オトーサンの2011年その2

ほのぼの映画批評

前口上

ハリウッド映画が3Dで盛り返しています。
でも、CGに頼りすぎて、人間が描かれていません。
ひとびとは、映画に単なる目新しさを求めているのでしょうか?
この大不況下こそ、どう生きるかを知りたいのでは?
本物の人間のドラマを見たいのでは?

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目次

4000 ミルコのひかり(BS 2006) 3999 理想の恋人.com(DVD 2005) 3998 最高のともだち(GyaO! 2004) 3997 アメリア 永遠の翼(DVD 2009) 3996 痩せ虎とデブゴン(GyaO! 1990) 3995 エンゼル・ハート(DVD 1986)
3994 キリング・フィールド(BS 1984) 3993 デリー6(BS 2009) 3992 マチェーテ(DVD 2010) 3991 みんな元気(DVD 2009) 3990 冬休みの情景(BS 2010)
3989 最後の初恋(BS 2008) 3988 ジャッカルの日(DVD 1973) 3987 ジョイ・ラック・クラブ(VHS 1993) 3986 コリーナ、コリーナ(VHS 1994) 3985 ギルティ/罪深き罪(BS 1993)
3984 恋におちて(BS 1984) 3983 ゴールデンボーイ(DVD 1998) 3982 モンドヴィーノ(BS 2004) 3981 DISCO ディスコ(GyaO! 2008) 3980 テキサスの五人の仲間(BS 1966)
3979 エンドゲーム 大統領最期の日(BS 2006) 3978 九月に降る風(BS 2008) 3977 追跡者(DVD 1998) 3976 ある愛の風景(GyaO! 2004) 3975 バンデッド(GyaO! 2003)
3974 エレクトリック・ミスト 霧の捜査線(DVD 2009) 3973 釣りバカ日誌14 お遍路大パニック!(BS 2003) 3972 ステルス・ウォーズ 狙われた最新鋭戦闘機(GyaO! 2005) 3971 ザ・クライアント/依頼人(DVD 1994) 3970 手紙 The Letter(DVD 1997)
3969 レター 僕を忘れないで(GyaO! 2004) 3968 チェイサー(BS 1977) 3967 ホワイト・プラネット(BS 2005) 3966 アンダーカバーコップ(GyaO! 2005) 3965 オズ(DVD 1985)
3964 妖怪大戦争(DVD 2005) 3963 スピーシーズ/種の起源(BS 1995) 3962 悪名太鼓(GyaO! 1964) 3961 ロンゲスト・ヤード(BS 1974) 3960 ジェニファーズ・ボディ(GyaO! 2009)
3959 大いなる男たち(BS 1969) 3958 僕らのバレエ教室(GyaO! 2004) 3957 ロケッティア(BS 1991) 3956 吸血鬼ノスフェラートゥ 恐怖の交響曲(BS 1922) 3955 スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー(BS 2004)
3954 スマイルコレクター(GyaO! 2007) 3953 ミラクル7号(GyaO! 2003) 3952 福耳(GyaO! 2003) 3951 その男ヴァン・ダム(BS 2008) 3950 続・黄金の七人/レインボー作戦(BS 1966)
3949 明日の私に着がえたら(DVD 2008> 3948 ランド・オブ・ウーマン/優しい雨の降る街で(GyaO! 2007> 3947 黄金の七人(BS 1965) 3946 ハンナとその姉妹(DVD 1986) 3945 アルティメット2 マッスル・ネバー・ダイ(GyaO! 2009>
3944 アルティメット(GyaO! 2004> 3943 ハイジ(BS 2005> 3942 私立ガードマン 全員無責任(DVD 1986) 3941 午後の遺言状(BS 1995) 3940 人間の條件 第1部純愛篇(BS 1959)
3939 アラジン完結編/盗賊王の伝説(BS 1995) 3938 アラジン/ジャファーの逆襲(BS 1994) 3937 アラジン(BS 1992) 3936 狙った恋の落とし方。(BS 2009) 3935 時代屋の女房(BS 1983)
3934 ヘンリー&ジューン/私が愛した男と女(DVD 1990) 3933 危険なささやき(BS 1981) 3932 軽蔑(DVD 1963) 3931 火宅の人(BS 1986) 3930 あの胸にもういちど(DVD 1968)
3929 最後のブルース・リー/ドラゴンへの道(BS 1972) 3928 ポリアンナ(DVD 1960) 3927 バス男(DVD 2004) 3926 パピヨンの贈りもの(DVD 2002) 3925 若者のすべて(BS 1960)
3924 罠にかかったパパとママ(BS 1961) 3923 哀しみのトリスターナ(DVD 1970) 3922 裸で御免なさい(BS 1956) 3921 プロヴァンス物語/マルセルのお城(BS 1990) 3920 プロヴァンス物語/マルセルの夏(BS 1990)
3919 モンパルナスの灯(DVD 1958) 3918 素直な悪女(BS 1956) 3917 サラエボの花(BS 2006) 3916 ベッドかざりとほうき(BS 1971) 3915 コクーン(BS 1985)
3914 0(ゼロ)からの風(BS 2007) 3913 フロント・ページ(DVD 1974) 3912 ニーベルングの指環(DVD 2004) 3911 トゥー・ブラザーズ(BS 2004) 3910 雨月物語(BS 1953)

ミルコのひかり

オトーサン 「"ミルコのひかり"?奇妙な邦題だな」 原題の"Rosso come il cielo"を直訳すると、 "空のように赤い"で、これも意味わかんねぇです。 「シネマパラダイス」を思わせる映画好き少年が、 活躍する実話でした。 原題:Rosso come il cielo (2006) 監督:Cristiano Bortone 脚本:Cristiano Bortone/ Paolo Sassanelli/Monica Zapelli Genre:Drama Country:Italy Language:Italian 上映時間:96分 あらすじ: イタリアのトスカーナ。 10歳のミルコは、銃を暴発させる。 ジェノヴァの全寮制の盲学校に転校する。 大好きな映画の見られず、心を閉ざしていく。 古いテープレコーダーを見つけ、 音の世界を作る楽しみを覚える。 校長はその楽しみを取り上げようとするが、 ミルコの才能に気付いたジュリオ神父は、 内緒で新しいテープレコーダーを与える。 寮の管理人の娘フランチェスカに助けられながら、 ミルコは物語を録り続けていく。 やがてクラスメイトたちも、それに加わる。 ある晩、寮を抜け出し、みんなで映画館へ行くが、 校長に知られ、退学を言い渡される。 ある日、視覚障害者の運動家エットレに出会う... 出演者: Luca Capriotti ... Mirco(ミルコ) Norman Mozzato ... School Director(校長) Paolo Sassanelli ... Don Giulio(ジュリオ神父) Francesca Maturanza ... Francesca(フランチェスカ) Marco Cocci ... Ettore(エットレ) オトーサン、 「少年が可愛いね」 子役が主役の映画は、ほとんど出来がいいのは、 なぜでしょうか? その他の出演者: Francesco Campobasso ... Davide Simone Colombari ... Padre Alessandro Fiori ... Mario Rosanna Gentili ... Teresa Simone Gulli ... Felice Andrea Gussoni ... Valerio Michele Iorio ... Giacomo Patrizia La Fonte ... Suor Santa User Rating:7.6/10( 625 votes) IMDb User Rating:9.0/10 ( 175 votes) Yahoo! オトーサン、 「高いスコアだ」 オトーサン、 「ありゃ、IMDBに映画批評が載っていない!」 ピンチヒッターの飛べない魔女さん、 スバッと本作の狙いを指摘しています。 盲目の少年が自転車に乗るシーンに、痛く感動。 1970年のトスカーナ地方では、 まだクルマが出没していなかったのしょうか。 User Reviews 飛べない魔女さん 2009年1月27日 誰でも普通に生きる権利がある 走ったり、踊ったり、歌ったり、自転車に乗ったり、 盲目だからといってそんな普通のことが出来ないわけではない。 誰でも普通に生きる権利があるのだ。 そんな当り前のことを忘れている普通の人々へのミルコのメッセージ。 ちゃんと受け取りましたよ。とても良い作品でした。 自分のイタズラ心が招いた悲劇とはいえ、 だんだん見えなくなるミルコが、 「僕は見えるから」と強がる心が痛々しいと思ったけど、それは違う。 ミルコには本当に見えていたのです。 目には映らねど、耳から聞いた音を映像にかえる 素晴らしい感性を持っていたのです。 大きな感動とか、号泣とかいう映画ではないけれど、 ミルコの反抗心から生んだ前向きな姿勢、 それを助ける神父さんと少女との友情に心が熱くなります。 ミルコの行動は、イタリアの法律をも変えさせた偉大なる功績だったのですね。 子役ちゃんたち、見える子とそうでない子を混ぜて演じさせたとか。 オデブちゃん役の子は実際も全盲だけど、 演技が生き生きしていてとても上手でした。 オトーサン、 「荒野の用心棒も、続編も面白かったな」 映画のなかに、ほんの少し出てくる映画の題名を言いあてるのも、 映画フアンの楽しみなのでしょうね。 volontistaさん 2008年1月29日 表現することの楽しさを満喫できます。 視力を失った後の絶望感、疎外感から抜けだし、 “音”による表現に自分の可能性を見つけた少年の実話に基づく作品。 (略 あらすじ紹介) ミルコの計画に取り組む視覚障害者の生徒たちの表情が、 それまでと違ってすばらしい表情なのがとても印象的だ。 観客の私も、ミルコの計画に参加しているような気分になるほどだった。 ミルコの教師である男性神父が、 校長らが主張する盲学校の規律とミルコらの自主的な動きの間で ジレンマに悩んでいる時、 たまたま通りかかった学校の雑務係のおばちゃんに尋ねる。 その時の「自分の考えは、ひとを怒らせることになっても言うべきですよ。 後悔しなくて済みますからね」というおばちゃんのセリフが、 私には一番、心に残った。 身体的な障害だけでなく、ともすれば萎縮した考え方のために、 まだ残っている可能性さえも忘れてしまいがちな昨今の重たい空気を、 一新させてくれる言葉であり、作品だった。 ところで冒頭に、目が見えていた時期のミルコが、 父親に連れられて映画を見に行くシーンがある。 ミルコがそのとき観ている映画は、 なんと“Django”(『続・荒野の用心棒』)! ジャンゴがウーゴ将軍一味とともに、 ジャクソンが身を寄せている軍の駐屯地を襲撃し金を奪って馬車でずらかる、 あのシーンが、突然映し出されたのには驚いた。 その後しばらく、私の頭はミルコもそこそこに、 ジャンゴ・モードから脱することができなかった…。


理想の恋人.com

「気の利いた邦題だ」 いつも、邦題のひどさを非難していますが、 こいつは、原題よりは、マシでしょう。 ネットで理想の恋人探しをするなんて、 すくなくとも、現代的な衣装をまとっています。 原題:Must Love Dogs (2005) 監督:Gary David Goldberg 原作:Claire Cook 脚本:Gary David Goldberg Genre:Comedy / Romance Rated PG-13 for sexual content Country:USA Language:English / Armenian 上映時間:98分 あらすじ: サラは、8ヶ月前に離婚。 失意の日々をすごしている。 家族の恋人紹介にうんざりしているが、 心の奥底では、新たな恋との出会いを望んでいた。 サラの姉が勝手に恋人募集サイトに登録。 「当方グラマー、犬好き」 次々に現れる珍妙な恋人候補たちと悲惨なデートを繰り返す。 そんななか、ボートの手作りに打ち込んでいるジェイクと出会う... 職場の幼稚園では、教え子の父親ボブが気になる存在だ。 出演者: Diane Lane ... Sarah Nolan(サラ) John Cusack ... Jake(ジェイク) Dermot Mulroney ... Bob(ボブ) オトーサン、 「ダイアンも年だな」 皮膚の皺が目立つような年になりました。 40歳ですものね。 DIANE LANE  ダイアン・レイン 誕生日 1965/1/22 出身 ニューヨーク 79年「リトル・ロマンス」で映画デビュー。 2002年「運命の女」でゴールデングローブ賞、アカデミー賞主演女優賞ノミネート。 出演作 1979年「リトル・ロマンス」 1980年「ラスト・レター」 1982年「幸福のチェッカー」 1983年「アウトサイダー」「ランブルフィッシュ」 1984年「ストリート・オブ・ファイヤー」「コットン・クラブ」 1987年「ビッグタウン」「愛は危険な香り」 1988年「ダイアン・レインの愛にふるえて」 1990年「ダイアン・レイン/愛と青春の鼓動」 1992年「美しき獲物」「落陽」「チャーリー」      「マイ・ニュー・ガン/あぶない若妻」 1993年「インディアン・サマー/タスクワの英雄たち」 1995年「ジャッジ・ドレッド」◇「ワイルド・ビル」 1996年「ジャック」「マッド・ドッグス」 1997年「ホワイトハウスの陰謀」◇ 1998年「デッド・ロイヤル」 1999年「マイ・ドッグ・スキップ」「オーバー・ザ・ムーン」 2000年「パーフェクト・ストーム」◇ 2001年「陽だまりのグラウンド」◆「グラスハウス」◆ 2002年「運命の女」◇「デブラ・ウインガーを探して」 2003年「トスカーナの休日」◇ 2005年「理想の恋人.COM」◇ 2006年「ハリウッド・ランド」◆ 2008年「ブラックサイト」◇「ジャンパー」◆「最後の初恋」◇ その他の出演者: Elizabeth Perkins ... Carol Christopher Plummer ... Bill Stockard Channing ... Dolly Ali Hillis ... Christine Brad William Henke ... Leo Julie Gonzalo ... June Glenn Howerton ... Michael Ben Shenkman ... Charlie Jordana Spiro ... Sherry Kirk Trutner ... Deli Guy Victor Webster ... Eric Michael Spound ... Marc User Rating:5.8/10 (15,175 votes) IMDb User Rating:6.1/10 (  438 votes) Yahoo! オトーサン、 「うーん、イマイチ」 User Reviews(IMDBを翻訳) jotix100さん New York 2006年1月15日 犬飼ってるよ 魅力的な役者が可愛い犬をつれている。 ハリウッドの好きな構図だ。 この映画、そんな要素があふれている。 幸い、DVDを借りてみた。 この手のコメディを買う気には到底なれない。 監督のゲーリー・デイビッド・ゴールデンバーグは、 さして新味のない状況を設定した。 誰も怒らさない。人畜無害だ。 だが、その一方で、こんな疑問が湧く。 第一、なんでこんな映画をつくるの? ダイアン・レインは、かわいそうだ。 こんなつまらんコメディに出るなんて。 なんの意味もない。 もっといい演技のできる美人女優だ。 誰だ。 こんなひどい監督の映画に出るようアドバイスしたヤツ。 ジョン・キューザックも同じ。 Christopher PlummerやStockard Channingクラスの俳優が、 出ても、なんらキャリアにならないというのに。 可愛いニュー・ファウンドランド犬は、 映画出演で、いい印象を獲得できただろう。 「みんな同じ印象を抱いたようだね」 前田有一さん 2005年9月25日 キレのないフツーのロマコメ ダイアン・レイン、ジョン・キューザック共演のロマンティック・コメディ。 (略 あらすじ紹介) まあ、おおむね普通のロマコメだ。 40近い女が「女としての賞味期限」切れを危惧して 出会い系サイトにまで手を出してしまうあたりは新鮮だが、 ここでいう出会い系とはそれほど怪しげなトコロではないようで、 どちらかというと健全なお見合い相手募集、といった雰囲気が強い。 あくまで出会いの道具としての登場であって、 それ自体を大きく扱っているわけじゃない。 まあ、実際出会い系文化に深く突っ込んでいったら、 「電車男」みたいな相当変わったお話になってしまうことだろう。 焦る女を主人公にしたロマコメといえば、 「ブリジットジョーンズの日記」があるが、 あれほど自虐的ギャグに特化しているわけではなく、おとなしい内容。 なにしろ主演がダイアン・レインだから、それは当然のことなのだが。 彼女の魅力は「感じのよさ」に尽きるから、 本来こういう役柄(負け犬系?)には似合わないと思うが、 あえて彼女を起用したことで、観客は見ていて不愉快になる事はまずない。 しかし、キャラクターに強烈な印象がなく、平凡な印象になった。 女視点のお話だから、少々男どもがキレイに描かれすぎなきらいはある。 あと、色々なことを少々言葉で説明しすぎな点はうっとうしい。 これらの理由により、どうもリアリティが薄く、共感はしにくい。 結局のところ『理想の恋人.com』は、 最初に書いたとおり普通としかいいようのないロマコメだ。 笑えはすれどキレがなく、もうちょっと努力しましょう、というほかない出来だ。


最高のともだち

オトーサン 「GyaO!はいいね」 それなりに満足して見終わって、 翌日、画像を撮ろうとしました。 「ありゃ、ない」 そう配信が終了したのです。 でも、配信終了間際とは気づいていましたが... 原題:House of D (2004) 監督脚本:David Duchovny Genre:Comedy / Drama Country:USA Language:English / French 上映時間:96分 あらすじ: トムは、パリに住むアーテイストだ。 息子が13歳の誕生日を機に、 ニューヨークからパリへの移住を決めた真相を 家族に明かす。 彼は、少年時代はトミーと呼ばれていて 学校用務員のパパス(41歳)とは大の仲良し。 二人で肉屋の配達をして、お金をためて、 カッコイイ緑色の自転車を買うのが夢だった。 夫を亡くして以来、母は精神的に不安定で薬に頼っている。 毎晩好きなイラストを描きながら、母親のベッドの下で眠る。 そんなトミーも、思春期で、女の子を意識しはじめる 出演者: Anton Yelchin ... Tommy(トミー) Robin Williams ... Pappass(パパス) Tea Leoni ... Mrs. Warshaw(母親) Erykah Badu ... Lady( 囚人レディー) オトーサン、 「ロビン・ウィリアムス、冴えないなぁ」 このひとの持ち味は、しゃべりですから、 寡黙な役は、不似合いなのでは? ANTON YELCHIN  アントン・イェルチン 誕生日 1989/3/11 出身 ロシア ロシアのフィギア・スケート・チャンピオンだった両親に連れられ、 生後6か月でアメリカに移住。 99年「A MAN IS MOSTLY WATER」で映画デビュー。 2001年「アトランティスのこころ」で主役のボビーを好演。 出演作 2001年「アトランティスのこころ」◇「15ミニッツ」      「スパイダー」◆「マルホランド・ドライブ」 2006年「アルファ・ドッグ 破滅へのカウントダウン」 2008年「チャーリー・バートレットの男子トイレ相談室」◇ 「ニューヨーク、アイ ラブ ユー」 2009年「ターミネーター4」「スター・トレック」 2010年「誰かが私にキスをした」 その他の出演者: David Duchovny ... Tom Warshaw Frank Langella ... Reverend Duncan Zelda Williams ... Melissa Magali Amadei ... Coralie Warshaw Olga Sosnovska ... Simone Orlando Jones ... Superfly Bernie Sheredy ... Sasha Stephen Spinella ... Ticket Seller Alice Drummond ... Mrs. Brevoort Harold Cartier ... Odell Warshaw Mark Margolis ... Mr. Pappass User Rating:6.7/10( 5,145 votes) IMDb User Rating:8.6/10 (  200 votes) Yahoo! オトーサン、 「そんなにいいかなぁ?」 User Review ぴっとさん 2011年7月6日 未来のために過去へ戻ろう メリッサ役のゼルダ・ウィリアムズが、 まさかのロビン・ウィリアムズの娘!! 観終わってから知りました。 すごく可愛いらしい・・・あまり父親に似なくて良かったねw デヴィッド・ドゥカヴニーとティア・レオーニが 夫婦そろっての出演という事で楽しみに観たんですが、 結局2人が絡むシーンは一度もなかった... でもストーリーや雰囲気は好きでした。 大人になりつつあるトムと、変化を恐れるパパス。 パパスは大人になる事ができない、子供の心のままのおじさん。 パパスが2人の友情を普遍的なものと捉えていて、 その変化を恐れて行動を起こしてしまうのが切ない。 ただ、この作品の全体を通して言える事ですが、 行動の原因や、観ている側が感じ取った感覚を、 全部セリフで説明してしまうのはもったいない。 囚人のレディーは、未来の為に前へ向いて進めという意味で 「走れ!」と助言したのだと思うが、 結局トムがフランスへ渡った事は 現実逃避の為だと思えてしまうのが残念。 学校は退学、恋人には会う事ができない、 母は植物状態という現実に耐え切れず、母を楽にし、 自らはフランスへ逃げるとう行為が、 「走れ」の先にある行動であるのはやり切れない。 彼はずっと13歳の時の出来事を引きずったまま フランスで生活していたんですね。 自らが家庭を持ち、子供が13歳になる事をきっかけにして、 過去の重荷から解放されたいと願ったのでしょう。 パパスとの再会のシーンは切なくも嬉しいですね。 変化を拒んだパパスが、 過去の彼の父親のような人間に変化してしまったのかと 一瞬思わせて、やはり昔のままだとわかるシーンはやはり感動します。 エンドロールと共に流れる、スティービー・ワンダーの「As」は この作品にぴったりの曲で、最後までずっと聞いてしまいました。 ダンスパーティーでトムが着ていた、 ピエロのようなオレンジの服のように、 派手だけど優しい、そんな作品でした。 オトーサン、 「子役には敵わないね」 ジーナさん 2010年2月11日 もっと観ていたい・・・ 何に感動したのかハッキリ言えないし思い出せないんだけど、 泣きそうになる瞬間が何度もありました。 少しの悲しみを終始伴った10代の楽しさに 何ともやるせない気持ちになったのかもしれません。 12,3歳らしい子供っぽさと 12,3歳らしい苦悩がバランス良く入り込んでいますし、 身体は大人でも知能が子供のままのロビン・ウィリアムズと 異性への関心が高まり精神的にも肉体的にも大きな変化の訪れる 13歳の少年の関係性も絶妙でした。 それぞれのキャラクターも確立されていますし、 それぞれを演じたキャスト陣も役柄にハマっていてGOOD 少年時代の主人公を演じた子役のコは 感受性豊かな少年を見事に演じていましたし、フ レッシュな感じもあって好印象でした。 ロビン・ウィリアムズは十八番なキャラなので 安定感抜群の愛着をかもし出せています。 重苦しい母親を演じたティア・レオーニも 危なげな繊細さが出ていて良かったですね。 デヴィッド・ドゥカブニーに関しては役者としての評価はさておき、 監督・脚本としての評価を捧げたいと思います(笑) 刑務所のレディーのキャラは素晴らしく、 何気に一番のお気に入りとなりました。 映像も独特の美しさや趣があってしみじみ出来ます。 音楽も快く、作品の雰囲気と合っていましたよ。 もう少し丁寧に描いて欲しい部分もありましたが、 ほのぼのと心が満たされ和やかになれました。 ラストだけが何となくそれまでの雰囲気と違ってしまったように感じたのが 惜しいトコロですが、しばらく余韻に浸れる作品でしたね。 埋もれさせておくには勿体ないので 男女問わず是非チェックしてみて下さい。


アメリア 永遠の翼

オトーサン、 「楽しみだねぇ」 リチャード・ギアが出ているというので、 TSUTAYA DISCASで借りてみました。 でも、がっくり。 あまりにも平凡な役を無難にそつなくこなすだけ。 ヒラリー・スワンクとは相性が悪いのでしょうか? 原題:Amelia (2009) 監督:Mira Nair 原作:Susan Butler/Mary S. Lovell 脚本:Ronald Bass/ Anna Hamilton Phelan Genre:Adventure / Biography / Drama 上映時間:111分 Rated PG for some sensuality, language, thematic elements and smoking あらすじ: 1928年、アメリカ全土がアメリアに熱狂していた。 世界で初めて大西洋を横断した女性だ。 彼女は講演会やCM出演に駆け回る日々を送っていた。 広報のジョージの提案で、初の著書も出版。 2人は恋に落ちるが、結婚には踏み切れない。 大西洋単独横断にも成功するアメリア。 今や世界が彼女の発言、行動、私生活に注目。 ついに世界一周飛行を決意するのだが... 出演者: Hilary Swank ... Amelia Earhart(アメリア) Richard Gere ... George Putnam(ジョージ) Ewan McGregor ... Gene Vidal(ジーン) オトーサン、 「何やらせても、うまいな」 HILARY SWANK  ヒラリー・スワンク 誕生日 1974/7/30 出身 米ワシントン州ベリンガム 9歳の時から演技を始め、「ジャングル・ブック」の舞台に主演。 ベリンガムのローカルシアターや学校演劇で活躍。 スポーツも万能で水泳のオリンピック選考会に参加した。 90年に女優を目指し、母と共に移住。 92年「バッフィ/ザ・バンパイア・キラー」で映画デビュー。 99年「ボーイズ・ドント・クライ」でアカデミー賞主演女優賞受賞。 2005年「ミリオンダラー・ベイビー」で二度目の受賞。 92年、俳優チャド・ロウと97年に結婚。2006年、離婚。 出演作 1992年「バッフィ/ザ・バンパイア・キラー」 1994年「ベスト・キッド4」 1996年「マネークラッシュ」 1999年「ボーイズ・ドント・クライ」◇ 2000年「ギフト」◆ 2001年「マリー・アントワネットの首飾り」◇ 2002年「インソムニア」◇ 2003年「ザ・コア」◇「11:14」 2004年「ミリオンダラー・ベイビー」◇ 2006年「ブラック・ダリア」◇ 2007年「リーピング」◇「フリーダム・ライダーズ」◇「P.S.アイラヴユー」◇ 2009年「アメリア 永遠の翼」◇ その他の出演者: Christopher Eccleston ... Fred Noonan Joe Anderson ... Bill Stultz Cherry Jones ... Eleanor Roosevelt Mia Wasikowska ... Elinor Smith Aaron Abrams ... Slim Gordon Dylan Roberts ... Leo Bellarts Scott Yaphe ... William Dalten Tom Fairfoot ... Balfour Ryann Shane ... Young Amelia William Cuddy ... Gore Vidal Elizabeth Shepherd ... Frances Putnam Richard Donat ... Gallagher User Rating:5.8/10( 4,974 votes) IMDb User Rating:6.7/108( 131 votes) Yahoo! オトーサン、 「ま、こんなものかも」 User Reviews(IMDBを翻訳) bbkfinnさん United States 2009年10月25日 非凡な女性の平凡な映画 すまん。 ヒラリー・スワンクに演じさせれば、いいというものじゃないんだ。 歴史的事実をすべてカバーしたから、いい映画になるはずだった。 だが、実際には、よくあるせりふやスタイルを使ったものだから、 たくさんの伝記映画になってしまった。 まるで、TV映画だ。 きれいな景色を撮り、人間を描くのを放棄している。 歴史のムダ遣いというものだ。 非凡な女性への面白い洞察はない、 ミステリアスな行方不明についても同じ。 もう一度言う。 なぜ、事実に徹しないのだ。 アメリアのラブストーリーなんか、クソ食らえ。 すごい探検者として描けばいいんだ。 冒険飛行はほんとうに危険なのだ。 彼女が、空と男社会の地上で打ち勝った挑戦を描く... そこだけが感動的だ。 だが、油絵でなく、エアブラシを使ってしまった。 時間のムダとは言わんが、凡作だ。 オトーサン、 「マヅルカ形式の脚本構成ねぇ」 映画だけでなく、音楽にも造詣が深いんだ。 服部弘太郎さん 2010年8月4日 女性パイロットの草分けアメリア・イヤハートの伝記映画。 出来事の羅列でドラマとしては淡泊。 女性として初めて飛行機で大西洋を横断し(1928年)、 その後自分自身の操縦する飛行機で単独横断飛行にも成功した(1932年) アメリカの女性飛行家アメリア・イヤハート。 本作は彼女の伝記映画で、主演はオスカー女優のヒラリー・スワンク。 イヤハートは日本ではほとんど知られていない人物だが、 アメリカでは誰もが知っている歴史上のスーパー・ヒロインで、 映画『ナイト・ミュージアム2』では エイミー・アダムスがイヤハート役(彼女のマネキン役)で出演していた。 それだけ人気のヒロインだから、 伝記映画が作られるのもこれが初めてというわけではなく、 1976年にはスーザン・クラーク主演のTVドラマが、 1994年にはダイアン・キートン主演のテレビ映画が作られている。 日本では2007年に宮本亜門のミュージカル「テイク・フライト」で、 天海祐希がイヤハートを演じていたそうだ。 1937年、彼女が世界一周を目指して 最後の飛行機飛び立つところから映画がはじまる。 ここからは機上のイヤハートが自分の生い立ちや過去の冒険を回想する形で、 彼女の人生が綴られていくマヅルカ形式の脚本構成だ。 この形式のいいところは、長い時間をコンパクトに圧縮できること。 本作でもアメリアの少女時代の思い出に始まり、 生涯の伴侶となる出版業界人パットナムとの出会い、 大西洋横断飛行の成功、一躍時の人として脚光を浴びる中での数々の冒険、 ジーン・ヴィダルとの不倫、パットナムとの復縁、 世界一周飛行への挑戦などがテンポよく綴られていく。 しかしこの映画の欠点は、このテンポのよさかもしれない。 さらさらとテンポよく次々にエピソードが現れては消え、 どのエピソードも心に強い印象を残すことがないのだ。 アメリアの人生のポイントになる部分を巧みに絵解きし、 再現ドラマとして見せていくということでは うまく行っている映画だと思うのだが、 映画を最後まで観ても満足感や満腹感に乏しい。 物語としてはアメリアとパットナム、ヴィダルの三角関係が ひとつの縦軸になっているはずなのだが、 描き方は淡泊でドラマが単なる出来事の羅列になってしまっている。 これを恋愛ドラマとして観た場合、 ヒロインのアメリアはとても魅力的に描かれているのに、 相手役の男たちが陰影に乏しい平板な人物なのだ。 リチャード・ギアやユアン・マクレガーというスター俳優のオーラだけでは、 キャラクター描写の薄さを補いきれない。 誰もが知る歴史ヒロインだけに、 あまり踏み込んだ描き方をしても 「事実と違う!」といった批判を受ける可能性がある。 それよりは誰もが知るアメリア像を壊さない程度に、 エピソードを絵解きしていく方が無難なのかもしれないが……。 製作総指揮も兼ねたヒラリー・スワンクは好演。 魅力に乏しい人物ばかりが登場するこの映画の中で、 まがりなりにもヒロインが魅力的に見えたのは、 スワンクの功績によるところも大きい。


痩せ虎とデブゴン

オトーサン、 「困ったときのGyaO!頼み」 今日のTV放映は、観たやつばかり。 そこで、GayO!で面白そうなのを探り当てました。 楽しく見終わって、映画批評をまとめようと 上映データの収集にかかりましたが、 いくら探しても見当たりません。 それもそのはず、劇場未公開で、DVD発売もなく、 唯一CSで放送されただけの映画でした。 映画批評にまとめるのに、2日がかりでした。 原題:痩せ虎とデブゴン (1990)   痩虎肥龍 Shou hu fei long Skinny Tiger & Fatty Dragon 監督:Lau Kar-Wing Genre:Action / Comedy Country:Hong Kong Language:Cantonese 上映時間:100分 あらすじ: ロンとマックは刑事コンビ。 "動けるデブ"のロンは、ブルース・リーのファン、 マックは禿頭の女たらしだが、恋人コウに頭が上がらない。 麻薬王ウィンを逮捕せよとの至上命令を受け、 ウィンの手下ジョニーを捕まえて 一味が計画している宝石強盗の情報を入手する。 サモハンは、宝石店でまんまと覆面強盗一味を捕える。 そこで、麻薬王ウィンは、夕食会に手下を集める。 「俺は俺以外信じない。弟のタクにだって監視をつけている」 大笑した後、「裏切ったのは、お前だ!」とジョニーを刺す。 カールは、タクに恋人ライを疑わさせ、拉致する。 サモハンを殺したふりをして、タクをその気にさせる。 「ウィンに言え、金をもって化学工場へ来てくれと」 出演者: Sammo Hung Kam-Bo ... Fatty(ロン) Karl Maka ... Skinny(マック) Lau Kar-Wing ... Wing(ウィン) Po Tai ... Johnny(ジョニー) Lung Ming Yan ...Prince Tak(タク) Carrie Ng ... Lai(ライ) オトーサン、 「サモハン、知らなかったな」 こんなにデブなのに、ブルース・リー顔負けの マーシャル・アーツを披露してくれます。 生まれたとき、頭に毛が三本あったので、 渾名が”三毛=サモン”になったそうです。 「カール・マッカ、ラウ・カーウィン、 2人とも監督なのに、演技がうまいね」 SAMMO HUNG KAM-BO  サモ・ハン・キンポー 誕生日 1949/12/11 出身 香港 10才から中国戯劇学院に入り、京劇の基礎を学ぶ。 ”七小福”の一人としてジャッキー・チェンらと 映画のスタントマンとして活動。 71年に武術指揮者としてゴールデン・ハーヴェスト社に入社。 76年「死亡遊戯」などをヒットさせた後、77年に監督業に進出。 78年にボーホー映画会社を設立。 監督・俳優兼プロデューサーとして活躍。 出演作 1971年「侠女 第一部:チンルー砦の闘い」「侠女 第二部:最後の法力」 1972年「アンジェラ・マオの女活殺拳 合気道」 1973年「電光飛龍拳」「スカイホーク鷹拳」「燃えよドラゴン」 1975年「ジャッキー・チェンの秘龍拳少林門」「忠裂圖」 1977年「必殺!少林寺武芸帳」「少林寺怒りの鉄拳」 1978年「燃えよデブゴン6」「燃えよデブゴン 豚だカップル拳」 1979年「燃えよデブゴン9」「ツーフィンガー鷹」「燃えよデブゴン7」      「モンキーフィスト 猿拳」 1980年「燃えよデブゴン10・友情拳」「燃えよデブゴン」 「燃えよデブゴンカエル拳対カニ拳」      「燃えよデブゴン正義への招待拳」 1981年「サモ・ハン・キンポーのプロジェクトD」「ピックポケット!」      「ユン・ピョウinドラ息子カンフー」      「妖術秘伝 鬼打鬼」 1983年「霊幻師弟 人嚇人」 1984年「デブゴンの怪盗紳士録」「五福星」「蜀山奇傅 天空の剣」「スパルタンX」      「プロジェクトA」 1985年「七福星」「大福星」「ファースト・ミッション」 1986年「デブゴンの霊幻刑事」「恋はいつも嘘からはじまる」「十福星」      「上海エクスプレス」 1987年「チャイナ・フィナーレ 清朝最後の宦官」「イースタン・コンドル」      「サモ&ケニー 人質に気をつけろ!」 1988年「サイクロンZ」 1988年「香港極道 野獣刑事」 1989年「鬼喰う鬼」「七小福 夢に生きた子供達」      「ペディキャブ・ドライバー」 1990年「愛と欲望の街−上海セレナーデ−」「富貴兵團」      「ストロンゲスト 史上最強の映画スターは誰だ!?」 1991年「ギャンブリング・ゴースト」「炎の大捜査線」 1992年「ジョイ・ウォンの魔界伝説」 1993年「カンフー・カルト・マスター 魔界教主」 1995年「金城武 死角都市・香港」 1996年「スタント・ウーマン 夢の破片」「野獣の瞳」 1997年「ナイスガイ」 1999年「無問題」 2001年「拳神 KENSHIN」 2002年「ファイターズ・レガシー」 2005年「SPI 狼よ静かに死ね」 2008年「三国志」「カンフーシェフ」 カール・マッカ 誕生日 1944/ 出身地:香港 映画監督、俳優、プロデューサー。 香港の高校を卒業後アメリカに移民し、大学にて電子工学と映画を学ぶ。 香港にて映画会社を数社設立し、香港映画界では貴重な存在。 アメリカでの経験が生かされた作品が多く、特に喜劇映画が有名。 ピカピカの坊主頭がトレードマーク。 俳優としても評価が高く、香港電影金像奨の最優秀主演男優賞を受賞。 主な主演作 「クレイジー・クロック」 「全ては勝者の手に」 「Mr.ノーボディ」 「燃えよデブゴン カエル拳対カニ拳」 「天涯を彷徨う男たち」 「クレイジー・パートナー」 その他の出演者: Wanda Yung ... Lanky (コウ) Fung Woo ... Inspector Ng(ウー警部) Jackson Ng ... First Robber Xin Xin Xiong ... Second Robber (blue jacket) Kuang Ni ... Fatty's dad Mark Houghton ... Killer Ridley Tsui ... Ah Pak (henchman) Gabriel Wong ... Burglar Irene Britto User Rating:6.7/10( 2436 votes) IMDb オトーサン、 「面白かった」 Yahoo!は、自分が運営するGyaO!で、 この無料映画を流しているのに、 紹介していないのは、変ですよね。 User Reviews(IMDBを翻訳) himboy32さん Newcastle, England 2005年4月30日 サモの傑作! サモ・ハンは、デブゴン役。 スリル大好き、犯罪撲滅のマーシャル・アーツのエキスパートだ。 その相棒は、早口でいたづら好きの痩せ虎だ。 2人は、度々危ない橋を渡るスタイルで、犯罪人を捕える。 ある日、これまでで最高の事件捜査を命じられる。 麻薬王を逮捕し、裁きを受けさせるのだ。 (ラウ・カーウィンが名演している) 筋書きは、単純だ。 シンガポールでの話しもあって、 地元の娘たちにカラオケ屋をやろうと口説かれる。 そんなあまり意味のないサブプロットもある。 だだ、それ以外は。実に楽しいアクション娯楽作品だ。 サモ・ハンがその技を披露するが、 彼が、この分野では、実力をみせつける。 今回は、ブルース・リーの味をファイトシーンが見せ場だ。 すべてブルース・リーの映画のパロディなのだ。 百貫デブのくせに、ブルース・リーのモノマネでは追従を許さないのだ。 カール・マルカのほうは、コメディシーンを担当している。 かなりマニアックだ。 要するに、この映画、ストーリーよりも、アクションが見ものだ。 とくに、 軽快なサモ・ハンとナイフ使いのラウ・カーウィンの間で繰り広げられる 憤怒に燃え、目もくらむような対決がいい。 サモ・ハンかブルース・リーフアンはたまらないだろう。 オトーサン、 「"燃えよデブゴン"(1978)をみていれば、 もっと楽しめたのかも」 ぜひ、DVDにしてほしいものです。 福耳幸多太楼さん 2011年4月24日 寸評 福星シリーズなど 80年代の香港映画によくあるドタバタコメディ映画。 ストーリーはサモ・ハンとカール・マッカの二人の刑事が 麻薬組織のボスを追うという単調なものだが、 寸分の狂いもない激しいカンフー・アクション・シーンや サモ・ハンによるブルース・リーのモノマネが見どころ 「アンタッチャブル」や「あぶない刑事」、 ブルース・リー映画のパロディシーンもあるので探してみてください。 クライマックスのサモ・ハンとラウ・カーウィン演じる 麻薬王とのクンフーシーンは往年のファン垂涎のシーン。 (大福星でもサモVSラウカーウィンはあったが、 一方的にボコボコにしていただけ) 原題が"痩虎肥龍"なので 燃えよデブゴンの正統な続編と言えるでしょう


エンゼル・ハート

オトーサン、 「怖いところだなぁ」 深南部のニューオリンズに遊びに行ったとき、 この映画のような感じを受けました。 バーボン通リの奥まった店なんかで、 大酒を飲み、喧嘩になったら、一巻の終わり。 死体は、スワンプという泥沼に投げこまれ、 ワニの餌食とあいなります。 この映画の主人公も、あわやという事態になります。 そう、ニューオリンズは、ブードー教の聖地でもあります。 太鼓を使ったダンスや歌、動物の生贄、神懸かりのなかで、 血だらけのまま、行方不明になるのです。 原題:Angel Heart (1987) 監督・脚本:Alan Parker 原作:William Hjortsberg Genre:Horror / Mystery / Thriller Country:USA / Canada / UK Language:English / French 上映時間:113分 あらすじ: 私立探偵ハリーは、ルイから仕事を依頼された。 戦前の人気歌手ジョニーを探してほしいというのだ。 戦争の後遺症で精神病院へ収容されているはずだが、 退院したことになっている。 ジョニーが占い師とつきあっていたことをつきとめ、 彼女の行方を追ってニューオリンズへ。 占い師マーガレットにジョニーのことを聞くが失敗。 ジョニーの愛人宅を訪ね、母は死んだと 娘のエピファニーに聞かされる。 そして、マーガレットが殺される... 出演者: Mickey Rourke ... Harry Angel(ハリー・エンゼル) Robert De Niro ... Louis Cyphre (ルイ・サイファー) Lisa Bonet ... Epiphany Proudfoot(エピファニー) Charlotte Rampling ... Margaret Krusemark(マーガレット) オトーサン、 「はまり役だ!」 知的でありながら、どこかニヒルで、腕っぷしが強い。 そんなハリーエンゼル役をミッキー・ロークが好演しています。 お目当てのデ・ニーロは、出番少なし。 MICKEY ROURKE  ミッキー・ローク 誕生日 1956/9/16 出身 米ニューヨーク州シュネクタディ 7歳の時、両親が離婚し、母と共にマイアミへ。 ハイスクール時代はボクサーを志すが挫折し、 19歳の時、単身ニューヨークへ。 バーの用心棒や夜警など様々な職を転々とする一方で、 サンドラ・シーキャットのもとで演技を学ぶ。 後にアクターズ・スタジオに入門。 79年「1941」で映画デビュー。 2008年「ザ・レスラー」でゴールデングローブ賞主演男優賞受賞。 出演作 1979年「1941」 1980年「天国の門」「フェイドTOブラック」 1981年「白いドレスの女」 1982年「ダイナー」 1983年「ランブルフィッシュ」「錆びた黄金」 1984年「悪の華/パッショネイト」 1985年「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」 1986年「ナインハーフ」 1987年「エンゼル・ハート」「死にゆく者への祈り」      「バーフライ」 1988年「ホームボーイ」 1989年「フランチェスコ」「ジョニー・ハンサム」 1990年「逃亡者」「蘭の女」 1991年「ハーレー・ダビッドソン&マルボロマン」 1992年「ホワイト・サンズ」 1994年「フリーライド」 1995年「男たちの危険な午後」      「ハード・ブレット/仁義なき銃弾」 1996年「欲情の媚薬」 1997年「ダブルチーム」「レインメーカー」      「ポイント・ブランク」 1999年「バッファロー66’」「マグナム」 2000年「追撃者」「アニマル・ファクトリー」 2001年「プレッジ」「ブラック・ビートル」「ピクチャー・クレア」 2002年「スパン」 2003年「レジェンド・オブ・メキシコ デスペラード」「マイ・ボディガード」      「ボブ・ディランの頭の中」 2005年「シン・シティ」「ドミノ」 2008年「レスラー」 2010年「エクスペンダブルズ」 その他の出演者: Stocker Fontelieu ... Ethan Krusemark Brownie McGhee ... Toots Sweet Michael Higgins ... Dr. Albert Fowler Elizabeth Whitcraft ... Connie Eliott Keener ... Det. Sterne Charles Gordone ... Spider Simpson Dann Florek ... Herman Winesap Kathleen Wilhoite ... Nurse George Buck ... Izzy Judith Drake ... Izzy's Wife Gerald Orange ... Pastor John User Rating:7.3/10( 29,371 votes) IMDb User Rating:8.2/10 ( 949 votes) Yahoo! オトーサン、 「高いスコアだな」 User Reviews(IMDBを翻訳) jcanettisさん Athens, Greece 2004年12月22日 アラン・パーカーの傑作 こいつは、アラン・パーカーの傑作ではないか。 監督ぶりは、実に面白い。 周到に準備して、寓話や秘密のヒントたっぷりの 暗い雰囲気へと観客を連れていく。 ここでは、ミッキーロークの素敵な演技をみつめる。 演じるのは、私立探偵のハリー・エンジェル役だ。 名優デ・ニーロ演じるミステリアスなルイ・サイファーに雇われる。 サイファーは、ハリーにジョニーという名の男を探すように依頼する。 その失踪したジョニーに借りがあるらしい。 この任務は、思ったよりも難しかった。 だが、ハリーは、その過程で、数件の殺人に出くわす。 それどころか、自分自身とサイファーとの実に不愉快な 真実に向きあうことになる。 前述のように、ロークも、デ・ニーロも好演している。 同様に、助演陣もいい。 とくに、エピファニー役のリサ・ボネットが魅力的で、怪しげだ。 この映画、10点満点で10点だ。 アラン・パーカーの傑作。 オトーサン、 「そう、ブードー教、こわいね」 ジーナさん 2008年11月29日 ねっとり纏わりつく 謎の人物の行方を追う過程は若干グロさがあるものの ミステリアス&スリリングな雰囲気で飽きずに鑑賞できました。 音楽や効果音(特に心音)の使い方も絶妙です。 怖いという訳ではありませんが、 ラストも鳥肌が立つなど不気味感は演出できていると思います。 ・・・が、ブードゥー教が出てきたあたりから アッチの方向に行きそうな危険な臭いがプンプン(笑) 何の予備知識もなしで観た私が悪いのですが、苦手なんですよ・・・こういう系。 とは言え・・・伸ばした爪が何とも気持ち悪いインパクト大なロバート・デ・ニーロ (ゆで卵片手に迫力を出せる俳優さん 笑)、 渋みと色気の絶頂期であったミッキー・ローク、 瞳の奥に何かを感じさせるシャーロット・ランプリング、 そして初々しくも存在感ある魅力を見せてくれたリサ・ボネなど 個性と実力ある役者陣の競演は見応えタップリです。 ストーリーがチョット分かりづらい部分もありましたが、 オカルト系が許容範囲の方にはOKだと思います。 ただ、もう少し伏線の出し方を工夫したほうが良かったかな・・・? おそらく2回目のほうが面白く感じるタイプの作品ですが、 体力をつけないと再チャレンジするのが難しいですね(笑) 照明の使い方など拘った映像も魅力的ですが、 血が苦手な方は鑑賞を控えたほうがイイでしょう。 とりあえず、この頃のミッキー・ロークは最高にセクシーです。 現在のミッキー・ロークしか知らない方は 是非80年代の出演作品をチェックしてみて下さい。


キリング・フィールド

オトーサン、 「身の毛がよだつな」 ポルポト政権下での大量虐殺、 推定人数はマチマチですが、 少なくとも、100万人は殺されているようです。 原題:The Killing Fields (1984) 監督:Roland Joffe 脚本:Bruce Robinson Genre:Drama / History / War Country:UK Language:English / French / Central Khmer / Russian 上映時間:141分 あらすじ 1973年8月。 シドニーは、NYタイムズの特派員として カンボジアの首都プノンペンへ。 ロン・ノル政権とクメール・ルージュとの闘いが激化していた。 プランが通訳・ガイドとなる。 74年4月、ロン・ノル政権が崩壊し、ポル・ポト政権が誕生。 ショドニーらは、病院取材中に、クメール・ルージュの兵士に逮捕される。 何とかフランス大使館へと逃げ込むが、 カンボジア人であるプランだけが、クメール・ルージュに連行される。 シドニーは、ニューヨークに戻って カンボジアの取材記事で、ピューリツッァー賞を受賞した。 受賞式の日、カメラマンのロックオフがなじる。 「賞が欲しくてプランを脱出させなかったな」 出演者: Sam Waterston ... Sydney Schanberg(シドニー・シャンバーグ) Haing S. Ngor ... Dith Pran(ディス・プラン) John Malkovich ... Alan 'Al' Rockoff(アラン・ロックオフ) オトーサン、 「3人とも、実在人物にみえる」 SAM WATERSTON  サム・ウォーターストン 誕生日 1940/11/15 出身 米マサチューセッツ州ケンブリッジ 出演作 1967年「ニューヨーク泥棒結社」 1969年「ゼネレーション」「夏の日の体験」 1970年「塗れた欲望」 1972年「野蛮人たち」 1974年「華麗なるギャツビー」 1975年「怒りの凶弾」「荒野にさすらう若者たち」 1977年「青春の暴走」 1978年「カプリコン1」「イーグルス・ウィング」「インテリア」 1979年「ホップスコッチ」「天国の門」 1985年「バイオ・インフェルノ」「キリング・フィールド」 1986年「ハンナとその姉妹」「女ざかり」「デビルス・パラダイス/悪魔の楽園」 1987年「セプテンバー」 1989年「ウディ・アレンの重罪と刑罰」「丘の家のジェーン」 1991年「マン・イン・ザ・ムーン」 1994年「シリアル・ママ」「アメリカが沈むとき」 1997年「ザ・ターゲット」 HAING S. NGOR  ハイン・S・ニョール 誕生日 1940/3/22-1996/2/25 出身 カンボジア・プノンペン 84年「キリング・フィールド」でアカデミー助演男優賞受賞。 出演作 1984年「キリング・フィールド」 1987年「MIA/戦闘後行方不明」「イースタン・コンドル」 1989年「ベトナムU.S.A.」 1991年「アンビション」 1993年「マイ・ライフ」「天と地」 1993年「キリング・ヒート」 その他の出演者: Julian Sands ... John Swain Craig T. Nelson ... Major Reeves Spalding Gray ... U.S. Consul Bill Paterson ... Dr. MacEntire Athol Fugard ... Dr. Sundesval Graham Kennedy ... Dougal Katherine Krapum Chey ... Ser Moeum Oliver Pierpaoli ... Titony Edward Entero Chey ... Sarun Tom Bird ... U.S. Military Advisor Monirak Sisowath ... Phat - Khmer Rouge Leader Lambool Dtangpaibool ... Phat's Son User Rating:8.0/10( 24,299 votes) IMDb User Rating:8.8/10( 509 votes) Yahoo! オトーサン、 「歴史に残すべき名画」 アカデミー賞受賞 ・助演男優賞 ハイン・S・ニョール ・撮影賞 ・編集賞 同ノミネート ・作品賞 ・主演男優賞 サム・ウォーターストン ・監督賞 ローランド・ジョフィ ・脚色賞 ゴールデン・グローブ受賞 ・助演男優賞 ハイン・S・ニョール 同ノミネート ・男優賞(ドラマ) サム・ウォーターストン ・監督賞 ローランド・ジョフィ ・脚本賞 ・音楽賞 User Reviews(IMDBを翻訳) shanfloydさん India 2003年1月22日 ローランド・ジョフィの最高傑作 クメール・ルージュによるカンボジア革命を描く。 困難と友情のすばらしい物語だ。 ローランド・ジョフィ監督は、すばらしい仕事をした。 細部まで描きこまれていて、 まるで、自分が現場にいるかのようだ。 サム・ウォーターストンとハイン・S・ニョール、 2人は、すばらしい演技をみせている。 サム・ウォーターストンが、ハイン・S・ニョールのように アカデミー賞を取れなかったのは残念だ。 2人の視点から描いたのはすごい。 映画が興味深くなるはずだ。 ジョン・マルコヴィッチも、主役2人の冒険に随伴し、 カメラマン役を見事に演じている。 戦時中の庶民の暮らしも生き生きと描いている。 戦争の残虐シーンも冷静に描かれており、 史実に忠実と思われる。 クリス・メンゲスの撮影は魔術のようだ。 プランの苦難の時期だが、 これも、過剰描写にはみえない。 重要なのは、エンディングのよさ。 戦争ドラマで、最高に幸せな結末となっている。 ジョンレノンの「イマジン」が見事に使われている。, 最高の完成度をみせている。 10点満点で10点だ。 オトーサン、 「事実は、映画より残虐!」 博物館に行き、膨大なガイコツ群をみれば、 この映画は甘ったるく思えるでしょうね。 トコトン洋画鑑賞小僧さん 2011年2月19日 あまり知られていないカンボジアの歴史 カンボジアに一人旅をしたときに、 クメールルージュとポルポトの存在を初めて知った。 『虐殺』と聞いて真っ先に思いつくのがヒトラーだったけど、 カンボジアでこんなに酷く恐ろしい虐殺があったとは知らなかった。 フランス留学の際に共産主義の考えに興味を持ち、 理想の国家を築くために政治家、留学生、医者、博識ある大人を 大量に虐殺したポルポト政権。 理想の国家建築のために 無知で教養のない少年達を中心に ポルポトの思想に従って大量虐殺を行ったクメールルージュ。 この映画はクメールルージュ、ポルポト政権にはそこまで細かく触れてないけど、 改めてクメールルージュの残酷さ、戦争の恐ろしさを痛感した。 個人的には、ツールスレン刑務所 (プノンペンにある大きな小学校を拷問所として使用し、 恐ろしい拷問、処刑がされた場所)、 ポルポト政権についてもっと描写して欲しかったけども・・ もし、ツールスレン刑務所、キリングフィールドへ行ったことがなければ、 是非一度は足を踏み入れてほしいです。どちらも、恐ろしいほど生生しく、 ショッキングで少し不気味悪いくらい痛々しい気持ちになると思うけども、 カンボジアの悲惨な過去を知ることで感じることが沢山あると思います。 小学校の建設、カンボジアに絵本を送るなど、 日本と親交の深い国カンボジア。 一人旅を通して、この映画を通して、 カンボジアの一人でも多くの子供達の笑顔を増やすために 自分に何ができるのかを、めちゃめちゃ、めっちゃ考えさせられました。 ただ・・・ 映画の評価に関しては 期待していた程ではなかったので星3つ


デリー6

オトーサン、 「デリー6? そんなに好評なシリーズなのか?」 「ちがいます、ちがいます」 デリーは、インド有数の都市。 1911年、カルカッタからデリーに首都が移転。 その際に、オールドデリーから5km先に新都市ができ、 これがニューデリー...だそうです。 デリー6とは、郵便番号が110006地域、 つまりオールドデリー(旧市街)のことだそうです。 「行きたくもないし、行ったこともないし...」 インドで行きたいのは、唯一、タージ・マハール。 原題:Delhi-6 (2009) 監督:Rakeysh Omprakash Mehra 原作・脚本:Rakeysh Omprakash Mehra/ Prasoon Joshi/Kamlesh Pandey Genre:Comedy / Drama Country:India Language:Hindi / English 上映時間:141分 あらすじ: ローシャンはニューヨークに住んでいた。 死期を故郷で過ごしたいと願う祖母に付き添って オールドデリーに向かった。 イスラムとヒンドゥの入り混じった喧騒の街だった。 到着すると、祖母は昔馴染みたちに歓迎される。 隣の頑固親父マダンとその娘ビッドゥーなど。 ローシャンとビッドゥーはお互いを意識をし始めていた。 一方、デリーでは「猿男の恐怖」事件が。 ある日、とうとうこの街にも猿男が現れる。 人々は、聖者を呼び見てもらうと、 イスラム寺院を指差して、ここにはヒンドゥ寺院があったという。 これがきっかけで、イスラム教徒とヒンドゥ教徒の暴動へ。 そんななか、ビッドゥーが親の決めた相手と結婚へ。 それを聞いたローシャンは、愛の告白を決める。 出演者: Abhishek Bachchan ... Roshan Mehra(ローシャン) Waheeda Rehman ... Annapurna Mehra(祖母) Sonam Kapoor ... Bittu Sharma(ビッドゥ) Om Puri ... Madan Gopal Sharma(マダン) オトーサン、 「主役はまあまあ」 インドの名前は、覚えにくいですね。 ローシャンを演じているのは、アブシェーク・バッチャン。 恋人のビッドゥを演じているのは、ソーナム・カプール。 この女性、踊りがうまいのに感心しました。 その他の出演者: Rishi Kapoor ... Ali Beg Prem Chopra ... Lala Bhairam Atul Kulkarni ... Gobar Pavan Malhotra ... Jai Gopal Sharma Divya Dutta ... Jalebi Supriya Pathak ... Vimla Sharma Tanvi Azmi ... Fatima Mehra Vijay Raaz ... Inspector Ranvijay Deepak Dobriyal ... Mamdu Raghuvir Yadav ... Ramleela Narrator K.K. Raina ... Haji Suleiman User Rating:6.3/10 ( 2,246 votes) IMDb オトーサン、 「混沌としているのがいいね」 User Reviews(IMDBを翻訳) Pratik_1 さん Minneapolis, USA 2009年12月29日 いい映画だが... ラストでブチ壊しだ。 ハッピーエンドではなく、 ローシャンが死んだところで終わるべきだった。 言いたいことは、分かるが、皮相的だ。 ラストの暴力や暴動への批判は、いいが。 この映画でいちばんよかったのは、 インド文化や社会という文脈のなかで、善悪を区別していることだ。 共鳴できる。 ARラフマーンの音楽は、実にいい。 平均以上の映画だが、もっとよくなったのではないか。 妙に商業的な配慮などせずにズバッと言えばいいのだ。 演技はいい。 アブシェーク・バッチャンは、いくつか見せ場があった。 ソーナム・カプールは、平板だったが、 リシ・カプール、 ディビア・ドゥッタ、アトゥル・クルカリニが 脇役として、見事な演技をみせていた。 まぁ、一度観る分にはいいのではないか。 オトーサン、 「インド在住者は、視点がちがうね」 長文なので、やや短くさせていただきました。 sameeraさん 2009年2月26日 個人的にすごく好き。 デリーには、まったくといっていいほどの無知です。 でも、だからこそ、 アメリカ育ちにローシャンの目線に近く 物事を見ることが出来たように思います。 人々の生活や感情や葛藤や生活臭がたまりませんでした。 インドの色や香りがそこにありました。 プネーの街角を通るときの匂いがそこにはありました。 この映画を見て、インド映画も好きだけども、 インドの街角が同じくらいに好きなんだなぁ〜って。 そしてデリーというイスラムとヒンドゥの入り混じりの メッカともいえるようなこの都市。 建物や、街のつくり、どこか憂いを含んだような、 ほんのり切ないイスラムの香りと ヒンドゥの底抜けの懐の深さと色彩の美、 明るさのようなものが絶妙にマッチしている街角。 映画が始まり、テーマがはっきりしてないうちは、 登場人物がイスラムの人々だったり、 モスクに行ってるかと思えば、ラームリーラに行ってみたりと、 デリーの町ってこんな風にイスラムとヒンドゥが入り混じって 仲良く暮らしているのだろうかと思いました。 後半になって、暴動が起こる。 ここからの展開に目を話せなくなりました。 にこやかだった街の人々の血気盛んになった顔つき、 街が二つに割れるとき。 「平和だった街をこわさないで!」と叫びたくなりました。 絶妙なバランス感の街が、その均整を崩したときの、その勢いといったら... 実際の街はそんな風なんでしょうか? 小さな宗教戦争は絶えず、死人も多いとか。 「スラムドック・ミリオニア」でも触れていたかと思いますが、 普段の生活の中でそんな緊迫感が隣あわせなのでしょうか。 最期は泣きました。 5歳の息子もシクシク泣いていました。


マチェーテ

オトーサン、 「こういうやり方もあるんだ」 予告編が本編になってしまった映画だそうです。 ロバート・デ・ニーロ目当てで借りた映画ですが、 残念ながら、悪役で脇役でした。 原題:Machete (2010) 監督:Ethan Maniquis/Robert Rodriguez 脚本:Robert Rodriguez/Alvaro Rodriguez Genre:Action / Comedy / Thriller Rated R for strong bloody violence throughout, language, some sexual content and nudity 上映時間:105分 Country:USA Language:English / Hungarian/ Spanish あらすじ: メキシコの元連邦捜査官マチェーテは、 麻薬王に愛する者を殺され、復讐を誓う。 米移民局捜査官サルタナが目を付けた 謎のタコス売りの女と交流するうち ブートからマクラフリン議員の暗殺を依頼される。 出演者: Danny Trejo ... Machete Cortez(マチェーテ) Robert De Niro ... Senator John McLaughlin(マクラフリン議員) Jessica Alba ... Sartana(サルタナ) Jeff Fahey ... Michael Boot(ブート) オトーサン、 「デ・ニーロが脇役なんて」 主演は、メキシコの無名?の老優です。 顔がでかいし、皺も演技しているのが愉快でした。 DANNY TREJO  ダニー・トレホ 誕生日 1944 出身 米カリフォルニア州イーストロサンゼルス 少年時代後半からドラッグや窃盗により数々の刑務所に収容された。 11年間いたサン・クエンティン刑務所を出所すると、 獄中の経験を糧に俳優の道へ進む。 85年「暴走機関車」で映画デビュー。 「デスペラード」「フロム・ダスク・ティル・ドーン」シリーズなど 個性的な悪役で大成功を納める。 麻薬中毒や非行に走る人たちのカウンセラーなどを行っている。 出演作 1985年「暴走機関車」 1987年「ヒドゥン」 1989年「ロックアップ」 1990年「マニアック・コップ2」「死の標的」      「ビバリーヒルズ・エクスタシー」 1991年「ボンデージ」「デッドロック」      「サスペンデッドゲーム」 1992年「ハードラック」 1993年「ブラッド・イン・ブラッド・アウト」      「ドッペルゲンガー/憎悪の化身」 1995年「デスペラード」「ヒート」 1996年「フロム・ダスク・ティル・ドーン」「ジャガー」 1997年「コンエアー」「アナコンダ」「ジレンマ/砂の追跡」 1998年「リプレイスメント・キラー」「6デイズ7ナイツ」      「フロム・ダスク・ティル・ドーン2」 1999年「ヴァン・ダムinコヨーテ」 2000年「レインディア・ゲーム」「フロム・ダスク・ティル・ドーン3」 2001年「スパイキッズ」 2002年「スパイキッズ2/失われた夢の島」 2003年「スパイキッズ3−D:ゲームオーバー」      「レジェンド・オブ・メキシコ デスペラード」 2004年「俺たちニュースキャスター」 2007年「プラネット・テラー in グラインドハウス」「ハロウィン」 2010年「マチェーテ」 その他の出演者: Michelle Rodriguez ... Luz Steven Seagal ... Rogelio Torrez Cheech Marin ... Padre Don Johnson ... Von Jackson Shea Whigham ... Sniper Lindsay Lohan ... April Daryl Sabara ... Julio Gilbert Trejo ... Jorge Ara Celi ... Reporter Tom Savini ... Osiris Amanpour Billy Blair ... Von's Henchman User Rating: 7.0/10( 65,273 votes) IMDb User Rating: 8.1/10( 641 votes) Yahoo! オトーサン、 「高すぎないか?」 User Reviews(IMDBを翻訳) Michael Donellyさん Poland 2010年9月6日 なぜ、コメディと名乗らないのか? 予告編をみると、クズ映画だったが、 最初から最後まで笑いっ放しだった。 ユーモア作品だ。 狙っているから、面白くないい点は何もない。 たくさんの流血があるが、 愉快につくられているので、胸がむかつくことはない。 事実、見終って、5分間は笑い続けていた。 ダニー・トレホ、年を食っていなかったら、 無名新人、華々しい登場というべきだろうが、 彼はすでに64歳なのだ。 アドレナリンとアクションが、途切れることなく続くとは、 夢にも思わなかった。 この風雪を耐えてきた老優は、娘っことベッドインしようとする。 マチェーテは、殺しまくり、怪我をさせ、セックスしまくる。 だが、面白いことに、彼は愛すべき紳士なのだ。 今年の最高傑作。 このジャンルでは、出色だ。 最初から最後までふざけているのがいい。 楽しませかたを知っている。 オトーサン、 「B級映画中のB級映画!」 前田有一さん 2010年10月31日 顔面のインパクトは超ド級 クエンティン・タランティーノとロバート・ロドリゲスが B級映画への愛をこめた「グラインドハウス」(07年、米)の中には、 受け狙いのニセ予告編が挿入されていた。 ところがその予告編がいかにも面白そうだったのと、 ロドリゲスの従兄弟で主演のダニー・トレホが、 どうしてもアレを作ってくれよとうるさかった(?)ため、 このたびめでたく本編が作られることになった。 文字通り、B級映画の中のB級映画である。 (あらすじ... 上掲) あの予告編を見た方は、その中のシーンが続々と再現されるので おお、と驚き&笑えることだろう。 おまけに当時は想像できなかったほどの豪華キャストが集まり、 B級映画などと称しては申し訳ないほどのゴージャスな競演を味わえる。 ダニー・トレホはこの手のおふざけ映画?には常連の顔だが、 満を持して愛するマチェーテのキャラクターを演じることで、 かつてないほどに溌剌として見える。 顔面アップのインパクトは絶大で、その肌の質感はまるで爬虫類。 腕っ節の強い寡黙なオヤジ、といった雰囲気で、 美女にもモテモテ(の設定)だ。 とはいえ、ラブシーンのお相手を演じる女優たちの表情に、 隠し切れぬ固さが見え隠れするあたりは苦笑もの。 嫌がってないか君たち。 ラブシーンといえば、ジェシカ・アルバ、ミシェル・ロドリゲス、 リンジー・ローハンの3大スターが、 そろってセクシーなシーンに挑戦しているのも驚かされる。 特にジェシカとリンジーは、惜しげもなく全裸をさらしており衝撃的。 ジェシカ・アルバはこれまで絶対に映画では脱がないと 宣言していることで有名な女優であるから、ファンは必見であろう。 各批評家たちも、間違ってもあれはCGだなどと、 無粋なネタばらしをしてはいけない。 リンジー・ローハンも、 ダニー・トレホ同様、刑務所で鍛えた見事な肉体美を披露。 後半の意外な(というよりゴシップネタを逆手に取った 悪趣味な)コスプレ姿も楽しませてくれる。 観客の期待通り、いきすぎた残酷シーンも次々と出てきて、 ブラックな笑いを振りまく。 ただ、個人的にはまだまだ物足りない。 突き抜けぶりが足りてないように思う。 もう少しやりすぎ感を強調して笑わせてほしいところだ。 悪役は日本でもおなじみスティーヴン・セガールだが、 悪い意味でありきたりなキャラクターな上、 彼の主演映画ではまず見られない展開をさせるのはどうかと思う。 ちょいと「B級映画への愛」が足りてないのではないか? ダニー・トレホが迫力満点な顔つきとはいえ、 巨体で超人オーラ満点のセガールと並ぶと貧弱に見えてしまうのもきつい。 全体的に、周りの役者たちが必死に盛り立てているのがわかるものの、 主演がややスター性不足でキワモノから抜け出せていないような印象を受ける。 タランティーノ&ロドリゲス映画として、 それなりにノー天気に楽しめる作品ではあるが、 もうひと頑張りほしかったな、という気がする。


みんな元気

オトーサン 「デ・ニーロなら間違いない」 TSUTAYA DISCASで、借りてみました。 日頃、父親のもとへ寄ろうとしない子供たちが、 心臓発作で入院したとき、はじめて会いにくるのです。 父親は、子供たちとBBQをしている夢をみています。 「母には、すまないことをしたなぁ」 親孝行したい時には親はなし! お墓まいりもできず、申し訳ない思いが募ります。 原題:Everybody's Fine (2009) 監督:Kirk Jones 脚本:Kirk Jones Giuseppe Tornatore/Tonino Guerra/Massimo De Rita (original) Genre:Adventure / Comedy / Drama 上映時間:99分 Country:USA / Italy Language:English あらすじ: フランクは、妻を8ヶ月前に亡くす。 ひとりで料理をし、家の掃除をし、庭仕事をする。. 楽しみは、子供たちの週末の訪問だ。 上等な肉やワインも買い、バーベキューの準備をする。 だが、子供たちから、今度の週末は帰れないとの電話がくる。 来てくれないなら、自分が行って驚かせてやろう。 それぞれの道で成功しているらしい。 医師から止められるが、ニューヨーク行きの列車へ飛び乗る。 出演者: Robert De Niro ... Frank Goode(フランク) Drew Barrymore ... Rosie(ロージー) Kate Beckinsale ... Amy(エイミー) Sam Rockwell ... Robert(ロバート) オトーサン、 「デ・ニーロ、泣かせるねぇ」 ROBERT DE NIRO  ロバート・デ・ニーロ 誕生日 1943/8/17 出身 米ニューヨーク 16歳に俳優指導者ステラ・アドラーに師事。 ニューヨーク・アクターズ・スタジオにも通い、オフ・ブロードウェイで活躍。 74年「ゴッドファーザーPART2」でアカデミー賞助演男優賞受賞。 80年「レイジング・ブル」でアカデミー賞主演男優賞受賞。 ノミネート4回。 93年「ブロンクス物語/愛につつまれた街」で監督デビュー。 出演作 1965年「マンハッタンの哀愁」 1968年「ロバート・デ・ニーロのブルー・マンハッタン/黄昏のニューヨーク」 1969年「御婚礼ウェディング・パーティー」 1970年「血塗れのギャング・ママ」      「ブルー・マンハッタンT/哀愁の摩天楼」 1971年「わが心の天使」「生き残るヤツ」      「ロバート・デ・ニーロのスワップ」 1973年「バング・ザ・ドラム」「ミーン・ストリート」 1974年「ゴッドファーザーPART2」◆アカデミー助演男優賞 1976年「1900年」「タクシードライバー」「ラスト・タイクーン」 1977年「ニューヨーク・ニューヨーク」 1978年「ディア・ハンター」 1980年「レイジング・ブル」◇アカデミー主演男優賞 1981年「告白」 1982年「エリア・カザンの肖像」 1983年「キング・オブ・コメディ」 1984年「恋に落ちて」      「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」 1985年「未来世紀ブラジル」 1986年「ミッション」 1987年「アンタッチャブル」◆「エンゼル・ハート」      「ディア・アメリカ/戦場からの手紙」(声) 1988年「ミッドナイト・ラン」 1989年「俺たちは天使じゃない」「ジャックナイフ」 1990年「アイリスへの手紙」「グッドフェローズ」      「レナードの朝」 1991年「ケープ・フィアー」◇「真実の瞬間」      「ハート・オブ・ダークネス/コッポラの黙示録」      「バックドラフト」「ミストレス」 1992年「ナイト・アンド・ザ・シティ」 1993年「恋に落ちたら」「ブロンクス物語/愛に包まれた街」      「ボーイズ・ライフ」 1994年「フランケンシュタイン」◇ 1995年「カジノ」◇「ヒート」◇「百一夜」 1996年「マイ・ルーム」「ザ・ファン」◇「スリーパーズ」◆ 1997年「噂の真相/ワグ・ザ・ドッグ」「大いなる遺産」      「コップランド」◇「ジャッキー・ブラウン」◇ 1998年「RONIN」◇ 1999年「アナライズ・ミー」◇「フローレス」◇ 2000年「ミート・ザ・ペアレンツ」◇「ザ・ダイバー」◇      「ロッキー・アンド・ブルウィンクル」 2001年「15ミニッツ」◇「スコア」◇ 2002年「ショウタイム」◇「容疑者」◇「アナライズ・ユー」◇ 2004年「ミート・ザ・ペアレンツ2」◇「アダム−神の使い 悪魔の子−」◇ 2005年「ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ」◇「RENT/レント」 2006年「アーサーとミニモイの不思議な国」(声)「グッド・シェパード」 2008年「トラブル・イン・ハリウッド」 2009年「みんな元気」 2010年「マチェーテ」「ストーン」 その他の出演者: Lucian Maisel ... Jack Damian Young ... Jeff James Frain ... Tom Melissa Leo ... Colleen Katherine Moennig ... Jilly Brendan Sexton III ... Mugger James Murtaugh ... Dr. Ed Austin Lysy ... David Chandler Frantz ... Young David Lily Mo Sheen ... Young Amy Seamus Davey-Fitzpatrick ... Young Robert User Rating:7.2/10( 18,904 votes) IMDb User Rating:7.9/10( 101 votes) Yahoo! オトーサン、 「デニーロに賞を!」 ゴールデン・グローブ ノミネート ・歌曲賞 User Reviews(IMDBを翻訳) jalapenomanさん United States 2009年12月5日 「レナードの朝」以来のデ・ニーロの名演技 昨夜、満員の映画館で、年齢のちがうひとたちと観た。 ズバッと結論から。 高齢者は微笑み、目に涙していた。 若い連中は、退屈し、退出した。 そう、これは両親向けの映画だ。 25歳以下には、アピールできないだろう。 つまり、美しくジーンときて、時に苦痛を感じるストーリーだ。 父親は、現実を直視し、噛みしめる。 子供たちの人生を支配することはもうできないのだ。 これは、真実を求め、他者と痛みや不快を分かち合う物語なのだ。 いかに多くの親たちが、成人した子供たちを いまだに見守りが必要な小児のように思っていることか。 助演陣が好演しているが、これはデ・ニーロの映画だ。 「レナードの朝」以来のデ・ニーロの名演技がみられる。 (アカデミー賞ものなのに、ノミネートもされなかった) こう考えた。 若い連中は、親たちの足元にも及ばない。 主人公を理解できるまで至っていないのだ。 オトーサン、 「スティーブ・ジョブズの名言を思い出すね」 ・毎日、今日が人生最後の日かもしれないと考えよう。 だから、自戒をこめて 「だらだらと書き連ねるのは、考えものだね」 ビンスさん 2011年2月21日 一度きりの一回目 ドリュー・バリモア。 ケイト・ベッキンセール。 サム・ロックウェル。 そしてロバート・デ・ニーロ。 この面子、この素晴らしさで何で未公開映画なのだ? 人生は一度きりだ。 息子や娘の一回目だ。 きみたちの親の一回目だ。 一回目なんだから、上手くいかないことが多い。 リキんじゃって。余計な力入っちゃって。 子供も一回目なら、親も一回目。 失敗だってあるよ、むしろ失敗だらけかも。 だけど、失敗を悔やみ続けても ちゃんとアルバムの1ページとして整理できる日が訪れる。 生まれてきてありがとう! デ・ニーロ演じる父親を観ながら、そんなことを感じました。 子供も、そして親も、両方が成長していく物語。 冒頭からたまりません。 デ・ニーロが家族で集まる日を楽しみに、せっせと準備して... こういうの弱いです。既に涙腺が... 終盤までの、親子の関係。 切なくてたまらないけど、愛ゆえにだもんなぁ。 ラストの涙は、心から流したい涙でした。 もっと泣け俺!って感じで。 たまらん。 実にたまらん。


