for language. 上映時間:92分 あらすじ: ニックは、廃品処理会社で働いている。 同級生だったブライスは、大学教授になっている。 ある夜、ブライスから電話がくる。 「困っている、助けてくれ!」 ブライスの豪邸へ行くと、地下室に美女が監禁されている。 事情を聞くと、バーで出会い、家へ引っ張りこんだが、 レイプされたと大騒ぎされ、狼狽して監禁したというのだ。 だが、このレイプ事件は、ニックが美女リサと仕組んだものだった。 こんなイヤな仕事をやめて、町を出る気だったが、 父の遺産がないと判明し、計画はパーになったのだ。 金を得るため、同僚バリーと組み、麻薬の横取りを図るが、 売人デュードにつかまり、金を返すよう脅され、窮地に陥っていた。 そこで、恋人のリサに協力を頼んだのだった...。 だが、事態は意外な展開へ。 出演者: Alessandro Nivola ... Nick(ニック) Reese Witherspoon ... Lissa(リサ) Josh Brolin ... Bryce(ブライス) James Marsh ... Barry(バリー) Rocky Carroll ... Bad Ass Dude (デュード) オトーサン、 「アレッサンドロ・ニボラ、熱演だ!」 「リース・ウィザースプーンがいい!」 ALESSANDRO NIVOLA  アレッサンドロ・ニボラ 誕生日 1973/6/28 出身 米マサチューセッツ州ボストン フィリップ・セクター・アカデミー高校を卒業後、 イェール大学に入り、英語で学位を取得。 14歳の時からユージーン・オニール・シアター・センターでプロの俳優として活躍。 映画は97年「秘密の絆」がデビュー。 出演作 1997年「秘密の絆」「フェイス/オフ」 1998年「リーチ・ザ・ロック 旅立ちの朝」◇      「アイ・ウォント・ユー」◇ 1999年「完全犯罪」◇「恋の骨折り損」◇ 2001年「ジュラシック・パークV」◇ 2002年「しあわせの法則」◆ 2004年「二重誘拐」 2005年「GOAL!ゴール!」◆ 2006年「ダーウィン・アワード」 2007年「さよなら。いつかわかること」 2008年「アイズ」 REESE WITHERSPOON  リース・ウィザースプーン 誕生日 1976/3/22 出身 米テネシー州ナッシュビル 母は小児保育の博士号を持ち、父は外科医。 7歳からナッシュビルのローカルテレビにCM出演。 91年「マン・イン・ザ・ムーン あこがれの人」で映画デビュー。 「ハイスクール白書/優等生ギャルに気をつけろ」で 全米批評家協会主演女優賞受賞。 ゴールデン・グローブ賞コメディ部門にノミネート。 2005年「ウォーク・ザ・ライン 君につづく道」でアカデミー賞主演女優賞受賞。 スタンフォード大学英文科に入学したが、1年で退学。 99年、俳優ライアン・フィリップと結婚。 同年9月に長女エヴァ・エリザベス出産。 その後、一児をもうけるも2007年、離婚。 活躍度 ○↑ 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1991年「マン・イン・ザ・ムーン あこがれの人」      「ワイルド・フラワー」(TM) 1993年「ラスト・ウインド/少年たちは砂漠を越えた」      「みんな愛してる」 1994年「S.F.W./メディアへの銃弾」 1996年「悪魔の恋人」「連鎖殺人/逃げられない女」 1997年「恋のから騒ぎ」 1998年「カラー・オブ・ハート」「トワイライト」 1999年「ハイスクール白書/優等生ギャルに気をつけろ」◇      「完全犯罪」◇「クルーエル・インテンションズ」◇ 2000年「アメリカン・サイコ」◆「リトル・ニッキー」◆ 2001年「キューティ・ブロンド」◇ 2002年「メラニーは行く!」◇ 2003年「キューティ・ブロンド ハッピーMAX」◇ 2005年「ウォーク・ザ・ライン 君につづく道」◇「恋人はゴースト」◇ 2006年「ペネロピ」 その他の出演者: Gene Wolande ... Lawyer Jonathan McMurtry ... Vet Father Terrance Sweeney ... Priest Rebecca Klingler ... Diner Waitress Kate Hendrickson ... Bar Waitress Owen Bush ... Vagrant Jesse Woodrow ... Roach Coach Clerk Michael McCleery ... Recycling Owner Terrence Howard ... Jimmy Sean Nepita ... Freddie User Rating:6.1/10( 3,439 votes)       5.0/10( 34 votes)Yahoo! オトーサン、 「Yahoo!のスコア、低いなぁ」 意外に地味だったせいでしょう。 User Comments Morfeus Ivanovichさん Riga, Latvia 2005年1月7日 驚くほどいい。 この映画をみると決めたものの、大して期待していなかった。 ごくフツーの土曜夜の娯楽作と思っていたのだ。 だが、驚いたことに、 この映画、出だしは、センチメンタルなラブストーリーだったが、 上品なスリラーに変わったのだ。 監督ぶりがいい。 登場人物たちも、実に新鮮だ。 とくに、経済学の理論をふりかざす麻薬の売人がよかった。 俳優たちもいい仕事をしていた。 とくに、リース・ウィザースプーンがいい。 もっとも、そう出番はなかったが、その存在が常に感じられた。 筋書きは、予期せぬ展開をする。 実にいい。 脚本も平均以上だ。 私のスコアは、10点満点で7点。 傑作ではないが、なかなか出来のいい娯楽作だ。 オトーサン、 「ほう、映画瓦版がほめている」 服部弘太郎さん 1999年10月26日 監禁された女をどうやって助ける? そもそも事件の発端は? 先が読めずに二転三転するサスペンス映画。 苦い後味が残る映画です。 内容はかなり緻密なミステリーなので、 あまり詳しいことは書けないのですが……。 