オトーサンの2010年その4

ほのぼの映画批評

前口上

ハリウッド映画が衰退しています。
CGに頼りすぎて、人間が描かれていません。
投下資本効率を考えすぎて、企画が貧しくなっています。
究極的には、アメリカの衰退を反映しているのでしょう。
しかし...物は考えよう。
映画産業の勃興は、あの1929年の大恐慌からでした。
ひとびとは、映画に救いや気晴らしを求めたのです。
この大不況で、映画がどう変わるか、注目しましょう。

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目次

3809 きみがくれた未来(2009) 3808 Get Low(2009) 3807 遠距離恋愛 彼女の決断(2010)
3806 Yogi Bear(2010) 3805 ディテクティヴ(TV 2007) 3804 ジョーズ・アパートメント(TV 1996) 3803 トナカイのブリザード(TV 2003) 3802 秘密(TV 1999)
3801 相棒-劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン(TV 2008) 3800 西の魔女が死んだ(TV 2008) 3799 エクセス・バゲッジ/シュガーな気持ち(TV 1997) 3798 男が女を愛する時(DVD 1994) 3797 地底の原始人キング・ゴリラ(TV 1970)
3796 GOEMON(TV 2008) 3795 スリザー(TV 2006) 3794 ケイティ(TV 2002) 3793 ラスト・ショー(DVD 1971) 3792 ニュームーン/トワイライト・サーガ(DVD 2009)
3791 ロビン・フッド(2010) 3790 アルフィー(TV 2004) 3789 いそしぎ(TV 1965) 3788 リトル・ダンサー(DVD 2000) 3787 レクイエム・フォー・ドリーム(DVD 2000)
3786 アリスの恋(DVD 1976) 3785 ゴースト/ニューヨークの幻(TV 1990) 3784 コントロール(TV 2004) 3783 ウェス・クレイヴン's カースド(TV 2005) 3782 赤い文化住宅の初子(TV 2007)
3781 キャッチボール屋(TV 2005) 3780 深呼吸の必要(TV 2004) 3779 カプリコン・1(TV 1977) 3778 ゴー!★ゴー!アメリカ/我ら放浪族(TV 1985) 3777 エクリプス/トワイライト・サーガ(2010)
3776 トワイライト〜初恋〜(TV 2008) 3775 悪霊喰(TV 2003) 3774 吸血鬼(TV 1967) 3773 剃刀の刃(TV 1984) 3772 ラスト・ソルジャー(2010)
3771 ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 (2010) 3770 行きずりの街 (2010) 3769 超能力迷探偵ボビー (TV 1989) 3768 ドランク・モンキー/酔拳(DVD 1978) 3767 アクターズ・スタジオ バーブラ・ストライサンド(DVD 2004)
3766 アクターズ・スタジオ ロバート・レッドフォード (DVD 2005) 3765 アクターズ・スタジオ ショーン・ペン (DVD 1999) 3764 アクターズ・スタジオ クリント・イーストウッド (DVD 2003) 3763 アクターズ・スタジオ ラッセル・クロウ (DVD 2004) 3762 アクターズ・スタジオ ジョニー・デップ (DVD 2002)


きみがくれた未来

オトーサン、 「日本で上映されているんだ」 機内映画でみました。 でも、邦題は、原題とまったくかけ離れています。 しかも、意味不明です。 原題:Charlie St. Cloud (2010) 監督:Burr Steers 脚本:Craig Pearce/ Lewis Colick Genre:Fantasy / Romance / Drama Rated PG-13 for language including some sexual references,       an intense accident scene and some sensuality. Country:USA / Canada Language:English 上映時間:99分 あらすじ: チャーリー・セント・クラウドは、高校生。 ヨットレースで優勝し、スタンフォード大学進学が決まっていた。 だが、卒業式の夜、自動車事故で、弟サムを亡くす。 葬儀の最中、彼は、墓地の裏手へ。 この森のなかで、サムと毎日キャッチボールをしたのだ。 だが、もう、相手はいない。 その時、目の前に赤いジャンパーを着たサムが現れる。 2人は、これから毎日、ここで、練習を続けようと誓う。 5年後。 明るい未来を捨てて、サムを埋葬した墓地の管理人となる。 ヨットレースのライバルだったテスが戻ってきて、 2人は再会し、テスを想う気持ちが募ってくる。 そんな気持ちをサムは敏感に察知して... 出演者: Zac Efron ... Charlie St. Cloud(チャーリー) Charlie Tahan ... Sam St. Cloud(サム) Amanda Crew ... Tess Carroll(テス) オトーサン、 「演技はいまいち」 でも、好感度抜群です。 ZAC EFRON ザック・エフロン 誕生日 1987/10/18 出身 米カリフォルニア州 11歳から演技を始め、テレビや舞台で活躍。 2004年「MIRACLE RUN」(TM)で、 ヤング・アーティスト・アワード最優秀パフォーマンス賞にノミネート。 2006年「ハイスクール・ミュージカル」(TM)の主役トロイ・ボルトン役を演じ、 有名に。 2007年「ヘアスプレー」でMTVムーヴィー・アワード最優秀演技賞を受賞し、 ゴールデングローブ賞とSAG賞にもノミネートされた。 テレビでは「ER ]緊急救命室」「CSI:マイアミ3」 「スイート・ライフ」にゲスト出演。 出演作 2006年「ハイスクール・ミュージカル」(TM) 2007年「ハイスクール・ミュージカル2」(TM)「ヘアスプレー」 2008年「ハイスクール・ミュージカル ザ・ムービー」 2009年「セブンティーン・アゲイン」 2010年「きみがくれた未来」 その他の出演者: Augustus Prew ... Alistair Wooley Donal Logue ... Tink Weatherbee Kim Basinger ... Claire St. Cloud Ray Liotta ... Florio Ferrente Dave Franco ... Sully Matt Ward ... Connors Miles Chalmers ... Latham Jesse Wheeler ... Green Desiree Zurowski ... Carla Ferrente Adrian Hough ... Ben Carroll Jill Teed ... Grace Carroll Valerie Tian ... Girl in Toy Store User Rating: 5.4/10 (4,022 votes)IMDb User Rating: 7.2/10 ( 37 votes)Yahoo! オトーサン、 「 Yahoo!のスコアが高いね」 日本人は、こうした人情物に弱いのでしょうか? User Reviews Nat_howe2さん United Kingdom 2010年12月24日 まだ分からない。. これを見た後、その重さが頭から離れなかった。 演技はよく、それがすべてだった。 だが、私には、筋書きの終わりが分かりにくかった。 いくつかの美しいシーンがあって、 よく撮られていて、見ごたえがあった。 また、先が予測できないのもいい。 だが、時々、ついていけなかったし、結末も理解できなかった。 ザック・エフロンは主役をうまく演じ、真実味が感じられた。 いい感触を思い出すため、もう一度見てみたい。 だが、目下のところ、もっといい映画になったのではないか、 そういう思いが強い。 オトーサン、 「そうだったのか」 無意味な奇跡が起こらないというのが主題だったのですね。 清水の次郎長 2010年12月26日 ゴーストストーリーですが、明るくなれる映画です。 ヨットレースに優勝し、スタンフォード大学の奨学金まで手に入れたのに、 交通事故により、自分自身は瀕死の重体、弟は死亡してしまいます。 救急士が、聖タダイ(本名、ユダ)の首飾りをかざすことで 奇跡的に助かります。 そこで、『無意味な奇跡が起こらない』ことを教えられます。 2回に亘り、カミダスの詩も紹介されています。 『ハンナとその妹』でも、カミダスの詩が使われています。 結局人生が無意味だから楽しんで生きればいい、というだけでなく、 そんな無意味な人生にも奇跡が起きる。 主人公も弟の約束である、夕方からのキャッチボールをするを忠実に守り、 自分の人生を一時的に放棄します。 5年の歳月を経過し、主人公も新しい人生を歩み始めます。 きっと、あなたにも『踏み出す勇気』を与えてくれるでしょう。


Get Low  

オトーサン、 「いい映画だったなぁ」 ロバート・デュバル主演とあったので、 ある程度期待はしていたのですが、想像以上でした。 機内映画でみました。 原題:Get Low(2009) 監督:Aaron Shneider 原作:Chris Provenzano/ Scott Seeke 脚本:Chris Provenzano/ C,Gaby Michhell Genre:Drama/Mystery Rated PG-13 for some thematic material and brief violent content. 上映時間:103分 あらすじ: ブッシュは、偏屈な世捨人。 ひとり森のなかの小屋に暮らしている。 誰にも会おうとせず、近づいてくるものは銃で脅す。 だが、ある日、そんな彼の気持ちに変化が生じる。 ある隠遁者が死んで、町の人たちが、 その生前のありかたについて話しているのを聞いたのだ。 そうか、生前葬というのをやってみるか。 早速、葬儀業者クインを呼び、相談する。 果たして、町の人たちは集まるだろうか? 彼は、生前にその過去の秘密を打ち明けられるだろうか? 出演者: Robert Duval .... Felix Bush(ブッシュ) Sissy Spacek .... Mattie Darrow(マーティ) Billy Murrey .... Frank.Quinn(クイン) オトーサン、 「これぞ名演技!」 ROBERT DUVALL  ロバート・デュバル 誕生日 1931/1/5 出身 米カリフォルニア州サンディエゴ 父は海軍提督という軍隊一家の三人の息子の一人。 イリノイ州のプリンシピア大学で歴史と政治学を学ぶ。 その後、演劇科に専攻を変え、学位を取得。 2年ほど米国陸軍に入隊した後、 55年にニューヨークに移り、ネイバーフッド・プレイハウスに入団。 映画デビューは62年「アラバマ物語」のプー・ラドリー役。 82年「テンダー・マーシー」でアカデミー賞主演男優賞受賞。 79年「パパ」72年「ゴッド・ファーザー」79年「地獄の黙示録」 98年「シビル・アクション」など6度アカデミー賞にノミネート。 ゴールデングローブ賞は「地獄の黙示録」「テンダー・マーシー」など4度受賞。 監督としても「アンジェロ・マイ・ラヴ」 2002年「愛と暗殺のタンゴ」などを手がけている。 出演作 1962年「アラバマ物語」 1963年「ニューマンという男」 1966年「逃亡地帯」 1968年「宇宙大征服」「刑事(デカ)」「ブリット」 1969年「雨の中の女」「勇気ある追跡」 1970年「オリビア・ニュートン・ジョンのトゥモロー」      「追跡者」「M★A★S★H」 1971年「ジョージ・ルーカスのTHX−1138」 1972年「ゴッドファーザー」◆「シノーラ」「ミネソタ大強盗団」 1973年「組織」「バッジ373」 1974年「カンバセーション 盗聴」      「ゴッドファーザーPART2」◆      「ダイヤモンドコネクション」「ブレイクアウト」 1976年「キラー・エリート」      「シャーロック・ホームズの素敵な挑戦」      「ネットワーク」 1977年「鷲は舞い下りた」「アリ・ザ・グレーテスト」 1978年「ベッツィー」「SF/ボディ・スナッチャー」 1979年「地獄の黙示録」◆「パパ」 1981年「告白」      「ハイジャックコネクション クーパーの大仕事」 1982年「テンダー・マーシー」 1983年「テリー・フォックス物語」「ホテル・コロニアル」 1984年「ナチュラル」 1985年「ライトシップ」 1986年「ハリー奪還」 1988年「カラーズ 天使の消えた街」 1989年「ロンサム・タブ」(TM) 1990年「デイズ・オブ・サンダー」「テロリストを撃て!」      「闇の聖母 侍女の物語」「旅立ちの季節」 1991年「ハート・オブ・ダークネス/コッポラの黙示録」      「ランブリング・ローズ」 1992年「ニュージーズ」「プレイグ」「独裁/スターリン」 1993年「ジェロニモ」      「潮風とベーコンサンドとヘミングウェイ」      「フォーリング・ダウン」 1994年「ザ・ペーパー」 1995年「愛に迷った時」「スカーレット・レター」      「ヘンリエッタに降る星」 1996年「スリング・ブレイド」「フェノミナン」「ファミリー」 1997年「相続人」◆「THE APOSTLE」 1998年「ディープ・インパクト」◆「シビル・アクション」◆ 2000年「60セカンズ」◆「シックス・デイ」◆      「地獄の黙示録〈特別完全版〉」 2002年「ジョンQ−最後の決断−」◆ 2003年「ウォルター少年と、夏の休日」◇「ワイルド・レンジ 最後の銃撃」◇ 2006年「サンキュー・スモーキング」◆ 2007年「ラッキー・ユー」◆「アンダーカヴァー」 2008年「フォー・クリスマス」 2009年「ザ・ロード」「クレイジー・ハート」「Get Low」 その他の出演者: Lucas Black ... Buddy Gerald McRaney ... Rev. Gus Horton Bill Cobbs ... Rev. Charlie Jackson Scott Cooper ... Carl Lori Beth Edgeman ... Kathryn Linds Edwards ... WKNG Announcer Andrea Powell ... Bonnie Chandler Riggs ... Tom Danny Vinson ... Grier Blerim Destani ... Gary Tomasz Karolak ... Orville Andy Stahl ... Photographer User Rating: 7.4/10( 1,886 votes) IMDb オトーサン、 「8点台でもいいのでは?」 User Reviews Evanさん United States 2010年9月10日 今年の最高の映画のひとつ 1930年代が舞台の魅力的な掘り出しものだ。 孤独な隠遁者、主題は不信感。 田舎のひとびとに何世代にもわたっている噂。 そうした人生の終焉を間近にして、 彼は、生前葬を決意し、町の全員を招待する。 最高の陰影に富む演技をしたのは、 老人役のロバート・デュバル、 昔なじみの寡婦役のシシー・セペイセク、 葬儀を執行するのを引き受けた葬祭業者のビル・マーレイだ。 葬祭業者の助手役のルーカス・ブラックと 葬儀で説話を依頼された牧師役のビル・コッブスの 助演ぶりもすばらしい。 アーロン・シュナイダー監督は、時代を見事に捉えている。 撮影も音楽も、素晴らしい。 死、後悔、疑念、罪悪感といったタフな主題を扱っている。 それも、知恵とおだやかなユーモアで。 観客は、大きなアイスクリーム・サンデーを食べているように思えるだろう。 ブラボー! 見に行くべし ! 友達にも、見に行くように言うべし!! オトーサン、 「そう、生前葬をやりたくなった」 Filmcountさん United States 2010年8月11日 見に行くべし これぞ映画だ。 食い入るように見たストーリー、 完全無欠の演技、的を射たキャスト、上手な監督、 暖かなトーンでストーリーを支えるカメラワーク。 この映画をみて夢見ないひとはいないだろう。 ここにアカデミー賞レースは切って落とされた。 素晴らしい。 爆発やカーチェースやCGIが一切ないのだ。 この映画のすべてのスタッフは、芸術家だ。 新人監督や学生は、必見だ。 ロバート・デュバルとシシー・セペイセクは、最高。 ここには、教訓がある。 若さや美しさは、上辺だけのもの。 年とともに、才能は開花するのだ。


遠距離恋愛 彼女の決断  

オトーサン、 「面白かったな」 英語の早口のせりふはわかりませんでしたが、 状況が丁寧に説明されているので、 理解できました。 NY行きの機内でみた1本です。 原題:Going the Distance (2010) 監督:Nanette Burstein 脚本:Geoff LaTulippe Genre:Comedy / Romance Rated R for sexual content including dialogue, language throughout, some drug use and brief nudity. 上映時間:102分 あらすじ: 独身に戻ったギャレットは、 エリンとバーでビールを飲みながら話をする仲だ。 だが、酒の勢いもあって、いい関係へ。 それでも、ひと夏のロマンスだと思っていた。 エリンがサンフランシスコへ、 ギャレットはニューヨークへ。 だが、別れの時期が来ても、 互いに関係に終止符を打つことができなくなっていた。 出演者: Drew Barrymore ... Erin(エリン) Justin Long ... Garrett(ギャレット) オトーサン、 「姉御に頭が上らない感じ」 エリンとギャレットの関係は、 ドリュー・バリモアとジャスティン・ロングの 実際の関係とニアリー・イコールでは? DREW BARRYMORE  ドリュー・バリモア 誕生日 1975/2/22 出身 米カリフォルニア州ロサンゼルス 両親は俳優。 1980年、「アルタード・ステーツ」で映画デビュー。 「E.T」の妹役で注目される。 「ペーパー・ファミリー」「炎の少女チャーリー」で ゴールデン・グローブ賞助演女優賞にノミネート。 9才で酒を飲み始め、10才でマリファナを吸い、 12才でコカイン、13才の時にはリハビリを繰り返していた。 14才で自殺を図る。 19才で結婚し、電撃離婚している。 92年、「ガンクレイジー」でゴールデングローブ賞主演女優賞ノミネート。 95年、製作会社フラワー・フィルムズを設立、 「25年目のキス」、「チャーリーズ・エンジェル」で主演・製作。 野生動物の保護にも活躍。菜食主義者。 2001年、俳優のトム・グリーンと結婚し、離婚。 2008年、俳優のジャスティン・ロングと復縁。 出演作 1980年「アルタード・ステーツ/未知への挑戦」 1982年「E.T.」◆ 1984年「ペーパー・ファミリー」◇「炎の少女チャーリー」◇ 1985年「キャッツ・アイ」◇ 1986年「おもちゃの国のクリスマス」◇ 1989年「いくつもの朝を迎えて」◆      「ネバダ・ファミリー/静けさは危険な香り」 1991年「モトラマ/5億ドルを狙え!」◆ 1992年「ノー・プレイス・トウ・ハイド」「ボディヒート」      「ドッペルゲンガー」◇「ガンクレイジー」◇ 1993年「ウェインズ・ワールド2」 1994年「バッド・ガールズ」◆「ドリュー・バリモア プワゾンの香り」◇ 1995年「マッド・ラブ」◇「ボーイズ・オン・ザ・サイト」◆      「バットマン・フォーエバー」◆ 1996年「世界中がアイ・ラブ・ユー」◆      「スクリーム」◆ 1997年「リスキーブライド/狼たちの絆」◆ 1998年「ウェディング・シンガー」◇「100万回のウィンク」◇      「エバー・アフター」◇ 1999年「25年目のキス」◇ 2000年「タイタンA.E.」(声)「チャーリーズ・エンジェル」◇      「誘惑の接吻(キス)」 2001年「サンキュー、ボーイズ」◇「ドニー・ダーコ」◆      「フレディのワイセツな関係」▲ 2002年「E.T.20周年アニバーサリー特別版」◆「コンフェッション」◆ 2003年「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」◇「おまけつき新婚生活」◇ 2004年「50回目のファースト・キス」◇ 2005年「2番目のキス」◇「デート・ウィズ・ドリュー」 2006年「おさるのジョージ」(声) 2007年「ラブソングができるまで」◇「ラッキー・ユー」◇ 2008年「ビバリーヒルズ・チワワ」(声) 2009年「そんな彼なら捨てちゃえば?」 2010年「遠距離恋愛 彼女の決断」 JUSTIN LONG  ジャスティン・ロング 誕生日 1978/6/2 出身 米コネチカット州 ヴァッサー大学卒。 テレビでは「エド〜ボーリング弁護士」のウォーレン役などがある。 映画は「ジーパーズ・クリーパーズ」のダリー役で初主演。 出演作 1999年「ギャラクシー・クエスト」◆ 2001年「ジーパーズ・クリーパーズ」◇ 2002年「ノット・ア・ガール」◆ 2003年「ヒューマン・キャッチャー」◆ 2004年「ドッジボール」◆ 2005年「ハービー 機械じかけのキューピッド」◆ 2007年「ダイハード4.0」◆「アルビン 歌うシマリス3兄弟」(声) 2009年「そんな彼なら捨てちゃえば?」「アルビン2 シマリス3兄弟vs.3姉妹」(声) 2010年「遠距離恋愛 彼女の決断」◇ その他の出演者: Charlie Day ... Dan Jason Sudeikis ... Box Christina Applegate ... Corinne Ron Livingston ... Will Oliver Jackson-Cohen ... Damon Jim Gaffigan ... Phil Natalie Morales ... Brandy Kelli Garner ... Brianna June Diane Raphael ... Karen Rob Riggle ... Ron Sarah Burns ... Harper Terry Beaver ... Professor Matt Servitto ... Hugh User Rating: 6.4/10( 6,084 votes) IMDb User Rating: 7.3/10( 64 votes) Yahoo! オトーサン、 「リアリティがある」 丁寧なカット割りが成功しています。 User Reviews tavmさん Baton Rouge, La 2010年9月13日 ドリュー・バリモアとジャスティン・ロング主演の この映画、実に楽しめる正直なラブコメだ。 このラブコメを見終えたところだ。 実生活でも、カップルのドリュー・バリモアとジャスティン・ロングが主演だ。 彼女は、野心的な記者、 彼は、レコード会社の役員で、 下らぬ音楽番組を自分のレーベルで出すよう強いられている。 予期せぬ事情で遠距離恋愛を強いられる。 ストーリー紹介は、ここまで。 特筆すべきは、 愉快きわまりない下品な言葉の数々。 誠実で感動的な映画だ。 全編、真実の響きが伝わってくる。 主役は勿論だが、共演者もいい。. (Jim Gaffigan、Jason Sudeikis、Christina Applegate) この映画、強くお勧めしたい。 80年代のクラシックソングが巧みに使われている。 (Berlin's "Take My Breath Away"  Bill Medley and Jennifer Warnes' "I've Had the Time of My Life"). オトーサン、 「ガハハと笑うあたりだね」 ドリューバリモアの年齢を感じました。 mimiminanananaさん 2010年11月28日 おしゃれです。 サブタイトルが... 軽い気持ちで見れる映画でした。 内容はあまりないように思いますが退屈しなかったので これはすごいなーと思いました。 ドリューバリモアは年齢を感じさせつつも、 でもキュートさはあいわらずです。 おしゃれでした。 サブタイトルについては これをつける決断をした背景に興味ありです。 ある意味、違和感ありすぎて面白いです


Yogi Bear  

オトーサン、 「Yogi Bear?」 マンハッタンの映画館に行ったら、 朝は、これしか上映していませんでした。 でも、貧弱な英語力でも、 アニメなら何とかついていけるだろうと踏み切りました。 でも、子供が笑うシーンで、笑えないのが残念でした。 原題:Yogi Bear (2010) 監督:Eric Brevig 脚本:Jeffrey Ventimilia/ Joshua Sternin Genre:Animation/Adventure / Comedy Rated PG for some mild rude humor. Country:USA / New Zealand Language:English 上映時間:80分 あらすじ: ジェリーストーン国立公園は100周年を迎える。 だが、レンジャーのスミスは、ブラウン市長から 入場者減小による赤字で公園閉鎖を言い渡される。 そんなことになったら、いたずらものの熊ヨギも 親友のブー・ブーも住処を失うことになる。 彼らは、記者のレイチェルと力をあわせて、 公園閉鎖を阻止しようとする。 出演者: Dan Aykroyd (voice) ... Yogi Bear(ヨギ・ベア) Justin Timberlake (voice) ... Boo Boo(ブー・ブー) Tom Cavanagh ... Ranger Smith(公園監視課長スミス) Anna Faris ... Rachel(レイチェル) オトーサン、 「野太い声で、リズミカルだ」 ダン・エイクロイドの声の吹き替えは、成功していました。 DAN AYKROYD ダン・エイクロイド 誕生日 1951/7/1 出身 カナダ・オタワ 20才でカールトン大学卒業後、様々な職を転々。 トロントのコメディ劇団「セコンド・シティ」に参加。 子供向けテレビショーの自作自演で売り出し、カナダ映画に初出演。 75年、NBCの「サタデー・ナイト・ライブ」のレギュラーとなり、 ジョン・ベルーシとのコンビ「ブルース・ブラザース」が人気を呼んだ。 75年「ひと目惚れ」で映画デビュー。 出演作 1975年「ひと目惚れ」 1979年「1941」 1980年「ブルース・ブラザース」 1981年「ネイバーズ」 1982年「Dr.デトロイトを探せ」 1983年「大逆転」「トワイライトゾーン/超次元の体験」 1984年「ゴーストバスターズ」      「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」▲ 1985年「眠れぬ夜のために」「スパイ・ライク・アス」 1987年「ドラグネット/正義一直線」 1988年「カウチ・トリップ」「花嫁はエイリアン」      「ボールズ・ボールズ2」「大混乱」 1989年「ゴーストバスターズ2」「ドライビング・ミス・デイジー」      「ハーレーダビッドソン&クレイジーライダー」 1990年「キャノンズ」 1991年「マイ・ガール」「絶叫屋敷へいらっしゃい!」 1992年「ディス・イズ・マイ・ライフ」 1993年「チャーリー」「スニーカーズ」「コーンヘッズ」 1994年「マイ・ガール2」「ノース/小さな旅人」 1995年「ジョン・キャンディの大進撃」「キャスパー」      「クリス・ファーレイはトミー・ボーイ」 1996年「Sgt.ビルゴ/史上最狂のギャンブル作戦」      「レインボー」「フィーリング・ミネソタ」      「元大統領危機一髪/プレジデント・クライシス」      「ダンク・ブラザース/脱線ファンにご用心」 1997年「ポイント・ブランク」「センシャル・ウーマン」 1998年「ブルース・ブラザース2000」「アンツ」(声)      「スーザンズ・プラン 殺せないダーリン」 2000年「恋は負けない」「幸せの選択 stardom」 2001年「パール・ハーバー」「エボリューション」      「スコルピオンの恋まじない」 2002年「ノット・ア・ガール」「夢みる頃を過ぎても」 2004年「50回目のファースト・キス」 その他の出演者: Andrew Daly ... Mayor Brown(ブラウン市長) T.J. Miller ... Ranger Jones Nathan Corddry ... Chief of Staff Josh Robert Thompson ... Narrator (voice) David Stott ... Mayor's Tailor Greg Johnson ... Dirty Shopper Christy Quillam ... Stylist Patricia Aldersley ... Elderly Purse Lady Tim McLachlan ... Purse Snatcher Hayden Vernon ... Security Guard Dean Knowsley ... Security Guard User Rating: 3.8/10( 771 votes) IMDb オトーサン、 「ま、こんなものだろうな」 User Reviews prestonsaccountさん United States 2010年12月17日 全体に退屈で、面白くなく、平板かつ知的でない 信じられない。 こいつは、ありきたりのアイディアを ミックスした手抜き脚本だ。 何も言いたくないが、 この映画のジョークときたら、 すべて100万回は聞いたことがある代物だ。 微笑することもない。 出来が悪く、身振りのジョ−クも全部破綻している。 実に手を抜いた脚本だ。 100万回は見たことがある。 森を救おうとか、なんとか。 アニメとリアルな登場人物をまぜたのは、 当惑するだけ。 それに、3Dは、生硬で全然面白いシーンがなかった。 俳優たちは、才能があるが、 映画が出来の悪い代物ときている。 トラブルを避け、他の映画をみたほうがいい。 子供たちも、この貧弱な映画を面白いとは思わないだろう。 オトーサン、 「このひとは、やや同情的だな」 DarkVulcan29 United States 2010年12月22日 ほとんど笑えない。 だが、時々、冒険がある。 マンガのキャラクターがまた映画館にやってきた。 「ポパイ」「スクービードゥ」「ガーフィールド」 そして、いま、ヨギという名のピクニック籠を横取りする いたずらもの熊がやってきた。 ヨギとブー・ブーのCGIアニメは、かなりよく出来ている。 ヨギ役のダン・エイクロイドは、声優ぶりは大したもの。 ブー・ブー役のジャスティン・ティンバーレイクも、よかった。 だが、レンジャーのスミス役Tom Cavanaghは、面白くなかった。 一生懸命やるあまり、観客に言っているように見えた。 「おれ、面白いでしょ、どうか笑って」 アナ・ファリスは、最初は、単調だったが、 映画が進むにつれて、どんどんよくなっていった。 レンジャー役のT.J.ミラーは、才能を浪費していたが、 ときどき、冒険でいいところを見せていた。 だが、この映画、大人ではなく、子供なら楽しめるだろう。


ディテクティヴ  

オトーサン、 「バン・ダムものか」 彼の格闘シーンは、やや食傷気味です。 でも、この映画、格闘が影をひそめています。 演技派俳優のバン・ダム、素敵でした。 原題:Until Death (2007) 監督:Simon Fellows 脚本:Dan Harris/ James Portolese Genre:Action / Drama / Thriller Rated R for strong violence, language, sexuality/nudity and drug content Country:UK / Bulgaria / Germany / USA Language:English 上映時間:113分 あらすじ: ニューオーリンズのフレンチ・クォーター。 有能な潜入麻薬捜査官のアンソニー・ストウは、 今は麻薬に溺れ、職場でも孤立していた。 元パートナーで、ドラッグ・マフィアのキャラハンの おとり捜査に失敗し、部下の女性捜査官が殉職してしまう。 また、妻ヴァレリーが他の男に走ってしまう。 しかも、キャラハンの罠にはめられて、意識不明の重態に。 半年後、昏睡状態から奇跡的に甦るのだが... 出演者: Jean-Claude Van Damme ... Anthony Stowe(ストウ) Selina Giles ... Valerie Stowe(ヴァレリー) Stephen Rea ... Gabriel Callaghan(キャラハン) オトーサン、 「傷つき、いじめぬかれる姿がいいなぁ」 悪役キャラハン役のスティーブン・レイ、 うまいと思ったら、アカデミー俳優でした。 JEAN-CLAUDE VAN DAMME  ジャン=クロード・バン・ダム 誕生日 1960/10/18 出身 ベルギー・ブリュッセル 父の勧めに従い、幼少からバレエと空手を学ぶ。 パリ・オペラにダンサーとして参加する誘いを受けるが断り、 18才でフィットネス・センター『カリフォルニア・ジム』を開設し、成功。 80年には全欧プロ空手選手権ミドル級チャンピオンの座につく。 映画は仏映画「RUE BARBER」に出演から興味を持ち始め、ハリウッドに渡った。 そして、タクシードライバーや用心棒などの仕事をしながら、 下積み生活を送った後、 1985年「シンデレラ・ボーイ」で主人公の敵役でハリウッド・デビュー。 主演は1988年の「ブラッド・スポーツ」から。 出演作 1985年「シンデレラ・ボーイ」 1987年「プレデター」(エイリアン役) 1988年「ブラッド・スポーツ」「ブラック・イーグル」 1989年「サイボーグ」「キックボクサー」 1990年「ブルージーン・コップ」 1991年「ライオンハート」「ダブル・インパクト」 1992年「ユニバーサル・ソルジャー」 1993年「ボディ・ターゲット」「ラスト・アクション・ヒーロー」▲      「ハード・ターゲット」「キックボクサー4」▲ 1994年「タイム・コップ」 1995年「ストリート・ファイター」 1996年「サドン・デス」「クエスト」「マキシマム・リスク」 1997年「ダブル・チーム」 1998年「ノック・オフ」「レジョネア 戦場の狼たち」 1999年「ユニバーサル・ソルジャー/ザ・リターン」      「ヴァン・ダムINコヨーテ」 2001年「レプリカント」      「ファイナル・レジェンド−呪われたソロモン−」 2002年「ディレイルド 暴走超特急」「ベルヴィル・ランデブー」(声) 2003年「HELL」 2004年「レクイエム」 2005年「ザ・コマンダー」 2008年「その男ヴァン・ダム」 2009年「ユニバーサル・ソルジャー リジェネレーション」 STEPHEN REA  スティーブン・レイ 誕生日 1949/10/31 出身 アイルランド・ベルファスト アイルランドのアビー演劇学校で学ぶ。 80年に劇作家ブライアン・フリエルと 「フィールド・デイ・シアター」を立ち上げ、 同劇団の全作品で主演と演出を務めた。 92年「クライング・ゲーム」でアカデミー賞助演男優賞にノミネート。 出演作 1982年「殺人天使」 1984年「狼の血族」 1990年「ライフ・イズ・スイート」 1992年「クライング・ゲーム」 1994年「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」      「プレタポルテ」「愛に気づけば…」      「プリンセス・カラブー」      「ロシア52人虐殺犯チカチーロ」 1996年「マイケル・コリンズ」「ザ・ブレイク」 1997年「ブッチャー・ボーイ」「ザ・クリーナー」 1998年「フィオナが恋していた頃」「スティル・クレイジー」 1999年「写真家の女たち」「ことの終わり」 2001年「ヤング・ブラッド」 2002年「エヴリン」「フィアー・ドット・コム」 2003年「Re:プレイ」 2004年「コントロール」 2005年「Vフォー・ヴェンデッタ」「ブルートで朝食を」 2006年「シスターズ」 2007年「リーピング」 その他の出演者: Mark Dymond ... Mark Rossini William Ash ... Serge Stephen Lord ... Jimmy Medina Gary Beadle ... Mac C. Gerod Harris ... Ross Wes Robinson ... Chad Mansen Buffy Davis ... Jane Alana Maria ... Clementine Fiona O'Shaughnessy ... Lucy Adam Leese ... Van Huffel Rachel Grant ... Maria Ronson Paul Williams ... Tommy User Rating: 6.6/10( 4,560 votes) IMDb User Rating: 6.5/10( 51 votes) Yahoo! オトーサン、 「ま、こんなものかも」 User Reviews phrixionさん United States 2007年4月13日 驚くべき素敵な映画、よく知っているバン・ダムではない! バン・ダムが、本当にいい映画をつくった! 賞賛に値する。 例のアクロバチックなマーシャルアーツではない。 アクションよりもドラマがある。 彼は、立派だった。 内容を明かすのは好きではない。 この映画、出だしはスローだが、 選りすぐりのストーリーがあり、 バン・ダム演じる捜査官ストウの苦境は明らかだった。 世界に歯向かった彼は、泥にまみれる。 ひとびとは、彼を踏みにじろうとした。 ストウは、従順で気が弱いが、 最後に、正義のために、内なる力を発揮する。 もう1度言おう。 バン・ダムの演技と人物像をみられ、新しい喜びを覚えた。 典型的なバン・ダムのアクション映画ではない。 この映画には、ハートが、人物像が、いいストーリーがある。 10点満点で7点。 . オトーサン、 「このひと、バン・ダムのフアンだ」 エアマリンさん 2008年1月30日 かなりキてます 「ザ・コマンダー」、「ザ・ディフェンダー」と なぜか日本未公開が続いたので、 本作も未公開になるかと思っていたけど、 本作に限ってなんとか日本公開された1本。 「レクイエム」でも少々ダーティな役を演じていたヴァン・ダムですが、 本作ではかなり汚れに汚れたヴァン・ダムを観る事が出来ます。 意外なことにいつもの格闘アクションは見せず、 ほとんどガン・アクションを中心に見せているとは珍しかったです。 アクションはそこそこ楽しめるけど、 スティーヴン・レイの出番があまりなかったのが残念。 結構不気味な悪役振りを発揮していたので、 もっと前に出てきてほしかったです。 年だからか、あるいは役作りのために あえて格闘を見せなかったかは判りませんが、 次の作品では是非格闘を見せてほしいです。


ジョーズ・アパートメント  

オトーサン、 「人食いザメの映画?」 映画の冒頭、ニューヨークの摩天楼がみえ、 カメラは自由の女神に移動し、そのテッペンへ。 クローズアップし、見えてきたのは... 何とゴキブリくんでした。 原題:Joe's Apartment (1996) 監督・脚本:John Payson Genre:Comedy / Musical / Fantasy 上映時間:80分 あらすじ: ジョーはアイオワからニューヨークへ。 到着早々、3度も強盗に襲われ、身ぐるみはがれる。 幸運にも、おんぼろアパートに住まいを確保できた。 だが、その部屋には、ゴキブリが5万匹も住んでいたのだ! ジョーは退治するべく奮闘するのだが、 彼らは喋ることもでき、ジョーを気に入って、 地上げにやって来た悪党らを退治し、 憧れの女性リリーとの仲を取りもってくれる。 出演者: Jerry O'Connell ... Joe(ジョー) Megan Ward ... Lily Dougherty(リリー) Robert Vaughn ... Senator Dougherty(上院議員) オトーサン、 「このひとの元気さが救いだね」 強盗にも負けず、金欠にも負けず、ゴキブリにも負けず... JERRY O'CONNELLジェリー・オコネル 誕生日・性別 1974/2/17 MAN 出身 米ニューヨーク州 2007年、女優レベッカ・ローミンと結婚した。 出演作 1986年「スタンド・バイ・ミー」 1993年「カレンダー・ガール」 1996年「ジョーズ・アパートメント」(V)「ザ・エージェント」 1997年「スクリーム2」◆ 1999年「ボディ・ショット」 2000年「ミッション・トゥ・マーズ」◆ 2001年「トムキャッツ/恋のハメハメ猛レース」 2002年「アン・ラッキー ハッピー」 2003年「カンガルージャック」 2005年「ヘレンとフランクと18人の子供たち」 その他の出演者: Billy West ... Ralph Roach (voice) Reginald Hudlin ... Rodney Roach (voice) Jim Turner ... Walter Shit / Voice of Cockroach Sandra 'Pepa' Denton ... Blank Don Ho ... Alberto Bianco Jim Sterling ... Jesus Bianco / Voice of Cockroach Shiek Mahmud-Bey ... Vladimir Bianco David Huddleston ... P.I. Smith Frank Bello ... Stick-Up Man #1 Lord Kayson ... Stick-Up Man #2 Alejandro Molina ... Stick-Up Man #3 Wayman Ezell ... Apartment Broker #1 User Rating: 5.1/10( 5,685 votes) IMDb User Rating: 7.4/10( 27 votes) Yahoo! オトーサン、 「Yahoo!に賛成!」 User Reviews Ddey65さん United States 1998年12月26日 批評家なんてクソ食らえ! こいつは愉快だ! この映画、メディアの批評では、こっぴどく叩かれた。 だが、思うに、連中は、みんな見当ちがいしている。 先が読めるか? いや。 何か面白いことがあるか? その通り! 映画館では見られなかったが、 VHSを借りてみて、笑いが止まらなかった。 勿論、そのときは、ひとりで見た。 オレっておかしいのかもと思った。 弟も借りた。 家族全員が見ることになって、大笑いした。 そこで、確信した。 こいつは、愉快だ。 心配することはなかったのだ... あなたも、同じだ! オトーサン、 「ほぼ同意見ですが...」 文中にある"NYイーストタウン"は "イーストビレッジ"の間違いですし、 ゴキブリ"3万匹"は、"5万匹"の間違いでは? ポマトさん 2009年12月7日 MTVの初映画化作品... 1950年から家賃据え置きのNYイーストタウンにある おんぼろビルの一室でゴキブリの大群が歌って踊って シンクロしてサーフィンして猫ロデオしてと、 画面を所狭しと駆け巡る作品。 1996年の作品だけれどCGだとわかる映像のチープさが この作品の場合はプラスになっているのが可笑しい。 実物のゴキブリよりなんとか愛らしく脂抜きして映像化し コメディとして成り立たせようとする作り手の苦悩を想像してしまう。 一歩間違えると悪趣味なブラックユーモアかホラー映画になってしまうだろうし。 アップで映された擬人化されているゴキブリは ぎりぎりコメディとして見られなくはないけれど、 やはりわしゃわしゃと大群で床を動き回る場面は リアルでゴキブリが苦手な方は見ない方がいいのではと。 ゴキブリの他にもトイレの消臭剤(しかも使用済み)や 道端に落ちている動物の糞を集めたりと コメディのネタとして汚れなものが勢ぞろいしている。 この作品がMTVの初映画化作品なのだからちょっと意外。 話はアイオワ州の田舎から出てきた貧乏青年のジョーが NYイーストタウンのおんぼろビルに住む事になるのだけれど そこには3万匹のゴキブリが住み着いていて 巻き起こる騒動をコメディで描いた作品。 主演のジェリー・オコネルは『スタンド・バイ・ミー』に出演していた。


トナカイのブリザード  

オトーサン、 「そうか、もうクリスマスなんだ」 クリスマスに間に合うようにUPすべく、 あわてて翻訳したりしました。 原題:Blizzard (2003) 監督:LeVar Burton 原作:Agnes Bristow /Leif Bristow 脚本:Murray McRae Genre:Family Country;Canada 上映時間:93分 あらすじ: 少女ジェスは、親友が引越して、自閉症になる。 ミリー叔母さんがやってきて素敵な話をしてくれる。 お話の主人公は、少女ケイティ。 ひょんなことから五輪金メダリストにスケートを教わることに。 大会前日、スケート靴を壊されて、困り果てる。 そこへ、トナカイのブリザードがやってきて、 規則を破って、スケート靴を届けてくれ、 そして、意地悪なライバルのエリンを救ってくれる。 サンタに国の大法廷が開かれ、 サンタクロースとアルキメデスは、 ブリザードに永久追放を言い渡そうとするが、 そのとき、ケイティが法廷に飛び込んできて、 ブリザードのために必死の弁明をする... 出演者: Brenda Blethyn ... Aunt Millie(ミリー叔母さん) Jennifer Pisana ... Jess Cameron(ジェス) Zoe Warner ... Katie Andrews(ケイティ) Brittany Bristow ... Erin Scott-Pierce(エリン) Christopher Plummer ... Santa Claus(サンタクロース) Kevin Pollak ... Archimedes(アルキメデス) Whoopi Goldberg ... Blizzard (voice)(ブリザード) オトーサン、 「少女たちは、可愛いね」 トナカイのブリザードちゃん、 もう少し可愛く撮れればよかったのに... その他の出演者: Josh Buckle ... Jack Jackie Byers ... Skating girl Wendii Fulford ... Beth Cameron Gary Johnston ... Bobby's Father Demetrius Joyette ... Bobby Stephanie Morgenstern ... Miss Ward J.D. Nicholsen ... Ted Andrews Aidan O'Hara ... Derek Diana Reis ... Principal Mark Rendall ... Joe Jan Triska ... Trainer Jonathan Wilson ... Jeremy Richard Yearwood ... Lucius Ellen-Ray Hennessy ... Delphi (voice) Leif Bristow ... Blitzen (voice) Lee Smart ... Donner Jr. (voice) Cree Summer ... Aphrodite (voice) User Rating: 5.5/10( 381 votes) IMDb オトーサン、 「低すぎる!」 CGがお粗末でした。 でも、ファミリー映画としては、上出来。 メッセージも素敵です。 ・あきらめずに頑張ろう ・命がけで、ひとを助ける ・見返りを求めぬ献身が大切 ・真の友情は、いつまでも心のなかにある User Reviews SnakePlizzkenさん United States 2005年12月3日 家族向けの魅力的なクリスマス映画。 すぐ借りるべし! 昨夜、家族でみた。 金曜の夜は、家族でピザを食べながらの映画鑑賞だ。 こいつは、本当にいい魅力的な映画だ! 夢中になれるし、前向きの教訓がタップリある。 素敵なサンタクロースの物語で、 若い観客には、北極の無垢なミステリーを魅せてくれる。 "Because of Winn-Dixie."のような一流の家族向け映画だと思う。 わが子は、3歳、6歳、11歳だが、 みんな大好きになった。 6歳の子は、ちょっと泣いた。 (目に埃が入ったんだよと言っていたが) 来年のクリスマスも、わが家では、この映画を定番にしたい。 staple 子供がいるなら、借りるか買うかするといい。 カナダ製の珠玉の映画だ。 監督のレヴァー・バートンは、家族向けの素敵な映画を作った。 映画好きの家族が何をみたがっているかが 分かるセンスを持ち合わせているようだ。 オトーサン、 「浅田真央より下手だけど...」 vadimさん 2010年12月22日 感動!涙、涙... 涙もろくなったのでしょうか、感動の涙、涙、です... クリスマス・シーズンにぴったりの サンタさんやトナカイの世界と人間の子供の交流のあれこれです。 アメリカの少女たちのフィギュア・スケートの様子が出てきます。 こうやって、この中からオリンピックの選手が生まれていくのかなー とにかく、無償の愛、です。 助けたい、支えたいと思った相手に対して、 自分の身に降りかかる危険も覚悟で無償の行為を行う。 感動です! 結局全て人間は、無償の行為を行うときこそ尊い価値があると思います。 人が見てようが、誰も気づかなくても、そんなの関係ありません! 自分以外の存在のために何かを行いたいと感じ、 それを実行したときこそ、その人は、とてもいい気持ちになれる。 魂が救われるのです。 また、愛は、会えなくても、相手を許し、受け入れ、幸せを願えるのです。 生きることの真実をクリスマスのおとぎ話の形で、教えてくれています。


