オトーサンの2012年その4

ほのぼの映画批評

前口上

ハリウッド映画が3Dで盛り返しています。
でも、CGに頼りすぎて、人間が描かれていません。
ひとびとは、映画に単なる目新しさを求めているのでしょうか?
この大不況下こそ、どう生きるかを知りたいのでは?
本物の人間のドラマを見たいのでは?

映画の採点簿へ 目次

4437 幸せのポートレート(BS 2005) 4436 有りがたうさん(BS 1936) 4435 田舎の日曜日(DVD 1962) 4434 喜劇 にっぽんのお婆あちゃん(BS 1962) 4433 ウォーター・ホース(BS 2007)
4432 丹下左膳餘話 百萬兩の壺(BS 1935) 4431 素晴らしき哉、人生!(BS 1946) 4430 カウントダウン 9.11(DVD 2006) 4429 四十七人の刺客(BS 1994) 4428 パーマネント・バケーション(BS 2006)
4427 六つの心(DVD 2006) 4426 カルメン故郷に帰る(BS 1951) 4425 社長三代記(BS 1958) 4424 神々と男たち(DVD 2010) 4423 PARIS(パリ)(DVD 2008)
4422 アドレナリン・ブレイク(TV 2008) 4421 アレクツス・ライダー(TV 2006) 4420 クロスファイアー・ハリケーン(TV 2012) 4419 八甲田山(TV 1977) 4418 ランデヴー(BS 1985)
4417 オブセッション 歪んだ愛の果て(TV 1990) 4416 女帝 春日局 (TV 1990) 4415 三等重役(BS 1952) 4414 ディアボロス/悪魔の扉(BS 1997) 4413 ザ・クラウン 炎のリベンジャー(TV 2005)
4412 サザン・コンフォート/ブラボー小隊 恐怖の脱出(DVD 1981) 4411 世にも怪奇な物語(TV 2011) 4410 シェアハウス(TV 2011) 4409 スウィングガールズ(BS 2004) 4408 デモリション・マン(TV 1993)
4407 この愛のために撃て(BS 2010) 4406 三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船(BS 2011) 4405 恋空(TV 2007) 4404 マージン・コール(DVD 2011) 4403 ミスター・ジャイアンツ 勝利の旗 (TV 1964)
4402 スティーヴン・セガール 沈黙の鎮魂歌(TV 2009) 4401 アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生(DVD 2008) 4400 十七人の忍者(BS 1963) 4399 ダイヤモンド・ラッシュ(DVD 2007) 4398 ナイトメアー・ビフォア・クリスマス(BS 1993)
4397 赤い影法師(BS 1961) 4396 セカンドバージン(BS 2011) 4395 ゴーン・ベイビー・ゴーン(BS 2007) 4394 艦長ホレーショ (DVD 1951) 4393 デンジャラス・デイズ/メイキング・オブ・ブレードランナー(BS 2007)
4392 カムイ外伝 (BS 2009) 4391 私が愛したグリンゴ(DVD 1989) 4390 日曜日には鼠を殺せ (DVD 1964) 4389 ゴースト・ライト(BS 2006) 4388 拳銃王(DVD 1950)
4387 サラリーマンNEO 劇場版(笑)(BS 1952) 4386 世界を彼の腕に(DVD 1952) 4385 ターミナル・ベロシティ(BS 1994) 4384 ダレン・シャン(DVD 2009) 4383 ソウル・キッチン(BS 2009)
4382 ダウン・バイ・ロー(BS 1986) 4381 廃墟の群盗(DVD 1948) 4380 アイアンマン2(TV 2010) 4379 攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D(TV 2011) 4378 マックス・ペイン(BS 2008)
4377 馬鹿まるだし(BS 1964) 4376 恐怖の報酬(BS 1953) 4375 アパルーサの決闘(BS 2008) 4374 マッカーサー(BS 1977) 4373 奥様は魔女(DVD 1942)


4437 幸せのポートレート(BS 2005)

オトーサン、 「底が浅い映画だね」 監督で脚本家であるトーマス・ベズーチャは、 ファッション業界の重役だったとか。 よくも悪くも、現代風俗に通じているようです。 原題:The Family Stone (2005) 監督・脚本: Thomas Bezucha Genre:Comedy/ Drama / Romance Rated PG-13 for some sexual content including dialogue, and drug references 上映時間:103分 あらすじ: ニューヨークに暮らすメレディスは、 恋人エヴェレットの招待で、 クリスマスの休暇に初めて彼の実家へ。 父親と母親シビルの自由な雰囲気に溶け込めなかった。 そんなメレディスを気にかけてくれたのは、 エヴェレットの弟ベンだった。 出演者: Sarah Jessica Parker ... Meredith Morton(メレディス) Dermot Mulroney ... Everett Stone(エヴェレット) Luke Wilson ... Ben Stone(ベン) Diane Keaton ... Sybil Stone(シビル) オトーサン、 「誰も共感できなかったな」 主役のメレディスは、あまりにひとりよがり。 好きな女優であるダイアン・キートンも、 初老になって、悲しくなりました。 SARAH JESSICA PARKER  サラ・ジェシカ・パーカー 誕生日 1965/3/5 出身 米オハイオ州ネルソンビル 8人姉弟の4番目としてシンシナティで育つ。 8才の時、バレエを習い始め、テレビで子役として活躍。 11才、ブロード・ウェイ劇「イノセント」で初舞台。 13才、ミュージカル「アニー」のアニーを演じた。 テレビでは「セックス・アンド・ザ・シティ」(1998-2004)のキャリー役で ゴールデングローブ賞最優秀女優賞(コメディ・テレビ部門)を4度受賞。 同番組のエグゼクティブ・プロデューサーも務めていた。 97年に俳優のマシュー・ブロデリックと結婚。一児がいる。 出演作 1984年「フットルース」「家族の絆」 1985年「ハイスクールはダンステリア」 1986年「ナビゲーター」 1991年「L.A.ストーリー/恋が降る街」 1992年「ハネムーン・イン・ベガス」 1993年「スリー・リバーズ」◇「ホーカス・ボーカス」 1994年「エド・ウッド」 1995年「マイアミ・ラプソディー」 1996年「マーズ・アタック!」◆「ボディ・バンク」◆ 1999年「ダドリーの大冒険」「イズント・シー・グレート」 2001年「アイ ラブ ヒットマン」 2005年「幸せのポートレート」 2006年「恋するレシピ〜理想のオトコの作り方〜」 2008年「セックス・アンド・ザ・シティ」◇ 2009年「噂のモーガン夫妻」◇ 2010年「セックス・アンド・ザ・シティ2」 その他の出演者: Claire Danes ... Julie Morton Rachel McAdams ... Amy Stone Craig T. Nelson ... Kelly Stone Tyrone Giordano ... Thad Stone (as Ty Giordano) Brian White ... Patrick Thomas Elizabeth Reaser ... Susannah Stone Trousdale Paul Schneider ... Brad Stevenson Savannah Stehlin ... Elizabeth Trousdale Jamie Kaler ... John Trousdale Robert Dioguardi ... David Silver Carol Locatell ... Jeweler User Rating:6.2/10(34,432 votes)IMDb User Rating:5.8/10( 721 votes) Yahoo! オトーサン、 「賞に値いするかな?」 ゴールデン・グローブノミネート ・女優賞 サラ・ジェシカ・パーカー User Reviews CadWalliterさん United States 2007年7月23日 この映画の試みは、みんな失敗している。 できれば、10点満点で、0点にしたい。 コメディにも、ドラマにも、何にもなっていない。 登場人物たちは、ありきたりで、乱暴に扱われて信じ難い。 20人ほど出てきて、出会い、恋に落ち、別れる。 闘い、泣きごとをいい、妙な行動をし、風変わりで、 自己憐憫の泥沼にはまって、いつもイライラしている。 多くの映画をみていて、自問する。 「なんで、あんな風に行動するのかね?」 多くの登場人物は、好くない。 自分に起きたことすべてに気遣うことができないのだ。 ベタな筋書だから、時間の浪費となる。 勿論、最後には、メデタシメデタシになる。 バスのシーンでは、目が丸くなった。 あまりに、ありきたりだ。 結末は、ビタースイートになるようだが、 あまりにも、みえみえだった。 時間が勿体なかったら、パスすべし。 オトーサン、 「同感!」 スパイスはゲイキャラ ジーナさん 2008年8月3日 恋人の家族との距離感、そこに生まれる疎外感・・・ これは味わったことのある神経質な女性なら 共感できる節が多々ある作品です。 上手にこなそうと思えば思うほど浮いてしまうサラ=ジェシカなんて、 不器用な自分を見ているようでチョット泣きそうでしたよ(笑) 自分の味方でいてほしい相手(クレア・デーンズ)が 要領よく溶け込んでしまった時に感じる 怒りに似た感情・・・非情に分かります(爆) 大人気ない部分など大げさな描写は映画って事で大目に見ましょう。 後半の展開やドタバタのないシニカルな大人のコメディ路線で終われば 評価は高かったかな(汗) 登場人物のキャラクターがしっかりしているだけに ドラマが薄かったのも残念ですね。 しかし、レイチェル・マクアダムスのハマりっぷりはスゴイ!


4436 有りがたうさん(BS 1936)

オトーサン、 「へえ、川端康成のショートが原作か」 「感情装飾」に収録されている数ページの短編を 長い映画にしたのですから、大変なもの。 繰り返される「ありがとうさん」、いいですね。 日本中に、いや世界中に、この言葉があふれますように。 原題:有りがたうさん(1936) 監督・脚本:清水宏 原作:川端康成 Genre:Drama 上映時間:78分 あらすじ: 下田から天城峠を超えて北上する路線バス。 運転手・上原謙は、道を譲ってくれた人々に 「有難う」と声を掛けるので、 色々な人から「有難うさん」と親しまれている。 今日の客は、女給か何かのばくれん女・桑野通子、 皆から煙たがれるカイゼル髭の紳士・石山隆嗣 東京に売られていく娘・築地まゆみと 付き添う母親・二葉かほるだった。 出演者: 上原謙 ... 有りがたうさん 桑野通子 ... 黒襟の女 石山隆嗣 ... 髭の紳士 築地まゆみ ...売られゆく娘 二葉かほる ...その母親 オトーサン、 「上原謙さん、ハンサムだね」 ありがとうさんの声も素敵でした。 その他の出演者: 河村黎吉 ...東京帰りの村人 忍節子 ... 東京帰りの娘 堺一二 ... 行商人A 山田長正 ...行商人B 仲英之助 ...行商人 河原侃二 ...猟帰りの男 青野清 ... 田舎の老人 谷麗光 ... 医者 小倉繁 ... 新婚の夫 河井君枝 ...新婚の妻 県秀介 ... お通夜の人 高松栄子 ...茶店の婆さん 雲井ツル子 ... 酌婦 和田登志子 ... 酌婦 水戸光子 ... 旅芸人 爆弾小僧 ... 旅役者 末永孝行 ... 旅役者 浪花友子 ... 旅役者 小池政江 ... 旅役者 葉山正雄 ... 小学生 飯島善太郎 ...小学生 User Rating:8.8/10( 37 votes) Yahoo! オトーサン、 「どうっていうことはないが、いい!」 User Reviews 文字読みさん 2012年7月2日 視線のドラマ 1936年。清水宏監督。 伊豆の峠のバス運転手は街道の人々に 「ありがとう」と声をかけながら通る二枚目の人気者。 ある日、貧困から身を売ることになった娘と その母親を乗せることになって...という話。 川端康成原作の、ただバスが走るだけの映画。 ところが、原作とは異なってすばらしい視線のドラマになっています。 誰でも気づくことですが、 このバスは人を轢いているのではないかという疑惑があります。 前面から前を写すカメラは歩いてくる人々が まったく避けようともしないまま衝突寸前で 後面に切り替わる。 人々はそのまま歩いているから轢いているのではないらしいけれど、 それでは通り抜けているのか... ここにはバスの物質性はなく、ただ視線だけがあります。 車内で運転手と娘のやりとりも、 運転手に思いをよせる娼婦らしき女も、 その女がからかう髭のニセ紳士も、 いずれも視線が意味を持つ。 そしてバスの内外を問わず視線が交わり、 人間関係が複雑に交錯すると、人々の目的も変わっていく。 運転手は運転するだけでなく 買い物や言伝を頼まれ挙句の果てに結婚相手も見つけてしまうようだし、 酒嫌いが酒を飲み、乗り合わせたお通夜と結婚式に向かう人々は バスを降りる。 視線が複数化する目的。 すばらしい。 オトーサン、 「ロードムービーか」 日帝は、朝鮮人を強制連行して、 道路づくりをさせていたのですね。 黒津明二郎さん 2012年12月24日 傑作 伊豆の砂利だらけの山道を行く乗り合いバスを 軽妙にスケッチした清水監督お得意のロードムービーの逸品だ。 2・26事件の翌日に公開された本作は、 決して声高には叫ばないが、 地方の困窮や朝鮮の強制労働などの社会問題を さりげなく提示しながら、 車載カメラによる主観ショットで 戦前当時の風景や人々をたっぷりと捉えていくのである。 ストーリー性は薄く、乗客たちの人間模様も 深刻になりがちな設定なのだが、 ノンビリとした淡々とした感じになっている。 なおスローなテンポで台詞を喋らせているのは、 おそらくトーキー黎明の時代ゆえ しかもロケ主体の狭いバス内の撮影であるから、 同時録音は不可能に近く、 全編アフレコにせざるをえないが為の事と思われる。 それにしても、まだ電化もそれほど進んでいないから 夜は真っ暗で(ある客は帰り道用に提灯を持っている) 碌な娯楽もないこんな田舎で暮らすのは 中々大変であったろうと思うねえ〜 演技陣。上原と桑野は手堅くやっている。


4435 田舎の日曜日(DVD 1962)

オトーサン、 「モネの家に行ったな」 パリ郊外の農村風景は、印象派の絵画のようでした。 そして、この映画も、印象派の絵画のようでした。 原題:Un dimanche a la campagne (1984) 監督:Bertrand Tavernier 原作:Pierre Bost 脚本:Bertrand Tavernier/Colo Tavernier Genre:Drama Country:France Language:French 上映時間:90分 あらすじ: 今世紀初頭のパリ郊外で、。 老いた画家ラドミラルが、 家政婦メルセデスと暮らしている。 初秋の日曜日、彼は朝からそわそわしている。 息子夫婦が孫たちとやってくる日なのだ。 広い庭で遊ぶ孫たちの声を聞き、彼は目を細める。 そこへ不意に、娘イレーヌがやってくる。 彼女の自由奔放な雰囲気に息子夫婦は馴染めないが、 彼にとっては娘の元気に触れて、気持ちが若返るのだ。 だが、慌しく彼らパリに帰っていき、 彼は、人気のない庭や空白のキャンバスをじっと眺める。 出演者: Louis Ducreux ... Monsieur Ladmiral(ラドミラル) Monique Chaumette ... Mercedes(メルセデス) Sabine Azema ... Irene(イレーヌ) オトーサン、 「老いた画家がいいね」 下着姿は見られたものじゃありません。 鏡の前で、裸になると、胸を張ってかっこつけます。 息子らがくるというので、精一杯オシャレをします。 「イレーヌの若さが輝く!」 でも、若いなりに苦悩があるのです。 浮気な彼氏の言動に、一喜一憂するのです。 SABINE AZEMA  サビーヌ・アゼマ 誕生日 1949/9/20 出身 仏パリ コンセルヴァトワールで演技を学び、舞台女優として活躍。 「田舎の日曜日」と「メロ」でセザール賞主演女優賞を獲得。 出演作 1984年「田舎の日曜日」 1986年「メロ」 1989年「愛をもとめて 素顔の貴婦人」 1995年「しあわせはどこに」 1997年「恋するシャンソン」 1999年「ブッシュ・ド・ノエル」 2003年「パリの恋愛協奏曲」 その他の出演者: Michel Aumont ... Gonzague Genevieve Mnich ... Marie-Therese Thomas Duval ... Emile Quentin Ogier ... Lucien Katia Wostrikoff ... Mireille Claude Winter ... Madame Ladmiral Jean-Roger Milo ... Fisherman Pascale Vignal ... A servant Jacques Poitrenaud ... Hector Valentine Suard ... Little girl Erika Faivre ... Little girl Marc Perrone ... Accordionist User Rating:7.5/10 ( 922 votes)IMDb User Rating:8.8/10( 76 votes) Yahoo! オトーサン、 「やはり名画だね」 カンヌ国際映画祭受賞 ・監督賞 ベルトラン・タヴェルニエ 同ノミネート ・パルム・ドール ベルトラン・タヴェルニエ ゴールデン・グローブノミネート ・外国映画賞 セザール賞受賞 ・主演女優賞 サビーヌ・アゼマ ・脚色賞 ・撮影賞 User Reviews Luuk-2さん Hattingen 2000年12月1日 強い日差しを浴びて、田舎を散歩 ベルトラン・タヴェルニエは、 息子と娘が老いた絵描きの家を訪ねるという 単純な筋書を詩的な映像に紡ぎ上げた。 人生と芸術、若年と老年、 都市と田舎、潜在的可能性と自己実現についてのものだ。 実に見事なパステルカラーのショットと さり気ないコメントを駆使して、 タヴェルニエは、観客を70歳の印象派の画家の ある一日のツアーに連れ出してくれる。 老いた画家は、人生と仕事を振り返るのだ。 多くのショットは、注意深い観客に モネ、ルノワールらの絵画を思い出させるだろう。 もっとも、タヴェルニエは、 ルミエール兄弟の世界初のカラー画像に影響されたというだろうが。 この素敵な映画のアメリカ版には、英語のサブタイトルがついている。 ポイントを押さえるためにつけたのだろうが、 彼らは、希釈化の罪を犯している。 オトーサン、 「印象派の絵って、評判いいね」 yrseijin2003さん 2010年5月8日 印象派の絵はなぜ人を惹きつけるのか? それは19世紀ヨーロッパの画家によって描かれた風景が、 自分が今まで目にしてきた風景の中に存在していると 感じさせるからではないだろうか。 私たち日本人にとって遠い未知の世界であるはずの風景なのに、 時間と距離を超えて共感をもたらす力がある。 それは、太陽光線の様子が信じがたいほどの鮮度で 再現されているからに違いない。 ミレーやコローなどのバルビゾン派の画家が描く風景も 神々しくてすばらしいが、 モネを筆頭とする印象派の画家の絵には、 紫外線までをも感じさせるような光が画面に焼き付けられているので、 匂いや味と同様に人間の記憶や感覚を直接くすぐることができるのだ。 あの光の感じは... そう、土曜の午後下校途中で寄り道したあの原っぱのあたたかな光、 田舎の親戚の家に泊まった朝、庭で浴びた朝もやにつつまれた光に似ている... やはり子供の頃の記憶と深く結びついているようだ。 大人に近づくにつれ、生活に一生懸命になり過ぎて、 風景や光の美しさが記憶に残りづらくなってきている。 印象派の絵画同様、この映画は何気ない日常生活のヒトコマを 高い鮮度で描き出している。 とある日曜日、朝から鼻歌が出てくるくらいに気分が高ぶっている老画家が 歩いて駅に出迎えに行ったのは、 3人の孫を引き連れた息子夫婦であった。 遊び来たというか、それが務めであるといったような訪問のようで、 いささかマンネリぎみに見える。 朝から夕方までの一日の流れを描いているだけなのに、 自分は日本人なのに、なんとも共感をそそられる。 ほんと、たまに親戚が集まって過ごす時間の流れって、 こんな感じだったような。 昼下がりの時間感覚が特にリアルだ。 未婚の娘が異分子的に登場して画面が華やぐ。 父親をダンスに誘う娘、 ここはこの映画の中で珍しくにぎやかで動きのあるシーンとなっている。 息子夫婦、孫、娘が帰った後は、 女中と二人だけのいつもの静かな生活に戻るのだが... アトリエの椅子に腰降ろした老画家は、 自分の年老いた手をしばしじっと見詰めてからおもむろに... このシーン、なぜか涙腺が強く刺激されてしまった。 平凡に思える一日の中に、人生の断面が凝縮されている そんな95分の映画である。 この映画を劇場で見るのとテレビ画面で見るのとでは、 本物の油絵を生で見るのと画集で見るのくらいの開きがあるように感じる。 光の感じをとても大事に描いている映画であるので...


4434 喜劇 にっぽんのお婆あちゃん(BS 1962)

オトーサン、 「50年前の作品か、全然古くなっていないね」 浅草の賑わいぶりも、いまと同じ。 スカイツリーがみえないだけです。 原題:喜劇 にっぽんのお婆あちゃん(1962) 監督:今井正 原作・脚本:水木洋子 Genre:Commedy/Drama 上映時間:95分 あらすじ: サトとくみは浅草の仲見世で出会う。 焼き鳥屋でビールを飲み、 化粧品のセールスマンをひやかしたりする。 吾妻橋の真ん中で、身の上話しをはじめる。 サトは、息子と嫁に疎まれたので、家出した。 くみは、陰湿な老人ホームを飛び出した。 死に場所を求めて、隅田川をさまよい、 都電に飛びこもうとするが、巡査に捕まってしまう。 出演者: ミヤコ蝶々...サト 北林谷栄...くみ 十朱幸代...女店員・昭子 渥美清...巡査 オトーサン、 「おばあちゃんコンビ、熱演だね」 「若い十朱幸代さん、渥美清さんに会えて幸せだね」 その他の出演者: 浦辺粂子...わか 飯田蝶子...花 原泉...ハツ 村瀬幸子...艶 岸輝子...かく 東山千栄子...末野 斎藤達雄..安西. 渡辺篤...鈴村 織田政雄...曽我 殿山泰司...象水 三木のり平...大道掛軸屋 渡辺文雄...達二 木村功... セールスマン田口 田村高広...園長・福田 小沢昭一...副園長・小野 伴淳三郎...兼井 User Rating:7.6/10( 3 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:10.0/10( 11 votes) Yahoo! オトーサン、 「7点台後半だね」 User Reviews minさん 2012年12月19日 山田監督の100選で鑑賞、確かにこれは凄い配役ですね、 名前だけで期待してしまいます。 それに監督と脚本の名コンビ凄いです。 それだけのものはありましたが、 ただ、このタイトル喜劇は...笑えませんでした。 今の現実と、この映画どうなのか、 考えさせられる、良い映画です。 オトーサン、 「そうなんだ」n 北林谷栄さん(50)は、老婆に変身していますが、 ミヤコ蝶々(41)は、変身しそこないました。 bakenekoさん 2012年2月14日 もうじきあんた達の番だよ! 高度成長期真っ盛りの1960年代日本の “新旧世代の隔絶と大衆&高速化する世相”を 偶然意気投合して浅草界隈を徘徊する 年配の2人の夫人の冒険?を通して浮き彫りにしている作品で、 大挙して出てくるベテラン俳優の”自虐的怪演”と 主演の北林谷栄とミヤコ蝶々のユーモアとペーソス溢れる名演技は、 孤独な心中にも人生を味わう生命力を見せて “人生の冬の中のわずかな陽光”も 感じさせてくれる佳作となっています。 主演の2人以外にも、飯田蝶子、東山千栄子、浦辺粂子、村瀬幸子、 左卜全、殿山泰司、斎藤達雄、清水金一、伴淳三郎、山本礼三郎ら、 ベテラン俳優&老け役俳優総出演 (出ていないのは三好栄子だけ?)の競演を観る事の出来る作品で、 若者世代として小沢昭一、田村高広、十朱幸代、渡辺文男、渥美清、 三木のり平、木村功、市川悦子らも顔を見せています。 本作の作劇は2つの場所が中心となっていて、 1つは偶然知り合った2人のおばあちゃんが 浅草を回遊する=彷徨シークエンスで、 様々な人々や事件との遭遇に加えて、 端々の会話からそれぞれの過去と現在が 次第に明らかになる演出に引き込まれます。 2つ目は、厳しい人生の黄昏を送る人々の老人ホームでのやり取りを 群像劇で見せる=集団劇シークエンスで、 名優&曲者俳優達は”破壊的なまでのセルフパロディ的演技”で” 人生の秋”を笑わせてくれます。 様々な形での“老いの実態“と “最後まで残っている部分”を鋭く示していて、 特に老化して偏っていく性格傾向における男(社会的対面が残る)と 女(感情が残る)の差の提示は正鵠を射ています。 深刻で解答の無い“老化”を真正面のテーマに据えて シビアな現実を見せながらも、 終始ユーモアを忘れない語り口は飄々としていて、 諧謔見のあるテーマ曲とともに “人生を乗り越えてきた者のしたたかさ”を応援する映画であります。 生きて行くことに一生懸命&休む暇のない若い世代と 現役でないことの寂しさと時間を持て余す年配層の それぞれの立場と感性を描いて人間の一生を考えさせる映画で、 タイトルに“喜劇”とありますが、 モチーフとしては“諦念的な笑い”を活写した作品であります。 70歳以上の設定ですが主演の二女優は実は若くて、 北林谷栄は50歳、ミヤコ蝶々はなんと41歳で、 本作後もまだまだ40年近く現役女優で活躍しました (やはり女性は強いな〜)。


4433 ウォーター・ホース(BS 2007)

オトーサン、 「やっぱり見ていた」 半分ほど過ぎて、軍隊が出てきたあたりで、 気がつきました。 この映画のいいのは、 ネス湖の素敵な風景と怪獣の見事なCGです。 原題:The Water Horse (2007) 監督:Jay Russell 原作:Dick King-Smith 脚本:Robert Nelson Jacobs Genre:Adventure / Family / Fantasy Rated PG for some action/peril, mild language and brief smoking Country:USA / UK / Australia Language:English 上映時間:112分 あらすじ: 第二次大戦下のスコットランド。 母と姉との3人で暮らしながら、 少年アンガスは、出征した父の帰りを待っていた。 ある日、住まいのそばにあるネス湖で 青く光る不思議な卵を発見して持ち帰る やがて初めて目にする生き物が生まれる。 なついたその生き物に“クルーソー”と名付け、 家族に内緒で育て続ける。 ある時、クルーソーはケルト人に古く伝わる “ウォーター・ホース”で、水中生物だと知る。 クルーソーを仕方なくネス湖へ放すことにしたが、 ひそかにネス湖を訪れ、クルーソーと楽しく過ごしていた... 出演者: Alex Etel ... Angus MacMorrow(アンガス) Emily Watson ... Anne MacMorrow(アン) Ben Chaplin ... Lewis Mowbray(ルイス) オトーサン、 「とくに演技がいいというわけでもないね」 やはり、主役は、クルーソーこと、ウォーター・ホース、 ネス湖の怪獣でしょう。 その他の出演者: David Morrissey ... Capt. Hamilton Bruce Allpress ... Jock McGowan Geraldine Brophy ... Gracie Eddie Campbell ... Hughie Peter Corrigan ... Jimmy's Buddy #1 Brian Cox ... Old Angus Carl Dixon ... Gunner Corbin Nathan Christopher Haase ... Male Tourist Craig Hall ... Charlie MacMorrow Ian Harcourt ... Jimmy McGarry Rex Hurst ... Jimmy's Buddy #2 William Johnson ... Clyde Megan Katherine ... Female Tourist Elliot Lawless ... Beach Kid User Rating:6.5/10 ( 17,015 votes)IMDb User Rating:6.7/10( 532 votes) Yahoo! オトーサン、 「ま、こんなところでしょう」 User Reviews Kenneth Johnsonさん United States 2007年12月19日 家族向けのいい映画 ディズニーやピクサーに頼らずとも、 家族向けのいい映画をもっとみたいものだ。 ディズニーなら、どう撮るかを考えてみたりすると、 一層、興味が増すだろう。 家族で見るには、最適な映画だ。 笑いあり、スリルあり、美しい景色あり、 心温まるストーリーもあって、 家族で話しあう機会を提供してくれる。 どんな映画もそうだが、 この映画にも、いい点と悪い点がある。 まず、いい点だ。 出演者たちは、平均以上の演技をしている。 ロケ撮影は、ゴージャスだし、時代感覚も適切だ。 題名もいい。 特に賞賛したいのは、特殊効果だ。 次に、悪い点。 先に事実が語られてしまうので、 サプライズがない。 いくつか回答のない質問があるし、 いくつかの筋書は、解決せずに終わる。 スタジオに保管されているディレクターカットなら、 こういう点は解決されるだろうが。 ジェイ・ラッセル監督は、成功した映画を撮ってきた。 スタジオに、いじくり回されてはいるが... 映画ビジネスというのは、そういうものだ。 結論。 私は、この映画を大いに楽しんだ。 DCDが発売されたら、私の膨大なコレクションに加えたい。 オトーサン、 「まったく同感!」 ジーナさん 2009年5月11日 風景と造形の美しさ ネス湖と言えばネッシー、 ネッシーと言えばあの有名な偽造写真ですが、 そんなネッシーことウォーター・ホースという幻の生物に迫った ファンタジックムービーです。 もちろん主人公は可愛い少年です(笑) もちろんネッシーことクルーソーと少年はお友達になります(爆) そういうお約束な感じは、素直にホッコリできて良かったです。 伝説の生き物ウォーター・ホースの言い伝えも興味深かったですね。 どんどん大きくなるクルーソーに愛着が持てるかどうかはさておき、 水中での造形は全く映像に違和感が無く、 まるで本当に生きているような感覚を味わえました。 ただ・・・終盤は夜のシーンが多いので 折角の造形美も絵画のような風景も楽しめないのが残念でしたね。 戦争をストーリーに絡めるなど ファンタジックな雰囲気には不釣合いな部分もありますし、 展開にも無理があるのは確かです。 軍人のキャラも中途半端だし、 使用人とのドラマも物足りなかったですし、 母親やお姉ちゃんを交えた家族としての絆も粗かったですかね。 まぁ、童心にかえって気楽に観る分には問題ない仕上がりですし、 湖と緑と空のコントラストなどスコットランドの田舎風景には癒されますので 目が疲れている時にイイかもしれません(笑)


4432 丹下左膳餘話 百萬兩の壺(BS 1935)

オトーサン、 「天才っているんだね」 山中貞雄監督が、この不朽の名作を撮ったのは、 わずか25歳のときでした。 神様に愛されすぎたのでしょうか、 わずか27歳で、この世を去るのです。 原題:丹下左膳餘話 百萬兩の壺(1935) 監督:山中貞雄 原作:林不忘 脚本:三村伸太郎 Genre:Period Drama/Commedy 上映時間:92分 あらすじ: 猿の壺がある藩に伝わっている。 先祖が埋めた百万両のありかが残されている。 そうとも知らず、藩主は、弟・源三郎にやってしまう。 源三郎は、こんな安物貰って嬉しくないわいと、 屑屋に売り払い、屑屋は近所の子供・安吉にくれてやる。 矢場でお藤の用心棒・居候をしている左膳は、 父親を殺された安吉を不憫に思い、預かることにする。 当然、安吉が金魚入にした壺もやってくる。 一方、源三郎は壺に百万両の価値があると知るが、 奥方には、壺を探すと称して、好きになった娘のいる矢場へ。 そこで、源三郎は、左膳やお藤、安吉と親しくなっていく... 出演者: 大河内傳次郎 ...丹下左膳 喜代三 ... お藤 沢村国太郎 ... 柳生源三郎 オトーサン、 「すごい役者だね」 道場破りの太刀さばき、目をみはるようです。 でも、お藤に叱られて、駄々をこねるのです。 こんな左膳像、よく考えついたものです。 その他の出演者: 山本礼三郎 ...興吉 鬼頭善一郎 ...高大之進 阪東勝太郎 ...柳生対馬守 磯川勝彦 ... 峰丹波 清川荘司 ... 七兵衛 高勢実乗 ... 茂十 鳥羽陽之助 ...当八 花井蘭子 ... 荻野 宗春太郎 ... ちょい安 伊村理江子 ...矢場の女 達美心子 ... 矢場の女 深水藤子 ... お久 User Rating:9.3/10( 141 votes) Yahoo! オトーサン、 「名作だね」 User Reviews nqbwj474さん 2012年3月31日 夭折の天才、山中貞雄 だいぶ昔から「相当に面白い」という話だけ聞いていて なかなか観られなかった作品。 ようやく観ることが出来ました。 なるほど、これは凄いです。 こんな作品が昭和10年に作られていたなんて! 山中貞雄の天才ぶりに圧倒されました。 第一、想像していた話とはだいぶ違った。 100万両の壺をめぐる善悪入り乱れての冒険大活劇で 丹下左膳がバッタバッタと斬りまくるのかと思いきや、人情喜劇だった とにかく70年以上前の作品であるにも関わらず、 そのテンポ、ワイプによる場面転換の絶妙さ、 やけに耳の残るそれぞれのキャラくターのテーマ音楽。 お藤と左膳の関係、萩野と源三郎の関係…そして安吉、 このキャラクターたちのなんともいえない心地よいアンサンブル。 「十年かかるか、二十年かかるか。まるで仇討ちじゃ」 源三郎のこの台詞、お約束だけど笑える。 どのシーンもこのシーンも素晴らしいんだけど、 強いてあげるなら、安吉の家出のシーン。 網の上の餅がアップになるんだがこのシーンで参ってしまった。 餅が焼けて膨れるのは安吉のストレス… 寺小屋で覚えたばかりの読み書きで「けんくわしないでください…」 これが泣かずにいられるか! 道場荒らしの場面も最高大好きだ〜。 しかし、かえずがえすも腹立たしいのはGHQだ。 戦後の検閲でチャンバラシーンをカットしたのだという。 そういえば終わり近く七兵衛の仇が左膳を呼びに来るが それっきりになってしまっている。 ここからの続きがあったんだろうな〜。 くそ〜、観たいぜ。 なんか見つかったそうですね。 だだし音声がないそうですが。 それでも観たいぜ。音声がなくても。 オトーサン、 「黒美君彦さんも、ベタ褒めか」 黒美君彦さん 2004年9月24日 珠玉の作品 28歳10ヶ月という若さで戦病死した山中貞雄。 伝説の天才監督として知られる彼の作品は、 現在3本しか現存が確認されていない。 そのうちの一本がこの作品で、 山中貞雄が25歳で監督したものだ。 それにしても、この年齢でどうしてここまで楽しく、 大人向きの作品が作れるのかとただただ驚くばかりだ。 大河内傳次郎演じる丹下左膳と お藤(喜代三)のやりとりだけでも軽妙洒脱。 そこに情けない城主の弟、柳生源三郎 (沢村国太郎・・・長門裕之・津川雅彦の父親)の 情けない風情が加わって、とにかく愉快爽快。 ユーモアと温かさに溢れた この作品は今でも十分通じる面白さに溢れている。 また、すでに指摘されていることだが、 小道具の使い方が実に上手い。 時折挿入される「小道具」が、 シーンの中で人物の心理や状況を饒舌に語る。 ディテールを細部に至るまで描き尽くし、 説明的な台詞を排除したこの一点をとっても、 山中貞雄の天才ぶりが窺われる。 黒澤明と同世代(山中の方が一歳年上)であることを考えると、 その後山中貞雄によって作られる「はず」であった 戦後の作品群の喪失が何より哀しい。


4431 素晴らしき哉、人生!(BS 1946)

オトーサン、 「この映画、見ていなかった?」 監督は、フランク・キャプラ、 主演はジェームス・スチュワートの名コンビの傑作映画です。 原題:It's a Wonderful Life(1946) 監督:Frank Capra 原作:Philip Van Doren Stern 脚本:Frances Goodrich/Albert Hackett/Frank Capra Jo Swerling Genre:Drama / Fantasy Rated PG for thematic elements, smoking and some violence 上映時間:130分 あらすじ: ジョージは、父親が急死し、 田舎の建築貸付組合を継がざるを得なくなった。 心の貧しい銀行家ポッターにいじめられ続けたが 事業はようやく好転しつつあった。 だが、不運な出来事が起きて、クリスマスに自殺を図る。 そのとき、天使が、現れる。 彼が、「生まれて来なければよかった」というが、 「生まれて来なかった場合の世の中を見せてあげる」と言い、 素晴らしい人生を送ってきたことをわからせる。 出演者: James Stewart ... George Bailey(ジョージ) Donna Reed ... Mary Hatch(メアリー) Lionel Barrymore ... Henry F. Potter(ポッター) オトーサン、 「背が高くて不器用にみえる」 でも、人柄がいいからでしょうか、 ジェームス・スチュワート、アカデミー賞俳優です。 ドナ・リードも、美人で好感がもてます。 JAMES STEWART  ジェームス・スチュワート 誕生日 1908/5/20-1997/7/2 出身 米ペンシルバニア州 プリンストン大学卒業後、地方劇団で舞台デビュー。 すぐにNYのブロードウェイで舞台に立つが、 MGMのスクリーン・テストで合格し、映画界入り。 35年「舗道の殺人」で映画デビュー。 第二次大戦時には空軍に入隊。 40年「フィラデルフィア物語」でアカデミー主演男優賞受賞。 授賞式会場には軍服で駆けつけた。 84年、アカデミー名誉賞受賞。 97年、心臓発作で死去。 出演作 1935年「舗道の殺人」 1936年「ローズ・マリィ」「結婚設計図」「妻と女秘書」「小都会の女」      「超スピード時代」「豪傑一代娘」「踊るアメリカ艦隊」「夕陽特急」 1937年「第七天国」「最後のギャング」「海の若人」 1938年「我が家の楽園」「モーガン先生のロマンス」 1939年「スミス都へ行く」「砂塵」 1940年「桃色の娘」「フィラデルフィア物語」アカデミー主演男優賞 1941年「美人劇場」 1946年「素晴らしき哉、人生!」 1947年「魔法の町」 1948年「出獄」「不時着結婚」「我が道は愉し」「ロープ」 1949年「燃える熱球」 1950年「ウィンチェスター銃’73」「折れた矢」「ハーヴェイ」 1952年「地上最大のショウ」「怒りの河」「カービン銃第一号」 1953年「裸の拍車」「雷鳴の湾」 1954年「グレン・ミラー物語」「裏窓」 1955年「遠い国」「戦略空軍命令」「ララミーから来た男」 1956年「知りすぎていた男」 1957年「翼よ!あれが巴里の灯だ」「夜の道」 1958年「めまい」「媚薬」 1959年「或る殺人」「連邦警察」 1960年「戦略爆破命令」 1961年「馬上の二人」 1962年「リバティ・バランスを射った男」「H氏のバケーション」 1963年「西部開拓史」「恋愛留学生」 1964年「シャイアン」 1965年「ボクいかれたヨ」「シェナンドー河」 1966年「飛べ!フェニックス」「スタンビート」 1967年「ファイヤークリークの決斗」「バンドレロ」 1968年「愚者の行進」「テキサス魂」 1974年「ザッツ・エンタテインメント」 1976年「ラスト・シューティスト」 1977年「エアポート’77・バミューダからの脱出」 1978年「ラッシー」「大いなる眠り」 1980年「アフリカ物語」 1991年「アフリカ物語2/ファイベル西へ行く」(声) DONNA REED  ドナ・リード 誕生日 1921/1/27-1986/1/14 出身 米インディアナ州デニソン 学園祭の女王に選ばれ、MGMに入社。 「影なき男の影」で映画デビュー。 「地上より永遠に」でアカデミー助演女優賞を獲得。 45年にプロデューサーのトニー・オーエンスと結婚し、 夫の制作するTVシリーズ「うちのママは世界一」に主演。 71年に離婚。 出演作 1941年「影なき男の影」「ブロードウェイ」 1942年「アパッチ街道」 1943年「町の人気者」 1945年「ドリアン・グレイの肖像」「コルヒドール戦記」 1946年「素晴らしき哉、人生」 1947年「大地は怒る」 1949年「恐喝の街」 1952年「ネバダ決死隊」 1953年「勝負に賭ける男」「七つの海の狼」「地上より永遠に」      「底抜けやぶれかぶれ」「限りなき追跡」 1954年「西部は俺に任せろ」「雨の巴里に死す」      「彼等は馬で西へ行く」 1955年「遙かなる地平線」 1956年「誘拐」「ペニー・グッドマン物語」「六番目の男」 1957年「豹の爪」 1960年「ペペ」 その他の出演者: Thomas Mitchell ... Uncle Billy Bailey Henry Travers ... Clarence Beulah Bondi ... Ma Bailey Frank Faylen ... Ernie Bishop Ward Bond ... Bert Gloria Grahame ... Violet Bick H.B. Warner ... Mr. Gower Frank Albertson ... Sam Wainwright Todd Karns ... Harry Bailey Samuel S. Hinds ... Peter Bailey Mary Treen ... Cousin Tilly Virginia Patton ... Ruth Dakin Bailey User Rating:8.7/10 ( 154,050 votes)IMDb User Rating:9.2/10( 1,181 votes) Yahoo! オトーサン、 「名画だね」 アカデミー賞ノミネート ・作品賞 ・主演男優賞 ジェームズ・スチュワート ・監督賞 フランク・キャプラ ・編集賞 ・録音賞 ゴールデン・グローブ受賞 ・監督賞 フランク・キャプラ User Reviews brianlionさん United States 2002年11月5日 この映画を見ないと、クリスマス気分になれない。 フランク・キャプラが、この映画をつくる気になって嬉しい。 ジョージ役に、ジェームズ・スチュワートを起用したのも嬉しい。 人生を楽しくする珠玉の宝石だ。 この映画を見ないと、クリスマス気分になれない。 助演陣も、はまり役だ。 ドナ・リードは、すばらしい。 町のひとたちもいい。 舞台は、クリスマス一色ではないが、 いい映画になっている。 クリスマス気分が、この映画をより魅力的に 記憶に残るものとしている。 翼を得ようとしている天使は、やや意表をつくが、 フランク・キャプラは、うまく演出している。 いい人生を送るというインパクトは、 評価されるべきだ。 生まれてこなかったら、あなたの家族はどうなっただろう? 行動がすべてを物語る。 9-11の時代、われわれは、この映画をかつてなく必要としている。 この映画の価値は、いまも新しい。 そう、断言するが、すばらしい映画だ。 オトーサン、 「クリスマスに見る定番映画なんだ」 ロビーJさん 2007年11月29日 家族と友人、そして自分の存在の大切さ! ネットでやっと鑑賞しました。 今まで見よう見ようと思いつつも なかなか良い機会がなくて見逃し続けてきましたが、 今回やっと鑑賞してやはり素晴らし過ぎる 名作映画だなと強く感じました。 本作を見ていて家族や友人、 そして“自分”という存在の大切さを 改めて思い知らされました。 今まで私が見てきた作品はどちらかというと 「家族や友人に支えられて自分がいる」 という描き方が多かったと思うのですが、 この作品は「自分自身が皆を支えてる大切な存在」という また少し違う描き方に感じました。 なのでいつもとは違う感動がありましたね。 まぁそういう自分の大切さって 普通に生活しているとなかなか感じられませんが、 この作品は私たちにその大切さと 生きていることの素晴らしさを改めて教えてくれます。 だから今見ても感動的で心が温まって 自分とかかわりのある人たちの存在を より大切に想うのだと思います。 ジョージを演じたジェームズ・スチュワートの見事な演技は 言うまでもなく素晴らしいし、ドナ・リードも美しいです。 そして『オクラホマ!』にも出てる グロリア・グレアムの登場も嬉しかったでした。 後、2級の天使を演じたヘンリー・トラヴァースも 可愛らしいおじいちゃんで素敵でしたね☆ 何にしても心温まるラストが最高で忘れられないし、 どのキャラクターにも無駄がなく 最後まで飽きることなく楽しめる作品でした。 なのでまたクリスマスが近くなったらまた見返したいし、 DVDも絶対に買います! それにしても『バック・トゥ・ザ・フューチャー2』を 確かに思い出させる所がありますね! ホントこの映画から多少はヒントを得たかもね!? オトーサン、 「歴史に残る名監督の経歴をみておこう」 FRANK CAPRA  フランク・キャプラ 誕生日 1897/5/18-1991/9/3 出身 伊シシリー島パレルモ 6歳のときアメリカに移住。 1921年映画界に入り、ギャグマンなどを経て監督となる。 スクリューボール・コメディで、映画界に影響を与えた。 個性的で社会的メッセージの濃厚な喜劇も作っている。 「或る夜の出来事」「オペラハット」「我が家の楽園」で アカデミー監督賞を3度受賞。 監督作 1926年「当たりっ子ハリー」「初陣ハリー」 1927年「力漕一艇身」「初恋ハリー」 1928年「陽気な踊子」「渦巻く都会」「サブマリン」「呑気な商売」「闇を行く」 1929年「ドノヴァン」「空の王者」 1930年「希望の星」 1931年「大飛行船」「奇蹟の処女」「プラチナ・ブロンド」 1932年「狂乱のアメリカ」「たそがれの女」 1933年「風雲の支那」「一日だけの淑女」 1934年「其の夜の真心」「或る夜の出来事」 1936年「オペラハット」「失はれた地平線」 1938年「我が家の楽園」 1939年「スミス都へ行く」 1941年「群衆」 1944年「毒薬と老嬢」 1946年「素晴らしき哉、人生!」 1950年「恋は青空の下」 1959年「波も涙も暖かい」 1961年「ポケット一杯の幸福」


4430 カウントダウン 9.11(DVD 2006)

