オトーサンの2010年その2

ほのぼの映画批評

前口上

ハリウッド映画が衰退しています。
CGに頼りすぎて、人間が描かれていません。
投下資本効率を考えすぎて、企画が貧しくなっています。
究極的には、アメリカの衰退を反映しているのでしょう。
しかし...物は考えよう。
映画産業の勃興は、あの1929年の大恐慌からでした。
ひとびとは、映画に救いや気晴らしを求めたのです。
この大不況で、映画がどう変わるか、注目しましょう。

映画の採点簿へ 目次

3661 奥様は魔女(DVD 1942) 3660 ハネムーン・イン・ベガス(TV 1992) 3659 キャノンズ (TV 1990) 3658 庭から昇ったロケット雲(TV 2006) 3657 フォーカス(TV 2001)
3656 インセプション(2010) 3655 トイ・ストーリー2 (TV 1999) 3654 ジャッカルの日(TV 1973) 3653 タルサ(DVD 1949) 3652 マッド・ラブ(TV 1995)
3651 マンモス(TV 2006) 3650 グロムバーグ家の人々(DVD 2003) 3649 トイ・ストーリー3(2010) 3648 マイ・シネマトグラファー(DVD 2004) 3647 リバウンド(TV 2005)
3646 雨上がりの駅で(DVD 1996) 3645 ザ・キーパー[監禁](TV 2004) 3644 サスペリア・テルザ 最後の魔女(DVD 2007) 3643 必死剣 鳥刺し(2010) 3642 クラッシュ・ダイブ II(TV 1999) 3641 ディープ・ライジング コンクエスト(TV 2002)
3640 アメリカン・ラプソディ(TV 2001) 3639 センター・オブ・ジ・アース(TV 2008) 3638 トゥルー・ロマンス(DVD 1993) 3637 D.O.A./死へのカウントダウン(DVD 1988)
3636 スティーブ・マーティンの 四つ数えろ(DVD 1982) 3635 ワンダー・ボーイズ(TV 2000) 3634 ようこそ☆おちこぼれカレッジ(TV 2006) 3633 GOAL!2(TV 2007) 3632 ブルースが聞こえる(DVD 1988)
3631 ゾルタン★星人(TV 2000) 3630 クライシス・オブ・アメリカ(TV 2004) 3629 メジャーリーグ3(TV 1998) 3628 ゲーム(TV 1997) 3627 鬼平犯科帳(TV 1995)
3626 GO!GO!ガジェット(TV 1999) 3625 サウンド・オブ・カラー 地下鉄の恋(TV 2003) 3624 羊たちの沈黙(DVD 1991) 3623 名探偵再登場(DVD 1978) 3622 刑事コロンボ/悪の温室(DVD 1972)
3621 リアル鬼ごっこ(TV 2007) 3620 コーマ(TV 1978) 3619 シュワルツェネッガー/レッドブル(TV 1988) 3618 フリーマネー(TV 1998) 3617 沈黙の追撃(TV 2005)
3616 家族の条件(TV 1993) 3615 メジャーリーグ2(TV 1994) 3614 陰日向に咲く(TV 2008) 3613 プレッシャー/壊れた男(TV 1997) 3612 ブラック・ドッグ(TV 1998)
3611 最高のルームメイト(DVD 1995) 3610 奪還 DAKKAN アルカトラズ(TV 2002) 3609 失われた世界(DVD 2001) 3608 西遊記 リローデッド(TV 2005) 3607 NEXT -ネクスト-(DVD 2007)
3606 ソーラー・ストライク(TV 2006) 3605 夜逃げ屋本舗2(TV 1993) 3604 フィリップ、きみを愛してる! (2009) 3603 コード:アンノウン(DVD 2000) 3602 桃色 Colour Blossoms(TV 2004)
3601 夢のチョコレート工場(TV 1971) 3600 Rain レイン(DVD 2002) 3599 夏時間の庭(DVD 2008) 3598 ファンタスティック・フォー [超能力ユニット](2005) 3597 パリより愛をこめて(2010)
3596 グリーン・ゾーン(2010) 3595 トリック 劇場版2(TV 2006) 3594 合衆国最後の日(DVD 1977) 3593 タイタンの戦い(2010) 3592 追いつめられて(DVD 1987)
3591 アーサーとミニモイの不思議な国(TV 2006) 3590 ある夏の日(DVD 2000) 3589 レディ・バニッシュ/暗号を歌う女(DVD 1979) 3588 ジグソーマン(DVD 1983) 3587 ルイジアナ・スカイ(DVD 2001)
3586 ディーラーズ(DVD 1989) 3585 オフサイド7(TV 1979) 3584 アナライズ・ユー(TV 2002) 3583 カリブの熱い夜(DVD 1984) 3582 死の標的(TV 1990)
3581 天使とデート(TV 1987) 3580 17歳の肖像(2009) 3579 炎の戦線 エル・アラメイン (TV 2002) 3578 ナイトホークス(TV 1981) 3577 超劇場版ケロロ軍曹3 ケロロ対ケロロ 天空大決戦であります!(DVD 2008)
3576 情無用の町(DVD 1948) 3575 カジュアリティーズ(TV 1989) 3574 ジュリー&ジュリア(2009) 3573 シャーロット・グレイ(TV 2001) 3572 アリス・イン・ワンダーランド(2010)
3571 800万の死にざま(TV 1986) 3570 こわれゆく世界の中で(DVD 2006) 3569 ハリウッド・ミューズ (TV 1999) 3568 恋する日曜日 私。恋した(DVD 2007) 3567 シャッター アイランド(2010)
3566 追いつめられて…(DVD 1959) 3565 ダウニング街の陰謀(DVD 1985) 3564 第9地区(2009) 3563 ジェット・ローラー・コースター(TV 1977) 3562 恋のおかたづけしましョ!(DVD 2002)


奥様は魔女

オトーサン、 「おお、これオリジナル版なんだ」 2005年版のリメイクは、ニコール・キッドマンが魔女役。 でも、違うんだなぁ、イメージが。 原題:I Married a Witch (1942) 監督:Rene Clair 原作:Thorne Smith /Norman Matson 脚本:Robert Pirosh/Marc Connelly /Rene Clair/Andre Rigaud /Dalton Trumbo Genre:Genre:Comedy / Fantasy / Horror/ Romance Black and White 上映時間:77分 あらすじ: 歴代のウォーリー家の当主に憑りつく魔女がいる。 時代は下って、いまの当主はウォレスだ。 彼は、エステルと婚約する。 彼女の父が新聞社の社主なので、 その後押しで、次期州知事は当選確実だ。 だが、魔女ジェニファーが、父ダニエルの指示で、 箒にまたがって彼に近づいてくる。 ウォレスをたぶらかし、結婚式をめちゃめちゃにし、破談へ。 このスキャンダルで、ウォレスは惨敗必死の情勢となる。 ここまではうまく運んだが、ジェニファーは、 誤ってほれ薬を飲んで、ウォレスに恋してしまう。 神通力を駆使し、ダニエルは、選挙戦に圧勝するのだが.... 出演者: Fredric March ... Wallace Wooley (ウォーリー) Susan Hayward ... Estelle Masterson (エステル) Cecil Kellaway ... Daniel (ダニエル) Veronica Lake ... Jennifer (ジェニファー) オトーサン、 「流石、名優!」 フレドリック・マーチの流れるような演技にほれぼれしました。 「抱いてみたいね」 魔女役のヴェロニカ・レイクをみていて、 遠い昔のことを思い出しました。 上司に命じられてバーで、女性と踊ったのですが、 そのたおやかな肢体にほれぼれしました。 FREDRIC MARCH  フレドリック・マーチ 誕生日 1897/8/31-1975/4/14  出身 米ウィスコンシン州ラシーン 「ジキル博士とハイド」と「我らの生涯の最良の年」で アカデミー主演男優賞を受賞 出演作 1929年「ダミイ」「ワイルド・パーティー」      「撮影所殺人事件」「恋愛運動場」「嫉妬」      「君知るや我が悩み」 1930年「サラアとその子」「パラマウント・オン・パレイド」      「屠殺者」「踊子夫人」「名門芸術」 1931年「彼女の名誉」「夜の天使」「私の罪」      「ジキル博士とハイド」 1932年「借りた人生」「ハリウッドは大騒ぎ」▲      「我らは楽しく地獄へ行く」「永遠に微笑む」      「暴君ネロ」 1933年「鷲と鷹」「生活の設計」 1934年「わたしの凡てを」「路傍」「明日なき抱擁」「白い蘭」 1935年「噫無情」「アンナ・カレニナ」「ダアク・エンゼル」 1936年「風雲児アドヴァーズ」「永遠の戦場」      「メアリー・オブ・スコットランド」 1937年「スタア誕生」「無責任時代」 1938年「海賊」「貿易風」 1941年「我が道は遠けれど」 1942年「奥様は魔女」 1946年「我らの生涯の最良の年」 1949年「コロンブスの探検」 1951年「セールスマンの死」 1953年「綱渡りの男」 1954年「重役室」「トコリの橋」 1955年「必死の逃亡者」 1956年「アレキサンダー大王」「灰色の服を着た男」 1959年「真夜中」 1960年「聖書への反逆」 1963年「アルトナ」 1964年「5月の7日間」 1967年「夕陽の中の対決」 1970年「チック…チック…チック」 その他の出演者: Robert Benchley ... Dr. Dudley White Elizabeth Patterson ... Margaret Robert Warwick ... J.B. Masterson User Rating: 7.1/10 ( 1,682 votes) IMDb User Rating: 8.2/10 ( 26 votes) Yahoo! オトーサン、 「やはり、これは名画でしょうね」 アカデミー賞ノミネート ・劇・喜劇映画音楽賞 User Reviews Peter Fairburnさん Shediac River, New Brunswick 2004年6月4日 出てきて、出てきて、私のところへ!! 確かに、ヴェロニカ・レイクのように美しい 多くの女性がいるのは間違いない。 ルネ・クレールのように才能ある監督がいたし、 出るだろうというのも、間違いない。. セシル・ケラウェイのように愉快なアイルランド人のいたづらものが いることも間違いない。 フレデリック・マーチのように堅苦しく尊大な政治家もいるだろう。 だが、この映画のような、軽快ですばらしい組み合わせは、類例がない。 コーラ・ダイエットで取り乱したハリウッドのエースのなかには、 この愉快な映画をリメイクを決断したものもいるだろう。 おそらく、魔女のヌードなども見せてくれるだろう。 だが、ヴェロニカ・レイクが、煙もうもうのホテルの部屋に現れる その姿ほど官能的ではないだろう。 おそらく、リメイクでは、2人が情熱的に抱き合うシーンもあるだろう。 だが、それはオリジナルで、2人が階段を昇っていくシーンほど、 情熱的ではないだろう。 この21世紀、ハリウッドが駄作を運命づけられているというわけではない。 連中がそれを好むというだけだ。 この映画のようにいい映画は稀だ。 パラマウントのようなスタジオで、才能ある俳優や製作陣をもらって、 この機智のあるすばらしいお菓子をつくれる監督は少ない。 スーザン・ヘイワードともあろうものが、 なんで、金切り声の性悪女を演じるのだ? 新世代の映画キチガイは、この手の愛らしい映画をみない。 というのも、絶版になっているからだ。 だが、恐ろしいのは、 新しい映画の撮り手たちが古い映画を見ようとしないことだ。 連中が間違っているのは、次第に明らかになっている。 儲かるかどうかだけで、新作と旧作リメイクを天秤にかけるのだ。 連中は、次は、「パリの屋根の下」をリメイクするだろう。 オトーサン、 「そう、こういう映画フアンを大事にして!」 ロビーJさん 2007年12月8日 ヴェロニカ・レイクが可愛い! 『奥さまは魔女』はTVシリーズも少し見たし、 2005年にも映画化されて素敵なロマコメに仕上がったりと どれも私好み作品ばかりなので 原点である本作もやはりチェックしておかなければと思い、 ネットで鑑賞しました。 いやぁ〜なんて面白いのでしょう。 モノクロの映像が綺麗だし、 なんと言っても魔女役のヴェロニカ・レイクが 可愛らしいヒロインを見事に演じきっているので 安心して楽しむことが出来ました。 それに相手役のフレデリック・マーチも真面目そうで素敵でしたね☆ とにかく全篇に溢れる優しい笑いが最高です! なのでどのシーンも見所だったし、本当に微笑んでばかりいました。 そんな中でも私の一番のお気に入りシーンは結婚式の場面で、 いろいろドタバタする度にまた女性が同じ唄を歌うシーンには 爆笑してしまいました(笑)。 ホント面白かったです。 でもやっぱり魔女とか魔法とかを扱う映画って楽しいですよね! 何かいくら見ても飽きない魅力を持っています。


ハネムーン・イン・ベガス

オトーサン、 「さて、出来はどうかな」 ラスベガスを舞台にしたこの手の映画、多いのです。 賭博、豪華なショウ、ハリウッドスター、噴水など... いろんな意味で映画の舞台には、最適です。 原題:Honeymoon in Vegas (1992) 監督・脚本:Andrew Bergman Genre:Comedy / Romance / Thriller Rated PG-13 for language, and some sensuality. 上映時間:96分 あらすじ: ジャックは、ニューヨークの私立探偵だ。 ママの遺言「結婚するんじゃないよ」に縛られて、 恋人ベッツィとの結婚に踏みきれない。 別れ話を切り出され、ついに結婚することに。 ラスヴェガスで式を挙げるといい、彼女を喜ばせる。 到着したラスベガスは、プレスリーのそっくりさん大会が開かれ、 盛り上がりをみせていた。 そんななか、ベッツィを熱い眼差しでみている男がいた。 大金持ちのギャンブラー、トミーだ。 出演者: James Caan ... Tommy Korman(トミー) Nicolas Cage ... Jack Singer(ジャック) Sarah Jessica Parker ... Betsy / Donna(ベッツィ) Pat Morita ... Mahi Mahi(マヒ) オトーサン、 「こういう俳優がいると、映画が光るね」 ベテラン俳優、ジェームズ・カーンの悪役ぶりが、 ニコラス・ケイジの頑張りを引き立てています。 パット・モリタのとぼけた味も、なかなかのもの。 JAMES CAAN  ジェームズ・カーン 誕生日 1940/3/26 出身 米ニューヨーク・ブロンクス ミシガン州立大学で経済を学び、フットボール選手として活躍。 ホフストラ大学で法律を専攻するが、俳優志望へ。 61年、オフブロードウェイ「輪舞」でデビュー。 64年「不意打ち」で本格映画デビュー。 72年「ゴッドファーザー」でアカデミー賞にノミネート。 出演作 1963年「あなただけ今晩は」(クレジットなし) 1964年「不意打ち」 1965年「栄光の野郎ども」「レッドライン7000」 1967年「エル・ドラド」「悪魔の口づけ」「テキサスの七人」      「潜水艦X−1号」 1968年「宇宙大征服」 1969年「雨のなかの女」 1970年「ブライアンの歌」 1971年「愛はひとり」 1972年「ゴッドファーザー」      「ブライアンズ・ソング/友情のタッチダウン」 1973年「シンデレラ・リバティー」 1974年「フリービーとビーン大乱戦」「熱い賭け」      「ゴッドファーザーPART2」 1975年「ファニー・レディ」「ローラーボール」 1976年「キラー・エリート」「ニューヨーク一攫千金」       「サイレント・ムービー」 1977年「遠すぎた橋」 1978年「続・男と女」「カムズ・ア・ホースマン」 1979年「第2章」 1981年「ザ・クラッカー/真夜中のアウトロー」       「愛と哀しみのボレロ」 1982年「キス・ミー・グッバイ」 1987年「友よ、風に抱かれて」 1988年「エイリアン・ネイション」 1990年「ディック・トレイシー」「ミザリー」 1991年「フォー・ザ・ボーイズ」       「ワンダー・アーム・ストーリー」 1992年「ハネムーン・イン・ベガス」 1993年「クォーターバック」       「フレッシュ・アンド・ボーン/渇いた愛のゆくえ」 1995年「デンバーに死す時」 1996年「イレイザー」「フリーズ/地獄の相続人」       「ボーイコールド・ヘイト」「ダーティ・ボーイズ」 1998年「フィオナが恋していた頃」 1999年「恋するための3つのルール」       「マーロウ 最後の依頼」(TM) 2000年「誘拐犯」「裏切り者」「デッド・ヒート・コネクション」 2001年「レッド・ロック」(TM)「地獄の戦艦」(TM) 2002年「シティ・オブ・ゴースト」 2003年「ドッグヴィル」 2008年「ニューヨーク、アイ ラブ ユー」 NICOLAS CAGE ニコラス・ケイジ 誕生日 1964/1/7 出身 米サンフランシスコ 甥にフランシス・フォード・コッポラ。 82年「初体験リッジモント・ハイ」で映画デビュー。 「月の輝く夜に」と「ハネムーン・イン・ベガス」でゴールデングローブ賞ノミネート。 95年「リービング・ラスベガス」でアカデミー賞主演男優賞受賞。 2002年「アダプテーション」でアカデミー賞主演男優賞ノミネート。 2002年「SONNY ソニー」で初監督。 出演作 1982年「初体験/リッジモント・ハイ」 1983年「ランブルフィッシュ」「アップタウンガール」「ヴァレー・ガール」 1984年「コットン・クラブ」「バーディ」      「月を追いかけて」 1986年「ボーイ・イン・ブルー」「ペギー・スーの結婚」 1987年「赤ちゃん泥棒」「月の輝く夜に」 1988年「バンパイア・キッス」「ハートにびんびん火をつけて」 1990年「アパッチ」「ザンダリーという女」       「ワイルド・アット・ハート」 1991年「タイム・トゥ・キル/愛と勇気の戦場」       「エネミー・ウォー」 1992年「ハネムーン・イン・ベガス」       「レッドロック/裏切りの銃弾」 1993年「アモス&アンドリュー」「プロフェッショナル」 1994年「あなたに降る夢」「パラダイスの逃亡者」       「不機嫌な赤い薔薇」 1995年「リービング・ラスベガス」◇「死の接吻」 1996年「ザ・ロック」◇ 1997年「コン・エアー」◇「フェイス/オフ」◇ 1998年「シティ・オブ・エンジェル」◇「スネーク・アイズ」◇ 1999年「8mm」◇「救命士」◇ 2000年「60セカンズ」◇「天使のくれた時間」◇ 2001年「コレリ大尉のマンドリン」◇「ウインドトーカーズ」◇ 2002年「アダプテーション」◇「ソニー」◆ 2003年「マッチスティック・メン」◇ 2004年「ナショナル・トレジャー」◇ 2005年「ロード・オブ・ウォー−史上最強の武器商人と呼ばれた男−」◇       「ニコラス・ケイジのウェザーマン」◇ 2006年「ワールド・トレード・センター」◇「ゴーストライダー」◇       「ウィッカーマン」◇ 2007年「ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記」◇       「NEXT ネクスト」◇ 2008年「バンコック・デンジャラス」◇ 2009年「スパイアニマル Gフォース」(声) その他の出演者: Johnny Williams ... Johnny Sandwich John Capodice ... Sally Molars Robert Costanzo ... Sidney Tomashefsky Anne Bancroft ... Bea Singer Peter Boyle ... Chief Orman Burton Gilliam ... Roy Bacon, Elvis Impersonator Brent Hinkley ... Vern Dean Hallo ... Lyle Seymour Cassel ... Tony Cataracts Jerry Tarkanian ... Sid Feder Keone Young ... Eddie Wong User Rating:5.8/10 ( 8,449 votes)IMDb User Rating:7.0/10 ( 119 votes)Yahoo! オトーサン、 「Yahoo!のスコアに1票!」 ゴールデン・グローブ ノミネート ・作品賞(コメディ/ミュージカル) ・男優賞(コメディ/ミュージカル) ニコラス・ケイジ User Reviews Michael O'Keefe Muskogee OK 2000年10月19日 軽いタッチ、とにかくカラフル 前提がインチキで、筋書きも安っぽい。 自信過剰な若者が賭博王と対決し、 ポーカーで大金を失ない、婚約者を失う。 この映画を救っているのは、ホットな音楽だ。 Billy Joel、Dwight Yoakam、Travis Tritt、Amy Grantが、 エルヴィス・プレスリーの歌を歌っている。 最後が盛り上がる。 ベガスの空をエルヴィスのそっくりさんたちが、舞い降りるのだ。 それに、出演者がいい。 Peter Boyle、Anne Bancroft、Pat Morita、 それにかつての UNLVバスケのコーチJerry Tarkanianが顔を出している。 オトーサン、 「こういう発想は、いいね」 例えば、ニコラス・ケイジの部分を ショーン・ペンが演じたら、おもしろそう...という具合に。 さざなみーな 2010年4月11日 三人三色 豪華キャストで鑑賞に惹かれてしまった感じですけど、 ストーリーは是非はなく、普通にコメディーとして楽しめた。 ニコラス・ケイジの喜劇的魅力、 サラ・ジェシカ・パーカーの70年代女優を彷彿とさせる外面的魅力、 そして、ジェームズ・カーンの、少し嫌味なキャラが 共に、良い感じで機能していて見るに耐えれる作品になっていた。 空港のチケット売り場とラストのシーンは思わず吹いてしまった。 ジェームズ・カーンの部分は、 いまならウディ・ハレルソンが演じてもおもしろそうだ。


キャノンズ

オトーサン、 「シモネタばかり、どうなってるんだ?」 出だしは、B級どころか、D級映画でしたが、 実力派の刑事コンビが出てきてから、もち直しました。 原題:Loose Cannons (1990) 監督:Bob Clark 脚本:Richard Christian /Richard Matheson /Bob Clark Genre: Genre:Action / Comedy / Crime / Thriller 上映時間:94分 あらすじ: マックは、ワシントン市警の窓際刑事だ。 殺人課に返り咲き、新たなコンビを組むことに。 相棒は、拷問を受けたことから多重人格になってしまった 精神病院帰りのエリスだった。 冗談じゃないと上司のスマイリーにかけあうが、 実は、オレの甥だ、面倒みてやってくれと言われる。 2人は、ポルノ業者のガターマンから事件の鍵を握るのが ナチ高官の赤裸々な姿を映したフィルムにあることを知る。 出演者: Gene Hackman ... Mac(マック) Dan Aykroyd ... Ellis(エリス) Ronny Cox ... Smiley(スマイリー) Dom DeLuise ... Gutterman(ガターマン) オトーサン、 「こういう変わったコンビもありかな」 刑事コンビは、数多くありますが、 一方が多重人格者というのは、はじめてです。 GENE HACKMAN  ジーン・ハックマン 誕生日 1931/1/30 出身 米カリフォルニア州サン・バーナディノ 父は旅行記者。1才でイリノイに移住。 16才で学校を中退し、海兵隊に入隊。 除隊後、ニューヨークに出て、トラックの運転手、靴のセールス、 レストランのドアマンなど職を転々とする。 30代でテレビ局のADとなり、俳優になることを決め、 パサディナ・プレイハウスで演技を学ぶ。 オフ・ブロードウェイやブロードウェイにデビュー。 60年代から映画にも出演し、 71年「フレンチ・コネクション」でアカデミー主演男優賞を受賞、 92年「許されざる者」でアカデミー助演男優賞を受賞した。 その他では「スーパーマン」シリーズの悪役レックス・ルーサー役が有名。 活躍度 ◎→ 演技力   ☆☆☆☆☆☆ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ   ☆☆☆☆☆★ 出演作 1961年「機関銃を捨てろ」 1964年「リリス」 1966年「ハワイ」 1967年「体当たり決死隊」「俺たちに明日はない」「夜の誘惑」 1968年「汚れた7人」 1969年「暴動」「さすらいの大空」       「白銀のレーサー」「宇宙からの脱出」 1970年「父の肖像」 1971年「さらば荒野」       「フレンチ・コネクション」◇ 1972年「ブラック・エース」「ポセイドン・アドベンチャー」 1973年「スケアクロウ」 1974年「カンバセーション…盗聴…」       「ヤング・フランケンシュタイン」       「西部に来た花嫁」 1975年「フレンチコネクション2」◇「弾丸を噛め」       「ナイト・ムーブス」「ラッキー・レデイ」 1977年「遠すぎた橋」「外人部隊フォスター少佐の栄光」       「ドミノ・ターゲット」 1978年「スーパーマン」◆ 1981年「スーパーマン2/冒険編」◆「レッズ」 1982年「錆びた黄金」 1983年「アンダー・ファイアー」「ウィンター・ローズ」       「地獄の7人」「セカンド・チャンス」(声) 1985年「ターゲット」「燃えてふたたび」「キングの報酬」 1986年「勝利への旅立ち」 1987年「スーパーマン4/最強の敵」◆「追いつめられて」◆ 1988年「傷だらけの青春」「ミシシッピー・バーニング」◇       「ブルーウォーターで乾杯」       「私の中のもうひとりの私」「BAT★21」 1989年「ザ・パッケージ」 1990年「カナディアン・エクスプレス」◇「キャノンズ」       「ハリウッドに口づけ」 1991年「訴訟」「ロシアン・ルーレット」 1992年「許されざる者」◆       「ザ・ファーム/法律事務所」◆       「ジェロニモ」「ザ・ドキュメント・オブ・イーストウッド」 1994年「ワイアット・アープ」 1995年「クイック&デッド」◆「クリムゾン・タイド」◆       「ゲット・ショーティ」 1996年「バード・ケージ」「チェンバー/凍った絆」       「ボディバンク」 1997年「目撃」◆「アンツ」(声)◆ 1998年「エネミー・オブ・アメリカ」◆「トワイライト」 2000年「リプレイスメント」◆「アンダー・サスピション」◇ 2001年「ザ・メキシカン」◆「ハートブレイカー」◆       「エネミー・ライン」◆       「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」◇       「ザ・プロフェッショナル」◇ 2003年「ニューオーリンズ・トライアル」◇ DAN AYKROYD  ダン・エイクロイド 誕生日 1951/7/1 出身 カナダ・オタワ 20才でカールトン大学卒業後、様々な職を転々とした後、 トロントのコメディ劇団「セコンド・シティ」に参加。 子供向けテレビショーの自作自演で売り出し、カナダ映画に初出演。 75年、NBCの「サタデー・ナイト・ライブ」のレギュラーとなり、 ジョン・ベルーシとのコンビ「ブルース・ブラザース」が人気を呼んだ。 75年「ひと目惚れ」で映画デビュー。 出演作 1975年「ひと目惚れ」 1979年「1941」 1980年「ブルース・ブラザース」 1981年「ネイバーズ」 1982年「Dr.デトロイトを探せ」 1983年「大逆転」「トワイライトゾーン/超次元の体験」 1984年「ゴーストバスターズ」       「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」▲ 1985年「眠れぬ夜のために」「スパイ・ライク・アス」 1987年「ドラグネット/正義一直線」 1988年「カウチ・トリップ」「花嫁はエイリアン」       「ボールズ・ボールズ2」「大混乱」 1989年「ゴーストバスターズ2」「ドライビング・ミス・デイジー」       「ハーレーダビッドソン&クレイジーライダー」 1990年「キャノンズ」 1991年「マイ・ガール」「絶叫屋敷へいらっしゃい!」 1992年「ディス・イズ・マイ・ライフ」 1993年「チャーリー」「スニーカーズ」「コーンヘッズ」 1994年「マイ・ガール2」「ノース/小さな旅人」 1995年「ジョン・キャンディの大進撃」「キャスパー」       「クリス・ファーレイはトミー・ボーイ」 1996年「Sgt.ビルゴ/史上最狂のギャンブル作戦」       「レインボー」「フィーリング・ミネソタ」       「元大統領危機一髪/プレジデント・クライシス」       「ダンク・ブラザース/脱線ファンにご用心」 1997年「ポイント・ブランク」「センシャル・ウーマン」 1998年「ブルース・ブラザース2000」「アンツ」(声)       「スーザンズ・プラン 殺せないダーリン」 2000年「恋は負けない」「幸せの選択 stardom」 2001年「パール・ハーバー」「エボリューション」       「スコルピオンの恋まじない」 2002年「ノット・ア・ガール」「夢みる頃を過ぎても」 その他の出演者: Nancy Travis ... Riva Robert Prosky ... Von Metz Paul Koslo ... Grimmer Dick O'Neill ... Captain Jan Triska ... Steckler Leon Rippy ... Weskit Robert Irvin Elliott ... Monseigneur Herb Armstrong ... Cheshire Cat Robert Dickman ... White Rabbit David Alan Grier ... Drummond S. Epatha Merkerson ... Rachel User Rating:4.3/10( 1,972 votes)IMDb User Rating:9.0/10( 13 votes)Yahoo! オトーサン、 「Yahoo!のスコア、異常な高さ」 User Reviews zoeisdead2002さん United States 2009年11月27日 絶対好きだ 愉快で機知に富む映画だ。 ジーン・ハックマンとダン・エイクロイドが笑いの渦を巻き起こす。 私は、刑事コンビ映画が好きで、いつも探している。 「リーサル・ウェポン」「ダーティ・ハリー」シリーズなどの 刑事コンビ映画はすごい。 ドム・デルイーズは陽気だ。 メル・ブルックスのレギュラーで、その肥った魅力を振りまいているが、 こうしたいい使われ方をすると、その愉快さが引き立つ。 ストーリーは、80/90年代の刑事映画の定石通りだ。 殺人が発生し、 2人の刑事は、性格がちがうが、次第に折り合いをつけるようになって、 事件を解決し、悪漢をやっつけるのだ。 そう、オリジナルとは言わないが、よく撮れている。 カーチェイスは、新味がある。 ヘリコプターの男たちによって列車がハイジャックされるシーンは、 よく監督されたアクション・シーンだ。 ユーモアを目指しているが、アクションを無視していない。 演技は、いい。 ジーン・ハックマンは、いつも観ていて素晴らしい。 ダン・エイクロイドとは、いいコンビだ。 オトーサン、 「妥当なコメントだ」 シュレディンガーさん 2010年7月7日 約20年前とはいえ 結構な豪華二大俳優のアクションコメディ。 ダン・エイクロイドが精神錯乱気味の刑事を演じる以外は 「それほど」コメディといった感じはしない。 所々「小ボケ」もちょっとあるが「笑う」ほどではない。 コメディとしては「見れない」作品です。 とはいえ、むしろ「普通」の刑事アクション程度に見た方が「しっくり」きます。 メインの事件は少々「トンでる」設定ですが、 「それ」自体を茶化しているわけでもないので、 「それなり」にまともな「事件」に見えます。 ダン・エイクロイドが出だしは「優秀さ」を見せるのですが、 後に特に「生かされない」のが残念。 またジーン・ハックマンも実年齢は知らないが 「おじいちゃん」に見える風貌から「アクション」する刑事というのも「無理」に感じる。 もっと見た目に合った役柄なら「ピッタリ」だと思うのだが。 「それなり」に見れる「刑事もの」といった映画です。


庭から昇ったロケット雲

オトーサン、 「随分、変えたな」 原題を直訳すると、宇宙飛行士&牧場主。 アメリカには、こういうひとが実在するのでしょうか? 原題:The Astronaut Farmer (2006) 監督:Michael Polish 脚本:Mark Polish /Michael Polish Genre:Adventure/ Drama Rated PG for thematic material, peril and language Country:USA Language:English / Spanish 上映時間:104分 あらすじ: チャーリーは、牧場主だ。 宇宙飛行士になる夢を捨てず、 NASAの訓練プログラムにも参加する。 よき理解者である妻のオーディ、 銀行役員の友人アニーの支援を受けて、 資金を調達し、独力でロケットを作る。 だが、FBIや連邦航空局が危険人物としてマークしはじめる... 出演者: Billy Bob Thornton ... Charles Farmer (チャーリー) Virginia Madsen ... Audrey 'Audie' Farmer (オードリー) Bruce Dern ... Hal (ハル) Rick Overton ... Arnold 'Arnie' Millard (銀行役員アニー) J.K. Simmons ... Jacobson (連邦航空局長官ジャコブソン) Bruce Willis ... Col. Doug Masterson (宇宙飛行士マスターソン大尉) オトーサン、 「信頼感があるね」 ビリー・ボブ・ソーントン、アンジェリーナ・ジョリーと結婚していたようです。 女性にもてるタイプなのでしょうか? BILLY BOB THORNTON ビリー・ボブ・ソーントン 誕生日 1955/8/4   出身 米アーカンソー州ホット・スプリング 父は高校でスポーツのコーチ。 ロックシンガー、トラマーとして数年過ごす。 81年、ロサンゼルスに移って演劇教室に通い、下積み生活を送る。 87年「ハンターズ・ブラッド」で映画デビュー。 初監督も務めた「スリング・ブレイド」でアカデミー賞主演男優賞ノミネート。 「シンプル・プラン」でアカデミー賞とゴールデングローブ賞助演男優賞ノミネート 2000年5月アンジェリーナ・ジョリーと五度目となる結婚をするが、離婚。 出演作 1987年「ハンターズ・ブラッド」 1989年「メタルアマゾネス」 1991年「運命の引き金」◇「フォー・ザ・ボーイズ」 1992年「トラブル・バウンド/復讐の銃弾」 1993年「トゥーム・ストーン」「キリング・ボックス」      「ブラッド・イン、ブラッド・アウト」「幸福の条件」 1994年「沈黙の要塞」「カッティング・エッジ」 1995年「デッドマン」「ヘンリエッタに降る雪」 1996年「スリング・ブレイド」「ザ・ウィナー」 1997年「Uターン」 1998年「アルマゲドン」◆      「パーフェクト・カップル」「シンプル・プラン」◆      「ワイルド・スモーカーズ」◆「アラン・スミシー・フィルム」 1999年「狂っちゃいないぜ!」◆「PRINCESS MONONOKE」(声) 2001年「バンディッツ」◇「バーバー」◇「チョコレート」◇ 2003年「ディボース・ショウ」◆ 2004年「アラモ」◇「プライド 栄光への絆」◇ 2005年「がんばれ!ベアーズ ニュー・シーズン」◇      「アイス・ハーヴェスト 氷の収穫」◇ 2007年「庭から昇ったロケット雲」◇「Mr.ウッドコック−史上最悪の体育教師−」◇ 2008年「イーグル・アイ」◆ その他の出演者: Mark Polish ... FBI Agent Mathis Jon Gries ... FBI Agent Killbourne Tim Blake Nelson ... Kevin Munchak Sal Lopez ... Pepe Garcia Kiersten Warren ... Phyllis Richard Edson ... Chopper Miller Elise Eberle ... Madison Roberts User Rating: 6.4/10( 10,385 votes)IMDb User Rating: 8.0/10(   213 votes)Yahoo! オトーサン、 「Yahoo!のほうが高いけど...」 User Reviews Lady_Arwynさん United States 2007年2月17日 面白いストーリーだが、真面目に受け取るなかれ ビリー・ボブ・ソーントンは、宇宙飛行士の訓練生だった。 いまは、テキサスの牧場主。 宇宙への夢が捨てきれず、納屋でロケットを組み立てる。 ほぼ準備が終わり、燃料を買う段になって、 政府が介入してくる。 それに、借金で牧場を銀行に押さえられそうになる。 ブル−ス・ウィルスが、訓練生時代の親友として、端役で出ている。 JKシモンズは、連邦航空局長官として、いい味をみせている。 チャーリーの義理の父親役のブルース・ダーンは、見せ場がなかった。 家族との関係がいまいち不明瞭だ。 この映画、なかなかいい。 不信感を抑えることだ。 古い木造の納屋からロケットを発射したのに、 納屋が燃えないというのは、非科学的で疑問だが、 こいつは、科学がテーマの映画ではない。 人間を描いているのだ。 人間関係という面からみると、やや重たい。 私の9歳の娘は、ずっと退屈していた。 最後のアクション・シーンになって、はじめて興味をもったようだ。 思うに12歳以下の子供は興味をもたないだろう。 かといって、子供に見せられないシーンがあるわけではない。 セックスも、麻薬も、暴力もない。 せりふも、おとなしいものだ。 娯楽を求めているなら、これは素晴らしい映画だ。 何度か笑える。 とくに、CIAが、大量破壊兵器だと決めつけるあたり。 それから、小さな田舎町の描写が正確で陽気だった。 ほんとうに小さな田舎町に住んだことがあるなら、 このロケットづくりは、大騒動だ。 この映画は、家族向けミニTV 番組シリ−ズ"Salvage 1"(1979)に似ている。 その映画では、廃品回収業者がロケットをつくるのだ。 だが、こちらのほうがはるかにいい。 スマートで、清潔なリメイクに思えるだろう。 オトーサン、 「そう、夢追いひとは老いず!」 sakurakurara_0276さん 2010年5月29日 夢を追い続けることこそ生きる力の原点 最近、夢を忘れた人間の多いこと。 子供のころはみんな大きな夢を持っていて、みんな輝いていました。 でも、大人になって生活や仕事に追われるようになると、 次第に夢を捨ててしまいます。 この作品は、夢を持ち続けることがどれだけ大切か、 それも家族とともに持ち続ける事の困難さと大切さを教えてくれました。 家族の絆が人生にどれほど大切な力になるかを感じました。 「こんなの現実には絶対にできっこない」と批評するレビューも見ますけど、 この作品はロケット作りをネタにしながら、家族愛の素晴しさを教えてくれたと思います。 家族の絆って・・・・かけがえのない宝ですね。 世界の歴史まで変える力があるんですから。 本当に素晴しいストーリーでした。


フォーカス

オトーサン、 「どんどんシアリアスになっていく...道理で」 原作者をみたら、アーサー・ミラーでした。 「セールスマンの死」でピューリッツァー賞を受賞した当時最高の劇作家。 マリリン・モンローと結婚したというニュースを、いまでも覚えています。 原題:Focus (2001) 監督:Neal Slavin 原作:Arthur Miller 脚本:Kendrew Lascelles Genre:Drama / Romance Rated PG-13 for thematic material, violence and some sexual content. 上映時間:107分 あらすじ: 第二次世界大戦中のニューヨーク。 母親と2人暮らしのローレンスは、20年勤続の男。 上司の勧めもあって眼鏡を掛けるが、ユダヤ人に見えてしまい、 隣人フレッドなど周囲の態度が豹変してしまう。 孤立し、会社を辞めざるを得なくなる。 ローレンスは、ガートルードの紹介で新しい職につき、 彼女と結婚するが、いわれなき差別が2人を苦しめる... 出演者: William H. Macy ... Lawrence 'Larry' Newman(ローレンス) Laura Dern ... Gertrude 'Gert' Hart(ガートルード) David Paymer ... Mr. Finkelstein(フィンケルスタイン) Meat Loaf ... Fred(フレッド) オトーサン、 「このカップル、どこかで見たな」 そうそう、思い出しました。 貧相な小男アーサー・ミラーとゴージャスなマリリン・モンローそっくりです。 WILLIAM H.MACY  ウィリアム・H・メイシー 誕生日 1950/3/13 出身 米フロリダ州マイアミ 劇作家デビッド・マメットらとシカゴでセント・ニコラス・シアターを設立。 80年「ある日どこかで」で映画デビュー。 TVシリーズでは「ER 緊急救命室」のモーガン・スターン医師役で活躍。 96年「ファーゴ」でアカデミー賞助演男優賞ノミネート。 2002年テレビ映画「ドア・トゥ・ドア/バックに愛とまごころを…」でゴールデングローブ賞ノミネート。 活躍度 △↑ 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1980年「ある日どこかで」 1987年「ラジオ・デイズ」 1991年「殺人課」 1992年「ウディ・アレンの影と霧」 1993年「ボビー・フィッシャーを探して」 1994年「依頼人」 1995年「告発」「陽のあたる教室」 1996年「ミシシッピーの亡霊」「ファーゴ」◆ 1997年「エアフォース・ワン」◆「ブギーナイツ」 1998年「カラー・オブ・ハート」「サイコ」◆      「シビル・アクション」◆ 1999年「ミステリー・メン」「マグノリア」◆ 2000年「パニック/脳壊」◇ 2001年「ジュラシック・パークV」◇「フォーカス」◇ 2002年「ウェルカム・トゥ・コリンウッド」◆ 2003年「シービスケット」◆ 2004年「セルラー」◇「Uボート最後の決断」◇ 2005年「サハラ 死の砂漠を脱出せよ」◆ 2006年「サンキュー・スモーキング」◆「インランド・エンパイア」◆「ボビー」 LAURA DERN ローラ・ダーン 誕生日 1967/2/1 出身 米カリフォルニア州サンタモニカ 父は俳優ブルース・ダーン、母は女優ダイアン・ラッド。 2歳の時に両親が離婚し、母のもとで育つ。 73年「白熱」で映画デビュー。 リー・ストラスバーグ・インスティテュートとロンドンの王立演劇アカデミーで演技を学ぶ。 91年「ランブリング・ローズ」でアカデミー賞主演女優賞ノミネート。 92年テレビドラマ「汚名/アフターバーン」でゴールデングローブ賞主演女優賞受賞。 監督レニー・ハーリンと交際後、ジェフ・ゴールド・プラムと2年暮らす。 その後、ビリー・ボブ・ソーントンとの交際を経て、 2000年から米歌手ベン・ハーパーと交際し、2005年結婚。息子と娘がいる。 活躍度 ○→ 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ   ☆☆☆★★★ 出演作 1973年「白熱」 1974年「アリスの恋」 1980年「フォクシー・レディ」 1984年「りんご白書」「陽気にフリン野郎!」 1985年「マスク」「スムース・トーク」 1986年「ブルー・ベルベット」 1988年「幽霊伝説/フランケンシュタイン誕生秘話」 1989年「シャドー・メーカーズ」 1990年「ワイルド・アット・ハート」 1991年「ランブリング・ローズ」◇ 1993年「ジュラシック・パーク」◇「パーフェクト・ワールド」 1995年「闇に抱かれて」 1999年「遠い空の向こうに」◆ 2000年「Dr.Tと女たち」◆ 2001年「ジュラシック・パークV」◆「アイ・アム・サム」◆      「ノボケイン/局部麻酔の罠」◆「フォーカス」      「殺人保険」(TM)◇ 2002年「デブラ・ウインガーを探して」 2004年「夫以外の選択肢」 2005年「ハッピー・エンディング」 2006年「インランド・エンパイア」◇ その他の出演者: Kay Hawtrey ... Mrs. Newman Michael Copeman ... Carlson Kenneth Welsh ... Father Crighton Joseph Ziegler ... Mr. Gargan Arlene Meadows ... Mrs. Dewitt Peter Oldring ... Willy Doyle Robert McCarrol ... Meeting Hall Man Shaun Austin-Olsen ... Sullivan Kevin Jubinville ... Mr. Cole Stevens B.J. McQueen ... Mel Conrad Bergschneider ... Tough's Leader User Rating: 6.8/10 (2,028 votes )IMDb オトーサン、 「反ユダヤ運動を扱った名作!」 User Reviews 真壁六郎太さん 2009年6月3日 ストーリーはよいが… アーサーミラー原作だけあってストーリーは人を惹きつけるものがある。 しかし映画化するのは難しかったようだ。 今時のせっかちな視聴者は、ゆっくり目の展開についていけるか? 物語が動き出すのは開始一時間後、 主人公がローラダーン(しかめっ面が小雪にそっくり)に 再会してから。 そこから引き込んでいく。 このようなイデオロギー映画はやっぱりアメリカにはかなわない。 最後の警官のセリフがいい。 オトーサン、 「われわれの心のなかにひそむ差別意識!」 何も、ユダヤ人差別や黒人差別に限ったことではないのです。 Michael Jacobsさん London, England 2003年11月20日 時を超えるメッセージ - いわれなき憎悪は馬鹿気ている 本質的なメッセージ - 仏ヴィシーの戦争犯罪法廷を見た後、 アーサー・ミラーは、合理的な基礎のない憎悪は 人生の浪費であると訴えようとした。 フレッドは、ローレンスとは長年のつきあいだが、 熱狂的な支持者の態度が急変すると、 ローレンスを攻撃対象グループのひとりとして扱うようになる。 私にとっては、重大なメッセージだ。 ローレンスとその妻が何をしているかは問題ではなくなるのだ。 マークされたので、自分を救おうとするのだ。 暴力と怒りが、フレッドが属する結社を事実から遠ざける。 友人が、 "The Wave" を見るべきだと言ってくれた。 不合理な憎悪と邪悪なイデオロギーが 気づかぬうちにひとびとを盲目にする。 かつて、ロール・プレイイング・ゲームを指導したことがある。 普通で平均的な頭脳の持ち主が、 やすやすと威圧的な警察国家をつくりだすのだ。 それが結果として、全員を脅威にさらすことになるというのに。 フレッドは、その手はじめだ。 彼の結社仲間や牧師は、 自分らが悪いことをしていると思わずに、 隣人たちを極限まで追い詰めることで、スカッとするのだ。 ローレンスとユダヤ人店主フィンケルスタインの関係は、魅力的だ。 というのも、ローレンスは、最後まで何がポイントか分からないからだ。 偏屈者たちが、フィンケルスタインを追い出したら、 どこへ行けばいいのだろう? ナチの魔手を逃れて、アメリカに来たというのに、 この自由の地で、苦しめられるとは何たる皮肉だろう。 巨大なポスターが出てくる。 (かなり有名なプロパガンダだが) アメリカの家族たちが、世界最高の生活を享受しているというものだ。 この映画をみるとき、地下鉄の落書きに注意するといい。 それに、小さいポスターも。 そこにも、メッセージがこめられている。 この映画は、学校の教材にすべきだ。 とくに、現在、いわれなき憎悪を"ご立派な"ひとびとが煽っているからだ。 連中は、すぐ化けの皮のはがれる過激派なのだ。


インセプション

オトーサン、 「なぬ、世界の名画3位?」 そんなハズはないので、確認しに行きました。 まったく予備知識なしに見にいきましたが、 できれば勉強してから行ってください。 あるいは、2度見に行くほうがいいのかも。 原題:Inception (2010) 監督:Christopher Nolan 脚本:Christopher Nolan Genre:Action/ Mystery/ SF / Thriller Rated PG-13 for sequences of violence and action throughout. Country:USA / UK Language:English / Japanese 上映時間:148分 あらすじ: コブは、潜在意識の奥底に潜り、そのアイデアを盗み出す。 最高の技術を持つ犯罪スペシャリストだ。 だが、それゆえに、最愛の妻を失い、国際指名手配犯となる。 そんな彼にチャンスが訪れる。 最後のミッションを果たせば、かつての幸せな人生を取り戻せる! だが、その任務は「インセプション」。 他人の潜在意識に入り込み、考えを“植えつける”最高難度のミッションだった。 これが最後の仕事と引き受けたコブは最高のチームを組む。 相棒のアーサー、設計士のアリアドネ、偽造士のイームス、調合師のユスフ、 そしてサイトーだ。 この6人で、ターゲットのロバートの夢に潜入するが、予期せぬ事態が.... 出演者: Leonardo DiCaprio ... Cobb (コブ) Marion Cotillard ... Mal (モル) Ken Watanabe ... Saito (サイトー) Ellen Page ... Ariadne (アリアドネ) Cillian Murphy ... Robert Fischer, Jr. (ロバート) オトーサン、 「ディカプリオ、自信満々だなぁ」 一番、油が乗っている年代なのでしょうね。 マリオン・コティヤールも、お見事! アカデミー賞女優の実力を発揮しています。 エレン・ページとキリアン・マーフィ、若手2人の好演が印象的でした。 渡辺謙さんは、やや見劣りしました。 LEONARDO DICAPRIO  レオナルド・ディカプリオ 誕生日 1974/11/11 出身 独アーケンシュミット  母子家庭でハリウッドで育つ。 14歳からコマーシャルに出演し始めて、テレビ・ドラマへ。 91年「クリッター3」で映画デビュー。 93年「ギルバート・グレイブ」でアカデミー賞とゴールデングローブ賞ノミネート。 96年「ロミオ&ジュリエット」でベルリン国際映画祭最優秀男優賞受賞。 97年「タイタニック」の主演で決定的な人気を得る。 2004年「アビエイター」でアカデミー賞主演男優賞ノミネート、 ゴールデングローブ賞主演男優賞受賞。 2006年「ブラッド・ダイヤモンド」でゴールデン・グローブ賞とアカデミー賞主演男優賞ノミネート。 同年の「ディパーテッド」でもゴールデングローブ賞主演男優賞ノミネート。 出演作 1991年「クリッター3」 1992年「ボディヒート2」 1993年「ギルバート・グレイブ」「ボーイズ・ライフ」 1995年「クイック&デッド」◆「太陽と月に背いて」       「バスケットボール・ダイアリーズ」◇ 1996年「マイ・ルーム」◇「ロミオ&ジュリエット」◇ 1997年「タイタニック」◇ 1998年「仮面の男」◇「セレブリティ」◆ 1999年「ザ・ビーチ」◇ 2000年「あのころ僕らは」(1995年撮影) 2001年「ギャング・オブ・ニューヨーク」◇ 2002年「キャッチ・ミー イフ・ユー・キャン」◇ 2004年「アビエイター」◇ 2006年「ディパーテッド」◇「ブラッド・ダイヤモンド」◇ 2008年「ワールド・オブ・ライズ」◇「レポリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」◇ 2010年「シャッターアイランド」◇「インセプション」◇ その他の出演者: Joseph Gordon-Levitt ... Arthur Tom Hardy ... Eames Dileep Rao ... Yusuf Tom Berenger ... Browning Pete Postlethwaite ... Maurice Fischer Michael Caine ... Miles Lukas Haas ... Nash Tai-Li Lee ... Tadashi Claire Geare ... Phillipa (3 years) Magnus Nolan ... James (20 months) User Rating: 9.2/10 ( 84,215 votes)IMDb Top 250: #3 User Rating:8.2/10 ( 916 votes)Yahoo! オトーサン、 「高すぎる!」 でも、IMDbのUserは、この映画のオリジナリティを高く評価したのでしょう。 User Reviews howemonikaさん United States 2010年7月12日 素晴らしい監督、魅惑の筋書き、全体に素晴らしい。 上映前に見る特権を得た。 ディカプリオの多くの映画のように、ぶっ飛んだ。 これは、よく出来た映画だ。 世界の6ケ所で撮影されている。 監督は、素晴らしい。 2つのシーンがある。 全体で、3秒ほど。 そこでは、特殊効果が使われている。 (勿論、重力に立ち向かうのは、かなり難しい) 筋書きは、実に見事に込み入っている。 2転3転し、椅子にしがみつかせる。 この映画は、ディカプリオの「シャッターアイランド」と類似している。 (大いに楽しんだ) 何が現実なのか、何がそうでないのかを考えさせる。 手応えのある感動的な筋書きだし、 ただ手榴弾だけではない。 素敵な結末を勝ち得るヒーローたちをアクションがいい。 実にいい曲があり、 完璧な映画に興趣を添えている。 見ようかなと思っているなら、絶対に行くべし! 私は、幸いタダで見ることができたが、 お金を払うだけのことはある。 本当にユニークで、いままで見たことがない映画だ。 この映画で、クリストファー・ノーラン監督は、新しい地平を開いた。 素晴らしい結末について考えさせる勇気をもっていた。 オトーサン、 「このコメントをみてから、この映画を見にいくべし!」 MUSIC MINDさん 2010年7月25日 病める妻 ただでさえ難解な『インセプション』を更に難解なものにしてしまっている主因は 日本語の字幕にあると思う。 最初に‘インセプション’という言葉の意味の説明が必要だと思う。 通常‘インセプション’とは‘初め’や‘発端’という意味であるが、 ここでは‘コンセプション=概念(conception)’という言葉から ‘コン=共有(con)’を取って、代わりに‘イン=植え込む(in)’を繋げた クリストファー・ノーラン監督の造語だと思われる。 「他人のアイデアを盗む」というフレーズが使われているが、 正確に言うならばコブが盗んでいるのは他人のアイデアではなくて他人の秘密であり、 その相手の秘密の中からコブたちが都合が良いものを 相手の潜在意識に‘固定’させ、相手に何事もなかったかのように思わせるのである。 ‘Limbo’という言葉を‘虚無’と訳してしまっているが、 ‘Limbo’とは地獄と天国との間にあり、 キリスト教に接する機会のなかった善人または洗礼を受けなかった小児などの霊魂が 留まる場所であるのだから、仏教でいう‘涅槃’と訳すべきであろう。 夢の中で落命してしまい、自分がどうなってしまったのか理解できないまま、 地獄にも天国にも行けないために涅槃でいたずらに時を過ごしてしまっている サイトーの元に事情を全て掌握しているコブが助けに行ったのが冒頭のシーンである。 人は潜在意識では嘘がつけないし、潜在意識に無いものは植えつけようがない。 コブは、父親を亡くしたロバートが心の内に秘めていた 父親に対する愛憎から愛の方を引き出し‘植えつけた’ために サイトーの依頼通りにロバートに父親の会社を終わらせて 自分のスタイルで新しい会社を興すように仕向けることが出来た。 最大の難問はコブと妻のモルとの関係である。 コブと妻のモルはできるだけ長く楽しい時を過ごすために 時間の流れが緩やかな夢の中へ入って楽しんでいたが、 やがてモルは自分が夢の中にいるのか現実の世界にいるのか分からなくなってしまう。 そこでコブはモルに現実の世界にいる時に現実であるということを 潜在意識に‘植えつける’のであるが、 夢の中の生活に慣れてしまい、現実に耐えられなくなっていたモルにとって その‘植え付け’は逆効果をもたらした。 コブは現実がこの上ない最高のものだと当たり前のように考えていたが、 モルにとっては夢こそが最高のものだと考えていた。 ここで分かりにくいことは‘dream’という言葉が 現実に対して‘幻想’と‘理想’の二つの意味を帯びてしまうことである。 ‘幻想’から現実に戻るというコブの意図は モルの潜在意識内に‘理想’の現実へ戻りたいという願望を植えつけてしまったのである。 つまり結局人は誰でも自分の想いに嘘をつけないのであるから、 ラストシーンはコブにとって現実でも夢でもかまわないのである。 それにしても私が最も気になったことはレオナルド・ディカプリオ主演の 『シャッター・アイランド』と『インセプション』における妻の尋常ではない‘壊れ方’である。 そんなにアメリカ人の妻は病んでいるのだろうか?


トイ・ストーリー2

「おお、有難い」 先日、名画「トイ・ストーリー3」を見ました。 なぜか、2だけ見逃していたのです。 原題:Toy Story 2 (1999) 監督:John Lasseter /Ash Brannon /Lee Unkrich 原作:John Lasseter /Pete Docter /Ash Brannon /Andrew Stanton 脚本:Andrew Stanton /Rita Hsiao/Doug Chamberlin/Chris Webb Genre:Animation / Adventure / Comedy / Family / Fantasy Country:USA Language:English/ Arabic 上映時間:92分 あらすじ: アンディはキャンプに行く。 留守中に、ウッディは玩具収集家アルにさらわれる。 カウガールのジェシーや炭坑夫プロスペクターと一緒に プレミアム人形として、おもちゃ博物館へ行く運命に。 ウッディの相棒バズらは、救出に向かう... 声の出演者: Tom Hanks ... Woody (ウッディ) Tim Allen ... Buzz Lightyear (バズ) Joan Cusack ... Jessie the Yodeling Cowgirl (ジェシー) Kelsey Grammer ... Stinky Pete the Prospector (プロスペクター) Wayne Knight ... Al the Toy Collector(アル) オトーサン、 「新顔のジェシー、いまいちだな」 その他の出演者: Don Rickles ... Mr. Potato Head Jim Varney ... Slinky Dog Wallace Shawn ... Rex the Green Dinosaur John Ratzenberger ... Hamm the Piggy Bank Annie Potts ... Bo Peep John Morris ... Andy Laurie Metcalf ... Andy's Mom Estelle Harris ... Mrs. Potato Head Jodi Benson ... Tour Guide Barbie / Barbie on Backpack Joe Ranft ... Wheezy the Penguin / Heimlich User Rating: 8.0/10 ( 114,299 votes) IMDb Top 250: #228 User Rating: 8.8/10 ( 2,525 votes)Yahoo! オトーサン、 「高すぎないか?」 「トイ・ストーリー3」を見たあとだったせいか、 それとも、TV版の編集が下手だったせいでしょうか? 評判の主題歌も、中途半端。 アカデミー賞ノミネート ・主題歌賞 ゴールデン・グローブ ノミネート ・作品賞(コメディ/ミュージカル) ・歌曲賞 User Reviews ccthemovieman-1 さん Lockport, NY, United States 2006年4月21日 「トイ・ストーリー1」よりもいい 素敵なスタートだった第1作を超える興奮だ。 第1作は、素晴らしかった。 この第2作は、非常にいい。 ペースが早いし、面白い。 大笑いするシーンはないが、 いいせりふが沢山あって、見ていて楽しい。 評価したいのは、薄汚い悪党や邪悪なものが出てこないこと。 第1作では、近所の腐りきった子供が出ていた。 DVDの素敵な音も、素敵な色彩もいい。 Sarah MacLaclanが歌う涙をそそる素晴らしい歌を忘れてはならない。 いつも、そう思う。 素敵なキャラクター、音楽、色彩、音響、 現代における最愛のアニメ映画のひとつだ。 オトーサン、 「なるほど...適度のCG臭さをきちんと残してあるんだ」 服部弘太郎さん 2000年2月10日 大ヒット作『トイ・ストーリー』の続編は、前作以上に笑えるし泣ける! パロディ・シーンも満載で映画ファンは必見です。 ピクサー&ディズニーの長編CGアニメ『トイ・ストーリー』の続編。 今回は前作以上にスゴイ。 CG技術が大幅に進歩して、画面の質感がものすごくリアルになっている。 キャラクターのデザインなどは前作とのつながりがあるため “格段の進歩”にはあえて見えないようにしてあるそうですが、 それを取り囲む実景シーンなど、 時々「これは実写で撮ってCGのキャラと合成しているんじゃないの?」 と思わせるほど臨場感がある。 『トイ・ストーリー』から『バグズ・ライフ』に至る時点でかなりの進歩があったわけですが、 今回の進歩はその延長上にある。 しかし僕が感心したのは、この映画の製作者たちが画面の中に 適度のCG臭さをきちんと残していること。 現在の技術を使えば、リアルに作ろうと思えば全体をもっとリアルに作れちゃう。 でもこの映画はそれを抑えて、あえて3DCGの臭いを付けてある。 こうして現実の世界と一歩距離を置くことで、 子供部屋のオモチャたちが動いたりおしゃべりしたりする物語に、 作り物のリアリティを生み出しているのです。 前作は「オモチャが動く」というそれだけの話で楽しませてくれましたが、 今回はもう少しテーマに深みがある。 僕は今回の映画を観て泣いちゃったんだけど、 それは自分が昔持っていたオモチャたちを思い出してのことだった。 子供の頃に夢中になって遊んだオモチャも、 子供が成長すればただのガラクタになって、いずれは捨てられてしまう。 オモチャは基本的に使い捨てなのです。 ウッディやバズも、いずれはアンディに飽きられて捨てられてしまうかもしれない。 今回の映画には世界的なオモチャ・コレクターというのが登場して、 本来なら捨てられてしまうオモチャに永遠の命を約束するのです。 この映画が上手いのは、話の構造が二重になっていて、大人も子供も楽しめるからです。 子供にとって今回の映画は、誘拐されたウッディが 仲間の助けを借りてアンディの家まで戻る話です。 大人にとっては、自分が子供の頃に遊んだオモチャたちに思いを巡らして、 「オモチャたちよ、遊んでくれてありがとう」と思える話になっている。 いずれにせよ、ここにあるテーマは「オモチャ万歳」です。 物語を二重に楽しみながら、 それぞれが同じテーマを持った話になっている楽しさと面白さ。 今回はウッディの過去が明らかにされたり、昔の仲間が登場したりします。 新キャラのカウガール、ジェシーが可愛い。 声を当てているのはジョーン・キューザック。 ミュージカルシーンではサラ・マクラクランがジェシー役で登場します(これが泣かせる)。 他にもマテル社のバービー人形が大群で登場したりして、かなりすごい状態になってます。 パロディも満載。 『スター・ウォーズ』や『ジュラシック・パーク』など、 有名どころが揃っているので映画ファンなら思わず爆笑です。 とにかく、大人も子供も楽しめる傑作です。 試写では本編の前にピクサーのロゴの元にもなった短編CGアニメを上映してましたが、 これは劇場でもやるのかな?


ジャッカルの日

オトーサン、 「テレビでやってるのか」 映画館で見た後、VHSを買って何度も見ました。 「...変だな」 記憶に残っているシーンが出てきません。 それもそのハズ、142分を2時間枠に収めているのです。 CFもあるので、恐らく、30分は削っているでしょう。 まるで大相撲ダイジェストを見ているようでした。 全編、後編と2回に分けて完全放映すべきでは? 原題:The Day of the Jackal (1973) 監督:Fred Zinnemann 原作:Frederick Forsyth 脚本:Kenneth Ross Genre:Drama / Thriller Country:UK / France Language:English / Italian / French 上映時間:142分 あらすじ: 秘密組織OASは、アルジェリア撤退に反対し、 大統領暗殺を計画するが、タリー中佐が銃殺刑になる。 国外に逃れた指導者ロダン大佐は、最後の手段として、 外国人の殺し屋"ジャッカル"を雇うことにし、 各地で銀行強盗をし、その資金を調達した。 フランス当局は、大佐の護衛ウォレンスキーを逮捕し、拷問する。 死ぬ間際に漏らした断片的な言葉を手掛りに レベル警部は、ジャッカルを追う。 出演者: Edward Fox ... The Jackal(ジャッカル) Michael Lonsdale ... Lebel(レベル警部) Delphine Seyrig ... Colette(コレット) Jean Sorel ... Bastien-Thiry(タリー中佐) Eric Porter ... Colonel Rodin(ロダン大佐) Jean Martin ... Wolenski(ウォレンスキー) オトーサン、 「エドワード・フォックス、まさにはまり役!  ミシェル・ロンズデール、チャップリンみたいだね。  デルフィーヌ・セイリグいい演技したのになぁ...」 TV版で、出番が大幅にカットされたのが残念です。 EDWARD FOX  エドワード・フォックス 誕生日 1937/4/13 出身 英ロンドン 父は芸能エージェント、母は元女優、弟ジェームズとロバートも俳優。 近衛兵やチェーン店の運送係の仕事をした後、王立演劇学校へ入学。 ロンドンの舞台主演を経て、映画界入り。 「恋」で英国アカデミー賞助演男優賞受賞。 33年「ジャッカルの日」のジャッカル役で人気に。 私生活ではキャロル・リードの養女トレイシーと結婚し、離婚している。 出演作 1963年「マインド・ベンダーズ」 1966年「モーガン」「裸のランナー」「怪奇!呪いの生体実験」      「ジョーカー野郎」 1967年「明日に賭ける」「長い長い決闘」 1969年「空軍大戦略」「素晴らしき戦争」 1970年「類人猿捜索隊」 1971年「恋」 1972年「人形の家」 1973年「ジャッカルの日」 1977年「デュエリスト・決闘者」「遠すぎた橋」 1978年「大いなる眠り」「遺言シネマ殺人事件」「ナバロンの嵐」      「女王陛下の戦士」 1980年「クリスタル殺人事件」 1982年「ガンジー」 1983年「ドレッサー」「ネバー・セイ・ネバー・アゲイン」 1984年「バウンティ」「インドへの道」 1985年「ワイルド・ギースU」 1986年「アナスタシア 光・ゆらめいて」 1987年「闘神伝説シャカ・ズールー」 1989年「戦争にかける橋2/クワイ河からの生還」 1991年「ロビン・フッド」 1995年「湖畔のひと月」 1998年「ロスト・イン・スペース」 2001年「エニグマ奪還」 2005年「名犬ラッシー」 MICHAEL LONSDALE  ミシェル・ロンズデール 誕生日 1931/5/24  出身 仏パリ フランス人の母とイギリス人の父の間に生まれる。 少年期は父の任地モロッコで過ごし、映画をたくさん観る。 芸歴のスタートはモロッコの児童向け番組。 47年にパリに戻って演技を学び、56年映画デビュー。 活躍度 △→ 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1968年「黒衣の花嫁」 1973年「薔薇のスタビスキー」「ジャッカルの日」 1974年「地獄のキャラバン隊」「インディア・ソング」 1978年「ザ・パッセージ/ピレネー突破口」「危険旅行」 1979年「007/ムーンレイカー」 1981年「ヒトラー最期の日」 1982年「エニグマ奇襲指令/ベルリン暗殺データバンクを強奪せよ!」 1983年「エレンディラ」 1985年「第三帝国の遺産」 1986年「薔薇の名前」 1988年「レクイエム」 1993年「日の名残り」 1994年「ジェファソン・イン・パリ/若き大統領の恋」 1995年「とまどい」 1998年「RONIN」 2004年「そして、デブノーの森へ」 2005年「ミュンヘン」 DELPHINE SEYRIG  デルフィーヌ・セイリグ 誕生日 1932/4/10-1990/10/15 出身 レバノン・ベイルート 両親はフランス人。 戦時中は父の仕事の関係でアメリカで過ごし、そのまま帰化。 演劇を学んだ後、舞台で活躍。 アラン・レネ監督「去年マリエンバードで」で主演をつとめ、ベネチア映画祭グランプリ 「ミュリエル」でベネチア映画祭主演女優賞を手にした。 出演作 1961年「去年、マリエンバードで」 1963年「ミュリエル」 1967年「できごと」 1968年「夜霧の恋人たち」 1969年「銀河」 1971年「ロバと王女」 1972年「ブルジョワジーの秘かな愉しみ」 1973年「ジャッカルの日」「人形の家」 1974年「ドラブル」 1975年「インディア・ソング 1976年「ヴェネツィア時代の彼女の名前」 1981年「フリーク・オルランド」 1986年「ゴールデン・エイティーズ」 その他の出演者: Terence Alexander ... Lloyd Tony Britton ... Inspector Thomas Michel Auclair ... Colonel Rolland Alan Badel ... The Minister Denis Carey ... Casson Nicole Desailly ... Yvonne De Gaulle Cyril Cusack ... The Gunsmith Maurice Denham ... General Colbert Vernon Dobtcheff ... The Interrogator Jacques Francois ... Pascal Olga Georges-Picot ... Denise Raymond Gerome ... Flavigny Barrie Ingham ... St. Clair Derek Jacobi ... Caron Ronald Pickup ... The Forger Anton Rodgers ... Bernard Donald Sinden ... Mallinson David Swift ... Montclair Timothy West ... Berthier Philippe Leotard ... Gendarme Max Faulkner ... Special Branch Detective Robert Favart ... Minister Edward Hardwicke ... Charles Calthrop David Kernan ... Per Lundquist User Rating:7.9/10( 13,435 votes)IMDb User Rating:9.2/10( 272 votes)Yahoo! オトーサン、 「名作だ」 アカデミー賞ノミネート ・編集賞 英国アカデミー賞受賞 ・編集賞 同ノミネート ・作品賞 ・助演男優賞 ミシェル・ロンズデール ・助演女優賞 デルフィーヌ・セイリグ ・監督賞 フレッド・ジンネマン ・脚本賞 ケネス・ロス User Reviews Wayne Malinさん United States 2004年10月4日 上出来だ 雇われ殺人者ジャッカルについての面白いドラマ。 1962年、ドゴール大統領を暗殺しようとした。 暗殺までの息づかいと彼を追いつめようとするフランス警察の 動きを一歩一歩追っていく。 ストリーを演じるのは、多くの無名の役者らだ。 それゆえに、より真実味がある。 (一方、1997年のリメイクでは、 ブルース・ウィリスがジャッカルを演じており、 観客はいつも彼ウィリスを意識することになる) また、殺人者エドワード・フォックスも、実に真実味がある。 筋書きは、欧州全域をカバーし、国から国へと飛び回る。 大勢の出演者と複雑なストーリーであるにもかかわらず、 混乱することも、気が散ることもない。 フレッド・ジンネマン監督の手腕のなせる技だ。 やや不満があるとすれば、やや長すぎる。 最後の30分は、やや退屈させられる。 だが、それでも、見るに値するよく出来たスリラーだ。 8点を献上したい。 オトーサン、 「映画でみたシーンね」 その地に憧れて、何年後かに宿願を果たす...いいもんですよね。 ろめおさん 2007年7月1日 緊迫感がいい この映画、初めてみたのは20年前、レンタルビデオで何気なく借りた。 俳優も監督も、予備知識ゼロで観たが、おもしろさに圧倒された。 リメイクの「ジャッカル」なんて、しょぼすぎて話にならない。 何度も繰り返し観たが、イタリア旅行に行った後に観たら、 距離感が見えてさらにリアルに感じたから不思議だ。 特殊銃を作った渋い爺さん、ジェノバの下町っぽいとこにあったんだな。 自分も旅行ですぐ近くを通ったんだが、 うん十年経っているのに雰囲気が同じ。 移動がアルファロメオなんてのも格好いい。 本当は殺し屋だから目立ってはいけないはずなのに・・・ ジェームズ・ボンドみたいにクルマとオンナが好きなのかもね。 暗殺決行日の警察との攻防は手に汗握る。 どちらにも応援したくなってしまう。 この警部、「RONIN」でもいい味だしてました。


タルサ

オトーサン、 「どんな映画かな?」 上野のCD店で買った3本のうちの1本です。 「1949年か、この頃の映画、どこかノンビリしているな」 名画「風とともに去りぬ」の雰囲気が伝わってきます。 原題:Tulsa (1949) 監督:Stuart Heisler 原作:Richaed Wormser 脚本::Curtis Kenyon/Frank S. Nugent Genre:Drama / Action / Romance 上映時間:90分 あらすじ: 1920年代、オクラホマ州タルサ。 チェロキーの父は牧場主だったが、 油井が川を汚染し、牛が死んだので、 石油採掘業者に抗議している最中に事故死する。 チェロキーは業者タナーへの復讐を誓い、 採掘権を獲得し、親友のジムの助けを借りて採掘を開始するが、 石油は、一向に噴出しない。 幸い、地質学者ブラッドの助力もあって、 採掘は成功し、石油女王となっていく。 親の仇だったタナーとも組み、タルサを支配しようとする。 ジムは、放心状態になり、石油が流れる小川に放火する... 出演者: Susan Hayward ... Cherokee Lansing ( チェロキー) Robert Preston ... Brad Brady ( ブラッド) Pedro Armendariz ... Jim Redbird (ジム) Lloyd Gough ... Bruce Tanner ( タナー) Chill Wills ... Pinky Jimpson (ピンキー) オトーサン、 「映画史に輝く名女優!」 90分間、彼女をみていると幸せでした。 SUSAN HAYWARD  スーザン・ヘイワード 誕生日 1918/6/30-1975/3/14 出身 米ニューヨーク州ブルックリン 1958年、「私は死にたくない」でアカデミー主演女優賞受賞。 出演作 1939年「ボージェスト」 1941年「四人の息子」 1942年「絶海の嵐」「森林警備隊」「奥様は魔女」 1944年「血戦奇襲部隊」「愛のあけぼの」 1946年「タイムリミット25時」「インディアン渓谷」 1948年「愛と血の大地」 1949年「タルサ」「他人の家」 1950年「愚かなり我が心」 1951年「狙われた駅馬車」「愛欲の十字路」 1952年「我が心に歌えば」「キリマンジャロの雪」 1953年「真紅の女」「蛮地の太陽」 1954年「ディミトリアスと闘士」「悪の花園」 1955年「野性の女」「一獲千金を夢見る男」       「明日泣く」 1956年「征服者」 1957年「将軍ベッドに死す」 1958年「私は死にたくない」 1959年「バスク決死隊」 1961年「裏街」 1963年「愛の勝利」 1964年「愛よいずこへ」 1967年「三人の女性への招待状」「哀愁の花びら」 1972年「復讐の荒野」 その他の出演者: Ed Begley ... John J. 'Johnny' Brady Jimmy Conlin ... Homer Triplette Roland Jack ... Steve, Cherokee's Ranchhand Harry Shannon ... Nelse Lansing Lola Albright ... Candy Williams User Rating:6.2/10( 337 votes) IMDb オトーサン、 「なかなかの映画なのになぁ」 Yahoo!では誰もみていないようです... アカデミー賞ノミネート ・特殊効果賞 User Reviews Snow Leopardさん Ohio 2006年1月4日 スーザン・ヘイワード の名演技、それに素晴らしいラスト スーザン・ヘイワード の名演技が、この映画を見る価値がある。 ラストの爆発シーンも素晴らしい。 トーンは、必ずしも均一ではない。 環境問題や倫理的な主張あり、 チル・ウィリスのリズミカルな歌もある。 だが、 ヘイワード は、見ていて面白い。 語り口もいいペースだし、いいシーンもある。 (略 あらすじ紹介) この役は、ヘイワードにぴったりだ。 最初に正義を求め、次第にかつて戦った存在そのものになっていく。 石油産業の役割を過大評価しているのが気になるが、 大規模開発によって引き起こされる環境問題も扱うことで、 バランスをとっている。 明らさまには語られないが、いくつかのシーンでは、 オクラホマ大平原の美しさと林立する油井の塔の醜さが対比されている。 クライマックスの火災との戦いは、 見事なアクションと映像とあいまって、印象的なものとなっている。 結末は、重要な主張を解決するものではないが、 スクリーンの上では、効果を発揮している。 助演陣は、手堅い演技で、好ましい。 チル・ウィリス、ロバート・プレストン、ペドロ・アルマンダリスだ。 大部分、彼らは、そう目を引く存在ではない。 というのも、ヘイワードが関心の的だからだ。 でも、ちゃんと見せ場が用意されている。 全体として、この映画は、平均以上だ。 ヘイワード の名演技と素晴らしいラストのおかげだ。 オトーサン、 「時代が変われば、石油も悪者になるんだなぁ」 Ikedaさん 2006年4月20日 スーザン・ヘイワード アメリカの石油といえば、すぐ思い出すタルサを背景にした映画ですが、 何といってもスーザン・ヘイワードが大活躍です。 全体としては大した作品ではないと思いますが、 彼女が金儲けに執心する所から 好きな相手の間をフラフラしながら 最後に環境保護にたどり着く演出が良いです。 ただ、現在のアメリカの政策については、 この映画が描こうとしている石油問題を自分達は温存すると同時に 「鬼は外」的にしか考えていませんし、 民主主義は良くても、資本主義の極限についてはどうかなと思っています。 ペドロ・アルメンダリスに期待していましたが、まだ大した役を与えられていなくて、 ロバート・プレストンもさほどの事は無かったのは残念です。 最後の油田火事はかなり華やかな演出ですが、 10年位前に作られた「ブーム・タウン」に比べると、 それまでの展開の関係で、あまり感動性がありませんでした。


マッド・ラブ

オトーサン、 「へぇ、女流監督なんだ」 ラブシーンを興味本位でなく撮っているのは、 好感が持てましたが... 原題:Mad Love (1995) 監督:Antonia Bird 脚本:Paula Milne Genre:Drama | Romance Rated PG-13 for brief strong language and issues of an emotionally disturbed teen, including risk-taking situations and sexuality. 上映時間:93分 あらすじ: マットは、シアトルの高校生。 望遠鏡で湖の対岸を眺めているち、活発な少女を発見する。 転校生のケイシーだった。 彼女に一目惚れし、手紙を出す。 だが、ケイシーの両親はマットとの交際を禁じ、 ケイシーは自殺未遂で精神病院に収容されてしまう。 2人は、病院から抜け出し、逃避行を楽しむが... 出演者: Chris O'Donnell ... Matt Leland(マット) Drew Barrymore ... Casey Roberts(ケイシー) Joan Allen ... Margaret Roberts(マーガレット) Jude Ciccolella ... Richard Roberts(リチャード) Kevin Dunn ... Clifford Leland(クリフォード) オトーサン、 「やはり、ドリューは巧い!」 でも、彼女も、クリス・オドネルも、 どうみても、高校生には見えません。 致命的なキャスティング・ミスでしょうね。 DREW BARRYMORE  ドリュー・バリモア 誕生日 1975/2/22 出身 米カリフォルニア州ロサンゼルス 両親は俳優。 1980年、「アルタード・ステーツ」で映画デビュー。 「E.T.」の子役で注目される。 「ペーパー・ファミリー」、「炎の少女チャーリー」で ゴールデン・グローブ賞助演女優賞にノミネート。 だが、実際は、10才でマリファナを吸うなど荒れ放題だった。 14才で自殺を図るが、立ち直り、19才で電撃結婚・離婚をした。 1992年、「ガンクレイジー」でゴールデングローブ賞主演女優賞ノミネート。 95年に、フラワー・フィルムズを設立、 「25年目のキス」、「チャーリーズ・エンジェル」で主演・制作。 出演作 1980年「アルタード・ステーツ/未知への挑戦」 1982年「E.T.」◆ 1984年「ペーパー・ファミリー」◇「炎の少女チャーリー」◇ 1985年「キャッツ・アイ」◇ 1986年「おもちゃの国のクリスマス」◇ 1989年「いくつもの朝を迎えて」◆      「ネバダ・ファミリー/静けさは危険な香り」 1991年「モトラマ/5億ドルを狙え!」◆ 1992年「ノー・プレイス・トウ・ハイド」「ボディヒート」      「ドッペルゲンガー」◇「ガンクレイジー」◇ 1993年「ウェインズ・ワールド2」 1994年「バッド・ガールズ」◆「ドリュー・バリモア プワゾンの香り」◇ 1995年「マッド・ラブ」◇「ボーイズ・オン・ザ・サイト」◆      「バットマン・フォーエバー」◆ 1996年「世界中がアイ・ラブ・ユー」◆      「スクリーム」◆ 1997年「リスキーブライド/狼たちの絆」◆ 1998年「ウェディング・シンガー」◇「100万回のウィンク」◇      「エバー・アフター」◇ 1999年「25年目のキス」◇ 2000年「タイタンA.E.」(声)「チャーリーズ・エンジェル」◇      「誘惑の接吻(キス)」 2001年「サンキュー、ボーイズ」◇「ドニー・ダーコ」◆      「フレディのワイセツな関係」▲ 2002年「E.T.20周年アニバーサリー特別版」◆「コンフェッション」◆ 2003年「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」◇「おまけつき新婚生活」◇ 2004年「50回目のファースト・キス」◇ 2005年「2番目のキス」◇「デート・ウィズ・ドリュー」 2006年「おさるのジョージ」(声) 2007年「ラブソングができるまで」◇「ラッキー・ユー」◇ 2008年「ビバリーヒルズ・チワワ」(声) 2009年「そんな彼なら捨てちゃえば?」 その他の出演者: Matthew Lillard ... Eric Richard Chaim ... Duncan Robert Nadir ... Coach T.J. Lowther ... Adam Leland Amy Sakasitz ... Joanna Leland Elaine Miles ... Housekeeper Sharon Collar ... Librarian Selene H. Vigil ... Singer Valerie M. Agnew ... Drummer Roisin Dunne ... Guitar User Rating:4.8/10( 3,424 votes)IMDb User Rating:6.0/10( 68 votes)Yahoo! オトーサン、 「ま、こんなものかも」 User Reviews The_Coreさん Seattle, WA. USA 2003年5月15日 悪い映画、素晴らしい演技... 他の多くのレビュー同じだが、 この映画は、お粗末だ(脚本)。 だが、ドリュー・バリモアは、精神病の感じがよく出ている。 抑圧症や統合失調症に悩むひとを知っているが、 ドリューのこうした演技をみると、 自身の体験を生かしているように思える。 2.0/10の10代映画を高め、見るに耐えるものにしている。 普段は、フアンではないし、 (「全身ハードコア GGアリン」「ドニー・ダーコ」) 彼女の傷ついた子供っぽいイメージにはいらついていた。 (彼女自身がそうなのかも) だが、この映画では、まさに役になりきっている。 10点満点で6点。 オトーサン、 「このひと、男性かな。女性かな?」 それから、若いひとかな。年寄りかな? hoshi595さん 2007年5月28日 恋の逃避行に共感できるとしたら 燃えるような恋とは、 激しい情熱であって本当の愛ではないかもしれない。 誰しも経験する若かりし頃の恋。 それが止まらなくなったら・・・ 主演のクリス・オドネルは誠実な青年役の似合う俳優で 「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」では アル・パチーノと共演し印象深い演技を披露した 。相手役のドリュー・バリモアは波乱万丈の私生活の様だが、 紛れも無く才女である。 映画は「ET」の子役から始まり「炎の少女チャーリー」や 「チャーリーズ・エンジェル」などに出演し活躍を続けている。 本作品は美青年と可愛い少女の恋の物語である。 今幸せな生活を送っている人々には共感は得られないかもしれないが、 同じような体験をした人や、 今の自分を不幸だと思っている人には胸打つものがあるかもしれない。 二人のまっしぐらの生き方をどう感じるかは、あなた次第である。 でも心が傷ついた時治してあげられるのは医者ではなく、 最後まで傍にいてくれるパートナーなのかもしれない。


マンモス

オトーサン、 「氷漬けマンモスってあるそうだね」 絶滅したマンモスの生息地は、凍てつくシベリア。 誤って川に落ちた幼いマンモスが、凍りつき、 何万年後に発見されるということが起きるのです。 この映画、氷漬けマンモスが解凍されるだけでなく、 動き出すというのですから、驚くじゃあーりませんか。 原題:Mammoth (2006) (TV) 監督:Tim Cox 原作:Don Guarisco 脚本:Tim Cox/Brook Durham/Sean Keller r Genre:Action / Comedy / Horror / SF / Thriller Country:USA Language:English / American Sign Language 上映時間:93分 あらすじ: 宇宙から飛来した隕石が博物館を直撃し、 「氷漬けマンモス」が解凍され、動き出してしまう! このマンモス、獰猛というほどではない。 政府は、怯えて、マンモスごと町を破壊しようとする。 出演者: Vincent Ventresca ... Dr. Frank Abernathy(フランク・アバナシー) Tom Skerritt ... Simon Abernathy (サイモン・アバナシー) Summer Glau ... Jack Abernathy (ジャック・アバナシー) Cole Williams ... Squirrelly(スクワラリー) Leila Arcieri ... Agent Powers(パワーズ捜査官) Charles Carroll ... Sheriff Marion Morrison(モリソン保安官) オトーサン、 「全部、無名俳優だな」 演技には、見るべきものなし。 ま、マンモスが主人公なのでしょうが、 それも思ったよりも、迫力がなく... その他の出演者: Constantin Draganescu ... Gordon Mark Irvingsen ... Deputy Dino David Kallaway ... Deputy Bud Marcus Lyle Brown ... Agent Whitaker Andrew Peter Marin ... Floyd Dan Radulescu ... Moe the Monkey Man Karen Parden Johnson ... Gas Station Lady Coca Bloos ... Olive Boris Petroff ... Bruno User Rating:4.0/10( 1,190 votes)IMDb User Rating:4.0/10( 17 votes)Yahoo! オトーサン、 「低いなぁ、しょうがないか」 User Reviews erik-zane-imdb さん United States 2006年4月23日 悪くはないが、安っぽい. . . どう想像力を働かせても、こいつはいい映画ではない。 いつも言っていることだが、SF小説が映画化されると、屑になる。 映画化されてよかったという例はない。 だが、この映画は、そのことをよく知っているように感じた。 俳優たちは、B級映画かTV向きだ。 一番名が売れているのは、サマー・グロウくらいだろう。 最悪の俳優たちというわけではない。 脚本には、引用したいようなせりふもあった。 特殊効果は、現代のCGIと比較すると見劣りするが、 こいつは、低予算のホラー映画なんだ。 みんなで、見終えたが、何人かは楽しんでいた。 50-60年代風のホラー映画が好きなら、 あるいは、「キラー・トマト」シリーズや「トレマース」らが好きなら、 この映画も楽しめるだろう。 オトーサン、 「このひと、結構楽しんでるね」 映画批評で、あらすじ紹介に終わっていて、 ただの感想文だと玄人筋から馬鹿にされています。 でも、樂しかったシーンを書きとどめておくのも、 映画の樂しみとして許されるのでは... Black Doraさん 2007年9月16日 SFパニック・・・いや、コメディだな 思いっきり合成!!みたいなマンモスが現代で大暴れ! 400万年?の眠りから、 宇宙生命体により(笑)目覚めたマンモスが、 博物館から脱走して、町を破壊する。 その博物館の館長一家が主体で、 政府からやってきたFBIみたいな怪しい人たちと共に マンモスを捕まえるべく、立ち向かうんだ。 あまりにSFだったり・・・ 切実だったり・・・ 見ている人を、泣かすところも笑わすところも怒らすところも 全て、中途半端な感じがするけど、 ミニシアター作品にしては、ハズレではなかったかな。 その日は、娘・ジャックの16歳の誕生日だった。 仕事でいつも忙しい館長・フランクは、約束の時間を思い出し 慌てて帰路に着くのだが・・・ 途中、隕石みたいなものが博物館の方向に向かい落下したのを みて、慌てて引き返すフランク。 マンモスが・・・い、い、いない・・・ 警察の事情聴取やら何やらで、いつも守れないジャックとの約束を また、破ってしまう・・・ 「お父さんなんか嫌い!」みたいな娘だけど・・・ 寂しいんだよね、いつも。 母親がいないジャックは、ボーイフレンドや 仲良しのおじいちゃん(フランクの父親で宇宙人研究専門)とたいてい 一緒に過ごしている。 ちょっと、のけもの的なお父さんフランク^_^; しかし、そのマンモスパニックの為に 家族が一丸となって行動することになったのだ! たまにB級な残酷シーンが出てきます(ーー;) 漫画みたいでリアルじゃないから、吹き出しちゃうかも。 宇宙人が乗り移った「アダムスファミリーのハンドくん」みたいなのが出てくる!って、 そのまんまだよな、ありゃ!


