オトーサンの2010年その3

ほのぼの映画批評

前口上

ハリウッド映画が衰退しています。
CGに頼りすぎて、人間が描かれていません。
投下資本効率を考えすぎて、企画が貧しくなっています。
究極的には、アメリカの衰退を反映しているのでしょう。
しかし...物は考えよう。
映画産業の勃興は、あの1929年の大恐慌からでした。
ひとびとは、映画に救いや気晴らしを求めたのです。
この大不況で、映画がどう変わるか、注目しましょう。

映画の採点簿へ 目次

3761 アクターズ・スタジオ  ロバート・デ・ニーロ (DVD 1998) 3760 アクターズ・スタジオ ポール・ニューマン(DVD 2004) 3759 アクターズ・スタジオ アル・パチーノ (DVD 2006) 3758 天国の約束(DVD 1995) 3757 喝采の陰で(DVD 1982)
3756 シー・オブ・ラブ(DVD 1986) 3755 トゥー・フォー・ザ・マネー(DVD 2005) 3754 サンタモニカの週末(TV 1967) 3753 Dr.Tと女たち(TV 2000) 3752 クロッシング(2009)
3751 ミーン・ガールズ (TV 2004) 3750 ボーダーライン (TV 1980) 3749 ペイバック (TV 1999) 3748 桜田門外ノ変(2010) 3747 哀しみの街かど(DVD 1971)
3746 セルピコ (DVD 1973) 3745 ボーダー(DVD 2008) 3744 フェイク (DVD 1997) 3743 ぼくのプレミアライフ (DVD 1997) 3742 孤独な嘘 (TV 2005)
3741 エクスペンダブルズ (2010) 3740 ローズ (DVD 1979) 3739 ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝 (TV 2008) 3738 チーム・バチスタの栄光 (TV 2008) 3737 KISSing ジェシカ (TV 2001) 3736 ゼンダ城の虜(DVD 1937) 3735 ナイト&デイ (2010) 3734 インベージョン (TV 2007) 3733 デイ・アフター・トゥモロー(TV 2004) 3732 君のいた永遠(とき) (TV 1999)
3731 天才悪魔フー・マンチュー(DVD 1980) 3730 余命1ヶ月の花嫁(TV 2009) 3729 謀議(DVD 2001) 3728 エネミーフォース(TV 2001) 3727 ピンクパンサー2(DVD 1984) 3726 アナザー・カントリー(DVD 1984)
3725 ガフールの伝説(2010) 3724 エデンの東(TV 1995) 3723 メッセージ・オン・ザ・バルーン〜風の便箋〜(DVD 2000) 3722 スパイ・エンジェル/グラマー美女軍団(TV 1990)
3721 スピードスター(TV 2006) 3720 バイオハザード III(TV 2007) 3719 ホーカス・ボーカス(DVD 1993) 3718 ダンス・ウィズ・ミー(DVD 1998) 3717 スイッチング・チャンネル(DVD 1998)
3716 十三人の刺客 3715 バイオハザード ディジェネレーション(TV 2008) 3714 海猿 ウミザル(TV 2004) 3713 THE LAST MESSAGE 海猿(2010) 3712 のら猫の日記(TV 1996)
3711 おさるのジョージ/Curious George (DVD 2006) 3710 チャールズ・ディケンズの骨董屋(DVD 1995) 3709 ブロンドと柩の謎(DVD 2001) 3708 食べて、祈って、恋をして(2010) 3707 ロイヤル・セブンティーン(TV 2003)
3706 バイオハザード IV アフターライフ(2010) 3705 バイオハザード(TV 2002) 3704 ステラ(DVD 1990) 3703 悪人(2010) 3702 恋のミニスカ ウエポン(TV 2004)
3701 エネミー・ライン2 -北朝鮮への潜入-(TV 2006) 3700 ヴェノム 毒蛇男の恐怖(DVD 2005) 3699 グリズリー(TV 1976) 3698 エバーラスティング 時をさまようタック(DVD 2002) 3697 アメリカの片隅で 〜幸せのかたち〜(DVD 1996)
3696 20世紀少年<第2章> 最後の希望(TV 2008) 3695 20世紀少年(TV 2008) 3694 わんぱくパディーズ ダイヤ泥棒をやっつけろ!(TV 2008) 3693 がんばれ!ベアーズ ニュー・シーズン(TV 2005) 3692 ネバー・サレンダー 肉弾凶器 (TV 2006)
3691 僕のボーガス(TV 1996) 3690 名犬ラッシー(TV 2005) 3689 パンと恋と夢(DVD 1953) 3688 さらば恋の日(DVD 1995) 3687 ジキル博士はミス・ハイド(DVD 1995)
3686 4Dマン(DVD 1956) 3685 絶海の嵐(DVD 1942) 3684 特攻野郎Aチーム THE MOVIE(2010) 3683 香港国際警察/NEW POLICE STORY (TV 2004) 3682 ベスト・キッド(2010)
3681 光の六つのしるし(DVD 2007) 3680 哀愁の花びら(DVD 1967) 3679 プリズン・フリーク(TV 2006) 3678 フェノミナン(TV 1996) 3677 パンチライン(TV 1988)
3676 スノー・ドッグ(TV 2002) 3675 魔法使いの弟子 (2010) 3674 ヨーク軍曹 (DVD 1941) 3673 同じ月を見ている(TV 2005) 3672 借りぐらしのアリエッティ(2010)
3671 ヒックとドラゴン(2010) 3670 殺したいほどアイ・ラブ・ユー(TV 1990) 3669 ルディ 〜億万長者な14歳?〜(DVD 1996) 3668 魔女っ子ペルディタ (DVD 1996) 3667 邪魔者は殺せ(DVD 1947)
3666 白い家の少女(DVD 1976) 3665 ドラムライン(TV 2002) 3664 続 一ダースなら安くなる(DVD 1952) 3663 日本の夜と霧(DVD 1960) 3662 青春残酷物語(DVD 1960)


アクターズ・スタジオ  ロバート・デ・ニーロ

オトーサン、 「こりゃ、いいね」 稀代の名優ロバート・デ・ニーロへのインタビューがありました。 両親が画家だということをはじめて知りました。 役のイメージとは違って、徹底的なリサーチをする 繊細で用意周到なひとであることが分かりました。 原題:Inside the Actors Studio (TV 1998) 監督:Jeff Wurtz 脚本:James Lioton Genre:Talk-Show 上映時間:91分 あらすじ: アクターズ・スタジオは、1947年エリア・カザンらが設立した。 52年、リー・ストラスバーグが芸術監督に就任して有名になった。 学んだ俳優は錚々たる面々だ。 マーロン・ブランド、ポール・ニューマン、アル・パチーノ、マリリン・モンロー、 ジェーン・フォンダ、ジェームズ・ディーン、ダスティン・ホフマン、ロバート・デ・ニーロ、 ジャック・ニコルソン、スティーブ・マックイーン、ジュリア・ロバーツ... ニューヨーク大学教授ジェームズ・リプトンが、 演技や演出を学ぶ学生たちの前で、第一線で活躍中の映画人にインタビュー。 事前に500問が準備されており、 幼年時代、舞台や映画デビューの経緯、出演作とそのトリビアと多岐にわたる。 学生との質疑応答もあって、学術的な側面もある。 出演者: Robert DeNiro .... himself James Lioton .... himself Stella Adler .... himself(資料映像) Martin Scorsese .... himself(資料映像) オトーサン、 「デ・ニーロは、2人に学んだのか」 アクターズ・スタジオを率いたリー・ストラスバーグも、 ステラ・アドラーも、スタニラブスキーのメソッドの門下生でした。 前者は、自分の人生経験を生かして演技をするのですが、 後者は、人生経験のない若者には通用しないので 脚本を徹底的に読みこんで、外見から役づくりをしていくのです。 さらに彼の強みは、マーティン・スコセッシ監督との長年のコンビ。 納得がいくいまで、何度でも役づくりができたことです。 ROBERT DE NIRO  ロバート・デ・ニーロ 誕生日 1943/8/17 出身 米ニューヨーク 10歳の時から演技学校で学び、16歳の時に俳優指導者ステラ・アドラーに師事する。 同時にニューヨーク・アクターズ・スタジオにも通い、オフ・ブロードウェイで活躍。 74年「ゴッドファーザーPART2」で若き日のコルレオーネ役を演じ、 アカデミー賞助演男優賞受賞。 80年「レイジング・ブル」でアカデミー賞主演男優賞受賞。 その後、ノミネートも4回されている。 93年「ブロンクス物語/愛につつまれた街」で監督デビュー。 出演作 1965年「マンハッタンの哀愁」 1968年「ロバート・デ・ニーロのブルー・マンハッタン/黄昏のニューヨーク」 1969年「御婚礼ウェディング・パーティー」 1970年「血塗れのギャング・ママ」       「ブルー・マンハッタンT/哀愁の摩天楼」 1971年「わが心の天使」「生き残るヤツ」       「ロバート・デ・ニーロのスワップ」 1973年「バング・ザ・ドラム」「ミーン・ストリート」 1974年「ゴッドファーザーPART2」◆ 1976年「1900年」「タクシードライバー」「ラスト・タイクーン」 1977年「ニューヨーク・ニューヨーク」 1978年「ディア・ハンター」 1980年「レイジング・ブル」◇ 1981年「告白」 1982年「エリア・カザンの肖像」 1983年「キング・オブ・コメディ」 1984年「恋に落ちて」       「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」 1985年「未来世紀ブラジル」 1986年「ミッション」 1987年「アンタッチャブル」◆「エンゼル・ハート」       「ディア・アメリカ/戦場からの手紙」(声) 1988年「ミッドナイト・ラン」 1989年「俺たちは天使じゃない」「ジャックナイフ」 1990年「アイリスへの手紙」「グッドフェローズ」       「レナードの朝」 1991年「ケープ・フィアー」◇「真実の瞬間」       「ハート・オブ・ダークネス/コッポラの黙示録」       「バックドラフト」「ミストレス」 1992年「ナイト・アンド・ザ・シティ」 1993年「恋に落ちたら」「ブロンクス物語/愛に包まれた街」       「ボーイズ・ライフ」 1994年「フランケンシュタイン」◇ 1995年「カジノ」◇「ヒート」◇「百一夜」 1996年「マイ・ルーム」「ザ・ファン」◇「スリーパーズ」◆ 1997年「噂の真相/ワグ・ザ・ドッグ」「大いなる遺産」       「コップランド」◇「ジャッキー・ブラウン」◇ 1998年「RONIN」◇ 1999年「アナライズ・ミー」◇「フローレス」◇ 2000年「ミート・ザ・ペアレンツ」◇「ザ・ダイバー」◇       「ロッキー・アンド・ブルウィンクル」 2001年「15ミニッツ」◇「スコア」◇ 2002年「ショウタイム」◇「容疑者」◇「アナライズ・ユー」◇ 2004年「ミート・ザ・ペアレンツ2」◇「アダム−神の使い 悪魔の子−」◇ 2005年「ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ」◇「RENT/レント」 2006年「アーサーとミニモイの不思議な国」(声)「グッド・シェパード」 2008年「トラブル・イン・ハリウッド」 2010年「マチューテ」「ストーン」 User Rating: 6.9/10( 18 votes) IMDb オトーサン、 「会場からの拍手がすごかったなぁ」 地元NYの俳優ということもあるでしょう。 User Reviews doctorlightningさん United States 2005年9月13日 いいインタビュアーだが、当たり外れはある ジェームズ・リプトンは、ニューヨーク大学の映画と演技の素敵な教授だ。 トーク番組「アクターズ・スタジオ」で、有名俳優らに、 演技のプロセスについてインタビューしている。 彼が質問すると、有名俳優からは、陽気なレスポンスが返ってくる。 そして、最後に学生たちとの質疑応答がある。 コメディアン、ウィル・フェレルの死を考えなくても想像つくが、 リプトンは、「サタデー・ナイト・ライブ」をマネしている。 彼が、全力投球したときには、素晴らしいインタビューになる。 面白かったのは、ロバート・デ・ニーロ、メリル・ストリープ、マーティン・スコセッシ、 ロビン・ウィリアムス、トム・ハンクス、そしてスティ−ブン・スピルバーグへのインタビューだった。 だが、時に学生らの質問のほうが良い場合もある。 リプトンよりも、人生がかかっているからだ。 何人かは、まだ、キャリア形成の途中か、 頭をひねりながら、なんで、彼が出演できるようになったんだ? だが、大部分、興味深いプログラムであることは間違いない。 哀しいことに、映画狂は、いつもお気に入りの役者が その演技手法やプロセスについて語るのを夢想している。 時にナンセンスなときもあるが、愉快なゲストが補ってくれている。 オトーサン、 「そう、もう1回出演してほしいね」 "Mr Refinement"とあるのは、デニーロが好きな言葉はと聞かれて、 洗練(Refinement)と答えたからでしょう。 Miching Mallechoさん 2008年7月26日 「Mr Refinement」 1998年に収録されたものです。 ロバート・デ・ニーロの回だけあって、 話題の中心は演技の方法論。 役作りへのアプローチの仕方、 様々な即興のやり方、監督との関係、 現場での過ごし方など、技術的な話が多いです。 出演作品のエピソードとしては、 マーティン・スコセッシ監督と組んだ 「ミーン・ストリート」や「タクシードライバー」、 「レイジング・ブル」、「グッドフェローズ」 などが話題になります。 デ・ニーロ曰く、スコセッシ監督は動きがカニみたいだそうです。 もちろん「ゴッドファーザーPART2」も話題になりますし、 初監督作品の「ブロンクス物語」もふれられます。 残念なのは、1998年ということで、その後よく出演するようになる コメディー作品の話題がないことでしょうか。 もう一回ゲスト出演することになったら (トム・ハンクスが2回出てるから十分あり得ると思います)、 コメディーへの取り組み方についても語って欲しいです。 今DISCASではこのシリーズのDVDが9種類あります。 この9人のゲストの中で誰の回がいちばんオススメか、ってきかれたら、 私の答えはクリント・イーストウッドです。


アクターズ・スタジオ ポール・ニューマン

オトーサン、 「やぁ、借りてよかったなぁ」 アル・パチーノのを見て、借りたのですが、 まさか、この名シリーズの記念すべき第1回だったとは。 原題:Paul Newman (TV 1994) 監督:Jeff Wurtz 脚本:James Lioton Genre:Talk-Show 上映時間:61分 あらすじ: アクターズ・スタジオは、1947年エリア・カザンらが設立した。 52年、リー・ストラスバーグが芸術監督に就任して有名になった。 学んだ俳優は錚々たる面々だ。 マーロン・ブランド、ポール・ニューマン、アル・パチーノ、マリリン・モンロー、 ジェーン・フォンダ、ジェームズ・ディーン、ダスティン・ホフマン、ロバート・デ・ニーロ、 ジャック・ニコルソン、スティーブ・マックイーン、ジュリア・ロバーツ... ニューヨーク大学教授ジェームズ・リプトンが、 演技や演出を学ぶ学生たちの前で、第一線で活躍中の映画人にインタビュー。 事前に500問が準備されており、 幼年時代、舞台や映画デビューの経緯、出演作とそのトリビアと多岐にわたる。 学生との質疑応答もあって、学術的な側面もある。 出演者: James Lipton ... Host Paul Newman ... Himself Joanne Woodward ... Herself Marlon Brando ... Himself (資料映像) Orson Welles ... Himself (資料映像) Eria Kazan ... Himself (資料映像)  オトーサン、 「へぇ、アクターズ・スタジオの代表だったんだ」 そういう立場もあったのでしょうが、ユーモアたっぷり。 演技してみせたり、真似したり、サービス精神旺盛でした。 PAUL NEWMAN  ポール・ニューマン 誕生日 1925/1/26-2008/9/26 出身 米オハイオ州クリーブランド 大きな運動具店の息子として生まれたが、家業は継がず、 ケニヨン・カレッジからイェール大学に進学。 52年にアクターズ・スタジオに入学。 54年「銀の盃」で映画デビューを飾るが、 第二のマーロン・ブランドと言われることを嫌い、映画界を去るが、 56年「傷だらけの栄光」で復帰。 「熱いトタン屋根の猫」「ハスラー」「ハッド」「暴力脱獄」でアカデミー賞にノミネートされ、 「ハスラー2」でアカデミー主演男優賞を受賞した。 初監督は68年「レーチェル・レーサー」。 妻はジョアン・ウッドワード。 長男を麻薬中毒でなくし、麻薬撲滅運動にも参加した。2007年に引退。 出演作 1954年「銀の盃」 1956年「傷だらけの栄光」 1957年「追憶」 1958年「長く熱い夜」「左ききの拳銃」「熱いトタン屋根の猫」 1959年「都会のジャングル」 1960年「孤独な関係」「栄光への脱出」 1961年「パリの旅愁」「ハスラー」 1962年「渇いた太陽」「青年」 1963年「ハッド」「パリが恋するとき」「逆転」 1964年「暴行」「何という行き方!」 1965年「レディL」 1966年「動く標的」「引き裂かれたカーテン」 1967年「太陽の中の対決」「暴力脱獄」 1968年「脱走大作戦」 1969年「レーサー」「明日に向って撃て!」 1971年「わが緑の大地」       「マシンに賭ける男の夢/デッドヒート」 1972年「ロイ・ビーン」 1973年「スティング」「マッキントッシュの男」       「タワーリング・インフェルノ」 1975年「新・動く標的」 1976年「ピック・アメリカン」「サイレント・ムービー」 1977年「スラップ・ショット」 1979年「クインテット」 1980年「世界崩壊の序曲」 1981年「アパッチ砦ブロンクス」「スクープ・悪意の不在」 1982年「評決」 1984年「ハリー&サン」 1986年「ハスラー2」アカデミー主演男優賞 1989年「ブレイズ」「シャドー・メーカーズ」 1990年「ミスター&ミセス・ブリッジ」 1994年「未来は今」「ノーバディーズ・フール」       「マジック・アワー」 1998年「トワイライト」◇ 1999年「メッセージ・イン・ア・ボトル」◇ 2000年「ゲット・ア・チャンス」◇ 2002年「ロード・トゥ・パーディション」 2006年「カーズ」(声) User Rating: 7.3/10( 10 votes) IMDb オトーサン、 「うーん、タメになるなぁ」 エリア・カザンの見事な演出法が紹介されていました。 演技と演技のつなぎ方として、沈黙が普通ですが、 ペースを変えるのです。 User Reviews El Guapo-2さん United States 2003年9月29日 映画、TV、舞台の巨人たちが、番組にやってきて、 彼らの映画づくりの技術やその役者人生について語っている。 私は、クリント・イーストウッドを見たいと思っている。 デ・ニーロやマイク・ニコラスは見ている。 ジュリア・ロバーツ、シャロン・ストーン、マイク・マイヤーズのも見たい。 娯楽産業の巨人たちだ。 シャロン・ストーン? 彼女は、インタビューで 「氷の微笑」で名声を得たことに不満を洩らしている。 寝ているときに、どういうわけか、陰部が露出したのだ。 (記録によると、ポール・バーホーベン監督がそう仕向けてはいないという!) ジェームズ・リプトンの名優へのインタビューは、最高だ。 最悪なのは、頭の悪い役者へのもの。 なかでも、有名なせりふを言って、びっくりさせたり、 踊ってくれと言うあたりだ。 思うに、彼のインタビューで最高なのは、ビリー・ジョエルのもの。 見るべし! オトーサン、 「夫婦円満の秘訣...思わず笑いました」 結婚する前も、結婚してからも、いまも...苦労の連続さ。 Miching Mallecho さん 2008年7月25日 記念すべき第一回目 十数年続いている番組の一回目ってことで、 いろいろ楽しいところがあります。 まず司会者のジェームズ・リプトン。 今ではトレードマークのヒゲがありません。 眼鏡も、たまに老眼鏡をかけますが、基本的に無しです。 初回だけに、まだ段取りのよさみたいなものも無くて、 オロオロしてちょっと頼りないジェームズ・リプトン。 このあと様々な番組上のお約束ごとができていくことを考えると、 なんだか感慨深いものがあります。 お得意のリサーチ・オタク振りも、乞うご期待って感じで まだ鳴りをひそめています。 質問する内容やタイミングなんかも手探り状態。 毎回恒例の10の質問も今のとちょっと違います。 ゲストのポール・ニューマンは、謙遜した言葉が目立ちます。 自分には演技の才能が無いとか、 あのときの演技はダメだったとか、 あの作品は映画よりも舞台向きだったとか、 ネガティブなコメントがたくさん出てくるので、 客席のエレン・バースティンから「もう一度ちゃんと観てみなさいよ」とか つっこまれたりしてます。 ニューマン曰く、tenaciouness(あきらめずにコツコツ頑張り続けること)が大事。 才能は無かったけど、とにかくしつこく努力を続けてきたそうです。 だから、才能があるのにそれで満足して努力してない人を見ると、 無性に腹立たしいそうです。 教室に移動してからの語らいでは、 長年夫婦円満の秘訣を質問されての答えがナイスでした。 未放映シーンは、笑えるエピソードが多いです。 また第一回目ということで、 このDVDシリーズ全体の簡単なイントロダクションもついてます。 もちろんジェームズ・リプトンによるイントロダクションです。


アクターズ・スタジオ アル・パチーノ

オトーサン、 「こりゃ、いいね」 このところ、アル・パチーノの作品をみてきました。 最後に、このインタビューのDVDにめぐりあいました。 付録映像が、また実に愉快でした。 買ったばかりの白いBMWを盗まれたとか、 レストランの脇に置いた大事な自転車が 食事の3口目に、あっという間に盗まれたとか... 原題:Inside the Actors Studio (2006) 監督:Jeff Wurtz 脚本:James Lioton Genre:Talk-Show 上映時間:92分 あらすじ: アクターズ・スタジオは、1947年エリア・カザンらが設立した。 52年、リー・ストラスバーグが芸術監督に就任して有名になった。 学んだ俳優は錚々たる面々だ。 マーロン・ブランド、ポール・ニューマン、アル・パチーノ、マリリン・モンロー、 ジェーン・フォンダ、ジェームズ・ディーン、ダスティン・ホフマン、ロバート・デ・ニーロ、 ジャック・ニコルソン、スティーブ・マックイーン、ジュリア・ロバーツ... ニューヨーク大学教授ジェームズ・リプトンが、 演技、演出、脚本を学ぶ学生たちの前で、第一線で活躍中の映画人にインタビュー。 事前に500問が準備されており、修士課程の学生との質疑応答もある。 私生活、映画デビューの経緯、出演作とそのトリビアなど多岐にわたる。 出演者: Al Pacino .... himself James Lioton .... himself Ellen Burstyn .... herself Lee Strasberg .... himself(資料映像) オトーサン、 「素顔のアルも、いいね」 エレン・バースティンは、名女優で、 インタビュー時点で、アルと同様、アクターズ・スタジオの副学長だった。 1994年以降、アル、ハーヴェイ・カイテルと並んで共同代表になっている。 ジェームズ・リプトンは、副代表になっている。 AL PACINO アル・パチーノ 誕生日 1940/4/25 出身 米ニューヨーク州イーストハーレム 69年「ナタリーの朝」で映画デビュー。 72年「ゴッドファーザー」、90年「ディック・トレイシー」、92年「摩天楼を夢みて」で アカデミー賞助演男優賞にノミネート。 73年「セルピコ」、74年「ゴッドファーザーPART2」、75年「狼たちの午後」、 79年「ジャスティス」でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされる。 92年「セント・オブ・ウーマン 夢の香り」でアカデミー賞主演男優賞受賞。 96年「リチャードを探して」で初監督。 出演作 1969年「ナタリーの朝」 1971年「哀しみの街角」 1972年「ゴッド・ファーザー」 1973年「スケアクロウ」「セルピコ」 1974年「ゴッド・ファーザーPART2」 1975年「狼たちの午後」 1977年「ボビー・デアフィールド」 1979年「ジャスティス」 1980年「クルージング」 1982年「喝采の陰で」 1983年「スカーフェイス」 1985年「レボリューション めぐり逢い」 1989年「シー・オブ・ラブ」 1990年「ゴッド・ファーザーPART3」「ディック・トレーシー」 1991年「イン・ベッド・ウイズ・マドンナ」       「恋のためらい/フランキーとジョニー」 1992年「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」◇       「摩天楼を夢見て」 1993年「カリートの道」 1995年「ヒート」◇「アル・パチーノ/天国の約束」 1996年「訣別の街」「アル・パチーノのリチャードを探して」 1997年「ディアポロス」◇「フェイク」◇ 1998年「チャイニーズ・コーヒー」 1999年「エニイ・ギブン・サンデー」◇「インサイダー」◇ 2002年「インソムニア」「ニューヨーク 最後の日々」◇「シモーヌ」◇ 2003年「リクルート」◇「ジーリ」 2004年「ヴェニスの商人」◇ 2005年「トゥー・フォー・ザ・マネー」◇ 2007年「オーシャンズ13」◆「88ミニッツ」 ELLEN BURSTYN  エレン・バースティン 誕生日 1932/12/7 出身 米ミシガン州デトロイト 高校中退後、テキサスでモデルとなり結婚。 離婚後、モントリオールでダンサーとして働いた後、 ニューヨークへ出てTVコマーシャルやソープ・ドラマの端役。 57年、エレン・マクレーの名で、ブロードウェイの舞台にデビュー。 64年「踊れ!サーフィン」で映画デビュー。 71年「ラスト・ショー」でアカデミー賞ノミネート。 73年「エクソシスト」でアカデミー主演女優賞ノミネート。 75年「アリスの恋」でアカデミー賞主演女優賞受賞。 78年「セイム・タイム、ネクスト・イヤー」、80年「レザレクション/復活」、 2000年「レクイエム・フォー・ドリーム」でもアカデミー賞にノミネート。 出演作 1964年「踊れ!サーフィン」「さよならチャーリー」 1970年「北回帰船」 1971年「ラスト・ショー」 1973年「エクソシスト」 1974年「ハリーとトント」 1975年「アリスの恋」 1977年「プロビデンス」 1978年「女の叫び」「セイム・タイム、ネクスト・イヤー」 1980年「レザレクション・復活」 1984年「ジェノサイド・ストーム」 1985年「燃えてふたたび」 1987年「ディア・アメリカ」(声) 1988年「ハンナ・セネシュ」 1991年「愛の選択」 1992年「セメタリー・クラブ」 1994年「男が女を愛する時」 1995年「キルトに綴る愛」「最高のルームメイト」       「ベビー・シッターズ・クラブ」 1996年「この森で、天使はバスを降りた」 1997年「ライアー」 1999年「マイ・ハート,マイ・ラブ」◆ 2000年「レクイエム・フォー・ドリーム」◇       「クライム・アンド・パニッシュメント」◆「裏切り者」◆ 2002年「ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密」 2006年「ファウンテン 永遠に続く愛」「ウィッカーマン」 2008年「やさしい嘘と贈り物」 その他の出演者: Francis Ford Coppola .... himself(資料映像) Sidney Lumet .... himself(資料映像) Robert De Niro .... himself(資料映像) Kevin Spacy .... himself(資料映像) User Rating: 8.8/10( 1,359 votes) IMDb オトーサン、 「すごい!アメリカの奥行を感じる」 こんなすごいのが、TVで放映されているとは。 バラエテイばやりのTV局の猛省を望みます。 User Reviews Opion8dさん SC 2002年6月30日 アクターズ・スタジオの内幕 このインタビュー・シリーズを何回も見たわけではないが、 素晴らしかった。 こいつはいい。 セレブの私生活に踏み込むのではなく、 出演作について議論するからだ。 ホストのジェームズ・リプトンが、すばらしい。 実に適切な質問をする。 私が見たとき、何人かがインタビューされていた。 スティーブン・スピルバーグ、ジャック・レモン、ジェシカ・パーカー、 アンソニー・ホプキンス、ベン・アフレック、そしてトム・ハンクスだ。 完成した俳優たちの別の側面をみることができる。 このインタビューを見るまえは、 私は、なぜか、サラ・ジェシカ・パーカーがキライだった。 「セックス・イン・ザ・シテイ」で演じるキャラがキライだった。 (お金持ちで、洋服に目がなく、スポイルされている) だが、このインタビューを見た後。 彼女が貧乏のなか、女優になりたい夢を持っていたことを知った。 見かけとは違う女性だった。 もがいていたのだ。 ジャック・レモンは、インタビューで、アル中だったと告白した。 本当に感動した。 深みのあるショウだった。 もうひとつ、いい点は、ジェームズ・リプトンがそれぞれの俳優たちの 出演作について、ひとつずつ取り上げていくことだ。 映画や俳優の仕事について興味のあるひとには、 すばらしいショウだ。 10点満点で、9点だ。 オトーサン、 「親切なひとがいるもんだ」 DVDをみなくても、逐一、インタビューの模様が分かります。 おたんこなーすさん 2010年5月28日 〜アクターズ・スタジオ・インタビュー〜アル・パチーノ自らを語る。 ・前編 ジェームズ・リプトン。  「セルピコ」は、ブレグマンとシド二ールメット監督と組んだ作品です。 アル・パチーノ。  当時は、シド二ーをまったく知らなかったので、手探り状態だったよ。  でもすぐに彼を好きになった。  すごいエネルギーの持ち主なんだ。豊富な知識や技術にも驚かされた。  リハーサルは、舞台と同じで作品1本を通してやる。  弱音をはくと、”いつか私に感謝する”と。 ジェームズ・リプトン。  次に、ルメット。ブレグマンと組んだのが、「狼たちの午後」。  この作品で3度目のアカデミー賞候補に。  あなたは、風変わりな役を演じることが多い。  この役は特に。評論家R・エバートによると”主人公ソニーは「カンバセーション・・・盗聴・・・」”  ”「ファイブ・イージー・ピーセス」の主役に劣らない”どのように役作りを? アル・パチーノ。  この役に限っては、実在する本人に会いたくなかった。自分の直感に従うことにしたんだ。  すでに自分の中にある感性や、周囲の人や事柄から感じとったものを彼に投影しようと決めた。  ある時シド二ーがこう言った。  ”これはソニーが輝いた1日だ”その言葉を聞いてピンときたんだ。  それで冒頭を撮り直した。当初はサングラスをかけて変装をしてたが、  ソニーは身を隠そうとは思っていない。むしろ自分をさらけ出したいんだと。  そうして、あの人物が誕生した。  だが、あとで撮り直しが出た時演じられなかった。  撮影最終日に役がどこかへ飛び去ってた。まるで霊体験だ。  幸運な時は役が自分に降りてくる。  そうでない時は・・・ひたすら悩む。 おたんこなーすさん 2010年6月5日 〜アクターズ・スタジオ・インタビュー〜アル・パチーノ自らを語る。 ・後編 ジェームズ・リプトン。  2004年には、エミー賞と、ゴールデン・グローブ賞の2冠に輝きました。  ロイ・コーンを演じた「エンジェルズ・イン・アメリカ」マイク・ニコルズ監督の話から伺います。  彼は本番前にリハーサルをしますか?それは、役に立ちましたか? アル・パチーノ。  マイクと脚本のトニー・クシュナーほど頭のいい人に会ったことがない。  もちろん。あなたも。近くにいると、自分まで賢く思える。  マイクは鋭い洞察力と監督としての技量で、現場に独特な空気を作り出すんだ。  彼と何気なく話をしていると、いつのまにかシーンに入ってる。  自然な流れでね。それに、リハーサルでは細かい指示はない。  それは、マイクが初めから的確な配役をしているからだ。  役者がどう頑張っても配役が間違っていると、最高の結果は出ない、  だから監督の役目は、役にふさわしい役者を見極めることだ。 ジェームズ・リプトン。  あるゲストがこう言っていました。”マイクの演出はさりげなく、自分でやったと錯覚するほどだ” アル・パチーノ。  その通りだ。 ジェームズ・リプトン。  見事な演出ですね。 アル・パチーノ。  彼は”こうしたらどうかな”といろいろ試される。最初から欲しい演技は決まっているのにね。  そうして、誘導してくれる。すばらしい監督だよ。 オトーサン、 「ここにも、親切なひとがいる」 スタニスラフスキー・システム、 メソッド演技について   1900年代はじめに、当時、世界でもトップクラスの劇団「モスクワ芸術座」の 俳優・演出家・演技教師だったスタニスラフスキーによって、システムは創られました。 その後、方法論がアメリカに渡り、 アクターズ・スタジオなどで「ザ・メソッド・アクティング」として独自の発展を続けています。 そのポイント: ・「感情開放」 想像の世界を信じる」のをさまたげる躊躇・理性・自意識・緊張を取る。 ・状況やセリフを信じ、心が影響されやすくする。 ・演技で使える、想像力・集中力を高める。 ・本の読解力を上げる。表面的な解釈でなく、深層心理を気づかす。 ・演技で陥ってしまう失敗の予防。自分の経験だけでは気付かない事を教える。 ・自分に何が欠けていて、どんな訓練をすればいいか気付く。癖を取り、個性を伸ばす。 ・演技・演劇・芸術・社会・人間について認識を深める。 ・キャラクターへの変身


天国の約束

オトーサン、 「こんな役やってるんだ」 名優アル・パチーノ、55歳のときの出演作。 死期が近い老人を演じています。 原題:Two Bits (1995) 監督:James Foley 脚本:Joseph Stefano Genre:Drama 上映時間:85分 あらすじ: ジェンナーロは、12歳。 祖父ガエタノは、死期が近い。 いつも裏庭の椅子に座っている。 映画館ラ・パロマが、新装オープン。 ジェンナーロは、入場料の25セントが欲しいが、 貧しい母子家庭だから、母ルイザにはそんな余裕はない。 唯一の可能性は、祖父の言葉だ。 おれが死んだら25セントやるぞ。 だが、ジェンナーロは、大好きな祖父に死んでもらいたくない。 そこで、自分で稼ごうと、職探しに出かけていくのだが... 出演者: Jerry Barone ... Gennaro Spirito(ジェンナーロ) Mary Elizabeth Mastrantonio ... Luisa Spirito(ルイザ) Al Pacino ... Gitano Sabatoni(ガエタノ) オトーサン、 「物足りないな」 やはり、裏庭に座ってばかりいるのでは、 いかに名優とはいえ、演技の幅が狭くなります。 ジェンナーロ役の少年が可愛かったです。 AL PACINO アル・パチーノ 誕生日 1940/4/25 出身 米ニューヨーク州イーストハーレム 69年「ナタリーの朝」で映画デビュー。 72年「ゴッドファーザー」、90年「ディック・トレイシー」、92年「摩天楼を夢みて」で アカデミー賞助演男優賞にノミネート。 73年「セルピコ」、74年「ゴッドファーザーPART2」、75年「狼たちの午後」、 79年「ジャスティス」でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされる。 92年「セント・オブ・ウーマン 夢の香り」でアカデミー賞主演男優賞受賞。 96年「リチャードを探して」で初監督。 出演作 1969年「ナタリーの朝」 1971年「哀しみの街角」 1972年「ゴッド・ファーザー」 1973年「スケアクロウ」「セルピコ」 1974年「ゴッド・ファーザーPART2」 1975年「狼たちの午後」 1977年「ボビー・デアフィールド」 1979年「ジャスティス」 1980年「クルージング」 1982年「喝采の陰で」 1983年「スカーフェイス」 1985年「レボリューション めぐり逢い」 1989年「シー・オブ・ラブ」 1990年「ゴッド・ファーザーPART3」「ディック・トレーシー」 1991年「イン・ベッド・ウイズ・マドンナ」       「恋のためらい/フランキーとジョニー」 1992年「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」◇       「摩天楼を夢見て」 1993年「カリートの道」 1995年「ヒート」◇「アル・パチーノ/天国の約束」 1996年「訣別の街」「アル・パチーノのリチャードを探して」 1997年「ディアポロス」◇「フェイク」◇ 1998年「チャイニーズ・コーヒー」 1999年「エニイ・ギブン・サンデー」◇「インサイダー」◇ 2002年「インソムニア」「ニューヨーク 最後の日々」◇「シモーヌ」◇ 2003年「リクルート」◇「ジーリ」 2004年「ヴェニスの商人」◇ 2005年「トゥー・フォー・ザ・マネー」◇ 2007年「オーシャンズ13」◆「88ミニッツ」 その他の出演者: Patrick Borriello ... Tullio Andy Romano ... Dr. Bruna Donna Mitchell ... Mrs. Bruna Mary Lou Rosato ... Aunt Carmela Joe Grifasi ... Uncle Joe Rosemary De Angelis ... Mrs. Conte Ron McLarty ... Irish Charley Scalies ... Ballyhoo Driver Joanna Merlin ... Guendolina Geoff Pierson ... Dr. Wilson Karen Shallo ... Woman in Red Nick Discenza ... Father of Deceased User Rating: 6.1/10( 1,505 votes) IMDb User Rating: 9.0/10(   72 votes) Yahoo! オトーサン、 「あ、あのシーンだ!」 映画フアンには堪らないシーンがあります。 冒頭、映画館ラ・パロマで上映される作品の紹介がありますが、 それらのすべてが、大恐慌時代のヒット作なのです。 User Reviews ccthemovieman-1さん Lockport, NY, United States 2006年9月4日 素敵なのに評価の低すぎる映画。 この映画、私の持っている外国映画を思い出させる。 素敵なお話のおだやかな映画だ。 善人と悪人の対決も、アクションも、流血も、セックスもない。 大恐慌時代の南フィラデルフィアの日々の話だけ。 主人公は、少年ジェンナーロ、映画をみたくて、 何とか、25セント(two bits)を手にいれたがっている。 死期が近い祖父役をアル・パチーノが好演している。 話が進むなかで、12歳の少年は、さまざまなひとびとや出来事に遭遇する。 アル・パチーノは、普通の祖父のするようなアドバイスや 聖書にもとづくアドバイスをする。 ("神様は、良い行いをするたびに、天国で家をつくるための煉瓦をくれるんだ。 だけど、悪い行いをすると、ひとつひとつ取り上げるんだよ) アル・パチーノがこんな役を引き受けるとはという声もある。 そういうひとは、彼に警官役しか期待していないのだ。 そう、彼は名優で、この映画では、ちがって才能をみせてくれる。 この映画、魅力的で素敵なお話だ。 良い本のように、一度読みはじめたら、中断できなくなる。 84分しかないが、ちょうどよい。 若干の冒涜的なせいふもあるが、 この映画、ご家族にすすめたい。 心乱れる医師とその妻の話は、感動的だ。 全体として、この映画、楽しめた。 いま、DVDが発売されたのも、嬉しい。 オトーサン、 「25セント=two bitsですって」 redhot_shiri_pepperさん 2006年11月22日 最高にハートフル 邦題は「天国の約束」ですが、原題は「TWO BITS」。 このタイトルには意味があり、 何故こんなわけのわからない邦題にしたのか甚だ疑問。 それはさておき、 話もさることながら、映像的にもウォーミングな感じがあり、 全編通してハートフルな作品だと思います。 本当に素敵な作品なので、ぜひ。


喝采の陰で

オトーサン、 「変わった役だなぁ」 アル・パチーノ版の「クレイマー、クレイマー」です。 こういう役も見事にこなすなんて、流石に名優です。 原題:Author! Author! (1982) 監督:Arthur Hiller 脚本:Israel Horovitz Genre:Comedy / Drama / Family / Romance 上映時間:110分 あらすじ: アイヴァンは、ブロードウェイの劇作家。 日夜、タイプライターと悪戦苦闘している。 妻のグローリアは、そんな彼に疑問を抱き、 子供を残して愛人のもとに走ってしまう。 5人の子供の面倒をみなければならないし、仕事もうまくいかない。 そんな折、ハリウッドから彼の劇に主演するためにやって来た 人気女優アリスとの恋がはじまる。 出演者: Al Pacino ... Ivan Travalian(アイヴァン) Dyan Cannon ... Alice Detroit(アリス) Tuesday Weld ... Gloria Travalian(グローリア) オトーサン、 「若いなぁ、42歳か」 AL PACINO アル・パチーノ 誕生日 1940/4/25 出身 米ニューヨーク州イーストハーレム 69年「ナタリーの朝」で映画デビュー。 72年「ゴッドファーザー」、90年「ディック・トレイシー」、92年「摩天楼を夢みて」で アカデミー賞助演男優賞にノミネート。 73年「セルピコ」、74年「ゴッドファーザーPART2」、75年「狼たちの午後」、 79年「ジャスティス」でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされる。 92年「セント・オブ・ウーマン 夢の香り」でアカデミー賞主演男優賞受賞。 96年「リチャードを探して」で初監督。 出演作 1969年「ナタリーの朝」 1971年「哀しみの街角」 1972年「ゴッド・ファーザー」 1973年「スケアクロウ」「セルピコ」 1974年「ゴッド・ファーザーPART2」 1975年「狼たちの午後」 1977年「ボビー・デアフィールド」 1979年「ジャスティス」 1980年「クルージング」 1982年「喝采の陰で」 1983年「スカーフェイス」 1985年「レボリューション めぐり逢い」 1989年「シー・オブ・ラブ」 1990年「ゴッド・ファーザーPART3」「ディック・トレーシー」 1991年「イン・ベッド・ウイズ・マドンナ」      「恋のためらい/フランキーとジョニー」 1992年「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」◇      「摩天楼を夢見て」 1993年「カリートの道」 1995年「ヒート」◇「アル・パチーノ/天国の約束」 1996年「訣別の街」「アル・パチーノのリチャードを探して」 1997年「ディアポロス」◇「フェイク」◇ 1998年「チャイニーズ・コーヒー」 1999年「エニイ・ギブン・サンデー」◇「インサイダー」◇ 2002年「インソムニア」「ニューヨーク 最後の日々」◇「シモーヌ」◇ 2003年「リクルート」◇「ジーリ」 2004年「ヴェニスの商人」◇ 2005年「トゥー・フォー・ザ・マネー」◇ 2007年「オーシャンズ13」◆「88ミニッツ」 その他の出演者: Bob Dishy ... Finestein Bob Elliott ... Patrick Dickler Ray Goulding ... Jackie Dicker Eric Gurry ... Igor Elva Josephson ... Bonnie (as Elva Leff) B.J. Barie ... Spike Ari Meyers ... Debbie Benjamin H. Carlin ... Geraldo Alan King ... Kreplich Ken Sylk ... Roger Slessinger James Tolkan ... Lt. Glass Tony Munafo ... Officer Kapinsky User Rating: 5.9/10( 2,477 votes) IMDb User Rating: 8.5/10( 36 votes) Yahoo! オトーサン、 「評価が分かれたなぁ」 アル・パチーノに何を期待するかで変わるようです。 User Reviews Lee Eisenbergさん Portland, Oregon, USA 2006年4月25日 そうか、アル・パチーノは、コメディも巧いんだ シアリアスな役を一休みして、 アル・パチーノは、この軽いコメディに主演している。 劇作家アイヴァンは、台本づくりに悪戦苦闘しつつ、 子供たちやその友人らを育てなければならない。 ある意味で、この映画は、娯楽目的でつくられているように見えるが、 特殊なライフスタイルの栄枯盛衰をみるだけでも、興味ある。 どう考えても傑作ではないが、見る価値がある。 (勿論、アル・パチーノの最高傑作でもない) 「ゴッドファーザー:のマイケル・コルレオーネや トニー・モンタナがコメディを演じるようなものだ。 だが、映画が終わったとき、喝采するかは疑わしい。 ダイアン・キャノン、チューズデイ・ウェルド、アラン・キングも出演している。 オトーサン、 「意見がちがうなぁ」 子供を捨てて出ていくグローリアは、鼻持ちならないと思いました。 こういうのを自分勝手というのです。 ぶわつさん 2006年1月10日 5人の子供の親父を演じるアル・パチーノ っていうのと、カバージャケットに何となく惹かれて観てみました。 若き日(・・・といっても、当時42歳くらい)のアル・パチーノが こんな役も演じてたのかぁという軽い驚きも手伝ってか、 なかなか印象に残る作品となりました。 とにかく、後味がすごく良かったですね。 この2日ほど前に観た『ボーイズ・ドント・クライ』の後味悪さが中和された気分です。 アル・パチーノ、意外にハマってました。 5人の子供達も良かった。 ただ、勝手に家を出て行った妻が、 必要以上に嫌な女として描かれすぎてるような気がして、 そこだけがやや引っ掛かりました。 あと、邦題が『喝采の陰で』となっていますが、 原題は『Author! Author!』。この意味はラストでわかります。 オレは思わずなるほどなあと思ってしまいました。 舞台をよく観る方ならお馴染みの言葉なんかな? ともあれ、なかなか心温まる佳作だと思います。 興味のある方は、ぜひ。


シー・オブ・ラブ

オトーサン、 「これも、アル・パチーノ主演作だな」 アカデミー賞を次々と受賞した全盛期の作品のひとつです。 原題:Sea of Love (1989) 監督:Harold Becker 脚本:Richard Price Genre:Crime / Thriller / Drama 上映時間:113分 あらすじ: フランクは、NY市警の刑事だ。 全裸の男性が銃で撃ち殺される殺人事件を担当する。 ブロンクスの刑事シャーマンがやってきて、同じ手口の殺人事件があったと告げる。 2人はコンビを組み、捜査するが、間もなく3人目の犠牲者が発見される。 どうも被害者は、雑誌に載った恋人募集広告に釣られて犠牲になったようだ。 そこで、おとり捜査を開始することに。 返事してきた女性たちと1人ずつレストランで食事をし、 グラスについた指紋を手がかりに容疑者を割り出すことにする... 出演者: Al Pacino ... Det. Frank Keller(フランク刑事) Ellen Barkin ... Helen Cruger(ヘレン) John Goodman ... Det. Sherman(シャーマン刑事) Michael Rooker ... Terry(テリー) オトーサン、 「共演者もいいね」 演技派美人女優エレン・バーキン、 デブで憎めないジョン・グッドマン。 AL PACINO アル・パチーノ 誕生日 1940/4/25 出身 米ニューヨーク州イーストハーレム 69年「ナタリーの朝」で映画デビュー。 72年「ゴッドファーザー」、90年「ディック・トレイシー」、92年「摩天楼を夢みて」で アカデミー賞助演男優賞にノミネート。 73年「セルピコ」、74年「ゴッドファーザーPART2」、75年「狼たちの午後」、 79年「ジャスティス」でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされる。 92年「セント・オブ・ウーマン 夢の香り」でアカデミー賞主演男優賞受賞。 96年「リチャードを探して」で初監督。 出演作 1969年「ナタリーの朝」 1971年「哀しみの街角」 1972年「ゴッド・ファーザー」 1973年「スケアクロウ」「セルピコ」 1974年「ゴッド・ファーザーPART2」 1975年「狼たちの午後」 1977年「ボビー・デアフィールド」 1979年「ジャスティス」 1980年「クルージング」 1982年「喝采の陰で」 1983年「スカーフェイス」 1985年「レボリューション めぐり逢い」 1989年「シー・オブ・ラブ」 1990年「ゴッド・ファーザーPART3」「ディック・トレーシー」 1991年「イン・ベッド・ウイズ・マドンナ」       「恋のためらい/フランキーとジョニー」 1992年「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」◇       「摩天楼を夢見て」 1993年「カリートの道」 1995年「ヒート」◇「アル・パチーノ/天国の約束」 1996年「訣別の街」「アル・パチーノのリチャードを探して」 1997年「ディアポロス」◇「フェイク」◇ 1998年「チャイニーズ・コーヒー」 1999年「エニイ・ギブン・サンデー」◇「インサイダー」◇ 2002年「インソムニア」「ニューヨーク 最後の日々」◇「シモーヌ」◇ 2003年「リクルート」◇「ジーリ」 2004年「ヴェニスの商人」◇ 2005年「トゥー・フォー・ザ・マネー」◇ 2007年「オーシャンズ13」◆「88ミニッツ」 ELLEN BARKIN  エレン・バーキン 誕生日 1954/4/16 出身 米ニューヨーク州ブロンクス ハンター大学で2年間、歴史を勉強する傍ら、 ロイド・リチャーズに3年間、演技を学ぶ。 その後、ウェイトレスを経て、80年に舞台作「IRISH COFFEE」でプロデビューし、 82年「ダイナー」で映画デビュー。 「ザ・ファン」ではブロック・バスター賞助演女優賞を手にした。 テレビでは、97年「翼があるなら」でゴールデングローブ賞にノミネート、エミー賞受賞。 88年に「シエスタ」で共演したガブリエル・バーンと結婚し、99年離婚。 2000年レブロンのオーナー、ロン・ペレルマンと再婚した。 出演作 1982年「ダイナー」 1983年「テンダー・マーシー」「エディ&ザ・クルーザーズ」 1984年「バカルー・バンザイの8次元ギャラクシー」「ハリー&サン」 1986年「デザート・ブルーム/キノコ雲と少女」「ダウン・バイ・ロー」 1987年「ビッグ・イージー」「シェスタ」「メイド・イン・ヘブン」 1989年「シー・オブ・ラブ」「ジョニー・ハンサム」 1991年「スウィッチ/素敵な彼女?」 1992年「お気にめすまま」 1993年「ボーイズ・ライフ」「白馬の伝説」 1995年「バッド・カンパニー/欲望の危険な罠」「ワイルド・ビル」 1996年「ザ・ファン」 1998年「ラスベガスをやっつけろ」◆ 1999年「わたしが美しくなった100の秘密」       「バウンティ・キッド」 2000年「クライム・アンド・パニッシュメント」「解・放・区」 2001年「恋する遺伝子」 2004年「おわらない物語 アビバの場合」「セレブの種」 2007年「オーシャンズ13」 2009年「クロッシング」 JOHN GOODMAN  ジョン・グッドマン 誕生日 1953/6/20 出身 米ミズーリ州セントルイス 91年「バートン・フィンク」でゴールデン・グローブ賞にノミネート。 出演作 1983年「愛に向かって走れ」「大奮戦サバイバル特訓」 1984年「ナーズの復讐」「チャド」「マリアの恋人」 1985年「スウィート・ドリーム」 1986年「ビッグ・イージー」「デビッド・バーンのトゥルー・ストーリー」 1987年「赤ちゃん泥棒」「バーグラー/危機一髪」 1988年「熱き愛に時は流れて」「パンチライン」 1989年「シー・オブ・ラブ」「オールウェイズ」 1990年「アラクノファビア」「ステラ」「ラルフ一世はアメリカ」 1991年「バートン・フィンク」 1992年「夢を生きた男/ザ・ベーブ」 1993年「マチネー/土曜の午後はキッスではじまる」       「ボーン・イエスタデイ」 1994年「フリントストーン/モダン石器時代」       「恐竜大行進」(声) 1995年「あなたに逢いたい」 1998年「ブルースブラザース2000」       「悪魔を憐れむ歌」「ビッグ・リボウスキ」 1999年「救命士」「ジャック・ブル 裁きの荒野」(TM)「デス・リミッツ」 2000年「コヨーテ・アグリー」「オー・ブラザー!」「2999年異性への旅」 2001年「ジュエルに気をつけろ!」「モンスターズ・インク」(声)       「ストーリーテリング」 2003年「ボブ・ディランの頭の中」 2004年「ビヨンドtheシー 〜夢見るように歌えば」 2007年「エバン・オールマイティ」「ビー・ムービー」(声) 2008年「スピード・レーサー」 その他の出演者: William Hickey ... Frank Keller Sr. Richard Jenkins ... Gruber Paul Calderon ... Serafino Gene Canfield ... Struk Larry Joshua ... Dargan John Spencer ... Lieutenant Christine Estabrook ... Gina Gallagher / Lonelyheart Barbara Baxley ... Miss Allen Patricia Barry ... Older Woman Mark Phelan ... Murdered Man Michael O'Neill ... Raymond Brown User Rating: 6.7/10( 14,182 votes) IMDb User Rating: 8.0/10( 396 votes) Yahoo! オトーサン、 「評価が分かれるかも」 ゴールデン・グローブ ノミネート ・男優賞(ドラマ) アル・パチーノ User Reviews ccthemovieman-1さん Lockport, NY, United States 2006年7月21日 友人よりも、好きだ。 友人たちが言う。 最初にみたときは、いい映画だった。 だが、その後、感激が冷める。 というのも、サスペンスが割れると重たい事実が待っているから。 だが、アル・パチーノ、エレン・バーキン、そしてジョン・グッドマンは、見応えがある。 私は、何度見ても楽しめた。 これは、サスペンス映画だ。 だが、マイケル・ルーカーやウィリアム・ヒッキーといった助演陣も素敵だ。 ルックスはやや硬いし、口も下品だと思ってきたが、 この映画のエレン・バーキンは、よく見えるし。セクシーだ。 パチーノ演じるフランク刑事がメロメロになるのもよくわかる。 特に、彼のアレの動きがすべてを物語っている。 だが、不倫のシーンがはじまると、教会通いのひとには、見せられなくなる。 主役3人は、みんな倫理的ではない。 この映画、2時間近くあってアクションが少ないとはいえ、 シートにしがみつかせるのは、娯楽価値が高いからだ。 なぜ、批評家が酷評するのか、分からない。 へい、いい娯楽映画だぜ。 それ以上、何を期待するんだ? オトーサン、 「よく観察しているなぁ」 ジーナさん 2010年9月10日 役者力 連続殺人事件の容疑者に惹かれてしまった刑事の苦悩を描いたラブサスペンスです。 おとり捜査のブラインドデートのシーンは笑いもあって楽しめましたし、 冒頭の検挙シーンもユニークな発想でGOODでした。 サミュエル・L・ジャクソンが冒頭にちょこっと登場しているのも驚きでした。 しかし何より面白みになっていたのは、 ちょこちょこ疑わしい女の行動が気になる刑事と 意味深なセリフや行動で不信感をあおる容疑者の女・・・この二人の絶妙なバランスですね。 正体をはっきりさせない不可解さがこの二人の間にあるからこそスリリングに観れたのだと思います。 華やかさとは無縁な上にネチネチ嫌味を言うような退屈な男を演じたアル・パチーノ・・・ 高級スーツに身を包んだいつもの渋い彼ではなく、 ヨレヨレの惨めなオッサンなのでラブストーリーと言えどホレボレする事はないでしょう(爆) ただ、イイ女を前にしてドキドキしたり恋愛に翻弄されアタフタしている姿は新鮮でキュートです。 特に彼女からプレゼントされた趣味の悪い靴を嬉しそうに履いて見せちゃうあたり可愛すぎです(笑) そんな中年オヤジのハートを奪ったのはビッチが十八番のエレン・バーキン(爆) 相変わらず品のない笑顔ですが、美脚が素晴らしかったです。 彼氏にヒョウ柄の靴を選ぶ品の悪さも最高です(笑) 衣装も時代は感じますが、彼女の色気を引き立たせるのに最適だったと思いますよ。 何はともあれ、この二人の円熟した魅力と成熟した演技があったからこそ 飽きずに鑑賞できたと言えるでしょう。 サブキャラでアシストしていたジョン・グッドマンの人間味あふれる温かい演技も良かったです。 重厚感や派手さはありませんし謎解きを楽しみたい方には物足りないでしょうが、 ニューヨークの雑多な雰囲気や耳に残る音楽など 落ち着いた趣を気軽に味わう事の出来る大人のラブ&サスペンスだと思います。


トゥー・フォー・ザ・マネー

オトーサン、 「これも、アル・パチーノ主演作」 TSUTAYA DISCASで借りた9本のひとつです。 彼の名演をじっくり鑑賞しました。 原題:Two for the Money (2005) 監督:D.J. Caruso 脚本:Dan Gilroy Genre:Drama / Sport / Thriller Rated R for pervasive language, a scene of sexuality and a violent act. 上映時間:122分 あらすじ: ブランドンは、元花形フットボール選手、 いまは、スポーツ情報屋になっている。 NYのスポーツ情報会社の経営者ウォルターに 高額なギャランティで引き抜かれる。 息子のように可愛いがられ、的確な予想と説得力のある話術で 顧客を獲得していく。 だが、莫大な売り上げを記録しているのに、 ボーナスアップに応じないウォルターに不審を抱くようになる... 出演者: Al Pacino ... Walter Abrams(ウォルター) Matthew McConaughey ... Brandon Lang(ブランドン) Rene Russo ... Toni Morrow(トニー) Armand Assante ... Novian(ノヴィアン) Jeremy Piven ... Jerry(ジェリー) オトーサン、 「アル・パチーノ 、お見事!」 マシュー・マコノヒーも、見事ですが、 まだまだパチーノの域にはほど遠いようです。 AL PACINO アル・パチーノ 誕生日 1940/4/25 出身 米ニューヨーク州イーストハーレム 69年「ナタリーの朝」で映画デビュー。 72年「ゴッドファーザー」、90年「ディック・トレイシー」、92年「摩天楼を夢みて」で アカデミー賞助演男優賞にノミネート。 73年「セルピコ」、74年「ゴッドファーザーPART2」、75年「狼たちの午後」、 79年「ジャスティス」でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされる。 92年「セント・オブ・ウーマン 夢の香り」でアカデミー賞主演男優賞受賞。 96年「リチャードを探して」で初監督。 出演作 1969年「ナタリーの朝」 1971年「哀しみの街角」 1972年「ゴッド・ファーザー」 1973年「スケアクロウ」「セルピコ」 1974年「ゴッド・ファーザーPART2」 1975年「狼たちの午後」 1977年「ボビー・デアフィールド」 1979年「ジャスティス」 1980年「クルージング」 1982年「喝采の陰で」 1983年「スカーフェイス」 1985年「レボリューション めぐり逢い」 1989年「シー・オブ・ラブ」 1990年「ゴッド・ファーザーPART3」「ディック・トレーシー」 1991年「イン・ベッド・ウイズ・マドンナ」       「恋のためらい/フランキーとジョニー」 1992年「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」◇       「摩天楼を夢見て」 1993年「カリートの道」 1995年「ヒート」◇「アル・パチーノ/天国の約束」 1996年「訣別の街」「アル・パチーノのリチャードを探して」 1997年「ディアポロス」◇「フェイク」◇ 1998年「チャイニーズ・コーヒー」 1999年「エニイ・ギブン・サンデー」◇「インサイダー」◇ 2002年「インソムニア」「ニューヨーク 最後の日々」◇「シモーヌ」◇ 2003年「リクルート」◇「ジーリ」 2004年「ヴェニスの商人」◇ 2005年「トゥー・フォー・ザ・マネー」◇ 2007年「オーシャンズ13」◆「88ミニッツ」 MATTHEW McCONAUGHEY  マシュー・マコノヒー 誕生日 1969/11/4 出身 米テキサス州ウバルデ オースティン大学在学中に93年「バッド・チューニング」で映画デビュー。 交際相手のモデル、カミラ・アルベスとの間に一児がいる。 出演作 1991年「ジャッジメント 推定無罪」 1993年「MY BOYFRIEND'S BACK」「バッドチューニング」(V) 1994年「エンジェルス」 1995年「悪魔のいけにえ/レジェンド・オブ・レザーフェイス」     「ボーイズ・オン・ザ・サイド」       「ラージャー・ザン・ライフ」 1996年「小さな贈りもの」「評決のとき」◇「ローン・スター」       「グローリー・デイズ 旅立ちの日」(TM) 1997年「コンタクト」◇「アミスタッド」 1998年「ニュートン・ボーイズ」◇ 1999年「エドtv」◇ 2000年「U−571」◇ 2001年「ウェディング・プランナー」◇       「フレイルティー−妄執−」◇ 2002年「サラマンダー」◇ 2003年「10日間で男を上手にフル方法」◇ 2004年「パパラッチ」▲ 2005年「サハラ −死の砂漠を脱出せよ−」◇「トゥー・フォー・ザ・マネー」◇ 2006年「恋するレシピ〜理想のオトコの作り方〜」       「マシュー・マコノヒー マーシャルの奇跡」◇ 2008年「フールズ・ゴールド カリブ海に沈んだ恋の宝石」◇       「トロピック・サンダー 史上最低の作戦」◆ その他の出演者: Jaime King ... Alexandria Kevin Chapman ... Southie Ralph Garman ... Reggie Gedde Watanabe ... Milton Carly Pope ... Tammy Charles Carroll ... Chuck Gerard Plunkett ... Herbie Craig Veroni ... Amir James Kirk ... Denny Chrislyn Austin ... Julia User Rating: 6.6/10( 18,527 votes) IMDb User Rating: 7.5/10(  175 votes) Yahoo! オトーサン、 「面白かった!」 めくるめく賭博の世界をうまく描いています。 大相撲力士らが野球賭博にのめりこんだ気持ちも、 分かならいでもありません。 User Reviews PersianPlaya408さん Milpitas, California 2006年1月21日 平凡な映画、リアリティに欠ける この映画は、みながいうほど悪くはない。 スポーツ賭博のおとなしい映画だ。 退屈になる素材を面白く仕立てた監督に敬意を表したい。 だが、脚本にいくつかの問題がある。 とくに、最後が、論理的でない。 演技とスマートなD・J・カルーソー監督が、映画を救っている。 だが、感動を呼ぶような映画ではない。 アル・パチーノの演技は、失望させるものではない。 マシュー・マコノヒーもいい、ハマリ役だ。 助演のジェレミー・ピヴェンもいい。 だが、アーマンド・アサンテは悪い。 この男、せりふ回しに自信がないのじゃないか。 だが、最大の問題は、ダン・ギルロイの脚本だ。 時々唸らせ、面白いが、だらだらしていて首尾一貫しない。 10点満点で7点。 オトーサン、 「ご指摘の通りですね。でも、気になるなぁ」 ジーナさん、小文字の使い過ぎでは? 内容よりも、書体に気をとられてしまいます。 ジーナさん 2008年5月8日 もっと脚色を・・・ 重圧がかかってからの展開は、ジットリ汗ばむスリリング感があってよかったですね。 またアル・パチーノの見えない圧を感じる事が出来ました(笑) マシュー・マコノヒーは年々マッチョ化する身体を惜しみなく披露してくれています(爆) ストーリーの方は、賭博の舞台裏を見られるという意味で興味深いモノがありましたが、 正直タイトルを言われても内容をすぐに思い出せないような浅さです。 演者さんたちは悪くないのですが、 イマイチ感情移入できない流れなのがマイナスポイントなのかな〜 アルの家族、マシューの家族のドラマをもっと挿入しつつ展開していけば 評価は違ったかもしれません。


サンタモニカの週末

オトーサン、 「一度行ったなぁ」 西海岸のリゾート地、花が咲き乱れ、 どの家にもプールがあり... この世の楽園みたいでした。 原題:Don't Make Waves (1967) 監督:Alexander Mackendrick 原作:Ira Wallach 脚本:George Kirgo/ Maurice Richlin/Ira Wallach/Terry Southern Genre:Comedy 上映時間:97分 あらすじ: 赤いフォルクスワーゲンで、 カリフォルニアを訪れたカーロ(トニー・カーティス)は、 美しいサンタ・モニカ海岸で一息入れた時、 3重衝突の自動車事故にまきこまれてしまった。 彼の小型車とローラ(クラウディア・カルディナーレ)という美人のコンバーティブル、 それにボディ・ビルの男女ハリーとマリブのトレイラーの3台だ。 原因はローラの過失からだったので、カーロは彼女の自動車保険で弁償してもらうことになり、 彼女の家まで同行することになった。ところが、これがまた騒ぎのもとになった。 ローラは水泳プール建設会社の社長ロッド(ロバート・ウェバー)の愛人で、 ローラの家に来ていたロッドは、カーロをみて、女房ダイアンの廻し者と早合点する始末。 ちゃっかり屋のカーロは事態をのみこむや、 ロッドの弱味を利用して、ロッド会社のセールスマンに自分を売りこみ、 おまけに丘の上の新築の家までロッドに買わせてしまった。 カーロの出現で、サンタ・モニカ海岸に次第に風波が立ちはじめた。 ロッドの浮気を感付いたダイアンは、カーロに関心を示し、 ローラの気持も次第にカーロに傾きだした。 だが、カーロは肉体派のマリブにまいっていて、マリブもカーロにはまいった様子だった。 あわてたのは、ロッドとマリブの恋人ハリーだった。 そんな中でカーロは自宅のプール開きに、 マリブを飛行機からダイビングさせ、会社の宣伝もかねて、自分の費用はパーにしようと考えだした。 これは大成功に終わり、報道関係者も多数つめかけていて、会社の宣伝も大いに喧伝された。 これで、カーロはいよいよマリブに熱をあげだした。 1日、豪雨が降り続いた。カーロの家では、カーロがマリブに求愛の真最中。 そんな中へロッドが、ダイアンからの離婚状を持って、 ダイアンはロッドのスキャンダルの出ている新聞記事を持って、それぞれやって来た。 その上ローラまで、私を非難する手紙が来たと言って、ロッドを探してやって来た。 おかげでカーロの家は大騒動だ。 そんな最中に、カーロの家が大きくゆれ動いた。地滑りが起こったのだ。 やがて大音響とともに、土砂がくずれおちて来た。 そこへ、ハリーもマリブの身を案じてかけつけて来た。 天変地異の大混乱の中で、一同はそれぞれの迷いからさめ、自分の本当の気持ちに立ち返っていった。 ロッドとダイアンは元のさやにおさまり、マリブもハリーの胸に帰った。 そして、残ったカーロとローラは結ばれた。 出演者: Tony Curtis ... Carlo Cofield(カーロ) Claudia Cardinale ... Laura Califatti(ローラ) Robert Webber ... Rod Prescott(ロッド) Joanna Barnes ... Diane Prescott(ダイアン) Sharon Tate ... Malibu(マリブ) David Draper ... Harry Hollard(ハリー) オトーサン、 「こういうひと、いなくなったな」 トニー・カーティス、古き良き時代の俳優で、 おおらかなところが、実にいい感じです。 「彼女を知るひとは、もういないだろうな」 1世を風靡した美人女優クラウディア・カルディナーレ、 惨殺された女優シャロン・テイト。 TONY CURTIS  トニー・カーティス 誕生日 1925/6/3-2010/9/30 出身 米ニューヨーク・ブロンクス 両親はハンガリー移民で、父は紳士服の仕立業を営んでいた。 ブロンクスの貧民街に育ち、八歳でストリート・ギャングのメンバーに。 収容された隣保館で演技に触れる。 第二次大戦中、海軍に入隊し、グアム島に駐留。 戦後、ニューヨーク・ドラマティック・ワークショップ、ストック・カンパニーなどで演技を学び、 ブロードウェイ進出後、ユニバーサルと契約。 1949年「裏切りの街角」で映画デビュー。 私生活では女優ジャネット・リー、クリスティーネ・カウフマンと結婚し、離婚。 娘に女優ジェイミー・リー・カーティスがいる。 晩年は画家として暮らした。 出演作 1949年「裏切りの街角」 1950年「ウィンチェスター銃’73」「命知らずの男」       「シエラ」 1951年「盗賊王子」 1952年「アリババの復讐」「挑戦者」 1953年「魔術の恋」「命を賭けて」 1954年「ジョニー・ダーク」「フォルウォスの黒楯」       「橋頭堡を攻撃せよ」 1955年「六つの橋を渡る男」「顔役時代」「四角いジャングル」 1956年「空中ブランコ」 1957年「野望に燃える男」「復讐に賭ける男」「成功の甘き香り」 1958年「ヴァイキング」「最後の接吻」「手錠のままで脱獄」       「休暇はパリで」 1959年「お熱いのがお好き」「ペティコート作戦」 1960年「スパルタカス」「ねずみの競争」「奥様ごめんなさい」       「ペペ」 1961年「おとぼけ先生」「硫黄島の英雄」 1962年「隊長ブーリバ」「40ポンドのトラブル」 1963年「ニューマンという男」「秘密殺人計画書」▲ 1964年「ムッシュ・コニャック」「パリで一緒に」▲「求婚専科」       「さよならチャーリー」 1965年「グレート・レース」「ボーイング・ボーイング」 1966年「おれの女に手を出すな」「恐怖の蝋人形」 1967年「結婚詐欺」「サンタ・モニカの週末」 1968年「花ひらく貞操帯」「絞殺魔」「モンテカルロ・ラリー」       「ローズマリーの赤ちゃん」(声) 1970年「アドベンチャー」「戦争ゲーム」 1971年「ダンディ2/華麗な冒険」(TM) 1973年「黒いジャガー」(TM) 1974年「暗黒街の顔役」 1975年「マッコイと野郎ども/マグロを逃すな」(TM)       「マッコイと野郎ども/宝石店ダブルパンチ」(TM)       「マッコイと野郎ども/シッポをつかめ」(TM)       「マッコイと野郎ども/50万ドルをとり返せ」(TM) 1976年「ロジャー・ムーア陰謀のカーレース」(TM)       「ラスト・タイクーン」 1978年「マニトウ」「頑張れ!ベアーズ大旋風」       「セクステット/結婚狂奏曲」「ベガス」       「ベガスU私立探偵ダン・タナー」 1980年「タイトル・ショット」「クリスタル殺人事件」 1981年「シルビア・クリステルのキス・オブ・ゴールド華麗なる女の闘い」 1982年「スキャンダル・シティ」「ブラックコマンド」 1983年「ブレイン・ウェイブス」 1984年「発明狂時代」「キング・オブ・ザ・シティ」 1985年「マリリンとアインシュタイン」       「マフィア・プリンセス/愛と抗争の果てに」(TM)       「ジョージ・パルSFXの世界 ファンタスティック・タイム・マシン」 1986年「夜にまぎれて」「名探偵ポアロ/三幕の殺人」(TM) 1989年「ターザン、ニューヨークへ行く」 1991年「プライム・ターゲット/標的」 1992年「標的の罠」       「アーノルド・シュワルツェネッガーのキッチン・ウォーズ/彼女の恋は五ツ星」 1993年「ネイキッド・イン・ニューヨーク」「呪われたナイル」       「新スーパーマン」 1994年「新トランザム7000バンディッド3」 1995年「セルロイド・クローゼット」       「ギャングスターズ/野獣死すとき」       「想い出のロジャー・ムーア」(記録映画) 1997年「ハードボール」「ジャッキー・ブラウン」 2000年「マイ・スウィート・ガイズ」▲ CLAUDIA CARDINALE  クラウディア・カルディナーレ 誕生日 1939/4/15 出身 チュニジア・チュニス 57年、美人コンテストで優勝し、映画出演へのきっかけをつかむ。 出演作 1959年「女は選ぶ権利がある」「刑事」「上と下」      「暗殺命令」「ナポレオン・アウステルリッツの戦い」 1960年「若者のすべて」「太陽の誘惑」「汚れなき抱擁」 1961年「鞄を持った女」「ビアンカ」「大盗賊」 1963年「山猫」「ブーベの恋人」「8 1/2」 1964年「ピンクの豹」「サーカスの世界」「気ままな情事」 1965年「熊座の淡き星影」 1966年「目かくし」「名誉と栄光のためでなく」      「プロフェッショナル」 1967年「サンタモニカの週末」 1968年「アフリカ大空輸」「恋人泥棒」「ウエスタン」「マフィア」 1970年「太陽の200万ドル」「ジェラールの冒険」 1971年「赤いテント」「華麗なる対決」 1972年「ラ・スクムーン」 1974年「暗黒街の紋章」「家族の肖像」 1977年「ナザレのイエス」「鉄人長官」 1978年「白熱マフィア戦争/皆殺しの抗争」「狼の日曜日」 1979年「オフサイド7」 1981年「狂える戦場」 1982年「フィッツカラルド」「わたしは贈りもの」 1983年「冒険野郎」「プリンセス・デイジー」 1984年「クラレッタ・ペタッチの伝説」 1986年「愛と哀しみの絆」 1987年「ア・マン・イン・ラブ」「ザ・ヒットマン」 1993年「ピンク・パンサーの息子」 1999年「キンスキー、我が最愛の敵」 2006年「マルチェロ・マストロヤンニ 甘い追憶」 SHARON TATE  シャロン・テイト 誕生日 1943/1/24-1969/8/9 出身 米テキサス州ダラス 夫は映画監督ロマン・ポランスキー。 69年、カリフォルニア州でカルト教団の教祖に殺害された。妊娠8カ月半だった。 出演作 1964年「卑怯者の勲章」 1967年「サンタモニカの週末」「吸血鬼」「哀愁の花びら」 1969年「サイレンサー」 その他の出演者: Mort Sahl ... Sam Lingonberry Dub Taylor ... Electrician Ann Elder ... Millie Gunder Chester Yorton ... Ted Gunder Reg Lewis ... Monster Marc London ... Fred Barker Douglas Henderson ... Henderson Sarah Selby ... Ethyl Mary Grace Canfield ... Seamstress User Rating: 5.9/10( 446 votes) IMDb オトーサン、 「出来栄えは、いまいち」 User Reviews LesHallesさん Los Angeles 2002年7月8日 本当に素晴らしい60年代のコメディ映画 ロスが舞台の好きな映画のひとつだ。 ビーチでのゴージャスなロケ、驚くべき美人女優たち、 陽気で、おおげさな出来事が溢れた機智ある輝かしい脚本。 典型的なロサンゼルス映画だ。 筋書きは、面白く、愉快なだけでなく、無中になる。 2度目は、映画館でみたが、よかった。 すっかり夢中になった。 カーチス主演映画では、 「お熱いのがお好き」よりも、機智に富み、愉快だ。 シャロン・テイトは、マリリン・モンローよりも、セクシーだ。 筋書きは、ややクレイジーだが、信じられる。 首尾一貫し、リアリティもある。 コメディとしては、大袈裟で、シュールだが、やや暗い。 ヒーローが、いろいろな難局に直面するからだ。 全体として、60年代のロサンゼルスを描いた映画になっている。 2000年代のいまでも、新しい。 見過ごされた宝石だ。 出演者がいいし、 ロスに住む私にとっては、ベスト映画だ。 これと似たもう1本は、 ロスで撮影され、コメディよりもサスペンス風な映画 「眠れぬ夜のために」だ。 オトーサン、 「このひと、詳しいなぁ」 Hiroshi Irumaさん 2008年11月4日 アレクサンダー・マッケンドリックといえば 「Whisky Galore」(1949)、「The Man in the White Suit」(1951)、「マダムと泥棒」(1955)など イギリスのEaling Studio Comediesと呼ばれる一連のコメディを監督していた人であり、 コメディの達人であったとも言ってよいでしょう。 また「成功の甘き香り」(1957)では、コメディとは全く正反対のシリアスドラマでも 腕利きであったことを証明しています。 60年代後半に監督した「サンタモニカの週末」は、 トニー・カーティス主演のロマンティックコメディですが、 さてそれではマッケンドリックの手腕はここではどうだったかと問われれば、 さすがに残念ながら往時のキレはないと答えざるを得ないでしょう。 確かに有名な「マダムと泥棒」はカラー作品だったとはいえ、 「成功の甘き香り」などで見せたあの白黒映画でのキレを考えると、 彼はあまりカラー映画を得意としないタイプの監督であったように思われます。 では、ここに取り上げる「サンタモニカの週末」は全く面白くないかといえば、それなりの良さもあります。 リゾートビーチに舞台が置かれ、60年代当時ののんびりとした雰囲気がうまく捉えられているのは確かです。 殊にビキニ姿のシャロン・テイトのトランポリンは見ものですね。 それから、主人公(トニー・カーティス)の所有するリゾートハウスが 崖崩れでズルズルと海に向かってすべり落ちていく最後のシーンはなかなかの見もので、 並みの監督であれば、一見くだらないように見えながらそのくだらななさが面白いという逆転の発想を、 これだけ大規模な仕掛けを用意してわざわざカメラに収めたりはしなかったでしょう。 また、野郎であれば女優さん達を鑑賞する楽しみもあります。 殊に、数年後にマンソン一味に惨殺されるひまわりのようなシャロン・テイトと、 相変わらずのハスキー声が素晴らしいクラウディア・カルディナーレが光っています。 加えて、ジョアンナ・バーンズが顔を見せています。 ということで、全体的にはイマイチな印象がありますが、 60年代ののどかな雰囲気に浸るには丁度良い湯加減の作品であると言えるかもしれません。


Dr.Tと女たち

オトーサン、 「ありがたいね。TV放映は」 リチャード・ギアの映画は、必ず見ているのですが、 この映画は、見逃しました。 原題:Dr T and the Women (2000) 監督:Robert Altman 脚本:Anne Rapp Genre:Comedy / Romance / Drama Country:USA/ Germany Language:English / German / Spanish 上映時間:122分 あらすじ: 産婦人科医Dr.Tは、女性患者に大人気。 男友達とは、ゴルフと狩猟三昧。 娘ディディが結婚間近。 だが、何不自由ない暮らしに異変が。 妻ケイトが、公衆の面前で、全裸になり、精神施設へ。 娘ディディのほうは、介添人マリリンとレズだと判明。 そんななか、アシスタント・プロのブリーと親しくなっていく.... 出演者: Richard Gere ... Dr. T Helen Hunt ... Bree(ブリー) Farrah Fawcett ... Kate(ケイト) Kate Hudson ... Dee Dee(ディディ) Liv Tyler ... Marilyn(マリリン) オトーサン、 「はまり役だね」 リチャード・ギア、ハンサムで女性にモテモテ。 代表作ではないでしょうが、いつもの彼がみられます。 RICHARD GERE  リチャード・ギア 誕生日 1949/8/31 出身 米ペンシルバニア州フィラデルフィア ニューヨーク・シラキュースで育つ。 学生時代に体操で奨学金を得て、 マサチューセッツ大学で哲学と演劇を学ぶが、中途退学。 プロビンスタウン・プレイハウスでの夏期興行で舞台デビュー。 75年「警視総監への報告」で映画デビュー。 78年「天国の日々」で初主演し、 ダヴィッド・ディ・ドナッティロ賞外国映画部門主演男優賞受賞。 2002年「シカゴ」でゴールデングローブ賞ミュージカル・コメディ部門最優秀男優賞受賞。 出演作 1975年「警視総監への報告」「ニューヨーク麻薬捜査線」 1977年「ミスター・グッドバーを探して」 1978年「天国の日々」「愛の断層」 1979年「ヤンクス」 1980年「アメリカン・ジゴロ」 1982年「愛と青春の旅だち」 1983年「ブレスレス」「愛と名誉のために」 1984年「コットンクラブ」 1985年「キング・ダビデ/愛と闘いの伝説」 1986年「キングの報酬」「ノー・マーシィ/非情の愛」 1988年「マイルズ・フロム・ホーム」 1990年「背徳の囁き」「プリティ・ウーマン」◇ 1991年「八月の狂詩曲」 1992年「愛という名の疑惑」 1993年「ジャック・サマースピー」「心のままに」 1994年「わかれ路」 1995年「トゥルーナイト」 1996年「真実の行方」◇ 1997年「ジャッカル」◇「赤い迷路」「北京のふたり」◇ 1998年「レッド・コーナー」◇ 1999年「プリティ・ブライド」◇ 2000年「オータム・イン・ニューヨーク」◇      「Dr.Tと女たち」◇「プロフェシー」◇ 2002年「運命の女」◇「シカゴ」◇ 2005年「Shall we Dance?」◇「綴り字のシーズン」◇ 2007年「消えた天使」◇「ハンティング・パーティ」◇「アイム・ノット・ゼア」 2008年「最後の初恋」◇「クロッシング」◇ 2009年「HACHI 約束の犬」◇「アメリア 永遠の翼」◇ その他の出演者: Laura Dern ... Peggy Shelley Long ... Carolyn Tara Reid ... Connie Robert Hays ... Harlan Matt Malloy ... Bill Andy Richter ... Eli Lee Grant ... Dr. Harper Janine Turner ... Dorothy Chambliss Holly Pelham ... Joanne Jeanne Evans ... First Exam Patient User Rating: 4.8/10(10,135 votes) IMDb User Rating: 3.6/10(218 votes) Yahoo! オトーサン、 「ひとりよがりだな」 人間キライなロバート・アルトマン監督らしい作品といえば、 そうなのですが....ここまでやるとは。 アカデミー賞・監督賞に5回もノミネートされながら、 受賞ゼロ。一匹狼ぶりが嫌われたのでしょう。 User Reviews JJさん 2003年4月1日 本当にドクターT、お気の毒〜。 とにかく、このドクターT(リチャード・ギア)を悩ませる女たちが、ウザい。 みていてイライラさせられる。 ひたすらしゃべり続けてうるさいし、自己中心的だし、 ドクターTならずとも逃げ出したくなること必至。 観ているこっちまで逃げ出したくなってしまった・・・・・。 妻の健忘症の原因が、すべてに満たされて愛されすぎたからだというのは、贅沢極まりない。 本当にドクターT、お気の毒〜。 オトーサン、 「服部さん、うまいこと言うなぁ」 僕ってエリートでお金持ちだけど、心はくたくたに疲れてるのさ。 あ〜、誰かに癒されたい!」という男を何度も繰り返して演じている。 服部弘一郎さん 2001年12月5日 リチャード・ギアが女にモテモテの産婦人科医を演じるコメディ。 監督はロバート・アルトマン。豪華キャストも見もの。 ロバート・アルトマンの最新作。 主人公はリチャード・ギア演じる産婦人科医のサリヴァン・トラヴィス。 患者たちからは「ドクターT」と呼ばれ、 家族や友人たちからは「サリー」と呼ばれる男。 テキサス州ダラスで個人営業の診療所を開業しているのだが、 先生の甘いマスクに惹かれてか、診療室も待合室も連日すし詰めの大盛況。 そんなDr.Tの周辺には、どういうわけか女たちの姿が目立つ。 家の中には愛する妻とふたりの娘。 義理の妹も娘3人を連れて居候中だ。 家の中でも仕事場でも女たちに囲まれて、 Dr.Tがほっと息をつけるのは週末に仲間たちと行くゴルフやハンティングぐらいだ。 仕事が順調で経済的にも恵まれ、家庭は円満で、家庭外の恋愛にも旺盛に食指を延ばす Dr.Tの暮らしぶりは、そのどれにも恵まれない世間一般の男どもから見れば 天国のような暮らしぶりに見える。 しかしDr.Tには彼なりの悩みがあり、いくら世間一般がうらやむような暮らしであろうと 「もうウンザリ!」とすべてを投げ出したくなることもある。 なんて嫌味なんでしょ!  しかしそれをリチャード・ギアが演じると、あまり嫌味がないのは不思議だ。 考えてみればギアという俳優はあの『プリティ・ウーマン』を例に出すまでもなく、 「僕ってエリートでお金持ちだけど、心はくたくたに疲れてるのさ。 あ〜、誰かに癒されたい!」という男を何度も繰り返して演じている。 だから今回の役も、リチャード・ギアが日頃から得意としている役のひとつなのだ。 出演している女優陣が超豪華。 『ハート・オブ・ウーマン』『ペイ・フォワード/可能の王国』『キャスト・アウェイ』のヘレン・ハント。 オリジナル版『チャーリーズ・エンジェル』のファラ・フォーセット。 『ジュラシック・パーク』『遠い空の向こうに』のローラ・ダーン。 『ビッグ・リボウスキ』『アメリカン・パイ』のタラ・リード。 『あの頃ペニー・レインと』のケイト・ハドソン。 『クッキー・フォーチュン』に引き続きアルトマン作品出演となったリヴ・タイラー。 そして芸達者なベテラン女優シェリー・ロングが、Dr.Tの右腕となる看護婦を演じている。 Dr.Tの診療所を中心に、いくつかの中心となるセットを俳優たちが入れ替わり立ち替わり出入りして、 ユーモアタップリの小さな芝居を演じていくという、 まるでアメリカのテレビドラマ(シットコム)みたいな作りの映画。 Dr.Tのもとを訪れる患者は老いも若きも美人揃いで、 舞台設定全体が何となく“上げ底”になっている感じも漂う。 こうした雰囲気もシットコム調。 アルトマンの映画はいつもオールスターキャストだが、 それにしてもここまで作り物めいた雰囲気を前面に押し出すのは珍しい。 これはアルトマンが意図的に狙った演出だろう。 もっともアルトマンの出世作『M★A★S★H』も、戦場を舞台にしたシットコムみたいなものだったけれど……。 脚本は『クッキー・フォーチュン』に引き続きアン・ラップが担当している。