オトーサン、 「邦題は、詐欺!」 原題は、英語で"A FEW DAYS IN SEPTEMBER" 別に、9.11とは、書いてありません。」」 同時多発テロの9.11で、儲けようとは、 汚い商法です。 映画の題名も、公正取引委員会で摘発すべきでは。 原題:Quelques jours en septembre (2006) 監督・脚本:Santiago Amigorena Genre:Drama / Thriller / War Country:Italy / France / Portugal Language:English / French /Italian/ Arabic 上映時間:116分 あらすじ: イレーヌは、フランスの秘密情報部員。 かつての同僚でスパイに転じたエリオットから 一通の不可解な手紙を受け取る。 アメリカに逃げて、10年前に別れた一人娘オーランドと 再会したいので、その手はずを頼みたいというのだ。 約束の場所は、9月1日のパリ。 しかし、突如現れた狙撃者ウィリアムによって 全てはぶち壊しになる。 エリオットの次なる指定地はヴェネチア。 つけ狙う狙撃者の手からオーランドと その兄デービットを守りながら、イタリアへと向かう。 出演者: Juliette Binoche ... Irene Montano(イレーヌ) Nick Nolte ... Elliott(エリオット) John Turturro ... William Pound(ウィリアム) Sara Forestier ... Orlando(オーランド) Tom Riley ... David(デービット) オトーサン、 「圧倒的に、タトゥーロがいい」 父親への憎しみで、精神錯乱。 電話で、精神科医としょちゅうアドバイスをもらっています。 殺人していない時間は、詩句を口ずさんでいます。 JOHN TURTURRO  ジョン・タトゥーロ 誕生日 1957/2/28 出身 米ニューヨーク・ブルックリン ニューヨーク州立大学で学び、 奨学金を得てイェール大学演劇科に。 80年「レイジング・ブル」に端役で出演。 91年「バートン・フィンク」でカンヌ映画祭主演男優賞受賞。 92年初監督作品「MAC」でカンヌ映画祭カメラドール賞受賞。 出演作 1980年「レイジング・ブル」 1984年「エクスターミネーター2」「フラミンゴ・キッド」      「マドンナのスーザンを探して」      「L.A.大捜査線/狼たちの街」 1986年「オフ・ビート」「ハスラー2」「ガン・ホー」      「ハンナとその姉妹」▲ 1987年「シシリアン」 1988年「ファイブ・コーナーズ/危険な天使たち」 1989年「ドゥ・ザ・ライト・シング」「ハートに火をつけて」 1990年「モ’ベター・ブルース」「ミラーズ・クロッシング」      「ゴールド・ブラッド/殺しの紋章」「ジャングル・フィーバー」      「バートン・フィンク」 1993年「フィアレス」 1994年「クイズ・ショウ」 1995年「サーチ&デストロイ」「クロッカーズ」「想い出の頬笑」 1996年「グレイス・オブ・マイ・ハート」「ガール6」 1997年「遙かなる帰郷」 1998年「ビッグ・リボウスキ」「ラウンダーズ」◆      「ラスト・ゲーム」◆「天井桟敷のみだらな人々」 1999年「クレイドル・ウィル・ロック」◇「ビートニク」      「2000・限りある日々」◇「サマー・オブ・サム」(声) 2000年「愛のエチュード」◇「オー・ブラザー!」◇      「耳に残るは君の歌声」◆「モンキーボーン」      「CIAの男」 2002年「コラテラル・ダメージ」「Mr.ディーズ」◆ 2003年「N.Y.式ハッピー・セラピー」◆ 2004年「シークレット・ウインドウ」◆「セレブの種」◆ 2006年「カウントダウン 9.11」 2007年「トランスフォーマー」◆ 2008年「セントアンナの奇跡」「トラブル・イン・ハリウッド」 2009年「トランスフォーマー/リベンジ」「サブウェイ123」 その他の出演者: Mathieu Demy ... Le jeune banquier Said Amadis ... Le vieux banquier Magne-Havard Brekke ... Igor Zyberski Joel Lefrancois ... Le concierge de l'hotel Alexis Galmot ... Le serveur Jean-Luc Lucas ... Le controleur Roberto Moro ... Le gardien du palais Julien Husson ... L'homme a la cigarette User Rating:5.5/10 ( 1,297 votes)IMDb User Rating:4.0/10( 8 votes) Yahoo! オトーサン、 「低すぎないか?」 User Reviews David Eastmanさん London, England 2007年9月16日 9月の無駄な時間 出演者はいいし、アイデイアもいいのに、 この映画、不発に終わった。 演技はいい。 だが、監督は、撮影テクニックに溺れている。 スローで、緊迫感がない。 ニック・ノルティが到着するまでに、 映画はすでに破綻している。 未熟な政治的議論で、時間を空費している。 アメリカの若者は、フランスんの少女を軽蔑する。 「チーズを食べながら降伏するサルだね」 だが、そう言っておきながら、恋に落ちるのだ! どの役も、オリジナルではない。 ジョン・タートゥーロは、サイコで詩を詠むし、 ジュリエット・ビノシュは、クールなフランスのスパイだ。 国際政治的な可能性を考慮しても、 悲しいことに、この映画は、無駄そのものだ。 オトーサン、 「同感!」 mackoyさん 2009年6月13日 かなりガッカリ ジュリエット・ビノシュが新境地開拓か? と期待が膨らんだものの 残念ながらストーリーと演出がひどすぎて 失敗に終わった感じ。 ニック・ノルティの役どころに関しても、 ニック・ノルティである必要性が全くなくて残念で仕方ない。 一連の流れを9.11と絡める必要性がどこにあるのか? 守られている兄弟たちは緊迫感無さ過ぎでは? タブーは破ればいいというものではなく 破り方が問題なのでは? 序盤の子猫カット&近親云々に関する台詞は観ててウンザリ。 などなど悪い点をあげればきりがないのだが そんな中で唯一いい味を出しているのがジョン・タトゥーロ。 彼独特の変態性はいつも通り最高。 さらに強いてあげれば、 映像と音楽のマッチングはある種の美しさを醸し出してはいたと思う。 それらをプラス要素として考えたとしても 日本で公開されなかったのは正解だとは言えると思う。 コレじゃ当たらんわという感じ。 ...ジュリエット・ビノシュには こんな映画に出てほしくないと切に願うのは私だけだろうか。 アーチスト・クリエイターの生き方として、 こんな駄作を作る監督とは早く別れた方がよいでしょう。 この監督の次回作品『KIND OF SILENCE』の出来が 早くも心配で仕方ないです・・・。


4429 四十七人の刺客(BS 1994)

オトーサン、 「意欲作だね」 でも、名監督・市川崑の力をもってしても、 題名を忠臣蔵としなくても、 観客は、忠臣蔵を期待してしまいます。 吉良上野介が善人で、大石内蔵助が悪人なんて、 ついていけません。 原題:四十七人の刺客(1994) 監督:市川崑 原作:池宮彰一郎 脚本:池上金男/ 竹山洋/ 市川崑 Genre:Period Drama 上映時間:129分 あらすじ: 元禄十四年、江戸城で浅野内匠頭が 吉良上野介に刃傷沙汰を起こし、 浅野は切腹、赤穂藩は取り潰しとなった。 浅野の家臣である大石内蔵助は藩主の仇を討つべく、 塩相場で莫大な資金を得、 その金を使って吉良の賄賂説を流布させた。 江戸庶民の吉良に対する反感が高まり、 また赤穂浪士による討ち入りの噂が流れるようになり、 吉良邸は江戸城の御府外へ移転することになった。 出演者: 高倉健 ... 大石内蔵助 西村晃 ... 吉良上野介 中井貴一 ... 色部又四郎 宮沢りえ ... かる オトーサン、 「高倉健さんの大石内蔵助は疑問だね」 「若い頃の宮沢りえさんは、美人だね」 その他の出演者: 森繁久弥 ... 千坂兵部 石坂浩二 ... 柳沢吉保 岩城滉一 ... 不破数右衛門 宇崎竜童 ... 堀部安兵衛 井川比佐志 ... 奥田孫太夫 山本學 ... 吉田忠左衛門 松村達雄 ... 堀部弥兵衛 神山繁 ... 小野寺十内 中村敦夫 ... 原惣右衛門 浅丘ルリ子 ... りく 黒木瞳 ... きよ 清水美砂 ... ほり 古手川祐子 ... 瑤泉院 橋爪淳 ... 浅野内匠頭 今井雅之 ... 高田群兵衛 石橋蓮司 ... 小林平八郎 石倉三郎 ... 瀬尾孫左衛門 小林稔侍 ... 進藤源四郎 小林昭二 ... 大野九郎兵衛 尾藤イサオ ... 山添新八 尾上丑之助 ... 大石主税 板東英二 ... 天川屋儀兵衛 永妻晃 ... 前原伊助 塩屋俊 ... 神崎与五郎 横山道代 ... わか 佐藤B作 ... 一文字 ナレーション ... 梶原四郎 User Rating:7/0/10( 194 votes) Yahoo! オトーサン、 「そんなによくないね」 日本アカデミー賞受賞 ・助演男優賞 中井貴一 ・美術賞 ・録音賞 ・編集賞 同ノミネート ・作品賞 ・主演男優賞 高倉健 ・監督賞 市川崑 ・脚本賞 ・音楽賞 ・撮影賞 ・照明賞 User Reviews かじゅさん 2005年9月18日 良いと思います この映画が市川作品のファンや、忠臣蔵ファンには あまりうけなかったみたいですが、ぼくはけっこう好きです。 もちろんぼくも市川作品も好きだし、忠臣蔵も好きですが、 これはこれで今までにない忠臣蔵って感じで良かったと思います。 俳優陣がみんな淡々とした演技をしていたと思いますが、 それがよけいに緊張感を得られたのだと思います。 それになにより健さんがかっこいいです。 これまででこんなにかっこいい大石はいなかったでしょう。 中井貴一の色部役も良かったと思います。 オトーサン、 「健さんのイメージぶち壊し!」 なつそらさん 2012年2月9日 もっと美しく着物を着て欲しかった。 年末年始に良く見た気がする忠臣蔵。 そのいつもの話なんですがいつものシーンが大幅にカット。 かなり斬新な作りになってます。 いろんな概念とか先入観とかをぶち壊そうという感じがしますが 好みの問題でしょうか?私にはまったく合わない… 最初に目に付いたのが女性の着物姿。 別に詳しいわけでもないので私の感性がおかしいのかわからないが 黒木瞳や宮沢りえの着物の着方はあってるんだろうか? 最初のほうの黒木瞳の着物姿に愕然としてしまった。 なんでアレほどまで胸元を強調したんだろうか? もうそれを見て映画自体に興味を失ってしまった。 さらに追い討ちをかけてメンバーは豪華だが ちらほら見える場違いな役者さん… 極めつけは主人公である健さん… ただのエロオヤジと化してるじゃないですか。 健さんのイメージまでぶち壊したかったんでしょうか? 中井貴一の大げさすぎる演技はなかなか良かった気がします。 ストーリーとしては淡々としすぎて面白みがないし 殺陣に関しても血のりをもっと使えばよかったのに… 効果音も使うのか使わないのか市川監督の意図があったのか 私にはさっぱりわからないがバランスが悪い。 最後のメインである討ち入りにしても リアルさの追求をしたためなんだろうか? まったく斬りあいの迫力がなかった。 最後の吉良のシーンのために抑えていたのかはわからないが とにかく私的には面白さを感じなかった。 「日本映画誕生100周年記念作品」として 東宝の威信を賭けた作品だったらしいですが ちょっと冒険しすぎたんじゃないでしょうか?


4428 パーマネント・バケーション(BS 2006)

オトーサン、 「変わってるね、あのひと引越し魔なんだって」 池袋とか新宿、原宿などで引っ越しを繰り返しています。 その数、年に10回以上。 スーツケース1個だから、引越しなんて簡単さ。 その界隈をくまなく歩く通すと、次なる地へ。 彼にいわせると、定住なんて不自然だそうです。 「遊牧民をみろよ、素敵だろう」 原題:Permanent Vacation (1980) 監督・脚本:Jim Jarmusch Genre:Drama 上映時間:75分 あらすじ: アロイシュスは、 ニューヨークの裏街を、夜通し歩き回っている。 立ち止まらずに動こうと決心したのだ。 同棲しているリーラには分かってもらえないが。 母を見舞いに行こうと思い立つ。 荒れた病院の部屋に狂った老婆といっしょだ。 意志疎通はもはやできない。 また街をうろつきはじめる。 いろいろなひとに出会って、 アパートに戻ってみるが、リーラはいない。 翌朝、アロイシュスは波止場にいる。 長い桟橋を歩いて、パリ行きの船に乗る。 マンハッタン島の摩天楼が遠のいていく... 出演者: Chris Parker ... Allie(アロイシュス) Leila Gastil ... Leila(リーラ) Ruth Bolton ... Mother(母) オトーサン、 「ハリウッド映画なら、決して主人公になれないね」 その他の出演者: John Lurie ... Sax player Richard Boes ... War vet Sara Driver ... Nurse Charlie Spademan ... Patient Jane Fire ... Nurse Evelyn Smith ... Patient Maria Duval ... Latin girl Lisa Rosen ... Popcorn girl Frankie Faison ... Man in lobby Suzanne Fletcher ... Girl in car Felice Rosser ... Woman by mailbox Eric Mitchell ... Car fence User Rating:6.1/10 ( 3,174 votes)IMDb User Rating:6.6/10( 296 votes) Yahoo! オトーサン、 「ジャームッシュのフアン票だね」 User Reviews Bo Larssonさん Stockholm, Sweden 2009年11月7日 独自のデビュー この映画は、ジム・ジャームッシュの第1作だろう。 映画監督志望で、学校で勉強していたのだ。 リアリズム、あるいはシュール・リアリズムを再評価して 芸術映画に仕立てたあたりが、オリジナルだ。 われらが時代固有の心理をもった主人公を登場させ、 人生の旅人、あるいは、終わりなき旅を描いている。 ひとは、人生の生き方は決めなければならない。 何をするか、誰とかかわっていくか。 彼らは、どう感じるかで動く。 他者への配慮はない。 他者は、人間ではないのだ。 旅行者をエキゾテイックな連中とかエイリアンとみなす。 だが、彼らは、疎外され、疎遠になる。 なぜ、かかわろうとしないのか? 彼の家は、中国人に爆撃された。 母は、気が狂い、父は死んだ。 未来に希望など持てない。 ジャームッシュは、 こうした心理をもった主人公を確信をもって描く。 我らの時代の典型なのだと。 それは自画像かもしれない。 だが、それがこの映画をオリジナルなものにしている。 描き方も、成功の理由だ。 既に、この映画で、手持ちカメラを水平移動させている。 時々、垂直に撮る。 NYをケ−スに選んで、 飾り立てることなく、醜さを描く。 ジャームッシュが語ったことは、ありふれているかもしれない。 だが、ツボをついているし、 分かってもらえない事柄なのだ。 まさに、主人公の言う通りだ。 だが、彼は成功した。 誰もが、違う人生の生き方を選ぶべきだったか 思い巡らすことになる。 オトーサン、 「ナンシーさんは、好まない?」 NYの排出物の臭いが、モロに伝わってきます。 クサヤのようですね。 伊豆の島人でも、好き嫌いが分かれるのです。 ナンシーChang!さん 2006年3月26日 ジム・ジャームッシュが、 ニューヨーク大学の映画学科在学中に撮った初の長編。 これが「卒業制作」だったそう。 音楽と映像は素晴らしい。 眠れない主人公が「漂流」するニューヨークの裏街の情景、 映画館のロビー、早朝の屋上... そして少年が旅立つラストシーンの波止場。 テレビのモニターにずっと流しっ放しにして、 映像を楽しみたくなるような作品。 でも映画としての魅力はあまり感じられませんでした。 私も、中学生くらいの頃はいろんなことについて考えて 人並みに悩んだりもしたし、 16歳のアリーが「定着」することを嫌い、 つねに自分を追って来るものの一歩先へと動いていたい気持ちは 理解出来るけれど…。 しかし、彼の口から語られる台詞にはリアリティがない。 ジャームッシュの監督作は4本観ていますが、 受ける印象はその全てに共通しています。 私にとってこの人は“映画を作っている人”というより映像作家。 物語の中に入っていけません。 この世界観はどうにも私の好みに合わないようです。


4427 六つの心(BS 2006)

オトーサン、 「監督は、アラン・レネか」 そうそう、学生時代「去年マリエンバートで」をみて 衝撃を受けましたっけ。 原題:Coeurs (2006) 監督:Alain Resnais 戯曲:Alan Ayckbourn 脚本:Jean-Michel Ribe Genre: Drama / Romance Country:France / Italy Language:French / English 上映時間:120分 あらすじ: 雪が降り続くパリ。 孤独な6人が交錯する人生模様。 不動産業のティエリーは、妹と住んでいる。 ホテルの受付係シャルロットが見るように言ってくれた 宗教番組の録画ビデオを借りて見はじめる。 最後にストリップの映像が出てくる! 「シャルロットは、おれに気があるのかな?」 リオネルは、バーテンダーで、 元軍人のダンとティエリーの妹は、常連だ。 ダンは、老いた父を抱え、悩んでいる。 いつも怒り狂っているので、 ケアスタッフがすぐ辞めてしまうのだ。 心のうちに潜む闇をシャルロットに打ち明ける。 出演者: Sabine Azema ... Charlotte(シャルロット) Andre Dussollier ... Thierry(ティエリー) Pierre Arditi ... Lionel(リオネル) Lambert Wilson ... Dan(ダン) オトーサン、 SABINE AZEMA  サビーヌ・アゼマ 誕生日 1949/9/20 出身 仏パリ コンセルヴァトワールで演技を学び、舞台女優として活躍。 「田舎の日曜日」と「メロ」でセザール賞主演女優賞。 出演作 1984年「田舎の日曜日」 1986年「メロ」 1989年「愛をもとめて 素顔の貴婦人」 1995年「しあわせはどこに」 1997年「恋するシャンソン」 1999年「ブッシュ・ド・ノエル」 2003年「パリの恋愛協奏曲」 その他の出演者: Claude Rich ... Arthur (voice) Isabelle Carre ... Gaelle Laura Morante ... Nicole Francoise Gillard ... Speakerine TV Anne Kessler ... Presentatrice emission TV Roger Mollien ... Soldat poete emission TV Florence Muller ... Critique d'art emission TV Michel Vuillermoz ... Architecte emission TV User Rating:7.0/10( 2,598 votes)IMDb User Rating:7.0/10( 10 votes) Yahoo! オトーサン、 「いいね!」 ヴェネチア国際映画祭受賞 ・監督賞 アラン・レネ User Reviews ph-delpeuch-1さん France 2006年11月22日 冬の心 今日、楽しんだところだ。 アラン・レネのお気に入り作品ではないようだ。 ストーリーは、単純だ。 仄めかしや言葉にならない話がいい。 ひねりのない「スモーキング/ノースモーキング」や 歌のない「恋するシャンソン」を見ているようだ。 私は、アラン・レネが創リ出す世界が好きだ。 虚実皮膜の間というべきか。 登場人物は、たったの6人。 少ないセットと降り続く雪が印象に残る。 6人は、孤独と戦っている。 相性の悪さ、不運、意思薄弱、ビデオの誤操作といった いろいろな障壁にぶつかっている。 全体のトーンは、悲しみだ。 だが、クールでソフトだ。 ビデオのシーンは、ユーモラスなタッチだ。 目は見えないくせに、完璧に耳のいい気難しい老人を クロード・リッチが演じている。 (7人目と言ってもいい) 演技は、お見事。 特筆すべきは、サビーヌ・アゼマ、それに アンドレ・デュソリエとピエール・アルディティだ。 ランベール・ウィルソンの起用も、面白い。 いつもと違うタイプを演じている。 オトーサン、 「よく見ていますね」 よふかしさん 2012年2月20日 降り続く雪 「去年マリエンバートにて」はもちろん、 「ミュリエル」だって「薔薇のスタビスキー」だって 「プロヴィデンス」だって、 イメージには惹かれるけど難解でしんどいアラン・レネ。 アンチ・ロマンの人だからしょうがないかと思いつつ、 いざ観ようかというと後回しにしてしまう作家なのである。 それが80歳を超えた最近作は、ぐっと分かりやすくなっていた。 この「六つの心」は、今のところの最新作「風にそよぐ草」の前作にあたる 劇場未公開作。 降りしきる雪のパリで六人の男女が織りなす出会いと別れを描いた コミカルかつシニカルな作品。 素晴らしいのは「雪」で、本当に一度も降り止むことがない。 映画は数日間の出来事を描いているけれど、 その間ずっと大粒の雪が降り続けているのだ。 こんなに雪が降る映画は、初めて観たかもしれない。 場面転換に雪を使ったり、室内での幻想シーンに唐突に雪がふったり、 レネらしい稚気は健在。 一面の雪を背景にしているが、色づかいがひじょうにカラフルなのも楽しい。 ネオンや調度品、絵画、衣装など、カラフルな小道具の数々に見入る。 原作は戯曲らしいが、登場人物にも笑いと皮肉が効いている。 元兵士でアル中のランペール・ウィルソンとラウラ・モランテのカップル、 不動屋屋に勤めるアンドレ・デュソリエ、 その妹イザベル・カレ、デュソリエの同僚サヴィーヌ・アゼマは 老人介護のアルバイトをしており、 彼女に父親の介護を依頼するピエール・アルディティは ホテルのバーテンダー。 その六人の人生があちこちで重なり、すれ違う。 中でも抑えきれない欲望を宗教心と慈善心に転換して無意識なアゼマと その彼女にドキマギしておかしくなってしまうデュソリエという 「風にそよぐ草」のコンビが可笑しい。 傑作とは言い難いが、悠揚として色あざやかで、 ちょっと意地悪なこの映画。 まさに「フランスのお洒落なおじいさん」という感じである。 オトーサン、 「この名監督の経歴をみておこう」 全作品をみたいのに、TSUTAYAには数本しかありません。 アラン・レネ ALAIN RESNAIS 誕生日:1922/06/03 出身地: フランス/ブルターニュ 幼少の頃から映画や漫画に熱中し、 43年に映画高等研究所に入る。 45年から兵役に就き、 除隊後に16ミリで美術を中心にした短編を撮り続ける。 48年、短編“Van Gogh”が翌年のアカデミー短編賞を受賞、 55年、アウシュヴィッツ収容所を題材にした短編「夜と霧」有名に。 59年、「二十四時間の情事」で長編映画デビュー。 以後「去年マリエンバートで」、「ミュリエル」などを発表、 ヌーヴェル・ヴァーグ時代の旗手だった。 主な監督作 1958年「ヴァン・ゴッホ」<未> 1950年「ゲルニカ」<未>「ゴーギャン」<未> 1955年「夜と霧」 1956年「世界の全ての記憶」<未> 1958年「スチレンの唄」<未> 1959年「ヒロシマモナムール」 1960年「去年マリエンバートで」 1963年「ミュリエル」 1965年「戦争は終った」 1967年「ベトナムから遠く離れて」 1972年「西暦01年」<未> 1973年「薔薇のスタビスキー」 1977年「プロビデンス」 1980年「アメリカの伯父さん」 1986年「メロ」 1989年「お家に帰りたい」 1993年「スモーキング/ノースモーキング」<未> 1997年「恋するシャンソン」 2003年「巴里の恋愛協奏曲(コンチェルト)」 2006年「六つの心」<未> 2009年「風にそよぐ草」


4426 カルメン故郷に帰る(BS 1951)

オトーサン、 「サプライズ作品だね」 ・初の総天然色映画 ・高峰秀子がストリッパー役 ・巨匠 木下恵介のコメディ映画 原題:カルメン故郷に帰る(1951) 監督・脚本:木下恵介 Genre:Drama/Commedy 上映時間:86分 あらすじ: 浅間山のふもとの村で育った娘・おきんは、 家出をして東京でストリッパーになっていた。 芸名は、リリイ・カルメン。 彼女は裸踊りを芸術だと信じて疑わない。 とある初秋、おきんは同僚の踊子・マヤ朱美を連れて 故郷へ錦を飾りに帰ってくる。 芸術の擁護者を自任する校長先生は、 村から芸術家を輩出したと大喜び。 村人たちも共に帰郷を歓迎した。 ところがふたりのド派手な出で立ちと言動に戸惑ってしまう。 おきんの父は彼女が子供の頃に牛に頭を蹴られ、 それが原因で少し頭が弱くなったと疑っており、 かわいい娘を不憫に思い憂う。 学校で運動会が開催されふたりも見学に行くが、 大失態を起こして滅茶苦茶にしてしまう。 名誉挽回とばかり芸術披露を思いつき、 業者のおだてもあり「裸踊り」を行うことになるが、 父や校長先生は恥かしいやら悲しいやらで... 出演者: 高峰秀子 ... おきん 佐田啓二 ...小川先生 笠智衆 ... 校長先生 坂本武 ...  青山正一 小林トシ子 ...マヤ朱実 佐野周二 ...田口春雄 オトーサン、 「これが、あの高峰秀子さん?」 いくら何でも、ストリッパー役だとは。 名作「ニ十四の瞳」の大石先生のイメージが鮮烈なので、 唖然としました。 その他の出演者: 磯野秋雄 ...青山一郎 井川邦子 ...田口光子 城澤勇夫 ...田口清 小沢栄 ... 丸野十造 三井弘次... 岡信平 山路義人 ...村の青年 User Rating:7.8/10( 112 votes) Yahoo! オトーサン、 「うーん」 コメデイとしては、不発だったね。 User Reviews 見た静香さん 2012年4月3日 高峰秀子が素晴らしい 画作りにこだわってるなぁと感心した。 日本初の総天然色映画なので、 カラーの実験というか、発表会の雰囲気もある。 大笑いする映画ではない。 当時の素朴な観客なら笑えたものも、 現在の観客にはソフトすぎる。 しかし、興味深い点がないわけじゃない。 中井貴一のお父さん(佐田啓二)が出てるし、 関口宏のお父さん(佐野周二)も出てる。 でも、なんといっても、高峰秀子が素晴らしい。 この映画の高峰秀子はセクシー。 脚に目線がいってしまう。 それでいて、下品にはなっていない。 小学校にストリッパーの高峰秀子が現れると 二十四の瞳なら大石先生なのにと思ってしまう。 本当に不思議なかんじ。 実に幅広い演技の女優だと感心する。 頭の弱い人を主人公に出来るのは、当時ならではか。 今なら、差別だと言われてしまうのだろうか。 唯一、今作成しても問題ないのは、 裸の大将だけかな。実際にいた有名人だから。 差別は良く無いが、笑いとばすぐらいの自由があった 当時の方が素晴らしく思えるのだけど。 オトーサン、 「ははは、そうだったのか」 総天然色なので、照明をあてる、 役者は暑かったので、半裸の役にした。 脚本段階から、高峰秀子さんに配慮したのでしょうか? 黒美君彦さん 2006年2月18日 一本背負い 富士カラーを使った国産カラー長編映画第一作。 念のためモノクロでも撮影されたそうだが、 とにかくカラーは強い光が必要なため屋外での撮影が多く、 なおかつ照明をあてるので役者は暑かったそうだ。 こりゃ確かにストリッパーにでもならないと やっていられない(苦笑)。 さて作品は、当時庶民路線だった松竹らしいコメディ風ドタバタ。 ミュージカル的な要素も加えているが、 高峰秀子がよくその期待に応えている。 ただ、どうしてもカラー映像を強調する画になるので、 ロングが多くなる。 印象的なのは、もうひとつの主人公、浅間山。 なだらかな稜線と、絶えることのない白煙が印象的。 北軽井沢の豊かな自然の中で、 村人もリリー・カルメンことおきんも小さく見える。 そしてその浅間山をこよなく愛する校長(笠智衆)。 彼が丸十こと丸野十造(小沢栄)を 一本背負いで投げ飛ばしたシーンは思わず拍手。 東京からふらっと帰ってきた無邪気で快活な娘がひと騒動を起こす というのは、後の「寅さんシリーズ」につながるものを感じる。 昭和26年当時の風俗が垣間見れるのも面白いといえば面白いが、 ストーリーそのものはさほど大したものではないように思う。


4425 社長三代記(BS 1958)

オトーサン、 「この会社のモデルは、ソニーだね」 先手必勝をモットーに、 テープレコーダーやトランジスタラジオを開発したとあります。 すると、二代目社長・浅川啓太郎は、 英語ペラペラの盛田昭夫さんでしょうか。 原題:社長三代記(1958) 監督:松林宗恵 脚本:笠原良三 Genre:Commedy 上映時間:86分 あらすじ: 福島電機工業は創立十周年を迎え、 関西から初代社長未亡人ヨネと末娘トメ子も列席して、 折しも盛大な祝賀会が催されていた。 ヨネ未亡人の前に出ると、 口も八丁、手も八丁の二代目社長・浅川啓太郎も子羊のよう。 席上、トメ子が撮影した8ミリ映画が映写された。 先代にドナられてペコペコしている啓太郎の惨めな恰好が写し出され、 見入る社員達は笑いをこらえるのに苦労する。 そんな中にあって、大場営業部長だけは、 先代の姿が出て来ると、こみ上げる涙を押さえることが出来ない。 その様子は、ヨネ未亡人をいたく感激させてしまった。 さて、啓太郎は技術提携のため近々渡米する予定である。 留守居をさせる厚子夫人のために、 彼は休日の一日位は同伴で買物に出掛けねばならない。 彼はこの役を秘書課長の長谷川に命じた。 そして自分は止むを得ぬゴルフの大会があると偽って 新橋芸者梅千代の許へ参じた。 出演者: 森繁久彌 ... 浅川啓太郎 三木のり平 ... 池田定吉 小林桂樹 ... 長谷川清 加東大介 ... 大場太平 オトーサン、 「三木のり平さんの芸は、人間国宝だね」 角度によっては、チャップリンそっくりです。 その他の出演者: 越路吹雪 ... 浅川厚子 三好栄子 ... 福原ヨネ 雪村いづみ ... 福原トメ子 杉葉子 ... 大場まつ子 団令子 ... 大場春枝 英百合子 ... 大場ちよ 司葉子 ... 中村明子 太刀川洋一 ... 松村俊夫 有島一郎 ... 奥村 中田康子 ... エミ 扇千景 ... 梅千代 笹るみ子 ... うさぎ トニー谷 ... 通訳 User Rating:8.6/10( 17 votes) Yahoo! オトーサン、 「往年の名画だね」 社長シリーズの幕開けになっただけあって、 パワーがあります。 User Reviews どーもどーも2010さん 2010年9月30日 モリシゲの社長シリーズ 森繁久彌の社長シリーズ。 かなりの本数が製作された大ヒットシリーズ。 DVDで揃っている棚を見ると圧巻。 毎回コメンタリーや思い入れ解説がついている嬉しい特典収録。 森繁さんは、テレビドラマでの頑固爺さん役や舞台での活躍を拝見。 最近では宮崎駿監督「もののけ姫」のシシガミで、 強烈なドス声を聞かせて頂き大変印象的でした。 また、最近淡路千景さんと共演の 関西ずるずるべったりラブストーリー「夫婦善哉」鑑賞。 素晴らしくだらしない若旦那を飄々と演じています。 女性に嫌われだろうなぁ、この役柄。 あと「俺たちひょうきん族」にて タケチャン、サンチャンの「タケチャンマン7」で パロディ「社長シリーズ」が入っていて気になっていました。 タケチャン、気難しい社長。 羽を頭につけると、メガホンを持ってハイテンションになる社長役。 サンチャンはお調子者秘書。 パーデンネンDVDボックスに収録されていて気になってました。 先日お亡くなりなられた小林桂樹さん(追悼) 小林さんのコメディ演技が見たかったというのもありました。 小林桂樹さんは、黒澤明「椿三十朗」の唯一の爆笑ポイントの役柄。 それから岡本喜八監督の主演作品「江分利満氏の優雅な生活」。 大変ユーモラスな作風に馴染んだサラリーマンえぶりまん氏を 好演していました。 途中でアニメーションになったりする手法をすでに本作で披露。 今では、普通な手法をこんなに昔よりとりいれていたハイカラぶり。 洒落てて、小林さんの人柄がのほほん奏でるコメディでした。 そんな訳で、先入観皆無。 社長シリーズの元祖をたどろうということで、 本作鑑賞となりました。 やはり娯楽作品として面白かったです。 人気シリーズになる安定したコンビネーションサラリー物の 基礎を作っていたんだなと思いました。 イバイバした森繁社長がいて、 ヘイコラ、「ハイィィー」の小林桂樹のくっさい顔をする秘書がいて、 三木のり平のお調子者部下がいて、 そこにガチガチ真面目な営業部長加東大介が 社長代理になってさあ大変、という物語。 森繁威張りぃーの、小林桂樹の受けの演技ありーの、 三木のでしゃばりがありーの、 お堅い加東さん困るみたいな感じ。 森繁の芸達者な早口といやらしさに「芸」を感じました。 やはり素晴らしいコメディアンだなーと 森繁さんの見る目が変わりました。 早口は、お笑いの鉄則(持論) 政治家前の扇千景さんも超綺麗です。 チョロットでていますので、 あと団玲子さんもかなりお若い、必見。 さて森繁社長代行の顛末はいかに。 会社はどうなることやら、懐かしい風景も楽しめます。 安心して鑑賞できた「社長三代記」でございました。 追伸 イヤー本作!あまりにも唐突なエンドマークに思わず大爆笑。 やはり、ちゃんと「続社長代行記」が製作されていたんでひと安心。 この尻切れ唐突エンドの手法ってこの時代からあったんですね! オトーサン、 「そう、みんな死んでいく」 そして、誰もいなくなったなーんてね。 結佳さん 2009年8月17日 追悼 松林宗恵監督が亡くなったので追悼の意を込めて見た。 産経新聞の死亡覧に「社長三代記」他の社長シリーズの監督 と紹介があったのでこれが代表作かと思い見たのだが。 まず森繁が活躍しないのが意外だった。 加東大介にスポットライトが当たっている。 何故?? 映画的には合格。 気楽に楽しめるし女優はみんな美人。 顔がいいのだ。 あまり出番がない森繁だが印象は格段。 さすがです。


4424 神々と男たち(DVD 2010)

オトーサン、 「こんな映画、日本や米国では、できないね」 宗教的背景やいまそこにある脅威がちがいます。 原題:Des hommes et des dieux (2010) 監督:Xavier Beauvois 脚本:Xavier Beauvois/ Etienne Comar Genre:Drama / History Rated PG-13 for a momentary scene of startling wartime violence,       some disturbing images and brief language Country:France Language:Arabic / French 上映時間:122分 あらすじ: 1990年代のアルジェリア、山あいの修道院 8人の修道士たちが穏やかに勤めに励んでいた。 地元のイスラム教徒とも良好な関係を築き、 医師でもあるリュックのもとには 多くの住民が日々訪れていた。 内戦が激しさを増し、 イスラム過激派グループのテロで犠牲者が出る。 修道士たちは、避難すべきか、とどまるべきかで、 議論するが、意見が分かれる。、 修道院長のクリスチャンも、結論が出せない。 ついに、フランス政府から帰国命令が出される... 出演者: Lambert Wilson ... Christian(クリスチャン) Michael Lonsdale ... Luc(リュック) オトーサン、 「誠実そのもの」 LAMBERT WILSON ランベール・ウィルソン 誕生日 1958/8/3 出身 仏パリ 俳優ジョルジュ・ウィルソンの息子。 ロンドンの演劇学校を卒業後、 77年「ジュリア」で映画デビュー。 84年「私生活のない女」でセザール賞助演男優賞、 85年「ランデヴー」で同賞主演男優賞にノミネートなど 五度同賞にノミネートされる。 出演作 1977年「ジュリア」 1982年「ラ・ブーム2」「氷壁の女」 1983年「サハラ」 1984年「他人の血」「私生活のない女」 1985年「ルージュ・ベーゼ/15才の恋」「ランデヴー」 1986年「ブルー・チェイス・ブルー」「肉体と財産」 1987年「建築家の腹」「エル・ドラド」「悪霊」 1988年「ソフィー・マルソーの愛、革命に生きて」 1992年「「彼女」の存在」 1993年「フランケンシュタイン」(TM) 1994年「ジェファソン・イン・パリ/若き大統領の恋」 1996年「妻の恋人、夫の愛人」 1997年「恋するシャンソン」「女優マルキーズ」 2003年「マトリックス リローデッド」「マトリックス レボリューションズ」      「タイムライン」「パリの恋愛協奏曲」「迷宮の女」 2004年「キャット・ウーマン」 2005年「サハラ −死の砂漠を脱出せよ−」 2007年「ダイヤモンド・ラッシュ」 2008年「バビロン A.D.」 2010年「神々と男たち」 その他の出演者: Olivier Rabourdin ... Christophe Philippe Laudenbach ... Celestin Jacques Herlin ... Amedee Loic Pichon ... Jean-Pierre Xavier Maly ... Michel Jean-Marie Frin ... Paul Abdelhafid Metalsi ... Nouredine Sabrina Ouazani ... Rabbia Abdellah Moundy ... Omar Olivier Perrier ... Bruno Farid Larbi ... Ali Fayattia Adel Bencherif ... Le terroriste Benhaissa Ahouari ... Sidi Larbi User Rating:7.2/10 ( 8,001 votes)IMDb User Rating:7.5/10( 187 votes) Yahoo! オトーサン、 「厳かな聖歌が、断然、効果をあげている」 カンヌ国際映画祭受賞 ・審査員特別グランプリ グザヴィエ・ボーヴォワ 同ノミネート ・パルム・ドール グザヴィエ・ボーヴォワ User Reviews adreanさん Australia 2010年9月30日 浮世から連れさられた ラジオ番組'Le Masque et La Plume'が 強く推薦していたので、この映画を見に行った。 みんなが言っているように、感動した。 神父たちの兄弟愛にだ。 この映画で最大の興味の観点は、 神父たちの関係性だ。 強い対立を感じる場面もある。 重大な決断を迫られたからだ。 共同生活をしている8人は、 異なった人格を有している。 生まれつきのリーダー、内向的なひと、勇敢なひと、 怯えているひとなど... ランベール・ウィルソンの演技には、感動した。 修道院のリーダー役は、見事だった。 不幸なことに、修道院は、試練の時を迎えていた。 幼児虐待が横行しはじめたからだ。 前向きの観点があるのは、素敵だ。 私は、カソリックの学校に行ったので、 修道士たちに触れ合うことができた。 いいイメージを抱いた。 大好きなシーンは、市場で蜂蜜を売るくだりだ。 そして、何よりもよかったのは、 修道士たちが、白鳥の湖を聞きながら、 ワインを酌み交わすシーンだ。 オトーサン、 「ネタバレ注意!」 映画狂さん 2011年3月22日 厳かで美しい映画 とても厳粛な映画とでも言ったらいいのでしょうか。 テロリストの活動が激しさを増してゆくアルジェリアで、 現地民の中にとけ込んで暮らしている8人の修道士の生き方を描いた 動きの少ない地味な映画です。 2010年度のセザール賞で最優秀作品賞を勝ち取って、 日本でも公開されるらしいが、 どれだけ入場者を集められるか心配です。 この映画をよく理解しようとすると、 フランスのアルジェリア支配や、 カトリック教徒とイスラム教徒の長い対立の歴史を 背景に考えなくてはなりませんが、 それを別にしても、この映画の魅力は、静かな映像と 修道士達の歌う賛美歌の美しさではないでしょうか。 ラスト近くの「白鳥の湖」を聞きながらの 晩餐の場面などは、実に感動的です。 この映画をどう受け入れるかは、 なかなか難しい問題だと思います。 つまり、「それでもなお、この地に残る」という彼らの選択が、 彼らが修道士だから特別なのだと、 割り切って考えることもできるからです。 我々普通の人間とは違うと捉えられないかということです。 世捨て人の判断は、俗人の基準とは違っているとも考えられるからです。 確かに彼らは、私たちと同じように、 あの土地に居残るかどうかについていろいろと逡巡していますし、 そこがまさにこの映画の描きたかったところだと思いますが。 彼らの死は、現実的な結果としては何ももたらしはしなかったのですから、 彼らは信仰のために死んだと言ってもいいのでしょう。


4423 PARIS(パリ)(DVD 2008)

オトーサン、 「そうなんだ」 移民流入で、人種が多様化しています。 だが、お金持ちしか住めなくなっているのも事実です。 そんな普段着のパリの姿を活写しています。 パリ好きには、たまらない映画でしょう。 原題:Paris (2008) 監督・脚本:Cedric Klapisch Genre:Comedy / Drama / Romance Rated R for language and some sexual references Country:France Language:French 上映時間:130分 あらすじ: 心臓病を患い、余命わずかと宣告された ムーラン・ルージュの元ダンサー、ピエール。 心臓移植にかすかな望みを託しつつ、 ドナーが現われるのを待つアテのない日々。 自宅のアパルトマンからパリの街を眺めては 行交う人々の人生に思いを馳せることで、 沈みがちな気持ちを紛らわせていた。 そんなピエールを案じて姉のエリーズが同居を始める。 3人の子どもを女手一つで育てている彼女は、 もう若くないからと自分の人生を諦めていた。 一方、歴史学者のロランは学生レティシアに 年甲斐もなく惚れてしまう。 彼の弟で建築家のフィリップ、 離婚後も同じマルシェで働くジャンとカロリーヌ、 兄を頼りに不法入国を図るカメルーンのブノワ、 そして華やかなファッション業界で働くマルジョレーヌ、 誰もがパリの空の下、不満だらけの日々を送っていた... 出演者: Romain Duris ... Pierre(ピエール) Juliette Binoche ... Elise(エリーズ) Fabrice Luchini ... Roland Verneuil(ロラン) Melanie Laurent ... Laetitia(レティシア) Karin Viard ... La boulangere(パン屋) オトーサン、 「余命いくばくもないんだ」 そう宣告されたピエールに、健常者である姉エリーズの 何気ないひとことが突きささります。 映画の最後、タクシーの車窓からみるパリ。 末期の目でみるパリは、ひときわ鮮やかです。 「脇役陣もいいね」 老いらくの恋のロラン、元気すぎるパン屋さん。 ROMAIN DURIS  ロマン・デュリス 誕生日 1974/5/28 出身 Paris France 父はエンジニア。姉はピアニスト。 高校の前でひとを待っているところをスカウトされる。 「真夜中のピアニスト」では、姉にピアノを教わる。 出演作 1994年「青春シンドローム」 1996年「猫が行方不明」 1997年「ガッジョ・ディーロ」「ドーベルマン」 1998年「キッドナッパー」 1999年「パリの確率」 2001年「リトル・トム」「スパニッシュ・アパートメント」 2002年「イザベル・アジャーニの惑い」 2003年「ル・ディヴォース〜パリに恋して〜」 2004年「ルパン」 2005年「真夜中のピアニスト」「ロシアン・ドールズ」 2008年「PARIS パリ」「メッセージ そして、愛が残る」 その他の出演者: Albert Dupontel ... Jean Joffrey Platel ... Remy Zinedine Soualem ... Mourad Annelise Hesme ... Victoire Audrey Marnay ... Marjolaine Xavier Robic ... Presentateur tele Farida Khelfa ... Farida Suzanne Von Aichinger ... Suzy 'Miss Bidoche' Marco Prince ... Disco Francois Cluzet ... Philippe Verneuil User Rating:6.8/10 ( 6,348 votes)IMDb User Rating:6.9/10( 437 votes) Yahoo! オトーサン、 「枯淡の味がある」 セザール賞ノミネート ・作品賞 ・助演女優賞 カリン・ヴィアール ・編集賞 フランシーヌ・サンベール User Reviews vic_voileさん Paris, France 2008年2月24日 住民からみたパリ 私は、パリじゃんなので、 それに、セドリック・クラピッシュ監督作のフアンだ。 そこで、大いに期待していた。 そう、かなり満足した。 傑作ではないが、国際都市と市街の眺望は 見事に描かれている。 役者たちも、自信満々だ。 ジュリエット・ビノシュは輝いているし、 ファブリス・ルキーニは、驚くほどいいダンサーだ。 アルベール・デュポンテルもいい。 多くの話が同時並行で進んでいて、 そのうちの幾つかは、さして意味がない。 他に集中するために、カットしてもよかった。 ともあれ、この映画をオススメする。 パリのいまを感じたいすべてのひとに! オトーサン、 「同感だね」 ジーナさん 2010年6月5日 タイトルそのままに・・・ パリを舞台に穏やかに展開する群像ドラマです。 非日常の出来事に現実味のある演出を加え、 リアリティある作品に仕上がっています。 心臓病の弟とその姉が一応メインで、 そのご近所さんに波及するようにドラマが組み立てられていますが、 特に近所の市場の威勢のいいオジサマたちや 近所のパン屋の感じの悪いオバチャン、 学生に恋した教授のパートが良かったですね。 反対に教授の弟夫婦と密入国のくだりは要らなかったカナ・・・。 様々な人々を描きこんだパリを見せたかったのかもしれませんが、 あまりに広げすぎて散漫してしまったように感じました。 ジュリエット・ビノシュは定番の役どころなので安定感抜群です。 新鮮味はないですが、 ふとした時に見せる油断したような笑顔に惹きつけられました。 ロマン・デュリスは最初から最後まで存在感ありありですね。 しかし、何といってもこの作品の強みは パリの色味とパリの音が見事に調和した映像でしょう。 生活に根付いたパリを感じ取れるので パリ好きにはらまらないと思います。 胸が締め付けられるような気持ちを大げさに描かないあたりも ランス映画らしさを感じました。 ・・・という事でドラマを堪能するというよりは、 パリの雰囲気を味わいたい方にオススメですね。 起承転結を求める方には完全に不向きですので 鑑賞を控えたほうが良いでしょう。 ただ、ストーリーよりも雰囲気を楽しむ作品なのは理解していますが、 もう少し余韻を残した締め方だと良かったカナ・・・。 もしくはメインの姉と弟に、もう少しドラマチックな要素が欲しかったですね。 彼らがメインキャラなハズなのに 一番エピソードが地味だったように感じましたよ(爆) オトーサン、 「監督の経歴をみよう」 前に、「百貨店大百科」をみて、 授業に使いたかったなと思いました。 CEDRIC KLAPISCH  セドリック・クラピッシュ 誕生日 1961/9/4 出身 仏パリ ニューヨーク大学で映画制作を学ぶ。 1985年にフランスに戻り、 レオス・カラックス作品のスタッフなどを務めた。 1992年「百貨店大百科」で長編映画デビュー。 セザール賞にノミネートされる。 「猫が行方不明」で、ベルリン国際映画祭の映画批評家協会賞を受賞。 毎回自作にワンカットほど顔を見せている。 監督作 1992年「百貨店大百科」 1994年「青春シンドローム」 1996年「猫が行方不明」「家族の気分」 1999年「パリの確率」 2002年「スパニッシュ・アパートメント」 2003年「スナッチ アウェイ」 2005年「ロシアン・ドールズ」 2008年「PARIS パリ」「フランス、幸せのメソッド」 2010年「オーレリ・デュポン 輝ける一瞬に」 2013年「Casse-tete chinois」


4422 アドレナリン・ブレイク(TV 2008)

オトーサン、 祖母から幼い頃、聞かされました 「人生、照る日もあれば曇る日もあるよ」 子供に言い聞かせているというよりも、 辛い自分を励ましているようでした。 原題:Bad Day (2008) 監督:Ian David Diaz 脚本:Ian David Diaz/Alan Dunlop/Anthony Ofoegbu Genre:Thriller Country:UK Language:English 上映時間:98分 あらすじ: レベッカは、タクシードライバー。 殺し屋や武器商人ら、犯罪組織のメンバーが上客だ。 実は、彼女は、潜入捜査官だったのだ。 だが、愛する一人娘リンが殺され、狂気のひととなる。 犯罪捜査局のベテラン刑事クルーズと その新しい相棒ですぐ切れるアビーは、レベッカを追いはじめる。 出演者: Claire Goose ... Rebecca Ryan(レベッカ) Donna Air ... Abby Barrett(アビー) Anthony Ofoegbu ... Darius Cruise(クルーズ) オトーサン、 「狂気の女2人、いいね」 その他の出演者: George Calil ... Harry McCann Riana Husselmann ... Marla McCann Tom Bacon ... Trigg Keith Eyles ... David Cummings Robbie Gee ... Benjamin Radcliffe Sarah Harding ... Jade Jennings Marlon Kerr ... Arron White (as Marlon Sage Kerr) Dominic Debias ... Triftan Jarret Ben Shockley ... Mr. Ward Sadie Tonks ... Mrs. Ward Cyril Nri ... Restaurant Manager Bailie James ... Billy Hills User Rating:4.5/10 ( 134 votes)IMDb User Rating:6.0/10( 25 votes) Yahoo! オトーサン、 「6点台後半だな」 意外に脚本がよくできています。 User Reviews markredman123さん United Kingdom 2011年10月16日 悪い映画? とんでもない!!!!, この映画、酷評ばかりだった。 買って見ることにした。 大して期待しなかった。 おお、オレが間違っていた! 低予算の英国映画で、 こんなに楽しめたのは、久しぶりだ。 ユーモアあり、興味深い登場人物あり、 胸を打つストーリーもある。 悪い映画だって? とんでもない!!!!, そう、ストーリーはオリジナルではない。 というのも、アメリカの刑事物へのオマージュだからだ。 アクションは、椅子からぶっ飛ぶほどではないが、 十分、いい出来だ。 ドナ・エアーとクレア・グースの闘いがいい。 クレア・グースは、ひとを殺して回る恐ろしい役だ。 こうやって、真実に迫っていく。 最後に、ドンデン返しが待っている! アンソニー・オフェイブーは、これがデビュー作だろう。 力強い演技だ。 愉快な刑事は、はまり役だ。 ドナ・エアーの演技にも、驚かされた。 そう悪くない。 事実、実にいいし、本物らしい。 おそらく、いい監督がついているのだろう。 この映画、みるべきか? その通り! イアン・デヴィッド・ディアスの監督がいい。 ビジュアルなスタイルやムードがすばらしい。 最後まで見る気にさせてくれた。 驚いたぜ! 9点だ。 オトーサン、 「真犯人は? そうだったのか」 mexicanaspicyさん 2012年12月6日 午後のロードショー 潜入捜査中に娘を殺された女性捜査官の 復讐劇ということで観てみました。 観てる側は初っぱなから犯人隣人でしょ?とベタ。 でもヒロインは娘が殺されて発狂。 冷静さもなく、捜査もなしに勘違い大暴走。 潜入捜査官なのに。そして犯罪組織の人々が犠牲に。 娘は元夫と暮らしていたので、 恋仲の犯罪組織リーダーと今までよろしくやってたクセにと 思ってしまう魅力のないヒロイン。 そしてもう一人の女性捜査官はヒステリー。 犯罪組織ボスも女性でこれまた暴力的。 疲れる女性ばかり登場。 ラストは隣人の仕業と思わせておいた犯人が ちょっと捻ったつもり? 暴力シーンばかりで救いのない映画でした。