グロムバーグ家の人々

オトーサン、 「巡りあわせって、あるんだなぁ」 たまたま「マイ・シネマトグラファー」の後に、 この映画を見たのは、幸せな偶然でした。 特典映像のインタビューで、マイケル・ダグラスは、 いかに名優カーク・ダグラスの息子であることで悩んだか、 偉大な父親とまったく折り合うことができなかった、 しかし、父親との対立は、振り返ってみれば、自己確立の道だった。 父親が老いて力が弱ってきて、 客観的にひとりの男として父親をみることができるようになり、 はじめて和解することができた...そう述懐しています。 原題:It Runs in the Family (2003) 監督:Fred Schepisi 脚本:Jesse Wigutow Genre:Drama Rated PG-13 for drug content, sexual material and language. Country:USA Language:English / Hebrew / Spanish 上映時間:110分 あらすじ: アレックスは、父が創設した法律事務所で働いている。 カウンセラーの妻レベッカと2人の息子に恵まれて、 傍目には幸せそうなグロムバーグ家だが、問題だらけだ。 長男の大学生アシャーは授業も出ずに、ドラッグに手を染めている。 父ミッチェルは、偏屈な性格でアレックスと口論が絶えない。 ある日、腎臓病を患っていた母イヴリンが突然死んでしまい... 出演者: Kirk Douglas ... Mitchell Gromberg (ミッチェル) Diana Douglas ... Evelyn Gromberg (イヴリン) Michael Douglas ... Alex Gromberg (アレックス) Bernadette Peters ... Rebecca Gromberg (レベッカ) Cameron Douglas ... Asher Gromberg (アシャー) Michelle Monaghan ... Peg Maloney (ペグ) オトーサン、 「カーク・ダグラスか」 「OK牧場の決斗」「スパルタカス」「炎の人ゴッホ」... アクション俳優として映画史に輝くひとが、 いまや齢87にして繊細な演技派に成長!とは、驚きです。 名優マイケルも、この偉大な父親の前には、霞んでみえるほど。 KIRK DOUGLAS カーク・ダグラス 誕生日 1916/12/9 出身 米ニューヨーク セントローレンス大学卒業後、米演劇アカデミーで学び、46年映画界入り。 長男はマイケル・ダグラス。 活躍度 △↓ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆☆★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1946年「呪いの血」 1947年「過去を逃れて」「暗黒街の復讐」 1948年「三人の妻への手紙」 1949年「チャンピオン」 1950年「情熱の狂想曲」 1951年「ガラスの動物園」「死の砂塵」「地獄の英雄」「探偵物語」 1952年「ザ・ビッグ・ツリー」「果てしなき蒼空」「悪人と美女」      「三つの恋の物語」 1954年「想い出」「ユリシーズ」「海底二万哩」 1955年「星のない男」「スピードに賭ける男」「赤い砦」 1956年「炎の人ゴッホ」 1957年「将軍ベッドに死す」「OK牧場の決斗」「突撃」 1958年「ヴァイキング」「ガンヒルの決闘」 1959年「悪魔の弟子」 1960年「スパルタカス」 1961年「非情の街」「ガン・ファイター」「逢うときはいつも他人」 1962年「脱獄」「明日になれば他人」「零下の敵」 1963年「秘密殺人計画書」「恋のクレジット」 1964年「5月の7日間」 1965年「危険な道」「テレマークの要塞」 1966年「巨大なる戦場」「パリは燃えているか」 1967年「大西部への道」「戦う幌馬車」 1968年「暗殺」「ボディガード」 1969年「アレンジメント」 1970年「大脱獄」 1971年「世界の果ての大冒険」「雨のパスポート」 1972年「ザ・ビッグマン」 1975年「明日なき追撃」「いくたびか美しく燃え」 1976年「エンテベの勝利」 1977年「悪魔が最後にやってくる!」 1978年「フューリー」「サボテン・ジャック」 1979年「スペース・サタン」「悪魔のファミリー」 1980年「ファイナル・カウントダウン」 1982年「遙かなるスノー・リバー」 1983年「愛に向かって走れ」 1987年「タフガイ」 1991年「オスカー」 1994年「遺産相続は命がけ!?」 2003年「グロムバーグ家の人々」 その他の出演者: Rory Culkin ... Eli Gromberg Geoffrey Arend ... Malik Sarita Choudhury ... Suzie Irene Gorovaia ... Abby Staley Annie Golden ... Deb Mark Hammer ... Stephen Gromberg Audra McDonald ... Sarah Langley Josh Pais ... Barney Louie Torrellas ... Jeremy User Rating:5.5/10( 2,654 votes)IMDb User Rating:4.0/10( 17 votes)Yahoo! オトーサン、 「低すぎる!」 ダグラス家における親子の葛藤を知っていれば、 こんな低い点数はつけられないでしょう。 User Reviews patilinet adrianさん bucharest romania 2004年12月11日 どんどん年をとっていくことに折り合いをつけるのは難しい。 この映画を見たいと思ったのは、主として、 ダグラス家の3世代の共演だった。 2度見たい映画ではない。 筋書きは先が読める。 筋書きがないと言ってもいいかも。 だが、この大家族全体の雰囲気や 幸せな瞬間、悲しみ、争いがよく描かれている。 私は老いたカーク・ダグラスに感銘を受けた 彼の年齢にしては、見事な演技だ。 彼は、もういい年寄りだが、 まだまだ活躍し、家長として振る舞おうとしている。 年を取るというのは、悲しいことだ... 彼が妻と踊るシーンは、印象的だ。 その後、すぐ妻は眠るように死んでしまうのだ。 また、彼のジョギングシーンも、印象的だ。 転んで地面に倒れると、追い越していく若者に罵声を浴びせられる。 怪我をするが、泣かない。尊厳をもって耐えるのだ。 老人の人生は、不安定なものだ。 さまざまな困難に直面するが、負け犬になるのは断固拒否する。 そう、その姿は、視聴者の共感を得る。 我々は、周囲の高齢者を無視できない。 スピーディで、時には利己的な世界で生き延びようとしているのだ。 世界は甘くないし、差し伸べる手も少ない。 だが、この映画を見ると、我々は高齢者に寛大になれる。 それが、この映画のメッセージなのだろう。 ダグラス家3世代の演技を見るのも、興味深い。 オトーサン、 「マイケルは、家庭人としても偉大だな」 この共演を通じて、家族の絆を取り戻そうとしたのです。 DOGMANさん 2004年8月3日 結構良かった... マイケル・ダグラス一家総出演の 家族3世代の絆を描くファミリードラマで、 家族を見つめ直す映画としてはまぁまぁ良かったし、 ホントの1家庭を覗けたと感じがしてた楽しめた。 3世代がボートの上で並んで魚釣りをする場面は 人間の進化論の図が描かれているみたいで面白かった。 実際の家族で競演することに、本人達は違和感があっただろうなぁと思った。 父のカーク・ダグラスを全く知らない世代の自分としては、 元気なおじいちゃんって感じがして良かったし、カートより目立っていた。 カートの息子、キャメロンはプロレスラーの故・オーエン・ハートに激似だったし、 見た目からマコーレ・カルキンの弟とわかるロリーも演技がうまかった。


トイ・ストーリー3

オトーサン、 「ほんとかよ」 IMDbのスコアが、9.0/10、 しかも歴代名画のうち、第8位とは。 原題:Toy Story 3 (2010) 監督:Lee Unkrich 原作:John Lasseter/Andrew Stanton/Lee Unkrich 脚本:Michael Arndt Genre:Animation / Adventure / Comedy / Family / Fantasy Country:USA Language:English / Spanish 上映時間:103分 あらすじ: アンディは、大学へ進学するため引っ越すことになる。 「ウッディだけ、持っていこう」 バズや他のおもちゃたちは、屋根裏部屋に残すことに。 だが、手違いで、ゴミに出されそうになる。 結局、託児施設へ行くことになる。 クマのヌイグルミ、ロッツォに歓迎され、一同大喜こび。 だが、実は、おもちゃを破壊する幼児ばかりの地獄だった。 ウッディは、仲間たちを助け出そうとするのだが... 声の出演者: John Morris ... Andy (アンディ) Tom Hanks ... Woody (ウッディ) Tim Allen ... Buzz Lightyear (バズ) Ned Beatty ... Lotso (ロッツォ) オトーサン、 「残念だった」 日本語吹き替え版でみたので、 トムハンクスの声を聴くことが出来ませんでした。 その他の出演者: Joan Cusack ... Jessie Don Rickles ... Mr. Potato Head Michael Keaton ... Ken Wallace Shawn ... Rex John Ratzenberger ... Hamm Estelle Harris ... Mrs. Potato Head Jodi Benson ... Barbie Emily Hahn ... Bonnie Laurie Metcalf ... Andy's Mom Blake Clark ... Slinky Dog Teddy Newton ... Chatter Telephone User Rating:9.0/10( 41,725 votes)IMDb Top 250: #8 User Rating:9.5/10( 617votes)Yahoo! オトーサン、 「信じられない!世界の名画8位とは」 User Reviews toughsouljaさん United States 2010年5月27日 いつの世も最高の三部作 特別試写会に行ってきた。 大いに期待していた。 「トイ・ストーリー」の1、2が好きだった。 誰もが、愛していた映画だ。 さて、3は、いかに? 言えるとは、信じられないほど良かったということ。 実にいい映画だ。 笑いあり、マジックあり、最高の娯楽作だ。 新たに登場するキャラクターも、前作らにいたかのようだ。 実に面白く、うまくできていた。 最高だったのが、最後ノシーン。 ほとんど泣きそうになった。 いつの世も最高の三部作だと思う。 「ロード・オブ・ザ・リング」三部作に匹敵するかも。 アカデミー賞のアニメ部門で、はじめての受賞を果たすかも。 そうなっても、驚かないだろう。 素敵なシリーズの素晴らしい結末に対し、10点満点で10点。 見に行くべし。 オトーサン、 「この映画を見た子供は、玩具を大事にすると思うね」 BX19_TZIさん 2010年7月21日 レビュー点数に偽りなし、大人が見るべし。 某辛口映画評論家の評も、すでに見ていた友人も涙々の大絶賛。 さらに、これだけの投稿人数にもかかわらず、 この高得点を維持し続けているのは相当なものだと かなり期待して見に行ってきました。 期待が高すぎてガッカリすることも心の隅で覚悟しながら見ましたが 本当に期待どおりの素晴らしい映画でした。 TOY STORY 1が上映されてから15年、現実とほぼ同じ年月を経た設定で TOY STORY 3のストーリーは始まります。 アンディーは大学生になり、見ているこちらも同じ年月を経ている分、 映画に登場するウッディ&バズを見て、懐かしく思えてニンマリしてしいます。 思えば、すでにこの設定自体が感動のラストへの布石だったんですね〜 前半はいつもの楽しいドタバタで話は進みますが、ラスト15分は涙ナシには見られません。 まさかCGアニメでこんなに泣けるとは・・・。 泣く気で見に行った「おくりびと」はサッパリでしたが 物言わぬアンディの瞳に泣けて泣けて・・・。 小6の息子と家内と3人で見に行きましたが、 息子には自分に思い当たる思い出がないせいか 親が泣くほどの感動は無かったようです。 考えてみれば、息子の世代は幼稚園の頃にはゲームボーイがあり、DS、PSPと進化して 私たち親の世代のように肌身離さず持っていた「おもちゃ」が無いんですね;; そう考えるとこの映画は大人をターゲットに作られていたんですかね。 いちものドタバタ、ハラハラは子供のために、 全体のストーリーは大人のために。 本当にPIXERのストーリーテリングは毎回期待を裏切らないし、 今回の3で、TOY STORYのキャラクターたちをアンディの気持ちと同じくらい 愛おしい存在に昇華してくれました。 レビュー点数に偽りなし。大人にお勧めします。


マイ・シネマトグラファー

オトーサン、 「あれ、なんで借りたんだっけ?」 デニス・ホッパーの出演作を探してたどりついた模様です。 でも、肝心の彼はほとんど出番がありませんでした。 原題:Tell Them Who You Are (2004) 監督:Mark Wexler 脚本:Robert DeMaio/ Mark Wexler Genre:Documentary / Biography Rated R for language and some sexual images. 上映時間:95分 あらすじ: ハスケル・ウェクスラーは、名撮影監督。 アカデミー撮影賞を2度受賞し、大きな影響を与えてきた。 80 歳となったとき、息子でジャーナリストのマークは、 父の伝説と向き合おうとカメラを手にする。 だが、ハスケルは何かと注文をつけ、撮影は難航し、 親子の溝は一向に埋まらない... 出演者: Haskell Wexler ... Himself(ハスケル) Mark Wexler ... Himself(マーク) Jane Fonda ... Herself(ジェーン・フォンダ) Conrad L. Hall ... Himself(コンラッド・L・ホール) Michael Douglas ... Himself(マイケル・ダグラス) オトーサン、 「いいね、頑迷固陋なオヤジ」 上から目線で息子をみてきたオヤジが、 はじめて息子にみせる涙...いいですね、たまらんですね。 特典映像のインタビューの出演者のうち、 上記3名が印象に残りました。 ジェーン・フォンダは、ハスケルが名づけ親でした。 偉大な俳優ヘンリー・フォンダの娘というイメージから逃れるために、 ひとの4倍は努力したとか。 コンラッド・L・ホールは、撮影監督で、ハスケルの親友。 息子のマークは、実の父親よりも慕っていました。 マイケル・ダグラスは、名優カーク・ダグラスの息子、 偉大な父親とどう折り合うのか、苦労したようです。 父親との対立は、自己確立の道だったと述懐しています。 父親が老いて力が弱ってきたとき、はじめて和解できた... その他の出演者: Simon Wexler ... Himself Julia Roberts ... Herself Peter Bart ... Himself Verna Bloom ... Herself Billy Crystal ... Himself Milos Forman ... Himself Troy Garity ... Himself Ronnie Gilbert ... Herself Dennis Hopper ... Himself Tom Hayden ... Himself Ron Howard ... Himself Norman Jewison ... Himself Irvin Kershner ... Himself George Lucas ... Himself Albert Maysles ... Himself Daniel Moder ... Himself Paul Newman ... Himself Sidney Poitier ... Himself John Sayles ... Himself Martin Sheen ... Himself Lee Tamahori ... Himself Studs Terkel ... Himself Jonathan Winters ... Himself Elia Kazan ... Himself (資料映像) User Rating:6.7/10( 351 votes)IMDb User Rating:8.0/10( 8 votes)Yahoo! オトーサン、 「感動的だ!」 User Reviews Georgeさん New York 2006年2月22日 多くのレベルで、興味深いドキュメンタリーだ NetflixからDVDを借りたところだ。 (オンライン映画レンタル・サービス) DVDの特典映像について述べようと思う。 ハスケル・ウェクスラーは、 才気あふれる撮影監督であり、極左の活動家だった。 彼の息子のドキュメンタリー映画は、 そんなハスケルの人間的な側面を見事に描いている。 IMDbのFilmotakuさんのレビューも素晴らしい。 この映画について、見事に概観している。 DVDでいいのは、特典映像の部分だ。 私は、ジェーン・フォンダの政治的観点に賛同できないが、 父親やハスケルについてのコメントは、有益で感動的だった。 特典映像で最高の部分は、ハスケルが完成した映画をみる姿だった。 最後に涙を流し、息子のマークに言う。 お前は素晴らしい映画監督だ。 マークは、この時、和解する。 実に感動的で、誠実なシーンだった。 マークは、すべてが報われたと思っただろう。 この時、ハスケルは、上映許可のサインをする。 いい終わり方だ。 オトーサン、 「映画好きでなくても、おすすめ」 kawai_himanainuさん 2007年2月19日 痛快で泣けて映画好きの琴線をゆさぶる 頑固親父と息子の和解というテーマだが、 痛快で泣けて映画好きの琴線をゆさぶる。 「フィールドオブドリームス」「オーロラの彼方へ」 「ビッグフィッシュ」が好きな人ならこの映画も好きになるだろう。 自分の全盛期を過ぎているのに生涯現役であろうとする老いた父。 そこには「タンデム」などがモチーフとしてきたテーマが内在している。 コンラッドホールが娘の結婚式でクルマのウィンドウに映る雲を撮れというシーンや 夕陽のさすホテルで自分のイメージするアングルから撮らせようと息子を誘導するシーンなど フィルムカメラを回したことのあるものなら胸が熱くなるようなやりとりが満載である。 それにしても、印象的なのはジェーン・フォンダ。 「デブラウィンガーを探して」でも完全に場をさらった彼女が、またもやさらう。 その強い言葉、強い眼差し、オーラとはこういうことを言うんだな。 ドキュメンタリーを作ることにより家族や親子の絆を検証するテーマには 「ターネイション」などが記憶に新しいが、 本作はそのまとまり、 登場する人物の愛すべきキャラクター、 豪華なインタビュー相手 という3点が揃っており見事な娯楽作になりえている。 渋谷丸山町のQ-AXという映画館で客は6人。 この映画を見るような人は相当な映画通に違いない。 1階にあるカフェの名前が「Prologue」とはなかなか洒落ている。


リバウンド

オトーサン、 「自転車に乗れば、リバウンドはしないよ」 ダイエットの映画かと錯覚しましたが、さにあらず。 バスケットボールの映画でした。 リバウンドは、シュートミスしたボールを取ることだそうです。 原題:Rebound (2005) 監督:Steve Carr 原作:William Wolff/Ed Decter/John J. Strauss 脚本:Jon Lucas /Scott Moore Genre:Comedy / Family / Sport Rated PG for mild language and thematic elements. 上映時間:87分 あらすじ: ロイは、バスケの名門大学のヘッドコーチ。 メディアの人気者になったが、傲慢になって、 大学から解雇されてしまう。 ロイのエージェントのティムは、 イメージ作戦として、出身中学校でコーチをさせる。 だが、それはまったくの連戦連敗の弱小集団だった。 出演者: Martin Lawrence ... Roy McCormick / Preacher Don(ロイ) Wendy Raquel Robinson ... Jeanie Ellis(ジーニー) Breckin Meyer ... Tim Fink(ティム) Megan Mullally ... Principal Walsh(ウォルシュ校長) オトーサン、 「このひと、好き嫌いが分かれるよね」 マーティン・ローレンスといえば、 エディ・マーフィーの亜流、ウィル・スミスの同類という イメージがあります。 MARTIN LAWRENCE  マーティン・ローレンス 誕生日1965/4/16 出身 独 活躍度 ○→ 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆☆★ 出演作 1989年「ドゥ・ザ・ライト・シング」 1990年「ハウス・パーティ」 1991年「ハウス・パーティ2」 1992年「ブーメラン」◆ 1995年「バッドボーイズ」◇ 1997年「ナッシング・トウ・ルーズ」◇ 1999年「ブルー・ストリーク」◇「エディ&マーティンの逃走人生」 2000年「ビッグ・ママス・ハウス」◇ 2001年「ビッグ・マネー」◇ 2002年「ブラックナイト」◇ 2003年「ナショナル・セキュリティ」◇「バッドボーイズ2バッド」◇ 2005年「リバウンド」◇ 2006年「ビッグママ・ハウス2」◇「オープン・シーズン」(声) その他の出演者: Horatio Sanz ... Mr. Newirth Oren Williams ... Keith Ellis Patrick Warburton ... Larry Burgess Sr. Eddy Martin ... One Love Steven Christopher Parker ... Wes Steven Anthony Lawrence ... Ralph Logan McElroy ... Fuzzy Gus Hoffman ... Goggles Tara Correa-McMullen ... Big Mac Amy Bruckner ... Annie Alia Shawkat ... Amy User Rating:4.7/10( 4,385 votes)IMDb User Rating:7.5/10( 74 votes)Yahoo! オトーサン、 「Yahoo!は高いね」 User Reviews MrTacchiさん USA 2005年6月30日 悲しいね...誰も笑っていなかった 一生懸命笑わせようとしているのに、 誰もが笑わない。 数時間、軽く、先が読めるが、 忘れ難いほど愉快な映画を期待して見に行った。 だが、そうではなく、下らぬシチュエーション・コメディだった。 みじめなことに、面白くも、ドラマティックでもなかった。 主な問題点は、バラバラだったことだ。 この映画を一言で言えば、思惑の違う2人の監督が作ったみたいだ。 軽いユーモアを目指すか、深い思慮深いドラマを目指すか。 その両者の葛藤の結果、何も生まれなかった。 残念ながら、この混乱の最大の被害者は、観客だ。 ミーガン・ムラリーは、好演していた。 だが、マーティン・ローレンスは、居心地悪そうで、自滅していた。 彼の演技をほめているレビューも読んだが、賛成できない。 彼の最悪の演技だった。 まったく面白くなかった。 擁護する連中は、子供映画だと言っている。 知的な映画を見られる子供の権利を守りたい。 最近のPixarやDreamworksが、いい仕事をしている。 だれたナイーブな映画を子供向けと言い訳するのは、許されない... オトーサン、 「フアンは、優しいね」 ロビーJさん 2007年5月2日 マーティン主演のバスケ・ムービー! 大好きなマーティン・ローレンスが主演なので期待して見ました。 内容的にはありがちで出来すぎた話だけど マーティンの演技がいつも以上に良かったと思う! マーティンを前から見守ってきた私だからそう思うのかもしれないけど、 この映画での彼の表情や目の力は今までの彼の映画の中ではベストに思えたし、 これから演技派方面もイケる気がした。 俳優として成長していく彼の姿を見るのが楽しみだ! 今回はまるで『飛べないアヒル』のエミリオ・エステヴェスのような役だった マーティンが見れたので満足!! バスケも個人的に大好きだから嬉しい。 子供達も個性豊かで楽しいし、マーティンも2役やってて十分笑わせてくれる。 この映画は笑いあり、感動ありのファミリー・バスケ・ムービーだ!


雨上がりの駅で

オトーサン、 「イタリア語は分からん」 原題の"Compagna di Viaggio"を Googleで翻訳してみると、旅仲間と出てきました。 旅仲間から連想しましたが、 この映画は、娘と徘徊老人をめぐる "旅は道連れ、世は情け"を地で行くものでした。 原題:Compagna di Viaggio (1996)    Traveling Companion 監督:Peter Del Monte 原作:Peter Del Monte/Mario Fortunato 脚本:Peter Del Monte/Gloria Malatesta/Claudia Sbarigia Genre:Drama Country:Italy Language:Italian 上映時間:104分 あらすじ: コラは、ローマに住む19歳の少女だ、 定職なし、次々と男を変え、友人宅を泊り歩く。 アルバイト先の夫人アダから、父親コジモの尾行を頼まれる。 元大学教授のコジモは、近郊を徘徊しているのだ。 ある日、列車に乗り込み、遠方へ向かってしまう。 コラは、慌てて列車に飛び乗る。 その後も、ホテルを急に変更したり、 何時間も浜辺に腰を降ろしたりと奇矯な行動が続く... 出演者: Asia Argento ... Cora(コラ) Michel Piccoli ... Cosimo(コジモ) Silvia Cohen ... Ada(アダ) オトーサン、 「最高の演技!」 アーシア・アルジェントの演技をみるのは、 これが3本目ですが、これが一番でした。 ミシェル・ピコリの徘徊老人の演技は、見事なもの。 というのは、予想を裏切って、ほとんど正気なのです。 ある瞬間だけ、我を忘れるのです。 ASIA ARGENTO  アーシア・アルジェント 誕生日 1975/9/20 出身 イタリア・ローマ 父は映画監督ダリオ・アルジェント、母は女優。 86年「デモンズ2」で映画デビュー。 96年「雨上がりの駅で」などでイタリアのドナテッロ賞主演女優賞に二度受賞。 2000年「スカーレット・ディーバ」で監督デビュー。 出演作 1986年「デモンズ2」 1988年「デモンズ3」 1989年「赤いシュート」 1992年「トラウマ/鮮血の叫び」 1994年「王妃マルゴ」 1996年「雨上がりの駅で」「スタンダール・シンドローム」 1997年「ダリオ・アルジェント 鮮血のイリュージョンPART3」 1998年「ダリオ・アルジェントのオペラ座の怪人」◇「Bモンキー」◇ 2000年「スカーレット・ディーバ」◇「ダリオ・アルジェント 鮮血の魔術師」 2001年「レッド・サイレン」◇ 2002年「トリプルX」◇ 2003年「ザ・キーパー[監禁]」◇ 2004年「サラ、いつわりの祈り」◇ 2005年「ランド・オブ・ザ・デッド」◇「ラストデイズ」 2006年「マリー・アントワネット」◆「トランシルヴァニア」◇ 2007年「サスペリア・テルザ 最後の魔女」 MICHEL PICCOLI  ミシェル・ピコリ 誕生日 1925/12/27  出身 仏パリ 両親はイタリア系フランス人のミュージシャン。 舞台俳優として活躍を始め、44年、映画デビュー。 66年「獲物の分け前」でフランスアカデミー賞主演男優賞。 89年「五月のミル」91年「美しき諍い女」で 二度セザール賞主演男優賞にノミネートされる。 活躍度 △→ 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1944年「幻の馬」 1952年「女と戦争」 1954年「フレンチ・カンカン」 1955年「マリー・アントワネット」「夜の騎士道」 1956年「サレムの魔女」「この庭での死」 1959年「爪を磨く野獣」 1961年「ローマの女戦士」 1962年「いぬ」「小間使いの日記」 1963年「軽蔑」 1964年「スタンダールの恋愛論」「潜行」 1965年「レディL」「七人目に賭ける男」 1966年「戦争を終わった」「パリは燃えているか」      「獲物の分け前」 1967年「奇襲戦隊」「ロシュホールの恋人たち」      「昼顔」 1968年「恋びと」「黄金の眼」「別離」「めざめ」「銀河」      「ディリンジャー死す」 1969年「トパーズ」「ずぎ去りし日」「連れてきた女」 1970年「はめる/狙われた獲物」 1971年「ひきしお」「謁見「「影の暗殺者」 1972年「ブルジョワジーの秘かな愉しみ」「青いロープの女」 1973年「最後の晩餐」「血の婚礼」 1974年「地獄の貴婦人」「自由の幻想」「友情」「レオノール」 1975年「呪われた女」 1976年「仮面」「ピンク泥棒」 1977年「甘やかされた子供たち」 1979年「甘くない砂糖」「競馬の罠」 1980年「アトランティック・シティ」「虚空への跳躍」 1981年「遅れてきた死神」「パッション」「放蕩娘」 1982年「サン・スーシの女」「愛の謝肉祭」「都会のひと部屋」 1983年「バトルランナー2030」 1984年「ヴィバラディ」「アデュー・ボナパルト」 1985年「ゲームの殺人」「遠い日の家族」 1986年「汚れた血」 1987年「恋の病」「ラ・ルンバ」 1989年「五月のミル」「偉大なる家族」 1991年「美しき諍い女」「ル・バル」 1993年「小悪魔にキッス」 1994年「ランジュ・ノワール/甘い媚薬」 1995年「リュミエールの映画のはじまり」「百一夜」 1996年「ボー・マルシェ/革命前夜」「雨上がりの駅で」 1997年「ティコ・ムーン」「犯罪の系譜学」 1999年「ロベールとは無関係」 2001年「家路」 2006年「ここに幸あり」「ランジェ伯爵夫人」 その他の出演者: Lino Capolicchio ... Pepe Max Malatesta ... Giulio Patrizia Pezza ... l'amica di Cora Sebastiano Colla Germano Di Mattia Silvana Gasparini Maddalena Maggi Pier Francesco Poggi Elisabetta Rocchetti Teresa Saponangelo Chantal Ughi Katarzyna Waszynska User Rating:6.9/10( 155 votes)IMDb オトーサン、 「まぎれもない名画だ!」 ドナテッロ賞受賞 ・主演女優賞:アーシア・アルジェント User Reviews sstoさん New York, USA 2007年2月5日 この映画は好き この映画が好きで、何度も何度も何度もみた。 すべての登場人物は、愛らしく、それぞれ自分の物語と動機をもっている。 誰もが、観客に、その人生にしばらくの間、感情移入してしまう。 ストーリーは、単純だ。 誰もが、その感情の赴くままに、 目標を追求して、どこかへ行こうとしている。 観客は、人生が過ぎゆくさまをみる。 霧や雨の中をついてわが道を見出そうと歩んでいく。 いつもひとりで... 主人公は、若い娘だ。 人生とどう向きあっていいかわからない。 魂が冷え切っているのを感じている。 彼女は、自分にとって意味のあるひとをみつけることができない。 彼女は、見知らぬ老人に出会い、 後をつけ、旅をし、それまでの生き方を変えることになる。 いままで関心も払っていなかったことに気づき、 見知らぬ老人に、思いもかけずに、温かさを見出す。 長い間、決して感じることのなかったものだ。 孤独で、冷えきっていたからだ... 是非、見てほしい。 見て、恋に落ちてほしい。 ラブ アンド ピース。 オトーサン、 「映画批評のお手本だ」 服部弘一郎さん 1998年6月3日  老人の尾行から生まれた、傷ついた魂を救済する旅。 ラストシーンがじつに印象的だ。 その日暮らしのアルバイト生活をしている19歳の女の子が、 「うちの父親がボケかけているので、 危険がないか遠巻きに尾行してほしい」という依頼を受ける。 老人は元大学教授だったのだが、 退職後に少し言動におかしな点が出てきたらしい。 軽いアルツハイマー症だ。 無警戒な老人を尾行するなどたやすい仕事だと思われたのだが、 老人は駅で切符を買うと列車に乗り込む。 こうして主人公コラとコジモ老人の、不思議な旅が始まるのだ。 コラを演じたアーシア・アルジェントと、 コジモ役のミシェル・ピコリが素晴らしい芝居を見せ、 リアルな日常を描いた物語でありながら、 どこかファンタジックな印象を与える映画に仕上がっている。 アーシア・アルジェントは、映画監督ダリオ・アルジェントの娘。 母親は女優のダリア・ニコロディ。9歳で映画デビューし、 現在まで数多くの映画に出演している若きベテランです。 イタリア版ドリュー・バリモアみたいなもんかな……。 1975年生まれだから、この映画の撮影時には二十歳そこそこだったわけですが、 堂々たる貫禄で、心の底に大きな傷を持つ主人公を演じています。 コラは行きずりの男と一夜の関係を持つことはあっても、 男と恋愛関係になることはない。 自分の身に嫌なことが降りかかってくると、 そこから逃避するように男を逆ナンパしてセックスする。 そんな人物描写をしながらも、彼女が性的に奔放なようにも見えないし、 特別に身持ちが悪かったり、ふしだらな女でもないことは明白。 彼女は自分の行動を自分で制御できるという自信を持っているし、 自己の決定の責任は自分でとればいいと考えている。 彼女は責任を伴った「自由」を満喫しているのです。 彼女は自分が「クソ女」だということを自覚している。 彼女には何も恐いものがないように思える。 ところが、旅の中で見えてくるのは、 彼女の心の中に居座っている「母親の死」の記憶であり、 そこから生まれる「死への恐怖」を抱えながら彼女が生きていることがわかる。 コジモが家具展示場で突然異様な行動をとりはじめたとき、 彼女は心理的なパニックに陥る。 コラはコジモを展示場に置き去りにしたまま、そこから逃げ出してしまう。 彼女は行きずりの男と一夜を過ごし、さらには自殺未遂まで引き起こす。 彼女はこの経験を通して人間的に大きな成長を遂げるのですが、 「水による癒し」「水による再生」というテーマは 『ピアノ・レッスン』にもあったことを、僕はぼんやりと思い出した。 こうしたモチーフの扱い方は、日本人の発想の中からは生まれてこないものだと思う。 たぶんこのモチーフは、キリスト教の洗礼を連想させる、 ある種シンボリックなものなのでしょう。 映画のラストシーンは雨上がりの駅。 アーシア・アルジェントとミシェル・ピコリの表情が、 ゆっくりと笑顔へと変化して行くショットで終わります。 台詞は一切ないんだけど、じつに感動的なラストでした。 人間の心を癒すのは、最後は邪気のない笑顔なのでしょうか。


ザ・キーパー[監禁]

オトーサン、 「追悼番組か」 デニス・ホッパーが、先日、がんで亡くなりました。 存在感のあるいい俳優さんでした。 原題:The Keeper (2004) 監督:Paul Lynch 脚本:Gerald Sanford Genre:Crime / Thriller / Drama Rated R for violence, language and some sexual content. Runtime:95 min Country:Canada/ UK Language:English 上映時間:95分 あらすじ: ジーナはストリッパー。 恋人とモーテルに宿泊中に暴漢が侵入、恋人は殺害される。 通りがかりの配達員に助けられ、無事警察に保護される。 だが、事情聴取を終えたクレブス警部補は、 彼女を送ると騙し、自宅の地下室に監禁してしまう。 だが、クレブスにつきまとうルーシーが、 この事態に気づいて... 出演者: Dennis Hopper ... Krebs(クレブス) Asia Argento ... Gina(ジーナ) Helen Shaver ... Ruthie(ルーシー) Lochlyn Munro ... Sgt. Burns(保安官バーンズ) オトーサン、 「顔がむくんでるぞ」 デニス・ホッパー、長年の乱れた生活で、 身体を壊しているのでしょう。 監禁されるストリッパー役をアーシア・アルジェントが 好演していました。 DENNIS HOPPER  デニス・ホッパー 誕生日 1936/5/17-2010/5/29 出身 米カンザス州ダッジ・シティ 戦後にサンディエゴに移り住み、高校を卒業。 ラ・ホーヤ・プレイハウスでの劇や、初期のテレビ番組に出演。 54年「大砂塵」で映画デビュー。 86年「勝利への旅立ち」でアカデミー助演男優賞にノミネート。 代表作は監督・主演を務めた「イージー・ライダー」、爆弾犯役の「スピード」など。 2010年、前立腺がんの合併症のためロサンゼルス近郊の自宅で死去。 出演作 1954年「大砂塵」 1955年「理由なき反抗」 1956年「ジャイアンツ」「OK牧場の決闘」 1957年「サヨナラ」「列車大襲撃」 1958年「向う見ずの男」 1960年「四人の脅迫者」 1965年「エルダー兄弟」 1967年「続・地獄の天使」「白昼の幻想」「暴力脱獄」 1968年「奴らを高く吊せ!」「ザ・モンキーズ/HEAD!恋の合言葉」 1969年「勇気ある追跡」「イージーライダー」 1971年「ラスト・ムービー」 1973年「おたずねもの・キッドブルー/逃亡!列車強盗」 1975年「ジェームズ・ディーンのすべて/青春よ永遠に」「狂気の楽園」 1976年「デニス・ホッパーのマッド・ドッグ・モーガン/賞金首」 1977年「トラックス」「アメリカの友人」 1979年「地獄の黙示録」 1980年「アウト・オブ・ブルー」 1981年「血の甦る時」「マルホランド・ラン/王者の道」 1982年「ヒューマン・ハイウェイ」 1983年「ランブルフィッシュ」「バイオレント・サタデー」 1984年「ランニング・アウト・オブ・ラック」「謀殺の標的」 1985年「刑事スターク」(TM)「突撃!O・Cとスティグス/お笑い黙示録」      「マイ・サイエンス・プロジェクト」 1986年「悪魔のいけにえ2」「リバース・エッジ」「ブルー・ベルベット」      「勝利への旅立ち」「アメリカン・ウェイ」      「ラスベガス大捜査線」(TM) 1987年「ブラック・ウィドー」「ピックアップ・アーチスト」 1988年「ストレート・トゥ・ヘル」「ブラッド・レッド/復讐の銃弾」 1989年「理由なき発砲」「ハートに火をつけて」      「BACK TRACK/バック・トラック」 1990年「アンディー・ウォーホル/スーパースター」「フラッシュバック」 1991年「インディアン・ランナー」「ハート・オブ・ダークネス/コッポラの黙示録」      「アイ・オブ・ザ・ストーム」「パリス・トラウト」      「裏切りの代償」(TM)「デニス・ホッパー/悪夢からの帰還」 1992年「ミッドナイトヒート」「ハート・オブ・ジャスティス」(TM) 1993年「スーパーマリオ/魔界帝国の女神」◇「トゥルー・ロマンス」      「レッドロック/裏切りの銃弾」「ポイリング・ポイント」 1994年「逃げる天使」「スピード」◇「デニス・ホッパー/魔界世紀ハリウッド」◇      「チェイサーズ」 1995年「サーチ&デストロイ」「密会」「ウォーターワールド」 1996年「バスキア」「フランキー・ザ・フライ」「スペース・トラッカー」◇      「リチャード・アヴェドン:闇と光」(ナ) 1997年「ブラックアウト」「FISHING WITH JOHN」「デッドエンド」      「カジノ・ヒート」 1998年「ディードルズ/悪ガキ双子の大作戦」「タイカス」 1999年「コールド・クロス」「エドtv」◆「ビートニク」      「プロフェッツ・ゲーム/殺人予告」「計画殺人」      「デニス・ホッパーin狙×撃×者」 2000年「チャイルド・コレクター 溺死体」「アルゴノーツ 伝説の冒険者たち」      「CHOKE チョーク」「レイク・フィアー」      「地獄の黙示録〈特別完全版〉」 2001年「沈黙のテロリスト」「LAPD処刑分署」「Jazz seen/カメラが聴いたジャズ」 2002年「炎の少女チャーリーREBORN」(TM)「ノックアラウンド・ガイズ」      「レオポルド・ブルームへの手紙」「アンスピーカブル」 2003年「イージー・ライダー★レイジング・ブル」「ザ・キーパー[監禁]」 2004年「ファースト・スピード」(TM){ 2005年「ランド・オブ・ザ・デッド」「スケッチ・オブ・フランク・ゲーリー」 2008年「ヘルライド」「エレジー」 ASIA ARGENTO  アーシア・アルジェント 誕生日 1975/9/20 出身 イタリア・ローマ 父は映画監督ダリオ・アルジェント。 86年「デモンズ2」で映画デビュー。 96年「雨上がりの駅で」などでイタリアのドナテッロ賞主演女優賞に二度受賞。 2000年「スカーレット・ディーバ」で監督デビュー。 出演作 1986年「デモンズ2」 1988年「デモンズ3」 1989年「赤いシュート」 1992年「トラウマ/鮮血の叫び」 1994年「王妃マルゴ」 1996年「雨上がりの駅で」「スタンダール・シンドローム」 1997年「ダリオ・アルジェント 鮮血のイリュージョンPART3」 1998年「ダリオ・アルジェントのオペラ座の怪人」◇「Bモンキー」◇ 2000年「スカーレット・ディーバ」◇「ダリオ・アルジェント 鮮血の魔術師」 2001年「レッド・サイレン」◇ 2002年「トリプルX」◇ 2003年「ザ・キーパー[監禁]」◇ 2004年「サラ、いつわりの祈り」◇ 2005年「ランド・オブ・ザ・デッド」◇「ラストデイズ」 2006年「マリー・アントワネット」◆「トランシルヴァニア」◇ 2007年「サスペリア・テルザ 最後の魔女」 その他の出演者: Charles Frederick ... Joe Cody - Man in Black Alex Zahara ... Derick Alejandro Abellan ... Burley Driver Fred Keating ... Mayor Watson Philip Granger ... Lt. Stone Joe McCoy ... 4th Man Angela Uyeda ... Raven Starr Brad Loree ... Bouncer Robert Saunders ... Trucker Charlie Gudgeon ... Bus Kid Garfield Wilson ... Alex User Rating:4.6/10 ( 1,035 votes)IMDb User Rating:6.0/10 ( 61 votes)Yahoo! オトーサン、 「脚本はお粗末だけど、演技がいいね」 User Reviews Stefan Koenenさん Rotterdam, Netherlands 2005年4月2日 そう悪くないぞ! この映画のDVDを買った理由は、 デニス・ホッパーが主演しているからだ。 デニス・ホッパーが出ると、貧弱なシナリオが蘇るのだ。 これまでの最高の演技は、タランチーノ脚本の「トゥルー・ロマンス」(1993)の演技だ。 たった10分の出番だったが、まさに古典となった! この映画には、いくつかのエキサイティングなシーンがある。 筋書きの展開が実にまづいやり方だったものの... なぜ、ロック保安官はコンピュータの前に何時間も座っているのだ??? この映画、気軽に見られる。 だから、楽しめる。 アーシア・アルジェントとデニス・ホッパーの演技がいいので、 この映画には、7点を献上したい。 だが、次は、デニス・ホッパーの10点の映画をまた見たい! オトーサン、 「そう、誰が主人公か?鋭い指摘だ!」 服部弘一郎さん 2005年4月2日 デニス・ホッパーがアーシア・アルジェントを監禁する映画。 ホッパーに迫力がないのはなぜ?  (略 あらすじ紹介) ジーナを演じるのは『トリプルX』のアーシア・アルジェント。 クレブス警部補を演じるのはデニス・ホッパー。 物語は基本的にこの二人の関係の中だけで進行していく。 なぜ自分が監禁されたのかわからないまま、 脱出の機会を探すためクレブスに従順な振りをするジーナ。 彼女をレイプするわけでもなく、虐待したり殺したりするわけでもなく、 ただ逃げ出さないように監禁し続けるクレブス。 やがてクレブスの言葉や行動の中から、 彼の過去が徐々にあぶり出されていくのだ。 物語の主人公は明らかにクレブスだろう。 映画の中のあらゆる人物は、クレブスを通して繋がっている。 クレブスに従うことで脱出の道を探ろうとするジーナ。 行方不明になったジーナや頻発するストリッパーの行方不明事件を捜査する中で、 少しずつクレブスの行動の外堀を埋めていく若い保安官バーンズ。 クレブスの人形劇「ロック保安官」に目を付けて、 彼個人にも並々ならぬ関心と欲望を寄せる、テレビ局の女性プロデューサー、ルーシー。 立場の違う3人がそれぞれの方向からクレブスに接近し、 その特異な人物像が映画の観客に明らかにされていくという仕組みだ。 ところがこの映画の中心視点はなぜかクレブスではなく、 彼に監禁されているジーナになっている。 観客は「クレブスという男の謎を解く」ことより、 「はたしてジーナは無事脱出できるのか?」という点から映画を観るはず。 ここでは物語の構成上の中心点と、ストーリー運びの上での中心点がずれているのだ。 ジーナ中心にストーリーを運ぶのなら、 彼女についてのエピソードをもっと補強して、 クレブスの過去を探ると同時に、 ジーナの過去も掘り下げていくような脚本にする必要があったと思う。 それができず、本来なら脇役であるはずのジーナを主役に格上げしているのが、 この映画が迫力不足を生んでいる。 クレブス宅の地下に立派な檻があらかじめ用意されていたことや、 近隣でストリッパーばかりが次々消える事件が起きていることなどを考えると、 クレブスの女性監禁はこれが初めてではなかったということなのだろう。 しかし映画はそのあたりにあまり触れずに終わってしまう。 これじゃホッパーがジョディ・フォスターを誘拐する映画 『ハートに火をつけて(バックトラック)』の出来損ないみたいじゃないか。 『ハートに火をつけて』は誘拐した女とホッパーが相思相愛になるが、 今回は失敗したのかな……。


サスペリア・テルザ 最後の魔女

オトーサン、 「アーシア・アルジェント、いいね」 "ザ・キーパー[監禁]"で、人質役を好演していました。 そこで、TSUTAYA DISCUSで、出演作を借りてみました。 原題:Mother of Tears (2007) 監督:Dario Argento 脚本:Jace Anderson/Dario Argento/Walter Fasano/Adam Gierasch/Simona Simonetti Genre:Fantasy / Horror / Thriller Rated R for strong graphic violence and gore, language and some sexuality/nudity. Country:Italy / USA Language:English 上映時間:98分 あらすじ: サラは、ローマの古代美術博物館で考古学を研究中だ。 館長に届いた気味の悪い遺品入れをジゼルと開けてしまう。 そこには、魔女・涙の母を復活させる法衣が納められていた。 呪縛を解かれた魔女はジゼルを惨殺し、ローマ中に呪いを放つ。 館長マイケルの一人息子を誘拐し、愛息を探すマイケルも魔女の手に落ちる。 そして、魔手はサラに迫ってきた... 出演者: Asia Argento ... Sarah Mandy(サラ) Coralina Cataldi-Tassoni ... Giselle Mares(ジゼル) Adam James ... Michael Pierce(マイケル) Moran Atias ... Mater Lachrymarum(魔女マーテル:涙の母) オトーサン、 「アーシアは、怖い役が似合うね」 一番怖いはずの魔女“涙の母”は、まったくお粗末でした。 ASIA ARGENTO  アーシア・アルジェント 誕生日 1975/9/20 出身 イタリア・ローマ 父は映画監督ダリオ・アルジェント、母は女優。 86年「デモンズ2」で映画デビュー。 96年「雨上がりの駅で」などでイタリアのドナテッロ賞主演女優賞に二度受賞。 2000年「スカーレット・ディーバ」で監督デビュー。 出演作 1986年「デモンズ2」 1988年「デモンズ3」 1989年「赤いシュート」 1992年「トラウマ/鮮血の叫び」 1994年「王妃マルゴ」 1996年「雨上がりの駅で」「スタンダール・シンドローム」 1997年「ダリオ・アルジェント 鮮血のイリュージョンPART3」 1998年「ダリオ・アルジェントのオペラ座の怪人」◇「Bモンキー」◇ 2000年「スカーレット・ディーバ」◇「ダリオ・アルジェント 鮮血の魔術師」 2001年「レッド・サイレン」◇ 2002年「トリプルX」◇ 2003年「ザ・キーパー[監禁]」◇ 2004年「サラ、いつわりの祈り」◇ 2005年「ランド・オブ・ザ・デッド」◇「ラストデイズ」 2006年「マリー・アントワネット」◆「トランシルヴァニア」◇ 2007年「サスペリア・テルザ 最後の魔女」 その他の出演者: Valeria Cavalli ... Marta Colussi Philippe Leroy ... Guglielmo De Witt Daria Nicolodi ... Elisa Mandy Cristian Solimeno ... Detective Enzo Marchi Udo Kier ... Father Johannes Robert Madison ... Detective Lissoni Jun Ichikawa ... Katerina Tommaso Banfi ... Father Milesi Paolo Stella ... Julian Clive Riche ... Man in Overcoat Massimo Sarchielli ... The Hobo User Rating:5.3/10( 3,601 votes)IMDb User Rating:7.2/10( 80 votes)Yahoo! オトーサン、 「全般にYahoo!だけど、結末はIMDbだな」 User Reviews BettyChampagneさん United States 2008年8月30日 今年一番記憶に残った 最初に見た時、好きになれなかった。 グロで、凶暴で、ハチャメチャだった... だが、スクリーンから目を離せなかった。 上映が終了したとき、友達を振り返り、文句を言った。 こんな安物を見せるなんて。 だが、翌日、この映画について考えた... 3ケ月後には、今年最高の面白い映画となった! 特に、主演女優ががらんとしたビルを歩きまわるシーンがよかった。 観客は、彼女の短剣が床に落ちてこだまするのを聴く。 このシーンは、カットなしの長回しだ。 カメラは、彼女が階段を登り降りするのを追い、 部屋を通りぬける様を前後左右に写しだす.... このシーンは、今日まで見たうちで、最高のシーンだ。 サスペンスに富み、恐ろしく、忘れ難いほど美しい。 70年代の安手のホラー映画を連想させる イタリアのホラー映画をみたくなったら、 こいつを見るといい。 正直、実にクールだ! オトーサン、 「怖かったぁ。このひとも同じか」 ikecchiさん 2010年2月21日 ひとりで観れたもん♪ 何度も言ってますが、ホラー苦手です。 特にオカルト系、スプラッター系苦手です。 なんだけど、こぞってお友達の皆さんが高評価をつけられているこの作品、 気になって仕方なかったので、旧作扱いになるまで待って、観ました。 子供の頃に何度かTVで観た『サスペリア』は あのテーマ曲がトラウマになるほど怖かった記憶があったので、 その完結編とくればかなりヤバイんじゃないか・・・とかなり覚悟しました。 冒頭の最初の殺人シーンから「うわ!!!」と思ったのですが、 気持ち悪さの度が過ぎていたのか、 かえってリアリティがなかったので恐怖心は出てきませんでした。 その後もそんなにビックリシーンはなく、 不謹慎ですがちょっぴりクスっと笑ってしまう死に際が多かったようにあります。 これってそう言う演出なのかな(笑) ホラーつうではないので解りません。 話もとんとん拍子に進んで行き、あまりにあっけない結末に、 これやっぱり笑っちゃっていいんだろうかと少し戸惑ってみました。 あれなら特殊能力いらないじゃん、つかお前弱いじゃん・・・って(笑) ホラー慣れしちゃって怖くなかったのか、 ホラーの醍醐味が解らず怖くなかったのか解りませんが、 まぁ観て凹むことはありませんでした。 面白かったです。 久々に『サスペリア』が観てみたいなぁ・・・ でも、やっぱりあっちは今観ても怖いと思います。


必死剣 鳥刺し

オトーサン、 「見にいかなくては」 原作・藤沢周平の映画は、みんな見ています。 ・たそがれ清兵衛(2002)山田洋次監督 真田広之 宮沢りえ ・隠し剣 鬼の爪(2004)山田洋次監督 永瀬正敏 松たか子 ・蝉しぐれ(2005)黒土三男監督 市川染五郎 木村佳乃 ・武士の一分(2006)山田洋次監督 木村拓哉 檀れい 原題:必死剣 鳥刺し(2010) 監督:平山秀幸 原作:藤沢周平 脚本:伊藤秀裕/ 江良至 Genre:Drama 上映時間:114分 あらすじ: 東北・海坂藩の三佐ェ門は、物頭だった。 藩主・右京太夫の愛妾・連子を城中で刺し殺す。 連子の口出しで、勘定役は切腹させられ、 百姓の暮らしは窮乏していたからだ。 極刑を覚悟していたが、意外にも寛大な処分が。 一年の閉門後、藩主の傍に仕える近習頭取に抜擢される。 亡妻の姪・里尾と暮らす日々、三左ェ門は生きる喜びを取り戻す。 ある日、中老・津田民部に呼び出される。 剣豪として必勝の技を藩主のために役立てろというものだった。 相手は、直心流の達人であり、 藩主と対立している別家の帯屋隼人正だった。 出演者: 豊川悦司 ... 兼見三左エ門 池脇千鶴 ... 里尾 村上淳 ... 右京太夫 関めぐみ ... 連子 吉川晃司 ... 帯屋隼人正 岸部一徳 ... 津田民部 オトーサン、 「豊川悦司tって、こんなに巧い役者だったか」 その他の出演者: 小日向文世 ... 保科十内 戸田菜穂 ... 睦江 山田キヌヲ ... 多恵 矢島健一 ... 矢部孫千代 油井昌由樹 ... 大場兵部 つまみ枝豆 ... 福井 俊藤光利 ... 光岡 村杉蝉之介 ... 山内 瀧川鯉昇 ... 安西直弥 田中聡元 ... 権蔵 石山雄大 ... 茂吉 生津徹 ... 常吉 前田健 ... 喜助 外波山文明 ... 兼見清蔵 高橋和也 ... 兼見伝一郎 福田転球 ... 牧藤兵衛 木野花 ... はな User Rating:7.8/10 ( 127 votes)Yahoo! オトーサン、 「"たそがれ清兵衛"は、8.6/10だったな」 User Reviews マスター@だんだんさんさん 2010年7月13日 人間の強さと弱さが現代人の心にも突き刺さる セットはもちろん、所作や小道具にも気が配られた 久々の本格的な時代劇。 カメラワークと効果音にもそつがない。 閉門のための青竹は月日がたち薄茶となり、 作物の茂る畑にはにわか雨が降り、やがて火鉢のいる寒い夜を迎える。 さらにカメラは三左エ門に密かに恋心をよせる里尾の心情をとらえ、 現代とは違う時間の流れを巧みに汲み取ってみせる。 現在と、過去の回想を交互に差し替えながら核心に迫る手法をとるが、 度重なる回想シーンがほかの作品でよくあるようにうざったくない。 ひとつは、男と女の機微を徐々にたぎらせていく様子を浮き彫りにし、 いまひとつは、なぜ寛大な処分が下されたのか、 最終的にその謎の核心を衝撃的に晒す効果に繋がる。 もうひとつ効果的な演出が、ラストの死闘における峰打ちだ。 罪のない同胞を切ることにためらいを持つ三左エ門は刃を返す。 だが、多勢に無勢、傷つくうちに刃は表に返され、 柄を強く握りなおす瀕死の男となる。 これは、連子を刺したときとは違い、 生きる目的を持った男の心情の現れであり、 同時に半死の状態ゆえ繰り出される秘剣“鳥刺し”に最高の出番を与える。 細かな演出の積み重ねが、 武士道、藩政における個人、そして男と女の情愛までも描き、 不条理ながらも一心に生きる人間の強さと弱さは、 現代人の我々にも深く心に迫るものがある。 暇を出され、この屋敷、この男の傍を離れたくないという 里尾の心情にはグッとくる。 池脇千鶴の泣きに泣かされた。 p.s. 勘定方の役で鯉昇師匠が登場。 これがなかなかに巧い。 しかも連子に責められる悲惨な役どころなのだが、 師匠のお顔を拝見した途端、 笑いがこみ上げてくるのを堪えるのは至難の業でござった。 オトーサン、 「力が入っているなぁ」 流山の小地蔵さん 2010年7月5日 ラストの立ち回りばかりでなく、 想いを寄せる里尾の情感描写が細やかで素敵でした。 藤沢周平原作の剣客シリーズは、東北の庄内地方を舞台に、 いつも運命に翻弄される主人公の剣客と その剣客が繰り出す奥義の剣をテーマに描かれています。 本作は、これまで映画化されてきた剣客シリーズのなかでも、 一番不条理な結末に心を動かされ、 そして予想だにしない奥義の出現シーンとその内容に脅かされました。 まさ触れ込みにあるとおり最後の15分の決闘シーンは圧巻で、 時代劇作品の歴史に残る名作として語り継がれることでしょう。 特筆すべきは、寡黙な主人公兼見三左エ門を演じた 豊川悦司の普段見慣れた時代劇への感覚を飛び越えた気迫ある演技です。 台詞の数が少ないだけに、余計に強く感じさせられました。 それと同時に印象的だったのは、 左エ門の姪でありながら密かに想いを寄せる里尾の存在。 いじらしいほど感情を押し殺しながら三左工門の世話に喜々とする表情に、 どことなく落語の人情噺を連想しました。 落語好きな平山監督だけに、里尾の所作や表情の細やかな演出の付け方は絶妙です。 その演出に答えて愛らしい表情を見せる池脇千鶴の演技が見事に填っていました。 思いが叶って三左エ門と一夜を共にした朝に見せる里尾の幸せそうな表情。 それだけにラストに知人宅に預けられたまま 三左エ門を待ち続ける里尾の姿に哀れみを感じさせられました。 原作は、“隠し剣″シリーズとして知られる藤沢の連作剣士小説の一編。 舞台は東北・海坂藩です。 豊川演じる中級武士の三左エ門が、 失政の元凶となっていた藩主の側室をいきなり刺殺する場面から始まります。 もとより極刑は覚悟で刃傷でした。 しかしそれに対する処分はなぜか1年の閉門。 里尾の献身に支えられ生きる力を取り戻していきます。 ここでストーリーは、小刻みにカットバックされて、 死別した妻のめいや里尾への思いを絡めて描かれます。 けれども、寡黙な三左エ門は、過去の回想でも胸の内をほとんど観客にも語らろうとしません。 主演の豊川ですら「側室を殺す理由を始め、ひっかかる部分はあった」 とインタビューで語っています。 しかしよく考えてみれば、 「そもそも人間ってそんなに知的に自分を理解しているものでもない」と豊川も思い直して 最終的には『わからなくてもいいんじゃないか』って演じきったそうです。 1年の閉門の閉門の後に三左エ門へ届いたのは、近習頭への異例の抜擢。 しかし、取り立てた藩主は、三左エ門の顔を見たくないというのです。 ここまで三左エ門の処分について何もネタバレされなかったので、 ますます何故だろうと疑問が深まりました。 それは中老・津田民部によって明かされました。 三左エ門が「烏刺し」という必勝の技の使い手であったことから、 藩主家と対立しているご別家の帯屋隼人正との対決のために助命したというのでした。 帯屋は直心流の達人であり、藩内に三左エ門の他には敵うものがいなかったのです。 全てを悟った三左エ門は、里尾と一夜を交えた朝に、 里尾を知人宅に向かうように言いつけます。 そこで自分を信じて待てと。 最後の15分の殺陣のシーンも良かったけれど、 この二人が名残を惜しみつつ別れるところも人情細やかな描写で、なかなかよかったです。 ところでこのとき津田が三左エ門に烏刺しの別名、『必死剣』の意味を問いただします。 三左エ門が答えて語るには、この剣を使うときは、重大な危機を迎えたときで、 既に拙者は死んでいることでしょう。 死して生きる剣だから「必死剣」という名前をつけたといいます。 これはこの奥義がいつ繰り出すのか重要なヒント。 烏刺しの描写は、平山監督と殺陣指導の久世浩が試行錯誤を重ねて考えたそうです。 どこでどう登場するかは見てのお楽しみ(^。^) 見事、帯屋を討ち果たして、里尾の元に駆けつけるのかと思いきや、 ここからが最終盤15分の壮絶な立ち回りの始まりでした。 そして寡黙だった三左エ門の感情が爆発します。 組織の不条理の直面したとき、主君のため剣を抜くが、 思わぬ策略を知り、その剣、形相は激変していくのでした。 政道と己の生を必死に問いつづけつつ、迷いながらも襲ってくる剣を必死に払いのけ、 仕方なく真剣であがらい始めます。 豊川はその時の心境を「三左エ門は自分の意思でほとんど感情を出さない。 でも、立ち回りではその本質をのぞかせたかった」といいます。 そして「普段、何も言わない人が痛いって言うと、本当に痛そう。 しかも、心も痛い、苦しい。そのニュアンスは絶対出したかった」といいますが、 本当の悲痛な三左エ門の心の痛みが伝わってくる立ち回りでした。 原作では「巨躯」と形容される主人公。 約5キロ体重を増やして撮影に臨んだそうです。 思い描いたのは「軟らかい岩」のようなイメージだったとか。 「大きくて重量感があって動かなそう。でも、意外と色々な形に彫っていける」。 もう一つ、「東大出身の相撲取りのようなイメージ」もあったそうです。 唐突なようだが、説明を聞けば納得できます。 「すごく頭は切れるけれど、決して表に出さない。 剣の達人も、むしろそう見えないものだったり、 愛を語らない人ほど愛情が深かったりする」 豊川は三左エ門に関しては、そういう考え方で役作りをしたそうです。 普段時代劇を見ない方にも、きっと納得してもらえる傑作ですので、 ぜひお勧めしたいと思います。


クラッシュ・ダイブ II

オトーサン、 「ひどいね」 出だしから全裸のセックスシーン。 まったく、その後のストーリーに関係ありません。 数多ある潜水艦映画のなかで、最低のものでしょう 原題:Counter Measures (1999) (V) 監督:Fred Olen Ray 脚本:Steve Latshaw Genre:Action / Thriller / Drama Rated R for violence and a scene of sexuality. 上映時間:93分 あらすじ: 米第6艦隊は、ロシアの新鋭原子力潜水艦"オデッサ"と 地中海で訓練を行うことになっていた。 その訓練に同行させられていた軍医ジェイクは、 看護婦スウェインとともに、 人命救助のために、急遽、オデッサに乗ることになった。 しかし、オデッサはテロリストによって占拠され、 核ミサイルの発射準備をすすめていたのだ... 出演者: Michael Dudikoff ... Capt. Jake Fuller(ジェイク) Alexander Keith ... Lt. Swain(スウェイン) James Horan ... Capt. Petrov(ペトロフ)  Victor Raider-Wexler ... Minister Shikov(シコフ) オトーサン、 「なんで、このひとが主役なんだ」 海外映画俳優マガジンに出ていないので、 IMDbで経歴をみて納得しました。 「そういえば、マックイーンに似てるな」 MICHAEL DUDIKOFF  マイケル・ダディコフ 誕生日 1954/10/8 出身 米カリフォルニア州 親はロシア人。トーランス高校卒。 児童心理学を専攻し、マーシャルアーツも習得する。 コパトーンの日焼け止めコマーシャルで注目される。 「ディーン=マックイーン」の愛称が先行して苦労した。 (James Dean and Steve Mcqueen) カヌー、サーフィン、シュノーケリング、乗馬を楽しむカルフォルニアっ子だ 趣味の家の設計は、玄人はだし。 活躍度 ○→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1980年「ブラッディ・バースディ/天使の顔をした悪魔の子供たち」      「ブラック・マーブル」 1985年「アメリカン忍者」 1986年「ラジオアクティブ・ドリーム」「地獄の遊戯」 1987年「アメリカン忍者2/殺人レプリカント」 1988年「地獄からの生還/プラトーン・リーダー」 1989年「デス・リバー/失われた帝国」 1990年「ミッドナイト・ライド」 1991年「わたしを助けて/レスキュー・ミー!」「ブラック・フォース」      「アイアン・シールド」 1993年「ファイナル・コマンド」 1995年「ソルジャー・ボーイズ」「サイバー・ジャック」 1996年「クラッシュ・ダイブ」(TM)「ムービング・ターゲット」      「バウンティ・ハンターズ/イケてる賞金稼ぎ」 1997年「ステルスVSステルス/エグゼクティブ・コマンド」「ハードボール」 1998年「ジェリー・スプリンガー ザ・ムービー/人の不幸はクセになる」      「ダブル・トラップ/白い肌の迷宮」「フリーダム・ストライク」      「クラッシュ・ダイブU」 1999年「ミレニアム・クライシス」「エグゼクティブ・スナイパー」 2002年「スペース.オデッセイ」 その他の出演者: Scott Marlowe ... Ambassador Silver Lada Boder ... Nishka Robert Donavan ... Commander Gregori Rick Cramer ... Lt. Slavin Tracy Brooks Swope ... Capt. Blake Francine York ... Pamela Silver Cliff Potts ... Admiral Harrison Robert F. Lyons ... Commander Larkin Eric Lawson ... Capt. Donner Alex Veadov ... Lt. Daninski R. Lewis Brahtz ... David Fuller User Rating:3.9/10 204 votes オトーサン、 「話にならんレベルだな」 潜水艦映画に興味があったら、 「眼下の敵」(1957)や「U-571」を是非ご覧下さい。 User Reviews Montreal, Canada 2002年7月24日 愚かな この手の映画にどう警告すべきかわからないが、 それは必要だろう。 「スティールシャークス」(1997)を思い浮かべた。 類似は、たまたまだろうが、 両方とも、潜水艦が舞台で、テロリストらが出てくる。 安手で、非現実的だ。 ここから何が見えてくるだろう? 水中盗聴装置を持っていて、 難破船のスクリュー音を識別できる。 アメリカ人の潜水艦艦長がいて、 敵役のロシアの艦長よりも実践経験に乏しい。 悪漢どもは、とほうもなく非現実的で、偏執狂だ。 世界中どこでも兵役の人なら、分かるだろう。 例えば、この映画に登場する機器は、軍事精度で劣っているのに、 アイコンやラベルは、民間人に販売されているシロモノなのだ。 オトーサン、 「そう、前作とつながりは無いよね」 監督も、脚本家も異なっています。 BXD05127さん 1999年9月29日 前作と同じくマイケル・ダディコフ主演。 しかし、とくにつながりは無いようです。 ただ、主人公は、やはり元特殊部隊出身(笑)。 米側がテロ計画を察知していたのかどうか、よく分からなかったのですが、 いちおう察知していた模様。 看護婦のスウェインが情報部出身で、バリバリのアクションをみせてくれます。 しかし、この映画の特徴のひとつ、 "いくらパンチやキックをクリーンヒットさせても相手が立ちあがってくる"せいで、 捕まったり銃で撃たれたりと、不本意な成績を残します(号泣)。 さて、お気楽アクションのこのシリーズ。 今回もダイハードばり…というか、ダイハードっぽい展開。 唯一違うのは、主人公が何の工夫もなく相手を殴り倒すところです(爆笑)。 今回は序盤で足を撃たれたせいで苦労しますが、 体力ギリギリで無事作戦成功。 …キツい作戦だこと(^^;)。 期待の潜水艦アクションは、今回も不発。 オデッサはロシアの"パクラ級"という型らしいのですが(架空?)、 凹凸が多くて、かっちょいいです。 敵魚雷を、命中までわずか数秒という距離にまでひきつけても回避可能な超性能。 テロリストのリーダーが自慢していましたが、 実際に乗組員が5名程度でも実戦が可能というほど、 オートメーションが進んでいました。 対する米原潜ロサンゼルス級は、攻撃中止命令を受けて浮上中に攻撃され、あえなく撃沈。 …敵対潜水艦の魚雷有効範囲内で、のうのうと浮上すんなよ(爆)。 結局、前作と同じような展開だったのに加え、 さまざまなシーンの映像が、前作からの使いまわしだったようなカンジ(^^;)。 冒頭の第6艦隊とかヘリのシーンとか、 前作の編集でカットされたモノだったんでしょうか (それどころか、まったく同じモノに見えたりもしたけど…気のせいですよね^^;)。 主人公が特殊部隊にいた時、弟を戦闘で亡くしたという過去が描かれていましたが、 イマイチ活用されてませんでした。 負傷したスウェインと弟を重ねていたともいえますけど、演出効果低し。 前作の父子愛のほうが、まだ良かったです。


ディープ・ライジング コンクエスト

オトーサン、 「ひどい邦題だね」 原題をそのまま直訳したほうが、分かりやすいのでは? 「シャークアタック3:メガロドン」 原題:Shark Attack 3: Megalodon (2002) (V) 監督:David Worth 脚本:Scott Devine/William Hooke Genre:Horror Rated R for language, sexuality and violence/gore. Country:Israel / South Africa / USA Language:English 上映時間:100分 あらすじ: ベンは、メキシコのビーチの監視員。 海底ケーブルに刺さっている鮫の歯を発見し、 ネットで教えを乞うと、海洋生物学者キャットが駆けつけてきた。 「巨大サメの1種、メガロドンよ。絶滅したはずなのに...」 サメは、ビーチの人々を襲いはじめる。 ベンは、社長に、ビーチの閉鎖を進言するが、聞き入れてもらえない。 そこで、キャットや元海軍チャックの応援を受け、 巨大な人喰サメとの闘いに乗り出す... 出演者: John Barrowman ... Ben Carpenter(ベン) Jenny McShane ... Cataline Stone(キャット) Ryan Cutrona ... Chuck Rampart(チャック) Harry Anichkin ... Mr. Tolley(トリー社長) 「ベンは、ナイスガイだけど...」 共演の女優さんの気色悪いこと、 人食いザメに負けないキャラを選んだのでしょうか? オトーサン、 JOHN BARROWMAN  ジョン・バロウマン 誕生日1967/3/11 出身 スコットランド グラスゴー スコットランドの歌手、俳優、ダンサー、演奏家、パーソナリティ。 イギリスBBC放送のSFシリーズ"Doctor Who"で有名。 活躍度 ▲→ 演技力 ☆☆★★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 2000年「タイタンズ 欲望のラプソディ」 2002年「ディープ・ライジング コンクエスト」 2005年「プロデューサーズ」      「ドクター・フー」2005〜 2006年「秘密情報部 トーチウッド」2006〜2008 その他の出演者: Bashar Rahal ... Luis Ruiz George Stanchev ... Esai 'Sy' Pavlin Kemilev ... Porter Plamen Manassiev ... Radio Tech Krasimir Simeonov ... Sonar Chief Ivo Tonchev ... Ramirez Rosi Chernogorova ... Sherry Plamen Zahov ... Hector Peter Rusev ... First Mate Viktor Chichov ... Male Tourist Anya Pencheva ... Wife Danny Boy ... Diver #1 User Rating:2.5/10( 2,894 votes)IMDb User Rating:4.8/10( 16 votes)Yahoo! オトーサン、 「何たる低さ」 User Reviews Elleさん United States 2005年6月2日 カルトには受けるかも こいつは、本当にヒドイ映画だ。 とはいえ、ある種の友人たちには受けるかも。 ポップコーンを食べながら、夕方を過ごすにはいいかも。 とってもヒドイし、演技は滑稽だ。 特殊効果は、安っぽいし、 会話も、おそまつ。 筋書きは、「ジョーズ」からもってきたものだ。 (「ジョーズ」は、必見だ) サメは、資料映像以外の何物でもない。 (資料映像が人を食うか? そう思うだろう...おお、なるほど!) メキシコ人俳優は、実際は、ロシア/ブルガリカ人なのだ。 いくつか忘れ難いシーンがある。 まぁ、ヒドイせりふを引用するのは止めておこう... これまで悪い映画をみてきたが、 こいつが、1番と言わざるをえない。 自分の目で確かめるといい。 (だが、「シャークアタック1と2は、避けるべし。 ごくまともな映画だから) 追伸:採点は、10点を1点に変えた。 というのも、こいつのフアンたちが、ボトム100にしているからだ。 同感だ。 オトーサン、 「こちらは、丁寧な罵詈雑言だね!」 JUDEさんさん 2008年6月6日 でか過ぎにも程がある(笑) 和タイトルはディープ・ライジング コンクエスト 洋タイトルはSHARK ATTACK 3: MEGALODON。 そう、あのSHARK ATTACKの三作目です! ん?知らない? そりゃそうだ。 1作、2作はYahoo!映画にもレビューついてないし、私も知らない(笑) imdbで確認したところ、 1999年に制作された1作目(TVM)が★2.9(/最大10)、 2001年に制作された2作目が★2.3、 そして2002年に制作された本作が★2.7と、 驚異的なペースでlowラップを刻み続ける、 絶対的な支持の無い不人気シリーズなようです。 なぜ制作され続けるのかはわかりません。 1作目が余りにまずいと思ったのか、 2作目からの和名は、 同じサメ映画のディープ・ブルーの続編を装う ディープ・ライジングとなっています(笑) そんな映画の3作目をいきなり借りた理由。 それはYouTubeで観た予告で、大爆笑したから。 本作のサブタイトルに"MEGALODON"とありますよね。 メガロドンと読みます。 "〜ドン"でなんとなく分かると思いますが、 既に絶滅したサメの古代種で、 ジョーズなどで扱われて有名になり、 今や最大の人食いザメと思われているホホジロザメと近縁になります。 しかし、このメガロドン。 圧倒的にスケールが違います。 ホホジロザメは体長4.0m〜4.8m。 最大で体長11mの報告例があるそうですが、 実際の最大は6mくらいではないかと言われています。 対するメガロドン。 "通常"で約13m〜15m。 最大個体は推定で18.2mというとてつもないでかさ。 通常で16m〜18mメートル、最大20m強のマッコウクジラとほぼ同等の大きさを持ちながら、 ホホジロザメと同じ獰猛な肉食生物。 どうですか?ワクワクしませんか? 特に巨大生物好きはワクワクするはず。 そのメガロドンを、なんと本作はCGを使わず映像化に成功したのです! アニマトロニクスもほとんど使わずに、ほぼ実写オンリーの映像で。 どうやったのか・・・合成ですよ(笑) 本作では殆どリアルなサメ、多分ホホジロザメだと思うんですが、 その映像を使っています。 とは言っても餌付けした映像を使いまわした風な感じで、 襲われるシーンとサメのシーンは別々という感じで、 その映像クオリティは1975制作のジョーズにも劣ります。 全体的に2002年の作品とは思えないほど映像は古臭いのですが、 それでも「これは1970年代の映画だ!」と自らに暗示をかけながら見れば、 それなりには観れます。 ストーリーとしては、海の監視員である主人公が海底で大きなサメの歯を見つけ、 それがメガロドンの子供(体長4m)であり、そいつがビーチやら何やらを襲います。 海底光ケーブルを開通させようとする業者の社長や、 ビーチの社長などが色々とお約束の迷惑キャラを演じていますが、 丘の上の物語性は薄く、基本的に"サメに襲われる" -"ちょっとストーリー"-"サメに襲われる"の繰り返し。 一向に出てこない巨大メガロドンにヤキモキしながら観る事になりますが、 終盤20分くらいに、驚異的なインパクトを持ってメガロドン登場! 予告映像通り、小型船丸のみ!! 俺、爆笑。 でか過ぎにも程がある(笑) 実写映像に人の映像を合成したと言うミラクルテクニックで再現しているこの映像、 アホみたいに同じシチュエーションで人がパクパクパクパク飲み込まれていきます。 そのたびに俺、爆笑。 対象に応じてメガロドンの大きさが明らかに変わっているし(笑) まぁ、もう見たいものが見れたので満足でした。 あくまでネタとして。 まぁ、1作、2作はもうええわ。おなかいっぱい(笑) さて、おバカ達のバカ騒ぎは置いておいて、 真剣に作ったメガロドンの映画というのは、作って欲しい。 観てみたい。 そんな映画が、現在右往左往して本当に実現するかはわかりませんが、 "Meg"という同名小説の映画化で製作されるかもしれません。 是非、作ってほしいものです。 こちらは、プロデューサとして"スピード"の監督ヤン・デ・ボンが参加しているので、 真面目な映画だと思います。 実現に期待。


アメリカン・ラプソディ

オトーサン、 「養父がペンキを塗って乾かしていたあの赤い自転車、 いまは、どうなっているのだろう」 この映画、監督エヴァ・ガルドスの情念を感じます。 監督と脚本が一緒の映画は、想いが詰まった映画です。 時々、情念がひとりよがりで、空振りになる時もありますが、 それを抑制できたときには、秀作が誕生するのです。 原題:An American Rhapsody (2001) 監督・脚本:Eva Gardos Genre:Drama 上映時間:108分 あらすじ: ピーターとその妻マルジットは、 共産圏のハンガリーからアメリカ亡命を果たす。 手違いから娘ジュジが置き去りにされ、 里親の元で暮らすことになる。 6年の歳月を経て家族は悲願の再会を果たすが、 ジュジーには両親の記憶はまったくなく、 両親にも、アメリカにも馴染めなかった。 成長したジュジーは、故郷ハンガリーが恋しく、 育ての親を慕い、実母マルジットに反抗する。 そして、自分のアイデンティティーを求め、 再びハンガリーへと向かう... 出演者: Scarlett Johansson ... Suzanne(ジュジ15歳) Kelly Endresz-Banlaki ... Suzanne(ジュジ6歳) Nastassja Kinski ... Margit(マルジット) Tony Goldwyn ... Peter(ピーター) オトーサン、 「子役が輝く」 スカーレット・ヨハンソンの美貌も、ナスターシャ・キンスキーの演技も、 ケリー・エンドレス=バンラキの前には、光を失います。 SCARLETT JOHANSSON  スカーレット・ヨハンソン 誕生日 1984/11/22 出身 米ニューヨーク 8歳でオフ・ブロードウェイ・デビュー。 94年「ノース/小さな旅人」で映画デビュー。 96年「のら猫の日記」でインディペンデント・スピリット賞主演女優賞ノミネート、 「モンタナの風に抱かれて」でシカゴ映画批評家協会最有望女優賞ノミネート。 2001年「ゴーストワールド」でトロント映画批評家協会賞主演女優賞受賞。 2003年「ロスト・イン・トランスレーション」でヴェネチア映画祭主演女優賞受賞。 出演作 1994年「ノース/小さな旅人」 1995年「理由」 1996年「失恋セラピスト」「のら猫の日記」 1997年「モンタナの風に抱かれて」 1998年「ホームアローン3」 1999年「ジョージ」 2000年「ゴーストワールド」◇ 2001年「バーバー」◆「アメリカン・ラプソディ」◇ 2002年「スパイダー・パニック!」◆「真珠の耳飾りの少女」◇ 2003年「ロスト・イン・トランスレーション」◇ 2004年「理想の女(ひと)」◇「イン・グッド・カンパニー」「ママの遺したラヴソング」◇      「スカーレット・ヨハンソンの百点満点大作戦」◇ 2005年「マッチポイント」◇「アイランド」◇ 2006年「ブラック・ダリア」◇「プレステージ」◇「タロットカード殺人事件」◇ 2007年「私がクマにキレた理由(わけ)」◇ 2008年「プーリン家の姉妹」◇ 2009年「そんな彼なら捨てちゃえば?」 NASTASSJA KINSKI ナスターシャ・キンスキー 誕生日 1961/1/24 出身 独ベルリン 出演作 1975年「まわり道」 1976年「悪魔の性キャサリン」 1977年「レッスンC」 1978年「今のままでいて」 1979年「テス」◇ 1982年「キャット・ピープル」◇「ワン・フロム・ザ・ハート」◇ 1983年「EXPOSED」「哀愁のトロイメライ」「溝の中の月」◇ 1983年「愛と死の天使」◇      「クララ・シューマン物語 哀愁のトロイメライ」 1984年「ホテル・ニューハンプシャー」      「殺したいほど愛されて」「パリ、テキサス」      「マリアの恋人」 1985年「テラー・オン・テープ」「ハーレム」      「レボリューション めぐり逢い」 1987年「恋の病」「マグダレーナ 美しき娼婦」 1989年「ムーンリットナイト」 1990年「TORRENTS OF SPRING」「太陽は夜も輝く」 1993年「時の翼に乗って/ファラウェイ・ソー・クロース!」 1994年「ハードジャッカー」「ターミナル・ベロシティ」◇      「ブロンド」 1997年「ファーザーズ・デイ」「リトル・ボーイ・ブルー」      「ワン・ナイト・スタンド」◇「ザ・タブー 暴かれた衝撃」 1998年「セイヴィア」◆「スーザンズ・プラン 殺せないダーリン」◇ 1999年「マイ・ハート,マイ・ラブ」◆「ロスト・サン」◇      「イントルーダー 侵入者」 2000年「バイオ・クライシス」◇ 2001年「フォルテ」「罠」(TM)「めぐり逢う大地」      「エクスタシー・ワンス・モア 愛をもう一度」◇      「アメリカン・ラプソディ」◇「トリプル・クロッシング」 2006年「インランド・エンパイア」 その他の出演者: Raffaella Bansagi ... Suzanne - Infant Agnes Banfalvy ... Helen Zoltan Seress ... George Klaudia Szabo ... Maria - at 4 Zsolt Zagoni ... Russian Soldier Andras Szoke ... Istvan Erzsi Pasztor ... Ilus Carlos Laszlo Weiner ... Boy on Train Bori Kereszturi ... Suzanne - at 3 Peter Kalloy Molnar ... AVO Officer Zsuzsa Czinkoczi ... Teri Balazs Galko ... Jeno User Rating:6.8/10 ( 2,027 votes)IMDb User Rating:8.2/10 ( 102 votes)Yahoo! オトーサン、 「名画の香りがする」 teuthisさん Columbus, Georgia 2003年3月1日 素敵で感動的な映画 この映画を一言で言い表すのは難しい。 胸をかきむしられるドラマだ。 監督は、デリケートに紡ぎ、 すべての出演者が、見事に演じている。 こいう観点からすれば、欠点はない。 うっとりさせ、また心をかき乱すアメリカとハンガリーの生活描写がある。 ストーリーは、時に悲しく、元気づけられる。 巧みに提示された対比の映画だ。 観客の感情は、ゆさぶられ、すべての登場人物たちに共感を抱く。 こういう映画は、稀有だ。 ある娘が、ハンガリーでの幼時の記憶や養父母を想いながら、 一方で、見知らぬ実父母の住むアメリカで育っていく。 2つの異なる世界の記憶に引き裂かれるのだ。 16歳になると、その葛藤は危機を引き起こす。 問題を解決するために、ハンガリーに帰ろうと決意する。 私はこの設定に魅了された。 ストーリーを紡ぎだしていく技巧に心を奪われた。 最初から最後まで、 一瞬の間も目ばたきしなかったのではないか。 ハンガリーでのシーンは、1950年にソ連に侵略された後の 希望のない共産主義体制下で生きるひとびとを見事に描き出している。 ナスターシャ・キンスキーは、すごい。 彼女は、過去の苦難から決別しようとしている 登場人物を見事に表現しようとしていた。 だが、スカーレット・ヨハンソンとケリー・エンドレス=バンラキが、 目を奪う本当の主役だ。 2人のジュジ役の演技は、抑制された真正なものだ。 この映画には、 いくつかのマイナーな欠点がある。 だが、ストーリーが提供する卓越した感情のライドに比べれば、 取るに足りないものだ。 オトーサン、 「子役にすっかり感情移入しているなぁ」 sheila Eさん 2010年6月14日 おやすみ、おばさん。 (略 あらすじ紹介) ラブ・ロマンスではありません。 戦争に翻弄されたひとりの少女、ひとつの家族の物語です。 監督であるエヴァ・ガルドスが自身の実体験を基に製作。 切なすぎるけれど 家族愛にあふれたとてもいい作品です。 ハンガリーの養父母にわが子のように育てられたジュジ。 実の両親はアメリカにいると知らされてはいても 子どもが理解するのは無理。 両親の許に戻ってもジュジにはとまどうことばかり。 言語、習慣、風景 なにもかもが違う。 恋しく思うのは養父母とハンガリーのあの家。 実の母親は赤ん坊のジュジを残して国を出るとき 身を引き裂かれるようなつらい想いをし ジュジを取り戻すために手を尽くすが 皮肉なことにジュジを自分の元に呼び戻すことが ジュジにとっては愛する養父母から引き離され 母親と同じ苦しみを味わうことになる。 時間が経ってもそれは決して薄れることはなく 思春期の不安定な時期に一気に爆発する。 家族ってなんだろう。 生みの親と育ての親。ふたつの国。 小さな少女が背負ってしまった大きなもの。 どうにもつらいお話でした。 養父母も実の両親も善良なことがさらにまたつらい。 離れていくジュジを引きとめようとヒステリックになる母親に こんな過酷な環境ではなくても 思春期のこどもにいかに自分の都合を押し付けてるかと わが身を反省するようなこともしばしば。 逆に養父と実の父(ややこしい)のふたりが ジュジにとっては何がいいのか?どうしたらいいのか?と いうことを一番に考えているのが心に沁みる。 中でも特に養父がまだ6歳のジュジを送り出すとき 「いろんなものを自分の目で見ておいで」と話す部分。 当然そのときのジュジには理解できてないだろうが アメリカで自由を知ってしまったらハンガリーに戻ってこないのを 知っていてそれでも伝えるところ。 つらいお話ですが。 ジュジがいつも愛情に包まれていたことが救い。 その愛情ゆえに苦しむことにはなりましたが 6歳のときにはできなかったこと 今度は自分で考えて決めた道を歩き始めます。 実の母親役のナスターシャ・キンスキーが美しく 父親役のトニー・ゴールドウィンが温かくていい。 またジュジの祖母が家族愛にさらに悲しい深みを与えている。 戦争や悪政が不幸にするのは小さな善良な人々。 思春期のジュジ(=スザンヌ)にスカーレット・ヨハンソン。 彼女の登場が楽しみでしたが、なんだかピンとこなかった。 この作品当時 顔がぱんぱんなのも原因かも知れないけど 6歳のジュジ役の子が可愛すぎました。 名前はKelly Endresz-Banlaki(読めません、泣) 抜けた前歯もおかっぱも動作も小さな手もかわいすぎ。 胸をかきむしられました。


センター・オブ・ジ・アース

オトーサン、 「なんかなぁ」 出だしの5分で、安手の映画と感じました。 でも、原作は、SFの父と呼ばれるジュール・ヴェルヌ。 少しは、期待できると思い直して、見続けましたが... 原題:Journey to the Center of the Earth (2008) 監督:Eric Brevig 原作:Jules Verne 脚本:Michael D. Weiss/ Jennifer Flackett/ Mark Levin Genre:Action / Adventure / Family / SF / Thriller Rated PG for intense adventure action and some scary moments. Country:USA Language:English / Icelandic / Italian 上映時間:92分 あらすじ: トレバーは、行方不明となった兄の遺志を継ぎ、 地球内部に関する研究を行っていた。 ある日、甥つ子のショーンを預かるが、 小生意気でやる気のないガキに困り果てる。 だが、ショーンの愛読書「地底旅行」の中に、 兄が書き記したメモを発見する。 そこで、ショーンと共にアイスランドへ向かう。 現地では山岳ガイド、ハンナの案内で火山に向かうが、 激しい落雷に襲われ、洞窟に閉じこめられてしまう... 出演者: Brendan Fraser ... Prof. Trevor Anderson(トレバー) Josh Hutcherson ... Sean Anderson(ショーン) Anita Briem ... Hannah Asgeirsson(ハンナ) オトーサン、 「何をやっても、「ハムナプトラ」だな」 BRENDAN FRASER  ブレンダン・フレイザー 誕生日 1968/12/3 出身 米インディアナポリス 幼少時代は世界各国で過ごす。 12歳でロンドンの舞台に出演する。 トロントのアッパーカナダ・カレッジで学び、 シアトルのコーニッシュ・カレッジ・オブ・アーツで演技を専攻。 91年、「恋のドッグファイト」で映画デビュー。 98年「いつかあなたに逢う夢」でシアトル映画祭主演男優賞。 99年からの「ハムナプトラ」シリーズでスターに。 出演作 1991年「恋のドッグファイト」「ジャッジメント 推定有罪」 1992年「原始のマン」「青春の輝き」      「風と共に去る20ドル!?」 1993年「グローリー・デイズ 夢見る頃はいつも」 1994年「きっと忘れない」「ハードロック・ハイジャック」      「イン・ザ・アーミー こちら最前線、異常あり」▲ 1995年「Dear フレンズ」「聖なる狂気」 1996年「くちづけはタンゴの後で」      「グローリー・デイズ 旅立ちの日」(TM) 1997年「ジャングル・ジョージ」 1998年「いつかあなたに逢う夢」 1999年「ハムナプトラ/失われた砂漠の都」◇      「ゴッドandモンスター」      「タイムトラベラー/きのうから来た恋人」◇      「ダドリーの大冒険」◇ 2000年「悪いことしましョ!」◇ 2001年「ハムナプトラ2/黄金のピラミッド」◇「モンキーボーン」 2003年「ルーニー・テューンズ:バック・イン・アクション」◇「愛の落日」◇ 2005年「クラッシュ」◆ 2008年「ハムナプトラ3/呪われた皇帝の秘宝」◇      「センター・オブ・ジ・アース−3D−」 2009年「G.I.ジョー」 その他の出演者: Seth Meyers ... Professor Alan Kitzens Jean Michel Pare ... Max Anderson Jane Wheeler ... Elizabeth Anderson Frank Fontaine ... Old Man Giancarlo Caltabiano ... Leonard Kaniehtiio Horn ... Gum-Chewing Girl Garth Gilker ... Sigurbjorn Asgeirsson User Rating:5.9/10 23,030 votes)IMDb User Rating:6.6/10( 922 votes)Yahoo! オトーサン、 「ま、3D版低料金ライドもの」 User Reviews tmcona-1さん United States 2008年7月27日 唯一いいのは、3Dのシーン 取り柄があるといえば、3Dだからだ。 ストーリーも、演技もヒドイ。 安手のインディ・ジョーンズをみているようだった。 ブレンダン・フレイザーの魅力も、カタなし。 (「ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝」のほうがいい) 脚本はヒドイの一語で、10分もすると退屈した。 90分ものなのに、数時間引き伸ばしているように思えた。 筋書きや起きることは、アホらしい。 ジュール・ヴェルヌの原作の戯画のようだ。 この下らない3D映画に、追加料金を払うなかれ。 3D効果はいいが、 この"The Golden Turkey Awards"受賞の駄作には、 時間もカネも費すなかれ。 オトーサン、 「ジーナさん、内容は賛同しますが、 小文字の乱用は、いかがなものでしょう」 ジーナさん 2009年10月2日 あり得ないですが... 色使いはキレイだし、想像力も感じられて楽しめました。 ただ、3Dで観ることを前提に作られているので 肉眼で見ると不自然な部分が目に付いてしまうでしょう。 ・・・とは言え、ジェットコースターに乗っているような感覚や ウォータースライダーに乗っているような感覚、 浮いた岩は風雲たけし城を思い出せてくれるなど アトラクション気分を味わえました(笑) まぁ、他の作品で散々使ってきた手法ですがね(爆) 3Dで観たら、臨場感もUPしてもっとワクワクしたカナ・・・。 主演のブレンダン・フレイザーは「ハムナプトラ」シリーズで バリバリとアドベンチャーに参加していたので安定感こそありますが、 見慣れた感があって面白みに欠けましたね。 ジョシュ・ハッチャーソンは トンがった中にある可愛さがあって良かったと思います。 こうなったらドラマチック♪という展開(父親のくだりなど)には ことごとくならないのでドラマ性は期待しないほうが良いでしょう。 ただ、90分ちょっとの作品でテンポもイイのでお子様には調度良い内容だと思います。 子供向け、ファミリー向けと言うのが妥当でしょうね。 コミカルで笑えるシーンは盛りだくさんですが、 大人が観るにはリアリティと緊張感がありませんのであしからず。 広い心で観れば、色々ツッコめて楽しいカモ?!(笑)


トゥルー・ロマンス

オトーサン、 「すごい組み合わせだなぁ」 名監督、名脚本家、名優陣... 先日亡くなったデニス・ホッパーを見るために、 借りたのですが、望外の秀作にぶち当たりました。 原題:True Romance (1993) 監督:Tony Scott 脚本:Quentin Tarantino/Roger Avary Genre:Crime / Romance / Thriller Rated R for strong violence and language, and for sexuality and drug use. Country:USA Language:English / Italian 上映時間:121分 あらすじ: クラレンスは、コミック・ブック店の店員だ。 場末の映画館で千葉真一の映画3本立てを観ていて、 美女アラバマと知り合い、ベッドイン。 アラバマは、クラレンスの店のボスから、 誕生日祝いに頼まれたコールガールであることを明かす。 だが、2人は翌日に結婚し、ヒモのドレクセイに話をつけに行き、 殺されかかり、逆に相手を殺してしまう。 慌てて持ち帰ったスーツケースには、大量のコカインが... 出演者: Christian Slater ... Clarence Worley(クラレンス) Patricia Arquette ... Alabama Whitman(アラバマ) Gary Oldman ... Drexl Spivey(ドレクセイ) Dennis Hopper ... Clifford Worley(クリフォード) Christopher Walken ... Vincenzo Coccotti(ヴィンセンツォ) オトーサン、 「みんな巧い!」 CHRISTIAN SLATER クリスチャン・スレーター 誕生日別 1969/8/18 出身 米ニューヨーク 父は舞台やテレビドラマ俳優、母はキャスティング・ディレクター。 5才の時に母親が離婚し、母方につく。 ドルトン・スクールとプロフェッショナル・チルドレン・スクールに通い、 7才でTVドラマ「OUT LIFE TO LIVE」に出演。 9才でブロードウェイの舞台「THE MUSIC MEN」でデビュー。 続いて「マクベス」「デビッド・カッパーフィールド」などの舞台に出演。 1985年「ビリー・ジーンの伝説」で映画デビュー。 短編「MUSEUM OF LOVE」で監督デビュー。 婚約破棄や暴行事件などでマスコミを賑わせている。 出演作 1985年「ビリー・ジーンの伝説」(V) 1986年「薔薇の名前」 1988年「タッカー」「ローリング・キッズ」 1989年「宇宙への選択」「スウィート・ロード」      「ヘザース/ベロニカの熱い日」 1990年「ヤングガン2」 「今夜はトークハード」      「フロム・ザ・ダーク・サイド・ザ・ムービー 三つの闇の物語」 1991年「ロビンフッド」「モブスターズ/青春の群像」◇      「スタートレックY未知の世界」▲ 1992年「カフス」「グリーンガリー永遠の熱帯雨林」(声)      「ハートブレイクダウン」 1993年「忘れられない人」◇「トゥルー・ロマンス」◇ 1994年「インタビュー・ウイズ・ヴァンパイア」「告発」      「ジミー・ハリウッド」 1996年「マンハッタン花物語」「ブロークン・アロー」◇ 1997年「ジュリアン・ボーの涙」◇「バジル」◇「オースティン・パワーズ」◆ 1998年「フラッド」◇「ベリー・バッド・ウェディング」◇ 2000年「ザ・コンテンダー」◆「クライム&ダイヤモンド」◇ 2001年「ウインドトーカーズ」◆「スコーピオン」◆      「ズーランダー」▲「ハード・キャッシュ」◇ 2003年「ボブ・ディランの頭の中」 2004年「ヘッドハンター」◇「アローン・イン・ザ・ダーク」◇ 2005年「マインドハンター」◆「陰謀のターゲット」◇ 2006年「インビジブル2」◇「ボビー」 PATRICIA ARQUETTE  パトリシア・アークエット 誕生日 1968/4/8 出身 米イリノイ州シカゴ 祖父、父、姉弟(ロザンナ、アレクシス、デイビッド)と3代揃っての俳優一家。 6歳で初舞台。 1987年「エルム街の悪夢3/惨劇の館」で映画デビュー。 「インディアン・ランナー」や「トゥルー・ロマンス」で注目を浴びる。 1995年、ニコラス・ケイジと結婚し、2001年離婚。 2006年、俳優トーマス・ジェーンと再婚。 活躍度 ○↑ 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1987年「エルム街の悪夢3/惨劇の館」 1988年「エンゼル・ショット/戦慄のバイブル」 1991年「インディアン・ランナー」「ローラー・ボーイズ」 1992年「INSIDE MONKEY ZETTERLAND」      「トラブル・バウンド/復讐の銃弾」 1993年「哀愁のメモワール」      「トゥルー・ロマンス」◇「愛の疑惑」 1994年「ホーリー・ウェディング」「エド・ウッド」 1995年「ラングーンを越えて」 1996年「アメリカの災難」「インフィニティ/無限の愛」      「シークレット・エージェント」「ナイト・ウォッチ」◆      「ロスト・ハイウェイ」 1998年「パトリシア・アークエットのグッバイ・ラバー」◇      「ハイロー・カントリー」◆ 1999年「救命士」◇「スティグマータ 聖痕」◇ 2000年「リトル・ニッキー」 2001年「ヒューマンネイチュア」 2002年「デブラ・ウインガーを探して」 2003年「穴/HOLES」 その他の出演者: Val Kilmer ... Mentor Brad Pitt ... Floyd - Dick's Roommate Bronson Pinchot ... Elliot Blitzer Samuel L. Jackson ... Big Don Michael Rapaport ... Dick Ritchie Saul Rubinek ... Lee Donowitz Conchata Ferrell ... Mary Louise Ravencroft James Gandolfini ... Virgil Anna Levine ... Lucy Frank Adonis ... Frankie User Rating:7.9/10( 72,322 votes)IMDb User Rating:8.7/10( 1,767 votes)Yahoo! オトーサン、 「納得の高いスコア」 User Reviews Samuel Hurstさん kansas city 2004年2月9日 本当にいい映画だ 「トゥルー・ロマンス」には、すべてがある。 アクション、ロマンス、ドラマ、そして素晴らしい演技 それに、オールスターキャストであるうえに、 全員がすばらしい仕事をしている。 ゲイリー・オールドマン、パトリシア・アークエット、 そして、クリスチャン・スレーターは、疑いなく最高の演技をみせている。 クリストファー・ウォーケンのシーンは、まさに光っている。 私は、彼の「デッドゾーン」や「ディア・ハンター」 端役での「悪の紳士録」が好きだ。 結末もいい。 そうした終わり方に満足した。 もう、こうした終わり方に期待していないようになっているが。 このことと、その他の説明しきれない理由から、 「トゥルー・ロマンス」は、最高の映画だと信じる。 以上。 オトーサン、 「このひと、何十回も見ているのかぁ」 確かに、そうした映画の楽しみ方もあるでしょう。 ロビーJさん 2007年5月24日 クリスチャン最高! クリスチャン・スレイターのファンなので見た作品です。 いやぁ〜本作を見て改めてクリスチャンにメロメロになりましたね。 もうクリスチャンとパトリシア・アークエットが演じたカップルの “トゥルー・ロマンス”には感動させられました。 特に好きなシーンは電話ボックスの中でのクリスチャンとパトリシアのラヴシーンと パトリシアがジェームズ・ガンドルフィーニを相手に ボコボコにされながらも口を割らずに対決するシーン、 そしてジャット・コースターのシーンです。 それにラストのアクション・バイオレンス・シーンなんかは、 もう目が離せません! 他にもクリストファー・ウォーケンやデニス・ホッパー、 ゲイリー・オールドマンなどの個性派俳優達の演技も絶品! とにかくパトリシアとクリスチャンが演じた恋人達は私の憧れの存在で、 あんな風に愛したいし、愛されたいと思いました。 クリスチャンの映画の中でも『忘れられない人』と同じくらい好きです。 パトリシアも本作が一番か輝いているように感じます。 私はもう何十回も見ていますが、まったく飽きません! 見ればきっと癖になるラヴ・アクション・バイオレンスの傑作です!