冬休みの情景

オトーサン、 「これは反体制映画かも」 ハリウッド映画では、デカプリオやアンジェリーナとか、 有名俳優が前面に出て演技を披露します。 でも、無名俳優にし、無名の市井のひとにして、 しかも、一切演技をさせないようにしたら? そうなると、背景が前面に出てきます。 町には人気もなく、古びた味もそっけもない建物が 並んでいるだけで、北朝鮮を思わせる風景です。 「こんな町や国に住みたくないなぁ」 でも、これは原発後のわが国の風景でもあります。 死の町、いや、ゴーストタウンが現前しているのです。 原題:Han jia (2010) Winter Vacation 監督・脚本:Hongqi Li Genre:Drama Country:China Language:Mandarin 上映時間:91分 あらすじ: 内モンゴルの村。 冬休み最後の日になった。 ヒマをもてあました少年4人が ジーシンの家に行く。 寝ている彼を起こそうとイタズラしたりする。 起きると、彼女がやってきて、 手編みの帽子をプレゼントして帰る。 4人は、その帽子をためつすがめつしたりする。 ラオウーは、シャオリンとデート。 「勉強に支障が出るから、別れたいわ」 「同じ学校で八年も経つけど、  お前はいつも後ろから一位じゃないか。  お前みたいな普通の顔立ちで、  頭の悪い女には僕しかいないのだ」 少年ションシンは、家族から冷たくされている。 お爺ちゃんに文句を言う。 「外へ遊びに行きたいよ」 「だめ」 「もうおじいちゃんのことをおじいちゃんと呼ばない」 「君をおじいちゃんと呼ぼうか」 少年は決心する。 「大きくなったら、孤児になって遠くへ行く」 「大きくならなくても、孤児になって遠くへ行く」 出演者: Zhou Zhixin...ジーシン Laowu...ラオウー Ying Xie... ションシン オトーサン、 「演技以前だな」 下手な演技はさせない、 それが監督の狙いなのでしょう。 その他の出演者 Leo Bao Jinfeng Bai Hui Wang Naqi Zhang Han jia User Rating:6.5/10( 72 votes) IMDb オトーサン、 「ま、この手の映画が好きな人向け」 User Reviews(IMDBを翻訳) dubesorさん、 Vancouver, Canada 2010年10月9日 辛抱すれば報われる この映画をみるなら、忍耐を覚悟すべし。 退屈ではないが、事態が動くまで待つべし。 大勢のひとが退出したが、辛抱できなかったのだ。 なぜなら、この映画のコアは、”何もない”からだ。 中国北部の工場街の学校は、冬休みだ。 何もやることがない だが、なんもないというのは、コメディ領域だ。 太った坊やは、年長者を中傷し、家出する。 パーカを着た思春期の少年たちは、 寒い野外に捨てられたソファに座って セックスライフについてあれこれおしゃべりする。 大したことはないが、実に愉快なのだ。 撮影は見事だ。 ソ連風の壊れゆく家並み、得体の知れない路地が 深く描きこまれていお。 結末は、崩壊した町を描いている。 行動は、後知恵なのだ。 オトーサン、 「なーんだ。NHKか」 KOH KOJIMAさん 2011年6月6日 NHKアジアフィルムフェスティバルにて この映画が始まる前に、司会者である NHK衛星映画劇場支配人渡辺俊雄さんが話された。 場合によっては寝てしまうかもしれない、 スイスのロカルト映画祭の審査員がこの映画を観て笑いころげた。 この映画そのロカルト映画祭では最高賞である金豹賞を受けたとのこと。 で、この映画、とにかく間が多い。 じいさんと孫がただソファに座ってる。 辞書を読んでる青年。 決して友達同士でも騒がない若者達。 あんまり使いたくない言葉なんだけど...シュール。 嫌いじゃないけど、万人向けじゃない。 スイスの審査員は笑い転げたそうですが、 僕は低周波治療器を貼り付けたような 笑っちゃいけないところで笑いたくなるような可笑しさを感じました。 こういう映画は無理やり笑っちゃ駄目です。 むしろ、笑い転げたというよりは、 さきほど食べたラーメンで腹をくだしトイレに駆け込み、 肝心なところを見逃したような気がします。 それが無念。 オトーサン、 「もう一方、どうぞ」 kiz?*nd?*さん 2010年10月26日 上質な映像 まるでハンマースホイの絵画。 ハンマースホイの静止画が連続して、映画になったかのようだ。 1枚1枚がハンマースホイ絵画。 全編がこういう映画というのは類が少ない。 カメラは固定で人物に寄ったり、ついていったりすることはない。 1シーン1シーン、全てが固定した静止画の体裁だ。 映画の中の人物の立ち位置は厳格に指定されているようだし 動きも抑制を強いられている。動かない映画だ。 不自然でまだるっこしい演劇のようにも見えはするが、 欠点と言うより、絵画のためのスタイルとして受け容れよう。 途中2度ほどシュールな音楽が流れるが、これも良質。 監督は詩人でもある。 最終段、一転、休み明けの高校の教室で生物の教師が大声で演説をし、 エンドロールにかけてやかましいロック音楽がかかる。 支離滅裂な感じも抱くが悪いというわけでもない。 私には「メッセージ」は伝わらないが。 そう、人生なんて分からないもんだし、 劇的でもロマンティックでもないし、大方の時間は無為に過ごしてるし。 メッセージなんて何かを扇動するだけのものなんだろうし・・。 普通の人生にくっきりした輪郭なんてないし。 そうして時間は経過し、いのちは循環する。教訓も不要。 それにしても美しい映像。 特別な風景ではなく、どこにでもある風景。 どこにでもある風景が美しいのだから、 どこにでもいる無為の人達もまた。


最後の初恋

オトーサン、 「ありえねぇ」 初恋は、最初だから初恋。 最後といえば、最初があるはず。 原題の「ロダンテの夜」、英語の語感が気に入って、 原作者のニコラス・スパークスがつけたようです。 この本を書いている最中に、 「メッセージ・イン・ア・ボトル」を思いついたとか。 いずれも、妻との離婚からくる心の痛手を乗り越えるために 書いたそうです。 原題:Nights in Rodanthe (2008) 監督:George C. Wolfe 原作:Nicholas Sparks 脚本:Ann Peacock/ John Romano Genre:Drama / Romance Rated PG-13 for some sensuality Country:USA / Australia Language:English / Spanish 上映時間:97分 あらすじ: 主婦のエイドリアンは、生活に疲れ果てていた。 夫のジャックは浮気している。 娘は、反抗期。 休息を求めてノース・カロライナ州のローダンテへ。 この海辺の町には、友人ジーンが経営する宿がある。 週末だけ手伝うことになったのだ。 ところが、大きな嵐がやってくる。 唯一の客として医師ポールがやってくる。 彼も満たされない結婚生活を送ってきた。 近づいてくる接近する嵐と歩調を合わせるように、 ロマンスが発展していく... 出演者: Richard Gere ... Dr. Paul Flanner(ポール) Diane Lane ... Adrienne Willis(エイドリアン) Christopher Meloni ... Jack Willis(ジャック) Viola Davis ... Jean(ジーン) オトーサン、 「ギアは、物足りない」 「レーンは、なかなかの演技」 RICHARD GERE  リチャード・ギア 誕生日 1949/8/31 出身 米ペンシルバニア州フィラデルフィア ニューヨーク・シラキュースで育つ。 学生時代に体操で奨学金を得て、 マサチューセッツ大学で哲学と演劇を学ぶが、中途退学 プロビンスタウン・プレイハウスでの夏期興行で舞台デビュー。 75年「警視総監への報告」で映画デビュー。 78年「天国の日々」で初主演し、 ダヴィッド・ディ・ドナッティロ賞外国映画部門主演男優賞受賞。 2002年「シカゴ」でゴールデングローブ賞最優秀男優賞受賞。 出演作 1975年「警視総監への報告」「ニューヨーク麻薬捜査線」 1977年「ミスター・グッドバーを探して」 1978年「天国の日々」「愛の断層」 1979年「ヤンクス」 1980年「アメリカン・ジゴロ」 1982年「愛と青春の旅だち」 1983年「ブレスレス」「愛と名誉のために」 1984年「コットンクラブ」 1985年「キング・ダビデ/愛と闘いの伝説」 1986年「キングの報酬」「ノー・マーシィ/非情の愛」 1988年「マイルズ・フロム・ホーム」 1990年「背徳の囁き」「プリティ・ウーマン」◇ 1991年「八月の狂詩曲」 1992年「愛という名の疑惑」 1993年「ジャック・サマースピー」「心のままに」 1994年「わかれ路」 1995年「トゥルーナイト」 1996年「真実の行方」◇ 1997年「ジャッカル」◇「赤い迷路」「北京のふたり」◇ 1998年「レッド・コーナー」◇ 1999年「プリティ・ブライド」◇ 2000年「オータム・イン・ニューヨーク」◇      「Dr.Tと女たち」◇「プロフェシー」◇ 2002年「運命の女」◇「シカゴ」◇ 2005年「Shall we Dance?」◇「綴り字のシーズン」◇ 2007年「消えた天使」◇「ハンティング・パーティ」◇「アイム・ノット・ゼア」 2008年「最後の初恋」◇「クロッシング」◇ 2009年「HACHI 約束の犬」◇「アメリア 永遠の翼」◇ DIANE LANE  ダイアン・レイン 誕生日 1965/1/22 出身 米ニューヨーク州ニューヨーク 79年「リトル・ロマンス」で映画デビュー。 2002年「運命の女」でゴールデングローブ賞、アカデミー賞主演女優賞ノミネート。 出演作 1979年「リトル・ロマンス」 1980年「ラスト・レター」 1982年「幸福のチェッカー」 1983年「アウトサイダー」「ランブルフィッシュ」 1984年「ストリート・オブ・ファイヤー」「コットン・クラブ」 1987年「ビッグタウン」「愛は危険な香り」 1988年「ダイアン・レインの愛にふるえて」 1990年「ダイアン・レイン/愛と青春の鼓動」 1992年「美しき獲物」「落陽」「チャーリー」      「マイ・ニュー・ガン/あぶない若妻」 1993年「インディアン・サマー/タスクワの英雄たち」 1995年「ジャッジ・ドレッド」◇「ワイルド・ビル」 1996年「ジャック」「マッド・ドッグス」 1997年「ホワイトハウスの陰謀」◇ 1998年「デッド・ロイヤル」 1999年「マイ・ドッグ・スキップ」「オーバー・ザ・ムーン」 2000年「パーフェクト・ストーム」◇ 2001年「陽だまりのグラウンド」◆「グラスハウス」◆ 2002年「運命の女」◇「デブラ・ウインガーを探して」 2003年「トスカーナの休日」◇ 2005年「理想の恋人.COM」◇ 2006年「ハリウッド・ランド」◆ 2008年「ブラックサイト」◇「ジャンパー」◆「最後の初恋」◇ その他の出演者: Becky Ann Baker ... Dot Scott Glenn ... Robert Torrelson Linda Molloy ... Jill Torrelson Pablo Schreiber ... Charlie Torrelson Mae Whitman ... Amanda Willis Charlie Tahan ... Danny Willis Carolyn McCormick ... Jenny Ted Manson ... Old Gus Ato Essandoh ... Jean's Lover Terri Denise Johnson ... Medical Resident User Rating:5.7/10( 7,909 votes) IMDb User Rating:6.4/10 (  649 votes) Yahoo! オトーサン、 「IMDb、低いな」 原作小説がよかっただけに、批判票も出たのでしょう。 User Reviews(IMDBを翻訳) MLDinTNさん TN 2009年8月30日 ニコラス・スパークスの映画の多くは、 なんで悲しい結末なのだろう お分かりのように、 こいつは、お涙頂戴物だ。 予測できるが、それでも悲しい。 だが、レーンとギアのロマンスは、いただけない。 嵐の夜の4日間を、2人は過ごす。 (嵐の特殊効果はひどい) 2人は恋に落ち、運命が変わる。 ポールは、あたなの妻を死なせてしまったと 患者の夫に謝罪する。 また、南米にいる息子と仲直りをしようとする。 エイドリアンは、自分の殻を破り、 浮気した夫のもとへ戻らないことにする。 ポールが去ったあと、 彼女は、彼からたくさんの手紙をもらう。 彼が戻ってきたら、永遠に結ばれるように思えた。 勿論、物事は思い通りにはならない。 レーンとギアは、いまいちしっくりこない。 また、撮影はもっとよくなるはずだった。 なんといっても、いい場所なのだから。. 素敵な夕陽と海辺の散歩を楽しめるはずだ。 だが、それもない。 判決: 悲しい結末の安手の映画を見たかったら、 この映画が向いている。 オトーサン、 「お互い馬齢を重ねると、 若い頃の高ぶる感情がなつかしいよね」 ジーナさん 2010年1月26日 お約束 旦那に女が出来ても離婚に踏み切れず 一男一女の母親としての役目を果たしてきた女性と 仕事に対する意欲・気力を失くしたじれる男が巡り合い恋に落ちる・・・と、 ありふれた平凡なラブストーリーです(爆) 心に痛手を受け悲しい想いに沈んでいる二人が 何日間かを共に過ごせばどうなるか、結果は分かりきった事ですね・・・ だから、ここは納得できる展開なんですよ。 しかし、アバンチュールで終わらず『愛』に発展させていくのがかなり強引。 女性側の慎重さや葛藤は描けていたので、 もっと念入りに男性心理を描き入れれば、、 後半にかけて無理なく盛り上がっていけたと思います。 一夜の関係が本気モードに変わる心境の変化はイマイチ描かれていませんでしたが、 久々に高ぶる感情それと共に強まる激しい欲望など 恋した人間が当たり前に取る衝動的な行動を押さえつけようとする女性の気持ちは 「分かるわかるぅ〜」でしたし、 その一方で、青春時代に戻ったような激しく高まる気持ちが 全身からにじみ出ちゃう感じも 「そうだよねそうだよねぇ〜」と感情移入できました(笑) だって久々だもの(爆) メールや電話ではなく文通という手も奥ゆかしくてイイですね〜 ただ・・・ウキウキして手紙のやり取りをするだけでなく、 恋しさで胸がしめつけられるようなシーンを入れたほうが効果的だったでしょうね。 まぁ〜ホント、中学生みたいにピュアで夢中な大人の姿は可愛かったですけど。 サイドストーリーとなっている患者の家族のエピソードはトコトン沁みました。 母親と娘の関係のほうがサイドストーリーなのかもしれませんが、 序盤でゴタゴタしてた割りにアッサリまとめられているので それほど心に響いてきませんでした。 あのホテルで出来事からどれくらい文通をしているのかが分からないので 期間も不明ですが、さすがに思春期短すぎでしょ(笑) この家族ドラマに関しては、唐突な展開が多く何度も拍子抜けしました。 深く描くつもりが無かったなら、子供の発作とか入れる必要はなかったと思いますよ。 そういう無駄もない上に短い時間で感動できたのが、患者のエピソードだった訳です。 演じていたスコット・グレンの深みのある瞳や哀愁漂う雰囲気がまた見事なんですよ。 恋愛がらみに話を戻しますが、ロマンチックな演出はことごとく古いです(爆) しかも、自信たっぷりに堂々と演出を施しています。 このツボにぴったりハマってキュンと出来るのは、 メロドラマや韓流の波に乗った事のある方のみでしょう(笑) 海のほとりに建つ小さなホテルの夢のある造りや内装はとっても魅力的♪ 海辺というロケーションもまたステキだけど、 そこに建つホテルの木の温もりとか色の使い方とかお洒落なんですよねぇ〜 音楽のチョイスも良かったですねぇ〜 ラブストーリーの上等役者リチャード・ギア・・・ギア様には このままダンディにいつまでも現役でいてもらいましょう(笑) 疲れた女を演じさせたら右に出る者はいないダイアン・レインの序盤の表情は、 やはり現実味たっぷり(爆) そんな疲労困憊な母親の表情&苛立つ妻の表情から 少しずつ女としての表情になっていく変化は印象的でした。 どこか寂しく物悲しい雰囲気が出せるこのお二方・・・さすがは年の功(爆) 新鮮味はないけれど、この組み合わせを再びラブストーリーで観る事が出来たのは 嬉しいので評価は少〜しオマケ。 ジェームズ・フランコも出演していますが、残念ながらミスマッチでした。 彼は大好きだけど、ここは違う役者のほうが良かったでしょう。 全体的に見ると・・・共感できる部分もチラホラあったけど、 もう少しジックリと処理してほしい部分が多かったので物足りなさが残りました。 主人公と同じくらいの世代で結婚している方には、 静かに綴っていく大人のラブストーリーなので ウットリと心地よい気分に浸れるでしょうね。 時間も短めですし安心して楽しめる内容ですので、 毎日の生活に疲れた奥様を癒してくれる作品になるかもしれません。


ジャッカルの日

オトーサン、 「何度もみたくなる映画!」 映画館でみて、VHSを買って何度もみて、 TV放映もみました。 今回は、TSUTAYA DISCASで借りてみることにしました。 こんなに何度もみた映画は、これだけです。 原題:The Day of the Jackal (1973) 監督:Fred Zinnemann 原作:Frederick Forsyth 脚本:Kenneth Ross Genre:Drama / Thriller Country:UK / France Language:English / Italian / French 上映時間:142分 あらすじ: 秘密組織OASは、アルジェリア撤退に反対し、 大統領暗殺を計画するが失敗。 最後の手段として、テロリスト"ジャッカル"を雇うことにし、 各地で銀行強盗をし、その資金を調達した。 フランス当局は、首謀者の護衛を拷問し、 テロリストの身元を割り出し、 敏腕のレベル警部を起用し、全土に指名手配する。 だが、ジャッカルは、変装し、車を変え、さらには、 伯爵未亡人コレットをたらしこみ、逃亡を続ける。 出演者: Edward Fox ... The Jackal(ジャッカル) Michael Lonsdale ... Lebel(レベル警部) Delphine Seyrig ... Colette(コレット) オトーサン、 「この3人が、印象に残る」 EDWARD FOX  エドワード・フォックス 誕生日 1937/4/13 出身 英ロンドン 父は芸能エージェント、母は元女優、弟ジェームズとロバートも俳優。 近衛兵やチェーン店の運送係の仕事をした後、王立演劇学校へ入学。 ロンドンの舞台主演を経て、映画界入り。 「恋」で英国アカデミー賞助演男優賞受賞。 33年「ジャッカルの日」のジャッカル役で人気に。 私生活ではキャロル・リードの養女トレイシーと結婚し、離婚している。 出演作 1963年「マインド・ベンダーズ」 1966年「モーガン」「裸のランナー」「怪奇!呪いの生体実験」      「ジョーカー野郎」 1967年「明日に賭ける」「長い長い決闘」 1969年「空軍大戦略」「素晴らしき戦争」 1970年「類人猿捜索隊」 1971年「恋」 1972年「人形の家」 1973年「ジャッカルの日」 1977年「デュエリスト・決闘者」「遠すぎた橋」 1978年「大いなる眠り」「遺言シネマ殺人事件」「ナバロンの嵐」      「女王陛下の戦士」 1980年「クリスタル殺人事件」 1982年「ガンジー」 1983年「ドレッサー」「ネバー・セイ・ネバー・アゲイン」 1984年「バウンティ」「インドへの道」 1985年「ワイルド・ギースU」 1986年「アナスタシア 光・ゆらめいて」 1987年「闘神伝説シャカ・ズールー」 1989年「戦争にかける橋2/クワイ河からの生還」 1991年「ロビン・フッド」 1995年「湖畔のひと月」 1998年「ロスト・イン・スペース」 2001年「エニグマ奪還」 2005年「名犬ラッシー」 MICHAEL LONSDALE  ミシェル・ロンズデール 誕生日 1931/5/24  出身 仏パリ フランス人の母とイギリス人の父の間に生まれる。 少年期は父の任地モロッコで過ごし、映画をたくさん観る。 芸歴のスタートはモロッコの児童向け番組。 47年にパリに戻って演技を学び、56年映画デビュー。 活躍度 △→ 演技力 ☆☆☆★★★ アクション ☆☆☆★★★ コメディ ☆☆☆★★★ 出演作 1968年「黒衣の花嫁」 1973年「薔薇のスタビスキー」「ジャッカルの日」 1974年「地獄のキャラバン隊」「インディア・ソング」 1978年「ザ・パッセージ/ピレネー突破口」「危険旅行」 1979年「007/ムーンレイカー」 1981年「ヒトラー最期の日」 1982年「エニグマ奇襲指令/ベルリン暗殺データバンクを強奪せよ!」 1983年「エレンディラ」 1985年「第三帝国の遺産」 1986年「薔薇の名前」 1988年「レクイエム」 1993年「日の名残り」 1994年「ジェファソン・イン・パリ/若き大統領の恋」 1995年「とまどい」 1998年「RONIN」 2004年「そして、デブノーの森へ」 2005年「ミュンヘン」 DELPHINE SEYRIG  デルフィーヌ・セイリグ 誕生日 1932/4/10-1990/10/15 出身 レバノン・ベイルート 両親はフランス人。 戦時中は父の仕事の関係でアメリカで過ごし、そのまま帰化。 演劇を学んだ後、舞台で活躍。 アラン・レネ監督「去年マリエンバードで」で主演をつとめ、ベネチア映画祭グランプリ 「ミュリエル」でベネチア映画祭主演女優賞を手にした。 出演作 1961年「去年、マリエンバードで」 1963年「ミュリエル」 1967年「できごと」 1968年「夜霧の恋人たち」 1969年「銀河」 1971年「ロバと王女」 1972年「ブルジョワジーの秘かな愉しみ」 1973年「ジャッカルの日」「人形の家」 1974年「ドラブル」 1975年「インディア・ソング 1976年「ヴェネツィア時代の彼女の名前」 1981年「フリーク・オルランド」 1986年「ゴールデン・エイティーズ」 その他の出演者: Jean Sorel ... Bastien-Thiry Eric Porter ... Colonel Rodin Jean Martin ... WolenskiJean Sorel ... Bastien-Thiry Eric Porter ... Colonel Rodin Jean Martin ... Wolenski Terence Alexander ... Lloyd Tony Britton ... Inspector Thomas Michel Auclair ... Colonel Rolland Alan Badel ... The Minister Denis Carey ... Casson Nicole Desailly ... Yvonne De Gaulle Cyril Cusack ... The Gunsmith Maurice Denham ... General Colbert Vernon Dobtcheff ... The Interrogator Jacques Francois ... Pascal Olga Georges-Picot ... Denise Raymond Gerome ... Flavigny Barrie Ingham ... St. Clair Derek Jacobi ... Caron Ronald Pickup ... The Forger Anton Rodgers ... Bernard Donald Sinden ... Mallinson David Swift ... Montclair Timothy West ... Berthier Philippe Leotard ... Gendarme Max Faulkner ... Special Branch Detective Robert Favart ... Minister Edward Hardwicke ... Charles Calthrop David Kernan ... Per Lundquist User Rating:7.8/10( 15,2237 votes)IMDb User Rating:9.2/10( 343 votes)Yahoo! オトーサン、 「名作だ!」 アカデミー賞ノミネート ・編集賞 英国アカデミー賞受賞 ・編集賞 同ノミネート ・作品賞 ・助演男優賞 ミシェル・ロンズデール ・助演女優賞 デルフィーヌ・セイリグ ・監督賞 フレッド・ジンネマン ・脚本賞 ケネス・ロス User Reviews devilinajeepさん United States 2005年2月19日 この創意を検証せよ、 ハリウッドの手法は間違っている。 多くの映画は、古典になる潜在能力をもっている。 だが、ハリウッドの手法に陥った近年の映画は、短い寿命しかない。 本作のリメイクをみて、渋々、本作をみてみた。 そうして、ほんとうに良かった。 本作のスコアは、9点だ。 これが実話なのかどうか、疑問が残るし、 登場人物のすべてが、信じられるわけではないが、 実に、面白く、賢く、サスペンスもあり、 色恋沙汰あり、セックスあり、何ともいえぬ暴力もある。 下調べが行き届いており、よく書かれたストーリーだ。 映画によくフィットしている。 オトーサン、 「すごい!僅か数秒のシーンに意味を見出すとは」 試射の標的として選ばれたスイカが 炸裂弾を使うと、血しぶきをあげて粉々になるシーン、 実に印象的でした。 港のマリーさん 2009年11月3日 ジャッカルは野良猫にまで警戒される。 あれはローマで想定外の荒仕事をした後だった。 いや、想定していたかもしれないが。 とくに表情も変えず薄汚れた路地に出てきた ジャッカルに白いネコが近付く。 カメラは引いているのではっきりとはわからないが、 彼を認めるとネコは背を丸めフッーと威嚇のポーズをとる。 殺気を感じたのだろう。 もちろんジャッカルは全く頓着しない。 ネコの存在に感傷を読み取ってもかまわないが、 私は凍てついた孤独を生き切る男の潔さを感じた。 結末はわかっているのに、ドゴール暗殺は暗殺されなかったわけだから、 これだけ見せるのは凄いとしか言いようがない。 映画を認知する特別な脳の働きがあるとすれば、 この映画はそのセオリーどおりに作られているに違いない。 渇いた体にスポーツ飲料がしみわたるように、 絶妙の「浸透圧」で脳内劇場を作り上げる。 その技にはまったくよどみがなく無駄がない。 暗殺阻止に全力をあげるフランス治安当局、 とくにジャッカルと一騎打ちをするルベルに感情移入する人は そう多くはないだろう。 勝負はついているのだから。 多くの観客は暗殺者ジャッカルとともに行動する。 「共時体験」を強いられるのだ。 ふだん暗殺、テロは卑劣で許し難いと言っていながら (もっとも無差別テロと要人暗殺は同列に論じられないとする説もある)、 いつのまにか、ジャッカル頑張れと手に汗握るこの不謹慎。 映画はなんと危険なメディアであることか。 開始40分ほどで狙撃へのジャッカルの準備は終了したようだ。 「真昼の決闘」と同様、あとは「その時」へ向けて攻守双方が慌ただしく動く。 OASのメンバーが拷問されて口を割った、 この男許せん、との情報を得てもパリ行きの道を選ぶ。 アルファロメオに幌をかぶせて。 なんて粋なの、と思わずため息をついた。 ゴルゴ13なら中止するだろうか。 富豪のマダムとの情事も同性愛者との同居も、 すべて仕事をやり遂げるためなのだろう。 彼に淫らな感情はない。 ラスト、埋葬に立ち合うルベルの複雑な表情、 結局正体はわからなかったという無念とともに、 ストイックな敵とさしで勝負ができたの感慨もありそうだ。 善良な市民向けの犯罪映画では、 この一年前の「ゴッドファーザー」よりはるかに好きです。 正確で力強い素描のような無駄を一切排除した画面づくりと、 徹底的に孤独な男の生き様、ファミリーも組織も、国家もいらない、 の美学に心底痺れました。 ごく個人的な好みで言わせて貰うと、 ジャッカル役にもう少し華奢な美男子を選んでほしかった。


ジョイ・ラック・クラブ

オトーサン 「たったの50円でなぁ」 例のリサイクルショップの投売りVHSです。 苦難の時代を生きのびた一家の歴史を描いています。 パールバックの「大地」を読み、 「ゴッドファーザー」を観たような気がしました。 原題:The Joy Luck Club (1993) 監督:Wayne Wang 原作:Amy Tan 脚本:Amy Tan/Ronald Bass Genre:Drama / Romance Rated R for strong depiction of thematic material Country:USA Language:English / Mandarin / Cantonese 上映時間:139分 あらすじ: ロサンゼルス。 聡明なスーユアン、リーダー格のリンド、 芯の強いアンメイ、気品あるインインの4人は、 いつも、マージャン卓を囲む会を開いて。 彼女たちは、いずれも過酷な人生を送ってきた。 他界した母スーユアンの代わりに 会合に出席したジューンは、中国にいる双子の姉の存在を知らされる。 母は、戦火を逃れるなか、双子の乳飲み子を置き去りにしてきた。 そんな母の過去を初めて知ったジューンは、 母に反発してばかりいた自分を恥じて、 「姉たちに母の全てを伝えねば」と誓う... 出演者: Ming-Na ... Juner(ジューン) Kieu Chinh ... Suyuanr(スーユアン) Tsai Chin ... Lindo(リンド) Lisa Lu ... An-Mei(アンメイ) France Nuyen ... Ying-Ying(インイン) オトーサン、 「共感できるな」 控えめで健気な主人公ジューン、 そして脇役の女性たち、 ひとりひとりの人生を丁寧に描いていました。 その他の出演者: Tamlyn Tomita ... Waverly - The Daughter Lauren Tom ... Lena - The Daughter Rosalind Chao ... Rose - The Daughter Chao Li Chi ... June's Father Melanie Chang ... June - Age 9 Victor Wong ... Old Chong Lisa Connolly ... Singing Girl Mai Vu ... Waverly - Age 6-9 Ying Wu ... Lindo - Age 4 Meijuan Xi ... Lindo's Mother User Rating:7.3/10(8,847 votes) IMDb User Rating:7.5/10 ( 139 votes) Yahoo! オトーサン、 「見応えがある」 英国アカデミー賞ノミネート ・脚色賞 User Reviews(IMDBを翻訳) Kristineさん Chicago, Illinois 2005年12月26日 1993のベスト! この映画、見るのをためらった。 表紙が安物然としていたからだ。 だが、母は、いい映画だからみるべきよと言い張った。 「誰でも、楽しめるの」 そこで、警戒心を解いて観た。 うれしい驚きだった。 母と娘の物語りは、ホンモノでリアルだった。 心が躍り、報われた。 幸せを祈り続けた。 この映画をみると、自分がアメリカ人であるのは、 いかに恵まれているのかが分かる。 女性である幸せも感じた。 4人の叔母たちは、知恵をもって困苦を切り抜ける。 中国からきた友人は、ひどい実態を訴えていたが、 この映画をみると、さらに理解を深めることができた。 見終わったあと、母に電話した。 「愛してるよ」 いつも最善の努力で、私を見守ってくれた。 母親たちが、娘を育て、どのようにして アメリカに渡ってきたかという4つの物語。 実に感動的だった。 終わりは、新なた旅立ちだ。 この映画、すべてのひとにおすすめしたい。 監督も言いし、演技もいい。 オトーサン、 「分かるな、その気持ち」 ハウスワイフさん 2006年3月7日 女友達にいつも一押しする映画です 女性ならきっと、この映画を観て感動しない人はいない!と思います。 少し古い映画ですが、いまだに私の中では、 ベスト映画トップ5にランクインしています。 アメリカに生きる華僑の女性たちが主人公です。 3組の親子が登場します。 母親はそれぞれ中国文化大革命を経験し、アメリカに逃れた苦労人です。 娘たちは、そんな激動の時代を知らず、 自由なアメリカで、のびのびと成長し、 でもどこか、それぞれ一癖二癖ある母親との葛藤に苦しんでいます。 舞台がアメリカであっても、登場人物が中国の人であっても、 ここまで深く共感できるのは、きっと母と娘の関係は万国共通、 同じような悩みを抱え、同じように反発し、でも同じように愛し合って、 その関係の中から娘は成長していくからなのでしょう。 普段はあまり真剣に考えたことのない、 親から子へと受け継がれている人生の尊さを、 実感させてくれる貴重な映画です。 できればお一人で、じっくり見ることをお奨めします。


コリーナ、コリーナ

オトーサン、 「50円だぜ、50円!」 リサイクルショップで 十把一絡げで売られていたVHS。 「いまどき、VHSねぇ」 そう思いながら、ワゴンから探し出した映画です。 「ウーピーなら間違いないだろう」 まさに、掃き溜めに鶴でした。 原題:Corrina, Corrina (1994) 監督・脚本:Jessie Nelson Genre:Comedy / Drama / Romance Rated PG for thematic material 上映時間:115分 あらすじ 7歳のモリーは、母親の死で口をきかなくなる。 父親のマニーは、次々と家政婦を面接する。 すったもんだの末、黒人女性のコリーナに決まる。 「ママは天国から見守っているよ」と話しかけたりして、 モリーは、ようやく笑顔と言葉を取り戻す。 行き詰まっていたマニーの仕事も、 コリーナの助言で、いい曲が生まれはじめる。 だが、結婚相手となれば、やはり白人女性だろう。 出演者: Whoopi Goldberg ... Corrina Washington(コリーナ) Ray Liotta ... Manny Singer(マニー) Tina Majorino ... Molly Singer(モリー) Wendy Crewson ... Jenny Davis(ジェニー) オトーサン、 「この黒人のおばはん、いいねぇ」 顔つき、身体に似合わない繊細さ、人間味を感じます。 WHOOPI GOLDBERG  ウーピー・ゴールドバーグ 誕生日 1949/11/13 出身 米ニューヨーク州ニューヨーク市 8才の頃から児童劇団で活動。 74年にサンディエゴ・レパートリー劇団の創設メンバーとなる。 85年「カラー・パープル」で映画デビューし、一躍注目される。 86年「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」に主演するも、興行的に失敗。 90年「ゴースト/ニューヨークの幻」でアカデミー賞助演女優賞受賞。 「天使にラブソングを…」もヒットさせた。 出演作 1985年「カラーパープル」 1986年「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」 1987年「バーグラー/危機一髪」「危険な天使」 1988年「ザ・テレフォン」「マイフレンド・クララ」 1990年「ゴースト/ニューヨークの幻」「天使が降りたホームタウン」      「ロング・ウォーク・ホーム」 1991年「ソープディッシュ」 1992年「ザ・プレイヤー」「天使にラブ・ソングを…」「サラフィナ!」 1993年「メイド・イン・アメリカ」「天使にラブ・ソングを2」      「ローデッド・ウェポン1」 1994年「ネーキッド・イン・ニューヨーク」「ライオン・キング」(声)      「コリーナ、コリーナ」「ジェネレーションズ」 1995年「ボーイズ・オン・ザ・サイド」「ムーンライト&ヴァレンチノ」      「セルロイド・クローゼット」「T−レックス」 1996年「エディー・勝利の天使」「レックス」「チャンス!」      「ゴースト・オブ・ミシシッピー」      「僕のボーガス」 1998年「ステラが恋に落ちて」「アラン・スミシー・フィルム」      「レプリコーン 妖精伝説」(TM) 1999年「ディープ・エンド・オブ・オーシャン」「17歳のカルテ」 2001年「ラットレース」「モンキーボーン」「カモン・ヘブン!」 2002年「ネメシス S.T.X」「デブラ・ウインガーを探して」 2004年「レージング・ストライプス」(声) 2007年「アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生」 その他の出演者: Joan Cusack ... Jonesy Steven Williams ... Anthony T. Williams Erica Yohn ... Grandma Eva Don Ameche ... Grandpa Harry Larry Miller ... Sid June C. Ellis ... Miss O'Herlihy Noreen Hennessey ... High Heels Lucy Webb ... Shirl Mimi Lieber ... Rita Lang Karen Leigh Hopkins ... Liala Sheffield Lin Shaye ... Repeat Nanny Pearl Huang ... Mrs. Wang Marcus Toji ... Tommy Wang Louis Mustillo ... Joe Allechinetti Patrika Darbo ... Wilma, Car Hop Don Pugsley ... Delivery Man 1 Sean Moran ... 2nd Delivery Man Lynette Walden ... Annie Brent Spiner ... Brent Witherspoon Bryan Gordon ... Business Associate Jevetta Steele ... Club Singer Curtis Williams ... Percy Briahnna Odom ... Lizzie Ashley Taylor Walls ... Mavis Jenifer Lewis ... Jevina Harold Sylvester ... Frank Asher Metchik ... Lewis Davis Courtland Mead ... Howard Davis Sue Carlton ... Mrs. Werner Tommy Bertelsen ... Bratty Boy Kyle Orsi ... Gregory Maud Winchester ... Mrs. Rodgers K.T. Stevens ... Mrs. Morgan Chris Chisholm ... John Brennan Bryan A. Robinson ... Chubby Boy Roz Witt ... Mrs. Murphy User Rating:6.1/10(5,800 votes) IMDb User Rating:9.0/10( 182 votes) Yahoo! オトーサン、 「Yahoo!のスコアは、高過ぎない?」 日本の若い人は、癒しを求めているのかなぁ? User Reviews(IMDBを翻訳) harry-76さん Cleveland, Ohio USA 2001年3月16日 面白いコメディ、ドラマ、ロマンス ウーピー・ゴールドバーグが好演している。 助演のレイ・リオッタも、上手で この2人が、見事なコメディ、ドラマ、ロマンスをつくっている。 ジェシー・ネルソンの脚本は、いまは忘れられたが、 50年代には国中にあふれていたご近所の感じを正確に描いている。 映画では、往々にして、住環境がなおざりにされる。 ストーリーを示す素敵な歌もあって、 見事な暖かさで、人物を描き出している。 それに、ユーモアとドラマが渾然一体となっている。 要するに、実に愉快でリラックスさせてくれる家族映画だ。 ネルソン監督、お見事。 ウーピー・ゴールドバーグの知的で、感受性豊かな演技がいい。 オトーサン、 「このひと感受性豊かなんだ」 ぴ〜♪さんさん 2007年12月28日 何度も何度も泣ける哀しく優しい物語 ずいぶん、前に観ていたもののどうしても又観たくなり、みました。 母親を亡くし、それを理解出来ずに苦しむ小さな少女モリー。 哀しみから話す事さえ出来なくなりました。 健気でかわいそうで、本当〜何度も泣いてしまいました。 母親のワンピースを庭に置いてその隣に寄り添うモリー。 もう、涙なしでは見られない切ないシーンです。 そんな少女の前にメイドとしてコリーナ(ウーピー)が表れます。 毎日一緒に過ごし少しずつ、モリーの顔に笑顔と声が戻っていきます。 本当にコリーナとモリーの二人で過ごすシーンは暖かくて優しいです。 流れの中では、黒人に対する偏見もあります。 だけど、芯のある優しいコリーナ。 知らず知らずのうちに人の心まで変えていきます。 モリーの父親演じるレイ・リオッタも素敵なお父さんでした。 今観ても本当に良い作品です。 是非是非、沢山の人に知って欲しい。


ギルティ/罪深き罪

オトーサン、 「この世にいるのかなぁ?」 犯罪を犯すのを楽しんでいるヤツ。 でも、いるんです。 どんなヤツかって? この映画に出てくる、罪深き人の名は? 答えは、D。 では、いまの日本に棲む罪深き人の名は? ヒントは、やり手弁護士を雇ってるひと。 秘書3人が禁固刑を言い渡されたひと。 答えは、O。 原題:Guilty as Sin (1993) 監督:Sidney Lumet 脚本:Larry Cohen Genre:Crime/ Drama / Thriller Rated R for violence, language and some sexuality 上映時間:107分 あらすじ: ジェニファーは、弁護士だ。 妻殺しの容疑者デイヴィッドの弁護を引き受ける。 調べれば調べるほど、彼の容疑は深まる。 しかも、彼女の恋人フィルが何者かに襲われる。 無罪の判決が下りたものの、 ジェニファーは、親しい私立探偵モーに助力を求め 告発しようとするが、モーは殺されてしまう。 さらに、事務所に火の手が上がる... 出演者: Rebecca De Mornay ... Jennifer Haines(ジェニファー) Don Johnson ... David Edgar Greenhill(デイヴィッド) Stephen Lang ... Phil Garson(フィル) Jack Warden ... Moe(モー) オトーサン、 「才色兼備、いい女優さんだね」 REBECCA DEMORNAY  レベッカ・デモーネイ 誕生日 1961/8/29 出身 米カリフォルニア州ロサンゼルス 出演作 1982年「ワン・フロム・ザ・ハート」 1983年「卒業白書」「テスタメント」 1985年「スラッガーズ・ワイフ」「バウンティフルへの旅」      「暴走機関車」 1986年「モルグ街の殺人」 1988年「可愛い悪女」「マドンナ★コップ」 1989年「ディーラーズ」 1990年「ラスト・カウントダウン 大統領の選択」 1991年「バックドラフト」「都合の悪い女〜ジェラシー・ゲーム〜」 1992年「ゆりかごを揺らす手」 1993年「ギルティ/罪深き罪」「三銃士」      「ビジター/欲望の死角」 1995年「ストレンジャー」 1996年「THE WINNER」 1997年「シャイニング」(TM)「コン・ラヴァー」(TM) 1999年「シック・アズ・シーヴス」「フェロモン」 2000年「ダブル・テンプテーション」 2003年「“アイデンティティー”」 2005年「ロード・オブ・ドッグタウン」「ウェディング・クラッシャーズ」 DON JOHNSON  ドン・ジョンソン 誕生日 1949/12/15 出身 米モンタナ州フラットクリーク テレビでは「マイアミ・バイス」のクロケット刑事役、 「刑事ナッシュ・ブリッジス」など。 出演作 1971年「ウエスタンロック/ザカライア」 1973年「青い接触」 1975年「少年と犬」「グッバイ・ドリーム」 1981年「ソギーボトムの野郎ども/爆走!エアーボート大追跡」 1984年「傷だらけの帰還」 1985年「長く熱い夜」 1988年「スイート・ハート・ダンス」 1989年「サンタモニカ・ダンディ」 1990年「ホット・スポット」 1991年「ハーレー・ダビッドソン&マルボロマン」「愛に翼を」 1993年「ボーン・イエスタディ」「ギルティ/罪深き罪」 1996年「ティン・カップ」 1997年「グッド・ガイズ」 1998年「パトリシア・アークエットのグッバイ・ラバー」 2010年「マチェーテ」 その他の出演者: Dana Ivey ... Judge D. Tompkins Ron White ... Prosecutor DiAngelo Norma Dell'Agnese ... Emily, Jennifer's Assistant Sean McCann ... Nolan, Greenhill's Doorman Luis Guzman ... Lt. Martinez Robert Kennedy ... Caniff James Blendick ... McMartin Tom Butler ... D.A. Heath Christina Grace ... Miriam Langford Lynne Cormack ... Esther Rothman Barbara Eve Harris ... Kathleen Bigelow User Rating:5.4/10( 2,344 votes) IMDb User Rating:6.0/10 (  35 votes) Yahoo! オトーサン、 「面白い!モラルに反してるけれど...」 User Reviews(IMDBを翻訳) Bjornさん Iceland 2005年9月28日 テンポはのろいが、サスペンス充分 ドン・ジョンソンは、金持ちの妻を殺したとされる女たらしだ。 レベッカ・デモーネイは、やり手の弁護士で、彼を弁護する。 やがて、デモーネイは、引き受けたのを後悔する。 有罪を確信したからだ。 ある意図があることに気づく。 監督は、シドニー・ルメット。 面白いスリラーだ。 2人の主役の間で、ネコとネズミのゲームが繰り広げられる。 いい脚本で、かなりサスペンスがある。 レベッカ・デモーネイは、タフな弁護士を演じているが、 それに耐えている。 さらに効果的なのは、彼女が崩れていくときだ。 ドン・ジョンソンも悪人を好演している。 ジョンソンは、可哀想にも、ハリウッドの大スターになれなかった。 この映画、テンポはのろいが、 いいストーリーで、ホンモノのサスペンスがある。 悪いことやろうと思えば、やれるんだなぁ。 オトーサン、 「フアンってありがたいね」 bokensdorfさん 2009年12月1日 レベッカ・デモーネイ全作踏破予定の4作目 レベッカ・デモーネイ全作踏破予定の4作目。1993年製作。34歳。 実は「ゆりかごを揺らす手(1992)」がこれより前にあるんだけど そっちはもう以前にレビュー書いてしまっているので飛ばします。 前年の「ゆりかごを揺らす手」でレベッカは大ブレイク、 あの冷たい表情とプロンドに青い目が目に焼き付いてしまって 今後のイメージが固定してしまうのではないのかと危惧されたが、 この映画は面白かった! 五つ星あげます。 なにしろレベッカの人物描写が優れている。 ハマリ役である。 レベッカは弁護士。 理知的な彼女の顔によく似合っている。 しかも、どこか常識的で殻を突き抜ける事が出来ない という主人公の設定にレベッカはぴったりだ。 いるいる、頭よくてそこそこ奇麗だけど 羽目を外す事を知らず意外性のあることを全然期待できない女性。 魅力があるけど面白みの足りない女性。 頭良いけど話がつまらない女性。 誘ったら行くのかと思ったら途中で帰る女性。 予約したディナーを…もういいか(^^;  とにかくいるんだよこういう女性。 そういう主人公のキャラクタがレベッカに乗り移っている。 うまい。 「ゆりかごを揺らす手」で女優稼業を極めてしまったかと思っていたが、 こんな面白い役もやっていたのかと感心した。 白眉は、クライアントのドン・ジョンソンに、 法廷で、自分のした事を見透かされている事を悟るシーン。 ドン「You are not nearly as tough or as smart as I thought you were.」 字幕「期待を裏切られたよ」だけど、 実はこれは「自分は他の被害者と同様に消されるのだ」と レベッカが悟る事を表現しているのである。 強がって相手の顔を見ているが、 レベッカは膝がガクガク震え、ノドは乾き、失禁寸前である。 という演技をしている。 見所である。 この映画は犯罪モノだけど、レベッカ狙いで観るなら最高の映画だと思う。 素晴らしい。 ハマっているのである。 ドン・ジョンソン狙いでも満点の映画だと思う。 今は太ってしまったが、この映画の女殺し(ダブルミーニンクである)役は ジョンの芸歴でも最高の傑作だと思う。 カッコ良くて下品で頭良くてどこが良いのか女にモテる。 私に似ている。44歳。 ドンがなぜ女性にモテるか、 この映画はそれをたくさん実例を描写して説明している。 男性には参考になると思う。 娯楽映画として満点。 この主役二人がオスカー候補にもならなかった事が不思議なくらいだ。 ※ドンが最後に頭を床にぶつけるシーン、スローで観て下さい。 なにかが見えます。


恋におちて

オトーサン、 「デ・ニーロとストリープ、夢の共演だな」 でも、見終って、驚きました。 「純愛ものじゃん」 一癖も二癖もある2人が、ハーレークインのような映画を クソ真面目に演じているなんて... ある意味で、レアものでしょうね。 原題:Falling in Love (1984) 監督:Ulu Grosbard 脚本:Michael Cristofer Genre:Drama / Romance 上映時間:106分 あらすじ: ニューヨーク郊外。 モリーとフランクは、マンハッタンへ通っている。 モリーはグラフィック・アーチストで、 父のジョンの看病にマンハッタンに通っていた。 夫婦生活は順調とはいえない。 一方、フランクは建築技師で、いい家族をもっている。 離婚間際の同僚エドとは好対照だ。 電車がグランド・セントラル駅に到着し、 クリスマス・プレゼントを買うために有名書店に行く。 2人の身体がぶつかり、買物包を床にまき散らしてしまう。 笑いながら別れたが、帰宅して包みを開くと相手のもの。 その夜、電車中を探し回ったフランクは、モリーを見つけ、 これからは、いつも同じ列車に乗ろうと提案した。 以後、デートを重ねていく.... 出演者: Robert De Niro ... Frank Raftis(フランク) Meryl Streep ... Molly Gilmore(モリー) Harvey Keitel ... Ed Lasky(エド) オトーサン、 「ストリープはうまいねー」 デ・ニーロよりも上手にみえましたが、 頭のいい彼のこと、彼女に花をもたせたのでしょうね。 ROBERT DE NIRO  ロバート・デ・ニーロ 誕生日 1943/8/17 出身 米ニューヨーク 10歳の時から演技学校で学び、 16歳の時に俳優指導者ステラ・アドラーに師事する。 同時にニューヨーク・アクターズ・スタジオにも通い、 オフ・ブロードウェイで活躍。 74年「ゴッドファーザーPART2」でアカデミー賞助演男優賞受賞。 80年「レイジング・ブル」でアカデミー賞主演男優賞受賞。 その後、ノミネート4回。 93年「ブロンクス物語/愛につつまれた街」で監督デビュー。 出演作 1965年「マンハッタンの哀愁」 1968年「ロバート・デ・ニーロのブルー・マンハッタン/黄昏のニューヨーク」 1969年「御婚礼ウェディング・パーティー」 1970年「血塗れのギャング・ママ」      「ブルー・マンハッタンT/哀愁の摩天楼」 1971年「わが心の天使」「生き残るヤツ」      「ロバート・デ・ニーロのスワップ」 1973年「バング・ザ・ドラム」「ミーン・ストリート」 1974年「ゴッドファーザーPART2」 1976年「1900年」「タクシードライバー」「ラスト・タイクーン」 1977年「ニューヨーク・ニューヨーク」 1978年「ディア・ハンター」 1980年「レイジング・ブル」◇ 1981年「告白」 1982年「エリア・カザンの肖像」 1983年「キング・オブ・コメディ」 1984年「恋に落ちて」      「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」 1985年「未来世紀ブラジル」 1986年「ミッション」 1987年「アンタッチャブル」◆「エンゼル・ハート」      「ディア・アメリカ/戦場からの手紙」(声) 1988年「ミッドナイト・ラン」 1989年「俺たちは天使じゃない」「ジャックナイフ」 1990年「アイリスへの手紙」「グッドフェローズ」      「レナードの朝」 1991年「ケープ・フィアー」◇「真実の瞬間」      「ハート・オブ・ダークネス/コッポラの黙示録」      「バックドラフト」「ミストレス」 1992年「ナイト・アンド・ザ・シティ」 1993年「恋に落ちたら」「ブロンクス物語/愛に包まれた街」      「ボーイズ・ライフ」 1994年「フランケンシュタイン」◇ 1995年「カジノ」◇「ヒート」◇「百一夜」 1996年「マイ・ルーム」「ザ・ファン」◇「スリーパーズ」◆ 1997年「噂の真相/ワグ・ザ・ドッグ」「大いなる遺産」      「コップランド」◇「ジャッキー・ブラウン」◇ 1998年「RONIN」◇ 1999年「アナライズ・ミー」◇「フローレス」◇ 2000年「ミート・ザ・ペアレンツ」◇「ザ・ダイバー」◇      「ロッキー・アンド・ブルウィンクル」 2001年「15ミニッツ」◇「スコア」◇ 2002年「ショウタイム」◇「容疑者」◇「アナライズ・ユー」◇ 2004年「ミート・ザ・ペアレンツ2」◇「アダム−神の使い 悪魔の子−」◇ 2005年「ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ」◇「RENT/レント」 2006年「アーサーとミニモイの不思議な国」(声)「グッド・シェパード」 2008年「トラブル・イン・ハリウッド」 2010年「マチェーテ」「ストーン」 MERYL STREEP  メリル・ストリープ 誕生日 1949/6/22 出身 米ニュージャージー州サミット ヴァッサー女子大で演劇を専攻し、学士号を取得。 イェール大学では修士号を取得。 卒業後、舞台俳優としてスタートし、 ブロードウェイとオフ・ブロードウェイで活躍。 77年「ジュリア」で映画デビュー。 77年「ディア・ハンター」、81年「フランス軍中尉の女」ほか アカデミー賞にノミネートされたのは12回。 79年「クレイマー、クレイマー」でアカデミー賞助演女優賞、 82年「ソフィーの選択」でアカデミー賞主演女優賞、 88年「クライ・イン・ザ・ダーク」でカンヌ国際映画祭最優秀女優賞獲得。 76年に舞台共演したジョン・カザールと同棲するが、2年後に癌で死去。 その後、弟の親友の彫刻家ドン・ガンマーと結婚。 出演作 1977年「ジュリア」「スラップ・シュート」(TM) 1978年「ディア・ハンター」「ホロコースト 戦争と家族」(TM) 1979年「マンハッタン」「或る上院議員の私生活」      「クレイマー、クレイマー」 1981年「フランス軍中尉の女」 1982年「殺意の香り」「ソフィーの選択」 1983年「シルクウッド」 1984年「恋におちて」 1985年「プレンティ」「愛と哀しみの果て」 1986年「心みだれて」 1987年「黄昏に燃えて」 1988年「クライ・イン・ザ・ダーク」 1989年「シー・デビル」 1990年「ハリウッドに口づけ」 1991年「あなたの死後にご用心!」 1992年「永遠に美しく…」 1993年「愛と精霊の家」 1994年「激流」◇ 1995年「マディソン群の橋」◇「判決前夜」 1996年「マイ・ルーム」◇ 1997年「誤診」(TM) 1998年「母の眠り」◇ 1999年「ミュージック・オブ・ハート」◇ 2001年「A.I.」(声) 2002年「めぐりあう時間たち」◆「アダプテーション」◆ 2003年「ふたりにクギづけ」◆ 2004年「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」◆      「クライシス・オブ・アメリカ」◆ 2006年「プラダを来た悪魔」◇「今宵、フィッツジェラルド劇場で」◆ 2007年「いつか眠りにつく前に」◇「大いなる陰謀」◇ 2008年「マンマ・ミーア!」 2009年「ジュリー&ジュリア」◇「恋するベーカリー」◇ その他の出演者: Jane Kaczmarek ... Ann Raftis George Martin ... John Trainer David Clennon ... Brian Gilmore Dianne Wiest ... Isabelle Victor Argo ... Victor Rawlins Wiley Earl ... Mike Raftis Jesse Bradford ... Joe Raftis Chevi Colton ... Elevator Woman Richard Giza ... Salesman Frances Conroy ... Waitress James Ryan ... Cashier Sonny Abagnale ... Tow Truck Driver User Rating: 6.2/10( 4,703 votes) IMDb User Rating: 8.6/10( 822 votes) Yahoo! オトーサン、 「Yahoo!のほうが、高いね」 User Reviews(IMDBを翻訳) Nicholas Rhodesさん Ile-de-France Paris 2005年1月13日 みんなにいい映画 主役のストリープとデニーロの演技が光っている。 電車のって恋人をみつけられるなんて、 考えたこともなかった。 毎日、公共交通機関に乗っているが、 この映画のようなことは起きなかった。 だが、映画は、われわれに夢をみさせてくれる。 この映画がそうだ。 日常的なリアリテイを求めるならば、 ドキュメンタリーをみればいいのだ。. 主役の2人と引き立て役は、この映画にぴったりだった。 2人とも、かなり控えめでシャイで、結婚というものを尊重している。 だが、何かが容赦なく2人にやってくる。 観ていて、こう思う。 「これは長続きしないぞ」 だが、続くのだ。 片方が、いい場面で、いいイニシアティブを取る。 まったく信じ難い。 厳しい現実をみるなら、その通りだが、 映画でみるのも、またよしだ。 同じストーリーを並の役者が演じたら、失敗するだろう。 だが、ストリープとデニーロなら、 成功は保証されたも同然だ! 真実の愛をみつけたことのないすべてのひとに必見。 だが、ある日訪れることをひそかに願い続けようではないか... オトーサン、 「そうか、本作は、クリスマス映画なんだ」 数年毎にクリスマスにみる映画なんだ。 カオル・ドライヤー さん 2007年7月27日 品のいい佳作。もっと再評価されてもいい! 大人のためのクリスマス童話(映画ですが)。 デ・ニーロの脂っ気ない風情と演技。 ストリープの今ではお目にかかれない柔らかさ。 品のいい佳作。 これからもっともっと再評価されてもいい作品だと思います。 ニューヨークにあるイタリア系の老舗書店「リッツォーリ」で クリスマスプレゼントを買うために訪れたデ・ニーロは、 ストリープと出会う。 そして数ヶ月後に駅のホームで再会。 ふたりは朝、同じ電車に乗って 一緒にニューヨークに通おうと約束をする。 そしてすぐに「愛してる」とは口にしないし、 妙にドラマを盛り上げるために「熱い視線」を絡め合わせたりしない。 そこがとってもいいんだなぁ。 デ・ニーロの友人役でハーヴェイ・カイテルが登場 (カイテルファンの私は、カイテルとデ・ニーロの濃い顔ふたりが、 実にふつうの市民の雰囲気を漂わせながら淡々とランチをするシーンは、 なんともリアリティがあって感激しました)。 『アパートの鍵貸します』のようにデ・ニーロのために 部屋を貸してあげるのだけれど、ふたりの“関係”は成就しない。 ここもまた、とってもいいんだなぁ。 この映画の「それから」を観てみたいなぁ。 SFXもなく、過剰な音楽もなく、過剰な演技もなく、 過剰な喧嘩シーンもセックスシーンもなく。 芸達者たちが“余裕をぶっこいて”リアルな作品に仕上げた、 その姿勢がすばらしい! 音楽もデーブ・グルーシンといういぶし銀のキャスティング。 10年に一度は観たい作品ですね。


ゴールデンボーイ

オトーサン、 「いい演技をしているらしい」 早世したイケメン俳優ブラッド・レンフロの 代表作というので、TSUTAYA DISCASで借りました。 昨日も、バスの運転手にクラクションを鳴らされたと 勘違いして、逆うらみの末に殺した事件がありました。 血がのぼった若者はこわいですね。 「若者に限らないでしょう」 「はい」 ここは、若者を刺激をしないよう譲歩しておきましょう。 冗談はさておき、レンフロ、かなり怖いですよ。 原題:Apt Pupil (1998) 監督:Bryan Singer 原作:Stephen King 脚本:Brandon Boyce Genre:Drama / Thriller Rated R for scenes of strong violence, language and brief sexuality Country:USA / Canada / France Language:English 上映時間:111分 あらすじ: ロサンジェルス郊外。 トッドは、模範的な高校生だ。 授業でナチスの大量虐殺を学び、関心を抱く。 その実態を知りたいと思っていた矢先、 バスの中でアウシュビッツ強制収容所で 副所長をつとめていたドゥサンダーらしい老人をみかける。 トッドは、イスラエル政府発行の手配写真と指紋で 身元を照合したうえ、潜伏している老人宅へ。 出演者: Brad Renfro ... Todd Bowden(トッド) Ian McKellen ... Kurt Dussander(ドゥサンダー) Heather McComb ... Becky Trask(ベッキー) David Schwimmer ... Edward French(フレンチ) オトーサン、 「レンフロ、いいね」 「イアン・マッケラン、本当にいい役者だね」 BRAD RENFRO  ブラッド・レンフロ 誕生日 1982/7/25-2008/1/15 MAN 出身 米テネシー州ノックスビル ドラッグ防止キャンペーン用ビデオに出演したことがきっかけで ジョエル・シューマッカー監督に見出され、「依頼人」で映画デビュー。 「ゴールデン・ボーイ」で東京国際映画祭最優秀男優賞受賞。 美少年俳優として人気を博したが、 薬物中毒でトラブルも多く、何度も警察に逮捕される。 2008年1月、米ロサンゼルスの自宅で遺体で発見された。 出演作 1994年「依頼人」◆ 1995年「マイ・フレンド・フォーエバー」◇「トム・ソーヤの大冒険」 1996年「スリーパーズ」◆ 1997年「17/セブンティーン」◇「ゴールデン・ボーイ」◇ 1998年「ファットマン」◆ 2000年「誘惑の接吻(キス)」 2001年「ゴーストワールド」◆「BULLY ブリー」 2002年「デュース・ワイルド」 2005年「ジャケット」 IAN MCKELLEN  イアン・マッケラン 誕生日 1939/5/25 出身 英バーンリー 土木技師の長男。ケンブリッジ大学で 21本の学生芝居の公演に出演する。 1961年、ベルグレード劇場でプロの役者としてデビュー。 64年、「A SCENT PF FLOWERS」でクラレンス・ダーウェント賞を受賞し、 ローレンス・オリヴィエからナショナル・シアター・カンパニーへの入団の誘いを受ける。 ブロードウェイの「アマデウス」でトニー賞の主演男優賞受賞。 91年、サーの称号を授与された。 映画デビューは69年「ALFRED THE GREAT」 。 95年「リチャード3世」では共同脚本・共同製作・主演を務めた。 98年「ゴッド・アンド・モンスター」でアカデミー賞助演男優賞ノミネート。 「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのガンダルフ役や 「X−メン」シリーズのマグニートー役が有名。 出演作 1983年「ザ・キープ」 1985年「プレンティ」 1989年「スキャンダル」 1993年「ラスト・アクション・ヒーロー」「私に近い6人の他人」 1994年「シャドー」「ハリウッド・トラブル」 1995年「恋の闇 愛の光」「赤ちゃんにバンザイ!?」      「リチャード3世」 1996年「マイ・ファースト・タイム」(声) 1997年「ベント堕ちた饗宴」「ゴールデン・ボーイ」◇ 1998年「輝きの海」「ゴッドandモンスター」 2000年「X−メン」 2001年「ロード・オブ・ザ・リング」 2002年「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」 2003年「X−MEN 2」「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」 2006年「ダ・ヴィンチ・コード」「X−MEN:ファイナルディシジョン」      「マウスタウン ロディとリタの大冒険」(声) その他の出演者: Joshua Jackson ... Joey Mickey Cottrell ... Sociology Teacher Michael Reid MacKay ... Nightmare Victim Ann Dowd ... Monica Bowden Bruce Davison ... Richard Bowden James Karen ... Victor Bowden Marjorie Lovett ... Agnes Bowden David Cooley ... Gym Teacher Blake Anthony Tibbetts ... Teammate Katherine Malone ... Student Grace Sinden ... Secretary User Rating:6.6/10( 18,228 votes) IMDb User Rating:6.8/10( 327 votes) Yahoo! オトーサン、 「やぁ、面白かった」 イアン・マッケランにも、賞をあげたかった。 東京国際映画祭受賞 ・最優秀男優賞 ブラッド・レンフロー User Reviews(IMDBを翻訳) Anthony Cilioさん Drexel Hill, PA,USA 2004年11月22日 心理スリラー ブライアン・シンガー監督による本作は、 若者の好奇心と邪気の物語だ。 イアン・マッケランは、元ナチの兵士だった老人役。 静かに独り暮らをしている。 そこへ、高校生のブラッドレンフロが、 戦時中のドイツで、どんな暮らしをしていたか、 真相は何かを発見しようとする。 ステファン・キングの原作を脚色した心理スリラーだ。 ヒッチコック風で、観るものの想像力をかきたてる。 カードゲームのようだ。 主役2人は、お互いをコントロールせんとやりあう。 ドゥサンダーが過去を隠そうとし、 トッドは、ヒトラー政権下のユダヤ人迫害の 真相を究明しようと、脅迫も辞さない。 ステファン・キングの映画化は、必ずしもヒットしていないが、 (独特のニュアンスが出ないのだ) 卓越した演技と監督によって、 邪悪をテーマに見ごたえのある作品に仕上がっている。 監督のビジョンとマッケランの元ナチの犯罪人の演技が あいまって、エキサイティングで手に汗にぎる映画となっている。 必見だ。 オトーサン、 「原作を読んでいるんだ、エライ!」 Virginiaさん 2009年11月11日 キング映画のパターンを超えて。 評価が微妙ですね.. 私は自称キングファン、映画も小説も結構見ていますが、 この作品は割と好きです。 原作と比べて、殺人数も少ないし ラストもマイルドになっていますが、 これはこれで面白く改変してきたなと。 キング作の映画は、原作で曖昧にしたラストを 映画でははっきり決着つけてくる、 というパターンが多いのですが、これはその逆。 原作で描かれた悲劇的な顛末を伏せて、 主人公トッドの「狂気」よりも「狡猾さ」を前面に出してきました。 この流れもアリだなあと。 ただ、やはり映画として守りに入ってしまった結果なのかもしれない という気持ちはあります。 原作通りに作ったら、 「青少年の暴力性がどうの」とか非難されるでしょうし…。 いずれにしろ、「頭の良い少年が元ナチ将校を脅迫」という筋書きは秀逸。 どちらも、見る価値あります。 あと、エドもトッドの友達も、アル中の浮浪者まで、皆さんかなり端整。 ちょっと嬉しかったりして…。


モンドヴィーノ

オトーサン、 「マドンナから入りなさい」 その昔、ホテルオークラのソムリエから教わりました。 ・カビネット(Kabinett) 約1500円 ・シュペトレーゼ(Spatlese)約2000円 ・アウスレーゼ(Auslese)約2500円 飲み比べると、その違いがはっきり分かります。 原題:Mondovino (2004) 監督・脚本:Jonathan Nossiter Genre:Documentary Rated PG-13 for brief pin-up nudity Country:Argentina / France / Italy / USA Language:English / French / Italian / Spanish / Portuguese 上映時間:135分 あらすじ: 昔ながらのワイン造りに、異変が起きている。 その中心は、ロバート・パーカーとミシェル・ロランだ。 評論家のパーカーは、世界中のワインを100点満点で採点し、 世界中のワイナリーが、良い点数をもらおうと、 ミシェル・ロランをコンサルタントに雇うのだ。 ロランなら、パーカー好みのワインを簡単に造ってしまう。 そして、アメリカの巨大資本がこの業界に進出している.., 出演者: Hubert de Montille ... Himself Michael&Robert Mondavi ... Themselves Robert Parker ... Himself Michel Rolland ... Himself オトーサン、 「ワインのことは、よく分からんね」 「美味しいワイン、飲みたいよね」 「できれば、安くて美味しいいのがいいね」 「でもさ、一生に一度でいいから、 ムートン・ロートシルト 味わってみたいね」 その他の出演者: Battista Columbu ... Herself Lina Columbu ... Herself Albiera Antinori ... Herself Allegra Antinori ... Herself Lodovico Antinori ... Himself Piero Antinori ... Himself Isanette Bianchetti ... Herself Jean-Charles Boisset ... Himself Marchioness Bona ... Herself Michael Broadbent ... Himself Antonio Cabezas ... Himself Xavier de Eizaguirre ... Himself Alix de Montille ... Herself Etienne de Montille ... Himself Arnaldo Etchart ... Himself Marco Etchart ... Himself Salvatore Ferragamo ... Himself Marquis Dino Frescobaldi ... Himself Aime Guibert ... Himself Bill Harlan ... Himself Yvonne Hegoburu ... Herself Patrick Leon ... Himself Bernard Magrez ... Himself Margrit Mondavi ... Herself Tim Mondavi ... Himself Jonathan Nossiter ... Himself Neal Rosenthal ... Himself James Suckling ... Himself Inaldo Tedesco ... Himself Jean-Luc Thunevin ... Himself Massimo Vinci ... Himself Patrizia Vinci ... Herself Marquis Vittorio ... Himself User Rating:7.0/10( 922 votes) IMDb User Rating:6.0/10( 29 votes) Yahoo! オトーサン、 「分かるね、このスコア」 User Reviews(IMDBを翻訳) Chris Brightさん London 2004年10月25日 安物に手を出すな この映画、昨夜のロンドン映画祭でみた。 (短縮版のようだ) James McNallyの内容紹介は、実によかった。 ジョナサン・ノシター監督は、 巧みにワインビジネスの調査結果を紹介している。 彼の関心事は、グローバリゼーションであり、均質化であり、 マスメディアの影響であり、資本力であり、 多様性の必要性である。 撮影は、手持ちカメラで行われた。 やや不快な面もあるが、ジョナサン・ノシターは、 取材対象の警戒心を解きほぐした面もある。 テーマが拡散気味だが、編集がいい。 世界の安物のオンパレードを示すだけでなく、 取材対象のコメントを映像で差し引いたり、 手助けもしている。 ある意味で、マイケル・ムーア監督作を想起させる。 (もっとも、ジョナサン・ノシターはより洗練されている) だが、この映画のルーツは、 Marcel Ophuls監督の"The Sorrow and the Pity"であり、 「地の塩」のフランスの農夫たちだろう。 ド・モンティーユ父子が、ロンドン映画祭に出席して、 質問に答えていた。 「われわれには、多少の無秩序が必要なのだ」 ユベール万歳! 全体に素晴らしい映画だ。 単にワインの世界だけでなく、 人々や世界を構築するのにも、当てはまる。 オトーサン、 「ワイン通だね。 ムートン・ロートシルト(約4万5000円)飲んだのかな?」 mag01223さんさん 2007年4月6日 あのワイン界の有名人はこんな顔してた。 ちょっとワインの好きな人なら、 ワイン評論家ロバート・パーカーや 天才醸造コンサルタントのミシェル・ロラン、 カルフォルニアのモンダヴィ一族や、 ムートン・ロートシルトの経営陣などの映像を見れるというだけで、 興味が惹かれるだろう。少なくとも、オレはそうだった! ワイン評論家やワイン雑誌が大きな影響力を持ち、 その好みにあったワインを醸造コンサルタントが全世界で作り出し、 だんだん同じ味のワインばかりで、 その土地土地の特徴が失われていってるのではないか…という指摘は、 「なるほど」とも思う。 どう感じるかは観る人にお任せだが、 少なくともワインが大好き!な人は、 DVDで、一回は観ておくべきじゃないかな。


DISCO ディスコ

オトーサン、 「うれしいね。GyaO!」 今回も、楽しい映画が無料でみられました。 ほんとうは、別の映画をみたかったのですが、 「Yahoo! JAPAN ID でログインしてからご覧ください」 とありました。 ---そろそろ囲いこみがはじまったな。 いつまでもタダっていうのは、虫が良すぎるかぁ。 原題:Disco (2008) 監督:Fabien Onteniente 脚本:Fabien Onteniente/Philippe Guillard/ Franck Dubosc/Emanuel Booz Genre:Comedy Country:France Language:French 上映時間:103分 あらすじ: 港町ル・アーヴル。 ディスコ・ブームの頃、トリオで名を売った ディディエ、ウォルター、ヌヌイユも、いまや40歳。 家庭や仕事に悩みを抱え、冴えない日々を送っていた。 ある日、地元のクラブで20年ぶりとなるダンス・コンテストが 開催されることになり、ジャンに誘われる。 ディディエは、優勝の副賞がオーストラリア旅行と知り、 別離中の息子とのバカンスを夢見て出場を決意する。 身体を鍛え直すべく、フランスにバレエを習いはじめる。 出演者: Franck Dubosc ... Didier Travolta(ディディエ) Samuel Le Bihan ... Walter(ウォルター) Abbes Zahmani ... Neuneuil(ヌヌイユ) Emmanuelle Beart ... France(フランス) Gerard Depardieu ... Jean-Francois(ジャン) オトーサン、 「お、シラノ・ド・ベルジュラックが出ている」 ご贔屓の、ジェラルド・デパルデューです。 「妖艶だなぁ」 これは、ご存知、エマニェル・ベアールです。 「主人公、冴えないね」 FRANCK DUBOSC  フランク・デュボスク 誕生日 1963/11/7 出身 ノルマンディ 木箱で作ったステージで 自作のコメディを演じていてスカウトされ、 コメディアンに。 99年、モントリオールのコメディフェスティバル 「JUST FOR LAUGHS」で新人賞受賞。 2000年にフランス国内ツアーを行い、成功を収める。 1985年「A NOUS LES GARCONS」で映画デビュー。 出演作 2008年「DISCO ディスコ」 その他の出演者: Annie Cordy ... Mme Graindorge Isabelle Nanty ... La baronne Francois-Xavier Demaison ... Guillaume Christine Citti ... Coco Chloe Lambert ... Cerise Xavier Berlioz ... Le chef Buffalo Grill Marie-Christine Adam ... La directrice embauche Pauline Delpech ... Christelle Xavier Beauvois ... Docker 1 Jerome Boyer ... Docker 2 User Rating:4.5/10( 540 votes) IMDb User Rating:6.9/10( 171 votes) Yahoo! オトーサン、 「IMDbは、フランス映画に冷たいなぁ」 "サタディ・ナイト・フィーヴァー"のマネなんかするな、 そういう気分なのでしょう。 User Reviews(IMDBを翻訳) peter07さん Seoul, Korea 2010年8月30日 安っぽい映画、でもディスコ映画だぜ 韓国で、この映画のDVDをみつけた。 ディスコ・フリークだからだ。 つまり、この映画に好意を抱いたものの、 いくつかアホらしい箇所があった。 でも、言っておこう。 音楽とダンスは、見ごたえがある。 トリオは、もっとダンスを勉強すべきだ。 フランス映画界の大物、 デパルデュー、ベアール、ルビアンが出ているのに、 ありきたりの役をやっているのは変だ。 だが、私のようなディスコ・フリークなら、 楽しめるだろう。 フランスのディスコをもっと勉強すれば、 この映画をカイゼンできるだろう。 オトーサン、 「そんな時代もあったっけ」 信じられないほど、毎日、踊り狂ったものです。 milky_way1133さん 2011年8月13日 DISCO あれから30年以上も経ったのですね。 あれからとは「サタディ・ナイト・フィーヴァー」の映画の事です。 「サタディ・ナイト…」は当時の彼氏と観に行った映画です。 双方が音楽好きで、早速サントラ盤を購入し 彼のためにテープに録音した記憶があります。 結局、その彼とは別れてしまったけど、 そういう意味でもとても思い入れのある映画なんです。 で、今回は「DISCO」という名に惹かれて先にCDを聴いてました。 何せ選曲が良かったからです。 ボニーMの「サニー」は映画の冒頭から早速流れてきますが、 ディディエが路上で女性を振り返って見るシーンは、 「サタディ・ナイト…」の冒頭をオーバー・ラップさせて、 思わず笑ってしまいました。 「サタディ・ナイト…」を観た方、いや観てない方にも是非お勧めします。 「恋のナイト・フィーヴァー」「セプテンバー」 「サニー」「ラスト・ダンス」など 当時のディスコで流行った曲がいっぱい出てきますよ。 ダンス・シーンは思ったより少ないと感じましたが、 でも、そうしたシーンが出てくるたびに、 こちらまで体が動いてしまいました。 決勝戦でのダンスは、ディディエより ウォルターの方がセクシーで良かったと 個人的には思っています。 内容も親子愛や淡い恋もあり良かったです。 いや〜、まさか30年の月日を経て、 再び「フィーヴァー」できるとは夢にも思わなかったです。(笑)