4421 アレクツス・ライダー(TV 2006)

オトーサン、 「ロンドンの景色も変わったな」 ロンドン塔だったのが、大観覧車です。 東京も、スカイツリーがシンボルになりました。 原題:Stormbreaker (2006) 監督:Geoffrey Sax 原作・脚本:Anthony Horowitz Genre:Action / Adventure / Family Rated PG for sequences of action violence and some peril Country:Germany / USA / UK Language:English 上映時間:93分 あらすじ: アレックス・ライダーは、 銀行員の叔父イアン・ライダーと暮らしていたが、 叔父の事故死に疑問をもつ。 叔父の正体が、英国諜報員であると知る。 叔父に教えられた射撃や空手、スカイ・ダイビングなどが スパイに必要な訓練であったことを悟る。 MI6にスカウトされ、事業家ダリアス・セイルを調べる。 イギリス中の学校へ次世代パソコン寄付を申し出ていたが、 MI6は、巨大な陰謀が隠されていると疑っていた。 アレックスは、セイルの屋敷に潜入し、 大規模なウィルス・テロを目論んでいることを知る。 セイルに捕らえらるが、スパイ道具を駆使して脱出する... 出演者: Alex Pettyfer ... Alex Rider(アレックス・ライダー) Ewan McGregor ... Ian Rider(イアン) Mickey Rourke ... Darrius Sayle(ダリアス・セイル) オトーサン、 「この若手、有望株だね」 「イアンは、期待外れ、ちょっと顔を出しただけ」 「ミッキー・ロークの悪役ぶり、いいね」 MICKEY ROURKE  ミッキー・ローク 誕生日 1956/9/16 出身 米ニューヨーク州シュネクタディ 7歳の時、両親が離婚し、母と共にマイアミへ。 ハイスクール時代はボクサーを志すが挫折し、 19歳の時、単身ニューヨークへ。 バーの用心棒や夜警など職を転々としながら、 サンドラ・シーキャットのもとで演技を学ぶ。 後にアクターズ・スタジオに入門。 79年「1941」で映画デビュー。 2008年「ザ・レスラー」でゴールデングローブ賞主演男優賞受賞。 出演作 1979年「1941」 1980年「天国の門」「フェイドTOブラック」 1981年「白いドレスの女」 1982年「ダイナー」 1983年「ランブルフィッシュ」「錆びた黄金」 1984年「悪の華/パッショネイト」 1985年「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」 1986年「ナインハーフ」 1987年「エンゼル・ハート」「死にゆく者への祈り」      「バーフライ」 1988年「ホームボーイ」 1989年「フランチェスコ」「ジョニー・ハンサム」 1990年「逃亡者」「蘭の女」 1991年「ハーレー・ダビッドソン&マルボロマン」 1992年「ホワイト・サンズ」 1994年「フリーライド」 1995年「男たちの危険な午後」      「ハード・ブレット/仁義なき銃弾」 1996年「欲情の媚薬」 1997年「ダブルチーム」「レインメーカー」      「ポイント・ブランク」 1999年「バッファロー66’」「マグナム」 2000年「追撃者」「アニマル・ファクトリー」 2001年「プレッジ」「ブラック・ビートル」「ピクチャー・クレア」 2002年「スパン」 2003年「レジェンド・オブ・メキシコ デスペラード」      「マイ・ボディガード」「ボブ・ディランの頭の中」 2005年「シン・シティ」「ドミノ」 2008年「レスラー」 2010年「エクスペンダブルズ」 その他の出演者: Sarah Bolger ... Sabina Pleasure Robbie Coltrane ... Prime Minister Stephen Fry ... Smithers Damian Lewis ... Yassen Gregorovich Bill Nighy ... Alan Blunt Sophie Okonedo ... Mrs. Jones Missi Pyle ... Nadia Vole Andy Serkis ... Mr. Grin Alicia Silverstone ... Jack Starbright Ashley Walters ... Wolf Alex Barrett ... Gary Richard Huw ... Teacher User Rating:5.1/10 ( 13,322 votes)IMDb User Rating:5.8/10( 393 votes) Yahoo! オトーサン、 「スコアが低いなぁ」 最後まで手をぬかない作りに感心しました。 User Reviews scotty_doodeさん United Kingdom 2006年7月22日 家族向けの素敵な映画、 お楽しみとアクション満載だ。 この映画、ブレイクしそうだ。 私には、そう思えた。 予告編が終わり、本編がスタートした。 求めていたのは、原作にあるものだった。 この点では、がっかりした。 はじめは、原作とかなり違っていた。 だが、エキサイテイングだった。 私にとって、原作は、カンペキそのもの。 私が手がけるなら、原作を一行たりとも変えなかっただろう。 だが、連中は、いつものように、変えてしまった。 随所にアクションが詰めこまれている。 序盤も、中盤も、そして終盤もだ。 いい点は、出演者全員の演技だ。 誰にも失望しなかった。 アラン・ブラント役のビル・ナイは、はまり役。 ジャック・スターブライト役のアリシア・シルヴァーストーン そして、勿論、主人公のアレックス・ペティファーもよかった。 この役をみていると、将来、大物俳優になるだろう。 彼が、次作"Point Blanc"をやりたがらないと聞いて、がっかりした。 ハリーポッターよりも、いいと言うひともいる。 個人的には、110%賛成だ。 この映画、アクション満載。 大いに笑える。 家族向けの夏の娯楽大作だ。 ところで、次作はいつになるのだろう? オトーサン、 「珍しく、ベタ褒めだね」 前田有一さん 2007年12月21日 大人気原作ものらしく、 力の入った出来のティーン向けアクション この映画の対象年齢は比較的はっきりしている。 スパイとして大活躍する主人公は14歳の設定だから、 まずはそれより下の世代の男の子、そしてその父親。 ところが、そのどちらにも当てはまらない私が見て なかなか面白いのだからあなどれない。 世界的なベストセラーの映画化ということで、 相当力を入れて作ったことが良くわかる 本格的アクションスパイムービーだ。 (略 あらすじ紹介) 子供が活躍するストーリーは数あれど、 こういう形で即戦力ぶりに説得力をあたえた点が絶妙。 一緒に見に行ったお父さんたちは、 次の日から息子にいろいろ習い事をさせたくなるだろう。 心躍る導入部である。 主演のアレックス・ペティファーは 多数参加のオーディションを勝ち抜いたイケメンで、 スポーツ万能らしくアクションシーンの完成度が高い。 中でも大勢の悪漢相手に太い綱一本を武器に戦う場面は、 おそらく香港のアクションスター、 ドニー・イェンが振付けたものと思われるが 見ごたえ十分。 だいたいこういうイキのいい少年は、 全力疾走しているだけで絵になるものだ。 カメラや構図、編集にこだわり丁寧に作った画面は、 CGも使うが決して頼り切らず伝統的手法をつきつめたもので、 原始的な迫力がある。 主演俳優が運転免許を持てない年齢だったため 街中でのカーチェイスは馬のそれに代わったが、 妥協を感じさせぬ場面ばかり。 設定や展開に少年向け作品らしい無邪気さは残るものの、 かといって子供たちだけに見せておくにはもったいない。 後半は、ロンドンの有名な観光名所を次々と移動しながら見せ場を作る。 ただしこれはこの街をよく知る住民などを、 「おやおや、あんな場所であんな事やってら」と感心させるためのもので、 普通の日本人がみてもあまり面白くはない。 人気原作を持つ強みで、最後は続編をにおわせる謎めいた形でしめられる。 007を生んだお国のスパイ映画らしく、 主人公が常に美女にかこまれているなど、 基本を抑えているあたりが笑える。 大人も退屈せず見ていられるという意味で、 休日に息子と二人で映画館に出かける際の 有力な選択肢としてオススメしておきたい。


4420 クロスファイアー・ハリケーン(TV 2012)

トーサン、 「どういう意味なの?」 ストーンズの名曲の歌詞からとったもの。 早速、"jumpin jack flash"の歌詞を調べてみました。 ♪I was born in a cross-fire hurricane (俺は、嵐の中に生まれた)  And I howled at my ma in the driving rain, (打ちつける雨にお袋は怯えて泣いた)  But it's all right now, in fact, it's a gas!  But it's all right. (でも もう大丈夫 そいつは冗談 でも もう大丈夫) Im jumpin jack flash,  Its a gas! gas! gas! (俺は稲妻野郎 そいつは冗談 冗談 冗談) 原題:Crossfire Hurricane (2012) 監督・脚本:Brett Morgen Genre:Documentary / Biography / Music Country:UK / USA Language:English 上映時間:111分 あらすじ: ザ・ローリング・ストーンズ結成50周年記念作品。 50年間の活動を振り返るのドキュメンタリー。 初期のクラブ・ライヴ、巨大なスタジアム・ショー、 レコーディング・スタジオ、バックステージ、 ホテル、飛行機、そして自宅にまでカメラが入る。 歴代メンバーが全面協力している。 ミック・ジャガー、キース・リチャーズらの インタビューも興味深い。 出演者: Mick Jagger ... Himself(ミック・ジャガー) Keith Richards ... Himself(キース・リチャーズ) Brian Jones ... Himself(ブライアン・ジョーンズ) オトーサン、 「このバンド、一世を風靡したね」 "西のビートルズ"として、反体制運動のシンボルとなりました。 50万人コンサートには、驚かされます。 「かわいそうだけど」 ブライアン・ジョーンズは、麻薬中毒で、バンドからクビ。 その3週間後にプールで溺死したのです。 でも、ミック・ジャガーやキース・リチャーズは、 老いてますます盛んです。 その他の出演者: Charlie Watts ... Himself Ron Wood ... Himself Bill Wyman ... Himself Mick Taylor ... Himself User Rating:7.3/10 ( 275 votes)IMDb User Rating:8.6/10( 12 votes) Yahoo! オトーサン、 「マニアには、こたえられないだろうな?」 数千時間の映像、数万枚の写真、膨大な音源から 選りすぐったもの。初公開の内容も盛り込まれています。 User Reviews crossbow0106さん United States 2012年11月24日 重要ではないが、興味深い この映画は、知られていない凄い資料映像があるが、 このバンドからの借り物もある。 50年間をたったの2時間に押し込むことは難しい。 だが、ストーンズのフアンには、見応えがある。 バンドのメンバーとブライアン・ジョーンズが、 ヴォイスオーバーしている。 (画面に出ないで 語りを行う) (彼らが、一諸に座って、コメントするのは、 いい感じだ) アルタモントなどはカバーされているが、 すべてではない。 ここらがポイントではないか、 バンドの50年に何が起きたかを、 フアンが一通り把握できるというのが、売りではなかろうか。 ストーンズのフアンなら、喜んで8から10点を献上するだろう。 バンドに関心ないひとは、全てに目を通す気になれないだろう。 長大な資料映像がすばらしい。 だが、すでに知っているバンドについて 新しい地平線がみえるわけではない。 オトーサン、 「一度、コンサートを見ておきたかったな」 daisuketagawa082さん 2012年11月23日 映画館で観るべき 60年代〜70年代のライブ風景がとにかく凄い。 どんだけ凄いライブやってたんだ!って感じ。 あのポテンシャルがあるから、 年とっても今のライブができる事に納得。 すなわち、今のライブは若い頃よりかなり劣化してるけど、 ベースが高すぎて、劣化しても今の若い奴のライブより凄い。 そんか鬼気迫るライブを感じるなら是非映画館で観たが良い。 映画的には普通のドキャメンタリーの枠内。 もう少し演出あっても良い感じはするが、 事実を並べただけでも十分なドラマ。 ブライアンの死の箇所は、ただただ涙。


4419 八甲田山(TV 1977)

オトーサン、 「原作、読んで、感動したっけ」 新田次郎の"八甲田山死の彷徨"、 当時大いに話題になりました。 この映画、豪華キャストの超大作です。 「3時間は、辛いね」 原題:八甲田山(1977) 監督:森谷司郎 原作:新田次郎 脚本:橋本忍 Genre:Drama 上映時間:169分 あらすじ: 日露開戦不可避の1902年 極寒の地満州での戦闘の予行演習として 冬の八甲田山における雪中行軍が決定された。 命じられた弘前の徳島大尉と青森の神田大尉は、 親友同志だったので、八甲田山での再会を誓い合った。 徳島大尉が率いる弘前第三十一聯隊は、 10泊、240kmの強行日程を組み、粛々と行軍する。 神田大尉が率いる青森第五連隊は、 随員の大隊本部・山田少佐の口出しによって 案内人を雇えず、八甲田山で立ち往生してしまう。 八甲田山に差しかかった弘前第三十一聯隊は、 賽の河原に点々と転がる死体を発見する。 そのなかには、神田大尉の遺体もあった。 青森第五連隊は、全員無事で帰還したが、 遺体に対面した徳島大尉は、 神田大尉が責任を取って自決していたことを知り、 葬儀の場で号泣する。 出演者: 高倉健 ...徳島大尉 北大路欣也... 神田大尉 大滝秀治... 中林大佐 秋吉久美子...案内人の滝沢さわ オトーサン、 「もったいないなー」 名優が、みなちょっと出とは。 それも、軍服に隠れ、吹雪で見えないのです。 その他の出演者: 三國連太郎... 山田少佐 島田正吾... 友田少将 丹波哲郎... 児島大佐 藤岡琢也... 門間少佐 浜田晃... 田辺中尉 加藤健一 高畑少尉 江幡連... 船山見習士官 高山浩平... 長尾見習士官 安永憲司... 倉持見習士官 久保田欣也... 加賀二等卒 樋浦勉...佐藤一等卒 広瀬昌助... 小山二等卒 早田文次... 松尾伍長 吉村道夫... 川瀬伍長 渡会洋幸... 徳島の従卒 前田吟... 斉藤伍長 加山雄三... 倉田大尉 小林桂樹... 津村中佐 神山繁... 本宮少佐 森田健作... 三上少尉 東野英心... 伊東中尉 金尾鉄夫... 中橋中尉 古川義範... 小野中尉 荒木貞一... 鈴森少尉 芦沢洋三... 中村中尉 山西道広... 野口見習士官 蔵一彦... 藤村曹長 新克利... 江藤伍長 海原俊介... 高橋伍長 堀礼文... 波辺伍長 下絛アトム... 平山一等卒 森川利一... 谷川曹長 浜田宏昭... 小野中尉の従卒 玉川伊佐男... 沖津大尉 竜崎勝... 永野軍医 江角英明... 進藤特務曹長 井上博一... 今西特務曹長 佐久間宏則... 長谷部一等卒 伊藤敏孝... 花田伍長 緒形拳... 村山伍長 栗原小巻... 神田はつ子 加賀まりこ... 徳島妙子 石井明人... 徳島の少年時代 船橋三郎... 西海勇次郎 加藤嘉... 作右衛門 花澤徳衛... 滝口伝蔵 山谷初男... 沢中吉平 丹古母鬼馬二... 福沢鉄太郎 青木卓... 沢田留吉 永妻旭... 大原寅助 菅井きん... 斉藤の伯母 田崎潤... 鈴木貞雄 浜村純... 中里村の老人 User Rating:9.1/10( 565 votes) Yahoo! オトーサン、 「悪いけど、7点台だね」 User Reviews 5hosokawaさん 2012年11月2日 こんな映画は一本で十分だ 制作当時の記録の数々を塗り替えた、 制作の規模が桁違いの超大作。 この映画の何が凄いって 本当に高倉健や北大路欣也や緒形拳など一線級の俳優と 数百人のエキストラを冬の八甲田山に放り込んだことだ。 まだ役者の世界が任侠じみていた時代のだからこそ出来た荒業である。 あまりの過酷な環境の前に逃げ出す役者も大勢おり、 高倉健は本当に凍傷を負いもしたという。 そんなロケを数年もかけて、山の天気と相談しながら、 興収が入らなければ腹を切るしかないような 巨額の予算を使ってやったのだから、 何というか、人間離れした所業だ。 映画の中身とかそんなのは置いておいて、 こんな映画が作られたということ自体が脱帽モノである。 こんな映画は二度と作れないだろう、と思っていたら 撮影スタッフだった木村大作氏が 後に本当に剱岳にスターを登らせて『劔岳点の記』を撮ってしまったのだが。 映画のストーリー自体は、実話の遭難事件を取材にしている以上、 最初から悲惨な結末が予期できているのだが、 分かって見ていてもキツい描写が淡々と続くのだ。 夏場でも並ならぬ難度の非常識な行程を歩き続ける高倉隊は ストイックでまだ良いにせよ、 北大路欣也隊の迷走と絶望には、泣けるというより、 心も凍って変な笑いが出てくる。 圧倒的な自然の前に、なすすべなく消えていく様は、 観ているものをどこかメタな心境に至らせるものなのかもしれない。 まだそのような描かれ方をしている点だけが、 この映画の救いなのだろうか。 オトーサン、 「吹雪も、雪崩も、いただけませんね」 撮影を担当した木村大作さんが、 あえて監督となって撮り直したのが、 「劔岳点の記」です。 上映時間を139分に短縮しています。 その気持ち、痛いほど、よく分かります。 さだじさん 2002年4月14日 力作ではある。 日本映画の力作だということは認めるし、 高倉健やら北大路欣也やら出演者はホント豪華(そして凛々しい)。 雪山を甘くみた上司と、その上司に従わざるを得なくとも、 何とかしようとする欣也さんのドラマだけで充分見応えがあります。 別ルート隊の比較的意味を込めたパートも決して悪くはないでしょう。 ガケ登りやら、自分で小便ができなくなるとか、 悲惨な描写は長い間記憶に残りそう。 クライマックスからの展開はちょっぴり悲しいです。 しかし、ここの吹雪はあまりいただけません。 役者さん、製作者さんたちのがんばりはわかりますが、 どうしても役者さんが吹雪の中を長時間歩いているようには見えないのです。 顔面に付着する雪の量がとにかく少ない。 風という風が役者さんに対して常に横向きなのも、どうなんでしょうか。 俺は吹雪の雪山を歩いた経験があるのですが、 そのときは眉毛とか雪で白くなりましたよ。 一緒に歩いてた人もそう。 しかも長時間歩いてると、そのことなんてどーでもよくなっちゃうんです。 あのときは辛かったなあ…。 まあ、関係ない話は置いといて、 この作品自体はおもしろかったんですけど、 そういった描写が気になってしまったのがちょっぴり残念でした。


4418 ランデヴー(BS 1985)

オトーサン、 「思い出すなあ、このイルミネーション」 パリへはじめて行って、シャンゼリゼのそばに投宿。 大晦日の夜、ただならぬ車の警笛音に目覚め、 シャンゼリゼに出ると、まばゆい光の渦。 いまでは、大イルミネーションが増えてきましたが、 それでも、これだけの広い大通りのイルミネーションは、 世界的にみても、数えるほどしかないのでは。 原題:Rendez-vous (1985) 監督:Andre Techine 脚本:Olivier Assayas/ Andre Techine Genre:Drama / Romance Country:France Language:French / English 上映時間:82分 あらすじ: 田舎出身の女優志願の娘ニナは 世話になったポロに友情を感じつつも、 幾人かの男性と関係を持っている。 ある日ポロの部屋で出会った役者くずれの カンタンの破滅的な雰囲気に魅かれ、結ばれる。 彼らの三角関係はカンタンの事故死で終わるが、 葬儀の日に現れた初老の男スクルツレーによって、 ニナはカンタンの過去を知らされる。 「ロミオとジュリエット」で共演した スクルチレーの娘と心中し、生き残ったのだ。 スクルツレーは「ロミオとジュリット」の ジュリエット役にニナを抜擢する... 出演者: Juliette Binoche ... Nina(ニナ) Jean-Louis Trintignant ... Scrutzler(スクルツレー) Wadeck Stanczak ... Paulot(ポロ) Lambert Wilson ... Quentin(カンタン) オトーサン、 「素敵な魅力をもった女優さんだね」 この映画、。ヌードシーンが売りのようですが、 このひとは、脱ぐべきではありません。 JULIETTE BINOCHE  ジュリエット・ビノシュ 誕生日 1964/3/9 出身 仏パリ 父は彫刻家、母は女優。 12歳で初舞台を踏み、フランスのコンセルヴァトワール卒業後、 「ゴダールのマリア」で映画デビュー。 「トリコロール/青の愛」でヴェネチア国際映画祭主演女優賞、 「イングリッシュ・ペイシェント」でアカデミー賞助演女優賞。 「ショコラ」でアカデミー賞主演女優賞ノミネート。 出演作 1984年「ゴダールのマリア」◆「家族生活」◆「暗殺の報酬」 1985年「ランデヴー」◇ 1986年「汚れた血」◇ 1988年「存在の耐えられない軽さ」◇ 1991年「ポンヌフの恋人」◇ 1992年「嵐が丘」◇「ダメージ」◇ 1993年「トリコロール/青の愛」◇ 1994年「トリコロール/赤の愛」◆ 1995年「プロヴァンスの恋」◇ 1996年「カウチ・イン・ニューヨーク」◇      「イングリッシュ・ペイシェント」◇ 1998年「溺れゆく女」◇ 1999年「年下の人」◇「サン・ピエールの命」◇ 2000年「ショコラ」◇ 2002年「シェフと素顔と、おいしい時間」◇ 2005年「綴り字のシーズン」◇「隠された記憶」◇ 2006年「パリ、ジュテーム」「こわれゆく世界の中で」◇ 2007年「ホウ・シャオシェンのレッド・バルーン」◇ 2008年「PARIS パリ」 その他の出演者: Dominique Lavanant ... Gertrude Anne Wiazemsky ... L'administratrice Jean-Louis Vitrac ... Fred Philippe Landoulsi ... Le regisseur Olimpia Carlisi ... Olimpia User Rating:6.7/10 ( 1,112 votes)IMDb User Rating-:/10( 20 votes) Yahoo! オトーサン、 「人間模様がよく描かれている」 カンヌ国際映画祭受賞 ・監督賞 アンドレ・テシネ 同ノミネート」 ・パルム・ドール アンドレ・テシネ User Reviews zetesさん Saint Paul, MN 2011年3月27日 ジュリエット・ビノシュがいい。 だが、女性たちに攻撃的だ。 ひどくステレオタイプで女嫌いだ。 だが、かつてビノシュの裸を拝みたかったら、 こいつは、あんたのための映画だ! ビノシュ演じるは、身持ちの悪い、かなり才能のない女優だ。 ポーロに出会い、舞台に招待する。 案内係と寝て、同棲しているのに。 ポーロとの出会いは、お気楽な関係をぶち壊す。 ポーロを家に連れてくるのだ。 案内係と寝ていると思っていて、 善良な男らしく振舞おうとする。 だが、彼女は、ランバート・ウイルソン演じる どうしようもないルームメイトに惹かれてしまう。 そいつは、彼女をみるや、 レイプし、殺すぞと脅かすのだ。 次に出合ったときは、 彼女の目の前で、彼の喉首をぶっ切ろうとする。 (もっていたカミソリで). フランス映画では、これが当たり前なのだ。 勿論、彼女は、彼にぞつこん惚れてしまい、 薔薇色の椰子の葉で、哀れなお人良しポーロを この映画は、女性を信じられないほど侮辱している。 幸いにも、ビノシュが素敵な女優なので、 映画を見るに値するものとしている。 いろいろな意味で、登場人物は、ステレオタイプだが、 ビノシュがカバーしているのだ。 これは、彼女のデビュー作だ。 最高の演技をみせている。 オトーサン、 「ロミオとジュリエットは、期待外れだったね」 ASHさん 2011年7月12日 ロミオとジュリエット 魅力的かどうかはともかく、 目の前でああも服を脱いでくれたりすれば、 たいていの男はコロッとイッちまったりするもんだと思うけどね。 なんというか、こういう女に翻弄される男たちの姿は 情けなくもあるんだけど、そうなる気持ちもまたよく分かるのよ。 ああ、なるほど、テシネ監督はそういう理由で ビノシュを主演に据えたのね。 と、ヘンなとこで納得しちまった。 もちろん、ビノシュのヌード目当てで鑑賞することは 決して悪いことではないと思うけど、 この複雑な愛の茶番劇、理解できたらたいしたもんだよ。 僕の場合、理解できるというよりは、 そういうことってあるよね、程度の解釈。 なんせ甘ちゃんですから。


4417 オブセッション 歪んだ愛の果て(BS 1990)

オトーサン、 「時代は変わったね」 男が女を選ぶ時代から、女が男を選ぶ時代。 男が女の後をつけ回す時代から、 女が男の後をつけ回す時代へ。 「据え膳食わぬは、男の恥」どころか、 「据え膳食わぬは、女の恥」のご時世です。 原題:Obsessed (2009) 監督:Steve Shill 脚本:David Loughery Genre: Drama / Thriller Rated PG-13 for sexual material including some suggestive dialogue, some violence and thematic content 上映時間:108分 あらすじ: 美人妻シャロンとの間に子宝に恵まれ、 仕事も順風満帆なデレクの下に、 セクシーで有能な派遣秘書リサが就く。 リサの視線にまんざらでもないデレクだったが、 社内のクリスマスパーティを機に始まった 彼女の過激な誘惑に困惑。 辛うじて拒絶したデレクは人事部に駆け込むが、 意外や意外、既にリサは辞めていた... 出演者: Idris Elba ... Derek(デレク) Beyonce Knowles ... Sharon(シャロン) Ali Larter ... Lisa(リサ) オトーサン、 「3人とも好演している」 ALI LARTER  アリ・ラーター 誕生日 1976/2/28 出身 米ニュージャージー州 13歳からモデルとして活躍。 テレビでも活躍。 「バーシティ・ブルース」でヌードを披露、 「TATARI」ではアクションで活躍している。 出演作 1999年「バーシティ・ブルース」◆「TATARI」◇ 2000年「ファイナル・デスティネーション」◇ 2001年「キューティ・ブロンド」◆「ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲」      「アメリカン・アウトロー」 2003年「デッドコースター」◇ 2004年「スリーウェイ 誘う女たち」 2007年「バイオハザードV」 2010年「バイオハザードW アフターライフ」 その他の出演者: Jerry O'Connell ... Ben Bonnie Perlman ... Marge Christine Lahti ... Reese Nathan Myers ... Kyle Nicolas Myers ... Kyle Matthew Humphreys ... Patrick Scout Taylor-Compton ... Samantha Richard Ruccolo ... Hank Bryan Ross ... Security Man Nelson Mashita ... Doctor Bruce McGill ... Joe Gage Ron Rogge ... Roger User Rating:4.6/10 ( 14,985 votes)IMDb User Rating:7.1/10( 807 votes) Yahoo! オトーサン、 「ラジー賞は、気の毒だね」 ラジー賞ノミネート ・ワースト主演女優賞 ビヨンセ ・ワースト助演女優賞 アリ・ラーター MTVムービー・アワード受賞 ・格闘シーン賞 ビヨンセ ビヨンセ vs. アリ・ラーター User Reviews hmsshoppingさん United States 2009年5月8日 何はともあれ、かなり面白い。 激怒していると、言わざるをえない。 この映画を"A Racist Piece of Trash"と コメントした奴にだ。 「白人女と寝るチャンスを逃すような黒人は少ない」 何たる言い草だ。 うむ、あんたは人種差別主義者なのか。 この映画、かなり面白かった。 夢中になった。 怒り、仰天し、手に汗を握った。 ドラマに取り込まれたのだ。 一番ショックだったのは、 アリ・ラーター演じるリサが、 男が自分を愛してくれると思い込んだことだ。 この手の他の映画のように、 女が男の家庭を意図的に破壊するのを期待していた。 いい意味で、リサには呆れ果てた。 まさにリアルだった。 胸を打つ高級な映画を期待しなかった。 面白く、手に汗にぎるものを期待した。 この映画は、まさにそうだった。 全然、退屈しなかった。 高望みするひとには、投稿してほしくない。 この映画、アカデミー賞作品ではないのだ。 そう、このままでいい。 すばらしいと思った。 スポンサーであるクリスチャンルブタンの 靴をばっちり撮っていた。 やったね。 オトーサン、 「地上波にしては、よかった」 NZTさん 2012年12月3日 Obsessed (原題) 地上波にて鑑賞。 アリ・ラーターの演技が素晴らしかったです。 綺麗でスタイルも抜群! こんな美女に誘惑されたら 男は自制きかせられないだろうな〜(笑) ビヨンセも綺麗。 特に旦那の誕生日の日にオシャレして 髪型もストレートヘアーにセットしてデートするんですが 抜群に綺麗でした。 ストーリーは似たような作品が多くて、 新しさこそありませんでしたが、 主軸になる3人のキャストの演技が素晴らしかったので 退屈することなく引き込まれました。


4416 女帝 春日局 (TV 1990)

「題名詐欺だね」 この映画、後に"女帝 春日局"となる"おふく"の物語です。 春日局としてのおふくは、全く出ていません。 いい映画だけに、こういう姿勢は、後世、嘲笑の対象になります。 「十朱幸代は、ミスキャスト、春日局らしくない」 そんな誤解を招きやすいのです。 原題:女帝 春日局(1990) 監督:中島貞夫 原作・脚本:高田宏治 Genre:Period Drama 上映時間:114分 あらすじ: 浪人・稲葉正成の妻ふくが 夫の仕官を依頼すべく京都伏見城に徳川家康を訪ねる。 ふくは、家康に迫られて、家康の子を身ごもる。 翌夏、秀忠の正室・お江与が懐妊した。 このことで江戸城は乳母を募った。 大年寄・大姥の局は、ふくを推し、 民部の局は、ふくが逆臣明智光秀の血を引くので反対。 お江与が、懐妊したが、死産だった。 大姥の局は、死産をひた隠し、 ふくの乳呑み児を替玉にしたて、竹千代と命名された。 翌年、秀忠が二代将軍に。 だが、お江与がまた懐妊、男児を出産し、国松と命名される。 大奥は、竹千代派と国松派に分れ、暗闘がはじまる。 出演者: 十朱幸代...おふく 草笛光子...大姥の局 名取裕子...民部卿の局 吉川十和子... お江与 オトーサン、 「十朱幸代がいい!」 名女優・名取裕子に引けをとりません。 その他の出演者: 金田賢一...徳川秀忠 鳥越マリ...おつめ 高瀬春奈... 雲井 長谷直美... 浮舟 片山由香... 挟衣 山本咲子... 葛城 松川裕美... 秋野 松村康世... 香川 藤奈津子... 芦川 原田大二郎...稲葉正成 本田博太郎...大久保忠隣 日向明子... 竜田野 浅利香津代..取上げ婆ア 淡路恵子... 勝山 長門裕之... 本多正信 若山富三郎... 徳川家康 User Rating:8.0/10( 40 votes) Yahoo! オトーサン、 「7点台だね」 User Reviews 伝衛門さん 2012年7月29日 子役時代の堂本剛君 発見! ちょっとテンション上がります! 春日局が主役であるかぎり、 竹千代派VS国松派の世継ぎ争いや それに絡む女同士の確執・謀略のオンパレードを期待してしまいます。 男子禁制のイメージのある大奥が舞台になるのであれば、 ちょっとしたスパイスとしてエロスも投入してほしいところです。 本作品は、こういった私の期待とは少々異なる内容となっていました。 何よりも主役をはる十朱幸代さんが迫力不足で 面白みに欠けたように感じました。 (『極妻II』でも感じてしまった違和感は本作品でも同様でした。 お上品過ぎるのかな?) ライバルとなる草笛光子さんのゾンビ風執念や 名取裕子さんの決死の表情に対し、 十朱幸代からは愛情しか感じられませんでした。 その愛もただただ我が子が愛おしいという一人の母親としての愛。 とても、この2人の女優に太刀打ちできるものではないはずですが、 権力ではなく剣力であっさり解決。 面白みを感じた点は 国松誕生時のお祭り騒ぎで大根を持って踊る オッパイガールを確認できたこと、 それ以上に着ぐるみのワンちゃんがノリノリで踊っていたこと。 鳥越まりさんのヌードには、さほど心ときめかず。 彼女には健康的なイメージしかないから? ”5年後にベッキーが裸になってもなぁ〜”みたいな?? オトーサン、 「堂本剛?知らんな」 台北の空港で出会ったキンキ キッズのひとりでした。 放浪紳士チャーリーさん 2011年12月18日 確か公開時のキャッチコピーは 「わたくし、権力に抱かれとうございます」 とかいうなんだかおどろおどろしい惹句だったはず。 高視聴率だった大河ドラマ「春日局」の フォローワー的な形でのお正月の公開だったような。 まあ、プログラム・ピクチャーとしては 極めて無難な出来ですね。 時代劇が十八番の東映らしく、 セットがすごくガッチリしてて厚みがある。 名作とか作るつもりはさらさらなく、 ところどころエロも織り交ぜつつ(笑) 娯楽時代劇の王道を突き進んでいてある意味潔い。 その志や良し!! 草笛光子や十朱幸代、名取裕子主要三女優いずれも好演。 「硝子の少年」以前の堂本剛もチラッと顔を見せていてたり。 今年の大河ドラマ「江」の、 超生ぬるい展開と比較してはいけないのかもしれないけど、 時代劇を作るのであれば、 最低でもこの作品くらいのレベルを保てるような 製作態度で臨んでもらいたいなあと、 来年のマツケン「平清盛」にはひそかに期待している自分... いつの間にやら映画のレビューじゃなくなってる。


4415 三等重役 (BS 1952)

トーサン、 「いろんな点で、記念碑的作品なんだね」 ・戦後間もなくのサラリーマン風俗を描いているところ。  サラリーマン重役、女性風俗、勤務態度 ・源氏鶏太が人気作家になったこと。 ・森繁久彌が注目されたこと。 「三等重役」シリーズや「社長」シリーズの先駆けだそうです。   原題:三等重役(1952) 監督:春原政久 原作:源氏鶏太 脚本:山本嘉次郎/ 井手俊郎 Genre:Drama 上映時間:98分 あらすじ: 南海産業の社長・奈良がGHQにより追放され 桑原が暫定的に社長の座に着いた。 だが、奈良は社長復帰直後に脳溢血で倒れ、 みんなほっとする。 社長夫人の千里は、新調した着物を着る機会を狙っている。 社内結婚を奨励し、仲人になって、着てみせたいのだ。 桑原は東京へ出張することになった。 前社長が世話していたお鶴に迫られ、同行する。 人事課長の浦島も連れて行くことにした。 出演者: 河村黎吉 ... 桑原社長 沢村貞子 ... 夫人・千里 森繁久彌 ... 浦島人事課長 坪内美子 ... お鶴 オトーサン、 「森繁さん、軽妙洒脱だ」 「沢村貞子三、お若いねー」 「社長秘書役の小林桂樹さん、初々しいね」 その他の出演者: 小林桂樹 ... 若原 小川虎之助 ... 奈良前社長 三好栄子 ... 夫人・とり子 関千恵子 ... 娘・由起子 井上大助 ... 息子・大助 千石規子 ... 浦島夫人 小林桂樹 ... 若原 島秋子 ... 久保青子 大泉滉 ... 村尾 木匠久美子 ... 木原トキ子 清水一郎 ... 高野営業部長 荒木道子 ... 高野夫人 村上冬樹 ... 千葉庶務課長 高堂国典 ... 勝田頭取 城正彦 ... 息子・亮助 進藤英太郎 ... 藤山社長 岡村文子 ... 夫人・京子 藤間紫 ... おこま 小野文春 ... 田口出張所長 越路吹雪 ... 道子 野田幸信 ... 給士・大山太郎 清川玉枝 ... 「久の家」のお内儀 User Rating:8.6/10( 9 votes) Yahoo! オトーサン、 「よくできているね」 随所に笑いが散りばめられています。 User Reviews shiba64さん 2008年12月17日 ちゃんと笑える喜劇です 社長シリーズから無責任男にいたる 東宝サラリーマン喜劇の元祖的な作品。 1952年だから今から50年以上前の映画なんで センスを少々心配して見ましたが、大丈夫ちゃんと笑えます。 日本の喜劇の王様である森繁さんは まだ社長ではなく人事課長です。 主役ではないのですが、森繁さんが出ると 笑いのテンションがぐっと上がるところはさすがです。 オトーサン、 「監督さんの名前、みんな間違っている」 春原政久と書いて、ひのはらと読むそうです。 pumpkinさん 2012年12月4日 大きな遺産 「新三等重役」や社長シリーズは見たことがあっても、 これは初めて。 プリント状態があまり良くないのは 東宝作品にしてはめずらしく、 見る機会がないのはそのせいか。 俳優はみな好演で、なかなか楽しい。 監督の春原政久はあまりなじみがないが、 ベストテン作もあり、実力派らしい。 東映所属でこれ一本だけ東宝へ貸し出されて撮ったという。 すると、ずいぶんな遺産を残したことになる。 東宝のプログラムピクチャーは 他社に比べてなぜか評価が低いが、 なかなかいいものがある。


4414 ディアボロス/悪魔の扉(BS 1997)

オトーサン、 「儲けたね」 まさか当代きっての名優アル・パチーノ主演映画とは、 思いませんでした。 今回は、表の顔は弁護士、実は悪魔という役です。 原題:The Devil's Advocate (1997) 監督:Taylor Hackford 原作:Andrew Neiderman 脚本:Jonathan Lemkin/ Tony Gilroy Genre:Drama / Mystery / Thriller Country:USA / Germany Language:English / German / Italian / Mandarin / Spanish 上映時間:144分 あらすじ: フロリダの青年弁護士ケビンは、 天才と評判のミルトンという弁護士が 経営する法律事務所に誘われる。 ケビンはニューヨークに移り住み、 ミルトンのもとで働くことになる。 だが、裁判中に検事補が突然倒れるなど、 奇妙な事件が続発。 それらはすべて、ミルトンの仕業だった。 ミルトンは自分が悪魔であることを告白する。 ケビンは必至に抵抗を試みるが... 出演者: Keanu Reeves ... Kevin Lomax(ケビン) Al Pacino ... John Milton(ミルトン) Charlize Theron ... Mary Ann Lomax(メアリー) オトーサン、 「背を高くみせようとしているな」 アル・パチーノの身長は、163cm。 競演のキアヌが、183cmですから、その差20cm。 エライさんは、パチーノですから、 背が低くみえては、ぶち壊しです。 AL PACINO アル・パチーノ 誕生日 1940/4/25 出身 米ニューヨーク州イーストハーレム 69年「ナタリーの朝」で映画デビュー。 「ゴッドファーザー」、「ディック・トレイシー」、「摩天楼を夢みて」で アカデミー賞助演男優賞ノミネート。 「セルピコ」、「ゴッドファーザーPART2」、「狼たちの午後」、 「ジャスティス」でアカデミー賞主演男優賞ノミネート。 「セント・オブ・ウーマン 夢の香り」でアカデミー賞主演男優賞受賞。 96年「リチャードを探して」で初監督。 出演作 1969年「ナタリーの朝」 1971年「哀しみの街角」 1972年「ゴッド・ファーザー」 1973年「スケアクロウ」「セルピコ」 1974年「ゴッド・ファーザーPART2」 1975年「狼たちの午後」 1977年「ボビー・デアフィールド」 1979年「ジャスティス」 1980年「クルージング」 1982年「喝采の陰で」 1983年「スカーフェイス」 1985年「レボリューション めぐり逢い」 1989年「シー・オブ・ラブ」 1990年「ゴッド・ファーザーPART3」「ディック・トレーシー」 1991年「イン・ベッド・ウイズ・マドンナ」      「恋のためらい/フランキーとジョニー」 1992年「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」◇      「摩天楼を夢見て」 1993年「カリートの道」 1995年「ヒート」◇「アル・パチーノ/天国の約束」 1996年「訣別の街」「アル・パチーノのリチャードを探して」 1997年「ディアポロス」◇「フェイク」◇ 1998年「チャイニーズ・コーヒー」 1999年「エニイ・ギブン・サンデー」◇「インサイダー」◇ 2002年「インソムニア」「ニューヨーク 最後の日々」◇「シモーヌ」◇ 2003年「リクルート」◇「ジーリ」 2004年「ヴェニスの商人」◇ 2005年「トゥー・フォー・ザ・マネー」◇ 2007年「オーシャンズ13」◆「88ミニッツ」 その他の出演者: Jeffrey Jones ... Eddie Barzoon Judith Ivey ... Mrs. Alice Lomax Connie Nielsen ... Christabella Andreoli Craig T. Nelson ... Alexander Cullen Tamara Tunie ... Mrs. Jackie Heath Ruben Santiago-Hudson ... Leamon Heath Debra Monk ... Pam Garrety Vyto Ruginis ... Mitch Weaver - Justice Department Laura Harrington ... Melissa Black Pamela Gray ... Mrs. Diana Barzoon George Wyner ... Meisel Chris Bauer ... Lloyd Gettys User Rating:7.4/10 ( 148,207 votes)IMDb User Rating:7.6/10( 1,799 votes) Yahoo! オトーサン、 「ま、こんなものかも」 144分は長すぎます。 終盤が、だらだらしていました。 User Reviews EdwardsMovieKitさん Malaysia 2006年7月2日 すごい映画、すべての質が高い!!! この映画、DVDでみた。. こんな映画、見たことがないと言いたい。 ストーリー展開の見事さに、畏怖の念を覚えたほどだ。 ある点で、平伏せざるを得ない。 面白さ、輝き、日常生活への適応、深いメッセージ、 洗練さ、すてきな人物描写、第1級の創造性、 すばらしい演技・監督・脚本。 すべてが渾然一体となっていて、 間違いなく、高得点をもたらしている。 アル・パチーノの演技は、いつも通りで驚くには当たらない。 溢れ出る自信、技量、明快さ。 キアヌ・リーヴスも傑出した演技をみせている。 知恵、成功、愛、そして、男の虚栄心を見事に演じている。 シャーリーズ・セロンは、まさしく情熱の化身だ。 だが、私をもっとも楽しませてくれたのは、 いたるところに散りばめられた素敵なせりふだ。 すべてに意味があり、興味深い。 この映画、私を仰天させた。 椅子にしがみついた。 だが、大好きなパートは、結末にやってきた。 映画のテーマが、明解な言葉になったのだ。 想像だにしなかった素敵なやり方だった! 意味のあるストーリーを楽しみたい すべてのひとに、オススメする。 すばらしい演技のブレンドも。 間違いなく、10点満点で9点だ。 オトーサン、 「NY五番街の女性にはむかついたな」 旦那が魂売って稼いだ金を浪費するだけなのに、 周囲を小馬鹿にして不平不満の塊。 まさに、生ける悪魔でした。 ジーナさん 2010年2月19日 未熟な心に潜む悪魔 弁護士に悪魔という 皮肉の効いた設定が面白いですね。 実際、アメリカの金持ち弁護士って 魂売っちゃってるでしょ(爆) ニューヨークらしい活気溢れたにぎやかな街並みと ハイソな生活レベルも楽しめます。 旦那が魂売って稼いだ金を浪費する妻たちの 悪魔っぷりも皮肉が効いてますね〜 虚栄が大好物の悪魔が巧みに人の心へ入り込み、精神を操る・・・ というストーリー軸ではありますが表立って 恐ろしい悪魔が登場するわけではなく、 ただ異様な雰囲気を感じさせるだけなので、 いかにも不気味なオカルトものを期待してしまうと ガッカリするでしょうね。 逆に言えば、オカルトが苦手な方でも鑑賞できる作風だと思います。 お金もあって広い家に住んで著名人とのパーティ三昧、 おまけに自由な時間がたっぷりある生活に不満を抱く 妻の気持ちが全く理解できないのは私だけ?(笑) 単なる価値観の違いなのか、 妻の心理描写が浅いのか分かりませんが イマイチ彼女に鑑賞移入できませんでした。 結構重要なキャラクターなので、 ここに共感できなかったのは痛手ですね。 もう一つ、大物弁護士と若手のホープの対立が 終盤まで無いのも物足りないですね。 もう少し早めに立場や利害などでぶつかり合わせても 良かったのではないでしょうか? 絶大なる影響力とカリスマ性を見事に表現したアル・パチーノ・・・ セリフに込められた威圧感と人を納得させる力によって 危うく私が悪魔崇拝者になってしまうところでした(笑) いつにも増して勢いがあるので油断したら堕ちますよ(爆) しかし、一番光り輝く存在感を発揮し確かな演技力を 見せてくれたのがシャーリーズ・セロン。 前半の生き生きした姿からは想像も出来ないぐらい 憔悴しきった姿は観ていて辛いモノがありました。 この優れた役者たちの迫真の演技は一見の価値アリでしょう。 キアヌ・リーヴスはこの二人に囲まれちゃうと、 やっぱり見劣りしますかね(爆) ちなみにセロンと色気対決をしていたコニー・ニールセンの妖艶さも要チェック。 若い者にはない生々しい何かが彼女にはあります(笑) 思いがけない関係が突然明かされたりなど 唐突に感じられる展開もありましたが、 虚栄・欲・自己愛を巧妙に活かした脚本とテンポの良さ、 緊張感ある演出と際立つ映像には好感が持てました。 賛否両論あるラストは、趣向をこらしていて個人的には気に入っています。 法廷やら悪魔やらとアメリカ特有の題材を扱っているので 万人ウケする作品だとは思いませんが、 無罪判決を勝ち取る弁護士の葛藤や家族の苦悩など ドラマ性があったおかげでオカルト系が苦手な私でも飽きずに鑑賞できました。 120分超の作品ですが、長さを感じずに観れますよ。


4413 ザ・クラウン 炎のリベンジャー(TV 2005)

オトーサン、 「これって、続編か」 all cinemaで調べると、TVシリーズの最後尾に この映画が載っていました。 ・ザ・クラウン(1998) ・ザ・クラウン II 5000万ドル奪還指令(1998) ・ハイタワー・ジャック ザ・クラウンIII(1999) ・ザ・クラウン(1998〜2001) ・ザ・クラウン 炎のリベンジャー(2005) 「どっちみち、期待しないほうがいいな」 原題:Der Clown (TV 2005) 監督:Sebastian Vigg 脚本:Timo Berndt Genre:Action / Crime / Thriller Country:Germany Language:German 上映時間:104分 あらすじ: (導入部) 道化師のマスクをかぶったヒーロー"クラウン"。 その正体は、元特殊部隊員のマックス。 恋人のクラウディア、命知らずのダブスとともに 闇刑事として悪との戦いを続けていた。 警察のフュアマンは、クラウンたちを目の敵にしていた。 クラウディアが、ホッケー・マスクをかぶった男に 射殺された。 (本編) マックスは"クラウン"の封印を決意。 クラウディアの仇を討つため、 ショッピングセンターで警備員をしながら、 男が隠していった「見取り図」を見張り続ける。 それから4年、クラウディアの妹・レアが 強盗団に誘拐される事件が起こる。 レアをさらった強盗団のリーダー、 ホッケー・マスク男、ゾルベクこそ クラウディアを殺した男だった。 宿敵登場に、マックスは再びクラウンとして、 悪と戦うべく立ち上がる... 出演者: Sven Martinek ... Max Hecker(マックス) Thomas Anzenhofer ... Tobias 'Dobbs' Steiger(ダブス) Eva Habermann ... Leah Diehl(レア) Gotz Otto ... Zorbek(ゾルベク) オトーサン、 「主役不在の感じだね」 むしろ、道化師やホッケーマスクの男が 主役なのでしょう。 その他の出演者: Andreas Schmidt-Schaller ... Fuhrmann Stefan Weinert ... Martin Schneider Dirk Heinrichs ... Marten Martin Brambach ... Kahler Xaver Hutter ... Salbach Patrice Bouedibela ... Daib Stefan Gebelhoff ... Wolff Xenia Seeberg ... Mona Thomas Born ... Tom Bernhard Hoecker ... Erdoan Claudia Mehnert ... Antonia User Rating:4.5/10 ( 428 votes)IMDb User Rating:6.5/10( 44 votes) Yahoo! オトーサン、 「うーん、中をとって5点あげたいね」 ドイツの誇るアウトバーンとBMWが 沢山出ていたのは、加点要素でしょう。 User Reviews marcさん Germany 2005年10月13日 過去最低の映画 こいつは、最悪の映画だ。 アイディア、才能、オリジナリテイがない。 エド・ウッドの映画すら、アカデミー賞の傑作と思わせてくれる。 特殊効果モ、スタントも、退屈だ。 まったく笑止千万だ。 サルがつくったのかと思うほどだ。 演技など存在しない。 ジュネーブ協定を馬鹿にしている せりふには、困惑する。 時々、消したほどだ。 カス男さえ、この連中よりはマシだ。 時間とお金の浪費。 何か面白いものを見たかったら、 テレビの数字をみたほうがいい。 どんなことがあっても、避けたほうがいい。 オトーサン、 「ほんと、レアは美人だね」 ドイツでは、有数のセクシー女優さんだとか。 ジーナさん 2008年7月13日 妹はキレイ ドイツらしい派手でユニークなアクションが盛りだくさん。 何作かこの「ザ・クラウン」シリーズを観ているが、 アクションシーンの出来は一番イイのではないでしょうか。 そしてダブスも一番イイ♪ マライア・キャリー崩れのクラウディアが殺されたエピソードを観ていないので 序盤ストーリーに入りこむのに少々手間取ったし、 クラウンの正体を知っていた謎の集団は どうなっちゃったのか分からないなど、 この作品にたどり着くまでの過程が気になる。 何よりTVシリーズを観ていない事で抜けた年数分 マックスが確実に老けている(爆) 最初、画面に現れた男がマックスだという事に気づけなかったほどだ。 敵集団のアンジェリーナ・ジョリー崩れの女に「中年男」呼ばわりされた時は、 何とも切ない気分になりましたよ(笑) さて、今回の内容に関しては面白みのあるアクションだけに限らず ストーリーもナカナカ面白い。 ただ、ショッピングセンター内に閉じ込められた犯人グループが どうやって外に出てきたのか謎だったりもするし、 そもそも見取り図を取りに来るのに ナゼ4年も費やしたのか分からない。 まあ、細かいことを気にしないで 気楽に楽しんだ方がイイんでしょうが・・・。