クロッシング

オトーサン、 「見逃せないぞ!」 リチャード・ギアの映画は、見逃せません。 上映館が少ないので、頭にきました。 原題:Brooklyn's Finest (2009) 監督:Antoine Fuqua 脚本:Michael C. Martin Genre:Action/ Crime / Drama / Thriller 上映時間:132分 あらすじ: NY、ブルックリン、犯罪多発地区。 警官エディは、退職まであと7日。 最後に新人教育を言い渡される。 麻薬捜査官サルは、家を買いたいが、金がない。 捜査中に大金を目にして、正義感が揺らぐ。 潜入捜査官タンゴは、ギャングのボス、キャズの逮捕を命じられる。 だが、キャズは命の恩人だった。 苛酷な現実に揺れる3人の運命は、いかに? 出演者: Richard Gere ... Eddie Dugan(エディ) Ethan Hawke ... Det. Sal Procida(サル) Don Cheadle ... Clarence 'Tango' Butler(タンゴ) Wesley Snipes ... Casanova Phillips(キャズ) オトーサン、 「サル役のイーサン・ホークが抜群にいい!」 優しさゆえに荒んだ心を演技にぶつけています。 「汚れ役に挑戦しているけれど...」 リチャード・ギア、自分を捨てきれないで、 演技をしているのが、みえみえです。 彼の持ち味といえば、それまでですが... RICHARD GERE  リチャード・ギア 誕生日 1949/8/31 出身 米ペンシルバニア州フィラデルフィア ニューヨーク・シラキュースで育つ。 学生時代に体操で奨学金を得て、 マサチューセッツ大学で哲学と演劇を学ぶが、中途退学。 プロビンスタウン・プレイハウスでの夏期興行で舞台デビュー。 75年「警視総監への報告」で映画デビュー。 78年「天国の日々」で初主演し、 ダヴィッド・ディ・ドナッティロ賞外国映画部門主演男優賞受賞。 2002年「シカゴ」でゴールデングローブ賞ミュージカル・コメディ部門最優秀男優賞受賞。 出演作 1975年「警視総監への報告」「ニューヨーク麻薬捜査線」 1977年「ミスター・グッドバーを探して」 1978年「天国の日々」「愛の断層」 1979年「ヤンクス」 1980年「アメリカン・ジゴロ」 1982年「愛と青春の旅だち」 1983年「ブレスレス」「愛と名誉のために」 1984年「コットンクラブ」 1985年「キング・ダビデ/愛と闘いの伝説」 1986年「キングの報酬」「ノー・マーシィ/非情の愛」 1988年「マイルズ・フロム・ホーム」 1990年「背徳の囁き」「プリティ・ウーマン」◇ 1991年「八月の狂詩曲」 1992年「愛という名の疑惑」 1993年「ジャック・サマースピー」「心のままに」 1994年「わかれ路」 1995年「トゥルーナイト」 1996年「真実の行方」◇ 1997年「ジャッカル」◇「赤い迷路」「北京のふたり」◇ 1998年「レッド・コーナー」◇ 1999年「プリティ・ブライド」◇ 2000年「オータム・イン・ニューヨーク」◇      「Dr.Tと女たち」◇「プロフェシー」◇ 2002年「運命の女」◇「シカゴ」◇ 2005年「Shall we Dance?」◇「綴り字のシーズン」◇ 2007年「消えた天使」◇「ハンティング・パーティ」◇「アイム・ノット・ゼア」 2008年「最後の初恋」◇「クロッシング」◇ 2009年「HACHI 約束の犬」◇「アメリア 永遠の翼」◇ ETHAN HAWKE  イーサン・ホーク 誕生日 1970/11/7 出身 米テキサス州オースティン ニュージャージー州プリンストンで育つ。 地元のマッカーシー劇場で演技の勉強をし、85年「エクスプローラーズ」で映画デビュー。 一旦、学業に戻り、高校時代は学生演劇に専念する。 89年、ニューヨーク大学に入学し、89年「いまを生きる」で映画界に復帰、 ティーン・アイドルとなる。 98年5月に女優ユマ・サーマンと結婚し、一児がいる。 出演作 1985年「エクスプロラーズ」 1989年「いまを生きる」「晩秋」 1990年「ミステリー・デイト」「ホワイト・ファング」       「真夜中の戦場」 1993年「生きてこそ」「リッチ・イン・ラブ」「秘密」 1994年「リアリティ・バイツ」「クイズ・ショウ」       「ホワイト・ファング2/伝説の白い牙」       「カッティング・エッジ」 1995年「恋人たちの距離」「サーチ&デストロイ」       「モール・ラッツ」 1997年「ガタカ」◇「大いなる遺産」◇ 1998年「ニュートン・ボーイズ」◇ 1999年「ヒマラヤ杉に降る雪」◇「グッバイ・ジョー」 2000年「ハムレット」◇ 2001年「トレーニング・デイ」◇「ウェイキング・ライフ」       「テープ」◇ 2004年「テイキング・ライブス」◇「ビフォア・サンセット」◇ 2005年「ロード・オブ・ウォー−史上最強の武器商人と呼ばれた男−」◆       「アサルト13 要塞警察」◇ 2006年「痛いほどきみが好きなのに」◇ 2007年「その土曜日、7時58分」 2008年「ニューヨーク、アイ ラブ ユー」「クロッシング」 その他の出演者: Vincent D'Onofrio ... Bobby 'Carlo' Powers Brian F. O'Byrne ... Det. Ronny Rosario Will Patton ... Lt. Bill Hobarts Michael K. Williams ... Red Lili Taylor ... Angela Procida Shannon Kane ... Chantel Ellen Barkin ... Agent Smith Wass Stevens ... Det. Patrick Leary Armando Riesco ... Det. George Montress Wade Allain-Marcus ... C-Rayz Logan Marshall-Green ... Melvin Panton User Rating: 6.9/10(15,312 votes) IMDb User Rating: 7.0/10(29 votes) Yahoo! オトーサン、 「名画にあと一息」 リチャード・ギアが生き延びるあたりに、 大物俳優への甘い配慮がみられました。 User Reviews at7000-1さん United States 2010年9月1日 ありきたりの映画だが、すばらしい演技だ。 これは、並みのよくある映画だ。 弱いし、ありきたりだ。 だが、一方で、素敵な狂気の演技もある。 そのおかげで、映画が何とかなっている。 インスピレーションをかきたてるシーンもあるので、 見るのをおすすめしたい。 最高なのは、 1 狭く、寝室もないような家で、木壁にはカビが生えている。   そこに狂気と精神錯乱状態のベテラン警官が住んでいる。   リチャード・ギアが、南京虫の出るような家や中國人娼婦と過ごすのは、   見たくないl!!! 2. 撃たれたとき、かなりの血を吐く。 3. 出だしの5分がいい。   どこかで警官が殺人を犯すシーン、 リチャード・ギアがウィスキーをガブ飲みし、口に拳銃を咥えるシーン。 オトーサン、 「いいこと言うなぁ、服部さん」 人が生きていく上で味わう「痛み」が凝縮されている。 服部弘太郎さん 2010年8月16日 犯罪の巣窟となった地域を管轄する警察署の3人の警官。 逆境に押しつぶされる男たちの悲劇。 犯罪者の巣窟となっているブルックリンの低所得者向け団地を管轄に抱え、 殺人・強盗・暴行・誘拐・麻薬・銃撃など日常茶飯になっている警察署。 そこに勤務する3人の警官たちの葛藤に満ちた日々を グランドホテル形式で描くアントワン・フークア監督の警察映画。 3人の主人公が3人とも、「正義と市民の生活のため職務に励みます!」という タイプとはほど遠い警官たち。 ここでは警官とギャングたちが同じ環境を共有しながら、 双子の兄弟のように社会の底辺とでも言うべき地域の中で共生している。 そこではギャングも警官もやっていることが同じだ。 映画の冒頭に、警官が強盗のため黒人の少年を射殺した事件が紹介される。 強盗を捕らえるはずの警官が、強盗を働くというでたらめぶり。 もちろんそうしたでたらめな警官は世界中どこにでもいるのだろうが、 この映画に出てくる警察署は両者の距離感が異常なほどに近い。 物語の舞台の一方の極が警察署にあり、もう一方の極が団地にあるのだが、 このふたつは磁石のN極とS極のように引き合いながら、周囲の物質を吸着してゆく。 出演者の顔ぶれが豪華で通好み。 ギャングから大金を奪い取り、 家族で住む新居購入の資金にしようとしている貧乏警官役にイーサン・ホーク。 彼は『その土曜日、7時58分』や『NYスタテンアイランド物語』(昨年のTIFFに出品)でも、 「ヤバイ金に手を出してドツボにはまる男」を演じていた。 金がなくなりにっちもさっちもいかない焦燥感が、全身からにじみ出すような熱演。 年金生活だけを夢見て目の前に迫った退職の日を指折り数え、 自分の安全第一でトラブルから徹底的に逃げ回る弱腰警官にリチャード・ギア。 このキャスティングが意外や意外、結構うまくツボには待っている。 ギアの持っている温厚な優しさを、人間としての「弱さ」にすり替えているのだ。 ギャング組織の潜入捜査官で組織のナンバーツーになっている男をドン・チードルが演じているが、 彼が心酔する組織のボスを演じているのがウェズリー・スナイプス。 スナイプスは今回脇役だが、彼の醸し出すカリスマ性や人間味があればこそ、 潜入捜査官が彼に惚れ込んで逮捕したくなくなってしまう気持ちに説得力が出てくる。 潜入捜査官の直属上司を演じたウィル・パットンは腹の読めない食えない男だし、 出世のために潜入捜査官をあごでこき使う女性上司役のエレン・バーキンの憎たらしさったらない。 見応えのあるドラマ作品で感心したのだが、 警官が主人公の映画に犯罪ミステリーや犯人逮捕のカタルシスを求める人は、 この映画を期待はずれだと感じるに違いない。 この映画にカタルシスはない。 人間が生きていく苦しさ、辛さ、矛盾などが、警察という場所を舞台にして描かれているだけだ。 この映画には人が生きていく上で味わう「痛み」が凝縮されている。 その痛みは、銃弾を浴びることで味わう肉体的な痛みよりずっと大きい。


ミーン・ガールズ

オトーサン、 「しまった!」 なぜ、敬遠している学園ものを借りたのでしょうか。 でも、脚本がいいので、引き込まれました。 可愛い娘たちと思っていたら、意地悪そのもの。 人の目を気にしてばかりいて、陰口を言う... 原題:Mean Girls (2004) 監督:Mark Waters 原作:Rosalind Wiseman 脚本:Tina Fey Genre:Comedy / Drama Rated PG-13 for sexual content, language and some teen partying Country:USA/ Canada Language:English / German / Vietnamese / Swahili 上映時間:97分 あらすじ: ケイディは、長いアフリカ暮らし中は、 自宅学習だったので、学校は初体験だ。 高校初日は、戸惑うことだらけ。 ようやくジャニスとゲイのダミアンと親しくなって、 いろいろと校内事情事情を教えてもらう。 校内の注目の的は、セレブ集団・プラスティックス。 リーダーのレジーナ、グレチェン、カレンの3人組だ。 意地悪だが、何故か、ケイディは仲良くなっていく... 出演者: Lindsay Lohan ... Cady Heron(ケイディ) Rachel McAdams ... Regina George(レジーナ) Lacey Chabert ... Gretchen Wieners(グレチェン) Amanda Seyfried ... Karen Smith(カレン) Lizzy Caplan ... Janis Ian(ジャニス) Daniel Franzese ... Damian(ダミアン) Jonathan Bennett ... Aaron Samuels(アーロン) Tina Fey ... Ms. Norbury(ノーバリー先生) オトーサン、 「惜しいね」 いい女優なのに、この後は転落人生。 どこでどう間違えて悪に染まっていったのでしょう。 この映画での役づくりがきっかけだったのでしょうか? LINDSAY LOHAN  リンゼイ・ローハン 誕生日 1986/7/2 出身 米ニューヨーク 3歳から名門モデルエージェンシーに所属し、 〈GAP〉など60本以上にCM出演。 96年、テレビシリーズ「アナザー・ワールド」で俳優デビュー。 98年「ファミリー・ゲーム 双子の天使」で双子の二役を演じ主演映画デビューし、 ヤング・アーティスト・アワード主演女優賞受賞。 2003年「フォーチュン・クッキー」が大ヒットし、ティーン・アイドルに。 2004年12月、CDアルバム「スピークス」で全米歌手デビュー。 2007年1月には薬物依存症治療のため、リハビリセンターに入る。 5月にはカリフォルニア州で、飲酒運転の容疑で逮捕。 車内から違法薬物のコカインも発見された。 7月24日にも飲酒運転とコカイン所持の疑いで カリフォルニア州サンタモニカで地元警察に逮捕される。 出演作 1998年「ファミリー・ゲーム」◇ 2003年「フォーチュン・クッキー」◇ 2004年「ミーン・ガールズ」◇「彼女は夢みるドラマ・クイーン」◇ 2005年「ハービー 機械じかけのキューピッド」◇ 2006年「ラッキー・ガール」◇「今宵、フィッツジェラルド劇場で」◆「ボビー」 2007年「チャプター27」◇ その他の出演者: Ana Gasteyer ... Cady's Mom Amy Poehler ... Mrs. George Neil Flynn ... Cady's Dad Tim Meadows ... Mr. Duvall Rajiv Surendra ... Kevin Gnapoor Elana Shilling ... Spelling Girl Graham Kartna ... Homeschooled Boy User Rating: 7.0/10 ( 64,007 votes) IMDb User Rating: 8.0/10 ( 577 votes) Yahoo! オトーサン、 「よく出来ているな」 最後にやや辻褄を合わせたような感じもありますが... User Reviews astro_92さん Crestview, Florida, USA 2005年7月3日 ホントに面白い! 間違いなく 「ミーン・ガールズ」 は、ホントに面白い! 珠玉の映画だ。 素敵な出演者、面白いストーリー、実にストレートなメッセージがある。 多くの忘れ難いシーンがある。 リンゼイ・ローハンは、力強い演技で成長している。 登場人物たちは、見ていてスゴイ、面白い。 それぞれ、観客を楽しませてくれる。 主役のケイディは、楽しい若い娘だ。 「プラスティックス」の3人組も好きだ。 レジーナ、グレチェン、カレンは、私には、とても魅力的だった。 しかも、驚くべき存在だ。 ケイディ'の両親は、やや受け身で退屈。 デュバル校長は、見応えがあり、 映画のなかでは、最高にアグレッシブな人物だ。 数学のノーバリー先生は、粘り強く自信満々のカリスマ。 ジョージ夫人もまた魅力的だ。 ジャニスとダミアンは、悲観的で不安で落ち着かない。 最後に、人気者のアーロンは、社交的で知的だ。 要するに、この映画、大いに楽しんだ。 スコアが低いのには、がっかりだ。 リンゼイ・ローハン'演じるケイディは、ほんとにいいね。 永遠のお気に入り! オトーサン、 「ヤングレディと思っていたら、 タダのガキならまだしも、小悪魔だったりして...」 うわべの発達した身体や衣装・髪型でごまかされず、 心とそのありようも見抜かないとヒドイ目にあいかねません。 古今東西、警戒警報発令中です。 rufuna77さん 2009年11月4日 実録:女の子の世界 女の子同士、特にティーンの女の子というのは まさにこういう感じだと凝縮されてる感じでした。 意地悪だけど目立つイケてる女子グループ「プラスティックス」に潜入する 主人公が影響受けてどんどん派手に変わってく様、 友情よりおしゃれに夢中の軽い中身になってく様もよくわかる気がしました。 仲よさそうに見えても、お互い知らないところで悪口言い合ってたり、 リーダーのレジーナに好かれよう、嫌われないようにと ご機嫌を取ったりと女性なら共感できる部分が結構あるかもしれません。 結局、友情ってなんなんだろう、という結論に達して 自分を見つめ直したり、大切なものをちゃんとした価値観で悟れると 変わるんでしょうけどね。 女の子同士っていろいろ大変だなーと改めて思いました。 現時点でのリンジー・ローハンは普通のナチュラルな良い子という役は ちょっと無理があるかもしれないので(笑) 劇中、プラスティックスに影響されて性悪女になってく辺りが 一番ハマってみえるかもしれません。 脚本が女性なだけあって、 かなりリアルな女の子の世界を描いてる映画だと思いました。


ボーダーライン

オトーサン、 「お久しぶり!」 TVで、チャールズ・ブロンソン主演映画を放映していました。 男性化粧品マンダムのテレビCMが話題を呼んだのは、 1970年、もう40年前のことです。 原題:Borderline (1980)   マッド・ギャリソン 監督:Jerrold Freedman 脚本:Jerrold Freedman, Steve Kline Genre: Drama Country:USA Language:English/ Spanish 上映時間:104分 あらすじ: ジェブは、メキシコ国境の警備隊隊長だ。 取締中に同僚とメキシコ人少年が射殺される、 密入国の斡旋組織に犯人がいると目星をつけるが、 FBIは、麻薬ディーラーだと主張する。 ジェブは、新入隊員のジミーらと執拗に犯人を追う。 殺された少年の母親の協力も得るのだが... 出演者: Charles Bronson ... Jeb Maynard(ジェブ) Bruno Kirby ... Jimmy Fante(ジミー) Karmin Murcelo ... Elena Morales(エレーナ) Bert Remsen ... Carl J. Richards(カール) Ed Harris ... Hotchkiss(ホッジス) オトーサン、 「ブロンソン、渋いね」 若きエドハリスが、悪漢役を好演しています。 でも...、当時から若禿だったのです。 CHARLES BRONSON  チャールズ・ブロンソン 誕生日 1920/11/3-2003/8/30 出身 米ペンシルバニア州 出演作 1952年「赤い空」 1953年「肉の蝋人形」「平原の落雷」「雨に濡れた欲情」「ホンドー」 1954年「勇者の汚名」「アパッチ」「ヴェラクルス」 1955年「真昼の脱獄」「攻撃目標零」 1956年「去り行く男」 1957年「赤い矢」 1958年「機関銃ケリー」「決闘!ブーツヒル」 1959年「戦雲」 1960年「荒野の七人」 1961年「宇宙船X−15号」「独立騎兵隊」「空飛ぶ戦闘艦」 1962年「恋のKOパンチ」 1963年「大脱走」「テキサスの4人」 1964年「マードックの拳銃」 1965年「いそしぎ」「バルジ大作戦」 1966年「雨のニューオリンズ」「特攻大作戦」 1968年「サンセバスチャンの攻防」「戦うパンチョ・ビラ」「さらば友よ」 1969年「ウエスタン」「おませなツインキー」 1970年「雨の訪問者」「アドベンチャー」「狼の挽歌」「扉の影に誰かいる」 1971年「夜の訪問者」「レッド・サン」「チャトズ・ランド」 1972年「バラキ」「メカニック」「大砂塵の男」 1973年「シンジケート」「さらばバルデス」 1974年「マジェスティック」「狼よさらば」 1975年「ブレイクアウト」「ストリートファイター」 1976年「軍用列車」「正午から3時まで」「セントアイブス」 1977年「テレフォン」「ホワイト・バッファロー」「特攻サンダーボルト作戦」 1978年「愛と銃弾」 1980年「太陽のエトランゼ」「デス・ハント」 1982年「ロサンゼルス」 1983年「殺人鬼」 1984年「地獄で眠れ」 1985年「スーパーマグナム」 1986年「必殺マグナム」 1987年「トップレディを探せ」 1988年「メッセンジャー・オブ・デス」 1989年「バトルガンM−16」「禁じ手」 1991年「インディアン・ランナー」 1992年「シー・ウルフ」 1993年「キング・オブ・リベンジ」 1994年「デス・ウィッシュ」 1996年「コップ」 1998年「キング・オブ・コップ」 その他の出演者: Michael Lerner ... Henry Lydell Kenneth McMillan ... Malcolm Wallace Enrique Castillo ... Arturo Wilford Brimley ... Scooter Jackson Norman Alden ... Willie Lambert James Victor ... Mirandez Panchito Gomez ... Benito Morales John Ashton ... Charlie Monroe Lawrence P. Casey ... Andy Davis Charles Cyphers ... Ski User Rating: 5.7/10 ( 561 votes) IMDb User Rating: 7.0/10 ( 8 votes) Yahoo! オトーサン、 「地味な正統派ドラマ」 User Reviews mm-39さん Winnipeg 2002年5月31日 当時としては悪くない 中学2年生のとき、みんながビデオを買っていた。 もっているのはステータスだった。 パパが借りてきて、見た。 かなりクールだと思った。 19年後に見ると、筋が読めたし、かったるかった。 トラックが、ハイウエーでトランザムを追うが、 なぜ、相手は、荒れた道路に逃げるのか。 ハイウエーなら追いつけないのに。 友達がそう言った。 なるほどと思った。 ともかく、いまでは、サプライズはない。 だが、見応えはある。 10点満点で6点だ。 オトーサン、 「そうだねぇ、密入国は変わっていないようだねぇ」 国境にあるメキシコのテイファナに行ったことがありますが、 まさに貧しく汚い街で、大勢のひとがウヨウヨしています。 美しく豊かな街サンディエゴに入国したい気持ちがよく分かります。 iyayo7さん 2010年7月3日 30年前の密入国取り締り チャールズ・ブロンソンが移民局の係官、 新人のエド・ハリスが悪役で、1980年のメキシコ国境を描く。 アクションシーンは少なく、当時年間100万人という強制送還者の問題提起が主体だ。 最近の映画でも出てくるが、メキシコとの国境は基本的には変わっていないということか。


ペイバック

オトーサン、 「おお、メル・ギブソン主演だ!」 それだけでも、見応えがあるのに、 クセの悪役陣が、メルいじめに狂奔するのですから、 こたえられません。 原題:Payback (1999) 監督:Brian Helgeland 原作:Donald E. Westlake 脚本:Brian Helgeland /Terry Hayes Genre:Action / Crime / Drama / Thriller Rated R for strong violence, language, and drug and sexual content. 上映時間:101分 あらすじ: ポーターは強盗だ。 14万ドルを奪うが、相棒のヴァルと妻に撃たれる。 復讐のため街に帰ってきて、コールガールのロージーの情報で、 ヴァルが娼婦パールとしけこんでいたホテルを急襲し、 取り分7万ドルの返済を約東させる。 だが、“組織"はポーターを殺すようにヴァルに命じる... 出演者: Mel Gibson ... Porter(ポーター) Gregg Henry ... Val Resnick(ヴァル) Lucy Liu ... Pearl(パール) Maria Bello ... Rosie(ロージー) William Devane ... Carter(カーター) James Coburn ... Justin Fairfax(フェアファックス) オトーサン、 「天下一品の名優だな」 事件もあってか、最近出番がないのが惜しまれます。 MEL GIBSON  メル・ギブソン 誕生日 1956/1/3 出身 米ニューヨーク ニューヨークに生まれ、11人兄弟の中に育ち、 12歳の時にオーストラリアに移住。 高校を卒業すると、姉の薦めでシドニーの国立演劇学校に入学。 舞台を経て在学中の1977年、「SUMMER CITY」で映画デビュー。 彼を一躍スターダムに押し上げたのは、1979年「マッド・マックス」。 1984年「ザ・リバー」からアメリカ映画界へ進出。 監督・主演作品「ブレイブハート」(1995)で1996年度アカデミー作品賞と監督賞を受賞。 1980年に結婚し、7人の子供を儲けるも、2009年に離婚へ。 出演作 1978年「メル・ギブソンの青春グラフィティ」 1979年「マッドマックス」◇「ティム」 1981年「誓い」「マッドマックス2」◇ 1982年「危険な年」「ATTACK FORCE Z」(特別奇襲戦隊Z) 1984年「ザ・リバー」「燃えつきるまで」       「バウンティ/愛と反乱の航海」 1985年「マッドマックス/サンダードーム」◇ 1987年「リーサル・ウエポン」◇ 1989年「テキーラ・サンライズ」「リーサル・ウエポン2」◇ 1990年「エア・アメリカ」「バード・オン・ワイヤー」       「ハムレット」 1992年「フォーエバー・ヤング/時を超えた告白」◇       「リーサル・ウエポン3」◇ 1993年「顔のない天使」◇ 1994年「マーヴェリック」◇ 1995年「ブレイブハート」◇「ポカホンタス」(声)◇「キャスパー」△ 1996年「身代金」◇ 1997年「陰謀のセオリー」◇「ファーザーズ・デイ」△       「フェアリーテイル」△ 1998年「リーサル・ウエポン4」◇ 1999年「ペイ・バック」◇ 2000年「パトリオット」◇「ハート・オブ・ウーマン」◇「ミリオンダラー・ホテル」       「チキン・ラン」(声) 2001年「ワンス・アンド・フォーエバー」◇ 2002年「サイン」◇ 2004年「パパラッチ」▲ その他の出演者: David Paymer ... Arthur Stegman Bill Duke ... Det. Hicks Deborah Kara Unger ... Mrs. Lynn Porter John Glover ... Phil Jack Conley ... Det. Leary Kris Kristofferson ... Bronson Mark Alfa ... Johnny's Friend #2 Kwame Amoaku ... Radioman Justin Ashforth ... Michael, Bartender #1 Len Bajenski ... Fairfax Bodyguard #1 User Rating: 7.0/10( 44,123 votes) IMDb User Rating: 7.7/10( 667 votes) Yahoo! オトーサン、 「これぞ、ハードボイルド!」 User Reviews Dave Ducharmeさん Prince George, BC, Canada 1999年2月7日 本当に浅ましい! この映画、間違いなく、今年一番の暴力映画だ。 実に面白い。 宣伝文句にある通り、 今回は、悪漢に肩入れしたくなる。 メル・ギブソン演じるポーターは、欠点だらけの男だ。 暴力的で、時に残酷だが、 他の登場人物には、もっと悪い奴もいる。 悪漢連中は、悪徳警官も含めて、いまいちパンチがない。 共感する唯一の人物は、善人のローズだ。 お定まりのコールガールで、金のハートを持っている。 (24カラットでなく、10カラットだろうが) だが、我々は、ポーターに肩入れしたくなる。 率直に言って、この役をやってのけて、 観客が支持できる役者は、彼メル・ギブソンしかいない。 いつもの彼は、有為転変のある善人役が多いのだが。 今回の有為転変は、いつもより激しかった。 つまるところ、大画面での暴力映画フアンで、 メル・ギブソンのフアンなら、見応えがある。 オトーサン、 「そうかなぁ?」 ポーターの妻はなぜ彼を裏切ったのかは、 映画のなかで、きっちり説明されていましたよ。 麻薬中毒が原因で、麻薬欲しさにヴァルの言うがままになっていたのです。 愛も妻の座も、麻薬には敵いません。 服部弘一郎さん 1999年2月19日 相棒に盗んだ金と妻を奪われた男が復讐のために立ち上がる。 メル・ギブソン主演のハードボイルド映画。 組織に属さない一匹狼の強盗ポーターは、仕事のパートナーに選んだ男に裏切られ、 盗んだ金と妻を奪われた。 プライドを傷つけられたうえ、生死の境をさまよう重傷を負ったポーターは、 自分を裏切った男ヴァルを殺し、妻と金を取り戻すため町に舞い戻ってくる。 主演のメル・ギブソンが非情なアウトローを演じて、 『マッド・マックス』時代のハングリーさを取り戻しています。 我々が最近見知っているギブソンと今回演じたポーターという役柄の落差がチグハグにならず、 うまくキャラクターの幅や奥行きにつながっているのが見事。 原作はリチャード・スタークの「悪党パーカー/人狩り」だが、 この小説は今から30年以上も前に『殺しの分け前/ポイント・ブランク』として映画化されている。 監督はジョン・ブアマンで、主演はリー・マービン。 今回の作品はそのリメイクですが、僕は原作未読でブアマンの映画も観ていないので、 今回の映画との比較はできない。 主人公のポーターは、もともと用意周到な準備できれいな仕事をするプロの強盗だったのでしょう。 危険に身をさらすような無茶はしない。 目立った派手な仕事をして、町を牛耳る組織と対立関係になるようなこともしない。 自分の職分を守り、その範囲の仕事で満足しているタイプです。 それこそが、ポーターの強盗としての処世術だった。 ところが相棒と妻に裏切られたことによって、彼の生き方は180度変わってしまう。 彼は自分から奪われたものを取り戻すために、命知らずの冒険をするようになる。 相棒のヴァルは、ポーターから盗んだ金を組織への借金返済に充ててしまった。 金を取り戻すとしたら、組織を相手にしなくてはならない。 ポーターの金は7万ドル。 もとより組織を相手にする危険と引き合う金額ではない。 だがポーターはその金にこだわる。 わずか7万のはした金を取り戻すことが、 ポーター自身のプライドを取り戻すことにつながるからです。 面白い映画です。 この手の作品では敵役の描き方が面白さの重要な部分を占めますが、 ポーターを裏切ったヴァル、ヴァルを捨て石にしてでも組織の権威を守ろうとする幹部たち、 ポーターをつけねらう中国マフィア、ポーターの金のおこぼれに預かろうとする悪徳警官たちなど、 どの悪党たちも一癖ある連中ばかりです。 ヴァルの陽気なマゾヒストぶりには笑ってしまうし、組織の幹部がまた個性的な連中ばかり。 特にジェームズ・コバーン演じる中堅幹部が、なかなか憎めない男で面白かった。 ポーターの金を横からかすめ取ろうとするデヴィッド・ペイマーも、 図々しさだけが取り柄の小悪党を好演しています。 サドの中国系コールガール、ルーシー・アレクシス・リュウも大いに笑いを取っていました。 この映画では、主人公ポーター、デボラ・カラ・アンガー演ずるポーターの妻、 マリア・ベロ扮する高級娼婦ロージーの三角関係がわかりにくいのだけが欠点。 ポーターの妻はなぜ彼を裏切ったのか、そんな妻をポーターはどう思ったのかが、 最後までよくわかりませんでした。


桜田門外ノ変

オトーサン、 「うわっ、なんで?」 先日、栗を買いに水戸駅を降り立つと、 そこら中に、この映画のポスターが貼ってありました。 この映画をみて、はじめて納得しました。 原題:桜田門外ノ変(2010) 監督:佐藤純彌 原作:吉村昭 脚本: 江良至 佐藤純彌 Genre:時代劇 上映時間:137分 あらすじ: 安政7年(1860年)、 尊王攘夷を唱えた水戸藩藩主・徳川斉昭は、 開国派の幕府大老・井伊直弼より永蟄居を命じられていた。 事態を憂慮した水戸藩士有志は、脱藩して井伊直弼を討つ盟約を結ぶ。 そして安政7年3月3日、関鉄之介ら水戸脱藩士17名と、薩摩藩士1名が実行部隊となり、 桜田門前にて井伊直弼を襲撃、首を討ち取った。 その後、薩摩藩が京都にて挙兵し、朝廷を幕府軍から守る手はずになっていたため、 関らは京都へ向かうが... 出演者: 大沢たかお ... 関鉄之介 長谷川京子 ... 関ふさ 加藤清史郎 ... 関誠一郎 伊武雅刀 ... 井伊直弼 北大路欣也 ... 徳川斉昭 オトーサン、 「ベテラン2人がいいね」 でも、あまりにも時代劇そのもので、 そういう意味では、大沢たかおの初心しさが、 新風を吹き込んだ感がありました。 その他の出演者: 柄本明 ... 金子孫二郎 生瀬勝久 ... 高橋多一郎 渡辺裕之 ... 岡部三十郎 中村ゆり ... いの 渡部豪太 ... 佐藤鉄三郎 須賀健太 ... 高橋荘左衛門 本田博太郎 ... 桜岡源次衛門 温水洋一 ... 与一 北村有起哉 ... 安藤龍介 田中要次 ... 稲田重蔵 坂東巳之助 ... 有村次左衛門 永澤俊矢 ... 西郷吉之助(隆盛) 池内博之 ... 松平春嶽 榎木孝明 ... 武田耕雲斎 西村雅彦 ... 野村常之介 User Rating: 6.8/10( 198 votes) Yahoo! オトーサン、 「よく出来ている」 この映画を見終えて、桜田門のそばにそびえる 国会議事堂をみると、つい思ってしまいます。 日本は、こんな体たらくでいいのか? 命を賭して、国のために働く人物はいるのだろうか? User Reviews ヌートリアE さん 2010年10月22日 幕末の重要事件をドキュメンタリータッチで描く。 幕末。 特にペリー来航で揺れる日本国の激動を感情をほとんど交えない ドキュメンタリータッチで描いた政治劇だ。 水戸、彦根等思想的にどちらにも肩入れをしないという姿勢が全編を貫いている。 そのためだろうか、逆に観客の感情面での持って行きようがなくなったのも事実で、 僕たちはこの歴史的事件を距離を置いて見ることになる。 そこにあるのは、変の直前に脱藩してテロリストにされた集団とそのみじめな逃避行である。 正道が一転して逆族になる政治のルール。 これを繰り返し、時代は変遷して来たのだ。 そんな政治の厳しさを現代に呼び起こし、 今の時代だからこそこの映画は輝いている風にも見える。 驚くべきは桜田門の変が惜しみなく映画の最初の方に描かれていることである。 雪の決戦。赤い血が白い雪面に散らばっている。 残酷だがやはり映画の美がそこにある。 また通常のチャンバラでなく、史実に近いと思われる 殺戮のぎこちなさまで伝わってくる演出で迫力満点である。 これもリアリズムであろう。 史実に観客がたまたま遭遇した感が強い。 その後描かれるのは政治の裏切りと悲惨な逃亡劇である。 どんな大義名分があろうと、テロリストが政治の表に立つことはないのだ。 あるとすればクーデターだけだが、桜田門外の変はそれではない。 脱藩していることがすべてを表している。 幕末といえば会津と長州の確執が有名だが、水戸と彦根もそれは存在するのだろう。 大老を守れなかった変に遭遇した家来たちは死罪もあったと告げていた。 ことの原因は「安政の大獄」に反抗する反動分子の決起という意味合いが大きいはずなのだが、 映画ではことさらそれをさらりと描いているだけなので、 変の奥にある意図が分かりづらかったのではなかろうか。 ともあれ、この映画は志を遂げた武士たちも、明日は無明。 世直しどころか殺人集団として追われる身になってしまうということである。 悲惨である。 薩摩の裏切りもあり全国散りじりと逃亡するのだが、 特に大坂での父子の自刃は見るに堪えないほど哀しいシーンであった。 こういう事件を通して歴史は大きなうねりを過ぎていく。 現代の我々も大きな歴史の中ではどんな通過地点なんだろうか、 今まさに現代に生きている我々が現代のこの時点を一番分かっていないのではなかろうか。 黒船襲来、太平洋戦争勃発という同レベルの危機(両方アメリカ)と対峙した我々の先人たち。 これらの史実は今・現代を考えるに一番の教科書ではないか。 有意義な映画だと思います。 オトーサン、 「前田さん、今週のオススメだ!」 前田有一さん 2010年10月16日 愛国者たちの潔い最後を描くせつない時代劇 先日、尖閣諸島に色白な船長がやってきて、 喧嘩上等とばかりに海保船に特攻を仕掛けてきた。 こうした事態に対し、政治家はどう対処すべきなのか。 穏健にコトナカレ主義に徹するのか、3倍返しじゃコラァと受けて立つのか。 どちらが正しいのかは、その時点では誰にもわからない。 未来から振り返った時、ああすべきだったかもしれない、とわかる程度のものである。 たとえその時はおかしな選択だったとしても、 それが後々生きてくるなんてケースは腐るほどある。 政治とは、常に謙虚な目で分析していきたいものである。 そんなわけで、歴史上の事件を描くとき、 片方を一方的な悪として描くようなドラマは安っぽくなりがちだ。 謙虚さを捨ててまで片方に肩入れする描き方は、それはそれで熱いものがあるが、 常にこのチープ感が付きまとうリスクと隣り合わせとなる。 桜田門外の変とは、水戸藩、薩摩藩出身の浪士たちが、 ときの権力者・井伊直弼の暗殺をはかった事件。 なぜそんな事件が起きたかといえば、ペリー来航にはじまる外圧に対し、 日米修好通商条約のような不平等条約を結ぶなどずるずると開国に追い込まれた政府に対し、 外人喧嘩上等(攘夷派)の武闘派たちが怒り心頭に発したためだ。 俺らより強ぇ外人さんに文句いえるわけねえよ派と、 妥協したら一生なめられるんだよ派。 どちらが愚かで、どちらが正しかったのか。 それは今でも解釈が分かれる問題かもしれない。 映画『桜田門外ノ変』では、どちらも愛国者であり、国益のために必死だった。 だが、方法論の違いで最後は争うことになってしまったという視点を採用する。 1853年、浦賀沖にペリーの黒船が来航。 これにともない南紀派(徳川家茂を推し、外交は開国路線)の井伊直弼(伊武雅刀)らは、 反対する水戸藩主・徳川斉昭(北大路欣也)ら一橋派(徳川慶喜を推し、 外交は外国人武力排除路線)を粛清(安政の大獄)するなど、強硬的な政策を推し進めていく。 こんな時代背景が、やがて水戸藩の関鉄之介(大沢たかお)を中心とする 暗殺実行部隊の組織へとつながる。 彼らが起こした暗殺事件を「桜田門外の変」と呼ぶ。 いわばテロの話だから、というわけでもなかろうが、 映画化の題材としてはそれほど人気のある史実ではない。 しかし、日本の隣に次期覇権国家候補の最右翼・中国が台頭。 黒船来航時なみの歴史的岐路に日本が立たされている現在、 当時国内でおきた政治的試行錯誤を振り返ることは無駄ではない。 それどころかこの映画で描かれる「歴史」の中には、 多くの示唆に富んだ興味深い現代との符合を見て取れる。 映画化のタイミングとしては、一番適していたかもしれないと私は思う。 今年2010年は時代劇が大人気で、 年末にかけてこれから何本も公開されるが、 前述のとおり時代にマッチしたテーマ性、役者たちの名演、 重厚な桜田門のセットをはじめとする美術のレベルの高さ、 そしてストーリー構成の斬新さにより私は本作品をオススメの筆頭にあげる。 最後に挙げた構成の巧みさとは、 一言でいえばクライマックスの暗殺事件を映画の冒頭に持ってきたことを指す。 エンターテイメント大作を任せられる数少ない日本の巨匠、佐藤純彌監督の手腕は今回冴えに冴え、 この構成によって物語の感動、せつなさが大いに強調された。 目をみはる迫力の襲撃シーンで客席の心をわしづかみにして、 こんな大変な事件を命がけで起こしたキャラクターたちに対して興味を抱かせる。 その後、じっくりとその事件に至るまでの流れを、生存者の逃亡劇と並行して描く。 だれもが知っている史実であっても、 こうすれば映画の最後までスリルと興味を持続させることができる。 グダグダと前ふりばかりが長く、肝心の事件が起きる最後の20分あたりまで引っ張りまくる、 どこかの局のボクシング中継のような歴史映画が乱造される中、これはうまいやり方だ。 娯楽映画の作り方を知り尽くした佐藤監督ならではのサービス精神、アイデア力には脱帽である。 やはり、ベテランになっても頭の柔らかい人は違う。 それにしても、いったいどういうラストにするのだろうと心配しつつみていたが、 なるほどこう来たかと感心させられた。 これは日本人の心にダイレクトに響く締め方だ。 中国人歌手alanが歌う主題歌がまた映画の雰囲気にぴったり合っていて涙を誘う。 映画が終わった後に、冒頭の捨て身の襲撃で命を落とす男たちの最後の姿が目に浮かび、 あとからじわじわとくるタイプの感動を味わえる。 昔の日本には、気持ちのいい奴らがたくさん生きていた。 政治に携わる者たちも本気で国の未来を憂い、自分の立場なりに最善を尽くそうとしていた──。 たとえ脚色による錯覚、ファンタジーであったとしても、そんな気持ちをしばし味わうのは悪いものではない。 正義と悪の戦いではない。 それどころか、互いに憎しみ合っているわけでもない。 それでも人と人は、命のやり取りでケジメをつけねばならない時がある。 関鉄之介が追手との一騎打ちの申し出を受ける際、刀を借りたある人物に言うセリフ、 それがこの物語の核心を象徴している。 これぞ武士道、日本の心。 そんなドラマを見たい人にはオススメの傑作時代劇である。


哀しみの街かど

オトーサン、 「アル・パチーノはいいね」 このところ彼の作品を見続けていますが、 本作が、彼の初主演作です。 原題:The Panic in Needle Park (1971) 監督:Jerry Schatzberg 原作:James Mills 脚本:Joan Didion /John Gregory Dunne Genre:Crime / Drama / Romance 上映時間:109分 あらすじ: ボビーは、麻薬の売人だ。 中絶手術をうけたばかりのヘレンに マリファナを売りつけようとして、震えているヘレンに 自分のスカーフを手渡した。 退院の日には、ヘレンを出迎えに行く。 そんなボビーのやさしさにヘレンは魅かれていく。 だが、ヘレンは、麻薬常用者の仲間となり、 麻薬欲しさに、売春をするようになる。 麻薬取締官のホッチナーに逮捕されそうになる。 それを知ったボビーは、ヘレンと結婚しようとして、 泥棒稼業の兄ハンクの盗みを手伝い、金を稼ごうとする。 だが、盗みは失敗し、ボビーは、刑務所へ.... 出演者: Al Pacino ... Bobby(ボビー) Kitty Winn ... Helen(ヘレン) Richard Bright ... Hank(ハンク) Alan Vint ... Hotch(ホッチナー) オトーサン、 「若いなぁ」 31歳のアル・パチーノをみるのははじめてです。 チンピラそのもののような風情です。 相手役のキティ・ウィンは、清純派ですが、 身体を張った演技で、魅せます。 AL PACINO アル・パチーノ 誕生日 1940/4/25 出身 米ニューヨーク州イーストハーレム 69年「ナタリーの朝」で映画デビュー。 72年「ゴッドファーザー」、90年「ディック・トレイシー」、92年「摩天楼を夢みて」で アカデミー賞助演男優賞にノミネート。 73年「セルピコ」、74年「ゴッドファーザーPART2」、75年「狼たちの午後」、 79年「ジャスティス」でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされる。 92年「セント・オブ・ウーマン 夢の香り」でアカデミー賞主演男優賞受賞。 96年「リチャードを探して」で初監督。 出演作 1969年「ナタリーの朝」 1971年「哀しみの街角」 1972年「ゴッド・ファーザー」 1973年「スケアクロウ」「セルピコ」 1974年「ゴッド・ファーザーPART2」 1975年「狼たちの午後」 1977年「ボビー・デアフィールド」 1979年「ジャスティス」 1980年「クルージング」 1982年「喝采の陰で」 1983年「スカーフェイス」 1985年「レボリューション めぐり逢い」 1989年「シー・オブ・ラブ」 1990年「ゴッド・ファーザーPART3」「ディック・トレーシー」 1991年「イン・ベッド・ウイズ・マドンナ」       「恋のためらい/フランキーとジョニー」 1992年「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」◇      「摩天楼を夢見て」 1993年「カリートの道」 1995年「ヒート」◇「アル・パチーノ/天国の約束」 1996年「訣別の街」「アル・パチーノのリチャードを探して」 1997年「ディアポロス」◇「フェイク」◇ 1998年「チャイニーズ・コーヒー」 1999年「エニイ・ギブン・サンデー」◇「インサイダー」◇ 2002年「インソムニア」「ニューヨーク 最後の日々」◇「シモーヌ」◇ 2003年「リクルート」◇「ジーリ」 2004年「ヴェニスの商人」◇ 2005年「トゥー・フォー・ザ・マネー」◇ 2007年「オーシャンズ13」◆「88ミニッツ」 KITTY WINN  キティ・ウィン 誕生日 1944/2/21 出身 米ワシントン州 父親が陸軍将校だった関係で少女期を世界各地で過ごし、 帰国後ボストン大学が学ぶうち、演劇熱にとりつかれて サンフランシスコのアメリカ音楽演劇学校の劇団に参加。 69年「三人姉妹」でブロードウェイ・デビュー。 71年「哀しみの街かど」でカンヌ映画祭女優演技賞を受賞。 「エクソシスト」ではメイドのシャロン役。 出演作 1971年「哀しみの街かど」 1973年「エクソシスト」 1977年「エクソシスト2」 1983年「鏡」 2000年「エクソシスト ディレクターズ・カット版」 その他の出演者: Kiel Martin ... Chico Michael McClanathan ... Sonny Warren Finnerty ... Sammy Marcia Jean Kurtz ... Marcie Raul Julia ... Marco Angie Ortega ... Irene Larry Marshall ... Mickey Paul Mace ... Whitey Nancy MacKay ... Penny Gil Rogers ... Robins Joe Santos ... DiBono Paul Sorvino ... Samuels Arnold Williams ... Freddy Vic Ramano ... Santo Bryant Fraser ... Prep School Boy Dora Weissman ... Pawnshop Lady Sully Boyar ... Doctor Florence Tarlow ... Ward Nurse Rutanya Alda ... Admitting Nurse Anthony Palmer ... Hotel Clerk User Rating: 7.0/10( 4,564 votes) IMDb User Rating: 8.8/10( 62 votes) Yahoo! オトーサン、 「胸を打つ名作だな」 社会の底辺に暮らすひとびとのうめき声が胸を打ちます。 カンヌ国際映画祭受賞 ・女優賞 キティ・ウィン 同ノミネート ・パルム・ドール ジェリー・シャッツバーグ User Reviews bones-56さん Los Angeles 2004年11月11日 すばらしい初演技 この映画をはじめて見たとき、 アル・パチーノは、無名俳優だった。 まだ、「てゴッドファーザー」に出てはいなかった。 私は、いつものように映画を楽しんだが、 この俳優は、なんて素晴らしいスターなのだと驚いた。 なんで、それまで見たことがなかったのだろう。 アル・パチーノは、沢山のすばらしい映画を撮っているが、 かれは、彼の最高傑作だ... それなのに、聞いたことがあるひとは、極めて少数だ。 VHSで見ることができるが、 20年も経過すると、映像が劣化している。 私は、ようやく高価な中古コピーをインターネットの業者から入手した。 DVDができることを願う。 オトーサン、 「初主演作にして、この名演技!」 デビュー作「ナタリーの朝」では助演でした。 inamuraさん 2004年10月14日 アル・パチーノの初主演作 なので、かなり期待してみましたが、かなり暗い映画でした。 最近に映画にはない様な絶望感みたいなものが 全篇に漂っていて見ていてこれはこれで面白かったけど 興業的にヒットするような映画でないなと思いました。 たしかにアル・パチーノは最初のシーンから存在感はあったけど、 これを見てゴッドファーザーに抜擢したコッポラもすごい眼力の人なんだと思いました。


セルピコ

オトーサン、 「これで何本目かな?」 このところ、アル・パチーノの映画を見ています。 この映画、彼の若い頃の名作です。 原題:Serpico (1973) 監督:Sidney Lumet 原作:Peter Maas 脚本:Waldo Salt /Norman Wexler Genre:Biography / Crime / Drama Country:Italy / USA Language:English / Spanish / Italian 上映時間:130分 あらすじ: 雨の夜、救急病院に警官が運び込まれた。 セルピコ、NY市警の麻薬課刑事だ。 捜査中に同僚の警察官によって銃撃され、負傷したのだ。 地区総監グリーンは、病室に24時間の警戒態勢を敷かせた。 なぜか? 汚職の実態をニューヨーク・タイムスにぶちまけた男だからだ。 「俺はセルピコを撃ち殺したいと言っていた警察官を6人知っている」 そう語る上司もいた。 出演者: Al Pacino ... Officer Frank Serpico(セルピコ) John Randolph ... Chief Sidney Green(地区総監グリーン) Barbara Eda-Young ... Laurie(ローリー) Cornelia Sharpe ... Leslie Lane(レズリー) オトーサン、 「若いな。キラキラしている!」 ローリー、そして、レズリーとの恋と別離のシーンも、 忘れ難いものがあります。 AL PACINO アル・パチーノ 誕生日 1940/4/25 出身 米ニューヨーク州イーストハーレム 69年「ナタリーの朝」で映画デビュー。 72年「ゴッドファーザー」、90年「ディック・トレイシー」、92年「摩天楼を夢みて」で アカデミー賞助演男優賞にノミネート。 73年「セルピコ」、74年「ゴッドファーザーPART2」、75年「狼たちの午後」、 79年「ジャスティス」でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされる。 92年「セント・オブ・ウーマン 夢の香り」でアカデミー賞主演男優賞受賞。 96年「リチャードを探して」で初監督。 出演作 1969年「ナタリーの朝」 1971年「哀しみの街角」 1972年「ゴッド・ファーザー」 1973年「スケアクロウ」「セルピコ」 1974年「ゴッド・ファーザーPART2」 1975年「狼たちの午後」 1977年「ボビー・デアフィールド」 1979年「ジャスティス」 1980年「クルージング」 1982年「喝采の陰で」 1983年「スカーフェイス」 1985年「レボリューション めぐり逢い」 1989年「シー・オブ・ラブ」 1990年「ゴッド・ファーザーPART3」「ディック・トレーシー」 1991年「イン・ベッド・ウイズ・マドンナ」       「恋のためらい/フランキーとジョニー」 1992年「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」◇       「摩天楼を夢見て」 1993年「カリートの道」 1995年「ヒート」◇「アル・パチーノ/天国の約束」 1996年「訣別の街」「アル・パチーノのリチャードを探して」 1997年「ディアポロス」◇「フェイク」◇ 1998年「チャイニーズ・コーヒー」 1999年「エニイ・ギブン・サンデー」◇「インサイダー」◇ 2002年「インソムニア」「ニューヨーク 最後の日々」◇「シモーヌ」◇ 2003年「リクルート」◇「ジーリ」 2004年「ヴェニスの商人」◇ 2005年「トゥー・フォー・ザ・マネー」◇ 2007年「オーシャンズ13」◆「88ミニッツ」 その他の出演者: Jack Kehoe ... Tom Keough Biff McGuire ... Capt. Insp. McClain マクレイン Tony Roberts ... Bob Blair ブレア John Medici ... Pasquale Allan Rich ... Dist. Atty. Herman Tauber Norman Ornellas ... Don Rubello Edward Grover ... Insp. Lombardo Albert Henderson ... Peluce Hank Garrett ... Malone Damien Leake ... Joey Joseph Bova ... Potts User Rating: 7.8/10( 25,901 votes) IMDb User Rating: 8.1/10(    478 votes) Yahoo! オトーサン、 「奥行きのある映画だ」 アカデミー賞ノミネート ・主演男優賞 アル・パチーノ ・脚色賞 ゴールデン・グローブ受賞 ・男優賞(ドラマ) アル・パチーノ User Reviews Derek237さん Canada 2003年6月5日 確かに、「ゴッドファーザー」はアル・パチーノをスターにした。 だが、この「セルピコ」は、彼を男にした。 アル・パチーノは、最高の役者のひとりだ。 いくつものすごい役を演じている。 この「セルピコ」の演技も、間違いなく、そのひとつだ。 いくつものシーで、魅力的で、鮮やかな演技を見せている。 他方、強烈で、はじけるような演技も。 警官の腐敗をめぐる筋が進んでいき、 セルピコは、組織に警鐘を鳴らす。 実に興味深い。 それが多くを占めているが、 これがいい映画になった理由は、筋書きよりも登場人物にある。 いいシーンは、セルピコの私生活であり、煩悶だ。 彼が恋人に、なぜ警官になりたかったのかを説明する 素晴らしいシーンがある。 そのシーンをみると、彼に共感せざるをえなくなる。 シドニー・ルメットとアル・パチーノは、いいチームを組み、 数年後には、 「狼たちの午後」で、それを再確認させた。 監督のシドニー・ルメットは素晴らしいが、 何と言っても、これは、アル・パチーノの映画だ。 フアンにとっては、必見の映画だ。 採点は、10点満点の9点。 オトーサン、 「賛成!若い頃のパチーノもいい!」 hechonapsさん 2010年8月1日 涙のわけ 物語自体はよくあるものでしたが、演出がスゴイ。 今見てもぜんぜん古臭い感じがしないのが不思議。 普遍的なテーマをキッチリと描き込んであるからでしょうか。 飼っているペットの変遷も面白い。 最初は牧羊犬を、二十日鼠を、オウムを。 これらの持つイメージがセルピコと彼を取り巻く警官たちをイメージさせて 台詞に頼らないウマい見せ方ですよね。 正義感と向上心を制服姿でも、私服姿でも見せてくれ、 そしてその度にぶつかる 警官と賄賂。 ここからがパチーノの演技の見せドコロでしたね(^_^)v ぶつかって誰かに相談すたびに慎重になり、不正への怒りも増してゆく、 あの大きな瞳が印象的でした。 しかし、警官になった動機ともとれる子供の頃の話は正義感のかけらも語られず、 人だかりの秘密を知りたい。とても子供らしい野次馬根性で、 夢かなって警官になった今、知った秘密は「公然の秘密」 金バッジが欲しいのに賄賂の壁に阻まれてお手柄なんて立てられない。 なのに、ハメられ死にそうになったあげく口止めか?!な形で贈られた金バッジ。 あの涙は、泣きたい気持ちはわかるけど、何の涙だったんだろう? たぶん、見るたびに涙のわけを考え、その都度違う答えが出るんやろうな。。。 ギラギラした脂が落ちたような今のパチーノも渋くていいけど、 若い頃のこのオトコマエ度の申し分なさったらもう〜ヽ(^。^)ノ 市民にまぎれて捜査する格好が♪ ヒッピーでも肉屋の兄ちゃんでもアーミッシュでも!! モチロン制服姿も! 渋好みの私には珍しく若い頃もステキ〜とうっとりしてしまいました。


ボーダー

オトーサン、 「アル・パチーノの出演作をみよう」 TSUTAYA DISCASで探しました。 見ていないのが、数本あって、全部注文しました。 この映画、デニーロとの共演でした。 原題:Righteous Kill (2008) 監督:Jon Avnet 脚本:Russell Gewirtz Genre:Crime / Drama / Mystery / Thriller Rated R for violence, pervasive language, some sexuality and brief drug use. 上映時間:100分 あらすじ: タークとルースターは、NY市警のベテラン刑事。 コンビを組んで20年、固い絆で結ばれている。 連続殺人事件が発生した。 被害者は、逮捕されたが証拠不十分で釈放された悪党ども。 捜査を進めるうちに犯人が浮かび上がる。 それは、何とタークだった! 2人は、汚名を晴らそうと、捜査にのめり込む... 出演者: Robert De Niro ... Tom 'Turk' Cowan(ターク) Al Pacino ... David 'Rooster' Fisk(ルースター) John Leguizamo ... Det. Simon Perez(ペレス) Donnie Wahlberg ... Det. Ted Riley(ライリー) Brian Dennehy ... Lieutenant Hingis(ヒンギス) Carla Gugino ... Karen Corelli(カレン) オトーサン、 「老優、健在なり!」 でも、監督が偉大な2人に気を遣っているのが、ありありでした。 ROBERT DE NIRO  ロバート・デ・ニーロ 誕生日 1943/8/17 出身 米ニューヨーク 10歳の時から演技学校で学び、16歳の時に俳優指導者ステラ・アドラーに師事する。 同時にニューヨーク・アクターズ・スタジオにも通い、オフ・ブロードウェイで活躍。 74年「ゴッドファーザーPART2」で若き日のコルレオーネ役を演じ、アカデミー賞助演男優賞受賞。 80年「レイジング・ブル」でアカデミー賞主演男優賞受賞。 その後、ノミネートも4回されている。 93年「ブロンクス物語/愛につつまれた街」で監督デビュー。 出演作 1965年「マンハッタンの哀愁」 1968年「ロバート・デ・ニーロのブルー・マンハッタン/黄昏のニューヨーク」 1969年「御婚礼ウェディング・パーティー」 1970年「血塗れのギャング・ママ」      「ブルー・マンハッタンT/哀愁の摩天楼」 1971年「わが心の天使」「生き残るヤツ」      「ロバート・デ・ニーロのスワップ」 1973年「バング・ザ・ドラム」「ミーン・ストリート」 1974年「ゴッドファーザーPART2」 1976年「1900年」「タクシードライバー」「ラスト・タイクーン」 1977年「ニューヨーク・ニューヨーク」 1978年「ディア・ハンター」 1980年「レイジング・ブル」◇ 1981年「告白」 1982年「エリア・カザンの肖像」 1983年「キング・オブ・コメディ」 1984年「恋に落ちて」       「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」 1985年「未来世紀ブラジル」 1986年「ミッション」 1987年「アンタッチャブル」◆「エンゼル・ハート」       「ディア・アメリカ/戦場からの手紙」(声) 1988年「ミッドナイト・ラン」 1989年「俺たちは天使じゃない」「ジャックナイフ」 1990年「アイリスへの手紙」「グッドフェローズ」      「レナードの朝」 1991年「ケープ・フィアー」◇「真実の瞬間」       「ハート・オブ・ダークネス/コッポラの黙示録」       「バックドラフト」「ミストレス」 1992年「ナイト・アンド・ザ・シティ」 1993年「恋に落ちたら」「ブロンクス物語/愛に包まれた街」      「ボーイズ・ライフ」 1994年「フランケンシュタイン」◇ 1995年「カジノ」◇「ヒート」◇「百一夜」 1996年「マイ・ルーム」「ザ・ファン」◇「スリーパーズ」◆ 1997年「噂の真相/ワグ・ザ・ドッグ」「大いなる遺産」      「コップランド」◇「ジャッキー・ブラウン」◇ 1998年「RONIN」◇ 1999年「アナライズ・ミー」◇「フローレス」◇ 2000年「ミート・ザ・ペアレンツ」◇「ザ・ダイバー」◇       「ロッキー・アンド・ブルウィンクル」 2001年「15ミニッツ」◇「スコア」◇ 2002年「ショウタイム」◇「容疑者」◇「アナライズ・ユー」◇ 2004年「ミート・ザ・ペアレンツ2」◇「アダム−神の使い 悪魔の子−」◇ 2005年「ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ」◇「RENT/レント」 2006年「アーサーとミニモイの不思議な国」(声)「グッド・シェパード」 2008年「トラブル・イン・ハリウッド」 AL PACINO アル・パチーノ 誕生日 1940/4/25 出身 米ニューヨーク州イーストハーレム 69年「ナタリーの朝」で映画デビュー。 72年「ゴッドファーザー」、90年「ディック・トレイシー」、92年「摩天楼を夢みて」で アカデミー賞助演男優賞にノミネート。 73年「セルピコ」、74年「ゴッドファーザーPART2」、75年「狼たちの午後」、 79年「ジャスティス」でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされる。 92年「セント・オブ・ウーマン 夢の香り」でアカデミー賞主演男優賞受賞。 96年「リチャードを探して」で初監督。 出演作 1969年「ナタリーの朝」 1971年「哀しみの街角」 1972年「ゴッド・ファーザー」 1973年「スケアクロウ」「セルピコ」 1974年「ゴッド・ファーザーPART2」 1975年「狼たちの午後」 1977年「ボビー・デアフィールド」 1979年「ジャスティス」 1980年「クルージング」 1982年「喝采の陰で」 1983年「スカーフェイス」 1985年「レボリューション めぐり逢い」 1989年「シー・オブ・ラブ」 1990年「ゴッド・ファーザーPART3」「ディック・トレーシー」 1991年「イン・ベッド・ウイズ・マドンナ」      「恋のためらい/フランキーとジョニー」 1992年「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」◇      「摩天楼を夢見て」 1993年「カリートの道」 1995年「ヒート」◇「アル・パチーノ/天国の約束」 1996年「訣別の街」「アル・パチーノのリチャードを探して」 1997年「ディアポロス」◇「フェイク」◇ 1998年「チャイニーズ・コーヒー」 1999年「エニイ・ギブン・サンデー」◇「インサイダー」◇ 2002年「インソムニア」「ニューヨーク 最後の日々」◇「シモーヌ」◇ 2003年「リクルート」◇「ジーリ」 2004年「ヴェニスの商人」◇ 2005年「トゥー・フォー・ザ・マネー」◇ 2007年「オーシャンズ13」◆「88ミニッツ」 その他の出演者: 50 Cent ... Spider Trilby Glover ... Jessica Saidah Arrika Ekulona ... Gwen Darvis Alan Rosenberg ... Stein Sterling K. Brown ... Rogers Barry Primus ... Dr. Prosky Melissa Leo ... Cheryl Brooks Alan Blumenfeld ... Martin Baum Shirly Brener ... Natalya User Rating: 6.6/10( votes) IMDb User Rating: 7.0/10( 179 votes) Yahoo! オトーサン、 「両雄の演技にみほれる」 User Reviews joanwweiiiiiさん United States 2008年9月20日 素晴らしい演技の平凡な映画 アル・パチーノとロバート・デ・ニーロは、期待通り。 この手の役を30年以上やってきている。 拍手喝采だが、驚きはない。 映画それ自体は、目新しくないのだ。 先が読める筋書き、ステレオタイプな良い刑事と悪い刑事、 悪い隣人というのは、この映画の大きなマイナスだ。 登場人物の性格変容がないのも、不信感を呼ぶ。 いかに演技がよくても、いくつかのシーンは、ありえない。 最後に、監督のドラマチックな音楽の乱用。 何も起こるわけがないので、次第に我慢できなくなる。 私の採点は、6点。 アル・パチーノに3点、ロバート・デ・ニーロに3点だ。 オトーサン、 「ASHさん、気持ちが入っているな」 ASHさん 2010年5月7日 俺たちはいいチームだった そもそも「ヒート」とは、デニ・パチが共演していながら 2人が同じ画面に登場しないというコンセプト(?)に基づいた映画だったわけだけど、 コチラはノッケから2人が肩を並べて銃を撃ち合う射撃場のシーンからスタートする。 これだけでデニ・パチががっぷり四つに組んだ凄まじい映画になっているのだろうと 期待値も自然と高まるハズ、なんだけど…。 凶悪犯だけをターゲットにした連続殺人事件の容疑者として 浮かび上がったデ・ニーロ演じるタークという刑事。 こういうプロットの場合、正義感の強い刑事が罪を着せられて、 その汚名を晴らすために奔走するのがよくあるパターンだとは思うが、 どうも映画の冒頭からタークは限りなくクロに近い人物とされている。 自分の犯した罪を告白するモノクロのビデオ映像が劇中に何度も挿入され、 確かに全編を通して怪しまれるような行動をしているもんだから。 直情的ですぐにブチ切れるタークは犯人と疑われても仕方のない言動や行動をしているし、 かなりあからさまな誤誘導が施されているので、根が単純な僕はまんまと引っかかる。 パチーノ演じるルースターは冷静で思慮深く、 疑わしい存在であるタークを庇い彼の無実を信じきっている。 長くコンビを組んでいた相方が殺人犯のわけがない。 そう思わせるだけのディテールもちゃんと揃っている。 そして明かされる、意外な真犯人の正体とは…?! 限りなくクロに近い人物をどうやってシロにするのか?  ひょっとすると、何の捻りもなくて、そのまんまのオチなのか?  根が単純だと、こういう部分に惹きつけられてしまい、 必ずしもこなれたミステリーとは言い難い映画なんだけど 最後まで見入ってしまうのだから世話ねぇよなぁ。 察しのいい人なら早い段階で犯人が分かるだろうし、 予想だにしないオチというわけでもないが、 鑑賞中は稚拙ながらもアレコレと推理をめぐらせていたわけだから、 それだけ愉しんでたってことね。 いい意味での期待通りの演技とでもいうのか、 デ・ニーロもパチーノも確かに魅力には乏しいがベテランの貫禄は健在。 刑事というよりはマフィアにしか見えないデ・ニーロ。 時々、激昂するんだけど、これがおっかないのなんの!  でも、囮捜査に協力して怪我を負った女性には優しく接したりと、 手荒な捜査はするけれど根っからの悪徳刑事ってわけでもなさそう。 荒っぽい捜査と、荒っぽいSEXはちゃんと伏線になってんのね。 やりすぎ感に溢れたデ・ニーロに対して、パチーノはどうも精彩に欠いているような…。 暴走気味のタークには、それを抑える存在であるルースターがいて初めてコンビとして成り立つ。 内部捜査官からは「まるでレノン&マッカートニー」と揶揄されるほど、 息の合ったコンビネーションを見せる。 なるほど、パチーノがどこか精彩を欠いているように見えるのにはちゃんとわけがあるのね。 こういう疲れきったオッサンを演じると、パチーノは妙にハマる! こういう、コンビが活躍する刑事モノにはあまり仲のよくないもう一組のコンビがいるもんだが、 それがジョン・レグイザモとドニー・ウォールバーグの2人。 デニ・パチとは二周りぐらい若い彼らの存在もどこか微妙に胡散臭くて、 映画のいいアクセントになっている。 久しぶりに見かけたブライアン・デネヒー。 と、クセのある脇役陣がそろっていい味。 刑事モノはこうでなくちゃね! 紅一点(でもないか)、カーラ・グギーノ。 ムサいオッサン連中に囲まれた映画の華としては不足かもしれないが、 妙に艶っぽいところがあってこれが悪くないんだよね。 まあ、この映画に限らず、ブラを付けたまま行為に及ぶってのはリアリティに欠ける (それが好き!、って人もいるけど)描写なもんだから、 ここは潔く♪ポンポロリンと脱いで欲しかったわね。 50セントが、ガラスを突き破って気をつけの姿勢で落下するのには、 見ていてなんだか悲しくなったよ。 9発の銃弾を食らっても死ななかった人なのにねぇ…。 国境警備隊が活躍する映画だと勘違いしちゃいそうな邦題の意味は?  「正義」と「不正」の「境界」ってなことを意味するのかしらん?  代理店からの回答を乞う!  ところで、男たちのヒート祭りって何だよ?  どうせなら「ザ・エッグ」と2本立てにすりゃあいいのに。


フェイク

オトーサン、 「おお、すごい顔ぶれだ!」 ジョニー・デップとアル・パチーノの両雄競演! この出会い、デップにとって演技開眼の機会になったのでは? 原題:Donnie Brasco (1997) 監督:Mike Newell 原作:Joseph D. Pistone/Richard Woodley 脚本:Paul Attanasio Genres:Crime / Drama / Thriller Rated R for some strong graphic violence, pervasive strong language and brief nudity and sexuality. 上映時間:127分 あらすじ: 78年、NYブルックリン。 FBI捜査官ジョーは、マフィア組織への潜入を命じられる。 リトル・イタリーを拠点とするソニー・レッドと、 ブルックリンを拠点とするソニー・ブラックが対立していた。 ジョーが近づいたのは、組織の末端にいたレフティ。 レフティは、行動的で頭の切れるジョーを息子のように可愛がり、 ボスのソニーに認められて昇進、さらに敵を壊滅させる夢を抱く。 それは、ジョーにとっては抜き差しならない事態だった。 さらに、妻マギーとの仲も、修復不可能になっていく... 出演者: Al Pacino ... Benjamin 'Lefty' Ruggiero(レフティ) Johnny Depp ... Donnie Brasco / Joseph D. 'Joe' Pistone(ジョー) Anne Heche ... Maggie Pistone (マギー) Michael Madsen ... Sonny Black(ソニー・ブラック) オトーサン、 「この勝負、アル・パチーノ の勝ち!」 ボクシングなら、2対1、僅差で判定勝ちというところでしょうか。 AL PACINO アル・パチーノ 誕生日 1940/4/25 出身 米ニューヨーク州イーストハーレム 69年「ナタリーの朝」で映画デビュー。 72年「ゴッドファーザー」、90年「ディック・トレイシー」、92年「摩天楼を夢みて」で アカデミー賞助演男優賞にノミネート。 73年「セルピコ」、74年「ゴッドファーザーPART2」、75年「狼たちの午後」、 79年「ジャスティス」でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされる。 92年「セント・オブ・ウーマン 夢の香り」でアカデミー賞主演男優賞受賞。 96年「リチャードを探して」で初監督。 出演作 1969年「ナタリーの朝」 1971年「哀しみの街角」 1972年「ゴッド・ファーザー」 1973年「スケアクロウ」「セルピコ」 1974年「ゴッド・ファーザーPART2」 1975年「狼たちの午後」 1977年「ボビー・デアフィールド」 1979年「ジャスティス」 1980年「クルージング」 1982年「喝采の陰で」 1983年「スカーフェイス」 1985年「レボリューション めぐり逢い」 1989年「シー・オブ・ラブ」 1990年「ゴッド・ファーザーPART3」「ディック・トレーシー」 1991年「イン・ベッド・ウイズ・マドンナ」      「恋のためらい/フランキーとジョニー」 1992年「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」◇      「摩天楼を夢見て」 1993年「カリートの道」 1995年「ヒート」◇「アル・パチーノ/天国の約束」 1996年「訣別の街」「アル・パチーノのリチャードを探して」 1997年「ディアポロス」◇「フェイク」◇ 1998年「チャイニーズ・コーヒー」 1999年「エニイ・ギブン・サンデー」◇「インサイダー」◇ 2002年「インソムニア」「ニューヨーク 最後の日々」◇「シモーヌ」◇ 2003年「リクルート」◇「ジーリ」 2004年「ヴェニスの商人」◇ 2005年「トゥー・フォー・ザ・マネー」◇ 2007年「オーシャンズ13」◆「88ミニッツ」 JOHNNY DEPP ジョニー・デップ 誕生日 1963/6/9   出身 米ケンタッキー州オーウェンズボロ フロリダで育つ。音楽に傾倒し、ロック・バンド”キッズ”に参加。 20歳の時、ロサンゼルスに移るが、バンドが解散。 83年に結婚したメークアップ・アーティスト、ロリ・アン・アリソン(85年離婚)が デップの俳優デビューを助けるため、友人のニコラス・ケイジを紹介。 ケイジはデップにエージェントを紹介し、84年「エルム街の悪夢」の映画デビュー。 87年からのテレビ番組「ハイスクール・コップ」で有名に。 90年「クライ・ベイビー」で初主演。 「妹の恋人」「シザーハンズ」「エド・ウッド」でゴールデングローブ賞ノミネート。 2003年。「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」で アカデミー主演男優賞にノミネート。 97年「ブレイブ」で監督デビュー。 出演作 1984年「エルム街の悪夢」◆ 1985年「マイアミ・ホット・リゾート」 1986年「プラトーン」 1990年「クライ・ベイビー」 「シザーハンズ」◇ 1991年「エルム街の悪夢 ザ・ファイナル・ナイトメア」△ 1992年「アリゾナ・ドリーム」 1993年「妹の恋人」◇「ギルバート・クレイブ」◇ 1994年「エド・ウッド」◇ 1995年「ドン・ファン」◇「デッドマン」      「ニック・オブ・タイム」 1996年「ザ・カンヌ・プレイヤー」 1997年「フェイク」◇「ブレイブ」◇ 1998年「ラスベガスをやっつけろ」◇「ミー&ウィル」 1999年「スリーピー・ホロウ」◇「ノイズ」◇「ナインス・ゲート」◇      「ビートニク」◆ 2000年「ショコラ」◆「夜になるまえに」◆「耳に残るは君の歌声」 2001年「ブロウ」◇「フロム・ヘル」◇「ロスト・イン・ラマンチャ」 2003年「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち」◇      「レジェンド・オブ・メキシコ デスペラード」◇ 2004年「シークレット・ウインドウ」◇「ネバーランド」◇「フレンチなしあわせの見つけ方」▲ 2005年「チャーリーとチョコレート工場」◇「ティム・バートンのコープス・ブライド」(声)      「リバティーン」◇ 2006年「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」◇ 2007年「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド」◇      「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」◇ 2009年「パブリック・エネミーズ」◇ 2010年「アリス・イン・ワンダーランド」◇ その他の出演者: Bruno Kirby ... Nicky James Russo ... Paulie Zeljko Ivanek ... Tim Curley Gerry Becker ... Agent Dean Blandford FBI Robert Miano ... Sonny Red Brian Tarantina ... Bruno Rocco Sisto ... Richard 'Richie' Gazzo Zach Grenier ... Dr. Berger Walt MacPherson ... Sheriff Ronnie Farer ... Annette Ruggiero Terry Serpico ... Strip Club Owner User Rating: 7.7/10 ( 65,697 votes) IMDb User Rating: 8.6/10 ( 1.947 votes) Yahoo! オトーサン、 「名作だ!」 アカデミー賞ノミネート ・脚色賞 User Reviews paul2001sw-1さん Saffron Walden, UK 2005年5月26日 ギャング映画No. 1 過熱し、何度も称賛されるギャング映画が氾濫する世界では、 マイク・ニューウェル監督のマフィアに潜入する警官の物語は、 見過ごされてきたと思う。 実話に基づいているこの映画では、 ジョニー・デップとアル・パチーノの素晴らしい演技が見られる。 複雑で首尾一貫したプロットは、普遍的なテーマを扱っている。 (忠誠心、人間関係や行動の変化) そして、結末は本当に感動的だ。 このジャンルで成功するには、おそらくテンポが速いだけではなく、 魅力的な神話が必要不可欠だ。 私にとっては、スコセッシの「グッドフェローズ」が好例だが、 優れた映画では、虐殺の背後に、ブラック・コメディが漂っているものだ。 おススメしたい。 オトーサン、 「やはりラストシーンがいい!」 sknmnhsknn_kathyさん 2010年9月26日 アクション映画かと思いきや。 パチーノの最後のシーンが静謐かつさりげなくて本当に印象的。 言伝を頼まれた奥さんが何か察している風なちらりとした目線もとても饒舌。 それとは対照的な反応をするデップの妻役の女優さんも ナチュラルな強さが感じられてよかった。 FBIの人間関係と潜入先が並行して描かれていて そのなかでデップの価値観が揺さぶられる様がよく分かる。 正義を語る自身の立場の方が「フェイク」に感じられるような。 lululul12さんが書いてるように、「中小企業の経営者みたい」な クレバーではないけど、組織の中で実直に人生に向き合っている 彼らのシンプルさには確かに光る部分がある。 男友達の推薦が無ければ、シンプルなアクションものだと思って きっと観なかった。感謝!!


ぼくのプレミアライフ

オトーサン、 「いいぞ、いいぞ」 コリン・ファース目当てで借りたDVDです。 一番、彼らしい役で、大いに楽しめました。 アーセナルには、稲本が在籍していましたよね。 原題:Fever Pitch (1997) 監督:David Evans 原作・脚本:Nick Hornby Genre:Comedy/ Drama / Romance / Sport Rated R for language. Country:UK Language:English 上映時間:102分 あらすじ: ポールは中学校教師で、 サッカーチーム・アーセナルのフアン。 子供の頃に父親に連れていかれて以来の長年のフアンだ。 低迷続きだろうが、チーム愛は揺るがない。 そして、アーセナルに18年ぶりに優勝のチャンスが訪れる。 新任教師のサラと恋に落ちたが、アーセナルを優先だ。 やがてサラは妊娠し、自分とお腹の子か それともアーセナルか、選択を迫る... 出演者: Colin Firth ... Paul Ashworth(ポール) Ruth Gemmell ... Sarah Hughes(サラ) Mark Strong ... Steve(スティーブ) Neil Pearson ... Paul's Dad(父親) オトーサン、 「いいねぇ、キチガイ連中」 アーセナル優勝が決まる前後の ポールとスティーブの喜怒哀楽ぶりには、 久しぶりに腹を抱えて笑いました。 COLIN FIRTH  コリン・ファース 誕生日 1960/9/10  出身 英ハンプシャー チョークファームのドラマセンターを首席で卒業。 最終学年で「ハムレット」に主演したのが認められ、 舞台「アナザー・カントリー」の再演版で主役に抜擢。 映画版「アナザー・カントリー」で主人公の親友役で映画デビュー。 テレビでは95年の「高慢と偏見」のダーシー役で BAFTAのテレビ部門主演男優賞にノミネート。 2001年「ブリジット・ジョーンズの日記」でBAFTA助演男優賞にノミネート。 弟は俳優のジョナサン・ファース。 出演作 1983年「アナザー・カントリー」 1984年「椿姫」(TM) 1985年「ときめきアムステルダム」(TM)「1919」 1986年「アパートメント・ゼロ」 1987年「ひと夏の月」 1989年「恋の掟」 1995年「サークル・オブ・フレンズ」「高慢と偏見」(TM) 1996年「イングリッシュ・ペイシェント」 1997年「シークレット 嵐の夜に」「ぼくのプレミア・ライフ」 1998年「恋に落ちたシェイクスピア」◆ 2001年「ブリジット・ジョーンズの日記」◇ 2002年「真珠の耳飾りの少女」◇ 2003年「ラブ・アクチュアリー」◇「ロイヤル・セブンティーン」◇      「スプリング・ガーデンの恋人」◇ 2004年「ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月」◇      「トラウマ」 2005年「秘密のかけら」◆「ナニー・マクフィーの魔法のステッキ」◆ 2007年「いとしい人」 2008年「マンマ・ミーア!」 その他の出演者: Luke Aikman ... Young Paul Bea Guard ... Paul's Sister Richard Claxton ... Robert Parker Ken Stott ... Ted, the Headmaster Holly Aird ... Jo Lorraine Ashbourne ... Paul's Mum Peter Quince ... Chip Shop: Frank Charles Cork ... Rex Bob Curtiss ... Stan Philip Bond ... Turnstile Operator Scott Baker ... Man Behind User Rating: 6.5/10 ( 4,163 votes) IMDb User Rating: 8.6/10 ( 36 votes) Yahoo! オトーサン、 「アホな映画だけど、いいねぇ」 サッカーフアンには堪らない映画でしょう。 User Reviews malcolmgsw さん london 2005年5月25日 最高に私的映画 私にとって、こいつは最高に私的映画だった。 映画に出てくるハイベリーでの試合は、すべて見ている。 祝勝式は、西側スタンドの入口で行われる。 過去45年、いつもここから入場してきた。 コリン・ファースが教えている中学校は、わが母校だ。 この映画、オデオン座(Odeon Muswell Hill)で見た。 母校から1分のところにあって、 勿論、あの夜のことは一生忘れない。 昨日のことのように覚えている。 本と映画の輝きは、われらがニック・ホーンビィが正夢にしてくれたもの。 あなたが、アーセナルのサポーターであろうと、 他のチームのサポーターであると、関係ない。 夢は同じだ。 ある日、地元の本屋で最新版の本をみつけた。 座りこんで、新しいページを読んだ。 彼が書いた時に、ニック・ホーンビィの横に座っていたのを思いだす。 オトーサン、 「コリン・ファースのフアンか」 世の中、狭いですね。 同じ想いのひとがいもんです。 horihori037さん 2007年1月24日 びっくり、意外な面白さ コリンのファンです。 別に面白かろうがどうだろうがどっちでもいいや、コリンさえ出てれば。 と思って観始めました。 …ところがマジで面白かった。 当時の本当のリーグ事情を非常にうまく取り入れているんでしょうね。 サッカーファンからみるとたまらないかも。 「天国から来たチャンピオン」という、 ウォーレン・ビーティ(ベイティとも言う)主演監督の作品を見て そこでアメリカン・フットボールの世界の面白さを垣間見たことがあるんですが、 今回はそれがイギリスの(っていうかイングランド、ヨーロッパ庶民の)サッカー (フットボールって言うべきなんでしょうね)の世界、 それも、めっちゃ「子どもっぽ」くて、「エンスー」な世界を、 ゲラゲラ笑いながら垣間見ることができて、ホントに楽しかったです。 自分自身サッカーファンじゃないのにこうも楽しめるとは…びっくり。 いつまでも12歳の子ども、という感じの主人公。 でも、男性って多かれ少なかれみんなこんなもんですよね!? 女性が横でイライラしている図も、世間的によく見るなあ。 なんだか…近くのトラキチを見るようだ。 アホやなあと思うぐらい主人公がアーセナルズに入れ込んでいて、 そのアホさ加減がホントにいとおしいです。 意外な掘り出し物。


孤独な嘘

オトーサン、 「おお、短くていいな」 テレビ放映なので、期待せずにみはじめましたが、 どうしてどうして、正統派英国映画の手触りが、 何ともいえぬいい味を醸しだしています。 熟成した高級モルト・ウィスキーのような。 原題:Separate Lies(2005) 監督:Julian Fellowes 原作:Nigel Balchin 脚本:Julian Fellowes Genre:Drama/ Romance / Thriller Rated R for language including some sexual references. Country:UK Language:English / French 上映時間:85分 あらすじ: ジェームズは、役員。 ロンドンを離れ、妻アンと閑静な郊外へ引っ越す。 ある日、家政婦の夫が車に轢かれて死ぬ。 ジェームズは、近隣に住むビルの車に引っかき傷を見つける。 だが、事件当時その車を運転していたのはアンだった... 妻はビルと浮気していたのか! 出演者: Tom Wilkinson ... James Manning(ジェームズ) Emily Watson ... Anne Manning(アン) Rupert Everett ... Bill Bule(ビル) オトーサン、 「いいねぇ。渋いねぇ、男泣き!」 トム・ウィルキンソン、最高の演技でした。 不倫妻を演じたエミリー・ワトソン、美人じゃないのが、 こういう役には似あっていました。 TOM WILKINSON トム・ウィルキンソン 誕生日 1948/12/12 出身 英ヨークシャー 幼少期をイギリスとカナダで育ち、 カンタベリーのケント大学で英米文学の学位を修得。 76年「SMUGRA CIENIA」で映画デビュー。 97年「フル・モンティ」の鉄鋼所の監督役でアカデミー賞助演男優賞ノミネート。 2001年「イン・ザ・ベッドルーム」でアカデミー賞主演男優賞にノミネート。 テレビ・シリーズでは84年「サハロフ/愛と自由を求めて」、90年「第一容疑者」など。 出演作 1990年「背徳の仮面」 1993年「父の祈りを」 1994年「司祭」 1995年「いつか晴れた日に」 1996年「ゴースト&ダークネス」 1997年「オスカー・ワイルド」「フル・モンティ」      「オスカーとルシンダ」 1998年「ラッシュアワー」「恋に落ちたシェイクスピア」 1999年「楽園をください」 2000年「パトリオット」 2001年「イン・ザ・ベッドルーム」「ブラックナイト」 2002年「真珠の耳飾りの少女」 2004年「エターナル・サンシャイン」「理想の女(ひと)」 2005年「エミリー・ローズ」「バットマン ビギンズ」 2007年「フィクサー」 2008年「ロックンローラ」 2009年「ワルキューレ」「デュプリシティ/スパイは、スパイに嘘をつく」 EMILY WATSON  エミリー・ワトソン 誕生日 1967/1/14 出身 英ロンドン ブリストル大学で英文学を専攻、大学院で演技を学ぶ。 ロイヤル・シェークスピア・カンパニーに所属し、舞台で活躍。9 0年「奇蹟の海」で映画デビューし、 アカデミー賞とゴールデングローブ賞の主演女優賞にノミネート。 99年「本当のジャクリーヌ・デュ・プレ」でも アカデミー賞とゴールデングローブ賞の主演女優賞ノミネート。 出演作 1990年「奇蹟の海」 1997年「ボクサー」「METROLAND」 1998年「ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ」◇ 1999年「アンジェラの灰」◇「グレイドル・ウィル・ロック」 2000年「愛のエチュード」 2001年「ゴスフォード・パーク」 2002年「レッド・ドラゴン」「パンチドランク・ラブ」「リベリオン」 2004年「ライフ・イズ・コメディ ピーター・セラーズの愛し方」 2005年「ティム・バートンのコープス・ブライド」(声) 2006年「ミス・ポター」 2007年「ウォーター・ホース」◇ 2008年「脳内ニューヨーク」 その他の出演者: Hermione Norris ... Priscilla John Warnaby ... Simon Richenda Carey ... Sarah Tufnell Linda Bassett ... Maggie Christine Lohr ... Nurse Alice O'Connell ... Maggie's Daughter John Neville ... Lord Rawston Peregrine Kitchener-Fellowes ... Bill's Son Charles Henry Drake ... Bill's Son Freddy David Harewood ... Inspector Marshall Sabine Tourtellier ... Receptionist Philip Rham ... French Lawyer User Rating: 6.5/10( 2,501 votes) IMDb User Rating: 5.0/10( 42 votes) Yahoo! オトーサン、 「7点台でもいい!」 User Reviews simplythunderさん United Kingdom 2005年1月31日 知的で、感動的で、レア。 驚くべき映画だ。 生々しく、ものすごく感動的だ。 手に汗をにぎる知的な舞台劇をみているようだ。 (だが、舞台で見るような過度な芝居の感じはない) 誰もが味わう白々しい嘘が、とんでもない結果を招くのだ。 主役全員が、魅惑だ。 トム・ウィルキンソンは、私の心を掻き乱した... みんなが熱情の多寡によって判断され、 男も女も、手で顔を覆う。 ジュリアン・フェロウズ監督がまたやってのけた。 彼は、国の宝だ。 「ゴスフォード・パーク」、 「悪女」 Mary Poppins... そして、この映画。 失敗することはないのか?! 見に行くべし! ほんとうに成熟した大人向き映画だ。 オトーサン、 「女性の目って、鋭いね」 tegaboroboroさん 2009年4月3日 おじさんの涙 女性より男性のほうが繊細で心が折れやすい。 男性の方が強くて逞しいなんてのは幻想で なんかあった時に簡単に自殺したりするのは決まって男性。 女性の方が神経が図太い。 女性はお産や子育てしなくちゃいけないから 弱かったら人類は絶滅してた。 「か弱い女性」なんてのはツチノコと同じで もしいたら珍しいが気持ち悪い。 この作品に出てくる「妻に浮気された夫」は 情けないほど繊細で愛おしい。 妻が他の男性と性的関係を持ったことを 知らされた瞬間、嘔吐してしまったり。 妻が家を出て行った後、忘れていったスカーフに 顔をうずめて泣き崩れたり。 社会的にも成功した中流階級の知的な紳士が こんなにも弱く女々しい行動を取ることに驚く。 でもオジサンだって辛い事があったら泣けばいい。 情けない行動を取っても良いと思う。 でも男性というのは妻=お母さんなんだね。 絶対、自分を裏切ったりしないと信じてる子供みたい。 妻は夫の事を「父親」だなんて一切、思わない。 あくまでも配偶者。 女性の方が現実的で冷静。 その冷静な妻が浮気する相手役に 「ルパート・エヴェレット」。 最初、見たとき彼だと気づかなかったくらい変貌していた。 しかし貴族階級の落ち着いた男の役は 見事にハマっていてさすがだった。 出演している俳優さん女優さんすべて 演技が上手い人ばかりで脚本もムダがなくて おもしろかった。 あと昔の美青年時代のルパートがお好きな方は 観ない方が良いでしょう。 時の流れの残酷さに衝撃を受けます。