監督はイギリス出身のマイク・バーカー。 脚本のデッド・グリフィンは、この作品ともう1本で、 いきなりふたつの脚本が映画化された新鋭テッド・グリフィン。 出演は『カラー・オブ・ハート』 『クルーエル・インテンションズ』のリース・ウィザースプーン。 『フェイス/オフ』『アイ・ウォント・ユー』のアレッサンドロ・ニボラ。 『ナイトウォッチ』でユアン・マクレガーの親友役を演じたジョシュ・ブローリン。 2時間超が当たり前という映画が多い中、これを1時間33分でまとめたのは立派。 最後のどんでん返しには、見事に一杯食わされました。 しかもそのオチが、ただ観客に予想外の驚きを与えるだけでなく、 ちゃんと映画のテーマと繋がっているところがすごい。 この脚本家はただ者じゃないぞ。 町のスクラップ工場で働きながら、 いつかは町を出ようと思い詰めている青年ニック。 ある晩、学生時代の友人ブライスとバーで酒を飲んで家に帰ったところ、 さっき別れたばかりのブライスが興奮気味の声で電話をかけてくる。 電話の声にせき立てられるようにブライスの住まいに出かけたところ、 そこには手錠で縛り付けられた若い女いる。 ブライスはバーで知り合った女を家に引っ張り込んで寝た後、 女が突然「レイプで訴える」と言い出したことに驚いて、 後先考えずに女を地下室に監禁してしまったのだ。 大学教授として社会的信用も得ているブライスにとって、 取り返しのつかない失態。 本人は完全にパニック状態だ。 ニックは彼を説得して、何とか女を解放させようとするのだが……。 がんじがらめの状況を設定して、 そこから主人公たちがいかに脱出するかを描いた映画です。 ブライスに監禁された女をいかに脱出させるかという問題。 ブライスの突飛な行動に巻き込まれてしまったニック本人の問題。 じつはニックも他の場所で、 にっちもさっちも行かない状況に追い込まれている。 二重三重にからまりあった、死と隣り合わせの危機。 ある危機から逃れるための行動が、 さらに厄介な別の危機を引き起こすという悪夢の連鎖。 すべてが解決したとき、観客の心の中には苦い後味が残ることでしょう。 面白いんだけど、それだけでは終わることができない映画です。 監禁された女を演じたリース・ウィザースプーンは、 口の形が受け口だし、アゴの形もちょっとヘン、 目つきもきつくて、いわゆる美人の系統ではない顔立ち。 意志が強そうで、強情っぱりで、知性的にも見える。 だからこそ『カラー・オブ・ハート』のオチが成り立つのだし、 『クルーエル・インテンションズ』の役もあり得るのです。 自分一人で生きていける強い女が、 惚れた男のために誠心誠意つくすところがセクシーなのです。 この映画では、そこがほんの少しだけマイナスにもなっている。 彼女が聡明な女に見えすぎて、 主人公の男と釣り合いがとれないように見えちゃうんだよね……。


ペネロピ

ペネロピ オトーサン、 「美人だよな、彼女」 TSUTAYAの定額有料レンタル8がスタートし、 最初に借りたDVDです。 実は、"ペネロペ・クルス"の映画だと思って借りたのです。 まったくの勘違いでした。 原題:Penelope (2006) 監督:Mark Palansky 脚本:Leslie Caveny Genre:Comedy / Fantasy / Romance Rated PG for thematic elements, some innuendo and language. Country:UK / USA Language:English 上映時間:104分 あらすじ: 名門ウィルハーン家に、ブタの鼻を持った娘が生まれる。 祖先の祟りなのだ。 娘を守ろうと、父親フランクリンと母親ジェシカは 娘が死んだことにして、屋敷の奥深くで育てる。 その娘ペネロピは、適齢期になり、お見合いをする。 だが、その顔を見ると、みんな逃げ帰ってしまう。 出演者: Christina Ricci ... Penelope Wilhern(ペネロピ) James McAvoy ... Johnny / Max(ジョニー/マックス) Catherine O'Hara ... Jessica Wilhern(ジェシカ) Richard E. Grant ... Franklin Wilhern(フランクリン) オトーサン、 「豚娘役、御苦労さん」 クリスティーナ・リッチ、美人なのに可哀想でした。 相手役を演じたのは、ジェームズ・マカヴォイ。 この俳優さん、訴えるような濡れているような瞳が魅力的です。 CHRISTINA RICCI   クリスティーナ・リッチ 誕生日 1980/2/12 出身 米カリフォルニア州サンタモニカ 8才の時、校内のクリスマス劇で見せた演技が地元で評判となり、 演劇評論家の薦めで演技の道に。 90年「恋する人魚たち」で映画デビュー。 活躍度 ○↑ 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1990年「恋する人魚たち」 1991年「アダムス・ファミリー」◆ 1993年「アダムス・ファミリー2」◆ 1995年「キャスパー」◇「ゴールド・ディガーズ」「DEARフレンズ」 1997年「誘拐騒動 ニャンタッチャブル」◇      「バスタード・アウト・オブ・カロライナ」 1998年「アイスストーム」◆「熟れた果実」      「スモールソルジャーズ」(声)      「バッファロー’66」◇「I love ペッカー」◇ 「200本のたばこ」◆「ラスベガスをやっつけろ」◆      「エド・ウッドのクレイジー・ナッツ 早く起きてよ」      「ウェルカム・バクスター」 1999年「スリーピー・ホロウ」◇「デザート・ブルー」      「クリスティーナ・リッチのピンク・モーテル」 2000年「ブレス・ザ・チャイルド」◆「耳に残るは君の歌声」◇ 2001年「私は「うつ依存症」の女」◇ 2002年「ギャザリング」◇ 2003年「モンスター」◇「僕のニューヨーク・ライフ」 2005年「ウェス・クレイヴン’s カースド」 2006年「ブラック・スネーク モーン」「ペネロピ」◇ 2008年「スピード・レーサー」 JAMES MCAVOY  ジェームズ・マカヴォイ 誕生日 1979/1/1  出身 英スコットランド 7才の時に両親が離婚し、祖父母のもとで育つ。 