4412 サザン・コンフォート/ブラボー小隊 恐怖の脱出(DVD 1981)

オトーサン、 「気味悪い場所だったな」 ニューオリンズの郊外に、沼地があります。 湿原には、緩やかな流れがあって、 船にゆられていくと、 奇妙な植生や水鳥たちが目を楽しませてくれますが、 下手すると、ワニに食い殺されます。 原題:Southern Comfort (1981) 監督:Walter Hill 脚本:Michael Kane/Walter Hill/David Giler Genre:Adventure / Drama / Thriller Country:USA / Switzerland / UK Language:English / French 上映時間:106分 あらすじ: 1973年、ルイジアナ州軍 ハーディン伍長はブラボー小隊の新入り。 小隊には、お調子者スペンサー上等兵、 ちょっと危ない雰囲気のリース伍長などがいた。 行軍中、道に迷い、沼を渡るために、 ケイジャンのカヌーを拝借したが、 これがケイジャンの怒りを買い、 隊員たちは、次々に殺されていく。 仲間割れも起き、隊員数が減っていく。 1人だけでも、無事、生き残れるだろうか? 出演者: Keith Carradine ... Spencer(スペンサー) Powers Boothe ... Hardin(ハーディン軍曹) Fred Ward ... Reece(リース) オトーサン、 「誰が誰だか、わからん」 何しろ、湿った昼なお暗き沼地を行軍するのですから、 泥まみれの顔の判別などつきません。 その他の出演者: Franklyn Seales ... Simms T.K. Carter ... Cribbs Lewis Smith ... Stuckey Les Lannom ... Casper Peter Coyote ... Poole Alan Autry ... Bowden Brion James ... Trapper Sonny Landham ... Hunter Allan Graf ... Hunter Ned Dowd ... Hunter Rob Ryder ... Hunter Greg Guirard ... Cajun Couple User Rating:7.1/10( 7,560 votes)IMDb User Rating:-/10( 3 votes) Yahoo! オトーサン、 「アメリカ人には、切実なテーマだね」 User Reviews Mark Braslerさん 1999年1月8日 ベトナムを描いた傑作のひとつ。 ベトナムを描いた傑作の舞台を ルイジアナの沼地にしたのは、皮肉だ。 ルイジアナ州軍が、 何人かのケイジャンを怒らせ、狙い打ちしたので、 大いなる緊迫状態に突入する。 テーマは、「見知らぬ土地での見知らぬひと」と 「誰を信頼できるか」だ。 最後になって、2人の主人公にとって事態が変わる。 パワーズ・ブースとキース・キャラダインが好演している。 オトーサン、 「そう通好みだね」 サウンドもなかなか凝っています。 沼地を走り回る音、ケイジャンの叫びや音楽など。 ノインさん 2004年9月12日 アメリカの異界 「アメリカの内なる異界における戦争」を 緊張感たっぷりに描いた傑作。 枯れた柳のような木々が鬱蒼と生い茂り、 茶色く濁った沼が足元に広がる陰鬱な空間を K・キャラダイン、P・ブース、F・ウォードという 野卑な面構えをした俳優たちが這いずり回るという いかにも華の無い作品だが、 巧みな脚本によって通好みな出来となっている。 主人公である小隊のメンバーが少しも善玉で無く、 傲慢で粗暴なヤンキー気質丸出しのキャラとして描かれている点が ドラマに重層性を与え、緊張感を持続させている。 クライマックスの村落での描写も、 更なる異界に迷い込んだという不安と緊張を高め、 息をつかせない面白さがある。 この映画のケイジャンのように、 特定の人種を戯画的・差別的に描くことは 現代では不可能な筈であり、 いかにも「失われた映画」の風情が楽しめる。


4411 世にも怪奇な物語(TV 2011)

オトーサン、 「オムニバスか」 はっきり言って、オミニバスはきらいです。 不揃いの短編を見るのは、苦痛です。 この映画は、3話構成だから、まだマシですが。 原題:Histoires extraordinaires (1968) 監督:Federico Fellini/ Louis Malle/Roger Vadim 原作:Edgar Allan Poe 脚本:Edgar Allan Poe Roger Vadim/Pascal Cousin/Louis Malle/Clement Biddle Wood Daniel Boulanger/Federico Fellini/Bernardino Zapponi Genre:Horror / Mystery Country:France / Italy Language:French / Italian / English 上映時間:121分 あらすじ: 第1話 黒馬の哭く館 メッチェンゲルシュタイン伯爵家の令嬢フレデリックは 二十二歳の若さで、莫大な財産を相続した。 ある日、夜明けに見た悪夢を忘れるため、 多勢の招待客と召使いを連れて、 幼年時代を過した城に出かけた。 城で彼女は思うままにふるまった。 人々は彼女の憎しみを買うのをおそれ、いいなりになっていたが、 近くに住むベルリフォジング男爵家のウィルヘルムは 軽蔑のまなざしだった。 ある日森の中でウィルヘルムが仕掛けた罠に馬を下りたフレデリックが 足首をはさまれのがきっかけで二人は知り合った。 フレデリックは一目で彼にひかれ、誘惑しようとした。 彼は拒絶した。 傷ついたフレデリックはウィルヘルムの馬小屋に放火、 愛馬を救出しようとしてウィルヘルムも焼死した。 それ以後、黒馬が城に駈け込み狂ったように暴れたり、 壁かけの馬の部分だけが焼けたりということが起きた。 彼女は織物師を呼び、壁かけの馬を修理させたが、 その糸が自分の運命を織っているように感じた。 そしてある夜、不意の落雷によってあたりの草原一面、火の海になった。 彼女の愛する黒い馬は狂ったように興奮した。 その馬の背にまたがるとフレデリックは、火の海の中に飛び込んでいった。 第2話 影を殺した男 ウィリアム・ウィルソンはサディスティックで狡猾。 同姓同名の男があらわれ彼の悪事の邪魔をした。 数年後、軍隊の士官となったウィルソンは 賭博場であった美しい女とカードの勝負をした。 イカサマで女の肉体を勝ちとり、 多勢の目の前で女の上半身を裸にし、笞打った。 だが、そこに例のウィルソンがまたあらわれた。 ウィルソンはインチキをあばき、短剣で殺される。 その後、ウィルソンは教会の塔から墜落して死んだ。 彼の死体のわき腹には深々と短剣が突きささっていた。 第3話 悪魔の首飾り トビー・ダミットは、イギリスの俳優。 かつては、名声と賞讃につつまれていたが、 アル中がたたり、仕事もなく、落ち目だった。 そんな彼にイタリアから新車フェラーリを報酬に 映画出演の話が来た。 彼はイタリアにとんだ。 テレビのインタビューがあり、受賞式にゲストとして出席した。 疲れ、えたいの知れない不安から、酒をのみつづけた。 逃げるように会場を出ると、フェラーリにとびのり、 ただひたすら、車を走らせた。 道に迷い、工事中の標識をみて急ブレーキをかけた。 夜霧のたち込めるむこうに白いボールを持ち、 少女の姿をしながら、顔は老婆という幻覚をみた。 トビーを、甘美な死の世界に招いているようだった。 猛烈なスピードで、その幻覚の方へ前進した。 出演者: Jane Fonda ... Contessa Frederique de Metzengerstein (第1話)フレデリック Alain Delon ... William Wilson(第2話) ウィルソン Terence Stamp ... Toby Dammit (第3話) トビー オトーサン、 「こんなにいい俳優だったか」 TERENCE STAMP  テレンス・スタンプ 誕生日 1938/7/22 出身 英ロンドン 美術学校を経て、広告代理店に勤めたが、 友人の勧めで演劇の世界へ。 62年、映画デビュー。 同年の「奴隷戦艦」でアカデミー賞ノミネート。 「コレクター」でカンヌ映画祭主演男優賞受賞。 出演作 1962年「奴隷戦艦」「可愛い妖精」 1965年「コレクター」 1966年「唇からナイフ」 1967年「遙か群衆を離れて「世にも怪奇な物語」 1968年「血と怒りの河」「夜空に星があるように」「テオレマ」 1971年「ランボー 地獄の季節」 1976年「悦楽の闇」 1978年「スーパーマン」「バグダッドの盗賊」 1979年「抱いて…」「注目すべき人々との出会い」 1981年「スーバーマンU・冒険篇」「怪獣島の秘密」 1982年「コリンヌ・クレリーのヌード・ダンサー」 1984年「殺し屋たちの挽歌」「狼の血族」 1985年「リンク」 1986年「夜霧のマンハッタン」「アンダー・ザ・チェリームーン」 1987年「シシリアン」「ウォール街」 1988年「エイリアン・ネイション」「ヤングガン」 1989年「ザ・リスク/甘く危険な賭け」 1993年「ブロンディー/女銀行強盗」 1994年「プリシラ」 1996年「私家版」「超能力者 ユリ・ゲラー」 1997年「BLISS」「ラブ・ウォーク・イン」「楽園のキス」 1999年「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」      「イギリスから来た男」「ビッグムービー」 2000年「レッド・プラネット」 2001年「僕の妻はシャルロット・ゲンズブール」「ゴッド・クローン」 2003年「ホーンテッドマンション」「セレブな彼女の落とし方」 2005年「エレクトラ」 2008年「ゲット スマート」「ウォンテッド」 「イエスマン/“YES”は人生のパスワード」 2009年「ワルキューレ」 その他の出演者: James Robertson Justice ... Countess' Advisor(第1話) Francoise Prevost ... Friend of Countess (第1話) Peter Fonda ... Baron Wilhelm Berlifitzing(第1話) Georges Douking ... Le licier(第1話) Philippe Lemaire ... Philippe(第1話) Carla Marlier ... Claude(第1話) Brigitte Bardot ... Giuseppina(第2話) Katia Christine ... Young girl on the dissection table(第2話) Salvo Randone ... Priest(第3話) User Rating:6.6/10( 2,611 votes)IMDb User Rating:8.3/10( 190 votes) Yahoo! オトーサン、 「確かに、第3話が断トツだね」 短編なのに名監督フエリーニの力量を感じました。 User Reviews Starchさん Seattle 2001年8月6日 フエリーニ作品に飛べ 3話構成だ、 第1話は飛ばそう。 若きジェーン・フォンダに気があるなら、 見てもいい。 第2話。 いいけれども、記憶に残らない。 第3話がいい。 "フエリーニ風"だ! フェリーニのワイルドな想像力が物語感覚を生んでいる。 猛スピードでローマを彷徨する 頭がおかしくなったイギリスの俳優の物語だ。 第3話には、すばらしいオリジナルの悪魔のイメージがある。 確か、テレンス・スタンプ演じるトビーのせりふには、 "Anglican devil"とあった。 好きなのは、私だけかもしれないが、 悪魔のコンセプトは、これまで映画でみた 精霊イメージのなかでは、秀逸だ。 尻尾をもった醜くく恐ろしい男よりも、 宗教学的には、より適切だと思うだろう。 オトーサン、 「映像の魔術師フエリーニ!」 ハリアー黒さん 2012年11月15日 幻想の中の恐怖 第3話「悪魔の首飾り(トビーダミット)」が 映画史に残る傑作だ。 ヨーロッパ映画というカテゴリーが、 まだしっかりと残っていた時代の作品。 ポーの作品を大胆にリメイクし、 まったく新しいフェリーニ作品に仕上げている。 ユーモアと皮肉、美しさと恐怖が、 作品の中で見事なつづれ織りとなっている。 テレンス・スタンプの存在感は抜群で、 この作品は彼無しでは成立しない。 未見のかたは必見です。


4410 シェアハウス(TV 2011)

オトーサン、 「調べてみましたよー」 ここ数年、増えている新しいライフスタイル。 一つの家を何人かとシエア(共有)して暮らす。 キッチン、洗面台・浴槽、シャワーや 玄関、リビング、テラスなどは住人全員でシエアするので、 触れあいが生まれる。 一方、個室があるので、プライバシーを確保できる。 原題:シェアハウス(2011) 監督:喜多一郎 脚本:里島美和 / 喜多一郎 Genre:Drama 上映時間:104分 あらすじ: 夫と娘夫婦に先立たれた有希子、 ケータイ小説家の麗子、離婚した郵便局員の花恵は、 湘南のカフェに集う友人同士だ。 ある日、海で入水自殺をしかけたまひるを救う。 有希子と麗子、花恵、まひるの4人は、 ひとり暮らしの先行きに不安を感じて ハウスを建て、共同生活を送ることになるが... 出演者: 吉行和子 ...有希子 佐伯めぐみ ...まひる 浅田美代子 ...麗子 オトーサン、 「吉行和子さん、年取ったなあ」 演技の巧さには定評がありますが、 1935年生まれでは、いかんせん、若くは見えません。 その他の出演者: 木野花 ...花恵 牧田哲也 ...優人 高橋愛 ...マリ 三上真史 ...譜久村聖 生田衣梨奈 鞘師里保 鈴木香音 劇団ひとり 大方斐紗子 坂上忍 大杉漣 榎木孝明 User Rating:3.3/10( 21 votes) Yahoo! オトーサン、 「分かるな、この低スコア」 でも、久しぶりに湘南の海をみて、和みました。 新築の家で、喜ぶシーンをみて、 山荘が出来たときの歓声を思い出しました。 「わ−、木の香りがいいわー」 「このテラス、広いのね、眺めがいいわね」 User Reviews surou123jogさん 2012年8月6日 ハウスメーカーの宣伝? wowowで観ました。 映画館行かなくて良かったあ。 おそまつな映画でした。 吉行さんが出てるので期待してましたが 俳優さんたちが気の毒になるような映画でした。 どこが良いのかわかりません。 ハウスメーカーの長ーいつまらないコマーシャルって感じ。 オトーサン、 「流行っているようだけど」 飛びつくと、後で後悔するかも。 喫茶店で会っている時は、親友でも、 一緒に暮らしはじめると、喧嘩相手になるかも。 仲間が病気になれば、ケアハウスに様変わり。 きょんすけさん 2012年8月22日 何か違和感 夫や娘に先立たれた女性、離婚した女性、 恋愛ベタで売れない携帯小説家、 人生に疲れて自殺未遂した女性の4人が、 海の近くのシェアハウスで共同生活を始める… というストーリー。 女性同士、気軽に暮らしましょう 〜素敵なシェアハウス生活〜という 雑誌の特集を見ているような感覚でした。 人生再生とか第二の人生をといった人間ドラマ要素があまりなく、 ちょっとがっかり。 季節は初夏と思われる時期のみだけなので、 時間の経過が感じられず、 どのぐらいの時間を皆で過ごしたのかわからない。 生活感もない。 なので、まひる(佐伯めぐみ)が有希子(吉行和子)に言う 「家族よね」という言葉も少々違和感あり。 他にも泣きのシーンやらが自然に見えなかったり… このシェアハウス、一般的なのとは違い ほぼマイホーム感覚に近い。 4人それぞれかなりの金額を出し合ったよう。 まだ若いまひるがここを出て行く時や 遺産分配などどうやるのだろう?などが気になりました。


4409 スウィングガールズ(BS 2004)

オトーサン、 「これ見たよ」 映画批評も書いた記憶があります。 でも、なぜか、索引には掲載されていません。 「変だなあ」 原題:スウィングガールズ(2004) 監督・脚本:矢口史靖 Genre: Drama / Comedy / Music 上映時間:105分 あらすじ: 東北地方の高校。 落ちこぼれ女子学生13人は 夏休みに数学教師・小澤の補習を受けていた。 鈴木友子は、授業も上の空、校庭を見下ろしていた。 「あら」 高校野球予選の応援に行った ブラスバンド部の仕出し弁当が遅れて届いたことに気づく。 弁当運びを口実に、13人は補習を抜け出す。 道中、弁当は炎天下で腐って、 ブラスバンドの生徒たちは、入院。 難を逃れた拓雄は、次の試合までに 即席のブラスバンドをつくることにする。 だが、集まったのは例の13人。 拓雄は、ビッグバンドジャズをやろうと思いつく... 出演者: 上野樹里 ... 鈴木友子・テナーサックス 貫地谷しほり ... 斉藤良江・トランペット 平岡祐太 ... 中村拓雄・ピアノ 竹中直人 ... 小澤忠彦(数学教師) オトーサン、 「上野樹里って、好感タイプだね」 その他の出演者: 本仮屋ユイカ ... 関口香織・トロンボーン 豊島由佳梨 ... 田中直美・ドラム あすか ... 久保千佳・アルトサックス 中村知世 ... 岡村恵子・アルトサックス 根本直枝 ... 大津明美・テナーサックス 松田まどか ... 清水弓子・バリトンサックス 水田芙美子 ... 山本由香・ベース 関根香菜 ... 渡辺弘美・ギター 辰巳奈都子 ... 小林陽子・トロンボーン 中沢なつき ... 木下美保・トロンボーン 前原絵理 ... 吉田加世・トロンボーン 長嶋美紗 ... 宮崎美郷・トランペット あべなぎさ ... 下田玲子・トランペット 金崎睦美 ... 石川理絵・トランペット 白石美帆 ... 伊丹弥生(音楽教師) 小日向文世 ... 鈴木泰三(友子の父) 渡辺えり子 ... 鈴木早苗(友子の母) 谷啓 ... 森下(音楽の先生) 金子莉奈 ... 鈴木亜紀(友子の妹) 桜むつ子 ... 鈴木みえ(友子の祖母) 眞島秀和 ... 高志(自動車工場の工員) 三上真史 ... 雄介(自動車工場の工員) 福士誠治 ... 井上(野球部3年) 高橋一生 ... 部長(吹奏楽部の男子生徒) 田中要次 ... パチンコ店の店長 徳井優 ... カラオケボックスの店員 木野花 ... スーパーフロアの主任 大倉孝二 ... スーパーフロアのチーフ 西田尚美 ... 真澄(音楽教室の生徒) 菅原大吉 ... 音楽ホールの司会者 谷本和優 ... 聡(音楽教室の生徒) 小形雄二 ... 列車の車掌 江口のりこ ... 楽器店の店員 佐藤二朗 ... バス運転手 森下能幸 ... 弁当屋 宝井誠明 ... 久保田先生 坂田聡 ... パチンコ客 岩佐真悠子 ... 千恵(女生徒) 森康子 ... 老婆 林田麻里 ... 公園前の奥さん 武田祐子 ... テレビのアナウンサー User Rating:7.5/10(1,774 votes)IMDb User Rating:7.8/10( 4,874 votes) Yahoo! オトーサン、 「それほどいいとは思えませんが...」 日本アカデミー賞受賞 ・脚本賞 矢口史靖 ・音楽賞 ・録音賞 ・編集賞 ・新人俳優賞 平岡祐太 上野樹里 同ノミネート ・作品賞 ・監督賞 矢口史靖 User Reviews Gigo_Satanaさん Oriental State of Mind 2005年4月5日 "世界には、2種類のひとがいる... スウィングするひととしないひとと" この映画を見に行くにあたって、 望ましいのは、ジャズのような音楽スタイルに心を開くことだ。 だが、そうでなくても、この映画は問題にならない。 この映画、音楽を教えようとか、強制するものではない。 ただ、状況を提示し、 落ちこぼれ女子学生たちが音楽クラスに組みこまれ、 ジャズへの情熱に目覚めるというものだ。 もっと高尚なものになりえたかも知れないが、 正直言って、そうしなくてよかった。 メロドラマ風にも、コメディ風にも、 あるいは、両方混ぜたようにもなりえたが、 そうしなかった。 一直線に進み、ベストをつくしている。 もたつくこともなく、主人公たちが悩んだりすることもなく、 なつかしい陽気な音楽とともに時が過ぎていく。 だが、女子学生をとりまく状況は、 普段は、こんなものではないだろう。 ここでは、新しいタイプのキュートな日本の女の子が 描かれている。 Suicide Club やAll About Lily Chou-Chouに似ている。. この映画は、さまざまな音楽テーマを持ち込んでいるが、 上記の2つの映画とは、まったく対極にある。 愉快なビート、ありきたりにならないようにした努力に対して、 8点を献上したい。 オトーサン、 「上野樹里がキライ?」 昔、先輩から忠告されました。 年をとると、いい悪いと好き嫌いの区別がつかなくなるぜ。 黒美君彦さん 2005年2月4日 予定調和 諸賢ご指摘の通り、予定調和で ついに最後まで行っちゃったよ、矢口クン・・・という印象。 決して悪いわけでなく、最後の大団円は楽しかったし、 女子高生のビッグジャズバンドを思わず応援もした。 カッコよくまとめあげてもいる。 が、『ウォーターボーイズ』であった 「男とシンクロ」というミスマッチの気持ち悪さに比べると、 「女子高生とジャズ」の方がまともに見えてしまうので損をしている。 突然みんなの技術が飛躍的に上達するというのにも無理は感じるし・・・。 ジャズに巻き込まれるモチベーションの説得力が弱い。 まあ、基本はスポ根映画なのだからいいんだが、 個人的にどうも上野樹里タイプがキラいだ ということに気づいてしまった(苦笑)。


4408 デモリション・マン(TV 1993)

オトーサン、 「"壊し屋"という意味か」 壊し屋といえば、小澤一郎さん。 日本新党をこわし、民主党もこわし、 今度の"嘉田新党"も、いずれ、こわすでしょうね。 原題:Demolition Man (1993) 監督:Marco Brambilla 原作:Peter M. Lenkov /Robert Reneau 脚本:Daniel Waters/Robert Reneau/Peter M. Lenkov Genre: Action / Crime / SF Rated R for non-stop action violence, and for strong language 上映時間:115分 あらすじ: 1996年、刑事スパルタンは、 極悪人フェニックスを追いつめる。 だが、彼の罠にはまって、人質30人が全員死亡し、 その責任を負わされ、冷凍刑務所に送られた。 そして2032年、安穏と平和に守られた 新世界サン・アンジェルスに、脱獄したフェニックスが出現。 平和ボケの警察機構には成すすべもなく、 最後の望みとしてスパルタンを解凍する。 出演者: Sylvester Stallone ... John Spartan(スパルタン) Wesley Snipes ... Simon Phoenix(フェニックス) Sandra Bullock ... Lenina Huxley(レニーナ) オトーサン、 「この2人、壊す、壊す...、壊すねえ」 ご贔屓のサンドラ・ブロックの初々しいこと。 SYLVESTER STALLONE  シルヴェスター・スタローン 誕生日 1946/7/6 出身 米ニューヨーク 少年時代は、ウェイト・トレーニングに明け暮れた。 スイスの大学時代に俳優を志し、 マイアミ大学演劇科に編入したが中退する。 69年にニューヨークへ出て、生活苦の中、役者を志す。 75年、クローズド・サーキッドで観た ヘビー級チャンピオン戦に刺激されて三日で書き上げたシナリオが 映画「ロッキー」として自ら主役を演じ、大ヒット。 以後、「ロッキー」「ランボー」シリーズで アクション・スターとしての地位を不動のものにする。 出演作 1971年「ザ・イタリアン・スタローン」      「ウッディ・アレンのバナナ」「レベル」 1974年「ブルックリンの青春」 1975年「ビッグ・ボス」「さらば愛しき女よ」 1976年「デス・レース2000」「爆走!キャノンボール」「ロッキー」◇ 1978年「パラダイス・アレイ」「フィスト」「ロッキー2」◇ 1980年「勝利への脱出」◇ 1981年「ナイトホークス」◇ 1982年「ランボー」◇「ロッキー3」◇ 1983年「ステイン・アライブ」 1984年「クラブ・ラインストーン/今夜は最高」 1985年「ランボー/怒りの脱出」◇「ロッキー4 炎の友情」◇ 1986年「コブラ」◇ 1987年「オーバー・ザ・トップ」◇ 1988年「ランボー3/怒りのアフガン」◇ 1989年「デッドフォール」◇「ロックアップ」◇ 1990年「ロッキー5/最後のドラマ」◇ 1991年「オスカー」◇ 1992年「刑事ジョー/ママにお手上げ」◇ 1993年「デモリションマン」◇「クリフハンガー」◇ 1994年「スペシャリスト」◇ 1995年「暗殺者」◇「ジャッジ・ドレッド」◇ 1996年「デイライト」◇ 1997年「コップランド」◇「メン・イン・ブラック」▲ 1998年「アンツ」(声)◆「アラン・スミシー・フィルム」 2000年「追撃者」◇ 2001年「ドリヴン」◇ 2002年「D−TOX」◇「ザ・ボディガード」◇ 2003年「スパイキッズ3−D/ゲームオーバー」◇「Taxi3」▲ 2006年「ロッキー・ザ・ファイナル」◇ 2008年「ランボー 最後の戦場」◇ 2009年「スタローン in ハリウッド・トラブル」 2010年「エクスペンダブルズ」 その他の出演者: Nigel Hawthorne ... Dr. Raymond Cocteau Benjamin Bratt ... Alfredo Garcia Bob Gunton ... Chief George Earle Glenn Shadix ... Associate Bob Denis Leary ... Edgar Friendly Grand L. Bush ... Zachary Lamb - Young Pat Skipper ... Helicopter Pilot Steve Kahan ... Captain Healy Paul Bollen ... T.F.R. Officer Mark Colson ... Warden William Smithers - Young Andre Gregory ... Warden William Smithers - Aged John Enos III ... Prisoner User Rating: 6.5/10 ( 73,316 votes)IMDb User Rating:7.4/10( 1,364 votes) Yahoo! オトーサン、 「そんなに悪くないよ」 ラジー賞ノミネート ・ワースト助演女優賞 サンドラ・ブロック User Reviews Alex Brownさん Woking, England 2002年2月9日 みんなが言うほど悪くはないぜ! これは、みんなが駄作という類の映画だ。 オレには、その理由が分からん。 真面目に受け取ってはいけない。 楽しいライドなのだ。 ウェズリー・スナイプスとスタローンは、 悪人と善人として対決する。 冷凍保存装置から数百年後に出てきた仇敵なのだ。 サンドラ・ブロックは、なつかしい。 「スピード」がヒットする前だから初々しい。 当時は、スタローンの全盛期だった。 役立たずの警官役を演じている。 ナイジェル・ホーソンの楽しい演技も、見ものだ。 オトーサン、 「アクションにユーモアは大事、その通りだね」 ジーナさん 2009年12月21日 アクションにユーモアは大事 ほのぼのゆるゆるの未来社会は結構好きです。 30数年でこれほど変わってしまうかは疑問ですが、 細かい事を気にしなければ楽しめる世界観でしょう。 ウブな会話や暴力とは無縁の警察官、セックスのくだりや編み物技術など 笑いどころもありましたよ。 運命のめぐり合わせで再び戦うことになった刑事とフェニックスの2人・・・ と言うと退屈そうですが、 冷凍保存や平和な街などのアイデアによって 意外に楽しめる娯楽作品に仕上がっています。 シュワちゃんが大統領とかトイレ事情とか 様々なトコロに散りばめられた皮肉も効果的でした。 相変わらず未来が似合わないスタローンはさておき(爆) ウェズリー・スナイプスのコミカルな演技は個人的に好きなので 今作の頭が悪そうなキャラクターも良かったですし、 シャープなマーシャルアーツも光ってました。 デビュー作となるサンドラ・ブロックもおとぼけなキャラが可愛かったですし、 20世紀マニアなのも面白みがありましたね。 地味にベンジャミン・ブラットのキャラもイイ味出してましたよ。 肝心要のアクションも爆破に銃撃戦にカーチェイスと盛りだくさんです。 現実味はいっさい無いですが、 暇なときに観る分には十分なSFアクションコメディでしょう。


4407 この愛のために撃て(BS 2010)

オトーサン、 「このフランス語の原題、どういう意味かな」 いろいろ調べましたが、いまひとつ腑に落ちませんでした。 そうか、英語の題名を調べよう。 "POINT BLANK"(至近距離からの直射)でした。 原題:A bout portant (2010) 監督:Fred Cavaye 脚本:Fred Cavaye/ Guillaume Lemans Genre:Action / Crime / Thriller rated R for strong violence and some language Country:France Language:French 上映時間:84分 あらすじ: サミュエルは看護助手で、 パリ市内の病院に勤務する 妻ナディアの出産間近で、ラブラブの日々だ。 ある日、帰宅すると、暴漢に襲われ、妻は誘拐される。 誘拐犯から、指示が入る。 「3時間以内に、1人の入院患者を病院から連れ出せ」 昨夜、交通事故で重体のまま運び込まれた患者で、 実は、重要事件の容疑者サルテだった。 どうにか彼を連れ出したものの、 警察からも追われる身となってしまう... 出演者: Gilles Lellouche ... Samuel Pierret(サミュエル) Roschdy Zem ... Hugo Sartet(サルテ) Elena Anaya ... Nadia Pierret(ナディア) オトーサン、 「逃げろ、逃げろ、追え、追え」 これも、演技演出の一形態なのでしょう。 その他の出演者: Gerard Lanvin ... Commandant Patrick Werner Mireille Perrier ... Commandant Fabre Claire Perot ... Capitaine Anais Susini Moussa Maaskri ... Capitaine Vogel Pierre Benoist ... Capitaine Mercier Valerie Dashwood ... Capitaine Moreau Virgile Bramly ... Capitaine Mansart Nicky Naude ... Capitaine Richert Adel Bencherif ... Luc Sartet Vincent Colombe ... Interne de garde Chems Dahmani ... Aide-soignant Gregoire Bonnet ... Jaffart, chef DPJ User Rating:6.8/10( 6,160 votes)IMDb User Rating: 9.7/10( 206 votes) Yahoo! オトーサン、 「いいね、息がつげぬ映画だ」 User Reviews Rockwell_Cronenbergさん United States 2011年10月6日 フランス発のエキサイテイングなスリラー。 アクション満載のスリラーのお手本だ。 動きが早く、残忍で、余計な脇道は一切なし。 説明ぬきで、登場人物たちが、 生き延びるために、走りまくる。 手際よく効果的なやりかたで、 登場人物たちを際立たせる。 そのアクションに観客はショックを受ける。 上映時間80分というのが、実にいい。 一瞬も引きづることなく、風のように走り、 観客は、エキサテイングなカオスの渦中に放りこまれる。 なんらモノマネはない。 追うもの、怯えて過ごすものを描き切って、 この10年で、傑出してアクション映画となっている。 まさに私の好きな映画だ。 パンチを浴びるシーンなどでは、 まさかと思っていたので、椅子にしがみついてしまった。 サミュエル役のGilles Lelloucheは、すばらしい主役だ。 ごくありふれた男を演じている。 アクションスターとしての実力を発揮している。 なで闘わなければならないかを見事に表現している。 すばらしくスタイリッシュで、 上映の間中、まさに、足が地面に着き放しだった。 こいつは、大衆受けする映画だ。 オトーサン、 「新人監督は、いいね」 数多の前例にとらわれずに、オリジナリテイーを発揮しています。 iyayo7さん 2012年11月25日 この監督、只者ではない 前のデビュー作「すべて彼女のために」の次に撮ったのが、 この作品のフレッド・カヴァイエ監督。 巻き込まれ型のノンストップアクション映画で、 地下鉄の駅や警察署内の追っかけシーンは、 文字通り手に汗握る迫力。 看護助手の男が、何者かに臨月が近い妻を誘拐され、 入院している患者を連れ出せと脅される。 よくわからないままに指示通り連れ出すが、 次第に全貌が分かってくる。 この患者、実は殺し屋で、 ある集団に命を狙われているらしい。 一緒に逃げるうちに、 この殺し屋と奇妙な信頼関係が生まれてくるのが面白い。 次回作が楽しみな監督となった。


4406 三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船(BS 2011)

オトーサン、 「現代版の三銃士か」 監督は、「バイオハザード」アンダーソン。 最新の3D映像技術を駆使しているうえに、 愛妻のミラ・ジョヴォヴィッチも出ています。 原題:The Three Musketeers (2011) 監督:Paul W.S. Anderson 原作:Alexandre Dumas pere 脚本:Alex Litvak/Andrew Davies Genre:Action / Adventure / Comedy Rated PG-13 for sequences of adventure action violence Country:Germany / France / UK / USA Language:English 上映時間:110分 あらすじ: 17世紀のフランス。 ルイ13世は、王妃に夢中で政治に無関心。 リシュリュー枢機卿が実権を掌握しようとしていた。 そんな中、三銃士に憧れるダルタニアンが 田舎からパリへとやって来る。 三銃士相手に無鉄砲にも決闘を申し込んだりしたが、 和解し、三銃士の仲間入りを果たす。 その頃、正体不明の美女ミレディは、 王妃が敵国イギリスのバッキンガム公爵と 通じていると見せかけるべく、 王妃の首飾りを盗み出しイギリスへと渡る。 ダルタニアンは想いを寄せる侍女コンスタンスから知らされ、 三銃士と共に首飾りの奪回へと旅立つ。 出演者: Logan Lerman ... D'Artagnan(ダルタニアン) Gabriella Wilde ... Constance(コンスタンス) Milla Jovovich ... Milady de Winter(ミレディ) Orlando Bloom ... Duke of Buckingham(バッキンガム公爵) オトーサン、 「活躍が目立たないな」 ミラ・ジョヴォヴィッチは、謎の美女・ミレディ役。 でも、このデュマ父の原作では、主役級の役が沢山あります。 三銃士、ダルタニアン、バッキンガム公爵、リシュリュー卿、 ルイ13世、コンスタンスなど。 MILLA JOVOVICH ミラ・ジョヴォヴィッチ 誕生日 1975/12/17 出身 ウクライナ・キエフ 父はユーゴスラビア人の医者、母はソ連人の女優。 ウクライナとロンドンで過ごし、 5歳、一家で南カリフォルニアに移住。 11歳「トゥー・ムーン」で映画デビュー。 2007年、アンダーソン監督との間に第一子出産。 出演作 1988年「トゥー・ムーン」 1991年「ブルーラグーン」◇ 1992年「カフス!」「チャーリー」 1997年「フィフス・エレメント」◇ 1998年「ラスト・ゲーム」◆ 1999年「ジャンヌ・ダルク」◇ 2000年「ミリオンダラー・ホテル」◇ 2001年「ズーランダー」◆「めぐり逢う大地」 2002年「バイオハザード」◇「ダミー」◇      「ノー・グッド・シングス」◇「プリティ・イン・ニューヨーク」◇ 2004年「バイオハザードU アポカリプス」◇ 2006年「ウルトラヴァイオレット」◇ 2007年「バイオハザードV」◇ 2010年「バイオハザードW アフターライフ」◇「ストーン」 その他の出演者: Matthew Macfadyen ... Athos Luke Evans ... Aramis Ray Stevenson ... Porthos Christoph Waltz ... Richelieu Freddie Fox ... King Louis XIII of France Mads Mikkelsen ... Rochefort Juno Temple ... Queen Anne Carsten Norgaard ... Jussac Isaiah Michalski ... Boy Christian Oliver ... Venetian Nobleman Til Schweiger ... Cagliostro Markus Brandl ... Sergeant Venetian Guard Dexter Fletcher ... D'Artagnan's Father Jane Perry ... D'Artagnan's Mother User Rating:5.7/10 ( 46,575 votes)IMDb User Rating:7.2/10( 1382 votes) Yahoo! オトーサン、 「Yahoo!に一票!」 User Reviews Michael Neichlさん Austria 2011年9月6日 馬鹿げたロジック、無に等しいロジックのあれこれ この「三銃士」には、ほんとに落胆した。 悪意があるのではない。 典型的な要素、素敵な剣戟シーン、 素敵な出演者の素敵な演技を期待していたのだ。 実際のところ、クールな剣戟以外、何ら得るところはなかった。 出演者は、すばらしいが、 せりふも脚本も、ひどいもの。 リシュリュー卿(クリストフ・ヴァルツ)を以ってしても、 手の打ちようがなかった。 ストーリーは、世に膾炙している。 いまさら三銃士について教えてもらう必要はない。 最大の問題は、映画が現実的でないことだ。 それ自体の映画世界を構築できていない。 (「マトリックス」は、現実的ではないが、ロジックはある). 「三銃士」演出のルールは、 物理学、ロジック、そして見出し語のような人間感覚にある。 何という驚き。 3Dは、役立たず。 何ら新鮮味がない。 映画は、単純な筋書きがいいのだ。 気に入らないひとは、この私見を無視したらいい。 無意味なストーリーが気にならず、 剣戟を楽しむなら、それもいいだろう。 オトーサン、 「若いひとは、マンガチックな演出が好きなんだ」 ヌートリアEさん 2011年11月27日 素晴らしい娯楽作。 一流のスタッフ、そして期待に応えた一流の俳優たち。 映画料金が安い。 いやあ、全編楽しませてもらいました。 ストーリーの奇想ぶりはもとより、 俳優陣が一人一人自分の役割をきっちり演じ、 見せ場の多さといい、娯楽作としては申し分のないいい出来。 特にフレッシュなローガン・ラーマンと ガブリエラ・ワイルドのロマンスコンビがいい。 やはり若いっていいなあ。 ミラ・ジョヴォヴィッチの二重スパイの変幻自在ぶり、 めくるめく素敵だ。 オーランド・ブルームも余裕のある悪役ぶり。 この二人、メチャ楽しんでる。 そして今回は意外と肝心の三銃士が目立たなかったけれど、 王・王妃も含めた4人のフレッシュさに焦点を合わしているから、 次回以降に活躍の場を与えたのかな。 でも、冒頭の出没ぶりは斬新でカッコよかった。 3人とも個性的で文句無し。 いいキャスティングだ。 いつの間にか重鎮になってしまったクリストフ・ヴァルツの 堂々たる悪役ぶりもさすがのうまさ。 しかし、意外とマッツ・ミケルセンの悪役ぶりは ちょっと線が弱い感じかな。 何か、大切な絵巻物を少しずつめくる感覚が全編に出ていて、 エンターテイメントとしてはすこぶる優れている。 こんな娯楽作もホント久しぶり。 だから映画は見てみないと分からない。 いやあ、こんな映画との邂逅はうれしい限り。 すっかり映画の世界に溶け込みました。


4405 恋空(TV 2007)

オトーサン、 「おいおい、金髪で、鼻ピアスかよー」 ゼミ生を募集したら、yくんが面接にやってきました。 教授会でも、話題になって、金髪は止むをえないが、 鼻ピアスは外すということで、ゼミのメンバーにしました。 「人は、見かけに寄らぬもの」 成績もぐんぐん上がって、模範生になっていきました。 「いま、彼、活躍しているかなあ?」 この映画のヒロをみて、そんなことを思い出しました。 原題:恋空(2007) 監督:今井夏木 原作:美嘉 脚本:渡邉睦月 Genre:Romance / Teen 上映時間:129分 あらすじ: ごく普通の高校1年生、美嘉は、 ふとしたきっかけから同級生のヒロと交際を始める。 美嘉にとっての人生で初めての恋愛だった。 ヒロの元カノの嫌がらせや予期せぬ妊娠など、 様々な悲劇や試練を乗り越え絆を深めていくのだったが... 出演者: 新垣結衣 ... 田原美嘉 三浦春馬 ... 桜井弘樹(ヒロ) オトーサン、 「新垣結衣って、狆くしゃっだね」 目・鼻・口が中央に集まった顔をしています。 昨今は、人畜無害なので、こういう顔が好まれるのでしょう。 その他の出演者: 小出恵介 ... 福原優 香里奈 ... ミナコ 臼田あさ美 ... 咲 中村蒼 ... ノゾム 波瑠 ... 亜矢 深田あき ... 田原さおり 山本龍二 ... 桜井博一 麻生祐未 ... 桜井明美 高橋ジョージ ... 田原勝治 浅野ゆう子 ... 田原安江 User Rating:3.9/10( 2616 votes) Yahoo! オトーサン、 「ま、こんなものでしょうね」 日本アカデミー賞受賞 ・新人俳優賞 三浦春馬        新垣結衣 ・話題賞(俳優) 新垣結衣 User Reviews ryouymさん 2009年11月14日 「世界の中心で、愛をさけぶ」を好きな人、 細かい所を気にしない人は、 この作品を見ると少し涙すると思います ケータイ小説から書籍になり 140万部売り上げ映画化された作品。 新垣結衣主演の学園モノ。 今回の内容はネタバレするので、 見る予定がある人は続き読まない方がいいです。 中高生に支持されたケータイ小説が原作というだけあって、 事件、不幸のてんこ盛り。 レイプ、いじめ、妊娠、流産、別れ、 両親の離婚の危機、再開、恋人の病・死。 展開が劇的過ぎるが、 そこまで無理は感じさせなかったので好感は持てる。 自分が高校生ならハマっていただろう。 三浦春馬演じる彼氏も一途で素敵だった。 世間でやたらと新垣結衣が騒がれているが、 この作品を見ると彼女の良さがわかる。 「世界の中心で、愛をさけぶ」を好きな人、 細かい所を気にしない人は、 この作品を見ると少し涙すると思います。 私は75点をつけました。 オトーサン、 「はは、耐え難きを耐えか」 若いひと、若い女性なら、我慢できるでしょう。 中年男性なら、早く終わらないかなと思うでしょう。 黒美君彦さん 2007年11月13日 「携帯小説」だけに軽い! どうしても観る必要に迫られて観たが…。 久々に酷い映画に出会った。 おそらく原作(未読)に根本的な問題があるのだろう…と思って、 本屋で原作を手に取ったら映画以上にヒドい内容(苦笑)。 ひと言でいえば、ティーンエイジャー向けの レディース・コミックという印象か。 ナルシシズムの女子高生による妄想小説? サカりのついた高校生カップルが、 自分勝手にエッチにのめりこんだ挙句に 妊娠し、流産した後 男は理由も言わず別れていく。 女は大学生とつきあいはじめるが、実は別れた男は癌で、 それを知った女はいろいろ助けてくれた今の彼氏を捨てて、 「ずっとあなたが好きだった」と元彼の病室に走っていく。 何という自分勝手な女だこと。 こんな物語(にもなっていないストーリー)に 私が感動できようはずがない。 そんなヒドい原作なのだから、 ベテランの監督を配するなり少しは考えりゃいいのに、 何を思ったかTBSは自局のドラマ制作の 女性ディレクターにメガホンをもたせた。 もちろん初監督だ。 演出も出来ない監督をつけるか、フツー。 バランスを考えるべきだろ。 というかこの監督、ドラマの演出も出来ているのか危うい。 そう感じさせるようなレベルの低い作品なのだ。 そんな作りだから、役者の演技も(新垣結衣を除いて)最低ランク。 というか演技できていない。 もともと新垣結衣のための映画なので、彼女は健気に頑張っている。 だが、その相手役の三浦春馬なんて演技以前に存在感がない。 役柄もヒドけりゃ演技もない。 結衣がつきあった大学生役の小出恵介の 「どこの言葉??」と思わせる関西弁もどきも笑わせた。 方言指導くらいちゃんとしろよ。 春といえば桜。 水子の命日は必ず雪が降り、 なぜか別れた二人は同時刻に同じ場所に現れる。 何という安直さ。 何という想像力の欠如。 ベースとなるストーリーがヒドいから やむを得ないところもあるだろうが、 こんな映画を作っていたら邦画のレベルは落ちる一方だろう。 さすがもとが「携帯」小説だけに、軽さを追求したか??(嗤) 心配なのは新垣結衣だ。 彼女はほんとうにこの映画のなかで孤軍奮闘している。 ひとり演じようとしている彼女はホントに健気。 だが、彼女の演じた役どころは、 ひと昔前ならあの理不尽なバッシングを受けた 裕木奈江が演じそうな役柄なのだ。 男を次々乗り換え、「私は悲劇のヒロイン」みたいな顔をしている 自己愛の強いワガママ女。 女性から共感してもらえるキャラクターだとは思えないのだが。 どうか新垣結衣がいじめられませんように(願)。 まあ、時代が違うから意外に受け容れられるのかも…? 映画を観終わって(しかも上映時間が長すぎる!)、 私は原作すら実は男が書いたのではないかといぶかってしまった。 「美嘉」とかいう原作者は「実話だ」とほざいているようだが、 あの原作が実話であるワケがない。 それでも中高生の女子(!)は泣けるらしい(驚)。 別にいいですけどね。 いいのかよ。何と浅い感受性なのだか。 売れていたら何でも映画化すればいいというものではないだろう、マッタク。 酷い映画は数あれど、私が妙に憤ってしまったのは、 ここに映画に対して抱くべき畏れがないからだ。 インモラルを風俗として消費する… そこそこヒットする要素をもった映画だからこそ、 この軽さが私には許せないのだと思う。


4404 マージン・コール(DVD 2011)