テキサスの五人の仲間

オトーサン 「へぇ、こんな映画あったの?」 ヘンリー・フォンダといえば、「十二人の怒れる男」が代表作ですが、 それ以外にも、数々の映画で卓越した演技をみせています。 これまで、期待外れだった映画はありません。 原題:A Big Hand for the Little Lady (1966) 監督:Fielder Cook 脚本:Sidney Carroll Genre:Comedy / Drama / Western 上映時間:分 あらすじ: 1896年。 年に1度のポーカー・ゲームの日。 集った面々は、葬儀屋トロップ、 弁護士ヘイバーショウ、ドラモンド、ビュフォード、ウィルコックスだ。 ゲームがたけなわの頃、メレディスと妻のメリーがホテルにくる。 たまたま、ポーカーの話を聞いた途端、メレディスの目の色が変わる。 せめて見物だけでもさせてほしいと頼みこむ。 メリーは、息子を看視役につけて、馬車の車輪の修理にカジ屋へ。 ゲームに加わったメレディスは、あっという間に一文なしに... 出演者: Henry Fonda ... Meredith(メレディス) Joanne Woodward ... Mary(メリー) Kevin McCarthy ... Otto HabershawI(ヘイバーショウ) Jason Robards ... Henry Drummond(ドラモンド) Burgess Meredith ... Doc Scully(医者) Paul Ford ... Ballinger(バリンジャー) オトーサン、 「やっぱり、いいね。ヘンリー・フォンダ」 顔立ちは地味ですが、感情表現の名手です。 「そうかなぁ?」 バージェス・メレディスの演技をほめている Userがいましたが、賛同できません。 でも、経歴を掲載しておきましょう。 HENRY FONDA  ヘンリー・フォンダ 誕生日 1905/5/16-1982/8/12 出身 米ネブラスカ州 出演作 1935年「運河のそよ風」「東への道」「恋の唄」 1936年「丘の一本松」「月は我が家」「浪費者」 1937年「暁の翼」「暗黒街の弾痕」「高圧線」      「或る女」 1938年「黒蘭の女」「封鎖線」「美人は人殺しがお好き」      「北海の子」 1939年「地獄への道」「科学者ベル」「若き日のリンカーン」      「モホークの太鼓」 1940年「怒りの葡萄」「地獄への逆襲」 1941年「レディ・イヴ」「新妻はお医者様」 1942年「男性」「運命の饗宴」 1943年「ビッグ・ストリート/美しき女への挽歌」      「牛泥棒」 1946年「荒野の決闘」 1947年「朝はまだ来ない」「逃亡者」「哀しみの恋」 1948年「わが道は愉し」「アパッチ砦」 1955年「ミスタア・ロバーツ」 1956年「戦争と平和」 1957年「間違えられた男」「十二人の怒れる男」      「胸に輝く星」 1958年「女優志願」 1959年「ワーロック」「断絶の嵐」 1961年「野望の系列」 1962年「史上最大の作戦」「西部開拓史」 1963年「スペンサーの山」 1964年「最後の勝利者」「求婚専科」「ランダース」      「未知への飛行」 1965年「危険な道」「バルジ大作戦」 1966年「秘密大戦争」「テキサスの五人の仲間」 1968年「ファイヤークリークの決闘」「刑事マディガン」      「合併結婚」「絞殺魔」 1969年「ウエスタン」 1970年「テキサス魂」「燃える戦場」「大脱獄」 1971年「わが緑の大地」 1973年「エスピオナージ」「ミスター・ノーボディ」「別離」 1974年「ブラック・シャツ/独裁者ムッソリーニを狙え!」 1976年「ミッドウェイ」 1977年「テンタクルズ」「ジェット・ローラー・コースター」 1978年「ザ・ビッグ・バトル」「スウォーム」「悲愁」 1979年「メテオ」「グランド・キャニオンの黄金」「シティ・オン・ファイア」 1981年「黄昏」 BURGESS MEREDITH  バージェス・メレディス 誕生日 1907/11/16-1997/9/9 出身 米オハイオ州 出演作 1936年「目撃者」 1939年「廿日鼠と人間」 1940年「恋のスイング合戦<セカンド・コーラス>」 1941年「淑女超特急」「愛の鐘はキッスで鳴った」 1945年「G・Iジョー」 1946年「アメリカの恋人」「小間使いの日記」 1948年「我が道は愉し」 1949年「エッフェル塔の男」 1957年「東京特ダネ部隊」 1961年「野望の系列」 1963年「枢機卿」 1965年「危険な道」「母の旅路」 1966年「バットマン」「テキサスの五人の仲間」 1967年「夕陽よ急げ」「残酷の沼」 1969年「殺人美学」「マッケンナの黄金」「華麗なる週末」(ナ) 1970年「大脱獄」 1971年「男と女の間」「悪魔のエイリアン」 1974年「黄金の針」 1975年「イナゴの日」「ヒンデンブルグ」      「マスター・ガンファイター」▲ 1976年「家」「ロッキー」 1977年「センチネル」「黄金のランデブー」 1978年「マニトウ」「マジック」「アトランチスの謎」「ファール・プレイ」      「マジック」 1979年「ロッキー2」 1980年「ラスト・カーチェイス」「世界崩壊の序曲」 1981年「タイタンの戦い」「告白」 1982年「ロッキー3」 1983年「トワイライト・ゾーン/超次元の体験」(ナ) 1985年「サンタクロース」 1988年「ゴダールのリア王」「ブルー・ウォーターで乾杯」      「マネー・ゲームで大逆転」(声) 1990年「ロッキー5」「ステート・オブ・グレース」 1992年「チャーリー・チャップリン」(ナ) 1994年「僕たちのサマーキャンプ」      「ラブリー・オールドメン」 1995年「トール・テール」 その他の出演者: Charles Bickford ... Benson Tropp Robert Middleton ... Dennis Wilcox John Qualen ... Jesse Buford Jean-Michel Michenaud ... Jackie James Berwick ... Sam Rhine Allen Collins ... Toby Jim Boles ... Pete Virginia Gregg ... Mrs. Drummond Chester Conklin ... Old Man in Saloon User Rating:7.2/10( 1,726 votes) IMDb User Rating:8.8/10( 36 votes) Yahoo! オトーサン、 「ラストのどんでん返しがいい!」 User Reviews(IMDBを翻訳) Robert D. Ruplenasさん 2000年4月3日 何たるサプライズ!!!!! この素敵な映画、聞いたことなかった。 幸い、最近、American Movie Classicsに載っていた。 なんという配役!! ジェイソン・ロバーズ、 チャールズ・ビックフォード、 ジョアン・ウッドワード、ヘンリー・フォンダ、 ポール・フォード、そしてバージェス・メレディス。 これだけの大作が、なんで注目されなかったのだろう? 出演者全員が、いい演技をしている。 バージェス・メレディスが、高齢の医者を好演している。 出来栄えも見事だ。 TVの監督出身という背景が垣間みえるシーンもあるが、 面白いサスペンス・コメディであり、夢中にさせる。 結末のサプライズ、私は予想できた。 この珠玉の映画、見逃すなかれ。. オトーサン、 「ポーカー好きにはたまらんだろうね」 Ikedaさん 2005年1月20日 面白い 面白い映画です。 最初にゴチャゴチャしているのは気になりますが、 ヘンリー・フォンダが登場して来ると途端に面白くなります。 特にポーカーに絡んだシーンが長く続きますが、 これがポーカーの面白さと同時に緊張感があって良いです。 その為、ドンデン返しが効いていますが、 ラストに近くなると少々引っ張りすぎで、すっきりしませんでした。 ポーカーなどで、上限無しで掛け金が足りなくなれば 失格というルールが他の映画でも出てきて、 それなら現金を多く持っている方が 勝つに決まっていると思っていましたが、 この映画ではそれを逆手に取っているのが面白いです。


エンドゲーム 大統領最期の日

オトーサン、 「大統領の暗殺ねぇ」 ケネディ大統領が暗殺されて以来、 この手の映画が急に増えました。 「JFK」、「ダラスの熱い日」、「ボディガード」... でも、大好きなのは、「ジャッカルの日」 ドゴール大統領の暗殺は、失敗に終わりましたが、 手に汗にぎる秀作でした。 原題:End Game (2006) 監督:Andy Cheng 原作:J.C. Pollock 脚本:J.C. Pollock /Andy Cheng Genre:Crime / Drama / Mystery / Thriller Rated R for violence and some language Country:Germany / USA / Canada Language:English 上映時間:96分 あらすじ: アレックス・トーマスは 大統領を警護するエージェント。 式典で大統領が目の前で暗殺されてしまう。 新聞記者のケイト・クロフォードは、 やがて実行犯の背後に謎の集団の影を突き止める。 一方、事件にショックを受けたトーマスは休職を願い出るが、 そんな彼の前にケイトが現われ、真相究明のための協力を求める 出演者: Cuba Gooding Jr. ... Alex Thomas(アレックス) Angie Harmon ... Kate Crawford(ケイト) James Woods ... Vaughn Stevens(スティーヴンス) Jack Scalia ... The President(大統領) オトーサン、 「なんだなかぁ」 一番の見せ場であるはずの大統領暗殺が冒頭数分で終了。 後は、冴えないエージェントと女性記者の真相究明のお話し。 キューバ・グッディングJrも見せ場なし。 CUBA GOODING Jr.  キューバ・グッディングJr. 誕生日 1968/1/2 出身 米ニューヨーク 父はR&Bバンド「メイン・イングリーディエント」の リードシンガー、キューバ・グッディング。 母は「ザ・スウィート・ハート」のバックシンガー、シャーリー。 72年にロサンゼルスに引っ越すが、数年後に両親は離婚。 学生時代は優秀な成績を収め、通った四校の内、三校では生徒会長を務める。 高校生時代に知り合ったサラ・カプファーと7年間の同棲期間を経て、 1994年3月に結婚。 高校卒業後、日本武道を三年間学び、役者の道へ。 92年「ア・フュー・グッドメン」でアカデミー賞助演男優賞ノミネート、 96年「ザ・エージェント」でアカデミー賞助演男優賞受賞。 二人の息子がいる。 出演作 1988年「星の王子ニューヨークへ行く」 1989年「ロック・イン・ブルックリン」 1991年「ファイティング・キッズ」「ボーイズ’ン・ザ・フッド」 1992年「ア・フュー・グッドメン」 1993年「ジャッジメント・ナイト」「デイブレイク」 1994年「ブローン・アウェイ/復讐の序曲」 1995年「ブラインド・ヒル」「アウトブレイク」「代理人」 1996年「ザ・エージェント」「ブレイクアウト」 1997年「恋愛小説家」 1998年「コンフェッション」◇「奇蹟の輝き」 1999年「ハーモニーベイの夜明け」◇ 2000年「ザ・ダイバー」◇「チルファクター」◇ 2001年「パール・ハーバー」◆「ラットレース」◆      「ズーランダー」▲ 2002年「スノー・ドッグ」◇「バナナ★トリップ」◇ 2003年「僕はラジオ」◇「ファイティング・テンプテーションズ」◇ 2005年「サイレンサー」◇ 2006年「エンドゲーム/大統領最後の日」◇ 2007年「アメリカン・ギャングスター」◆「マッド・ファット・ワイフ」 2009年「デビル・ハザード」◇ その他の出演者: Anne Archer ... The First Lady Patrick Fabian ... Brian Martin Peter Greene ... Jack Baldwin David Selby ... Shakey Fuller Burt Reynolds ... General Montgomery Sarah Ann Schultz ... Janice Frost Todd Jensen ... Agent Smith Brian Presley ... Billy Bergoon Benito Martinez ... Ramsey Patrick Treadway ... Lewis Detimore Yuji Okumoto ... Doctor Lee User Rating:5.1/10( 2,920 votes) IMDb User Rating:4.5/10( 115 votes) Yahoo! オトーサン、 「IMDbも、低いね」 アメリカ人は、相当、大統領を尊敬しているからね。 直接選挙しているし。 User Reviews(IMDBを翻訳) jakewilliams14 さん United States 2005年5月5日 いい配役..酷い脚本...酷い脚本...酷い脚本 この映画、借りるかどうか迷った。 聞いたことのない映画を借りるときは、 いつもそうなのだ。 いい配役だな...少し借りる気になる。 30分も経過しないうちに、見るのをやめたくなった。 最初の数分は、見ていて面白かった。 だが、半信半疑だった。 その後、どんどん悪くなっていった。 この映画の脚本家たちは、ほとんど調査をしていない。 良くしようとはハナから思っていないのか、 もっと信じられるような映画をつくろうとしたのか。 この映画、3点だ。 1点は、脚本に。 (一応、字が書いてあるからね) 2点は、いい役者たちが出ているから。 (脚本を読んでいるんだろうね) おおおお、この映画ウザイ。 オトーサン、 「黒美さんの言う通りだった」 黒美君彦さん 2010年7月25日 大味 大味な低予算アクション映画、といった印象。 シークレット・サービスをはじめ、 政府の機関らしさは皆無だし、 犯人グループもわざわざ捕まえて下さいといわんばかりの お粗末すぎる足跡を随所に残してくれる(苦笑)。 で、オチも途中で読めるし、中途半端なエンディングだし。 どうでもいいと思わせる作品でした。 もう少し何とかしようもあったように思うのだが…。


九月に降る風

オトーサン、 「風が降るか?風じゃなくて、雨だろうが」 でも、原題をみて納得。 九降風とは、9月に吹き降りる季節風。 日本は4月ですが、台湾では卒業入学が9月、 桜の花のように出会いや別れを意味しています。 原題:Jiu jiang feng (2008) 九降風 監督:Tom Lin 脚本:Tom Lin /Tsung-han TsaiGenre: 上映時間:107分 Country:Taiwan Language:Mandarin あらすじ: 高校生活の最後の年。 女の子をナンパしたり、深夜のプールで素っ裸になったり、 好きな野球チームの応援に出掛けたり、 イェンを中心に彼らはいつも一緒だった。 だが、バイク事故でイェンが昏睡状態に。 そして、グループはバラバラになって行く。 グループのまとめ役イェンはもういない。 もう誰一人として仲間を失いたくなかったタンは、 自らがイェンの代わりになろうとする。 しかし非力だった...。 出演者: Rhydian Vaughan ... Yen(イェン) Chang Chea ... Tang(タン) Jennifer Chu ... Yun(ユン) オトーサン、 「リディアン・ヴォーン、トム・クルーズ似だね」 その他の出演者: Wei-Nian Sheng ... Bo-Chu User Rating:7.4/10( 322 votes) IMDb User Rating:8.3/10 ( 63 votes) Yahoo! オトーサン、 「高いね」 若いひとには受けるだろうな。 User Reviews 徳さん 2010年2月27日 竹原とトム 台湾映画にもようやく新しい世代が育っているようで、 本作で長編デビューしたトム・リンは まさにホープといったところか。 プールでのバカ騒ぎ既視感が漂うものの、 じわじわと登場人物のキャラクターを 掘り下げていくところはなかなか上手。 映像的には、バットでトイレの扉をたたき壊すショットが秀逸! 飛び散る木片が何とも効果的だ。 ラストはちと作りこみすぎ。 野球賭博を随所にストーリーに織り込んでいただけに気持はわかるが、 やや無理が感じられ興ざめ。 しかしそういった失点を差し引いても、 見て損はしない作品だと思う。 キャストは台湾版トム・クルーズと竹原慎二の共演といったところか。 オトーサン、 「ヌートリアEさん、いい高校時代を送ったのだろうな」 あるいは、時が経つと、思い出が美化されるのかも。 ヌートリアEさん 2009年9月18日 青春というにはあまりに痛い鮮烈な九月の風... 甘いといわれても、こういう颯爽とした風を感じる 青春映画は、やはり切なく素敵だ。 今、気づく。 もはや忘れ果てているはずの遠い日々の かすかな青春の匂いを嗅ぎ取っている自分。 17,8歳って他のみんなとは違うと主張したいんだが、 うまく行動が伴わない。 みんなのようにただ受験勉強をし、 いい大学に行くのだけが当たり前だと思っている同級生に対し、 何か僕はあなたたちと違うよ、 というところを見せたい、言いたい、それを何かで示したい。 そんなあなたたちのような青春は惨めなんだよ、と。 でも、実際の僕が彼らとどう違おうか、、。 その気持ちを少々突っ張って、徒党を組む人たちもいる。 仲間だ。 結束力があるようで、実ははかなく、それは崩れ去るのも早い。 大人になる前はみんなそんなものだ。 この映画の7人の生徒たち。 学年も違う。 彼らはどんな時でもポケベル一つで集合する。 集会がつまらないと思ったらそれを理由に集まる。 普通の生徒とは違うんだよと無意識に伝えたい部分があるのだ。 結束力は高い。 だが、強くない人間たちが寄り添ってできる束というものは 水が沁み込むとあっけなく弱くなり、すぐ折れてしまう。 彼らを撥ね返りのただの不良だと決めつけることは可能だ。 確かに、みんなとの違いをうまく表現できない彼らは やっていることからも不良だ。 いや、不良っぽいだけで、 完成された大人たちから見るとヤンキーに思えるだけで、 みんな明日が不安で何かにしがみついて生きている、 大人になる前の人間なのである。 それだけ純粋さは大人たちより強い。感受性もすこぶる強い。 もう云十年前のこんな切ない青春時代は とうに僕は忘れ去っていたと思っていたが、 この映画を見て沸々と当時感じていた ぼんやりとした不安感、猛烈にほとばしる感性、 そして明日への期待感などが急激にこの老いた体によみがえってくる。 こういう時代を経て人間は大人になっていく。 大人は決して思っていたような汚いものでもなく、 けれどきれいなものでもない。 それでも時間は過ぎ、歳月は経つのだ。 そして今の俺がここにいる。 人生という九月の風を今ここに感じながら、、。


追跡者

オトーサン、 「これもトミー・リー・ジョーンズ出演作だ」 宇宙人ジョーンズさんは、最近、枯淡の境地に達して、 奥の細道を歩いておられるようですが、 (サントリーのコマーシャルで) 本作では、まだまだ引退しておられず、 若いもんには負けない大活躍をしておられます。 原題:U.S. Marshals (1998) 監督:Stuart Baird 脚本:Roy Huggins/ John Pogue Genre:Action / Crime / Thriller Rated PG-13 for some scenes of violence and brief language 上映時間:131分 あらすじ: サムは、連邦筆頭副保安官だ。 ニューヨークへ囚人マークを護送中、 航空機がオハイオ川に墜落し、マークが逃亡。 元CIAの特殊工作員で、2名のCIA部員を殺した容疑だ、 外交保安局捜査官のロイスも加わり、マークを追う。 だが、マークは、恋人マリーに協力してもらい、 冤罪を晴らそうとしていた... 出演者: Tommy Lee Jones ... Chief Deputy Marshal Samuel Gerard(サム) Wesley Snipes ... Mark J. Sheridan(マーク) Irene Jacob ... Marie Bineaux, Mark's Girlfriend(マリー) Robert Downey Jr. ... Special Agent John Royce(ロイス) オトーサン、 「年を取るにつれて、演技がよくなっているな」 TOMMY LEE JONES トミー・リー・ジョーンズ 誕生日 1946/9/15 出身 米テキサス州サンサバ 油田に務める父と婦人警官の母との間に生まれる。 ダラスの予備校を卒業後、しばらく油田で働き、 ハーバート大学で英文学の学位を取り、フットボールの選手として活躍。 全米チームの一員に選ばれたこともあった。 数年間、オフ・ブロードウェイの芝居で演技を磨き、 「A PATRIOT FOR ME」でブロードウェイ・デビュー。 70年「ある愛の詩」で映画デビュー。 下積み時代が長く続き、80年「歌え!ロレッタ・愛のために」で 初のゴールデングローブ賞ノミネート。 82年、テレビドラマ「死刑執行人」でエミー賞主演男優賞受賞。 89年「ロンサム・ダブ」でゴールデン・グローブ賞とエミー賞にノミネート。 91年「JFK」でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、 93年「逃亡者」でアカデミー賞助演男優賞を受賞。 94年に「ワイルド・メン」で初監督、初脚本を務め、主役も担当。 2005年「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」で カンヌ映画祭最優秀男優賞受賞。 出演作 1970年「ある愛の詩」 1976年「ジャクソン・ジェイル」 1977年「ベッツィー」「ローリング・サンダー」 1978年「アイズ」 1980年「歌え!ロレッタ・愛のために」 1983年「キャプテン・ブーリーの大冒険」 1986年「ブラック・ライダー」 1987年「ビッグタウン」 1988年「ストーミー・マンディ」 1989年「ザ・パッケージ 暴かれた陰謀」 1990年「アパッチ」◆ 1991年「JFK」◆ 1992年「沈黙の戦艦」◆「ハウス・オブ・カート 心の扉」 1993年「逃亡者」◆「天と地」◇ 1994年「依頼人」◆「ナチュラル・ボーン・キラーズ」      「ブルー・スカイ」「ブローン・アウェイ 復讐の序曲」◇      「ワイルド・メン」(TM) 1995年「タイ・カップ」「バットマン・フォーエヴァー」◆ 1997年「ボルケーノ」◇「メン・イン・ブラック」◇ 1998年「追跡者」◇「スモールソルジャーズ」(声) 1999年「ダブル・ジョパディー」◇ 2000年「英雄の条件」◇「スペース・カウボーイ」◆ 2002年「メン・イン・ブラック2」◇「ハンテッド」◇ 2003年「ミッシング」◇ 2005年「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」◇ 2006年「今宵、フィッツジェラルド劇場で」◆ 2007年「ノーカントリー」◇「告発のとき」◇ その他の出演者: Joe Pantoliano ... Deputy Marshal Cosmo Renfro Daniel Roebuck ... Deputy Marshal Bobby Biggs Tom Wood ... Deputy Marshal Noah Newman LaTanya Richardson ... Deputy Marshal Savannah Cooper Kate Nelligan ... United States Marshal Catherine Walsh Patrick Malahide ... Bertram Lamb, Security Service Director Rick Snyder ... Special Agent Frank Barrows Michael Paul Chan ... Xian Chen, U.N. Cultural Attache of China Johnny Lee Davenport ... Deputy Marshal Henry Donald Li ... Detective Kim Marc Vann ... Deputy Jackson User Rating:6.3/10( 29,826 votes) IMDb User Rating:7.5/10(  799 votes) Yahoo! オトーサン、 「なかなか面白い」 User Reviews(IMDBを翻訳) ccthemovieman-1さん United States 2006年2月27日 すばらしい続編 名作「逃亡者」のすばらしい続編だ。 「逃亡者」の外科医リチャード・キンブル博士を追う チームに焦点があたっている。 リーダーは、トミー・リー・ジョーンズで、 「逃亡者」で、アカデミー賞をもらっている。 この映画でも、好演している。 チームメンバーも、この映画で好演している。 見ていて楽しい。 両作には、多くの共通点がある。 とくに、前半のすさましいアクション・シーンだ。 本作では、列車の衝突ではなく、航空機の衝突だ。 逃亡者は、ハリソン・フォードでなく、ウエズリー・スナイプスだ。 両作とも、手に汗にぎるストーリーなので、 2時間が飛ぶように過ぎる。 本作は、新しいだけあって、音もいいし、特殊効果もいい。 「逃亡者」の列車の衝突よりも、見ごたえがある。 航空機の惨事は、実にいい。 ほかにも、いいシーンがある。 本作のほうが、アクションが多い。 普段、そんなにアクション好きではないが、 実によく出来ている....見ていて面白い。 「逃亡者」は、私の生涯のお気に入りだ。 もし、「逃亡者」がいいと思ったら、見るべし。 いい映画だ。 オトーサン、 「そう、展開が速いので飽きないね」 ジーナさん 2010年7月13日 多少、趣向を変えて・・・ 視点が追われる側の逃亡者から、 追う側の連邦保安官に変わった「逃亡者」のスピンオフ作品です。 「逃亡者」で主人公に並ぶキャラクターを確立していた捜査官を トミー・リー・ジョーンズが続投しています。 前作のサブキャラから主人公へ格上げされたので キャラクター性が増していて面白みがありますし、 演じるトミー・リーのコミカルな演技は冒頭から笑いを誘いますね。 捜査チームの仲間との掛け合いも絶妙でした。 犯罪捜査という観点ではイマイチ現実味のない作品でしたが、 コミカルさに好感が持てたので楽しめると思います。 ウェズリー・スナイプスもなかなかカッコ良かったですし、 動きもキレているのでアクションがハマッてました。 ロバート・ダウニー・Jrも味があって良かったですね。 キャスティングに関しては、女性より男性ウケしそうな感じだったカナ?(爆) 力強く生き生きと躍動的なアクションは観ていて盛り上がりました。 「逃亡者」ほど追い詰められるスリリング感がありませんが、 ウェズリー・スナイプスは走っているだけで絵になります。 ストーリーのほうは細部にまで注意が届かず 大まかになっている印象を受けましたし、 「逃亡者」のようなインパクトが無いので記憶に残りにくいですが、 ほど良いサスペンスにほど良いアクションなど観て損の無い娯楽映画だとは思います。 「逃亡者」を観ていなくても理解できる内容なのはイイですね。 観直さなくても済みますから(爆) 展開が速いので飽きませんが、 もう少し時間を短縮してサクッと観れるサイズだと良かったカナ・・・。


ある愛の風景

オトーサン、 「うれしいね」 無料動画で、みつけたこの映画。 名画がなぜ無料なのか。 最近、とみに疑い深くなっているので、 ウラがあるのではないかと思いました。 でも、ここは、いい映画をみんなにみせたいという Gyao!の度量と好意を信じましょう。 原題:Brodre (2004) 監督・原作:Susanne Bier 脚本:Anders Thomas Jensen Genre:Drama / War Country:Denmark / UK / Sweden / Norway Language:Danish 上映時間:117分 あらすじ: ミカエルは、国連軍の少佐。 妻・サラと2人の娘と幸せな日々を送てきた。 アフガニスタンへの派遣が命じられる。 両親と弟・ヤニックも集まって歓送会が開かれる。 両親にとってミカエルは自慢の息子だが、 弟・ヤニックは、刑務所帰りだった。 出征して間もな、サラの元に訃報が届いた。 ヘリコプターが、アルカイダに撃墜されたというのだ。 嘆き悲しむサラや娘たちの心の支えになったのは、 ヤニックだった... 出演者: Connie Nielsen ... Sarah(サラ) Ulrich Thomsen ... Michael(ミカエル) Nikolaj Lie Kaas ... Jannik(ヤニック) オトーサン、 「3人とも、見事な演技」 CONNIE NIELSEN  コニー・ニールセン 誕生日 1965/7/3 出身 デンマーク コペンハーゲンで育つ。 幼い頃から演技、歌、ダンスを学び、 15歳の時、地元の舞台やショーで役者のキャリアをスタートさせ、 18歳の時に女優を志すためパリへ移り住む。 その後、ローマ、ミラノ、南アフリカの映画に出演し、 93年にニューヨークで本格的な活動をし、 7カ国語を話す国際派女優となる。 ハリウッド映画デビューは「ディアボロス」のアル・パチーノの娘役。 出演作 1993年「デス・クルーズ/欲望の嵐」(TM)◆ 1998年「ディアボロス/悪魔の扉」◆「ソルジャー」◆ 2000年「ミッション・トゥ・マーズ」◇「グラディエーター」◆ 2002年「ストーカー」◇「ハンテッド」◇「デーモンラヴァー」◇ 2003年「閉ざされた森」◇ 2004年「ある愛の風景」◇ 2005年「アイス・ハーヴェスト 氷の収穫」◆ ULRICH THOMSEN  ウルリク・トムセン 誕生日 1963/12/6   出身 デンマーク コペンハーゲンの国立演劇学校で演技を学び、 「ロミオとジュリエット」「人形の家」などの舞台で活躍。 1994年「モルグ」で映画デビュー。 1996年「THE BIGGEST HEROES」でロベルト映画祭最優秀助演男優賞受賞。 デンマークの映画監督集団ドグマ95の 第1回作品「セレブレーション」(1998)で主演し、 デンマークのアカデミー賞とロベルト映画祭最優秀主演男優賞受賞。 出演作 1994年「モルグ」 1998年「セレブレーション」◇ 1999年「007/ワールド・イズ・ノット・イナフ」 2000年「ブレイカウェイ」「悪魔の呼ぶ海へ」 2001年「キリング・ミー・ソフトリー」      「マーサの幸せレシピ」 2002年「アドルフの画集」 2004年「サージェント・ペッパー ぼくの友だち」「ある愛の風景」 2005年「キングダム・オブ・ヘブン」 2007年「ヒットマン」 2009年「ザ・バンク 堕ちた巨像」 その他の出演者: Sarah Juel Werner ... Natalia Rebecca Logstrup ... Camilla Bent Mejding ... Henning Solbjorg Hojfeldt ... Else Niels Olsen ... Allentoft Paw Henriksen ... Niels Peter Lars Hjortshoj ... Preben 2 Lars Ranthe ... Preben 1 Andre Babikian ... Nadeem Lene Maria Christensen ... J. Solvej Laura Bro ... Ditte Henrik Koefoed ... Bartender User Rating:7.6/10 (5,653 votes) IMDb User Rating:8.4/10 ( 252 votes) Yahoo! オトーサン、 「疑いなく名画だ」 ヨーロッパ映画賞ノミネート ・作品賞 ・監督賞 スザンネ・ビア ・男優賞 ウルリク・トムセン ・女優賞 コニー・ニールセン ・脚本賞 ・音楽賞 User Reviews(IMDBを翻訳) doctorowさん Raleigh, NC 2005年6月25日 家族への戦争の衝撃を描く 2005年の最高傑作。. ハリウッドは、なぜ、こういう映画をつくれないのか? いい配役、いい監督、見事に書かれたせりふが力強い。 デンマーク語で、英語のサブタイトルだ。 コニー・ニールセン は、メリルストリープに匹敵する女優だ。 兄弟の手荒で堕ちていく関係は、実にリアルだ。 生き生きしている。 この映画、映画館かDVDでみるといい。 ニールセンは、ゴージャスだ。 だが、見事に主婦を演じている。 両親は、典型的なスカジナビア人。 堅苦しく地に足がついている。 娘2人は、好奇心旺盛で活発だ。 兄弟は、ほんもの以上だ。 シアリアスな映画が好きな方、成人よ。 この映画をリストに加えるべし。 オトーサン、 「いい批評だなぁ」 黒美君彦さん 2008年1月5日 日常の裂け目または狂気 巧みな構成・脚本と演出によって、 私たちは冒頭からぐいぐいとこの作品の中に惹きこまれていく。 日常を描きながらそこにあるのは日常ではない。 だが、無作為に抽出されたがごとき日常の変貌が、 そこには明らかに描かれている。 出来が悪く、出所したばかりの弟ヤニックと アフガン戦争へと向かう優しく出来のいい兄ミカエル。 しかしミカエルが戦場で死んだという一報が、 家族のたたずまいを微妙に変える。 喪失感はミカエルの妻サラとヤニックの間を近づけ、 ミカエルのいない新たな生活を築き直そうとそれぞれが努力する。 一方死んだはずのミカエルはアフガンで九死に一生を得るが、 苛酷過ぎる捕虜としての経験が生還した彼を大きく変えた…。 狂気を帯びたミカエルの変容は、 一瞬キューブリックの『シャイニング』を彷彿とさせるほど。 ベトナム帰還兵による社会不適応が大きな問題となったのを想起させた。 デンマークの田園風景が美しければ美しいほど、 戦場とのギャップが狂気を生む。 いわゆる「ドグマ95」作品ではないにせよ、 この作品にはドグマ的要素が充ちていて、そのリアリティはいや増す。 サラを演じたコニー・ニールセンが好演。 その他の配役も的確だ。 日常の裂け目を見事に描いた傑作である。 ハリウッドでリメイクするそうだが、 この味わいが果たしてハリウッド作品で出るかどうか。


>バンデッド

オトーサン、 「すごい顔ぶれじゃん」 トミー・リー・ジョーンズとベニチオ・デル・トロ主演。 演技巧者の直接対決とあれば、最上級の演技がみられるでしょう。   「トミー・リー・ジョーンズ、それ誰?」 缶コーヒーBOSSのコマーシャルに出ていますよ。 「宇宙人ジョーンズ」として、とぼけた味を出しています。 エンドコピーは、「このろくでもないすばらしい世界」 流石、サントリー、センスがいいですね。 原題:The Hunted (2003) 監督:William Friedkin 脚本:David Griffiths/Peter Griffiths/Art Monterastelli Genre:Action/ Crime / Drama / Thrille Rated R for strong bloody violence and some language 上映時間:94分 あらすじ: L.T.は、除隊し、いまは動物保護官だ。 余生を過ごしていた彼のもとにFBI捜査官アビーが訪れる。 オレゴンの連続殺人事件への協力依頼だった。 L.T.は、現場を訪れ、犯人を割り出す。 犯人は、軍でサバイバル術を教えたハラムだった。 ハレムに負けそうになったL.Tを、アビーが救う。 ハレムは、戦場で多くの惨劇に出会い、 それが心的外傷になっていたのだ... 出演者: Tommy Lee Jones ... L.T. Bonham(L.T) Benicio Del Toro ... Aaron Hallam (ハラム) Connie Nielsen ... Abby Durrell(アビー) オトーサン、 「巧く化けたな」 しばらくトミー・リー・ジョーンズとは分かりませんでした。 髭面でしたし、山男だったので。 一方、ベニチオ・デル・トロは、いつもの彼そのまんま。 どういう計算で、そうしたのでしょうか。 TOMMY LEE JONES トミー・リー・ジョーンズ 誕生日 1946/9/15 出身 米テキサス州サンサバ 油田に務める父と婦人警官の母との間に生まれる。 ダラスの予備校を卒業後、しばらく油田で働き、 ハーバート大学で英文学の学位を取り、フットボールの選手として活躍。 全米チームの一員に選ばれたこともあった。 数年間、オフ・ブロードウェイの芝居で演技を磨き、 「A PATRIOT FOR ME」でブロードウェイ・デビュー。 70年「ある愛の詩」で映画デビュー。 下積み時代が長く続き、80年「歌え!ロレッタ・愛のために」で 初のゴールデングローブ賞ノミネート。 82年、テレビドラマ「死刑執行人」でエミー賞主演男優賞受賞。 89年「ロンサム・ダブ」でゴールデン・グローブ賞とエミー賞にノミネート。 91年「JFK」でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、 93年「逃亡者」でアカデミー賞助演男優賞を受賞。 94年に「ワイルド・メン」で初監督、初脚本を務め、主役も担当。 2005年「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」で カンヌ映画祭最優秀男優賞受賞。 出演作 1970年「ある愛の詩」 1976年「ジャクソン・ジェイル」 1977年「ベッツィー」「ローリング・サンダー」 1978年「アイズ」 1980年「歌え!ロレッタ・愛のために」 1983年「キャプテン・ブーリーの大冒険」 1986年「ブラック・ライダー」 1987年「ビッグタウン」 1988年「ストーミー・マンディ」 1989年「ザ・パッケージ 暴かれた陰謀」 1990年「アパッチ」◆ 1991年「JFK」◆ 1992年「沈黙の戦艦」◆「ハウス・オブ・カート 心の扉」 1993年「逃亡者」◆「天と地」◇ 1994年「依頼人」◆「ナチュラル・ボーン・キラーズ」      「ブルー・スカイ」「ブローン・アウェイ 復讐の序曲」◇      「ワイルド・メン」(TM) 1995年「タイ・カップ」「バットマン・フォーエヴァー」◆ 1997年「ボルケーノ」◇「メン・イン・ブラック」◇ 1998年「追跡者」◇「スモールソルジャーズ」(声) 1999年「ダブル・ジョパディー」◇ 2000年「英雄の条件」◇「スペース・カウボーイ」◆ 2002年「メン・イン・ブラック2」◇「ハンテッド」◇ 2003年「ミッシング」◇ 2005年「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」◇ 2006年「今宵、フィッツジェラルド劇場で」◆ 2007年「ノーカントリー」◇「告発のとき」◇ BENICIO DEL TORO  ベニチオ・デル・トロ 誕生日 1967/2/19 出身 米プエルトリコ 13歳の時にペンシルバニアへ移る。 弁護士を目指しカリフォルニア大学で経営学を学ぶ。 演劇科に転じ、NYのサークル・イン・ザ・スクエア演劇学校と ストラ・アドラー・コンサーパトリー、 ロサンゼルスのアクターズ・サークル・シアターで演技を学ぶ。 テレビ「マイアミ・バイス」のゲスト出演を経て、 88年「ピーウィー・ハーマンの空飛ぶサーカス」で映画デビュー。 1995年「ユージュアル・サスペクツ」で インディペンデント・スピリット賞助演男優賞受賞。 2000年「トラフィック」でアカデミー賞と ゴールデングローブ賞などの助演男優賞、 ベルリン映画祭銀熊賞を受賞。 2003年「21グラム」でアカデミー賞助演男優賞ノミネート、 カンヌ国際映画祭主演男優賞受賞。 出演作 1988年「ピーウィー・ハーマンの空飛ぶサーカス」 1989年「007/消されたライセンス」 1990年「ドラッグ・ウォーズ/麻薬戦争」 1991年「インディアン・ランナー」「チャイナ・ムーン」 1992年「1492・コロンブス」 1993年「フィアレス」 1995年「ザ・プロデューサー」「天使の涙」「ユージュアル・サスペクツ」 1996年「バスキア」「フューネラル/流血の街」「ザ・ファン」 1997年「エクセス・バゲッジ/シュガーな気持ち」 1998年「ラスベガスをやっつけろ」 2000年「スナッチ」「トラフィック」「誘拐犯」「ブレッド&ローズ」▲ 2001年「プレッジ」 2002年「ハンテッド」 2003年「21グラム」 2005年「シン・シティ」 2008年「悲しみが乾くまで」「チェ 28歳の革命」「チェ 39歳別れの手紙」 その他の出演者: Leslie Stefanson ... Irene Kravitz John Finn ... Ted Chenoweth Jose Zuniga ... Bobby Moret Ron Canada ... Harry Van Zandt Mark Pellegrino ... Dale Hewitt Jenna Boyd ... Loretta Kravitz Aaron DeCone ... Stokes Carrick O'Quinn ... Kohler Lonny Chapman ... Zander Rex Linn ... Powell Eddie Velez ... Richards Alexander MacKenzie ... Sheriff User Rating:5.8/10 (21,20 votes) IMDb User Rating:5.7/10 ( 334 votes) Yahoo! オトーサン、 「低すぎない?」 User Reviews(IMDBを翻訳) random_guy85さん Edoass 2005年6月18日 低評価は苦痛だ 映画評論家に物申す。 この素敵な映画を切り刻むとは何事だ。 (略 あらすじ紹介) アビー役のコニー・ニールセンは、 「イムソムニア」のヒラリースカンクを想いださせた。 あまり出番はないが、見ていて楽しい。 映画は淡々と進む。凝ったところはない。 時々、リアルな追いかけっこがある。l ありきたりではないのがいい。 映画評論家が嫌うわけがわからない。 連中に十分なワイロをやらなかったせいだろう。 すべてがリアルに感じられるのは、いい映画だ。 トミー・リー・ジョーンズとベニチオ・デル・トロが 戦うシーンは、リアルで、2人はプロだと感じる。 戦っているうちに疲れて、 お互いを手早く賢く倒す方法をみつける。 監督は、賢明な決断をした。 スピルバーグが「プライベート・ライアン」でやったように、 音楽を使わないので、リアルな感じが出ている。 キャレブ・デシャネルは、その素敵な撮影で、 リアリティを出すのに成功している。 「パッション」でみせた現像手法以来、彼のフアンだ。 進境著しい。 好きでない1:85フレームでも同じなので、 興味深かった。 もっと幅広いフレームを使ってくれれば、もっとよかった。 だが、それは監督が決めることなのだろう。 この映画は、ひどく低い評価を受けている。 映画評論家が不当にも叩いている。 出演者全員が、素敵な演技をしている。 リアリズムのセンスもある。 「逃亡者」のリアル版をみたかったら、 この映画が、絶対そうだ。 オトーサン、 「ははは、低いはずだ」 前田有一さんは、映画評論家です。 前田有一さん 2003年3月18日 すべて『本物』にこだわったリアルアクションだが…… 徹底的に『リアル』にこだわった、追跡アクションもの。 追跡に関わる映画の87%に出演している事で有名な トミー・リー・ジョーンズが、今回も主演であるのは言うまでもない。 この映画のアクションは、一見荒唐無稽に見えても、 すべて専門家が、「この高さからなら、ダイブしても肉体は無事なはず」などと、 お墨付きを与えたものだそうである。 さらに、ナイフを主体とした格闘術は、映画的な演出は最小限で、 すべてマーシャルアーツ(軍隊格闘技)を主体とした、 実際の殺人術そのものをそのまま使っている。 ちなみにこれ、『ボーン・アイデンティティー』にも使われた格闘技で、 最近の流行らしい。 そのわりには、トミー・リーの走り方が貧弱だとか、 つっこみたくなるのだが、 まあ、ハリウッド最強の『追跡者』である彼も歳をとったということだ。 追跡といえば、あしあとやわずかな痕跡をもとに 敵を追うチェイサーという職業(職名なのか?!)についても、 この映画の考証は非常にリアルである。 『Masterキートン』あたりを読んでいる人ならわかる通り、 この技術は非常に高度な専門知識と経験が必要で、 マンガだととても見応えがあるのだが、 残念ながら、映画で見るととんでもなく地味で、 下手をすると足跡を確認するシーンなんて、 マバタキ中に見逃す恐れすらあるくらい、あっさりしたものである。 リアルを追求しているからとはいえ、 もうちょい一般人にも分かりやすく、オーバーに演出してくれないと、 喜ぶのはコンバットマガジン読者レベルの軍事マニアだけ、 と言うことになりかねない。 ちなみに、銃の扱いにはうるさい私が見ていて、 「あの後ろの警官役の連中、えらいプロっぽい構えだなぁ」と思っていたら、 現役のFBI捜査官を使ったエキストラだと後で知った。 そこまでこだわるとは、なんともおそるべし。 おそらく、銃も実銃ではないかと思うのだが、それは未確認だ。 (詳しい方、御意見求む) そんなわけで、妙に大金をかけて作ったアクション映画であるが、 決してカッコ良くは見えないのが痛いところだ。 なんというか、『ランボー』的なバカらしさがあるのである。 例えば、都市での追いかけっこは、いかりや長介が一つのドアに入ると、 隣のドアから志村けんが現れるという、ドリフの追跡コントを彷彿とさせるものがあり、 日本人としては苦笑を禁じえない。 やはり、普通の方には、オススメしかねるというのが、正直な所である。


> エレクトリック・ミスト 霧の捜査線

オトーサン、 「凄っ。TLJの新作だ」 これを翻訳すると、こうなります。 「凄いねぇ。トミー・リー・ジョーンズの新作だ」 一見単純な殺人事件が、どんどん複雑になっていき、 手がかりは、霧の中の捜査のように失せていく... すべてが、簡略に流れるご時勢ですから、 一般大衆には、受け入れられないでしょうね。 原題:In the Electric Mist (2009) 監督:Bertrand Tavernier 原作:James Lee Burke 脚本:Jerzy Kromolowski/ Mary Olson-Kromolowski/ Genre:Crime / Drama / Mystery Rated R for violence, language and brief sexuality/nudity 上映時間:117分 Country:USA / France Language:English あらすじ: ルイジアナ州の田舎町。 刑事デイヴは、少女惨殺事件を追っていた。 南北戦争映画の撮影でやってきた俳優サイクスに出会う。 湿地帯に黒人男性の白骨死体があったよ 脳裏に浮かんだのは子どもの頃目撃した殺人シーンだった。 やがて、また若い女性の惨殺死体が見つかり、 映画に出資しているイタリアンマフィアのバルボニが 怪しいと睨むのだが... 出演者: Tommy Lee Jones ... Dave Robicheaux(デイヴ) John Goodman ... Julie 'Baby Feet' Balboni(バルボニ) Peter Sarsgaard ... Elrod Sykes(サイクス) Kelly Macdonald ... Kelly Drummond(ケリー) Mary Steenburgen ... Bootsie Robicheaux(ブーツィー) オトーサン、 「TLJでしょ、この映画は」 アメリカ深南部の湿地帯の雰囲気がよく出ています。 かつて、ニューオリンズで遊んだとき、 海のように広く、また川のように曲がりくねった湿地で、 餌は、チキン丸ごとで、ワニ釣りをしました。 そんな風景が美しく撮れているので、大満足でした。 MARY STEENBURGEN  メアリー・スティーンバーゲン 誕生日 1953/2/8 出身 米アーカンソン州ニューポート 大学で演劇を学び、20歳でニューヨークへ。 書店やレストランで働きながら、 ネイバーフッド・プレイハウスで演技を学ぶ。 キャスティング・オフィスでジャック・ニコルソンに出会ったのをきっかけに 78年「ゴーイング・サウス」で映画デビュー。 80年「メルビンとハワード」でアカデミー助演女優賞、 ゴールデングローブ助演女優賞受賞。 出演作 1978年「ゴーイング・サウス」 1979年「タイム・アフター・タイム」 1980年「メルビンとハワード」アカデミー助演女優賞 1981年「ラグタイム」 1982年「サマー・ナイト」 1983年「クロス・クリーク」「ロマンチック・コメディ」 1985年「クリスマスに届いた愛」 1987年「冬の嵐」「ハロー・マイ・トレイン」「八月の鯨」 1989年「ミス・ファイヤー・クラッカー」「バックマン家の人々」 1990年「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3」      「ロング・ウォーク・ホーム」 1991年「夢の降る街」 1993年「フィラデルフィア」「ギルバート・グレイブ」「トラブル・ファミリー」 1994年「アポロ11を追いかけて」「ジュラシック・ボーイ/恐竜小僧」 1995年「ニクソン」「ミ・ファミリア」「グラスハープ」      「パウダー」 2001年「海辺の家」「アイ・アム・サム」 2002年「サンシャイン・ステイト」 2003年「カーサ・エスペランサ〜赤ちゃんたちの家〜」      「エルフ 〜サンタの国からやってきた〜」 2007年「ブレイブ ワン」 2008年「俺たちステップ・ブラザース−義兄弟−」 2009年「あなたは私の婿になる」「噂のモーガン夫妻」 その他の出演者: Justina Machado ... Rosie Gomez Ned Beatty ... Twinky LeMoyne James Gammon ... Ben Hebert Pruitt Taylor Vince ... Lou Girard Levon Helm ... General John Bell Hood Buddy Guy ... Sam 'Hogman' Patin Julio Cedillo ... Cholo Manelli Bernard Hocke ... Murphy Doucet John Sayles ... Michael Goldman Gary Grubbs ... Sheriff User Rating:6.0/10( 6,382 votes) IMDb User Rating:4.0/10( 7 votes) Yahoo! オトーサン、 「Yahoo! 低すぎるぞ」 User Reviews(IMDBを翻訳) dfgraybさん Illinois 2009年3月15日 おそろしい脚本 この映画が上映されず、DVDスルーになった 理由は、分からない。 ムードは、南部のゴシック。 役者もいいし、ストーリーは複雑で悲しい。 演技は、最高だ。 トミー・リー・ジョーンズのデイヴは、はまり役。 最高だったのは、ブーツィー役のメアリー・スティーンバーゲンだ。 この役にぴったり。 ストーリーは、ケイジアンの刑事をめぐるもので、 内なる悪魔につきまとわれ、事件に直面することになる。 彼が出あうひとびとは、生き生きしていて、 このひとたちは、役者なのだろうかと思ってしまう。 ジョン・グッドマンは、いつもの通リすばらしい。 古きよき昔の殺人ミステリーではあるが、 ここで大事なのは、原作者がジェーム・スリー・バークということ。 トミー・リー・ジョーンズ演じる人物は、 強い倫理観をもつものの、凶暴で、絶えず家族を危険にさらしている。 性格の複雑さは、言い尽くせない。 だが、トミー・リー・ジョーンズは、誰よりもうまく演じている。 素敵な美しい映画だ。 いい相棒が活躍する映画がまた製作されることを願う。 オトーサン、 「このひと、冷ややかだなぁ」 湿地帯ツアーを体験すれば、意見も変わるでしょう。 オーウェンさん 2011年8月10日 現実と妄想 田舎町で起こった殺人事件。 そこに住む保安官が解決に挑むが、 映画界のスターが絡んで来たり、 幻想が絡んだりなどで捜査は混乱していく。 トミー・リー・ジョーンズが老齢の保安官を演じているが、 かなり手が早く暴力的な男を演じている。 そして幻想に悩まされており、 途中のある場面から最後まで2種類の選択肢が生まれる。 つまりは現実なのか、妄想なのか。 霧の捜査線とは言われても、 あまりのめり込ませるような内容でないことが 未公開の証。


>釣りバカ日誌14 お遍路大パニック!

オトーサン、 「これって、一番面白いね」 釣りバカ日誌は、17、18、19、そして 「釣りバカ日誌20 ファイナル」を見ての感想です。 名所を訪ね歩いたり、マドンナが活躍するあたりは、 渥美清主演の「男はつらいよシリーズ」(1969-1995、1997)を、 会社組織を徹底して茶化すあたり、 森繁久弥さん主演の「社長シリーズ」(1956-70)を 思い出させます。 原題:釣りバカ日誌14 お遍路大パニック!(2003) 監督:朝原雄三 原作:やまさき十三/北見けんいち 脚本:山田洋次/ 朝間義隆 Genre:Commedy/Drama 上映時間:116分 あらすじ: ハマちゃんのお陰で 出世に縁遠かった佐々木課長が、次長に昇進。 新課長の岩田は、問題児ハマちゃんを再教育。 一方、多忙な毎日を過ごす鈴木建設社長のスーさんは、 念願の四国八十八ヶ所巡りに旅立つことを思い立つ。 スーさんの頼みでハマちゃんも無理やりお供することに。 お遍路の途中、2人は気っぷのいいトラック運転手みさきと出会う…。 出演者: 西田敏行 .... 浜崎伝助(ハマちゃん) 三國連太郎 .... 鈴木一之助(スーさん) 浅田美代子 .... 浜崎みち子 三宅裕司 .... 岩田千吉 高島礼子 .... 中浜みさき オトーサン、 「みんなよく描けている!」 端役と思っていた三宅裕司さんも、大活躍。 案外いい役者なんだと思いました。 その他の出演者: 加藤武 .... 秋山専務 國村隼 .... 川島営業担当取締役 鶴田忍 .... 堀田常務 小野武彦 .... 原口人事担当取締役 西田尚美 .... 洋子 さとう珠緒 .... 鯛子 濱口優 .... 海老名 笹野高史 .... 前原運転手 中本賢 .... 太田八郎 斉藤洋介 .... 草森秘書室長 間寛平 .... 中村の運転手 有野晋哉 .... バーテン 松村邦洋 .... 柏島の男 笑福亭仁鶴 .... 曽我 谷啓 .... 佐々木次長 奈良岡朋子 .... 鈴木久江 User Rating:10/10( 8 votes) Yahoo! オトーサン、 「10点ということはないけれど...」 寅さんシリーズの山田洋次さんの脚本は、 さすが、ツボをきちんと抑えています。 User Reviews(IMDBを翻訳) 幻巌堂さん 2003年10月29日 なんでこんな映画ロードショー公開するの 2本立て時代のプログラムピクチャーならまだしも、 こんな何の広がりもない(創造性がないってことよ!)凡作を製作し、 ロードショー公開できるんだろう。 今の松竹さんにそんな余裕はないはずでしょうが。 これって、寅さんシリーズがなくなった後の 山田洋次の権力誇示なんですかね。 つまらなさ過ぎて欠伸も出ないや。 ガラガラの劇場(大阪・梅田ピカデリー)内では、 私の後ろで不倫らしき熟年カップルがいちゃついとったしね。 そんな程度の客呼んでお茶濁して 自分たちの映画製作・興行に明日があるなんて考えてらっしゃるのかねえ。 高島礼子もすっかり瑞々しさなくなっちゃったね。 あ〜退屈だった。 オトーサン、 「前田さんのいうよりも、いい映画だね」 前田有一さん 2003年9月15日 いつもと同じように笑える安心感がある 西田敏行と三國連太郎が主演の、おなじみのコメディシリーズ。 『釣りバカ日誌』は、50代以上の、普段は映画館なんて行った事もない オジさんオバさんが、いつも新聞屋からタダで券をもらえるから、 なんていう理由で、これだけは毎年やってくるというシリーズである。 続きに続き、もうpart14(スペシャル等を含めると16作目)であるが、 今回もほかの回とまったく同じである。 このシリーズの中身を見ただけでパートいくつだとわかったら、 きっとTVチャンピオンに出れるだろう。 しかしながら、巨大なリピーター市場によって成り立つシリーズである以上、 これは当然である。 「いつ行っても同じように楽しませてくれる」という安心感が、 年配のリピーターには重要なのだ。 こういう恒例行事的な映画があることについて、私は大いに賛成である。 そして、この映画にやってくる膨大な数のお客さんには、 あと年に数回でいいから、ほかの楽しい映画にも来ていただけたらと思っている。 釣りバカ日誌には、映画業界全体にとっての大きな見込み客である彼らに 『映画館の楽しさ』を伝える大事な役目があるということを自覚して、頑張ってほしい。 話を戻そう。 『釣りバカ日誌14 お遍路大パニック!』の舞台は高知県、四万十川である。 色っぽい高島礼子をヒロインに、ハマちゃんスーさんの、 相変わらずのお笑いが繰り広げられる。 16本も続くと、登場人物のキャラクターというものも、さすがに完全に確立され、 同じ事をやるだけで笑いが取れるという強みがある。 何回見ても合体ネタだけは(個人的には)笑えないのだが、 コメディとしては万人向けでわかりやすいから、試写室も爆笑の嵐であった。 上映時間は2時間近くあり、この内容にしては長いと思えるのだが、 たまに見に行く人たちの立場になって考えてみれば、 楽しみにしていた映画が90分で終わってしまうよりは、 たっぷり2時間その世界に浸れる方が、サービスとしては良い事なのかもしれない。 全国にある数え切れ無いほどの釣り場の数だけ続編が作れるのだから、 『釣りバカ日誌』シリーズはまだまだ安泰である。 あとは、主演の二人の末永い健康だけを祈って、筆を置くことにしよう。 なお、今回もこの映画、当日券1000円で見れるそうである。 ありがたい事ですな。


>ステルス・ウォーズ 狙われた最新鋭戦闘機

オトーサン、 「ロシア語か。分からんね」. 原題を直訳すると「ミラーウォーズ」。 「ステルスウォーズ」は、TV用のタイトルのようです。 このほうが、一般大衆がみるという判断でしょう。 なんか、小馬鹿にされているようです。 原題:Zerkalnie voyni: Otrazhenie pervoye (2005) 監督:Vasili Chiginsky 脚本:Oleg Kapanets/ Alex Kustanovich Genre:Action / Crime / Drama Country:Russia / USA Language:Russian / English 上映時間:116分 あらすじ: ロシア空軍が、最新鋭戦闘機を開発した。 テストパイロットのアレクセイは、 仲間たちと休暇で訪れた森林で何者かに命を狙われる。 そんな中、野生動物の保護を訴えてシベリアにやって来た アメリカ人女性のキャサリンと知り合い、いい時間を過ごしていた。 だが、飛行訓練中に、飛行士の1人が凶弾に倒れる。 軍上層部は、航空ショーで披露すべく準備を進めるが、 長時間の飛行訓練で、給油を行なおうとした時、 燃料機が対空ミサイルにより爆撃される。 戦闘機は、キルギスの飛行場に不時着する。 だが、そこは、謎の武器商人一味が占拠していた... 出演者: Aleksandr Efimov ... Alexei Kedrov( アレクシー) Ksenia Alferova ... Katherine( キャサリン) Rutger Hauer ... Mysterious Man( 謎の武器商人) Malcolm McDowell ... Murdock(マードック) オトーサン、 その他の出演者: Valeri Nikolayev ... Boris Mikhail Gorevoy ... Manfred Armand Assante ... York Ivars Kalnins ... Anton Kedrov Olga Yakovtseva ... Aziza Anatoli Zhuravlyov ... Grom Amaliya Mordvinova ... Agent Orange Valeri Afanasyev ... Col. Svirsky Alexander Kuznetsov ... Agent Sea Oleg Kapanets ... Sobol Alexander Rapoport ... Ralph Trenton of CIA User Rating:3.5/10 (322 votes) IMDb User Rating:6.0/10 ( 12 votes) Yahoo! オトーサン、 「IMDb、低いな」 反ソ感情と盗作嫌悪からでしょうか。, User Reviews(IMDBを翻訳) outerspace-4さん Netherlands 2008年1月5日 退屈な映画、下手な演技 これまでで最も退屈な映画だった。 低予算で、しゃべり過ぎで、アクションが少ない。 ほとんどの俳優は下手で。. 自信なさそうで、感情を偽っていた。 高性能ステルス戦闘機のお話しだというから 見たのだが、出ていなかった。 ありふれたロシアの航空機が出ているだけで、 映画用に全く手が加えられていなかった。 映画では、それを正当化していた。 形状が問題ではなく、使われている素材が問題と言って 取り繕っていた。 要するに、ロシアの俳優を使いたかっただけじゃないのか。 ロシアを舞台にしたストーリーで、 だが、残念ながら、役者が下手すぎた。 いんちきで、自信を欠いていた。 オトーサン、 「どういうこと?」 スホーイを見られるところが特別な魅力って? 航空機マニアなら分かるかも。 Tackさん 2010年12月29日 懐かしい感じの航空・諜報アクション スホーイSu-35実機が全編登場し、 ルトガー・ハウアー、マルコム・マクダウェルが出演という 航空+諜報アクションです。 架空のステルス機「サーベルタイガー」のテストパイロットが、 機体を狙いテロに使おうという国際陰謀に巻き込まれていきます。 空中給油機を撃墜して代替基地を狙ったり、 航空ショーを利用して機体を奪取、 大統領専用機を狙っての空中戦など、 一昔前のスカイアクションでお馴染みのエピソードがてんこ盛り。 『アイアン・イーグル』以降乱発で作られた懐かしい味わいとも言えます。 (全体的にはフランスの『ナイト・オブ・ザ・スカイ』とも類似… というよりほとんど同じような話です。 盗作レベルじゃないのか??) スホーイを見られる、ところが特別な魅力ですが、 それ以外の点でもそれなりに楽しめる、 盛りだくさんなアクション映画でした。


ザ・クライアント/依頼人

オトーサン、 「こんな子いたっけ」 "宇宙人ジョーンズ"こと トミー・リー・ジョーンズ目当てで借りましたが、 活躍していたのは、名女優スーザン・サランドン。 そして、さらに大活躍していたのが、 まったく知らなかった子役でした。 しかも、この子は成人していたばかりか、 早くも鬼籍に入っていました。 原題:The Client (1994) 監督:Joel Schumacher 原作:John Grisham 脚本:Akiva Goldsman/Robert Getchell Genre:Thriller / Mystery / Dram Rated PG-13 for a child in jeopardy and brief language 上映時間:119分 あらすじ: 11歳の少年マークは、隠れてタバコを吸っている。 弟と森に行き、自殺しようとする男にみつかり、 マフィアに殺された上院議員の死体の隠し場所を教えられる。 弟は、ショックで入院し、マークは警察で事情聴取される。 マフィアにも、知事を目指す連邦検察官ロイにも追われる。 マークは、自分と家族を守るために弁護士を雇うことに。 全財産の1ドルで弁護を引き受けたのは、 離婚後のアル中から立ち直ったレジーだった。 出演者: Brad Renfro ... Mark Sway(マーク) Susan Sarandon ... Regina "Reggie" Love(レジー) Tommy Lee Jones ... 'Reverend' Roy Foltrigg(ロイ) Anthony LaPaglia ... Barry 'The Blade' Muldano(バリー) オトーサン、 「この子役、いいね。 輝かしい未来が約束されているな」 そう思って、経歴をみたら、唖然としました。 「33歳で...」 いくら神様に愛されていたとしても... 若すぎます、若すぎませんか。 遅ればせながら、遥か極東の地からご冥福を祈ります。 BRAD RENFRO  ブラッド・レンフロ 誕生日 1982/7/25-2008/1/15 出身 米テネシー州ノックスビル ドラッグ防止キャンペーン用ビデオに出演したことが きっかけでジョエル・シューマッカー監督に見出され、 「依頼人」で映画デビュー。 「ゴールデン・ボーイ」で東京国際映画祭最優秀男優賞受賞。 美少年俳優として人気を博したが、 薬物中毒でトラブルも多く、何度も警察に逮捕される。 2008年1月、米ロサンゼルスの自宅で遺体で発見された。 出演作 1994年「依頼人」◆ 1995年「マイ・フレンド・フォーエバー」◇「トム・ソーヤの大冒険」 1996年「スリーパーズ」◆ 1997年「17/セブンティーン」◇「ゴールデン・ボーイ」◇ 1998年「ファットマン」◆ 2000年「誘惑の接吻(キス)」 2001年「ゴーストワールド」◆「BULLY ブリー」 2002年「デュース・ワイルド」 2005年「ジャケット」 その他の出演者: Mary-Louise Parker ... Dianne Sway J.T. Walsh ... Jason McThune Anthony Edwards ... Clint Von Hooser Will Patton ... Sergeant Hardy Bradley Whitford ... Thomas Fink Anthony Heald ... Larry Trumann Kim Coates ... Paul Gronke Kimberly Scott ... Doreen David Speck ... Ricky Sway William H. Macy ... Dr. Greenway Ossie Davis ... Judge Harry Roosevelt User Rating: 6.5/10 (21,484 votes) IMDb User Rating: 8.7/10 ( 1,430 votes) Yahoo! オトーサン、 「よく出来たスリラーだ」 アカデミー賞ノミネート ・主演女優賞 スーザン・サランドン User Reviews(IMDBを翻訳) Agent10さん Tucson, AZ 2002年8月13日 暗く、手に汗にぎる スーザン・サランドンは、タフな弁護士役に執着すべきだ。 レジー役は、最高だ。 この分野に欠けている魅力を発揮している。 事態がタフになるほど、ブラッド・レンフロに頼られるようになる。 この子役は、実に印象的だ。 かなりありきたりのやり方で、 トミー・リー・ジョーンズがよくある役を演じているものの、 かなり手に汗にぎるものとなっている。 コレクションに加える価値あり。 ジョン・グリシャム原作の映画化としてはいいほうだ。 オトーサン、 「"ゴールデンボーイ"みなくては」 みむPさん 2010年9月20日 のちに「ゴールデンボーイ」のブラッド・レンフロが!! 法廷がらみがお得意(?)のJグリシャムが原作ということで、 無難に楽しめるだろうということと、 「ゴールデンボーイ」で背筋の凍るような狂気の美少年を演じた ブラッドレンフロが出演ということで観てみました。 11歳の少年マークが弟と一緒にいった森で マフィアの顧問弁護士で、上院議員殺人事件のキーを握る男の 自殺現場を目撃。 事件の重要事項も聞いてしまったことから、 マフィア、警察、FBIから追われる身になってしまう。 小さな目撃者は逃げ延びられるのか・・・・ それとも立ち上がるのか・・・・ 少年は1ドルで弁護士をやとい、 自身と母と弟を危険から守ろうとする・・・。 お話はそんなにビックリするようなことは起こりません。 ですが、面白かったです。 11歳の少年なんで、こんなことに巻き込まれたら もっと怖気つくと思うんですが、 この少年、大人を上手に利用しながら、 時には騙しながら・・・なんとタフなこと。 ラストの別れのシーンはベタながら ちょっとウルウルしてしまった(汗 あんな子に「もう会えないの?」といわれたら そりゃ、抱きしめたくなるわなー(笑 アノ場面はフツーの11歳の少年に見えました。 タフで少し(いやかなり?)生意気な、大人びた少年 でも時に見せる「あ、やっぱり子供だ」という表情。 この子役ブラッド君、うまーーい! クリスチャンベイルの子役時代を思い出させる この歳ですでに端正なマスクと、 タフで生意気だけど、やっぱり子供!というところの演じ方。 さすが5000人の中から選ばれた少年、 のちに「ゴールデンボーイ」の主役に抜擢も納得。 「スリーパーズ」にも出ていたそうで、 いい映画に恵まれてたのに、残念ですね・・・。 弁護士役にスーザン・サランドン 検事役にトミー・リー・ジョーンズ この2人ももちろん良いです。 期待通り安心してみていられる1本でした♪


手紙 The Letter

オトーサン、 「うーん、どっちがいいかなぁ」 リメイクした「レター 僕を忘れないで」(2004)と この韓国版と比べてみました。 ジョンインは、国文科大学院生ではなくて、 タイ版ではバンコクのIT企業のキャリアウーマン。 遠距離恋愛という設定が加味されています。 2人の記念樹は、韓国版の五葉松よりも、 タイ版のバオバブの樹のほうが断然素敵です。 主役2人の演技は、それぞれ、いい味があって、 引き分けというところでしょうか。 いずれにせよ、死者の痛切な想いが胸を打ちます。 「ボクのことを忘れないでね。 2人の幸せな日々のことを忘れないでね」 原題:Pyeon ji(1997) 監督:Jeong-Kuk Lee 脚本:Jin Han Genre:Romance/Drama 上映時間:105分 あらすじ: ジョンインは、国文科大学院生。 ファニュは、植物研究所の研究員。 列車に乗りの遅れまいと駆け出したジョンインが ぶつかった拍子に、財布を落とす。 相手のファニュが列車を追いかけ、財布を渡す。 そんな出会いに運命を感じて、2人は愛し合うようになる。 2人は結婚し、新婚生活は永遠に続くように思える。 だが、ファニュが脳腫瘍で急逝してしまう。 そして失意のジョンインに彼からの手紙が届く... 出演者: Jin-shil Choi ... Jung-In(ジョンイン) Shin-yang Park ... Hwan-Yoo(ファニュ) オトーサン、 「素敵な演技だ!」 その他の出演者: Yang-Man Choi User Rating:6.2/10( 57 votes) IMDb User Rating:5.4/10( 42 votes) Yahoo! オトーサン、 「スコアが低すぎる!」 少し甘ったるいけれど、間違いなく名画でしょう。 泣けることを保証します。 User Reviews 幻巌堂さん 2008年3月5日 10年という月日は恐ろしい。 この映画の公開された1997年といえば、 ちょうど主役のチェ・ジンシルが 韓国で最も嫁にしたい女優だった頃のはず。 映画を見ればそれも納得で、清潔で聡明な感じは充分だし、 なによりも可愛い感じがたまらなくいい。 ところが10年後には、母代わりに妹弟を育てあげ、 結婚すれば夫に浮気され、 あげくの果てには自ら癌に侵され死んでゆくという 涙涙のオバさんを演じるのだから (TV「バラ色の人生」)、時の流れは恐ろしい。 この映画も同じく、時の流れとともに風化してしまったようだ。 公開当時、韓国では興行の新記録を作ったというのだが、 ストーリーも画面づくりも、今では哀れなほどに古臭い。 パク・シンヤン演じる植物学者が 脳腫瘍の兆候を見せる部分はあまりにも唐突だし、 その後のストーリーのヤマとなる妻との衝突や愛の深め方にしても、 もっとこちらの心を鷲掴みにするような強引な力技的演出がほしかった。 尤も、観客であるこちらがこうしたシテュエーションになれてしまったから、 そう思うのかもしれないが、それこそが時の流れのなせる業なのだろう。 それにしても、いつもなら、がらがらの映画館 (大阪天神橋六丁目・ホクテンザ)がオバさん連中で結構な入りだったのにはちょっと驚いた。 もっと静かに観てくれたら文句はないんだが、 結構大きな声のヒソヒソ話が聞こえてきたりで何とも落ち着かなかった。 オトーサン、 「まったく同感!」 yukさん 2010年6月27日 レビューに悪意アリ 評価が低い人のレビューの特徴 ・内容が書かれておらず一言で済ましている (採点を下げる為だと思われる) ・レビューの件数が少ない 同じ日にレビューを数回投稿している この映画の正当な評価を見たければ 長文か件数の多い方のを読まれてください っていう私もレビューの件数が2個なんですけどねwww ここのレビューがあまりにもひどいので ついつい書いてしまいました。。。 さて内容ですが、ベタなストーリーです。 どの時代にもある恋愛映画ですね。 しかし演者が素晴らしい、ベタな内容ほど演じるのは難しいのに・・・ シニャンさんの演技、実際に人生の終焉を見てきた 私が見ても違和感がまったくありません。 なぜそこまでの演技が出来るのでしょうか? 病院にいたら本物の患者と間違われるレベルです。 米モノでも日本モノでも 「最後を迎える人がそんなしぐさをする訳ねーだろ」と、 何度つっこんできたことか! そような違和感を感じる場面が一切無かったです。 同じようなストーリーの映画は他の作品と比べられてしまいます だからこそ演じるのが難しいです そして、視聴者側も目が肥えてます。 そんな方でも見入ってしまう作品だとおもいます


レター 僕を忘れないで

オトーサン、 「ああ、チェンマイか、行ってみたいな」 バンコクよりも涼しく、草木も元気で、 言葉の響きも、まろやか。 バンコクに住む従弟から招待されていたのですが、 病気になって、難しくなりました。 マンダリン・オリエンタルホテルには、 立派な図書室があって、 寄贈した自著がまだあるかどうか、訪ねた折には、 確認したいと思っていたのですが... 原題:Jod mai rak (2004) 監督:Pa-oon Chantornsiri 脚本: Kongdej Jaturanrasamee Genre:Drama / Romance Country:Thailand Language:Thai 上映時間:110分 あらすじ: タイのバンコク。 ディウは、プログラマー。 大叔母の葬儀のため訪れたチェンマイで、 農業試験場技官のトンと出会う。 遠距離恋愛を経て結婚し、チェンマイへ移り住み、 電話やネットを使って仕事を続ける。 夢のような日々が永久に続くかに思えたある日、 トンが突然倒れる... 出演者: Anne Thongprasom ... Dew(ディウ) Attaporn Teemakorn ... Ton(トン) Supitsha Junlawattaka ... Ked(ケッド) オトーサン、 「エーン・トーンプラソムが断然いい!」 アタポーン・ティーマゴーンはラストで魅せました。 User Rating:6.9/10( 44 votes) IMDb User Rating:8.5/10( 14 votes) Yahoo! オトーサン、 「保証つき。泣かせる!」 User Reviews DICK STEELさん Singapore 2006年8月20日 ささやかな批評 韓国映画はポピュラーになり、 映画産業は、輸出リストの上位になっている。 現地向けにリメイクされている。 ハリウッドが先行している。 最近では、「イルマーレ」がある。. タイの映画産業もそれに倣っている。 - 1997年のナンバーワン・ヒット作となった これは、韓国映画「手紙」をタイ風にアレンジしたものだ。 私は、原作をみていないが、 だが、この成果をみると、 メロドラマ分野で、そう遅れをとってはいない。 (略 あらすじ紹介) トンのお気に入りのプラムツリーでの長いシーンがそうだが、 多くの甘いシーンが挿入される。 特にチェンマイでの2人のシーンがそうだ。 個人的悲劇のあと、ディウはバンコクのアパートを出て、 田舎暮らしを選ぶ。 ここから、田舎の青年が都会の娘に 生活するのに必要なことを教えるのだ。 (そう、パソコンはもっていくが) ごく自然に心に溶け込むような多くのシーンがある。 だが、その手の映画は、さして興味はない。 だから、次に何がくるか待つことになる。 メロドラマというものは、いつもカンペキな幸せいっぱいの絵があって、 その後、おなじみの難病がやってくるのだ。 星回りの悪い恋人たちは、病をまぬがれることはできず、 映画の後半は、この先長くはない生命を恐れる闘いモードに入る。 これは思い出話しであり、人生の良きことや 良き時期を大事にしようと言っている。 最後のシーンには、誰も涙を禁じえないだろう。 後悔先に立たずの感はあるものの、 ドラマが最高に盛り上がるからだ。 手紙の使い方は、常套手段のような気がする。 なにも超自然なことではない。 実に単純なことだが、実に効果的だった。 実生活で、そんなことをするひとはいないだろうが、 ある種の幻覚作用としてはありうるし、 前向きに生きる邪魔になるだろう。 主役のエーン・トーンプラソムとアタポーン・ティーマゴーンの 恋人ぶりは見事だった。 少女たちは、アタポーン演じるトンに夢中になるだろう。 本当にセンシティブな新時代の気どり屋で、 料理もできるし、園芸の才能もあり、 優しい心があって、何事にも前向きだ。 エーン演じるデュウは、最初は好きになれない。 わがまま放題が目立つ。 或る意味で、トンの扱いがひどい。 だが、嬉しいことに、映画が進むにつれて、性格が変っていく。 パウーン・チャンタラシリ監督のこの映画は、完全なデート映画だ。 愛しあう2人の人生に焦点を当てており、 助演陣は使い捨て状態だ。 もう一度言おう。2人がすべて。 チェンマイは、すばらしいロマンティックな場所だ。 オトーサン、 「なんで、日本では劇場未公開なのだろう?」 しょうがないので、TSUTAYA DISCASで借りることにしました。 見比べてみましょう。 服部弘一郎さん 2007年9月27日 新婚早々に病気で亡くなった夫から妻に手紙が届く。 韓国の大ヒット映画をタイでリメイク。 (あらすじ紹介 上記) 1997年11月に韓国で公開され、 翌年の興行成績でナンバーワン・ヒット作となった イ・ジョングク監督の『手紙』 (日本では劇場未公開だが、今年の韓流シネマ・フェスティバルで上映)を 舞台をタイに移して再映画化した作品。 僕はオリジナル版を未見なのだが、 原作では大学院生だったというヒロインを、 IT企業で働くプログラマーにしているのは大きな変更点なのかもしれない。 ディウは結婚などしなくてもひとりで自立して生きていける、 今風のキャリア女性なのだ。 家計に関してもチェンマイの農業試験場で働く夫のトンより、 妻であるディウの方が稼ぎはいいようだ。 彼女は家事もほとんどできず、それをサポートをするのもトンの役目。 つまりこの夫婦は、経済的にも妻の方が主たる稼ぎ手で、 家事に関しては夫が行うという、 一般的な夫婦関係から逆転した関係になっている。 僕がこの映画を観ていて一番興味深く感じたのは、 劇中に描かれているこうした男女関係の描写だった。 映画の序盤ではディウの同僚であるケートが出会い系サイトを使って 積極的にデートを繰り返す様子が、 ディウとトンのたどたどしい関係の深まりと同時進行するように描かれていく。 タイと聞いてもあまりピンと来ないのだが、 少なくともここで描かれているバンコクでの生活ぶりは、 東京で暮らす同年代の女性たちとさして変わりがないものに見えるのだ。 今は世界中どこに行っても、 都市部での暮らしはすっかり欧米化して大した違いがないのかもしれない。 ただし都市部と農村部の暮らしの違いには、日本以上の大きな変化がある。 バンコクの生活は21世紀の世界標準だが、 農村部の暮らしは19世紀のまま止まっているかのようだ。 しかし面白いのは、この映画ではそうした地域間格差が 決してネガティブには描かれていないこと。 農村部は貧しいわけでもないし、遅れているわけでもない。 むしろ農村部には、都市部が切り捨ててしまった 別種の「豊かさ」が存在している。 トンという男はそんな地方の「豊かさ」の象徴であり、 ディウはそんなトンを通してタイ地方部の「豊かさ」と出会うのだ。