エクスペンダブルズ

オトーサン、 「頑張っているんだから、見てあげなくては」 スタローン、御年64歳にしてアクション映画づくり。 監督・脚本・主演と大活躍です。 原題:The Expendables (2010) 監督:Sylvester Stallone 原作:Dave Callaham 脚本:Dave Callaham/ Sylvester Stallone Genre:Action / Adventure / Thriller Rated R for strong action and bloody violence throughout, and for some language. 上映時間:103分 あらすじ: バーニーは、傭兵軍団“エクスペンダブルズ”を率いる。 ナイフの達人リーや、マーシャルアーツのヤン、 大型銃器のスペシャリスト、シーザーらと危険な任務を遂行してきた。 ある日、バーニーは、チャーチに呼び出され、 南米の島国ヴィレーナで圧政を敷いている独裁者の殺害を依頼される... 出演者: Sylvester Stallone ... Barney Ross(バーニー) Jason Statham ... Lee Christmas(リー) Jet Li ... Ying Yang(イン・ヤン) Mickey Rourke ... Tool (ツール) Dolph Lundgren ... Gunner Jensen(ガンナー) Eric Roberts ... James Munroe(ジェームズ) オトーサン、 「影が薄かったな」 ジェイソン・ステイタムが、実質的な主役でした。 シュワちゃんとブルース・ウィルスが出ているというので、 期待していましたが、ほんのチョイ役でした。 SYLVESTER STALLONE  シルヴェスター・スタローン 誕生日 1946/7/6 出身 米ニューヨーク 両親の離婚から少年時代は素行が悪く、 ウェイト・トレーニングやスポーツに明け暮れた。 スイスの大学時代に俳優を志し、マイアミ大学演劇科に編入したが中退する。 69年にニューヨークへ出て、生活苦の中、役者を志す。 75年、クローズド・サーキッドで観たヘビー級チャンピオン戦に刺激されて 三日で書き上げたシナリオが映画「ロッキー」として自ら主役を演じ、大ヒット。 以後、「ロッキー」「ランボー」シリーズでアクション・スターとしての地位を不動のものに。 私生活ではサーシャ夫人とは二子をもうけたが、離婚。 ブリジット・ニールセンとも再婚したが別れ、現在は三人目。 出演作 1971年「ザ・イタリアン・スタローン」      「ウッディ・アレンのバナナ」「レベル」 1974年「ブルックリンの青春」 1975年「ビッグ・ボス」「さらば愛しき女よ」 1976年「デス・レース2000」「爆走!キャノンボール」「ロッキー」◇ 1978年「パラダイス・アレイ」「フィスト」「ロッキー2」◇ 1980年「勝利への脱出」◇ 1981年「ナイトホークス」◇ 1982年「ランボー」◇「ロッキー3」◇ 1983年「ステイン・アライブ」 1984年「クラブ・ラインストーン/今夜は最高」 1985年「ランボー/怒りの脱出」◇「ロッキー4 炎の友情」◇ 1986年「コブラ」◇ 1987年「オーバー・ザ・トップ」◇ 1988年「ランボー3/怒りのアフガン」◇ 1989年「デッドフォール」◇「ロックアップ」◇ 1990年「ロッキー5/最後のドラマ」◇ 1991年「オスカー」◇ 1992年「刑事ジョー/ママにお手上げ」◇ 1993年「デモリションマン」◇「クリフハンガー」◇ 1994年「スペシャリスト」◇ 1995年「暗殺者」◇「ジャッジ・ドレッド」◇ 1996年「デイライト」◇ 1997年「コップランド」◇「メン・イン・ブラック」▲ 1998年「アンツ」(声)◆「アラン・スミシー・フィルム」 2000年「追撃者」◇ 2001年「ドリヴン」◇ 2002年「D−TOX」◇「ザ・ボディガード」◇ 2003年「スパイキッズ3−D/ゲームオーバー」◇「Taxi3」▲ 2006年「ロッキー・ザ・ファイナル」◇ 2008年「ランボー 最後の戦場」◇ 2009年「スタローン in ハリウッド・トラブル」 2010年「エクスペンダブルズ」 その他の出演者: Arnold Schwarzenegger ... Trench Bruce Willis ... Mr. Church Randy Couture ... Toll Road Steve Austin ... Paine David Zayas ... General Garza Giselle Itie ... Sandra Charisma Carpenter ... Lacy Gary Daniels ... The Brit Terry Crews ... Hale Caesar Amin Joseph ... Pirate Leader Senyo Amoaku ... Tall Pirate Hank Amos ... Paul Antonio Rodrigo Nogueira ... Garza's Bodyguard #1 Sassa Nacimento ... Vilena Customs Agent R.A. Rondell ... Gunner's Goon Tze Yep ... Gagged Hostage Preshas Jenkins ... Gunner's Pirate Ronn Surels ... American Operative Lauren Jones ... Cheyenne Prazeres Barbosa ... Old Woman Bartender Jose L. Vasquez ... Cell Guard #1 Daniel Arrias ... Cell Guard #2 Antonio Gullo ... Farmer Javier Lambert ... Squad Leader Tatsu Carvalho ... Palace Guard Marcio Rosario ... Royal Guard Leader Paulo Gustavo Bastos ... Vilenan Soldier User Rating: 7.5/10( 50,452 votes) IMDb User Rating: 8.0/10( 357 votes) Yahoo! オトーサン、 「評価高いなぁ」 User Reviews redp さん Canada 2010年8月13日 最高のアクション映画! アクション映画好きなら、映画館に見に行くべし。 ド派手だ! 面白い! 爆発だ! この手の映画はもう見ることはできないだろう。 ハリウッドは、スマートなスリル路線を志向しているからだ。 最近の映画ときたら、エンディングにサプライズがある。 この映画は、弾丸が飛び交い、血が流れ、敵方が吹き飛ばされる。 肉体が蹴っとばされ、ゆがむ。 巨大銃器と巨大なナイフ、女っ気はちょびっと。 そこがいい。 女が出過ぎると、男はだらしなくなる。 こいつは、批評家に言わせれば、愉快なドタバタ劇だ! ブルーレイが発売されたら、買おう。 みんなで借りてみれば、愉快な午後が約束される。 驚くべきことに、演技が実によかった。 出演者たちは、パーフェクトだ。 ファイト・シーンも同様だった。 オトーサン、 「あれ、前田さんは、ケナシている」 前田有一さん 2010年10月16日 モーレツ期待外れ大賞 初代タイガーマスク、藤波辰爾、藤原喜明、長州力、天龍源一郎といった 往年のスーパースターに鈴木みのるら若き実力者をぶつける。 そんな夢のような興業を定期的に行うリアルジャパンプロレスという団体がある。 縁あって毎回見に行っているが、プロレス黄金時代を味わった世代の一人としては、 リングから特別なオーラが発せられているのを毎度感じている。 世の中がまだシンプルだった時代には、だれもが憧れるスターというものが存在しえた。 だが、あらゆる娯楽がパーソナルになり、人々の好みが細分化した贅沢な現代には、 「国民的美少女」も「時代を代表する映画スター」も小粒になる一方だ。 そんな時の流れに抗った男がアメリカ映画界にいた。 その男、シルヴェスター・スタローンは盟友アーノルド・シュワルツェネッガーとの朝食会の中で、 CG補正に頼る現代の映画スターに対して愚痴、いや苦言を呈し、 「俺たちは筋肉を見せられる本物のアクションスター最後の生き残りだ」と語り合ったという。 そんな彼が、80年代のアクション映画全盛期の復興を有言実行した作品が「エクスペンダブルズ」。 スタローン長年の夢を具現化した、 おそらくまだまだ続くプロジェクトの第一弾には、彼の本気が伝わる豪華キャストが顔をそろえた。 百戦錬磨のバーニー(シルヴェスター・スタローン)率いる傭兵軍団エクスペンダブルスは、 謎めいた依頼人(ブルース・ウィリス)から南米の島国を牛耳る独裁者の抹殺を依頼される。 あまりに困難で危険な仕事ということで、まずは視察に向かったバーニーと仲間のリー(ジェイソン・ステイサム)は、 独裁者の娘ながら民衆の苦労を知る娘サンドラ(ジゼル・イティエ)と出会い、心惹かれる。 毎回後楽園ホールを満員にし、満足いくファイトを見せてくれるリアルジャパンプロレスとは違い、 本作は本年度期待外れ大賞をあげたくなるほどのていたらく。 エクスペンダブルスとは消耗品、捨石という意味だが、 この映画こそポイ捨てしたくなるほどのダメっぷりである。 格闘術に長けたジェット・リーとドルフ・ラングレンを戦わせたり、 シュワちゃん&ブルース・ウィリス&スタローンの、 共同経営レストラン開店記者会見以外ではなかなか見られない3ショットを用意するなど、 それなりにいい場面も確かにある。 しかし、これだけのメンバーをそろえながら この頼りないアクションシーンの数々はどうだろう。 ミッキー・ローク、ランディ・クートゥア、スティーヴ・オースティン……、 錚々たる主演級アクション俳優をそろえながら、胸を熱くする展開に欠ける。 だいたい「CG補正に頼る最近の若者はけしからん」といいながら、 ベテラン組は軍服やシャツを脱ごうともしない。 大手術を行った上に知事職で忙しいシュワルツェネッガーはもう無理としても、 スタローンは相当な肉体づくりをしてきたのが服の上からでもわかるし、 もっと積極的に前に出てもいいと思う。 また、ミッキー・ロークやランディ・クートゥア、ジェイソン・ステイサムあたりは まだまだ(肉体的には)若く、いくらでも薄着、または裸になれるだろう。 脱がずに鉄砲うってるだけならだれでもできる。 彼らにはキャンドル・ジュン氏を見習って、もっと自慢の肉体を見せつけてほしい。 とはいえ、若手が本当に凄い体を見せつけてしまうと、 ベテラン組の立場がないという事情もよくわかる。 いずれにせよ、オールスターそれぞれのキャラクターを立てるには、 監督脚本家の力が不足していたという印象。 アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラら有名な格闘家やプロレスラーも出ているのだが、 いつの間にやら死んでいたという、あまりにもったいない捨石っぷりである。 アクションシーンの組み立ても、細かいショットに割りまくり。 CGやワイヤーなんて邪道だ、というくせに小細工しすぎ。 80年代の泥臭いマッチョムービーを目指すというわりには中途半端だ。 今後、このシリーズを続けるのならば、スタローンがハリウッド一の肉体と評価する ドゥエイン・ジョンソンあたりの現役の本物スターを引っ張ってきて、 逆に体作りのできない奴は出さないといった思い切りも必要になろう。 今回も、ただ名前だけじゃねーかと腹立たしくなるような出演者が多数おり、 満足度を大きくスポイルしていた。 無駄に残酷な殺害シーンもいかがなものかと思うし、 すかっと楽しめる往年のアクション映画とはあらゆる意味でほど遠い。 スタローンが目指したものが、十分実現したとは言えない状況だ。 コンセプトには全面的に賛同するが、 スタローン以外の出演者に彼ほどの熱意が感じられず、 役作りも体作りもぬるすぎるという点が、最大の問題といえるだろう。


ローズ

オトーサン、 「"ステラ"がよかったな」 そこで、TSUTAYA DISCASで、 ベット・ミドラーの出世作を借りました。 いやー、お見事!期待に外れぬ名画でした。 原題:The Rose (1979) 監督:Mark Rydell 原作:Bill Kerby 脚本:Michael Cimino/Bo Goldman Genre:Drama / Music 上映時間:134分 あらすじ: ベトナム反戦運動にゆれるアメリカ。 ローズは、人気ロック・シンガーで、 専用機“ローズ号"で、全米を飛びまわる。 故郷フロリダでの公演後、休みを欲しいというが、 マネジャーのラッジに断られる。 ニューヨーク公演後、作曲家ビリーを訪ねるが、馬鹿にされ、 飛び込んだハイヤーの運転手ダイアーといい仲になる。 だが、ローズは自由奔放。 かつてのレズビアンの愛人セーラとの現場をダイアーに目撃される。 こうして、ダイアーは、ローズのもとを去る。 そして、マネジャーのラッジも愛想を尽かして去っていく... 出演者: Bette Midler ... Mary Rose Foster (ローズ) Alan Bates ... Rudge Campbell (ラッジ) Frederic Forrest ... Huston Dyer (ダイアー) オトーサン、 「迫真の歌と演技!」 ベット・ミドラー、美人とはいえませんが、 その生き方の真っ正直で美しいこと、比類がありません。 恋人役のダイヤーを演じた俳優さん、美男子です。 フレデリック・フォレスト、ポールニューマンに似ています。 BETTE MIDLER  ベット・ミドラー 誕生日 1945/12/1 出身 米ハワイ州ホノルル 歌手でも女優でも成功した女優。 大学を一年で辞め、アルバイト中に「ハワイ」にエキストラ出演。 そのギャラでニューヨークに行き、オフ・ブロードウェイでデビュー。 「屋根の上のバイオリン弾き」など3年間出演する。 73年にグラミー賞新人賞、75年にトニー賞受賞。 79年主演の歌手ローズを演じた「ローズ」で映画界に進出し、 ゴールデングローブ賞を受賞し、アカデミー主演女優賞にもノミネートされた。 出演作 1966年「ハワイ」 1979年「ローズ」 1982年「ジンクス」 1986年「ビバリーヒルズ・バム」「殺したい女」 1987年「うるさい女たち」 1988年「ビッグ・ビジネス」「オリバー/ニューヨーク子猫ものがたり」      「フォエバーフレンズ」 1990年「ステラ」 1991年「結婚記念日」「フォー・ザ・ボーイズ」 1993年「ホーカス・ポーカス」 1995年「ゲット・ショーティ」 1996年「ファースト・ワイフ・クラブ」 1997年「もう一度アイ・ラブ・ユー」 1999年「イズント・シー・グレート」 2000年「ハート・オブ・ウーマン」「MONA 彼女が殺された理由」 2004年「ステップフォード・ワイフ」 2007年「アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生」「いとしい人」 FREDERIC FORREST  フレデリック・フォレスト 誕生日 1936/12/23 出身 米テキサス州 出演作 1972年「ロッキーの英雄・伝説絶ゆる時」 1973年「ザ・ファミリー マフィア血の抗争」 1974年「カンバセーション…盗聴…」      「ラリー・脅威の人間記録」(TM) 1975年「殺しの許可証」 1976年「ミズーリ・ブレイク」 1978年「悪魔の赤ちゃん2」       「ダラスの長い日/ケネディ大統領暗殺事件」(TM) 1979年「地獄の黙示録」「ローズ」       「ミセス・コロンボ/殺し屋の声が聞こえる」(TM) 1982年「ハメット」「ワン・フロム・ザ・ハート」 1983年「ファミリー」「アップタウン・ガール」 1984年「シークレット・ファイル」(TM) 1985年「殺意」(TM) 1986年「ダブル・フェイス」(TM) 1988年「タッカー」「キャット・チェイサー」 1989年「傷だらけのキャデラック」「ミュージック・ボックス」       「ロンサム・ダブ」       「ミス・バークホワイトの選択」(TM) 1990年「キャット・チェイサー」「黄昏のチャイナタウン」 1992年「ツイン・ターゲット」「トラウマ 鮮血の叫び」       「アナザー・ルームメイト」「虚偽/シチズン・コーン」(TM)       「テキサスの嵐」(TM) 1993年「フォーリング・ダウン」 1994年「逃げる天使」       「ウォール・オブ・アッティカ/史上最大の刑務所暴動」(TM)       「官能」 1996年「クラッシュ・ダイブ」(TM) 1997年「ブレイブ」「エンド・オブ・バイオレンス」「迫撃者」       「ダブル・ジェパディ/悪党警官が仕掛けた二重の危機」(TM)       「ペンタゴン・クライシス」       「エグゼクティブ・コマンド ステルスVSステルス」 1998年「ナインハーフ3」       「デッド・オア・アライブ/監獄の街」「罠 TRAP」 1999年「スウィート・ウォーター」(TM) 2000年「ブレイクスルー 極秘機動部隊」       「地獄の黙示録〈特別完全版〉」       「チャイルド・コレクター/溺死体」 2006年「オール・ザ・キングスメン」 その他の出演者: Harry Dean Stanton ... Billy Ray Sandra McCabe ... Sarah Willingham Barry Primus ... Dennis David Keith ... Pfc. Mal Will Hare ... Mr. Leonard Rudy Bond ... Monty Don Calfa ... Don Frank James Keane ... Sam Doris Roberts ... Mrs. Foster Sandy Ward ... Mr. Foster, Rose's Father Michael Greer ... Emcee Claude Sacha ... Female Impersonator User Rating: 6.8/10 ( 2,950 votes) IMDb User Rating: 8.6/10 ( 263 votes) Yahoo! オトーサン、 「まぎれもない名作!」 アカデミー賞ノミネート ・主演女優賞 ベット・ミドラー ・助演男優賞 フレデリック・フォレスト ・音響賞 ・編集賞 ゴールデン・グローブ受賞 ・女優賞(コメディ/ミュージカル) ベット・ミドラー ・歌曲賞 ・新人女優賞 ベット・ミドラー User Reviews tellafriend77さん 2002年8月3日 見逃すなかれ! 変装ものの傑作! ベット・ミドラーは、ローズそのものだ! こいつは、数少ない忘れ難い映画のひとつだ。 「ローズ」を見ることは、他人の私生活を覗き見するかのようだ。 ... 見てはいけない。 だが、眼前に露われるものから眼を離せなくなる! ベット・ミドラーは、ただ、女神だ。 疲れ果て、アル中のロック歌手そのもの。 心の底から愛を求め、破局しながらも、観客を喜ばせようとする。 彼女の無慈悲な金儲け至上主義者のマネージャー。 麻薬から足を洗ったものの、 我々は、彼女は徐々に奈落の底に転げ落ちていくのをみる。 心の底から、彼女が彼女を殺すことになるロックから逃げ出すことを望む。 だが、ロックが彼女を必要としたのだ。 最後に、ロックは、彼女を飲み込み、我々は、何故?と問う。 この映画は、私の人生を変えた。 当時、10代でロック歌手を夢みていたのだ。 ベット・ミドラーは、身も心も、この映画に注いでいる。 それは、すべてのシーンに現れている。 すごい音響、息を呑む歌い方、はじける個性、 ここには、映画のすべてがある! オトーサン、 「やっと見られた!」 そう、感激もひとしおです。 そんな映画体験をたくさん持ちたいもの。 ettamさん 2010年9月6日 歌手としてステージで死ねれば本望 この映画、10年くらい前に私の担当をしてくれていた美容師さんが この映画を好きだと言ってました。 それ以前から観たいと思っていたのですが、 ずっと機会を逃していてやった観れました。 いやぁ〜ベット・ミドラーの演技がとにかく素晴らしいです。 そしてライブがカッコイイ。 60年代の女性シンガー、ジャニス・ジョプリンをモデルにした映画だそうです。 ラストのステージに上ったあたりは居たたまれない感情になりましたね。 大歓声の中でフラフラになりながらも歌い続けるローズ。 歌手である以上、ステージ上で死ねれば本望かもしれません。 エンディング曲“The Rose”は名曲中の名曲ですね。 映画は観てなくてもこの曲を知ってる方も多いのでは…。 アカデミー賞は主演女優・助演男優・音響・編集の4部門にノミネート、 受賞は逃したものの名作であることに変わりません。 ちなみに、当時新人女優だったベット・ミドラーは 第37回ゴールデン・グローブ賞主演女優賞を受賞しました ジャニス・ジョプリンは人気デュオ「ゆず」の北川悠仁氏も大きな影響を受けた、 尊敬しているミュージシャンの1人だそうです。 ゆずの曲に『ジャニス』とタイトルの曲もあるくらいですから余程好きなのでしょう。


ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝

オトーサン、 「これ、見てないかなぁ?」 索引をチェック。大丈夫でした。 ・ハムナプトラ 失われた砂漠の都 ・ハムナプトラ2 黄金のピラミッド に次ぐ第3弾です。 原題:The Mummy: Tomb of the Dragon Emperor (2008) 監督:Rob Cohen 脚本:Alfred Gough/Miles Millar John L. Balderston/Stephen Sommers Genre:Action / Adventure / Fantasy / Thriller Rated PG-13 for adventure action and violence. Country:USA/ China / Germany Language:English / Mandarin / Sanskrit 上映時間:112分 あらすじ: リックとエヴリンは、ブルーダイヤを返還するため、 外務省の依頼で上海にやってきて、 遺跡発掘中の息子アレックスと再会する。 そんな中、アレックスの発掘した皇帝のミイラが復活する。 アレックスは、中国人女性リンから、 皇帝が不死の泉を飲めば、軍隊を呼び覚ますと聞く。 リックらは、ヒマラヤに向かい、皇帝を待ち伏せするが... 出演者: Brendan Fraser ... Rick O'Connell(リック) Maria Bello ... Evelyn O'Connell(エヴリン) Jet Li ... Emperor(皇帝) Michelle Yeoh ... Zi Yuan(ツイ) Luke Ford ... Alex O'Connell( アレックス) Isabella Leong ... Lin(リン) オトーサン、 「やはり、ハマリ役だなぁ」 ブレンダン・フレイザー、身体も顔もでかいひとですが、 こういうド派手な活劇にはピッタリです。 皇帝役のジェットリー、その敵役を演じたツイ、 いずれもパッとしませんでした。 ミス・キャストでしょう。 BRENDAN FRASER  ブレンダン・フレイザー 誕生日 1968/12/3 出身 米インディアナポリス 父の仕事の関係で幼少時代から世界各国で過ごす。 ロンドン在住の12歳の時から演劇に興味を持ち、 ロンドンの舞台に出演するようになり、 トロントのアッパーカナダ・カレッジで学び、 シアトルのコーニッシュ・カレッジ・オブ・アーツで演技の美術学士号を取得した。 映画デビューは91年「恋のドッグファイト」。 97年「ジャングル・ジョージ」などで人気を得て、 98年「いつかあなたに逢う夢」でシアトル映画祭主演男優賞。 99年からの「ハムナプトラ」シリーズで主役のリック役でスターの地位を確立。 出演作 1991年「恋のドッグファイト」「ジャッジメント 推定有罪」 1992年「原始のマン」「青春の輝き」      「風と共に去る20ドル!?」 1993年「グローリー・デイズ 夢見る頃はいつも」 1994年「きっと忘れない」「ハードロック・ハイジャック」      「イン・ザ・アーミー こちら最前線、異常あり」▲ 1995年「Dear フレンズ」「聖なる狂気」 1996年「くちづけはタンゴの後で」      「グローリー・デイズ 旅立ちの日」(TM) 1997年「ジャングル・ジョージ」 1998年「いつかあなたに逢う夢」 1999年「ハムナプトラ/失われた砂漠の都」◇      「ゴッドandモンスター」      「タイムトラベラー/きのうから来た恋人」◇      「ダドリーの大冒険」◇ 2000年「悪いことしましョ!」◇ 2001年「ハムナプトラ2/黄金のピラミッド」◇「モンキーボーン」 2003年「ルーニー・テューンズ:バック・イン・アクション」◇「愛の落日」◇ 2005年「クラッシュ」◆ 2008年「ハムナプトラ3/呪われた皇帝の秘宝」◇      「センター・オブ・ジ・アース」 2009年「G.I.ジョー」▲ その他の出演者: John Hannah ... Jonathan Carnahan Anthony Wong Chau-Sang ... General Yang Russell Wong ... Ming Guo Liam Cunningham ... Maguire David Calder ... Roger Wilson Jessey Meng ... Choi Tian Liang ... Li Zhou Albert Kwan ... Chu Wah Jacky Wu ... Assassin User Rating: 5.1/10 ( 41,982 votes) IMDb User Rating: 6.0/10 ( 1.956 votes) Yahoo! オトーサン、 「お金をムダに遣っているなぁ」 User Reviews Feverさん St. Louis 2008年8月2日 3部作の呪い 多くのいい映画は、3部作までつくられる。 この新作もそうだ。 悪く取らないでほしい。 私は、第1作が大好きだった。 だが、多くの続編の例に漏れず、 このスト−リーは、マンネリそのもの。 続編の第1のルールは、出演者を変えないことだ。 レイチェル・ワイスは、ブレンダン・フレイザーと相性がよかったのに、 エヴリン役はマリアベロに代わって、最低になった。 そのいい加減な英国風アクセントやメロドラマ調の演技は、見ておれない。 セットも、3流だ。 特殊効果はすごいが、シーンのつなぎが悪い。 安っぽいせりふが続く。 確かに、ブレンダン・フレイザーは、似合っている。 だが、息子が20代というのに、依然として35歳だ。 全体に、大いに失望した。 劇場に行ってまで見たいとは思わない... もう、このシリーズ、打ち止めにしてくれ。 オトーサン、 「ハリウッドも中國に屈したか」 前田有一さん 2008年8月10日 ハムナプトラの続編は中国大陸が舞台 最近、中国がらみのハリウッド映画がやたらと多い。 制作費が安く済む(米国の2から3分の1)とか、 中国の市場規模が右肩上がりだからなどと、表向きには言われている。 このハムナプトラシリーズも、久々に続編が作られたと思いきや 舞台は中国、敵役はジェット・リー。 あまりに強引な方向転換でファンを驚かせた。 古代中国を支配する皇帝(ジェット・リー)は、 女呪術師(ミシェル・ヨー)に不死の術を探させる。 だが、恋人を皇帝に殺された彼女は、不死の代わりに呪いの術をかけ、 皇帝を大勢の部下もろとも封印してしまう。 やがて2000年の時が過ぎ1946年。 リック(ブレンダン・フレイザー)とエヴリン(マリア・ベロ)、 そして息子のアレックス(ルーク・フォード)は、その封印を解く鍵を入手する。 20世紀もの間眠り続けたねぼすけの皇帝は、 ジェット・リーのアクションを見たい観客の期待通りにすんなり復活。 能天気だがなかなかしぶとい主人公一家と死闘を繰り広げる。 シリーズのお約束どおり、主人公リックはどんなピンチでもユーモアを忘れない。 圧倒的な超能力を持つ敵と対峙しても、意外となんとかなりそうな余裕ムードが心地よい。 これまで奥さん役をつとめたレイチェル・ワイズは降板したが、 代わりにベテランアクション女優ミシェル・ヨーと新鋭イザベラ・リョンのダブルヒロインが美人親子で登場。 熟女好きも美少女好きもどんと来いの構え。 中でもミシェル・ヨーとジェット・リーの高度な剣バトルは、 香港映画ファンにはたまらない高度な攻防といえる。 それにしても「ドラゴン・キングダム」(公開中)、「レッドクリフ」(近日公開)ら超大作が連続するなど、 映画界における最近の米中蜜月ぶりは異様だ。 とはいっても、目立つのは米国側の負け犬尻尾振り状態ばかり。 本作など、中国当局からの再編集要求を丸ごと飲んで一度は作り直したほど。 中国4千年の歴史、なんてファンタジーも当然のように踏襲している。 なにしろ今、中国様と仲たがいしたら米国経済はあの世行き。 ホワイトハウスがミイラハウスになってしまう。 国家戦略における情報戦の要であるこの業界にしてみれば、 伝統あるハムナプトラシリーズを献上するくらい、なんでもないということか。 そんな裏事情はともかく、映画のほうは家族で楽しめる無難なつくり。 何万人とブチ殺される敵はみな土人形なので、レーティング審査上も好ましい。 教育上の配慮と爽快感を両立できる、定番のアイデアだ。 特別凄いものが見られるわけではないが、誰でも十二分に満足して帰ってこられる。 ハリウッドエンタテイメントの見本のような作品と思えばよい。


チーム・バチスタの栄光

オトーサン、 「これ、見たよなぁ」 でも、索引には出ていません。 原作を読んだせいかと思いましたが、 竹内結子の女医姿や阿部寛に見覚えがあります。 1週間後、ようやく原因が判明しました。 そう、2人が共演している同じ医学ドラマ 「ジェネラル・ルージュの凱旋」をみていたからでした。 原題:チーム・バチスタの栄光(2008) 監督:中村義洋 原作:海堂尊 脚本: 斉藤ひろし/ 蒔田光治 Genre:ミステリー/ドラマ 上映時間:120分 あらすじ: 桐生医師が率いる「チーム・バチスタ」は、 高難度の心臓手術「バチスタ手術」をさせてきたが、 立て続けに3回失敗する。 単なる事故なのか? 心療内科医の田口公子が、高階院長の指示で、 原因調査を担当することになる。 やがて公子の前に、厚生労働省の白鳥が現れ、 公子の報告書を一笑に付し、 「これは殺人だ、犯人はチーム・バチスタの中にいる」と断言し、 再調査に乗り出す... 出演者: 竹内結子.... 田口公子 阿部寛.... 白鳥圭輔 吉川晃司.... 桐生恭一 田中直樹.... 氷室貢一郎 國村隼.... 高階権太 オトーサン、 「竹内結子フアン向きかも」 それなりに魅力的な女優さんです。 その他の出演者: 池内博之.... 鳴海涼 玉山鉄二.... 酒井利樹 井川遥.... 大友直美 田口浩正.... 羽場貴之 佐野史郎.... 垣谷雄次 平泉成.... 黒崎誠一郎 野際陽子.... 藤原看護師 User Rating: 6.0/10( 2,920 votes) Yahoo! オトーサン、 「物足りなかった」 User Reviews nippon_chu_chu_chuさんさん 2010年10月16日 小説からかなり落ちます。 小説からかなり落ちます。 2時間ドラマのようです。 何か詰め込み過ぎましたね。 オトーサン、 「おお、お久しぶり!黒美さん」 黒美君彦さん 2008年2月13日 不満はあるがお気軽に 海堂尊のベストセラー作品の映画化。 阿部寛と竹内結子、その他大勢の豪華キャストと 迫真の手術シーンで公開直後の出足はいいようで。 原作も軽いサスペンスではあるのだが、 この作品も同様に軽い作りで、抵抗なく観ることができる。 とはいえ、正直いってテレビのサスペンス劇場っぽいけど(苦笑)。 登場人物が多いので、描き分けが大変だっただろう。 そこはキャスティングが上手い。 また何度も登場する手術シーンは、実際に役者がバチスタ手術や 大動脈弓部置換術などを見学した上で演じたということで、相当迫力がある。 映画であるが故の制約もまたある程度やむを得ないところがある。 例えば田口公子(竹内結子)は原作では田口公平という男性医師である。 彼は大学病院の中心から自ら敢えて外れたところがあり、 であるが故に大学病院の閉鎖性や診療科の序列などを客観的に語れるのだが、 そうしたところは割愛せざるを得ない。 同時に「花」がないので、原作の男性医師を女性医師に変え、竹内結子をキャスティング。 ま、それはいいのだが、原作の田口医師が実は鋭さを内在させていると感じさせるのに、 彼女の役は単なる「アホ」な医師。 大学病院の医師が「しんぱい」を書き間違えるなんてあり得ないだろ、いくら何でも。 患者が術中死して泣き崩れるのも素人じゃあるまいし。 その辺り、プロの医師としてのリアルなメンタリティーが感じられない。 もっとも彼女を一般人として描いているからこそ、 一般的な観客は観やすいのかも知れませんけどね。 でも、手術直前のDCM・拡張型心筋症患者のロックコンサートは、ありゃないでしょう(苦笑)。 重症のDCM患者はとにかく安静第一なんだから。 院長や教授のタヌキぶり、診療科や医局内の序列、さらにいえば医療過誤、医療事故 (もちろん医療における「犯罪」も)が解剖等の死因究明をしないことによりうやむやにされがち実情など、 原作にあるポイントはことごとく薄まってしまった。 ま、厚労省からやって来た白鳥(阿部寛)と田口医師とのやりとりはそこそこコミカルだったし、 そこんとこは十分楽しめた。 ただ、『トリック』での阿部寛とキャラが多少かぶるので、驚きはないのが残念(苦笑)。


KISSing ジェシカ

オトーサン、 「題名がおシャfレだね」 そんなことで、TV放映を録画しました。 レスビアンの映画と事前に分かっていたら、 録画しなかったかも。 原題:Kissing Jessica Stein (2001) 監督:Charles Herman-Wurmfeld 脚本:Heather Juergensen /Jennifer Westfeldt Genre:Comedy/ Drama / Romance Rated R for sexual content and language 上映時間:97分 あらすじ: ジェシカは28歳。 ニューヨーク・トリビューンのエディター。 兄は婚約し、親友は妊娠中、上司のジョシュは元カレだ。 男性と付き合うが、うまく行かない。 ある日、恋人募集の広告を目にする。 リルケの詩を引用した広告は、女性の恋人を募集していた。 ジェシカは、広告主のヘレンと連絡を取り、デートの約束をする... 出演者: Jennifer Westfeldt ... Jessica Stein(ジェシカ) Heather Juergensen ... Helen Cooper(ヘレン) Scott Cohen ... Josh Meyers(ジョシュ) Tovah Feldshuh ... Judy Stein(ジュディ) オトーサン、 「このひと、才女なんだ!」 自分で脚本を書いて主演するなんて、 なかなか並みの人物には、できるものではありません。 JENNIFER WESTFELDT ジェニファー・ウェストフェルト 生年月日 : 1970/02/02 出身 : アメリカ/コネチカット州 ギルフォード高校卒後、エール大学へ進む。 舞台やミュージカルに出演、 1990年代半ば、NYからロスに移り、 ABCのTVシリーズ"Two Guys, a Girl and a Pizza Place" (1998)で主役。 他に"Holding the Baby" (1998)、"Snoops" (1999)、"Judging Amy" (1999)がある。 台本を書こうと、writer's boot campに学び、ヘザー・ジャーゲンセンと出会い、 2人で、"Lipschtick"を書く。 これを基に、脚本を書き、インディペンデント映画を撮影する。 この「KISSing ジェシカ」は、成功する。 2003年、ミュージカル"Wonderful Town"に出演。 出演作; 1998年「ふたりの男とひとりの女(シーズン1)」 2001年「KISSing ジェシカ」 2005年「NUMB3RS ナンバーズ 〜天才数学者の事件ファイル(シーズン1)」 2008〜9年「プライベート・プラクティス2 迷えるオトナたち」         「グレイズ・アナトミー5」 2010年「24 TWENTY FOUR (ファイナル・シーズン)」 ? その他の出演者: Esther Wurmfeld ... Grandma Esther Hillel Friedman ... Rabbi Ben Feldman ... Himself Robert Ari ... Sidney Stein David Aaron Baker ... Dan Stein Jennifer Carta ... Rachel - Dan's Fiancee Ben Weber ... Larry Brian Stepanek ... Peter Nick Corley ... Howard Jackie Hoffman ... Joan John Cariani ... Chuck Christopher Berger ... Malaprops Guy Hayden Adams ... Weird Smooth Guy Kevin Sussman ... Calculator Guy Jim J. Bullock ... Not-Yet-Out Gay Guy Alysia Reiner ... Schuller Gallery Artist Carson Elrod ... Sebastian Michael Mastro ... Martin Tibor Feldman ... Roland Michael Showalter ... Stephen Michael Ealy ... Greg Naomi Sablan ... Seductive Woman at Gallery Jon Hamm ... Charles Allen Fitzpatrick ... Matthew Julie Lauren ... Josh's Date Jimmy Palumbo ... Cheesy Pick-up Guy #1 Thomas L. Bolster ... Cheesy Pick-up Guy #2 Vinny Vella ... Cab Driver (as Vinnie Vella) Peter Hirsch ... Stanley Idina Menzel ... Bridesmaid Adele Reichman ... Grandma Interrogating Helen Amy Wilson ... Bookstore Saleswoman Ilana Levine ... Helen's New Girlfriend User Rating: 6.8/10 (8,316 votes) IMDb User Rating: 6.8/10 ( 88 votes) Yahoo! オトーサン、 「丁寧によく描いているのがいい」 インディペンデント・スピリット賞ノミネート ・ 新人脚本賞 ジェニファー・ウェストフェルト         ヘザー・ジャーゲンセン User Reviews loopylulyさん oakland 2004年4月27日 素敵な映画だ この映画は、ほんとうに素晴らしい。 これまで見た最高のラブコメだ。 笑わせ、泣かせてくれる。 映画に求めるすべてがある。 みんなにすすめたい。 登場人物たちは、陽気だ。 だが、3次元で、ユーモアのセンスも抜群だ。 ニューヨークのシーンは美しく撮影されている。 ユダヤ人家族は、わが家のようだ。 何人かは、ステレオタイプかも知れないが、 私は、そうは思わない。 どの人物に転機や有為転変がある。 最後に、ヘレンとジェシカの相性がカンペキだった。 最初に、ジェシカは不快に見えるか、 最後には、ジェシカは、ヘレンに頼るようになる。 オトーサン、 「そう、レスビアンの世界ならでは...」 ジャックバウアーさん 2008年10月8日 Lの世界 タイトルに書いたこのアメリカTVドラマ、 恥ずかしくてレンタルする勇気がありません。 CMや雑誌等で結構紹介されているので、 どんなもんか見たいとは思うんですけどね。 「24」ではマンディ役のミア・カーシュナーも好きだし。 本日たまたま見た「Kissingジェシカ」、まさにLの世界でした。 でもそんなエロい映画ではなく、切ない系の映画です。 レズビアンの世界にちょっと足を突っ込んでしまった女性の心の葛藤などが 瑞々しく描かれたラブコメでした。 DVDのジャケットを見ると結構いろんな映画祭で受賞しているみたいです。 確かに簡潔にまとめられた締まったストーリーで、 同性愛者が抱える問題をできるだけ重くしないように取り上げています。 家族や周囲の理解とか、社会的な偏見とかね。 主人公の女性がストレートという設定なので、 戸惑いやどうしてもそれを普通に考えられない心境がわかる気がして、 結構共感できたような気がするようなしないような。 でもこの映画のメッセージは、いたってシンプル。 何事もチャレンジしないで断念してはいけないということ。 結果失敗しようが、思ったほど上手くいかなくてもいいからチャレンジする、 逃げていてはダメだというメッセージを感じます。 恋愛だけでなくすべてにおいて。 出演者はみなさん知らない方ばかり。 逆に先入観なくて良かった。 お母さん役の女優さんのクライマックスの溜めたしゃべり方が良かったです。 子どもがいくら隠そうとしても、お母さんはなんでもお見通しなんですね。 いいシーンでした。 Lの世界か・・・ やっぱ、レンタルできねえ。


ゼンダ城の虜

オトーサン、 「このほうが、よかったかも」 "ゼンダ城の虜"は、何本もつくられています。 ピーター・セラーズ版をTSUTAYA DISCASに注文したのに、 着いたのは、ちがうこの版で、白黒映画でした。 原題:The Prisoner of Zenda (1937) 監督:John Cromwell /W.S. Van Dyke 原作:Anthony Hope 脚本:John L. Balderston /Edward E. Rose Wells Root/Donald Ogden Stewart/Ben Hecht /Sidney Howard Genre:Adventure / Drama / Romance 上映時間:101分 あらすじ: 19世紀末。 英国紳士ラッセンディルは、 小国へ釣りをしに出かけたが、 折しも、ルドルフ大公の載冠式で大混雑。 国境の検閲所の役人たちは、彼を見て目を見張る。 大公とそっくりなのだ。 釣をしていると、大公、忠臣ゼプト、フリッツと出会う。 大公とは、血縁関係だったので、狩小屋で歓待を受ける。 だが、大公の酒盃には麻酔薬が盛ってあった。 大公の異母兄マイケル公爵の陰謀だった。 翌日の戴冠式に出られなければ、自分が領主になれる。 慌てた忠臣ゼプトは、ラッセンディルを大公の身代わりに仕立てる... 出演者: Ronald Colman ... Major Rudolf Rassendyll / The Prisoner of Zenda(ラッセンディル) Madeleine Carroll ... Princess Flavia(フレヴィア姫) C. Aubrey Smith ... Colonel Zapt(ゼプト) David Niven ... Captain Fritz von Tarlenheim(フリッツ) Raymond Massey ... Black Michael(マイケル公爵) Mary Astor ... Antoinette de Mauban(アントワネット) Douglas Fairbanks Jr. ... Rupert of Hentzau(ルパート大尉) オトーサン、 「いい役者だね」 ラブシーンも巧いし、フェンシングの腕前もなかなか。 1人2役の演技も破綻がありません。 RONALD COLMAN  ロナルド・コールマン 誕生日 1891/2/9-1958/5/19 出身 英リッチモンド 出演作 1923年「永遠の都」「ホワイト・シスター」 1924年「富貴を茶にして」「桃色の夜は更けて」       「ロモラ」 1925年「楽園の盗賊」「歓楽の舞姫」「スポーツの女神」       「亭主改造」「ダーク・エンゼル」「ステラ・ダラス」       「ウィンダミア夫人の扇」 1926年「お転婆キキ」「ボー・ジェスト」「夢想の楽園」 1927年「悲恋舞曲」「魔炎」 1928年「スペインの花」 1929年「海のロマンス」「ブルドック・ドラモンド」 1930年「曳かれ行く男」「怪紳士」「放蕩息子」 1931年「国際盗賊ホテル」「人類の戦士」 1932年「シナラ」 1933年「仮面の男」 1934年「霧に立つ影」 1935年「戦ふ巨象」「モンテカルロの銀行破り」       「二都物語」 1936年「二国旗の下に」 1937年「失はれた地平線」「ゼンダ城の虜」 1938年「放浪の王者」 1940年「消え行く灯」「ラッキー・パートナー」 1941年「かわいい女」 1942年「心の旅路」 1944年「キスメット」 1947年「ボストン物語」 1948年「二重生活」 1956年「八十日間世界一周」▲ その他の出演者: Montagu Love ... Detchard Philip Sleeman ... Albert von Lauengram Eleanor Wesselhoeft ... Frau Holf - Cook Florence Roberts ... Duenna Torben Meyer ... Max - Butler User Rating: 7.8/10( 1,750 votes) IMDb User Rating: 10.0/10( 1 votes) Yahoo! オトーサン、 「名作だな」 昔のいい映画は、CGが主人公でなく、 人間がイキイキしています。 アカデミー賞ノミネート ・作曲賞 ・室内装置賞 User Reviews Adina Ophira Zidonさん Massachusetts, USA 1999年6月6日 永遠の名作について! この映画は、シェイクスピアの「テンペスト」を下敷きにしている。 誰にもよろこばれる映画だ。 アクション、冒険、ロマンス、サスペンス、そして剣戟。 歴史的な映画で、歳月を経ても古くならない。 62年後でも、ファンタスティックだ。 出演者は、第1級。 特に、主演俳優のロナルド・コールマン、ダグラス・フェアバンクJr、デヴィッド・ニーヴンが、 ハンサムで見事な演技をみせる。 これまでで最高の演技だった。 剣を振るい、たばこをふかし、官能的魅力にあふれているが、 残念ながら、アカデミー賞ノミネートを逃した。 セットも衣装も、豪華で、細部までよく出来ている。 カラー映画だとよかったのに... 脚本は、カンペキ。 機智に富んだせりふもある。 音楽もいい。 110分の楽しい娯楽映画を求めているひとは、 すべてのこうした要素を兼ね備えている この映画を見逃すべきではない。 オトーサン、 「そう、最高傑作だ!」 Ikedaさん 2004年8月7日 キャストが良い 「ゼンダ城の虜」は、アメリカ映画初期の1913年に製作されて以来、 8本もの映画があるようで、原作がイギリスであることに拘わらず アメリカの専売特許になっています。 活劇あり、ロマンスありで、宮廷も扱っているストーリーがアメリカ人に好まれたでしょうし、 映画でないと出来ない一人二役が必要な所が早くから映画化された理由だと思います。 リチャード・ソープ監督の1952年版だけは公開時に見ましたが、あまり覚えていません。 しかしスタッフ、キャストを見る限り、これが最高作ではないかと思います。 ロナルド・コールマンの二役が良いですし、マデリーン・キャロールも綺麗です。 デヴィッド・ニーヴンやメリー・アスターは目立ちませんが、 悪役の兄になるレイモンド・マッセイの憎らしげさがピッタリですし、 ダグラス・フェアバンクスJr.の剣劇も見られます。 それにC・オーブリー・スミスの後見役も貫禄を見せています。


ナイト&デイ

オトーサン、 「前田有一さんが、今週のオススメにしている」 ほんとうかなと思いましたが、確かめることに。 映画館はガラガラでしたが、大いに楽しませてもらいました。 原題:Knight and Day (2010) 監督:James Mangold 脚本:Patrick O'Neill Genre:Action / Adventure / Comedy / Thriller Rated PG-13 for sequences of action violence throughout, and brief strong language. Country:USA Language:English / German / Spanish 上映時間:109分 あらすじ: ジューンは、空港でロイと名乗る男性とぶつかる。 機内でも近くの席になり、笑顔に胸をときめかせる。 だが、彼女が化粧室に入っていた間に、 ロイは機内に潜んでいた敵一味と大乱闘を繰り広げ、 パイロットも殺してしまう。 ジェーンは、パニックに陥るが、 ロイは飛行機を見事に不時着させる... 一体、このひと何者なの? 出演者: Tom Cruise ... Roy Miller(ロイ・ミラー) Cameron Diaz ... June Havens(ジューン・ヘイヴンス) Peter Sarsgaard ... Fitzgerald(フィッツジェラルド) オトーサン、 「この2人、相性、ばつぐん!」 TOM CRUISE トム・クルーズ 誕生日 1962/7/3   出身 米ニューヨーク州シラキューズ 10歳の時に両親が離婚し、母に引き取られて育つ。 ハイスクール在学中はレスリングに熱中したが、ケガで断念。 俳優を志す。卒業後、ディナーショーのミュージカルなどに出演していたが、 81年「エンドレス・ラブ」の端役をきっかけに「タップス」で大役を得る。 87年5月、ミミ・ロジャースと結婚するが、90年に離婚。 90年にニコール・キッドマンと結婚するが、2001年8月離婚。 2006年、ケイティ・ホームズとの間に娘が生まれ、11月に結婚した。 出演作 1981年「エンドレス・ラブ」「タップス」 1983年「アウトサイダー」「爆笑!恋のABC体験」       「卒業白書」「栄光の彼方に」 1985年「レジェンド/光と闇の伝説」 1986年「トップガン」◇「ハスラー2」◇ 1988年「カクテル」◇「レインマン」 1989年「7月4日に生まれて」◇ 1990年「デイズ・オブ・サンダー」◇ 1992年「ア・フュー・グッドメン」◇「遙かなる大地へ」◇ 1993年「ザ・ファーム/法律事務所」◇ 1994年「インタビュー・ウイズ・ヴァンパイア」◇ 1996年「ザ・エージェント」◇「ミッション・インポッシブル」◇ 1998年「アイズ・ワイド・シャット」◇ 1999年「マグノリア」◇ 2000年「M:I−2」◇ 2001年「バニラ・スカイ」◇ 2002年「マイノリティ・リポート」◇       「スペース・ステーション」(ナ)       「オースティン・パワーズ ゴールド・メンバー」 2003年「コラテラル」◇ 2005年「宇宙戦争」◇ 2006年「M:i−3」◇ 2007年「大いなる陰謀」◇ 2008年「トロピック・サンダー 史上最低の作戦」▲ 2009年「ワルキューレ」◇ 2010年「ナイト&デイ」◇ CAMERON DIAZ キャメロン・ディアス 誕生日 1972/8/30 出身 米カリフォルニア州サンディエゴ 16才からモデルとして世界中で活躍。 89年には日本でもファッション・カタログやCMに出演していた。 21才の時、オーディションを受け、ジム・キャリー主演「マスク」(1994)で クラブ歌手ティナ役を得て映画デビュー。 「マスク」の映画ヒット共にディアスの人気も上昇。 翌年、「最後の晩餐/平和主義者の連続殺人」で初主演。 その後も「フィーリング・ミネソタ」、「ベスト・フレンズ・ウェディング」、「メリーに首ったけ」と出演。 プライベートでも恋愛の話題が尽きない。 出演作 1994年「マスク」◇ 1995年「最後の晩餐/平和主義者の連続殺人」◇ 1996年「彼女は最高」◆「フィーリング・ミネソタ」◇       「ブラック・メール/脅迫」 1997年「ベスト・フレンズ・ウエディング」◇       「普通じゃない」◇「真夏の出来事」◇ 1998年「メリーに首ったけ」◇「ラスベガスをやっつけろ」◆       「ベリー・バッド・ウェディング」◇ 1999年「マルコヴィッチの穴」◆「エニイ・ギブン・サンデー」◇        「彼女を見ればわかること」 2000年「チャーリーズ・エンジェル」◇「姉のいた夏、いない夏。」◇ 2001年「シュレック」(声)        「バニラ・スカイ」◆ 2002年「ギャング・オブ・ニューヨーク」◇        「クリスティーナの好きなコト」◇ 2003年「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」◇ 2004年「シュレック2」(声) 2005年「イン・ハー・シューズ」◇ 2006年「ホリデイ」◇ 2007年「シュレック3」(声) 2008年「ベガスの恋に勝つルール」◇ 2010年「ナイト&デイ」◇ その他の出演者: Jordi Molla ... Antonio Viola Davis ... Director George Paul Dano ... Simon Feck Falk Hentschel ... Bernhard Marc Blucas ... Rodney Lennie Loftin ... Braces Maggie Grace ... April Havens Rich Manley ... Danny Dale Dye ... Frank Jenkins Celia Weston ... Molly Gal Gadot ... Naomi Jack O'Connell ... Wilmer User Rating: 6.5/10( 19,366 votes) IMDb User Rating: 7.6/10( 650 votes) Yahoo! オトーサン、 「愉快、とっても愉快だった」 ハリウッド映画ならではの底抜けの明るさでした。 User Reviews salterbachさん United States 2010年6月22 いいせりふ満載のいいコメディ 試写会で見た。 よかった。 スリラーというよりコメディだった。 トム・クルーズとキャメロン・ディアスの相性がバツグンだった。 ジョークが素晴らしい。 表情、身体の動き、ユニークなせりふ。 見事にかみあって、至福のコメディになっていた。 楽しみ、大笑いできる。 トム・クルーズは、いい仕事をしている。 なぜ、彼がみんなに愛されているかがよくわかる。 (最近の彼は、妙に難しい役や道化役をやっているが、 基本に戻ったのは、いいことだ) キャメロン・ディアスは、愉快で、温かく、セクシーだ。 この2人が、相乗効果をあげているのが素晴らしい。 上出来。 他の批評家たちが、アカデミー賞を逃したといい続けているのを知っているが、 私には、そんなことはどうでもいい。 この映画には、アカデミー賞に求められる深さはない。 だが、こいつは、楽しい映画だ。 笑わせてくれ、一夜を楽しく過ごさせてくれる。 おすすめ。 いい気持ちになるだろう。 オトーサン、 「ほんとうだった。ありがとう」 前田有一さん 2010年10月10日 おバカな内容だが、そう簡単には作れない高い完成度 『ナイト&デイ』は、今年のアクション映画の中では突出したできばえで、 このジャンルでこの作品を上回るものは、残り3か月もう出てこないだろう。 ボストンへの帰路、ジューン(キャメロン・ディアス)は 空港でぶつかったハンサムな男性(トム・クルーズ)に心奪われる。 機内でも偶然近くに座った彼と、なんとなくいいムードになった彼女は 化粧室で心を落ち着かせる。 ところがトイレから戻った時、機内はとんでもないことになっていた。 上記あらすじはほんのさわりだが、このシークエンスの面白さは簡単には語りつくせぬほどで、 ぜひとも映画館で堪能いただきたい。 キャメロン・ディアスの名コメディエンヌぶり、トム・クルーズの切れ味鋭い動き、 それらがアメリカ映画らしいハイテンポな編集で描かれ、 まれにみる爆笑&迫力の見せ場となっている。 やってる事はとんでもなくおバカだが、 それを本気のアクションと最新かつ超一流の演出で見せる。 この映画のコンセプトがここに凝縮されている。 トム・クルーズは濡れ衣を着せられたスパイの役で、 一般人のキャメロン・ディアスを巻き込んで逃げ回る。 どう見ても命の危機の連続で、こんなのごめんだわと退場を願うヒロインに、 ニコニコ笑顔で強引にストーカーする展開が楽しい。 「僕と一緒にいないと命の危険はさらにアップするんだよ」と、 無理やり同行をおしつける姿は、迷惑千万としかいいようがない。 かように粘着気質な能天気イケメンとは、なかなか新鮮なキャラクターである。 ちょっぴり空気の読めない大スター、トム・クルーズにぴったりな、近年屈指のはまり役といえるだろう。 やはり大スター同士の競演作とはこうでなくてはならない。 互いの得意技を全力でぶつけあい、センスのいい監督がそれをまとめあげる。 どちらにも花を持たせ、観客も大満足。 これ以上いったい何を求めればいいのかというほどの大サービス作品である。 跳ね回る車、屋根をぽんぽん飛び回るトム・クルーズ、バイクの二人乗り…… どのアクションシーンも楽しさ、迫力ともに100点満点。 本作はコメディー作品だが、現代のアクション映画としてみても手抜きなしの最高峰に位置する。 トム・クルーズが「ソルト」主演をアンジェリーナ・ジョリーに譲り、 早々に見切りをつけたのもよくわかる、見事な完成度である。 デートのお供にピッタリな、ハリウッドらしいハリウッド映画。 この秋ダントツの傑作として、楽しい映画を見たい人におすすめしたい。


インベージョン

オトーサン、 「宇宙ものか」 このジャンルは、玉石混交です。 製作費が安いのSF映画は論外としても、 素材に負けて、人物像が描けていないものが多いのです。 原題:The Invasion (2007) 監督:Oliver Hirschbiege/James McTeigue 原作:Jack Finney 脚本:David Kajganich Genre:Drama / SF / Thriller Rated PG-13 for violence, disturbing images and terror Country:USA / Australia Language:English 上映時間:96分 あらすじ: スペースシャトルが墜落。 残骸の中に、謎の病原体が... 間もなく伝染病が発生する。 精神分析医のキャロルは、友人の医師ベンと協力し、 この病原体が地球のものではなく、 人体に潜伏し、睡眠中に遺伝子を書き換え、 人間ではない何ものかに変えてしまうことを突きとめる。 息子オリバーがウィルスの拡大を阻止する鍵を握ってた! だが、元夫タッカーに預けていたオリバーの行方が分からない.... 出演者: Nicole Kidman ... Carol Bennell (キャロル) Daniel Craig ... Ben Driscoll (ベン) Jeremy Northam ... Tucker Kaufman(タッカー) Jackson Bond ... Oliver (オリバー) オトーサン、 「ニコール、見せ場多いぞ!」 彼女の最近の出演作は、ほとんど見ていますが、 そのなかでも、ベスト3に入るほど魅力全開ででした。 NICOLE KIDMAN  ニコール・キッドマン 誕生日 1968/6/20   出身 米ハワイ州ホノルル 父は生物学の教師、母は看護婦。 ハワイで育ち、3才の時、オーストラリアに帰国。 幼い頃からバレエを学び、10才で演劇学校に入学。 14才で82年「BUSH CHRISTMAS」で映画デビュー。 映画出演の傍ら、シドニーのオーストラリア演劇学校で舞台演技を フィリップ・ストリート・シアターで発声、製作、演劇史を学んだ。 89年「デッドカーム戦慄の航海」がトム・クルーズの目にとまり、 「デイズ・オブ・サンダー」で共演。 90年12月結婚。しかし、2001年8月、離婚した。 養子縁組した子供が二人(娘と息子)いる。 2006年6月、カントリー歌手キース・アーバンと結婚。 2003年、「めぐりあう時間たち」でゴールデン・グローブ賞ドラマ部門主演女優賞、 アカデミー主演女優賞受賞。 出演作 1984年「BMXアドベンチャー」 1985年「アーチャーズ・アドベンチャー」 1986年「陽のあたる街角」「世紀末ゲーム」 1987年「誘惑の香り」「ウィンド・ライダー」       「シャドウ・オブ・ブロンド」 1989年「デッドカーム戦慄の航海」「最も危険な悪女」「囚われた女」 1990年「デイズ・オブ・サンダー」「ニコール・キッドマンの恋愛天国」 1991年「ビリー・バスゲイト」 1992年「遙かなる大地へ」◇ 1993年「冷たい月を抱く女」◇「マイ・ライフ」◆ 1995年「バットマン・フォーエヴァー」◆「誘う女」◇ 1996年「ある貴婦人の肖像」 1997年「ピースメーカー」◇ 1998年「プラクティカル・マジック」◇「アイズ・ワイド・シャット」◇ 2001年「アザーズ」◇「ムーラン・ルージュ」◇       「パニックルーム」(声) 2002年「バースデイ・ガール」◇「めぐりあう時間たち」◇ 2003年「ドッグヴィル」◇「白いカラス」◇「コールドマウンテン」◇ 2004年「ステップフォード・ワイフ」◇「記憶の棘」◇ 2005年「奥さまは魔女」◇「ザ・インタープリター」◇ 2006年「ハッピーフィート」(声) 2007年「インベージョン」◇ 2008年「ライラの冒険 黄金の羅針盤」◇ 2009年「オーストラリア」◇ その他の出演者: Jeffrey Wright ... Dr. Stephen Galeano Veronica Cartwright ... Wendy Lenk Josef Sommer ... Dr. Henryk Belicec Celia Weston ... Ludmilla Belicec Roger Rees ... Yorish Eric Benjamin ... Gene Susan Floyd ... Pam Stephanie Berry ... Carly Alexis Raben ... Belicec's Aide Adam LeFevre ... Richard Lenk Joanna Merlin ... Joan Kaufman User Rating: 6.0/10( 28,771 votes) IMDb User Rating: 6.6/10( 1,167 votes) Yahoo! オトーサン、 「ま、こんなものでしょう」 よく見られている映画なんですね。 User Reviews rdambrosoさん United States 2007年8月24日 悪くない..ニコールがいい! 昨夜、見に行った。 酷評を見た後だったので、覚悟していたが、 うれしい驚きが待っていた。 なんで、すごい映画と言ってくれなかったんだ。 いいSF映画じゃないか。 多くの映画フアンが、「風とともに去りぬ」を期待しているのには、 ウンザリしている。 こいつは、面白く、スムースで、面白い映画だ。 私は、 ニコール・キッドマンのフアンではないが、 この映画では、魅力たっぷりだった。 50年代の「宇宙戦争」、ジョン・カーペンターの「遊星からの物体X」などを 期待するなら、当たらない。 面白いSF映画を見たいなら、これがいい。 オトーサン、 「今どきの若者ときたら...」 文体がナウいというか、新しいというか。 だやちゃんさん 2008年5月18日 女医はいいじょ〜ぃ ニコールキッドマンは世界3大美女の一人といわれるだけあって 超ド級の美しさ。あれだけの美貌がほしい・・☆ ってのは置いておいて、 この作品は宇宙から知的生命体が降りてきて、 人間たちが感染しはじめる、ニコール子供を守れ!って映画です。 コメント載せてる方皆さん「映画のメッセージ性が・・」「共産党が・・」などなど 頭のいい意見を言ってらっしゃる方ばかりなのですが、 私は頭が悪いのでそこまで考えることができず。 メッセージ性とかなによりも前半はどうなるのかドキドキしてしょうがなかったけど、 結局のところなぜ知的生命体が降りてきたのか、 そして彼らの「全人類感染コンプリート」を目指す執念深さの理由はなんなのか、 SF映画で重要な「リアリティの裏付け」部分が希薄なカンジがしました。 それがあったらもうちょっとラスト、 視聴者にいい意味での疑問を残せたのではないでしょうか。 最後、考えられるだけで最善のベストエンディングだったので。 オリバーきゃわいい。10年後に期待。


デイ・アフター・トゥモロー

オトーサン、 「こりゃ、面白そうだ」 この夏の異常気象、すごかったですね。 温暖化のせいでしょう。 この映画に描かれているように、北極の氷河が溶けると、 ほんとうに氷河期がやってくるのでしょうか? 原題:The Day After Tomorrow (2004) 監督・原作:Roland Emmerich 脚本:Roland Emmerich/Jeffrey Nachmanoff Genre:Action / Adventure / SF / Thriller Country:USA Language:English / French / Japanese / Italian 上映時間:124分 あらすじ: ジャックは、気候学者。 氷河期到来を予告するが、副大統領ベッカーは、せせら笑う。 だが、世界中で異常気象が起き、氷河期がやってくる。 ジャックの息子サムと彼女のローラは、 高校生学力クイズ大会の開催地ニューヨークに足止めされ、 危うく凍死しそうになる... 出演者: Dennis Quaid ... Jack Hall(ジャック) Jake Gyllenhaal ... Sam Hall(サム) Emmy Rossum ... Laura Chapman(ローラ) Kenneth Welsh ... Vice President Becker(副大統領ベッカー) Ian Holm ... Terry Rapson(テリー) オトーサン、 「こういう役、やらせたらピカイチだな」 デニス・クエイドが孤軍奮闘しています。 DENNIS QUAID  デニス・クエイド 誕生日 1953/4/9   出身 米テキサス州ヒューストン 俳優の兄ランディ・クエイドの影響で高校時代から演技の勉強を始め、 ヒューストン大学では演劇を専攻。 75年「クレイジー・ママ」の端役で映画デビュー。 87年「ビッグ・イージー」でインディペンデント・スピリット・アワード主演男優賞受賞。 1991年にメグ・ライアンと結婚し、2001年7月16日、離婚した。 出演作 1975年「クレイジー・ママ」 1977年「9/30/55」 1978年「勝利の季節/ウイニング・シーズン」 1979年「ヤング・ゼネレーション」 1980年「ロング・ライダーズ」 1981年「おかしなおかしな石器人」「さよならジョージア」 1983年「ザ・ファイト」「ジョーズ3」◇「ドリーム・スケープ」       「ライトスタッフ」 1985年「第5惑星」 1987年「インナースペース」「ビッグ・イージー」       「容疑者」 1988年「D.O.A/死へのカウントダウン」◇       「熱き愛に時は流れて」 1989年「グレート・ボールズ・オブ・ファイヤー」 1990年「愛と哀しみの旅路」「ハリウッドに口づけ」 1993年「アンダーカバー・ブルース/子連れで銃撃戦」◇       「フレッシュ・アンド・ボーン/渇いた愛のゆくえ」       「ワイルダー・ナパーム」 1994年「ワイアット・アープ」 1995年「愛に迷った時」 1996年「ドラゴンハート」 1997年「ゴーイング・ウエスト」「ギャング・リレーテッド」       「スイッチ・バック」◇ 1998年「ファミリー・ゲーム」◇「セイヴィア」◇ 1999年「エニイ・ギブン・サンデー」◆「マイ・ハート,マイ・ラブ」◇ 2000年「オーロラの彼方へ」◇「トラフィック」 2002年「オールド・ルーキー」◇「エデンより彼方に」◇ 2003年「デイ・アフター・トゥモロー」◇「コールド・クリーク 過去を持つ家」◇ 2004年「アラモ」◇「フライト・オブ・フェニックス」◇「イン・グッド・カンパニー」◇ 2005年「ヘレンとフランクと18人の子供たち」◇ 2006年「アメリカン・ドリームズ」◇ 2007年「バンテージ・ポイント」◇ 2009年「G.I.ジョー」 その他の出演者: Dash Mihok ... Jason Evans Jay O. Sanders ... Frank Harris Sela Ward ... Dr. Lucy Hall Austin Nichols ... J.D. Arjay Smith ... Brian Parks Tamlyn Tomita ... Janet Tokada Sasha Roiz ... Parker Nassim Sharara ... Saudi Delegate Carl Alacchi ... Venezuelan Delegate Michel 'Gish' Abou-Samah ... Saudi Translator User Rating: 6.3/10 (92,583 votes) IMDb User Rating: 7.0/10 ( 3,819 votes) Yahoo! オトーサン、 「力作!」 英国アカデミー賞受賞 ・特殊視覚効果賞 User Reviews BaronBl00dさん NYC 2004年12月24日 おお! 気象が恐ろしい... ローランド・エメリッヒ監督映画、大いに楽しんだ。 早いペース、編集、サスペンス。 すばらしいイメージの数々、素晴らしいCG効果、見事な演技、 そして、脚本のつじつまも合っている。 どこまで本当なのか? そうでないことを祈りたい。 だが、監督は、実にリアルに描き出し、 いかにも起こりうるようだった。 ストーリーは、主要な気候変動を描く。 北半球全域が北極のツンドラになるのだ。 ニューヨークは、荒廃する。 ヨーロッパの主要都市もしかり。 デニス・クエイドは、気象学者の役を見事に演じた。 異常気象を予測するのだ。 観客は、彼とその息子の視点で、みつめる。 演技は、総じていい。 英国の気象学者役を演じたイアン・ホルムが特に好きだ。 異常気象が進むなかで、もはや逃れるすべはないのだ。 この映画の成功は、ローランド・エメリッヒ監督の手腕による。 彼の最高傑作だろう。 観客を椅子に釘つけにする。 アクションが、この映画の主要な狙いだが、 監督は、登場人物たちの動機、人間性をしっかり描いている。 私は、異常事態よりも、そうした側面を楽しんだ。 誰かが言っていたように、これは見事な娯楽超大作だ! オトーサン、 「はは、面白い表現だ」 裏インディペンデンス・デイですって。 前田有一さん 2004年6月1日 「米軍万歳映画」に飽きたらこの「弱者万歳映画」をどうぞ 地球に氷河期がやってくる大災害を描いたパニック映画。 VFX満載で人間賛歌のテーマを描くという、 この監督(ローランド・エメリッヒ)お得意の娯楽超大作だ。 洪水や竜巻が世界の街を襲うスペクタクルシーンは映画の前半に惜しげなく集中される。 そのすべてに観客お目当ての特殊効果が使われており、 さながらCG大会とでもいったところ。 お客さんがお腹いっぱいになったあたりからは、 主人公の高校生らのサバイバル劇となる。 一方父親も息子を救うため、凍りついたアメリカ大陸をひたすら歩きつづける。 果たして彼らの運命やいかに! 科学的な薀蓄を適当にちりばめ、それなりにリアリティを持たせたあとは、 怒涛の見せ場で突っ走るというわかりやすい作り。 後半は、すべての「物」を失った人々が「愛」だけを守ろうとする感動ドラマが演出されている。 それにしても、今回「人類の敵」となる「氷河期」は強敵だ。 「ゴジラ」を倒したアメリカ軍でも、これにはさすがに手も足も出ない。 被害は地球規模だから逃げ場もない。 この物語がはたしてどのへんを落とし所にするのか、最後まで興味は尽きないだろう。 全体の構成は、見た人ならわかると思うが 同監督の『インディペンデンス・デイ』(ID4)とほぼ同一。 ただ、典型的「米軍万歳映画」であるあちらに対し、 『デイ・アフター・トゥモロー』では黒人のホームレスや、高校生、女性、 そして発展途上国といった弱者たちが活躍する。 いわば「裏ID4」といった感じだ。 エアコンなどのハイテク機器が機能を停止し、 100年前の暖炉が命綱となるあたりや、 北半球の温暖な先進国が真っ先に壊滅し、南の途上国に避難せざるを得ない展開は、 行き過ぎた文明社会への警告として描くこともできた。 何よりこの大災害を引き起こしたのは、 アメリカをはじめとする先進国による地球温暖化なのだから、 フツーにこの手の映画を作ろうとすれば、 彼らを非難する論調で描かれるはずだ。 ところが、さすがはこの監督だ。 「弱者万歳映画」ではあるものの、「アメリカ批判映画」ではまったくないあたりがいかにも彼らしい。 アメリカ政府への皮肉めいた印象はゼロであり、これなら共和党も安心というものだ。 また、この映画では久々に「洋画特有の、どう見ても日本とは思えない 日本の町並み&人々」を見ることができる。 こうしたノー天気な作風が彼の持ち味なのである。 『デイ・アフター・トゥモロー』は、その見た目も内容も、 いかにもハリウッドの超大作エンターテイメントらしい映画だ。 そうした作品を嫌いな人が見たら吐き気がするかもしれないし、 そういう人には私もおすすめしない。 だが、特にそういったこだわりのない人々が、 普通にデートやファミリーで楽しむ娯楽としては適している。 これからどんどん暑くなってくる季節だから、 氷や雪に覆われたニューヨークの町を見ているだけで避暑効果もあるのではなかろうか。


君のいた永遠(とき)

オトーサン、 「どうせ、甘ったるい恋愛映画だろう」 そんなもの、世の中にゴマンとあります。 「あれ、いい感じになってきたぞ」 原題:Sam dung (1999) 監督:Sylvia Chang 脚本:Sylvia Chang / Cat Kwan Genre:Romance Country:Hong Kong Language:Cantonese 上映時間:115分 あらすじ: 女流監督シェリルは、ある少女に自分を託し、 過去の自分の恋愛体験の映画化を思い立つ。 香港、1977年。17歳の高校生シューヤウは 親友チャンリーと出かけたコンサートで、 ミュージシャンのホークァンに会い、恋におちる。 ふたりは熱烈に愛し合うが、彼女の母に見つかり、引き離される。 久しぶりにチャンリーを訪れると、チャンリーがホークァンを愛していることを聞く。 その後、ホークァンは日本へ旅立ち、ふたりは別れ別れに。 1984年、東京。 ファッションメーカーのバイヤーになったシューヤウは、 旅行代理店に勤めていたホークァンと再会し、恋が再燃するが、 彼には、妻がいた。 1991年。香港。 ホークァンは妻と別れ、ショーヤウに結婚を申し出るが、断わられる。 1999年。結婚し、子供もできたショーヤウ宛てに、 ホークァンからチャンリー死去の知らせがくる。 実は、彼の別れた妻は、チャンリーだったのだ... 出演者: Takeshi Kaneshiro ... Ho-jun(ホークァン) Gigi Leung ... Sheo-rou(シューヤウ) Karen Mok ... Chen-Li(チャンリー) Sylvia Chang ... Cheryl(シェリル) オトーサン、 「金城 武くん、魅力満載だなぁ」 いままで見たどんな出演映画よりも、 魅力的というかセクシでした。 そう、女流監督ならではの、女が好きな男をみる目なのです。 TAKESHI KANESHIRO  金城 武 誕生日 1973/10/11 出身 台湾・台北 日本人の父と台湾人の母の間に生まれる。 小、中学校は台北の日本人学校に通い、高校はアメリカン・スクールに通う。 92年、歌手デビュー後、映画出演。 93年「ワンダーガールズ/東方三侠2」で映画デビュー。 94年「恋する惑星」、95年「天使の涙」への主演でブレイク。 出演作 1993年「ワンダーガールズ/東方三侠2」 1994年「恋する惑星」 1995年「チャイナドラゴン」「金城武の香港犯罪ファイル」      「金城武の死角都市・香港」「天使の涙」      「冒険王」「臭屁王」「危険な天使たち」       「世界の涯てに」「スクール・デイズ」       「トラブル・メーカー」 1997年「MISTY」「炎の大捜査線」「北京の夏」       「暗黒街・若き英雄伝説」「ダウンタウン・シャドー」       「初恋」「パラダイス」「炎の大捜査線2」 1998年「アンナ・マデリーナ」「ニューヨーク・デイドリーム」「不夜城」 1999年「君のいた永遠」 2000年「スペース・トラベラーズ」「ラベンダー」 2002年「Returner/リターナー」 2003年「ターンレフト ターンライト」 2004年「LOVERS」 2005年「ウィンター・ソング」 2006年「傷だらけの男たち」 2008年「死神の精度」「レッドクリフ」「K−20 怪人二十面相・伝」       「ウォーロード 男たちの誓い」「レッドクリフ part T」 2009年「レッドクリフ part U」 その他の出演者: Leon Dai ... Ho-jun (middle age) Elaine Jin ... Sheo-rou's mom William So Wing Hong ... Screenwriter Jo Kuk Leslie Loh Audrey Mak Michael Tong Cher Yeung User Rating: 6.5/10( 341 votes) IMDb User Rating: 8.5/10( 129 votes) Yahoo! オトーサン、 「Yahoo!のほうが高いね」 User Reviews nisa mokhtaさん malaysia 2001年1月12日 レビューは、好意的 この映画好きだ。 すっかり金城武のフアンになってしまった。 映画の雰囲気も、撮影も非常にすばらしい。 回想シーンが巧みに配置され、観客が混乱しないようになっている。 ジジ・リョンの演技はよかった。 だが、どこかで、何かが足りない。 最後になって、やや不満があった。 登場人物たちの動機が、描きこまれていないのだ。 見終わって、こう自問自答sした。 「途中、居眠りしていなかったかしら? 大事なシーンを見逃したのかな?」 オトーサン、 「そう、恋愛経験豊富なひと向けだよね」 tokuniiyadewanaiさん 2010年2月2日 恋愛の真理をついた作品 もう何年も前にみた映画なのですが、忘れられないのでレビューします。 ほとんど無名に近い映画ですが、本当に素晴らしい作品だと思います。 yahoo映画の解説だと、単なる学生ものの恋愛ストーリー風にしか見えませんが、 実際この映画が表現してるものは全く違います。 これは大人の人にこそ理解できる作品だと思います。 胸に突き刺さるような切ない感覚がよみがえるかも知れません。 若い頃の未熟で向う見ずな燃えるような恋愛と、 大人になってから少し冷めてしまった自分というもののギャップが、 とても生々しくリアルに描かれており、単なる可哀想な悲恋の話でなく、 もっともっと現実的で女心の切ない部分がうまく描かれている作品だと思います。 少なからずとも同じような経験をされた女性にはじ〜んとくるかも知れません。 金城武さんもとってもカッコイイです。 キスシーンがちょっとエロすぎます…。


天才悪魔フー・マンチュー

オトーサン、 「邦題が面白い」 B級映画にかぎって、邦題を工夫します。 でも、この映画、名優ピーター・セラーズが出ています。 原題:The Fiendish Plot of Dr. Fu Manchu (1980) 監督:Piers Haggard/Richard Quine/Peter Sellers 原作:Sax Rohmer 脚本:Rudy Dochtermann/Jim Moloney Genre:Comedy Country:USA / UK Language:English 上映時間:101分 あらすじ: 1933年頃。 稀代の犯罪王フー・マンチュー博士は、168歳。 長寿の秘訣は、秘薬エリ・ビタを飲んでいるからだ。 世界の秘宝のダイヤモンドをミックスしてつくられている。 だが、部下が、エリ・ビタをこぼしてしまう。 そこで、アメリカで展示中のロシアの秘宝を奪う。 次は、英国の秘宝だ。 そこで、エイヴリー卿は、FBIのカポネ警部を伴い、 引退したスミスに助力を依頼する。 フー・マンチュー博士の仕業とにらんだスミスは、 女警部アリスを王妃の替え玉に仕立てるのだが.... 出演者: Peter Sellers ... Dennis Nayland Smith / Dr. Fu 'Fred' Manchu(スミス/ フー・マンチュー) Helen Mirren ... Alice Rage(アリス) David Tomlinson ... Sir Roger Avery(エイヴリー卿) Sid Caesar ... Joe Capone(FBIのカポネ警部) オトーサン、 「そうだったんだ」 最後まで、一人二役とは気づきませんでした。 ピーター・セラーズ、流石です。 スミスとフー・マンチューを見事に演じわけています。 PETER SELLERS  ピーター・セラーズ 誕生日 1925/9/8-1980/7/24 出身 英サウスシー 出演作 1955年「マダムと泥棒」 1957年「赤裸々な事実」 1958年「親指トム」「転覆騒動」 1959年「ピーター・セラーズのマ・ウ・ス」 1960年「泥棒株式会社」「飛んだり跳ねたり止まったり映画」      「喰いついたら放すな」「求むハズ」 1962年「ミサイル珍道中」「ロリータ」「ワルツ・オブ・ザ・トレアドールズ」 1963年「ピンクの豹」「新・泥棒株式会社」 1964年「博士の異常な愛情」「暗闇でドッキリ」「マリアンの友だち」 1965年「何かいいことないか子猫チャン」 1966年「007/カジノ・ロワイヤル」      「紳士泥棒/大ゴールデン作戦」 1967年「無責任恋愛作戦」「女と女と女たち」「パーティ」 1968年「太ももに蝶」 1969年「マジック・クリスチャン」 1972年「不思議な国のアリス」 1973年「別れの街角」 1974年「おとぼけパイレーツ」 1975年「ピンクパンサー2」      「これがピーター・セラーズだ!/艶笑・パリ武装娼館」 1976年「名探偵登場」 1977年「ピンクパンサー3」 1978年「ピンクパンサー4」 1979年「ゼンダ城の虜」「チャンス」 1980年「天才悪魔フー・マンチュー」「トライアル・アンド・エラー」 その他の出演者: Simon Williams ... Robert Townsend Steve Franken ... Peter Williams Stratford Johns ... Ismail John Le Mesurier ... Perkins John Sharp ... Sir Nules Thudd Clement Harari ... Doctor Arnold Wretch Kwan-Young Lee ... Tong John Tan ... Dacoit Philip Tan ... Dacoit Serge Julien ... Dacoit Johns Rajohnson ... Dacoit User Rating: 4.4/10 ( 982 votes) IMDb User Rating:10.0/10 ( 20 votes) Yahoo! オトーサン、 「あまりコメディらしくないな」 でも、英国風ユーモアが全編に散りばめられています。 例えば、以下の会話で笑えれば、ユーモアを解するひとです。 「ナイアック、ソンコワヨ、コア、ソアール、何か分かるかね?」 フー・マンチューが、アリスに聞きます。 「わからないわ」 「中國の幻の酒、アルコール分100%、1812年だ」 「そう...、美味しいわねぇ」 User Reviews Jon Noel Sheltonさん 2006年7月18日 ピーター・セラーズのフアンだけ? 多分。 10歳のとき、パパと見た。 彼は、ピーター・セラーズの大フアンで、私を連れていった。 「ピンクパンサー」などは、みんなを誘って見に行ったものだ。 この映画、みんながヒドイというが、私は大好きだ。 上映されたときは、2回も見たいと言い張ったものだ。 そんなひとは、私だけだろう。 この映画で好きなシーンは、最後のミュージカル。 さぞ楽しかっただろう。 そう、ピーター・セラーズは、もっといい映画に出ている。 もし、これが彼の遺作でなかったなら、 彼のフアンは、キライになっただろう。 この映画には、ドタバタ喜劇風の面白さはない。 面白いのは、コメディと冒険が妙にミックスしているからだ。 再評価を待つカルト古典映画だと思う。 知っていてほしいのは、 ピーター・セラーズが、医者から出演を止めるように言われていたことだ。 病気になったのは、無理やり出演し、スタントもやったせいだ。 フアンたちは、ピーター・セラーズの映画への献身ぶりを敬まうだろう。 わが身を殺してまでも、最善を尽くしたのだ。 こうしたエクセントリックな役を演じることで。 だから、最後の出演作を見て、彼を称えるべきだ。 ピーター・セラーズの他の出演作を忘れてほしい。 そして、あるがままの彼をこの作品に見出してほしい。 もうひとつの助言。 見る際には、中華料理を注文すべし。 よりよい視聴体験になるだろう。 オトーサン、 「そうか。これは遺作なんだ!」 荒野のサンタフェ・キッドさん 2008年11月15日 愛すべき遺作・・・・なんだけどなぁ。 まず、なぜ「ピーター・セラーズの愛し方」で「チャンス」を遺作みたいにしたのか! それは、撮影陣には彼の最後の作品を今の世の中で お見せするほどの勇気がなかったからである。 この映画は題名からも分かるように、 かなりヤバイ人種ジョーク映画だからだ。 まず中国人。こいつら全員裸足で靴も無く、 みんなでぞろぞろ歩き回ってヒマラヤの山奥に住んでいる。 アメリカ人の刑事もいかにもでコーヒーをがぶ飲み。 ロシア人は異常に訛ってて、ソ連賛美をしながらレーニンと叫んでる。 イギリスお得意の王室ギャグではロンドン塔の衛兵が全部200歳の老人である。 とにかく登場するキャラクターが全部ステレオタイプなのだ。 で、ヘレン・ミレン登場。婦人警官役で出演。 ここでヘレン・ミレンを出した意味が分からない。 エリザベス女王のおとりとなって博士に捕まるのだが、 後はチョコチョコっと出てきておしまい。 極めつけはピーターセラーズ。フーマンチューとして 出てきたときの彼は元気が無くてヨボヨボで、 電気流して延命してるところも冗談の一つなのだろうか。 ストーリー的にはあの元ねたのフーマンチューと 違って普通の怪盗として出てきますから安心です。 面白いです。くすっと笑えます。 あと、ラストはすごいですよー。 映像はホームズとかポアロっぽい色合いで、いかにもイギリス。 セラーズがやつれてるのは残念だけど、彼のファンなら見るべきです。 そうでなくても見てソンはありません。 お勧めの1品です。


余命1ヶ月の花嫁

オトーサン、 「題名がいいね」 死ぬ前に一花咲かせたい、咲かせてあげたい。 そんな気持ちがあふれています。 でも、見終わった後の感想はというと、 「題名が一番よかった」 原題:余命1ヶ月の花嫁(2009) 監督:廣木隆一 脚本:斉藤ひろし Genre:Drama 上映時間:129分 あらすじ: 千恵は、イベントコンパニオン。 展示会場で知り合った太郎と交際しはじめる。 数ヵ月後、自分は乳ガンだと告白し、姿を消す。 太郎は、千恵を追って屋久島へ 「一緒に頑張ろう」 太郎と生きていくこうとするが、ガンが再発する... 出演者: 榮倉奈々 .... 長島千恵 瑛太 .... 赤須太郎 柄本明 .... 長島貞士 手塚理美 .... 加代子 オトーサン、 「瑛太はいいね」 でも、役名の太郎はいかにも平凡。 ♪愛ちゃんは太郎の嫁になるを思い浮かべてしまいました。 榮倉奈々は学芸会レベルで、健康的すぎませんか。 その他の出演者: 安田美沙子 .... 花子 大杉漣 .... 赤須敏郎 津田寛治 .... 岡田 田口トモロヲ .... 奥野 User Rating: 5.9.10( 927 votes) Yahoo! オトーサン、 「時間のムダ」 User Reviews まいまい!さん 2010年9月11日 絵も美しいし、ストーリーも筋が通った綺麗なもの。 映画としては完成していると思います。 ただ、冗長に感じました。 感情移入できれば、感動できるのだと思います。 わかりやすい感情表現に、先が読める展開。 キャラクターの成長(まぁ数ヶ月の出来事なんですけど…)も見られない。 ちょっと長い映画に感じられました。。 オトーサン、 「全面的に賛成!」 前田有一さん 2010年5月9日 有名美談の映画化も、全体に遠慮がちで見るべきものは少ない 『余命1ヶ月の花嫁』とは、なかなか目を引くタイトルだ。 最初にテレビ放映されたとき、その驚くべきエピソードがドキュメンタリー、 すなわち実話と知った人々は大きな衝撃を受けた。 そこから始まった一連のムーブメントは、ついにこの劇映画化を実現させるにいたった。 イベントコンパニオンの長島千恵(榮倉奈々)は、 ある展示会で知り合った赤須太郎(瑛太)とやがて付き合い始める。 だが千恵には、乳がんを宣告され乳房を失うことになるという深刻な悩みがあった。 それでも彼女を追い続ける太郎の姿に、二人の絆は深まっていくが、 彼らの愛を切り裂くように乳がん再発の悪夢が襲い掛かる。 余命一ヶ月の恋人に、せめて結婚式をあげウェディングドレスを着せてやろうという美談の映画化。 週刊誌報道やネット上では、美談ビジネスに群がる利権の数々や、 花嫁花婿の過去や行動に対するツッコミが色々と暴かれている。 じっさいこの映画のタイトルを検索すると、 思わず苦笑したくなるようなサイト群が上位にやってくる。 そこに書かれていることの真偽をどうこういう気はない。 だが、いったいどういう人がこういう映画を好んで見に行くのか、ちょっと想像がつかないのも事実。 ドキュメンタリーを見た人が、あの感動をもう一度味わいたくて、というケースが多いのか。 だがそれは、見方を変えれば、映画のラストで榮倉さんが死ぬのを、 2時間まだかまだかと待っているようなモノだ。 私だったら、そんな自分が嫌になる。 とはいえ本作は、一時期の韓流映画のように安易なお涙頂戴に走ることなく、 モデルとなった関係者等に対して、作り手も演じる側もひたすら誠実に、 真面目に題材を扱おうとしている空気が伝わってくる。 ただ必要以上に遠慮がちな態度は、ドキュメンタリーならともかく 劇映画においては、逆に痛々しさを感じさせる場合がある。 ヒロインの半生を省略やら脚色する事に対して手が縮んでいるから、 物語のダイナミズムが奪われ、冗長になる。 結果的には、一番盛り上がる結婚式の場面だけ見ればいいや、となってしまう。 そもそもネタの鮮度自体古めで、かといって熟成されているわけでもなく、 時期としては中途半端という印象も否めない。 乳がん撲滅のための啓蒙、という大義も、はたしてどれほど効果があるのか疑問だし、 そもそもやるならもう少し上手にやってほしいという思いだ。 こんなにも簡単に「あやしげな美談」とレッテルを貼られてしまうというのは、 あまりに脇が甘いように感じる。


