オトーサンの2014年その1

ほのぼの映画批評

前口上

ハリウッド映画の3D化が進んでいます。
でも、相変わらず、CGに頼って人間が描かれていません。
ひとびとは、映画の冴えた技術を見に行くのでしょうか?
好不況を問わず、どう生きるかを知りたいのでは?
チマチマした人間ばかりでなく、
本物の人間による本物のドラマを見たいのでは?

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目次

4901 インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実(TV2010) 4900 ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer(BS 2000) 4899 男はつらいよ 寅次郎春の夢(BS 1979) 4898 復活の日(BS 1980) 4897 ロシア・ハウス(DVD 1990)
4896 瞳の奥の秘密(DVD 2009) 4895 AVP2 エイリアンズVS. プレデター(TV 2007) 4894 バトル・オブ・アトランティス(TV 2013) 4893 劇場版 遊☆戯☆王 〜超融合! 時空を越えた絆〜(TV 2009) 4892 鏡の国の戦争(DVD 1969)
4891 クレイジー・ハート(BS 2009) 4890 メガ・パイソンVSギガント・ゲイター(TV 2011) 4889 タイピスト!(DVD 2012) 4888 男はつらいよ 翔んでる寅次郎(BS 1979) 4887 私が、生きる肌 (DVD 2011)
4886 塔の上のラプンツェル(TV 2010) 4885 裏切りのサーカス(BS 2011) 4884 神様のカルテ(TV 2011) 4883 シャーロック・ホームズVSモンスター(TV 2010) 4882 ミスター・アーサー(BS 2011)
4881 ガッジョ・ディーロ(BS 1997) 4880 連合艦隊(BS 1980) 4879 男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく(BS 1977) 4878 紀元前1万年(BS 2008) 4877 ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間(DVD1992)
4876 ザ・マスター(DVD 2012) 4875 ホット・ロック(BS 1972) 4874 その土曜日、7時58分 (DVD 2007) 4873 トラック野郎 一番星北へ帰る(BS 1978) 4872 恋におちたシェイクスピア(DVD 1998)
4871 ハピネス(DVD 1998) 4870 リミットレス(BS 2011) 4869 メイン・テーマ(BS 1988) 4868 男はつらいよ 寅次郎頑張れ!(BS 1977) 4867 エンド・オブ・ウォッチ (BS 2012)
4866 少林寺三十六房(BS 1978) 4865 キック・アス(BS 2010) 4864 悪魔の手毬唄(BS 1977) 4863 モリエール 恋こそ喜劇(BS 2007) 4862 THE 4TH KIND フォース・カインド (TV 2009)
4861 50回目のフアースト・キス(BS 2004) 4860 パニッシャー:ウォー・ゾーン (DVD 2008) 4859 新網走番外地 大森林の決斗(BS 1970) 4858 男はつらいよ 寅次郎と殿様(BS 1977) 4857 男はつらいよ 寅次郎純情詩集(BS 1976)
4856 男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け(BS 1976) 4855 アジョシ(BS 2010) 4854 スーパー・チューズデー 〜正義を売った日〜(DVD 2011) 4853 25年目の弦楽四重奏(DVD 2012) 4852 ヒース・レジャーの恋のからさわぎ(BS 1999)
4851 その男、凶暴につき(BS 1989) 4850 一枚のハガキ(BS 2010) 4849 グリーン・ホーネット (BS 2011) 4848 マネーボール (DVD 2011) 4847 金環蝕 (BS 1975)
4846 宮本武蔵 一乗寺の決斗(BS 1964) 4845 すべて彼女のために (BS 2008) 4844 虹をつかむ男 南国奮斗篇(BS 1997) 4843 ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(BS 2011) 4842 クーリエ 過去を運ぶ男(TV 2012)
4841 シービスケット(BS 2003) 4840 武士の家計簿 (BS 2010) 4839 大洗にも星はふるなり(BS2009) 4838 ソナチネ(BS1993) 4837 男はつらいよ 寅次郎相合い傘(BS 1973)
4836 男はつらいよ 葛飾立志篇(BS 1975) 4835 百万長者の初恋 (BS 2006) 4834 月夜の宝石(BS 1958) 4833 宮本武蔵 二刀流開眼(BS 1963) 4832 バンク・ジョブ( BS 2008)
4831 恋とニュースのつくり方 (BS 2010) 4830 パシフィック・リム(DVD 2013) 4829 マン・オブ・スティール(DVD 2013) 4828 クロニクル(DVD 2012) 4827 男はつらいよ 寅次郎子守唄(BS 1974)
4826 必殺4 恨みはらします(BS 1987) 4825 カニング・キラー 殺戮の沼(TV 2007) 4824 太秦ライムライト(BS 2013) 4823 ザ・ファイター(DVD 2010) 4822 酔拳2(TV 1994)
4821 TEKKEN -鉄拳- (TV 2010) 4820 レイトン教授と永遠の歌姫(BS 2009) 4819 天河伝説殺人事件(TV 1991) 4818 男はつらいよ 寅次郎恋やつれ(BS 1974) 4817 ルームメイト(BS 2013)
4816 モテキ(TV 2011) 4815 忍者武芸帖 百地三太夫(BS 1980) 4814 ハンガー・ゲーム(TV 2012) 4813 ザ・タワー 超高層ビル大火災(DVD 2012) 4812 HUNTER×HUNTER 緋色の幻影(TV 2013)
4811 のぼうの城(TV 2011) 4810 ONEPIECEワンピース THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島(DVD 2005) 4809 デジモンアドベンチャー/ぼくらのウォーゲーム(TV 2000) 4808 男はつらいよ・私の寅さん(TV 1973) 4807 FLYING BODIES(BS 2013)
4806 金田一耕助の冒険(BS 1979) 4805 劇場版 東京スカイツリー 世界一のひみつ 4804 アメイジング・グレイス(BS 2006) 4803 麒麟の翼〜劇場版・新参者〜(TV 2011) 4802 ビフォア・サンセット(DVD 2004)


インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実

オトーサン、 「すごいドキュメンタリーだね」 アカデミー賞のドキュメンタリー長編賞受賞作です。 欲を言えば、映画館でみたかったですね。 字幕の字数が多く、TV視聴は辛いものがありました。 原題:Inside Job (2010) 監督:Charles Ferguson 脚本:Charles Ferguson / Chad Beck / Adam Bolt Genre: Documentary / Crime 上映時間:105分 あらすじ: (長文だが、重要なので全訳する) サブプライムローンに端を発した リーマン・ブラザーズなどの経営破綻、 それに続く世界規模での金融危機。 金融機関の大暴走がいかにして ウォール街で引き起こされていったのか、 そのカラクリや実態を、 金融業界の大物をはじめ、多くの関係者への インタビューを通して明らかにしていく。 5部構成になっている。 Part I: どうしてこうなったか アメリカの金融業界は、 1940年から1980年までは規制されていたが、 規制緩和の長い時期を経て、 1980年代末に貯蓄貸付組合の危機が納税者に 1240億ドルを負担させた。 1990年代後半、金融界の合併が進み、巨大ば数社に。 2000年3月、インターネットバブルが起きた。 投資銀行が、インターネット企業を推奨したからだ。 だが、後に投資家に5兆ドルの損失をもたらすことになる。 1990年代、デリバティブが人気になり、不安定さが増した。 デリバティブを規制する努力は、政府高官が後押しする 商品先物取引近代化法(2000)により葬られた。 2000年代、業界は、5つの投資銀行 (ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、 リーマン・ブラザーズ、メリルリンチ、 およびベア・スターンズ) 2つの金融コングロマリット (シティグループ、JPモーガン・モーガンチェース) 3つの証券保険会社 (AIG, MBIA, AMBAC) そして、3つの格付け会社 (ムーディーズ、スタンダード・プアーズ、フィッチ)となった。 投資銀行は他の貸付金と借金を持つ抵当を 債務担保証券(CDOs)を投資家に押し売りした。 格付け会社は、多くのCDOsにAAAを付けた。 サブプライムローンでは、略奪に近い貸し付けが行なわれ、 多くの家の所有者は、決して返済できない負債を負った。 Part II: バブル (2001?2007) 住宅ブームの間、投資銀行と銀行自身の資産の 借りられたお金の比率は、空前の水準となった。 クレジットデフォルトスワップ(CDS)は、 保険証券と同じになった。 投機家は、所有していなかった債務担保証券(CDOs)に賭けるために、 CDSを買うことができた。 数多くのCDOsは、サブプライム抵当で裏打ちされた。 ゴールドマン・サックスは、$3 billion 以上の価値のあるCDOsを 2006年前半に売った。 また、ゴールドマン・サックスは、低い価値のCDOsを 高い価値のCDOsと投資家に言って、売った。 3つの格付け会社は、問題に貢献した。 AAAに格付けされた金融証券、2000から 2006年には、4,000まで跳ね上がった。 Part III: 危機 債務担保証券(CDOs)市場が崩壊し、 投資銀行には、数千億ドルのローンやCDOs、 そして彼らが処分できなかった不動産が残された。 2007年11月、景気後退がはじまり、 2008年3月、ベア・スターンズが現金を使い果たした。 9月、連邦政府は、崩壊の瀬戸際になった ファニー・メイとフレディ・マックを引き継いだ。 2日後、リーマン・ブラザーズが破産した。 これらの会社はすべて、 数日内にbailed outされるAAまたはAAA格付けを持っていました。 倒産寸前のメリルリンチは、バンク・オブ・アメリカに吸収された。 ヘンリー・ポールソンとティモシー・ガイトナーが レーマンの破産を決めた結果、手形市場が崩壊した。 9月17日、破産したAIGが、政府に引き継がれた。 翌日、ヘンリー・ポールソンとFRB議長のベン・バーナンキが 銀行救済にために、議会に7000億ドルを要請した。 世界の金融市場は、麻痺した。 2008年10月3日、ブッシュ大統領は、 問題の多い資産救済プログラムに署名した。 一時解雇と抵当流れ処分が続き、 失業率が米国とEUで10%に上昇した。 2008年12月、GM とクライスラーが倒産に直面した。 米国における抵当流れ処分は、前例のない水準に達した。. Part IV: 説明責任 破産した会社のトップ・エグゼクティブたちは、 個人財産をそっくり持ち去った。 エグゼクティブたちは、取締役会のメンバーを厳選して、 政府緊急援助後なのに、数十億ドルのボーナスを分配した。 大手銀行は、力をまし、反改革努力を倍加した。 エコノミスト学者らは、数十年間、規制緩和を主張し、 米国の方針決定を手伝った。 2008年の危機後でも、依然として改革に反対した。 反対したコンサルタント会社は、 アナリシス・グループ、チャールズ・リバー・アソシエーツ、 コンサル・レクセコン、法律と経済学コンサルティンググループ(LECG)だ。 エコノミストの多くは、金融危機に関係している グループのコンサルタントとして、 報酬を受けとる利害関係者だった。 Part V: 現状 米国の工場労働者数万人が一時解雇された。 新しいオバマ政権の金融改革は、手ぬるかった。 格付け会社、ロビイスト、役員報酬については、 何ら顕著な規制がなされなかった。. ガイトナーは、財務長官になり、 フェルドスタイン、タイソンも サマーズも、オバマの経済顧問だった。 バーナンキは、FRBの議長に再任命された。 ヨーロッパ諸国は、銀行報酬に厳密な規則を課したが、 アメリカは、それに抵抗した。 信頼は疑わしいままだ。 出演者: Matt Damon ... Narrator オトーサン、 「金融資本主義そのものだね」 今日(2014/4/3)のNY株式市場は、最高値を記録しました。 また強欲が幅をきかせて、同じ過ちを犯しそうです。 その他の出演者: William Ackman ... Himself Daniel Alpert ... Himself Jonathan Alpert ... Himself Sigridur Benediktsdottir ... Herself Willem Buiter ... Himself John Campbell ... Himself Patrick Daniel ... Himself Satyajit Das ... Himself Kristin Davis ... Herself Martin Feldstein ... Himself Jerome Fons ... Himself Barney Frank ... Himself Robert Gnaizda ... Himself Michael Greenberger ... Himself Eric Halperin ... Himself Samuel Hayes ... Himself R. Glenn Hubbard ... Himself Simon Johnson ... Himself Christine Lagarde ... Herself Andrew Lo Andrew Lo ... Himself Lee Hsien Loong ... Himself Andri Snar Magnason ... Himself David McCormick ... Himself Lawrence McDonald ... Himself Harvey Miller ... Himself Frederic Mishkin ... Himself Charles Morris ... Himself Frank Partnoy ... Himself Raghuram Rajan ... Himself Kenneth Rogoff ... Himself Nouriel Roubini ... Himself Andrew Sheng ... Himself Allan Sloan ... Himself George Soros ... Himself Eliot Spitzer ... Himself Steven A. Stephen ... Himself Dominique Strauss-Kahn ... Himself Scott Talbott ... Himself Gillian Tett ... Herself Paul Volcker ... Himself Martin Wolf ... Himself Gylfi Zoega ... Himself その他の出演者(資料映像) George W. Bush ... Himself Barack Obama ... Himself Timothy Geithner ... Himself Ben Bernanke ... HimselfAlan Greenspan ... Himself Henry Waxman ... Himself Ann Curry ... Herself User Rating:8.3/10 ( 42,302 votes)IMDb User Rating:7.4/10( 133 votes) Yahoo! オトーサン、 「名作だね」 金融業界では新入社員教育、 大学では、経済学の授業で使うべきでしょう。 アカデミー賞受賞 ・ドキュメンタリー長編賞 チャールズ・ファーガソン(監督/製作)            オードリー・マーズ (製作) User Reviews bobbobwhiteさん san ramon ca 2010年10月26日 脚色せずに主張するドキュメンタリー。 マット・デイモンは、 経済のメルトダウンを引き起こした ウォール街とワシントンをバッシングする ドキュメンタリーのナレーターを努めている。 この映画は、なぜ起こったのかを 素晴らしい事実に基づいた分析と 分かりやすいグラフで示している。 ケースは、よく作られていて、 謙虚な知能の持ち主さえ、 ティーパーティーのメンバーさえ おそらく考え直すだろう。 メルトダウンを引き起こすのを助長した犯人・大金持ちたちの インタビューへの協力は得られなかったが その次に位置するプレーヤーとの十分なインタビューが得られている。 大金を目にするとなると、身を売る様を効果的に描いている。 最も名誉ある大学の教授や学部長さえ お金のために、進んで、大学の評判を損ったのだ。 大金の色をチラつかされると、 大金持ちの操り人形も同然となるのだ。 この映画の中で、間接的ではあるが最重要のポイントは 大金持ち連中と悪徳政治家が、 アメリカを、いやな社会に変えていることだ。 強欲なパワーが、すべてを支配し、 ひどい社会を破壊する犯罪が、そのために犯されている。 そして、強欲な金持ちたちは、 極めて不正直な人々を急速に増やす原動力となりつつあり、 こうした卑劣な奴らは、かつて、この国を建設してきた 公正、慎ましさ、正直、同情、義務、名誉など気にもとめないのだ。 そして、ワシントンは、自発的なパートナーであり、 アメリカ市民は、もはやいかなる法的保護や救済策を持っていない。 彼らの略奪によって、この国は、深海へと沈んでいくのだ。 オトーサン、 「そう、原子力村と同じ構造だね」 tsunet1929さん 2014年1月8日 Good Jobでございました。 日本でも、311であぶりだされた 原子力ムラの利権構造も同じですが、 あっちのほうは世界中を巻き込んで 大爆発の大迷惑なウォールストリート金融ムラの利権構造です。 あまりにもアメリカ経済にビルトインされていて、 ほとんど絶望的な状況ですから、 また忘れたころの同じ事を起こす予想だけが確信となる 映画でもありました。 はやく、こういう映画が ブンブンうるさいハエ程度に思えるような 利権の側に行きたいものです。 これを観て怒っているうちはまだ、やられる側ですね・・・ 金融ムラの裏側をちょっと覗ける必見の★四つ。


ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer

オトーサン、 「ケイゾク?知らんなぁ」 TBSのドラマ「ケイゾク」(1999年1 - 3月)の劇場版。 途中で何度も見るのをやめようかと思った駄作。 テレビ東京ならともかく、BSプレミアムでやるなんて。 原題:ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer(2000) 監督:堤幸彦 脚本:西荻弓絵 Genre:Suspence/Crime 上映時間:119分 あらすじ: 警視庁キャリア、柴田は、 迷宮入り事件を次々と解決してきた。 古巣の捜査一課弐係に係長として帰ると、 時効寸前の事件が持ち込まれる。 15年前、厄神島に向かう客船が沈没し、 9名の乗客のうち霧島夫妻だけが死亡。 夫妻の娘・七海は、 柴田と相棒の真山に事件解決を依頼し、 生き残りのメンバー7名を厄神島に招待する。 島に着くと、七海は死のゲームのスタートを宣言。 招待客たちは次々と殺されていく・・・ 出演者: 中谷美紀・・・ 柴田純 渡部篤郎・・・ 真山徹 小雪・・・ 霧島七海 大河内奈々子・・・ 磯山章子 オトーサン、 「せっかくの主演女優をムダ使いしているな」 中谷美紀の繊細な演技を生かすことなく、 ぐいぐいと奇怪な演出で話が進んで行きます。 「なんか、いろんな映画から盗んでいるね」 その他の出演者: 鈴木紗理奈・・・ 木戸彩 生瀬勝久・・・ 遠山金太郎 徳井優・・・ 近藤昭男 矢島健一・・・ 林田誠一 村井克行・・・ 斑目重友 竜雷太・・・ 野々村光太郎 泉谷しげる・・・ 壺坂邦男 天本英世・・・ 金魚売りの男 泉ピン子・・・ 野々村昭子 デビット伊東・・・ TBS局内の人たち ブラザー・コーン・・・ TBS局内の人たち 犬山イヌコ・・・ TBS局内の人たち 片桐はいり・・・ 長谷川裕子 田口トモロヲ・・・ 瀧山吉弘 津田延代・・・ 磯山早苗 峯村リエ・・・ 今井夏紀 徳山秀典・・・ TBS局内の人たち 谷津勲・・・ 的おやじ 有福正志・・・ 長尾昇 永田杏奈・・・ 雅 西尾まり・・・ 大沢麻衣子 酒井敏也・・・ 喜多一尋 User Rating:4/3/10( 108 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:5.4/10( 992 votes) Yahoo! オトーサン、 「2点台!」 User Reviews とかげ12号さん 2005年11月3日 空前絶後の大愚作 安易なTVドラマの映画化の果てに生まれた空前絶後の大愚作。 連続ドラマとその後のスペシャル版を 観てないと分からない内容らしいが、 そんなのを金取って公開するなよ。 小説版も読んでみたけどこれがまたよく分からない代物。 これを読んだ後だと、 この映画ばかり責めるのは少し酷な気もしてきた。 でも本当に圧倒的につまらなかったので0点! オトーサン、 「最後の30分は、いったい何なんだ?」 黒美君彦さん 2012年6月17日 ヘンな映画だなあ 堤幸彦の記念碑的ともいえるドラマの映画化。 ドラマは後半わけわからなくなっていったのが 何ともいえず快感?だったが、この作品もその延長上にある。 柴田淳を演じた中谷美紀の存在感が すべてといっていいのかも知れないが…。 この作品でも前半の大したことのない謎解きよりも、 後半の神経ガス?的な煙幕が漂ってからの妄想?シーンが面白い。 死んだ者たちと一体になれと迫る朝倉。 わけわからんままに撃ち合い、死んでいく仲間…。 死とか生とかも渾然一体となってわけわからん(笑)。 それでも見岳章の音楽に身をゆだねていると、 何だかわけわからんなりに楽しめたから不思議。 結論。ヘンな映画(苦笑)。