秘密  

オトーサン、 「おいおい、広末涼子かよ」 「WASABI」で、ジャン・レノと共演したり、 「おくりびと」に出られたのか、理解できません。 いい後ろ盾がついているのでしょうか? 原題:秘密(1999) 監督:滝田洋二郎 原作:東野圭吾 脚本:斉藤ひろし Genre:Romance / Fantasy 上映時間:119分 あらすじ: スキーバスの転落事故 杉田平介の妻・直子は死ぬが、 高校生の藻奈美は一命を取りとめる。 だが、藻奈美の体には直子が憑依していた。 世間的には父と娘として暮らすが、 お互いの愛を確かめようにも、 平介は娘の体をした直子を抱けない... 出演者: 広末涼子 小林薫 岸本加世子 金子賢 オトーサン、 「広末涼子がいい!」 これまでで一番いい、共感できるヒロスエでした。 滝田洋二郎監督は、この好演をみて、 「おくりびと」の主演女優に起用したのでしょう。 その他の出演者: 石田ゆり子 伊藤英明 大杉漣 山谷初男 篠原ともえ 東野圭吾 User Rating: 7.4/10( 861 votes) Yahoo! オトーサン、 「このスコア、納得できる」 日本アカデミー賞ノミネート ・主演男優賞 小林薫 ・主演女優賞 広末涼子 User Reviews 黒美君彦さん 2010年12月22日 ある意味怪作 アイドル時代の広末を、近親相姦一歩手前の設定で 楽しもうという目論見がみえみえ。 もともと彼女に何の魅力も感じていなかったので、 娘と妻の二役も、コメディ以上にはなり得ない。 一方小林薫は絶妙な父と夫の葛藤を演じ、さすがと思わせる。 わが身に置きかえてみると (置きかえなくともいいが…苦笑) 何とも複雑な感覚に襲われるある意味怪作。 よくわかりませんでした。 オトーサン、 「涙がこぼれる?」 服部弘一郎さん 1999年9月20日 広末涼子主演のファンタジックで切ないラブストーリー。 観ているうちに何度か涙がこぼれた。 早稲田大学に進学した広末涼子が、 大学の夏休みを使って撮った本格的な主演映画。 バスの転落事故で重傷を負った母と高校生の娘。 やがて母は息を引き取り、娘は意識を取り戻す。 だがその時、娘の中には母親の意識が乗り移っていた……。 原作は東野圭吾の同名小説。監督は滝田洋二郎。 公開ギリギリまで待たされての試写でしたが、 これは素晴らしい出来映え。泣けます! 僕は広末涼子という女の子があまり好きではないし、 なぜこんなに人気があるのかもよくわからない。 ノドの奥に引っかかるような声は可愛くないし、 しゃべり方もベタベタ甘ったるくてイライラしてしまう。 彼女は私生活でも、大学になかなか登校しないまま 男性タレントとの交際が発覚したりして、あまりいい印象がないのだ。 しかしこの映画では、そうしたネガティブな広末イメージが すべてプラスに転換してしまう。 今回彼女が演じている役柄は、姿は女子高生 (途中から女子大生)だが 中身は40過ぎの主婦(母役は岸本加世子)というもの。 彼女は40過ぎのオバサンという意識を持ったまま、 女子高生である娘を演じるわけです。 それが広末涼子のキャラクターに似合っている。 あのモタモタした喋り方も、キレのない動作も、 彼女が「本当はオバサン」だと思うとしっくりくる。 男性タレントとの交際の噂も、 「体は処女の女子高生だが、 中身はセックスを知りつくした主婦」という役とぶつけると ぴったりとはまりすぎて恐いぐらいだ。 計算してやったことではないと思うが、私生活のゴタゴタも含めて、 広末涼子というキャラクターにこれほど似合う役もあるまい。 広末涼子の口からセックスに関するきわどい台詞が飛び出すたびに、 僕はドキドキしてしまいました。 彼女はこの映画の一人二役が評価されて、 日本アカデミー賞の主演女優賞を取るかも知れません。 あまりいろいろ書いてしまうと、映画を観る楽しさが薄れてしまうので避けますが、 僕がこの映画で一番泣けたのは、 山谷初男演じる祖父が孫娘である広末涼子に向かって、 父親に再婚話があれば祝ってやれと諭す場面でした。 祖父は自分の肩をもんでいる孫娘が、じつは死んだ自分の娘だとは知りません。 この場面は、父親が娘に向かって別れを告げているのです。 老いた父親は娘の死をようやく受け入れる。 娘は父の肩をもみながら、自分に対する別れの言葉を黙って聞いている。 真相を話すことなくすれ違ってしまう気持ちの中に、 死んだ娘に対する父親の愛情や、娘の父親に対する愛があふれています。 僕はここで、ポロポロ涙がこぼれてしまった。 終盤でもう1ヶ所泣いた場面があるんですが、ここは演出のうまさでしょう。 「え、それは反則だろう!」と思いましたが、やはり泣かされてしまった。 この後にエピローグが付きますが、 そこでまた夫婦の深い愛情の余韻に触れて感動が深まって行く。 最後にみせる広末涼子の曖昧な笑顔が、 いつまでも忘れられなくなりそうな映画です。 竹内まりあのテーマ曲もいいぞ。


相棒-劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン  

オトーサン、 「ははーん、番宣だな」 これから、「相棒-劇場版II- 警視庁占拠!特命係の一番長い夜」が 劇場で上映されるので、TV放映しているのです。 原題:相棒-劇場版- 絶体絶命! 42.195km 東京ビッグシティマラソン(2008) 監督:和泉聖治 脚本:戸田山雅司 Genre:Suspence/ Crime/ Mystery 上映時間:117分 あらすじ: 「特命係」の杉下左京と亀山薫は、警視庁の窓際族。 連続する猟奇殺人事件の現場に残された謎の記号を分析し、 チェスの棋譜にあたることを発見、 殺人は、ネット上の「人民法廷」で予告されていた。 犯人から次の犯行の予告メールが届く。 その場所は数日後に開催される東京ビッグシティマラソン。 3万人のランナーと15万人の観客がターゲットだった。 犯人を追う2人の前に、木佐原とやよいが浮かび上がる。 やよいの兄は、南米で難民の救済活動中にゲリラに殺害されていた... 出演者: 水谷豊 ... 杉下右京 寺脇康文 ... 亀山薫 本仮屋ユイカ ... 守村やよい 西田敏行 ... 木佐原芳信 津川雅彦 ... 瀬戸内米蔵 オトーサン、 「水谷豊の個性が生きてる!」 ベテラン勢も、いつもの通りです。 その他の出演者: 木村佳乃 ... 片山雛子 鈴木砂羽 ... 亀山美和子 高樹沙耶 ... 宮部たまき 岸部一徳 ... 小野田公顕 川原和久 ... 伊丹憲一 大谷亮介 ... 三浦信輔 山中崇史 ... 芹沢慶二 六角精児 ... 米沢守 山西惇 ... 角田六郎 神保悟志 ... 大河内春樹 小野了 ... 中園照生 片桐竜次 ... 内村完爾 西村雅彦 ... 鹿手袋啓介 原田龍二 ... 陣川公平 松下由樹 ... 武藤かおり 柏原崇 ... 塩谷和範 小野寺昭 ... 片山擁一 岸谷五朗 ... マラソンランナー 平幹二朗 ... 御厨紀實彦 User Rating: 7.2/10( 2,263 votes) Yahoo! オトーサン、 「高いねぇ」 User Reviews ミッキーロークになれなかった男さん 2010年12月19日 随分しっかり作ってあるな。 TVドラマの延長ではなくきちんと映画規格で作られていると実感できた。 基本的な満足度は高い。 思想性云々を批判する人もいるようだが、 俺は逆に、意見が分かれる部分に踏み込むくらいの 情熱が無くて映画なんか作るんじゃない、と言いたい。 もちろんメッセージ性がなくても エンターテインメントとして顧客を楽しませようという ディズニーランドのような意気込みがあれば別だが (「2012」など)近頃の邦画はその両方が欠けているゴミが多過ぎる。 だが、こいつは違った。 TVシリーズは全く知らないけど、まあまあ悪くないと思った。 でも、超豪華版デカ貴族という雰囲気も感じてしまう。 あ、これは単に俺がデカ貴族好きだっただけね。 さて、ちょっと思想?まで言ったら大げさだけど、語らせて。 近頃の日本では「触れもしない、やりもしない、体験したことない、 でも口は出す。語る。批判する」というマヌケな連中が非常に増えている。 実はこれ、俺もたまにやってしまう。 以前3馬鹿事件というのがあったが、そのうちの1人の講演会を聞いたことがある。 池上彰とかいう知ったかぶりが世の中を賑わせているが、 TVより、雑誌より、池上より、誰よりも、 私にイラクの本当の姿を教えてくれた講演だった。 馬鹿?3馬鹿??馬鹿とは無知を無知と認識できない人間のことを言う。 今の日本、特にネット社会において、 心ある人ならきっと何度も感じたことがある憤りに この映画は直球をぶつけてくる。 バシーンと受け止めると非常に気持ちがいい。 どうせわからない奴にはわからないだろうが、わかる人にはわかるのだ。 「かもしれない、のなら批判はちょっとストップ。 それだけじゃないよ。何でもそう。まずは冷静に自分の頭で考えてみようよ」 この映画が多分、伝えようとしていること。これはとても大切なこと。 まさか相棒がね、そこまで踏み込んでるなんてね。驚きました。 オトーサン、 「前田さん、目のつけどころがいい!」 チェス盤の件、見ていて不自然と思いましたが、 やはり、きちんと指摘されています。 前田有一さん 2008年4月28日 東京ビッグシティマラソンで爆弾テロ発生か テレビドラマの映画版について批評するのは難しい。 本来テレビのファンだけが楽しみに見るものだから、 個人的にはあまりうるさい事は言いたくない。 だが映画として評価すれば、たいてい厳しいものになってしまうのは避けられぬ。 あらすじと見所だけ書いてお茶を濁せばいいのだろうが、 批評家を標榜する以上それもどうかと思う。 ようは、どう書いても恨まれるだけでろくな事にはならない。 私などは、批評家なんぞ嫌われてなんぼと開き直っているからまだ良いが、 同業者の皆様はいったいどうしているのだろう。 窓際部署“特命係”に追いやられているが警視庁有数の頭脳を持つ 杉下右京(水谷豊)とその熱血部下・亀山薫(寺脇康文)。 二人は衆議院議員の片山雛子(木村佳乃)の護衛を命じられる。 爆弾で襲われた彼女をなんとか救った二人は、 現場に奇妙な文字を発見。 その暗号を元に捜査を進めた杉下らは、犯人の真の狙いが数万人が集まる大イベント、 東京ビッグシティマラソンにおける爆破テロだと見抜く。 左遷させられた有能刑事が、本流の連中を出し抜く鮮やかな推理を見せる。 面白い設定と思う。 刑事ものに定評ある米国のテレビドラマなら、さぞ心躍るものを作るだろう。 しかしなぜか日本だと子供だましになってしまう。 視聴者の要求レベルが低いのか、作り手のそれが低いのか。 劇場版と名はついているが、 これも結局のところテレビドラマを映画館で流しているというだけのものにすぎない。 本格的な映画出演は25年ぶりという水谷豊のエキセントリックな演技や 捜査会議の模様はまだいい。 実際の捜査の様子など、ズッコケ三人組のハカセの命令を パシリが聞いて走り回っているようにしか見えないが、 それもまた味というなら否定はしない。 ただ肝心の物語、とくにトリックの不出来はどうしたものか。 私は古典的な本格ミステリの支持者だから、 驚天動地の(おそらく実現不可能な)トリックについても全面的に許容する。 だが、絶対に許せないのは「必然性のないトリック」だ。 推理ファンや作家なら常識として共有するこの点について、 映画の脚本家だけが無知なのはなぜなのか。 常日頃から疑問に思っている。 本作にしても、犯人がチェス盤と地図を重ね合わせて複雑な騙しを行ったりしているが、 なぜそんな事をするのか理解に苦しむ。 犯人が本気で目的を果たそうってんなら、 こんなまどろっこしい方法はまずとるまい。 よほどの愉快犯か、映画を面白くさせようというサービス精神が旺盛かの どちらか以外にはありえない。 どんな推理作家も、トリックの考案以上にそれを物語に配置する"必然性"、 " 理由づけ"に頭を使うものだが、 そこをすっとばしたこういう脚本が通用するとなると、 映画界のレベルは低いと笑われても仕方がない。 時事問題を取り入れたり、エキストラ多数を採用した大規模撮影は大変だったろうと思う。 だがそうした大作感がハリボテにしか感じられないのは、 すべてこの致命的な欠陥に由来する。 多くの人がみる話題作だからこそ、 もう少し良いものを作ってほしいと切に願うものである。


西の魔女が死んだ  

オトーサン、 「へぇ、日本映画なのか」 原作を読んでいないので、比べようがありませんが、 こういう邦画もあっていいと思いました。 原題:西の魔女が死んだ(2008) 監督:長崎俊一 原作:梨木香歩 脚本:矢沢由美/ 長崎俊一 Genre:Drama 上映時間:115分 あらすじ: まいは、中学入学直後に登校拒否に。 ママは、おばあちゃんのもとに預ける。 おばあちゃんは英国人で、 夫に先立たれてからは、田園生活を楽しんでいる。 まいは、畑仕事、ガーデニング、鶏の世話など、 すべてが新鮮な体験だった。 やがて、おばあちゃんから、 まいも、魔女の末裔で不思議な力があると教えられる... 出演者: サチ・パーカー ... おばあちゃん 高橋真悠 ... まい りょう ... ママ 木村祐一 ... ゲンジ オトーサン、 「外人女性の起用が成功しているな」 これが、日本人だったら、成立しないでしょう。 ガーデニングにやや興味があるので、 「ターシャの庭」を思い出しました。 サチ・パーカー? Sachiko Parker 誕生日:1956/09/01 出身 カリフォルニア州ロサンジェルス 製作者スティーヴ・パーカーと シャーリー・マクレーンの間に生まれる。 大学卒業後、カンタス航空でフライト・アテンダントをしていたが、 母の影響で女優に。 85年「バート・レイノルズの スティック」で映画デビュー。 出演作: 1985年「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「バート・レイノルズのスティック」 1986年「ペギー・スーの結婚」 1990年「悲しみよさようなら」 2008年「西の魔女が死んだ」 2010年「トイレット」 その他の出演者: 大森南朋 ... パパ 高橋克実 ... 郵便屋さん 真実一路 諏訪太朗 User Rating: 8.2/10( 1,664 votes) Yahoo! オトーサン、 「美しく優しく...それが受けた」 User Reviews 幻巌堂さん 2008年6月17日 長崎俊一は何処を目指すのか。 いち早く自我を持ってしまったがために、 同世代の子供たちの世界にすんなり入ってゆくことができなくなった少女まい。 そんな彼女に、世の中の摂理よりも大きく尊い自然の摂理を、 いかにも宗教(キリスト教)的に、 行動と観念の双方向からゆっくりと説いてゆくおばあちゃん。 この祖母と孫娘の交流が主題となる梨木香歩のベストセラーの映画化なのだが、 結論を言うならまさに平均点の作品。 全体的に悪くはないけれど、 映画的楽しさ・面白さという点では、かなり物足らないのだ。 監督の長崎俊一にとっては、初めてといえるファンタジーというか、 少女の目線で見せるドラマ。 それにしても今頃になって、なにゆえに彼はこの作品の演出をうけたのだろうか。 今さら映画監督としてエンタ−テインナーを目指そうなんてわけでもないだろうし、 「誘惑者」や「ナースコール」などの秀作からしても、色合いが違いすぎるし。 まさか、ベストセラーという冠に変な色気でも感じたなんてことはないだろうに。  確かに語り口にはそつがなく、じんわりとした盛り上げ方も上手いし、 ラストでは心地良く涙腺を刺激してくれる、手堅い仕上がりだといえよう。 しかしながら、期待以下ではないものの、それ以上のものはなにもない。 映像的な大胆なアイディアや試みが、ほとんどといっていいほどないからだ。 なにか、原作のダイジェスト映像を見せられた気さえする。 脚本の矢沢由美は、長崎俊一監督の妻であり女優の水島かおり。 彼女にとって脚本家としての仕事はこの映画が第1作となる。 演出を担当する夫との協作とはいえ、出来上がりはかなり素人っぽい。 良く言えば無難にまとめたと言えないこともないが、 台詞(特におばあちゃんの台詞)は話し言葉としてこなれていないし、 何よりも映画的アイディアが乏しすぎる。 例えば、祖母から学ぶこと。 ジャム作り、足踏み洗濯、ニワトリ小屋での卵取りなど、 原作での大きなポイントははずしていないが、 文章で描かれた以上の映像世界の創造の余裕はなく、 話を追いながらまとめるのが精一杯といった感じが強い。 また、演出にもかかわることだが、 まいにとって重要な人物であるゲンジの描き方にはもっと工夫がほしかった。 演出はもちろんキャスティングさえも、見るからにわかりやすすぎて、 なければならないはずの人物に隠された含みが切り落とされてしまっている。 もうひとつ、おばあちゃんが魔女であることをまいに話すシーンも、 切り出し方があまりに唐突すぎて、かなり違和感を感じてしまう。 原作のイメージ通りというわけではないが、 まいや祖母のキャスティングに文句はない。 ただ、まいの母役のりょうはちょっと違う気がする。 水島かおりが演じた方がよかったんじゃないか。 オトーサン、 「難しい年頃の娘、手が焼けるよねぇ」 jrns4realさん 2010年11月23日 娘に観せてやりたい。 この映画は主人公と同年代の我が娘に是非観せてやりたい。 映画の最後の「きゅうり草」のように、 きっと娘の心に深く広く根をはってくれるのではないだろうか?


エクセス・バゲッジ/シュガーな気持ち  

オトーサン、 「意味不明な題名だな」 最近痛感しているのは、日本語力の低下。 とくに、邦題のつけかたは、噴飯もの。 シュガーな気持ち...何、考えてるの? 原題:Excess Baggage (1997) 監督:Marco Brambilla 原作:Max D. Adams 脚本:Max D. Adams/Dick Clement/Ian La Frenais Genre:Action / Comedy / Crime 上映時間:101分 あらすじ: エミリーは、富豪の娘。 父親のアレクサンダーが、 自分に振り向いてくれるようにと偽装誘拐を思いつく。 愛車BMWのトランクに隠れるが、 高級車専門の泥棒ビンセントがその車を盗む。 トランクから抜け出したエミリーは、 ビンセントと同乗し、奇妙な逃避行を続ける。 一方、アレクサンダーは、 娘の捜索を元CIAで叔父にあたるレイに依頼するが... 出演者: Alicia Silverstone ... Emily(エミリー) Benicio Del Toro ... Vincent(ビンセント) Christopher Walken ... Ray(レイ) Jack Thompson ... Alexander(アレクサンダー) オトーサン、 「好きになれんなぁ」 アリシア・シルバーストーン演じるエミリーについて、 ベニチオ・デル・トロ演じるビンセントがこう言っていました。 「ありゃ、女じゃなくて、猛獣だ」 ほんとうに最近の女は、猛々しくなりました。 経歴をみたら、彼女、若いのに、この映画の製作者でした。 若くて無名に近いベニチオ・デル・トロを 起用してやったと腹の底で思っているせいか、 最後まで威張っていました。 ALICIA SILVERSTONE  アリシア・シルバーストーン 誕生日 1976/10/4 出身 米カリフォルニア州サンフランシスコ 両親の故郷イギリスで、親戚を訪れた時に演劇に目覚めた。 テレビデビューは92年のテレビシリーズ「素晴らしき日々」。 映画デビューは「ダリアン/美しき狂気」。 「クルーレス」の高校生役ではMTVアワード主演女優賞獲得。 自ら製作会社ファースト・キスを設立し、 「エクセス・バゲッジ」を制作、主演した。 出演作 1993年「ダリアン/美しき狂気」 1994年「ベビー・シッター」 1995年「アメリカの贈り物」「クルーレス」◇      「トゥルー・クライム」「ハイダウェイ」 1997年「エクセス・バゲッジ/シュガーな気持ち」      「バットマン&ロビン/Mrフリーズの逆襲」◆ 1999年「タイムトラベラー/きのうから来た恋人」◇      「恋の骨折り損」◇ 2004年「スクービー・ドゥー2 モンスター パニック」◆ 2008年「トロピック・サンダー 史上最低の作戦」 BENICIO DEL TORO  ベニチオ・デル・トロ 誕生日 1967/2/19 出身 米プエルトリコ 13歳の時にペンシルバニアへ移る。 弁護士を目指しカリフォルニア大学に入学するが、 すぐに演劇科に転じる。 ニューヨークのサークル・イン・ザ・スクエア演劇学校と ストラ・アドラー・コンサーパトリー、ロサンゼルスの アクターズ・サークル・シアターで本格的に演技を学ぶ。 テレビ「マイアミ・バイス」のゲスト出演を経て、 88年「ピーウィー・ハーマンの空飛ぶサーカス」で映画デビュー。 1995年「ユージュアル・サスペクツ」で インディペンデント・スピリット賞助演男優賞受賞。 2000年「トラフィック」でアカデミー賞、ゴールデングローブ賞、 ベルリン映画祭銀熊賞を受賞。 2003年「21グラム」でアカデミー賞助演男優賞にノミネート、 カンヌ国際映画祭主演男優賞受賞。 出演作 1988年「ピーウィー・ハーマンの空飛ぶサーカス」 1989年「007/消されたライセンス」 1990年「ドラッグ・ウォーズ/麻薬戦争」 1991年「インディアン・ランナー」「チャイナ・ムーン」 1992年「1492・コロンブス」 1993年「フィアレス」 1995年「ザ・プロデューサー」「天使の涙」「ユージュアル・サスペクツ」 1996年「バスキア」「フューネラル/流血の街」「ザ・ファン」 1997年「エクセス・バゲッジ/シュガーな気持ち」 1998年「ラスベガスをやっつけろ」 2000年「スナッチ」「トラフィック」「誘拐犯」「ブレッド&ローズ」▲ 2001年「プレッジ」 2002年「ハンテッド」 2003年「21グラム」 2005年「シン・シティ」 2008年「悲しみが乾くまで」      「チェ 28歳の革命」「チェ 39歳別れの手紙」 その他の出演者: Harry Connick Jr. ... Greg Nicholas Turturro ... Stick Michael Bowen ... Gus Robert Wisden ... Detective Sims Leland Orser ... Detective Barnaby Sally Kirkland ... Louise Hiro Kanagawa ... Jon Brendan Beiser ... Man on Pay Phone Demetri Goritsas ... Surveillance Van Cop Jorge Vargas ... Mini Mart Clerk Danielle Monet ... Monique User Rating: 4.9/10( 6,355 votes) IMDb User Rating: 6.5/10( 83 votes) Yahoo! オトーサン、 「4.9か。分かるなぁ、このスコア」 ラジー賞ノミネート ・ワースト主演女優賞 アリシア・シルヴァーストーン User Reviews passetempsさん Madison, Wisconsin 2003年3月30日 甘く愉快なラブ・コメ...甘く愉快なベニチオ この映画、思っていたよりもずっとよかった。 レビューでは、低い評価だったからだ。 このビデオを借りたのは、最近好きになったベニチオをみるためだった。 彼が、ラブ・コメでも、すごくイイのを知って嬉しくなった。 もっとラブ・コメに出るべきだ! シアリアスな役では、既に実力を見せているが、 ラブ・コメ役に新鮮な息吹を吹き込める可能性があると思う。 ヒューグラントには飽きていませんか? 筋書きには、詳しく触れない。 出だしは、素敵だったが、結末がどうなるか分からなかった。 もう一度言おう。 アリシア・シルヴァーストーンに、筋書きを期待してはいけない。 ベニチオのフアンなら、 この映画での、彼のユニークで粋な魅力を楽しめるだろう。 もう一度言おう。 彼は、強烈でも悲しげでもなかった。 その半微笑の背後に、彼の優しさを感じることができた。 私は、客観的な鑑賞者ではないが、 この映画には、ジュリア・ロバーツや サンドラ・ブロックのラブ・コメのような気晴らしを期待できる... オトーサン、 「オレは、笑えなかったけどなぁ」 ベニチオが自信なげにみえました。 hanakaihina8174さん 2010年11月20日 笑える!? お金持ちの娘が父親の愛情を確認する為に、 自分のBMWのトランクに入り狂言誘拐を企て、 その車を車泥棒が盗む事から、ドタバタ劇が始まるって話しなのですが、 車泥棒役がベネチオ・デル・トロで、娘役がアリシア・シルヴァ-ストン、 娘のおじ様役がクリストファー・ウォ-ケンなので、結構豪華なキャストです♪ デル・トロがちょっとマヌケで逃げ腰なところが面白く、 可愛くて、好きになっちゃいます。 若いデル・トロは何となくブラピに似ている気がしました。 デル・トロとアリシアの掛け合いもとても面白いです。 警察や殺し屋なども登場するのですが、 どこかマヌケな感じに危機感がなく、 そんなところが一流作品とは言えませんが、 テンポ良く話しが進むところとか、2転3転と話しが変わるところなど、 私としては大好きな映画の1つになりました。 とにかく、頼りない感じですが、 デル・トロの車泥棒から一転して誘拐犯人になってしまうところなど、 焦り方とか、困り方が思わず笑ってしまいますよ〜!!


男が女を愛する時  

オトーサン、 「端役か」 エレン・バースティン出演作をみようと、 TSUTAYA DISCASで借りました。 でも、愛らしいメグ・ライアンが出ていたのは、 予想外の収穫でした。 原題:When a Man Loves a Woman (1994) 監督:Luis Mandoki 脚本:Ronald Bass/ Al Franken Genre:Drama / Romance Country:USA Language:English / Thai 上映時間:126分 あらすじ: 教師のアリスは、パイロットのマイケルと再婚した。 先夫との子ジェス、マイケルとの間に生まれたケイシーの2人娘だ。 傍目には、幸せそのものに見えたが、 マイケルが、不在がちのため、酒で孤独を紛らわせる。 マイケルが、気付いたときは、アル中患者だった。 リハビリテーション・センターに入院し、退院する。 だが、マイケルの過剰な気遣いが神経を苛立たせる。 2人は、別居し、マイケルはデンバーへと転勤する... 出演者: Meg Ryan ... Alice Green(アリス) Andy Garcia ... Michael Green(マイケル) Tina Majorino ... Jess Green(ジェス) Mae Whitman ... Casey Green(ケイシー) Ellen Burstyn ... Emily(エミリー) オトーサン、 「綺麗だなぁ、メグ・ライアン」 でも、アル中で苦しむメグを見るのは、 辛いものがありました。 相手役のアンディ・ガルシアも好演していました。 MEG RYAN メグ・ライアン 誕生日 1961/11/19   出身 米コネチカット州フェアフィールド ジャーナリスト志願でニューヨーク大学で学んでいたが、 エージェントに見いだされ女優に。 1981年「ベストフレンズ」で映画デビュー。 デニス・クエイドと結婚したが、 ラッセル・クロウとの不倫騒動で離婚。 「恋人たちの予感」、「めぐり逢えたら」でゴールデン・グローブ賞ノミネート。 出演作 1981年「ベストフレンズ」 1983年「悪魔の棲む家3」 1986年「トップガン」「私立ガードマン/全員無責任」 1987年「インナースペース」◆「プロミストランド/青春の絆」◆ 1988年「D.O.A.死へのカウントダウン」◇      「プレシディオの男たち」◆ 1989年「恋人たちの予感」◇ 1990年「ジョー、満月の島へ行く」◇ 1991年「ドアーズ」◆ 1992年「キスへのプレリュード」◇ 1993年「フレッシュ・アンド・ボーン/渇いた愛の行方」◇      「めぐり逢えたら」◇ 1994年「男が女を愛する時」◇「星に想いを」 1995年「恋の闇 愛の光」「フレンチ・キス」◇ 1996年「戦火の勇気」◇ 1997年「アナスタシア」(声)◇「恋におぼれて」◇ 1998年「シティ・オブ・エンジェル」◇「ユー・ガット・メール」◇ 1999年「キャスティング・ディレクター」◆ 2000年「電話で抱きしめて」◇「プルーフ・オブ・ライフ」◇ 2001年「ニューヨークの恋人」◇ 2002年「デブラ・ウインガーを探して」 2003年「イン・ザ・カット」◇ 2004年「ファイティング・ガール」◇ 2007年「ランド・オブ・ウーマン/優しい雨の降る街で」 2008年「明日の私に着がえたら」 ANDY GARCIA  アンディ・ガルシア 誕生日 1956/4/12 出身 キューバ・ハバナ カストロがキューバで政権を執り、両親が国外追放、 マイアミ・ビーチへ移住。 フロリダ国際大学に入学し、演劇を専攻。 70年代後半に映画俳優を目指すため、ロサンゼルスへ。 83年、ドミニカ共和国の映画「Guaguasi」で映画デビュー。 87年「アンタッチャブル」で注目される。 90年「ゴッドファーザーPARTV」で アカデミー賞とゴールデングローブ賞ノミネート。 91年、製作会社シネソン・プロダクションズを設立し、 93年「CACHAO...COMO SU RITMO NO HAY DOS」で監督デビュー。 テレビでは、2000年「さらば愛しのキューバ」で 主演・製作総指揮・音楽を兼任し、 ゴールデングローブ賞とエミー賞の作品賞・男優賞にノミネート、 エミー賞の音楽賞を受賞。 82年に結婚。妻マリビと4人の子供がいる。 出演作 1979年「地上より永遠に」(TM) 1983年「ナイト・イン・ヘブン」 1984年「ロンリー・ガイ」「殺しの季節」「アメリカン・ルーレット/非情の銃口」 1986年「800万の死に様」 1987年「アンタッチャブル」◆ 1988年「アメリカン・ルーレット」「堕ちこぼれの天使たち」 1989年「ブラック・レイン」 1990年「背徳の囁き」「テロリストを撃て」      「ゴッドファーザーPARTV」 1991年「愛と死の間で」 1992年「靴をなくした天使」「ジェニファー8」 1994年「男が女を愛する時」 1995年「デンバーに死す時」 1996年「悪魔たち天使たち」 1997年「N.Y.検事局」「絶体×絶命」◇      「奴らに深き眠りを」「デス・イン・グラナダ」      「ザ・ロスト・シティ」「ロルカ、暗殺の丘」 1998年「ピース・ア・ケイク」「スカルパー」 1999年「揺れる評決」◇「ラストチャンスをあなたに」 2000年「消滅水域」「さらば愛しのキューバ」(TM) 2001年「オーシャンズ11」「沈黙の行方」「エゴイスト」 2002年「コンフィデンス」 2004年「ツイステッド」「オーシャンズ12」「モディリアーニ 真実の愛」 2007年「スモーキン・エース 暗殺者がいっぱい」「オーシャンズ13」 2008年「ビバリーヒルズ・チワワ」(声)「ニューヨーク、アイ ラブ ユー」 2009年「ピンクパンサー2」 その他の出演者: Lauren Tom ... Amy Philip Seymour Hoffman ... Gary Eugene Roche ... Walter Gail Strickland ... Pam Steven Brill ... Madras Tie Guy Susanna Thompson ... Janet Erinn Canavan ... Shannon LaTanya Richardson ... Dr. Gina Mendez Bari K. Willerford ... Malcolm James Jude Courtney ... Earl User Rating: 6.2/10( 8,376 votes) IMDb User Rating: 8.0/10( 515 votes) Yahoo! オトーサン、 「評価が分かれているなぁ」 User Reviews Gary Murphyさん Olathe, KS, USA 1999年11月27日 見ていて辛いすばらしい映画 上映直後、映画館でみた。 フラストレーションを感じたのを覚えている。 昨夜、衛星放送で再度見たが、 すばらしい映画だと分かったが、見ていて辛かった。 リアルなすばらしいラブ・ストーリーだ。 だが、間違ってならない。 典型的なロマンチックなストーリーではないのだ。 メグ・ライアンとアンディ・ガルシアは、愛しあっているカップルだ。 メグ・ライアンが、リハビリから帰ってきてから、 その関係悪化に悩みぬく。 アル中は治ったものの、彼女は混乱し、 2人は、クサビがあることを感じる。 それは、お互いに分かちあえない経験のちがいからきているのだ。 彼女は、リハビリ中に知り合った友人たちがいて、 夫が理解できない気持ちを分かちあえるひとを必要としている。 脚本でよかったのは、 登場人物らが、聖人でも、悪魔的でもなく、 灰色の影で描かれていることだ。 アンディ・ガルシアは、好人物だが、聖人君子ではない。 妻を助けられないフラストレーションから、皮肉を言うこともある。 勿論、彼女は彼の手助けを望んでいない。 分かってくれるのを望んでいるのだ。 彼女は、基本的には、いいひとだが、 気持ちを整理できず、結果的に夫に残酷に当たってしまう。 あるシーンをみて、わが妻が言う。 「あのひと、やあねぇ」 私も言う。 「オレもやだな、でも彼女のほうだ」 この映画、男と女の関係を堀下げている。 見事に書かれ、見事に演じられている。 見ていると、傷つく。 だが、本当の感動が湧いてくる。 わざとらしい筋書きで、観客を悩まさないのがいい。 これは、すばらしい映画だ。 オトーサン、 「分かってるなぁ」 ここまで分かっていれば、いい夫婦しているのでしょうね。 Yoshipy Happyさん 2010年11月22日 それでも妻を愛せますか アルコール依存症とはいかなるものか お酒が全く飲めない私には全く理解できないのですが。 夫婦とは互いを理解しているつもりでも 実は相手をよく見ていなかったり 言葉足らずなことがあったり だからちょっとした変化も見過ごしたり することがあるのかもしれない。 よかれと思ってしていたことも 相手には余計なこともあるかもしれない。 今さら言わなくてもわかっているだろうということも 本当は言って欲しかったということもあるかもしれない。 でも放棄せずに、諦めずに解決法を見つけていこうよ そんな風に諭してくれるような作品だと思う。 マイケル(アンディ・ガルシア)と アリス(メグ・ライアン)の夫婦がとても素敵。 素敵なだけに、マイケルがアリスを労わろうと すればするほど、疎ましく思えてしまうアリスの苦悩も マイケルの煩わしさも痛いほどに伝わる。 それでも妻(夫)を愛せますか。 と自分にも問いかけてくる。


地底の原始人キング・ゴリラ  

オトーサン、 「楽しそうな邦題だな」 キング・コングと言わないところをみると、 ゴリラキング・ゴリラは、やや小型なのかも。 原題:Trog (1970) 監督:Freddie Francis 原作:Peter Bryan/ John Gilling 脚本:Aben Kandel Genre:SF / Horror Country:UK Language:English 上映時間:91分 あらすじ: マールコムら若者3人が洞穴を探検し、 化け物に襲われる。 人類学者ブロックトン博士は、洞穴に乗り込み、 麻酔銃を撃ち、原始人の捕獲に成功する。 訓練・教育を施し、人類進化の謎に迫ろうとする。 だが、マードックは、 化け物による不動産価格の下落を恐れ、 裁判所に殺処分を申請する... 出演者: Joan Crawford ... Dr. Brockton(ブロックトン博士) Kim Braden ... Anne Brockton(アン) David Griffin ... Malcolm Travers(マルコム) Michael Gough ... Sam Murdock(マードック) オトーサン、 「伝説の女優、これが遺作なんだってね」 それにしては、あまりにもヒドイ幕切れでした。 JOAN CRAWFORD  ジョーン・クロフォード 両親が離婚したため貧しい少女時代を過ごす。 ウェイトレスなど様々な職を転々。 チャールストンコンテストで優勝し、コーラスラインの一員に。 1925年、「美人帝国』の端役で映画デビュー。 1928年、「踊る娘達」がヒット。 1929年、「ハリウッド・レヴィユー」で人気者に。 「グランド・ホテル」「雨」など、名作に出演した。 その後、長らく低迷を続けるが、 1945年、「ミルドレッド・ピアース」の熱演で、 アカデミー主演女優賞を受賞する。 「失われた心」と「突然の恐怖」もアカデミー賞ノミネート。 1962年、生涯のライヴァルであるベティ・デイヴィスと共演した 「何がジェーンに起ったか?」の演技も評判を呼んだ。 1974年に引退。 晩年はクリスチャン・サイエンスにのめり込み、酒びたりだった。 1977年、膵臓ガンで死去。 誕生日 1904/3/23-1977/5/13  出身 米テキサス州サンアントニオ 出演作 1925年「夜の女」「腕自慢」「美人帝国」「古着屋クーガン」      「三人の踊子」 1926年「踊る英雄」「初陣ハリー」「巴里」 1927年「荒原の勝利者」「知られぬ人」「密輸入者の恋」 1928年「ローズマリー」「シンガポール」「四つの壁」      「踊る娘達」 1929年「若殿頑張る」「ハリウッド・レヴュー」「花嫁修業」 1930年「モンタナの月」「デパートの横顔」 1931年「暴露戦術」「暗黒街に踊る」「笑ふ罪人」      「蜃気楼の女」 1932年「グランド・ホテル」「令嬢殺人事件」「雨」 1933年「今日限りの命」「ダンシング・レディ」 1934年「蛍の光」「私のダイナ」「結婚十分前」 1935年「男子牽制」「私の行状記」 1936年「豪華一代娘」「空駆ける恋」 1937年「真珠と未亡人」「花嫁は紅衣装」 1941年「女の顔」 1944年「ハリウッド玉手箱」 1945年「ミルドレッド・ピアース」「深夜の銃声」 1946年「ユーモレスク」 1947年「失われた心」「哀しみの恋」 1949年「美しさ故に」 1950年「悪党は泣かない」 1952年「突然の恐怖」 1954年「大砂塵」 1957年「光は愛とともに」 1959年「大都会の女たち」 1962年「何がジェーンに起こったか?」 1964年「血だらけの惨劇」 1967年「姿なき殺人」      「0011ナポレオン・ソロ/ミニコプター作戦」 1969年「四次元への招待」 1970年「地底の原始人・キングゴリラ」 その他の出演者: Joe Cornelius ... Trog Bernard Kay ... Inspector Greenham John Hamill ... Cliff Thorley Walters ... Magistrate Jack May ... Dr. Selbourne Geoffrey Case ... Bill Robert Hutton ... Dr. Richard Warren Simon Lack ... Colonel Vickers David Warbeck ... Alan Davis Chloe Franks ... Little Girl Maurice Good ... Reporter User Rating: 3.2/10( 875 votes) IMDb オトーサン、 「いくら何でも、低すぎないか?」 User Reviews TimothyFarrellさん Worcester, MA 2007年7月14日 本当に安手の古典映画だが、退屈しない。 こいつは、ひどく安っぽい小品映画だ。 別の映画のゴミ箱から衣装を発見して、 この映画を作ったのではないかと思いたくなる。 正直言って、いくつかの部門では見事な出来栄えだ。 (フレデリック・フランシスの監督は、いつものように素敵だ) 問題は脚本で、信じられないほどお粗末だ。 「ひどいから好き」というジャンルに属している。 すべての登場人物は、驚くほど平板で、 マイケルが怒りもせず、不平も言わないシーンを思い出すのでは?) せりふも、状況も、あまりに不自然だ。 意図せぬ愉快なシーンが2つあった。 ひとつは、原始人の最後の大暴れだ。 (予期せぬ若干の流血がみられる) あるいは、進化論と宗教の対立についての笑止千万なコメントだ。 サイコトロニック(精神工学)のフアンには、面白いかも。 ジョーン・クロフォードの遺作にしては、最高とは言えない。 こいつは、みんなが金儲けのために作ったような映画だ。 10点満点で5点。 オトーサン、 「確かに、この猿人、ちゃちだな」 CG技術の発展には目ざましいものがあるので、 こうした昔の特殊効果は、どうしても見劣りします。 なにわ君さん 2008年12月24日 とある町の近くにある洞穴から、猿人が発見された。 町の学者は彼を調教しようとするが、 結局、暴れだし町は大騒ぎになるって内容の映画。 ストーリーは、まったくのアリガチすぎるのでな〜んもおもろない。 ただ、笑ってまうのは、この猿人の造形。 トロッグってゆう名前をつけられて人が演じているんだけど、 これが、頭は確かに猿人のマスクで、 このマスク、唇がめくりあがったりと意外にも機械仕掛けで、 まー、顔はそれでえーねんけど、 体が、なんと、普通のおっさんの裸体。 なんのメイクもなし。毛もなしのトゥルントゥルン。 猿人のくせに、白い外人のちょっと太めのおっさんの裸そのまんま。 しかも何年も洞窟にいたのに、爪までちゃんと切ってる。 伸びてな〜い。 こいつが猿のマネでがんばってる姿はほんと腰くだけの衝撃映像です。 まー、そんなこんなで まったく観なくていい映画なんですけど、 この映画には猿人が昔の記憶を思い出すシーンで 恐竜のストップモーションが3分だけ入ります。 これは「動物の世界」ってゆう映画からの流用なんですけど、 このストップモーションはかのオブライエンが担当してて それなりのいい出来。 そして動物の世界って映画はソフト化されてないので、 まーその部分目当てにこの映画を観ちゃうとかあるかもしんないけど、 3分だし、出来はいいけど、そない大したもんでもないです。 それに、この恐竜シーンは動物の世界では10分あるんだけど その完璧版をみたければこんな映画観るよりも、 他に手段はいくらでもありますしね。


GOEMON  

オトーサン、 「タダなら見よう」 当時、大宣伝していましたが、 お金を払ってまで、紀里谷和明につきあう気になれませんでした。 TVで放映されていたので、見ることに。 原題:GOEMON(2008) 監督:紀里谷和明 脚本:紀里谷和明/ 瀧田哲郎 Genre:Action/Adventure 上映時間:128分 あらすじ: 信長が明智光秀に暗殺される。 右腕・豊臣秀吉は光秀を討ち、天下統一を果たす。 平和が訪れたが、格差が広がる。 大泥棒・石川五右衛門が出現し、 金持ちから盗み、貧しき者に分け与え、庶民のヒーローになる。 ある夜、五右衛門は、豪商の屋敷から南蛮の箱を盗み出す。 だが、石田三成が配下の霧隠才蔵を使い、 箱の行方を追っていることを知らなかった... 出演者: 江口洋介 .... 石川五右衛門 大沢たかお .... 霧隠才蔵 広末涼子 .... 浅井茶々 奥田瑛二 .... 豊臣秀吉 要潤 .... 石田三成 伊武雅刀 .... 徳川家康 オトーサン、 「うーん、ミスキャストだなぁ」 大沢たかおの才蔵、目が優しすぎます。 奥田瑛二の秀吉、下品でアホです。 江口洋介の五右衛門、まあまぁ。 三成役の要潤、細面で殺気を感じました。 彼を才蔵に起用すべきだったのでは? その他の出演者: ゴリ .... 猿飛佐助 玉山鉄二 .... 又八 チェ・ホンマン .... 我王 佐藤江梨子 .... 吉野太夫 戸田恵梨香 .... 夕霧太夫 鶴田真由 .... 小平太の母 りょう .... 五右衛門の母 藤澤恵麻 .... 才蔵の妻・お吉 佐田真由美 .... 三成の妻・おりん 深澤嵐 .... 小平太 福田麻由子 .... 少女時代の茶々 広田亮平 .... 少年時代の五右衛門 田辺季正 .... 青年時代の五右衛門 佐藤健 .... 青年時代の才蔵 蛭子能収 .... 蕎麦屋の店主 六平直政 .... 紀伊国屋文左衛門 小日向文世 .... 遊郭の番頭・弥七 中村橋之助 .... 織田信長 寺島進 .... 服部半蔵 平幹二朗 .... 千利休 User Rating: 6.6/10( votes) Yahoo! オトーサン、 「ま、特殊効果がいいね」 User Reviews popcornさん 2009年5月30日 歴史の二次創作 紀里谷和明は、良くも悪くも作家性が強く、 基本的に、そのテイストは、『CASSHERN』となんら変わらない。 ゲームムービーのような映像(撮影、田邊顕司)はどうかと思うが、 それにもすぐに慣れてしまうし、ここまでくれば、立派な味。 VFXとCGを使い分け、殆ど、物理的な制約を受けない、 アニメチックなアクションは確かにカッコイイ。 しかし、リアリティーは皆無だから、スリルなぞあろうはずはなく、 石川五右衛門=江口洋介の尋常でない跳躍力、 ガトリング・ガンの弾さえかわす身の熟しは、 いくらなんでもやり過ぎで、時々、苦笑させられる。 紀里谷和明はマジメな性格なのだろう。 お気軽なエンタメとしてスタートしたであろう企画に、 結局、格差社会という今日的な問題を反映させ、 格闘(「坊主、強くなれ。そうすれば、何も奪われやしない」 /「その幸せのために戦っている!」)、 自由(「自由を謳歌するなら、周りを巻き込むな」 /「これが、お前の言う自由だ! お前の自由の代償だ!」 /「そいつは見付かったか? 自由になれたか?」)、 といった説教臭いテーマを盛り込まずにはいられないのだ。 だが、それならそれでいい。 前半、柄にもなく、五右衛門に、「初体験は15」などと言わせているが、 優等生が受けを狙って下ネタを口にしているみたいでちょっと痛々しい。 『CASSHERN』と共通する本作の致命的な欠点は、 登場人物に血が通っていないように感じられることだ。 「裏の世界じゃその名を聞く忍」、霧隠才蔵=大沢たかおと、 それに続いて赤子までもが、釜茹でにされようと、 運命の皮肉で、猿飛佐助=ゴリ(ガレッジセール)が五右衛門を討とうと、 どれだけ松本晃彦の音楽が感動的だろうと、ちっとも胸に響かないのだ。 これはデジタルの風合いのせいだけではあるまい。 キャスティングは、端役に至るまで有名どころを配しているが、 蛭子能収、ウド鈴木、なべやかんは目立ち過ぎていて目障り。 サトエリこと、佐藤江梨子、戸田恵梨香、鶴田真由、りょう、藤澤恵麻は無駄使いだ。 脇役の中では、チェ・ホンマンが現実離れした存在感を示めしていおり、収穫。 オトーサン、 「今週のダメダメ!か」 前田有一さん 2009年5月10日 チェホンマンとキャシャーンが大暴れする時代劇 各方面に衝撃を与えた『CASSHERN』(04年、日)一作で、 紀里谷和明監督が娯楽映画作りのコツを学んでしまったのだとしたら、 ある意味日本映画界は貴重な才能を失ったことになるのかもしれない。 本能寺の変を経て、秀吉が天下統一したつかの間の平和。 そこでは庶民の人気を集める義賊、石川五右衛門(江口洋介)が活躍していた。 あるとき彼は、盗んだ品物の中に奇妙な箱を見つけるが、 値打ちなしと判断し捨ててしまう。 ところが舎弟格の猿飛佐助(ゴリ)からの情報で、 それが重要なものと知り、彼らは再度探しに出かける。 なんと『GOEMON』は驚くべきことに、普通に面白い。 監督独特のビジュアルセンスはそのままに、 退屈しらずのアクション時代劇として成立している。 しかも、キャシャーン並のトンデモな魅力まで兼ね備えているのだから文句なしだ。 前作を批判した私としても、これは認めざるを得ない。 主人公が戦いながら、唐突に反戦テーマを語りだす紀里谷演出も絶好調。 せんそうはんたいの地球市民・ゴエモンは、みんなの幸せのため、 こなみじんになるまで戦うというわけだ。 対する秀吉は朝鮮侵略を狙う好戦的キチガ、いやアグレッシブな政治家という、 一部外国人が喜びそうな人物造形。 本作は海外公開が予定されているから、 きっと多くのアジア市民に喜ばれることになるだろう。 その一方で、韓国の英雄、K1戦士のチェ・ホンマンに、 豊臣家を命がけで守る役柄を与えるなど、心憎い皮肉も忘れない。 ここは監督一流のブラックジョークとほめるべきである。 アクションシーンは、これが実写映画だったことを忘れるほどのクォリティで、 五右衛門などはひとっとびで200mは跳躍。 キャシャーン並みの超人的能力を誇る。 さらにバットマンのようなワイヤーをも装備。 その脚力なら要らないだろうというのは、無粋なツッコミである。 この、座頭市の5万倍くらい強い男が、 スターウォーズの帝国軍のような大軍と渡り合う場面が最大の見所。 スーパーマリオのように飛び跳ねながら、 テックランサーや重機関銃で大アクションを繰り広げる。 誰もがこれが時代劇だったことを忘れる、至福の瞬間である。 監督は「30億円あればどんな映像でも作ってやる」との言葉を残しているが、 あながちハッタリではなさそうだ。 きっと紀里谷監督にかかれば、原始時代を舞台にした映画だって、 ミサイルや戦闘機が飛び交うエンタテイメントにしてくれるだろう。 よほどの金持ちで、独裁的で、妄想を大爆裂させられる人間でなければ、 こんな映画は作れない。 ただ残念なのは、キャシャーン時の批判を研究したか、 ある種のまとまりの良さが見受けられる点。 次回はもう少し、トンデモ方面に舵を切って、 さらなる飛びっぷりを見せてほしいと思う。