チェイサー

オトーサン、 「無茶苦茶、懐かしい名前だね」 マークU、チェーサー、クレスタ。 ご存知でしょうか。 トヨタのマークU3姉妹。 これで、日産のブルバード、スカイライン、ローレルの 牙城を切り崩そうというわけ。 かつて、こう書きました。 「チェイサーは、出来そこないのスカイラインってな感じです。 そこへいくと、クレスタは、やや知的な感じがいたします。 まあ、端からみれば、どーでもいいようなことですが」 てなことで、一時期、クレスタに乗っていたのです。 ゴメンなさい、この映画には、関係ない無駄話で。 原題:Mort d'un pourri (1977) 監督:Georges Lautner 原作:Raf Vallet 脚本: Raf Vallet/Michel Audiard Genre:Crime / Drama / Thriller Country:France Language:French 上映時間:120分 あらすじ: グザヴィエは、実業家。 早朝、パリの住まいに親友フィリップが押しかけてくる。 「同僚議員を殺した!」 グザヴィエは、アリバイづくりを引き受ける。 犯行現場に向うとモロ警部がいて、セラノ文書が紛失したという。 政財界をゆるがす不祥事が記録されているらしい。 フィリップの事務所を訪れると、彼は殺されていた。 フィリップの愛人ヴァレリー宅に行き、 文書を読むと、フィリップは恐喝の的となっていた。 グザヴィエは、犯人を追求しはじめる... 出演者: Alain Delon ... Xavier 'Xav' Marechal(グザヴィエ) Ornella Muti ... Valerie(ヴァレリー) Michel Aumont ... Commissaire Moreau(モロ警部) オトーサン、 「いよーっ、正義漢!」 政界の腐敗にひとりで切りこもうというのですから、 応援してあげたくなりますよね。 「このひと、美人だねぇ」 Ornella Mutiと書いて、オルネラ・ムーティ。 無茶ムーティ、好きになりそうです。 ALAIN DELON  アラン・ドロン 誕生日 1935/11/8 出身 仏パリ 海兵隊除隊後、放浪の末、パリに戻り、 カンヌ映画祭で米国のプロデューサー、セルズニックに認められたものの、 途中で契約を破棄し、57年「女が事件に絡む時」で映画デビュー。 60年「太陽がいっぱい」で人気に。 出演作 1957年「女が事件に絡む時」 「黙って抱いて」 1958年「恋ひとすじに」「お嬢さん」「お手やわらかに!」 1959年「学生たちの道」「太陽がいっぱい」 1960年「生きる歓び」「若者のすべて」 1961年「素晴らしき恋人たち」「太陽はひとりぼっち」      「フランス式十戒」「地下室のメロディー」 1963年「黒いチューリップ」「山猫」「危険がいっぱい」 1964年「さすらいの狼」「黄色いロールスロイス」 1965年「泥棒を消せ」 1966年「テキサス」「パリは燃えているか」      「名誉と栄光のためでなく」「冒険者たち」 1967年「悪魔のようなあなた」「あの胸にもう一度」「サムライ」      「世にも怪奇な物語」 1968年「さらば友よ」「太陽が知っている」「ジェフ」 1969年「シシリアン」「ボルサリーノ」 1970年「仁義」「栗色のマッドレー」「もう一度愛して」 1971年「帰らざる夜明け」「レッド・サン」「暗殺者のメロディ」 1972年「高校教師」「ショック療法」「スコルピオ」      「リスボン特急」 1973年「暗黒街のふたり」「ビッグ・ガン」「燃えつきた納屋」 1974年「愛人関係」「個人生活」「ボルサリーノ2」 1975年「ゾロ」「フリック・ストーリー」「ル・ジタン」 1976年「友よ静かに死ね」「パリの灯は遠く」      「ブーメランのように」 1977年「プレステージ」「チェイサー」「ナイトヒート」 1978年「未知の戦場/ヨーロッパ198x」 1979年「エアポート’80」「テヘラン」 1980年「ポーカー・フェイス」 1981年「危険なささやき」 1982年「最後の標的」 1983年「スワンの恋」「鷹」 1984年「真夜中のミラージュ」 1985年「凶悪の街/刑事の勲章」 1988年「アラン・ドロン/私刑警察」 1990年「ヌーヴェルバーグ」 1992年「カサノヴァ最後の恋」 1995年「百一夜」 1998年「ハーフ・ア・チャンス」 その他の出演者: Stephane Audran ... Christiane Mireille Darc ... Francoise Maurice Ronet ... Philippe Dubaye Jean Bouise ... Commissaire Pernais Daniel Ceccaldi ... Lucien Lacor Julien Guiomar ... Fondari Klaus Kinski ... Nicolas Tomski Francois Chaumette ... Lansac Xavier Depraz ... Marcel Henri Virlojeux ... Paul Colette Duval ... La secretaire de Serrano Carole Lange ... La fille du vestiaire User Rating:6.6/10 (536 votes) IMDb オトーサン、 「ま、こんなものかも」 User Reviews(IMDBを翻訳) Mikew3001さん Hamburg, Germany 2003年7月7日 スリリングなフランス政治スリラー! こいつは、傑出したフランスのスリラーだ。 政治的・心理的スリラーであり、 ギャングものであり、70年代の典型的な陰謀ものだ。 出演者は、当時のヨーロッパの名優揃い。 アラン・ドロン、オルネラ・ムーティ、ステファーヌ・オードラン、 ミレーユ・ダルク、そしてクラウス・キンスキーだ。 敵対者を取り除こうとする腐敗した政治家の陰謀がある。 そこで、青年実業家アラン・ドロンの出番となって、 権力と戦うのだ。 勿論、彼も、忽ち殺人者に狙われる。 その過程で、何人かが命を落とすのだが、 最後に、アランドロンは、ホンモノの悪漢を暴き出す。 ペースは、早い。 筋書きは、2転3転し、スリリングだ。 いい役者たちと監督のよさが相まって、 力強いスリラーに仕上がっている。 トラックのチェースなど、すさまじいアクション・シーンもある。 ビデオやDVDをみつけたら、 あるいは、TVガイドに出ていたら。見るべし! オトーサン、 「そう、楽屋落ちも楽しむべし」 shinakamさん 2011年6月10日 不死身なA・ドロンの活躍と楽屋落ちを懐かしむ ジョルジュ・ロートネル監督・脚本による 青年実業家に扮したアラン・ドロンの不死身の活躍を描いたドラマ。 親友モーリス・ロネが政治スキャンダルから 秘書を殺したのをかばうため アリバイづくりを買って出て事件に巻き込まれる。 A・ドロンとM・ロネの競演といえば 「太陽がいっぱい」を思い出すが どうやら楽屋落ちらしくM・ロネの役名は同じ「フィリップ」で ドラマはフィリップが殺されていよいよ佳境に入る。 もうひとつの楽屋落ちはA・ドロンの恋人役が 当時熱愛中だったミレーユ・ダルクだったこと。 実生活でスキャンダルに巻き込まれたドロンを 最後までかばい続けた彼女は ドロンにとってカケガエのないヒトだっただろう。 ドラマでは最初は冷たい扱いをしたドロンだが、 さぞ不本意だったことだろう。 本筋は次から次へと主要な人物が殺され、 どうなるかと思ったが何度も危機を乗り越えたドロンの大活躍。 得意のカーチェイスも見せ場だが、改めて観ると不自然なところも...。 スタンゲッツのサックスが奏でる都会の雰囲気や モンパルナス駅でのロケ現場など随所に見所があるが、 この内容で124分は少し冗長だった。


ホワイト・プラネット

オトーサン、 「うまく撮れなぁ」 クジラが、海面に浮かび上がるシーンです。 気づいて、シャッターを押したときには、 もう海中に沈んでいるのです。 以前、アラスカなどでも同じ失敗をしましたっけ、 やはり、ホエール・ウォッチングのさいは、 ビデオを必らず持っていくべきでししょうね。 原題:La planete blanche(2006) 監督:Jean Lemire/ Thierry Piantanida/ Thierry Ragobert 脚本:Stephane Milliere/Thierry Piantanida Genre:Documentary Country:France / Canada Language:French 上映時間:86分 あらすじ: 地球の北の果て、<白い惑星>北極を長い冬が襲う。 ホッキョクグマが巣籠もりをする時が来た。 雪を削って作った巣穴で、 メスグマは2頭の子どもを産み落とす。 手のひらよりも小さな子グマたち。 北極の“長い夜”はふけ、 オーロラが天空で舞い踊っている。 3月、太陽が戻ってきた。 世界は生まれ変わり、母グマと子どもたちは、 外界へと跳び出す。 母親は、真っ暗闇の中で100日間も何も食べずに、 乳を与え続けてきた。 光が戻ってくると、 北極は生きるための闘いの場へと姿を変える。 オスグマが臭いをかぎつけて近づいてきた。 彼は子グマをエサとしか思わない。 危険を悟った母グマは用心深くその場を離れようとする。 厚い氷に覆いつくされた氷原では メスのタテゴトアザラシが子育てにいそしみ、 氷の割れ目ではズキンアザラシのオスが 鼻の袋を膨らませて縄張りを主張する。 そして、北極に白夜が訪れる。 ホッキョクグマたちにとっては、短い狩の季節だ。 6月、太陽がゆっくりと北極を温める。 海を閉じ込めていた氷の殻が割れ、すさまじい音をたて、 氷の塊が積みあがり、衝突し、破壊されていく。 シロイルカやカリブーは繁殖期を迎える。 多くの生命に輝きをあたえる夏も、 ホッキョクグマにとっては大敵だ。 見る見るうちに氷が消え、クマの狩場は失われてしまう。 地球の温暖化が進む中、 早春には氷がとけ、晩秋まで氷が張らない。 ほんの僅かの栄養で生き延びる期間が長くなってしまった。 9月、太陽が沈み始める。 鳥たちの旅立ちが北極に夏の終わりを告げ、 海がゆっくりと凍り始める。 母グマは子どもたちとの別れの時がきたことを悟る。 成長した子グマはたったひとり、 不安げに一度だけ振り向き、氷原へと足を踏み出す。 出演者: Jean-Louis Etienne ...Narrator オトーサン、 「語りもいいが、音楽も控えめなのがいい!」 User Rating: 6.8/10( 333 votes) IMDb User Rating: 7.2/10( 100 votes) Yahoo! オトーサン、 「適切なスコアだね」 User Reviews(IMDBを超訳) jalilidalili さん Slovenia 2007年12月14日 自然愛好家なら、好きだろう! この映画は好かんというひとがいる。 そう、理由は分かる。 今日の観客は、ユーモア、アクション、特殊効果が好きだ。 自然は、ハリウッドhが提供するCG効果は与えてくれない。 だが、立ち止まって考えてみよう。 自然に美を発見するはずだ。 撮影は、すばらしい。 コメントは極力抑えられていて、 世界で一番過酷な気候で暮らす野生生物を楽しむことができる。 そう、この映画は、環境変化を描いているのではなく、 環境の脆弱さを示しているのだ。 人間が温暖化を引き起こすと、このバランスが壊れてしまう。 この映画は、野生生物の栄光を描こうとしている。 説明も語りかけもない。 淡々と事実を示すだけだから、CG効果などない。 アフリカの野生生物の記録映画を思いださないだろうか? こいつは、それよりもいい。 カメラワークがいい。 興味をもてば、多くを学ぶことができるだろう。 自然光が、多くの動物を示す。 水中や氷の下の世界は、すばらしい。 タコが光るなんて知らなかった。 捕まえて食べるなんていうものじゃない。 拝むのだ。 冒頭に述べたように、こいつは自然愛好家向けだ。 オトーサン、 「黒美さん、記録映画も好きなんだ」 黒美君彦さん 2006年7月28日 21世紀を迎えた北極 自然を対象にしたドキュメンタリー映画が フランスで数多く製作されるのはいったい何故だろう。 他の国でも作られているのに、 目にする機会がないだけなのかも知れませんが、 優れた作品を数多く生み出す系譜があることは確か。 日本でも岩合光昭をはじめ、 昆虫写真で知られる栗林慧や今森光彦など優れたビデオ・写真家がいて、 動物写真の先駆者ともいえる田中光常から連なる 自然の観察者の系譜があるんですけどね(微笑)。 フランスではここ数年だけでも『WATARIDORI』や 『皇帝ペンギン』など、見応えのあるドキュメンタリーがありますが、 この『ホワイト・プラネット』は 北極に生きる動物達の生態にスポットをあてた作品。 氷点下50度の極寒の世界を生きる彼らの生態は、 微妙なバランスの上に成立しています。 イッカクなんて、どうしてこんな生き物が生まれてきたのか不思議。 ホッキョクグマの親子も弱肉強食の掟のなか、必死に生きています。 そこに迫り来る地球温暖化による危機…。 撮影の困難さは推して知るべし。 しかし私も含めてバカな人類は 目先の利便性についついつられてしまうんですよねえ。 地球という環境を消費し尽くし食いつぶそうとする人類。 いつかしっぺ返しを食らうことになるのでしょう。 作品としては先述した作品に比べると、多少粗いように思いますが、 こうしたドキュメンタリーは、 作られるだけでも意義があると考えているので、 そこは少々甘い評かも知れません。 でも作者に敬意です。


アンダーカバーコップ

オトーサン、 「誰でもわかるのかなぁ」 コップといえば、水を入れる容器ですが、 この邦題のコップは,刑事です。 「アンダーカバーも分かるのかなぁ?」 下部をカバーするから、ふんどし? まさか、そんな誤解をするひとはいないでしょうが。 いずれにせよ、最近の映画の邦題、つけ放題ですよね。 原題:Underclassman (2005) 監督:Marcos Siega 原作:Brent Goldberg/David Wagner/Nick Cannon 脚本:David Wagner/Brent Goldberg Genre:Action / Comedy / Crime 上映時間:95分 あらすじ: トレは、ロス警察のトラブルメーカーだ。 亡くなった父親の同僚だった上司のデルガド警部から 勝手な行動をやめろ、きちんと報告書を書けと しょっちゅう怒られている。 ある日、事件が起きる。 エリート高校で、生徒が謎の死を遂げたのだ。 校内への潜入捜査を命じられたが、 生徒としても、行状が思わしくないにで、 パワーズ校長に退学させるぞと注意される始末だ。 それでも、得意なバスケを通じて、ロブという友人ができたり、 スペイン語の美人教師ロペスに気に入られるのだが... 出演者: Nick Cannon ... Tracy 'Tre' Stoke(トレ) Shawn Ashmore ... Rob Donovan(ロブ) Roselyn Sanchez ... Karen Lopez(ロペス) Cheech Marin ... Captain Victor Delgado(デルガド警部) Hugh Bonneville ... Headmaster Felix Powers(パワーズ校長) オトーサン、 「ナイスガイじゃん」 黒人俳優も、迫害の影など微塵も感じさせない 世代が登場してきたなと思いました。 何しろ、黒人大統領が活躍する時代なのですから。 NICK CANNON  ニック・キャノン 誕生日 1980/10/8 出身 米カリフォルニア州サンディエゴ 10代からハリウッドのコメディ・クラブに出演。 テレビ番組「THE NICK CANNON SHOW」でブレイク。 2002年「メン・イン・ブラック2」で映画デビュー。 2004年にアルバム「ニック・キャノン」をリリース。 2008年、歌手マライア・キャリーと結婚。 出演作 2002年「メン・イン・ブラック2」「ドラムライン」 2004年「Shall We Dance? シャル・ウィ・ダンス?」      「ガーフィールド」(声)「リディック」 2006年「ボビー」「モンスター・ハウス」(声) 2007年「GOAL!2」 2008年「デイ・オブ・ザ・デッド」 その他の出演者: Adrian Young ... Jose Art Bonilla ... Cuervo Kelly Hu ... Lisa Brooks Ian Gomez ... Detective Gallecki Ryan Beil ... Warren Williams Peter Bryant ... Michael Barry Angelo Spizzirri ... David Boscoe Sam Easton ... Oliver Horn Bart McCarthy ... Earl the Bum Mary Pat Gleason ... Ms. Hagerty Kaylee DeFer ... Des MyCale Guyton ... April User Rating: 3.5/10( 3,424 votes) IMDb User Rating: 7.5/10(   25 votes) Yahoo! オトーサン、 「おお、何たるスコアの差!」 User Reviews Richard Brandtさん Colorado Springs 2007年3月31日 最近の脚本家たちは、訴訟する元気もないのか? ニック・キャノンは、脚本に参加しているから この映画の題名に責任がある。 子供の頃、幼稚園から家に帰ってきて、 「ハイスクールでつかまえて」を ケーブルTVでみたのではないか。 まるまる借用したのを、誰も気づかなったのだろうか? (警官が高校に潜入捜査して、殺人犯を逮捕者する) そちらは、かなりクレバーでコミカルだったし、 アーリス・ハワードは、10代になり切ろうと努めていた。 「ハートブルー」からも、筋書きやせりふを借用している。 脚本家・弁護士たちは、性質の悪い盗作を訴訟する元気がないのか? ピーター・ベンチュリーの会社は、 「イントゥ・ザ・ブルー」に介入しただろうか? 数年前の「青い珊瑚礁」と「愛に翼を」にも、がっかり。 ディック・ルポッフは、気の毒な目にあった。 その小説"12:01 P.M." が、短編映画に借用されて、 アカデミー賞にノミネートされてしまったのだ。 「恋はデジャ・ブ」の脚本家たちも、 似ているのを明らかに見過ごしている。 出所を明らかにすることが、リメイクには、求められている。 みんな、なんて無邪気でナイーブなんだろう。 オトーサン、 「盗作などに気づかなければ、 そこそこの映画というわけだ」 ジーナさん 2010年8月28日 劇場未公開は納得だが・・・ 常にもめ事の中心にいる警察の問題児が ハイスクールに潜入捜査するポリスアクションです。 新鮮味はありませんが、 アクションあり笑いありの娯楽作品に仕上がっています。 潜入場所がハイスクールという事で 学園青春モノの趣があるのが面白みになっています。 しかも、高校すら卒業していない主人公が ハイレベルな私立学校に潜入する訳ですから、 事件の捜査どころではありません。 事件の真相解明を軸にしつつ、 友情や恋愛などを絡めてくれるので楽しめました。 正直、事件絡みの謎解きや犯人探しはイマイチです。 セリフにちょこちょこ出てくる主人公の父親は名刑事だったようですが、 父親のエピソードが一切ないのも物足りないですね。 前フリのように何かと上司や主人公が父親のことを口にするので、 事件や高校の何かに関連しているのかと思いましたよ。 何にも関係ないなら、その設定無くてもよくね?(笑) マライア・キャリーの旦那としてすっかりセレブ入りを果たした ニック・キャノンが若手刑事を好演しています。 コミカルな演技は愉快でしたし、アクションもソツなくこなしていました。 ただ・・・高校生にも見えなければ 刑事にも見えないというのが致命的でしたね(笑) ちなみにニック・キャノンはウィル・スミスの後釜なんて一部で言われているようですが、 それは無いと思います(爆) だって笑顔がキュートどころか気持ち悪いんだもの。 オススメはしませんがテンポが速いので気軽に観れますし、 埋もれさせておくほどの駄作では無いと思います。 まぁ、映画にしては随分こじんまりした脚本ですけど(爆)


オズ

オトーサン、 「首のすげかえねぇ」 どこかの政府人事ではありません。 この映画に出てくる悪の化身モンビのことです。 彼女は、宝石のように輝く目を持っていて、 見たものを石に変える能力を持つ魔物なのです。 でも、メドゥーサのように、頭髪が無数の毒蛇ではなく、 猪の歯、青銅の手、黄金の翼を持っているわけでもありません。 ただ、可愛い娘をみつけると、やたら生首が欲しくなるのです。 TPOで、首をすげかえるのが、趣味なのです。 原題:Return to Oz(1985) 監督:Walter Murch 原作:L. Frank Bau 脚本:Gill Dennis/Walter Murch Genre:Adventure / Family / Fantasy Country:UK / USA Language:English 上映時間:113分 あらすじ: オズの国へ連れていかれたドロシーは、 カンサスに戻ってきたが、 叔父と叔母に病院に入院させられる。 嵐の夜、病院を抜け出し、濁流に呑みこまれる。 意識をとり戻すと、オズの国にいた。 山賊に襲われるが、ティック・トックに助けられる。 ゴージャスな部屋に入っていくと、 絶世の美女にして悪の化身、モンビがいて、 可愛いわといい、ドロシーの首を欲しがる。 難を逃れたドロシーたちは、 帝王ノームの本拠地へと飛んでいく... 出演者: Fairuza Balk ... Dorothy(ドロシー) Michael Sundin ... Tik-Tok(ティック・トック) Jean Marsh ... Mombi(モンビ) Nicol Williamson ... The Nome King(帝王ノーム) オトーサン、 「よかったね」 末は博士か大臣かと噂された神童だったのに、 老いてはタダにひととは、よくある話です。 でも、この名子役は長じて名女優になれそうです。 FAIRUZA BALK  フェルザ・バルク 誕生日 1975/5/21 出身 米カリフォルニア ミュージシャンの父とダンサーの母、 バンクーバーで育つ。 9才、「オズ」で映画デビュー。 1985年、イギリスのBUSH DAVIES PERFOMINGARTS SCHOOLで演技を学ぶ。 1992年、「ガス・フード・ロジング」で、 インディペンデント・スピリッツ賞主演女優賞を獲得した。 出演作 1985年「オズ」◇ 1989年「ヴァルモン」 1989年「恋の掟」 1992年「ガス・フード・ロジング」 1994年「詐欺/イマジナリー・クライム」「TOLLBOOTH」 1995年「デンバーに死す時」 1996年「ザ・クラフト」◇「D.N.A」◆ 1997年「ザ・メイカー」◆「AMERICAN PERFECT」 1998年「ウォーターボーイ」◆「アメリカン・ヒストリーX」◆ 2000年「あの頃ペニー・レインと」◆ 2002年「デュース・ワイルド」 2005年「アメリカ、家族のいる風景」 その他の出演者: Nicol Williamson ... Dr. Worley Piper Laurie ... Aunt Em Matt Clark ... Uncle Henry Tim Rose ... Tik-Tok Mak Wilson ... Billina Stewart Larange ... Jack Pumpkinhead Stephen Norrington ... Gump Justin Case ... Scarecrow Sean Barrett ... Tik-Tok (voice) Denise Bryer ... Billina (voice) Brian Henson ... Jack Pumpkinhead (voice) Lyle Conway ... Gump (voice) User Rating:6.7/10( 8,480 votes) IMDb User Rating:9.1/10( 123 votes) Yahoo! オトーサン、 「よくできているね」 アカデミー賞ノミネート ・視覚効果賞 User Reviews stufffさん Miami 2001年2月19日 暗く、心をかき乱す魅惑の映画。 オリジナルは、どこで悪くなったのだろう? 6歳か7歳の頃。この映画をはじめてみた。」. おそろしかった。 数週間、モンビの悪夢につきまとわれた。 毎週、見直していたのも覚えている。 10年後のいま、再発見したが、背筋が凍る。 ホラーだからではなく、 想像力や筋書きが、生き生きして魅惑的だからだ。 別世界に引きこまれたように感じてしまう。 こんな映画、数少ない。 「ウィロー」や「ネバー・エンディング・ストーリー」などと 肩を並べる。 ミュージカルや明るい色や小人のダンスが好きなら、 この映画みないほうがいい。 座席にしがみついて息を呑むような 純粋な想像力の旅に行きたいなら、 この映画、再見するといい! オトーサン、 「そうか、オズの魔法使の続編なんだ」 ASHさん 2002年10月5日 いや、原典である「オズの魔法使」には 思い入れなんてこれっぽっちもないというフトドキ者なんだけど、 勝手に(?)後日談を名乗った この映画の方が好きだったりなんかして。 なんであれ、ファンタジー映画には弱いクチなもんでね。 まあ、オリジナル版を愛する人には 「冒涜」以外の何ものでもないんだろうけど、 知ったこっちゃないよ。 首を挿げ替える人とか車輪族なんか出てきて、 これが楽しいったらありゃしない。 子役時代のファルーザ・バークのこまっしゃくれ感がなんともいい感じ。 GOTHッ娘になる前の彼女の貴重な姿が見られるのよ。 確か、日本版の主題歌はゴダイゴだったよな? と、言いつつも、公開時に劇場で観たっきり一度も観ていないんで、 ぜひ、もう一回見たい!


妖怪大戦争

オトーサン、 「水木しげるさんの世界だな」 先生は、妖怪漫画の第一人者にして妖怪研究者。 次々と出てくる妖怪は絵巻物のようです。 正体を確かめようとすると、 残念ながら、たちまち消えてしまうのです。 原題:妖怪大戦争(2005) 監督:三池崇史 脚本:三池崇史/ 沢村光彦/ 板倉剛彦 Genre:Advebture/Action/Commedy 上映時間:124分 あらすじ: タダシは、10歳。 両親の離婚で、東京から鳥取の田舎へ。 クラスではいじめに会うが、 お祭りで“麒麟送子”に選ばれた。 大天狗山の洞窟へ聖剣を取りに行かなくてはならない。 途中、ネコに似た生き物に出会い連れ帰る。 一方、各地では突然子供が消える事件が多発していた。 さらに、妖怪たちも次々と襲われていた... 出演者: 豊川悦司 ...加藤保憲 神木隆之介 ... 稲生タダシ 高橋真唯 ... 川姫 栗山千明 ... 鳥刺し妖女・アギ オトーサン、 「子役の神木隆之介くん、可哀想に」 こう次から次へ妖怪に出会っては、心的外傷になるのでは。 豊川悦司さんは、影が薄く、 栗山千明さんがやけに目だっていました。 独特のオーラがあり、持っていますね。 生ける妖怪なのかも。 その他の出演者: 宮迫博之 ...佐田 南果歩 ... 稲生陽子 成海璃子 ... 稲生タタル 佐野史郎 ... 「怪」編集長 宮部みゆき ... 宮部先生 大沢在昌 読書好きのホームレス 徳井優 ... 駐在 板尾創路 ... アナウンサー ほんこん ... 屋台のオヤジ 田中要次 ... よういちの父 永澤俊矢 ... 阿倍晴明 津田寛治 ... 大人のタダシ/タダシの父 柄本明 ... 牛舎の農夫 菅原文太 ... 稲木俊太郎 近藤正臣 ... 猩猩 阿部サダヲ ... 川太郎 田口浩正 ... 一本だたら 遠藤憲一 ... 大天狗 根岸季衣 ... 砂かけ婆 三輪明日美 ... ろくろ首 吉井怜 ... 雪女 蛍原徹 ... 豆腐小僧 石橋蓮司 ... 大首 忌野清志郎 ... ぬらりひょん 竹中直人 ... 油すまし 荒俣宏 ... 山ン本五郎佐衛門 京極夏彦 ... 神ン野悪五郎 水木しげる ... 妖怪大翁 岡村隆史 ... 小豆洗い User Rating:5.1/10( 1,364 votes) Yahoo! オトーサン、 「キャストは豪華なのに、低いなぁ」 ごった煮、いや闇鍋のようでした。 仲間内で楽しんで、騒いでいる感じなので、 白けたひとも多かったのでは? 日本アカデミー賞受賞 ・新人俳優賞 神木隆之介 User Reviews 前田有一さん 2005年7月31日 ビックリするほどセクシーな栗山千明に驚かされる 水木しげる、荒俣宏、京極夏彦、宮部みゆきら 妖怪に縁の深い作家たちがプロデュースする、 製作費13億円の大作映画。 監督は海外でも人気の高い三池崇史(「着信アリ」ほか)。 日本を魔界から支配しようとたくらむ男(豊川悦司)とその軍勢に 日本古来からの妖怪たちが、その年の祭りで 少年戦士=麒麟送子に選ばれた10歳の少年(神木隆之介)を 先頭に戦いを挑むという物語。 迫力バトルの見せ場を、両親が離婚したばかりで落ち込み、 クラスにもなじめない主人公少年の成長を絡めて描く。 出演者もプロデュースチームの面々も、 妖怪が大好きなんだなあとよく伝わってくる作品だ。 妖怪役には数々の有名人が登場するが、 みなリラックスして楽しみながら演技しているように見える。 そうした妖怪たちは、最新VFXのお化粧はしているものの、 基本的には昔ながらの着ぐるみだったりする。 かつて60年代に大映妖怪シリーズと呼ばれた 一群の妖怪映画の雰囲気をよく継承している。 とはいえ、ノスタルジーばかりを追いかけているわけではなく、 クライマックスの妖怪大戦争の場面は 数千人ほどのエキストラとCGを組み合わせた とんでもない大群衆の迫力で見せる。 これはまさに最新映画らしい迫力の見せ場で、観客を驚かせる。 肩の力を抜いたバカバカしい笑いの要素も満載で、 人によっては爆笑もできるだろう。 個人的に目に付いたのは、 敵の大将豊川悦司のもとで悪さをする妖怪、栗山千明の存在。 そしてもう一人、妖怪側のヒロイン川姫を演じる高橋真唯だ。 この二人の若い女優ときたら、やたらと強調した胸の谷間(栗山)やら 半尻(栗山&高橋)やら太もも(栗山&高橋)を惜しげもなく露出しまくり、 ポーズやセリフにもやたらと思わせぶりなエロいものが多い。 これは間違いなくファンサービスの一環としてやっているのだと思うが、 かなりのインパクトがある。 この二人の思い切った演技だけで60点くらいはあげたい。 とくに栗山は、毎度ながら他の出演者を食ってしまう存在感を発揮しており、 本当にいい女優だなと感じさせる。 抜群のスタイルときれいな肌で、男性の観客を魅了する。 TVドラマの枠には収まらない、 日本の誇る数少ない人材といえるのではなかろうか。 天才子役といわれる神木隆之介くんに関しては、 今回は特別演技力を要求されるような話ではないので、 普通にかわいい子供の学芸会を見ているようで微笑ましい。 いまの子供たちがどれほど妖怪に興味を持つかはわからないが、 『妖怪大戦争』は、 子供と大人が一緒に楽しめる数少ない実写日本映画といえる。 とくに、オトナの栗山千明ファンは別の意味で必見である。 なんにせよ、夏休みに健全に親子で楽しめる娯楽映画を探している人は、 ぜひその候補にいれておいてもらいたいと思う。 オトーサン、 「同感!その通り!」 こんなのもいいんじゃないでしょうか(笑)。 黒美君彦さん 2006年10月5日 はははは 真面目なんだか不真面目なんだかよくわからない楽しい映画。 こんなのもいいんじゃないでしょうか(笑)。 1968年のオリジナル(黒田義之監督)は、 西欧からやって来たダイモンなる怪物と 日本古来の妖怪たちが戦う、という趣向でしたが、 この作品では「妖怪は戦わない」という原則が貫かれたとか。 それはプロデュースチームに加わった水木しげるや 荒俣宏、京極夏彦らの思いなのでしょう。 だから妖怪たちは右往左往するだけで、 廃棄物の人間への呪い「よもつもの」の力を借りた「機怪」にやられるばかり。 でもいいんです。妖怪は戦わないのだから。 豪華キャストも楽しいところ。 よくもまあ、これだけキャスティングできたものだと感心。 しかもそれが妖怪に扮して登場するのだからたまりません (菅原文太は別格として)。 そして思う存分の遊び心。 『キル・ビル』の栗山千明やら一反木綿に向けられる 「お前、鬼太郎には随分いい顔してるらしいやないか!」 みたいな台詞やら(苦笑)。 川姫(高橋真唯)のいつも濡れている太腿や、 ろくろっ首(三輪明日美)の着物の裾がはだける「いやん」のシーンなど、 ちょっとした色っぽさを挿入しているのも味つけとしては好きです(笑)。 ラストの解決はあまりにバカバカしくて論評する気にもなりませんが、 惜しむらくは「麒麟送子」のタダシの戦闘シーンでしょうか。 どうにもこうにもテレビゲームにしか見えませんでした。 もっとも最近はテレビゲーム的要素が濃い方がいいのかも知れませんが(?)。 オリジナル作品を尊重したのかも知れませんが、 からかさお化けとかのチープさも大好きです。 それにしても妖怪も今の世の中、ほんっとに棲みにくいでしょうね。 闇や夜の森の怖さを知らない現代人って、生き物としてどうなんだろうか、 と思わず考え込んでしまいます。


スピーシーズ/種の起源

オトーサン、 「原作は、ダーウィン?そんなわけないか」 学校で「種の起源」と教わりましたが、 実は大変長い題名だと知りました。 "On the Origin of Species by Means of Natural Selection, or the Preservation of Favoured Races in the Struggle for Life" 原題:Species (1995) 監督:Roger Donaldson 脚本:Dennis Feldman Genre:Action / Horror / SF Rated R for sci-fi violence, strong sexuality and some language 上映時間:108分 Country:USA Language:English / Portuguese あらすじ: 人類は地球外生命体を求め宇宙に信号を送る。 20年後の1994年に返信が来る。 国立研究所は、送られてきたDNA操作データを元に 地球外生命体「シル」を誕生させた。 赤ん坊から少女への驚異的な成長に恐れをなした 研究所所長フィッチは、毒殺を試みるが、逃走される。 霊能力者ダン、人物学者スティーブン、生物学者ローラ、 問題解決屋レノックスでチームを編成し、追跡を開始する。 絶世の美女に成長を遂げたシルは、ロスに向かい、 生殖のために交尾の相手を捜していた。 交尾に成功すれば、シルの種族が急速に繁殖し、人類は絶滅する 出演者: Ben Kingsley ... Xavier Fitch(フィッチ) Michael Madsen ... Preston Lennox(レノックス) Alfred Molina ... Dr. Stephen Arden(スティーブン) Forest Whitaker ... Dan Smithson, Empath(ダン) Marg Helgenberger ... Dr. Laura Baker(ローラ) Natasha Henstridge ... Sil(シル) オトーサン、 「こんな使われ方なんて」 名優ベン・キングズレー、さして活躍の場なし。 BEN KINGSLEY ベン・キングズレー 誕生日 1943/12/31 出身 英ヨークシャー州 父はインド系の医師、 母はユダヤ人とロシア人の血を引く英国人ファッション・モデル。 19歳の時、「リチャード三世」の舞台を見て、俳優を志す。 アマチュア劇団を経て、プロに転向。 66年、ビートルズのマネージャー、ブライアン・エプスタイン製作の 舞台「A SMASHING DAY」でナレーター、歌、作曲、ギター演奏を兼ね、 ロンドン・デビュー。 この時、ジョン・レノンらから音楽界へ誘われるも、 翌年、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーに入団。 「夏の夜の夢」や「ハムレット」「オセロ」といった舞台で活躍する。 72年「爆走!」で映画デビュー。 82年「ガンジー」で主演し、 アカデミー賞とゴールデングローブ賞の主演男優賞受賞。 91年「バグジー」でアカデミー賞とゴールデングローブ賞の助演男優賞ノミネート。 2000年「SEXY BEAST」でアカデミー賞とゴールデングローブ賞の助演男優賞ノミネート 2003年「砂と霧の家」でアカデミー賞とゴールデングローブ賞の主演男優賞ノミネート。 テレビ映画では「アンネ・フランク」でゴールデングローブ賞にノミネート。 出演作 1972年「爆走!」 1982年「ガンジー」 1985年「ハーレム」「海に帰る日」 1987年「モーリス」 1988年「パスカリの島」      「迷探偵シャーロック・ホームズ/最後の冒険」 1989年「風の惑星/スリップ・ストリーム」      「フィフス・モンキー/4匹と1人の大冒険」 1991年「バグジー」 1992年「スニーカーズ」 1993年「デーヴ」「ボビー・フィッシャーを探して」      「シンドラーのリスト」 1995年「死と処女(おとめ)」「スピーシーズ/種の起源」 1996年「十二夜」 1997年「アサインメント」「フォトグラフィング・フェアリーズ」      「スウィニー・トッド」 2000年「英雄の条件」「2999年異性への旅」 2001年「A.I.」(声)「愛の勝利」 2003年「砂と霧の家」◇ 2004年「サスペクト・ゼロ」◇「サンダーバード」◆ 2005年「オリバー・ツイスト」◆「サウンド・オブ・サンダー」◆      「ラッキーナンバー7」◆「ブラッドレイン」◆ 2008年「エレジー」◇ 2010年「プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂」 その他の出演者: Michelle Williams ... Young Sil Jordan Lund ... Aide Don Fischer ... Aide Scott McKenna ... Train Hobo Virginia Morris ... Mother Jayne Luke ... Snack Shop Clerk David K. Schroeder ... German Tourist David Jensen ... Conductor Esther Scott ... Female Conductor User Rating:5.7/10( 25,951 votes) IMDb User Rating:6.4/10( 966 votes) Yahoo! オトーサン、 「ま、こんなものかも」 User Reviews mutty_mcfleaさん Bristol, UK 2006年2月28日 ごった煮! どういうわけか、名優勢ぞろいだ。 ベン・キングズレー、フォレスト・ウィッテカー、 アルフレッド・モリナ、マイケル・マドセン、マージ・ヘルゲンバーガーが、 逃亡したヒトとエイリアンのハイブリッドがお相手を探すという この粗大ゴミに出ている ビデオスルーになるところをどういうわけか劇場公開になっている。 カーチェースやナターシャ・ヘンストリッジがお目当ての映画なのに、 種の起源というご大層な設定になっている。 思いがけない幸運だが、 ヘンストリッジは、お金やカードの使い方、運転法、セックスの仕方、 髪の染め方を教わっていく。 あげくの果てに、パイロンに車を衝突せせる。 たわ言だらけだ。 ベン・キングズレーとフォレスト・ウィッテカーは、 生真面目に演技しすぎている。 アルフレッド・モリナの道化役や曲の雰囲気が、 ところどころ「エイリアン」を思い出させる。 マイケル・マドセンとマージ・ヘルゲンバーガーが ロマンスを好演している。 こいつは、ゴミだ。 バスのように鈍重だ。 だが、それなりに楽しめる。 オトーサン、 「種の起源の矮小化!」 いずれ自然淘汰される映画でしょうが、 (by Means of Natural Selection) あるいは、ナターシャ・ヘンストリッジのような美女ヌードが、 映画界の生存競争において有利なのでしょうか。 (or the Preservation of Favoured Races in the Struggle for Life) ジーナさん 2009年11月26日 期待しないで観たら・・・ 宇宙からのシグナル、遺伝子操作の恐ろしき試み、誕生した未知の生物・・・ などスケール感のあるストーリーを極シンプルにまとめている作品です(笑) 事の重大さをイマイチ伝わらなくさせている エロチックな描写はシリーズの定番なのでヨシ(爆) 美貌で男を虜にするモンスターを演じたナターシャ・ヘンストリッジの さすがはスーパーモデル!な極上のしなやかな身体は必見。 映画出演はこれが初めてという事ですが、 セリフが少ないおかげ?で違和感無く鑑賞できました(笑) とにかく・・・演技がどうのこうのではなく 、この人は外見で勝負できてるから問題なしです(爆) 彼女の美しさからは予想もできないほど エイリアンの造形が身の毛も立つような薄気味悪さなのもGOODでした。 他にも名優ベン・キングスレーの悲哀感や プロ受けしそうなマイケル・マドセン、フォレスト・ウィテカーにアルフレッド・モリナ、 CSIでおなじみキャサリンに子供時代を演じていたミシェル・ウィリアムズ・・・などなど、 この手の作品にしては贅沢なキャスティングも見応えアリです。 どう見ても場当たり的でプロらしくないチームの面々は ツッコみながら観るという意味では面白い追走劇だったかもしれませんが、 人間ドラマを見せるようになってきた後半は若干失速した感があります。 チームメイトとのなんやかんや部分だけはダラダラとした印象を受けたので、 もっとスッキリ見せて欲しかったですね。 B級感&俗っぽさ満点のSFホラーなので 難しい事を考えずに気楽に観てください。 ホラーというほど怖い描写はないですが、 テンポもイイので飽きずに観れると思います。 チョット気持ち悪いシーンはいくつかありますが、許容範囲内でしょう。 このシリーズはコアなファンのためのもの・・・と思っている方もいると思いますが、 意外に普通に観れる作品ですよ。


悪名太鼓

オトーサン、 「思い出すなぁ、勝新太郎」 中村玉緒さんがTVに出ていると、 座頭市の勝さんを思いだします。 この映画をみて、別のことを思い出しました。 「麻薬所持で捕まったけなぁ」 この映画の勝さん、麻薬密輸阻止に身体を張っているんです。 原題:悪名太鼓(1964) 監督:森一生 原作:今東光 脚本:藤本義一 Genre:Drama/Commedy 上映時間:85分 あらすじ: 朝吉は、河内の暴れん坊。 いまは、親分になっている。 弟分の清次が、祭り太鼓を売ったと知る。 後を追ったが、もみ合いの末、トラックから落ちる。 太鼓は、九州の狼王会に運ばれてしまう。 憤懣やるかたない朝吉のもとへ、 「セイジコロサレタ」の電報が届く。 朝吉は、九州まで飛び、清次の告別式に出る。 だが、祭壇の写真は、別人だった... 出演者: 勝新太郎 ... 朝吉 田宮二郎 ... 清次 朝丘雪路 ... 宏子 浜田ゆう子 ... 杏子 オトーサン、 「若いなぁ。勝さん」 33歳ですよ、33歳! 「なつかしいなぁ」 田宮二郎さん、コロナの広告に出てもらった関係で、 わが職場でお会いしました。 「えっ、あの田宮さんが!」 自宅で、猟銃自殺。43歳でした。 勝新太郎 かつ・しんたろう 誕生日 1931/11/29 - 1997/06/21 出身 東京市深川区木場 父は、長唄三味線方の杵屋勝東治。母は八重子。 十代は長唄と三味線の師匠。 1954年、アメリカ巡業中に、 ジェームス・ディーンに感化されて映画俳優を志ざす。 23歳、大映京都撮影所に入り、 1954年、「花の白虎隊」で映画デビュー。 社長・永田雅一に可愛がられ、市川雷蔵に次ぐ役者となる。 1960年、「不知火検校」で好評を得る。 翌年、中村玉緒と婚約し、「悪名」で共演し、 これが大ヒットし、シリーズ化される。 1967年、勝プロダクションを設立し、映画製作に。 テレビドラマ製作にも進出する。 東南アジアの映画マニアにも影響を与えた。 1989年、「座頭市」で殺陣の撮影中、 死体役の役者を真剣で刺して死亡させてしまう。 1990年1月、ホノルル空港で下着にマリファナとコカインを入れていて 現行犯逮捕される。 1996年7月、下咽頭癌を発病。抗癌剤と放射線の治療。 柏市の国立がんセンター東病院で65歳で死去。 主な出演作 「悪名」シリーズ 「座頭市」シリーズ 「兵隊やくざ」シリーズ 「顔役」 「人斬り」 「御用牙」シリーズ その他の出演者: 若松和子 ... お徳 見明凡太郎 ... 菊沢 芦屋雁之助 ... 一郎 芦屋小雁 ... 二郎 田端義夫 ... 圭介 User Rating:- /10( votes) Yahoo! オトーサン、 「名作なのに、誰もみていないの?」 User Reviews 勝王さん 2007年1月25日 朝吉対清次 シリーズも9本目まで来ると、 ちょっと趣向を変えなければと思ったのでしょう。 脚本に藤本義一を迎え、朝吉と清次が対決する話にしております。 河内音頭の太鼓を持ち出してきたり、 清次が死んだという設定にしたり、いろいろやってますが、 「どう、面白いでしょ」みたいに話を作り過ぎという感じは否めず。 いつもの、庶民の心情に沿った戦後風俗史から、 いかにもストーリーを練りました、 みたいなアクションものになっております。 まあそれでも森一生の演出は快調だし、 勝新と田宮二郎がいいので面白いんですけど、 感動までに至らないのは残念。 ヤクザの大金を手にした清次が 「これでキャラメルようさん買える」みたいなことを言うところは 妙に好きなんですけどね。 ラスト、朝吉が太鼓たたきながら河内音頭を唄うところも良くって、 最後はやっぱり「見て良かった」と満足してしまいました。 オトーサン、 「藤本義一さんの脚本がいいね」 今東光さんの豪快な原作に、上方の洒脱さが加わって、 いい味を醸し出しています。 服部弘太郎さん 1997年8月15日 悪名コンビの朝吉と清次が、敵味方に別れて殺し合い? 昭和39年製作のシリーズ第9作。 朝吉と清次が敵味方に別れて対立しつつ、 最後には悪いやくざを壊滅させる物語。 話のポイントは、いかにしてふたりを反目させ、 敵と味方に袂を分かつ過程に説得力を持たせることだと思うのだが、 この映画ではその点が少し弱い。 おっちょこちょいな清次が、 口下手な朝吉親分の制止を振り切って九州に向かうのはわかる。 だが九州で再会した際、朝吉と会話らしい会話を一度もしないまま、 対立の溝を決定的に深める理由はわからない。 人のよい清次の性格に付け入り、 朝吉と対決させようとたきつける九州の親分連中も、 もう少し用意周到に人間心理を追いつめていった方がいいんじゃなかろうか。 物語の骨子はともかく、細部が無造作すぎるのが気になりました。 ちなみに本作の脚本家は藤本義一。 九州のやくざ連中と結びつきの強い中国マフィアの女幹部が、 朝吉を文字どおり抱き込み、 組織を裏切ろうとする物語が脇のエピソードになっています。 犯罪組織の幹部の住まいにしては、何ともつましい生活。 部屋は団地の1室で、キッチン、ダイニングの他に、狭い寝室があるきり。 寝室とダイニングの間は、アコーデオンカーテンで仕切られている。 今観ると、全体にすごく安普請なんですよ。 この映画が作られた昭和39年には、 この程度の住まいとインテリアでも、 「犯罪組織の女幹部」の部屋として ある種のリアリティを感じさせることができたのでしょうか。 もっともこの頃には、妙齢の女性のひとり住まいそのものが、 一般的な観客からは少し距離のある話だったのかも知れませんけど……。 田端義夫扮する流しのギター弾きまで登場したときには、 ちょっとどうなることかと思いました。 最後には「なるほど、そうなるのね」というオチが用意されているのですが、 これは完全にゲスト出演でしょう。 シリーズ映画というのは、こうした「遊び」が許される反面、 独立した映画として見た場合、バランスを悪くしてしまう場合もある。 これはその一例でしょう。 朝吉と清次が敵味方に別れてしまった結果、 シリーズの売り物であるふたり揃っての喧嘩立ち回りがほとんど見られず、 魅力は半減しています。 面白かったのは、埠頭で襲われた朝吉がからくも危機を脱して周囲を見渡すと、 何事もなかったかのような港風景が広がっている場面ぐらい。 防波堤の上での、朝吉と清次の一騎討ちも面白かった。 この前も含めて、清次が露骨に朝吉に目配せして合図を送るんです。 こんな面倒くさいことをするぐらいなら、 最初から朝吉の側を離れなければよかったのに……。 清次が九州のやくざの組にいなければならない理由は少しもないのだから、 とっとと「親分これは私が悪かった」と朝吉のところに戻ればいいのにね。 全体に言えることだが、清次周りのエピソードと、 清次本人の行動がかみ合っていないところが多すぎる。 清次の戸籍の話も、婚約者の話も、すべてが中途半端。 これらを伏線にして終盤まで詰めて行けば、 もっと骨の太い物語が作れたと思うんだけどなぁ。


ロンゲスト・ヤード

オトーサン、 「何だかなぁ、アメフトって、どうなの?」 その昔、宣伝担当だった頃、代理店から アメフトの中継のスポンサーになって欲しい そう言われた時の反応です。 「アメリカでは、野球よりも盛んなのです」 「変な国だよなぁ、アメリカは。 ラクビーも、サッカーも盛んじゃないなんて」 原題:The Longest Yard (1974) 監督:Robert Aldrich 原作:Albert S. Ruddy 脚本:Tracy Keenan Wynn Genre:Comedy / Crime / Drama 上映時間:121分 あらすじ: ポールは、元アメフトの花形選手。 車を盗んで、刑務所入り。 所長ヘイゼンは、アメフト・チームに入れ上げている。 強豪チームにすべく、ポールに看守チームのコーチを頼む。 断わられ、腹いせにポールに重労働を課す。 やがて、ポールは、次なる提案、囚人チームの育成を引き受け、 荒くれ者たちのチームを作り上げていく... 出演者: Burt Reynolds ... Paul Crewe(ポール) Eddie Albert ... Warden Hazen(ヘイゼン所長) Ed Lauter ... Captain Knauer(ナウアー看守長) オトーサン、 「若いねぇ」 BURT REYNOLDS バート・レイノルズ 誕生日 1936/2/11 出身 米ジョージア州ウェイクロス 61年「奇蹟の天使」で映画デビュー。 70年代から80年代前半のアクション俳優。 出演作 1961年「奇蹟の天使」「機工兵団」 1965年「虐殺部隊」 1966年「さすらいのガンマン」 1968年「夏の日にさようなら」 1969年「賭けの報酬」「黄金の銃弾」「100挺のライフル」      「恐怖のダイビング/鮫と金塊」 1970年「類人猿捜索隊」 1972年「複数犯罪」「脱出」      「ウディ・アレンの誰でも知りたがってるくせにちょっと聞きにくいSEXのすべてについて教えましょう」 1973年「シェイマス」「キャット・ダンシング」「白熱」 1974年「ロンゲスト・ヤード」 1975年「デキシー・ダンスキングス」「ラッキー・レディ」「ハッスル」 1976年「サイレント・ムービー」「ゲイター」「ニッケルオデオン」 1977年「トランザム7000」「タッチダウン」 1978年「グレート・スタントマン」 1979年「結婚ゲーム」 1980年「ラフ・カット」「トランザム7000VS激突パトカー軍団」 1981年「キャノンボール」「結婚しない男」「シャーキーズ・マシーン」 1982年「テキサス1の赤いバラ」「結婚しない族」 1983年「グッバイ、デイビッド」「ストローカーエース」「キャノンボール2」 1984年「シティヒート」 1985年「スティック」 1987年「ビッグヒート」「マローン/黒い標的」 1988年「レンタ・コップ」「スイッチング・チャンネル」 1989年「ブレイキング・イン」「天使のわんちゃん/チャーリーのお話」      「証人を消せ/レンタ・コップ2」 1992年「ザ・プレイヤー」 1993年「コップ&ハーフ」 1994年「冷たい夜は死の匂い」 1996年「素顔のままで」「フランケンシュタインと僕」      「バート・レイノルズ/ザ・コマンド」「マッドドッグ」「CITIZEN RUSH」 1997年「ブギーナイツ」「ビーン」「ビッグ・シティ・ブルース」 1999年「パップス」◆「ミステリー、アラスカ」◇ 2000年「マイアミ・ガイズ 俺たちはギャングだ」 2001年「ドリヴン」「ハリウッド・ゲーム」「HOTEL」「不倫の残り香」 2004年「トレジャー・ハンターズ」 2005年「ロンゲスト・ヤード」 2006年「ビーチ・エンジェルズ!」 その他の出演者: Michael Conrad ... Nate Scarboro James Hampton ... Caretaker Harry Caesar ... Granville John Steadman ... Pop Charles Tyner ... Unger Mike Henry ... Rassmeusen Jim Nicholson ... Ice Man Bernadette Peters ... Miss Toot Pervis Atkins ... Mawabe Tony Cacciotti ... Rotka Anitra Ford ... Melissa Gaines Michael Fox ... Announcer User Rating:7.1/10( 7,161 votes) IMDb User Rating:8.1/10( 370 votes) Yahoo! オトーサン、 「高いねぇ」 アカデミー賞ノミネート ・編集賞 ゴールデン・グローブ受賞 ・作品賞(コメディ/ミュージカル) User Reviews Hitchcocさん United States 2001年9月14日 巧みな映画があるとすれば、これがそうだ。 最後になれば、あなたも凶悪な看守たちに 立ち向かう囚人たちに声援をする。 (ナイスガイ、武器強盗、殺人犯、レイプ犯、 痴漢) サディステックな看守たちによって、 哀れな囚人たちは、アドバンテージを取られている。 名うての看守たちがいる。 徹底的な腐敗。 バート・レイノルズは、強盗で、 最初は仲間を裏切り、最後に看守に勝つ。 凶暴で、ハスキーで、おかしい。 盗んだユニフォームも、着飾ったチアリーダーも。 私は凶暴な人物ではないが、 すべては先入観や復讐心に左右される。 だが、ゲームがはじまるや、 私はm受注突き通されました。 私はそれを得ません。 私は趣味を全然持っていないが、釘づけになった。 オトーサン、 「こういうひともいるんだ」 さだじさん 2002年5月5日 すごく好き 大好きなスポ根もの。 主演がバート・レイノルズってこともあるでしょうが、 とにかく男くさい映画ではあります。 しかし、これがおもしろいんだなー。 「看守を殴れるか?」なんて理由でフットボールをやる連中。 彼らも犯罪者なんだろうが、 微笑ましくてついつい感情移入しちゃいます。 反則技を習う練習シーンの体育会系なノリやらもとにかく楽しい。 仲間が死んじゃうシーンなんて微妙に悲しい。 確かに俺もいささか試合時間は長いと思いましたけど (30分で充分だと思うんだが)、 その試合中に降り注ぐ主人公に対する逆境はすさまじいの一言。 自分が彼の立場だったらどういう選択肢を選ぶでしょうか…。 そしてそのクライマックスからラストにかけては 盛り上がること必至! さらに注目してほしいのがラストのバート・レイノルズのお顔です。 観てみてください、振り向いたあの人の顔を! これから地獄が待っているのかもしれないというのに、 あの人は笑ってるんですよ!? 後悔はしない! まさに男じゃないっすか! かっこいい! いい味出しまくってるキャラクター、熱い展開、 とにかくこれは「男のスポ根映画」の金字塔でしょう。 好演者も多いです!


ジェニファーズ・ボディ

オトーサン、 「アイディア倒れだね」 高校一の美女が悪魔になる。 確かに変わっていることは間違いありません。 でも、美女のままのほうがいいじゃないですか。 欲をいえば、性格もよくなるほうが。 「それじゃ、つまらないって? そうかもなぁ」 いい脚本を書くのって、難しいものなんだ。 原題:Jeniffer's body(2009) 監督:Karyn Kosama 脚本:Piablo Cody Genre:Comedy/Horror Rated R for sexuality, bloody violence,       language and brief drug use 上映時間:102分 あらすじ: ミネソタ州の田舎町。 ジェニファーは、高校一の美女 チアリーダーをやっていて、行動的だ。 その親友のニーディは、内気な本の虫。 2人は、なぜか気があって、ボーイフレンドの話をしたりする。 バーの大火があって、ジェニファーに悪霊が取りつく。 男子学生とデートし、キスして食い殺す。 ニーディは、恋人のチップが誘い出されるに至って、行動を起こす。 出演者: Megan Fox ... Jennifer Check(ジェニファー) Amanda Seyfried ... Needy Lesnicky(ニーディ) Johnny Simmons ... Chip Dove(チップ) オトーサン、 「この連中、みんなパッとせんな」 監督の狙い通りのキャストの演技なのでしょうが、 好きになれませんでした。 MEGAN FOX  ミーガン・フォックス 誕生日 1986/5/16 出身 米テネシー州メンフィス 5歳の頃から演技とダンスを始め、 10歳で学業と演技のトレーニングを両立させるため、 フロリダに移る。 13歳の時、サウスカロライナ州ヒルトンヘッドで行われた 「AMERICAN MODELING AND TALENT CONVENTION」で 複数の賞を勝ち取ったのを機会に女優やモデルに。 2001年、ビデオ映画「HOLIDAY IN THE SUN」でデビュー。 2001年「彼女は夢みるドラマ・クィーン」で映画デビュー。 出演作 2001年「彼女は夢みるドラマ・クィーン」◆ 2007年「トランスフォーマー」◇ 2009年「トランスフォーマー リベンジ」 「ジェニファーズ・ボディ」◇ AMANDA SEYFRIED  アマンダ・セイフライド 誕生日 1985/12/3 出身 米ペンシルバニア州 出演作 2004年「ミーン・ガールズ」 2005年「美しい人」 2009年「ジェニファーズ・ボディ」 その他の出演者: Adam Brody ... Nikolai Wolf Sal Cortez ... Chas Ryan Levine ... Mick Juan Riedinger ... Dirk Colin Askey ... Keyboardist Chris Pratt ... Roman Duda Juno Ruddell ... Officer Warzak Kyle Gallner ... Colin Gray Josh Emerson ... Jonas Kozelle J.K. Simmons ... Mr. Wroblewski Amy Sedaris ... Needy's Mom Cynthia Stevenson ... Chip's Mom User Rating:5.2/10( 35,205 votes) IMDb User Rating:5.8/10( 235 votes) Yahoo! オトーサン、 「低劣そのもの」 ラジー賞受賞 ・主演女優賞 ミーガン・フォックス IMDbのUser Reviews(翻訳) Chris Samperiさん Salem, NH 2009年9月18日 私だけか 私だけだろうか。 ディアブロ・コディがひどい脚本家だと思ったのは? でも、楽しめた。 「ジュノ」は、過大評価されている。 この映画ときたら、絶対に屑だ。 私は、ディアブロ・コディが嫌いだ。 彼女のアイディアや機知に富んだ試みは、 ヒップだが、機能していない。 私は斜めに視るから、いいとしよう。 だが、ひとはそうは受け取らないだろう。 私は、ディアブロ・コディ脚本の映画はみたくない。 感動的で気にかかるような人物を見に行きたい。 彼らが死ねば、遺憾の意を表すべきだが、 そうしたくなかった。 ひねった結末は、「市民ケーン」のように ハップニングにみえる。 私が話している現在、未来の子どもたちが つぼみを開いている。 この映画よりも、ずっと明白だ。 いい役者もいるのに、この体たらくとは。 ディアブロ・コディとミーガン・フォックスには及第点をあげたい。 せりふ通りだからだ。 退屈した。 ホラー映画が退屈なのは、許せない。 これまでもヒドイ映画をみてきてはいるが、 これほど退屈ではなかった。 この映画のスコアは、3点。 アマンダ・セイフライドに、1点。 私見では、低評価のカイル・ガルナーに、1点。 面白いシーンに、1点だ。 ディアブロ・コディは、0点だぜ! オトーサ ン、 「へえ、好きなひともいるんだ」 too many rainsさん 2011年8月18日 カテゴライズ無用の進化系学園ホラー みなさんの評価はイマイチですが、 個人的には非常に楽しめました。 ベースは「スピーシーズ:片田舎の高校編」といった感じなのですが、 ホラーあり、オカルトあり、 一方、絶妙のタイミングでお笑いのセンスも散りばめつつ、 かと思うと初夜を迎える青春純愛シーンもあったりで、 とにかく見ていて飽きません。 映像もゴシック調を基本としながらも、 グロテスクあり、ファンタジックなシーンもありで、 ストーリーともども、雑多で様々な要素を取り入れつつ、 見事に1本の作品の中にまとめあげた制作者の手腕がキラリと光ります。 製作費のほぼ倍額の興業収入を稼ぎ出した理由は、 きっとこの制作に携わったすべての人たちが、 自分たちが心から楽しんで作った映画だから、というのが伝わってきます。 主演のミーガン・フォクスの食前食後の変わり様もさることながら、 一方の内気な眼鏡のダメダメ女子高生役のアマンダ・セイフライドが、 ラストにかけて美しく変貌していく姿も見逃せません。 ラストのオチも観客の満足度を高めるのに成功しています。 (きっと公開前に何回もプレヴューしたんだろうなぁ) もっと正統派ホラーを期待していた方々には、 かなり肩透かしを喰らう作品かと思いますが、 個人的には「スクリーム」や「ラストサマー」系とは 一味違った、ハイブリッドな進化系・学園ホラー作品で、 久々に理屈抜きで楽しめる作品でした。


大いなる男たち

オトーサン、 「大いなる男たちがいなくなったね」 松下電器提供の長寿番組「水戸黄門」の放映が終了。 地下に眠る松下幸之助さん、さぞ残念がっていることでしょう。 大いなる西部劇の時代も終わりました。 ギャング映画や犯罪映画並みに扱われはじめたことを 晩年のデュークは、残念がっていたそうです。 これは、そんなデューク晩年の名作です。 大いなる男たちが活躍していたおおらかな時代でした。 原題:The Undefeated (1969) 監督:Andrew V. McLaglen 原作:Lewis B. Patten 脚本:James Lee Barrett/Stanley Hough Genre:Action / Adventure / Drama Country:USA Language:English / Spanish / French 上映時間:119分 あらすじ: ヘンリーは元大佐。 南北戦争中は、北軍で活躍していた。 戦後、牧童に転進し、3000頭の馬を飼い、 高値で売れるので、メキシコ皇帝の元へ向かっていた。 インディアンの養子ブルー・ボーイも同行する。 一方、南軍にいたラングドン大佐は、 妻や娘シャーロットら100余名を連れ、 メキシコの皇帝のもとへ向かった。 キャンプ中に山賊に襲われたが、ヘンリーに救われる。 この時、戦場であいまみえた2人の間に熱い友情が生まれた。 ブルー・ボーイとシャーロットの間には恋が芽生えていた... 出演者: John Wayne ... Col. John Henry Thomas(ヘンリー) Rock Hudson ... Col. James Langdon(ラングドン大佐) Roman Gabriel ... Blue Boy(ブルー・ボーイ) Melissa Newman ... Charlotte Langdon(シャーロット) オトーサン、 「言うことなし」 西部劇といえば、ジョン・ウェイン、 愛称・デュークと決まっています。 どんな演技をしても、誰も文句がいえません。 JOHN WAYNE  ジョン・ウェイン 誕生日 1907/5/26-1979/6/11 出身 米アイオワ州 出演作 1925年「大学のブラウン」 1926年「剣侠時代」 1927年「最後の一蹴」 1928年「マザー・マクリー」「血涙の志士」 1929年「踊るカレッジ」「最敬礼」 1930年「最後の一人」「ビッグ・トレイル」 1931年「娘三人」「アリゾナ」「鉄腕ジョーンズ」 1932年「テキサスの旋風」「巨頭団殲滅」「歓呼の涯」「流線怪盗列車」      「テキサスの若武者」「アリゾナ・ギャング」「金塊争奪」 1933年「討伐隊」「つばさの天使」「男の一頁」「紅唇罪あり」「南方の騎士」 1934年「ユタから来た男」 1936年「沿岸警備隊」「荒武者乱闘王」 1937年「超速大陸争覇」「従軍記者」「氷上の乱闘」      「荒野の激斗/モンタナの掟」 1939年「駅馬車」「アリゲニー高原の暴動」 1940年「暗黒の命令」「果てなき船路」「妖化」 1941年「暴力街」「暗黒街の王者」「丘の羊飼い」 1942年「或る夜の貴婦人」「絶海の嵐」「スポイラーズ」「西部の顔役」      「ならず者戦斗機隊」「男性都市」「フライング・タイガー」 1943年「西部を駆ける恋」「硝煙の新天地」 1944年「血戦奇襲部隊」「拳銃の町」 1945年「炎の街」「パターンを奪回せよ」「コレヒドール戦記」「ダコタ荒原」 1946年「恋愛超特急」 1947年「拳銃無宿」「タイクーン」 1948年「アパッチ砦」「赤い河」「三人の名付親」 1949年「怒濤の果て」「ケンタッキー魂」「黄色いリボン」「硫黄島の砂」 1950年「リオ・グランデの砦」 1951年「太平洋機動作戦」「太平洋作戦」 1952年「静かなる男」「ハワイの陰謀」 1953年「勝負に賭ける男」「男の叫び」「ホンドー」 1954年「紅の翼」 1955年「男の魂」「中共脱出」 1956年「征服者」「捜索者」 1957年「荒鷲の翼」「ジェット・パイロット」「失われたものの伝説」 1958年「黒船」 1959年「リオ・ブラボー」「騎兵隊」 1960年「アラモ」「アラスカ魂」 1961年「コマンチェロ」 1962年「リバティ・バランスを射った男」「ハタリ!」「史上最大の作戦」      「西部開拓史」 1963年「ドノバン珊瑚礁」「マクリントック」 1964年「サーカスの世界」 1965年「偉大な生涯の物語」「危険な道」「エルダー兄弟」 1966年「巨大なる戦場」 1967年「戦う幌馬車」「エル・ドラド」 1968年「グリーン・ベレー」 1969年「ヘル・ファイター」「勇気ある追跡」「大いなる男たち」 1970年「チザム」「リオ・ロボ」 1971年「100万ドルの決斗」 1972年「11人のカウボーイ」 1973年「大列車強盗」「ビッグケーヒル」 1974年「マックQ」 1975年「ブラニガン」「オレゴン魂」 1976年「ラスト・シューティスト」 その他の出演者: Antonio Aguilar ... Juarista Gen. Rojas Marian McCargo ... Ann Langdon Lee Meriwether ... Margaret Langdon Merlin Olsen ... Cpl. Little George Bruce Cabot ... Sgt. Jeff Newby Jan-Michael Vincent ... Lt. Bubba Wilkes Ben Johnson ... Short Grub Edward Faulkner ... Capt. Anderson Harry Carey Jr. ... Soloman Webster Paul Fix ... Gen. Joe Masters Royal Dano ... Maj. Sanders User Rating: 6.3/10 (1,889 votes) IMDb オトーサン、 「もう少し高くていいのに」 因みにYahoo!では、投稿者なし。 寂しいことですねぇ。 User Reviews estabansmytheさん Azusa, CA 2006年2月11日 会話がちょっと途絶える この映画は、最近の「トゥルーグリット」を除けば、 ジョン・ウェインが晩年に撮った西部劇の名作だ。 (なお、晩年では「100万ドルの血斗」が駄作だった) 10年前の「アラモ」に次ぐ ジョン・ウェイン最大スケールの叙事詩だ。 戦闘シーンや馬追いのシーンは、心が躍り、印象的だ。 1965年以降のジョン・ウェインの他の西部劇と異なっているのは、 そのせりふにある。 鋭く、爽やかで、機知に富み、時に愉快だ。 好例を示そう。 ジョン・ウェインと共演者ロック・ハドソンが、 メキシコの山賊の首領を殺さざる得なくなって キャンプに帰ってきた場面だ。 連中は、ロック・ハドソンとジョン・ウェインの金品や 馬や女性を奪おうとしていたのだ。 ひとりの女性が、ジョン・ウェインに問う。 「なんで殺したの?」 淡々と答える。 「会話がちょっと途絶えたもんでね」 名せりふだ! そして、ヒューゴ・モンテネグロの曲も素晴らしい。 - 私が聴いたなかでは、最高なので記憶に残っている。 叙事詩的な西部劇を盛りたてるのに寄与している。 映画評論家レックス・リードの言葉が面白い。 「私は評論家だから、実際、本当のところ、 ここが好きだとは認めたくない」 このくだりは、読み過ごせない。 「こいつは殺される潮時だったんだ。それしか手がないんだ」 「なんてクールなんだ。与えてくれ、熱狂的フアンになるチャンスを!」 この映画は、非常な長尺物だ。 この映画、娯楽作として長い寿命を保っている。 偉大な西部劇だ。 オトーサン、 「3000頭の迫力は、TV画面じゃ楽しめないね」 shinakamさん 2011年4月26日 大画面で観たかった この年「勇気ある追跡」でオスカーを獲った ジョン・ウェインの俳優生活40周年という記念作品。 名監督ジョン・フォードの後継者と言われた アンドリュー・V・マクラレン監督作品で、 南北戦争直後の男同士の友情ドラマ。 元北軍大佐のヘンリー・トーマス(J・ウェイン)と 南軍大佐ラングロン大佐(ロック・ハドソン)が奇妙な友情で 過去の経緯を抜きにして絆を深めて行く。 相変わらず正義のウェスタン男のJ・ウェイン。 2枚目ロックハドソンも対等に張り合うが、ここはJ・ウェインの貫録勝ち。 殴り合いが友情の証しとは、いかにも男のドラマらしい。 ヘンリーの養子ブルー・ボーイとラングロンの娘シャーロットとの ラブロマンスなどが絡むが、いかにも付け足しという感じ。 ここは2人の大佐に従ってきた部下達や家族の信頼を それぞれどう果たそうとしたか?に焦点を絞ったほうが ハナシが散漫にならずにすんだかも。 3000頭もの野生馬が疾走するシーンは 何と言っても圧巻で大画面で観たかった。


僕らのバレエ教室

オトーサン、 途中でハタと気づきました。 「これって、リトル・ダンサーのパクリ?」 年末にDVDで予習し、お正月にブロードウェイで、 そのミュージカル版をみました。 少年がバレエを習いはじめ、父親が怒り狂う。 だが、バレエで面目を施すと、親子に和解が訪れる。 原題:Ballet gyoseubso (2004) 監督・脚本:Young-Joo Byun Genre:Drama Country:South Korea Language:Korean 上映時間:119分 あらすじ: 高校3年生ミンジェは、その日暮らし。 パイロットの父親と衝突し、 好きなスジンに話しかけることもままならない。 受験を終え、開放感から 友人のチャンソプらとドンチャン騒ぎし、 父親の車を飲酒&無免許運転してしまう。 その様を存続の瀬戸際にあるダンス教師ジョンソクに 見咎められ、見逃す代わりにダンスを習うことに... 出演者: Gye-sang Yun ... Kang Min-jae(ミンジェ) Min-jung Kim ... Hwangbo Su-jin(スジン) Ju-wan On ... Chang-seob(チャンソプ) Ji-Won To ... Jung-sook(ジョンスク) オトーサン、 「演技に、見るべきものはないな」 その他の出演者: Jun-ki Lee ... Dong-wan Dong-wook Kim ... Ki-tae Do-han Kang ... Jong-seok Glena Park ... Seung-eon Seong-seob Lee ... Do-il Han-hie Jo ... Hyang-ja User Rating:6.3/10 (141 votes) IMDb User Rating:5.1/10 ( 38 votes) Yahoo! オトーサン、 「ま、こんなものかも」 User Reviews aoi_murasakiさん Indonesia 2006年5月4日 及第だね 大人に高校生を演じさせるには何かあるにちがいない。 いい年のユン・ゲサンは、ミンジェは適役だった。 演技をみればわかる。 かれはフツーの少年で、将来のことなど考えず、 人生の目的もなく、成績も悪い。 だが、父親は、自分を継いで、パイロットになってほしい。. そこで、バレエがミンジェの人生とどう関与しただろうか? それは、自分で決めた最初のことだった。 親友として、チャンソプらがいる。 父親は、息子がめめしくなったと知って、怒り狂う。 サイドストーリーとして、ミンジェの同級生ギテがいる。 孤児になったばかりだ。 人生はそうよくないものの、生きていける。 できれば、何か楽しいことをやればいい。 この映画は、少年が大人になる物語である。 ペースは遅いが、楽しめる。   オトーサン、 「いろいろあるだろうけれど、青春時代っていいねぇ」 xshia1289さん 2011年2月19日 青春だね こうやってもがいた若い若い時があったな〜って感じました ある意味今でももがいてますが・・・ 若い時の俳優さんが出演していたりして 垢ぬけてない表情を見れて嬉しかったです


ロケッティア

オトーサン、 「羨ましいなぁ」」 この映画の影の主役は、ハワード・ヒューズ。 映画「アビエーター」を見たひとならご存知かもしれません。 20世紀に、莫大な遺産をもとに、好き勝手をした男。 映画製作者になったり、飛行機野郎から航空機会社を買収したり、 もちろん、女好きで、巨乳を好んだとか。 原題:The Rocketeer (1991) 監督:Joe Johnston 原作:Dave Stevens Danny Bilson/Paul De Meo/William Dear 脚本:Danny Bilson/Paul De Meo Genre:Action / Adventure / Family 上映時間:108分 あらすじ: 第二次世界大戦直前のアメリカ。 スタント・パイロットだったクリフは、 背負い式の飛行装置を手に入れ、空を飛べるようになった。 この装置のおかげで航空ショーで人助けをして 正体不明の空飛ぶ男ロケッティアとして有名になる。 クリフの恋人ジェニーは、女優志願。 映画に端役で出演すると、なぜか、 二枚目俳優ネヴィルの猛烈アタックを受ける。... 出演者: Billy Campbell ... Cliff(クリフ) ¥Jennifer Connelly ... Jenny(ジェニー) Timothy Dalton ... Neville Sinclair(ネヴィル) Terry O'Quinn ... Howard Hughes(ハワード・ヒューズ) Alan Arkin ... Peevy(ピーヴィ) オトーサン、 「この頃は、胸の谷間で勝負しているな」 ハンカチやウサギの毛皮など詰めていません。 ジェニファー・コネリー、ホンモノの巨乳です。 もうひとつの魅力は、黒い髪。 髪は、カラスの濡れ羽色なのです。 真っ黒で青みのあるつややかな髪をしています。 下手な金髪よりずっと魅力的です。 近年は、演技開眼して、いい映画女優になりました。 JENNIFER CONNELLY ジェニファー・コネリー 誕生日 1970/12/12 出身 米ニューヨーク州ニューヨーク市 2001年「ビューティフル・マインド」で アカデミー賞助演女優賞とゴールデングローブ賞助演女優賞受賞。 夫は俳優のポール・ベタニー。 2005年、アムネスティの人権教育大使に任命される。 出演作 1984年「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」 1985年「フェノミナ」◇ 1986年「ラビリンス/魔王の迷宮」「ジェニファーの恋愛同盟」 1988年「ダルク家の三姉妹」◇ 1989年「エトワール」 1990年「ホットスポット」「恋の時給は4ドル44セント」 1991年「ロケッティア」 1994年「愛の奴隷」 1995年「ハイヤー・ラーニング」 1996年「狼たちの街」「誘惑の恋人たち」 1997年「秘密の絆」 1998年「ダークシティ」◇ 2000年「レクイエム・フォー・ドリーム」◆「ウエイキング・デッド」◇      「ポロック 2人だけのアトリエ」 2001年「ビューティフル・マインド」◇ 2003年「ハルク」◇「砂と霧の家」◇ 2004年「ダーク・ウォーター」◇ 2006年「リトル・チルドレン」◆「ブラッド・ダイヤモンド」◆ 2007年「帰らない日々」◇ 2008年「地球が静止する日」◇ 2009年「そんな彼なら捨てちゃえば?」「9〈ナイン〉9番目の奇妙な人形」(声) その他の出演者: Paul Sorvino ... Eddie Valentine Ed Lauter ... Fitch James Handy ... Wooly Robert Miranda ... Spanish Johnny John Lavachielli ... Rusty Jon Polito ... Bigelow Eddie Jones ... Malcolm William Sanderson ... Skeets Don Pugsley ... Goose Nada Despotovich ... Irma User Rating:6.2/10(17,146 votes) IMDb User Rating:6.8/10(  270 votes) Yahoo! オトーサン、 「愉快で明るい映画だね」 ディズニー映画だから、毒っ気は微量です。 User Reviews artzauさん 2000年12月31日 上へ上へ、遠くへ! この映画、好きだ。 絶対、好きだから、仕方がない。 私は、40年代の子供、 この映画は、私が子どもだった頃のものだ。 セットはすごいし、ストーリーも、車も、 奇妙な小さなショウガ入りケーキを出すカフェも、 ノームの溜まり場も、衣装も、奇妙な髪型のヒーローも ヒコーキも、ハワード・ヒューズも、40年代を思いださせる。 それ以上、何を求めるのか? そう、この映画は「マトリックス」ではない。 すごいCGもないし、夢か現実かと頭をひねることもない。 悪漢は最初から明らかだし、 連中は、ナチへと戦う愛国心で駆逐される。 それで十分。 バック・トゥー・ザ・フォーティーズ。 超人的な悪漢がいて、 影の薄いヒーローや愛すべき仲間がいる。 オトーサン、 「アメコミが原作なんだ」 momoromiさん 2001年9月23日 アメコミ嫌いだけど。 私は昔観た記憶しかないですけど、 とても好きな映画です。 まぁ単純明快でおバカっぽいですけど、 なんにも考えないで観るととても楽しめる。 なんかラクな映画っていうか。 主役カップルがとても美男美女で、 それだけでもイイ! そしてこれをきっかけに結婚までしたんですからね♪ ティモシー・ダルトンもとっても楽しそうで、 悪役がはまってますよね。 スカッと爽快!な楽しい映画です♪