男はつらいよ 寅次郎春の夢

オトーサン、 「男はつらいよも、もう24作目か」 偉大なるマンネリを打破すべく、ついに外国人が登場。 「異文化交流のテキストとして授業で使えるね」 脚本に、レナード・シュレイダーが加わっているためでしょう、 実に、見事な文化のちがいと、 それを乗り越える方法が紹介されていました。 原題:男はつらいよ 寅次郎春の夢(1979) 監督・原作: 山田洋次 脚本:山田洋次/ 朝間義隆/ 栗山富夫/ レナード・シュレイダー Genre:Drama/Comedy 上映時間:104分 あらすじ: 帝釈天の境内でアメリカ人を見かけた御前様は 日本の商習慣が分からず失敗続きのマイケルを とらやに招いて親切にもてなす。 とらやに舞い戻った寅さんは、 さくらに馴れ馴れしいマイケルが気に入らない。 そこへ満男が通う英語塾の先生・高井めぐみと その母・圭子が訪れる。 圭子が未亡人と知ると寅さんは一目惚れする。 マイケルとも文化の違いを乗り越え、 友情が芽生えていく・・・ 出演者: 渥美清・・・ 寅さん 林寛子・・・ 高井めぐみ 香川京子・・・ 高井圭子 HERB EDELMAN・・・ マイケル・ジョーダン オトーサン、 「今回の主役は、ハーブ・エデルマンだね」 HERB EDELMAN ハーバート・エデルマン 誕生日:1933/11/05 - 1996/07/21 出身 : ニューヨーク市ブルックリン 獣医になるべくコーネル大学に入るが、 すぐに退学し、軍のラジオのアナウンサーになる。 Armed Forces Radio, その後、ブルックリンカレッジで、演劇を学ぶが、落伍する。 ホテルのマネージャーやタクシー運転手もやる。 1963年、Mike Nichols監督に認められ、ブロードウェイデビュー。 その映画版「裸足で散歩」で映画デビュー。 だが、主たる活躍の舞台は、数多いTVドラマの脇役だった。 ソープオペラの女優と結婚(1964 - 1970) 肺気腫で死亡、享年62歳。 出演作: 1967年「裸足で散歩」「野良犬の罠」「電撃フリント・アタック作戦」 1968年「太ももに蝶」「おかしな二人」 1971年「おかしな関係・絶体絶命」 1973年「追憶」 1974年「フロント・ページ」「ザ・ヤクザ」 1978年「ゴーイング・サウス」「カリフォルニア・スイート」 1978年「ゴーイング・サウス」「カリフォルニア・スイート」 1981年「ダービー・キッド」 その他の出演者: 倍賞千恵子・・・ 諏訪さくら 前田吟・・・ 諏訪博 下條正巳・・・ 車竜造 三崎千恵子・・・ 車つね 太宰久雄・・・ 桂梅太郎 佐藤蛾次郎・・・ 源公 笠智衆・・・ 御前様 中村はやと・・・ 諏訪満男 笠井一彦・・・ 中村 谷よしの・・・ チャイナ服の店員/和歌山の旅館の仲居 犬塚弘・・・ 棟梁 殿山泰司・・・ 芝居見物の男 User Rating:6.0/10( 16 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:7.0/10( 103 votes) Yahoo! オトーサン、 「ま、こんなものかも」 User Reviews jigen_daisuke2003jp さん 2012年2月146日 アメリカの寅さん現るシリーズ24作目 今回のオープニング劇はいきなりの 英語でのナレーション、 寅さんもサンフランシスコの地で息絶えるか!?と そんな話でしたが、 寅さんシリーズで英語が入ってくるとは思いませんでした。 冒頭の流れそのままなのか本作はなんと アメリカの男性が柴又のとらやに現る!というお話でして、 彼は日本で薬を売り歩いていて アメリカ版の寅さんみたいな生き方をしておりました。 それにしても日本語があまり達者じゃないのに 日本で行商ってかなりのチャレンジャー。 商売がうまくいかないつらさは とらやでさぞ癒されたことでしょう。 というかですね、 あろうことかさくらに恋心を芽生えさせるという 寅さんからしたらコンチキショーてめーこのやろー なわけですが、 最終的にわかりあえちゃうというのはお互い 恋する男の気持ちは万国共通ということなんだろうか。 アメリカ人にゃ日本的な”察する”という行為は わからないから言葉ではっきりと言わないといけないんだと。 ということで、 彼の「I love you」には度肝を抜かれましが、 さくらの回答は「impossible」でした。 なるほど、彼の告白はトム・クルーズ並の ミッションだったわけですねと思えば ゴースト・プロトコルも楽しく拝見できることでしょう。 何を言っているのかよくわからなくなりましたが、 今回のマドンナはさくら・・なのか? いえいえ一応寅さん側にも登場するのですが、 かなり影が薄いというか物語の配分が少ない感じです。 さくらの息子の英会話教室の先生(林寛子)の母親ということで、 寅さんのターゲットも娘の母親に移って来たか・・と 年代の移り変わりを感じます。 寅さんの恋にすでに慣れっこの家族が 振られるのは時間の問題とか言ってて、 それを言っちゃあおしめぇよと思ったのですが、 本当に唐突に終わりがやってきて笑ってしまいました。 あっさり終りにしすぎだろとね。 今回のメインがマイコー(行商のアメリカ人ね)だったので それも致し方なしなのかなと。 オトーサン、 「詳しいねぇ」 既に第4作で、寅=タイガーは知っているんですね。 とらやさん 2010年11月27日 冒頭でまずはブドウ騒動で笑わせてくれた後、 英語塾から満男が帰ってくるのですが、 英語が全く分からない寅さんの「 おじさんのことは英語で何と言うんだ?」に 満男が「タイガー!」と寅と虎をかける。 寅さんはそれを「おじさんの事は英語でタイガーって言うのか」 真に受けるという訳ですが・・・。 ここはおかしいぞ! 寅さんは虎=タイガーだと知っているはずですよ! 寅さんは第4作で名古屋の競馬場で 車寅次郎という自分の名前と同じだという理由で ワゴンタイガーという人気薄の馬に 大金を突っ込んでいましたよ!・・・と話がそれましたが、 その後とらやには寅さんと同じような鞄1つで現れた アメリカ版寅さんとでも言うべきマイコさんが下宿するのですが、 これが仕事にも恋にも不器用な男。 恋愛の方は寅さんの恋が全く目立たず、 むしろマイコさんの恋と、さくらが主役となっている作品。 日米の愛情表現の違いと 最後にはマイコさんのよき理解者となった寅さんが絡むのですが、 そこに、とらやの人々のあたたかさも上手く絡んで いつもとは一味違う味わいがある作品でした。