オトーサン、 「まいったね、リーマン・ショック」 おかげで、株価は下るわ、景気は悪くなるわ... この映画、まるでドキュメンタリー映画のように、 その発端をビビッドに描いています。 原題:Margin Call (2011) 監督・脚本:J.C. Chandor: Genre:Drama / Thriller Rated R for language 上映時間:107分 あらすじ: ウォール街の投資銀行。 ある日、突然の大量解雇が発表される。 リスク管理部門の責任者エリックの姿もあった。 彼は「用心しろ」といい、USBメモリーを部下に渡した。 データを分析すると、会社は全資産を超える損失に繋がりかねない リスクを内包した大量の金融商品を抱えていることに気づく。 緊急役員会が招集される。 存亡の瀬戸際で役員達が導き出した結論は、 市場が気付く前に全ての不良資産を 早急に売りさばくことだった。 出演者: Kevin Spacey ... Sam Rogers(サム) Jeremy Irons ... John Tuld(チュルド) Demi Moore ... Sarah Robertson(サラ) Stanley Tucci ... Eric Dale(エリック) オトーサン、 「みんな、そろって、みんないい」 実力派の俳優たちが、真に迫る演技を披露しています。 KEVIN SPACEY  ケビン・スペイシー 誕生日 1959/7/26 出身 米ニュージャージー州サウスオレンジ 少年時代は全米各地を転々。 カリフォルニアのノースリッジ士官学校に入る。 クラスメイトを殴り数ヶ月で退学。 その後、ロサンゼルスのチャッツワース・ハイスクールに入学。 ロサンゼルス・ヴァレー・カレッジで学んだ後、 ニューヨークの名門演劇学校、ジュリアードで演技を学ぶ。 86年「心みだれて」で映画デビュー。 95年、「ユージュアル・サスペクツ」で、アカデミー賞助演男優賞受賞。 99年「アメリカン・ビューティー」でアカデミー賞主演男優賞受賞。 96年「アルビノ・アリゲーター」で監督デビュー。 出演作 1986年「心乱れて」 1988年「ジブラルタル号の出帆」「ワーキング・ガール」 1989年「見ざる聞かざる目撃者」「晩秋」 1990年「テロリストを撃て」      「私を愛した男と女/ヘンリー&ジューン」 1991年「告発弁護人」 1992年「摩天楼を夢見て」「隣人」 1994年「白銀に燃えて」      「サイレント・ナイト こんな人質もうこりごり」 1995年「ザ・プロデューサー」「セブン」「アウト・ブレイク」      「ユージュアル・サスペクツ」 1996年「アル・パチーノのリチャードを探して」      「評決のとき」 1998年「L.A.コンフィデンシャル」◆「真夜中のサバナ」      「交渉人」◇「バグズ・ライフ」(声) 1999年「アメリカン・ビューティー」      「キャスティング・ディレクター」◇「ビッグ・チャンス」◇ 2000年「私が愛したギャングスター」◇      「ペイ・フォワード 可能の王国」◇ 2001年「シッピング・ニュース」◇「光の旅人 K−PAX」◇ 2002年「オースティン・パワーズ ゴールド・メンバー」▲      「ライフ・オブ・デビッド・ゲイル」◇ 2003年「16歳の合衆国」◆ 2004年「ビヨンドtheシー 〜夢見るように歌えば」◇ 2006年「スーパーマン リターンズ」◇ 2007年「ブラザーサンタ」 2008年「ラスベガスをぶっつぶせ」◆ 2011年「マージン・コール} その他の出演者: Paul Bettany ... Will Emerson Zachary Quinto ... Peter Sullivan Penn Badgley ... Seth Bregman Simon Baker ... Jared Cohen Mary McDonnell ... Mary Rogers Aasif Mandvi ... Ramesh Shah Ashley Williams ... Heather Burke Susan Blackwell ... Lauren Bratberg Maria Dizzia ... Executive Assistant Jimmy Palumbo ... Security Guard Al Sapienza ... Louis Carmelo User Rating:7.1/10 ( 39,950 votes)IMDb User Rating:7.4/10( 110 votes) Yahoo! オトーサン、 「必見の映画だね」 アカデミー賞ノミネート ・脚本賞 J・C・チャンダー インディペンデント・スピリット賞受賞 ・新人作品賞 ・ロバート・アルトマン賞(アンサンブル演技作品賞) 同ノミネート ・新人脚本賞 J・C・チャンダー User Reviews mgorman-6さん United States 2011年10月23日 モラルを静かな迫力で物語る。 ほとんど完璧な映画だ。 昨夜見た。 舞台は、2008年の夜のウォーールストリート。 経営者たちは、市場の変化に呑み込まれるのを察知した。 大金を稼がせてくれた金融商品を売りさばくべし。 映画のテーマは、モラルのジレンマだ。 地位と職を失なわないために、ババ抜きが必要なのだ。 われらが文明の写し鏡になっている。 リスクを管理すれば、簡単に富を得られるという 集合体の幻想がテーマだ。 200年前に金融市場が発生して以来、 姿を変えては、パニックを呼びよせてきたのだ。 現実が露呈し、恐怖に襲われるなかで、 いち早く、ボートに乗り移った者だけが、生き残る。 この映画で、悪漢はいない。 ただ、人間がいる。 豊かな夢、見事な演技の当代を代表する俳優たち、 彼らは、秀逸な脚本を結実させ、 演じている人物たちに、たっぷりせりふを吐かせるのだ。 映画の主テーマは、成功だ。 1)金融市場で、われわれを愚弄しない。 2)技巧をこらし騙さないように道義的問題を提起。 3)若者、無邪気な者が、この欺瞞のなかに放りこまれる。 4)トレーダーの倫理やマナーが問われている。  利己的で、敵を出し抜く戦士になれだって? これは、映画「Mamet」のようだ。 映画「チャイナタウン」のようでもある。 犯罪は、あれより悪質だ。 この連中は、全世界を愚弄したのだ。 これは、最高の映画だ。 初監督で、これだけの映画をモノにするとは。 なんという奴だ? 誰であれ、立ち停まな。 こうしたテーマの映画ならいくらお金を払ってもいい。 戦争開始の意思決定や 貧困から世界の一流国になろうとしている 中国、インド、ブラジル 監督には、次に"Mother Goose"を撮ってほしい。 ようやく興奮から冷めたところだ。 諸君、楽しんでくれ。 オトーサン、 「金融資本主義の行くつく果て」 blacusさん 2012年2月20日 救いようもなく寒々とした世界 よくあるハリウッド映画だったら 剥き出しの金の力を男女のロマンスでオブラートに包むなどの 小細工をするところで、 この映画はあくまでストイックに 寒々とした金融界を描くことに徹しているのが好感をもてる。 舞台となっている投資銀行の社長John Tuldが言うように、 (リーマンブラザーズの元CEO、Richard Fuldがモデルか) 金融危機というのは市場につきもので、 1637年、1797年、1819年、37年、57年、84年、1901年、 07年、29年、1937年、1974年、1987年、92年、97年、2000年と 歴史を繰りかえしてきた。 Tuldのような人物からすれば、 そうした危険性を理解しないで 金融商品に手を出す人間こそが悪いということになるのだろう。 並みの感覚を持つ人間は、この映画を見て、 剥き出しの物質主義に嫌悪感を感じて 金融などには関わりたくないと思うだろう。 しかし同時に、金融がもたらす巨万の富には抵抗しがたい魅力がある以上、 市場危機は繰り返されるのだろう。


4403 ミスター・ジャイアンツ 勝利の旗 (TV 1964)

オトーサン、 「これって、PR映画?」 内輪もめで評判を落とした読売新聞が 起死回生の手を打った映画と思いましたが、 1964年、巨人軍、全盛期の映画でした。 原題:ミスター・ジャイアンツ 勝利の旗(1964) 監督:佐伯幸三 脚本:八住利雄 Genre:Sport/Drama 上映時間:90分 あらすじ: 巨人軍のスタープレーヤー長島は、 三冠王を目指して、箱根山中でトレーニング。 打率三割四分、昨シーズンの長島は 三冠王を勝ち取ることはできなかった。 いよいよペナント・レース開幕。 野球の話題は日一日と盛り上ってゆく。 ハイヤーの運転手戸部伸吉の一家、 娘の道子、息子の正男は、巨人一辺倒。 巨人軍は川上監督のもとチームワークよく 破竹の十三連勝を重ねている。 だが、シーズン半ば、 長島のファンが、サインをもらっての帰り途、 自動車事故で死亡したことから、 長島は強いショックを受け、調子をおとした。 だが、右手薬指デッドボールにもめげず、 たち直っって、日本シリーズで勝利し、 セ・リーグの最高殊勲選手、最優秀選手に輝いた。 出演者: 長嶋茂雄 王貞治 川上哲冶 オトーサン、 「みんな若いな、青春していたな」 その他の出演者: フランキー堺 淡島千景 淡路恵子 伴淳三郎 佐原健二 船戸順 伊藤久哉 織田政雄 沢村貞子 大空真弓 千石規子 User Rating:6.0/10( 3 votes) Yahoo! オトーサン、 「ま、こんなものかも」 User Reviews j_albert_98さん 2008年1月18日 日本プロ野球ファン必見の作品 ハッキリ言って、万人ウケする映画ではありません。 特に野球に興味が無い方、 強烈なアンチ巨人の方にはオススメできません(笑) ですが、日本プロ野球ファンなら 興味を持って観る事が出来ると思います。 1963年度のペナントレースの実写映像 (ここだけモノクロで、所々に後撮り映像が混ざる)や 多摩川河川敷での練習風景、 特に、西鉄ライオンズ対読売ジャイアンツの 日本シリーズの映像はカラー! その他、王貞治との「スウィングフォーム褒め合いシーン」(爆笑)や 川上哲治の歌声(!)、 “怪童”中西太の演技、懐かしの後楽園球場や平和台球場、 先日亡くなられた稲尾和久のピッチングなど 日本プロ野球にとっても貴重な映像がズラリ。 意外だったのが、主演の長島茂雄の演技。 (演技と言うほどの役ではないですが・笑) TVドラマ「古畑任三郎」に出演したイチローの時と同じく、 自然な台詞まわしに驚かされました。 共演の藤田元司や広岡達朗らとは一線を画します(失礼!) 超一流スター選手は演技も上手なのか・・・?? 劇中、ファンの子供が長島の住所(当時は貸家に住んでいた)を 枝番まで言うシーンがあるのですが、 今では考えられません(笑) そもそも、実在のプロ野球選手を主役とした このような映画が製作されるなんてこともないでしょう。 これは当時の人達が些細な事でも 楽しさや幸せを感じることができるような、 穏やかで平和な世の中だったという証拠でしょう。 更に、若き日の宝田明や服部良一も友情出演するなど、 日本映画全盛期ならではの豪華なキャスティング! 古き良き“昭和”が蘇る映画でもあります。 オトーサン、 「なつかしいね」 巨人軍多摩川グラウンドのそばにあった小池商店、 おでんが美味かったな。 リリー・ホワイティーさん 2012年5月22日 『ミスター・ジャイアンツ 勝利の旗』 1964年のキャンプシーズンに公開された、この映画 1963年のペナントレースを舞台に、 プロ野球界きってのスーパースター 読売ジャイアンツ・長嶋茂雄選手の 活躍ぶりを描いた作品なのですが… 現代では考えられないコトですが主演は長嶋茂雄本人! 他にも、川上監督を筆頭に 広岡・藤田・国松・王・柴田のジャイアンツナインに加え この年の日本シリーズで対戦した 西鉄ライオンズの中西監督兼選手も出演 実際のプレーシーンもふんだんに盛り込まれ 今は無き、後楽園球場、平和台球場、 多摩川グラウンドでの映像もあり プロ野球マニアにはタマラナイ作品ですねえ〜コレは 映画は1963年の日本シリーズを制したジャイアンツの 祝勝会のシーンで終わるのですが この祝勝会に呼ばれている面々が 当時の銀幕スター勢揃いと言ってよいくらい超豪華 ラストはナント服部良一先生がタクトを振り 球団歌『闘魂込めて』を出席者全員で歌って〆 最後まで贅沢な作品です 現代では考えられない大らかさが画面から伝わって来て 何だか元気になれる映画でしたよ ジャイアンツファンじゃないけどDVD化を望みたいですなぁ〜


4402 スティーヴン・セガール 沈黙の鎮魂歌(TV 2009)

オトーサン、 「復讐がテーマだね」 欧米には、数多くの復讐物があります。 アレクサンドル・デュマ・ペールの生み出した 岩窟王(モンテ・クリスト伯)は、古典です。 代表的な秀作映画を思いつくままにあげれば、 「007 慰めの報酬」「キル・ビル」「マッドマックス」 原作者がクィネルの「マイ・ボディガード」あたりでしょうか。 日本でいえば、仇討ちの代名詞である「忠臣蔵」。 このジャンルが人気があるのは、 多くのひとは、迫害され、いじめられても、 運が悪かったあきらめたり、 相手が悪いと泣き寝入りしたりするからでしょう。 だから、こうした復讐物をみると、スカットするのです。 原題:Driven to Kill(Video 2009) 監督:Jeff King 脚本:Mark James Genre:Action / Crime / Thriller Rated R for strong violence throughout,       language and some sexuality/nudity Country:USA / Canada / Russia Language:English / Russian 上映時間:98分 あらすじ: ルスランは、犯罪グループから足を洗い、 カリフォルニアで小説家として静かに暮らしていた。 ある日、元妻キャサリンから一人娘レイニーの結婚を知らされ、 彼らが住む街へと向かう。 だが、娘の結婚相手ステファンは、 結婚相手は仇敵ミカエルの息子だった。 争う気などなかったが、相手は違った。 挙式直前、レイニーは襲撃で瀕死の重傷を負い、 一緒に居た元妻キャサリンは殺されてしまう。 怒りに震えるルスランは復讐を誓う... 出演者: Steven Seagal ... Ruslan(ルスラン) Igor Jijikine ... Mikhail Abramov(ミカエル) Dmitry Chepovetsky ... Stephan Abramov(ステファン) Inna Korobkina ... Catherine(キャサリン) Laura Mennell ... Lanie(レイニー) オトーサン、 「主要人物がよく描けているね」 とくに、悪役ミカエルは、凄みがありました。 凄みがあるから、セガールの活躍に拍手したくなるのです。 「もっと殴れ、もっと殺せ!」 女優陣は、素人臭く、安い出演料なのでしょうが、 そこはそれ、女性であれば、じっくりアップで撮れば、 時間が稼げますし、ロケ代・衣装代・セット代が節約できます。 STEVEN SEAGAL スティーブン・セガール 誕生日 1950/4/10 出身 米ミシガン州ランシング 10代で、合気道を始める。 17才の時、日本に渡り、一旦帰国。 合気道初段の有段者となる。 74年10月に再来日。 大阪市淀川区十三の武徳館道場に入門。 道場長の娘、藤谷美也子と結婚し、天心道場を構える。 88年「刑事ニコ/法の死角」で映画デビュー。 武道を使ったアクションが注目された。 94年「沈黙の要塞」で初監督。 96年「グリマーマン」でサウンド・トラック2曲を作曲し、自ら歌った。 出演作 1988年「刑事ニコ/法の死角」◇ 1990年「死の標的」◇「ハード・トゥ・キル」◇ 1991年「アウト・フォー・ジャスティス」◇ 1992年「沈黙の戦艦」◇ 1994年「沈黙の要塞」◇ 1995年「暴走特急」◇ 1996年「エグゼクティブ・デシジョン」◇      「グリマーマン」◇ 1997年「沈黙の断崖」◇ 1998年「マイ・ジャイアント」◆      「沈黙の陰謀」◇ 2001年「DENGEKI 電撃」◇「沈黙のテロリスト」◇ 2002年「奪還 DAKKAN −アルカトラズ−」◇      「激鉄 GEKITETZ −ワルシャワの標的−」◇ 2003年「沈黙の標的」◇「沈黙の聖戦」◇ 2004年「ICHIGEKI 一撃」◇「沈黙の追撃」◇ 2005年「イントゥ・ザ・サン 東京戦争!!」◇「沈黙の脱獄」◇ 「激鉄2 クリティカル・リミット」◇「沈黙の傭兵」◇ 2006年「沈黙の奪還」◇「沈黙の激突」◇ 2007年「沈黙のステルス」◇「沈黙の報復」◇「弾突 DANTOTSU」◇ 2008年「雷神-RAIJIN-」◇ 2009年「沈黙の鉄拳」◇ 2010年「マチェーテ」 その他の出演者: Mike Dopud ... Boris Robert Wisden ... Terry Goldstein Zak Santiago ... Detective Lavastic Andrew Rasputin ... Alex Evgeniy Lazarev ... Bartender Aleks Paunovic ... Tony Ingrid Torrance ... Detective Norden Sergey Nasibov ... Ilya Crystal Lowe ... Tanya Daniel Cudmore ... Young Guy User Rating:5.1/10 ( 3,079 votes)IMDb User Rating:7.1/10( 68 votes) Yahoo! オトーサン、 「いつものパターンだけど、出来はいい」 User Reviews LuboLarssonさん Scotland 2009年7月21日 よくある、この手のセガール映画。 こいつは、セガールの出来のいいビデオ映画だ。. 「沈黙の報復」並みだが、「沈黙の聖戦」ほどではない。 こいつを初期の映画と比べるのは、アンフェアだろう。 近年は、低予算で映画を撮っているからだ。 何といっても、過去10年ほどのセガール映画に詳しいなら、 彼が、劇場映画にこだわらなくなっているのに気づくだろう。 大して、努力をしているようにも思えない。 これより悪いダビングの影武者はいない。 ストーリーは、総じて復讐物映画だ。 チャールス・ブロンソンが、 いまのセガールと同い年の頃の映画とはちがう。 アクションシーンは。よくできている。 撃ちあいや殴りあい、ナイフでの闘いだ。 演技には、バラつきがあるが、 なじみのある悪漢は、 出来の悪い「インディ・ジョーンズ」みたいだが、 Crystal Skullは、実によかった。 金曜日の夜に借りるといい。 だが、オレとしては、ハリウッドがセガールに 大きい予算のアクション映画をつくらせてやってほしい。 な、あまり遅くならんうちに、 「沈黙の戦艦」級の映画をつくらせてやろうぜ。 オトーサン、 「セガールが小説家とはねえ」 小説家らしかったのは、 ブラインドタッチで見事にパソコンを駆使しているシーンだけでした。 ジーナさん 2010年9月23日 緊張感求む 人物背景を描ききらないままストーリーを進ませてしまうので、 人物設定や相関図が把握しにくいですね。 ハードボイルドな小説を手がけている作家が 元ロシアンマフィア(しかもボスだったらしい)とか、 元妻との関係(どう見てもまだ惚れあってる)、 マフィア時代の仲間や敵との関係あたりが特にシックリこなかったです。 このあたりをもう少ししかっり描けていれば、 奥行きのあるセガール映画になったかもしれませんね。 アクションに関しては、これといって満足感を得られず・・・。 とにかくセガールさんが強すぎるパターンを どうにかしたほうがイイでしょう(爆) セガール作品は振り返っても敵の印象は全くありませんからね(笑) それぐらいセガールばっかりって事です。 今回のアクションは主にガンアクションですので 新鮮味こそないですが無難です。 ただ、セガールさん・・・毎度の課題になってますが 滑らかさが一切ございません(爆) なんだかんだマイナス面を書き連ねてしまいましたが、 セガール作品にしては上出来だったと思います。 セガール作品内だけで評価すれば及第点以上じゃないでしょうか?


4401 アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生(DVD 2008)

オトーサン、 「ありがたいね」 デミ・ムーア主演作ということで借りたのですが、 元気な頃、見逃した映画でした。 彼女の妊婦ヌード、鮮烈な印象ですね。 原題:Annie Leibovitz: Life Through a Lens (2008) 監督・脚本:Barbara Leibovitz Genre:Documentary / Biography / History 上映時間:90分 あらすじ: 70年代、ローリング・ストーンズのツアーの撮影を機に 写真家として頭角を現わしたアニー・リーボヴィッツ。 それ以来、暗殺数時間前のジョンとヨーコのポートレイトや デミ・ムーアの妊婦ヌードなど、 話題性と深い印象を残す作品を次々と撮り上げていく。 その被写体の対象は、ミュージシャン、映画スター、政治家、 舞踏ダンサー、スポーツ選手と多岐に渡り、 ファッション誌にも活躍の場を広げ、 世界中のセレブリティから圧倒的な支持を受けている。 その一方、ひとりの女、母として生きる彼女の人物像に、 様々なインタビューや撮影秘話を通して迫っていく... 出演者: Annie Leibovitz ... Herself Kirsten Dunst ... Herself Yoko Ono ... Herself オトーサン、 「元気なおばさんだね」 その他の出演者: Mikhail Baryshnikov ... Himself Graydon Carter ... Himself Hillary Rodham Clinton ... Herself George Clooney ... Himself Robert Downey Jr. ... Himself Whoopi Goldberg ... Herself Mick Jagger ... Himself Keira Knightley ... Herself Bette Midler ... Herself Demi Moore ... Herself Keith Richards ... Himself Julia Roberts ... Herself Chris Rock ... Himself Jason Schwartzman ... Himself Arnold Schwarzenegger ... Himself Gloria Steinem ... Herself Jann Wenner ... Himself Anna Wintour ... Herself Hunter S. Thompson ... Himself (archive footage) Susan Sontag ... Herself (archive footage) Richard Nixon ... Himself (archive footage) Tom Wolfe ... Himself (archive footage) User Rating:7.5/10 ( 218 votes)IMDb User Rating:7.3/10( 366 votes) Yahoo! オトーサン、 「よく出来ているね」 User Reviews planktonrulesさん Bradenton, Florida 2012年5月30日 楽しい このコメンとのタイトルは、真面目なものだ。 アニー・リーボヴィッツの作品をみると、 楽しい気持ちになる。 とはいえ、大きな影響を与えることはない。 それゆえ、コメントをするには向いていない。 というのも、セレブに嫌悪感を抱いているからだ。 リーボヴィッツ女史は、セレブの写真で有名だからだ。 それゆえ、特に、記憶に残るエピソードはない。 だが、この映画の出来が悪いとも、見る価値がないということではない。 私は、彼女の作品"Vanity Fair"や"Rolling Stone"は好きだ。 そこで、ドキュメンタリ自体の質について語ることにしたい。 "American Masters"ショウのように、 この作品は、質が高い。 構成がよく、プロフェッショナルの仕事だ。 だが、私は、彼女の被写体となった有名人を見ても、 何とも思わない。 ただの軽重浮薄な作品だとも思わない。 彼女のスーザン・ソンタックとの関係や 死んだ愛人について語っているあたりには、感動した。 彼女の脆い面だ。 彼女が、家族といるシーンは、 この映画の最良のシーンだと思う。 全体として、よく出来ている。. ただ、私の好きなテーマではない。 見る価値はある。 オトーサン、 「そう、インタビュー数は多すぎたよね」 ジーナさん 2009年5月22日 タフな仕事人 アニー・リーボヴィッツに関しては名前を聞いた事があるぐらいで 全く知識がありませんでしたが ジョン・レノンやローリング・ストーン、ニコール・キッドマンやデミ・ムーアのエピソードなどを 興味深く鑑賞できました。 ただ、インタビュー数が多すぎたように感じます。 こんなに多くのセレブたちに支持されてる カメラマンですよ〜って事を言いたかったのでしょうが、 それは写真で伝えて 語り手はもうチョット絞ったほうが良かったと思います。 被写体がカメラマンを語る方向ばかりを詰め込むのではなく、 リーボヴィッツ自身が自分の作品と その時の被写体との空気感などを語る目線を バランス良く盛り込んでも良かったのでは? まぁ・・・おそらく知識が無かったからこそ、 それなりに観れたのでしょう(笑) これ・・・写真家リーボヴィッツのファンが観たら、 かなり物足りない作品でしょうから(爆) 女性カメラマンの仕事ぶりを見る事は出来ましたが、 折角のドキュメンタリー(しかも妹が監督)ですから もう少し母親としての彼女など プライベートな素の部分に迫ってくれると良かったかな・・・。 パートナーとの出会いから別れまでを語ってはいますが、 深みはなくアッサリしていて ‘知りたい願望’が満たされる事はありませんでした。 もっとグイグイ入り込んでほしかったなぁ・・・。 正直、評価のほとんどはこの作品にではなく 登場した写真に対してになってしまいました。 彼女の被写体となった有名人たちのインタビューや写真も観る事ができるので 興味がある方のみチェックしてみると良いでしょう。 追記;写真にさほど興味のない私でさえ、 彼女の作品の一部を見た今では写真集を買おうかと思うほど 彼女の写真たちは素晴らしかったです。


4400 十七人の忍者(BS 1963)

オトーサン、 「東映の時代劇か」 あまりに同じパターンが繰り返されるので、 ここらで新機軸をという狙いのようです。 こういう群像劇の難しさは、1人1人を描き切れないこと。 この映画でも、将棋の使い捨ての駒のようでした。 原題:十七人の忍者(1963) 監督:長谷川安人 脚本:池上金男 Genre:Period Drama 上映時間:99分 あらすじ: 二代将軍秀忠が危篤。 家光の弟・忠長は、三代将軍の座を狙い、 外様大名らの謀反連判状を集めていた。 老中・阿部豊後守は、この姦計を知り、 伊賀忍者・甚伍左にこの連判状の奪取を命じた。 甚伍左は、柘植半四郎ら15人と駿府へ向い、 娘・梢を連絡係として残した。 忠長が雇った根来忍者・才賀孫九郎は、 駿府城に潜入した伊賀忍者4人を殺し、 続いて連判状のある本丸に近づいた2人も殺す... 出演者: 大友柳太朗 ... 甚伍左 近衛十四郎 ... 才賀孫九郎 里見浩太郎 ... 柘植半四郎 三島ゆり子 ... 梢 オトーサン、 「この若いやつ、誰?」 若い頃の、里見浩太郎でした。 大友柳太朗や近衛十四郎に比べてはかわいそうです。 その他の出演者: 東千代之介 ... 見沼文蔵 花沢徳衛 ... 上坂治平衛 加賀邦男 ... 市木左平次 品川隆二 ... 田沼小六 和崎俊也 ... 藤伝八 尾形伸之介 ... 木賀孫介 五里兵太郎 ... 石脇新作 名護屋一 ... 一色弥市 汐路章 ... 上島多兵衛 鈴木金哉 ... 加太源作 香川涼二 ... 滝島一鉄 毛利清二 ... 鬼頭右馬之介 藤川弘 ... 御宿源心 戸塚新八 ... 佐伯主馬 堀正夫 ... 今村図書 原田甲子郎 ... 成田助八 大邦一公 ... 福山越後 中村錦司 ... 竹山喜左衛門 阿部九州男 ... 大井市兵衛 楠本健二 ... 木村大作 源八郎 ... 仁藤源左衛門 薄田研二 ... 阿部豊後守 User Rating:9.0/10( 15 votes) Yahoo! オトーサン、 「ちょっと高すぎるけど」 User Reviews 蝋人形のオヤジさん 2007年4月10日 これが、忍者だ! 飛んだり、跳ねたりの忍者映画ではない。 十七人の忍者が一致団結して目的を果たすという地味な映画である。 しかし、その忍者たちの行動には、まさに本物の迫力が潜んでいる。 これぞ、正真正銘の忍者映画である。 オトーサン、 「そうだったのか」 脚本は、実は池宮彰一郎で 駿府城は、実は彦根城とはね。 shinakamさん 2012年11月15日 地味ながらリアルな集団時代劇第1号 リアルな時代劇小説の1人者・池宮彰一郎の 脚本家時代のペンネーム・池上金男による集団時代劇。 この年公開された「十三人の刺客」で確立した 東映集団時代劇に先駆けて公開されている。 監督は長谷川安人で映画作品は六本と少ないが、 後にTV界に転じて「銭形平次」「大江戸捜査網」を始め 多くの時代劇を手がけている。 将軍秀忠の死期が近づき家光の弟・忠長を担ぎ 家督争いを企てた外様大名11名の連判状を、 老中・阿部豊後守の命で奪取しようとする公儀お庭番・伊賀忍者の物語。 忍者ものでは、前年大映・山本薩夫監督、市川雷蔵主演による 「忍びの者」が先駆者だが 東映はスター不在となり、若手の里見浩太郎を起用したが、 むしろベテランの大友柳太朗(伊賀三ノ組組頭・甚伍左)と 近衛十四郎(才賀孫九郎)の対決をメインに <命より使命が大事>という忍者の宿命を描いている。 大友も近衛も時代劇のスターらしい大見得を切るシーンがあるが 却って全体の地味な展開とは違和感があるほど。 若手の里見が先輩東千代之介を差し置いて主役になったのは モノガタリに必然性があったからでもあり、 紅一点の三島ゆり子も同様。 拷問シーンも今思うと可愛いもの。 彦根城を駿河城に見立てたモノクロ画面が引き立ち、 荒唐無稽な映像は殆どないリアルさが当時は却って新鮮に映った。 お堀から城壁をよじ登るサマはまるでロッククライミングのよう。 どんな役でもいつも悪役ばかりで子供の頃から名前を覚えていた 薄田研二が老中阿部豊後守を演じ、 後半決め台詞を言ったときは不思議な感慨にひたったのを 懐かしく思い出させる。


4399 ダイヤモンド・ラッシュ(DVD 2007)

オトーサン、 「邦題は、いまいちだね。 "ダイヤ泥棒"とでもすればいいのに」 ダイヤモンド・ラッシュで検索すると、 つけまつげのお店が大きく出てきました。 原題:Flawless (2007) 監督:Michael Radford 脚本:Edward Anderson Genre:Crime / Drama / Thriller Rated PG-13 for brief strong language Country:UK / Luxembourg Language:English 上映時間:108分 あらすじ: 1960年代ロンドン。 ローラは、ダイヤモンド商社で働いてきた。 プライベートを犠牲にし、長年会社に貢献してきたが、 昇進どころか取引失敗の責任をとらされ解雇されそうになっていた。 その情報を伝えてきたのは顔見知りの清掃員ホッブスだ。 会社に復讐するために、ダイヤモンドの強奪に加担しないかと 誘いをかけてきた 自分なら誰にも知られずに金庫室に忍び込む事が出来るというのだ。 最初は相手にしなかったが、解雇の話が事実である事を知り、 ホッブスの誘いに加担する... 出演者: Demi Moore ... Laura(ローラ) Michael Caine ... Hobbs(ホッブス) Lambert Wilson ... Finch(フィンチ) オトーサン、 「老境に入って、ますます演技が冴えてきたね」 DEMI MOORE  デミ・ムーア 誕生日 1962/11/11 出身 米ニューメキシコ州ロズウェル 80年に最初の結婚。87年、ブルース・ウィリスと再婚し、2000年に離婚。 2005年9月、アシュトン・カッチャーと再婚。 出演作 1982年「病院狂時代」「悪魔の寄生虫バラサイト」 1984年「アバンチュール・イン・リオ」「恋人ゲーム」 1985年「セント・エルモス・ファイヤー」 1986年「昨日の夜は……」「ワン・クレイジー・サマー」      「ウィズダム/夢のかけら」 1988年「第七の予言」 1989年「俺たちは天使じゃない」 1990年「ゴースト/ニューヨークの幻」 1991年「夢の降る街」「絶叫屋敷へいらっしゃい」      「愛を殺さないで」 1992年「ア・フュー・グッドメン」 1993年「幸福の条件」 1994年「ディスクロージャー」 1995年「スカーレット・レター」「DEARフレンズ」 1996年「陪審員」「ノートルダムの鐘」「素顔のままで」 1997年「G.I.ジェーン」「地球は女で回っている」 2000年「薔薇の眠り」 2003年「チャーリーズ・エンジェル/フルスロットル」 2006年「ゴーストライト」「ボビー」 2007年「アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生」 「Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼」      「ダイヤモンド・ラッシュ」 MICHAEL CAINE  マイケル・ケイン 誕生日 1933/3/14 出身 英ロンドン 15歳から様々な職を転々とし、朝鮮戦争に従軍。 帰国後、ロンドンに戻り、サセックス州ホーシャムで 舞台監督助手の仕事につく。 働きながら、ロンドンの演劇学校で学び、舞台でプロデビュー。 54年「ケイン号の叛乱」から芸名を取り、マイケル・ケインにする。 56年「韓国の丘」で映画デビュー。 63年「ズール戦争」の中尉役で注目され、 65年「国際諜報局」のハリー・パーマー役で一躍有名となった。 66年「アルフィー」でニューヨーク批評家協会最優秀男優賞受賞。 86年「ハンナとその姉妹」、99年「サイダーハウス・ルール」で アカデミー助演男優賞を受賞。 88年「ペテン師とサギ師」、98年「リトル・ヴォイス」で ゴールデン・グローブ賞を手にした。 出演作 1956年「韓国の丘」 1957年「スパイ戦線」「最後の決死隊」 1958年「鍵」 1961年「カイロ作戦命令」 1962年「新泥棒株式会社」 1963年「ズール戦争」 1965年「国際諜報局」 1966年「パーマーの危機脱出」「泥棒貴族」「アルフィー」 1967年「女と女と女たち」「夕陽よ急げ」「10億ドルの頭脳」 1968年「恐怖の落とし穴」「怪奇と幻想の島」「大侵略」 1969年「ミニミニ大作戦」「空軍大戦略」 1970年「燃える戦場」「最後の谷」 1971年「狙撃者」「ある愛のすべて」 1972年「悪の紳士録」「探偵/スルース」 1974年「ドラブル」「マルセイユ特急」 1975年「ケープタウン」「愛と哀しみのエリザベス」「王になろうとした男」 1976年「ニューヨーク一攫千金」「鷲は舞い降りた」 1977年「遠すぎた橋」「シルバー・ベアーズ」 1978年「スウォーム」「アシャンティ」「カリフォルニア・スイート」 1979年「ポセイドン・アドベンチャー2」 1980年「殺しのドレス」「アイランド」 1981年「キラーハンド」「勝利への脱出」 1982年「デストラップ/死の罠」「ジグソーマン」「リタと大学教授」 1983年「愛と名誉のために」「アバンチュール・イン・リオ」 1985年「レゲエ de ゲリラ」「第三大国の遺産」 1986年「くたばれ!ハリウッド」「影の軍隊」「モナリザ」      「ハンナとその姉妹」      「ハーフムーン・ストリート」 1987年「恋はお手上げ」「ジョーズ87/復讐編」「第四の核」 1988年「ペテン師と詐欺師/だまされてリビエラ」      「迷探偵シャーロック・ホームズ/最後の冒険」      「マネーゲームで大逆転」(声) 1990年「殺意のシステム/ショック・トゥ・ザ・システム」「Mr.ディスティニー」      「ダブルチェイス/俺たちは007じゃない」 1992年「ブルー・アイス」「カーテン・コール/ただいま舞台は戦闘状態」      「クリスマス・キャロル」「永遠に美しく」 1994年「沈黙の要塞」 1997年「ブラッド&ワイン」 1998年「リトル・ヴォイス」 1999年「サイダーハウス・ルール」      「ニューヨークの亡霊」 2000年「追撃者」「クイルズ」「デンジャラス・ビューティー」 2001年「逃亡犯」 2002年「オースティン・パワーズ ゴールドメンバー」 2003年「ウォルター少年と、夏の休日」「愛の落日」 2005年「バットマン ビギンズ」「奥さまは魔女」「ニコラス・ケイジのウェザーマン」 2006年「トゥモロー・ワールド」「プレステージ」 2007年「スルース」「ダイヤモンド・ラッシュ」 2008年「ダークナイト」 その他の出演者: Nathaniel Parker ... Ollie Shaughan Seymour ... Eaton Nicholas Jones ... Jameson David Barrass ... Fenton Joss Ackland ... MKA Silas Carson ... Reece Derren Nesbitt ... Sinclair Rosalind March ... Penelope Kevan Willis ... Lewis Stanley Townsend ... Henry Jonathan Aris ... Boyle Ben Righton ... Bryan User Rating:6.7/10 ( 12,400 votes)IMDb User Rating:6.2/10( 40 votes) Yahoo! オトーサン、 「地味だけど、実に丁寧なつくり」 User Reviews bornclicheさん ottawa 2008年1月19日 マイケル・ケイン、再び才能を示す マイケル・ケインと若くないデミ・ムーア主演のよく出来た映画だ。. 年齢にもかかわらず、2人を深堀りして、 弱い筋書きなのに、いい感じの楽しめる映画に仕立てている。 夜間の退屈しのぎには、いいだろう。 ひそかなジョークに失笑する。 出だしは、スローで、 最後までそうなのだが、 それが却って、好奇心を募らせてくれる。 ひねりもあって、なかなかいい。 ケイン演じるホッブスは、愛すべき人物だ。 彼の喪失感と忘れえぬ過去には、物語に引きこむ力がある。 ありきたりの結末になるが、でも、受け入れられる。 フィンチ氏を演じた俳優は、 「マトリックス」でメロヴィンジアン役だったが、 当時よりも、少々演技が上達している。 主役級になってほしい。 yukarinさん 2009年11月24日 実話をもとにした、デミ・ムーアと マイケル・ケイン共演のライムサスペンス。 実話ものにしては面白かったです。 どこまでがホントなのかわかりませんが、 デミ・ムーアとマイケル・ケインのお二方が出演してることもあって なかなか見応えはありました。 ただクライムサスペンスとしては物足りないところがありますが ドラマ的要素が強いお話でしたね。 まず、ダイヤモンド商社に勤めるキャリアウーマンと 清掃作業員に滅多に接点はないと思うのですが、 同じ会社への不満を抱えた二人が ひょんなことから金庫に眠るダイヤを強奪しようとするお話です。 女性がどんなに頑張っても評価されない時代、 出世の道も閉ざされローラは焦りの毎日。 そんな時に定年間近の清掃員・ホッブスに計画を持ちかけられて、 あまり気が進まないながらも計画に乗ってしまうのです。 ただし、彼女は金庫の監視の目を背ける役目なので 強奪そのものには手をつけてません。 すべてホッブスが実行するのですが・・・ 最初は無くなっても気づかないようなくらいの ほんのちょっとのダイヤを頂こうという計画だったんですが、 実際は金庫全てのダイヤが無くなっていてローラもビックリ。 会社としてはマスコミに事件を知られたくないので 必死に隠しているのが彼らにとっては好都合でした。 全てがホッブスの計算どおり。焦る会社のお偉方。 ダイヤ強奪シーンは他の作品でもよく見てるのにやっぱりドキドキするなぁ。 しかも完璧、一体どうやって大量のダイヤを盗みだしたんだろうと思ってたら、 種明かしは意外なものでした。 その後内密に事件の調査が始まるのですが、 二人とも怪しまれてるしぃハラハラさせられましたね。 ただダイヤ強奪の本当の目的は別のところにあって、 『ソウ6』でのジョン・クレイマーの心情とだぶるところがありました。 真相を知るとちょっと切ないッス。 優しそうな表情の奥に隠された想いを 見事に演じてたマイケル・ケインは良かったー。 冒頭とラストにローラと思われるお婆さんが出てくるんですが、 最初は別の方が演じてるんだと思ってたのに どうやらデミ・ムーア自身が特殊メイクで演じてるらしいとか!  全くわかりませんでしたホント??


4398 ナイトメアー・ビフォア・クリスマス(BS 1993)

オトーサン、 「たったの76分?」 録画してみたけれど、消去してしまおうかな。 でも、消す前に、ちょっとだけ見てみました。 出だしのシーンに、目が釘つけになりました。 「すごいすごい、ゲゲゲの鬼太郎みたいだ」 原題:The Nightmare Before Christmas (1993) 監督:Henry Selick 原作:Tim Burton 脚本:Michael McDowell/ Caroline Thompson Genre:Animation / Family / Fantasy Rated PG for some scary images 上映時間:76分 あらすじ: ハロウィン・タウンで、 来る日も来る日もハロウィンの準備をしている ガイコツ頭のジャック・スケリントン。 そんな日々に疲れも感じていたジャックが 偶然迷い込んだ別の町。 そこは毎日が喜びと楽しさに満ち溢れた クリスマス・タウンだった。 クリスマスに魅せられたジャックは 早速ハロウィン・タウンでも クリスマスを再現しようとするのだが... 声の出演者: Danny Elfman/Chris Sarandon ... Jack Skellington (ジャック・スケリントン) Catherine O'Hara ... Sally (サリー) William Hickey ... Dr. Finklestein (フィンケルスタイン博士) オトーサン、 「ハリウッド版ゲゲゲの鬼太郎だね」 「吹き替えの歌は、いまいちだなぁ」 You Tubeで本物を聞いてみたら、感動しました。 段違い、別物、迫力満点でした。 その他の声の出演者: Glenn Shadix ... Mayor Paul Reubens ... Lock Ken Page ... Oogie Boogie Edward Ivory ... Santa Susan McBride ... Big Witch / WWD. Debi Durst ... Corpse Kid / Corpse Mom / Small Witch Greg Proops ... Harlequin Demon / Devil / Sax Player Kerry Katz ... Man Under Stairs / Vampire / Corpse Dad Randy Crenshaw ... Mr. Hyde / Behemoth / Vampire Sherwood Ball ... Mummy / Vampire Carmen Twillie ... Undersea Gal / Man Under the Stairs User Rating:8.0/10 ( 112,932 votes)IMDb User Rating:8.6/10( 1,923 votes) Yahoo! オトーサン、 「やはりすごいね」 アカデミー賞ノミネート ・視覚効果賞 ゴールデン・グローブ ノミネート ・音楽賞 User Reviews bbSouthstreetさん United States 2001年8月2日 ティム・バートンらしい映画 この映画をみたとき、5才だった。 その後、ティム・バートンなる言葉が耳朶に鳴り響いていた。 彼は、ハリウッドきっての鬼才監督だ。 新作が出ると聞くたびに、この映画を思い浮かべる。 なんて素敵な映画だったんだろう。 ストーリーは、まったくのオリジナル。 景色は、すばらしいゴシック風。 登場人物やそのアニメに、思わず叫んでしまう。 もう一つは、歌だ。 ひねりがあって面白い。 ハミングし、口笛を鳴らし、歌ってしまう。 そこで、結論。 エドガー・アラン・ポーやドクター・スースを ミックスしたようなもの。 サンタ・クロース、踊る骸骨、そして夜のドタバタ劇。 美しく暗く一風変わった映画だ。 オトーサン、 「うまいねぇ」 見ないでも雰囲気が分かります。 以下は、そんなコメントです。 民謡から演歌までさん 2005年5月29日 隣の祝日は… ハートはバレンタイン、 クローバーはセント・パトリック、 卵はイースター、 ターキーは感謝祭…らしい… これは、熱烈なファン(サイト)を持つ 名作パペット・アニメーション・ミュージカル・ムービー。 少しずつ動かして撮影〜24回/1秒…77分作品は 驚異的…らしいが… そういうことは抜きにしても 本作のキャラクター(その動き〜表情)は最高に魅力的だ。 ハロウィン・タウンの案山子〜ぶっ刺さるかぼちゃ 〜こうもりが飛び立ち、ギロチンは落ちて、 ジャックは炎に包まれる… この楽曲!そして“ずっと同じ繰り返しじゃないか”ジャックの歌唱! …素晴らしい。 細部に至るまで考え尽くされた映像〜演出。 ダークなハロウィン、ブライトなクリスマス・タウン…What's this ! そして恐怖のサンディー・クローズ… 苦悩するジャックの目がかわいい。 普通(じゃないけど…)少女、つぎはぎサリーも“けなげ”… イヌホウズキをスープに入れてはいけません〜 ぶっとんだストーリーだが、超面白い〜 幽霊犬ゼロを引き連れて恐怖のパンプキン・キングが 子供達に幸せ(?)を運ぶ大騒動〜失敗を挽回する大活劇。 〜そして最後は幸せな気分を演出してくれる… 天才ティム・バートンの才能。 これは楽しめる!