D.O.A./死へのカウントダウン

オトーサン、 「D.O.A.?」 映画がはじまってすぐに説明がありました。 “Dead on Arrival”(到着時死亡)を意味するようです。 この映画、デニス・クエイドとメグ・ライアンの共演にご注目あれ。 原題:D.O.A. (1988) 監督:Annabel Jankel/Rocky Morton 原作:Charles Edward Pogue/Russell Rouse/Clarence Greene 脚本:Charles Edward Pogue Genre:Mystery / Thriller Black and White / Color 上映時間:96分 あらすじ: デクスターは、元作家の大学教授。 燃え尽きたあなたに愛想がつきたわと妻に宣告される。 教え子が校舎から転落死した夜、バーで泥酔してしまう。 翌朝、目覚めると、シドニーが住む女子寮の部屋だった。 何者かによって毒薬を盛られたらしい。 直後、妻が殺され、犯人として疑われる。 デクスターはシドニーと共に、犯人捜しを開始する... 出演者: Dennis Quaid ... Dexter Cornell(デクスター) Meg Ryan ... Sydney Fuller(シドニー) Charlotte Rampling ... Mrs. Fitzwaring(フィッツウォーニング夫人) オトーサン、 「結婚へのカウントダウンだね」 デニス・クエイドとメグ・ライアンは、 前作「インナースペース」でも共演し、 愛を育んできました。 共演シーンに、その熱い感じがよく出ています。 「2人とも若かったんだなぁ」 クエイド35歳、メグは27歳ですよ! DENNIS QUAID  デニス・クエイド 誕生日 1953/4/9  出身 米テキサス州ヒューストン 俳優の兄の影響で高校時代から演技の勉強を始め、 ヒューストン大学で演劇を専攻。 75年「クレイジー・ママ」で映画デビュー。 87年「ビッグ・イージー」でインディペンデント・スピリット・アワード主演男優賞受賞。 1991年にメグ・ライアンと結婚し、2001年、離婚。 出演作 1975年「クレイジー・ママ」 1977年「9/30/55」 1978年「勝利の季節/ウイニング・シーズン」 1979年「ヤング・ゼネレーション」 1980年「ロング・ライダーズ」 1981年「おかしなおかしな石器人」「さよならジョージア」 1983年「ザ・ファイト」「ジョーズ3」◇「ドリーム・スケープ」      「ライトスタッフ」 1985年「第5惑星」 1987年「インナースペース」「ビッグ・イージー」      「容疑者」 1988年「D.O.A/死へのカウントダウン」◇      「熱き愛に時は流れて」 1989年「グレート・ボールズ・オブ・ファイヤー」 1990年「愛と哀しみの旅路」「ハリウッドに口づけ」 1993年「アンダーカバー・ブルース/子連れで銃撃戦」◇      「フレッシュ・アンド・ボーン/渇いた愛のゆくえ」      「ワイルダー・ナパーム」 1994年「ワイアット・アープ」 1995年「愛に迷った時」 1996年「ドラゴンハート」 1997年「ゴーイング・ウエスト」「ギャング・リレーテッド」      「スイッチ・バック」◇ 1998年「ファミリー・ゲーム」◇「セイヴィア」◇ 1999年「エニイ・ギブン・サンデー」◆「マイ・ハート,マイ・ラブ」◇ 2000年「オーロラの彼方へ」◇「トラフィック」 2002年「オールド・ルーキー」◇「エデンより彼方に」◇ 2003年「デイ・アフター・トゥモロー」◇「コールド・クリーク 過去を持つ家」◇ 2004年「アラモ」◇「フライト・オブ・フェニックス」◇「イン・グッド・カンパニー」◇ 2005年「ヘレンとフランクと18人の子供たち」◇ 2006年「アメリカン・ドリームズ」◇ 2007年「バンテージ・ポイント」◇ 2009年「G.I.ジョー」 MEG RYAN メグ・ライアン 誕生日 1961/11/19   出身 米コネチカット州フェアフィールド ジャーナリスト志願でニューヨーク大学で学ぶ。 エージェントに見いだされ女優に 1981年「ベストフレンズ」で映画デビュー。 1989年「恋人たちの予感」、 1993年「めぐり逢えたら」でゴールデン・グローブ賞ノミネート。 1991年にデニス・クエイドと結婚し、 2001年、ラッセル・クロウとの不倫騒動により離婚。 活躍度 ◎→ 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1981年「ベストフレンズ」 1983年「悪魔の棲む家3」 1986年「トップガン」「私立ガードマン/全員無責任」 1987年「インナースペース」◆「プロミストランド/青春の絆」◆ 1988年「D.O.A.死へのカウントダウン」◇      「プレシディオの男たち」◆ 1989年「恋人たちの予感」◇ 1990年「ジョー、満月の島へ行く」◇ 1991年「ドアーズ」◆ 1992年「キスへのプレリュード」◇ 1993年「フレッシュ・アンド・ボーン/渇いた愛の行方」◇      「めぐり逢えたら」◇ 1994年「男が女を愛する時」◇「星に想いを」 1995年「恋の闇 愛の光」「フレンチ・キス」◇ 1996年「戦火の勇気」◇ 1997年「アナスタシア」(声)◇「恋におぼれて」◇ 1998年「シティ・オブ・エンジェル」◇「ユー・ガット・メール」◇ 1999年「キャスティング・ディレクター」◆ 2000年「電話で抱きしめて」◇「プルーフ・オブ・ライフ」◇ 2001年「ニューヨークの恋人」◇ 2002年「デブラ・ウインガーを探して」 2003年「イン・ザ・カット」◇ 2004年「ファイティング・ガール」◇ 2007年「ランド・オブ・ウーマン/優しい雨の降る街で」 その他の出演者: Daniel Stern ... Hal Petersham Jane Kaczmarek ... Gail Cornell Christopher Neame ... Bernard Robin Johnson ... Cookie Fitzwaring Robert Knepper ... Nicholas Lang Jay Patterson ... Graham Corey Brion James ... Detective Ulmer Jack Kehoe ... Detective Brockton Elizabeth Arlen ... Elaine Wells Karen Radcliffe ... Jane Corey William Forward ... Chief Resident Lee Gideon ... Mr. Fitzwaring User Rating:5.9/10 ( 4,629 votes)IMDb User Rating:5.0/10 ( 126 votes)Yahoo! オトーサン、 「リメイクに失敗した」 奇をてらいすぎて、トーン&マナーがバラバラ。 オリジナルの「都会の牙」は、未見ですが、 フィルム・ノワールの秀作で、 エドモンド・オブライエンが好演しているそうです。 毒を盛られ、数日の命と判明するなか、 必死に犯人を突き止めようとするのです。 User Reviews RadicalTintinさん Glasgow, Scotland 2003年1月30日 素敵なフィルム・ノワールのリメイク フィルム・ノワールのリメイクを見ようと思うひとは、 映画をリメイクとして、見てはいけない いつもがっかりするだろう。 そうではなく、デニス・クエイドの手に汗にぎる演技を楽しみ、 視覚イメージを称えるべきだ。 筋書きが展開するにつれ、 色彩は、フィルム(文字通りではなく、比喩的に!)から排除され、 会話は、明快で砂を噛むかのようだ。 オープニングの会話がオシャレだ。 観客は、シャープな脚本に翻弄され、 オリジナルのフィルム・ノワールの感じを味わえる。 オトーサン、 「イマイチというよりガッカリ」 横田さん 2008年9月5日 イマイチでした。 先日テレビで放映されていたのを見ました。 メグ・ライアンが出てる〜!若い〜! わくわくはここまでで、物語はお粗末でした。 ミステリーとしてもラブロマンス?としても、お話になってないです。 わざわざお金と時間をかけて作るような話ではなかったです。 B〜C級の作品です。


スティーブ・マーティンの 四つ数えろ

オトーサン、 「へぇ、粋な映画だな」 名脚本家にして、コメディ俳優スティーブ・マーティンの 真骨頂があらわれています。 何しろ、「三つ数えろ」のハンフリー・ボガード、 「汚名」のイングリッド・バーグマンなど 往年の銀幕スターたちが、事件の関係者として登場してくるのです。 原題:Dead Men Don't Wear Plaid (1982) 監督:Carl Reiner 脚本:Carl Reiner/George Gipe/Steve Martin Genre:Comedy / Crime / Thriller Black and White 上映時間:88分 あらすじ: 科学者フォレストが交通事故で死亡。 父の他殺を疑うジュリエットは、 私立探偵のリグビーに調査を依頼する。 美しいジュリエットへの下心を抑えつつ、 リグビーは、ハードボイルドに調査を進めていく。 ついに、トンデモナイ真相を突き止める! 出演者: Steve Martin ... Rigby Reardon (リグビー) Rachel Ward ... Juliet Forrest (ジュリエット) Carl Reiner ... Field Marshall VonKluck(フォンクルック元帥) オトーサン、 「若いな、ハンサムだな」 スティーブ・マーティン、当時37歳です。 「監督は、つる禿げなんだ」 フォンクルック元帥役でカメオ出演しています。 STEVE MARTIN  スティーブ・マーティン 誕生日 1945/8/14 出身 米テキサス州ウェコー 南カリフォルニアで育つ。 60年代末に脚本家となり、 ヒット・シリーズ「スマザーズ・ブラザース・コメディ・アワー」でエミー賞受賞。 自分のネタでクラブやテレビに出演するようになり、 「トゥナイト・ショー」への出演でコメディアンとしてスタートを切る。 その後、「サタデー・ナイト・ライブ」の司会を数回務める。 84年「オール・オブ・ミー」でニューヨーク映画批評家協会と全米批評家協会の主演男優賞受賞。 87年「愛しのロクサーヌ」でロサンゼルス映画批評家協会賞主演男優賞とアメリカ脚本家協会の脚本賞受賞。 96年「花嫁のパパ2」でゴールデングローブ賞にノミネートされる。 出演作 1978年「サージャント・ペッパー」 1979年「マペットの夢見るハリウッド」「天国から落ちた男」 1981年「四つ数えろ」「ペニーズ・フロム・ヘブン」 1983年「二つの頭脳を持つ男」 1984年「オール・オブ・ミー/突然下半身が女に!」「ロンリー・ガイ」 1985年「映画の作り方教えます」 1986年「リトルショップ・オブ・ホラーズ」「サボテン・ブラザース」 1987年「愛しのロクサーヌ」「大災難P.T.A.」 1988年「ペテン師と詐欺師/だまされてリビエラ」 1989年「バックマン家の人々」 1990年「マイ・ブルー・ヘブン」 1991年「L.A.ストーリー/恋の降る街」「わが街」「花嫁のパパ」 1992年「ハウス・シッター/結婚願望」「奇跡を呼ぶ男」 1994年「ミックス・ナッツ」「パパとマチルダ」 1996年「花嫁のパパ2」「SGT.ビルコ/史上最狂のギャンブル作戦」 1997年「スパニッシュ・プリズナー」 1999年「アウト・オブ・タウナーズ」「ビッグ・ムービー」 2001年「ノボケイン/局部麻酔の罠」 2003年「女神が家にやってきた」「ルーニー・テューンズ:バック・イン・アクション」      「12人のパパ」 2005年「12人のパパ2」 2006年「ピンクパンサー」 2009年「ピンクパンサー2」「恋するベーカリー」 RACHEL WARD  レイチェル・ウォード 誕生日 1957/9/12 出身 英コーンウェルメイナー 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1981年「シャーキーズ・マシン」「ファイナル・テラー」 1982年「四つ数えろ」 1983年「ホテル・コロニアル」 1984年「カリブの熱い夜」 1986年「普通の女」 1989年「広告業界で成功する方法」 1990年「アフター・ダーク」 1992年「コロンブス」 1993年「ボディandハーツ」 2000年「エンド・オブ・ザ・ワールド」 その他の出演者(資料映像) Humphrey Bogart ... (in "The Big Sleep" / "In a Lonely Place" / "Dark Passage") Ingrid Bergman ... (in "Notorious") Alan Ladd ... (in "This Gun For Hire") Barbara Stanwyck ... (in "Sorry - Wrong Number") Ray Milland ... (in "The Lost Weekend") Ava Gardner ... (in "The Killers" / "The Bribe") Burt Lancaster ... (in "The Killers") Cary Grant ... (in "Suspicion") Veronica Lake ... (in "The Glass Key") Bette Davis ... (in "Deception") Lana Turner ... (in "Johnny Eager" / "The Postman Always Rings Twice") Edward Arnold ... (in "Johnny Eager") User Rating:6.6/10( 8,999 votes)IMDb User Rating:6.0/10( 47 votes)Yahoo! オトーサン、 「うーん、肝心のストーリーがお粗末だ」 User Reviews Michael Coyさん London, England 1998年12月11日 スティーブ・マーティンが1940年代のスリラーに想いを寄せるパロディ 私立探偵リグビーは、 美しいジュリエットの父の死について 悪漢ら、運命の女たち、狂気のナチらを調べていく。 誰が、ミステリアスな"Friends of Carlotta"なのか? なぜ、リグビーは女装し続けるのか? どこで、ジュリエットは、そのトリックに気づいたのか? 1940/50年代の白黒映画を称えるこの映画は、 実にクレバーで、愉快だ。 アクションシーンには、資料映像が巧みに使われている。 (アラン・ラッドのシーンでは、ドアのフレームが建築学的に美しい) この映画は、スティーブ・マーティンのコメディアンとしての才能が 遺憾なく発揮され、見事な演技だ。 ジュリエット役のレイチェル・ウォードは、すごい。 銀幕の有名な女神たちにひけを取っていない。 (バーグマン、デイビス、ターナー、クロフォードが、資料映像で出演) この種の試みは、容易にズタズタになるものだが、 カメオ出演もしているカール・ライナーのきびきびした監督が光っている。 スティーブ・マーティンは、スクリーを圧倒している。 大成功だし、実に愉快だ。 オトーサン、 「賛成!バーグマンに1票!」 ジャックバウアーさん 2008年11月3日 いや〜、なかなか面白い試みをしています 久しぶりにレビュ0件の作品を鑑賞しレビュ、責任重大ですね。 日本では人気がいまいちっぽい、スティーブ・マーティン主演サスペンスコメディ。 肝心のサスペンスも笑いの方も?です。 スティーブ・マーティン好きな人ならいいかも。 まだ若いし、なかなかのいい男です。 制作は1982年ですが、カラーではなくモノクロ。 でもモノクロにしているのは、ちゃんと訳があります。 それは、この映画の売りである過去のクラシック映画のシーンをふんだんに織り込んでいること。 というかいろんな映画のシーンをスティーブ・マーティンでつなげているという感じ。 例えば、イングリッド・バーグマンの「汚名」で彼女の話すシーンだけ使い、 それにかみ合うようにスティーブ・マーティンが会話する感じです。 なかなか面白い試みです。これでストーリーの退屈さをカバーしてます。 気づいただけでも、「汚名」のバーグマン、 「断崖」のケーリー・グラント、 「三つ数えろ」のハンフリー・ボガート。 元の映画は見てないけど、 エバ・ガードナーやベティ・デイブス、バート・ランカスターにカーク・ダグラス。 たぶん、もっと出てるだろうなあと思って見てましたが、 エンディングで丁寧に紹介してくれました。 バーバラ・スタンウィックやアラン・ラッド、フレッド・マクマレイに ジェームズ・ギャグニー、ジョーン・クロフォード、レイ・ミランド、 ヴェロニカ・レーク、ラナ・ターナーにエドワード・アーノルド、チャールズ・ロートン... これらの名前を聞いてヨダレがでちゃう、クラシック映画ファンのあなた必見です。 それにしてもイングリッド・バーグマン、久々に見たけどやっぱ美しすぎ。


ワンダー・ボーイズ

オトーサン、 「ボーイズ?なんで、複数なんだ?」 トビー・マグワイア扮する学生だけじゃないのか? 彼は、文章がうまく、趣味が一風変わっていて、 映画人の死因をすべて暗記しているのです。 原題:Wonder Boys (2000) 監督:Curtis Hanson 原作:Michael Chabon 脚本:Steve Kloves Genre:Drama / Comedy 上映時間 111分 あらすじ: ペンシルヴェニア。 グレイディは文学部教授。 文壇の寵児だったが、いまはスランプ。 不倫相手の学長サラからは妊娠を告げられる始末。 毎年開催される作家たちの集いが開かれ、 新作を催促する編集者テリーがやってくるなど気が重い。 おまけに、教え子のジェームズのトラブルに巻き込まれる。 グレイディに襲いかかった学長の夫の愛犬を射殺し、 サラのコレクションであるマリリン・モンローのジャケットを盗んだのだ。 出演者: Michael Douglas ... Prof. Grady Tripp(グレイディ) Tobey Maguire ... James Leer(ジェームズ) Frances McDormand ... Dean Sara Gaskell(サラ) Robert Downey Jr. ... Terry Crabtree(テリー) Katie Holmes ... Hannah Green(ハンナ) オトーサン、 「マイケル・ダグラス、巧いね」 はじめのうち、誰だか分かりませんでした。 役づくりに卓越しているのでしょうね。 トビー・マグワイアは、持ち味で勝負の段階でした。 MICHAEL DOUGLAS マイケル・ダグラス 誕生日 1944/9/25 出身 米ニュージャージー州プランズウィック 俳優カーク・ダグラスの息子。 カリフォルニア大学で演劇を専攻。 ネイバーフッド・プレイハウスなどで演技の勉強を続け、舞台や映画で活躍。 88年「ウォール街」でアカデミー主演男優賞を受賞。 自社で製作した「カッコーの巣の上で」はアカデミー賞作品賞など5部門を受賞。 2000年9月、キャサリン・ゼタ=ジョーンズと結婚。 活躍度 ◎→ 演技力   ☆☆☆☆☆☆ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1969年「ヒーロー」 1970年「アダム」 1971年「シャッタード・サイレンス」 1977年「コーマ」 1979年「チャイナシンドローム」「ランニング」 1983年「密殺集団」 1984年「ロマンシングストーン/秘宝の谷」◇「スターマン」 1985年「コーラスライン」「ナイルの宝石」◇ 1987年「危険な情事」◇      「ウォール街」◇ 1989年「ブラックレイン」◇「ローズ家の戦争」◇ 1992年「氷の微笑」◇「嵐の中で輝いて」 1993年「フォーリング・ダウン」◇ 1994年「ディスクロージャー」◇ 1995年「アメリカン・プレジデント」◇ 1997年「ゴースト&ダークネス」◇「ゲーム」◇ 1998年「ダイヤルM」◇ 1999年「ブラック・セプテンバー/五輪テロの真実」(TM)(ナ) 2000年「ワンダー・ボーイズ」◇「トラフィック」◇ 2001年「ジュエルに気をつけろ!」◆      「サウンド・オブ・サイレンス」◇ 2003年「セイブ・ザ・ワールド」◇「グロムバーグ家の人々」◇ 2004年「マイ・シネマトグラファー」 2006年「ザ・センチネル 陰謀の星条旗」◇ TOBEY MAGUIRE  トビー・マグワイア 誕生日 1975/6/27 出身 米カリフォルニア州サンタモニカ 活躍度 △↑ 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1993年「ボーイズ・ライフ」デビュー 1994年「S.F.W.」 1995年「DUKE OF GROOVE」 1996年「JOYRIDE」 1997年「アイス・ストーム」「地球は女で回っている」 1998年「カラー・オブ・ハート」◇「ラスベガスをやっつけろ」◆ 1999年「サイダー・ハウス・ルール」◇「楽園をください」◇ 2000年「ワンダー・ボーイズ」◇「あのころ僕らは」 2001年「キャッツ&ドッグス」(声) 2002年「スパイダーマン」◇ 2003年「シービスケット」◇ 2004年「スパイダーマン2」◇ 2006年「さらば、ベルリン」 2007年「スパイダーマン3」◇ 2008年「トロピック・サンダー 史上最低の作戦」▲ その他の出演者: Rip Torn ... Quentin 'Q' Morewood Richard Knox ... Vernon Hardapple Jane Adams ... Oola Michael Cavadias ... Miss Antonia 'Tony' Sloviak Richard Thomas ... Walter Gaskell Alan Tudyk ... Sam Traxler Philip Bosco ... Emily's Father George Grizzard ... Fred Leer Kelly Bishop ... Amanda Leer Bill Velin ... Officer Pupcik User Rating:7.5/10 ( 31,128 votes)IMDb User Rating:7.7/10 ( 281 votes)Yahoo! オトーサン、 「いい脚本、書けるひと、いるね」 その名は、スティーヴン・クローヴス。 「ハリー・ポッター」の脚本を執筆していると知って、 納得しました。 アカデミー賞受賞 ・歌曲賞 ボブ・ディラン Things Have Changed 同ノミネート ・脚色賞 ・編集賞 ゴールデン・グローブ受賞 ・歌曲賞 ボブ・ディラン 同ノミネート ・作品賞(ドラマ) ・男優賞(ドラマ) マイケル・ダグラス ・脚本賞 Anders Aslundさん Karlstad, Sweden 2001年6月29日 素晴らしいストーリー、素晴らしい演技 時に、監督は誰もが引きこまれてしまうような 世界を創造しようと努める。 この世界にあっては、数時間の間、 次の瞬間、何が起きるだろうか、待ち続ける。 唇に笑みを浮かべて。 この映画は、近年の最高の映画のひとつだ。 観客は、その気まぐれで、時に実に奇妙な旅に見事に引きこまれていく。 登場人物たちは、エイリアンのような行動をみせているが、信じられる。 出演する唯一の普通のひとは、ハンナだけだろう。 主役の教授に幽霊のようにつきまといskirting観察する。 マイケル・ダグラスは、最高の演技を披露している。 麻薬中毒で崩壊していく有名小説家だ。 かつての栄光の反動がきたシビアなケースなのだ。 彼は、自分の小説を書き終えることができない。 書くのを止められないのだ... トビー・マグワイアは、無邪気だが、心の傷をもった風貌が似合っている。 フランシス・マクドーマンドは、いつものようだ。 ファンタスティック。 私は、この映画に強い印象をうけた。 ガードを下げさせられた。 そういうケースは、多くない。 嬉しかった。 オトーサン、 「なるほどね」 ワンダー・ボーイズと複数である理由が分かりました。 服部弘一郎さん 2000年7月6日 新作が発表できない作家がひとりの少年に出会う。 マイケル・ダグラス主演のコメディ。 タイトルになっている"Wonder Boy"というのは、 日本語訳すれば“天才少年”といった意味。 しかしこの映画に登場する文壇のような場所では、 "Boy"という言葉がそのまま“少年”を指すとは限らない。 日本の政界では60歳過ぎの議員が初登院しても一年生議員とか新人議員と呼ばれる。 文壇も似たようなもので、何歳になっても“注目の新人作家”は"Wonder Boy"なのだ。 この映画の主人公グラディ・トリップも、そんな新人作家のひとり。 いや、正確には「ひとりだった」と言うべきかもしれない。 何しろ彼は前作「放火魔の娘」を8年前に発表して注目されて以来、 新しい作品をまったく発表していないのだ。 大学で文学部教授の地位にある彼は、今や作家とは名ばかりの冴えない男。 過去の栄光も今や色あせている。 そんな彼が、ひとりの教え子と出会ったことで運命を大きく狂わせていく。 自分の身辺もまったく整理できず、作品をうまくまとめることができないまま、 マリファナを吸って現実逃避している主人公を、マイケル・ダグラスが好演している。 だが変わり者の作家という役は 『恋愛小説家』のジャック・ニコルソンの印象がまだ強く残っているため、 マイケル・ダグラスはちょっと損をしているかもしれない。 この映画ではもうひとりの「変わり者の新人作家」として、 主人公の教え子ジェームズ・リアを登場させている。 演じているのは『サイダーハウス・ルール』のトビー・マグワイア。 相変わらず何を考えているのかよくわからない独自の存在感を持つ俳優だが、 今回はそのミステリアスな面もちが物語と上手くマッチしていた。 マイケル・ダグラス、ロバート・ダウニーJr.、 フランシス・マクドーマンドといったベテランの曲者俳優たちに囲まれて、 まったく存在感を失わないマグワイアはやはりすごい俳優なのかもしれない。 『鬼教師ミセス・ティングル』のケイティ・ホルムズが女学生役で出演しているが、 彼女は主演していた『鬼教師〜』よりこちらの映画の方が断然いいと思う。 これが新人ケヴィン・ウィリアムスン監督と、 ベテラン監督カーティス・ハンソンの監督としての技量の違いなのだろうか。 いつまでも大人になれない主人公が、 教え子を広い世の中に押し出すことで自分も成長するという物語。 この人物関係だけを見ると『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』にも似ているが、 こちらはぐっとコメディ色が強い。 かといって『アメリカン・ビューティ』のようなブラックな笑いはない。 登場人物たちは次々起こる事件の中でさんざんジタバタさせられたあげく、 みんながそれぞれのハッピーエンドを迎える。 登場人物たちの人間関係、特に恋愛やセックスにまつわる関係を、 やけにあっさり描いているのは演出上の意図だと思う。 でもこれだと、特にロバート・ダウニーJr.とトビー・マグワイアの関係がよくわからない。 僕がボンヤリしていたのかな。 この二人は最初からゲイなんでしたっけ?  それが最後に気になってしまった。


ようこそ☆おちこぼれカレッジ

オトーサン、 「愉快な大学名だね」 主人公がつくる大学は、南ハーモン工科大学。 (South Harmon Institute of Technology) 有名な難関校であるハーモン大学の姉妹校と自称しています。 略称が、SHIT(クソ)。 原題:Accepted (2006)    トラブル・カレッジ/大学をつくろう! 監督:Steve Pink 原作:Mark Perez 脚本:Mark Perez/Adam Cooper/Bill Collage Genre:Comedy Rated PG-13 for language, sexual material and drug content. 上映時間:94分 あらすじ: バートルビーは、すべての大学に不合格。 両親に顔向けできず、偽の合格通知を作る。 だが、両親が車で大学まで送ると言い出し、 窮余の一策、古い病院を勝手に改築し、大学をつくる。 親友のシュレーダーが、大学のウェブサイトをつくってくれる。 クリック1発で入学としたため、300人もの生徒が殺到し、 南ハーモン工科大学を運営する羽目に... 出演者: Justin Long ... Bartleby Gaines(バートルビー) Jonah Hill ... Sherman Schrader(シュレーダー) Blake Lively ... Monica Moreland(モニカ) Lewis Black ... Ben Lewis(ベン) Anthony Heald ... Dean Richard Van Horne(ハーモン大・学長) オトーサン、 「ほんとに、名前通りだね」 ジャスティン・ロングくん、かなり顔がロングです。 ぶっちゃけて言えば、馬面です。 でも、このコメディ映画には、はまり役でした。 JUSTIN LONG  ジャスティン・ロング 誕生日 1978/6/2 出身 米コネチカット州 ヴァッサー大学卒。 テレビでは「エド〜ボーリング弁護士」のウォーレン役などがある。 映画は「ジーパーズ・クリーパーズ」のダリー役で初主演。 出演作 1999年「ギャラクシー・クエスト」◆ 2001年「ジーパーズ・クリーパーズ」◇ 2002年「ノット・ア・ガール」◆ 2003年「ヒューマン・キャッチャー」◆ 2004年「ドッジボール」◆ 2005年「ハービー 機械じかけのキューピッド」◆ 2005年「トラブル・カレッジ/大学をつくろう!◇ 2007年「ダイハード4.0」◆ 2009年「そんな彼なら捨てちゃえば?」 その他の出演者: Adam Herschman ... Glen Columbus Short ... Daryl 'Hands' Holloway Maria Thayer ... Rory Thayer Mark Derwin ... Jack Gaines Ann Cusack ... Diane Gaines Hannah Marks ... Lizzie Gaines Robin Taylor ... Abernathy Darwin Dunlap Sam Horrigan ... Mike Welsh Joe Hursley ... Maurice / The Ringers Jeremy Howard ... Freaky Student User Rating:6.4/10 26,339 votes オトーサン、 「7点台でもいいのでは?」 大学に必要なのは、施設・カリキュラム・教職員ではなく、 学生たちの創造性と情熱をかき立てること。 そんなメッセージが共感を呼びます。 ledzep29さん United States 2006年8月16日 オリジナルな筋書きを愉快なメンバーで わが生涯で、高校生が両親を喜ばせるために、 大学をつくるなどという映画は見たことがない。 最近の映画ときたら、リメイクか、続編か、 ろんな映画で使い古された筋書きだけ。 こいつは、オリジナルなストーリーがあって、 コメディ映画にすることで、成り立っている。 いい映画だ。 よく考えられたストーリーと笑いがミックスしている。 今は、そうではないことが分かったが、 映画館に入るときには、「アメリカン・パイ」のような 麻薬・ビール・パーティ・セックスがテーマの映画だと思っていたが、 よいほうに裏切られた。 つまり、大いに楽しめた。 映画欄をよく調べて、上映時間をチェックすべし。 大笑いしたいなら、こいつがそうだ。 オトーサン、 「2人でみると、2倍楽しいんだろうな」 ちゃりんこさん 2007年11月28日 どうやらスターチャンネルでしか放映していないらしくー。 くっだらなくって面白かった。 途中ADDの子が出てきて (出てきてっていうか「僕はADDなんですけど」と言うのよ) 「僕は今まで一度も褒められた事がなかった。 この大学(架空)に受かって初めて親に褒められた」とか言うの。 主人公が架空に作った大学だからカリキュラムなんかも 「自分達の学びたい事」を自由に、 だから「瞑想」とか「女の子にモテたい」(多分そんな感じだったかと)という感じで。 そのADDの子が「瞑想」に参加するんだけどじっとしていられないの (最初座っていられたのは数秒)。 だけど「瞑想」に参加したい。 最後は拘束服を着て参加するのよー。 こういう場面見る人によっては馬鹿にしている! とか思うのかも知れないけど、私は笑っちゃった。 一緒に観ていた夫も笑っちゃって。 ある種参加する為の工夫だよねーとか言って。 拘束服なんて大げさかも知れないけど。 オトーサン、 「へぇ、そうなんだ」 なお、ADDとは、Attension Deficit Disorder:注意欠陥障害のことで、 以下の症状に思い当たるひとは、病院へ。 1.整理整頓ができない 2.時間感覚がわからず課題が最後まで終わらない 3.よくボーッとしたり、空想にふける 4.細部まで目が行き届かず不注意が多い 5.遅刻が多い 6.優先順位がつけられない 7.病的な惰性がある(延々とネットをし続ける) 8.やろうとしている事をすぐに忘れてしまう 9.よくものを落とす、なくす 10.よく気が散り、集中力が無い。 11.字が汚い、書き間違いが多い 12.2〜3人で話をされると、話についていけない 13.無気力


GOAL!2

オトーサン、 FIFA(国際サッカー連盟)公認のサッカー映画、 その3部作の第2弾です。 第1弾「GOAL!」は、ドイツ大会前に見ました。 素敵な映画でしたが... この第2弾は、南ア大会での日本敗退後に見ました。 原題:Goal II: Living the Dream (2007) 監督:Jaume Collet-Serra 脚本:Mike Jefferies/ Adrian Butchart/ Terry Loane Genre:Drama / Sport Rated PG-13 for some sexual content Country:UK Language:English / Spanish 上映時間 114分 あらすじ: サンティアゴは、プレミアリーグで大活躍し、 婚約者ロズとの結婚話も順調に進んでいた。 代理人のグレンの働きもあって、 スペインの名門レアル・マドリードに入団する。 開幕早々からレギュラーの座を掴み、一躍スター選手となる。 あり余るお金で、豪邸を買い、ランボルギーニを飛ばす。 だが、婚約者とのすれ違い、予期せぬ怪我、 生き別れとなっていた母親との再会など、 前途は波乱含みだった。 出演者: Kuno Becker ... Santiago Munez(サンティアゴ) Stephen Dillane ... Glen Foy(グレン) Anna Friel ... Roz Harmison(ロズ) Alessandro Nivola ... Gavin Harris (ハリス) Zinedine Zidane ... Himself(ジダン) Ronaldo ... Himself(ロナウド) David Beckham ... Himself(ベッカム) オトーサン、 「なんだ、この婚約者」 自己主張しているだけで、 レアル・マドリードの選手の妻としての自覚が足りません。 「...オレだったら、即刻、別れるけどなぁ」 そんなこともあって、映画に集中できませんでした。 でも、ジダン、ロナルド、ベッカム... かつての名選手の活躍シーンは、やはり素敵でした。 KUNO BECKER  クノ・ベッカー 誕生日 1978/1/14 出身 メキシコ 幼少時よりバイオリンを習い、 オーストリアのザルツブルグとメキシコ国立音楽院で学ぶ。 俳優を目指し、メキシコの大手テレビ局TELEVISA社の演技コースを受講。 96年、ドラマデビューし、女性ファンから支持を得る。 99年、メキシコ・ヘラルド最優秀若手男優賞受賞。 2003年「カマキリな女」で映画デビュー。 2005年「GOAL!ゴール!」の主役サンティアゴ役に抜擢される。 活躍度 △↑ 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 2003年「カマキリな女」「ジャスティス 闇の迷宮」 2005年「GOAL! ゴール!」◇ 2007年「GOAL!2 ゴール!2」◇ その他の出演者: Leonor Varela ... Jordana Garcia Elizabeth Pena ... Rosa Maria Carmelo Gomez ... Burruchaga Miriam Colon ... Mercedes Frances Barber ... Carol Harmison William Beck ... Steve Parr Kieran O'Brien ... Hughie McGowan Sean Pertwee ... Barry Rankin Rutger Hauer ... Rudi van der Merwe Alessandro Nivola ... Gavin Harris Iker Casillas ... Himself Ivan Helguera ... Himself User Rating:5.9/10 ( 7,481 votes)IMDb User Rating:6.0/10 ( 503 votes)Yahoo! オトーサン、 「失敗作だな」 Chewie72さん Australia 2009年6月22日 「GOAL!」の素敵なフォロー 「GOAL!2」は、「GOAL!」の素敵な続編だ。 多くのひとが、先が読めると言って、叩いている。 へい、アカデミー賞映画じゃないんだぜ。 へい、すべての映画が、アカデミー賞映画じゃないないとイカンかね。 「GOAL!2」は、サンティアゴのサッカー人生の次の段階を描いている。 前作の登場人物が、また帰ってきている。 そこがいい。 サッカーのシーンは、すごい。 大観衆の前で、選手たちがプレイしているのが分かる。 ストーリーも、実に面白い。 この映画には、多くのドラマがある。 サッカーのシーンではないが、値打ちを加えている。 ずっと楽しんだ。 鳥肌が立った。 数百万ドルのサッカー選手の人生を体験できる。 「GOAL!3」が待ち遠しい。 オトーサン、 「黒美さん、あまりサッカー好きじゃないのかな?」 黒美君彦さん 2007年3月15日 バーチャルリーグ 「GOAL!」三部作の第2作。 ニューカッスル・ユナイテッドで才能を花開かせた サンティアゴ(クノ・ベッカー)のその後を描く。 活躍する彼はレアル・マドリードに引き抜かれ、 ベッカムやロナウド、ジダンが所属し「銀河系軍団(ギャラクティコ)」の一員となるが…。 この作品では成金となったサンティアゴの挫折と復活がテーマか(苦笑)。 不法移民の少年が、極貧からのしあがっていく過程を描いた第一作に比べりゃ、 何だかな、という感じ。 女にひっかかりそうになったり、不注意でけがしたり。 何とかシリアスなエピソードを、 ということで、生き別れになった母親との再会なんてものを挿入したりしているが、 あまり効果的とはいえない。 今やベッカムもジダンもロナウドもレアル・マドリードを去り、 映画の中のチームは既に過去のものとなってしまった。 まあ、バーチャル空間でのサッカーリーグということで、 サッカー好きにはたまらないのでしょう。 ただ、試合のシーンの迫力なんかも、 個人的には前作の方がわくわくしたように思うんだけどなあ。 どうなんでしょうね。


ブルースが聞こえる

オトーサン、 「この名画、みないと損する」 ブロードウェイを代表する劇作家・脚本家である ニール・サイモンの自伝的作品です。 名せりふに感銘を受けましょう。 原題:Biloxi Blues (1988) 監督:Mike Nichols 脚本:Neil Simon Genre:Comedy / Drama 上映時間:106分 あらすじ: 1945年。 ユージン・モーリス・ジェロームは、小説家志望。 だが、高卒と同時に徴兵され、 ミシシッピ州のビロクシ訓練所に向う。 仲間は、同じように高卒の若者で、 粗野なワイコフスキーやインテリのエプスタインたちだった。 訓練所で待ちうけていたのは、鬼軍曹なトゥーミーで、 10週間にわたる訓練が始まる... 出演者: Matthew Broderick ... Eugene Morris Jerome(ジェローム) Christopher Walken ... Sgt. Toomey(トゥーミー軍曹) Corey Parker ... Arnold B. Epstein(エプスタイン) Matt Mulhern ... Joseph Wykowski(ワイコウスキイ) オトーサン、 「みんな若いなぁ」 訓練兵役のマシュー・ブロデリックは、26歳。 鬼軍曹役のクリストファー・ウォーケンも、45歳。 MATTHEW BRODERICK  マシュー・ブロデリック 誕生日 1962/3/21  出身 米ニューヨーク 父は俳優ジェームズ・ブロデリック、母パトリシアは脚本家。 グリニッジビレッジで育ち、高校卒業直前の79年、父との共演で舞台デビュー。 82年「キャッシュマン」で映画デビュー。 86年「フェリスはある朝突然に」にゴールデングローブ賞主演男優賞ノミネート。 妻は女優サラ・ジェシカ・パーカー。 出演作 1982年「キャッシュマン」 1983年「ウォーゲーム」 1985年「レディホーク」 1986年「フェリスはある朝突然に」 1987年「飛べ、バージル/プロジェクトX」 1988年「トーチングトリロジー」「ブルースが聞こえる」 1989年「ファミリービジネス」「グローリー」 1990年「ドン・サバティーニ」 1992年「マシュー・ブロデリックの緊急事態」 1993年「ロマンスに部屋貸します」      「黄昏のブロードウェイ/ライフ・イン・シアター」 1994年「ライオンキング」(声)「ケロッグ博士」      「ミセス・パーカー〜ジャズ・エイジの華」 1996年「ケーブル・ガイ」「インフィニティ/無限の愛」 1997年「恋におぼれて」 1998年「ゴジラ/GOZILLA」 1999年「ハイスクール白書/優等生ギャルに気をつけろ」      「GO!GO!ガジェット」 2000年「ユーキャン・カウント・オン・ミー」 2003年「惑星「犬」。」(声) 2004年「ステップフォード・ワイフ」「ラスト・ショット」 2005年「プロデューサーズ」 2007年「ビー・ムービー」(声)「いとしい人」 CHRISTOPHER WALKEN  クリストファー・ウォーケン 誕生日 1943/3/31 出身 米ニューヨーク・クイーンズ 二人の兄と共に子役として活躍。 59年、ブロードウェイ・デビュー。 ホストフラ大学進学で一時俳優活動を休止後、舞台に復帰。 アクターズ・スタジオで学び、71年「盗聴作戦」で映画デビュー。 78年「ディア・ハンター」でアカデミー助演男優賞受賞。 出演作 1971年「盗聴作戦」 1972年「マインド・スナッチャー/恐怖の人体実験」 1976年「グリニッジ・ビレッジの青春」 1977年「アニー・ホール」「センチネル」「ローズランド」 1978年「ディアハンター」 1980年「天国の門」「戦争の犬たち」 1981年「ペニーズ・フロム・ヘプン」「アステカの秘宝」 1982年「アクターズ・ラブ」 1983年「デッド・ゾーン」「ブレイン・ストーム」 1985年「007/美しき獲物たち」 1986年「ロンリー・ブラッド」「ウォーゾーン/虐殺報道」 1988年「ミラグロ/奇跡の地」「ホームボーイ」      「ブルースが聞こえる」 1989年「コミュニオン/遭遇」 1990年「キング・オブ・ニューヨーク」「迷宮のヴェニス」 1991年「マクベイン」「ミッドナイトチェイサー」「ミストレス」 1992年「バットマンリターンズ」◆ 1993年「ウェインズ・ワールド2」「流血の絆」      「トゥルー・ロマンス」 1994年「パルプ・フィクション」 1995年「デンバーに死す時」「サーチ&デストロイ」      「ゴッド・アーミー/復讐の天使」「ニック・オブ・タイム」      「アディクション」◆ 1996年「フューネラル」「バスキア」      「ラストマン・スタンディング」◆「ワイルド・サイド」 1997年「TOUCH<タッチ>」「エクセス・バゲッジ」「マウス・ハント」◆      「ラスト・キングス」 1998年「イルミネイト」「アンツ」(声)「メビウス」◇      「天井桟敷のみだらな人々」 1999年「タイムトラベラー/きのうから来た恋人」◆      「スリーピー・ホロウ」◆「シシリアン 虐殺の地」 2001年「マリー・アントワネットの首飾り」◆      「アメリカン・スウィートハート」◆ 2002年「スチュアート・リトル2」(声)「キャッチ・ミー イフ・ユー・キャン」      「カントリー・ベアーズ」◇ 2003年「カンガルージャック」「ランダウン ロッキング・ザ・アマゾン」      「マイ・ボディガード」「ジーリ」 2004年「ステップフォード・ワイフ」 2005年「ドミノ」「ウェディング・クラッシャーズ」 2006年「もしも昨日が選べたら」 2007年「ヘアスプレー」「燃えよ!ピンポン」 その他の出演者: Markus Flanagan ... Roy Selridge Casey Siemaszko ... Don Carney Michael Dolan ... James J. Hennesey Penelope Ann Miller ... Daisy Park Overall ... Rowena Alan Pottinger ... Peek Mark Evan Jacobs ... Pinelli David Kienzle ... Corporal Matthew Kimbrough ... Spitting Cook Kirby Mitchell ... Digger #1 Allen Turner ... Digger #2 User Rating: 6.4/10 ( 7,182 votes)IMDbYahoo! User Rating:10.0/10 ( 51 votes)Yahoo! オトーサン、 「最高の青春映画!」 User Reviews glennsouthallさん United Kingdom 2006年6月5日 かけがえない体験 オーケー、我々みんなは、お気に入り名画をもっているよね? ...どういうタイプだって? 何度も何度も見て、喜びを感じられる映画だ。 非常に個人的なレベルで話しかけてきて、 自分でも気づかない感情を見事に刺激する映画だ。 たどってきた人生のなかの 深い悲しみや幸せそのものの記憶を思い出させる。 この映画は、私のためにつくられたような映画だった。 心の痛みを運んでくれる。 家から初めて離れたときのこと。 知らない人たちと初めて同じ境遇を共にしたときのこと。 初めての性的接触。 初めてのキス。 初めての愛。 権威者から初めてのいびられたこと。 初めて見た死。 この映画は、人生で直面する通過儀礼の多くを描いている。 しかも、コメディでくるんで、優しく、痛切を損なうことなく、 それらを描いていく。 ニール・サイモンは、比類ない。 出演者も、非の打ち所がない。 演技は完全だ。 ユーモアは知的だ。 この映画を見ていなかったら、見るべし。 見た後、私に感謝するだろう。 オトーサン、 「よく目配りのきいたコメントだ」 bakenekoさん 2009年9月18日 気づかない輝き 1970-80年代を代表する脚本家ニール・サイモンの自伝的青春物語で、 1945年のビロクシ訓練所での生活を通して、 “青春の出会いと成長”を一人称&等身大に描いた傑作であります。 アメリカの青春物って日本と生活習慣や文化が違いすぎていて 感情移入しにくいものが多いのですが、 “軍隊への予備教練”を受ける若者の群像劇を描く本作は 日本人でも素直に理解出来る生活&精神環境であります (日本の全寮制の男子高校ってこんな感じですから)。 そして、名脚本家ニール・サイモンは 自己の青春の1ページを詳細な描写で綴っており、 観客も自分たちの若かった(青かった)時代を まざまざと思い出すのであります。 また、主人公の家庭(ユダヤ)の風俗もちょっと面白く、 1940年代の雰囲気も“まだ国自体が若かったアメリカ”を表して 興味深いものがあります。 そして出演者も若く、マシュー・ブロデリック、クリストファー・ウォーケン、 ペネロープ・アン・ミラーの美しさは、若さの爽やかさを感じさせてくれますし、 ジョルジュ・ドルリューの音楽も聴かせます。 小品ですが、マイク・ニコルズ監督の手腕と作者の思い入れが光る佳作で、 青春を愛おしく描いて心地よいノスタルジーで締める作劇も見事な映画であります。


ゾルタン★星人

オトーサン、 「題名は、面白そうだけど」 いい加減で支離滅裂なお馬鹿映画でした。 青春モノのはずが、途中でSFになってしまうのです。 原題:Dude, Where's My Car? (2000) 監督:Danny Leiner 脚本:Philip Stark Genre:Action / Comedy / Mystery / SF Rated PG-13 for language and some sex and drug-related humor. 上映時間:83分 あらすじ: ジェシーとチェスターは、無二の親友。 ある朝、目が覚めると前夜の記憶がない! ジェシーの愛車をどこに停めたかも思い出せない。 さっそく愛車を探しに出かける。 双子の恋人ワンダとウィルマの家に行くと、 室内はパーティ後のゴミ掃除を終えたところ、 ひょんなことで、双子が怒り出し、放り出される。 街では、宇宙オタクのカルト教団に遭遇し、 なぜか、メンバーのひとりの美女に迫られる。 そして"盗んだ金を返せ”とオカマに脅迫され、 “多連続変形体”なる謎の装置の争奪戦に巻き込まれ、 セクシーなエイリアンに追われる。 出演者: Ashton Kutcher ... Jesse Montgomery III( ジェシー) Seann William Scott ... Chester Greenburg( チェスター) Jennifer Garner ... Wanda(ワンダ) Marla Sokoloff ... Wilma(ウィルマ) Hal Sparks ... Zoltan - Cult Leader(ゾルタン) Jodi Ann Paterson ... Super Hot Giant Alien (ジャイアント・エイリアン) オトーサン、 「"つばめ"なんだ」 美青年、アシュトン・クッチャーくんは、 ブルース・ウィリスと別れた大年増デミ・ムーアの旦那さん。 16歳年下なのです。 なお、"つばめ"とは、年増女に養われる若い男のことです。 ASHTON KUTCHER  アシュトン・クッチャー 誕生日 1978/2/7 出身 米アイオワ州 人口100人の村の農場で育つ。 食品工場で掃除係をしながら学費を稼ぎ、 心臓疾患の双子の弟マイケルの役に立つため、 病理研究者を目指し、アイオワ大学では生化学エンジニアリングを専攻。 バーでビリヤードをしていた時、 フレッシュ・フェイス・コンテスト出場し、優勝し、モデルに。 ピザハットのCMやドルチェのコレクションなどに出演。 その後、ハリウッドに移り、テレビ俳優として活躍。 99年「エクスタシーをさがして」で映画デビュー。 2000年「ゾルタン★星人」で初主演。 2005年9月、女優のデミ・ムーアと結婚。 出演作 1999年「エクスタシーをさがして」 2000年「レインディア・ゲーム」◆「ゾルタン★星人」◇ 2001年「テキサス・レンジャーズ」◆ 2003年「ジャスト・マリッジ」◇「バタフライ・エフェクト」◇ 2005年「ゲス・フー/招かれざる恋人」 2006年「守護神」◇「ボビー」「オープン・シーズン」(声) 2008年「ベガスの恋に勝つルール」◇ その他の出演者; Kristy Swanson ... Christie Boner David Herman ... Nelson Charlie O'Connell ... Tommy John Toles-Bey ... Mr. Pizzacoli Christian Middelthon ... Alien Nordic Dude #1 David Bannick ... Alien Nordic Dude #2 Turtle ... Jeff - Cult Member Bob Clendenin ... Zarnoff - Cult Member Mary Lynn Rajskub ... Zelmina - Cult Member Kevin Christy ... Zellner - Cult Member User Rating:5.0/10 ( 40,159 votes)IMDb User Rating:7.1/10 ( 111 votes)Yahoo! オトーサン、 「Yahoo!が高いな」 User Reviews johnwwwatson-1さん Hollywood California USA! 2005年5月20日 愉快なお手軽映画、コミカルなシーンが光る... 私は、みんなと同じく、古典映画、英雄映画、ドラマが好きだ。 だが、こいつはちがう。 お笑い映画なのだ。 おおむね幸せなひとで、コマーシャルを観て泣いたり笑ったりできるなら、 この映画の気まぐれな行動やドタバタ喜劇を楽しめるだろう。 もし、いつも批判的で、陰鬱で、 ひとが楽しんでいるのを嫉妬するほうなら... この映画に笑うのはムリだろう。 笑うと言っただろう? そこがアイデイアだぜ。 笑わせる映画は、アカデミー賞には向いていない。 「ジム・キャリーはMr.ダマー」とも、 ニール・サイモンの映画とも、まるで違う。 ポップコーンを片手に、明るく気楽に楽しくやろうぜ。 そうすりゃ、笑える。 オトーサン、 「ふむ、こうした映画のジャンルがあるのか」 ティーン向けパーティ映画とはねぇ。 Yoshiさん 2003年3月 『ゾルタン★星人』という邦題からもわかるが、かなりバカ度の高い作品だ。 昨夜の記憶をなくした若い男ふたりが繰り広げる大騒動。 ストーリーが重要じゃないことは、幼稚園児にだってわかる。 どれだけ笑いをとれるかということが勝負の、 ティーン向けパーティで流すために作られた映画だ。 簡単に言えば、21世紀版「ビルとテッド」シリーズだろうか。 キアヌ・リーヴスが素のままで演じてるんじゃないか疑惑が発生したこのシリーズと同じく、 男ふたりがボケ合戦を繰り返す。 今回演じているのは全米アイドルのアシュトン・カッチャーと お笑い映画一筋のショーン・ウィリアム・スコットである。 うーむ、スコットはわかるがカッチャーも思い切ったもんだなぁ。 パンツ一丁になってまで笑いをとろうと必死に頑張っている。 頑張っているが、その頑張りが恥ずかしく見えてしまうのはちょっと辛いかもしれない。 モデルと見紛う端整な顔立ちなのに、下ネタにも果敢に挑む。 いやー、気持ちはわかるんだが、 ハンサムの捨て身のパフォーマンスって観てるこちらが落ち着かないんだよなー。 いや、これは観てる僕にも問題があるのだけど…。 その点スコットはいつも通りバカを極めていて、安心して観ていられる。 初めて観たときクリスチャン・スレーターのようになるかもしれないぞ… と思った僕を嘲笑うかのようにコメディ、それもバカコメディ一直線。 シリアス・ドラマになんて見向きもしやしない。 彼のポイントはあの口元だ。 ポカーンと口を呆けているのが、ホンマモンのアホに見えるすごさ。 僕としては「アメリカン・パイ」シリーズのような毒があった方が好みなのだが、 うーん、いやこれだけでもなんだか楽しい。 決して大好きというわけじゃないのに見入ってしまうアホさ加減というかなんというか。 黙っていれば結構なハンサムに見えなくもないのに、一向にそう思わせないのが偉い気がする。 実は最後まで観ても、意味がわかっていなかったりする。 普通のコメディかと思ったら、途中からSFが入ってくるのだ。 僕は筋なんてどうでもいいから主演ふたりの小技を観ることに徹していたのだった。 そして気づく。そうだ、これはコントなんだ。 筋なんてわからなくてもなんとかなる。 頭の中が下ネタでいっぱいであろうティーンには、まさしくうってつけの作品なのだった。 裏を返せば、大人には辛いということは言うまでもない。 ちゃらーん。


クライシス・オブ・アメリカ

オトーサン、 「ジョナサン・デミ?」 思い出しました。 前回見た「羊たちの沈黙」で有名な監督です。 ほかに、「フィラデルフィア」「シャレード」、 そして「レイチェルの結婚」などを監督しています。 原題:The Manchurian Candidate (2004) 監督:Jonathan Demme 原作:Richard Condon 脚本:George Axelrod /Daniel Pyne/Dean Georgaris Genre:Drama / Mystery / Thriller Rated R for violence and some language. 上映時間:129分 あらすじ: レイモンド・ショーは、湾岸戦争の英雄として政界入り。 上院議員の母エレノアの後ろ盾で、副大統領候補に指名される。 ベン・マルコ少佐は、元部下のTV演説を複雑な気持ちで見つめていた。 「ショーを名誉勲章の叙勲者に推薦したけれど、 奴の英雄的行為は幻覚ではないか」 マルコは、この謎の解明に乗り出すなかで、気がつく。 肩に傷跡があり、カプセル状のチップが埋められていたのだ。 出演者: Denzel Washington ... Ben Marco(ベン・マルコ少佐) Liev Schreiber ... Raymond Shaw(レイモンド・ショー) Meryl Streep ... Eleanor Shaw(エレノア) オトーサン、 「アカデミー賞俳優が競演!」 随分、贅沢な出演者をそろえたものです。 リーブ・シュライバーのマザコンぶりが印象に残りました。 DENZEL WASHINGTON デンゼル・ワシントン 誕生日 1954/12/28 出身 米ニューヨーク州マウント・バーノン 父は牧師、母はゴスペル歌手。 フォーダム大学でジャーナリズムを専攻するが、 卒業後、サンフランシスコの演劇学校で学ぶ。 ニューヨークへ戻り、オフ・ブロードウェイへ。 映画デビューは81年「ハロー・ダディ」。 89年「グローリー」でアカデミー賞助演男優賞、 2001年「トレーニング・デイ」でアカデミー賞主演男優賞受賞。 87年「遠い夜明け」でアカデミー賞助演男優賞、 92年「マルコムX」のマルコムX役、 99年「ザ・ハリケーン」のボクサー役でアカデミー賞主演男優賞ノミネート。 2002年「きみの帰る場所/アントワン・フィッシャー」で監督デビュー。 私生活では歌手のポーレッタ・ピアソンと結婚し、4児の父。 出演作 1981年「CARBON COPY」「ハロー・ダディ」 1984年「ソルジャー・ストーリー」 1986年「キングの報酬」 1987年「遠い夜明け」 1988年「デンゼル・ワシントン/女王と祖国のために」 1989年「グローリー」◆アカデミー助演男優賞      「刑事クイン 妖術師の島」「リユニオン 再会」 1990年「モ’・ベター・ブルース」「私の愛したゴースト」 1991年「ミシシッピー・マサラ」「リコシェ 炎の銃弾」 1992年「マルコムX」◇ 1993年「から騒ぎ」「フィラデルフィア」「ペリカン文書」◇ 1995年「青いドレスの女」「クリムゾン・タイド」◇      「バーチュオシティ」 1996年「戦火の勇気」◇「天使の贈り物」 1997年「悪魔を憐れむ歌」◇ 1998年「ラスト・ゲーム」◇ 1999年「マーシャル・ロー」◇「ボーン・コレクター」◇「ザ・ハリケーン」◇ 2000年「タイタンズを忘れない」◇ 2001年「トレーニング・デイ」◇ 2002年「ジョンQ」◇「アントワン・フィッシャー/きみの帰る場所」 2003年「タイムリミット」◇「マイ・ボディガード」◇ 2004年「クライシス・オブ・アメリカ」◇ 2006年「インサイド・マン」◇「デジャヴ」◇ 2007年「アメリカン・ギャングスター」◇ 2009年「サブウェイ123」◇ MERYL STREEP  メリル・ストリープ 誕生日 1949/6/22 出身 米ニュージャージー州サミット ヴァッサー女子大で演劇を専攻。イェール大学で修士号。 ブロードウェイとオフ・ブロードウェイで活躍。 77年「ジュリア」で映画デビュー。 77年「ディア・ハンター」、81年「フランス軍中尉の女」ほか アカデミー賞にノミネートされたのは12回。 79年「クレイマー、クレイマー」でアカデミー賞助演女優賞、 82年「ソフィーの選択」でアカデミー賞主演女優賞、 88年「クライ・イン・ザ・ダーク」でカンヌ国際映画祭最優秀女優賞獲得。 私生活では舞台共演したジョン・カザールと同棲するが、2年後に癌で死去。 その後、弟の親友の彫刻家ドン・ガンマーと結婚。 女優メイミー・ガマーは娘。 出演作 1977年「ジュリア」 1978年「ディア・ハンター」 1979年「マンハッタン」「或る上院議員の私生活」      「クレイマー、クレイマー」 1981年「フランス軍中尉の女」 1982年「殺意の香り」「ソフィーの選択」 1983年「シルクウッド」 1984年「恋におちて」 1985年「プレンティ」「愛と哀しみの果て」 1986年「心みだれて」 1987年「黄昏に燃えて」 1988年「クライ・イン・ザ・ダーク」 1989年「シー・デビル」 1990年「ハリウッドに口づけ」 1991年「あなたの死後にご用心!」 1992年「永遠に美しく…」 1993年「愛と精霊の家」 1994年「激流」◇ 1995年「マディソン群の橋」◇「判決前夜」 1996年「マイ・ルーム」◇ 1998年「母の眠り」◇ 1999年「ミュージック・オブ・ハート」◇ 2001年「A.I.」(声) 2002年「めぐりあう時間たち」◆「アダプテーション」◆ 2003年「ふたりにクギづけ」◆ 2004年「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」◆      「クライシス・オブ・アメリカ」◆ 2006年「プラダを来た悪魔」◇「今宵、フィッツジェラルド劇場で」◆ 2007年「いつか眠りにつく前に」◇「大いなる陰謀」◇ 2008年「マンマ・ミーア!」 2009年「ジュリー&ジュリア」◇「恋するベーカリー」◇ LIEV SCHREIBER  リーブ・シュライバー 誕生日 1967/10/4 出身 米サンフランシスコ イェール大学のイェール・スクール・オブ・ドラマで演技を学ぶ。 94年「ミックス☆ナッツ/イブに逢えたら」で映画デビュー。 2005年「僕の大事なコレクション」で監督デビュー。 出演作 1994年「ミックス☆ナッツ/イブに逢えたら」 1995年「マッド・ラブ」「パーティーガール」      「サンシャイン・ボーイズ/すてきな相棒」      「バッファロー・ガールズ」 1996年「デイトリッパー」(V)      「シェフとギャルソン/リストランテの夜」      「スクリーム」◆ 1997年「身代金」「スクリーム2」◆ 1998年「スフィア」◆      「ファントム」◆「聖なる嘘つき/その名はジェイコブ」◆ 1999年「ザ・ハリケーン」◆      「ザ・ディレクター/[市民ケーン]の真実」◇ 2000年「ハムレット」「スクリーム3」◆ 2001年「ニューヨークの恋人」◆ 2002年「トータル・フィアーズ」◆ 2004年「クライシス・オブ・アメリカ」◆ 2006年「オーメン」◇ 2008年「ディファイアンス」 2009年「ウルヴァリン」 その他の出演者: Jeffrey Wright ... Al Melvin Kimberly Elise ... Rosie Jon Voight ... Senator Thomas Jordan Bruno Ganz ... Delp Pablo Schreiber ... Eddie Ingram Anthony Mackie ... Robert Baker Dorian Missick ... Owens Jose Pablo Cantillo ... Villalobos Teddy Dunn ... Wilson Joaquin Perez-Campbell ... Atkins Tim Artz ... Jameson Robyn Hitchcock ... Laurent Tokar Paul Lazar ... Gillespie Zeljko Ivanek ... Vaughn Utly Gordon Brummer ... "Gordy" Gayle King ... Media Icon William Meisle ... Tyler Prentiss Sakina Jaffrey ... Mysterious Arabic Woman Simon McBurney ... Atticus Noyle Tom Stechschulte ... Robert Arthur Vera Farmiga ... Jocelyne Jordan Jude Ciccolella ... David Donovan Dean Stockwell ... Mark Whiting John Bedford Lloyd ... Jay "J.B." Johnston Alyson Renaldo ... Mirella Freeman Dan Olmstead ... Senator John Shaw Jim Roche ... Senator from Florida Obba Babatunde ... Senator Wells Adam LeFevre ... Congressman Healy Ann Dowd ... Congresswoman Becket Harry Northup ... Congressman Flores Walter Mosley ... Congressman Rawlins Tom Chapin ... Governor Edward Nelson Charles Napier ... General Sloan Robert W. Castle ... General Wilson John Aprea ... Rear Admiral Glick Ted Levine ... Colonel Howard Miguel Ferrer ... Colonel Garret BeBe Winans ... FBI Agent Williams Darrell Larson ... FBI Agent Ramirez Kate Valk ... Agent Volk David Keeley ... Agent Evan Anderson Joey Perillo ... Jimmy User Rating:6.7/10 ( 35,779 votes)IMDb User Rating:6.0/10 ( 451 votes)Yahoo! オトーサン、 「残念ながら、傑作ではなかった」 ゴールデン・グローブ受賞 ・助演女優賞 メリル・ストリープ User Reviews Placematさん Berkeley, CA 2005年1月2日 原作「影なき狙撃者」の良き伴走者 「シャレード」(2002) のリメイクは、 及び腰だったものの、それなりの結果を出した。 その後、ジョナサン・デミ監督が挑戦したのが、 「影なき狙撃者」(1962)のリメイクで、 こちらは自信満々だった。 彼は、観客が原作とリメイクの違いに気を散らさないように工夫している。 原作は、観客が最初からリラックスして観ていられる。 ジョナサン・デミのほうは、自分なりの特徴を打ち出している。 性格づけを全面に押し出したのだ。 贋作は、小説とその複雑な脚本を活かしているが、演技のほうは力が入っていない。 ジョナサン・デミと俳優たちは、 (デンゼル・ワシントン、メリル・ストリープ、リーブ・シュライバー、 そして、端役であるジェフリー・ライトらも) 生き生きした人間的な人物を創造している。 原作のようにチェスの駒ではないので、引きこまれる。 感情移入できるようにし、最初から最後まで根源的な人間そのものが気になる。 原作を上回ることはないが、 (陰謀というテーマは、現代は、衝撃を与えない) この新しい映画は、稀有で感動的なスリラーとして成功している。 オトーサン、 「映画批評も、世相を反映するんだな」 いまやブッシュ大統領も、記憶の彼方になりました。 記憶に残るとすれば、出来の悪い大統領としてでしょう。 服部弘一郎さん 2005年1月12日 軍需産業にコントロールされた議員がホワイトハウスに... これってジョージ・ブッシュのことじゃないか。 (あらすじ 略) 原作はリチャード・コンドンの小説「影なき狙撃者」で、 この小説は'62年にジョン・フランケンハイマー監督によって一度映画化されている。 今回の映画はそのリメイクだ。 原作と1度目の映画のテーマは、善良な兵士を洗脳によって 殺人者に仕立て上げるというアイデアにあったようだが、 今回の映画は舞台設定を政界と大統領選挙にして、 洗脳と催眠術でコントロールされた人間が国家指導者となる恐怖を描こうとしているようだ。 映画としてはサスペンス主体のエンターテインメント作品なのだが、 これはあからさまなブッシュ大統領批判ではなかろうか。 映画に登場するレイモンド・ショー下院議員は、 そのままブッシュ現大統領と瓜二つではないか。 親が有力な政治家。 保守的なアメリカ中心主義者で対外的にはタカ派外交論者。 支持基盤は軍需産業。捏造された戦歴。そしてリモコン操縦。 昨年の大統領選挙でブッシュ大統領が無線機を使って演説内容の指示を受けていたことは 大スキャンダルとして日本にも伝えられたが、この映画でやっていることもそれと同じだ。 この映画は大統領選挙よりだいぶ前に作られているはずだが、 そこで「恐るべき陰謀」として語られていることが、 もっと素朴なテクノロジーを使って既に行われているのだ。 しかも操られているのは副大統領ではなく、既に大統領になっている。 巧妙なサスペンス映画よりも、現実のほうが一歩も二歩も先を行っている。 映画の世界は現実の世界とは違うパラレルワールドだ。 そこにクリントン大統領はいてもブッシュ大統領はいない。 この映画の中で陰謀の存在に気づくベン・マルコが現実のわれわれの世界に来たら、 大統領のリモコン疑惑を見てどう思うだろう。 しかも、それが伝えられた後で、 難なくブッシュが大統領に再選されてしまった現実を見てどう考えるだろうか。 現実世界は映画さながらの陰謀が渦巻き、映画以上に謎めいている。 ショー候補の母を演じたメリル・ストリープが強烈! 恐いよ〜。


メジャーリーグ3

オトーサン、 「へぇ、3もあったんだ」 1、2では、チャーリー・シーンや ウェズリー・スナイプスが、好演していました。 2人が出演していると思って借りたのですが... 原題:Major League: Back to the Minors (1998) 監督:John Warren 脚本:David S. Ward/John Warren Genre:Comedy / Sport Rated PG-13 for brief language. 上映時間:100分 あらすじ: ガス・カントレルは、速球投手で鳴らしたヴェテラン。 親友ロジャーの紹介で、マイナーの監督となる。 だが、このブンブンズは、落ちこぼれ集団。 そこで、奇跡の優勝をなしとげた元インディアンズのメンバー、 タカ田中らを現役復帰させるのだが... 出演者: Scott Bakula ... Gus Cantrell(ガス・カントレル) Corbin Bernsen ... Roger Dorn(ロジャー) Takaaki Ishibashi ... Taka Tanaka(タカ田中) Ted McGinley ... Leonard Huff(レオナード・ハフ) オトーサン、 「このひと、案外、うまい俳優だね」 SCOTT BAKULA  スコット・バクラ 誕生日 1955/10/9 出身 米ミズーリ州セントルイス テレビ・シリーズ「タイム・マシーンにお願い」の科学者サム役で人気に。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1990年「マージョリーの告白」 1991年「スーパー・タッチダウン」 1994年「薔薇の素顔」 1995年「ロード・オブ・イリュージョン」「ミ・ファミリア」 1998年「メジャーリーグ3」 2001年「海辺の家」 その他の出演者: Dennis Haysbert ... Pedro Cerrano Jensen Daggett ... Maggie Reynolds Eric Bruskotter ... Rube Baker Walton Goggins ... Billy 'Downtown' Anderson Kenny Johnson ... Lance Pere Judson Mills ... Hog Ellis Lobo Sebastian ... Carlos Liston Thom Barry ... Frank 'Pops' Morgan Peter Mackenzie ... Carlton 'Doc' Windgate Tim DiFilippo ... Juan Lopez #1 Tom DiFilippo ... Juan Lopez #1 User Rating:4.0/10 ( 3,038 votes)IMDb User Rating:6.3/10 ( 329 votes)Yahoo! オトーサン、 「これも、Yahoo!のほうが高いね」 アメリカ人にとっては当たり前ですが、 日本人にとっては、気づかなかった野球文化を楽しめるからでしょう。 User Reviews phil_the_pillさん Washington 2000年6月6日 もっとよくなったはずだ。 この映画をみて、こう思った。 マイナーリーグについて、誰かがいい脚本を書いた。 誰かがそれを手に入れて、こう叫んだ。 「やあ、こいつで、メジャーリーグを作ろうぜ!」 私には、前2作の登場人物たちが 既存のストーリーに組み込まれているように感じられた。 そいつは良くない。 この映画には、いくつかいい要素があるからだ。 例えば、メジャーにコンバートだされたマイナーリーグの外野手や、 若い天才打者が出てくる。 「さよならゲーム」(1988)ほどではないにしても、 もっとよくなったはずだ。 オトーサン、 「服部さん、本当に野球映画が好きなんだ」 服部弘一郎さん 19985月14日 人気シリーズ第3弾はマイナーリーグが舞台の新機軸。 定番のストーリーは安心して楽しめる。 トム・ベレンジャー、チャーリー・シーン主演の 『メジャーリーグ』シリーズの続編だが、 内容的にはケビン・コスナー主演作『さよならゲーム』の 後日談みたいな映画になっている。 前作まではクリーブランド・インディアンズが主役だったが、 今回の映画ではミネソタ・ツインズと傘下の3Aチーム、ブンブンズに主役が交代し、 そういう意味でも、前作からの流れは一度断ち切られたと見るべきでしょう。 出演者もガラリとかわり、前シリーズからの出演者は、 元三塁手ロジャー・ドーン役のコービン・バーンセンと、 実況アナウンサー、ハリー・ドイル役のボブ・ウェッカー、 ブードゥー教信者の選手を演じたデニス・ヘイスバート、 ノーコン捕手のエリック・ブラスコッター、騒々しい石橋貴明ぐらい。 これらの「懐かしの顔ぶれ」も、あくまでもゲスト出演的な扱いで、 本筋にはあまり関係がないと言えばない。 今回の主人公は、長年マイナーでプレイしていたベテラン投手、ガス・カントレル。 彼は現役を引退し、マイナーチームであるブンブンズの監督になる。 (このあたりが『さよならゲーム』の後日談たるゆえんです。) 野球への情熱では誰にも負けないブンブンズの選手たちですが、 チームとしてのまとまりに欠け、連戦連敗のへっぽこチームになっている。 彼がどうやってこのチームをまとめあげ、最強チームに育てて行くかがドラマの中心。 それを盛り上げるのが、メジャーの地位をカサに 、何かと嫌がらせをしてくるミネソタ・ツインズ監督のレオナード・ハフの鼻を、 どうやってへし折るかという対立図式。 型どおりの展開ですが、こういうスポーツ物は、型どおりの展開が一番面白い。 主人公ガス役のスコット・バクラ、敵役レオナードを演じたテッド・マッギンリー、 主人公の恋人役ジャンセン・タジェットなど、中心メンバーはすべてテレビ出身俳優。 いっそ素直にケビン・コスナー主演の『さよならゲーム2』を作った方がいいかもしれませんが、 そうするとコスナーのギャラだけで、この映画の全製作費が出ていってしまうもんなぁ……。 『メジャーリーグ』シリーズに比べると、 役者の顔ぶれという面ではかなり小粒な印象は否めませんが、 この映画は決して悪い映画ではない。 少なくとも、気が抜けてぬるくなったビールのような『メジャーリーグ2』に比べれば、 はるかに映画として面白いものに仕上がっている。 それは保証します。 アメリカの野球映画を観ると、 あの国にとっては「野球=国技」なんだということが本当によくわかる。 マイナーリーグの試合の様子を見ると、まるで草野球の延長なんだけど、 その向こう側にはちゃんと華やかな大リーグが存在しているのです。 極端なことを言えば、道端のキャッチボールから大リーグまで、 すべてが連続した世界になっている。 プロとアマチュアとの断絶がないのです。 だからこそ、アメリカ人は野球を身近に感じもするし、スター選手を尊敬もするのでしょう。 野球映画こそ、本当のアメリカを感じさせる映画かもしれません。


ゲーム

オトーサン、 「ありふれた題名だな」 ネットで検索しても、この映画は出てきません。 でも、監督はデビッド・フィンチャーで、 マイケル・ダグラス主演となかなかの名作です。 原題:The Game (1997) 監督:David Fincher 脚本:John D. Brancato/Michael Ferris Genre:Action / Adventure / Mystery / Thriller 上映時間:128分 あらすじ: 投資家ニコラスは、48歳の誕生日に、 不出来な弟・コンラッドから“ゲーム”の招待状をプレゼントされる。 「人生が一変するような素晴らしい体験ができる」ということで、 半信半疑ゲームに参加することに。 やがて、奇妙な出来事が次々に生じる。 鍵の紛失、スキャンダル発覚、主催社のオフィス消滅... 遂には、ニコラスは、命の危険にさらされる。 出演者: Michael Douglas ... Nicholas Van Orton(ニコラス) Sean Penn ... Conrad Van Orton(コンラッド) Deborah Kara Unger ... Christine(クリスティーヌ) James Rebhorn ... Jim Feingold(ジム) オトーサン、 「はまり役だね」 マイケル・ダグラスのイメージはといえば、 まず正義の人、次に、頼りがいのあるおやじ。 そんな彼がいじめられるのですから、同情せざるを得ません。 名優ショーン・ペンは、さほど出番なし。 MICHAEL DOUGLAS マイケル・ダグラス 誕生日 1944/9/25 出身 米ニュージャージー州プランズウィック 俳優カーク・ダグラスの息子。 6才の時に両親が離婚し、ニューヨークとコネチカットで過ごす。 夏休みには父の映画撮影地に出かけ、映画作りにひかれる。 カリフォルニア大学では演劇を専攻し、学生劇に出演。 アメリカン・プレイス・シアターなどで演技を学び、舞台やTVで活躍。 88年「ウォール街」でアカデミー主演男優賞を受賞。 映画製作会社ビッグ・スティック・プロダクションで製作した「カッコーの巣の上で」は アカデミー賞作品賞など5部門を受賞した。 2000年9月、キャサリン・ゼタ=ジョーンズと結婚。 活躍度 ◎→ 演技力 ☆☆☆☆☆☆ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1969年「ヒーロー」 1970年「アダム」 1971年「シャッタード・サイレンス」 1977年「コーマ」 1979年「チャイナシンドローム」「ランニング」 1983年「密殺集団」 1984年「ロマンシングストーン/秘宝の谷」◇「スターマン」 1985年「コーラスライン」「ナイルの宝石」◇ 1987年「危険な情事」◇      「ウォール街」◇ 1989年「ブラックレイン」◇「ローズ家の戦争」◇ 1992年「氷の微笑」◇「嵐の中で輝いて」 1993年「フォーリング・ダウン」◇ 1994年「ディスクロージャー」◇ 1995年「アメリカン・プレジデント」◇ 1997年「ゴースト&ダークネス」◇「ゲーム」◇ 1998年「ダイヤルM」◇ 1999年「ブラック・セプテンバー/五輪テロの真実」(TM)(ナ) 2000年「ワンダー・ボーイズ」◇「トラフィック」◇ 2001年「ジュエルに気をつけろ!」◆      「サウンド・オブ・サイレンス」◇ 2003年「セイブ・ザ・ワールド」◇「グロムバーグ家の人々」◇ 2004年「マイ・シネマトグラファー」 2006年「ザ・センチネル 陰謀の星条旗」◇ その他の出演者: Peter Donat ... Samuel Sutherland Carroll Baker ... Ilsa Anna Katarina ... Elizabeth Armin Mueller-Stahl ... Anson Baer Charles Martinet ... Nicholas' Father Scott Hunter McGuire ... Young Nicholas Florentine Mocanu ... Nicholas' Mother Elizabeth Dennehy ... Maria Caroline Barclay ... Maggie Daniel Schorr ... Himself John Aprea ... Power Executive User Rating:7.7/10 ( 71,990 votes)IMDb User Rating:8.1/10 ( 2,155 votes)Yahoo! オトーサン、 「高いね」 でも、ちょっと違和感がありました。 User Reviews Benzzoさん Grand Rapids, MI 1998年8月2日 どんどん手に汗握るようになる。 この映画、好きキライがあるだろうが 絶対、退屈させることはない。 これまで見たうちで、一番、夢中にさせられた映画だ。 この傑作を大画面で見入っていて、自問自答していた。 「一体、どうなっていくのだ?」 128分の素敵な時間、観客の心をつかみ、 無慈悲にひねり、思う存分締め付ける。 マイケル・ダグラスは、この役にカンペキに合っている。 まったく欠点が見当たらない。 この映画は好きだ。 まさにお気に入りのひとつだ。 オトーサン、 「同感!名作ではあるんだけど...」 服部弘一郎さん 1997年11月13日  デビッド・フィンチャーの新作は、悪夢めいた『素晴らしき哉、人生』。 単純に面白がるには奥深い恐怖を持つ映画です。 『エイリアン3』『セブン』のデビッド・フィンチャー監督最新作は、 マイケル・ダグラス主演のサスペンス・ミステリー。 エリートビジネスマンがふとした気まぐれで参加した「ゲーム」に翻弄され、 それまでの地位や名誉や財産などのすべてを失い、ヘトヘトになってゆく様子を描く。 「次に何が起るか?」という個々のエピソードの面白さと、 フィンチャー流の映像テクニックには最後まで魅了されますが、 映画そのものには感心しなかったし、最後の最後まで納得できない部分も残った。 観終わった後の感触も、非常に後味の悪いものだ。 何となく口の中にザラザラしたものが残る。 人生に疲れきった男が、ある事件をきっかけに 自分自身と周囲の関係を取り戻して行くという話です。 僕は映画がはじまって5分もしない内に、 これが往年の名作『素晴らしき哉、人生』の焼き直しであることに気付いてしまった。 CRS社の提供する「ゲーム」という商品は、 『素晴らしき哉、人生』で天使が主人公に見せた幻影を、 現実に作ってみせるシステムなのです。 ターゲットになった人物の周囲を、役者や特殊効果を使って人工的な劇場空間に仕立て、 それまでの日常とは違う別の世界へと強引に捻じ曲げて行く。 ゲームに参加している本人は、どこまでがゲームでどこからが現実かまったくわからない。 そもそも、目の前にあるものはすべて現実だと信じているのだから、 ゲームの展開には面食らう。 ゲームの参加者は、それがゲームだと知らないまま、 ゲームを通して自分自身の人生を見詰め直し、新たな人生のスタートを切る。 なるほど、このアイデアは面白い。 ただし疑問点もある。 ゲーム参加者を極端に追いつめて行ったとき、参加者の思わぬ行動が ゲームの枠組みを超えてしまうことはないのだろうか?  ゲームのプログラムは、そこから抜け出そうともがく人間の、 どんな知恵をも凌駕するほど巧妙なのだろうか。 「窮鼠猫を噛む」ということわざがある。 追いつめられた鼠は、次の瞬間どんな行動をとるかわからないのではなかろうか。 この映画の主人公は、思い込んだらまっしぐらに突進して行く 『フォーリングダウン』のマイケル・ダグラスですから、 こうした展開にも笑っていられる。 でも、追いつめられるのが『バウンド』のシーザーみたいな男だったら、 ゲームの主催者側は絶対に裏をかかれると思うぞ。 この映画の後味が悪いのは、人間の必死の努力が、 しょせんは誰かの考えた枠組みの中でのあがきに過ぎないという前提に、 僕自身が不快感を感じるからです。 最後はハッピーエンド?  違うよ。 僕はあの前の、主人公のダイビングで終わってこそ、多少の救いがあるのだと思う。 少なくともダイビングした主人公は、そこでゲームから抜け出すことに成功したかに見えた。 でも、そうじゃない。ゲームは際限なく永遠に続くのです。 謎めいたゲームは、自己啓発セミナーや新興宗教の洗脳とどう違うんだろう。 CRS社の背後にはどんな人物がいるんだろう。 その方がよほど恐ろしい話です。


鬼平犯科帳

オトーサン、 「映画もあるんだ」 つれあいが、池波正太郎フアンなので、 原作の「鬼平犯科帳」も少しは読みました。 池波正太郎ゆかりの地もたくさん訪ねましたっけ。 原題:鬼平犯科帳(1995) 監督:小野田嘉幹 原作:池波正太郎 脚色:野上龍雄 Genre: Action / Drama /Mystery 上映時間 105分 あらすじ: 火付盗賊改方長官・長谷川平蔵の前に、 「狐火」を名乗る盗賊が現れる。 罪も無い人々を惨殺し、火を放つのだ。 そのなかに、鬼平の密偵・おまさのかつての恋人もいた。 さらに、その背後には、鬼平を狙う荒神のお豊がいた。 お豊は、平蔵を火盗改方長官から失脚させよう画策する。 刺客に襲われる撃退した後、 息子が誘惑され、役宅が襲われる。 火事が頻発して、盗賊が横行するが手がかりはない。 流石の平蔵も次第に追い詰められていく... 出演者: 二代目中村吉右衛門....長谷川平蔵 岩下志麻....荒神のお豊 梶芽衣子....おまさ オトーサン、 「やはり、歌舞伎役者は巧いな」 見せ場の演技が実にきまっています。 岩下志麻さんの妖艶ぶりもなかなか。 その他の出演者: 多岐川裕美....長谷川久栄 東根作寿英.... 長谷川辰蔵 久我陽子....清 高橋悦史....佐嶋忠介 神山繁.... 秋元源蔵 御木本伸介....天野甚造 勝野洋.... 酒井祐助 尾美としのり.... 木村忠吾 沢田小平次....真田健一郎 三代目江戸家猫八....相模の彦十 藤田まこと....白子の菊右衛門 石橋蓮司....沖源蔵 世良公則....狐火の勇五郎 本田博太郎....吉五郎 平泉成....百蔵 文吉....遠藤憲一 峰岸徹....蛇の平十 道場六三郎....天ぷら屋の主人 User Rating 7.0/10 (Yahoo!) オトーサン、 「力が入ってるな」 日本アカデミー賞ノミネート ・主演男優賞 2代目中村吉右衛門 User Review: akihzmさん 2010年6月22日 昔の時代劇はいい 15年前の映画は懐かしい。 藤田まこと、猫八がいなくなったし、役者も若い。 時代劇のよいものはこの頃でなくなったのかな。 この「欄」の紹介ではスタッフに脚本家の名前も出てない、 放映では野上龍雄と出てましたが。 さすが吉右衛門はいい、多岐川裕美も梶芽衣子も若い。 視聴率はサッカーの裏番組では苦労したろうな。 オトーサン、 「鬼平フアンには、親切なコメントだ」 シネマテーク 2005年6月25日 コメント 監督は鬼平犯科帳のテレビシリーズの監督もつとめている小野田嘉幹。 松竹創業100周年記念作品。 率直な感想としては、"別に映画化しなくても良かったのではないか? テレビの特番で十分"といったところ。 面白くなかったわけではないが、 わざわざ映画化するほどのものでもなかったという感じである。 それもこれも、映像がテレビシリーズと変わらなかったせいもある。 映画での映像がテレビシリーズのものと違っていれば 別の感想が生まれたのかもしれない。 映画の監督とテレビシリーズの監督が同じでは、仕方ないのかもしれない。 さて、原作となっている「鬼平犯科帳」の中で、 この劇場版に使用されているのは以下の短編だと思われる(確証はあまりないです)。 「蛇の目」(第二巻)、「狐火」(第六巻)、「流星」(第八巻)、「迷路」(第二十二巻) ただし、これら以外にも劇場用の創作部分があり、 また、これらの短編以外からも話の筋を持ってきている節がある。 ちなみに白子の菊右衛門の名が登場するのは「暗剣白梅香」(第一巻)であり、 鬼平犯科帳シリーズの中でも早い段階で登場する。 また、映画の中では重要な役割をしている荒神のお豊は原作の中の登場人物ではない。 ただし、モデルがいる。 それは、「艶婦の毒」(第三巻)に登場するお豊である。 この中で語られる長谷川平蔵とお豊の関係がそのまま映画では使われている。 映画の最後に長谷川平蔵がお豊にささやく場面がある。 聞こえないのだが、どうやら「親もいらねば、あるじもいらぬ。 お前さえいればそれでいい」と言っているようである。 "料理の鉄人"に出演していた道場六三郎が登場するのはお茶目な感じである。 映画公開時は、丁度"料理の鉄人"全盛期であった。 また、テーマ曲はテレビシリーズ同様にジプシーキングスのインスピレーションである。


GO!GO!ガジェット

オトーサン、 「ガジェットって何だろう?」 携帯用の電子機器や面白い小物とあります。 それなら、ユニークなデジカメなどに目がなく、 次々と手を出してしまうオトーサンは、 まさにGO!GO!ガジェット状態のひとです。 原題:Inspector Gadget (1999) 監督:David Kellogg 原作:Dana Olsen/Kerry Ehrin 脚本:Andy Heyward/Jean Chalopin/Bruno Bianchi (characters)    Kerry Ehrin/ Zak Penn Rated PG for whacky violence/action, language and innuendo. 上映時間:78分 あらすじ: ジョン・ブラウンは、研究所の警備員だ。 ブラッドフォード教授と娘のブレンダは、ロボット製作を進めていた。 ロボットの足を製作し、それを心の動きで操作することに成功した。 だが、研究所にスコーレックスらが侵入し、教授を殺して足を奪う。 ブラウンは侵入者を追跡するが、攻撃を受けて重傷を負ってしまう。 ブレンダは、ブラウンに改造手術を施し、サイバー警官第一号が誕生する。 体に内蔵された仕掛けを「ゴー・ゴー・ガジェット」と叫び、操作するのだ。 また、言葉を話す車“ガジェット・モービル”も用意され、 ブラウンは、巨悪に立ち向う。 出演者: Matthew Broderick ... Inspector Gadget / Robo Gadget / John Brown(ジョン・ブラウン) Rupert Everett ... Sanford Scolex(スコーレックス) Joely Fisher ... Brenda / Robobrenda(ブレンダ) オトーサン、 「警備員には見えないな」 マシュー・ブロデリック、目が澄んでいて、 ひとを疑うことのない好人物です。 そのくせやっているのは、ジェームスボンド並み。 MATTHEW BRODERICK  マシュー・ブロデリック 誕生日 1962/3/21 出身 米ニューヨーク 父は俳優ジェームズ・ブロデリック、母パトリシアは脚本家。 グリニッジビレッジで育ち、高校卒業直前の79年、父との共演で舞台デビュー。 82年「キャッシュマン」で映画デビュー。 86年「フェリスはある朝突然に」にゴールデングローブ賞主演男優賞ノミネート。 妻は女優サラ・ジェシカ・パーカー。 出演作 1982年「キャッシュマン」 1983年「ウォーゲーム」 1985年「レディホーク」 1986年「フェリスはある朝突然に」 1987年「飛べ、バージル/プロジェクトX」 1988年「トーチングトリロジー」「ブルースが聞こえる」 1989年「ファミリービジネス」「グローリー」 1990年「ドン・サバティーニ」 1992年「マシュー・ブロデリックの緊急事態」 1993年「ロマンスに部屋貸します」      「黄昏のブロードウェイ/ライフ・イン・シアター」 1994年「ライオンキング」(声)「ケロッグ博士」      「ミセス・パーカー〜ジャズ・エイジの華」 1996年「ケーブル・ガイ」「インフィニティ/無限の愛」 1997年「恋におぼれて」 1998年「ゴジラ/GOZILLA」 1999年「ハイスクール白書/優等生ギャルに気をつけろ」      「GO!GO!ガジェット」 2000年「ユーキャン・カウント・オン・ミー」 2003年「惑星「犬」。」(声) 2004年「ステップフォード・ワイフ」「ラスト・ショット」 2005年「プロデューサーズ」 2007年「ビー・ムービー」(声)「いとしい人」 RUPERT EVERETT  ルパート・エヴェレット 誕生日 1960/5/29  出身 英ノーフォーク 15歳で演劇を志し、ロンドンへ。 セントラル・スクールで学び、19歳でグラスゴー市民劇場に入団し、 21歳で「アナザー・カントリー」で舞台デビュー。 97年にはゲイであることを告白した。 活躍度 ○→ 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1982年「ショッキング・アクシデント/世にも奇妙な物語」 1983年「SFキング・オブ・アーサー/魔剣伝説」「アナザー・カントリー」◇ 1984年「リアル・ライフ」 1985年「ダンス・ウィズ・ア・ストレンジャー」 1987年「ライトハンド・マン/禁じられた抱擁」      「予告された殺人の記憶」「デュエット・フォー・ワン」      「フェラーラ物語/「金緑の眼鏡」より」 1988年「グルメ・アカデミー」 1991年「迷宮のヴェニス」 1992年「リメンバランス/記憶の高速スキャン」 1994年「デモンズ’95」「プレタポルテ」「英国万歳!」 1996年「Let’sチェックイン!」 1997年「ベスト・フレンズ・ウェディング」◆ 1998年「B・モンキー」「恋に落ちたシェイクスピア」◆「Bモンキー」 1999年「理想の結婚」「真夏の夜の夢」「GO!GO!ガジェット」 2000年「2番目に幸せなこと」◇ 2002年「夢みる頃を過ぎても」 2004年「シュレック2」(声) 2005年「ナルニア国物語 第一章 ライオンと魔女」(声) 2007年「シュレック3」(声) その他の出演者: D.L. Hughley ... Gadgetmobile (voice) Michelle Trachtenberg ... Penny Andy Dick ... Kramer Cheri Oteri ... Mayor Wilson Mike Hagerty ... Sikes Dabney Coleman ... Chief Quimby Rene Auberjonois ... Artemus Bradford Frances Bay ... Thelma Mr. T ... Himself Richard Kiel ... Famous Big Guy with Silver Teeth Richard Lee-Sung ... Famous Villain with Deadly Hat Bobby Bell ... Famous Identifier of Sea Planes User Rating:3.9/10 ( 13,599 votes) User Rating:5.2/10 ( 74 votes) オトーサン、 「アニメにしたほうが、好スコアになったかも」 User Reviews Josh Derakさん Saskatoon, Saskatchewan 1999年8月13日 ひどい、カネ返せと言ったほどだ こいつは、製作者も上映を拒否したのじゃないか。 そう思うほどひどい。 明らかに、連中は、子供はアホで、 限りない広告を夢中になって吸収し、 ドタバタが面白いに酔っていると考えているようだ。 ボタン満載の話すクルマが、 Wendy's、McDonalds、M&M's、Skittlesと叫ぶか? 漫画のほうには、話すクルマなんかなかったぞ。 Dr.Clawは、悪者で、ハンサムでも、魅力的でもなかった。 なんで、そんな役をルパート・エヴェレットがやるんだ? こうしたシーンを書いているとき、脚本家たちは、麻薬を吸っていたのか? 男が、犯罪に立ち向かうロボットになるあたり、 「ロボコップ」(1987)を下手に風刺しているようにみえる。 カネ返せと言ったが、30分以上みるとダメとか。 残念ながら、そうした規則を知らされる前に、 この屑映画を30分以上観てしまっていたので、 この「GO!GO!ガジェット」のひどい残りをみることにした。 オトーサン、 「ほめるひともいるんだ」 オーウェンさん 2005年8月12日 B級にしてはそこそこ 話の内容はB級ですが中々楽しめました♪ 全米では1億ドル超えてるらしいのですが 日本では未公開作品直行とは(笑) 秘密兵器を身体に装備したガジェット。 身体のどこに隠しておいたかはさておき(笑) 笑えるものばかりで面白い。 しゃべる車も負けず劣らずで、 エンドクレジットの最後まで笑いを提供してくれるとは憎いロボットだ(笑) 子分更生の会はツボにはまりました(爆)


サウンド・オブ・カラー 地下鉄の恋

オトーサン、 「意味不明だな」 しかも、名優トニー・レオンが主演しているのに、 彼に関係ない地下鉄の恋が邦題となっています。 でも、まあ、楽しめる映画でした。 原題:Dei haa tit (2003) 監督:Joe Ma 脚本:Jimmy Liao/Joe Ma Genre:Romance Country:Hong Kong Language:Cantonese / Mandarin 上映時間:97分 あらすじ: 香港。 ホーは、小さな結婚相談所を経営している。 目の不自由な娘ヨークと出会うが、 間もなく、痩身ジュースを飲んで失明してしまう。 「音」だけの世界なり、周囲に当たり散らす。 だが、同病あい憐れむでもないが、ヨークと恋に落ちる。 一方、ドンが失恋の痛手に落ち込んでいる。 だが、間違えて配達されたカードを見て 一目惚れした台北の広告代理店の青年・ジエが、 ドンに会うため上海ヘ行く。 平行する2組の恋の行方は、いかに。 出演者: Tony Leung ... Ming(ホー) Miriam Yeung ... Hoi Yeuk(ヨーク) Chen Chang ... Jie(ジエ) Jie Dong ... Dong(ドン) オトーサン、 「いつみても、トニー・レオンはうまいなぁ」 この映画、相手役のミリアム・ヨンも、 別のエピソードである地下鉄の恋人たちを演じた  チェン・チュンも、ドン・ジェも、魅力的でした。 TONY LEUNG  トニー・レオン  誕生日 1962/6/27 出身 中国・広東省台山 1981年、TVB芸員訓練班の試験を受け、合格。 82年、訓練班を出て、TVBと正式契約。 テレビ俳優として活躍の後、85年、映画デビュー。 歌手としてアルバムも出している。 95年「恋する惑星」2000年「インファナル・アフェア」などで 4度、香港金像奨最優秀主演男優賞、 2000年「花様年華」でカンヌ映画祭最優秀男優賞受賞。 2008年、女優カリーナ・ラウとブータンで挙式。 出演作 1986年「チョウ・ユンファの地下情/追いつめられた殺意」 1987年「野獣たちの掟」 1988年「ロボフォース/鉄甲無敵マリア」 1989年「風にバラは散った」「悲情城市」 1990年「ワイルド・ブリット」「欲望の翼」 1991年「蒼き獣たち」「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー3」 1992年「ハード・ボイルド/新・男たちの挽歌」 1993年「新流星胡蝶剣/秘術VS妖術」「大英雄」      「ツイ・ハークTHEマジック・クレーン」「エンド・オブ・ザ・ロード」      「月夜の願い」 1994年「キング・オブ・ギャンブラー」「恋する惑星」「楽園の瑕」 1995年「シクロ」「裏街の聖者」 1997年「ブエノスアイレス」「トニー・レオンのミッドナイト・エクスプレス」 1998年「君が見つけた25時」「フラワーズ・オブ・シャンハイ」「ロンゲストナイト」 1999年「ゴージャス」 2000年「花様年華」「東京攻略」 2001年「ファイティング・ラブ」 2002年「HERO」「インファナル・アフェア」 2003年「インファナル・アフェアV 終極無間」「サウンド・オブ・カラー 地下鉄の恋」 2004年「2046」 2006年「傷だらけの男たち」 2008年「レッドクリフ part T」 2009年「レッドクリフ part U」 その他の出演者: Suet Lam ... Yeuk's father Tien You Chui ... Fat Wing Fan ... Angel Lik-Sun Fong ... Neng Eric Kot ... Shing User Rating:5.9/10 ( 237 votes)IMDb User Rating:8.0/10 ( 42 votes)Yahoo! オトーサン、 「Yahoo!は高いな」 User Reviews Jess Lingさん United States 2005年3月26日 現実的なラブストーリー この映画を楽しんだ。 理由は、その単純さだ。 ユニークでシックな映画であることは間違いない。 今日現代アメリカのシックな映画の多くは、現実的ではない。 「チェイシング・リバティ」、「10日間で男を上手にフル方法」、 「メイド・イン・マンハッタン」などの登場人物たちは、 お金持ちか、お金持ちでなくなるかだ。 だが、この映画の登場人物たちは、普通の中流階級で、 思いがけず愛を見出す。 ミンとヨークが一緒になるのは、実にキュートだった。 最初は、気にかけていなかったのに、 ミンの目が不自由になって、お互いを分かりあえるようになるのだ。 ドンとジエも、地下鉄で旅をするなかで恋に落ちる。 ごく自然ななりゆきなのだ。 この映画では、フランス、韓国、中国のいろいろな音楽が流れる。 トニー・レオンとミリアム・ヨンは、愛らしい "Maze"を歌い、 Elvaは、"Subway" を歌う。 両方とも、素晴らしい。 オトーサン、 「批評ではなく素直な感想だけに共感できます」 まのびーとさん 2010/06/01 見えないことの自由さ 深夜の日テレ「映画天国」にて偶然の鑑賞。 ササクレタ夜に起床正しい主人公にひかれ、 トニー・レオンに釘付け、チャン・チェンに胸ときめかせ 夜の地下鉄、ラブ・ファンタジーの旅へ? ストーリーは香港で目の見えない主人公ヨーク(ミリアム・ヨン)が 結婚相談所のチラシを天使から受け取り、 いい加減男のホー(トニー・レオン)と知りあう。 しかし、ホーはひょんなことから失明してしまい、 自暴自棄になったホーをヨークンは街へ連れ出す... 一方、台湾では天使のいたずらで片思いの恋をするジエ(チェン・チュン)の クリスマスカードが上海の少女トン(ドン・ジェ)のもとへ。 お互い実らぬ恋をする二人はやがて地下鉄で出会う...とまあこんなかんじ。 しかし、このミリアム・ヨンとトニー・レオンうまいなー 目が見えないってことで顔を投げ出してる。 つまり「こう見られよう」って意思がない。 そらそーだ。 自分の顔が見えないんだからね。 声もぶっきらぼうというか、そこも表情がなくて 二人のそんな荒っぽい触れ合いを音楽と 街のメランコリックな色彩が鮮やかに包んでいる。 二人のキスシーンが素晴らしい。 恋人同士のアイコンタクトなし(キスしよっか?うん...みたいな)の分 お互いの言葉の空気に引き寄せられるように近づいていく、 オドオドした二人の瞳がたまらん! ということでチャン・チェンとドン・ジェの恋では そんなに取り上げるところがない、というのが正直なところです。 しかし非常にセンスのいい作品です。 観た後あったかくなるクリスマスの物語。


羊たちの沈黙

オトーサン、 「何度観てもいいね」 20年ほど前に見た映画です。 その後、DVDをみて、映画批評も書きました。 感激して「ハンニバル」「ハンニバル・ライジング」もみて、 原作者トーマス・ハリスの全作品を読んだほどです。 原題:The Silence of the Lambs (1991) 監督:Jonathan Demme 原作:Thomas Harris 脚本:Ted Tally Genre:Crime / Thriller 上映時間:118分 あらすじ: 若い女性の生皮を剥ぎ、死体を川に流す。 連続殺人事件を解決するため、 クロフォード主任捜査官は、FBI訓練生クラリスを起用する。 レクター博士から、殺人犯バッファロー・ビルについて訊き出せ。 博士は天才的な精神科医だが、人肉嗜好で精神病院に収容中だ。 クラリスは、レクターから捜査協力の交換条件を出される... 出演者: Anthony Hopkins ... Dr. Hannibal Lecter(レクター博士) Jodie Foster ... Clarice Starling(クラリス) Scott Glenn ... Jack Crawford(クロフォード主任捜査官) Anthony Heald ... Dr. Frederick Chilton(チルトン博士) Ted Levine ... Jame 'Buffalo Bill' Gumb(バッファロー・ビル) オトーサン、 「2人とも、すごい」 その後の出演作をみてきましたが、これが生涯最高の演技でした。 ANTHONY HOPKINS アンソニー・ホプキンス 誕生日 1937/12/31  出身 英ウェールズ州マーガム パン屋を営む両親の一人息子として生まれる。 17歳で地元のYMCAのアマチュア劇団に参加すると、 カーディフにあるウェールズ音楽演劇大学の奨学金を得る。 2年間学んだ後、1958年からイギリス軍に2年間在籍。 61年に奨学生として王立舞台芸術学校に通い、 63年に銀勲位授与者として卒業する。 卒業後は舞台で活躍。 映画は68年「冬のライオン」のリチャード役から本格的にデビュー。 91年「羊たちの沈黙」のレクター役でアカデミー賞主演男優賞を受賞。 93年「日の名残り」95年「ニクソン」でアカデミー賞主演男優賞にノミネート。 97年「アミスタッド」でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされている。 出演作 1968年「冬のライオン」 1969年「ハムレット」 1970年「鏡の国の戦争」 1971年「八点鐘が鳴る時」 1972年「戦争と冒険」 1973年「人形の家」 1974年「ジャガー・ノート」 1976年「エンテベの勝利」 1977年「オードリー・ローズ」「遠すぎた橋」 1978年「インターナショナル・ベルベット」「マジック」 1980年「エレファントマン」「LOVEシーズン」 1984年「バウンティ 愛と反乱の航海」 1986年「チャーリング・クロス街84番地」 1988年「青い夜明け」「浮気なシナリオ」 1990年「逃亡者」 1991年「羊たちの沈黙」◇      「スポッツウッド・クラブ」 1992年「チャーリー」「トライアル審判」      「ドラキュラ」「ハワーズ・エンド」「フリー・ジャック」 1993年「日の名残」「永遠の愛に生きて」      「愛の果てに」 1994年「レジェンド・オブ・フォール果てしなき想い」      「ケロッグ博士」 1995年「ニクソン」 1996年「サバイビング・ピカソ」 1997年「アミスタッド」「ザ・ワイルド」◇ 1998年「マスク・オブ・ゾロ」◇      「ジョー・ブラックをよろしく」◇ 1999年「ハーモニーベイの夜明け」◇「タイタス」◇ 2000年「M:I−2」◆「グリンチ」(ナ) 2001年「ハンニバル」◇「アトランティスのこころ」◇ 2002年「9デイズ」◇「レッド・ドラゴン」◇ 2003年「白いカラス」◇ 2004年「アレキサンダー」◆ 2005年「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」◆「世界最速のインディアン」◇ 2006年「オール・ザ・キングスメン」◆「ボビー」◆ 2007年「ベオウルフ −呪われし勇者−」◆ JODIE FOSTER ジョディ・フォスター 誕生日 1962/11/19 出身 米カリフォルニア州ロサンセルス 2歳の時にCM出演。8歳で映画界入り。 75年「アリスの恋」で注目される。 76年「タクシードライバー」の少女売春婦役で、 アカデミー賞助演女優賞にノミネート。 85年にエール大学文学部に入学。 その後、88年「告発の行方」、91年「羊たちの沈黙」で、 2度アカデミー賞主演女優賞受賞。 94年「ネル」でもアカデミー賞主演女優賞にノミネート。 90年には自身の製作会社を設立し、 91年「リトルマン・テイト」で監督デビュー。 長男チャーリーと次男キットがいる。 出演作 1972年「ナポレオンとサマンサ」「カンサスシティの爆弾娘」 1973年「トム・ソーヤの冒険」「リトル・インディアン」 1975年「アリスの恋」 1976年「白い家の少女」◇「ダウンタウン物語」      「タクシードライバー」◆「別れのこだま」 1977年「キャンドルシューセント・エドモントの秘宝」      「避暑地のラブストーリー」      「フリーキー・フライデー」 1980年「フォクシー・レディー」 1984年「他人の血」「ホテル・ニューハンプシャー」 1986年「ヴィクトリア」 1987年「シェスタ」 1988年「君がいた夏」「告発の行方」◇      「ファイブ・コーナーズ/危険な天使たち」 1989年「ハートに火をつけて」「バックトラック」 1991年「羊たちの沈黙」◇      「リトルマン・テイト」 1992年「ウディ・アレンの影と霧」 1993年「ジャック・サマースビー」      「IT WAS A WONDERFUL LIFE」(ナ) 1994年「ネル」◇「マーヴェリック」 1997年「コンタクト」◇ 1999年「アンナと王様」◇ 2001年「パニックルーム」◇「イノセント・ボーイズ」◆ 2004年「ロング・エンゲージメント」 2005年「フライトプラン」◇ 2006年「インサイド・マン」◆ 2007年「ブレイブワン」◇ 2008年「幸せの1ページ」◇ その他の出演者: Brooke Smith ... Catherine Martin Kasi Lemmons ... Ardelia Mapp Diane Baker ... Sen. Ruth Martin Frankie Faison ... Barney Matthews Dan Butler ... Roden Lawrence T. Wrentz ... Agent Burroughs Don Brockett ... Friendly Psychopath in Cell Frank Seals Jr. ... Brooding Psychopath in Cell Stuart Rudin ... Miggs Maria Skorobogatov ... Young Clarice Starling User Rating: 8.7/10 ( 235,541 votes)IMDb        Top 250: #24 User Rating: 9.0/10 ( 9,925 votes)Yahoo! オトーサン、 「世界の名画の第24位、紛れもない傑作!」 アカデミー賞受賞 ・作品賞 ・主演男優賞 アンソニー・ホプキンス ・主演女優賞 ジョディ・フォスター ・監督賞 ジョナサン・デミ ・脚色賞 テッド・タリー 同ノミネート ・音響賞 ・編集賞 ゴールデン・グローブ受賞 ・女優賞(ドラマ) ジョディ・フォスター 同ノミネート ・作品賞(ドラマ) ・男優賞(ドラマ) アンソニー・ホプキンス ・監督賞 ジョナサン・デミ ・脚本賞 ベルリン国際映画祭 受賞 ・監督賞 ジョナサン・デミ User Reviews pooch-8さん Fargo, North Dakota 1999年1月12日 カンペキに出来た劇的なスリラー 「羊たちの沈黙」は、稀有なことに、 アカデミー賞の主要5部門で受賞をかちえ、 映画歴史に輝かしい足跡を残した。 おぞましく安手の素材が、制作陣すべての献身的努力で、 見事なものに生まれかわった。 誰がやっても失敗しそうなのに、現代の傑作になった。 見事な監督、秀逸の脚本のパワーが、大きな争点になったが、 アンソニー・ホプキンスとジョディ・フォスターの妙技が光った。 2人がやりあう演技は、覚えていてほしいが、 多くのシーンで競演しているが、胸を打つものだった。 オトーサン、 「見事な文章だ」 観ていないひとにも、伝わってくる恐怖です。 民謡から演歌まで 2005年6月26日 宙返りする鳩〜羊を抱いて... 素晴らしい物語に一番必要なものは何でしょうか? それは魅力的なキャラクターに他ならない。 そのキャラクターはどうして魅力的なのでしょうか? それは役者の演技/個性もさることながら魅力的なキャラクター設定故だと思う。 アンソニー・ホプキンスがエレガントで下品、頭脳明晰で変態、犯罪者にして探偵、 哲学者にして心理学者、そして人肉を喰らう医者... ドクター・ハンニバル・レクターを快演する。 はっきりいって水死体もホルマリン漬けの首も変態女装男も気味悪いが。 脱出劇〜装飾された(鳥のように羽ばたくような)死体...まさに劇的。 囚人に精液をかけられたクラリスを呼び戻し、情報を与えて追い出す... アンソニー・ホプキンス迫力の演技〜ここは絶対吹き替えなんかで観てはいけない。 異常な小道具(蛾のサナギ)〜水死体の謎〜凶悪連続殺人鬼はどこに? そしてミスディレクション。鳴り響く呼び出しベル... 捜査官が一人で行動する事はないらしいが... まぁそういうことは別にして、 博士を尊敬しながら軽蔑する、強がりで繊細、 男の子のように勇ましいが可憐な心に傷を持つジョディー・フォスターが 犯罪者と最後の対決をする...絶体絶命の危機。 最後のカット(エンドロール)も…あぁ彼に睨まれたら命はないんだなぁ〜と思わせる... そしてキャラクターの虜となったファンは、 レッド・ドラゴンのラストで「最高!」と叫ぶわけだ... 素晴らしい映像/脚本〜哲学的な面を持ち、かつ異常犯罪者を描くストーリー。 サスペンス/ミステリー/犯罪(だろ?)というジャンルにおけるマスター・ピース。 別に必見ではないが楽しめる映画のジャンルが広がる大傑作。 (レクター三部作全て傑作!)