復活の日

オトーサン、 「これって、邦画?」 出演者の半数以上が、外国人俳優です。 原題:復活の日 監督:深作欣二 原作:小松左京 脚本:高田宏治/深作欣二 /グレゴリー・ナップ Genre:SF/Panic 上映時間:158分 あらすじ: 1982年、東ドイツ。 研究所から猛毒ウイルスが盗まれた。 盗んだスパイの乗った飛行機がアルプス山中で事故、 ウイルスが蔓延し、人類はほぼ消滅する。 南極で生き延びた一人、地震学者・吉住は、 さらに大きな危険に気づく。 アメリカ東部に大地震がおき、 核ミサイルの発射を誘発するかも・・・ 出演者: 草刈正雄 ・・・吉住周三 夏木勲 ・・・中西 多岐川裕美 ・・・浅見則子 オトーサン、 「脇役に、いい外人俳優使っているね」 その他の出演者: 渡瀬恒彦 ・・・辰野保夫 千葉真一 ・・・山内 森田健作 ・・・真沢隆司 永島敏行 ・・・松尾明正 ジョージ・ケネディ ・・・コンウェイ(アメリカ提督) ステファニー・フォークナー ・・・サラ・べーカー オリヴィア・ハッセー ・・・マリト グレン・フォード ・・・リチャードソン(アメリカ大統領) ロバート・ヴォーン ・・・バークレイ(アメリカ上院議員) チャック・コナーズ ・・・マクラウド(潜水艦ネーレイド艦長) 緒形拳 ・・・土屋教授 ボー・スヴェンソン ・・・南極アメリカ隊カーター少佐 エドワード・ジェームズ・オルモス・・・ ロペス大尉 丘みつ子 ・・・辰野の妻 中原早苗 ・・・病院の母親 ヘンリー・シルヴァ ・・・ガーランド統参議長 セシル・リンダ ・・・ラトウール博士 User Rating:6.8/10( 65 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:7.9/10( 444 votes) Yahoo! オトーサン、 「なかなかのもんだね」 原作は、小松左京、監督は深作欣二! User Reviews アンドレ・タカシさん 2011年6月2日 日本のSF映画としては 「日本沈没(1973)」に並び評されて 良い作品だと思いました。 80年代の邦画らしく、 ところどころにしつこく極端な描写が見られますが、 鑑賞しながら、そして鑑賞した後に 色々と考えさせられる作品という意味で エメリッヒの終末ものなど より気高い精神性を持っていると思います。 「日本沈没」が沈没編と海外脱出編の二部構成なら、 こちらは人類皆殺し編と人類再出発編に分かれます。 細菌兵器でほとんどの生物を殺し、 冷戦の残滓を使いきるように核兵器で 社会資本も壊滅させるストーリーは徹底して悲観的。 南極で生き延びた人々の男女比の解決の方法なんて、 リアリティありました。 もう「人種」なんて言ってる状況じゃない。 本作の特徴は終末後を考えさせること。 種としての人類は辛うじて生き延びたが、 文明は崩壊したと言える。 ラストシーンのあの人数から、 人はどのような歴史を築いて行くのか。 それを想像させることに意義がある作品という意見です。 オトーサン、 「唄のおかげで、哀愁が出ていた」 民謡から演歌までさん 2007年1月2日 ジャニス・イアンの唄が良い! 冷戦下の壮大なパニックムービー。 いや迫真の映像でしょう。 確かにレイプを種族保存本能って済ませるのは 如何か?とは思うが。 まぁ文明あっての道徳〜 無人島に2人きりなら?って映画もあったような… 実の所、生き延びただけでも有り難いのにね… でもオリビアのクリスマスカードは欲しい…〜ってのは置いといて。 まずオープニングで滅亡した都市を見せ、その理由を描いてみせる。 人類の滅亡を秤に乗せた、その理由が 大国同士の意地の張り合いに過ぎないわけ。 そして、人間ドラマを展開させながら、 死んでゆく人々…絶望〜自殺。 「もう誰もいないよ」 〜そこまできて、まだ軍がどうたらと宣ふ馬鹿がいる… その馬鹿のせいで、唯一安全かと思われた場所までが 攻撃されるかも知れない事態に。 誰かが阻止せねば… 効果の不確かなワクチンを気休めに 2人の男が廃墟のホワイトハウスに乗り込むが… 南へ行っても誰もいないよ… でも歩き続ける男〜最後は本当に逢いたい者同士が… ジャニスの唄も相俟って、これは最高の幕引きだね。 …海外版観ました。 一言、酷いね。 監督はこんな編集を許したのか? あのエピソードが後ろに回って あんな(違う場面を描く)エピソードに…(これは無いよ) あのエピソードが、前に来て…あのエピソードも…意味不明だよ。 多岐川裕美のエピソードもばっさり、 昭和基地もばっさり、 見所はオリジナルと同じ、チリとアルゼンチンの喧嘩ぐらい… これは壮大なドラマを単なるTVドラマにしたかったって事なの? 終わりはバッドエンディングでも何でもなく、単に意味不明なだけ。 まぁ女子供だけが生き残ったのだな (ってのがバッドというならバット)…と思わせてるだけだ。 (夢と奇跡を排除した?馬鹿じゃないか? …勿論、主題歌なんか関係ない)


ロシア・ハウス

オトーサン、 「もうひとつの"ロシアより愛をこめて"だ」 モスクワは空港で一夜を明かしただけで、 街をみたことがありませんが、 実際にロケしただけあって、行ったような気になれます。 随所に盗聴器が仕掛けられているなど、 おそろしい風景が展開します。 その後、世界中に、この風景は拡散しましたが・・・ 原題:The Russia House (1990) 監督:Fred Schepisi 原作:John le Carre 脚本:Tom Stoppard Genre:Drama / Romance / Thriller Rated R for language Country: USA Language: English / Russian 上映時間:123分 あらすじ: ペレストロイカのモスクワ。 英国オーディオ・フェアの会場で あるセールスマンが、ロシア人女性カーチャから 英国の出版社社長バーリー宛てにノートを託される。 そこには東西の力の均衡を崩しかねない ソ連の核兵器システムの欠陥が記されていた。 ノートは英国情報部の手に渡り、バーリーは尋問される。 ソ連の作家村でダンテと交流を持っていたからだ。 ネッドらによってにわかスパイに仕立て上げられ、 バーリーはソ連に行き、カーチャやダンテと会うが、 CIA、KGBも参戦したスパイ戦争に巻き込まれていく。 そんな中、バーリーとカーチャの間には、 国境や政治を越えた愛が芽生えた・・・ 出演者: Sean Connery ・・・ Bartholomew "Barley" Scott Blair(バーリー) Michelle Pfeiffer・・・ Katya Orlova(カーチャ) Klaus Maria Brandauer ・・・ Dante(ダンテ) James Fox ・・・ Ned(ネッド) オトーサン、 「キャステイングがいいね」 枯れたショーン・コネリー、生活感のあるミシェル・ファイファーは 必見でしょう。 その他の出演者: Roy Scheider ・・・ Russell John Mahoney ・・・ Brady Michael Kitchen ・・・ Clive J. T. Walsh ・・・ Colonel Jackson Quinn Ken Russell ・・・ Walter David Threlfall ・・・ Wicklow Mac McDonald Bob Nicholas Woodeson ・・・ Niki Landau Martin Clunes ・・・ Brock Ian McNeice ・・・ Merrydew, Embassy Rep. Colin Stinton・・・ Henziger User Rating:6.1/10( 9,5371 votes)IMDb User Rating:6.5/10( 133 votes) Yahoo! オトーサン、 「筋が分かりにくかったかな」」 ゴールデン・グローブ ノミネート ・女優賞(ドラマ) ミシェル・ファイファー User Reviews lavasanipourさん San Diego, California 2004年4月26日 本物、美しいロケの映画; 俳優たちがみんな素敵! 両親は、ウクライナ生まれの移民だ。 ソ連政府の手口は熟知している。 ソ連時代の生活のディテールは、真に迫っている。 筋書は複雑だが、人生もそうだったのだ。 特に、抑圧的な体制下では。 この映画は胸を打つ。 筋書は最後までどうなるか考えさせる。 美しいロケの映画だ。 俳優たちは、みんな素敵で、キャスティングがいい。 さらに、音楽がすばらしい。 映画音楽としてだけではなく、それ自身もいい。 筋書を追うのが大変という人もいるかもしれないが、 (注意深くあれ) 見る価値はある。 結論:スパイは、複雑なビジネスなのだ。 オトーサン、 「原作を読んでから、みるべきかも」 ジーナさん 2008年8月8日 音楽は効果的 1990年の作品とは知らなかった(汗) 作品の雰囲気が古くさ・・・じゃなくて レトロな感じがしたから もっと昔の作品なのかと思ってた(爆) ショーン・コネリーも007のイメージがあるから、 ソ連とか出てきちゃうと 前に観たような印象を与えられてしまう。 しかも、ボンドガールとじゃれ合うかのように ミシェル・ファイファーと恋仲になっちゃうんだもん・・・ やっぱり007とかぶるよ(笑) だから、最初から秘密文書とか米ソとか無視して 国境を越えたラブストーリーだと思って観た方が 新鮮味が感じられるかも。 ロシア人の設定でも違和感のない ミシェル・ファイファーは凄いの一言。