ロイヤル・スコティッシュ・アカデミーで演技を学び、 卒業後、16才の時、95年「THE NEAR ROOM」で映画デビュー。 2001年のテレビ・ミニ・シリーズ「バンド・オブ・ブラザース」や 2003年のテレビ・シリーズ「デューン/砂の惑星U」に出演し、人気を得る。 2005年「ダンシング・インサイド/明日を生きる」で ロンドン映画批評家協会賞主演男優賞にノミネート。 2006年「ラストキング・オブ・スコットランド」で 英国アカデミー賞、ヨーロッパ映画賞主演男優賞にノミネートされる。 活躍度 △↑ 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 2004年「ウィンブルドン」◆ 2005年「ナルニア国物語 第一章 ライオンと魔女」◆ 2006年「ラストキング・オブ・スコットランド」◇「ペネロピ」◆ 2007年「つぐない」◇ 2008年「ウォンテッド」◇ その他の出演者: Peter Dinklage ... Lemon Reese Witherspoon ... Annie Simon Woods ... Edward Vanderman Nick Prideaux ... Penelope's Great Grandfather Michael Feast ... Jake / Witch Ronni Ancona ... Wanda Paul Herbert ... Leonard Wilhern Simon Chandler ... Doctor Andi-Marie Townsend ... Young Penelope John Voce ... Station Cop Burn Gorman ... Larry Andrew Bailey ... Floorman in Card Club User Rating:7.2/10 ( 11,494 votes)       8.6/10 ( 730 votes)Yahoo! オトーサン、 「高いなぁ」 みんな豚娘に同情してしまうからでしょうね。 User Comments BFitzhomeyさん United States 2007年3月24日 素敵で新鮮なお伽話、 10代だけでなく大人にも向いている。 昨年、映画館で見た。 ここに投稿するまでに、しばらく時間がかかった。 この映画、大好き!!! 素敵な物語で、現代に通用させたい素敵なメッセージがある。 10代向けに作られたのだろうが、 36歳の私も充分楽しめた。 クリスティーナ・リッチが、最高の演技をしている。 「ブラック・スネーク モーン」と同じ位良い。 でも、それとは違う役だが。 ジェームズ・マカヴォイは、魅力的だった。 キャサリン・オハラ、リース・ウィザースプーン、 そして、ピーター・ディンクラージは素敵なサプライズだった。 出てくるシーンは、みんな愉快だった。 全体として、とても楽しめた。 筋書きが読めるけれども、ハッピーエンドがいい。 オトーサン、 「このひと、クリスチーナ・リッチのフアン?」 Cogitoさん 2008年3月31日 ペネロペでもペネロープでもなく、ペネロピ 正直、期待してなかったんだな。 呪いをかけられて豚の鼻に生まれた女の子、 愛する人と巡り合えば呪いは解ける・・・。 童話で定番のようにありふれた話、現代に置き換えてはいるが。 7年間見合いに失敗し続け(そんな話って日本じゃ現実によくあるよな) 逆美女と野獣のような顔のあわせ方は、ムリがなくっていい。 クリスチーナ・リッチも化けたねぇ。 いや豚にって意味じゃなく、ちゃんと女優に成長したってことさ。 だって、絶対アダムス・ファミリーで終わると思ったもんな。 意外にいろいろ展開して、日本で言えば安達祐美… いや、あれは女優としてはさほどうまくいってないな、 田畑智子か、あれもお引越しだけで終わると思ったら、 最近は中々欠かせない女優になっちゃったもんな。 アメリカ版田畑智子と呼びましょうか。 ただねぇ…田邉拓郎っての? 字幕、ヘタくそなんだな。 例えば、"pirate"って言ってて、 それはアイパッチとあわせてのギャグなんだが、 なぜか字幕は"船長さん"… 意味わかんねぇじゃん、それじゃ。 80点。


アクシデンタル・スパイ

オトーサン、 「またか」 成龍映画、実に数多くあります。 これもそのひとつ。 ぶつぶつ言いながら、結局、見てしまいました。 原題:Dak miu mai shing (2001) 監督:Teddy Chan 脚本:Rod Dean/ Ivy Ho Genre:Action / Comedy / Thriller Rated PG-13 for strong action violence, some drug content and nudity. Country:Hong Kong Language:Cantonese / Mandarin / English / Korean / French / Turkish 上映時間:108分 あらすじ: バックは香港の健康器具セールスマン。 銀行強盗から現金を奪い返したので、有名に。 私立探偵リウが現われ、誕生の秘密が韓国にあると言い残して消える。 韓国に飛んだバックを待っていたのは、瀕死の父親だった。 遺言を信じて、新聞記者カルメンとともにイスタンブールへ飛ぶ。 彼の前に現われたのは美少女ヨンと、 細菌兵器を要求する謎の男ゼンだった。 出演者: Jackie Chan ... Buck Yuen(バック) Eric Tsang ... Many Liu(リウ) Vivian Hsu ... Yong(ヨン) Min Kim ... Carmen Wong(カルメン) Hsing-kuo Wu ... Lee Sang-Zen(ゼン) オトーサン、 「ジャッキーは、いつも同じだなぁ」 この映画の収穫は、美少女ビビアン・スー。 "風とともに去りぬ"のビビアン・リーさながら。 