スリザー  

オトーサン、 「Slitherって、何だろう?」 辞書を引くと、ヘビのように滑らかに進むとあります。 でも、この映画でいうスリザーとは、 宇宙からやってきた赤いナメクジ状の生命体を指します。 これだけで、気持ち悪くなったひとは、見ないように。 原題:Slither (2006) 監督・脚本:James Gunn Genre:Comedy / Horror / SF Rated R for strong horror violence and gore, and language Country:Canada / USA Language:English 上映時間:96分 あらすじ: アメリカ南西部の田舎町。 森の中に隕石が落下し、 たまたま女友達といちゃついていたグラントは、 不気味な物体を見つけるが、何かが飛び出し、 グラントの体内に侵入する。 醜い腫れ物がどんどん巨大化し、凶暴になる。 グラントの妻スターラに思いを寄せる警察署長ビルは、 一連の奇妙奇天烈な事件について調べはじめる... 出演者: Michael Rooker ... Grant Grant(グラント) Elizabeth Banks ... Starla Grant( スターラ) Nathan Fillion ... Bill Pardy(ビル) Gregg Henry ... Jack MacReady(ジャック) オトーサン、 「残念だなぁ」 マイケル・ルーカー、ベテランの演技派です。 この映画では、早くからナメクジになってしまって、 十分に演技が見られませんでした。 MICHAEL ROOKER  マイケル・ルーカー 誕生日 1955/4/6 出身 米アラバマ州ジャスパー 学生時代、シカゴのグッドマン・スクール・オブ・ドラマで 美術を学び、学士号を取得。 82年、卒業すると、舞台を踏み、シカゴの演劇界で有名となった。 映画では「ブラウンズ・レクイエム」で主役の探偵を演じている。 出演作 1986年「ヘンリー」 1988年「エイトメン・アウト」「ミシシッピー・バーニング」 1989年「ミュージック・ボックス」「シー・オブ・ラブ」 1990年「デイズ・オブ・サンダー」 1991年「JFK」 1993年「トゥーム・ストーン」「クリフハンガー」 1996年「冷たい一瞬を抱いて」 1998年「リプレイスメント・キラー」◆「ブラウンズ・レクイエム」◇ 1999年「ボーン・コレクター」◆ 2000年「シックス・デイ」◆「愛ここにありて」◆      「ニュース・ブレイカー」◇ 2001年「レプリカント」◇ 2002年「デッド・ロック」◆ 2004年「バトルサバイバー」 2005年「マッド・ドッグ」 2005年「スリザー」 2008年「ジャンパー」 2009年「ネバー・サレンダー 肉弾突撃」 その他の出演者: Don Thompson ... Wally Xantha Radley ... Uptight Mom Tania Saulnier ... Kylie Strutemyer Dustin Milligan ... Drawing Boy Haig Sutherland ... Trevor Jennifer Copping ... Margaret Zak Ludwig ... Gina Kid Kathryn Kirkpatrick ... Karaoke Woman Brenda James ... Brenda Gutierrez Lorena Gale ... Janene Bart Anderson ... Butcher User Rating: 6.6/10( 26,733 votes) IMDb User Rating: 6.5/10( 153 votes) Yahoo! オトーサン、 「ま、好き嫌いが分れるだろうな」 User Reviews PhantomAgonyさん United States 2010年3月16日 面白くない、ただ馬鹿げている こいつは、SFタイプの映画だが、 ひどく、馬鹿げたパロディではないだろうか? その通り。 笑止千万。 狙ったのかもしれないが、 いかなる意味でも、ユーモアを感じられない。 要するに、低予算の愚かなSF映画だ。 CGIは貧弱。 それにひどい演技とアホな筋書き。 書斎のケーブルTVでみていたが、座っているのが苦痛だった。 おそらく愉快なせりふが2つある。 だが、「トワイライトゾーン」のエピソードで 感じたようなものには程遠い。 こいつは、アホな考えでつくられた低予算のホラー映画だ。 だが、この世の終わりには、 こいつは、100年で最低の映画の烙印を押されるだろう。 パスせよ、見るなかれ。 10点満点で1点。 オトーサン、 「へぇ、前田さんは評価しているのか」 前田有一さん 2007年12月2日 ナメクジを全裸美少女のお口に ホラーはもっとも様式化されたジャンルの一つであり、 精通した監督の手にかかればオリジナリティなどなくとも、 相当面白いものができる。 『スリザー』はその最高のお手本のひとつだ。 アメリカ南西部の田舎町の山中に、隕石が落下した。 現場近くで女性といちゃついていたグラント(マイケル・ルーカー)が 見に行ってみたところ、卵のような未確認生物に襲われ、体内に侵入されてしまう。 命は取り留めたものの、その日からグラントの体に醜い腫れ物が現れ、成長をはじめる。 これはほんの導入部。 このあと大増殖したナメクジ生物が人々を侵食。 やがて脳を乗っ取られた人間たちが次々と周りに襲い掛かる。 ヌメヌメと気味悪いこの生物、 ヒトが悲鳴を上げるとその口から体内に入ってくる。 そんな生理的にウギャーな展開がポイントだ。 エイリアン風SFホラー+ゾンビものを中心に、 あらゆるホラージャンルのエッセンスが加わり飽きさせない。 バスルームで裸の女の子がナメクジに襲われるセクシー要素や、 仲間が一人一人死んでいくお約束のサバイバルアクションなど、 B級ファンにとっては楽しさてんこ盛り。 意外なヤツがしぶとく生き残ったり、 男勝りの強さを誇る女キャラが出てきたりと、 どこかで見たような安っぽい素材ばかりだが、 料理人の腕がよく、十分満腹になれる。 金髪&黒髪のダブルヒロインも可愛いし、 とにかく憎らしいほどツボを抑えた作品だ。 それでもたまに「おやっ? なんかそれっておかしくない?」と 観客が疑問を持つと、 即座に登場人物がわざとらしい説明的セリフで解説してくれる。 まさに、痒いところに手が届く親切ホラーといえるだろう。


ケイティ  

オトーサン、 「ケイティが、本名で出演?」 ケイティ・ホームズといえば、トム・クルーズの奥さん。 ミミ・ロジャースやニコール・キッドマンと離婚して、 ペネロペ・クルズとも破局後、トムは彼女を選んだのです。 大人しい性格だからでしょうか? 原題:Katie (2002) 監督・脚本:Stephen Gaghan Genre:Drama /Music /Mystery/ Romance / Thriller Country:USA / Australia Language:English / Italian 上映時間:99分 あらすじ: ケイティは、名門大学の優等生 2年前に愛している鬼才エンブリーの失踪以来、 学業に励み、就活も積極的だったが、心は虚ろ。 ある日、その失踪事件の担当になった 刑事ウェイドが彼女の前に現れる。 ウェイドもまた、心に深刻な傷を負っており、 いつしか2人の間に特別な感情が芽生える... 出演者: Katie Holmes ... Katie Burke(ケイティ) Benjamin Bratt ... Wade Handler(ハンドラー刑事) Charlie Hunnam ... Embry Larkin(エンブリー) オトーサン、 「目がきれいだなぁ。」 ファニーフェイス、身長175cmとモデル体型です。 それに、なかなか演技も上手です。 でも、正直に言えば、ミスキャストでは? KATIE HOLMES ケイティ・ホームズ 誕生日 1978/12/18 出身 米オハイオ州トレド 高校時代に演劇を始める。 オーディションを経て「アイス・ストーム」で映画デビュー。 テレビシリーズの「ドーソング・クリーク」のジョーイ役でレギュラー。 2006年、トム・クルーズと結婚。 出演作 1997年「アイス・ストーム」 1998年「洗脳」「go」◇ 1999年「鬼教師ミセス・ティングル」◇ 2000年「ワンダー・ボーイズ」◆「ギフト」◆ 2002年「フォーン・ブース」◆ 2003年「ケイティ」◇「エイプリルの七面鳥」「歌う大捜査線」 2004年「ホワイト・プリンセス」 2005年「バットマン ビギンズ」◆ 2006年「サンキュー・スモーキング」◆ その他の出演者: Zooey Deschanel ... Samantha Harper Fred Ward ... Lieutenant Bill Stayton Mark Feuerstein ... Robert Hanson Melanie Lynskey ... Mousy Julie Philip Bosco ... Professor Jergensen Gabriel Mann ... Harrison Hobart Will McCormack ... August Gabrielle Union ... Amanda Luttrell Greg Kramer ... Andre Gillian Ferrabee ... Susan Barry Julien ... Ted Tony Goldwyn ... Dr. David Schaffer User Rating: 4.8/10( 5,427 votes) IMDb User Rating: 3.0/10( 58 votes) Yahoo! オトーサン、 「出来が悪い映画だな」 User Reviews Rogue-32さん L A. 2004年9月16日 カンペキではないが、見る価値はある。 昨夜、ケーブルTVで見て、好きになった。 実に、トリッキーな役だけれども、 ケイティ・ホームズが非常によかった。 登場人物の間のせりふは、よく書かれていて、 雰囲気もいいし、心理的な曖昧さもあり、 最後までどうなるか気をもんだ。 展開が読めないというのは、賢いことだ。 タイトルもいい。 如実に、手がかりを示唆している。 勿論、どう考えても、カンペキではない。 映画に関係ないひとが出すぎている。 それでも、10点満点で6点を献上したい。 オトーサン、 「出来の悪いのは、初監督だから?」 前田有一さん 2003年11月25日 アメリカの大学の様子が知りたい人に アメリカの大学を舞台にしたサスペンスドラマ。 『ケイティ』がどうにもぱっとしないのは、 サスペンスとしての出来がよくないからだ。 メイントリックなど、使い古しもいいところ。 犯人の演技があまりにはまりすぎという事もあり、 相当早い時期から結末がバレバレだ。 この映画のストーリーは、ミステリ小説だったらまずボツだろう。 観客の目を最後までくぎ付けにするためには (すなわち、オチがばれない程度に伏線を張るためには)、 演出面にさらなる工夫が必要。 この映画の監督は、これが初の監督仕事だそうだから、 このあたりに改善の余地がある。 とはいえ見ている客にとって、そんなことは関係ない。 つまらんと判断されればそれで終わりというのが厳しい現実だ。 『ケイティ』の主人公は、成績優秀な女子大生ということで、 彼女を中心にしたアメリカのキャンバスライフが写実的に描かれている。 時期的には、就職活動真っ最中という設定なので、 あちらの一流企業の面接の様子など、なかなか興味深い場面があったりする。 こうした描写はなかなか新鮮で、ほうと思わせる。 とはいえ、やはりほかに際立った見所があるわけでもないので、 主演女優のファンであるとか、 マッキンゼーの就職試験の様子を見たいとか、 何か引っかかるものがある人以外には、 あまり積極的にすすめる気にはなれない。


ラスト・ショー  

オトーサン、 「エレン・バースティンの3作目か」 実は、最後まで彼女が出ているのが分かりませんでした。 母親役ですが、30代と若かったのです。 原題:The Last Picture Show (1971) 監督:Peter Bogdanovich 原作:Larry McMurtry 脚本:Larry McMurtry/Peter Bogdanovich Genre:Drama Black and White 上映時間:118分 あらすじ: 1951年、テキサスの寂れた町。 住民の楽しみは、映画館とビリヤード場とスナックだけ。 高校生のソニーは、デュアンと親友同士だが、 町一番の美人ジェイシーをめぐって、不和になる。 ある日、フットボールのコーチに、 病院への送り迎えを頼まれた彼の妻ルースと いい仲になってしまう。 ソニーは、町の有力者サムを父親のように慕っている。 湖畔で、ジェイシーの母親ルイスとの恋物語を聞かされた直後、 メキシコまで遠征して戻ると、サムが死んでいた... 出演者: Timothy Bottoms ... Sonny Crawford(ソニー) Cloris Leachman ... Ruth Popper(ルース) Jeff Bridges ... Duane Jackson(デュアン) Cybill Shepherd ... Jacy Farrow(ジェイシー) Ben Johnson ... Sam the Lion(サム) Ellen Burstyn ... Lois Farrow(ルイス) オトーサン、 「演技の饗宴!」 主演のティモシーボトムスもいいのですが、 この映画では、助演陣がすごくて、 4人もアカデミー賞を受賞しているのです。 CLORIS LEACHMAN クロリス・リーチマン? 誕生日 1926/04/30 出身 米アイオワ州 出演作 1955年「キッスで殺せ!」 1962年「チャップマン報告(レポート)」 ? 1969年「明日に向って撃て!」 1970年「ふたりの誓い」 ? 1971年「ラスト・ショー」 1973年「デリンジャー」 1974年「ヤング・フランケンシュタイン」 1977年「メル・ブルックス/新サイコ」 ? 1979年「イエスタデイ」「失われた航海」 1980年「フーリング」 1981年「メル・ブルックス/珍説世界史PART I」 ? 1989年「プランサー」 1990年「ラスト・ショー2」 1993年「ビバリー・ヒルビリーズ/じゃじゃ馬億万長者」 1995年「Dearフレンズ」 1999年「ミュージック・オブ・ハート」 2000年「電話で抱きしめて」 2003年「バッドサンタ」 ? 2004年「スパングリッシュ 太陽の国から来たママのこと」 2005年「ロンゲスト・ヤード」「スカイ・ハイ」 2008年「ニューヨーク、アイラブユー」 JEFF BRIDGES  ジェフ・ブリッジス 誕生日 1949/12/4 出身 米カリフォルニア州ロサンゼルス 父のロイド、兄ボーも俳優という芸能一家。 1歳の時、51年「愛の十字路」で映画デビュー。 8歳の時、父の主演するテレビ番組「潜水王マイク・ネルソン」にゲスト出演。 大人になってからはニューヨークの スティーブン・バーコフのスタジオで演技を勉強する。 71年「ラスト・ショー」74年「サンダー・ボルト」 2000年「ザ・コンテンダー」でアカデミー賞助演男優賞ノミネート、 74年「スターマン」でアカデミー賞主演男優賞ノミネート。 自身の製作会社アシス・プロダクションでは「アメリカン・ハート」を 製作・主演で作った。 俳優以外にも画家やミュージシャンで活躍中。 出演作 1951年「愛の十字路」 1970年「怒りを胸にふり返れ!」 1971年「ラスト・ショー」 1972年「ゴングなき戦い」「夕陽の群盗」 1973年「ロリ・マドンナ戦争」「ラスト・アメリカン・ヒーロー」 1974年「サンダーボルト」 1975年「荒野にさすらう若者たち」「ステイ・ハングリー」 1976年「キングコング」 1978年「シャレード’79」 1979年「大統領の堕ちた日」 1981年「男の傷」「天国の門」 1982年「キス・ミー・グッバイ」「トロン」 1984年「カリブの熱い夜」「スターマン/愛・宇宙はるかに」 1985年「白と黒のナイフ」 1986年「800万の死にざま」「モーニング・アフター」 1987年「ナディーン・消えたセクシーショット」 1988年「タッカー」 1989年「いくつもの朝を迎えて」「恋の行方/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」      「チキン・ハート・ブルース/詐欺師と娼婦と殺し屋と」 1990年「新ラスト・ショー」 1991年「フィッシャー・キング」 1992年「アメリカン・ハート」 1993年「失踪」「フィアレス」 1994年「ブローン・アウェイ/復讐の序曲」 1995年「ワイルド・ビル」 1996年「白い嵐」「マンハッタン・ラプソディ」 1998年「ビッグ・リボウスキ」「隣人は静かに笑う」 1999年「ハリウッド・ミューズ」「背信の行方」 2000年「ザ・コンテンダー」 2001年「光の旅人 K−PAX」「クリミナル・サスペクツ」 2002年「ロスト・イン・ラ・マンチャ」(声) 2003年「シービスケット」「ボブ・ディランの頭の中」 2004年「ドア・イン・ザ・フロア」 2005年「ローズ・イン・タイドランド」 2007年「サーフズ・アップ」(声) 2008年「アイアンマン」 BEN JOHNSON  ベン・ジョンソン 誕生日 1918/6/13-1996/4/8 出身 米オクラホマ州 出演作 1943年「ならず者」 1948年「アパッチ砦」(スタント)「三人の名付親」 1949年「黄色いリボン」「猿人ジョー・ヤング」「戦場」 1950年「幌馬車」「リオ・グランデの砦」 1951年「ディファイアンス砦」 1953年「シェーン」 1957年「アパッチ騎兵隊」 1958年「全滅ボーイ砦」 1961年「片目のジャック」 1964年「シャイアン」 1965年「ダンディー少佐」「スタンピード」 1968年「奴らを高く吊るせ!」「ウィル・ペニー」 1969年「ワイルドバンチ」「大いなる男たち」 1970年「チザム」 1971年「ラスト・ショー」「サムシング・ピック」 1972年「ジュニア・ボナー」「ゲッタウェイ」 1973年「大列車強盗」「おたずね者・キッドブルー逃亡!」      「デリンジャー」「赤い仔馬」 1974年「続・激突!カージャック」 1975年「弾丸を噛め」「ハッスル」 1976年「軍用列車」 1977年「アリ・ザ・グレーテスト」 1978年「スウォーム」 1980年「ハンター」「テラー・トレイン」 1981年「ベトナム帰りのすごい奴」      「ソギー・ボトムの野郎ども/爆走!エアボート大追跡」 1982年「テックス」 1984年「チャンピオンズ」「若き勇者たち」 1986年「ハリー奪還」 1986年「チェリー2000」「トレスパス/愛と復讐のバラード」 1992年「ラジオ・フライヤー」 1993年「ファイナル・コマンド」 1994年「エンジェルス」 1996年「夕べの星」 ELLEN BURSTYN  エレン・バースティン 誕生日 1932/12/7 出身 米ミシガン州デトロイト 高校中退後、テキサスでモデルとなり結婚。 離婚後、モントリオールでダンサーとして働いた後、 ニューヨークへ出てTVコマーシャルやソープ・ドラマの端役。 57年、ブロードウェイ・デビュー。 64年「踊れ!サーフィン」で映画デビュー。 71年「ラスト・ショー」でアカデミー賞ノミネート。 73年「エクソシスト」でアカデミー主演女優賞ノミネート。 75年「アリスの恋」でアカデミー賞主演女優賞 78年「セイム・タイム、ネクスト・イヤー」、 80年「レザレクション/復活」、 2000年「レクイエム・フォー・ドリーム」でもアカデミー賞にノミネート。 出演作 1964年「踊れ!サーフィン」「さよならチャーリー」 1970年「北回帰船」 1971年「ラスト・ショー」 1973年「エクソシスト」 1974年「ハリーとトント」 1975年「アリスの恋」 1977年「プロビデンス」 1978年「女の叫び」「セイム・タイム、ネクスト・イヤー」 1980年「レザレクション・復活」 1984年「ジェノサイド・ストーム」 1985年「燃えてふたたび」 1987年「ディア・アメリカ」(声) 1988年「ハンナ・セネシュ」 1991年「愛の選択」 1992年「セメタリー・クラブ」 1994年「男が女を愛する時」 1995年「キルトに綴る愛」「最高のルームメイト」      「ベビー・シッターズ・クラブ」 1996年「この森で、天使はバスを降りた」 1997年「ライアー」 1999年「マイ・ハート,マイ・ラブ」◆ 2000年「レクイエム・フォー・ドリーム」◇      「クライム・アンド・パニッシュメント」◆「裏切り者」◆ 2002年「ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密」 2006年「ファウンテン 永遠に続く愛」「ウィッカーマン」 2008年「やさしい嘘と贈り物」 その他の出演者: Eileen Brennan ... Genevieve Clu Gulager ... Abilene Sam Bottoms ... Billy Sharon Ullrick ... Charlene Duggs Randy Quaid ... Lester Marlow Joe Heathcock ... The Sheriff Bill Thurman ... Coach Popper Barc Doyle ... Joe Bob Blanton Jessie Lee Fulton ... Miss Mosey User Rating: 8.1/10( 15741 votes) IMDb User Rating: 8.6/10( 99 votes) Yahoo! オトーサン、 「紛れもない名作!」 アカデミー賞受賞 ・助演男優賞 ベン・ジョンソン      ジェフ・ブリッジス ・助演女優賞 クロリス・リーチマン       エレン・バースティン 同ノミネート ・作品賞 ・監督賞 ピーター・ボグダノヴィッチ ・脚色賞 ・撮影賞 ゴールデン・グローブ受賞 ・助演男優賞  ベン・ジョンソン User Reviews Hitchcocさん United States 2006年4月6日 甘い気持ちになれる これは、卓越した映画だ。 監督の映画であり、 ピーター・ボグダノヴィッチ監督は、 ニュアンスの隅々までコントロールしている。 甘く、悲しく、胸ふさがる映画だ。 町の活気は、とうの昔に消えてしまっている。 若者たちに希望はない。 大人たちは、ひとからひとへと渡り歩くものの、 情事をして空しくなるばかり。 タックルすらできないフットボールチームがある。 精神のおかしい少年が、汚れた町の道路を掃除している。 それが町を象徴しているが、空しい作業だ。 そして、この少年は、他の少年たちの苛めにあい、 犠牲者になる。 一方、町には、金持ち家族もいる。 エレン・バースティン演じる母親と シビル・シェパード演じる娘だ。 少年たちは、希望のない町という牢獄のなかを 一団のブルドッグのように彷徨する。 シビル・シェパード演じる娘は、栄誉なき女王だ。 少年たちは、 行く当てもなく、 彼女は、ただ、そこにいるだけ。 今から20年前の母親と何ら変わることはない。 監督は、楽しくない世界を創造した。 だが、これは未来なき場所を見事に描いているのだ。 閉館される映画館は、興奮と娯楽の最後の通路だった。 だが、もう誰も行こうとしない。 オトーサン、 「古いクルマ、白黒テレビ、黒電話、 セックスがタブー視されていた時代...」 ヌートリアEさん 2006年7月31日 その場にいる、そのときそこにいる者だけが 共有出来得る感情が映像に蔓延している。 青春時代の忘れがたき墓碑銘というべきか、 地方都市を舞台に人間それぞれが持っている 青春のひと時のはぐくみとほころびそして回顧。 それはあまりに痛烈で哀しい。 その場にいる、そのときそこにいる者だけが 共有出来得る感情が映像に蔓延している。 秀作である。


ニュームーン/トワイライト・サーガ  

オトーサン、 「第2作か」 第1作「トワイライト−初恋−」と 第3作「エクリプス/トワイライト・サーガ」を見たので、 この第2作を借りてみました。 原題:New Moon(2009) 監督:Chris Weitz 原作:Stephenie Meyer 脚本:Melissa Rosenberg Genre:Drama / Fantasy / Romance 上映時間:130分 あらすじ: ベラ、18歳の誕生日。 誕生パーティの席で事件が。 指を切ったベラの血に引き寄せられた エドワードの家族が彼女に襲いかかったのだ。 エドワードたちは、ベラの身を案じ、町を去ることに。 愛するエドワードから、突然別れを告げられた ベラは、数ケ月も引きこもりになる。 幼馴染みのジェイコブが、彼女を励ますが、 狼族としての遺伝子が覚醒する。 そんななか、ベラは、身を危険にさらすと エドワードの幻影が見えることに気付く。 そして、その幻影を追い求め、 自らを窮地に追い込むようになっていく... 出演者: Kristen Stewart ... Bella Swan(ベラ) Robert Pattinson ... Edward Cullen(エドワード) Taylor Lautner ... Jacob Black(ジェイコブ) Ashley Greene ... Alice Cullen(アリス) Michael Sheen ... Aro Volturi(アロ) オトーサン、 「何だかなぁ」 第1作と第3作を見た後だったせいでしょうか。 KRISTEN STEWART  クリステン・スチュアート 誕生日 1990/4/9 出身 米カリフォルニア州 2001年「THE SAFETY OBJECTS」で映画デビュー。 2001年「パニックルーム」のジョディ・フォスターの娘サラを演じた。 出演作 2001年「パニックルーム」◆ 2003年「コールド・クリーク 過去を持つ家」 2004年「ミッションX」◇「アンダートウ 決死の逃亡」 2005年「ザスーラ」◆ 2007年「ゴースト・ハウス」◇      「ランド・オブ・ウーマン/優しい雨の降る街で」      「イントゥ・ザ・ワイルド」 2008年「トワイライト−初恋−」◇ 2009年「ニュー・ムーン/トワイライト・サーガ」 2010年「エクリプス/トワイライト・サーガ」 その他の出演者: Christina Jastrzembska ... Gran / Bella Billy Burke ... Charlie Swan Anna Kendrick ... Jessica Michael Welch ... Mike Justin Chon ... Eric Christian Serratos ... Angela Jackson Rathbone ... Jasper Hale Russell Roberts ... Mr. Berty Cam Gigandet ... James Jamie Campbell Bower ... Caius Volturi User Rating: 4.5/10( 75,911 votes) IMDb User Rating: 8.1/10( 986 votes) Yahoo! オトーサン、 「冗長だな」 130分は長すぎます。 90分で、十分な内容でした。 ラジー賞ノミネート ・ワースト助演男優賞 ロバート・パティンソン ・ワースト脚本賞 ・ワースト・スクリーン・カップル賞 クリステン・スチュワートと ロバート・パティンソン/テイラー・ロートナー ・ワースト・リメイク・続編賞 User Reviews marina0411さん 2009年11月22日 Very disappointing トワイライト映画が好きだ。 何と言っても、原作を読みはじめたからだ。 10回は読んだが、まだ大好きだ。 だが、この映画には、がっかりした。 ひとつ良くなったのは、 登場人物たちが、自然体で微笑んだり、 笑ったリするようになったことだ。 第1作では、オレは怖い吸血鬼だから、 微笑んだりできないんだという感じだった。 私は、アリスの描写が好きだ。 原作の描写に近い。 父親のチャーリーや狼たちも好きだ。 特殊効果もいい。 だが、エドワードとベラの絆を感じられなかった。 相思相愛だというが、信じられない。 そう、好き合っているのも、信じられない。 最後のシーン。 厳しい試練の後、 決して、別れないと決めた後でも、無感動だった。 俳優たちは、せりふを吐くだけで、感じ合っていない。, 音楽は、ひどい。あってないようなものだ。 この映画のために書かれたとは思えない。 カーター・バーウェルの曲は、特別なシーンで使われる。 無関心で、一般的なのだ。 この曲、どんな映画にでも使えるのでは? だが、最大の欠点は、はしょっていることだ。 もっと長尺になるはずが、 誰かが、編集して、メチャメチャにしてしまった。 例えば、エドワードがベラが死んだと思って自殺を図るシーン。 ベラは、アリスと空港へと急行する。 だが、すぐ飛行機が出てきて、 次には、アリスベラは、盗んだクルマの中にいて、 ヴォルテーラへと向かっている。 最後まで、あhしろrあ 最後まで、はしょりっ放しなのだ。 登場人物の変容もないし、 ベラとエドワードの絆もない、 息をつく間もないし、 なぜ、事態が起こり、 どんな意思決定が行われたか 原作のサマリーに終わっている。 次作は、いつ上映されるのだろう? オトーサン、 「こんな映画でも、フアンがいるんだ!」 maaaaanさん 2009年12月13日 乙女心わしづかみ! 面白すぎたぁぁぁ〜!!!! 前作をDVDで見て、めちゃめちゃ面白かったので 今回は絶対に映画館で見ようと思っていたんですが 映画館で見てよかったぁぁぁぁ〜! マジで面白かった★ 今回は、幼馴染のジェイコブとの関係が 発展していくお話なんですが、 もう、面白すぎw それしか言えないよねぇ〜w なんてゆーか、ツッコミ所満載すぎ 私、オタマはキュンキュン 打たれまくってました♪ ニッタニッタして見ちゃいました たぶん、少女漫画とか好きな人なら 必ず楽しめるはず☆ 「えぇ〜!」そんな事してくれるの みたいな事だらけで・・・・・むふふふふ 爆笑して泣いた場面も多々・・・w 言いたいけどネタバレになるので 何も言えないのが残念。 でも、一つだけ・・・アリスとあんなに仲良かったっけ?w ジェイコブカッコよかったね・・・ ムッキムッキの筋肉 う〜んウットリ〜〜 でもやっぱり、エドもねぇ〜 う〜ん・・・私、選べない。 ごめんなさい(キモ) あぁ〜早く次回作が見たい 絶対、映画館で見ますよ!!


ロビン・フッド  

オトーサン、 「楽しみだなぁ」 リドリー・スコット監督、ラッセル・クロウ主演、 面白くないはずがありません。 でも、見終えて、がっかりしました。 明らかに、続編が予定されています。 ロビン・フッドらしさは、次回のお楽しみかも。 原題:Robin Hood (2010) 監督:Ridley Scott 原作:Brian Helgeland/ Ethan Reiff/ Cyrus Voris 脚本:Brian Helgeland Genre:Action / Adventure / Drama Country:USA / UK Language:English / French 上映時間:140分 あらすじ: 12世紀末のフランス。 十字軍で戦っていた英国兵士ロビンは、 英国騎士ロバート・ロクスレーの暗殺現場に遭遇。 その遺言を守り、英国ノッティンガムに赴く。 父君でノッティンガム領主サー・ウォルター・ロクスリーに 剣を届けると、死んだ息子の身代わりになってくれと頼まれ、 ロバートの未亡人マリアンとも次第に心が通いあっていく。 だが、行く手には、ゴドフリーに手引きされ、 英国侵略を目論むフランス軍との戦いが待ち受けていた... 出演者: Russell Crowe ... Robin Longstride(ロビン) Cate Blanchett ... Marion Loxley(マリアン) Max von Sydow ... Sir Walter Loxley() Mark Strong ... Godfrey(ゴドフリー) オトーサン、 「ラッセル・クロウも、柔和になったなぁ」 「グラディエーター」の怒髪天に昇る表情がみられませんでした。 RUSSELL CROWE  ラッセル・クロウ 誕生日 1964/4/7 出身 ニュージーランド・ウェリントン 映画関係者だった両親に連れられ、撮影現場に出入り。 オーストラリアに移住後、テレビで子役として活躍。 90年「アンボンで何が裁かれたか」で映画デビュー。 95年「クイック&デッド」でハリウッド進出。 2000年「グラディエーター」でアカデミー賞主演男優賞受賞。 「インサイダー」、「ビューティフル・マインド」でも アカデミー賞主演男優賞ノミネート。 出演作 1990年「アンポンで何が裁かれたか」「ザ・クロッシング」(V) 1991年「ハマーアウト」「スポッツウッド・クラブ」 1993年「ハーケン・クロイツ/ネオナチの刻印」◇ 1994年「ザ・パイロット」 1995年「バーチュオシティ」「クイック&デッド」      「NO WAY BACK/逃走遊戯」「ラフ・マジック」 1997年「ターニング・ラブ」◇「ヘヴンズ・バーニング」◇ 1998年「L.A.コンフィデンシャル」◇ 1999年「インサイダー」◇「ミステリー、アラスカ」◇ 2000年「グラディエーター」◇「プルーフ・オブ・ライフ」◇ 2001年「ビューティフル・マインド」◇ 2003年「マスター・アンド・コマンダー」◇ 2005年「シンデレラマン」◇ 2006年「プロヴァンスの贈りもの」◇ 2007年「アメリカン・ギャングスター」◇ 2008年「ワールド・オブ・ライズ」◇ 2009年「消されたヘッドライン」 2010年「ロビン・フッド」 その他の出演者: William Hurt ... William Marshal Oscar Isaac ... Prince John Danny Huston ... King Richard The Lionheart Eileen Atkins ... Eleanor of Aquitaine Mark Addy ... Friar Tuck Matthew Macfadyen ... Sheriff of Nottingham Kevin Durand ... Little John Scott Grimes ... Will Scarlet Alan Doyle ... Allan A'Dayle Douglas Hodge ... Sir Robert Loxley Lea Seydoux ... Isabella of Angouleme User Rating: 6.9/10(47,926 votes) IMDb User Rating: 7.1/10(   91 votes) Yahoo! オトーサン、 「見事な映画だけど...」 最後まで、いわゆるロビン・フッドの森のなかでの活躍が みられなかったのが、不満です。 User Reviews brucev13さん Netherlands 2010年9月7日 立派な映画だが、リドリー・スコットの傑作ではない この映画、アクションが少ないと聞いて、すこし心配していた。 これまでのロビン・フッド映画で見たことのないような ストーリーがありうるだろうか。 答えはありえない。 この新しい版は、本当のロビン・フッドは、 我々が知っているロビン・フッドとは、違うと主張している。 この映画、見ていて爽快だが、 全体のストーリーは、大したことがない。 新しくも、目覚ましいものでもない。 だが、幸いにも、何人かの素晴らしい俳優がいる。 そのおかげで、ひどいストーリーを美味しいものにしている。 マックス・フォン・シドーは、この映画のハイライトだ。 この映画、個人的には楽しめたが、 リドリー・スコットの初期の作品「グラディエーター」や 「キングダム・オブ・ヘブン」ほどではなかった。 アクション・シーンは、実に見事だったが、残念ながら少なかった。 アクションが少ないなら、もっといいストーリーで埋め合わせるべきだ。 オトーサン、 「そうねぇ。やや安直だったのかも」 流山の小地蔵さん 2010年12月10 ロビンの名を借りた、 イングランドの興亡をかけた歴史スペクタル作品。 本作は、ロビン・フッドの誕生秘話を使って描かれる、 イングランドの興亡をかけた歴史スペクタル作品です。 ロビン・フッドのヒーロー物語を期待しているむきには、 当てが外れるでしょう。 ロビンの身分は、貴族でなく、十字軍の兵士に過ぎず、 しかも国王を侮辱した不敬罪で処罰を待つ身の上だったのです。 それが国王の突然の死去で、逃亡のチャンスを得て、 逃げる途中で、ノッティンガム地方を治める 瀕死の豪族のロバートと出会って、大きく運命が変わっていきます。 国王の王冠を代わりに届けることと、 かつてに持ち出してきた父の剣を、父親に返してきて欲しいと頼まれて、 ロビンは貴族のロバートに成り代わって、帰国するという設定です。 ストーリーは、新国王の圧政に抗するロビン・フッドという単純図式でなく、 圧政の影に、圧政による国王と諸侯たちとの内乱を起こそうとする フランスの謀略が絡み、諸侯の一人となったロビンが必死で、 国をまとめようとする活躍が描かれていきます。 もう本当に、戦うにしても、諸侯をまとめようとする義士役に、 ラッセル・クロウは<はまり過ぎます。 痺れるくらいカッコイイ! そして、諸侯をまとめる大きな力となったのが、 ロビンの父親が推進しようとして断首されてしまった マグナ・カルタ=自由民権運動の憲章だったのです。 その憲章を多くの諸侯や民衆が支持していたからこそ、 一躍ロビンは注目されたのでした。 実は、この自由民権運動が本作ならではの重要な伏線となっています。 ノッティンガムにロビンが剣を持ってたどり着いたとき、 領主のサー・ウォルターは、思いの外歓待し、 未亡人になった息子の妻マリアンとの婚儀をいきなり勧めるのです。 他に子供のいなかったウォルターだけに、 それは跡取りを意味するものでした。 当初この展開に凄く違和感を感じましたが、 ウォルターがロビンの父親の熱心な支援者の一人で、 ロビンの素性を最初から分かっていたということで納得できました。 ロビンの失われた父親の記憶が蘇るとき、無念さには凄く共感できましたね。 ところでいきなり嫁にさせられたマリアンとロビンの 新婚に似合わない珍味なやりとりが傑作でした。 しかし、ロビンの献身的な領民への態度を見て、 次第にロビンに恋し始めるマリアンの気持ちの変化の描き方が自然でいいです。 ラストでは剣を取って夫を助ける、自立した強い女性キャラのマリアンは、 ケイト・ブランシェットが演じているだけに、 やはり前作の戦うエリザベス女王を彷彿されましたね。 結局マリアンが引き連れてきた森の盗賊団たちが、 のちの義賊メンバーとなるのでした。 「物語を語ろうとすると、そこに戦いがある」というスコット監督。 一連の作品群を見ればそれが一目瞭然です。 それだけに本作でも本領を思う存分に発揮しています。 ラストのイングランドとフランスのバトルシーンでは、 久々のスペクタルシーンを堪能できました。 英本土上陸を目指すフランス軍を水際で押し返そうとするシーンで、 イングランド軍は徳のない国王よりもロビンに忠誠を誓って戦いが始まりました。 矢の名手だけに、高台からの一斉に射貫かれた無数の矢が 上陸しようとするフランス軍兵士を次々射貫いていくところは圧巻です。 そして、軍船、騎馬、歩兵たちがもつれ合いながらも、 整然と戦いの状況をピックアップで描き出し、 観客にも戦況が見えるスペクタルを作り上げる手法は、 さすがスコット監督の十八番! 時にスローモーションで描かれる、その戦闘描写は、美しくもありました。 特に象徴的なのは、国内に内乱を起こし、 フランス軍を手引きしたイングランドの貴族が逃げようとするのを、 ロビンが見つけた時です。 このときの矢を構えるシーンが、例のポスターになっているシーンです。 その飛ばした矢が、スローモーションでそろりそろりと、 美しい弧を描き、裏切り者に向かって近づいていくところは、 それだけでジーンと感動してしまいました。 というか。ロビンが構えたときの表情で、クグッと感情移入してしまったのです。 裏切り貴族には、ここまでさんざん鬱憤を募らせるキャラだっただけに、 溜飲を下るシーンとなりました。 本作を語る上でもう一つのスコット監督のこだわりがあります。 それは色調にこだわった映像美。 作品を撮る上で、いつも監督は二色の美を語るキーカラーを定めるのだそうです。 本作の場合は、赤と緑がとても印象的です。 ノルウェイの森ではありませんが(^_^;) ぜひエンドクレジットの赤と緑にこだわったアニメーションにもご注目ください。 中世の映画作品は、雰囲気を演出するためどうしても色彩を押さえがちです。 けれども、ロビンの映画の名脇役として、常に森の描写が不可欠なところから、 緑の描写はセーブせずに、ハッとするくらい森を美しく描き出しています。 ちなみに本作では「緑」は自由を、「赤」は抑圧と権力を象徴しているそうです。 ラストでは、他のロビン・フッド映画と同様に、 国王に裏切られて、義賊となるロビンですが、 深くて豊かな森の描写が伏線となり、カメラが森を向けただけで、 そこからロビンの一味が登場しそうな雰囲気が出ていました。 歴史は繰り返すと言います。 本作で安直に増税しようとすることがいかに愚策であるのか、 民主党や自民党の増税論者は学んで欲しいものです


アルフィー  

オトーサン、 「いいこと言うなぁ」 ジュード・ロウとトイレで出会った老人が、 含蓄のあるせりふを吐いていました。 例えば、先立たれた妻について、 「それほど愛し合ってはいなかった。 だが、いつも一緒だった」 原題:Alfie (2004) 監督:Charles Shyer 原作台本:Bill Naughton 脚本:Bill Naughton/Elaine Pope/Charles Shyer Genre:Comedy / Drama 上映時間:105分 あらすじ: アルフィーは、英国人。 美女との出会いを求めて、NYにやってくる。 リムジンの運転手をしながら、美女たちとの逢瀬を楽しむ。 6ケ月もセックスレスだという人妻ドリー、 長年つきあっているシングルマザーのジュリー、 親友が愛する女性、ロネット、 美容界の女王リズ、ゴージャスなニッキー。 そんなプレイボーイにも、やがて... 出演者: Jude Law ... Alfie(アルフィー) Jane Krakowski ... Dorie(ドリー) Marisa Tomei ... Julie(ジュリー) Nia Long ... Lonette(ロネット) Susan Sarandon ... Liz(リズ) Sienna Miller ... Nikki(ニッキー) オトーサン、 「フアンはたまらんだろうなぁ」 ジュード・ロウから、これだけ話しかけられ、 見つめられれば、最高でしょうね。 JUDE LAW  ジュード・ロウ 誕生日 1971/12/29 出身 英ロンドン 彼の名前はビートルズの”ヘイ・ジュード”と ハーディングの小説”JUDE”に因む。 17歳、TVドラマ”FAMILIES”に出演し、高校を辞める。 「恐るべき親たち」のブロードウェイ再演でトニー賞の助演男優賞ノミネート。 アメリカ映画に進出する。 ユアン・マクレガーらとプロダクション「ナチュラル・ナイロン」を設立。 2004年に婚約した女優シエナ・ミラーとは、 一度は破局となるも、また復縁している。 99年、オムニバス映画「チューブ・テイルズ」の一話を監督として担当。 99年「リプリー」でアカデミー賞とゴールデングローブ賞の助演男優賞ノミネート。 「コールドマウンテン」ではアカデミー賞主演男優賞ノミネート。 出演作 1994年「ショッピング」 1996年「プラトニック・ゲーム」 1997年「オスカー・ワイルド」「ガタカ」「真夜中のサバナ」      「ベント」 1998年「ファイナル・カット」◇「クロコダイルの涙」◇      「ミュージック・フロム・アナザー・ルーム」◇ 1999年「イグジステンズ」◇「リプリー」◆「ロンドン・ドッグス」◇ 2000年「スターリングラード」◇ 2001年「A.I.」◆ 2002年「ロード・トゥ・パーディション」◆ 2003年「コールドマウンテン」◇ 2004年「スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー」◇「アビエイター」◆      「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」(声)「クローサー」◇      「アルフィー」◇ 2005年「ハッカビーズ」◇ 2006年「オール・ザ・キングスメン」◇「ホリデイ」◇「こわれゆく世界の中で」◇ 2007年「マイ・ブルーベリー・ナイツ」◇ 2009年「Dr.パルナサスの鏡」◆ 2010年「シャーロック・ホームズ」◇「レポゼッション・メン」◇ その他の出演者: Renee Taylor ... Lu Schnitman Jeff Harding ... Phil Kevin Rahm ... Terry Max Morris ... Max Omar Epps ... Marlon Gedde Watanabe ... Wing Jo Yang ... Mrs. Wing Tara Summers ... Carol Sam Vincenti ... Felix Katherine LaNasa ... Uta Claudette Mink ... Bitter Girl User Rating: 6.1/10( 21,252 votes) IMDb User Rating: 6.5/10( 666 votes) Yahoo! オトーサン、 「ま、こんなものかも」 ジュード・ロウが、これだけ女性ハントをするようでは、 大事な女性票を失ったかもしれませんね。 ゴールデン・グローブ 受賞 ・歌曲賞 User Reviews petersj-2さん Australia 2005年10月15日 素敵な演技 この映画、オリジナル版とよく比較される。 みんなも知っているように、 この映画の主人公は、若い男。 女性が抗し難い安っぽい磁力をもっている。 アルフィーは、下劣な男、だが愛すべき下劣な男で、 女性と深くかかわることを恐れている若い男だ。 オリジナル版には、いくつかのイッシューがあるが、 この新しいバージョンは、少しだけに留めている。 いくらか解説が必要だろう。 オリジナル版のアルフィーは、今とは違う状況にあった。 昔は、妊娠中絶は、避けるべきものだったが、 今では、女性の権利とみなされている。 古風な理由で、それに反対するひともいるが、 一般的に、それは退屈な考えだ。 古風で、まったく下らない。 それでも、当時は、ホットな話題だったのだ。 この映画のいい点は、ひとつ。 ジュード・ロウが、カンペキだということだ。 実に見事な演技というほかない。 カメラに向かっての悪戯っぽいおしゃべり。 アルフィーの魅力と筋肉は、すばらしい。 いつも思うのだが、マイケル・ケインのアルフィーは、 実に退屈で、堅苦しくて、女々しい。 マイケル・ケインは、青白い英国人のようだ。 陽に当たっていないようだ。 ストリートファイトくらいしろよ。 彼の労働者階級の倫理は、まさに偽物だ。 ジュード・ロウには、敵わない! ジュード・ロウは、いい奴だ。 安っぽいが。 いくつかの新しく素晴らしいシーンがある。 トイレで長いしょんべんをしている老人とのおしゃべりだ。 アルフィーに向けた、あるがままのメッセージは、 時代の先を行っている。 アルフィーは、誰も傷をつけようとは思っていない。 好きだったのは、オリジナル版に出ていたシェリー・ウィンタースだ。 だが、オリジナル版に唯一欠けていたものがある。 それは、ジュード・ロウだ。 欠点がなく抑制された演技だ。 女性たちが、マイケル・ケインに靡く理由が分からない。 ジュード・ロウを見ると、誰もケインに靡くはずないと思う。 オトーサン、 「すごいな、オリジナル版を見ているんだ」 映子さん 2006年7月24日 オリジナルとの比較 1966年のオリジナルのマイケル・ケインと比べても ジュード・ロウは見劣りがせず、はまっている。 画面に向かってこちらに話しかけてくる手法はそのままなのだが、 新しいせいか、セリフがわかりやすい。 特に自分の病気の診断結果がわかった後の水たまりを蹴散らしながら 言い放つセリフなんか憎たらしいけど粋。 アルフィーの生き様をうまく表現していると思った。 反対にあれ〜?と思ったのは やはりスーザン・サランドンの役柄かな。 調べたらこの時彼女はなんと58歳、 いくら若く見えるとはいえ、 アルフィーの恋人としてはいささか歳をとりすぎていて、 この作品の要とも言える、アルフィーに投げかけるセリフが 66年版のシェリー・ウィンタースに比べると パンチが全然ないような気がして残念だった。 ウインタースは46歳で演じているから やっぱりその差が歴然だったような気がする。 リメイクするほどの内容の作品ではないかもしれないけど、結構好きな作品です。 あとラストシーンはやっぱり66年版の方が良かったです。