4397 赤い影法師(BS 1961)

オトーサン、 「これぞ東映時代劇」 昨今のインチキ時代劇とは、一線を画しています。 出演者もいいし、チャンバラも迫力があります。 原題:赤い影法師(1961) 監督:小沢茂弘 原作:柴田錬三郎 脚本:比佐芳武 Genre:Piriod Drama 上映時間:90分 あらすじ: 将軍家光の時代。 石田三成の娘、母影と彼女が服部半蔵に犯された時、 身ごもった子、若影の忍者母子は 仇討ちのため家光の命を狙っていた。 やがて彼らは三成の隠し軍資金のありかが記された 剣をめぐって半蔵らと攻防を繰り広げる... 出演者: 大川橋蔵 ...若影 木暮実千代 ...母影 近衛十四郎 ...服部半蔵 オトーサン、 「中村錦之介かと思った」 その他の出演者: 平幹二朗 ...水野 大川恵子 ...由利 花柳小菊 ...春日局 黒川弥太郎 ...忠常 品川隆二 ...久太郎 大河内伝次郎 ...柳生宗矩 大友柳太朗 ...柳生十兵衛 里見浩太郎 ...新太郎 東野英治郎 ...甚三郎 山城新伍 ...新八郎 User Rating:-/10( 8 votes) オトーサン、 「誰もみていないね」 User Reviews 水月庵さん 2012年11月17日 富士山麓での決闘 「赤い影法師」なる映画をぜひに見てみたいと ずっと思っていましたが なかなか放送もなく、機会がありませんでした それが、今週、NHKBSでとうとう放送されたのです! お互い敵同士と思っている若影、服部半蔵。 二人は実は親子なのですが、 これは若影の母親しか知りません。 横でオロオロしながら決闘を見ている見ている母親... 早く二人を止めんかい〜〜〜!! とか思いながら見ていましたよん オトーサン、 「柴田錬三郎さん、もう昔のひとか」 名前も正確に書いてもらえなくなりました。 夢童隣寝さん 2008年11月14日 仮面の忍者ではない 柴田連三郎原作の異色時代劇というか 三十郎ショックを受けた年の東映時代劇。 影と名乗る主人公の母影は石田三成の娘で 服部半蔵が父というユニークな設定。 父子宿命の対決というテーマを 「スター・ウォーズ」よりもずっと早く扱っていたのが 柴連時代劇の凄い処。 柳生但馬守と十兵衛父子が登場し 御前試合が描かれたり単純なようでかなり凝った展開。 竹薮で影が十兵衛に追いつめられる場面等見せ場も多く、 里見浩太朗や品川隆ニらが先の御前試合に登場するのも興味を惹く。


4396 セカンドバージン(BS 2011)

オトーサン、 「そんなもの、あるんか?」 バージンは、1回限りでしょう、変なの。 この映画、ドラマではなく、 マレーシア紀行として楽しめばいいのです。 原題:セカンドバージン(2011) 監督:黒崎博 脚本:大石静 Genre:Drama 上映時間:105分 あらすじ: 突然の別れから5年。 出版業界で働く中村るいは、 出張先のマレーシアで鈴木行と運命の再会を果す。 ところが、るいの目の前で突然の銃弾に倒れてしまう。 裏の世界に生きる男となっていたのだ。 マレーシアの病院で懸命に看病しながらも、 行を遠い存在に感じてしまう。 出演者: 鈴木京香 ... 中村るい 長谷川博己 ...鈴木行 深田恭子 ... 鈴木万理江 オトーサン、 「いい感じの女優さんだけど...」 いかんせん、いいお年でお色気も、生気もなし。 鈴木京香、所詮、テレビドラマ向きでしょう。 その他の出演者: 天野義久 ヌル・エルフィラ・ロイ 田丸麻紀 橋本一郎 北見敏之 User Rating:3.4/10( 225 votes) Yahoo! オトーサン、 「最悪のスコアだね」 日本アカデミー賞受賞 ・新人俳優賞 長谷川博己 User Reviews rock7clubさん 2014年4月17日 ずっと早送りで観た 史上最悪かもしれません。 これは、ひどい。 で、みなさんの評価も同様のようで。 変な安心感を覚えました。 ドラマ自体が、回を重ねるごとに ダメになっていったのに、 そのダメになったところからスタートした映画に 期待できるものは、何一つなかった。 もう、そりゃもう、ひどかった。 ずーーーーーーーーーっと 早送りしながら観た。 せめて、ラブシーンが美しかったら… なんですけど。 それも、それで、ドラマクオリティだし。 みどころなし。 本当に、ひどい。 っていうか、本当にこの二人つき合ってるのかな。 と疑われるような、ラブシーンですよ。 いま、会いにゆきます。の時の、 竹内結子と獅童のキスシーンの方が、ずっとエロかったよ。 本当に好きな人同士のラブシーンって、 画面に出ちゃう気がするのに、 そんな感じがなかったのね。京香さんと長谷川さん。 アイドルじゃない、 いい大人だしさ。 ストーリーがひどいなら、 せめて映画らしいラブシーンするくらいの 肝のない本作は、本当に見る価値なし。 ★0個。 まじで。 オトーサン、 「見るなきゃいいのに」 黒美君彦さん 2011年9月27日 バチが当たる NHKドラマは少し齧ったくらいで しっかり見ていなかったのだが、 ドラマのファンの知り合いが強く勧めるので 観に行ったところ…。 …いやあ、これはヒドい。 ドラマは優秀な若い男(長谷川博己)の魅力に 抗しきれなくなった17歳年上の女(鈴木京香)が、 必死でブレーキをかけつつも 深みにはまっていくストーリーらしいが、 「セカンドバージン」の面白さはそこまで。 関係ができてしまえば、 年の差も関係ない単なる「男と女」になってしまうわけで。 TVシリーズの後日談という作りなのだが、 数日で死ぬはずの鈴木行(長谷川)は一向に死ぬ気配もなく 意識はどんどん鮮明になっていくし、 寝たきり状態なのに下の世話はしている様子もなく(嘲)。 キワどいところでカットを切り替えるなんざ、 NHK観てるわけじゃあるまいし、 見せるべきものをちゃんと見せてくれよ、とイライラ。 映画にまで展開するなら、 この作品の場合は性愛をきちんと描かないとダメでしょう。 寝たきりの状態でも上からのしかかるくらいのただれた性愛が、 るい(鈴木)の目覚めた欲望を最もよく表現する、と思うのだけど。 こんな中途半端な映画を作っていたら、 それこそ「バチ」が当たりますよ。


4395 ゴーン・ベイビー・ゴーン(BS 2007)

オトーサン、 「ベン・アフレックって、大根役者だね」 "パールハーバー"の演技のおそまつなこと。 この映画をみる限り、監督に向いています。 マット・デイモンと共同で脚本を書いた 「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」は、 アカデミー賞受賞していますし... 原題:Gone Baby Gone (2007) 監督:Ben Affleck 原作:Dennis Lehane 脚本:Ben Affleck/Aaron Stockard Genre:Crime / Drama / Mystery Rated R for violence, drug content and pervasive language 上映時間:114分 あらすじ: パトリックとアンジーは、幼なじみ。 ボストンの私立探偵カップルだ。 4歳の少女誘拐事件が発生、 捜査が進展しない中、 少女の叔母夫婦に捜索を依頼される。 少女の母親ヘリーンに問題があることが分かり、 気が進まぬまま、依頼を引き受けたのだが... 出演者: Casey Affleck ... Patrick Kenzie(パトリック) Michelle Monaghan ... Angie Gennaro(アンジー) Amy Ryan ... Helene McCready(ヘリーン) オトーサン、 「ケイシー、兄貴より巧いね」 脇役のMorgan FreemanとEd Harrisは、 流石と思いました。 CASEY AFFLECK  ケイシー・アフレック 誕生日 1975/8/12 出身 米マサチューセッツ州フォルマウス 兄は俳優ベン・アフレック。 88年「レモン色の空」で俳優デビュー。 高校卒業後、カリフォルニアに移住。 95年「誘う女」に出演後、 ジョージ・ワシントン大学とコロンビア大学の両方で演劇を専攻。 2007年「ジェシー・ジェームズの暗殺」で ゴールデングローブ賞助演男優賞にノミネート。 出演作 1995年「誘う女」 1996年「レース・ザ・サン」 1997年「チェイシング・エイミー」「グッド・ウィルハンティング/旅立ち」 1998年「200本のたばこ」「ウェルカム・バクスター」 1999年「アメリカン・パイ」(NC) 2000年「MONA 彼女が殺された理由」「ハムレット」      「ノンストップ・ガール」 2001年「エントランス」「オーシャンズ11」「アメリカン・サマー・ストーリー」 2002年「GERRY ジェリー」 2004年「オーシャンズ12」 2005年「リターン・トゥー・マイ・ラブ」 2007年「オーシャンズ13」「ジェシー・ジェームズの暗殺」◇ 「ゴーン・ベイビー・ゴーン」 BEN AFFLECK ベン・アフレック 誕生日 1972/8/15 出身 米カリフォルニア州バークレー 俳優として8歳の頃から活動。 92年「青春の輝き」で映画デビュー。 弟にケイシー・アフレックがいる。 出演作 1992年「青春の輝き」「バフィ/ザ・バンパイア・キラー」 1993年「バッド・チューニング」 1995年「モール・ラッツ」 1996年「グローリー・デイズ 旅立ちの日」(TM) 1997年「グッド・ウィル・ハンティング」◆      「チェイシング・エイミー」◇      「インディアナポリスの夏/青春の傷跡」◇ 1998年「アルマゲドン」◇「恋に落ちたシェイクスピア」◇      「200本のたばこ」◇      「ファントム」◇ 1999年「恋は嵐のように」◇「ドグマ」◇「ディセプション」 2000年「レインディア・ゲーム」◇「偶然の恋人」◇      「マネー・ゲーム 株価大暴落」◇ 2001年「パールハーバー」◇      「恋の方程式 あなたのハートにクリック2」      「ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲」 2002年「トータル・フィアーズ」◇「チェンジング・レーン」◇ 2003年「デアデビル」◇「ペイチェック 消された記憶」◇「ジーリ」◇ 2004年「世界で一番パパが好き」◇ 2007年「スモーキン・エース 暗殺者がいっぱい」 2009年「消されたヘッドライン」「そんな彼なら捨てちゃえば?」 その他の出演者: Morgan Freeman ... Jack Doyle Ed Harris ... Remy Bressant John Ashton ... Nick Poole Amy Madigan ... Bea McCready Titus Welliver ... Lionel McCready Michael Kenneth Williams ... Devin Edi Gathegi ... Cheese Mark Margolis ... Leon Trett Madeline O'Brien ... Amanda McCready Slaine ... Bubba Trudi Goodman ... Roberta Trett Matthew Maher ... Corwin Earle User Rating:7.8/10 (109,089 votes)IMDb User Rating:8.2/10( 677 votes) Yahoo! オトーサン、 「なかなかの作品だ」 脚本がとてもよく書けていました。 母親、周囲の大人や社会が、 子供の幸せや成長にどうかかわるか。 重いテーマでした。 アカデミー賞ノミネート ・助演女優賞 エイミー・ライアン ゴールデングローブ ノミネート ・助演女優賞 エイミー・ライアン User Reviews RussyPelicanさん United States 2007年10月24日 "Great Baby Great" この映画をみに、映画館に行った。 ケイシー・アフレックは、 原作のパトリックのイメージとはちがっていた。 だが、私は圧倒され、以後、彼がパトリックとなった。 こいつは、タフで、砂を噛むような映画だ。 幼児誘拐と人生破壊をテーマにしている。 結末が、意外に早くやってくるが、 見ていて楽しい。 パトリッは、苦労を重ねてたどりつく。 ベン・アフレックは、最高のスタッフやキャストとともに 立派に監督が勤まることを立証した。 上映中、たるんだり、退屈なことは一切なかった。 結末については、映画を見た後で議論したくなる。 ここしばらくで、最高の探偵物だ。 オトーサン、 「同感!」 beyond_descripsionさん 2012年11月14日 良い洋画が劇場公開されない悲劇 当初、後半の主人公の判断に 非常に腹が立ち怒りすら感じた。 しかし最後のシーンで救われた気がして 静かな感動すら覚えた。 フィリップ・マーロウのお決まりのセリフが良く似合うラスト。 探偵サスペンスとしてもよくできている。 ちょと少年誘拐事件はグロかったが。 ただちょっと主人公は顔立ちが端正すぎて青臭い。 もう少し影のある俳優が適役だった気がする。 久々に本格的ハードボイルドでよかった。 その手の映画が好きな人は是非見て欲しい。 完全無欠な予定調和的ハッピーエンドが好きな人は 見ないほうが良い。 ギリシャローマ悲劇は悲劇ならではの感動がある。 この映画のラストは賛否があるのは当然だが いろいろ考えさせられる。 人は自分なりの正義や利害、 弱者に対するやさしさで行動したりする。 それらのせめぎあいで、傷つけあったり、愛し合ったりもする。 子供や人の幸せとはなんなのか久々に考え込んでしまった。 こういう映画が減って、女子供向けの映画ばかりで アイドル出演のテレビドラマ的日本映画が増えてるのには 危機を感じる。 いまや良い洋画は絶滅危惧種なのだ。


4394 艦長ホレーショ (DVD 1951)

オトーサン、 「大英帝国か」 七つの海を制覇した頃の英国はいいですね。 元気溌剌、向かうところ敵なし。 ま、植民地主義は、いただけませんが、 その元気さ、わが国も取り戻したいですね。 原題:Captain Horatio Hornblower R.N. (1951) 監督:Raoul Walsh 原作:C.S. Forester 脚本:Ivan Goff/Ben Roberts/ Aneas MacKenzie/C.S. Forester Genre:Action / Adventure / Drama Country:UK Language:English / French / Spanish 上映時間:117分 あらすじ: 1807年、イギリスは、 絶頂期のナポレオン軍と戦っていた。 ホレーショ艦長は、秘密指令を受け、 長く辛い航海を続けてきた。 ようやく陸地がみえた、アメリカの南西部だ。 当地の王子ドン・ジュリアンと同盟を結びにきた。 戦争相手のフランス同盟国のスペインから 新大陸パナマ周辺の移民を守るためにである。 到着早々スペイン船を奪取し、ドン・ジュリアンに贈る。 だが、イギリスが敵相手スペインと同盟を結んだという 想定外の知らせがもたらされる。 そして捕虜だったバーバーラがスペイン船から 彼の船に乗り移ってくる... 出演者: Gregory Peck ... Capt. Horatio Hornblower R.N(ホレーショ艦長) Virginia Mayo ... Lady Barbara Wellesley(バーバーラ) Alec Mango ... Don Julian Alvarado(ドン・ジュリアン) オトーサン、 「よおー、水もしたたるいい男!」 この映画、艦隊決戦が売りでしょうね。 GREGORY PECK  グレゴリー・ペック 誕生日 1916/4/5-2003/6/12  出身 米カリフォルニア州 44年「栄光の日々」で映画デビュー。 「王国の鍵」「子鹿物語」「紳士協定」「頭上の敵機」で アカデミー賞主演男優賞にノミネート。 「アラバマ物語」でアカデミー賞主演男優賞受賞。 出演作 1944年「炎のロシア戦線」「王国の鍵」 1945年「愛の決断」「白い恐怖」 1946年「子鹿物語」「白昼の決闘」 1947年「決死の猛獣狩」「紳士協定」「パラダイン夫人の恋」 1948年「廃墟の群盗」 1949年「頭上の敵機」 1950年「拳銃王」 1951年「勇者のみ」「艦長ホレーショ」「愛欲の十字路」 1952年「世界を彼の腕に」「キリマンジャロの雪」 1953年「ローマの休日」 1954年「春風と百万紙幣」「夜の人々」 1955年「紫の平原」 1956年「灰色の服を着た男」「白鯨」 1957年「バラの肌着」 1958年「大いなる西部」 1959年「勝利なき戦い」「悲愁」 1960年「渚にて」 1961年「ナバロンの要塞」 1962年「恐怖の岬」「アラバマ物語」「西部開拓史」 1963年「ニューマンという男」 1964年「日曜日には鼠を殺せ」 1965年「蜃気楼」 1966年「稲妻の2年10ヶ月」(ナ)「アラベスク」 1968年「レッドムーン」 1969年「マッケンナの黄金」「0の決死圏」「宇宙からの脱出」 1971年「新・ガンヒルの決闘」 1974年「荒野のガンマン無宿」 1976年「イッツ・ショー・タイム」「オーメン」 1977年「マッカーサー」 1978年「ブラジルから来た少年」 1980年「シーウルフ」 1987年「サイレント・ボイス/愛は虹にのせて」 1989年「私が愛したグリンゴ」 1991年「アザー・ピープルズ・マネー」「ケープ・フィアー」 1993年「愛のポートレイト」 1995年「想い出のロジャー・ムーア」 1998年「モビー・ディック」 その他の出演者: Robert Beatty ... Lt. William Bush Moultrie Kelsall ... Lt. Crystal Terence Morgan ... 2nd Lt. Gerard James Kenney ... Midshipman Longley James Robertson Justice ... Seaman Quist Denis O'Dea ... RAdm. Sir Rodney Leighton Richard Hearne ... Polwheal (Hornblower's batman) Michael Dolan ... Surgeon Gundarson Stanley Baker ... Mr. Harrison (bosun) Alan Tilvern ... Hernandez Christopher Lee ... Spanish Captain John Witty ... Capt. Entenza Michael Goodliffe ... Col. Caillard - POW escort Eugene Deckers ... French Commandant Ingeborg von Kusserow ... Hebe (Lady Barbara's maid) Amy Veness ... Mrs. McPhee (Hornblower's housekeeper) Kynaston Reeves ... Adm. Lord Hood Ronald Adam ... Adm. McCartney User Rating:7.4/10( 3,395 votes)IMDb オトーサン、 「爽快な気分になれること間違いなし」 帆船っていいですね。 風を孕んで、30ノットで航海したいもの。 User Reviews Fred-156さん 1999年3月31日 紺碧の空は、テクニカラーならではだ! すてきなストーリーだ。 主役グレゴリー・ペックの手堅い演技、 恋の相手、ヴァージニア・メイヨ、 強力な助演陣、 そして、50年代の美しいテクニカラー! どこかで、画面を止めてみよう。m 撮影は、水水しく、派手でゴージャスだ。 戦闘シーンが、どこまで正確かわからないが、 釘付けになった。 上帆の桁端もしらないが、 グレゴリー・ペックは、確信させてくれた。 いつも、マストの先端をみているか、 アクションと叫んでいるのだ。 私は、船の中央にいるラングレイと バーバーラとの戦闘後のやり取りが好きだが、 ドン・ジュリアンのメイキャップ担当者は、 猫の尻尾で鞭打たれるべきだと思う。 結末は、いかにもとお手軽だが、 A & Eの解釈が勝者であることを望む! オトーサン、 「ペック初の帆船船長役...そうかな?」 先頃みた「世界を彼の腕に」でも、船長役でしたよ。 gapperさん 2010年10月29日 ホレーショ・ホーンブロワー艦長 ペック初の帆船船長役作品。 (略 あらすじ紹介) ペックが船長役をやったのは、 これ以外は「白鯨(1956)」と「渚にて(1959)」のみ。 船長というのは、判断が部下の生死に直結し ペックの俳優としての個性に合った役柄だ。  もっと多くてもよい気がする。 ホレーショは、妻の居る身で関係を深められない二人が、 帰国をすると逆転するなどクラシック作品ならではの展開。 マット・アートや模型もあるが、十分艦隊戦も楽しめ上々の出来。 ホレーショ艦長の超人的活躍も映画らしく、 クラシック作品ファンなら歓迎だろう。 ヴァージニア・メイヨが好みでないところが 唯一の個人的に残念な部分。 「ナバロンの要塞(1961)」や「ズール戦争(1963)」の スタンリー・ベイカーが、リディア号の掌帆長役で出ている。 ナチビダド号の艦長は、ドラキュラ役で有名なクリストファー・リーだ。


4393 デンジャラス・デイズ/メイキング・オブ・ブレードランナー(BS 2007)

オトーサン、 「安直だな」 映画で儲け そのメイキングで、また儲ける。 一石二鳥というか、転んでもタダ起きないというか。 商魂たくましさに驚かされます。 原題:Dangerous Days: Making Blade Runner (Video 2007) 監督:Charles de Lauzirika Genre:Documentary 上映時間:214分 あらすじ: SF映画の最高傑作といわれる「ブレードランナー」 公開当初は高く評価されておらず、 制作現場はリドリー・スコット監督の完璧主義のせいで 大混乱に陥っていた。 デンジャラスきわまりない撮影の日々と、 時代を経るごとに評価が高まっていった経緯を 関係者の証言でたどる 出演者: Ridley Scott ... Himself Harrison Ford ... Himself Rutger Hauer ... Himself オトーサン、 「リドリー・スコットって、こんなひとなんだ」 「ハリソン・フォードって、苦労人なんだ」 「ルトガー・ハウアーって、苦労を楽しみに変えるひとなんだ」 その他の出演者: Daryl Hannah ... Herself Michael Deeley ... Himself Joanna Cassidy ... Herself Douglas Trumbull ... Himself Hampton Fancher ... Himself Sean Young ... Herself Syd Mead ... Himself Steven Poster ... Himself Edward James Olmos ... Himself Paul Sammon ... Himself Isa Dick Hackett ... Herself, Philip K. Dick's daughter Tim Powers ... Himself, author of 'The Anubis Gates' User Rating:8.4/10 ( 704 votes)IMDb User Rating:10.0/10( 48 votes) Yahoo! オトーサン、 「10点ではないが、名作だ」 User Reviews lewiskendellさん United States 2010年7月28日 リドリー・スコットの傑作について知りたいすべてがある。 私にとって、この映画は、映画体験のエレガンス、パワー、 そしてユニークさを体現している。 「ブレード・ランナー」製作についての、 4時間もの疲れるドキュメンタリーだ。 熱狂的フアン向けだが、 記念碑的SF映画について もっと情報を得たいと思っている人々にとっても、, ご馳走なのだ。 この映画について知りたいすべて、 つまり、コンセプト、配役、美術、撮影、セットデザイン、 そして、上映について、細部にまでカバーしている。 俳優たち、脚本家たち、リドリー・スコット、出資者、製作者ほか 映画製作にかかわった多くのひとびとの多くの率直なインタビューがある。 他の監督たちのリアクションもある。 例えば、ギジェルモ・デル・トーロが「ブレード・ランナー」について 個人的見解を披瀝している。 さらに、製作中のいろいろな興味深い裏話もある。 記録映像の多くの未使用シーンもある。 他では見られないデザインもある。 私は、映画製作について多くを学ぶことができた。 長い上映時間にもかかわらず、ずっと面白かった。 「ブレード・ランナー」について知りたいひとへの金脈だ。 この種のドキュメンタリーが、私のお気に入りの映画についても、 つくられることを望みたい。 オトーサン、 「映画狂には、こたえられない映画だね」 これだけ赤裸々に描いていいものなのでしょうか、 それを許す懐の深さに感銘を受けました。 ジーナさん 2009年10月12日 なるほど〜が一杯 まずCGで作られた映像じゃなかった事に驚きました。 セットや実際にある建物を近未来に見せる工夫や 模型を使ってあれだけのスケール感を出せる技術、 絵を使用した背景など さすがはハリウッド!と思わずにはいられませんね。 ナゼ雨のシーンが多いのか、スモークばかり使うのか、 どうして夜が舞台なのかと言う疑問にも 全て答えてくれているので 「ブレードランナー」ファンは必見でしょう。 完ぺき主義者リドリー・スコットの仕事ぶりに イラ立つスタッフやスポンサーとの確執など 製作の裏側も知ることが出来ます。 オリジナル版を観て違和感を抱いたナレーションに関して 監督も同じ意見だった事にチョット感動したり、 ダリル・ハンナのアクロバットシーンの裏話やスタントのカツラが違うなど 全く気づかなかった話もきけてお得感たっぷりでした。 バンのガラスを割ったのは単なる事故だった事とか どうでもイイ事にイチイチ反応できるメイキングでした(笑) ただインタビュー形式なので、 もう少し分かりやすく構成して欲しかったです。 まぁ、字幕のことまで考慮して作っていないから 仕方ないいんでしょうけど 肩書きとインタビューの字幕が同時に出てしまうので 誰が誰なのか把握するのが大変でした。 ヘタに編集せず、順番に一人ずつ語ってもらったほうが 観やすかったと思いますね。


4392 カムイ外伝 (BS 2009)

オトーサン、 「原作漫画、形無しだね」 白土三平に長編漫画を描かせた原動力は、3点。 ・非人部落の出身の悲惨さ ・追っ手の忍びから逃亡に次ぐ逃亡 ・変移抜刀霞斬りなど必殺技 これを具現化したのが、連続テレビ・アニメ。 でも、この映画化では、上記3点が形骸化しています。 原題:カムイ外伝(2009) 監督:崔洋一 原作:白土三平 脚本:宮藤官九郎/ 崔洋一 Genre:Action /Epic drama 上映時間:120分 あらすじ: 17世紀の日本。 最下層の子として生まれたカムイにとって、 強くなることが生き抜くための条件だった。 忍びの道へと進んだが、自由を求めて忍びの世界を抜け出す。 その結果、追っ手との終わりのない戦いと逃亡の人生が宿命づけられる。 カムイは漁師の半兵衛を助けた縁で、彼の家に身を寄せることに。 しかし半兵衛の妻スガルは、自らも抜人だったため、 カムイの出現に警戒心を募らせる。 対照的に半兵衛の娘サヤカは そんなカムイを温かく迎え入れてくれる。 出演者: 松山ケンイチ... カムイ 小雪... スガル 大後寿々花... サヤカ オトーサン、 「松山ケンイチ、ミスキャストだね」 最下層の人間らしくも、必殺技の冴えも期待できません。 その他の出演者: 伊藤英明... 不動 イーキン・チェン... 大頭 金井勇太... 吉人 芦名星... ミクモ 土屋アンナ... アユ イ・ハソン... 少年カムイ PANTA... 絵師 佐藤浩市... 水谷軍兵衛 小林薫... 半兵衛 User Rating:5.3/10( 1,333 votes) Yahoo! オトーサン、 「ひどい映画だね」 まったく共感できませんでした。 そもそも、なんでリゾートで撮るの? 映画撮影を口実に、みんなで遊びに行ったのでは? User Reviews powanwanさん 2010年5月1日 元気が出ました。 最近、Premiereを購入し映像編集を始めたのですが 色んな映画を見て「自分には無理だ」とあきらめかけていました。 そこで、このカムイ外伝を見たところ 「これなら僕にも作れる!」と思い、元気が出ました。 ありがとうございます。 オトーサン、 「崔洋一監督、、助監督やアクション映画監督に 丸投げしたとしか思えんなあ」 ひろちゃん2001さん 2010年10月20日 アクション、ドラマとも盛り上がらない 崔監督は不思議な監督である。 「月はどっち」「刑務所の中」「血と骨」などの ベスト10上位の秀作を撮る一方で、 どうしようもない凡作も撮ってしまう。 その作品のボルテージが、これほどにばらばらな監督も珍しい。 今回の企画も、クドカンの脚本であるし、 マツケン、小雪なのに 盛り上がらない事は驚異的である。 元々、崔監督は時代劇(殺陣)の撮影が上手くないので、 白けたアクションになってしまう。 しかもCGはアニメーションのまんまなので、 失笑する程にアクションを盛り上げない。 なので、時代劇アクションは全くダメである。 カムイのアクションが意味をなさないので 娯楽映画として崩壊している。 かといって、崔監督得意の マイノリティの差別、階級世界などの 話も中途半端なので、見るべき所はない。 結局、原作でも秀作であった短編部分の離れ小島の漁師の 話が一番良いのであるが、 すぐにCGアクションになってしまうので すぐに終わってしまう。 小雪はアクションに不向きであるし、 元気者である土屋アンナも 印象に残る程には出演シーンがない...


4391 私が愛したグリンゴ(DVD 1989)

オトーサン、 「グリンコ?グリコかリンゴの間違いでは?」 なーんて、つまらんダジャレを飛ばしましたが、 この映画批評を最後まで、目を通されると、 グリンコの意味が分かります。 原題:Old Gringo (1989) 監督:Luis Puenzo 原作:Carlos Fuentes) 脚本:Aida Bortnik/ Luis Puenzo Genre:Adventure / History / Romance Country:USA Language:English / Spanish 上映時間:120分 あらすじ: ハリエットの父親は、キューバでの戦いで死んだ。 まだ生きていると信じながら、暮らしていた。 老作家アンブローズが、新たな旅に出るのを目の当たりにし、 母親との生活を捨てて、家庭教師の職を求め、メキシコへ。 しかし、チワワはまさに革命の真っ只中、 反乱軍と政府軍が激しく戦闘を交えていた。 当てにしていた雇用主一家も逃走していた。 だが、そこで革命指導者アローヨと 革命軍に同行する米ジャーナリストと懇意になる。 老作家に父親に接するような愛情が芽生え、 また、革命家アローヨの魅力に惹かれていく。 出演者: Jane Fonda ... Harriet Winslow(ハリエット) Gregory Peck ... Ambrose Bierce(アンブローズ) Jimmy Smits ... Gen. Tomas Arroyo(アローヨ) オトーサン、 「ペックも、フォンダも、冴えないな」 伏兵ジミー・スミットの元気さに負けましたね。 JANE FONDA  ジェーン・フォンダ 誕生日 1937/12/14 出身 米ニューヨーク州ニューヨーク  父は名優ヘンリー・フォンダ。 弟は俳優で監督のピーター・フォンダ。 59年からモデルとなり、舞台女優、雑誌のカバーガールを経て 60年「のっぽ物語」で映画デビュー。 71年「コールガール」と78年「帰郷」で アカデミー賞主演女優賞を2度受賞。 65年に結婚したロジェ・バディム監督とは73年に離婚。 同年に反戦運動家のトム・ヘイドン氏と再婚したが 89年に離婚。 91年にテッド・ターナー氏と結婚し、 92年に映画界からの引退を表明。 その後はボディーエクササイズ講師としても活躍。 出演作 1960年「のっぽ物語」 1962年「荒野を歩け」「チャップマン報告」 1964年「ニューヨークの休日」「危険がいっぱい」      「輪舞」 1965年「キャット・バルー」 1966年「逃亡地帯」「獲物の分け前」「水曜ならいいわ」 1967年「夕陽よ急げ」「裸足で散歩」 1968年「世にも怪奇な物語」「バーバレラ」 1969年「ひとりぼっちの青春」 1971年「コールガール」 1972年「万事快調」 1973年「人形の家」 1976年「青い鳥」 1977年「おかしな泥棒・ディック&ジェーン」「ジュリア」 1978年「帰郷」      「カムズ・ア・ホースマン」      「カリフォルニア・スイート」 1979年「出逢い」「チャイナ・シンドローム」 1980年「9時から5時まで」 1981年「黄昏」「華麗なる陰謀」 1985年「アグネス」 1986年「モーニング・アフター」 1987年「ビル・コスビーのそれ行けレオナルド」 1989年「私が愛したグリンゴ」 1990年「アイリスへの手紙」 2002年「デブラ・ウインガーを探して」 2005年「ウエディング宣言」 その他の出演者: Patricio Contreras ... Col. Frutos Garcia Jenny Gago ... La Garduna Gabriela Roel ... La Luna Sergio Calderon ... Zacarias Guillermo Rios ... Monsalvo Jim Metzler ... Ron Samuel Valadez De La Torre ... Consul Saunders Anne Pitoniak ... Mrs. Winslow Pedro Armendariz Jr. ... Pancho Villa Stanley Grover ... Gen. Saunders Josefina Echanove ... Clementina Pedro Damian ... Capt. Ovando User Rating:5.7/10 ( 1,040 votes)IMDb User Rating:4.0/10( 14 votes) Yahoo! オトーサン、 「ラジー賞はひどいけど」 ラジー賞ノミネート ・ワースト主演女優賞 ジェーン・フォンダ User Reviews Tim Johnsonさん Fremantle, Australia 2000年8月30日 あらゆる点ですばらしい。 監督のルイス・プエンソは、 革命を志した者が直面するドラマを見事なビジョンで描いた。 ルイス・プエンソは、 全面的政治闘争のシーンを通して、 観客たちに、個人的出来事を検証させてくれる。 そして、彼ら自身よりも大きな出来事をたどるなかで 役者たちの個人的対立を描く。 これが既になされたものであり、 ありきたりの脚本であることを踏まえたうえで、 出演者のすばらしさと監督が、 この映画を何度も見たい映画にしている。 それは、大好きなワインであり、 決して飽きることのないご馳走なのだ。 フォンダ、ペック、スミッツは、 ルイス・プエンソが書いた豪華なタペストリーを賑わしてくれる。 この映画には、豊かな映像があり、 それぞれのシーンの美しさに魅せられる。 ストーリーの展開も、味があり、心を奪われる。 この映画のDVDを所有して、心豊かになろう。 オトーサン、 「なるほど、グリンガ、グリンゴねー」 シネマライオンさん 2010年8月28日 米国人シェフの欧風タコス!? 一概には言えませんが、 男性はアクションやアドベンチャー、サスペンス、パニック、 女性はファンタジーや恋愛もの、ほのぼのしたものを 好む傾向がある気がします。 この映画は後者に該当すると思います。 序盤にこそドンパチがありますが、その後は比較的静かです。 静かと言っても何も起こらないわけではなく、 愛憎劇なのでそれなりに問題も起こりはしました。 全体的にセリフがそれほど多くないのですが、 その中でも言葉を発さず、 行動だけで全てを表現するようなシーンが 特に印象に残りました。 ただ、激しいものが好きな私としては 物足りない部分がありました。 これは好みの問題なので、 女性を中心にゆったりとしたものが好きな方には良いのかもしれません。 舞台はメキシコで製作はアメリカの映画ですが、 ヨーロッパの映画を感じさせるような作品でした。 ちなみにグリンゴ≠ニはアメリカ人男性に対する蔑称のようです。 でもメキシコ人にとって、 作中のグリンゴは変わり者≠ュらいの認識だったように思います。 また、アメリカ人女性に対するグリンガ≠燻gわれていました。


4390 日曜日には鼠を殺せ (DVD 1964)

オトーサン、 「こんな風景なんだ」 映画をみる楽しみのひとつは、 まだ見ぬ土地が出てくること。 この映画では、ピレネーが出てきます。 仏とスペインの国境の山岳地帯です。 「ピレネー紀行」を読んで、憧れの地となりました。 原題:Behold a Pale Horse (1964) 監督:Fred Zinnemann 原作:Emeric Pressburger 脚本:J.P. Miller Genre:Drama / War 上映時間:118分 あらすじ: スペイン内乱から20年、 かつての英雄マヌエルは、フランスへ逃れていた。 警察署長は、マヌエル逮捕に執念を燃やしていた。 ある時、マヌエルのもとに少年パコがやって来て、 署長の拷問で殺された父親の敵を討って欲しいと頼む。 内乱終結後も、政府機関や銀行を襲ったマヌエルを 故郷では英雄視していたからだ。 だが、老マヌエルは、少年を追い返す。 その後、故郷の母が危篤となる。 「奴はきっと戻ってくる」 署長はマヌエルを逮捕すべく病院に包囲網を敷く。 母は、フランスに帰る神父に、遺言を託す。 決して、来てはいけないよ。 出演者: Gregory Peck ... Manuel Artiguez(マヌエル) Anthony Quinn ... Vinolas(署長ヴィニョラス) Marietto Angeletti ... Paco Dages (パコ) オトーサン、 「ペックも年老いたなぁ」 その他の出演者: Omar Sharif ... Francisco(神父) Raymond Pellegrin ... Carlos Paolo Stoppa ... Pedro Mildred Dunnock ... Pilar Daniela Rocca ... Rosana, Mistress of Vinolas Christian Marquand ... Zaganar Marietto ... Paco Dages Perrette Pradier ... Maria, Hussy Zia Mohyeddin ... Luis, Guide of Paco Rosalie Crutchley ... Teresa, Wife of Vinolas Molly Urquhart ... Hospital Nurse Jean-Paul Moulinot ... Father Esteban Laurence Badie ... Celestina User Rating:6.7/10 ( 659 votes) IMDb User Rating:8.4/10( 19 votes)Yahoo! オトーサン、 「題名もいいしね」 User Reviews wilpさん Berlin, Germany 2001年2月1日 審美的、心理的、今日的な意義あり 数年前に見て、深い印象を受けた。 (スペイン内戦に興味があるせいかも) 再見すべき作品リストに残った。 世代描写や伝説描写は、なかなかいい。 当時の証人は、どんどん他界している。 この映画では、少年の動きがカギだ。 主役といってもいいほどだ。 この映画、暴力描写で損なわれていない。 控えめのほうが、効果的なのだ。 今日的な意義のある強烈なシーンがある心理的な映画だ。 オトーサン、 「この映画はスペインではボイコットされたのか」 リスクを犯して撮っただけのことはあります。 そういう緊迫感が画面に躍動していました。 Ikedaさん 2010年12月15日 迫力 スペイン内戦をバックにした映画には 「誰が為に鐘は鳴る」があり、 この映画は戦後20年経った時期の話ですが、 ずっと迫力があります。 人民戦線側の英雄マヌエルはフランスに亡命し、 既に闘志を失っていたが、 母親の死をキッカケにピレネー山脈を越えて、 スペインに潜入するあたり、 ペックの悲壮な行動が印象に残ります。 更に警察署長や神父も流石の演技ですが、 最初から引き回し的な役をする少年パコの存在も 映画全体に味をつけています。 なお、この映画はスペインではボイコットされたようですが、 まだフランコ政権下でしたから当然かも知れません。


4389 ゴースト・ライト(BS 2006)

オトーサン、 「変だな、ゴースト・ライターじゃないのか」 主人公は売れっ子小説家ですから、 ゴースト・ライターがいても不思議ではありません。 でも,,,気づきました。 "Light"だね、"Write"でなくて。 原題:Half Light (2006) 監督・脚本:Craig Rosenberg Genre: Drama / Horror / Mystery Rated R for some images of violence Country:Germany / UK Language:English 上映時間:110分 あらすじ: 小説家レイチェルは、 息子トーマスを亡くし、 ウェールズの離島へわたってきた 灯台守のアンガスと出会い 次第に親密な関係に陥って行く。 だが、彼は数年前に死んだと聞かされる。 一体なにが起こっているのか?  精神的に追い詰められた彼女の前に、 死んだ息子が現れ、彼女をある真実へと導いていく... 出演者: Demi Moore ... Rachel Carlson(レイチェル) Beans El-Balawi ... Thomas Carlson(トーマス) Hans Matheson ... Angus McCulloch(アンガス) オトーサン、 「演技がうまいね」 DEMI MOORE デミ・ムーア 誕生日 1962/11/11 出身 米ニューメキシコ州ロズウェル 80年に最初の結婚。 87年、ブルース・ウィリスと再婚し、2000年に離婚。 娘に女優のルーマー・ウィリスら3人がいる。 2005年9月、アシュトン・カッチャーと再婚。 出演作 1982年「病院狂時代」「悪魔の寄生虫バラサイト」 1984年「アバンチュール・イン・リオ」「恋人ゲーム」 1985年「セント・エルモス・ファイヤー」 1986年「昨日の夜は……」「ワン・クレイジー・サマー」      「ウィズダム/夢のかけら」 1988年「第七の予言」 1989年「俺たちは天使じゃない」 1990年「ゴースト/ニューヨークの幻」 1991年「夢の降る街」「絶叫屋敷へいらっしゃい」      「愛を殺さないで」 1992年「ア・フュー・グッドメン」 1993年「幸福の条件」 1994年「ディスクロージャー」 1995年「スカーレット・レター」「DEARフレンズ」 1996年「陪審員」「ノートルダムの鐘」「素顔のままで」 1997年「G.I.ジェーン」「地球は女で回っている」 2000年「薔薇の眠り」 2003年「チャーリーズ・エンジェル/フルスロットル」 2006年「ゴーストライト」「ボビー」 2007年「アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生」 「Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼」      「ダイヤモンド・ラッシュ」 その他の出演者: Henry Ian Cusick ... Brian Kate Isitt ... Sharon Winton Nicholas Gleaves ... Dr. Robert Freedman James Cosmo ... Finlay Murray Joanna Hole ... Mary Murray Therese Bradley ... Morag McPherson Mickey Wilson ... Reverend James McMahon Polly Frame ... Librarian Ceit Kearney ... Gaelic Speaking Woman Nichola Bee ... Kate McCulloch Jamie Edgell ... Gordon McCloud Anne Smith ... Bingo Announcer User Rating:5.8/10( 7,714 votes)IMDb User Rating:7.1/10( 137 votes) Yahoo! オトーサン、 「Yahoo!に、清き一票」 User Reviews del hartさん Tenerife 2005年11月18日 不気味なスリラーの小品 この映画はいい。 演技も、脚本も、監督も、 そして何より、最後まで展開が読めない。 映画製作の技術的側面については、詳しくない。 面白かった映画だけについて、 好き嫌いについてコメントするタイプだ。 いろいろな機会に、映画製作や裏方にについて読むことがある。 この映画、楽しめただろうか。 答えは、イエスだ。 乱暴な言葉もないし、ほとんどセックスについて触れないし、 あるのは、いいスリラーなのだ。 紆余曲折しながら、進んでいくのだ。 この映画について難点をみつけようとしたが、 正直なところ、何もなかった。 主役のデミ・ムーアは、実にいい。 英国の出演者たちも、すばらしい。 見にいくべし、わが目で判断すべし。 がっかりすることはないと思う。 オトーサン、 「能面か!うまいこと言うなあ」 ジーナさん 2009年4月22日 罪悪感を有効利用 何にビックリしたって、デミ・ムーアにビックリしたわよ(笑) キレイとか若いとか、そんな形容詞が浮かぶ余裕の無いほど ビックリだったわよ(爆) 不自然な場所にできるシワとか 能面のように固まった顔とか、 だいぶ人間離れしてきちゃったわね。。。 やっぱり若い男と一緒にいるっていうのも大変なのねぇ(笑) ・・・と関係ないビックリはさておき・・・ 素直にオォッ!ってなるホラー描写、 素直にホォ〜ってなるサスペンスな展開、 素直にキュン♪ってなるロマンスなど作品自体はなかなか良かったです。 サスペンスな展開に入る前にしっかりとデミ・ムーア演じる 母親の後悔に感情移入できる作りになっているので、 サスペンスな展開になった時・・ 自分が?周りが?と観客も疑心暗鬼になれる構成が見事。 癒される田舎風景など景色もキレイでしたし、 思わせぶりに入るケルト語なども良かったですね。 教会の傾いた十字架や古びた灯台など 怪しげで悲しげな雰囲気を作るのも上手かったです。 サスペンスってそろそろネタ切れというか、 ほとんどの作品が新鮮味に欠けるので途中でダレてしまうのですが、 この作品は最後までキッチリ見入っていられました。 サスペンスファンなら予想のつくオチかもしれませんし、 無理があるともとれる脚本なのですが、 決して退屈な作品ではないと思いますよ。


4388 拳銃王(DVD 1950)

オトーサン、 「当節ならガン・ファイターだろうね」 映画の題名も、時代を反映します。 1950年頃は、戦前のマンガが幅を利かせていました。 冒険ダン吉が、ひょんなことから南の島の王となった、 そんなところから、邦題を思いついたのでしょう。 原題:The Gunfighter (1950) 監督:Henry King 原作:William Bowers/Andre De Toth 脚本:William Bowers/William Sellers Genre:Drama / Western 上映時間:85分 あらすじ: 西部一の早撃ち男リンゴが、教師である妻ペギーを訪れる。 親友が銃を持たない保安官マークがいる穏やかな町だったが、 彼がやって来たという話が伝わると、 喧嘩を売って名を揚げようとしたチンピラがからんでくる。 正当防衛で射殺してしまい、三兄弟に追いかけられる... 出演者: Gregory Peck ... Jimmy Ringo(リンゴ) Helen Westcott ... Peggy Walsh(ペギー) Millard Mitchell ... Marshal Mark Strett(保安官マーク) オトーサン、 「男も惚れるいい男!」 GREGORY PECK  グレゴリー・ペック 誕生日 1916/4/5-2003/6/12  出身 米カリフォルニア州 44年「栄光の日々」で映画デビュー。 「王国の鍵」「子鹿物語」「紳士協定」「頭上の敵機」で アカデミー賞主演男優賞にノミネート。 「アラバマ物語」でアカデミー賞主演男優賞受賞。 出演作 1944年「炎のロシア戦線」「王国の鍵」 1945年「愛の決断」「白い恐怖」 1946年「子鹿物語」「白昼の決闘」 1947年「決死の猛獣狩」「紳士協定」「パラダイン夫人の恋」 1948年「廃墟の群盗」 1949年「頭上の敵機」 1950年「拳銃王」 1951年「勇者のみ」「艦長ホレーショ」「愛欲の十字路」 1952年「世界を彼の腕に」「キリマンジャロの雪」 1953年「ローマの休日」 1954年「春風と百万紙幣」「夜の人々」 1955年「紫の平原」 1956年「灰色の服を着た男」「白鯨」 1957年「バラの肌着」 1958年「大いなる西部」 1959年「勝利なき戦い」「悲愁」 1960年「渚にて」 1961年「ナバロンの要塞」 1962年「恐怖の岬」「アラバマ物語」「西部開拓史」 1963年「ニューマンという男」 1964年「日曜日には鼠を殺せ」 1965年「蜃気楼」 1966年「稲妻の2年10ヶ月」(ナ)「アラベスク」 1968年「レッドムーン」 1969年「マッケンナの黄金」「0の決死圏」「宇宙からの脱出」 1971年「新・ガンヒルの決闘」 1974年「荒野のガンマン無宿」 1976年「イッツ・ショー・タイム」「オーメン」 1977年「マッカーサー」 1978年「ブラジルから来た少年」 1980年「シーウルフ」 1987年「サイレント・ボイス/愛は虹にのせて」 1989年「私が愛したグリンゴ」 1991年「アザー・ピープルズ・マネー」「ケープ・フィアー」 1993年「愛のポートレイト」 1995年「想い出のロジャー・ムーア」 1998年「モビー・ディック」 その他の出演者: Jean Parker ... Molly Karl Malden ... Mac Skip Homeier ... Hunt Bromley Anthony Ross ... Deputy Charlie Norris Verna Felton ... Mrs. August Pennyfeather Ellen Corby ... Mrs. Devlin Richard Jaeckel ... Eddie User Rating: 7.8/10 ( 4,500 votes)IMDb User Rating:8.0/10( 10 votes) Yahoo! オトーサン、 「名画と言っていいのでは」 昔は、脚本賞を原案賞と呼んでいたようです。 アカデミー賞ノミネート ・原案賞 User Reviews doghouse-8さん Salinas, Ca 2001年4月17日 グレゴリー・ペック、最高の演技..... 「アラバマ物語」をみて以来、 私は、グレゴリー・ペックは偉大な俳優と思ってきた。 「ローマの休日」「灰色の服を着た男」、「白い恐怖」での 彼の演技スタイルは、やや硬い。 だが、「頭上の敵機」と「拳銃王」を見るに及んで いざとなったら、センセーショナルな演技もできると知った。 彼のリンゴ役は、すばらしい。 特に結末が。 彼の演技力に関する見解が一変した。 ミラード・ミッチェル(保安官役)も、すばらしい。 この映画のラストシーンは、胸を打つ。 こうしたケースは、西部劇では珍しい。 後になってから、この映画の脚本が アカデミー賞にノミネートされたと知った。 また見てみよう。 今度は、せりふだけをチェックしよう。 オトーサン、 「名言だね」 名誉を重んじる風潮がなくなってきたというのは。 Ikedaさん 2010年4月7日 名誉 リンゴーと言えば、 まず「駅馬車」のリンゴ・キッドを思いだしますが、 兄を殺した3兄弟を3発の銃弾で仕留めたという 伝説的な男です。 そのリンゴが殺した男の兄3人に追われる という設定が面白いです。 黄昏のガンマンが出てくる映画は他にもありますが、 この映画は正にそれを主題にしていて、 西部劇とは言っても銃撃戦などは殆どなく、 ヒューマン・ドラマと言った方がよいような作品です。 その点ではヘンリー・キングが、うまく仕上げていて、 特にラスト・シーケンスなどに ガンマンの悲哀を感じさせています。 ヒーローのリンゴに対して、 大人も子供も同様に強い関心を持つ雰囲気が全体に流れていて、 当時はそれに共感を持ちましたが、 最近では、それほど感じなくなった気がします。 アイドルや人気者はいても、 スターや英雄が現れにくくなっている世の中だからでしょうが、 良かれ悪しかれ名誉を重んじる風潮がなくなって来たのは 確かだと思います。


4387 サラリーマンNEO 劇場版(笑) (BS 1952)

オトーサン、 「NHKがコメデイ?」 評判だった「プロジェクトX」のコメディ版だそうですが、 そもそも、体質にムリがあります。 大学院のマーケテイングの授業で、 新しいビール開発を取り上げたことがありますが、 それよりレベルが低いのに驚きました。 「天下のNHKが、この程度なの?」 原題:サラリーマンNEO 劇場版(笑)(2011) 監督:吉田照幸 脚本:吉田照幸/ 羽原大介/ 内村宏幸/平松政俊 Genre:Commedy 上映時間:108分 あらすじ: 新城は、NEOビールに入社。 変な上司、先輩、OLたちが、待ち受けていた。 営業成績も上がらず、転職を考え始める。 社長が業界1位の社長に、 ゴルフコンペで負けた腹いせに、 シェア1位を目指すと宣言してしまう。 全社員に新商品アイデアが命じられるが、 新城のアイデアにGOサインが出てしまう。 出演者: 小池徹平 ... 新城誠 生瀬勝久 ... 中西一郎 田口浩正 ... 斉藤豪太 オトーサン、 「どこが面白いの? 作り笑いの」 その他の出演者: 伊東四朗 ... 根尾幸三 中越典子 ... 大橋希美 入江雅人 ... 皆川康弘 堀内敬子 ... 桜木雅子 マギー ... 鏑木作一郎 山西惇 ... 白石和弘 田中要次 ... いーちゃん部長 八十田勇一 ... 鞍馬琢磨 池田鉄洋 ... 小西健太 中山祐一朗 ... 岡崎大機 中村靖日 ... 早川俊介 野間口徹 ... 東雲寺才五郎 深水元基 ... 転職バー店長 原史奈 ... 田波直子 奥田恵梨華 ... 布袋の秘書・麗子 金子さやか ... 遠山幹子 中田有紀 ... 中山ネオミ コンドルズ ... ハロルド金山&ダンサー 瀬戸カトリーヌ ... キャディー 冨士眞奈美 ... フェミニスト団体代表 大杉漣 ... 布袋社長 篠田麻里子 ... マオ 郷ひろみ ... 郷ひろみ 麻生祐未 ... 白石時子 宮崎美子 ... 鞍馬さゆり 平泉成 ... 早川辰夫 沢村一樹 ... 川上健 User Rating:6.0/10( 246 votes) Yahoo! オトーサン、 「つまらん」 User Reviews ロベルト・バンジョーさん 2012年9月19日 日本にはセクスィ〜が足りない 一介のサラリーマンとしては、 笑いのバイブルだった番組「サラリーマンNEO」。 時々、時間帯が合えば必ず観てました。 その劇場版?? 半信半疑での鑑賞でした。 「サラリーマンNEO 劇場版(笑) 」 ホントに(笑)があって、失笑するくらい笑わせていただきました。 もちろん、”セクスィ〜部長”も登場。沢村一樹にピッタリ。 わが会社も、これくらい楽しければなって夢を見させていただきます。 だって、受付嬢が篠田ちゃんなんです。 これまでタカミナでしたが、篠田もイイですね。 生瀬課長の”阪神”ネタもツボでした。 残り少ないサラリーマン人生・・大いに満喫します。 日本にセクスィ〜を!! オトーサン、 「エライね」 こんな映画について、親切に書けるなんて。 流山の小地蔵さん 2011年12月3日 ギャグもシリアス場面も微妙な面白さともどかしさ いくら熱心なファンが多いといっても、 平均視聴率4.7%の低視聴率の番組が よくぞ映画化いこぎ着けたものです。 テレビ版では、短編コントが中心だったのに、 本作では1本の長編ドラマに仕上がっています。 なのでテレビ版を見ていなくても充分理解できる内容でした。 ドラマ自体は、『プロジェクトX』のコメディ版と言える趣です。 新製品開発に関わる裏方のスタッフの困難を割と丁寧に描いていて、 他社との競争の激しさや産業スパイの実態、 ネーミングで苦労するところや、社内プレゼンの厳しさなど、 サラリーマン社会の悲哀と厳しさが浮かび上がってくるストーリーです。 そこに生瀬勝久や沢村一樹、伊東四朗など 芸達者で個性的な役者が絡むことで、 本作シリーズならではの軽妙な可笑しさが醸し出されていました。 そんな会社に飛び込んでしまう、新入社員の新城は、 恐らく観客の気持ちを代弁する分身なのでしょう。 変わり者だらけのNEOビールにあって、彼だけがまともに見えます。 小池徹平のうぶさ加減がよく出ていて、 新城が入社直後にサラリーマン生活に嫌気がさして、 早くも転職を考えてしまう件は、とても共感できました。 但し、三谷幸喜作品と比べれば、 突き抜けた可笑しさに欠けるところが惜しいと思います。 まぁ、そこはNEO理由というか、 自己の作品への批判もあらかじめ予想して、 プロローグやエピローグで自虐ネタにしているところは、 流石の覚悟と言うべきでしょうか。 とにかく、スタッフが本当に楽しそうに 自分たちが面白いと思った世界を作り上げたという作品なのです。 悪く言えば、客に受けようが受けますがお構いなし! といいつつもPART2の公開に執念を漲らせているあたりは、 まったく観客無視でもなさそうです。 一番笑えたのは、本編ではなく、エンドロール中の挿入映像に出てくる いかにお金をかけずに撮影したかというメイキング映像でした。 突き抜けた可笑しさに欠けるという点では、伏線が余りなく単調なところと ギャグにしていくのか、シリアスにしていくのか 微妙なバランスのところで小さくまとまり過ぎているのです。 例えば劇中に開発される『SEXYBEER(セクスィービール)』についても エッチな方向に飛ばずに、常識的なコンセプトに強引にはめ込もうとします。 では、『プロジェクトX』と比べれば、それほどの感動でもないのですね。 笑いもシリアスも微妙なところで、あと一息なんだけどと感じた次第です。 本作で唯一クグッと感動したところは、課長・中西が新城を誘って、 自らが発案した大ヒットビール“冷麦”を思いつくきっかけとなった 居酒屋に連れて行くシーンです。 その店でしみじみと生みだした理由を語る中西の語りには、 サラリーマンとしての哀愁がたっぷりで思わず共感してしまいました。 また転職を真剣に悩んでいた新城も、 周りのお客さんが上手そうに“冷麦”を飲み干しているところを見つめて、 表情が明るく変わっていくのです。 自分が関わっている製品が、 どれだけ多くの一般顧客の生活に役立っているのか実感した瞬間でした。 この台詞抜き、長回しのシークエンスに、ホロリと感動したのです。 ところで本作で主役以上に目立っているのが、川上役の沢村一樹。 テレビドラマ『DOCTORS〜最強の名医〜』で見せる策士めいた名医ぶりとは、 まるで人格がガラリと変わってしまうのです。 本作では打って変わって、沢村はおちゃらけ社員ぶりを発揮。 新製品ビールの発表会では、川上は自らキャラクターとなり、 “セクスィー部長”に成りきり、 観客のおばさま方を、ウィンクだけで気絶させてしまうところ姿が とても可笑しがったです。 わざわざ劇場版にするほどまでの企画だったかどうか微妙ですが、 DVDで見る分には、抜群に退屈凌ぎとなるでしょう。 そういう意味でお勧めしておきます。