気性は、彼女よりいいのでは? JACKIE CHAN ジャッキー・チェン 誕生日 1954/4/7  出身 香港九龍 7歳の時、仕事の関係でオーストラリアへ渡った両親から離れ、 一人香港に残り、北京戯劇学院で寄宿生活を送る。 在学中に陳元龍の芸名で映画のスタントマンやアクション指導、 俳優の仕事を始めるが、進展なく、一度は映画界を断念。 一時、オーストラリアに移住。 しかし、ウィリー・チャンの誘いで76年、中国語芸名を成龍に改め再出発を図ると、 76年「スネーキーモンキー 蛇拳」78年「ドランク・モンキー酔拳」が大ヒットし、 ブルース・リー亡き後の香港アクション・スターのトップになった。 80年「バトルクリーク・ブロー」でハリウッド映画進出。 活躍度 ○→ 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆☆☆☆ コメディ  ☆☆☆☆☆★ 出演作 1962年「大小黄天覇」 1971年「ジャッキー・チェンのファイティング・モンキー/昇竜拳」 1972年「アンジェラ・マカオの女活殺拳」 1973年「ジャッキー・チェンのヤング・タイガー」 1974年「ジャッキー・チェンの鉄指拳」「燃えよジャッキー拳」      「金瓶梅」 1975年「ジャッキー・チェンの飛龍拳」 1976年「新ドラゴン怒りの鉄拳」      「ジミー・ウォング&ジャッキー・チェン/キラー・ドラゴン流星拳」      「スネーキー・モンキー蛇拳」「レッド・ドラゴン」 1977年「ジャッキー・チェンの少林寺木人拳」「成龍拳」 1978年「蛇鶴八拳」「ジャッキー・チェンの拳精」      「ドランクモンキー/酔拳」      「ジャッキー・チェンの燃えよ!飛龍神拳」      「ジャッキー・チェンの龍拳」      「ヤング・ボディガード/神拳」      「ジャッキー・チェンの鉄指拳」 1979年「クレージー・モンキー笑拳」      「ドランクマスター/酒仙拳」 1980年「ヤング・マスター/師弟出馬」      「バトルクリーク・ブロー」 1981年「キャノンボール」 1982年「ドラゴン特攻隊」      「ジャッキー・チェンの醒拳」「ドラゴンロード」 1983年「キャノンボール2」 1984年「五福星」「プロジェクトA」「スパルタンX」 1985年「七福星」「大福星」「ファースト・ミッション」      「プロテクター」「ポリス・ストーリー/香港国際警察」 1986年「サンダーアーム龍兄虎弟」      「クラッシュ・エンジェルス/失われたダイヤモンド」 1987年「プロジェクトA2」 1988年「サイクロンZ」「ポリスストーリー2 九龍の眼」 1989年「奇蹟 ミラクル」 1990年「ストロンゲスト」「プロジェクト・イーグル」 1991年「炎の大捜査線」 1992年「ツイン・ドラゴン」「ポリス・ストーリー3」 1993年「シティーハンター」「プロジェクトS」      「新ポリス・ストーリー」 1994年「酔拳2」 1995年「デッドヒート」「レッド・ブロンクス」 1996年「ファイナル・プロジェクト」 1997年「ナイスガイ」◇ 1998年「ラッシュアワー」◇「アラン・スミシー・フィルム」      「ドラゴン 栄光への軌跡」 1999年「フー・アム・アイ」◇「ゴージャス」△「喜劇王」△      「ジェネックス・コップ」△ 2000年「シャンハイ・ヌーン」◇ 2001年「ラッシュアワー2」◇「アクシデンタル・スパイ」◇ 2002年「タキシード」◇ 2003年「シャンハイ・ナイト」◇「ツインズ・エフェクト」◆      「メダリオン」◇ 2004年「80デイズ」◇「香港国際警察 NEW POLICE STORY」◇      「花都大戦 ツインズ・エフェクトU」◆      「エンター・ザ・フェニックス」 2005年「THE MYTH 神話」◇ 2007年「ラッシュアワー3」◇ 2008年「ドラゴン・キングダム」◇ 2009年「新宿インシデント」◇ VIVIAN HSU  ビビアン・スー 誕生日 1975/3/19 出身 台湾 15歳の時に地元のテレビ局主催の芸能美少女コンテストで グランプリに輝き、芸能界入り。 3人組のアイドル・グループ「少女隊」として2枚のアルバムをリリース。 その後、ソロとして活躍。 映画デビューは94年「笑林小子」。 日本でもCMやブラック・ビスケッツのボーカルとしても知られている。 活躍度 △↑ 演技幅 個性 演技力 ☆☆★★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1993年「ビビアン・スーの恋しくて」 1996年「ビビアン・スーのロマンシング・ドラゴン」      「パイレーツの逆襲」 1997年「殺し屋嘘つき娘 SHOOT,MY DARLIN」 1998年「君を見つけた25時」 2001年「アクシデンタル・スパイ」 2005年「靴に恋する人魚」 その他の出演者: Alfred Cheung ... Cheung the Lawyer Anthony Rene Jones ... Philip Ashley Glory Simon ... TCN Field Reporter Bradley James Allan ... Lee's Bodyguard Tat-Ming Cheung ... Tsui Gordon Alexander ... Hitman Didem Erol ... Girlfriend of Mafia Boss Lillian Ho ... Candice Paulyn Sun ... Looking at Gym Instruments User Rating:5.7/10 ( 3,376 votes)       5.6/10 ( 276 votes)Yahoo! オトーサン、 「ま、こんなものかも」 せっかくトルコが舞台なのに、気のぬけたロケでした。 User Comments DragonRyderさん Denmark 2008年2月11日 この映画のデンマーク版には、がっかり。 前評判はよかった。 見たくてしようがなかった。 