名探偵再登場

オトーサン、 「おお、やっとピーター・フォーク主演映画に出会えた」 ピーター・フォークといえば、刑事コロンボ。 刑事役に似た私立探偵役ですから、まさに水を得た魚では? 原題:The Cheap Detective (1978) 監督:Robert Moore 脚本:Neil Simon Genre:Comedy / Crime / Mystery / Romance / Thriller Country:USA Language:English / German 上映時間:92分 あらすじ: 1940年代、第二次世界大戦中のシスコ。 ペキンポーは、私立探偵だ。 相棒が殺され、未亡人ジョージアの証言で、容疑者に。 早速、真犯人探しにのりだし、 なじみのカフェで、歌姫ベティに言い寄られ、 昔の恋人マルレーヌに会い、夫ポールの国外逃亡の協力を依頼される。 依頼された美術品探しでは、モンテネグロ夫人や大富豪とその手下、 美術収集家エズラや彼の若妻ジョゼベルらの陰謀に巻き込まれている。 出演者: Peter Falk ... Lou Peckinpaugh(ペキンポー) Louise Fletcher ... Marlene DuChard(マルレーヌ) Marsha Mason ... Georgia Merkle(ジョージア) Eileen Brennan ... Betty DeBoop(ベティ) Sid Caesar ... Ezra Dezire(エズラ) Ann-Margret ... Jezebel Dezire(ジョゼベル) Madeline Kahn ... Mrs. Montenegro(モンテネグロ夫人) オトーサン、 「うーん、うまいけど」 刑事コロンボのイメージが強すぎて、 よろよろのレーンコートでは女性にもてないのではと思っていました。 この映画のピーター・フォークは、両手に花どころか、 もてもてで、こわいくらいです。 歌姫ベティ役のアイリーン・ブレナンが印象に残りました。 PETER FALK  ピーター・フォーク 誕生日 1927/9/16 出身 米ニューヨーク州オシニング 56年、オフブロードウェイデビュー。 60年「殺人会社」で映画デビュー、アカデミー賞助演男優賞ノミネート。 61年「ポケット一杯の幸福」で二度目のアカデミー賞助演男優賞ノミネート。 TVシリーズ「刑事コロンボ」が大ヒットし、4つのエミー賞を獲得。 活躍度 △→ 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1958年「ジャングル・ガードマン」 1960年「悪の実力者」「殺人会社」「紫暗礁の秘密」 1961年「ポケット一杯の幸福」 1963年「おかしな、おかしな、おかしな世界」 1964年「七人の愚連隊」 1965年「グレート・レース」 1966年「泥棒がいっぱい」「美人泥棒」 1968年「アンツィオ大作戦」 1969年「明日よさらば」「大反撃」 1970年「ハズバンズ」 1972年「シシリー要塞異常なし」 1974年「こわれゆく女」「裏切りのメロディー」 1976年「名探偵登場」「マイキー&ニッキー」 1977年「オープニング・ナイト」 1978年「名探偵再登場」「ブリンクス」 1979年「あきれたあきれた大作戦」 1981年「カリフォルニア・ドールス」「マペットの大冒険」 1986年「ビッグ・トラブル」「ベルリン・天使の詩」      「プリンセス・ブライド・ストーリー」「恋する大泥棒」 1987年「バイブス・秘宝の謎」 1989年「私のパパはマフィアの狩猟」 1990年「ラジオタウンで恋をして」「イン・ザ・スピリット」 1992年「ザ・プレイヤー」▲ 1993年「時の翼にのって/ファラウェイ・ソー・クロース!」 1995年「最高のルームメイト」 2000年「消滅水域」 2001年「コーキ・ロマーノ FBI潜入捜査官?」 2002年「デッド・ロック」 2004年「シャーク・テイル」(声) 2007年「NEXT ネクスト」 EILEEN BRENNAN  アイリーン・ブレナン 誕生日 1938/9/3 出身 米カリフォルニア州ロサンゼルス サイレント女優ジーン・マハナンの娘。 映画「プライベート・ベンジャミン」の軍曹役を 81年のテレビ・シリーズ版でも同じ役で演じ、エミー賞を受賞。 このシリーズで撮影中に事故で重傷を負ったが、 リハビリを経て、85年に復帰した。 出演作 1971年「ラスト・ショー」 1973年「スティング」 1975年「ハッスル」 1978年「名探偵再登場」 1980年「プライベート・ベンジャミン」 1990年「ぼくの美しい人だから」「ラスト・ショー2」 1996年「スノーウィメン/この壁に話せたら」(TM) 2001年「ジーパーズ・クリーパーズ」◆ MADELINE KAHN  マデリーン・カーン 誕生日 1942/9/29-1999/12/3 出身 米ボストン 卵巣癌のためニュー ヨークの病院で死去、57歳。 オペラ歌手出身、 ミュージカルで活躍。 映画は1973年「ペーパー・ムーン」、74年「ブレージングサドル」で アカデミー賞助演女優賞にノミネート。 93年、ブロードウ ェー舞台の功績でトニー賞の演劇主演女優賞。 出演作 1974年「ペーパームーン」 1975年「ブレージングサドル」「ヤング・フランケンシュタイン」 1976年「名犬ウォン・トン・トン」 1978年「名探偵再登場」「新サイコ」 1981年「メル・ブルックス 珍説世界史PART1」 1984年「シティヒート」 1985年「殺人ゲームへの招待」 1990年「本日はお日柄も良く/ベッツィの結婚」 1994年「ミックス★ナッツ/イブに逢えたら」 その他の出演者: Stockard Channing ... Bess ベス James Coco ... Marcel マルセル Dom DeLuise ... Pepe Damascus ペペ John Houseman ... Jasper Blubber ジャスパー Fernando Lamas ... Paul DuChard ポール Phil Silvers ... Hoppy Abe Vigoda ... Sergeant Rizzuto 刑事 Paul Williams ... Boy ボーイ Nicol Williamson ... Colonel Schlissel シュリッセル大佐 User Rating:6.1/10 ( 1,505 votes)IMDb User Rating:8.0/10 ( 49 votes)Yahoo! オトーサン、 「ニール・サイモンって、すごいね」 舞台劇作家で、その力量は、 この探偵ミステリのパロディ映画に遺憾なく発揮されています。 User Reviews: TwinIrishさん Lexington, Kentucky 2004年8月26日 「名探偵再登場」は素晴らしい ニール・サイモンの映画は、その素晴らしい才能で輝いている。 ハンフリー・ボガートのパロディだ。 彼の映画とそこに出てくる人物は、かけがえのないものだ。 「名探偵再登場」での好きなシーンは、 アイリーン・ブレナンが、カフェで歌い。 タバコを私立探偵に渡しながら、こう言う。 「アタシにも火をつけない?」 彼は言い換える。 「そうね、あんたが火がついたか確かめよう」 素晴らしい脚本、切れ味がよい愉快なせりふだ。 アイリーン・ブレナンは、実に美しい。 ピーター・フォークの私立探偵役も、実にセクシーだ。 マデリーン・カーン、実にユニークだ。 - 彼女には、誰も敵わない。 ハンフリー・ボガートは、自分のパロディで笑うだけでなく、 自分の役ボギーが古典になり、よく知られ、 すぐに分かるようになったと感謝するはずだ。 TV「暗黒の影」には、素晴らしい役者がいて、 初期には、ボギーの真似をしていた。 ほんとうによく似ていた。 確か、映画でもボギーを演じていたと思う。 ニール・サイモン作品のような映画がもっとあるといい。 オトーサン、 「せこいよね、タクシーのチップを節約するなんて」 いろんな言い訳が出てくるので、笑いました。 Masagoyaネットシネマさん 2008年3月30日 『刑事コロンボ』のピーター・フォーク主演 前作「名探偵登場」の続編という訳ではない。 推理ドラマのパロディ「名探偵登場」の姉妹編で、 「マルタの鷹」と「カサブランカ」をモチーフにしたハードボイルド・コメディ。 ボギー風の私立探偵が名作パロディたっぷりに活躍する探偵コメディ。 「マルタの鷹」と「カサブランカ」のパロディ満載、 最初から最後までスマートかつしっちゃかめっちゃかのコメディ。 強烈にしぶちんで様々にいい訳して タクシーのチップを節約しようとするペキンポーのせこさといい、 次から次へと出てくるヘンテコな登場人物といい、 いっぱい死んでるのに思わず笑ってしまう死体といい、 すべてにおいてバカバカしさ全開。 ほんと、すべてをおちょくらないと気が済まないのかい!? とつっこみたくなる感じです。 ペキンポーがやたらモテモテで女性がどやどやとやってくるところも可笑しい。 事件は前のハナシが次に繋がり…とかなり複雑で入り組んでいて、 ちゃんと観ておかないと誰が何やったのか分からなくなってしまいそうです。 そんな話を1時間半できっちりオチつけるあたり、 さすがニール・サイモンですね。 勢いではなく、台詞と間とパロディ精神で徹底的にやる こういうタイプのギャグは もしかしたら時代遅れと言われてしまうかもしれませんが面白い。


刑事コロンボ/悪の温室

オトーサン、 「ついに借りたぞ」 なつかしいTVシリーズ「刑事コロンボ」のひとつです。 よれよれの背広とレインコートを着ているコロンボ、 "Just one more thing"という口癖のコロンボ、 懐かしい映画でした。 原題:"Columbo" The Greenhouse Jungle (1972)(TV) 監督:Boris Sagal 脚本:Jonathan Latimer/Richard Levinson/William Link Genre:Crime / Drama / Mystery / Thriller 上映時間:73分 あらすじ: トニーは資産家の遺児。 だが、財布を妻キャシーに握られ、 しかも、彼女の浪費と浮気で頭にきている。 そこで、信託扱いとなっている財産を引き出すため、 ラン愛好家である叔父ジャービスと共謀して狂言誘拐を図る。 運転席に拳銃を発射し、車を崖から転落させ トニーが誘拐されたように装ったのだ。 こうして信託財産から大金を引き出すのに成功する。 だが、ジャービスにはもう一つの計画があった。 はなから金を独占するつもりだったのだ。 コロンボ刑事は、新米刑事ウィルソンの助けを借りて、 犯行に使われた拳銃から、犯人の牙城を切り崩していく... 出演者: Peter Falk ... Columbo(コロンボ警部) Bob Dishy ... Sergeant Frederic Wilson(ウイルソン刑事) Bradford Dillman ... Tony Goodland(トニー) Sandra Smith ... Cathy Goodland(キャシー) Ray Milland ... Jarvis Goodland(ジャービス) オトーサン、 「コロンボ警部、こんなに若かったっけ」 中年のおじさんと記憶していましたが、 あれからン十年、こちらはおじいさんになってしまいました。 敵役のラン愛好家ジャービスを演じているのは、 レイ・ミランド、なかなか貫禄があります。 PETER FALK  ピーター・フォーク 誕生日 1927/9/16 出身 米ニューヨーク州オシニング 56年にオフブロードウェイデビュー。 60年「殺人会社」で映画デビューし、アカデミー賞助演男優賞ノミネート。 61年「ポケット一杯の幸福」で二度目のアカデミー賞助演男優賞ノミネート。 テレビでは「刑事コロンボ」シリーズが大ヒット、4つのエミー賞を獲得している。 活躍度 △→ 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1958年「ジャングル・ガードマン」 1960年「悪の実力者」「殺人会社」「紫暗礁の秘密」 1961年「ポケット一杯の幸福」 1963年「おかしな、おかしな、おかしな世界」 1964年「七人の愚連隊」 1965年「グレート・レース」 1966年「泥棒がいっぱい」「美人泥棒」 1968年「アンツィオ大作戦」 1969年「明日よさらば」「大反撃」 1970年「ハズバンズ」 1972年「シシリー要塞異常なし」 1974年「こわれゆく女」「裏切りのメロディー」 1976年「名探偵登場」「マイキー&ニッキー」 1977年「オープニング・ナイト」 1978年「名探偵再登場」「ブリンクス」 1979年「あきれたあきれた大作戦」 1981年「カリフォルニア・ドールス」「マペットの大冒険」 1986年「ビッグ・トラブル」「ベルリン・天使の詩」「プリンセス・ブライド・ストーリー」      「恋する大泥棒」 1987年「バイブス・秘宝の謎」 1989年「私のパパはマフィアの狩猟」 1990年「ラジオタウンで恋をして」「イン・ザ・スピリット」 1992年「ザ・プレイヤー」▲ 1993年「時の翼にのって/ファラウェイ・ソー・クロース!」 1995年「最高のルームメイト」 2000年「消滅水域」 2001年「コーキ・ロマーノ FBI潜入捜査官?」 2002年「デッド・ロック」 2004年「シャーク・テイル」(声) 2007年「NEXT ネクスト」 RAY MILLAND  レイ・ミランド 誕生日 1907/1/3-1986/3/10 出身 英ウェールズ 出演作 1930年「海行かば」 1931年「仮染の唇」「腕の男」 1932年「地獄のサーカス」 1934年「ボレロ」「恋と胃袋」「娘結婚症」「血と悪魔」 1935年「放送ビルディング」「輝ける百合      「生命の雑沓」「硝子の鍵」 1936年「結婚設計図」「宝石と女賊」「1937年の大放送」      「ジャングルの女王」「天使の花園」 1937年「夜霧の怪盗」「ホノルル航空隊」「街は春風」      「干潮」 1938年「ジャングルの恋」「セニョリタ」「翼の人々」 1939年「ボー・ジェスト」 1940年「囁きの木陰」 1941年「空の要塞」「ひばり」 1942年「絶海の嵐」 1943年「クリスタル・ボール」 1944年「呪いの家」「恐怖省」 1945年「失われた週末」 1947年「カリフォルニア」「ハリウッド・アルバム」 1948年「大時計」「風変わりな恋」 1949年「夜霧の誘惑」「春の珍事」 1950年「特ダネ女史」「銅の谷」 1951年「黒い傷」 1952年「午後の喇叭」「生きるためのもの」 1953年「炎の館」 1954年「ダイヤルMを廻せ!」 1955年「夢去りぬ」「白昼の対決」 1956年「断崖の河」「朝やけ雲」「リスボン」 1962年「姦婦の生き埋葬」「性本能と原爆戦」 1963年「X線の眼を持つ男」 1970年「ある愛の詩」      「グレイト・ヒットマン/闇の超法規暗殺組織を消せ!」 1972年「吸血の群れ」      「Mr.オセロマン/2つの顔を持つ男」「蝋人形館の恐怖」 1974年「ゴールド」 1975年「スイス・コネクション」「星の国から来た仲間」 1976年「スカイ・エース」「ラスト・タイクーン」      「メイデイ40000フィート」 1977年「スレイバーズ/自由への旅立ち」      「地獄のキャッツ・アイ」 1978年「ニューヨーク・インフェルノ/戦慄の12時間」      「続・ある愛の詩」      「バイオレンス・チェイサー/無法砂漠の殺人遊戯」      「宇宙空母ギャラクティカ」 1979年「コンコルド」 その他の出演者: William Smith ... Nichols Arlene Martel ... Gloria Robert Karnes ... Grover Milton Frome ... Driver Peggy Mondo ... Woman Richard Annis ... Officer Larry Watson ... Sound Man User Rating:7.0/10 ( 546 votes)IMDb User Rating:5.0/10 ( 24 votes)Yahoo! オトーサン、 「Yahoo!のほうが、低いとは」 User Reviews The Welsh Raging Bullさん Port Talbot, South Wales, UK 2005年9月24日 独創性のある筋書き、シリーズの平均以上だ。 皮肉な性格付けも妥当で楽しい。 レイ・ミランドが殺人者役で、オーバーな演技をしている。 筋書きは、かなり新鮮で、独創性がある。 この第2シーズンのエピソードは、実に面白い。 おそらく、準主役に焦点が当たっている。 ウイルソン刑事がそうだ。 (コロンボ警部を助けて事件解決にあたる。 彼は、4年後、「刑事コロンボ/魔術師の幻想」(1975)でも顔を出す) だが、邪魔にはなっていない。 ユーモアが漂うシーンもある。 例えば、コロンボ警部が坂を転がり落ちそうになる。 シリーズのなかで極上の知的なエピソードというわけでもないが、 ペースは、熱狂的というよりも愉快。 ピーター・フォークとレイ・ミランドの対決シーンは、少なくあっさりしている。 ともあれ、平均以上の映画で、見て楽しい。 オトーサン、 「愛好家が多いよね」 しんちゃん 2008年3月15日 72年10月放映で、日本では73年の5月に放映。 コロンボ11作目の作品で、シリーズ化されて9作目となります。 今回犯人役は高価な蘭の花を収集家という設定で、 犯人役はレイ・ミランドという方が演じてます。 共演者は他にブラッドフォード・ディルマン、ボブ・ディシーなど... レイ・ミランドは1945年の「失われた週末」でアカデミー主演男優賞を受賞してます コロンボシリーズ初めてのアカデミー賞受賞俳優が犯人役をつとめます。 コロンボの出番は通常犯行が行われてから... いわゆる事件があってからの登場が主でしたが、 この作品では事件がある前にコロンボが登場します。 この作品は選任の脚本家ではなく、ゲスト的な脚本家。 30年代に活躍したジェナサン・ラティマーという方でミステリー作家では有名な方とか... この方はコロンボシリーズの約束事をいくつも破り、 この作品では他にコロンボの「部下」も登場。 ...犯行が行われるのは初まってから40分くらいした後 「二枚のドガの絵」のように1分そこらで犯行があるのとはエライ差があります... こういった大胆さが特徴で、今後もいきなりコロンボが登場する作品は見られるようになります。 コロンボと犯人の対決を抑えて、ミステリー的な解明をメインにしているせいか、 あっけない感じもしますが...


リアル鬼ごっこ

オトーサン、 「考えたね」 "鬼ごっこ"という言葉の頭にリアルをつける。 そして、鬼は、仮面ライダー風にする。 すると、また児童の世界に戻るのです。 原題:リアル鬼ごっこ(2007) 監督・脚本:柴田一成 原作:山田悠介 Genre:Action/Suspence/Fantasy 上映時間:98分 あらすじ: 日本に最も多い苗字“佐藤”。 その“佐藤”姓の人々がさまざまな死因で亡くなっていく。 ある日、不良高校生の佐藤翼は、 幼なじみの佐藤洋率いる不良高校生たちに捕まりって絶体絶命。 次の瞬間、翼は忽然と姿を消す。 取り囲んでいた不良たちも、翼も呆然とする。 翼の目の前に、必死で逃げる洋と鬼たちの姿が... 出演: 石田卓也 ... 佐藤翼 大東俊介 ... 佐藤洋 谷村美月 ... 佐藤愛 オトーサン、 「駆ける、駆ける、ぐんぐん駆ける」 若者の疾走には、爽快感があります。 谷村美月さん、一部に根強いフアンがいるようですが、 私的には、いまいち魅力を感じませんでした。 女優になる覚悟がないように見受けられました。 まだ、素顔で勝負できる年齢だからでしょう。 そうそう、書き忘れかけました。 彼女、「海賊版撲滅キャンペーン」の 黒い涙を流す少女でしたっけ。 その他の出演者: 松本莉緒 ... 渡辺かをり 吹越満 ... 佐藤輝彦 柄本明 ... 医者 三浦涼介 田中鈴之助 菅原卓磨 渡辺奈緒子 山田能龍 金澤ゆかり 品川徹 User Rating 5.0/10 ( 1,087 votes) オトーサン、 「駄作と思うけど」 imtksmtmrさん 2010年6月9日 心して2時間を棒にふるべし。 褒められるのは本当に着眼点だけの映画。 設定、話全体、話の展開、配役、演出、 どれをとっても余りにもお粗末すぎる。 役者が踊らされてる感じがすごくする。 あくまで2時間そこそこでのストーリーに留めなくてはならないのに 最後の最後がこれまでの2時間を完全に無視した全く関係ない、 第3のパラレルワールドに行き着くのだが もはや観客などどこ吹く風って感じ。 今まで見た2時間は何だったのか ぽかーんと呆れてしまって言葉もない。 2本目3本目の続編を狙ってのことかもしれないが、 だったら3分割の一本目としてやればいいのだ。 駄作中の駄作といっていい。 過言とかじゃない、駄作なのだ。 オトーサン、 「捨てる神あれば、拾う神あり...か」 はこまるさん 2008年2月3日 ラン・佐藤・ラン! これは拾いものといってよい面白さです。 かなりの低予算、デジタルカメラによる映像ですが、 それらがうまく映画の方向へ作用しています。 「疾走」や「転落」そして「テン・ミニッツ・レスキュー」など 映画の持ち得た古典的なスタイルをテンポよく描いている為に、 ある種の可能性を感じさせる勢いがここには宿っています。 日本映画が好きという方は観といた方がよいでしょう。 あと谷村美月ちゃんのファンの方も。 どアップの多用。首輪っかに鎖!あとパジャマ姿。 そして赤いスカーフ!お客さん熱演してまっせ〜(笑)。 原作はたぶん若い方々に人気があるのでしょう。 客席は8割方埋まり、箱はシネコンの中サイズでしたが観客の多さにびっくりしました。 ストーリーはおろか、スタッフ・キャストも知らない人ばかり。 まっさらな予備知識なしの状態で観たのですが、 ぐいぐいと映画に引き込まれている自分がいました。 その世界観がなかなか興味深く、ちゃんと映画としての奥行きにつながっていると思います。 このあたりでノれるかノれないかで評価が分かれると思いますが、 ヒロインの可憐さが映画を底支えしており、柄本明も久しぶりに本領発揮。 実に楽しそうでしたね。 Longislandさん怒らないように(笑)。 クライマックスの高所での格闘はおそらく『カリオストロの城』でしょう。 あの映画のスピードと跳躍を思い出しました。 ニキビ面の主人公も「肉体」そのもので駆け抜けて行き気持ちがいい。 やはりジャンルとしてはSF映画になると思いますが、 人が全力で走る姿は映画の記憶であり真実。 おそらくこの後アメリカ映画としてリメイクされることになるでしょう。 監督・脚本は 柴田一成。 オススメの一作です


コーマ

オトーサン、 「マイケル・クライトン、監督もやるんだ」 小説「ジュラシック・パーク」1990)はあまりにも有名です。 「へぇ、ウィドマークが出ているんだ」 期待していなかっただけに、喜びもひとしおでした。 原題:Coma (1978) 監督・脚本:Michael Crichton 原作:Robin Cook Genre:Thriller / Mystery 上映時間;113分 あらすじ: スーザン は、ボストン記念病院に勤務する医師。 親友が医療ミスで昏睡状態になってしまう。 疑問を感じたスーザンは原因究明に乗り出す。 恋人のマークや病院長のハリスから、性急な動きに警告される。 だが、医療ミスが第8手術室で続発していることを発見し... 出演者: Genevieve Bujold ... Dr. Susan Wheeler(スーザン) Michael Douglas ... Dr. Mark Bellows(マーク) Richard Widmark ... Dr. Harris(ハリス) オトーサン、 「へぇ、この女優さん、はじめてだ」 GENEVIEVE BUJOLD  ジュヌビエーブ・ビュジョルド 誕生日 1944/7/1 出身 カナダ・ケベック州モントリオール 修道院付属のミッション・スクールで教育を受け、 14才で演劇学校に入り、舞台俳優の勉強を続ける。 卒業と同時に舞台デビュー。 68年、結婚。 70年「1000日のアン」でアカデミー主演女優賞にノミネート。 活躍度 △→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1964年「青春の記録」 1966年「戦争は終わった」「まぼろしの市街戦」 1967年「パリの大泥棒」 1968年「ISABEL」 1969年「1000日のアン」 1970年「ACTE DU COEUR」 1971年「トロイヤの女」 1972年「JOURNEY」 1973年「KAMOURASKA」 1974年「大地震」 1975年「ベルモンドの怪人二十面相」 1976年「カリブの嵐」「愛のメモリー」「ALEX AND THE GYPSY」 1977年「続・男と女」 1978年「コーマ」 1979年「黒馬車の影」 1980年「THE LAST FLIGHT OF NOAH'S ARK」「FINAL ASSIGNMENT」 1982年「バチカンの嵐」 1984年「タイトロープ」「チューズ・ミー」 1985年「トラブル・イン・マインド」 1988年「モダーンズ」「戦慄の絆」 1989年「バチカンの嵐」 1990年「ペーパー・ウェディング」「SECRET PLACES OF THE HEART」      「FALSE IDENTITY」 1991年「RUE DU BAC」 1992年「抱きしめたい夏」「AN AMBUSH OF GHOSTS」 1993年「ザ・ドキュメント・オブ・イーストウッド」 1994年「偽りのプロファイル」 1995年「ピノキオ」 1996年「密室」 1997年「ストーム」 1998年「氷の接吻」 2002年「ラ・タービュランス」 その他の出演者: Elizabeth Ashley ... Mrs. Emerson Rip Torn ... Dr. George Lois Chiles ... Nancy Greenly Hari Rhodes ... Dr. Morelind Gary Barton ... Computer Technician Frank Downing ... Kelly Richard Doyle ... Jim Alan Haufrect ... Dr. Marcus Lance LeGault ... Vince Michael MacRae ... Chief Resident Betty McGuire ... Nurse Tom Selleck ... Sean Murphy User Rating:6.8/10 ( 6,397 votes)IMDb User Rating:7.2/10 ( 57 votes)Yahoo! オトーサン、 「よく出来ているな」 User Reviews: HeartMongerさん Mind of the Films 2004年5月26日 Realistic and frightening Look 手術台で悪いことが起きる。リアルで戦慄的! 実に面白い映画だ。 細部まで好きだ。 オープニングシーンは、ほんとうに面白い。 ゴージャスなジュヌビエーブ・ビュジョルドが女医役。 ボストンの美しいからっとした朝、ラジオ番組を聞いている。 出だしから、ぎゅっと心を鷲づかみする。 女医は、どんどんクレイジーになっていく。 そして、何かが起きる。 死者が出て、陰謀がはじまる。 そして、ある種の患者たちに危機が起きていることが判明する。 この映画では、患者たちがひとりずつ昏睡状態になっていく。 原因は不明だが、観客は骨の髄まで氷りつく! 出演者は、みんな最高の働きをしている。 やや欠点もあるものの、女医の恐怖が観客にも、ズシリと伝わってくる。 ジェリー・ゴードスミスの曲も素晴らしい。 撮影も、マイケル・クライトンの監督もいい。 クールな映画だ! オトーサン、 「監督は、医学部出身なのか」 ハーバード大学で人類学を専攻後、メディカルスクールを卒業。 身長2メートル。脳細胞も多かったのでしょう。 dadadaさん 2001年4月18日 監督クライトン 今や超ベストセラー作家となったマイケル・クライトンが、 脚本、監督をこなした一本。 医学部出身という経歴を活かしたミステリー。 日本じゃ「ヒポクラテスたち」、 ハリウッドだとさすがにこうなるか...という感じ。 昏睡患者の眠る病棟の異様さ、病院内でのヒロインと殺し屋の追っかけ等、 ビジュアル的なツボもしっかりおさえられたエンターテイメント。 クライトンの他の監督作である「大列車強盗」や「未来警察」にしても 面白いエンターテイメント作で、 読み物の面白さに満ち満ちた小説だった「アンドロメダ病原体」に比べると、 監督経験後の小説には良くも悪くもこの経験が反映されているのか。 貫禄たっぷりのリチャード・ウィドマークに対する 女医役のジュヌビエーブ・ブジョルドがチャーミング。 「愛のメモリー」や「カリブの嵐」と共に彼女の魅力も楽しめます。


シュワルツェネッガー/レッドブル

オトーサン、 「シュワちゃん、Давненько не виделись」 両手に巨大なやかんを持った「やかん体操」 アリナミンVの「魔人V」で一世を風靡しました。 ある年代以上の日本人には、おなじみの俳優さんでした。 でも、今は、カリフォルニア州知事。 チョー頑張っています。 東国原知事は、シュワちゃんの転身に影響を受けています。 でも、外国人特派員協会の挨拶では、 「シュワルツェネッガーと比較するのではなく、 レーガンと比べてほしい」と言って、笑いをとったとか... 芸人のもつ対話能力が政治家に必要な時代になりました。 原題:Red Heat (1988) 監督・原作:Walter Hill 脚本:Harry Kleiner/Walter Hill/Troy Kennedy Martin Genre:Action / Comedy / Crime / Thriller 上映時間:104分 あらすじ: 米ソ冷戦下。 モスクワ市警のダンコ大尉は、 米国へ逃亡したマフィア、ビクターの引渡しを求め、 シカゴ市警にやってきた。 引渡しは無事終わったが、護送中にビクターが逃亡。 ダンコ大尉は、シカゴ市警のリジック刑事と組み、 ビクターを追う... 出演者: Arnold Schwarzenegger ... Capt. Ivan Danko (ダンコ大尉) James Belushi ... Det. Sgt. Art Ridzik (リジック刑事) Ed O'Ross ... Viktor 'Rosta' Rostavili (ビクター) Gina Gershon ... Catherine 'Cat' Manzetti (キャット) オトーサン、 「下手だなぁ」 ロシアの刑事ということで、下手クソがそのまんま生かされています。 相棒のジェームス・ベルーシ、水を得た魚のようでした。 ARNOLD SCHWARZENEGGER  アーノルド・シュワルツェネッガー 誕生日 1947/7/30 出身 オーストリア・グラーツ 少年時代はサッカーと陸上競技に熱中。 15歳になると、重量挙げに打ち込み、 3年間の鍛錬の後、ボディ・ビルに転向。 20歳でミスター・ユニバースに優勝したのを皮切りに 13もの世界タイトルを獲得する。 70年「SF超人ヘラクレス」で映画デビュー。 鍛え上げた肉体を武器にアクション映画で活躍。 84年「ターミネーター」のターミネーター役でブレイクし、 以後は大作アクション映画からコメディ映画まで懐の深い演技ぶりを披露する。 妻は86年に結婚した放送ジャーナリストのマリア・シュライヴァー。 97年に心臓疾患の手術を受ける。 2003年10月、米カリフォルニア州知事のリコールと知事選に立候補し当選。 出演作 1970年「SF超人ヘラクレス」 1973年「ロング・グッドバイ」 1975年「ステイ・ハングリー」 1977年「アーノルド・シュワルツェネッガーの鋼鉄の男」◇ 1979年「サボテン・ジャック」 1982年「コナン・ザ・グレート」◇ 1984年「キング・オブ・デストロイヤー/コナンPART2」◇      「ターミネーター」◇ 1985年「コマンドー」◇「レッドソニア」◇ 1986年「ゴリラ」◇ 1987年「バトルランナー」◇「プレデター」◇ 1988年「レッド・ブル」◇ 1989年「ツインズ」◇ 1990年「キンダガートン・コップ」◇「トータル・リコール」◇ 1991年「ターミネーター2」◇ 1993年「ラスト・アクション・ヒーロー」◇「ゴリラ2」△「デイブ」 1994年「ジュニア」◇「トゥルーライズ」◇ 1996年「イレイザー」◇「ジングル・オール・ザ・ウェイ」◇ 1997年「バットマン&ロビン Mrフリーズの逆襲」◇ 1999年「エンド・オブ・デイズ」◇ 2000年「シックス・デイ」◇ 2002年「コラテラル・ダメージ」◇「アルマーニ」 2003年「ターミネーター3」◇ 2004年「80デイズ」 2007年「アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生」 JAMES BELUSHI  ジェームス・ベルーシ 誕生日 1954/6/15 出身 米イリノイ州シカゴ 兄は故ジョン・ベルーシ。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1978年「フューリー」 1981年「真夜中のアウトロー/ザ・クラッカー」 1983年「大逆転」 1985年「赤い靴を履いた男の子」「サルバドル/遙かなる日々」 1986年「きのうの夜は…」「ジャンピングフラッシュ」      「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」 1987年「暴力教室’88」「キツイ刑事」 1988年「レッドブル」 1989年「K−9 友情に輝く星」「天使が降りたホームタウン」      「名探偵ハリーにまかせろ!?」 1990年「ハーレーダビッドソン&クレイジーライダー」      「Mr.ディスティニー」「ファィロファックス」「エイリアン・チェイサー」 1991年「パレルモ」「オンリー・ザ・ロンリー」「錆びついた銃弾」 1992年「モンテカルロ殺人事件」「赤い殺気」「カーリー・スー」 1993年「ラスト・アクション・ヒーロー」「ロイス」 1994年「多重人格」 1995年「ジョン・キャンディの大進撃」「ジョニー・デスティニー」      「デザート・ストーム 新サハラ戦車隊」 1996年「ジングル・オール・ザ・ウェイ」「ストーカー/狂気の罠」「レース・ザ・サン」 1997年「ギャングシティ」「レトロアクティブ」「おもちゃの国を救え!」「リバース」      「ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ」 1999年「犯行予告」「ブルズ・アイ」 2000年「この胸のときめき」 その他の出演者: Laurence Fishburne ... Lt. Charlie Stobbs Peter Boyle ... Cmdr. Lou Donnelly Richard Bright ... Det. Sgt. Gallagher J.W. Smith ... Salim Brent Jennings ... Abdul Elijah Gretchen Palmer ... Hooker Pruitt Taylor Vince ... Night Clerk Mike Hagerty ... Pat Nunn Brion James ... Streak Gloria Delaney ... Intern Peter Jason ... TV Announcer User Rating:5.7/10 ( 17,111 votes)IMDb User Rating:7.0/10 ( 600 votes)Yahoo! オトーサン、 「Yahoo! 、高いなぁ」 User Reviews chvylvr80さん Northridge, California 2003年3月12日 仲間映画がうまく機能している こいつは、驚くほどいい映画だ。 ロシアの刑事アーノルド・シュワルツェネッガーと アメリカの刑事ジェームス・ベルーシのコンビは、相性抜群だった。 この映画では、少なくとも、シュワルツェネッガーのアクセントが効果を上げている。 いくつかの良いせりふがある。 2人の間のかけあいは、実に愉快だ。 ジェームス・ベルーシは刑事役。 不遜にも言い放つ。 「オレはルールなんてキライだけど、やるときはやる」スタイルだ。 このスタイルが、シュワルツェネッガーの 「何が何でも目的を完遂する」スタイルが、うまく働いている。 赤い広場の記録映像シーンは、息を呑む。 基本的な筋書きもいいし、面白い。 備考:その種のことに興味があるひとへ。    悪漢が使う銃は実にクールだ。 肝心な点:買う価値がある。 アーノルド・シュワルツェネッガーが好きなら 少なくとも借りるべし。 オトーサン、 「そうそう、読みにくかったけど」 ロシア語風のタイトル文字、とてもМодаでした。 ASHさん 2002年4月13日 ロシアから来た男 W・ヒル監督作品としてはダメな映画。 シュワちゃんの仏頂面は悪くないが。 ロシアの敏腕刑事と、それに振り回されるアメリカ人刑事の凸凹コンビという設定は 面白くなりそうだったけれど、シュワちゃんの超人ぶりが際立つだけだった。 でも、クライマックスのアクションは結構見せる。そこは流石、ヒル監督です。 ロシア語風のタイトル文字もいいアイデアです。 追記 Давненько не виделись お久しぶり Мода オシャレ


フリーマネー

オトーサン、 「なぬ?」 テレビ放映なので、やや軽くみていましたが、 名優マーロン・ブランドが出ているじゃありませんか。 ところが... 原題:Free Money (1998) 監督:Yves Simoneau 脚本:Tony Peck /Joseph Brutsman Genre:Comedy / Crime Rated R for some violence, language and sexuality. Country:Canada Language:English 上映時間:91分 あらすじ: 中西部の田舎町。 バドとラリーは、刑務所長スウィードの双子の娘と結婚。 だが、スウィードに奴隷のようにこき使われ、 悪夢の生活から逃れるために、現金輸送列車を襲撃する。 FBI女性捜査官カレンが、脱走犯射殺事件の調査に訪れるが、 裁判官ローゼンバーグらは、スウィードを恐れて協力を拒む。 スウィードは、ラリーを刑務所の料理人にし、 主犯のバドを投獄して、いじめぬく... 出演者: Marlon Brando ... Warden 'The Swede' ( スウィード) Charlie Sheen ... Bud Dyerson(バド) Thomas Haden Church ... Larry(ラリー) Mira Sorvino ... Agent Karen Polarski(FBI女性捜査官カレン) Donald Sutherland ... Judge Rolf Rausenberger(ローゼンバーグ) オトーサン、 「何という変貌!」 デビュー時のマーロン・ブランドは、水もしたたる美男子。 それが、いまや屠殺処分を待つ老いた種牛です。 MARLON BRANDO マーロン・ブランド 誕生日 1924/4/3-2004/7/1 出身 米ネブラスカ州オマハ 女優志願の姉の影響を受け、 19才の時に役者を目指してニューヨークに移り、 ニューヨーク演劇ワークショップで演技を学ぶ。 20才の時にブロードウェイで初舞台。 50年「男たち」で映画デビュー。 54年「波止場」、72年「ゴッドファーザー」で 二度アカデミー主演男優賞を受賞しているが、 0年代から関わった公民権運動で アメリカ・インディアンの虐待を非難し、賞を辞退している。 出演作 1950年「男たち」 1951年「欲望という名の電車」 1952年「革命児サバタ」 1953年「ジュリアス・シーザー」 1954年「デジレ」「乱暴者(あばれもの)」「波止場」 1955年「野郎どもと女たち」 1956年「八月十五夜の茶屋」 1957年「サヨナラ」 1958年「若き獅子たち」 1959年「蛇皮の服を着た男」 1960年「片目のジャック」 1962年「戦艦バウンティ」 1963年「侵略」 1964年「寝室ものがたり」 1965年「モリツリ」 1966年「逃亡地帯」「シュラマドレの決闘」      「チャップリンの伯爵夫人」 1967年「禁じられた情事の森」 1968年「キャンディ」 1969年「私は誘拐されたい」 1970年「ケマダの戦い」 1972年「ゴッドファーザー」「妖精たちの森」      「ラスト・タンゴ・イン・パリ」 1976年「ミズーリ・ブレイク」 1978年「スーパーマン」 1979年「地獄の黙示録」 1980年「ジェネシスを追え」 1989年「白く渇いた季節」 1990年「ドン・サバティーニ」 1992年「コロンブス」 1995年「ドン・ファン」 1996年「D.N.A」 1997年「ブレイブ」 1998年「フリーマネー」 1999年「ビートニク」 2000年「地獄の黙示録〈特別完全版〉」 2001年「スコア」 その他の出演者: Martin Sheen ... New Warden David Arquette ... Ned Jebee Jean Pierre Bergeron ... Lauter Remy Girard ... Louis Roc LaFortune ... Dwayne Roy Dupuis ... The Turk Christin Watson ... Inga Holly Watson ... Liv James Hyndman ... Mack Frank Fontaine ... Sheriff Earl Knudsen User Rating:4.9/10 ( 1,525 votes) User Rating:8.0/10 ( 54 votes) オトーサン、 「面白いとみる向きもあるんだ」 User Reviews: David Turgayさん Bad Kreuznach, Germany 2000年5月31日 ひどい、ひどい、信じられない いまだに信じられない。 あまりにも多くの信じられないことがある。 こんなものをつくりたがった奴がいるのが信じ難い。 ストーリーは、ジョークだ。 ある意味では、おかしい。 というよりも、ストーリーは、ないに等しい。 ドタバタ・コメディと 列車強盗、刑務所映画、町の陰謀、セックス・ジョーク、 そしてFBI捜査官をミックスできるだろうか? ムリムリ。 監督もひどいが、目立のは、俳優らだ。 見ていて、こう考えた。 「おい、こいつは、マーロン・ブランドか?」 ありええない(5分後) 「こいつは、チャーリーシーンか?」 ウワー、ブランドは本人かも。 (5分後) 「こいつは、ドナルド・サザーランドじゃない」 (5分後) 「いや、ミラ・ソルビーノじゃない」 みんなにとってよくないぞ。 (最後に) 「ノー、ノー、ノー、絶対、マーティン・シーンじゃない!!!」 たった10秒かよ。 映画が見終わって、神経が参った。 多くのアカデミー賞をとり、見事な演技をする俳優たちが、 こんなアホで下らんひどい映画が出るとは。 なぜ、こんな映画に出演を引き受けたのだ。 大してお金ももらえないだろうに。 信じられないほど愚かなばかげた映画だ。 スコアは、3/10 \ 1/4 \ 5 (1+ - 6-) オトーサン、 「ははは、面白いスコア表記だな」 服部弘一郎さん 1999年3月5日 マーロン・ブランドがなぜこんな映画に出るのだろうか? しばらく胸焼けしそうな珍品映画。 ミラ・ソルヴィーノ、チャーリー・シーン、 マーロン・ブランド、ドナルド・サザーランドなど、 出演者はやけに豪華。 (最後の最後に、マーティ・シーンもちょっとだけ登場。) しかし、話はなぜか非常に安っぽい。 いや、単純に安っぽいと言ってはいけないような雰囲気が、 この映画には濃厚に漂っています。 この映画の奇妙さは、ちょっと他に類を見ないほどなのです。 この映画を一言でいえば「珍品」です。 なぜこんな映画が作られているのか、僕には理解できません。 1950年代のアメリカ田舎町を思わせるような世界に、 '60年代風のファッションで決めた双子の姉妹が登場し、 彼女たちと結婚する間抜けな男ふたりが現れる。 姉妹の父親は、マーロン・ブランド扮する刑務所長。 姉妹と結婚するのは、チャーリー・シーン扮するレッカー業者と、 トーマス・ハーデン・チャーチ演ずるダイナーのウェイター。 刑務所長は自分の気に入らない囚人をわざと脱走させては射殺するという、 困った趣味の持ち主。 ドナルド・サザーランド扮する地方検事は所長に弱みを握られていて、 この不法行為を見て見ぬ振りしている。 しかし、不審な囚人の連続死に疑問を持ったFBIの女性捜査官が、 刑務所の実態を調査しようと町を訪れる。 姉妹と結婚し、刑務所長の家に同居し始めたふたりの男は、 奴隷のようにこき使われる毎日にウンザリし、 カナダ政府の現金輸送列車を襲う計画を立て始める……。 プレス資料ではミラ・ソルヴィーノの主演作のように見せていますが、 物語の中心にあるのはチャーリー・シーン演ずる娘婿と、 マーロン・ブランド扮する義父の確執です。 ところがこの映画は、それ以外の雑多な要素がゴチャゴチャと物語にまとわりつき、 奇妙な不協和音を終始響かせ続けます。 シーンとブランドの「義理の父子関係」と、 ドナルド・サザーランド扮する地方検事と、 ミラ・ソルヴィーノ扮するFBIエージェントが「実の父子関係」にあるという並列関係も、 まったく対比として効果を上げていません。 父と娘がなぜ不仲になったのか、娘がどのような危機に遭い、 それに父がどのような形で関わるのか……。 こうした重要な情報がすっぱりと抜け落ちているので、 ドナルド・サザーランドほどの俳優がただ登場して消えて行くだけ。 脂肪の塊のようになったマーロン・ブランドが、 『黒い罠』のオーソン・ウェルズ以上の極悪ぶりを発揮します。 しかし、この役がブランドでなければならない必然性なんて、小指の先ほどもありはしない。 ハイティーンの娘を持つ父親としては、マーロン・ブランドは年を取りすぎだし、 娘たちの母親がどこに消えたのかも明らかではない。 ブクブクに太ったブランドは身体のキレが悪くて、 義理の息子たちがなぜ彼から逃げ出せない理由も説得力はゼロ。 74歳のマーロン・ブランドが、息をするのもだるそうにモゾモゾ演技をしている様子は、 『スターシップ・トゥルーパーズ』に出てくる 白くてグニャグニャした巨大昆虫みたいで気持ち悪いぞ!


沈黙の追撃

オトーサン、 「気軽に見られるからな」 疲れているときは、セガール映画に限ります。 最近のセガール映画は、すべて(V)。 つまり、ビデオスルーです。 劇場公開やテレビ放映を狙ったものの、 公開されることなくDVDビデオで発売されています。 原題:Submerged (2005) (V) 監督:Anthony Hickox 脚本:Anthony Hickox/Paul de Souza Genre:Action 上映時間: あらすじ: あらすじ 南米ウルグアイで、アメリカ大使が銃殺される。 CIAは、首謀者レイダーを捕えるべく米陸軍特殊部隊を派遣。 だが、上陸直後、伏兵攻撃で壊滅。 生き残った者は、レイダーの人体実験に使われた。 緊急事態を受け、収監されていた元海軍のクリスらが呼ばれる。 レイダー暗殺と捕虜奪還に成功すれば、自由の身になり10万$を貰える。 クリスは昔の仲間ヘンリーやシャープらとともに、 ダムに隠されたテロ組織の基地に潜入するが、レイダーの姿はなかった。 レイダーを追跡するために潜水艦に乗り込み基地を後にするが、 突然捕虜たちがクリスらに襲いかかってきた。 レイダーにマインド・コントロールされていたのだ... 出演者: Steven Seagal ... Chris Cody(クリス) Vinnie Jones ... Henry(ヘンリー) Gary Daniels ... Col. Sharpe(シャープ) Alison King ... Damita(ダミータ) William Hope ... Agent Fletcher(フレッチャー) Nick Brimble ... Adrian Lehder(レイダー) オトーサン、 「いつものセガールだな」 STEVEN SEAGAL スティーブン・セガール 誕生日 1950/4/10 出身 米ミシガン州ランシング 大阪市淀川区十三の武徳館道場に入門。 道場長の娘、藤谷美也子と結婚し、 76年に天心道場として再建し、道場を構える。 その当時で合気道五段(その後、七段)、 83年に帰国。ロサンゼルスでマーシャル・アーツ・アカデミー天心を開校。 88年「刑事ニコ/法の死角」で製作・原案・主演を兼ね、映画デビュー。 武道を使ったアクションが注目され、 以後の映画でセガール・アクションを生み出した。 94年「沈黙の要塞」で初監督。 出演作 1988年「刑事ニコ/法の死角」◇ 1990年「死の標的」◇「ハード・トゥ・キル」◇ 1991年「アウト・フォー・ジャスティス」◇ 1992年「沈黙の戦艦」◇ 1994年「沈黙の要塞」◇ 1995年「暴走特急」◇ 1996年「エグゼクティブ・デシジョン」◇      「グリマーマン」◇ 1997年「沈黙の断崖」◇ 1998年「マイ・ジャイアント」◆      「沈黙の陰謀」◇ 2001年「DENGEKI 電撃」◇「沈黙のテロリスト」◇ 2002年「奪還 DAKKAN −アルカトラズ−」◇      「激鉄 GEKITETZ −ワルシャワの標的−」◇ 2003年「沈黙の標的」◇「沈黙の聖戦」◇ 2004年「ICHIGEKI 一撃」◇「沈黙の追撃」◇ 2005年「イントゥ・ザ・サン 東京戦争!!」◇「沈黙の脱獄」◇      「激鉄2 クリティカル・リミット」◇「沈黙の傭兵」◇ 2006年「沈黙の奪還」◇「沈黙の激突」◇ 2007年「沈黙のステルス」◇「沈黙の報復」◇「弾突 DANTOTSU」◇ 2008年「雷神-RAIJIN-」◇ その他の出演者: Christine Adams ... Dr. Susan Chappell P.H. Moriarty ... Chief Ross McCall ... Plowden Stephen Da Costa ... Luis Peter Youngblood Hills ... Doc Shock Adam Fogerty ... O'Hearn Chris Hazlewood ... Harding Nikolai Sotirov ... Col. Jorge Hilan William Tapley ... Ambassador Ron Higgins User Rating:3.7/10 ( 2,329 votes)IMDb User Rating:4.7/10 ( 125 votes)Yahoo! オトーサン、 「安易にひとを殺しすぎる!」 数えたわけではありませんが、セガール映画では最大では? User Reviews Freddy Xさん Arendal, Norway 2005年5月22日 かつてのスティーブン・セガールは、永久に消えた... スティーブン・セガールが消える。 いいことだ。 最近作はみなB級屑映画だ。 「刑事ニコ/法の死角」、「ハード・トゥ・キル」、「アウト・フォー・ジャスティス」、 「沈黙の戦艦」と言った名画は、過去のもの... 屑映画を見たくなかったら、こいつはスキップすべし。 まったくの屑だ。 セガール映画はすべて見ているが、最悪の映画群のひとつだ。 言いたくはないが。 ゲーリー・ダニエルズ(シャープ役)も、ビニー・ジョーンズ(ヘンリー役)も、 わが生涯で、こんなにひどいのを見たことはない。 こいつはスキップすべし。 採点は、10点満点で1点だが、 1点が最低だからだ。 セガールよ、しっかりせい。 屑映画をつくるのは止めてくれ。 オトーサン、 「同感!」 だい!!さん 2010年2月11日 沈黙しよう 知ってる人は知ってると思いますが「沈黙シリーズ」とよく言いますが、 実際は本当にシリーズなのは初期の2本だけで、 あとはセガールが出ていると言うだけのまったくの関係ない作品です がしかし、内容が似ているのでシリーズと言ってもわかりませんね そういう今作もまあ大体いつもどおり 意味もなくヘリがCGだったり実写だったりとか、 戦車が出てくるけど前進しかしないし、 かなりの至近距離で大勢で銃撃戦をするし (しかも隠れたりせずに、向き合って)まあなんだかねえ ガイリッチー監督作品でおなじみのビニー・ジョーンズが出ていますが、 非常にもったいないキャスティングです とまあダメダメですが、 最近の沈黙シリーズの中ではどちらかと言えば良い方かもしれないかもしれない


家族の条件

オトーサン、 「やぁ、ようやく見終わったな」 山荘で寝る前に少しずつ見たので、3ケ月もかかりました。 頭のなかで、熟成していき、記憶に焼き付きました。 こういう映画の見方もあっていいのかも。 原題:Broken Promises: Taking Emily Back (1993) (TV) 監督:Donald Wrye 原作:Vickie Patik 脚本:Vickie Patik/ Christopher Canaan Genre:Drama 上映時間:93分 あらすじ: パムは、死産し、悲しみに明け暮れている。 渋る夫のショーンを説き伏せ、養子をもらうことに。 養子縁組というのは、なかなか難しいもの。 ようやくみつけられたのは、何とホームレスの幼児だった。 幸せもつかの間、父親のテリーが娘エミリーを返せと言い出す... 出演者: Cheryl Ladd ... Pam Cheney(パム) Robert Desiderio ... Sean Cheney(ショーン) Ted Levine ... Gary Ward (ゲイリー) Kathleen Wilhoite ... Lily Ward(リリー) オトーサン、 「スレンダーな美人だなぁ」 シェリル・ラッド、最初は好感をもてたのですが、 見ていくにつれて、キライになっていきました。 「ふーむ、美人をキライになるということは、こういうことか」 テッド・レビンが、無頼漢を好演しています。 いろんな映画で脇役で活躍しています。 CHERYL LADO  シェリル・ラッド 誕生日 1951/7/10 出身 米サウスダコタ 父は鉄道機関士、母はウェイトレス。 7才から歌とダンスのレッスンを受け、アニメやCMに出演。 71年「実験結婚」で映画デビュー。 テレビ・シリーズ「チャーリーズ・エンジェル」で引退した ジルの妹クリス・マンロー役で新メンバーとして出演。 74年にアラン・ラッドの息子で 製作者のデビッド・ラッドと結婚するが、79年、離婚。 81年、作曲家ブライアン・ラッセルと再婚。 娘に女優のジョーダン・ラッドがいる。 出演作 1971年「実験結婚」 1973年「女子大生悪魔の体験入学」(TM) 1974年「悪魔の海底黄金」 1977年「チャーリーズ・エンジェル/エンジェル・イン・パラダイス」(TM) 1978年「チャーリーズ・エンジェル・ニュー・スペシャル/エンジェル・イン・ベガス」(TM) 1979年「エンジェル・イン・カリブ」 1982年「情事のあとで」 1983年「グレース・ケリー物語」(TM)「ケンタッキー・ウーマン」(TM) 1984年「パープル・ハーツ/愛の勲章」 1985年「歪んだ愛 レイプの報酬」(TM)      「追憶のオリエント急行・あの愛をもう一度」(TM) 1988年「ブルー・グラス」 1989年「リサ/真夜中の殺人コール」「ミレニアム/1000年記」「ファントム」(TM) 1990年「エア・パニック1501」(TM) 1991年「美しき選択」(TM) 1992年「ボディヒート」 1995年「ダンス・ウィズ・デンジャー」(TM) 1996年「薔薇の誘惑」 1997年「チャット・ルーム/インターネット美少女誘拐事件」(TM) 1998年「フランダースの犬」◆ 1999年「ヒブノマニア 洗脳催眠」 TED LEVINE  テッド・レビン 誕生日 1958/5/29 出身 米オハイオ州ブレア シカゴの舞台で活躍後、87年「黄昏に燃えて」で本格的に映画デビュー。 テレビ・シリーズでは「名探偵モンク」のストットルマイヤー警部役など。 91年「羊たちの沈黙」では連続殺人鬼バッファロー・ビルを演じた。 活躍度 △→ 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1987年「黄昏に燃えて」 1988年「背信の日々」 1990年「トム・ベレンジャーの探偵より愛をこめて」 1991年「羊たちの沈黙」 1993年「ボディ・ターゲット」「テロリスト・ゲーム」 1995年「ハード・ブレット/仁義なき銃弾」「ヒート」「マングラー」 1996年「ジョージア」 1998年「フラバー」「マッド・シティ」 1999年「ワイルド・ワイルド・ウエスト」 2001年「エボリューション」「ワイルド・スピード」      「ロード・キラー」(声)「アリ」 2002年「シャレード」 2003年「ワンダーランド」 2004年「記憶の棘」「クライシス・オブ・アメリカ」 2005年「SAYURI」 2007年「アメリカン・ギャングスター」「ジェシー・ジェームズの暗殺」 その他の出演者: Amanda Braun/Megan Braun/Samantha Braun ... Emily Polly Draper ... Ella Sabin D. David Morin ... Terry Sabin Tim Ransom ... Madden Patch Mackenzie ... Mrs. Garcia Robert Donley ... Uncle Al Buckley Norris ... Thompson James Harper ... Orin Moser Jordan Ladd ... Waitress User Rating:6.3/10 68 votes オトーサン、 「いいお話しだねぇ」 世の中には、こんなこともあるですね。 実話を基にした映画のいい面を引きだしています。 リアリティとディテールが優れています。 User Reviews DrCarolさん 2000年3月5日 心が温まり、また心が引き裂かれる この映画のターゲットは、女性たちだ。 それも、かつて子供をもったことのある女性、 子供を欲しい女性、あるいは、子供を失った女性だ。 必ずや泣くだろう。 だが、男どもにも、見る価値がある。 男がもっと家族のことを気にかけるべしというテーマだし、 シェリル・ラッドをみるという審美的な快楽もある。 (彼女は、この役にしては、あまりに美し過ぎる。 友人のポリー・ドレーパー演じるエラのほうがはまり役だ。 ---魅力的だし、異国情緒豊かな美人でもなく、 端役だけど、好ましい) だが、男も女も、変幻自在なテッド・レビンを評価するだろう。 エミリーの父親であるゲイリーは、妻と娘を愛しているが、 社会に役立つ一員であるにはどうしたらいいかなんて 毛頭考えていないのだ。 癇癪もちだが、危険な男ではない。 その脆さが、彼を同情を寄せる人物にしている。 このシーンがいい。 (彼は、無教育で、不器用な男だ) 妻を説得し、2階から降りてきた妻を抱きしめるシーンは、 ペーソスもあり、奇妙な魅力がある。 観客は、2人が一体で、お互いを必要としていると感じ、 パム(シェリル・ラッド)が、2人を引き離そうとするのは間違いだと感じる。 家族思いならば、ビター・スイートなこの映画を見るべし。 そんなことに興味がないというひとは、テッド・レビンの演技を樂しめばいい。 いずれにせよ、時間をつぶす価値はある。 オトーサン、 「同感だ!」 Brooklyn-10さん 2000年3月5日 2人の演技がいい。 この映画のキーワードは、先が読めること。 実に標準的な今週の映画だ。 中流の上のカップルと運の悪いカップルとの間の 養子縁組がテーマになっている。 幼児エミリーを手放すのは、食うに困っているから。 テッド・レビンとキャサリーン・ウィルホイトは、 ホームレスのカップルで、30代になったばかり。 観客は、彼らの苦境は、若さゆえの経験不足ではなく、 性格そのものに起因しているという感じを受ける。 テッド・レビンは、実にファンタスティックで、 この映画には、正直言って、勿体ないほど才能がある。 出演シーンのすべてで、荒っぽく驚くような態度で、 娘の養子縁組相手をしょっちゅう怒らせる。 娘を"大売出し"するとは、何たる傲慢さだ。 それでも、彼を嫌いになれない。 キャサリーン・ウィルホイト演じる彼の妻リリーは、 不承不承、涙もみせずに娘を養子に出すが、 後になって、後悔に身もだえする。 この映画をみる主な理由は、2組のカップルにある。 ストーリー自体に格別の驚きがあるわけではないし、 教訓を与えるものではないが、演技には惹きつけられる。


メジャーリーグ2

オトーサン、 「へえ、続編があったんだ」 さらに調べたら、3もあるようです。 ということは、2は、面白いということ。 原題:Major League II (1994) 監督:David S. Ward 原作;R.J. Stewart/Tom S. Parker/Jim Jennewein 脚本:R.J. Stewart Genre:Comedy / Sport Rated PG for some rude language. 上映時間:105分 あらすじ: 逆転優勝を遂げたインディアンズ。 だが、今シーズンはナインの様子が少しおかしい。 リッキーは、豪腕から変化球主体に転じ、 ウィリーは、盗塁王からホームラン・バッターへ、 捕手テイラーは、新人キャッチャー、ベイカーのコーチへ。 オーナーは、元サードのドーンだったが、あまりの不振に 意地悪な女性オーナーのレイチェルチームを売ってしまう。 だが、助っ人のタナカがカミカゼ・プレイでハッスルし、 それに刺激されて、ナインも次第に復調しはじめる... 出演者: Charlie Sheen ... Rick 'Wild Thing' Vaughn (リッキー) Tom Berenger ... Jake Taylor (テイラー) Omar Epps ... Willie Mays Hayes (ウィリー) Takaaki Ishibashi ... Isuro Tanaka (タナカ) Eric Bruskotter ... Rube Baker(ベイカー) Corbin Bernsen ... Roger Dorn (ドーン) Margaret Whitton ... Rachel Phelps (レイチェル) Michelle Burke ... Nikki Reese(ニッキ) オトーサン、 「多士済々、みんな活躍している!」 盗塁王ウィリーは、ウェズリー・スナイプスから オマー・エップスに交代しています。 CHARLIE SHEEN  チャーリー・シーン 誕生日 1965/9/3 出身 米ニューヨーク 芸能一家に生まれる。 「グリスビー2」で映画デビュー。 2002年、デニース・リチャーズと結婚。娘が二人いる。 2008年、12才年下の不動産投資家のブルック・ミューラーと結婚。 出演作 1979年「地獄の黙示録」 1984年「グリスビー2」「若き勇者たち」 1985年「ブロークン・ジェネレーション」 1986年「ルーカスの初恋メモリー」「フェリスはある朝突然に」      「処刑ライダー」「ウイズダム/夢のかけら」「プラトーン」 1987年「ハートビートで追いかけて」「ノーマンズ・ランド」      「ウォール街」 1988年「ヤングガン」「エイトメン・アウト」「ハートに火をつけて」 1989年「メジャーリーグ」「チャーリー・シーン/アルプスを越えて」 1990年「ルーキー」◇「ネイビー・シールズ」「ミリタリー・ブルース」      「メン・アット・ワーク」「レッドボーダー」 1991年「ホットショット」◇ 1993年「キング・オブ・ハーレー」「ローデッド・ウエポン1」      「プロフェッショナル」「ホット・ショット2」◇「三銃士」◇ 1994年「ザ・チェイス」「ターミナル・ベロシティ」◇「メジャーリーグ2」◇ 1996年「天使のわんちゃん/チャーリーとイッチー」      「アライバル/侵略者」◇ 1997年「ザ・ターゲット」◇「ランナウェイ」「プレッシャー/壊れた男」◇ 1998年「フルブラント」◇「フリーマネー」◇「ポスト・モーテム/検死台」 1999年「マルコヴィッチの穴」◆「ファイブ・エイセス」 2000年「キング オブ ポルノ」 2003年「ビッグ・バウンス」◆「最‘狂’絶叫計画」◇ 2006年「最終絶叫計画4」 OMAR EPPS  オマー・エップス 誕生日 1973/7/23 出身 米ニューヨーク州ブルックリン テレビでは「ER/緊急救命室」のドクター・デニス・グラント役で出演。 出演作 1992年「ジュース」 1993年「ウォーターバック」 1994年「メジャーリーグ2」 1995年「ハイアー・ラーニング」 1997年「スクリーム2」 1999年「ブレックファースト・オブ・チャンピオンズ」 2000年「BROTHER」「ドラキュリア」      「ワン・オン・ワン ファイナル・ゲーム」 2004年「ファイティング・ガール」「アルフィー」 その他の出演者: Dennis Haysbert ... Pedro Cerrano James Gammon ... Lou Brown Alison Doody ... Rebecca Flannery David Keith ... Jack Parkman Bob Uecker ... Harry Doyle Steve Yeager ... Coach 'Duke' Temple Kevin Hickey ... Schoup User Rating:4.9/10 ( 8,683 votes)IMDb User Rating:7.1/10 ( 902 votes)Yahoo! オトーサン、 「愉快だ!」 端役の野球解説者や熱狂的なフアンも、 大いに笑わせてくれます。 User Reviews Shadow_Fishさん United States 2005年8月11日 決して素晴らしい映画ではないが、 アホらしいユーモアが楽しめるひとには、愉快。 そう、実にアホらしいユーモアなのだ。 あらゆる意味で、こいつは、野球を描いていないし、 実生活で、何らかの意味があるわけでもない。 アホらしいほど愉快なのだ。 この手の映画では、演技がどうのこうの、 筋書きがダサイだのどうのは、問題外だ。 (安手のロマンス、馬鹿げたカムバックなど) 面白ろければいいのだ。 そう、誰もが最初から何が起きるか知っている。 その通りになると、愉快なのだ。 必見の映画ではないが、 コメディ好きで、他にやることがないのなら、 見るのをおすすめする。 機知のあるユーモアが好きなひとや、 ひねった筋書きや性格描写を求めるひとには、 絶対に向いていない。 野球フアンには喜ばれるだろう。 くつろぐのには、非常に良い映画だ。 お断り:第1作は見ていない。 これを見る前に、第1作の大ファンになっていたら、 この続編には、当惑すると思う。 オトーサン、 「しかも、ロマンスは★1つだね」 reach_up_4_tomorrowさん 2008年9月25日 コメディとして★4 ドラマとして★2 弱小チームが団結して勝ちあがっていくスポーツ映画の王道ストーリーで、 コメディあり、ロマンスありと、安心して楽しめるエンタメ映画です。 現在、3作まで出ているシリーズものですが、 今作から"とんねるず"の石橋貴明が登場しており、 同じ日本人として彼の活躍はやはり嬉しくなりますね! こてこての侍キャラですが、良い味(笑)出してますよ。 ただ・・・ 秀逸だった前作と比べると、多少陳腐化した感が否めないのも事実・・・ キャラが前に出過ぎているんですよね。 ちょっと狙い過ぎたかな・・・ 前作は、ドラマとしての質も高かっただけにその点残念でした。 ストーリーの中で活かされてこそのキャラクター演出であって、 キャラクターのためにストーリーがあってはいけない、 というのが個人的な所感です。 しかし、野球好きなら思わずくすりとしてしまうような小ネタ満載で、 ・"Say, it ain't so."(嘘だと言ってよ!)  *メジャーの八百長事件・ブラックソックス事件にて、   ファンの少年が裁判所の前で選手に言ったとされる台詞。 ・ウィリー・メイズの「the Catch(背面捕球)」 など、球界の有名シーンをもじった場面を発見すると、 つい嬉しくなってしまいますね! 他にも多分あると思いますので、是非探してみてください。 日本でも何か良い実写の野球コメディ映画できないかなー...


陰日向に咲く

オトーサン、 「へぇ、そうなの?」 つれあいから、劇団ひとりの父はJALの国際線パイロット、 母は、JALの客室乗務員だと教わったときです。 「へぇ、芸人がちゃんとして本を書くこともあるんだ」 最近は、週刊文春に連載中のエッセイをよく読んでいます。 原題:陰日向に咲く(2008) 監督:平川雄一朗 原作:劇団ひとり 脚本:金子ありさ Genre:Drama 上映時間 129分 あらすじ: シンヤは、ギャンブル好き。 上司から援助された金も、パチンコで使い果たす。 会社から見放され、取り立てに追われ、 オレオレ詐欺で金を稼ごうとする。 しかし、電話に出た老婆に息子と思い込まれる。 シンヤは、カネをせびるのを忘れてしまう。 出演者: 岡田准一 ... シンヤ 宮崎あおい ... 鳴子・寿子 伊藤淳史 ... 雷太 西田敏行 ... モーゼ オトーサン、 「ピンとこないなぁ」 演技の巧拙というよりも、演出が下手なのでしょう。 その他の出演者: 平山あや ... みゃーこ 緒川たまき ... ジュピター 塚本高史 ... ゆうすけ 三浦友和 ... リュウタロウ 本田博太郎 北見敏之 山本龍二 根岸季衣 生田智子 堀部圭亮 池内万作 User Rating: 6.5/10 ( 2,742 votes)Yahoo! オトーサン、 「へぇ、大勢見ているんだなぁ」 User Reviews: maneki_neko_lineさん 2008年1月29日 切なくも、見えた希望 映画として“良い作品”ではないのかも知れません。 鑑賞し終わった後によ〜く考えてみると構成の無理とか 意味が分からない演出とか(私が理解出来ないだけかも)あります。 でも、鑑賞中は無理なく物語りに入り込め、 最後はボロ泣き状態になりました。 寿子が持ってきた巾着の中から「福を呼ぶ小槌(だっけ?)」が 出て来たシーンからボロボロになってしまいました。 これだけ入り込めたら私にとっては充分です。 秋葉ヲタクの関係シーンは要らないような気もしたのですが、 よくよく考えるとあれが一番「東京らしい」シーンかもしれず、 何かこの映画は「東京」と言うのを主張したかったような 気がしてます。だから無理にでも秋葉を入れたのだと考えました。 あの秋葉関係のシーンは、シンヤとかモーゼの繋がりとは関係が 無いけど、サイドストーリーとしては楽しめました。 よく「三丁目の夕日」なんかでは昔の東京の人情みたいなのを 描いて、それが良いと言う人も多いようですが、今の東京との 対比と言う意味で、この映画は、もしかしたらそう言う見方も 出来るのかと思いました。殺伐とした人間の繋がりです。 でも、その中でも見えた希望の光が、それまで殺伐と描かれた からこそ輝いていたラストのように思います。 だから心から涙が流せました。 最後に、今の東京の夕日を空から映すシーンがありますね。 高層のビルが立ち並ぶ彼方に見える夕陽の美しさに息を呑みます。 三丁目の夕日ではCGで作った夕日がきれいだと言われましたが、 こちらの映画で映された実写の夕陽の美しさはCG以上でした。 これはとても驚いた事です。東京の夕陽があんな美しいなんて。 それをモーゼなど登場人物がそれぞれの場所から眺めるラストが とても印象的です。「三人で見るから夕日はきれいなんだ。」と 言っていた三丁目の夕日にどこまでも対比させてるような気さえ しました。 登場人物の物語も、現代の東京の風景も、何もかもが 愛すべきもののように感じました。 「映画としての良し悪し」で言えば欠点も有るのかもしれませんが 「映画としての好き嫌い」で言わせてもらえば、私はとても好き。 物語に登場する人達のように欠点も有り、完璧とは言えなくとも そう言う人間や、伝えたい気持ちが有って作られた映画が好きです。 P.S. 原作は読んでいません。これから買って読みます。 でも、個人的意見ですが「原作と違うからダメ。」って言うのは 映画を評する意見としては違うような気がしてます。 例え原作がある映画であっても、映像作品はそれとして別物だと 私は思ってます。時間の都合とか、制限も有る中でどれだけ 伝えられるか、苦心は理解してあげたいと思ってます。 オトーサン、 「全面的に賛成する」 前田有一さん 2008年1月20日 感動群像劇を狙ったが、難易度が高すぎ失敗 劇団ひとりの連作短編集を映画化した、心温まる人間ドラマ。 ある夏、台風上陸を目前にした東京で、幾多の日陰者=ダメ人間たちが必死に生きている。 借金まみれのシンヤ(岡田准一)はオレオレ詐欺に手を出すが、 相手の老婆と仲良くなってしまい金を奪えない。 ゆうすけ(塚本高史)が追っかける年増の萌え系アイドル(平山あや)は 意外なブレイクをはたし、 エリートビジネスマンのリュウタロウ(三浦友和)は、 ほら吹きのホームレス(西田敏行)に憧れ野宿生活をはじめる。 そんな彼らの一見無関係な人生が交わるとき、深い感動が訪れる……。 これはもう、久々にまったく何も引っかからない、 心の琴線に1mmたりともかすりもしない映画であった。 宮崎あおいや岡田准一、西田敏行等々、いい役者がそろっているのに まったく感じるものがない。 これははたして個人的な好みの問題なのか。 最初私もわからなかった (というより、分析するのさえ面倒に思えるほどだった)。 が、それでもよくよく考えてみると、 もしかしたら平川雄一朗監督には、人間を見る目がないのではないかという疑問に思い至った。 彼は、長澤まさみの難病もの『そのときは彼によろしく』(07年)にしろ本作にしろ、 映画自体はしっかりとしたものを作る。 しかし、出てくる人物にはまったく魅力がない。 血が通っていないのである。 バービー人形とGIジョーの芝居を見ているようだ。 今回にしても、ギャンブルバカや身勝手な理由でホームレスになる男など、 奇妙だが人間味がありそうな設定のキャラクターが多数出てくるのに、 誰一人こちらが感情移入できるものがいない。 人物造形は、下手を通り越して零点だ。 人間を見る目がないから描けない、というほかないだろう。 別に難しいことではない、こういう事ってあるよね、こういうヤツっているよね、 と人々が感じるちょっとした味付けを積み上げていけばいいだけの話だ。 職業柄多忙とは思うが、これだけ立派なキャストを操る神の手を任される立場なのだ、 もっと人間観察力を磨いてほしい。 まだ若い監督だから、次回以降の成長を期待したい。


プレッシャー/壊れた男

オトーサン、 「ははは、壊れた男とはねぇ」 主役のチャーリー・シーン、 「プラトーン」で知られる人気俳優ですが、 2009年12月、休暇先のコロラド州アスペンで、 妻ブルックさんと夫婦げんかとなり、 喉にナイフを突きつけた容疑で逮捕されたのです。 原題:Bad Day on the Block (1997) 監督:Craig R. Baxley 脚本:Betsy Giffen Nowrasteh Genre:Thriller Rated R for violence/terror and language. 上映時間:88分 あらすじ: ロサンゼルス郊外の住宅街。 ライルは、表彰されたこともある消防士だ。 今日は、非番のため自宅にいて、 妻は子供を連れて家出したので、愛犬と過ごしている。 うだるような暑さだ。 隣家の建築家リースは、また自分の家の前に駐車し、 息子のザックらは水遊びで騒いでいてうざい。 しかも、ザックのラジコン飛行機が、窓ガラスを破る。 ついに堪忍袋の緒が切れて、隣家に乗りこみ 妻のキャサリンに、子供の躾について一席ぶつ。 帰宅して眠っていると、起こされる。 隣家と間違えて、冷蔵庫の修理工がやってきたのだ。 些細な行きちがいで口論となり、 ついに積り積もった不満と怒りが爆発する。 出演者: Charlie Sheen ... Lyle Wilder(ライル) David Andrews ... Reese Braverton(リース) Mare Winningham ... Catherine Braverton(キャサリン) Noah Fleiss ... Zach Braverton(ザック) Keone Young ... Ron the Repairman(修理屋ロン) オトーサン、 「はまり役だな」 暴行歴のあるチャーリー・シーンにピッタリでした。 被害者キャサリン役のメア・ウィニンガムが好演。 「ヤワラちゃん似だな」 所帯染みてきた谷亮子さんを連想してしまいました。 CHARLIE SHEEN  チャーリー・シーン 誕生日 1965/9/3 出身 米ニューヨーク 父はマーティン・シーン、兄はエミリオ・エステベス、ラモン、 妹はレネーという芸能一家。 95年にモデルのドナ・ピールと結婚し、翌年離婚。 映画は「地獄の黙示録」のエキストラが最初だが、 正規には84年「グリスビー2」がデビュー作。 2002年、デニース・リチャーズと結婚。娘が二人いる。 2006年、離婚。 2008年、12才年下の不動産投資家のブルック・ミューラーと結婚。 出演作 1979年「地獄の黙示録」 1984年「グリスビー2」「若き勇者たち」 1985年「ブロークン・ジェネレーション」 1986年「ルーカスの初恋メモリー」「フェリスはある朝突然に」      「処刑ライダー」「ウイズダム/夢のかけら」「プラトーン」 1987年「ハートビートで追いかけて」「ノーマンズ・ランド」      「ウォール街」 1988年「ヤングガン」「エイトメン・アウト」「ハートに火をつけて」 1989年「メジャーリーグ」「チャーリー・シーン/アルプスを越えて」 1990年「ルーキー」◇「ネイビー・シールズ」「ミリタリー・ブルース」      「メン・アット・ワーク」「レッドボーダー」 1991年「ホットショット」◇ 1993年「キング・オブ・ハーレー」「ローデッド・ウエポン1」      「プロフェッショナル」「ホット・ショット2」◇「三銃士」◇ 1994年「ザ・チェイス」「ターミナル・ベロシティ」◇「メジャーリーグ2」◇ 1996年「天使のわんちゃん/チャーリーとイッチー」      「アライバル/侵略者」◇ 1997年「ザ・ターゲット」◇「ランナウェイ」「プレッシャー/壊れた男」◇ 1998年「フルブラント」◇「フリーマネー」◇「ポスト・モーテム/検死台」 1999年「マルコヴィッチの穴」◆「ファイブ・エイセス」 2000年「キング オブ ポルノ」 2003年「ビッグ・バウンス」◆「最‘狂’絶叫計画」◇ 2006年「最終絶叫計画4」 MARE WINNINGHAM  メア・ウィニンガム 誕生日 1959/5/6 出身 米アリゾナ州フェニックス 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1985年「セント・エルモス・ファイヤー」 1987年「或る人々」「メイド・イン・ヘブン」 1988年「ミラクル・マイル」 1989年「ターナ&フーチ/素敵な相棒」 1992年「いつも隣にいてほしい」 1994年「ワイアット・アープ」「8月のメモワール」 1995年「ジョージア」 1996年「プレッシャー/壊れた男」 その他の出演者: Dawnn Lewis ... Sandy Tierra Chelsea Russo ... Marcie Braverton John Ratzenberger ... Al Calavito Reggie Jackson ... Himself Cody Jones ... D.J. David Hewlett ... Andrew Phillip Jarrett ... Firefighter Tino Monte ... TV Newscaster Sheldon Turcott ... Network Newscaster Karen Brigman ... Marge Wilder User Rating:5.3/10 ( 889 votes)IMDb User Rating:8.0/10 ( 31 votes)Yahoo! オトーサン、 「Yahoo!のスコア、馬鹿高いな」 User Reviews john in missouriさん United States 2003年3月9日 隣家のサイコ。 決まりきった映画だが、いい。 この映画で唯一のひねりは、 隣家のサイコが、表彰され尊敬された消防士という点だ。 ちょっと独創的だ。 彼は、聖書の文句を唱えたりもする。 おお、印象的だな。 つまり、そいつは、大いなる時間のムダなのだ。 ちょっとした面白さがあるが、TV映画程度だ。 だから、お金を払って借りる気にはなれない。 唯一考えさせるのは、よき市民にとって 消火器を手にすると役に立つということだろう。 オトーサン、 「すごすぎる、この実況中継!」 荒野のサンタフェ・キッドさん 2009年11月6日 チャーリー・シーン/壊れた美男 町の英雄消防士チャーリー・シーン! みんなの人気者で、『炎のメモリアル』のホアキン・フェニックスもビックリ。 で〜〜も〜〜〜・・・・・と言う話。 なんか、もう・・すごい。 まず出てくるのがチャーリー・シーン。 暗い部屋で寝タバコ(パパの真似!)。 もちろん大尉殿の息子がまともなわけも無く、この手の映画の例に漏れず暴力亭主。 真昼間から酒をのみのみ悶々としていると、うるさいんですよ、隣のガキが。 しかも消火栓で水遊び!と言うからには黙って見ていられない、 消防士の血が騒ぐ!(寝タバコはアリなんすね・・・) で、ガキの中に怒鳴り込む。 そこに出て来たのが隣のキル・ゴアこと、ガキどものママ 「消防士は水遊びしないだろ!! 勝利の遊びだ!!!」と言われる。 【シーン怒り指数20%】 ここでやめればいいものを、ガキはお構い無しで遊びは更にエスカレート。 今度はラジコン飛行機で特攻だ!弥生時代に戻したれ! 【シーン怒り指数80%】 もちろんガキをとっちめてやろうと目の前でラジコンをぶっ壊す。 それを見た女キルゴアは狂気に駆られる訳で、お互いに‘THE END” ドアーズ顔負け。 【シーン怒り指数95%】 そんな間の悪い時に来ちゃったのがアジア系の電気屋。 家を間違えたくせに 持ち前のチャイニーズ・マシンガントークでなかなか帰らない! おまけに電話を貸せとか言いやがる・・・シーンも限界。 差別的発言を電気屋に投げつける。 【電気屋怒り指数120%】 『暗くなるまで待って』張りのジャンピングでシーンに飛び掛る・・・も、あっけなく返り討ち。 そんなワル〜イ電気屋にはドライバー磔の刑!! ということで地下室に磔にされた電気屋さんは、ここでダウン。 お次に登場したのはマヌケた警官トリオ。 が、ここらへんはつまらないので30分早送り。 で、家に帰ってきた隣のうるさい一家。 シーンはというと・・・ 子供部屋の押入れに隠れてました!(理由不明) ビビリまくった一家は警察に電話。 すると来たのは例のごとく警官トリオ! 何せ馬鹿な警官ですからふらふらシーン邸に御宅訪問。 すると見てしまった、 電気屋がぁ・・ ドライバァァではりつけになっているぅ・・・ それがぁ・・ 俺のパパの元上司の悪夢ぅ〜〜 ホラ〜〜〜・・・。 【シーン怒り指数MAX】(フリ切れ) お隣がメコンのタイ側みたいになっている中、 何を思ったかうるさい一家のお父さん、様子を見に行きますた。 ごめんくださ〜い、ど〜で〜すか〜・・・ ・・・おんや?・・・ ギャァァァ〜〜〜!! 向ってくる壊れた美男チャーリー・シーン。 あのうるさい(元凶)のガキをヤルべく手斧片手にお隣に向かう・・・のだが、 やっぱしそこらへんはシーンの負けと分かってしまう。 先読みたい放題。 で、最後にはやっぱりいつものように、 女キルゴアがシュタウフェンベルクも真っ青なオペレーション・ワルキューレ発動。 哀れシーン帝国は崩壊しました。 いや〜、 ヤングガンに出ていた頃の面影が微塵も感じられません。 すっかり怪優になっていて、いやはや、ファンには嬉しいサービスてんこ盛りの今作。 チャーリー・シーンを堪能できます。 チャーリー・シーンがすごすぎて、話そっちのけで魅入ってしまう。 もちろん、製作人もそう思っていたに違いなく、話は破綻の一途を辿っています。 ですから、今作はチャーリー・シーンファンのための映画。 ファンでもなんでもない人が見たところで、 ありふれた90年代B級映画(下)に見えることでしょう。 勧めはしません。 むしろ、時間の無駄になる確率のほうがずっと高いです。


ブラック・ドッグ

オトーサン、 「黒い犬か」 トレーラーには、黒い獰猛な犬が同乗。 でも、別の意味があることを知りました。 長時間、夜間走行をしていると、疲労が嵩じて 高速道路に現れる死の幻影だそうです。 原題:Black Dog (1998) 監督:Kevin Hooks 脚本:William Mickelberry /Dan Vining Genre:Action / Crime / Drama / Thriller Rated PG-13 for intense scenes of action violence, and for language. Country:USA / UK / France / Germany / Japan Language:English 上映時間:89分 あらすじ: ジャックは、トレーラーの運転手だった。 事故を起こし、すべてを失い、仮釈放中だ。 ある日、保護監察士カトラーに指示されて、 アトランタのレッド運輸に出向く。 謎の積み荷を乗せたトレーラーを運転しろというのだ。 巨額の報酬と免許証再交付が条件 アールとともに、出発するが、武装集団に襲われる。 仕事を断ると、妻メラニーと娘が誘拐される... 出演者: Patrick Swayze ... Jack Crews (ジャック) Brenda Strong ... Melanie (メラニー) Graham Beckel ... Cutler(カトラー) Meat Loaf ... Red (レッド) Randy Travis ... Earl (アール) オトーサン、 「渋いね」 このひと、好感がもてます。 恐ろしげな顔の裏に、優しい感性の存在を感じます。 PATRICK SWAYZE  パトリック・スウェイジ 誕生日 1952/8/18-2009/9/14   出身 米テキサス州ヒューストン 母は振付家のパッツィ・スウェイジ。 バレエを学び、ダンサーとして活躍。 ブロードウェイで「グリース」に出演後、79年に映画デビュー。 出演作 1983年「アウトサイダー」 1984年「地獄の七人」「若き勇者たち」「グランドビューUSA」 1985年「栄光のエンブレム」 1987年「ダーティ・ダンシング」      「スティール・ドーン/太陽の戦士」 1988年「故郷への長い道」 1989年「パトリック・スウェイジ/復讐は我が胸に」      「ドライビング・フォース」      「ロードハウス/孤独の街」 1990年「ゴースト/ニューヨークの幻」◇ 1991年「ハートブルー」◇ 1992年「シティ・オブ・ジョイ」 1993年「パパと呼ばれて大迷惑!?」 1995年「3人のエンジェル」「WISH/夢がかなう時」 1997年「レターズ・フロム・ア・キラー」 1998年「ブラック・ドッグ」◇ 1999年「ボイスレター」◇ 2001年「ドニー・ダーコ」◆ 2003年「ダンス with me!」  その他の出演者: Gabriel Casseus ... Sonny Brian Vincent ... Wes Rusty De Wees ... Junior Cyril O'Reilly ... Vince Erin Broderick ... Tracy Charles S. Dutton ... Ford Stephen Tobolowsky ... McClaren Lorraine Toussaint ... Avery Hester Hargett ... FBI Tech Stuart Greer ... Trooper User Rating:4.9/10 ( 3,515 votes)IMDb User Rating:8.4/10 ( 45 votes)Yahoo! オトーサン、 「Yahoo!は、馬鹿高いスコアだね」 User Reviews aftertomoyoさん 2010年2月16日 暇な日曜日の午後に観る映画です 私がB級映画好きになるきっかけになった作品。 という事で知名度は馬鹿みたいに低いスーパーB級映画ですね。 ストーリーはまぁ…、可もなく不可もなく。 どっちかっていうとあんまり捻りのない単純なヤツです。 この作品の醍醐味とも言えるカーアクションですが、 こればかりは他のカー・アクション映画と比べても遜色なく 大型トレーラーでブイブイ言わす迫力満点の仕様となっております。 後はキャストですが、昨年亡くなったパトリック・スウェイジですね。 なかなか渋い普通のオッサン役で主役をテキパキつとめてます。 後はサブキャラのランディ・トラヴィスとミートローフですね。 上記の二人、特に後者は洋楽ファンならご存じですね。 「地獄のロックライダー」の人です。いや〜、良い演技しますね。 ランディ・トラヴィスもカントリー歌手ですけど、 この人が作中で歌手を目指す音痴?役で登場するのです。 ユーモア効いてますね。 監督のケビン・フックスさんは 「パッセンジャー57」などの名B級作品で有名ですが、 確か人気ドラマ「プリズンブレイク」でも演出かなんかをなされてたはずです。 陽気なカントリーをバックに、陰惨なストーリーでもないので またーりと日曜の午後にジャスミンティーでも啜りながら観ましょう。 オトーサン、 「映画瓦版、絶賛しているな」 服部弘一郎さん 1999年5月28日 ベテランのトラック運転手が、違法な銃の輸送に巻き込まれた。 大型トラック同士のカーチェイスは重量級の迫力。 パトリック・スウェイジ演ずるトラックの運転手が、 違法な銃の輸送に巻き込まれるアクション・スリラー。 物語そのものは、すごく単純で大味。 同じ東宝東和のトラック映画でも、 『ブレーキダウン』のようなスリルと緊張感は望めない。 しかし、僕はこの映画に好印象を持っている。 これぞアメリカ映画。 アメリカ以外で、こんな映画が撮れる国はないのです。 観る者をうならせる凝った仕掛けはどこにもありませんが、 単純明快に力でねじ伏せて行くようなパワーがある。 テキサスの田舎町にある大衆食堂で出される、特大のTボーンステーキみたいな映画です。 肉をただ焼いて、付け合わせのポテトをどっさり付け、 客の目の前にドカンと突き出すような無愛想さ。 都会的に洗練された味とは程遠いながら、 これはこれで美味いに違いありません。 この映画の見どころは、大型トラックを使った過激なカーチェイスです。 追跡する乗用車を道路外にはね飛ばす、主人公のドライビングテクニック。 大型トラックの巨体を生かした、格闘シーンや銃撃戦もあります。 巨大トラックが狭い山道を4台も併走し、 何台かが崖を転げ落ちたり爆発炎上するシーンは、この映画の中でも最大の見せ場。 転落するトラックに積み込まれたカメラが、粉々に砕けて行く車体を克明にとらえます。 普通の映画なら、こうしたカークラッシュは最大の山場となり、観客を興奮させることでしょう。 ところがこの映画では、カークラッシュが何の感動もなく、いとも平然と起こってしまう。 これは監督が下手なのか……。 でも僕は、この無愛想な感じが大いに気に入ってしまいました。 現代のハリウッドはCG技術が全盛で、ビルの爆破だろうが宇宙戦争だろうが、 小さなシリコンチップの中ですべて人工的に作り出すことができるのです。 『ブラック・ドッグ』に登場するカーチェイスは、 そうしたハイテク技術とは無縁の超ローテクです。 実際にトラックを走らせて、ぶっつけて、崖から突き落として、爆発炎上させて、 それをそのままカメラで撮っている。 同じようにカーチェイスを描くにしても、カメラワークや編集で、 この映画よりもっと迫力のある場面を作り出すことだってできたでしょう。 でもこの映画は、そうした工夫がまったくない。 大型のトラックがもたもた山道をもつれ合って、ゴチンゴチンぶつかりあって、 ゴロンゴロン転がって行くのを、ひたすらカメラで追いかける。 この愚直さ。「でかいものが壊れれば迫力があるだろう」 「でかいものを壊すのは楽しい」という信念に従い、 ひたすら馬鹿正直にカメラを回す芸のなさ。 しかしこれが、結果としてはよかった。 スピード感はなくても、この映画には本物の重量感と迫力が生まれました。 それにしても、パトリック・スウェイジ……。 かつて『ゴースト/ニューヨークの幻』でロマンチックな役を演じていたとは思えない、 無骨なオジサンに変貌しています。 今回の役柄には似合っていますが、昔の彼のイメージからはずいぶん変わってしまった。


最高のルームメイト

オトーサン、 「あれ、コロンボ刑事がいない」 主役のはずなのに、ピーター・フォークの姿が... 実は、見事なメイキャップのせいでした。 何でも、毎回、4時間もかけたとか。 原題:Roommates (1995) 監督:Peter Yates 原作:Max Apple 脚本:Max Apple/ Stephen Metcalfe Genre:Comedy / Drama Rated PG for thematic elements, some sensuality and language. 上映時間:108分 あらすじ: マイケルは8歳で両親を失い、祖父ロッキーと暮らしてきた。 心臓外科医になり、祖父から独立し、ひとり暮らしを満喫していた。 だが、祖父が彼のところへやってきて同居をはじめる。 あまつさえ、恋人のベスと喧嘩する始末だ。 出演者: Peter Falk ... Rocky Holzcek(ロッキー) D.B. Sweeney ... Michael Holzcek(マイケル) Julianne Moore ... Beth Holzcek(ベス) オトーサン、 「いいね。味がある」 表情だけでなく、細かい身振りの演技が見事です。 PETER FALK  ピーター・フォーク 誕生日 1927/9/16 出身 米ニューヨーク州オシニング 12才の時にニューヨーク州北部のキャンプ・ハイ・ポイントで 「ペンザンスの海賊」の舞台に出演。 56年にオフブロードウェイデビュー。 60年「殺人会社」で映画デビュー。 アカデミー賞助演男優賞にノミネート。 61年「ポケット一杯の幸福」で二度目のアカデミー賞助演男優賞ノミネート。 テレビではNBCの「刑事コロンボ」シリーズでコロンボ役が大ヒット。 4つのエミー賞を獲得している。 活躍度 △→ 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1958年「ジャングル・ガードマン」 1960年「悪の実力者」「殺人会社」「紫暗礁の秘密」 1961年「ポケット一杯の幸福」 1963年「おかしな、おかしな、おかしな世界」 1964年「七人の愚連隊」 1965年「グレート・レース」 1966年「泥棒がいっぱい」「美人泥棒」 1968年「アンツィオ大作戦」 1969年「明日よさらば」「大反撃」 1970年「ハズバンズ」 1972年「シシリー要塞異常なし」 1974年「こわれゆく女」「裏切りのメロディー」 1976年「名探偵登場」「マイキー&ニッキー」 1977年「オープニング・ナイト」 1978年「名探偵再登場」「ブリンクス」 1979年「あきれたあきれた大作戦」 1981年「カリフォルニア・ドールス」「マペットの大冒険」 1986年「ビッグ・トラブル」「ベルリン・天使の詩」      「プリンセス・ブライド・ストーリー」「恋する大泥棒」 1987年「バイブス・秘宝の謎」 1989年「私のパパはマフィアの狩猟」 1990年「ラジオタウンで恋をして」「イン・ザ・スピリット」 1992年「ザ・プレイヤー」▲ 1993年「時の翼にのって/ファラウェイ・ソー・クロース!」 1995年「最高のルームメイト」 2000年「消滅水域」 2001年「コーキ・ロマーノ FBI潜入捜査官?」 2002年「デッド・ロック」 2004年「シャーク・テイル」(声) 2007年「NEXT ネクスト」 その他の出演者: Ellen Burstyn ... Judith Jan Rubes ... Bolek Krupa Joyce Reehling ... Barbara Ernie Sabella ... Stash John Cunningham ... Burt Shook Noah Fleiss ... Michael at age 5 Lisa Davis ... Betty Rohn Thomas ... Kevin Karl Mackey ... Milan Postevic Reverend Zygmund Szarnicki ... Funeral Priest Lee McConnell ... Bully At Baseball Game David Cutter ... Peanut Vendor User Rating:6.2/10 971 votes オトーサン、 「7点台でもいいのでは?」 アカデミー賞ノミネート ・メイクアップ賞 User Reviews Brian Luveraさん New York 2001年1月1日 実に感動的だ この映画、最初に見たのは、14-15歳だった。 思うに、涙を流した最後の映画だった。 ロッキーとその孫の物語は、実に感動的だ。 心の琴線に触れ、祖父との数々のことを思い出させた。 このおいぼれ、好きになるしかない。 映画が終わるときには、登場人物たちがみな実在するように思えた。 特に、ロッキーが。 そう、そこがこの映画のすごいところだ。 この気難しい老人は、心のなかに入りこんで、 最後に別れるのが、難しかった。 この映画、機会があったら、ぜひ借りるべし。 そう、すばらしい家族向けの映画だ。 オトーサン、 「祖母でもそうだよ」 AVANZCIERさん 2009年9月26日 祖父と孫の話は弱いんです ピーターフォークが頑固で偏屈ながら孫を思う気持ちは 人一倍強い老人を見事に演じ切っています。 メーキャップが秀逸で当時67歳のピーターフォークが 75歳から107歳を演じても全然違和感無いです。 物語は悲惨な内容を含んでいるものの、 孫を思いやる老人を上手く描くことでほのぼのとさせてくれます。 不覚にも涙しました。 この手の老人物は弱いんだなぁー。 ちなみに昨年のニュースでピーターフォークがアルツハイマー症のため 周囲を認識できず法的な保護を家族が申し立てたことを知り胸が痛みました。 おじいちゃん頑張れ!!