謀議

オトーサン、 「なぜ借りたのかな?」 そうそう、コリン・ファースを見たさに借りたのです。 スリラーと思っていたのですが、 ほぼドキュメンタリーもので、驚きました。 原題:Conspiracy (2001) (TV) 監督:Frank Pierson 脚本:Loring Mandel Genre:Drama / History / War Rated R for language. Country:UK / USA Language:English / German 上映時間:96分 あらすじ: 1942年、ナチス親衛隊の高官たちが、 ベルリン郊外の屋敷に集まり、極秘会議がはじまる。 保安警察長官ハイドリヒとアイヒマンを中心に、 ユダヤ人抹殺計画について、全員の了承を取りつけようとする。 去勢を主張するストクツカートとクリツィンガーの両博士に対して、 アイヒマンが淡々とガス室で、1日6万人を処理できると述べる。 全員が静かになる。 倫理的、法的、国際的に、そんな無謀な"大量虐殺"は許されるのか? ハイドリヒは言う。だから、最初から"退去"と言っているだろう。 出演者: Kenneth Branagh ... Reinhard Heydrich (ハイドリヒ) Stanley Tucci ... Adolf Eichmann (アイヒマン) Colin Firth ... Dr. Wilhelm Stuckart (ストクツカート) David Threlfall ... Dr. Wilhelm Kritzinger (クリツィンガー) オトーサン、 「見事なアンサンブル!」 これがTV映画とは、とても信じられません。 ハイドリヒ役のケネス・ブラナー、 硬軟両用の姿勢を使いわけてテキパキと会議を進める姿は、 実に見事でした。 女房役アイヒマンを演じたスタンリー・テュッチは、 いつも脇役で活躍していますが、今回は秀逸。 アイヒマンについては、長年の逃亡と逮捕・処刑のドラマを みているので、食い入るように見てしまいました。 KENNETH BRANAGH  ケネス・ブラナー 誕生日 1960/12/10 出身 北アイルランド・ベルファスト 96年、エマ・トンプソンと離婚。現在二度目。 出演作 1987年「ハイシーズン」「ひと月の夏」 1989年「ヘンリー五世」◇ 1991年「愛と死の間で」 1992年「スウィング・キッズ」「ピーターズ・フレンズ」 1993年「から騒ぎ」 1994年「フランケンシュタイン」◇ 1995年「世にも憂鬱なハムレット」「オセロ」 1996年「アル・パチーノのリチャードを探して」「ハムレット」 1997年「相続人」◇ 1998年「ヴァージン・フライト」◇「セレブリティ」◇ 1999年「ワイルド・ワイルド・ウエスト」◆「恋の骨折り損」◇ 2000年「舞台よりすてきな生活」 2001年「謀議」(TM)「舞台よりすてきな生活」 2002年「裸足の1500マイル」「ハリー・ポッターと秘密の部屋」 2009年「ワルキューレ」 STANLEY TUCCI  スタンリー・テュッチ 誕生日 1960/1/11 出身 米ニューヨーク 1982年、ニューヨーク州立大学を卒業。 85年「女と男の名誉」で映画デビュー。 「シェフとギャルソン、リストランテの夜」で共同監督、共同脚本、主演を務め、 サンダンス映画祭でウォルド・ソルト脚本賞他、数々の賞を受ける。 「インポスターズ」でも脚本、監督、主演を務めた。 出演作 1985年「女と男の名誉」 1989年「ニューヨークの奴隷たち」 1991年「ビリー・バスゲイト」 1992年「キスヘのプレリュード」 1993年「ペリカン文書」 1994年「あなたに降る夢」「ミセス・パーカー/ジャズエイジの華」 1995年「死の接吻」 1996年「シェフとギャルソン、リストランテの夜」 1997年「地球は女で回っている」「普通じゃない」 1998年「インポスターズ」 1999年「真夏の夜の夢」 2001年「アメリカン・スウィートハート」「サイドウォーク・オブ・ニューヨーク」 2002年「ロード・トゥ・パーディション」「メイド・イン・マンハッタン」 2003年「ザ・コア」 2004年「ターミナル」「ライフ・イズ・コメディ ピーター・セラーズの愛し方」      「Shall we Dance?シャル・ウィ・ダンス?」 2005年「ラッキーナンバー7」 2006年「プラダを来た悪魔」 2009年「ラブリーボーン」 その他の出演者: Clare Bullus ... Maid Simon Markey ... Stenographer David Glover ... Supervising Butler David Willoughby ... Orderly #1 Tom Hiddleston ... Phone Operator David Spinx ... Cook Dirk Martens ... NCO Barnaby Kay ... Rudolf Lange Peter Sullivan ... SS.Col. Eberhard 'Karl' Schongarth Ben Daniels ... Dr. Joseph Buhler Andreas Gunther ... NCO2 Ewan Stewart ... Dr. Georg Leibbrandt Brian Pettifer ... Dr. Alfred Meyer Kevin McNally ... Undersecretary Martin Luther Florian Panzner ... Luher's Driver Ross O'Hennessey ... Adjutant #1 Nicholas Woodeson ... SS Lt.Gen. Otto Hofmann Jonathan Coy ... Erich Neumann Hinnerk Schonemann ... Stuckart's Driver Ian McNeice ... Dr. Gerhard Klopfer Owen Teale ... Dr. Roland Freisler Brendan Coyle ... SS Maj.Gen. Heinrich Muller User Rating: 7.7/10 ( 6,014 votes) IMDb User Rating: 8.0/10 ( 21 votes) Yahoo! オトーサン、 「名作!」 ゴールデン・グローブ ノミネート ・作品賞(TVムービー/ミニシリーズ) User Reviews Robert Reynoldsさん 2001年6月13日 眼をみはる魅力的な映画 多くの無名の出演者が、見事な演技 上出来で、記憶に残る映画だ。 骨の髄まで冷えてくる。 大量虐殺について楽しそうに話しあうなんて! 無名の出演者が素晴らしい演技をみせている。 有名どころでは、アイヒマン役のスタンリー・テュッチとハイドリヒ役のケネス・ブラナーがいい。 彼らが演じた人物の歴史を考えると、 (どちらもすごく楽し気だが、その末路は哀れだ) 本来は、控え目な人物だというあたりに、心を乱すものがある。 素晴らしい映画だ。 強く推薦したい。 オトーサン、 「そう、この映画、みんなが興奮するはず」 garbo_2210100さん 2009年3月20日 恐るべき会議の全貌を実力あるキャストで 時は、第二次世界大戦中の1942年1月。 ベルリン郊外のヴァンゼーの館において、 ナチスの高官たちが「ユダヤ人の最終解決」、 つまりユダヤ民族の絶滅計画を話し合った秘密会議、 ヴァンゼー会議を描いた作品。 この会議については、よくナチス関係の書物の中に登場するので 名前だけは知っていました。 しかし、その全貌についてはよく知らなかったので この映画はとても興味を引くものでした。 ビデオ屋さんを3軒ハシゴしてようやく発見し、見ることができました。 映画はすべて美しい湖に面した館の中で繰り広げられます。 出席者は、ナチスの親衛隊(SSと呼ばれます)の実力者で、 「白い野獣」「プラハの処刑人」の異名を持つ ラインハルト・ハイドリッヒ(ケネス・ブラナーの好演)をはじめ、 SSの軍人たちや内閣や占領地の責任者など約15名です。 少数の人間によって、一民族の絶滅という 人類の歴史に残る蛮行を決めたこの会議を、見事に再現しています。 この映画の秀逸な所は、会議の出席者たちを通して 当時ナチスが行っていた様々な行為を浮き彫りにした所です。 例えば、親衛隊少佐で、当時ナチスが支配下に置いていた バルト三国のラトヴィアの指揮官ランゲ少佐からは、 「住民にユダヤ人を殺させた」というセリフから、 占領地での苛烈な支配が見えます。 また、究極の総力戦である第二次世界大戦を戦うために、 すべての労働力や資源を投入しないければなりませんが、 アメリカやイギリスと比較するとどうしても力に見劣りする 「持たざる国」ドイツの苦しい台所事情も感じさせます。 さらに、SSに反感をいだく官僚たちなど ナチス内部のパワーゲームも織り込まれています。 そういった様々な要素が、密室において繰り広げられるのですから 極めて濃密で緊張感あふれる作品となっています。 そんな映画の要というべき人物は、無論ケネス・ブラナーのハイドリヒです。 金髪碧眼、おまけに長身… まさにナチスが理想としたアーリア人の姿 そのままの姿に似せるという所にはかなり驚されました。 しかし、それ以上に驚かされたのは硬軟を使い分け、 出席者の主義主張が入り乱れる会議を操り、 自分が望む結論へと導く恐るべき手腕を持つ男を演じた所です。 特に印象に残るのは、ユダヤ人の絶滅という あまりにも危険すぎる計画に反対する者へのアプローチ。 会議を休憩し、食事をつまむ他の出席者たちを尻目に、 美しい庭に連れ出し、時に脅したり時に下手に出たりして 賛成へと変える所が何ともリアルで演技の力を感じました。 恐るべき会議の全貌を実力あるキャストで描いた密室劇の力作。 最後に、この映画をご紹介くださった晴雨堂ミカエルさんに感謝申し上げます。 <ターニングポイントである1942年> ヴァンゼー会議が行われた1942年は、 第二次世界大戦のターニングポイントといえる年。 日本にとっては、ミッドウェー海戦の敗北で太平洋戦争の戦況が逆転した年ですし、 アメリカでは原爆開発のマンハッタン計画が始まったのもこの年の8月のこと。 まさに、歴史の不思議な巡り合わせを感じる年です。


エネミーフォース

オトーサン、 「この手のやつ、多いよな」 航空機テロの映画は、数多くあります。 「ユナイテッド93」のリアリティに迫るのはムリですから、 問題は、どこまでオリジナリティを出せるかかです。 原題:Panic (2001) 監督:Bob Misiorowski 原作:Boaz Davidson 脚本:Jace Anderson/Adam Gierasch Genre:Action / Drama / Thriller Rated R for violence/terror and language. 上映時間:91分 あらすじ: 身の毛のよだつような航空機事故が多発。 連邦航空局のシステム分析官ニールは、 天才ハッカーが飛行機にリンクされているコンピュータの 電子システムを操作したせいだと考えるが、誰も相手にしない。 これ以上の事故を防ぐために、ニールと彼のチームメイト、ルディは、 国際テロリスト・グループと無謀ともいえる戦いを開始し、 連中が、使用しているマシンに気付く... 出演者: Rodney Rowland ... Neil(ニール) Scott Michael Campbell ... Rudy(ルディ) Kristanna Loken ... Josie(ジョシー) Alexander Enberg ... Cain(ケイン) オトーサン、 「うーん、みんなマイナーな役者だね」 RODNEY ROWLAND  ロドニー・ローランド 誕生日 1964/2/20 出身 南カリフォルニア 水泳とウォーター・ポロの奨学金でマリブのペッターダイン大学で学ぶ。 1年生の時、ヨーロッパ旅行で ファッション・フォトグラファーの目にとまり、モデルとなる。 その後、舞台に興味を持ち、ニューヨークへ移る。 テレビでは「X−ファイル」のスカリー捜査官の恋の相手役。 出演作 2000年「シックス・デイ」「ブルー・イグアナの夜」 2001年「ファング・オブ・モンスター」 KRISTANA LOKEN  クリスタナ・ローケン 誕生日 1979/10/8 出身 米ニューヨーク州 出演作 2003年「ターミネーター3」 2005年「ブラッドレイン」 その他の出演者: Ted Shackelford ... Captain O'Kelly Barbara Carrera ... Bernadette Tucker Smallwood ... Keller Billy 'Sly' Williams ... Ray David Bowe ... Co-Pilot John Bishop ... Walter Boti Bliss ... Zoe Tereza Rizzardi ... Maxine Gulshan Grover ... Philip Duke Stroud ... General Roberts Sanyogetta ... Linda User Rating: 2.6/10 ( 474 votes) IMDb User Rating: 6.0/10 ( 12 votes) Yahoo! オトーサン、 「Yahoo!は、やさしいね」 CGを気にしなければ、6点かも。 User Reviews disdressed12さん 2008年2月10日 強烈な緊迫感、最悪のCG 普通なら、この映画好きというだろう。 演技が悪いわけではない、OKだ。 脚本が悪いわけではない、まあまあだ。 強烈なアクションが最初から最後まで続く。 だが、問題は、それが大問題なのだが、 ひどいCGだ。 お金が足りなくなったように見える。 特殊効果がザラザラしている。 放映すべきではなかった。 ほんとうにひどいのだ。 きちんと仕上げないなんて、お客をバカにしている。 そうでなければ、高いスコアにしただろう。 10点満点で3点だ。 オトーサン、 「セクシーだったかな?」 とりわけセクシーなシーンはなかったように思いますが... mznsnj209062さん 2010年9月10日 B級映画ですが テレビ放送を視聴。 主役はマイナー俳優っぽいし、セットはミニチュア感全開のチャチさ。 それでも、ハッキングで飛行機を遠隔コントロールして テロを行うというアイディアの面白さと、物語のテンポの良さで、 そこそこ楽しめました。 あと、ヒロインのクリスタナ・ローケンがセクシーで良かったです。


ピンクパンサー2

オトーサン、 「絶対、面白いはず...」 ピンクパンサー・シリーズは、リメイクも含めてみました。 あの豹のイラストと心が浮き立つ音楽、忘れられません。 原題:The Return of the Pink Panther (1975) 監督:Blake Edwards 脚本:Frank Waldman/ Blake Edwards Genres:Comedy/ Crime / Mystery Country:UK Language:English Genre: 上映時間:113分 あらすじ: 中近東のルガシュ国立博物館。 世界一大きいダイヤモンド「ピンク・パンサー」が盗まれる。 要人が話し合った末、フランスの名探偵クルーゾー警部を呼ぶことに。 だが、クルーゾーは、上司ドレフュス署長からクビをいい渡されていた。 ルガシュへ乗り込んだクルーゾーは、引退した怪盗ファントムこと チャールズ・リットン卿を犯人と断定、ニースのリットン邸へ。 だが、妻クローディーヌに、たちまち正体を見破られる... 出演者: Peter Sellers ... Insp. Jacques Clouseau(クルーゾー警部) Christopher Plummer ... Sir Charles Litton(リットン卿) Catherine Schell ... Lady Claudine Litton(クローディーヌ) Herbert Lom ... Chief Insp. Charles Dreyfus(ドレフュス署長) オトーサン、 「味があるね」 ドタバタぶりが笑わせてくれます。 真面目なくせに、間抜けで剽軽者、 愛すべきクルーゾー警部を演じるのは、 ピーター・セラーズです。 PETER SELLERS  ピーター・セラーズ 誕生日 1925/9/8-1980/7/24 出身 英サウスシー 出演作 1955年「マダムと泥棒」 1957年「赤裸々な事実」 1958年「親指トム」「転覆騒動」 1959年「ピーター・セラーズのマ・ウ・ス」 1960年「泥棒株式会社」「飛んだり跳ねたり止まったり映画」       「喰いついたら放すな」「求むハズ」 1962年「ミサイル珍道中」「ロリータ」「ワルツ・オブ・ザ・トレアドールズ」 1963年「ピンクの豹」「新・泥棒株式会社」 1964年「博士の異常な愛情」「暗闇でドッキリ」「マリアンの友だち」 1965年「何かいいことないか子猫チャン」 1966年「007/カジノ・ロワイヤル」       「紳士泥棒/大ゴールデン作戦」 1967年「無責任恋愛作戦」「女と女と女たち」「パーティ」 1968年「太ももに蝶」 1969年「マジック・クリスチャン」 1972年「不思議な国のアリス」 1973年「別れの街角」 1974年「おとぼけパイレーツ」 1975年「ピンクパンサー2」       「これがピーター・セラーズだ!/艶笑・パリ武装娼館」 1976年「名探偵登場」 1977年「ピンクパンサー3」 1978年「ピンクパンサー4」 1979年「ゼンダ城の虜」「チャンス」 1980年「天才悪魔フー・マンチュー」「トライアル・アンド・エラー」 その他の出演者: Peter Arne ... Col. Sharki Peter Jeffrey ... Gen. Wadafi Gregoire Aslan ... Chief of Lugash Police David Lodge ... Mac Graham Stark ... Pepi Eric Pohlmann ... The Fat Man Andre Maranne ... Sgt. Francois Chevalier Burt Kwouk ... Cato Fong Victor Spinetti ... Hotel Concierge John Bluthal ... Blind Beggar Mike Grady ... Bellboy User Rating: 6.9/10 ( 8,634 votes) IMDb User Rating: 8.8/10 ( 125 votes) Yahoo! オトーサン、 「評判いいね」 誰もが楽しめること間違いなしでしょう。 User Reviews brian_warren_wagnerさん United States 2005年4月11日 このシリーズ中、最高に面白い。 ピーター・セラーズは、この 「ピンクパンサー2」で ドジなクルーゾー警部を好演している。 今回、クルーゾー警部は、 ルガシュからピンクパンサーを盗みだした怪盗を追うのを命じられる。 すべての証拠は、引退した怪盗ファントムを指している。 このチャールズ・リットン卿、前作「ピンクパンサー」では、 デイビット・ニーブンが演じていた。 事件を解決しようとして、クルーゾー警部は、次から次へとドジを踏み、 笑いを引き起こす。 ドタバタ喜劇スタイルだ。 クルーゾー警部の出演シーンで、最高なのは、 チャールズ・リットン卿の邸宅に電話修理工を装って入るが、 掃除機が飛んでもない動きをして、チャールズ・リットン卿から 逃げ回るあたりだ。 この映画には、多くの素敵なシーンがある。 多くの笑いとコメディのストーリーは、オススメだ。 オトーサン、 「このひとも、大フアンなんだ」 ネットシネマさん 2008年3月29日 世界中で愛され続けているピンク・パンサー 登場以来、世界中で愛され続けている“ピンク・パンサー” イントロだけで、抜き足差し足忍び足…ピンクの豹が頭をよぎる条件反射!?  本作より製作国がアメリカからイギリスに替わっている。監督ブレイク・エドワーズ。 音楽ヘンリー・マンシーニ。 邦題は「2」となっているが、シリーズ「3」作目なのである。 実に11年振りの新作であった。 ファントムはクリストファー・プラマーに変わってる。 ここに強烈キャラ、クルーゾー警部の一部忠実な召使ケイトー、 警部から「敵からの攻撃のために万全を備えよ」と教えられ (ただのストレス解消)突然ドツかれたりしてます。 仕返しを凄いタイミングでやってる。 もう一人の上司ドレフェス署長、 この物語の中で極めて普通の道徳観の持ち主だったのに、 クルーゾーのせいで、どんどんおかしくなっていきます。 この2人が加わり笑わせてくれます。 以後シリーズに欠かせない人物になります。 実に雰囲気のいい洒落たドタバタコメディの代表作の一つだと思ってます。


アナザー・カントリー

オトーサン、 「間違って借りたか?」 出だしは、モスクワ。ロシア語が飛びかいます。 でも、半分ほど進んできたあたりで、 コリン・ファースが登場しました。 「若いなぁ」 原題:Another Country (1984) 監督:Marek Kanievska 脚本:Julian Mitchell Genre:Biography / Drama / Romance Country:UK Language:English 上映時間:92分 あらすじ: 1932年夏。 ガイは、パブリック・スクールの優等生。 新学年には、自治会会長に選ばれる予定だ。 将来は、パリ駐在大使が約束されている。 そんな彼の親友ジャドは、レーニンに傾倒している共産主義者だ。 ある日、ガイは、美少年ハーコートに一目惚れする。 だが、会長をめざす権力闘争がはじまっていた。 メンジースは、仲間を募り、着々とガイの追い落としを図る... 出演者: Rupert Everett ... Guy Bennett(ガイ) Colin Firth ... Tommy Judd(ジャド) Cary Elwes ... James Harcourt(ハーコート) Frederick Alexander ... Jim Menzies(メンジース) オトーサン、 「美男子だな、水のしたたるような」 ゲイだと、こういう色気が出てくるのでしょうか。 勿論、演技力もなかなか。 RUPERT EVERETT  ルパート・エヴェレット 誕生日 1960/5/29  出身 英ノーフォーク 15歳で演劇を志し、ロンドンへ。 セントラル・スクールで学び、19歳でグラスゴー市民劇場に入団し、 21歳で「アナザー・カントリー」で舞台デビュー。 97年にはゲイであることを告白した。 出演作 1982年「ショッキング・アクシデント/世にも奇妙な物語」 1983年「SFキング・オブ・アーサー/魔剣伝説」「アナザー・カントリー」◇ 1984年「リアル・ライフ」 1985年「ダンス・ウィズ・ア・ストレンジャー」 1987年「ライトハンド・マン/禁じられた抱擁」      「予告された殺人の記憶」「デュエット・フォー・ワン」       「フェラーラ物語/「金緑の眼鏡」より」 1988年「グルメ・アカデミー」 1991年「迷宮のヴェニス」 1992年「リメンバランス/記憶の高速スキャン」 1994年「デモンズ’95」「プレタポルテ」「英国万歳!」 1996年「Let’sチェックイン!」 1997年「ベスト・フレンズ・ウェディング」◆ 1998年「B・モンキー」「恋に落ちたシェイクスピア」◆「Bモンキー」 1999年「理想の結婚」「真夏の夜の夢」「GO!GO!ガジェット」 2000年「2番目に幸せなこと」◇ 2002年「夢みる頃を過ぎても」 2004年「シュレック2」(声) 2005年「ナルニア国物語 第一章 ライオンと魔女」(声) 2007年「シュレック3」(声) その他の出演者: Michael Jenn ... Barclay Robert Addie ... Delahay Rupert Wainwright ... Donald Devenish Tristan Oliver ... Fowler Adrian Ross Magenty ... Wharton Geoffrey Bateman ... Yevgeni Philip Dupuy ... Martineau Guy Henry ... Head Boy Jeffrey Wickham ... Arthur John Line ... Best Man Gideon Boulting ... Trafford User Rating: 7.0/10 ( 2,167 votes) IMDb User Rating: 5.6/10 ( 184 votes) Yahoo! オトーサン、 「日本人には分かりにくいかも」 カンヌ国際映画祭受賞 芸術貢献賞 同ノミネート ・パルム・ドール マレク・カニエフスカ User Reviews fodwodさん Heart of England 2003年8月3日 本当に素晴らしい、典型的な英語だ。 この映画が上映されたとき、私はフランスに住んでいた。 私は、舞台を見て徹底的に楽しんだ。 映画のほうは、二度、週末に見て楽しんだ。 アクションの大部分は、1930年代の英国の寄宿学校が舞台だ。 これが見事に描かれている。 いじめ、権力争い、士官候補生、クリケット... ルパート・エヴェレットとコリン・ファースの相性は、素晴らしい。 後者の熱烈なスターリン擁護は、最高級のコメディになっている。 これは、すばらしく繊細で、美しく、そしてアクションのある映画だ。 サウンドトラックも忘れ難い。 オトーサン、 「どこかの政党みたいか。言えてる」 ナンシーChang! さん 2006年2月12日 「一生女は愛さない」 全寮制のパブリック・スクールが舞台で、 出演するのが旬の美形(私はイマイチ納得出来ませんでしたが) 男優揃いというイギリス映画に、この(↑)コピーですよ。 何だ?つまり「お耽美な同性愛ドラマ」なのね、なんて思って観たら… これがけっこう奥の深いシリアスな作品でした。 アナザー・カントリー、直訳すれば「別の国」。 この映画の舞台は厳格な規則の下で優雅な英国紳士を育成する「パブリック・スクール」。 しかし実際は「一生金に困らないエリートコースを歩むための許可証を手に入れる場所」であり、 この国の住人たちは(まだ学生のうちから)、誰よりも「出世」するため 上にいる者を陥れようとしたり足を引っ張り合ったり。 成績が上位の生徒には何人も取り巻きがいて、いくつかの派閥が出来ていたり…。 うーん、どっかの国の政党なみにドロドロの世界。 ルパート・エヴェレット演じる主人公ガイ・ベネットは、 着実にエリートコースを歩む優等生でありながらも、実は同性愛者。 別にそれをコソコソ隠すわけでもなく、 寮生たちが白い目で見る共産主義者のジャド(コリン・ファース)にも偏見なく接したり、 とにかく自分を取り巻くドロドロにはてんで無関心。 それと言うのも、彼には恋する相手(もち男、ケーリー・エルウィズ)がいて、 他のことは何も考えられないから。 しかし「同性愛者」ということにつけこんだライバルの寮生に弾圧されて、 約束されていた将来を棒に振るハメに。 親友ジャドの共産主義思想にのめり込んでゆきます。 ―お耽美どころかけっこうコワイ映画でしたね。 でも微笑ましいシーンもありました。 ジェームズ・ハーコートに恋したガイが意を決して彼にラブレターを渡すシーンとか…。 彼を待ち伏せしていきなり行く手に立ち塞がり、速攻で胸ポケットに押し込む。 なんかけっこうドキドキ感が伝わってきた(笑)。 めでたく相思相愛になったふたりが、 真夜中に寮を抜け出してボートの上で抱き合って眠ったり。 『モーリス』みたいにキスやエッチのシーンはありませんが、台詞が意味深だったりして。 窓からジェームズを双眼鏡で眺めながら「あの鎖骨…。 蜜をたらして舐めたい」とガイがつぶやくシーンなんか赤面します。 どう見てもケーリー・エルウィズの鎖骨には蜜がたまるとは思えなかったけど(笑)。 呆れ顔で聞いていたジャドの表情が可愛かったな。 ちなみにガイ・ベネットは実在の人物だそうです! 「イギリスで実際に起こったスパイ事件の中心人物」として名前が残っているとのこと。 ああ、この映画のあと彼はどんな人生を歩んだんでしょう?


ガフールの伝説

オトーサン、 「評判がいいらしいな」 3D版でなく2D版、字幕でなく日本語吹替えで見ました。 おかげで、迫力不足でした。 原題:Legend of the Guardians: The Owls of Ga'Hoole (2010) 監督:Zack Snyder 原作:Kathryn Lasky 脚本:John Orloff/Emil Stern Genre:Animation/ Adventure / Fantasy Rated PG for some sequences of scary action. Country: Langage: 上映時間:100分 あらすじ: 幼いフクロウ、ソーレンは、父のノクタスに 頼んで、何度もガフールの伝説を聴こうとする。 “純血団”からフクロウたちを救う大戦に挑んだ勇者たちの話だ 自分もその一人となることを夢見るが、兄のクラッドには嘲笑される。 彼は、行動派で、父の愛情を独り占めしようとしているのだ。 ある日、クラッドとソーレンは巣から落ち、メタビークが率いる純血団に捕らわれてしまう。 クラッドは、ナイラに洗脳され、よき兵士になろうとするが、 それを拒んだソーレンは、ジルフィとともに脱出を図ろうとする.... 声の出演者: Jim Sturgess ... Soren(ソーレン) Ryan Kwanten ... Kludd(クラッド) Hugo Weaving ... Noctus / Grimble(ノクタス) Emily Barclay ... Gylfie(ジルフィ) Joel Edgerton ... Metalbeak(メタビーク) Helen Mirren ... Nyra(ナイラ) オトーサン、 「最近のCG、レベル高いなぁ」 フクロウの羽毛が本物みたいですし、 闘鶏みたいなシーンも、迫力満点でした。 その他の声の出演者: Abbie Cornish ... Otulissa Essie Davis ... Marella Adrienne DeFaria ... Eglantine Deborra-Lee Furness ... Barran Sacha Horler ... Strix Struma Bill Hunter ... Bubo Anthony LaPaglia ... Twilight Miriam Margolyes ... Mrs. Plithiver Sam Neill ... Allomere Barry Otto ... Echidna Richard Roxburgh ... Boron User Rating: 7.2/10 ( 1,559 votes) IMDb User Rating: 7.4/10 ( 58 votes) Yahoo! オトーサン、 「CGと3Dで、高スコアか」 User Reviews sarthasamさん United States 2010年9月24日 何たる鳴き声! この映画、面白い。大好きだ。 3Dアニメは見もの。 声優も素晴らしいし、音楽も魅惑的! 信じてほしい。こいつは、期待以上だ。 あるシーンは、ややこじつけだが、全体的にファンタスティックだ。 いいメッセージがあるし、恐ろしい悪漢も出てくる。 “純血団”は、ナチや白人至上主義者(KKK)を思い出させる。 アニメと戦いの振り付けは、印象的だ。 嬉しかったのは、ヘレン・ミレンやジェフリー・ラッシュの声が聴けたこと。 映画館から出たとき、いいお金を使ったと思うだろう! オトーサン、 「そう、脚本が平凡だった」 2packさん 2010年10月4日 CGでここまで作るのが凄い! フルCGの大変凝った作りの映画です。 フクロウの(表情等の)リアルさや色彩、色々な表現力は見事です。 このアニメを観るだけでも十分に価値あると思います。 ただ、脚本は月並みなのであまり期待しない方がいいと思います。 壮大なスケール感が出てこないのは、脚本のせいなのか、はたまた フクロウだからなのか分かりません。 もう少し、他のフクロウとの出会いとか、勇者伝説の凄さとか・・・ 色々ともっと綿密に、詳細にストーリー展開すれば物凄い作品に なったと思います。


エデンの東

オトーサン、 「おお、TVでやってる!」 その昔、映画館で見ました。 映画批評に入っていないので、収録すべく、 何十年ぶりに見ましたが、はじめて見た映画のようでした。 内容のほとんどすべてを忘れていたのです。 ああ、忘却とは忘れ去ることなり。 原題:East of Eden (1955) 監督:Elia Kazan 原作:John Steinbeck 脚本:, Paul Osborn Genre:Drama PG for thematic elements and some violent content 上映時間:115分 あらすじ: 1917年、カリフォルニア州の小都市サリナス。 ここで農場を営むアダムには2人の息子がいた。 兄アーロンが真面目で心優しい性格から父に可愛がられる一方、 気むずかしく反抗的な弟キャルは父に疎まれていた。 アーロンの美しい婚約者エイブラはそんなキャルが気がかりだった。 ある日、キャルは父から死んだと聞かされていた母がまだ生きていることを知る。 そしてそれが、どうやら山向こうで売春宿を経営するケートらしいと知り、 ふしだらな母の血を自分だけが引き継いだのだと一人悩むのだった…。 出演者: James Dean ... Cal Trask( キャル) Julie Harris ... Abra(アブラ) Raymond Massey ... Adam Trask(アダム) Jo Van Fleet ... Kate(ケート) Richard Davalos ... Aron Trask(アーロン) オトーサン、 「ディーン、これは演技じゃないな」 鬱屈した感情を身体ごと映画にぶつけています。 相手役のジュリー・ハリスの明るさが救いです。 この映画でアカデミー賞をとったのは、 若い2人でなくて、ジョー・ヴァン・フリートでした。 いかにもベテランの演技達者という感じ。 JAMES DEAN  ジェームス・ディーン 誕生日 1931/2/8-1955/9/30 出身 米インディアナ州マリオン 永遠の青春俳優。 幼い時に母を亡くし、父とも離れ、叔母夫婦に育てられる。 後に歯科医の父に引き取られ、カリフォルニア大学の演劇部に学ぶ。 俳優を目指し、「底抜け艦隊」などに端役出演。 ニューヨークのアクターズ・スタジオに入る。 エリア・カザン監督に認められ、55年「エデンの東」で主役。 「理由なき反抗」では、赤のスウィング・トップにブルー・ジーンズという 伝説的イメージを作り上げた。 55年、カリフォルニア州パソ・ローブルの路上で衝突事故を起こし、 ディーンの愛車ポルシェ・スパイダーと共にこの世を去った。 出演作 1951年「折れた銃剣」 1952年「底抜け艦隊」 1953年「勝負に賭ける男」 1955年「エデンの東」「理由なき反抗」 1956年「ジャイアンツ」 JULIE HARRIS  ジュリー・ハリス 誕生日 1925/12/2 出身 米ミシガン州 父親は銀行家、母親は看護婦。 イェール・スクール・オブ・ドラマ、アクターズ・スタジオに学んだ後、 1945年にブロードウェイの舞台に立つ。 1953年舞台での当たり役”The Menmber of the Wedding"で映画デビュー、 アカデミー主演女優賞にノミネート。 1954年「エデンの東」でディーンの相手役。 その後、舞台を中心に活動し、5回もトニー賞に輝いた。 テレビ出演も多く、2度にわたりエミー賞を受ける。 1946年にブロードウェイの演出家ジェイ・ジュリアンと結婚するが、 1954年に離婚し、マニング・ガリアンと再婚、一児を儲ける。 出演作 1955年「エデンの東」「嵐の中の青春」 1963年「たたり」 1966年「動く標的」 1967年「禁じられた情事の森」「大人になれば…」 1970年「吠えろ青春」「消えた死体/浮気妻のセックス事件簿」(TM) 1972年「四人姉妹連続殺人/惨劇は浴室から始まった」(TM) 1974年「最大の贈物」(TM) 1975年「隠れ家」 1976年「さすらいの航海」 1979年「ホワイト・ハウス」(TM) 1988年「ジェラシー/殺意のほほえみ」(TM)「愛は霧のかなたに」 1992年「ハウスシッター/結婚願望」 1993年「ダーク・ハーフ」「集団誘拐!消えたスクールバス」 1995年「密会」 1996年「クリスマス・ツリー」(TM) JO VAN FLEET  ジョー・ヴァン・フリート 誕生日 1914/12/30-1996/6/10 出身 米カリフォルニア州 55年「エデンの東」でアカデミー助演女優賞受賞。 出演作 1954年「エデンの東」 1955年「バラの刺青」「明日泣く」 1956年「ながれ者」 1957年「OK牧場の決斗」 1958年「海の壁」 1960年「荒れ狂う河」 1967年「暴力脱獄」 1968年「太ももに蝶」 1969年「80歩大行進」 1973年「女子大生悪魔の体験入学」(TM) 1976年「テナント/恐怖を借りた男」 その他の出演者: Burl Ives ... Sam the Sheriff Albert Dekker ... Will Hamilton Lois Smith ... Anne Harold Gordon ... Gustav Albrecht Nick Dennis ... Rantani User Rating: 8.1/10 ( 12,743 votes) IMDb User Rating: 8.6/10 ( 894 votes) Yahoo! オトーサン、 「やはり、名画中の名画だ」 演技もなんですが、人間をみつめた原作・脚本・監督の力は、 何ともはやすごい!と言わざるをえません。 アカデミー賞受賞 ・助演女優賞 ジョー・ヴァン・フリート 同ノミネート ・主演男優賞 ジェームズ・ディーン ・監督賞 エリア・カザン ・脚色賞 ポール・オズボーン カンヌ国際映画祭受賞 ・劇的映画賞 エリア・カザン ゴールデン・グローブ受賞 ・作品賞(ドラマ) User Reviews blackitty2さん Hattiesburg, MS 2003年11月2日 おそらくベスト3か? この映画を買った。 いままで見たことがなかった。 TVCMで宣伝していないのに苛立っていたのだ。 見はじめて、すぐにこれは最高の映画のひとつと直観した。 濃密ですばらしいスタインベックの小説を脚色したために、 アダムとチャールズの関係は大部分省かれているが、 それで、映画がダメになってはいない。 ジェームズ・ディーンは、当時の俳優とは別物だ。 最初から最後まで、この映画の彼は、魅了する。 彼が映画に持ち込んだ強烈な感情とリアリティは、確信犯だ。 正視できないときがある。 とくに、最初に母親を会いに行くシーン。 絶望的に身をよじって話しかけようとする。 その声のトーン、微妙なそぶり、絶望は、興味深く、独特のものだ。 ジェームズ・ディーンが、「エデンの東」を最高の作品ではないと言っていたのを 読んだことがあるが、私はそうでないと思う。 これまで、こんな映画(俳優)を見たことがない。 とくに1950年代という時期と映画の状態を考慮すると。 これに匹敵するものはない。 ジェームズ・ディーンは、その荒々しさで、時を超えている。 その大胆な演技は、見る度に心を鷲づかみにする。 この映画、人間の条件の重要なことを見事に描いていると思う。 だから、半世紀後も有効なのだ。 オトーサン、 「いい映画を見るのに遅いということはない!」 景虎さん 2010年10月2日 遅ればせながら 初観賞です! 映画ファンの皆様方 こんばんは! いかがお過ごしでしょうか? いやー 有名な ジェームズディーン主演の本作  恥ずかしながら 初観賞いたしました。  某局の お昼のロードショーで放映されておりましたが 感動的でした。 ディーン演じる キャルは 優秀な兄とどうしても 比べられてしまい 劣等感をもっていて 父親も兄 マーロンをかわいがり キャルには 冷たく 厳しく接しておりました。 そんな キャルはどうしても卑屈になってしまい 何かと反抗的になってしまい 父親とうまくいっておりませんでした。 しかし 唯一 そんな彼のことを 彼の気持ちを心情を理解して  わかってくれる心優しい女性がおりましたね。 兄 マーロンのフィアンセの アブラでした。 彼女もまた 家庭環境が複雑で 父親が再婚し、彼女は 父親の愛情を あまり受けられなくなってしまい 心卑屈になり  反抗的になってしまった過去をもっておりました。 そんな彼女は 父親から なぜか疎まれてしまっている キャルの気持ち 心情が よくわかったのでしょうね。 始めは アブラは卑屈で反抗的な キャルを気味悪がり嫌っていたのですが しだいに彼の境遇 気持ちがわかり しだいしだいに彼に引かれていってしまったのです。 アブラは マーロンとキャルの板ばさみになってしまい 思い悩むのですが やはり 自分はマーロンの婚約者 と割り切り キャルとは距離をとるのですが やはり 好きになってしまったのでしょうね。 あの観覧車でのことは 致し方なかったのでは??? 好きになってしまった感情は 抑えられませんでした。 しかし 兄マーロンも かわいそうでした。 最愛のアブラの気持ちが 弟キャルに傾いていってしまったのがわかったのでしょう。 そしてあの ラストの追い討ちのような 実の母親のことをしり 自暴自棄になってしまい 最後は軍隊に志願してさってしまいました。  いやー 本当に弱り目に祟り目ですね。かわいそうでしたよ。 キャルと父親は 最後の最後で アブラの援助により 親子の絆を取り戻すのですが 私は 常に父親の愛情に飢えていた 欲していたキャルにとっては よかったのですが やはり マーロンのことを考えると なんか心引っかかるものがありましたよ。 有名な名曲 あの切ない音楽 最高ですね。 ディーンも他の作品も ぜひ 鑑賞いたしたいと思います。


メッセージ・オン・ザ・バルーン〜風の便箋〜

オトーサン、 「ワンコインだけれど...」 最近、ワンコインの快進撃が続いています。 下手な劇場映画なんか見ておられません。 原題:Mermaid (2000) (TV) 監督:Peter Masterson 脚本:Todd Robinson Genre: Drama/ Family 上映時間:94分 あらすじ: 夫を亡くしたロンダは、4歳の娘デジーを連れて、 故郷の実家に戻る。 母のトリシュは、悲しみを忘れて新しい人生をというが、 とても、そんな気にはなれない。 娘のデジーは、まだ父が生きていると思っているからだ。 出演者: Ellen Burstyn ... Trish(トリシュ) Samantha Mathis ... Rhonda(ロンダ) Jodelle Ferland ... Desi(デジー) オトーサン、 「この子、おませだなぁ」 ジョデル・フェルランド、2歳でデビュー。 芸歴2年! 脇役と思っていた祖母役(トリシュの演技、 あまりに巧いので、経歴をチェックしました。 何とアカデミー女優でした。 ELLEN BURSTYN  エレン・バースティン 誕生日 1932/12/7 出身 米ミシガン州デトロイト 高校中退後、テキサスでモデルとなり結婚。 離婚後、モントリオールでダンサーとして働いた後、 ニューヨークへ出てTVコマーシャルやソープ・ドラマの端役として出演。 57年、エレン・マクレーの名で、ブロードウェイの舞台にデビュー。 64年「踊れ!サーフィン」で映画デビュー。 71年「ラスト・ショー」でアカデミー賞ノミネート。 73年「エクソシスト」でアカデミー主演女優賞ノミネート。 75年「アリスの恋」でアカデミー賞主演女優賞受賞。 78年「セイム・タイム、ネクスト・イヤー」、80年「レザレクション/復活」、 2000年「レクイエム・フォー・ドリーム」でもアカデミー賞にノミネート。 出演作 1964年「踊れ!サーフィン」「さよならチャーリー」 1970年「北回帰船」 1971年「ラスト・ショー」 1973年「エクソシスト」 1974年「ハリーとトント」 1975年「アリスの恋」 1977年「プロビデンス」 1978年「女の叫び」「セイム・タイム、ネクスト・イヤー」 1980年「レザレクション・復活」 1984年「ジェノサイド・ストーム」 1985年「燃えてふたたび」 1987年「ディア・アメリカ」(声) 1988年「ハンナ・セネシュ」 1991年「愛の選択」 1992年「セメタリー・クラブ」 1994年「男が女を愛する時」 1995年「キルトに綴る愛」「最高のルームメイト」     「ベビー・シッターズ・クラブ」 1996年「この森で、天使はバスを降りた」 1997年「ライアー」 1999年「マイ・ハート,マイ・ラブ」◆ 2000年「レクイエム・フォー・ドリーム」◇       「クライム・アンド・パニッシュメント」◆「裏切り者」◆ 2002年「ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密」 2006年「ファウンテン 永遠に続く愛」「ウィッカーマン」 SAMANTHA MATHIS サマンサ・マシス 誕生日 1970/5/12 出身 米ニューヨーク州ニューヨーク 母は女優のビビ・ベスト。 6歳の時にロサンゼルスに移り、 6年生の時、舞台「屋根の上のバイオリン弾き」に。 16歳「今夜はトーク・ハード」で映画デビュー。 出演作 1990年「今夜はトーク・ハード」 1992年「ディス・イズ・マイ・ライフ」       「グリーン・ガリー/永遠の熱帯雨林」 1993年「スーパーマリオ/魔界帝国の女神」       「愛と呼ばれるもの」 1994年「若草物語」 1995年「キルトに綴る愛」「ブロークン・アロー」       「アメリカン・プレジデント」       「赤ちゃんにバンザイ!?」 2000年「アメリカン・サイコ」 2002年「デブラ・ウインガーを探して」 2004年「パニッシャー」 JODELLE FERLAND  ジョデル・フェルランド 誕生日 1994/10/9 出身 カナダ ブリティッシュ・コロンビア 2歳時にCMで子役デビュー。 99年「MERMAID」でヤング・アーティスト賞テレビ映画部門最優秀演技賞受賞。 デイタイム・エミー賞特別演技賞にもノミネートされる。 2005年「ローズ・イン・タイドランド」で主役のジェライザ・ローズを演じる。 テレビでは「ヤング・スーパーマン」「スティーブン・キングのキングダム・ホスピタル」など。 出演作 2000年「生存者」(TM) 2001年「ラスベガス大火災」(TM)「奇跡のメッセージ」(TM) 2002年「インプラント」「キャリー」(TM) 2004年「合衆国壊滅/M(マグニチュード)10.5」 2005年「ローズ・イン・タイドランド」◇ 2006年「サイレントヒル」◆ 2009年「ケース39」 その他の出演者: David Kaye ... Wade Peter Flemming ... Steve Tom Heaton ... Quaid Blu Mankuma ... Caretaker Joshua Peace ... Ken Chilton Crane ... Donna Julia Higgs ... Amanda Mecca Menard ... Hailey Beverley Elliott ... Karen Brad Mann ... Bill Todd Mann ... Skip Rondel Reynoldson ... Beautician User Rating: 6.4/10 (  379 votes) IMDb オトーサン、 「感動するね」 Yahoo!では、残念ながら取り上げられていません。 デイタイム・エミー賞ノミネート ・監督賞 Peter Masterson ・演技賞 Ellen Burstyn ・演技賞 Jodelle Ferland User Reviews Matthew Ignoffoさん Eatontown, NJ, USA 2000年5月22日 感動的な実話 ハンス・クリスチャン・アンデルセン作"The Little Mermaid"は、 ディズニー映画「人魚姫」となって有名だが、 こちらのTV映画は、実話に基いている。 少女が天国の父親とコミュニケートしようとして、 人魚の絵を描いたメモを風船につけて飛ばすのだ。 風船は風に乗って、カリフォルニアからカナダのセント・エドワード島まで。 そこで、みつけた人たちが、少女のメッセージに反応する。 出演者はよく選ばれており、感動的だ。 めそめそしていないのがいい。 人魚や天使たちが、死を超えて光のなかに存在するのを 想像するのは楽しい。 オトーサン、 「世のなかにたくさんいるんだ...いいひとが」 gbme4さん ca. usa 2000年5月31日 風に乗った愛! 何て刺激的な映画なのだろう。 笑って泣いて愛を感じた。 実話であるゆえに、希望を与え、奇跡を信じさせてくれる。 すばらしい出演者だ。 エレン・バースティン、サマンサ・マシス、 そして、ジョデル・フェルランド 彼女はたったの4歳。何という女優だ。 見応えがある。 必見の映画だ!!


スパイ・エンジェル/グラマー美女軍団

オトーサン、 「もう死語だな」 その昔、グラマーという言葉が流行りました。 胸が大きくてウエストが細くてお尻が大きくツンと上向き。 その昔は、鳩胸出尻といって、軽蔑したものです。 この映画、「プレイボーイ」の愛読者だった人には、 懐かしいのでは? 原題:Guns (1990) 監督・脚本:Andy Sidaris Genre:Action/ Drama 上映時間:96分 あらすじ: ハワイ在住の捜査官ドナとニコルがデガスに命を狙われる。 女装した間抜けな殺し屋は、誤って他人と仲間の捜査官を殺してしまう。 残された手掛かりから二人は仲間たちとベガスに飛ぶ。 9mmのハンドガンにレーザーサイトで武装したデガスに ロケットガンで武装したドナが挑む。 果たして勝利の女神はどちらに微笑むのか!? 出演者: Dona Speir ... Donna Hamilton(ドナ) Roberta Vasquez ... Nicole Justin(ニコル) Erik Estrada ... Juan Degas / Jack of Diamonds(デガス) Devin DeVasquez ... Cash(キャッシュ) Cynthia Brimhall ... Edy Stark(イーディ) オトーサン、 「いいねぇ、歴代プレイメイト登場とは」 初代プレイメイトは、ご存じマリリンモンロー、 出だしのストリップまがいの踊りは、シンシア・ブリムホール。 このひとも、プレイメートです。 そして、真打ちは、ドナ・スピアというわけ。 DONA SPEIR ドナ・スピア 誕生日:1964/2/7 出身:ノーウォーク、カリフォルニア 1983年、Mint 400 クイーンに選出され、 84年3月「プレイボーイ」に登場して、話題になる。 TV番組"Automan," "Mike Hammer," "Matt Houston," "Knight Rider," "Married with Children." にゲスト出演。 アンディ・シダリス監督のお色気アクション映画シリーズのヒロインとして有名。 代表作は、"Click: The Calender Girl Killer" 現在は、イタリアで写真家として活躍中。 1983年「恋のゲーム・パニック」 1985年「プリズナーズ やめられないボクたち」 1987年「グラマー・エンジェル危機一発」「ドラグネット 正義一直線」 1988年「ピカソ・トリガー 殺しのコード・ネーム」 1989年「ピカソ・トリガー2 サベージ・ビーチ」 1990年「スパイ・エンジェルス」「カバーガール殺人事件」 1991年「パット・モリタVSプレイメイツ ボディ・エンジェルス」 1992年「グラマラス・ハンターズ」 1993年「グラマラス・キラーズ」 その他の出演者: Bruce Penhall ... Bruce Christian William Bumiller ... Lucas Michael J. Shane ... Shane Abilene Phyllis Davis ... Kathryn Hamilton Chuck McCann ... Abe Chu Chu Malave ... Cubby Richard Cansino ... Tito George Cheung ... Sifu Danny Trejo ... Tong Lisa London ... Rocky User Rating: 2.3/10( 376 votes) IMDb User Rating: 5.0/10( 5 votes) Yahoo! オトーサン、 「低いねぇ」 全裸シーンや女子プロレスもあり、 あたかもポルノ映画のよう。 「みんな巨乳だ、不自然だなぁ」 1975年、ラスベガスでは、 1万2000人以上の女性がシリコンを注入する 豊胸手術をを受けたそうです。 User Reviews Jim Inattiさん Brooklyn italian american living in Florida 2004年7月30日 いいねぇ!! こいつは、アマチュア映画のようなものだ。 筋書きはナンセンス。 だが、筋書きなんてクソくらえ!!! 何故かって? 筋書きがよくなくても、 面白いし、退屈しないし、あんたも楽しめたと思うぜ。 だが、この映画を好きな理由は、 女性だ。 オレは、イタリア系の女好きアメリカ人。 女性美を愛している。 この映画、いろんな美女が登場する。 めっちゃゴージャスなラテン美女ロバータ・ヴァスケス(お気に入りだ)、 デヴィン・デヴァスケスと金髪のドナ・スピア、 そして、赤毛の巨乳美女(名前を忘れてしまった) ブルックリンで、10代を過ごしていた頃、 この映画を楽しんだものだ。 特に、ロバータ・ヴァスケスの出演シーン。 さて、結論。 あんたが、女性美フアンで、目を楽しませたいならば、 こいつは、あんた向きだ。 オトーサン、 「女優ではありません、プレイメイトです」 マグカップさん 2010年9月23日 タイトルに「スパイ」などと謳っているが、 捜査官ということで、 特に「探る」といった部分はなく「悪」と戦うアクションもの。 タイトル通りセクシー系の女優で、 果たして「女優」なのか疑問だが、「お約束」のおっぱい見せがある程度。 何しろ20年も前の作品なので。 古い作品なのでアクションや演出なども「たかが知れたもの」 時代的なものは「仕方ない」が見るべきところがあればいいのだが、 そういった部分も「皆無」で、 解説読んでも分かる通り「チープ」でB、C級の映画。 それと出演者と役名が「一致」している人が多いが「どういう意味」だろう?


スピードスター

オトーサン、 「わからんなぁ」 原題のバンシー(banshee)の意味が分かりません。 wikiによれば、アイルランドおよびスコットランドに伝わる女の妖精とあります。 でも、映画の主人公セージは、妖精とは思えないし... 原題:Banshee (2006) (TV) 監督:Kari Skogland 脚本:Kirsten Elms Genre:Crime / Drama / Thriller Rated R for violence and some language 上映時間:95分 あらすじ: セージは、プロのクルマ泥棒。 ビンテージカーを手に入れるたが、 家に戻ると、恋人のトニーが切り刻まれていた。 車は連続殺人鬼のものだったのだ。 セージは、刑事フィッツに追われるばかりか、 殺人鬼やマフィアのミッチにまで命を狙われる羽目に... 出演者: Taryn Manning ... Sage Rion(セージ) Morgan Kelly ... Tony Romano(トニー) Tony Calabretta ... Mitch Murray(ミッチ) Mike Lombardi ... Oliver 'Fitz' Fitzgerald(フィッツ) オトーサン、 「このひとが素晴らしい!」 感情表現、アクション、そのすべてが見事です。 この映画をみて、彼女のフアンになったひとも多いのでは。 海外映画俳優マガジンに経歴を追加しておきました。 TARYN MANNING  タリン・マニング 誕生日 1978/11/6 出身 米アリゾナ州 ヴァージニア州生まれ、両親の離婚でアリゾナに移住。 トレーラー・パークで暮らし、カリフォルニアに引っ越すが、 頻繁に東海岸に住む父のもとを訪ねていた。 父は元ミュージシャンでホテルのマネージャー。 母は、元ダンサー。 アクター・スクールに通い、ダンスや空手を学ぶ。 「アリーmyラブ」の監督デヴィッド・E・ケリーに見出され、 学園ドラマ「ボストン・パブリック」に登場。 映画「クレイジー・ビューティフル」や「ノット・ア・ガール」に出演。 「8マイル」で、エミネムの元彼女役を演じた。 出演作 2001年「クレイジー/ビューティフル」 2002年「ノット・ア・ガール」「8Mile」「ホワイト・オランダー」 2003年「コールドマウンテン」 2005年「ハッスル&フロウ」 2007年「After Sex アフター・セックス」「スピードスター」 2009年「デビル・ハザード」 その他の出演者: Romano Orzari ... Eddie Rindall Genelle Williams ... Brenna Christian Campbell ... John Larch Bronwen Mantel ... Mildred Totty Nicolas Wright ... Jack Mike Tsar ... Dallas Maurizio Terrazzano ... Doug Andrew Shaver ... Stick Giancarlo Caltabiano ... Night Guy Felicia Shulman ... Detective Vasguez Derrick Damon Reeve ... Green Fiend Bartender User Rating: 5.7/10( 282 votes) IMDb User Rating: 6.6/10( 16 votes) Yahoo! オトーサン、 「面白い!」 これだけの高水準のTV映画は少ないのでは? User Reviews tomstogdaleさん Canada 2009年8月11日 ある程度、先が読めるが、見応えがある。 セージは、クルマ泥棒だ。 運悪く連続殺人犯のクルマを盗んでしまい、追われる身になる。 彼女の暮らしは厳しく、結果として非常にシビアな可愛い子ちゃんになった。 だから、身の守り方を知っている。 繰り広げられる猫とネズミの追いかけっこは、 見ていて楽しいが、先が読める。。 セージの刑事との関係は、お定まり。 新米刑事は、実に間ぬけで、自信がない。 老練な悪い刑事は、証拠に弱く、その結果悩むことになる。 ロケはモントリオールで、典型的なカナダスタイルで撮影された。 よくできており、ヒッチコツク流の推理もあって、 ぞっとするようなシーンもないので、悪夢にうなされることもないだろう。 オトーサン、 「コメントが少ないなぁ」 Yahoo!知恵袋を引用しましょう。 ruriantyanyooouさん 2010年1月29日 映画「スピードスター」で車を盗むことを 今風に「ザグ」と言うらしいんですが、本当ですか? 発音しかわからないのですが、車を素早く盗むことを「ザグ」と言うらしいです。 まだアメリカ人でも設定では ジャンキーな連中しかわからないような 俗語らしいんですが、 本当にそんな言葉があるんでしょうか? 一応映画の中の設定では、刑事が「ザグ」ってなんだ?と聞くと 主人公は 例文を交えて説明するわけです。 車を素早く盗むことなんだよ、と。 pimp_yeggaさん おそらくサグ(Thug)の事でしょう。 直訳するとチンピラや凶漢といった意味になります。 特に日本では、ラッパーの2Pacが使った「Thug Life」という言葉で有名になった単語です。 車を素早く盗む事、すなわち俺はワルなんだぜって事なのではないでしょうか。 警察を襲ったり、強盗を働いたりするような人らもThugと呼びますので。 ちなみにどうでもよいですが盗難車の事はスラングで「G−Ride」と言います。


バイオハザード III

オトーサン、 「おお、有難い、TVでやってる」 バイオハザードシリーズ、これで全部みたことになります。 原題:Resident Evil: Extinction (2007) 監督:Russell Mulcahy 脚本:Paul W.S. Anderson Genre:Action/ Horror / SF / Thriller Rated R for strong horror violence throughout and some nudity. Country:France / Australia / Germany / UK/ USA Language:English 上映時間:94分 あらすじ: ラクーンシティでの惨劇から数年後、 T-ウィルスの感染は世界中へ広がり、人類はアンデッドへ、 地上世界は砂漠へと化していた。 さらに、アンブレラ社では“アリス計画”が始動し、 アリスのクローン実験が繰り返されていく。 そんな中、独り世界を彷徨うアリスは、 アラスカが感染の及んでいない安息の地だと記されたノートを手に入れる。 やがて、離ればなれになっていたカルロスたちと再会、 そしてクレアと彼女が率いる武装集団も新たな仲間に加わり、 一行はアラスカを目指すことに。 そこでアリスたちは、燃料や食料を確保するため 荒涼のラスベガスへ向かうのだが…。 出演者: Milla Jovovich ... Alice(アリス) Oded Fehr ... Carlos Olivera(カルロス) Ali Larter ... Claire(クレア) Iain Glen ... Dr. Isaacs(アイザック博士) オトーサン、 「ミラ・ジョヴォヴィッチ、この映画が一番いい!」 肢体の露出度、激しいアクション、演技派らしい感情表現... 彼女の魅力を存分に引きだしています。 MILLA JOVOVICH ミラ・ジョヴォヴィッチ 誕生日 1975/12/17 出身 ウクライナ・キエフ ユーゴスラビア人の医者の父と旧ソ連人の女優の間に生まれた。 幼少期とウクライナとロンドンで過ごし、 5歳の時、一家で南カリフォルニアに移住。 11歳の時「トゥー・ムーン」でデビュー。 2007年、ポール・W・S・アンダーソン監督との間に第一子出産。 出演作 1988年「トゥー・ムーン」 1991年「ブルーラグーン」◇ 1992年「カフス!」「チャーリー」 1997年「フィフス・エレメント」◇ 1998年「ラスト・ゲーム」◆ 1999年「ジャンヌ・ダルク」◇ 2000年「ミリオンダラー・ホテル」◇ 2001年「ズーランダー」◆「めぐり逢う大地」 2002年「バイオハザード」◇「ダミー」◇      「ノー・グッド・シングス」◇「プリティ・イン・ニューヨーク」◇ 2004年「バイオハザードU アポカリプス」◇ 2006年「ウルトラヴァイオレット」◇ 2007年「バイオハザードV」◇ 2010年「バイオハザードW アフターライフ」◇ ALI LARTER  アリ・ラーター 誕生日 1976/2/28 出身 米ニュージャージー州 13歳からモデルとして活躍。 テレビでは「シカゴ・ホープ」「ドーソンズ・クリーク」などのゲスト出演。 「バーシティ・ブルース」ではホイップ・クリームに包まれたヌードを披露したり、 「TATARI」ではアクションで活躍している。 出演作 1999年「バーシティ・ブルース」◆「TATARI」◇ 2000年「ファイナル・デスティネーション」◇ 2001年「キューティ・ブロンド」◆「ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲」      「アメリカン・アウトロー」 2003年「デッドコースター」◇ 2004年「スリーウェイ 誘う女たち」 2007年「バイオハザードV」 2010年「バイオハザードW アフターライフ」 その他の出演者: Ashanti ... Betty Christopher Egan ... Mikey Spencer Locke ... K-Mart Matthew Marsden ... Slater Linden Ashby ... Chase Jason O'Mara ... Albert Wesker Mike Epps ... L.J. Joe Hursley ... Otto John Eric Bentley ... Umbrella Tech James Tumminia ... Lab Tech Kirk B.R. Woller ... Scientist User Rating: 6.2/10( 50,082 votes) IMDb User Rating: 6.3/10(   3.088 votes) Yahoo! オトーサン、 「7点台だ」 User Reviews otaku_mirokuさん United States 2007年9月21日 思ったよりずっとよかった! 「バイオハザードU アポカリプス」を見た後、 この第3作は、安手で退屈なのを覚悟していた... だが、完全に間違っていた。 第1作の筋書きとサスペンスに加えて、 第2作のアクションがある。 完璧な組み合わせだ。 ストーリーは、面白いなんていうものじゃない。 ある種の気味悪さ満載で、実に恐ろかった。 生存者の少ない終末論的世界で、結束し、戦い、旅をするのだ。 あらゆる危険を乗りこえて感染から逃れようと安全な場所を探す。 もし既に筋書きを読んでいたら、レビューも読むといい。 この映画は、嬉しいサプライズだった... だが、ひとつ問題がある。 重要メンバーの情報や背景説明に割く時間が不足していた。 そのため、登場人物の見せ場も少なかった。 言いたいのは... なぜ、2時間に伸ばさなかったのだろうか? その点を除けば、 この映画は、目を奪う。 今週末にもう一度見にいくつもりだ... オトーサン、 「第4弾でのアンダーソンを監督復帰を予言!」 服部弘一郎さん 2007年10月23日 感染が広がった地球でアリスたちは最後の脱出に賭ける。 人気シリーズ第3弾の完結編(たぶん)。 ミラ・ジョヴォヴィッチ主演のSFアクション・ホラー・シリーズ最新作。 製作・脚本は引き続きポール・W・S・アンダーソンが務め、 監督はラッセル・マルケイに委任。 マルケイ監督といえばクリストファー・ランバート主演の『ハイランダー』シリーズで有名だが、 90年代半ばからテレビに比重を移し始めて、ここ数年はテレビばっかりという状態。 そんな彼をかつてアイドルのようにあがめていたアンダーソン監督が、 今回はあえてマルケイ監督を抜擢したのかもしれないが、 マルケイ監督はあまりその期待に応えられなかったように思う。 かつてハッタリの効いたきらびやかな映像センスで観客を陶酔させたマルケイ監督が、 いつからこんなに地味で普通の映像しか撮れなくなってしまったのだろうか。 『タロス・ザ・マミー』や『レザレクション』には、 まだかつてのマルケイ・タッチが残っていたように思うのだが……。 少しマルケイ監督の弁護をするなら、今回は脚本もあまり良くなかったと思う。 今回の物語は『マッドマックス2』の世界を舞台にした『ゾンビ』みたいなもので、 ルックス的にもストーリー的にも新しさが感じられないのだ。 舞台が何もない砂漠で、しかも昼間のシーンが多いこともあり、 ラッセル・マルケイが得意とするゴージャスな電飾効果は見せ場がまったくない。 劇中最大のクライマックスであるアンデッドと人間たちの死闘にしても、 コンテナから飛び出したアンデッドと人間が砂の中を右往左往するばかりで、 1作目や2作目にあった、暗闇からアンデッドが飛び出してくるショックは皆無だ。 おそらくこれは1,2作を踏まえて、これまでにやったことのないアクションを 見せようという意図から出てきたものだとは思うが、 結果としてはひどくチープな場面にしかなっていないと思う。 舞台はラスベガスなんだから、電飾ギラギラの舞台設定を用意することだってできたはずなのに……。 まことに残念! 映画としての面白さでは、クローン・アリスが目覚める一連のシーンが一番。 迷路のような室内からいかに脱出するかという設定こそが、 このシリーズの面白さを下支えしている基本コンセプトであることを痛感させられる。 劇中にちりばめられているSF風の諸設定なんてものは、正直どうでもいいものなのだ。 アクションシーンの中でヒロインのアリスをどれだけ格好良く、 スタイリッシュに活躍させられるかがこのシリーズの醍醐味であって、 そのための舞台装置を後付けで考えるしかない。 映画の中にはいろいろなアイデアが散りばめられているが、 それが物語の中でアリスの魅力を引き出すためにどれだけ貢献していたかは疑問だ。 組んずほぐれつの乱闘シーンの中で、人工衛星からピピピッって、そりゃないよ! シリーズの継続も気になるところだけれど、 第4弾を作るならポール・W・S・アンダーソンを監督に復帰させるなど、大きなテコ入れが必要かも。


ホーカス・ボーカス

オトーサン、 「やや当てが外れたなぁ」 ベット・ミドラーの熱演目当で、TSUTAYA DISCASで借りました。 でも、子供向けのディズニー映画でした。 一度行ったセーラムが舞台ということでしたが、 見覚えのある場所は残念ながら出てきませんでした。 原題:Hocus Pocus (1993) 監督:Kenny Ortega 原作:David Kirschner/Mick Garris 脚本:Mick Garris/Neil Cuthbert Genre:Comedy/ Family / Fantasy / Horror Rated PG for some scary sequences, and for language 上映時間:96分 あらすじ: 魔女伝説で有名なセイラム。 ハロウィンで盛り上がる中、高校生マックスは、 妹ダニーにお菓子集めを頼まれて、級友アリスの家を訪ね、 3人で、森の″魔女の家″を探検することになる。 この家には、300年前、魔女三姉妹(ウィニー、サラ、メアリー)が住んでいたのだ。 マックスは、アリスンにいい恰好をみせようとして、 禁断の"黒い炎のロウソク"に火をつけてしまう。 その途端、地鳴りが起こり、魔女三姉妹が蘇える... 出演者: Bette Midler ... Winifred 'Winnie' Sanderson (ウィニー) Sarah Jessica Parker ... Sarah Sanderson (サラ) Kathy Najimy ... Mary Sanderson (メリー) Omri Katz ... Max Dennison (マックス) Vinessa Shaw ... Allison (アリソン) Thora Birch ... Dani (ダニー) オトーサン、 「は、は、は」 一番性悪の魔女役が、とても似合っています。 お特意の歌うシーンもありました。 BETTE MIDLER  ベット・ミドラー 誕生日 1945/12/1 出身 米ハワイ州ホノルル 歌手でも女優でも成功した女優。 大学を一年で辞め、アルバイト中に「ハワイ」にエキストラ出演。 そのギャラでニューヨークに行き、オフ・ブロードウェイでデビュー。 「屋根の上のバイオリン弾き」など3年間出演する。 73年にグラミー賞新人賞、75年にトニー賞受賞。 79年主演の歌手ローズを演じた「ローズ」で映画界に進出し、 ゴールデングローブ賞を受賞し、アカデミー主演女優賞にもノミネートされた。 出演作 1966年「ハワイ」 1979年「ローズ」 1982年「ジンクス」 1986年「ビバリーヒルズ・バム」「殺したい女」 1987年「うるさい女たち」 1988年「ビッグ・ビジネス」「オリバー/ニューヨーク子猫ものがたり」      「フォエバーフレンズ」 1990年「ステラ」 1991年「結婚記念日」「フォー・ザ・ボーイズ」 1993年「ホーカス・ポーカス」 1995年「ゲット・ショーティ」 1996年「ファースト・ワイフ・クラブ」 1997年「もう一度アイ・ラブ・ユー」 1999年「イズント・シー・グレート」 2000年「ハート・オブ・ウーマン」「MONA 彼女が殺された理由」 2004年「ステップフォード・ワイフ」 2007年「アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生」「いとしい人」 その他の出演者: Jason Marsden ... Thackery Binx (voice) Jodie Rivera ... Emily Binx Larry Bagby ... Ernie / 'Ice' Tobias Jelinek ... Jay Stephanie Faracy ... Jenny Dennison Charles Rocket ... Dave Dennison Doug Jones ... Billy Butcherson Karyn Malchus ... Headless Billy Butcherson Sean Murray ... Thackery Binx Steve Voboril ... Elijah Norbert Weisser ... Thackery's Father Kathleen Freeman ... Miss Olin, Teacher D.A. Pauley ... Fireman #1 Ezra Sutton ... Fireman #2 Don Yesso ... Bus Driver Michael McGrady ... Cop Leigh Hamilton ... Cop's Girlfriend Devon Reeves ... Little Girl 'Neat Broom' Joseph Malone ... Singer Jordan Redmond ... Little Angel Frank Del Boccio ... Lobster Man Jeff Neubauer ... Boy in Class Teda Bracci ... Calamity Jane Peggy Holmes ... Dancer User Rating: 6.0/10 ( 15,931 votes) IMDb User Rating: 8.8/10 ( 64 votes) Yahoo! オトーサン、 「高いスコアは、良質の証し」 User Reviews Stephenさん Evansville, Indiana 1999年5月26日 子供向け映画 まず、この映画をみるひとは、 これが子供向けということを知っておくべきだ。 この映画には、深い意味があるとか、 ベット・ミドラーのR指定のコメディを期待してはいけない。 そちらのひとは、「殺したい女」(1986)を見るべし。 この映画は、愉快でキュートだ。 それがすべてだ。 10歳の子供なら、大好きになるだろう。 家族向け映画で、それ以上を期待してはいけない。 それに、ベット・ミドラーが出ているし、 実に愉快なキャシー・ナジミーうすのろのサラ・ジェシカ・パーカー ......だから、エンジョイ! オトーサン、 「やはり、子供向けだったんだ」 怖いシーンもありましたが、最後は、ハッピーエンドです。 bbfcfreakさん 2009年10月30日 スゴくハッピーな気分になります(笑) 小学生の頃大好きで、兄弟やいとこ達と何回も観た映画。 今回10何年ぶりに観たら、その当時みんなでドキドキしながら観てた事を思いだして、 とてもほんわかした気分になりました。 魔女達がスゴく可愛くて歌いながら踊ってるシーンが大好きです♪ 今の時期に観るとハロウィン気分も盛り上がってイイかもしれない☆


ダンス・ウィズ・ミー

オトーサン、 「ダンス、何十年もやっていないな」 これでも、学生時代は、頑張っていたのです。 3位入賞して、Yシャツを貰ったこともあるのです(笑)。 原題:Dance with Me (1998) 監督:Randa Haines 脚本:Daryl Matthews Genre:Drama / Romance /Music 上映時間:126分 あらすじ: テキサス。 ルビーはダンス・インストラクター。 世界選手権に6年ぶりに出場するため練習に励むが、 パートナーとの息が合わない。 そこへ、スタジオ経営者ジョン(クリス・クリストファーソン)に会いに、 ラファエルがキューバからやってくる。 2人は、いい仲になるが、 彼女は勝つためにかつてのパートナーとペアを組むこととする。 失意のラファエルは、ジョンから彼の父ではないと突き放される... 出演者: Vanessa Williams ... Ruby Sinclair (ルビー) Chayanne ... Rafael Infante (ラファエル) Kris Kristofferson ... John Burnett (ジョン) Joan Plowright ... Bea Johnson (ビー) オトーサン、 「ヴァネッサ・ウィリアムス、ダンスが巧いね」 アメリカで女優さんになるのは、競争が激しいので、 ダンスがプロ級でないとダメなのです。 相手役のチャヤン、愛敬ある青年でした。 主役の2人とも、歌手なので、息が合っていました。 VANESSA WILLIAMS  ヴァネッサ・ウィリアムス 誕生日 1963/3/18 出身 米ニューヨーク州ミルフォード シンガーとしても有名で88年のデビュー・アルバム 「THE RIGHT STUFF」はゴールド・ディスクを獲得。 グラミー賞で新人賞他3部門にノミネートされた。 映画は「イレイザー」のヒロイン役が有名。 出演作 1989年「ピックアップ・アーティスト」 1992年「サギ師と嘘つき患者」「ハーレーダビッドソン&マルボロマン」 1996年「イレイザー」◇ 1997年「ソウル・フード」 1998年「マイティ・ジョー」◆「ダンス・ウィズ・ミー」◇「デス・ゲーム2025」◇ 1999年「エルモと毛布の大冒険」◆「ハイスクール・ジャック 怒りの教室」◇ 2000年「シャフト」 2001年「パウエル 気高きカリスマの伝説」(TM) CHAYANNE  チャヤン 誕生日 1968/6/28 出身 プエルトリコ 10歳で歌手デビュー。 バンドとして、アルバム14枚、CD5枚。ソロで9枚。 TVでは、"Pobre Juventad "、"Tormento"、"Sombras del Pasado"、 "Provocame" 、"Gabriel"に出演。 「ダンス・ウィズ・ミー」で映画デビュー。 "Ally McBeal"に何度かゲスト出演している。 出演作 1998年「ダンス・ウィズ・ミー」 その他の出演者: Jane Krakowski ... Patricia Beth Grant ... Lovejoy Harry Groener ... Michael William Marquez ... Stefano Scott Paetty ... Steve Rick Valenzuela ... Julian Marshall Chaz Oswill ... Peter Liz Curtis ... Kim Bill Applebaum ... Don Harrington Angelo Pagan ... Cuban Mailman Victor Marcel ... Fernando User Rating: 5.1/10( 2,334 votes) IMDb User Rating: 8.5/10( 40 votes) Yahoo! オトーサン、 「スコアに差があるね」 Yahoo!が高いのは、 すごいダンスを見たことがないひとが多いからでしょう。 User Reviews Sean Gallagher さん Oakville, Ont. Canada 1999年2月15日 素晴らしいダンス映画、昔を思い出す フレッド・アステア、ジンジャーロジャース、ジーン・ケリーの 古いダンス映画は、まさに技巧の粋を極めている。 だが、彼らは、ダンスは言葉で語れぬ物事の コミュニケーション形態であることを熟知していた。 この映画は、その伝統を引き継いでいる。 勿論、現代のダンスを用いているが、 アステアが、チャヤンとヴァネッサ・ウィリアムスがダンスし、 目を見かわすシーンをみたら、その相性の良さを認めるだろう。 ランダ・ヘインズ監督は、ダンスのフアンだ。 ダンスの写真好きだ。 だから、すべてのダンサーが輝く機会を与えている。 とくに、クラブでの長いダンス・シーンがそうだ。 彼女は、また、ヴァネッサ・ウィリアムスに その才能を示す新たな機会を与えた最初の監督だ。 チャヤンについては、よく知らないが、よかった。 筋書きは大したことない。 だが、ミュージカルで筋書きを気にするひとなんているだろうか? 実際、ダンス競技の扱い方や、 チャヤンとヴァネッサ・ウィリアムスが、ともにダンスをしていないのに、 感情を交わすシーンには、感動した。 唯一の不満は、上映時間がやや長いこと。 だが、屁理屈のようなもんだ。 オトーサン、 「オバサンも、ダンスしましょう」 そう、ダンスは立ったまま行うSEXと言われています。 lilyさん 2007年8月11日 チャオ♪ ダンシング・ハバナとは逆で、 キューバの方から好青年がやってくる。 ご機嫌に楽しくノリノリでカッコいいダンスシーンが盛りだくさん。 126分と長いんで、ラブシーンも充実。 いやエロじゃなくて、恋を育む甘く切ないシーンって意味。 愛じゃなくて、“まだ恋”ってとこにオバサン、痺れました。 そう、恋愛という字は恋が先。 最近めんどくさいもんだからいつも恋をすっ飛ばしたり 蔑ろにしてたぞ、反省。 大会のシーンは圧巻。 全篇、身悶えするほど素敵だった。 情熱のダンスは障害もジャンルも国境をも越える。 うん、素晴らしい。


スイッチング・チャンネル

オトーサン、 「また、大当たり!」 ホームセンターで買ったワンコインDVD映画です。 これに味をしめて、必ず売り場に寄るようになりました。 原題:Switching Channels (1988) 監督:Ted Kotcheff 原作:Ben Hecht /Charles MacArthur 脚本:Jonathan Reynolds Genre:Comedy / Crime 上映時間:108分 あらすじ: クリスティは、SNNの人気キャスター。 休暇中にスポーツ用品会社の社長ブレインと恋におち、 結婚して引退することを決意する。 だが、彼女のボスで前夫のサリーは、 電気椅子にかけられようとしている死刑囚の取材を命じる。 これを最後の仕事として臨んだクリスティの取材は大反響、 赦免を願う声が殺到した。 知事の座を狙う地方検事のリドニックは、刑の執行を早めるのだが... 出演者: Kathleen Turner ... Christy Colleran(クリスティ) Burt Reynolds ... John L. Sullivan IV(サリー) Christopher Reeve ... Blaine Bingham(ブレイン) Ned Beatty ... Roy Ridnitz(リドニック) オトーサン、 「こんなに素敵な女優だったか」 八面六臂の大活躍で、片時も目が放せませんでした。 KATHLEEN TURNER キャスリン・ターナー 誕生日 1954/6/19 出身 米ミズーリ州スプリング・フィールド 外交官だった父の仕事の関係で、 カナダ、キューバ、ベネズエラ、イギリスで10代を過ごす。 ウエスト・ミズーリ大学からメリーランド大学に移り、ここで芸術の学位を取得。 卒業後はブロードウェイの舞台「ジェミニ」に出演。 テレビでは昼のドラマ「THE DOCTOR'S」で売り出し、 「カリフォルニア・ドールズ」のオーディションを蹴って、 81年「白いドレスの女」で悪女を演じ映画デビュー。 以後、アクションからコメディまで幅広く活躍している。 出演作 1981年「白いドレスの女」 1983年「二つの頭脳を持つ男」 1984年「孤高の戦士」「クライム・オブ・パッション」      「ロマンシング・ストーン/秘宝の谷」◇ 1985年「ナイルの宝石」◇「女と男の名誉」◇ 1986年「ペギー・スーの結婚」 1987年「ディア・アメリカ/戦場からの手紙」(声)      「ジュリア・ジュリア」 1988年「偶然の旅行者」「スイッチング・チャンネル」      「ロジャー・ラビット」 1989年「ロース家の戦争」◇ 1991年「私がウォシャウスキー」◇ 1993年「心の扉」      「アンダー・カバー・ブルース/子連れで銃撃戦」◇ 1994年「シリアル・ママ」◇      「ネイキッド・イン・ニューヨーク」 1995年「ムーンライト&ヴァレンチノ」 1997年「シンプル・ウィッシュ」◇「リアル・ブロンド」◆ 1998年「スキャンダル」 1999年「ヴァージン・スーサイズ」◆「ベイビー・トーキング」 2000年「ビューティフル」 その他の出演者: Henry Gibson ... Ike Roscoe George Newbern ... Siegenthaler Al Waxman ... Berger Ken James ... Warden Terwilliger Barry Flatman ... Zaks Ted Simonett ... Tillinger Anthony Sherwood ... Carvalho Joe Silver ... Mordsini Charles Kimbrough ... The Governor Monica Parker ... Jessica Allan Royal ... Obregon User Rating: 5.7/10( 1,676 votes) IMDb オトーサン、 「コメディの傑作だ。低すぎる!」 クリストファー・リーヴといえば、スーパーマン。 でも、この映画では、何と高所恐怖症なのです。 ラジー賞ノミネート ・ワースト助演男優賞 クリストファー・リーヴ User Reviews Wayne Malinさん United States 2003年1月16日 実に愉快 "The Front Page"の現代版(1988)だ。. (略 あらすじ紹介) 「ヒズ・ガール・フライデー」(1940)ほど良くはないが、 "The Front Page"(1970)ほど悪くない。 いい出来になっている。 動きが早く、騒々しく、立ち止まることはない。 (特に最後) 出演者全員がフル・スロットルだ。 ターナー、リーヴ、レイノルズは、肩の力をぬき、熱心で、活力に満ちている。 ほんとうに、映画を生き生きさせている。 特にいいのは、ターナーとレイノルズだ。 こんなにコメディが上手だったとは? リーヴは、スーパーマンのイメージを茶化した役で、 この映画では、高所恐怖症なのだ。 ネッド・ビーティは、粘着質の政治家役で、愉快なシーンをみせている。 新聞業界をTV業界に変えるのは、時として巧くいかない。 あちこち不自然な状況もあるものの、映画を壊すほどではない。 現代流にしているが、 大きなコードレスの電話にご注目あれ! だが、この映画、大いに楽しめた。 当時の問題作が再発見されるのは、いいことだ。 オトーサン、 「もうひとり、アメリカ人のコメントだ」 Yahoo!では、残念ながら誰も見ていないのです。. JohnLonceさん United States 2006年7月14日 80年代後半の素敵なコメディ こいつは、私のお気に入りの80年代コメディだ。 この映画が DVD化されるといいのだが、 今のところ、古いVHSで満足している。 往時のケーリー・グラント主演 「ヒズ・ガール・フライデー」(1940)のリメイクだ。 クリストファー・リーヴ、バート・レイノルズ、キャスリン・ターナーは、 プレイ・オフで、いい相性をみせている。 愉快なシーンがある。 クリストファー・リーヴが、ガラス張りのエレベーターに乗って、パニックになる。 高所恐怖症だからだ。 この映画では、クリストファー・リーヴ の「スーパーマン I&U」で共演している ネッド・ビーティが、知事をめざすよこしまな政治家を演じている。 要するに、早いテンポの実に愉快なコメディだ。 近所のビデオ店で、ぜひ借りてほしい。


十三人の刺客

オトーサン、 「評判がいいらしいな」 初日の朝1番、松戸の映画館へ。 観客は、男性老人たちのみ。 原題:十三人の刺客(2010) 監督:三池崇史 原作:池宮彰一郎 脚本:天願大介 Genre:Action/Suspence/History 上映時間:141分 あらすじ: 将軍の弟・松平斉韶は、性悪で殺戮好きだ。 新左衛門以下13人は、天下のために斉韶の暗殺を狙う。 参勤交代の帰国道中を狙い、落合宿を要塞化し、 300人の兵を相手に壮絶な戦いを挑む... 出演者: 役所広司 ... 島田新左衛門 稲垣吾郎 ... 松平斉韶 伊勢谷友介 ... 木賀小弥太 オトーサン、 「この3人が、とくによかったな」 いつも柔和な役所広司さん、鋭い眼をみせていました。 斉韶を演じた稲垣吾郎さん、振り付けもいいのでしょうが、 見事な極悪人ぶりでした。 新鮮だったのは、伊勢谷友介。 往時の三船敏郎のコミカルな演技を彷彿とさせます。 その他の出演者: 松方弘樹 ... 倉永左平太 松本幸四郎 ... 牧野靭負 山田孝之 ... 島田新六郎 沢村一樹 ... 三橋軍次郎 古田新太 ... 佐原平蔵 高岡蒼甫 ... 日置八十吉 六角精児 ... 大竹茂助 波岡一喜 ... 石塚利平 石垣佑磨 ... 樋口源内 近藤公園 ... 堀井弥八 窪田正孝 ... 小倉庄次郎 伊原剛志 ... 平山九十郎 吹石一恵 ... お艶(芸妓)/ウパシ 谷村美月 ... 牧野千世 斎藤工 ... 牧野采女 阿部進之介 ... 出口源四郎 内野聖陽 ... 間宮図書 光石研 ... 浅川十太夫 岸部一徳 ... 三州屋徳兵衛 平幹二朗 ... 土井大炊頭利位 市村正親 ... 鬼頭半兵衛 User Rating: 8.3/10( 87 votes) Yahoo! オトーサン、 「久しぶりに、いい時代劇だった」 User Reviews みいらくさん 2010年9月22日 時代劇久々のヒット! 時間を忘れて一気に観てしまいました。 時代劇ではありますが、 登場人物の人となりがしっかり描かれているのですんなりと入れます。 この作品はいかに斉韶が残虐非道な人間か伝わらなければ成り立たないと思いますが、 稲垣吾郎さんが見事に憎まれてくれます。 最後の最後でも、試写会会場に「うわっ!」「えっ」と声が漏れたシーンがあり、 実は私も「ひぃっ」と息を呑んでしまいました。 あそこまでの暴君なら討たなきゃいけないでしょう。 正直、斉韶の側近あたりがこっそり暗殺してくれたら 300人以上も死ななくて済んだのに(これを言うとお終いですが)。 それが出来ない市村正親さんの鬱屈した胸の内も解らないでもないですが。 しかし、クライマックスの決闘シーンは凄いの一言。圧巻でした。 特に松方弘樹さんの殺陣は美しかった!! 「さすが」の一言ですね。 今、あんな殺陣が出来る役者さんは他にいるのでしょうか? あの一瞬の美を観るだけでも映画館に行く価値ありです。 特に「七人の侍」が好きな方々にはたまらないでしょう。  実際、映画終演後に目を輝かせて感想を語りながら帰っていく 70代くらいの男性二人を見かけました。 三船敏郎さん的な伊勢谷友介さんや、 怪演で笑いをもたらす岸部一徳さんがいいスパイスを効かせてくれるし、 ともかく私的に大ヒットでした。 今度、知人を誘ってまた観ようと前売り券買っちゃいました。 オトーサン、 「前田さん、本気で褒めているね」 前田有一さん 2010年 月 日 ヤンキー時代劇 オリジナルの『十三人の刺客』は、 世間の流行が時代劇から東映任侠映画に移り変わるころ、 1963年に公開された。 リアリティ重視の演出に、 30分間にも及ぶ集団白兵戦闘の見せ場が印象的な本格時代劇作品である。 それを、バイオレンス描写に定評がある三池崇史監督(「ヤッターマン」(2008)、 「ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲」(2010))がリメイクする。 オリジナルの演出はどう考えてもこの監督のカラーとは違う。 はたしてどうなるのか、映画ファンは不安と期待を胸に見つめていたに違いない。 ときは江戸時代末期。 残虐な性格で横暴の限りを尽くす明石藩主・松平斉韶(稲垣吾郎)は、 しかし将軍の弟という立場から幕府でさえ手が出せぬ存在だった。 そこで老中・土井利位は、御目付・島田新左衛門(役所広司)に暗殺部隊の編成を密かに指示。 島田はさっそく腕利きの浪人や武士ら精鋭13人を集め、標的一行を待伏せるが……。 結論からいうと、新『十三人の刺客』は三池監督らしい、 シュールなギャグや容赦ない暴力演出に満ちた、 娯楽一本やりの男性向けかつ現代的な作品に仕上がっていた。 この物語の核は、まず権力をかさにやりたい放題の大ボスがいるが、 そんなダメボスでもボスである以上、命がけで仕え守ろうとする部下たちの存在である。 暗殺部隊側(主人公側)の13人はもちろん、 人民と世の安定を守るために命を捨てる正義の味方なのだが、 彼らが戦う相手とて、決して悪者ではないというところがポイントだ。 精鋭13人と、防衛側の凄腕武士が、全力を出し合い戦う。 ガチンコのケンカをする。 彼らが守るのがダメ藩主だからこそ、両者の武士道精神が輝き、ドラマが心に響く。 このあたりはリメイク版でもよく踏襲されている。 暗殺側は13人もいるので、末端のキャラクターまで十分に描けていないのが残念だが、 決死隊としてのヒロイックな魅力は十分。 野生児の伊勢谷友介、一番の剣技を誇る孤高の浪人・伊原剛志、 人間味あふれるリーダーの役所広司とその甥で若いくせに頼もしい山田孝之。 このあたりの登場人物はとくに立っておりファン歓喜。 稲垣吾郎のイヤな奴っぷりも板についている。 ギャグ担当・伊勢谷のはじけっぷりはとくにいいアクセントになっている。 ただ彼らの立ち回りは時代劇というより「クローズZERO」のようで、 江戸時代を舞台にヤンキー同士がケンカをしているような趣である。 ど派手な大仕掛けや、13人vs.300人といった常軌を逸した大立ち回り、 抒情的すぎる各人の最期などがそう感じさせる。 名セリフの数々は心に残るし、 松本幸四郎のような本物の役者による男の意地の表現など、 そこを見るだけで金を払ってもいいと思える演技上の見せ場も数多い。 下町の風呂屋のような、ひたすら熱い男のドラマを堪能できる。 「俺の背後に抜けた者を斬れ。一人残らずだ」 「拙者、この太平の世に侍として、よき死に場所を探し続けておりました」等々、 かっこいいことを恰好いい男どもがいうわけだ。 これはたまらない。 時代劇の様式美にこだわらぬ人にとっては、 画面にあふれる大和魂にこちらの心まで燃え上がる魅力的な一本だ。 この秋有数の、おすすめアクションといえる。


バイオハザード ディジェネレーション

オトーサン、 「あれ、変だな」 ミラ・ジョボビッチ主演の「バイオハザード」シリーズと思って みはじめたのですが、出てきません。 人物の顔も妙にマンガチックで、監督は日本人。 煙につつまれたような気になりました。 原題:バイオハザード ディジェネレーション(2008)     Biohazard: Degeneration 監督:神谷誠 脚本:菅正太郎 Genre:Animation /Action /Sf /Thriller Rated R for bloody violence. Country:Japan Language:English / Japanese 上映時間:97分 あらすじ: アメリカ中西部。 クレアは、バイオテロ被害者救済を行うNGOに所属。 空港で、ゾンビを発見する。 直後、旅客機が、ガラスを突き破りロビーへ突入。 その機内から現れたのは、ゾンビ化した乗組員や乗客だった。 そして、テロリストたちがt-ウィルスを撒いたと脅迫してきた。 事態鎮圧のため、大統領直轄のエージェント、レオンが空港へ向かい、 SRT(警察特殊部隊)のアンジェラたちと合流し、バイオテロ鎮圧を進めて行く。 やがて、レオンたちは、黒幕の存在に気づく... 声の出演者: Alyson Court ... Claire Redfield(クレア) Paul Mercier ... Leon S. Kennedy(レオン) Laura Bailey ... Angela Miller(アンジェラ) Michael Sorich ... Senator Ron Davis(デイビス上院議員) Crispin Freeman ... Frederic Downing(フレデリック) オトーサン、 「アニメって、すごいね」 人物の顔の造形が自在に行えるので、 下手な俳優でも、見事な演技をするようにみえるのです。 その他の声の出演者: Roger Craig Smith ... Curtis Miller Michelle Ruff ... Rani Chawla Salli Saffioti ... Ingrid Hunnigan Mary Elizabeth McGlynn ... Aunt Steve Blum ... Greg Glenn Michael McConnohie ... WilPharma CEO Kirk Thornton ... President Cindy Robinson ... Various Kari Wahlgren ... Various Keith Silverstein ... Various User Rating: 6.7/10( 10,362 votes) IMDb User Rating: 7.5/10 (   284 votes) Yahoo! オトーサン、 「うーん。お見事!」 ハーフ・アニメというのが、成功しています。 User Reviews aghentikさん Czech Republic 2008年12月4日 ゾンビだらけの夢中にさせるCG映画。 フアンでなくても、みるべし。 オーライ、こいつは、フアンの投書じゃない。 (音楽に文句を言うフアンの奴らとはちがう) 映画をみて、こう言いたい。 フアンの言う通り、こいつは実にいい。 最初から最後までスクリーンに釘つけになった。 アクション・シーンも、静かなシーンも同様だ。 筋書きは2転3転、CGは最高だ。 (だが、歩いているアニメは、ややぎこちない) 見慣れた人物も出てくるし、ニューフェースもいる。 (SRT所属のアンジェラは素晴らしい) ミラ・ジョボビッチ主演の「バイオハザード」と比べて 言いたいのは、よりいいということだ。 (やや短いが) 短いながら、パンチが効いている。 見ていなかったら、見るべし。 絶対、見る価値がある。 DVDになったら、絶対に買うぞ。 オトーサン、 「このひとも、テレビで見たんだ」 小早川鷹景さん 2010年9月20日 ラッキー、テレビで観ることができるとは! この作品ってDVDで発売されてもレンタルは解禁にならなくて DVDを買わなくちゃ観れなかったから、今度観ようと思ったまま いつの間にか存在を忘れていました。 こないだ何気なく番組表を見てたら深夜にテレビ放送するではないか。 調べたら今年の8月からレンタル解禁になったもよう。 それで今「バイオハザードIV」の公開でテレビでTからVまで一挙放送してるから このバイオハザード ディジェネレーションも深夜枠でついでに放送かー。 ラッキー。ずっと観たかったからようやく、しかもテレビで観れちゃうとわ。 全編フルCGの映画、まるでゲームのムービーシーンをひたすら観てるような感じだった。 特に暗い廊下を歩くシーンなどはゲームそのもの。 バイオハザードのゲームにはかなりハマったので、ゲームを思い出すシーンは凄く嬉しい。 個人的にはバイオ1のストーリーをそのまま映画にして欲しいかも。 1じゃなくてもゲームでプレイしたストーリーが そのまま映画になってたら面白いと思うんだけどなあ。観てみたい。 気になったのはキャラクターの表情が固いこと。 そのへんは作り物ってのが強く出てますね。 でもG-ウイルスに感染した姿なんかは良かったです。 ストーリーは特別面白いわけではないから、 ゲームを全くしてない人にとっては面白くないかもしれないですね。 でもバイオハザードのゲームが好きな人にとってはけっこう楽しめると思います。 自分は楽しめました。