チェンのゆるい感じのユーモアやすごいファイト・スタイルが好きだからだ。 だが、この映画、見ていくにつれ、フラストレーションが溜まっていく。 ジェット機に乗った奴、パラシュート降下の奴はどこに消えたのだ? てんてんばらばらの動きをする奴らをみていると、苦痛がいや増していく。 ストーリーも、ばらばらだ。 ダビングが下手なのか、それともデンマーク版がカットされているためか。 ストーリーは、理解し難い。 ジャッキーには、いい映画がある。 見応えのあるシーンがいくつもある。 だが、この映画には、そうした良さがない。 デンマーク版のストーリーは、普通のIQのひとには理解し難い。 特殊効果も平均以下。 要するに、このデンマーク版は、がっかりだ。 熱狂的なジャッキー・チェンのフアン以外には、おすすめできない。 10点満点で4点。 オトーサン、 「捨てる神あれば、拾う神あり」 服部弘太郎さん 2001年10月25日 ジャッキー・チェンが香港・韓国・トルコで活躍するスパイ映画風コメディ。 香辛料市場での追っかけだけでも観る価値あり。 ジャッキー・チェン主演のアクション・コメディ映画。 韓国の大物スパイだったという見ず知らずの老人に、 莫大な遺産の相続人として指定された主人公バック。 だが間もなく死んだ老人は、表向きの財産をあらかた福祉施設に寄付してしまい、 彼の手元にはわずかな現金が残るのみ。 死の直前につぶやいた老人の謎めいた言葉を手がかりに、 バックはトルコの銀行にある隠し金庫を発見。 だがそんな彼を、謎の男たちが襲う。 狙いは金ではないらしい。 「例のものを出せ!」と言われても、 バックには何のことだかさっぱりわからない。 彼は知らず知らずのうちに、 細菌兵器を巡って繰り広げられる武器商人とCIAの諜報戦に巻き込まれていたのだった。 細菌兵器の奪い合いというスパイ映画風の主題を持ってきているが、 映画の中には本物のスパイらしき人物がほとんど出てこないので 何やら羊頭狗肉な感じがしないでもない。 物語の一部は構成を『北北西に進路を取れ』から借りているようだが、 諜報戦の素人がなぜか国際的な陰謀に巻き込まれるというスリルはまったく味わえない。 この映画が弱々しいのは、主人公にいつでも逃げられる道筋を用意しているからだろう。 バックはトルコで現金を手に入れた後、なぜすぐに香港に戻らなかったのか。 彼は老人が残した負の遺産まで背負い込むことはないのだ。 この映画は彼が逃げ出さない理由を、彼自身の好奇心と冒険心、 それに悪の組織に捕らわれている若い女に対する恋慕などで説明しようとしている。 でもこれは理由付けとしては弱すぎると思う。 ずぶの素人である主人公を諜報戦のど真ん中に取り残すには、 誰もが納得できるだけの「逃げるに逃げられなくなる理由」を考えなければならないし、 彼が逃げる時にはすべての問題が解決しなければならない。 それが娯楽映画のルールってものではないのか。 でもこの映画は、そのルールを無神経にも破ってしまった。 これには納得できない。 監督は『ダウン・タウン・シャドー』のテディ・チャン。 脚本は『ゴージャス』のアイヴィー・ホー。 韓国の女優キム・ミンがCIAのエージェント役で出演し、 日本でもお馴染みのビビアン・スーが薄幸の若い女を演じている。 でもこの映画、ジャッキー以外は全員がゲスト出演であるかのように影が薄い。 ドラマ部分には大きな欠点を持つこの映画だが、 まったく楽しめないかというとそんなことはない。 むしろ『ラッシュアワー』シリーズなど最近の作品ではくすぶっていたアクションの切れが、 この作品では見事に復活している部分が散見される。 その筆頭はジャッキーがトルコの浴場で暴漢たちに襲われ、素っ裸で逃げ出すシーンだろう。 このシーンはここ5年くらいのジャッキー映画の中で、一番ハラハラドキドキし、 しかも大笑いできる名場面だと思う。 主人公が危険な目に遭えば遭うほど、 ギャグが冴え渡るという往年のジャッキー映画の黄金律がここにはある。 ジャッキー・チェンは、生身の肉体で宮崎アニメのアクションが再現できる人だ。


ザ・バンク 堕ちた巨像

オトーサン、 「おすぎさん、ほめてるなぁ」 Yahoo!のスコアが、5.8/10と低いので、 見る気はなかったのですが...みてよかった。 「銀行って、こんなにヒドイのか」 リーマンの破綻で苦しむひとは必見の映画です。 原題:The International (2009) 監督:Tom Tykwer 脚本:Eric Singer Genre:Crime / Thriller Rated R for some sequences of violence and language. Country:USA / Germany / UK Language:English 上映時間:118分 あらすじ: サリンジャーは、インターポールの捜査官で、 ニューヨーク検事局のエレノアと協力をえて、IBBCの捜査を続けていた。 この銀行は、資金洗浄だけでなく、核爆弾の提供までやっているのだ。 社長のスカルセンに面会するが、相手にされない。 それどころか、上層部から捜査中心の指令が下りてくる始末だった。 内部告発者も検事局員も殺され、しかも、その証拠はまったくない。 証言を得ようとミラノで面会した次期イタリア首相候補ガンビーニも、 直後に暗殺されてしまう。 狙撃者をつきとめれば、背後にいるIBBCを告発できる そう考えた2人は、狙撃者の行方を追うのだが... 出演者: Clive Owen ... Louis Salinger(サリンジャー) Naomi Watts ... Eleanor Whitman(エレノア) Ulrich Thomsen ... Jonas Skarssen(スカルセン) Luca Barbareschi ... Umberto Calvini(ガンビーニ) Brian F. O'Byrne ... The Consultant(コンサルタント) Armin Mueller-Stahl ... Wilhelm Wexler(ウェクスラー) Haluk Bilginer ... Ahmet Sunay(スナイ) オトーサン、 「熱演しているなぁ」 巨悪と戦うのですから、当然ですが、 そのすさんだ顔つきが印象に残りました。 