4386 世界を彼の腕に(DVD 1952)

オトーサン、 「大時代的な題名だね」 でも、舞台は、毛皮バブルに沸いた時代です。 広大なアラスカを買収してしまうのです。 昔なら、周辺諸島の帰属などで大騒ぎせず、 さっさと買収してしまって、チョン。 いまは、そう簡単に物事が運ばないのは、周知の通り。 思えば、世知辛い時代になったのう。 原題:The World in His Arms (1952) 監督:Raoul Walsh 原作:Rex Beach 脚本:Borden Chase/Horace McCoy Genre:Action / Adventure / History 上映時間:104分 あらすじ: 「巡礼」号がシスコに帰ってきた。 アラスカであざらしの密猟をしてきたのだ。 船長のジョナサンは、毛皮を売った大金で 仲間たちと舞踏会を開く。 ロシアの伯爵令嬢マリーナに恋する。 だが、結婚式の当日、彼女はロシア砲艦に乗ってシスコを去る。 酒浸りになり、ライバルのポーテュギーに嘲笑される... 出演者: Gregory Peck ... Capt. Jonathan Clark(ジョナサン) Ann Blyth ... Countess Marina Selanova(マリーナ) Anthony Quinn ... Portugee(ポーテュギー) オトーサン、 「こんなペック、はじめてだ」 元気溌剌を絵に描いたようです。 GREGORY PECK  グレゴリー・ペック 誕生日 1916/4/5-2003/6/12  出身 米カリフォルニア州 44年「栄光の日々」で映画デビュー。 「王国の鍵」「子鹿物語」「紳士協定」「頭上の敵機」で アカデミー賞主演男優賞にノミネート。 「アラバマ物語」でアカデミー賞主演男優賞受賞。 出演作 1944年「炎のロシア戦線」「王国の鍵」 1945年「愛の決断」「白い恐怖」 1946年「子鹿物語」「白昼の決闘」 1947年「決死の猛獣狩」「紳士協定」「パラダイン夫人の恋」 1948年「廃墟の群盗」 1949年「頭上の敵機」 1950年「拳銃王」 1951年「勇者のみ」「艦長ホレーショ」「愛欲の十字路」 1952年「世界を彼の腕に」「キリマンジャロの雪」 1953年「ローマの休日」 1954年「春風と百万紙幣」「夜の人々」 1955年「紫の平原」 1956年「灰色の服を着た男」「白鯨」 1957年「バラの肌着」 1958年「大いなる西部」 1959年「勝利なき戦い」「悲愁」 1960年「渚にて」 1961年「ナバロンの要塞」 1962年「恐怖の岬」「アラバマ物語」「西部開拓史」 1963年「ニューマンという男」 1964年「日曜日には鼠を殺せ」 1965年「蜃気楼」 1966年「稲妻の2年10ヶ月」(ナ)「アラベスク」 1968年「レッドムーン」 1969年「マッケンナの黄金」「0の決死圏」「宇宙からの脱出」 1971年「新・ガンヒルの決闘」 1974年「荒野のガンマン無宿」 1976年「イッツ・ショー・タイム」「オーメン」 1977年「マッカーサー」 1978年「ブラジルから来た少年」 1980年「シーウルフ」 1987年「サイレント・ボイス/愛は虹にのせて」 1989年「私が愛したグリンゴ」 1991年「アザー・ピープルズ・マネー」「ケープ・フィアー」 1993年「愛のポートレイト」 1995年「想い出のロジャー・ムーア」 1998年「モビー・ディック」 その他の出演者: John McIntire ... Deacon Greathouse Carl Esmond ... Prince Semyon Andrea King ... Mamie Eugenie Leontovich ... Anna Selanova Hans Conried ... Eustace, Hotel Clerk Rhys Williams ... Eben Cleggett Sig Ruman ... General Ivan Vorashilov Gregory Gaye ... Colonel Paul Shushaldin Bill Radovich ... Ogeechuk Bryan Forbes ... William Cleggett Henry Kulky ... Peter, Russian Servant User Rating:7.0/10 ( 708 votes)IMDb User Rating:8.0/10( 7 votes) Yahoo! オトーサン、 「おおらかな気分になれるぜ」 User Reviews silverscreen888さん 2005年6月23日 見事な演技の歴史アドベンチャー まさに艶やかな映画だ。 レックス・ビーチの小説が、監督ラオール・ウォルシュの手で、 鮮やかに蘇った。 活気があり、ユーモラスで、早いペースで、 時に、深い意味がある。 ベテラン脚本家2人のおかげだ。 舞台は、プリビロフ諸島。 あざらし狩りの本場で、ロシア人が乱獲している。 一部、シアトルやロシア領だったアラスカが出てくる。 撮影は、ラッセル・メティ 衣装デザインは、ビル・トーマス、 ヘアスタイリング、メイキャップ、セットは、 いつもながらすばらしい。 だが、雑誌記事程度のストーリーを救っているのは、 歴史的にこみいった筋と役者たちの演技だ。 グレゴリー・ペックがすごい。 憧れの重要人物を演じている。 ペックのいきいきした人物像が光る。 助演のアン・ブライスもいい。 伯爵令嬢なのに、普通の女を演じてみせる。 アンソニー・クインがいい。 ジョン・マッキンタイア、ユージニー・レオントヴィッチ、 アンドレア・キング、 そして、悪漢ハンス・コンリード、 カール・エスモンド、ライス・ウィリアムズ、 シグ・ルーマン、そしてブライアン・フォーブス、 すごい顔ぶれではないか。 たが、大拡張時代の終焉が迫っている。 大きな誠実な夢を抱いた者だけが、 その拡張の恩恵にあづかるのだ。 (略 あらすじ紹介) オトーサン、 「大国のご都合みえみえか」 純粋無垢な頃は、よみがえりませんよね。 グランパパさん 2009年6月12日 懐かしい旧作... アメリカが帝政ロシアからアラスカを買取った 歴史をデフォルメして、 主人公とロシア貴族令嬢との色模様を 絡めて描いた娯楽映画である。 何十年振りかに観たが、実に愉しい作品だ。 自分たちも大量に捕獲して毛皮を獲っているのに、 ロシアの連中の乱獲でオットセイの数が激減しているのだ... と言うシーンがあるが、アメリカの御都合ミエミエだと苦笑した。 当時は、この意味を考えもしなかったが、 それが判る様になったということは、 年を取ったナと淋しい気分でもある。


4385 ターミナル・ベロシティ(BS 1994)

オトーサン、 「どういう意味だろう」 wikiには、「自由落下の終端速度」とあります。 「もうひとつ分からんなぁ」 wikiでスカイダイビングを調べると、 「航空機で高度1,000〜4,000mまで上昇後に  跳び出し、事前に設定した高度まで  降下(自由落下、フリーフォール)したら  パラシュートを開いて着地する」 原題:Terminal Velocity (1994) 監督:Deran Sarafian 脚本:David Twohy Genre:Action / Thriller / Mystery Rated PG-13 for scenes of strong action/violence, and for brief strong language Country:USA / Canada Language:English 上映時間:102分 あらすじ: ディッチは、型破りなスカイダイバー。 レッスンを受けたいという美女、クリスが訪れる。 彼女は、地上数千メートル上空の飛行機の中で ディッチが目を離した隙に飛び降りてしまう。 ディッチは必死で彼女の後を追い、 落ちていく彼女にパラシュートを開くよう呼びかけるが、 彼女は反応せずにそのまま地面に激突してしまう。 この一件でディッチは、過失致死の容疑が... 出演者: Charlie Sheen ... Richard 'Ditch' Brodie(ディッチ) Nastassja Kinski ... Chris Morrow(クリス) James Gandolfini ... Ben Pinkwater(ピンクウォーター) オトーサン、 「このひと、やんちゃ坊主だね」 そこが女性に人気のあるゆえんでしょう。 「美人だね、演技もうまい」 ナスターシャ・キンスキーを見直しました。 CHARLIE SHEEN  チャーリー・シーン 誕生日 1965/9/3 出身 米ニューヨーク 父、兄、妹も役者の一家。 84年「グリスビー2」でデビュー。 2002年、デニース・リチャーズと結婚。娘が二人いる。 2006年、離婚。 2008年、12才年下の不動産投資家のブルック・ミューラーと結婚。 出演作 1979年「地獄の黙示録」 1984年「グリスビー2」「若き勇者たち」 1985年「ブロークン・ジェネレーション」 1986年「ルーカスの初恋メモリー」「フェリスはある朝突然に」      「処刑ライダー」「ウイズダム/夢のかけら」「プラトーン」 1987年「ハートビートで追いかけて」「ノーマンズ・ランド」      「ウォール街」 1988年「ヤングガン」「エイトメン・アウト」「ハートに火をつけて」 1989年「メジャーリーグ」「チャーリー・シーン/アルプスを越えて」 1990年「ルーキー」◇「ネイビー・シールズ」「ミリタリー・ブルース」      「メン・アット・ワーク」「レッドボーダー」 1991年「ホットショット」◇ 1993年「キング・オブ・ハーレー」「ローデッド・ウエポン1」      「プロフェッショナル」「ホット・ショット2」◇「三銃士」◇ 1994年「ザ・チェイス」「ターミナル・ベロシティ」◇「メジャーリーグ2」◇ 1996年「天使のわんちゃん/チャーリーとイッチー」      「アライバル/侵略者」◇ 1997年「ザ・ターゲット」◇「ランナウェイ」「プレッシャー/壊れた男」◇ 1998年「フルブラント」◇「フリーマネー」◇「ポスト・モーテム/検死台」 1999年「マルコヴィッチの穴」◆「ファイブ・エイセス」 2000年「キング オブ ポルノ」 2003年「ビッグ・バウンス」◆「最‘狂’絶叫計画」◇ 2006年「最終絶叫計画4」 NASTASSJA KINSKI ナスターシャ・キンスキー 誕生日 1961/1/24 出身 独ベルリン 出演作 1975年「まわり道」 1976年「悪魔の性キャサリン」 1977年「レッスンC」 1978年「今のままでいて」 1979年「テス」◇ 1982年「キャット・ピープル」◇「ワン・フロム・ザ・ハート」◇ 1983年「EXPOSED」「哀愁のトロイメライ」「溝の中の月」◇ 1983年「愛と死の天使」◇      「クララ・シューマン物語 哀愁のトロイメライ」 1984年「ホテル・ニューハンプシャー」      「殺したいほど愛されて」「パリ、テキサス」      「マリアの恋人」 1985年「テラー・オン・テープ」「ハーレム」      「レボリューション めぐり逢い」 1987年「恋の病」「マグダレーナ 美しき娼婦」 1989年「ムーンリットナイト」 1990年「太陽は夜も輝く」 1993年「時の翼に乗って/ファラウェイ・ソー・クロース!」 1994年「ハードジャッカー」「ターミナル・ベロシティ」◇       「ブロンド」 1997年「ファーザーズ・デイ」「リトル・ボーイ・ブルー」      「ワン・ナイト・スタンド」◇「ザ・タブー 暴かれた衝撃」 1998年「セイヴィア」◆「スーザンズ・プラン 殺せないダーリン」◇ 1999年「マイ・ハート,マイ・ラブ」◆「ロスト・サン」◇      「イントルーダー 侵入者」 2000年「バイオ・クライシス」◇ 2001年「フォルテ」「罠」(TM)「めぐり逢う大地」      「エクスタシー・ワンス・モア 愛をもう一度」◇      「アメリカン・ラプソディ」◇「トリプル・クロッシング」 2006年「インランド・エンパイア」 その他の出演者: Christopher McDonald ... Kerr Gary Bullock ... Lex Hans Howes ... Sam Melvin Van Peebles ... Noble Suli McCullough ... Robocam Cathryn de Prume ... Karen Richard Sarafian Jr. ... Dominic Lori Lynn Dickerson ... Helicopter Newscaster Terry Finn ... Birthday Mom Martha Vazquez ... Newscaster Tim Kelleher ... Jump Junkie #1 Brooke Langton ... Jump Junkie #2 User Rating:5.3/10 ( 7,505 votes)IMDb User Rating:6.6/10( 343 votes) Yahoo! オトーサン、 「うーん、5.3では、かわいそう」 User Reviews George Parkerさん Orange County, CA USA 2001年10月2日 チャンネルを回してアクション映画を探している人向き。 こいつは、B級アクション映画だ。 スリルのもとは、スカイダイビングだ。 チャーリー・シーンとナスターシャ・キンスキーが、 国際的陰謀の中心で、悪漢らに追い回される。 2人は、フリーフォールの方法をみつけようとするなかで、 恋に落ちる。 筋書きは、穴だらけ。 典型的なハリウッド商業映画だ。 スタント、特殊効果、pytotechnics、ロマンスなどで 疲れ目のチャンネル・サーファーを 最後まで満足させてくれる。 最後のスタントは、ほんとうに、クールだ。 安易にセックスに流れるあたりは、 生真面目に受け取らないほうがいい。 あまリ期待しなければ、楽しいライドになる。 オトーサン、 「期待しないで観れば、絶対楽しめます」 soushiさん 2012年10月26日 時間つぶしにはなるかも チャーリー・シーンとナスターシャ・キンスキーが 共演のアクション映画だというので どんなものかと観てみたものの、 まあどうでもいいような内容で、アクションもそこそこ。 旧KGB絡みの犯罪というので ロシア語がセリフに使われているのが ちょっと目新しいくらいか。 唯一「お、これはすごい!」と思ったのが スポーツカーごとダイビングするシーン。 だが、それにしても どのくらいの高さから降下したのか分からないが、 車のトランクからヒロインを救出するのに やたら時間がかかったわりには、 都合よく脱出できてしまうなど 「おいおいそんなのアリ?」と思ってしまったが。


4384 ダレン・シャン(DVD 2009)

オトーサン、 「なーんだ、端役か」 サルマ・ハエックの出演作ということで、 TSUTAYAで借りました。 「こんな役、よう引き受けたな」 サーカス団の一員で、金髪の美女。 だが、実は黒々とした髭をしまっていて、 背中には、長い尻尾を丸めて隠しているのです。 こんな髭と尻尾を目にしたら、百年の恋も冷めるでしょう。 原題:Cirque du Freak: The Vampire's Assistant (2009) 監督:Paul Weitz 原作:Darren Shan 脚本:Paul Weitz/Brian Helgeland Genre:Action / Adventure / Fantasy Rated PG-13 for sequences of intense supernatural violence and action, disturbing images, thematic elements and some language 上映時間:109分 あらすじ: 16歳の少年ダレン・シャンは、 親友のスティーブと奇怪な見世物小屋を訪れる。 蜘蛛マニアのダレンは、クレプスリーが操る 巨大な毒蜘蛛に魅せられ、盗み出してしまう。 翌日、スティーブが蜘蛛に噛まれ、昏睡状態に。 解毒剤を求めてクレプスリーを再訪するが、 交換条件として、ハーフ・ヴァンパイアとなって、 ヴァンパイアであるクレプスリーの助手となる。 出演者: Chris Massoglia ... Darren(ダレン) Josh Hutcherson ... Steve(スティーブ) John C. Reilly ... Crepsley(クレプスリー) 渡辺謙 ... Mr. Tall(トール) オトーサン、 「このひと、巧いけど ...」 背が低く、丸顔なので、ヴァンパイアらしくありません。 JOHN C.REILLY  ジョン・C・ライリー 誕生日 1965/5/24 出身 米イリノイ州シカゴ グッドマン演劇学校に入学。 1989年「カジュアリティーズ」で映画デビュー。 「デイズ・オブ・サンダー」ではトム・クルーズ、 「ブギー・ナイツ」ではマーク・ウォルバーグと共演。 2002年「シカゴ」でアカデミー賞と ゴールデングローブ 助演男優賞にノミネート。 出演作 1989年「カジュアリティーズ」      「俺たちは天使じゃない」 1990年「デイズ・オブ・サンダー」 1992年「ウディ・アレンの影と霧」「ホッファ」 1993年「ギルバート・グレイブ」 1994年「激流」 1995年「ジョージア」「黙秘」 1996年「ナイト・ウォッチ」◆ 1997年「ブギーナイツ」◆ 1998年「シン・レッド・ライン」◆ 1999年「25年目のキス」◆「ラブ・オブ・ザ・ゲーム」◆「マグノリア」◆ 2000年「パーフェクト・ストーム」◆ 2001年「アニバーサリーの夜に」◆ 2002年「めぐりあう時間たち」◆「グッド・ガール」◆ 2003年「N.Y.式ハッピーセラピー」◆ 2004年「アビエイター」◆ 2005年「ダーク・ウォーター」◆ 2006年「今宵、フィッツジェラルド劇場で」◆ 2008年「俺たちステップ・ブラザース−義兄弟−」 2009年「ダレン・シャン」「9〈ナイン〉9番目の奇妙な人形」(声) その他の出演者: Salma Hayek ... Madame Truska Willem Dafoe ... Gavner Purl Jessica Carlson ... Rebecca Michael Cerveris ... Mr. Tiny Ray Stevenson ... Murlaugh Patrick Fugit ... Evra the Snake Boy Morgan Saylor ... Annie Don McManus ... Mr. Shan Colleen Camp ... Mrs. Shan Orlando Jones ... Alexander Ribs Frankie Faison ... Rhamus Twobellies User Rating:6.0/10 ( 22,052 votes)IMDb User Rating:5.2/10( 653 votes) Yahoo! オトーサン、 「出だしはよかったけど...」 人間vsヴァンパイアでは、ありふれているので、 ハーフを入れて新味を出し、 しかも、ヴァンパイアの過激派と穏健派の血みどろ抗争。 筋書きが複雑になりすぎました。 User Reviews Karenさん United States 2009年1月26日 面白い映画 試写会をみて、好きになった。 子供向けか大人向けが判然としなかったが、 後者と判明した。 原作を読んだ。 この映画、「グーズバンプス」を観ているようだった。 大人向けだ。 ジョン・C・ライリーは、見事な演技をみせた。 もっと挑戦的な役をみてみたい。 「ウォーク・ハード ロックへの階段」や 「タラデガ・ナイト オーバルの狼」などで がっかりしたひとは、 この映画の活躍をみて、彼にチャンスを与えてやってほしい。 実に印象的だった。 パトリック・フュジットは、お気に入りだ。 ヴィジュアルには、醜いが、それなりに素晴らしい。 クリス・マッソグリアは、勿論、すばらしい主役だった。 劇場公開になったら、また見たい。 オトーサン、 「ジーナさんとは、意見があうなぁ」 ジーナさん 2011年3月18日 オープニングはGOOD ダレン・シャンなる高校生が バンパイア同士の争いに巻き込まれていくダークファンタジーです。 ハーフバンパイアという設定や 怪しく不思議なサーカス団は面白みがありました。 フリークたちがあまりにも強烈すぎて 折角のハーフバンパイアがインパクト薄になってしまったのは誤算?(爆) 親友のための決断とは言え、 バンパイアの血を半分入れてしまった事への苦悩を もう少し描きこんで欲しかったです。 家族から離れなければならない条件も 意外とアッサリ消化してしまうなど 安易で短絡的な主人公の行動に拍子抜けしちゃいました。 ていうか、ハーフバンパイアになる前から心情描写が薄かったですね。 主人公もモチロンですが親友のスティーヴくんの人物背景をもっと入れてから 対立関係へと進むべきだったと思います。 続編でバンパニーズのほうに重点を置くのかしら? とにかく主人公も親友も心情表現が浅いので、 どちらにも感情移入できない中途半端な結果になってしまいました。 主人公がハーフバンパイアとしての生き方だけでなく、 サーカス団の中で友情を育んだり絆を深めていくような展開があると 成長物語としての趣きがプラスされたでしょう。 修行シーンなんかも順をおって丁寧に描いてくれると良かったカナ・・・。 マイナス点ばかり挙げてしまいましたし、 これと言った見せ場もないのですが、 恋愛も程よく入っているので青春モノとしても楽しめますし、 ダイナミックなアクションもあるので バンパイアの世界へ足を踏み入れた高校生のアドベンチャーとしても 無難に鑑賞できます。 ホラーっぽい感じとコミカルなテイストのバランスも良かったと思います。 ただ、間の取り方など演出で もうチョット緊張感を出せたら ストーリーの粗さを上手くフォローできたかもしれませんね。 主人公を演じたクリス・マッソグリアは演技云々は置いといて、 フレッシュで若々しかったです(笑) ジョシュ・ハッチャーソンくんはイイ子ちゃんより、 こういうヒガミっぽい嫌なコのほうが似合いますね。 まるでバンパイアのイメージからは程遠いジョン・C・ライリーや ヒゲの生えたサルマ・ハエック、渡辺謙さんなど面白いキャスティングは要チェックです。 しかし、ヒロインが力不足・・・もっと可愛いコ居なかったのかしら?(爆) 感性を刺激するファンタジックな映像は ベタベタなストーリー展開にオリジナリティを与えていますが、 それでも補えないぐらい薄いお話でした。 子供向けというには込み入ったストーリーですし、 何より品の良くない描写があるので あまり子供に見せたくはないです(爆) 大人が観るにしても説明不足&急展開なので、 置いてけぼり感をくらいます。 世界観が良かっただけに急ぎ足になってしまったのが残念でした。 映画二本分ぐらいの内容を端折って端折って詰め込んだって感じです。 どうして120分使い切らなかったのか謎だわ・・・。


4383 ソウル・キッチン(BS 2009)

オトーサン、 「韓国映画かな」 でも、ソウルなら、Seoulと表記します。 Soulなら、魂という意味です。 あるいは、心に響く台所なーんて。 原題:Soul Kitchen (2009) 監督:Fatih Akin 脚本:Fatih Akin/Adam Bousdoukos Genre:Comedy / Drama Country:Germany Language:German / Greek 上映時間:99分 あらすじ: ドイツ、ハンブルク。 ギリシャ系移民の青年ジノスは、 ソウル・キッチンのオーナーシェフ。 常連客向きの寂れたレストランだ。 恋人ナデイーンが、上海に赴任することになり、 税務署からは滞納分の督促を迫られ、 ギックリ腰となる。 そんな時、兄イリアスが仮出し、 レストランの従業員として受入れろと迫る。 だが、これが福の神だった。 イリアスが盗んだDJセットを持ち込み 音楽をかけると、店は大賑わいになったのだ。 新たに雇った偏屈シェフ、シェインの料理も 評判を呼び、大繁盛となるのだが... 出演者: Adam Bousdoukos ... Zinos Kazantsakis(ジノス) Pheline Roggan ... Nadine Kruger(ナディーン) Moritz Bleibtreu ... Illias Kazantsakis(イリアス) オトーサン、 「ごく普通の青年というのがいい」 その他の出演者: Birol Unel ... Shayn Weiss Anna Bederke ... Lucia Faust Lucas Gregorowicz ... Lutz Dorka Gryllus ... Anna Mondstein Wotan Wilke Mohring ... Thomas Neumann Demir Gokgol ... Sokrates Monica Bleibtreu ... Nadines Grosmutter Marc Hosemann ... Ziege Cem Akin ... Milli Catrin Striebeck ... Frau Schuster vom Finanzamt Hendrik von Bultzingslowen ... Assistent von Frau Schuster Jan Fedder ... Herr Meyer vom Gesundheitsamt User Rating:7.2/10 (15,485 votes)IMDb User Rating;7.7/10( 470 votes) Yahoo! オトーサン、 「ドイツ映画、たまに味うのもいいね」 料理にギリシャの媚薬を入れてからのシーンは、 税務署対策の有効な手段として、愉快にして痛快でした。 ヴェネチア国際映画祭受賞 ・審査員特別賞 ファティ・アキン User Reviews anonakiさん Greece 2010年1月14日 知的なコメデイ ドタバタ喜劇でないコメデイを、今日見るのは稀だ。 こいつは、甘く魅力的で愉快なやりかたで出来たコメディだ。 監督の前作については、話したくない。 彼にとって、全くの新ジャンルだからだ。 彼の映画を代表するものでもないからだ。 こいつは、ハリウッドの連中とは、かけ離れている。 愉快じゃない。 いくつか人種的な問題をはらんでいるからだ。 だが、現代風俗の微妙な風刺であって、 多くの我々が経験していることだ。 (例、税務署員たち) 脚本は、実にスマートで、運命の手に満ちている。 観客は、浮き足だってしまう。 主役たちは、興味深く、いい演技をしている... 誰も、音楽に触れないが、実にユニークだ。 多くの歌が、ギリシャ語というのは、残念だ。 歌詞の深い意味が分からない。 筋書きとのつながりも、翻訳で消えてしまっている。 みんなが見るといい。 いい感じの映画で、筋書きもリアルだ。 オトーサン、 「同感!」 流山の小地蔵さん 2010年1月17日 ダメレストランが起死回生する件は、奇想天外。 但し後半が少々ベタで残念でした。 当初韓国映画と思っていたら、何とドイツ映画でありました(^_^;) 移民の多いドイツで、そうした移民が気軽に集まる 心の拠り所としている大衆食堂が舞台。 『ソウル・キッチン』という店名は、ごちゃ混ぜな音楽が響き、 自分にとってのソウルフードを味わう人々が集う店をイメージしたものでした。 但し料理のレベルはヒドイの一語。 素手で揚げ上がったフライを盛りつけるは、 盛りつけからはみ出したポテトサラダは、 これも素手でこそぎ落とすは衛生観念はなし。 早い・安い・味はそこそこがモットーの店でした。 そんな店だから、儲かっていなく、 税務署の取り立てで経営は風前の灯火となっていたのです。 そんな絶体絶命の苦境を、 中盤思いもよらぬ方法で挽回していくところが、傑作でした。 但し後半ナディーンを追い掛けて上海へ向かおうとするところから、 少々演出が雑になり、話がベタになっていくのは残念なところです。 それでも、世界三大映画祭を36歳にして制覇したアキン監督だけに 話をグイグイと引っ張ってくスピード感や意外な展開は、なかなかのもの。 これまで移民をテーマにシリアスな作品を手掛けてきて、 喜劇には躊躇していたといいながらも、 なかなか楽しめるコメディを作ってくれました。 今回のポイントとなるのは食と音楽ですが、 移民たちの魂に触れる料理という点では、インパクトがないと思います。 劇中天才シェフのシェインが作る料理は、 メキシコ系の料理人の指導で作られて、ビジュアル的にも見事なものですが、 それが各国の移民たちのお袋の味とは結びつきが弱いのではないでしょうか。 映画『カモメ食堂』では、たとえフィンランドのヘルシンキで食堂を開いても、 主人公は日本の味で堂々勝負していました。 本作もトルコ移民二世である監督であればこそ、 自身の思うソウルフードをもっと打ち出すべきだろうと思います。 ところで主人公のジノスの兄イリアスが、DJを盗み出して、 店がまるでライブハウスのように一変する当たりから、 映画のメインが食から音楽へ変わっていきます。 ルイ・アームストロングやクインシー・ジョーンズ、 カーティス・メイフィールドといった大御所から 近年のドイツ・ダブなど様々な音楽が流れていて、 ヨーロピアン・ポップスのお好きな方であれば、 聞かせどころとなるシーンもたくさんあることでしょう。 後半の不満なところは、ジノスが店の経営を兄に任せてまで 上海へ向かおうとするところです。 どう見ても恋人のナディーンは上海で男を作って、 ジノスを避けているのがバレバレなのに、 それでも上海に行こうとするところと、 その後兄のイリアスが博打で一気に店を手放すところは、 展開の強引さが気になりました。 ところで、ジノスの店を博打の代償として強奪してしまう ノイマンでしたが、ラストで天罰が下ります。 なかなか痛快なオチで笑えました。 まぁ、税務署のナサケの女とはあまり親密にならないほうが、 身のためですねぇ(^_^;)


4382 ダウン・バイ・ロー (BS 1986)

オトーサン、 「ユニークな監督だね」 ふらふら生きていても、それなりの楽しさや哀しみがある。 なんとなくだって生きていけるなら、文句あっか? そんな風な若者の姿を捉える作家でもあります。 原題:Down by Law (1986) 監督・脚本:Jim Jarmusch Genre: Comedy / Crime / Drama Color:Black and White Country:USA / West Germany Language:English / Italian 上映時間:107分 あらすじ: ニューオリンズ。 ザックとジャックは、罠にひっかかる。 刑務所の同房仲間になった頃、もう一人放りこまれてくる。 イタリア人旅行者のロベルト、変わり者だった。 3人は、脱獄するが、地獄とも天国ともつかぬ 冒険の旅を重ねていく... 出演者: Tom Waits ... Zack(ザック) John Lurie ... Jack(ジャック) Roberto Benigni ... Roberto(ロベルト) オトーサン、 「うーん、演技か地か」 多分、監督は、地を要求したのでしょうね。 TOM WAITS  トム・ウェイツ 誕生日 1949/12/7 出身 米カリフォルニア州ポモナ シンガーソングライター。 86年「ワン・フロム・ザ・ハート」で アカデミー賞音楽賞ノミネート。 93年、「ボーン・マシーン」で グラミー賞最優秀オルタナティヴ・アルバム賞受賞。 出演作 1986年「ダウン・バイ・ロー」 1987年「黄昏に燃えて」 1992年「ドラキュラ」 2003年「コーヒー&シガレッツ」 2004年「ブラウスキー オールドパンク」 2005年「ドミノ」「人生は、奇跡の詩」 その他の出演者: Nicoletta Braschi ... Nicoletta Ellen Barkin ... Laurette Billie Neal ... Bobbie Rockets Redglare ... Gig Vernel Bagneris ... Preston Timothea ... Julie L.C. Drane ... L.C. Joy N. Houck Jr. ... Detective Mandino Carrie Lindsoe ... Young Girl Ralph Joseph ... Detective Richard Boes ... Detective Dave Petitjean ... Cajun Detective User Rating7.8/10 ( 21,410 votes)IMDb User Rating:9.3/10( 651 votes) Yahoo! オトーサン、 「いい味わいだね」 カンヌ国際映画祭ノミネート ・パルム・ドール ジム・ジャームッシュ インディペンデント・スピリット賞ノミネート ・作品賞 ・監督賞 ジム・ジャームッシュ ・主演男優賞 ロベルト・ベニーニ User Reviews siderealさん New York, NY 1998年12月27日 脱獄映画にしては、 微妙で優雅な仮面舞踏が ジャームッシュの作品への 手厳しい批評の多くは、のろいペースだ。 私は、辛抱強いほうだ。 要するに、真の美しさや優雅さが襲ってきたら われらが貧弱な頭脳も心臓も、 そんな塊には耐えられないだろう。 この映画で、ジャームッシュは、 時間や本当の余裕を与えてくれる、 その結果、われらは、登場人物たちに深く共感していく。 窮地に陥った場違いな男たち、籠の鳥の哀れな人間たち、 われらは、彼らの旅に同伴することになる。 彼らの監獄からの脱出への同伴。 短い距離にすぎないが、まさに歴史的な旅になるのだ。 われらは、彼らがお互いを写し鏡にしているのをみる。 個々のエゴが、相手をからめとるのだ。 われらは、友情が形成されていく様子をみる。 輝かしい啓示へと導いていかれる。 ジャームッシュの間のとりかたは、妬ましいほどだ。 細部のすばらしさは、どうだろう。 われらがヒーローたちの微妙な動きのシーンに魅了される。 すべてのジェスチャーは、意味と結果の世界を象徴している。 ジャームッシュは、それを巧くやってのける。 技巧とあふれんばかりの思い入れで。 没入する準備ができていて、旅に加担する勇気があったら、 至福を味わえるだろう。 そういう映画は、稀有なのだ。 オトーサン、 「ナンシーさん、怒ってない?」 美男子がまったく出てこないもんな。 ナンシーChang!さん 2006年3月21日 分かれ道 うーん…。 この人の撮る映画って、果たして面白いのでしょうか? どの作品も似かたよっていて、ストーリーには抑揚がなく、 ロング・ショットを多用して登場人物を撮りまくるだけ。 ハラハラドキドキの展開もクライマックスも全くなし。 この映画も脱走犯の男たちが主人公だというのに 緊迫感のかけらも感じられないし。 カメラワークが絶賛されているけれど、 昔から映画を観ている人にとっては 特別にめずらしいものではないですよね? この若さにしてこういう手法で映画を撮る人は 確かに他にはいないですが。 平凡な日常生活の中で、 素朴な人間同士が不器用に触れ合う時に生じるユーモアに 思わずクスッというのが ジャームッシュ映画にハマるツボらしいのですが、 私には全くピンときません。 二股の分かれ道を右と左に歩き出す2人の男たちの姿は印象的で、 ラストシーンは独特の余韻を残す素晴らしいものではありました。 ミュージシャン、トム・ウェイツの飄々とした演技も なかなか見応えありです。


4381 廃墟の群盗 (DVD 1948)

オトーサン、 「邦題、よくないな」 これでは、見る気がしません。 原題の"Yellow Sky"を生かして 「黄色い空」か「イエロースカイ」にすべきでは。 原題:Yellow Sky (1948) 監督:William A. Wellman 原作:W.R. Burnett 脚本:Lamar Trotti Genre:Crime / Western Color:Black and White 上映時間:98分 あらすじ: 無法者の一団が銀行を襲撃し、 熱砂の荒地を落ちのびていった。 ストレッチ、デュウドら7人組は、 ようやくイエロウ・スカイと呼ばれる街に。 町の住人は、爺さんと孫娘のマイクだけ。 その夜、ストレッチは、マイクを襲い、反撃される。 だが、マイクとストレッチの仲が近づくのをみて デュウドは、彼はアパッチをそそのかして 皆殺しさせようとしているとふれまわる... 出演者: Gregory Peck ... James 'Stretch' Dawson(ストレッチ) Anne Baxter ... Constance Mae 'Mike'(マイク) Richard Widmark ... Dude(デュウド) James Barton ... Grandpa(爺さん) オトーサン、 「アン・バクスターが印象に残るね」 グレゴリー・ペックも、リチャード・ウイドマークも、 巧いのですが、紅1点には敵いません。 西部の女は、こうでなくてはいけません。 爺さん役もいいですね。 GREGORY PECK  グレゴリー・ペック 誕生日 1916/4/5-2003/6/12  出身 米カリフォルニア州 44年「栄光の日々」で映画デビュー。 「王国の鍵」「子鹿物語」「紳士協定」「頭上の敵機」で アカデミー賞主演男優賞にノミネート。 「アラバマ物語」でアカデミー賞主演男優賞受賞。 出演作 1944年「炎のロシア戦線」「王国の鍵」 1945年「愛の決断」「白い恐怖」 1946年「子鹿物語」「白昼の決闘」 1947年「決死の猛獣狩」「紳士協定」「パラダイン夫人の恋」 1948年「廃墟の群盗」 1949年「頭上の敵機」 1950年「拳銃王」 1951年「勇者のみ」「艦長ホレーショ」「愛欲の十字路」 1952年「世界を彼の腕に」「キリマンジャロの雪」 1953年「ローマの休日」 1954年「春風と百万紙幣」「夜の人々」 1955年「紫の平原」 1956年「灰色の服を着た男」「白鯨」 1957年「バラの肌着」 1958年「大いなる西部」 1959年「勝利なき戦い」「悲愁」 1960年「渚にて」 1961年「ナバロンの要塞」 1962年「恐怖の岬」「アラバマ物語」「西部開拓史」 1963年「ニューマンという男」 1964年「日曜日には鼠を殺せ」 1965年「蜃気楼」 1966年「稲妻の2年10ヶ月」(ナ)「アラベスク」 1968年「レッドムーン」 1969年「マッケンナの黄金」「0の決死圏」「宇宙からの脱出」 1971年「新・ガンヒルの決闘」 1974年「荒野のガンマン無宿」 1976年「イッツ・ショー・タイム」「オーメン」 1977年「マッカーサー」 1978年「ブラジルから来た少年」 1980年「シーウルフ」 1987年「サイレント・ボイス/愛は虹にのせて」 1989年「私が愛したグリンゴ」 1991年「アザー・ピープルズ・マネー」「ケープ・フィアー」 1993年「愛のポートレイト」 1995年「想い出のロジャー・ムーア」 1998年「モビー・ディック」 ANNE BAXTAR  アン・バクスター 誕生日 1923/5/7-1985/12/12 出身 米インディアナ州ミシガンシティ 少女時代から演劇学校で学び、 13才の時にブロードウェイに進出、 17才の時に映画界へ。 46年「剃刀の刃」でアカデミー主演女優賞受賞。 50年「イヴの総て」でアカデミー主演女優賞ノミネート。 85年、心臓発作で死去。 出演作 1940年「TWENTY-MULE TEAM」「THE GREAT PROFILE」 1941年「CHARLE'S AUNT」「スワンブ・ウォーター」 1942年「偉大なるアンバーソン家の人々」「THE PIED PIPER」 1943年「潜航決戦隊」「熱砂の秘密」「THE NORTH STAR」 1944年「THE SULLIVANS」「THE EYE OF ST.MARK」      「THE GUEST IN THE HOUSE」      「SUNDAY DINNER FOR A SOLDIER」 1945年「A ROYAL SCANDAL」 1946年「SMOKY」「悪魔と天使」      「剃刀の刃」アカデミー助演女優賞 1947年「MOTHER WORE TIGHTS」「BLAZE OF NOON」 1948年「帰郷」「THE WALLS OF JERICHO」「幸福の森」      「廃墟の群盗」 1949年「YOU'RE MY EVERYTHING」 1950年「彼女は二挺拳銃」「イヴの総て」 1951年「FOLLOW THE SUN」 1952年「THE OUTCASTS OF POKER FLAT」      「MY WIFE'S BEST FRIEND」「人生模様」 1953年「私は告白する」「THE BLUE GARDENIA」 1954年「カーニバルの女」 1955年「BEDEVILLED」「ONE DESIRE」「暴力に暴力だ!」 1956年「THE COME-ON」「十戒」「三人の荒くれ者」 1958年「生きていた男」 1959年「SUMMER OF THE SEVENTEENTH DOLL」 1960年「シマロン」 1962年「MIX ME A PERSON」「荒野を歩け」 1965年「底抜け男性NO.1」 1966年「LAS SIETE MAGNIFICAS」 1967年「BUSY BODY」 1970年「チャレンジャー」 1971年「FOOL'S PARADISE」「THE LAST LIZ」 1978年「リトル・モー」「マンハッタン・ジェイン・オースティン」 その他の出演者: Robert Arthur ... Bull Run John Russell ... Lengthy Harry Morgan ... Half Pint Charles Kemper ... Walrus User Rating:7.6/10 ( 1,725 votes)IMDb User Rating:6.0/10( 1 votes) Yahoo! オトーサン、 「意外にいい映画だった」 User Reviews Chuck-185さん 2002年4月17日 白黒映画の西部劇の古典 この映画の筋書き、そうオリジナルではないかも知れないが、 演技は、それを補って余りある。 (略 あらすじ紹介) デュウド役のリチャード・ウィドマークは、 ギャンブラーにして殺人者だ。 トレードマークのニヤニヤ笑いが決まっている。 ギャング団のなかでグレゴリー・ペックの主な敵だ。 白黒撮影は、すばらしい。 デスバレーで撮った風景は、真に迫っている。 ウイリアム・ウエルマン監督は、いいキャストに恵まれた。 多くの映画史家たちは、この映画をマイナーな古典とみている。 だが、もうこうした映画はつくれないだろう。 オトーサン、 「出だしは、そう異様な印象だった」 Katsumi_Egiさん 2012年3月3日 ジョン・ラッセル 茂みからグレゴリー・ペック、リチャード・ウィドマーク、 ジョン・ラッセル、ハリー・モーガンらが現れる冒頭。 この後、空間(土地勘)−山や砂漠−を示す、 遠雷の聞こえるシーンが 西部劇としてはとても奇異なルックだ。 この時点で既に一筋縄ではいかない 西部劇だということを思い知らされる。 砂漠のシーン(このシーンのメイクアップが凄い)を過ぎたあたりから メインプロットである「金塊と女をめぐる争い」が ウェルマンらしい格調高い演出で描かれるが、 ヒロインのアン・バクスターがいまいち色気がない。 まあ逆にこれがリアルだとも云える。 ペックのキャラクタリゼーションの中途半端さや 素っ頓狂なエピローグにも違和感があり、 とても傑作とは云い難いが、 本作も事面白さということで云えば第一級の西部劇。 ウィドマークのクールな悪党ぶりと 若きジョン・ラッセルの目立つ扱いが嬉しい。


4380 アイアンマン2(TV 2010)

オトーサン、 「アイアンマンは面白かったな」 スーパーマンに代わる新世代ヒーローの登場です。 さて、その続編ですが、どうでしょうか。 珍しく地上波で放映していました。 吹き替えで、大画面でないのが、残念です。 原題:Iron Man 2(2010) 監督:Jon Favreau 原作:Stan Lee/Don Heck/Larry Lieber/Jack Kirby 脚本:Justin Theroux) Genre:Action / Adventure / SF Rated PG-13 for sequences of intense sf action and violence, and some language Country:USA Language:English/ French/ Russian 上映時間:124分 あらすじ: 自分がアイアンマンと公表してしまったトニー。 パワードスーツを没収し、軍事目的で利用したい 国防省からは圧力をかけられ、 さらにロシアからやってきた謎の男イワンに急襲される。、 武器商人ハマーも、暗躍しはじめ、 新しい秘書ナタリーの裏の顔にも驚く。 そのうえ胸に埋め込んだ「リアクター」の副作用で、 生命の危機が迫る。 アイアンマンは、試練に立ち向かえるだろうか? 出演者: Robert Downey Jr. ... Tony Stark(トニー) Mickey Rourke ... Ivan Vanko(イワン) Scarlett Johansson ... Natalie Rushman(ナタリー) オトーサン、 「前作ほど、共感できないね」 ROBERT DOWNEY JR. ロバート・ダウニーJr 誕生日 1965/4/5 出身 米ニューヨーク 父は喜劇映画監督のロバート・ダウニーで、 5才の時、父が監督した映画「POUND」で映画デビュー。 その後、父の映画に続けて出演。 15才の時、ロサンゼルスに移り、 サンタモニカ・ハイスクールに入学するが、 11ヶ月で中退し、ニューヨークに戻る。 靴のセールスマン、バスの乗客係などをしながら、 オーディションに参加し、1982年「BABY IT YOU」で映画復帰。 テレビでも85年代に「サタデー・ナイト・ライブ」でコメディアンとして活躍。 1992年、リチャード・アッテンボロー監督の「チャーリー」で アカデミー主演男優賞にノミネート。 1996年、麻薬所持で逮捕。その後、何度も逮捕される。 現在もリハビリ中。 出演作 1970年「POUND」 1982年「ベイビー・イッツ・ユー」 1984年「家族の絆」 1985年「ときめきサイエンス」      「LA大捜査線/狼たちの街」 1986年「バック・トゥ・スクール」 1987年「レス・ザン・ゼロ」◆      「ピックアップ・アーティスト」◇ 1988年「ハリウッド行進曲」「ジョニー・ビー・グッド」      「1969」◇ 1989年「ワン・モア・タイム」「トゥルー・ビリーバー」 1990年「エア・アメリカ」◇「ストレンジ・ピープル」◇ 1991年「ソープ・ディッシュ」◆ 1992年「チャーリー」◇ 1993年「ショート・カッツ」「愛が微笑む時」◇ 1994年「ナチュラル・ボーン・キラーズ」◆「オンリー・ユー」◇      「ワイルドボーイズ」 1995年「バックラッシュ」◇ 1996年「恋の闇 愛の光」◆「リチャード三世」◆      「ホーム・フォー・ザ・ホリデイ/家に帰ろう」◆ 1997年「相続人」◆「ヒューゴ・プール」◆      「ワン・ナイト・スタンド」◆ 1998年「追跡者」◇「イン・ドリームス 殺意の森」◇ 1999年「ビッグムービー」 2000年「ワンダー・ボーイズ」◆ 2003年「ゴシカ」◆ 2004年「愛の神、エロス」 2005年「グッドナイト&グッドラック」◆ 「キスキス,バンバン L.A.的殺人事件」◇ 2006年「シャギー・ドッグ」「スキャナー・ダークリー」(声)      「毛皮のエロス/ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト」 2007年「ゾディアック」◆「ラッキー・ユー」 2008年「インクレディブル・ハルク」▲「アイアンマン」◇      「トロピック・サンダー 史上最低の作戦」◇      「チャーリー・バートレットの男子トイレ相談室」 2009年「路上のソリスト」◇ 2010年「シャーロック・ホームズ」◇「アイアンマン2」◇ その他の出演者: Gwyneth Paltrow ... Pepper Potts Don Cheadle ... Lt. Col. James 'Rhodey' Rhodes Sam Rockwell ... Justin Hammer Samuel L. Jackson ... Nick Fury Clark Gregg ... Agent Coulson John Slattery ... Howard Stark Garry Shandling ... Senator Stern Paul Bettany ... Jarvis (voice) Kate Mara ... U.S. Marshal Leslie Bibb ... Christine Everhart Jon Favreau ... Happy Hogan Christiane Amanpour ... Herself User Rating:7.1/10 ( 212,303 votes)IMDb User Rating:7.1/10( 2,776 votes) Yahoo! オトーサン、 「ドタバタというか、コミック風というか」 アカデミー賞ノミネート ・視覚効果賞 User Reviews BwSwimさん United States 2010年5月10日 価値ある続編 どういうわけか批評家たちには、あまり受けなかった。 その理由が、解せない。 実に楽しいし、成功せる続編だと思う。 第1作をみたひとなら、本作に期待するはず。 ロバート・ダウニー・Jr(トニー・スターク)は、 まさに適役だった。 他の映画の役と同じく、自虐的で、自信満々。 グウィネス・パルトロー(ペッパー・ポッツ)は、 続編では、前面に出てきている。 個人的には、監督のジョン・ファヴローが、 トニーとポッツの運転手役だったのが、気に入った。 少しは、アクションだってやるのだ。 俳優もやれるなんて、尊敬してしまう。 普通、第1作の俳優や女優が、別のひとに変わると、 びっくりするものだ。 だが、テレンスハワードの代役となったドン・チードルは、 なかなかいい。観ていて幸せになった。 「ダークナイト」のMaggie Gylenhalと同じだ。 サミュエル・L・ジャクソンも、 観客の期待に応えて、やや大きな役をやっていた。 スカーレット・ヨハンソンは、スタントをこなして印象的だった。 いつものゴージャスな容貌もいい。 要するに、上出来の続編だ。 筋書も、そう複雑ではなかった。 ミッキー・ローク演じる新しい悪漢が実に印象的で、 見ていて楽しかった。 アクションシーンは、みな楽しかったが、 だが、完全とはいかなかった。 映画館を去るにあたって、心残りだったのは、 最後のファイトシーンが短かったことだ。 同様に、クレジットの後をよくみておくべし!! 短いが、価値はある。 オトーサン、 「そうかなあ」 ヨハンソンは、これはこれでいいと思うけど。 前田有一さん 2010年6月20日 コメディ映画としていける 「アイアンマン2」は最新のVFXをたっぷり使った 魅力的なアクション大作だが、 コメディ映画としても一流である。 もっとも、それを作り手が意図した形跡はない。 (略 あらすじ紹介) タリバンをバカにしまくった前作も笑えたが、 このパート2も面白い。 最強兵器を洞穴で発明してしまったトニー・スタークに対する ライバル会社の嫉妬と確執のようなものがひとつの軸となるが、 両者ともどこのイベント企画会社かと見まがう派手さで、 到底軍事企業とは思えない。 間に入る米軍 (ステルス爆撃機開発などで知られる、 前作でもおなじみのエドワーズ空軍基地でのロケが見所)も 駄々っ子のように超合金のできそこないをほしがる能天気さ。 悪名高い軍産複合体も、ハリウッド映画にかかれば、 のんきなおじさんたちの平和な集まりである。 開発困難な新元素などとあおっていた物を、 何の苦労もなくあっという間に実現してしまうなど、 もはや確信的としか思えぬシーンも笑える。 一方、売り物のアクションシーンはさすがによく出来ている。 最大の悪役はミッキー・ローク演じる兵器開発者、ウィップラッシュだが、 この男ときたらなかなか責任感のある好人物で、 自分でつくった試作品は自分で試す立派な社会人精神を持っている。 なぜか上半身裸で、アイアンマンスーツのチープなパチモンを 身に着けるその様子は、しかしなかなか格好いい。 スタークに対する恨みの背景には、美しき父子愛が動機としてあり、 観客が感情移入するのはむしろこちらだろう。 だいたい、負けても負けても最後に必ず立ち上がるという キャラクターはヒーローの役回り。 じつは「アイアンマン2」は、ヒーローものの雛形を、 悪役とヒーローの立場を正反対に適用した不思議な映画なのである。 これではミッキー・ローク頑張れと応援したくなるのも当然である。 アクションではもう一人、スカーレット・ヨハンソンが 黒レザースーツ姿で暴れまわる。 大男たちを相手にウラカン・ラナを連発するその戦闘スタイルは、 男ならだれもが挟まれて投げられたいと感じるセクシーなもの。 ただ問題は、彼女最大の武装である胸の肉量が大幅ダウンしている点。 体の線丸出しのタイトな革衣装を着て激しいアクションをするということで、 自然派な彼女もさすがにダイエットしたのだろう。 だがそれは、結果として完全に裏目に出た。 たとえ運動神経悪そうな体型などといわれても、 ヨハンソンは世界一魅力的なぽっちゃり系という、 自らの魅力を自覚する必要がある。 やせて文句を言われる女優というのも聞いたことがないが、 ここは大事な事なので強調しておく。 本作でウィップラッシュが与えた一撃は、 今後どうアイアンマンの立場を蝕んでゆくのか。 そこは本作では描かれなかったが、 完結編とされる次回に期待したい。