海猿 ウミザル

オトーサン、 「第3作は、ひどかったなぁ」 ・THE LAST MESSAGE 海猿 なんで、こんな駄作に若いひとが夢中になるのか、 まったく理解できませんでした。 たまたま、TVで放映していたので、第1作を見てみました。 原題:海猿 ウミザル(2004) 監督:羽住英一郎 原作:佐藤秀峰/ 小森陽一 脚本:福田靖 Genre: Drama/Adventure 上映時間:120分 あらすじ: 海上保安官のエリート潜水士は、死と隣り合わせ。 選抜された14名が研修を受ける資格を得たが、 その一人に、マスターライセンスを持つ仙崎大輔がいた。 彼は、主任教官・源からの指示で、劣等生の工藤とバディを組み、 切磋琢磨して数々のハードな訓練をパスしていく。 そんななか、環菜と出会い、愛が芽生える... 出演者: 伊藤英明 ... 仙崎大輔 伊藤淳史 ... 工藤始 加藤あい ... 伊沢環菜 藤竜也 ... 主任教官・源太郎 オトーサン、 「藤竜也が一番いいね、いい顔している」 その他の出演者: 海東健 ... 三島優二 香里奈 ... 松原エリカ 村田充 ... 川口淳 深水元基 ... 土屋誠 田中聡元 ... 野村栄司 古畑勝隆 ... 八重樫裕太 飯沼誠司 ... 林光平 恵秀 ... 堺和樹 佐野進也 ... 中原響 青木崇高 ... 渡辺マサヤ 大口兼悟 ... 郡司謙介 斎藤工 ... 田所慎二 青木忠宏 ... 武藤忠宏 田中哲司 ... 板東茂 中根徹 ... 大友信士 渡辺典子 ... 園部美由紀 朝加真由美 ... 伊沢歌子 杏子 ... 中迫夏子 國村隼 ... 五十嵐正樹 User Rating: 8.0/10( 2,310 votes) Yahoo! オトーサン、 「こんな映画、どこがいいの?」 米海兵隊の訓練映画には秀作がたくさんあります。 それにしても、大勢が見てますね。 こいつは、海上保安庁のPR映画。 いくら税金を使ったのでしょう。 その昔も、こういう類の映画が多くつくられて、 戦争へと突き進んでいったのです。 User Reviews pfjkq631さん 2010年9月22日 やっぱり1作目がいいなぁ 原作未読。 映画1作目、2作目は観ました。 今やってる3作目は観る気なし。 テレビでしてたので、また見ました。 懐かしい。若い(笑) 2作目に比べたら事故の規模は小さめですが、 これぐらいのほうがいい。 2作目、3作目と、どんどん規模大きくなりますね。 そして良く喋るようになる。 1作目では海中での事故なので喋れないから(笑)、 この慌てないかん状況下で、 語りすぎやろ〜ってゆう突っ込みも入れなくて済みます。 普通におもしろかったです。 カンナと大輔の恋も、1作目の感じがいちばん好き。 オトーサン、 「前田さんは、えらい肩をもつなぁ」 前田有一さん 2004年6月8日 ありそうでなかった良質のアクションエンターテイメント 海上保安庁の海難救助エキスパート“潜水士”を目指す 若者たちの青春を描いたアクション・エンターテイメント。 週刊ヤングサンデーに連載され大人気となった 佐藤秀峰の原作を映画化したものだ。 ところで、先日このページで同じ日本製青春映画の『下妻物語』を紹介したところ、 実際に見た方たちから「本当にすばらしい映画だった」というメールを何通もいただいた。 「最近の邦画はつまらないと思っていたがその考えが覆った」という声を聞いたときは、私も嬉しかった。 そんな『下妻物語』に続き、オススメするのがこの『海猿』である。 この映画は、100%エンターテイメントに徹した作品で、製作費は比較にならずとも、 その出来は本場ハリウッドの大作映画にも劣らない。 空撮やダイナミックな構図を多用した映像、 海上保安庁全面協力による本物の艦船の迫力は、スケール感があり見ごたえがある。 バックに流れるジャーニーの主題歌や 各種劇伴音楽はちょいとストレート過ぎて安直な印象もあるが、 娯楽映画なのだし、このくらいでいいのかもしれない。 勇壮な音楽が流れる訓練シーンなど、素直にカッコいいと感じられる。 映画は“潜水士”を目指す若者たちの厳しい訓練の様子がメインとなる。 そこに文字通りの鬼教官やイヤミなエリート生、落ちこぼれの訓練生仲間といった わかりやすいキャラクターが登場する。 伊藤英明演じる主人公の訓練生は、彼らとぶつかりあい、ときに助け合いながら 一人前の潜水士へと成長してゆく。 その途中には、加藤あい演じるヒロインとのロマンスもあり飽きさせない。 二人とも実にハンサムで、ラブシーンの美しさは特筆ものだ。 これはこうした映画にとって大事なことだと私は思っている。 海を舞台にした作品らしく、男の子たちの裸もたくさん出てくる。 伊藤英明くんも全裸シーンを熱演、ファン必見だ。 終盤にダルくなる欠点はあるものの、 脚本の練りこみ不足からくる興ざめ感や安っぽさはあまり感じない。 ストーリーは比較的綺麗にまとまっていおり、 最後には期待通りきちんと(?)泣かせてくれる。 『海猿』は、国産のエンターテイメント映画に不満がある人々に、 私が『下妻物語』と共に自信を持ってオススメする作品だ。 人によっては某アメリカ映画に似てるとか、 よくあるパターンだなどと批判されてしまう作品かとは思うが、 そういう頭でっかちな映画マニアのいう事など気にする必要は無い。 鑑賞後に若いカップルたちが「楽しかったね!」と素直に言えるであろう、 こうした当たり前の娯楽映画こそ、今の日本映画界がもっとも重要視すべきものだ。 私は、今後もこの手の国産ブロックバスターをたくさん作ってほしいと願う。 それらを成功させれば、邦画界全体が牽引され、景気も上向く。 さすれば、文化的価値の高いアート作品や、 チャレンジ精神あふれる個性的な作家たちが世に出るチャンスも、連動して増えていくはずだ。 だいたい、そんな事まで考えずとも、デートで見に行く映画が外国のものばかり、 なんて現状は単純に悲しすぎるではないか。 そんなわけで、『海猿』は洋画風のアクションエンターテイメントが好きな方、 原作マンガのファン、そして、男の子のお尻を見るのが好きな女子らに向いている楽しい映画だ。 エンドロールの後には、変わった趣向が待っているので最後まで席を立たないよう。


THE LAST MESSAGE 海猿

オトーサン、 「話題作、一応見ておくか」 でも、無神経な音響で、何度出ようかと思ったことか。 リポビタンDのコマーシャルの劇場版ですね。 原題:THE LAST MESSAGE 海猿(2010) 監督:羽住英一郎 原作:佐藤秀峰 原案:小森陽一 脚本:福田靖 Genre:Action/Suspence/Drama 上映時間:129分 あらすじ: 大型台風が接近する中、 巨大天然ガスプラント“レガリア”で事故が発生。 潜水士・仙崎大輔は、設計主任の桜木らと共に施設へ向かう。 だが、救出作業の中、突然爆発が起こり、 大輔らは施設内に取り残されてしまう。 大輔は知り合ったばかりの第七管区の服部とバディを組み、 要救助者と共に無事帰還する道を探るのだが…。 一方、海上保安庁本庁では、 救助の道を探ろうとする海上保安庁と、 国益を最優先とする内閣参事官らが対立。 焦燥と憔悴に包まれていた。 そして、一人息子・大洋とともに大輔の無事を祈る環菜は... 出演者: 伊藤英明 ... 仙崎大輔 加藤あい ... 仙崎環菜 時任三郎 ... 下川いわお オトーサン、 「伊藤くん、かっこいいね」 「加藤あい?何これ? こんなんレベルで主演?」 「時任三郎、なつかしいね」 リゲインの「24時間タタカエマスカ」を思い出しました。 その他の出演者: 佐藤隆太 ... 吉岡哲也 加藤雅也 ... 桜木浩一郎 吹石一恵 ... 西沢 夏 三浦翔平 ... 服部拓也 濱田岳 ... 木嶋久米夫 香里奈 ... 松原エリカ 勝村政信 ... 遠藤翔太 鶴見辰吾 ... 吉森久貴 石黒賢 ... 北尾 勇 User Rating 7.3/10( 260 votes) Yahoo! オトーサン、 「へぇ、こんなものでも、7.3か」 脚本、演出、お粗末。とにかくお話になりません。 User Reviews choppershakaさん 2010年9月23日 ショック… 海猿2がとても良かったので、かなり期待して見ました。 海猿が大好きだったので、尚更です。 しかし…開けてびっくり。 何なんですか! 全く同じ展開。全く同じようなセリフ。 映像やスケールは良かったとは思いますが。 ラストメッセージでもなんでもないし。 絶対に助かるぢゃんって見てて思ったし。 本当にショック。 何で同じようストーリーでもう一本映画を作ったのかが意味わからん。 仙崎のメッセージは長すぎだし、要は何をいいたいの? ラストも前回と全く同じ。 そこまで似せるなら、せめて環奈に『チェックイン』と言わせてキスすりゃいいのに。 本当にショックです。 ショック。 オトーサン、 「一見、褒めているようだが、その実、酷評してるぞ」 前田有一さん 2010年9月12日 黒幕はCIA? 『THE LAST MESSAGE 海猿』をみると、 日本人も日本映画界も相変らず脳みその中は平和だなと感心する。 玄界灘に浮かぶ大規模天然ガスプラント「レガリア」で火災事故が発生した。 海上保安庁の潜水士、仙崎(伊藤英明)は、 後輩の服部(三浦翔平)ら仲間と共に この困難な現場での救助作業を進めていた。 ところが巨大台風が接近、ヘリさえ飛べぬ悪天候となり、 彼らは数名の生存者とともにレガリアに閉じ込められてしまう。 レガリアの造形は映画にふさわしい大迫力で、 そこでの救助作業はテレビドラマではまずできない大スペクタクルだ。 巨大なセットに大量の水を流す撮影は、 さぞ(予算もふくめて)苦労の多い現場だったろうと想像がつく。 こうしたスケール感のある大作が 当たり前のように公開される邦画隆盛時代が到来したことを、 まずは喜びたい。 遠景等で使われるCGの出来もいい上、前述したセット内撮影もよくできている。 さらに伊藤英明ら潜水士キャストは海上保安庁で本物の訓練を受けている。 その伊藤英明などは2分間以上も息を止めていられるほどの本格的な役作りをしたという。 ためしに私もやってみたが、あやうく天国のポチと再会するところだった。 くれぐれもマネしないほうが良い。 とどめは海保全面協力による本物の巡視船やヘリコプターの登場。 それらが、手放しでほめてやりたいほどの見事なアンサンブルを奏で、 「本物」感にあふれた映像を作り上げている。 ただ、問題は「レガリア」の設定である。 この施設は、日韓共同の国家プロジェクトとしてロシアの技術供与を得て建設され、 両国間に位置する玄界灘に浮かんでいる。 つまり、日韓露のエネルギー採掘施設が謎の大炎上というわけだ。 てっきり中国かアメリカが工作員でも送り込んだのかと思ったが、そんな落ちはない。 そもそも竹島を望む玄界灘で、日韓が共同で天然ガスプラントを建設する可能性などあり得るのか。 建設どころか日本海の呼び方ひとつで紛糾しそうな気がするのだが……。 こうした設定を、シニカルな視点ゼロで採用してしまうあたりに「平和」を感じてしまう。 同時に、せっかくのこうしたスペクタクル映画が総じて子供向きで、 大人にすすめ難いのも残念である。 見た目の本物感に、中身が追い付いていない。 なお本作は3D版も上映される。 今回は伊藤英明の見事な肉体美が飛び出すわけだから、 女性ファンも男性ファンもこぞって映画館に出かけていただきたい。 それにしても、相変らず「最期、最期」と連呼する宣伝にはうんざりする。 もっとも、じっさいに毎度おなじみ、主人公が死ぬかも死ぬかもの ワンアイデアで盛り上げているのは確かだ。 それ以外にスリルを生み出すテクニックを持ち合わせていないかのように、 死ぬ死ぬ詐欺を続ける一途さには頭が下がる。 それで観客も喜ぶと思っているから、 監督もクライマックスに加藤あい関連のシークエンスをあんなに長く挿入するのだ。 だが、そういう露骨なお涙ちょうだいは興ざめのもとだから、 次はもう少しひねっていただけたらと思う。 それが、高いポテンシャルを持つ海猿のコンテンツとしての質を高める道ではないかと思うのである。


のら猫の日記

オトーサン、 「最近、野良猫が増えたな」 といっても、本物の野良猫でなく、 のら猫のようなひとたちです。 放浪者、ホームレス、徘徊老人... 世の中を気ままに生きたいのでしょうか、 どうなんでしょうね。 原題:Manny & Lo (1996) 監督・脚本:Lisa Krueger Genre:Comedy / Drama Rated R for language. 上映時間:88分 あらすじ: 11歳のマニーと16歳のローは孤児の姉妹。 ローは、妹のマニーを里親のもとから誘拐し、 ワゴン車を盗み、果てしない旅を続ける。 食べ物は万引き、ガソリンは男の子とのセックスで入手。 だが、妊娠に気づいたときから、すべてが変わる。 マタニティ・ショップで働くエレーンを誘拐する。 出演者: Scarlett Johansson ... Amanda(マニー) Aleksa Palladino ... Laurel(ロー) Mary Kay Place ... Elaine(エレーン) オトーサン、 「こんなに幼かったんだ」 スカーレット・ヨハンソンのフアンには、 見逃せない映画でしょう。 エレーン役の女優さん、メアリー・ケイ・プレイス、 地で演じているようで、好感がもてました。 ロー役の女優さんも、頑張っていました。 SCARLETT JOHANSSON  スカーレット・ヨハンソン 誕生日 1984/11/22 出身 米ニューヨーク州ニューヨーク 幼い頃からリー・ストラスバーグ・インスティテュート・フォー・ヤングピープルで学び、 8歳の時にオフ・ブロードウェイの舞台「SOPHISTY」で女優デビュー。 94年「ノース/小さな旅人」の端役で映画デビュー。 96年「のら猫の日記」でインディペンデント・スピリット賞主演女優賞ノミネート、 「モンタナの風に抱かれて」のクリスティン・スコット・トーマスの娘グレイス役で シカゴ映画批評家協会最有望女優賞ノミネート。 2001年「ゴーストワールド」でトロント映画批評家協会賞主演女優賞受賞。 2003年「ロスト・イン・トランスレーション」でヴェネチア映画祭とBAFTAの主演女優賞受賞。 2008年9月、俳優ライアン・レイノルズと結婚。 出演作 1994年「ノース/小さな旅人」 1995年「理由」 1996年「失恋セラピスト」「のら猫の日記」 1997年「モンタナの風に抱かれて」 1998年「ホームアローン3」 1999年「ジョージ」 2000年「ゴーストワールド」◇ 2001年「バーバー」◆「アメリカン・ラプソディ」◇ 2002年「スパイダー・パニック!」◆「真珠の耳飾りの少女」◇ 2003年「ロスト・イン・トランスレーション」◇ 2004年「理想の女(ひと)」◇「イン・グッド・カンパニー」「ママの遺したラヴソング」◇       「スカーレット・ヨハンソンの百点満点大作戦」◇ 2005年「マッチポイント」◇「アイランド」◇ 2006年「ブラック・ダリア」◇「プレステージ」◇「タロットカード殺人事件」◇ 2007年「私がクマにキレた理由(わけ)」◇ 2008年「プーリン家の姉妹」◇ 2009年「そんな彼なら捨てちゃえば?」 MARY KAY PLACE  メアリー・ケイ・プレイス 誕生日 1947/9/23 出身 米オクラホマ州タルサ 出演作 1976年「ウディ・ガスリー/わが心のふるさと」 1977年「ニューヨーク・ニューヨーク」 1979年「アメリカン・グラフィティ2」「結婚ゲーム」 1980年「プライベート・ベンジャミン」 1981年「スーパー念力マン」 1983年「再会の時」 1985年「スムース・トーク」「エクスプロラーズ」 1987年「赤ちゃんはトップレディがお好き」 1988年「素晴らしきニューヨーカーたちへ」 1991年「ブライト・エンジェル/旅立ちの予感」 1992年「キャプティン・ロン」 1996年「のら猫の日記」「神の目」 1997年「レインメーカー」◆ 1998年「I LOVE ペッカー」◆ 1999年「マルコヴィッチの穴」◆「17歳のカルテ」 2001年「ヒューマンネイチュア」「ノンストップ・ガール」 2002年「メラニーは行く!」 2005年「美しい人」「リターン・トゥー・マイ・ラブ」 その他の出演者: Dean Silvers ... Suburban Family Marlen Hecht ... Suburban Family Forrest Silvers ... Suburban Family Tyler Silvers ... Suburban Family Lisa Campion ... Convenience Store Clerk Glenn Fitzgerald ... Joey Novella Nelson ... Georgine Susan Decker ... Baby Store Customer #1 Marla Zuk ... Baby Store Customer #2 Bonnie Johnson ... Baby Store Customer #3 Melissa Johnson ... Child Angie Phillips ... Connie User Rating: 6.9/10 ( 924 votes) IMDb User Rating: 7.6/10 ( 51 votes) Yahoo! オトーサン、 「低予算にしては、なかなかの出来」 インディペンデント・スピリット賞ノミネート ・主演女優賞 スカーレット・ヨハンソン ・助演女優賞 メアリー・ケイ・プレイス ・新人作品賞 リサ・クルーガー監督 User Reviews George Parkerさん Orange County, CA USA 2001年2月18日 立派な小品、監督に敬意 この映画、2人の家出娘を扱っていて、 妊娠したと知ってからの試練を描いている。 低予算だが、創造的で先の読めないストーリー、 登場人物の深彫り、荒けづりの魅力、巧まないユーモア、 洞察力で、いい映画に仕上がっている。 出だしのゆったりしたテンポは、睡眠導入剤だが、 次第に深い意味を持ってくる。 華やかな大予算映画よりも何倍もいい。 女性や成人男性に向いている。 オトーサン、 「あらすじ紹介に終始しているけれど...」 流山の小地蔵 さん 2010年9月10日 とてもハートウォームな内容ながら、 ラストがチョット残念な終わり方でした テレビの深夜放送で見ました。 11歳の妹マニーと16歳の姉のロー孤児の姉妹が、さすらうロードムービー。 車は盗難車、ガソリンは男の子とセックスで譲り受けるという 破天荒な生活を続けていたローは、身ごもってしまいます。 さすがに困った姉妹が思いついたことは、マタニティ・ショップからの万引き。 けれども対象は、商品ではなく、そこで店員として働くエレーンを引っ張ってくることでした。 訳あって看護士資格を取得できなかったエレーンでしたが、 病院で看護士の助手を長く務めていたことから、 お産の知識は豊富に持っていました。 だけど、その知識が徒になって、店では煙たがられていたのです。 だから、エレーンが姉妹に万引きされても、誰も探そうとしませんでした。 こうして人里離れた別荘に監禁されたエレーンと姉妹のおかしな共同生活がはじまります。 当初は、監禁の目的を舐められてはいけないと隠していたので、 エレーンは必死に脱出を試みます。 しかし、誘拐の目的が、姉のお産のためだと知ってからは、 実の母親のように姉妹に尽くすように変わっていきます。 エレーンは熱心なキリスト教徒であり、 人に尽くすことを自らの幸せと常々感じていたのでした。 可笑しいのは、別荘の持ち主が戻ってきたのを、 エレーンが襲って監禁してしまうことです。 目撃したマニーは、切れやすいローにそのことを内緒にしたものの、 持ち主が逃げ出して、かえって怒らすことになってしまいます。 「人質が人質を取るなんてどういうこと?」という台詞には、思わず笑ってしまいました。 このとこで、エレーンを追い出してしまうものの、 産気づいたローは仕方なく、エレーンを探し出して、お産を手伝ってもらうことになります。 ローのお産のシーンは、やはり感激します。 それからどうなのというところで終わってしまうのが残念なところですが、 あばずれ姉妹と、マリアさまのような慈愛の心をもったエレーンとの交情は、 印象深いものを感じました。 キャストでは、スカーレット・ヨハンソンといつてもまだ子役ですが、 彼女が出演しているところがポイント。 汚れ役の姉に対して、ピュアな感情のままの妹役を好演しています。


おさるのジョージ/Curious George

オトーサン、 「分からん」 なぜ、TSUTAYA DISCASで借りたのでしょう。 明らかに、子供向けのアニメです。 原題:Curious George (2006) 監督:Matthew O'Callaghan 原作:Margret Rey /H.A. Rey Ken Kaufman /Mike Werb 脚本:Ken Kaufman Genre:Animation/ Adventure / Comedy / Family 上映時間:87分 あらすじ: テッドは、NYの博物館で働いている。 子供たちを引率してやってくるマギーに惚れている。 だが、館長から博物館の閉鎖を言い渡されてしまう。 館長の息子ジュニアのせいだ。 跡地を駐車場にして儲けようとしているのだ。 博物館を救うためにテッドが考えた案は、 「アフリカの古代巨像を見つけ、博物館の目玉にすること」。 黄色の冒険スーツに身を包み、ジャングルへたどり着く。 そこで、イタズラ好きな子猿のジョージと出会う... 声の出演者: Frank Welker ... George(ジョージ) Will Ferrell ... Ted(テッド) Drew Barrymore ... Maggie(マギー) Dick Van Dyke ... Mr. Bloomsberry(館長) David Cross ... Junior(ジュニア) オトーサン、 「子ザルのデザインがいい」 勿論、そのキャラも申し分なしで、共感を呼びます。 その他の出演者: Shane Baumel ... Kid Timyra-Joi Beatty ... Kid Eugene Levy ... Clovis Christopher Chen ... Kid Jessie Flower ... Kid Alexander Gould ... Kid Terrence Hardy Jr. ... Kid Hailey Noelle Johnson ... Kid Kelsey Lansdowne ... Kid Ariel Winter ... Kid User Rating: 6.7/10 ( 5,389 votes) IMDb User Rating: 8.7/10 ( 66 votes) Yahoo! オトーサン、 「高いスコアだな」 User Reviews EpeeBillさん United States 2006年2月21日 子供向け映画、ほんとうに子供向け。 2歳の子を連れて見に行った。 最初の映画館行きだったが、2人ともいい時間を過ごせた。 これは、軽やかで、スイートな映画だ。 われらが子ザルの大混乱を描いている。 身勝手なペース、鳴り響く音楽や騒音に頼っていない。 事実、製作者は、練りに練ったものしか加味していない。 子供や親たちは妙なストレスを感じないですむ。 そう、「シュレック」や「トイストーリー」とはちがって、 両親は笑うが、子供には分からないジョークなどない。 子供と分かちあえるジョークだ。 だから、子供と一緒に見るといい。 8歳以上のひとには、オシャレでないだろう。 子供のいないひとは、パスすべし。 この映画の熱狂的フアンは、DVDを借りるべし。 オトーサン、 「このひと、絵本が大好きなんだ」 子供時代に読んだときのいい思い出が、一杯つまっているのでしょうね。 ロビーJさん 2007年9月5日 Curious George! 本作を一言で言えば“完璧”! もうとにかく私は予想以上の出来に感激です! 見事に絵本のジョージの可愛らしさを生かしているし、 ストーリーもキャラクターも本当に素晴らしい出来です。 昨日、近くのDVDショップで、新品なのに特価の1280円で 本作のDVDを手に入れました。 本編は一度も見ていなかったけれど、映画館へ行きたいくらい見たかったし、 絵本のファンでもある私は迷わず購入。 もうホント買ってよかったです! ちゃんと絵本の絵と同じようなシーンも多々あり、 ジョージは絵本とは少し違う顔だけれど、 誰もが愛らしく感じるアニメーション作品として、 表情や可愛らしさもリアルでかなり素敵! 絵本の良さもちゃんと生かした上で、 映画的な楽しさもあるから本当に幸せな気持ちにしてくれます。 近年のアニメーションの中でも本作の出来はかなり良い方だと思いますし、 是非家族揃って見ていただきたい作品でもあります。 改めて大切なものを教えてくれると思いますよ! そして何より、声の出演者達が素晴らしくて、 特に主役の黄色い帽子のおじさんテッドの声を担当した ウィル・フェレルは半端じゃなく、本当に見事です。 そしてそんなテッドのお相手の声を担当したドリュー・バリモアも、 あの素敵な声で輝きまくっていました。 他にもディック・ヴァン・ダイクやユージン・レヴィなど とにかく声の出演者が豪華! 聞いていて本当に皆適役だなと感じますね! そしてまた劇中流れるジャック・ジョンソンの楽曲が素晴らしく、 キャラクター達の気持ちを見事に表現してくれています! もう本当にジョージとテッドの固い絆には感動させられるし、 ここまで絵本を生かしての映画化が出来たことも嬉しくて堪りません! もう是非、たくさんの方に見ていただきたいです!


チャールズ・ディケンズの骨董屋

オトーサン、 「ワンコインだけど...」 でも、これまでの経験からすると、 案外、掘り出し物に当たったりするのです。 さて、こいつは、名画なのでしょうか? 原題:The Old Curiosity Shop (1995) (TV) 監督:Kevin Connor 原作:Charles Dickens 脚本:John Goldsmith Genre:Drama Rated PG for mild thematic elements. 上映時間:120分 あらすじ: 世紀末のロンドン。 両親に先立たれた少女ネリーは、 骨董屋を営む祖父と暮らしている。 祖父は、孫娘に財産を残してやりたい一心で、 高利貸しのクウィルプから大金を借りて、 賭博で一文なしになってしまう。 怒ったクウィルプは、骨董屋を押収するだけでなく、 祖父を精神病院に送りこもうとする。 ネリーと祖父は、夜逃げし、田舎をさまよう... 出演者: Sally Walsh ... Nell Trent(ネリー) Peter Ustinov ... Grandfather(祖父) Tom Courtenay ... Daniel Quilp(クウィルプ) オトーサン、 「名優、元気ないな」 探偵ポアロでいい味を出していたピーター・ユスチノフですが... 代わって大活躍したのは、高利貸し役のトム・コートネイ。 PETER USTINOV  ピーター・ユスチノフ 誕生日 1921/4/16-2004/3/28 出身 英ロンドン 父イオナはジャーナリスト、母ナディアは画家。 16歳の時、ロンドン・シアター・スタジオに入り、17歳で初舞台。 「スパルタカス」「トプカピ」でアカデミー助演男優賞を受賞。 「ナイル殺人事件」の私立探偵エルキュール・ポアロ役が有名。 出演作 1944年「最後の突撃」 1951年「極楽ホテル」 1952年「クォ・ヴァディス」 1955年「エジプト人」「俺たちは天使じゃない」      「歴史は女で作られる」 1958年「スパイ」 1960年「スパルタカス」 1961年「サウダウナーズ」「びっくり大将」 1962年「奴隷戦艦」 1964年「トプカピ」 1965年「レディL」 1967年「黒ひげ大旋風」「危険な旅路」 1973年「ロビン・フッド」(声) 1976年「2300年未来への旅」「マタクンベの黄金」 1977年「紫のタクシー」「Oh!外人部隊」 1978年「ナイル殺人事件」 1979年「アシャンティ」「バグダッドの盗賊」 1981年「オリエンタル探偵殺人事件」「マペットの大冒険」 1982年「地中海殺人事件」 1988年「死海殺人事件」 1990年「ドッグ・イン・パラダイス」 1993年「ロレンツォのオイル」 1999年「プロポーズ」 TOM COURTENAY  トム・コートネイ 誕生日 1937/2/25 出身 英ヨークシャー州ハル 出演作 1962年「長距離ランナーの孤独」 1964年「銃殺」 1965年「クロスボー作戦」「キング・ラット」「ドクトル・ジバゴ」 1966年「将軍たちの夜」 1967年「魚が出てきた日」 1968年「殺しのダンディー」 1969年「地獄のかけひき」 1971年「イワン・デニーソヴィチの一日」「雨のパスポート」 1983年「ドレッサー」 1987年「それいけ!レオナルド」「恋する大泥棒」 1999年「ハロルド・スミスに何が起こったか?」 その他の出演者: Alan Barry ... Groves Adam Blackwood ... Dick Swiveller Brian de Salvo ... Debtor Gentleman Christopher Ettridge ... Sampson Brass James Fox ... Single Gentleman Ricci Harnett ... Tom Gloria Hunniford ... Flower Seller Doreen Keogh ... Mrs. George Oliver Maguire ... Stout Gentleman William Mannering ... Kit Nubbles Jean Marlow ... Mrs. Jintwin Hamish McColl ... List Brian McGrath ... Schoolmaster Julia McKenzie ... Mrs. Jarley Bronco McLoughlin ... George Michael Mears ... Skinflete Wesley Murphy ... Tame Constable Daphne Neville ... Mrs. Simmons Helen Norton ... Bessy Cornelia Hayes O'Herlihy ... Mrs. Quilp Stewart Permutt ... Jowl John Rogan ... Warncliffe Alan Shearman ... Short Birdy Sweeney ... Crossing Sweeper Alwyne Taylor ... Mrs. Nubbles Frank Thornton ... Mr. Witherden Timothy Watson ... Fred Trent Anne White ... Sally Brass Martin Wimbush ... Codlin User Rating:7.0/10( 106 votes) IMDb オトーサン、 「名作だ!」 TV映画とは信じられない出来のよさでした。 人物がよく描かれているのに感心しました。 さすが、文豪チャールズ・ディケンズです。 User Reviews Mark Brickerさん New York, NY 1999年11月13日 素晴らしい脚色 このビデオ、間違って借りてしまった。 名作劇場のものと勘違いしたのだ。 最初、クレジットをみてがっかりした。 ディズニー・チャンネルのものだったのだ。 だが、話がはじまって15分後には、 これは、ディケンズの小説の素晴らしい脚色だと分かった。 当時の雰囲気が素晴らしいし、衣装もセットもいい。 演技は第1級だ。 特に、クウィルプ役のトム・コートネイとネリー役のサリー・ウォルシュがいい。 下手な役者にかかれば、下品になっただろう。 サリー・ウォルシュの役は、うんざりしがちだが、 輝くような無邪気さで演じていた。 悪漢のクウィルプも、トム・コートネイ以外が演じたら、 ド派手でやりすぎの喜劇になってしまっただろう。 この映画、19世紀の英国小説の脚色を樂しみたいひとに 高くお勧めしたい。 オトーサン、 「激賞しているな」 philtrau-2さん New Orleans, LA 2000年1月21日 傑出した出来栄え、トム・コートネイが光る ディケンズを愛する読者なら 最高の驚きを味わえるだろう。 ディケンズの言葉を生き生きと細部まで捉える作品は少ない。 この版では、誰もいないセットでも、 派手なセットよりも、多くを表現している。 セットデザインが、演技をより力あるものにしている。 ニュアンスと香りが最高の演技に加わっているのだ。 よだれを垂らさんばかりに聞こえるかもしれないが、 それは、10年に1度の出来栄えだからだ。 出演者は、監督の夢だ。 誰もが、料理へのいいスパイスとなっている。 素晴らしい映画だ。 どの面を取り出して素晴らしいというのは無意味だが、 トム・コートネイがいい。 恐ろしいクウィルプは、悪魔そのもの。 彼を中心に映画が回るのだ。 これまで見たことのないような、実に樂しい悪魔だ。 彼は、最初から最後まで魅力的なクウィルプをつくった。 みんなにお勧めしたい。 ディケンズのフアン、必見だ。


ブロンドと柩の謎

オトーサン、 「へぇ、こんな映画があったんだ」 近所のホームセンターで、ワンコイン。 新聞王ハーストは、名画「市民ケーン」のモデル。 怒り狂って、上映をやめさせようと画策したのです。 この映画、ハリウッドの有名な映画製作者の死を扱っていますが、 マリリン・モンローの死と並ぶ死因不明の事件だそうです。 原題:The Cat's Meow (2001) 監督:Peter Bogdanovich 原作・脚本:Steven Peros Genre:Drama / Mystery Rated PG-13 for sexuality, a scene of violence and brief drug use Country:USA / Germany / UK Language:English Black and White / Color 上映時間:分 あらすじ: 新聞王ハーストと愛人マリオンは、 豪華クルーザーにセレブ集めてパーティを開く。 喜劇王チャップリン、映画製作者インス...。 美しく陽気なマリオンを中心に宴の夜は更けていったが、 一発の銃声が響き渡る... 出演者: Kirsten Dunst ... Marion Davies(マリオン) Edward Herrmann ... W.R. Hearst(ハースト) Eddie Izzard ... Charlie Chaplin(チャップリン) Cary Elwes ... Thomas Ince(インス) オトーサン、 「うーむ」 キルスティン・ダンスト、元気すぎて、イメージがちがいました。 新聞王ハースト役のエドワード・ハーマン、 愛人マリオンの秘部を"バラの蕾"と称えた、 嫉妬深い男を好演していました。 エディ・イザード 、演技に不満はありませんが、 チャップリンとはとても思えません。 KIRSTEN DUNST キルスティン・ダンスト 誕生日 1982/4/30 出身 米ニュージャージー州ポイントプレザント 3才で芸能界入りし、70本以上のCMに出演。 89年「ニューヨーク・ストーリー」で映画デビュー。 94年「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」でゴールデン・グローブ賞ノミネート。 出演作 1989年「ニューヨーク・ストーリー」 1990年「虚栄のかがり火」 1994年「インタビュー・ウイズ・ヴァンパイア」      「若草物語」      「ジム・キャリー IN ハイ・ストラング」 1995年「ジュマンジ」◇ 1996年「マザー・ナイト」 1997年「噂の真相/ワグ・ザ・ドッグ」 1998年「スモール・ソルジャーズ」◇      「ガールズ・ルール!100%おんなのこ主義」 1999年「ヴァージン・スーサイズ」◇      「わたしが美しくなった100の秘密」      「タイム・ラビリンス 時空の扉」      「キルスティン・ダンストの大統領に気をつけろ!」 2000年「クロウ 復讐の翼」「デッド・ヒート・コネクション」 2001年「チアーズ!」◇「クレイジー/ビューティフル」◇      「ブロンドと柩の謎」◇「恋人にしていけない男の愛し方」◇ 2002年「スパイダーマン」◇ 2003年「ケイナ」(声)「モナリザ・スマイル」◇ 2004年「スパイダーマン2」◇[エターナル・サンシャイン」◆      「ウィンブルドン」◇ 2005年「エリザベスタウン」◇ 2006年「マリー・アントワネット」◇ EDWARD HERRMANN  エドワード・ハーマン 誕生日 1943/7/21 出身 米ワシントンD.C. 71年、イタリア映画「LA MORTADELLA」で映画デビュー。 TMでは「ザ・プラクティス〜ボストン弁護士ファイル」にゲスト出演。 出演作 1973年「ペーパー・チェイス」 1974年「華麗なるギャツビー」 1975年「華麗なるヒコーキ野郎」 1976年「我が生涯の大統領/ルーズベルト夫人風雪の60年」 1978年「栄光のホームベース」(TM)「ベッツィ」 1979年「ストリッパー/母の素顔」 1981年「レッズ」「マルサ帝国をぶっとばせ!」 1982年「アニー」 1984年「燃えつきるまで」 1985年「赤い靴をはいた男の子」 1986年「エド・マロー/テレビを変えた男」(TM)「カイロの紫のバラ」 1987年「ロストボーイ」「潮風のいたずら」 1988年「ビッグ・ビジネス」 1989年「ヘイル・アメリカ」(TM) 1991年「スイート・ポイズン」(TM) 1993年「ノルマンディーの黄昏」(TM)       「ボーン・イエスタデイ」       「トラブル・ボックス/恋とスパイと大作戦」(TM) 1994年「リッチー・リッチ」 1995年「モンスター・ファミリー」(TM)「ニクソン」 1996年「心の瞳で〜手さぐりの愛と勇気〜」(TM)       「栄光のスタジアム」(TM) 1997年「パンドラ・クロック/人類滅亡へのフライト」 1999年「アトミック・トレイン」「シシリアン/虐殺の地」 2001年「ダウン」「ダブル・テイク」「ブロンドと柩の謎」 2002年「卒業の朝」 2003年「ディボース・ショウ」 2004年「アビエイター」 EDDIE IZZARD  エディ・イザード 誕生日 1962/2/7 出身 イエメン 父親の赴任先イエメンで生まれる。 ロンドンのコメディクラブで次第に人気を博し、91年タイムアウト賞受賞。 93年と96年に英国コメディ賞トップ・スタンダップ・コメディアン賞受賞。 出演作 1996年「シークレット・エージェント」 1998年「アベンジャーズ」◆「ベルベッド・ゴールドマイン」「ザ・クリミナル」 1999年「ミステリー・メン」 2000年「シャドウ・オブ・ヴァンパイア」◆ 2001年「ブロンドと柩の謎」「エニグマ奪還」 2002年「リベンジャーズ・トラジディ」 2004年「オーシャンズ12」 2006年「ライアンを探せ!」(声) 2007年「オーシャンズ13」 その他の出演者: Joanna Lumley ... Elinor Glyn Jennifer Tilly ... Louella Parsons Claudia Harrison ... Margaret Livingston Victor Slezak ... George Thomas James Laurenson ... Dr. Daniel Goodman Ronan Vibert ... Joseph Willicombe Chiara Schoras ... Celia Claudie Blakley ... Didi Ingrid Lacey ... Jessica Barham John C. Vennema ... Frank Barham Steven Peros ... Elinor's Driver User Rating: 6.4/10( 4,570 votes) IMDb User Rating: 4.6/10 ( 44 votes) Yahoo! オトーサン、 「それなりに面白かったけど」 1920年代の風俗がよく出ていました。 User Reviews Spanner-2さん United States 2002年4月29日 素晴らしい この映画の監督は、世捨て人 ピーター・ボグダノヴィッチだ。 ハリウッドの都市伝説を扱っている。 大立者のウィリアム・ランドルフ・ハースト(エドワード・ハーマン好演)が 映画製作者 トーマス・インスを間違って撃ったという噂があるのだ。 (ケイリー・エルウィズは、トレードマークの作り笑いがいい) チャーリー・チャップリンを殺そうとしていたのだ。 (エディ・イザード好演 ) 彼は、ハーストの愛人マリオン・デイビスに言い寄っていた。 (キルステン・ダンストは、例によって魅惑的だ) 舞台も演技もいい。 1920年代後半のハリウッドの描写がいい。 殺人も、その尻ぬぐいも、よくできている。 ハリウッドの内幕にはやや食傷気味だが、 映画はよくできているし、十分に面白い。 絶対、おすすめする。 評価は、A。 オトーサン、 「同感できないなぁ」 1920年代のテンポは若いひとには、合わないのかも。 bokensdorf さん 2008年10月23日 久しぶりにキルスティン作品でハズレを引いた キルスティン・ダンスト狙いで観た。 つまらない。 話しに起伏がなく、ダラダラしている。 チャップリンがかなり俗物に描かれているが、そんな話し、興味が湧かない。 ハースト(あの新聞王の)が主催した船上パーティですべてが進むのだが、 ハーストには誰も友達がいない、という事も繰り返し描写されるが、 今更そんな話しをされても興味も無い。 「ペーパームーン(1973)」のボグダノビッチ監督作品だが、 ペーパームーンは脚本がアルヴィン・サージェントだからなぁ、 誰が監督しても名作になったと思うが、 この映画は脚本もダラダラ、演出も役者もつまらない 【キルスティン・ダンストは綺麗だが役柄が全然似合っていない】、 久しぶりにキルスティン作品でハズレを引いた。 このスキャンダル(有名らしい)に興味のある人にしか薦められません。 その話ししかないんだもの。


食べて、祈って、恋をして

オトーサン、 「おお、やっと来日したか」 日本嫌いといわれていたジュリア・ロバーツ、 その理由が、この映画を見た後で分かりました。 原題:Eat Pray Love (2010) 監督:Ryan Murphy 原作:Elizabeth Gilbert 脚本:Ryan Murphy/Jennifer Salt Genre:Drama / Romance Rated PG-13 on appeal for brief strong language,       some sexual references and male rear nudity. 上映時間:140分 あらすじ: リズは、ニューヨークのジャーナリスト。 仕事は順調だが、結婚生活はみじめ。 離婚し、全てをリセットしようと決意する。 バリ島、イタリア、インドと自分探しの旅へ。 そして、再訪したバリ島で予期せぬ出逢いが... 出演者: Julia Roberts ... Liz Gilbert(リズ) Javier Bardem ... Felipe(フェリペ) James Franco ... David Piccolo(デイビッド) オトーサン、 「魅力的だな」 ジュリア・ロバーツの豊かな表情にうっとりします。 しかも、数多い衣装もセンスがありました。 相手役の男優たちは、みんなぱっとしませんでした。 ジュリア・フアンのひがめなのでしょうか、 それともつきあっただけなので、手抜きしたのでしょうか? JULIA ROBERTS ジュリア・ロバーツ 誕生日 1967/10/28 出身 米ジョージア州スルミナ 両親は、演技学校を経営。 16才、兄エリック・ロバーツのロケを見学し、女優志願。 88年「ブラッド・レット/復讐の銃弾」で兄と共演し、映画デビュー。 89年「マグノリアの花たち」でアカデミー賞助演女優賞にノミネート、 ゴールデン・グローブ賞助演女優賞を受賞。 90年「プリティ・ウーマン」でアカデミー賞主演女優賞にノミネート。 2000年「エリン・ブロコヴィッチ」で アカデミー賞とゴールデングローブ賞の主演女優賞受賞。 出演作 1988年「ブラッド・レッド/復讐の銃弾」「サティスファクション」      「ミスティック・ピザ」 1989年「マグノリアの花たち」 1990年「愛が壊れるとき」「フラットライナーズ」      「プリティ・ウーマン」◇ 1991年「愛の選択」「フック」 1992年「ザ・プレイヤー」 1993年「ペリカン文書」◇ 1994年「アイ・ラブ・トラブル」「プレタポルテ」 1995年「愛に迷った時」 1996年「ジキル&ハイド」「世界中がアイ・ラブ・ユー」      「マイケル・コリンズ」 1997年「陰謀のセオリー」◇      「ベスト・フレンズ・ウェディング」◇ 1998年「グッドナイト・ムーン」◇ 1999年「ノッティング・ヒルの恋人」◇「プリティ・ブライド」◇ 2000年「エリン・ブロコピッチ」◇ 2001年「ザ・メキシカン」◇「アメリカン・スウィートハート」◇      「オーシャンズ11」◇ 2002年「コンフェッション」◆「フル・フロンタル」◇ 2003年「モナリザ・スマイル」◇ 2004年「オーシャンズ12」◆「クローサー」◇ 2006年「シャーロットのおくりもの」(声) 2007年「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」◆ 2009年「デュプリシティ/スパイは、スパイに嘘をつく」◇ 2010年「食べて、祈って、恋をして」 その他の出演者: I. Gusti Ayu Puspawati ... Nyomo Hadi Subiyanto ... Ketut Liyer Billy Crudup ... Stephen Viola Davis ... Delia Shiraz A. Jay Radcliff ... Andre Mike O'Malley ... Andy Shiraz Gita Reddy ... The Guru Welker White ... Andrea Sherwood Tuva Novotny ... Sofi Luca Argentero ... Giovanni Elena Arvigo ... Maria Andrea Di Stefano ... Giulio Lidia Biondi ... Ruffina Emma Brunetti ... Paola Chiara Brunetti ... Claudia Michael Cumpsty ... Swami Shivananda Richard Jenkins ... Richard from Texas Sophie Thompson ... Corella Rushita Singh ... Tulsi Ritvik Tyagi ... Madhu Micky Dhamejani ... Rijul Christine Hakim ... Wayan Nuriasih Anakia Lapae ... Tutti Arlene Tur ... Armenia David Lyons ... Ian T.J. Power ... Leon User Rating:4.7/10 ( 3,019 votes) IMDb User Rating:7.2/10 ( 58 votes) Yahoo! オトーサン、 「IMDbのスコアは、低いな」 おそらく原作を読んだひとたちが、怒ったのでしょう。 確かに、薄っぺらなダイジェストです。 ジュリアの初訪日の理由も分かりました。 不入りだったので、日本市場を開拓しにきたのです。 User Reviews jpatters-3さん United States 2010年8月15日 退屈 わーお、ずっとジュリア・ロバーツが好きだ。 より成熟した女優への脱皮を期待していた。 良くない。 彼女は、こんなにお粗末な脚本を読んだのだろうか? 「ええ、出演するわ!」と言ったのか? 他の素敵な出演者たちは、 ジュリア・ロバーツがサインしたから、OKしたのだろうか。 この映画の酷い脚本を直せるひとは誰もいなかったのか。 映画は、4章構成。 世界の違う場所で、それぞれ新しい男友達が紹介され、 彼女の機能障害が示される。 2時間で、ストーリーのすべてを紹介し、 登場人物を深く描くのはムリがある。 ひどかった。 登場人物に、何ら共感を抱けなかった。 (フェリペを除く) 自己陶酔そのもの。 語るべきものがないのだ。 金返せ、2時間返せ。 オトーサン、 「バリ島観光のPR映画かもね」 ken9004160さん 2010年9月18日 旅行に行きたくなる なんか、今の境遇に満足できないことは、誰でもあると思います。 ただ、1年も自分探しの旅行に行けるお金があるなんてうらやましい。 この映画を見て旅行に行きたくなりました。 バリ島は、いったことあるので、懐かしかったです。 あと、主人公の感情の変化があまりよくわからなかった。 なんか、結局恋かよっていう思いのあります。 映画が長いのも気になります。 ちよっと飽きちゃいますね。


ロイヤル・セブンティーン

オトーサン、 「コリン・ファース主演か、いいね」 最近では、「マンマ・ミーア!」の陽気なハリー役を 大いに楽しませてもらいました。 原題:What a Girl Wants (2003) 監督:Dennie Gordon 原作:William Douglas-Home 脚本:William Douglas-Home/Jenny Bicks /Elizabeth Chandler Genre:Comedy / Drama / Romance Rated PG for mild language. Country: Langage: 上映時間:105分 あらすじ: ダフネは、17歳の明るいニューヨークッ子。 まだ見ぬ父親に会いにイギリスへ向かう。 爵位を持ち、政治家として活躍する父ヘンリーと 念願の対面を果たすのだが... 出演者: Amanda Bynes ... Daphne Reynolds (ダフネ) Oliver James ... Ian Wallace(イアン) Colin Firth ... Henry Dashwood(ヘンリー) Kelly Preston ... Libby Reynolds(リビー) オトーサン 「いいねぇ、綺麗に撮ってもらえて」 アマンダ・バインズ、そう美人ではありませんが、 若さと明るさが売りです。 父親役のコリン・ファース、 貴族の威厳と元ライダーの剽軽さを見事に表現していました。 ダフネの母親役のケリー・プレストンは、飛び切りの美人。 若すぎて不自然な感じもしますが、まあ、いいでしょう。 AMANDA BYNES  アマンダ・バインズ 誕生日 1986/4/3 出身 米カリフォルニア州 テレビでは「恋するマンハッタン」のホリー役。 出演作 2002年「ビッグ・ライアー」 2003年「ロイヤル・セブンティーン」 2005年「ロボッツ」(声) 2006年「アメリカン・ピーチパイ」 2007年「ヘアスプレー」 COLIN FIRTH  コリン・ファース 誕生日 1960/9/10  出身 英ハンプシャー 弟は俳優のジョナサン・ファース。 チョークファームのドラマセンターで2年間、学び、首席で卒業。 最終学年で「ハムレット」に主演したのが認められ、 舞台「アナザー・カントリー」の再演版で主役に抜擢される。 それがきっかけで映画板「アナザー・カントリー」で主人公の親友役で映画デビュー。 テレビでは95年の「高慢と偏見」のダーシー役で BAFTAのテレビ部門主演男優賞にノミネート。 2001年「ブリジット・ジョーンズの日記」でBAFTA助演男優賞にノミネート。 出演作 1983年「アナザー・カントリー」 1984年「椿姫」(TM) 1985年「ときめきアムステルダム」(TM)「1919」 1986年「アパートメント・ゼロ」 1987年「ひと夏の月」 1989年「恋の掟」 1995年「サークル・オブ・フレンズ」「高慢と偏見」(TM) 1996年「イングリッシュ・ペイシェント」 1997年「シークレット 嵐の夜に」「ぼくのプレミア・ライフ」 1998年「恋に落ちたシェイクスピア」◆ 2001年「ブリジット・ジョーンズの日記」◇ 2002年「真珠の耳飾りの少女」◇ 2003年「ラブ・アクチュアリー」◇「ロイヤル・セブンティーン」◇      「スプリング・ガーデンの恋人」◇ 2004年「ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月」◇      「トラウマ」 2005年「秘密のかけら」◆「ナニー・マクフィーの魔法のステッキ」◆ 2007年「いとしい人」 2008年「マンマ・ミーア!」 その他の出演者: Eileen Atkins ... Jocelyn Dashwood Anna Chancellor ... Glynnis Payne Jonathan Pryce ... Alistair Payne Christina Cole ... Clarissa Payne Sylvia Syms ... Princess Charlotte Soleil McGhee ... Young Daphne Peter Reeves ... Sir John Dashwood James Greene ... Percy Steven Osborne ... Staff Member Mike Toller ... Libby's Band Member Tom Penn ... Libby's Band Member User Rating: 5.7/10( 12,545 votes) IMDb User Rating: 8.5/10( 259 votes) Yahoo! オトーサン、 「実に楽しい映画」 シンデレラー・ストーリーには、尽きせぬ魅力があります。 User Reviews CindyWalさん Midwest 2003年4月15日 魅力的な映画...コリン・ファースが代金だけの映画にしている。 私にとって、この映画は、日々の鬱屈を忘れさせてくれる。 スイートで、魅力的で、出演者が素敵だ。 素晴らしいのは、勿論、コリン・ファースだ。 この映画は、「13歳以下、80歳以上向き」というコメントは、 おかしいのではないか。 みんなが、ダーシーが好きだ。 みんな、 コリン・ファースの映画をもっと見たくなるだろう。 彼は、勿論、ゴージャスだ。 多くの見せ場がある。 彼が電話帳を読むのを見聞きするシーンは、いい。 また見たくなる。 DVDを買うだけのことがある。 彼の婚約者役のAnna Chancellorは、妙だ。 Caroline Bingleyを演じたときと、何ら変わりがない。 彼女は、ダーシーには向かないし、 ダッシュウッド卿には合わない。 多くの人が、この映画の甘さを批判しているが、 私は、ロマンチックなひとなので、結末が好きだ。 入場した時よりも、ずっといい気分で、映画館を後にした。 (「ブリジッド・ジョーンズの日記」 を見終えた時も、そうだった。 そう、もう一度、見たくて仕方がない。 最後のキスシーンは、これまで見たうちで、最高だった。 話が外れて、ごめんなさい) この映画、アカデミー賞はとれないだろうが、 それでも、1時間半を過ごすには、最高だった。 オトーサン、 「同感!」 ロビーJさん 2007年5月24日 アマンダが最高にキュート! アマンダ・バインズ主演の青春ロマ・コメ! 本作はアマンダの魅力がとても詰まった映画だと思います。 彼女のキュートな明るい女の子の姿は 青春映画に欠かせないのではないでしょうか。 話もとても分りやすく夢のような展開ですが、 だからこそ楽しめる作品なのです。 アマンダの母親を演じたケリー・プレストンは相変わらず美しいし、 父親役のコリン・ファースにとってもかなりのハマり役だったと思います。 ロンドンにいる父の元へ行き、 その町で出逢った男の子のオリヴァー・ジェームズと恋に落ちる展開も大好きです! ラストもかなりハッピーに終わるので気軽に見れる青春ストーリーです!


バイオハザード IV アフターライフ

オトーサン、 「評判はいいようだけど」 でも、3D版でなかったせいか、映画館はガラガラ。 原題:Resident Evil: Afterlife (2010) 監督・脚本:Paul W.S. Anderson Genre:Action / Horror / SF / Thriller Rated R for sequences of strong violence and language. Country:UK /Germany / USA Language:English 上映時間:97分 あらすじ: 東京。 アリスは、アンブレラ社の地下施設に潜入する。 東京を後に、クレアたちが待つアラスカへと向かい、 生存者たちの唯一の希望である アルカディア号の手がかりを求めてロサンジェルスへ。 無数のアンデッドに包囲された刑務所に 逃げ遅れた生存者たちがいることを知る。 彼らを脱出させるため、 自ら刑務所の中へと飛び込んでいく... 出演者: Milla Jovovich ... Alice(アリス) Ali Larter ... Claire Redfield(クレア) Wentworth Miller ... Chris Redfield(クリス) Shawn Roberts ... Albert Wesker(アルバート) オトーサン、 「おばさんに、なったなぁ」 ミラ・ジョヴォヴィッチ、第1作からもう8年。 もう美しい肢体をみせることもなく、 35歳にしては、とても老けてみえます。 若さを補うべく起用されたクレアも、 いまいち魅力に欠けています。 MILLA JOVOVICH ミラ・ジョヴォヴィッチ 誕生日 1975/12/17 出身 ウクライナ・キエフ ユーゴスラビア人の医者の父と旧ソ連人の女優の間に生まれた。 幼少期とウクライナとロンドンで過ごし、 5歳の時、一家で南カリフォルニアに移住。 11歳の時「トゥー・ムーン」でデビュー。 2007年、ポール・W・S・アンダーソン監督との間に第一子出産。 出演作 1988年「トゥー・ムーン」 1991年「ブルーラグーン」◇ 1992年「カフス!」「チャーリー」 1997年「フィフス・エレメント」◇ 1998年「ラスト・ゲーム」◆ 1999年「ジャンヌ・ダルク」◇ 2000年「ミリオンダラー・ホテル」◇ 2001年「ズーランダー」◆「めぐり逢う大地」 2002年「バイオハザード」◇「ダミー」◇       「ノー・グッド・シングス」◇「プリティ・イン・ニューヨーク」◇ 2004年「バイオハザードU アポカリプス」◇ 2006年「ウルトラヴァイオレット」◇ 2007年「バイオハザードV」◇ 2010年「バイオハザードW アフターライフ」◇ その他の出演者: Kim Coates ... Bennett Sergio Peris-Mencheta ... Angel Ortiz Spencer Locke ... K-Mart Boris Kodjoe ... Luther West Sienna Guillory ... Jill Valentine Kacey Barnfield ... Crystal Norman Yeung ... Kim Yong Fulvio Cecere ... Wendell Ray Olubowale ... Axeman Christopher Kano ... Sniper #1 Tatsuya Goke ... Sniper #2 User Rating: 6.9/10( 6,895 votes) IMDb User Rating: 6.5/10(   491 votes) Yahoo! オトーサン、 「ま、こんなものかも」 User Reviews Altriousさん United States 2010年9月11日 あなた向きで、私には合わない 私は、この手の映画のフアンではない。 このシリーズは好きで、見続けているが、 映画の水準としては、大したことない。 熱狂的フアンとしては、感心しない。 勿論、熱狂的フアンは、決して喜ばない。 そういうものだ。 ゲームは、徐々に下降気味となっている。 この映画は、本当にひどい。 ウソではない。 第1作は、悪くなかった。 総体的に、よかった。 新しいストーリーがあり、クールだった。 その後、ストーリーをいじりはじめた。 まったくナンセンスだ。 このシリーズを好きなひとは2種類ある。 ゲームと映画が好きなひとで、 ゾンビがあるから、それで十分というひとたちだ。 クールだ。ゾンビがいる、流血がある。 ひどいね。 だが、私は、シリ−ズのフアンである理由は、 深遠なストーリーと人物描写がいいからだ。 だが、この映画には、それが何もない。 ビデオ・ゲームのリメイクであるにせよ、 悪い映画だ。 描き切れていない。 ほんとうのストーリーを見出せなかった。 スローモーションが多過ぎる。 しかも、敵役が出てくるのは、たった2つのシーンだけ。 受け入れ難い。 オトーサン、 「そう、マンネリ化しつつある」 服部弘一郎さん 2010年9月2日 ミラ・ジョヴォヴィッチ主演の人気SFアクションシリーズ第4弾。 全編リアル3Dでアンデッドも飛び出す。 2001年に第1作が公開され、その後は数年ごとに新作が作られている 『バイオハザード』シリーズの最新作。 もう足かけ10年に渡るシリーズになっているわけで、 これはなかなか大変なことだと思う。 原作は同名のゲームだが、僕はゲームと無関係に映画版を楽しんでいる。 主演のミラ・ジョヴォヴィッチがはまり役なのに加え、 ポール・W・S・アンダーソン監督のけれん味たっぷりな演出と絵作りが 物語にマッチしていると思う。 サスペンスと、アクションと、ミステリーと、 ホラー要素とがうまく噛み合っているのだ。 さすがに4作目になるとマンネリ化してくる部分もあるのだが (劇中で何が起きても観客が驚かなくなるから仕方がない)、 今回はそこに最新の3D映像技術を加えて「新しい映像世界」を見せてくれている。 (略 あらすじ紹介) 今回の映画は3D映像の実験という意味合いが大きいようで、 監督やスタッフたちがさまざまな立体的アクションを 映画に盛り込もうとしている意欲が見て取れる。 もちろんこれは観客にとっても、 いろいろな画面が楽しめることを意味しているわけだが、 僕自身は今回の映画に「映像としての楽しさ」は感じても、 物語としての面白さをあまり感じられなかった。 手を抜いているわけではないのだろうが、 作り手の関心が「映像」の方を向いている感じだ。 それはアンダーソン監督が、 本作で1作目以来の監督に復帰したことでも明らかだと思う。 彼はこのシリーズの1作目を監督した後、 製作と脚本だけに専念して自分自身で監督をすることはなかった。 しかし今回映画が3Dになることで、自分で監督をやりたくなったのだ。 今回の『バイオハザード』は次回作として準備が進む 3D版『三銃士』に向けての手慣らしであり、 いわば習作ではないだろうか。 固定客のいるシリーズ映画でなら、多少の実験も許される。 ただしこれは、観客にとって悪いことではない。 この映画は3D版アクションのデモやカタログみたいなもの。 話はそっちのけにして、 とにかく3D映像の面白さを満喫できればそれでいいのだ。


バイオハザード

オトーサン、 「見てなかったっけ?」 題名索引をチェックしてみました。 「バイオハザードU アポカリプス」を見ていただけ。 「バイオハザード IV アフターライフ」が上映されるので、 TVで、このシリーズの特集をやっていました。 原題:Resident Evil (2002) 監督・脚本:Paul W.S. Anderson Genre:Action/ Horror / SF / Thriller Rated R for strong sci-fi/horror violence, language and sexuality/nudity. Country:UK / Germany / France Language:English 上映時間:100分 あらすじ: アンブレラ社は、巨大な地下の施設で バイオ兵器を研究していたが、ウィルスが施設内に漏れてしまった。 そこで、施設は完全に閉鎖される。 内部調査のために送り込まれた特殊部隊は、 入口に倒れ、記憶喪失のアリスを発見する。 一同は、彼女を連れて施設へ侵入するのだが... 出演者: Milla Jovovich ... Alice (アリス) Michelle Rodriguez ... Rain Ocampo (レイン) Eric Mabius ... Matt Addison (マット) James Purefoy ... Spence Parks (スペンス) オトーサン、 「やはり魅力的だね」 人種的なものもあるのでしょうし、 並みの女優さんとは気迫がちがうようにも思えます。 その後、監督の奥さんになるのも、ムベなるかな。 レイン役のミシェル・ロドリゲス、目力のすごいこと。 MILLA JOVOVICH ミラ・ジョヴォヴィッチ 誕生日1975/12/17 出身 ウクライナ・キエフ ユーゴスラビア人の医者の父と旧ソ連人の女優の間に生まれた。 幼少期とウクライナとロンドンで過ごし、 5歳の時、一家で南カリフォルニアに移住。 11歳の時「トゥー・ムーン」でデビュー。 2007年、ポール・W・S・アンダーソン監督との間に第一子出産。 出演作 1988年「トゥー・ムーン」 1991年「ブルーラグーン」◇ 1992年「カフス!」「チャーリー」 1997年「フィフス・エレメント」◇ 1998年「ラスト・ゲーム」◆ 1999年「ジャンヌ・ダルク」◇ 2000年「ミリオンダラー・ホテル」◇ 2001年「ズーランダー」◆「めぐり逢う大地」 2002年「バイオハザード」◇「ダミー」◇      「ノー・グッド・シングス」◇「プリティ・イン・ニューヨーク」◇ 2004年「バイオハザードU アポカリプス」◇ 2006年「ウルトラヴァイオレット」◇ 2007年「バイオハザードV」◇ 2010年「バイオハザードW アフターライフ」◇ その他の出演者: Martin Crewes ... Chad Kaplan Colin Salmon ... One Ryan McCluskey ... Mr. Grey Oscar Pearce ... Mr. Red Indra Ove ... Ms. Black Anna Bolt ... Dr. Green Joseph May ... Dr. Blue Robert Tannion ... Dr. Brown Heike Makatsch ... Dr. Lisa Addison Jaymes Butler ... Clarence the Security Guard Stephen Billington ... Mr. White User Rating: 6.4/10( 67,937 votes) IMDb User Rating: 7.6/10 (  3,753 votes) Yahoo! オトーサン、 「もはや古典となった映画だ!」 User Reviews sgtkingさん United States 2007年10月19日 今のところ最高のゾンビ映画 ゾンビ映画は、過去のものになったように思われる。 確かに、90年代を通じて製作されてはいるが、 ロメロの「ゾンビ」シリーズのような迫力はない。 このコンセプトでは、新しく刺激的なものは、もはやない。 それが命脈を保っている唯一の場所は、ビデオゲームだ。 ゲームを1,2度プレイしたが、映画化するとは想像できなかった。 正直に言って、ゲームが正しく映画化されたケースは少ない。 確かに、「マリオ・ブラザース」映画は、良きにつけ悪きにつけ、 面白かったが、満足できるものではなかったのでは? まぁ、観客にもよるだろうが。 ともかく、この映画のおかげで、ゾンビというジャンルが日の目をみた。 まず、手に汗にぎる出だしだ。 監督・脚本のアンダーソンは、技巧、青照明、スローモーションを駆使して、 眼福を与えてくれた。 電子音もクールだ。 ペースが均等でないのもいい。 全般に、演技もかなりいい。 特殊効果、メイキャップもいい。 少なくとも、2回、怖かった。 セットも、恐ろしかった。 私のお気に入りは、レーザーが照射されるシーンだ。 プロダクション・デザインも面白い。 ただし、ゾンビ映画のフアンは、死体が歩くシーンや 大混乱のシーンには、やや失望するかも。 ゲームのタッチを除けば、 この映画は、他のゾンビ、アクション、SF映画の模倣が多い。 結論。 この現代ゾンビ映画は、新次元を切り開いた。 昔は、化学物質の流出か、 死者を蘇らせるブードゥー教の呪いだった。 だが、これは、未来的なひねりのあるロメロの「ゾンビ」映画だ。 新タイプのゾンビ映画のスタートになのかもしれない。 私の評価は、10点満点で8点。 オトーサン、 「なるほど、そうなのか...博識だなぁ」 服部弘一郎さん 2002年6月26日 人気ゲームの映画版はミラ・ジョヴォヴィッチ主演のアクション映画。 監督は『イベント・ホライゾン』のポール・アンダーソン。 同名の人気TVゲームを、『ソルジャー』のポール・アンダーソン監督が映画化。 ただし映画はゲームの内容をただ実写化したわけではなく、 ゲームに登場する世界がなぜ生み出されたのかを映画化したものなのだそうだ。 このあたりは、ゲームに縁遠い僕にはよくわからない。 ゲームからは舞台となる設定だけを借りて、 登場人物やストーリーは映画のオリジナルになっているらしい。 世界的な製薬会社アンブレラ社が秘密の地下研究施設で作り上げたウィルスが、 何者かによって施設内にばらまかれた。 汚染を察知した施設のメイン・コンピュータは、 直ちに全通路を完全ロックして汚染を研究所外部に漏らさない体勢を作り上げた上で、 施設内すべての人間と生物を水とハロンガスで死滅させてしまう。 アンブレラ社は特殊部隊に施設のロック解除を命じるが……。 この映画のアイデアは主人公を記憶喪失にしたこと。 こうすることで、観客は映画に登場する世界について、 主人公と同じように少しずつ学習していくことになる。 主人公アリスを演じているのは、『フィフス・エレメント』『ジャンヌ・ダルク』のミラ・ジョヴォヴィッチ。 何かとヌードシーンを披露する彼女は、今回も登場シーンからフルヌード。 その後も肝心なところが見えそうで見えず、見えなさそうで じつは丸見えという露出度でアクション全開!  彼女を映画の中の紅一点にするのではなく、 『ガール・ファイト』や『ワイルド・スピード』のミシェル・ロドリゲスとのダブル・ヒロインにしているのもよい。 ただしロドリゲスにはヌードシーンなし。 彼女はアクション専門で、ジョヴォヴィッチはアクションとお色気の両面作戦。 ポール・アンダーソン監督はゲーム映画『モータル・コンバット』が出世作だし、 SF仕立てのお化け屋敷映画『イベント・ホライゾン』という映画も作っている。 今回の『バイオハザード』はこうしたアンダーソン監督の持ち味が十二分に発揮された企画と言えるだろう。 映画の中には過去のいろいろなSFホラー映画からのパクリも多い。 そもそも怪物たちの巣に入り込んだ特殊部隊が命からがら脱出をはかるという話は『エイリアン2』だし、 アンデッドの設定は丸ごとロメロの『ゾンビ』シリーズだし、 人間がレーザーでサイの目に切り刻まれるシーンは『CUBE』だし……と枚挙にいとまがない。 たぶんこのジャンルに詳しい人なら、指折り数えて両手では間に合わないぐらいの アイデア借用例が見つかるのではないだろうか。 ただしこうして借りてきたエピソードがバラバラにならず、ひとつにまとまっているのは、 この映画に明確な世界観があるからだろう。 これは原作にあるものかもしれないが、それをきちんと映画用の絵に仕立て上げた アンダーソン監督の腕前も立派なものだ。 絵空事のストーリーも、地に足のついた絵作りのおかげでリアルに見えてくる。


ステラ

オトーサン、 「これって、リメイクなんだ」 オリジナルは、名監督ヴィダーの手になる泣ける映画ナンバー1。 主演のバーバラ・スタンウィックは、アカデミー賞ノミネート。 こちらは、息子ゴールドウィンが製作者となっています。 親父を上回れるでしょうか? 原題:Stella (1990) 監督:John Erman 原作:Olive Higgins Prouty 脚本:Robert Getchell Genre:Drama 上映時間:109分 あらすじ: ステラはバーテンダー。 インターンのスティーブンにアタックされ、妊娠。 結婚をしようと言ってくれるが、同情からと見抜き、断わって、 娘ジェニーを女手一つで育てる。 だが、年頃になったジェニーのボーイフレンドをめぐって大喧嘩、 ジェニーは、ニューヨークで医者になっている父のもとへ飛んで、 父やその恋人ジャニスの住む上流階級の世界に魅せられる。 ステラは、娘の将来のために、身を引き、 ジェニーをスティーブンとジャニスに引き取ってもらう決意をする。 飲んだくれのエドと暮らしはじめるのだ... 出演者: Bette Midler ... Stella Claire(ステラ) Trini Alvarado ... Jenny Claire(ジェニー) Stephen Collins ... Stephen Dallas(スティーブン) John Goodman ... Ed Munn(エド) Marsha Mason ... Janice Morrison(ジャニス) オトーサン、 「大熱演だ!」 BETTE MIDLER  ベット・ミドラー 誕生日 1945/12/1 出身 米ハワイ州ホノルル 歌手でも女優でも成功した女優。 大学を一年で辞め、アルバイト中に「ハワイ」にエキストラ出演。 そのギャラでニューヨークに行き、オフ・ブロードウェイでデビュー。 「屋根の上のバイオリン弾き」など3年間出演する。 73年にグラミー賞新人賞、75年にトニー賞受賞。 79年主演の歌手ローズを演じた「ローズ」で映画界に進出し、 ゴールデングローブ賞を受賞し、アカデミー主演女優賞にもノミネートされた。 出演作 1966年「ハワイ」 1979年「ローズ」 1982年「ジンクス」 1986年「ビバリーヒルズ・バム」「殺したい女」 1987年「うるさい女たち」 1988年「ビッグ・ビジネス」「オリバー/ニューヨーク子猫ものがたり」       「フォエバーフレンズ」 1990年「ステラ」 1991年「結婚記念日」「フォー・ザ・ボーイズ」 1993年「ホーカス・ポーカス」 1995年「ゲット・ショーティ」 1996年「ファースト・ワイフ・クラブ」 1997年「もう一度アイ・ラブ・ユー」 1999年「イズント・シー・グレート」 2000年「ハート・オブ・ウーマン」「MONA 彼女が殺された理由」 2004年「ステップフォード・ワイフ」 2007年「アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生」「いとしい人」 その他の出演者: Eileen Brennan ... Mrs. Wilkerson Linda Hart ... Debbie Whitman Ben Stiller ... Jim Uptegrove William McNamara ... Pat Robbins John Bell ... Bob Morrison Ashley Peldon ... Jenny (age 3) Alisan Porter ... Jenny (age 8) Kenneth Kimmins ... Security Guard Bob Gerchen ... Bartender User Rating: 5.4/10 ( 1,025 votes) IMDb User Rating: 9.0/10 ( 385 votes) Yahoo! オトーサン、 「何たるスコアの違い!」 ラジー賞ノミネート ・ワースト主演女優賞 ベット・ミドラー ・ワースト主題歌賞 User Reviews Wayne Malinさん United States 2010年2月1日 「ステラ・ダラス」の無意味なリメイク ステラ (ベット・ミドラー)という名の未婚女性が、 裕福な男 (スティーヴン・コリンズ)によって、妊娠させられる。 彼は、義務感から結婚しようと申し出るが、 拒否して、子供を女手ひとつで育てることにする。 幸せに暮らすが、子供のジェニー (トリニ・アルヴァラード)が10代になり、 事態は、次第に悪くなっていく。 「ステラ・ダラス」のサイレント映画(1925)も、音の入った版(1937)も見ている。 いずれも、感動して、泣いてしまった。 今日の基準で見ても、よくできている。 1990年に、このリメイクをつくるというのは、馬鹿なアイディアだ。 ベット・ミドラーは、力のある女優だ。 「フォエバー・フレンズ」の意図せぬ成功が示している。 ストーリ−は、現代版になっているが、お笑いだ。 ベット・ミドラーとトリニ・アルヴァラードがいかにいい演技をしようとも、 この映画、だらだらしていて、最後に退屈してしまう。 スティーヴン・コリンズとマーシャ・メイソン、2人ともいい役者だが、 助演陣としては機能していない。 薄ぺらで、だらけている。 誰が、うまくいくと思ったのだろうか? バーバラ・スタンウィック版(1937)のほうを見たほうがいい。 採点は、10点満点で1点だ。 オトーサン、 「オリジナル、見てみたいなぁ」 見た後、この映画の評価は180度変わるのでしょうか? ママチャンズさん 2006年3月6日 ときどき無性に観たくなる映画 かなり古い映画なのですが、 ときどきビデオを引っ張り出して、無性に観たくなるのです。 まだとぉっても若いベッドミドラーが、 子供に対する愛情だけで生きるシングルマザーを大熱演しています。 泣けます。 もしお子さんのいらっしゃる方なら、まず泣けます。 もし女の子をお持ちのママなら、もう大号泣状態かもしれません。 ネタバレになってしまうので、詳しく書きませんが、 最後のシーン、ベッド・ミドラーママの後ろ姿に、 私は母親というものの真髄を見たような気がします。 母と娘というのは、どこか女同士。 反発もするし、お互いの嫌な面もよく見えてしまったりする。 でも、やっぱり母親は、自分の分身のような娘を常に心配し、 どこまでも愛しぬくし、娘の方も、反発しながらも、やっぱり最後は母親のもとに戻りたい。 そんな母娘のせつない愛情が、あますところなく、叙情的に描かれています。 ときには、思いっきり感動し、思いっきり泣くのも楽しいものです。


悪人

オトーサン、 「話題の映画だ、見ておかなくては」 深津絵里さんが、モントリオール世界映画祭で 最優秀女優賞を受賞したというので、 映画館は老若男女で混んでいました。 原題:悪人 監督:李相日 原作:吉田修一 脚本:吉田修一/李相日 Genre:Drama/Mystery 上映時間:139分 あらすじ: 祐一は、土木作業員、祖母・房江と暮らす。 光代は、紳士服量販店勤めで、退屈な毎日を送っている。 孤独な二人が偶然出会い、刹那的な愛に身を任せる。 だが、祐一には光代に話せぬ秘密があった。 殺人事件の犯人だったのだ... 出演者: 妻夫木聡 ... 清水祐一 深津絵里 ... 馬込光代 岡田将生 ... 増尾圭吾 満島ひかり ... 石橋佳乃 樹木希林 ... 清水房江 柄本明 ... 石橋佳男 オトーサン、 「樹木希林さんに、助演女優賞をあげたい!」 「岡田将生、殺してやりたいほど巧い!」 その他の出演者: 塩見三省 ... 佐野刑事 池内万作 ... 久保刑事 光石研 ... 矢島憲夫 余貴美子 ... 清水依子 井川比佐志 ... 清水勝治 松尾スズキ ... 堤下 山田キヌヲ ... 馬込珠代 韓英恵 ... 谷元沙里 中村絢香 ... 安達眞子 宮崎美子 ... 石橋里子 永山絢斗 ... 鶴田公紀 User Rating: 8.0/10( 318votes) Yahoo! オトーサン、 「 モントリオール世界映画祭受賞 ・最優秀女優賞 深津絵里 User Reviews TOKUSHIさん 2010年9月13日 出会いそれは人生の 少しだけ残酷な賭け事 殺人者と、その家族と、彼を愛した女と、遺族の話。 殺した動機は確かにわからなくもない。 遺族の怒り、哀しみもわかる。 だけど、「出会い系の恋」に賛同できない、共感できない。 だからずっと違和感が残り続けた。 サイトで知り合って、はじめて逢う2人がなぜ惹かれ合い、 愛し合ってしまうのかが理解できない、共感しにくい。 殺人者を愛してしまう女の心もテーマとしては、アリだと思うけれど、 なぜそんなに深く愛してしまうのかが全くわからない、 描き切れてない、というか「出会い系の恋愛」が僕には理解できなくて、 最後まで違和感が残り続けた。 「いわゆるメディアが描く典型的な」大学生役に、岡田将生を持ってきたのは良い。 上手い演技。 満島ひかりは、最近よく出てるけど、なんだか「消費」されてる感がある。 こういう役が多い気がしなくもない。 妻夫木聡、深津絵里は、ブレない演技力。 だけど、なんか納得出来なかった、共感出来なかった。 世間が見る殺人者、 それをそばにいた女から見た殺人者、 出会い系での恋愛でここまで繋がるのか、 そこに納得出来ないから、違和感だった。 僕には合わなかった… 「出会いそれは人生の 少しだけ残酷な賭け事」という ある唄のフレーズが頭に響いた作品だった…。さん オトーサン、 「前田さん。気持ちが入っているなぁ」 前田有一さん 2010年9月7日 真の孤独を知る人におすすめのラブストーリー 尽くす女、と呼ばれる女性がいる。 遠方に住む異性の友人から窮状を知らされると、 いてもたってもいられず送金の準備を始めたり、 明らかに身の立つ可能性のないロックミュージシャンを食わせる事に 生きがいを見出すタイプである。 外部から見れば、どうみても堕ちる一方なのになぜそんな事をするのか。 人を愛するものは、自分をも愛する。 強い自己愛とプライドを持つ女性が本来得るべき幸福を得ていない(と感じる)場合、 激しい孤独に見舞われるが、 そこで自らの存在意義を実感させてくれる「ダメンズ救い」が癒しになるわけだ。 だが、はたして彼女たちは愚か者だろうか。私はそうは思わない。 いつか彼も良くなるはずよと信じて生きる彼女たちの純粋な心は、何よりも美しい。 そもそも、ボランティア女だのNGO女だのと揶揄するような男たちは、 一度でもそういう女性とつきあってみたらいいのだ。 苦労したときに支えてくれる優しさに触れたら、どんなに幸せか。 むろん、この序文は私の単なる個人的願望および妄想の一種であり、 あまりのめりこんで読む必要はない。 さびれた漁村で、肉体労働をするワーキングプアの青年、清水祐一(妻夫木聡)。 唯一の趣味のクルマに乗るとき以外は、親代わりに暮らす祖父母の面倒を見る日々。 未来に希望を見出せぬそんな日常の憂さを晴らすように 出会い系サイトで知り合った女は、しかし目の前で別の金持ち男の車に乗り去って行った。 さて、この主人公はやがて別のメル友(深津絵里)を呼び出し、 強引にホテルに連れ込み、鬱屈した感情をぶつけるようにその体をむさぼる。 そして彼女にある告白をする。自分は人を殺してしまったんだ、と。 ここからが切ない純愛ストーリー「悪人」の本題の始まりである。 彼女は何を思ったか、なんと主人公をつれ、逃避行に出るのである。 出会い系サイトなんぞで出会った初対面の男に抱かれ、 その告白を受け止めて逃げようとする。 この女性の心理に私は強く興味を持った。 彼女は典型的な「尽くす女」だ。 現状に満足しておらず、自分と社会のつながりを感じられず、強い孤独を感じている。 そんな自分が、この男のためなら役に立てる、必要とされている。 その一点、わずかな一点の喜び、幸福感のため、彼女は安定した暮らしも家族も、 人間関係もすべて捨てて、反社会の闇へと身を投じるのだ。 それも即座に決断して。 これほどの孤独、寂しさ、切なさを感じさせる物語があるだろうか。 出会い系サイトという、近寄ったこともない人には 単なる無機質でいかがわしい媒体を持ってきたところがまたうまい。 だがその実態は、おかしな連中に交じり、この映画に出てくるような寂しい人々、 心の優しい女性が大勢さまよっている。 日々、多くのドラマが繰り広げられているわけだ。 このストーリーを突飛と感じたり、非現実的とみるような人にこの映画は向いていない。 そういう人は、まだまだ本当の孤独を知らない幸せな人だ。 ヒロインは、妻夫木聡がイケメンだったからついて行ったわけではもちろんない。 この女性の心を主人公は瞬く間に理解する。 なぜなら彼も、彼女と同じタイプの人間だから。 そしてラスト、いよいよ破滅の時がせまったとき、主人公は恐るべき行動をとる。 これには私も仰天したが、その結果は後日談のような静かなラストシークエンスをみればすべてわかる。 彼は、それを彼女に与えるためにあんなことをしたのだ。 金も力もない男が、愛する女にしてやれる最大のことをした。 これを愛といわずになんというか。 思い出すだけでも、いまだに涙が出てくる。 愛に生きる映画批評家としては、これに低い点数を与えるわけにはいかない。 まして2度の濡れ場では深津絵里のきれいな横ムネまで見られるのだ。 文句などあろうはずがない。 重層構造となった善意と悪意。 それと違法合法がまったく対応しないことに、観客はやるせない思いを感じるだろう。 誰が悪人で、だれが善人なのか。 その答えを簡単に出せないところに、現実世界、そして法治社会の不完全さがある。 その矛盾を受け入れる器用さをもてず、ただただ必死に生きる弱者たちの姿に深く共感できる。 そんな人の目に、本作は見ごたえのある傑作と映るだろう。


恋のミニスカ ウエポン

オトーサン、 「ミニスカ?」 ミニスカートの略と分かりましたが、 近年、略語が多すぎて、戸惑うことがあります。 そもそも、原題のD.E.B.S.も何の略なのか分かりません。 原題:D.E.B.S. (2004) 監督・脚本:Angela Robinson Genre:Action / Comedy / Romance Rated PG-13 for sexual content and language 上映時間:91分 あらすじ: 全米共通テストSATには、 スパイとしての特性を調べるという秘密裡の尺度があり、 成績優秀者は政府の防衛機関D.E.B.S.にリクルートされていた。 女子高生4人、エイミー、マックス、ドミニク、ジャネットは、 美貌の凶悪犯ルーシーを探るよう命じられる。 ルーシーに張りつくが、 レズビアンである彼女にエイミーが惹かれてしまう... 出演者: Jordana Brewster ... Lucy(ルーシー) Sara Foster ... Amy(エイミー) Meagan Good ... Max(マックス) Devon Aoki ... Dominique(ドミニク) Jill Ritchie ... Janet(ジャネット) オトーサン、 「この娘が主役なのかな?」 美貌の凶悪犯ルーシーを演じているのは、 ジョーダナ・ブリュースター。 母親はブラジル、父親はアメリカ人 。 祖父は、名門イェール大学の学長でしたし、 彼女もイェール大学を卒業しているので、 頭もいいのでしょうね。 JORDANA BREWSTER  ジョーダナ・ブリュースター 誕生日 1980/4/26 出身 パナマ共和国パナマ市 昼のドラマ「AS THE WORLD TURNS」で95年から3年間、レギュラー。 98年「パラサイト」で映画デビュー。 「姉のいた夏、いない夏」で主役のフィービー役を好演。 イェール大学入学後、女優を休業し、学業に専念。 2003年に卒業。 出演作 1998年「パラサイト」◇ 2000年「姉のいた夏、いない夏」◇ 2001年「ワイルド・スピード」◆ 2004年「恋のミニスカ ウエポン」 2006年「テキサス・チェーンソー ビギニング」◇ 2009年「ワイルド・スピードMAX」 その他の出演者: Geoff Stults ... Bobby Jimmi Simpson ... Scud Jessica Cauffiel ... Ninotchka Christina Kirk ... Madeleine Holland Taylor ... Ms. Petrie Michael Clarke Duncan ... Mr. Phipps J.B. Ghuman Jr. ... Dustin Scoot McNairy ... Stoner Jean St. James ... Waitress Eric Dearborn ... Eric User Rating: 5.1/10( 6,659 votes) IMDb User Rating: 6.0/10 (   75 votes) Yahoo! オトーサン、 「うーん、4点台と思ったけど」 "チャーリーズ・エンジェル"の出来損ないでは? User Reviews petepascoさん United States 2005年3月26日 笑い、拳銃、セックスアピール この映画は、面白く魅力的な映画だ。 観客の笑顔しか期待していない。 若い美女、拳銃、ひっきりなしのジョーク。 悪くなりうようがない。 ジョーダナ・ブリュースターは、いい仕事をしている。 そのルーシー役は、セクシーで、そそる。 同様に、サラ・フォスター、デヴォン青木、ミーガン・グッドもセクシーで、 見ていて面白い。 ジル・リッチーも素晴らしい。 彼女の関心を引こうとが頑張っている馬鹿役を演じている。 一方、ジミ・シンプソンは、コメディのタイミングがうまく、 溌剌として分かりやすい感じを醸しだしている。 アンジェラ・ロビンソン監督と出演者に乾杯。 力強く、創造的な映画をつくってくれた。 オトーサン、 「女子高生4人組、見るに耐えないの演技だった」 NYYさん 2009年1月23日 無題 ジョーダナ・ブリュースターとサラ・フォスターって人の タイプの異なる(人種も異なる?) 2人の美女を見るためだけに存在してる作品かな。 それ以外のところは、見ててイライライライラ。 かなり辛かった。 ジョーダナが、犯罪者でレズビアン・・・ どーでもいーけど、痩せた? 頬がこけてるのは良いんだけど、二の腕が細すぎるよ。 もっとムチムチしてる方が色っぽくて良かったのに〜。 でも、痩せた分、ポニーテールにした時に、うなじがソソるという 利点があるな。 ん?  サラ・フォスターにフラれたんでオーストラリア大陸を撃沈するって? 是非、次のサッカーの試合までに頼みます。


エネミー・ライン2 -北朝鮮への潜入-

オトーサン、 「面白そうじゃん」 北朝鮮への潜入への潜入ということは、 カメラが北の実情を捉えているはず。 金日成-金正日-ジョンウンへの継承が話題になっているので、 興味深くみました。 原題:Behind Enemy Lines II: Axis of Evil (2006) (V) 監督・脚本:James Dodson Genre:Action / Thriller / War Rated R for violence and lanaguage. 上映時間:96分 あらすじ: ホワイトハウスに、北朝鮮の核ミサイル情報が入る。 放置すれば、NYやワシントンが攻撃対象になる。 統合参謀本部議長ヴァンス将軍は、 陸海空の全軍をあげての先制攻撃を進言する。 韓国大使は、開戦すれば大勢の死傷者が出ると猛反対。 大統領は、犠牲を最小限とすべく基地の破壊作戦を指示し、 ジェームス大尉ら4人の海兵隊員を現地に潜入させることに。 ところがミッション開始直後、撤退指示が出るが、 北朝鮮軍と交戦する羽目になり、ジェームスやキャラハンは 捕虜となり、厳しい拷問を受ける.... 出演者: Nicholas Gonzalez ... Lt. Robert James(ジェームス) Matt Bushell ... MCPO Neil 'Spaz' Callaghan(キャラハン) Bruce McGill ... Gen. Norman T. Vance (将軍ヴァンス) Peter Coyote ... President Adair T. Manning(大統領) Kenneth Choi ... Ambassador Li Sung Park (韓国大使リー・スンパク) オトーサン、 「主人公ジェームスは、無名俳優なんだ」 でも、将軍や大統領役をベテラン陣が脇を固めていました。 BRUCE MCGILL  ブルース・マッギル 誕生日 1950/7/11 出身 米テキサス州 サン・アントニオのウィルシャー小学校の頃に初舞台。 オースティン大学で演技での芸術学士号を取得。 ロード・アイランド州のトリニティ・スクエア・レパートリー・カンパニーのメンバーとなり、 プロデビュー。 77年「HANDLE WITH CARE」で映画デビュー。 78年「アニマル・ハウス」のD−デイ役で注目される。 テレビでは「冒険野郎マクガイバー」のジャック・タルトン役など。 出演作 1978年「アニマル・ハウス」 1981年「キラー・ハンド」 1983年「シルクウッド」「グレゴリオ・コルテス」 1985年「眠れぬ夜のために」 1987年「月の出をまって」 1991年「ラスト・ボーイスカウト」 1992年「いとこのビニー」 1993年「パーフェクト・ワールド」「クリフハンガー」 1994年「ワイルド・メン」(TM)「タイムコップ」 1996年「戦火の勇気」「ローズウッド」 1997年「キャメロット・ガーデンの少女」 1998年「フランダースの犬」◆ 1999年「インサイダー」◆ 2000年「ディープ・コア2000」◆「バガー・ヴァンスの伝説」 2001年「61*」「DENGEKI/電撃」 2002年「トータル・フィアーズ」「愛しのローズマリー」      「ライブ・フロム・バグダッド 湾岸戦争最前線」(TM) 2003年「キューティ・ブロンド ハッピーMAX」「マッチスティック・メン」      「ニューオーリンズ・トライアル」「コラテラル」 2005年「エリサベスタウン」「シンデレラマン」「ダウト」 PETER COYOTE  ピーター・コヨーテ 誕生日 1942/10/10 出身 米ニューヨーク ニュージャージー州で育ち、高校生の頃に政治活動と演劇活動を始める。 14歳の時、ニュージャージー州イングルウッドで大統領選挙運動に参加。 2年後にはニューヨークのネイバーフッド・プレイハウスで演劇を学び始める。 アイオワ州のグリネル・カレッジで英文学の学士号を取った後、 西海岸に移り、サンフランシスコ州立大学で学ぶ。 俳優としての最初はサンフランシスコのアクターズ・ワークショップ。 出演作 1981年「ハイジャック・コネクション/クーパーの仕事」 1982年「ET」「タイムライダー」 1983年「クロスクリーク」「ストレンジャーズ・キス」      「スレイグラウンド」 1984年「ハートブレーカー」 1985年「白と黒のナイフ」「ビリー・ジーンの伝説」 1987年「うるさい女たち」「ア・マン・イン・ラブ」 1988年「ハート・オブ・ミッドナイト」 1991年「殺しのアーティスト」「ねじれた家族」 1992年「赤い航路」 1993年「キカ」 1995年「ムーンライト&バレンチノ」「サイバーテックP.D.」 1996年「アンフォゲッタブル」 1997年「デッドエンド」「カジノ・ジャッカー 大逆転!暴走ベガス」 1998年「スフィア」「ルート9」「パッチ・アダムス」 1999年「ランダム・ハーツ」 2000年「エリン・ブロコヴィッチ」 2001年「ジ・イノベーダー 革新者」 2002年「E.T.20周年アニバーサリー特別版」      「ウォーク・トゥ・リメンバー」「ファム・ファタール」 2003年「ボン・ヴォヤージュ」 2005年「バタリアン4」「バタリアン5」 その他の出演者: Keith David ... MCPO Scott Boytano Denis Arndt ... CIA Director Weylon Armitage Ben Cross ... Cmdr. Tim Mackey April Grace ... Ellie Brilliard Shane Edelman ... Campbell Dunleavy Glenn Morshower ... Admr. Henry D. Wheeler Eyal Podell ... Ens. David Barnes Mykel Shannon Jenkins ... CWO Lawrence Meideros Michael Simpson ... PO2 Corey Schulteiss Joseph Steven Yang ... Cmdr. Hwang User Rating: 4.5/10 ( 2,770 votes) IMDb User Rating: 3.4/10 ( 209 votes) Yahoo! オトーサン、 「何か拍子抜けしたなぁ」 User Reviews Ravi-x さん Canada 2006年10月29日 またもアメリカが世界を救う !! でもそう悪くない ・何も期待せず借りたら、楽しめる。 ・第1作と同じストーリーではないが、男は健在で、単独行動する。 ・お定まりだらけ。 ・北朝鮮を捉えたカメラは、この国は生気なく邪悪と思わせる。  山岳などのイメージは、すばらしいが、目新しいものではない。 ・カメラが揺れすぎる。 その特殊効果のせいで、時々、目がついていけない。 ・お定まりの減速アクション。 ・筋書きは穴だらけだが、それでも楽しめる。  ベースになっているのは、北での2004年の事件だ。  (だから、どうなるか、実にリアル。悪くない) 正直、楽しんだ。 ロケーションは、すばらしい。 それにも拘わらず、カメラの照明が北を生気なく映している。 景色はすばらしいのだが。 10点満点で、5-6点だ。 だが、目新しいものを期待するなかれ。 "enemy line"や"tears of the sun"や、 アメリカが世界を救う映画などをミックスしただけ。 よくあるハリウッドのお定まり。 1995-1996年頃、アメリカが世界を救うという類の映画が、 信じられたが、いまや.... ウソと分かった。 それにも拘わらず、見出しは同じときいている。 オトーサン、 「文句たらたら。でも、見ちゃうんだよね」 ozaworld2001さん 2010年9月1日 アイドルのDVDじゃないんだから・・・ もちろんDVDのジャケットなんてあてにならない。 戦闘機なんて、コクピットシーンのみとかCGとか。 爆発なんてニュース映像とかCG(便利だわぁ〜)とか。 続編と言っても、キャストも監督も違う。 しかし! 僕は観たかった! 会社の後輩も『つまんないですよ』と言ったが、気にしなかった! 前作(今作を続編と言いたくないが)が好きだったから(あなたは好きだから)! そして、北朝鮮だから!! 数々のB級アクションを観てきて、時にだまされ・・・時にだまされ・・・ でも、たまに拾い物があるのが、B級の魅力。 ツンデレなんだな〜(遠い目) どっか広いシーンで撮影しました感、明らかな制作費ダウンも許すけど・・・ なんだよ・・・ 無駄な映像処理・・・ 前回のジョン・ムーアを観ろよ・・・ あの戦闘機シーンのヤバイカット数とか、地雷シーンとか・・・ 見せるトコは見せる!ってのを忘れるな! まあ、金無いから、仕方ないんだけど・・・(これ言ったらお終いだけど) アイドルのDVDかよ〜


ヴェノム 毒蛇男の恐怖

オトーサン、 「うえっ」 題名をみて、なぜ借りたのか、理解に苦しみました。 やがて、思い出しました。 若手俳優ジョナサン・ジャクソンの出演作ということで、 TSUTAYA DISCASで借りたのでした。 原題:Venom (2005) 監督:Jim Gillespie 原作:Flint Dille /John Zuur Platten 脚本:Flint Dille/John Zuur Platten/Brandon Boyce Genre:Thriller / Horror Rated R for strong horror violence/gore, and language. 上映時間:87分 あらすじ: ルイジアナ、真夜中の橋の上。 イーデンとエリックは道端にクルマをとめて、 将来について口喧嘩していた。 通りかった乗用車がトラックに衝突し、 乗用車に乗っていたブードゥー教の呪術師が死にかける。 救出しようとしたトラック運転手レイは、 スーツケースから這い出てきた毒蛇らに襲われ、 乗用車ごと沼に転落死してしまう。 だが、悪霊が憑依したレイは、ゾンビに転生し、 次々と若者たちを殺しはじめる... 出演者: Agnes Bruckner ... Eden Sinclair(イーデン) Jonathan Jackson ... Eric(エリック) Laura Ramsey ... Rachel(レイチェル) D.J. Cotrona ... Sean(ショーン) Rick Cramer ... Ray Sawyer(レイ) オトーサン、 「可哀想になぁ」 いつも思うのですが、ホラー映画に出演している 若い俳優たちのギャラ、正当なのでしょうか? 主役のアグネス・ブルックナーとジョナサン・ジャクソン、 最後の最後まで、ゾンビに追われて気の毒です。 AGNES BRUKNER  アグネス・ブルックナー 誕生日 1985/8/16 出身 米カリフォルニア州 出演作 2001年「グラス・ハウス」◆ 2002年「完全犯罪クラブ」◆ 2005年「ヘイヴン 堕ちた楽園」◆「ヴェノム 毒蛇男の恐怖」 2006年「怨霊の森」◇ JONATHAN JACKSON ジョナサン・ジャクソン 誕生日 1982/5/11 出身 米フロリダ州オーランド 出演作 1993年「フリー・ウィリー」 1994年「僕たちのサマーキャンプ/親の居ぬ間に…」 1999年「ディープ・エンド・オブ・オーシャン」 2002年「インソムニア」「エバーラスティング 時をさまようタック」 その他の出演者: Meagan Good ... Cece Bijou Phillips ... Tammy Method Man ... Deputy Turner Pawel Szajda ... Ricky Davetta Sherwood ... Patty Stacey Travis ... Laura Marcus Lyle Brown ... Terry Parker James Pickens Jr. ... Sheriff Deborah Duke ... Miss Emmie User Rating: 4.6/10( 4,194 votes) IMDb User Rating: 4.3/10( 21 votes) Yahoo! オトーサン、 「もう少し高いスコアでもいいのに」 User Reviews Chris Gavez Canada 2006年1月2日 典型的な弱い者いじめ映画...だが、結構面白い 撃ってみろ... 私は、弱い者いじめ映画に弱い。 だから、こいつは、愉快なホラー映画の小品なのだ。 聞いたこともなかったのだが、 幸いにも、上映前に、レンタル上映館で見ることができた。 そうでもなければ、みることはなかっただろう。 典型的なストーリーだ。 男が殺され、生き返り、ひとびとを殺しはじめる。 だが今回の舞台は、ルイジアナのスワンプだ。 キャンプ・クリスタル・レイクじゃない。 ブードゥー教の味つけがなされているのも、いい。 確かに、ストーリーは、大したことはないし、 アカデミー賞俳優を揃えているわけではないが、 ちょっとしたヒマつぶしには、いい。 ホラー映画フアンにも、いい。 70年代後半から80年代の弱い者いじめ映画が好きなら、 こいつもチェックすべし。 サプライズがあるだろう。 そうでないなら、避けたほうがいい。 オトーサン、 「事情通だね」 ケビン・ウィリアムソンといえば、 ホラー映画の名作「スクリーム」(1996)の監督です。 ASHさん 2008年3月29日 毒蛇 あら、ケビン・ウィリアムソンが 製作に関与しているんじゃありませんか!  なるほど、それで 典型的なティーン・スラッシャーになってるのね、と納得。 タイトルが「ヴェノム」だから、 南部を舞台に毒蛇が大挙して襲ってくる 動物パニックものの一種かと思ったら、 ブードゥー・マジックをテーマにしたホラーなのね。 ティーン・スラッシャーらしくテンポのいい展開と、 そこそこの残酷描写と、健康的なお色気もありと、 盛りだくさんでいいんでない。 なかなか死なない殺人鬼と、お約束もバッチリ。 しかし、毒蛇男に追われ切羽詰った状況ながらも、 「僕も一緒にNYへ行くよ」とイーデンに言うBFのエリック。 実に男子らしくって微笑ましい。 ここら辺のセンスは、脚本には関わっていないが ウィリアムソンのものなんじゃなかろかね。 メソッド・マンがあんな役で登場するとは、考えようによっては贅沢。 レイチェルこと、ローラ・ラムジーに目が行った人は、 「コベナント」もよろしくッ!!