脇役陣の演技がよく、飽きさせません。 CLIVE OWEN  クライヴ・オーウェン 誕生日 1964/10/3 出身 英コヴェントリー・ワーウィックスシャー 84年から87年まで英国王立演劇アカデミーに在籍、 その後、ヤング・ヴィク・シアターに。 88年「ブルーム」で映画デビュー。 2002年「ボーン・アイデンティティー」でハリウッド映画に進出。 2004年「クローサー」の医師役でゴールデングローブ賞助演男優賞受賞。 アカデミー賞助演男優賞にもノミネートされる。 活躍度 ○↑ 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1988年「ブルーム」 1991年「クローズ・マイ・アイズ」 1997年「ベント/堕ちた饗宴」「ルール・オブ・デス/カジノの死角」 2000年「グリーンフィンガーズ」◇ 2001年「ゴスフォード・パーク」◆ 2002年「ボーン・アイデンティティー」◆ 2003年「すべては愛のために」◇「キング・アーサー」◇ 2004年「クローサー」◇ 2005年「シン・シティ」◇「すべてはその朝始まった」◇ 2006年「インサイド・マン」◇「トゥモロー・ワールド」◇「ピンクパンサー」 2007年「エリザベス:ゴールデン・エイジ」◆「シューテム・アップ」◇ 2008年「デュプリシティ/スパイは、スパイに嘘をつく」◇ 2009年「ザ・バンク 堕ちた巨像」◇ その他の出演者: Michel Voletti ... Viktor Haas Patrick Baladi ... Martin White Jay Villiers ... Francis Ehames Fabrice Scott ... Nicholai Yeshinski Alessandro Fabrizi ... Inspector Alberto Cerutti Felix Solis ... Detective Iggy Ornelas Jack McGee ... Detective Bernie Ward Nilaja Sun ... Detective Gloria Hubbard User Rating:6.9/10 ( 5,402 votes)       5.8/10 ( 26 votes)Yahoo! オトーサン、 「Yahoo! が低いなぁ」 社会派スリラーは、今時、人気ないのでしょうか。 User Comments: tjm225さん United States 2009年2月15日 映画評論家が褒めたのよりも、いい映画だ。 この映画、弟に見るように薦められた。 他の映画をみるつもりだったが、 彼がやってきたので、言うなりにした。 見て驚いた。 大好きな映画だと分かった。 そう、脚本はもう少しよくなるだろう。 だが、監督も演技も実によかった。 助演陣がいい。 主役は、インターポールの捜査官サリンジャーだが、 彼を支えるNY市警の2人の刑事までもがいい。 特によかったのは、 ストーリーが言葉でなく、映像で進むのがいい。 大人向けの「ボーン・アイデンティティー」に似ている。 手持ちカメラを振り回すこともない。 スムースに映像が流れていく。 ヒッチコックの初期の作品のようだ。 エンド・クレジットも、映画の陰気な大団円を効果的にしている。 手短にいえば、この2月の憂鬱を緩和せせる娯楽作だ。 オトーサン、 「映画瓦版は高く評価しているぞ」 服部弘太郎さん 2009年3月13日 資本主義の暴走が生み出した銀行というモンスター。 金融業界の裏側を暴く社会派スリラー。 国際的なメガバンクIBBCの違法行為を捜査するため ベルリンを訪れていたNY検事局の調査員が、 共同捜査中のインターポール捜査官ルイ・サリンジャーの目の前で殺される。 近日中に大口の武器取引を控えているIBBCは、 自分たちの目の前にある障害物をなりふり構わず排除しようとしているのだ。 だがその証拠はどこにもない。 口封じのため世界各地で行われている殺人は、 これまでもすべて事故として処理されているのだ。 NY検事局の検事補エレノア・ホイットマンは、 サリンジャーと共に同僚を手にかけた殺し屋を追う。 そこを突破口にして、IBBC中枢の腐敗に切り込む作戦だ。 NYで殺し屋を追い詰めたサリンジャーだったが、 そこには殺し屋を口封じするためIBBCが雇った別動隊が迫っていた……。 金融機関の犯罪という本来なら地味な素材を、 殺し屋部隊と刑事たちが大銃撃戦を繰り広げる アクション・エンタテインメントに仕立てた社会派スリラー映画。 お金や情報のやり取りという絵になりにくそうな素材を、 武器の秘密売買や暗殺といういかにもきな臭い素材と結びつけたのがアイデア賞。 しかしこれは荒唐無稽な絵空事というわけではなく、 劇中に登場する銀行には、世界各地の独裁者やテロリストたちに資金を融通していた BCCIというモデルがある。 BCCIは1991年に経営破綻したが、 大手の金融機関が寄ってたかってインチキまがいの商売をしていたことは 昨年からの金融パニックが立証しているとも言える。 大手金融機関を誰も信用しなくなった今は、 この映画の内容が一層の真実みを持つ時代なのかもしれない。 主演のクライヴ・オーウェンは少々野暮ったい部分もあるが、 現場刑事上がりの熱血捜査官サリンジャーを好演。 様々な圧力に屈することなく、組織の中にありながら孤高の一匹狼として 巨悪に挑み続ける剛直でかたくななサリンジャー。 それに対して、ナオミ・ワッツ扮するNY検事局の検事補エレノアは、 家庭人としての顔も持つ柔らかなキャラクターだ。 映画を観ている人間の多くは、サリンジャーよりむしろエレノアに共感を持つだろう。 彼女はサリンジャーが踏み込もうとしているメガバンク犯罪の闇の世界と、 一般人が属している表の世界の接点にいる人間だ。 物語を動かしていく主役はサリンジャーだが、 この物語がエンタテインメント作品として成立しているのは エレノアの存在あればこそだろう。 社会悪に迫ろうとする意欲作だが、理屈っぽくて小難しい映画ではない。 