奪還 DAKKAN アルカトラズ

オトーサン、 「また、セガール映画だ」 舞台は、アルカトラズ島。 その昔、観光旅行で、サンフランシスコへ行き、 フィッシャーマンズワーフを散策していたら、 沖合に見えました。 原題:Half Past Dead (2002) 監督:Don Michael Paul Genre:Action / Crime / Thriller Rated PG-13 for pervasive action violence, language and some sexual content. Country:Germany / USA Language:English 上映時間:98分 あらすじ: 難攻不落の要塞、アルカトラズ刑務所が復活した。 ここへ武装集団フォーティナイナーズが襲撃! 死刑囚レスターから金塊のありかを聞き出すためだ。 謎の囚人サーシャが相棒ニックとともに彼らに立ち向かう... 出演者: Steven Seagal ... Sasha Petrosevitch(サーシャ) Ja Rule ... Nicolas 'Nick' Frazier(ニック) Bruce Weitz ... Lester McKenna(レスター) Morris Chestnut ... 49er One(ワン) Nia Peeples ... 49er Six(シックス) オトーサン、 「いつもの、だが、肥ったセガール」 STEVEN SEAGAL スティーブン・セガール 誕生日 1950/4/10 出身 米ミシガン州ランシング 大阪市淀川区十三の武徳館道場に入門。 道場長の娘、藤谷美也子と結婚し、 76年に天心道場として再建し、道場を構える。 その当時で合気道五段(その後、七段)、 83年に帰国。ロサンゼルスでマーシャル・アーツ・アカデミー天心を開校。 88年「刑事ニコ/法の死角」で製作・原案・主演を兼ね、映画デビュー。 武道を使ったアクションが注目され、 以後の映画でセガール・アクションを生み出した。 94年「沈黙の要塞」で初監督。 出演作 1988年「刑事ニコ/法の死角」◇ 1990年「死の標的」◇「ハード・トゥ・キル」◇ 1991年「アウト・フォー・ジャスティス」◇ 1992年「沈黙の戦艦」◇ 1994年「沈黙の要塞」◇ 1995年「暴走特急」◇ 1996年「エグゼクティブ・デシジョン」◇      「グリマーマン」◇ 1997年「沈黙の断崖」◇ 1998年「マイ・ジャイアント」◆      「沈黙の陰謀」◇ 2001年「DENGEKI 電撃」◇「沈黙のテロリスト」◇ 2002年「奪還 DAKKAN −アルカトラズ−」◇      「激鉄 GEKITETZ −ワルシャワの標的−」◇ 2003年「沈黙の標的」◇「沈黙の聖戦」◇ 2004年「ICHIGEKI 一撃」◇「沈黙の追撃」◇ 2005年「イントゥ・ザ・サン 東京戦争!!」◇「沈黙の脱獄」◇      「激鉄2 クリティカル・リミット」◇「沈黙の傭兵」◇ 2006年「沈黙の奪還」◇「沈黙の激突」◇ 2007年「沈黙のステルス」◇「沈黙の報復」◇「弾突 DANTOTSU」◇ 2008年「雷神-RAIJIN-」◇ その他の出演者: Tony Plana ... Warden El Fuego Kurupt ... Twitch Michael Taliferro ... Little Joe Claudia Christian ... Special Agent Ellen Williams Linda Thorson ... Judge Jane McPherson Michael McGrady ... Guard Damon J. Kestner Richard Bremmer ... Sonny Eckvall Hannes Jaenicke ... Agent Hartmann Matt Battaglia ... 49er Three Wiliam T. Bowers ... Alcatraz Guard User Rating:4.1/10 6,746 votes オトーサン、 「5点台後半でもいいのでは?」 ラジー賞ノミネート ・ワースト主演男優賞 スティーブン・セガール User Reviews Wizard-8さん Victoria, BC 2003年11月11日 近年のセガール映画のなかで最悪ではない... だが、そう良くない 2つのルールがある。 Franchise Pictures製作か、Screen Gems配給映画は、避けるべし。 この映画は、Franchise Pictures製作で、Screen Gems配給だ! それだけでなく、スティーブン・セガール出演だ。 10年かそこら前に、彼がよくやっていたのが、信じがたい。 彼をみるのは、ショックだ。 ふくらんだ顔(図体)で、髪も薄くなっている。 ファイトシーンは、当然ながら、素早いカットで処理されている。 素人でもやれそうなマーシャル・アーツ映画だ。 彼は、起きていることに全く興味なさそうに見える。 彼のキャリアは、半分終わったのも同然だ。 監督のドン・マイケル・ポールは、アクション・シーンや マーシャル・アーツや武器の撮り方を知らない。 スローモーションやいらいらするような素早いモーションを使っている。 ストーリーの語り口にも問題がある。 筋書きをより明瞭にすることもやっていない。 予算が少ないのだ。 だから、数多いクローズアップや貧弱なセットなのだ。 (それに、屋外も明らかに、想定されているアメリカではない) だが、この映画、間のびした問題含みの筋書きではあるものの、 「沈黙のテロリスト」や「撃鉄 GEKITETZ ワルシャワの標的」 といったセガールほどひどくはない。 オトーサン、 「助さん、格さん、懲らしめておやんなさい...か」 2003年8月6日 セガール映画は『水戸黄門』化してきたなぁ... 自動車泥棒のサーシャは、相棒ニックと仕事中、FBIに踏み込まれて撃たれる。 それから数ヶ月後、一度は仮死状態に陥っていたサーシャは無事回復し、 ハイテク装備で再開したアルカトラズ島刑務所に送り込まれた。 相棒ニックが、命の恩人であるサーシャとの再会を喜ぶ。 だがそんな刑務所には、間もなく死刑を迎えるひとりの囚人がいた。 かつて2億ドル相当の金塊を盗んで逮捕されたレスターだが、 彼は隠した金塊の在処を一言もしゃべらないまま、死を迎え入れようとしていた。 だが彼の処刑が目前に迫った時、刑務所は武装テロリストたちに占拠される。 彼らはレスターを誘拐して、金塊の隠し場所を喋らせようとしているのだ。 しかし彼らにとって最大の誤算は、 収監中の囚人サーシャがFBIの潜入捜査官だったことだ... 毎回毎回、ツッコミ所が多く豊富なネタを提供してくれる 「スティーブン・セガール」主演の最新作。 前作までは『沈黙の〜〜』だったのだが、 その『沈黙』シリーズも遂に沈黙してしまったようです。 (ぷぷっ)。 過去に何度も書いているが沈黙シリーズなんぞ存在しないのだが... しかし、題名から“沈黙”がなくなっても、これまでと全く同じパターンな展開。 テロリストがある施設を襲うと、そこにたまたまセガール扮する異様に強い男が居合わせ... (以下略) これって『沈黙の戦艦』だったり『沈黙の要塞』なんかとまるっきり同じじゃん。 今回は最新の設備になって生まれ変わったアルカトラズ刑務所が舞台になっているのだが、 これが物語に全く生かされていない。 他にもおかしな部分がいっぱいある。 セガールが仮死状態になって生き返るのだが、これもあまりストーリーに反映してない。 そもそもセガールがFBIの潜入捜査官という設定に意味がない(必要性がない)。 刑務所の囚人たちがセガールと一緒になってテロリストと戦うのはなぜ? 一人ぐらいはテロリストに加勢する囚人が居るのが当然じゃん? ま、こんなヘンテコな展開こそが、セガール映画の醍醐味なんだけどね。 物語の舞台や主人公の設定が変わっても展開はいつも同じ流れでオチまでわかってしまう。 だが個人的にはそれを承知で、むしろ期待して観てしまっている部分もある。 これは『水戸黄門』が毎回同じパターンでも安心して楽しめるのと同じ感覚ですね。 黄門様がボコボコにたこ殴りにされることはないのと同様に、 セガールは異様に強くほぼ無傷でエンディングを向かえる。 (ぷぷっ)。 セガール映画って、くだらないけどある種の安心感があるように感じる。 いまだにセガール映画を観ている人ってそんなもんじゃん? 配給会社もここまできたら『沈黙の刑務所』なんて題名にしたほうが笑えるのにね。


失われた世界

オトーサン、 「"ジュラシック・パーク"(1993)の亜流かな?」 でも、製作・放映は、英国のBBC放送となっています。 「...それなら間違いないな」 原題:The Lost World (2001) (TV) 監督:Stuart Orme 原作:Arthur Conan Doyle 脚本:Adrian Hodges Genre:Adventure / Drama / Fantasy Country:UK / USA / Germany Language:English 上映時間;145分 あらすじ: 新聞記者マローンは、 古生物学者チャレンジャー教授の探検旅行に参加し、 サマリー教授やロクストン卿とともにアマゾン流域へと向かう。 途中で、宣教師セオとその姪アグネスに出会う。 一行は丸木橋を渡って、失われた世界にたどり着くが、 案内人に橋を落とされ、帰り道をなくしてしまう。 驚くべき恐竜たちや様々な生き物に遭遇し、 凶悪な猿人の群れに襲われ、教授たちは連れ去られる。 何とか逃げ出した一行は、原住民たちと接触し、 彼らから教えられた秘密の通路を通り、 「失われた世界」から脱出する。 ロンドンへ戻ったチャレンジャー教授は、 学界で冒険の成果を発表するが、 誰も信用しなかったので... 出演者: Bob Hoskins ... Prof. George Challenger (チャレンジャー教授) James Fox ... Prof. Leo Summerlee (サマリー教授) Tom Ward ... Lord John Phillip Roxton (ロクストン卿) Matthew Rhys ... Edward Malone (マローン) Elaine Cassidy ... Agnes Cluny (アグネス) Peter Falk ... Reverend Theo Kerr(セオ) オトーサン、 「豪快な役者がいるんだ!」 BOB HOSKINS  ボブ・ホスキンス 誕生日 1942/10/26 出身 英サフォーク 高校卒業後、市場の運び屋、サーカスの火食い術師、 事務員、公園管理などの仕事を経て、3年間会計士の訓練を受けた。 25歳の時、セイント・パンクラスのユニティ劇場に飲みに行き、 役をオファーされて出演した。 75年「ローヤル・フラッシュ」で映画デビュー。 80年「長く熱い週末」の主演で注目され、 86年「モナリザ」でアカデミー賞主演男優賞ノミネート、カンヌ映画祭主演男優賞受賞。 出演作 1975年「ローヤル・フラッシュ」 1976年「ボーイ・ワンダーの孤独」 1979年「モンティ・バイソン/ライフ・オブ・ブライアン」      「ズールー戦争」 1980年「長く熱い週末」 1982年「ピンク・フロイド/ザ・ウォール」 1983年「愛と名誉のために」 1984年「コットン・クラブ」「未来世紀ブラジル」 1986年「くたばれ!ハリウッド」「モナリザ」 1987年「死にゆく者への祈り」      「私の愛した魔女」 1988年「ロジャー・ラビット」「ジプシー/風たちの叫び」 1990年「私の愛したゴースト」「恋する人魚たち」 1991年「フック」「プラスチック・ナイトメア/仮面の情事」      「映写技師は見ていた」 1992年「美女と時計とアブナイお願い」      「お葬式だよ全員集合」「ブルー・アイス」 1993年「スーパーマリオ/魔界帝国の女神」 1995年「ニクソン」 1996年「バルト」(声)「マイケル」「シークレット・エージェント」 1997年「トゥエンティーフォー・セブン」 1998年「従妹ベット」 1999年「フェリシアの旅」 2000年「スターリングラード」 2002年「スリーピング・ディクショナリー」「メイド・イン・マンハッタン」 2003年「コンクリュージョン」 2004年「ビヨンドtheシー 〜夢見るように歌えば」「ダニー・ザ・ドッグ」 2005年「マスク2」「ステイ」「ヘンダーソン夫人の贈り物」 2008年「ドゥームズデイ」 その他の出演者: Nathaniel Lees ... Indian Chief Tamati Rice ... Achille Nicole Whippy ... Maree Inia Maxwell ... Indian Leader Tessa Peake-Jones ... Mrs. Hilda Summerlee Tim Healy ... McArdle Joanna Page ... Gladys Tom Goodman-Hill ... Arthur Hare Robert Hardy ... Prof. Illingworth User Rating:6.7/10 1,294 votes オトーサン、 「7点台後半でも、いいのでは?」 User Reviews duntruneさん rainville USA 2003年10月13日 いいショウだ、そう、いいショウだ! おお、恐竜の出る筋書きか? 独創的なコナン・ドイルの古典作品がドレスアップした。 CGIの魔法とベテラン俳優や新人が出ている。 おお、スピルバーグが大宣伝した恐竜映画を軽々と超えている。 美しい撮影は、ニュージーランドで、 当時を正確に再現した衣装で、細部へのこだわりが、 この映画を勝者にしている。 ボブ・ホスキンスとピーター・フォークが光っている。 ほかの役者も同様だ。 だが、特に、エレイン・キャシディがいい。 ジャングル育ちの娘を演じている。 実に見事な演技で、キュートだ。 流血と切断のなかにあって、一筋の光りだ。 ストーリーについて言えば、 いま、ハリウッドで働いている誰よりも、 コナン・ドイルがいかに優れた作家かが分かる。 人間がよく描かれている。 いかに変わり、育ち、世界をどう感じたか。 言い換えれば、この映画を味わうには、 自分の履いている靴よりも知能指数が高い必要がある。 典型的な英国映画だから、楽しむには頭が必要なのだ。 だが、多くのヤンキーたちは、それができない。 楽しむには、甘いパイが必要だと思っているからだ。 同じキャストで、続編を作ってほしい。 大胆な冒険談をみつけるのは簡単だ。 「アトランテイス」や「エルドラド」など多くの場所がある。 オトーサン、 「このひとも、ハリウッドがキライなんだ」 william_blakeさん Finland 2002年4月4日 素敵だ、好きな小説が映画化されるのを見られるなんて 「失われた世界」、ああ、なんて素晴らしいアイディアだ。 サー・コナン・ドイルのすばらしい原作をすばらしい映画へ。 アメリカ人なら、そう思わないだろう。 (大がかりな特殊効果、大量死、爆発、倫理の欠如、 下手な役者らや過剰な愛国主義とヒロイズムがないじゃないか) アメリカ以外の世界では、 この「失われた世界」への旅は、ある種の魔法をもっている。 身の毛のよだつジュラシック・パーク映画にはないものだ。 キャストは、絶対、すごい。 特に、ベテラン俳優らがいい。 景色も素晴らしい。 登場人物がよく描きこまれている。 猿人の部族は、魅力的だったが、 衣装はもう一工夫あってもいい。 そう、要するに、私はヨーロッパ映画が好きだ。 この映画は、ヨーロッパ映画としては巨費を投じている。 古典を見事に生かした版となっている。


西遊記 リローデッド

オトーサン、 「あれは、お粗末だったなぁ」 香取慎吾が、孫悟空役の日本映画(2007)です。 こちらは、香港映画の西遊記で、 これもまたイメージとは大きくちがっています。 原題:Ching din dai sing (2005) 監督・脚本:Jeffrey Lau Genre:Action / Comedy / Drama / Fantasy / Romance / SF Country:Hong Kong / China Langage:Hong Kong / China 上映時間: あらすじ: 三蔵法師と孫悟空、沙悟浄、猪八戒の一行は 妖怪“千年虫”に襲われ、三蔵法師はひとり難を逃れる。 女妖怪メイイムと出会い、惚れられる。 メイイムは、外見は醜いが優しい心を持っていた。 危機を救われるなかで、次第に彼女に心を開いてゆく。 2人は、千年虫に囚われた孫悟空たちを助けようと奮闘し、 宇宙から飛来した玉帝やプリンセスや妖怪たちとの バトルに巻き込まれていく... 出演者: Nicholas Tse ... Tripitaka(三蔵法師) Charlene Choi ... Yue Meiyan(メイメム) Bo-lin Chen ... Sun Wukong(孫悟空) Liu Chia Fai ... (玉帝) オトーサン、 「うーん、これも人気タレントにおんぶか」 NICOLAS TSE  ニコラス・ツェー  誕生日 1980/8/29 出身 香港 父は人気スター、パトリック・ツェー、 母は70年代の人気女優デボラ・ライという俳優一家。 7才で、カナダのバンクーバーへ移住、 アメリカへ進学し14才までハイ・スクールに在籍。 日本にも4ヶ月、音楽の勉強のために滞在。 16歳の時に香港へ戻り、歌手デビューし、ファースト・アルバムがヒット。 映画は「硝子のジェネレーション」で主演デビューし、 香港電影金像奨最優秀新人賞受賞。 2006年、一度は破局した女優セシリア・チャンと復縁し、結婚。 活躍度 △↑ 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1999年「硝子のジェネレーション 香港少年激闘団」      「ジェネックス・コップ」「わすれな草」      「レジェンド・オブ・ヒーロー 中華英雄」 2000年「ドリフト」 2001年「トランサー 霊幻警察」 2002年「ティラミス」 2004年「香港国際警察 NEW POLICE STORY」「ムービングターゲット」      「エンター・ザ・フェニックス」 2006年「西遊記 リローデッド」 2006年「PROMISE」「かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート」      「プロジェクトBB」▲ 2007年「インビジブル・ターゲット」 その他の出演者: Kenny Kwan ... Zhu Wuneng(豬八戒) Steven Cheung ... Sha Wujing(沙悟淨) Bingbing Fan ... Princess Xiaoshan(プリンセス) Isabella Leong ... Red Child (紅孩兒) Wah Yuen ... (亀大臣) Patrick Tam ... (暴龍) User Rating:5.2/10 ( 499 votes)IMDb User Rating:7.0/10 ( 21 votes)Yahoo! オトーサン、 「Yahoo! のほうは、寛大だな」 香港映画賞ノミネート ・最優秀美術賞 ・最優秀衣装・メーキャップ賞 ・最優秀作曲賞 ・最優秀音響賞 ・最優秀特殊効果賞 sendoh15さん Australia 2007年5月25日 ハチャメチャだが、実に面白い... この映画の弱点は、ハチャメチャなストーリーにある。 筋書きは、どこへ行くか分からなくなる。 だが、それはどうでもいいのだ。 それでも、充分、楽しめたのだから。 この映画をそう生真面目に受け取らないならば、 さらに楽しめるだろう。 基本的には、ラブ・ストーリーだ。 最初は、ハチャメチャだったが、 進むにつれて、見る価値が出てくる。 「西遊記」は、前に何度も撮影されたが、 この複雑な版は、実に感動的だ。 ファンタジーは、最高だし、 CGは、圧倒的だが、ラブ・ストーリーを損なうことはない。 他の映画からの借用があって、鼻を鳴らすかもしれない! 何を知ってるかって!! そんなこと、どうでもいいのだ。 その目的は、ユーモアと娯楽なのだから。 ひとは、文句をつける前に、すこし考えたほうがいい。 この映画をハリウッド映画と比べるのは、 まったく馬鹿気ているし、無学の証拠だ。 まったく違うものだし、狙う観客もちがう。 私が楽しんだ最高の映画を挙げるなら、それはアジアの製作者や監督の作品だった。 「ポリス・ストーリー/香港国際警察」、「少林サッカー」 「カンフーハッスル」、「かちこみ! ドラゴン・タイガー・ゲート」、 「フィスト・オブ・レジェンド/怒りの鉄拳」、「HERO」、 「グリーン・デスティニー」などだ。 こうした映画が好きなのは、 私が、フィリピン、アメリカ、英国、リビアに住んだことがあり、 今はオーストラリアに住んでいるからだろう。 私はいつもこの手の映画に興味をもっていた。 さて、あなたが、わが目でみるとどうだろうか。 だが、警告しておこう。 私は、自分が住んでいた5ケ国の観点からレビューしているのだ。 経験豊富で、オープンマインドのほうが楽しめる。 オトーサン、 「如意棒ね」 アラジンの魔法のランプと同様、 少年時代、ものすごく欲しかったものです。 今の子供たちなら、 ドラえもんがポケットから取り出す秘密の道具かな。 ひらぞうさん 2007年10月17日 美しい三蔵法師 『PRIDE」のニコラス・ツェーと ディッキー・チョンが好きでこの西遊記をレンタルしました。 西遊記ベースの恋愛SFアクションです。 三蔵法師(ニコラス・ツェー)を逃がすため捕らえられた悟空・沙悟浄・八戒。 逃げた(投げられた)先で、醜いトカゲの妖怪メイイム ( Twinsのシャーリーン・チョイ)に出会い、 メイイムに惚れられ2人で悟空・沙悟浄・八戒を助ける旅に出ます。 スケールが大きく、くだらない内容で単純に楽しめます。 涙を流し、流血し、恋をする美しい三蔵法師を初めて見ました。 あと、如意棒が大活躍! 私もそんな如意棒だったら欲しい。 気になったのが、後半メイイムが戦うCGがすごい変身で、 映画に入り込めずちょっと醒めてしまいました。 出演は、「PRIDE」のニコラス・ツェー、 ディッキー・チョン、ファン・ビンビン。 「ツインズ・エフェクト」のシャーリーン・チョイ、チェン・ポーリン。 それに亀大臣役の人や妖怪仲間達も名前は知りませんが良く見る顔ぶれで豪華です。 娯楽映画。私の好きな作品で楽しめました。


NEXT -ネクスト-

オトーサン、 「なーんだ」 コロンボ警部ことピーター・フォークを見るために、 借りたのですが、チョイ役で残念でした。 ニコラス・ケイジとジュリアン・ムーア主演のSFアクション映画でした。 原題:Next (2007) 監督:Lee Tamahori 原作:Philip K. Dick 脚本:Gary Goldman/Jonathan Hensleigh/Paul Bernbaum Genre:Action / Fantasy / Romance / SF / Thriller Rated PG-13 for intense sequences of violent action, and some language. Country:USA Language:English / French / German 上映時間:96分 あらすじ: クリスは、2分先の未来が見える。 ラスベガスでマジシャンをやり、賭博で小銭稼ぎをしている。 彼の予知能力に気づいたFBI捜査官カリーは、 テロリストによる核攻撃を阻止するため、クリスの協力を得ようとする。 一方、クリスはダイナーで見かけたリズにアプローチし、 めでたく恋仲になる。 だが、彼女を事件に巻き込むことになって... 出演者: Nicolas Cage ... Cris Johnson(クリス) Julianne Moore ... Callie Ferris(カリー) Jessica Biel ... Liz Cooper(リズ) Thomas Kretschmann ... Mr. Smith(スミス) オトーサン、 「いつもの巧さだな」 ニコラス・ケイジも、ジュリアン・ムーアも、 アカデミー賞授賞式の常連です。 「きれいな娘だなあ」 注目したのは、ニコラス・ケイジの恋人役のジェシカ・ビール。 NICOLAS CAGE ニコラス・ケイジ 誕生日 1964/1/7 MAN  出身 米カリフォルニア州サンフランシスコ・ロングビーチ 甥にフランシス・フォード・コッポラ、叔母にタリア・シャイアがいる。 高校を中退し、アメリカン・コンサバトリー・シアターの夏期コースに参加。 82年「初体験リッジモント・ハイ」で映画デビュー。 87年「月の輝く夜に」と92年「ハネムーン・イン・ベガス」でゴールデングローブ賞ノミネート。 95年「リービング・ラスベガス」でアカデミー賞主演男優賞受賞。 2002年「アダプテーション」でアカデミー賞主演男優賞ノミネート。 2002年「SONNY ソニー」で初監督。 1995年5月、パトリシア・アークェットと結婚し、 2001年5月18日、正式離婚。 2002年、エルビス・ブレスリーの娘で 96年にマイケル・ジャクソンと離婚したリサ・マリー・プレスリーと結婚。 わずか4か月で別居し、離婚。 2004年7月30日、2月から交際していた寿司店の元店員アリス・キムと結婚。 出演作 1982年「初体験/リッジモント・ハイ」 1983年「ランブルフィッシュ」「アップタウンガール」「ヴァレー・ガール」 1984年「コットン・クラブ」「バーディ」      「月を追いかけて」 1986年「ボーイ・イン・ブルー」「ペギー・スーの結婚」 1987年「赤ちゃん泥棒」「月の輝く夜に」 1988年「バンパイア・キッス」「ハートにびんびん火をつけて」 1990年「アパッチ」「ザンダリーという女」      「ワイルド・アット・ハート」 1991年「タイム・トゥ・キル/愛と勇気の戦場」      「エネミー・ウォー」 1992年「ハネムーン・イン・ベガス」      「レッドロック/裏切りの銃弾」 1993年「アモス&アンドリュー」「プロフェッショナル」 1994年「あなたに降る夢」「パラダイスの逃亡者」      「不機嫌な赤い薔薇」 1995年「リービング・ラスベガス」◇「死の接吻」 1996年「ザ・ロック」◇ 1997年「コン・エアー」◇「フェイス/オフ」◇ 1998年「シティ・オブ・エンジェル」◇「スネーク・アイズ」◇ 1999年「8mm」◇「救命士」◇ 2000年「60セカンズ」◇「天使のくれた時間」◇ 2001年「コレリ大尉のマンドリン」◇「ウインドトーカーズ」◇ 2002年「アダプテーション」◇「ソニー」◆ 2003年「マッチスティック・メン」◇ 2004年「ナショナル・トレジャー」◇ 2005年「ロード・オブ・ウォー−史上最強の武器商人と呼ばれた男−」◇      「ニコラス・ケイジのウェザーマン」◇ 2006年「ワールド・トレード・センター」◇「ゴーストライダー」◇      「ウィッカーマン」◇ 2007年「ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記」◇      「NEXT ネクスト」◇ 2008年「バンコック・デンジャラス」◇ 2009年「スパイアニマル Gフォース」(声) JESSICA BIEL  ジェシカ・ビール 誕生日 1982/3/3 出身 米ミネソタ州エリー コロラド州で育つ。9歳から子役として活躍。 「アニー」「サウンド・オブ・ミュージック」「美女と野獣」などの舞台に立つ。 インターナショナル・モデル&タレント協会主催の1994年大会で注目され、 それを機会にカリフォルニアに引っ越し、モデルやCMタレントして活躍。 97年「木漏れ日の中で」で映画デビュー。 2001年にGEAR MAGAZINEで17歳のセミヌードを披露した。 活躍度 ○↑ 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1997年「木漏れ日の中で」 1998年「サンタに化けたヒッチハイカーは、なぜ家をめざすのか?」 2001年「サマーリーグ」 2002年「ルールズ・オブ・アトラクション」◆ 2003年「テキサス・チェーンソー」◇ 2004年「ブレイド3」◇「セルラー」◆ 2005年「ステルス」◇「エリザベスタウン」◆ 2006年「幻影師アイゼンハイム」◇ 2007年「NEXT ネクスト」◇ その他の出演者: Peter Falk ... Irv Tory Kittles ... Cavanaugh Jose Zuniga ... Security Chief Roybal Jim Beaver ... Wisdom Jason Butler Harner ... Jeff Baines Michael Trucco ... Kendall Enzo Cilenti ... Mr. Jones Laetitia Danielle ... Miss Brown Nicolas Pajon ... Mr. Green Sergej Trifunovic ... Mr. White Charles Chun ... Davis Patricia Prata ... Showgirl User Rating:6.1/10 ( 45,293 votes)IMDb User Rating:6.2/10 ( 1,753 votes)Yahoo! オトーサン、 「ま、賛否両論あるだろうな」 User Reviews rock_coolさん India 2009年5月22日 平均的..... 実に平均的....がっかりだ 火曜日か水曜日の夜、退屈して飽き飽きして、 何かないかなと思ったら、この映画は、向いている。 だが、金曜日の夜や週末なら、やめたほうがいい。 次の水曜日まで待ったほうがいい。 ストーリーは、楽しくないし、先が読める。 監督は、観客を未来のシーンへ放り投げ、 現在へ戻ってきて、ひとを救うのだ。 だが、主役がマジシャンで、未来がみえるのだ。 この映画には、何ら特別なものはない。 同じような種類の他の映画にはあるのに。 演技は、弱いストーリーをカバーしている。 いい仕事をしている。 ニコラス・ケイジは、マジシャン役だ。 ジュリアン・ムーアは、FBI捜査官で、 いつものように巧い演技をみせている。 助演のジェシカ・ビールやトーマス・クレッチマンも、いい。 だが、ストーリーと弱い脚本が、その努力を無にしている。 それが、まさに、この映画が失敗した理由だ。 "Deja Vu"は、デンゼル・ワシントンしか出ていないが、 脚本の良さで、先が読めないので、成功している。 結末がまったく読めないというのは、本当だが、 よく考えるなら、そんな答えなど欲していないのだ。 オトーサン、 「そうなんだ」 原作者のフィリップ・K・ディックは、有名なSF作家。 "ブレードランナー"、"トータル・リコール"、 さらに"マイノリティ・リポート"が映画化されています。 ホさん 2008年5月11日 ディック原作映画唯一の同時代SF SF小説の正統にして真髄フィリップ・K・ディックの原作で 現代を舞台にした初めてのSF映画。 これぞディック・ワールドといえる。 なぜなら、FBIの捜査官が 何故プレコグの主人公を見出したかが説明されないまま、 主人公は特別な女性と出会い、しかも奇跡的に愛し合い、 とんでもなく破天荒な世界的な規模の危険に曝され、 あまりにも合理的でない方法で、“多分”、危機は回避される。 これがディック。 これまでの映画では、映像になった時の“いわゆる近未来”のヴィジュアル、 あるいはルックが、人間というものの存在の虚偽性を あらかじめ認知正当化してしまう装置となっていたのかもしれない。 結果的に『NEXT』は設定が現代であることで、画期となった。 近未来を舞台にした映画で、ハリウッドの映画監督は 古風なマジシャンを主人公にさせ得ないだろうし、 製作者たちは北米先住民に何かを教えている教師を ヒロインにすることを許さないだろう。 それにしても、ニコラス・ケイジは『リービング・ラスベガス』にもまして、 空虚な街ラスベガスがよく似合う。 彼もまた一筋縄には、いかないね。


ソーラー・ストライク

オトーサン、 「野球映画?」 スリー・ストライクと勘違いしてしまいました。 このSF映画、出だしは快調だったのですが、 どんどん、ひどくなっていきました。 原題:Solar Strike (2006) (TV) 監督:Paul Ziller 脚本:Michael Konyves Genre:SF / Thriller Rated PG for some disaster peril and mild language. Country:Canada Language:English 上映時間:97分 あらすじ: フォスター博士は、大気の異常について研究している。 地球温暖化で、大気中のメタン濃度が上昇している。 さらに、太陽の異常活動がはじまっている。 大気圏炎上という非常事態が迫っている。 地球上のすべての酸素が燃焼され、すべての生物が死に絶える。 解決策はただ1つ、北極の氷を核ミサイルで爆破するしかない。 人類の希望を乗せた原潜は北極海へ向かうのだが... 出演者: Mark Dacascos ... Lucas Foster(ルーカス) Joanne Kelly ... Joanna Parks(ジョアンナ) Kevin Jubinville ... Brad Stamp(ブラッド) Bill Lake ... Captain Misha Gregorovitch(グレゴロビッチ艦長) オトーサン、 「マーク・ダカスコス、頑張ってるぞ」 滅多にない主演映画だからでしょう。 恋人役のジョアンナ・ケリー以下の助演陣は、ピンときません。 MARK DACASCOS  マーク・ダカスコス 誕生日 1964/2/26 出身 米ハワイ州 ともにマーシャツアーツのチャンピオンである両親のもとに生まれ、 18歳の時、カンフーのヨーロッパ選手権で優勝し、注目を集めた後、 俳優に転身。 85年「dim sum」で映画デビュー。 テレビでは「クロウ」で主役を演じた。 活躍度 △→ 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆☆☆☆ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1989年「仁義なき闘いインL.A./エンジェル・タウン」 1992年「バトル・マスター/USAサムライ伝説」 1993年「オンリー・ザ・ストロング」 1994年「ダブルドラゴン」 1995年「キック・ボクサー5」 1996年「D・N・A」「クライング・フリーマン」「サボタージュ」 1997年「迫撃者」「サンクチュアリ」「地獄のハイパー・ウェポン/レッドライン」      「D・N・AU」 1998年「クロウ ザ・リベンジ」「コマンドライン/ザ・ベース」「フル・ブラント」      「クロウ」(TM) 1999年「クロウ/ウィッチクロウ」 2000年「SPY_N」 2001年「ジェヴォーダンの獣」「リーサル・トリガー」 2002年「ディープ・コア2002」 2004年「エアポート’04」 2006年「デッドライン 報復の導火線」 その他の出演者: Sugith Varughese ... Patel Craig Eldridge ... Jim Leeburg Tim Post ... Joe Aguilar Stephen McHattie ... Admiral Lawrence Conrad Coates ... Colonel Alby Louis Gossett Jr. ... President Ryan Gordon Damir Andrei ... Russian President Yuri Ilyushin Genadijs Dolganovs ... Lt. Troiska Romas Stanulis ... Russian Crew Member Ronn Sarosiak ... Captain Wade Duane Murray ... Lt. Copeland User Rating:4.2/10 ( 448 votes)IMDb User Rating:3.7/10 ( 44 votes)Yahoo! オトーサン、 「そりゃ、低くもなるわ」 User Reviews TheGOLDENWALRUSさん United States 2007年1月13日 別物のSF映画 「アバランチ・インフェルノ」「 ホワイト・インフェルノ」 「ソーラー・ストライク セカンド・メルトダウン」「インパクト2」 「ロスト・ヴォイジャー」「ボルケーノ in N.Y.」など... そして、この映画だ。 私の上司は、B級ホラー映画が好きだ。 特に、B級SF映画が好きだ。 この映画、「デイ・アフター・トゥモロー」よりもひどい。 しかも、先が読めるし、特殊効果は最悪だ。 演技はまあまあで、典型的な筋書きだ。 世界を救え! SF映画のフアンなら、見たくなるだろうが、 真面目なところ、見ないほうがいい。 別物の典型的なSF映画だ。 真面目なところ、見るべき点はない。 あなたが考えていることは分かる。 そう悪くはないだろう。 特殊効果は、安っぽい。 甘ったるい映画でも見にいくべし。 あるいは、家にいたほうがいい。 ピンとこなかったら、好きなSF映画を見るべし。 オトーサン、 「確かに、こういう楽しみかたもあるよね」 raptor2297さん 2010年5月20日 言葉を失いましたw SF(Science Fiction)なんかではなく、 科学的考証はほぼ皆無です。 ツッコミどころ満載で途中で見る気が失せました  (と言いつつ、結局最後まで見てしまいましたが)。 ・太陽からの電磁波で燃えてしまうほど  高濃度のメタンガスが大気圏上層部を覆っているわけがない ・深度800mにある海底ケーブルに潜水艦で近づけたのも奇跡だが、  そこからどうやって通信可能な状態にしたのか描かれていない  (つーか、無理) ・核ミサイルを氷に撃ち込んでも  大気圏上層部の炎を消すほどの水分を巻き上げることは不可能  (つーか、核爆発の高熱で目に見えないほど   高温の水蒸気になるので消火は無理) ・核爆発による放射能汚染はどうした? 別件: 劇中に登場するアメリカ海軍の潜水艦「SSN-795 Lansing」は 「ポセイドン」(2001)にも登場してます。 架空の潜水艦ですので、非常に珍しいケースと言えます。


夜逃げ屋本舗2

オトーサン、 「2か、何かなぁ」 でも、考えてみれば、自己破産って大問題ですよね。 何でも、過去10年、日本人の74人に1人が自己破産の申立をしたとか。 原題:夜逃げ屋本舗2(1993) 監督:原隆仁 脚本:真崎慎/ 長崎行男/ 原隆仁 Genre: Commedy 上映時間 100分 あらすじ: 源氏は、夜逃げ屋だったが、 いまは、代書屋として自己破産の手続きを行っている。 貸金業者・新珠金融は、債権回収が出来ず、倒産。 新珠金融の元社員の豊富ファイナンス社長・豊富福次郎は、 新珠金融の新珠昭一は死ねといい放つ。 昭一は、一命を取り留めたが、嫌がらせは続く。 そこで、源氏は夜逃げ屋を復活させる。 出演: 風間杜夫 ... 新珠昭一 松居一代 ... 新珠聡子 中村雅俊 ... 源氏雅彦 益岡徹 ... 野口浩介 高木美保 ... 相沢康子 中島陽典 ... 三神五郎 細川俊之 ... 豊富福次郎 オトーサン、 「細川俊之さん、怖いねぇ」 主役の風間杜夫さん、いい役者ですが、 このふっくらしたお顔は、役にふさわしくないのでは? せめて、減量くらいしてほしかったなぁ。 その他の出演者: 中山忍 ... 新珠夏貴 柴俊夫 ... 鬼頭龍治 余貴美子 ... 倉持伸子 辰巳琢郎 ... 嶋田洋 広田玲央名 ... 高井麻美 川崎麻世 ... 大島浩二 螢雪次朗 ... 柳沢建造 本郷功次郎 ... 盛田好和 大川豊 ... 最後の客 User Rating: 8.0/10 ( 65 votes)Yahoo!   オトーサン、 「案外、高いな」 ぶぶたんさん 2007年4月25日 なかなか面白かった 意外と邦画で面白いと思うのって少ないんだよなあ(^-^; もっぱら洋画派な私だけど、これは面白いと思った。 現代社会の「自己破産」をした人を逃がすお話。 真っ黒な服を着て、闇にまぎれて逃げるところが印象的。 自己破産された会社が自己破産するところなんかもすごく 印象的。 オトーサン、 「天狗さん、いいこと言うなぁ」 tengu3711さん 2009年4月13日 1より2の方が面白かった 雅俊先生、色々大変だな・・ 家族って大変だよな。 頑張ってくださいの意味も込めて、「夜逃げ屋本舗2」 1よりコッチの方が、風間杜夫の熱演と、 細川・柴の、にくったらしさが秀逸で、カタルシス有りました。 「ミッドナイト・ラン」って、名前がいいよね。 金は、自分の為にあるもんじゃない。 何かあった時、人のために使うのが、金ってもんです。 ただし、詐欺には、気をつけるべし。


フィリップ、きみを愛してる!

オトーサン、 「お洒落だなぁ」 フィリップ・モリス(Philip Morris)といえば、 「マールボロ」で知られる世界最大のタバコメーカー。 その名が、題名になっています。 だからといって、タバコの映画ではなくて、 詐欺師の物語、しかも実話とは... 製作総指揮は、かのリュック・ベッソン。 彼独特の子供心あふれたお遊びなのでしょうね。 原題:I Love You Phillip Morris (2009) 監督:Glenn Ficarra/John Requa 原作:Steve McVicker 脚本:John Requa /Glenn Ficarra Genre:Comedy / Drama Rated R for sexual content including strong dialogue, and language. Country:France / USA Language:English 上映時間:102分 あらすじ: IQ169の天才詐欺師スティーヴンは、 収容された刑務所で心やさしいフィリップに一目ぼれ。 彼を幸せにするために詐欺を繰り返すが、再び投獄されてしまう。 でも、たった一言「愛してる」と伝えたい一心で、 スティーヴンは何度となく脱獄するが、 自分も騙されていたと知ったフィリップは彼に会おうとしない。 失意に暮れるスティーヴンは、人生を賭けた大勝負に出る…。 出演者: Jim Carrey ... Steven Russell (スティーヴン) Ewan McGregor ... Phillip Morris (フィリップ) Leslie Mann ... Debbie (デビー) オトーサン、 「芸域が広がったなぁ」 オーバーなアクションで売り出したコメディインから 正統派俳優へ成長しています。 恋人役のユアン・マクレガー、似合っています。 でも、「スター・ウォーズ」のイメージを期待すると、 落胆すること間違いないでしょう。 JIM CARREY  ジム・キャリー 誕生日 1962/1/17 出身 カナダ・オンタリオ州 15歳にして学校生活をやめ、トロントに出る。 4年間に渡ってカナダ各地のコメディ・クラブを回って、 人気を得た後、ロサンゼルスに移住。 サンセット・ストリップにあるミッツィ・ショアーズ・コメディ・ストアに腰を落ち着けた。 NBCのコメディ・シリーズ「THE DUCK FACTORY」でレギュラー。 映画は95年「ジム・キャリーはMr.ダマー」が3億5千万ドルの興業収益を上げるヒットで一躍スターに。 1998年「トゥルーマン・ショー」でゴールデン・グローブ賞最優秀主演男優賞受賞。 出演作 1983年「ラバー・フェイス」 1984年「ジム・キャリーのスキーでヤッホー大作戦!」      「マネーハンティングUSA/500万ドルを追いかけろ」 1985年「ワンス・ビトゥン/恋のチューチューバンパイア」 1986年「ペギー・スーの結婚」 1988年「ダーティー・ハリー5」 1989年「ピンク・キャデラック」「ボクの彼女は地球人」 1990年「ハイ・ストラング」 1994年「ジム・キャリーはMr.ダマー」◇「エース・ベンチュラ」◇「マスク」◇ 1995年「バットマン・フォーエヴァー」◆      「ジム・キャリーのエースにおまかせ!」◇ 1996年「ケーブルガイ」◇ 1997年「ライアー・ライアー」◇ 1998年「トゥルーマン・ショー」◇「サイモン・バーチ」 1999年「マン・オン・ザ・ムーン」◇「グリンチ」◇ 2000年「ふたりの男とひとりの女」◇ 2001年「マジェスティック」◇ 2003年「ブルース・オールマイティ」◇ 2004年「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」[エターナル★サンシャイン」 2005年「ディック&ジェーン 復讐は最高!」◇ 2007年「ナンバー23」◇ 2008年「ホートン/ふしぎな世界のダレダーレ」(声)「イエスマン/“YES”は人生のパスワード」 2008年「フィリップ、きみを愛してる!」◇ EWAN McGREGOR  ユアン・マクレガー 誕生日 1971/3/31 出身 英スコットランド・パース州クリーフ 16歳で学校を卒業し、パース・レパートリー・シアターで舞台の経験を積む。 ギルドホール音楽演劇学校で3年間演劇を学ぶ。 92年テレビドラマ「カラーに口紅」の主役に抜粋され俳優デビュー。 93年「BEING HUMAN」で映画デビュー。 ダニー・ボイル監督の「シャロウ・グレイブ」や「トレインスポッティング」で注目され、 同監督の「普通じゃない」にも出演。 99年「チューブ・テイルズ」の一話を担当し、監督デビューを果たした。 99年「スター・ウォーズ エピソード1」から若き日のオビ=ワンを演じた。 出演作 1993年「ユアン・マクレガーの赤と黒」(TM) 1995年「シャロウ・グレイブ」「ブルージュース」      「ピーター・グリーナウェイの枕草子」 1996年「トレインスポッティング」「エマ」「ブラス!」 1997年「普通じゃない」「悪魔の口づけ」◇「ナイトウォッチ」◇ 1998年「ベルベッド・ゴールドマイン」◇      「氷の接吻」◇「リトル・ヴォイス」◇      「マネートレーダー銀行崩壊」◇ 1999年「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」◇ 2000年「ノーラ・ジョイス 或る小説家の妻」◇ 2001年「ムーラン・ルージュ」◇「ブラックホーク・ダウン」◇ 2002年「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」◇ 2003年「恋は邪魔者」◇「ビッグ・フィッシュ」◇ 2004年「猟人日記」「ユアン・マクレガー 大陸横断バイクの旅 LONG WAY ROUND」 2005年「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」◇「アイランド」◇「ロボッツ」(声)      「ステイ」◇ 2006年「ミス・ポター」◇ 2007年「彼が二度愛したS」 2009年「天使と悪魔」◇「フィリップ、きみを愛してる!」 その他の出演者: Rodrigo Santoro ... Jimmy Kemple Ted Alderman ... Friend of Steven's Nicholas Alexander ... Steven's Brother Allen Boudreaux ... Harris County Sheriff Deputy Brennan Brown ... Larry Bukheim Marylouise Burke ... Barbara Bascombe Beth Burvant ... Sara Trey Burvant ... Blake Clay Chamberlin ... Arnie Ken Clement ... Corrections Officer Antoni Corone ... Lindholm Harrison C. Davies ... Twink Tommy Davis ... Todd Aunjanue Ellis ... Reba Griff Furst ... Mark Annie Golden ... Eudora Douglas M. Griffin ... Steven's Attorney Jessica Heap ... Secretary Louis Herthum ... Doctor David Jensen ... Judge Lance E. Nichols ... Houston Judge Liann Pattison ... Mrs. Lindholm Henry Pelitire ... Harrison County Sheriff Deputy Morgana Shaw ... Steven's Mom Michael Showers ... Gary User Rating:7.1/10 ( 4,194 votes)IMDb User Rating:7.9/10 ( 327 votes)Yahoo! オトーサン、 「芸を楽しめるね」 User Reviews Eigaさん the Baltics 2010年2月26日 すばらしい! 粋なひとむけの粋なコメディ! さて、身構えるなかれ! こいつは、ゲイの愛についての映画だ。 不愉快に感じるひともいるだろう。 だが、そんなことは無視して見るべし! 心を開け。 そうすれば、愉快な男の愉快なストーリーをみることができる。 実に愉快で、真面目に描かれている。 つまり、ワーォ! 帽子を被っていたら、敬意を表して脱帽だ。 このストーリーを取り上げて、すばらしい映画をつくりあげた 勇気は、大したものだ。 やや微妙なテーマだ。 そうなのだが、この映画では、 それはアクションが全開する背景でしかない。 世界は、大人になっていると信じたい。 ホモについての感覚も、数年前ほど厳格ではなくなった。 偽善者であってほしくはない。 男性同士の愛というテーマは、受け入れられないというなら、 この映画を無視すればいい。 この映画の主人公は、スティーヴンだ。 実像を決して見せない男で、 何者であり、どこに所属しているかはみせないのだ。 いろいろなことをやってみせる。 だが、すべては、次なるものの前兆に過ぎない。 そんな彼が、真の愛に出会う。 フィリップ・モリスに会うのだ。 彼は、相手を幸せにすることを唯一の目的とするのだが、 それが大いなるトラブルの元となる。 愛する者のために、やれることに限界などないのだ。 創造力も想像力も無限だ。 愛する者のために、ここまでやれるひとは少ないだろう。 実に愉快で、新鮮なユーモアがあるが、 ジョークやセリフというよりも、シチュエーションからきているのだ。 悲しいし、悲劇ですらある。 高く飛翔し、落下する。 それが人生そのものなではなかろうか。 この映画、実話に基づいていて、 結末も、これ以外にはありえない。 だが、言いたい。 悲しくなるなかれ! 人生と愛への賛歌と受け取るべきだ。 すばらしい映画で、 結末は心乱れるラブストーリーなのだ。 結論を言おう。 2人の主役の演技は、刮目に価する。 ユアン・マクレガーとジム・キャリー。 どんなに楽しんだか、言葉もないほどだ。 ジム・キャリーは、いつもの役柄ではないが、お見事だった。 こういう役をしている彼をもっと見たいものだ。 (つまり、スマートで、深い役を) コメディ体験が、ドラマに新しい質をもたらせている。 笑わせ、泣かせる点で第1級の俳優なるがゆえに、 彼の出演作は、何であれ、好きなのだ。 ユアン・マクレガーも、よかった。 2人とも、見ていて真実味を感じさせてくれた。 まさに、これは、どんなにすばらしいかの証しだ。 オトーサン、 「まさに、男性同性愛者(ゲイ)の芸の競演だ!」 ASHさん 2010年3月14日 僕たちは愛の道化だ なんと、この映画、ベッソン率いるヨーロッパ・コープ作品!!  ベッソンにこんな趣味があっただなんて、意外。 ECはアクションとホラーの一辺倒かと思ってたけど、 こんなロマコメ(でもないか)も製作するんだなぁ…。 って、男同士なんだけど。 ということで、ジム・キャリーとユアン・マクレガーが主演で、 舞台もアメリカで、台詞も英語だけど、立派なフランス資本作品。 このお話が実話だというのだから恐れ入る。 愛は時として人を突飛な行動に走らせるもんだが、 離れ離れになったフィリップと会いたい一心で、 スティーヴンはとんでもない行動に打って出る。 詐欺師だなんて誰もがなれるもんじゃないとは思うが、 それをやり遂げてしまい、ある程度は成功を収めててしまうんだから驚き。 愛の力とは偉大ナリ。 って、男同士なんだけど。 とかく痛快なのが、ジム・キャリー演じるスティーヴンの恐るべき行動力。 詐欺行為はもちろん犯罪なんだけど、ここまで簡単に人を騙せてしまうんだから、 これを痛快と言わずしてなんと言おう。 フィリップを想うあまり、彼に苦労をかけたくないあまりに、 スティーヴンは詐欺と嘘を重ねてゆく。 あのジムがゲイの役というのも意外な気もするが、 これがお見事にハマってて可笑しいのなんの! スティーヴンがしでかす詐欺行為も痛快だが、 彼が刑務所から脱獄を繰り返すくだりも痛快だ。 それも頭と口先だけを使って、何度も何度も繰り返す。 シャバに出ているフィリップに会いたいがために、 一言、「愛している」を言いたいがため。 刑務所の監視体制とは厳しいもんだとは思うが、 ああゆうやり方で脱獄も可能あんだなぁ、とフト思ってしまうくらいの大胆不敵さ。 嘘をつかれていとはいえ、これほど愛されればフィリップも本望だろうよ。 スティーブンの愛の暴走が笑いを誘う映画だったが、遂には彼にゲイ特有の病が襲いかかる。 仲違いしたままのフィリップに会いたいスティーヴンだったが、 病は彼の体を次第に蝕んでゆく…。 ノンケの僕でさえも、スティーヴンのフィリップへの切なる想いに涙腺が緩んだ…。 と、ここで映画は衝撃の結末を迎える!  思わず、「そこまでヤルかぁ?!」と。 ちょっと不謹慎、考えようによっては配慮に欠くオチだけど、実話だからねぇ…。 「ミルク」でも男同士のキョーレツなラブシーンが出てきたが、この映画もすごいわね。 ジムとユアンが熱い接吻をブチューッと交わすんだから。 ゲイ同士のかなり濃厚な濡れ場なんか、見ていてどう対処していいのか困っちゃうくらい。 刑務所で同室になれたスティーヴンにフィリップが「いいからヤろう!」と、 おもむろにおッ始めるんだから…。 有名俳優によるクィア映画みたいなんです。 ジムのなりきりゲイ(タチ)演技がすごい。 一応、スティーヴンには奥さんも娘もいたからバイということなんだろうけど、 途中から完全にゲイに見えてくるんだから。 ♪パンパンパン♪と、激しいピストン運動をしていて、 その相手がオッサンだと分かるくだりにはドン引いた。 こういう画にはあまり免疫がないもんでして…。 フィリップを演じたユアンも、ウケの方のゲイの仕草や喋り方を完全にマスターしている。 移送されるスティーヴンをフィリップは追いかけるのだが、 あのユアンが女走り(?)してるんだもの!  スティーヴンの想いに応えては傷付くゲイの心の機微をお見事に演じていて上手い!  金回りの良くなったスティーヴンに「何か悪いことしてるでしョ!」と、 女(?)の勘を働かせるのが最高! アパトー作品でお馴染みのレスリー・マンもいい味出してる。 妻のデビーは敬虔なクリスチャンみたいだけど、 カミングアウトしたスティーヴンとは別れても良好な関係を保っているのが面白いね。 普通、夫がカミングアウトしたら妻は困惑すると思うけど、 この奥さんは驚きはするけれど、スンナリと受け入れられたみたい。 考えてみると、よくできた奥さんだよ。


コード:アンノウン

オトーサン、 「なんで借りたんだっけ?」 「ショコラ」のジュリエット・ビノシュを見るためでしたが、 思いがけず、ミヒャエル・ハネケ監督作品に出会えました。 現代を描く第一人者だということは、受賞歴をみれば明らかでしょう。 ・「ピアニスト」(2001):カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリ受賞、 ・「隠された記憶」(2005):カンヌ国際映画祭監督賞 ・「白いリボン」(2009):カンヌ国際映画祭パルムドール受賞 原題:Code inconnu: Recit incomplet de divers voyages (2000) 監督・脚本:Michael Haneke Genre:Drama Country:France / Germany / Romania Language:Malinka /Romanian /French /German /English /Arabic /French 上映時間:113分 あらすじ: 映画女優アンは、サスペンス映画で忙しい。 アンを頼って、恋人ジョルジュの弟ジーンが家出してくる。 農家暮らしに嫌気がさしたのだ。 ジーンは街角でホームレスの女性マリアにものを投げて、 それを目撃した黒人青年アマドゥに責められる。 だが、皮肉なことに、ジーンは白人だったので、お咎めなし。 警官らは黒人のアマドゥを連行し、 ホームレスのマリアをコソボに強制送還する。 出演者: Juliette Binoche ... Anne Laurent(アン) Thierry Neuvic ... Georges(ジョルジュ) Alexandre Hamidi ... Jean(ジーン) Ona Lu Yenke ... Amadou(アマドゥ) Luminita Gheorghiu ... Maria(マリア) オトーサン、 「輝いている!」 ジュリエット・ビノシュの魅力と演技力を これでもかこれでもかとみせつけています。 JULIETTE BINOCHE  ジュリエット・ビノシュ 誕生日 1964/3/9 出身 仏パリ 父は彫刻家、母は女優。 12歳で初舞台を踏み、フランスのコンセルヴァトワール卒業後、 ゴダールに見出され、84年「ゴダールのマリア」で映画デビュー。 93年「トリコロール/青の愛」でヴェネチア国際映画祭主演女優賞、 96年「イングリッシュ・ペイシェント」でアカデミー賞助演女優賞と ベルリン国際映画祭女優賞を獲得。 2000年「ショコラ」でアカデミー賞主演女優賞にノミネート。 俳優ブノワ・マジメルとの間に1児がいる。 活躍度 ○↑ 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1984年「ゴダールのマリア」◆「家族生活」◆「暗殺の報酬」 1985年「ランデヴー」◇ 1986年「汚れた血」◇ 1988年「存在の耐えられない軽さ」◇ 1991年「ポンヌフの恋人」◇ 1992年「嵐が丘」◇「ダメージ」◇ 1993年「トリコロール/青の愛」◇ 1994年「トリコロール/赤の愛」◆ 1995年「プロヴァンスの恋」◇ 1996年「カウチ・イン・ニューヨーク」◇      「イングリッシュ・ペイシェント」◇ 1998年「溺れゆく女」◇ 1999年「年下の人」◇「サン・ピエールの命」◇ 2000年「ショコラ」◇ 2002年「シェフと素顔と、おいしい時間」◇ 2005年「綴り字のシーズン」◇「隠された記憶」◇ 2006年「パリ、ジュテーム」「こわれゆく世界の中で」◇ 2007年「ホウ・シャオシェンのレッド・バルーン」◇ 2008年「PARIS パリ」 その他の出演者: Josef Bierbichler ... The Farmer Maimouna Helene Diarra ... Aminate Djibril Kouyate ... The Father Crenguta Hariton ... Irina Bob Nicolescu ... Dragos Bruno Todeschini ... Pierre Paulus Manker ... Perrin Didier Flamand ... The Director Walid Afkir ... The Young Arab Maurice Benichou ... The Old Arab User Rating:6.9/10 ( 3,638 votes)IMDb User Rating:7.5/10 ( 34 votes)Yahoo! オトーサン、 「まざまざと現代を感じる!」 カンヌ国際映画祭ノミネート ・パルム・ドール ミヒャエル・ハネケ User Reviews Framescourerさん London, UK 2003年5月28日 映画(celluloid)を話せるか? ミヒャエル・ハネケの映画のテーマは、コミュニケーションだ。 その重要性とその困難さだ。 音楽の配列のように、エピソードが続く。 そこでは、劇的な瞬間は、登場人物たちの相互関係によって 生まれる緊張からもたらされる。 これほどいい演技のジュリエット・ビノシュを見たことがない。 この映画の中心的存在だ。 彼女が演じるアンが、自分について語るシーンは、 メディアの効果をいろいろな角度から検証している。 アルトマン監督の「ショート・カッツ」に次第に似てくる。 あるいは、より大きなスケールのキェシロフスキ監督の 「トリコロール三部作」のように、 登場人物たちは、自分のドラマを演じさせられるのだ。 いろいろな紐が絡み合う。 - 言語、文化、階級、宗教、そして勿論、愛。 地下鉄での暴力シーンは、まばたきもできない。 実に恐ろしい。 皮肉なラストシーンも好きだ。 唖の音楽家たちが、気楽な観客に向けて演奏する。 連中がなぜ喜んでいるのかを誤解しているのだ。 この楽天的な結末に、7.5/10を献上したい。 詩的な映画だ。 オトーサン、 「的確な指摘だなぁ」 massa04jpさん 2007年5月6日 創造の地平 観ている途中から感じはじめたことは、 このような群像劇は、今の日本の状況の中では なかなか成り立ちにくいなぁということでした。 ヨーロッパの事情は、冷戦以降、 宗教的にも民族的にもさらに複雑になった観があり、 ひとつひとつの問題は、そこに住む人々には見えるんだけど、 じゃあ、全体像はどうなっているの? 私たちはどんな世界に今いるの?という問が無意識に存在しているのだと想う。 そのような現存する様々なフラグメントをかき集め、 切り開くべき地平の見晴らしをよくしようという意欲が この作品から感じ取れました。 日本の作家たちも、自らの群像劇の地平を切り開いて行ってほしいものだと この映画を観て強く思いましたねぇ。


桃色 Colour Blossoms

オトーサン、 「...テレビでポルノ映画を流すのか」 最初のうちは、芸術的なタッチが好ましく思えたのですが、 段々、怪しくなって、最後は鞭まで出てくるのです。 松坂慶子さん、なんで、こんな香港映画に出演したの? 原題:Toh sik (2004) 監督・脚本:Yonfan Genre:Drama Country:Hong Kong Language:Cantonese / Japanese / English 上映時間:106分 あらすじ: メイライは、香港で不動産仲介の仕事をしている。 ゴージャスな梅木夫人から、 いまは使っていない高級マンションの賃貸を依頼される。 マンションを見に行く途中、出会ったハンサムな警官が非常に気になる。 部屋に入ると、カメラマンのキムがくつろいでいて、その魅力にも心が騒ぐ。 体の奥で眠っていた官能に突き動かされ、メイライは、 二人の男の間で揺れ動く... 出演者: Teresa Cheung ... Mei li(メイライ) Keiko Matsuzaka ... Madam Umeki(梅木夫人) Sho ... Kim(キム) Ri-su Ha ... Riko Umeki(リコ) Carl Ng ... 4708(警官) オトーサン、 「松坂慶子さん、老けたなぁ」 あれはいつ頃でしたっけ、レコード大賞中継現場で、 お目にかかった頃の輝くような美しさはいずこ? その他の出演者: Feng Ku Kenneth Tsang User Rating:4.5/10 ( 153 votes)IMDb User Rating:7.0/10 ( 8 votes)Yahoo! オトーサン、 「日本人は、ポルノに寛容だな」 香港映画賞ノミネート ・最優秀美術賞 ・最優秀衣装・メーキャップ賞 ・最優秀新人賞 テレサ・チャン ・最優秀作曲賞 User Reviews flingebuntさん Harbin, China 2006年6月17日 彼女の名前は、美しい。 アート系映画は主流ではない。 見るひとが限られるからだ。 好きなひとも、キライなひともいる。 セックスを扱った映画は、偏った見方をされがちだ。 そのひとのセックス観によって、好まれたり、退屈だったりする。 この映画の舞台は、主として、限られた部屋のなかだ。 (香港の閉所恐怖症的なエクステリアが効果をあげているが) メイライは、中国語で、美しいを意味する。 (少なくとも、メイは美を意味する。ライについては、定かではない) 彼女は、性的幻想の世界に生きている。 年上の日本人マダムとハンサムなキムとともに。 セックスとアトラクションが、大事な風景になる。 いりいろな建物といりいろな言語がコントラストを為している。 それが、それなりのリアリテイを醸し出している。 現実と幻想が、継目なく交錯し、 現在と過去が手を握り、 男は女になり、 主人は奴隷になる。 生ける屍は、蘇る死者となる。 セックスなきセックス映画をつくれるのは、アメリカ人だけだ... セックスシーンばかりだが、それなるの意味はあり、音楽もいい。 リスクをとってみよう。 この映画、屑かもしれない。 だが、あなたに向いているかも知れないし、 「バットマン ビギンズ」をまた借りたくなるかも知れない。 オトーサン、 「ヴィジュアルの美しさに酔う...か」 manuteria_++さん 2010年5月20日 メイライの妄想と現実を覗いたような・・・ ファン監督の作品は初めて。そして、視覚的に私は好き。 エロティックサスペンスといっても、まったく緊張感漂うシーンはないけれど、 オリエンタルで退廃的な美しい映像が、 ゆるやかなテンポに相まって優雅で妖しいエロティックな空気を纏わせている。 自分の美しさを知っていて男たちの視線を楽しんでいる制服フェチなメイライは、 謎のゴージャスな熟女、梅木夫人のプリンステラスにある高級アパートの仲介を依頼される。 内装も調度品もセンスの良いそのアパートに魅了されたメイライ。 そこで過去に起きた事件を軸に、物語はメイライをいつしか愛の奴隷にしてしまう。 現在に過去が存在し、それはわざと時間軸のリアリティを与えようとしていないかのよう。 これはいわゆるオーラの泉で奥田瑛二が体験したと言っていたゴーストとのメイクラブか? 実際、知人がその体験があると言っていた衝撃の告白をふと思い出した。 物語としては2流。 でも、この作品は映像の美しさだけで〇と思えてしまう。 スタイリッシュなセクシーさのある小悪魔的な美女としてメイライを演じるテレサ・チャン、 そのメイライがまるで小娘に思えるような円熟したマダム (ちょっとデヴィ夫人っぽい?)の貫禄がある松坂慶子の梅木夫人。 トランス・ジェンダーのハリス演じる謎の美女、 sho演じるカメラマンのキム・・・と俳優たちが美女とイケメンばかりで、 それがこの物語を彩るファクターになっていて、 この映画の持つヴィジュアルの美しさに魅入られてしまうようだ。 ただこそだけがウリなよくあるドラマとは感性が違う。 女優たちの衣装も見所だと思う。 ただ、終盤が・・・。 メイライがなぜそこまで懇願するまでになるのか・・・という心理描写がどうしても希薄。 でも、この作品は重さのない希薄さがいいのかもしれない。 メイライの妄想と現実とが秘めやかに共存するファン監督の世界を覗き見したような感じだった。


夢のチョコレート工場

オトーサン、 「変だな」 ジョニー・デップ主演「チャーリーとチョコレート工場」ではなく、 1971年のオリジナルのほうでした。 ミュージカル仕立てで楽しめました。 原題:Willy Wonka & the Chocolate Factory (1971) 監督:Mel Stuart 原作:Roald Dahl 脚本:David Seltzer Genre:Family / Fantasy / Musical Country:USA Language:English / French / German 上映時間:100分 あらすじ: ウィリー・ワンカのチョコレートは、美味しい 世界中の子供たちに愛されているが、 ワンカはライバルのスラッグワースの動きに嫌気がさし、 突然、工場見学を中止する。 だが、ある日、5個の当たり券を入手すると工場に招待すると発表。 やがて幸運な5人が決定する。 そのひとり、チャーリーはジョーおじいさんと一緒に、 工場の中へ足を踏み入れる... 出演者; Gene Wilder ... Willy Wonka(ウィリー・ワンカ) Jack Albertson ... Grandpa Joe(ジョーおじいさん) Peter Ostrum ... Charlie Bucket(チャーリー) Gunter Meisner ... Mr. Slugworth(スラッグワース) オトーサン、 「このひと、巧いかなぁ?」 毒のある人物なので、共感できませんでした。 ジャック・アルバートソンのほうは、大いに共感できました。 だって、寝た切り老人が、元気になって歌い踊るなんて、 誰だって、うれしくなります。 GENE WILDER  ジーン・ワイルダー 誕生日 1935/6/11 出身 米ウィスコンシン州ミルウォーキー 活躍度 △↓ 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1967年「俺たちに明日はない」 1968年「プロデューサーズ」 1969年「004/アタック作戦」 1971年「夢のチョコレート工場」 1972年「ウディ・アレンの誰でも知りたがっているくせにちょっと聞きたいSEXのすべてについて教えましょう」 1974年「星の王子様」「ブレージングサドル」「ヤング・フランケンシュタイン」 1975年「新・シャーロック・ホームズ/おかしな弟の大冒険」 1976年「大陸横断超特急」 1977年「爆笑!世紀のスター登場」 1979年「フリスコ・キッド」 1980年「スター・クレージー」「サンデー・ラバーズ」 1982年「ハンキー・パンキー」 1984年「ウーマン・イン・レッド」 1986年「呪われたハネムーン」 1989年「見ざる聞かざる目撃者」 1990年「ベイビー・ウォンテッド」 1991年「サギ師とウソつき患者」 JACK ALBERTSON  ジャック・アルバートソン 誕生日 1907/6/16-1981/11/25 出身 米マサチューセッツ州 68年「THE SUBJECT WAS ROSES」でアカデミー助演男優賞受賞。 出演作 1947年「三十四丁目の奇蹟」 1956年「狙われた女」「殴られる男」「愛情物語」 1957年「千の顔を持つ男」「栄光の果てに」 1958年「先生のお気に入り」 1959年「ボクはむく犬」 1961年「恋人よ帰れ」 1962年「フラバァ・デラックス」「第三の脱獄」「酒とバラの日々」 1964年「女房の殺し方教えます」「底抜けいいカモ」「青春カーニバル」      「霧の中の虎」「キッスン・カズン」 1967年「恋とペテンと青空と」 1969年「青春の光と影」「サンフランシスコ用心棒」(TM)「アレキサンドリア物語」 1970年「辺境の谷」(TM) 1971年「夢のチョコレート工場」 1972年「ポセイドン・アドベンチャー」 1981年「ゾンゲリア」 その他の出演者: Roy Kinnear ... Mr. Salt Julie Dawn Cole ... Veruca Salt Leonard Stone ... Mr. Beauregarde Denise Nickerson ... Violet Beauregarde Nora Denney ... Mrs. Teevee Paris Themmen ... Mike Teevee Ursula Reit ... Mrs. Gloop Michael Bollner ... Augustus Gloop Diana Sowle ... Mrs. Bucket Aubrey Woods ... Bill David Battley ... Mr. Turkentine User Rating:7.8/10 ( 45,513 votes)IMDb User Rating:8.2/10 ( 279 votes)Yahoo! オトーサン、 「高いスコアだね」 アカデミー賞ノミネート ・音楽(編曲・歌曲)賞 User Reviews brundage3さん Lake Chelan Wa., United States 2005年5月20日 ジーン・ワイルダーが明かすもの... 優れた芸術作品は、いろいろな「レベル」で楽しめる。 大方の映画にも当てはまるが、特にジーン・ワイルダーに当てはまる。 彼は、長年、創造的な天才として監督たちに知られていた。 この映画では、彼の舞台での才能が花開いている。 子供にも、父母にも、良い楽しみを提供している。 脚本家たちは、彼の仕事が好きだったにちがいない。 彼の目を注意深く観察してみよう。 彼が話すにつれ、子供たちの話を聞くにつれ、彼らは「変化」を感じる。 そうした聞いたこともない、かすかな変化は、多くのレベルで読める。 そう、天才なのだ。 言葉自体よりせりふ回しに重点を置いている。 芸術は、明らかに、素早く理解されなければならない。 また、我々を驚かせるツールでなければならない。 考えてほしい。 最初に見つけられなかった意味を見つけてほしい。 この映画の中で、ジーン・ワイルダーのわずかなニュアンスが 物語るものに耳を傾けよう。 オトーサン、 「そうかなぁ?TNOさん」 一流経営者が疑い深いというよりも、 ロアルト・ダールの原作が、もともと毒があるのです。 だって、工場見学にきた子供たちがひとりひとり死んで行くのですよ。 TNOさん 2009年11月5日 毒のある経営者 日本では、リメイクされたデップ版が有名で、 本作は劇場未公開のため不遇であったが、 "死ぬまでに観たい映画1001本"には、こちらが選ばれている。 良い子のための寓話というよりは、 ワンカのくせものぶりを強調することによりストーリー性を追求していて 子供やチョコレート工場は、そのための道具という感じ。 一流経営者は、疑い深いのは、どの国でも一緒なのですね。 邦題は、"夢の"工場となっているが、 必ずしも夢という言葉から連想される心地よさだけではなく、 かなりの毒を持ったシロモノなので、必ずしも言い当てていない。 4曲ほどが、ミュージカル風に劇中で歌われる。 デップ版では、リタイアした子供たちが、 かっこうはともあれ"無事"であることが最後に確認できたが、 本作では、4人の子供の安否は不明だ。 ジーン・ワイルダーは、はまり役だ。 ジャック・アルバートソンも、 アカデミー、エミー、トニーの3賞を総なめした俳優だけあって、素晴らしい。


Rain レイン

オトーサン、 「ヴィム・ヴェンダース監督、製作だ!」 ピーター・フォークを見たさに、借りたのですが、 思いがけずに、名作に出会えました。 日本未公開のために見るひとが少ないのが残念です。 原題:Three Days of Rain (2002) 監督・脚本:Michael Meredith Genre:Drama Rated R for language, some sexual material, drug use and disturbing content. 上映時間:98分 あらすじ: クリーブランドの火曜日。 嵐で、3日続きの雨だ。 地元局のDJが、ジャズを流す。 街には、色んな涙雨が流れている。 タイル職人は、雨で仕事がなく、金欠だ。 タクシー運転手ジェンキンスは、身内を失って涙を流している。 人は良いが頭の悪い用務員デニスは、首になる寸前だし、 父に手篭めにされた不良娘テスは、引き離されたわが子を気遣う。 レストランのデザートをホームレスにあげたアレックスは妻に叱られる。 そのホームレスのワルドは、アル中で、息子に何かとカネをせびる。 みんな孤独で、絆を求めている。 絆は見つかるだろうか? 出演者: Peter Falk ... Waldo(ワルド) Erick Avari ... Alex(アレックス) Bruce Bohne ... Jenkins(ジェンキンス) Joey Bilow ... Denis(デニス) Merle Kennedy ... Tess(テス) オトーサン、 「ピーター・フォーク、巧いねぇ」 もうひとり、気になったのは、ジョーイ・ブロイ。 人は良いが頭の悪い用務員デニスを好演していました。 訴えるような眼差し、演技ではなく持ち味でしょうか。 無名なのが、惜しい役者です。 PETER FALK  ピーター・フォーク 誕生日 1927/9/16 出身 米ニューヨーク州オシニング 12才の時にニューヨーク州北部のキャンプ・ハイ・ポイントで 「ペンザンスの海賊」の舞台に出演。 56年にオフブロードウェイデビュー。 60年「殺人会社」で映画デビューし、アカデミー賞助演男優賞ノミネート。 61年「ポケット一杯の幸福」で二度目のアカデミー賞助演男優賞ノミネート。 テレビでは「刑事コロンボ」シリーズでコロンボ役を演じ、大ヒット。 4つのエミー賞を獲得している。 活躍度 △→ 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1958年「ジャングル・ガードマン」 1960年「悪の実力者」「殺人会社」「紫暗礁の秘密」 1961年「ポケット一杯の幸福」 1963年「おかしな、おかしな、おかしな世界」 1964年「七人の愚連隊」 1965年「グレート・レース」 1966年「泥棒がいっぱい」「美人泥棒」 1968年「アンツィオ大作戦」 1969年「明日よさらば」「大反撃」 1970年「ハズバンズ」 1972年「シシリー要塞異常なし」 1974年「こわれゆく女」「裏切りのメロディー」 1976年「名探偵登場」「マイキー&ニッキー」 1977年「オープニング・ナイト」 1978年「名探偵再登場」「ブリンクス」 1979年「あきれたあきれた大作戦」 1981年「カリフォルニア・ドールス」「マペットの大冒険」 1986年「ビッグ・トラブル」「ベルリン・天使の詩」「プリンセス・ブライド・ストーリー」      「恋する大泥棒」 1987年「バイブス・秘宝の謎」 1989年「私のパパはマフィアの狩猟」 1990年「ラジオタウンで恋をして」「イン・ザ・スピリット」 1992年「ザ・プレイヤー」▲ 1993年「時の翼にのって/ファラウェイ・ソー・クロース!」 1995年「最高のルームメイト」 2000年「消滅水域」 2001年「コーキ・ロマーノ FBI潜入捜査官?」 2002年「デッド・ロック」 2004年「シャーク・テイル」(声) 2007年「NEXT ネクスト」 その他の出演者: Don Meredith ... John Michael Santoro ... Thunder Lyle Lovett ... Disc Jockey Penelope Allen ... Helen Blythe Danner ... Beverly Robert Carradine ... Bus Driver Robert Casserly ... Ray Chuck Cooper ... Jim Heather Kafka ... Lisa Christine Karl ... Liza User Rating:6.1/10 142 votes オトーサン、 「もっと高くていいのでは?」 User Reviews fallsundaysさん United States 2006年7月20日 みんなに言おうよ - 本当にいい映画だ この映画、「クラッシュ」より楽しめた。 実に考えさせる映画だが、ハリウッドアクション映画スタイルではない。 非常に心に訴えかける数々の状況が描かれている。 「クラッシュ」が好きなら、この映画をみてほしい。 午後9時に友人たちとともに映画館を後にしたが、 真夜中まで、この映画について話し合ってしまった。 もっと話すことがあった。 見たひとは、こう問うだろう。 私ならどうするだろう? どう感じるだろう/ どう反応するだろう? 暗い雨が降り続いているが、刺激的だ。 友人たちは、実に考えさせると証言していた。 時間とお金に見合う映画がもっと作られていい。 借りて、友人たちとみるべき映画だ。 演技もすばらしい。 大勢の驚くようなカメオが出演している。 オトーサン、 「ひとりで見るのも、いいよね」 sautetさん 2008年3月10日 THREE DAYS OF RAIN レイン (ヴィム・ヴェンダース presents Rain) 夕暮れ間近から観たのです。 まだ昇ってる日が少しずつ暮れていく 開けていたカーテンの隙間から差し込む日差しが 少しずつ失われていって オレンジ色の夕日が向こうの方で見える。 そして夕暮れ。  そんな時に画面の中ではずっと雨が降っていました。 ジェットストリームのような語り口でDJが物語を紡ぎ JAZZの調べが雨に乗って流れている。 社会的地位と家族とお金を手に入れた男性が 妻との食事の帰り道、ホームレスの物乞いに応じようとする 妻は頑なに拒否し、私たちがほどこす必要はないでしょ それで世界は救えないでしょと怒りをぶつける 彼はずっとホームレスの事を気にかけている 降り続く雨が側溝に溜まって 低いほうへ流れて消えていく様を見て新聞屋のスタンドで 店主が彼に言った。あれはどこへ行くんだろうと。 年金が入ったらかえすから、いつも迷惑をかけてすまないね ちょっとバーに用事があるんだ タクシーを待たしておいてくれ5分で戻るから いつもそう、せいいっぱいの息子への言い訳・ 買った靴が大きくてよかったら履いてくれないかと言って靴を差し出す息子 ただでは貰えない年金が入ったら返すよ、それもできない真っ赤な嘘。 息子は何も言わない。 差していた日差しはやがて陰り、夜が来てまた朝が来る 日は又昇り 太陽が人々を照らす、雨は降り 時に降り続く けれど必ず雨はあがり、それぞれを照らす光がさす そこに人々のイトナミが重なるJAZZのリズム 雨のリズムのように、一定でなくそれぞれのイトナミを。 観終わった後、悲しみの雨が降っていたかというとそうではない 3日間降り続いた劇中の雨。 何故だろう、誰も救われたわけでもないのに、心の雨は上がっていた。 すっかり夜がやってきて、カーテンを閉めたら、 じんわり心に残る映画になっていたのです。 ピーター・フォーク、どこからどうみても。 なのに飲んだくれているダメな男、そのもので 憂いがあって人生の深みがあって その演技というかにじみ出た雰囲気と言うか、 「ベルリン天使の詩」やっぱり観直そう! そう思わせるには充分です


夏時間の庭

オトーサン、 L'heure d'eteは、直訳すれば、夏時間。 庭も美術品同様に重要な役割を果たしていますが、 この映画の影の主役は、亡き母や伯父が過ごした夏時間の記憶。 マルセル・プルーストの小説のように、 失われた時を求めて(A la recherche du temps perdu) といきたいところですが、そうならないのが悲しいところ。 子供や孫たちは、今を生きるのにいそがしすぎて、 先祖の時間を受け継ぐ余裕などないのです。 原題:L'heure d'ete (2008) 監督・脚本:Olivier Assayas Genre:Drama / Family Country:France Language:French / English 上映時間:103分 あらすじ: パリ郊外の邸宅に家族が久々に集まる。 75歳になった母エレーヌの誕生日祝いだ。 エレーヌは、長男フレデリックを呼び、言い残す。 死後、邸宅も伯父の美術品コレクションも処分して欲しい。 一年後、母が急逝する。 フレデリックは、愛着ある家や遺品を手放すことをためらう。 だが、アメリカ在住の長女アドリエンヌと 中国在住の次男ジェレミーは、手放すように主張する... 出演者: Edith Scob ... Helene(エレーヌ) Charles Berling ... Frederic(フレデリック) Juliette Binoche ... Adrienne(アドリエンヌ) Jeremie Renier ... Jeremie(ジェレミー) オトーサン、 「この女優さんが断然いい!」 役年齢は、75歳。実年齢は、71歳。 オトーサンと同年齢ですが、きれいです。 美しく老いる手本です。 EDITH SCOB  エディット・スコブ 誕生日 1937/10/21 出身 仏パリ 18歳の時、「壁に向かう頭」で映画デビュー。 出演作 1958年「壁に向かう頭」 1959年「顔のない眼」 1962年「火刑の部屋」「殺人紳士録」 1963年「ジュデックス」 1965年「トマ」 1968年「銀河」 1969年「銀河」 1970年「アクロバット」「雨のエトランゼ」 1977年「愛の地獄」 1983年「殺意の夏」 1991年「ボンヌフの恋人」 1993年「ジャンヌ・ダルク/牢獄」 1994年「ジャンヌ/薔薇の十字架」「溶岩の家」 1998年「エステサロン ヴィーナス・ビューティ」 1999年「見出された時-「失われた時を求めて」より-」 2000年「女写真家ソフィー」「フィデリテ」 2001年「ヴィドック」「ジェヴォーダンの獣」 2002年「列車に乗った男」 2003年「ボン・ヴォヤージュ」 2004年「薬指の標本」 2008年「夏時間の庭」 その他の出演者: Dominique Reymond ... Lisa Valerie Bonneton ... Angela Isabelle Sadoyan ... Eloise Kyle Eastwood ... James Alice de Lencquesaing ... Sylvie Emile Berling ... Pierre Jean-Baptiste Malartre ... Michel Waldemar Gilles Arbona ... Maitre Lambert Eric Elmosnino ... Le commissaire de police Marc Voinchet ... Presentateur radio Sara Martins ... Atachee de presse User Rating:7.1/10 ( 1,749 votes)IMDb User Rating:7.1/10 (  179 votes)Yahoo! オトーサン、 「じーんとくるなぁ」 母が長年住んでいた家を処分したときのことを まざまざと思い出しました。 家がなくなっても、記憶に残せばいい。 そう思い切ったのですが、年々記憶が薄れていきます。 でも、たまに思い出すと、たまらない喪失感に襲われます。 時間が戻ってこないという冷厳な事実に向きあわされるからでしょう。 全米批評家協会賞受賞 ・外国語映画賞 セザール賞ノミネート ・助演女優賞 エディット・スコブ User Reviews Ray Harleyさん Blairgowrie, Scotland 2008年8月11日 心かき乱される。記憶の力を見事にみつめている。 記憶の力を見事に描いている。 記憶を無残に破壊していく現在に迫っている。 この映画、ジュリエット・ビノシュが出演しているので、 見ることに踏み切ったのだが、 登場人物たちは、みんな力強い演技だった。 ジュリエット・ビノシュの演技は、いつものように高い水準だった。 感動し、心かき乱されたのは、拡大した家族の年寄りや若者たちの描写だ。 一番、心がかき乱されたのは、ラストシーンだ。 過度にセンチメンタルではないのがいい。 過去にこだわることの無意味さを思ってしまうだろう。 すべてが、美術館に収蔵されてしまうのだ。 オトーサン、 「同感!美術品のような映画だ」 飛行少年さん 2009年12月5日 映画自体が美術品 著名な画家だった伯父が残したアトリエだった邸宅で、 美術品に囲まれて生活をしていた母親の突然の死によって、 おもいで多い家を売却せざるを得なくなった家族たちの思いを、 日記を読んでいるような静かなタッチで描いた秀作。 モンスターもヒーローも出ない、 どこにでもいる家族の日常の風景を切り取っただけの平板な映画ですが、 観終わった後に清清しい気持ちになれるのは、 オリヴィエ・アサイヤス監督が、 等身大の目線で世界を捉えているからでしょう。 家主に見守られていた美術品たちは、美術館に寄贈されて、 近寄りがたい芸術品として扱われるわけですが、 生活の一部だった、母の思いが沁み込んだ美術品たちがあった家の風景が、 母から子へ、子から孫へと受け継がれていく中に本当の価値があることを、 家族の絆を通してみせた監督の演出力に堪能した映画でした。 血の滴るステーキのような映画が多い中、 たまにはあっさりとした生野菜のような本作を観て、 ドロドロになって動脈硬化を起こしている思考を、 さらさらにしてみてはどうでしょうか。


ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]

オトーサン、 「順序が逆になったな」 続編の"銀河の危機"のほうを先にみています。 「...なるほど」 超能力をもつ4人、ファンタスティック・フォーの誕生秘話を みることができました。 やはり、順番に見るべきでした。 原題:Fantastic Four (2005) 監督:Tim Story 原作:Stan Lee/Jack Kirby 脚本;Mark Frost/Michael France Genre:Action / Adventure / Fantasy / SF Rated PG-13 for sequences of intense action, and some suggestive content. Country:USA / Germany Language:English 上映時間:106分 あらすじ: リードは、宇宙嵐の研究者だ。 ジョニーやベンとともに、実業家ビクターに援助を乞いに行く。 ビクターと一緒に現れたのは、元恋人のスーだった。 実験の手違いで、宇宙嵐の放射線に晒されてしまう。 4人は、それぞれ独特の超能力を授かるのだった。 出演者: Ioan Gruffudd ... Reed Richards(リード) Jessica Alba ... Sue Storm(スー) Chris Evans ... Johnny Storm(ジョニー) Michael Chiklis ... Ben Grimm(ベン) Julian McMahon ... Victor von Doom(ビクター) オトーサン、 「大活躍だ」 ジェシカ・アルバ、見事な肢体を披露してくれます。 透明人間になれるスー役で、アクションもできるし、 リードとビクターの間で揺れる女心もちゃんと表現しています。 リードとキスするシーンには笑ってしまいました。 「そりゃないよ」 透明じゃ、どこが唇か分かりませんよね。 JESSICA ALBA  ジェシカ・アルバ 誕生日 1981/4/28 出身 米カリフォルニア州 母はフランス・デンマーク系、父はメキシコ・インディアンのスペイン系。 幼い頃から女優を目指し、12歳でプロに。 アトランティック・シアター・カンパニーで演技を学ぶ。 テレビでは「フリッパー」のマヤ役や「ダーク・エンジェル」のマックス役など。 「僕たちのサマーキャンプ」で映画デビュー。 2007年5月にキャッシュ・ウォーレンと結婚。 2008年6月、女児出産。 出演作 1994年「僕たちのサマーキャンプ/親の居ぬ間に…」 1999年「25年目のキス」◆「アイドル・ハンズ」 2000年「監禁」◇ 2002年「スリーピング・ディクショナリー」◇ 2003年「ダンス・レボリューション」 2005年「シン・シティ」◇「ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]」◇ 2007年「ファンタスティック4 銀河の危機」◇「噂のアゲメンに恋をした!」 2008年「アイズ」◇ その他の出演者: Hamish Linklater ... Leonard Kerry Washington ... Alicia Masters Laurie Holden ... Debbie McIlvane David Parker ... Ernie Kevin McNulty ... Jimmy O'Hoolihan Maria Menounos ... Sexy Nurse Michael Kopsa ... Ned Cecil Andrew Airlie ... Compound Doctor Pascale Hutton ... Nightclub Girlfriend G. Michael Gray ... Nightclub Boyfriend User Rating:5.7/10 ( 69,422 votes)IMDb User Rating:6.6/10 ( 2,111 votes)Yahoo! オトーサン、 「ま、こんなものかも」 ジェシカ・アルバのラジー賞ノミネートは、 下手というよりも、それだけ目立ったということでしょう。 ラジー賞ノミネート ・ワースト主演女優賞 ジェシカ・アルバ User Reviews write_to_ellenさん United States 2005年7月18日 実に楽しめる。 この映画、よくできている。 愉快だ。 生真面目に受けとることはない。 どこから批判が出ているのか分からない。 だが、えてしていい映画は悪い批評を浴びることがある。 つまり、大勢が納得できなかったということだ。 このケースでは、最近のいくつかのコミック・ブックの映画が、 何らかの意味を訴えようとしたからだろう。 思うに、ひとびとは、楽しみ方を忘れたのだろう。 異様さやからかい半分のユーモアがいい。 この映画には、コミック・ブックの要素があり、 大げさなところや、やや馬鹿げたところもある。 そう、ジェシカ・アルバは、考えられないほど、ぴったりしたjumpsuit.を着ている。 そう、ヒューマン・トーチは、やけに如才なく魅力的だ。 実生活で出会ったら、その傲慢さにピンタを食らわせたくなるだろう。 だけど、これは実生活ではないんだ。 忘れちゃいけない。 マーベルコミックの世界なんだぜ。 衣服がタイトで、会話が...そうだろう。 誰が気にする? この映画、実に愉快で、 連中が存在するといいと思うし、 世間体を気にすることなどないのだ。 オトーサン、 「手厳しいなぁ」 服部弘一郎さん 2005年10月5日  ジェシカ・アルバの見えざるストリップにはドキドキ! でも映画としてはイマイチなのだ…… 実験中に強力な宇宙線を浴びて超能力を身に付けた科学者たちが、 同じ宇宙線を浴びてモンスターになった男と戦うSFアクション・アドベンチャー映画。 原作は『スパイダーマン』や『X-メン』と同じスタン・リー。 監督は『TAXI NY』のティム・ストーリー。 主人公たちが超能力を身に付けるまでがとても素早い展開で、 各キャラクターの人間関係などもテキパキ紹介してしまう段取りの良さに感心する。 しかしこの映画、すべてがそのテキパキした段取りの中で進行してしまい、 いつまでたっても本格的なドラマが生まれないまま終わってしまった印象だ。 全体にとても軽い。軽すぎて物足りない。 結局この映画は、何を観客に見せたかったのだろうか?  そのポイントが、この映画を観ていてもよくわからないのだ。 映画のあちこちに小さな見せ場はある。 しかしそれを観ていても、ちっともハラハラドキドキできない。 すべては段取りなのだ。 本当の大きなクライマックスやスペクタクルの前に、 どんな映画も用意している段取り芝居の気配。 その段取りが付けば、次には本格的にスゴイ何かが観られるに違いないとこちらが身構えていても、 この映画はそれを見せないままクライマックスを駆け抜けてしまう。 いったいこれは何だろうか。 映画の観客は、火事場見物の野次馬みたいなものだ。 遠くで消防車のサイレンが聞こえる。 火事見物のためにあわてて家を飛び出していく。 火事場の現場らしきものが、どんどん近づいてくる。火元は近い。煙のにおいもする……。 火事場まで駆け付けるスピードにおいて、 この『ファンタスティック・フォー』という映画は素晴らしい働きをしている。 まっしぐらに火事場に近づき、煙が吹き出し、炎がめらめらと燃える現場まで一直線だ。 ところが、この映画はその現場を同じ速度で通りすぎてしまうのだ。 立ち止まってゆっくり見せてくれない。 すぐにまた、次の現場に向ってすっ飛んでいく。 これはなんだかすごく、欲求不満な気持ちにさせられてしまうのだ。 なぜこうなってしまうのか、僕にはよくわからない。 脚本が問題だったのかもしれないが、それよりも僕は、 この手の映画で製作作業が分業化されてしまった弊害のようにも思う。 役者の芝居とデジタル作業で作られるスペクタクルが、 うまく融合できていないのではないだろうか。 事前に作られた設計図にもとづいて、監督は役者の芝居を撮影し、 特殊効果やCGのスタッフは決められたシーンを作る。 そのふたつの作業が、チグハグなのかもしれない。 これはデジタル技術の使い方を知り尽くしているジョージ・ルーカスが作った、 『スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐』と比べれば一目瞭然だろう。 『スター・ウォーズ』は壮大で華麗な絵作りの部分と、 ダークでグロテスクな絵作りの部分をちゃんとCGで作り分けている。 その点でこの映画はどれも、絵がキレイキレイすぎる。


パリより愛をこめて

オトーサン、 「いいね、いいね。007だ」 「ロシアより愛をこめて」のあのしゃれたタイトルと テーマ音楽が頭に響いてきます。 リュック・ベッソン、やってくれるじゃないですか。 原題:From Paris with Love (2010) 監督:Pierre Morel 原作:Luc Besson 脚本:Adi Hasak Genre:Action / Crime / Thriller 上映時間:95分 あらすじ: リースは、パリのアメリカ大使館に勤務し、 秘書官として、大使に重用されている。 彼女のキャロラインともうまくいっている。 だが、裏の顔はCIAの下級職員で、 夢はエージェントになることだった。 ある日、CIAから指令が下り、 ワックスとコンビを組むことになる。 出演者: John Travolta ... Charlie Wax(ワックス) Jonathan Rhys Meyers ... James Reece(リース) Kasia Smutniak ... Caroline(キャロライン) Richard Durden ... Ambassador Bennington(大使) オトーサン、 「いいね、いいね」 ジョン・トラボルタ、なかだるみの時期もありましたが、 最近は、なかなかのもの。 若手のジョナサン・リース=マイヤーズは、いまいち。 JOHN TRAVOLTA  ジョン・トラボルタ 誕生日 1954/2/18 出身 米ニュージャージー州イングルウッド ニューヨークの演劇学校で学び、 16歳の時、サマーストックの「バイ・バイ・バーディ」でデビュー。 18歳の時、ブロードウェイ・ミュージカル「グリース」に出演。 75年「魔鬼雨」で映画デビュー。 ディスコ・ブームを巻き起こした77年「サタデー・ナイト・フィーバー」と 94年「パルプ・フィクション」で二度アカデミー賞にノミネートされる。 95年「ゲット・ショーティ」でゴールデン・グローブ賞主演男優賞受賞。  妻は女優ケリー・プレストン。 2009年1月、バハマ旅行中、別荘の浴室で長男ジェット(16)を亡くす。 出演作 1975年「魔鬼雨」 1976年「キャリー」◆ 1977年「サタデー・ナイト・フィーバー」 1978年「グリース」 1979年「年上の女」 1980年「アーバン・カウボーイ」 1981年「ミッドナイト・クロス」 1983年「ステイン・アライブ」「セカンド・チャンス」 1985年「パーフェクト」 1988年「エキスパーツ」 1989年「ベイピートーク」 1990年「ベイピートーク2/リトル・ダイナマイツ」      「MYベスト・フレンズ」 1991年「過ぎゆく夏」 1993年「ベイピートーク3/ワンダフル・ファミリー」 1994年「パルプ・フィクション」 1995年「ゲット・ショーティ」「ジャンクション」 1996年「マイケル」◇「フェノミナン」◇「ブロークン・アロー」◇ 1997年「フェイス/オフ」◇「シーズ・ソー・ラブリー」      「マッド・シティ」◇ 1998年「パーフェクト・カップル」◇「シン・レッド・ライン」      「シビル・アクション」◇ 1999年「将軍の娘/エリザベス・キャンベル」◇ 2000年「バトルフィールド・アース」◇「ラッキー・ナンバー」◇ 2001年「ソードフィッシュ」◇「ドメスティック・フィアー」◇ 2002年「オースティン・パワーズ ゴールド・メンバー」 2003年「閉ざされた森」◇ 2004年「パニッシャー」◇「炎のメモリアル」◇「ママの遺したラヴソング」◇ 2005年「BE COOL ビー・クール」◇ 2007年「ヘアスプレー」◇ 2009年「サブウェイ123」◇ JONATHAN RHYS-MYERS  ジョナサン・リース=マイヤーズ 誕生日 1977/7/27 出身 アイルランド・ダブリン 家族とともにコークに移住。 3歳の時に父が家族を置いて家出、母と弟と暮らす。 孤児院でも生活していた。 荒れた少年時代を送り、16歳の時には退学。 「草原とボタン」のオーディションを受けたことがきっかけで俳優を目指す。 94年「ダブリン・バスのオスカー・ワイルド」で映画デビュー。 96年「マイケル・コリンズ」の暗殺者の少年役などで注目される。 98年「ベルベット・ゴールドマイン」でロンドン映画批評家協会賞受賞。 テレビでは2005年テレビ映画「ELVIS/エルヴィス」でエルビス・プレスリーを演じ、 ゴールデン・グローブ賞受賞。 出演作 1994年「ダブリン・バスのオスカー・ワイルド」 1996年「マイケル・コリンズ」◆「キラークィーン 舌を巻く女」 1997年「ザ・メイカー」◇「17 セブンティーン」 1998年「ベルベット・ゴールドマイン」◇「Bモンキー」◆      「セクシュアル・イノセンス」◇「視姦」 1999年「タイタス」◆「楽園をください」◆ 2001年「私は「うつ依存症」の女」「フラッシュバック」 2002年「ベッカムに恋して」◆ 2003年「テッセラクト」「ミッシング・ハイウェイ」 2004年「アレキサンダー」◆「ブラザー・ハート」 2005年「マッチポイント」◇「ELVIS エルヴィス」(TM)◇ 2006年「M:i:V」◆ 2007年「奇跡のシンフォニー」◆ その他の出演者: Yin Bing ... M. Wong Amber Rose Revah ... Nichole Eric Godon ... Foreign Minister Francois Bredon ... The Thug Chems Dahmani ... Rashid (as Chems Eddine Dahmani) Sami Darr ... The Pimp Julien Hagnery ... Chinese Punk Mostefa Stiti ... Dir Yasin Rebecca Dayan ... Foreign Minister's Aide Michael Vander-Meiren ... Airport Security Official Didier Constant ... Customs Official User Rating:6.4/10 ( 10,728 votes)IMDb User Rating:7.2/10 ( 70 votes)Yahoo! オトーサン、 「ま、こんなものかも」 User Reviews hankjadajadaさん Sweden 2010年3月4日 必見、「96時間」並だ。 最初は、かなり冴えないが、 時間の経過とともに、どんどんよくなって、スリリングになっていく。 ちょっと見には、ありきたりだが、そうではない。 ユーモアがないと考えるかもしれないが、 実際は、隠されていて、よくバランスがとれている。 実に早いペースでアクションが展開されていき、 スマートで大人向きになっていく。 ダニエル・クレイグ主演の新ボンド映画とよく似ている。 賛否両論あるだろうが。 ジョン・トラボルタは、こう誇示する。 ようこそ、オレの世界へ、 オレが本当のジェームス・ボンドなんだぜ。 だから、座って楽しめばいいのだ。 オトーサン、 「この映画、リュック・ベッソンの紙芝居?」 それとも、観客を馬鹿にした猿芝居なのかも。 服部弘一郎さん 2010年3月18日  ジョン・トラボルタがパリで大暴れするアクション映画。 こんな映画が作れるという現実が驚き。 パリのアメリカ大使館で大使の秘書として働くジェームズ・リースには、 CIAの秘密捜査官という裏の顔がある。 だがやっている仕事は、駐車場のナンバープレートを入れ替えるとか、 出先に盗聴器を仕掛けるなどの地味なものばかり。 電話で秘密指令を伝えてくる上役には「もっと大きな仕事を」と掛け合うのだが、 その日の指令も空港で足止めを食っている 別の捜査官を迎えに行くという地味なもの……のはずだった。 だがチャーリー・ワックスというこの捜査官、 税関でもめたあげくに持ち込みが禁止されている大型拳銃を持ち込んだり、 食事に入った中華レストランで従業員たちと大銃撃戦を繰り広げたりと、 行く先々でとてつもなくバイオレンスな展開を巻き起こしていく。 彼がパリにやってきた理由は何なのか?  ジェームズはいきなり地雷原のど真ん中に立たされたようなこの状況から、 無事に脱出することができるのだろうか? 主演はジョン・トラボルタとジョナサン・リース・マイヤーズ。 リュック・ベッソンの原案を『アルティメット』や『96時間』の ピエール・モレルが映画化したアクション映画だ。 中身は軽薄なハリウッド製B級アクション映画のパロディみたいなもの。 メチャクチャに強いタフなヒーローがいて、 そのタフさを際立たせるために秀才型の相棒を配置して、 そこに恋愛のドタバタをからめ、 銃撃戦の中で次々に死体の山が築かれ、車が何台か爆発する。 こういう映画は大衆的なファストフードかファミレスみたいなもので、 出来合いの味付けではあるが一応の空腹は満たせるが、 だからといって飛びきり美味いというわけじゃない。 いやむしろ、これは下手なんだろう。 下手でもそれが気にならないように、事前にセントラルキッチンで 調理済みのものや冷凍されたものが運ばれ、 注文ごとに電子レンジでチンしているような味だ。 それでも不味くはない。 とりあえずデートでもするか、とりあえず映画でも観るか、 とりあえず月並みなアクション映画でも観ておくか、 という時に重宝するような、観た後に何も残らない、 これを観たとしてもそれで人生が変わるような人が全世界にただひとりもいないような、 そんな映画なのだ。 この映画を一言で言い表すなら、それは「凡庸」だ。 僕はこの映画の内容そのものより、 この映画がどのような仕組みで成り立っているかを考える方が面白いと思う。 この映画はフランス映画だ。 フランスの製作スタジオで、フランス人のスタッフが、 フランスを舞台にした映画を作っている。 ただし映画の主人公はアメリカ人で、ハリウッドから俳優を呼び寄せて、 英語で芝居をさせている。 最初から世界市場に向けて、ハリウッド映画のマガイモノを作っているのだ。 考えてみれば、かつて同じような仕組みで量産されていた映画ジャンルがあった。 それはマカロニ・ウェスタンだ。 イタリアやフランスではできるのに、日本はなぜ同じことができなんだろうか?