グリズリー

オトーサン、 「灰色熊か。懐かしいなぁ」 子供の頃、シートン動物記に夢中になりました。 なかでも、「灰色熊の伝記」は何度も読みかえしました。 親兄弟を殺されてひとりぼっちになった子熊が、 数多くの苦難を乗り越えて山の王者に成長するのです。 原題:Grizzly (1976) 監督:William Girdler 原作:Andrew Prine 脚本:Harvey Flaxman/David Sheldon Genre:Horror/ Thriller 上映時間:92分 あらすじ: ケリーは、国立公園の管理者だ。 根っからの森林好きで、転職してきた。 訪れた写真家アリソンと恋仲になり、いい日を送っていた。 だが、巨大灰色熊が、突如出現し、キャンパーを襲う。 ケリーは、森林エキスパート、スコットを招き、殺人熊を追う一方で、 所長のキットリッジに公園閉鎖を要求したが、拒否される。 しかも、マスコミに取材を呼びかける始末だ。 人命か利益か、2人は激しく対峙する... 出演者: Christopher George ... Michael Kelly(ケリー) Andrew Prine ... Don Stober( ドン) Richard Jaeckel ... Arthur Scott(スコット) Joan McCall ... Allison Corwin(アリソン) Joe Dorsey ... Charley Kittridge(キトリッジ) オトーサン、 「クリストファー・ジョージ、渋いね」 でも、映画俳優マガジンに経歴が出ていませんでした。 その他の出演者: Charles Kissinger ... Dr. Samuel Hallitt Kermit Echols ... Walter Corwin Tom Arcuragi ... Ranger Tom Vicki Johnson ... Ranger Gail Kathy Rickman ... June Hamilton Mary Ann Hearn ... Margaret Rogers - First Victim Harvey Flaxman ... Reporter Mike Clifford ... Pat David Newton ... Mike User Rating: 4.7/10( 972 votes) IMDb User Rating: 5.0/10 ( 68 votes) Yahoo! オトーサン、 「低いなぁ」 巨大熊がしょぼいからでしょう。 User Reviews monterfamilyさん United States 2005年9月23日 70年代の懐かしいホラー 3年生の時に、映画館でみた。 当時、強い印象を受けた。 熊は、不吉で、恐ろしくて、強かった。 そう、「ジョーズ」のマネだ。'. だが、それなりに機能していた。 いくつかの手に汗にぎるアクション・シーンもあり、 独特の暗澹たるスタイルも効果的だった。 何年も後になって、深夜TVで見たが、楽しめた。 そう、今日の基準でみれば、やや陳腐だが、 私にとっては、記憶の回路を刺激してくれた。 ホラー映画狂にとっては、1970年代の魅力がいい。 だが、それを評価するひとは少ないだろう。 TBSか、他のネットワークで放映すれば、 絶対、また見たい。 オトーサン、 「そう、大分苦労していたね」 体長5mもの灰色熊のはずが、 2mくらいにしか見えないシーンもありました。 ご飯さん 2003年6月9日 本物の熊をでかく見せる苦労 中学生の頃に観た。 「ジョーズ」の大ヒットで亜流映画がたくさん出てきたが、 中学生でゲテモノ映画好きとしてはこんな映画ばっかり観ていたなあ。 ガキで小遣いは少なかったから、 人生を深く考えさせる映画はあまり観ないで こういうのに面白がっていたのだから。 この作品は下の方からカメラを仰いで熊を巨大に見せようとするが、あまり効果が無い。 ロング・ショットにすると熊って思ったよりでかいわけでもないのだ。 もっとも近くで見たら腰を抜かすだろうけど。 ポスターは女性の後ろにでかいグリズリーが襲いかからんとしているのだが、 本編で観るものはあまり大きくない。 でも、ゲテモノ映画の広告ってこういうところも面白いよな。 宣伝と中身が違うじゃないかと、JAROに訴える気はありません


エバーラスティング 時をさまようタック

オトーサン、 「こういう選び方もいいね」 ジョナサン・ジャクソンの出演作を追っていったら、 この素敵な映画に出会いました。 原題:Tuck Everlasting (2002) 監督:Jay Russell 原作:Natalie Babbitt 脚本:Jeffrey Lieber /James V. Hart Genre:Drama / Romance / Family / Fantasy Rated PG for some violence. Country:USA Language:English / French 上映時間:90分 あらすじ: ウィニーは、大金持の地主ロバートの一人娘。 母親のスパルタ教育に不満で、家を飛び出す。 森の中で迷い、ジェシーと出会う。 そこへ現れたジェシーの兄マイルズが血相を変える。 「秘密を知られた!」 彼女をさらって、ひた走る。 着いた先は、タック一家が暮らす森の奥の家だった。 乱暴を詫びるジェシーの母メイ、 タック家の重大な秘密を打ち明ける父アンガス。 善なるひとに囲まれて、ジェシーと恋仲になっていく。 ウィニーの両親は、大がかり山狩りを行うが、 娘の行方は、ようとして分からない。 そこへ所在を知るという黄色い服の男が現れる... 出演者: Alexis Bledel ... Winnie Foster(ウィニー) Jonathan Jackson ... Jesse Tuck(ジェシー) William Hurt ... Angus Tuck(アンガス) Sissy Spacek ... Mae Tuck(メイ) Scott Bairstow ... Miles Tuck(マイルズ) Victor Garber ... Robert Foster(ウィニーの父:ロバート) Amy Irving ... Mother Foster(ウィニーの母親) Ben Kingsley ... Man in the Yellow Suit(黄色い服の男) オトーサン、 「ジョナサン・ジャクソン、得したなざ」 この映画の若い2人の描き方が実に見事です。 ロミオとジュリエットやダフニスとクロエを彷彿とさせるのです。 助演陣は、見事な演技力でした。 黄色い服の男、誰かと思ったらベン・キグスレイ。 「ガンジー」でアカデミー賞をとった名優です。 JONATHAN JACKSON  ジョナサン・ジャクソン 誕生日 1982/5/11 出身 米フロリダ州オーランド 出演作 1993年「フリー・ウィリー」 1994年「僕たちのサマーキャンプ/親の居ぬ間に…」 1999年「ディープ・エンド・オブ・オーシャン」 2002年「インソムニア」「エバーラスティング 時をさまようタック」 その他の出演者: Kosha Engler ... Miles' Wife Richard Pilcher ... Constable Henry Bradley Coryell ... Lead Mill Boy John Badila ... Baker Julia Hart ... Sally Hannaway Naomi Kline ... Beatrice Ruston Kathryn Kelley ... Mrs. Hannaway User Rating: 6.5/10( 6,612 votes)IMDb User Rating: 8.2/10( 51 votes)Yahoo! オトーサン、 「古典映画の味わい!」 User Reviews jwhale9382さん Maryland 2003年10月18日 最高のディズニー・マジック。 まず、こう言おう。 原作を読んでいるし、わが生涯のお気に入りだ。 映画は、かなり原作に忠実だ。 原作からの引用文も正確だ。 おどろいたのは、若干の変更。 例えば、原作では、マイルズはおとなしい男だ。 映画では、極端なほど苦い。 その不死ゆえに起きた悲劇のせいだ。 うまい手直しだ。 出演者はいい。 ウィニーを演じたのは、アレクシス・ブレデル。 Rory on Gilmore Girlsと同じく、 ウィニーは、生真面目だが、面白さを加味しようとしている。 ウィリアム・ハートは、年老いて賢い男の役だ。 アンガス役を好演している。 シシー・スペイセックのメイ役は、すばらしい。 ウィニーに母親のような側面をみせている。 ベン・キグスレイは、黄色い服の男を演じている。 Lex Luthorのような偉大なる悪党だ。. 超能力はないが、その存在感が人間を超えている。 原作では、あいまいな人物で、 最後になるまで、悪党には見えないのだ。 彼は、タック一家を追い、その泉をみつけようとしている。 映画では、黄色い服の男は、悪党として描かれる。 彼が何を欲しているかがよく分かるし、 どうしてタック一家に気ついたかもよく分かる。 ブラボー、ベン・キグスレイ! 最後に... 結末を教えて、失望させないように。 いとこに、結末を話したら、ひどい結末だと言った。 ひどくはないのだ、 その選択をするひとがいるのだ。 すべての年代の人々に、この映画を強く勧める。 オトーサン、 「いい言葉だな」 ---死を恐れるな、無意味な生を恐れよ! この映画の贈る素敵なメッセージでした。 オーウェンさん 2010年5月20日 限りある命を… どう見ても甘いラブストーリーだが、 彼氏のほうの主題が現れたときに、 生きることの意味を大きく問いかけてくる。 反発心旺盛な少女が家出して敷地の森へ。 そこで出会った男の子に惹かれるも、 自分は104歳だの、死なないのなど。 最初は冗談にしていたが、銃弾を食らっても死なない。 いや死ぬことが出来ない。 現世に絶望したときでも、逃げることは出来ず、 辛い今を生き抜かなければならない。 この主張がわずらわしく聞こえないのだ。 だからこそ限りある今を精一杯生きろという。 選択の有無も非常によい。 この逆だったら最後でガクッと崩れてました(笑)


アメリカの片隅で 〜幸せのかたち〜

オトーサン、 「安かったなぁ」 ワンコインの半額でDVDを入手したものです。 でも、これが、儲けもの。 職を失うことがどんなに悲惨なことか、 それを淡々と描いています。 1に雇用、2に雇用、3に雇用と叫ぶ政治家にも、 見てほしい映画です。 原題:Hidden in America (1996) (TV) 監督:Martin Bell 脚本:Peter Silverman/Michael De Guzman Genre:Drama Rated PG-13 for disturbing plot material. 上映時間:93分 あらすじ: ビルは、GMを解雇され、妻に先立たれ、 心機一転、新しい土地で働きはじめる。 だが、ロクな仕事もなく、それもクビになってしまう。 娘のウィラは栄養不足で病気になり、 反抗した息子ビルは学校へ行かなくなる。 窮状を見かねた医師マイケルが援助の手を差し伸べるが、 他人の施しは受けたくないと言って、断ってしまう。 出演者: Beau Bridges ... Bill Januson(ビル) Jena Malone ... Willa(ウィラ) Shelton Dane ... Robbie Januson(ロビー) Bruce Davison ... Dr. Michael Millerton(医師マイケル) オトーサン、 「ボー・ブリッジスが断然いい!」 失業し、男手1つで、子供2人を何とか食わそうと 頑張っている姿に胸が打たれました。 手を差し伸べようとする医師マイケルに、 アメリカの善意を感じとれました。 ジェフ・ブリッジスの兄だというのをはじめて知りました。 そんな関係で、ジェフも端役で出演しています。 BEAU BRIDGES  ボー・ブリッジス 誕生日 1941/12/9 出身 米カリフォルニア州ロサンゼルス 父は俳優ロイド・ブリッジス。弟、ジェフ・ブリッジスも俳優。 48年「赤い子馬」で映画デビュー。  出演作 1948年「赤い子馬」「苦い報酬」 1949年「ザンバ」 1961年「嵐の学園」 1968年「ある戦慄」「愛は心に深く」 1969年「シカゴ・シカゴ」 1970年「真夜中の青春」 1975年「あの空に太陽が」 1976年「ドラゴンフライの幻想」「カリブの嵐」      「パニック・イン・スタジアム」 1978年「ノーマ・レイ」 1981年「フロリダ・ハチャメチャ・ハイウェイ」「気球の8人」 1984年「ホテル・ニューハンプシャー」 1987年「キリング・タイム」      「ダブル・トリック/謎のアリバイを追え」      「ポリス・スクワッド」 1988年「デッド・リミット」「アイアン・トライアングル」 1989年「恋の行方/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」      「サインズ・オブ・ライフ」「スウィート・ロード」 1990年「家族狂想曲」 1991年「マンハッタン・ラブ/女と男のいい関係」 1993年「サイドキックス」 1996年「ザ・エージェント」 1997年「セカンド・インパクト」「ロケットマン」 2006年「シャーロットのおくりもの」 2008年「マックス・ペイン」 BRUCE DAVISON  ブルース・ディヴィソン 誕生日 1946/6/28 出身 米ペンシルバニア州フィラデルフィア ペンシルバニア大学で美術を専攻するが、演劇に興味を持ち、 数本の学生演劇の舞台に立つ。 本格的に舞台俳優を目指し、ニューヨーク大学演劇部に転入する。 68年にリンカーン・センター・レパートリー劇団に参加すると 同時にオーディションに受かり、68年「去年の夏」でデビュー。 代表作はカンヌ映画祭審査委員賞を受賞した主演作「いちご白書」。 出演作 1968年「去年の夏」 1970年「いちご白書」 1971年「ウィラード 1972年「愛と死のエルサレム」「アパッチ」 1974年「メイム」 1984年「クライム・オブ・パッション」 1985年「スパイ・ライク・アス」 1990年「ロングタイム・コンパニオン」 1993年「ショート・カッツ」「私に近い6人の他人」 1997年「クルーシブル」「グレース・オブ・マイ・ハート」      「ゴールデン・ボーイ」 1998年「アット・ファースト・サイト/あなたが見えなくても」 1999年「ポーリー」「シシリアン 虐殺の地」 2000年「X−メン」◆「キング・イズ・アライブ」◆      「クレイジー/ビューティフル」 2002年「ハイ・クライムズ」◆「ジェフリー・ダーマー」 2003年「X−MEN 2」「ニューオーリンズ・トライアル」 その他の出演者: Alice Krige ... Dee Josef Sommer ... Edward Millerton Frances McDormand ... Gus Jeff Bridges ... Vincent Allegra Denton ... Caroline Dan Petronijevic ... Kenny Nick Johne ... Oscar Nicky Guadagni ... Hospital Administrator Liisa Repo-Martell ... Angela Pixie Bigelow ... Marian Millerton James Kidnie ... Mr. Tatum User Rating:6.5/10 249 votes オトーサン、 「時代が生んだ胸を打つ名作!」 万策尽き果てて、ビルが食料配給所へ行くシーンには、 涙が出てきました。 この映画、Yahoo!にも、Gooにも出ていません。 日本の若者たち、ぜひ見てください! User Reviews martin_humbleさん Stockholm, Sweden 2001年12月19日 アメリカのシステムがいかに病んでいるかを描く アメリカの多くのひとに起きたことを描いた素晴らしい映画だ。 だが、ほとんどのひとが、みたがらないだろう。 あるひとは、頭をそむけ、いい仕事だという。 金持ちと貧乏の選択などない。 いくら頑張っても、誰もが成功するわけではない。 この映画はそう言っている。 ストーリーといい演技。 おすすめしたい。 10点満点で5点以上だ。 オトーサン、 「同感!」 Semper Fidelisさん 2001年8月23日 なんて素晴らしい映画だ! 間違いなく、これまでみたうちで最高の映画だ! ボー・ブリッジスとブルース・ディヴィソンは、最高だ。 自信満々だった。 助演陣もいい。 脚本もいい。 マイケルと妻との会話。 「ビルは、援助を好まないんだ」 最高のせりふだった。 考える糧を与えてくれる。 全体に筋書きがいい。 間違いないのは、 これは豊穣で、力強いストーリーだ。 勇気、自己犠牲、友情の物語だ。 絶対に見逃してはいけない! 見る価値以上のものがある!


20世紀少年<第2章> 最後の希望

オトーサン、 「案外面白いね」 TVで第2章をやっていたので、期待してみました。 次々と画面が変わるので、正直ついていけませんでした。 原題:20世紀少年<第2章> 最後の希望(2008) 監督:堤幸彦 原作:浦沢直樹 脚本:長崎尚志/ 渡辺雄介 Genre:Suspence/Drama 上映時間:139分 あらすじ: 西暦2015年。 2000年に起こった「血の大晦日」は、ケンヂたちが行ったものとされ、 それを阻止した“ともだち”は世界の救世主として崇められていた。 ケンヂの姪、カンナは高校生に成長し、 学校で習う「血の大晦日」に憤りを感じていた。 そんなカンナは学校で問題児扱いされ、 「ともだちランド」に送られることに。 それは、社会のルールからはみ出した人間を洗脳する施設だった。 出演者: 豊川悦司... オッチョ 常盤貴子... ユキジ 平愛梨... カンナ 唐沢寿明... ケンヂ オトーサン、 「カンナ役の子がいいね」 動きにキレ味があります。 感情表現に真実味があります。 とくに、寂しそうな表情が魅力的でした。 平 愛梨 たいら あいり 誕生日:1984/12/12 - 出身:兵庫県明石市 両親は、鹿児島県沖永良部島出身。 世田谷区立駒沢中学校、北豊島高等学校(通信制)卒業。 歌手の安室奈美恵に憧れ、毎日放送のオーディション番組『チャンスの殿堂!』に応募 グランプリを受賞し、芸能界デビュー。 2008年、映画『20世紀少年』のヒロインに、3,000人の中からオーディションで抜擢された。 クラシックバレエ、ピアノ、琉球舞踊が得意。 出演作 1999年「ドリームメーカー」 2001年「ダブルス」 2003年「棒たおし!」 2006年「笑う大天使(ミカエル)」 2008年「20世紀少年」 2009年「20世紀少年 第2章 最後の希望」       「20世紀少年 最終章 ぼくらの旗」 その他の出演者: 藤木直人... 蝶野 香川照之... ヨシツネ 石塚英彦... マルオ 宇梶剛士... モンちゃん 小日向文世... ヤマネ 佐々木蔵之介... フクベエ 森山未來... 角田 古田新太... 春波夫 小池栄子... 高須 木南晴夏... 小泉響子 ARATA... 13番 前田健... マライア 荒木宏文... ブリトニー 六平直政... 仁谷神父 佐藤二朗... ホクロの巡査 片瀬那奈... 敷島ミカ 光石研... ヤマさん 西村雅彦... 七龍の店主 石丸謙二郎... 歌舞伎町警察署長 佐々木すみ江... 山根邸の隣人 梅津栄... オデオン座の老人 ユースケ・サンタマリア... サダキヨ 西村和彦... 斉木刑事 手塚とおる... 漫画家・金子 田鍋謙一郎... 漫画家・氏木 甲本雅裕 カンナの担任 田中要次... 東野刑事 はなわ... スクリーン映像の男 サーマート・セーンサンギアム... タイマフィア・チャイポン チェン・チャオロン... 中国マフィア・王 設楽統... 円卓会議のメンバー 日村勇紀... 円卓会議のメンバー フレッド・マックィーン... ブラハルツ事務総長 徳光和夫... 式典の司会 研ナオコ... ジジババ 小松政夫... 珍宝楼の店主・珍 西山潤... ケンジ(子供時代) 松元環季... ユキジ(子供時代) 安西壱哉... マルオ(子供時代) 矢野太一... モンちゃん(子供時代) 山田清貴... ヤン坊・マー坊(子供時代) 上原陸... フクベエ(子供時代) 澤畠流星... オッチョ(子供時代) 小倉史也... ヨシツネ(子供時代) 吉井克斗... ドンキー(子供時代) 森山拓哉... ケロヨン(子供時代) 清水歩輝... コンチ(子供時代) 安彦統賀... ヤマネ(子供時代) 藤原薫... サダキヨ(子供時代) 石橋蓮司... 万丈目胤舟 中村嘉葎雄... 神様 黒木瞳... キリコ User Rating: 6.6/10 ( 5,498 votes) Yahoo! オトーサン、 「正直言って、つまらなかった」 User Reviews 映画は芸術さん 2010年8月29日 子供をだますような見えすいたつくりごと 3作すべて見たけれど、全く面白くない。 ストーリーも演出も子供騙しにしか見えない。 子供騙し……子供をだますような見えすいたつくりごと。(広辞苑) わくわくもしなければドキドキもしない。 原作を読んでいない人も、 この映画が漫画をもとに作られていることは一見してすぐにわかるだろう。 どこまでも漫画的な映画だと私は思う。 漫画なら面白いのだろうなと何となくだが思わないでもない。 ところで、私は当初この作品は映画には向かないと思っていた。 今でもその考えはほとんど変わっていないが、ほんの少し考え方が変わってきたのは、 撮りようによってはこの作品は漫画的ではなく 「映画的な」映画作品として作ることもできたのではないか。 ということだ。 私がこの映画を好きになれないのは、突き詰めればストーリーがどうというよりも、 この作品の描かれ方に対する嫌悪感から来るのではないかと思う。 「血」の描き方一つとっても、あまりに稚拙な描き方で、 この監督は映画を撮っているのではなくて、 実写の漫画を大画面でやっているのだなと本当に嫌になってしまう。 監督がそれを望んで、「あえて」ということで撮っているのなら、それはそれで構わない。 ただ、私はそんなものを映画として認めたくない。 やるなら映画でなくても良かっただろうし、テレビでやった方が、ドラマ化した方が、 よっぽどうまくいったのではないかと思う。 オトーサン、 「確かに、中途半端だよね」 流山の小地蔵さん 2009年4月13日 最終章を見ないと、この作品だけでは何とも1本の作品としては、中途半端でしょうね。 2作目は、3作目に続く橋渡し的な作品。 ともだちが暗殺されるという衝撃的なラストはあるものの、 1作目みたいな大がかりな山場がありません。 物語は、2000年の"血の大みそか"から15年経っていました。 姿を消したケンジの姪カンナは、ユキジの世話を受けながら成長し、 高校生になっていたのです。 いまや日本を支配するほどに勢力を増した教祖"ともだち"の正体を探るため、 カンナはクラスメートの小泉と共に 洗脳施設「ともだちランド」へ向かうという話が軸になっていました。 主人公は、カンナになったものの、 どうも超能力があるらしいと言う前振りめいたところしかなく、 本格的な世を救っていく活躍は自作にお預けのようです。 肝心な“ともだち”は誰かということは、 カンナは少年時代の本人にバーチャルな世界で遭遇し、素顔を見ています。 オロチョも本人とのやりとりで誰だか気づきます。 しかし映像では、あと一息というところで“ともだち”の正体をオブラートに包みました。 これも次回のネタばれになりそうです。 2作目は、刑務所を脱獄したオロチョの活躍がかっこ良かったです。 トヨエツが渋く決めまくります。 堤監督の演出の良さは、役柄が持っている個性を自然にうまく引き出していることです。 見ていてどんな人物なのか性格までよく分かるところが上手いなぁと思います。 トヨエツのショーグンらしさが際立っていましたね。 演出はいいのですが、ストーリーが・・・。 全体にスピード感にこだわったストーリー構成なのだそうですが、 はっきり言って登場人物も多く、この人なんで出ているのか掴めないままに、 どんどんストーリーが進んでいきます。 2作目も前作同様、原作読んでないと訳分かんないシーンが多々ありました。 ところで見ていて、この作品は宗教への偏見を助長させる内容だとつくづく感じました。 そもそもこの映画のアイデアはオウム事件の直後に生まれたそうなのです。 ともだち教団の信者のカルト的仕草と、信者にするための洗脳システム。 “絶交”と言う名の処刑など、 研修に行ったら絶対戻れない「ともだちランド」という遊園地のような施設の存在。 そしてサリン事件を彷彿させる毒物の噴霧などなにから何までオウム事件に酷似しています。 いったい20世紀少年という漫画や映画の目的は何だろうと思います。 地獄のサタンが地上の人間に、宗教というものは人を洗脳し破滅させる恐いものだから 信じるなささやきかけているような気がしてなりません。 さてさて、“ともだち”が暗殺によって死んでしまっては、最終章に繋がりません。 そして復活を成し遂げれば、“ともだち”は神として崇められることでしょう。 預言の書では、救世主は復活し、そのことで世界は滅亡に向かうとされています。 “ともだち”が描く世界支配の野望の深謀遠慮については、ぜひ劇場でご覧ください。  それにしてもそこまでしてよげんの書の実現にこだわる “ともだち”の理由は、第2章でも明かされませんでした。 なお、ラスト恒例の次回への予告映像では、なんとケンジらしい人物が登場しています。 ということで最終章を見ないと、この作品だけでは何とも1本の作品としては、中途半端でしょうね。


20世紀少年

オトーサン、 「 見損なった映画だ」 予告編が実に刺激的なので、記憶に残っていました。 原題:20世紀少年(2008) 20世紀少年 -第1章- 終わりの始まり 監督:堤幸彦 原作:浦沢直樹 脚本:福田靖/ 長崎尚志/ 浦沢直樹/ 渡辺雄介 Genre:Drama/Adventure/ Suspence 上映時間:142分 あらすじ: 大阪万博の前年。 小学生のケンヂは、同級生と原っぱに秘密基地を作った。 秘密の遊び“よげんの書”には、 悪の組織、世界征服、人類滅亡計画、 それを阻止する正義の味方など空想の数々が描かれ、 彼らをワクワクさせるのだった。 出演者: 唐沢寿明 .... ケンヂ 豊川悦司 .... オッチョ 常盤貴子 .... ユキジ 香川照之 .... ヨシツネ 石塚英彦 .... マルオ オトーサン、 「唐沢寿明くんって、なかなかいいね」 その他の出演者: 宇梶剛士 .... モンちゃん 宮迫博之 .... ケロヨン 生瀬勝久 .... ドンキー 小日向文世 .... ヤマネ 佐々木蔵之介 .... フクベエ 佐野史郎 .... ヤン坊・マー坊 森山未來 .... 漫画家・角田 津田寛治 .... 諸星 藤井隆 .... 友民党CMのタレント 山田花子 .... 友民党CMのタレント ARATA .... 田村マサオ 片瀬那奈 .... 敷島ミカ 池脇千鶴 .... アルバイトの店員・エリカ 平愛梨 .... カンナ 鈴木崇大 .... 敷島ゼミの学生 三浦敏和 .... 敷島ゼミの学生 中田敦彦 .... スクーターの若い男 藤森慎吾 .... スクーターの若い男 藤井フミヤ .... ケンヂの同級生 及川光博 .... ロックバンドのボーカル 石井トミコ .... 遠藤チヨ 竹中直人 .... ピエール一文字 光石研 .... ヤマさん 石橋保 .... ケンヂの同級生 徳井優 .... コンビニの本部教職員 入江雅人 .... ケンヂの同級生 竹内都子 .... 市原節子 洞口依子 .... 木戸美津子 遠藤憲一 .... 血まみれの男 布川敏和 .... ケンヂの同級生 ベンガル .... オリコー商会の社長 研ナオコ .... ジジババ 竜雷太 .... チョーさん 吉行和子 .... 諸星の母 西山潤 .... ケンジ(子供時代) 松元環季 .... ユキジ(子供時代) 安西壱哉 .... マルオ(子供時代) 矢野太一 .... モンちゃん(子供時代) 山田清貴 .... ヤン坊・マー坊(子供時代) 上原陸 フクベエ(子供時代) 澤畠流星 .... オッチョ(子供時代) 小倉史也 .... ヨシツネ(子供時代) 吉井克斗 .... ドンキー(子供時代) 森山拓哉 .... ケロヨン(子供時代) 清水歩輝 .... コンチ(子供時代) 田辺修斗 .... ケンジ(中学時代) 石橋蓮司 .... 万丈目胤舟 中村嘉葎雄 .... 神様 黒木瞳 .... キリコ User Rating: 6.7/10( votes) Yahoo! オトーサン、 「案外よかった」 User Reviews naoronさん 2009年2月1日 失敗かな 家族4人でTV観賞。原作既読。 父 途中で風呂。 母 途中で睡眠。 高校生息子 最後まで観賞。 中学生娘 途中離脱。 原作は皆大絶賛でしたが、映画は以上の結果でした。 忠実に再現したようだが無理がある。 山場が無い。 TVで観るとより深みがなく感動もスリルもなかった。 期待していただけに残念。 オトーサン、 「黒美さんはホメているのか」 黒美君彦さん 2008年10月13日 本格科学冒険映画 手塚治虫を意識したタイトルロゴといい、 「本格科学冒険漫画」という呼び方といい、 ずっと原作が気になっていた…のだが、 なぜか現在に至るまで原作未読。 だから逆に新鮮な気持ちで観ることができた。 一部では相当悪評を叩かれているようだが、 私個人は期待以上に面白く観た。 浦沢直樹とは世代が近いせいもあって、 彼の子供時代に抱いた「未来感」はほぼ共通するといっていい。 激動する社会の一方で、科学技術の進歩は大いなる夢を抱かせた。 あの頃、誰もが作った“秘密基地”とは一体何だったのだろう。 「ともだち」は明らかにオウム真理教をイメージさせるのだが、 共通しているのはそこにおける世界観が70年代のアニメや特撮の域から出ていないこと。 荒唐無稽な理想と、生々しい破壊願望が綯い交ぜになった宗教が、 多くの若者を魅了し、そして瓦解した。 その苦い記憶を呼び起こす作品に仕上がっていると思う。 むろんそこは「本格科学冒険映画」、ワクワク感、ドキドキ感も忘れてはいない。 堤幸彦監督は原作の「完コピ」を目指したのだとか。 人気コミックが原作だけに毀誉褒貶、様々な反応があるだろうが、 私個人は序章として面白く観た。 唐沢寿明をはじめとするキャストも違和感はほとんどなし。 映画のシーンを観ていて、 読んだことのない浦沢原作のひとコマが目に浮かんだりしたから、 余程原作を意識したカット割りをしているのだろう。 傑作とまではいえないが、決して悪くない。


わんぱくパディーズ ダイヤ泥棒をやっつけろ!

オトーサン、 「題名は面白そうだけど」 家族向け映画です。それ以下でも以上でもありません。 ワンちゃんが出てきます。 原題:Dog Gone (2008) 監督:Mark Stouffer 脚本:Dennis S. Johnson/Mark Stouffer Genre:Comedy / Family Rated PG for some bullying, rude humor, language, mild threat and action. 上映時間:120分 あらすじ: オーウェンは、発明少年。 犬アレルギーの姉リリーと2人暮らしだ。 ある日、犬が3人の男たちにいじめらていた。 そのブラッキーたちが目を離した隙に、犬を逃がしてやる。 すると、ブラッキーたちは、目の色を変えて、オーウェンを追ってくる... 実は、犬に500万ドルのダイヤを隠していたのだ。 オーウェンは、森の小屋に犬をかくまう... 出演者: Luke Benward ... Owen(オーウェン) Brittany Curran ... Lilly(リリー) French Stewart ... Blackie(ブラッキー) オトーサン、 「子供たちに魅力がないな」 ダイヤ泥棒3人組のコメディも、いまいちムリ筋でした。 その他の出演者: Kelly Perine ... Arty Kevin P. Farley ... Bud Denyse Tontz ... Meagan Todd John Farley ... Dad Kenda Benward ... Mom Cameron Monaghan ... Dexter Alba Jeanne MacConnell ... Elderly Woman Garrett Morris ... Police Chief Bryant Harnetiaux ... Veterinarian Roxy Herbert ... Woman Clerk Maggy Bashaw ... Erin Lashanette Beavers ... Danielle User Rating: 4.5/10 (  213 votes) IMDb User Rating: 4.0/10 ( 8 votes) Yahoo! オトーサン、 「うーん、いまいち」 User Reviews flicker1000さん Los Angeles 2008年4月24日 こいつは、絶対に愉快な家族向け映画だ! サンタバーバラ映画祭でみた。 愉快で気立てのいい家族向け映画で、 子供の頃見たディズニーのコメディを思い出す。 ”The Apple Dumpling Gang”、”No Deposit No Return”、”Pete's Dragon”。 みんな大好きだ! わが子たちも、これらをDVDで見ているが、 この映画は、絶対、劇場に見させてやりたい。 いつ上映されるかはまだ分からない - おそらく夏だろう。 ギャグやドタバタ喜劇が多く、マンガのリスも登場する。 「アルビン/歌うシマリス3兄弟」のフアンを喜ばせるだろう。 ディズニーチャネルのお気に入りのオーウェンと (エンドクレジットで、素敵な歌を歌っている) 愛らしいワンちゃんが、着実にお話しを進めていく。 ケビン・ファーレイは、クリス・ファーレイの弟だが、 家族の伝統を守り、大いに笑わせてくれる。 だが、この映画で目立っているのは、フレンチ・スチュワートだ。 実に陽気な悪漢だ! 子供たちは、絶対がっかりしないだろう。 オトーサン、 「出来そこないの"ホーム・アローン"だね」 シネマライオンさん 2010年8月21日 「ホーム・アローン」+犬 善悪が明白で、子供と犬の仲を描いている作品なので、 子供と観るのに向いている映画と言えるでしょう。 内容は「ホーム・アローン」に近いですが、 それよりもさらに対象年齢が低そうです。 そのため、大人が観ると物足らない感じがするかもしれません。 非常に楽しめた「ビンゴ!」との違いは、ストーリーの面白さだけでなく、 「ビンゴ!」では犬本来の魅力をうまく引き出せていたのに、 この作品ではそれがあまり出来ていなかったからだと思います。 また、吹き替えの多くをワハハ本舗の方々が担当されていました。 正直、持ちネタらしきものちょこちょこ挿んでくるのにはうんざりしました。


がんばれ!ベアーズ ニュー・シーズン

オトーサン、 「リメイクだな」 オリジナルは、ウォルター・マッソー主演で、 彼の飄々とした持ち味が出た名作でした。 30年後のリメイクの出来はいかに? 原題:Bad News Bears (2005) 監督:Richard Linklater 脚本:Bill Lancaster/Glenn Ficarra/John Requa Genre:Comedy/ Family / Sport Rated PG-13 for rude behavior, language throughout,       some sexuality and thematic elements. Country:USA Language:English / Spanish 上映時間:113分 あらすじ: モリスは、元メジャーリーガー。 いまは落ちぶれてアルコール中毒者だ。 弁護士リズが、ベアーズの新任コーチに招く。 だが、ベアーズは、精神面でも技術面でも、最悪のチームだった。 開幕戦で、レイ率いるヤンキースにボロ負けしてしまう。 モリスは、局面を打開するために、娘のアマンダを、 不良のケリーをチームに入れるのだった... 出演者: Billy Bob Thornton ... Morris Buttermaker (モリス・バターメイカー) Greg Kinnear ... Roy Bullock (ロイ・ブロック) Marcia Gay Harden ... Liz Whitewood (リズ・ホワイトウッド) Sammi Kane Kraft ... Amanda Whurlitzer (アマンダ) Jeffrey Davies ... Kelly Leak (ケリー) オトーサン、 「名優だけど...暗いなぁ」 BILLY BOB THORNTON ビリー・ボブ・ソーントン 誕生日 1955/8/4   出身 米アーカンソー州ホット・スプリング 父は高校でスポーツのコーチ。 アーカンソー、テキサス、カリフォルニア州で バンド〈TRES HOMBRES〉のロックシンガー、トラマーとして数年過ごす。 81年、ロサンゼルスに移って演劇教室に通い、下積み生活を送る。 87年「ハンターズ・ブラッド」で映画デビュー。 初監督作「スリング・ブレイド」でアカデミー賞主演男優賞ノミネート。 「シンプル・プラン」ではアカデミー賞とゴールデングローブ賞助演男優賞ノミネート。 2000年5月「狂っちゃいないぜ」で共演したアンジェリーナ・ジョリーと五度目となる結婚をするも、 2003年5月離婚。 出演作 1987年「ハンターズ・ブラッド」      「エリオット・バーンズの帰還」(TM) 1989年「メタルアマゾネス」 1991年「運命の引き金」◇「フォー・ザ・ボーイズ」 1992年「トラブル・バウンド/復讐の銃弾」 1993年「トゥーム・ストーン」「キリング・ボックス」      「ブラッド・イン、ブラッド・アウト」「幸福の条件」 1994年「沈黙の要塞」「カッティング・エッジ」 1995年「デッドマン」「ヘンリエッタに降る雪」 1996年「スリング・ブレイド」「ザ・ウィナー」 1997年「Uターン」 1998年「アルマゲドン」◆      「パーフェクト・カップル」「シンプル・プラン」◆      「ワイルド・スモーカーズ」◆「アラン・スミシー・フィルム」 1999年「狂っちゃいないぜ!」◆「もののけ姫」(声) 2001年「バンディッツ」◇「バーバー」◇「チョコレート」◇ 2003年「ディボース・ショウ」◆ 2004年「アラモ」◇「プライド 栄光への絆」◇ 2005年「がんばれ!ベアーズ ニュー・シーズン」◇      「アイス・ハーヴェスト 氷の収穫」◇ 2006年「恋愛ルーキーズ」 2007年「庭から昇ったロケット雲」◇「Mr.ウッドコック−史上最悪の体育教師−」◇ 2008年「イーグル・アイ」◆ その他の出演者: Ridge Canipe ... Toby Whitewood Brandon Craggs ... Mike Engelberg Timmy Deters ... Tanner Boyle Carlos Estrada ... Miguel Agilar Emmanuel Estrada ... Jose Agilar Troy Gentile ... Matthew Hooper Kenneth 'K.C.' Harris ... Ahmad Abdul Rahim Aman Johal ... Prem Lahiri Tyler Patrick Jones ... Timmy Lupus Jeffrey Tedmori ... Garo Daragabrigadien User Rating: 5.8/10( 8,752 votes) IMDb User Rating: 7.1/10( 87 votes) Yahoo! オトーサン、 「この映画、賛否両論に分かれるようだ」 User Reviews jennruggさん United States 2007年2月13日 どうか、オリジナルだけをみて 私は、ビリー・ボブ・ソーントンのフアンだ。 だが、彼は、ウォルター・マッソーではない。 どの登場人物も平板すぎる。 演技になっていない。 誰にも同情できない。 監督は、優秀なのだから、 彼の監督作品か、ビリー・ボブ・ソーントンの主演作をみたほうがいい。 私見では、この映画をみるのは、お金の無駄遣いだ。 オリジナルを見に行くべし。 後悔しないだろう。 言うことなしだ。 オトーサン、 「前田さんは、賛成派のようだな」 前田有一さん 2005年9月18日 オリジナルの魅力をよく理解した素晴らしいリメーク 少年野球映画の不朽の傑作『がんばれ!ベアーズ』(76年)のリメイク。 (略 あらすじ紹介) いやはや、素晴らしいリメイクである。 オリジナルの魅力をよく理解し、少しだけ新しさを加えた忠実なつくり。 やはり、あれだけ完成度の高い脚本は、そうそう変えられるものではない。 また、変えるべきではない。 しかし、数十年を経て、何も変えていないこのリメイクを まったく古さを感じずに見ることが出来るとは、 モトがいかに完成度の高い物語だったかということでもある。 新旧ともに『がんばれ!ベアーズ』パート1のもっとも奥深いところは、 意外にもこの少年野球映画が、決して「勝利・成功の喜び」や 「チームワーク・友情の大切さ」といったありふれた主題のみを描いているのではないということだ。 無論、そうした要素もあるにはあるが、この作品が他の凡庸なスポ根ドラマと違うのは、 一番言いたい事がそれらとは別の部分にあるという点だ。 それが何かは、素晴らしいラストシーンを見ればわかると思うのであえて書かないが、 この作品をあえて私たち大人(とくに庶民)が見て、強く感動する理由はまさにそこにある。 そして同時に、個を大切にするアメリカらしい雰囲気も素晴らしいと感じられる。 前半は、ベアーズの悪ガキどもの傍若無人なふるまいが最高に楽しい。 とにかくまあ、口の悪いガキどもで、その子供離れした毒の強さには思わず爆笑。 日本のクレヨンしんちゃん程度の毒で、 「憎たらしくて嫌い」という人にはとてもすすめられないが、 本来子供なんてのは毒があるトコが可愛いものだ。 私はこのチームの子供たちの放つジョークのどぎつさが最高に好きである。 後半はオリジナルどおり、コーチの娘であり豪速球投手のアマンダや、 強打者の不良少年ケリーがスカウトされ、ベアーズの快進撃が始まる。 娘のアマンダ役サミー・ケイン・クラフト、ケリー役のジェフリー・デイヴィスは、 役者である前にリトルリーグの経験者であり、そのフォームはじつに美しい。 なんといってもアメリカの野球少年は、 小さいくせに大リーガーと同じ攻撃的なバッティングフォームで構える所がいい。 彼らをはじめ、監督も主演のビリー・ボブ・ソーントンもみな本格的な野球経験者。 当然ながら野球のシーンはまったく不満がない見事な出来映え。 野球映画とはこうでなくてはならない。 この点がまるっきりダメだった日本の『タッチ』の関係者は、ぜひ見習ってほしい。 ビリー・ボブ・ソーントンは、いまこの役を演じられるのはやはり彼しかいないだろうと思わせる名演。 その娘役サミー・ケイン・クラフトは、オリジナルよりは演技力の点で大幅にマイナスではあるが、 決して雰囲気は悪くない。何より投球シーンが本物だ。 まあ、オリジナルでこの役を演じたのは、史上最年少のアカデミー賞受賞者テイタム・オニールだから、 比べるのは酷というものか。 現代の映画らしく、子供がお酒を飲む場面はカットされていたり、 車椅子の少年が追加されたりなどの小変更はあるが、おおむね違和感はなく、まとまりはいい。 ラストシーンがちょいと説明的になっているのが余計だが……。 試合場面に挿入されるビゼーの「カルメン」など、往年のファンの心をくすぐる演出もある。 ちなみに私はこの曲を、ウェイトトレーニングのここ一番の本番セットにおいて、大音量でいつも流す。 トレーニング愛好者にはおすすめのやり方である。 ともあれこれは、予想以上によい出来であった。 オリジナルは文句なしの100点であるから、このリメイクは90点、 そのくらいがまあ、妥当なところだろう。


ネバー・サレンダー 肉弾凶器

オトーサン、 「B級アクション映画か」 馬鹿にしてTV録画でみはじめました。 でも、主人公の肉体美とアクションに惚れ惚れしました。 猛暑炎暑の熱帯夜には、向いているかも。 原題:The Marine (2006) 監督:John Bonito 原作:Michelle Gallagher 脚本:Michelle Gallagher/Alan B. McElroy Genre:Action / Drama / Thriller Rated PG-13 for intense sequences of violent action, sensuality and language. Country:USA Language:English / Arabic 上映時間:92分 あらすじ: ジョンは、元海兵隊員でイラク戦の英雄。 除隊後、故郷で妻のケイトと暮らし、警備員になるが、 ストーカーを相手に大暴れし、クビに。 一方、ロームは、ダイヤモンド強盗団のリーダー。 仲間のひとりモーガンが暴走し、バズーカ砲をパトカーにぶち込む。 逃走中、また暴発した場所に、ジョンと妻のケイトが居合わせ、 ケイトを人質に取られてしまう。 ジョンは、妻を救うために、決死の追跡を試みる。 出演者: John Cena ... John Triton (ジョン) Robert Patrick ... Rome (ローム) Kelly Carlson ... Kate Triton (ケイト) Anthony Ray Parker ... Morgan (モーガン) オトーサン、 「主役ジョン・シナは、無名なんだ」 海外映画俳優マガジンに載っていませんでした。 敵役のロバート・パトリック、憎々しい顔が誰かに似ていました。 そうそう、政権末期の麻生首相でした。 ROBERT PATRICK  ロバート・パトリック 誕生日 1959/11/5 出身 米ジョージア州 5人兄弟の長男として生まれる。 子供の頃は父が銀行家で様々な場所で暮らした。 オハイオ州のボウリング・グリーン・ステイト大学に入学。 フットボール選手として活動するが、俳優志望となり、ロサンゼルスに移る。 86年「アイ・オブ・ザ・イーグル」で映画デビュー。 90年「ダイハード2」のテロリスト役、91年「ターミネーター2」のターミネーター役など悪役で人気となる。 テレビでは2000年から「X−ファイル」でスカリーの新しいパートナー、ジョン・ダジェット役で出演している。 他、2006年から「ザ・ユニット 極秘部隊」のトム・ライアン大佐役など。 活躍度 △→ 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1986年「アイ・オブ・ザ・イーグル」       「未来戦士スレイド」「ザ・フューチャーハンター」 1990年「48時間PART2/帰ってきたふたり」「ダイハード2」 1991年「ターミネーター2」◆ 1992年「ウェインズ・ワールド」「氷の仮面」 1993年「ラスト・アクション・ヒーロー」       「ファイヤー・イン・ザ・スカイ 未知からの生還」       「盗撮/ボディ・ショット」 1994年「ダブル・ドラゴン」       「HONG KONG 1997/ラスト・バトル」 1995年「ボディ・ランゲージ」「超常殺人者」「DECOY/密猟地帯」 1996年「素顔のままで」「精神病棟」◇       「ローズ・ウッド」「アーマゲドン」 1997年「イン・マイ・ライフ」「ダブル・リアクション」       「ラベジャー」「カウンター・フォース」(TM) 1998年「コップランド」「パラサイト」◆「アン・ブッシュ」       「フロム・ダスク・ティル・ドーン2」◇       「エア・リベジャー/撃墜」       「アーク 失われたマヤの財宝」◇ 2000年「すべての美しい馬」◆「トラフィック・オブ・メキシコ」 2001年「スパイキッズ」◆「テキサス・レンジャーズ」◆ 2002年「D−TOX」◆ 2003年「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」◆ 2004年「炎のメモリアル」◆ 2005年「ウォーク・ザ・ライン 君につづく道」◆「スーパークロス」◆       「ELVIS エルヴィス」(TM)◆ 2006年「ファイヤーウォール」◆「父親たちの星条旗」◆ 2007年「テラビシアにかける橋」◆「燃えよ!ピンポン」◆ その他の出演者: Abigail Bianca ... Angela Jerome Ehlers ... Van Buren Manu Bennett ... Bennett Damon Gibson ... Vescera Drew Powell ... Joe Frank Carlopio ... Frank Firass Dirani ... Al Qaeda Leader Remi Broadway ... Marine #1 Steve Harman ... Marine #2 Damien Bryson ... Marine #3 Robert Coleby ... Braun User Rating: 4.5/10 ( 13,084 votes) IMDb User Rating: 6.6/10 ( 122 votes) Yahoo! オトーサン、 「Yahoo!の若いひとには、受けたんだ」 User Reviews CroatianSensation1975さん Canada 2007年2月2日 古臭いが、楽しいひととき! WWE王者ジョン・シナは、WWE映画 「ネバー・サレンダー 肉弾凶器」で俳優デビュー。 批評家たちが何と言おうと、この映画は、そう悪くない! 私は、80年代にのアクション映画を見て好きになった世代だ。 「コマンドー」、「コブラ」、「デッドフォール」、「アクション・ジャクソン/大都会最前線」。 この映画は、決してこうした80年代の安っぽい映画より悪くない。 この映画の魅力もそこにある。 ジョン・シナは、海兵隊員ジョン役。 中近東での活動中に不服従のかどで、除隊となり、 南カリフォルニアの妻のところへ戻る。 兵役から自由になったものの、退屈して警備員に。 まさか、そんな騒ぎを引き起こすとは思っていなかった。 前述のように、これは古き良き80年代のアクション映画の血が流れている。 筋書きは予想がつくが、実に面白い! 日曜日の夜、退屈しのぎに見る映画が 「ロード・オブ・ザ・リング」や「ゴッド・ファーザー」である必要はない。 これは、観客をありえないアクションや爆発で楽しませるのだ。 ジョン・シナは、リングの外では、演技できない。 私見では、彼は、偉大なレスラーでもない。 だから、生硬な演技力に期待したのだ。 それにしても、こんな映画に? いいじゃないの? ヴァン・ダムは、もうアクションできない。 昔の映画は、この映画のように楽しかったが。 全体に、この映画のスコアは、10点満点で5点。. 退屈な雨の午後にいい。 80年代のアクション映画フアンには必見だ。 オトーサン、 「無敵アクション映画か、いいねぇ」 ジーナさん 2008年12月24日 肉弾凶器(笑) 主役の御方・・・プロレスラーというだけあって筋肉が尋常じゃありません。 こういう人が出ている映画・・・久々に観た!って感じです(笑) 細身のアクションスターが流行の今となっては、 このムキムキ加減に懐かしさすら感じますし、、 人間らしい苦悩や逆境を乗り越える系がアクション映画の主流となっている今に 無敵のヒーロー参上ですからねぇ・・・製作者たちも意外な勝負に出ましたよ(爆) 脚本の質はどうあれ、カーアクションや爆破など盛りだくさんなので 一昔前の無敵アクションムービーが好きな方なら満足できるかと思います。 単純明快な上に約90分の作品でテンポ良しですから、 暇な時に観る分には損な感じもしないでしょう。 ただ、笑いのセンスが無い脚本家や監督によるコミカルさはどうにも耐え難い(爆)


僕のボーガス

オトーサン、 「面白い取り合わせだ」 「天使にラブソングを…」のウーピー・ゴールドバーグ、 「シラノ・ド・ベルジュラック」のジェラール・ドパルデュー、 そして 「シックス・センス」の名子役ハーレイ・ジョエル・オスメント。 原題:Bogus (1996) 監督:Norman Jewison 原作:Jeff Rothberg /Francis X. McCarthy 脚本:Alvin Sargent Genre:Comedy | Family | Fantasy Rated PG for thematic elements and some mild language. Country:USA Language:English / French 上映時間:112分 あらすじ: 少年アルバートは、母親を交通事故で亡くし、 母の遺言でハリエットに引き取られる。 二人は、同じ里親に育てられた親友同士だった。 キャリアウーマンのハリエットは、 とまどいながらも、アルバートを引き取る。 だが、アルバートは、なつかない。 空想のフランス人の大男ボーガスを相手に、 ブツブツと呟やき、帰りたいを連発する始末だった... 出演者: Whoopi Goldberg ... Harriet Franklin(ハリエット) Gerard Depardieu ... Bogus(ボーガス) Haley Joel Osment ... Albert Franklin(アルバート) オトーサン、 「確かに、ウーピーが物足りないな」 肝っ玉母さんが似合うのに、妙に悩んだりしています。 新境地開拓は、失敗したようです。 でも、ミュージカル・シーンのダンスは、見事でした。 WHOOPI GOLDBERG  ウーピー・ゴールドバーグ 誕生日 1949/11/13 出身 米ニューヨーク州ニューヨーク市 8才の頃から児童劇団で活動。 74年にサンディエゴ・レパートリー劇団の創設メンバーとなる。 85年「カラー・パープル」で映画デビューし、一躍注目される。 86年「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」に主演するも、 興行的に失敗し、一時低迷を余儀なくされる。 90年「ゴースト/ニューヨークの幻」でアカデミー賞助演女優賞受賞し、再び人気が再燃。 「天使にラブソングを…」もヒットさせた。 出演作 1985年「カラーパープル」 1986年「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」 1987年「バーグラー/危機一髪」「危険な天使」 1988年「ザ・テレフォン」「マイフレンド・クララ」 1990年「ゴースト/ニューヨークの幻」「天使が降りたホームタウン」      「ロング・ウォーク・ホーム」 1991年「ソープディッシュ」 1992年「ザ・プレイヤー」「天使にラブ・ソングを…」「サラフィナ!」 1993年「メイド・イン・アメリカ」「天使にラブ・ソングを2」      「ローデッド・ウェポン1」 1994年「ネーキッド・イン・ニューヨーク」「ライオン・キング」(声)      「THE LITTLE RASCALS」「コリーナ、コリーナ」      「ジェネレーションズ」       「THE PAGEMASTER」(声) 1995年「ボーイズ・オン・ザ・サイド」「ムーンライト&ヴァレンチノ」       「セルロイド・クローゼット」「T−レックス」 1996年「エディー・勝利の天使」「レックス」「チャンス!」       「ゴースト・オブ・ミシシッピー」       「僕のボーガス」 1998年「ステラが恋に落ちて」「アラン・スミシー・フィルム」       「レプリコーン 妖精伝説」(TM) 1999年「ディープ・エンド・オブ・オーシャン」「17歳のカルテ」 2001年「ラットレース」「モンキーボーン」「カモン・ヘブン!」 2002年「ネメシス S.T.X」「デブラ・ウインガーを探して」 2004年「レージング・ストライプス」 2007年「アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生」 GERARD DEPARDIEU  ジェラール・ドパルデュー 誕生日 1948/12/27 出身 仏シャトルー 板金工の父のもと、6人兄弟の3番目として生まれる。 12歳で非行に走り、刑務所に入る。 そこで精神分析医に勧められ、16歳の時にパリの国立民衆劇場で演技を学ぶ。 舞台やテレビの端役を経て、 1965年の短編映画「ビートニクとおしゃれな青年」で映画デビュー。 74年「バルスーズ」でジェラール・フィリップ賞受賞。 80年「終電車」でセザール賞主演男優賞、 82年「ダントン」でアメリカ批評家協会賞、 84年「刑事」でヴェネツィア映画祭主演男優賞、 90年「シラノ・ド・ベルデュラック」でセザール賞とカンヌ映画祭の主演男優賞を受賞。 出演作 1965年「ビートニクとおしゃれな青年」 1971年「水の中の小さな太陽」 1972年「ラ・スクムーン」 1973年「暗黒街のふたり」 1974年「薔薇のスタビスキー」「バルスーズ」「友情」 1975年「ジュ・テーム・モア・ノン・ブリュ」「仮面」      「ハンカチのご用意を」 1976年「1900年」「バロッコ」 1978年「バイバイ・モンキー摩天楼ラプソディ」「護衛犬都市」 1980年「アメリカの伯父さん」 1981年「終電車」「隣の女」 1982年「ダントン」「溝の中の月」 1984年「フォート・サガン」 1985年「シガニー・ウィーバーの大発掘」      「ソフィー・マルソーの刑事物語」 1986年「愛と宿命の泉」「タキシード」 1987年「悪魔の陽の下に」 1988年「カミーユ・クローデル」「夜のめぐり逢い」 1989年「美しすぎて」「お家に帰りたい」「ふたり」      「ヘンリー5世」 1990年「グリーン・カード」「シラノ・ド・ベルジュラック」 1991年「さよならモンベール」「めぐり逢う朝」      「メルシー・ラ・ヴィ」 1992年「1492コロンブス」 1993年「恋人はパパ ひと夏の恋」「ゴダールの決別」      「ジェルミナル」       「フランソワ・トリュホー 盗まれた肖像」 1994年「愛の報酬 シャベール大佐の帰還」       「ザ・マシーン私の中の殺人者」「記憶の扉」 1995年「エリザ」「俺たちは天使だ」「百一夜」 1996年「シークレット・エージェント」「ハムレット」       「僕のボーガス」「ミルドレッド」 1998年「仮面の男」 2000年「宮廷料理人ヴァテール」「102」「ヴィドック」       「レ・ミゼラブル」(TM)「メルシィ!人生」 2001年「CQ」 2002年「シティ・オブ・ゴースト」「ミッション クレオパトラ」「微笑みに出逢う街角」 2003年「ルビー&カンタン」「ボン・ヴォヤージュ」「サイレンス 血の呪」「恍惚」 2004年「あるいは裏切りという名の犬」 2005年「ダニエラという女」 2007年「エディット・ピアフ 愛の讃歌」 2008年「DISCO ディスコ」「バビロン A.D.」 HALEY JOEL OSMENT  ハーレイ・ジョエル・オスメント 誕生日 1988/4/10 出身 米ロサンゼルス 出演作 1994年「フォレスト・ガンプ/一期一会」◆「ミックス★ナッツ/イブに逢えたら」 1995年「ダーク・ボガートの求婚物語」 1996年「僕のボーガス」 1999年「シックス・センス」◇「リメンバー・エイプリル」◇ 2000年「ペイフォワード 可能の王国」◇ 2001年「A.I.」◇「ぼくの神様」◇ 2002年「カントリー・ベアーズ」(声) 2003年「ウォルター少年と、夏の休日」 その他の出演者: Andrea Martin ... Penny Nancy Travis ... Lorraine Franklin Denis Mercier ... Monsieur Antoine Ute Lemper ... Babette Sheryl Lee Ralph ... Ruth Clark Barbara Hamilton ... Mrs. Partridge Al Waxman ... School Principal Elizabeth Harpur ... Ellen Fiona Reid ... School Teacher Kevin Jackson ... Bob Morrison Richard Portnow ... M. Clay Thrasher Mo Gaffney ... Travellers Aide - New Jersey User Rating: 4.8/10 ( 2,729 votes) IMDb User Rating: 6.2/10 ( 77 votes) Yahoo! オトーサン、 「 IMDb、やけに低評価だな」 ラジー賞ノミネート ・ワースト主演女優賞 ウーピー・ゴールドバーグ User Reviews Psyche-8さん Milton Keynes, UK 2001年4月13日 面白い(C'est tres amusant)! 何て甘い映画だ! 子供に戻りたくなる。 もう1度、7歳に戻りたい。 ジェラール・ドパルデュー演じるボーガスが ウチに来てくれるなら、大歓迎だ! 彼はすばらしい。 彼と子供の関係は、いたづらに感傷的でなく、感動的だ。 子供の欲するものを与える。 温かみと友情こそが、すべてなのだ。 涙し、次に、くつくつ笑ってしまった! 私見では、子供だけでなく、大人にも面白いのではないか。 大人にも、想像力が人生に必要だということを思い出させてくれる。 この映画は、「フィービー・ケイツの 私の彼は問題児(ドドンパ)」を想起させる。 成人女性が、危機にあって、想像上の友人によって慰められるというものだ。 だが、この映画は、それよりもずっといい。 心も頭も固くなった大人たちよ、目覚めよ! この映画は、子供を抱きしめる気にさせてくれるだろう! オトーサン、 「賛成!」 ロビーJさん 2007年8月23日 私もボーガスに逢いたい! ジェラール・ドパルデューとウーピー・ゴールドバーグが共演しているという時点で 見たくなり、中古ビデオを買って鑑賞した作品です。 私はかなり好きな映画です。 ストーリーがとても素敵だと思うし、 子役時代のハーレイ・ジョエル・オスメントも可愛いく演技も本当に上手いです。 ファンタジーとして十分楽しめ、 私もドパルデューが演じた最高の友達ボーガスに出逢いたいなと思っちゃいました! ウーピーは相変わらず元気でカッコよくて本当に素敵! もう『ゴースト』の時ように目に見えない存在に遭遇した時の表情なども最高でした! そして何より嬉しかったのは『ジンジャーとフレッド』のワンシーンがテレビに映ったり、 ウーピーとドパルデューが夢の世界で美しく舞う場面があるなど ミュージカル的なシーンも少しあったことです。 しかも2人が踊る時に流れた曲は1953年の『バンド・ワゴン』で フレッド・アステアとシド・チャリシーが美しく踊っていた♪「Dancing in the Dark」だし、 もう一曲も映画『ジンジャーとフレッド』で マルチェロ・マストロヤンニとジュリエッタ・マシーナが踊っていた時の曲なので、 私のようなコテコテの映画ファンには堪らない選曲です! オスメントの手品も上手かったし、本作のメッセージも素晴らしいです。 なので是非たくさんの方に見ていただきたい作品でもあります。


名犬ラッシー

オトーサン、 「なつかしいなぁ」 前に見たことがあります。 でも、この名作、何度もリメイクされているのです。 原題:Lassie (2005) 監督:Charles Sturridge 原作:Eric Knight 脚本:Charles Sturridge Genre:Adventure / Comedy / Drama / Family Rated PG for some mild violent content and language. Country:USA / France / Ireland / UK Language:English 上映時間:100分 あらすじ: 英国ヨークシャーの炭鉱町。 少年ジョーの愛犬は、ラッシー。 毎日、校門でジョーを出迎えにくる。 だが、ジョーの父親サムの炭鉱が閉鎖し、 生活に困った両親は、ラッシーを公爵に売ってしまう。 ラッシーは、何度も脱走しては戻ってくる。 だが、やがてラッシーは遠いスコットランドの城へと... 出演者: Peter O'Toole ... The Duke (公爵) Hester Odgers ... Cilla (シーラ) Jonathan Mason ... Joe Carraclough (ジョー) Samantha Morton ... Sarah Carraclough (サラ) John Lynch ... Sam Carraclough (サム) オトーサン、 「さすが、老優、威厳があるなぁ」 PETER O'TOOLE  ピーター・オトゥール 誕生日 1932/8/2 出身 アイルランド・コネマーラ 「海賊船」で映画デビュー。 アカデミー賞主演男優賞には7度ノミネート。 62年「アラビアのロレンス」でBAFTA主演男優賞受賞。 64年「ベケット」、68年「冬のライオン」、69年「チップス先生さようなら」で ゴールデングローブ賞主演男優賞受賞。 出演作 1959年「海賊船」 1960年「バレン」 1962年「アラビアのロレンス」 1963年「ベケット」 1965年「ロード・ジム」「何かいいことないか子猫チャン」 1966年「天地創造」「おしゃれ泥棒」 1967年「将軍たちの夜」「007/カジノ・ロワイヤル」 1968年「キャサリン大帝」「冬のライオン」 1969年「チップス先生さようなら」 1971年「マーフィの戦い」 1972年「ラ・マンチャの男」 1975年「ローズ・バッド」 1978年「パワープレイ」 1979年「スタントマン」「ズールー戦争/野望の大陸」 1980年「カリギュラ」 1984年「スーパーガール」 1985年「クリエイター」 1986年「クラブ・パラダイス」 1987年「ラスト・エンペラー」 1988年「プランケット城への招待状」 1989年「ムーンリットナイト」 1991年「ラルフ一世はアメリカン」 1997年「フェアリーテイル」 1998年「ファントム」 1999年「ヴァージン・ブレイド」(TM) 2002年「ファイナル・ステージ」 2003年「トロイ」「ローマン・エンパイア」(TM) 2005年「名犬ラッシー」 2006年「ヴィーナス」 その他の出演者: Peter Dinklage ... Rowlie Gerry O'Brien ... Watson Steve Pemberton ... Hynes Eamonn Hunt ... Alf Patterson Edward Fox ... Hulton Jim Roche ... Miner John Standing ... French Gregor Fisher ... Mapes Brian Pettifer ... O'Donnell Paul Meade ... Policeman Jamie Lee ... Tom Robert Hardy ... Judge Murray Jemma Redgrave ... Daisy Nicholas Lyndhurst ... Buckle Terence Orr ... Butler Alec Heggie ... Truck Driver Finlay Welsh ... Scottish Policeman Gabrielle Lloyd ... Miss Branson Susie Lambe ... Martha Ken Drury ... Campbell May Veale Smith ... Mother Samantha McShane ... Nell Robert Carr ... McBane Angela Thorne ... Dr. Gull Christine Ozanne ... Matron Kelly Macdonald ... Jeanie Dermot Ward ... Court Usher Alan Stanford ... Defence Barrister David Parnell ... Sergeant of the Court Celyn Jones ... Snickers Peter Halliday ... Vicar Peter Wight ... Dr. Jarrett Ian Mercer ... Yorkshire Policeman User Rating: 6.8/10( 1,335 votes) IMDb User Rating: 8.2/10(   134 votes) Yahoo! オトーサン、 「ラッシーがスコアを上げているね」 User Reviews c-v-mackさん United Kingdom 2005年12月24日 家族みんなで楽しめるすばらしい映画。 家族向け映画をみると、さわやかな気になる。 ストーリーを語るのに、特殊効果に依存していない。 映画づくりに必要なのは、 素晴らしい演技力、美しい撮影、そして勿論ラブストーリーだ。 心がこもっていて、 家族みんなが楽しむことができる映画だ。 厳しい時期を迎えた少年と両親は、愛犬を売らざるをえなくなる。 犬は、数百マイルもの彼方に連れ去られる。 だが、愛犬への愛は、萎えることはない。 犬も、持ち主を愛している。 だから、逃げ出し、はるかな家路をたどるのだ。 最近、大作映画をみたが、この映画には敵わない。 低予算でつくられているが、 この映画は、心の奥底に訴えかけてくる。 オトーサン、 「スコットランドの自然は、素晴らしいなぁ」 行ってみたくなりました。 ジーナさん 2008年8月24日 キレイすぎるが・・・ 自然の中を走り抜けるラッシーの姿と共に その自然を堪能できるので爽快な気分に浸れます。 出来れば、もっとラッシーの過酷な旅が伝わってくるような リアルさがあった方が感動的に仕上がったと思います。 まぁ、こういう遊び心のあるテイストの方が気楽に観れますが・・・。 旅芸人のおじさんと飼い犬の関係は良かったです。 ちょっとウルッときましたね。 主人公を演じた、か弱そうな少年も花は無いけどマッチしていたし、 ピーター・オトゥールもイイ味(役まわり)出してました。 子供&犬の映画のわりにアッサリした印象を受けましたが、 癒し効果のある作品だと思いますので 疲れている時などにご鑑賞下さい。 ラッシーの表情も含めた名演には文句なし。 毛並みの美しさ、上品な佇まいは一見の価値アリです。


パンと恋と夢

オトーサン、 「安い!こんなのはじめて」 なんと250円(税込み268円)で売っていました。 こんな名画が投げ売りとは... 原題:Bread, Love and Dreams (1953) 監督:Luigi Comencini 原作・脚本:Luigi Comencini/Ettore Maria Margadonna Genre:Comedy / Romance Black and White Country:Italy Language:Italian 上映時間:90分 あらすじ: 南イタリアの小さな村。 赴任してきた警察署長アントニオは、独身。 助産婦のアナレーラと意気統合し、言い寄る。 一方、お転婆娘のマリアにも心を惹かれる。 大喧嘩したマリアを一晩留置する羽目になるが、 彼女に言われて、ロバの世話をしに彼女の家に行く。 その際、部屋をのぞき、破れた衣服の代金にと、 高額紙幣を衣服のポケットに忍びこますのだが... 出演者: Vittorio De Sica ... Il maresciallo Antonio Carotenuto(アントニオ) Gina Lollobrigida ... Maria De Ritis, detta 'La Bersagliera'(マリア) Marisa Merlini ... Annarella Mirziano, la levatrice(アナレーラ) Roberto Risso ... Il carabiniere Pietro Stelluti(ステルーティ) オトーサン、 「ジーナ・ロロブリジダ、いいねぇ」 もっと豊満な女性をイメージしていましたが、 若い頃のジーナの色っぽいこと! 男なら誰でも、惚れてしまうでしょう。 その他の出演者: Virgilio Riento ... Don Emidio, il parroco Tina Pica ... Caramella, la domestica Maria-Pia Casilio ... Paoletta, la nipote del prete Memmo Carotenuto ... Il carabiniere Sirio Baiocchi Vittoria Crispo ... Maria Antonia De Ritis, madre de la 'Bersagliera' Guglielmo Barnabo ... Don Concezio, il sindaco Gigi Reder ... Ricuccio Fausto Guerzoni ... L'uomo col cannocchiale Nino Vingelli ... Don Vincenzino, il venditore ambulante Attilio Torelli ... Rumbumbu, il negoziante di generi alimentari Checco Rissone ... Il barbiere User Rating:7.0/10 ( 358 votes) IMDb User Rating:8.0/10 ( 9 votes) Yahoo! オトーサン、 「間違いなく名画!} アカデミー賞ノミネート ・原案賞 ベルリン国際映画祭受賞 ・■ 銀熊賞 ルイジ・コメンチーニ User Reviews Gerald A. DeLucaさん United States 2001年9月2日 誇大宣伝 イタリアの女優ジーナ・ロロブリジダは、 それまで端役だったが、この1953年の大作によって 一躍国際的な名声を得た。 この田舎者喜劇がヒットしたので、 1年後に「パンと恋と嫉妬」が誕生することになる。 「パンと恋と夢」では、ジーナは、お転婆娘マリアを演じる。 ("Pizzicarella la Bersagliera"or "Frisky") 彼女は、南イタリアの元気な田舎娘だ。 映画が進んでいくと、 彼女は、新任の警察署長に後を追いかけられる。 みだらで、好色な女あさりをビットリオ・デシーカが 好演するのを見るのは、実に樂しい。 同じ頃、ジーナは、北イタリアからやってきた 若い警官ステルッティに惚れてしまう。 好色さは、さらに続く。 これは、見事な演技力をもった役者たちによる 現代の"commedia dell'arte"だ。 出演者には、マリサ・メルリーニがいて、 彼女の助産婦もなかなか色っぽい。 端役だが、女優ティナ・ピカがユニークですばらしい。 ルイジ・コメンチーニは、この2作を監督し、 引き続き3作目「殿方殺し」を手がけることになる。 同じ出演者で、これも実に樂しい。 オトーサン、 「丁寧で愉快なコメント万歳!」 TNOさん 2009年11月3日 イタリアの田舎万歳 イタリアの田舎町で起きる騒動や恋愛の物語。 最後は目出度し目出度しで終わる。 俳優として出演のビットリオ・デシーカ扮する 警察署長が赴任するところから始まり、 何故かいい年なのに独身でお隣の若い産婆さんに惹かれてしまう。 警察署の唯一の若手は、大人しく、 ジーナ・ロロブリジーダ扮するお転婆貧乏娘の色目に、 自分の意思を告白したいのだができないでいる。 この二組の男女の恋を軸に物語りが進む。 村の老人が常に村人の動向を望遠鏡で監視しており、 その情報が村中に口コミで配信される。 小鳥や500リラ札や移動衣料品店、祭りといった 小道具大道具をうまく使っている。 デシーカは、監督もするが、俳優としての経験も豊富だ。 この男は、日本における一般的なイタリア男のイメージそのままに、 楽天的で移り気な所長を演じている。 ロロブリジーダは、鉄火娘を活き活きと演じており、 こういう役が似合っているように思う。 無口な若い警官の前では、おしとやかになるところも可愛い。 高利貸し兼地主が登場するが、村人全てから嫌われており、 「くたばれ、くたばれ」とおまじないをかけられているのも、おかしい。 口が悪いが、情報通の家政婦も面白い。 所謂よそ者が、こういう村社会に溶け込む難しさも滲ませており、奥が深い。 ルイジ・コメンチーニ監督は、あなどれない。


さらば恋の日

オトーサン、 「デフレだねぇ」 DVDソフトが、ワンコインの半値! しかも、イタリアが誇るジーナ・ロロブリジーダが 拝めるのです。 原題:Un bellissimo novembre (1969) 監督:Mauro Bolognini 原作:Ercole Patti 脚本:Lucia Drudi Demby/Antonio Altoviti/Attilio Riccio Genre:Drama Country:Italy/France Language:Italian 上映時間:93分 あらすじ: シシリー島で親戚一同が集まる。 17歳のニーノは、美しい叔母チェッティーナに恋する。 言い寄るなかで、くるめくような性体験も... だが、ニーノは、彼女が奔放なのを知る。 夫の出資者であるササとも情事を重ねているのだ。 激しい怒りとともに、青春の日が終わりを告げる... 出演者: Paolo Turco ... Nino(ニーノ) Gina Lollobrigida ... Cettina(チェッティーナ) Andre Lawrence ... Sasa(ササ) オトーサン、 「美人だね、愛敬もあるし...」 17歳のニーノが夢中になるのも分かるような気がします。 GINA LOLLOBRIGIDA  ジーナ・ロロブリジーダ 誕生日 1927/7/4 出身 イタリア・スビアコ 歌手を目指していたが、第二次世界大戦で一家が没落し、 音楽学校への進学を断念。 美術学校に通いながら、映画へエキストラ出演。 ミス・イタリア・コンテストをきっかけに女優となる。 52年「花咲ける騎士道」で国際的評価を得る。 74年に写真集「私のイタリア」を出版。 近年は写真家として活動している。 出演作 1950年「白い国境線」 1951年「街は自衛する」 1952年「花咲ける騎士道」「夜ごとの美女」       「懐かしの日々」 1953年「剣侠と美女」「パンと恋と夢」 1954年「悪魔をやっつけろ」「外人部隊」       「ローマの女」 1955年「美女の中の美女」 1956年「空中ブランコ」「ノートルダムのせむし男」 1958年「恋はすばやく」 1959年「掟」「ソロモンとシバの女王」「戦雲」 1961年「蒼い渚」「九月になれば」 1962年「皇帝のビーナス」 1963年「波止場」 1964年「わらの女」 1965年「バンボーレ!」「お熱い出来事」 1968年「セルバンテス」「殺しを呼ぶ卵」       「さらば恋の日」 1969年「想い出よ、今晩は!」「スタントマン」 その他の出演者: Gabriele Ferzetti ... Biagio Danielle Godet ... Elisa Margarita Lozano ... Amalia Isabella Savona ... Giulietta Jean Maucorps ... Mimi Corrado Gaipa ... Uncle Alfio Maria Rosa Amato ... Juzza Vanni Castellani ... Turiddu Giuseppe Naso ... Uncle Nicola Ettore Ribotta ... Concetto Grazia Di Marza ... Assunta Ileana Rigano ... Rosaria User Rating: 6.4/10 69 votes オトーサン、 「まぁ、こんなものでしょう」 User Reviews Gerald A. DeLucaさん United States 2002年11月28日 ありがとう、叔母さん シシリー島。 ニーノのママは、他の男とセックスしている。 パパは、気にとめていない。 ここシシリー島では、とくに自由なブルジョワの一族なのだ。 ニーノは、美しい叔母のチェッティーナに恋をする。 叔母を演じるのは、ジーナ・ロロブリジーダだから、さもありなん。 甥と叔母の間で、激情に駆られたラブシーンがある。 だが、彼は、嫉妬に怒り狂い、 誠実でないとして逆上し、彼女を殴る。 驚いたことに、彼女は他の男たちとも寝ているのだ。 馬鹿な子供だ。 彼は、家族の期待に応えて、 同い年の恋人と結婚するが、 叔母を愛するのをやめることはできない。 この映画は、エルコレ・パッティの小説を水で薄めたようなものだ。 元気なマウロ・ボロニーニ監督は、 時代や田舎を生き生きと描いている。 「哀しみの伯爵夫人」、「ビアンカ」、「沈黙の官能」「堕落」。 だが、この映画は、表面的で、確信や深さに欠けている。 ここには、甥と叔母の関係についての多くのヒントがある。 ベルトリッチの若い頃の傑作「革命前夜」にみられる 若い政治家の理想主義の奥行がない。 表面的には、同じような要素がある。 灼熱のセックス、オペラのような情熱、 オペラハウスのシーン、, ブルジョワの価値批判、フィナーレに結婚式。 エニオ・モリコーネの音楽は、時折、実に奇妙だ。 沸き立つようであり、ブーンと弦が鳴る。 この種の家族ドラマよりも、スパゲッティ・ウエスタンにふさわしい。 オトーサン、 「ジャケットでは、ヌードだらけの印象だったけど」 ファルドさん 2003年2月25日 理想と現実 年上の美しい女性に憧れ、その後、嫉妬に狂って行く 思春期の少年の激しい情念が良く描かれていたと思います。 ヌードは出てこない(シャワー・シーンで透けるとこはあるが)が、 チェティーナを演じたG・ロロブリジーダは妖艶で美しく、 ジュリエッタを演じたI・サボナもとても美しくていい。 E・モリコーネのスコアも甘く切ないものではなく、 狂気すら感じさせるもので、この作品には良く合っていましたね。 結末は妥当な感じでドラマチックなものではないが、 この手の作品の中では、なかなかの秀作だと思います。