瞳の奥の秘密

オトーサン、 「アカデミー賞作品をみてみたいね」 その場合、ぜひ、考慮に入れてほしいのは、 話題の中心になる主演俳優賞などではなく、 脇役に置かれている外国語映画賞です。 世界一の映画にめぐりあえます。 原題:El secreto de sus ojos (2009) The secret of Juan Jose 監督:Juan Jose Campanella 原作:Eduardo Sacheri 脚本:Eduardo Sacheri/ Juan Jose Campanella Genre:Drama / Mystery / Thriller Country: Argentina / Spain Language: Spanish 上映時間:129分 あらすじ: ベンハミンは、刑事裁判所を定年退職する。 庭いじりで、長い余生を過ごすのも?と考え、 どうしても忘れられない殺人事件を小説にしようとする。 事件が起きたのは、1974年、ブエノスアイレス。 銀行員リカルドの妻が自宅でレイプされ殺され、 彼の不手際で、事件は未解決のままとなってしまった。 25年ぶりに、彼はイレーネと会う。 新人の彼女が好きだったが、いまや検事で雲の上の存在だ。 「あら、お久しぶりね」 「小説を書こうと思うんだ、モラレス事件を」 イレーネは、眉をひそめる。 その後、ベンハミンは、駅でモラレスを偶然目にする。 聞けば、25年間、愛妻を殺害した犯人捜しを続けているとか。 執念を燃やすモラレスの瞳をみて、 ベンハミンは、イレーネに嘆願し、捜査は再開されるが・・・ 出演者: Ricardo Darin ・・・ Benjamin Esposito(ベンハミン) Soledad Villamil ・・・ Irene Hastings(イレーネ) Pablo Rago ・・・ Ricardo Morales(モラレス) Javier Godino ・・・ Isidoro Gomez(イシドロ) オトーサン、 「この俳優はいいね」 役を完全につかんだうえに、それ以上のものを見せています。 長い演技人生の頂点というべき演技でしょう。 RICARDO DARIN リカルド・ダリン 誕生日:1957/1/16 出身:アルゼンチン、ブエノスアイレス アルゼンチンを代表する俳優の一人。 10歳で舞台俳優としてデビュー。 TVドラマシリーズで名声を得る。 出演作: 2000年「NINE QUEENS 華麗なる詐欺師たち」 2007年「XXY〜性の意思〜」 2009年「瞳の奥の秘密」 2010年「ハゲ鷹と女医」 2013年「ある殺人に関するテーゼ」 その他の出演者: Guillermo Francella ・・・ Pablo Sandoval Mariano Argento ・・・ Romano Carla Quevedo ・・・ Liliana Coloto Jose Luis Gioia ・・・ Inspector Baez User Rating:8.3/10 ( 82,609 votes)IMDb User Rating:8/0/10( 929 votes) Yahoo! オトーサン、 「名画だ!」 アカデミー賞 受賞 ・外国語映画賞 (アルゼンチン) User Reviews billion_mucksさん Boston 2009年8月19日 目はものを言う 言いようのない力に打たれた。 こんなに好きになるとは思いもよらなかった。 このレビューは、見る前にみた分析や意見に負っている。 カンパネルラ監督の技術的側面は完璧だ。 二重露出効果で始まり、 美しいブエノスアイレスでの悲しいショットが続き、 スペクタクルを予感させる。 ヘリから撮影され、クレーン撮影され編集された サッカー場のシーンには、息を呑む。 ハリウッド映画など、うらやむ必要はない。 だが、この映画の主要な力は、物語の力強さにある。 監督は、登場人物、空間、そして沈黙を支配している。 多くのシーンは、冷たく張りつめていて、恐ろしく強烈だ。 このクロスオーバー以上の作品はないだろう。 犯罪物語は、ありきたりになりがちだが、 本作は、強烈な会話、演技、シーンによって 観客の揺れ動く心理状態を引き出している。 大いに推奨したい。 こうした映画が出てくれば、 アルゼンチンにも大きな市場が開ける。 多くの多くの印象的なシーンがある。 コメディの要素もあって、忘れ難い。 構成もいい。 是非、見てほしい! オトーサン、 「お前は高卒、イレーネはハーバード大卒、 不釣り合いも甚だしい!一体、何考えているんだ」 そんなベンハミンの恋の成就を祈ってしまいます。 しかも、彼女はニ児の母とあって、 二の足を踏む彼に向かって言う イレーネのせりふが小気味いいですね。 「同じ人間じゃないの」 黒美君彦さん 2010年9月26日 シブい アルゼンチンが舞台であるが故に、 はじめはなかなか設定についていけなかった (のは単に頭が悪いからか…笑)。 裁判所が捜査をする? ああ、検察みたいなものも兼ねているのか。 大学出のイレーネの部下がベンハミン? ああ、キャリアとノンキャリアの関係か…etc。 事件のあった1974年が、 アルゼンチンにとって節目となる年だった ということも知っておいた方がいいだろう。 ペロン大統領が死亡し、 2年後にはクーデターによって軍事政権が成立した (83年に民政に移行)。 だからこそ超法規的措置によって 強姦殺人犯が釈放される余地があったわけだが…。 ベンハミンの事件への苦い思いは、 同時に上司に当たるイレーネへの恋慕と重なっていた。 彼が書こうとした小説はモラレス事件だけではなく、 その頃から引きずって来たイレーネへの想いだった…。 静かに展開する作品は実に渋い。 激しいアクションなどがなくとも、 “瞳の奥”に焦点を当てることによって 十分サスペンスフルな作品に仕上がっている。


AVP2 エイリアンズVS. プレデター

オトーサン、 「AVPって、なんのこっちゃ」 どうってことはありません。 エイリアンズVS. プレデターの頭文字を取っただけ。 AVP2とあるから、続編なのでしょうね。 原題:AVPR: Aliens vs Predator - Requiem(2007) 監督:Colin Strause/ Greg Strause 脚本:Shane Salerno Dan O'Bannon/Ronald Shusett ("Alien" characters) Jim Thomas/ John Thomas("Predator" characters) Genre: Action / Horror / SF PG-12上映時間:94分 あらすじ: 宇宙船では、プレデターの幼体が誕生し、 両者の能力を併せ持つ“プレデリアン”へと成長し、 プレデターたちを次々に惨殺していく。 宇宙船は、コロラドの森へ墜落し、 飛び出したエイリアンは人間を惨殺しはじめ、 住民達は町からの脱出を目指す。 ようやく事態の深刻さを感じたモラレス保安官は、 州軍の出動を依頼するが、 州軍は、エイリアンに襲撃され全滅してしまう。 ダラスたちとイラク帰還兵ケリーは ヘリで脱出を試みるが・・・ 出演者: Steven Pasquale ・・・ Dallas Howard(ダラス) John Ortiz・・・ Edward "Eddie" Morales(モラレス保安官) Reiko Aylesworth ・・・ Kelly O'Brien(ケリー) Ariel Gade ・・・ Molly O'Brien(モリー) オトーサン、 「出演料をケチってるな」 出演料の高い有名俳優を使わず、 そのお金をエイリアンズやプレデターのCGに回したのでしょう。 でも、われわれ、ニンゲンとしては、 役者がチャチだと馬鹿にされたように思ってしまいます。 その他の出演者: Johnny Lewis ・・・ Ricky Sam Trammell ・・・ Timothy "Tim" O'Brien Kristen Hager・・・ Jesse Robert Joy ・・・ Colonel Stevens David Paetkau・・・ Dale Collins Ian Whyte ・・・ the Predator / Wolf Tom Woodruff, Jr.・・・ the Aliens / Predalien Gina Holden ・・・ Carrie, a waitress. Chelah Horsdal・・・ Darcy Benson David Hornsby・・・ Drew User Rating:4.7/10 ( 74,703 votes)IMDb User Rating:5.1/10( 1,735 votes) Yahoo! オトーサン、 「低いね」 ネタバレになりますが、エイリアンを退治するために 該当地域を爆弾で全焼させるのです。 そこは、大勢の無辜の住民がいるのですが・・・ 原爆投下や東京大空襲とおなじ発想と手口ですよね。 ラジー賞ノミネート ・ワースト前編・続編賞 ・ワースト・ホラー映画 User Reviews j-dean-bakerさん United States 2007年12月26日 疑念の棚上げが続く この映画、1時間半、目をアイスピックで突き刺す。 そんなコメントが、大方だった。 私は、そうは思わなかったが、ひとそれぞれだろう。 第1作と同じように喝采できると思ったひとは、 ひどくがっかりするだろう。 そうだとしても、当時、われわれは若かった。 くたびれてはいなかった。 本作は、第1作よりもよくなかったが、 見ていて、さほどヒドイものではない。 人生体験を変えることを期待してはいけない。 対立する2つのエイリアンが争い、 大虐殺と騒乱をやってのける。 そこが楽しいのだ。 もっとショッキングなシーンを漏らしたいところだが、 我慢しよう。 実際には、起きていないのだから。 すべて起きたことは、信頼できるし、 エイリアンズも、プレデターも、 期待通り、ほんとうに凶暴だった。 要するに、誰かが見事に言っていた。 ひどい映画だが、すごい映画だ。 オトーサン、 「なんで、映像をあんなに暗くするのか」 ジーナさん 2009年2月16日 肝心な点が・・・ エイリアンvsプレデターの続編という事ですが 正直前作の内容をほとんど覚えてません(爆) でも、特に問題ない内容だったと思います。 とりあえず、エイリアンとプレデターの暴れ具合がパワーアップ! しか〜し!! 折角のスケールアップも映像の暗さで 何のこっちゃ分からない塩梅(汗) 特にエイリアンのほうが見辛いですね。 あまり良く見えないけど、派手な事やってるなって感じです(笑) 暗闇で何かしてるなって思ったら、いつの間にか人が殺されてた・・・ みたいな視覚からの時間差刺激なので スリリングな恐怖感はほとんど無かったですね(爆) プレデリアン?もプレデターがチョット変化しただけで面白みがなかったし、 両方の要素を持っているハズなのにイマイチ強くないんですよね。 エイリアンも数が多いけど、一斉に怒涛の攻撃をしてくる事はほぼ無い。 あっちの現場で一匹退治、こっちの現場で二匹退治という展開ばかりで、 上下左右囲まれて八方塞&絶体絶命!!!みたいな見せ場が無いんですよね。 どんどん数が増えていくエイリアンを一括で見せられるシーンを作るほど 予算がなかったんですかね・・・? ラストもアイデアが浮かばなかった苦し紛れの締め方で 何だかなぁ・・・って感じでした。 個人的には、人の絡み方が 前作よりもドラマ性を含んでいたので良かったです。 ※人間が襲われるシーンにグロい描写があるので苦手な方は御注意ください。