グリーン・ゾーン

オトーサン、 「え、イラク戦争の映画だったか」 まったくの予備知識なしに見に行くのも、 たまにはいいと思って、初日に見に行きました。 グリーン・ゾーンというのは、安全地帯の意味です。 原題:Green Zone (2010) 監督:Paul Greengrass 原作:ajiv Chandrasekaran 脚本:Brian Helgeland Genre:Action / Drama / Thriller / War Rated R for violence and language. Country:France / USA / Spain / UK Language:English 上映時間:115分 あらすじ: イラク戦争開戦から4週間後。 ミラーと彼の部隊は、 砂漠地帯に隠された大量破壊兵器の行方を追う。 大量破壊兵器が隠されているとみられる 倉庫に踏み込むが空振りに終わる。 国防総省の動きに不信感を覚えた彼は、 同じ疑念を抱くCIA調査官ブラウンと共闘する... 出演者: Matt Damon ... Miller(ミラー) Brendan Gleeson ... Martin Brown(CIA調査官 ブラウン) Greg Kinnear ... Clark Poundstone(国防総省 パウンドストーン) Amy Ryan ... Lawrie Dayne(WSJ記者 ローリー) Yigal Naor ... General Al Rawi(アル・ラウィ将軍) Khalid Abdalla ... Freddy(フレディ) オトーサン、 「マット・デイモン、好演!」 「ボーン・アイデンティティー」「ボーン・スプレマシー」同様 必死に頑張る好漢という路線ですが、成功しています。 MATT DAMON  マット・デイモン 誕生日 1970/10/8 出身 米マサチューセッツ州ボストン ハーバード大学在学中、「ミスティック・ピザ」の端役で映画デビュー。 主演クラスの役を得るのは難しく、 幼なじみのベン・アフレックと二人で書いた 「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」の映画化に奔走。 アカデミー賞とゴールデングローブ賞の主演男優賞にノミネートされ、脚本賞を受賞。 1998年、ベン・アフレック、クリス・ムーアと共に 制作会社ライヴ・プラネットの前身であるパール・ストリート・プロダクションを設立。 99年「リプリー」でゴールデングローブ賞主演男優賞にノミネート。 2006年、ルシアナ・バロッソと結婚。 出演作 1988年「ミスティック・ピザ」 1992年「青春の輝き」 1994年「ワイルド・メン」(TM)「ジェロニモ」 1996年「戦火の勇気」◆「グローリー・デイズ 旅立ちの日」(TM) 1997年「レインメーカー」◇「チェイシング・エイミー」◆      「グッド・ウイル・ハンティング/旅立ち」◇ 1998年「プライベート・ライアン」◆「ラウンダーズ」◇ 1999年「ドグマ」◇ 2000年「タイタンA.E.」(声)◇「リプリー」◇      「バガー・ヴァンスの伝説」◇「小説家を見つけたら」◆      「すべての美しい馬」◇ 2001年「オーシャンズ11」◆      「恋の方程式 あなたのハートにクリック2」      「マジェスティック」(声)      「ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲」◆ 2002年「ボーン・アイデンティティー」◇「スピリット」(声)「コンフェッション」▲      「GERRY ジェリー」 2003年「ふたりにクギづけ」◇ 2004年「ボーン・スプレマシー」◇「オーシャンズ12」◆      「世界で一番パパが好き」▲ 2005年「ブラザーズ・グリム」◇「シリアナ」◇ 2006年「ディパーテッド」◇「グッド・シェパード」◇ 2007年「オーシャンズ13」◆「ボーン・アルティメイタム」◇ 2008年「チェ 39歳別れの手紙」▲ 2010年「グリーン・ゾーン」 その他の出演者: Nicoye Banks ... Perry Jerry Della Salla ... Wilkins Sean Huze ... Conway Said Faraj ... Seyyed Hamza Faycal Attougui ... Al Rawi Bodyguard Aymen Hamdouchi ... Ayad Hamza Michael J. Dwyer ... MET D Edouard H.R. Gluck ... MET D Brian Siefkes ... MET D Adam Wendling ... MET D Abdul Henderson ... MET D Paul Karsko ... MET D - Sims Robert Miller ... MET D User Rating:7.2/10 ( 9,823 votes)IMDb User Rating:7.5/10 ( 106 votes)Yahoo! オトーサン、 「こういう映画もあっていい」 User Reviews briandconnorさん Australia 2010年2月3日 「グリーン・ゾーン」にグリーンライト この映画は、最近のイラク戦争に触発された映画だ。 そう期待しなかったが、見終わって嬉しかった。 ペースが早く、最初からわくわくする。 この映画で戦うのは、アメリカとイラクというよりも、 国防総省とCIAで、そこが実に面白い。 しかも、イラクの変革を求める観点からなのだ。 大量破壊兵器が存在するという"情報"からイラクに侵攻した、 そういう前提は、信じられる。 マット・デイモンは、捜索班のリーダー役にあっている。 CIA調査官のブレンダン・グリーソンも同様だし、 国防総省パウンドストーン役のグレッグ・キニアの卑劣さも見事だ。 みんないい演技をみせている。 撮影は、モロッコ、スペイン、英国。 だが、すべてバクダットにみえると断言する。 見事な舞台づくりだ。 そう、ハンドカメラが多用されている。 頭痛がしてきたが、その点だけが不満だ。 映画が従来の手法に安住しないで、 不確実さを埋め込んだリアリズムを狙うのは、分かる。 この筋書きや登場人物は、実際のものだろうか? 私が知っているのは、この映画の原作は、 ワシントンポスト記者のラジーフ・チャンドラセカランのノンフィクション 'Imperial Life in the Emerald City'(2006)ということだけ。 本を読んでいないから、厳密なコメントはできない。 この映画のストーリーの正しさについて、しばらく考えたが、 「グリーン・ゾーン」は、私にはグリーンライトに思える。 オトーサン、 「おおむね賛成だが...」 でも、最後に書いている"何を今さら"というのは、賛同しかねます。 戦争を戦った国民と傍観した国民との意識の差でしょう。 だって、敵国の視点ですよ。 殺された息子の敵の立場でつくられた映画ですよ。 服部弘一郎さん 2010年2月18日 『ボーン・アルティメイタム』の監督・主演コンビが描くイラク戦争。 市街戦の描写はものすごい臨場感だ。 2003年3月、イラク戦争勃発。 国際的な反対運動が起きていたにもかかわらず、 アメリカを中心とする多国籍軍はイラクに対する空爆を開始。 物量に勝る多国籍軍はあっと言う間にイラク主要都市を制圧し、 4月9日には首都バグダードも陥落。 フセイン政権は崩壊して、正規軍による組織的な反撃は収束した。 だがここから、多国籍軍の新たな戦いが始まる。 散発するゲリラ的な攻撃をかいくぐりながら、 戦争の大義名分であった「イラクが大量破壊兵器(核兵器や化学兵器)を隠し持っている」 という証拠を探さなければならないのだ。 アメリカ陸軍のロイ・ミラー上級准尉は部下と共に バグダード市内で大量破壊兵器の捜索活動を行っていたが、 行く先々で見つかるのは空の倉庫や廃工場ばかり。 こんなあやふやな情報のために、部下の命を危険にさらさせるわけにはいかないと 上官に抗議しても聞き入れられない。 むしろミラーの言動は「戦争の大義」を揺るがす不穏当なものだとして煙たがられる。 イラク戦争には国際的な風当たりが強い。 大量破壊兵器が見つからないなどと、今さら言えるはずがないではないか。 不信感を募らせるミラーのもとに、 市内の住宅地でフセイン政権の大物たちが秘密会合を持っているという情報が入る。 現場に踏み込んだミラーたちは捕らえた男から、 会合の中心人物がフセイン政権の最高幹部のひとりアル・ラウィ将軍だった事実を突き止める。 将軍は逃亡したが、現場には1冊のノートが残された。 このノートを手がかりにして、ミラーはアメリカ政府上層部が抱える陰謀に迫っていく。 話の内容自体は「何を今さら」というものだ。 イラク国内に大量破壊兵器がなかったことは常識だし、 戦争の本当の目的は「フセイン政権打倒」こそ 親子2代にわたるブッシュ大統領の悲願だったなどとも揶揄されている始末だ。 実際のところは対米挑発路線で国内を統治していたフセイン独裁政権を倒し、 イラクに親米的な新政権を樹立させようということにあったのだろう。 映画の中の人名はすべて架空のものだと思うが、 イラク国内の旧勢力を温存したまま新政権に移行しようとする考えと、 旧勢力を一掃した後にアメリカ主導で新政権を作ろうとする考えの対立などは、 アメリカ主導で作られた連合国暫定当局内部でのジェイ・ガーナーと ポール・ブレマーの路線の違いなどを踏まえたものになっている。 このブレマー路線が結果として、イラクを内戦状態に追い込んでいくことにもなる。 映画はそのあたりを、巧みに絵解きしてくれる。 しかしここで述べられている内容自体は、 日頃から国際ニュースなどにそれなりに目を通している人にはやはり「何を今さら」だろう。 空爆を地上から見上げるシーンの再現や、 占領直後のバグダード市内の再現など見どころは多いのだが、 戦争から7年たった「今」に、この映画は何を突きつけたかったのだろうか?


トリック 劇場版2

オトーサン、 「好かんなぁ」 堤幸彦監督作品は、苦手です。 「明日の記憶」だけは、評価しますが、 「20世紀少年」はパスしました。 原題:トリック 劇場版2(2006) 監督:堤幸彦 脚本:蒔田光治 Genre: Mystery/Commedy 上映時間 111分 あらすじ: 関東沖合に浮かぶ小さな島、筐神島。 山の頂上には巨大な岩。 それは、この島を支配する霊能力者・筐神佐和子が、 たった一人で一晩のうちに持ち上げたものだという。 そんなある日、次郎のもとに青年がやって来て、 10年前に筐神佐和子に連れ去られた 幼なじみの美沙子を連れ戻してほしいと相談を持ちかける。 上田は当然のように奈緒子を巻き込み、 2人はいざ筐神島へと乗り込むのだったが…。 出演: 仲間由紀恵 ... 山田奈緒子 阿部寛 ... 上田次郎 片平なぎさ ... 筐神佐和子 堀北真希 ... 西田美沙子 オトーサン、 「これって、片平なぎさ?」 なつかしいなぁ、独特の暖かいキャラです。 堀北真希だけ、真面目に演技していました。 その他の出演者: 野際陽子 ... 山田里見 生瀬勝久 ... 矢部謙三 平岡祐太 ... 青沼和彦 綿引勝彦 ... 赤松丑寅 上田耕一 ... 佐伯周平 北村有起哉 ... 伊佐野銀造 大島蓉子 ... 池田ハル アベディン・モハメッド ... ジャーミーくん 池田鉄洋 ... 秋葉原人 瀬戸陽一朗 ... 照喜名保 User Rating 6.7/10 ( 1,986 votes)Yahoo! オトーサン、 「つまらなくはないが...」 User Reviews: ペペロンチーノさん 2006年6月18日 確実に30歳代以上に向けた映画。 こんな高得点を付ける映画じゃないのだが、 映画館でたった一人(正確には夫婦二人) 拍手喝采するほど満足するシーンがあったもんで。 ええええ、単に自己満足の点数ですとも。 そもそもこのシリーズに映画的な面白さは求めてませんし。 渋谷で観たのが失敗で、やたらジャリジャリしてた。 ジャリンコどもキャッキャ喜んでましたがね、 可哀相に奴らが喜んでいるのは この映画全体の15%程度のところでしかなくてね。 つーか、お前ら上映中しゃべりすぎ。 何で上映中携帯見てんだよ! 「一流女優仲間由紀恵が映画史に 足跡を残すために必要な映画化」だった (と私一人が言っている)前作に比べ、 否、テレビシリーズに比べても、全体的に小振りな印象を受ける。 小ネタやトリックの仕掛けが非常に小さく感じられる。 ですがね、そこにトンデモナイ大仕掛けが待ってるんですよ。 これが大仕掛けと気付くかどうかが世代の差。 ジャリンコどもには一切理解できない。 ネタバレになるから詳しくは書きませんけどね。 これだけは言っておきましょう。 「これは本当はトリックではない。片平なぎさの映画である。」 ぶっちゃけ、ジャック・マイヨールと聞いて キョトンとしてる奴らが観ても仕方がない映画ですよ。 要するに、若者が「スッゲー面白い」と言う映画ではなく、 ある程度の年齢の者が 「アホや、アホや」言いながら楽しむ映画なんだと思う。 あ、そうそう。 堀北真希は地味だけどいい女優になると思う。 なるといいな。 オトーサン、 「映画を馬鹿にしている?」 paris1895さん 2007年11月21日 この男は、映画を読んでいる 堤幸彦という男を語る時に必要な言葉は一つだ。 この男は、映画を読んでいる。 映画とは読むものではなく、見るものとして生まれたという事にすら意識を払わない、 この男に映画的な言説など必要ではない。 映画を読んでいる、という言葉は多大なる矛盾を孕んでいる。 つまり、読むものとして生まれたテレビと、 見るものとして生まれた映画の違いである事こそが、 映画とテレビの決定的な違いに他ならない。 映画的要素を必死に取り繕う事でテレビの中で、 ひときわ目立つ事に成功した男は、 しかし、映画にたいして変化球を投げる才能を持たぬまま、 映画にやってきてしまい、 さらに映画である事という仮面をかぶりつづけている。


合衆国最後の日

オトーサン、 「なぜ、借りたんだっけ?」 そうそう、リチャード・ウィドマークみたさでした。 本作では、バート・ランカスターとの競演が見物です。 原題:Twilight's Last Gleaming (1977) 監督:Robert Aldrich 原作:Walter Wager 脚本:Ronald M. Cohen/Edward Huebsch Genre:Thriller 上映時間: あらすじ: 1981年、元空軍大佐のデルら4人が、 刑務所を脱走し、核ミサイル基地に侵入し、要求を突きつける。 ・ベトナム戦争時の国家機密文書の公表、 ・国外逃亡資金1千万ドルの用意、 ・逃亡まで大統領を人質とすることだ。 司令センターの責任者マッケンジー将軍は、 大統領に連絡し、非常機密会議が招集される。 タカ派高官らは、デルの抹殺を主張する。 出演者: Burt Lancaster ... Gen. Lawrence Dell(デル) Paul Winfield ... Willis Powell(パウエル) Burt Young ... Augie Garvas(オギー) Richard Widmark ... Gen. Martin MacKenzie(マッケンジー将軍) Charles Durning ... President David T. Stevens(大統領) Melvyn Douglas ... Zachariah Guthrie(ザック) オトーサン、 「2人ともオーラがあるな」 バート・ランカスターも、リチャード・ウィドマークも、 貫禄充分で、感情表現の名手です。 収穫は、大統領役のチャールズ・ダーニング。 誰にも頼れない大統領職の苦悩を見事に体現していました。 ザックは、明らかにキッシジャーでしょうね。 BURT LANCASTER  バート・ランカスター 誕生日 1913/11/2-1994/10/20 出身 米ニューヨーク サーカスの花形だったが、負傷し映画界へ。 46年「殺人者」での映画デビュー。 翌年、ハロルド・ヘクトと組み独立プロを設立。 サーカスの経験を生かし、「怪傑ダルド」「真紅の海賊」などで 数々のアクション映画で活躍。 60年「エルマー・ガントリー」でアカデミー主演男優賞受賞。 後年はイタリアのビスコンティ監督の「山猫」「家族の肖像」にも出演。 94年、心臓麻痺で亡くなった。 出演作 1946年「殺人者」 1947年「真昼の暴動」「砂漠の怒り」      「ハリウッド・アルバム」▲「暗黒街の復讐」 1948年「私は殺される」「暴れ者」 1949年「裏切りの街角」「欲望の砂漠」 1950年「怪傑ダルド」 1951年「復讐の谷」「アメリカ野郎」「タルファ駐屯兵」 1952年「真紅の盗賊」「愛しのシバよ帰れ」 1953年「南海ピンク作戦」「地上より永遠に」「白人酋長」 1954年「アパッチ」「ヴェラクルス」 1955年「ケンタッキー人」「バラの刺青」 1956年「空中ブランコ」「雨を降らす男」 1957年「OK牧場の決闘」「成功の甘き香り」 1958年「深く静かに潜航せよ」「旅路」 1959年「悪魔の弟子」 1960年「許されざる者」「エルマー・ガントリー」 1961年「明日なき十代」「ニュールンベルグ裁判」 1962年「終身犯」 1963年「愛の奇跡」「秘密殺人計画書」▲「山猫」 1964年「5月の7日間」「大列車作戦」 1965年「ビッグ・トレイル」 1966年「プロフェッショナル」 1968年「インディアン狩り」「泳ぐひと」 1969年「大反撃」「さすらいの大空」 1970年「大空港」 1971年「迫撃のバラード」「追跡者」 1972年「ワイルド・アパッチ」 1973年「スコルピオ」「ダラスの熱い日」 1974年「真夜中の男」 1975年「家族の肖像」 1976年「1900年」「ビッグ・アメリカン」「エンテベの勝利」 1977年「カサンドラ・クロス」「合衆国最後の日」      「ドクター・モローの島」 1978年「戦場」 1979年「ズールー戦争/野望の大陸」 1981年「狂える戦場」「アトランティック・シティ」 1983年「ローカル・ヒーロー」「バイオレント・サタデー」 1985年「トレジャーinメキシコ」 1986年「タフガイ」「鷲の翼に乗って・人質奪回緊急指令!」 1988年「ジブラルタル号の出帆」 1989年「フィールド・オブ・ドリームス」 1990年「ファントム・オブ・オペラ」「恐怖の航海 アキレ・ラウロ号事件」 1991年「裁かれた壁 〜アメリカ・平等への闘い〜」 1999年「ビートニク」 CHARLES DURNING  チャールズ・ダーニング 誕生日 1923/2/28 出身 米ニューヨーク州ハイランド・フォールズ 朝鮮戦争に従軍して除隊後、NY大学に学び、 アメリカン演劇アカデミーで演劇を勉強。 しかしボクサーや工員、ダンスのインストラクターに用心棒など、 長い下積み生活を経験。 62年に地方巡業の舞台に合格し、 オフ・ブロードウェイに出演。 65年に映画デビュー。 70年あたりから出演作も増えて「スティング」や「狼たちの午後」の刑事役で有名に。 77年の「合衆国最後の日」では大統領になり、 「テキサス1の赤いバラ」と「メル・ブルックスの大脱走」で アカデミー助演賞ノミネート。 「トッツィー」の女装した親父役も忘れがたい。 73年に再婚している。 出演作 1969年「USAブルース」 1970年「ブルースマンハッタンT/哀愁の摩天楼」 1971年「幸せをもとめて」 1973年「悪魔のシスター」「スティング」 1974年「フロント・ページ」 1975年「狼たちの午後」「ヒンデンブルグ」 1976年「軍用列車」「ニューヨーク一獲千金」 1977年「合衆国最後の日」「クワイヤボーイズ」「民衆の敵」 1978年「フューリー」「愛はエーゲ海に燃ゆ」 1979年「プリティ・ギャンブラー」「マペットの夢みるハリウッド」      「夕暮れにベルが鳴る」「結婚ゲーム」「ノースダラス40」 1980年「ファイナル・カウントダウン」 1981年「シャーキーズ・マシン」「告白」 1982年「トッツィー」「テキサス1の赤いバラ」 1983年「メル・ブルックスの大脱走」「セカンド・チャンス」 1984年「青春の祈り/司祭への道」 1985年「スティック」「赤い靴をはいた男の子」 1986年「スタンド・アローン/怒りの銃弾」「ビッグ・トラブル」      「太陽の7人」「タフガイ」「エメラルド・レジェンド」 1987年「恋する大泥棒」「殺しのロザリオ」「サマー・デイズ」      「エリオット・バーンズの帰還」 1988年「ザ・コップ」「ファーノース」「ブレンダ・スター」 1989年「キャット・チェイサー」「エトワール」 1990年「ディック・トレイシー」「フェイタル・スカイ」 1991年「私がウォシャウスキー」 1993年「ミュージック・オブ・チャンス」 1994年「未来は今」「星に想いを」 1995年「最後の晩餐/平和主義者の連続殺人」 1996年「スパイ・ハード」「ホーム・フォー・ホリデイ」      「素晴らしき日」 1998年「ギャング・オブ・シカゴ 復讐の鎮魂歌」 2000年「オー・ブラザー!」「消滅水域」 2001年「LAPD処刑分署」 その他の出演者: Roscoe Lee Browne ... James Forrest Joseph Cotten ... Arthur Renfrew - Secretary of State Richard Jaeckel ... Captain Stanford Towne William Marshall ... William Klinger - Attorney General Gerald S. O'Loughlin ... Brigadier General O'Rourke Charles Aidman ... Bernstein Leif Erickson ... Ralph Whittaker - CIA Director Charles McGraw ... Peter Crane - General of the Air Force Morgan Paull ... First Lieutenant Louis Cannellis User Rating:6.8/10 ( 780 votes)IMDb User Rating:8.6/10 ( 29 votes)Yahoo! オトーサン、 「確かに考えさせる映画だ!」 歴代の大統領は、苦い真実を国民に長年告知せず! そのツケが自分に回ってきたとき、大統領はどうするか? 鳩山首相が提起した沖縄問題への国民の反応を思い浮かべました。 User Reviews markoさん Brentwood, TN 1999年9月19日 面白く、考えさせる バート・ランカスターの政治的イデオロギーの産物だ。 そう批評されているが、実に面白い。 単純に政治的に反論して片づけるには惜しい。 X世代のひとは、知らないだろうが、 核ミサイル発射の瀬戸際という時代があったのだ。 この映画は、その緊迫感をよく捉えている。 (戦略空軍司令部が、核兵器へアクセスできる全員の精神病検査を主張している!) ヴェトナム戦争の秘密という筋書きも批判されているが、 ヘンリー・キッシンジャーの初期の著作や国防総省の文書を読んだひとならば、 それが不自然だとは思わないだろう。 最後に流れる曲がいい! オトーサン、 「入魂の映画批評、ここにあり!」 カナボンさん 2008/11/23 国家権力へ挑め! 驚きました、何故かこの傑作がまだレビュー数0だったとは。 それでは栄えあるレビュー第1号として本作について書かせていただきます。 今日のお題目は「合衆国最後の日」です。 まだどなたもレビューされていないことから、 本作の存在はあまり知られていないことが予想できますが、 この映画、緊迫したサスペンスを描いたなかなかの傑作です。 話自体は単純で、よくある歴戦の勇士が祖国に嵌められて苦渋を嘗め、 ICBM9基の発射ボタンに手をかけて、 合衆国にベトナム戦争の真実を公表せよとテロを起こす物語です。 しかし人質として現職大統領を要求するあたり、 なかなか意表を突くスケールの大きさを感じさせもします。 監督は、男性映画の巨匠、ロバート・アルドリッチ。 この映画も登場人物が全て男性ということで男性映画ということができるでしょう。 しかしアルドリッチ男性映画の他の作品とは、大きく趣が異なっています。 それは彼の他の傑作群と比べて、非常にスリリングで、 手に汗握るようなキリキリ感抜群の純粋なサスペンスだということ。 テロリストのローレンス・デルたちがミサイル基地に潜入するところからすごい緊張感です。 パスワードの場面なんか地味ですが良いですよね。 かと思うと、テロの仲間の残り3人のうち、すぐに銃をぶっ放す能なし (テロやギャングの仲間の内にこのような過激な人物が必ず一人いることはお約束ですねw) を潜入後、すぐに粛清してしまうデルの描写など、 えっ?という感じで見事にやられてしまいます。 その他、外部からの発射遮断装置のサリンの装置を分離するところなんか、 例の凶悪事件の記憶がまだ生々しく残る我々日本人には特にハラハラさせられること請け合い。 そして発射体制に動き出す9基のミサイルの描写などは、 とても言葉では言い表せられない緊迫感を堪能できます。 この作品でアルドリッチはコマ割を多用しています。 電話での会話の場面などもそうですが、複数の画面を同時に画面に映し出すこの技法、 このような種類の映画にはピッタリだと改めて感じました。 ことに先述した発射体制を取るミサイルの場面などは、 4つもの画面を同時に映し出し、 激昂するそれぞれの描写がとてもリアルに感じられます。 その一方で作品全体を支配するのが、 デルと危機管理の司令センターのマッケンジー将軍との知恵比べ。 過去に上司と部下でもあったため、お互いの手の内を読みあい、 出方を見るところなんかは、名作「眼下の敵」を彷彿とさせますね。 それも演じる役者の力があってのことです。 敵対するデルとマッケンジーを演じるのが、 昨日レビューした「カサンドラ・クロス」で奇遇にも 同じマッケンジーという大佐を演じていたバート・ランカスター。 そして本作のマッケンジーを演じるのが数々の悪役で有名な演技派、 リチャード・ウィドマークなんです。 この二人の俳優、共に渋くて大ファンなんですが、 二人が共演する作品は本作一本のみで、 まさに自分にとっては夢の顔合わせだったりします。 ウィドマークは見るからに冷酷な顔つきの俳優なんですが、 実際の彼は物静かで親しみやすいインテリ紳士だったそうですよ。 その他、「スティング」のチャールズ・ダニングが、 実は少々臆病で優柔不断な大統領を熱演。 そして閣僚として、メルビン・ダグラス、ジョセフ・コットンといった 名優中の名優が脇を固めているのも特筆すべきです。 それ以外にも「ロッキー」シリーズでお馴染みのバート・ヤングや、 当時の黒人俳優では売れっ子だったポール・ウィンフィールドらが見事な演技を見せています。 この映画のラスト、きっと思いも寄らない結末が待ちうけていることになると思います。 原題を直訳すれば、「黄昏時の最後のきらめき」ということになり、 これは合衆国国歌の一説で、”全世界の黄昏時、 その一瞬のきらめきの如く合衆国が生まれ出た”という意味に通じるのだそうですが、 この映画でアルドリッチが訴えたことは、 ”アメリカという超大国のたそがれの最後の輝き”なんですね。 いかにもアルドリッチらしい反骨精神の表し方ではないでしょうか。 名監督と名優が織りなす、まさに骨太な傑作サスペンスです。 この作品も是非一人でも多くの方に見ていただきたい名作の一本です。


タイタンの戦い

オトーサン、 「どうしようかなぁ?」 IMDbのスコアは、わすか6.0/10です。 でも、映画評論家の前田有一さんが激賞しているので、 見ることにしました。 原題:Clash of the Titans (2010) 監督:Louis Leterrier 脚本:Travis Beacham/Phil Hay/Matt Manfredi/Beverley Cross Genre:Action / Adventure / Drama / Fantasy 上映時間:100分 あらすじ: 神話の時代。 神々の横暴により人間界にはさまざまな災厄がふりかかっていた。 業を煮やしたアルゴスの王は、最高神ゼウスらに戦いを挑む。 だが冥界神ハデスの返り討ちにあい、 愛する王女アンドロメダを生贄に差し出すはめに。 神と人の間に生まれたペルセウスはそれを見過せなかった。 神の子として生きろと迫る父ゼウスに逆らい、 人間として生き、人間として戦うために立ち上がる。 出演者: Sam Worthington ... Perseus(ペルセウス) Liam Neeson ... Zeus(ゼウス) Ralph Fiennes ... Hades(ハデス) Alexa Davalos ... Andromeda(アンドロメダ) Gemma Arterton ... Io(イオ) オトーサン、 「うーん」 主演のサム・ワーティングトンは、元気が取り柄なだけ。 ベテラン俳優ライアム・ニーソンとラルフ・ファインズの演技力に あらためて感心しました。 女優さん2人は、まったく感心しませんでした。 SAM WORTHINGTON サム・ワーティングトン 誕生日 1976/8/2 出身 オーストラリア パース オーストラリア国立演劇学院に学び、舞台やTV作品に出演。 2000年の「タップ・ドッグス」で映画デビュー。 02年のブルース・ウィリス主演作「ジャスティス」でハリウッド進出を果たす。 04年「Somersault」(日本未公開)ではオーストラリア映画協会賞の主演男優賞を受賞。 また「007/カジノ・ロワイヤル」では、 ジェームズ・ボンド役の最終候補のひとりに挙げられていた。 そして、世界的大ヒット・シリーズの「ターミネーター4」で準主役に選ばれ、 一躍その名が知られることとなる。 その後も、ジェームズ・キャメロン監督作「アバター」で主役に抜擢、 「タイタンの戦い」でも主演を務めるなど近年大飛躍を遂げている。 俳優になる前はレンガ積み職人をしていた。 俳優業の傍ら、私生活ではサーフィンに勤しんでいる。 出演作 2000年「タップ・ドッグス」 2002年「ジャスティス」 2006年「マクベス ザ・ギャングスター」<未> 2009年「ターミネーター4」「アバター」 2010年「タイタンの戦い」 その他の出演者: Jason Flemyng ... Calibos / Acrisius Tine Stapelfeldt ... Danae Mads Mikkelsen ... Draco Luke Evans ... Apollo Izabella Miko ... Athena Liam Cunningham ... Solon Hans Matheson ... Ixas Ashraf Barhom ... Ozal Mouloud Achour ... Kucuk Ian Whyte ... Sheikh Sulieman User Rating:6.0/10 ( 25,057 votes)IMDb User Rating:6.1/10 ( 521 votes)Yahoo! オトーサン、 「結局、CGで勝負しているだけだな」 User Reviews 前田有一さん 2010年4月24日 れぞ少年が胸躍らせる冒険活劇 案外保守的なハリウッドのビジネスマンたちは、 最近ギリシャ神話に目をつけ次々と映画化している。 題材どころかタイトルまでほとんど同じ企画を両方通してしまい、 あわてて片方を改題するなど あわてんぼうな一面をさらけだしたりもしているが、 「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」に続く本作『タイタンの戦い』も、 そんなギリシャ神話ブームに乗ったひとつだ。 (略:あらすじ) ペルセウスと人間側のわずかな残存勢力による精鋭パーティーが、 ハデスとその怪物クラーケンに立ち向かうまでを描くアドベンチャー。 81年の同名映画のリメイクである。 かわいい女の子を手篭めにしまくり、 愛を食らって生きるなどとのたまうエロ狂いの神どもに、 圧倒的に非力な人間が天誅(下克上?)を下すストーリー。 ただしこれではさすがに不謹慎。 そこで主人公を父親神とタイミングよく和解させることで、 悪役を神全体からハデス一人に首尾よくすり替える事に成功した。 特別な剣をその象徴として登場させ、ついでに見せ場も作ってしまうなど、 じつにうまい脚本である。 宗教面を気にせず、誰もが安心して楽しめる。 アメリカでもおかげで大ヒットした。 81年のオリジナル版は、 本作のようにCGではなく古典的なストップモーションアニメと役者の合成で、 この上なくワクワクする特撮映像を作り出した。 この技術の代名詞たるレイ・ハリーハウゼンの名を知らずとも、 メドゥーサの光る目や大さそりのリアルな動きに感動した人は少なくあるまい。 リメイク版にも、クリーチャーのデザインや ところどころのショットにその名残を残してある。 無理やり3D版を用意したあたりも、 アドベンチャー映画の見世物的な一面を極めたオリジナルに、 少しでも近づこうとの気持ちの表れだ。 残念ながら立体版はわざわざ見る必要のないレベルの仕上がりだが、 オリジナルで感じた「熱さ」はよく再現されていた。 3D版は個性的な声色の日本の声優たちが吹き替え版を頑張った事もあるが、 なにしろキャラクターが立っている。 見た目も性格もはっきりと区別され、誰でも見分けがつくようになっている。 こういう親切設計は洋画が苦手な人にはありがたい。 神の子ながら善良な人間の家族に育てられ、 その力を100%人類のために使うペルセウス。 現実主義者でたたき上げ軍人のリーダー。 そして新兵ながら勇気ある若者や、彼を父親のように見守るベテラン兵、 一筋縄ではいかない狩人兄弟、そして美人ストーカー。 みな人間味があるやつらばかりだ。 途中から人間ではないような奴も混じってくるが、 これまた美味しい役どころである。 また、彼ら古代人ときたらえらく勇気のある連中で、 10m以上はあるかという大さそりの集団に襲われてもまるでひるまない。 剣だの槍だのといった原始的な武器とチームワークで堂々と戦い抜くのだ。 たとえ仲間が倒れても一歩も引かない。 その、悲壮にして勇猛果敢な戦いの中で、 最初はいがみあっていた主人公ペルセウスと人間軍の関係も友情に変わる。 これで盛りあがらないはずがない。 新「タイタンの戦い」は、旧版とはまるで違った技術により作られた最新作だが、 少年やもと少年のおじさんたちの心を奮い立たせてくれる良作だ。 きっと男の子には、勇気と力と知恵の大切さを教えてくれるだろう。 ギリシャ神話映画、なかなか好調である。 オトーサン、 「ギリシャ人は怒っている!」 Dimitris Tさん Greece 2010年4月6日 見ていて悲しくなった... ペルセウス神話は、深遠な哲学と悲劇から成り立ち、 世紀を超えて人気を博してきた。 Googleで検索し、オリジナルを読むといい。 知らないことも分かるだろう。 例えば、クラーケンも、スコーピオンなど出てこない。 メドゥーサの首は、最後に、女神アテネの防具の飾りとなった。 敵を脅かすために、本物の防具にメドゥーサが描かれているほどだ。 クラーケンとスコーピオンは、レイ・ハリーハウゼンが1981年に発明したものだ。 ファンタスティックなクリーチャーでスクリーンを賑わすためだ。 その一方で、現存する神話に基づき、ストーリーを展開した。 登場人物や筋書きをできるだけ尊重したのだ。 いい仕事だった。 さて、2010年、連中は、コピーをコピーした。 原作のコピーではない。 不思議だ。 またスコーピオン? またもやクラーケン? 神話から逸脱しようとするなら オリジナルな方法で逸脱すべきでないか? 神話は、世紀を超えた伝説だ。 製作者らは、それを尊敬し、それに学ぶべきだ。 もっと良くやれるはずなのに、不思議だ。


追いつめられて

オトーサン、 「なぜ借りたのかな?」 美人女優ショーン・ヤングをみたかったからでしょう。 ケビン・コスナーとジーン・ハックマンという アカデミー賞俳優の競演は見応えがありました。 原題:No Way Out (1987) 監督:Roger Donaldson 原作:Kenneth Fearing 脚本:Robert Garland Genre:Action / Drama / Mystery / Thriller 上映時間:114分 トムは、海軍将校。 国防長官ブライスの秘書官で、友人のプリチャードが 長官就任パーティに招いてくれる。 そこで、スーザンと出逢い、恋に落ちる。 海外で武勲を立てた後、ブライスの直属スタッフとなり、 スーザンと再会する。 夢のような週末旅行からスーザンの部屋に帰った2人は、 突然、ブライスの訪問を受ける。 実は、スーザンはブライスの愛人だったのだ... 出演者: Kevin Costner ... Lt. Cmdr. Tom Farrell(トム) Gene Hackman ... Defense Secretary David Brice(ブライス) Sean Young ... Susan Atwell(スーザン) Will Patton ... Scott Pritchard(プリチャード) オトーサン、 「やはり、巧いな」 ケビン・コスナー、ごく普通の容貌で演技も控えめですが、 実にリアルで、説得力のある演技です。 KEVIN COSTNER ケビン・コスナー 誕生日 1955/1/18 出身 米カリフォルニア州リンウッド カリフォルニア州立大学フラートン校マーケティング科に入学後、 演劇科に移り、コミュニケーション・シアターの舞台に立つ。 映画は85年「ファンダンゴ」の主演、 87年「アンタッチャブル」のエリオット・ネス役でブレイクする。 監督としては自ら主演も務めた90年「ダンス・ウィズ・ウルブズ」で アカデミー賞最優秀作品賞、最優秀監督賞受賞。 出演作 1981年「黒の殺人リスト」(未) 1982年「ギャンブラーズ/最後の賭け」      「ラブinニューヨーク」「女優フランセス」 1983年「5人のテーブル」「再会の時」(場面カット)      「テスタメント」 1985年「シルバラード」「ファンダンゴ」      「アメリカン・フライヤーズ」 1986年「マリブ・ビーチ物語」      「世にも不思議なアメージング・ストーリー」 1987年「アンタッチャブル」◇「追いつめられて」◇ 1988年「さよならゲーム」「ドリーム・リーグ」 1989年「ガンランナー」「フィールド・オブ・ドリームス」◇ 1990年「リベンジ」「ダンス・ウイズ・ウルブズ」◇ 1991年「ロビン・フッド」◇「イン・ベッド・ウイズ・マドンナ」      「JFK」◇ 1992年「ボディガード」◇ 1993年「パーフェクトワールド」◇ 1994年「ワイアット・アープ」◇「チャイナ・ムーン」      「8月のメモワール」 1995年「ウォーターワールド」◇ 1996年「ティン・カップ」◇ 1997年「ポストマン」◇ 1999年「メッセージ・イン・ア・ボトル」◇      「ラブ・オブ・ザ・ゲーム」◇ 2000年「13デイズ」◇ 2001年「スコーピオン」◇ 2002年「コーリング」◇ 2003年「ワイルド・レンジ 最後の銃撃」◇ 2005年「ママが泣いた日」◇「迷い婚 すべての迷える女性たちへ」 2006年「守護神」◇ 2007年「Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼」◇ GENE HACKMAN  ジーン・ハックマン 誕生日 1931/1/30 出身 米カリフォルニア州サン・バーナディノ 父は旅行記者。1才でイリノイに移住。 16才で学校を中退し、海兵隊に入隊。 除隊後、ニューヨークに出て、トラックの運転手、靴のセールス、 レストランのドアマンなど職を転々とする。 30代でテレビ局のADとなり、本格的に俳優になることを決め、 パサディナ・プレイハウスで演技を学ぶ。 オフ・ブロードウェイやブロードウェイにデビュー。 60年代から映画にも出演し、 71年「フレンチ・コネクション」でアカデミー主演男優賞を受賞、 92年「許されざる者」でアカデミー助演男優賞を受賞した。 その他では「スーパーマン」シリーズの悪役レックス・ルーサー役が有名。 活躍度 ◎→ 演技力 ☆☆☆☆☆☆ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆☆★ 出演作 1961年「機関銃を捨てろ」 1964年「リリス」 1966年「ハワイ」 1967年「体当たり決死隊」「俺たちに明日はない」「夜の誘惑」 1968年「汚れた7人」 1969年「暴動」「さすらいの大空」      「白銀のレーサー」「宇宙からの脱出」 1970年「父の肖像」 1971年「さらば荒野」      「フレンチ・コネクション」◇アカデミー主演男優賞 1972年「ブラック・エース」「ポセイドン・アドベンチャー」 1973年「スケアクロウ」 1974年「カンバセーション…盗聴…」      「ヤング・フランケンシュタイン」      「西部に来た花嫁」 1975年「フレンチコネクション2」◇「弾丸を噛め」      「ナイト・ムーブス」「ラッキー・レデイ」 1977年「遠すぎた橋」「外人部隊フォスター少佐の栄光」      「ドミノ・ターゲット」 1978年「スーパーマン」◆ 1981年「スーパーマン2/冒険編」◆「レッズ」 1982年「錆びた黄金」 1983年「アンダー・ファイアー」「ウィンター・ローズ」      「地獄の7人」「セカンド・チャンス」(声) 1985年「ターゲット」「燃えてふたたび」「キングの報酬」 1986年「勝利への旅立ち」 1987年「スーパーマン4/最強の敵」◆「追いつめられて」◆ 1988年「傷だらけの青春」「ミシシッピー・バーニング」◇      「ブルーウォーターで乾杯」      「私の中のもうひとりの私」「BAT★21」 1989年「ザ・パッケージ」 1990年「カナディアン・エクスプレス」◇「キャノンズ」      「ハリウッドに口づけ」 1991年「訴訟」「ロシアン・ルーレット」 1992年「許されざる者」◆アカデミー助演男優賞      「ザ・ファーム/法律事務所」◆      「ジェロニモ」「ザ・ドキュメント・オブ・イーストウッド」 1994年「ワイアット・アープ」 1995年「クイック&デッド」◆「クリムゾン・タイド」◆      「ゲット・ショーティ」 1996年「バード・ケージ」「チェンバー/凍った絆」      「ボディバンク」 1997年「目撃」◆「アンツ」(声)◆ 1998年「エネミー・オブ・アメリカ」◆「トワイライト」 2000年「リプレイスメント」◆「アンダー・サスピション」◇ 2001年「ザ・メキシカン」◆「ハートブレイカー」◆      「エネミー・ライン」◆      「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」◇      「ザ・プロフェッショナル」◇ 2003年「ニューオーリンズ・トライアル」◇ SEAN YOUNG  ショーン・ヤング 誕生日 1959/11/20 出身 米ケンタッキー州ルイビル インターロック・アーツ・アカデミーで学び、 ニューヨークに出てマイケル・チェコフ・スタジオで演技を学んだ。 活躍度 △→ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1980年「マンハッタンのジェイン・オースティン」 1981年「パラダイス・アーミー」 1982年「ブレード・ランナー」「病院狂時代」 1984年「砂の惑星」 1985年「恐竜伝説ベイビー」 1987年「追いつめられて」「ウォール街」 1988年「ジェームズ・ウッズのコカイン」 1989年「今ひとたびの」 1990年「アパッチ」 1991年「死の接吻」 1992年「モンテカルロ殺人事件」「フォーエバー」「ラブ・クライム/官能の罠」      「ブルー・アイス」 1993年「HOLD ME THRILL ME KISS」「危険な微笑/氷の情事が壊れるとき」      「レディXスーパーモデルは昼の顔」 1994年「エース・ベンチェラ」「カウガール・ブルース」「インターセクション」 1995年「ジキル博士はミス・ハイド」「交差死体」 1996年「エクセプション/殺意のダイヤモンド」 1997年「メタル・イーグル」「インモラル・シェフ」      「インモラル捜査官」 2000年「ホワイトトラッシュ その日暮らし」 その他の出演者: Howard Duff ... Senator William 'Billy' Duvall George Dzundza ... Sam Hesselman Jason Bernard ... Major Donovan Iman ... Nina Beka Fred Dalton Thompson ... CIA Director Marshall Leon Russom ... Kevin O'Brien Dennis Burkley ... Mate Marshall Bell ... Contra #1 Chris D. ... Contra #2 Michael Shillo ... Schiller Nicholas Worth ... Cup Breaker User Rating:7.0/10 ( 13,065 votes)IMDb User Rating:7.6/10 ( 334 votes)Yahoo! オトーサン、 「名画だ」 これだけ見事な脚本と演技力の映画は、そうありません。 User Reviews NewEnglandPatさん Virginia 2005年7月17日 ハイテク殺人と隠蔽工作のスリラー。 これは、手に汗にぎるスリラーだ。 隠蔽工作と殺人のストーリーで、 ケビン・コスナーとジーン・ハックマンのペアがいい。 ショーン・ヤングは、悲劇的な女性で、ケビン・コスナーと恋に落ちる。 運命の車輪を回し、この映画を最高のものにしている。 筋書きは2転3転する。 すばらしい演技で、サスペンスが盛り上がる。 隠蔽工作がばれるなか、国防総省の建物内で、 ケビン・コスナーは、ますます危険な羽目に陥る。 ウィル・パットンとジョージ・ズンザは、手堅い助演だ。 ジーン・ハックマンの飼い犬役ウィル・パットンは、 頑張っているが、やり過ぎだ。 素敵な映画だが、結末はよくない。 映画の筋書きや鼓動につながっておらず、 面倒で満足できない結末になっている。 ケビン・コスナーは、ヒーローだ。 だが、この映画を良いものにしているのは、ジーン・ハックマンだ。 オトーサン、 「ほんとだ!」 こもねこさん 2009年6月9日 あっ!と驚くラストへ向かって息もつかせぬサスペンス 仲間を救ったヒーローである兵士が、国防長官の愛人と一夜を過ごす。 ところが、その愛人が長官に殺されたことから、 最後に逢った証拠がある兵士が、自分が犯人にしたてあげられないために奔走。 一方、長官の部下は、長官を犯人にならないよう模索...、そして驚愕のラスト!。 こういう内容の作品は、ラストがわかるともう一度見たいとは思わないものだけど、 この「追いつめられて」は、何度も見たくなるサスペンスだ。 どこが面白いかと言うと、映画のほとんどがペンタゴン(アメリカ国防総省)の中、 という警察が自由に捜査できない、閉塞された中での出来事、ということ。 さらに、真犯人の長官を守ろうとする者と犯人にさせられてしまうかもしれない兵士とが、 ほぼ同時進行で事件の証拠をもみ消そうとしたり、 事件の行方を別に向けようと工作する演出が、よりサスペンス性を濃くしているところ。 サスペンスの真髄をついた、なかなかの好編なのだ。 そして、私は声をあげてしまった、驚きのラスト。 この作品を見た人のどれだけが、このラストを想像したのか。 だって、主演はケビン・コスナーだよ!


アーサーとミニモイの不思議な国

オトーサン、 「へぇ、ディズニー映画じゃないんだ」 リュック・ベッソンが監督しているのは、意外でした。 でも、ハリウッドとはちがうアニメが楽しい作品です。 原題:Arthur et les Minimoys (2006) 監督・原作:Luc Besson 脚本:Celine Garcia/ Luc Besson Genre:Adventure / Family / Fantasy Rated PG for fantasy action and brief suggestive material. Country:France Language:French / English 上映時間 104分 あらすじ: アーサーは、祖母と暮らす10歳の少年。 冒険家で失踪した祖父が埋めたルビーを探している最中に、 屋根裏部屋で魔法の地図を発見。 体長2mmのミニモイ族が住む世界が描かれていた。 満月の夜、体長が2mmに縮んだアーサーは、 ミニモイ族の世界にたどり着く。 マルタザール軍団に襲撃されていると知り、 セレニア姫を救おうと魔法の剣をふるう。 出演者: Freddie Highmore ... Arthur(アーサー) Mia Farrow ... Granny(祖母) 英語版吹き替え Ron Crawford ... Archibald(祖父アーチボルト) Madonna ... Princess Selenia(セレニア姫) David Bowie ... Maltazard(マルタザール) オトーサン、 「坊や、頑張ってるね」 「ミニモイ族ら、造形がいいね」 「ミア・ファーロ、祖母にしては若すぎない?」 FREDDIE HIGHMORE  フレディ・ハイモア 誕生日 1992/2/14 出身 英ロンドン 6歳から演技のキャリアを始め、 99年「WOMAN TALKING DIRTY」で映画デビュー。 2004年「ネバーランド」ではデイヴィズ家4人兄弟の3男ピーターを演じた。 2005年「チャーリーとチョコレート工場」で放送映画批評家協会賞最優秀新人男優賞受賞。 出演作 2001年「ビーンストーク ジャックと豆の木」「アヴァロンの霧」 2004年「トゥー・ブラザーズ」◇「ネバーランド」◇「ジム・ヘンソンの不思議の国の物語」 2005年「チャーリーとチョコレート工場」◇ 2006年「プロヴァンスの贈りもの」◆「アーサーとミニモイの不思議な国」◇ 2007年「スパイダーウィックの謎」◇「奇跡のシンフォニー」◇ 2009年「アーサーと魔王マルタザールの逆襲」◇ その他の出演者: Penny Balfour ... Arthur's Mother Doug Rand ... Arthur's Father Adam LeFevre ... Davido Jean Bejote Njamba ... Massai Chief Lee Delong ... Saleslady Allen Hoist ... Easylow Christian Erickson ... Antique Dealer Robert William Bradford ... Baliff Robert Dauney ... Arthur's Father Ezra Knight ... Chief Matassalai その他の出演者(英語版吹き替え): Robert De Niro ... King Snoop Dogg ... Max Jimmy Fallon ... Betameche Emilio Estevez ... Ferryman Harvey Keitel ... Miro Rob Corddry ... Seides Nathan Corddry ... Seides Erik Per Sullivan ... Baby Bug / Mino Chazz Palminteri ... The Travel Agent Anthony Anderson ... Koolomassai Jason Bateman ... Darkos David Suchet ... Narrator User Rating:5.9/10 ( 7,335 votes)IMDb User Rating:7.3/10 ( 888 votes)Yahoo! オトーサン、 「アメリカでは、こけたのか」 User Reviews DarkRaven1717さん United States 2007年1月14日 この映画、いいと思う!!!! オーケー、この映画、見ていて仰天した。 漫画やピクサー映画をほとんど見てきた。 思うに、これは、最高の映画のひとつだ。 少しでも興味を抱いたら、見に行って判断してほしい。 キャラクターが実にいい。 すばらしいシーンがいくつかある。 終わってほしくなかった。 もっと彼らを知りたくなった。 妙に引きづらず、流れがいい。 多くのディテールが、映画をよくしている。 古い感じの家、地域、部屋がいい。 描きこまれた衣服も、性格もいい。 ストーリーの展開が分かるのもいい。 ミニモイ族の小さな世界に入りこむと、 そこで起きるすべてのアクションに夢中になる。 だから、他人の意見に頼らず、 自分自身で判断してほしい。 あるがままのすばらしい映画を楽しんでほしい。 オトーサン、 「黒美さん、事情通だなぁ」 黒美君彦さん 2007年6月15日 最後の監督作品?? リュック・ベッソンが自ら「これが監督としての最後の作品だ! もう疲れた!」などと吹聴して?まわっている作品。 そんなに引退宣言してまわらなくてもいいのにね(苦笑)。 フランスで600万人以上を動員したのに、アメリカではコケまくり、 興行収入も製作費のおよそ4分の1の1500万ドルにしか過ぎなかったそうで、 米国での配給を担当したワインスタイン・カンパニーに噛み付きまくっているそうだ。 曰く「彼らは映画に勝手に手を加えて、まるでアメリカ映画であるかのように見せかけた」 「アメリカ版『アーサーとミニモイの不思議な国』の声優に、 マドンナやスヌープドッグ、ロバート・デニーロなどを起用したことがヒットしなかった原因だ」。 (eiga.comニュース、07年5月30日) いいじゃん、故国フランスでヒットしたんだから。 さて、作品だがCG技術はなかなかだし、ハリウッド的なスピード感もあって飽きはしなかった (ストーリーは平板だし、あまりに説明不足ではあるけれど)。 フランス映画だけど何故か舞台は米国コネチカット州の1960年。 英語版では主役のアーサー(フレディ・ハイモア)は家族の中でただひとり何故か英国訛り (仕方ないか。だってイギリス人だもの…苦笑)。 ミア・ファローが祖母役、というのが驚き(またまた苦笑)。 マドンナやデヴィッド・ボウイ、デ・ニーロら豪華な声優陣ではあるが、 別に彼らである必然性は感じなかったけどな。 米国版について監督はモノを言えなかったのだろうか…まさか! 可もなく不可もなく、という感じだが、知り合いの映画業界関係者に言わせると、 キャンペーンで会った映画関係者で最も印象が悪かったのがリュック・ベッソンだったそうで、 そんなところがどうも米国での興行収入不振にも影響しているのかも。 ちなみに監督は引退するけど、もっぱら今後はプロデューサーとして君臨するそうです。 CGに関心ある人には面白いかもしれません。


ある夏の日

オトーサン、 「なつかしいな」 "刑事コロンボ"のピーター・フォーク主演です。 買ったのは、正解でした。 ワンコインで、これだけ樂しめるなんて。 原題:A Storm in Summer (2000) (TV) 監督:Robert Wise 脚本:Rod Serling Genre:Drama See 上映時間:94分 あらすじ: NY北部の田舎町。 ユダヤ人のシャディックは、デリカテッセンを営んでいる。 早く妻を亡くし、最愛の息子も戦死した。 近所では、偏屈者で通っている。 いまは、甥で遊び人のスタンレーが居候している。 或る日、慈善事業に熱心なグロリアに懇願され、 黒人少年ハーマンを2週間預かることになって... 出演者: Peter Falk ... Abel Shaddick(シャディック) Aaron Meeks ... Herman D. Washington(ハーマン) Andrew McCarthy ... Stanley Banner(スタンレー) Nastassja Kinski ... Gloria Ross(グロリア) オトーサン、 「心の機微を演じて余すところなし」 刑事コロンボのピーター・フォーク、 俳優としての力量を遺憾なく発揮しています。 PETER FALK  ピーター・フォーク 誕生日 1927/9/16 出身 米ニューヨーク州オシニング 12才の時にニューヨーク州北部のキャンプ・ハイ・ポイントで 「ペンザンスの海賊」の舞台に出演。 56年にオフブロードウェイデビュー。 60年「殺人会社」で映画デビュー。 アカデミー賞助演男優賞にノミネート。 61年「ポケット一杯の幸福」で二度目のアカデミー賞助演男優賞ノミネート。 テレビではNBCの「刑事コロンボ」シリーズでコロンボ役が大ヒット。 4つのエミー賞を獲得している。 活躍度 △→ 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1958年「ジャングル・ガードマン」 1960年「悪の実力者」「殺人会社」「紫暗礁の秘密」 1961年「ポケット一杯の幸福」 1963年「おかしな、おかしな、おかしな世界」 1964年「七人の愚連隊」 1965年「グレート・レース」 1966年「泥棒がいっぱい」「美人泥棒」 1968年「アンツィオ大作戦」 1969年「明日よさらば」「大反撃」 1970年「ハズバンズ」 1972年「シシリー要塞異常なし」 1974年「こわれゆく女」「裏切りのメロディー」 1976年「名探偵登場」「マイキー&ニッキー」 1977年「オープニング・ナイト」 1978年「名探偵再登場」「ブリンクス」 1979年「あきれたあきれた大作戦」 1981年「カリフォルニア・ドールス」「マペットの大冒険」 1986年「ビッグ・トラブル」「ベルリン・天使の詩」      「プリンセス・ブライド・ストーリー」「恋する大泥棒」 1987年「バイブス・秘宝の謎」 1989年「私のパパはマフィアの狩猟」 1990年「ラジオタウンで恋をして」「イン・ザ・スピリット」 1992年「ザ・プレイヤー」▲ 1993年「時の翼にのって/ファラウェイ・ソー・クロース!」 1995年「最高のルームメイト」 2000年「消滅水域」 2001年「コーキ・ロマーノ FBI潜入捜査官?」 2002年「デッド・ロック」 2004年「シャーク・テイル」(声) 2007年「NEXT ネクスト」 その他の出演者: Ruby Dee ... Grandmother Gillian Barber ... Mrs. Parker Lillian Carlson ... Mrs. Gold Keith Gordey ... Cop Ingrid Torrance ... Harriet Rydyr Morse ... Biker Ty Olsson ... Biker Gregor Trpin ... Pool Boy Alvin Sanders ... Bartender Henry O. Watson ... Station attendant Gavin Bennet ... Stickball Boy User Rating:6.7/10 256 votes オトーサン、 「名画だ!」 もっと高いスコアでもいいはずです。 Yahoo!をチェックしたら、未見でした。 残念です。 エミー賞受賞 (Daytime Emmy Outstanding Children's Special) ・作品賞 同ノミネート ・優秀俳優賞 ピーター・フォーク ・脚本賞 ロッド・サーリング User Reviews RodReels-2さん United States 2000年8月12日 甘く、ゆったりしている。 この映画、投資するだけの価値がある。 ピーター・フォークは、最高だ。 言葉では語りきれない個人史をもつ人物を演じている。 監督のロバート・ワイズは、自然で、実に人間的なまなざしで ひとびとを描いている。 (祖母ルビー・ディーと孫ハーマンのバス停での短い別れのシーンをみよ) 脚本家のロッド・サーリングは、 それぞれのシーンに鮮やかにモラルを忍びこませている。 それもイヤ味がなく。 驚きもない、意外な新事実もない。 ただ、皆が真実と知っていることを再確認しているのだ。 オトーサン、 「こういう見事な脚本を書けたらなぁ」 死んでもいいと思うほどです。 JimmyL5555さん United States 2007年1月25日 ロッド・サーリングがまたやってのけた!! ロッド・サーリングは、「トワイライト・ゾーン」で 想像力と四次元を試みたが、それは記憶に残るところだ。 だが、その他の多くの脚本は忘れ去られている。 例えば、「重量選手へのレクイエム」 この映画の脚本は、彼の死の5年前、1970年に書かれた。 ロッド・サーリングは、上記の素敵な作品の雰囲気を見事に再現している。 このストーリーは、時を超えている。 37年前のものとは到底思えない。 ロッド・サーリングは、私のお気に入りで、 彼の社会批評が好きだ。 それにドラマティックなひねりがいい。 この映画でも、同様だ。 出演者がいい。 特にピーター・フォークがいいし、 彼と共演の黒人少年との相性は、魔法のようだ! だが、のんびりしすぎているシーンがいくつかある。 祖母には感情移入できなかった。 (これで、1点マイナスにした) だが、それを除けば、すばらしい映画だ。 家族みんなで見るといい。 絶対に見逃してはいけない!!


レディ・バニッシュ/暗号を歌う女

オトーサン、 「面白いかも」 ワンコインですが、題名が魅力的です。 ヒッチコック「バルカン超特急」のリメイクとありました。 原題:The Lady Vanishes (1979) 監督:Anthony Page 原作:Ethel Lina White 脚本:George Axelrod/Sidney Gilliat/Frank Launder Genre:Action / Comedy / Mystery / Romance / Thriller Country:UK Language:English 上映時間:99分 あらすじ: 大戦勃発間近。 アマンダは、奔放なアメリカ人女性。 祖父の遺言で、結婚を繰り返す毎に大金が入る。 ブタペストのバーで酔って、テーブルに乗り、 取り巻きの男たちにヒットラーの物まねをして大受けする。 だが、怒ったドイツ兵にテーブルをひっくり返される。 頭を打ったので、医師に診断・治療してもらう。 一夜明けて、ロンドン行の特別急行に乗る。 親切な英国人の家庭教師ミス・フロイと出合って、 食堂車にお供して、樂しいひとときをもつ。 コンパートメントに戻って、うとうとし、 目覚めると、ミス・フロイの姿も鞄も見当たらない。 同室の他の4人の乗客に聴くが、 そんなひとは乗っていなかったという。 からかわないで! 医師や知り合った記者ロバートに相談するが、 頭を打った後遺症の夢ではないのかと言われる。 だが、食堂車の曇りガラスの窓には、 フロイが書いたFROYという指文字が残っていた。 半信半疑のロバートと捜査を開始するのだったが... 出演者: Elliott Gould ... Robert(ロバート) Cybill Shepherd ... Amanda(アマンダ) Angela Lansbury ... Miss Froy(フロイ) オトーサン、 「シビル・シェパード、一世一代の活躍!」 大根役者で端役ばかりですが、主役に抜擢されたので、 張り切っています。 華もあります。 一時期、エルヴィス・プレスリーの愛人だったので、 彼のオーラを学んだのでしょうか。 主役のロバートを演じたのは、 ベテラン俳優のエリオット・グールド。 シェパードに食われて、引き立て役に終始しました。 消えたミス・フロイ役は、アンジェラ・ランズベリー。 「ああ、あのジェシカおばさんか」 ELLIOT GOULD エリオット・グールド 誕生日 1938/8/29 出身 米ニューヨーク・ブルックリン ブロードウェイの見習いから始め、 ロンドンのウエストエンドなどの数多くの舞台を経験。 64年「The Confession」で映画デビュー。 69年「ボブ&キャロル&テッド&アリス」でアカデミー賞助演男優賞ノミネート。 テレビの「サタデー・ナイト・ライブ」では6エピソードでホスト役を務め、 その1回でエミー賞受賞。 出演作 1969年「ボブ&キャロル&テッド&アリス」 1970年「M★A★S★H」「…YOU…」「殺人狂想曲」 1971年「くたばれ!ダーリン」「愛のさすらい」 1973年「ロング・グッドバイ」「破壊!」 1974年「ス★パ★イ」 1975年「キャッシュ」「ナッシュビル」 1976年「可愛い女」「ニューヨーク一獲千金」 1977年「遠すぎた橋」「カプリコン1」 1978年「サイレント・パートナー」「マチルダ」 1979年「オフサイド7」「レディ・バニッシュ/暗号を歌う女」      「マペットの夢見るハリウッド」 1980年「マンハッタン・ラプソディー」「ダーティ・トリック」 1981年「デビルとマックス/天使か悪魔か?」 1982年「結婚の法則」(TM) 1983年「黄昏のブルックリン・ビレッジ」 1984年「顔のない男<露骨な顔>」「マペットめざせブロードウェイ」      「消えた花嫁」(TM) 1987年「ジョーカー/復讐の切り札」 1988年「ザ・テレフォン」 1989年「マリーナの甘い生活」「悪魔の事件簿」「ジャッジメント」 1990年「デッドメン・ドント・ダイ」 1991年「バグジー」「デザート・ソルジャー」(TM) 1992年「ザ・プレイヤー」 1993年「夢で逢えたら」 1994年「グラス・シールド」「ザ・デンジャラス/地獄の銃弾」 1995年「スウィート・ダンス」「パワーゲーム」「見せたがる女」 1997年「ジョンズ」「バッド・デイズ」「シャイニング」(TM) 1998年「アメリカン・ヒストリーX」◆「ビッグ・ヒット」 1999年「ヴァージン・ハンド」 2000年「クレアの恋愛協奏曲」(TM) 2001年「オーシャンズ11」 2004年「オーシャンズ12」 2007年「オーシャンズ13」 CYBILL SHEPHERD  シビル・シェパード 誕生日 1950/2/18 出身 米テネシー州メンフィス 出演作 1971年「ラスト・ショー」 1972年「ふたり自身」 1974年「デイジー・ミラー」 1976年「タクシー・ドライバー」「スペシャル・デリバリー」 1978年「シルバー・ベアーズ」 1979年「レディ・バニッシュ/暗号を歌う女」 1980年「アースライト」 1989年「ワン・モア・タイム」 1990年「ラスト・ショー2」「アリス」 1992年「モンテカルロ殺人事件」 1993年「マンハッタン・ラブ」 2006年「ハード・ラック」 ANGELA LANSBURY  アンジェラ・ランズベリー 誕生日 1925/10/16 出身 英ロンドン 母は貴族の血を引く舞台女優。 女学校を卒業後、ロンドンの音楽アカデミーに入学。 後にニューヨークのフィーギン演劇学校に学んだ。 43年「ガス燈」で映画デビュー。 テレビでは「ジェシカおばさんの事件簿」のジェシカ役。 出演作 1943年「ガス燈」 1945年「緑園の天使」「ドリアン・グレイ・肖像」 1946年「雲流るるはてに」 1947年「美貌の友」 1948年「三銃士」「愛の立候補宣言」 1949年「赤きダニューブ」 1950年「サムソンとデリラ」 1952年「カリブの反乱」 1955年「ダニー・ケイの黒キツネ」「捨身の一撃」 1956年「夜鷹のジョニイ」 1958年 「長く熱い夜」 1960年 「バラ色の森」「階段の上の暗闇」 1961年「ブルー・ハワイ」「17年目の恋の季節」 1962年「影なき狙撃者」 1964年「マリアンの友だち」「ニューヨークの恋人」 1965年「モール・フランダースの愛の冒険」「ハーロー」       「偉大な生涯の物語」 1970年「ベッドかざりとほうき」「すべての人のもの」 1978年「ナイル殺人事件」 1979年「レディ・バニッシュ/暗号を歌う女」 1980年「クリスタル殺人事件」 1983年 「ミセス・アン/殺しのシナリオ」(TM) 1984年「オオカミの血族」)「フィービー・ケイツのレース」(TM)       「ジェシカおばさんの事件簿/サーカスに死が訪れる」(TM) 1986年 「運命の扉」(TM)「天使の怒り2」 1988年 「シュートダウン」(TM) 1990年 「秋の旅路」(TM) 1991年 「美女と野獣」(声) 1996年「ミセス・サンタクロース」 1997年 「アナスタシア」(声) 1998年 「ミセス・シークレット・エージェント/危険な国から愛をこめて」(TM)       「ジェシカおばさんの事件簿/南南西に進路を取れ」(TM) 2000年「ジェシカおばさんの事件簿/寒い国から来た標的」(TM)      「ジェシカおばさんの事件簿/記された殺意」(TM) 2005年「ナニー・マクフィーの魔法のステッキ」 その他の出演者: Herbert Lom ... Dr. Hartz Arthur Lowe ... Charters Ian Carmichael ... Caldicott Gerald Harper ... Todhunter Jenny Runacre ... Mrs. Todhunter Jean Anderson ... Baroness Madlena Nedeva ... Nun Madge Ryan ... Rose Flood Porter Rosalind Knight ... Evelyn Barnes Vladek Sheybal ... Trainmaster Wolf Kahler ... Helmut Barbara Markham ... Frau Kummer User Rating:5.6/10 855 votes オトーサン、 「6点台でもいいのでは?」 User Reviews VLeungさん London, England 2000年7月2日 輝いているのは、シビル・シェパード。 エリオット・グールドではない。 まず、この映画、ヒッチコック映画と比べてはだめ。 同じ種類の映画ではないから、比較は無意味だ。 両方ともちがった意味でいい。 次に、私はエリオット・グールドが好きだが、 この映画の彼はよくない。 いつもの陽気で気楽な魅力がなく、 カメラに向かって、大げさなしかめっ面をみせている。 だが、シビル・シェパードは陽気だ。 私の不満とするところは、girl's movieなのに、 シビル・シェパードが、同じガウンをずっと羽織っていることだ。 ゴージャスだが、girl's movieを作りたいのなら、 頼むから、1週間に1度くらいは、衣装を替えてほしい。 だが、そうしなかった。 彼女の演技は、すばらしい。 まったく物おじすることなく、熱演している。 相当困った事態に直面しているのに。 タフで、お転婆で、美人で、まさにスターだ。 それゆえ、この映画はいいのだ。 いつもはセクシーなエリオット・グールドの演技が、 平板なのは、恥ずかしい。 もっとうまく演じられただろうに。 見る価値あり。 オトーサン、 「その通りだけれど...」 Ikedaさん 2000年8月27日 やはりオリジナル 冒頭から傲慢なイギリス人、 堅苦しいドイツ人、不作法なアメリカ人が 大げさに演出されているので、 大分、オリジナルとは雰囲気が違うなと思って見だしましたが、 その後の展開や小道具的なものを殆ど踏襲しているので、 「バルカン超特急」の内容を思い出しながら 見ている内に終わってしまった映画です。 ヒロインのアメリカ娘シビル・シェパードを やたら横柄な女に描いているのと ナチの介入部分が殆ど省略されている所が違いますが、 そこに40年という時の流れを感じました。 フロイ役のアンジェラ・ランズベリーが懐かしい俳優ですが、 オリジナルの方はヒッチコックの中でもトップ・クラスの作品ですから、 やはりそちらに軍配を上げておきます。


ジグソーマン

オトーサン、 「この顔ぶれで、ワンコインはすごいね」 あの007のテレンス・ヤングが監督して、 名優マイケル・ケインとオリヴィエが競演しています! 原題:The Jigsaw Man (1983) 監督:Terence Young 原作:Dorothea Bennett 脚本:Jo Eisinger Genre:Thriller Runtime:94 min Country:UK Language:English 上映時間:94分 あらすじ: キンバリー元英国秘密情報局長官。 ソ連に亡命し、KGBの中将となる。 死亡したというニュースを流され、整形手術をして ソ連商務官・コズミンスキーに変身させられる。 亡命前、身の安全を守るために隠した、 西欧にいる歴代情報員の支給記録を差し出せと命令される。 その代わり、報酬は100万スイスフラン! だが、危険を察知した彼は、ロンドンの空港で逃走し、 元同僚で今は英国の提督のスケイスと取引しようとする。 出演者: Michael Caine ... Philip Kimberly / Sergei Kuzminsky(キンバリー/クズミンスキー) Laurence Olivier ... Adm. Sir Gerald Scaith(スケイス提督) Susan George ... Penelope Kimberley(ペニー) Robert Powell ... Jamie Fraser(ジェイミー) Charles Gray ... Sir James Chorley (ジェームス) オトーサン、 「マイケル・ケイン、いまいち」 MICHAEL CAINE  マイケル・ケイン 誕生日 1933/3/14 出身 英ロンドン 15歳から様々な職を転々とし、朝鮮戦争に従軍。 帰国後、ロンドンに戻り、舞台監督助手に。 働きながら、ロンドンの演劇学校で学び、舞台デビュー。 56年「韓国の丘」で映画デビュー。 65年「国際諜報局」のハリー・パーマー役で一躍有名となった。 86年「ハンナとその姉妹」、99年「サイダーハウス・ルール」で アカデミー助演男優賞を受賞。 88年「ペテン師とサギ師」、98年「リトル・ヴォイス」で ゴールデン・グローブ賞を手にした。 活躍度 ○→ 演技力 ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆☆★ 出演作 1956年「韓国の丘」 1957年「スパイ戦線」「最後の決死隊」 1958年「鍵」 1961年「カイロ作戦命令」 1962年「新泥棒株式会社」 1963年「ズール戦争」 1965年「国際諜報局」 1966年「パーマーの危機脱出」「泥棒貴族」「アルフィー」 1967年「女と女と女たち」「夕陽よ急げ」「10億ドルの頭脳」 1968年「恐怖の落とし穴」「怪奇と幻想の島」「大侵略」 1969年「ミニミニ大作戦」「空軍大戦略」 1970年「燃える戦場」「最後の谷」 1971年「狙撃者」「ある愛のすべて」 1972年「悪の紳士録」「探偵/スルース」 1974年「ドラブル」「マルセイユ特急」 1975年「ケープタウン」「愛と哀しみのエリザベス」「王になろうとした男」 1976年「ニューヨーク一攫千金」「鷲は舞い降りた」 1977年「遠すぎた橋」「シルバー・ベアーズ」 1978年「スウォーム」「アシャンティ」「カリフォルニア・スイート」 1979年「ポセイドン・アドベンチャー2」 1980年「殺しのドレス」「アイランド」 1981年「キラーハンド」「勝利への脱出」 1982年「デストラップ/死の罠」「ジグソーマン」「リタと大学教授」 1983年「愛と名誉のために」「アバンチュール・イン・リオ」 1985年「レゲエ de ゲリラ」「第三大国の遺産」 1986年「くたばれ!ハリウッド」「影の軍隊」「モナリザ」      「ハンナとその姉妹」      「ハーフムーン・ストリート」 1987年「恋はお手上げ」「ジョーズ87/復讐編」「第四の核」 1988年「ペテン師と詐欺師/だまされてリビエラ」      「迷探偵シャーロック・ホームズ/最後の冒険」      「マネーゲームで大逆転」(声) 1990年「殺意のシステム/ショック・トゥ・ザ・システム」「Mr.ディスティニー」      「ダブルチェイス/俺たちは007じゃない」 1992年「ブルー・アイス」「カーテン・コール/ただいま舞台は戦闘状態」      「クリスマス・キャロル」「永遠に美しく」 1994年「沈黙の要塞」 1997年「ブラッド&ワイン」 1998年「リトル・ヴォイス」 1999年「サイダーハウス・ルール」      「ニューヨークの亡霊」 2000年「追撃者」「クイルズ」「デンジャラス・ビューティー」 2001年「逃亡犯」 2002年「オースティン・パワーズ ゴールドメンバー」 2003年「ウォルター少年と、夏の休日」「愛の落日」 2005年「バットマン ビギンズ」「奥さまは魔女」      「ニコラス・ケイジのウェザーマン」 2006年「トゥモロー・ワールド」「プレステージ」 2007年「スルース」 2008年「ダークナイト」 その他の出演者: Morteza Kazerouni ... Boris Medvachian Michael Medwin ... Milroy Eric Sevareid ... Himself Sabine Sun ... Dr. Zilenka David Kelly ... Cameron Patrick Dawson ... Ginger Vladek Sheybal ... Gen. Zorin Peter Burton ... Douglas Ransom Maggie Rennie ... Mrs. Ransom Richard Aylen ... Older Kimberley User Rating:5.2/10 592 votes オトーサン、 「低いな、残念だ」 出だしの10分ほどを工夫すれば、 ストーリーをよく理解できたことでしょう。 User Reviews Casey-29 Houston, Texas 2000年6月9日 ついていきにくい この映画、面白い。 ついていきにくいが、 2、3度みると、よく分かる。 よく選ばれた名優そろいだが、 観客が期待したものではない。 この映画、アクションや政治好きなひとか、 時間をつぶしたいひとには、いいだろう。 オトーサン、 「英国人らしいな。皮肉たっぷり!」 tad-manlyさん UK 2009年1月24日 身の毛がよだち、ファンタスティック! まさに身の毛のよだつ怖い映画をみている。 それに気づくと、絶対的な怖さを最後まで樂しめるだろう。 マイケル・ケインのアクセントは、信じられないほど悪いが、 たったの一撃で、死に追いやる空手がすごい。 (無意識のうちに、政治家を軽快に演じたりもする) スーザン・ジョージは、いつものように自己中を大仰に演じている。 ロバート・パウエルは、世界を股にかける政治家を演じている。 ローレンス・オリヴィエは、ぶつぶつ言い、 メロドラマのような大げさが身振りだ。 せりふを忘れて、突然、言葉がつまったりする。 だが、誰が彼を責められようか?! 誰もが、大芝居風なひどい会話をさせられているが、 とても信じ難い! 実に樂しいカーチェスのクライマックスの後、 マイケル・ケインは、突如、哲学者になって、 「戦争は悪だ」なんて、古典的なせりふを吐くのだ! この映画、すべてが悪い。 脚本、舞台、演技、アクセント、監督、編集、スタント、 それに音楽もお粗末だ! だが、この程度悪くなると、大したものだ。 あるがままを樂しめばいい。 したがって、この映画は、10点満点だ! この映画の唯一の難点は、当時の目で見なければならないことだ!