ジキル博士はミス・ハイド

オトーサン、 「ワンコインだけど...」 「ジキル博士とハイド」のリメイクです。 その動機は、痛いほど分かります。 進歩したCGを駆使してみたいのでしょう。 原題:Dr. Jekyll and Ms. Hyde (1995) 監督:David Price 原作:David Price 脚本:Tim John/Oliver Butcher/William Davies/William Osborne Genre:Comedy / Horror / Romance Rated PG-13 for crude sex-related scenes and humor, nudity and brief strong language. 上映時間:90分 あらすじ: リチャードは、香水開発に関わる科学者。 研究熱心で婚約者のサラには不満をもたれている。 だが、富豪の叔父が死に、相続が告知されるので、 2人で、胸はずませて出かける。 だが、彼ひとりだけ財産がもらなかった。 だが、相続した研究ノートは、あのジキル博士のものだった。 その研究結果を基に薬を開発し、飲むと美女に変身する。 美女は、リチャードの助手、ヘレンと名乗り、 その美貌を武器に悪事を働きはじめる。 社長のミンツらを手玉にとり、リチャードの上司になる... 出演者: Tim Daly ... Dr. Richard Jacks(リチャード) Sean Young ... Helen Hyde(ヘレン) Lysette Anthony ... Sarah Carver(サラ) Stephen Tobolowsky ... Oliver Mintz(ミンツ) オトーサン、 「ジキル博士、無名俳優だけど...」 ティム・デイリーのドタバタぶり、笑えます。 「ミス・ハイド?」 ハイド氏を女性にできるのも、CGのおかげ。 ショーン・ヤング、この役にぴったりでした。 TIM DALY  ティム・デイリー 誕生日 1956/3/1 出身 米ニューヨーク州ニューヨーク ベニストン・カレッジを卒業。 82年「ダイナー」で映画デビュー。 テレビでは2000年「逃亡者」でリチャード・キンブルを演じた。 活躍度 △→ 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1982年「ダイナー」 1984年「トップ・モデルと結婚する方法」(TM) 1985年「プライム・オブ・パッション/華麗なるミラーズ」(TM) 1986年「愛と哀しみのマンハッタン」(TM) 1987年「メイド・イン・ヘブン」 1988年「デビルズ・バインダー」「恋のマネー・ゲーム」      「君の好きなリフレイン」 1992年「イヤー・オブ・ザ・コメット/失われたワインを追え!」 1993年「デンジャー・ハート」(TM) 1994年「インターセクション」 1995年「ジキル博士はミス・ハイド」 1996年「チャンス!」 1998年「私の愛情の対象」 1999年「ジョージアの風」「射殺」(TM)「ストーム・オブ・ザ・センチュリー」(TM)      「スティーブン・キングの悪魔の嵐」(TM) 2003年「閉ざされた森」 2004年「ファイティング・ガール」 SEAN YOUNG  ショーン・ヤング 誕生日 1959/11/20 出身 米ケンタッキー州ルイビル インターロック・アーツ・アカデミーで学び、 ニューヨークに出てマイケル・チェコフ・スタジオで演技を学んだ。 活躍度 △→ 演技幅 適応 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1980年「マンハッタンのジェイン・オースティン」 1981年「パラダイス・アーミー」 1982年「ブレード・ランナー」「病院狂時代」 1984年「砂の惑星」 1985年「恐竜伝説ベイビー」 1987年「追いつめられて」「ウォール街」 1988年「ジェームズ・ウッズのコカイン」 1989年「今ひとたびの」 1990年「アパッチ」 1991年「死の接吻」 1992年「モンテカルロ殺人事件」「フォーエバー」「ラブ・クライム/官能の罠」      「ブルー・アイス」 1993年「HOLD ME THRILL ME KISS」「危険な微笑/氷の情事が壊れるとき」      「レディXスーパーモデルは昼の顔」 1994年「エース・ベンチェラ」「カウガール・ブルース」「インターセクション」 1995年「ジキル博士はミス・ハイド」「交差死体」 1996年「エクセプション/殺意のダイヤモンド」 1997年「メタル・イーグル」「インモラル・シェフ」      「インモラル捜査官」 2000年「ホワイトトラッシュ その日暮らし」 その他の出演者: Harvey Fierstein ... Yves DuBois Thea Vidale ... Valerie Jeremy Piven ... Pete Walston Polly Bergen ... Mrs. Unterveldt Stephen Shellen ... Larry Sheena Larkin ... Mrs. Mintz John Franklyn-Robbins ... Prof. Manning Aron Tager ... Lawyer Jane Connell ... Aunt Agatha Julie Cobb ... DuBois' Psychiatrist Kim Morgan Greene ... Paparazzi Lady / Party Lady User Rating: 4.2/10 ( 1,523 votes) IMDb User Rating:10.0/10 ( 27 votes) Yahoo! オトーサン、 「 Yahoo!は、満点!何たる落差!」 ラジー賞ノミネート ・ワースト主演女優賞 ショーン・ヤング ・ワースト・リメイク・続編賞 User Reviews guyfromjerzeeさん United States 2005年11月27日 皆が悪いと言っている、近づくなかれ。 批評家たちが、今年のワースト10としており、 興行的にも、失敗した映画だが、 私は、かなり感銘した。 第1級のコメディではないが、笑えた。 ギャグの多くは、予想できるが、 時々、効果を発揮した。 愉快なシーン。 ティム・デイリーが、ミス・ハイドに変身するのを予想して、 自分の裸の身体に、こう書く。 「彼女は、上司2人と寝ている」 上司たちがみて、彼女の評判はガタ落ちするだろうと期待するのだ。 だが、変身しない段階で、上司らが部屋に入ってきてしまい、 彼は大恥をかく。 まったくの安っぽいギャグだが、愉快だった。 出演者はいい。 ティム・デイリーは、 コメデイは、連続TVコメディ"Wings"で経験しているが、 劇場映画での主役は異例だ。 だが、控え目なアプローチは成功している。 トリビアによると、 当初、ジキル博士役には、ジム・キャリーが予定されていた。 思うに、キャリーが引き受けていたら、 さぞやオーバーな演技をしただろう。 それに対して、ティム・デイリーのほうは、 実にアホな状況でも、真面目な顔を保っていて、好感がもてた。 Jeremy Pivenは、いつも愉快だ。 彼が出ているシーンは、一際目立っていた。 ショーン・ヤングは、最近出番がなくなってきたが、 彼女は決して才能がないわけではない。 言うまでもないが、彼女をみていると気持ちがいい。 Harvey Fiersteinのゲイ役は、陽気だ。 ミス・ハイドに出会うやいなや、女性に感じるようになるのだ。 ひとつ確かなことは、 彼が、女性との性交後にベッドでタバコをするシーンは、 他の映画では、まず見られないだろう。 唯一の不満は、安い制作費がミエミエということだ。 舞台は、New Yorkだが、カナダで撮影されたのを 誤魔化し損なっている。 マンハッタンのスカイラインの夜景が出てくる。 よくある写真を使っているので、 New Yorkで撮影していないことが分かる。 オトーサン、 「なるほど、そういう見方があるんだ」 tengu3711さんさん 2009年9月9日 リアクションを楽しむコメディ。 コレ、1995年の作品なんだね。 フォレスト・ガンプの頃だ。 当時観て、面白かったのは憶えてた。 たまたま、錦糸町で500円でDVD売ってたんで、買っちゃいました。 やっぱ、面白い。 ショーン・ヤングが、「ミス・ハイド」ってのがミソ。 この悪女にひっかき回される会社の連中。(特に社長は最高) それと、「変身コメディ」の醍醐味も味わえる。 アメリカン・コメディで、大好きなのは、 とんでもないシーンに出くわした時の人達のリアクション!! このリアクションが、アメリカの俳優は、皆、抜群にうまい。 ベタでもなく、かと言って無表情でもなく、絶妙なのだ。 特に、この映画は、脇の役者がいいのが揃ってるので、 そのリアクションが面白い。 美女に振り回されるスケベ男らの、リアクションが爆笑もの。 「あ、この表情、アリだな...」 と、男なら思っちゃいます。 特に社長役の俳優さん、 この人、「ミシシッピーバーニング」や 「恋はデジャブ」なんかで見かけるけど、「怖い役」もできるし、 こういうコメディなんかでも笑わせてくれる。 ショーン・ヤングとキスしている現場に 奥さんが入って来た時のリアクション。 最高に素敵でした... その後、奥さんがショーン・ヤングに近寄ってのヒトコトも、パンチ効いてた。 やっぱ、状況が強烈であれば、あるほど、リアクションも面白くなる。 そうした、アメリカン・コメディの「お家芸」、 リアクションを楽しむコメディだと思う。


4Dマン

オトーサン、 「ひどい邦題だね」 ”4Dマン・怪奇!壁ぬけ男”なるビデオの題名。 なぜ、借りたのか、思い当たらなかったのですが、 主演俳優の経歴を調べていて判明しました。 幼い頃のパティ・デュークが端役で出演していたのです。 原題:4D Man (1959) 監督:Irvin S. Yeaworth Jr. 原作:Jack H. Harris 脚本:Theodore Simonson/ Cy Chermak Genre:SF / Horror / Romance/ Action / Thriller 上映時間:85分 あらすじ: トニーは、金属に木材を透過させる研究のさなか、 研究室を全焼させてしまい、兄スコットを訪ねる。 スコットは、いい研究者だが、 所長カーソンからは軽視され、部下のロイからは、 研究長のポストを狙われている。 だが、フィアンセのリンダに研究を助けてもらって、成果を上げる。 そこへトニーがやってきて、事態は暗転する。 リンダが、弟と恋に落ちてしまったのだ。 嫉妬心から、スコットは、弟の研究を盗用して、 硬い物質を透過する能力を身につけることになる。 以後、宝石だろうが、銀行の金庫だろうが、物品を盗むのは容易だった。 だが、物質の透過には膨大なエネルギーが必要で、 急激に老化してしまう体質になってしまっていた。 そこで、命を保つために殺人をはじめる... 出演者: Robert Lansing ... Dr. Scott Nelson(スコット) James Congdon ... Dr. Tony Nelson( トニー) Lee Meriwether ... Linda Davis(リンダ) Robert Strauss ... Roy Parker(ロイ) Edgar Stehli ... Dr. Theodore W. Carson(カーソン) オトーサン、 「このひと、巧いなぁ」 4Dマンの壁ぬけ男を演じたのは、ロバート・ランシング。 まともな映画でもっと活躍できたはず。 ROBERT LANSING ロバート・ランシング 誕生日: 1929/06/05 - 1994/10/23 出身 : カリフォルニア州サン・ディエゴ 当初は、ロバート・ブラウンと名乗る。 同名俳優がいたので、改名する。 1961年、NBCの"87th Precinct"シリーズに探偵役で出演。 1956年、「4Dマン」で映画デビュー。 パティ・デュークが少女役で共演している。 そのほか、多くのテレビ映画で活躍する。 出演作: 1956年「4Dマン」 1963年「ヤム・ヤム・ガールズ」 1966年「殺人鯨ナム」「復讐のガンファイター」 1971年「傷だらけの挽歌」 1977年「巨大蟻の帝国」「殺しのシュプール」 1978年「ビタースイート・ラブ」 1980年「グルメホラー 血まみれ海岸・人喰いクラブ/地獄のシオマネキ・カニ味噌のしたたり 」       「S.H.E.(シー)/クレオパトラ・ジャガー」? 1987年「エデンの扉」「ザ・ネスト」 その他の出演者: Patty Duke ... Marjorie Sutherland Guy Raymond ... Fred the Guard Chic James ... B-Girl Elbert Smith ... Capt. Rogers George Karas ... Sgt. Todaman Jasper Deeter ... Mr. Welles User Rating: 5.7/10( 489 votes) IMDb オトーサン、 「面白かったけどなぁ」 低予算のせいでしょうが、 いまの技術でリメイクしたら、かなり良くなるのでは? User Reviews Bruce Cookさん Fayetteville, GA 2004年2月9日 1950年代の印象的な古典映画 ロバート・ランシングは科学者役で、 弟が硬い物質を透過する方法を研究している。 (略 あらすじ紹介) ロバート・ランシングは、実にいい。 そして、共演のリー・メリウエザーやパティ・デューク (12歳)もいい。 だが、同僚の破廉恥な科学者役のロバート・ストラウスは、 悲しいことに、ミスキャストだ。 アーヴィン・S・イーワース・Jr監督は、低予算でいい映画をつくった。 "The Blob"もそうだった。 特殊効果は、印象的だった。 色彩もいいし、安っぽいシースルーのスーパーインポーズを避けていた。 ロバート・ランシングが壁をぬけるとき、 ガラスの液体に踏み込むようにみえた。 不気味なシーンがある。 ロバート・ランシングがゆっくりと部屋を横切り、 テーブルや椅子を透過して、犠牲者のほうへ向かうのだ。 オトーサン、 「そう、この幼女がパティ・デューク」 後年「奇跡のひと」でアカデミー賞女優になります。 ナイトウミノワさん 2010年8月5日 3Dなんかもう古い!  これからは4Dが熱い! 実験によって自由自在に物質を通り抜ける4次元能力を得たスコット。 (4次元…4次元? これ、4次元じゃないよ?  まあ、あれだ、うん。言葉のインパクト。うん) しかし能力を使うとそのぶん一気に年をとってしまうのだ。 そして、他の人間のエネルギーを吸い取ることでのみ老化を止めることができる。 つまり変則的なルールのヴァンパイアものですね。 もともとの実験はスコットの弟・トニーが行っていたものである。 弟は過去に鉄に鉛筆を突き刺す実験を成功させていた。 弟は、兄が発明した「何も通さない新しい金属」にさえ、 鉛筆を通すことができると兄を挑発する。 ところで、スコットにはリンダという恋人がいるのだが、 弟は兄からリンダを奪ってしまう。 ちなみに弟は過去にも兄の婚約者を奪ったことがあった。 この、兄弟における女がらみの問題が、 壁ぬけ4次元能力問題の直喩になってるんだね。 鉄に…鉛筆を…刺す…。あ、あからさま…。 弟は、以前兄の婚約者を奪ったときのことを 「駆け落ちしたけどどうも合わなくて1ヶ月で破局した」と話している。 今度はそれの逆で、弟の実験を奪った兄は、破滅に向かう。 1959年公開とそれなりに古い映画ですが、展開や特撮、特殊メイクもいいです。 「おじちゃん遊ぼうよ!」って言う幼女もかわいいよ。


絶海の嵐

オトーサン、 「セシル・B・デミル作品だ!」 彼は、ハリウッド映画創生期の実力者として、映画史に輝いています。 スーザン・ヘイワードの出演作を見たくて、 TSUTAYA DISCASで借りたのですが、大当たりでした。 原題:Reap the Wild Wind (1942) 監督:Cecil B. DeMille 原作:Thelma Strabel 脚本:Alan Le May/Charles Bennett/Jesse Lasky Jr. /     Jeanie Macpherson/Theodore St. John /Thelma Strabel Genre:Action / Adventure / Drama 上映時間:123分 あらすじ: 1840年当時の物流の主流は、 ニューイングランドからミシシッピーまでの船運だった。 弁護士のキング・カトラーと弟のダンは、 キーウェストの岩礁で貨物船を難破させ、 積荷を引き揚げるという悪事を働いていた。 ジャックが船長の貨物船も、その犠牲になる。 負傷したジャックは、お転婆娘ロキシーに介護され、恋に落ちる。 彼女は、ジャックの冤罪を晴らすべく、 船主の弁護士スチーヴンにとり入り、 ジャックを新鋭船の船長に推すことに成功したが... 出演者: Ray Milland ... Mr. Stephen 'Steve' Tolliver ( スチーヴン) Paulette Goddard ... Loxi Claiborne ( ロキシー) John Wayne ... Captain Jack Stuart ( ジャック) Raymond Massey ... King Cutler (キング・カトラー) Susan Hayward ... Cousin Drusilla Alston (ドルシラ) Robert Preston ... Dan Cutler (ダン) オトーサン、 「驚いたなぁ」 ジョン・ウェインよりもハンサムで巧い俳優、 スーザン・ヘイワードよりも美人で巧い女優がいたなんて... RAY MILLAND  レイ・ミランド 誕生日 1907/1/3-1986/3/10  出身 英ウェールズ 出演作 1930年「海行かば」 1931年「仮染の唇」「腕の男」 1932年「地獄のサーカス」 1934年「ボレロ」「恋と胃袋」「娘結婚症」「血と悪魔」 1935年「放送ビルディング」「輝ける百合      「生命の雑沓」「硝子の鍵」 1936年「結婚設計図」「宝石と女賊」「1937年の大放送」       「ジャングルの女王」「天使の花園」 1937年「夜霧の怪盗」「ホノルル航空隊」「街は春風」       「干潮」 1938年「ジャングルの恋」「セニョリタ」「翼の人々」 1939年「ボー・ジェスト」 1940年「囁きの木陰」 1941年「空の要塞」「ひばり」 1942年「絶海の嵐」 1943年「クリスタル・ボール」 1944年「呪いの家」「恐怖省」 1945年「失われた週末」 1947年「カリフォルニア」「ハリウッド・アルバム」 1948年「大時計」「風変わりな恋」 1949年「夜霧の誘惑」「春の珍事」 1950年「特ダネ女史」「銅の谷」 1951年「黒い傷」 1952年「午後の喇叭」「生きるためのもの」 1953年「炎の館」 1954年「ダイヤルMを廻せ!」 1955年「夢去りぬ」「白昼の対決」 1956年「断崖の河」「朝やけ雲」「リスボン」 1962年「姦婦の生き埋葬」「性本能と原爆戦」 1963年「X線の眼を持つ男」 1970年「ある愛の詩」       「グレイト・ヒットマン/闇の超法規暗殺組織を消せ!」 1972年「吸血の群れ」       「Mr.オセロマン/2つの顔を持つ男」「蝋人形館の恐怖」 1974年「ゴールド」 1975年「スイス・コネクション」「星の国から来た仲間」 1976年「スカイ・エース」「ラスト・タイクーン」       「メイデイ40000フィート」 1977年「スレイバーズ/自由への旅立ち」       「地獄のキャッツ・アイ」 1978年「ニューヨーク・インフェルノ/戦慄の12時間」       「続・ある愛の詩」       「バイオレンス・チェイサー/無法砂漠の殺人遊戯」       「宇宙空母ギャラクティカ」 1979年「コンコルド」 PAULETTE GODDARD  ポーレット・ゴダード 誕生日 1911/6/3-1990/4/23 出身 米ニューヨーク州ロングアイランド 叔父の縁で14歳でフロレンツ・ジーグフェルドの一座に入り、26年デビュー。 その後結婚しすぐに離婚してハリウッドへ。 ハル・ローチと契約し、ミュージカル女優の端役を務める。 36年、チャールズ・チャップリンと結婚し、42年離婚。 チャップリンとは「モダン・タイムス」で共演している。 43年「SO PROUDLY WE HAIL」でアカデミー助演女優賞にノミネートされた。 出演作 1929年「壁の中の声」 1931年「市街」「女は真平」 1932年「カンターの闘牛士」「裁かれる魂」       「極楽兵隊さん」 1933年「羅馬太平記」 1934年「百万弗小僧」 1938年「モダン・タイムス」「心の青春」 1939年「猫とカナリヤ」 1940年「チャップリンの独裁者」「北西騎馬警官隊」「セカンド・コーラス」 1941年「伯父さんは歌がきらい」 1942年「絶海の嵐」「森林警備隊」 1943年「クリスタルボール」 1945年「ハリウッド宝船」 1947年「ハリウッド・アルバム」「征服されざる人々」 1948年「我が道は楽し」「奇跡は起り得る」 1949年「戦乱の花嫁」「理想の夫」 1953年「邪教の王妃」 1954年「記憶喪失の男」「目撃者は語らず」 その他の出演者: Lynne Overman ... Capt. Phillip 'Phil' Philpott Charles Bickford ... Bully Brown Walter Hampden ... Cmmdre. Devereaux Louise Beavers ... Maum Maria, the Claiborne Maid Martha O'Driscoll ... Ivy Devereaux Elisabeth Risdon ... Mrs. Claiborne Hedda Hopper ... Aunt Henrietta Beresford Victor Kilian ... Mathias Widgeon Oscar Polk ... Salt Meat User Rating:6.8/10 1,020 votes オトーサン、 「娯楽映画の傑作!」 アカデミー賞受賞 ・特殊効果賞 同ノミネート ・撮影賞(カラー) ・室内装置賞 User Reviews guil fisher New York City, NY 2001年11月25日 デミルの最も豪華な娯楽映画! セシル・B・デミルが製作・監督した 「地上最大のショウ」と並ぶ最高の冒険映画だ。 嵐の海、帆走する船たち、南部美人、海上遭難、 難破船の船底に現れる海中シーンでの巨大イカ、 悪漢たちとヒーローたち。 デミルは、豪華キャストを並べている。 ポーレット・ゴダードのロキシー役は、新鮮。 「風とともに去りぬ」のスカーレット・オハラ役を彷彿させる。 彼女は、ハンサムな船長のジャックと恋に落ちる。 (ジョン・ウェインは、世界的名声を獲得しはじめた頃だった) スティーヴンを演じるのは、上品で饒舌なレイ・ミランド。 彼の最高の演技のひとつだ。 若きロバート・プレストンとスーザン・ヘイワードは、恋人同士。 難破船のサルベージをめぐる争いの犠牲になる。 ほかに目立つのは、悪漢カトラー役のレイモンド・マッセイ、 チャールズ・ベックフォード、 舞台「シラノ」の演技で有名なウォルターハンプデン、 ロキシーの持ち船の船長ヘッダ・ホッパー役のカラフルなリン・オバーマン それに、ポーレット・ゴダードの乳母のような召使役のルイーズ・ビーヴァーズだ。 総天然色がまぶしい。 (40年代では、まだ珍しかった) ポーレット・ゴダードの演技をみるだけでも、料金を払う価値がある。 デミル作品への出演第2作だった。 彼女は、いかにスカーレット・オハラそっくりかを示している。 美しく、おお緑色の瞳で、元気溌剌だ。 ポーレット・ゴダードの最高の演技だ。 しかも、社交界の麗人たちが居並ぶなか、 かなりドギツイ海の歌を披露する。 この映画、VHSで見ることができる。 40年代映画の魔法のような世界や当時のスターたちを見たいなら、 コピーする価値はある。 オトーサン、 「豪華出演陣だもんなぁ」 確かに、クレジットの順番をどうするか迷うところです。 Ikedaさん 2008年12月26日 面白い映画 1840年、フロリダのキーウェストで ジャック(ジョン・ウェイン)船長の貨物帆船が沈没したが、 それは救済船を運営しているカトラー(レイモンド・マッセイ)の悪巧みによるものだった。 亡父の代役をしているロキシー(ポーレット・ゴダード)も救済に向かい 怪我をしたジャックを家に連れていき介抱するが、二人は恋仲になってしまう。 ジャックが「南十字星」の船長を希望しているのを知った彼女は 船会社の弁護士スティーブ(レイ・ミランド)に近づくが 彼もロキシーが好きになってしまう。 一方、ロキシーの従妹ドルシラ(スーザン・ヘイワード)は カトラーの弟ダン(ロバート・プレストン)と恋人同志の関係であり、 それらの関係の中で最後は難破事件が起き海事裁判になるという話です。 最後の大蛸との格闘を除けば、それほどのアクションがあるわけではありませんが、 三角関係と善悪両サイドの二人の関係が入り乱れていて、 デミル物らしい豪華なキャストですし、悪役を演じるマッセイなど適役で面白い映画です。 ただし、ウエインのファンにとっては、 どちらかと言えば損な役割なので不満を感じるかも知れませんし、 スーザンの態度にすっきりしないと思う人がいるかも知れません。 このサイトのキャストの順番はフィル役のリン・オヴァーマンを除けば クレジット・オーダーと同じですが、 現在ではミランドがトップでウエインが2番目と言うのに違和感を感じる人がいるかとも思います。 実際、この映画が1954年にアメリカで再上映された時のポスターでは ウエインがトップになり、スーザンが2番になっていたそうです。 映画を見れば、それがおかしい事は解りますが、 スーザンの2番というのなどは明らかにスターで売り込むという姿勢が解ります。 もっともチャールス・ビッグフォードの役が捕鯨船の船長の相棒で殆どエキストラに近いのに、 クレジット・オーダーで8番目になっているのも、同じ理由だと思います。


特攻野郎Aチーム THE MOVIE

オトーサン、 「へぇ、劇場映画に出世したんだ」 評判もいいようなので、岡谷まで見に行きました。 岡谷スカラ座、駐車場が日陰なので、夏場は助かります。 原題:The A-Team (2010) 監督:Joe Carnahan 脚本:Joe Carnahan/Brian Bloom/Skip Woods Frank Lupo/Stephen J. Cannell(TV series) Genre:Action/Adventure /Thriller Rated PG-13 for intense sequences of action and violence throughout,language and smoking. Country:USA Language:English / Spanish / French / Swahili 上映時間:117分 あらすじ: 輝かしい戦歴を刻んできたAチーム。 ハンニバル率いる元特殊部隊員で編成された4人の精鋭たちが、 イラクでの米ドル紙幣の原版強奪事件に巻き込まれて逮捕される。 半年後、スミス大佐以下、Aチームのメンバーは刑務所から脱獄。 再集結し、自分たちの名誉回復のために決起する。 出演者: Liam Neeson ... Colonel Hannibal Smith(ハンニバル) Bradley Cooper ... Lt. 'Faceman' Peck(フェイスマン) Quinton 'Rampage' Jackson ... B.A. Baracus(B.A.) Sharlto Copley ... Captain H.M. Murdock(マードック) Jessica Biel ... Charissa Sosa(ソーサ) オトーサン、 「いい役者だけど...クール過ぎない?」 TV版の役者が交代して、リーアム・ニーソンになりました。 LIAM NEESON  リーアム・ニーソン 誕生日 1952/6/7 出身 北アイルランド・バリメナ 舞台俳優としてキャリアをスタートし、 ダブリンの有名なアベイ・シアターでの舞台を見た ジョン・ブアマン監督に見出され、 81年「エクスカリバー」で映画デビュー。 妻は女優ナターシャ・リチャードソンで、二児がいる。 出演作 1981年「エクスカリバー」 1984年「銀河伝説クルール」「バウンティ/愛と反乱の航海」 1986年「デュエット・フォー・ワン」「ミッション」 1987年「死にゆく者への祈り」「容疑者」 1988年「ダーティーハリー5」「情熱の代償」      「ブランケット城への招待状」「サティスファクション」 1989年「パトリック・スウェイジ/復讐は我が胸に」 1990年「スピリット/傷だらけの栄光」「ダークマン」◇ 1991年「疑惑に抱かれて」 1992年「ルビーカイロ」「夫たち妻たち」「嵐の中で輝いて」 1993年「シンドラーのリスト」◇「奇跡を呼ぶ男」「哀愁のメモワール」 1994年「ネル」 1995年「ロブ・ロイ/ロマンに生きた男」 1996年「マイケル・コリンズ」◇「判決前夜/ビフォア・アンド・アフター」 1998年「レ・ミゼラブル」◇ 1999年「スターウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」◇      「ホーンティング」◇ 2000年「ガンシャイ」◇ 2001年「洞窟の神秘」 2002年「K−19」「ギャング・オブ・ニューヨーク」      「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」(声) 2003年「ラブ・アクチュアリー」 2004年「キングダム・オブ・ヘブン」「愛についてのキンゼイ・レポート」 2005年「バットマン ビギンズ」「ブルートで朝食を」      「ナルニア国物語 第一章 ライオンと魔女」(声) 2008年「96時間」 2010年「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」 その他の出演者: Patrick Wilson ... Lynch Gerald McRaney ... Gen. Russell Morrison Henry Czerny ... Director McCready Yul Vazquez ... Gen. Javier Tuco Brian Bloom ... Pike Maury Sterling ... Gammons Terry Chen ... Ravech Omari Hardwick ... Chopshop Jay David Hugghins ... Oskar Shunt Jacob Blair ... Agent Blair User Rating:7.3/10 ( 26,851 votes)IMDb User Rating:7.8/10 ( 293 votes)Yahoo! オトーサン、 「スケールアップしたなぁ!」 User Reviews shaun-woodsさん United Kingdom 2010年8月14日 A-Team 1.1, この映画を見る前に、心配していた。 80年代のTV版の大フアンなので、 偏見をもって見に行ったわけ。 これまで長い間、我々は、古典映画やTVのひどいリメイクに 悩まされてきた。 例えば、「アベンジャーズ」、「プリズナー」、 「チャーリーズ・エンジェル」、「マイアミ・バイス」... リストは、果てしなく続いている... だが、ここで言いたい。 正直言って、こいつは、かなりいい。 いい意味でTV版を批判している。 CGをフル活用し、大根役者を交代させたのだ。. この映画を見る際には、 これまでの出来損ないのリメイクについての先入観念を排して あるがままに見るべし。 そのほうが、絶対に楽しめると思う。 登場人物は、なかなかいい。 この映画でデビューしたシャルト・コプリーを見るのは、喜ばしい。 私から見れば、彼は、きちんとやりとげている... 彼は、ドワイト・シュルツではないが、それがどうだというのだ? リーアム・ニーソンは、相変わらず手堅い。 せりふを間違えたり、カメラを馬鹿にしているが、 それでも、面白いのは、キャラを確立したからだ。 リーアム・ニーソンは、どんな場面でもリーアム・ニーソンなのだ。 それから、ブラッドレー・クーパーだが、 フェイスマンになりきっている。 シャルト・コプリーのマードック役も、演じられるだろう。 いずれにせよ、彼のフェイスマン役は、魅力的でサービス満点だ。 淋しかったのは、B.Aだ。 これは、すべて彼のせいではない。 「バットマン・ビギンズ」風にせよと言うのではないが、 この映画のB.Aときたら... 感銘を与える機会もなく、無視に近い形になっている。 彼は、TV版では、悲劇のヒーローだった。 だから、同情したのに、この映画では、残念ながらそうなっていない。 スクリーンに彼が登場する度に、気の毒になった。 盛んにつぶやくせりふにも、たじろいだ。 全体として、この映画は面白い。 友人とピザを食べながら大騒ぎしてみる類の映画だ。 若干の方向違いもあるが、ヘドを吐くようなものではない... オトーサン、 「ASHさん、余程面白かったんだろうな」 ASHさん 2010年8月15日 作戦は奇を持って良しとすべし 実は、TVシリーズの「特攻野郎Aチーム」って それほど熱心な視聴者というわけでもなく、 特に思い入れもないんだよね。 Aチームがどういうもので、 どういうキャラがいるのかはとりあえず知っている程度。 映画化されると聞いても、 「チャリエン」のときみたいな期待もさほどなかったが、 あの予告編を観たらそりゃ行くっしょ!!  てなわけで、先行上映へ出向いたわけ。 TVシリーズの映画化ってのは、 熱心なファンにおもねった作りになるものだから、 TV版でお馴染みの台詞やお約束が随所に出てくる。 確かに、そういうことを知っていれば愉しめるのはもちろんだが、 まったく知らないからといって愉しめないというわけでもない。 この映画版が新規のファンを獲得し、 オリジナルであるTVシリーズに興味を持ってもらえれば それでいいのだろうから。 てことで、TVシリーズを知らなくても大丈夫なようになっているね。 全編に渡って派手な見せ場が連続し、 サマーシーズンに相応しい賑やかな大作となっているのだが、 そのお陰で半端なくやかましい映画になっちゃってる。 ピンチに陥ってもAチームの面々は大声出してはしゃいだりするもんだから、 ウルセェのなんの…。 ノッケのドッグファイトから轟音と爆音と大声とで、 音響設備がいい劇場だったら耳が痛くなっちゃうかも(実際、なった)。 痛快も行き過ぎると、苦痛へと変わってしまうといういいお手本なのかも。 イラク情勢を絡めた、 これまた政治的にウルサい人を怒らせるようなストーリー展開だが、 アクションに次ぐアクションで、Aチームが一体何のために戦っているのかが、 次第にどうでもよくなってくる。 一応、無実の罪を着せられたことへの汚名返上と、 彼らを陥れた黒幕の陰謀を暴くというのが大筋だが、 これもいわゆる「展開が読める」タイプの映画。 でも、ポップコーン・ムービーってのはこれでいいんだよ。 ハンニバルの作戦と、その実行をほぼ同時に描くという見せ方には、 一瞬、戸惑いを覚えるのだが、 頭の中でどうゆう計画だったのかを反芻する必要がないから、 考えようによってはありがたい。 Aチームが手際よく計画を遂行する様はワクワクさせられる。 アクションの切り方なんかは、 旧世代からすれば不満タラタラなんだろうけど、もうこれが主流だからね。 何よりもテンポを重んじた結果なんだろう、と拡大解釈。 フト思ったんだが、「M-IV」の監督から降板した(させられた?)カーナハンが、 かの映画でできなかったことを この映画を借りてやり遂げたのではなかろうかと。 どちらもチームワークを主体としたTVシリーズの映画化ということで、 奇妙な一致があるのはただの偶然か?  それとも単に、チームワークものに惹かれただけなのか?  独特のスタイリッシュさは後退し、 強引な押しだけで進んじゃうってのはカーナハンらしくないような気も…。 とかくアクションの派手さは半端ないくらいで、 落下する戦車、ビルの壁面での撃ち合いと、 よくもまぁ、こんなこと考えつくもんだと感心しちゃったくらい。 クライマックスの船に積まれたコンテナがブロックのように バラバラと落っこちてくるシーンなんて、凄まじい迫力が味わえるんだから。 その割りに決着の付け方が地味だって?  んな、血の気の多いこと言うなよ。 フェイスとキャリサの長い長いキスには意味があると分かってはいるが、 やっぱあのオチには素直にシビレたぜ。 で、マイク・ポストによる有名なテーマ曲が高らかと流れる。 あの口上は、羽佐間道夫による日本語版でしか聞いたことがなかったが、 原語版は随分と機械的なナレーションなんだな。 そういえば、「ナポレオン・ダイナマイト」で ナポレオンとペドロが生徒会選挙の準備をするくだりで このテーマ曲が流れる。 士気を高めるには最適の旋律なのね。 リドリーとトニーのスコット兄弟が 仲良く製作に関与しているところに注目ッ!!


香港国際警察/NEW POLICE STORY

オトーサン、 「成龍映画は、気楽にみられるね」 いわば、日本でいえば、"水戸黄門"。 いくら追いつめられても、最後はジャッキー・チェンが勝つのです。 原題:New Police Story (2004) 監督:Benny Chan 脚本:Alan Yuen Genre:Action / Crime / Drama Rated R for violence Country:Hong Kong/ China Langage:Cantonese/ English / Mandarin 上映時間:124分 あらすじ: 一年前。アジア銀行を襲った集団は、 犯行後大胆にも意図的に警察へ通報し、 駆けつけたパトカーや警察官たちを撃ちまくる。 彼らは香港警察が考える以上に重装備だった。 半ばゲーム感覚で犯行を企てるジョーは、犯罪集団の指導者。 香港警察のチャン()は、集団のアジトを特定していた。 チャンは「3時間で事件を解決してみせる」と豪語し、 特捜部を引き連れてアジトへと向かった。 だが、そこに待ち受けていたのは、チャンら香港警察を陥れる残忍な罠だった。 ジョーら犯罪集団の攻撃の前に、一人一人倒されてゆくチャンの部下たち。 チャンはかろうじてその場を生き延びたが、 彼の心の中で、自身を支えていた何かが崩れ去った。 殺された部下の中には、チャンの婚約者ホーイーの弟もいた。 信頼する友たち、部下たちを失い、生きる希望すべてを失ったチャン。 かつては、正義という盾のもと、任務を遂行し決して負けることのなかった男。 だが今や、薄汚い路地裏を泥酔して這い回るような人生を送っていた。 そんなチャンの前に、新たな相棒として任命された “巡査1667"ことシウホンが現れる。 警官として精気を失ったチャンに、何とか立ち直ってもらおうと懸命に説得するシウホン。 その一方で、香港警察には犯罪集団の新たな挑戦状が叩きつけられる。 そして今、香港の存亡を賭ける壮絶な戦いが始まろうとしていた。 出演者: Jackie Chan ... Senior Insp. Chan Kwok-Wing (チャン) Charlie Yeung ... Sun Ho Yee (ホーイー) Nicholas Tse ... Zheng Xiaofeng (シウホン) Daniel Wu ... Joe Kwan (ジョー) オトーサン、 「よく頑張ってるな、ジャッキー・チェン」 以下の出演作のリストをみると、ため息がでます。  JACKIE CHAN ジャッキー・チェン  誕生日 1954/4/7  出身 香港九龍 7歳の時、仕事の関係でオーストラリアへ渡った両親から離れ、 一人香港に残り、北京戯劇学院で寄宿生活を送る。 在学中に陳元龍の芸名で映画のスタントマンやアクション指導、 俳優の仕事を始めるが、進展なく、一度は映画界を断念。 一時、オーストラリアに移住。 しかし、ウィリー・チャンの誘いで76年、中国語芸名を成龍に改め再出発を図ると、 76年「スネーキーモンキー 蛇拳」78年「ドランク・モンキー酔拳」が大ヒットし、 ブルース・リー亡き後の香港アクション・スターのトップになった。 80年「バトルクリーク・ブロー」でハリウッド映画進出。 出演作 1962年「大小黄天覇」 1971年「ジャッキー・チェンのファイティング・モンキー/昇竜拳」 1972年「アンジェラ・マカオの女活殺拳」 1973年「ジャッキー・チェンのヤング・タイガー」 1974年「ジャッキー・チェンの鉄指拳」「燃えよジャッキー拳」      「金瓶梅」 1975年「ジャッキー・チェンの飛龍拳」 1976年「新ドラゴン怒りの鉄拳」      「ジミー・ウォング&ジャッキー・チェン/キラー・ドラゴン流星拳」      「スネーキー・モンキー蛇拳」「レッド・ドラゴン」 1977年「ジャッキー・チェンの少林寺木人拳」「成龍拳」 1978年「蛇鶴八拳」「ジャッキー・チェンの拳精」      「ドランクモンキー/酔拳」      「ジャッキー・チェンの燃えよ!飛龍神拳」      「ジャッキー・チェンの龍拳」      「ヤング・ボディガード/神拳」      「ジャッキー・チェンの鉄指拳」 1979年「クレージー・モンキー笑拳」      「ドランクマスター/酒仙拳」 1980年「ヤング・マスター/師弟出馬」      「バトルクリーク・ブロー」 1981年「キャノンボール」 1982年「ドラゴン特攻隊」      「ジャッキー・チェンの醒拳」「ドラゴンロード」 1983年「キャノンボール2」 1984年「五福星」「プロジェクトA」「スパルタンX」 1985年「七福星」「大福星」「ファースト・ミッション」      「プロテクター」「ポリス・ストーリー/香港国際警察」 1986年「サンダーアーム龍兄虎弟」      「クラッシュ・エンジェルス/失われたダイヤモンド」 1987年「プロジェクトA2」 1988年「サイクロンZ」「ポリスストーリー2 九龍の眼」 1989年「奇蹟 ミラクル」 1990年「ストロンゲスト」「プロジェクト・イーグル」 1991年「炎の大捜査線」 1992年「ツイン・ドラゴン」「ポリス・ストーリー3」 1993年「シティーハンター」「プロジェクトS」      「新ポリス・ストーリー」 1994年「酔拳2」 1995年「デッドヒート」「レッド・ブロンクス」 1996年「ファイナル・プロジェクト」 1997年「ナイスガイ」◇ 1998年「ラッシュアワー」◇「アラン・スミシー・フィルム」      「ドラゴン 栄光への軌跡」 1999年「フー・アム・アイ」◇「ゴージャス」△「喜劇王」△       「ジェネックス・コップ」△ 2000年「シャンハイ・ヌーン」◇ 2001年「ラッシュアワー2」◇「アクシデンタル・スパイ」◇ 2002年「タキシード」◇ 2003年「シャンハイ・ナイト」◇「ツインズ・エフェクト」◆       「メダリオン」◇ 2004年「80デイズ」◇「香港国際警察 NEW POLICE STORY」◇       「花都大戦 ツインズ・エフェクトU」◆       「エンター・ザ・フェニックス」 2005年「THE MYTH 神話」◇ 2007年「ラッシュアワー3」◇ 2008年「ドラゴン・キングダム」◇ 2009年「新宿インシデント」◇ その他の出演者: Tin Chiu Hung ... Chiu - Wing's team member Mak Bau ... Negotiator Tak-bun Wong ... Robber Winnie Leung ... Female hostage Eric Kwok ... Male hostage Deep Ng ... Rocky, Wing's team member Kenneth Low ... Kwong, Wing's team member Tony Ho ... Chui, Wing's team member Timmy Hung ... Tin Ming - Wing's team member Tin Chiu Hung ... Chiu - Wing's team member Carl Ng ... Carl, Wing's team member Andrew Lin ... Hoi, Wing's team member Samuel Pang ... Sam, Wing's team member Philip Ng ... Phillip, Wing's team member John Sham ... Eric Chow Hsim Sau Kwan ... Reporter Asuka Higuchi ... Kwong's Wife Mandy Chiang ... Chui's girlfriend Koey Wong ... Tin Ming's girlfriend Alva Chun ... Hoi's girlfriend Coco Chiang ... Sue Chow Lau Yi Tai ... Bank manager Terence Yin ... Fire Andy On ... Tin Tin Law Hayama Go ... Max Leung Dave Wong ... Sam Wong User Rating: 6.8/10 ( 7,195 votes) IMDb User Rating: 7.4/10 ( 859 votes) Yahoo! オトーサン、 「ま、出来のいいほうだね」 香港にも、IT長者が生まれているなど、 世相が巧みに反映されています。 User Reviews hellbent_64さん United States 2004年12月5日 よきジャッキー・チェン映画が戻る アメリカでの映画出演に比較すると、 彼の中国での映画は、輝いている。 これも、その例外ではない。 彼は、年とってきたが、彼は映画づくりをやめない。 いい映画も、悪い映画も。 多くのアメリカの俳優It certainly doesn't stop a lot of US actors. もし、私が年をとっても彼のように動けたら、うれしいだろう。 この映画、ステディなペースで動いていく。 いくつかのシーンでは、やややり過ぎで、感情過多だが、 スタントとアクションには、やはり見るべきものがある。 このレビューを書いた動機は、前のユーザーのコメントに反発したからだ。 彼の映画が好きでなうひとが、偏見をもってレビューを書く気持ちが解せない。 私ならキライな映画のレビューは書かない、 楽しめない俳優や女優が出演する映画は見に行かない。 だから、どうしてそうするのか解せない。 オトーサン、 「このひと、成龍映画のフアンだな」 オーウェンさん 2010年7月20日 あのコートはまさか… やはりジャッキーはハリウッドスターではなく、 香港スターであることの証明がこの映画には詰まっている。 まさかジャッキー映画で泣かされるとは! 今までで一番ドラマ性が強いですがこういうジャッキーもいいですね。 キャストの中では相棒のシウホンがコメディリリーフを担当してますが、 アクションも中々のもの。 ビルの落下は負けず劣らず。終始笑顔を見せてますが、 チェンに対する彼のセリフの真相が分かるラストは意外な感動が待っている。 妻役のチャーリー・ヤンは引退したはずですが 今回復帰しての見事な演技!しかも一番泣かせてくれる。 敵役のジョーには過去のフラッシュバックが流れますが、 もうちょいそれを活かしてもよかった。 けど勝負を決めるのにあの対決の仕方はないだろ(笑) それと香港流のプロポーズも時代遅れなんだけど、 びしっと決まるとこれほどかっこいいものはない。


ベスト・キッド

オトーサン、 「もしかしたらリメイク?」 でも、ジャッキー・チェンの新作なので、みることに。 ウィル・スミスの息子さんが、大活躍していました。 原題:The Karate Kid (2010) 監督:Harald Zwart 原作:Robert Mark Kamen 脚本:Christopher Murphey Genre:Action / Drama / Family / Sport Rated PG for bullying, martial arts action violence and some mild language. Country:USA / China Language:English 上映時間:140分 あらすじ: 父を亡くした少年ドレは、 キャリアウーマンの母親と北京へ引越してくる。 公園で少女メイリンと出会い、好きになるが、 そのせいで、学校ではいじめにあい、憂鬱な日々が続く。 ある日、少年らに空き地に追い詰められたところを マンションの管理人ハンに助けられる。 ハンは、実は、カンフーの達人だった。 出演者: Jaden Smith ... Dre Parker(ドレ・パーカー) Jackie Chan ... Mr. Han(ハンさん) Taraji P. Henson ... Sherry Parker(母親) Wenwen Han ... Meiying(恋人メイリン) オトーサン、 「この坊や、達者だね」 ジェイデン・スミスは、1998年7月8日生まれ。 まだ無名ですが、将来が樂しみです。 女の子みたいな髪型も効果的でした。 「渋いね」 ジャッキー・チェン、お芝居のうまいこと。 JACKIE CHAN ジャッキー・チェン 誕生日 1954/4/7  出身 香港九龍 7歳、北京戯劇学院で寄宿生活を送る。 在学中にスタントマンやアクション指導、 俳優の仕事を始めるが、映画界を断念し、オーストラリアに移住。 しかし、ウィリー・チャンの誘いで芸名を成龍に改め再出発を図る。 76年「スネーキーモンキー 蛇拳」 78年「ドランク・モンキー酔拳」が大ヒットし、 ブルース・リー亡き後の香港アクション・スターのトップへ。 80年「バトルクリーク・ブロー」でハリウッド映画進出。 出演作 1962年「大小黄天覇」 1971年「ジャッキー・チェンのファイティング・モンキー/昇竜拳」 1972年「アンジェラ・マカオの女活殺拳」 1973年「ジャッキー・チェンのヤング・タイガー」 1974年「ジャッキー・チェンの鉄指拳」「燃えよジャッキー拳」      「金瓶梅」 1975年「ジャッキー・チェンの飛龍拳」 1976年「新ドラゴン怒りの鉄拳」      「ジミー・ウォング&ジャッキー・チェン/キラー・ドラゴン流星拳」      「スネーキー・モンキー蛇拳」「レッド・ドラゴン」 1977年「ジャッキー・チェンの少林寺木人拳」「成龍拳」 1978年「蛇鶴八拳」「ジャッキー・チェンの拳精」      「ドランクモンキー/酔拳」      「ジャッキー・チェンの燃えよ!飛龍神拳」      「ジャッキー・チェンの龍拳」      「ヤング・ボディガード/神拳」      「ジャッキー・チェンの鉄指拳」 1979年「クレージー・モンキー笑拳」      「ドランクマスター/酒仙拳」 1980年「ヤング・マスター/師弟出馬」      「バトルクリーク・ブロー」 1981年「キャノンボール」 1982年「ドラゴン特攻隊」      「ジャッキー・チェンの醒拳」「ドラゴンロード」 1983年「キャノンボール2」 1984年「五福星」「プロジェクトA」「スパルタンX」 1985年「七福星」「大福星」「ファースト・ミッション」      「プロテクター」「ポリス・ストーリー/香港国際警察」 1986年「サンダーアーム龍兄虎弟」      「クラッシュ・エンジェルス/失われたダイヤモンド」 1987年「プロジェクトA2」 1988年「サイクロンZ」「ポリスストーリー2 九龍の眼」 1989年「奇蹟 ミラクル」 1990年「ストロンゲスト」「プロジェクト・イーグル」 1991年「炎の大捜査線」 1992年「ツイン・ドラゴン」「ポリス・ストーリー3」 1993年「シティーハンター」「プロジェクトS」      「新ポリス・ストーリー」 1994年「酔拳2」 1995年「デッドヒート」「レッド・ブロンクス」 1996年「ファイナル・プロジェクト」 1997年「ナイスガイ」◇ 1998年「ラッシュアワー」◇「アラン・スミシー・フィルム」      「ドラゴン 栄光への軌跡」 1999年「フー・アム・アイ」◇「ゴージャス」△「喜劇王」△      「ジェネックス・コップ」△ 2000年「シャンハイ・ヌーン」◇ 2001年「ラッシュアワー2」◇「アクシデンタル・スパイ」◇ 2002年「タキシード」◇ 2003年「シャンハイ・ナイト」◇「ツインズ・エフェクト」◆      「メダリオン」◇ 2004年「80デイズ」◇「香港国際警察 NEW POLICE STORY」◇      「花都大戦 ツインズ・エフェクトU」◆      「エンター・ザ・フェニックス」 2005年「THE MYTH 神話」◇ 2007年「ラッシュアワー3」◇ 2008年「ドラゴン・キングダム」◇ 2009年「新宿インシデント」◇ 2010年「ベスト・キッド」 その他の出演者: Rongguang Yu ... Master Li Zhensu Wu ... Meiying's Dad Zhiheng Wang ... Meiying's Mom Zhenwei Wang ... Cheng Jared Minns ... Dre's Detroit Friend Shijia Lu ... Liang Yi Zhao ... Zhuang Bo Zhang ... Song Luke Carberry ... Harry Cameron Hillman ... Mark Ghye Samuel Brown ... Oz User Rating:6.1/10 ( 16,117 votes)IMDb User Rating:9.0/10 ( 838 votes)Yahoo! オトーサン、 「Yahoo!のスコア高いなぁ」 IMDbのほうは、オリジナルと見比べてのスコアでしょう。 User Reviews Amy Hayesさん Ireland 2010年8月18日 自分の目で見てご覧 オリジナルが好きだが、 心を広くもって、この映画を見に行った。 あまりに樂しさに全く驚かされた。 闘うシーンは、素晴らしい。 稽古もすごい、 ジャッキー・チェンとジェイデン・スミスの演技もいい。 大勢のひとが、私と意見がちがうというのも面白い。 だが、この映画は、自分の目で確かめるべきだ。 事前に他人の考えに左右される必要はない。 私見だが、リメイクはかくあるべしの映画だ。 ストーリーに忠実だが、 興味を惹くようにいくつか変更もある。 (舞台を中国にしている) ジャッキー・チェンは、実にいい。 周りのみんなを生かしている。 ジェイデン・スミスは、持ち味を出しており、 「ウィルの息子」というレッテルを剥がしている。 ほんとうの演技ができることを示したし、 彼とジャッキーの2人で、映画を盛り上げている。 だが、私の言葉を真に受けないでほしい。 行って、自分の目で確かめるべし。 絶対、見る価値があると思う。 オトーサン、 「こんなジャッキーも、いいよね」 タニさん 2010年8月16日 背中がナイスでジャッキー ハリウッド進出後のジャッキー・アメリカ映画の中で、 一番面白い。 (『レッド・ブロンクス』(95)以降) その最大の要因はやはり、 ジャッキーが「ジャッキー」を演じていない点だと思う。 逆に言えば、我々映画ファン、成龍ファンは、 ジャッキーがこういう演技をする映画を、ずっと観たかった。 なにより私が本作のジャッキーに惚れ惚れしてしまったのは、 その歩き方なんです。ちゃんと、くたびれてる。 少しまるまった背中。特に後ろ姿がナイス。 この背中だけでも映画館に行く価値あり。


光の六つのしるし

オトーサン、 「なんで借りたんだろう?」 TSUTAYA DISCASから送られてきたDVD。 気に入った俳優だから借りたのでしょうが、 思い当たる俳優(女優)がいません。 原題:The Seeker: The Dark Is Rising (2007) 監督:David L. Cunningham 原作:Susan Cooper 脚本:John Hodge Genre:Adventure/ Drama / Fantasy / Thriller Rated PG for fantasy action and some scary images. 上映時間:99分 あらすじ: ウィルは14歳の誕生日を迎えた。 クリスマス前の日、隣の爺さんから、 十字の仕切りが入った鉄の輪をもらう。 その後、次々と周辺で不思議な出来事が続く。 町の老嬢、ミス・グレイソーンと執事のメリマン パーティに招かれた帰り道で、黒マントの男に出くわし、 「しるしをよこせ」と脅かされる... 出演者: Alexander Ludwig ... Will Stanton (ウィル) Christopher Eccleston ... The Rider (ライダー) Ian McShane ... Merriman Lyon (メリマン) Frances Conroy ... Miss Greythorne (ミス・グレイソーン) オトーサン、 「うーん、目立つ役者はいないな」 やけに凝った映像が主役で、人間は将棋の駒扱い。 最近、よくあるケースです。 その他の出演者: James Cosmo ... Dawson Jim Piddock ... Old George Amelia Warner ... Maggie Barnes John Benjamin Hickey ... John Stanton Wendy Crewson ... Mary Stanton Emma Lockhart ... Gwen Stanton Drew Tyler Bell ... James Stanton Edmund Entin ... Robin Stanton Gary Entin ... Paul Stanton Gregory Smith ... Max Stanton Jordan J. Dale ... Stephen Stanton User Rating: 4.7/10( 6,731 votes) IMDb User Rating: 5.7/10( 178 votes) Yahoo! オトーサン、 「駄作だね」 User Reviews philwho-2さん United Kingdom 2007年10月15日 おお、何たる駄作..... この映画、大画面でみたいと夢みていた。 奥行と広がり。 ナルニア物語が見事な出来だったので、 みるのが待ち遠しかった... おお、おお、おお。 こいつは、本当にスーザン・クーパーの原作に基づいているのか? 力強く、魔法に満ち、善悪の対決があり、サスペンスがある。 だが、この映画には、まったくその面影もない。 何たる時間と労力の空費だろう。 スーザン・クーパーが、この映画を承認したとは、 到底信じられない。 このシリーズを知らないひとは、原作を読んでほしい。 最初の印象が、このひどい映画でないことを祈る。 この映画をつくったスタジオは、ガチョウの金の卵をつかみ損ねている。 原作の神話と伝説を味わう能力がないにちがいない。 勿論、名前をジャックからジャックリーヌに変えるのはいい。 惑星ロケットからインゲンマメの茎を取り出すような真似はやめてほしい。 要するに、連中は、金目当てでしかなかったのだ..... オトーサン、 「原作を読んでみようかな」 k_r_z_titanさん 2010年6月3日 原作の良さを見事に殺した 原作はアーサー王伝説をベースとしたファンタジー4部作の第1部ですが 原作の持つ静謐な幹事などが見事に表現されていません。 製作者は原作のファンで映像化したとの事ですが、とうてい信じられない出来です。 「しるし」の造形も原作と全く違いますし、登場人物の人間関係も全く変わっています。 この出来では残り3作の映画化も期待できないでしょう。 みどりの妖婆や灰色の王は見てみたかったですが... ハリー・ポッターがあたったからといって 英国ファンタジーを次々に映画化して失敗しているのが残念です。


哀愁の花びら

オトーサン、 「何か、歌謡曲のような邦題だね」 でも、スーザン・ヘイワード出演作となれば、 見ないわけにはいきません。 原題:Valley of the Dolls (1967) 監督:Mark Robson 原作:Jacqueline Susann 脚本:Helen Deutsch/Dorothy Kingsley Genre:Drama / Music/ Romance Rated PG-13 for thematic elements involving substance abuse, some sexual content, partial nudity and language 上映時間:123分 あらすじ: アンは、名門大学をでてニューヨークへ。 芸能プロの秘書となっての初仕事は、 大女優ヘレンに契約書にサインをしてもらうこと。 だが、新人女優ニーリーを舞台から追い出せと 命じる姿をみて、衝撃を受ける。 ニーリーは、別の世界でチャンスをつかむが、 才能を過信し、酒と薬物に溺れて自滅する。 売り出したジェニファーは人気歌手と結婚するが、 彼が難病になり、治療費稼ぎにポルノ映画に出演する羽目に。 恋人にふられたアンは、化粧品CMのモデルとなる... 出演者: Barbara Parkins ... Anne Welles(アン) Susan Hayward ... Helen Lawson(ヘレン) Patty Duke ... Neely O'Hara(ニーリー) Sharon Tate ... Jennifer North(ジェニファー) オトーサン、 「大熱演!誰だ、このひと?」 「奇跡の人」で映画史に残ったパティ・デューク でした。 お目当てのスーザン・ヘイワードは、お婆さんになっていました。 そのうえ、意地悪な役とは、トホホ。 PATTY DUKE  パティ・デューク 誕生日 1946/12/14 出身 米ニューヨーク州エルムハースト 8才の時「明日泣く」で映画デビュー。 12才の時、ブロードウェイの舞台でも演じた「奇跡の人」のへレン・ケラー役を 「奇跡の人」でも演じ、アカデミー助演女優賞を受賞。 俳優ジョン・アスティンの間に生まれた息子ショーン・アスティンがいる。 79年のリメイク版「奇跡の人」ではサリバン先生の役を演じた。 活躍度 △↓ 演技幅 個性 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1955年「明日泣く」 1956年「傷だらけの栄光」 1959年「4Dマン」 1962年「奇跡の人」 1965年「ビリー」 1967年「哀愁の花びら」 1969年「ナタリーの朝」 1977年「大火災」 1978年「スウォーム」 1979年「奇跡の人」 1986年「ウィリィ・ミリー」 1990年「悪魔の棲む家・完結編」 1992年「キスへのプレリュード」 1998年「シリアル・フロー」 その他の出演者: Paul Burke ... Lyon Burke Tony Scotti ... Tony Polar Martin Milner ... Mel Anderson Charles Drake ... Kevin Gillmore Alexander Davion ... Ted Casablanca Lee Grant ... Miriam Polar Naomi Stevens ... Miss Steinberg Robert H. Harris ... Henry Bellamy Jacqueline Susann ... First Reporter Robert Viharo ... Director Joey Bishop ... MC at Telethon George Jessel ... MC Grammy Awards User Rating:5.0/10 ( 2,707 votes) IMDb User Rating:6.0/10 ( 5 votes) Yahoo! オトーサン、 「せっかくの出演者を生かしていない」 主人公のアンも、大女優ヘレンも活躍しないので、 はくらかされたような気になりました。 アカデミー賞ノミネート ・音楽(編曲賞) ゴールデングローブ新人女優賞ノミネート ・シャロン・テイト User Reviews antares74さん Brookline, Massachusetts USA 2002年6月29日 おお、スーザン・ヘイワアードがすべて! クラシックで、安手で、気味悪い悲劇。 ニーリーになりたかった... (ヘレンにもなりたかったが、あきらめた。 ミス・デミナーのチャーム・ク−ルで、長年レッスンを受けても無理だから) 以下の教義に殉じて生きるのは、芸能人を模倣する羽目になる。 ・悪徳は素敵 ・ピルは、手軽なスリル ・出世はよいこと せいぜい出来ることは、定期的にマニュキュアに通うことくらいだ。 トップを目指せば、爪の先が欠けることになる。 ライバルをひっかき、中傷するからだ。 ルパート・エヴェレットが、遺作で書いているように、 ( 'Hello Darling, Are You Working?) ひとはなるようになるのだ。 それは、偉大なる自己欺瞞に思えるが、 そもそも公平な人生など、あるだろうか? 少なくとも、この悲劇作品は、真実に近づいている。 オトーサン、 「昼ドラか、うまいこと言うね」 部下Aさん 2007年6月9日 昼ドラ劇場・ショービズの巻 “メロドラマ”とあまり評判の良くない作品だが、なかなかおもしろかった。 (略 あらすじ紹介) 展開がまるでお昼のドラマ調。 次々と不幸が訪れるかわいそうなジェニファー。 薬物中毒でどん底まで落ちながら這い上がり、 友達も裏切るド根性エゴのニーリー。 そして愛に悩み、虚飾の生活を棄て最後は故郷に帰るアン。 今見ると非常にオーソドックスだが、 ツボを心得たストーリー展開で思わず最後まで見てしまう。 ヘレン・ケラーを演じて天才と言われたパティ・デュークは 当時21才と思えない演技でわがまま女を演じてる。 (ショーン・アスティンの母だそうで) 往年の大女優スーザン・ヘイワードとのトイレの闘いは見もの。 ただし、ヘイワードの貫禄は他の女優たちとは段違い。 「ニーリーの才能は本物よ。だから追い出したのよ。」と平然というセリフ。 彼女だからリアリティがある。 バーバラ・パーキンスは見たことがない女優だが、 気品があって美しい。この役にはぴったりだった。 (60年代風のシルエットだけのラブシーンが良かった) シャロン・テイトはロマン・ポランスキー監督の妻だったが、 この作品の2年後、カルト集団に殺害された。 (シャロン・テイト事件) それを考えながら見ると、不幸な役が実際の人生を暗示するようで怖い。 (映画のほうはもちろん惨殺ではないが) ショービジネスの裏には本当に怖い話があるんだよねえ...。


プリズン・フリーク

オトーサン、 「冒頭の主題歌が、最高!」 ♪今すぐ刑務所へ行こう  復讐心に燃えて、燃えて、燃えて...  刑務所は、無礼そのもの。  誰に首をかっ切られるか、分からない  家族の支援なんかない 原題:Let's Go to Prison (2006) 監督:Bob Odenkirk 原作:Jim Hogshire 脚本:Robert Ben Garant/Thomas Lennon/Michael Patrick Jann Genre:Comedy / Crime Rated R for language, sexual content, some violence and drug material. 上映時間:84分 あらすじ: ジョンは幼い頃、悪戯で重罪判決を下され、 以後グレて、何度も刑務所に出入りしている。 自分を有罪にした判事に復讐を誓うが、 出所3日前に判事が死亡したことを知る。 そこで、判事の息子ネルソンへの復讐を決意し、 ネルソンに濡れ衣を着せて刑務所送りにする。 堕ちていく様を見届けるために、 自らも逮捕され、看守にワイロを渡して同室になる。 ネルソンの信頼を得る一方、 獰猛なバリーやネオナチ狂いをけしかけて、 ネルソンを狙わせる。 復讐計画は順調に進行するハズだった... 出演者: Dax Shepard ... John Lyshitski(ジョン) Will Arnett ... Nelson Biederman IV(ネルソン) Chi McBride ... Barry(バリー) Dylan Baker ... Warden(刑務所長) オトーサン、 「若手2人が、頑張っている」 とくに、ウィル・アーネットは、 生真面目なようで、どこか壊れています。 DAX SHEPARD  ダックス・シェパード 誕生日 1975/1/2 出身 米 出演作 2004年「トレジャー・ハンターズ」 2005年「ペナルティ・パパ」「ザスーラ」◇ WILL ARNET  ウィル・アーネット 誕生日 1970/5/4 出身 カナダ・オンタリオ州 テレビでは「ブルース一家は大暴走!」「SEX AND THE CITY」 「ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア」などに出演。 出演作 2005年「ウエディング宣言」 2006年「アイスエイジ2」(声) 2007年「俺たちフィギュアスケーター」「最凶家族計画」 2008年「俺たちダンクシューター」「ホートン ふしぎな世界のダレダーレ」 2009年「モンスターVSエイリアン」(声)「スパイアニマル Gフォース」 その他の出演者: David Koechner ... Shanahan Michael Shannon ... Lynard Miguel Nino ... Jesus Jay Whittaker ... Icepick Amy Hill ... Judge Eva Fwae Wun David Darlow ... Judge Biederman Joseph Marcus ... Pawn Broker Nick Phalen ... John - 8 years A.J. Balance ... John - 18 years Jerry Minor ... Breen Guard Mary Seibel ... Old Bartender User Rating:5.8/10 ( 9,056 votes)IMDb User Rating:8.4/10 ( 58 votes)Yahoo! オトーサン、 「Yahoo!の若いひとに、大受けだ」 User Reviews: foxxxychick54さん Canada 2006年11月21日 この映画を見に行こう この映画、ネットのブローガーからは、悪評さくさく。 ユーモアは、日々、狂ったように進化しているというのに。 "Trailer Park Boys"、"Strangers with Candy"、 そして、"Arrested Development"といったショウを見てみろ。 陽気そのものなのだが、アホらしいと言う奴がいる。 だが、どれだけのひとが、このショウを面白いと思っているのか!? 大勢だ...だから、みんなに、すすめたいのだ。 センスあるユーモアを見に、この映画を見に行こう。 ガラガラの映画館で、大声をあげて笑っていたのは、オレだけだった。 だが、面白がっていた連中も、確かにいた。 ひねりがきき、フレッシュで、抜群のユーモア・センスなら、 この映画は、エース級だ。 要するに、見る必要がある。 特に、ウィル・アーネットのフアンなら! 自分の目で確かめよう。 好きでないなら、無理強いはしない。 だが、見ようと努力すべきだ。 映画館で。 大麻を吸ってるなら、更生して、この映画を見に行くべし。 10点満点! オトーサン、 「これ、実は、韻を踏んでいるんだよね」 プリズン・フリーク、プリズン・ブレイクの。 大鳥居さん 2009年2月16日 うまいこと付けたもんです。 プリズン・フリーク。 邦題って言えるんでしょうかコレ? あちらとは何の関係もございません、という注釈が絶対に必要(^^;) そんなキャッチーな題名でまずひとつかみ、 あちらと関係ないという点でふたつかみ... そんなこんなで見る前から若干脱力しましたが、 いやいや見始めたら脱力してる場合じゃなかったです。 誠におもろい。 あははははは、なんでやねん、あははははは。 個人的な状況としてはそんな感じでした。 画面から目を離せないので、ひぃひぃ笑ってる場合でもなく。 音楽が流れることでケタケタ笑ってしまったのは初めてじゃないでしょうか。 そこでアリアか!と。 もう、笑う以外に何をしろと。 『俺たちフィギュアスケーター』で見たウィル・アーネット氏の 醸し出す変な空気感を放っておけず、こちらを借りてみましたが、 今度は今度でダックス・シェパード氏が気になります。 この役どころでこの地に足の着いた感。 あぁ、楽しい。


フェノミナン

オトーサン、 「フェノミナン? 変だな」 原題は、phenomenon(現象、兆候)。 フェノメノンのはずですが... 原題:Phenomenon (1996) 監督:Jon Turteltaub 脚本:Gerald Di Pego Genre:Drama / Romance / Fantasy Rated PG for language and mild sensuality. 上映時間:123分 あらすじ: カリフォルニア州の美しい田舎町ハーモン。 独身のジョージは、自動車整備工場を営んでいて、 気さくな人柄からみんなに愛され、 親友ネイトや父親代わりの医師ドクらが、 盛大に37歳の誕生パーティを開いてくれるほどだ。 その夜、彼は、閃光現象に出会い、天才に生まれ変わる。 意中の女性レイスと森を散策中に地震を見事に予知し、 ポルトガル語を20分でマスターしたりする。 だが、その不思議な能力を知った町の人々は彼を恐れはじめる。 出演者: John Travolta ... George Malley(ジョージ) Kyra Sedgwick ... Lace Pennamin(レイス) Forest Whitaker ... Nate Pope(ネイト) Robert Duvall ... Doc Brunder(ドク) オトーサン、 「この映画のトラボルタは、いいな」 ときどき駄作でひどい演技を見せますが、 本来は、良い役者なのだと思いました。 キーラ・セジウィックは、魅力的で、 旦那のケヴィン・ベーコンを羨ましく思いました。 アカデミー賞俳優のロバート・デュパルやフォレスト・ウィテカーが、 見事に脇を固めていました。 JOHN TRAVOLTA  ジョン・トラボルタ 誕生日 1954/2/18  出身 米ニュージャージー州イングルウッド ニューヨークの演劇学校で学び、 16歳、「バイ・バイ・バーディ」でデビュー。 18歳、ブロードウェイ・ミュージカル「グリース」に出演。 75年「魔鬼雨」で映画デビュー。 ディスコ・ブームを巻き起こした77年「サタデー・ナイト・フィーバー」と 94年「パルプ・フィクション」で二度アカデミー賞にノミネート。 95年「ゲット・ショーティ」でゴールデン・グローブ賞主演男優賞受賞。 出演作 1975年「魔鬼雨」 1976年「キャリー」◆ 1977年「サタデー・ナイト・フィーバー」 1978年「グリース」 1979年「年上の女」 1980年「アーバン・カウボーイ」 1981年「ミッドナイト・クロス」 1983年「ステイン・アライブ」「セカンド・チャンス」 1985年「パーフェクト」 1988年「エキスパーツ」 1989年「ベイピートーク」 1990年「ベイピートーク2/リトル・ダイナマイツ」      「MYベスト・フレンズ」 1991年「過ぎゆく夏」 1993年「ベイピートーク3/ワンダフル・ファミリー」 1994年「パルプ・フィクション」 1995年「ゲット・ショーティ」「ジャンクション」 1996年「マイケル」◇「フェノミナン」◇「ブロークン・アロー」◇ 1997年「フェイス/オフ」◇「シーズ・ソー・ラブリー」      「マッド・シティ」◇ 1998年「パーフェクト・カップル」◇「シン・レッド・ライン」      「シビル・アクション」◇ 1999年「将軍の娘/エリザベス・キャンベル」◇ 2000年「バトルフィールド・アース」◇「ラッキー・ナンバー」◇ 2001年「ソードフィッシュ」◇「ドメスティック・フィアー」◇ 2002年「オースティン・パワーズ ゴールド・メンバー」 2003年「閉ざされた森」◇ 2004年「パニッシャー」◇「炎のメモリアル」◇「ママの遺したラヴソング」◇ 2005年「BE COOL ビー・クール」◇ 2007年「ヘアスプレー」◇ 2009年「サブウェイ123」◇ KYRA SEDGWICK  キーラ・セジウィック 誕生日 1965/8/19 出身 米ニューヨーク 活躍度 △→ 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1985年「愛と動乱のワルシャワ」 1986年「タイパン」 1987年「エリオット・バーンズの帰還」 1988年「カンザス経由→N.Y.行き」 1989年「7月4日に生まれて」◇ 1990年「ミスター&ミセス・ブリッジ」◇ 1991年「パイレーツ/この恋、火気厳禁!」◇ 1992年「シングルズ」◆ 1993年「愛が微笑む時」◆ 1995年「愛に迷った時」◆「告発」▲ 1996年「フェノミナン」◇ 2002年「ビハインドザレッドドア」 2003年「ウォルター少年と、夏の休日」 2004年「バイバイ、ママ」◇ その他の出演者: Jeffrey DeMunn ... Prof. John Ringold Richard Kiley ... Dr. Wellin David Gallagher ... Al Pennamin Ashley Buccille ... Glory Pennamin Tony Genaro ... Tito Sean O'Bryan ... Banes Michael Milhoan ... Jimmy Troy Evans ... Roger Bruce A. Young ... FBI Agent Jack Hatch Vyto Ruginis ... Ted Rhome Brent Spiner ... Dr. Bob Niedorf User Rating:6.3/10 ( 26,406 votes)IMDb User Rating:8.5/10 ( 1,072 votes)Yahoo! オトーサン、 「これは、名画だな」 詩のような映像、心にしみる音楽も、効果的です。 User Reviews jhazelett72さん Iowa 2001年9月6日 インスピレーション! 元恋人が、この映画を見に行こうと言った。 とても、嬉しかった。 私見だが、ジョン・トラボルタは、アカデミー賞ノミネートに価いする。 ストーリーは、ごく普通だが、 ジョン・トラボルタ、フォレスト・ウィテカー、ロバート・デュパル、 そしてキーラ・セジウィックの演技が、次にどうなるか期待させてくれた。 いかなる意味でも、これはラブコメではない。 ロマンス映画ではないが、これまで見たうちで、最高にロマンティックな映画だろう。 その理由は、単純だ...リアルなのだ。 多くの映画で、主役は、1日以内にベッドインする。 2人が本当に愛しあっているなら、そんなことは起きない。 真実の愛を得るには、時間と努力がいる。 まさに、この映画が描いている通りだ。 トラボルタ演じるジョージは、患者になる。 だが、自分で欲したわけではない。 もし、あなたがロマンティックなら、彼を理解し、賛同できるだろう。 彼の成功を自分のそれのように思えるだろう。 こう言いたい。 結末は、悲しいが、心暖まるものだ。 ジョージは、図らずも、ある体験をする。 それは、ひとは何を達成できるかを示唆している。 この映画は、われわれの潜在能力を描いている。 それを達成したときに生じる良いことと悪いことを示している。 幸運を得ることはありうる。 この映画を見ることは、よきスタートになるだろう。 10点満点で8点を献上したい。 オトーサン、 「うーむ、博識だな」 ひとつの映画をみて、 関連する映画の題名がすらすら出るというのは、 どういう仕掛けがあるのでしょうか? 服部弘一郎さん 1997年2月21日 トラボルタ主演の超能力映画は途中から難病映画になってしまう。 キーラ・セジウィックの生活感が生きています。 トラボルタ主演のカルト宗教映画だという理由で、 いくつかの国で上映反対運動が起こったらしい。 トラボルタがサイエントロジーの熱心な信者なんだよね。 この宗教はお金持ち専門の宗教として有名で、ハリウッドには信者が多いのだ。 そうしたある種の予断があって今回観たんですが、 僕個人としては「どこがサイエントロジーなの?」と疑問に思いました。 ひとりの男の神秘的とも言える体験と、 それがきっかけ(?)で身についた超能力に対する周囲の反応などを織り込みながら、 人間にとって本当の幸福とは何かを問う映画です。 普通の男の身に突然超能力が授かり、 周囲はそれをなかば胡散臭く、なかば恐怖しながら見ているというストーリーは、 例えばクロネンバーグの『デッドゾーン』などにも登場する「超能力映画」定番の設定。 (特にこの映画では主人公の能力の原因を脳腫瘍にしているあたりからして 、露骨に『デッドゾーン』の影響が見られる。 映画ではぼかしてありましたが、 キングの原作では主人公は脳腫瘍による頭痛と体の衰弱に苦しんでいます。) 定石どおりに行けば、自分の能力によって世間から疎んじられ、 日常からはじき出された主人公は、やがて使命に目覚め、世界を救うべく戦うわけです。 『幻魔対戦』なんかもそうですよね。 『デッドゾーン』もそうでした。 ところが『フェノミナン』は違う。 この映画の主人公は世界を救おうなんて考えない。 彼が望むのは、友人たちに囲まれて生活する日常。 そして、愛する人と家庭を作ること。 彼の能力を危険視した国家権力が彼を囲い込もうと画策するが、 彼はその手を逃れて日常に復帰することを望む。 彼は徹底して普通の人たちと同じ生活者であり、庶民なんですね。 国家の安全も医学の発展も、彼には関係のない話。 こうした展開は、今までの「超能力映画」にはなかったものです。 超能力者というのは、普通の人間より高い能力を持っているがゆえに、 世間から憎まれ疎まれる存在だったのです。 しかし多くの場合、憎まれ役の超能力者は自分を迫害した世界を救うために犠牲になる。 これは十字架に架けられた事で世界を救ったというキリストに重なる生き方なんですが、 そこに一種のエリート意識、形を変えた復讐心が見え隠れもする。 「俺様の能力を認めなかった愚かな大衆どもを救うために犠牲になるなんて、 俺ってなんて立派な奴なんだろう」という自己陶酔を感じる。 『フェノミナン』の新しさは、 そうした「自己犠牲で世界を救う超能力者」というステレオタイプから、 徹底して逃げるところです。 自分の能力をもてあまし、時にパニックになる主人公が日常に帰ってこられるのは、 彼を支える友人や、恋人たちがいるから。 終盤はなんだか、難病物の家族ドラマみたいな感じさえするよね。 肉親を持たない主人公が、親身になって世話をしてくれる主治医や、 親友や恋人たちに囲まれて最後の時を迎える様子は、 短い描写ながらもなかなかツボを押さえた演出で、 正調難病映画の『マイ・ルーム』より感動的でした。


パンチライン

オトーサン、 「儲け、儲け」 思わず連呼しました。 だって、トム・ハンクス主演映画をTVで放映していたからです。 原題:Punchline (1988) 監督・脚本:David Seltzer Genre:Comedy / Drama / Romance 上映時間:128分 あらすじ: スティーヴンは、演芸場でナンバーワンのコメディアン。 だが、医学生としては落ちこぼれ、親に顔向けできない。 せっかくTVディレクターが見にきたとき、 観客の中に親がいて、失敗してしまう。 演芸場に出るコメデアインには、主婦のライラもいた。 夫のジョンからは、家事に専念せよと言われ、 芸も伸びずに悩んでいる。 スティーヴンに悩みを打ち明けているうちに、 2人は、恋仲になっていく... 出演者: Tom Hanks ... Steven Gold(スティーヴン) Sally Field ... Lilah Krytsick(ライラ) John Goodman ... John Krytsick(ジョン) オトーサン、 「アカデミー俳優2人の競演!見応えあるね」 トム・ハンクスの演技力は定評ありますが、 サリー・フィールドがこんなによいとは知りませんでした。 TOM HANKS トム・ハンクス 誕生日 1956/7/9 出身 米カリフォルニア州オークランド カリフォルニア州立大学在学中からシェイクスピア劇団の舞台に立つ。 80年「血塗られた花嫁」で映画デビュー。 88年「ビッグ」でアカデミー賞にノミネート。 93年「フィラデルフィア」と94年「フォレストガンプ/一期一会」で 二年連続アカデミー賞主演男優賞受賞。 98年「プライベート・ライアン」、2000年「キャスト・アウェイ」で アカデミー賞主演男優賞にノミネート。 96年「すべてをあなたに」で監督デビュー。 活躍度 ◎→ 演技力   ☆☆☆☆☆☆ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1980年「血塗られた花嫁」 1984年「スプラッシュ」◇「バチェラー・パーティ」◇ 1985年「赤い靴を履いた男の子」◇「ピース・フォース」 1986年「恋の邪魔者」◇「マネー・ピット」◇ 1987年「さよならは言わないで」◇ 1988年「ドラグネット/正義一直線」◇「パンチライン」◇「ビッグ」◇      「メイフィールドの怪人たち」◇ 1989年「ターナー&フーチ/すてきな相棒」◇ 1990年「虚栄のかがり火」◇「ジョー、満月の島へ行く」◇ 1992年「プリティ・リーグ」◇「ラジオフライヤー」(ナ) 1993年「めぐり逢えたら」◇      「フィラデルフィア」◇ 1994年「フォレスト・ガンプ/一期一会」◇ 1995年「アポロ13」◇「セルロイド・クローゼット」      「トイ・ストーリー」(声)◇ 1996年「すべてをあなたに」◇ 1998年「プライベート・ライアン」◇「ユー・ガット・メール」◇ 1999年「グリーンマイル」◇「トイ・ストーリー2」(声) 2000年「キャスト・アウェイ」◇ 2002年「ロード・トゥ・パーディション」◇「キャッチ・ミー イフ・ユー・キャン」◇ 2003年「ポーラー・エクスプレス」(声) 2004年「レディ・キラーズ」◇「ターミナル」◇ 2006年「ダ・ヴィンチ・コード」◇ 2007年「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」◇ 2009年「天使と悪魔」◇ SALLY FIELD  サリー・フィールド 誕生日 1946/11/6 出身 米カリフォルニア州パサディナ 父はターザン俳優のジャック・マホニー。母親も女優。 高校卒業後、コロンビア撮影所の演技教室で学び、 TVシリーズ「ギジェットは15歳」「いたずら天使」などで注目される。 67年、「大西部への道」で映画デビュー。 77年、「トランザム7000」に出演して人気を得る。 79年、「ノーマ・レイ」ではアカデミー主演女優賞を受賞。 84年、「プレイス・イン・ザ・ハート」で再び同賞を受賞。 また、83年にフォッグウッド・フィルムを設立。 91年、「愛の選択」では製作も手掛ける。 一度目の結婚相手と離婚後、バート・レイノルズとのロマンスを経て、 84年、製作者アラン・グライスマンと結婚。2児をもうけるが94年に離婚した。 最近はTVシリーズ「ER 緊急救命室」にゲスト出演してエミー賞を受賞。 活躍度 ○→ 演技力   ☆☆☆☆☆★ アクション ☆☆☆☆★★ コメディ   ☆☆☆☆★★ 出演作 1967年「大西部への道」 1976年「ステイ・ハングリー」 1977年「トランザム7000」「幸福の旅路」 1978年「グレート・スタントマン」 1979年「ノーマレイ」      「ポセイドン・アドベンチャー2」 1980年「トランザム7000VS激突パトカー軍団」 1981年「スクープ/悪意の不在」 1982年「キスミー・グッバイ」 1984年「プレイス・イン・ザ・ハート」 1985年「マーフィのロマンス」 1987年「恋はお手上げ」 1988年「パンチライン」 1989年「マグノリアの花たち」 1990年「星の流れる果て」 1991年「ソープディッシュ」 1993年「奇跡の旅」(声)「ミセス・ダウト」 1994年「フォレスト・ガンプ/一期一会」 1996年「奇跡の旅2/サンフランシスコ大冒険」 2000年「あなたのために」 2001年「ギリーは首ったけ」 2003年「キューティ・ブロンド ハッピーMAX」 2006年「ラスト・トゥー・ウィークス」 その他の出演者: Mark Rydell ... Romeo Kim Greist ... Madeline Urie Paul Mazursky ... Arnold Pam Matteson ... Utica Blake George McGrath ... Singing Nun Taylor Negron ... Albert Emperato Barry Neikrug ... Krug Angel Salazar ... Rico Damon Wayans ... Percy Joycee Katz ... Joycee Mac Robbins ... Billy Lane Max Alexander ... Mister Ball User Rating: 5.6/10 ( 3,953 votes) IMDb User Rating: 8.6/10 (  168 votes) Yahoo! オトーサン、 「Yahoo!、随分高いスコアだね」 テレビに氾濫にしているお笑いよりも、 はるかに芸のレベルが高かったからでしょう。 User Reviews ccthemovieman-1 さん Lockport, NY, United States 2006年2月13日 記憶の底に残るが、時に胸をかきむしられる この映画、少なくとも私にとっては、 記憶に残る.....だが、悪いほうがよいのに勝っているのだ。 そういう印象だった。 率直に言って、これが10年ほど見なかった理由だ。 だが、感性に響くものがあるから、いずれ再見することになるだろう。 トム・ハンクスは、悩めるコメディアン。 ひとびとを笑わせる才能があるが、 父親のサポートがなく悩んでいる男だ。 見ていて不愉快になる父親のシーンがいくつかある。 そのために、再見するのをためらっていた。 実によくない。 トム・ハンクスが病院で患者たちを楽しませる すばらしい愉快なシーンがあるというのに。 サリー・フィールドは、感動的な演技をみせる。 何としても、コメディをやりたい主婦役だ。 夫役のジョン・グッドマンも、好ましい。 忘れ難い感動的なシーンがある興味深い映画だ。 私には、重たかった。 オトーサン、 「この方、映画通だなぁ」 この映画の監督David Seltzerは、脚本が本業のようで、 「オーメン」の脚本を書いています。 chiek1224さん 2010年8月5日 切ないです... 久しぶりに観た若かりし頃のトム・ハンクスは、 やっぱり魅力的だった! 「ビッグ」「スプラッシュ」とこの頃の作品は、 彼にしかできないような役どころを 本当に魅力的に演じていますよね。 「フィラデルフィア」辺りから、本格的俳優になってしまい 彼にしかできない役どころが観れなくなり、残念です。 この「パンチライン」のなかでも、 スタンドアップコメディーで、人々を笑いのなかに 巻き込む才能あるコメディアンを演じています。 彼を取り巻くコメディアンや観客達の熱気のなかで、 「笑い」の難しさと素晴らしさを見事に体現していました。 「笑い」という同じ感性を持った人にめぐり合えた 彼は、年上の主婦に恋心をいだき、恋に破れる。 家族からは変人扱い、医大は追い出され、 アパートからも追い出され、彼に残っているのは、 「笑い」という自分の才能だけ。 そして、その自分の想いを分かってくれるひとを ようやく見つけた。 けれど、彼女は、家族を愛している・・。 彼女を見つめる真剣な眼差しと、 ふられてコーヒーをスプーンですくう トム・ハンクスが可愛いです。 恋に破れ、雨のなかを去っていくシーン。 ひとしきり「雨に唄えば」をして、 とぼとぼ去っていく彼。 彼女に一緒に来て欲しかったんだろうな〜、と 胸がしめつけられました。 心に残る作品のひとつです。 それにしても、デヴィッド・セルツァー監督って どんな感性を持っているのでしょうね。 他作品が「オーメン」って...