バトル・オブ・アトランティス

オトーサン、 「この会社、軽蔑されているんだ」 この映画、アサイラム・スタジオが製作した 低予算のB級オリジナルビデオ映画です。 大手映画会社の製作する有名映画に便乗した やっつけ仕事で悪名を轟かせているそうです。 原題:Atlantic Rim (2013) 監督:Jared Cohn 脚本:Richard Lima/ Thunder Levin / Hank Woon Jr. Genre:Action/ SF 上映時間:85分 あらすじ: 原因不明の原油流出事故を起こした 大西洋上の油田基地が突如沈没。 調査の為、米国政府は極秘裏に開発していた 巨大ロボット三体を現地へ向かわせるが、 そこにいたのは謎の巨大怪獣だった! フロリダを襲った怪獣を撃退するが、 深海では卵が数億年の眠りから目覚め、 より巨大な怪獣となって、マンハッタンを襲う。 ハドレー中将は、アルダマ計画を発動し、 レッド、ジム、トレーシーの3名は 巨大ロボットを操り、怪獣に戦いを挑む・・・ 出演者: Graham Greene ・・・Admiral Hadley(ハドレー中将) David Chokachi ・・・Red(レッド) Treach ・・・Jim(ジム) Jackie Moore ・・・Tracy(トレーシー) オトーサン、 「みんな頑張っているよね」 その他の出演者: Nicole Alexandra Shipley ・・・ Stone Jared Cohn ・・・ Spitfire Jinhi Evans ・・・ Dr. Quinn Baker Steven Marlow ・・・ Sheldon Geise Nicole Dickson ・・・ Dr. Margaret Adams Demetrius Stear ・・・ Lt. Wexler Larry Gamell, Jr. Smith William Shannon Williams ・・・ Capt. Dager Joseph Brown ・・・ Motion Capture for Robot, and Paramedic User Rating:1.6/10( 1,374 votes)IMDb User Rating:4/0/10( 7 votes) Yahoo! オトーサン、 「いくら何でも低すぎないか?」 User Reviews Karl Selfさん Yurp 2013年9月8日 ほぼ"Pacific Rimjob"並みにいい 騙された。 大ヒット作「パシフィック・リム」と信じて見始めた。 印象的な経験だった。 「mockbuster」なるものをはじめてみたのだ。 すぐ分かった。 こいつは、本物じゃない。 では、いったい何を見ていたのか? こうした市場があると信じられなかったので、 いくつかの理論を考えてみた: * インターネットでのパロディ: 映画マニアのなかには、 大ヒット作のシーンとシーンをつなぎ合わせて、 意図的に、YouTubeにリリースするために ミニマリストSFXをつくるのを楽しむ連中がいる。 * 映画学校のプロジェクト: 学生たちのなかには、コツを学ぶために できるだけ速く安く金儲けできる 大ヒット作をつくろうとする連中がいる。 私が最終的に決定したのは、 アニメ化したストーリーボード、 つまり、オリジナルの映画台本の最初のドラフトだった。 私は、俳優たちを賞めてあげたい。 本当の映画におけるように心をこめて演技していた。 映画の半分は釘つけにされていた。 お金儲けのために、オリジナルよりも劣ったコピーだとは、 まったく思わなかった。 一度、騙しされたレンタルショップへ また行くようなひとはいるだろうか? オトーサン、 「そうか、息抜きにみるといいのか」 2014.03.08 押通さん 2014年3月8日 「バトル・オブ・アトランティス」を鑑賞しました。 簡単に言うと、「パシフィック・リム」の便乗作品です。 『パシフィック・リム』同様、巨大な怪獣とロボットが闘うというのが 本作品の見所だと思います。 イェーガーとは違って、 ロボットがどことなくモッサリしていて あまりかっこよくないし、弱そうなイメージを受けました。 一方で、今作品のロボットは自立飛行が可能なので、 飛行しながらの戦闘は迫力がありました。 主人公たちが微妙に三角関係だったり、 やたらと核兵器を使いたがる眼帯男が登場したりと 物語自体は正直微妙でしたが、 80分くらいの短い作品なので 息抜きに見るには丁度いい作品だと感じました。 『パシフィック・リム』も合わせて見れば、 より楽しめるのではないでしょうか。 最後まで読んでいただきありがとうございました。


劇場版 遊☆戯☆王 〜超融合! 時空を越えた絆〜

オトーサン、 「そもそも、遊☆戯☆王って、何なんだ?」 少年ジャンプに掲載された人気マンガの題名だそうです。 映画のなかで、主人公らがしきりにカードを取り出します。 これは、トレーディングカードといって、ゲームに使うのです。 そして、デュエリストというのは、カードゲームプレイヤーのことです。 原題:劇場版 遊☆戯☆王 〜超融合! 時空を越えた絆〜(2009) 監督:竹下健一 原作:高橋和希 脚本:吉田伸 : Genre:Anime/ Adventure 上映時間:49分 あらすじ: デュエリストの不動遊星は、 未来からやって来た謎の男・パラドックスに エースモンスターである スターダスト・ドラゴンを奪われてしまう。 タイムスリップで遊城十代のもとに辿り着いた遊星は、 そこで事件の真相を知る。 2人はパラドックスを追って、 伝説のデュエリスト・武藤遊戯の時代までさかのぼり、 世界の破滅を食い止めるため、 3人で力を合わせてパラドックスに立ち向かっていく・・・ 声の出演者: 風間俊介 ・・・武藤遊戯 KENN ・・・遊城十代 宮下雄也 ・・・不動遊星 田村淳 ・・・パラドックス オトーサン、 「うーん、全然共感できないね」 User Rating:8.5/10( 39 votes) Yahoo! オトーサン、 「高いスコアだな」 熱狂的なフアンがいるのでしょう。 User Reviews wakiwaki8886さん 20119年6月21日 遊戯王〜超融合!時空を超えた絆〜は駄目作ですか? 今更見たんですが、 はっきり言って面白いと思えませんでした。 ・ただのデュエルだから映画でやる必要はなかった ・ATMは死んだのに復活してる事に疑問 ・パラドックスの声が棒読みで酷い ・パラドックスは闇マリクのパクリ(後半モンスターと合体し融合) ・パラドックスは悪役としてのオーラーがない ・映画でもダラダラ長い効果カードばかりで眠くなった ・時間が短い まぁいろいろ不満点はありますが、 根強いファンが付いてる遊戯が 特別ゲストで出て来た事でも見る価値はあったと思います(笑) オトーサン、 「時間が短いのはいいね」 tatatagrtga33さん 2011年3月3日 勢いと迫力がすごかった アンコール上映を見てきました。 元々時間が短いのも相まって、 話の展開がすごい早さでサクサク進んでいきます。 2回見たのですが、 まず一回目は「何かよく分からなかったけど ものすごい迫力を感じた!」と興奮し、 忘れられず2回目に突入し、 やっと全体の流れを把握した感じです。 ストーリーはシンプルなもので、 遊星のスターダストがパラドックスに奪われ デュエルで取り返すというもの。 …と言いたいところですが パラドックスは5D's本編に関わっているし、 そのテーマも重いものだし、 最終回後の十代の成長や 闇遊戯のちょっとしたセリフなど よーく考えてみると さりげなく深い演出が散りばめられています。 特に闇遊戯の「オレ達はいつだって前に進むしかないんだ!」 と言う台詞はこの後最終回で 自ら消滅する決意も含まれているんだと気付いたら、 泣いてしまいました。 この辺りは分かる人にだけ分かる、 と言うもので良いと思います。 登場キャラクターが非常に少ないのは残念でしたが、 逆に必要最低限に絞り、 思いきりシンプルに仕上げたのは評価したいです。 人気キャラを出せば(社長とか)喰いつく人が増えるのは スタッフも良く分かっているでしょうし、 あえてそれらを切り捨て 「映画としての作品」を重視したのは評価したい。 肝心のデュエルですが、すっごく楽しかったです。 強いモンスター達が次々出てくるし、 主人公達のエースが場に揃うのは圧巻ですね! 伏せカードの応酬など 遊戯王ならではのやり取りは スピード感があって圧倒されました。 正に息をつく暇もないです。 主人公3人が力を合わせて戦う姿は本当にかっこ良かったです。 見終わった後、改めてデュエルの内容を 考察してみるのも面白いですね(笑) 最後に、作画と音楽は素晴らしかった! 作画はさすが加々美さんと言う感じで 始終指はツヤツヤだし目が離せなかった。 音楽はTVシリーズから持ってきたものが多かったですが、 劇場版として全く見劣りしない出来でした。 遊戯王シリーズのBGMは壮大なものが多いですね。 一つ不満を上げるとすれば、 他の方も書いているように時間の短さです。 3Dと言うことで長く作れなかったのだと思いますが、 もっと長く見ていたい!という気持ちがどうしても拭えません。 逆によくここまで詰め込んだなあ…と思うし 中だるみが全く無いのは良かったのかな? とにかく予想以上の良作でした。 早くDVDが欲しいです。