ルイジアナ・スカイ

オトーサン、 「外れかなぁ?」 いつも、ワンコインのDVDを買うとき、 心配になります。 「でも、ジュリエット・ルイスなら安心だろう」 当たり!ワンコインなのに、名画に当たったのです。 原題:My Louisiana Sky (2001) (TV) 監督:Adam Arkin 原作:Kimberly Willis Holt 脚本:Anna Sandor Genre:Drama 上映時間:98分 あらすじ: 南部・ルイジアナ。 タイガーは、12歳の女の子だ。 祖母ジュエルは、厳しいなかにも優しく接してくれる。 両親のロニーとコリーナは、知的障害者だ。 大黒柱だった祖母ジュエルの急死で、彼女の農場暮らしは一変する。 洗練された叔母ドーリーが、彼女を引き取り、 都会で暮らすことになったのだ。 出演者: Juliette Lewis ... Dorie Kay(ドーリー) Kelsey Keel ... Tiger Ann Parker(タイガー) Shirley Knight ... Jewel Ramsey(ジュエル) Amelia Campbell ... Corrina Ramsey Parker(コリーナ) オトーサン、 「すごいな」 彼女は都会の洗練された女性ドーリーを演じています。 田舎の少女タイガーからみれば、何不自由ない暮らし。 でも、ある夜、タイガーは垣間みてしまいます。 寝室で、ひとりすすり泣いている姿を。 そう、話は飛びますが、売れっ子の勝間和代さんだって、 人知れぬ涙を流すときもあるのでしょう。 涙顔をみせず、背中を震わわせるだけでしたが、 演技者ジュリエット・ルイスの力量を感じました。 JULIETTE LEWIS  ジュリエット・ルイス 誕生日 1973/6/21 出身 米カリフォルニア 12才の時、テレビの"HOMEFRIES"に主演し、女優の道に。 91年「ケープ・フィアー」でアカデミー賞助演女優賞ノミネート。 父は俳優ジェフリー・ルイス。 出演作 1988年「花嫁はエイリアン」「ライフ・オン・ジ・エッジ」 1989年「ナショナル・ランプーン/クリスマス・バケーション」 1991年「ケープ・フィアー」「ねじれた家族」 1992年「恋に焦がれて」「夫たち、妻たち」 1993年「カリフォルニア」「ギルバート・グレイブ」「蜘蛛女」 1994年「ナチュラル・ボーン・キラーズ」      「ミックス・ナッツ/イブに逢えたら」 1995年「バスケットボール・ダイアリーズ」「ストレンジ・デイズ」 1996年「フロム・ダスク・ティル・ドーン」◆「夕べの星」 1998年「サム・ガール」◇ 1999年「カーラの結婚宣言」◇「4thフロアー」◇ 2000年「誘拐犯」「ガウディ・アフターヌーン」 2001年「ピクチャー・クレア」 2002年「イナフ」 2003年「アダルト♂スクール」「コールド・クリーク 過去を持つ家」 2004年「9.11自由への扉」(TM)「スタスキー&ハッチ」 2006年「ダーウィン・アワード」 その他の出演者: Chris Owens ... Lonnie Parker Karen Robinson ... Magnolia Michael Cera ... Jesse Wade Thompson Nola Augustson ... Mrs. Thompson Robert Haley ... Mr. Thompson Rudy Webb ... Otis Calhoun Neil Girvan ... Milton Lambert Jody Racicot ... Shorty Ksenia Solo ... Abby Lynn Anders Kerry Dorey ... Dr. Randall Barry Stillwell ... Brother Dave User Rating:6.8/10 397 votes オトーサン、 「こいつは名画だ!」 エミー賞受賞 (Daytime Emmy Outstanding Children's Special) ・作品賞 ・監督賞 アダム・アーキン ・演技賞 ケルシー・キ−ル 同ノミネート ・演技賞 ジュリエット・ルイス ・脚本賞 User Reviews: Michael O'Keefeさん Muskogee OK 2001年6月1日 深南部が舞台の成長譚 アダム・アーキンは、考えさせるドラマを監督した。 舞台は、1950年代初期のルイジアナの田舎。 ある一夏、少女には、多くのことが起きた。 12歳の少女は、両親が知的障害者だという事実と向きあわなければならない。 家族を支えているのは、祖母だ。 叔母のドーリーがやってきて、祖母の死を慰めようとする。 やさしく感動的だ。 見る価値がある。 オトーサン、 「見事な批評だなぁ」 brianjmcc05さん United States 2005年3月3日 登場人物がよく描かれている。 この映画、人間を理解するのに役立つ。 なぜ、われわれは、このように行動するのか。 登場人物たちは、見事な演技をしている。 観客は彼らを理解し、深く感情移入させられる。 話が進むにつれて、彼らとともに状況に直面していく。 なぜ、彼らは、そうすべきでないようなことをやってしまうのか それを理解しはじめる。 景色も舞台も、みなスト−リーを盛りあげる。 結末は、すべては、なせばなるものだという感じを 完璧に残してくれる。 悲しみ、罪悪感、救い... われわれが毎日抱くすべての感情を体験できる。 すべては、渾然一体となって、いい映画をつくっている。 この映画が思い出させてくれるのは、 子供であるとは、どういうことなのか、 大人になるとは、どういうことなのか、 愛するものが倒れ、失うのはどういうことなのか。 この映画のすべてのひとに感嘆した。 ジュリエット・ルイスが好きで すばらしい女優と思っていたので見たのだが、 この映画の彼女は、すごかった。 みんな彼女とマッチしていた。 いつまでも心に残る映画だ。 繰り返しみたくなる映画だ。


ディーラーズ

オトーサン、 「面白そうだ」 旅先でぶらりと立ち寄った本屋で買った ワンコイン映画のなかの1本です。 リーマン・ショックもあったので、 トレーダーの世界を勉強しておかなくては。 原題:Dealers (1989) 監督:Colin Bucksey 脚本:Andrew MacLear Genre:Drama Country:UK Language:English 上映時間:87分 あらすじ: 舞台は、ロンドン国際金融市場。 ダニエルは、野心的で女垂らしの辣腕ディーラーだ。 豪邸から自家用水上機で投資銀行に通う。 だが、1億円の欠損を出した同僚が自殺し、 責任を取らされて、ボスの取引室長ロビ−が解雇される。 代わってやってきたのは、女性ディーラーだ。 クソ!こんな女がボスとは。 だが、損失を取りもどすべく、 業務命令で、アンナとチームを組むことになる。 出演者: Paul McGann ... Daniel Pascoe(ダニエル) Rebecca De Mornay ... Anna Schuman(アン) Derrick O'Connor ... Robby Barrell(ロビー) オトーサン、 「美人だなぁ」 REBECCA DEMORNAY  レベッカ・デモーネイ 誕生日 1961/8/29 出身 米カリフォルニア州ロサンゼルス 活躍度 △→ 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1982年「ワン・フロム・ザ・ハート」 1983年「卒業白書」「テスタメント」 1985年「スラッガーズ・ワイフ」「バウンティフルへの旅」      「暴走機関車」 1986年「モルグ街の殺人」 1988年「可愛い悪女」「マドンナ★コップ」 1989年「ディーラーズ」 1990年「ラスト・カウントダウン 大統領の選択」 1991年「バックドラフト」「都合の悪い女〜ジェラシー・ゲーム〜」 1992年「ゆりかごを揺らす手」 1993年「ギルティ/罪深き罪」「三銃士」      「ビジター/欲望の死角」 1995年「ストレンジャー」 1996年「THE WINNER」 1997年「シャイニング」(TM)「コン・ラヴァー」(TM) 1999年「シック・アズ・シーヴス」「フェロモン」 2000年「ダブル・テンプテーション」 2003年「“アイデンティティー”」 2005年「ロード・オブ・ドッグタウン」      「ウェディング・クラッシャーズ」 その他の出演者: John Castle ... Frank Mallory Paul Guilfoyle ... Lee Peters Rosalind Bennett ... Bonnie Adrian Dunbar ... Lennon Mayhew Nicholas Hewetson ... Jamie Dunbar Sara Sugarman ... Elana Douglas Hodge ... Patrick Skill Annabel Brooks ... Lucy Simon Slater ... Tony Eisner Richenda Carey ... Mallory's Secretary Paul Atkinson ... Whitney Paine Guard Paul Stacey ... Private Eye User Rating:5.3/10 ( 185 votes)IMDb User Rating:6.0/10 ( 6 votes)Yahoo! オトーサン、 「ま、こんなものかも」 User Reviews . helmutschnellさん Canada 2005年3月11日 1989年当時のディーラー まず言っておきたい。 これは映画だ。 樂しんだか。 イエス。 他の方とちがって、 私は、この映画、なかなかいいと思う。 大手投資銀行でトレーディング業務を続けていくには、 何が期待されているかがよく分かる。 それ、金融の世界(1970-80年代)は、 高エネルギーで、高い掛け率のゲームが横行していた。 特に、トレーディングの世界では、 目先で、いかに貢献するかだけが問われていた。 これを考慮すると、トレーダーは、いい仕事だ。 高額の報酬を支払われる。 だが、一取引で、儲けようとして、 ゼロになったり、5百万ドルの損失になったりする。 したがって、疑いの余地なく、5百万ドルの損失を取り戻さねばならない。 ゼロにすればいいというものではない。 これが、トレーダーの生きざまだ。 単なるカネの問題だけではない。 この世界では、強欲、エゴがすべて。 中毒になる。 付記: テレビシリーズ"トレーダー"は、 本当のトレーディングの世界を反映している。 大いに樂しんだ。 レベッカ・デモーネイについて言えば、 これは彼女の初期の作品だ。 彼女のフアンなら、何度も見たくなるだろう。 ポール・マッギャンも好演していた。 オトーサン、 「なるほど...背景がよく分かる」 「森羅万象之為替に帰せざるはなし」 2007年7月17日 Masagoyaネットシネマさん 三流映画だが、時流に乗っていた、 1985.亜米利加、71年振りに債務国に プラザ合意 日本、世界最大の債権国に 戦後、最も遅く製造業大国となる。 1986.9.22.英国、ビッグバン敢行  其の背景は機関投資家の存在   ハイテク取引の導入を一つの眼目にしていた。 産業の資本調達コストや機関投資家の取引コストの大幅削減 ビッグバンとは大量の改革を一日で実施した為、呼ばれた。 税率を二段階税率に改正。 1909.年のロイド・ジョージ以来の改正。 「金持ちを貧乏人にしても、貧乏人は金持ちにならなかった」


オフサイド7

オトーサン、 「あれ?」 放映予定の映画ではなく、別の映画でした。 しかも、題名からすれば、サッカー映画のようなのに、 まったく違っていました。 原題:Escape to Athena (1979) 監督:George P. Cosmatos 原作:Richard Lochte/George P. Cosmatos 脚本:Edward Anhalt/ Richard Lochte Genre:Action / Adventure / Comedy / War Country:UK Language:English 上映時間:125分 あらすじ: 1944年。ドイツ軍占領下のギリシャ・ロードス島。 捕虜収容所長ヘヒト少佐の指揮下、 連合軍の捕虜たちが遺跡の発掘作業を続けていた。 彼は、考古学に造詣が深く、ヒットラーのための古美術品収集が任務。 捕虜は、考古学のブレイク教授、アメリカの芸人チャーリーら異色の顔ぶれだった。 同じ頃、町ではレジスタンスのリーダー、ゼノが愛人エレアナの協力を得て、 収容所内のブレイク教授に連絡をとり、反乱を計画していた... 出演者: Roger Moore ... Major Otto Hecht(ヘヒト少佐) David Niven ... Professor Blake(ブレイク教授) Claudia Cardinale ... Eleana(エレアナ) Telly Savalas ... Zeno(ゼノ) Elliott Gould ... Charlie(チャーリー) オトーサン、 「うれしいねぇ」 デビッド・ニーブンとともに過ごした楽しい映画の数々を 思い出しました。 芸達者の役者が揃っているのも、楽しめます。 さらに、あのクラウディア・カルデイナーレの見事な肢体も、 充分堪能できました。 DAVID NIVEN  デビッド・ニーブン 誕生日 1910/3/1-1983/7/29 出身 スコットランド・キリミューラ 軍人だった父の跡を継ぎ、士官学校で学んだ。 その後、除隊して、カナダへ渡り、様々な職業に就いた。 役者としては長く伸び悩んだが、 徐々に気品とユーモアのセンスが認められるようになり、 ついに58年「旅路」でアカデミー主演男優賞を受賞した。 出演作 1935年「南海征服」「過去から来た男」      「バーバリ・コースト」「生活への道」 1936年「ローズ・マリー」「孔雀夫人」「進め竜騎兵」      「市街戦」 1937年「紳士ギャング」「ゼンダ城の虜」「素晴らしき接吻」 1938年「青髭八人目の妻」「四人の復讐」「突撃爆撃隊」 1939年「嵐が丘」 1940年「犯人は誰だ」 1942年「スピット・ファイヤー」 1944年「最後の突撃」 1945年「天国への階段」 1946年「アメリカの恋人」 1947年「気まぐれ天使」「いのち短し」 1948年「魅惑」 1949年「怪傑紅はこべ」 1950年「銀の靴」 1953年「月蒼くして」 1956年「陽気のせいデス」「八十日間世界一周」      「潮風のいたずら」 1957年「いとしの殿方」 1958年「悲しみよこんにちは」「旅路」 1959年「恋の売り込み作戦」 1960年「ママは腕まくり」 1961年「ナバロンの要塞」「ミサイル珍道中」「好敵手」 1962年「暗黒の銃弾」 1963年「北京の55日」 1964年「ピンクの豹」「地上最笑の作戦」「寝室ものがたり」 1965年「レディL」 1966年「スパイがいっぱい」 1967年「007/カジノ・ロワイヤル」 1968年「天使のいたずら」「素敵な年頃」 1969年「大頭脳」 1972年「眠れる棺の美女」 1974年「太陽にかける橋」 1976年「名探偵登場」 1977年「キャンドルシュー/セント・エドモンドの秘宝」 1978年「ナイル殺人事件」 1979年「オフサイド7」「ラフ・カット」 1980年「シー・ウルフ」 1982年「コート・ダジュール・ドリーム」 1983年「ピンク・パンサー5」 その他の出演者: Stefanie Powers ... Dottie Del Mar Richard Roundtree ... Nat Judson Sonny Bono ... Bruno Rotelli Anthony Valentine ... SS Major Volkmann Siegfried Rauch ... Braun Michael Sheard ... Sergeant Mann Richard Wren ... Reistoffer Philip Locke ... Vogel Steve Ubels ... Lantz User Rating:5.4/10 ( 1,384 votes)IMDb User Rating:4.0/10 ( 24 votes)Yahoo! オトーサン、 「残念だな、豪華キャストなのに」 欲ばりすぎて、おちゃらけ戦争コメディになってしまいました。 User Reviews espgrさん Greece 2006年10月25日 見るべきものなし 子供の頃、この映画をみて、好きになれなかった。 大人になって、2度目にみたが、気分を害した。 この批評の発想のもとは、映画のクレジット処理の仕方だ。 出だしは、海から島への旅だ。 数分間続く空撮シーンは、多くのフレームとすばらしいタイミングで、 ヘリから撮った最高のシーンだろう。 路地でのオートバイの追跡シーンもいい。 だが、最初の10分以外は、みんなよくない。 ギリシャ・ロードス島の美しさを宣伝するのに、失敗している。 オトーサン、 「そう、そんな風ないい時代だった」 gapperさん 2010年2月12日? アテナへ脱出 007で活躍中のロジャー・ムーア主演の娯楽戦争映画。 この頃大戦後の影響もなくなり、ベトナム戦争も終わり アメリカはインフレで景気は過熱していて 雰囲気としては日本のバブルと似たようなものであったはず。 ディスコブームでもあり若者が自由に青春を謳歌していた時期で、 映画にも影響が現れている。 沈うつな雰囲気や精細さを嫌いノリですべては解決といった感じで、 この作品もそのままだ。 音楽には聖者の行進をアレンジしたものを使ったり、 理髪店で髭を剃りながら手榴弾を投げ また髭を剃りに戻るというあまりにもいい加減な演出。 ミサイルの発射には、 マジックミラーのようなフードのヘルメットをつけた兵士が出てきたり 時代考証などまったく無視している。 色々やってはいるが、クライマックスなどもドンパチばかりが目立ち、 それまでの進行や伏線といったものがまったく生きていない。 逆に、そういったものが嫌いで、 細かいことを気にしない人には楽しめる作品だろう。


アナライズ・ユー

オトーサン、 「続編の出来はいかに?」 1999年の「アナライズ・ミー」も傑作でした。 その同じメンバーが結集したのですから、 面白いこと間違いなし。 第3作もぜひ作ってほしいものです。 原題:Analyze That (2002) 監督:Harold Ramis 脚本:Kenneth Lonergan/Peter Tolan/Peter Steinfeld/Harold Ramis Genre:Comedy / Crime Rated R for language and some sexual content. Country:USA / Australia Language:English 上映時間:96分 あらすじ: ポールは、収監中のマフィアのボス。 「ウエストサイド・ストーリー」を歌い上げたかと思うと 一気に塞ぎこんで、無表情になる。 彼を診察した精神分析医ベンは、 FBIに強要され、ポールを自宅で保護観察する羽目になる。 ベンは父を亡くしたばかりで、そのうえ身勝手なポールを 引きとったことで、妻のローラと不仲になる。 マフィア稼業から足を洗わせ、社会復帰させようとするが、 客にすごむので、どんな商売も長続きしない。 そんななか、ギャングドラマの監修という仕事がやってくる。 リアリティがないと昔の仲間を集めて、強盗を企む。 FBIの狙いどおり、パティとリガッチ一家の抗争も ポールの奪いあいをめぐって激化していく。 出演者: Robert De Niro ... Paul Vitti(ポール) Billy Crystal ... Ben Sobel(ベン) Lisa Kudrow ... Laura Sobel(ローラ) Cathy Moriarty ... Patti LoPresti (パティ) Frank Gio ... Lou Rigazzi(リガッチ) オトーサン、 「デ・ニーロ、言うことなし」 相手役のビリー・クリスタルとの掛け合いは、最高! 腹をかかえて笑いました。 ROBERT DE NIRO  ロバート・デ・ニーロ 誕生日 1943/8/17 出身 米ニューヨーク 10歳の時から演技学校で学び、 16歳の時に俳優指導者ステラ・アドラーに師事する。 同時にニューヨーク・アクターズ・スタジオにも通い、 オフ・ブロードウェイで活躍。 74年「ゴッドファーザーPART2」で若き日のコルレオーネ役を演じ、 アカデミー賞助演男優賞受賞。 80年「レイジング・ブル」でアカデミー賞主演男優賞受賞。 その後、ノミネートも4回されている。 93年「ブロンクス物語/愛につつまれた街」で監督デビュー。 出演作 1965年「マンハッタンの哀愁」 1968年「ロバート・デ・ニーロのブルー・マンハッタン/黄昏のニューヨーク」 1969年「御婚礼ウェディング・パーティー」 1970年「血塗れのギャング・ママ」      「ブルー・マンハッタンT/哀愁の摩天楼」 1971年「わが心の天使」「生き残るヤツ」      「ロバート・デ・ニーロのスワップ」 1973年「バング・ザ・ドラム」「ミーン・ストリート」 1974年「ゴッドファーザーPART2」◆アカデミー助演男優賞 1976年「1900年」「タクシードライバー」「ラスト・タイクーン」 1977年「ニューヨーク・ニューヨーク」 1978年「ディア・ハンター」 1980年「レイジング・ブル」◇アカデミー主演男優賞 1981年「告白」 1982年「エリア・カザンの肖像」 1983年「キング・オブ・コメディ」 1984年「恋に落ちて」      「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」 1985年「未来世紀ブラジル」 1986年「ミッション」 1987年「アンタッチャブル」◆「エンゼル・ハート」      「ディア・アメリカ/戦場からの手紙」(声) 1988年「ミッドナイト・ラン」 1989年「俺たちは天使じゃない」「ジャックナイフ」 1990年「アイリスへの手紙」「グッドフェローズ」      「レナードの朝」 1991年「ケープ・フィアー」◇「真実の瞬間」      「ハート・オブ・ダークネス/コッポラの黙示録」      「バックドラフト」「ミストレス」 1992年「ナイト・アンド・ザ・シティ」 1993年「恋に落ちたら」「ブロンクス物語/愛に包まれた街」      「ボーイズ・ライフ」 1994年「フランケンシュタイン」◇ 1995年「カジノ」◇「ヒート」◇「百一夜」 1996年「マイ・ルーム」「ザ・ファン」◇「スリーパーズ」◆ 1997年「噂の真相/ワグ・ザ・ドッグ」「大いなる遺産」      「コップランド」◇「ジャッキー・ブラウン」◇ 1998年「RONIN」◇ 1999年「アナライズ・ミー」◇「フローレス」◇ 2000年「ミート・ザ・ペアレンツ」◇「ザ・ダイバー」◇      「ロッキー・アンド・ブルウィンクル」 2001年「15ミニッツ」◇「スコア」◇ 2002年「ショウタイム」◇「容疑者」◇「アナライズ・ユー」◇ 2004年「ミート・ザ・ペアレンツ2」◇「アダム−神の使い 悪魔の子−」◇ 2005年「ハイド・アンド・シーク 暗闇でかくれんぼ」◇「RENT/レント」 2006年「アーサーとミニモイの不思議な国」(声)「グッド・シェパード」 その他の出演者: Joe Viterelli ... Jelly Joey Diaz ... Ducks Jerome Le Page ... Convict Joseph Bono ... Wiseguy Brian Rogalski ... Earl Thomas Rosales Jr. ... Coyote Patrick Marcune ... Prison Guard John F. Gooding ... Prison Guard Henry Morales-Ballet ... Prison Guard Scott Dillin ... Prison Guard Ted Neustadt ... Rabbi User Rating:5.6/10 ( 23,139 votes)IMDb User Rating:6.5/10 ( 621 votes)Yahoo! オトーサン、 「低すぎる!」 User Reviews Bruce Carsonさん La Quinta, California 2002年12月6日 実に愉快。1分毎に笑える。 すべてのレビューは、これはいいと言っている。 だが、ちがう観点でレビューしてみたい。 この映画、最初から興奮した。 ロバート・デ・ニーロが、真面目な役ですごいのは知っていたが、 コメディも同じなのが愉快だった。 ロビン・ウィリアムスなんかは、真面目な役へ変わろうとしている。 ジム・キャリーも、そうだ。 そして、デ・ニーロは、誰でもやれるかのように易々とやってのける。 信じられない !! この映画、Vサインだ。 オトーサン、 「そうかなぁ?」 9・11以後の気分が濃厚に反映している作品というのは、 ちょっと深読みし過ぎでは... 服部弘一郎さん 2003年3月18日 デニーロとビリー・クリスタル主演のコメディ『アナライズ・ミー』の続編。 デニーロが『ウエスト・サイド物語』を熱唱する。 日頃のプレッシャーで情緒不安定になったマフィア組織のボスと、 たまたま彼の主治医になってしまった精神科医の交流を描いた、 '99年製作のコメディ映画『アナライズ・ミー』の続編。 デニーロ、ビリー・クリスタル、リサ・クドロー、ジョー・ビテレッリなど、 主要キャストは前作のままだ。 監督・脚本も前作と同じハロルド・ラミス。 ニューヨークで長年マフィア組織のボスをしていたポールは、 収監中のシンシン刑務所で暗殺されそうになったことから、 とっさに精神錯乱を装って塀の外へと脱出する。 もともと刑務所側もポールの詐病などお見通し。 FBIはポールを泳がせることで、 水面下でくすぶっているマフィア抗争に油を注ぎ、 犯罪組織を一網打尽にしようという魂胆なのだ。 そんなことも知らず、精神分析医のベンは身近にポールを抱えて大弱り。 父親を亡くして精神的にも不安定になっているところに、 ポールや彼を狙う殺し屋が飛び込んできたのだからたまらない……。 前作『アナライズ・ミー』は『ゴッドファーザー』のパロディだったが、 今回の映画で下敷きになっているのは『ウエスト・サイド物語』だ。 ニューヨークの裏社会で対立する暴力組織があり、 両者と関わりを断って生きようとする主人公。 表面的にはデニーロがミュージカル・ナンバーを熱唱するという形で 『ウエスト・サイド物語』を引用しているのだが、 この映画はこの名作ミュージカルを引用することでニューヨーク賛歌を歌い上げているのだ。 この映画は9・11以後の気分が濃厚に反映している作品だと思う。 ベンが父親を亡くした喪失感を克服する過程にいるという設定は、 そのままこの映画が作られた当時のニューヨークを覆っていた気分ではないだろうか。 ふたつの大きな力が争っている中で、主人公たちが好むと好まざるとに関わらず そこに巻き込まれていくというストーリーも、 何やら時代の空気が反映しているように思えてならない。 すべての事件が無事に解決したとき、 主人公たちが朗々と歌う「サムウェア」のメッセージ性。 アメリカがイラクへ最後通告を出したその日にこの映画を観たせいか、 この「サムウェア」には感動してしまった。 できればこの後、世界に本当の平和が訪れますように……。 そう願いながら、結局世界は争いの中で新たな悲劇を生み出さざるを得ないのだろう。 『ウエスト・サイド物語』はそういう悲劇を描いた作品だった。 爆笑ポイントが幾つか用意されている映画で、内容的には前作よりずっと面白いと思った。 これはポールやベンのキャラクターを、こちらが既に飲み込んでいるせいだろう。 ベンが刑務所でポールを診察するシーンは最高。 このシーンはエンドクレジットのNG集もすごかった。 よくもまぁ笑わずに芝居が出来るものだと感心していたら、やっぱり笑ってたのね。


カリブの熱い夜

オトーサン、 「そうそう、彼を見たかったんだ」 この映画では、リチャード・ウィドマークは、 主役ではありませんでした。 ロス社交界を牛耳る賭博組織の弁護士役でした。 原題:Against All Odds (1984) 監督:Taylor Hackford 脚本:Daniel Mainwaring/Eric Hughes Genre:Action / Adventure / Crime / Drama / Romance / Thriller 上映時間:128分 あらすじ: テリーは、元プロ・フットボール選手。 金のためにジェイクに雇われる。 逃亡したロス社交界の花ジェシーを追跡する仕事だ。 二人は、カリブ海でめぐりあい、恋に落ちるのだが... 出演者: Rachel Ward ... Jessie Wyler(ジェシー) Jeff Bridges ... Terry Brogan(テリー) James Woods ... Jake Wise(ジェイク) Richard Widmark ... Ben Caxton(ベン) オトーサン、 「下手だなぁ」 悪女なのか、いい女なのか、 はっきりしない難しい役ですが... ジェフ・ブリッジェス、ジェームズ・ウッズも、 好演していますが、その効果が出ていません。 RACHEL WARD  レイチェル・ウォード 誕生日 1957/9/12 出身 英コーンウェルメイナー 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1981年「シャーキーズ・マシン」「ファイナル・テラー」 1982年「四つ数えろ」 1983年「ホテル・コロニアル」 1984年「カリブの熱い夜」 1986年「普通の女」 1989年「広告業界で成功する方法」 1990年「アフター・ダーク」 1992年「コロンブス」 1993年「ボディandハーツ」 2000年「エンド・オブ・ザ・ワールド」 JAMES WOODS  ジェームズ・ウッズ 誕生日 1947/4/18 出身 米ユタ州バーナル マサチューセッツ工科大学中退後、72年「突然の訪問者」で映画デビュー。 86年「サルバドル/遙かなる日々」 96年「ゴースト・オブ・ミシシッピー」で アカデミー賞にノミネートされる。 活躍度 ○→ 演技幅 自在 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆☆★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1972年「突然の訪問者」 1973年「追憶」 1974年「熱い賭け」 1975年 「ナイトムーブス」 1977年「クワイヤボーイズ」「特攻サンダーボール作戦」 1979年「オニオンフィールド」「ブラック・マーブル」 1981年「目撃者」 1982年「スプリット・イメージ/人格分離」 1983年「ビデオドローム」 1984年「カリブの熱い夜」      「ワンス・アポオン・ア・タイム・イン・アメリカ」 1985年「キャッツ・アイ」◇ 1986年「サルバドル 遙かなる日々」 1987年「殺しのベストセラー」「ザ・コップ」 1988年「ジェームズ・ウッズのコカイン」      「トゥルー・ビリーバー/はぐれ弁護士の執念」 1989年「この愛の行方」      「ジェームズ・ウッズのドランカー」      「THE BOOST/引き裂かれた愛」 1990年「ラブ・アフェアー」 1991年「ハード・ウェイ」 1992年「ストレート・トーク/こちらハートのラジオ局」      「ミッドナイト・スティング」「チャーリー」      「虚偽/シチズン・コーン」(TM) 1994年「ゲッタウェイ」「スペシャリスト」 1995年「カジノ」「KILLER 第一級殺人」「ニクソン」      「誘導尋問」(TM) 1996年「ゴースト・オブ・ミシシッピー」 1997年「コンタクト」◆「ヘラクレス」(声)      「ステューピッド・イン・ニューヨーク」◆ 1998年「ヴァンパイア/最後の聖戦」◇      「アナザー・デイ・イン・パラダイス」 1999年「将軍の娘/エリザベス・キャンベル」◆      「トゥルー・クライム」◆      「エニイギブンサンデー」◆「ヴァージン・スーサイズ」◇ 2000年「ダーティー・ピクチャー/禁断の写真」(TM) 2001年「ファイナル・ファンタジー」(声)「サンキュー、ボーイズ」      「スペース・ミッション/宇宙への挑戦」      「最‘新’絶叫計画」 2002年「ジョンQ」「スチュアート・リトル2」(声) その他の出演者: Alex Karras ... Hank Sully Jane Greer ... Mrs. Wyler Dorian Harewood ... Tommy Swoosie Kurtz ... Edie Saul Rubinek ... Steve Kirsch Pat Corley ... Ed Phillips Bill McKinney ... Head Coach Allen Williams ... Bob Soames Sam Scarber ... Assistant Coach Jon St. Elwood ... Ahmad Cooper Tamara Stafford ... Kirsch's Girlfriend User Rating:5.7/10 ( 4,061votes)IMDb User Rating:7.3/10 ( 77votes)Yahoo! オトーサン、 「Yahoo!が高いのは、カリブの風景分かも」 アカデミー賞ノミネート ・歌曲賞 ゴールデン・グローブ ノミネート ・歌曲賞 User Reviews Stephen J Cobertさん Wichita, Kansas 2004年4月30日 この映画、よくない。 なぜ? そう、疑問があるのだ... これは見放される映画だ。 全体として、ぴったり来ないのだ。 だが、どこで不味くなったか解明しよう。 脚本は、少なくとも、知的だ。 俳優たちは、力量があるというのに、不味くなったのか? 私がたどりついた答えは、 ジェームズ・ウッズ演じるジェイク役にある。 こいつは、実体より大きくみせる男だ。 本当は、ボスの手先なのに、大きくみせようと 安いっぽいフードを被っている。 ジェイクは、元プロ・フットボール選手に殺人を依頼する。 選手は、実行しようとする。 ジェイクは大男としては描かれていない。 イタチのような手下から殺人命令を受けるようでは、 主役の価値は台無しになる。 この映画、ヒットしてロングランになった。 それは、フィル・コリンズの歌がラジオやテレビで、 繰り返し流されたから、必見の映画になった。 だが、いかに歌がよくても、 映画をよくすることはできないのだ。 オトーサン、 「Take a Look at Me Now?」 調べたら分かりました。 フィル・コリンズ作詞・作曲「見つめてほしい」から、 ASHさんは取ったのです。 ASHさん 2002年1月24日 Take A Look At Me Now 実はこれ、好きなんです。 ハックフォード監督の映画はこの時期、 殆ど音楽が肝の映画を撮っているんですが、 これは内容的にも大人向けで面白かった。 やっぱりリメイク映画だから? (オリジナルは観たいけどいまだに未見です)。 主要キャスト3人もよい。 特に、レイチェル・ウォード、美しいです。 人によっては映画よりフィル・コリンズの主題歌の方が有名かな?


死の標的

オトーサン、 「よく放映するなぁ」 セガールは、午後のロードショーの常連です。 後年の作品は、アクション欠乏症ですが、 これは若い頃の作品、期待できそうです。 原題:Marked for Death (1990) 間特:Dwight H. Little 脚本:Michael Grais /Mark Victor Genre:Action / Crime / Drama / Thriller 上映時間:94分 あらすじ: ハッチャーは、連邦麻薬取締局の捜査官。 同僚の死で職を辞し、故郷のシカゴに帰る。 家庭の暖かな味はいいなぁ。 だが、シカゴも天国ではなかった。 黒魔術の力を借りて悪事を働く連中がのさばっていた。 文化人類学者レスリーの協力を得て、 組織の黒幕スクリューフェイス一味と銃撃戦を展開する。 だが、妹の娘が巻き添えとなって重傷を負ってしまう。 やがてハッチャーは、仲間とともに、ジャマイカに渡り、 スクリューフェイスのアジトヘ潜入する。 出演者: Steven Seagal ... John Hatcher(ハッチャー) Basil Wallace ... Screwface(スクリューフェイス) Joanna Pacula ... Leslie(レスリー) オトーサン、 「おお、よく動くなぁ」 縦横無尽、敵をばったばったと投げ倒します。 腕だって、あっという間にへし折ってしまうのです。 勿論、射撃の腕前は、ピカ一です。 STEVEN SEAGAL スティーブン・セガール 誕生日 1950/4/10 出身 米ミシガン州ランシング 7才の頃から武道に興味を持ち、空手を習い始める。 10代でカリフォルニア州フラートン市に移住し、 オレンジカウンティー気合会に入門し、合気道を始める。 17才の時、日本に渡り、一旦帰国。合気道初段の有段者となる。 74年10月に再来日。 大阪市淀川区十三の武徳館道場に入門。 道場長の娘、藤谷美也子と結婚し、76年に天心道場として再建し、道場を構える。 その当時で合気道五段(その後、七段)、弟子は200名。 うち8割は大阪の領事館で働く外国人。 妻との間に、長女・文子、長男・剣太郎をもうけるも83年に帰国。 ロサンゼルスでマーシャル・アーツ・アカデミー天心を開校。  88年「刑事ニコ/法の死角」で製作・原案・主演を兼ね、映画デビュー。 この時の武道を使ったアクションが注目され、 以後の映画でセガール・アクションを生み出した。 94年「沈黙の要塞」で初監督。 96年「グリマーマン」でサウンド・トラック2曲を作曲し、自ら歌った。 出演作 1988年「刑事ニコ/法の死角」◇ 1990年「死の標的」◇「ハード・トゥ・キル」◇ 1991年「アウト・フォー・ジャスティス」◇ 1992年「沈黙の戦艦」◇ 1994年「沈黙の要塞」◇ 1995年「暴走特急」◇ 1996年「エグゼクティブ・デシジョン」◇      「グリマーマン」◇ 1997年「沈黙の断崖」◇ 1998年「マイ・ジャイアント」◆      「沈黙の陰謀」◇ 2001年「DENGEKI 電撃」◇「沈黙のテロリスト」◇ 2002年「奪還 DAKKAN −アルカトラズ−」◇      「激鉄 GEKITETZ −ワルシャワの標的−」◇ 2003年「沈黙の標的」◇「沈黙の聖戦」◇ 2004年「ICHIGEKI 一撃」◇「沈黙の追撃」◇ 2005年「イントゥ・ザ・サン 東京戦争!!」◇「沈黙の脱獄」◇      「激鉄2 クリティカル・リミット」◇「沈黙の傭兵」◇ 2006年「沈黙の奪還」◇「沈黙の激突」◇ 2007年「沈黙のステルス」◇「沈黙の報復」◇「弾突 DANTOTSU」◇ 2008年「雷神-RAIJIN-」◇ その他の出演者: Keith David ... Max Tom Wright ... Charles Elizabeth Gracen ... Melissa Bette Ford ... Kate Hatcher Danielle Harris ... Tracey Al Israel ... Tito Barco Arlen Dean Snyder ... Duvall Victor Romero Evans ... Nesta Michael Ralph ... Monkey Jeffrey Anderson-Gunter ... Nago Tony DiBenedetto ... Jimmy Fingers Kevin Dunn ... Lt. Sal Roselli User Rating:5.2/10 ( 6,165 votes)IMDb User Rating:7.4/10 ( 116 votes)Yahoo! オトーサン、 「Yahoo!が正しい!」 User Reviews BjornIcelandさん 2005年9月8日 すばらしいアクション映画 直視せよ。 セガール好きと嫌いな奴がいる。 彼の映画は、傑作ではない。 先が読めるし、似たりよったりだ。 そして、昔のセガールはいつも...そう、まさにセガールだ。 「刑事ニコ/法の死角」(1988)にはじまる昔の映画、 それに、「DENGEKI 電撃」(2001)も加えてもいいと思うが、 アクション・フアンの期待をかなえようという、 野心的で実によく出来た映画だった。 そうした観点からすると、彼の映画は、すべてTVスルーだが、 段々、標準以下になっていき、。 昔のセガールは、みんな忘れ去られた。 私は、セガールの初期作品の大フアンだ。 「刑事ニコ/法の死角」、「沈黙の戦艦」(1992)がいい。 (略 あらすじ紹介) こういったナンセンスなアクション映画が好きだ。 切望に応えてくれる。 アクション、それも沢山の。 ドワイト・H・リトル監督は、手際よく話を進めていて、 実際、ある種のスタイリッシュな輝きもある。 脚本は、おおむねよく出来ていて、 セガールはいくつかの素敵なせりふを吐く。 セガールは、いつものように、信頼でき、同じ演技を披露する。 彼の役は、多面的なものではないが、 アクションになれば、最高だ。 常連のキース・デヴィッドは、いい演技をみせている。 全体に出演者は、い仕事をしている。 残念ながら、セガールが輝いた映画は去り、 二度と戻ることはないだろう。 だが、20世紀における彼のボディ・ワークは、満足させてくれる。 21世紀になってからのセガール映画は、概ね、スキップすることにしている。 オトーサン、 「みんな同じだな」 セガールに求めるのは、アクション。 オメガさん 2005年6月3日 同感↓ セガールの映画に期待すること、それは紛れもなく「爽快感」。 いかなる打撃も手刀でかわし、バッサバッサとなぎ倒す。 それでいい。そうでなけりゃダメなんです。 後半の様々な武器を使っての戦闘シーン、これもまた良い。 セガールは倒れてはいけません。 馬鹿馬鹿しい内容だが、強敵のいない無敵セガールを観たいのがファン。


天使とデート

オトーサン、 「なぜ、天使には翼があるんだ?」 調べると、初期のキリスト教では、 天使は青年であり、翼もなかったとか。 原題:Date with an Angel (1987) 監督・脚本:Tom McLoughlin Genre:Comedy / Fantasy / Romance 上映時間:105分 あらすじ: ジムの婚約相手パティは、化粧品社長の一人娘。 盛大な婚約パーティが開かれている最中に、 3人のテロリストが侵入し、ジムを人質として誘拐する。 実は、これは悪友トリオの悪ふざけだったのだ。 その夜、プールから大音響が。 何と翼の折れた天使が墜落してきたのだ。 ジムが介抱すると、キスしてと言ってくる... 出演者: Michael E. Knight ... Jim Sanders(ジム) Phoebe Cates ... Patty Winston(パティ) Emmanuelle Beart ... Angel(天使) オトーサン、 「若い美人は天使のようだなぁ」 EMMANUELLE BEART  エマニュエル・ベアール 誕生日 1965/8/14 出身 仏サントロペ 父はシャンソン歌手、ギィ・ベアール、母は女優のジュヌヴィエーヴ。 幼少からモデルや子役として活躍。 15歳、留学先のカナダで、アルトマン監督から勧められ、女優を目指す。 帰国後、パリの演技学校で学び、83年「妖精たちのプレリュード」で映画デビュー。 83年「アンテルディ/禁じられた愛」、 84年「優しく愛して」で二年連続セザール賞有望若手女優賞にノミネート。 86年「愛と宿命の泉/泉のマノン」でセザール賞助演女優賞受賞。 ダニエル・オートゥイユと結婚し、一児がいる。 出演作 1983年「妖精たちのプレリュード/朝露に香る甘い戦慄」      「青い性」 1984年「アンテルディ 禁じられた愛」 1985年「優しく愛して」 1986年「愛と宿命の泉/泉のマノン」 1987年「天使とデート」 1988年「エレベータを降りて左」 1990年「無秩序な少女」 1991年「美しき諍い女」「深夜カフェのピエール」 1992年「愛を弾く女」「小悪魔とキッス」 1994年「愛の地獄」「フランスの女」 1995年「とまどい」 1996年「ミッション・インポッシブル」 1999年「LA BUCHE/ブッシュ・ド・ノエル」「見出された時」 2001年「彼女たちの時間」◇ 2002年「8人の女たち」「デブラ・ウインガーを探して」 2003年「かげろう」「Mの物語」「恍惚」 2005年「美しき運命の傷痕」「恋は足手まとい」 2006年「輝ける女たち」 2008年「DISCO ディスコ」 その他の出演者: David Dukes ... Ed Winston Phillip Brock ... George Albert Macklin ... Don Peter Kowanko ... Rex Vinny Argiro ... Ben Sanders Bibi Besch ... Grace Sanders Cheryl Pollak ... Rhonda / Cashier in Market Steven Banks ... Aldridge Charles Lane ... Father O'Shea J. Don Ferguson ... Harlan Rafferty Bert Hogue ... Police Officer #1 O'Clair Alexander ... Police Officer #2 User Rating:5.2/10 ( 991 votes)IMDb User Rating:7.8/10 ( 123 votes)Yahoo! オトーサン、 「このスコアの差は何なの?」 User Reviews cuterainさん China 2000年9月15日 万人向けの美しいお伽噺! この映画は、私のお気に入り。 私の知る限り、友人たちもみんなお気に入り。 こんな素敵な映画が、なんでこう低い評価なのよ。 (確かに、筋書きが簡単すぎるかも。 特殊効果は、「ジュラシックパーク」や「マトリックス」と 比べたら、子供だまし) でも、この映画、いい気持ちにさせてくれる。 世界には、沢山の素敵なことがあると思わせてくれる。 美しい愛、おなしな友達、愛らしい天使... 大きな期待を抱いてみると、がっかりするかも。 でも、リラックスして、1時間半楽しんで。 必見よ!!! オトーサン、 「エマニュエルはいいね」 ちぇりさん 2010年2月8日 本当に天使みたいなエマニュエル♪ 荒唐無稽な御伽噺な上に演出は稚拙、話の運びも 強引だったりと突っ込みどころ満載なのですが…(笑) 天使役のエマニュエル・ベーアルが、とにかく可愛い!! 清楚で可憐な感じが本当に天使みたいで (って、天使の本物みたことないけど) 彼女の可憐さを鑑賞するだけでも価値があると思う〜(笑) ものすごく個人的な趣味に浸ってますが、 ほんと、チャチな本編の諸々が許せてしまうほどの 可愛さですよ。よくぞこのキャスティングしてくれましたって感じです。 そんな彼女も最近はすっかりお年頃。 若き時代の、本当に光り輝くような彼女の魅力を楽しむつもりで ご鑑賞あれ♪


17歳の肖像

オトーサン、 「なんだかなぁ」 17歳といえば、思春期・反抗期。 乱交パーテイで、マリファナを吸うシーンが浮かびました。 でも、そんな映画ではありません。 見て元気をもらえる数少ない青春映画でした。 原題:An Education (2009) 監督:Lone Scherfig 回想録:Lynn Barber 脚本:Nick Hornby Genre:Drama 上映時間:100分 あらすじ: 1961年、ロンドン郊外。 ジェニーは、オックスフォード大志望の16歳。 ある雨の日、傘がなく困っているところを、 通りかかったデイヴィッドにクルマで送ってもらう。 デイヴィッドは、頑迷な父親ジャックを説得し、 食事、音楽会、オークション、ナイトクラブ、海外旅行など 大人の世界へ連れていってくれる。 ジェニーは、すっかり年上の彼にノボせていく。 だが、高校では、交際が噂になり... 出演者: Carey Mulligan ... Jenny(ジェニー) Peter Sarsgaard ... David(デイヴィッド) Alfred Molina ... Jack(ジャック) オトーサン、 「名女優、現れる!」 「プライドと偏見」では、少女キティ役で、注目されましたが、 5年経って、素敵な女性に成長したものです。 CAREY MULLIGAN  キャリー・マリガン 誕生日 1985/5/28 出身 英 2005年「プライドと偏見」のキティ役で映画デビュー。 出演作 2005年「プライドと偏見」 2010年「17歳の肖像」 PETER SARSGAARD  ピーター・サースガード 誕生日 1971/3/7 出身 米イリノイ州 ワシントン大学のアクターズ・スタジオ・プログラムで演技を学ぶ。 その後、ホートン・フートが演出したオフ・ブロードウェイ作品 「LAURA DENNIS」にキャスティングされ、 ニューヨークに拠点を置くダグラス・カーター・ビーンの劇団ドラマ・デパートメントに所属。 2003年「ニュースの天才」で全米映画批評家協会助演男優賞受賞。 ゴールデングローブ賞とインディペンデントスピリット賞の助演男優賞にノミネートされる。 2004年「愛についてのキンゼイ・レポート」で インディペンデント・スピリット賞助演男優賞にノミネート。 活躍度 △↑ 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1995年「デッドマン・ウォーキング」 1998年「仮面の男」「アナザー・デイ・イン・パラダイス」 1999年「ボーイズ・ドント・クライ」「デザート・ブルー」 2001年「赤い部屋の恋人」 2002年「K−19」「ドラッグ・ディーラー 仁義なき賭け」      「夢みる頃を過ぎても」「ソルトン・シー」 2003年「ニュースの天才」◇ 2004年「愛についてのキンゼイ・レポート」◆「終わりで始まりの4日間」◆ 2005年「フライトプラン」◆「ジャーヘッド」◆「スケルトン・キー」◆ 2008年「エレジー」◆ 2010年「17歳の肖像」 その他の出演者: Dominic Cooper ... Danny Rosamund Pike ... Helen Olivia Williams ... Miss Stubbs Cara Seymour ... Marjorie William Melling ... Small Boy #1 Connor Catchpole ... Small Boy #2 Matthew Beard ... Graham Amanda Fairbank-Hynes ... Hattie Ellie Kendrick ... Tina Nick Sampson ... Auctioneer Kate Duchene ... Latin Teacher Bel Parker ... Small Girl User Rating:7.5/10 ( 17,207 votes)IMDb User Rating:6.8/10 ( 64 votes)Yahoo! オトーサン、 「名画だ」 アカデミー賞ノミネート ・作品賞 ・主演女優賞 キャリー・マリガン ・脚色賞 ニック・ホーンビィ ゴールデン・グローブ ノミネート ・女優賞(ドラマ) キャリー・マリガン User Reviews mjkarlinさん Beverly Hills, CA 2009年10月10日 カンペキなピッチだ この美しい映画は、 主役や助演陣の一連の演技が見もの。 とくに、キャリー・マリガンは、出色で、 ニック・ホーンビィの脚本は、ほんとうに素晴らしい。 青春物語は、おそらくごまんとある。 だが、キャリー・マリガン演じる16/17歳のジェニーを すばらしい登場人物らが映画を盛り上げている。 ジェニーは、ピーター・サースガード演じる 魅力的な年上の詐欺師に恋してしまうのだ。 一つ困った点がある。 オックスフォード大学は、いまも、1962年でも、 学部生は、大学におけるそれぞれのカレッジに在籍している。 だから、ジェニーが受け取った合格通知は、 大学からでなく、カレッジからのもののはずだ。 もうひとつ愉快な話しがある。 ドミニク・クーパーの恋人で、勉強嫌いの金髪少女役を演じた ロザムンド・パイクは、オックスフォード大学ワーダムカレッジ在学中だ! オックスフォード大学の同窓会名簿から金髪を選んだのだろう。 オトーサン、 「そうなのか!」 ・オックスフォード大学では、大学 (University) の運営は、  学科 (department) とカレッジ (college) が並列に行っており、  教育体制としては、カレッジと学科が複雑に相互依存している。  大学への入学は、カレッジに認められなければならず、  授与される学位も、学科での審査とカレッジの認証によって、大学から与えられる。  カレッジは、学生を学科に送って講義 (lecture) を受けさせる一方で、  少人数性(通常は、3人以下)の個別指導 (tutorial) や、  中規模(4 - 15人程度)のクラス (class) を、  独自に(専門性が強くなると学科に委託して)主催し、学科で行われる試験に備えさせる。  学部生 (undergraduates) は、教育・生活の両面でカレッジへの依存性が強いが、  大学院生 (graduates) になると、カレッジ外に住む割合も増え、  学科にある研究室や、図書館などで行う研究活動が中心になる。 渡まち子さん 2010年4月18日 ヒロインがひとつの恋を通して、 人生を学んでいくストーリーはまさしく体験学習 (略 あらすじ紹介) 原題は「教育」というのだが、ヒロインがひとつの恋を通して、 人生を学んでいくストーリーはまさしく体験学習だ。 誰にでも覚えがある、ちょっと生意気で背伸びした10代の日々。 ジェニーの場合は優秀で早熟だったために、背伸びの丈も大きかった。 華やかで怪しげで、時に不誠実な振る舞いが、大人だと勘違いし、 両親や教師や友人を見下してしまうジェニーは、 今の自分を一刻も早く変えたいとの焦りがあったのだろう。 特筆なのはイギリスという国のコンプレックスからくる閉塞感だ。 学歴のない父親が娘に希望を託すのは、 いつの時代にも英国にある階級闘争の一端だし、 どんな世代もフランス文化やパリへの憧れを抱いてやまない。 優しく身勝手でそれでいて寂しげなデイヴィッドを演じた ピーター・サースガードの絶妙な演技が印象的だが、 やはり素晴らしいのは新星キャリー・マリガン。 制服姿の時はあどけない女学生、 ドレスに着替えて髪を結い、化粧すればたちまち大人びる。 外見の二重性に目を奪われるが、内面の多彩な表現はさらに魅力的だ。 終盤に、デイヴィッドの本当の姿を知ってからの表情の変化は すでに名女優の風格を漂わせる。 過ちに気付き深く傷ついても、凛として前を向く彼女は、 デイヴィッドのような人物には手の届かない女性へと変わるだろう。 10代の少女がほろ苦い恋を経験をする。 こう言えば平凡なストーリーに思えるが、 その後のジェニーは巧妙に、そして誠実に嘘をつき、 英国における“クラス”を学ぶはず。 そのことが本作を凡百の青春ラブストーリーとは異なる深みを与え、 忘れ難い作品になった。


炎の戦線 エル・アラメイン

オトーサン、 「一将功成りて万骨枯る...」 北アフリカ戦線でのロンメル将軍の活躍は有名です。 でも、戦争末期には、補給線が伸びすぎて、 物資の輸送もままならなくなっていたのです。 原題:El Alamein (2002) 監督・脚本:Enzo Monteleone Genre:Drama / War Country:Italy Language:Italian 上映時間:117分 あらすじ: 学生志願兵セッラがやって来る。 祖国を守るため高い志を胸にやってきたが、 イタリア歩兵陣地の悲惨な状況を痛感する。 満足いく装備もなく、食料も水も不足していた。 そこへ、イギリス軍の容赦ない攻撃が... 出演者: Paolo Briguglia ... Serra(セッラ) Pierfrancesco Favino ... Sgt. Rizzo(リッツォ曹長) Emilio Solfrizzi ... Lt. Fiore(フィオーレ中尉) オトーサン、 「知らんな」 全員イタリア人俳優のせいでしょうか。 リッツォ曹長役の俳優さん、好感がもてました。 その他の出演者: Luciano Scarpa ... Spagna Thomas Trabacchi ... Capt. De Vita Giuseppe Cederna ... Capt. Medician Piero Maggio ... Tarozzi Roberto Citran ... The colonel Silvio Orlando ... The general User Rating:7.5/10 ( 699 votes)IMDb User Rating:9.3/10 ( 21 votes)Yahoo! オトーサン、 「高いスコアだ!」 ダヴィッド・デ・ドナテッロ賞受賞 (イタリアのアカデミー賞) ・撮影賞 ・編集賞 ・音響賞 同ノミネート ・衣装デザイン賞 ・助演男優賞 ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ User Reviews cumgranosalisさん milano, italy 2003年1月12日 評価したい 実に残酷で、美しく、正真正銘の戦争映画、美辞麗句なし。 強力な部隊と戦うイタリアの戦争ドラマだ。 ロンメル将軍のアフリカ戦は、世界的に評価されているが、 イタリアの支援部隊は、歴史家に評価されていない。 この映画は、真実を明かそうとしている。 音楽は、エキゾティックで、魅力的だ。 砂漠の雰囲気を体験できる。 イタリアの本物の貴重なバイク、トラック、拳銃、 そして、美しくカムフラージュされたFIAT 508C司令車がいい。 この映画は、単純で本物の戦いを再現している。 楽しんでほしい。 オトーサン、 「目を覆い、耳をふさいでも、胸が痛む」 alienkinoさん 2010年1月9日 過酷で無意味な戦争で、どう生きるか DVDでやっと見たが、佳作でした。 北アフリカ戦で、イタリア兵たちは協力しながら生き延びようとします。 しかし、英軍に圧倒され、自軍からの補給や救援も不足し、 砂漠の中を歩いて撤退していくのです。 日本の「玉砕」や「特攻」映画(★)と少し似ていますが、違いもあります。 上官による鉄拳制裁や、玉砕命令はありません。 勇敢であることは求められないが、仕事はしっかりすると言う雰囲気。 イタリア兵たちは、仲間うちで司令部の作戦を批判することもあり、 (作品途中までは)重傷を負うと軍のトラックで運んでもらえるので 「故郷へ帰れる」と喜び合い、最後は敵の捕虜になってもいいのです。 それでも砂漠では生活するだけでも大変です。 前線陣地の日常や補給の様子が、 かなり時間をかけて再現されているので勉強になります。 英軍の夜間地上攻撃も、最初にはるか向こうで空が光り、 すぐに砲弾が降ってきて、それが静まったあと戦車と歩兵がおしよせてくる、 というパターンがよくわかります。 英軍機による空からの攻撃シーンが、1回だけ登場します。 日本の戦争映画なら家族や恋人とのシーンをはさむのが通例ですが、 このイタリア映画で戦場の厳しさをまぎらわすのは、 砂漠の風景。砂漠にも不思議な景色や美しい夜空があり、まれに恵みの雨も降ってきます。 こうしたシーンは美しくつくってあり、 当時の人々も、厳しい戦争の合間に、わずかな慰めを見出したのでしょう。 戦争を命じたムソリーニやイタリアを道具視したドイツ軍には批判的ですが、 イタリア軍の人間的な上官や軍医も描いて、バランスを取っています。 このあたりは、同じく戦争60周年に製作されたイタリア映画「激動ヨーロッパ戦線」 (原題「戦争は終わった」★★)と似ていると、思いました。 映画の終わりは、戦没者慰霊碑(場所不明)を撮影して、現代につなげています。


ナイトホークス

オトーサン、 「おお、スタローンだ」 彼の名前や顔をみるだけで、 「ロッキー」の勇壮なテーマが鳴り響いてきます。 この映画では、どんな活躍をみせてくれるでしょうか。 原題:Nighthawks (1981) 監督:Bruce Malmuth/Gary Nelson 原作:David Shaber David Shaber/Paul Sylbert 脚本:David Shaber Genre:Action / Crime / Thriller Country:USA Language:French / German / English 上映時間:99分 あらすじ: ロンドンのデパートがテロリストに狙われる。 犯人は植民地政策に反対するウルフガー。 仲間のシャッカと会い、顔を整形し、次の標的のあるNYヘ。 対テロリスト・アクション・コマンド部隊(A.T.A.C.)を率いるハートマンは、 ディーク刑事とその相棒フォックス刑事を部下にして、捜査をすすめるが、 フォックスが負傷し、ハートマンは、シャッカに殺される。 ウルフガーは、ロープウェイをハイジャックし、 脱出用の飛行機とバスを用意し、政治犯の解放を要求する。 そして、ウルフガーの魔の手は、 ディーク刑事の恋人アイリーンにものびてくる... 出演者: Sylvester Stallone ... Det. Sgt. Deke DaSilva(ディーク刑事)、 Billy Dee Williams ... Det. Sgt. Matthew Fox(フォックス刑事) Rutger Hauer ... Wulfgar(ウルフガー) Nigel Davenport ... Peter Hartman(ハートマン) Lindsay Wagner ... Irene(アイリーン) Persis Khambatta ... Shakka Holland(シャッカ) オトーサン、 「主役は、スタローンじゃないね」 と思うくらい悪漢ルトガー・ハウアーが大活躍! しかも、すこぶる演技もうまいのです。 SYLVESTER STALLONE  シルヴェスター・スタローン 誕生日 1946/7/6 出身 米ニューヨーク 活躍度 ○→ 両親の離婚から少年時代は素行が悪く、 ウェイト・トレーニングやスポーツに明け暮れた。 スイスの大学時代に俳優を志し、 マイアミ大学演劇科に編入したが中退する。 69年にニューヨークへ出て、生活苦の中、役者を志す。 75年、クローズド・サーキッドで観たヘビー級チャンピオン戦に刺激されて 三日で書き上げたシナリオが映画「ロッキー」として自ら主役を演じ、大ヒット。 以後、「ロッキー」「ランボー」シリーズで アクション・スターとしての地位を不動のものに。 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆☆☆ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1971年「ザ・イタリアン・スタローン」      「ウッディ・アレンのバナナ」「レベル」 1974年「ブルックリンの青春」 1975年「ビッグ・ボス」「さらば愛しき女よ」 1976年「デス・レース2000」「爆走!キャノンボール」      「ロッキー」◇ 1978年「パラダイス・アレイ」「フィスト」「ロッキー2」◇ 1980年「勝利への脱出」◇ 1981年「ナイトホークス」◇ 1982年「ランボー」◇「ロッキー3」◇ 1983年「ステイン・アライブ」 1984年「クラブ・ラインストーン/今夜は最高」 1985年「ランボー/怒りの脱出」◇「ロッキー4 炎の友情」◇ 1986年「コブラ」◇ 1987年「オーバー・ザ・トップ」◇ 1988年「ランボー3/怒りのアフガン」◇ 1989年「デッドフォール」◇「ロックアップ」◇ 1990年「ロッキー5/最後のドラマ」◇ 1991年「オスカー」◇ 1992年「刑事ジョー/ママにお手上げ」◇ 1993年「デモリションマン」◇「クリフハンガー」◇ 1994年「スペシャリスト」◇ 1995年「暗殺者」◇「ジャッジ・ドレッド」◇ 1996年「デイライト」◇ 1997年「コップランド」◇「メン・イン・ブラック」▲ 1998年「アンツ」(声)◆「アラン・スミシー・フィルム」 2000年「追撃者」◇ 2001年「ドリヴン」◇ 2002年「D−TOX」◇「ザ・ボディガード」◇ 2003年「スパイキッズ3−D/ゲームオーバー」◇「Taxi3」▲ 2006年「ロッキー・ザ・ファイナル」◇ 2008年「ランボー 最後の戦場」◇ RUTGER HAUER  ルトガー・ハウアー 誕生日 1944/1/23 出身 オランダ・ブロイケレン テレビでは2001年からの「エイリアス」「ヤング・スーパーマン」に出演。 活躍度 △→ 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1973年「危険な愛」 1974年「ルトガー・ハウアーのダンデライオン」「コールド・ブラッド」 1975年「ケープタウン」「娼婦ケティ」 1976年「ルトガー・ハウアーのキャンサー カニ座の女」 1977年「女王陛下の戦士」 1978年「ミステリーズ」 1980年「ナイトホークス」 1981年「ココ・シャネル」 1982年「ブレード・ランナー」「錆びた黄金」「アンダーカバー刑事」 1983年「バイオレント・サタデー」 1984年「孤高の戦士」 1985年「グレート・ウォリアーズ/欲望の剣」      「レディホーク」 1986年「ヒッチャー」「ウォンテッド」 1988年「聖なる酔っぱらいの伝説」「ワンナイト・オブ・ブロードウェイ」 1989年「サルート・オブ・ザ・ジャガー」「ムーンリットナイト」 1990年「ブラインド・フューリー」 1991年「デザート・ソルジャー」「ウェドロック」      「ミッドナイト25時 殺しの訪問者」 1992年「スプリット・セカンド」 1993年「バッフィ/ザ・バンパイア・キラー」「デラクルーズ 欲望の嵐」      「ビジター 欲望の死角」 1994年「サバイビング・ゲーム」「ルトガー・ハウアー/処刑脱獄」      「誘惑」「ノストラダムス」「ラストフライト」 1995年「処刑ドクター」「ファーザーランド/生きていたヒトラー」「MR.STITCH 悪魔の種子」 1996年「アウターゴールド」「オメガ・ドーム」「クロス・エレメント」      「ザ・サバイバル」「ヘモグロビン」 1997年「レッドライン」 1998年「ボーン・ダディ」 2000年「ワイルダー」「デンジャーゾーン タービュランス3」(TM) 2001年「フライング・ヴァイラス」 2002年「ディープ・コア2002」「ソード・オブ・ザ・ファンタジー 勇者と聖なる剣」      「コンフェッション」 2005年「バットマン・ビギンズ」「シン・シティ」 2006年「デッドライン 報復の導火線」 その他の出演者: Hilary Thompson ... Pam Joe Spinell ... Lt. Munafo Walter Mathews ... Commissioner E. Brian Dean ... Sergeant Caesar Cordova ... Puerto Rican Proprietor Charles Duval ... Dr. Ghiselin Tony Munafo ... Big Mike Howard Stein ... Disco Manager Tawn Christian ... Disco Hostess User Rating:6.3/10 ( 5,356 votes)IMDb User Rating:8.0/10 ( 104 votes)Yahoo! オトーサン、 「8点? Yahoo!、高すぎない?」 User Reviews ccthemovieman-1 さん Lockport, NY 2006年4月3日 優れたトリオの超一流のスリラー こいつは、シルヴェスター・スタローの最高の映画だ。 彼の長年の有名な役のなかでも、非常に信じられる。 彼は、ランボーでもロッキーでもない...ただのタフなNY市警の刑事だ。 スタローンと相棒のビリー・ディー・ウィリアムズは、 恐ろしい国際的テロリスト(ルトガー・ハウアー)が、 大勢のひとを殺すのを阻止しようとする。 この3人の俳優たちは、ラフで砂だらけの映画の中で活躍する。 この映画が大好きだったので、2回も買ったほどだ。 最初に発売されたDVDは、フルスクリーンだが、 ステレオではなく、画面が粗かった。 後年、よくできたワイドスクリーン版が発売されたが、 グレードアップするだけの価値があった。 この映画、最初から最後まで、超一流のスリラーだ。 ハウアーは、悪漢を見事に演じている。 ありきたりの映画かも知れないが、私の"座右の"映画だ。 オトーサン、 「コアなフアンがいるんだ」 one/on/oneさん 2005年12月4日 懐かしき「埋もれた」名作 公開当時、東銀座の東劇で見ました。 ウルフガー役のルトガー・ハウアーのただならぬ悪役ぶりは圧巻で、 映画を見ながら「この役者は大注目」との印象を受けました。 実際これ以降の彼の活躍は(役どころは賛否あれど)周知の通り。 また、ビリー・ディー・ウィリアムズの存在感、 あっと驚くスタローンのインテリっぽいヒゲ面も印象的で、 何といってもロープウェイでのシーンが緊迫感に溢れ、 非常に満足感溢れる映画でした。 ラストに至っても意外な展開に映画館でも観客一堂が大満足!の雰囲気でしたが、 何と日曜日にもかかわらず観客は10人位で何とも寂しいロードショーだったのでした。 で、あまりの観客動員数の少なさに公開は短期で打ち切られ (多分10日〜2週間だった覚えがあります) その後は名画座でもなかなかかからずに、 だからこそ私にとっては「人知れずの隠れた名作」となりました。 ちなみに、このWebの解説にある「最後に見せる逆襲劇」は失笑ではなく、 映画館では誰かが拍手を贈っていた程のあっと驚く展開でした。 実際、当時のニューヨークの様子もリアリティがあり、お薦め映画です。 ちなみに…公開当時、大劇場で観客が10人位で今は名作と言うのは当時結構あり、 「グランブルー」とか「ある日どこかで」など、信じられないかも知れませんが それぞれ日曜日でも観客はほとんど(5〜6人しか!)いなかった。 新宿ミラノ座での「ブレードランナー」も観客はほとんどいなく、 ラストシーンでもみんな頭を抱えていた印象があります。 (ま、これは痛快活劇っぽい宣伝をしていたせいでしょうね) ナイトホークスの監督ブルース・マルムースが これ以降目立った活躍をせずに2005にお亡くなりになったのには、合掌。


超劇場版ケロロ軍曹3 ケロロ対ケロロ 天空大決戦であります!

オトーサン、 「面白いかな?」 前に、"超劇場版ケロロ軍曹 撃侵ドラゴンウォリアーズであります!"をみたら、 子供向けなのに、案外愉快でした。 コメントに、「未見の方は必見」とあったので、借りたのです。 原題:超劇場版ケロロ軍曹3 ケロロ対ケロロ 天空大決戦であります!(2008) 監督:山口晋 原作:吉崎観音 脚本:横谷昌宏 Genre:Anime/Commedy/Family/Adventure 上映時間: あらすじ: インカ帝国の遺跡マチュピチュを訪れた冬樹とケロロ小隊。 オカルト好きの冬樹は大喜び。 さっそく迷路のような遺跡を発見した一行だったが、 トラップに引っかかり命からがら脱出するハメに。 その際、冬樹は迷路の中で不思議な少女を見かける。 少女のことを気に掛けながら東京へと戻ってきた冬樹とケロロたちの前に、 ケロロそっくりの“ダークケロロ”が現われる。 しかしケロロとは対照的に、ダークケロロは優秀な部下たちと共に、 迅速かつ冷徹に地球(ペコポン)侵略を開始するのだった。 声の出演者: 渡辺久美子 ... ケロロ軍曹/ダークケロロ 川上とも子 ... 日向冬樹 福田沙紀 ... ナスカ 堀江由衣 ... ミルル ルー大柴 ... ドルル オトーサン、 「ま、こんなものか」 ナスカが、シオンほど素敵でないのが、残念。 その他の出演者: 小桜エツ子 ... タママ二等兵 中田譲治 ... ギロロ伍長 斎藤千和 ... 日向夏美 子安武人 ... クルル曹長 草尾毅 ... ドロロ兵長 高山みなみ ... シヴァヴァ 広橋涼 ... 東谷小雪 斎藤千和 ... 日向夏美 User Rating 8.6/10 ( 128 votes)Yahoo! オトーサン、 「熱狂的なフアンがいるんだろうね」 User Comments: carotenoid7000さん 2009年7月2日 駄目だ、こういうの弱い 映画館では見てませんが、この作品大好きです! ダークケロロに感情移入して見てしまいます(笑)  だからもうクライマックスあたりでは、目がこうウルッと…^^;  ケロロで泣いてどーすんだとは思うんですが; 仲間との友情・信頼っていう筋が一本通っていて、 それを軸にストーリーが展開し、キャラが動く。 殊更に絆のかけがえなさを強調するんじゃなくて、 それが当たり前というか、日常というか。 そういう視点も好きです。 もちろんいつも通りギャグもお約束も満載だし、笑えて泣けて最高です^^ 何より渡辺さんの演技が最高ですね!  いつものケロロも好きなんですが、 今回のダークケロロ、キャラにイメージぴったりで、 ケロロと違和感ゼロでしかも渋い(笑) すごい演じ分けだなあと。 ひそかにクルルファンなのですが、彼の出番も多くて嬉しかった(笑) サブローとのコンビが好き。ここぞという時、いっつもいい相棒ですよね、彼ら。 惜しむらくはナスカの声ですが(キャラ造形もかな…個人的に…;)、 もうそういう細かい事はいい。どーでもいい。 見終わってこんなに気持ちがいい作品って滅多にない。(←これも個人的に) 読後感(違うけど)最高!ってことで、ぶっちぎって星五つです☆ オトーサン、 「同感!」 hisacchiさん 2009年8月20日 いつものケロロのクオリティからしたらいまいちだった テレビ版は第4シリーズまで、映画版は1と4は既に視聴済みです。 それらと比べてのレビューになりますが… この映画はタレントを声優に使ったら こんなクオリティになってしまったのよい例だと思いました。 ナスカの声の役の人が大根すぎる… これが致命的だったと思います。 同じタレントのルー大柴さんが演じたドルルはよいと思いましたが、 キーポイントの配役でこの声の人は無いだろうと… 一人の演技で映画全体がだめになるという話は、 良く聞く話でも自分はそんな経験があまり無かったので、 正直大げさだなと思っていたのですが、 今回その体験が実感できて悔しさがよくわかった気がしますorz 話のほうはいかにも劇場版っぽい、 そしてケロロっぽいお話でそれなりによかったと思います。 夏美と小雪の戦闘シーン、サブロー先輩の活躍が特に印象に残りました。 あと前半のクルルのやられっぷりもw まあまあ面白いと思うので、 上記さえ目をつぶればお勧めできるかなと思います。


情無用の町

オトーサン、 「なんで、こんな古い映画を借りたんだろう?」 顔ぶれをみて、思い出しました。 そう、リチャード・ウィドマークが見たかったのです。 原題:The Street with No Name (1948) 監督:William Keighley 脚本:Harry Kleiner Genre:Crime / Drama / Film-Noir / Thriller Black and White 上映時間:91分 あらすじ:  第1次大戦後のセンター・シティ。 FBIのブリッグス警部は、ギャング組織一掃のため、 コーデルをギャング団に潜入させる。 コーデルはジョージ・マンリーと名を変え、 ボスのアレックの手下になりすまし、 やがてアレックが警察の上層部と通じていることを知る。 出演者: Mark Stevens ... Gene Cordell / George Manly(コーデル) Richard Widmark ... Alec Stiles(アレック) Lloyd Nolan ... Insp. George A. Briggs(ブリッグス警部) Barbara Lawrence ... Judy Stiles(ジュディ) オトーサン、 「この面構え、しびれるね」 若い頃から、鋭い眼光をしていたのですね。 個性的な俳優がいなくなっていくのが残念です。 RICHARD WIDMARK  リチャード・ウィドマーク 誕生日 1914/12/26  出身 米ミネソタ州サンライズ 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆☆★ コメディ  ☆☆★★★★ 出演作 1947年「死の接吻」「情無用の町」「廃墟の群盗」      「海の男」 1950年「街の野獣」「暗黒の恐怖」「地獄の戦場」      「復讐鬼」 1951年「フロッグメン」 1952年「赤い空」「ノックは無用」「人生模様」 1953年「あの高地を取れ」「モンゴル第一騎兵隊」      「拾った女」 1954年「地獄と高潮」「悪の花園」「折れた槍」 1955年「黄金の商品」「蜘蛛の巣」 1956年「六番目の男」「太陽に向かって走れ」      「襲われた幌馬車」 1957年「祖国への反逆!第5捕虜収容所」 1958年「ゴーストタウンの決闘」「愛のトンネル」「拳銃の罠」 1959年「ワーロック」 1960年「アラモ」 1961年「秘密諜報機関」「馬上の二人」「ニュールンベルグ裁判」 1962年「西部開拓史」 1964年「長い船団」「あしやからの飛行」「シャイアン」 1965年「駆逐艦ベッドフォード作戦」 1966年「アルバレス・ケリー」 1967年「大西部への道」 1968年「刑事マディガン」 1969年「西部野郎奮戦記」「ガンファイターの最後」 1970年「暗黒街の特使」 1972年「ロッキーの英雄/伝説絶ゆる時」 1974年「オリエント急行殺人事件」 1976年「悪魔の性!キャサリン」「ドミノ・ターゲット」 1977年「合衆国最後の日」「ジェット・ローラー・コースター」      「コーマ」 1978年「スウォーム」 1979年「オーロラ殺人事件」 1982年「ハンキー・パンキー」 1983年「ファイナル・オプション」 1984年「カリブの熱い夜」 1991年「トゥルー・カラーズ」 その他の出演者: Ed Begley ... Chief Bernard Harmatz Donald Buka ... Shivvy Joseph Pevney ... Matty John McIntire ... Cy Gordon Walter Greaza ... Lt. Paul Staller Howard Smith ... Ralph Demory User Rating:7.2/10 875 votes オトーサン、 「渋い映画だね」 User Reviews bkoganbingさん Buffalo, New York 2005年12月31日 ブリッグス警部、別の事件を解決する 「Gメン対間諜」(1945)が成功し、 20世紀フォックスは、まったく新しいトレンドをつくりだした。 40年代、こうしたドキュメンタリー/ノワール・タイプの映画は、 大成功を収めた。 この映画で、ロイド・ノーランは、FBIのブリッグス警部役を踏襲している。 ブリッグス警部は、「Gメン対間諜」では、潜入捜査官を使ったが、 ギャングの一味を追いつめるべく、別の男を使う。 アメリカの中西部の架空のセンター・シティが舞台だ。 潜入捜査官は、マークス・ティーブンス。 悪事を働いているのを発見したギャングは、 リチャード・ウィドマークが率いている。 これが、彼の2作目の出演だ。 ウィドマークは、「死の接吻」のようにサイコではないが、 卑劣で、邪悪な奴だ。 ウィドマークは、警察と一脈通じている。 ギャングのメンバーをリクルートするのに、 実にしゃれた手品を使っている。 マークス・ティーブンスにとっては、時間との争いになる。 正体がばれるまでに、内通者をみつけなければならない。 ウィリアム・キーリー監督は、手に汗にぎるサスペンスを保っている。 キーリー監督は、センター・シティの不快な雰囲気を巧みに描いている。 これは、最高のノワール映画だ。 オトーサン、 「古い映画をみているひと、いるんだ」 Yahoo!では、みているひとがいませんでした。 Ikedaさん 2007年7月30日? かなり面白い カンサスシティで強盗殺人が頻発したので、 FBIが乗り出し、ブリッグス警部は顔の知れれていないコーデルを ギャングのボス、アレックの手下として潜入させ、情報を取らせる。 アレックの使った拳銃の弾丸などが解って逮捕出来る所までいくが、 市警察内部にもギャングへの情報提供者がいて、 コーデル自身が危険な立場になる、という話です。 戦後アメリカ映画に多かったセミ・ドキュメンタリーの一つで、 同年に作られた「裸の町」ほどではありませんが、かなり面白い作品です。 FBIとギャングとがお互いに色々な手段で情報を探り合うのが、 この映画のポイントで、活劇的なシーンはあまりありませんが、 セミ・ドキュメンタリーらしく BGMを排したスリリングな場面など捜査の実感が良く出ています。 ウィドマークは適役で流石に迫力があります。 マーク・スティーヴンスを見たのは「蛇の穴」ぐらいなので、 あまり印象に残っていない俳優ですが、 秘密捜査官としての演技はかなりのものだと思いました。 ただ、ラストの工場襲撃のシーケンスになると、 納得できない所が多くあって、 脚本もしくは演出がお座なりになっているのが残念でした。


カジュアリティーズ

オトーサン、 「カジュアリティーズ?」 カジュアルとは、くつろいでいる、のんきな、アンフォーマル。 どうみても、戦争映画にはふさわしくありません。 でも、Casualtyを辞書でみると、死傷者、被害者、損耗兵とありました。 そう、一旦、戦争になれば、兵士はみな消耗品。 だから自暴自棄になって、なんだってやってしまいます。 原題:Casualties of War (1989) 監督:Brian De Palma 原作:Daniel Lang 脚本:David Rabe Genre:Adventure/ Drama / War 上映時間:113分 あらすじ: 1966年、ヴェトナム。 新兵エリックソンは敵の掘ったトンネルに落ち、 身動きできないところをミザーヴ軍曹に救われる。 帰還間近の無線係が狙撃され、怒りに狂う小隊の兵士たちは、 手当たり次第にヴェトナムの村人を射殺し、 さらに、若い娘オアンを誘拐し、レイプする。 暴行に加わらなかったエリックソンは、 傷ついた娘をいたわり、逃がそうとするが、失敗する。 敵軍との銃撃戦の中、誘拐・暴行の証拠を消すため、 ミザーヴ軍曹は、オアンを射殺させる。 基地に戻ったエリックソンは、上層部に訴えるが... 出演者: Michael J. Fox ... Eriksson(エリックソン) Sean Penn ... Meserve(ミザーヴ軍曹) Don Harvey ... Clark(クラーク) John C. Reilly ... Hatcher(ハッチャー) John Leguizamo ... Diaz(ディアズ) Thuy Thu Le ... Oanh(オアン) オトーサン、 「このひと、新兵にぴったりだな」 「巧いね」 前者は、マイケル・J・フォックス 後者は、勿論、名優ショーン・ペンです。 MICHAEL J.FOX  マイケル・J・フォックス 誕生日 1961/6/9 出身 カナダ・ブリティッシュ・コロンビア州 陸軍将官を父に持つ5人兄弟の4番目。 高校時代、先生に勧められて地元のテレビシリーズに出演。 18歳でロサンゼルスに行き、80年「MIDNIGHT AND MADNESS」で映画デビュー。 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズのマーティー役が有名。 活躍度 △↓ 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1982年「処刑教室」 1985年「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「ティーン・ウルフ」 1987年「愛と栄光の日々」「摩天楼はバラ色に」      「ディア・アメリカ/戦場からの手紙」(声) 1988年「再会の街/ブライトライツ・ビッグシティ」 1989年「カジュアリティーズ」      「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2」 1990年「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3」 1991年「ドク・ハリウッド」「ハードウェイ」 1993年「奇跡の旅」(声)「ライフWITHマイキー」      「リバー・ノース/遙かなる河の流れに」      「バラ色の選択」 1994年「億万長者は命がけ!?」      「トラブル・ボックス 恋とスパイと大作戦」(TM) 1995年「アメリカン・プレジデント」「ブルー・イン・ザ・フェイス」      「ヤング・ヒットマン」 1996年「奇跡の旅2/サンフランシスコの大冒険」(声)      「さまよう魂たち」「マーズ・アタック!」 2000年「スチュアート・リトル」(声)◇ 2001年「アトランティス 失われた帝国」(声) 2002年「スチュアート・リトル2」(声)「アメージング・ハイウェイ60」 SEAN PENN  ショーン・ペン 誕生日 1960/8/17 出身 米カリフォルニア州バーバンク 父は演出家のレオ・ペン、母は女優のアイリーン・ライアン、弟クリスも俳優。 サンタモニカ・ハイスクール卒業後、 ロサンゼルス・グループ・レパートリー・シアターで助手を務めながら、 演技の勉強を始め、ニューヨークの舞台「ハートランド」で絶賛される。 映画デビューは81年「タップス」。 「デッドマン・ウォーキング」のでアカデミー主演男優賞ノミネート、 ベルリン国際映画祭主演男優賞受賞。 「ギター弾きの恋」「アイ・アム・サム」でアカデミー賞主演男優賞ノミネート。 「シーズ・ソー・ラブリー」でカンヌ映画祭主演男優賞、 「キャスティング・ディレクター」でヴェネチア映画祭主演男優賞、 「21グラム」でヴェネツィア国際映画祭主演男優賞を獲得した。 91年に「インディアン・ランナー」で監督デビュー。 「ミスティック・リバー」でアカデミー賞主演男優賞受賞。 「ミルク」で二度目のアカデミー賞主演男優賞受賞。 最初の妻マドンナとは暴力事件をたびたび起こし離婚。 現在の妻はロビン・ライト・ペン。 出演作 1981年「タップス」 1982年「初体験リッジモント・ハイ」 1983年「バッド・ボーイズ」 1984年「月を追いかけて」 1985年「コードネームはファルコン」 1986年「ロンリーブラッド」「上海サプライ」 1987年「ディア・アメリカ/戦場からの手紙」(声) 1988年「カラーズ/天使の消えた街」「ジャッジメント・イン・ベルリン」      「恋人たちのキャンバス」△ 1989年「カジュアリティーズ」「俺たちは天使じゃない」 1990年「ステート・オブ・グレース」 1993年「カリートの道」 1996年「デッドマン・ウォーキング」 1997年「シーズ・ソー・ラブリー」「Uターン」◇ 1998年「ゲーム」◆「シン・レッド・ライン」◇ 1999年「キャスティング・ディレクター」◇「マルコヴィッチの穴」      「ギター弾きの恋」◇ 2000年「夜になるまえに」◆「悪魔の呼ぶ海へ」「真夜中の銃声」 2001年「アイ・アム・サム」◇「DOGTOWN & Z-BOYS」(ナ) 2002年「デブラ・ウインガーを探して」「ブラウスキー オールドパンク」 2003年「ミスティック・リバー」◇「21グラム」◇「アンビリーバブル」◆ 2004年「ザ・インタープリター」◇「リチャード・ニクソン 暗殺を企てた男」◇ 2006年「オール・ザ・キングスメン」◇ 2008年「ミルク」◇ その他の出演者: Erik King ... Brown Jack Gwaltney ... Rowan Ving Rhames ... Lt. Reilly Dan Martin ... Hawthorne Dale Dye ... Capt. Hill Steve Larson ... Agent #1 John Linton ... Agent #2 Vyto Ruginis ... Prosecutor Al Shannon ... Wilkins User Rating:6.9/10 ( 13,601 votes)IMDb User Rating:8.4/10 ( 495 votes)Yahoo! オトーサン、 「名画だな」 User Reviews HumanoidOfFlesh Chyby, Poland 2003年1月8日 心をかき乱す、手に汗にぎる戦争ドラマ この映画は、1966年に起きた恐ろしい出来事に基づいている。 数人のアメリカ兵が、ヴェトナムの少女を拉致し、 長期偵察任務に引きずり回す。 拷問し、レイプし、最後に殺す。 Michael J.Fox は、暴力的犯罪をとめようとする 小隊で唯一の兵士として、見事な演技をみせる。 テュイ・テュー・リーは、犠牲者役が印象的だった。 迫真の演技だったので、他の映画に出ていないのは不思議だ。 レイプ殺人シーンは、これまで見たこともない心をかき乱すシーンだった。 監督は、ブライアン・デ・パルマ。 お見事だ。 (「悪魔のシスター」「キャリー」「殺しのドレス」) 戦争は地獄であり、若者たちを怪物に変える、 そういうメッセージを観客に伝えてくる。 心をかき乱し、考えさせる映画フアンには必見だ。 オトーサン、 「同感!正視できない」 途中で見るのが辛くなりました。 ロビーJさn 2007年7月19日 結構見るのが辛かったかな マイケル・J・フォックスのファンなので見た作品です。 前に一度見た時は、途中で見るのが辛くなり、あきらめたのを覚えています。 でも先日、初めて最後まで鑑賞しましたが、やはり見るのは辛かったです。 今までの戦争映画とは一味違う視点で描かれているように感じます。 ショーン・ペンなどの兵士がベトナム女性に性暴力をするのが結構酷すぎて、 それが何より見るのが辛かったことです。 ペンの演技は上手いのですが、上手すぎて怖いというか何というか・・・。 マイケルも良いのですが、これほど重い話に出演するというのは微妙にも感じます。 でも新しい彼の姿を見れたので、 ファンである私にとっては嬉しいことでもあるかもです。 とにかく全体的に重い感じもしますが、戦争の残酷さは十分伝わる作品だと思います。


ジュリー&ジュリア

オトーサン、 「おお、まだやっていたのか」 半年も前の映画を上映しているなんて... 原題:Julie & Julia (2009) 監督・脚本:Nora Ephron 原作:Julie Powell Rated PG-13 for brief strong language and some sensuality. Genre:Biography / Drama / Romance 上映時間:123分 あらすじ: 1949年、ジュリアは外交官の夫ポールの任地パリで、 芸術的なフランス料理の洗礼を受ける。 好奇心旺盛で食べることが大好きなジュリアは、 名門料理学校コルドン・ブルーのプロ養成クラスに飛び込む。 それから半世紀を経たニューヨークで、 ジュリーは夫エリックに励まされながら、 ジュリアの著した料理本の全レシピを1年365日で制覇し、 ブログに掲載することを決意する。 出演者: Meryl Streep ... Julia Child(ジュリア) Amy Adams ... Julie Powell(ジュリー) Stanley Tucci ... Paul Child(ポール) Chris Messina ... Eric Powell(エリック) オトーサン、 「やはり、天才だ」 メリル・ストリープ、この映画と「恋するベーカリー」と 同じ料理人を演じているのに、まるで別人です。 エイミー・アダムス、演技もうまく、いい感じです。 MERYL STREEP  メリル・ストリープ 誕生日 1949/6/22 出身 米ニュージャージー州サミット 出演作 1977年「ジュリア」「スラップ・シュート」(TM) 1978年「ディア・ハンター」「ホロコースト 戦争と家族」(TM) 1979年「マンハッタン」「或る上院議員の私生活」      「クレイマー、クレイマー」 1981年「フランス軍中尉の女」 1982年「殺意の香り」「ソフィーの選択」 1983年「シルクウッド」 1984年「恋におちて」 1985年「プレンティ」「愛と哀しみの果て」 1986年「心みだれて」 1987年「黄昏に燃えて」 1988年「クライ・イン・ザ・ダーク」 1989年「シー・デビル」 1990年「ハリウッドに口づけ」 1991年「あなたの死後にご用心!」 1992年「永遠に美しく…」 1993年「愛と精霊の家」 1994年「激流」◇ 1995年「マディソン群の橋」◇「判決前夜」 1996年「マイ・ルーム」◇ 1997年「誤診」(TM) 1998年「母の眠り」◇ 1999年「ミュージック・オブ・ハート」◇ 2001年「A.I.」(声) 2002年「めぐりあう時間たち」◆「アダプテーション」◆ 2003年「ふたりにクギづけ」◆ 2004年「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」◆      「クライシス・オブ・アメリカ」◆ 2006年「プラダを来た悪魔」◇「今宵、フィッツジェラルド劇場で」◆ 2007年「いつか眠りにつく前に」◇「大いなる陰謀」◇ 2008年「マンマ・ミーア!」「ダウト 〜あるカトリック学校で〜」◇ 2009年「ジュリー&ジュリア」◇「恋するベーカリー」◇ AMY ADAMS  エイミー・アダムス 誕生日 1984/4/18 出身 米コロラド州 18歳までウェイトレスをしていたが、 ミネソタに移住し、ダンスを学ぶ。 テレビでは「プロヴィデンス」「バフィー/恋する十字架」にゲスト出演。 99年「わたしが美しくなった100の秘密」で映画デビュー。 2005年「JUNEBUG」でアカデミー賞ノミネート。 出演作 1999年「わたしが美しくなった100の理由」 2000年「サイコ・ビーチ・パーティ」 2002年「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」      「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」◆ 2007年「魔法にかけられて」◇「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」◆ 2009年「サンシャイン・クリーニング」◇「ナイトミュージアム2」◇      「ジュリー&ジュリア」◇ その他の出演者: Linda Emond ... Simone Beck Helen Carey ... Louisette Bertholle Mary Lynn Rajskub ... Sarah Jane Lynch ... Dorothy McWilliams Joan Juliet Buck ... Madame Brassart Crystal Noelle ... Ernestine George Bartenieff ... Chef Max Bugnard Vanessa Ferlito ... Cassie Casey Wilson ... Regina Jillian Bach ... Annabelle Andrew Garman ... John O'Brien User Rating:7.3/10 ( 18,641 votes) IMDb User Rating:8.0/10 ( 332 votes) Yahoo! オトーサン、 「名画だ!とほめたいね」 本を出版できるようになったときの喜び、 ブログにはじめて反響があったときの喜び、 他人事には思えませんでした。 User Reviews malachifourさん United States 2009年7月10日 たっぷり召し上がれ!(Bon Apetit!) わたしは、メリル・ストリープが大きらいだった。 昨年、「ダウト 〜あるカトリック学校で〜」を見るまでは。 一方、エイミー・アダムスは、大好きだ。 この2人が、共演すると知って、小躍りして、試写会に行った。 いい映画を期待していたが、期待以上だった。 この映画を動かしているのは、ユーモアだ。 かといって、シアリアスなシーンもないではない。 むしろ、それが際立ち、豊穣さに息を呑むのだ。 メリル・ストリープ演じる料理人ジュリアは、カンペキという他ない。 事実、これまでみたうちで、最高だった。 陽気で、愛すべき人柄で、情熱的で、やさしく、 いろいろな感情を完全に表現している。 エイミー・アダムスのジュリー役もすばらしい。 ジュリアの画期的な料理本にある500+レシピに取り組み、 その進捗状況をブログで公開する。 2つの実話が、カンペキにバランスし、 脚本は、2人の間で見事にマッチし、 美味なる料理が出来上がるまでを描いている。 後半は、ややもたれるが、許されるだろう。 その目的から逸脱することもなく、 キャストは素晴らしいし、語り口も素晴らしいし、 監督も素晴らしい。 この映画、もっと食べたいと皿を差し出したくなる。 オトーサン、 「前田さんにしては...」 いつも反米的なことに触れるのですが、今回はなし。 ジュリアの外交官の夫ポールが、 中国に勤務していたというだけで、共産党員と疑われ、 マッカーシーの赤狩りに巻きこまれ、左遷されるのです。 そんな苦労を2人で乗り越えて、ようやく料理本が出版されるのです。 前田有一さん 2009年12月12日 カリスマブロガーの美味しい挑戦 最近若い女の子と食事をすると、みなこぞって料理の写真をとる。 合コン中だろうが一流レストランだろうが、彼女たちはおかまいなしだ。 対面にいるこちらが相手にされていないという事実は置いておいて、 可愛い若い子たちにも、 その中にはあつかましいオバサンの要素が含まれるということかと思う瞬間である。 1949年、夫とパリにやってきたアメリカ人女性ジュリア・チャイルド(メリル・ストリープ)。 ほがらかで、何より食べることが大好きな彼女は、 フランス料理の繊細かつ深い味わいにハマる。 早速ル・コルドン・ブルー(世界的に有名な料理学校)に通いはじめたジュリアは、 やがてズボラなアメリカ人でもカンタンに作れるフランス料理の本を執筆し始める。 冒頭の女の子たちの撮った写真は、彼女たちの書くブログの材料となるわけだが、 アメリカにもそんな「今日たべたもの日記」を書いて、 有名になってしまった女性がいる。 それが『ジュリー&ジュリア』のもう一人のヒロインであるジュリー・パウエル(エイミー・アダムス)。 彼女は超ロングセラーであるジュリア・チャイルドの著書にあるレシピを、 なんと毎日作り続け全制覇。 その様子を描いた大人気ブログを契機に、この映画は作られた。 映画は二つの時代、二人の女性の生き様を交互に描く、ユーモラスなドラマである。 ジュリア・チャイルドは185cmの大柄な女性ということだが、 さすがの演技派メリル・ストリープも身長までは役作りできない。 そこで随所にトリック撮影を使用してうまく見せている。 ジュリアは何かと型破りな女性で、 物怖じしない性格はのちに出演したテレビ番組でもよく表れている。 なにしろこのころは、テレビ局とはいえまだ録画機材が普及しておらず、 ドラマだろうがバラエティだろうが生放送が基本だった時代。 実際出演してみればわかるが、やりなおしの聞かない生放送の緊張感は別格である。 まして料理番組ともなれば、放送するのもはばかられるような失敗も多かったようだが、 彼女はそんなときでも慌てず大笑いして楽しく番組を続けた。 どえらい肝っ玉である。 ちなみに、有名人は最良の人材といわれるとおり、 夫を外交官にもつ彼女は実は米国のスパイだったとの裏話があるが、 映画はもちろんそんなダーティーな部分にはふれない。 本作におけるジュリアは、真の主役たるブログの女王ジュリーのネタ元でありあこがれの人。 映画はそのやや一方的な片思いと、ブログを書くことで自己実現をしようとする、 いかにも現代的な若い女性の習性いや挑戦をライトに描く。 料理をケータイで写真に撮るのが習慣づいている女性なら、きっと共感できるだろう。 演じるエイミー・アダムスは、好感度を数値化したら 2009年現在100%にもっとも近い女優であろうから、ぴったりな配役といえる。 ただし脚本はこなれているとは言えず、快感度は低い。 いろいろ問題はあるが、ひとつだけ言いたいのは、 いちいち無理してヒロインを上げたり下げたりする必要はないということだ。 そういうストーリーはとても安っぽい。 また、毎日あんなに大量の料理を作って、いったいこの人はどう処理してるんだとか、 資金はどっから出てるんだとか、余計な事を考えさせてしまうあたりも処理が足りない。 あんなモノを毎日腹に入れていたら、 エイミー・アダムスのようなナイスバディになれるはずがない。 こういう所に女性の観客は敏感である。 製作者はもう少し気を配らないとダメだ。 逆にほめるべき点としては、相手役の男の食いっぷりがあげられる。 こんなにご飯をうまそうに食べる人を、私は見たことがない。 今年のアカデミー主演食べ方賞はこの人に決まりだろう。 二人の素敵な女優と彼の食いっぷりで、 映画全体としてもなんとか持ったという感じである。


シャーロット・グレイ

オトーサン、 「レジスタンス映画か」 ナチス・ドイツ占領下のフランスでの 自由フランスの抵抗運動が有名です。 美人女優ケイト・ブランシェットが活動家を演じています。 「エリザベス」で、アカデミー賞主演女優賞にノミネート。 それ以来のフアンですが、役づくりが実に見事です。 原題:Charlotte Gray (2001) 監督:Gillian Armstrong 原作:Sebastian Faulks 脚本:Jeremy Brock Genre:Drama / Romance / Thriller / War 上映時間;121分 あらすじ: 1943年、第2次大戦下。 看護婦のシャーロットは、ロンドンに向かう列車の中で ある役人に声を掛けられパーティに誘われる。 出席したパーティで、 英空軍パイロット、ピーターと知り合い恋に落ちる。 堪能なフランス語の能力を活かして、 ナチス占領下のフランスでレジスタンス運動に参加する。 数週間後、ピーターがフランスで消息不明となると、 シャーロットは危険を顧みず諜報員として 南フランスのレジニャックへ降り立つ... 出演者: Cate Blanchett ... Charlotte Gray(シャーロット・グレイ) Billy Crudup ... Julien Levade(ジュリアン) Michael Gambon ... Levade(ルベード) Rupert Penry-Jones ... Peter Gregory(ピーター) Anton Lesser ... Renech(レネック) オトーサン、 「やはり名女優だな」 繊細にして芯が強く、気品を失わない女優さんです。 感情表現の広さ、深さ、確かさには舌を巻きます。 相手役のビリー・クラダップも、好演していました。 CATE BLANCHETT  ケイト・ブランシェット 誕生日 1969/5/14 出身 オーストラリア・メルボルン メルボルン大学で経済とファインアートを専攻。 見聞を広めるため、世界各地を旅して回る。 帰国後、オーストラリア国立演劇学校入学。 卒業後、シドニー・シアター・カンパニーに加わり、 舞台「テンペスト」「ハムレット」「かもめ」に出演する。 94年「POLICE RESCUE」で映画デビュー。 98年「エリザベス」でアカデミー賞主演女優賞ノミネート、 ゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞した。 「アビエイター」でアカデミー賞助演女優賞受賞。 出演作 1997年「パラダイス・ロード」「オスカーとルシンダ」 1998年「エリザベス」◇ 1999年「狂っちゃいないぜ!」◆「理想の結婚」◇「リプリー」◆ 2000年「ギフト」◇「耳に残るは君の歌声」◆ 2001年「ロード・オブ・ザ・リング」◆「バンディッツ」◆      「シッピング・ニュース」◆「シャーロット・グレイ」◇ 2002年「ヘヴン」◇「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」◆ 2003年「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」◆「ミッシング」◇      「ヴェロニカ・ゲリン」◇「コーヒー&シガレッツ」 2004年「アビエイター」◆ 2005年「ロスト・ストーリー」「ライフ・アクアティック」◆ 2006年「バベル」◇「あるスキャンダルの覚え書き」◇「さらば、ベルリン」 2007年「エリザベス:ゴールデン・エイジ」◇「アイム・ノット・ゼア」 2008年「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」◆      「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」◇ BILLY CRUDUP  ビリー・クラダップ 誕生日 1968/7/8 出身 米ニューヨーク州マンハセット 96年「スリーパーズ」で映画デビュー。 99年「JESUS' SON」でパリ映画祭最優秀男優賞受賞。 出演作 1996年「スリーパーズ」「世界中がアイ・ラブ・ユー」 1997年「秘密の絆」 1998年「ハイロー・カントリー」◆      「ラスト・リミッツ 栄光なきアスリート」(TM) 1999年「THE PRINCESS MONONOKE」(声) 2000年「あの頃ペニー・レインと」◇「シャーロット・グレイ」◆      「ウエイキング・デッド」 2003年「ビッグ・フィッシュ」◆ 2006年「M:i:V」◆ 2008年「ウォッチメン」 その他の出演者: James Fleet ... Richard Cannerly Abigail Cruttenden ... Daisy Charlotte McDougall ... Sally Robert Hands ... Borowski Tom Goodman-Hill ... Business Man at Party Michael Fitzgerald ... Business Man at Party Hugh Ross ... Psychiatrist Martin Oldfield ... Assault Course Instructor Nicholas Farrell ... Mr. Jackson Mike Burnside ... Morse Code Instructor Damian Myerscough ... Gun Instructor Miranda Bell ... Female Instructor Angus Wright ... Agent User Rating:6.3/10 ( 4,960 votes)IMDb User Rating:7.3/10 ( 267 votes)Yahoo! オトーサン、 「名作だ!」 もっと高いスコアをあげなくては... User Reviews burrobaggyさん Newcastle, home of footie 2004年11月5日 評価の低すぎる戦争映画 「シャーロット・グレイ」は、アメリカではまったくヒットせず、 世界中に、その評価が広がってしまった。 アメリカの観客に受けなかった理由は、はっきりしているが、 欧州の批評家たちが悪意を抱いたのは、分からない。 この映画、レジスタンスの戦いをよく描いている。 (共産主義者たちは、ドゴール主義者の解放政策に騙された) 地元民も団結した。 (教師たちは、ユダヤ人家族をナチの手から逃るのを手伝った) 英雄はいないし、策動家もいない。 だから評価が低くなったのだろう。 最大のクライマックスである救出劇は、観客が期待するほどではなかった。 演技はいい。 ケイト・ブランシェットは、批評されるよりよかった。 これよりいい映画はあるだろうが、 この映画は、お金に価するいい映画だ。 「Lucie Aubrac」(1977)よりもいい。 ぜひDVDを買おうと思う。 オトーサン、 「そうかな?」 確かに、主人公のシャーロット・グレイが レジスタンスに身を投じたのは、恋人への愛からでしょう。 でも、ナチ支配下のフランスで横行する暴力、裏切り、卑劣さを前に、 恋人への愛は、普遍的な同胞愛へと昇華していったのではないでしょうか。 すくなくとも、ケイト・ブランシェットは、 そういう解釈の下に、役づくりをしているように思えます。 服部弘太郎さん 2002年8月26日 第二次大戦下のフランスを舞台にしたシリアスな女性スパイ映画。 主演はオスカー女優の ケイト・ブランシェット。 ケイト・ブランシェット主演のサスペンス映画。 第二次大戦中のフランスはパリを含めた北半分をナチスに占領され、 南半分はナチスに協力するビシー政権によって統治されていた。 イギリス軍はこの地域で諜報活動を行なうため、フランス語に堪能な若い女性を募集。 これに応じたのが、若いパイロットを恋人に持つシャーロット・グレイだった。 恋人が軍で働くなら、自分も軍で働きたい。 恋人がドイツと戦うなら、自分もドイツと戦いたい。 彼がフランス上空で戦うなら、私ももちろんフランスに行く……。 そんな恋の情熱が、シャーロットの危険な任務を支えている。 だが現地に入った彼女が見たのは、 事前に聞かされ想像していたものを遙かに上回る危険と困難の連続だった。 最初に接触した連絡員は、シャーロットの目の前で捕らえられ殺されてしまう。 目の前で銃が撃たれ、さっきまで共に話していた仲間たちが射殺される。 そんな中、シャーロットには信じたくない、悲しい知らせが届けられることになる。 原作は欧米でベストセラーになったというセバスチャン・フォークスの同名小説。 これを『Queen Victoria 至上の愛』のジェレミー・ブロックが脚色し、 『若草物語』『オスカーとルシンダ』のジリアン・アームストロングが監督している。 物語は波瀾万丈だ。 運命の出会いがある。燃えるような恋がある。 戦争がある。裏切りがある。 そして暴力に負けぬ気高い人間の魂がある。 恋愛というきわめてパーソナルな出発点から、 戦争や政治や民族が経てきた歴史の悲劇のような大きさにまで、 ぐんぐん物語を広げていくダイナミズムがある。 こうした物語の伸張にぴったりと寄り添って行くヒロインを演じるには、 確かに演技力のある女優を出演させなければならなかったに違いない。 だがそれがケイト・ブランシェットでよかったのかというと、僕にはどうも疑問が残る。 ヒロインが危険の中に身を投じられたのは、 恋の情熱に浮かされて向こう見ずになっていたからだろう。 「恋人のためなら何でもできる」という気持ちが、 シャルロット・グレイを勇敢にさせているのだ。 それが映画前半で明確に打ち出されていれば、 彼女が恋人と二度と再会できないのだと知った時の絶望感や、 敵地で孤立無援になってしまった恐怖がもっと伝わってきたと思う。 ところがこの映画では、ケイト・ブランシェットが 恋という熱病に取りつかれた女性には見えてこない。 恋は人を盲目にする。恋は人を愚か者にする。 だがこの映画の中のシャーロット・グレイは、常に聡明で我を忘れることがない。 彼女が恋人との再会を優先して仲間を危険にさらす場面では、 彼女がなぜそんなバカをやるのか僕にはわからなくなってしまう。 もちろんそれは恋する者の愚かさゆえなのだが、 映画の中の彼女はとてもそんなに重大な恋をしているようには見えない。 それがこの映画にとって最大の欠点だと思う。