いそしぎ  

オトーサン、 「おお、リズだ!」 「バートンと夫婦共演だ」 「それに主題歌が断然いい!」 ・The shadow of your smile 原題:The Sandpiper(1965) 監督:Vincente Minnelli 原作:Martin Ransohoff 脚本:Irene Kamp/Louis Kamp/Dalton Trumbo/Michael Wilson Genre:Drama 上映時間:119分 あらすじ: カリフォルニアの海岸を見下ろす一軒家。 画家ローラは、9歳の息子と気ままに暮らしている。 ある日、息子が強制的にミッション・スクールに入れられる。 宗教家の校長エドワードは、 ローラの怒りを解くべく、再三、ローラと接触する。 そのうち、彼女に強く惹かれていく。 妻クレアを偽り、ローラと旅に出るのだが... 出演者: Elizabeth Taylor ... Laura Reynolds(ローラ) Richard Burton ... Dr. Edward Hewitt(エドワード) Eva Marie Saint ... Claire Hewitt(クレア) Robert Webber ... Ward Hendricks(ヘンドリックス) Charles Bronson ... Cos Erickson(エリクソン) オトーサン、 「リズ、やっぱり美人だなぁ」 不倫を乗り越えて、リズとの結婚を果たしたバートン、 やはり、慧眼の士というべきでしょう。 ELIZABETH TAYLOR  エリザベス・テイラー 誕生日 1932/2/27 出身 英ロンドン 7才の時に渡米し、ビバリーヒルズに。 42年、映画デビュー。 60年「バタフィールド8」、66年「バージニア・ウルフなんかこわくない」で 2度アカデミー主演女優賞を受賞。 結婚は8度している。 出演作 1943年「家路」 1944年「ジェーン・エア」「ドーヴァーの白い崖」      「緑園の天使」 1947年「ライフ・ウィズ・ファーザー」 1948年「スイングの少女」「奥様武勇伝」 1949年「若草物語」 1950年「花嫁の父」 1951年「クォ・ヴァディス」「可愛い配当」「陽のあたる場所」 1952年「黒騎士」 1954年「ラプソディー」「巨象の道」「雨の朝巴里に死す」 1956年「ジャイアンツ」 1957年「愛情の花咲く樹」 1958年「熱いトタン屋根の猫」 1959年「去年の夏突然に」 1960年「スペインの休日」      「バタフィールド8」 1963年「クレオパトラ」「予期せぬ出来事」 1965年「いそしぎ」 1966年「バージニア・ウルフなんか恐くない」 1967年「じゃじゃ馬ならし」「ファウスト悪のたのしみ」      「禁じられた情事の森」「危険な旅路」 1968年「夕なぎ」「秘密の儀式」 1970年「この愛にすべてを」 1972年「ある愛のすべて」 1974年「夜を見つめて」「別離」「ザッツ・エンタテインメント」 1976年「青い鳥」「エンテベの勝利」「イッツ・ショータイム」 1979年「大統領の堕ちた日」 1980年「クリスタル殺人事件」 1986年「アクトレス ある女優の栄光と挫折」 1988年「トスカニーニ〜愛と情熱の日々〜」 1994年「フリント・ストーン/モダン石器時代」 2004年「トゥルーへの手紙」 RICHARD BURTON  リチャード・バートン 誕生日 1925/11/10-1984/8/5  出身 英南ウェールズ・ポントリドフェン 舞台俳優として活躍。 ブロードウェイ・ミュージカル「キャメロット」で トニー賞ミュージカル部門の俳優賞を受賞。 「クレオパトラ」で共演したエリザベス・テイラーと熱愛。 夫婦共演で「予期せぬ出来事」「いそしぎ」 「バージニア・ウルフなんて怖くない」「じゃじゃ馬ならし」などを撮った。 だが、アルコール依存症にかかり、74年離婚。 だが、1975年に再婚し、翌年、再び離婚。 「謎の佳人レイチェル」などアカデミー賞に7回もノミネートされたが、 一度も受賞しなかった。 出演作 1952年「謎の佳人レイチェル」 1953年「砂漠の鼠」「聖衣」 1955年「凶弾の舞台」「雨のランチプール」 1956年「アレキサンダー大王」「わかれ」 1958年「にがい勝利」 1959年「怒りを込めて振り返れ」 1960年「許されざる愛情」「北海の果て」 1962年「史上最大の作戦」 1963年「クレオパトラ」「予期せぬ出来事」「ベケット」 1964年「イグアナの夜」「ズール戦争」(ナ) 1965年「いそしぎ」「寒い国から帰ったスパイ」      「何かいいことないか子猫チャン」 1966年「バージニア・ウルフなんか恐くない」      「じゃじゃ馬ならし」 1967年「悪のたのしみ」「夕なぎ」「危険な旅路」 1968年「荒鷲の要塞」「キャンディ」 1969年「ふたりは恋人」「1000日のアン」 1971年「ロンメル軍団の叩け」「ロンドン大捜査線」 1972年「暗殺者のメロディ」「青ひげ」 1973年「風雪の太陽」「裂けた鉤十字」 1974年「旅路」「クランスマン」「逢びき」 1977年「エクソシスト2」「エクウス」 1978年「恐怖の魔力/メドゥーサ・タッチ」      「戦場の黄金律/戦争のはらわたU」      「ワイルド・ギース」 1980年「レッスン・イン・ラブ」 1981年「告発の罠」 1984年「1984」 その他の出演者: James Edwards ... Larry Brant Torin Thatcher ... Judge Thompson Tom Drake ... Walter Robinson Douglas Henderson ... Paul Sutcliff Morgan Mason ... Danny Reynolds User Rating: 6.0/10( 941 votes) IMDb User Rating: 7.3/10( 47 votes) Yahoo! オトーサン、 「おれは、8.0/10だけどなぁ」 アカデミー賞受賞 ・歌曲賞 The shadow of your smile User Reviews Jugu Abrahamさん Trivandrum, Kerala, India 2002年7月5日 バートンは魅せる、テイラーは美しい。 Karaが映画のために製作された木彫は、 テイラーの身体の輝きが見事に捉えられている。 バートンは、「イグアナの夜」でも、 聖職を剥奪された神父役を好演している。 --この映画では、ようやく剥奪されたわけではない。 バートンは、奥悩を見事に演じている。 彼の見事な演技が、すべてアカデミー賞ノミネートどまり というのは、信じられない。 それも、7回も。 ヴィンセント・ミネリ監督は、 「イグアナの夜」でのバートンの好演をみて、 起用したに違いない。 テイラーの苦悩に満ちた反抗的人生と バートンの宗教的道徳的人生は、 出会いによって爆発し、他の俳優を圧倒する。 ミネリの監督ぶりは、尊敬に値いするが、 その努力が、評価されているとは言い難い。 エヴァ・マリ・セイントの役は、エレガントだが、 息子が述べているように、やや表面的な演技だった。 彼らとの関係は、どうだったのか? ミネリは、明らかに主筋だけに興味をもっているが、 成熟した監督としては、奇妙に思える。 脚本は、時々、行き過ぎる。 例えば、バートンが見事なイントネーションで「箴言」を引用したり、 息子が、無邪気にもチョーサーの「古代英語」を引用したりする。 振り返ってみると、 この映画の強みは、いい脚本といい配役だ。 だが、それらが、ミネリの手にかかると、 偉大なるKaraの木彫には及ばなくなる。 オトーサン、 「うーむ、うらやましい」 1本の映画で人生の進路が変わるひとっているんだな。 ぽめりうむさん 2007年3月20日 いそしぎ わたしの見方では、結末は ここに書かれているあらすじとは違い、幸せそうでした。 ほのかに恋心を寄せているらしい ブロンソンがいい友人になってくれそうです。 ミネリ監督の作品は後味がよいですね。 わたしの一生を変えたといっていい映画でした。 ヒロインの生活に憧れ、そして今かなり近い暮らしをしています。 テーマソング"The shadow of your smile"を短い期間でしたけど 息子がジャズボーカリストとして持ち歌で歌ってくれました。 沖縄で、美術館と図書館の近くに住んでいます。 いそしぎが早歩きする砂浜で毎朝泳いでいます。 仕事は週末だけ在宅での電話占い師。 これってどうですか?


リトル・ダンサー  

オトーサン、 「これって、2度目だけど」 迷いましたが、映画批評に加えることにしました。 10年前に見たので、ほとんど内容を忘れていましたが、 確かに、電気が走るような感動の名作です。 原題:Billy Elliot (2000) 監督:Stephen Daldry 脚本:Lee Hall Genre:Comedy / Drama / Music 上映時間:111分 Country:UK / France Language:English あらすじ: 1984年、イギリス北部。 ビリーは11歳。 炭坑労働者の父親と兄は、 炭鉱ストで警官と揉みあっている おばあちゃんは、徘徊老人だ。 ビリーは、苦しい家計からお金を出してもらって、 ボクシング教室に通っている。 だが、ボクシングにはなじめなかった。 たまたま、同じホールにバレエ教室が移ってきて、 女友達に薦められて、レッスンに飛び入りする。 バレエ教師のウィルキンソン夫人は、 ビリーの才能を見抜き、 ロンドンの名門、ロイヤル・バレエへの入学を勧める。 案の定、父親と兄の猛反対に出会う。 「男がバレエ・ダンサーだって?」 出演者: Jamie Bell ... Billy Elliot(ビリー) Gary Lewis ... Dad(父親) Julie Walters ... Mrs. Wilkinson(ウィルキンソン夫人) オトーサン、 「この坊や、いいね」 踊る喜びを爆発させるシーンは、感動もの。 演技としては、やはりジュリー・ウォルターズでしょう。 中年女の陰影や優しさが滲み出ています。 この映画のノミネートで、認められて、 「ハリー・ポッター」シリーズの常連になりました。 頑迷な父親役のゲーリー・ルイスも好演しています。 JULIE WALTERS  ジュリー・ウォルターズ 誕生日 1950/2/22 出身 英バーミンガム 看護婦になる研修を受けるが、 マンチェスター・ポリーで演劇を学び、 74年に劇団リヴァプール・エヴリマンに加わる。 83年、「リタと大学教授」で映画デビュー、 アカデミー賞にノミネートされた。 2000年「リトル・ダンサー」で、 アカデミー賞とゴールデン・グローブの助演女優賞にノミネート。 「ハリー・ポッター」シリーズでは、ロンの母親モリー役。 2008年、イギリス王室から大英帝国勲章(CBE)。 出演作 1983年「リタと大学教授」 1987年「Hなえっちな変態SMクラブ」「プリック・アップ」 1991年「ステッピング・アウト」 1997年「ガールズ・ナイト」 2000年「リトル・ダンサー」◇ 2001年「ハリー・ポッターと賢者の石」◆ 2002年「ハリー・ポッターと秘密の部屋」 2003年「カレンダー・ガールズ」 2004年「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」 2007年「ジェイン・オースティン 秘められた恋」      「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」 2009年「ハリー・ポッターと謎のプリンス」 GARY LEWIS  ゲーリー・ルイス 誕生日 1958/11/30 出身 英スコットランド、グラスゴウ, 下層階級の父親は、教育の必要を認めなかった。 一応進学したものの、将来の当てはなく、 家計を助けるために、道路清掃人になる。 その後、図書館に勤める。 兄の高校教師の勧めで、役者になることに。 出演作 1994年「シャロウ・グレイブ」 1998年「マイ・ネーム・イズ・ジョー」「オーファンズ」 1999年「ぼくの国、パパの国」 2000年「リトル・ダンサー」 2001年「脱獄者」 2003年「ウォーリアークイーン」 2005年「戦場のアリア」「GOAL!ゴール!」 2006年「エラゴン 遺志を継ぐ者」 その他の出演者: Jean Heywood ... Grandma Jamie Draven ... Tony Elliot Stuart Wells ... Michael Caffrey Mike Elliot ... George Watson Billy Fane ... Mr. Braithwaite Nicola Blackwell ... Debbie Wilkinson Carol McGuigan ... Librarian Joe Renton ... Gary Poulson Colin MacLachlan ... Mr. Tom Wilkinson Janine Birkett ... Billy's Mum Trevor Fox ... PC Jeff Peverly Charlie Hardwick ... Sheila Briggs User Rating: 7.7/10( 39,125 votes) IMDb User Rating: 9.0/10( 2,421 votes) Yahoo! オトーサン、 「Yahoo!が9.0か」 丁寧な作りであることも、高スコアの理由でしょう。 アカデミー賞ノミネート ・助演女優賞 ジュリー・ウォルターズ ・監督賞 スティーヴン・ダルドリー ・脚本賞 ゴールデン・グローブノミネート ・作品賞(ドラマ) ・助演女優賞 ジュリー・ウォルターズ User Reviews off.railsさん London, England 2000年8月21日 最初から最後まで、喜びが。 11歳の少年が、バレエ・ダンサーを目指す。 明らかにありふれたストーリーだ。 心暖まる面白い映画をみるのは、至福の体験だ。 率直に言って、これは、ここ数年で最高の英国映画だ。 登場人物のすべてが、魅力的だ。 特に、14歳の主役ジャミー・ベルの演技は、欠点がない。 自信満々で、ユーモアもあり、年齢以上の洞察力がある。 素晴らしいダンサーでもある。 ダンスシーンのいくつかは、古き良き時代の白黒映画の ダンス・ミュージカルを想起させる。 背景となっている1980年代半ばの歴史的な炭鉱ストライキは、 ストーリーを地に足がついたものにしているし、 この映画を本当にありうると感じさせる緊迫感を生んでいる。 語るべきストーリ−もある。 誰もがこの映画を好きになれると断言する。 10点満点で9点だ。 オトーサン、 「名作への招待状!」 こうした名作を見る喜びは、黒美さんの薦める 「ブラス!」や「遠い空の向こうに」でも味わえます。 黒美君彦さん 2006年3月23日 踊りはじける 舞台となっている1984年は、 停滞した経済を立て直すべく「鉄の女」サッチャーが 自由主義経済政策を推し進めた時期。 「ストを頻発させて合理化に抵抗する労組こそが イギリス経済衰退の元凶」として、 衰退産業の筆頭格であった炭鉱への公的支援を打ち切り、 閉山を続けていた時期である。 そうした閉塞感のなかで、 11歳の少年ビリーがバレエに出会う。 感情の迸るままに踊るシーンの挿入などは秀逸。 だが、マッチョな炭鉱夫こそが男だと信じる父や兄は、 そんなビリーを許さない。 しかし好きこそものの…である。 ビリーの決意が固いとみるや、 未来が見えない炭鉱町から脱出させるため、 家族は全力を尽くすのだ。 向かう道は異なるものの、 『遠い空の向こうに』(99年米)と比べられるのはよくわかる。 文字通り夢に「夢中」な少年と マッチョな父親の理想的な関係がそこに描かれているからだ。 さびれた炭鉱町が不思議な効果を醸し出している。 低所得者層が多く生活する町と踊る少年の対比が美しい。 ビリーと、彼に恋した少年の潔い関係も快い。 ビリーの才能を見出したダンス講師との関係もベタベタしていない。 『ブラス!』(96年英)など、 他にもいくつかの映画が想起されたが、それはそれ。 爽やかな余韻を残す作品だ。


レクイエム・フォー・ドリーム  

オトーサン、 「2本目だな」 エレン・バースティンに目覚めて、 TSUTAYA DISCASで借りたものです。 大女優が、68歳にもなって、 果敢にインディ系映画に出るなんて、頭が下ります。 原題:Requiem for a Dream (2000) 監督:Darren Aronofsky 原作:Hubert Selby Jr. 脚本:Hubert Selby Jr./Darren Aronofsky Genre: 上映時間:102分 あらすじ: コニー・アイランド。 未亡人サラは、不良息子のハリーと暮らしている。 テレビ鑑賞だけが楽しみの日々だったが、 ある日、ダイエット番組から出演依頼の電話がかかってくる。 サラはダイエットを開始するが、服用した錠剤で麻薬中毒に。 息子のハリーは、恋人のマリオン、友人のタイロンと組んで、 いい暮らしを夢みて、麻薬の売人になるものの、 うまくいかず、3人とも麻薬中毒地獄へ堕ちていく... 出演者: Ellen Burstyn ... Sara Goldfarb(サラ) Jared Leto ... Harry Goldfarb(ハリー) Jennifer Connelly ... Marion Silver(マリオン) Marlon Wayans ... Tyrone C. Love(タイロン) オトーサン、 「大女優がここまでやるか」 平凡な主婦が一転して、ダイエット狂へ。 さらに、麻薬中毒で地獄に堕ちていく様を 全身で演じきりました。 ELLEN BURSTYN  エレン・バースティン 誕生日 1932/12/7 出身 米ミシガン州デトロイト 高校中退後、テキサスでモデルとなり結婚。 離婚後、モントリオールでダンサーとして働いた後、 ニューヨークへ出てTVコマーシャルやソープ・ドラマの端役。 57年、ブロードウェイ・デビュー。 64年「踊れ!サーフィン」で映画デビュー。 71年「ラスト・ショー」でアカデミー賞ノミネート。 73年「エクソシスト」でアカデミー主演女優賞ノミネート。 75年「アリスの恋」でアカデミー賞主演女優賞 78年「セイム・タイム、ネクスト・イヤー」、 80年「レザレクション/復活」、 2000年「レクイエム・フォー・ドリーム」でもアカデミー賞にノミネート。 出演作 1964年「踊れ!サーフィン」「さよならチャーリー」 1970年「北回帰船」 1971年「ラスト・ショー」 1973年「エクソシスト」 1974年「ハリーとトント」 1975年「アリスの恋」 1977年「プロビデンス」 1978年「女の叫び」「セイム・タイム、ネクスト・イヤー」 1980年「レザレクション・復活」 1984年「ジェノサイド・ストーム」 1985年「燃えてふたたび」 1987年「ディア・アメリカ」(声) 1988年「ハンナ・セネシュ」 1991年「愛の選択」 1992年「セメタリー・クラブ」 1994年「男が女を愛する時」 1995年「キルトに綴る愛」「最高のルームメイト」      「ベビー・シッターズ・クラブ」 1996年「この森で、天使はバスを降りた」 1997年「ライアー」 1999年「マイ・ハート,マイ・ラブ」◆ 2000年「レクイエム・フォー・ドリーム」◇      「クライム・アンド・パニッシュメント」◆「裏切り者」◆ 2002年「ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密」 2006年「ファウンテン 永遠に続く愛」「ウィッカーマン」 2008年「やさしい嘘と贈り物」 その他の出演者: Christopher McDonald ... Tappy Tibbons Louise Lasser ... Ada Marcia Jean Kurtz ... Rae Janet Sarno ... Mrs. Pearlman Suzanne Shepherd ... Mrs. Scarlini Joanne Gordon ... Mrs. Ovadia Charlotte Aronofsky ... Mrs. Miles Mark Margolis ... Mr. Rabinowitz Michael Kaycheck ... Donut Cop Jack O'Connell ... Corn Dog Stand Boss Chas Mastin ... Lyle Russel User Rating: 8.5/10(191,423 votes) IMDb User Rating: 8.4/10( 479 votes) Yahoo! オトーサン、 「一度見たら、決して忘れない映画!」 アカデミー賞ノミネート ・主演女優賞 エレン・バースティン ゴールデン・グローブ ノミネート ・女優賞(ドラマ) エレン・バースティン User Reviews Brian Scott Mednickさん New York, NY 2001年2月12日 重量級の映画 麻薬中毒の恐怖を描いたこの魅惑の映画をみた後では、 ワインを飲む気になれないだろう。 私は、ダーレン・アロノフスキー監督の第1作「π」のフアンではない。 だが、この映画で、彼は無限のビジョンとスタイルの持ち主であることを 立証している。 ブルックリンのブライトンビーチに住む4人。 彼らは、麻薬乱用で、絶望の淵に沈む羽目になる。 ユダヤ人の寡婦を演じたエレン・バースティンは、 減量を助けるダイエット・ピルを服用したために、 図らずも、麻薬中毒になり、幻覚のパラノイアの世界へと堕ちていく。 エレン・バースティンは、すごい。 こうしたベテラン女優が、こんな役に挑戦するなんて。 「エクソシスト」よりも、すごい生き地獄だ。 だが、この映画は、何といっても、監督のものだ。 ダーレン・アロノフスキーは、ストーリーの語り口を熟知している。 音、編集、撮影を物の見事に駆使している。 クロノス・カルテットとクリント・マンセルの音楽は、 これまで聞いてきたなかで、最高に際立ったものだった。 これは、万人向けの映画ではない。 インディ系映画づくりのエッセンスであり、 大胆で、魅惑的で、芸術的名映画だ。 映画館を去った後でも、長く記憶に残るだろう。 ハリウッドの風船ガムとは違う。 オトーサン、 「見事な批評!」 toratorabortaさん 2010年10月16日 表現意図に貫かれた技術 過去に某雑誌で「落ち込む映画」ランキングの トップを飾ったこともあるという衝撃作という名の通りの作品。 冒頭からいかがわしい匂いがするが、 スプリットスクリーンをのっけから持ってくるあたり、 ちょっと抵抗感もあった。 技術に走る余り内容が疎かになってしまう監督が多いので、 これもかなとちょっと嫌な予感がしたのだ。 しかし、この作品は全く違う。 正直、2000年代に入ってからの映像効果を多用する監督が多く現れてきて ウンザリしていたところ、映画の本道を見せてくれた感じがした。 それはつまり...人間を描いた映画ということだ。 本作のエレン・バースディンの演技はすごい。 心底恐ろしくなった。 しかし、よく見ると大きな伏線に救われることもなく、 ほとんど堕落一直線のストーリーに、 身を投げ出して挑んでいるだけなのだから、その演技は神業だ。 そして、特典の映像を見ると、 彼女の演技をサポートすべく如何に特殊メイク班や撮影チームなどが 頑張っているかがわかる。 そして、そんな堕落一直線のストーリーながらも、 浮き彫りにされてくるのが彼らの「愚かさ」ではなく 「孤独」であるところがこの監督の偉大なところだ。 久しく会った親子の対話の何とも悲しいこと。 そうだ、人は正気でありながらも狂気に手を伸ばすのだ。 あと個人的好みとして、幻覚のせいで窓の向こうに、 赤いドレスの女性が背を向けているショットがあったが、あれは良いね。 ホッパーのような色遣いだ。


アリスの恋  

オトーサン、 「なぜ、借りたのかなぁ?」 アクターズ・スタジオ・シリーズを見ていたら、 エレン・バースティンが副学長で出演していたのです。 「そんなに素晴らしい女優なのか」 彼女の代表作をTSUTAYA DISCASで借りてみました。 原題:Alice Doesn't Live Here Anymore(1974) 監督:Martin Scorsese 脚本:Robert Getchell Genre:Drama / Romance 上映時間:112分 あらすじ: 主婦のアリスは、歌手志望だ。 夫が交通事故死し、12歳になる一人息子トムと 故郷のモンテレーへ帰って、歌手として出直そうとする。 だが、お金がないので、途中は、バイトでしのぐ。 アルバカーキで、歌の仕事にありつき、 ベンとデートするようになる。 だが、ベンの妻リタが打ち明け話をしている最中に、 ベンが現れ、その狂暴な正体が判明する。 アリスは、荷物をまとめて町を飛び出す。 ツーソンでは、ウエイトレスとして働くことに。 そこで、デイヴィッドとの間にロマンスが芽ばえるが... 出演者: Ellen Burstyn ... Alice Hyatt(アリス) Alfred Lutter III ... Tommy(トミー) Harvey Keitel ... Ben(ベン) Kris Kristofferson ... David(デヴィッド) Diane Ladd ... Flo(フロー) オトーサン、 「すごい!」 エレン・バースティン、正統派女優でした。 ELLEN BURSTYN  エレン・バースティン 誕生日 1932/12/7 出身 米ミシガン州デトロイト 高校中退後、テキサスでモデルとなり結婚。 離婚後、モントリオールでダンサーとして働いた後、 ニューヨークへ出てTVコマーシャルやソープ・ドラマの端役。 57年、ブロードウェイ・デビュー。 64年「踊れ!サーフィン」で映画デビュー。 71年「ラスト・ショー」でアカデミー賞ノミネート。 73年「エクソシスト」でアカデミー主演女優賞ノミネート。 75年「アリスの恋」でアカデミー賞主演女優賞 78年「セイム・タイム、ネクスト・イヤー」、 80年「レザレクション/復活」、 2000年「レクイエム・フォー・ドリーム」でもアカデミー賞にノミネート。 出演作 1964年「踊れ!サーフィン」「さよならチャーリー」 1970年「北回帰船」 1971年「ラスト・ショー」 1973年「エクソシスト」 1974年「ハリーとトント」 1975年「アリスの恋」 1977年「プロビデンス」 1978年「女の叫び」「セイム・タイム、ネクスト・イヤー」 1980年「レザレクション・復活」 1984年「ジェノサイド・ストーム」 1985年「燃えてふたたび」 1987年「ディア・アメリカ」(声) 1988年「ハンナ・セネシュ」 1991年「愛の選択」 1992年「セメタリー・クラブ」 1994年「男が女を愛する時」 1995年「キルトに綴る愛」「最高のルームメイト」      「ベビー・シッターズ・クラブ」 1996年「この森で、天使はバスを降りた」 1997年「ライアー」 1999年「マイ・ハート,マイ・ラブ」◆ 2000年「レクイエム・フォー・ドリーム」◇      「クライム・アンド・パニッシュメント」◆「裏切り者」◆ 2002年「ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密」 2006年「ファウンテン 永遠に続く愛」「ウィッカーマン」 2008年「やさしい嘘と贈り物」 DIANE LADD  ダイアン・ラッド 誕生日 1932/11/29 出身 米ミシシッピー州 娘は元夫ブルース・ダーンとの間に生まれた女優ローラ・ダーン。 出演作 1974年「アリスの恋」 1991年「ランブリング・ローズ」 2000年「28DAYS」 2006年「インランド・エンパイア」 その他の出演者: Jodie Foster ... Audrey Mia Bendixsen ... Alice, Age 8 Billy Green Bush ... Donald Lelia Goldoni ... Bea Ola Moore ... Old Woman Harry Northup ... Joe & Jim's Bartender Marty Brinton ... Lenny Dean Casper ... Chicken Murray Moston ... Jacobs Lane Bradbury ... Rita Vic Tayback ... Mel Valerie Curtin ... Vera User Rating: 7.4/10( 7,710 votes) IMDb User Rating: 7.5/10( 161 votes) Yahoo! オトーサン、 「こりゃ傑作だ」 アカデミー賞受賞 ・主演女優賞 エレン・バースティン 同ノミネート ・助演女優賞 ダイアン・ラッド ・脚本賞 カンヌ国際映画祭ノミネート ・パルム・ドール マーティン・スコセッシ User Reviews TalosIVさん USA 2004年9月21日 マーティン・スコセッシ監督のベスト この映画、「ミーン・ストリート」や「レイジング・ブル」よりも好きだ。 エレン・バースティンは、長年のお気に入りだ。 彼女のアリス役は、絶対にすばらしい。 この映画は、コメディドラマではない。 質高く、感動的で、ユーモラスに、 女性の自立への旅を描いている。 「テルマとルイーズ」などよりも、 ずっと素晴らしく、成熟している。. 女性が元気になる映画を見たかったら、 まさに、この映画だ。 すばらしい出演者には、ハーヴェイ・カイテルとダイアン・ラッドがいる。 2人とも、ファンタスティックな演技をみせている。 素晴らしい映画なのに、見過ごされている。 マーティン・スコセッシ監督フアンなら、見逃すなかれ! オトーサン、 「大女優がチョイ役?」 見終わった後、調べて分かりました。 ジョディ・フォスターがトミー坊やの友達役で 出演していました。 tegaboroboroさん 2010年5月25日 スコセッシ監督、逆指名される 監督がスコセッシ、主役がエレン・バースティン。 脇役にハーヴェイ・カイテル。 おまけにほんの少しのシーンにあの大女優を起用。 いったい今だったら、 この映画を作るのにいくらかかるか想像しただけでも怖い。 映画好きな方なら垂涎ものの豪華顔ぶれ。 1974年制作時は皆さんそれほど「大物」ではなかった 様子で一番、有名だったバースティン女史が知人だった コッポラ監督に「誰か新進気鋭の良い監督、紹介してよ!」 の一言でスコセッシを推薦したそうで。 特典映像で得た知識。 ありがたいな特典映像。 ミーンストリートで評価されたスコセッシが 名作「タクシードライバー」を撮る前に制作した本作品。 「レクイエム・フォー・ドリーム」で壮絶な演技を披露し 再度、その実力を世間に知らしめたバースティン女史。 この映画では「旦那に死なれて息子を食べさせるために 奮闘する可愛いお母さん」を演じています。 旦那が事故死。 いちおう泣くけど悲しみに打ちひしがれているヒマはない。 歌手で生計を立てるべく、ピンクのワンピースを着て ピアノを弾きながら歌の練習をするシーン。 この「気持ちの切り替えっプリ」が実にいいかんじ。 夫はどんなに愛していても所詮は他人さん。 9ヶ月も腹で育て、お股を痛めてヒネり出した息子の 方が数百倍、大切です。 愛する息子の為に職探しをするのですが、方々で 断られ、ついにフラリと入った酒場の店主相手に 号泣してしまうような可愛いお母さん。 歌手は諦めて取り合えずウェイトレスとして働きます。 食堂はお客でテンヤワンヤ。 先輩ウェイトレスが江戸下町の長屋のおかみさんみたいな 女性で「下ネタを連発しながら啖呵を切る」という 実にカッコいい、キャラ設定。 この役にダイアン・ラッド。 彼女も相当、素敵でした。 あとバースティン女史の息子の友達役の男の子が かなりの美少年で目が釘付けになりましたが 良く見たらジョディ・フォスター。 ゆっくり喋る貫禄の演技は流石でした。 70年代はまだまだ女性の地位が低く 「女の幸せは稼ぎのいい男を旦那にして家庭に納まる」のが 一番の幸福だと思われていた時代。 女性が男性に頼らず自分のチカラで生きていく素晴らしさを 表現した秀逸な作品。 ハーヴェイ・カイテルが最低の暴力男の役で登場します。 キレて暴れるシーンでは演技なのにバースティン女史が 凍りついたほどの迫力。 彼が私生活でこんなことしてませんように... オトーサン、 「この際、スコセッシ作品をみておこう」 MARTIN SCORSESE  マーティン・スコセッシ 誕生日 1942/11/17 出身 米ニューヨーク 監督作 1968年「ドアをノックするのは誰?」 1972年「明日に処刑を…」 1973年「ミーン・ストリート」 1974年「アリスの恋」 1976年「タクシー・ドライバー」 1977年「ニューヨーク・ニューヨーク」 1978年「ラスト・ワルツ」 1980年「レイジング・ブル」 1983年「キング・オブ・コメディ」 1985年「アフター・アワーズ」 1986年「ハスラー2」 1988年「最後の誘惑」 1989年「ニューヨーク・ストーリー」(挿話) 1990年「グッドフェローズ」 1991年「ケープ・フィアー」 1993年「エイジ・オブ・イノセンス汚れなき情事」 1995年「カジノ」 1997年「クンドゥン」 1999年「救命士」 2002年「ギャング・オブ・ニューヨーク」 2004年「アビエイター」 2006年「ディパーテッド」 2010年「シャッターアイランド」


ゴースト/ニューヨークの幻  

オトーサン、 「あれは怖かったなぁ」 酒井進児くんとNYの地下鉄に乗りました。 その昔、治安の悪かった頃です。 豹の目に睨まれて、1駅で早々に下車しました。 原題:Ghost(1990) 監督:Jerry Zucker 脚本:Bruce Joel Rubin Genre:Drama / Fantasy / Mystery 上映時間:127分 あらすじ: 銀行員のサムが、モリーにプロポーズした晩、 2人を暴漢に襲われ、サムは撃ち殺される。 サムの魂は天国へ行くことを拒否し、モリーを見守る。 だが、同僚だったカールに彼女が言い寄られても、 声をかけることすらできない。 ある日、サムは自分を殺した男を目撃し、 その男がウィリーと知るが、 それを伝える術もなく途方に暮れる。 霊媒師オダ・メイに出会い、 モリーとの伝令役を引き受けてもらう... 出演者: Patrick Swayze ... Sam Wheat(サム) Demi Moore ... Molly Jensen(モリー) Whoopi Goldberg ... Oda Mae Brown(オダ・メイ) Tony Goldwyn ... Carl Bruner(カール) Rick Aviles ... Willie Lopez(ウィリー) オトーサン、 「豪華な配役だな」 モリー役のデミ・ムーアは、いまいち。 女の武器は涙とはいえ、 後光が射すパトリック・スウェイジや 八面六臂のウーピー・ゴールドバーグに 見せ場を奪われてしまいました。 PATRICK SWAYZE パトリック・スウェイジ 誕生日 1952/8/18-2009/9/14  出身 米テキサス州ヒューストン 母は振付家のパッツィ・スウェイジ。 バレエを学び、ダンサーとして活躍。 ブロードウェイで「グリース」に出演後、79年に映画デビュー。 出演作 1983年「アウトサイダー」 1984年「地獄の七人」「若き勇者たち」「グランドビューUSA」 1985年「栄光のエンブレム」 1987年「ダーティ・ダンシング」      「スティール・ドーン/太陽の戦士」 1988年「故郷への長い道」 1989年「パトリック・スウェイジ/復讐は我が胸に」      「ドライビング・フォース」      「ロードハウス/孤独の街」 1990年「ゴースト/ニューヨークの幻」◇ 1991年「ハートブルー」◇ 1992年「シティ・オブ・ジョイ」 1993年「パパと呼ばれて大迷惑!?」 1995年「3人のエンジェル」「WISH/夢がかなう時」 1997年「レターズ・フロム・ア・キラー」 1998年「ブラック・ドッグ」◇ 1999年「ボイスレター」◇ 2001年「ドニー・ダーコ」◆ 2003年「ダンス with me!」「11:14」  WHOOPI GOLDBERG  ウーピー・ゴールドバーグ 誕生日 1949/11/13 出身 米ニューヨーク州ニューヨーク市 8才の頃から児童劇団で活動。 74年にサンディエゴ・レパートリー劇団の創設メンバーとなる。 85年「カラー・パープル」で映画デビューし、一躍注目される。 86年「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」に主演するも、 興行的に失敗し、一時低迷を余儀なくされる。 90年「ゴースト/ニューヨークの幻」で アカデミー賞助演女優賞受賞し、再び人気が再燃。 「天使にラブソングを…」もヒットさせた。 出演作 1985年「カラーパープル」 1986年「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」 1987年「バーグラー/危機一髪」「危険な天使」 1988年「ザ・テレフォン」「マイフレンド・クララ」 1990年「ゴースト/ニューヨークの幻」「天使が降りたホームタウン」      「ロング・ウォーク・ホーム」 1991年「ソープディッシュ」 1992年「ザ・プレイヤー」「天使にラブ・ソングを…」「サラフィナ!」 1993年「メイド・イン・アメリカ」「天使にラブ・ソングを2」      「ローデッド・ウェポン1」 1994年「ネーキッド・イン・ニューヨーク」「ライオン・キング」(声)      「コリーナ、コリーナ」「ジェネレーションズ」 1995年「ボーイズ・オン・ザ・サイド」「ムーンライト&ヴァレンチノ」      「セルロイド・クローゼット」「T−レックス」 1996年「エディー・勝利の天使」「レックス」「チャンス!」      「ゴースト・オブ・ミシシッピー」      「僕のボーガス」 1998年「ステラが恋に落ちて」「アラン・スミシー・フィルム」      「レプリコーン 妖精伝説」(TM) 1999年「ディープ・エンド・オブ・オーシャン」「17歳のカルテ」 2001年「ラットレース」「モンキーボーン」「カモン・ヘブン!」 2002年「ネメシス S.T.X」「デブラ・ウインガーを探して」 2004年「レージング・ストライプス」(声) 2007年「アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生」 その他の出演者: Stanley Lawrence ... Elevator Man Christopher J. Keene ... Elevator Man Susan Breslau ... Susan Martina Deignan ... Rose Rick Kleber ... Mover Macka Foley ... Mover Phil Leeds ... Emergency Room Ghost John Hugh ... Surgeon Sam Tsoutsouvas ... Minister Sharon Breslau ... Cemetery Ghost Vincent Schiavelli ... Subway Ghost User Rating: 6.9/10( 52,264 votes) IMDb User Rating: 9.1/10( 3,943 votes) Yahoo! オトーサン、 「高いスコアだ」 モーリス・ジャールの甘い曲が決め手でした。 アカデミー賞受賞 ・助演女優賞 ウーピー・ゴールドバーグ ・脚本賞 同ノミネート ・作品賞 ・作曲賞 ・編集賞 ゴールデン・グローブ 受賞 ・助演女優賞 ウーピー・ゴールドバーグ 同ノミネート ・作品賞(コメディ/ミュージカル) ・男優賞(コメディ/ミュージカル) パトリック・スウェイジ ・女優賞(コメディ/ミュージカル) デミ・ムーア User Reviews Grace Zehさん Chantilly, Virginia, USA 2005年11月25日 素晴らしいロマンス、真実の愛は永遠に 私見では、この映画は、素晴らしいロマンスだ。 真実の愛は永遠に続くのだ。 サムが路上で襲われたとき、本当に怖かった。 なぜかと思ったら、この映画をみる必要がある。 モーリス・ジャールの曲が実に美しい。 カールは、身の毛のよだつ男だ。 ウィリーも、とても怖かった。 サムが幽霊になると、どこでもすり抜けられるというのが 面白かった。 要するに、この映画に出ている全員がすばらしい仕事をしている。 結論として、パトリック・スウェイジかデミ・ムーアが好きなら、 これは必見の映画だと思う。 本当に感動させられるだろう。 オトーサン、 「号泣と嗚咽は、峻別せよ」 想念さんは、嗚咽したのでしょうね。 21世紀壮年(想念)さん 2010年11月27日 切なくて、むせび泣き リメイク版を観てから地上波で観ました。 ほとんどがリメイク版と同じでした。 おおよその物語は分っている上で観ました。 欧米人は日本人より『幽霊』の存在を信じていません。 ですから、霊媒師の言う事はまず信じられるはずはありません。 だからサムは霊媒師を使って自分とモリーだけしか知り得ない事実を伝えます。 そしてサムがコインを動かすシーンには泣けました。 サムは「愛している」とは言ってくれない。 日本人男性、は欧米に比べて「愛」の表現が不得手である。 ましてや「愛している」 とはなかなか言ってくれない。 最近ではそれほどでもないがまだまだである。 しかし「愛している」という言葉は、連発して欲しくない。 なぜなら言葉自体に重さが感じられなくなるからである。 心から相手を想い、愛おしいと感じた時に 「愛している」と言って欲しいものである。 また本当に愛しているならば、 言葉よりも行動で示したいものである。 いかなることがあっても愛している人を守り、想いやる事が大切である。 皇太子殿下が雅子妃殿下と婚姻する時、 皇太子殿下が「雅子を全力で守ります」という言葉を思い出しました。 愛していなければ、言える言葉ではありません。 心に沁み入る言葉です。 20年経っても色あせない、紛れもなく名作と呼べる作品です。 出来ればDVDでなく劇場で観たいものである。 再演してもらいたい。 余談ではあるが 号泣(ごうきゅう):大声をあげて泣くこと。 嗚咽(おえつ):声をつまらせて泣くこと。 である。ちなみに「むせび泣き」は嗚咽のことである。 気持ちは分りますが、 実際に号泣している人はあまり見たことはありません。 日本語は正しく使いましょう。(笑)