NYの観光名所グッゲンハイム美術館での大銃撃戦など、 アクション映画としての見どころも多い。 クライマックスはオーソン・ウェルズの映画『黒い罠』(1958)を連想させるのだが、 トム・ティクヴァ監督も当然それは意識しているだろう。 そういえば法の枠を超えて不正を追及しようとする刑事という設定も、 『黒い罠』に通じるものがあるかもしれない。 オトーサン、 「BCCI事件がモデル?」 (参考)  1991年にはマネーロンダリングに染まったルクセンブルク籍のアラブ系銀行  バンク・オブ・クレジット・アンド・コマース・インターナショナル(BCCI)が  東京市場がクローズした後で当局から資産凍結処分を受け、  一部邦銀が本来なら受け取れるはずだった資金を受け取れなくなった事件です。  通常為替取引においてはスポット日(取引日の2営業日後)に決済をします。  そこで、BCCIと「ドル買い円売り」取引を行っていた銀行は  資金決済日にアメリカよりも時間が早い日本でBCCIの円の口座に円を振り込みました。  通常なら約12時間後(東京時間の深夜)にはBCCIから  ドルが円を送金した銀行の口座宛てに振り込まれ双方の決済が終了するはずでした。  しかし、その12時間の間にBCCIの口座が破綻による資産凍結処分によって  送金不可能となってしまったために、  日本円をBCCIに送った銀行は資金を受け取れなくなり、  大きな損害を被ることになりました。  この場合、幸いシステミックリスクには陥りませんでしたが、  金融機関に迅速で確実な決済がいかに重要であるかの良い教訓となりました。  BCCI以前にも1974年にドイツのヘルシュタット銀行が破綻した際に  「ドル買いマルク売り」取引を同行と行っていた金融機関が  同じように時差で資金が受け取れなくなったことがありました。  このように時差による決済不履行リスクのことを  この事件から名前を取って「ヘルシュタット・リスク」と呼ぶようになりました。


ハーフェズ ペルシャの詩(うた)

オトーサン、 「おお、テレビでやってる!」 見たかった映画だけに、喜びもひとしおです。 漢検準1級でおなじみの麻生久美子さんが、薄倖の女性を演じています。 イラン映画に日本女優が出るなんて、稀有じゃないですか。 イランは、トルコと同じく親日家が多いのでしょうか? もっとも、日本人のほうは、在日イラン人 に対して、いい印象を抱いていないようですが... 原題:Hafez (2007) 監督:Abolfazl Jalili Genre:Drama / Romance Country:Iran / Japan Language:Persian 上映時間:98分 あらすじ: シャムセディンは、“ハーフェズ”と呼ばれるようになる。 コーランを暗唱できる者だけに与えられる称号を受けたからだ。 モフティ大師の娘ナバートにコーランを教える役を任される。 ナバートは外国育ちのため、コーランの知識が少ない。 コーランや詩を詠み合ううちに、2人は、恋に落ちる。 だが、ハーフェズは聖職者として禁じられている詩を詠み、 その罪で“ハーフェズ”の称号を奪われるだけでなく、 ムチ打ちの刑を受け、さらに住居も失う。 ナバートは別の男と結婚させられ、病の床に。 引き離された2人は、再会できるのだろうか... 出演者: Mehdi Negahban ... Shamsadin(シャムセディン) 麻生久美子 ... Nabat(ナバート) Mehdi Morady ... Hafez(ハーフェズ) オトーサン、 「メヒディ・ネガーバン、美男子だね。 それにしても、コーランを暗唱できるなんて、スゴイですね。 語りによって民族文化を伝承する伝統が残っているのでしょうね。 麻生久美子さん、切なさがよく出ていました。 その他の出演者: Hamide Hedayati ... モフティ大師 Abdollah Shamasi ... ジョルジャニ Mikaeel Shahrestani ... 祈祷師 User Rating:6.5/10 ( 34 votes) 6.5/10 ( 78 votes)Yahoo! オトーサン、 「ま、こんなものかも」 それにしても、IMdbで34 votesとは寂しいですね。 アメリカは、イランと戦争までしかねない状況ですから、 この映画をみて、異文化理解を深めてほしいものです。 User Comments: iyayo7さん 2009年2月26日 麻生久美子出演のイラン映画 麻生久美子はイラン人の役で、チベット帰りの老師の娘という設定。 彼女にコーランを教える聖職者の家庭教師との叶わぬ恋が描かれる。 家庭教師といっても壁越しだから、姿形は見えず声だけ。 台詞が極端に少なく、文化も大きく異なるため理解しにくい面はあるが、 大体はわかる。 殺伐とした風景と切ない恋が妙にマッチしている。 オトーサン、 「もう一方、どうぞ」 mchyc222さん 2008年9月4日 まるっきり異文化 まずその時の箇条書きをそのまま。 ・祈りへの恍惚感 ・若者の祈りへの反乱 ・火のカット ・現代と古代の温度さ なんじゃこりゃって感じですが、 土地柄、国柄、祈る事が全編にペタリと張り付いていて、 逆に祈ってる自分に酔ってるというか、 女の子が鏡を何回もチェックするのと同じ要領で祈りを捧げてるよう思えた。 そんな中で、許されない人を好きになる狂気に気付いた彼の炎を、 祈りの文化が真っ向から、そして慌てふためきながら、もみ消そうとしていく。 鞭打ちの刑から始まって、母親をお墓に入れることは許さないとかまで、 そりゃあもう必死で。手を変え品を変えと。 その中で麻生久美子だけが異次元で生きているよう、 好きでもない人と結婚させられれば自分の精神世界に閉じこもり、 常に心は思いの彼へ〜状態で反抗している。 結果、この2人の若者の反抗が、師や麻生さんの旦那さんから、 村だったり、信仰に生きる者全体までを巻き込んで、 信仰や慣習心に疑問を植え付けてるように私には見えた。 印象的だったのは火のカット。 3回くらい何かを燃すシーンがある。 それが私には、母親をお墓に入れてあげられない罪悪感であったり、 生まれたときから当たり前にそこに在る信仰への反乱の烽火であったり、 2人の思いの炎なりの象徴に見えて、 語らずもがな大事なシーンだったのではないかと深読みしている。 