鏡の国の戦争

オトーサン、 「これも見たかった映画だね」 ジョン・ル・カレのスパイ小説の映画化です。 じっくりと見るべき秀作です。 原題:The Looking Glass War (1969) 監督脚本:Frank Pierson: 原作:John le Carre Genre:Action / Thriller/ Drama Country: UK Language: English / German 上映時間:108分 あらすじ: フィンランドで、英国の諜報部員が殺された。 東ドイツで、新型ミサイルを撮影したフィルムをもっていた。 もし事実とすれば、英国がその最大の標的となりうる。 国の諜報本部では、妊娠した愛人スーザンに会うため 密入国したポーランド人レイザーをスパイに仕立て上げた。 警備隊員を刺し殺し、国境を突破したレイザーは、 国境の小屋に待機している諜報部長ルクレック、 部員のエイブリー、ホールデンに情報を送りつづけたが・・・ 出演者: Christopher Jones ・・・ Leiser(レイザー) Ralph Richardson ・・・ LeClerc(ルクレック) Paul Rogers ・・・ Haldane(ホールデン) Anthony Hopkins ・・・ John Avery(エイブリー) Susan George ・・・ Susan(スーザン) オトーサン、 「若きアンソニーが出ている!」 その他の出演者: Timothy West ・・・ Taylor Pia Degermark ・・・ The Girl Ray McAnally ・・・ Undersecretary of State Robert Urquhart ・・・ Johnson Anna Massey ・・・ Avery's Wife Vivian Pickles ・・・ Mrs. King Maxine Audley ・・・ Mrs. LeClerc Cyril Shaps ・・・ East German Detective Michael Robbins ・・・ Truck Driver Frederick Jaeger ・・・ The Pilot Peter Swanwick ・・・ Finnish Policeman Paul Maxwell ・・・ CIA Man Guy Deghy ・・・ Fritsche Ernest Walder ・・・ Radio Engineer Patrick Wright ・・・ East German Policeman (VoPo) Sylva Langova ・・・ East German Woman David Scheur ・・・ Russian Officer Allan McClelland ・・・ Doctor Angela Down ・・・ Chelsea Girl Robert Wilde ・・・ English Policeman Nicholas Stewart ・・・ German Boy Linda Hedger ・・・ Taylor's Child Russell Lewis ・・・ Avery's Child User Rating:6.0/10( 564 votes)IMDb User Rating:8.0/10( 13 votes) Yahoo! オトーサン、 「いいね!」 User Reviews kate2000さん California 2001年4月17日 優れたスパイ映画のひとつ 上映時、この映画を酷評するひとが多いと知って驚いた。 寒々とした映画だが、「寒い国から帰ったスパイ」も同じだ。 異様さも味気なさもなく、安心できる。 本作が陰鬱な結末に至るまで ゲームを知的に眺めているのに対し、 「寒い国・・・」にはそんなものはない。 クリストファー・ジョーンズは、魅力的、 不安定なろくでなしだが、優秀だ。 まさに英国諜報機関に必要な人間だろう。 アンソニー・ホプキンスは、素晴らしく、 (「羊たちの沈黙」の) ハンニバル・レクターを忘れてしまうだろう。 アンサンブルは、すばらしく、 助演陣は、せりふが少ないけれども、 役を完全にこなしていて見事だ。 ジョーンズ役がそうだが、 肉付けがされていない少数の人物でも、 知らない国で迷った人の気分が響いている 最初にイギリス、そして東ドイツ。 英国を暗く、うそつきと日和見主義者の 迷路として描いているところが好ましい。 一方、東ドイツは、開放的で、純粋な国で 英国の鏡であるような欺瞞的な侵入者のものにされてしまう。 映画は、容赦なく確信をもって 愛国者と彼らの模倣者を解剖する。. 1970年にはめずらしいことだ。 厳密に言って、エンターテインメントではないが、 ジョーンズ、ホプキンズ、ピクルズ、およびリチャードソンが 演じる人物の間では、素晴らしく軽やかなシーンがある。 本作は、すばらしい映画だ。 時代と著者に賛辞を送りたい。 オトーサン、 「ま、原作を読むことだね」 ジーナさん 2009年11月14日 非情です・・・ 語りきれていない部分が多いのがとても残念。 市民権取得から冷戦の緊張感など 画面の裏側にはもっともっと不穏なドラマが潜んでいる。 ジョン・ル・カレ原作の映画は、 表面的なものの奥に広がるドラマを堪能できるのが 醍醐味だと思っていますが この作品はその奥行きを感じにくい作りに なっていたように思います。 分かりにくいと言うワケではありませんが、 多くを語らない作風なのでそう感じたのかもしれません。 若かりし頃のアンソニー・ホプキンスが醸し出す 重鎮のような貫禄には驚かされました。 他の官僚たちを圧倒するほどのベテランな雰囲気を感じますから・・・。 個人的に主人公を演じたクリストファー・ジョーンズが 苦手なので評価はマイナス気味です。 なんか・・・気持ち悪いんですよね(爆) 序盤・中盤・終盤とそれぞれに見せ場がある重厚な作りですし、 静かな展開ながらストーリーが進めば進むほど スリリングに鑑賞できるのはGOOD スパイものとして鑑賞すると 派手さや娯楽性が無いので 地味な印象を受けてしまうかもしれませんが、 フランク・ピアソン監督の寡黙な表現方法が許容範囲ならば 一度チェックしてみるとイイかもしれません。


クレイジー・ハート

オトーサン、 「いい映画を放映しているな」 こういう名画&名曲をタダで享受できる 時代にいるわれらは、幸せ者です。 原題:Crazy Heart (2009) 監督・脚本:Scott Cooper 原作:Thomas Cobb Genre:Drama / Music / Romance 上映時間:112分 あらすじ: バッドは、57歳。 人気あるカントリー・ミュージシャンだったが、 酒に溺れて結婚と離婚を繰り返していた。 ある日、若い女性ジャーナリストのジーンが訪れる。 彼女とその息子バディと過ごす時間を通じて、 彼は、少しずつ生き方を変えていく・・・ 出演者: Jeff Bridges ・・・ Otis "Bad" Blake (バッド) Maggie Gyllenhaal ・・・ Jean Craddock (ジーン) オトーサン、 「芸は身を助く」 ジェフ・ブリッジス、演技力には定評がありますが、 本作では、歌が実にいい。 俳優業の傍ら、趣味でミュージシャンをやっていたのが、 生きてきました。 心に浸みる歌の数々・・・ YouTubeで聞いてみてください。 JEFF BRIDGES ジェフ・ブリッジス 誕生日 1949/12/4 出身 米カリフォルニア州ロサンゼルス 父のロイド、兄ボーも俳優という芸能一家。 8歳の時、父のテレビ番組に出演。 大人になってからはニューヨークの スティーブン・バーコフのスタジオで演技を勉強。 「ラスト・ショー」「サンダー・ボルト」 「ザ・コンテンダー」でアカデミー助演男優賞ノミネート、 「スターマン」でアカデミー主演男優賞ノミネート。 自身の製作会社アシス・プロダクションでは 「アメリカン・ハート」を製作・主演で作った。 俳優以外にも画家やミュージシャンで活躍中。 アクション、ドラマからコメディまでその演技の幅を広げ、 年齢を重ねるほどに円熟味を増している。 「クレイジー・ハート」で、アカデミー賞主演男優賞。 77年に結婚、一男二女がいる。 出演作 1970年「怒りを胸にふり返れ!」 1971年「ラスト・ショー」 1972年「ゴングなき戦い」「夕陽の群盗」 1973年「ロリ・マドンナ戦争」「ラスト・アメリカン・ヒーロー」 1974年「サンダーボルト」 1975年「荒野にさすらう若者たち」「ステイ・ハングリー」 1976年「キングコング」 1978年「シャレード’79」 1979年「大統領の堕ちた日」 1981年「男の傷」「天国の門」 1982年「キス・ミー・グッバイ」「トロン」 1984年「カリブの熱い夜」「スターマン/愛・宇宙はるかに」 1985年「白と黒のナイフ」 1986年「800万の死にざま」「モーニング・アフター」 1987年「ナディーン・消えたセクシーショット」 1988年「タッカー」 1989年「いくつもの朝を迎えて」      「恋の行方/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」      「チキン・ハート・ブルース/詐欺師と娼婦と殺し屋と」 1990年「新ラスト・ショー」 1991年「フィッシャー・キング」 1992年「アメリカン・ハート」 1993年「失踪」「フィアレス」 1994年「ブローン・アウェイ/復讐の序曲」 1995年「ワイルド・ビル」 1996年「白い嵐」「マンハッタン・ラプソディ」 1998年「ビッグ・リボウスキ」      「隣人は静かに笑う」 1999年「ハリウッド・ミューズ」「背信の行方」 2000年「ザ・コンテンダー」 2001年「光の旅人 K−PAX」 2003年「シービスケット」「ボブ・ディランの頭のなか」 2004年「ドア・イン・ザ・フロア」 2005年「ローズ・イン・タイドランド」 2006年「スティック・イット!」 2008年「アイアンマン」 2009年「最高の人生の選び方」「ヤギと男と男と壁と」      「クレイジー・ハート」 2010年「トゥルー・グリット」「トロン:レガシー」 2013年「ゴースト・エージェント/R.I.P.D.」」 その他の出演者: Colin Farrell ・・・ Tommy Sweet Robert Duvall ・・・ Wayne Kramer Paul Herman ・・・ Jack Greene Jack Nation ・・・ Buddy, Jean's son Ryan Bingham ・・・Tony of Tony and the Renegades, Rick Dial ・・・ Wesley Barnes User Rating:7.3/10( 51,594 votes)IMDb User Rating:8.0/10( 921 votes) Yahoo! オトーサン、 「名画だ!」 アカデミー賞受賞 ・主演男優賞 ジェフ・ブリッジス ・歌曲賞 Ryan Bingham/T Bone Burnett "The Weary Kind" 同ノミネート ・助演女優賞 マギー・ギレンホール ゴールデン・グローブ受賞 ・男優賞(ドラマ) ジェフ・ブリッジス ・歌曲賞 Ryan Bingham/T Bone Burnett "The Weary Kind" User Reviews astonfilmsさん Chicago, IL 2009年12月10日 ジェフ・ブリッジスのベスト 本作を試写会で見た。 本作がいいの理由が、ひとつある。 多くの批評家たちが褒めてきたし、褒め続けるだろう。 多くの批評家は、こう書くだろう。 「だめになったミュージシャンが 中毒や己の弱さを克服すべく奮闘し、立ち直る」などと。 ある点、彼らは正しい。 ある点、そうした映画の1つではある。 だが、ジェフ・ブリッジスの驚異的な演技のため、 それ以上のものが生まれた。 彼は、役に息を吹き込んでいる。 微妙な真実をみたいならば、 この演技をするために生まれた役を 絶対に見逃してはいけない。 そのためには、本作における ジェフ・ブリッジスのバッド役を見る必要がある。 「ビッグ・リボウスキ」におけるデュード役は、 彼のキャリアにおいて必須の演技だったと思うが、 この演技を見た後では、考えが変わる。 映画史にその名を留めるすごいプロットや 畏敬の念を起こさせる映画製作ではないが、 演技のファンならば、 ごく稀にしか見られない演技を見たいだろう。 どうか、この映画をチェックしてほしい。 オトーサン、 「同感だ!」 eisukeeeeeさん 2014年3月18日 ジェフは本物のカントリー歌手に見える アメリカ南西部の広大な風景の中、 少し落ちぶれた感じのカントリー歌手のおやじが 4WDで巡業の旅を続けている。 コロラド、ニューメキシコ、アリゾナ、テキサス・・・ 全編ゆったりとした流れで、 大人の恋愛を見せてくれる作品。 この時代にこんな映画を作る人がまだいたのかと思った。