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オトーサン、 「平凡な題名だな」 人間の感情をコントロールしようとする企てを 扱っているのですから、間違いではないのですが。 例えば、"リミッツ・オブ・コントロール"にしてもよかったのでは? 原題:Control (2004) 監督:Tim Hunter 脚本:Todd Slavkin/ Darren Swimmer Genre:Crime / SF / Thriller Country:Aruba / USA Language:English 上映時間:105分 あらすじ: リー・レイは、怪物と恐れられた凶悪犯。 ついに致死注射によって処刑される。 だが、数時間後、目を覚ます。 目の前にいるのは、コープランド博士とペナー博士。 彼らは、あるプロジェクトに被験者として参加することを条件に、 リー・レイに、生きる選択肢を与えようとしていた。 激しい気性を抑えて脳の性質を変える薬物の人体実験が狙いだ。 リー・レイは、この世から存在を抹消されるのだが... 出演者: Ray Liotta ... Lee Ray Oliver(リー・レイ) Willem Dafoe ... Dr. Michael Copeland( コープランド博士) Stephen Rea ... Dr. Arlo Penner(ベナー博士) Michelle Rodriguez ... Teresa(テレサ) Tim DeKay ... Bill Caputo(ビル) オトーサン、 「熱演、巧演、好演のオンパレード」 熱演のレイ・リオッタ、巧演のウィレム・デフォー、 出番は少なかったけど、ミシェル・ロドリゲスが好演していました。 この女優さんには、感情の豊穣な海があるのでしょう。 RAY LIOTTA  レイ・リオッタ 誕生日 1955/12/18 出身 米ニュージャージー州ニューアーク マイアミ大学を卒業後、ニューヨークで舞台に立ち、 テレビにも出演。 83年「LONELY LADY」で映画デビュー。 出演作 1986年「サムシング・ワイルド」 1988年「ニッキーとジーノ」 1989年「フィールド・オブ・ドリームス」 1990年「グッドフェローズ」 1992年「不法侵入」「ドク・ソルジャー/白い戦場」 1994年「コリーナ、コリーナ」「ノー・エスケイプ」 1995年「ダンボ・ドロップ大作戦」 1996年「アンフォゲッタブル」 1997年「コップランド」◆「乱気流/タービュランス」◇ 1998年「フェニックス」◇ 1999年「人妻」 2001年「ハンニバル」◆「ブロウ」◆「ハートブレイカー」 2002年「ジョンQ」◆「チェーン・オブ・ファイア」「NARC ナーク」◇ 2003年「“アイデンティティー”」◇ 2004年「コントロール」「ラスト・ショット」 2005年「ダウト」 2007年「スモーキン・エース 暗殺者がいっぱい」 2010年「きみがくれた未来」 WILLEM DAFOE  ウィレム・デフォー 誕生日 1955/7/22 出身 米ウィスコンシン州アップルトン 外科医の父と看護婦の母の間の7人兄弟の6番目の子として生まれる。 高校を中退して、ミルウォーキーの前衛劇団シアターXに参加。 78年ニューヨークに出て、エリザベス・ルコントが率いる 劇団ウースター・グループに加わって舞台活動を続ける。 映画デビューは81年「天国の門」。 83年「ラブレス」で初主演。8 6年「プラトーン」でアカデミー助演男優賞にノミネート。 2000年「シャドウ・オブ・ヴァンパイア」で アカデミー賞助演男優賞にノミネート。 出演作 1981年「天国の門」 1983年「ハンガー」「ラブレス」 1984年「ロードハウス66」「ストリート・オブ・ファイヤー」 1985年「L.A.大捜査線 狼たちの街」 1986年「プラトーン」「ディア・アメリカ」(声) 1988年「最後の誘惑」「サイゴン」      「ミシシッピー・バーニング」 1989年「生きるために」「7月4日に生まれて」 1990年「イントルーダー怒りの翼」「クライ・ベイビー」      「ワイルド・アット・ハート」「ドアーズ」 1991年「ライト・スリーパー」 1992年「BODY/ボディ」「ホワイト・サンズ」 1993年「時の翼に乗って/ファラウェイ・ソー・クロース」 1994年「愛しすぎて/詩人の妻」「今そこにある危機」      「欲望の華」 1995年「ヴィクトリー/遙かなる大地」 1996年「イングリッシュ・ペイシェント」「スピード2」◆「バスキア」 1997年「白い刻印」◆ 1998年「ルル・オン・ザ・ブリッジ」 1999年「イグジステンズ」◆「処刑人」◆ 2000年「アメリカン・サイコ」◆「シャドウ・オブ・ヴァンパイア」◇      「アニマル・ファクトリー」「楽園の女」 2001年「ぼくの神様」◆ 2002年「スパイダーマン」◇「ボブ・クレイン 快楽を知ったTVスター」 2003年「レジェンド・オブ・メキシコ デスペラード」◆「ファインディング・ニモ」(声) 2004年「二重誘拐」◇「コントロール」◇「アビエイター」◆「スパイダーマン2」 2005年「マンダレイ」◆「トリプルX ネクストレベル」◆「ライフ・アクアティック」◆      「誘惑の微笑」◇ 2006年「インサイド・マン」◆「アメリカン・ドリームズ」「パリ、ジュテーム」 2007年「スパイダーマン3」 2009年「ダレン・シャン」◆「フェアウェル さらば,哀しみのスパイ」「アンチクライスト」◇ その他の出演者: Polly Walker ... Barbara Copeland Kathleen Robertson ... Eden Ross Mark Pickard ... Gary Caputo Stewart Alexander ... Powell Glenn Wrage ... Gibson Ivan Kaye ... Norton Mark Letheren ... Villard Anthony Warren ... Brock Raicho Vasilev ... Vlas Mac McDonald ... Warden User Rating: 6.2/10(3.680 votes) IMDb User Rating: 7.6/10( 253 votes) Yahoo! オトーサン、 「Yahoo!が高いのは、大活劇だったからかな」 User Reviews snorton-6さん 2006年10月22日 常ならざる映画、もっと高い評価を この映画、バーレーンで見終えたところだ。 上映から2年後だと思う。 上映されずに、DVDスルーになったのだろう。 多くのゴミみたいな映画が上映されていることを 念頭に置くと、実に腹立たしい。 ウィレム・デフォーとレイ・リオッタが主演している。 2人の最高の俳優が出ているのだ。 確かに、安手なシーンもあるが、いい映画だ。 デフォーとリオッタの演技はすばらしい。 ストーリーもいい。 編集には、カイゼンの余地がある。 デフォーの上司役のステファン・リーがいい仕事をしていた。 結末は、やや予想できたが、 2時間を使うには、リーゾナブルなやりかただろう。 アダム・サンダーとベン・ステイラーの映画をみているようだ。 それも、ビデオスルーになっていた。 映画産業というのは、つくづく因果な商売だと思う。 この映画、名優2人がベストを尽くすのを見てほしい。 出来立ての映画として鑑賞してほしい。 本当にいい映画だ。 オトーサン、 「レイ・リオッタ、頑張っていたよね」 sakumaさん 2006年2月17日 人を信じるって難しい リオッタのファンはもちろんだけど、 そうでなかった私もファンになってしまいました。 そのくらい、ドキドキする演技に魅せられてしまいます。 ストーリーの中の登場人物たちと同じように、 観ているこちらも「彼を信じていいの?」的な不安が常につきまとう…。 「悪人」「善人」をはかる物差しって何だろう…? 観終わったあとに、 そんなことをしみじみと感じてしまったりしました。 とくにラストは2人の感情や思いがぶつかり合い感動! 観ていない人は是非観てみて欲しい映画です。


ウェス・クレイヴン's カースド  

オトーサン、 「ウェス・クレイヴン?誰だっけ」 分からないまま、見はじめました。 狼男のようなホラー映画でした。 原題:Cursed (2005) 監督:Wes Craven 脚本:Kevin Williamson Genre:Comedy / Fantasy / Horror 上映時間:97分 あらすじ: 満月の夜、エリーと弟のジミーは事故で 谷底に転落し、狼に襲われる。 対向車の女性は、惨殺死体となって発見される。 この夜を境にして、二人の体に異変が起きる。 エリーは、セクシーになり、勤務先のTV局で波紋を呼び、 よそよそしかった恋人ジェイクも、情熱的に迫ってくる。 オタク高校生のジミーは、いじめられ続けてきた レスリング部のキャプテンをマットの上に叩きつける。 ジミーは、ネットで変化の理由を調べはじめるのだが... 出演者: Christina Ricci ... Ellie(エリー) Jesse Eisenberg ... Jimmy(ジミー) Joshua Jackson ... Jake(ジェイク) オトーサン、 「おチビさん、頑張ってるなぁ」 子役時代にブレイクし、その童顔が売りです。 CHRISTINA RICCI   クリスティーナ・リッチ 誕生日 1980/2/12 出身 米カリフォルニア州サンタモニカ 8才の時、校内のクリスマス劇で見せた演技が地元で評判となり、 演劇評論家の薦めで演技の道に。 90年「恋する人魚たち」で映画デビュー。 出演作 1990年「恋する人魚たち」 1991年「アダムス・ファミリー」◆ 1993年「アダムス・ファミリー2」◆ 1995年「キャスパー」◇「ゴールド・ディガーズ」「DEARフレンズ」 1997年「誘拐騒動 ニャンタッチャブル」◇       「バスタード・アウト・オブ・カロライナ」 1998年「アイスストーム」◆「熟れた果実」       「スモールソルジャーズ」(声)       「バッファロー’66」◇「I love ペッカー」◇「200本のたばこ」◆       「ラスベガスをやっつけろ」◆       「エド・ウッドのクレイジー・ナッツ 早く起きてよ」       「ウェルカム・バクスター」 1999年「スリーピー・ホロウ」◇「デザート・ブルー」       「クリスティーナ・リッチのピンク・モーテル」 2000年「ブレス・ザ・チャイルド」◆「耳に残るは君の歌声」◇ 2001年「私は「うつ依存症」の女」◇ 2002年「ギャザリング」◇ 2003年「モンスター」◇「僕のニューヨーク・ライフ」 2005年「ウェス・クレイヴン’s カースド」 2006年「ブラック・スネーク モーン」「ペネロピ」◇ 2008年「スピード・レーサー」「ニューヨーク、アイ ラブ ユー」 その他の出演者: Portia de Rossi ... Zela Mya ... Jenny Shannon Elizabeth ... Becky Kristina Anapau ... Brooke Daniel Edward Mora ... Jose Solar ... Zipper Milo Ventimiglia ... Bo Jonny Acker ... Earl Eric Ladin ... Louie Derek Mears ... Werewolf Nick Offerman ... Officer Ken Rudulph ... Newscaster User Rating: 4.8/10( 14,650 votes) IMDb User Rating: 5.8/10( 124 votes) Yahoo! オトーサン、 「うーん、いまいち」 User Reviews Matt_Crussialさん United States 2005年2月22日 やや怖く、楽しめるが、やや失望する 見出しを適当につけたが、感じたままのもの。 他のひとが言うほど悪いとは思わない。 最初の3分の2は、すばらしい。 サンタモニカの埠頭から自動車事故、クラブの開店までの序盤は、 まさに古典的Wes Cravenそのもの。 椅子から飛び上がったシーンもあった。 「スクリーム」のあの手に汗にぎるシーンを思い出した。 愉快なシーンも、ジョークもある。 最後の3分の1は、悪い。 いろんな問題点が露呈してくる。 流れがスムースでないし、意味のないシーンもあった。 「スクリーム」のようないい映画を見たかったら、失望するだろう。 楽しめればいいや、そんな映画が見たかったら、見に行くべし。 私は、時々、椅子から飛び上がり、笑った。 料金に見合うが、DVDを買いたいとは思わない。 オトーサン、 「オーウェンさん、クレイヴンのフアンかも」 オーウェンさん 2010年8月20日 狼男か! ウェス・クレイヴンの名前をタイトルに持ち出していたが、 これに限らず邦題で役者そのものの名前が出てくる作品は要注意印だ(笑) 意味がわからない原題では興味が湧かないが、 ウェス・クレイヴンの名前を出せばホラー映画だとすぐ分かる。 ただウェス・クレイヴンは外れが多いんですけどね(笑) これも微妙な作品で、ティーンのホラーかと思っていたが いきなり狼男が出てくるモンスター映画へと変貌を遂げる。 アナログ的なCGと動きが笑える。 特にある理由で舞い戻ったとき、いきなり銃で射殺は笑った。 ただこれ以外は特に面白いシーンはなかった。 最後も普通でウェス・クレイヴン作品としては下の部類だ。 オトーサン、 「ウェス・クレイヴンって、どんなひと?」 WES CRAVEN  ウェス・クレイブン 誕生日 1949/8/2 出身 米クリーブランド ジョンズ・ホプキンス大学で哲学を専攻し教師になるが、 学生に自主映画の助言を求められ、映画に興味を抱き始める。 知人の紹介で映画界に入り、編集などをするうちに 「13日の金曜日」の生みの親、ショーン・S・カニンガムと知り合う。 カニンガムの助けを借りて、72年に「鮮血の美学」を初監督。 76年の「サランドラ」はシッチェス恐怖映画祭でグランプリを受賞した。 その後パッとしなかったが、84年の「エルム街の悪夢」が起死回生の大ヒットを記録、 メジャー・スタジオの映画を手がけるようになるが、再び混迷。 96年の「スクリーム」が一億ドル級のヒットとなり復活を果たした。 監督作 1972年「鮮血の美学」 1977年「サランドラ」 1978年「ウェス・クレイブンの戦慄の夏」 1981年「インキュバス・死霊の祝福」 1984年「エルム街の悪夢」 1985年「サランドラ2」 1986年「デッドリー・フレンド」 1988年「ゾンビ伝説」 1989年「ショッカー」 1991年「エルム街の悪夢 ザ・ファイナル・ナイトメア」      「壁の中に誰かがいる」 1995年「ヴァンパイア・イン・ブルックリン」 1996年「スクリーム」 1997年「スクリーム2」 1999年「ミュージック・オブ・ハート」 2000年「スクリーム3」 2005年「パニック・フライト」「ウェス・クレイヴン’s カースド」 2006年「パリ、ジュテーム」


赤い文化住宅の初子  

オトーサン、 「文化住宅、死語では?」 大正時代に流行したハイカラな住宅と思っていましたが、 もうひとつ意味がありました。 昭和の戦後に関西で流行った木造モルタル2階建ての 風呂なしアパートだそうです。 原題:赤い文化住宅の初子(2007) 監督・脚本:タナダユキ 原作:松田洋子 Genre:Drama/Romance 上映時間:120分 あらすじ: 初子は中学三年生。 同級生の男子、三島と恋仲で、 東高に行く約束をしている。 だが、母に先立たれ、父は蒸発。 兄の克人は高校を中退 勤めていた工場をクビになり、自暴自棄。 おまけにアルバイト先のラーメン屋をクビになる。 学費を捻出するのは難しくなり、 担任教師の田尻に相談するが、まったく相手にしてくれない。 そんななか、偶然知り合った中年女性・栄子に、 新興宗教の施設に連れていかれる... 出演者: 東亜優 ....初子 佐野和真 .... 三島 塩谷瞬 .... 克人 坂井真紀 .... 田尻 浅田美代子 .... 栄子 オトーサン、 「初子、可哀想だなぁ」 その他の出演者: 桐谷美玲 .... 山口 鈴木慶一 .... ラーメン屋店主 鈴木砂羽 .... 爽子(初子の母) 大杉漣 .... 初子の父 諏訪太朗 .... 藤井 江口のりこ .... 美咲 安藤玉恵 本多章一 伊藤幸純 佐倉萌 User Rating: 8.0/10( 259 votes) Yahoo! オトーサン、 「8点は、高すぎない?」 時代の閉塞状況を丁寧に描いています。 User Reviews wftmg317さん 2009年12月2日 これはこれでいいんです 「赤い文化住宅の初子」って... このタイトルにまず取り込まれてしまいました。 まあ同名コミックなわけですが。 いろいろとあり得ない設定だけど、いいんです。 女子に人気ありそうなミシマくんがなんで初子やの?とか、 それ以上にそのことが同級生たちに 自然に受け入れられていることとか、まあいいんです。 べたな兄貴の描き方や(嫌いじゃない)、 べたな父親の登場と退場の仕方とか、まあいいんです。 深読みや余韻はなしで、結構楽しめてしまいました。 初子の独り言、私は好きです。 そして!坂井真紀の教師は一級品でしたね。 オトーサン、 「黒美君彦さん、詳しいな」 ロケ地の鞆の浦は、福山市。 広島市とは違う文化圏なのでしょうか。 黒美君彦さん 2007年6月20日 やっちもなぁわ 浅学にして松田洋子(ひろこ)の原作コミックは未読、 タナダユキの監督作品も初体験。 しかしこの作品、なかなか曲者である。 タッチは全く異なるが、主人公の少女宇野初子(東亜優)の不幸ぶりは、 『嫌われ松子の一生』(06年中島哲也監督)の川尻松子や 『誰も知らない』(04年是永裕和監督)の子供たちもかくやと思わせる。 借金まみれで行方知れずになった父親(大杉漣)、 働き過ぎて早死にした母親(鈴木沙羽)、 高校中退で粗暴な兄(塩谷瞬) …原作者ははじめ兄と妹の萌えストーリーを構想していたそうだが、 いつの間にやら不幸物語に知らず知らず突入してしまったそうで、 そんな原作のテイストがこの作品にも色濃く反映しているようだ。 とはいえ、東亜優ちゃんは少々可愛すぎる&可憐すぎるようにも思うが(苦笑)。 マジメでいい娘なのに、不幸に堕ちていってしまう。 そんな中で健気に生きようとする姿はついつい見入ってしまう。 制服とかがしゃんとしているところとか、 風呂に毎日入ってるとしか思えない髪の艶や肌の綺麗さは 不幸度を下げていると思うけど(ちょっと細かいか…苦笑)。 モンゴメリの『赤毛のアン』に対して「こんな上手くいくわけない」と 冷ややかでありながら、 その一方で初子が抱くささやかな小さな妄想のシーンがいい。 級友と机やいすのバリケードで隔たれるシーンなどは原作にはなく、 タナダユキ監督が加えた演出だそうだが、 そうした妄想の映像化に思わずドキッとする。 この監督、タダものではない。 ただし、Longislandさんが指摘しているように 唐突な父親の行動は、私もなくてもよかったと思う。 舞台となっている福山は、原作者松田洋子が幼少期に過ごした町だとのこと。 その寂れ方が妙にリアル。 ちなみに初子が数回口にする「やっちもなぁわ」という言葉は 「ろくでもない」といった意味らしいが、 広島弁(広島市を中心とした方言)ではない。 福山を中心とした方言なので、備後弁というべきか。 東亜優、タナダユキ、いずれも今後が楽しみ。


キャッチボール屋  

オトーサン、 「はじめて聞いたな」 このキャッチボール屋、案外商売になるかも。 でも、最近の公園は、残念なことに キャッチボールも、営業行為も禁止です。 何だか、世知辛いねぇ。 原題:キャッチボール屋(2005) 監督:大崎章 脚本:足立紳 Genre:Drama 上映時間:105分 あらすじ: タカシは、リストラされ故郷に帰り、 高校時代の野球部仲間と飲み過ぎて、 泥酔し、終電で東京に舞い戻る。 公園のベンチで目を覚ますと、 男に店番を頼まれる。 10分100円でキャッチボールの相手をする “キャッチボール屋”だ。 そんなタカシのもとに、色々な客がやってくる... 出演者: 大森南朋 ... 大山タカシ 寺島進 ... 坂本・サングラスの男 松重豊 ... 後藤 キタキマユ ... OL オトーサン、 「大森南朋くん、いいね」 飄々としていますが、演技でしょうか。 それとも、地なのでしょうか? その他の出演者: 庵野秀明 ... 先代キャッチボール屋 光石研 ... 帽子の男 水橋研二 ... 借金取り 内田春菊 ... 売店のおばさん 三浦誠己 ... 山田 康すおん ... 草野球の監督 峰岸徹 ... 監督 キム・ホジョン ... 東南アジア系の女 User Rating: 7.1/10( 198 votes) Yahoo! オトーサン、 「みんな癒しを求めているんだ」 User Reviews amuさん 2009年9月18日 そっと背中を押してくれるような作品 大森南朋、寺島進、松重豊っていうキャストと、 キャッチボール屋っていう題材に惹かれて観た。 後で、この監督がソナチネとかの助監督をしていたって知って、 この作品に惹かれた理由が分かった気がした。 この作品は、キャッチボールを通して、 つながっていく人の輪、そしてその人々との交流を描いている。 止まってしまった時間。 置き忘れてきてしまった思い。 進めないでいる自分。 取り返しのつかない夏を取り戻すために、 立ち止まっている人たちが、 自分ひとりでは動かせなかった時計の針を、 キャッチボールを通して動かしていく。 弱さも後悔も悩みも。 寄り道だって悪くない。 ゆっくりでいいんだって、 そう言ってもらった気がする。 オトーサン、 「ほのぼの映画批評も脱力感で勝負?」 ジーナさん 2008年5月13日 疲れている時には心地よい のどか、ほのぼの、マッタリという言葉がピッタリ。 何か事件が起こるでもなく、 ドラマティックな展開が待ち受ける訳でもない、 ただただ公園を訪れる人々とキャッチボール屋の交流を描いた作品だ。 主人公を演じた大森南朋の脱力感も作風に合っていてGOOD さらに怪しげなジャージ男に寺島進、 名前は知らないが毎日同じベンチに座る男や 頭は悪そうだが人の良さそうな借金取り、 いつも帽子をかぶっているオジサンに売店のオバちゃんを演じた内田春菊など キャスティングやキャラクターに味がある。 終盤の展開はチョット「らしくない」感じがしたが、 人々との関わりをキャッチボールに置きかえて終始描いている点は好印象。 ゆるゆる映画が苦手な方には絶対的に不向きですが、 好きな方にとっては日々の疲れを癒してくれる作品となるでしょう。 なんか・・・公園に行きたい・・・(笑)


深呼吸の必要  

オトーサン、 「変な題名だな」 "深呼吸"で終わらずに、"必要"を加えたのは、 結果的に成功しています。 だって、坂を上るときに、深呼吸が"必要"と 言い聞かせるようになりました(笑) 原題:深呼吸の必要(2004) 監督:篠原哲雄 脚本:長谷川康夫 Genre:Drama 上映時間:123分 あらすじ: 沖縄に5人の男女がやってくる。 彼らはみな“キビ刈り隊”に応募して、 農家を手伝いサトウキビを刈り取るアルバイトだ。 5人はそれぞれ言いたくない事情"を抱えていた 5人を迎えたのは年老いた平良夫妻と常連の豊。 彼らは豊の指示の下、35日間で7万本のサトウキビを刈り取る。 だが、5人は慣れない仕事にもたつくばかり。 先輩ヅラの豊にも苛立ちを募らせていく。 そんな中、事件が起こる。 嵐の晩、港へ出掛けた豊が運転を誤って大怪我したのだ。 離島ゆえに医者はいない。 その時、修一が、医者だったと名乗り出る。 出演者: 長澤まさみ .... 土居加奈子 谷原章介 .... 池永修一 香里奈 .... 立花ひなみ 成宮寛貴 .... 西村大輔 大森南朋 .... 田所豊 金子さやか .... 川野悦子 久遠さやか .... 辻元美鈴 北村三郎 .... 平良誠(おじぃ) 吉田妙子 .... 平良ツル(おばぁ) オトーサン、 「みんな違って、みんないい」 おじぃとおばぁの雰囲気、最高の演技でした。 User Rating: 7.8/10( 745 votes) Yahoo! オトーサン、 「時宜に適したメッセージだ」 ビリでも、深呼吸すれば、楽になる。 User Reviews T/Nさん 2005年5月10日 なんくるないさー 「あんたたちが心配することないよお」 「なんくるないさー。みんな随分うまくなったさー」 あと10日しか残ってなくて心配する悦子 (ホントはいい子だったって 金子さやかおいしいキャスティングだったね)に対し、 どの程度役に立ってるんだか分からないけど自分を認めてくれる、 褒めてくれるおじいとおばあ。 せちがらい日常の中で他人事ながら涙がでそうになったさー。 感謝って大切だよねやっぱと優しく教えてくれる作品。 のどかな民家や青空と海とサトウキビ畑などがたっぷり見れて 久しぶりにワイド画面の良さを実感。 ストーリー的にはあのエンディングもありかと思うが、 それぞれのその後も見てみたい気にさせる秀作。 長澤まさみのキュートさが生かしきれてないのは非常に残念だったが、 美しすぎる香里奈の存在感で作品のイメージが品良く仕上がった感じです。 かしこ オトーサン、 「そうか、若手がブレイクしたのか」 監督の指導も、よかったのでしょうね。 ひろちゃん2001さん 2010年10月30日 新人だった出演者が皆ブレイクした 二回目の観賞である。 今見ると、当時若手であった香里奈、谷原、成宮、長澤が、 今ではすっかりと売れっ子になっているのに吃驚とする。 監督が、先見の明があったのであろう。 再見で感じたのは、 ・ナチュラルというよりも、ドキュメントに近く、  上記の派手な役者をひたすら地味に描くので、  役者としての個性は殺している。 ・谷原の気障っぷりもなく、成宮は陰に籠っているので  今のイメージとかなり隔たりがある。 ・主役=香里奈であるのに、特別目立つようには描かれていない。 ・そうやってキャラを演じさせないで、  「今、ここでバイトしている若者」を際だたせる事に成功している。


カプリコン・1  

オトーサン、 「何だろうな?」 なにかゲームソフトの名前のような気がします。 アポロの月面着陸には、捏造説が絶えません。 そんなことを知ってみると、にやりとするでしょう。 原題:Capricorn One (1977) 監督・脚本:Peter Hyams Genre:Drama /SF /Thriller Country:USA / UK Language:English 上映時間:123分 あらすじ: ヒューストン。 有人火星宇宙船の打ち上げ。 乗組員は、ブルーベーカー、ウィリス、ウォーカー。 発射5分前、ハッチが開き、3人は船外に連れ出される。 5分後、カプリコン・1は、火星へ向かって飛び立つ。 一方、3人を乗せたジェット機は砂漠の格納庫わきに着陸。 NASAのケラウェイ所長が出迎え、 生命維持装置に故障が発見されたが、 今さら計画の中止は出来なかったと告げる。 家族の安全は保証出来ないと脅迫され、 格納庫内の火星表面のセットで芝居をさせられる。 人類史上初の成功のTV中継をみて、ブルーベーカーの妻らは喜ぶ。 だが、交信内容に新聞記者コールフィールドは疑問を抱く... 出演者: Elliott Gould ... Robert Caulfield(コールフィールド) James Brolin ... Charles Brubaker(乗組員ブルーベーカー) Sam Waterston ... Peter Willis(乗組員ウィリス) O.J. Simpson ... John Walker(乗組員ウォーカー) Hal Holbrook ... Dr. James Kelloway(ケラウェイ所長) Brenda Vaccaro ... Kay Brubaker(ケイ) オトーサン、 「地味な俳優だが、いい持ち味だね」 ELLIOT GOULD エリオット・グールド 誕生日 1938/8/29 出身 米ニューヨーク・ブルックリン ブロードウェイの見習いから始め、 ロンドンのウエストエンドなどの数多くの舞台を経験。 64年「The Confession」で映画デビュー。 69年「ボブ&キャロル&テッド&アリス」でアカデミー賞助演男優賞ノミネート。 テレビの「サタデー・ナイト・ライブ」でエミー賞受賞。 出演作 1969年「ボブ&キャロル&テッド&アリス」 1970年「M★A★S★H」「…YOU…」「殺人狂想曲」 1971年「くたばれ!ダーリン」「愛のさすらい」 1973年「ロング・グッドバイ」「破壊!」 1974年「ス★パ★イ」 1975年「キャッシュ」「ナッシュビル」 1976年「可愛い女」「ニューヨーク一獲千金」 1977年「遠すぎた橋」「カプリコン1」 1978年「サイレント・パートナー」「マチルダ」 1979年「オフサイド7」「レディ・バニッシュ/暗号を歌う女」      「マペットの夢見るハリウッド」 1980年「マンハッタン・ラプソディー」「ダーティ・トリック」 1981年「デビルとマックス/天使か悪魔か?」 1982年「結婚の法則」(TM) 1983年「黄昏のブルックリン・ビレッジ」 1984年「顔のない男<露骨な顔>」「マペットめざせブロードウェイ」      「消えた花嫁」(TM) 1987年「ジョーカー/復讐の切り札」 1988年「ザ・テレフォン」 1989年「マリーナの甘い生活」「悪魔の事件簿」「ジャッジメント」 1990年「デッドメン・ドント・ダイ」 1991年「バグジー」「デザート・ソルジャー」(TM) 1992年「ザ・プレイヤー」 1993年「夢で逢えたら」 1994年「グラス・シールド」「ザ・デンジャラス/地獄の銃弾」 1995年「スウィート・ダンス」「パワーゲーム」「見せたがる女」 1997年「ジョンズ」「バッド・デイズ」「シャイニング」(TM) 1998年「アメリカン・ヒストリーX」◆「ビッグ・ヒット」 1999年「ヴァージン・ハンド」 2000年「クレアの恋愛協奏曲」(TM) 2001年「オーシャンズ11」 2004年「オーシャンズ12」 2007年「オーシャンズ13」 その他の出演者: Karen Black ... Judy Drinkwater Telly Savalas ... Albain David Huddleston ... Hollis Peaker David Doyle ... Walter Loughlin Lee Bryant ... Sharon Willis Denise Nicholas ... Betty Walker Robert Walden ... Elliot Whitter James Sikking ... Control Room Man Alan Fudge ... Capsule Communicator User Rating: 6.7/10( 7,231 votes) IMDb User Rating: 8.1/10( 407 votes) Yahoo! オトーサン、 「愉快な名画だ」 User Reviews Jonathon Dabellさん Wakefield, England 2003年2月10日 エキサイティングなスリラー これは、興味深くエキサイティングな映画だ。 よくできた筋書きとテンポの早い脚本、 豪華キャストが元気に演じている。 (略 あらすじ紹介) もっともらしい作り話が破綻する。 再突入時に、シャトルが燃えつきたからだ。 エリオット・グールドがここで登場する。 騒がしい記者として一連の疑惑を解明していく。 この映画は、恐らくピーター・ハイアムズの最高傑作だろう。 独創的な筋書きで、新鮮で活気に満ちている。 演技の多くは、よくできているが、 クライマックスは、ややスポイルされている。 カメオ出演のテリー・サバランがコミカルに演じすぎている。 不幸な宇宙飛行士3人は、自信にみちた演技をしている。 家族や世間を裏切る羽目になるのだ。 エリオット・グールドは、 機知に富み、頭の回転の速い記者を演じている。 彼のキャリアのなかでも、一番色鮮やかな役だろう。 オトーサン、 「そう、賞をもらってもいいはず」 hiraさん 2005年8月11日 無冠の帝王 最初観たときはこんな面白い作品があったのかと驚いたものですが、 今回DVDで観ましたがその印象は変わりません。 実はこの作品は全くの無冠。 つまり賞を何にも貰ってないわけで残念な話であります。 まあ名作はオスカーで計るものではありませんから、 余計なことかもしれません。 この作品の面白い点は、宇宙飛行士の逃亡劇だけでなく エリオット・グールド演じる記者の眼からも描いていることです。 このお陰でグッといい作品に仕上がりました。 テリー・サバラン演じる複葉機のパイロットとの絡みもいいじゃないですか。 ラストの複葉機とヘリのチェイスは圧巻の一言。 78年当時にあれだけ凄いアクションシーンを生み出せたのだから、 ハイアムズは天才ですよ。 CGなんて要りませんよ、本当。 願わくば劇場で観たかった・・・。 ジェリー・ゴールドスミスの音楽も素晴らしいです。 緊張感あふれるメインテーマも良いですが、 ラストに流れる感動的な音楽も凄くいいですね。 万人におすすめできる傑作であります。 オトーサン、 「この監督、どういうひと?」 若いときに、ヒットを飛ばすと、あとが苦しくなる。 そんな典型的な監督のようです。 PETER HYAMS  ピーター・ハイアムズ 誕生日 1943/7/26 出身 米ニューヨーク 父親はロシア系ユダヤ人の血を引くブロードウェイのプロデューサー。 1974年、映画「破壊!」でテビュー。 1978年、「カプリコン・1」がヒットし注目された。 サスペンス描写に評価が高く、 スコープ・サイズの画面にこだわり続けている。 スタンリー・キューブリックに私淑した「2010年」は 監督・製作・脚本・撮影を兼任した。 監督作 1974年「破壊!」「さらばハイスクール」 1978年「カプリコン・1」 1979年「ハノーバー・ストリート/哀愁の街角」 1981年「アウトランド」 1983年「密殺集団」 1984年「2010年」 1986年「シカゴ・コネクション/夢見て走れ」 1988年「プレシディオの男たち」 1990年「カナディアン・エクスプレス」 1992年「カウチポテト・アドベンチャー」 1994年「タイムコップ」 1995年「サドン・デス」 1997年「レリック」 1999年「エンド・オブ・デイズ」 2001年「ヤング・ブラッド」 2005年「サウンド・オブ・サンダー」 2009年「ダウト 偽りの代償」


ゴー!★ゴー!アメリカ/我ら放浪族  

オトーサン、 「イージーライダー気取りか」 バイクでなく、豪華モーターホームで放浪するのは、 イージー過ぎませんか? イージーにお金が入った世代を象徴する映画です。 原題:Lost in America (1985) 監督:Albert Brooks 脚本:Albert Brooks/Monica Mcgowan Johnson Genre:Comedy 上映時間:91分 あらすじ: デービッドは有力広告代理店のクリエーティブ・ディレクター。 リンダは、某企業の人事部長。 2人は、エリート人生を満喫し、新居やベンツ購入を計画していた。 だが、常務昇進を拒まんだ上司を罵倒し、クビになった デイビッドは、リンダも辞職させ、人生をやり直すことに。 まず、モーターホームを購入し、ラスベガスへ向かう。 イージーライダーを気取っていたのだが... 出演者: Albert Brooks ... David Howard (デービッド) Julie Hagerty ... Linda Howard (リンダ) Michael Greene ... Paul Dunn, David's boss at Ross & McMahon (上司) Garry Marshall ... Desert Inn Casino Manager(カジノのマネージャー) オトーサン、 「はまり役だ」 アルバート・ブルックスも、ジュリー・ハガティも、 さほど有名でなく、美男美女でもなく、 どこにでもいそうな男女というところがいいですね。 ALBERT BROOKS  アルバート・ブルックス 誕生日 1947/7/22 出身 米カリフォルニア州ロサンゼルス 父のハリー・アンシュタインはラジオのコメディアン。 カーネギー工業大学の演劇科に学び、 67年にスティーブ・アレン・ショーで漫談をやり、芸能界に入る。 1976年「タクシー・ドライバー」で映画デビュー。 87年「ブロードキャスト・ニュース」でアカデミー賞助演男優賞にノミネート。 監督としても「あなたの死後にご用心!」「ハリウッド・ミューズ」などを手がけている。 出演作 1976年「タクシー・ドライバー」 1980年「プライベート・ベンジャミン」 1983年「トワイライトゾーン 超次元の体験」 1984年「殺したいほど愛されて」 1985年「ゴー!★ゴー!アメリカ/我ら放浪族」 1987年「ブロードキャスト・ニュース」 1991年「あなたの死後にご用心!」 1994年「ハリウッド・トラブル」「スカウト」 1996年「ミスター・コンプレックス/結婚恐怖症の男」 1998年「アウト・オブ・サイト」◆「ドクター・ドリトル」(声) 1999年「ハリウッド・ミューズ」◇ 2001年「マイ・ファースト・ミスター」 2003年「セイブ・ザ・ワールド」◇「ファインディング・ニモ」(声) JULIE HAGERTY  ジュリー・ハガティ 誕生日 1955/6/15 出身 米オハイオ州 出演作 1968年「おかしな二人」 1974年「フロント・ページ」 1980年「フライング・ハイ」 1986年「ニューヨーカーの青い鳥」 1991年「おつむてんてんクリニック」 1993年「ボーン・イエスタディ」 1997年「Uターン」 1999年「ストーリー・オブ・ラブ」「メル」 2001年「フレディのワイセツな関係」 2002年「Bridgit ブリジット」 2006年「アメリカン・ピーチパイ」 その他の出演者: Sylvia Farrel ... Sylvia, Receptionist at Ross & McMahon Tina Kincaid ... Model Candy Ann Brown ... David's Secretary Maggie Roswell ... Patty, Linda's Coworker at Broadway Hans Wagner ... Hans, Mercedes Salesman (on phone) (voice) Brandy Rubin ... Paul Dunn's Secretary Tom Tarpey ... Brad Tooley, Ford Account guy from New York Office Robert Hughes ... Security Guard at Ross & McMahon Raynold Gideon ... Ray, Friend making toast at farewell party John Di Fusco ... Motorcyclist on freeway flipping the bird Michael Cornelison ... Front Desk Clerk at Desert Inn Radu Gavor ... Bellman at Desert Inn User Rating: 6.9/10( 2,768 votes) IMDb オトーサン、 「親しみを感じるな」 User Reviews pleiades10さん woodbridge, VA 2000年12月27日 素敵なコメディ、80年代のタイムカプセルだ この映画、見たいと思ってはいたが、 レンタルまでは踏み切れなかった。 数週間前、ついに見ることができて、好きになった。 アルバート・ブルックスとジュリー・ハガティの クラシックなヤッピー役は、カンペキだった。 奇妙なめぐりあわせで、旅に出る。 映画の出だし。 ブルックスが上司に幻滅するシーンは、出色だ。 中西部での、職安でのやりとりも、同様だ。 「年に、$100,000の仕事のリストをみましょうか?」 ブルックスもいい。 ごたくを並べて、カジノのオーナーにかけあうシーン、 ハガティと喧嘩して、巣も卵の区別も分からないのかとなじるシーン。 「これからは、小鳥は地面を整地するのか!!!, 朝飯前だというのに、安易すぎる!!!!」 いいせりふといいシーンは、ブルックスがやっているが、 ハガティもなかなかいい。 内気で、正直な妻だが、その大失敗で、映画の方向が変わるのだ。 唯一不満なのは、1時間半は短すぎる。 2人は、NYに戻ることを決めるが、 帰路に、もうひとつ変わったシーンがあってもよかった。 エンディングをやや急ぎ過ぎた感がある。 だが、ささいな不満に過ぎない。 この名画、繰り返し見るに値いする。 オトーサン、 「中流階級の夢か」 さすらい2さん 2006年1月7日 淡く儚き夢 転勤命令に怒って上司と大ゲンカした中流階級人のデヴィッドは、 自由に生きるため、蓄財を現金に変え、移動式住居を購入。 「イージー・ライダー」気取りで家族を連れアメリカ横断の旅に出てしまう。 そしてまずはラスベガスへと。 だが、すぐに理想と現実の狭間で苦しむことに…。 アメリカでは「コメディといえばこれ!」と長い間語り草となっている伝説のコメディ映画。 皮相的かつ同情的に中流階級を抉っているところが今だ変わらぬ人気の秘密のようだ。 出世に失敗したことで会社を辞めた男。 これまで貯めてきたお金で移動式住居を買い、旅に出る。 アメリカという国と己自身をもっと知るための旅である。 そして早速、ラスベガスで己を知ることになる^^。 へそくりを使っての旅というところが現実的なおかしさを醸し出している。 一念発起して自分探しの旅に出たはいいが、 所詮、中流階級は中流階級っていう展開が日本人にも通じるところがあって面白い。 現実感のない夢を見て、たとえそれを実行できるチャンスが来たとしても、 たどり着くところは以前いた場所(地位)より低いところ。 まったく同感。 人間とはどうしてこうも淡く儚き夢を見るのだろう。


エクリプス/トワイライト・サーガ  

オトーサン、 「どうしようかなぁ?」 IMDBのスコアが低かったのですが、 TVで第1作を放映していたので、見に行きました。 あと5本見ると、月間フリーパスがもらえるのです。 原題:Eclipse (2010) 監督:David Slade 原作:Stephenie Meyer 脚本:Melissa Rosenberg Genre:Drama / Fantasy / Romance 上映時間:125分 あらすじ: 一刻も早くヴァンパイアに生まれ変わりたいベラ。 それに対してエドワードのほうは、 ベラにできるだけ長く人間としての生を謳歌させたいと 結婚を申し込む。 そんななか、エドワードの仇敵であるヴァンパイアの ヴィクトリアが後ろで糸を引き、ヴァンパイア集団に 独特の血の匂いを発するベラを狙わせる。 エドワードらは、宿敵オオカミ族のジェイコブとも組んで、 ヴァンパイア集団を迎え撃とうとする... 出演者: Kristen Stewart ... Bella Swan(ベラ) Robert Pattinson ... Edward Cullen(エドワード) Taylor Lautner ... Jacob Black(ジェイコブ) Bryce Dallas Howard ... Victoria(ヴィクトリア) オトーサン、 「エドワードが自然体になってきたね」 第1作では、吸血鬼にみせようとして、白塗りしすぎでした。 KRISTEN STEWART  クリステン・スチュアート 誕生日 1990/4/9 出身 米カリフォルニア州 2001年「THE SAFETY OBJECTS」で映画デビュー。 2001年「パニックルーム」のジョディ・フォスターの娘サラを演じた。 出演作 2001年「パニックルーム」◆ 2003年「コールド・クリーク 過去を持つ家」 2004年「ミッションX」◇「アンダートウ 決死の逃亡」 2005年「ザスーラ」◆ 2007年「ゴースト・ハウス」◇      「ランド・オブ・ウーマン/優しい雨の降る街で」      「イントゥ・ザ・ワイルド」 2008年「トワイライト−初恋−」◇ 2009年「ニュー・ムーン/トワイライト・サーガ」 2010年「エクリプス/トワイライト・サーガ」 ROBERT PATTINSON  ロバート・パティンソン 誕生日 1986/5/13 出身 英ロンドン 2004年「THE SWORD OF XANTON」で映画デビュー。 舞台ではバーンズ・シアター・グループの一員として 「わが町」「エニシング・ゴーズ」「ダーバービル家のテス」などに出演。 2005年「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」の セドリック・ディゴリー役で出演。 2008年「トワイライト−初恋−」では主役を演じる。 出演作 2004年「ニーベルングの指環」(TM) 2005年「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」◆ 2007年「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」 2008年「トワイライト〜初恋〜」◇「真夜中のギタリスト」 2009年「ニュー・ムーン/トワイライト・サーガ」 2010年「エクリプス/トワイライト・サーガ」 TAYLOR LAUTNER  テイラー・ロートナー 誕生日 1992/2/11 出身 米ミシガン州 6歳から空手スクールに入り、 8歳の時、世界空手チャンピオン7度に輝くマイク・チャットに弟子入り 世界空手協会12歳以下の部門にアメリカ代表として選出される。 ジュニア・ワールド・フォームス・アンド・ウェポンス・チャンピオンとなり、 3つの金メダルを獲得。 武道で活躍する一方、7歳の時に武道の師の勧めで CMのオーディションを受け始め、役者を目指す。 10歳の時にはオーディションをいつでも受けられるように 家族とロサンゼルスへ移住。 映画では2005年「シャークボーイ&マグマガール3−D」で シャークボーイを演じた。 出演作 2005年「シャークボーイ&マグマガール3−D」 2008年「トワイライト〜初恋〜」 2009年「ニュー・ムーン/トワイライト・サーガ」 2010年「エクリプス/トワイライト・サーガ」 その他の出演者: Xavier Samuel ... Riley Anna Kendrick ... Jessica Michael Welch ... Mike Christian Serratos ... Angela Jackson Rathbone ... Jasper Ashley Greene ... Alice Cullen Paul Jarrett ... Mr. Biers Iris Quinn ... Mrs. Biers Sarah Clarke ... Renee Peter Facinelli ... Dr. Carlisle Cullen Elizabeth Reaser ... Esme Cullen User Rating: 4.8/10(38,089 votes) IMDb User Rating: 6.8/10( 317 votes) Yahoo! オトーサン、 「これもYahoo!のほうが高いな」 因みに、IMDbのvote分布は以下の通リでした。 -18歳 5.4   2,666人 18-29歳 4.7   26,530人 30-44歳 4.8    6,438人 45歳- 4.7 1,116人 この映画、女性向きのようです。 男性    4.3 23,758 女性 6.4 13,017 User Reviews nguyencs2さん United States 2010年6月30日 いいが、欠けている この原作は、お気に入りだ。 男だから、アクション、ロマンス、ドラマ、サスペンスを 完璧にブレンドしていると思う。 映画は、できるかぎり、原作に忠実だが、 原作のよさが欠けているように思う。 演技は、前2作より絶対にいいと思う。 ベラは、依然としてやや危なっかしい。 エドワードは、よくなっている。 何回か笑った。 他の登場人物のフラッシバックもあった。 だが、魔力が欠けている。 この映画に欠けてるのは、サスペンスと相性だろう。 三角関係が戻ってきて、やや面白くなり、 3人の相性がやや改善されている。 だが、まだ、相性が欠けていると思う。 まぶしすぎるのだ。 しばしば、ふりかえって、原作を読み直すことがある。 映画館でみたものを再確認するのだ。 私見だが、言葉が多すぎる。 何か起きているかは、映像や演技で語るべきだ。 原作のクライマックスは、原作を好きにしてくれたのだが、 映画は、そうではなかった。 クライマックスには、失望した。 公園を歩くなんて、雰囲気に合わない。 この映画、映画館で見たほうがいいと思うが、 DVDのリリースを待つのもいいだろう。 オトーサン、 「ジェイコブのほうがいいのに...」 どう考えても、彼のほうが安全パイです。 ASHさん 2010年11月7日 ベラの気持ちは変わるかもしれない というわけで、「エクリプス」。 日本ではこのシリーズの人気はあまりないからなのか、 最寄のシネコンでは上戸彩による吹き替え版での上映のみ。 こうでもしないと客が来てくれないという事情は察するが、 選択の自由が利かないというのもなんだかなぁ…。 本編上映前に、前2作の<あらすじ>を流してくれるのは、 まあ、ありがたいサービスだけどね。 サーガってのは続編と違って、 よほどのファンでもない限り時間を空けて観ちゃうと お話の繋がりや登場人物の関係が思い出せなくなったりと厄介なものだが、 この<あらすじ>のお陰で3作目にスンナリと入り込める。 2作目のラストでベラにプロポーズしたエドワードだが、 果たしてベラが出した答えは?!  というのがこの3作目のお楽しみ要素なのだが…。 ベラをめぐるエドワードとジェイコブの三角関係に拍車がかかる!  気持ちはエドワードに傾いてはいるものの、 ジェイコブの熱い想いにベラのハートも揺れる。 このじれったい展開は2作目よりもさらに上回る。 ベラの血を求めてビクトリアとニューボーン (吹き替え版では「新生者」)が結託して迫ってくるという 本来ならスリリングな展開が、なんだかどうでもよくなっちまう。 とはいえ、この危機が三角関係を大きく左右することになるのだが。 どうもね、優位に立っているエドワードよりも、 燃えるような熱い想いの丈をストレートにぶつけてくるジェイコブの方に、 僕は肩入れしたくなる。 そんな彼の気持ちをなかなか受け止めてくれないベラだが、 ジェイコブは彼女が心変わりすることを信じている。 押しの一手でなんとかベラのハートを自分に向けさせようとするジェイコブの姿に 男子的にはグッとくるもんがある。 ベラがバージンをエドワードに捧げようとするくだりなんて、 観ていて思わず拳を口に当てちまったよ!! 恋愛映画の要素が極端に強いため、 ホラー映画の要素を期待しちゃうと ガッカリすること間違いなしのシリーズだが、 今回は少しばかり残酷描写が増えている。 とはいっても、ホラー映画ファンの欲求を満たすようなレベルではないが、 クライマックスの壮絶な死闘では腕がもげる、首がもげると凄惨!  でも、彫刻にひびが入って割れるといった感じで血も流れない。 ここら辺のマイルドさは少女向けを配慮した結果だからなのかは知らん。 今回の監督に抜擢されたデヴィッド・スレイドは 同じヴァンパイア映画である前作「30デイズ・ナイト」が 相当に血みどろだっただけに、 この少女向けヴァンパイア映画でも同じようなことをしてるんじゃないかと 期待(懸念?)したけど、シリーズのカラーにちゃんと合わせていたみたいね。 ヴァンパイアが集団で襲ってくるシーンは「30デイズ」をなんとなく彷彿させる。 集団を真上から捉えた俯瞰の画は、「30デイズ」にも出てくるもんね。 こういうお話に興味がない人は 「兎に角クダラナイ」の一言で済ませてしまうかもしれないが、 ホラー映画としてではなく青春ロマンス映画として見ると このじれったい展開が堪らなくもある。 が、チト引っ張りすぎな感もあるわな。 3作目のラストでは結婚式の取り決めで大いに盛り上がるベラとエドワードだが、 だとしたら瀕死の重傷を負ったジェイコブが救われなさ過ぎ。 この三角関係の決着は4作目「Breaking Dawn」までお預けとは…。 しかし、ジェイコブは想いも熱いが体温までも熱いとは驚き。 猛吹雪でベラはガタガタ震えているってのに、 ジェイコブは上半身裸で登場するのには笑ったわ。 ひとりの女性を取り合う仲だが、 同士としての束の間の友情が芽生えるくだりは青臭くってなんか微笑ましい。 ※まァ〜た、アナ・ケンドリックスの名前をデータからオミットしてやがんなぁ。 オスカー候補にまでなった新進女優が、 端役として律儀に出演してくれてるんだから載せてあげようよぉ。 今回は出番は少ないが、どこか親しみの湧くあのルックス、やっぱ可愛ぇわ。