そんなお国柄なので、当然色っぽいシーンはない。 プラス検閲が入っているのではないだろうか。 話が飛びまくる。 …ここは推測でよろしくって部分が多すぎることも事実。 ラブストーリーだろうに、やたら難しい。 でも新鮮で嫌いにはなれない面白さがあった。 オトーサン、 「麻生久美子さん、なんでイラン映画に出たんだろう?」 ○麻生久美子 単独インタビュー(抜粋) Q:初の海外進出作品にこの映画を選ばれた理由について教えてください。  ジャリリ監督に初めてお会いしたのは7、8年前ですが、  いたずらっ子のような目をしていて、  印象はずっと変わらず“永遠の少年”という感じの方ですね。  やはりその監督のラブコールに応えたかったというのもあります。  でも、海外からの映画のオファーなんてそんなにはないですからね(笑)。  ありがたく受けさせていただいたという感じです。 Q:本作で描かれている、お互いに見つめ合うこともなく  恋に落ちる恋愛についてどのように思われますか?  わたしの方は一度相手があいさつに来たときに見ているんですよね。  わたしが演じるナバートはずっと海外で暮らしていたので、  それほど宗教の規則の厳しさというものを実際にはわかっていなくて。  だから好奇心旺盛過ぎて、いろいろと聞いてはいけないことを聞いてしまうんです。  多分彼女は彼を一目見た瞬間に一目ぼれをしたのだと思うんです。  こういう恋も新鮮でいいですよね。  このような設定の映画は、日本ではまず作られることがないと思います。  なので、本当に一生に一度の素晴らしい経験だと思って感謝して演じました。 Q:楽しかったことについて聞かせてください。  ジャリリ監督の奥さんが現場に手料理を持って来てくれたことです。  「違うご飯が来た!」と思って、もうとてもうれしかったです!   あれには本当に興奮しました。  やはり食べ物の威力はすごいですよ。  何て表現したらいいのかわからないんですが、1人分ずつ分かれていて、  何かこう、野菜もあればお肉もあって、  割とスパイシーでエスニックな感じのおいしいものが  たくさん出てきてとてもうれしかったです(笑)。


映画の採点簿

ハーフェズ ペルシャの詩(うた)****
ザ・バンク 堕ちた巨像****
アクシデンタル・スパイ****
ペネロピ****
完全犯罪****
新ラブ・バッグ/ハービー絶体絶命!****
あなたに恋のリフレイン****
ツォツィ*****
レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―*****
ある公爵夫人の生涯****
あなたにも書ける恋愛小説****
フロスト×ニクソン*****
プリティ・イン・ニューヨーク****
愛ここにありて***
マーズ・アタック!*****
デュエリスト***
CASSHERN***
トラブル・マリッジ カレと私とデュプリーの場合****
スラムドッグ$ミリオネア*****
恐怖の人喰い魚群***
難波金融伝 ミナミの帝王 スペシャルVer.50 金貸しの掟****
おっぱいバレー****
グラン・トリノ*****
バーン・アフター・リーディング****
名探偵コナン 戦慄の楽譜(フルスコア)****
キトキト!****
ルーキー****
マスク2****
少林少女***
グレート・ストリーム****
ラストボーダー****
鉄仮面*****
釣りバカ日誌12 史上最大の有給休暇****
劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE***
バリスティック****
秘密のかけら****
縛り首の木*****
キス・オブ・ザ・ドラゴン****
イワン雷帝*****
スティル・クレイジー****
ゲーム・プラン****
ウォーロード 男たちの誓い****
恋愛上手になるために****
Laundry ランドリー****
天使と悪魔*****
戦国自衛隊1549***
エネミー・オブ・アメリカ*****
バイブス・秘宝の謎****
レオン*****
レッド・ブロンクス****
バンド・ワゴン*****
マックスQ/スペースシャトルを救え!****
キャプテン・ウルフ****
50回目のファースト・キス****
消されたヘッドライン*****
スター・トレック*****
ラスト・ブラッド****
3人のエンジェル****
ネゴシエーター****
夫たち、妻たち****
パニッシャー****
怒りの街ニューヨーク****
重力ピエロ*****
シルミド****
ヒズ・ガール・フライデー*****
ハゲタカ****
レネゲイズ****
ハイ・フィデリティ****
無ケーカクの命中男/ノックトアップ****
逃亡地帯****
ターミネーター4****
愛の勝利****
40歳の童貞男*****
寝取られ男のラブ♂バカンス****
レスラー*****
真夏のオリオン****
絶叫屋敷へいらっしゃい!****
ボイスレター****
あなたが寝てる間に…*****
恋人たちの食卓****
愛を読むひと*****
トランスフォーマー リベンジ****
から騒ぎ****
ガタカ****
それでも恋するバルセロナ****
ママの遺したラヴソング****
劔岳 点の記****
フォー・ウェディング*****
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破****
ディア・ドクター*****
招かれざる客*****
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序****
2番目のキス****
老人と海*****
ダーウィン・アワード****
マイ・ファースト・ミスター****
イントゥ・ザ・ブルー****
ザ・ディープ****
すみれは、ブルー****
ドミノ・ターゲット****
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