スノー・ドッグ

オトーサン、 「この炎暑続き、たまらんなぁ」 お金とヒマがあったら、アラスカへ逃げたいところ。 でも、この映画なら、誰でもアラスカをエンジョイできます。 原題:Snow Dogs (2002) 監督:Brian Levant 原作:Gary Paulsen 脚本:Jim Kouf /Tommy Swerdlow /Michael Goldberg Mark Gibson/Philip Halprin Genre:Adventure / Comedy / Family / Sport Rated PG for mild crude humor. Country:Canada / USA Langage:English 上映時間:99分 あらすじ: テッドは、お気楽なマイアミの歯科医。 母アメリアが実母でないことを知り、ショックを受ける。 実母は、アラスカの犬ぞりの名レーサーで、 その遺産が残されているとの通知がくる。 極寒の地へ飛ぶと、遺産は、8匹の犬たち。 連中は、テッドに襲いかかる始末。 犬ぞりレーサーのサンダーが「犬を買い取る」と申し出る。 だが、現地で知りあったバーブから、 安値で売ってはいけないとアドバイスされる。 テッドには、もうひとつ疑問があった。 父親は誰だんだろう? 世界一過酷な“北極チャレンジ"レースに出場するなかで、 彼は、その真実を知ろうとする。 出演者: Cuba Gooding Jr. ... Ted (テッド) Nichelle Nichols ... Amelia(アメリア) Joanna Bacalso ... Barb(バーブ) James Coburn ... Thunder Jack(サンダー) オトーサン、 「いいやつだなぁ」 演技力では、競演のジェームス・コバーンが上ですが、 キューバ・グッディングJr.好感度大です。 CUBA GOODING Jr.  キューバ・グッディングJr. 誕生日 1968/1/2 出身 米ニューヨーク 父はR&Bバンド「メイン・イングリーディエント」のリードシンガー、キューバ・グッディング。 母は「ザ・スウィート・ハート」のバックシンガー、シャーリー。 72年にロサンゼルスに引っ越すが、数年後に両親は離婚。 学生時代は優秀な成績を収め、生徒会長を務める。 高校生時代に知り合ったサラ・カプファーと7年間の同棲期間を経て、 1994年3月に結婚。 高校卒業後、日本武道を三年間学び、役者の道へ。 テレビ・シリーズ「ヒル・ストリート・ブルース」「冒険野郎マクガイバー」などに出演後、 91年「ボーイズン・ザ・フッド」の出演で評価される。 92年「ア・フュー・グッドメン」でアカデミー賞助演男優賞にノミネート、 96年「ザ・エージェント」でアカデミー賞助演男優賞受賞。 二人の息子がいる。 出演作 1988年「星の王子ニューヨークへ行く」 1989年「ロック・イン・ブルックリン」 1991年「ファイティング・キッズ」「ボーイズ’ン・ザ・フッド」 1992年「ア・フュー・グッドメン」 1993年「ジャッジメント・ナイト」「デイブレイク」 1994年「ブローン・アウェイ/復讐の序曲」 1995年「ブラインド・ヒル」「アウトブレイク」「代理人」 1996年「ザ・エージェント」「ブレイクアウト」 1997年「恋愛小説家」 1998年「コンフェッション」◇「奇蹟の輝き」 1999年「ハーモニーベイの夜明け」◇ 2000年「ザ・ダイバー」◇「チルファクター」◇ 2001年「パール・ハーバー」◆「ラットレース」◆      「ズーランダー」▲ 2002年「スノー・ドッグ」◇「バナナ★トリップ」◇ 2003年「僕はラジオ」◇「ファイティング・テンプテーションズ」◇ 2005年「サイレンサー」◇ 2006年「エンドゲーム/大統領最後の日」◇ 2007年「アメリカン・ギャングスター」◆「マッド・ファット・ワイフ」 2009年「デビル・ハザード」◇ その他の出演者: Sisqo ... Dr. Rupert Brooks M. Emmet Walsh ... George Graham Greene ... Peter Yellowbear Brian Doyle-Murray ... Ernie Jean Michel Pare ... Olivier Michael Bolton ... Himself - Special Appearance Jason Pouliotte ... Sneed Brother #1 David Boyce ... Sneed Brother #2 Frank C. Turner ... Neely Ron Small ... Arthur Alison Matthews ... TV Reporter User Rating: 4.9/10 ( 7,478 votes) IMDb User Rating: 7.5/10 ( 66 votes) Yahoo! オトーサン、 「Yahoo!が高いな」 アラスカでの犬ぞりレース効果でしょう。 User Reviews kmwhite_1999さん United States 2005年5月12日 犬好きで、冒険好きなら、この映画楽しめるだろう。 涙もある。 キューバ・グッディングJr.が、長く失っていた父親を救いに行くのだ! 恋愛も、魅力的だ。 犬たちは、キュート。 ボーダー・コリーだって、素敵だ! わが4歳の子は、この映画が好きだ。 "デーモン、助けてくれ!"のシーンを何度も真似したものだ。 デーモンは、リーダー犬の名前だ。 全編を通じて、コミカルなドタバタ騒ぎが起きる。 テッドがいつも犬たちに追われ、雪中を引きづられ、 丘を滑り降りて、怪我をする。 だが、おおげさではない。 残酷なコメントや大人の会話、そそるイメージがないでもない。 これは、幼児には適切ではない。 だが、6歳以上なら許容範囲だ。 オトーサン、 「そう、ジョアンナ・バカルソ、いい役もらっている」 ドルチェヴィータさん 2004年3月10日 子供も安心して見られる映画 ストーリーは単純で明快。 ラスト、犬ぞりが崖に落ちそうになるのを、 しかも、二人の大人が乗っているにも係らず犬たちが必死に引き上げる・・・ ありえないけど、絶対引き上げるだろうと分かっているけど、 ちょっとハラハラして感動してしまいました・・・ 全然大人向けではないけれど、子供と一緒に見たいと思える映画。 とにかく犬が良い演技しています。 笑う顔はCGかもしれませんが、それでも犬の名演技には脱帽!! ジェームズ・コバーンの渋さも好きです。 ジョアンナ・バカルソとても可愛かったです。 何系の人なんでしょう・・・? アフリカンアメリカンとアジア系のMIX(??)っぽい顔立ちが 幼さを残していて大変愛らしい感じ♪


魔法使いの弟子

「前田さんのおススメか」 夏休みで、混んでいるのはイヤなので、 迷いましたが、結局、見にいくことにしました。 原題:The Sorcerer's Apprentice (2010) 監督:Jon Turteltaub 原作:Lawrence Konner/Mark Rosenthal /Matt Lopez 脚本:Matt Lopez /Doug Miro /Carlo Bernard Genre:Action / Adventure / Comedy / Drama / Fantasy Rated PG for fantasy action violence, some mild rude humor and brief language. 上映時間:110分 あらすじ: 太古より魔法使い同士が戦っていた。 善なる魔法使い弟子バルサザールは、 邪悪な魔法使いにとどめを刺すことができる者を探していた。 現代のニューヨークで、ついに見つける。 それは、物理オタクの大学生、デイヴだった。 バルサザールは、デイヴを弟子として特訓を開始する... 出演者: Nicolas Cage ... Balthazar Blake(バルサザール) Jay Baruchel ... Dave(デイヴ) Alfred Molina ... Maxim Horvath(ホルヴァート) Monica Bellucci ... Veronica(ヴェロニカ) オトーサン、 「2人とも、無難にこなしているな」 ド派手なCGが主役のようなものですから、 影が薄くなるのは、止むをえませんね。 NICOLAS CAGE ニコラス・ケイジ 誕生日 1964/1/7   出身 サンフランシスコ・ロングビーチ 甥はフランシス・フォード・コッポラ 高校を中退し、アメリカン・コンサバトリー・シアターの夏期コースに参加。 82年「初体験リッジモント・ハイ」で映画デビュー。 87年「月の輝く夜に」 92年「ハネムーン・イン・ベガス」でゴールデングローブ賞ノミネート。 95年「リービング・ラスベガス」でアカデミー賞主演男優賞受賞。 2002年「アダプテーション」でアカデミー賞主演男優賞ノミネート。 2002年「SONNY ソニー」で初監督。 出演作 1982年「初体験/リッジモント・ハイ」 1983年「ランブルフィッシュ」「アップタウンガール」「ヴァレー・ガール」 1984年「コットン・クラブ」「バーディ」      「月を追いかけて」 1986年「ボーイ・イン・ブルー」「ペギー・スーの結婚」 1987年「赤ちゃん泥棒」「月の輝く夜に」 1988年「バンパイア・キッス」「ハートにびんびん火をつけて」 1990年「アパッチ」「ザンダリーという女」      「ワイルド・アット・ハート」 1991年「タイム・トゥ・キル/愛と勇気の戦場」      「エネミー・ウォー」 1992年「ハネムーン・イン・ベガス」      「レッドロック/裏切りの銃弾」 1993年「アモス&アンドリュー」「プロフェッショナル」 1994年「あなたに降る夢」「パラダイスの逃亡者」      「不機嫌な赤い薔薇」 1995年「リービング・ラスベガス」◇「死の接吻」 1996年「ザ・ロック」◇ 1997年「コン・エアー」◇「フェイス/オフ」◇ 1998年「シティ・オブ・エンジェル」◇「スネーク・アイズ」◇ 1999年「8mm」◇「救命士」◇ 2000年「60セカンズ」◇「天使のくれた時間」◇ 2001年「コレリ大尉のマンドリン」◇「ウインドトーカーズ」◇ 2002年「アダプテーション」◇「ソニー」◆ 2003年「マッチスティック・メン」◇ 2004年「ナショナル・トレジャー」◇ 2005年「ロード・オブ・ウォー−史上最強の武器商人と呼ばれた男−」◇      「ニコラス・ケイジのウェザーマン」◇ 2006年「ワールド・トレード・センター」◇「ゴーストライダー」◇      「ウィッカーマン」◇ 2007年「ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記」◇      「NEXT ネクスト」◇ 2008年「バンコック・デンジャラス」◇ 2009年「スパイアニマル Gフォース」(声) JAY BARUCHEL  ジェイ・バルチェル 誕生日 1982/4/9 出身 カナダ 12歳の時にTVシリーズ「ARE YOU AFRAID OF THE DARK?」にゲスト出演。 活躍度 △→ 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 2000年「あの頃ペニー・レインと」 2002年「ルールズ・オブ・アトラクション」 2004年「ミリオンダラー・ベイビー」 2007年「無ケーカクの命中男/ノックトアップ」 2008年「トロピック・サンダー 史上最低の作戦」◆ その他の出演者: Teresa Palmer ... Becky Barnes Toby Kebbell ... Drake Stone Omar Benson Miller ... Bennet Alice Krige ... Morgana le Fay Jake Cherry ... Young Dave James A. Stephens ... Merlin Gregory Woo ... Sun-Lok Wai Ching Ho ... Chinese Woman Jason R. Moore ... Subway Mugger Robert Capron ... Young Dave's Pal User Rating: 6.4/10 ( 6,933 votes) IMDb User Rating: 7.3/10 ( 121 votes) Yahoo! オトーサン、 「ま、金はかかっているけどな」 User Reviews supercygnusさん United States 2010年7月12日 愉快、妙な皮肉は不要だ ジェイ・バルチェルは、愉快。 オタク・ファッションが魅力的だ ニコラス・ケイジは、一癖あるが、カリスマらしくていい。 最高の特殊効果がふんだんにある。 悲劇的な恋あり、若い役者がいて、 さらに健康的なディズニーの史劇「ファンタジア」を巧みに下敷きにしている。 これに加え、古代の魔法使いが、 NYでド派手にバトルを繰り広げるのに興味があるなら、 誰が何と言おうと、この映画をみるべし。 愉快で、出演者は好ましく、中華街を練り歩くドラゴンもいる。 他方、これで腰が引けるようなら、見なさいとはいえない。 この映画は、本当のところ、かなり先が読める。 出だしの数分の余計なナレーションには、へきえきする。 だが、手堅い娯楽作だ。 私も、劇場にいたひとも、楽しんだ。 オトーサン、 「そう、盛り下げていたなぁ、モニカ・ベルッチ」 前田有一さん 2010年8月12日 パロディ織り交ぜ笑わせるディズニー実写コメディ≫ ハリウッドのエンターテイメント映画は、 長年の積み重ねにより必勝の方程式ともいえる雛形を多数手に入れた。 ワンパターンといわれようが、 この雛形に毎年面白い映画を生み出す力があるのは確か。 だが、そのフォーマットも、誰が装飾をほどこすかで面白さは大きく変わってくる。 その意味でハリウッド最強のプロデューサー、ジェリー・ブラッカイマーとニコラス・ケイジ (本作の企画は彼の持ち込みだとか)の二人は、鉄板といってもいいコンビ。 雛形いじくりの能力にかけては、とくにブラッカイマー(およびディズニー)は トップクラスの実績・実力の持ち主といえるだろう。 ディズニーアニメの古典「ファンタジア」をモチーフに、 現代を舞台にした魔法アクションに仕上げた本作は、 彼らにとって得意のパターンといえそうだ。 善なる魔法使いマーリンの弟子バルサザール(ニコラス・ケイジ)は、 今は亡き師匠の後継者を1000年以上も探し続けていた。 やがてついにその少年デイヴを見つけるが、 すんでのところで敵の魔法使いに阻止される。 10年後、再びその少年を探し当てたバルサザールだが、 デイヴは物理オタクの大学生(ジェイ・バルシェル)へと成長していた。 世界を滅ぼす最強の魔女の復活を目前にして、 ニコラス・ケイジ師匠はなんとかこのオタク学生を 一人前の魔法戦士に育てようとするが、 なにぶん相手は気まぐれな現代っ子である。 やっとこさ教えた初歩魔法も、この学生はろくなことに使おうとしない。 そもそも世界を救うことなどより、 幼馴染のかわいこちゃん(テリーサ・パーマー)の気を引くことが 彼の今の最大の興味だ。 1000年以上も年代ギャップがあるのだから、 そもそもこの師弟関係、うまくいくはずがない。 前半は、この二人のかみあわないやり取りで、たくさん笑わせてくれる。 ジェイ・バルシェルは公開中の「ヒックとドラゴン」で、 へたれな主人公の声を好演している若手俳優。 ダメ青年タイプの役柄をやらせたら、現在彼の右に出るものはいない。 オタクが学園一のアイドル(しかも幼馴染)と恋をする、 日本エロゲ業界も真っ青の妄想ラブストーリーを演じるには最適な人物だ。 魔女との最終対決までの間にも、 その部下たちとの小競り合いが適度に挿入され、飽きることはない。 ディズニー的なものをおちょくるパロディ映画の側面もあるので、 大人のファンも楽しめる。 とくに笑えるのが、カーチェイスになると乗ってる車を フェラーリやメルセデスに魔法で変身させてしまうシーン。 そんな魔力があるなら、 敵のクルマを座敷猫にでも変えちまえよと誰もが思う瞬間である。 だが彼らはそんな無粋なことはしない。 ニコラスさんも敵の魔法使いも、 結局のところ画面を派手にしてお客さんを喜ばせること以外は考えていない。 見上げたサービス精神である。 そんなハイテンションを盛り下げるのが、 魔女を演じる「イタリアの宝石」ことモニカ・ベルッチ。 この無表情な女優は、他の俳優のやりすぎなまでの情熱的演技からひとり浮きまくり、 観客たちを萎えさせる。 少しは回りにあわせる事も学んでほしい。 上手いなと思わせるのは、幼馴染を単なる足手まといにしなかった終盤の展開。 主人公が誰かを好きになると、 その後そのヒロインは足を引っ張るだけの役回りになるケースがよく見られるが、 これは観客のイライラをつのらせる。 本作はうまいことそれを回避し、 同時に1000年前には無かったある「武器」で古の魔女と戦うなど、 クライマックスの盛り上げ方が上手い。 ニコラス・ケイジの、共感を集める「愛の演技」には、思わず涙も出てしまう。 かように器用さをみせつけるブラッカイマー印のアクション映画だが、 そんな彼らでもミスをした。 前述のカーチェイスシーンは、確かにすばらしいできばえだったが、 撮影時に通行人を巻き込む事故を起こしてしまったという。 こういう映画をノーテンキに楽しむためにも、その手の撮影事故だけは勘弁してほしい。


ヨーク軍曹

オトーサン、 「おお、掘り出しものだ」 たまたま入った松戸の本屋で、ワンコインDVDを買いました。 ゲーリー・クーパー、アカデミー賞主演男優賞受賞とあります。 「いいのかなぁ、500円で」 原題:Sergeant York (1941) 監督:Howard Hawks 原作:Alvin C. York /Tom Skeyhill /Sam Cowan 脚本:Abem Finkel/Harry Chandlee/Howard Koch /John Huston Genre:Biography / Drama / History / War Country:USA Language:English / French / German Black and White 上映時間:134分 あらすじ: 1916年、テネシー州。 貧農のヨークは飲んだくれで、無信仰。 恋人グレイシーに、いい土地を買うと約束してからは、 がむしゃらに働き、お金を溜める。 だが、相手は、その土地を売ってくれなかった。 殺人を決意したとき、雷に撃たれ、神の存在に目覚める。 第一次世界大戦にアメリカが、参戦し、ヨークにも招集令状がくる。 良心的兵役拒否を主張するが、認められず、欧州戦線へ。 バクストン大佐は、ヨークに十日間の休暇を与え、 生れ故郷の山に籠るって聖書と戦争について熟考させる。 戻ったヨークは、ドイツ軍との戦闘で仲間を救うために大活躍し、 英雄として帰国する... 出演者: Gary Cooper ... Alvin C. York(ヨーク) Margaret Wycherly ... Mother York(母親) Joan Leslie ... Gracie Williams(グレイシー) Walter Brennan ... Pastor Rosier Pile(牧師) Stanley Ridges ... Maj. Buxton(バクストン大佐) George Tobias ... 'Pusher' Ross(プッシャー) オトーサン、 「名優だ!これぞ名優!」 GARY COOPER  ゲーリー・クーパー 誕生日 1901/5/7-1961/5/13 出身 米モンタナ州ヘレナ 出演作 1925年「トリックス」 1926年「夢想の楽園」 1927年「あれ」「赤ちゃん母さん」「アリゾナの天地」「つばさ」「ネヴァダ男」      「令嬢馬賊」 1928年「ボー・サブルウ」「空征かば」「大尉の娘」「試験結婚」「ライラック・タイム」      「希望の船」「店曝しの天使」 1929年「狼の唄」「裏切者」「ヴァジニアン」 1930年「勇者ならでは」「パラマウント・オン・パレード」「テキサス無宿」      「七日間の休暇」「ワイオミングの男」「掠奪者/スポイラーズ」      「モロッコ」 1931年「戦ふ隊商」「市街」「失われし抱擁」「貨物船と女」 1932年「ハリウッドは大騒ぎ」「悪魔と深海」「百万円貰ったら」「戦場よさらば」 1933年「今日限りの命」「或る日曜日の午後」「生活の設計」      「不思議の国のアリス」「硝煙と薔薇」 1934年「久遠の誓い」 1935年「結婚の夜」「ベンガルの槍騎兵」「永遠に愛せよ」 1936年「真珠の首飾」「オペラハット」「ハリウッド大通り」「将軍暁に死す」      「平原児」 1937年「海の魂」 1938年「マルコ・ポーロの冒険」「青髯八人目の妻」「牧童と貴婦人」 1939年「ボー・ジェスト」「暁の討伐隊」 1940年「西部の男」「北西騎馬警官隊」「群衆」 1941年「ヨーク軍曹」「教授と美女」 1942年「打撃王」 1943年「誰が為に鐘は鳴る」 1944年「軍医ワッセル大佐」「クーパーの花婿物語」 1945年「無宿者」「サラトガ本線」 1946年「外套と短剣」 1947年「征服されざる人々」「ハリウッド・アルバム」 1948年「善人サム」「摩天楼」 1949年「機動部隊」 1950年「燃えつきた欲望」「ダラス」 1951年「遠い太鼓」 1952年「真昼の決闘」「スプリングフィールド銃」 1953年「楽園に帰る」「吹き荒ぶ風」 1954年「悪の花園」「ヴェラクルス」 1955年「軍法会議」 1956年「友情のある説得」 1957年「昼下りの情事」 1958年「秘めたる情事」「西部の人」 1959年「縛り首の木」「腰抜け列車強盗」「コルドラへの道」      「メリーディア号の難破」 1961年「六年目の疑惑」 その他の出演者: Ward Bond ... Ike Botkin Noah Beery Jr. ... Buck Lipscomb June Lockhart ... Rosie York Dickie Moore ... George York Clem Bevans ... Zeke Howard Da Silva ... Lem Charles Trowbridge ... Cordell Hull Harvey Stephens ... Capt. Danforth User Rating: 8.0/10 ( 6,306 votes) IMDb User Rating: 7.6/10 (   19 votes) Yahoo! オトーサン、 「名優主演のまぎれもない名画!」 アカデミー賞受賞 ・主演男優賞 ゲイリー・クーパー ・編集賞 同ノミネート ・作品賞 ・助演男優賞 ウォルター・ブレナン ・助演女優賞 マーガレット・ワイチャーリイ ・監督賞 ハワード・ホークス ・脚本賞 ・撮影賞(白黒) ・劇映画音楽賞 ・室内装置賞 ・録音賞 User Reviews ccthemovieman-1 さん Lockport, NY, United States 2006年9月28日 こんなに価値ある映画は、もう見られないだろう。 おそらく、2006年に発売されたDVDでみたら、 テープでみたよりも、楽しめただろう。 VHSでの視聴は、残念ながら、芳しいものではなかった。 誰もが知っているように、 これは第一次世界大戦の英雄アルヴィン・ヨークの物語だ。 彼は、飲んだくれから経験なクリスチャンとなり、戦争の英雄になった。 ゲイリー・クーパーは、確かにはまり役だ。 当時、彼ほど、控え目で、ソフトな口調の英雄を演じる者はいなかった。 ヨークが、聖書を100%信じているというとき、誰も反対しなかった。 信者からも信者でない者からも、尊敬を勝ち得ていたからだ。 ゲイリー・クーパーの俳優としてのステータスも、 この役をより信じられるものにしている。 ヨーク軍曹は、これまでみた映画のなかで、最高の”赦し”のいい例だ。 この映画のもうひとつの見どころは、主演女優のジョーン・レスリーだ。 当時の美人で、健康そうな女性だ。 彼女をみるのは、眼福だ。 ウォルター・ブレナンも、例によって、うまい。 ここでは、驚くべきことに、牧師を演じている。 この映画には、多くの驚きがある。 映画で、真の”赦し”をみることはなかったし、 聖書を引用する英雄や同情をよせる将校もはじめてだ。 (ヨークの平和愛好に一定の評価をしてやる)など。 過去50年、この映画ほどのものが少ないというのは、 恥ずかしいことだ。 オトーサン、 「映画は顔か...、鋭いね。納得!」 投稿者:paris1895さん 2008年4月6日 映画は顔を見に行くものだった 『教授と美女』をご覧になった方はお判りだろうが、 この『ヨーク軍曹』の癖を『教授と美女』の中で、 上手く活用しているショットがあるのだが、 何もそれの感動を伝えたい訳ではなく、 もし未見の方がいれば、順番は『ヨーク軍曹』を見てから 『教授と美女』以外にはないという事を福音として記しておきたいだけであり、 もしその順番で見れなかったものは、 映画史的な興奮の一瞬を一生取り逃がした事を ただただ悔やむことしか出来ないことも伝えておきたい。 この見事な見事な顔の映画をカワタヒロフミさんが 『心の揺れ』という表現で見事に表現されているが、そうなのだ、 これは一切の戦争掲揚の表現を含まない映画であり、 この映画を見て戦争にいきたい、戦争は素晴らしい、などと思う者がいたのなら、 その者は確実に視力も聴力も嗅覚も触覚も味覚もない ゲイリー・クーパー以上のウドの大木であり、 そんな者はとっとと戦争にかり出されて異国の土に還元された方が よほど世界のためであるのだし、 元来、注目すべきはこの映画で描かれている顔なのであり、 クーパーの恋に落ちたときの顔、 ジョーン・レスリーの土手でキスをして思いのたけをぶちまけた後の顔、 クーパーの母親役の息子を見守る顔、 牧師役のウォルター・ブレナンの終始見事なあの顔、 戦争でのドイツ将校の顔、戦友の顔、 どれもこれも見事な顔をしており、 ホークスは見事にそれを切り取ってくれている。 やはり、映画は(かつて)顔を見にいく行為だった事を思い出させてくれる。


同じ月を見ている

「いい題名だなぁ」 見ようかどうか迷いましたが、後掲のように 黒美さんもみているので、見ることに。 原題:同じ月を見ている(2005) 監督:深作健太 原作:土田世紀 脚本:森淳一 Genre:Drama 上映時間:106分 あらすじ: 10歳の時に出会った恋人・エミの心臓病を自らの手で治したい一心で 医者の道へ進んだ青年・熊川 鉄矢とドン、それに心臓の悪いエミは、幼なじみ。 鉄也は、エミの病気を治そうと、医者になる。 エミとの結婚を前に、ドンが刑務所を脱走したという報せが届く。 ドンは、山火事事件の犯人として服役していたのだ。 鉄矢は、いわれなき不安を募らせる。 ドンに、エミを奪われてしまうのではないか? 出演者: 窪塚洋介 .... 熊川鉄矢 エディソン・チャン .... 水代元(ドン) 黒木メイサ .... 杉山エミ オトーサン、 「窪塚、怒鳴りすぎ」 黒木メイサは、表情に不思議な魅力があります。 その他の出演者: 山本太郎 .... 金子優作 松尾スズキ .... 中田 岸田今日子 .... 東谷 菅田俊 竹井みどり 春田純一 伊藤洋三郎 モロ師岡 水川あさみ 西田健 三谷昇 User Rating: 5.5/10( 365 votes)Yahoo! オトーサン、 「バトル・ロワイアルじゃないのに...」 この監督は、ミスキャストでしょう。 作品の解釈を完全に間違えています。 User Reviews Sharpen the Sawさん 黒木メイサ目当てで見ると、重い。  2010年8月8日 深夜テレビ映画を録画して観た。 主人公は窪園演じるテツヤと黒木演じる心臓の弱いエミなのだろうが、 なんといってもひきつけられるのは仲良し三人組で いつも割を食う、天才美術家の青年ドンちゃん。 なぜか韓国人俳優を使っている。 日本人ではあの雰囲気は出せないか。 両親がなく、貧乏で、子供のころからいじめられる。 その彼がなぜテツヤと仲良しになったかはわからんが、 その仲良しテツヤもいじめっ子に命令され、彼を川に突き落とす。 念力を持っていて、相手の心がわかるドンちゃん。 テツヤが引き起こした山火事の罪もドンが負う。 山火事でエミの父親が死んでいる。 ものすごく重い映画。 その重さをすべて背負っているのはドンちゃん。 テツヤも苦しんでいるが、ドンちゃんに比べれば。 いやもしかしたら逆か? 背負うほうが楽で、わかっていながら背負わせるほうが苦しいか? 見ておいて損のない映画ではある。 オトーサン、 「黒美さんの言う通り!」 やたら回顧シーンが出てくるので、ヘキエキしました。。 黒美君彦さん 2005年12月9日 届かず… 信頼する映画好きご推奨だったので観たのだが…。 うーん、ごめんなさい、という感じ。 その良さがもうひとつわからなかった。 深作健太監督、映像表現としては破綻は少ない。 が、やかましいBGMと効果音、 そして何より「どうして?何で?」という不可思議な設定が多すぎる。 ドンは絵を送るときに金子の住所をどうやって知ったんだ?とか、 鉄矢とエミはなぜわざわざ山火事の方に上っていったんだ?とか、 消防団はみんなどこへ消えた?とか (きりがないので以下省略)。 窪塚洋介は復帰第一作としてはまあまあ。 エディソン・チャン、山本太郎の存在感は素晴らしかった。 黒木メイサは何じゃこいつ、という印象だったが まだ17歳にしてつかこうへいの愛弟子とか。 斉藤とも子に岡田奈々を足して2で割ったような正統派美少女 (例えが古い…泣)なので今後に期待したい。 エディソン・チャンが演じた水代元(ドン)の爆発する絵画制作が最も印象的だった。 寺で岩絵の具で描いた作品(若手日本画家・早川剛の作品)は 映画のメッセージ性とも重なり、絵画作品としても優れている。 ところが、最後の最後にやっと姿を現すドンから ふたりへのプレゼントとしての作品ががっくりなのだ (これは早川剛の作品じゃないよね)。 シャガールの亜流か、て感じ。 せっかく期待していたのに、最後であれではな…。 今一歩届かず、という印象。


借りぐらしのアリエッティ

オトーサン、 「新人監督だけど...」 でも、ジブリ作品なので、興味が。 宮崎駿監督の後継者育成の成果はいかに? 原題:借りぐらしのアリエッティ(2010) 監督:米林宏昌 原作:メアリー・ノートン 脚本: 宮崎駿/ 丹羽圭子 Genre:Drama/Fantasy 上映時間:94分 あらすじ: アリエッティは古屋敷に住む小人の女の子。 一族は、自分たちの暮らしに必要なモノを必要なだけ 人間の世界から借りて生活する、借りぐらしの種族だ。 アリエッティが初めて借りに出たその夜、 借りの最中に病気の静養にやってきた少年・翔に姿を見られてしまう。 人間に姿を見られたからには、引っ越さないといけない。 掟と好奇心の間でアリエッティの心は大きく揺れる... 声の出演者: 志田未来 ... アリエッティ 三浦友和 ... ポッド 大竹しのぶ ... ホミリー 藤原竜也 ... スピラー 神木隆之介 ... 翔 竹下景子 ... 貞子 樹木希林 ... ハル オトーサン、 「神木隆之介くん以下の声優陣がよかったね」 User Rating: 6.6/10( 1,468 votes)Yahoo! オトーサン、 「ま、こんなものかも」 User Reviews 黒美君彦さん 2010年8月3日 小人体験 ジブリ作品のテーマの多くが、「異界との邂逅」と、 それに伴うアドベンチャーを通した子供の成長であることは今更指摘するまでもない。 そうした意味からすると、この作品の「小人」は、人間の相似形であり、 従来の作品の「異界」に比べると理解はしやすい。 …というより、この作品における「異界」は寧ろ人間世界の方だ。 ガリバーもかくやと思わせるベッドに横たわる(巨大な)少年、 高層ビルを想像させる食器棚、ひと抱えもある角砂糖…。 毀誉褒貶、いろいろな見方ができようが、 私自身は「アリエッティ体験」ともいうべき小人体験を楽しめただけで満足してしまう。 巨大な水滴の表面張力の表現など、さすがと思わせる作り込み。 大竹しのぶ、三浦友和、樹木希林などベテランで固めた声の出演もなかなか良かったと思う。 物語としてはいささか盛り上がりに欠けるのは間違いないが、 それでも小人や妖精といったファンタジー世界が身近にあった頃の自分に瞬間戻れた気がした。 英国のメアリー・ノートン原作だから仕方がないけど、 「翔」少年に「はる」さん、書かれているのはひらがなで日本語で会話するのに、 なぜ「アリエッティ」「ポッド」「ホミリー」と外国系の名前なのでしょう…(苦笑)。 オトーサン、 「そうね、スカッとしないね」 前田有一さん 2010年7月14日 高品質ではあれど、どうもスッキリしない スタジオジブリのアニメーション作品の質の高さはいまさら言うまでもないが、 宮崎駿監督作品のとっつきにくさだけは別格だと私は思っている。 ぱっと見そうはみえないものの、この監督の作品はきわめて作家性が強く、 毎回解釈に頭を悩まされる羽目になる。 それでも物語をおろそかにせず、若々しい感性と高い娯楽性を兼ね備えていた ジブリ初期あたりまでの作品は良かったが、 最近のものはどうもスッキリ楽しめないというのが私の大まかな印象である。 その点『借りぐらしのアリエッティ』は、 ジブリの誇る実力派アニメーター米林宏昌監督の初監督作品。 聞くところによれば、この監督は強い政治的思想性などを持たない人らしい。 なるほど、それならジブリの美しい美術とアニメーション技術だけを、純粋 に楽しむことが出来るだろう。 私はそんな期待を抱いてこれを見に行った。 祖母(声:竹下景子)がお手伝いさん(声:樹木希林)と暮らす郊外の大きな家へ、 心臓病の療養をかねてやってきた少年、翔(声:神木隆之介)。 死と隣り合わせの日々をすごす感受性豊かな彼は、 誰も気づかないような小人がこの家の中に住んでいることに気づく。 アリエッティ(声:志田未来)という名のその小さな少女は、 一家でこの家の地下に暮らしており、必要な物資を時折「借りにくる」事で生存していた。 決して人間に見つかってはならぬという掟を破る形になったアリエッティは、 思い切って翔に説明しに行こうと決意するが……。 人間側が言いだす「自然、多種族との共生」論の傲慢さ、困難さなど、 それなりに豊かなテーマ性を持つドラマである。 「所有」にこだわる現代人に対して、「借りもの」だけで暮らす小人の存在は、 一種の社会批判にもなっている。 原作はメアリー・ノートンの児童文学『床下の小人たち』で、 映画化企画じたいは40年も前に立ち上がったという。 なるほど、確かに宮崎駿が好みそうな題材である。 美少女も出てくるし。 今回彼は脚本を担当しているが、できればそれも他のスタッフにまかせたら もっと良くなったのではないかと思う。 米林宏昌監督は、なるほどジブリ一のアニメーターといわれるだけあり、 ディテールは豊潤そのもの。 きわめて映像的な見所の多い作品を作り上げた。 たとえば文字通り水滴のようにぷるんとした小人たちの入れるお茶、 氷砂糖ひとつ「借り」にいくだけの行程がまるで大アドベンチャーになったりなど、 小人視点の奥行きある演出にはうっとりとさせられる。 ティッシュペーパーや窓越しの会話シーンなど、とてもいい。 しかし先述したようなうっとうしいテーマ性が、 そこから観客のフォーカスを微妙にずらして不協和音を発生させ、 どちらも中途半端に終わらせてしまった。 これはまずかった。 いっそ少年とアリエッティのかなわぬ交流、恋のごとき感情の交感に焦点をあて、 別れの切なさに見せ場を収束させる物語にしてほしかった。 それでも十分に、作品の主題は伝わったはずだ。 この作品のクライマックスは、 王道に背を向ける近年の宮崎駿色が強すぎると私などは感じる。 もっとも、それがいいのか悪いのか。 それは各自の好みの範疇であろう。


ヒックとドラゴン

オトーサン、 「映画館か、混んでいるだろうな」 夏休みの映画館はキライです。 劇場内を子供が走りまわり、上映中に 泣き出したりして... 2Dの日本語吹き替え版をみました。 原題:How to Train Your Dragon (2010) 監督:Dean DeBlois/Chris Sanders 原作:Cressida Cowell 脚本:William Davies/Dean DeBlois/Chris Sanders Genre:Animation / Adventure / Comedy / Family / Fantasy Rated PG for sequences of intense action and some scary images,          and brief mild language. 上映時間:98分 あらすじ: バイキングのリーダー、ストイックの息子ヒックは、 偉大な父とは正反対の貧弱で気弱な少年。 大切な家畜を襲う害獣のドラゴン族を狩らねば 男とはみなされないこの村では、いつも半人前扱いされている。 それが最大のコンプレックスだったヒックは、 あるとき大怪我で飛べない最強のドラゴンを発見する。 だがやさしいヒックはどうしても止めを刺すことができず、 世話をすることによって友情を育んでいくのだった。 声の出演者: Jay Baruchel ... Hiccup(ヒック) Gerard Butler ... Stoick(ストイック) Kristen Wiig ... Ruffnut(ラフ) オトーサン、 「ヒック、人物像の造形がお見事!」 その他の声の出演者: Craig Ferguson ... Gobber America Ferrera ... Astrid Jonah Hill ... Snotlout Christopher Mintz-Plasse ... Fishlegs T.J. Miller ... Tuffnut Robin Atkin Downes ... Ack Philip McGrade ... Starkard Kieron Elliott ... Hoark the Haggard Ashley Jensen ... Phlegma the Fierce User Rating: 8.3/10 ( 26,326 votes)IMDb User Rating: 9.0/10 ( 137 votes)Yahoo! オトーサン、 「こんなに高いかなぁ?」 User Reviews axel_foleyさん United States 2010年3月15日 これぞ映画の醍醐味 信じられない! 間違いなく今年最高のアニメ映画だ。 最初から最後まで、あらゆる面でよかった。 脚本も、デザインも、監督もいい。 信じられないほどいい映画だが、完璧ではない。 おそらく時間と予算の制約からだろう。 つまり、指摘したいのは、 もし、この映画が大ヒットしなければ、 私が全米の信用を失うということだ。 製作者たち、おめでとう。 傑作をつくったね。 子供のような気にさせてくれて、サンキュー。 オトーサン、 「前田さん、絶賛!」 前田有一さん 2010年8月1日 文句のつけようのない横綱相撲 『ヒックとドラゴン』は、 いくらほめてもたりないほどの傑作であるが、 それは様々な要素が高いレベルで融合された、 すなわち完成度の高さによるもの。 何かが突出して良いのではなく、すべてがハイクオリティ。 まさに死角のない横綱。 事件前の朝青龍みたいなものである。 (あらすじ 前掲) ドラゴンとバイキングの終わりなき戦いが続くファンタジー世界観。 両者の戦いに終止符を打つのは誰なのか。 アメリカという国は、かつて先住民族たるインディアンを 女子供にいたるまでほぼ絶滅に等しい数まで虐殺することによって、 その反抗の声を完全に押さえ込んだ。 情けをかけ、中途半端に残せばどんな禍根を将来に残すか、 彼らは最初から知っていたのである。 宗教勢力を政治から完全に一掃するため、 織田信長が容赦ない焼き討ちを行ったのと同じだ。 一見非道にみえたとしても、それが将来の自民族の平和につながる事もある。 政治家には、ときにそれを断行する厳しさが必要というわけだ。 そんなアメリカが、2010年にはこのような映画を作るまでになった。 『ヒックとドラゴン』が伝えようとしているのは、 建国当時から続く「皆殺しによる平和」「敵を圧倒するアメリカ」の精神ではない。 殺しあってきた敵と、共生の道を探る。 少年ヒックと最強のドラゴン・トゥースのコンビを架け橋に、 両種族を平和へ導こうとする挑戦は、 現実の国際政治が抱えるあらゆる紛争問題へのひとつの回答である。 これまでも似た思想の映画は数多くあったが、 ハリウッドのメインストリームにこうした作品が並ぶようになってきたのは 注目すべき事柄といえるのではなかろうか。 そうした深く斬新なテーマ性を横に置き、 たんなる少年向けのダイナミックなアドベンチャーとして見ても 本作はたいへんレベルが高い。 ジェイソン・ボーンシリーズでリアルなアクションシーンを盛り上げた ジョン・パウエルによる音楽は、それを上回るほどのアドレナリンを分泌させる。 勇壮かつ雄大なスコアは、クライマックスの悲壮なる戦いの感動を二倍にも三倍にも増してくれる。 この戦いのシークエンスは、単に映像を派手にする小手先の演出ではなく、 十分に張られた前半の伏線を回収する事によって盛り上げてゆく。 子供だましではない、本気の脚本力を味わうことができる。 子供向けの映画でこういう事をやる。 アメリカのアニメーションの凄み、映画文化の深みを感じられるはずだ。 本作は3Dだが、割増料金目当てにとりあえず3Dにしてみました的な「駄3D」が量産される中、 そうとう良い部類に入る。 『ヒックとドラゴン』に関しては、無理をしてでも3D上映館に出かける価値がある。 トゥースが初めて飛立つシークエンスの迫力、 感動は3Dならではのものがあり、必然性が感じられる。 もし就学前のお子さまに3Dデビューさせたいのなら、 2Dで十分なトイストーリーよりも私はコチラをお勧めする。 小さい子供たちは、なにも理解していないようで意外と本物を感じ取る力がある。 なるべくいいものを見せてやるのが親の務めというものだ。 定石を崩したラストシーンは、ドリームワークス社の 「俺たちはディズニーとは違うんだ」との意思、意地を感じさせる秀逸なもの。 プロデューサーや幹部らの間に波紋をおこし、意見収集試写会で議論を重ねた上での採用。 その決断は大正解だったと私も思う。 そこまで、脳みその表面だけで「共生、差別撤廃って大事だよねー」とヘラヘラ見ていた 私のような観客を奈落のそこに突き落とす衝撃。 これを見ることで、共生という口当たりの良い言葉の裏に隠された重い責任と覚悟、 本当の意味での対等というものがどういうものか、観客は学ぶのである。 ヒックとトゥースの関係はこのラストをもってようやく均等になり、プラマイゼロになる。 考えてみれば、これ以外の結末はありえない話であった。 唯一、日本版キャストの声になじむまで時間がかかり、 前半のコメディーシーンを十分に楽しめなかった点が残念だが、 『ヒックとドラゴン』がこの夏のダントツナンバーワン作品である事に間違いはない。 これほどの映画作品を見られる(子供たちに見せてあげられる)機会はそうそうないから、 幼い男の子がいるお父さんは、とくに見逃さぬよう。


殺したいほどアイ・ラブ・ユー

オトーサン、 「ほんとに実話なの?」 夫の浮気に怒り狂った妻が殺し屋を雇う話しです。 ♪骨まで、骨まで、愛されていると、 白骨死体になる確率も高くなるのでしょうか? コワイネー。 原題:I Love You to Death (1990) 監督:Lawrence Kasdan 脚本:John Kostmayer Genre:Comedy / Crime Country:USA Language:English / Italian / Serbo-Croatian 上映時間:93分 あらすじ: ジョーイは、ピザ屋だ。 店は繁盛しているし、妻のロザリーとの夫婦仲もいい。 だが、妻に隠れて浮気している。 ある日、ロザリーは夫の浮気現場を目撃し、泣き崩れる。 母親のナージャがジョーイ殺しを提案し、 殺し屋を雇うことにする。 だが、銃弾が頭を貫通したのに、死ぬ気配がないのだ... 出演者: Kevin Kline ... Joey Boca(ジョーイ) Tracey Ullman ... Rosalie Boca(ロザリー) Joan Plowright ... Nadja, Rosalie's Mother(ナージャ) River Phoenix ... Devo Nod (ディーボ) William Hurt ... Harlan James (ハーラン) Keanu Reeves ... Marlon James (マーロン) James Gammon ... Lt. Larry Schooner (警部ラリー) オトーサン、 「軽妙だけど、不気味だね」 ケビン・クラインは、いつものように演技達者ですが、 ジョーイ殺しを提案するジョーン・プローライトが好演していました。 病人を殴ったり、ベッドから突き落とすなんて。 KEVIN KLINE  ケビン・クライン 誕生日 1947/10/24 出身 米ミズーリ州セント・ルイス インディアナ大学で演劇を専攻し、ジュリアード学院演劇科を卒業。 その後、ブロードウェイにデビュー。 82年「ソフィーの選択」で映画デビュー。 89年「ワンダとダイヤと優しい奴ら」でアカデミー助演男優賞受賞。 89年、フィービー・ケイツと結婚し、オーウェンとグレタの一男一女がいる。 「アニバーサリーの夜に」では親子四人で出演。 活躍度 ○→ 演技力 ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆☆★★ 出演作 1982年「ソフィーの選択」 1983年「再会の時」 1985年「シルバラード」 1986年「すみれはブルー」 1987年「遠い夜明け」 1988年「ワンダとダイヤと優しい奴ら」「乙女座殺人事件」 1990年「殺したいほどアイ・ラブ・ユー」 1991年「ソープディッシュ」「わが街」 1992年「チャーリー」「隣人」 1993年「デーヴ」 1994年「プリンセス・カラブー」 1995年「フレンチ・キス」 1996年「アル・パチーノのリチャードを探して」「ノートルダムの鐘」(声) 1997年「危険な動物たち」「イン&アウト」 1998年「アイス・ストーム」 1999年「ワイルド・ワイルド・ウエスト」◇ 2000年「エル・ドラド 黄金の都」(声) 2001年「アニバーサリーの夜に」◇「海辺の家」◇ 2002年「オレンジ・カウンティ」「卒業の朝」◇ 2004年「五線譜のラブレター」◇ 2006年「ピンクパンサー」◇「今宵、フィッツジェラルド劇場で」◆ JOAN PLOWRIGHT  ジョーン・プローライト 誕生日 1929/10/28  出身 英ランカシャー地方ブリッグ オールド・ビグ座で古典劇を学ぶ。 61年に舞台劇「寄席芸人」で共演したローレンス・オリビエと結婚。 58年「白鯨」で映画デビュー。 92年「魅せられて四月」でゴールデングローブ賞助演女優賞、 アカデミー賞助演女優賞ノミネート。 活躍度 △→ 演技力   ☆☆☆☆★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ  ☆☆☆★★★ 出演作 1958年「白鯨」 1960年「寄席芸人」 1970年「三人姉妹」 1977年「エクウス」 1982年「スティング プリムストン&トリークル」 1985年「レボリューション/めぐり逢い」 1988年「数に溺れて」 1990年「わが心のボルチモア」「殺したいほどアイ・ラブ・ユー」 1992年「魅せられて四月」 1993年「ラスト・アクション・ヒーロー」「わんぱくデニス」 1995年「スカーレット・レター」「サバイビング・ピカソ」 1996年「ジェイン・エア」「101」 1998年「ムッソリーニとお茶を」◇ 2000年「ダイナソー」(声) 2003年「女神が家にやってきた」 2004年「アイ・アム・デビッド」「ドラゴン〜竜と騎士伝説〜」(声) 2007年「スパイダー・ウィックの謎」◆ その他の出演者: Jack Kehler ... Sgt. Carlos Wiley Victoria Jackson ... Lacey Miriam Margolyes ... Joey's Mother Alisan Porter ... Carla Boca Jon Kasdan ... Dominic Boca Heather Graham ... Bridget Michelle Joyner ... Donna Joy John Kostmayer ... Benny User Rating:6.1/10( 6,077 votes)IMDb User Rating:7.7/10(  283 votes)Yahoo! オトーサン、 「ま、こんなものでしょう」 User Reviews Matthew Ignoffoさん Eatontown, NJ, USA 2001年2月4日 間違いだらけをコメディに 明らかに、実話がもとだ。 だが、実話から離れて、正統派のドタバタ喜劇になっている。 すばらしく滑稽な演技だ。 ヒッチコック風の喜劇で、殺人が果たせず、男が死なないのだ。 ジョーン・プローライトの出番が見物だ。 おどけたひねり満載のなかで、目立つのは、そう簡単ではないのに。 せりふも、実に脳天気だ。 こいつは、珠玉の喜劇だ。 出来れば、見るといい。 オトーサン、 「こんなキアヌなんて...」 キアヌ・リーブスが頼りない殺し屋役で出ているなんて、 よしちゃんに言われるまで、気がつきませんでした。 よしちゃんさん 2010年5月1日 殺しても殺しても... 元気すぎて、殺しても殺しても死なない夫。 これがこの映画の「笑い」のタネとなっています。 洋画のお笑いにはついていけないという方には 是非一度観ていただきたい作品で、 きっと、その感想を変える事ができる映画になると思います。 この映画も、やはりキャスティングが良く、 元気すぎる夫、夫の浮気を知り夫を殺したくなる妻、 そして、それを取り巻く登場人物達の絶妙なやりとり。 そして、展開の速さもテンポ良く、 あっという間に結末を迎えるはずです。 余談ですが、若き日の無名の「キアヌ・リーブス」が すごい格好の役で出演しています。 これもある意味、見モノかもしれません。 古い映画ですが、探してでも一度は観てみてください。 きっと楽しめるはずです。


ルディ 〜億万長者な14歳?〜

オトーサン、 「ホリエモンを凌ぐ若さか」 14歳の子が、天才IT長者という設定、 ホリエモンの言動をめぐる大騒ぎ、 いまとなっては、信じられないほどでした。 原題:Prisoner of Zenda, Inc. (1996) (TV) 監督:Stefan Scaini 脚本:Richard Clark/Rodman Gregg Genre:Adventure / Drama Rated PG for mild language and thematic material. 上映時間:101分 あらすじ: 天才コンピューター少年ルディは 父の会社であるゼンダ社を継ぐことに。 ルディーの社長就任を良く思わない叔父のマイケルは 会社を乗っ取るためにルディを誘拐する。 ルディの共同経営者になったウーリー教授は、 この事実を株主総会を乗り切るまでバレないようにする。 後援する野球大会でルディのそっくりさん、オリバーを発見する。 出演者: Jonathan Jackson ... Rudy Gatewick / Oliver Gillis(ルディ/オリバー) Jay Brazeau ... Professor Wooley(ウーリー教授) William Shatner ... Michael Gatewick(マイケル) オトーサン、 「この少年、クールだね」 演技力もなかなかです。 JONATHAN JACKSON  ジョナサン・ジャクソン 誕生日 1982/5/11 出身 米フロリダ州オーランド 活躍度 △→ 演技幅 適応 演技力   ☆☆☆★★★ アクション ☆☆★★★★ コメディ ☆☆★★★★ 出演作 1993年「フリー・ウィリー」 1994年「僕たちのサマーキャンプ/親の居ぬ間に…」 1999年「ディープ・エンド・オブ・オーシャン」 2002年「インソムニア」「エバーラスティング 時をさまようタック」 その他の出演者: Richard Lee Jackson ... Douglas Gatewick Don S. Davis ... Colonel Zapf Katharine Isabelle ... Fiona John Tench ... Leon Jed Rees ... Buddy Mark Acheson ... Frankie Howard Dell ... Coach Wilson Sean Amsing ... Charlie Rosemerkel Demetri Goritsas ... Baxter David Kaye ... Mr. Gillis Alan Robertson ... Arthur Stephen E. Miller ... Coach Palmer User Rating:5.7/10 ( 113 votes) オトーサン、 「Yahoo!にも出ていないぞ!」 User Reviews Freedomisanillusionさん Tasmania, Australia 2003年2月4日 どちらかといえば、安っぽい。 だが、雨の日にはいい。 妹がジョナサン・ジャクソンのフアンだ。 この映画を見つけて、テープに取った。 ある日、私は退屈しきっていた。 そこで、デッキに入れて、見始めた。 いい映画ではなかったが、 かといってヒドイ映画というほどではなかった。 ジョナサン・ジャクソンは、ルディを演じる。 大金持ちで、父親の死後、企業のトップにつく。 ルディ誘拐後、父親の友人ウーリー教授が、 ルディにそっくりのオリバー少年をみつけ、 ルディを装い、企業を運営してもらおうとする。 ある日、TVで放映されたら、 見るといい。 だが、探すのは時間の無駄だ。 10点満点で、6点。


魔女っ子ペルディタ

オトーサン、 「何だかなぁ」 冒頭のシーン、女の子が海辺で戯れています。 じっと見守る母親が、直後に投身自殺。 投げ売りDVDでした。 原題:The Witch's Daughter (1996) (TV) 監督:Alan Macmillan 原作:Nina Bawden 脚本:Simon Booker Genre::Drama Country:UK / USA Language:English 上映時間:86分 あらすじ: スコットランドの小さな島。 12歳の娘ペルディタは、12歳。 父親が海で遭難したのを悲観して、母親が投身自殺。 エビ漁が不作になったこともあり、 ペルディタは、魔女っ子と呼ばれるようになる。 だが、優しい叔母アニーとの2人暮らし、 それに流れ者のスミスが同居し、それなりに自分を取り戻す。 ある日、海辺に流れついたトランクのなかから古い絵が出てくる。 隣人の画家に届けると、名画らしい。 そんなことで、知り合った少年ティムと仲良くなり、 2人で、洞窟遊びをしていると、 不可解な行動をしているジョーンズを目撃する。 出演者: Sammy Glenn ... Perdita (ペルディタ) Susan Gilmore ... Annie (アニー) Richard Claxton ... Tim (ティム) Patrick Bergin ... Mr. Smith (スミス) Peter Firth ... Mr. Jones (ジョーンズ) オトーサン、 「可愛いけど、演技はねぇ」 海外映画俳優マガジンに出ていませんでした。 その他の出演者: Leigh Blagi ... Helen Hoggart Guy Cochrane ... Billy Mackay Roy Hanlon ... Will Campbell Charles Jamieson ... D.I. Hall Simone Lahbib ... Zelda Stewart Preston ... D.I. Petrie Annie Louise Ross ... Betty Tarbutt Allan Sharpe ... Jock Tarbutt Gareth Thomas ... Dan Mackay Tim Webster ... Paramedic User Rating: 6.9/10 ( 36 votes) IMDb オトーサン、 「高過ぎる!」 Yahoo!で検索しましたが、 コメントがひとつも見当たりませんでした。 IMDbも、わずか下記の1件のみ! User Reviews James M8 さん USA 2002年1月8日 よくできてはいるものの... 原作は、子供の頃からの私のお気に入り。 誰かが映画化するというので、胸が騒いだ。 原作を読んだ後、映画をみた多くのひと同様、 がっかりした。 in some of the discrepancies; もし、原作を読んで好きになったひとならば、 ティムの盲目の姉ジャーネーがまったく登場してこないのに驚くだろう。 ストーリーの終わりも、かなり違っていて、 より陽気なものとなっている。 出演者はよく選ばれているが、 ペルディタは、 より小さく、傷つきやすく、haunted-lookingだと思っていた。 女優のサミー・グレンは、訴えるものがあるが、 感受性が高く、怯えて、孤独な少女を演じるにしては、 頑丈で、陽気すぎる。


邪魔者は殺せ

オトーサン、 「テロリストが是認されていたんだ」 植民地支配や政権の圧政に対して起き上がる。 歴史は、それを善としてきました。 でも、いまは、テロリスト=悪となっています。 その判断が書き変えられることはあるのでしょうか? 原題:Odd Man Out (1947) 監督:Carol Reed 原作:F.L. Green 脚本:F.L. Green /R.C.Sheriff Genre:Crime / Drama / Film-Noir / Romance / Thriller Black and White Country:UK Language:English 上映時間:115分 あらすじ: ジョニーは、アイルランド過激派のリーダー。 脱獄して半年、キャスリーンの家に身を隠し、資金調達計画を練る。 同志たちと工場を襲うが、ひとり逃げ遅れ、追手を殺す。 仲間のクルマから振り落とされ、怪我を負う。 痛む身体を引きづりながら、街の片隅を逃げ回る。 そして、行く先々で奇妙な連中と出会う。 出演者: James Mason ... Johnny McQueen(ジョニー) Kathleen Ryan ...Kathleen Sullivan(キャスリーン) Robert Beatty ... Dennis(デニス) F.J. McCormick ... Shell(シェル) オトーサン、 「美男子だなぁ」 もうすこし演技力があれば、よかったのに。 JAMES MASON ジェームス・メイスン 誕生日 1909/5/15-1984/7/27 出身 英ヨークシャー ケンブリッジ大学で建築学を専攻。 地方劇団を経てロンドンの舞台に立つ。 出演作 1923年「巨人征服」 1937年「無敵艦隊」 1943年「灰色の男」 1944年「激情」 1945年「妊婦」「第七のヴェール」 1946年「邪魔者は殺せ」 1947年「霧の夜の戦慄」 1949年「魅せられて」「ボヴァリー夫人」 1951年「パンドラ」「砂漠の鬼将軍」 1952年「五本の指」「流刑の大陸」「ゼンダ城の虜」 1953年「砂漠の鼠」「三つの恋の物語」「ジュリアス・シーザー」 1954年「炎と剣」「スタア誕生」「海底二万哩」 1956年「黒い報酬」 1957年「日のあたる島」「ハルコア号の冒険」 1958年「針なき時計」 1959年「北北西に進路を取れ」「地底探検」「美女と詐欺師」 1961年「ザーレンからの脱出」 1962年「野性の太陽」「ロリータ」 1963年「潜水艦ベターソン」 1964年「女が愛情に渇くとき」「ローマ帝国の滅亡」「ロード・ジム」 1966年「ジンギスカン」「太陽が目にしみる」「ブルー・マックス」 「ジョージー・ガール」 1967年「恐怖との遭遇」 1968年「うたかたの恋」「太陽を盗む」 1970年「としごろ」「夜の訪問者」 1971年「殺し」「無頼プロフェッショナル」 1973年「シーラ号の謎」「マッキントッシュの男」 1974年「新・おしゃれ泥棒」「マルセイユ特急」「プリンセスの自叙伝」 1975年「怪盗軍団」「マンディンゴ」 1977年「さすらいの航海」「戦争のはらわた」「天国から来たチャンピオン」 1978年「ブラジルから来た少年」 1979年「黒馬車の影」「ザ・パッセージ/ピレーネ突破口」「華麗なる相続人」       「死霊伝説」 1980年「北海ハイジャック」「地中海殺人事件」 1982年「評決」「チーチ&チョン/イエロー・パイレーツ」「12月の熱い夏」 1985年「炎のレジスタンス」 その他の出演者: Robert Newton ... Lukey Cyril Cusack ... Pat William Hartnell ... Fencie - the barman Fay Compton ... Rosie Denis O'Dea ... Inspector W.G. Fay ... Father Tom Maureen Delaney ... Theresa O'Brien Elwyn Brook-Jones ... Tober Dan O'Herlihy ... Nolan Kitty Kirwan ... Grannie Beryl Measor ... Maudie Roy Irving ... Murphy User Rating:7.9/10( 2,535 votes)IMDb User Rating:8.0/10( 14 votes )Yahoo! オトーサン、 「名画の香り」 アカデミー賞ノミネート ・編集賞 User Reviews pdeany1234さん United States 2006年11月13日 リードの傑作 この映画の舞台も、撮影も、最高だ。 ジョニーの隠れ場所、カナリアだらけのシェルの奇妙な部屋、 洗練されたヴィクトリア調のタベルナ、 意識を失って横たわるジョニーに降りつもる雪。 .私は、「第3の男」が好きだが、 これは、大好きなキャロル・リード制作なのだ。 ゆったりして、瞑想的だ。 必要不可欠な神学的、哲学的概念を映画に変換している。 奇妙で、時に睡眠剤を飲まされたようだ。 だが、結局、ジョニーは、苦痛と発熱で、もうろうとしていて、 この夢のようなつくりは、まったく妥当なのだ。 -- 彼は、死ぬ前にゆっくりと考える。 死ぬとはどういうことなのだろう、死後、どこへ行くのだろう。 リードは、せりふ抜きで、映画をつくる。 顔のクローズアップ、ソフトで暗い街路、奇妙な角度が、 難しいコンセプトや感情を映像芸術に仕立て上げる。 いつも愕くのは、コメントの少なさだ。 なぜ、この名画に振り向こうとしないのだろう。 オトーサン、 「賛成、邦題は不適切」 Ikedaさん 2003年8月16日 鬼は外 IRAと思われるジェイムス・メイスン率いる秘密結社が、 資金調達のため強盗に入るけれども、 逃げ遅れたメイスンが、負傷したまま逃避行を続ける映画です。 公開当時、評論家双葉十三郎が 「サスペンスの盛り上げ方がうまい」と言って褒めていました。 確かにそうですし、カメラも素晴らしいものがあります。 然し、この映画の本質は、最初に出てくる説明タイトルにあるように 人の心の描写にあると思いました。 傷ついた同志より自分が大事だと思う男、密告する女、賞金を取ろうとする男、 死に直面した表情を画きたいという画家、 何とか自分が厄介に巻き込まれまいとする人々、 死の前に魂の安らぎを与えたい牧師、 そして、一人だけで死なせたくないと想う愛人などの心を的確に描いています。 主役のメイソンにしても、盛んに撃った男が死んだかと言う事を気にして、 突如、演説を始めたりするのが面白いです。 この辺は、イギリス物らしくて、オハナシ的要素が多く、 ディッケンズの小説やスコットの詩を思いださせます。 そのような意味で、邦題の「邪魔者は殺せ」というのは適切でなく 「鬼は外」と言うのが原題の意味だと思います。


白い家の少女

オトーサン、 「叩き売りだけど...」 パッケージを手にとってチェックしました。 「これは、レアものだ」 ジョディ・フォスター、子役時代の作品でした。 原題:The Little Girl Who Lives Down the Lane (1976) 監督:Nicolas Gessner 原作・脚本:Laird Koenig Genre:Drama / Horror / Mystery / Thriller Country:Canada / USA / France Language:English 上映時間:91分 あらすじ: ニューイングランドんの小さな村。 冬の海を見おろす丘の白い家、 ここにリンは、ひとりで暮している。 ハロウィーンを口実に、フランクがやってきて、 リンに手を出そうとしたが、何とか撃退する。 家主のハレット夫人もひどい、我が物顔にふるまうのだ。 リンは怒る、ここは私の家よ。 ある朝、ハレット夫人が再びリンを訪れ、 勝手に地下室へ降りて行こうとする。 だが、足を滑らして、呆気なく死んでしまう。 証拠隠滅のために、リンが夫人の車を処理しようとしたとき、 少年マリオが声をかけ、手伝ってくれるのだが... 出演者: Jodie Foster ... Rynn(リン) Scott Jacoby ... Mario(マリオ) Martin Sheen ... Frank Hallet(フランク) Alexis Smith ... Mrs. Hallet(ハレット夫人) オトーサン、 「堂々たるものだね」 子供の頃から、アカデミー賞級の演技ができたのです。 JODIE FOSTER ジョディ・フォスター 誕生日 1962/11/19 出身 米カリフォルニア州ロサンセルス 2歳の時にCM出演。8歳で映画界入り。 75年「アリスの恋」で注目される。 76年「タクシードライバー」の少女売春婦役で、 アカデミー賞助演女優賞ノミネート。 85年にエール大学文学部に入学。 その後、88年「告発の行方」、91年「羊たちの沈黙」で、 2度アカデミー賞主演女優賞受賞。 94年「ネル」でアカデミー賞主演女優賞ノミネート。 90年には自身の製作会社を設立し、 91年「リトルマン・テイト」で監督デビュー。 長男チャーリーと次男キットがいる。 出演作 1972年「ナポレオンとサマンサ」「カンサスシティの爆弾娘」 1973年「トム・ソーヤの冒険」「リトル・インディアン」 1975年「アリスの恋」 1976年「白い家の少女」◇「ダウンタウン物語」      「タクシードライバー」◆「別れのこだま」 1977年「キャンドルシューセント・エドモントの秘宝」      「避暑地のラブストーリー」      「フリーキー・フライデー」 1980年「フォクシー・レディー」 1984年「他人の血」「ホテル・ニューハンプシャー」 1986年「ヴィクトリア」 1987年「シェスタ」 1988年「君がいた夏」「告発の行方」◇      「ファイブ・コーナーズ/危険な天使たち」 1989年「ハートに火をつけて」「バックトラック」 1991年「羊たちの沈黙」◇      「リトルマン・テイト」 1992年「ウディ・アレンの影と霧」 1993年「ジャック・サマースビー」      「IT WAS A WONDERFUL LIFE」(ナ) 1994年「ネル」◇「マーヴェリック」 1997年「コンタクト」◇ 1999年「アンナと王様」◇ 2001年「パニックルーム」◇「イノセント・ボーイズ」◆ 2004年「ロング・エンゲージメント」 2005年「フライトプラン」◇ 2006年「インサイド・マン」◆ 2007年「ブレイブワン」◇ 2008年「幸せの1ページ」◇ その他の出演者: Mort Shuman ... Miglioriti Dorothy Davis ... Town Hall Clerk Clesson Goodhue ... Bank Manager Hubert Noel ... Bank Clerk Jacques Famery ... Bank Clerk Mary Morter ... Teller Julie Wildman ... Teller User Rating:7.2/10 ( 3,110 votes)IMDb User Rating:7.2/10 ( 126 votes)Yahoo! オトーサン、 「ま、こんなものかも」 User Reviews moonspinner55さん redlands, ca 2005年9月6日 不気味で刺激的なスリラー..., 海辺の村にやってきた少女と詩人の父親。 孤立して暮らしている。 やがて、好奇心あふれる隣人たちが騒ぎ出す。 凶暴なほど自立した少女に注目する。 ホラー映画という間違って宣伝されているが、 この映画は、面白いサイコ・スリラーだ。 豊穣な雰囲気とジョディ・フォスター主演で、 信じられないほど見事で確かなものになっている。 フォスターが、友人の病気に悩まされて、 カウンターに座ってひとりでハンバーガーを食べ、 (そう、食べ物には触ろうともしないのだ) やがて、マーカーライトが散りばめられた通リを眺めるシーンは、 彼女の最高に美しいシーンだろう。 監督も、脚本もいい。 大人たちが子供を見下したり、無視する態度をよく捉えており、 主役の彼女が知性を武器にするあたりも巧みだ!! 弱い者いじめ好きは、がっかりするかもしれない。 「ハロウィーン」よりは微妙で、 暴力ではなく、緊迫感やムードによって、 サスペンスを引き出している。 「タクシードライバー」や「ダウンタウン物語」を撮り終えた時期、 ジョディ・フォスターの映画人生において、 この時期が個人的にはピークだった。 悩ましい人物描写の「タクシードライバー」とは違うが、 成長途上の恐ろしいほど人並みでない子供を見事に描いている。 オトーサン、 「14歳でセクシーか」 でも、インドでは結婚適齢期だとか。 keiさん 2009年1月3日 ジョディ・フォスターは、子役でも上手い! ジョディ・フォスターは、子役でも感心するほど上手い。 しかもSEXYさも程ほどである。 ストーリーが、在り来たりであるとのレビューも在るが、 私は、グイグイ引き込まれて「恐怖感」「絶望感」も 十分堪能しました。 見て損は無しでなく、ファンなら見るべき作品!!!


ドラムライン

オトーサン、 「あなた、ドラムでもやったら?」 「ふーん、このオレがドラムねぇ」 定年後、つれあいにすすめられましたが、 まったく取りあいませんでした。 原題:Drumline (2002) 監督:Charles Stone III 原作:Shawn Schepps 脚本:Tina Gordon Chism /Shawn Schepps Genre:Comedy/ Drama / Romance / Music Rated PG-13 for innuendo and language. 上映時間:118分 あらすじ: デヴォンは、マーチング・ドラムの天才。 A&T大学のリー監督にスカウトされ、特待生で入学する。 レイラという恋人もできる。 だが、自信過剰で、リーダーのショーンと衝突するが、 ドラム対決で勝利し、ますます自惚れが強くなる。 その姿勢にリー監督は激怒し、退部させられる... 出演者: Nick Cannon ... Devon Miles (デヴォン) Zoe Saldana ... Laila (レイラ) Orlando Jones ... Dr. Lee (リー監督) Leonard Roberts ... Sean Taylor (ショーン) オトーサン、 「いいやつだな。へぇ...」 マライア・キャリーの旦那さんとは。 NICK CANNON  ニック・キャノン 誕生日 1980/10/8 出身 米カリフォルニア州サンディエゴ 10代からハリウッドのコメディ・クラブに出演。 テレビ番組「THE NICK CANNON SHOW」でブレイク。 2002年「メン・イン・ブラック2」で映画デビュー。 2004年にアルバム「ニック・キャノン」をリリース。 2008年、歌手マライア・キャリーと結婚。 活躍度 △↑ 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 2002年「メン・イン・ブラック2」「ドラムライン」 2004年「Shall We Dance? シャル・ウィ・ダンス?」「ガーフィールド」(声)「リディック」 2006年「ボビー」「モンスター・ハウス」(声) 2007年「GOAL!2」 2008年「デイ・オブ・ザ・デッド」 その他の出演者: GQ ... Jayson Jason Weaver ... Ernest Earl Poitier ... Charles Candace Carey ... Diedre Shay Roundtree ... Big Rob Miguel A. Gaetan ... Trey J. Anthony Brown ... Mr. Wade Afemo Omilami ... President Wagner Angela Elayne Gibbs ... Dorothy Miles Tyreese Burnett ... Henry Brandon Hirsch ... Buck Wild User Rating:5.2/10 ( 18,053 votes)IMDb User Rating:8.1/10 ( 793 votes)Yahoo! オトーサン、 「Yahoo!は、高いスコアだな」 物珍しいさもあったのでしょうね。 User Reviews huggy_bearさん NC 2003年10月16日 大好き!! 実は、この映画、息子に買ってやった。 彼は、高校のマーチングバンドの小太鼓ドラマーなのだ。 この映画を楽しめるなんて、まったく思ってもいなかった。 だが、奇妙なことに、心の底から楽しめた。 なぜかは分からないが、納得できた。 演技がいいし、ストーリーもいい。 いくつかのシーンは、先が読めるが、 全体として、おすすめしたい。 オトーサン、 「前田さん、ドラムやったら?」 前田有一さん 2004年4月4日 新鮮な世界との出会いに満足できる作品 大学のマーチングバンドという真新しい題材をメインに扱った青春ドラマ。 凄腕のドラマーである主人公の活躍と成長を描く。 とはいうものの、青春ドラマのほうを期待しちゃいけない。 スポ根ドラマだが、泣けはしない。 『ドラムライン』唯一にして最大のウリは、ド迫力のマーチング・バンド演奏シーン。 アメリカン・フットボールの試合などを見に行くと、 こうしたバンドがスティックさばきや行進の隊列の美しさなどを見せてくれるものだが、 それだけをここまで深く突っ込んで紹介した映画は初めてではなかろうか。 この見せ方がまた、いかにもアメリカ映画的な派手なもので、 画面に登場する黒人バンドの様子は、 ただの大学ブラスバンド部(?)の姿とは思えないほどカッコいいし、オシャレだ。 大学対抗のドラム対決などと聞けば、 一見「小太鼓の技術を競うなんてえらく地味だな」などと思ってしまうが、 そうした先入観を吹き飛ばすほど見ごたえがある。 さすがはアメリカ、どんなものでもショーアップして エンタテイメントとしてしまう国民性には感服する。 ここはあちらのマーチングバンド文化の紹介映画として、素直に楽しむとしよう。 撮影にも工夫を凝らし、あらゆる角度から彼らの魅力を伝えようとしているのがわかる。 マーチングバンドの皆さんが、これほど情熱を傾け、技術を磨いているとわかれば、 ぜひ自分も目指したいと思う人々が増えることだろう。 これなら音楽系の部活などをやっていた方はもちろん、 そうでない方にとっても新鮮で面白いはず。 興味をもたれた方は、音響設備のよい劇場に出向いてみてはいかがだろう。 何しろこの映画の最大の見所は迫力の映像と音響なのだから、 映画館に出かけて行く価値は大いにある。


続 一ダースなら安くなる

オトーサン、 「マーナ・ロイ主演か、買おう」 500円の叩き売り、しかも、続編です。 普通だったら敬遠するところですが、 名女優の主演なら、御の字です。 原題:Belles on Their Toes(1952) 監督: Henry Levin 原作:Frank B. Gilbreth Jr./Ernestine Gilbreth Carey 脚本:Phoebe Ephron/Henry Ephron Genre:Comedy 上映時間:89分 あらすじ: 末っ子の卒業式に、リリアンが駆けつける。 周囲の席には立派に育ったわが子たち。 リリアンは、越し方を振りかえる。 夫の能率技師フランクが死に、 何と12人の子供を女手ひとつで育てなければならなかった。 妻リリアンも、能率技師だが、女性の地位は低く、 なかなかいい職場をみつけられない。 一方、長女のアンは大学卒業後、医師ボブと恋仲に。 だが、家族の面倒をみなければと、 遠隔地での結婚生活には、踏み切れなかった... 出演者: Myrna Loy ... Dr. Lillian M. Gilbreth(リリアン) Jeanne Crain ... Ann Gilbreth(アン) Edward Arnold ... Sam Harper(サム) Jeffrey Hunter ... Dr. Bob Grayson(医師ボブ) オトーサン、 「マーナ・ロイ、もっと若いかと思ったのに...」 ハリウッドの初期、白黒映画で活躍した女優さん。 この映画はすでにカラー。 ですから、彼女もいいお年になっていたわけです。 MYRNA LOY  マーナ・ロイ 誕生日 1905/8/2-1993/12/14 出身 米モンタナ州レイダーズバーグ 出演作 1925年「美人帝国」 1926年「ベン・ハー」「特製鋼鉄人形」「鉱金広小路」      「太平洋横断」「娘は帰る」「ドン・ファン」「陽炎の夢」      「陽気な巴里っ子」 1927年「指紋名探偵」「戦線膝栗毛」「純情無敵」「間諜」      「ジャズ・シンガー」「亭主三拝九拝」「女丈夫」      「速成恋愛術」「満腹狂奏曲」「市俄古から来た男」 1928年「母よ愚かなれ」 1929年「ノアの箱船」「黒時計聯隊」「スコール」      「恋の大分水嶺」「十三号室の女」 1930年「生命の切札」「逃走の島」「曠原の血煙」      「反逆者」「放蕩息子」 1931年「血と霊」「愉快な武士道」「影を持つ女」      「大西洋横断」「摩天楼の悲劇」「人類の戦士」 1932年「愛に叛く者」「今晩は愛して頂戴ナ」「成吉斯汗の仮面」 1933年「トパーズ」「宿命の窓」「夜間飛行」「世界拳闘王」 1934年「白衣の騎士」「男の世界」「影なき男」「逆間諜」      「悪夢」「其の夜の真心」 1935年「盲目の飛行士」「諾?否?」 1936年「妻と女秘書」「極地の青春」「巨星ジーグフェルド」      「人妻日記」「結婚クーデター」「夕陽特急」 1937年「恋の挽歌」「結婚十字路」 1938年「テスト・パイロット」「地球を馳せる男」 1939年「雨ぞ降る」「第三の影」 1944年「風車の秘密」 1946年「我等の生涯の最良の年」 1947年「独身者と女学生」「影なき男の唄」 1949年「赤い子馬」 1950年「一ダースなら安くなる」 1956年「恋は巴里で」 1960年「孤独な関係」「誰かが狙っている」 1969年「幸せはパリで」 1972年「恐怖のエレベーター」 1974年「エアポート’75」 その他の出演者: Hoagy Carmichael ... Thomas George Bracken Debra Paget ... Martha Gilbreth Barbara Bates ... Ernestine Gilbreth Robert Arthur ... Frank Gilbreth Verna Felton ... Cousin Leora Carol Nugent ... Lily Gilbreth Tina Thompson ... Jane Gilbreth - as a Child Teddy Driver ... Jack Gilbreth Tommy Ivo ... William Gilbreth Jimmy Hunt ... Fred Gilbreth Anthony Sydes ... Dan Gilbreth User Rating:6.4/10 401 votes オトーサン、 「ま、こんなものかも」 でも、50年代のアメリカ社会を目撃できます。 まだ、女性の地位が低かったようですし、 戦勝の高揚感のなか、産業復興・能率増進にまい進する時代でした。 そういえば、日本にも能率協会ができましたね。 User Reviews Enrique Sanchezさん Miami, FL 2001年5月31日 魅力たっぷりの続編 マーナ・ロイは、大黒柱の夫の死後、 愛らしい子供たちをせっせと養うことになる。 これは、有名なギルブレス一家の実話で、 第1作の続編に当たる。 マーナ・ロイの抗しがたい魅力に加えて、 スターダストで伝説の歌手、ホーギー・カーマイケルが、 一家の愉快な家政夫役で出演している。 可愛いらしいジーン・クレイン、 ベテランのエドワード・アーノルド、 猪突猛進型のジェフェリー・ハンター、 可愛いデブラ・バジェット、 好人物のロバート・アーサー、 そして、幼いマーチン・ミルナーが出演している。 この素朴なストーリーにおいては、 強い意思をもった女性が、能率技師だった夫の後を引き継ぐのだ。 20世紀の初期の注目すべき家庭生活の描写が、 あらゆる意味で、われわれの興味をひきつける。 この映画、何度見たことだろう! いまだに陳腐にならない... 良き清らかな面白さは、時代遅れではない。 オトーサン、 「変わった名前だね」 星落秋風五丈原さん 2008年5月24日 『一ダースなら安くなる』の続編。 (略 あらすじ紹介) 実在する大家族一家の回想録を原作にしたファミリー・コメディ第二弾。 第一作が父親の物語だとすれば、 本作は残された家族を守るため奮闘する母、リリアンの物語。 妥協を許さず世の差別に立ち向かうリリアンを、マーナ・ロイが好演。 父フランクを失ったギルブレス家のその後が描かれる。 窮乏生活を協力で乗り切る一家の姿、年頃の娘達の恋愛、 そしてリリアンに対する女性差別などが主な内容だが、 前作に比べ、トーンは暗い。 わずかに娘達の恋愛モードが救いになる。 中でもメインになるのは前作で語り手をつとめたしっかり者の長女アン。 彼女の恋愛と、リリアンと彼女の研究を認めてくれたサムの恋愛が 同時進行するのかと思いきや、大人達はなかなか情熱的になれないようだ。


日本の夜と霧

オトーサン、 「どこで見たのかなぁ」 題名だけは、クッキリ覚えています。 学生たちの激しい論争やののしりあい、 かつては、みんなが燃えていました。 原題:日本の夜と霧(1960) 監督: 大島渚 脚本: 大島渚 / 石堂淑朗 Genre:青春/ドラマ 上映時間:107分 あらすじ: 1960年秋。 国民的昂揚のあった安保闘争に参加した 野沢と玲子の結婚式が行われていた。 司会は、学生運動時代の友人、中山と妻の美佐子、 仲人は、恩師・宇田川、 運動仲間の東浦や坂巻らも多数招かれていた。 式の最中、まだデモを続けている太田が乱入し、 君らは、家庭の平和に逃げこもうとしている。 同志の死に何も感じないのかと詰問する。 霧の深い夜、挫折した学生運動の総括が始まる... 出演者: 渡辺文雄 ... 野沢 桑野みゆき ... 玲子 芥川比呂志 ... 宇田川 吉沢京夫 ... 中山 小山明子 ... 美佐子 戸浦六宏 ... 東浦 佐藤慶 ... 坂巻 津川雅彦 ... 太田 オトーサン、 「みんな若かったんだ」 何人かが、せりふを間違えたり、つっかえたりしています。 大島渚は、なぜやり直させなかったのでしょう? そんなヒマは、なかったのでしょうね。 その他の出演者: 氏家慎子 永井一郎 梶川勝良 吉沢京夫 速水一郎 左近牟洋 石川克二 寺島幹夫 日笠潤一 味岡亨 山川治 二瓶交一 横堀幸司 波多江仁美 上高信子 長谷部朝子 User Rating:8.3/10( 42 votes)Yahoo! オトーサン、 「見事な群像劇!」 時代の生んだ名作です。 安保闘争をテーマに「ブリュメール1960」を書きました。 その後、トヨタに就職。 結局、自分可愛い屑だったのかなぁ? User Reviews 神宮禰宜さん 2007年1月23日 一つの時代の終わり 左翼運動がまだ熱かったころ、そして冷めかけたころ、 今の時代のウヨ全盛=抑圧の時代の始まりの濫觴のころの話である。 左翼活動家が運動の継続より、自身の幸福のほうを選び取り、 徐々に運動自体が、内部分裂、衰退へと向かう。 今も昔も、誠実な人間が裏切られる。 それは右も左も関係ない。 三島由紀夫事件を考えてみればわかる。 彼を偲ぶ会と称している「憂国忌」どんな輩が集っているか、 彼の精神を受け継ぐもの一人もいない。 自分可愛い屑ばかり!! オトーサン、 「思い出すなぁ」 ♪学生よ 身体を鍛えておけ 逞しい身体に   辛くも支えられる日がくるだろう post_modern_loversさん 2007年3月19日 マルクス主義’vs.‘ロシア民謡’ ‘夜と霧’というのは、ナチスにとって危険人物を 秘密裏に逮捕し処理するために、 1941年にヒトラーが布告した命令の名称 「die Nacht und der Nebel」からとられている。 ここで議論されていることを改めて問い直す必要はないだろう。 この作品のテーマを夏目漱石の言葉を借りて言えば 「知に働けば角が立つ。情に棹させば流される。 意地を通せば窮屈だ。とかく人の世は住みにくい。」であり、 このことは今もって変わらないからだ。 そして団結力を維持するために‘スパイ’を作り出すことも。 しかしわずか2週間で完成させ、 公開3日後に政治的判断で上映打ち切りになる作品など今後も現れないだろう。 興行的判断でも3日で打ち切りになることは今はないからだ。 作品のあり方がインディーズ的である以上、 ‘インディーズ映画’の傑作と言わざるを得ない。


青春残酷物語

オトーサン、 「大島渚作品は、映画批評に入れておこう」 若い頃に見た作品ですが、半世紀後に再見してみました。 結論は、いいものはいい。 原題:青春残酷物語(1960) 監督:大島渚 脚本:大島渚 Genre:青春 上映時間:96分 あらすじ: 真琴は通りがかりの車を呼びとめ、 家まで送らせるのを楽しんでいる。 だが、今日の中年男は無理矢理ホテルに連れこもうとする。 そこを大学生の清が救ってくれた。 清とは、木場の材木の上で、結ばれた。 ある日、真琴は、バーで、愚連隊に言い寄られ、 そこに、清がやってきて、喧嘩沙汰になる。 多勢に無勢、勝ち目がないのを、 兄貴分の松木がとめ、金で話がついた。 その金が清にはなく、2人で、中年男を脅して、 カネを巻きあげたりする。 そんな2人を真琴の姉、由紀が心配するのだが、 若い2人は、聞く耳を持たない... 出演者: 桑野みゆき ... 真琴 川津祐介 ... 清 久我美子 ... 由紀 佐藤慶 ....愚連隊の松木 オトーサン、 「若い2人が好演しているね」 愚連隊の兄貴役の佐藤慶さん、 先日亡くなられましたが、いい役者でしたね。 その他の出演者: 渡辺文雄 田中晋二 林洋介 松崎慎一郎 小林トシエ 二本柳寛 山茶花究 森川信 氏家慎子 浜村純 田村保 富永ユキ 森島亜紀 堀恵子 青葉陽子 依田裕子 春日俊二 水島信哉 城所秀夫 佐野浅夫 宮坂将嘉 User Rating: 7.3/10( 66 votes)Yahoo! オトーサン、 「もう少し高いスコアのハズ」 User Reviews うっぴーさん 2007年3月17日 「安保」のデモ行進をリアルタイムで知らない私だけれど。 この作品は1960年の製作なので、安保闘争真っ只中の頃。 学生運動が盛んだった頃。 背景の時代を超えたあの年頃の男女のパワーをとても強く感じながら観た。 「青春時代」=「青年期」はもともと「残酷な時期」なのかもしれないな、と思う。 ここでの登場人物、清と真琴辺りの年代で、 お互いが時間がたっぷりとある大学生だと特にそうなのではないか。 「自分の存在意義」、「先の見えてこないもどかしさ」、 「好きな男(女)の気持ちと体を全て自分のものにしたい」、 だけど「まだ結婚とか婚約などで将来をこの相手で決め付けられるのは御免だ」、 「子供はまだ欲しくない」、「金欠」、「年上(大人)を食ったような馬鹿にしたような気分」、 「自分の性欲を持て余している」= 『なんだかやけっぱちな行動に走ってしまう自分』+『そんな自分がとても嫌い』 上のような感じが作品からとても伝わってきた。 今、この年になってあの頃の「ヒリヒリとした気まずい」感覚が甦った感が残った。 携帯電話やメールが(当然だが)小道具で出てこないし、 男女の互いの心が正面衝突、ガチンコな作品だった。 ラストで真琴が他の男の車に破れかぶれで乗るも、 ブーンとオートバイが通り過ぎると気になってしまってしょうがなくなってくる辺りから 車から飛び出て引きずられてしまうまでの緊迫した描写が素晴らしかった。 また、堕胎後二人で海辺で喋っているやりとりで、 真琴が清へ「言葉できちんと聞きたいことを敢えて相手に質問して答えさせる」一連の台詞と、 それの清の相槌の間合いが良かった。 他人が聞くととんでもなく「恥ずかしくなるようなことも」、 「二人にとっては一生懸命な感じ」がよく出ていたと思う。 オトーサン、 「わずか、28歳か。天才だったんだ」 後年、TV番組で吠えまくっていましたが、 生涯、怒りのマグマをたぎらせていたのです。 いまの若いひと、見習ってください。 RICHE&CLIPさん 2008年6月3日 大島渚若き日の傑作 この作品は大島渚の第2作目である。 当時28歳。 しかし出だしからかなり引き込まれる内容だ。 青年が町で出会った少女とセックスしたいために、 その娘を海へ放り投げ、「大人しくしないと助けてやんないぞ」と脅迫する。 そこから二人は肉体関係を持ち、セックスしたことで愛が芽生える。 そして二人はしだいに破滅の道へと突き進んでいき、 残酷きわまりないラストシーンを迎えるのだ。 男と肉体的な愛で結ばれた少女は、気持ちを入れ替えようと、 咳き込みながらもタバコを吸う決心をする。 このくだりが、地味ながらも素晴らしい。 最近はタバコを吸いながら町を歩いている若い女の子をよく見かけるようになったが、 彼女たちの動機を象徴するかのようなカットである。 勉強するよりはとことん愛に生きよう・・・。 女性スモーカーのきっかけは、世間体へのちょっとした反抗の表れなのかもしれない。 主役の青年がまたいい。 中年親父のスケベ心を利用して金をだまし取ったり、 人妻と寝て「楽しませてやったんだからこれぐらいもらっていいだろ」と言って金を巻き上げたり、 病んだ青春像が面白く、熾烈な内容であるのに、なぜか気持ちがよくわかる。 同作が当時の若者たちに支持された理由は、若者たちの生き様がよく伝わるからではないか?  ましてや性に興味を持ち始める時期は道徳観が歪むから、なおさらだろう。 歪みたくても歪めない若者たちにとって、刺激的な一本だったに違いない。 ところで、僕の小学生時代の幼なじみは今や20歳も年上の人妻の教師と恋愛関係を持ち、 不倫の道を突っ走っている。 もう一人の友人は、女子高校生から人妻まで、数え切れないほどヤリまくった。 友人は中国人2人・韓国人2人ともやった。 親がいる部屋の上の階でそこの娘とやっちまったこともある。 そういえば隣人の人妻ともやった (何と3歳の子供の前でやったことも。 それでいて彼には風俗経験がなく、全てナンパから始まっている)。 しかし彼はどこか孤独な人間だった。 この映画の主人公たちのように・・・。 孤独な若者たちは、所構わずセックスに明け暮れる。 少しでも性に興味がある人間にとって、この映画はある意味、真の青春映画と言っていい。 それにしても、ただただ素晴らしいのは主人公が無言でリンゴを食べるシーン。 目の表情とリンゴの音だけで青年の本当の姿を浮かび上がらせていて、 大島渚の若き才能がうかがえる。 大島渚の感性が生きている。 写真からオーラが出ている。 ここを一番見て欲しい


映画の採点簿

青春残酷物語*****
日本の夜と霧*****
続 一ダースなら安くなる****
ドラムライン****
白い家の少女*****
邪魔者は殺せ****
魔女っ子ペルディタ ***
ルディ 〜億万長者な14歳?〜****
殺したいほどアイ・ラブ・ユー****
ヒックとドラゴン****
借りぐらしのアリエッティ****
同じ月を見ている****
ヨーク軍曹*****
魔法使いの弟子****
スノー・ドッグ****
パンチライン*****
フェノミナン*****
プリズン・フリーク****
哀愁の花びら****
光の六つのしるし****
ベスト・キッド****
香港国際警察/NEW POLICE STORY****
特攻野郎Aチーム THE MOVIE****
絶海の嵐*****
4Dマン****
ジキル博士はミス・ハイド****
さらば恋の日****
パンと恋と夢*****
名犬ラッシー*****
僕のボーガス****
ネバー・サレンダー 肉弾凶器****
がんばれ!ベアーズ ニュー・シーズン****
わんぱくパディーズ ダイヤ泥棒をやっつけろ!****
20世紀少年****
20世紀少年<第2章> 最後の希望***
アメリカの片隅で 〜幸せのかたち〜*****
エバーラスティング 時をさまようタック****
グリズリー****
ヴェノム 毒蛇男の恐怖****
エネミー・ライン2 -北朝鮮への潜入-****
恋のミニスカ ウエポン***
悪人****
ステラ****
バイオハザード****
バイオハザード IV アフターライフ****
ロイヤル・セブンティーン****
食べて、祈って、恋をして****
ブロンドと柩の謎****
チャールズ・ディケンズの骨董屋*****
おさるのジョージ/Curious George****
のら猫の日記****
THE LAST MESSAGE 海猿***
海猿 ウミザル***
バイオハザード ディジェネレーション****
十三人の刺客*****
スイッチング・チャンネル*****
ダンス・ウィズ・ミー****
ホーカス・ボーカス****
バイオハザード III****
スピードスター****
スパイ・エンジェル/グラマー美女軍団****
メッセージ・オン・ザ・バルーン〜風の便箋〜****
エデンの東*****
ガフールの伝説****
アナザー・カントリー****
ピンクパンサー2****
エネミーフォース***
謀議*****
余命1ヶ月の花嫁***
天才悪魔フー・マンチュー****
君のいた永遠(とき)****
デイ・アフター・トゥモロー****
インベージョン****
ナイト&デイ*****
ゼンダ城の虜*****
KISSing ジェシカ****
チーム・バチスタの栄光****
ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝****
ローズ*****
エクスペンダブルズ****
孤独な嘘****
ぼくのプレミアライフ****
フェイク*****
ボーダー****
セルピコ*****
哀しみの街かど*****
桜田門外ノ変****
ペイバック*****
ボーダーライン****
ミーン・ガールズ****
クロッシング****
Dr.Tと女たち****
サンタモニカの週末****
トゥー・フォー・ザ・マネー*****
シー・オブ・ラブ*****
喝采の陰で****
天国の約束****
アクターズ・スタジオ アル・パチーノ*****
アクターズ・スタジオ ポール・ニューマン*****
アクターズ・スタジオ  ロバート・デ・ニーロ*****

表紙に戻る