アリス・イン・ワンダーランド

オトーサン、 「変だなぁ、原因を究明しなくては」 初日興収が、「アバター」の2倍というのに、 IMDbのスコアは、6.9/10と低いのです。 3D料金を払って、メガネの上にメガネをかけて見ました。 原題:Alice in Wonderland (2010) 監督:Tim Burton 原作:Lewis Carroll 脚本:Linda Woolverton Genre:Adventure / Family / Fantasy 上映時間:分 あらすじ: 19歳になったアリスは自分の婚約パーティー中、 いつか見た白ウサギを発見する。 反射的に追いかけていくと、 これまたいつかのように再び縦穴に落ち、 不思議の国へと到着。 そこで出会ったマッドハッターら不思議の国の住民の多くは、 なんだかアリスを待ちこがれていた様子だが... 出演者: Mia Wasikowska ... Alice(アリス) Johnny Depp ... Mad Hatter(マッドハッター) Helena Bonham Carter ... Red Queen(赤の女王) Anne Hathaway ... White Queen(白の女王) Michael Sheen ... White Rabbit(白ウサギ) Matt Lucas ... Tweedledee / Tweedledum(トウィードルダム/トウィードルディー) オトーサン、 「感情移入できないなぁ」 普通は、主人公のアリスや白の女王に好感をもち、 悪役の赤の女王には、反感をもつはずなのに、 それがまるで、正反対なのです。 見終わった後で、ティム・バートンの意図に気づきました。 そう、リーマンショック後、アメリカ的なるものは、 いまや、善ではないのです。 JOHNNY DEPP ジョニー・デップ 誕生日 1963/6/9   出身 米ケンタッキー州オーウェンズボロ フロリダで育つ。 音楽に傾倒し、ロック・バンド”キッズ”に参加。 20歳の時、ロサンゼルスに移るが、バンドが解散。 84年「エルム街の悪夢」で映画デビュー。 87年からのテレビ番組「ハイスクール・コップ」で有名に。 90年「クライ・ベイビー」で初主演。 「妹の恋人」「シザーハンズ」「エド・ウッド」でゴールデングローブ賞ノミネート。 「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」でアカデミー主演男優賞ノミネート。 「ブレイブ」で監督デビュー。 出演作 1984年「エルム街の悪夢」◆ 1985年「マイアミ・ホット・リゾート」 1986年「プラトーン」 1990年「クライ・ベイビー」 「シザーハンズ」◇ 1991年「エルム街の悪夢 ザ・ファイナル・ナイトメア」△ 1992年「アリゾナ・ドリーム」 1993年「妹の恋人」◇「ギルバート・クレイブ」◇ 1994年「エド・ウッド」◇ 1995年「ドン・ファン」◇「デッドマン」      「ニック・オブ・タイム」 1996年「ザ・カンヌ・プレイヤー」 1997年「フェイク」◇「ブレイブ」◇ 1998年「ラスベガスをやっつけろ」◇「ミー&ウィル」 1999年「スリーピー・ホロウ」◇「ノイズ」◇「ナインス・ゲート」◇      「ビートニク」◆ 2000年「ショコラ」◆「夜になるまえに」◆「耳に残るは君の歌声」 2001年「ブロウ」◇「フロム・ヘル」◇「ロスト・イン・ラマンチャ」 2003年「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち」◇      「レジェンド・オブ・メキシコ デスペラード」◇ 2004年「シークレット・ウインドウ」◇「ネバーランド」◇「フレンチなしあわせの見つけ方」▲ 2005年ティム・バートン◇「ティム・バートンのコープス・ブライド」(声)      「リバティーン」◇ 2006年「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」◇ 2007年「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド」◇      「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」◇ 2010年「アリス・イン・ワンダーランド」 HELENA BONHAM CARTER  ヘレナ・ボナム・カーター 誕生日 1966/5/26 出身 英ロンドン 曾々祖父は英元首相アスキス卿、伯父は監督アンソニー・アスキス。 サウス・ハムステッド校で演技を学ぶ。 85年「レディ・ジェーン」で映画デビュー。 「鳩の翼」でアカデミー主演女優賞にノミネート。 出演作 1985年「レディ・ジェーン/愛と運命のふたり」◇「眺めのいい部屋」◇ 1987年「モーリス」▲ 1988年「ラ・マスケラ」 1989年「フランチェスコ」◇ 1990年「ハムレット」◆ 1991年「天使も許さぬ恋ゆえに」◇ 1992年「ハワーズ・エンド」◆ 1993年「暗殺調書」◇ 1994年「フランケンシュタイン」◆ 1995年「誘惑のアフロディーテ」◇「死の愛撫」◇ 1996年「恋人たちのポートレイト」◇「十二夜」◇ 1997年「鳩の翼」◇ 1998年「ヴァージン・フライト」◇ 1999年「ファイト・クラブ」◆ 2001年「PLANET OF THE APES/猿の惑星」◇      「ノボケイン/局部麻酔の罠」      「記憶のはばたき」◇ 2002年「ライブ・フロム・バグダッド 湾岸戦争最前線」(TM) 2003年「ビッグ・フィッシュ」◆ 2005年「チャーリーとチョコレート工場」◆「ティム・バートンのコープス・ブライド」(声)      「カンバセーションズ」◇ 2007年「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」◇      「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」 2009年「ターミネーター4」「ハリー・ポッターと謎のプリンス」 2010年「アリス・イン・ワンダーランド」 その他の出演者: Crispin Glover ... Stayne Marton Csokas ... Charles Kingsleigh Tim Pigott-Smith ... Lord Ascot Stephen Fry ... Cheshire Cat (voice) Alan Rickman ... Blue Caterpillar (voice) Barbara Windsor ... Dormouse (voice) Paul Whitehouse ... March Hare (voice) Timothy Spall ... Bayard (voice) Christopher Lee ... Jabberwocky (voice) User Rating:6.9/10 ( 39,247 votes)IMDb User Rating:6.6/10 ( 338 votes)Yahoo! オトーサン、 「思ったより低いな」 なぜ、ディズニーは、ティム・バートンに撮らせたのでしょうか。 User Reviews dollface219さん United States 2010年3月9日 オープニング週の興収1億1600万ドルに価いする! この映画をみる理由は、 ヘレナ・ボナム・カーター/ジョニー・デップ/ティム・バートンのコラボ作品だからだ。 ティム・バートンの「チャーリーとチョコレート工場」を見た後、 3D価格を払うのには、ためらいがあった。 (多くの批評家と同様、熱狂的な映画フアンなのだが) だが、この映画は、値段だけの価値がある。 ネットでの多くのコメントに賛成だ。 映像体験は息を呑むし、 上映されれば、ブルーレイ価格にふさわしい。 だが、この映画が、「筋書きがない」「中身がない」 あるいは、「混乱しすぎている」そういうコメントには、同意しかねる。 (まだ見ていないひとは、映画の出だしに注目すべきだ。  すべては、「アリス・イン・ワンダーランド」体験と結びついているからだ) おそらく、ここが人々が落胆するところだろう。 この映画、原作と似ていると思ってはいけない。 あるいは、60年前のディズニー・アニメ映画のリメイクと思ってはいけない。 この映画は、あるがままに見るべきだ。 ティム・バートンは、おなじみのキャラクター、 おなじみの舞台や筋書きを下敷きにして、 すごいアニメ技術と驚くべき衣装デザインを駆使して、 独自の世界を創造しているのだ。 (再び、親友ジョニー・デップと長年の盟友ヘレナ・ボナム・カーターの 助けを借りている) 今年のハロウィーンには、いろんなアリスを見たいものだ。 スコアは、10点満点で9点。 カンペキな映画はないからだ。 オトーサン、 「前田有一さん、手厳しいな」 2010年4月11日 前田有一さん 決して悪い作品ではないが 『アリス・イン・ワンダーランド』は、大ヒットを宿命として生まれてきた。 なんといっても240億円をつぎ込んだ本年度を代表するディズニーの3D超大作。 間違ってもコケるわけにはいかない。 その気迫には他を圧する迫力があり、 日本でもライバルのはずの「アバター」が早々にDVDを発売。 3D上映設備のある劇場は譲りますよとばかりに、直接対決から降りてしまった。 主演のジョニー・デップは日本の女性にも大人気だから、 アメリカ市場での成功がこの国でも再現される事になるだろう。 (上掲 あらすじ) アバターにせよこのアリスにせよ、最新デジタル3D映画ということで、 みな稀有なる映像体験を期待して映画館にやってくる。 そして大抵は「映像だけは凄いね」と、一応「稀有なる」体験とやらをしてお帰りになる。 つまり、3Dのブロックバスターにしては、どちらもアクが強すぎる。 『アリス・イン・ワンダーランド』については、合わない客層ははっきりしている。 万人向けのアドベンチャー映画を求める人、 ティム・バートンの映画を見たことがない人、 見たことがあっても彼が一貫して作中で描いているモチーフを知らない人、 英語がさっぱりわからない人、のおおむね4種類だ。 だがせっかくなので、その4種類の方でも楽しめるよう、多少のアドバイスを以下に書いておこう。 まず英語について。ルイス・キャロルの原作の英文は、翻訳者泣かせで知られる言葉遊びの宝庫。 映画版も(日本語字幕も)、そのおかしさをできる限り反映させようと作ってある。 だが限られた文字数では当然不十分で、 事情をしらぬ人の目には意味不明なシークエンスと写るだけ。 まあ、こればかりは仕方がないので華麗にスルーしよう。 どうせただの遊びだ。 次にティム・バートン監督について。 もともとティム・バートンは、変わり者というか異形なるものに深い愛着を抱き、 肯定するテーマを描く監督である。 そのルールを念頭に本作を見れば、成長したアリスがまさにその異形のものになってしまっている ショッキングな冒頭にも納得がいくはずだ。 彼女は幼い頃の冒険体験のせいで現実社会になじめず、まるで変人寸前なのである。 じつはこの映画では、不思議の国についてティム・バートンは あるとんでもない解釈を行っているが、これでその理由もすんなりわかるはず。 アリスがそこにいって最後どうなるか。 その「変化」のために、この解釈が必要だったのだ。 この作品のアリスこそ、監督ティム・バートンが長年愛してきた「異形」の頂点であろう。 今、世界の「異形」となってしまったアメリカが自信を取り戻すべく、 自己肯定するような作品が次々とメジャー作品の形で現れている。 ディズニーが社運をかけた『アリス・イン・ワンダーランド』も、 当然そのひとつ……というより、まさにその最たるものである。 こうした作品に、大コケは許されない。 『アリス・イン・ワンダーランド』はこの時代を代表するアメリカ映画であり、 同時にティム・バートン自身が長年のテーマに一つの区切りをつけた記念碑的作品といえる。 じつに……じつに興味深い映画であるが、しかし、まるで面白くないのも事実。 家族で楽しもうというお父さんに、 積極的にすすめる気になれないのもまた、事実なのである。


800万の死にざま

オトーサン、 「名せりふだ」 "ひどい世の中だ。 誰もが銃を持ち ゆきずりの人間を殺す かつて殺人は全米で日に3件 今は更に増えて日に5件 夏に多く、それも金曜日 日に6〜7人が死刑に処せられてる 罪のない市民だ 大都会には800万のドラマがある この街には800万の死にざまがある" 冒頭のロサンセルスの空撮、 とくに、ハイウェイは、息を呑む風景です。 原題:8 Million Ways to Die (1986) 監督:Hal Ashby 原作:Lawrence Block 脚本:Oliver Stone / David Lee Henry/ Robert Towne Genre:Action / Adventure / Crime / Thriller Country:USA Language:English / Spanish 上映時間:115分 あらすじ: マットは、ロス市警の麻薬捜査官。 だが、丸腰の売人を撃ち、過剰防衛とされ、 休職、離婚、アル中になってしまう。 禁酒半年後に復帰し、あるパーティに誘われ、 そこで美女から助けを求められる。 旧知の黒人マフィア・チャンスに頼みこむ。 お宅の娼婦サニーを自由にしてやってくれ。 だが、サニーは、無残にも殺されてしまう。 マットは、自責の念から再び酒に溺れていく... 出演者: Jeff Bridges ... Matthew 'Matt' Scudder(マット) Rosanna Arquette ... Sarah(サラ) Alexandra Paul ... Sunny(サニー) Randy Brooks ... Willie 'Chance' Walker(チャンス) Andy Garcia ... Angel Moldonado(エンジェル) オトーサン、 「よかったな。無冠の名優!」 ようやく5回目のノミネートで、 今年のアカデミー賞の主演男優賞を受賞しました。 JEFF BRIDGES  ジェフ・ブリッジス 誕生日 1949/12/4 出身 米カリフォルニア州ロサンゼルス 父のロイド、兄ボーも俳優という芸能一家。 1歳の時、51年「愛の十字路」で映画デビュー。 8歳の時、父の主演するテレビ番組「潜水王マイク・ネルソン」にゲスト出演。 ニューヨークのスティーブン・バーコフのスタジオで演技を勉強する。 71年「ラスト・ショー」74年「サンダー・ボルト」2000年「ザ・コンテンダー」で アカデミー賞助演男優賞ノミネート、 74年「スターマン」でアカデミー賞主演男優賞にノミネート。 自身の製作会社アシス・プロダクションでは「アメリカン・ハート」を製作・主演。 俳優以外にも画家やミュージシャンで活躍中。 活躍度 ○→ 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆☆★★ 出演作 1951年「愛の十字路」 1970年「怒りを胸にふり返れ!」 1971年「ラスト・ショー」 1972年「ゴングなき戦い」「夕陽の群盗」 1973年「ロリ・マドンナ戦争」「ラスト・アメリカン・ヒーロー」 1974年「サンダーボルト」 1975年「荒野にさすらう若者たち」「ステイ・ハングリー」 1976年「キングコング」 1978年「シャレード’79」 1979年「大統領の堕ちた日」 1981年「男の傷」「天国の門」 1982年「キス・ミー・グッバイ」「トロン」 1984年「カリブの熱い夜」「スターマン/愛・宇宙はるかに」 1985年「白と黒のナイフ」 1986年「800万の死にざま」「モーニング・アフター」 1987年「ナディーン・消えたセクシーショット」 1988年「タッカー」 1989年「いくつもの朝を迎えて」「恋の行方/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」      「チキン・ハート・ブルース/詐欺師と娼婦と殺し屋と」 1990年「新ラスト・ショー」 1991年「フィッシャー・キング」 1992年「アメリカン・ハート」 1993年「失踪」「フィアレス」 1994年「ブローン・アウェイ/復讐の序曲」 1995年「ワイルド・ビル」 1996年「白い嵐」「マンハッタン・ラプソディ」 1998年「ビッグ・リボウスキ」「隣人は静かに笑う」 1999年「ハリウッド・ミューズ」「背信の行方」 2000年「ザ・コンテンダー」 2001年「光の旅人 K−PAX」「クリミナル・サスペクツ」 2002年「ロスト・イン・ラ・マンチャ」(声) 2003年「シービスケット」「ボブ・ディランの頭の中」 2004年「ドア・イン・ザ・フロア」 2005年「ローズ・イン・タイドランド」 2008年「アイアンマン」 その他の出演者: Lisa Sloan ... Linda Scudder Christa Denton ... Laurie Scudder Vance Valencia ... Quintero Wilfredo Hernandez ... Hector Lopez Luisa Leschin ... Hector's Wife Vyto Ruginis ... Joe Durkin Chip Arnold ... Homicide Detective James Avery ... Deputy D.A. Jack Younger ... Drunk Zoaunne LeRoy ... Nurse User Rating:5.3/10 ( 1,580 votes)IMDb User Rating:8.0/10 ( 36 votes)Yahoo! オトーサン、 「このスコアの差は?」 おそらく原作を読んでいるかいないかの差でしょう。 User Reviews didier_ldsさん Israel 2007年7月24日 オリジナルで、好演の刑事映画 オーケー。 これは最初の投稿だ。 頑張ろう。 この映画は、ただ面白い映画だ。 最初に見たとき、確か91年だったか、 VHSを買い、何度も見た。 特に辛い時期に。 これは、落ち込んだときにみる映画だ。 奈落の底にいた男が、自分を取りもどし、 最高の状態に持っていく。 こう書くと、知的な映画にみるだろうが、 実際には、カンペキに監督された、すばらしい刑事映画だ。 見終わった後、メッセージが伝わってくる。 出演者はすばらしい。 すっかり、ジェフ・ブリッジスのフアンになった。 最高の役者だ。 (アカデミー賞ノミネート4回) アレクサンドラ・ポール、アンディ・ガルシア、ランディ・ブルックスはいい。 ロザンナ・アークエットは、やや弱い。 アレクサンドラ・ポールや男性陣と競えなかった。 いい女優だが、こういう売春婦タイプには合わないと思う。 好きな映画というほか、どう言おうか。 そうそう、ジェームズ・ニュートン・ハワードの音楽は、忘れ難い。 彼の初期の仕事だが、彼のベストだろう!! 特にパトカーを空撮している開幕シーンの音楽は、傑作だ。 オトーサン、 「兵士は戦い、刑事は犯人を追う」 気楽なことを言うのが、われわれ傍観者です。 シネマ畑さん 2002年11月9日 ハードボイルドな作品ってことなんでしょうねぇ…。 私には何が何だかよく分かりませんでした。 確か去年もこの作品を観たというのに、内容そのものにそそられずじまい。 警察を辞めて禁酒会に入り6ヶ月も禁酒に成功した主人公スカダーが いつの間にやら事件に巻き込まれ真相を追いつめていく、 というような複雑な背景はあるのに、 設定は良くても人物描写が追いついてないからなのかな。 なんだかこのスカダーって人、 なんだってこんなにも危ないことに首を突っ込みたがるかねぇ〜、 ってそもそも謎からして分からないんですよ。 出だしは面白いのにね。 禁酒会の会合が終わって道を歩いてたら、ある女性が声をかけてくる。 「あなたに会せたい人がいるの。絶対に損はしないわ」 と言ってある場所が書いてあるメモを渡す。 そして、そこへ出向いていくと知らない女がスカダーの腕を組んで 危ない連中たちの前で「私のカレなの!」とのたまう。 なんだか分からないうちにその女と2人きりになると、 女は「娼婦を辞めたいの。助けてちょうだい!」とすがってくる。 同情して助けてやろうとしたところへ、 隙をついて女は連れさらわれ死体として発見される…。 いつのまにか事件に巻き込まれて、 スカダーはもともと警官だったということもあってか、 事件を解明しようと乗り出すツカミはOK。 でも、そこからの展開がなんだか漠然としていて、あんまりハッキリしないんだよね。 女が持っていたアクセサリーとエンジェルが 付けていた指輪のデザイン(それがまた悪趣味!)が同じだったとこから、 まぁエンジェルが黒幕だっていうのは分かるんだけどさ、 エンジェルを挙げる挙げないの問題じゃなくて、 いつの間にかサラを助ける助けないの問題になっちゃってるからなぁ。 それもさ、なんだかスカダーはサラと盛り上がっちゃってるって展開になってるらしくて、 もうついていけません…。 ハードボイルドな作品ということで、ジェフ・ブリッジスの魅力が良い。 彼はもともとダラダラっと精神的に落ち込んだ雰囲気が良く似合からね。 それに彼の渋みが重なって、セクシーさが良い具合にかもし出されるって訳。 (だから、「失踪」ほど似合わない役はない。) この作品もお酒や自分のせいで死なせてしまった冒頭の犯人、 娼婦の女、そして家庭と自分を追い込みすぎて 哀愁漂ってる感じが全編にずっとあって、 いつもカラフルなファッションで身を包み、強気でいるエンジェルとは対照的で、 そこらへんのキャラ描写はまぁ良かったかもね。 最後に。 "スノー・コーン"ならぬかき氷。 あぁいう手軽感覚なかき氷って1度食べてみたい。 スカダーがシャリシャリ食べる様が美味しそうで美味しそうで…。


こわれゆく世界の中で

オトーサン、 「アンソニー・ミンゲラ作品なら期待できる」 「イングリッシュ・ペイシェント」でアカデミー監督賞受賞。 「リプリー」でアカデミー脚色賞ノミネート。 そして、「コールドマウンテン」は、ゴールデン・グローブ作品賞ノミネート。 間違いなく、名監督です。 残念ながら、これが遺作となりました。 2008年、54歳の若さでこの世を去ったのです。 原題:Breaking and Entering (2006) 監督・脚本:Anthony Minghella Rated R for sexuality and language. Country:UK / USA Language:English / Serbo-Croatian 上映時間:120分 あらすじ: ロンドンのキングクロス。 建築家ウイルは、 サンディとともに再開発プロジェクトを推進している。 リヴと同棲中だが、精神疾患の娘を抱えた彼女と なかなか心を通わせないでいる。 ある夜、オフィスに入った泥棒を追っていって、 泥棒少年の母親アミラに出逢う。 彼女は、ボスニアから亡命してきた移民だった。 ウイルは、彼女の元に正体を隠して通うようになる... 出演者: Jude Law ... Will(ウイル) Robin Wright ... Liv(リヴ) Juliette Binoche ... Amira(アミラ) Martin Freeman ... Sandy(サンディ) オトーサン、 「ジュード・ロウ、素顔みたいだね」 「ジュリエット・ビノシュ、やはり魅力あるね」 JUDE LAW  ジュード・ロウ 誕生日 1971/12/29 出身 英ロンドン 12歳の時から演技を始め、17歳の時TVドラマ”FAMILIES”に出演。 92年からロンドンで多くの舞台を経験、オリビエ賞の新人賞を受賞する。 ロンドンで「恐るべき親たち」を上演した後、 ブロードウェイでの再演ではトニー賞の助演男優賞にノミネートされた。 ブロードウェイの活躍でアメリカ映画に進出。 97年「ガタカ」「オスカー・ワイルド」などに出演した。 97年9月、「ショッピング」で共演したサディ・フロストと結婚。 その彼女と友人のユアン・マクレガーらと 映画製作プロダクション「ナチュラル・ナイロン」を設立。 2003年、離婚。 2004年に婚約した女優シエナ・ミラーとは、 一度は破局となるも、また復縁している。 99年、オムニバス映画「チューブ・テイルズ」の一話を監督として担当した。 99年「リプリー」でアカデミー賞とゴールデングローブ賞の助演男優賞にノミネート。 「コールドマウンテン」ではアカデミー賞主演男優賞にノミネート。 出演作 1994年「ショッピング」 1996年「プラトニック・ゲーム」 1997年「オスカー・ワイルド」「ガタカ」「真夜中のサバナ」      「ベント」 1998年「ファイナル・カット」◇「クロコダイルの涙」◇      「ミュージック・フロム・アナザー・ルーム」◇ 1999年「イグジステンズ」◇「リプリー」◆「ロンドン・ドッグス」◇ 2000年「スターリングラード」◇ 2001年「A.I.」◆ 2002年「ロード・トゥ・パーディション」◆ 2003年「コールドマウンテン」◇ 2004年「スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー」◇「アビエイター」      「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」(声)「クローサー」◇      「アルフィー」◇ 2005年「ハッカビーズ」◇ 2006年「オール・ザ・キングスメン」◇「ホリデイ」◇「こわれゆく世界の中で」◇ 2007年「マイ・ブルーベリー・ナイツ」◇ 2009年「Dr.パルナサスの鏡」◆ 2010年「シャーロック・ホームズ」◇ JULIETTE BINOCHE  ジュリエット・ビノシュ 誕生日 1964/3/9 出身 仏パリ 父は彫刻家、母は女優。 12歳で初舞台を踏み、フランスのコンセルヴァトワール卒業後、 ゴダールに見出され、84年「ゴダールのマリア」で映画デビュー。 93年「トリコロール/青の愛」でヴェネチア国際映画祭主演女優賞、 96年「イングリッシュ・ペイシェント」でアカデミー賞助演女優賞と ベルリン国際映画祭女優賞を獲得。 2000年「ショコラ」でアカデミー賞主演女優賞にノミネート。 俳優ブノワ・マジメルとの間に1児がいる。 活躍度 ○↑ 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1984年「ゴダールのマリア」◆「家族生活」◆「暗殺の報酬」 1985年「ランデヴー」◇ 1986年「汚れた血」◇ 1988年「存在の耐えられない軽さ」◇ 1991年「ポンヌフの恋人」◇ 1992年「嵐が丘」◇「ダメージ」◇ 1993年「トリコロール/青の愛」◇ 1994年「トリコロール/赤の愛」◆ 1995年「プロヴァンスの恋」◇ 1996年「カウチ・イン・ニューヨーク」◇      「イングリッシュ・ペイシェント」◇ 1998年「溺れゆく女」◇ 1999年「年下の人」◇「サン・ピエールの命」◇ 2000年「ショコラ」◇ 2002年「シェフと素顔と、おいしい時間」◇ 2005年「綴り字のシーズン」◇「隠された記憶」◇ 2006年「パリ、ジュテーム」「こわれゆく世界の中で」◇ 2007年「ホウ・シャオシェンのレッド・バルーン」◇ 2008年「PARIS パリ」 その他の出演者: Rafi Gavron ... Miro Ed Westwick ... Zoran Serge Soric ... Driver Velibor Topic ... Vlado Rad Lazar ... Dragan Ting Ting Hu ... Wei Ping Romi Aboulafia ... Orit Poppy Rogers ... Beatrice Eleanor Matsuura ... Ruby Anna Chancellor ... Kate Lisa Kay ... PC Primus User Rating:6.6/10 ( 10,123 votes)IMDb User Rating:6.5/10 ( 549 votes)Yahoo! オトーサン、 「スコアは高くないね」 少なくとも、大衆向けではありません。 User Reviews rogerdarlingtonさん United Kingdom 2012年12月11日 賞賛したい どうやって見る映画を選ぶか? しばしば、それが問題になる。 建築家ウィルは、10年来のパートナーで、 自閉症の娘のいるリヴとうまくいっていない。 そこに新しい愛人アミラ (息子は泥棒) との関係が生まれる。 まずスターに、ご注目。 ジュード・ロウは、どちらかを選ばねばならない。 親であることに執着するアメリカ人の同棲相手リヴ(ロビン・ライト)か、 ボスニア難民の仕立屋である恋人アミラ(ジュリエット・ビノシュ)か。 次に、監督にご注目。 アンソニー・ミンゲラは、監督兼脚本家だが、 「愛しい人が眠るまで」でロケした北ロンドン地区に戻ってきた。 以上が、この映画を見たくなる理由だ。 だが、正直、私を引きつけたのは、 フランス人女優ジュリエット・ビノシュだ。 私は、彼女が英語圏にデビューした 「存在の耐えられない軽さ」(1988)以来のフアンだ。 彼女は、その魅力的な物腰で、実に美しい。 女優として、特に傷つきやすい役柄で、存在感がある。 「こわれゆく世界の中で」という題名は、いくつもの意味合いがある。 まず、明らかにアミラの息子が犯す窃盗。 次に、より深い意味でのウィルの感情的なアミラへの攻撃。 最後に、伝統的に労働者階級の地区キングクロスへの 中流階級のウィルの侵略。 映画体験で、カーチェースや特殊効果を求めるひとは、 アンソニー・ミンゲラの寓話を避けるべきだ。 だが、思慮深くニュアンスのある作品に価値を見出すひとは、 この作品を賞賛するだろう。 オトーサン、 「どうやって、踏みとどまるか」 カギは、性愛ではなく、スピリチャルな愛でした。 ホリススムさん 2008年1月8日 タイトルの意味から考えると、 段々と壊れていく世界の中で、人はどのように対応し行動するのか、 そんな風にも感じられた。 家庭に違和感を感じながら、ふとしたきっかけで惹かれる女性に出会う。 家庭の問題が一種の呼び水となって、道を踏み外すこともあるのだろう。 そんな壊れかけた世界の中で、どうするのか。 タイトルの続きは、本作を見て想像してほしいということなのだろう。 決してすべて丸くおさまるハッピーエンドではないが、 希望の持てる終わり方だというのは間違いないだろう。 いったん壊れかけた世界から戻るのは、相当な労力が必要だが、 決して戻らないわけではない。 見終わると、ホッとした気分になった。 (略 あらすじ紹介) それにしてもジュード・ロウは不倫というか、背徳の恋というのが良く似合う。 戸惑いながらも、しっかりと欲望の赴くままに行動し、決して嫌悪感を抱かせない。 これは本人の見た目と雰囲気のなせる業だろう。 心の病を抱える娘をもちならが、恋人との関係に苦悩するウィル。 そんな状態ながらもしっかりと仕事をし、セレブな雰囲気を保っている。 ジュード・ロウはすでにある種のイメージができあがっており、 そのイメージにぴったりはまる役なので、まったく問題はない。 逆にはまりすぎており、他が色あせて感じるほどだ。 仕事が順風満帆で、恋人や娘とも仲むつまじく生活する。 そんなイメージを周囲に与えながら、完璧な男を演じている。 ウィルの内に潜む苦悩というのは、職場の人間では誰も理解することができない。 このあたりは、ものすごく現実とリンクしているように感じてしまった。 表面上だけでは、すべてをはかれない。 気づかれない苦悩というのは、誰にでもある。 そして、それを癒すことができる一服の清涼剤が目の前に現れれば、 手を出さずにはいられない。 不倫を肯定するわけではないが、その気分は良くわかる。 こわれゆく世界。 それはすなわちウィルの世界なのだろう。 何不自由ない生活が壊れていくさまをリアルタイムに見せられるようで、 非常に心苦しくなる。 このままでは崩壊するしかないというところで ウィルとアミラの心が通いあい、一気に道が開けていく。 流れ的には不幸のどん底に落ちていくしかないと思いきや、ひっくり返す。 僕の中では大どんでん返しに思えたが、途中で明確な岐路があるわけではない。 しいて言うなら、リヴがウィルとやり直す決断をしたところなのだろうか。 こわれゆく世界を味わうよりも、こわれないのが一番なのだろう。


ハリウッド・ミューズ

オトーサン、 「このひと、知らんなぁ」 主演のアルバート・ブルックス、あまり見たことありません。 「へぇ、才人なんだ」 主演どころか、監督・脚本も手がけています。 原題:The Muse (1999) 監督:Albert Brooks 脚本:Albert Brooks /Monica Mcgowan Johnson. Genre:Comedy Rated PG-13 for brief nudity. 上映時間:97分 あらすじ: スティーヴンは、脚本家だ。 切れがなくなったとみんなに言われる。 親友の脚本家ジャックから女神サラのことを聞き出す。 インスピレーションを与えてくれるらしい。 ワラをもつかむ気持ちで、サラのもとを訪れる。 彼女の要求たるや、気ままで、贅沢のし放題。 それに必死で応えていると、脚本を書くヒマもなくなってくる。 だが、そういう時に限って、 スコセッシ監督自身やキャメロン監督本人が、 インスピレーションを得に、サラのもとを訪ねてくる。 あろうことか、専業主婦のローラも、 サラからインスピレーションを得て... 出演者: Albert Brooks ... Steven Phillips(スティーヴン) Sharon Stone ... Sarah Little(サラ) Andie MacDowell ... Laura Phillips(ローラ) Jeff Bridges ... Jack Warrick(ジャック) オトーサン、 「うーん」 シャロン・ストーンが、はじけすぎて、 主演のアルバート・ブルックスの影が薄くなりました。 ALBERT BROOKS  アルバート・ブルックス 誕生日 1947/7/22 出身 米カリフォルニア州ロサンゼルス 父のハリー・アンシュタインはラジオのコメディアン。 カーネギー工業大学の演劇科に学び、 67年にスティーブ・アレン・ショーで漫談をやり、芸能界に入る。 映画は76年「タクシー・ドライバー」でデビュー。 出演作 1976年「タクシー・ドライバー」 1980年「プライベート・ベンジャミン」 1983年「トワイライトゾーン 超次元の体験」 1984年「殺したいほど愛されて」 1985年「ゴー!★ゴー!アメリカ/我ら放浪族」 1987年「ブロードキャスト・ニュース」 1991年「あなたの死後にご用心!」 1994年「ハリウッド・トラブル」「スカウト」 1996年「ミスター・コンプレックス/結婚恐怖症の男」 1998年「アウト・オブ・サイト」◆「ドクター・ドリトル」(声) 1999年「ハリウッド・ミューズ」◇ 2001年「マイ・ファースト・ミスター」 2003年「セイブ・ザ・ワールド」◇「ファインディング・ニモ」(声) SHARON STONE シャロン・ストーン 誕生日 1958/3/10 出身 米ペンシルバニア州ミードビル 15歳で高校入学と同時にエジンボロ大学に通いながら、 文学や美術を学ぶ。 17歳の時にペンシルバニア州の美人コンテストで優勝、 これをきっかけにモデルとして活躍。 大学を中退し、19歳の時にニューヨークへ行き、 CMや雑誌のモデルをしながら、女優を志す。 80年「スターダスト・メモリー」で映画デビュー。 その後、ロサンゼルスに移り、 「キング・ソロモンの秘宝」シリーズの勝ち気なヒロイン役で注目され、 「トータル・リコール」にも出演。 1992年に「氷の微笑」が大ヒットし、セクシー女優としての地位を確立する。 1995年「クィック&デッド」で共同製作者に名を連ねる。 マーティン・スコセッシ監督「カジノ」(1995)で、 ロバート・デ・ニーロと共演し、ゴールデングローブ賞最優秀女優賞を獲得し、 アカデミー賞にもノミネートされた。 私生活は三度結婚し、三度目も離婚。 出演作 1980年「スターダスト・メモリー」 1981年「死霊の祝福」 1982年「愛の哀しみのボレロ」 1984年「ペーパーファミリー」「魔性の女」 1985年「ロマンシング・アドベンチャー/キング・ソロモンの秘宝」◇ 1986年「キング・ソロモンの秘宝2/幻の黄金都市を求めて」◇ 1987年「ポリス・アカデミー4市民パトロール」 1988年「アクション・ジャクソン/大都会最前線」      「刑事ニコ/法の死角」      「コールドスティール/ロス市警特捜刑事」 1989年「宇宙への選択」「血と砂」 1990年「トータル・リコール」◆ 1991年「イヤー・オブ・ザ・ガン」◇「錆びついた銃弾」▲      「ヒー・セッド、シー・セッド/彼の言い分、彼女の言い分」      「シザーズ/氷の誘惑」 1992年「犬の眠る場所」「氷の微笑」◇ 1993年「硝子の塔」◇「ラスト・アクション・ヒーロー」 1994年「わかれ路」◇「スペシャリスト」◇ 1995年「カジノ」◇「クイック&デッド」◇ 1996年「悪魔のような女」◇「ラストダンス」◇ 1998年「グロリア」◇「スフィア」◇「アンツ」(声)◇      「マイ・フレンド・メモリー」◆ 1999年「背信の行方」◇「ハリウッド・ミューズ」◇「ヴァージン・ハンド」 2000年「ウーマン ラブ ウーマン」◇「マイ・ビューティフル・ジョー」 2002年「デブラ・ウインガーを探して」 2003年「コールド・クリーク 過去を持つ家」 2004年「キャットウーマン「シャロン・ストーン in シークレット・スパイ」 2005年「ブロークン・フラワーズ」 2006年「氷の微笑2」◇「ボビー」「アルファ・ドッグ 破滅へのカウントダウン」 その他の出演者: James Cameron ... Himself Martin Scorsese ... Himself Rob Reiner ... Himself Cybill Shepherd ... Herself Lorenzo Lamas ... Himself Jennifer Tilly ... Herself Monica Mikala ... Julie Phillips Jamie Alexis ... Mary Phillips Marnie Shelton ... Jennifer Catherine MacNeal ... Anne Mark Feuerstein ... Josh Martin Bradley Whitford ... Hal User Rating:5.5/10 ( 6,369)IMDb User Rating:8.0/10 ( 84)Yahoo! オトーサン、 「うーん、このスコアの乖離、判断に迷うな」 ゴールデン・グローブノミネート ・女優賞(コメディ/ミュージカル) シャロン・ストーン User Reviews S.R. Dipalingさん Topeka, Kansas, USA 2006年3月25日 おかしいが、ブルックスものとしては、やや期待外れ。 監督・脚本・主演のアルバート・ブルックスと 脚本のモニカ・ジョンソンのハリウッドでの屈折した成功体験が この映画のインスピレーションになっている。 やや受け狙いし過ぎで、無目的だが、 実におかしい。 いつもの手口で満足させてくれる。 (「ゴー!★ゴー!アメリカ/我ら放浪族」、「あなたの死後にご用心!」 「ミスター・コンプレックス/結婚恐怖症の男」が、思い浮かぶ) 脚本家スティーヴンは、ハリウッド映画業界での功績で受賞する。 長年、脚本を書いてきたベテランなのだ。 批評家には受けるが、商業的には報われなかった。 そう、キャリアの曲がり角に立っているのだ。 失意のなか、親友ジャックを訪ねると、 美人だが、高飛車な女サラを紹介してくれる。 (親友役のジェフ・ブリッジスは、実にいい。カメオ出演以上の大活躍だ) サラ役のシャロン・ストーンも、実にいい。 女神として、芸術家たちにインスピレーションを与え、成功させてきた) 最初は、半信半疑だったスティーヴンは、女神に頼ることになり、 彼女に振り回され、徒労に思えたが、 脚本のインスピレーションは、商業的にヒットしそうだ。 スティーヴンの妻ローラは、夫がサラと情事をしていると疑いはじめ、 事態は複雑になっていく。 (アンディ・マクドウエルは、これまでの役と随分違う役を演じている) そうではないことが分かって、サラとローラは仲良くなり、 サラのインスピレーションが、ローラを自立させる。 前半は、ハリウッド映画業界を概観し、 後半は、ストーリーが展開していく。 ちぐはぐ? 確かに。 だが、素材は、軽やかで、乾いたユーモア充分。 ブルックスのスタイルを評価するひとは、喜ぶだろう。 オトーサン、 「同感!笑えない」 服部弘一郎さん 2000年8月1日 ハリウッド映画のヒット作には、いつもミューズの影がある。 シャロン・ストーン主演のコメディ。笑えない。 事件の影に女あり。 世界的なヒット作を次々生み出すハリウッド映画業界の裏側にも、 謎めいたひとりの女の姿があった。 いや、そもそも彼女を「女」と呼んでいいものか多少の疑問もある。 何しろ彼女は、ギリシャ神話に登場する芸術の女神ミューズなのだから……。 シャロン・ストーンがミューズを演じ、 マーチン・スコセッシ、ジェームズ・キャメロン、ロブ・ライナーといった 現役の映画監督が彼女の世話になった男たちを演じるコメディ映画。 監督・脚本・主演はアルバート・ブルックス。 最近すっかりヒット作に恵まれず、スタジオを解雇されてしまった脚本家のスティーブンは、 友人の脚本家からサラ・リドルという女性を紹介される。 彼女こそ作家に創造のインスピレーションを与えるミューズだった。 だが彼女はひどくワガママで金食い虫。 高級ホテルのスイートに泊まらせろだの、リムジンを寄こせだの、 真夜中にサラダを買って来いだの、 失業中のスティーブンに何かと金を使わせ、アゴでこき使う。 彼女を崇拝するハリウッドの大物たちが引きも切らないことから考えても、 彼女が映画業界人たちに強烈なインスピレーションを与えていることは間違いない。 だが妻とふたりの娘との生活を大切にするスティーブンには、 サラの傍若無人な振る舞いが堪えがたいのだ。 映画を最後まで観て、これがデパートに現れたサンタクロースを描いた 名作『34丁目の奇蹟』の映画業界版であることに気がついた。 自称ミューズの出現に驚きながらも、少しずつ彼女の能力を信じはじめる主人公。 彼女は主人公の家族と仲良くなり、同居まで始める。 主人公が人のいい老人か、ワガママでタカビーな女かという違いはありますが、 話の流れはだいたい『34丁目の奇蹟』をなぞっています。 クリス・クリングルがハリウッドに来ると、サラ・リドルになるのです。 古典の名作から話のアイデアを借り、ハリウッドの映画業界裏話をたっぷりとまぶし、 監督や俳優などのハリウッド人種が大勢本人役で出演しているとなれば、 この映画は相当に面白いものだろうと予想するはず。 ところがこの映画、話のアイデアほどには面白くない。 ギャグの数々がいちいちツボにはまらず、ほとんど笑えません。 ミューズことサラ・リドルは、わがまま放題で高飛車な女だけれど、 じつはチャーミングな女性として描かれなければならないわけですが、 この映画を観ている限り、この女は金ばかり使うクソ女です。 創造の才能を与えてくれるからとはいえ、 なぜ大勢が寄ってたかってこんな女をちやほやするんだろうか。 これって、シャロン・ストーンだから駄目なのかな。 例えばミラ・ソルヴィーノだったら、もう少し別の印象になっただろうか……。 いやそういうレベルの問題じゃない。 この映画、アイデアは面白いけど、脚本と演出がてんで駄目なんです。 ホームドラマとしても、ファンタジーとしても、映画業界裏話としても中途半端なでき。 シャロン・ストーンはきれいだけど、ただそれだけでは観る意味がない。


恋する日曜日 私。恋した

オトーサン、 「題名がいいね」 最近、気になっている堀北真希さん その主演映画をTSUTAYA DISCASで借りてみました。 原題:恋する日曜日 私。恋した(2007) 監督:廣木隆一 脚本:渡辺千穂 Genre: Drama/ Romance 上映時間:97分 あらすじ: なぎさは、余命3ヵ月と宣告される。 父に黙って、かつて暮らした海辺へ。 そこには初恋の人、聡が今も住んでいた。 なぎさは病気のことは告げずに、聡の家に泊めてもらう。 聡と過ごす日々の中で、楽しかった思い出をふり返る。 だが、聡には付き合っている女性がいた。 人妻の絵里子と不倫していたのだ。 出演: 堀北真希 ... 二ノ宮なぎさ 窪塚俊介 ... 石川聡 高岡早紀 ... 中山絵里子 岩本千波 ... 中山まどか オトーサン、 「自然体でいいね」 初恋の人、聡役は、窪塚俊介。 「へぇ、窪塚洋介の弟なんだ」 横須賀出身、ロサンゼルス留学という経歴が伺える 海の匂いのする爽やかな好青年でした。 堀北真希 誕生日 1988/10/6 - 出身 東京都清瀬市 2002年、中学2年でスカウトされる。 2003年7月、「COSMIC RESCUE」で映画デビュー 2004年2月、「渋谷怪談2」で初主演。 出演作: 2003年「COSMIC RESCUE」「Seventh Anniversary」 2003年「マナームービー 携帯臨死劇場『檻』」 2004年「ウイニング・パス」「渋谷怪談」「渋谷怪談2」      「世界の中心で、愛をさけぶ」      「母の居る場所 〜台風一過〜」「HIRAKATA」      「怪談新耳袋劇場版 視線」「Jホラーシアター 予言」 2005年「学校の階段 〜秋 文化祭編〜」「逆境ナイン」「      「HINOKIO」「深紅」「ALWAYS 三丁目の夕日」 2006年「ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密?銭形姉妹への挑戦状」      「春の居場所」「トリック劇場版2」「着信アリFinal」 2007年「アルゼンチンババア」「恋する日曜日 私。恋した」      「ALWAYS 続・三丁目の夕日」 2008年「東京少年」「映画 クロサギ」「ドラえもん のび太と緑の巨人伝」(声) 2009年「ナットのスペースアドベンチャー3D」(声)      「誰かが私にキスをした」「レイトン教授と永遠の歌姫」(声) 2010年「大奥」 その他の出演者: 若松武史 吹越満 User Rating: 5.7.10 (137 votes) オトーサン、 「思ったより、いい」 ドラマとしては平板ですが、 淡々とした日常風景や海辺の町のエピソードが、 かえって心にしみてきます。 kilinyutaさん 2009/10/18 嫌いじゃない。(自分としては) 映像の雰囲気も、音も、内容も別に嫌いじゃない。 でも普通は退屈する内容ではないか? 好意的に見ることが出来ればいいのだろうけど、 一度不信感というか、 マイナスイメージを抱いてしまうと退屈してしまうのかも... カメラワークも独特でわざとぶれさせたり、 なんだかガタガタと揺れたりする。 自分は(好意的解釈した自分は)そのカメラワークも この作品を上手く表現しているようで嫌いじゃない。 むしろ結構好きだった。 自主映画っぽいといわれればそれまでだが、 それが良かったとも言える。 音も夏の田舎の音が凄い耳に入ってくる。 車の音も凄く聞こえる。 田舎のだからそれ以外の音が少ないのだろう。 真夜中にトラックの走る音が怖いくらい響くように、夏の音が耳を襲う。 普段都会に住んでいる自分としては気持ちの良い音だった。 そして堀北真紀は良かった。 これは良かったと自信を持てる。 多分誰が見ても堀北真紀の演技はいい評価を得るだろうと思う。 今まであまり興味は無かったのだが、こういう堀北真紀はまた見たいと思った。 自分としては最後が気に入ったので☆3.5こ。 といいたいところだが、まぁ一歩はなれてみて☆3つ。 おススメするかといわれれば「君次第だよね。」といったところ。 オトーサン、 「ラストシーンに流れる歌がいいね」 ・喜納昌吉&チャンプルーズ「花〜すべての人の心に花を」  ♪川は流れて どこどこ行くの   人も流れて どこどこ行くの   そんな流れが つくころには   花として 花として 咲かせてあげたい   泣きなさい 笑いなさい   いつの日か いつの日か   花を咲かそうよ 有パチ夫 2007年月 堀北さんは自然体で切なさを体現するが、後半の展開は意外とドロドロ 毎回、80〜90年代の名曲をテーマ曲に据える BS−iの人気ドラマシリーズ「恋する日曜日」の劇場版の第2弾。 監督は前作に続き、「ヴァイブレータ」の廣木隆一氏。 (略 あらすじ) 私は「恋する日曜日」はこれまで見たことがない。 それでも、さまざまな監督が独立した話を手掛けるオムニバス趣向が強いものであるので、 ドラマシリーズや劇場版前作の知識はなくても十分見れる。 前作はあまり有名な役者は起用されていなかったが、 本作は主演に堀北真希さんを起用し、映画としてのある程度のブランドを保っている。 本作は余命いくばくもないと診断された少女が、 ひそかに思いを寄せる幼馴染に会いに行くという展開。 まだ前半のうちは、低予算映画ならではの手持ちカメラを使った映像が 画面に等身大の少女を存在させた。 しかし、問題は後半の展開が意外とドロドロの愛憎劇の色調が強くなってくるあたりか。 窪塚俊介さん演じる幼馴染が、高岡早紀さん演じる人妻の魔性力にやられて、 不倫街道まっしぐらでダンナから略奪を堂々と画策しているということが判明するあたりから、 話はおかしくなってくる。 その後の展開では、さらっと流す演出だから気付かないが、 死ぬんだから何をやっても無礼講でしょ的な感覚だったのか、 主人公の少女のトンデモ行動はあまりに目に余る。 そして、結びの泣かせどころとなるシーンも、違和感があるわけだ。 少女が幼馴染にかつての夢を打ち明け、 彼女の短い思い出たちを物語るクライマックスなのだけど、 少女の隣にいるもう一人の傍観者に何も許しを乞わないというのは常識的にどうなのだろう。 どちらにしても、その傍観者の視点はほしかったように思う。 タイトルでもある「私。恋した」という台詞を話す場面でも、 その相手に話す言葉ではないように思えた。 もっと根本的なことを言ってしまえば、 まさに"花ざかり"であるはずの堀北さんが余命いくばくもないという設定は、 なかなか苦しいのであるから、 もう少しそれを信じさせてくれるシーンがあってもよかったな。 そうした配慮はところどころにはあるのだが、 やはり、死ぬようには見えないという疑念は最後まで消えなかった。 まあ、主題歌が喜納昌吉氏の「花」なのに、 舞台が千葉というのはやや拍子抜けするのだが、 予算の関係上ということだろうから、しょうがないか。 堀北真希さんは自然体で切なさを演じてくれていると思うし、 廣木監督の手持ちカメラによるドキュメンタリー性の強い映像も悪くない。 ただ、後半の話の持っていき方は、映画のタッチに比べ、あまりに色が違いすぎたと思う。


シャッター アイランド

オトーサン、 「前宣伝がすごいな」 ---あなたは、この謎を解けるか?! 評判倒れかも知れないと思いながら見に行きました。 超日本語吹替版は敬遠して、 レオ様の肉声が聞ける字幕版を選びました。 原題:Shutter Island (2010) 監督:Martin Scorsese 原作:Dennis Lehane 脚本:Laeta Kalogridis Genre:Drama / Mystery / Thriller Rated R for disturbing violent content, language and some nudity. 上映時間:138分 1954年孤島“シャッター アイランド”。 精神病の犯罪者を収容するアッシュクリフ病院がある。 鍵のかかった病室から女性患者が煙のように消える。 連邦保安官テディと相棒のチャックは、捜査に赴くが、 女性患者レイチェルは、どこにも見あたらない。 医師たちの説明もいまいち腑に落ちない。 彼女は、どこへ消えたのだろうか? 出演者: Leonardo DiCaprio ... Teddy Daniels(テディ) Mark Ruffalo ... Chuck Aule(チャック) Ben Kingsley ... Dr. Cawley(コーリー医師) Max von Sydow ... Dr. Naehring(ネーリング医師) Michelle Williams ... Dolores Chanal(ドロレス) Emily Mortimer ... Rachel (レイチェル) オトーサン、 LEONARDO DICAPRIO  レオナルド・ディカプリオ 誕生日 1974/11/11 出身 独アーケンシュミット  イタリア系の父とドイツ人の母の間に生まれる。 母子家庭でハリウッドで育つ。 14歳からコマーシャルに出演し、テレビ・ドラマへ。 91年「クリッター3」で映画デビュー。 93年「ギルバート・グレイブ」でアカデミー賞とゴールデングローブ賞ノミネート。 96年「ロミオ&ジュリエット」でベルリン国際映画祭最優秀男優賞受賞。 97年「タイタニック」で決定的な人気を得る。 「アビエイター」でアカデミー賞主演男優賞にノミネート、 ゴールデングローブ賞主演男優賞受賞。 「ブラッド・ダイヤモンド」でゴールデン・グローブ賞とアカデミー賞主演男優賞にノミネート。 「ディパーテッド」でもゴールデングローブ賞主演男優賞にノミネート。 出演作 1991年「クリッター3」 1992年「ボディヒート2」 1993年「ギルバート・グレイブ」「ボーイズ・ライフ」 1995年「クイック&デッド」◆「太陽と月に背いて」       「バスケットボール・ダイアリーズ」◇ 1996年「マイ・ルーム」◇「ロミオ&ジュリエット」◇ 1997年「タイタニック」◇ 1998年「仮面の男」◇「セレブリティ」◆ 1999年「ザ・ビーチ」◇ 2000年「あのころ僕らは」(1995年撮影) 2001年「ギャング・オブ・ニューヨーク」◇ 2002年「キャッチ・ミー イフ・ユー・キャン」◇ 2004年「アビエイター」◇ 2006年「ディパーテッド」◇「ブラッド・ダイヤモンド」◇ 2008年「ワールド・オブ・ライズ」◇「レポリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」◇ 2010年「シャッターアイランド」◇ その他の出演者: Patricia Clarkson ... Rachel 2 Jackie Earle Haley ... George Noyce Ted Levine ... Warden John Carroll Lynch ... Deputy Warden McPherson Elias Koteas ... Laeddis Robin Bartlett ... Bridget Kearns Christopher Denham ... Peter Breene Nellie Sciutto ... Nurse Marino Joseph Sikora ... Glen Miga User Rating:8.1/10 ( 59,283 votes)IMDb Top 250: #222 User Rating:6.7/10 ( 558 votes)Yahoo! オトーサン、 「世界の名画、222位だ」 でも、Yahoo!のスコアは、低いですね。 悪くはないが、古臭いというのでしょうか? User Reviews Naman Kapur India 2010年2月15日 Another マーティン-レオ Masterpiece!!! マーティン・スコセッシ監督が、 「ディパーテッド」で、お気に入りスター、レオナルド・ディカプリオと アカデミー賞を得た後、映画に戻ってきた。 今回は、まったく趣向の違う脚本だ。 観客は、最初から最後まで、ユーモアとスリルに酔う。 多くのひとは、ぶっ飛ぶだろう。 それくらい力強く、スリリングで、この先どうなるのかハラハラする! レオナルド・ディカプリオの演技については、非の打ちどころがない! この卓越した才能の俳優は、また魅了させてくれた。 マーティン・スコセッシが、なぜ起用し続けるか、答えは単純だ。 すばらしいからだ! スムースに役に溶け込むだけでなく、 毎回、恐ろしいほどの演技をみせる! サー・キングスレイは、主任精神科医師も、見事な演技だ! この映画、たくさんのフラッシュバックがあり、 恐ろしい夢のシーンがある。 孤島のロケもそうだし、ダッハウの強制収容所もそうだ。 観客は、完全にその世界に閉じこめられる。 何が現実で、何が夢なのかを問うことになる。 この映画、見逃すなかれ! オトーサン、 「この批評が一番力が入っているな」 渡まち子さん 2010年4月3日 孤島が舞台の謎解きミステリーの秀作。 幻想的な心象風景が美しく、映像センスに鋭さがある。 1954年のアメリカ。 連邦保安官のテディは、精神を患った犯罪者の収容施設がある シャッターアイランドにやってくる。 鍵のかかった部屋から忽然と姿を消した女性患者を探す捜査だが、 次々に不可解な謎が浮かび上がる…。 このタイプの映画はネタバレ厳禁なので、 物語の核心を語れないのがもどかしい。 正気と狂気、現実と妄想、被害者と加害者。 すべて境界線は曖昧だが、物語には多くの伏線があるので、 映像の細部まで目を配っておきたい。 やがてそれらがパズルのピースのようにつなぎあわされ、 驚きの真実へと導かれる。 原作者は「ミスティック・リバー」のデニス・ルヘイン。 これだけで、本好き、映画好きには、 物語がただのミステリーに終わらないことは想像できるだろう。 主人公テディには、戦争と妻の死という二重のトラウマによる 深刻なPTSD(心的外傷後ストレス障害)がある。 特に焼死した妻の残像は、今も彼の心から離れない。 繰り返し登場するフラッシュバックの映像と、 失踪事件の謎が同時進行する構成は、 複雑だが見るものを引きつける。 舞台は暗く澱んだ海に囲まれた絶海の孤島という密室。 逃げ場のない場所で主人公は精神的に追いつめられるが、 彼の心象風景を表す幻想的な映像が素晴らしい。 戦争で目撃した大量殺戮、焼け崩れる妻ドロレスの姿、溺死する子供たち。 テディにからみつくようにリフレインするこれらのイメージは、美しく悲痛だ。 実はテディには、収監されている、妻を殺した放火魔レティスを探して 復讐するという隠れた目的があった。 失踪した患者レイチェルが残した謎のメッセージ「4の法則」を探ろうとするが、 何かを隠すような医師の言葉や食い違う証言に、捜査は混迷、 さらについに見つけたレティスの言葉が謎を深めていく。 やがて崖の洞窟に隠れていたレイチェルと出会うが、 彼女はテディにこう言った。 「あなたは決して島から出られない。分かっているでしょう?」。 テディを演じるレオナルド・ディカプリオの苦悩と焦燥の演技は、 本作の大きな見所だ。 ディカプリオはマーティン・スコセッシの最近のお気に入りの俳優で、 本作で4度目のタッグとなる。 かつてのスコセッシ映画の顔である ハーヴェイ・カイテルやロバート・デニーロに比べ、 よりナイーヴな面が立ちあがってくるのが彼の個性だ。 スコセッシ映画にはしばしば内面に善と悪を混在する人物が登場するが、 それは本作でも継承されている。 癒えない傷痕が人間の心を蝕んでいき、ついにむき出しの暴力へと至る。 カトリック信仰を常に意識するスコセッシには、 罪と許しは生涯をかけて取り組むべきテーマなのだ。 事件の真相は、厳重警備の廃灯台で解き明かされることになるが、 物語の重要なファクターとして、ロボトミー手術が登場する。 秀作「カッコーの巣の上で」で印象的に描かれていたこの施術は、 精神疾患の治療に有効と信じられていた脳の外科的手術だ。 この映画の終盤に「どちらがいいかな? いい人間のまま死ぬのと、 悪い人間のまま生きるのと」というセリフがある。 ロボトミー手術とは精神の死を意味する。 孤島での想像を絶する事件によって、自らの心の闇を見てしまうテディ。 矛盾に満ちた現実の中で、善良な人間であろうともがいた彼を待つ結末は、 やるせなく重い。 根底にあるのは底知れない悲しみ。 そこにこの作品の暗い感動がある。


追いつめられて…

オトーサン、 「これも、ワンコインDVDだけど...」 白黒映画で、聞いたことのない監督でした。 でも、見はじめると不安は消えて、 見終わると、熱烈なフアンになっていました。 原題:Tiger Bay (1959) 監督:J. Lee Thompson 原作:Noel Calef 脚本:John Hawkesworth/Shelley Smith Genre:Crime / Drama / Thriller Country:UK Language:English / Polish 上映時間;105分 あらすじ: タイガー・ベイに、船員コーチンスキーが上陸し、 胸はずませて、恋人に会いに行く。 だが、彼女は、既に金持ちバークレイの妾になっていた。 逆上した彼は、彼女の拳銃を奪い、射殺する。 この光景を目撃し、彼が隠した拳銃を盗んだのが、 お転婆少女ギリーだった。 グラハム警部が調べにきたが、 ギリーは、なぜか彼のことを口にださなかった... 出演者: Horst Buchholz ... Korchinsky(コーチンスキー) Hayley Mills ... Gillie(ギリー) John Mills ... Superintendent Graham(グラハム警部) Anthony Dawson ... Barclay(バークレイ) オトーサン、 「天才子役だ」 この子をみるだけでも、みる価値があります。 ポーランド人船員コーチンスキーを演じたホルスト・ブッフホルツ、 ジェームス・ディーンのようでした。 グラハム警部役のジョン・ミルズ、後で気がつきましたが、 天才子役の父親でした。 「...そういえば、目つきが似ているな」 HAYLEY MILLS  ヘイリー・ミルズ 誕生日 1946/4/18 出身 英ロンドン 父はジョン・ミルズ、母はヘイリー・メイリー・ベル。 活躍度 △→ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1959年「追いつめられて…」 1960年「ポリアンナ」「汚れなき瞳」「罠にかかったパパとママ」 1963年「難破船」「夏の魔術」「ドーヴァーの青い花」 1964年「渚の青春」「クレタの風車」 1965年「青春がいっぱい」「シャム猫FBI/ニャンタッチャブル」 1966年「ふたりだけの窓」 1968年「密室の恐怖実験」 1971年「エンドレスナイト」 1972年「二人だけの白い雪」 1976年「ダイヤモンド・ハンターズ」 1988年「死海殺人事件」 HORST BUCHHOLZ  ホルスト・ブッフホルツ 誕生日 1933/12/4-2003/3/3  出身 ドイツ・ベルリン 54年「我が青春のマリアンヌ」の映画デビュー。 出演作 1954年「我が青春のマリアンヌ」「エミールと少年探偵団」 1955年「雨の夜の銃声」 1957年「大いなる不倫」「モンプチ・わたしの可愛い人」 1958年「カチューシャ物語」 1959年「追いつめられて…」「死の船」 1960年「荒野の七人」 1961年「ワン・ツー・スリー/ラブ・ハント作戦」「ファニー」 1962年「暗殺5時12分」 1963年「禁じられた抱擁」 1964年「マルコ・ポーロ大冒険」「禁じられた抱擁」 1965年「イスタンブール」 1966年「ある日アンヌは」 1967年「セルバンテス」 1972年「美しき青きドナウ」 1977年「特攻サンダーボルト作戦」 1978年「戦争と友情」「アトランチスの謎」 1979年「アバランチ・エクスプレス」 1982年「聖女アフロディーテ」 1983年「サハラ」 1985年「コードネームはエメラルド」 1989年「ファイナルゾーン」 1990年「エイセス/アイアン・イーグルV」 1993年「時の翼にのって/ファラウェイ・ソー・クロース」 1998年「ライフ・イズ・ビューティフル」 JOHN MILLS  ジョン・ミルズ 誕生日 1908/2/22  出身 英フェリクストウ 32年、映画デビュー。 70年「ライアンの娘」の精神障害者の役でアカデミー助演男優賞を受賞した。 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1932年「海軍女子官候補生」 1936年「海国の誉れ」 1937年「友情と兵隊」 1944年「幸福な種族」 1945年「ウォタルー街」 1946年「大いなる遺産」 1947年「許されざる女」 1949年「南極のスコット」 1950年「暁の出航」 1952年「ジェントルマン・ガンマン」 1954年「潜水艦隊帰投せず」「ホブスンの婿選び」 1955年「情事の終わり」 1956年「思春期の感情」「戦争と平和」「八十日間世界一周」 1957年「コルディッツ物語」 1958年「恐怖の砂」「激戦ダンケルク」 1959年「追いつめられて…」 1960年「南海漂流」 1961年「黒い狼」 1962年「野性の太陽」「巨艦いまだ沈まず」 1964年「ドーヴァーの青い花」「渚の青春」 1965年「クロスボー作戦」「キング・ラット」 1966年「ふたりだけの窓」 1967年「野獣狩りカウボーイ・スタイル」「砦のガンベルト」 1969年「素晴しき戦争」「野にかける白い馬のように」 1970年「ライアンの娘」アカデミー助演男優賞 1972年「戦争と冒険」「レディ・カロライン」 1973年「オクラホマ巨人」 1976年「狼たちの影」 1978年「大いなる眠り」「39階段」 1979年「ズールー戦争」 1982年「ガンジー」 1983年「サハラ」 1986年「風が吹くとき」(声) 1987年「フーズ・ザット・ガール」 1996年「ハムレット」 1997年「ビーン」 その他の出演者: Yvonne Mitchell ... Anya Megs Jenkins ... Mrs. Phillips George Selway ... Det. Sgt. Harvey Shari ... Christine George Pastell ... 'POLOMA' Captain Paul Stassino ... 'POLOMA' 1st. Officer Marne Maitland ... Dr. Das Meredith Edwards ... P.C. Williams Marianne Stone ... Mrs. Williams Rachel Thomas ... Mrs. Parry Brian Hammond ... Dai Parry User Rating:7.6/10 ( 860 votes)IMDb User Rating:8.6/10 ( 3 votes)Yahoo! オトーサン、 「名作だ!」 コミカルでダークなヒッチコックを見ているようです。 ベルリン国際映画祭受賞 ・特別子役賞 ヘイリー・ミルズ User Reviews srschulzさん London, ON 2002年4月23日 忘れ難い映画、何が何でもみるべし。 はじめて見てから大分経ったが、忘れ難い映画だ。 ヘイリー・ミルズは、見ていて楽しい。 多くの感情を楽々と演じてみせた。 まさに最愛の子役だ。 ホルスト・ブッフホルツは、若い男を見事に演じた。 恋人の仕打ちにとまどい、殺してしまう。 ギリー役のヘイリーは、迫力満点。 彼に拳銃をもらった後は、彼を匿い、守りぬく。 役を楽しんでいるように思えた。 誰かが既に言っているように、結末は面白味を欠いている。 何が起きたか、分からなかった。 だが、その他はよかった。 ギリーと船員のすばらしい交流は、DVD代金を遥かに上回る。 オトーサン、 「ケヴィン・コスナーの『追いつめられて』も見てみよう」 ryuzさん 2001年1月7日? 隠れたる傑作! イギリス時代のJ・リー・トンプソンの秀作!  普通の映画ファンは『追いつめられて』といえば ケヴィン・コスナーの作品だと思うだろう。 しかし、筋金入りの映画ファンは間違いなくこちらの作品を推するに違いない。 いかにもイギリス映画独特のセミドキメンタリー・タッチのサスペンス溢るる作品である。  白黒画面の薄ら寒い港町から映画は始まる。 長い航海から帰ったポーランド人船乗り(ホルスト・ブーフホルツ)は、 給料を貰うと一目散に同国人の恋人に会いに行くが、 彼女はスポーツ解説者(アンソニー・ドーソン)の妾になっていた。 <ヒッチコックの『ダイヤルMを廻せ』で妻殺しを依頼されて逆に殺される男> 逆上した船乗りは口論の最中に女の拳銃を奪い射殺してしまう。 偶然にそれを目撃してしまう少女(ヘイリー・ミルズ。名演!) この少女両親は無く、親戚に預けられていて悪戯が過ぎる厄介者として煙たがられていた。 船乗りは銃を隠して逃げ出すが、少女がそれを奪ってしまう。 一方、殺人事件として警察が乗り出すが刑事(ジョン・ミルズ)は、 <ヘイリー・ミルズの実の父親> 解説者が怪しいと睨んで捜査を進めていく。 何と船乗りは捜査線上に浮かんで来ない!  船乗りは易々と少女を捕らえて銃を奪い返すが、根は善良な男。 少女を簡単に殺せる筈も無い。 さりとて、このまま少女を逃がす訳にも行かない。 映画はここから一人ぼっちの船乗りと寂しい少女の逃避行へと発展して行く。 やがて警察は少女が事件の目撃者と突き止めるが、少女は帰宅しない。 そして、ひょんなことから船乗りが真犯人だと解かる。 少女は今の境遇に不満を漏らして船乗りに一緒に航海に連れて行ってくれと懇願する。 いちよは承諾するものの船乗りは自分だけ臨時船員として逃亡を図る。 彼はひとたび出航して自国の領海を出れば警察に逮捕権が無いのを知っていたのだ。 それを知った警察も何とか領海内で逮捕しようと船に乗り込む。 そして、置き去りにされたことを知った少女も船に潜り込む。 船は刻一刻と公海へ進んでいく... 息詰る展開と俳優たちの名演がうまく絡まって、 見る者も”追いつめてられて”行く。 もし、この作品を見る機会があったら、絶対に観るべきであると断言する。


ダウニング街の陰謀

オトーサン、 「録画し忘れた!」 月に30本見ようとすると、半数がテレビ録画、 レンタルが8本、残りは劇場鑑賞となります。 仕方がないので、ワンコインのDVD映画を買ってきました。 あまり期待していませんでしたが、大当たり! 原題:Defence of the Realm (1985) 監督:David Drury 脚本:Martin Stellman Genre:Thriller Country:UK Language:English 上映時間:96分 あらすじ: 一大政治スキャンダル。 下院議員マーカムにかかる東側スパイの容疑。 証拠を掴むためにマーカムの周辺に報道陣が群がる。 スクープしたのは、若手の記者ニック。 紙面のトップを飾り、有頂天になる。 だが、マーカムが無実と信じる老記者ベイリスが謎の死を遂げ、 ニックに、そして彼を助けるニーナにも、危険が迫ってくる。 出演者: Gabriel Byrne ... Nicholas 'Nick' Mullen(ニック) Greta Scacchi ... Nina Beckman(ニーナ) Denholm Elliott ... Vernon Bayliss(ベイリス) Ian Bannen ... Dennis Markham(マーカム) オトーサン、 「いい俳優だね」 ガブリエル・バーン、もともとは役者嫌い。 転機がおとづれたのは、教師時代。 部活で教えた演劇のほうが、英文学の授業よりも、 子供たちに大きな影響力を与えることを知った。 演劇とは、人前で何かを見せびらかすのではなく、 自分の持っているものを自然に出すことで、 ひとびとの心の琴線に触れることができると自覚したのだ。 GABRIEL BYRNE  ガブリエル・バーン 誕生日 1951/5/12 出身 アイルランド 宣教師を志していたが、喫煙が原因で神学校を退学。 女子中学校のスペイン語教師となる。 舞台経験を経て、テレビに進出。 テレビシリーズでの主演で人気になり、 81年、「エクスカリバー」で映画デビュー。 96年、「THE LARK IN THE CLARE AIR」で監督デビュー。 活躍度 ○→ 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1981年「エクスカリバー」 1983年「ザ・キープ」 1985年「ダウニング街の陰謀」 1986年「ゴシック」 1987年「シエスタ」「ジュリア・ジュリア」 1989年「ダイヤモンド・スカル」 1990年「ミラーズ・クロッシング」 1992年「クール・ワールド」 1993年「白馬の伝説」「欲望」「アサシン」 1994年「パパとマチルダ」「若草物語」 1995年「デッドマン」「フランキー・スターライト」      「ユージュアル・サスペクツ」 1996年「マッド・ドッグス」「友情の翼」 1997年「エンド・オブ・バイオレンス」「自由な女神たち」 1998年「仮面の男」◇「キャメロット」「エネミー・オブ・アメリカ」◆ 1999年「エンド・オブ・デイズ」◇「スティグマータ 聖痕」◇ 2002年「ゴーストシップ」◇「スパイダー 少年は蜘蛛にキスをする」◆ 2003年「72時間」 2004年「ルイーズに訪れた恋は…」 2005年「アサルト13 要塞警察」◆ DENHOLM ELLIOTT  デンホルム・エリオット 誕生日 1922/5/31-1992/10/6 出身 英ロンドン マルヴァーン・カレッジと王立演劇芸術学院で学んだ後、 第二次大戦で空軍に入隊。 42年に撃墜され、3年間捕虜となる。 この間、ドイツ軍捕虜収容所でシェイクスピア劇を演じるようになり、 戦争後、アマーシャム・レパートリーに加わり、 ウェスト・エンドの舞台で俳優デビューした。 映画は「インディ・ジョーンズ」シリーズのインディのボス、マーカス役が有名。 「眺めのいい部屋」でアカデミー助演男優賞ノミネート。 出演作 1967年「茂みの中の欲望」 1976年「ロビンとマリアン」「さすらいの航海」 1977年「遠すぎた橋」 1979年「ジェラシー」「ブラジルから来た少年」 1981年「レイダース/失われたアーク」 1982年「スティング プリムトン&トリークル」 1983年「大逆転」「2つの顔の貴婦人」 1984年「インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」 1985年「ダウニング街の陰謀」「アンダーワールド」 1986年「眺めのいい部屋」 1987年「モーリス」 1988年「セプテンバー」 1989年「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」      「戦場にかける橋2クワイ河からの生還」 1990年「セックスの義務と権利」「自由の代償 ラビリンスを脱出せよ!」 1992年「カーテンコール ただいま舞台は戦闘状態」 その他の出演者: Fulton Mackay ... Victor Kingsbrook Bill Paterson ... Jack Macleod David Calder ... Harry Champion Frederick Treves ... Arnold Reece Robbie Coltrane ... Leo McAskey Annabel Leventon ... Trudy Markham Graham Fletcher-Cook ... Micky Parker Steven Woodcock ... Steven Dyce Alexei Jawdokimov ... Dietrich Kleist Danny Webb ... Danny Royce Prentis Hancock ... Frank Longman User Rating:6.7/10 934 votes オトーサン、 「タイミングがよかった!」 巨大な権力とかよわい個人、 国家機密と知る権利、 守られるべきは、どちらか? 1985年の英国映画の問題提起ですが、 いま日本人の目の前で繰り広げられている問題でした。 User Reviews LCShackleyさん United States 2007年8月27日 いい配役のいいスリラー IMDbによれば、 この映画、1986年11月に、米国で上映されている。 正直のところ、まったく思い出せない。 先週、ケーブルテレビで、見ることにした。 スリラーで、配役がよかったからだ。 悪くはなかった。 古典映画というほどではない。 ガブリエル・バーンは、記者役を好演している。 腐敗していると思われる政治家マーカムについて暴露しようとして、 汚い水に飛び込むのだ。 助演陣も、すばらしい仕事をしている。 いくつか気づいたことがある。 1) Robbie Coltraneのシーンは、若干カットされているのでは?  出入が不自然だ。 2) ニーナ役のグレタ・スカッチは、   他の映画ほど、しゃぶりつきたくならない。 3) Oliver Ford Daviesは、せりふなしだったが、   官僚的なオーラが印象的だった! この映画は、80年代のものだが、見始めて10分で夢中になった。 せりふに難があるものの、効果的だ。 舞台も、ロケ地もすばらしい。 だが、やや退屈なところもある。 汚い核兵器をもったアメリカ人が出るあたりだ。 もう少し何とかなったのでは? ヤンキー訛りは、おかしい。 だが、見る価値はある。 突然の爆破で終わったとしても。 オトーサン、 「この構図、西山事件にそっくりだ」 西山事件、ご存知でしょうか? 1972年4月、毎日新聞記者の西山太吉逮捕 東京地検特捜部は、西山が情報目的で外務省の女性事務官と情を通じたとして、 事務官を国家公務員法(機密漏洩の罪)、西山を国家公務員法(教唆の罪)で逮捕した。 2010年4月、沖縄返還を巡る密約文書の開示請求訴訟で、西山太吉勝訴 東京地裁は、密約の存在を認定した上で、国に関連文書をすべて開示するよう命じた。   「文書は存在しない」―歴代首相や外相らは一貫して密約を否定してきた。 johnさん 2002年12月16日 考えさせる 民主的政府は、故意に汚いトリックを使うことなどしない、 それに疑問を抱いたひとにとっては、まさに開眼の映画だ。 慌ただしい新聞記者室が舞台だ。 ひとりの男が、大臣のスキャンダルを確めるべく戦う。 物語は二転三転し、わが大胆不敵なヒーローは、 押しつぶそうとする巨大な国家権力と戦う。 彼らの言葉を自分の耳で聞いて、判断すべし。 政治スリラー好きには必見の映画だ。


第9地区

オトーサン、 「期待していいかな?」 この映画、アカデミー賞4部門ノミネートで、 舞台が、W杯が行われる南アというのも、興味を引きます。 原題:District 9 (2009) 監督:Simon Hansen 脚本:Neill Blomkamp/Terri Tatchell Genre:Action / SF / Thriller Rated R for bloody violence and pervasive language. Country:USA / New Zealand Language:English / Nyanja / Afrikaans 上映時間:112分 あらすじ: 南ア・ヨハネスブルク上空に巨大な宇宙船が出現する。 故障し、100万人のエイリアンがやってきたのだ。 だが、故障したのか、動く気配もない。 28年後、衰弱していたエイリアンたちは、地上に降ろされる。 その隔離地区は、多国籍企業MNUによって厳重に監視されていたが、 周辺住民との争いが絶えないために、市の郊外に移転させることになる。 同意を取りつけるために任命されたのは、気のいいヴィカス。 妻ターニャに昇進を告げると大喜びしてくれる。 ヴィカスらは、第9地区へ赴くものの、説得は予想以上に難航する。 武力鎮圧を主張するクーバスを抑えるのに苦労し、 さらにある液体を浴び、DNAが書き換えられてしまう... 出演者: Sharlto Copley ... Wikus Van De Merwe(ヴィカス) Vanessa Haywood ... Tania Van De Merwe (ターニャ) David James ... Koobus Venter(クーバス) Jason Cope ... UKNR Chief Correspondent(主任特派員) オトーサン、 「素人とは思えんね」 主人公のシャールト・コプリーは、無名の役者。 この映画のもととなる短編映画"Alive in Joburg"に出演しただけ。 1973/11/27、南ア・ヨハネスブルク生まれです。 その他の出演者: Nathalie Boltt ... Sarah Livingstone - Sociologist Sylvaine Strike ... Dr Katrina McKenzie Elizabeth Mkandawie ... Interviewee John Sumner ... Les Feldman - MIL Engineer William Allen Young ... Dirk Michaels Greg Melvill-Smith ... Interviewer Nick Blake ... Francois Moraneu - CIV Engineer Team Morena Busa Sesatsa ... Interviewee Themba Nkosi ... Interviewee Mzwandile Nqoba ... Interviewee Barry Strydom ... Interviewee Jed Brophy ... James Hope - Police Officer Louis Minnaar ... Piet Smit User Rating:8.3/10 ( 132,275 votes)IMDb Top 250: #118 User Rating:8.5/10 ( 281 votes)Yahoo! オトーサン、 「世界の名画118位だ!」 何より発想がよく、脚本が秀逸です。 アカデミー賞ノミネート ・作品賞 ・脚色賞 ・視覚効果賞 ・編集賞 ゴールデン・グローブ ノミネート ・脚本賞 User Reviews dark_fibreさん Australia 2009年8月10日 見逃すなかれ! 「第9地区」の試写会から帰宅したところだ。 どんな映画なのか、半信半疑だった。 ドキュメンタリースタイルで、多くのコメンテーターが登場する。 私見だが、このおかげで、単なる"エイリアン vs 人間"映画に堕さずに、 より社会批評性のある映画になった。 エイリアンは、ほとんど動物(エビ)だ。 だが、急速に、彼らの絶望に同情するようになる。 もし、宇宙船が背景になく、貧しいエイリアンたちだけだったら、 これは、スラムの犠牲者を描いた映画だと思うだろう。 およそ人間のなしうる最悪のことを描いた別の映画になっただろう。 残酷な暴力が展開する。 監督は、それを描くのに躊躇しない。 食事後にみる類の映画ではない。 事実、私のガールフレンドは、途中で退場しかけたほどだ。 要するに、この映画、絶対に見る価値がある。 まさに最後の最後まで、先が読めない。 登場人物は、信じられる。 映画のスタイルも、いい。 ニール・ブロンカンプ監督は、デビュー作なのに、 第1級のSF映画を創り出した。 こうしたことが起こりうるのだ。 将来の作品に注目したい。 オトーサン、 「おかしいな、前田さんが評価しないとは」 前田有一さん 2010年4月8日 無法地帯、南アにエイリアンがやってきた CS局での番組収録の合間、世界を駆け巡る女性ジャーナリスト(独身)に 私は次のような質問をしてみた。 「ここだけは行くのを躊躇するヤバい国ってどこ?」 私はてっきりソマリアとかアフガンとか言うのだろうと予想していたが、 彼女は「ヨハネスブルグ」と即答した。 あの九龍城砦にガイドなし単身で突入した事もある、 命知らずの特攻野郎のごとき彼女でさえ、 南アフリカ共和国の悪名高い大都市を恐れていたのだ。 南アの治安の悪さについては、 どう見てもワルノリネタとしか思えぬコピペ情報がインターネット上に溢れているが、 色々聞いてみたところ、あながちそれらも嘘ばかりではなさそうだ。 映画『第9地区』は、そんな地上の無法地帯、南アを舞台にしたSF映画である。 ある年の日、ヨハネスブルグの上空に巨大な宇宙船が現れ、そのままホバリングをはじめた。 どうやら船は故障しており動けないようだ。 人類は異星人との初遭遇に戸惑いつつも、彼らを放置するわけにも行かず、 やむなくヨハネスブルグに隔離地帯を設け、難民として住まわすことにした。 物語はそれから何年もたち、すっかり人類と異星人の共存生活が当たり前になったこの国で、 いよいよ両者の軋轢がピークに達した時代がメインとなる。 エイリアンの、新たな難民キャンプへの移住を実行しようとする エイリアン対策課の責任者(シャールト・コプリー)が主人公だ。 このいかにもノーテンキな小役人風の男は、エイリアンが暮らすバラックを一軒ずつまわり、 形ばかりの承諾書にサインをさせていく。 エイリアンたちは高度な科学力と強靭な肉体を持っているが、頼みの母船は故障中、 当分地球に居候するほかないから案外おとなしい。 それをいいことに彼をはじめとする人間たちは、エイリアンを差別・虐待しまくっている。 商売はぼったくりだし、常に銃で脅しをかける。 要するにSFの体裁をとってはいるが、差別問題を扱った寓話的社会派ドラマというわけだ。 南アが舞台だから、隔離政策アパルトヘイトを真っ先に想像するのは当然だが、 本作が比喩するものがそうした黒人差別なのか、もっと普遍的なものかは皆さんの解釈次第。 注目すべきは主人公と特別深い交流をするエイリアンの「名前」と、 彼が最後に主人公に約束する「数字」。 なかなか思わせぶりである。 役者はみな無名、映像も生々しいだけに、エイリアンが登場するまでのドキドキ感は相当なもの。 さらには、登場後のヨハネスブルグ住民たちの無法ぶりも突き抜けている。 まさに冒頭に書いたネット上の治安ネタコピペそのものという感じで、ある意味笑いが止まらない。 南ア以外が舞台だったら、リアリティなさすぎと一喝されかねないレベルである。 痛快なエイリアン戦争アクションを期待する人には向いてないが、 シュールでシニカルな大人向きSFが好きなひとにはたまらない一本。 通好みな作品と言えるだろう。


ジェット・ローラー・コースター

オトーサン、 「どうせB級映画だろう」 丸っきり馬鹿にしてみはじめましたが、 途中で、見慣れた顔が... 「もしかして、あの名優ヘンリー・フォンダ?」 原題:Rollercoaster (1977) 監督:James Goldstone 原作:Tommy Cook 脚本:Sanford Sheldon/Richard Levinson/William Link Genre:Thriller 上映時間:119分 あらすじ: ローラー・コースターが相次いで爆破される。 安全検査官ハリーは、上司サイモンに事故調査を命じられる。 彼が最近検査し終えたローラー・コースターだからだ。 ハリーは、遊園地オーナーが集まるシカゴのホテルへ。 オーナーたちは、脅迫テープを聞いている。 100万ドルを支払わねば、彼らの遊園地も爆破するというのだ。 ついに、FBI捜査官ホイトが乗り出してくる... 出演者: George Segal ... Harry Calder (ハリー) Richard Widmark ... Agent Hoyt (ホイト) Timothy Bottoms ... Young Man (男) オトーサン、 「誰かに似ているな」 主演のジョージ・シーガルの斜めに構えたポーズ、 それでいてシャープな頭脳... 「そうだ、刑事コロンボだ!」 ピーター・フォークにそっくりなのです。 TVミステリー・シリーズ「刑事コロンボ」と 同じ脚本家が書いているからです。 脇を固めるリチャード・ウィドマークも、 ティモシー・ボトムズも見事な演技でした。 GEORGE SEGAL  ジョージ・シーガル 誕生日 1934/2/13 出身 米ニューヨーク 活躍度 △↓ 演技幅 自在 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1961年「若き医師たち」 1962年「史上最大の作戦」 1964年「ガンファイトへの招待」 1965年「愚か者の船」「キング・ラット」 1966年「名誉と栄光のためでなく」「バージニア・ウルフなんかこわくない」      「さらばベルリンの灯」 1967年「マシンガン・シティ」 1968年「殺しの接吻」「グッバイ・ヒーロー」 1969年「レマゲン鉄橋」「サファリ大追跡」 1970年「フクロウと子猫チャン」 1971年「ホット・ロック」「生き残るヤツ」 1973年「ウィークエンド・ラブ」 1974年「電子頭脳人間」 1975年「バンクーバー暗殺計画」 1977年「おかしな泥棒・ディック&ジェーン」「ジェット・ローラー・コースター」 1978年「料理長殿(シェフ)にご用心」 1979年「ロスト・アンド・ファウンド」 1981年「ハロー・ダディ」 1984年「コールドルーム」 1985年「スティック」「ビート・スキャンダル/殺意の誘惑」 1988年「オールズフェアー」 1989年「ベイビー・トーク」 1991年「フォー・ザ・ボーイズ」 1993年「ワンダフル・ファミリー/ベイビー・トーク3」「バニシング・レッド」 1994年「ダイレクト・ヒット/殺し屋のバラード」 1995年「ベビー・シッター」「誘う女」△ 1996年「アメリカの災難」「ケーブルガイ」「マンハッタン・ラプソディ」 RICHARD WIDMARK  リチャード・ウィドマーク 誕生日 1914/12/26  出身 米ミネソタ州サンライズ 活躍度 △→ 演技幅 個性 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆☆☆★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1947年「死の接吻」「情無用の町」「廃墟の群盗」      「海の男」 1950年「街の野獣」「暗黒の恐怖」「地獄の戦場」      「復讐鬼」 1951年「フロッグメン」 1952年「赤い空」「ノックは無用」「人生模様」 1953年「あの高地を取れ」「モンゴル第一騎兵隊」      「拾った女」 1954年「地獄と高潮」「悪の花園」「折れた槍」 1955年「黄金の商品」「蜘蛛の巣」 1956年「六番目の男」「太陽に向かって走れ」      「襲われた幌馬車」 1957年「祖国への反逆!第5捕虜収容所」 1958年「ゴーストタウンの決闘」「愛のトンネル」「拳銃の罠」 1959年「ワーロック」 1960年「アラモ」 1961年「秘密諜報機関」「馬上の二人」「ニュールンベルグ裁判」 1962年「西部開拓史」 1964年「長い船団」「あしやからの飛行」「シャイアン」 1965年「駆逐艦ベッドフォード作戦」 1966年「アルバレス・ケリー」 1967年「大西部への道」 1968年「刑事マディガン」 1969年「西部野郎奮戦記」「ガンファイターの最後」 1970年「暗黒街の特使」 1972年「ロッキーの英雄/伝説絶ゆる時」 1974年「オリエント急行殺人事件」 1976年「悪魔の性!キャサリン」「ドミノ・ターゲット」 1977年「合衆国最後の日」「ジェット・ローラー・コースター」      「コーマ」 1978年「スウォーム」 1979年「オーロラ殺人事件」 1982年「ハンキー・パンキー」 1983年「ファイナル・オプション」 1984年「カリブの熱い夜」 1991年「トゥルー・カラーズ」 TIMOTHY BOTTOMS  ティモシー・ボトムズ 誕生日 1951/8/30 出身 米カリフォルニア州 ハイスクールのアマチュア映画クラブで作った「これはまさしく水曜日」で主演。 この作品を偶然観たドルトン・トランボが彼を気に入り、 79年「ジョニーは戦場へ行った」の主役に起用する。 この作品での好演で注目され、「ラスト・ショー」でも主演。 若手俳優として一気に人気者となる。 活躍度 △↓ 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1971年「ジョニーは戦場へ行った」「ラスト・ショー」 1973年「ペーパー・チェイス」 1974年「ベトナム戦争の勲章/ブルーダの優雅な生活」 1975年「暁の7人」 1977年「ジェット・ローラー・コースター」 1978年「族・あの空に太陽が」「ハリケーン」 1983年「沈黙のコンピューターマン/愛が聞こえた」 1985年「ハンボーン」 1986年「スペース・インベーダー」 1988年「ミオ」「行きずりの恐怖」 1989年「クワイ河からの帰還/戦場にかける橋2」      「脱走半島/ベトナム1983」 1990年「ラスト・ショー2」 1995年「トップ・ドッグ」「ヒッチャー’95」 1997年「デス・キューブ」 2000年「レイク・フィアー」 2003年「エレファント」 その他の出演者: Henry Fonda ... Simon Davenport Harry Guardino ... Keefer Susan Strasberg ... Fran Helen Hunt ... Tracy Calder Dorothy Tristan ... Helen Harry Davis ... Benny Stephen Pearlman ... Lyons G.F. Rowe ... Wayne Moore Wayne Tippit ... Police Captain Christie Michael Bell ... Demerest Charlie Tuna ... Rock Concert MC Lonny Stevens ... Federal Agent #1 User Rating:5.9/10 ( 2,122 votes)IMDb User Rating:8.0/10 ( 27 votes)Yahoo! オトーサン、 「これは、名画だよ」 User Reviews Kieran Greeneさん Ireland 2005年12月5日 素晴らしいサスペンス・ドラマ 忘れ難いサスペンス・ドラマだ。 幕明けは、ローラー・コースターの脱線シーン。 事故ではないのだ。 それは、情緒不安定な過激派(ティモシー・ボトムズ)の仕業だった。 エレクトロニクスのエキスパートなのだ。 彼の目的は、遊園地オーナーらから100万ドルを脅し取ること。 ジョージ・シーガルは、気のいい安全検査官ハリーを演じている。 ますますつのる緊張に巻きこまれ、 テロリストを追跡しようとする。 リチャード・ウィドマークの役は、事件を担当するFBI捜査官だ。 すばらしいカメオ出演が、ヘンリー・フォンダだ。 シーガルの上司役だ。 この映画の素晴らしい脚本は、リチャード・レヴィンソンとウィリアム・リンクで、 TVミステリー・シリーズ「刑事コロンボ」の脚本家だ。 この映画には、2つの最初がある。 まず、初期のステディカムを巧みに使った最初の映画だということ。 出だしとクライマックスに効果をあげている。 次に、ヘレン・ハントのデビュー作ということ。 若きスティーヴ・グッテンバーグが端役で出ている。 (アフロヘアーにご注目!) 身の毛のよだつ出だしから、最後のローラー・コースターまで 緊張の連続だから、座席にしがみつくこと請け合いだ! オトーサン、 「いいねぇ、こういう魂の叫び」 映画批評家には、絶対書けないでしょう。 tengu3711さん 2009年12月25日 俺の代わりに死んでくれた... 高校停学中、俺は「深川東宝」の湿った薄暗がりで、この映画と出会った。 当時の俺は、最悪だった。 教師にはぶん殴られ、仲間には裏切られ、彼女にはフラれ、 逃げ場と言えば、ピーター・フォンダや、ドン・ストロードがいてくれる 「深川東宝」だった。 ティモシー・ボトムズ。 「ジョニーは戦場へ行った」や「ラストショー」のアイツだ。 世間にいつも、傷つけられて寂しい笑みを浮かべてたアイツ。 この映画では、恋人もいない孤独な「爆弾魔」を演じていた。 当時の俺は、ガッツリ、この「孤独な爆弾魔」に持ってかれちまった... 「幸せそうに笑ってる連中なんぞ!吹っ飛んじまえ!」 俺は、ヘンリー・フォンダやリチャード・ウィドマーク達を向こうにまわして、 独り戦うティモシー・ボトムズに...自分の姿を観た。 「負けるな!大人なんかに負けるな!」 映画館の暗闇で、何度も俺は、そう呟いた。 若い時は「挫折」ばっかりだ。 何一つ、うまくいきゃしない。 自暴自棄にもなるし、「幸せそうなヤツ」をみると腹も立つ。 そんな時、俺には映画があった。 俺はアウトロー達の映画に何度も助けられた。 ジョージ・シーガルに撃たれ、それでも捕まるもんかと、 息も絶え絶え、走るティモシー・ボトムズに、涙が止まらなかった。 頑張れ!頑張れ!逃げ切れ! ・・・・・・・自分が爆弾を仕掛けたコースターに... ボロ切れみたいになって、死んでいったアイツ... 俺は映画館の暗闇で、静かに目を伏せた。 青い空の下、楽しいハズの遊園地で、 アイツは、独りぼっち...歳を取る「喜び」もしらずに... 映画の中のアウトロー達は、いつも、俺の代わりに死んでくれた。


恋のおかたづけしましョ!

オトーサン、 「しまった!見ていた」 これまでみた映画の題名索引の1844に載っていました。 TSUTAYA DISCASで借りるときは、 前もって、索引をチェックするようにしているのですが。 エリザベス・ハーレー見たさに、血迷ったのかも... 原題:Bad Boy (2002) 監督:Victoria Hochberg 脚本:Ken Hastings Genre:Drama / Comedy / Romance Rated R for sexual content and language. 上映時間:85分 あらすじ: アンナは、女性弁護士、老婆の遺言状を預かっている。 遺言状には、ある条件で孫のダグに100万ドルを渡すとある。 彼が今まで傷つけた12人の女性に、"I Forgive You"の言葉をもらうこと。 大金欲しさに、“許しを請う”旅に出るダグに 証人としてアンナは、行動をともにするのだが... 出演者: Elizabeth Hurley ... Anna Lockheart(アンナ) Denis Leary ... Doug 'Dawg' Munford(ダグ) Mia Cottet ... Kiana Mortenson(キアナ) Vanessa Bell Calloway ... Christine Hodges(クリスティーヌ) オトーサン、 「リズが冴えないな」 デニス・レアリーが主役で、影に回っています。 ELIZABETH HURLEY  エリザベス・ハーレー 誕生日 1965/6/10 出身 英ハンプシャー ロンドン・スタジオ・センターでダンスと演劇を学んだ後、舞台で活躍し、 87年「アリア」で映画デビュー。 ヒュー・グラントとシミアン・フィルムズを設立し、 「ボディ・バンク」「恋するための3つのルール」の製作も手がけている。 ヒュー・グラントと13年間交際していたが、2000年に破局。 出演作 1987年「アリア」 1988年「幻の城」◇ 1990年「デスウィンズ 沈黙の航海」 1992年「パッセンジャー57」 1994年「サイキック 犯された脳髄」 1995年「侵入者2」 1997年「オースティン・パワーズ」◇「デンジャラス・グラウンド」 1999年「オースティン・パワーズ・デラックス」◆      「エドtv」◆「ブラボー火星人2000」「TATARI」 1998年「パーマネント ミッドナイト」 2000年「悪いことしましョ!」◇「悪魔の呼ぶ海へ」 2002年「恋のおかたづけしましョ!」      「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」 DENIS LEARY  デニス・レアリー 誕生日 1957/8/18 出身 米マサチューセッツ州ボストン 出演作 1992年「ローデッド・ウエポン1」 1993年「ジャッジメント・ナイト」「デモリションマン」      「サンドロット/僕らがいた夏」      「ガンメン」 1994年「ナチュラルボーン・キラーズ」      「サイレント・ナイト こんな人質もうこりごり」 1995年「ダンボ・ドロップ大作戦」 1996年「サンドラ・ブロックの恋する泥棒」 1997年「ラブ・ウォーク・イン」 1999年「トーマス・クラウン・アフェアー」「トゥルー・クライム」      「小さな目撃者」 2000年「消滅水域」「CIAの男」 2002年「アイス・エイジ」(声)「恋のおかたづけしましョ!」 2006年「アイス・エイジ2」(声) その他の出演者: Alice Amter ... Donna Steffani Brass ... Lindsay Anne Wickman NiCole Robinson ... Megan Riley Julia Murphy ... Holly Elizabeth Rossa ... Jill Annie Sorell ... Sherri Alicia Loren ... Stephanie Elaine Hendrix ... Angel Jackie Tohn ... Eric Koyle Alex Borstein ... Darcy Smits User Rating:4.9/10 ( 1,214)IMDb User Rating:6.0/10 ( 23)Yahoo! オトーサン、 「スコアの低さは、狙いが曖昧だから」 コメディなのか、シアリアスなドラマなのか、 そこが曖昧です。 User Reviews jaykay-1さん Los Angeles, CA 2002年4月20日 軽いお楽しみ この映画、アメリカ映画市場(2002)では、 "Bad Boy"ではなく、"Dawg"という題名だった。 軽い映画以上になっている。 デニス・レアリーとエリザベス・ハーレーが好演している。 レアリーは、女たらしの犬畜生(Dawg)だ。 いちゃついていて、祖母の葬儀にも遅れるほどだ。 だが、それにもかかわらず、祖母は、彼に遺産を残してくれる。 不動産執行者アンナが説明する通り、ダグは、 つきあっていたが、放り出した12人の女性の許しを請わなくてはならない。 そこで、カリフォルニアをめぐる許しの旅に出るのだが、 当然、弁護士アンナが同行する。 監督のヴィクトリア・ホックバーグは、 テレビシリーズでの活躍で知られている。 いいペースで話しをすすめ、面白い。 ある種の魅力を引き出している。 メジャーな映画ではないが、面白いので、 デート映画のリストに加えるといい。 オトーサン、 「面白くない...か」 danlo1さん London, England 2002年7月14日 Better described by 英国でのDVD題名は"Dawg"、このほうがいい。 軽いお楽しみを期待して、椅子に座った。 だが、たちまち気づいた。 こいつは、軽いかもしれないが、全然面白くない。 面白く、興味深いものだったら、 ワザとらしくても、受け入れられただろう。 ナンセンスな登場人物たちが出てくる。 そこで、疑問が湧いてくる。 女性の登場人物(むしろ犠牲者)たちは、 われらがヒーロー(女たらしの犬畜生)と ベッドを共にして、どうだったのだろう。 彼が、“許しを請う”とき、 どんなに異様で月並みなことをしても、いいのだろうか。 ガールズクラブのシーンは、アホらしく、ハチャメチャだ。 2人の主役の演技が救いになっている。 私のなかでは、最低映画のひとつだ。 10点満点で2点。


映画の採点簿

恋のおかたづけしましョ!****
ジェット・ローラー・コースター*****
第9地区*****
ダウニング街の陰謀****
追いつめられて…*****
シャッター アイランド*****
恋する日曜日 私。恋した****
ハリウッド・ミューズ****
こわれゆく世界の中で****
800万の死にざま****
アリス・イン・ワンダーランド****
シャーロット・グレイ*****
ジュリー&ジュリア*****
カジュアリティーズ*****
情無用の町*****
超劇場版ケロロ軍曹3 ケロロ対ケロロ 天空大決戦であります!****
ナイトホークス****
炎の戦線 エル・アラメイン*****
17歳の肖像*****
天使とデート****
死の標的****
カリブの熱い夜****
アナライズ・ユー****
オフサイド7****
ディーラーズ****
ルイジアナ・スカイ*****
ジグソーマン****
レディ・バニッシュ/暗号を歌う女****
ある夏の日*****
アーサーとミニモイの不思議な国****
追いつめられて****
タイタンの戦い****
合衆国最後の日****
トリック 劇場版2****
グリーン・ゾーン*****
パリより愛をこめて****
ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]****
夏時間の庭*****
Rain レイン*****
夢のチョコレート工場****
桃色 Colour Blossoms***
コード:アンノウン****
フィリップ、きみを愛してる! ****
夜逃げ屋本舗2****
ソーラー・ストライク***
NEXT -ネクスト-****
西遊記 リローデッド****
失われた世界****
奪還 DAKKAN アルカトラズ****
最高のルームメイト*****
ブラック・ドッグ****
プレッシャー/壊れた男****
陰日向に咲く***
メジャーリーグ2*****
家族の条件*****
沈黙の追撃***
フリーマネー*****
シュワルツェネッガー/レッドブル****
コーマ****
リアル鬼ごっこ***
刑事コロンボ/悪の温室****
名探偵再登場****
羊たちの沈黙*****
サウンド・オブ・カラー 地下鉄の恋****
GO!GO!ガジェット****
鬼平犯科帳****
ゲーム****
メジャーリーグ3****
クライシス・オブ・アメリカ****
ゾルタン★星人****
ブルースが聞こえる*****
GOAL!2****
ようこそ☆おちこぼれカレッジ****
ワンダー・ボーイズ****
スティーブ・マーティンの 四つ数えろ****
D.O.A./死へのカウントダウン***
トゥルー・ロマンス*****
センター・オブ・ジ・アース***
アメリカン・ラプソディ*****
ディープ・ライジング コンクエスト***
クラッシュ・ダイブ II***
必死剣 鳥刺し****
サスペリア・テルザ 最後の魔女****
ザ・キーパー[監禁]****
雨上がりの駅で*****
リバウンド****
マイ・シネマトグラファー*****
トイ・ストーリー3*****
グロムバーグ家の人々*****
マンモス***
マッド・ラブ****
タルサ****
ジャッカルの日*****
トイ・ストーリー2****
インセプション****
フォーカス****
庭から昇ったロケット雲****
キャノンズ****
ハネムーン・イン・ベガス****
奥様は魔女*****

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