吸血鬼ノスフェラートゥ 恐怖の交響曲

オトーサン、 「こりゃまた古いねぇ」 1922年といえば、いまから89年前。 コダック社が、世界最古のカラー動画映像を開発した年。 でも、この映画、着色されていますが、モノクロ。 初のトーキー、「ジャズ・シンガー」の上映は、 1927年ですから、この映画、まだサイレントなのです。 原題:Nosferatu, eine Symphonie des Grauens (1922) 監督:F.W. Murnau 原作:Bram Stoker 脚本:Henrik Galeen Genre: Fantasy / Horror / Mystery Color:Black and White Country:Germany Language:German 上映時間:94分 あらすじ: 不動産屋のハッターは、依頼があって トランシルヴァニアのとある伯爵の城へ。 待ち受けていた伯爵は、長釘のように痩せ異様そのもの。 夕食の席で誤って指を切ると、その血を凝視される。 夜更けに首筋を噛まれ、血を吸われそうに。 難を逃れたものの、部屋に幽閉されてしまう。 その間、伯爵は棺とともに馬車に乗り、港へ。 船中では乗組員が次々ペストに倒れ、 伯爵の上陸とともに、市内にペストが大流行する。 一方、ハッターは、脱出し、愛妻エレンのもとに急ぐ。 出演者: Max Schreck ... Nosferatu(伯爵/ノスフェラートゥ) Gustav von Wangenheim ... Hutter(ハッター) Greta Schroder ... Ellen Hutter, seine Frau(エレン) オトーサン、 「気味悪いね」 影をうまく使っています。 俳優の動きも人形劇みたいですが、 それが逆に効果を上げています。 その他の出演者: Alexander Granach ... Knock, ein Hausermakler Georg H. Schnell ... Harding - Hutters Freund Ruth Landshoff ... Annie - Harding's Frau John Gottowt ... Professor Bulwer, ein Paracelsianer Gustav Botz ... Professor Sievers - der Stadtarzt Max Nemetz ... Kapitan der Demeter Wolfgang Heinz ... Zweiter Kapitan Albert Venohr ... Matrose 1 Eric van Viele ... Matrose 2 User Rating:8.1/10( 32,950 votes) IMDb User Rating:7.8/10( 74 votes) Yahoo! オトーサン、 「うーん、お見事!」 User Reviews Ikedaさん 2007年12月17日 不気味な雰囲気 私が見たのはレンタル・ビデオで63分物でしたが、 確かに解りにくい所が多くあります。 特にグスタフ・フォン・ワンゲンハイムが トランシルヴァニアからブレーメンへ逃げ出す過程などは、 さっぱり解りませんでした。 しかし、色々事情があって日本にも輸入されていませんし、 本気で楽しもうとも思っていませんでしたから、 大体の雰囲気が解ったので、これで良しとしています。 サイレントも初期の時代に、 この作品は恐怖映画として耳目を集めたに違いないと思えるほど、 不気味な雰囲気が続いています。 日本にも「血に飢えた」という表現がありますが、 本質的に「吸血鬼」という考えは西洋のものですし、 ヨーロッパが経験した、ペストも出てきますから、 西洋人にとっては我々以上に怖さを感じたのではないかと思います。 それに妻役グレタ・シュレーダーの叫びがテレパシーとして ノスフェラトゥ(マックス・シュレック)に届くなども面白い感覚です。 オトーサン、 「影絵がすばらしい!」 いまだ明るい電灯が普及せず、 ひとびとが闇の恐ろしさを知っていた時代のせいでしょうか、 闇の奥深さの描写が、今日のひとからすると、新鮮です。 にゃんにゃん 2009年8月16日 歴史的芸術作品として見る 前に見た時は全然面白いと思わなかったが 改めて見ると恐怖映画というより 歴史的な芸術作品としての価値があると思う。 そもそも「世界で最も怖いドラキュラ映画」とか宣伝しているから ありもしない期待をしてしまうというもの。 最近のホラー映画を見なれた観客にとって 本作はそれほど怖いものではないが 唯一、吸血鬼ノスフェラトゥを演じるマックス・シュレックは まさに人外ともいえる異質のオーラを放っている。 それはベラ・ルゴシやクリストファー・リーが演じたような 紳士的なイメージとはかけ離れており、 スラリとした長身、ヒョロリと伸びた指、 ギョロギョロとした大きな目と、 異臭でも漂ってくるのではないかと思う 不気味な口元が印象的だ。 そんな吸血鬼ノスフェラトゥの登場シーンは いつも美しい撮影がなされている。 闇の中からフッと現れ、気がつけばいつの間にか消えている。 特に終盤のノスフェラトゥが襲いかかるシーンでは 独特のシルエットがニュルリと覆いかぶさり、 それはもう芸術的な美しさがある。 恐怖というよりなんとも言えない不気味さを感じるシーンだ。 ただ、今になって見るとやっぱり辛い部分もある。 そこは妥協して評価せざるをえない。 これから見ようと思う人は、怖さを求めるのではなく 歴史的な芸術作品を見るようなつもりで鑑賞することをオススメする。


スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー

オトーサン、 「要注意だな」 監督・脚本が同一人物の映画のことです。 相当なこだわりがあることは間違いありません。 それが良いほうに働けば、新境地が開けますし、 悪いほうに働けば、ひとりよがりになります。 この映画、しかも初監督作でもあります。 相当な意気込みが吉と出るか、凶と出るか、 見てのお楽しみです。 原題:Sky Captain and the World of Tomorrow (2004) 監督・脚本:Kerry Conran Genre:Action / Adventure / Mystery Rated PG for sequences of stylized sf violence and brief mild language Country:USA / UK / Italy Language:English /Tibetan /German 上映時間:106分 あらすじ: 1939年、NY万博の年。 クロニクル紙の女性新聞記者ポリーは、 科学者連続失踪事件の調査に乗り出す。 世界中の大都市にロボット軍団が飛来し、 人間を襲い、ポリーに危機が迫る。 空軍パイロット、スカイキャプテンは、 連続失踪事件とロボット襲撃事件が関連するとみて、 昔の恋人ポリーと調査をはじめる。 女艦長フランキー、技師デックスと力をあわせ、 ドイツ人科学者の地球滅亡計画を暴いていく... 出演者: Jude Law ... Sky Captain(スカイキャプテン) Gwyneth Paltrow ... Polly Perkins(ポリー) Angelina Jolie ... Franky(フランキー) Giovanni Ribisi ... Dex(デックス) オトーサン、 「グウィネス・パルトロウは、ミスキャスト!」 ジュード・ロウとのいさかいが延々と続いて、 気色悪いこと、この上ありません。 このひとは、もっと繊細な役に向いています。 救いは、アンジェリーナ・ジョリー。 役柄もいいし、演技も巧いもの。 ただ、出番が少ないのが難でした。 言うまでもありませんが、 ジュード・ロウは美男子ですなぁ。 JUDE LAW  ジュード・ロウ 誕生日 1971/12/29 出身 英ロンドン 17歳、TVドラマ”FAMILIES”に出演し、高校中退。 92年からロンドンで舞台俳優に。 ブロードウェイの活躍でアメリカ映画に進出。 映画製作プロダクションを設立。 99年、オムニバス映画「チューブ・テイルズ」の一話を監督として担当。 99年「リプリー」でアカデミー賞と ゴールデングローブ賞の助演男優賞にノミネート 「コールドマウンテン」ではアカデミー賞主演男優賞にノミネート。 出演作 1994年「ショッピング」 1996年「プラトニック・ゲーム」 1997年「オスカー・ワイルド」「ガタカ」「真夜中のサバナ」      「ベント」 1998年「ファイナル・カット」◇「クロコダイルの涙」◇      「ミュージック・フロム・アナザー・ルーム」◇ 1999年「イグジステンズ」◇「リプリー」◆「ロンドン・ドッグス」◇ 2000年「スターリングラード」◇ 2001年「A.I.」◆ 2002年「ロード・トゥ・パーディション」◆ 2003年「コールドマウンテン」◇ 2004年「スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー」◇「アビエイター」◆      「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」(声)「クローサー」◇      「アルフィー」◇ 2005年「ハッカビーズ」◇ 2006年「オール・ザ・キングスメン」◇「ホリデイ」◇「こわれゆく世界の中で」◇ 2007年「マイ・ブルーベリー・ナイツ」◇ 2009年「Dr.パルナサスの鏡」◆ 2010年「シャーロック・ホームズ」◇「レポゼッション・メン」◇ その他の出演者: Michael Gambon ... Editor Paley Ling Bai ... Mysterious Woman Omid Djalili ... Kaji Laurence Olivier ... Dr. Totenkopf (資料映像) Angelina Jolie ... Franky Trevor Baxter ... Dr. Jennings Julian Curry ... Dr. Vargas Peter Law ... Dr. Kessler Jon Rumney ... German Scientist Khan Bonfils ... Creepy Samta Gyatso ... Scary Louis Hilyer ... Executive Officer User Rating:6.2/10(45,239 votes) IMDb User Rating:5.4/10( 1,054 votes) Yahoo! オトーサン、 「低いな。分かる気がする」 User Reviews conmechさん Turkey 2005年1月11日 すまんが、どうしようもなく好きだ。 「シン・シティ」は、万人に愛された映画だ。 好きでない自分がアホに思えた。 この映画は、その対極にある。 思うに、そんな映画を好きなのは、 子どもっぽいと万人に軽蔑されるような気がする。 だが、この映画は、すまんが、非常にいい。 古い映画の雰囲気とコミックのいい雰囲気をもっている。 奇妙な悪いロボットたちが、飛ぶのがいい。 奇妙なレーザガン、コミックのような会話。 ワオと言ったのは、これがはじめて。 アンジェリーナ・ジョリーは、本当にいい女優だ。 例のアホな映画の場合とは、違っている。 そして、ストーリーは? ストーリーというものは、退屈でなければよしとする。 こいつは、コミックを脚色したもの。 気味悪さを狙っているが、そいつは苦にならない。 楽しむのに忙しかったからだ。 「スターウォーズ」嫌いで、 こんなこと現実に起こり得ないという 子どもの想像力もないお固いビジネスマンなら、 見ないほうがいい。 コミックのフアンなら、見て楽しむべし。 いい雰囲気があり、いい映像効果があり、エキサイティングだ。 見ていて楽しい。 オトーサン、 「セピア色のソフトフォーカスね」 アメコミの感じを出したかったからでしょうが、 くどすぎて好きになれませんでした。 前田有一さん 2003年11月21日 インチキなプラモのようなメカが飛び回る レトロなムードたっぷりのSFアドベンチャー映画。 舞台は1939年のニューヨーク。 著名な科学者が連続で失踪した事件を追う 女性記者(グウィネス・パルトロー)の前に 巨大ロボの大群が現れる。 彼女は、街に襲い掛かるロボの前で間一髪のところを、 元恋人で空軍の凄腕パイロット、スカイキャプテン(ジュード・ロウ)に救われる。 この映画の監督は、本作がはじめての脚本、はじめての監督だ。 なんでも自宅のガレージにPCをでんと据え、 4年もかけてこの映画の原案となるCG映像を作ったという。 たった6分間のその映像を彼がハリウッドに持ち込んだところ、 一流のスターが何人も出演する大作として見事映画化されることになった。 PC一台でコツコツ作った映像でハリウッドに監督デビューできるとは、 何ともすごい時代である。 『スカイキャプテン』は、面白いことに全編ブルースクリーン撮影、 つまり役者以外は背景すべてがCGという特殊な映画だ。 そういえば日本でもあの『キャシャーン』が同じ事をやっていた。 『スカイキャプテン』も、どの場面も白いもやがかかったような、 もしくはソフトフォーカスとでもいうような個性的な画面作りをされている。 『スカイキャプテン』の世界は、エンパイアステートビルのてっぺんに 飛行船の停泊所があったり、空中空母が登場したり、 空&海両用戦闘機が出てきたり、ビルの間をそれがえらい小回りで飛び回ったりと 子供の頭の中にある架空世界をそのまま映像にしたようなほほえましいもの。 そこに、宮崎アニメファンならおなじみのあの手の長い飛行ロボ (テレビ版『ルパン三世』155話に出てくるラムダや、 『天空の城ラピュタ』にも登場する)が襲い掛かってくる (どちらもデザインの元ネタが同じ)。 この先行者みたいなへっぽこなロボを見ているだけでも笑える。 これら映像にはリアリティが薄い分ツッコミどころが多く楽しい。 また、純粋に童心に戻ってワクワクできる楽しみもあるだろう。 主演二人のキャラクターはやや平凡。 ヒロインは、相変わらずぱっとしないグウィネス・パルトローよりは、 独眼のアンジェリーナ・ジョリー (『トゥームレイダー』シリーズほか)の存在感が大きい。 なにより今回は、そのルックス自体が最高のギャグだ。 よくマジメに演技できるなあと感心しきり。 『スカイキャプテン』は、これだけ夢のある世界を作りだしてくれただけでも 見る価値があると思わせる映画だ。 ストーリーがイマイチなのと、キャラクターが平凡ということで、 映画としては一歩も二歩も足りないが、 昔路地裏の模型店に並んでいたインチキなSFメカを眺めるのが好きだった 下町SF少年にとっては、なかなか見所の多い映画ではなかろうか


スマイルコレクター

オトーサン、 「素敵な邦題だけど」 原題は、そっけなく「死の部屋」 フランス版「羊たちの沈黙」だといわれています。 その部屋では、人間だけでなく、猿も犠牲になって 解剖されてしまうにのです。 「カエルの解剖はやらされたけど,,,イヤだったねぇ」 一斗缶殺人事件の犯人も、解剖が得意だったのでしょうか。 原題:La chambre des morts (2007) 監督:Alfred Lot 原作:Franck Thilliez 脚本:Alfred Lot/ Franck Thilliez Genre:Crime / Mystery / Thriller Country:France Language:French 上映時間:112分 あらすじ: ヴィゴとシルヴァンは、失業中。 憂さ晴らしに猛スピードでドライブし、 暗闇にいた男を撥ね殺してしまう。 その男のバッグには、200万ユーロ! 数日前に誘拐され、廃屋で扼殺体が発見された 盲目の少女のための身代金だった。 少女には、昔流行した少女人形と同じドレスが着せられ、 口元には、微笑が浮かんでいた。 プロファイリングを得意とする若手女性刑事リューシーは、 同僚のモレノ刑事ともに、事件の捜査に... 出演者: Melanie Laurent ... Lucie Hennebelle(リューシー) Eric Caravaca ... Moreno / Pierre Norman(モレノ) Gilles Lellouche ... Sylvain(シルヴァン) Jonathan Zaccai ... Vigo(ヴィゴ) オトーサン、 「脚本がいい!」 女性刑事リューシーが光っていますが、 脚本の良さにも助けられています。 ・シングルマザーで、双子を抱えている。 ・新入りだから、職場でいじめられる。 ・プロファイリングが得意になった背景が示される。 したがって、どうしても、彼女に感情移入してしまいます。 メラニー・ロラン Melanie Laurent 誕生日 1983/2/21 出身 パリ 父親は俳優ピエール・ロラン、母はバレリーナ。 ユダヤ系で、祖父はナチスの迫害を受けた。 ジェラール・ドパルデューに見出されてビューし、 「配しないで」でセザール賞・有望若手女優賞を受賞。 監督・脚本の短編映画 De moins en moins で、 カンヌ国際映画祭の短編コンペティション部門に上映された。 出演作 2002年「キスはご自由に」 2003年「スノーボーダー」 2004年「ライス・ラプソディー 海南?飯」      「THE LAST DAY Le dernier jour」 2005年「真夜中のピアニスト」 2006年「デイズ・オブ・グローリー」「心配しないで」 2007年「殺し屋」「スマイルコレクター」 2008年「PARIS Paris」 2009年「イングロリアス・バスターズ」「オーケストラ!」 その他の出演者: Celine Sallette ... Annabelle Laurence Cote ... Alex Jean-Francois Stevenin ... Leon Nathalie Richard ... Valet Stephane Jobert ... Raviez Antoine Oppenheim ... Colin Alexandre Carriere ... Stan Fanny Cottencon ... La mere de Lucie Jean-Pierre Gos ... Van Boost User Rating:6.2/10( 627 votes) IMDb User Rating:7.9/10( 62 votes) Yahoo! オトーサン、 「思ったより、面白かったな」 User Reviews john13850さん United States 2008年4月19日 すばらしいスリラー UAEのひとのコメントトにはまったく同意できない。. ホラーやスリラー分野のフアンではないが、 このフランス映画をみて以来、気になるようになった。 そう、期待を遥かに超えていたのだ。 筋書きについては、ここで言うまい。 何も知らないで見るほうがいいからだ。 ただ言っておきたいのは、 賢明で小規模の配給業者は、 この映画に注目して、アメリカで上映するべきだ。 その際、題名の不幸な"Melody's Smile."は変えたほうがいい。 フランス版の「死の部屋」をそのまま直訳しないのか? ロサンゼルスのCOL-COAで今週見たひとたちは、実に熱心だった。 巷にあふれているホラー・スリラー映画よりも、ずっといい。 本当に、怖い映画だ。 . オトーサン、 「フランス映画って、淡白だよね」 アル・カポネを思わすギャングが出てきて、 やたらぶっ放すのに、誰も死なないなんてね。 Bikke兄さん 2011年3月6日 プロファイリングが"得意"なんです。 フランス版『羊たちの沈黙』との事です。 主人公の書籍の中に見つかる等、意識している部分もありますが、 プロファイリングを駆使して推理を進めていく物語ではありません。 轢き逃げ、誘拐、サイコ、トラウマ… いろんなストーリーや要素が混ざり合って、作品をまとめていくのですが、 散漫にならずに、丁寧にまとめている感じを受けました。 ハリウッド映画の様な派手さや、本家の様な緊迫感はありませんが、 軽く鬱陶しいような、サラッとどんよりする様な独特の空気感が フランスっぽくて(?)面白いと思いました。 主人公のメラニー・ロランの清楚な美しさがいいです。 トラウマを抱えた知的な女刑事。 プロファイリング専門ではなく"得意"なんです。 いろんな要素を上手くまとめたストーリーですが、 ひとつだけ腑に落ちないキャラが…主人公の母親の存在です。 付き合う男を次々と変える、自由奔放で明るい母親という役柄なのですが、 主人公の過去と照らし合わせて、どうしてこの性格??? その部分だけが、いくら考えても合点のいかないところなのでした(^^; 適度に暗くて、適度にグロくて、丁寧な作りのフレンチ・サスペンス。 面白かったですよ。


ミラクル7号

オトーサン、 「ミラクル7号は、かぐや姫?」 かぐや姫は竹の中で生まれし、急成長し、 周囲を金持ちにし、難題を出し、天に昇っていきます。 ミラクル7号は、ゴミ捨て場で拾われ、 いろいろあって、最後は天に昇っていきます。 あるいは、かぐや姫も、エイリアンなのでしょうか。 原題:Cheung Gong 7 hou (2008) 監督:Stephen Chow 脚本:Stephen Chow/Vincent Kok/Kan-Cheung Tsang Sandy Shaw/Chi Keung Fung/ Fung Chih Chiang Fung LLam Fung Genre:Comedy / Drama / Family 上映時間:86分 Country:Hong Kong Language:Cantonese あらすじ - 小学生のディッキーは、 工事現場で働く父親ティーと二人暮し。 最高の教育を受けさせたいという父親の願いで、 名門小学校に通っているが、イジメられている。 ある日、お金持ちのガキ大将が、 ロボット・ミラクル1号を持ってきてみせびらかす。 それを見たディッキーは、 ロボットが欲しいと、父親と大喧嘩する。 ティーは、ゴミ捨て場に行き、緑色の物体を拾ってくる。 それは宇宙から来たUFOの置き土産だった... 出演者: Stephen Chow ... Ti(ティー) Jiao Xu ... Dicky(ディッキー) Kitty Zhang Yuqi ...( Miss Yuen ユエン先生) オトーサン、 「主役は、ミラクル7号?」 ドラえもんより可愛い存在です。 STEPHEN CHOW 周星馳 誕生日 1962/6/22 出身 香港 幼い頃に両親が離婚し、 中学卒業後、家が近所だったトニー・レオンと一緒に TVBの俳優養成所に入る。 82年、TVB専属俳優となる。 87年、テレビドラマ「生命之旅」に出演。 88年「霹靂先峰」で映画デビュー。 製作・主演・脚本も兼ねた「食神」で初監督。 2001年「少林サッカー」で監督・脚本・主演を勤め、 香港電影金像奨の7部門で賞を獲得した。 出演作 1988年「血と報復の掟」 1989年「ドラゴン・ファイト」「ワイルド・ヒーローズ/暗黒街の狼たち」 1990年「チャウ・シンチー 俺たちの旅路〜さらば愛しき日々よ〜」      「ゴッド・ギャンブラー 賭聖外伝」      「ゴッド・ギャンブラーU」「超アブない激辛刑事 カリー&ペッパー」 1991年「ゴッド・ギャンブラー3」「オール・フォー・ザ・ウィナー」      「ゴッド・ギャンブラー・リターンズ」      「レジェンド・オブ・ドラゴン」      「コイサンマン、キョンシー アフリカへ行く」(NC)      「ファイト・バック・トゥ・スクール」 1992年「ロイヤル・トランプ」「ロイヤル・トランプ2」      「キング・オブ・カンフー」「ファイト・バック・トゥ・スクール2」 1993年「マッド・モンク/魔界ドラゴン・ファイター」      「ファイト・バック・トゥ・スクール3 秘密指令は氷の微笑」 1994年「広州殺人事件」 1995年「ミラクルMASKマン 恋の大変身」      「0061 北京より愛をこめて」      「チャイニーズ・オデッセイPART1−月光の恋」      「チャイニーズ・オデッセイPART2−永遠の恋」 1996年「食神」「008・皇帝ミッション」 1997年「ラッキー・ファミリー」 1999年「喜劇王」「ゴージャス」「反則王」(吹替) 2001年「少林サッカー」 2004年「カンフーハッスル」 その他の出演者: Lei Huang ... Johnny ジョニー Chi Chung Lam ... Boss ボス Shing-Cheung Lee ... Mr. Cao カオ先生 Wen Xue Yao ... Storm Dragon 暴龍 Min Hun Fung ... P. E. Teacher 体育の先生 Yong Hua Han ... Maggie マギー Yu Lei ... Johnny's Entourage Zhong You Jin Qian Lin Hu Yi Ying Cheng Yi Jia Lao Hao Yang User Rating:6.6/10(6,330 votes) IMDb User Rating:7.6/10( 477 votes) Yahoo! オトーサン、 「心温まる物語!」 User Reviews imdb1さん Amsterdam 2008年4月5日 ワーオ! 実にいい映画だ。 大声で笑い、本当に涙した。 めったにないことだ! この映画には、「少林サッカー」 や「グレムリン」の要素がある。 すべてが成就するものではない。 「少林サッカー」もそうだった。 だが、それは、逆にまったく邪魔にならない。 実に愉快だ。 少年は、実にいい俳優だ。 大変、愉快だ。 少なくとも、10歳にみえる。 この映画に欠けるものがあるとすれば、 上映時間が短いことだ。 倍の長さでもいい! 子どもと一諸に見るといい。 ひとりで見せるのはやめたほうがいい。 悲しいシーンがあって、 抱きしめてやる必要があるからだ。 オトーサン、 「何度も見たい。分かる」 竹取物語も同じです。 人間愛を寓話に昇華し、シュガーコーティング。 そこがとても、心地いいのです。 kokolokoさん 2009年2月14日 すばらしい!! 2回目ですが、 最初に観たのが機内上映ということもあり、 集中してみていなかったことが今回判明。 今回はじっくりDVDで鑑賞。 終わってみたら、号泣。 チャウ・シンチーの作品でよくでてくる、靴も買えない人。 今回も出てきた。 でも、チャウ・シンチーの言いたいことがよくわかる。 言葉は忘れたけど、絶対にずるい真似はしないし、 成功することを信じ、地道な努力を続ける。 決して諦めないで... ミラクル7号が最初○ラえモンみたいな 便利なキャラクターかと思わせて実はそうじゃない。 2回しかその威力を発揮していないが、 その2回ともが最も大切なシーン。 特に最後は泣かされた。 ミラクル7号のナナちゃんは この親子の絆、親子の愛に胸を打たれたのだろう。 私もだけど。


福耳

オトーサン、 「クドカンが主演?」 週刊文春のコラムでおなじみ。 宮藤官九郎は、才気煥発の脚本家ですが、 まさか映画に主演しているとは... 舞台となっているのは、老人ホーム! 原題:福耳(2003) 監督:瀧川治水 脚本:冨川元文 Genre:Comedy/ Drama / Fantasy 上映時間:110分 あらすじ: 高志は、29才のフリーター。 入院先の看護婦・信長を追いかけ、 高齢者向けマンションで働くことになる。 バイト初日、老人に話しかけられる。 それは死亡した老人・藤原にとり憑かれる前兆だった。 老人は、生前好きだった千鳥への想いを断ち切れず、 高志にとり憑いたのだ。 元活動弁士の緑川や元うなぎ屋の小林が 彼女の言い寄っているのが心配なのだ。 なんとか霊を追い払おうとするがうまくいかない。 出演者: 宮藤官九郎 ... 里中高志 田中邦衛 ... 藤原富士郎 高野志穂 ... 信長珪 司葉子 ... 神崎千鳥 坂上二郎 ... 緑川 谷啓 ... 小林 オトーサン、 「田中邦衛さんって、巧いねぇ」 宮藤官九郎さんも、素人ととは思えぬ演技です。 「なつかしいなぁ」 亡くなられた坂上二郎さん、谷啓さん。 . お会いできて嬉しかったな。 その他の出演者: 横山通乃 ... 良子 弓恵子 ... 小林敦子 多々良純 ... 藤掛 千石規子 ... 茜 宝田明 ... 井上五郎 User Rating: 7.4/10( 10 votes) IMDb User Rating: 7.2/10(113 votes) Yahoo! オトーサン、 「よく出来ている!」 User Reviews 前田有一さん 2003年9月8日 大衆が楽しめるベーシックな娯楽映画 脚本やバラエティ番組出演など、 マルチに活躍する宮藤官九郎が主演のコメディ。 彼にとりつく幽霊を演じているのが田中国衛。 この配役は上手い。 この幽霊は、田中国衛という役者の持つイメージを そのまま生かしたキャラクターなので、 すんなりとお客さんが感情移入できるのである。 この手のコメディは、やりすぎてドタバタ色が強まると、 見ているほうが白けてしまうというパターンが多いのだが、 『福耳』はその辺のバランスが良い。 笑いも泣きも過剰さがなく、おさえ気味にしているのは美点である。 劇中で主人公が語る、フリーターの苦悩も、 非常にリアルで説得力を感じた。 本作は、映画で訴えたいテーマ、やりたいことがハッキリしており、 見ていて気持ちが良い。 田中幽霊が彼に取り付いた理由あたりで、 もっと驚かせてくれればなお良かったが、 『福耳』は実にマジメにつくられた、大衆向きの娯楽映画でなかなかだ。 ごく普通のエンタテイメントだが、この普通さが貴重だ。 なにしろ、いつもどこかの国の映画は、大衆を楽しませるという、 その普通さに欠けた作品ばかりなのだから。 オトーサン、 「老人ホームの生態が分かるね」 黒美君彦さん 2007年4月3日 老優たちへのリスペクト 宮藤官九郎映画初主演のファンタジーコメディ。 高齢者施設の厨房で働き始めた青年(宮藤)に、 直前に亡くなった入居者のひとり藤原富士郎(田中邦衛)がとり憑き、 二重人格的行動に走ってしまう珍騒動。 そこには藤原の神崎千鳥(司葉子)への思いがあった…。 ネット上でみると、この映画の感想は 「ジジババ映画」「華がない」といった、 いかにも青臭い若者の浅い声が多い。 だが、出演している俳優陣のかつての輝きを知っている者からすると、 何とも切ない思いもこみ上げている。 司葉子、坂上二郎、谷啓、宝田明、千石規子… 06年に89歳で亡くなった多々良純の遺作でもある。 銀幕で活躍した人々へのリスペクトがそこにはあった。 ただ、その意味でいうと、主人公にとり憑く田中邦衛は少々若すぎる (といっても撮影時69歳)気もするのだが。 作品としてどうかというと、展開に乏しいのは否めない。 宮藤官九郎の二つの人格の間をあたふたと行き来するシーンは それなりに面白いのだが、予定調和的に留まっている感がある。 高野志穂あたりにもうひとつエピソードがあれば より良かったように思うが、 登場人物が多いだけになかなか難しいところだ。 決して出来が悪い作品ではない。


その男ヴァン・ダム

オトーサン、 「可哀想になぁ」 不幸が重なったひとって、どこまで耐えられるのでしょうか。 先刻は、中学生の飛び降り自殺のニュース。 栄光を味わい、奈落で呻くバン・ダム。 この映画、いじめに苦しんだ中学生に見せたかったなぁ。 気持ちはすごーく分かるけど、とりあえず見てみて。 原題:JCVD (2008) 監督:Mabrouk El Mechri 脚本:Mabrouk El Mechri/Frederic Benudis Frederic Taddei/Vincent Ravalec/Christophe Turpin Genre:Comedy / Crime / Drama Rated R for language and some violence Country:Belgium / Luxembourg / France Language:French / English 上映時間:97分 あらすじ: 1990年代を席巻したアクションスターも、48歳。 肉体は衰え、ギャラは急降下、出演作は劇場未公開。 久々の大役は、スティーブン・セガールに奪われ、 最愛の娘の親権も奪われ、預金は底をつく。 踏んだり蹴ったりだ。自死も頭をよぎる。 故郷でしばらく休息するか。 だが、弱り目に祟り目という事態に、 郵便局に入った途端、強盗に襲われ、人質になる。 しかも、犯人と誤認されてしまう... 出演者: Jean-Claude Van Damme ... JCVD Herve Sogne ... Lieutenant Smith(ブルージュ警視) Zinedine Soualem ... Homme au Bonnet(気の短い強盗) Karim Belkhadra ... Vigile(警備員姿の強盗) オトーサン、 「勇気あるなぁ」 かつての王者バン・ダムが、 脅しに屈し、回し蹴りの手本まで見せる始末。 耐えに耐える姿が、純粋に心にしみてきます。 バンダムの新境地でしょう。 JEAN-CLAUDE VAN DAMME  ジャン=クロード・バン・ダム 誕生日 1960/10/18 出身 ベルギー・ブリュッセル 幼少からバレエと空手を学ぶ 18才でフィットネス・センターを開設。 80年、全欧プロ空手選手権ミドル級チャンピオンに。 「RUE BARBER」に出演から興味を持ち始め、 ハリウッドに渡り、用心棒などの仕事をしながら、 1985年「シンデレラ・ボーイ」でハリウッド・デビュー。 出演作 1985年「シンデレラ・ボーイ」 1987年「プレデター」(エイリアン役) 1988年「ブラッド・スポーツ」「ブラック・イーグル」 1989年「サイボーグ」「キックボクサー」 1990年「ブルージーン・コップ」 1991年「ライオンハート」「ダブル・インパクト」 1992年「ユニバーサル・ソルジャー」 1993年「ボディ・ターゲット」「ラスト・アクション・ヒーロー」▲      「ハード・ターゲット」「キックボクサー4」▲ 1994年「タイム・コップ」 1995年「ストリート・ファイター」 1996年「サドン・デス」「クエスト」「マキシマム・リスク」 1997年「ダブル・チーム」 1998年「ノック・オフ」「レジョネア 戦場の狼たち」 1999年「ユニバーサル・ソルジャー/ザ・リターン」      「ヴァン・ダムINコヨーテ」 2001年「レプリカント」      「ファイナル・レジェンド−呪われたソロモン−」 2002年「ディレイルド 暴走超特急」「ベルヴィル・ランデブー」(声) 2003年「HELL」 2004年「レクイエム」 2005年「ザ・コマンダー」 2008年「その男ヴァン・ダム」 2009年「ユニバーサル・ソルジャー リジェネレーション」 その他の出演者: Valerie Bodson ... Veuve Film Budapest Rock Chen ... Realisateur asiatique Huifang Wang ... Traductrice asiatique John Flanders ... Avocat ex-Femme Renata Kamara ... Juge Tribunal Los Angeles Mourade Zeguendi ... Client Video club Vincent Lecuyer ... Vendeur Video Club Jenny De Chez ... Taxiwoman JCVD Patrick Steltzer ... Policier 1 Bernard Eylenbosch ... Technicien Telecom Francois Damiens ... Bruges Pascal Lefebvre ... Kepi 2 Jacky Lambert ... Kepi 3 User Rating:7.3/10 (19,083 votes) IMDb User Rating:7.5/10 ( 265 votes) Yahoo! オトーサン、 「胸を打つ映画だ」 User Reviews wismerhillさん Paris, France 2008年6月4日 嬉しい驚き こいつは、素敵なサプライズだ。 劇的なコメディで、 バンダムは、自信満々、実人生を演じている。 映画スターは、自からが没落する様を演じ、 フィクションと自伝のはざまをゆれ動いている。 独創的で多面的なアイディアによって、 筋書きは、味わいのある愉快で悲劇的な虚実皮膜を進んでいく。 パルプフィクションを思わせる。 有名な映画スター、バンダムは、的確で感動的な演技をみせる。 この映画、ビフォー・アフターがありうる。 独白は、貴重な味わいがあり、 長回しのシーンは、疑いと苦悶からなっていて、 すでに古典の味わいがある。 だが、カンペキではない。 回想シーンが繰り返されているが、 やや冗長だから、短縮すべきだった。 それで浮いた時間を助演陣の警視を描きこむべだった。 彼らは、ややマンガチックだ。 この映画、素敵なサプライズだ。 空虚なマーケティング戦術とはちがって、 この映画、バンダムの最高傑作だろう。 みるべし。 オトーサン、 「そう、不思議な余韻が残る」 黒美君彦さん 2011年3月26日 アクションスターという虚構 ベルギー出身。 ハリウッドのアクション映画で一世を風靡。 しかし過去の人。離婚裁判で親権は奪われ、 安っぽいB級映画からしかオファーは来ない。 肉体はやがて衰え始め、 アクションスターという虚構を生きることに疲れた男、ヴァン・ダム。 自虐的な面白さはなかなかだ。 映画の中のような斬れ味はそこにはなく、 赤裸々な中年男の戸惑いがそこにある。 スターという虚構を生きるのも相当しんどそうだ。 不思議な余韻の残る作品でした。


続・黄金の七人/レインボー作戦

オトーサン、 「すげぇ」 7000トンの金塊、迫力十分です。 当時のお金で、700兆円とか。 これだけあれば、野田さん、聞いてください。 わが国の財政を立てなおし、増税をせずにすみます。 めでたし、めでたし。 原題:Il grande colpo dei sette uomini d'oro (1966) 監督・原作:Marco Vicario 脚本:Noelle Gillmor/ Mariano Ozores hijo/Marco Vicario Genre:Comedy Country:Italy / France / Spain Language:Italian 上映時間:91分 あらすじ: 窮地をのがれた教授と6人の男たち、 それにジョルジァは、新しい仕事に着手。 ローマ銀行の地下に眠る金塊と札束を奪うことだった。 地下道に路線を敷き、本物の列車を通した。 金庫をそのまま貨車にのせてパリに運んでしまう。 この成功で、共産国から極秘の仕事の依頼が... 出演者: Rossana Podesta ... Giorgia(ジョルジャ) Philippe Leroy ... Albert(教授) Enrico Maria Salerno ... Il generale presidente(将軍) オトーサン、 「着せ替え人形で勝負か」 篭絡する相手は、独裁者の将軍。 あまりに翻弄されるので、気の毒になりました。 ROSSANA PODESTA  ロッサナ・ポデスタ 誕生日 1934/8/20 出身 リビア・トリポリ 父親は元トリポリ市長・彫刻家。 5歳の時にイタリアに移り住んだ。 学生時代は水泳選手。 1950年、映画デビュー その後アメリカ・フランス映画にも出演。 出演作 1952年「貴方は若すぎる」 1953年「熱情のしぶき」 1955年「ユリシーズ」「トロイのヘレン」 1956年「サンチャゴ」 1959年「狂った本能」 1960年「復讐の血戦」 1962年「ひとりローマと戦う」「黄金の矢」 1963年「ソドムとゴモラ」 1964年「顔のない殺人鬼」「濡れた本能」 1965年「黄金の七人」 1966年「続・黄金の七人/レインボー作戦」 1971年「黄金の七人・1+6/エロチカ大作戦」 1973年「あゝ情熱」 1980年「サンデー・ラバーズ」 1983年「超人ヘラクレス」 1985年「女テロリストの秘密」 その他の出演者: Gastone Moschin ... Adolf Maurice Poli ... Alfred Manuel Zarzo ... Alfonso Gabriele Tinti ... Aldo Giampiero Albertini ... August Dario De Grassi ... Anthony User Rating:6.0/10 ( 40 votes) IMDb User Rating:7.0/10 ( 64 votes) Yahoo! オトーサン、 「見ていて疲れるなぁ」 人物よりも、大道具、小道具が大活躍しています。 やめてください。 北朝鮮の軍事パレードじゃないんだから。 User Reviews Ikedaさん 2011年4月21日 あまり この映画は最初から「黄金の七人」の続編として 計画されていたようですが、その割りに面白くありませんでした。 少なくとも前作を見ていたので見られましたが、 これ単独で見たら面白くとも何ともないと思います。 第三国を舞台にして、南海の島での犯罪行動が描かれていますが、 これが何をやっているのか、良く解らず全く、迫力がありません。 ロッサナ・ポデスタを敵の将軍エンリコ・マリア・サレルノの所に 送り込むストーリーがこの映画の目玉なのでしょうが、 それも全体を面白くしているとは思えません。 オトーサン、 「ふーん、褒める人もいるんだ」。 ナンシーChang!さん 2006年3月4日 良く出来たブラック・コメディ 発売と同時に即購入した3枚組DVD-BOXを先日やっと開封(笑) 本国イタリアはもとより日本でも大ヒットした 泥棒映画『黄金の七人』の続編。 スタッフ、キャストともに同じ顔ぶれが終結し、 前作のラストシーンからそのまますぐに繋がる形で映画がスタートします (DVDで続けて鑑賞すると、ドラマのCM明けみたいな感じ)。 前作を観ていればより楽しめるようによく考えて作られているなと (ラストのオチとか)感心しました。 大仕事を1つ成功させたメンバーたちに謎の組織から接触があり、 南米某国へ侵入し革命派のリーダーを誘拐するよう依頼される、 というストーリーです。 国連を皮肉るような描写があったり、 逃亡用にソ連の軍用艦を乗っ取ったり、 ラストでアメリカを思いっきり悪者に仕立てたり、 結構どさくさに紛れてキツイことやっています。 小粋でコミカルな犯罪ドラマだった前作に比べれば 少々完成度は落ちるものの、 ブラック・コメディとしては良く出来ていると思います。 謎のセクシー美女ジョルジア嬢の“峰不二子”度は グーンとアップしているので、彼女目当てで映画を観るなら、 前作以上に楽しめるかも。 相変わらずアルマンド・トロヴァヨーリの音楽が素敵。 今回は口笛で奏でられるマーチ風のテーマ曲 (モンティ・パイソンのオープニングに流れるみたいなやつ)が印象的です。 微妙に軍隊チックな感じがとてもいい。


明日の私に着がえたら

オトーサン、 「題名が魅力的だね」 いまの自分の殻を脱ぎ捨てて、新しい自分になる。 誰でも、願っていることでしょう。 でも、衣替えしただけで、変われると考えるのは、 あまりにも、イージー。 この映画そのものも、「ザ・ウィメン」(1939)を 衣替えしたものですが、毛脛が見えています。 原題:The Women (2008) 監督:Diane English 脚本:Diane English/Clare Boothe Luce Anita Loos/Jane Murfin Genre:Comedy / Drama Rated PG-13 for sex-related material, language, some drug use and brief smoking 上映時間:114分 あらすじ: ニューヨーク。 メアリーは、ファッション誌の編集長 シルヴィアら女友達にも恵まれている。 だが、夫の浮気が発覚。 相手は、デパート店員・クリスタルだ。 しかも、シルヴィアとの友情や、 娘と関係にもヒビが入って... 出演者: Meg Ryan ... Mary Haines (メアリー) Annette Bening ... Sylvie Fowler (シルヴィア) Eva Mendes ... Crystal Allen (クリスタル) オトーサン、 「がっかり!」 メグ・ライアンに精彩がありません。 痛ましいほど年齢を感じさせます。 名女優アネット・ベニング、 なんでこんなに鼻持ちならぬ役を引き受けたのでしょうか。 エヴァ・メンデスは、ペネロペ・クルスのマネ? MEG RYAN メグ・ライアン 誕生日 1961/11/19   出身 米コネチカット州フェアフィールド ジャーナリスト志願でニューヨーク大学で学んでいたが、 エージェントに見いだされ女優に。 1981年、「ベストフレンズ」で映画デビュー。 1991年、デニス・クエイドと結婚、 2001年、ラッセル・クロウとの不倫で離婚。 「恋人たちの予感」(1988)「めぐり逢えたら」(1993)で ゴールデン・グローブ賞にノミネート。 出演作 1981年「ベストフレンズ」 1983年「悪魔の棲む家3」 1986年「トップガン」「私立ガードマン/全員無責任」 1987年「インナースペース」◆「プロミストランド/青春の絆」◆ 1988年「D.O.A.死へのカウントダウン」◇      「プレシディオの男たち」◆ 1989年「恋人たちの予感」◇ 1990年「ジョー、満月の島へ行く」◇ 1991年「ドアーズ」◆ 1992年「キスへのプレリュード」◇ 1993年「フレッシュ・アンド・ボーン/渇いた愛の行方」◇      「めぐり逢えたら」◇ 1994年「男が女を愛する時」◇「星に想いを」 1995年「恋の闇 愛の光」「フレンチ・キス」◇ 1996年「戦火の勇気」◇ 1997年「アナスタシア」(声)◇「恋におぼれて」◇ 1998年「シティ・オブ・エンジェル」◇「ユー・ガット・メール」◇ 1999年「キャスティング・ディレクター」◆ 2000年「電話で抱きしめて」◇「プルーフ・オブ・ライフ」◇ 2001年「ニューヨークの恋人」◇ 2002年「デブラ・ウインガーを探して」 2003年「イン・ザ・カット」◇ 2004年「ファイティング・ガール」◇ 2007年「ランド・オブ・ウーマン/優しい雨の降る街で」 2008年「明日の私に着がえたら」 その他の出演者: Debra Messing ... Edie Cohen Jada Pinkett Smith ... Alex Fisher Bette Midler ... Leah Miller Candice Bergen ... Catherine Frazier Carrie Fisher ... Bailey Smith Cloris Leachman ... Maggie Debi Mazar ... Tanya India Ennenga ... Molly Haines Jill Flint ... Annie Ana Gasteyer ... Pat Joanna Gleason ... Barbara Tilly Scott ... Uta User Rating:4.8/10 (8,672 votes) IMDb User Rating:6.0/10 ( 86 votes) Yahoo! オトーサン、 「浅薄でつまらん映画だ!」 リメイクの悪い例のようです。 User Reviews arichmondfwc United States 2008年9月12日 こいつは、30年代のとちがう 時代を刻印されている「ザ・ウィメン」(1939)を 現代に蘇らせるのは、不可能な作業だ。 時代旅行はしようにもない。 この2008年版がそれを示している。 メグ・ライアンは好きだし、 キャロル・ロンバードを思い出す。 みかけは、ジョン・リバースそっくりだ。 何の面白みもない。 奇妙なことに、第2部のほうがましだ。 いずれにせよ、ノーマ・シアラーの演技には太刀打ちできない。 アネット・ベニングはましだが、 ロザリンド・ラッセルの思い出を消すのは、 まったくムリというもの。 ジョージ・キューカー監督作を離れたら、 いくらか楽しいだろう。 クロリス・リーチマン、キャンディス・バーゲンのおかげだ。 かつてのメアリー・ボーランドの役を ベット・ミドラーが演じている。 一番、ゆるせないのは、エヴァ・メンデスのクリスタルだ。 ジョーン・クロフォードの足元にも及ばない。 下品で身震いするし、醜い。 ダイアン・イングリッシュのような賢い監督が、 こんなにひどい女性映画をつくったのか、奇妙なことだ。 そう、見てみて、がっかり。 当たり前か。 オトーサン、 「SATCの方が、爽快だね」 correspondent75さん 2011年7月9日 女性の友情 他の方もおっしゃってるように、 「セックス・アンド・ザ・シティ」(SATC)を真似ていますね。 しかし、SATCよりは少し控えめって言うか、 おとなしい感じの映画でした。 また、SATCのように、最初から独身4人ではなく、 2人は結婚して子供もいる設定なので、 これは男性についての話題よりも、 女性同士の友情、本音をぶつけ合うような感じでした。 メアリーの旦那さんの浮気の話題が中心になり、 浮気役の女優さんはメアリーとは対照的でした。 また、それがいいところでもありました。 旦那さんの浮気の話題を中心として 女性同士の友情の深さを改めて感じましたが、 映画全体的のストーリー性が単調すぎて、 見ている途中で少し飽きてきた面もありました。 難しくないストーリーでしたので、逆に見やすかったです。 ただ、この映画ではなぜか男性が一切出てこないのが、 不自然に感じました。 あえて男性を出さないと言うユニークなアイディアも理解出来ますが、 メアリーの旦那さんを一目見てみたかったです。 相変わらず可愛いメグ・ライアンでした。


ランド・オブ・ウーマン/優しい雨の降る街で

オトーサン、 「おお、メグが出ている!」 フアンですから、NYに行ったときには、 「恋人たちの予感」に使われたレストランに行きましたよー。 でも、メグにしては、地味な役です。 何しろ、乳がんの闘病生活を演じるのですから。 メグが出ているのに、劇場上映されなかったのは、 イメージダウンを恐れたせいでしょうか。 原題:In the Land of Women (2007) 監督・脚本:Jon Kasdan Genre:Comedy / Drama / Romance Rated PG-13 for sexual content, thematic elements and language 上映時間:98分 あらすじ: 脚本家カーターは、女優の恋人にふられ、 仕事もトラブル続き。 心機一転、ロサンゼルスからミシガン州の郊外へ。 認知症の祖母の面倒をみながら、脚本を書く。 近所に住む主婦サラと、その娘ルーシーと顔見知りになる。 やがて、サラからは、乳癌になった、夫が浮気していると 知らされ、慰めるようになる。 娘のルーシーも、両親の関係や自分の恋愛問題で悩み、 カーターに相談するなかで、互いに惹かれ合っていく... 出演者: Adam Brody ... Carter Webb(カーター) Kristen Stewart ... Lucy Hardwicke(ルーシー) Meg Ryan ... Sarah Hardwicke(サラ) Olympia Dukakis ... Phyllis(フィリス) オトーサン、 「アダム・ブロディ、いい役者だね」 これまで彼の出演映画を何本かみていたようですが、 まったく印象に残っていませんでした。 この映画、乳がん患者の主婦や痴呆症の老婆が出るなど、 確かに、ハリウッド映画らしくない映画でした。 ADAM BRODY  アダム・ブロディ 誕生日 1979/12/15 出身 米カリフォルニア州サンディエゴ 学生時代は仲間とサーフィンに明け暮れていたが、 高校卒業後、すぐに演技の勉強を始める。 テレビ映画の端役で映画デビュー。 出演作 2000年「青春の日々/ゆかいなブレディー家」(TM) 2001年「アメリカン・サマー・ストーリー」 2002年「ザ・リング」 2003年「クール・ボーダーズ」 2005年「Mr.&Mrs.スミス」 2006年「サンキュー・スモーキング」 2007年「ランド・オブ・ウーマン/優しい雨の降る街で」 2009年「ジェニファーズ・ボディ」 MEG RYAN メグ・ライアン 誕生日 1961/11/19   出身 米コネチカット州フェアフィールド ジャーナリスト志願でニューヨーク大学で学んでいたが、 エージェントに見いだされ女優に。 1981年、「ベストフレンズ」で映画デビュー。 1991年、デニス・クエイドと結婚、 2001年、ラッセル・クロウとの不倫で離婚。 「恋人たちの予感」(1988)「めぐり逢えたら」(1993)で ゴールデン・グローブ賞にノミネート。 出演作 1981年「ベストフレンズ」 1983年「悪魔の棲む家3」 1986年「トップガン」「私立ガードマン/全員無責任」 1987年「インナースペース」◆「プロミストランド/青春の絆」◆ 1988年「D.O.A.死へのカウントダウン」◇      「プレシディオの男たち」◆ 1989年「恋人たちの予感」◇ 1990年「ジョー、満月の島へ行く」◇ 1991年「ドアーズ」◆ 1992年「キスへのプレリュード」◇ 1993年「フレッシュ・アンド・ボーン/渇いた愛の行方」◇      「めぐり逢えたら」◇ 1994年「男が女を愛する時」◇「星に想いを」 1995年「恋の闇 愛の光」「フレンチ・キス」◇ 1996年「戦火の勇気」◇ 1997年「アナスタシア」(声)◇「恋におぼれて」◇ 1998年「シティ・オブ・エンジェル」◇「ユー・ガット・メール」◇ 1999年「キャスティング・ディレクター」◆ 2000年「電話で抱きしめて」◇「プルーフ・オブ・ライフ」◇ 2001年「ニューヨークの恋人」◇ 2002年「デブラ・ウインガーを探して」 2003年「イン・ザ・カット」◇ 2004年「ファイティング・ガール」◇ 2007年「ランド・オブ・ウーマン/優しい雨の降る街で」 2008年「明日の私に着がえたら」 その他の出演者: Makenzie Vega ... Paige Hardwicke Elena Anaya ... Sofia Bunuel Kelsey Keel ... Teenage Girl Danielle Savre ... Teenage Girl Gia Mantegna ... Teenage Girl Rob Reinis ... Avi Rosenberg (voice) JoBeth Williams ... Agnes Webb Dustin Milligan ... Eric Watts Graham Wardle ... Gabe Foley Elise Gatien ... Tiffany Christine Danielle ... Tanya User Rating:6.7/10( 15,180 votes) IMDb User Rating:6.8/10(  188 votes) Yahoo! オトーサン、 「なかなかの映画!」 User Reviews bw11さん United States 2008年8月12日 ハリウッドも、大人になってきたか? ハリウッドは、ついに感情面でも成熟し、 創造性をもつようになってきたようだ。 この映画、嬉しいサプライズだ。 すべてのひとに、おすすめしたい。 心の闇、ざわつき、輝きといった 感情のゆらぎを味わえるひとに向いている。 登場人物たちは、つながりを求めて当てもなくさまよう。 (ハリウッドは、奇麗事にしてしまうが) 普通の善き人も、時にめくらになり、 生きのび、再生しようと必死で頑張るのだ。 こうした映画が、もっとあっていい。 考えさせ、感じさせる映画をl! オトーサン、 「分かる、分かる、その気持ち」 ジーナさん 2009年7月15日 クリーンな再生ドラマ お祖母ちゃんが凄くイイ! 孫に対するお祖母ちゃんの反応とか 生活の中で発するセリフや行動に笑わせてもらいました。 ・・・と言っても笑かそうってタイプの笑いではなく、 クスッと笑える力が抜けた笑いなのがクセになります。 オマセな妹ちゃんもなかなかGOODでしたね。 主人公を演じたアダム・ブロディは、 最初こそ地味で花が無かったのですが 観れば観るほど魅力的に感じて、ちょっとキュンとしました。 こんな的確にアドバイスと「ありがとう」を言える男性がいたら、 そりゃ悩み相談しちゃいますわ。 ご近所の母娘の相談に乗りながら 自分の苦悩が和らいでいく感じも分かります。 他人の悩みを聞いているうちに自分に対する答えが出る事ってあるし・・・。 様々な事に気づかないフリをして、 何事にも平然と振る舞うメグの気持ちも何となく共感できますね。 そんな母親に対してイラつく娘の気持ちも分かるし・・・。 とにかく男性よりも女性が感情移入できる設定だと思います。 仕事と恋愛が低迷中の主人公、 病気と家族に悩まされるお向かいの奥さん、 恋愛と母親(過去)の事でモヤついている向かいの娘など それぞれが問題を抱えていてそれぞれが解決に向けて歩き出す ストーリーは浅いようで深く、深いようで浅いですが どこか心地よい雰囲気が漂っていました。 重厚なドラマが観たい時には不向きですが、 ライトなドラマをサクッと観たい時にはイイかもしれません。


黄金の七人

オトーサン、 「大金強奪ねぇ」 古くは、東京府中での3億円事件、 最近では、東京立川での3億円事件、 これだけ金額が大きくなると、不謹慎ながら、 逃げおおせるように願う気が起きますよね。 さて、この映画の7トンの金の延べ棒は、 時価いくらになるか想像するのも楽しいですよね。 「東日本大震災復興宝くじ」の収益金140億円を上回るでしょうか? 原題:Sette uomini d'oro (1965) 監督・原作::Marco Vicario 脚本:Noelle Gillmor/ Mariano Ozores hijo/Marco Vicario Genre:Comedy Country:Italy / France / Spain Language:Italian 上映時間:91分 あらすじ: スイス銀行の大金庫には、 数百億円の金の延べ棒が眠っている。 ある冬の日、道路工事の車がやってきて、 オレンジ色の服を着た各国の精鋭が、 道路に穴をあけ地下にもぐっていった。 向いのホテルの一室では、“教授"が、 情婦のジョルジアを傍わらに指揮をとっている。 午後1時、計画通りに仕事を完了。 金の延べ樺は“銅"という名目で発送されてしまう... 出演者: Rossana Podesta ... Giorgia(ジョルジャ) Philippe Leroy ... Albert(“教授") Jose Suarez ... Bank Manager(頭取) オトーサン、 「妖艶というか、何というか」 経歴をみたら、リビア・トリポリ出身とか。 カダフィ大佐のお気に入りだったのかも。 ROSSANA PODESTA  ロッサナ・ポデスタ 誕生日 1934/8/20 出身 リビア・トリポリ 父親は元トリポリ市長・彫刻家。 5歳の時にイタリアに移り住んだ。 学生時代は水泳選手。 1950年、映画デビュー その後アメリカ・フランス映画にも出演。 出演作 1952年「貴方は若すぎる」 1953年「熱情のしぶき」 1955年「ユリシーズ」「トロイのヘレン」 1956年「サンチャゴ」 1959年「狂った本能」 1960年「復讐の血戦」 1962年「ひとりローマと戦う」「黄金の矢」 1963年「ソドムとゴモラ」 1964年「顔のない殺人鬼」「濡れた本能」 1965年「黄金の七人」 1966年「続・黄金の七人/レインボー作戦」 1971年「黄金の七人・1+6/エロチカ大作戦」 1973年「あゝ情熱」 1980年「サンデー・ラバーズ」 1983年「超人ヘラクレス」 1985年「女テロリストの秘密」 その他の出演者: Gastone Moschin ... Adolf (英国人) Gabriele Tinti ... Aldo (イタリア人) Giampiero Albertini ... August (ポルトガル人) Dario De Grassi ... Anthony (アイルランド人) Manuel Zarzo ... Alfonso (スペイン人) Maurice Poli ... Alfred (フランス人) Ennio Balbo ... Police Chief User Rating:6.9/10 (110 votes) IMDb User Rating:8.1/10 (143 votes) Yahoo! オトーサン、 「愉快、愉快!」 User Reviews Pishiroさん Australia 2005年4月12日 楽しいギャング映画 このDVD、日本で見つけて嬉しかった。 日本でしか見つけられないのだ! 残念ながら、イタリア語か英語の吹き替えだった。 だが、よく出来ていて、俳優たちは地方訛りを出そうとしていた。 この映画、忘れられた古典だ。 イタリア映画「トプカピ」や「おしゃれ泥棒」に匹敵する。 どんでんがえし、頭のいい犯罪者たち、耳が不自由な犯罪者、魅惑、 60年代の安手の技術、そして覚え易いサウンドトラック。 基本は、スイス銀行にある金の延べ棒の強奪だ。 実によく計画され、実行されている。 問題は、数トンもの金の延べ棒を国外に運び出せるかだ。 フアンなら、その方法を考えてほしい。 強くオススメする。 10点満点で7点。 オトーサン、 「いま,お幾つなんだろう?」 ナンシーChang! さんのフアンなら、 あれこれ想像を逞しくしてください。 少女時代に見たというので、50代でしょうか。 ナンシーChang! さん 2006年4月21日 イタリア映画界に燦然と輝く“犯罪コメディ” 「TVで洋画」の少女時代は、 断然ヨーロッパ映画>ハリウッド映画だった私。 中でもイタリア映画は一番好きでした。 フェリーニ、ヴィスコンティ、パゾリーニらによる芸術映画と、 マカロニウエスタンに代表される B級エンターテインメントとのギャップがたまらなくて、 もう狂ったように観まくったものです。 そんな時代に出合った本作は、 そのどちらにも属さない極上の娯楽映画。 イタリア映画界に燦然と輝く “犯罪コメディ”の大傑作と言っても過言ではありません。 ジュネーヴのスイス銀行に眠る 7トンの金塊を狙って展開される一大強奪作戦。 地下に潜って金庫の底に穴を開けるなど、 奇抜なアイディア満載の金塊強奪劇は勿論のこと、 キャラクターがとにかく魅力的。 “教授”(フィリップ・ルロワ)が無線で指示を飛ばし、 6人の仲間が実働部隊として大活躍。 そして“教授”にぴったりと寄り添う情婦ジョルジア(ロッサナ・ポデスタ)。 この人の存在感は圧倒的です。 敵か味方かハッキリしないミステリアスな美女で、 しかも登場するたびに悩殺コスプレ大会という (絶対に峰不二子のモデルでしょう) 男性にはたまらないセクシーキャラです。 二転三転するストーリー展開も絶妙で、 飽きることなくラストまで一気に楽しめます。 無駄な描写を一切廃し十二分に練り上げられた構成は、 とてもイタリア製コメディとは思えない完成度(爆)。 ジョルジア嬢のエッチなコスチューム、 教授が操る怪しげな“最新機器”のレトロな形状、 原色を効果的に配したサイケでキッチュな映画の背景 (古い街並みとのコントラストの妙!)などなど、 映像も刺激的で、これが40年も前のものとはとても信じられない。 6人が現場に乗りつける真っ黄色の車とオレンジ色のユニフォームなんて最高です。 もうひとつ、忘れちゃいけないのが 全編に流れるアルマンド・トロヴァヨーリの音楽の功績。 ジャズとスキャットとバロックを融合させたような?独特のメロディは、 一度聴いたら忘れられません。 映画のポップな映像を引き立てて、とってもオシャレ (テーマ曲をフリッパーズ・ギターがカバーした時には驚いた)。 この作品の“小粋さ”をグンとアップさせています。 後で知りましたが、公開当時は日本でもヒットしたようです。 未見の方は是非ご覧下さい。


ハンナとその姉妹

オトーサン、 「なつかしいなぁ、セントラルパークだ」 貯水湖を回るジョギングコースが出てきました。 「この金網、撤去するといいのに」 NYを撮っては余人を許さないウディ・アレン、 逆手に取って、不安心理を表す背景に利用しています。 原題:Hannah and Her Sisters (1986) 監督・脚本:Woody Allen Genre:Comedy / Drama / Romance 上映時間:103分 あらすじ: 三姉妹の長女ハンナの夫エリオットは、 家庭的な彼女に満足しているものの、 ふとしたはずみで三女のリーに夢中になってしまう。 リーは、歳の離れた画商のソーホーと同棲中。 一方、次女のホリーは、陽気な性格ではあるが、 恋愛も仕事も中途半端だ。 おまけに、前夫のミッキーは病気恐怖症、 ハンナには心配の種が尽きない。 出演者: Mia Farrow ... Hannah(ハンナ) Dianne Wiest ... Holly(ホリー) Barbara Hershey ... Lee(リー) Michael Caine ... Elliot(エリオット) Woody Allen ... Mickey(ミッキー) オトーサン、 「オールスターキャスト!」 マイケル・ケインをはじめ、みんな素敵です。 女優陣はみんなキレイで演技上手だし、 病気恐怖症ウディのコミカルな演技も大したもの。 病気でも何でもないと分かって、 病院の前の道を小躍りしながら走るシーンは、 みんなの共感を呼ぶでしょう。 MICHAEL CAINE  マイケル・ケイン 誕生日 1933/3/14 出身 英ロンドン 15歳から様々な職を転々とし、朝鮮戦争に従軍。 帰国後、ロンドンに戻り、 サセックス州ホーシャムでの舞台監督助手の仕事につく。 働きながら、ロンドンの演劇学校で学び、舞台デビュー。 54年「ケイン号の叛乱」から芸名を取り、マイケル・ケインにする。 56年「韓国の丘」で映画デビュー。 63年「ズール戦争」の中尉役で注目され、 65年「国際諜報局」のハリー・パーマー役で一躍有名となった。 66年「アルフィー」でニューヨーク批評家協会最優秀男優賞受賞。 86年「ハンナとその姉妹」、99年「サイダーハウス・ルール」で アカデミー助演男優賞を受賞。 88年「ペテン師とサギ師」、98年「リトル・ヴォイス」で ゴールデン・グローブ賞を手にした。 出演作 1956年「韓国の丘」 1957年「スパイ戦線」「最後の決死隊」 1958年「鍵」 1961年「カイロ作戦命令」 1962年「新泥棒株式会社」 1963年「ズール戦争」 1965年「国際諜報局」 1966年「パーマーの危機脱出」「泥棒貴族」「アルフィー」 1967年「女と女と女たち」「夕陽よ急げ」「10億ドルの頭脳」 1968年「恐怖の落とし穴」「怪奇と幻想の島」「大侵略」 1969年「ミニミニ大作戦」「空軍大戦略」 1970年「燃える戦場」「最後の谷」 1971年「狙撃者」「ある愛のすべて」 1972年「悪の紳士録」「探偵/スルース」 1974年「ドラブル」「マルセイユ特急」 1975年「ケープタウン」「愛と哀しみのエリザベス」「王になろうとした男」 1976年「ニューヨーク一攫千金」「鷲は舞い降りた」 1977年「遠すぎた橋」「シルバー・ベアーズ」 1978年「スウォーム」「アシャンティ」「カリフォルニア・スイート」 1979年「ポセイドン・アドベンチャー2」 1980年「殺しのドレス」「アイランド」 1981年「キラーハンド」「勝利への脱出」 1982年「デストラップ/死の罠」「ジグソーマン」「リタと大学教授」 1983年「愛と名誉のために」「アバンチュール・イン・リオ」 1985年「レゲエ de ゲリラ」「第三大国の遺産」 1986年「くたばれ!ハリウッド」「影の軍隊」「モナリザ」      「ハンナとその姉妹」      「ハーフムーン・ストリート」 1987年「恋はお手上げ」「ジョーズ87/復讐編」「第四の核」 1988年「ペテン師と詐欺師/だまされてリビエラ」      「迷探偵シャーロック・ホームズ/最後の冒険」      「マネーゲームで大逆転」(声) 1990年「殺意のシステム/ショック・トゥ・ザ・システム」「Mr.ディスティニー」      「ダブルチェイス/俺たちは007じゃない」 1992年「ブルー・アイス」「カーテン・コール/ただいま舞台は戦闘状態」      「クリスマス・キャロル」「永遠に美しく」 1994年「沈黙の要塞」 1997年「ブラッド&ワイン」 1998年「リトル・ヴォイス」 1999年「サイダーハウス・ルール」      「ニューヨークの亡霊」 2000年「追撃者」「クイルズ」「デンジャラス・ビューティー」 2001年「逃亡犯」 2002年「オースティン・パワーズ ゴールドメンバー」 2003年「ウォルター少年と、夏の休日」「愛の落日」 2005年「バットマン ビギンズ」「奥さまは魔女」「ニコラス・ケイジのウェザーマン」 2006年「トゥモロー・ワールド」「プレステージ」 2007年「スルース」「ダイヤモンド・ラッシュ」 2008年「ダークナイト」 その他の出演者: Carrie Fisher ... April Maureen O'Sullivan ... Norma Lloyd Nolan ... Evan Max von Sydow ... Frederick Lewis Black ... Paul Julia Louis-Dreyfus ... Mary Christian Clemenson ... Larry Julie Kavner ... Gail J.T. Walsh ... Ed Smythe John Turturro ... Writer User Rating:7.9/10 ( 23,496 votes) IMDb User Rating:8.0/10 ( 314 votes) Yahoo! オトーサン、 「名作だね」 アカデミー賞受賞 1986年 ・助演男優賞 マイケル・ケイン ・助演女優賞 ダイアン・ウィースト ・脚本賞 同ノミネート ・作品賞 ・監督賞 ウディ・アレン ・美術(監督)賞 ・美術(装置)賞 ・編集賞 User Reviews Movie_Man 500 La La Landさん 2005年8月23日 完璧なウディ・アレン 実に愉快なコメディ。 ウディ・アレンの常連勢ぞろい。 ダイアン・ウィーストはサイコー。 分刻みで、輝き、神経症になり、無防備になる。 マイケル・ケインは、最高に感動的。 ミア・ファローは、例によって、悲痛だ。 声がそう感じさせるのだろう。 彼女と実母モーリーン・オサリバンのシーンが素敵だ。 マンハッタンが綺麗に撮れている。 息を呑むような色彩。 役者たちの関係が見事に織りこまれている。 ウディ・アレン特有のギャグもサイコー。 病気恐怖症の後、急に宗教心が芽生えて、 紙袋からやおら聖書と十字架を取り出し、 その後、聖なるパンとマヨネースを取り出すのだ。 実に愉快だ! アカデミー賞の脚本賞や助演演技賞受賞も当然だ。 みんなに受賞してほしかった。 みんな見ていて、信じられ、楽しい。 私のお気に入りのマックス・フォン・シドーの フレデリック老人役は、シニカルだ。 もっと出番がほしかった。 感謝祭の日の夕食の彼を想像しよう... オトーサン、 「そう、マイケル・ケインはいいね!」 ロビーJさん 2007年5月20日 これは結構楽しめる映画。 ウディ・アレンの作品の中でも本作は見やすくて、 とても楽しく見る事が出来た。 ミア・ファローとダイアン・ウィースト、 そしてバーバラ・ハーシー演じる3人の姉妹は、 それぞれの悩みを抱えながらもお互いを想いあって、 いざという時は助け合っていく姿は感動を与えてくれます。 そして妻がいながら妻の妹に恋してしまう男を マイケル・ケインが今までにないくらい自然に演じきっている。 本当に本作の最大の注目すべき人は マイケル以外に考えられないほどのハマり役だし、 初めて彼を見てウットリもしてしまった。 ウディはミアの元夫にしてミアの妹と恋に落ちる気難しい 彼のお決まりとも言っていい男の役を 楽しそうに演じているのも最高に良かった。 ミアも美しいし、ダイアンも素敵。 そしてバーバラもこの頃はホント可愛かった。 他にもチョイ役でダニエル・スターンや ジョン・タトゥーロも出ているので最高に嬉しい。 とても見やすいウディの傑作映画だ!