トワイライト〜初恋〜  

オトーサン、 「知らなかったな」 トワイライトシリーズって、有名なのですね。 これは、記念すべきシリーズの第1作です。 原題:Twilight(2008) 監督:Catherine Hardwicke 原作:Stephenie Meyer 脚本:Melissa Rosenberg Genre:Drama / Fantasy / Romance 上映時間:122分 あらすじ: 17歳のベラは、雨と霧の町フォークスへ。 母親の再婚で、警察署長の父のもとで新生活を始める。 転入先の高校で、特別な雰囲気のエドワードに出会う。 だが、彼はベラを避け続ける。 なぜそうするのだろう? たが、あるときエドワードに命を助けられる。 彼は、人間離れした力をもっていたのだ。 出演者: Kristen Stewart ... Bella Swan(ベラ) Robert Pattinson ... Edward Cullen(エドワード) Billy Burke ... Charlie Swan(チャーリー) Peter Facinelli ... Dr. Carlisle Cullen(カレン先生) オトーサン、 「新しいスター誕生だ」 基調は暗さ。底知れぬ暗さ。 それが若い世代に受けたのでしょうね。 KRISTEN STEWART  クリステン・スチュアート 誕生日 1990/4/9 出身 米カリフォルニア州 2001年「THE SAFETY OBJECTS」で映画デビュー。 2001年「パニックルーム」のジョディ・フォスターの娘サラを演じた。 出演作 2001年「パニックルーム」◆ 2003年「コールド・クリーク 過去を持つ家」 2004年「ミッションX」◇「アンダートウ 決死の逃亡」 2005年「ザスーラ」◆ 2007年「ゴースト・ハウス」◇      「ランド・オブ・ウーマン/優しい雨の降る街で」      「イントゥ・ザ・ワイルド」 2008年「トワイライト−初恋−」◇ 2009年「ニュー・ムーン/トワイライト・サーガ」 2010年「エクリプス/トワイライト・サーガ」 ROBERT PATTINSON  ロバート・パティンソン 誕生日 1986/5/13 出身 英ロンドン 2004年「THE SWORD OF XANTON」で映画デビュー。 舞台ではバーンズ・シアター・グループの一員として 「わが町」「エニシング・ゴーズ」「ダーバービル家のテス」などに出演。 2005年「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」の セドリック・ディゴリー役で出演。 2008年「トワイライト−初恋−」では主役を演じる。 出演作 2004年「ニーベルングの指環」(TM) 2005年「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」◆ 2007年「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」 2008年「トワイライト〜初恋〜」◇「真夜中のギタリスト」 2009年「ニュー・ムーン/トワイライト・サーガ」 2010年「エクリプス/トワイライト・サーガ」 その他の出演者: Elizabeth Reaser ... Esme Cullen Cam Gigandet ... James Ashley Greene ... Alice Cullen Christian Serratos ... Angela Anna Kendrick ... Jessica Stanley Nikki Reed ... Rosalie Hale Taylor Lautner ... Jacob Black Kellan Lutz ... Emmet Cullen Jackson Rathbone ... Jasper Michael Welch ... Mike Newton Gil Birmingham ... Billy Black User Rating: 5.6/10( 122,199 votes) IMDb User Rating: 7.3/10(  1,659 votes) Yahoo! オトーサン、 「Yahoo!のほうが高いスコアだ」 因みに、IMDbのvote分布は以下の通リでした。 -18歳 5.7 6385人 18-29歳 5.6 83428人 30-44歳 5.6 20964人 45歳- 5.9 3782人 User Reviews cligutanさん United States 2008年11月19日 あるがままの映画を楽しもう 原作と映画を比べるなんてムダなことをするなかれ。 そんなことをしていると、映画そのものの楽しみが消えてしまう。 もし、原作の"Midnight Sun"を読んでいれば、 エドワードの反応などがよく分かるだろう。 こいつは、これまで見たなかで最高の映画だ。 できるだけ原作に忠実につくられている。 原作を読んでいない映画狂を楽しませようと、 わずかな変更しか加えていない理由がよく分かる。 ちがうのだが、許容範囲なのだ。 原作の解釈が好きだ。 10代向け映画だから、時にやや安手になるのも仕方がない。 だけど、原作は、10代向けだったのに、 より幅広い読者層を得ている。 監督は、いい仕事をしたと思う。 次作「ニュームーン/トワイライト・サーガ」に期待したい。 オトーサン、 「続編があるのか?」 ジーナさんのお蔭で、このシリーズを知りました。 ジーナさん 2009年12月2日 続編が楽しみ ヴァンパイアと人間の純愛をメインに設けつつ、 対峙するヴァンパイアの別の種族を登場させたり、 元は狼だと言う先住民や友人・家族愛なども程よく絡んでいるのがイイですね。 ただ・・・エドワードのお仲間であるヴァンパイアたちに スポットを当てきれていないのが残念だったかな? 次回作で彼らの性格や心情なんかが描かれるのかもしれないけど、 第一弾の時点でそれぞれの個性ぐらいは掴んでおきたかったです。 野球をするヴァンパイア一家っていうのはお茶目だったけど(笑) これまでのヴァンパイア映画とは違った彼らの習性を観られるのも面白いですね。 個人的には太陽のくだりにチョット感動しました。 人間との共存に関しても、これまでとは違った見方になっていて好感が持てました。 ベジタリアン・・・上手いこと言いますね〜 アクションシーンはスピーディで良かったですが、 一つ一つの身体のポジションがイマイチ格好良くないんですよね(爆) 特に四つ這えの体勢。 木登りとかチョット笑えます。 自分の中に初めて芽生えた欲求や感情に悩まされるエドワードの心情描写も効果的でした。 おかげで感情移入も容易でしたね。 内向的で風変わりなヒロインを演じたクリステン・スチュワートは 子役のイメージがまだチラつきますが、 彼女の影を背負った雰囲気がキャラに合っていましたし チョットした仕草に色気もあってこの世界観にハマっていたと思います。 シャープな彼女の顔立ちに吸血鬼の牙はきっと映える事でしょう(爆) ロバート・パティンソンが美男子と言えるのかは個人的に疑問ですが、 謎めいた雰囲気が出ていてGOOD しかしヴァンパイアの白塗りメイクに関しては、 「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」のアントニオ・バンデラス並みの違和感でした(爆) 役得でしょうが、ヒロインのピンチに必ずやってくる姿はまさに王子様で、 守られたい願望のある女子の乙女心はキュンキュンするでしょうね(笑) もちろん乙女心を壊さないために、血をススるような下劣な真似はいたしません。 都合の良さはだらけですが、 古くから言い伝えられてきた吸血鬼に新しい見解を吹き込んだ 青春ヴァンパイアラブストーリーとして十分楽しませていただきました。 キレイな映像に絶妙な音楽、速いテンポにヴァンパイア映画独特のムード、 そして学園モノらしい爽快感を味わえるお得な作品です。 男性よりも完全に女性向けの作品ですが、 少女マンガを読める男性なら楽しめるかもしれません。 とにかく恋する乙女のために至れり尽くせりな設定変更&ストーリー展開です(笑) 基本的にそれらは許容範囲内でしたが、 クッサイ台詞の数々は甘すぎて胃もたれしました(爆)


悪霊喰  

オトーサン、 「怪し気な邦題だな?」 これでは、B級どころか、D級映画です。 でも、主演は、あの名優ヒース・レジャー。 信心深いひとは、必見でしょう。 原題:The Order (2003) 監督・脚本:Brian Helgeland Genre:Action/ Mystery / Thriller 上映時間:102分 あらすじ: ニューヨークの司祭アレックスは、 恩師がローマで急死したことを伝えられローマに飛ぶ。 恩師の遺体発見現場で幼い兄妹の悪霊に遭遇する。 キリストが用いたアラム文字も。 何らかの儀式が執行されたと確信したアレックスは、 心に傷を負う女性マーラと調査を開始する。 教会からの激しい逆風の中、“罪食い"に行き当たる。 それは、臨終の淵にある者の罪を食べ、魂を天へと導く存在。 罪人を天へ導く行為は、教会では異端だ。 真相に迫れば迫るほど、アレックスとマーラに悪霊が襲いかかる.... 出演者: Heath Ledger ... Alex Bernier(アレックス) Shannyn Sossamon ... Mara Sinclair(マーラ) Benno Furmann ... William Eden(イーデン) Mark Addy ... Thomas Garrett(トーマス) Peter Weller ... Driscoll(ドリスコル) オトーサン、 「惜しい役者を失ったな」 ヒース・レジャー、演技の切れ味は、天下一品でしょう。 HEATH LEDGER  ヒース・レジャー 誕生日 1979/4/4-2008/1/22 出身 オーストラリア・パース 姉の影響で10歳の時に劇団に参加して俳優としてのキャリアをスタート。 テレビ・シリーズではフォックスの「ROAR」、 映画は97年「ブラックロック」で本格デビュー。 2005年「ブロークバック・マウンテン」のイニス・デルマー役で アカデミー賞とゴールデングローブ賞の主演男優賞にノミネート。 2008年「ダークナイト」のジョーカー役で ゴールデングローブ賞とアカデミー賞の助演男優賞受賞。 2005年、女優ミシェル・ウィリアムズとの間に長女誕生。 2007年破局。 2008年1月、ニューヨークの自宅で、薬物中毒死。 出演作 1997年「ブラックロック」「ポーズ!おしゃべりパソコン犬危機一髪!」 1999年「トゥー・ハンズ 銃弾のY字路」「恋のから騒ぎ」 2000年「パトリオット」◇ 2001年「ROCK YOU![ロック・ユー!]」◇      「チョコレート」◆ 2002年「サハラに舞う羽根」◇ 2003年「悪霊喰」◇「ケリー・ザ・ギャング」◇ 2005年「ブラザーズ・グリム」◇「ロード・オブ・ドッグタウン」「カサノバ」      「ブロークバック・マウンテン」◇ 2007年「Candy キャンディ」◇「アイム・ノット・ゼア」 2008年「ダークナイト」◇ その他の出演者: Francesco Carnelutti ... Dominic Mattia Sbragia ... Apathetic Bishop Mirko Casaburo ... Little Boy Giulia Lombardi ... Little Girl Richard Bremmer ... Bookstore Owner Cristina Macca ... Sister Franca Paola Emilia Villa ... Sister Marie Rosalinda Celentano ... Faraway Eyes Girl Alessandra Costanzo ... Eden's Maid Paolo Lorimer ... Englishman User Rating: 4.9/10( 9,244 votes) IMDb User Rating: 6.3/10( 166 votes) Yahoo! オトーサン、 「監督の思い入れが、逆に空回りしているかも」 User Reviews Teuthisさん Columbus, Georgia 2004年7月15日 かなりいいホラー。 この映画についての多くのレビューには、反対だ。 これは、成熟したよく出来たホラー物語だ。 はじめは、さりげないホラーだが、 強烈なエピソードが続き、サスペンスが増し、 見事な締めとなる。 筋書きの複雑な展開、変化、いや増すサスペンスと不安。 ホラー映画なるものは、文化の香りが必要だし、 独創的なストーリーでなければならない。 映画の諸要素には、妥当性が必要だし、 筋書きに沿って流れていかなくてはならない。 この映画は、よきホラーに必要なものを満たしているし、見事な流れだ。 登場人物は、物語の発展によく合わせている。 印象的だったのは、主演女優。 本当に気がかりなひととして描かれている。 それに、結末がいい。 すべての要素が結末で見事に収斂する。 この映画は、進むにつれて、運命と必然性を感じさせる。 夢中で見る理由は、ここにある。 私は、宗教的なホラーのフアンではない。 だが、この映画は、例外だ。 オトーサン、 「立派だなぁ、鑑賞モードを切替えられるなんて」 cerbros_elfさん 2009年3月30日 オマエの罪を告白するがいい!! なんも考えず、うわっコエ〜うわっグロ!! とかいうホラーを見たかったので B級色丸出しのタイトル"悪霊喰"をちょいと試食してみました。 ありゃりゃ?? こりゃかなりまともなゴシックじゃぁないですか〜? 暗くて地味で憂鬱な感じがGoodです。 しかたないので鑑賞モード切替です。 キリスト教圏では自殺は絶対に天国にいけない大罪とされています。 それをふまえて破門者、背徳者や自殺者のための 魂の救済者"SIN EATER"という存在が主役です。 死の間際に秘密の儀式によって、 他人の罪の意識を引き受けるというネタは 人間の願望としては根源的ではあるものの 心だけは自分のものという大原則に逆らうようでやや興ざめですが まぁヨシとしましょう。 主人公アレックスは教会内では異端視されている会派の修道士で 真理の探究者です。 (一般に神学の世界では真実は学ぶものであって探求するものではない) 序盤から 奈落を見つめる者は奈落と目が合うよ などと探究心に釘を刺されます。 これはニーチェの言葉の"深淵を見つめる者は気をつけなさい、 深淵もまたこちらを見ているから"から来ていますが ヲチの予感と共に知的な楽しみ方をしてちょうだいねというメッセージです。 言葉遊びもなかなか面白く、プラトンの真善美をモチーフにしたやりとりがあったりします。 作品総体としてはいくつか穴があります。 謎解きをしない上に重大ではない謎をもったいぶって明かしません。 主軸がぶれる上にもやもやが残るのでこれは止めてもらいたい。 全体的に説明不足かつ説明順序も不適切です。 途中経過の緩急が悪いためにどこかダラダラした感が出ちゃってます。 いくつかイマイチな点が明らかですが、けっこう拾い物な良作ゴシックですわ ピーターウエラー(ロボコップ)もいい味出してます。 なんで悪霊喰なんて邦題つけちゃったんですかね? ジャケット、トレーラー、邦題からイメージするものと全く違いますわ、コレ 観る側に柔軟性が無かったら一発で☆1つ決定じゃないですか…?


吸血鬼  

オトーサン、 「吸血鬼か、重たいな」 録画したものの、見る気になれず、 しばらく放置していました。 見始めると...おおお。 原題:Dance of the Vampires (1967) 監督:Roman Polanski 脚本:Gerard Brach /Roman Polanski Genre:Comedy / Horror Country:USA/ UK Language:English 上映時間:108分 あらすじ: アブロンシウス教授と助手のアルフレッドは、 吸血鬼退治の旅を続け、トランシルバニアにたどり着いた。 宿の主人シャガルの態度がおかしい。 シャガルの後をつけると女中部屋に入っていく。 好色な男なのだ。 アルフレッドは、風呂好きの娘サラと出会い、一目惚れ。 カギ穴からのぞいていると、天井から現れた赤マントが 彼女をさらって消えていった。 おお、彼こそはバンパイヤ! 教授と助手は、サラを救うべく、バンパイヤの城へと向かうのだが... 出演者: Jack MacGowran ... Professor Abronsius (アブロンシウス教授) Roman Polanski ... Alfred, Abronsius' Assistant (アルフレッド) Sharon Tate ... Sarah Shagal (サラ) Ferdy Mayne ... Count von Krolock (クロロック伯爵) Alfie Bass ... Shagal, the Inn-Keeper (シャガル) オトーサン、 「へぇ、この頼りない若者が、監督なのか」 ロマン・ポランスキー、当時34歳。 「このひと、巧い役者だな」 「ふむ、これがあの殺された女優さんか」 アブロンシウス教授役のジャック・マッゴーラン サラ役のシャロン・テイトの経歴をみておきましょう。 JACK MacGOWRAN  ジャック・マッゴーラン 誕生日 1918/10/13-1973/1/30 出身 アイルランド・ダブリン アイルランド演劇界からアメリカ入りした俳優で、 劇作家サミュエル・ベケットの親友であった関係から 「MacGOWRAN IN THE WORK OF BEKETTO」というワンマンショーを演じ、 70−71年オビー賞の最優秀男優賞を獲得。 73年「PLOUGH」リバイバル上映の幕開け後、急死。 出演作 1963年「トム・ジョーンズの華麗な冒険」 1965年「ドクトル・ジバゴ」「ロード・ジム」 1973年「エクソシスト」 2000年「エクソシスト ディレクターズ・カット版」 SHARON TATE  シャロン・テイト 誕生日 1943/1/24-1969/8/9 出身 米テキサス州ダラス 夫は映画監督ロマン・ポランスキー。 69年、カリフォルニア州でカルト教団の教祖に殺害された。妊娠8カ月半だった。 出演作 1964年「卑怯者の勲章」 1967年「サンタモニカの週末」「吸血鬼」「哀愁の花びら」 1969年「サイレンサー」 その他の出演者: Jessie Robins ... Rebecca Shagal Iain Quarrier ... Herbert von Krolock Terry Downes ... Koukol, the Servant Fiona Lewis ... Magda, the Maid Ronald Lacey ... Village Idiot Sydney Bromley ... Sleigh Driver Andreas Malandrinos ... Woodcutter Otto Diamant ... Woodcutter Matthew Walters ... Woodcutter User Rating: 7.1/10(10,895 votes) IMDb User Rating: 6.3/10( 64 votes) Yahoo! オトーサン、 「ふーん、Yahoo!のスコアが低いな」 User Reviews stew100さん 2000年6月24日 Ft. Lauderdale, Florida 70年代初期、はじめてこの映画をみた。 安っぽいなとあまり注目しなかった。 90年代初め、レーザーディスク(letterboxed版)が発売された。 そこで、面白半分で買ってみた。 見て、時間のムダだと思った。 だが、数年後、何度も見直して、いまや大好きになった。 興趣が増してきたのだ。 最初のうちは、昔ながらの流血の吸血鬼映画がいいのだが、 やがて、 ポランスキーの吸血鬼映画を評価するようになる。 彼のスタイルやアプローチは、低く評価されていると思うようになる。 この映画、夜、電気を消してみるといい。 吹雪が吹いていれば、最高だ。 チャンスを与えてやってほしい。 次第に、ぞっとしてくるだろう。 できれでは、早いところDVDを発売してほしい。 オトーサン、 「ナンシーChang! さん、事情通だな」 ナンシーChang! さん 2006年4月20日 定石を逆手に取ったブラックコメディ ロマン・ポランスキーの吸血鬼映画。 と言っても恐怖映画ではなく、既に定番となっていた “吸血鬼もの”を見事にパロディ化し、 抱腹絶倒のコメディに仕上げてあります。 MGMマークのライオンが吸血鬼に変身する 凝ったオープニングからしてシャレっ気たっぷり。 そして、ご存知の通り、本作は女優シャロン・テートの遺作です。 吸血鬼を追って、ルーマニアの片田舎トランシルバニアへやって来た 老教授とその門弟が身を寄せる宿屋の1人娘サラを演じたシャロンは、 当時がまさに美しさの絶頂。 物語は、吸血鬼クロロックス伯爵に連れ去られたサラを救うべく、 教授と門弟が伯爵の棲家である古城に乗り込んで大騒動―という展開です。 「ユダヤ人だから十字架なんか全然怖くない」って吸血鬼が登場したり、 教授の門弟がホモの吸血鬼に惚れられたり、 定石を逆手に取ったブラックな笑いに満ちた107分。 古城へ乗り込んだ教授と門弟が、紛れ込んだ舞踏会で鏡に映って 「人間だ!」と見破られるシーンなんか秀逸。 アッと驚くラストも鮮やかな印象を残します。 とまあ、あんなことさえなかったら、 気持ち良く笑って「あ〜面白かった」で済むのに…。 ポランスキー夫人でもあったシャロン・テートは、本作に出演後、 カルト集団の教祖チャールズ・マンソンに惨殺されました。 お腹には臨月の子どもまでいたのに…。 サラにひと目惚れする門弟役をポランスキー自らが演じていて、 「お風呂が大好き」という彼女の入浴を鍵穴から覗き見るシーンなんかもあり、 なんとも微笑ましかった。 この人、綺麗な奥さんを自慢したくて仕方ないんだろうな、と。 彼女が事件の被害者になることなく、赤ちゃんも無事に生まれていたら、 ポランスキーはもっとコメディを撮っていたのではないでしょうか。 オトーサン、 「この監督、波乱万丈の人生だな」 ROMAN POLANSKI  ロマン・ポランスキー 誕生日 1933/8/18  出身 仏パリ 第二次世界大戦中、両親も自らもユダヤ人狩りの対象に。 映画に興味を抱き、54年、ウージの国立映画学校へ入学。 短編の監督や映画への出演などを続け、 62年に長編第一作「水の中のナイフ」を撮る。 「反發」、「袋小路」、「吸血鬼」などクセのある異色作を送り出す。 68年の「ローズマリーの赤ちゃん」が大ヒットした。 バルバラ・ラスと離婚後、68年に結婚した女優のシャロン・テートは、 チャールズ・マンソン・ファミリーにより惨殺。 77年、アンジェリカ・ヒューストンの自宅で13歳の少女モデルをレイプしたかどで逮捕され、 保釈中に「ハリケーン」の撮影ためヨーロッパに渡り、そのまま逃亡犯となった。 89年、エマニュエル・セニエと結婚。 02年、「戦場のピアニスト」で自身の体験を活かしたリアルは演出が評価され アカデミー監督賞を受賞。 逃亡犯のため、式場には姿を見せなかった。 2000年9月、映画祭出席のために訪問したチューリヒで拘束され、 12月からはスイス当局の監視下で暮らしていた。 2010年7月、ついに自由の身になった。 監督作 1958年「タンスと二人の男」(短編) 1959年「天使たちが失墜するとき」 1961年「太った男とやせた男」(短編) 1962年「水の中のナイフ」「哺乳動物たち」 1964年「世界詐欺物語」(挿話) 1965年「反撥/リパルジョン」 1966年「袋小路」 1967年「吸血鬼」 1968年「ローズマリーの赤ちゃん」 1971年「マクベス」 1973年「欲望の館」 1974年「チャイナタウン」 1976年「テナント 恐怖を借りた男」 1979年「テス」 1986年「パイレーツ」 1988年「フランティック」 1992年「赤い航路」 1994年「死と処女(おとめ)」 1999年「ナインス・ゲート」 2002年「戦場のピアニスト」 2005年「オリバー・ツイスト」


剃刀の刃  

オトーサン、 「おお、期待できるぞ!」 文豪サマーセット・モームのフアンです。 彼の足跡を訪ねてシンガポールのラッフルズ・ホテルへ。 ザ・オリエンタル・バンコクのモームの部屋を見学し、 拙著「至福の経営」を図書室に寄贈してきました。 原題:The Razor's Edge (1984) 監督:John Byrum 原作:W. Somerset Maugham 脚本:John Byrum/ Bill Murray Genre:Drama / Romance / War 上映時間:128分 あらすじ: ラリイは、イザベルと婚約していた。 戦争から戻ると、仕事もせず、イザベルの結婚も伸ばし、 パリへ行き、肉体労働者となる。 イザベルは、富豪の伯父テムプルトンを頼ってパリに向かい、 ラリイと再会し、結婚することになる。 だが、アブラムシの出るような部屋に住み、 定職もなく、人生の意義を考えたい彼の体たらくを前に、 イザベルはラリイを見限る。 アメリカへ戻り、ラリイの友人グレイと結婚する。 炭鉱夫となったラリイは、僧職だった坑夫の勧めで、 ヒマラヤへ行き、悟りを開く。 十年後、グレイは大恐慌で全財産を失う。 途方にくれたイザベルは2児をつれて、パリの伯父のもとに身を寄せる。 そこで、ラリイはイザベルと再会するのだが... 出演者: Bill Murray ... Larry Darrell (ラリイ) Catherine Hicks ... Isabel Bradley (イザベル) James Keach ... Gray Maturin (グレイ) Theresa Russell ... Sophie MacDonald(ソフィー) Denholm Elliott ... Elliott Templeton (テムプルトン) オトーサン、 「ビル・マーレー 好演!」 飄々とした人柄の彼が演じると、 彼のある意味、自分勝手な人生探しがリアリティを帯びてきます。 BILL MURRAY ビル・マーレー 誕生日 1950/5/21 出身 米イリノイ州シカゴ郊外ウィルメット 17才の時、9人の子供を残して父が亡くなり、 医者になるために入学したカレッジを一年で中退。 様々な職を転々とした後、シカゴの即興劇団のコメディアンに。 テレビ番組「サタデー・ナイト・ライブ」での人気を買われ、 79年「ミートボール」で映画デビュー。 出演作 1976年「グリニッジ・ビレッジの青春」 1979年「ミートボール」 1980年「ボールズ・ボールズ」 1981年「アメリカ発・珍作映画情報」 1982年「パラダイスアーミー」「トッツィー」 1984年「ゴーストバスターズ」「剃刀の刃」 1986年「リトルショップ・オブ・ホラーズ」 1988年「3人のゴースト」 1989年「ゴーストバスターズ2」 1990年「クィック・チェンジ」 1991年「おつむてんてんクリニック」 1993年「恋に落ちたら…」「恋はデジャ・ヴ」 1994年「エド・ウッド」 1996年「キングピン/ストライクへの道」「小さな贈りもの」       「スペースジャム」▲ 1998年「ワイルドシングス」「知らなすぎた男」「天才マックスの世界」       「ウィズ・フレンズ」 1999年「クレイドル・ウィル・ロック」 2000年「ハムレット」「チャーリーズ・エンジェル」 2001年「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」 2003年「コーヒー&シガレッツ」「ロスト・イン・トランスレーション」 2004年「ガーフィールド」(声)「ライフ・アクアティック」 2005年「ブロークン・フラワーズ」「ガーフィールド2」(声) 2008年「ゲット スマート」 その他の出演者: Peter Vaughan ... Mackenzie Brian Doyle-Murray ... Piedmont Stephen Davies ... Malcolm Saeed Jaffrey ... Raaz Faith Brook ... Louisa Bradley Andre Maranne ... Joseph, the Butler Bruce Boa ... Henry Maturin Serge Feuillard ... Coco Joris Stuyck ... Bob MacDonald Helen Horton ... Red Cross lady Michael Fitzpatrick ... Tyler Robert Manuel ... Albert Sam Douglas ... Man At Kissing Booth Nora Connolly ... Governess Jeff Harding ... Brian Ryan Richard Oldfield ... Doug Van Allen Gordon Sterne ... Doctor Mary Larkin ... Nun Christopher Muncke ... Kevin Russell Sommers ... Party Guest John Moreno ... French Detective Hugo Bower ... French Detective Abbie Shilling ... Priscilla Maturin, daughter Cassie Shilling ... Joan Maturin, daughter Jean-Francois Soubielle ... Communist Vendor Claude Le Sache ... Morgue Attendant Caroline John ... Mrs. Mackenzie Daniel Chatto ... Wounded French Soldier Louis Sheldon ... Wounded French Soldier Kunchuck Tharching ... Lama User Rating: 6.2/10(2.459 votes) IMDb User Rating: 10.0/10( 7 votes) Yahoo! オトーサン、 「いい映画なのに、見ているひとが少ないなぁ」 User Reviews Rick Bergerさん 2004年3月3日 永遠のお気に入り はじめて借りたとき、キライになるのを覚悟していた。 好奇心から借りたのだ。 題名が好きだった。 それ以外のことは考えもしなかった。 勿論、思った。 「ビル・マーレーだって!?」 やがて、登場人物の人格変容の素晴らしさから、永遠のお気に入りとなった。 人生をどう選択するかの胸をかきむしられる映画だ。 そして、この選択が人生を変えていく。 ビル・マーレーは、この役にぴったりだった。 というのも、我々がよく知っている人物から、 まったくちがう人物へと変っていくからだ。 映画は、我々を引きづりこみ、彼とともに変わっていく。 その他の登場人物の配役もいい。 主人公と決定的に対立するのだ。 生来の貴族趣味の伯父テムプルトン、 世間並みに自分の快楽と社会的地位をのみ追い求めるイザベラ、 自ら落ちていく頼りないソフィー、 みんな人物像がよく描かれている。 最後に、原作に忠実であるのにも感銘した。 そうした映画は少なく、見応えがある。 オトーサン、 「その通り」 pierre_maoさん 2008年8月9日 とても良い作品です。 ビル・マーレイが、いつもどおりのキャラクターで 壮大な自分探しの人生の旅に挑戦しています。 周囲の人々の悲しい人間の愚かさに翻弄されながらも、 けっしてユーモアを忘れないキャラクターを演じきった作品です。 僕は傑作だと思います。 ビル・マーレイ好きの人なら、必ず満足するでしょう。 これを観ずに、ビル・マーレイは語れません。 チベットの大自然とビルのコントラストも、一見の価値があります。


ラスト・ソルジャー  

オトーサン、 「成龍映画か、DVDでみればいいや」 そう思っていましたが、前田有一さんの 尖閣がらみのコメントをみて、考えが変わりました。 原題:Da bing xiao jiang (2010) 監督:Sheng Ding 脚本:Jackie Chan Genre:Action / Adventure / Comedy Country:China/ Hong Kong Language:Mandarin 上映時間:96分 あらすじ: 戦国時代の中国。 壮絶な戦いを運よく生き延びた梁の歩兵は、 双方が全滅した戦場で敵国・衛の若き将軍が生きているのを発見する。 自国に連れて帰れば報酬がもらえると踏んだ歩兵は、 将軍を捕虜にし連れ帰ろうとするが、山賊や熊などが立ちはだかる。 なかでも最大の敵は衛の捜索隊だった。 奴らの狙いは将軍の救出ではなく暗殺だったのだ! 何故か命がけで将軍を守らなければならなくなる... 出演者: Jackie Chan ... Big Soldier(歩兵) Rongguang Yu ... Deputy General Yu(将軍) Sung-jun Yoo ... Prince Wen(王子) オトーサン、 「頑張ってるなぁ」 でも、昔のような超絶アクションは影をひそめました。 JACKIE CHAN ジャッキー・チェン 誕生日 1954/4/7 MAN 出身 香港九龍 7歳の時、オーストラリアへ渡った両親から離れ、 一人香港に残り、北京戯劇学院で寄宿生活を送る。 在学中に陳元龍の芸名で映画のスタントマンやアクション指導、俳優の仕事を始めるが、 進展なく、一度は映画界を断念。 一時、オーストラリアに移住。 しかし、ウィリー・チャンの誘いで76年、中国語芸名を成龍に改め再出発を図ると、 76年「スネーキーモンキー 蛇拳」78年「ドランク・モンキー酔拳」が大ヒットし、 ブルース・リー亡き後の香港アクション・スターのトップになった。 80年「バトルクリーク・ブロー」でハリウッド映画進出。 出演作 1962年「大小黄天覇」 1971年「ジャッキー・チェンのファイティング・モンキー/昇竜拳」 1972年「アンジェラ・マカオの女活殺拳」 1973年「ジャッキー・チェンのヤング・タイガー」 1974年「ジャッキー・チェンの鉄指拳」「燃えよジャッキー拳」       「金瓶梅」 1975年「ジャッキー・チェンの飛龍拳」 1976年「新ドラゴン怒りの鉄拳」       「ジミー・ウォング&ジャッキー・チェン/キラー・ドラゴン流星拳」       「スネーキー・モンキー蛇拳」「レッド・ドラゴン」 1977年「ジャッキー・チェンの少林寺木人拳」「成龍拳」 1978年「蛇鶴八拳」「ジャッキー・チェンの拳精」       「ドランクモンキー/酔拳」       「ジャッキー・チェンの燃えよ!飛龍神拳」       「ジャッキー・チェンの龍拳」       「ヤング・ボディガード/神拳」       「ジャッキー・チェンの鉄指拳」 1979年「クレージー・モンキー笑拳」       「ドランクマスター/酒仙拳」 1980年「ヤング・マスター/師弟出馬」       「バトルクリーク・ブロー」 1981年「キャノンボール」 1982年「ドラゴン特攻隊」       「ジャッキー・チェンの醒拳」「ドラゴンロード」 1983年「キャノンボール2」 1984年「五福星」「プロジェクトA」「スパルタンX」 1985年「七福星」「大福星」「ファースト・ミッション」       「プロテクター」「ポリス・ストーリー/香港国際警察」 1986年「サンダーアーム龍兄虎弟」       「クラッシュ・エンジェルス/失われたダイヤモンド」 1987年「プロジェクトA2」 1988年「サイクロンZ」「ポリスストーリー2 九龍の眼」 1989年「奇蹟 ミラクル」 1990年「ストロンゲスト」「プロジェクト・イーグル」 1991年「炎の大捜査線」 1992年「ツイン・ドラゴン」「ポリス・ストーリー3」 1993年「シティーハンター」「プロジェクトS」       「新ポリス・ストーリー」 1994年「酔拳2」 1995年「デッドヒート」「レッド・ブロンクス」 1996年「ファイナル・プロジェクト」 1997年「ナイスガイ」◇ 1998年「ラッシュアワー」◇「アラン・スミシー・フィルム」       「ドラゴン 栄光への軌跡」 1999年「フー・アム・アイ」◇「ゴージャス」△「喜劇王」△       「ジェネックス・コップ」△ 2000年「シャンハイ・ヌーン」◇ 2001年「ラッシュアワー2」◇「アクシデンタル・スパイ」◇ 2002年「タキシード」◇ 2003年「シャンハイ・ナイト」◇「ツインズ・エフェクト」◆       「メダリオン」◇ 2004年「80デイズ」◇「香港国際警察 NEW POLICE STORY」◇       「花都大戦 ツインズ・エフェクトU」◆       「エンター・ザ・フェニックス」 2005年「THE MYTH 神話」◇ 2007年「ラッシュアワー3」◇ 2008年「ドラゴン・キングダム」◇ 2009年「新宿インシデント」◇「カンフー・キッド」 2010年「ダブル・ミッション」「ベスト・キッド」「ラスト・ソルジャー」 その他の出演者: Leehom Wang ... Little Soldier Peng Lin ... Singer Ken Lo ... Guard Yong Baoqiang Wang ... Exploration reporter Xiao Dong Mei ... Lou Fan Yan Yue Wu ... Robber Yuming Du ... Guard Wu Song Jin ... Lou Fan Wei User Rating: 7.5/10( 2,510 votes) IMDb User Rating: 6.7/10( 57 votes) Yahoo! オトーサン、 「テーマがいいし、撮影もいい」 User Reviews PDさん India 2010年6月30日 素敵なジャッキー映画 愉快で、いいストーリーで、監督もいい ジャッキー映画が長く続いている。 この映画は、ジャッキーのアクション・シーン、 すばらしい映画、マンネリが目立つ。 この映画、英語でつくられたら、評論家にも受けただろう。 歴史的で伝統的な映画をつくりたかったのだろう。 それにもかかわらず、この映画はいい。 「ベスト・キッド」での年とったジャッキーに失望したひとは、 この映画での新たな活躍をみれば、満足するだろう。 次作は、 英語でつくられたジャッキーのアクション映画をみたい。 「ラッシュアワー4」か、彼が飲だくれでないクールな映画をみたい。 オトーサン、 「前田さん、ちょっと深読みしすぎでは?」 日本の戦国時代だって、同じようなものでした。 前田有一さん 2010年11月12日 中国の不可解な行動を理解したい人に バブル経済華やかりし頃、ジャパンマネーは世界を席巻し、 その勢いの前には欧州も米国も歯が立たなかった。 その邁進力たるや、 現在でいえば絶好調の中国経済よりも上であったのではないか。 だがそんなイケイケドンドンの時代でも、 日本人は軍備を増強しようとか隣国に進出しようとか、 そんな考えは思いもしなかった。 だから最近、尖閣諸島問題で牙をむくお隣さんのふるまいが理解できない。 かの国は、経済が好調になったとたん空母を作り、 堂々と国境を拡大しようとふるまっている。 いったい彼らはなぜそんな、戦争の火種をまくようなマネをするのだろう……? そんな疑問をもったなら、「ラスト・ソルジャー」を見るといい。 この映画の中で、当たり前のように描かれる中国的な考えに、 多くの日本人はきっとショックを受けるだろう。 そして、隣の国がどういう本質を持った国なのかについて、 多少なりとも理解の助けになるかもしれない。 紀元前227年の中国大陸、群雄割拠する戦国時代。 「梁」軍のいち老兵士(ジャッキー・チェン)は、 戦場跡で運よく敵国「衛」の将軍(ワン・リーホン)を捕虜にし、 賞金目当てに連れ帰ることに。 しかし道中、様々な敵から襲撃を受け、彼の命を守り続けるうちに、 二人の間に奇妙な連帯感が生まれてくる。 ややコミカルな要素もあるが、基本的には真面目な歴史アクションドラマといったところ。 中国内では、歴代ジャッキー映画の中で興収一位をとったという。 なるほど、これは中国政府が喜びそうな内容である。 ジャッキー映画にしてはアクション控えめ、見世物的なスタントはゼロ。 おまけに少々退屈な語り口ながら、 この映画を今年見逃せない中国映画の一つに私が数える理由もそこにある。 つまり本作は、決してそれが主題ではないものの、 いわゆる事大主義の価値観のもとに作られている珍しい娯楽作というわけだ。 わかりやすく中国を理解するためには、こういう映画を見るのが手っ取り早い。 事大主義とは、簡単に言えば強いものには逆らわず、 おとなしく言うことを聞いたほうがトクだよね、という発想のこと。 朝鮮半島のように、隣に巨大な軍事国家をもつ地域では、 生存のための外交的手法として受け継がれてきたとされる。 本作を見ていて面白いのは、中国人というのは当たり前のように、 何の疑いもなくそう考えているんだな、とわかる点。 こういう発想を持つ人たちならば、 中華思想(中国こそ世界の中心だという排外思想)なんてバカげた妄想を信じるのも無理はない。 武力侵攻以外で奪えるはずもない尖閣諸島をいつまでも本気で狙っている理由もよくわかる。 小国はおとなしくいう事を聞け、というわけだ。 この反対に、日本人というのは相手が世界最強の武闘国家アメリカであろうと 平気でケンカを売り(買い?)、たとえ特攻・玉砕してでも負けを認めない。 柴千春もビックリの、一度怒らせたら手が付けられない民族である。 事大主義的な外交の発想は、もともとこの民族にはそぐわない。 日中が理解しあえないのも当然といえば当然といえる。 映画自体は、逃げては襲われ、逃げては襲われの連続で単調。 二人のやりとりにもユーモアが足りず物足りないが、 こうした諸々に思いをはせるきっかけを与えてくれるという点で、 価値ある作品といえるのではなかろうか。


ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1  

オトーサン、 「やはり見ておかなくては」 劇場には、お詫びのポスターが貼り出されていました。 完成度が低いので、流行の3Dを取りやめたとか。 おかげで、シニア料金1000円で鑑賞できました。 原題:Harry Potter and the Deathly Hallows: Part 1 (2010) 監督:David Yates 原作:J.K. Rowling 脚本:Steve Kloves Genre:Action/Adventure/Fantasy/Mystery Rated PG-13 for some sequences of intense action violence,          frightening images and brief sensuality Country:UK/ USA Language:English 上映時間:146分 あらすじ:  ダンブルドア校長から託された使命を果たすべく、 ヴォルデモートの不死の秘密である“分霊箱”を見つけ出し、 破壊するための旅に出たハリーとロン、ハーマイオニー。 もはや誰の助けも受けられず、彼らはこれまで以上に助け合わねばならない。 しかし、次第に3人の絆にも亀裂が生じ始める。 一方、ヴォルデモートの影響力は急速に拡大し、 魔法省ばかりかホグワーツも支配下におかれてしまう。 そして、そんなヴォルデモートが放つ死喰い人が迫る中、 分霊箱の発見に奔走するハリーたちだったが... 出演者: Daniel Radcliffe ... Harry Potter(ハリー・ポッター) Rupert Grint ... Ron Weasley(ロン) Emma Watson ... Hermione Granger(ハーマイオニー) Ralph Fiennes ... Lord Voldemort(ヴォルデモート) オトーサン、 「素敵な大人になったもんだ」 最近の彼のメッセージをご紹介しましょう。 まだ若いこうした人たちの自殺のニュースに、 僕は胸を痛めています。 友達だと思っていたのに仲間外れにされ、 傷つけられながら生きていたといいます。 性的志向、性自認、人種、能力、宗教などは、人と違いがあって当然なんです。 私達は互いにそれを認め合い、優しく接して生きて行くべきです。 謂れのない攻撃には、黙っていないで立ち上がらなくてはいけません。 また大切な誰かが何かに苦しみ、落ち込み、自殺まで考えている時には、 真剣にその人に寄り添い、力になってあげたいものです。 素晴らしい未来があったはずなのに、 それを諦め若くして死を選んでしまった若者たちのご家族や友達は 今、どれほど悲しんでおられることでしょう。 心からお悔やみを申し上げたいと思います。 もしもあなたが今、同じようなことで苦しんでいるのでしたら、 どうか一人で悩まず「Trevor Lifeline」に電話してみて下さい。 あなたの話を真剣に聞いてくれますよ。 DANIEL RADCLIFFE  ダニエル・ラドクリフ 誕生日 1989/7/23 出身 英ロンドン 父はアラン・ラドクリフ、母はキャスティング・ディレクターのマーシャ・グレシャム。 2001年「テイラー・オブ・パナマ」で映画デビュー。 2001年「ハリー・ポッターと賢者の石」でハリー・ポッター役を演じ、 英バラエティ・クラブの新人賞受賞。イタリアのダビッド・ディ・ドナテロ賞も受賞した。 出演作 1999年「デビッド・コパーフィールド」(TM) 2001年「テイラー・オブ・パナマ」◆「ハリー・ポッターと賢者の石」◇ 2002年「ハリー・ポッターと秘密の部屋」◇ 2004年「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」◇ 2005年「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」◇ 2007年「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」◇「ディセンバー・ボーイズ」◇       「マイ・ボーイ・ジャック」(TM) 2009年「ハリー・ポッターと謎のプリンス」◇ 2010年「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」 その他の出演者: Bill Nighy ... Rufus Scrimgeour Richard Griffiths ... Vernon Dursley Harry Melling ... Dudley Dursley Julie Walters ... Molly Weasley Bonnie Wright ... Ginny Weasley Ian Kelly ... Hermione's Dad Michelle Fairley ... Hermione's Mum Fiona Shaw ... Petunia Dursley Alan Rickman ... Professor Severus Snape Carolyn Pickles ... Charity Burbage Helena Bonham Carter ... Bellatrix Lestrange User Rating: 8.3/10( 4,475 votes) IMDb User Rating: 8.2/10( 89 votes) Yahoo! オトーサン、 「すごいわ」 どこで撮影したのでしょうか、いい景色です。 登場人物がみな一癖も二癖もあるのも、加点要素です。 User Reviews sofie-17さん Belgium 2010年11月12日 ものすごい - 最高 ごく最近まで、4冊目以降の映画化は難しいと思っていた。 ハリー・ポッターの原作は、どんどん複雑になっていたからだ。 「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」 は、失敗作だった。 「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」 は、 悪い映画ではなかったが、欲求不満だった。 「ハリー・ポッターと謎のプリンス」は、ヴィジュアルはすごかったが、 原作の輝きを捉えきれなかった。 この「ハリー・ポッターと死の秘宝」だが、 思うに、製作者らは、ようやく映画づくりに成功したようだ。 熱心な原作フアンも、たまに見るひとも満足させてくれる。 この映画を2つに分けるという決断は、おカネ目当てだろうが、 私は、そうしなければならない理由があると思う。 パート1は、まさに観客が固唾を呑んだ瞬間に終わって、 パート2を熱望させる。 これ以上は言わないでおこう。 デヴィッド・イェーツ監督には、脱帽だ。 パート2が、この調子で続くことを願う... オトーサン、 「同感!」 ASHさん 2010年11月19日 死を制する者 先週末に滞在していたNYでは公開1週間前ってことで TVスポットはバンバン流れるわ、 巨大看板やポスターをあちこちで見かけるわと 凄まじい盛り上がりぶりだったけど、 こうして本国と同時公開で観られるとは嬉しい限り。 シリーズも遂に最終章を迎えるということで、 ファンの期待をひとしおなんだろうな。 で、その最終章を2部に分けて公開するだなんて、 製作者側のなるべくたくさんの料金を 観客から巻き上げてやろうという魂胆が見えなくもないが、 ちょうど観客のボルテージが上がり始めた頃にエンド・クレジットとなるから、 否が応でも「PART2」への期待が高まるハメになる。 これが「映画」としての正しい在り方かどうかはともかく、 興行としては上手いやり方だよなぁ。 「トワイライト」も4作目は2部構成ってことらしいしぃ。 さて、「HP6」では衝撃的なラストで終わったが、 前作まではなんとか体裁が保たれていた学園映画色は払拭され、 遂に本格的なダーク・ファンタジーへとなった。 そりゃそうだ、ダンブルドア校長のいないホグワーツを舞台にしてもしょうがないもんね。 シリーズも後半になるにつれだんだんとファミリー映画らしくなくなってきたが、 1作目から律儀に付き合ってくれたファンの成長に合わせているかのよう。 明らかに子供向けとは言えないようなシーンまで用意されてるんだもの。 ダンブルドア校長の遺志とはいえ、随分と難題をハリーたちに託したもんだ。 分霊箱を探して破壊するだけでもたいへんなことなのに、 ハリーたちを抹殺せんとヴォルデモートは死喰い人を彼らに仕向ける。 こういう時こそ結束を固めなければならないのに、 些細なことで3人の友情に亀裂が入るのだが…。 と、いつ襲われるかもしれないサスペンス性よりも、友情の大切さを説く辺りは、 ファミリー映画としての名残なのだろうと拡大解釈。 全編に渡って暗く、「死」の匂いが充満しているかのよう。 お馴染みのキャラクターたちが絶命したりと、 いつになくどんよりとした作風には好き嫌いが分かれるだろうけど、 この前作をさらに上回るダークな味わいは僕好み。 死の秘宝のひとつを手に入れたヴォルデモートとハリーとの最終決戦は 来年公開の「PART2」までお預けとは!!  2部構成と分かっていても、スッキリしない結末にはモヤモヤ感が残る。 最近、洋の東西を問わず、こういう構成の映画が増えたよ。 ところで、この映画、何が衝撃的ってロンの妄想が かなりあからさまに「子供向け」じゃないところ。 確かに、大人っぽく魅力的になったハーマイオニーと ハリーの関係を疑いたくなる気持ちも分かるけど…ねぇ。 CG丸出しとはいえ、ああいうシーン入れちゃうのは映画も成長したってことね。 ロンが潜在的に自分のことをあんな風に思ってたってのも、な〜んか納得! シリーズの成長と合わせてメインの3人も成長してるんだけど、 ハリーが無精ひげを生やすようになるとは、 1作目のいかにも「お子様」な風貌から確実に大人へとなっているんだなぁ(当たり前だ)。 ハリーとハーマイオニーが束の間の安堵の中でダンスを踊るくだりは、 2人の関係がよからぬ(?)方向へ行きゃしないかと、ちょっとハラハラ。 ニック・ケイヴの曲をBGMにするとは、大人よねぇ〜(意味不明)。 どうでもいい話。 この映画は2作でひとつの映画とみなすべきなんだろうから、 DVD/BDリリース時には2作をセットして出してもらいたいもんだ。 まあ、そういう仕様で来年の今頃にはリリースされると思うけどね。