4379 攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D (TV 2011)

オトーサン、 「こういう題名、キライだな」 金魚の糞みたいで、だらしがないですね。 攻殻機動隊でいいじゃないですか。 さらに言うなら、意味不明な攻殻はやめてください。 原題:攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D(2011) 監督:神山健治 原作:士郎正宗 脚本:神山健治/ 菅正太郎 Genre:SF Anime 上映時間:123分 あらすじ: 西暦2034年。 長崎出島の難民武装蜂起事件から2年。 公安9課を草薙素子の部下・トグサが いま組織を率いる立場となっていた。 テロ容疑で捜査中のシアク共和国の 特殊工作たちが、次々と自殺していく。 やがて、事件の背後にいるのが 「傀儡廻」なるハッカーだと判明する。 一方、単独でテロ計画の捜査にあたるバトーは 草薙素子に再会するが、 「Solid State には近づくな」と警告される。 さては、草薙が傀儡廻なのか? 声の出演者: 田中敦子 ... 草薙素子 大塚明夫 ... バトー 山寺宏一 ... トグサ オトーサン、 「うーん」 その他の出演者: 阪脩 ... 荒巻大輔 仲野裕 ... イシカワ 大川透 ... サイトー 小野塚貴志 ... パズ 山口太郎 ... ボーマ 玉川紗己子 ... タチコマ 榊原良子 ... 茅葺よう子 User Rating:8.3/10( 215 votes) Yahoo! オトーサン、 「こういう世界がいいひとがいるんだ」 User Reviews iyayo7さん 2012年10月15日 見たのは2D 2006年に作られたOVAは見ているが、 今回、劇場用に3Dでリニューアルされた作品を見て、 意外だったのはテーマに新鮮さが感じられなくなったこと。 電脳化によりネットに直接アクセスできるという世界だが、 現実のネット社会が日に日に不安定化しているのを見ると、 未来はこんなもんじゃすまないような気がする。 恐ろしいことだけど。 オトーサン、 「いるんだね、フアンが...」 素子と今井寿が我がアイドルさん 2011年4月20日 やっぱり色あせない攻殻の世界観 祝拡大延長放映!! DVDをすでに持っていますが、 3Dということで映画館に2度足を運び、大満足です。 綿密に計算されたシナリオ、緻密で複雑な伏線、高い政治性、 それでいて魅力あふれるキャラクターにメカニック。 パワフルな戦闘シーンを売りにしている作品では決してないのです。 とにかくネットとか電脳とか、通信中とか、 イメージを具体化しており、それが3Dと見事にマッチ。 オープニングも感動しました。 初めて見る方は何度も足を運んでいただきたい作品です。 本作のDVDを数年前に購入した際、 九課に素子が戻るようなにおいを残していたので、 ずーーーっと新作を楽しみにしています。 どうか、どうか!!OVAでも映画でも、TVシリーズでもいいです 続編を強く求めます。 ここまでのめりこめるアニメ作品はそうそうなく、 日本が誇る芸術作品だと思います。 オトーサン、 「監督の経歴をみておこう」 神山健治 かみやま けんじ 誕生日 1966/3/20 出身 埼玉県秩父市 アニメ自主制作の部活動がある秩父農工高校卒。 スタジオ風雅に入社し、背景及び美術監督になる。 2002年、押井守の塾に参加する。 TVアニメ「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」が注目される。 2011年、 STEVE N' STEVENを設立。 主な監督作品 2002年「ミニパト」「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」 2004年「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」 2006年「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society」 2007年「精霊の守り人」「真・女立喰師列伝 第3話 Dandelion 学食のマブ」 2009年「東のエデン」 2011年「攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D」      「Xi AVANT」


4378 マックス・ペイン (BS 2008)

オトーサン、 「世の中、変わってきたんだ」 映画は、オリジナル脚本がベース、 原作をベースに脚本を書くことも多いのですが、 最近は、コミックやTVドラマの映画化が増えてきました。 そして、この映画、何とビデオゲームの映画化なのです。 一口で言えば、ゲームに味つけしただけ。 人物は登場しても、生身の人間とは思えません。 原題:Max Payne (2008) 監督:John Moore 原作ゲーム:Sam Lake 脚本:Beau Thorne Genre:Action / Crime / Drama Rated PG-13 for violence including intense shooting sequences, drug content, some sexuality and brief strong language Country:Canada / USA Language:English/ Russian / Spanish 上映時間:100分 あらすじ: マックス・ペインは、ニューヨーク市警の刑事。 ある日、妻と娘がに殺されてしまう。 絶望したマックスは、未解決事件班に籍を置き、 たった独りで逃亡犯を追い続ける。 そんななか、ドラッグに溺れていた美女ナターシャと出会う。 ところが、彼女も、謎の人物に惨殺され、 ナターシャ殺害容疑者として警察に追われる身となる。 さらに、ナターシャの姉でロシア人ギャングのモナが、 復讐に現われる... 出演者: Mark Wahlberg ... Max Payne(マックス・ペイン) Olga Kurylenko ... Natasha(ナターシャ) Mila Kunis ... Mona Sax(モナ・サックス) オトーサン、 「残念ながら、感情移入できないね」 MARK WAHLBERG  マーク・ウォルバーグ 誕生日 1971/6/5 出身 米マサチューセッツ州ドーチェスター 貧しい9人家族で育ち、不良少年だった。 11歳の時に両親が離婚。 12歳ブレイク・ダンサー、 14歳エレクトリック・ジェネレイションに所属。 学校を中退し、盗みや麻薬の売買に関わる。 16歳、二人のベトナム人の強盗・暴行の罪で逮捕される。 服役中に心を入れ替え、出所後、 人気バンドの兄の協力で、ラップ・バンドを結成。 91年「MUSIC FOR THE PEOPLE」がヒットし、 カルヴァン・クラインの下着モデルにも起用される。 だが、過去の逮捕歴が明るみにでる。 94年「勇気あるもの」で映画デビュー。 96年「悪魔の恋人」で初主演。 2006年「ディパーテッド」でアカデミー賞と ゴールデングローブ賞の助演男優賞にノミネート。 出演作 1994年「勇気あるもの」 1995年「バスケットボール・ダイアリーズ」 1996年「悪魔の恋人」◇ 1997年「フェイクディール 偽札」「ブギーナイツ」 1998年「ビッグ・ヒット」 1999年「スリー・キングス」◆「NYPD15分署」◇ 2000年「パーフェクト・ストーム」◇「裏切り者」◇ 2001年「PLANET OF THE APES/猿の惑星」◇「ロック・スター」◇ 2002年「シャレード」 2003年「ミニミニ大作戦」◇ 2005年「ハッカビーズ」◆「フォー・ブラザーズ 狼たちの誓い」◇ 2006年「ディパーテッド」◆「インヴィンシブル/栄光へのタッチダウン」 2007年「ザ・シューター 極大射程」◇「アンダーカヴァー」◇ 2008年「ハプニング」◇「マックス・ペイン」◇ 2009年「ラブリーボーン」 その他の出演者: Beau Bridges ... BB Hensley Ludacris ... Jim Bravura Chris O'Donnell ... Jason Colvin Donal Logue ... Alex Balder Amaury Nolasco ... Jack Lupino Kate Burton ... Nicole Horne Rothaford Gray ... Joe Salle Joel Gordon ... Owen Green Jamie Hector ... Lincoln Deneuf Andrew Friedman ... Trevor Marianthi Evans ... Michelle Payne Nelly Furtado ... Christa Balder User Rating:5.3/10 ( 72,851 votes)IMDb User Rating:5.5/10( 611 votes) Yahoo! オトーサン、 「当然だ、低いスコア」 User Reviews alaric3さん 2008年10月18日 この脚本、悪いだろう? 本作は、ゲームだ。 フィルム・ノワールとジョン・ウーから産まれた。 映画?? ボイスオーバー = 1 or 2. (出だしは、希望があったが、以後は無) アクション・シーン = ミニマル (少ないが、悪くはない) 演技 = 脚本と無関係だと実にいい。 (残虐さについて俳優たちを責めるべきではない。  出演したのは、悪いが) 景色/撮影 = 素晴らしいが、無駄なシーンが多い どうってことないシーンのフォルダーから、8分をピックアップ) ゲームには、実に忠実だ。 何も起きなければ、もっと良くなったと思う。 いい映画であってほしい。 自分を偽って、いずれ、良くなると期待していた。 失望したというひとは、 これがビデオゲームだと理解する必要がある。 ゲームのエッセンスだけを集めたアクション映画を期待していたのだ。 私が、脚本家だったら、名前が載るのを恥じるだろう。 この映画に同情する理由はかけらもない。 インディ映画扱いされた。 金返せと言いたい。 この脚本で通用すると思った奴らを軽蔑する。 オトーサン、 「一本調子か、巧いこと言うね」 ジーナさん 2010年7月3日 一本調子 オカルトホラーなのか? クライムサスペンスなのか?? イマイチ作品の世界に入り込めない前半は辛いですが、 後半から特に終盤は面白みがありました。 とは言え、厚みのあるストーリーではありません(爆) まず、黒幕は見え透いてます(笑) そして、タトゥー男がどんだけ無敵なのかも伝わってこないので 物足りないのでしょう。 正直、記憶にとどめておくのが困難です(爆) テンポも良くなかったですし、 感情移入できるようなキャラクターが居ないのも 盛り上がりに欠けた原因でしょうね。 登場人物のキャラクター性は漫画チックなほど個性的なのですが、 人物背景がほぼ無しなので 本当にキャラクターでしかなく人間味とは無縁です。 特に復讐に燃えるお姉ちゃんは、 正体も不明なまま主人公と心を通わせる事無く終了でした(爆) 驚きのガンアクションをはじめとするアクションは見事で、 エキサイティングな映像を楽しめました。 迫力もありつつ新鮮味もある素晴らしい出来で、 見応えありですね。 ダークな世界観も良かったと思います。 寒い季節が一番似合うニューヨークの雰囲気も美しかったですし、 夜の時間帯が多い中で色使いや照明で 見やすくさせる工夫をしているのが好印象でした。 力強さと男らしさのあるマーク・ウォールバーグは 冷たく暗い影のある主人公によく合ってます。 もの悲しさが何とも味わい深いですし、 彼の演じるキャラはどこかリアリティがあって好感が持てますね。 ・・・地味なだけかもしれませんが(爆) オルガ・キュリレンコの謎めいたビッチぶりもGOOD ただ、もっと重要なキャラだと思ってました。 このストーリーなら、姉役にしたほうが良かったですね。 クリス・オドネルの老け具合には、しみじみしました(笑) キャスティング・映像・アクションなど 全体的に女性より男性ウケしそうな感じですが、 演出は過剰ですし、脚本は未熟なのでオススメは出来ませんね。


4377 馬鹿まるだし (BS 1964)

オトーサン、 「山田洋次も、若い頃は、下手だね」 ハナ肇の起用も失敗ですし、 最後に植木等が出てくるのも、失敗です。 原題:馬鹿まるだし(1964) 監督:山田洋次 原作:藤原審爾 脚本:加藤泰/ 山田洋次 Genre:Drama/Commedy 上映時間:108分 あらすじ: 松本安五郎は、シベリヤから帰り、浄念寺に転がりこむ。 住職の妻・夏子に恋し、恋焦がれてしまう。 怪力スーパーマンを負かす一件があって、 子分もできて、町のボス格になるものの、 夏子との間が噂となって、寺へ出入り禁止に。 脱獄囚たちが、生娘を誘拐する事件が起きた。 安五郎は、裏山に乗り込み、生娘を救うが、 ダイナマイトを食らい、視力を失った。 出演者: ハナ肇 ... 安五郎 桑野みゆき ... 夏子 植木等 ... 成人したボン/ナレーション オトーサン、 「ハナ肇は、下手だな」 フランキー堺だったら、いい映画になったかも。 その他の出演者: 花澤徳衛 ... 浄閑和尚 高橋とよ ... きぬ 関千恵子 ... 小万 三井弘次 ... 主水屋 石黒達也 ... 辰巳屋 清水まゆみ ..静子 犬塚弘 ... 八郎 桜井センリ ..伍助 安田伸 .. 山形 石橋エータロー ..中学教師 長門勇 ... 日之出巡査 渥美清 ... 万やん 藤山寛美 ... 宮さん 小沢栄太郎 ..赤木会長 User Rating:7.6/10( 59 votes) Yahoo! オトーサン、 「高すぎる」 User Reviews taimiso2002さん 2009年4月5日 植木等がナレーターで助演 ところが、クレディットには書いていないんですよ おそらく無報酬なので、書かなかったのか あるいは、ちょっとしたイタズラか。 何偏でも見られる映画で ハナ肇もこの映画で演技開眼という感じでしょうか。 賞をもらっていますね。 この映画がなければ、 当然、「男はつらいよ」もなかったでしょう。 この馬鹿シリーズは4作ほどあるはずですが、 ダントツの出来です。 なお、この映画の冒頭、ハナ肇が腹が減りすぎていて さんまの野干しを食べるシーンがあります。 ガツガツと。 これは、言うまでもなく 焼いてありました。 ナマのを食べるのもいいのですが、 いい思い出のタネにもなりました。 オーバーな演技がやや恥ずかしさを伴ういい映画です。 オトーサン、 「題名の馬鹿まるだし、 松竹のおエライさんの指示だとか」 いまそのときさん 2012年5月16日 このタイトルはどうだろう 山田洋次の初期作品の中では、 多少下品でも「運が良けりゃ」の方が面白いと思う。 なぜ自ら選出したNHKBSの喜劇映画50本に この「馬鹿まるだし」を入れたのだろう。 馬鹿シリーズはこれを含めて3本ですか。 どうにも感情移入しがたいエピソードばかり。 シャキッとしないテンポも興を削ぐ。 男無法松の純情や任侠という義侠心より ただのお人好しに見える。 このスベりまくりの安五郎は寅の原点だろうか。 クレージーキャッツの面々はどちらかいうと カラッとしてスマートな東宝映画の方が相性いいと思う。


4376 恐怖の報酬(BS 1953)

オトーサン、 「若い頃、観たなぁ」 ニトログリセリンがいつ爆発するか、 ハラハラドキドキしたのを今でも覚えています。 もう半世紀も経ったというのに。 原題:Le salaire de la peur (1953) 監督:Henri-Georges Clouzot 原作:Georges Arnaud 脚本:Henri-Georges Clouzot/Jerome Geronimi Genre:Adventure / Drama / Thriller Country:France / Italy Language:French / English / Spanish / German / Italian / Russian 上映時間:131分 あらすじ: ベネズエラのラス・ピエドラス。 食い詰め者の集まる町で、マリオは、 恋人リンダや仲間のジョーと暮らしていた。 町から500キロ離れた山上の油田で大火災が発生。 石油会社は、ニトログリセリンの使用を決断。 危険なニトログリセリンを運搬する4人を 賞金付きで募集し、マリオ、ジョー、ビンバ、ルイジが選ばれた。 彼らは2台の運搬車に乗り込み、現場へ向かう... 出演者: Yves Montand ... Mario(マリオ) Charles Vanel ... M. Jo(ジョー) Folco Lulli ... Luigi(ビンバ) Peter van Eyck ... Bimba(ルイジ) オトーサン、 「歌手のイヴ・モンタンは、 やはり演技力では、シャルル・ヴァネルに敵わないね」 その他の出演者: Vera Clouzot ... Linda William Tubbs ... Bill O'Brien Dario Moreno ... Hernandez Jo Dest ... Smerloff Antonio Centa ... Camp Chief Luis De Lima ... Bernardo User Rating:8.3/10( 20,967 votes)IMDb User Rating:8.6/10( 283 votes) Yahoo! オトーサン、 「傑作、世界の名画だ」 カンヌ国際映画祭受賞 ・グランプリ アンリ=ジョルジュ・クルーゾー ・男優賞 シャルル・ヴァネル ベルリン国際映画祭受賞 ・金熊賞 アンリ=ジョルジュ・クルーゾー User Reviews Mickさん San Diego 1999年3月8日 驚愕!! まったくユニークだ! カンペキな小説の筋書き。 10年前、たまたま深夜TVで観た。 古典作品のすべてを見た上で言うが、 すごい映画だ。 「"Where have you been all my life?"」 というのは、圧倒的な疑問だ。 何と美しく荒涼として映画なのだろう。 前例のない映画だ。 すべてが素晴らしい。 --特に、撮影がいい。 (トラックの方向転換のシーンをチェックせよ) 脚本、寓話、知的な監督、そして演技。 この映画に優るものはない。 ニトログリセリンが、ベネズエラの田舎を運搬される。. . . すごいね。 リメイク版の"Sorcerer"は、よく出来ているが、 この作品の足下にも及ばない。 傑作。 オトーサン、 「こういう吹き溜まりの町は、 それこそグローバルなんだね」 黒美君彦さん 2006年6月5日 卓抜したサスペンス 優れたサスペンス映画は、 シンプルなストーリーとテンポの良さが命だが、 この作品では人間をも乾いた筆致で描いた点がさらに驚きだ。 中米の熱射にさらされる町、ラス・ピエドラス。 そこに吹き溜まりのように集まってきた男たち。 大物のような顔をするパリからやって来たジョーと すっかりそこに心酔したマリオ。 マリオは言う。 「この町は監獄みたいなものさ。 来るのは簡単だが、出て行くには金が要る」 「閉じ込められているのさ」(うろ覚え)。 誰もがこの町を出たいと願っているが、 職にすらありつけず、行き詰まっている男たち。 そんな中、500キロ先の米資本の油田で発生した火事を鎮めるために、 高い報酬でニトログリセリンを普通のトラックで運ぶ仕事が舞い込み、 男たちは歓喜する。 ジョーとマリオ、ルイジとビンバという二組のドライバーが選ばれるが…。 すでに指摘されているように、 そもそも米資本の油田を救うために、 中米に流れ着いた仏人、伊人、独人が雇われるという図式も、 当時の米欧の関係性を暗示しているようで面白い。 絶望して自死する若者だけでなく、 余命幾許もないと診断されたルイジ、 ナチに酷使された経験をもつビンバと それぞれが複雑な過去と現在を抱えていることが示される。 ニトログリセリンの運搬をめぐるスリルの数々はいうまでもない迫力。 途中で怖気づき、逃げ出そうとするジョーとマリオの逆転の構図も面白い。 「俺は怖がり、お前は運転する。2,000ドルは恐怖の報酬だ」というジョー。 巻タバコの葉が、突然ふっと風に飛び、 先方に巨大な煙が立ち昇るシーンは見事。 ついさっきまで画面に登場していたルイジたちが 一瞬のうちに吹っ飛んでしまったことが、 きわめて冷ややかな客観的事実として表現される。 異様な恐怖が画面から溢れる中、 主役ふたりが重油まみれになりながら トラックを救い出そうとするシーンも熱演だ。 この作品は多分子供の頃に観たのだろう。 ラストシーンで、パリの地下鉄の切符を握りしめたまま こときれているイヴ・モンタンの姿は、何故か記憶に灼きついていた。 成功のあと油断したところで転落する、というパターンに 唖然とした記憶がある。 今でも様々な見方が出来る傑作サスペンスだ。


4375 アパルーサの決闘

オトーサン、 「原作は、ロバート・B・パーカーか」 この映画評を書いたあと、 早速、アマゾン・キンドルで買いました。 彼の文章は平易なのですが、映画を見た後で 読むと、さらに速読できました。 原題:Appaloosa (2008) 監督:Ed Harris 原作:Robert B. Parker 脚本:Robert Knott/Ed Harris Genre:Action / Crime / Drama Rated R for some violence and language Country:USA Language:English / Apache languages / Spanish 上映時間:115分 あらすじ: 悪がのさばる町アパルーサ。 名ガンマン、ヴァージルは 町に正義を取り戻すべく保安官として雇われる。 相棒のエヴェレットと共に、 牧場主のブラッグ率いる悪党一味と対峙していく。 そんな中、この町にやって来た未亡人アリソン。 やがてコールは、この謎めいた未亡人に惹かれていく... 出演者: Ed Harris ... Virgil Cole (ヴァージル) Viggo Mortensen ... Everett Hitch(エヴェレット) Renee Zellweger ... Allison French (アリソン) オトーサン、 「2人とも、いい役者だね」 ED HARRIS  エド・ハリス 誕生日 1950/11/28 出身 米ニュージャージー州テナフライ 95年「アポロ13」、98年「トゥルーマン・ショー」、 2002年「めぐりあう時間たち」でアカデミー賞助演男優賞ノミネート。 2002年「ポロック 2人だけのアトリエ」で アカデミー賞主演男優賞にノミネート。 出演作 1978年「コーマ」 1980年「ボーダーライン」 1981年「ナイトライダーズ」 1982年「クリープショー」 1983年「アンダーファイア」「ライトスタッフ」 1984年「スイング・シフト」「プレイス・イン・ザ・ハート」 1985年「アラモベイ」      「コードネームはエメラルド」「スウィート・ドリームス」 1987年「ウォーカー」 1988年「ワルシャワの悲劇/神父暗殺」 1989年「アビス」「ジャックナイフ」 1991年「ステート・オブ・グレース」 1992年「パリス・トラウト」「摩天楼を夢見て」 1993年「ザ・ファーム/法律事務所」      「ニードフル・シングス」 1994年「ワイアット・アープ」「ナチュラル・ボーン・キラーズ」      「チャイナ・ムーン」「ミルク・マネー」 1995年「アポロ13」「理由」「ニクソン」 1996年「ザ・ロック」 1997年「目撃」 1998年「トゥルーマン・ショー」      「グッドナイト・ムーン」 1999年「奇蹟の詩/ザ・サード・ミラクル」 2000年「スターリングラード」「ポロック 2人だけのアトリエ」 2001年「ビューティフル・マインド」「戦争のはじめかた」 2002年「めぐりあう時間たち」 2003年「白いカラス」「僕はラジオ」「ボブ・ディランの頭の中」 2005年「ヒストリー・オブ・バイオレンス」 2006年「親愛なるベートーヴェン」◇ 2007年「ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記」◆ 「ゴーン・ベイビー・ゴーン」「ザ・クリーナー 消された殺人」◇ VIGGO MORTENSEN  ヴィッゴ・モーテンセン 誕生日 1958/10/20 出身 米ニューヨーク・マンハッタン デンマーク人の父とアメリカ人の母を持つ。 幼児期をマンハッタンで過ごし、その後、両親と共に南米へ。 2歳から11歳までベネズエラ、アルゼンチン、デンマークで過ごす。 帰国後の高校時代から演技を始め、演劇学校に入学。 ロサンゼルスの舞台で活躍後、 85年「刑事ジョン・ブック/目撃者」で映画デビュー。 アーティストとして才能もあり、 「ダイヤルM」では彼の絵も使われている。 「ロード・オブ・ザ・リング」三部作でアラゴルン役で人気を得て、 主演俳優としての地位を確立する。 87年、パンクロック・バンド”エックス”のエクシーン・サーベンコヴァと結婚し、 97年、離婚。二人の間に長男ヘンリーがいる。 出演作 1985年「刑事ジョン・ブック/目撃者」 1988年「想い出のジュエル」 1990年「ヤングガン2」「柔らかい殻」 1991年「インディアン・ランナー」 1993年「ポイリング・ポイント」「カリートの道」 1995年「プロフェシー」「クリムゾン・タイド」      「ゴッド・アーミー/悪の天使」 1996年「デイライト」◆「ある貴婦人の肖像」      「アルビノ・アリゲーター」◆ 1997年「G.I.ジェーン」◆ 1998年「ダイヤルM」◆「シン・レッド・ライン」◆「サイコ」◆ 2000年「28デイズ」◆ 2001年「ロード・オブ・ザ・リング」◇ 2002年「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」◇ 2003年「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」◇      「オーシャン・オブ・ファイアー」◇ 2005年「ヒストリー・オブ・バイオレンス」◇ 2006年「アラトリステ」◇ 2007年「イースタン・プロミス」◇ その他の出演者: Lance Henriksen ... Ring Shelton Robert Jauregui ... Marshall Jack Bell Bounthanh Xaynhachack ... Chin Ariadna Gil ... Katie Art Usher ... Clerk Clark Sanchez ... Teamster Cliff Gravel ... Barber Mike Watson ... Night Rider Rex Linn ... Clyde Stringer Corby Griesenbeck ... Charlie Tewksbury Adam Nelson ... Mackie Shelton Jeremy Irons ... Randall Bragg Timothy V. Murphy ... Vince Luce Rains ... Dean James Tarwater ... Chalk Boyd Kestner ... Bronc Gabriel Marantz ... Joe Whittfield Benjamin Rosenshein ... Town Boy Cerris Morgan-Moyer ... Tilda James Gammon ... Earl May Timothy Spall ... Phil Olson Tom Bower ... Abner Raines Erik J. Bockemeier ... Fat Wallis User Rating:6.8/10( 34,620 votes)IMDb User Rating:7.1/10( 138 votes) Yahoo! オトーサン、 「7点台だね」 User Reviews ronroc-1さん United States 2008年9月21日 パーカーの小説の脚色がいい。 私は、Robert B. Parkerの小説は全部読んでいる。 エド・ハリスの脚色の腕前は、大変尊敬している。 この映画は、原作を忠実に解釈している。 ハリスは、語り口がうまいのではなく、 映像化がうまい。 話しは、原作同様、エヴェレット(ヴィッゴ・モーテンセン)の 目を通して物語られる。 かれは、脇役だが、そのやり方が気に入った。 観察者という役なのだ。 唯一の不満は、レネ・ゼルウィガー演じるアリーだ。 原作を読んで浮かぶのは、 フェイダナウエイだ。 ダイアナ・レーンもいい。 レネ・ゼルウィガーは、ややコケテッィッシュ過ぎる。 明らかに貧しい。 これは、持ち味の問題かもしれないが、 私には、そう思える。 だが、他の出演者は、的を得ている。 エド・ハリスが、続編「レゾリューションの対決」を撮ってほしい。 オトーサン、 「まったく同感だ」 丁じさん 2011年2月27日 劇場未公開が惜しまれる 個人的にはE.ハリスもV.モーテンセンも好きだし、 L.ゼルウィガーやJ.アイアンズ、L.ヘンリクセンまで出ていて (個人的には)豪華キャストだと思うのだが、 世間一般には興行的にシブ過ぎたのか。 というのも、ここまでしっかりと、 しかもしっとりとつくられた本格的な西部劇なのに 劇場公開されず仕舞いは実にもったいなく、 この作品にとっても不幸だと思った。 E.ハリス、モーテンセン、ゼルウィガー、アイアンズ、 それぞれのキャラクター造形が良く出来ているし、 それが単純ともいえるストーリーに深みを与えている。 特に、出しゃばらず思慮深いモーテンセンと 過酷な西部で生きて行く為に身についてしまった 処世術を納得させる演技のゼルウィガーには感心させられた。 ラストのクレジットで 原作がネオハードボイルド「スペンサー」シリーズの ロバート・B・パーカーと知ったが、 彼の原作も読んでみたいという欲求に駆られた。 役者、演出、美術・小道具(8ゲージ・ライフル!)や衣装など どれも一級なのに モニターサイズでしか見られないとはかえすがえすも残念である。


4374 マッカーサー(DVD 1977)

オトーサン、 「神様だった、現人神だった」 何しろ天皇陛下より偉いのです。 アメリカの大統領にだってなりかけたのです。 1880年1月26日生まれ、 1964年4月5日逝去。 「すごいわね」 いまは亡き母も、感動していました。 北朝鮮にソウルも占領され、敗色濃いなか、 ソウル近郊の仁川への上陸作戦を敢行し、 形勢を大逆転したのです。 原題:MacArthur (1977) 監督:Joseph Sargent 脚本:Hal Barwood/Matthew Robbins Genre:Biography / Drama / History 上映時間:130分 あらすじ: 第二次世界大戦のフィリピン。 マッカーサーが指揮を執る米軍は、 日本軍と熾烈な攻防戦を繰り広げていた。 ルーズベルト大統領の撤退命令によって オーストラリアへ逃れたが、 日本軍への逆襲を成功させ、フィリピンに戻る。 そして1945年8月、 2つの原爆を落とされ壊滅状態となった 日本は無条件降伏し、 マッカーサーはGHQの総司令官として 日本を支配下に置く。 50年、朝鮮戦争勃発、 北朝鮮に対抗するべく国連軍を率いるが、 トルーマン大統領と対立、解任される。 出演者: Gregory Peck ... Gen. Douglas MacArthur(マッカーサー) Dan O'Herlihy ... President Franklin D. Roosevelt (ルーズヴェルト) Ed Flanders ... President Harry S. Truman(トルーマン) オトーサン、 「さすがのグレゴリー・ペックも、 本人には、敵わないな」 パイプをくわえた姿なんて、絵になっていましたよ。 GREGORY PECK  グレゴリー・ペック 誕生日 1916/4/5-2003/6/12  出身 米カリフォルニア州 「栄光の日々」で映画デビュー。 「王国の鍵」「子鹿物語」「紳士協定」「頭上の敵機」で アカデミー賞主演男優賞ノミネート。 「アラバマ物語」でアカデミー賞主演男優賞受賞。 出演作 1944年「炎のロシア戦線」「王国の鍵」 1945年「愛の決断」「白い恐怖」 1946年「子鹿物語」「白昼の決闘」 1947年「決死の猛獣狩」「紳士協定」「パラダイン夫人の恋」 1948年「廃墟の群盗」 1949年「頭上の敵機」 1950年「拳銃王」 1951年「勇者のみ」「艦長ホレーショ」「愛欲の十字路」 1952年「世界を彼の腕に」「キリマンジャロの雪」 1953年「ローマの休日」 1954年「春風と百万紙幣」「夜の人々」 1955年「紫の平原」 1956年「灰色の服を着た男」「白鯨」 1957年「バラの肌着」 1958年「大いなる西部」 1959年「勝利なき戦い」「悲愁」 1960年「渚にて」 1961年「ナバロンの要塞」 1962年「恐怖の岬」「アラバマ物語」「西部開拓史」 1963年「ニューマンという男」 1964年「日曜日には鼠を殺せ」 1965年「蜃気楼」 1966年「アラベスク」 1968年「レッドムーン」 1969年「マッケンナの黄金」「0の決死圏」「宇宙からの脱出」 1971年「新・ガンヒルの決闘」 1974年「荒野のガンマン無宿」 1976年「イッツ・ショー・タイム」「オーメン」 1977年「マッカーサー」 1978年「ブラジルから来た少年」 1980年「シーウルフ」 1987年「サイレント・ボイス/愛は虹にのせて」 1989年「私が愛したグリンゴ」 1991年「アザー・ピープルズ・マネー」「ケープ・フィアー」 1993年「愛のポートレイト」 1995年「想い出のロジャー・ムーア」 1998年「モビー・ディック」 その他の出演者: Ivan Bonar ... Lt. Gen. Richard K. Sutherland Ward Costello ... Gen. George C. Marshall Nicolas Coster ... Colonel Sidney Huff - MacArthur's aide Marj Dusay ... Mrs. Jean MacArthur Art Fleming ... The Secretary Russell Johnson ... Adm. Ernest J. King Sandy Kenyon ... Maj. Gen. / Lt. Gen. Jonathan M. Wainwright Robert Mandan ... Rep. Martin Allan Miller ... Col. Legrande A. Diller Dick O'Neill ... Col. Courtney Whitney Addison Powell ... Fleet Adm. Chester W. Nimitz Tom Rosqui ... Gen. Sampson G.D. Spradlin ... Maj. Gen. Robert L. Eichelberger Kenneth Tobey ... Adm. William 'Bull' Halsey Garry Walberg ... Lt. Gen. Walton H. Walker Lane Allan ... Maj. Gen. William F. Marquat Barry Coe ... TV reporter Everett Cooper ... Lt. Gen. William Krueger Charles Cyphers ... Brig. Gen. Forest Harding Manuel DePina ... Prettyman Jesse Dizon ... Pedro Castro Warde Donovan ... Lt. Gen. Lemuel C. Shepherd Jr., USMC Jerry Holland ... Aide Philip Kenneally ... RAdm. James Doyle John McKee ... Adm. William D. Leahy Walter O. Miles ... Gen. George C. Kenney Gerald Peters ... Gen. Sir Thomas A. Blamey Eugene Peterson ... Gen. Collins Beulah Quo ... Ah Cheu Alex Rodine ... Lt. Gen. Kuzma Nikolaevich Derevyanko Yuki Shimoda ... Prime Minister Shidehara Fred Stuthman ... Gen. Omar N. Bradley Harvey Vernon ... RAdm. Forrest P. Sherman William Wellman Jr. ... Lt. John Duncan Bulkeley User Rating:6.5/10 ( 2,115 votes)IMDb User Rating:6.4/10( 43 votes) Yahoo! オトーサン、 「現代史のテキストに最適だね」 User Reviews Humphrey Fishさん 2012年7月15日 グレゴリー・ペックの素晴らしい演技! この映画は、マッカーサー将軍を描いている。 第二次世界大戦中は、連合国最高司令官、 朝鮮戦争では、国連軍司令官だった。 この映画、「パットン大戦車軍団」ほどすばらしくはないが、 それでも、伝記物として大したものだ! 「マッカーサー」は、すばらしい映画だ。 売りは、グレゴリー・ペックの名演技だ! 監督も、演技も、脚本もいい。 俺って、歴史狂なんだと思いながら観た。 カンペキに楽しめた。 グレゴリー・ペックは、いつもそうだが、すばらしい。 「アラバマ物語」や「ケープ・フィアー」に劣らない。 彼以上に巧く演技するひとはいないのではないか。 ローレンス・オリビエでも、敵わないだろう。 ダン・オハーリヒーとエド・フランダースの演技もいい。 それぞれ、フランクリン・D・ルーズヴェルトと ハリー・S・トルーマンを見事に演じている。 本物の大統領に見えた。 この映画、見る価値があるか? そうだ、そうとも、そうだとも! 「マッカーサー」は、2度も3度も見る価値がある。 2時間10分が苦にならない。 この映画、見ているひとが少ない。 大事なものを見逃しているのだ! ブラボー。 グレゴリー・ペックとジョセフ・サージェント めざましい映画をつくってくれて、ありがとう! 10点満点だ。 オトーサン、 「歴史は勝者がつくる」 とはいえ、史料研究が深まるなかで、 真実が見えはじめています。 KAFINさん 2005年11月29日 娯楽性の為に歴史を歪める典型 かっこよく都合のよいマッカーサー像のみ描かれ 映画が歴史を歪める典型だ。 彼がマスコミを利用したり 自分を英雄として宣伝した事には批判的だが、 平和主義者だったり、 大統領へは本人は色気はなかったりと 非常によい人物として描かれる。 せっかく日本上陸作戦ができると楽しみにしてたのに 原爆で楽しみを取り上げられ怒るのが可笑しい。 日本の占領では、降伏文書調印式で 戦争は人類最大の罪だなどと演説し、 戦争放棄は日本側から請われたものを 寛大に理解した事になっていて とんでもない嘘を平然と描く。 フィリピン上陸をカメラマンを周到に用意し 宣伝させるのは辛辣だが、 収容所にはフィリピン人しかいなかったり 都合のよいことだらけでバカバカしい。 娯楽映画として成立させるために、 好き勝手に都合よくマッカーサーを描いた 細部は嘘ばかりの映画。


4373 奥様は魔女(DVD 1942)

オトーサン、 「これ観ているな」 老人ホームで映写するので、 念のために、見直しました。 見れば見るほど楽しくなるタイプの映画です。 ホームでは、出だしは暗いので、早回しして、 1942年からみることにしました。 1時間ほどで見終わります。 原題:I Married a Witch (1942) 監督:Rene Clair 原作:Thorne Smith/Norman Matson 脚本:Robert Pirosh/Marc Connelly Genre:Comedy / Fantasy / Horror 上映時間:77分 あらすじ: 17世紀末のアメリカ。 セイラム村の魔法使いジェニファーと父ダニエルは 火あぶりとなり、その灰が木の下に埋められる。 1942年、稲妻が木を割ったために ジェニファーとダニエルは自由の身となる。 一方、ウーリー家の当主ウォレスは州知事選に立候補し、 彼の支援者の娘エステルとの結婚を控えていた。 そんなウォレスを破滅に追い込もうと ジェニファーはウォレスに「ほれ薬」を飲ませようとするが、 誤って自分で飲んでしまい、ウォレスに恋してしまう。 出演者: Fredric March ... Jonathan Wooley(ウーリー) Veronica Lake ... Jennifer(ジェニファー) Cecil Kellaway ... Daniel(ダニエル) オトーサン、 「マーチ、上手い役者だね」 「ベロニカ、妖艶だね」 FREDRIC MARCH  フレドリック・マーチ 誕生日 1897/8/31-1975/4/14  出身 米ウィスコンシン州ラシーン 「ジキル博士とハイド」と「我らの生涯の最良の年」で アカデミー主演男優賞受賞 出演作 1929年「ダミイ」「ワイルド・パーティー」      「撮影所殺人事件」「恋愛運動場」「嫉妬」      「君知るや我が悩み」 1930年「サラアとその子」「パラマウント・オン・パレイド」      「屠殺者」「踊子夫人」「名門芸術」 1931年「彼女の名誉」「夜の天使」「私の罪」      「ジキル博士とハイド」 1932年「借りた人生」「ハリウッドは大騒ぎ」▲      「我らは楽しく地獄へ行く」「永遠に微笑む」      「暴君ネロ」 1933年「鷲と鷹」「生活の設計」 1934年「わたしの凡てを」「路傍」「明日なき抱擁」「白い蘭」 1935年「噫無情」「アンナ・カレニナ」「ダアク・エンゼル」 1936年「風雲児アドヴァーズ」「永遠の戦場」      「メアリー・オブ・スコットランド」 1937年「スタア誕生」「無責任時代」 1938年「海賊」「貿易風」 1941年「我が道は遠けれど」 1942年「奥様は魔女」 1946年「我らの生涯の最良の年」 1949年「コロンブスの探検」 1951年「セールスマンの死」 1953年「綱渡りの男」 1954年「重役室」「トコリの橋」 1955年「必死の逃亡者」 1956年「アレキサンダー大王」「灰色の服を着た男」 1959年「真夜中」 1960年「聖書への反逆」 1963年「アルトナ」 1964年「5月の7日間」 1967年「夕陽の中の対決」 1970年「チック…チック…チック」 VERONICA LAKE  ベロニカ・レイク 誕生日 1922/11/14-1973/7/7 出身 米ニューヨーク州ブルックリン 妖艶にして凄みのある演技が魅力的な女優。 前髪を垂らして髪を隠す髪型を40年代に流行させた。 出演作 1941年「空の要塞」「サリヴァンの旅」 1942年「拳銃貸します」「奥様は魔女」「ガラスの鍵」 1945年「ハリウッド宝船」「頓馬と金髪娘」 1946年「青い戦慄」「初恋時代」 1947年「復讐の二連銃」「ハリウッド・アルバム」 1970年「ヒトラー蘇生計画/Dr.フレデリックの復讐」 その他の出演者: Robert Benchley ... Dr. Dudley White Susan Hayward ... Estelle Masterson Cecil Kellaway ... Daniel Elizabeth Patterson ... Margaret Robert Warwick ... J.B. Masterson User Rating:7.1/10 ( 2,335 votes)IMDb オトーサン、 「昔は、いい映画があったねー」 アカデミー賞ノミネート ・劇・喜劇映画音楽賞 User Reviews JONATHAN PIPERさん London 2001年5月30日 ワーオ! 多くの映画の本を読むと、 (例えば、Hurrellの本や"The image makers") ベロニカ・レイクが気になってしょうがなくなった。 彼女の出演作をみたことがなかったので、 何がみてみたくなった。 正直言って、写真ほどゴージャスかどうか知りたかった。 英国では、見られないかったが、 わがルームメイトが、NYへの買い物旅行の際に、コピーしてくれた。 さて、どう切り出そうか? ベロニカは、期待以上だった。 だが、映画そのものも、好きになった。 愉快で、長さも丁度いい。 ストーリーも、魅力と温かさがあって、 微笑みを与えてくれる。 古い映画なので、暗いと不平を言う向きもあるようだが、 出だしは、どこか"Whale's Frankenstein"に似ているようだ。. 出だしは、オーケ−だ。 映画全体は、やや不吉だが、素朴な魅力がある。 ベロニカは、行儀が悪いが、 愛すべき雰囲気がスクリーン一杯に広がる。 この映画、大好きだ。 彼女も! コピーを所有して喜んでいる。 また見るのが待ち切れない。 ベロニカの別の魅力をみつけたい... オトーサン、 「ネタ元、巧い表現だね」 gapperさん 2010年3月24日 私は魔女と結婚した TVでも人気になったシリーズの、ネタ元。 「自由を我等に」のフランス人監督ルネ・クレールで、 主演はフレデリック・マーチとヴェロニカ・レイク。 フレデリックは顔の大きな いかにも当時の俳優と言う感じで、 ヴェロニカはサインはVの中山麻里タイプ。 最初、フレデリックの婚約者が出てきたときには、 かなり美人に感じてヴェロニカは 魔女らしく性格悪そうに感じたが、 ほれ薬を誤って飲んでからは一転反対の印象となる。 監督がフランス人のせいか女優人のドレスはなかなか。 ホームコメディなのでサービスショットはないのが残念。 車が飛ぶシーンがあるが、 このような作品では予算の関係などで避けられがちであるが、 大げさでもなくうまく使われていたと思う。 展開はかなりスピーディーで、飽きさせない。 なかなか面白く、歴史的意義もある。


映画の採点簿

奥様は魔女*****
マッカーサー****
アパルーサの決闘*****
恐怖の報酬*****
馬鹿まるだし***
マックス・ペイン****
攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D****
アイアンマン2*****
廃墟の群盗****
ダウン・バイ・ロー*****
ソウル・キッチン****
ダレン・シャン****
ターミナル・ベロシティ****
世界を彼の腕に****
サラリーマンNEO 劇場版(笑)***
拳銃王*****
ゴースト・ライト****
日曜日には鼠を殺せ****
私が愛したグリンゴ****
カムイ外伝***
デンジャラス・デイズ/メイキング・オブ・ブレードランナー*****
艦長ホレーショ*****
ゴーン・ベイビー・ゴーン****
セカンドバージン***
赤い影法師****
ナイトメアー・ビフォア・クリスマス*****
ダイヤモンド・ラッシュ****
十七人の忍者****
アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生****
スティーヴン・セガール 沈黙の鎮魂歌****
ミスター・ジャイアンツ 勝利の旗****
マージン・コール*****
恋空***
三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船(2011)****
この愛のために撃て*****
デモリション・マン****
スウィングガールズ****
シェアハウス***
世にも怪奇な物語****
サザン・コンフォート/ブラボー小隊 恐怖の脱出****
ザ・クラウン 炎のリベンジャー****
ディアボロス/悪魔の扉****
三等重役*****
女帝 春日局****
オブセッション 歪んだ愛の果て****
ランデヴー****
八甲田山****
クロスファイアー・ハリケーン****
アレクツス・ライダー****
アドレナリン・ブレイク****
PARIS(パリ)****
神々と男たち****
社長三代記*****
カルメン故郷に帰る****
六つの心*****
パーマネント・バケーション****
四十七人の刺客****
カウントダウン 9.11****
素晴らしき哉、人生!*****
丹下左膳餘話 百萬兩の壺*****
ウォーター・ホース****
喜劇 にっぽんのお婆あちゃん*****
田舎の日曜日*****
有りがたうさん*****
幸せのポートレート****

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