アルティメット2 マッスル・ネバー・ダイ

オトーサン、 「おお、続編もあるんだ!」 無料動画サイトGyaO!の夏休み出血大サービス。 リュック・ベッソンの勧善懲悪の壮絶アクション。 演じるは、すでにお馴染みのシリル・ラファエリ&ダヴィッド・ベル。 今回は、大統領まで登場する政治ドラマのおまけつき。 原題:Banlieue 13 - Ultimatum (2009) 監督:Patrick Alessandrin 脚本:Luc Besson Genre:Action / Crime / SF Rated R for some violence, language and drug material Country:France Language:French 上映時間:101分 あらすじ: 無法地帯バンリュー13地区。 秘密保安介入局長官ガスマンは、 かねてから地区の一掃を計画しており、 共和国大統領をそそのかしていた。 何者かに警官が射殺される。 レイトは、事件の背後に政府の陰謀を嗅ぎつける。 しかも、3年前ともに戦った潜入捜査官ダミアンが、 麻薬所持の濡れ衣を着せられ、投獄されてしまう。 レイトは、ダミアンを脱獄させ、権力に歯向かう。 出演者: Cyril Raffaelli ... Capt. Damien Tomaso(ダミアン) David Belle ... Leito(レイト) Philippe Torreton ... Le president de la Republique(共和国大統領) Daniel Duval ... Walter Gassman(ウォルター・ガスマン) Elodie Yung ... Tao(タオ) オトーサン、 「菅さんも、大変だっただろうな」 この映画では、執務室にやってくる長官や将軍が、 手を変え品を変え、大統領に大量虐殺をそそのかします。 理想論も、原則論も、すべて現実論の前に論破されますが、 それでも、ウンと言ってくれないと、 自分たちに都合のよい現実を作りだすのです。 この映画の場合では、あえて警官を殺し、ネットで映像を流し、 大衆の怒りを爆発させ、世論の力で大統領を屈服させるのです。 その他の出演者: MC Jean Gab'1 ... Molko James Deano ... Karl le skin Laouni Mouhid ... Ali-K Fabrice Feltzinger ... Little Montana Pierre-Marie Mosconi ... Roland Johnny Amaro ... Policier centre de controle Pascal D'Amato ... Le garde escaller prefecture Guy Amram ... Le chef commando GIGN Pascal Aubert ... Le Chef De Poste Jean-Gilles Barbier ... Le commandant de police User Rating:6.4/10( 9,234 votes) IMDb User Rating:7.2/10( 285 votes) Yahoo! オトーサン、 「第1作よりも、いいのでは?」 上述のように、第1作よりも政治ドラマが加わっています。 欧州で火を吹いている移民や失業者の怒りのマグマ、 それを鎮圧しようという為政者のあせりを感じさせてくれます。 User Reviews Paul Celanoさん Howell, MI USA 2010年8月4日 大ジャンプ 第1作のあと、もっと面白いものを希望していた。 だが、こいつは本当にいい。 デビット・ベルは、フランス流パルクールの創始者だが、 第1作とは異なり、本作では技を披露していない。 だが、1回だけすごいジャンプをみせている。 シリル・ラファエリも、空手や中国の格闘技を見せていない。 だが、2回のクールなシーンがある。 第1作同様、ストーリーは、限られている。 だが、第1作よりも弱い。 だが、本作には、色どり豊かな人物が出ていて、楽しめた。 それぞれ、得意技をもっている。 音楽は、かなりいいし、アクションとよくあっている。 さて、ストーリーに戻ろう。 背景は、第1作同様だが、ちがう悪い奴が出てくる。 かなりイベントが多いと言えよう。 観客が待っているのは、 ベルかラファエリが何かクールなことをやってくれることだ。 悪く取らないでほしい。 本当に楽しんだ。 ただ、全部じゃなかった。 オトーサン、 「ジーナさんとは、意見が合うなぁ」 ジーナさん 2010年11月4日 切れ味抜群のアクション ワイヤー無し、使うのは自分の肉体のみ! という衝撃のアクション「アルティメット」の続編です。 横暴な悪人や政府など敵との対決はスケールUPしていますが、 ストーリーはいたってシンプル(笑) 悪企みに関しては もう少し見ごたえのある練られた策を講じて欲しかったですね。 まぁ、明快なストーリーなのでスッキリ気持ちの良い作品ですけど・・・ 良くも悪くもリュック・ベッソンらしいテイストですね(爆) 追っ手から逃げたり、警察署から抜け出したりなど 追われる状況は緊迫感があってよかったです。 前作のほうがストーリー性はありましたが、 今作はアクションの度合いが高くなってますので それなりに楽しめますね。 欲を言えば、後半までスリリングに 観れるようなアクションの工夫があると良かったでしょう。 面白みのあるキャラクターを混ぜたかったのかもしれませんが、 仲間が増えた事でだいぶB級感が出ちゃったのが残念でした。 キャスティングのほうは、シリル・ラファエリ&ダヴィッド・ベルが引き続き出演しています。 相変わらず素晴らしい筋肉で並外れたアクションを披露しています。 あの人の女装も必見です(笑) スピーディな展開、乱雑なセクション13の雰囲気など、 下手な期待をせずに鑑賞すれば 続編として十分合格点に達していると思いますよ。 ストーリーや登場人物が前作から引き続いていますので、 内容を忘れている方は 「アルティメット」を復習してから鑑賞したほうが良いかもしれません。


アルティメット

オトーサン、 「GyaO!しかないの?」 今日は映画不作の日でした。 午後のロードショウも、BSも、見たやつばかり。 おまけに、TSUYAYA DISCASも返却したばかり。 でも、こういう時の力強い助っ人は、GyaO! 脚本は、あの「ニキータ」「レオン」のリュック・ベッソン。 面白くないはずはありません。 「なーんだか悪いねぇ。申しわけないねぇ」 いい時代になったものです。 無料で、こんなに面白い映画をみられるのですから。 原題:Banlieue 13 (2004) 監督:Pierre Morel 脚本:Luc Besson/ Bibi Naceri Genre:Action / Crime / SF Motion Picture Rating (MPAA) Rated R for strong violence, some drug content and language 上映時間:85分 あらすじ: パリ、2010年。 タハが支配する無法地帯バンリュー13。 ここで生まれ育ったレイトは、 ドラッグを一掃しようと、一人、タハに立ち向かい、 警察に突き出すが、警察はタハを解放し、レイトは拘束される。 しかも、最愛の妹ローラはタハにさらわれてしまう。 6ヶ月後、緊急事態が発生。 時限爆弾をタハが盗み、バンリュー13地区へ。 時限装置が作動すれば、 半径8キロ以内の200万人の命が奪われる。 残された時間は24時間! エリート潜入捜査官ダミアンと地理に詳しいレイトに、 爆弾解除の指令が下る... 出演者: Cyril Raffaelli ... Capt. Damien Tomaso(ダミアン) Dany Verissimo ... Lola(ローラ) David Belle ... Leito(レイト) Bibi Naceri ... Taha Bemamud(タハ) オトーサン、 「みよ、この格闘!」 最初から最後まで目を離せない軽業・力技・頭脳戦が続きます。 「こうなると、美女はかえって邪魔だね」 その他の出演者: Tony D'Amario ... K2 Francois Chattot ... Kruger Nicolas Woirion ... Corsini Patrick Olivier ... Le colonel Samir Guesmi ... Jamel Jerome Gadner ... K2 boy 1 Tarik Boucekhine ... Yoyo) Gregory Jean ... Para 2 Warren Zavatta ... Para 3 Dominique Dorol ... Cerbere Taha Ludovic Berthillot ... Le gros mercenaire User Rating:7.1/10(25,790 votes) IMDb User Rating:8.3/10(  666 votes) Yahoo! オトーサン、 「いやぁ、面白かった!」 User Reviews Simon Boothさん UK 2005年10月12日 すばらしいアクション映画 深遠な筋書きは期待するなかれ 一口で言えば、フランス風「マッハ!Ong-Bak」ということか。 深遠なストーリーはないにせよ、 より優れた価値と使い勝手ある。 (80分の映画で、アクションが50%もあれば、 ストーリーは期待できい) 残念ながら、ハリウッド流にアクションを過剰編集している。 ダヴィッド・ベルとシリル・ラファエリの技は大したもの。 彼らをみせるのが、この映画の存在理由だ。 - なぜ、いい映画を3つのちがうシーンに切り刻んだのだろう。 そっれでは、楽しみが減るじゃないか? 演技者たちを褒めたい。 ラファエリの振り付けは、見るに値する! 不必要な挿入シーンを除いた再編集版をみたい。 そうすれば、輝く動きが見られるだろう。 問題もあるが、私の採点は 8/10。 オトーサン、 「そう、驚きのスーパーアクションだ!」 ジーナさん 2010年8月24日 まさに芸術 ストーリーは非常に分かりやすくなっているので 純粋にシリル・ラファエリとダヴィッド・ベルのアグレッシブな動きをたっぷり堪能できます。 CGも使わずワイヤーも使わず代役もなし…なのに、 自由自在にこれでもか!と動き回る彼らに目を奪われっ放しです。 これだけ緻密なアクションだと相当撮影に苦労したんでしょうね〜 アクションだけではなく、パリの描き方(設定)も斬新ですし 展開も速いので全く飽きずに鑑賞できました。 リュック・ベッソンらしいクールな世界観に、 計算しつくされた驚きのスーパーアクションは必見でしょう。


ハイジ

オトーサン、 「これ、見ていなかったっけ」 宮崎アニメ「アルプスの少女ハイジ」をチェック。 索引には出ていませんでした。 「すると...」 その昔、のテレビシリーズの印象が残っていたようです。 アニメと思いこんでいたので、 実写版と知って、はじめは強い違和感がありました。 原題:Heidi (2005) 監督:Paul Marcus 原作:Johanna Spyri 脚本:Brian Finch Genre:Drama / Family Country:UK Language:English 上映時間:104分 あらすじ: アルプスの山奥の小屋に、一人暮らしの老人アルム。 ある日、孫のハイジを、彼女の叔母デーテに押し付けられる。 やがてハイジは、アルムや少年ペーターと仲良くなり、 高原でのヤギ放牧や鳥や花、見るものすべてに目をみはる。 そんな時、デーテ叔母さんがやってくる。 富豪の娘で足が不自由な娘クララの遊び相手にしようというのだ。 執事のロッテンマイヤーは、ハイジを毛嫌いする。 出演者: Emma Bolger ... Heidi(ハイジ) Max von Sydow ... Alp(老人アルム) Geraldine Chaplin ... Rottenmeier(ロッテンマイヤー) Pauline McLynn ... Detie(デーテ) Sam Friend ... Peter(ペーター) Jessica Claridge ... Clara(クララ) オトーサン、 「エマ・ボルジャー以下、子役の3人が可愛くない」 EMMA BOLGER  エマ・ボルジャー 誕生日 1996/1/5 出身 アイルランド・ダブリン 2002年「イン・アメリカ/3つの小さな願いごと」に 姉サラと共に出演。サテライト賞助演女優賞。 放送映画批評家協会賞新人女優賞にノミネートされる。 出演作 2002年「イン・アメリカ/3つの小さな願いごと」◆ 2003年「ダブリン上等!」◆ 2005年「ハイジ その他の出演者: Diana Rigg ... Grandmamma Del Synnott ... Sebastian Kellie Shirley ... Tinette Robert Bathurst ... Mr. Sessemann Oliver Ford Davies ... Dr. Classen Caroline Pegg ... Bridget Jessica James ... Grannie Alexander Main ... Frankfurt Boy Karl Johnson ... Old Man User Rating:5.9/10 (267 votes) IMDb User Rating:7,8/10 (238 votes) Yahoo! オトーサン、 「Yahoo!のスコアは、高いなぁ」 User Reviews Allen Brownさん United Kingdom 2005年8月24日 魅力的でシンプルな映画 娘2人と見たが、そう前向きではなかった。 批評がよくなかったからだ。 出だしはスローで、その後も同様だった。 でも、美しかった。 家のDVDで見たので、さほど引きつけられなかったが、 その純粋な力には、抗いがたいものがある。 全編、いい演技で、面白い仕掛け花火もあった。 7歳の娘は、一番のお気に入りよとコメントした。 それまで好評の「Mr.インクレディブル」や 「アーサー・クリスマスの大冒険」に取って代わったのだ。 4歳の娘も、大喜び。 私も嬉しくなった。 家族向けに推奨したい。 ハイジは、エイリアンたちと戦わないし、 お爺さんから忍者の術を教わることもない。 だが、ストーリーがいいので、 あらゆる世代に向いていると思う。 オトーサン、 「同感!」 スイスの景色も悪すぎます。 volontistaさん 2006年8月15日 これがハイジの世界!? 霧が立ちこめるアルプスの山々。 妙に湿っぽい高原に建つおじいさんの山小屋。 ペーターが山羊たちを連れて行く放牧地は、 ほとんど草が生えていない岩場!? 約2時間の枠に、ヨハンナ・スピリの原作“Heidi”を 全て盛り込むのは到底無理である。 となると、どういうスタンスで、 どこに焦点を絞って制作しようとしたのかが重要になる。 ところが本作品は、観客が原作や 日本アニメ『アルプスの少女ハイジ』全52編を知っていることを 前提に制作されているとしか思えないほど、展開が雑で、 きめ細やかな表現がほとんどない。 人物設定もみてみよう。 ハイジは、いまいち子どもらしい元気さがないが、 純真さは充分に感じられる。 知的に見える金髪のペーターは、 本作品独自の活躍をしてくれるのかと期待したが、ハズレ。 たいした役割を果たすわけでもなく、 原作のような救いようもないおバカでもない。 クララは人畜無害、存在感なしという点は、原作にかなり近い。 フランクフルトから帰ってきたハイジに「帰れ!」と言うおじいさん。 村人たちに変人と言われているおじいさんの複雑な心境を この台詞に映し出そうとしたのだろうが…。 そしてロッテンマイヤーさんは、単なる意地悪オバサン、 悪者にされてしまっている。 原作者スピリは、人間は天真爛漫だけではだめで、 しかるべき教育やしつけは必要と考えていた。 そういう意味で、厳格なキリスト教精神に基づく教育係である ロッテンマイヤーさんの、この物語における役割は重要なはずだが…。 もちろん原作においても融通の利かない人ではある。 せめて、おじいさんの山小屋とその周辺の風景だけは、 観る者を裏切らないでほしかった。 今ではマイエンフェルト周辺の風景は、 インターネットでいつでも見られるだけに。 いろいろとあげつらってしまったが、 『ハイジ』という物語を改めて考えさせてくれる機会にはなった。


私立ガードマン/全員無責任

トーサン、 「なんだか気の毒だなぁ」 メグライアン目当てで借りたのですが、主役でもないし、 ラブコメも不発でした。 それにしても、この邦題、何とかなりませんかねぇ。 原題:Armed and Dangerous (1986) 監督:Mark L. Lester 原作:Brian Grazer/Harold Ramis/James Keach 脚本:Peter Torokvei/Harold Ramis Genre:Action/ Comedy / Crime 上映時間:88分 あらすじ: 警官フランクは、同僚に罪を着せられクビ、 警備会社に勤めることになる。 元弁護士のノーマンとコンビを組むが、 再三、強盗に襲われる。 やがて2人は、一連の事件の背後に 組合のボス、カルリーノではないかという疑惑を抱く。 警備会社オーナー、オコネルの娘マギーは ノーマンに好意を抱き、捜査に協力しはじめる。 出演者: John Candy ... Frank Dooley(フランク) Eugene Levy ... Norman Kane(ノーマン) Meg Ryan ... Maggie Cavanaugh(マギー) Kenneth McMillan ... Captain Clarence O'Connell(オコネル) Robert Loggia ... Michael Carlino(カルリーノ) オトーサン、 「へぇ。主役もやれるんだ」 人情味のある陽気な男、憎めない坊やみたいです。 ジョン・キャンディ JOHN CANDY 誕生日:1950/10/31 - 1994/03/94 出身: 幼い頃に父親を心臓発作で亡くし、母方の家族に育てられる。 その頃からコメディ番組が好きでカトリック系の学校に通い、 フットボールとアイスホッケーの選手として活躍。 大学ではジャーナリズムを専攻する傍ら 演劇にも興味を示し、舞台やCMに出演。 70年代にはトロントのアングラ演劇に深く関わるようになった。 その後ペンキ工場やスポーツ店の店員などをしながらTVや映画に出演。 71年、ダン・エイクロイドと知り合い、 彼の勧めでセカンド・シティ・カンパニーの トロント支部のオーディションを受け、成績優秀のためにシカゴ本部に入団。 同団のTV番組に出演しながら脚本を担当して二度エミー賞を受賞。 やがて俳優への比重を多くし始め、 80年代からは特にジョン・ヒューズ監督の常連として 多くのコメディ作品に出演。 観客を笑わせながら人生の悲哀を時折匂わせる演技には定評があった。 79年に結婚してふたりの子供がいたが、 94年、「ビッグ・ランニング」のクランク・アップ直前に 心臓発作のために急死。 出演作: 1994年「ジョン・キャンディの大進撃」「ビッグ・ランニング」 1993年「がんばれ!ルーキー」「モンテカルロ殺人事件」 「クール・ランニング」 1991年「ジョン・キャンディの夢におまかせ」「オンリー・ザ・ロンリー」 1990年「ビアンカの大冒険/ゴールデン・イーグルを救え!」(声)      「恋の時給は4ドル44セント」「絶叫屋敷へいらっしゃい」 「ホーム・アローン」 1989年「おじさんに気をつけろ!」      「ダン・エイクロイドとジム・ベルーシの ハーレーダビッドソン&クレイジーライダー」      「キャノンボール/新しき挑戦者たち」 「ジョン・キャンディの 迷探偵ハリーにまかせろ?!」 1988年「大混乱」 1987年「スペースボール」「大災難P.T.A.」 1986年「私立ガードマン/全員無責任」「リトルショップ・オブ・ホラーズ」 1985年「クレイジー・ファミリー/太陽がめいっぱい」「ピース・フォース」      「セサミストリート ザ・ムービー:おうちに帰ろう、ビッグバード!」       「マイナー・ブラザース/史上最大の賭け」 1984年「スプラッシュ」 1983年「大脱線」「ホリデーロード4000キロ」 1981年「ヘビー・メタル」(声)「パラダイス・アーミー 」 1980年「第三の標的」「ブルース・ブラザース」 1979年「ロスト・アンド・ファウンド」「1941(いちきゅうよんいち)」 1978年「サイレント・パートナー」 1976年「ドムドム・ビジョン」 1975年「ボロ・コップ」   その他の出演者: Brion James ... Anthony Lazarus Jonathan Banks ... Clyde Klepper Don Stroud ... Sergeant Rizzo Larry Hankin ... Kokolovitch Steve Railsback ... The Cowboy Robert Burgos ... Mel Nedler Tony Burton ... Cappy Robert Gray ... Butcher Larry Flash Jenkins ... Raisin Stacy Keach Sr. ... Judge User Rating: 5.1/10( 4,806 votes) IMDb User Rating:10.0/10( 17 votes) Yahoo! オトーサン、 「随分スコアがちがっているなぁ」 ある種の層に、カリスマ的な魅力があるのでしょうね。 User Reviews 2003年9月11日 Movie Nuttballさん U.S.A. すばらしいジョン・キャンディの映画! こいつは、ジョン・キャンディの最高傑作だ! ユージン・レヴィ、メグ・ライアン、ブライオン・ジェームス、 ロバート・ロギア、ジェームス・トールキン、ケネス・マクミラン、 トム・リスターJr.、みんなよかった。 リスターとジョン・キャンディの競演が好きだ! みんなを面白がるの派好きではないが、 ジョン・キャンディが自分をコケにするときは、 いつも実に愉快だ。 リスターが、Zeusのトレードマスクをみせるのも好きだ。 ジョン・キャンディや上述のひとのフアンで、 陽気なアクション満載でいい音楽がついているコメディが好きなら この古典映画を早くみることを強くお奨めする! オトーサン、 「自由闊達な口語体が魅力だね」 なちらさん 2009年1月17日 この鼻クソヤロー 社訓の唱和がまるで揃わなかったり、 廃棄物処分場の担当がゾンビの様に変貌していたり。 サメがヒットして釣り人達に絡まりまくったり。 爆笑ってほどじゃないんだけど、 地味なギャグが何だか面白いんだよね! ぶっ飛んだヘンテコカウボーイも良かった。 (彼は若い頃のT・L・ジョーンズに似てるな) あと、B・ジェームズ!怖い…。 大してセリフは無いのにスゲー不気味。 組合費が週15ドルって! ヤダよ、そんなの。

午後の遺言状

オトーサン、 「あれ、前に見ていたぞ」 索引をチェックしたら、見たのは、2006年でした。 その時の評価は、星4つ。 でも、今回見た上での評価は、星5つです。 「馬齢を重ねたし、死にかけたからかも」 当時83歳の監督の死生観が分かるようになったからでしょう。 Yahoo!には、こんなコメントが載っていました。 「言い方悪いが、若者にはちっとも面白くない」 原題:午後の遺言状(1995) 監督・原作・脚本:新藤兼人 Genre:Drama 上映時間:112分 あらすじ: 蓼科に女優・森本蓉子が避暑に。 庭師の老人が自死したことを知らされる。 「用意がいいのね」 棺おけも自作し、石も置いてあります。 翌日、かつての劇団仲間・牛国登美江と夫の藤八郎がやってくる。 昔をなつかしむひとときを過ごしていると、 突然、脱獄囚が別荘に押し入ってくる。 認知症の登美江が男に飛びかかるところを 警戒中の警官が男を取り押さえる。 蓉子たちは、署長から金一封を受け取り、ホテルで祝杯を上げる。 その後、豊子の爆弾発言「あけみは、森本三郎の子だ」 蓉子は血が上り、怒鳴りかえす。 「あんたは、姦通したんだ」 出演者: 杉村春子 .... 森本蓉子 乙羽信子 .... 柳川豊子 瀬尾智美 .... あけみ 朝霧鏡子 .... 牛国登美江 観世榮夫 .... 牛国藤八郎 オトーサン、 「牛国夫妻がいいねぇ」 痴呆の老妻を抱え、貧しい老人が心中するまでの 演技には、鬼気迫るものがあります。 ラストシーンがよかったですねぇ。 乙羽信子さん演じる老婆・豊子が、 力一杯、沢庵石を川に投げ込むのです。 観客はすでに、この動作の意味を知っています。 棺おけに蓋をするさい、四隅を石打します。 小石を使うのですが、 杉村春子演じる老女優は、豊子に頼みます。 庭師が残した大きな沢庵石を気にいって、 「私が死んだ時に使うから大事に取っておいてね」 豊子は、多分、こう思ったのでしょう。 「あんた、死後を考えるのは、まだまだ早いよ」 その他の出演者: 木場勝己 ....  脱獄囚 上田耕一 ....署長 永島敏行 .... 警部補 加地健太郎 ....警官 津川雅彦 .... 森本三郎 倍賞美津子 ....矢沢尚子 麿赤兒 ....天狗 松重豊 .... 両岡大五郎 内野聖陽 .... 清川浩二 馬場当 .... 民宿の主人 遠藤守哉 .... ホテルのフロント 三木敏彦 .... ホテルの支配人 三浦純子 .... ホテルのルーム係 User Rating:8,6 /10( 74 votes) Yahoo! オトーサン、 「随分、評価が上ったなぁ」 2006年時点では、たったの4.9/10でした。 日本アカデミー賞受賞 ・作品賞 ・助演女優賞 乙羽信子 ・監督賞 新藤兼人 ・脚本賞 新藤兼人 ・特別賞(企画) 新藤兼人 同ノミネート ・編集賞 ブルーリボン賞 ・作品賞 User Reviews ひつじめえめえさん 2006年2月3日 大人のファンタジー 80年代に入ってから「墨東奇譚」だの、 「完全なる飼育」(脚本)だの、 どーも「やらしかしちゃった」映画が多くて ファンを愕然とさせていた新藤兼人だけど、この作品は見事ですね。 大女優と、その使用人、そして女優のかつての友達であり、 今は認知症を患っている老女。 主演クラスは「おばあさんばっか」、 だけどそれを演じているのが杉村春子だの乙羽信子だのだから もう見はじめると止まりません。 杉村春子がチェホフの「かもめ」をちらっとやるところを見るだけでも、 この映画を見る価値はありますよ。 夏の軽井沢の光を的確にとらえたカメラも美しく、 重い内容をリアリズムではなく、 あくまでもファンタジーとして捉えてるところがみごと。 大人のコメディです。 こういうの、ウディ・アレンが好きそうだなあ。 オトーサン、 「かなりスゴイおやじさんだね」 杉村春子と乙羽信子の演技スタイルについて 的確なコメントをされています。 かなり悪いおやじさん 2007年5月24日 2大女優の演技バトル 「欲望という名の電車」のブランチ役を 長年演じてきた新劇界のカリスマ・杉村春子は、 自身舞台女優役でカメラ(観客)を意識した独特の間と台詞まわしをする。 一方、映画女優として一時代を築いた乙羽信子は、 カメラの存在を感じさせない透明感のある演技が光っていた。 映画の中で、大女優森本蓉子(杉村)が避暑目的で一人別荘を訪れ、 そこでまかないをする豊子(乙羽)との心の葛藤・交流が描かれている。 認知症におかされた昔の舞台仲間登美江(朝霧鏡子)と その夫・藤八郎(観世栄夫)を別荘に迎え入れ、 懐かしい思い出に久々に心が満たされる蓉子。 しかし、豊子と今は亡き夫との不倫関係を知り呆然自失となる。 さらに登美江夫妻が海で無理心中を遂げたことを知り、 がっくりと肩を落とす二人・・・。 人生も最終コーナーにさしかかると、 <死>が現実問題となってしのびよってくる。 亡夫の不倫発覚で一度は仲たがいする二人であったが、 身近な人間の死に遭遇し、豊子の娘の足入れ式に<生の輪廻>を見た二人は、 残された人生を前向きに生きようと決心するのだ。 肩から力の抜けた2大女優の演技には、ワビやサビを通りこし、 <死>への覚悟を決めた潔さまでも感じられる。 新藤監督が、実生活の伴侶でもあった乙羽の死を 予感しながら撮ったとされる本作品には、 劇中の豊子と乙羽の人生との間にかなり重なる部分を見出すことができる。 おそらくこの映画は、妻の死を目前にして新藤監督自身が 映像で紡いだ<遺言状>であろう。 午前中でも夜でもなく<午後>としたのは、 日付が変わる(最期の遺言状を書く)まではまだまだ映画を撮り続けまっせ、 という監督の前向きな姿勢が感じられる。 オトーサン、 「偉大な監督の経歴をみよう」 太く長ーく生きてこられたことが、よーく分かります。 新藤 兼人 しんどう かねと 誕生日:1912/4/22 - 出身:広島県佐伯郡石内村 父が破産し、14歳で一家は離散。 1933年、兄宅で見た「盤嶽の一生」に感激し映画を志す。 35年、新興キネマ現像部でフィルム乾燥の雑役になる。 東京移転になり、美術監督水谷浩の助手となる。 「南進女性」で脚本家デビュー。 41年、溝口健二監督「元禄忠臣蔵」の建築監督、ついで内弟子になる。 44年、召集され呉海兵団に入団。 45年、宝塚海軍航空隊で終戦、松竹大船に復帰。 ようやきシナリオライターとしての地位を固めた。 49年、『森の石松』の興行的失敗で、退社し。 独立プロダクションの先駈けとなる近代映画協会を設立。 51年、「愛妻物語」で監督デビュー。 52年、「原爆の子」を発表。反核映画として国際的名声。 老いをテーマにした「午後の遺言状」などの社会派作品も多い。 長年の映画製作に対して、2002年に文化勲章を授与された。 2010年時点で、日本最高齢の現役映画監督。 「午後の遺言状」で主演の乙羽信子と愛人関係になり、78年入籍。 監督作: 1951年「愛妻物語」 1952年「原爆の子」 1953年「縮図」 1954年「どぶ」 1955年「狼」 1956年「銀心中」 1957年「海の野郎ども」 1958年「悲しみは女だけに」 1959年「第五福竜丸」 『花嫁さんは世界一」 1960年「裸の島」 1962年「人間」 1963年「母」 1964年「鬼婆」 1965年「悪党」 1966年「本能」 1967年「性の起原」 1968年「強虫女と弱虫男」 1968年「藪の中の黒猫」 1969年「かげろう」『触角」 1970年「裸の十九才」 1972年「鉄輪」「讃歌」 1973年「心」 1974年「わが道」 1975年「ある映画監督の生涯 溝口健二の記録」 1977年「竹山ひとり旅」「ドキュメント8.6」 1979年「絞殺」 1981年「北斎漫画」 1986年「落葉樹」 1986年「ブラックボード」 1988年「さくら隊散る」 1992年「墨東綺譚」 1995年「午後の遺言状」 1999年「生きたい」 2000年「三文役者」 2003年「ふくろう」 2008年「石内尋常高等小学校 花は散れども」 2011年「一枚のハガキ」


人間の條件 第1部純愛篇

オトーサン、 「八月十五日は、人間の條件をみる日」 第二次世界大戦での犠牲者数、ご存知ですか? 日本は310万人! アメリカは、40万人。 そして、中国は、何と1000万人! 大嶋康弘さんがいい句を詠まれました。 ・ 眠り得ぬ フィルム 八月十五日 原題:人間の條件 第1部純愛篇(1959) 監督:小林正樹 原作:五味川純平 脚本:松山善三/ 小林正樹 Genre:Drama/ War 上映時間:105分 昭和十八年の中国東北部。 梶は、老虎嶺鉱山の労務管理の仕事と引き換えに 召集免除の打診を受ける。 友人影山に促され、美千子と結婚して、現地に赴く。 しかし現場監督の岡崎らは現地人に過酷な労働を強制し、 報酬をピンハネして私腹を肥やしていた。 梶は、沖島らの協力を得て、労働環境の改善を図り、 ついに2割の生産増強を達成する。 だが、中国人捕虜600人が送り込まれ、 電気鉄条網の中で労働させることになった。 出演者: 仲代達矢 ,,,, 梶 新珠三千代 ,,,,美千子 佐田啓二 ,,,, 影山少尉 山村聡 ,,,,沖島 小沢栄太郎 ,,,, 岡崎 オトーサン、 「仲代達矢の眼光がいい!」 監督の小林正樹が無名俳優(26歳)を抜擢したのは、 映画のクライマックスを象徴する眼光が欲しかったためとか。 その他の出演者: 淡島千景 ,,,,金東福 有馬稲子 ,,,,楊春蘭 石浜朗 ,,,,陳 三島雅夫 ,,,, K木所長 宮口精二 ,,,,王亨立 三井弘次 ,,,,古屋 安部徹 ,,,,渡合憲兵軍曹 南原伸二 ,,,, 高 河野秋武 ,,,, 河野憲兵大尉 中村伸郎 ,,,, 本社部長 山茶花究 ,,,, 張命賛 山本和子 ,,,, 珠代 小林トシ子 ,,,, 靖子 山本和子 ,,,, 珠代 永田靖 ,,,, 牟田 田島義文 ,,,, 大西 浜田寅彦 ,,,, 金田 佐々木孝丸 ,,,, 満州浪人 小杉義男 ,,,, 川島 殿山泰司 ,,,, 黄 北龍二 ,,,, 劉 織本順吉 ,,,, 崔 芦田伸介 ,,,, 松田 岸輝子 ,,,, 岡崎の妻 東野英治郎 ,,,, 饅頭屋のおやじ 北林谷栄 ,,,, 陳の母親 User Rating: 9,5/10( 42 votes) Yahoo! オトーサン、 「力作。国民映画だな」 ヴェネチア国際映画祭受賞 ・サン・ジョルジョ賞 小林正樹 ・イタリア批評家賞(コンペティション) ブルーリボン賞受賞 ・助演女優賞 新珠三千代 User Reviews ましをさん 2010年11月16日 恐るべし パワーと、情熱と、執念と、プライドと・・・。 とにかく、日本の映画人の全てが詰まった、 どこに出しても恥ずかしくない超大作です。 日中戦争真っただ中の満州へ、鉱山の管理者として送られた〈梶〉。 そこでは、日本軍と日本企業の、 中国人工員を人とも思わぬ仕打ちが繰り広げられていた。 五味川純平原作の長編小説を映画化。 延べ上映時間9時間30分超という、 現在では考えられないスケールで描いた超大作の 序章にあたる部分が本作です。 序章と言っても、3時間半に迫るボリュームですが…。 この第一部・第二部では、戦争に相容れず、 誠実な故に窮地に追い込まれていく主人公の姿を描いています。 戦後の復興期の中でこれほどの作品を作り上げた映画界の人々に、 感動と感謝を禁じ得ません。 是非、完結編まで一気観をオススメします。 オトーサン、 「黒美さん、ネットで無料でみられますよ」 日本名作映画館 黒美君彦さん 2007年9月17日 根本矛盾の正当化 (略 あらすじ) 何せ第一部と第二部だけで3時間半弱もあるのだが、 全く飽きずに観ることができた。 まさに戦後日本を代表する大河ドラマといっていい。 なかなか全編を観る機会がないのがとても残念だが…。 人道主義者である梶が、植民地支配下にある鉱山でいかにその信念を貫くか、 というのがこの第一部、第二部の主題だが、 自らの従軍経験を活かした五味川純平の原作 (1300万部の大ベストセラー!)を損なうことなく、 実にドラマティックな作品に仕上がっている。 梶を演じた仲代達矢はいささか“過剰”であるが、 脇の山村聰が実にうまい。 新珠三千代も可憐な新妻が似合うし、 少々厭味な所長を演じる三島雅夫がこれまた出色。 中国人慰安婦に扮した淡島千景や有馬稲子の艶っぽさもまた相当のものだ。 とにかく役者たちがみないい。 植民地政策の中で孤軍奮闘する梶は、 沖島から「君は根本的矛盾を正当化しようとしているからな」と鋭く見抜かれる。 梶のヒューマニズムは、その根本にある植民地政策とは基本的に相容れないのだ。 そこが梶の弱点でもあり、時に偽善性にもなる。 しかしそれでも自論を枉げない梶は、ついに憲兵隊に逮捕され、 拷問まで受ける羽目になる。 「君はついにヒューマニストの専用車に乗ったな。 高い料金を払って」とは、勾留先に面会に来た沖島の言葉である。 ことほど左様に、沖島(山村聰)がこの鉱山での梶を客観的に表現してみせるのが面白い。 それにしても大作であり、かつ演出は微細である。 素晴らしい水準にあるのは確かだ。 今回観ることができたのは第一部と第二部のみだが、 第三部以降も是非機会があれば観たい。


アラジン完結編/盗賊王の伝説

オトーサン、 「ルール違反だけど...」 本作に出てくる"ミダスの手"は、ギリシャ神話で、 アラビアの千夜一夜物語には出てこない。 王様が「願いを何でも叶えてやろう」と言う。 「手に触るものが、何でも黄金に変わるようにして下さい」 ミダスは、大喜びしたが、さぁ大変! 食べものも飲みものも、手にするものすべてが黄金になって 飢えと渇きに苦しむのだ。 なんだか、最近のアメリカに似ていませんか? 原題:Thieves (Video 1995) 監督:Tad Stones 脚本:Mark McCorkle/ Robert Schooley Genre:Animation / Family / Fantasy 上映時間:80分 あらすじ: アラジンとジャスミンの結婚式が行われることになり、 砂漠の都アグラバーは興奮に沸き立っていた。 だが、新郎新婦が誓いの言葉を交わそうとした時、 カシーム率いる盗賊団が式を台無しにしてしまう。 一団は幻の秘宝“ミダスの手”を探すため、 王宮に保管された“お告げの杖”を奪おうとしていた。 盗賊団に立ち向かうアラジンだったが、 やがて盗賊王カシームが幼い頃に 生き別れた父親であると分かる。 声の出演者: Scott Weinger ... Aladdin(アラジン) Linda Larkin ... Princess Jasmine(ジャスミン姫) John Rhys-Davies ... The King of Thieves / Cassim(盗賊王カシーム) Robin Williams ... Genie(ジーニー) オトーサン、 「ロビン・ウィリアムス再登板!」 でも、日本語吹き替えでは恩恵に預れません。 その他の声の出演者: Gilbert Gottfried ... Iago the Parrot) Jerry Orbach ... Sa'luk Val Bettin ... Sultan of Agrabah Frank Welker ... Abu the Monkey Jeff Bennett ... Additional Voices Jim Cummings ... Razoul Corey Burton ... Additional Voices Jess Harnell ... Additional Voices) Clyde Kusatsu ... Additional Voices) Rob Paulsen ... Additional Voices CCH Pounder ... The Magic Oracle User Rating:6.0/10 (5,826 votes) IMDb User Rating:6.0/10 ( 232 votes) Yahoo! オトーサン、 「ま、こんなものかも」 User Reviews George Mussmanさん Washington State 2000年3月6日 価値ある続編 「アラジン」の続編、面白かった。 これも、ビデオスルーだ。 よくできたアニメ、いいストーリーで、音楽もいい。 アラジンは、父親を探しにいく。 出会って父親が、盗賊団のリーダーだと知る。 この映画、面白かった。 ジーニーの声の吹き替えに、ロビン・ウィリアムスが 再登場しているにも、素敵だった。 こいつは、「ジャファーの逆襲」よりもいい。 第1作では、空飛ぶ絨毯がCGだったが、 今回は、伝統的なアニメだ。 CGが大幅に使われていないのもいい。 そう、それでいいのだ。 こいつは、ビデオスルーだから、 明らかに、お金がかかっていない。 テレビ画面でみるのを想定している。 ビデオスルーもいいと思う。 こいつは、見る価値がある。 ディズニーの最初のビデオスルーは「ジャファーの逆襲」で、 「ライオン・キング2 シンバズ・プライド」 「ポカホンタス II/イングランドへの旅立ち」も、そうだ。 みんないいと思う。 私のディズニー映画のコレクションに加えよう。 オトーサン、 「やはり夏休み映画だね」 ディズニーが得意とする親子の情愛がテーマです。 konatsu1013さん 2008年9月14日 さらば、アラジン ここまで綺麗に物語をまとめられたケースは 難しいと思うほど良く出来ていると思う。 アラジンがこんなにまとまるのなら、 なぜ「パイレーツ」シリーズは ああなってしまったのかと問いたくなるほどだ。 話を本作に戻そう。 観ていただければわかるが、 オチとしては良くあるパターンだ。 しかし、流石はディズニー。 ドラマティック且つ温かみを忘れずに描ききっている。 これは間違いなく親子で見るべきだ。 できればアラジンシリーズを通して 一気に観てみて欲しい。 ただし、曲目はオリジナルを越えるものは無い様に思う。


アラジン/ジャファーの逆襲

オトーサン、 「続編かぁ」 されど、アラジンものなら楽しめるかも。 でも、劇場上映されず、ビデオスルーになったのは、 収益上の懸念があったのでしょうね。 第一、ディズニーは、監督などスタッフが多すぎます。 「船頭多くして船山に登る」の愚を地でいっていませんか? 英語で言えば、too many cooks spoil the broth. (コック多くして、出し汁めちゃめちゃ) 原題:The Return of Jafar (1994) 監督:Toby Shelton/Tad Stones/Alan Zaslove 原作:Duane Capizzi/Douglas Langdale/Mark McCorkle Robert Schooley/Tad Stones 脚本:Kevin Campbell/Mirith J. Colao/Bill Motz Steve Roberts/Dev Ross/Bob Roth/Jan Strnad/Brian Swenlin Genre:Animation / Adventure / Family 上映時間:69分 あらすじ: 相棒のイアーゴと共にランプに封印され、 砂漠の果てまで飛ばされたジャファー。 イアーゴは、ランプからどうにか抜け出し、 アグラバーのアラジンの元へ。 もう一度宮廷暮らしをするため、アラジンと仲直りをしに行く。 一方、アラジンに因縁のある盗賊アビス・マルが、 ランプからジャファーをパワーアップして甦らせてしまった。 アラジンやジャスミン姫、魔人ジーニーたちは、 悪の魔人となったジャファーに戦いを挑む... 声の出演者: Scott Weinger ... Aladdin(アラジン) Linda Larkin ... Princess Jasmine(ジャスミン姫) Dan Castellaneta ... Blue Genie(ジーニー) Gilbert Gottfried ... Iago(イアーゴ) Jason Alexander ... Abis Mal(アビス・マル) Jonathan Freeman ... Jafar(ジャファー) オトーサン、 「キャラクター、多すぎ!」 アラジンよりも、イアーゴのほうが主役みたいです。 その他の声の出演者: Brad Kane ... Aladdin (singing voice) Liz Callaway ... Princess Jasmine (singing voice) Val Bettin ... The Sultan of Agrabah BJeff Bennett ... Thief J. Ward ... Street Mother Jim Cummings ... Razoul Frank Welker ... Abu the Monkey User Rating:5.5/10(5,854 votes) IMDb User Rating:6.6/10( 328 votes) Yahoo! オトーサン、 「やはり、続編は落ちるなぁ」 User Reviews 2002年10月5日 Pimpin` Critic 69さん ディズニ−は悪い続編をつくるという悪評がある。 ほとんどそうだが、こいつは例外だ。 かなり面白い。 だが、欠点は、ロビン・ウィリアムスが出ていないこと。 その代わりに、"Homer Simpson"がいい声の出演をしているが、 かれは、ロビン・ウィリアムスではない。 オトーサン、 「へぇ、羽賀研二なんだ」 こうした日本語吹き替えの場合、 歌が正直言って下手なことが問題です。 歌のシーンだけは、吹き替えずに、 字幕を使ってほしいもの。 ぴっとさん 2011年6月11日 感情豊かなキャラクター アラジンの続編という事で、 子供と一緒に日本語吹き替えで観ました。 羽賀研二が意外にアラジンの声に合っているんですね。 歌もなかなか上手い。 イアーゴはどうしてもキン肉マンか毛利小五郎が 歌ってるようにしか聞こえなかったのがちょっと残念でした。 ジャスミンと共に歌う『恋など忘れて』がとてもいい曲で、 観終わった後に今度は英語で何度も聞き直しました。 ジーニーの明るく陽気な性格はこっちまで元気になりますし、 おサルのアブーや魔法のじゅうたんが、 言葉は話さなくとも感情がとても上手く表現されていて、 それがよく伝わってきます。 ストーリーとしてはドキドキしたり、 感動するシーンなどには少し欠けるものの、 70分間にうまくまとめられていて、十分楽しめる内容でした。 「アラジン」の世界に魅せられた方は是非こちらの続編も!


アラジン

オトーサン、 イスタンブールのバザールでのこと。 物売りのしつこい呼びかけに、こう答えました。 「じゅうたん(絨毯)?じょうだん(冗談)じゃない」 でも、ランプに、目移りしました。 「ああ、買っておけばよかったなぁ」 この映画の魔法ランプと形がそっくりでした。 ランプをこすれば...もしかして、ドローン。 魔人ジーニーが、現れたかもしれません。 「ご主人様、何でもいいつけください。 どんなことでも1つだけかなえて差し上げます」 「そうだね、日産の株価を上げてほしいな」 原題:Aladdin (1992) 監督:Ron Clements/John Musker 原作:Ed Gombert Burny Mattinson/Roger Allers/Daan Jippes/Kevin Harkey Sue C. Nichols/Francis Glebas/Darrell Rooney/Larry Leker James Fujii/Kirk Hanson/Kevin Lima/Rebecca Rees/David S. Smith Chris Sanders/Brian Pimental/Patrick A. Ventura 脚本:Ron Clements/John Musker/Ted Elliott/Terry Rossio Genre:Animation / Adventure / Family 上映時間:90分 あらすじ: 魅惑の都アグラバ。 大志を貧しい若者アラジンは、 市場で救ったジャスミン姫に一目惚れするが、 役人に捕まり、城の牢に閉じこめられる。 老人に助けられ、牢を脱出する。 砂漠の洞窟から、魔法のランプをとってくることが条件だった、 魔法の絨毯に出会い、その道案内でランプを入手するが、 老人にランプを横取りされ、洞窟の底へ突き落とされる。 老人の正体は、王位を狙う大臣ジャファーだった。 声の出演者: Scott Weinger ... Aladdin(アラジン) Robin Williams ... Genie(ジーニー) Linda Larkin ... Jasmine(ジャスミン) Jonathan Freeman ... Jafar(ジャファー) オトーサン、 「ランプの魔人ジーニーがすごい」 ランプのなかから出てくれば、巨人になります。 でも、それだけでなく、たくさんの分身にもなれるのです。 ディズニー映画の特徴は、ストーリーをチームで書くことですが、 この映画、何と17人も参加しているのです。 そんなワイガヤのなかから、 分身という素敵なアイディアが出てきたのでしょう。 その他の声の出演者: Frank Welker ... Abu / Cave of Wonders / Rajah Gilbert Gottfried ... Iago Douglas Seale ... Sultan Charles Adler ... Gazeem Jack Angel ... Additional Voices Corey Burton ... Prince Achmed Philip L. Clarke ... Additional Voices Jim Cummings ... Razoul / Farouk Jennifer Darling ... Additional Voices Debi Derryberry ... Additional Voices Bruce Gooch ... Additional Voices User Rating:7.9/10 (83,065 votes) IMDb User Rating:9.3/10 ( 2,252 votes) Yahoo! オトーサン、 「よく出来ているなぁ」 アカデデミー賞受賞 ・作曲賞 ・主題歌賞 同ノミネート ・音響賞 ・音響効果編集賞 User Reviews William C. Uchtmanさん Hendersonville, TN 2001年9月5日 極上のロビン・ウィリアムス この映画、そう見たいわけではなかったが、 ロビン・ウィリアムスの大フアンなので、 とうとう借りることにした。 最初のシーンから、声と脚本に魅了された。 ジーニーのすべてのテーマを覚えてしまった。 また、この映画のライブでは、アラジンを演じたこともある。 ジャスミン役は、ポーラ・アブドゥルで、 ジャファー役は、ジョン・デ・ランシーだった。 映画のジャスミンは、性に目覚めていない。 「リトルマーメイド/人魚姫」の王の末娘アリエルや 「グリーンガリー/永遠の熱帯雨林」の妖精クリスタと同じだ。. 歌は、伝染する。 特に、"Friend Like Me"や"A Whole New World."がそうだ。 この映画は、ローラー・コースター・ライドだ。 ロビン・ウィリアムスのハスキー・ボイスが盛り上げている。 彼の即興や擬態は、大したものだ。 10点満点だ! オトーサン、 「山ちゃんはすごかったけど... でも、吹き替えでなく、 ロビン・ウィリアムスの声を聞きたかったなぁ」 音符ちゃん 2011年7月14日 ランプの魔人にほれ惚れ 「アラジン」は映像、キャラクター、音楽すべてが最高! 劇中で使われている曲に知らない曲はない!ってほどの名曲の数々。 1度聴くと頭から離れなくなるほど良い曲ばかりですね♪ 何度も繰り返し観ていますが飽きることはありません。 なんといってもジーニー(ランプの魔人)が最高☆ 明るく陽気。人懐っこい性格がとても愛らしいです 声優はみなさんの知ってる山ちゃんこと山寺宏一さん! いろいろな動物や人物になれるジーニーの声を 1人で演じている山ちゃんはとっても輝いてます 山ちゃんはディズニー映画だけでも多く声を担当しています 「ムーラン」「リトルマーメイド」「リロアンドスティッチ」... もっと沢山ありますが、 山ちゃんのすごさをアピールできるキャラクターは ジーニーしかいないと思うし、 山ちゃんにしかジーニーは勤まりませんね! 是非、ジーニーに注目して作品を観てくださいね。


狙った恋の落とし方。

オトーサン、 「非誠勿擾って、どういう意味?」 昔は、漢詩を読んでも、意味が分かりました。 ・国破山河在 城春草木深 でも、文字改革で、どんどん読めなくなっています。 それに伴い、人心も荒れてきたようで、 「誠意のない方お断り、真面目な交際できる方のみ」 こんな募集文句、いやですねぇ。 原題:非誠勿擾(2009) If You Are the One 監督:馮小剛 脚本:馮小剛/陳国富 Genre:Drama/Romance 上映時間:125分 Country:China Language:Mandarin あらすじ: 秦奮は、投資で億万長者となって、 ネットでの結婚相手募集に精を出す。 いろんな失敗もあったが、 客室乗務員の笑笑と知り合う。 彼女にはすでに不倫中の恋人がいたが、 秦奮と北海道へ旅行することにする。。 道東の広大で美しい景色のなか 秦奮の誠実さに惹かれていくのだが... 出演者: 葛優 ....秦奮 舒淇 ,,, 笑笑 方中信 ,,, 笑笑の恋人 オトーサン、 「共感できんなぁ」 葛優 グォ・ヨウ 誕生日:1957/4/19 出身:中国・北京市 高校卒業後、北京近郊の生産部隊で養豚業に従事。 25歳、軍の文芸工作団)に入団し俳優に。 1988年、「頑主」で金鶏賞最優秀男優賞にノミネート。 92年、コメディドラマ「編輯部的故事」で有名に。 93年、「生きる」でカンヌ国際映画祭主演男優賞を受賞。 97年からは馮小剛作品に数多く出演している。 喜劇俳優だが、シリアスな役も演じられる。 出演作 1985年「盛夏和的未婚夫」 1988年「頑主」 1989年「黄河謡」「ハイジャック/台湾海峡緊急指令」 1990年「馬路騎士」 1991年「過年」「喜劇明星」「烈火金剛」「新潮姑娘」「編輯部的故事」 1992年「上一当」「決戦之後」「離婚大戦」「再見(ツァイチェン)のあとで)」 1993年「消失的女人」「さらば、わが愛/覇王別姫) 1994年「活きる」「天生胆小」 1996年「異聞 始皇帝謀殺」 1997年「半生縁」「夢の請負人」「キープ・クール」 1998年「遥かな想い チャイニーズ・ドリーム in U.S.A」「ミレニアム・ラブ」 2001年「ハッピー・フューネラル」 2003年「手機」 2004年「イノセントワールド -天下無賊-」「わが家の犬は世界一」 2005年「窒息」 2006年「女帝 [エンペラー]」 2008年「狙った恋の落とし方。」 その他の出演者: 范偉 ,,,投機資産家 徐若 ,,, 台湾のお金持ちのお嬢様 宇崎逸聡 北海道の案内者 馮遠征 ,,, 元同僚のゲイ 胡可 ,,, 株式ディーラー 何佳 ,,, 墓地セールス 二宮さよ子 ,,, 居酒屋の四姉妹: 磯村みどり ,,, 居酒屋の四姉妹: 雪代敬子 ,,, 居酒屋の四姉妹: 松浪志保 ,,, 居酒屋の四姉妹: User Rating: 6.8/10(1,243 votes) IMDb User Rating: 7.6/10( 43 votes) Yahoo! オトーサン、 「高すぎる」 User Reviews katsuya30さん 2011年4月23日 道東の風情も見事な、日本映画のような佇まいの中国映画。 特典映像の監督インタビューで 四川大地震のことが出てくるが、 まさに本作が撮られたのは512地震の数ヵ月後である (釧路ロケが9月)。 まだ中国国内も大騒ぎだった頃に撮影していた訳で、 作り方も自然と「いつもの中国映画ラブストーリー」 とは違うタッチになったのだと思う。 2時間のうち、冒頭の1時間は本国で婚活に熱を上げる 主演のグォ・ヨウが面白おかしく語られているが、 あとの1時間は丸々北海道で撮影している。 ここでのスー・チー&グォ・ヨウ&宇崎が織りなすロードムーヴィーは、 さながら「幸せの黄色いハンカチ」のようでもある。 本作の大ヒットで、中国人の北海道観光客が激増していると言うが、 さもありなんの撮り方だった。 金融危機とか地震とかでどこか浮足立っている 主演ふたりの芝居も上手いのだが、 北海道の優しい景色と人々の温もりを肌で感じるうちに、 それぞれの「決心」が下される。 スー・チー演じる笑笑の「決心」はあまり誉められた方法じゃないけれども、 ここでも日本人に救われたという会話が出てくる。 雄大な大地は日本人のみならず、 世界中の人たちを「救う」場所なのかも知れないね。 唐突に出てくる教会のシーンなども、その考えを助長させる。 釧路ロケから始まり (この辺はちょうど1年後に「ハナミズキ」のロケ隊もやってきたところだ)、 知床から能取岬まで、まるで日本映画を観ているかのような佇まいだった。 スー・チーやビビアン・スーなど、 日本に関係が深い女優たちが出演していることも、そう思わせる要因だろう。 それにしてもビビアンは綺麗になったなあ・・・(笑)。 オトーサン、 「あんな事故を起こすようじゃね」 新幹線の追突事故、続いて事故車両の地中埋めこみ。 札びらで頬を叩いての示談交渉... 日本人の中国への親近感はますます遠くなる一方でしょう。 mc35584x2005さん 2010年2月23日 中国人の婚活と北海道のイメージがわかる。 純粋な映画としては3点ですが、 中国人から見た婚活と北海道のイメージがわかる点では4点です。 日本人との違いもわかって面白いです。 ラブコメディなのでシリアスさは少なく気軽に見られます。 なぜ大ヒットしたのかわかりませんが、 たぶん中国人にとって婚活と海外旅行が身近なテーマだったのでしょう。 道東の有名な観光地も出てきますが、あまり有名ではない場所も出てきます。 一部誇張されているところもありますが、自然な北海道の姿が描かれています。 「オーヴェールの丘」の近くをロケ地にしたり、 日本の歌も出てきて日本人以上に日本的なところもあります。 映画を見た後に実際にロケ地のいくつかに行ってみましたが、 中国語の看板が立っていました。 日本人が見て行きたくなるかどうかわかりませんが、 映画の感覚を楽しむのであれば 車でのんびりロケ地をドライブしてみるのがいいと思います。 映画を通じて日本と中国の紛争が解決できるといいですね。


時代屋の女房

オトーサン、 美濃部都政(1967-1979)の置きみやげで、 至るところに歩道橋が出来ました。 都市景観を著しく損なっています。 自転車をかかえ上げて渡るときなど、怒りが湧いたもの。 「妙な政策、推し進めやがって」 でも、この映画に出てくる歩道橋は例外です。 何しろ、永遠の娘、夏目雅子が パラソルを揺らして、微笑みながら渡ったのですから。 原題:時代屋の女房(1983) 監督:森崎東 原作:村松友視 脚本:荒井晴彦 Genre:Drama 上映時間:97分 あらすじ: 東京の大井。 安さんは骨董屋を営んでいる。 まだ独身だ。 夏のある日、真弓といういい女がやってきて そのまま店に女房として 居つく。 安さんは、真弓の過去を質そうとしない。 だが、真弓は、ひょいと家を出ていってしまう。 クリニーング屋夫婦や喫茶店のマスター、 飲み屋の夫婦などが心配していると、ふらっと帰ってくる。 家出癖があって、やがて、いなくなる、 その間に、安さんは、真弓に似ている美郷と関係する... 出演者: 夏目雅子 ... 真弓/美郷 渡瀬恒彦 ... 安さん 大坂志郎 ... クリーニング店・今井さん 初井言榮 ... クリーニング店・奥さん 津川雅彦 ... 喫茶店のマスター オトーサン、 「やはりいいねぇ」 出し惜しみのような演出で、なおさら美人にみえます。 若くして亡くなったということもあるでしょう。 夏目雅子 本名:小達雅子 誕生日 1957/12/17 - 1985/9/11 出身 東京都港区六本木 父親は輸入雑貨店経営。 神奈川県横浜市中区で育ち、 東京女学館小学、中学、高校卒業。 1976年、日テレ「愛が見えますか」の オーディションで選ばれ、女優デビュー。 77年、カネボウ化粧品のキャンペーンガールでブレイク。 82年、「鬼龍院花子の生涯」でブルーリボン賞 主演女優賞受賞 84年、作家・伊集院静と結婚。 85年、急性骨髄性白血病で倒れ、27歳で逝去。 出演作: 1997年「俺の空」「トラック野郎・男一匹桃次郎」 1980年「二百三高地」 1981年「魔性の夏・四谷怪談より」 1982年「鬼龍院花子の生涯」「大日本帝国」「FUTURE WAR 198X年」(声) 1983年「時代屋の女房」「小説吉田学校」「南極物語」「魚影の群れ」 1984年「瀬戸内少年野球団」「北の螢」(ナレーター)  その他の出演者: 藤木悠 トン吉・おやじ 藤田弓子 トン吉・おかみ 沖田浩之 ... 若者: 中山貴美子 ... サンライズ・ユキちゃん 趙方豪 ... サンライズ・渡辺クン 平田満 ... 鈴木健一 名古屋章 ... 平野旅館主人 朝丘雪路 ... 菊池松江 User Rating: 8.8/10( 143 votes) Yahoo! オトーサン、 「高いスコアだね」 User Reviews トチローさん 2009年3月5日 何と言う綺麗なお姉さんだ 細々と営業している貧乏な古道具屋に ある日、素性が謎だけど物凄い綺麗なお姉さんが風の様に舞い込んで来る。 そしてそのお姉さんを抵抗なく これも自然の成り行きの様に受け入れる古道具屋のオヤジ(渡瀬恒彦) との触れ合いを描く物語。 ここでパラソルを揺らして春風の様に登場する夏目雅子のなんと現実離れしていて、 それでいて何処かで会ったことのある美人さん……振りの見事なことよ。 翻弄される渡瀬さんのどこかボクトツだけれど 優しいオジサン振りも良かったですねぇ。 オヤジの寓話ですね(笑) 物語は突然いなくなったり現れたりするこの女の素性を探そうとする オヤジの行動で展開するのだけれど、 確か最後まで真実は分からずに謎のまま終わるんじゃなかったかな、 なので尚更夏目雅子の輝きが鮮烈だった様な気がしますね。 オトーサン、 「綾瀬はるかとは違うだろう」 その昔、週刊プレイボーイのグラビアを飾っていました。 anom4649さん 2010年2月19日 レジェンド・オブ・夏目 TVでの放映を拝見して、固まった。 なんとも『美しい人』なんだろうと。 今のメイサさんや小雪さんのような『美人』ではなく、 演じて滲み出す『美しさ』。 輝きをはなつ人。 『西遊記』をテレビでやっていて その中で確か三蔵法師役だったかと。 しかし特にこの作品は彼女の最も美しさが際立った傑作です。 ゾクッとしますよ。 フラーと現れる変な女、何故か居座る変な女、どこか寂しげな変な女、 事情を聞いたらいなくなってしまいそうな変な女、 そして『儚げな』変な女。 しかし陽気で茶目っ気のある変な女、たまらぬ魅力を放つ変な女。 見事に演じきっています。 これが夏目さんとかぶって。 これを観るとこの人の魅力に嵌ります。多分、女性も男性も。 今時の女優さんだと『綾瀬はるか』さんが一番この方にちかいと思っています。 天然といい、お茶目さといい、スタッフ、マスコミに対する考え方といい、 そう、ひょうきんな所も。 『瀬戸内・・』では気持ちを一つにするため、 子役全員を誘って一緒に風呂に入るなど、気取らず、 たとえ子役でも、端役でも、みんなをとても大切にし、 スタッフから愛された方です。 これも伝説になってしまった。


ヘンリー&ジューン/私が愛した男と女

オトーサン、 「幸せなヤツだな」 ・金もないし、頼りになる人もいないし、希望もない。  しかし、私は生きているから最高に幸せだ。 そんな無名作家ヘンリー・ミラーを有名にしたのは、 この映画に出てくる性愛作家アナイス・ニン。 ミラーのことを実に詳しく日記に書きとどめたのです。 そのアナイスは、性の冒険者でした。 素敵な言葉を残しています。 ・人生はその人の勇気次第で縮みも広がりもする。 原題:Henry & June (1990) 監督:Philip Kaufman 原作:Anais Nin 脚本:Philip Kaufman/Rose Kaufman Genre:Biography / Drama 上映時間:136分 あらすじ: パリ、1931年。 アナイスは、作家ヘンリーと出会い、 互いに引かれあうようになる。 ヘンリーは、妻ジューンに養われていた。 パリにやってきたジューンに会い、 男となって彼女を抱きたいという妄想を抱く。 彼女は、こうしたヘンリーヤジェーンとの関係から 文学的資質を開花させ、性的にも解放されていく。 銀行家の夫ヒューゴーもまた、 妻アナイスの奔放な行動に引きずられていく... 出演者: Fred Ward ... Henry Miller(ヘンリー) Uma Thurman ... June Miller(ジューン) Maria de Medeiros ... Anais Nin(アナイス) Richard E. Grant ... Hugo Guiler(ヒューゴー) オトーサン、 「一見奇妙だが、いいコンビだ」 作家ヘンリーミラー役は、老練なフレッド・ウォード。 性愛作家アナイス・ニン役は、新人女優マリア・デ・メディロス。 FRED WARD  フレッド・ウォード 誕生日 1942/12/30 出身 米サンディエゴ テキサスのハイスクールを卒業後、空軍に入隊。 21才の時、俳優になる決意をし、 ニューヨークのハーバード・バーグホフ・アクティング・スタジオで演技を学ぶ。 79年「アルカトラズからの脱出」で映画デビュー。 出演作 1979年「アルカトラズからの脱出」      「プリティギャンブラー」 1981年「ブラボー小隊/恐怖の脱出」      「ダーティアーミー 対決!悪魔のカルト集団」 1983年「ライトスタッフ」「シルクウッド」「スイングシフト」      「地獄の7人」「タイムライダー」 1985年「レモ/第1の挑戦」◇「シャイなラブレター」 1986年「フロリダ・ストレイツ/脱出海峡」 1987年「旅立ちの季節/プリンス・オブ・ペンシルバニア」 1988年「サイゴン」「ビッグ・ビジネス」 1990年「トレマーズ」◇「マイアミ・ブルース」      「ヘンリー&ジューン/私が愛した男と女」 1991年「ダークウインド」 1992年「ザ・プレイヤー」「ボブ・ロバーツ」      「ハードリボルバー/堕ちた恋人たち」「サンダーハート」 1993年「ショーツカッツ」 1994年「裸の銃を持つ男 PART331/3 最後の侮辱」 1996年「チェーン・リアクション」◆「トレマーズ2」◇ 1998年「娼婦ベロニカ」◆ 1999年「レッド・チーム」「リスキー・ブライド/狼たちの絆」 「カオス・ファイター」 2000年「ロード・トリップ」 2002年「メラニーは行く!」 2003年「ボブ・ディランの頭の中」 MARIA DE MEDEIROS  マリア・デ・メディロス 誕生日 1965/8/19 出身 ポルトガル・リスボン 父は作曲家アントニオ・ダルメイダ。妹イネシュも女優。 1980年「SILVESTRE」で映画デビュー。 1990年「ヘンリー&ジェーン」で注目され、 1994年「TRES IRMAOS」でヴェネツィア映画祭最優秀女優賞受賞。 出演作 1987年「読書する女」 1988年「神曲」 1990年「ヘンリー&ジェーン/私が愛した男と女」 1991年「ミーティング・ビーナス」 1993年「ゴールデン・ボールズ」      「バベル/失われた地図と魔法の水晶」 1994年「パルプ・フィクション」      「サン=テグジュベリ/星空への帰還」 1996年「私家版 復讐のページ」 2001年「ストランデッド」 2002年「死ぬまでにしたい10のこと」 2004年「ぼくセザール10歳半1m39cm」 その他の出演者: Kevin Spacey ... Richard Osborn Jean-Philippe Ecoffey ... Eduardo Sanchez Bruce Myers ... Jack Juan Luis Bunuel ... Publisher / editor Feodor Atkine ... Paco Miralles Sylvie Huguel ... Emilia Artus de Penguern ... Brassai Pierre Etaix ... Henry's friend no. 1 Pierre Edernac ... Henry's friend no.2 - magician Gaetan Bloom ... Henry's friend no.3 Alexandre De Gall ... Henry's friend no. 4 - clown User Rating:6.3/10 ( 6,120 votes) IMDb User Rating:6.8/10 ( 95 votes) Yahoo! オトーサン、 「そう、撮影は、かなりすごい!」 アカデミー賞ノミネート ・撮影賞 User Reviews Idocamstufさん Greenville, NY 2004年12月30日 見過ごされた魅惑の映画 フィリップ・カウフマン監督は、 この映画が上映されたとき、 強烈なラブシーンのせいで、かなり批判された。 この映画のDVDを見終えて、映倫指定は当然と思った。 興行成績はよくなかったようだが、 総じて、評価は前向きだったようだ。 この映画の美点は、その雰囲気。 1930年代当時を見事に捉えている。 2人の作家のあいだにロマンスは、それ自体興味深いが、 すばらしい演技が、拍車をかけている。 全体に、価値ある映画だ。 楽しい驚きがある。 IMDbの6.3は、あまりにも低すぎる。 最低でも 7点。8点あげたい。 オトーサン、 「ASHさん、もてるコツがあるよ!」 ・女をかまいつけないようにすればするほど、女はあとを追いまわす。  女には何かしら片意地なところがある。 ヘンリー・ミラー ASHさん 2003年3月19日 性生活 ズルッパゲでも美女2人を 相手に出来たH・ミラーって羨ましいよね。 この映画、アメリカで最初のNC-17指定作品 と言う以外に価値なんてないと思う。 それでも、U・サーマンとM・D・メディロスの 2人が麗しいのでそれだけでOK! そう、筋なんどうでもいいし、 文芸ドラマ風味も詳しい人だけ論じればいいのよ。 『クリシーの静かな日々』『北回帰線』と併せて観れば、 ミラーの世界のミラーマン!


危険なささやき

オトーサン、 「邦題は、なかなかいいけれど...」 原題を直訳すると、「警官の皮膚のために」 痛みを抱えた警官たちの素顔が描かれています。 アラン・ドロンは、これが初監督作。 彼のフアンにとっては、見逃せない作品でしょう。 原題:Pour la peau d'un flic (1981) 監督:Alain Delon 原作:Jean-Patrick Manchette 脚本:Alain Delon/Christopher Frank Genre:Action / Crime / Romance Country:France Language:French 上映時間:105分 あらすじ: 元刑事シュカスは、私立探偵だ。 エマンと組んで私立探偵事務所を経営している。 ある日、ピゴ夫人がやってきて、 盲人の娘を探してくれと依頼する。 調査をはじめると、プラディエなる男が来て、 「娘は好きな男と飛び出しただけ」と言う。 とり押えようとしたら、隠れていた男に頭を殴られる。 依頼者のピゴ夫人も、何者かに射殺され、 シュカスも、二人組に拉致されるわ、 秘書のシャルロットもレイプされる始末。 シュカスは、エマンとシャルロットとともに、 真相究明に乗り出す... 出演者: Alain Delon ... Choucas(シュカス) Anne Parillaud ... Charlotte(シャルロット) Michel Auclair ... Haymann(エマン) Gerard Herold ... Pradier(プラディエ) オトーサン、 「アラン・ドロン、なかなかいいね」 秘書のシャルロット役で、セクシーシーンを披露しているのは、 アンヌ・パリロー。ニキータ役でブレイクしました。 ALAIN DELON  アラン・ドロン 誕生日 1935/11/8 出身 仏パリ 海兵隊除隊後、放浪の末、パリに戻り、 カンヌ映画祭で米国のプロデューサー、セルズニックに認められたものの、 途中で契約を破棄し、57年「女が事件に絡む時」で映画デビュー。 60年「太陽がいっぱい」で人気に。 出演作 1957年「女が事件に絡む時」 「黙って抱いて」 1958年「恋ひとすじに」「お嬢さん」「お手やわらかに!」 1959年「学生たちの道」「太陽がいっぱい」 1960年「生きる歓び」「若者のすべて」 1961年「素晴らしき恋人たち」「太陽はひとりぼっち」      「フランス式十戒」「地下室のメロディー」 1963年「黒いチューリップ」「山猫」「危険がいっぱい」 1964年「さすらいの狼」「黄色いロールスロイス」 1965年「泥棒を消せ」 1966年「テキサス」「パリは燃えているか」      「名誉と栄光のためでなく」「冒険者たち」 1967年「悪魔のようなあなた」「あの胸にもう一度」「サムライ」      「世にも怪奇な物語」 1968年「さらば友よ」「太陽が知っている」「ジェフ」 1969年「シシリアン」「ボルサリーノ」 1970年「仁義」「栗色のマッドレー」「もう一度愛して」 1971年「帰らざる夜明け」「レッド・サン」「暗殺者のメロディ」 1972年「高校教師」「ショック療法」「スコルピオ」      「リスボン特急」 1973年「暗黒街のふたり」「ビッグ・ガン」「燃えつきた納屋」 1974年「愛人関係」「個人生活」「ボルサリーノ2」 1975年「ゾロ」「フリック・ストーリー」「ル・ジタン」 1976年「友よ静かに死ね」「パリの灯は遠く」      「ブーメランのように」 1977年「プレステージ」「チェイサー」「ナイトヒート」 1978年「未知の戦場/ヨーロッパ198x」 1979年「エアポート’80」「テヘラン」 1980年「ポーカー・フェイス」 1981年「危険なささやき」 1982年「最後の標的」 1983年「スワンの恋」「鷹」 1984年「真夜中のミラージュ」 1985年「凶悪の街/刑事の勲章」 1988年「アラン・ドロン/私刑警察」 1990年「ヌーヴェルバーグ」 1992年「カサノヴァ最後の恋」 1995年「百一夜」 1998年「ハーフ・ア・チャンス」 ANNE PARILLAUD  アンヌ・パリロー 誕生日 1960/5/6 出身 仏パリ 舞台出身で、78年「浜辺のホテル」で映画デビュー。 79年「ガールズ」で注目されるが、しばらく女優を休業し、 90年「ニキータ」のニキータ役で再び大きく注目される。 出演作 1978年「浜辺のホテル」 1979年「ガールズ/恋の初体験」 1980年「魔性の少女パトリシア」 1981年「危険な囁き」 1983年「鷹」 1989年「BARに灯ともる頃」 1990年「ニキータ」◇ 1992年「イノセント・ブラッド」◇ 1993年「心の地図」 1994年「彼女たちの関係」 1995年「DEAD GIRL 狂気の愛」      「フランキースターライト世界で一番素敵な恋」 1996年「悪魔の囁き」 1997年「シャタード・イメージ」 1998年「仮面の男」◆「悪夢の破片」 2002年「ギャングスター」◇ その他の出演者: Daniel Ceccaldi ... Coccioli Jean-Pierre Darras ... Commissaire Chauffard Xavier Depraz ... Kasper Jacques Rispal ... Professeur Bachhoffer Pierre Belot ... Jude, le pharmacien Annick Alane ... Isabelle Pigot Pascale Roberts ... Renee Mouzon Jean Barney ... Le premier ricaneur Etienne Chicot ... Le second ricaneur Willy Holt ... L'homme qui a tue Fanch Tanguy Michel Berreur ... Perez User Rating: 6.2/10( 470 votes) IMDb User Rating: 4.0/10( 12 votes) Yahoo! オトーサン、 「うーん、評価が分かれるな」 欲ばりすぎて、何もかも詰め込んだ結果、 まとまりのないスリラーになってしまったのかも。 User Reviews neil57さん New York 2003年7月30日 ペースが速く、予想以上に楽しい犯罪ドラマ。 極端な暴力にもかかわらず、 (至近距離での射撃、レイプ) この映画には、驚くほどのユーモアがある。 これは、アラン。ドロン流の これまでのユーモアを欠いた映画からの決別かもしれない。 若いアンヌ・パリローの素敵な演技もみられる。 オトーサン、 「そう、音楽が実に素敵だった」 Tom5kさんのコメント、長文でした。 惜しいなぁと思いながら、短くしました。 Tom5kさん 2010年7月30日 超人気スターの全盛期を終えて わたしが、『危険なささやき』を映画館で鑑賞したのは、 大学2学年の1983年11月頃のことでした。 『危険なささやき』は、確かに面白い映画でした。 「フレンチ・フィルム・ノワール」の体系に位置させることが、 可能か否かは微妙な作品ですが、 原作は、ダシール・ハメットやレイモンド・チャンドラーの ハード・ボイルド小説のように私立探偵を主役に据えた捜査プロットで構成され、 ハードなアクションを基本にした非常に魅力的な犯罪映画です。 また、原作者のジャン・パトリック・マンシェットは、 1970年代のフランスでの新しい暗黒小説のグループ「若き狼たちの時代」に帰属し、 セリ・ノワール叢書で活躍していた作家です。 確かに、アラン・ドロンは、映画スターとして、 例えば、グレタ・ガルボ、ハンフリー・ボガード、マリリン・モンロー、 ジェームズ・ディーン、オードリー・ヘップバーンのように、 どの時代においても、その大衆の求める魅力を最大限に発出している 普遍的なスター・キャラクターとは言えないのかもしれません。 映画スターとしての普遍性とは、伝説とか神話とまで比喩されるレベルのものです。 アラン・ドロンのファンとしては悲しく厳しい現実なのですが、 極論すれば、「アラン・ドロン」は、今の時代には、 すでに忘れられてしまったキャラクターのようにまで思ってしまうのです。 音楽においては、パリの風景、凱旋門やエッフェル塔を背景に、 アラン・ドロンのバイク(カワサキのマッハでしょうか?) での走行の冒頭シークエンスに、 ロシアの作曲家ニコライ・リムスキー=コルサコフの 原曲「Flight of the Bumblebee(熊蜂の飛行)」が、 ニール・ダイヤモンドのアレンジ曲で挿入されています。 歴史ある伝統的なパリの光景を大型バイクの疾走シーンとマッチさせる映像に、 古典的な音楽を現代風にアレンジしてインサートすることで、 映像と音楽を一致・照応させる方法への応用が、確かに成功しています (この曲は、ラフマニロフのピアノ曲への編曲から始まり、 数え切れないほど多くの音楽ジャンルに渉って演奏されておりますが、 わたし個人としては、ベンチャーズの「バンブル・ビー・ツイスト」が 最も安心して聞けるアレンジです...)