行きずりの街  

オトーサン、 「おおシミタツの映画だ」 原作者、志水辰夫さんの本はほとんど読んでいます。 「裂けて海峡」「背いて故郷」「いまひとたびの」「きのうの空」など.... この「行きずりの街」で、ブレイクしました。 未読のひとは、ぜひ、ご一読あれ! 原題:行きずりの街(2010) 監督:阪本順治 原作:志水辰夫 脚本:丸山昇一 Genre:Mystery/Suspence/Romance 上映時間:123分 あらすじ: 郷里の丹波篠山で塾講師をしている波多野は、 上京後に連絡の取れなくなった教え子のゆかりを追って、東京へ。 彼女が住んでいたマンションで怪しげな男に追跡される。 ゆかりの身を案じた波多野は、心当たりを捜して回り、やがてとあるバーへと辿り着く。 そこにいたのは、別れたかつての妻、雅子だった。 彼女は、波多野が名門高校で教師をしていたときの教え子で、 波多野は彼女との結婚がスキャンダルとなり学園を追われたのだった。 やがて、今回のゆかりの失踪が、 偶然にもこの彼の忌まわしい過去と繋がっていることを知る.... 出演者: 仲村トオル .... 波多野和郎 小西真奈美 .... 手塚雅子 南沢奈央 .... 広瀬ゆかり 窪塚洋介 .... 中込安弘 オトーサン、 「うーん、ミスキャストかなぁ」 仲村トオルは、どうも原作のイメージに合いません。 小西真奈美さんは、名演技といっていいでしょう。 その他の出演者: 菅田俊 .... 大森幸生 佐藤江梨子 .... 木村美紀 谷村美月 .... 藤本江理 杉本哲太 園部行雄 ARATA .... 神山文彦 石橋蓮司 .... 池辺忠賢 江波杏子 うじきつよし 大林丈史 でんでん 宮下順子 User Rating: 8.0/10( 5 votes) Yahoo! オトーサン、 「8点は、ご祝儀相場だな」 ま、7点台前半がいいところでしょう。 撮影がいまいちでした。 User Reviews mmaaccoさん 2010年11月14日 サスペンス色よりも恋愛色のほうが濃い 国語の教師の仲村トオルと、教え子で今はクラブのママの 小西真奈美の恋愛物語でした。 12年の歳月をかけて本当に結ばれた二人。 二人の日常が妙にリアルで、感情移入しやすかったです。 小説は読んだことがありませんが、 途中で小盛りあがりするような週刊や月刊の漫画を 映画化するよりは、ストーリー展開に無理がなく、 一貫性があって観やすかったです。 「12年間1日も忘れたことはない。」と仲村トオル演じる男性は 言いました。 そして、今のほうが前よりも好きだと言いました。 それだけで12年の歳月が無駄じゃなかった と女は思えると思いました。 そして、その言葉が納得できるほど 小西真奈美演じる女性はとても魅力的でした。 19歳の頃に人生をかけて好きだったと告白する姿、 中傷を受けてもどうして一緒にいてくれなかったのと問う。 その言葉にシンクロさせて、現在の教え子の 気持ちを守ろうとする。それによって、 12年前に受け止められなかった思いが果たされ 過去の自分ができなかったことを果たすことができました。 本当の意味で過去からつながって二人は結ばれました。 それには12年の歳月が必要だったのかも知れません。 小西真奈美の演技が艶っぽくて素敵でした。 窪塚洋介の演技もとてもよかった。 音楽がもっといいとよかったです。 映画なので、派手なシーンが少しあっても 良かったかなとも思います。 ストーリーはとても好きです。 オトーサン、 「fecgecさん、たくさん映画みているなぁ」 fecgecさん 2010年11月19日 現代のハードボイルド。男のロマン。 事前に阪本順治の映画に懸ける思いを聞いていたので、 とても期待してみました。 細いしまった体で無口でヘタレなタフガイ仲村トオル、 のり弁やうどんのイメージを払拭した艶っぽいマダム 小西真奈美の2人の掛け合いがぴったりです。 年齢差感じません。 監督と助監督が見本を見せて演技指導した(笑)という ベッドシーンは肌を見せずに濃厚です。 男が主役の男の夢とロマンです。 六本木の街が背景というのは安直な気もしますが、 ノアールの世界にはまります。 窪塚洋介が良い味出してます。 ノアールの世界に生きる世界観を表現するのうまいです。 第3の主役ですね。 これからも見ていきたい俳優さんです。 どの映画にも同じイメージで出演する俳優さんに食傷気味の最近の邦画ですが、 この映画ではちゃんとそれぞれの役にはまっていて良かったです。 最初の丹波篠山の場面のええかげんな方言がどうにも気になりました。 関西出身の監督は気にならなかったのかな。 オトーサン、 「阪本順治って、どうなの?」 阪本順治 さかもと じゅんじ 誕生日 1958/10/1 出身地 大阪府堺市 家業は仏具商で、向かいが映画館だった。 大阪府立三国丘高校を経て、横浜国立大学教育学部中退。 在学中から石井聰互、井筒和幸、川島透などの現場に 美術助手や助監督として参加するかたわら、自主映画を制作していた。 1989年、赤井英和主演の「どついたるねん」で監督デビュー。 ブルーリボン賞最優秀作品賞などを受賞。 2000年「顔」で日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞した。 監督作品 1989年「どついたるねん」 1990年「鉄拳」 1991年「王手」 1994年「トカレフ」 1995年「BOXER JOE」 1996年「ビリケン」 1997年「傷だらけの天使」 1998年「愚か者 傷だらけの天使」 2000年「顔」「新・仁義なき戦い」 2002年「KT」 2003年「ぼくんち」 2004年「この世の外へ クラブ進駐軍」 2005年「亡国のイージス」 2007年「魂萌え!」 2008年「闇の子供たち」「カメレオン」 2010年「座頭市 THE LAST」「行きずりの街」


超能力迷探偵ボビー  

オトーサン、 「安っぽい邦題だな」 でも、上映時間が短いのでみはじめました。 お気軽映画ですが、それなりに工夫していました。 原題:Second Sight (TV 1989) 監督:Joel Zwick 脚本:Tom Schulman/Patricia Resnick Genre:Comedy / Mystery / SF 上映時間:83分 あらすじ: 元刑事ウィリスとプレストン博士は、超能力探偵社を営んでいる。 パートナーは、この世に未練を残す男の霊が憑りついたボビーだ。 二人は、ボビーの超能力によって、警察もFBIも一目置く存在になる。 ある日、美しい修道女がやってきて、枢機卿誘拐事件の解決を依頼する。 その日から、ボビーの様子は奇妙に変化する。 実は、このエリザベスという名の修道女は、 ボビーに憑依する幽霊の恋人だったのだ。 出演者: Bronson Pinchot ... Bobby(ボビー) John Larroquette ... Wills(ウィリス) Stuart Pankin ... Preston Pickett Ph.D.(プレストン) Bess Armstrong ... Sister Elizabeth(修道女エリザベス) オトーサン、 「超能力者は、難しい役だけど...」 ボビー役のブロンソン・ピンチョットが好演していました。 修道女役のベス・アームストロング、美人女優でした。 BRONSON PINCHOT  ブロンソン・ピンチョット 誕生日 1959/5/20 出身 米ニューヨーク州ニューヨーク 父親は、ロシア系。南カリフォルニアへ移り、 高卒後、イェール大学を経て、モース大学へ。 芸術を専攻していたが、演劇に興味を抱いて演技科へ転向。 1983年、トム・クルーズ主演の「卒業白書」で映画デビュー。 1984年、ディ・マーフィー主演の「ビバリーヒルズ・コップ」にも出演。 1987年、エミー賞にノミネートされた。 人気テレビ番組「サタデー・ナイト・ライブ」のホストも務めた。 2004年には「Sly Fox」でブロードウェイに出演し、高い評価も得た。 脇役が多いが、存在感がある役者。 出演作 1983年「卒業白書」 1984年「ビバリーヒルズ・コップ」「ビキニ・パラダイス/ホット・リゾート」 1986年「世にも不思議なアメージング・ストーリー」 1991年「ベルボーイ狂騒曲/ベニスで死にそ〜」 1993年「トゥルー・ロマンス」 1994年「ビバリーヒルズ・コップ3」 1996年「ラスト・パーティ」「ファースト・ワイフ・クラブ」「戦火の勇気」 1997年「おもちゃの国を救え!」(声) 1998年「キャメロット」(声) BESS ARMSTRONG  ベス・アームストロング 誕生日 1953/12/11 出身 米メリーランド州ボルティモア ブラウン大学3年生までに100本以上の舞台を踏む。 「HOUSE OF GOD」で映画デビュー。 その前にテレビ番組「ONOUR OWN」の主役に抜擢されている。 トム・セレックと共演の「ハイ・ロード」や デニス・クエイドと共演の「ジョーズ3」が代表作。 出演作 1981年「四季」 1982年「新・ジキル博士とハイド氏」 1983年「ハイ・ロード」◇「ジョーズ3」◇ 1984年「フィービー・ケーツのレース」(TM) 1986年「恋のじゃま者」 1989年「超能力名探偵ボビー」(TM) 1993年「水曜日に抱かれる女」 1995年「禁断の記憶」(TM) 1998年「I LOVE ペッカー」 その他の出演者: John Schuck ... Manoogian James Tolkan ... Coolidge William Prince ... Cardinal O'Hara Michael Lombard ... Bishop O'Linn Christine Estabrook ... Priscilla Pickett Marisol Massey ... Maria Adam LeFevre ... Mike Andrew Mutnick ... Elmore Ron Taylor ... Carl Mike Crossen ... Cop Bloom Gallery Suzanne Shepherd ... Marilyn Bloom User Rating: 3.8/10( 563 votes) IMDb オトーサン、 「低いスコアだな」 枢機卿をおちょくっているシーンが影響したのでしょう。 User Reviews metalrox_2000さん United States 2006年11月1日 若い頃のお気に入り、いまもそうだが。 最初に見たのは、12歳のとき。 以来、お気に入りだ。 単純な映画で、笑わせてくれる。 失われたドタバタ喜劇の味がある。 ユーモア満載で、かなり面白い。 凍りつく銃弾、航空機のシーンの特殊効果は当時としては出色。 そう、確かに筋書きは欠点だらけだ。 だが、ほとんどの映画は、こんなもんだ。 そう、ストーリーは、かなりいい加減だ。 だが、それでも、面白い。 製作者らは、「風とともに去りぬ」をリメイクしてないことをよく分かっている。 それが実にいい。 面白ければ、それでいいのだ。 まさに、それがこの映画の真骨頂だ。 そう、いまの監督たちも学んでほしい。 オトーサン、 「いいねぇ」 くだらないなーと思いつつ、 ついつい最後まで見てしまうなんて... インフェリーさん 2010年11月26日 超能力名探偵ボビー タイトルはヤバそうな内容を期待させますが意外とおもしろかったです。 超能力を使えるボビーとその仲間たちが誘拐事件に立ち向かう話。 このグデーっとした独特の雰囲気やノリは「ゴーストバスターズ」に似ていますね。 内輪でわいわい楽しそうなところもそっくり。 一癖ある登場人物たちのコメディにくすくす笑っていたら あっという間にエンディングになってしまいました。 原題の「セカンドサイト(第二の視覚)」から 逆の意味でねらったようなタイトルに変更されていますが、 ある意味やる気なさげなこのタイトルのほうがいい意味で中身に合っている気がします。 深夜にやっていたらくだらないなーと思いつつ、 ついつい最後まで見てしまうような、そんな感じの映画でした。


ドランク・モンキー/酔拳  

オトーサン、 「成龍映画か、見飽きたなぁ」 でも、こいつは、ジャッキー・チェンの若い頃のヒット作。 24歳!つややかな肌、若さがみなぎっています。 原題:醉拳(1978) Drunken Master 監督:Woo-ping Yuen 脚本:Lung Hsiao /See-Yuen Ng /Woo-ping Yuen Genre: Comedy / Action 上映時間:111分 あらすじ: フェイフォンは、町道場主ウォン・ケイインの息子。 師範代を翻弄したりする能天気な青年だった。 ある日、道場の仲間らと町に繰り出し、 女の子にムリやりキスを迫っていると、 駆けつけた母親の華麗な技で一蹴されてしまう。 道場に戻ると、そこには、あの母娘の姿が。 実は、叔母と従姉妹だったのだ。 息子の所業に煮えを切らした父親ウォン・ケイインは、 親友の武芸者ソウの下での地獄の修行を命じる... 出演者: Jackie Chan ... Wong Fei-Hung(フェイフォン) Siu Tien Yuen ... Su Hua Chi( スウ) Jang Lee Hwang ... Thunderleg(ティエ・シン) Shun-Yee Yuen ... Chen Kuo-Wei(父親) Linda Lin ... Fei-hung's aunt(叔母) オトーサン、 「ストーリーはアホみたいに単純!」 最初から最後までアクションの連続。 若くなければ、こんなに頑張れませんって。 それに赤鼻のソウや叔母の技の切れ味も、見ものです。 JACKIE CHAN ジャッキー・チェン 誕生日 1954/4/7  出身 香港九龍 7歳の時、仕事の関係でオーストラリアへ渡った両親から離れ、 一人香港に残り、北京戯劇学院で寄宿生活を送る。 在学中に陳元龍の芸名で映画のスタントマンやアクション指導、俳優の仕事を始めるが、 進展なく、一度は映画界を断念。一時、オーストラリアに移住。 しかし、ウィリー・チャンの誘いで76年、中国語芸名を成龍に改め再出発を図ると、 76年「スネーキーモンキー 蛇拳」、78年「ドランク・モンキー酔拳」が大ヒットし、 ブルース・リー亡き後の香港アクション・スターのトップになった。 80年「バトルクリーク・ブロー」でハリウッド映画進出。 出演作 1962年「大小黄天覇」 1971年「ジャッキー・チェンのファイティング・モンキー/昇竜拳」 1972年「アンジェラ・マカオの女活殺拳」 1973年「ジャッキー・チェンのヤング・タイガー」 1974年「ジャッキー・チェンの鉄指拳」「燃えよジャッキー拳」      「金瓶梅」 1975年「ジャッキー・チェンの飛龍拳」 1976年「新ドラゴン怒りの鉄拳」       「ジミー・ウォング&ジャッキー・チェン/キラー・ドラゴン流星拳」       「スネーキー・モンキー蛇拳」「レッド・ドラゴン」 1977年「ジャッキー・チェンの少林寺木人拳」「成龍拳」 1978年「蛇鶴八拳」「ジャッキー・チェンの拳精」       「ドランクモンキー/酔拳」       「ジャッキー・チェンの燃えよ!飛龍神拳」       「ジャッキー・チェンの龍拳」       「ヤング・ボディガード/神拳」       「ジャッキー・チェンの鉄指拳」 1979年「クレージー・モンキー笑拳」       「ドランクマスター/酒仙拳」 1980年「ヤング・マスター/師弟出馬」       「バトルクリーク・ブロー」 1981年「キャノンボール」 1982年「ドラゴン特攻隊」       「ジャッキー・チェンの醒拳」「ドラゴンロード」 1983年「キャノンボール2」 1984年「五福星」「プロジェクトA」「スパルタンX」 1985年「七福星」「大福星」「ファースト・ミッション」       「プロテクター」「ポリス・ストーリー/香港国際警察」 1986年「サンダーアーム龍兄虎弟」       「クラッシュ・エンジェルス/失われたダイヤモンド」 1987年「プロジェクトA2」 1988年「サイクロンZ」「ポリスストーリー2 九龍の眼」 1989年「奇蹟 ミラクル」 1990年「ストロンゲスト」「プロジェクト・イーグル」 1991年「炎の大捜査線」 1992年「ツイン・ドラゴン」「ポリス・ストーリー3」 1993年「シティーハンター」「プロジェクトS」       「新ポリス・ストーリー」 1994年「酔拳2」 1995年「デッドヒート」「レッド・ブロンクス」 1996年「ファイナル・プロジェクト」 1997年「ナイスガイ」◇ 1998年「ラッシュアワー」◇「アラン・スミシー・フィルム」       「ドラゴン 栄光への軌跡」 1999年「フー・アム・アイ」◇「ゴージャス」△「喜劇王」△       「ジェネックス・コップ」△ 2000年「シャンハイ・ヌーン」◇ 2001年「ラッシュアワー2」◇「アクシデンタル・スパイ」◇ 2002年「タキシード」◇ 2003年「シャンハイ・ナイト」◇「ツインズ・エフェクト」◆       「メダリオン」◇ 2004年「80デイズ」◇「香港国際警察 NEW POLICE STORY」◇       「花都大戦 ツインズ・エフェクトU」◆       「エンター・ザ・フェニックス」 2005年「THE MYTH 神話」◇ 2007年「ラッシュアワー3」◇ 2008年「ドラゴン・キングダム」◇ 2009年「新宿インシデント」◇「カンフー・キッド」 2010年「ダブル・ミッション」「ベスト・キッド」「ラスト・ソルジャー」 その他の出演者: Tien Lung Chen ... Bully Ging Man Fung ... Mr. Li Hsia Hsu ... King of Bamboo Dean Shek ... Professor Kai-Hsien User Rating: 7.6/10( 7,196 votes) IMDb User Rating: 8.7/10( 1,154 votes) Yahoo! オトーサン、 「爽快!」 User Reviews Vic Smithさん London, England 1999年3月17日 こいつは、私のお気に入りのジャッキー・チェン映画だ。 いままで見たうちで、一番面白かった。 ファイトではじまり、ファイトに終わる。 アクション満載で、失望することはないだろう! それに、実に愉快なシーンの数々。 こんなチェン、見たことはない。 師範代をからかったり、 喧嘩相手が、実は叔母と分かったり! 素晴らしい。 オトーサン、 「同感。まずは、この映画をみるべし」 ナンシーChang! さん 2006年3月22日 酔えば酔うほど強くなる 久しぶりに観ました。 ブルース・リー人気がやや鎮静化した1978年、 本作をひっさげてまさに彗星のごとく登場したアクションスター、 ジャッキー・チェン(これが日本デビュー作)。 もう28年も前のことなんですね。 とにかくジャッキーのアクションが凄い! 酔えば酔うほど強くなる「酔八拳」の型と動作、 どこか舞踊を思わせるユニークな立ち回りは、 カンフーを武術としか認識していなかった私にとって 初めて目にする衝撃的なものでした。 今見ても当時の感動がそのまま甦ります。 監督のY・ウーピンは『マトリックス』『キル・ビル』などのカンフー指導? で今やハリウッドでも引っ張りだこ。 ちなみに、本作の名脇役“赤鼻のソウ”ことY・シャオティエンは そのウーピン監督のお父様です。 勿論言わずと知れた武術の達人でもありました (すでに故人となってしまったことが残念)。 冒頭でジャッキーを叩きのめしたおばちゃん(すっげぇカッケー!!)といい、 年寄りの身体能力の高さに感動した映画でもある(笑)。 アクション映画にコメディの要素を上手く取り込み、 子供も大人も楽しめる娯楽作となっています。 未見の方には「絶対に一度は観といた方がいいよ!」と言っておきます。


アクターズ・スタジオ バーブラ・ストライサンド  

オトーサン、 「バーブラ・ストライサンド?不細工な鼻の女優か」 でも、これをみて考えが180度変わりました。 歌手、俳優、監督、市民活動家... 人間の可能性を切り開いたひととして、 すっかり尊敬してしまいました。 原題:Inside the Actors Studio Barbra Streisand (TV 2004) 監督:Jeff Wurtz 脚本:James Lioton Genre:Talk-Show 上映時間:93分 あらすじ: アクターズ・スタジオは、1947年エリア・カザンらが設立した。 52年、リー・ストラスバーグが芸術監督に就任して有名になった。 学んだ俳優は錚々たる面々だ。 マーロン・ブランド、ポール・ニューマン、アル・パチーノ、マリリン・モンロー、 ジェーン・フォンダ、ジェームズ・ディーン、ダスティン・ホフマン、ロバート・デ・ニーロ、 ジャック・ニコルソン、スティーブ・マックイーン、ジュリア・ロバーツ... ニューヨーク大学教授ジェームズ・リプトンが、 演技。演出、脚本を学ぶ学生たちの前で、第一線で活躍中の映画人にインタビュー。 事前に500問が準備されており、修士課程の学生との質疑応答もある。 私生活、映画デビューの経緯、出演作とそのトリビアなど多岐にわたる。 以下に番組恒例の質疑応答を紹介しましょう。 リプトン 好きな言葉は? バーブラ 最も好きな言葉をひとつ選ぶとすれば"真実"ね。 リプトン 嫌いな言葉は? バーブラ 不可能。 リプトン 何にグッときますか? バーブラ 最高の言葉と最高の演技  リプトン 好きなものは? バーブラ エクスタシーの声。  リプトン 番組10年にしてそれを言う勇気のあったのはあなただけ。       遠まわしに言うひとは何人かいたけど。       クスクス笑って客席の伴侶をみたり... バーブラ 正直な話よ。 リプトン キライなのは? バーブラ マイクからのハウリングが聞こえた時。 リプトン 好きなののしり言葉は? バーブラ ファック。 リプトン やってみたい仕事は? バーブラ 多分建築家か園芸家のどちらかね。 リプトン 絶対にやりたくない職業は? バーブラ 足の治療士。他人の足はちょっと。 リプトン 天国の門の入り口で、神様に何と言われたい?     バーブラ またあんたか。 出演者: Barbra Streisand .... Herself James Lioton .... Himself Donna Karan .... Herself Emmanuel Streisand .... Himself (資料映像) Diana Rosen Streisand .... Herself (資料映像) オトーサン、 「苦労したんだなぁ」 15ケ月で父エマニニュルが死亡。 「父と一緒に映った写真がないの」という言葉にグッときました。 そういえば、オトーサンも3歳で父が死んだので、同じです。 継父との長い不和、そして墓前での和解... 霊の導きによるという信じられないエピソードも打ち開けてくれました。 BARBRA STREISAND  バーブラ・ストライサンド 誕生日 1942/4/24 出身 米ニューヨーク州ブルックリン 歌手、作曲、監督、俳優と多彩な才能に恵まれた積極果敢な女優。 ナイトクラブで優勝し、歌手として売り出す。 62年ブロードウェイにデビューし、64年舞台「ファニー・ガール」でスターに。 68年「ファニー・ガール」でデビューし、いきなりアカデミー主演女優賞を受賞。 映画主題歌でも73年「追憶」、76年「スター誕生」(アカデミー主題歌賞)をヒットさせた。 83年「愛のイエントル」では主演・監督を務め、ゴールデングローブ監督賞を手にした。 2000年にニューヨークで歌手の引退公演を行った。 出演作 1968年「ファニー・ガール」 1969年「ハロー・ドーリー!」 1970年「晴れた日に永遠に見える」「フクロウと子猫チャン」 1972年「おかしなおかしな大追跡」「砂の城」 1973年「追憶」 1974年「またまたおかしな大追跡」 1975年「ファニー・レディ」 1976年「スター誕生」 1979年「メーン・イベント」 1981年「恋のドラッグストア・ナイト」 1983年「愛のイエントル」 1987年「ナッツ」 1991年「サウス・キャロライナ/愛と追憶の彼方」 1996年「マンハッタン・ラプソディ」 2004年「ミート・ザ・ペアレンツ2」 User Rating: 8.6/10( 16 votes) IMDb オトーサン、 「高いスコアだ!」 User Reviews totoroさん 2008年12月21日 才女バーブラ・ストランド、§*^・^)ノ⌒Chu♪ 多才な能力を持つ彼女の話は 飽きることなくTVの前に座っていることができた。 一番たいせつなのはどんなことにも関心を持つ… 好奇心なのでしょうか… 一番ダメなのは「無関心」 その通りだと思います。 何にでも興味をもつなら当然知ろうと努力しますし、 知ることで自分の世界も広がる。 無関心は向上心のなさでもあると私は思います。 幾つになっても好奇心を持ち関心を持つ。 そうするならば、頭も活性され多くの問題にも気がつくのではと思う。 地球温暖化の問題だって、人々は無関心すぎると思います。 自分の生きている間だけ平和であれば良いとでも思っているんでしょうか。 何故?どうして?と考えようとしない。 このDVDを観てバーブラの素晴らし思考に私は賛成の拍手を終わることなく送りたい… それほどに心を打たれた作品です。 俳優を目指さない方々にも人生を考える良いチャンスだと思います。 私totoroがお薦めします(*^。^*) オトーサン、 「同感!」 みんな違ってみんないいのです。 メタボんさん 2010年11月5日 とても内容が濃い永久保存版です!! 一人ひとり、この世界に入ったいきさつ、道のり、 映画や演技への熱い思いがひしひしと伝わり、とても感動を覚えました!  特にバーブラ・ストライサンドは、 もっと自己主張ばかりで扱いにくい女性なのかと思いきや、 インタビュー中、とっても女性らしさ、かわいらしさがのぞいていて、 特に「お腹空かない?」といってキットカット食べて大喜びするところなんて 人間味溢れていて、見なおしてしまいました! 超かわいい〜んですね、話し方や仕草が・・・! 4人とも素晴らしく、共通しているのは、 俳優の隅から隅まで知り尽くしていないと、 監督としてその俳優の持ち味が引き出せないなど・・・ 情熱がよっぽど無ければこの世界続かないだろうことが、とてもよく理解できました! アクターズ・スタジオシリーズは、すべて観たくなりました!!


アクターズ・スタジオ ロバート・レッドフォード  

オトーサン、 「へぇ、そうなんだ」 貧しく、反抗的な青年だったとか。 画家になりたくて、欧州を放浪し、舞い戻ってきて、 役者のアルバイトから有名スターへ。 監督や映画プロデューサーをやったあと、 若手映画人育成のためにサンダンス・インスティテュートを設立。 サンダンス映画祭を主催者でもある。 原題:Inside the Actors Studio Robert Redford (TV 2005) 監督:Jeff Wurtz 脚本:James Lioton Genre:Talk-Show 上映時間:93分 あらすじ: アクターズ・スタジオは、1947年エリア・カザンらが設立した。 52年、リー・ストラスバーグが芸術監督に就任して有名になった。 学んだ俳優は錚々たる面々だ。 マーロン・ブランド、ポール・ニューマン、アル・パチーノ、マリリン・モンロー、 ジェーン・フォンダ、ジェームズ・ディーン、ダスティン・ホフマン、ロバート・デ・ニーロ、 ジャック・ニコルソン、スティーブ・マックイーン、ジュリア・ロバーツ... ニューヨーク大学教授ジェームズ・リプトンが、 演技。演出、脚本を学ぶ学生たちの前で、第一線で活躍中の映画人にインタビュー。 事前に500問が準備されており、修士課程の学生との質疑応答もある。 私生活、映画デビューの経緯、出演作とそのトリビアなど多岐にわたる。 以下に番組恒例の質疑応答を紹介しましょう。 リプトン     好きな言葉は? レッドフォード 可能だ(Possible) リプトン     嫌いな言葉は? レッドフォード  何でもいい(Anything) リプトン 何にグッときますか? レッドフォード  君だ(会場笑う)           どういう意味で?           具体的に尋ねてくれ(会場笑う) リプトン  好きなものは? レッドフォード  ひとつに絞るのかい。 リプトン  そうです。私以外で。 レッドフォード  早朝のサンダンスほど素晴らしいものはない。 リプトン     キライなのは? レッドフォード  話を聞かないひと。 リプトン  好きな音は? レッドフォード  コオロギの声 リプトン  キライな音は? レッドフォード  建設車両がバックする音 リプトン  好きなののしり言葉は? レッドフォード  ファック。        今では珍しくないけどね。        私が子供の頃は、使用禁止の言葉だった   リプトン  やってみたい仕事は? レッドフォード  音楽家 リプトン  絶対にやりたくない職業は? レッドフォード  銀行家 リプトン  天国の門の入り口で、神様に何と言われたい?     レッドフォード  早すぎるぞ(会場笑う) 親友で盟友のポール・ニューマンとの 意外ないたずらごっこを打ち明けました。 「やつといるとうんざりするくらいレーシングカーの話を聞かされる。 だから、彼の50歳の誕生日に廃車業者んとこに行って、 “ポンコツのポルシェあるか!”って訊いた。 そしたら『あります。まったくの廃車。ポンコツです』って言う。 だからぼくは言った。 『いいよ。そいつに赤いリボンをつけて彼の家の裏玄関に置いてきてくれ』。 業者はそのとおりにして、“ハッピー・バースデイ!”とだけ書いておいた。 それに対して何の返事もなかったが2週間後家に帰って玄関入ると、 リビングルームの出入口に大きな梱包が置いてあった。 そいつはポンコツを圧縮した固いブロックで、うちの床が抜けてたよ。 それで彼の仕業だとわかった。 ……そいつを運んできた業者にまた来てもらって持っていってもらわなきゃならない!  業者はよほど儲けたと思うよ。 だって、ぼくはさらにそいつを溶かして庭の彫刻にして、 彼の庭に置くように届けたんだから」 出演者: Robert Redford .... Himself James Lioton .... Himself Amy Redford .... Herself(娘・女優) Charles Robert Redford.... Himself (資料映像) Martha Hart.... Herself(資料映像) Sydney Pollack.... Himself (資料映像) オトーサン、 「真面目なひとだなぁ」 細部に神は宿るをモットーにした演技が光ります。 セリフを言わないシーンを大事にしているあたり、 彼の人柄がよく出ています。 ROBERT REDFORD  ロバート・レッドフォード 誕生日 1937/8/18 出身 米カリフォルニア州サンタモニカ コロラド大学を中退して、美術を学ぶためにパリへ留学。 帰国後、アメリカ演劇アカデミーで演技を学び、ブロード・ウェイ・デビュー。 62年「戦場の追跡」で映画デビュー。 「裸足で散歩」「明日に向かって撃て!」などの作品でスターダムに。 73年「スティング」でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされる。 80年「普通の人々」で監督デビュー。 アカデミー賞監督賞受賞。 出演作 1962年「戦場の追跡」 1964年「戦場はどこだ!」 1965年「サンセット物語」 1966年「逃亡地帯」 1967年「雨のニューオリンズ」「裸足で散歩」 1969年「夕日に向かって走れ」「明日に向かって撃て!」       「白銀のレーサー」 1970年「お前と俺」 1972年「ホット・ロック」「大いなる勇者」「候補者ビル・マッケイ」 1973年「追憶」「スティング」 1974年「華麗なるギャツビー」 1975年「華麗なるヒコーキ野郎」「コンドル」 1976年「大統領の陰謀」 1977年「遠すぎた橋」 1979年「出逢い」 1980年「ブルベイカー」 1984年「ナチュラル」 1985年「愛と哀しみの果て」 1986年「夜霧のマンハッタン」 1987年「プロミストランド/青春の絆」 1990年「ハバナ」 1992年「スニーカーズ」 1993年「幸福の条件」 1996年「アンカー・ウーマン」 1997年「モンタナの風に抱かれて」 2001年「スパイ・ゲーム」 2002年「ラストキャッスル」 2004年「二重誘拐」「セイクレッド・プラネット 生きている地球」(ナ) 2006年「シャーロットのおくりもの」(声) 2007年「大いなる陰謀」 User Rating: 7.6/10( 9 votes) IMDb オトーサン、 「古き良きアメリカ人なんだ...」 ロサンザルスが輝きを失ってしまったこと、 映画が産業になって、文化の香りを失ってしまったことを 嘆いていました。 User Reviews ジャック・バウワウさん 2008年6月23日 年取ったレッドフォードにがっかりしたが・・・ 冒頭レッドフォードを見て「年取ったなぁー! なんか爺さんだなぁーおい」とつぶやいてしまいました。 無理もないか。 あの光輝いていた「追憶」とか「スティング」の時代は遠い過去。 しかし美男美女も年齢には勝てない。 虚しいです。 ちなみに、このシリーズでバーブラ・ストライサンドはすごくおもしろいです。 彼女のがまだ若いです。 二人とも生きているんだから「追憶2」を作ればいいのにと思いついたが、 シドニー・ポラックが天国に逝ってしまったからだめかな。 さて、今回の内容的にはレッドフォードの人柄でしょうか? 真面目な話が多く笑える場面は少ない。そうであってもしょうがない。 娘さんが紹介されましたが、すごく魅力的な女性で好きになってしまいました。 女優さんらしいですが、メジャーな映画とかは出てないですよね。 親の七光りじゃなくても彼女の笑顔を見ればハッピーな気持ちになります。 最初の奥さんの子かな?まぁいいか人のプライバシーなんか。 レッドフォード・ファンとしては見ておくべきかな。 蛇足ですが、この人、年のわりに髪の毛たくさんありますねぇ・・・・ オトーサン、 「そうか、レッドフォードがはじめたのか」 ・サンダンス映画祭(Sundance Film Festival)  自主映画の製作を支援しようと、ロバート・レッドフォードが、設立。  名前は、「明日に向って撃て!」で彼が演じた役柄サンダンス・キッドから。  当初は、メイン・イベントは古い映画の回顧展で、  映画製作者らによるディスカッションなどが行われていた。  1978年より毎年1月中旬から11日間に渡って開催されている。  インディペンデント映画を対象とし、数万人規模の客を招き約200本もの長・短編映画が上映される。  「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」「セックスと嘘とビデオテープ」「ソウ」  などのインディペンデント映画を有名にし、  ケヴィン・スミス、ロバート・ロドリゲス、クエンティン・タランティーノなどの映画監督の知名度を上げた。  観客に映像作家、俳優だけでなく、配給会社の買付係、弁護士、エージェント、マネージャーなど  ビジネス関係者が多い。  2008年開催分の応募総数が史上最高の8,000本を越えた。  1960年、ユタ州2エーカーの土地取得がはじまりだったが、  500エーカーののスキーリゾート地となっている。


アクターズ・スタジオ ショーン・ペン  

オトーサン、 「ショーン・ペンだ!」 いろいろ有益なコメントがありましたが、 一番共感したのは、最近の風潮への批判でした。 映像技術でみせる映画は好きになれない。 観た後で、虚しくなるような映画はつくりたくない。 原題:Inside the Actors Studio  Sean Penn(TV 1999) 監督:Jeff Wurtz 脚本:James Lioton Genre:Talk-Show 上映時間:60分 あらすじ: アクターズ・スタジオは、1947年エリア・カザンらが設立した。 52年、リー・ストラスバーグが芸術監督に就任して有名になった。 学んだ俳優は錚々たる面々だ。 マーロン・ブランド、ポール・ニューマン、アル・パチーノ、マリリン・モンロー、 ジェーン・フォンダ、ジェームズ・ディーン、ダスティン・ホフマン、ロバート・デ・ニーロ、 ジャック・ニコルソン、スティーブ・マックイーン、ジュリア・ロバーツ... ニューヨーク大学教授ジェームズ・リプトンが、 演技。演出、脚本を学ぶ学生たちの前で、第一線で活躍中の映画人にインタビュー。 事前に500問が準備されており、修士課程の学生との質疑応答もある。 私生活、映画デビューの経緯、出演作とそのトリビアなど多岐にわたる。 出演者: Sean Penn .... Himself James Lioton .... Himself Robin Wright Penn .... Herself   Leo Penn .... Himself(資料映像) Eileen Ryan .... Herself(資料映像) Brian De Palma .... Himself(資料映像)  オトーサン、 「ははは、煙草を吸いだした」 会場は禁煙なのに、吸うというあたりに、 彼の反骨精神がよくあらわれいうました。 父親のレオ・ペンが脚本家で、赤狩りでひどい目にあい、 以後、政治家は大キライになったとか。 SEAN PENN  ショーン・ペン 誕生日 1960/8/17   出身 米カリフォルニア州バーバンク TVディレクターの父・レオ・ペン(ロシアユダヤ系)と女優の 母・エイリーン・ライアン(アイルランドとイタリア系)との間に生まれる。 3人兄弟の次男で2歳上の兄マイケル・ペンはミュージシャン (ミュージシャンのエイミー・マンの夫)、 5歳下の弟クリストファー・ペンは俳優(故人)がいる。 子供の頃、近所に住むチャーリー・シーン、 エミリオ・エステヴェス兄弟と8mm映画を作っていた。 14歳の時に「大草原の小さな家」でTVデビューする。 その後、1981年「タップス」で映画デビュー。 この映画でトム・クルーズと共演している。 マドンナのミュージックビデオの撮影に招待されたのをきっかに 1985年結婚。 この2人はパパラッチの標的になり、たびたび彼らに 暴力を振るい問題となった。その後1989年離婚。 その後も、暴力事件で逮捕されるなど、 俳優生命が危うい時期もあったが、 1990年「ステート・オブ・グレース」で共演した ロビン・ライト・ペンとの出会いをきっかけに、 1991年の「インディアン・ランナー」で脚本、監督デビューし、 また、1995年に死刑囚を演じて絶賛された「デッドマン・ウォーキング」で 初めてアカデミー賞主演男優賞のノミネートされるなど 公私両面で充実の時を迎える。 その後も、1999年「ギター弾きの恋」、2001年「I am Sam」と 3度アカデミー主演男優賞にノミネートされ、 そして2003年「ミスティック・リバー」で 初のオスカー受賞となり、ハリウッドでの実力派の地位を 不動のものとしている。 出演作 1981年「タップス」 1982年「初体験リッジモント・ハイ」 1983年「バッド・ボーイズ」 1984年「月を追いかけて」 1985年「コードネームはファルコン」 1986年「ロンリーブラッド」「上海サプライ」 1987年「ディア・アメリカ/戦場からの手紙」(声) 1988年「カラーズ/天使の消えた街」「ジャッジメント・イン・ベルリン」      「恋人たちのキャンバス」△ 1989年「カジュアリティーズ」「俺たちは天使じゃない」 1990年「ステート・オブ・グレース」 1993年「カリートの道」 1996年「デッドマン・ウォーキング」 1997年「シーズ・ソー・ラブリー」「Uターン」◇ 1998年「ゲーム」◆「シン・レッド・ライン」◇ 1999年「キャスティング・ディレクター」◇「マルコヴィッチの穴」      「ギター弾きの恋」◇ 2000年「夜になるまえに」◆「悪魔の呼ぶ海へ」「真夜中の銃声」 2001年「アイ・アム・サム」◇「DOGTOWN & Z-BOYS」(ナ) 2002年「デブラ・ウインガーを探して」「ブラウスキー オールドパンク」 2003年「ミスティック・リバー」◇「21グラム」◇「アンビリーバブル」◆ 2004年「リチャード・ニクソン 暗殺を企てた男」◇ 2005年「ザ・インタープリター」◇ 2006年「オール・ザ・キングスメン」◇ 2008年「ミルク」◇「トラブル・イン・ハリウッド」 User Rating: 6.0/10( 13 votes) IMDb オトーサン、 「生真面目なインタービューだったせいかも」 User Reviews caviarさん 2008年10月25日 リプトンの紹介“品行方正な反逆児” 「ジョニデをはじめ同世代の俳優たちと同様 ショーンは一瞬ごとにユニークな輝きを放ちます 私の意見をのべるなら思いがけない表現ほど印象深いものはありません 名優マーロンブランドを彷彿させます その演技力は意外性にあふれその感性のきらめきにただただ感服したものです しかも演技の組み立て方に矛盾のカケラもない ショーンペンも同様、彼の危険な香りは人の心をそらしません 演技への鋭い勘、演技のあり方を選択する力には絶対的なものを感じさせます」 名優とは自分なりに解釈し人のために表現できる俳優 これもbyリプトン さてショーンペン とにかく印象的 でたしかに反逆児だけど品行方正とは知らなかった マドンナとの結婚もDVで別れたって聞いたし あたしが見たのはデッドマンウォーキングとシーズソーラブリーとミスティックリバー あとなんだっけ 監督作だとイントゥザワイルド だけかなあ ああとキャスティングディレクターもみたか ああとギター弾きの恋か なんかとにかく演技も何も存在感があたりを塗りこめるほど独特 たまごの匂いの似合いそうな まったく独特な空気を持つ人で 演技の細部なんて見えないくらいなんだもの で不良役ばっかりだし ただこのDVDだと翻訳がですます調になってたから 余計に品行方正な感じに それをさしひいても とりあえずものすごく知的な人だと思った 意外にも二世なんだよなあ でもほんと若いときのとかただの不良でしかないのに 知的で詩的な人だ! 笑顔がなんとも不安定っていうかなんていうか独特の  「リサーチはジャーナリスト気分でやってるが常に脚本に帰ること そのうちに断片がつながっていく」 デ・ニーロに影響をうけた 「彼はバレエダンサーを思わせる バレエのことはよく知らないがバレエを見るたび感動するのは、 踊りに費やしてきた膨大な時間を思うから デ・ニーロにも俳優であることの意気込みに尊敬させられる」 「ぼくは何ごともゆっくり入っていく」 映画はただの娯楽じゃないってことを強くゆってて、 詩人のブコウスキーからどんな影響を受けたか 彼の作品から脚本をかくことについて最も大きな印象を受けた点は 不謹慎でないこと、敬意もないこと 彼は我々と同じように生活の中にいる 彼はありふれた日常に詩を見出す 壮大な新世界を創造する必要はない その詩はカサヴェデスに似た世界観で ドラマや詩は人々の暮らしの中にある 日常は必ずしもドラマチックではないが 文学や映画は本来危険性を含んでいる 特に映画はきわめて危険で破壊的だ その危険性には留意すべきだ 人は映画館のなかでは高揚しているが映画が終わればいっそう寂しい それは映像技術に騙されたんだ そういう映画は僕のものではない それは楽しいものかもしれないが思い返せばそういう映画は子供の頃に観たきりだ 僕らみたいなのは少数派かもしれない 僕が好きなのはすぐそこにある日常に詩を見出す映画です 学生からの質問 *先ほど難しいとおっしゃっていた仕事の折り合いの付け方について伺います   演技のために人生を犠牲にすることは最も恐れていることです ―程度の差はあれ仕事とは人を人生から切り離すもの そういうものです  どういう程度であれ演技を志すならば最大の努力をするのも人生でしょう  俳優の仕事は個人としての生活を阻む  どんな高尚な興味を持ちどんな天啓を受けても  突然先の見えない人物を演じる  そこは目をつぶる必要があります  それがドラマの役作りというものです  悲劇ならその人物らしい悲劇を、喜劇なら愛されれる役作りを  ともあれ悲劇でも喜劇でもシリアスなドラマでも真剣に取り組むしかない  だがそのことは僕個人の成長を阻むかもしれない  これは僕なりの意見ですが  まわりをよく見渡しても人はそんなに成長するものではない  成長は幻惑なんです  自分が思うほど人生を逃していません  がんばってください うひゃーてかんじ かっこいい やっぱ成長とかって考えない方がいいんだな 演技は本能的なものかと思って教育されるものじゃないと思っていたけど 自分の本能がいかに限られたものであるかを知った その本能を鍛えて伸ばしていくメソッドを知りました メソッド演技なのかな? 「平凡な事柄について非凡な解釈をすること」 これは演技より映画づくりのことかなあ ブコウスキーの詩で 電車に男と少年が窓の外の海をみていた 景色が流れていって少年が男に言う 海ってきれいじゃないね そこで男は初めて海ってきれいじゃないかもと思う それが平凡な事柄についての非凡な解釈 みんな海はきれいなものだと思ってる 正しいとは限らない固定観念を打ち破るのです あるときコーチのペギーフュリーがペンの演技を止めて言った あなたの演技には迷いがある それはあなたの問題ではない 相手役との問題です 相手のせりを聞いて呼応する演技をするときどんな演技を選ぶか 大事なのは勘だ もともとは舞台人スピリット 映画で戸惑った ここでも「聞くこと」の重視 ハリウッドの映画の作り方 人のどんな行動をドラマに盛り込んでも どこか答えにならない すると彼らはひどく熱心に追及して答えを求める 人はなぜ破壊的な行動に出るか 僕自身の経験からいえば人の極端な暴力や自己破壊 結局それは映画の味付けとはなっても答えを求めるべきものではない ただあるがまま マーロンブランドのことば 映画とはリハーサル不足の賜物 舞台と違うってこと 監督の務めを言ったものだけど 役者に対しての でもそのまま役者の務めにもなるペンのことば ―役者に発見し続ける意欲を失わせないこと また演技の選択肢を探らせること そのシーンの共演者との関係も考慮する 殻をやぶる方法をきかれて ―恥を忍んでその境地にたどり着くことだ しかしその努力の過程で捨てても許されるなにかがある 恐怖心や自意識 それから自尊心 いままで例えば恋に落ちたときにどれだけ自尊心もなにもなかったことか それを考えると恋に落ちることは素晴らしいことですね やっぱり意識を飛ばすこと、ある意識を無視することかなあ あとシーンの意図って意識するのってやっぱ大事なことだね ううん かっこいいじゃないかーショーンペン シーズソーラブリーだいすきなんだけどショーンペンにはなかなかなじみにくいんだよ でもDVDほしいな とりあえずアクターズスタジオ第2弾はおしまし オトーサン、 「へぇ、卒業生がいるんだ!」 ホワイトさん 2008年10月23日 待ってました!卒業生としては・・・。 私もアクターズスタジオに1年留学していた。 日本に帰ってきた頃、この番組が始まり、 NHKのBSや地上波のミッドナイトチャンネルという枠で、放映されていた。 このDVDは相当カットされているが、 特典映像に、未放映部分が収録されているので、良しとしよう。 ショーンペンの印象は「悪ガキ」だ。 そして、このインタビュー番組の中でも、煙草を劇場内で吸い出す。 名誉会員の目録もテーブルの下に放り投げる。 しかし、何処か寂しげな彼の姿に心打たれる。 私の知っている講師の名前を聞いただけで、少し感傷的になった。 私も同じ事を学んできたからだ。 「平凡なことを非凡に演じる」と・・・。 DVDの中で彼は詩人の言葉を引用してこんなことをしゃべっている。 「老人と少年が電車に乗って、海を眺めている。 しばらくすると少年がしゃべる『綺麗じゃないね』 ・・・すると老人は、海は必ずしも美しいとは限らないことを知るのだ」 ショーンペンの役作りはとても古典的だと思う。 今の観客は、それ程「恐怖」や『狂気」を上手く演じる彼について興味がないはずだ。 ・・・少なくとも日本では興行的には当たっていない。 私も、それ程共感することはない。 何故なら、この中でしゃべられていることを、実践しているとは到底思えないからだ。 「直ぐそこにある日常的な事こそリアリティーのある芸術であり、興味がわく映画なのだ」といっているが、 彼が取っている映画は『直ぐそこにある日常性などではない」 理想と現実の違いを露呈したインタビューであった。 (アクターズスタジオの講義であり、ショーンペンは講師という括りであるのだが) 人となりを洞察できる良い番組だ。 ショーンペンがインタビューを演じているのが稚拙で可愛い。 演技を勉強する人以外でも楽しめます。 欺されちゃう人もいると思いますw