軽蔑

オトーサン、 「軽蔑?」 こんな短い愛想のない題名、誰も見たがらんぞ! 少なくとも、ハリウッド映画ではありえないでしょう。 でも、この映画の監督であるジャン=リュック・ゴダールは、 フランス映画史に輝く存在です。 絵空事でなく、時代の息吹を感じさせる映画づくり、 新しい波(ヌーヴェルヴァーグ)の旗手なのです。 原題:Le mepris (1963) 監督・脚本:Jean-Luc Godard 原作:Alberto Moravia Genre:Drama Country:France / Italy Language:French / English / German / Italian 上映時間:103分 あらすじ: ポールは、劇作家だ。 若い美人妻カミューユと幸せに暮らしている。 ある日、プロデューサーのプロコシュが シナリオの書き直しを依頼しにくる。 打ち合わせ後、プロコシュの自宅へ招かれる。 その後、妻の態度が一変する。 あんなに愛し合ったのに、ベッドインを拒絶する。 映画のロケに、カプリ島に出かけるが、 カミーユは、プロコシュとキスしていた..... 出演者: Brigitte Bardot ... Camille Javal(カミーユ) Michel Piccoli ... Paul Javal(ポール) Jack Palance ... Jeremy Prokosch(プロコシュ) オトーサン、 「不機嫌なバルドーとはねぇ」 本人は、演技派に成長するつもりだったのでしょう。 BRIGITTE BARDOT  ブリジット・バルドー 誕生日 1934/9/28 出身 仏パリ 雑誌のカバーガールだったが、 ロジェ・パデュムと出会い、女優に。 52年、映画監督となっていたバディの 第一作「素直な悪女」で、一躍スターに。 男性遍歴で鳴らす。 引退後は、動物愛護運動家に。 出演作 1952年「ビキニの裸女」 1953年「想い出」 1955年「わたしのお医者様」「フル・フル」「夜の騎士道」      「トロイのヘレン」 1956年「わたしは夜を憎む」「この神聖なお転婆娘」      「裸で御免なさい」「素直な悪女」 1957年「殿方ご免遊ばせ」 1958年「月夜の宝石」「可愛い悪魔」 1959年「私の体に悪魔がいる」「バベット戦争へ行く」      「気分を出してもう一度」 1960年「オルフェの遺言」「真実」 1961年「何がなんでも首ったけ」「素晴らしき恋人たち」 1962年「私生活」「戦士の休息」 1963年「軽蔑」 1965年「ボクいかれたよ!」「ビバ!マリア」 1966年「男性・女性」 1967年「セシルの歓び」 1968年「シャラコ」「世にも怪奇な物語」 1969年「女性たち」 1970年「気まぐれに愛して」 1971年「ラムの大通り」「華麗なる対決」 1973年「ドンファン」 その他の出演者: Giorgia Moll ... Francesca Vanini Fritz Lang ... Himself Raoul Coutard ... Cameraman Jean-Luc Godard ... Lang's Assistant Director Linda Veras ... Siren User Rating:7.7/10 ( 5,854 votes) IMDb User Rating:8.5/10 ( 280 votes) Yahoo! オトーサン、 「ゴタール人気で2点加点か」 User Reviews jazzest Chiba City, Japan 2005年1月31日 ジャン=リュック・ゴダール最高の映画 疑いなく傑作映画のひとつ。 フランスの監督ジャン=リュック・ゴダールによる 「軽蔑」(1963)は、 普遍的なテーマである 危機に瀕した男女関係の実験を扱った映画である。 ミケランジェロ・アントニオーニ監督の三部作に影響されている。 映画づくりでの争いもサブテーマになっているが、 ジャン=リュック・ゴダール自身の内省的な表現であろう。 出演者は、国際的スターである ブリジット・バルドー、ミシェル・ピッコリ、ジャック・パランス それに、伝説の映画監督フリッツ・ラングがカメオ出演している。 よく振り付けされた長回しは、数分に及び、 これも、アントニオーニに影響されている。 3つのモンタージュの連鎖、 短いフラッシュバックやフラッシュ・フォワードは、 (将来の場面やシーンを瞬間的に挿入すること) 長回しと顕著な対比をなしている。 特に海の景色が見事に撮影されている。 ジョルジュ・ドルリューによる交響曲は センチメンタルなアルペジオが記憶に残る。 ユニークであり、普遍的であり、完璧に撮れている。 こいつは、間違いなくジャン=リュック・ゴダール最高の映画であり、 疑いなく傑作映画のひとつだ。 オトーサン、 「そう、夫婦喧嘩は犬も食わない」 でも、これってフランス文学の得意領域です。 伝統的テーマを現代的に解釈したともいえます。 Ikedaさん 2010年9月13日 痴話喧嘩 ゴダールの私映画だと思われている作品なので、 最初に出てくるフランスのヌーヴェルヴァーグの 大家と言われる評論家アンドレ・バザンの 「映画は欲望に適う世界を可視化する」 という言葉が言い訳のように思えました。 カミーユ(ブリジット・バルドー)が プロコシュ(ジャック・パランス)と会った頃から 急に夫ポール(ミシェル・ピッコリ)が嫌いになってしまう話ですが、 「女心と秋の空」そのものの進行で、 お互いに責任を相手になすりつける痴話喧嘩が延々と続くので、 見ている内に嫌になって来ました。 「夫婦喧嘩は犬も食わない」と言われますが、 それどころの話ではない進行が少々長すぎます。 ブリジッドがヌードを盛んに披露していますが、 演技的には大したことはないと思います。 既に監督としては現役を引退したフリッツ・ラングが本人役で、 かなり顔を出しているのが面白いですが、 戯曲にまつわる警句を話すだけなので、 それに、あまり興味のない私には良く解りませんでした。 そしてエンディングも何か無理矢理、終わらせた感じのする作品です。 オトーサン、 「監督の経歴を見ておこう」 JEAN-LUC GODARD  ジャン=リュック・ゴダール 誕生日 1930/12/3 出身 仏パリ ソルボンヌ大学時代、カルチェ・ラタンのシネマテークの常連となり、 フランソワ・トリュフォーなどと知り合う。 52年、“カイエ・デュ・シネマ”誌に映画評を書く。 59年、初の長編映画「勝手にしやがれ」を撮り、 “ヌーヴェル・ヴァーグ”の旗手とななる。 68年、カンヌ映画祭を中止に追い込んだり、 71年にオートバイの事故に遭ったり、波乱万丈。 80年、映画に復帰し、問題作を生む。 61年、アンナ・カリーナと結婚、67年に離婚。 監督作 1958年「水の話」(共) 1960年「勝手にしやがれ」「小さな兵隊」 1961年「女は女である」「新・七つの大罪」(挿話) 1962年「ロゴパグ」「女と男のいる舗道」 1963年「軽蔑」「カラビニエ」 1964年「立派な詐欺師」「恋人のいる時間」 1965年「アルファヴィル」「気狂いピエロ」「パリところどころ」(挿話) 1966年「メイド・イン・USA」「男性・女性」      「彼女について私が知っている二、三の事柄」 1967年「ベトナムから遠く離れて」(挿話)「中国女」「ウィークエンド」 1970年「ワン・プラス・ワン」 1972年「万事快調」(共)「ヒア&ゼアこことよそ」 1980年「勝手に逃げろ/人生」 1982年「パッション」 1983年「カルメンという名の女」 1985年「ゴダールの探偵」「ゴダールのマリア」 1986年「映画というささやかな商売と映画と衰退」 1987年「アリア」(挿話)「ゴダールのリア王」「右側に気をつけろ」 1989年「ゴダールの映画史 第1章・第2章」 1990年「ヌーヴェルバーグ」 1991年「ゴダールの新ドイツ零年」 1993年「ゴダールの決別」 1995年「JLG/自画像」 2001年「愛の世紀」 2004年「アワーミュージック」


火宅の人

オトーサン、 「このひと知ってる」 邦画の楽しみのひとつは、よく知っている俳優に 出会えることでしょうね。 松坂慶子さん、レコード大賞の授賞式で、 お目にかかりましたが、きれいなこと! こんな美しい人が存在するのかと思いました。 深作欣二監督の映画をみてもいないのに、 「このひと知ってる!」というひともいます。 そう、ご近所に住んでいるだけなのです。 原題:火宅の人(1986) 監督:深作欣二 原作:檀一雄 脚本:神波史男/ 深作欣二 Genre:Drama 上映時間:132分 あらすじ: 作家、桂一雄は、後妻ヨリ子と不仲になった。 妻に、5人の子供の養育を任かせ放しだ。 しかも、次郎は、日本脳炎で痴呆へ。 そんななか、新劇女優の矢島恵子に傾斜していく。 太宰治の文学碑の除幕式に参列するための 青森行に恵子を誘ってしまう。 帰宅して明けると、ヨリ子は家出する。 嵐の夜、ヨリ子は、次郎と子供たちのために 生きる覚悟を決めたと戻ってくるが、 一雄は家出し、恵子と同棲し、妊娠する。 堕胎をめぐって、派手な喧嘩をした後、 逃げるように東京を離れて、五島列島行の連絡船に乗り、 暗い過去を持つ葉子の里帰りにつきあう。 出演者: 緒形拳 ... 桂一雄 いしだあゆみ ... ヨリ子 原田美枝子 ... 矢島恵子 松坂慶子 ... 葉子 オトーサン、 「みんないいねぇ」 緒形拳さんは、作家そのもの。 いしだあゆみさんは、お化けみたいで鳥肌が立ちました。 原田美枝子さんは、脱ぎっぷりがいいし、 溌剌とした松坂慶子さんも、素敵です。 その他の出演者: 利根川龍二 ... 一郎 一柳信之 ... 次郎 大熊敏志 ... 弥太 谷本小代子 ... 信子 浅見美那 ... 滝 檀ふみ ... 桂一雄の母 石橋蓮司 ... 桂一雄の父 伊勢将人 ... 一雄の幼少期 宮城幸生 ... 刑事 蟹江敬三 ... 主任 野口貴史 ... 幹事 相馬剛三 ... 医師 下元勉 ... 病院の主事 井川比佐志 ... 壷野 荒井注 ... 苅田 下絛アトム ... 中島 山谷初男 ... 葉子の養父 宮内順子 ... 葉子の養母 真田広之 ... 中原中也 岡田裕介 ... 太宰治 User Rating:8.1/10( 134 votes) Yahoo! オトーサン、 「名作だ!」 日本アカデミー賞受賞 ・作品賞 ・主演男優賞 緒形拳 ・主演女優賞 いしだあゆみ ・助演女優賞 原田美枝子 ・監督賞 深作欣二 ・脚本賞 ・撮影賞 ブルーリボン賞受賞 ・主演女優賞 いしだあゆみ User Reviews souchanlove07さん 2010年10月18日 深作さんにハズレなし。 あれっこのタイトルどなたかのパクリの気がする。 ごめんなさい。 でも気持ち的にぴったりなので。 やっぱり凄い。深作監督は。 全部見た訳じゃないけど(ヤクザ映画は見たことない)、 今まで見た作品は全部面白かった。 テンポがいいから見てて飽きない。キャスティングがいいから楽しい。 コメディでも文芸作品(?)でもエンタテイメントに仕上げるという気がする。 それにしてもなんとまあ原田美枝子がかわいい。 松坂慶子は全盛期かなあ。 いしだあゆみもとっても綺麗。 とくに最後の自転車のシーン。 相変わらずヒステリーがうまい。 大好きな緒形拳さん。殺人犯もいいけど、ダメオトコも絶品です。 景色がやたら美しいなあと思ってたら、木村大作さんでしたね。 それにしても、昔の映画は音楽が古くさいねえ。びっくりしました。 昔の映画の洋服とか髪型とかは、 ちょっと今風に変えたら着れそうとか、 すごく新鮮でかわいいとか感じることがあるけど、 音楽はひたすら古くて時代おくれって感じします。 それが昭和の味ってことかなあ。 オトーサン、 「火宅の人、読んだっけ」 となりのポニョさん 2007年12月30日 いろんな意味で、大のおすすめ作品です。 昔、原作は読んでいたのですが、 そのあらすじを思い出しながらも充分に堪能出来た作品でした。 いや、期待を裏切って、充分以上と言えました。 (もっと、早く、見るべきだった。) 勝手気ままな人生を送る壇を緒形拳が好演するまわりで、 原田美枝子・いしだあゆみ・松坂慶子らが 凄まじいまでの女の生きざまを感じさせてくれました。 また、大胆なヌードや迫力のあるシーンなども、 彼女たちの意気込みを感じます。 その他の俳優陣も豪華でしたし、中原中也役の俳優も必見です。 (誰とは、書きませんが…) 下手なノン・ストップ物も顔負けで、一気に見てしまいました。 後半の長崎ロケも印象的でした。 しかし、壇の前妻のリツ子の事がわからなければ、 壇の破天荒な生きざまを知るには、不完全な気もします。 本を読まれる方は、「火宅の人」の前に 「リツ子、その愛」「リツ子、その死」を読まれた方がいいかと思います。


あの胸にもういちど

オトーサン、 「邦題はどうなんだろう?」 原題は、オートバイ乗りの女という意味。 超訳すれば、フランス版イージーライダー。 「あんなに怖かったことはなかったなぁ」 以前、フランスをレンタカーで走りました。 慣れない左ハンドル、はじめての道。 対抗2車線の田舎道で怖い思いをしました。 時速80kmでブーンと擦れちがうのです。 カーブでも、速度など落としません。 原題:The Girl on a Motorcycle (1968) 監督:Jack Cardiff 原作:Andre Pieyre de Mandiargues 脚本:Ronald Duncan/Jack Cardiff/Gillian Freeman Genre:Romance Country:UK / France Language:English 上映時間:91分 あらすじ: 夫レイモンは、小学校の教師。 申し分ない優しい夫だ。 いまは、軽い寝息をたてている。 レベッカは、黒皮のレーサー服に着替え、 オートバイを駆り、恋人ダニエルのところへひた走る。 オートバイの乗り方を教わった男だ。 あの胸にもういちど顔を埋めたい... 出演者: Marianne Faithfull ... Rebecca(レベッカ) Alain Delon ... Daniel(ダニエル) Roger Mutton ... Raymond(レイモン) オトーサン、 「表情が豊かだな」 少女にも見え、みだらな中年女性にも見えます。 「こういう使い方はないだろうが...」 期待の大スター、アラン・ドロンは、まるで端役。 MARIANNE FAITHFULL  マリアンヌ・フェイスフル 誕生日 1946/12/19 出身 英ロンドン 修道院で育ち、17歳の時に美術商と結婚し、 彼の知り合いだったローリング・ストーンズのマネージャーに見出され、 64年ミック・ジャガーとキース・リチャーズの 「アズ・ティアーズ・ゴー・バイ」で歌手デビュー。 これがヒットし、65年にはシングル3枚とアルバム2枚をリリース。 出演作 1966年「アンナ」「メイド・イン・U.S.A.」 1967年「あの胸にもういちど」 1993年「ショッピング」「豚が飛ぶとき」 2000年「インティマシー/親密」 2004年「トゥルーへの手紙」(ナ) 2006年「マリー・アントワネット」「パリ、ジュテーム」 ALAIN DELON  アラン・ドロン 誕生日 1935/11/8 出身 仏パリ 海兵隊除隊後、放浪の末、パリに戻り、 カンヌ映画祭で米国のプロデューサー、セルズニックに認められたものの、 途中で契約を破棄し、57年「女が事件に絡む時」で映画デビュー。 60年「太陽がいっぱい」で人気に。 出演作 1957年「女が事件に絡む時」 「黙って抱いて」 1958年「恋ひとすじに」「お嬢さん」「お手やわらかに!」 1959年「学生たちの道」「太陽がいっぱい」 1960年「生きる歓び」「若者のすべて」 1961年「素晴らしき恋人たち」「太陽はひとりぼっち」      「フランス式十戒」「地下室のメロディー」 1963年「黒いチューリップ」「山猫」「危険がいっぱい」 1964年「さすらいの狼」「黄色いロールスロイス」 1965年「泥棒を消せ」 1966年「テキサス」「パリは燃えているか」      「名誉と栄光のためでなく」「冒険者たち」 1967年「悪魔のようなあなた」「あの胸にもう一度」「サムライ」      「世にも怪奇な物語」 1968年「さらば友よ」「太陽が知っている」「ジェフ」 1969年「シシリアン」「ボルサリーノ」 1970年「仁義」「栗色のマッドレー」「もう一度愛して」 1971年「帰らざる夜明け」「レッド・サン」「暗殺者のメロディ」 1972年「高校教師」「ショック療法」「スコルピオ」      「リスボン特急」 1973年「暗黒街のふたり」「ビッグ・ガン」「燃えつきた納屋」 1974年「愛人関係」「個人生活」「ボルサリーノ2」 1975年「ゾロ」「フリック・ストーリー」「ル・ジタン」 1976年「友よ静かに死ね」「パリの灯は遠く」      「ブーメランのように」 1977年「プレステージ」「チェイサー」「ナイトヒート」 1978年「未知の戦場/ヨーロッパ198x」 1979年「エアポート’80」「テヘラン」 1980年「ポーカー・フェイス」 1981年「危険なささやき」 1982年「最後の標的」 1983年「スワンの恋」「鷹」 1984年「真夜中のミラージュ」 1985年「凶悪の街/刑事の勲章」 1988年「アラン・ドロン/私刑警察」 1990年「ヌーヴェルバーグ」 1992年「カサノヴァ最後の恋」 1995年「百一夜」 1998年「ハーフ・ア・チャンス」 その他の出演者: Marius Goring ... Rebecca's Father Catherine Jourdan ... Catherine Jean Leduc ... Jean Jacques Marin ... Pump Attendant Andre Maranne ... French Superintendent Bari Jonson ... French Customs Officer Arnold Diamond ... French Customs Officer John G. Heller ... German Customs Officer Marika Rivera ... German Waitress Richard Blake ... 1st Student Chris Williams ... 2nd Student Colin West ... 3rd Student User Rating: 5.0/10( 788 votes) IMDb User Rating: 7.8/10( 103 votes) Yahoo! オトーサン、 「昔はよかったんだろうけど」 主人公のレベッカの夢のシーンが出てきますが、 まるで子供だましでした。 昔、流行したサイケデリックという言葉が浮かびました。 User Reviews polypamさん United States 2007年4月8日 ハイウェイの人生 いくら安手でも、60年代映画のフアンだ。 だが、この映画はひどいと聞いていたので、 わがコレクションには加えないできた。 うれしいことが起きた。 チャネルを回してたら、ケーブルTVに出てきたのだ。 ストーリーは、まあまあ。 会話はラフだったが、そうひどくはない。 悲劇の結末は、いまいち。 マリアンヌ・フェイスフルが実によかった。 (ハイウッドスターたちは、彼女の自然美が羨ましかろう) アラン・ドロンは美男子だ。 回想シーンもよかった。 言うまでもないが、 ケーブルTVに出てきてゾクゾクしただけでなく、 一週間に2度もみられて幸せだった。 コレクションに加えるぞ、絶対に。 オトーサン、 「同感!」 ジーナさん 2010年10月5日 倦怠感漂う 美男子アラン・ドロン・・・ 登場シーンは少なめですが、それでもウットリできました。 マリアンヌ・フェイスフルはコケティッシュで可愛らしい女性でしたが、 演技力に関してはかなりキツイです(爆) 恍惚の表情もニヤついているだけにしか見えませんでしたよ。 素肌にジャンプスーツを着ちゃうあたりはカッコ良かったですけどね。 ・・・蒸れ蒸れですけどね(爆) 演技力はさっぱりでしたが、 童顔からは想像できない肉感的な体など 見た目だけなら申し分ない女性なのは間違いないので ヘラヘラした魅力的な女性を見てみたい方はチェックして下さい(笑) 内容のほうは、イイ男とのあんなことやこんな事を思い浮かべ 陶酔する女を追っているだけの作品です。 華やかで美しいキャスト・・・それだけが見どころなのではないでしょうか? 正直、60年代のフランス映画にストーリーを求めてはいけません。 考え方や行動が常識はずれな若者の姿を描いたのが この当時のフランス映画の特徴みたいなものですから(笑) 私はまだまだフランス映画歴が浅いので面白みを理解できませんでした。 コテコテのフランス映画が好きな方にオススメです・・・ が、言語が英語なのが気がかりですかね(爆) 際立つ演出や独特の映像センスは素晴らしかったと思います。 衝撃の結末やらなんやら言われていましたが、 それまでの主人公の妄想ぶりを見ていたら何の変哲も無い終わり方でしたね。 なんならこうなるのが遅かったぐらいです(爆)


最後のブルース・リー/ドラゴンへの道

オトーサン、 「いい身体しているなぁ」 車椅子生活をしている身としては、 ブルース・リーには生まれ変われなくてもいい。 呆気なく倒される三下でもいいやと思います。 失ってはじめて分かる身体機能です。 不死身と思えたリーも、不慮の事故で死亡。 どうかくれぐれも、御身お大切に。 原題:Meng long guo jiang (1972) 監督・脚本:Bruce Lee Genre:Action / Comedy / Crime Country:Hong Kong Language:Mandarin/ English/Italian 上映時間:105分 あらすじ: イタリアにやってきたタンは、 チェンが経営する中華レストランに着く。 マフィアは、チェンに、 店の譲渡契約書にサインするよう迫ってきた。 タンは空手を駆使して十数人の配下をけちらした。 マフィアのボスはタンの強さに舌をまき、 空手チャンピオンのロバートを雇って、 コロシアムでタンと対決させた。 長い戦いの末、タンはロバートを倒す。 やがてタンはチェンに別れを告げると、 ひとり静かにローマを去っていく。 出演者: Bruce Lee ... Tang Lung(タン) Nora Miao ... Chen Ching Hua(チェン) Robert Chen ... Robert(ロバート) Jon T. Benn ... Boss(ボス) オトーサン、 「最高!最強!のリーがみられた!」 BRUCE LEE  ブルース・リー 誕生日 1940/11/27-1973/7/20 出身 米サンフランシスコ・チャイナタウン 俳優リー・ホイチャンの次男として生まれる。 役者として映画に出演しながら、 詠春拳の正統後継者であるイップ・マンに師事しながら武道を学び、 喧嘩とダンスに明け暮れる日々を送る。 父の薦めでアメリカへ移り、中華料理店で皿洗いの仕事をしながら、 ワシントン州立大学哲学科に入学。 その後、ロサンゼルスに移り、ジークンドーを創始して道場を構え、 多くの格闘技大会でデモンストレーション。 テレビプロデューサーの目にとまりテレビや映画に出演するが、 ハリウッドでは思うようにアピールできず、 香港に戻りゴールデン・ハーベスト社と契約。 「ドラゴン危機一髪」「ドラゴン怒りの鉄拳」など出演作が記録的なヒット。 しかし、1973年不慮の事故で亡くなった。 子供に俳優ブランドン・リー(故人)とシャノン・リーがいる。 出演作 1941年「金門女」 1946年「富貴浮雲」 1950年「ドラゴン スモール・ブラザー」 1951年「人之初」 1953年「ドラゴン ミリアッド・ファミリー」「ドラゴン スパーク・オブ・ホープ」 1955年「ドラゴン オーファン」 1957年「雷雨」 1960年「人海孤鴻」 1967年「ブルース・リーのグリーン・ホーネット」(日本のみ劇場公開)      「ブルース・リー 電光石火」(日本のみ劇場公開) 1969年「かわいい女」 1971年「ドラゴン危機一髪」「ドラゴン怒りの鉄拳」 1972年「ドラゴンへの道」 1973年「燃えよドラゴン」 1975年「中国超人インフラマン」 1978年「ブルース・リー 死亡遊戯」 1981年「ブルース・リー 死亡の塔」 1990年「ストロンゲスト 史上最強の映画スターは誰だ!?」 1998年「ドラゴン 栄光への軌跡」 2000年「BRUCE LEE IN G.O.D. 死亡的遊戯」 その他の出演者: Chung-Hsin Huang ... 'Uncle' Wang Chuck Norris ... Colt Ping-Ao Wei ... Ho Robert Wall ... Fred Ing-Sik Whang ... Japanese Fighter Tony Liu ... Tony Unicorn Chan ... Jimmy Malisa Longo ... Italian Beauty Fu Ching Chen ... Waiter Di Chin ... Ah Quen Wu Ngan ... Waiter User Rating: 7.0/10( 8,298 votes) IMDb User Rating: 9.1/10( 429 votes) Yahoo! オトーサン、 「高いスコアだ!」 User Reviews InzyWimzyさん Queens, NY 2002年7月1日 ブルース・リーのベスト Movement #4...dragon seeks path. このシーンが映画を体現している。 本当に、この映画が好きだ。 数え切れないほど、見てきた。 子供の頃、Big Apple movieで見たのだ。 カンフーと伝説のブルース・リーを教えてくれた。 実に興味深かった。 彼は、ローマで異邦人だったからだ。 彼が助けようとしたひとびとは、彼を信じていない。 ブルース・リーとチェンのおずおずしたシーンがいい). Ha Goon playsは、コミカルな助っ人だ。 暗い事態になるが、笑えるシーンが多い。 "chinese spare ribs"をオーダーできないシーンは、忘れ難い。 アクションについて言えば、ブルース・リーがすごい。 ギャングの一団を拳と蹴り、ダーツと棒で圧倒する。 勿論、恐ろしいヌンチャクシーンも、ものすごい。 サウンド・エフェクトもいい。 ブルース・リーが相手を倒すとき、 そして ピューという音がすばらしい!! 訓練シーンでは、まったく脂肪がない。 モチベーションも高い。 彼とチャックのラストシーンは、古典的カンフーだ。 ネコも参加するすごい格闘シーンがある!! すごい映画だ。 偉大なマーシャル・アーチストのお手本だ。 オトーサン、 「同感、一番素敵なリーだ!」 TOMOさん 2002年12月24日 格闘映画史上最高の15分かもしれない。 ラストのコロシアムでの死闘は、 独断だけど格闘映画史上最高の15分かもしれない。 ジャン・クロード・バンダムの映画にも この作品を意識してか コロシアムで戦うのがあったが、全然よくなかった。   細かいカットつなぎでごまかした手法では出せない、 リーの本物のアクションは今見ても色褪せてない。 ボクシングのテクあり、中国武術の足払いあり、チョークありと、 分かる人にはたまらない作りになっている。  カラテ式の直線運動からボクシング&中国式の ステップ&回転運動に切り替えてから強くなるのも、 リーのポリシーなのだろう。  大山倍達の戦歴を知っている人ならうなったかもしれない。  何度かしなやかな猫のショットを入れたのも上手い演出だ。 リーのアイディアなのだろうか。 コロシアムで白人を倒すのは、 大昔死んでいった有色人種の格闘家へのオマージュなのだろうか。 もちろん古い作品だし あまり制作費もかかってないのでいろいろ欠点はあるが、 一番リーらしさが出ている作品ではないかと自分では思う。 マシンガン撃ちまくったり爆発の多いアクション映画 (ノリスも後にその方向に行ったのだけど) よりこういうシンプルなのがイイ。個人的には。 リーはこのあと過労で倒れたらしいのだが、 そのあとの作品では、痩せているし、「死」のイメージにとらわれているし、 やっぱり「ドラゴンへの道」のリーが一番好きだ。 「燃えよ」とかの暗いイメージの先入観のせいか リーは暗いと思っている人が多いかもしれないが、 実はこの映画のようにひょうきんな人だったとリンダ夫人は語っていた。 人によってはリーは最強だったと言うが、 そもそも「世界最強」というのは映画と同じく幻影なのだ。 ライト級ではかなりのレベルだったとは思う。 相当の運動神経と精神力を持っていたと思えるから。 しかし現実的にはノゲイラ的な人に勝てそうもないので、 最強ではあり得ないが、世界中のカラテカ人口を増やしたり、 与えた影響を考えると最強ではないかなどと 久しぶりに見ていろいろ考えさせられた作品だ。


ポリアンナ

オトーサン、 地震、津波、洪水、火事、落雷、台風... 天災だけで、精一杯なのに、これに人災が。 主人公ポリアンナは、牧師だった父親から 教わります。 聖書には、喜びという言葉が600も出てくる。 怒り、呪い、悲しみといった感情に溺れる勿れ。 喜びを伝え合おう。 この映画が上映されたのは、アメリカ全盛期。 アメリカ人であることの喜びがあふれています。 アメリカ国債が格下げになるなんて、 当時、誰が予想したでしょうか? 原題:Pollyanna (1960) 監督・脚本:David Swift 原作:Eleanor H. Portervel Genre:Drama / Family / Romance 上映時間:134分 あらすじ: 孤児になったポリアンナは、 ポリー叔母さんに引き取られた。 そして叔母さんから言われる。 町の人たちがわが家を手本にしてきたから おまえは礼儀正しく振舞わなければいけないよ。 ある日、孤児院を抜け出てきた少年と いじわる爺さんの庭へ入り込み捕まったが、 ポリアンナの無邪気さが、爺さんの心を溶かす。 孤児院新築の費用募集のてめに、 バザーが開かれることになる。 ポリアンナも、町中のひとも大喜びなのに、 ポリー叔母さんは、フォード牧師に命じる。 日曜日の説教でバザーに行くなと言えというのだ。 出演者: Hayley Mills ... Pollyanna(ポリアンナ) Jane Wyman ... Aunt Polly(ポリー叔母さん) Richard Egan ... Dr. Edmond Chilton(チルトン医師) Karl Malden ... Reverend Paul Ford(フォード牧師) オトーサン、 「この子は、巧いねぇ」 鼻にしわを寄せるあたり、胸キュンです。 牧師役のカール・マルデン、個性派俳優です。 荒くれ船長役が印象に残っていますが、 こういう役も見事にこなせるのだから、大したもの。 HAYLEY MILLS  ヘイリー・ミルズ 誕生日 1946/4/18 出身 英ロンドン 父はジョン・ミルズ、母はヘイリー・メイリー・ベル。 出演作 1959年「追いつめられて…」 1960年「ポリアンナ」「汚れなき瞳」「罠にかかったパパとママ」 1963年「難破船」「夏の魔術」「ドーヴァーの青い花」 1964年「渚の青春」「クレタの風車」 1965年「青春がいっぱい」「シャム猫FBI/ニャンタッチャブル」 1966年「ふたりだけの窓」 1968年「密室の恐怖実験」 1971年「エンドレスナイト」 1972年「二人だけの白い雪」 1976年「ダイヤモンド・ハンターズ」 1988年「死海殺人事件」 その他の出演者: Kevin Corcoran ... Jimmy Bean Nancy Olson ... Nancy Furman Adolphe Menjou ... Mr. Pendergast Donald Crisp ... Mayor Karl Warren Agnes Moorehead ... Mrs. Snow James Drury ... George Dodds Reta Shaw ... Tillie Lagerlof Leora Dana ... Mrs. Paul Ford Anne Seymour ... Mrs. Amelia Tarbell Edward Platt ... Ben Tarbell Mary Grace Canfield ... Angelica User Rating: 7.1/10( 3,159 votes) IMDb User Rating: 6.0/10( 8 votes) Yahoo! オトーサン、 「もっと高くてもいいのでは?」 初期のディズニー映画の美点が網羅されています。 英国アカデミー賞ノミネート ・女優賞(国内) ヘイリー・ミルズ User Reviews Tommy-92さん Baltimore, Maryland 1999年8月27日 素晴らしい演技で見応えがある 可愛らしくそうで、騒々しく 非現実的でありきたりな原作が大幅に手直しされている。 このディズニー映画は、本当に楽しめる。 確かな映画だ。 魅力的で、ノスタルジックだ。 当時の衣装も、セットも実にいいし、 監督も、いい。 なかでもいいのは、演技だ。 才能ある出演者が信頼させてくれて、 ありきたりだということを忘れる。 ポリーおばさん役のジェーン・ワイマンが、実にいい。 アグネス・ムーアヘッド、アドルフ・マンジュー、 そして、特にカール・マルデンがいい。 ヘイリー・ミルズは、大したもの。 実にいい、微妙で信頼させる演技をみせる。 ポリアンナは、ただおしゃべりしているのではない。 おばさんの冷たい仕打ちを愛情表現と誤解するのだ。 人々を理解して、細やかに、いい点を引き出すのだ。 家族向けのいい映画で、原作以上だ。 観る価値がある。 オトーサン、 「観たくなるような紹介だね」 長文なので、少し省略しました。 ホアホアールさん 2006年12月17日 名作アニメ劇場作品、待望の実写化!! とタイトルをつけましたが 実はこの映画、知る人ぞ知る結構人気のあった テレビアニメ「愛少女ポリアンナ」と原作が同じです。 この映画は日本でアニメ「愛少女ポリアンナ」が放送される 86年よりはるか26年前のアメリカのディズニー映画として 上映された実写作品なのです。 (略 あらすじ紹介) しかもこの映画、並みのレンタル屋でその存在を ビデオですら見つけることが出来ないほどの知られざる作品なのですが ポリアンナ役のヘリーミルズはこの作品で評価され なんとアカデミー特別賞、銀の熊賞、ゴールデン・グローブ賞、 イギリスのアカデミー賞などをとっていて、 作品自体それだけ注目を浴びていたと思われます。 劇中ポリアンナが町の牧師さんに自分の牧師だった父親の話をします。 ポリアンナ (時々仕事の事で悲しそうな父に仕事は好きか?と聞いたとき) 「仕事は好きだって。でも会衆に心が通じない時悲しくなるって」 牧師 「よくわかるよ。それが我々の悩みだ。パパは悩みを乗り越えたかね?」 ポリアンナ 「ある言葉が助けたそうです。」 牧師 「聖書の?」 「いいえ、別の所です」 ポリアンナは自分の首のペンダントの文字を牧師に読ませ、 牧師 (文字を読み)「どんな人間でも必ず悩みはあるものだ」 一見何気ない言葉なのですが、緊張がほぐれ、 ある程度の事なら切り抜けられると思います。 そしてこういうセリフを映画で見つける度に 私の「よかった探し」が成功した気がするのです。 映画を見ててよかったなあ〜って。 映画のポリアンナは、かわいくなくって行儀も悪く、 舞台で合唱をしなくてはいけないのに 夜店のあちこちで寄り道をしている磯野カツオ君のような子なのです。 でもそういういたずらっ子さも結構成功していると思います。 徐々に所々かわいく見えました。


バス男

オトーサン、 「先に見るべきだったなぁ」 Gyao!で「ママ男」をみて、感心いたしました。 野球投手は、直球やカーブ、フォークで勝負します。 この映画は、いわば超スローボール。 うーん、こんな攻め方があったのか。 邦題については、反対意見が大勢を占めています。 でも、これは一種の釣り球、いいじゃないですか。 原題:Napoleon Dynamite (2004) 監督:Jared Hess 脚本:Jared Hess, Jerusha Hess Genre:Comedy /Drama / Romance Rated PG for thematic elements and language 上映時間:82分 あらすじ: ナポレオンは、アイダホのド田舎町に住む冴えない高校生。 車がないのでスクールバスで高校へ通っている。 みんなにバカにされている。 祖母が事故で入院し、保護者代わりに叔父リコがやってくる。 学校では、冴えないデビーや移民のペドロと仲良くなる。 ペドロが、生徒会長選挙に立候補したいと言い出して... 出演者: Jon Heder ... Napoleon Dynamite(ナポレオン・ダイナマイト) Jon Gries ... Uncle Rico(リコおじさん) Aaron Ruell ... Kip(キップ) Efren Ramirez ... Pedro(ペドロ) Tina Majorino ... Deb(デビー) オトーサン、 「ここに幸あり、醜男あり」 JON HEDER ジョン・ヘダー 誕生日 1977/10/26 出身 米コロラド州 6人兄弟、ユタ州のブリガムヤング大学へ。 「バス男」で、注目される。 ロサンゼルス在住。 2002年、カースティンと結婚。 学生時代に宣教師として2年間日本に住んでいた。 出演作 2003年「Peluca」 2004年「バス男」 2005年「恋人はゴースト」 2006年「がんばれ!ベンチウォーマーズ」「恋愛ルーキーズ」 2007年「俺たちフィギュアスケーター」「Moving McAllister」「ママ男」 2010年「みんな私に恋をする」 その他の出演者: Diedrich Bader ... Rex Sandy Martin ... Grandma Haylie Duff ... Summer Wheatly Trevor Snarr ... Don Shondrella Avery ... Lafawnduh Bracken Johnson ... Randy Carmen Brady ... Starla Ellen Dubin ... Ilene J.C. Cunningham ... Jock #1 James Stevens ... Jock #2 User Rating:6.8/10( 85,990 votes) IMDb User Rating:7.8/10( 647 votes) Yahoo! オトーサン、 「癒し効果で高スコア」 インディペンデント・スピリット賞ノミネート ・助演男優賞 ジョン・グリース ・新人作品賞 放送映画批評家協会賞ノミネート ・ポピュラー作品賞 User Reviews zenzelmoさん United States 2005年3月31日 カルトの古典 若い連中の共感を得ているようだが、 この映画を味わうには、年齢制限はない。 ユーモアを解するかどうかだ。 この数年で見たうちでは、最高に愉快だった。 ナポレオン・ダイナマイトが、まさか映画になるとは思っていなかった。 いろいろな点で社会的不適合者であり、 自分では意味があるが、大衆には分からない行動を取る。 未開民族の社会学の研究のようだ。 誰でも、いままで、こんな感じの男に、 これまで何処かで会ったことはあるだろう。 演技は卓越している。 演技していることすら忘れてしまう。 脚本と会話は、創造的で、予想外だった。 笑いはじめるには、数日を要するだろう。 それほどドライなのだ。 一度笑い出したら、とまらない。 新世紀のカルトの古典になるだろう。 80年代の「レポマン」のように。 この映画が好きになったら、自分はラッキーだと思うべし。 誰もがそうではないからだ。 オトーサン、 「いつも通りのいいコメントだ」 ASHさん 2005年10月20日 ナポレオン・ダイナマイト まず始めに、この邦題を採用するに至った 言い訳めいた理由を某誌の記事で読んだことがあるが、 なんにせよこんな邦題を採用したことへは 親指を下へ大きく振らせてもらう。 この映画が、一生我が国ではこんなふざけた邦題で 呼ばれてしまうことは不憫でならない。 いや、ホントに。 さて、本編の内容とは関係のない話からスタートしたが、 この映画はここ最近のアメリカ映画の中でも屈指の傑作です。 ただ、全体を貫くテイストは相当にユルく、 スラップスティックな笑いを期待する連中には向かない。 だが逆に、僕はこのユルさがこの映画の最大の魅力であり、 それゆえクライマックスが活かされているのではと思っている。 基本的には映画の構成は前半と後半に分かれていて、 前半はアイダホの田舎町に住むナポレオン(J・ヘダー)の奇特な性格と、 彼の学校での日常や家族とのやり取りが淡々とユルユルに描かれている。 もう狙ったとしか思えない妙ちくりんな会話のやり取りと間が笑いを誘うのだ。 ナポレオンはオタク(というよりも変人)で多少の嘘はつくが、 唯一親しくなったメキシコ人の転校生ペドロには親切にしてやったりと悪い奴ではない。 学校のダンス・パーティには女の子を誘うような奴なのだ。 ただし、そのやり方が普通じゃないだけなのだ。 そんな平穏なナポレオンの日常を、叔父さんがかき乱すことになる。 後半はペドロの立候補に協力するナポレオンが描かれるが、 「特攻野郎Aチーム」のテーマ曲の使い方に唸らされた。 ペドロの対立候補、サマー(H・ダフ)は学校の人気者でペドロは自信喪失、 そんな彼を励ますためにナポレオンは密かに特訓をしていたダンスを披露するのであった。 思ったのは、自分らしく生きることは悪いことではないということと、 それぞれお互いがソウル・メイトを見つけるまでを描いているということ。 この映画の登場人物たちの殆どは人生の敗者や、負け犬かもしれないが、 そんな彼らでも自分を輝かせてくれる人には出会うということだ。 ただ、それは待っているだけではダメ。 何か自分からアクションを起こさねば、ということでしょうか。 最後に、ナポレオンとデブがポールに紐で結ばれたバレーボールを 打ち合うシーンは不思議な清涼感があり、 この映画でも最高にいいシーンになっている (ここで流れる曲はホエン・イン・ロームの「プロミス」)。 それにつけても、ナポレオンのカッコ悪い走り方、最高!  「Gosh!」というナポレオンの口癖も面白いが、 日本語字幕もなかなかの名訳揃いだ。 どことなく映像のテンポが、 一連のウェス・アンダーソン監督作品に似ているということに気付いた。 小道具や食べ物を巧みに使ったオープニング・クレジットも秀逸。 さて、ナポレオン・ダイナマイトという大仰な名前の由来、 何だろうと思ったら、エルビス・コステロの「ブラッド&チョコレート」 というアルバムの裏ジャケをながめてみてください…ホラ!  たぶん、引用したんでしょう。


パピヨンの贈りもの

オトーサン、 「蝶が減っているなぁ」 子供の頃は、いくらでも採れました。 標本にして夏休みの宿題にした記憶があります。 この映画には幻の蝶イザベルが出てきて、 老人と少女は、採取しようと懸命になります。 でも、小笠原諸島に生息しているオガサワラシジミなどは、 天然記念物に指定され、採取禁止になっているそうです。 なんだか、さびしい話しですね。 原題:Le papillon (2002) 監督・脚本: Philippe Muyl Genre:Comedy / Drama Country:France Language:French 上映時間:85分 あらすじ: ジュリアンは、元時計職人。 大好きな蝶の蒐集に熱中している。 彼の願いは、幻の蝶“イザベル”を手に入れること。 同じアパートに住む少女エルザ自分の部屋へ招く。 いつも看護婦の母親が不在なのを憐れんだのだ。 ある日、南仏の山に蝶が現れると聞いて、出発した。 だが、エルザが車に隠れていた。 エルザの母とは、連絡が取れズ、警察へ連れていこうとする。 だが、エルザの一言で気持ちが変わる。 あたし、山や鳥、牛や蝶を一度見てみたい! 出演者: Michel Serrault ... Julien(ジュリアン) Claire Bouanich ... Elsa(エルザ) Nade Dieu ... Isabelle(イザベル) オトーサン、 「子役が、断然いい!」 クレール・ブアニッシュの経歴を探しましたが、 見当たりません。 代わりに、優しいお爺さん役の経歴をみましょう。 MICHEL SERRAULT  ミシェル・セロー 誕生日 1928/1/24 出身 仏 ミュージックホールでコメディアンとしてデビューし、 相棒のジャン・ポワレとの漫才で人気に。 54年「AH! LESBELLES BACCHANTES」で映画デビュー。 78年「Mr.レディ Mr.マダム」でセザール賞主演男優賞受賞。 出演作 1956年「この神聖なお転婆娘」 1957年「正直者の子だくさん」 1962年「わんぱく旋風」「戦士の休息」 1967年「すべてをぶちこわせ」 1973年「大ギャング」      「クレージー4人組/スーパーマーケット珍作戦」 1978年「Mr.レディMr.マダム」「ハンカチのご用意を」      「銀行」 1979年「料理は冷たくして」「替え玉大作戦」 1980年「Mr.レディMr.マダム2」「二つの影の底に」 1981年「検察官」 1983年「死への逃避行」 1985年「トレンチコートの女」 1986年「ウエディングベル/Mr.レディMr.マダム3」 1988年「アラン・ドロン/私刑警察」 1990年「怪盗プチオの秘かな愉しみ」 1991年「海を渡るジャンヌ」 1995年「しあわせはどこに」「とまどい」 1996年「ボーマルシェ/フィガロの誕生」 1997年「アサシンズ」「アルテミシア」 1999年「約束 ラ・プロミッセ」「クリクリのいた夏」 2001年「ルーヴルの怪人」 2002年「パピヨンの贈りもの」 2005年「戦場のアリア」 その他の出演者: Jacques Bouanich ... Sebastien's Father Jerry Lucas ... Sebastien Aurelie Meriel ... Amie d'Isabelle Gerald Maillet ... SDF Francoise Dubois ... Femme de la cabine telephonique Francoise Michaud ... Cafe Waitress Helene Hily ... Marguerite, the Concierge Idwig Stephane ... Entomologist Fabien Behar Pierre Poirot ... Police Commissioner Magali Bonat ... Vendeuse magasin de sport Francis Frappat ... Geometrician User Rating:7.1/10 (1,449 votes) IMDb User Rating:8.2/10 ( 80 votes) Yahoo! オトーサン、 「少し、高すぎない?」 みんな甘い点数をつけたくなるのでしょう。 その気持ちも分からないではないですが。 User Reviews planktonrulesさん Bradenton, Florida 2005年5月25日 珠玉 この映画の特色は、稀にみる演技(特に可愛い少女)であり、 いい脚本であり、甘ったるくないことだ。 ふつうの家族映画とは異なり、 この映画で起きることは、数を誇ることではない。 筋書きが読めるし、有終の美だ。 この点が絶対にいい! ストーリーは、風変わりな蝶の収集家が主人公で 意思に反して、孤独な少女の世界へと引きいれられる。 脚本では、9歳となっているが、もっと幼くみえる。 普通、私は、子役が好きではない。 子役を演じることにかまけているからだ。 この映画では、この子は本当の子供に見える。 せりふは、この子の周りにいたひとが書いたのだろう。 いいアイディアだ! あらゆる年代に向いている。 男どもも、好きになれるだろう。 繊細な映画だけれども。 お涙頂戴でも、安手の映画でもない。 ホンモノのひとびとについての素敵な映画だ。 ハリウッドは、この映画から多くを学べるだろう。 ところで、映画を最後まで見届けてほしい。 注視し、耳を傾けよ。 素敵な映画の終わりにふさわしい仕掛けがある。 オトーサン、 「ラッカムの絵?、知らんなぁ」 アーサー・ラッカム Arthur Rackham(1867-1939)は、 20世紀初頭に活躍した英国の挿絵画家だそうです。 ブルマ大帝さん 2006年1月29日 キレイ 女の子は正直、美形じゃあない。 しかし、とても自然なカンジに“かわいい”。 劇中歌ったりする姿も愛らしくて、ついホゥッとなる。 それと景色がイイ。 特に野営地のソバ、女の子が腰かけて歌うトコの木の“表情”がまた、 贔屓目じゃなしにラッカムの絵のようで素晴らしい。 よく見っけたな、と。話も画も淡々と、 しかし、最後まで一時も目が離せない。 総じて童話的だが警察のヘリとか出てくる現実的要素もあるのがまたイイ。 歌の歌詞、「なぜ、神と悪魔がいるの?」「話のタネになるからさ」 なんてのもシャレてて、且つこの映画のスタンスを端的に表してるようで好き。 景色、主演の二人の演技、共にとても見応えのある佳作。 それにしてもDVD高えなー(しゃあない)。 この作品なら2000円↓に下がっただけでも即買いだが…


若者のすべて

オトーサン、 「まるでキリストだな」 "whoever strikes you on your right cheek,  turn to him the other also." (右の頬を打たれたら左の頬も向けよ)  新約聖書マタイ伝 この映画の主人公ロッコは、 兄から大金をせびられ、殴られ、恋人を殺されても なお、非は我にありとして、傷ついた兄を抱きます。 原題:Rocco e i suoi fratelli (1960) 監督:Luchino Visconti 原作:Luchino Visconti/Suso Cecchi d'Amico/Vasco Pratolini 脚本:Suso Cecchi d'Amico/Pasquale Festa Campanile/ Massimo Franciosa/Enrico Medioli/Luchino Visconti Giovanni Testori Genre:Crime / Drama / Sport Country:Italy / France Language:Italian 上映時間:168分 あらすじ: 寡婦となったロザリアは、 大都会ミラノにある長男宅に身を寄せる。 長男に影響され、次男シモーネは、ボクサーになる。 三男ロッコは、クリーニング店で真面目に働く。 1年余の兵役を終えたロッコは、 刑務所を出所した売春婦ナディアと恋仲に。 だが、転落人生を歩むシモーネは、 ロッコを襲い、ナディアを力づくで犯す... 出演者: Alain Delon ... Rocco Parondi(ロッコ) Renato Salvatori ... Simone Parondi(シモーネ) Annie Girardot ... Nadia(ナディア) Katina Paxinou ... Rosaria Parondi(ロザリア) オトーサン、 「アラン・ドロン、最高だね」 ぐれた兄役のレナート・サルヴァドーリも、 ナディア役のアニー・ジラルドも、熱演していました。 ALAIN DELON  アラン・ドロン 誕生日 1935/11/8 出身 仏パリ 海兵隊除隊後、放浪の末、パリに戻り、 カンヌ映画祭で米国のプロデューサー、セルズニックに認められたものの、 途中で契約を破棄し、57年「女が事件に絡む時」で映画デビュー。 60年「太陽がいっぱい」で人気に。 出演作 1957年「女が事件に絡む時」 「黙って抱いて」 1958年「恋ひとすじに」「お嬢さん」「お手やわらかに!」 1959年「学生たちの道」「太陽がいっぱい」 1960年「生きる歓び」「若者のすべて」 1961年「素晴らしき恋人たち」「太陽はひとりぼっち」      「フランス式十戒」「地下室のメロディー」 1963年「黒いチューリップ」「山猫」「危険がいっぱい」 1964年「さすらいの狼」「黄色いロールスロイス」 1965年「泥棒を消せ」 1966年「テキサス」「パリは燃えているか」      「名誉と栄光のためでなく」「冒険者たち」 1967年「悪魔のようなあなた」「あの胸にもう一度」「サムライ」      「世にも怪奇な物語」 1968年「さらば友よ」「太陽が知っている」「ジェフ」 1969年「シシリアン」「ボルサリーノ」 1970年「仁義」「栗色のマッドレー」「もう一度愛して」 1971年「帰らざる夜明け」「レッド・サン」「暗殺者のメロディ」 1972年「高校教師」「ショック療法」「スコルピオ」      「リスボン特急」 1973年「暗黒街のふたり」「ビッグ・ガン」「燃えつきた納屋」 1974年「愛人関係」「個人生活」「ボルサリーノ2」 1975年「ゾロ」「フリック・ストーリー」「ル・ジタン」 1976年「友よ静かに死ね」「パリの灯は遠く」      「ブーメランのように」 1977年「プレステージ」「チェイサー」「ナイトヒート」 1978年「未知の戦場/ヨーロッパ198x」 1979年「エアポート’80」「テヘラン」 1980年「ポーカー・フェイス」 1981年「危険なささやき」 1982年「最後の標的」 1983年「スワンの恋」「鷹」 1984年「真夜中のミラージュ」 1985年「凶悪の街/刑事の勲章」 1988年「アラン・ドロン/私刑警察」 1990年「ヌーヴェルバーグ」 1992年「カサノヴァ最後の恋」 1995年「百一夜」 1998年「ハーフ・ア・チャンス」 その他の出演者: Spiros Focas ... Vincenzo Parondi Claudia Cardinale ... Ginetta Max Cartier ... Ciro Parondi Alessandra Panaro ... Ciro's Fiancee Rocco Vidolazzi ... Luca Parondi Corrado Pani ... Ivo Claudia Mori ... Laundrey Worker Adriana Asti ... Laundrey Worker Enzo Fiermonte ... Boxer Nino Castelnuovo ... Nino Rossi Rosario Borelli ... Un biscazziere Renato Terra ... Alfredo, Ginetta's brother User Rating: 8.3/10( 5,296 votes)IMDb User Rating: 9.1/10( 143 votes)Yahoo! オトーサン、 「文句なしの名画」 ヴェネチア国際映画祭受賞 ・審査員特別賞 ルキノ・ヴィスコンティ ・国際映画評論家連盟賞 ルキノ・ヴィスコンティ User Reviews: Frederickさん London, England 2003年4月22日 驚くべき作品、宗教的な強烈さ この素晴らしい映画をケーブルTVで昨夜見ることができた。 南イタリアから息子を頼ってミラノに上京した寡婦の話しだ。 一家は、次第に、大都会になじんでいく。 ある者は、ぐれていき、他はお金を稼ぐ。 アラン・ドロン演じるロッコは、無邪気で、 聖者のような忍耐心で、兄たちを助ける。 その慈悲の心は、困難に直面しても自己中心的にならず、 家族や恋人のために幸せを犠牲にするのだ。 ロッコと兄弟にとって、家族がすべてだった。 これまで、ヴィスコンティ作品になじみがなかったが、 この映画をみて、俄然興味が湧いてきた。 この映画には、みたことのな強いイメージがある。 狂気のシモーヌが、薄幸のナディアに詰め寄るシーンだ。 思わず、大声で叫んでしまった。 この映画を推奨したい。 瞠目すべき、情熱的で、美しく撮影されたドラマだ。 長い間、心に留まるだろう。 オトーサン、 「同感!」 ロビーJさん 2007年10月17日 カッコよくて可愛すぎるアラン! アラン・ドロンの主演作で 監督もルキノ・ヴィスコンティだったので 中古ビデオを買って鑑賞しました。 完全版のため上映時間は3時間近く、 買ってもなかなか時間が作れなくて やっと今回見れたという感じです。 いやぁ〜とにかく良かったです! 本当に若くてカッコよくて可愛すぎるアラン・ドロンが あまりにも素晴らしすぎでした。 物語はとても現実的でとても伝わってくるものがあり、 ラストまで引き込まれまくりでした。 プロ・ボクサーになりつつも落ちぶれていき、 最低最悪な男になってしまうレナート・サルヴァトーリが とにかく酷かったです。 彼の後半の行動はあまりにも最悪で忘れられなくなってしまったし、 実際にもこれに近い人がいるなというようにも強く感じてしまいました。 そしてプロ・ボクサーとして生きていく道を選んだアランは そんなサルヴァトーリでも守っていこうとする姿も印象的です。 本作は都会にやってきた一つの家族に起こるさまざまな出逢いや夢、 そして挫折がとても見やすく美しいモノクロ映像で 描かれている所が素晴らしいです。 そして何度も言いますがやっぱりアランが素敵すぎます! 本当に真面目な若者を見事に演じきっていました。 後、アニー・ジラルドも美しくてとてもカッコいい女優さんでしたね。 という訳で、まったく時間も気にならず、ラストまで十分楽しめました。 それにいろいろな面で今見ても共通するものがたくさんあり、 見る者にたくさんのメッセージを与えてくれるように思います。 なのでやっぱり名作だと思うし、是非また見たい映画でもあります。 オトーサン、 「名監督の経歴を見ておこう」 LUCHINO VISCONTI  ルキノ・ビスコンティ 誕生日1906/11/2-1976/3/17 出身 伊ミラノ 名門ヴィスコンティ家の伯爵。 幼少の頃より芸術に親しむ。 イタリア共産党に入党。 30歳、ジャン・ルノワールのアシスタントとして映画製作に。 バイセクシャンルで、アラン・ドロンとの関係も噂された。 「郵便配達は二度ベルを鳴らす」で監督デビュー。 ロッセリーニ、ヴィットリオ・デ・シーカなどと イタリアン・ネオリアリズモを代表する監督となる。 その後は、舞台演出、オペラ演出に専心し、 「揺れる大地」で映画復帰。 「山猫」でカンヌ国際映画祭パルムドール受賞。 監督作 1942年「郵便配達は二度ベルを鳴らす」 1947年「揺れる大地」 1951年「ベリッシマ」 1953年「われら女性」(挿話) 1954年「夏の嵐」 1957年「白夜」 1960年「若者のすべて」 1962年「ボッカチオ’70」 1963年「山猫」 1965年「熊座の淡き星影」 1967年「異邦人」 1968年「華やかな魔女たち」(挿話) 1969年「地獄に堕ちた勇者ども」 1971年「ベニスに死す」 1973年「ルートヴィヒ・神々の黄昏」 1976年「イノセント」 1977年「家族の肖像」


罠にかかったパパとママ

オトーサン、 「わが家も、そうだったなぁ」 双子の姉妹、シャロンとスージーが大活躍します。 でも、パパやママが、時々、2人を見間違えるのです。 愉快なことに、ワンちゃんは、絶対に騙されません。 その点も、大いに気に入りました。 原題:The Parent Trap (1961) 監督:David Swift 原作: 脚本:Erich Kastne/David Swift Genre:Family /Comedy /Romance 上映時間:129分 あらすじ: シャロンとスージーは、湖畔のキャンプへ。 喧嘩がきっかけで、双子の姉妹だと知る。 両親は、離婚してボストンとカリフォルニアにいる。 両親を和解させるために2人は、入れ替わって帰宅。 だが、パパには、ビッキーという恋人がいた。 よりを戻すように頑張ったが、両親は意地の張りっ放し... 出演者: Hayley Mills ... Sharon/Susan(シャロンとスージー) Charles Ruggles ... Charles(パパ) Maureen O'Hara ... Maggie(ママ) Joanna Barnes ... Vicky Robinson(ビッキー) オトーサン、 「なるほど、天才子役だ」 ヘイリー・ミルズ、1人2役という難しい役なのに、 まったく隙をみせません。 大人の俳優たちも、みんな顔負けの演技でした。 HAYLEY MILLS  ヘイリー・ミルズ 誕生日 1946/4/18 出身 英ロンドン 父はジョン・ミルズ、母はヘイリー・メイリー・ベル。 出演作 1959年「追いつめられて…」 1960年「ポリアンナ」「汚れなき瞳」「罠にかかったパパとママ」 1963年「難破船」「夏の魔術」「ドーヴァーの青い花」 1964年「渚の青春」「クレタの風車」 1965年「青春がいっぱい」「シャム猫FBI/ニャンタッチャブル」 1966年「ふたりだけの窓」 1968年「密室の恐怖実験」 1971年「エンドレスナイト」 1972年「二人だけの白い雪」 1976年「ダイヤモンド・ハンターズ」 1988年「死海殺人事件」 その他の出演者: Brian Keith ... Mitch Evers Una Merkel ... Verbena Leo G. Carroll ... Rev. Dr. Mosby Cathleen Nesbitt ... Louise McKendrick Ruth McDevitt ... Miss Inch (as Ruth Mc Devitt) Crahan Denton ... Hecky Linda Watkins ... Edna Robinson Nancy Kulp ... Miss Grunecker Frank De Vol ... Mr. Eaglewood User Rating: 7.0/10( 6,798 votes) IMDb User Rating: 8.0/10( 14 votes) Yahoo! オトーサン、 「名画だ!」 アカデミー賞ノミネート ・音響賞 ・編集賞 User Reviews blancdさん Denver, Colo. 2004年9月19日 大のお気に入り いつも大好き。 なぜそうなの? ブライアン・キースとモーリーン・オハラ、 そして、ヘイリー・ミルズがいい? 配役が素敵。 子供の頃、両親が連れていってくれた。 私は、1955年生まれだから、そう年寄りではない。 このVHSを持っているし、DVDも買おうと思っている。 ジョアンナ・バーンズは、好きになれないだろうが、 ビッキーという役が邪悪でひどいだけでは? コーリング・ハーレイは、オーバーなだけ! ブライアン・キースは、大好き! 「ニューヨーク・パパ」の彼も大好き。 いつも素敵な俳優さん。 ほかにも、たくさんいい俳優が出ている。 モーリーン・オハラ、なんて素敵な女優でしょう。 大好きだから、何をやっても好き。 何もしなくても好き。 とってもキュートな映画よ。 オトーサン、 「映画の背景が分かるって、有難いね」 確かにヘイリーが二人出るシーン、 実に様々な工夫がなされていました。 ある意味、安直なCGよりも、自然で印象的でした。 keijiさん 2005年12月27日 時代を先取りした傑作! これはディズニー名子役のヘイリー・ミルズが 双子の姉妹を演じるもので、 当時としては最高の技術をもりこみ、 同じ画面上にヘイリイが二人出る事を可能にした 技術的な傑作でもあります。 いまこそはCGで簡単に合成できますが、 1960年としては容易なことではなく、 主演のヘイリイも自分がつけているカツラによって 双子の姉妹のシャーロンとスーザンどちらを演じているかが やっとわかったと言うほどに撮影はややこしく、 ディズニー関係者は撮影が終るまで 「うまくいくだろうか」とハラハラしたそうです。 しかしディズニー氏本人も撮影には積極的で、 監督のスイフト氏は「俺の仕事を奪っちまうのじゃないか」 と思うほどほどディズニーはこの作品を愛し、 撮影にも立会い、指導を手伝いました。 双子の母親を演じたモーリン・オハラは ヘイリイの演技があまりにうまいので、 うっかり実在はしない「もうひとりの双子」を 探そうとしたこともあったと後に語っています。 さて、この作品は技術的ではなく もっと大切な要素をふくんでいることでも有名です。 当時としてはまだめずらしかった両親の離婚ということを 舞台化した映画は「一種のタブーだ」と指摘する人もあったようですが、 私はそうは思いません。 夏のキャンプで偶然会った双子の姉妹は なんとかして自分達の親をもとのようにくっつけたいという願いで、 キャンプが終る時、お互いの髪型、服装、しゃべり方 (アメリカ英語にも方言があります)を交換して、 カリフォルニアに父親と住むスーザンはボストンにいる母親のもとへ、 そしてボストンのシャーロンはカリフォルニアに向かい、 初めて会う父親の元へ行きます。 それから繰り広げられるドラマチックなシーンの数々は見逃せません。 家族全員で暮らしたいという子供なら当たり前の思いをユーモラスに そして時には切なく描き出したこの映画は 言語や時代のバリアーを超え、 「決してネタが古くならない」ものだと確信できます。 余談ですが、実は日本でも"The Parent Trap〜罠にかかったママとパパ〜"と同じ本 (ケスナー作の「二人のロッテ」)をベースにした映画が1951年に製作されています。 「ひばりの子守唄」というもので、こちらは当時14歳の美空ひばりが双子を演じます。 こちらのほうはディズニーにくらべ原作に近いものですが、 私としてはディズニー版のほうを好みます。


哀しみのトリスターナ

オトーサン、 「かの地の話題作!」 監督は、ルイス・ブニュエル。 ぐにゃっと曲がった時計で有名なダリの友人だけあって、 その生涯を通して話題作を発表しています。 ごくありふれた男女の物語が、彼の手にかかると、 生涯忘れえない物語に変わってしまいます。 原題:Tristana (1970) 監督:Luis Bunue 原作:Benito Perez Galdos 脚本:Luis Bunue/Julio Alejandro Genre:Drama Country:Spain / Italy / France Language:Spanish 上映時間:95分 あらすじ: 16歳のトリスターナは、貴族のロペに引き取られた。 身のまわりの世話をしているうちに、寵愛を受ける身になる。 画家のオラーシオと恋に落ち、新天地へ向かう。 失意のロペが信じていた通り、やがて舞い戻ってくる。 だが、足の腫瘍の手術をするためだった。 ロペは、冷たい女に愛情をそそぎ続ける... 出演者: Catherine Deneuve ... Tristana(トリスターナ) Fernando Rey ... Don Lope(ドン・ロペ) Franco Nero ... Horacio(オラーシオ) Jesus Fernandez ... Saturno(サトゥルノ) Lola Gaos ... Saturna(サトゥルナ) オトーサン、 「繊細にして切れ味鋭い演技!」 カトリーヌ・ドヌーブは、超一流の女優です。 美貌や肉体美ではなく、知性で勝負しています。 相手役のロペもなかなか好演していますが、 注目すべきのは、口がきけない男の子サトゥルノ。 道化役というか、トリックスターというか、 彼の登場によって、豊穣な物語が紡がれるのです。 CATHERINE DENEUVE  カトリーヌ・ドヌーブ 誕生日 1943/10/22 出身 仏パリ 両親と姉も俳優という芸能一家。 母の旧姓ドヌーブを名乗り、13歳から映画に出演。 62年「悪徳の栄え」で初主演。 「シェルブールの雨傘」のヒットでスターに。 「終電車」「インドシナ」でセザール賞主演女優賞、 「ヴァンドーム広場」でベネチア国際映画祭主演女優賞受賞。 出演作 1961年「パリジェンヌ」 1962年「悪徳の栄え」 1964年「シェルブールの雨傘」「世界詐欺物語」「ピストン野郎」 1965年「反撥」 1966年「城の生活」「ロシュホールの恋人たち」「昼顔」 1968年「めざめ」「恋のマノン」「うたかたの恋」「別離」 1969年「幸せはパリで」「暗くなるまでこの恋を」 1970年「哀しみのトリスターナ」 1971年「ロバと王女」「哀しみの終わるとき」 1972年「ひきしお」「リスボン特急」 1973年「モン・パリ」 1974年「赤いブーツの女」「哀しみの伯爵夫人」 1975年「うず潮」「恋のモンマルトル」「ハッスル」 1976年「愛よもう一度」 1977年「避暑地のラブ・ストーリー」 1978年「銀行」 1979年「夢追い」 1980年「終電車」 1981年「ヘルバスター」「海辺のホテルにて」 1982年「最後の標的」 1983年「ハンガー」 1984年「フォート・サガン」「残火」 1985年「女たちのテーブル」 1988年「夜のめぐり逢い」 1991年「恋路」 1992年「インドシナ」「私の好きな季節」 1995年「メフィストの誘い」「夜の子供たち」「百一夜」 1998年「ヴァンドーム広場」「イースト/ウエスト 遙かなる祖国」 1999年「ポーラX」「見出された時」「夜風の匂い」 2000年「ダンサー・イン・ザ・ダーク」「家路」 2001年「ヤング・ブラッド」「雲 息子への手紙」(ナ) 2002年「8人の女たち」「逢いたくて」 2003年「永遠の語らい」 2004年「キングス&クイーン」 2006年「輝ける女たち」「ストーン・カウンシル」 2008年「クリスマス・ストーリー」「アニエスの浜辺」 2009年「隠された日記 母たち、娘たち」 その他の出演者: Antonio Casas ... Don Cosme Vicente Soler ... Don Ambrosio Jose Calvo ... Bellringer Fernando Cebrian ... Dr. Miquis Mary Paz Pondal ... Muchacha Juanjo Menendez ... Don Candido Candida Losada ... Citizen User Rating: 7.7/10 (2,927 votes) IMDb User Rating: 8.3/10( 73 votes) Yahoo! オトーサン、 「やはり間違いなしの名画だろうな」 アカデミー賞ノミネート ・外国語映画賞 User Reviews Hal-900さん WA, USA 2005年1月11日 ルイス・ブニュエルの傑作のひとつ。 こいつが、ルイス・ブニュエルの最高傑作かどうか分からない。 (個人的には、そう考えたい) だが、言えるのは、こいつが最も巧みで面白い映画だということだ。 実に倒錯的な笑劇ではあるが、 ルイス・ブニュエルは、奇妙なやりかたで、 強い社会的主張をしていると思う。 アルフレッド・ヒッチコックの「めまい」(1958)に似ている。 両作品とも、女主人公を苦しめ続ける。 だが、こうも言える。 両作品とも、女主人公の苦悩は、定かでないある目的に仕えている。 いろいろな実験をするなかで、 ルイス・ブニュエルは、男性支配社会を暴こうとしている。 こうした観点からすると、 この映画は、フェミニストの味方である。 また、見ていて魅了されるのは、 ルイス・ブニュエルのファシズム、老年、 セックス、カソリックといった複雑なテーマを探求しているあたりだ。 ぞくっとくる美しさは、カトリーヌ・ドヌーブの財産であり、 驚くべき演技をみせている。 最高の演技だ。 こんな役をこなせるとは思ってもみなかった。 フェルナンド・レイも、頑張っている。 この映画、見逃すなかれ。 偉大な作品だ。 オトーサン、 「ほんとかな?」 トリスターナは、冷たく恐ろしい女。 でも、別の見方もありうるのでは? 男にふりまわされないことを決意した女。 あるいは、病人ならではの行動をする女。 さらに...X、Y、Zという見方もありうるのでは? aomoriken2005さん 2011年6月6日 彼女の代表作 冷たい女、セクシーな女、恐ろしい女、 その美しさが狂気とグロテスクを両方持ち、 怖いとさえ思わせる演技?ひょっとしたら、 彼女はブニョエルの言うとおりに演技したのかもしれない。 いや、賢い彼女の事だから女の悲しさを理解していただろう。 この映画で彼女を映画女優と尊敬し始めた作品でもある。 しかし、どの映画でも人とコミュニケート不能な女で 神秘的な美しさを漂わせる。 謎の女であることは確か。 オトーサン、 「異色監督の経歴をみておこう」 万華鏡のようにいろいろな見方ができるあたり 並みの監督ではつくれない映画です。 LUIS BUNUEL  ルイス・ブニュエル 誕生日 1900/2/22-1983/7/29 出身 スペイン・カラダ スペイン・アラゴン地方の地主の息子。 学生時代にマドリードで、詩人ロルカ、画家ダリと交友。 自然科学、歴史学、哲学を学ぶ。 1925年にパリに出て、批評を書き、助監督もやった。 ダリとともに「アンダルシアの犬」を撮ったが、 シュールリアリズムの作品として評判になる。 フランコ政権下では、指名手配に。 ニューヨーク近代美術館で反ファシズム映画を集める。 ハリウッドに移って映画周辺の仕事をした後、メキシコに移る。 映画監督を再開し、「のんき大将」がヒット、 「忘れられた人々」で、カンヌ映画祭監督賞を受賞。 メキシコ時代は、低予算映画を量産。 1961年に、ペインに招かれて「ビリディアナ」を撮影、 カンヌ国際映画祭グランプリを受賞した。 1963年、フランスに招かれ、 ジャンヌ・モロー主演で「小間使いの日記」、 カトリーヌ・ドヌーヴ主演で「哀しみのトリスターナ」などを撮る。 監督作 1928年「アンダルシアの犬」 1930年「黄金時代」 1932年「糧なき土地」 1947年「グラン・カジノ」 1949年「のんき大将」 1950年「忘れられた人々」 1951年「賭博師の娘」「スザーナ」「愛なき女」 1952年「ロビンソンの漂流記」「乱暴者」「昇天峠」 1953年「幻影は市電に乗って旅をする」 1954年「河と死」「嵐が丘」 1955年「アルチバルト・デラクルスの犯罪的人生」「エル」 1958年「ナザリン」 1961年「ビリディアナ」 1962年「皆殺しの天使」 1964年「小間使の日記」 1965年「砂漠のシモン」 1967年「昼顔」 1970年「銀河」「哀しみのトリスターナ」 1972年「ジョワジーの秘かな愉しみ」 1974年「自由の幻想」 1977年「欲望のあいまいな対象」


裸で御免なさい

オトーサン、 「うまい邦題だね」 でも、原題とはかけ離れています。 ・En effeuillant la marguerite「野菊を摘みて」 ところで、映画に出てくるバルザック著「谷間の百合」 原書で読み終えましたよー。 最初は、1行に3つの分からない単語がありました。 でも、我慢して読み進んでいくと、辞書不要に。 文豪バルザックは、出版社泣かせ。 校正原稿が真っ赤になるほど、文章を書き加えるのです。 それも、気取った文章を。 原題:En effeuillant la marguerite (1956) 監督:Roger Vadim 原作:William Benjamin 脚本:Marc Allegret/Roger Vadim Genre:Commedy Color:Black and White 上映時間:102分 Country:France Language:French あらすじ: アグネスの自作がベスト・セラーに。 だが、父親のデュモン将軍は、才能を認めてくれない。 家出して、兄のユベールを頼ってパリに 車中で新聞記者のダニエルとロジェの二人と仲よしに。 兄の家は、豪壮な邸宅だった。 だが、兄はバルザック博物館のガイドに過ぎなかった。 そうとは露知らぬ彼女は、 書棚にあった1冊の古書を古本屋に売ってしまう。 ところが、それは、館長秘蔵の「谷間の百合」だった。 バルザック自筆の註が入っているのだ! 出演者: Brigitte Bardot ... Agnes Dumont(アグネス) Jacques Dumesnil ... General Dumont(デュモン将軍) Darry Cowl ... Hubert Dumont(ユベール) Daniel Gelin ... Daniel Roy(ダニエル) Robert Hirsch ... Roger Vital(ロジェ) オトーサン、 「ダニエルとロジェのコンビがド下手!」 相性が悪いのか、間の取り方が下手なのか、 それとも、新聞記者とカメラマンに ドタバタをやらせるという設定事態にムリがあるのか。 バルドーの引き立て役どころか、足を引っ張っていました。 BRIGITTE BARDOT  ブリジット・バルドー 誕生日 1934/9/28 出身 仏パリ 雑誌のカバーガールだったが、 ロジェ・パデュムと出会い、女優に。 52年、映画監督となっていたバディの 第一作「素直な悪女」で、一躍スターに。 男性遍歴で鳴らす。 引退後は、動物愛護運動家に。 出演作 1952年「ビキニの裸女」 1953年「想い出」 1955年「わたしのお医者様」「フル・フル」「夜の騎士道」      「トロイのヘレン」 1956年「わたしは夜を憎む」「この神聖なお転婆娘」      「裸で御免なさい」「素直な悪女」 1957年「殿方ご免遊ばせ」 1958年「月夜の宝石」「可愛い悪魔」 1959年「私の体に悪魔がいる」「バベット戦争へ行く」      「気分を出してもう一度」 1960年「オルフェの遺言」「真実」 1961年「何がなんでも首ったけ」「素晴らしき恋人たち」 1962年「私生活」「戦士の休息」 1963年「軽蔑」 1965年「ボクいかれたよ!」「ビバ!マリア」 1966年「男性・女性」 1967年「セシルの歓び」 1968年「シャラコ」「世にも怪奇な物語」 1969年「女性たち」 1970年「気まぐれに愛して」 1971年「ラムの大通り」「華麗なる対決」 1973年「ドンファン」 その他の出演者: Jacques Jouanneau ... Edouard, ami de Daniel Mauricet ... Monsieur Valentin Yves-Marie Maurin ... Toto Madeleine Barbulee ... Madame Dumont Anne Collette ... La secretaire Luciana Paluzzi ... Sophia Nadine Tallier ... Magali User Rating: 5.6/10( 197 votes) IMDb User Rating: 4.0/10( 33 votes) Yahoo! オトーサン、 「低いね」 User Reviews Euphorbiaさん Oregon 2002年9月18日 陽気な失敗作 こいつは、人畜無害のドタバタ喜劇だ。 早いペースで、つねに面白いが、 大声で笑える代物ではない。 ストリップ・コンテストのシーンは、短く副次的なものだ。 それに、ブリジット・バルドーは決して脱がない。 冗談じゃない。 だが、ストリップの演技のほうはうまい。 他の無名のコンテスト出場者よりも巧い。 バルドーの引き立て役として、 彼女より見劣りするので、選ばれたのだろう。 オトーサン、 「うまい表現だね」 背中にものさしでも入っているいい姿勢、 これってそう簡単には、身につけられません。 その昔、社交ダンスの大会に出場すべく、 練習をしていた頃を思い出しました。 1年間、毎日、ダンスの教習所で、 1時から7時までウォーキングの練習をしたものです。 jeanさん 2005年4月22日 BBが可愛らしい バレエを習っていただけあって、 ストリップ・コンテストで踊るBBの身のこなしはさすが。 背中にものさしでも入っているのかと思うほど、姿勢が綺麗。 お話は他愛のない艶笑コメディってカンジだけど、 BBにはちょっと思慮に欠けたお転婆娘をやらせると上手い。 (実際の彼女の素顔に近いからか?) 男の手を焼かせるけど、どこか憎めない。 この頃の彼女は何をしても許せてしまう愛くるしさに満ちていた。 あと、BBの他にもお兄ちゃん役がいい味出してたな。 バルザック記念館での間の抜けたガイド振りがおかしい。 もし、日本語吹き替えをする場合は、 ぜひ、広川太一郎さんでおねがいします


プロヴァンス物語/マルセルのお城

オトーサン、 「おお、粋な計らい、BSプレミアム」 「プロヴァンス物語/マルセルの夏」の続編を放映してくれました。 2日連続で至福の時間を過ごせるなんて... 映画をみているうちに、ドイツのお城を買った知人を思い出しました。 ライン河を望む絶景の地にあるお城です。 買った彼は、城主となって、自動的に貴族になりました。 つまり、オトーサンは、知人に貴族がいるということです。 「つれあいのほうがスゴイかも」 テニス仲間に、皇族がいるのです。 だからといって、どうっていうこともないのですが... 原題:Le chateau de ma mere (1990) 監督:Yves Robert 原作:Marcel Pagnol 脚本:Jerome Tonnerre/ Yves Robert Genre:Adventure / Biography / Comedy 上映時間:98分 Country:France Language:French / Occitan あらすじ: クリスマス、そして翌春も、一家は別荘へ。 マルセルは美少女イザベルに夢中になったりする。 別荘へは週末に通いたいが、歩いて片道4時間がネック。 「城の中を通れば、2時間で着くのに」 父の教え子ブジーグが、内緒で鍵を渡してくれる。 びくびくしながら通り抜けたが、 三つの目の城の門番に見つかって、母は気絶してしまう。 5年後、母はこの世を去り、弟も友人も亡くなった。 時が過ぎ、マルセルは、40代の映画監督となっていた。 彼は、プロヴァンスに古城を買ったが、 偶然にも、あの三つ目の城だった... 出演者: Julien Ciamaca ... Marcel Pagnol(マルセル) Julie Timmerman ... Isabelle Cassignole(イザベル) Philippe Caubere ... Joseph Pagnol(ジョゼフ) Nathalie Roussel ... Augustine Pagnol(オーギュスティーヌ) Philippe Uchan ... Bouzigue(ブジーグ) オトーサン、 「新登場のブジーグがいいね」 明るく上昇志向で、それでいて友人を大事にする男です。 その他の出演者: Didier Pain ... Oncle Jules Therese Liotard ... Tante Rose Victorien Delamare ... Paul Pagnol Joris Molinas ... Lili des Bellons Paul Crauchet ... Edmond des Papillons Patrick Prejean ... Dominique, le jardinier Pierre Maguelon ... Francois Michel Modo ... Le facteur Jean Carmet ... Le garde ivrogne Jean Rochefort ... Lois de Montmajour / Adolphe Cassignole User Rating: 7.5/10( 2,212 votes) IMDb User Rating: 8.8/10( 61 votes) Yahoo! オトーサン、 「前作同様、高いスコアだ」 User Reviews planktonrulesさん Bradenton, Florida 2005年7月29日 これまでに観た最高のフランス映画かも ほんとに、ほんとうに楽しめた。 壮大な特殊効果も、目もくらむアクションも、興奮させるひねりもない。 あるのは、信じられないほど美しい映画だ。 これは、偉大な脚本家・監督のマルセル・パニョールの子供時代の自伝だ。 彼の映画が好きなので、本作と前作「マルセルの夏」のビデオを買った。 レスリーキャロン主演の「ファニー」(1961)など 彼の監督作を観ていなかったら、観るといい!! みんな素晴らしいが、その理由は卓越した脚本で、 登場人物が生き生きしている。 魅力的で、欠点だらけだが、愛すべき存在だ! 本作についても、同様だ。 この映画は、前作の続きで、出演者も同じだ。 同時期に撮影されたからだ。 2つのうちでは、本作のほうがいい。 実に感動的だからだ。 例えば、終盤近く、私は大声で笑った。 薄汚い門番が当然の報いを受けたシーンだ。 だが、その数分後、深い悲しみにすすり泣いた。 メインストーリーがは終わって、 マルセル・パニョルの後半生に及んだときだ。 実に悲しかったが、 実人生はそういうものだ。 家族揃って観るといい。 皮肉屋さんでも楽しめるだろう! オトーサン、 「そう、珠玉の作品だ」 ryoryom0281さん 2009年3月8日 宝物のような愛らしい物語 「マルセルの夏」から日にちが経ってからこちらを観たせいか、 マルセルが“夏に訪れた懐かしい丘”を思う冒頭部分、 私も甘酸っぱい懐かしい気分になりました。 境遇は全く違うけど、自分の子供の頃と重なり懐かしさが込み上げました。 きらきらしたプロヴァンスの陽光、ハーブの香り、素朴で陽気な人々… 自分も映画の中に入りこんで行きたいくらい素敵! 最後はこんなに泣くなんて…。映画館で観てたら大変だったでしょう。 可愛くて切なくて、ユーモアありドキドキはらはらあり…。 大切な小箱にしまっておきたくなるような映画です。


プロヴァンス物語/マルセルの夏

オトーサン、 「行きたいなぁ、プロヴァンスへ」 長年の夢がかなって、ついに南仏へ旅行しました。 ニースやモナコに行きましたし、 アヴィニヨンの橋の上では、歌を口ずさみました。 ♪Sur le pont d'Avignon,  L'on y danse, l'on y danse,  Sur le pont d'Avignon  L'on y danse tout en rond.  アヴィニヨンの橋の上で 踊ろう 踊ろう  アヴィニヨンの橋の上で 踊ろう 輪になって 念ずれば、思いは通じる。 この映画をみたら、また行きたくなりました。 原題:La gloire de mon pere (1990) 監督:Yves Robert 原作:Marcel Pagnol 脚本:Yves Robert/Louis Nucera/Jerome Tonnerre Genre:Adventure / Biography / Drama Country:France Language:French / Occitan 上映時間:105分 あらすじ: オトーサン、 マルセルの父ジョゼフは、小学校教師、 母オーギュスティーヌは、お針子 マルセル9歳の夏、プロヴァンスの別荘を借りる。 マルセルにとって、すばらしい日々が始まる。 セミをとり、探検をし、大自然を満喫した。 おじさんやおばさんからいろいろなことを教った。 父ジョゼフが鳥を2羽見事に撃ち落とし、 村中の祝福を受けた栄光の日々もあった。 だが、秋が訪れると、都会に帰らねばならない。 別荘を抜け出すが、怖くなって戻る。 かくして夏は終わった。 出演者: Philippe Caubere ... Joseph Pagnol(ジョゼフ) Nathalie Roussel ... Augustine(オーギュスティーヌ) Therese Liotard ... Tante Rose(ローズおばさん) Julien Ciamaca ... Marcel a 11 ans(マルセル 11歳) オトーサン、 「非の打ち所のない風景!  そして幸せな一家!」 マルセルの母親なんて、 ルノワールの"日傘をさす女性"のようです。 その他の出演者: Didier Pain ... Oncle Jules Victorien Delamare ... Paul Joris Molinas ... Lili des Bellons Benoit Martin ... Marcel petit Paul Crauchet ... Edmond des Papillons Pierre Maguelon ... Francois Michel Modo ... le facteur Jean Rougerie ... Bergougnas, le brocanteur Victor Garrivier ... le cure de la Treille Raoul Curet ... Monsieur Vincent Jean-Pierre Darras ... ナレーター User Rating: 7.6/10 (2,811 votes) IMDb User Rating: 9.3/10 ( 82 votes) Yahoo! オトーサン、 「こういう映画、もっとみたい!」 User Reviews eustfam さん Philippines 2004年11月15日 必見! 過去最高の映画! ストーりーは単純だ。 --プロヴァンスの丘陵地帯で夏休みを過ごした少年の物語で、 観るものの心を鷲づかみする。 お互いに心の通わなくなった今日の家族たちからの 遠い叫び声のようだ。 少年の大好きな父親(母親も)が輝いている。 父親は、小学校教師であり、無神論者で共和党員だ。 愛すべき父親であり、子供にはすばらしい父親だ。 母親は、シャイで愛情深く、夫や子供たちにニーズに敏感だ。 では、この映画を観るという稀有の体験は、 どこからもたらされるのだろうか? 私は、作者ではないから観た感じを巧く言い表わせない。 心に微笑みを残してくれたし... 自分の少年期を思い出して、なつかしくなった。 観終わった後も、ずっとその感じが続いてくれるよう願ったものだ。 観てほしい、そうすれば意味することが分かるだろう。 成長期の魔法のシーンへ連れ戻してくれるだろう。 オトーサン、 「黒美さんは、よかったね」 残念ながら、少年期のいい思い出はありません。 幼くして父親を亡くし、戦争で疎開し、 東京の焼け野原に戻ってきて、飢餓体験をしました。 でも、この映画をみて、束の間、幸せな少年になりました。 幸せなプロヴァンスへの旅を思いだしました。 おお神よ!被災地の少年たちによき夏休みを! 黒美君彦さん 2003年2月20日 世界が輝いていた頃 少年の日々を彩る夏の記憶は、 なぜあんなに眩しくせつないのだろう。 子供心ながらも、時が移ろいゆき、 決してこの瞬間に戻ることがないと 無意識のうちに悟っていたからだろうか。 美しい母と全能の父。 人生の頂点を極める最も身近な大人の姿を見ながら、 子供は子供の世界を生きていく。 フランスであろうと、日本であろうと、洋の東西を問わない無垢な瞬間。 ユーモアを織り込みながら、 淡々と20世紀初頭の子供たちの夏を追うこの作品は、 美しくありながら、どこかせつない。 少年時代へのオマージュ・・・そんな言葉が頭に浮かんだ。


モンパルナスの灯

オトーサン、 「今日は、弁士風に行こう」 花のパリ、といっても舞台は下町モンパルナス。 ここに貧乏画家たちが集まっていたんですなぁ。 主人公は、モジ。 これって、仲間内の愛称ですよ。 本名は、アメリア・モジリアーニ。 そう、あの首の長い肖像画で知られる薄幸の画家ですな。 演じるは、世の女性がきゃーと悶絶する美男子、ジェラール・フィリップ。 いいですね。せめて死ぬまえには、一目見ておくべし。 ええ、お代は見てのお帰り...じゃなく、タダ。 ただひとつお願いがございます。 ぜひ、映画を見た後、モジの絵をみてやっておくんなさい。 原題:Les amants de Montparnasse (1958) 監督:Jacques Becker/Max Ophuls 脚本:Michel-Georges Michel/Jacques Becker/Henri Jeanson Genre:Biography / Drama Color:Black and White Country:France / Italy Language:French 上映時間:108分 あらすじ: 1910年代のモンパルナス。 画家モジリアニは、貧乏と孤独と病苦のなか、 酒場や巷をさまよい歩いていた。 そんな彼を励ましたのは、 彼の才能を認めていた画商スボロウスキー。 ある日、モジリアニに新しい恋がめばえた。 相手は画塾の生徒ジャンヌだった。 だが、この恋は思うにまかせず、病気が悪化。 スボロウスキーは、彼を南仏に転地させた。 ジャンヌが突然現われ、制作活動がはじまった。 その後、パリに戻っると、健康はさらに悪化する。 貪欲な画商モレノが現れたのは、その後間もなくだった... 出演者: Gerard Philipe ... Amedeo Modigliani(モジリアニ) Anouk Aimee ... Jeanne Hebuterne(ジャンヌ) Lino Ventura ... Morel(モレル) Gerard Sety ... Leopold Sborowsky(スボロウスキー) Lea Padovani ... Rosalie(ロザリー) Lilli Palmer ... Beatrice Hastings(ベアトリス) オトーサン、 「本人より本人らしいね」 このジェラール・フィリップが演じるモジが 愛し尽くした相手ジャンヌ役は、あのアヌーク・エーメ。 むしゃぶりつきたいほどの美女です。 GERARD PHILIPE  ジェラール・フィリップ 誕生日 1922/12/4-1959/11/25 出身 仏カンヌ 出演作 1946年「白痴」 1947年「肉体の悪魔」「バルムの僧院」 1948年「美しい小さな浜辺」「すべての道はローマへ」 1949年「悪魔の美しさ」 1950年「輪舞」「失われた思い出」「愛人ジュリエット」 1951年「花咲ける騎士道」 1952年「七つの大罪」「夜ごとの美女」 1953年「狂熱の孤独」「しのび逢い」 1954年「赤と黒」 1955年「夜の騎士道」「男の世界」 1956年「戦いの鐘は高らかに」「ティル・オイレンシュピーゲルの冒険」 1957年「モンパルナスの灯」「奥様ご用心」 1958年「勝負師」 1959年「危険な関係」 ANOUK AIMEE  アヌーク・エーメ 誕生日 1932/4/27 出身 仏パリアネット・ベニング 14才からダンス・演劇を学び初め、 アンリ・カレフ監督に見出され、 46年、映画デビュー。 主役を得たにもかかわらず製作中止になった作品の脚本家が 彼女のために書いた「火の接吻」で注目される。 79年「SALTO NEL VUOTO」でカンヌ映画祭主演女優賞受賞。 4度の結婚歴がある。 出演作 1946年「密会」 1948年「火の接吻」 1949年「黄金の竜」 1952年「やぶにらみの暴君」「恋ざんげ」 1953年「汽車を見送る男」 1957年「奥様ご用心」 1958年「モンパルナスの灯」 1959年「旅」「今晩おひま?」 1960年「甘い生活」「ローラ」 1961年「ソドムとゴモラ」 1963年「81/2」「太陽は傷だらけ」「地上最笑の作戦」 1966年「男と女」 1969年「アレキサンドリア物語」「THE MODEL SHOP」「約束」 1976年「愛よもう一度」 1979年「SALTO NEL VUNTO」 1981年「ある愚か者の悲劇」 1984年「ヴィバラビィ」「SUCCESS IS THE BEST REVENGE」 1986年「男と女U」 1990年「黄土の英雄/軍医ベヒューンの生涯」 1993年「小悪魔とキッス」「メランコリー」 1994年「プレタポルテ」 1995年「世界で一番好きな人」 2001年「カンヌ 愛と欲望の都」 2006年「マルチェロ・マストロヤンニ 甘い追憶」 その他の出演者: Lila Kedrova ... Mme. Sborowsky Arlette Poirier ... Lulu Paquerette ... Mme. Solomon Marianne Oswald ... Berthe Weil Judith Magre ... La fille du jockey Denise Vernac ... Mme. Hebuterne Robert Ripa ... Marcel Jean Lanier ... M. Hebuterne User Rating: 7.2/10( 323 votes) IMDb User Rating: 8.6/10( 163 votes) Yahoo! オトーサン、 「名場面、泣かせる場面の連続ですぞ」 User Reviews hasoschさん 2009年4月23日 永遠の光を超えて 様々な題名があるこの映画を本当に堪能できるのは、 画家モジリアニの晩年の人生を知っているひとだ。 イタリア系フランス人の彼は、1884年生まれで、 1920年、36歳で死んだ。 彼を演じたジェラール・フィリップは、 この映画の撮影中に重病になって、 上映後の1959年、36歳で死んだ。 モジリアニと同じ年齢での死だった。 さらに、この映画の監督ジャック・ベッケルは、 前任者マックス・オフュルスの突然死で監督を引き受けたのだが、 彼もまたこの映画のわずか2年で死んだ。 したがって、余命わずかということを ジェラール・フィリップは熟知していたのだ。 同様に、こう推定できる。 ジャック・ベッケルもまた余命わずかを知っていた。 こういうことを念頭におくと、 低俗な文学作品とは思えなくなる。 有名なシーンを紹介しよう。 モジリアニは言う。 「僕らにも永遠の喜びがあるはずだ。違うかい?」 ジェラール・フィリップの涙は、おそらくホンモノだった。 もうひとつ有名なシーンがある。 モジリアニがアメリカの富豪である画商に軽蔑されている。 ゴッホを引用して言う。 「この夏にみた黄色を表現するために飲むのだ」 こうした言葉は、ジェラール・フィリップ自身のものだろう。 ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督は、 「デスペア 光明への旅」(1977)をゴッホに捧げた。 ジャック・ベッケルのやりかたで 映画をつくろうとすると、 悲しいことに多くの障害に直面するのは事実だ。 だから、数えるほどしか傑作は生まれないのだ。 ジャック・ベッケルの死から半世紀。 モジリアニは、依然として入手できない。 唯一のアメリカ版VHSは、絶版になっていて、 コピーに法外な料金を払わねばならない。 さらに最悪なのは、フランスにおいてさえ、 この映画は、VHSでもDVDでも入手できない。 この傑作をみようとしたら、大変な苦労が必要だ。 だが、それだけの価値はあると断言する。 オトーサン、 「モジの愛する女性は、いずれも長い首?」 この映画を見終われば、分かります。 そんなことはありませんよね。 ジャンヌ、ベアトリス、ロザリー、 みんなフツーの長さの首。 芸術ですから、当然、デフォルメされています。 そのスタイルが実にユニークなので、 天才というひとも出てきます。 でも、モジは、天才ではなく努力のひと。 アフリカの彫像の影響を色濃く受けているのです。 彫像をみれば、なるほどと膝を叩くでしょう。 ロビーJさん 2007年7月11日 天才画家モディリアーニ! 好きな画家であるモディリアーニの伝記映画で、 モディリアーニを演じるのが好きな俳優であるジェラール・フィリップ という事だったので鑑賞しました。 思っていた以上に素晴らしい作品で、 モディリアーニの悲劇の生涯が痛いほど伝わってくる映画でした。 ジェラールの演技も最高に素晴らしく、 彼自身も早くに亡くなっているためか、 モディリアーニとジェラールが私の目には重なり合い、 凄く心に響くものがありました。 そしてモディリアーニの妻を演じたアヌーク・エーメも本当に美しいですね。 彼女の演技も輝いていて素敵でした。 それにしても、なぜ天才的な画家は悲しく辛い生涯が多いのでしょう? 亡くなってから評価されている方も少なくないし・・・。 まさにモディリアーニもその一人ですし、 あんなモレルなんかに絵が渡ってしまった事は本当に悔しいです。 とにかくモディリアーニの生涯を良く描いているし、 俳優の演技も素晴らしいです。 間違いなく名作!