アクターズ・スタジオ クリント・イーストウッド  

オトーサン、 「老いてますます盛ん」 しかも、モテモテで、色気を失わない。 見習うべき存在です。 原題:Inside the Actors Studio (TV 2003) 監督:Jeff Wurtz 脚本:James Lioton Genre:Talk-Show 上映時間:60分 あらすじ: アクターズ・スタジオは、1947年エリア・カザンらが設立した。 52年、リー・ストラスバーグが芸術監督に就任して有名になった。 学んだ俳優は錚々たる面々だ。 マーロン・ブランド、ポール・ニューマン、アル・パチーノ、マリリン・モンロー、 ジェーン・フォンダ、ジェームズ・ディーン、ダスティン・ホフマン、ロバート・デ・ニーロ、 ジャック・ニコルソン、スティーブ・マックイーン、ジュリア・ロバーツ... ニューヨーク大学教授ジェームズ・リプトンが、 演技。演出、脚本を学ぶ学生たちの前で、第一線で活躍中の映画人にインタビュー。 事前に500問が準備されており、修士課程の学生との質疑応答もある。 私生活、映画デビューの経緯、出演作とそのトリビアなど多岐にわたる。 ジェームズ・リプトン(以下J) 「今回は大陸を横断しロサンゼルスに来ました。 クリント・イーストウッド(以下C) 「切手のことをもっと知りたいな」(会場、笑) ジェームズ・リプトン(以下J) 「見てませんか?」 C 「切手になるのはたいてい故人だ。私は死んだと思われたんだよ」(会場、笑) J 「まさか。早くあなたを たたえたかったんですよ」 C 「そう急ぐことはないのに」(会場、笑) J「まず 生まれは?」 C 「サンフランシスコだ。幼少期はベイエリアにいた」 J 「生まれた日から有名な子供だったとか?」 C 「母にとってだけだよ。苦しんだ分特別に思えたのさ」(会場、笑) J「苦しんだ?」 C 「(苦笑)」 J 「大きな子だから難産だったのでは?出生時の体重は?」 C 「よく覚えてないな」 ここで、会場にいた妻(ディナ・イーストウッド)から声が飛ぶ。 ディナ 「5,159グラムよ」 J 「だそうです。5,159グラム」 C 「今の93キロに比べれば軽いもんだ(笑)」(会場、笑) J 「あなたは大恐慌の厳しい時代に生まれた。  お父様はどこで何をして生計を?」 C 「父は労働者階級で、ロサンゼルス郊外にいた時は   ガソリンスタンドで働いた。   その職に就くために、サクラメントからわざわざ移り住んだ。   当時は本当に職が少なかったんだ」 J 「お父様から影響を?」 C 「もちろん。   私たち一家は引越しが多くて身近な男性は父だけだったからね。   まず父から影響を受けたよ。   引越しが多いからこそ両親と私と妹は結束が固かった」 J 「お父様は”前進しないものはいずれ枯れる”と?」 C 「ああ、こう言っていた。   ”人生から常に学び続けなければならない”   ”自分を磨き続けることが必要だ”   ”それをやめたら後退するばかりだ”と」 J 「あなたが最初に見た映画は?」 C 「父が連れていってくれた『ヨーク軍曹』だ。   まだテレビが無い時代で映画というのは特別な楽しみだった」 J 「ラジオはどんな番組を?」 C 「よく聴いたのは、例えば・・・   ミステリーものやヒーローもののラジオドラマかな」 J 「お母様によるとあなたは玩具と話し―   ほかの子と違う遊びをしたとか。   孤独な子でしたか?」 C 「その話はしたくない」(会場爆笑) J 「(笑)大学の授業で本音は言いにくい?」 C 「精神医学の授業かい?   玩具はあまり無かったから自分で作ったりした」 J 「内気な子だったと思いますか?」 C 「そうだね。   私は背が高くて目立っていたし、転校ばかりしていたから、   いつも自分を守らなければならなかった。   だから、おそらく内向的だったんだろう。   失語症の気配もあった。   断定はされなかったが・・・   左利きを直されたせいだと思う。   右手で書かされて脳の反対側を使うはめになったが   そっちは未発達でなかなか働かなかったんだ」 J 「『ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディ』を初めて見たのは?」 C 「・・・いつだったかな」 J 「影響を受けたそうですね」 C 「強い影響を受けたね。   J・ギャグニーは大好きだった。   大ファンだったよ。   彼のエネルギーは何か特別だった。   恐れ知らずのキャラクターだ。   私とは全く違うタイプで、まねたことは無いが   『白熱』でチキンをかじりながら   銃を撃つ彼を見たときは、   ”そこまでやるか”と・・・   いい人に見せようなんて全く考えていない。」 J 「ゲイリー・クーパーは?」 C 「『ヨーク軍曹』で好きになった。   抑えた演技で表現することにかけては第一級だ」 J 「子供のころ、音楽は身近でしたか?」 C 「ああ。両親とも音楽が好きだったから。   家にはレコードがあったし、私もよく買うようになった。   ディキシーランド・ジャズや、リズム・アンド・ブルース。   ブルースとジャズをよく聴いた。   1940年代にはビバッブが好きになった。   夢中だった」 J 「楽器を始めたのは?」 C 「8歳か9歳だった」 J 「アンディーおばさんのピアノ?」 C 「ああ。今も健在だよ。   ・・・ピアノがね。おばあちゃんがじゃないよ。(会場笑)   何しろ私じゃなく父の祖母だからね。」 J 「あなたはピアノと一緒に旅をしたとか?」 C 「持っていける大きな家具はピアノだけだったんだ。   まだ子供のころパーティーでピアノをちょっと弾いたら、   たちまち女の子が周りに集まってきた。   ”これはスゴイ”と思ったよ。”毎日練習しない手はないぞ”  それで練習するようになって、  学校のいろいろな催しで弾くようになった。  それからオークランドのナイトクラブで弾くようになった。  クラブというより酒場だね。  そこでは私もピザを食べられたし、ビールまで飲めた。  ピアノを弾くかわりにね(笑)」 J 「何歳でした?」 C 「15歳くらいだ(笑)   昔は事情が違う。大人は子供のことは気にしなかった。   子供が酒を飲んでも金を払えば文句はなかった」(会場笑) J 「(笑)ピアノは独学?」 C 「レコードを聴いて覚えたんだ。まねして弾いた」 J 「どんなレコード」 C 「ジャズ・ピアニストのF・ウォーラーが好きで、   ラグタイムを発展させた彼の奏法をまねようとした。   A・アモンズ、P・ジョンソン、M・L・ルイスも好きで、   彼らの弾くブギウギも練習したよ。いろいろなスタイルを弾いた」 J 「転校が多かったわけですが、学校の成績はどうでした」 C 「普通だね。好きな科目は成績が良かったが   嫌いな科目は苦労しながら何とかやっていた」 J 「G・フォークとは誰?」 C 「私に一幕ものの劇をやらせた中学の英語教師だ。   私を主役にした理由は、クラスで私だけが劇に無関心だったからだ」 J 「(笑)」 C 「演劇なんで興味もないし理解もできない、   舞台でどうすればいいか想像もつかない。   人前に立つなんて私には悪夢に思えたが、   彼女は”できるわよ”と」 J 「工業高校を卒業後は?」 C 「両親がシアトルに行ったので、僕も引っ越した。   そして飛行機の製造会社で仕事をしたり、製鉄会社でも働いた」 J 「どんな仕事を」 C 「溶鉱炉の担当だった。熱くて長続きしなかったよ」 J 「(笑)・・・大学は?行く予定はあったのでは?」 C 「ああ、シアトル大学へね。   音楽のコースが気に入ったんだ。   当時、クインシー・ジョーンズもシアトルで活動していたし。   ところがサンフランシスコの徴兵委員会から召集令が来た」 J 「入隊後、どこに配属を」 C 「モンテレーの近く」 J 「何をしました」 C 「基礎訓練を終えたあとは水泳を教える任務についた。   朝鮮戦争に行かずにすんだのは幸運だった。   皆行きたくなかったさ。宣戦布告も無かった」 J 「除隊後、ロサンゼルスでようやく大学に入った」 C 「シティー・カレッジだ」 J 「何を専攻」 C 「経営学」 J 「なぜ?」 C 「目標が特にない者は必ずそれを選ぶから」(会場笑) J 「演劇科は定評が・・・」 C 「だが選ばなかったよ。演劇科は避けた(笑)。   中学の演劇を思い出して2度とゴメンだと思った」 J 「でもやがて演劇と接点が」 C 「劇団がたくさんあって、そこに知り合いができた。   彼らは皆 A・チェーホフの甥のM・チェーホフの演技法や、   スタニスラフスキーをもとに学んでいた。   私も興味を持って演劇の授業を受けるようになった。   昼は学校、夜はバイトで忙しかったよ。   やがて仕事がもらえた。   ユニバーサルスタジオのある撮影監督の勧めでテストを受けたら合格したんだ。   ユニバーサルの契約俳優になった。週給78ドルだった」 J 「78ドル?」 C 「定収入のある職だ。悪くない話しだったよ」 J 「M・チェーホフの理論の”心理的ジェスチャー”を学びましたか?」 C 「ああ。あれは有名だ。   当時、俳優の教科書といえばスタニスラフスキーの『俳優修業』と   M・チェーホフの『演技者へ!』だった。   チェーホフは肉体が内面に作用することを説いた。   スタニスラフスキーは内面という核から外に向かうと考えた。」 J 「M・チェーホフは”体に役の中心点を置け”とも」 C 「役の心理的中心点を、体のどこかに置くんだ。   内気な役を演じるなら体のうんと内側に、心理的中心点を置く。   軍人を演じるなら体の外側にヨロイがあると想像すれば   軍人らしさを出せるというんだ」 J 「ユニバーサルの契約俳優としてどんな仕事を?   …(会場に向かって)今は無い制度だ」 C 「大して仕事は・・・演技の講習を受けたりスタジオの外で遊んだりね。   周りは田舎で、馬にも乗れた。そしてダンスの講習もあった」 J 「受けました?」 C 「ああ 受けたよ。   フレッド・アステアには負けてたが」(会場笑) J 「さぞ有望で」 C 「俳優は恐れずに何にでも挑戦すべきだと思ったんだ。   やるならとことんまでね。だから何にでも参加したよ。   週に1回しか来ない者もいたが私は毎日通っていた。   何でも吸収しようとして、いろいろ見学し歩いていたら   演技のコツのようなものに、やがて気がついた。   ある日突然感じたんだ。いよいよ道に踏み出せたとね。   演技は音楽の演奏とは違う。   楽器を使うのとは違い、自分の感情を使うもので   その動きをなかなか把握できない。   最初は漠然とした感覚で演技と言えるのかどうか分からないが   ある瞬間スイッチが入って、他人も反応しはじめる」 J 「まさにそうです。突破口が開かれる。   ・・・何年ユニバーサルに?」 C 「1年半いた。1年過ぎた時、辞めてほしいと言われた。   昇給すると週給100ドルを超えるからだ。   昇給なしならあと半年いていいと言うので、私はそのまま居続けた。   でも半年後、結局は追い出された」 J 「”高くつく”と?」 C 「ああ。私はやむなくテレビの世界へと出ていった」 続く 出演者: Clint Eastwood .... Himself James Lioton .... Himself Dina Eastwood .... Herself Frances Fisher .... Herself Leonard Hirshan .... Himself Donaldo Seagel.... Himself (資料映像) オトーサン、 「モテるんだなぁ」 妻と前妻が会場に仲良く座っていました。 代理人のハーシャンとは、6歳のときからのつきあい。 ドン・シーゲル監督は、監督術の師で、 大事にしているひとのひとり。 CLINT EASTWOOD  クリント・イーストウッド 誕生日 1930/5/31   出身 米カリフォルニア州サンフランシスコ 子供時代は父の仕事の関係で、 北カリフォルニア州内で引っ越しと転校を繰り返す。 45年にオークランドで一家が定住すると、 チャーリー・パーカーの演奏を生で聴いたのがきっかけでジャズに傾倒。 トランペットとピアノを始める。 オークランド高校では、高校演劇に参加し、舞台に立つ。 高校卒業後、木材伐採工、トラック運転手、地元のクラブでピアノの弾き語りのアルバイトなどをした。 51年に徴兵のため、陸軍に入隊。 モンテレー半島にあるフォート・オード基地に3年間駐留。 入隊中に知り合ったマギー・ジョンストンを追って、除隊後、南カリフォルニアへ。 53年、ロサンゼルス市立大学入学し、経営学の演技論を学ぶ。 同年12月にマギーと結婚。 54年にユニバーサル映画のスクリーン・テストに合格。 ユニバーサル主催の俳優養成所で演技、発声法、歌、ダンスなどを習う。 週給75ドルと薄給だったため、妻マギーが水着モデルとして生計を支える。 55年「半漁人の逆襲」で映画デビュー。 2年間で7本の映画に端役出演。 57年「二人の可愛い逃亡者」の時、撮影で初来日。 57年、ユニバーサルとの雇用契約期間が終わり、大学も中退。 プール掘りの仕事などで生活資金を稼ぐ。 58年CBSのテレビ西部劇「ローハイド」で準主役ロディ・イエーツ役を得て、人気に。 そこから、スペインで撮る西部劇の話が舞い込み、 64年イタリア映画「荒野の用心棒」に出演。 「夕陽のガンマン」「続・夕陽のガンマン」と出演し、一躍、西部劇スターとなる。 「ローハイド」で知り合ったロクサーヌ・チュニスとの子キンバーが生まれる。 67年、製作プロダクション「マルパソ・カンパニー」設立。 68年、長男カイル誕生。 71年「恐怖のメロディ」で初監督。 同年「ダーティハリー」のハリー・キャラハン役で主演し、大ヒット。 72年、長女アリソン誕生。 77年「ガントレット」で共演したソンドラ・ロックと同棲。 79年から別居状態にあった妻マギーと85年に正式離婚。 86年、客室乗務員ジョセリン・リーブスとの間にスコット誕生。 89年、ソンドラ・ロックと破局。 92年「許されざる者」でアカデミー賞監督賞受賞。 93年8月、フランシス・フィッシャーとの間にフランチェスカ・ルーカス・フィッシャーが生まれる。 96年3月、テレビ・キャスター、ダイナ・ルイスと結婚。 同年12月、娘モーガンが誕生。 2004年「ミリオンダラー・ベイビー」で2度目のアカデミー賞監督賞受賞。 出演作 1955年「半魚人の逆襲」「タランチュラの襲撃」 1956年「全艦発進せよ」「底抜け西部へ行く」      「最初の女セールスマン」 1957年「二人の可愛い逃亡者」 1958年「壮烈!外人部隊」 1964年「荒野の用心棒」 1965年「夕陽のガンマン」 1966年「続・夕陽のガンマン」 1967年「華やかな魔女たち」 1968年「奴らを高く吊せ!」「マンハッタン無宿」 1969年「荒鷲の要塞」「ペンチャーワゴン」 1970年「真昼の決闘」「戦略大作戦」 1971年「白い肌の異常な夜」「恐怖のメロディ」「ダーティハリー」 1972年「シノーラ」 1973年「荒野のストレンジャー」「愛のそよ風」「ダーティハリー2」 1974年「サンダーボルト」 1975年「アイガー・サンクション」 1976年「アウトロー」「ダーティハリー3」 1977年「ガントレット」 1978年「ダーティーファイター」 1979年「アルカトラズからの脱出」 1980年「ダーティファイター燃えよ鉄拳」「ブロンコ・ビリー」 1982年「ファイヤーフォックス」「センチメンタル・アドベンチャー」 1983年「ダーティハリー4」 1984年「タイトロープ」「シティヒート」 1985年「ペイルライダー」 1986年「ハートブレイク・リッジ/勝利の戦場」 1988年「ダーティハリー5」 1989年「ピンク・キャデラック」 1990年「ホワイトハンター/ブラックハート」「ルーキー」      「許されざる者」 1993年「ザ・シークレット・サービス」「パーフェクト・ワールド」 1995年「マディソン郡の橋」 1997年「目撃」 1999年「トゥルー・クライム」 2000年「スペース・カウボーイ」 2002年「ブラッド・ワーク」 2004年「ミリオンダラー・ベイビー」 2008年「グラン・トリノ」 User Rating: 7.5/10( 18 votes) IMDb オトーサン、 「気さくで、ユーモアたっぷり」 User Reviews ゴウ先生さん 2010年8月20日 1994年からアメリカのケーブルテレビ局Bravoで放映されている 映画俳優・監督を対象にしたインタビュー番組。 企画・脚本・インタビュアーは、アクターズ・スタジオの副学長ジェームズ・リプトン。 日本ではNHKが放映。 このインタビューにクリント・イーストウッドが登場したものを、今回見直しました。 会場ははいつものニューヨークのアクターズ・スタジオの校舎内ではなく、 カリフォルニアのゲフィン劇場。 イーストウッド研究をライフワークにしている関係で、 以前テレビで見たはずですが、内容をさっぱり忘れていたために、今回見直すことに。 イーストウッドの映画論についてはよく知っていることばかりが語られるので、 内容に関しては「映画ファンならば、必見」のひと言で終わりです。 特に「静かな現場」を重視するという彼の制作哲学は何度聴いても、 非常に合理的な発想で同意できます。 それよりも注目すべきは、生のイーストウッドが登場するのですから、 その姿としゃべり方。あるいはハプニング。 そこで気づいたところをいくつか述べさせてもらいましょう。 ネイビーブルーのブレザーにネクタイを締め ベージュのチノパンを合わせて登場する白髪の紳士は、 普段はビールを飲まないとしゃべらないと言っていますが、ここでは多弁・雄弁。 驚かされるのは、記憶力のよさ。 人名・地名その他ほとんど忘れていません。 収録当時73歳とは思えない頭の回転。 このインタビューは『ミスティック・リバー』(2003)制作直後に行われたものですが、 その後6本の映画の監督と2本の主演を務めるだけのことはあります。 髪の毛はすべて真っ白ですが、頭の中身は若いのひと言。 このように歳を取れたら最高だと思わないではいられません。 さらに興味深かったのは、イーストウッドの私生活。 というのも、今年の1月に日本では発売された 「誹謗に満ちた」(ウィキペディア「クリント・イーストウッド」)伝記を読んで関心を持ったからです オトーサン、 「アクターズスタジオの卒業生ならではの辛口コメント」 ホワイトさん 2008年10月24日 インタビュアーとの対決が面白い。 基本的にクリントイーストウッドはアクターズスタジオのメソッドに賛成していない。 かつて、「メソッド」なんて糞食らえ!と叫んだことでも有名だ。 そのクリントイーストウッドがアクターズスタジオのゲスト講師として 俳優論や、演技論をしているのが、とてもスリルがあって楽しい。 このDVDの中で、イーストウッドがレコードを聴きながら、ピアノを覚えたepisodeや、 大学で演劇を学ばず、経営学を学んだepisodeなど、 笑える要素が沢山盛り込まれている。 俳優のたまごであるなら、是非見て貰いたい。 ただし、注意点は あくまで、イーストウッドはアクターズスタジオを批判している立場であることを念頭にしてみることだ。 アクターズスタジオのカリキュラムはいわゆる、 「スタニスラフスキーの俳優修業」から発展した「リーストラスバーグのメソッド」が基本だ。 「役の気持ちになる」ことを延々とたたき込まれる。 しかし、クリントイーストウッドは、かつてインタビューで 「役の気持ちになって演じられるなら、 ダーティーハリーの気持ちになって映画館から出てきた与太者でも演じられるはずだ」 と語っている。 なので、DVDの中で「役になりきれれば何でも出来る」と言った イーストウッドの言葉がとても皮肉に聞こえる (司会者のLiptonがメモをとった方が良いと言った意味は深いのだwイーストウッドは、 その言葉を2度繰り返す・・・ちょっと失敗したかな?と言った顔で!) 印象深かったのは「自分の運命をコントロールしたかった」から 映画会社を作ったとか、 彼が監督の映画の時は「アクション!(日本ではstart!)」「カット」とは言わないで、 「行こうか・・・」「良いんじゃない」で終わると言うことだ。 何とも素晴らしい! 日本の監督など、「スタート!」と如何に格好良く言うか演出している人もいるくらいだからだ。 そして、クリエーターとして素晴らしいこともいっている。 「観客を信じると、全てを説明しなくても済む。 観客はそんなに馬鹿ではない」と。 内容が深いインタビューであった。


アクターズ・スタジオ ラッセル・クロウ  

オトーサン、 「ラッセル・クロウか、苦労したんだなぁ」 アカデミー主演男優賞を受賞した「グラディエーター」では、 スタントを拒否しての熱演。 肋骨を折るなど身体中の後遺症が痛むとか。 原題:Inside the Actors Studio (TV 2004) 監督:Jeff Wurtz 脚本:James Lioton Genre:Talk-Show 上映時間:60分 あらすじ: アクターズ・スタジオは、1947年エリア・カザンらが設立した。 52年、リー・ストラスバーグが芸術監督に就任して有名になった。 学んだ俳優は錚々たる面々だ。 マーロン・ブランド、ポール・ニューマン、アル・パチーノ、マリリン・モンロー、 ジェーン・フォンダ、ジェームズ・ディーン、ダスティン・ホフマン、ロバート・デ・ニーロ、 ジャック・ニコルソン、スティーブ・マックイーン、ジュリア・ロバーツ... ニューヨーク大学教授ジェームズ・リプトンが、 演技、演出、脚本を学ぶ学生たちの前で、第一線で活躍中の映画人にインタビュー。 事前に500問が準備されており、修士課程の学生との質疑応答もある。 私生活、映画デビューの経緯、出演作とそのトリビアなど多岐にわたる。 以下に番組の質疑応答の一部を紹介しましょう。 リプトン 好きな言葉は? クロウ  小心者 リプトン 嫌いな言葉は? クロウ ハリウッドのバッドボーイ リプトン: 何にわくわくしますか? クロウ  よく練られた脚本 リプトン: キライなのは? クロウ 不当な批難 リプトン 好きな音は? クロウ チェロのような低音 リプトン キライな音は? クロウ  隣の部屋のTVの音 リプトン  好きな呪い言葉は? クロウ  ファック ミー  リプトン やってみたい職業は? クロウ  デザイナー リプトン:絶対にやりたくない職業は? クロウ 政治家 リプトン: 天国の門で、神様に何と言われたいですか?     クロウ  グッダイ! (注:オーストラリアでは、Good DayをGood Dieと発音する) 出演者: Russell Crowe .... himself James Lioton .... himself Curtis Hanson .... himself(資料映像) Michael Mann .... himself(資料映像) Ridley Scott .... himself(資料映像)  露天風呂も満員状態だ。オトーサン、 「いい監督に恵まれたんだ」 「L.A.コンフィデンシャル」では、カ−テイス・ハンソン監督 「ハーケン・クロイツ/ネオナチの刻印」をみたと声がかかったとか。 マイケル・マン監督とは、「インサイダー」で。 34歳なのに、55歳の役をぜひ頼むと言われて、意気に感じたとか。 「グラディエーター」では、リドリー・スコット監督から 声がかかると、脚本もないのに、OK。 主役のナーサシスでは、弱い感じだとして、 マクシマスを提案して、受け容れられたとか。 RUSSELL CROWE  ラッセル・クロウ 誕生日 1964/4/7 出身 ニュージーランド・ウェリントン ケータリング業者の父・ジョン・アレキサンダー・クロウと 母・ジョスリン・イヴォンヌ・クロウとの間に生まれる。 4歳の時に、家族でオーストラリアに移住。 両親が映画の撮影現場のケータリング業を営んでいたため、 子供の頃からTV番組のセットを探検して遊んでいた。 そして、6歳の時にTV「スパイフォース」に出演。 その後、何本かのオーストラリアのテレビに出演し、 14歳でニュージーランドに戻るが、高校を中退し、 ロックバンドに参加し、シングルを出す。 21歳でオーストラリアに移り、1990年にオーストラリア映画 「アンボンで何が裁かれたか」で映画デビューする。 同年「ザ・クロッシング」で オーストラリア映画協会賞のノミネートされる。 この作品で共演したダニエル・スペンサーと4年の交際の末、 破局するが、01年に復縁し結婚する。 その後、1992年「ハーケンクロイツ・ネオナチの刻印」で ネオナチグループのリーダー役を演じ、 オーストラリア映画協会賞の主演男優賞受賞。 この作品を観たカーティス・ハンソン監督から後に 「L.A.コンフィデンシャル」のバド役のオファーを受ける。 1995年「クイック&デッド」でアメリカ映画デビュー。 同年デンゼル・ワシントン共演の「バーチュオシティ」で 仮装の殺人鬼演じる。 そして、1997年「L.A.コンフィデンシャル」に出演し、 第64回ニューヨーク映画批評家協会賞ならびに 第23回ロサンゼルス映画批評家協会賞で作品賞を受賞。 さらに、第70回アカデミー賞においても9部門にノミネートされるなど、 この作品への出演が転機となる。 その後、1999年「インサイダー」でアカデミー賞の主演男優賞にノミネートされ、 翌2000年「グラディエーター」で見事アカデミー主演男優賞を受賞。 さらに2001年「ビューティフル・マインド」では、 ゴールデングローブ賞の主演男優賞 (ドラマ部門)を受賞し、 アカデミー賞でも作品賞を受賞。 一方で、オーストラリアのロックバンド「30 Odd Foot Of Grunts」の リードボーカル、ギターリストとして活躍し、アルバムも3枚出している。 正統派俳優として大成功を収めているにも関わらず、 2005年に滞在中のNYのホテルで従業員と口論になり、 電話機を投げつけたとして暴行容疑で、 また、自身のバンド 30 Odd Foot of Grunts のライブ会場が 禁煙であるにも関わらず、ステージ上で演奏しながら喫煙し、 それぞれ逮捕される。 出演作 1990年「アンポンで何が裁かれたか」「ザ・クロッシング」(V) 1991年「ハマーアウト」「スポッツウッド・クラブ」 1993年「ハーケン・クロイツ/ネオナチの刻印」◇ 1994年「ザ・パイロット」 1995年「バーチュオシティ」「クイック&デッド」       「NO WAY BACK/逃走遊戯」「ラフ・マジック」 1997年「ターニング・ラブ」◇「ヘヴンズ・バーニング」◇ 1998年「L.A.コンフィデンシャル」◇ 1999年「インサイダー」◇「ミステリー、アラスカ」◇ 2000年「グラディエーター」◇「プルーフ・オブ・ライフ」◇ 2001年「ビューティフル・マインド」◇ 2003年「マスター・アンド・コマンダー」◇ 2005年「シンデレラマン」◇ 2006年「プロヴァンスの贈りもの」◇ 2007年「アメリカン・ギャングスター」◇ 2008年「ワールド・オブ・ライズ」◇ 2009年「消されたヘッドライン」 User Rating: 8.0/10( 22 votes) IMDb オトーサン、 「2重人格者かも?」 そうつむき加減でシャイな感じ 豹変してのロック魂炸裂とめまぐるしい変化。 大いに楽しめました。 User Reviews みむP さん 2010年2月23日 なかなか面白い。 米某トーク番組でラッセルクロウの出演回を観たら けっこう饒舌で面白かったのでこれも観てみました。 序盤こそうつむき加減でシャイな感じにも見えますが、 アクターズスタジオの生徒に向かって 本音を語り始めてからは面白いです。 ラッセルクロウの主演映画をほぼ観た人なら 撮影裏話的なものもあるので そういう意味でも楽しめます。 ヒアリングとしても○だと思います。 このシリーズ、他の俳優の回ももっとDVD化してほしい! オトーサン、 「俳優の卵だけでなく、彼のフアンなら必見だ!」 ホワイトさん 2009年1月6日 ハリウッドの不良中年が。 こんなに多弁なラッセルクロウも珍しい。 これだけ長いインタビューを受けたのもはじめてだろう。 映画の宣伝をするときも、 「くだらない」質問をされると全くしゃべらないラッセルクロウが 演劇論になると、急に多弁になるのを知った。 インタビューの途中、「誰か止めて」と言うぐらい、生徒達にしゃべりかける。 「ハリウッドの不良中年」らしく、彼もタバコを吸い出したがw ラッセルクロウはアクターズスタジオのメソッド演技を否定している。 「役を愛しすぎると、作品が見えなくなる。君たちだってそうだろう? 好きな人の欠点は見えない。でも欠点にこそ、人物を演じるヒントが隠れているんだ」 と言ったのがアクターズスタジオの根本に抵抗している。 そして、彼は熱く語る。 「間違ったと思ったら、やり直せ。直ぐに!誤った決断に時間をとられるのは無意味だ」 とは、「才能のない役者は売れない」とでも言いたかったのではないのか? こんなスタジオにいるより、仕事しろ!演技は人から学ぶものではなく、自分で身につけるんだ!」 という強烈なメッセージを言っているような気がした。 そして彼はこんなことも言っている。 「役者は語り部でしかない。映画は監督のものだ。作品の一部として俳優が居る」 うーん。ラッセルクロウを好きになりそうだw 本音を語っているので、気持ちが良い。 俳優の卵なら必見 100点


アクターズ・スタジオ ジョニー・デップ  

オトーサン、 「へぇ、オレと同じだ」 子供の頃、イジメに出会って泣きながら家に戻ってくると、 祖母に叱られました。 「男の子なら、石をぶつけてもいいから、やっつけでおいで」 デップもインディアンの祖母から叱られ、 石をぶつけて、イジメをなくしたそうです。 ちょっとしたエピソードですが、 ハリウッドの大スターが身近に感じられました。 原題:Inside the Actors Studio (TV Series 2002) 監督:Jeff Wurtz 脚本:James Lioton Genre:Talk-Show 上映時間:60分 あらすじ: アクターズ・スタジオは、1947年エリア・カザンらが設立した。 52年、リー・ストラスバーグが芸術監督に就任して有名になった。 学んだ俳優は錚々たる面々だ。 マーロン・ブランド、ポール・ニューマン、アル・パチーノ、マリリン・モンロー、 ジェーン・フォンダ、ジェームズ・ディーン、ダスティン・ホフマン、ロバート・デ・ニーロ、 ジャック・ニコルソン、スティーブ・マックイーン、ジュリア・ロバーツ... ニューヨーク大学教授ジェームズ・リプトンが、 演技。演出、脚本を学ぶ学生たちの前で、第一線で活躍中の映画人にインタビュー。 事前に500問が準備されており、修士課程の学生との質疑応答もある。 私生活、映画デビューの経緯、出演作とそのトリビアなど多岐にわたる。 以下に番組の一部を紹介しましょう。 リプトン: 実は、今夜、劇場に集まった観衆は、8年間で最も多い人数でした...      入れないひとも大勢いて、大混乱でした。 デップ: (微苦笑)何かの間違いだ。 リプトン: いいえ。. デップ: 勘違いかも。 リプトン: まず、デップという名の由来は、ご存じですか? デップ: いや。本当に知らない。だけど、ドイツ語の意味は知っている。 リプトン: どういう意味? デップ: (ポーズ、微笑して)アホ。 デップ: (「ラスベガスをやっつけろ」でハンターを演じた)     彼の家に転がりこんで、一つ屋根の下に住んで、     彼の魂を盗み取る術を探った。(クスクス笑い) デップ: 2ヶ月間、彼の家に住んでいた。地下牢と呼んでいたけどね。 リプトン: それでハンター・トンプソンになりきったんですね。頭も剃ったしね。 デップ: ハンターに剃られてしまった。 リプトン: 本当に? デップ: そう。 デップ: ハンターは、炭鉱用のライトをつけていた。(観衆笑う)      そう、台所にいたんだ。そこで、ボクの頭を剃ったんだ。 デップ: エド・ウッドは、3つの成分からできているんだ。 リプトン:その3つは? デップ: 盲目的な楽観主義、例えばロナルド・レーガンのような... 「オズの魔法使い」のブリキのきこりの前向きな熱意、      それと往年のDJケイシー・ケイセムだ。(観衆笑う) リプトン: フランスにいるのがお好きとか... デップ: 赤ん坊もね... リプトン:好きな言葉は? デップ: なぜ。. リプトン: あなたは似つかわしくないように思うが? 好きな言葉は? デップ: ノー。 リプトン: 何にわくわくしますか? デップ: 呼吸 リプトン: キライなのは? デップ: 無呼吸。 リプトン: 好きな音は? デップ: 娘の声。 リプトン: キライな音は? デップ: 掃除機。 リプトン: 好きな呪い言葉は? デップ: おお、またとない機会だ。 一番効果的なのは、クソッ(shit)でしょう。 リプトン: とくに、フランス語では。 デップ: そう、フランスでは、しょっちゅう使われている。 リプトン:そうだね。やってみたい職業は? デップ: 物を書くこと、そう、作家。 リプトン:絶対にやりたくない職業は? デップ: アメリカ大統領。 リプトン: 天国の門で、神様に何と言われたいですか? デップ: ワーォ! 出演者: Johnny Depp .... himself James Lioton .... himself Vanessa Paradis .... herself(資料映像) Peggy Furry .... herself(資料映像) Buster Keaton .... himself(資料映像) Tim Burton .... himself(資料映像) Hunter S. Thompson .... himself(資料映像) オトーサン、 「ふーん、苦労したんだ」 祖父は、インディアンのチェロキー族出身。 父は土木技師、母はウェイトレスという 幼いころは、20回以上、転居したとか。 青春時代は、ロックギターに没頭。 映画デビューも、バイト感覚からだったとか。 青春スターとして、ハリウッド資本に商品化された時期もあった。 そんな自分がキライになって、 「人がなんと言おうと、突き進もう。干されたら、ギターに戻ればいい」と決意。 以後、彼の快進撃がはじまるのです。 影響を受けた俳優は、3大喜劇王のバスター・キートン、 成功は、ともに歩んだティム・バートン監督のおかげとか。 私生活では、ヴァネッサ・パラディとのパリでの出会い、 子供の誕生で、いままでのモヤモヤがふっきれたとか。 JOHNNY DEPP ジョニー・デップ 誕生日 1963/6/9   出身 米ケンタッキー州オーウェンズボロ フロリダで育つ。音楽に傾倒し、ロック・バンド”キッズ”に参加。 20歳の時、ロサンゼルスに移るが、バンドが解散。 83年に結婚したメークアップ・アーティスト、ロリ・アン・アリソン(85年離婚)が デップの俳優デビューを助けるため、彼女の友人のニコラス・ケイジを紹介。 ケイジはデップにエージェントを紹介し、 オーディションを受けて84年「エルム街の悪夢」の映画デビューにつながった。 87年からのテレビ番組「ハイスクール・コップ」で有名に。 90年「クライ・ベイビー」で初主演。 「妹の恋人」「シザーハンズ」「エド・ウッド」でゴールデングローブ賞にノミネートされる。 2003年。「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」では アカデミー主演男優賞にノミネートされた。 97年「ブレイブ」で監督デビュー。 現在のパートナーはバネッサ・パラディ。 リリー・ローズ・メロディとジャックという子供がいる。 出演作 1984年「エルム街の悪夢」◆ 1985年「マイアミ・ホット・リゾート」 1986年「プラトーン」 1990年「クライ・ベイビー」 「シザーハンズ」◇ 1991年「エルム街の悪夢 ザ・ファイナル・ナイトメア」△ 1992年「アリゾナ・ドリーム」 1993年「妹の恋人」◇「ギルバート・クレイブ」◇ 1994年「エド・ウッド」◇ 1995年「ドン・ファン」◇「デッドマン」       「ニック・オブ・タイム」 1996年「ザ・カンヌ・プレイヤー」 1997年「フェイク」◇「ブレイブ」◇ 1998年「ラスベガスをやっつけろ」◇「ミー&ウィル」 1999年「スリーピー・ホロウ」◇「ノイズ」◇「ナインス・ゲート」◇       「ビートニク」◆ 2000年「ショコラ」◆「夜になるまえに」◆「耳に残るは君の歌声」 2001年「ブロウ」◇「フロム・ヘル」◇「ロスト・イン・ラマンチャ」 2003年「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち」◇       「レジェンド・オブ・メキシコ デスペラード」◇ 2004年「シークレット・ウインドウ」◇「ネバーランド」◇「フレンチなしあわせの見つけ方」▲ 2005年「チャーリーとチョコレート工場」◇「ティム・バートンのコープス・ブライド」(声)       「リバティーン」◇ 2006年「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」◇ 2007年「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド」◇       「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」◇ 2009年「パブリック・エネミーズ」◇ 2010年「アリス・イン・ワンダーランド」◇「ドアース/まぼろしの世界」(ナ) User Rating: 8.3/10( 54 votes) IMDb オトーサン、 「素顔のデップもいいね」 User Reviews まりあさん 2010年3月6日 ジョニーのイノセントな素顔がいい, シャイでイノセントなジョニーの素顔を、 名インタビュアー、リプトンが見事に引き出しています。 アクターズ・スタジオ・インタビューでDVD化されるなんて、 ジョニーの人気度が高いことも理由でしょう。 欠かさずこの番組をBSで見てきた私ですが、 確かにジョニーの回は、ベスト3に入るほど印象に残るインタビューでした。 彼のシャイな素顔、髪型の理由、妻や娘のことなど 彼の私生活や父親ぶりが垣間見られてお宝ものです。 また、彼の母がネィティブ・アメリカンの血をひいていたことは、 この番組で初めて知りました。 ジョニーファンなら必見ですよ。 オトーサン、 「Peggy Furry、知らんな」 ロサンゼルスのロストスタジオの主催者で、 かつてアクターズ・スタジオで学んだ人とありました。 「ホワイトさんは批判しているけれど、そうかなぁ?」 才能のないひとほど、「人がなんと言おうと、突き進め」では? ホワイトさん 2008年11月3日 結局ハリウッド俳優なのね。 ジョニーデップはアクターズスクールを落ちている。 養成所に落ちた人間が、その養成所に 特別講師として招かれている点を見落としてはいけない。 アクターズスタジオでも教えている講師のいる学校に通ったのだ。 日本で言えば「俳優座」に入れなくて「劇団仲間」に入った感じ。 冒頭からショーンペンと同じく、劇場内で煙草を吸い出す。 いくつものゴシップ(相手役を本当に殴ったとか、 滞在先のホテルの備品を壊したとか・・・)を連想させる出だしだった。 俳優の演技への接触の仕方に面白いことを言っている。 内面からわき出てくる物を軸として外からの刺激を取り入れると。 「俳優修業」スタニスラフスキーの中に書いてある言葉そのままだ。 そして、このインタビューを収録した後に 「パイレーツ・オブ・カリビアン」に出演し、「ハリウッド的俳優」になるわけだが。 このインタビューの中ではそれを否定している点が面白い。 何かが彼をお金に走らせたのだ。 そのヒントがインタビューの中にあった。 フランス人との結婚、そして出産。 その時、彼は目の前のもやもやが晴れるようにくっきりと何かが見えた・・・と語っている。 まさにそれが「お金ってあっても良いじゃん」と思わせたのであろうか。 滅多に語らない家族のことや、自分の祖祖父がインディアンであったことなどを明かすのは、 「かつて、自分を落とした養成所で」ちょっと良い気分になってしゃべってしまった感がある。 何故ならその後、今になっても一切この事には触れないからだ。 俳優の基本になる言葉を一つだけ残してくれた。 「直感を信じろ」 モメント(その瞬間感じたことを信じろ)と彼は言った。 もちろん、アクターズスタジオでは否定している事だ。 そして、自由人である彼が言った一言が、誠に陳腐でわらってしまった。 俳優の第一歩を踏む人への助言だ。 「人がなんと言おうと、突き進め」 成功した人だけが言える言葉であって、何の助言にもならない。 前の彼なら「才能のない奴はやめた方が良い」と言っていたはずだ。 只の「徹子の部屋」を観ているようであった。 茶番だ。


映画の採点簿

アクターズ・スタジオ ジョニー・デップ*****
アクターズ・スタジオ ラッセル・クロウ*****
アクターズ・スタジオ クリント・イーストウッド*****
アクターズ・スタジオ ショーン・ペン*****
アクターズ・スタジオ ロバート・レッドフォード*****
アクターズ・スタジオ バーブラ・ストライサンド*****
ドランク・モンキー/酔拳****
超能力迷探偵ボビー****
行きずりの街****
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1*****
ラスト・ソルジャー****
剃刀の刃*****
吸血鬼****
悪霊喰****
トワイライト〜初恋〜****
エクリプス/トワイライト・サーガ****
ゴー!★ゴー!アメリカ/我ら放浪族****
カプリコン・1*****
深呼吸の必要****
キャッチボール屋****
赤い文化住宅の初子****
ウェス・クレイヴン's カースド****
コントロール****
ゴースト/ニューヨークの幻****
アリスの恋*****
レクイエム・フォー・ドリーム*****
リトル・ダンサー*****
いそしぎ*****
アルフィー****
ロビン・フッド****
ニュームーン/トワイライト・サーガ****
ラスト・ショー*****
ケイティ**** 
スリザー**** 
GOEMON**** 
地底の原始人キング・ゴリラ**** 
男が女を愛する時*****
エクセス・バゲッジ/シュガーな気持ち***  
西の魔女が死んだ**** 
相棒-劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン**** 
秘密**** 
トナカイのブリザード**** 
ジョーズ・アパートメント**** 
ディテクティヴ**** 
Yogi Bear**** 
遠距離恋愛 彼女の決断**** 
Get Low*****
きみがくれた未来**** 

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