素直な悪女

オトーサン、 伝説のセクシー女優! わが国でも、一時期、騒がれました。 若い頃、夢中になったクチです。 年寄りになった今でも、セクシーに見えます。 原題:Et Dieu... crea la femme (1956) 監督:Roger Vadim 脚本:Roger Vadim / Raoul Levy Genre:Drama / Romance Country:France / Italy Language:French / English 上映時間:95分 あらすじ: 南仏サン・トロペーズ 孤児院にいたジュリエットは、ある夫婦に引取られた。 芳紀18歳は、遊び盛り。 酒場の主人エリック、病弱なミシェル、 美青年のアントワーヌらと浮名を流す。 孤児院へ帰されそうになり、 不本意だったが、ミシェルと結婚する。 だが、大好きなアントワーヌが帰ってきて... 出演者: Brigitte Bardot ... Juliete Hardy(ジュリエット) Curd Jurgens ... Eric Carradine(エリック) Jean-Louis Trintignant ... Michel Tardieu(ミシェル) Christian Marquand ... Antoine Tardieu(アントワーヌ) オトーサン、 「スレンダーなボディ!」 BRIGITTE BARDOT  ブリジット・バルドー 誕生日 1934/9/28 出身 仏パリ 雑誌のカバーガールだったが、 ロジェ・パデュムと出会い、女優に。 52年、映画監督となっていたバディの 第一作「素直な悪女」で、一躍スターに。 男性遍歴で鳴らす。 引退後は、動物愛護運動家に。 出演作 1952年「ビキニの裸女」 1953年「想い出」 1955年「わたしのお医者様」「フル・フル」「夜の騎士道」      「トロイのヘレン」 1956年「わたしは夜を憎む」「この神聖なお転婆娘」      「裸で御免なさい」「素直な悪女」 1957年「殿方ご免遊ばせ」 1958年「月夜の宝石」「可愛い悪魔」 1959年「私の体に悪魔がいる」「バベット戦争へ行く」      「気分を出してもう一度」 1960年「オルフェの遺言」「真実」 1961年「何がなんでも首ったけ」「素晴らしき恋人たち」 1962年「私生活」「戦士の休息」 1963年「軽蔑」 1965年「ボクいかれたよ!」「ビバ!マリア」 1966年「男性・女性」 1967年「セシルの歓び」 1968年「シャラコ」「世にも怪奇な物語」 1969年「女性たち」 1970年「気まぐれに愛して」 1971年「ラムの大通り」「華麗なる対決」 1973年「ドンファン」 その他の出演者: Jane Marken ... Madame Morin Jean Tissier ... M. Vigier-Lefranc Isabelle Corey ... Lucienne Jacqueline Ventura ... Mme Vigier-Lefranc Jacques Ciron ... Le secretaire d'Eric Paul Faivre ... M. Morin Jany Mourey ... Le deleguee de l'eveche Philippe Grenier ... Perri Jean Lefebvre ... L'homme qui veut danser Leopoldo Frances ... Le danseur Jean Toscano ... Rene Marie Glory ... Mme. Tardieu User Rating: 6.2/10(2,515 votes) IMDb User Rating: 7.3/10( 88 votes) Yahoo! オトーサン、 「ま、こんなものでしょう」 User Reviews wvisser-leusdenさん Netherlands 2009年6月29日 魅惑のバルドーに世界的名声 フランスでの公開時には、評判にならなかった。 その後、アメリカで公開されるや、 みんなが仰天したが、原爆のようにヒットした。 ビジネスマンたちも、バルドーのそそる演技に驚嘆した。 50年以上経った今の位置づけは、 面白いが平凡な50年代のフランス映画というところだ。 色彩がいいし、ストーリーもしっかりしている。 だが、孤児ジュリエット役の ブリジット・バルドーが不道徳さを売りにしている。 彼女のメッセージは、シンプルだ。 楽園はどこにでもある。 翻訳が悪いので、堪能できない。 オトーサン、 「ジーナさん、BBに惚れましたね」 ジーナさん 2010年11月5日 男たちを手玉に取る天性の小悪魔ちゃんと 彼女を取り囲む男たちの恋模様を描いた恋愛ドラマです。 何にも束縛されず思うままに振舞う ブリジット・バルドーに心を奪われ夢中になる男達がなんとも哀れ(爆) 男性陣の心情描写が薄いから、 ただただイイ女の香りに吸い寄せられているだけにしか見えません(笑) ブリジット・バルドーのほうは、 心の中に生まれた欲求と感情に対する苦悩がしっかり伝わってきました。 ・・・とは言え ブリジット・バルドーを中心に家族の悲喜こもごもを描いた作品なので、 単なる内輪もめと言ってしまえばそれまでです(笑) まるで青春映画のようなテイストなので ドロドロ加減が物足りないですが、 気取った言い回しなんかは結構ロマンチックで たまにはイイかも〜って感じでした。 欲を言えば、女たちの妬みやブスのひがみなんかが あったほうが面白かったでしょうね(爆) ブリジット・バルドーのスラッと伸びた手足と微笑ましい無邪気な笑顔は 一見の価値ありです。 あどけない顔立ちと垣間見せる色っぽい表情、 なまめかしい仕草はとにかく刺激的ですね。 彼女特有の自然美とフレッシュな魅力を味わいたいなら この作品が一番なのではないでしょうか? 裸足で本屋の仕事をし、 裸足で街中を歩き回る女がセクシーに見えるって凄い事ですよ(笑) 味わい深いクルト・ユルゲンスを始め男性キャストも魅力的でした。 南フランスの海辺のロケーションも最高に素敵でしたね。 今の映画に比べるとだいぶ展開が遅いのが難点・・・。 実際、90分の作品とは思えないほど長く感じました。


サラエボの花

オトーサン、 「予告編を見てから、本編を見るか」 それとも、映画を見終えてから、予告編をみるか。 どちらがいいか、一概には言えませんが、 本作については、予備知識なしの鑑賞をおすすめします。 次第に明らかになる真実...目をそむけたくなるはずなのに、 逆に引きこまれていくのは、物語の力でしょう。 原題:Grbavica (2006) 監督・脚本:Jasmila Zbanic Genre:Drama Country:Bosnia and Herzegovina / Croatia / Austria / Germany Language:Bosnian 上映時間:95分 あらすじ: ボスニア・ヘルツェゴヴィナの内戦 首都サラエボのグルバヴィッツァ地区。 女性たちの集団セラピーに通いながら 12歳の娘サラと2人で暮らしているシングルマザーのエスマ。 生活は苦しく、子どもがいることを隠して ナイトクラブで深夜まで働く日々。 一方、父親がシャヒード(殉教者)であることを 誇りに思っている活発な少女サラは、 サッカー中のケンカがきっかけとなり、 同じシャヒードの遺児、サミルと友情を深めていく。 そんな中、サミルから父の最期を訊かれ、 何も答えられなかったサラは、 父のことを話そうとしないエスマに、 次第に不満を募らせていくのだったが… 出演者: Mirjana Karanovic ... Esma(エスマ) Luna Mijovic ... Sara(サラ) Leon Lucev ... Pelda(ペルダ) Kenan Catic ... Samir(サミル) オトーサン、 「ミリャナ・カラノヴィッチが断然いい!」 強い母、弱い女...中年女だからこそ、 そんな多重性をリアルに演じられるのです。 その他の出演者: Jasna Beri ... Sabina Dejan Acimovic ... Cenga Bogdan Diklic ... Saran Emir Hadzihafizbegovic ... Puska Ermin Bravo ... Teacher Muha Semka Sokolovic-Bertok ... Pelda's Mother Maike Hohne ... Jabolka Jasna Zalica ... Plema Nada Djurevska ... Aunt Safija Emina Muftic ... Vasvija Dunja Pasic ... Mila User Rating: 7.3/10( 3,055 votes) IMDb User Rating: 7.6/10(  392 votes) Yahoo! オトーサン、 「名画だ!」 ベルリン国際映画祭受賞 ・金熊賞 ヤスミラ・ジュバニッチ User Reviews mersad18 さん Bosnia and Herzegovina 2006年2月20日 すばらしい映画 この映画はすばらしい。 出だしは、ボスニア・ヘルツェゴビナの3月1日。 この映画は、現代のサラエボについての物語だ。 シングルマザーのエスマは、12歳の娘の願いをかなえて、 修学旅行の費用を捻出してやりたい。 娘の父親が、内戦の殉教者だと旅行費用が割引になる。 だが、エスマは、殉教者の証明書を欲しがる娘の願いを拒み続ける。 別の方法で、費用を捻出しようとする。 サラの父親についての真実を教えないほうが、 娘も自分も守れると信じている。 感動的だ。 だが、戦後の事件に忠実でもある。 この映画が世界中でヒットしてほしい。 少なくとも、DVDを発売してほしい。 監督は、ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞した。 オトーサン、 「うーん、賛成しかねる」 内戦の深刻な事実関係から語りはじめるのではなく、 母と娘の葛藤が深刻になるにつれて、 内戦の深刻さが明らかになる。 すばらしい語り口だと思いますが... 黒美君彦さん 2008年1月11日 民族浄化 バルカン半島を襲ったあの惨劇、憎しみのその後を、 日常の中から炙り出す良心的な作品である。 エスマを演じたミリャナ・カラノヴィッチは熱演だ。 民族浄化の熱を帯びた狂気は、 時限爆弾のようにボスニア・ヘルツェゴビナの母親たちを苦しめ続けている。 そしてその苦悩は次の世代へと引き継がれる。 悪魔的ともいえる受難を超え、 尚かつ愛し合おうとする母娘の物語は、 そのモチーフだけで十分価値があるといえる。 ただ、この作品は私にはなぜか今ひとつ伝わって来なかった。 それはこの作品が、ついにその予告編を超えていない、 と感じたからかも知れない。 いい意味での裏切りに出遭わなかったこともあって、 この作品についに入り込めなかったのではないだろうか。 敢えていうなら、普遍的なテーマが あまりにエスマの心情に収斂され過ぎてはいないだろうか。 語られない(語られたくない)事実の蓄積が、 彼女と娘の関係性に留まってしまったが故に、 みえなくなった側面がありはしないだろうか。 良心的作品であり、北欧の作品を思わせる端正な作りの作品であるからこそ、 私は何かが足りない、と思わずにいられなかったのだった。


ベッドかざりとほうき

オトーサン、 「カーブを投げてきたね」 魔法の絨毯、魔女のほうきに続いて、 空飛ぶベッドが登場しました。 重量物で、空気抵抗も悪そうですが、 これは、あくまでもファンタジー映画。 アニメだけでなく、ミュージカルがてんこ盛り。 期待できそうです。 原題:Bedknobs and Broomsticks (1971) 監督:Robert Stevenso 原作:Mary Norton 脚本:Bill Walsh/Don DaGradi Ralph Wright/ Ted Berman Genre:Adventure / Family / Fantasy 上映時間:118分 Country:USA Language:English / German あらすじ: 第2次大戦中、イギリス。 チャーリー(14)、キャリー(12)ポール(6) 三兄弟は、ドイツの空襲下のロンドン放り出される。 田舎のプライスさんの家に預けらるものの、 肌が合わず、逃げ出す。 だが、夜空を見上げると、プライスさんが落下してきた! 通信教育で魔法を勉強中だったのだ。 講座が中途でストップしたため、 プライスさんと子供たちはベッドに乗って、 ロンドンの魔法会社へと飛んで行く。 だが、魔法学校は真っ赤な嘘。 手品師のエミリアスが古本をタネに 通信教育をやっていただけだったのだ... 出演者: Angela Lansbury ... Miss Price(プライスさん) David Tomlinson ... Emelius(エミリアス) Ian Weighill ... Charlie(チャーリー) Cindy O'Callaghan ... Carrie(キャリー) Roy Snart ... Paul(ポール) オトーサン、 「誰かと思ったけど、ジェシカおばさんだ」 ANGELA LANSBURY  アンジェラ・ランズベリー 誕生日 1925/10/16 出身 英ロンドン 母は貴族の血を引く舞台女優。 女学校を卒業後、ロンドンの音楽アカデミーに入学。 渡米し、ニューヨークのフィーギン演劇学校に学んだ。 43年「ガス燈」で映画デビュー。 テレビ「ジェシカおばさんの事件簿」のジェシカ役。 出演作 1943年「ガス燈」 1945年「緑園の天使」「ドリアン・グレイ・肖像」 1946年 「雲流るるはてに」 1947年 「美貌の友」 1948年「三銃士」「愛の立候補宣言」 1949年 「赤きダニューブ」 1950年「サムソンとデリラ」 1952年「カリブの反乱」 1955年「ダニー・ケイの黒キツネ」「捨身の一撃」 1956年「夜鷹のジョニイ」 1958年 「長く熱い夜」 1960年 「バラ色の森」「階段の上の暗闇」 1961年「ブルー・ハワイ」「17年目の恋の季節」 1962年「影なき狙撃者」 1964年「マリアンの友だち」「ニューヨークの恋人」 1965年「モール・フランダースの愛の冒険」「ハーロー」       「偉大な生涯の物語」 1970年「ベッドかざりとほうき」「すべての人のもの」 1978年「ナイル殺人事件」 1979年「レディ・バニッシュ/暗号を歌う女」 1980年「クリスタル殺人事件」 1984年「オオカミの血族」 1986年 「天使の怒り2」 1991年 「美女と野獣」(声) 1996年「ミセス・サンタクロース」 1997年 「アナスタシア」(声) 2005年「ナニー・マクフィーの魔法のステッキ」 その他の出演者: Roddy McDowall ... Mr. Jelk Sam Jaffe ... Bookman John Ericson ... Col. Heller Bruce Forsyth ... Swinburne Tessie O'Shea ... Mrs. Hobday Arthur Gould-Porter ... Capt. Greer Ben Wrigley ... Portobello Rd. Workman Reginald Owen ... Gen. Teagler Cyril Delevanti ... Elderly Farmer Rick Traeger ... German Sergeant User Rating: 6.7/10( 8,547 votes) IMDb User Rating:10.0/10( 8 votes) Yahoo! オトーサン、 「手の込んだ映画だった」 アカデミー賞受賞 ・特殊視覚効果賞 同ノミネート ・音楽(編曲・歌曲)賞 ・歌曲賞 ・美術監督・装置 ・衣装デザイン賞 User Reviews Big Movie Fan さん England 2002年6月24日 この映画、大昔に見た。 魔法のようだった。 現実逃避にみちた愛らしい映画だ。 子供も大人も楽しめるだろう。 出演者たちの演技は、すばらしい。 歌はいいし、特殊効果も愛らしい。 ストーリーもいい。 1986年頃に見て以来、好きな映画だ。 すでに述べたように、純粋の現実逃避で、 現実から逃れて愛らしいファンタジー世界へ連れていく。 すばらしいとしか言いようがない。 みんなに推薦したい。 特に、2002年以降に生まれた子供たち。 きっと楽しめる。 オトーサン、 「いろんなものを詰めこみすぎ!」 最後は反戦映画になってしまいました。 ダブルクリックさん 2009年2月14日 これはどう見ても失敗作でしょう。 アンジェラ・ランズベリーはこの映画では生硬で 舞台での実力が出し切れていない。 スタッフが「メリーポピンズ」と共通するので、 多分ジュリーアンドリュースの後釜に このブロードウェイの大女優を担ぎ出したのでしょうが、 ぎこちなく不自然でただルックスの不気味さだけが目立っています。 いわゆるアニメミュージカルなのですが、 つまらないところに長く時間を取ったうえ、 展開してゆく場面場面も陳腐なら、名曲もない。 ダンスが魅力的というわけでもなく、 子供たちのキャラクターも平板で魅力に欠ける。


コクーン

オトーサン、 「こいつは、面白そうだ」 異星人の飛来先が、アメリカの老人ホーム。 目を凝らしてみましたが、わがホームと大差なし。 強いていえば、食堂が広々としていました。 原題:Cocoon (1985) 監督:Ron Howard 原作:David Saperstein 脚本:Tom Benedek Genre:Adventure/ Comedy / Romance 上映時間:117分 あらすじ: アトランティス大陸が沈没! アンタレス星人の先祖は、海に沈んでしまう。 ウォルターらは、まゆ状の先祖を惑星へ連れ戻そうと、 一旦、空き屋敷のプールに沈める。 そうとは露知らず、フロリダの養老院に入居中の 3人の老人、アート、ベン、ジョーは、 近所にいいプールをみつけて、泳ぎはじめる。 泳いでいるうちに、若者に負けぬ元気が出てくる。 他の老人たちも、若返ると聞いて、プールに押しかける。 乱暴に扱ったために、まゆの中にいたアンタレス星人が死んでしまい... 出演者: Don Ameche ... Art Selwyn(アート) Wilford Brimley ... Ben Luckett(ベン) Hume Cronyn ... Joe Finley(ジョー) Brian Dennehy ... Walter(ウォルター) オトーサン、 「老人3人組、甲乙つけ難いけど」 ここは、一番、出番が与えられたドン・アメチーの 経歴をみておきましょう。 DON AMECHE  ドン・アメチー 誕生日 1908/5/31-1993/12/6 出身 米ウィスコンシン州ケノーシア ラジオ界から33年映画界入り。 85年「コクーン」でアカデミー助演男優賞に輝いた。 出演作 1935年「戦ふ巨像」「ダンテ地獄篇」 1936年「チロルの晩鐘」「ラモナ」「四つの恋愛」 1937年「狙はれたお嬢さん」 1938年「シカゴ」「天晴れ着陸」「ジョゼット」「世紀の楽団」 1939年「科学者ベル」「懐しのスワニー」「真夜中」 1940年「遙かなるアルゼンチン」 1941年「マイアミの月」 1943年「天国は待ってくれる」 1945年「奥様の冒険」「この椅子30万ドル」 1966年「陰謀の屋敷」 1970年「戦争ゲーム」「ボートニック」 1975年「名犬ウォン・トン・トン」 1983年「大逆転」 1985年「コクーン」 1987年「ハリーとヘンダスン一家」 1988年「星の王子ニューヨークへ行く」      「コクーン2/遙かなる地球」「週末はマフィアと!」 1992年「オスカー」「Oh!大迷惑?!」 1993年「奇跡の旅」 1994年「コリーナ・コリーナ」 その他の出演者: Jack Gilford ... Bernie Lefkowitz Steve Guttenberg ... Jack Bonner Maureen Stapleton ... Mary Luckett Jessica Tandy ... Alma Finley Gwen Verdon ... Bess McCarthy Herta Ware ... Rosie Lefkowitz Tahnee Welch ... Kitty Barret Oliver ... David Linda Harrison ... Susan Tyrone Power Jr. ... Pillsbury User Rating: 6.6/10( 19,528 votes) IMDb User Rating: 7.2/10(   640 votes) Yahoo! オトーサン、 「まぁまぁだったな」 アカデミー賞受賞 ・助演男優賞 ドン・アメチー ・視覚効果賞 ゴールデン・グローブ賞ノミネート ・作品賞(コメディ/ミュージカル) User Reviews TVholicさん New York 2001年4月1日 珠玉の低評価の映画  快い夜のなかへ  おとなしく流されるな  落日を前に 老人よ  燃えよ、荒れ狂え  死に絶えゆく光に向かって  憤怒せよ、憤怒せよ    ディラン・トーマス 現代の寓話の主人公らは、この詩を心に刻む。 養老院の老人たちは、 *シャッフルボードや麻雀しかやれず、 (*長い棒で円盤を突いて点数を書いた枠の中に入れるゲーム) 人気のないプールに浮かんで無為に時を過ごす。 エイリアンの魔法の技術によって、事情が一変する。 向こうみずな若者ほどではないにせよ、 すくなくとも、かつての若さを取り戻し、 定番の遊びをやれるようになるのだ。 ・老人と思いこむから老人なのだ。 それは老人や中年の危機を迎えたひとには いい教訓になるだろう。 誰でも、年を取る。 だが、年寄り臭くなるか、成熟するかは、心がけ次第なのだ。 SF映画にしては、特殊効果が少い。 だが、それは幻覚で。 種類は、かなり限られているが、 特殊効果のシーンはある。 光輝くエオリアンは、実にいい。 ただ、映画「 E.T」で、 はじめてムーブメントコーディネーターをやった カプリス・ロス女史にしては、手の動きが平凡だ。 それでも、概して、特殊効果は、 21世紀の最新の映画と比較しても、印象的で説得力がある。 より印象的なのは、プールの建物で、 この映画のために急造されたもの。 実にリアルに見える。 十数年間、フロリダの椰子林にあるかのようだ。 一見したところ、不老のラケルの娘役である ターニー・ウェルチは、実にピチピチしている。 彼女の役が限られていたか、 単に役割を控え目に演じたのかは、分からない。 ロン・ハワード監督は、スティーヴ・グッテンバーグ演じる ジャック船長の役を抑え気味にして、 専ら、老人たちに焦点を当てている。 グッテンバーグの間抜けぶりが光っている。 同様に出演しているのは、監督の常連だ。 養老院のアテンダント役がクリント兄弟で、 父親役のランスは、ちょい役の刑事だ。 3人の老人は言うまでもなくすばらしい。 その結果、ドン・アメチーがアカデミー賞を受賞した。 だが、3人は、ひとりずつ、表舞台から消えていく。 最初が、ジャック・ギルフォード、続いてアメチー。 そして、ジェシカ・タンディ、最後にグエン・ヴァードンだ。 彼らのことは忘れられないだろう。 キャリアのピークではないが、 一番フィットした役だったに違いない。 この映画におんぶした2本の映画が失敗した。 両方とも、1987年で、 "*batteries Not Included"と「コクーン」の続編だ。 このオリジナルのもつ暖かさはなかった。 ロン・ハワード監督が、続編を引き受けなかったのは賢明だった。 曲については、 ジェームス・ホーナーがいい仕事をしている。 交響曲の壮大さと子供っぽい驚きをミックスしているのだが、 残念なことに、昔の癖がでている。 「ウルフェン」や「スタートレック2」の一部を借用しているのだ。 この映画、観客がすくないのが残念だ。 上映数週間後、ショッピングセンターのシネコンで見たが、 20人くらいしか居なかった。 この映画、16年の歳月に耐えている。 (ブレイクダンスは別だが) おお、もう16年も経ったのか? アンタリアン星人にどこで会えるのだろうか? オトーサン、 「確かに、コクーンは情けなかったね」 TNOさん 2009年10月13日 老人達の行く末は 老人とSFの合体。 かつて大活躍していた熟年ベテラン俳優陣が大挙出演していて、 楽しかったのだが、物語は陳腐。 タイトルロールの"COCOON"がもっと"活躍"するのかと思いきや ただプールの底に横たわっているだけ。 最後に老人達が、地球を捨てて旅立つところも、安易だ。 彼らは、きっとその後、宇宙人に食べられてしまうか、 動物のように扱われて何かの実験台にされてしまうかだ。 一人ジャック・ギルフォードだけが地球に残るが それが正解と思ってしまう。 ドン・アメチは、アカデミー助演男優賞。 長い俳優人生での初めての栄冠で、さぞ、嬉しかったことだろう。 アメチのお相手のグウェン・バードンは、 若い頃の"くたばれヤンキース"の頃と比べて あまり老けた感じがしない不思議な女優。 元気に踊りの練習に励んでいた。 ヒューム・クローニンは、コクーンのおかげで元気になり 若い女性との浮気に精を出すが、 妻ジェシカ・タンディの知るところとなり、離縁されかける。 スティーブ・グッテンバーグは、宇宙人に恋してしまう貧乏船主。 覗きが宇宙人にバレてしまう。 ブライアン・デネヒーは、宇宙人のリーダー格。


0(ゼロ)からの風

オトーサン、 「もう3ケ月も経ったのか」 4月21日は、スーちゃんこと田中好子さんの命日。 ♪もうすぐ春ですねえ ちょっと気どってみませんか テレビで特集があって、乳癌に苦しんでいたこと、 女優としていい仕事をしたことが紹介されていました。 「どんな演技をするのかなぁ?」 疑問が残っていましたが、主演作がTVで放映されたので、 注意深く観察いたしました。 原題:0(ゼロ)からの風(2007) 監督:塩屋俊 脚本:江良至 Genre:Drama 上映時間:111分 あらすじ: 圭子は、一人息子の零を溺愛している。 早稲田入学直後、零が車にはねられて死ぬ。 加害者の野崎は、飲酒運転、無免許、しかも再犯。 にも関わらず判決は、わずか数年の懲役。 圭子は刑法の厳罰化に向けて立ち上がる。 出演者: 田中好子 ... 茂木 圭子 杉浦太陽 ... 茂木 零 田口トモロヲ ... 上杉 孝之 袴田吉彦 ... 野崎 順一 オトーサン、 「アイドルじゃないんだ」 田中好子さん、立派な演技派女優でした。 田中好子 誕生日 1956/4/8 - 2011/4/21 出身 東京足立区千住 東京成徳高等学校を経て、東京成徳短期大学卒業。 1973年、キャンディーズとして歌手デビュー 1978年、キャンディーズ解散で引退。 1980年、女優業に。 1989年、映画「黒い雨」で、日本アカデミー賞など主演女優賞を受賞。 1991年、実業家の小達一雄(夏目雅子の実兄)と結婚。 出演作 1980年「土佐の一本釣り」 1982年「ひめゆりの塔」「次郎長青春篇 つっぱり清水港」 1983年「真夜中のボクサー」 1985年「夢千代日記」 1987年「おれは男だ! 完結編」 1989年「黒い雨」「ゴジラvsビオランテ」 1992年「ゴジラvsモスラ」 1993年「お墓と離婚」 1994年「さくら」 1995年「サラリーマン専科」 1996年「サラリーマン専科 単身赴任」 1998年「友情 Friendship」 1999年「鉄道員(ぽっぽや)」 2000年「リング0 バースデイ」 2003年「鏡の女たち」「夢 追いかけて」 2004年「草の乱」「インストール」 2005年「深紅」 2006年「ブレイブ ストーリー」「ありがとう」「奇跡の海」 2007年「0からの風」「親父」「スマイル 聖夜の奇跡」      「田中徳三監督 少年河内音頭取り物語」 2008年「明日への遺言」 その他の出演者: 豊原功補 ... 茂木 晋 菅原大吉 ... 岡野 隆一 中島ひろ子 ... 岡野 咲江 佐藤仁美 ... 篠原 美由紀 金ヶ江悦子 ... 麻衣子 多崎オリエ ... 田村 恵美 佐渡山順久 ... 橋本 浩介 User Rating: 6.8/10( 35 votes) Yahoo! オトーサン、 「惜しいね」 大甘のシーンやありきたりのせりふが 数多く目につきました。 User Reviews movie_loveさん 2008年3月25日 田中好子は熱演だが... この作品は映画館で公開せず ホールなどの上映会でのみの公開のようだが... 監督の挨拶があり主演の田中好子に 最後少しでも共感できれば...という意見だったが、 どうも飲酒運転などへの批判よりも 親子の関係、圭子さん、零くんと呼び合うのが抵抗があった。 息子が交通事故で死んでからの田中好子の行動も 飲酒運転への怒りというよりは 溺愛していた息子の死への復讐のように見えた。 母親が息子に代わり大学を受験して卒業するということ自体、 感動などではなく普通ではない人間の心情を感じる。 こういうふうに見えてしまっては監督の思惑と大違いなのだろうが 見終わって「飲酒運転は厳罰にせよ!」という気持ちより 「なんだか気持ち悪い親子の関係」というのが正直な気持ちだった。 オトーサン、 「いいフアンがいて幸せだね」 せぷたかさん 2011年5月4日 田中好子さん、最期の映画主演作品(合掌) 機会があれば鑑賞したくて、 記憶から抜け落ちないように、 “みたいムービー”に登録していました。 今回、やっと、しかもTOHOシネマズ六本木という 東京国際映画祭以来、愛用させてもらっている 映画館で上映されると聞き、映画の日に駆けつけました。 映画館の座席に座り、 まだなにも映っていないスクリーンを見つめながら 見たいとは思っていたけど、 まさか田中好子さんの追悼上映になるとは... 哀しみに暮れずにはいられませんでした(泣) これが最後の映画主演作品だったんだ 豪華キャストで彩られた自動車免許書公布の センターで流されるビデオのゴージャス版って感じだったな “危険運転致死傷罪” 約37万人の署名を集め、 業務上過失致死傷害罪を厳罰化した法律を作るキッカケになった 女性をモデルにした実話ベースの話です。 田中好子さんが主役というのもあったのですが、 法律ができるまでの苦難をドキュメンタリーのように 描かれているのではないかと期待し“みたいムービー”に登録していました。 ・最愛の一人息子を交通事故で失い遺体と対面したときの姿 ・交通事故現場に花を手向けに行ったときの慟哭 まさに、これぞ、迫真の演技です! 上映終了後、塩屋監督と、息子を演じられた 杉浦太陽さんの舞台挨拶があったのですが、 杉浦さんも「自分が亡くなった後に、あれほどまでに 愛されていたのだと思うと・・・」と声を詰まらせていらっしゃいました。 ニュースで聞くかぎりでは、 今作の撮影時も病気と闘っていたことになります。 そのような様子は一切見受けられませんでした。 病床で語った田中好子さんの声。 「もっと、映画に出たかった...」 もっと、田中好子さんが出演される映画を見たかったです。 田中好子さんも素晴らしかったですが、 テレビレポーター役の田口トモロヲさんも、 受けの演技が非常に印象に残りました。 こちらも見所のひとつですよ(笑顔)


フロント・ページ

オトーサン、 「あれは名画だったな」 「ヒズ・ガール・フライデー」(1940)です。 本作は、そのリメイク版です。 ただ、女性記者と男性記者の掛け合いだったのが、 本作では、男性同士の掛け合いに変わっています。 原題:The Front Page (1974) 監督:Billy Wilder 原作:Ben Hecht/Charles MacArthu 脚本:Billy Wilder/I.A.L. Diamond Genre:Comedy / Drama / Romance 上映時間:105分 あらすじ: シカゴの地元紙デスク、バーンズは、 ウィリアムズへの死刑執行の模様を 敏腕記者のヒルディに取材させようとしていた。 だが、姿を現わしたヒルディは 恋人ペギーと結婚するため、辞職すると言う。 裁判所の記者クラブで、祝い酒を受けている最中、 ウィリアムズが脱走したとの知らせが入り、 記者連中が飛び出していった。 一人残されたヒルディの前に、 怪我をしたウィリアムズが転がり込んでくる... 出演者: Jack Lemmon ... Hildy Johnson(ヒルディ) Walter Matthau ... Walter Burns(バーンズ) Austin Pendleton ... Earl Williams(ウィリアムズ) Susan Sarandon ... Peggy Grant(ペギー) オトーサン、 「名優対決、迫力あるねぇ」 ジャック・レモンとウォルター・マッソーが、 火花を散らせます。 すさまじい台詞の応酬が最初から最後まで続きます。 こんなのは、見たことがありません。 JACK LEMMON  ジャック・レモン 誕生日 1925/2/8-2001/6/27 出身 米マサチューセッツ州ボストン 出演作 1955年「私の夫は二人いる」「ミスタア・ロバーツ」 1956年「夜の乗合自動車」 1957年「海の荒くれ」 1958年「カウボーイ」「媚薬」 1959年「お熱いのがお好き」 1960年「南太平洋ボロ船作戦」「アパートの鍵貸します」「ペペ」 1962年「悪名高き女」「酒とバラの日々」 1963年「あなただけ今晩は」「ヤムヤム・ガール」 1964年「ちょっとご主人貸して」「女房の殺し方教えます」 1965年「グレート・レース」 1966年「恋人よ帰れ!わが胸に」 1968年「おかしな二人」 1969年「幸せはパリで」 1970年「おかしな夫婦」 1971年「コッチおじさん」 1972年「おかしな関係/絶体絶命」「お熱い夜をあなたに」 1973年「セーブ・ザ・タイガー」 1974年「フロント・ページ」 1975年「放浪紳士チャーリー」(ナ) 1976年「寄席芸人」(TM) 1977年「エアポート’77/バミューダからの脱出」 1979年「チャイナ・シンドローム」 1980年「マイ・ハート マイ・ラブ」 1981年「バディ・バディ」 1982年「ミッシング」 1984年「青春の祈り・司祭への道」 1985年「マカロニ」 1988年「七十年目の審判」(TM) 1989年「晩秋」 1991年「JFK」 1992年「摩天楼を夢見て」「ザ・プレイヤー」      「大富豪、大貧民」(TM)「チャーリー」 1993年「黄昏のブロードウェイ/ライフ・イン・ザ・シアター」 1994年「ラブリー・オールドメン」「ショーツ・カッツ」 1995年「グラスハープ 草の竪琴」 1996年「ラブリー・オールドメン釣り大将LOVELOVE日記」「ハムレット」      「元大統領危機一髪/プレジデント・クライシス」      「あやしい奴ら」 1997年「カリブは最高!」「12人の怒れる男」(TM) 1998年「おかしな二人2」 1999年「風の行方」(TM)「モリー先生との火曜日」(TM) 2000年「バガー・ヴァンスの伝説」 WALTER MATTHAU  ウォルター・マッソー 誕生日 1920/10/1-2000/7/1 出身 米ニューヨーク 出演作 1955年「ケンタッキー人」「赤い砦」 1956年「群衆の中の一つの顔」「黒い報酬」 1958年「水兵さんには暇がない」「闇に響く声」 1960年「逢う時はいつも他人」 1962年「脱獄」「浮気の計算書」 1963年「シャレード」 1964年「さよならチャーリー」「未知への非行」 1965年「蜃気楼」 1966年「恋人よ帰れ!我が胸に」「プレイラブ48章」 1968年「おかしな二人」「キャンディ」 1969年「ハロー・ドーリー!」「サボテンの花」 1971年「おかしな求婚」「おかしなホテル」「コッチおじさん」 1973年「おかしな結婚」「突破口!」「マシンガン・パニック」 1974年「サブウェイ・パニック」「大地震」「フロント・ページ」 1975年「ニール・サイモンのサンシャイン・ボーイズ」      「放浪紳士チャーリー」(ナ) 1976年「がんばれ!ベアーズ」 1978年「すばらしき仲間たち」「カリフォルニア・スイート」 1979年「ホップスコッチ」 1981年「バディ・バディ」 1982年「わたしは女優志願」 1983年「大奮戦サバイバル特訓」 1985年「映画の作り方教えます」 1986年「ポランスキーのパイレーツ」 1988年「カウチ・トリップ」 1991年「JFK」「わんぱくデニス」 1994年「星に想いを」「ラブリー・オールドメン」 1995年「ラブリー・オールドメン釣り大将LOVELOVE日記」 1996年「I'M NOT RAPPAPORT」「グラス・ハープ」 1997年「カリブは最高!」 1998年「おかしな二人2」 2000年「電話で抱きしめて」 その他の出演者: Vincent Gardenia ... Sheriff David Wayne ... Bensinger Allen Garfield ... Kruger Charles Durning ... Murphy Herb Edelman ... Schwartz Martin Gabel ... Dr. Eggelhofer Harold Gould ... The Mayor Cliff Osmond ... Jacobi Dick O'Neill ... McHugh Jon Korkes ... Rudy Keppler Lou Frizzell ... Endicott User Rating: 8.9/10( 86 votes) IMDb User Rating: 6.6/10( votes) Yahoo! オトーサン、 「これも名画だ!」 Yahoo!の採点が低いのは、内容が高尚だったせいでしょう。 ある程度の教養があれば、面白さがいや増してきます。 User Reviews el_monty_BCNさん Barcelona, Spain 2001年2月14日 低評価は犯罪だ こいつは、ビリー・ワイルダー映画のお気に入りのひとつだ。 つまり、唯一のお気に入りコメディだ。 誰かが言っていたが、全面的に賛成する。 この傑作は、しかるべき広汎な評価を与えられるべきだ。 ニュースがある。 「ヒズ・ガール・フライデー」を見たが、 いまだに、ワイルダー作品の方が優れていると思う。 例え、監督自身が否定するにしてもだ。 反対してごめんね。ビリー・ワイルダーさん。 この映画ほどいい映画は、そうあるはずはない。 リズムとコミックのタイミングの見事なセンスはどうだろう! レモンとマッソーは、無敵のコンビ。 高速回転の注油された機械のようだ。 ケーリー・グラントとロザリンド・ラッセルの 思いつきのロマンチックな冷やかしよりも、 危険な言い争いのほうが絶対に好きだ。 他の配役も、同様にカンペキだ。 例えば、サランドンだが、 その一瞥で、不満を伝えることができる。 変わることができない未来の夫へのあきらめ... すまん。 わずかな欠点すら見つけられなかった。 私にとって、こいつは、10点満点だ。 オトーサン、 「マスコミ嫌いな人には、解毒剤だね」 i 2010年12月4日 特ダネ記者の悪辣さとエネルギー ichikawa_raidouさん 三度も映画化された戯曲のビリー・ワイルダー監督版。 ジャック・レモンとウォルター・マッソーの名コンビによる 軽妙で毒を含んだやりとりを、 これまたジャック・レモンと名コンビのワイルダーが 見事に演出したほぼワンシチュエーションの舞台劇の様な作品。 この作品とにかくスピード感あるセリフと展開のテンポがイイ! 同じ戯曲によるハワード・ホークス監督版の 「ヒズ・ガール・フライデー」の方も 物凄いスピードのスクリューボール・コメディの大傑作らしいが (スイマセン未見です)、こちらもかなりの出来だと思う。 新聞記者達の特ダネへの執着心や、 ネタを面白くする為には真実を曲げてしまうイイ加減さを、 軽妙で且つよく考えると笑えない毒を含ませてエネルギッシュに描いている。 ジャック・レモンの味のある軽妙さと ウォルター・マッソーのブスッとしたふてぶてしさの対比もイイ感じ。 これを観るとホントにマスコミや政治のイイ加減さがわかり社会勉強にもなる ちょっと社会派のコメディの傑作。 余談 「ヒズ・ガール・フライデー」は あのタランティーノも必見の超傑作としてオススメしていた。 これは観なければなりませんな。 オトーサン、 「映画史に輝く名監督の経歴をみておきましょう」 未見のひとは、ぜひ1本見てください。 監督に関心をもたれた方は、下記の詳細な経歴をお読みください。 BILLY WILDER  ビリー・ワイルダー 誕生日 1906/6/22-2002/3/27 出身 オーストリア・ウィーン 1946年 「失われた週末」でアカデミー監督賞と脚色賞受賞 [ 1951年 「サンセット大通り」でアカデミー脚本賞受賞 1961年 「アパートの鍵貸します」で、アカデミー監督賞・作品賞:脚本賞受賞 監督作 1943年「熱砂の秘密」 1944年「深夜の告白」 1945年「失われた週末」 1948年「皇帝円舞曲」 1950年「サンセット大通り」 1951年「地獄の英雄」 1953年「第十七捕虜収容所」 1954年「麗しのサブリナ」 1955年「七年目の浮気」 1957年「昼下りの情事」「翼よ!あれが巴里の灯だ」 1958年「情婦」 1959年「お熱いのがお好き」 1960年「アパートの鍵貸します」 1961年「ワン・ツー・スリー」 1963年「あなただけ今晩は」 1964年「ねえ!キスしてよ」 1966年「恋人よ帰れ!わが胸に」 1970年「シャーロック・ホームズの冒険」 1972年「お熱い夜をあなたに」 1974年「フロント・ページ」 1978年「悲愁」 1981年「新・おかしな二人 バディ・バディ」 数少ない生まれながらのライター兼監督。 ウイーン生まれで、アメリカ魂をよく研究したひと。 ウィーンで記者をし、業務命令でベルリンに移った。 以前から映画に魅せられていたので、 "People on Sunday"(1929) の脚本を書いた。 Robert Siodmak, Edgar Ulmer, Fred Zinnemann が同僚だった。 脚本家に転じて、多くのドイツの映画に取り組んだ。 「エミールと探偵たち」(1931)が成功した。 だが、ヒットラーの台頭で、短期間、パリに逃がれ、 "Mauvaise Graine"(1933)を共同監督した。 その後、メキシコ経由で、ハリウッドに落ち着いた。 スタジオで仕事を得るために必要なので、 英語を勉強したが、アクセントが下手で、習得には時間がかかった。 1937年、最初の物語をパラマウントに売った。 それがきっかけとなって、 翌年、憧れていた Ernst Lubitsch 監督のために脚本を書くことができた。 "Bluebeard's Eighth Wife" (1938)では、 都会派の Charles Brackettとコンビを組んだ。 これがうまくいったので、 パラマウントは、次々と仕事を与えることになる。 まず、"mundane" (1939)、 そして"Ninotchka" (1939)と「白雪姫と7人の小人」(1941)である。 この2つの台本は、オスカーにノミネートされた。 彼らの脚本は、いつも機知に富んで、洗練されていた。 だが、ワイルダーはせっかくの台本が、 監督たち、特に、Mitchell Leisen に台無しにされるのが悔しかった。 同じことを感じた仲間の脚本家 Preston Sturges が、 パラマウントを説得し、自分の台本で監督して大成功を収めた。 これを見たワイルダーは、同じやり方を続けるように働きかけて、 スタジオの同意を取りつけた。 そして、しゃれたコメディ"The Major and the Minor" (1942)で、 幸先のいいデビューを飾った。 機知に富んだ戦争映画「熱砂の秘密」(1942)が、それに続いた。 ワイルダーは、レイモンド・チャンドラーと組んで 古典的なフィルム・ノワール「深夜の告白」(1944)を撮り、 脚本賞と監督賞にノミネートされた。 また、チーム・プロデューサーになったブラケットと組んで、 アル中を描いた「失われた週末」(1945)を撮った。 この映画は、最優秀脚本賞と最優秀監督賞をとり、 最優秀作品賞と最優秀男優賞(レイ・ミランド)も獲得した。 かれは、ヴィジュアル・スタイリストではなかったが、 この映画で、印象に残るイメージを作り出した。 NYの路上でミランドが撃たれるシーンを、隠しカメラで撮ったのである。 このとき、ハリウッドの伝統の一角が崩れた。 第二次世界大戦では、ベルリンで米国陸軍に従軍した。 その後、ワイルダーは、何とコメディ風に戦後の都市を描写した "A Foreign Affair"(1948)を撮って、最優秀脚本賞にノミネートされた。 また、ビング・クロスビーのために風刺劇「皇帝円舞曲」(1948)も撮った。 彼は、Brackett と最後の共同監督作品「サンセット大通り」(1950)を撮った。 これは、ハリウッドを皮肉った素晴らしいブラック・コメディで、 年老いた自己欺瞞の無声映画スターと 自暴自棄な若いライターの交流を描いた物語だった。 伝えられるところによれば、MGMの大立者、ルイス.B.メイヤーは、 ワイルダーに Tinseltown の暗い側面を劇的に表現するよう迫ったが、 他の人たちが、このままのほうが傑作だと反対したといわれる。 この作品で、最優秀脚本賞と最優秀監督賞を受賞した。 最初の単独監督映画は、「地獄の英雄」(1951)で、 悲劇を冷淡にもフルに利用している記者を皮肉った物語だった。 観客には受けなかったが、最優秀脚本賞にノミネートされた。 ワイルダーは、その失敗にこりて、大ヒットした舞台の脚本化に励んだ。 迫力ある戦後ドラマ「第十七捕虜収容所」(1953)は、オスカーにノミネートされ、 魅力的でロマンチックなコメディー「サブリナ」(1954)も、 最優秀脚本賞と最優秀監督賞にノミネートされた。 セクシー・コメディ「七年目の浮気」(1955)には、 はじめて、マリリン・モンローが登場する。 次に、2つの挑戦的な映画を撮って成功した。 「翼よ!あれが巴里の灯だ」(1957)では、 チャールズ・リンドバーグの閉所恐怖症的な飛行の悲劇を表現し、 「情婦」(1957)では、アガサ・クリスティの法廷劇を映画化し、 最優秀監督賞にノミネートされた。 彼は、また新しい協力者 I.A.ダイヤモンドと出遭った。 最初の共同作業の成果が、Lubitsch風の5月から12月にかけてのロマンス、 「昼下りの情事」(1957)だった。 また一対の名作を生み出した。 「お熱いのがお好き」(1959)は、 女装したジャック・レモンとトニー・カーティスが マリリン・モンローと共に 全員女性のオーケストラに加わるという設定の愉快なパロディである。 これは、最優秀監督賞と最優秀脚本賞にノミネートされた。 そして、才知溢れる喜劇「アパートの鍵貸します」 (1960)で、 最優秀作品賞と最優秀監督賞と最優秀脚本賞を獲得した。 まさに、この作品で、ワイルダーは、 ジャック・レモンに、正真正銘の"フツーのひと"を発見したのである。 ワイルダーは、もう一度ベルリンに戻って、 ジェームス・キャグニーを起用して、 早いテンポのコメディ「ワン・ツー・スリー」(1961)を撮り、 舞台のヒット作「あなただけ今晩は」(1963)を脚色して、 「アパートの鍵貸します」のレモンとマクレーンを再起用した。 "Ace in the Hole"以来、 ワイルダーの映画では、皮肉が巾をきかせていたが、 次作「ねえ!キスしてよ」(1964)もそうだった。 この作品では、何とかして成功したい自称作詞者が、 ポピュラーシンガーを味方にするために、妻まで提供する。 しかし、この作品はマスコミの集中攻撃を浴び、 ハリウッドの同僚たちの感情も害してしまった。 そこで、インタビューで"godfathers and pallbearers" リストに戻って まもなく人気が高い映画を作ることになるだろうと述べた。 かれは「恋人よ帰れ!わが胸に」(1966)で、この約束を果たした。 この作品は、みんなに受け入れられる程度の冷笑的なコメディで、 オスカー俳優、ウォルター・マッソーを起用し、 ジャック・レモンは、悪徳弁護士を演じている。 この脚本も、また、オスカーにノミネートされた。 1970年代はワイルダーにとって、困難な10年間だった。 イギリスで製作した「シャーロック・ホームズの冒険」(1970)は、 プレビューで不評だったので、上映前に1つのエピソードがカットされてしまった。 批評家も観客も、「お熱い夜をあなたに」(1972)に対しては無関心だったのだ! この作品には、ジャック・レモンが出演しており、 過小評価されているロマンチックなコメディだった。 ワイルダーとダイヤモンドは、「フロント・ページ」(1974)で、ヒットを狙った。 これは、ジャック・レモンとマッソーの主演で、カラフルなリメイク作品である。 脚本の大部分は、Hecht MacArthur のオリジナルに基づいていたものの、 そこには、多くのワイルダーとダイヤモンドならではの特徴が見られ、 「アメリカン・グラフティ」に触発されたエピローグが見られる。 「新しい」ハリウッドでは、ワイルダーが新作を作ることはますます難しくなっていった。 そして、4年後、「悲愁」(1978)が上映された。 引退した伝説の女優グレタ・ガルボを描いた Thomas Tryon の原作を脚色したもので、 本物のガルボに出演を依頼したが、不調に終わって、 ヨーロッパの若い女優 Marthe Keller で我慢しなければならなかった。 しかし、主演俳優にウィリアム・ホールデンを起用したので、 多くの批評家が、これは「サンセット大通りの」続編であると考えた。 ああ、それは、あまり良い作品ではなかったのだ。 彼とダイヤモンドは、もう一度挑戦して、 フランス喜劇を脚色し、レモンとマッソーのコンビで、 「新・おかしな二人 バディ・バディ」(1981)を撮った。 控え目に言っても、評判はよくなかった。 口の悪い批評家たちは、もうワイルダーは終わりだと言った。 ワイルダーは、引退して、その有名なアート・コレクションに専念した。 部屋中には数々の賞とトロフィーが飾られていた。 アカデミーの Thalberg 賞、 アメリカ作家組合及びアメリカ監督組合の生涯名誉賞 アメリカン・フィルム・インスティチュートの生涯業績賞などである。 そして、自叙伝に取り組んだ。 引退後も、彼は、機知に富んだハリウッドの観察者だった。 もはや、ハリウッドは、彼に新作を期待しなかったが、 その25年に及ぶ全盛期の素晴らしい映画を賞賛し続けている。


ニーベルングの指環

オトーサン、 「おお、やっと見られた」 従来のポータブルでは再生できず、 家からビデオデッキを持ってきてもらってみました。 そのせいもあってか、見事な映画でした。 これがTVドラマだとは、到底信じられません。 原題:Ring of the Nibelungs (TV 2004) 監督:Uli Edel 脚本:Diane Duane /Peter Morwood/Uli Edel Genre: Drama / Action / Adventure Rated PG-13 for some intense action violence and brief sexuality/nudity Country:Germany / Italy / UK / USA Language:English 上映時間:184分 あらすじ: ヨーロッパの暗黒時代。 敵国の王に攻められ、 王である父親を殺された幼きジークフリート。 彼は鍛冶職人エイヴィンに拾われ、 自分の出生を知らぬままに成長していく。 12年後、たくましい青年となったジークフリートは、 神々の導きにより美しい女王ブリュンヒルデと運命的に出会い、恋に落ちる。 女王と永遠を誓った彼は、自身の出生の謎を探るため グンター王が治めるブルグント王国へ旅立っていく。 そこで、人々を恐怖に陥れていた巨大な竜を退治し、 竜が隠していたニーベルング族の宝で、 それを手にした者に全世界を支配する力を授ける魔法の指輪を見つける。 だが彼は、その指輪の真の所有者であるニーベルングの呪いにより、 想像を絶する過酷な運命を辿ることになっていく…。 出演者: Benno Furmann ... Eric / Siegfried(ジークフリート) Kristanna Loken ... Brunnhild(ブリュンヒルデ) Max von Sydow ... Eyvind(エイヴィン) Alicia Witt ... Kriemhild(クリームヒルト) オトーサン、 「ベンノ・フュルマン、熱演だ」 一番、注目したのは、アリシア・ウィット。 ジークフリートと永遠の愛を誓いながら、裏切られます。 彼の后となったブリュンヒルデの兄と偽りの結婚。 彼の死を知って、敵の首を刎ねて自死。 神々の時代は終わったのです。 BENNO FURMANN  ベンノ・フュルマン 誕生日 1972/1/17 出身 独 94年「EINFACH NUR LIEBE」で映画デビュー。 2003年「WOLFSBURG」でアドルフ・グリム賞受賞。 出演作 1999年「点子ちゃんとアントン」 2000年「アナトミー」 2003年「悪霊喰」「美しきイタリア、私の家」(TM) 2004年「ニーベルングの指輪」(TM) 2005年「戦場のアリア」 2008年「スピード・レーサー」 ALICIA WITT  アリシア・ウィット 誕生日 1975/8/21 出身 米マサチューセッツ州 CBSのコメディ番組「CIBILL」に出演。 「砂の惑星」で映画デビュー。 「陽のあたる教室」で注目される。 「ルール」で主役。 出演作 1984年「砂の惑星」 1991年「オブセッション 愛欲の幻」 1993年「恋愛の法則」 1995年「フォー・ルームス」「陽のあたる教室」 1998年「ルール」 1999年「デビッド・リンチのホテル・ルーム」 2000年「セシル・B ザ・シネマ・ウォーズ」      「彼女の恋からわかること」      「クレアの恋愛狂想曲」 2001年「バニラ・スカイ」 2002年「トゥー・ウィークス・ノーティス」 2005年「ママが泣いた日」 2007年「88ミニッツ」 その他の出演者: Julian Sands ... Hagen Samuel West ... King Gunther Robert Pattinson ... Giselher Mavie Horbiger ... Lena Aletta Bezuidenhout ... Hallbera Sean Higgs ... Alberich Gotz Otto ... King Thorkwin Ralf Moeller ... King Thorkilt Tamsin MacCarthy ... Queen Siegland Leonard Moss ... King Siegmund Ryan Slabbert ... Siegfried (3 Years) User Rating: 6.6/10( 4,982 votes) IMDb User Rating: 7.8/10( 68 votes) Yahoo! オトーサン、 「見ごたえ十分!」 お金も、かかっています。 User Reviews Marco van de Voortさん 2005年8月4日 素敵な映画 この映画、大いに楽しめた。 (10年前、ドイツ語クラスでワグナーの劇作を読み、 物語の虜になった) 勿論、さして大きな驚きはない。 物語が、半世紀前の古いものだからだ。 (探せば、もっと多くの伝説があるだろう) 演技は、おおむね良い。 だが、アリシア・ウィットの演技は好きになれない。 どこが悪いか、突き止めることはできないものの。 勿論、彼女の役は、好ましいものではない。 だが、タイミングが少しずれていて、 演技は、ややムリが目立った。 ローマ皇帝に言及するあたりの歴史的ポイントがよかった。 ローマの軍団についてのディテールもよかった。 (あるいは、武器と鎧を使っているひとびとも) 中心都市のひとつクサンテンが重要だった。 ジークフリートの生誕地だからだ。 オトーサン、 「見事な紹介!」 誰でも、見たくなるでしょう。 konatsu1013 2010年3月19日 運命に翻弄された人間達の物語 ファンタジー過ぎず、現実的過ぎず。 ただ単に伝承を映像化しただけではない重みが込められており、 見るものの胸を打ちます。 ただあまりにも人間ドラマに重きを置きすぎていて、 “神々”の出番が少なすぎたのが 個人的にはマイナスポイントです。 でも重厚感のある音楽、映像美。 日本の昼ドラも真っ青な愛憎に満ち溢れた 人間関係はなかなか見ものです。 一瞬で恋に落ち、永久の愛を誓う男と女。 裏切りにより両親を失い、 いずれ治めるべき国を滅ぼされ、 全ての記憶を無くし鍛冶屋に拾われ、 “エリック”として育ったジークフリート王子。 誰よりも強く、 そして気高く、 アイスランドの凍てつく寒さと 鋭利な美しさをその身にやつしたブリュンヒルデ女王。 運命に導かれて出会った二人は 再び逢う日まで遠く離れることとなる。 鍛冶屋としての腕と共に 自身の剣の腕も磨き上げたジークフリートは、 様々な冒険や戦闘を通じて徐々に記憶を取り戻していく...! とまあここまではお約束という感じだったんですがね... 一筋縄ではいかないこのストーリー、 是非ご自身の目で確かめてみてくださいね。 宗教絡みの部分もあって興味が尽きない作品だと思います。


トゥー・ブラザーズ

オトーサン、 「また、動物映画か」 あまり期待もせずに、みはじめました。」 「あれ、兄弟2人とは、人間でなくトラか」 でも、この子トラの兄弟が可愛いのです。 DVDを買って、"虎の子"にしてください。 原題:Deux freres (2004) 監督:Jean-Jacques Annaud 脚本:Alain Godard, Jean-Jacques Annaud/Julian Fellowes Genre: Adventure / Drama / Family Rated PG for mild violence Country:France/ UK Language:English / Thai / French 上映時間:109分 あらすじ: カンボジアのジャングル。 冒険家エイダンが、石像を盗掘する。 出食わしたトラを撃ち殺し、子トラを村へ連れ返る。 村長に密告され、留置場入りするが、 行政官の計らいで、虎を捕まえるという条件で釈放される。 行政官は、ジャングルに観光道路を通したがっていた。 認可権をもつ知事を狩猟会で接待しようというのだ。 エイダンは、母虎ともう1頭の子トラを捕獲した。 狩りが始まったが、知事に耳を射抜かれるものの逃走。 岩穴に隠れていた子トラは、行政官の息子ラウルに拾われ、 かっこうの遊び相手となっていく。 だが、飼い犬を噛んだので、知事に献上されてしまう。 決闘に使われるのだ。 出演者: Guy Pearce ... Aidan McRory(エイダン) Freddie Highmore ... Raoul Normandin(ラウル) Jean-Claude Dreyfus ... Administrator Eugene Normandin(行政官) Philippine Leroy-Beaulieu ... Mrs. Normandin(その妻) オトーサン、 「適役だな」 GUY PEARCE  ガイ・ピアース 誕生日 1967/10/7 出身 英 パイロットだった父の仕事の関係で 3歳の時にオーストラリアに移り、メルボルン近郊の街で育つ。 11歳でアマチュア劇団に所属。 ティーン時代にはボディ・ビル大会でジュニア・ミスターに選ばれる。 高校卒業と同時にテレビ・シリーズ「NEIGHBOURS」に4年に渡り主演を務め、 オーストラリアでアイドルに。 映画は89年「HUNTING」でデビュー。 97年「L.A.コンフィデンシャル」の刑事エド役で注目される。 「ラビナス」でもジョン・ボイド大尉役で主役を演じている。 出演作 1994年「プリシラ」 1996年「月に願いを」 1998年「L.A.コンフィデンシャル」◇ 1999年「ラビナス」◇ 2000年「英雄の条件」◆「メメント」◇ 2001年「記憶のはばたき」◇ 2002年「タイムマシン」◇「モンテ・クリスト伯」◇      「トエンティマン・ブラザーズ」◇ 2004年「トゥー・ブラザーズ」◇ 2008年「ベッドタイム・ストーリー」「トレイター 大国の敵」 その他の出演者: Oanh Nguyen ... His Excellency Moussa Maaskri ... Saladin Vincent Scarito ... Zerbino Mai Anh Le ... Nai-Rea Jaran 'See Tao' Petcharoen ... The Village Chief Stephanie Lagarde ... Miss Paulette Bernard Flavien ... His Excellency's Majordomo Annop Varapanya ... Sergent Van Tranh David Gant ... Auctioneer Teerawat Mulvilai ... Verlaine Somjin Chimwong ... Napoleon User Rating: 6.8/10(5,636 votes) IMDb User Rating: 7.6/10( 365 votes) Yahoo! オトーサン、 「充実感あり!」 セザール賞受賞 ・編集賞 同ノミネート 撮影賞 User Reviews neeshacsさん Australia 2005年12月20日 すばらしい映画 全員、この映画を見るべし。 感動的なストーリーだ。 それに、虎たちの素敵な演技も見られる。 親御さんたちは、子供を見せにいくべし。 動物を愛し、可愛がるようになるだろう。 環境問題への気づきの第一歩になるだろう。 監督は、エライひとのようだ。 この映画と「子熊物語」. この2つの映画は、動物を主題とし、 彼らに訪れる悲劇を描いている。 動物への同情を呼び起こしている。 2頭の子虎は、素敵な役者だ。 無力さを目にして悲しくなる。 なんて、動物たちは、無邪気なのだろう。 この映画、双手をあげたい!! オトーサン、 「子熊物語も観てみるか」 黒美君彦さん 2004年7月28日 ご家族連れでどうぞ 1920年代のカンボジアが舞台の動物映画。 ジャングルに覆われたアンコールの朽ちた寺院で、 2匹のトラの兄弟が誕生する。 だが、遺跡の盗掘に訪れた冒険家エイダンによって 父トラは殺され、兄弟は離れ離れに。 1頭はクマルと名づけられ、やがてサーカスへ。 一方、もう1頭はサンガと名づけられ、行政官の息子ラウルの友となる。 1年後、大きく育った2頭は、 偶然の積み重ねによって、殺しあうことになる・・・。 ――とまあ、ストーリーを書けばわかるように、 家族向けの動物映画です。 『子熊物語』を観ていないので何ともいえませんが、 ジャン・ジャック=アノー監督、どうしちゃったんでしょう。 子トラは可愛いですが・・・。 合成技術と30頭を用意したという トラの調教が大変だっただろうな・・・とは思います。 個人的には『愛人/ラマン』なんかのアノー作品の方が好きですけどね。


雨月物語

オトーサン、 「心をかき乱す名作!」 なかでも、浅茅が宿は、 日本人なら必読もの。 源十郎の妻・宮木の辞世の句が載っています。 ・さりともと 思う心に はかられて        世にもけふまで 生ける命か (そうは言っても 夫は帰って来ると思いつつ裏切られ、 よくも今日まで生きながらえて来たことだ) 大震災後に読み直せば、涙茫々でしょう。 原題:雨月物語(1953) 監督:溝口健二 原作:上田秋成 脚本:川口松太郎/ 依田義賢 Genre:Drama 上映時間:97分 あらすじ: 戦国の世、人が獣になる時代。 北近江の陶工・源十郎は 焼物を売りに行くと妻に告げ、 藤兵衛と連れだって、旅に出る。 侍になりたい藤兵衛と別れ、 厚情にほだされて、 若狭とその側用人・阿浜と暮らすようになる。 だが、高僧に諭され、若狭に別れを切り出す。 翌朝、源十郎は廃墟の中で目覚める。 若狭の正体は死霊だった。 源十郎は、妻・宮木の待つ故郷の家に戻るが、 待ちくたびれ、やせおとろえた妻・宮木がいた。 一夜が明けると、妻は幻と消えうせていた。 出演者: 森雅之 ,,, 源十郎 田中絹代 ,,, 宮木 京マチ子 ,,, 若狭 水戸光子 ,,, 阿浜 小沢栄太郎 ,,, 藤兵衛 オトーサン、 「京マチ子は、主人公ではなかったのか」 上記5人、それぞれ名場面を与えられていました。 ここでは、大女優・京マチ子の経歴を掲載しておきます。 京マチ子 誕生日 1924/3/25 出身 大阪 5歳、父が音信不通となり、母と祖母に育てられる。 1936年、松竹少女歌劇団に入る。 1944年、「天狗倒し」で映画デビュー。 1954年、「地獄門」で全米映画批評委員会特別賞を受賞。 「羅生門」のベネチア映画祭グランプリ、 「雨月物語」「地獄門」「鍵」も、海外で絶賛された。 出演作: 1949年 「痴人の愛」「花くらべ狸御殿」「蛇姫道中」 1950年 「浅草の肌」「続・蛇姫道中」「羅生門」 1951年 「偽れる盛装」「源氏物語」「自由学校」「馬喰一代」「牝犬」 1952年 「大佛開眼」「瀧の白糸」「長崎の歌は忘れじ」 1953年 「雨月物語」「地獄門」 1954年 「或る女」「春琴物語」 1955年 「楊貴妃」 1956年 「赤線地帯」「新・平家物語」「義仲をめぐる三人の女」       「月形半平太」「八月十五夜の茶屋」 1957年 「穴」「いとはん物語」「夜の蝶」 1958年 「大阪の女」「悲しみは女だけに」「忠臣蔵」「娘の冒険」       「有楽町で逢いましょう」「夜の素顔」 1959年 「あなたと私の合言葉 さようなら、今日は」       「浮草」「鍵」「細雪」「次郎長富士」 1960年 「足にさわった女」「ほんち」「流転の王妃」 1961年 「婚期」「釈迦」 1962年 「黒晰暢」 1964年 「甘い汗」 1966年 「他人の顔」 1969年 「千羽鶴」 1970年 「玄海遊侠伝・破れかぶれ」 1974年 「華麗なる一族」 1975年 「ある映画監督の生涯 溝口健二の記録」 1976年 「男はつらいよ 寅次郎純情詩集」「妖婆」 1984年 「化粧」 その他の出演者: 青山杉作 ,,, 老僧 羅門光三郎 ,,, 丹羽方の部将 香川良介 ,,, 村名主 上田吉二郎 ,,, 衣服屋の主人 毛利菊枝 ,,, 右近 南部彰三 ,,, 神官 光岡龍三郎 ,,, 自害する武将 天野一郎 ,,, 梅津の船頭 尾上栄五郎 ,,, 武将 伊達三郎 ,,, 家臣 沢村市三郎 ,,, 源市 村田宏二 ,,, 貝足商 横山文彦 ,,, 目代 玉置一恵 ,,, 村の男 藤川準 ,,, 敗残兵 福井隆次 ,,, 敗残兵 菊野昌代士 ,,, 徴発の兵 大美輝子 ,,, 遊女 小柳圭子 ,,, 遊女 User Rating: 8.9/10( 345 votes) Yahoo! オトーサン、 「一種の群像劇だ」 ヴェネチア国際映画祭受賞 ・サン・マルコ銀獅子賞 溝口健二 ・イタリア批評家賞 溝口健二 User Reviews toratorabortaさん 2001年1月16日 美術品。 ストーリーはいつも通り平坦な感じ。 どちらかといえば、前半部の出世成功を夢見る 貧農の描写はやや長いかなという感じである。 侍の描写なんかも余り良いとは思えない。 であるが、主人公が蛇姫様にとりつかれてからのシークエンスは圧巻。 不思議なことに、女の邪性が明るみにである程に、 その形相が鬼のようになるばかりに、 その美しさが輝くように思えました。 京マチ子の圧勝。 オトーサン、 「不条理か」 311の大震災後だったら、 黒美さんは、どういうコメントを書くかなぁ? 黒美君彦さん 2002年11月6日 幻想的な不条理 まず早坂文雄の音楽に心を奪われる。 貧しさのどん底に生きる民衆、敗残兵たちの略奪、暴虐。 現実の悲惨さをも描きながら、 映像がそこはかとなく美しいのは宮川一夫のカメラの技か。 溝口健二の巧みな演出が、静かな狂気を見事に切り取っていく。 ハリウッド的「来るぞ来るぞ」という、 見たままのホラーではなく、 ここにはこうした怪談に本来的な「不条理」の影が色濃く反映している。 廃墟の前で立ち竦む森雅之のシルエット、 そし\\\\てラストシーンの土饅頭からのパンアップと その向こうで田畑を耕す農民の小さな姿。 ちっぽけな人間の欲望を、巨大な何者かと対比した (そしてそれこそがまさに「不条理」なる現実だ) 素晴らしい傑作だ。


映画の採点簿

雨月物語*****
トゥー・ブラザーズ****
ニーベルングの指環*****
フロント・ページ*****
0(ゼロ)からの風****
コクーン****
ベッドかざりとほうき****
サラエボの花*****
素直な悪女****
モンパルナスの灯*****
プロヴァンス物語/マルセルの夏*****
プロヴァンス物語/マルセルのお城**** 
裸で御免なさい****
哀しみのトリスターナ*****
罠にかかったパパとママ****
若者のすべて****
パピヨンの贈りもの****
バス男****
ポリアンナ*****
最後のブルース・リー/ドラゴンへの道*****
あの胸にもういちど****
火宅の人****
軽蔑****
危険なささやき****
ヘンリー&ジューン/私が愛した男と女*****
時代屋の女房****
狙った恋の落とし方。****
アラジン*****
アラジン/ジャファーの逆襲****
アラジン完結編/盗賊王の伝説****
人間の條件 第1部純愛篇*****
午後の遺言状*****
私立ガードマン/全員無責任**** 
ハイジ**** 
アルティメット**** 
アルティメット2 マッスル・ネバー・ダイ*****
ハンナとその姉妹*****
黄金の七人**** 
ランド・オブ・ウーマン/優しい雨の降る街で**** 
明日の私に着がえたら**** 
続・黄金の七人/レインボー作戦**** 
その男ヴァン・ダム*****
福耳*****
ミラクル7号**** 
スマイルコレクター**** 
スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー**** 
吸血鬼ノスフェラートゥ 恐怖の交響曲*****
ロケッティア**** 
僕らのバレエ教室**** 
大いなる男たち**** 
ジェニファーズ・ボディ***  
ロンゲスト・ヤード**** 
悪名太鼓*****
スピーシーズ/種の起源**** 
妖怪大戦争***  
オズ**** 
アンダーカバーコップ**** 
ホワイト・プラネット**** 
チェイサー**** 
レター 僕を忘れないで**** 
手紙 The Letter**** 
ザ・クライアント/依頼人*****
ステルス・ウォーズ 狙われた最新鋭戦闘機***  
釣りバカ日誌14 お遍路大パニック!*****
エレクトリック・ミスト 霧の捜査線**** 
バンデッド**** 
ある愛の風景*****
追跡者*****
九月に降る風**** 
エンドゲーム 大統領最期の日**** 
テキサスの五人の仲間*****
DISCO ディスコ**** 
モンドヴィーノ**** 
ゴールデンボーイ**** 
恋におちて**** 
ギルティ/罪深き罪**** 
コリーナ、コリーナ**** 
ジョイ・ラック・クラブ**** 
ジャッカルの日*****
最後の初恋**** 
冬休みの情景**** 
みんな元気*****
マチェーテ**** 
デリー6**** 
キリング・フィールド*****
エンゼル・ハート**** 
痩せ虎とデブゴン**** 
アメリア 永遠の翼**** 
最高のともだち**** 
理想の恋人.com**** 
ミルコのひかり**** 

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