メガ・パイソンVSギガント・ゲイター

オトーサン、 「ほんとかな?」 へびもワニも、そう簡単に巨大化するかな? SFですから、この疑問は横に置いときましょう。 原題:Mega Python vs. Gatoroid (2011) 監督:Mary Lambert 脚本:Naomi L. Selfman Genre:Action / Horror / SF 上映時間:91分 あらすじ: テリーはエバーグレイズ国立公園の保護官だ。 ワニの密猟が絶えないうえに、 ワニが巨大ヘビに食い殺され、 ヘビの保護に夢中なニッキー・ライリー博士と対立する。 さらに婚約者のジャステインまでも犠牲となったので、 ワニを巨大化させてヘビと戦わせようとするが、 予想に反して、ヘビも巨大化し、猛烈に増殖し、 公園を出て、街を襲いはじめる・・・ 出演者: Debbie Gibson ・・・Dr. Nikki Riley(ニッキー・ライリー博士) Tiffany ・・・Park Ranger Terry O'Hara(テリー・オハラ) A Martinez ・・・Dr. Diego Ortiz(ディエゴ・オルテイス博士) オトーサン、 「みんな頑張ってはいるんだけれど」 その他の出演者: Kathryn Joosten ・・・ Angie Kevin M. Horton ・・・ RJ Cupelli Micky Dolenz ・・・ Himself Carey Van Dyke ・・・ Justin Arden Cho ・・・ Gia Patrick Hancock ・・・ Ben Kristen Wilson ・・・ Barbara Fine Vanessa Claire Smith ・・・ Contrary Mary Chris Neville ・・・ Manny Jay Beyers ・・・ Matredee Martin Harmony Blossom ・・・ a girl at the party Kaiwi Lyman ・・・ Tom Kylan James ・・・ Jordan Timmy McFunn ・・・ Morgan Jeff DuJardin ・・・ Jack Jack N. Harding ・・・ Hank Robert R. Shafer ・・・ Zeke Travis Seaborn ・・・ Jackson Tommy Lukasewicz ・・・ Christopher User Rating:3.0/10 ( 2,004 votes)IMDb User Rating:4.5/10( 19 votes) Yahoo! オトーサン、 「CGが安っぽいね」 User Reviews Bradcz0077さん United States 2011年1月30日 物凄い!!! デビーとティファニー… 私は安っぽいSF映画は好かない・・・ 本作と、その前につくった映画の両方をみて、 その安っぽいユーモアが好きになった。 ティファニーはホットだ!!!! デビー・ギブソンもホットだ!!!! 悪いF/Xとひどいせりふ・・・ 土曜の夜を楽しむために、他に何がいるのだ。 2人とも好きだ。 ひどく悪い映画でない映画をもっと望みたい。 たぶん、80年代のホットなエイリアン/スーパー映画がいい・・・ CGグラフィックスは、巨大な怪物映画以降に改善したと思う。 老いた男性歌手も好ましい。 改めて、デビーとティファニーに感謝!!!! オトーサン、 「ステロイドなんかで、巨大化するかね」 さとせさん 2012年6月16日 5段階評価の2 研究所からヘビの大群を川へ流したために 巨大化したヘビがワニを食いまくる。 対策としてワニにステロイドを与え 巨大化させてヘビと戦わせようとするが、 何と共闘してしまい街を壊滅状態に追い込んでしまう・・・ 「ペット・セメタリー」の 女流監督M・ランバートが描くパニックもの。 ヘビとワニはもろCGだが数が多いため結構不気味で、 80年代を代表する歌姫ティファニーと デビー・ギブソンを共演させ 挙句はキャットファイト!までさせて しかも絶命までさせるという凄すぎるラストで もちろん歌も歌っている。


タイピスト!

オトーサン、 「原題のPopulaireって、どういう意味?」 見ていて、途中で、タイプライターのブランド名で Populaireと出てきたので、わかりました。 原題:Populaire (2012) 監督:Regis Roinsard 脚本:Regis Roinsard / Daniel Presley / Romain Compingt Genre:Comedy / Sport Country: France Language: French / English / German 上映時間:111分 あらすじ: 1958年のフランス。 ノルマンディーの田舎で 小さな雑貨店を営む父親から、 お見合い結婚を強いられそうになるローズ。 自分の人生を自力で切り開きたいと、 得意のタイピングを生かして 街の保険会社の秘書の座を手に入れる。 かつてスポーツ界で活躍していた雇い主のルイは、 コーチとしてローズの才能を開花させ、 タイプライター早打ち大会への出場を目指す。 そしてルイが厳しい指導を進める一方、 ローズはルイへの恋心を芽生えさせていく・・・ 出演者: Romain Duris・・・ Louis Echard(ルイ) Deborah Francois・・・ Rose Pamphyle(ローズ) オトーサン、 「恋愛関係ぎくしゃくしすぎだね」 主役2人にあまり魅力を感じられません。 その他の出演者: Berenice Bejo・・・ Marie Taylor Shaun Benson・・・ Bob Taylor Melanie Bernier・・・ Annie Leprince-Ringuet Nicolas Bedos・・・ Gilbert Japy User Rating:6.8/10 from 4,609/10( 321 votes)IMDb User Rating:8.2/10( 326 votes) Yahoo! オトーサン、 「思ったよりも、高いスコアだね」 セザール賞ノミネート ・新人監督作品賞 レジス・ロワンサル ・音楽賞 ・撮影賞 ・美術賞 ・衣装デザイン賞 User Reviews secondtakeさん United States 2013年9月7日 すばらしく無分別で、明るく、いい演技 1950年代の末期のフランス喜劇だ。 タイピング選手権が中心テーマのようだ。 奇妙で、暖かく、おかしい。 大いに楽しめた。 主役は、楽しいデボラ・フランソワ。 オードリー・ヘップバーン・タイプみたいだ。 (お世辞だが) フランソワには、そんな比較など必要ない? 彼女は、タイプを学ぶことに集中し、 2本の指で挑戦し、競技会で勝つ。. もうひとり主役は、有名なロマン・デュリス。 彼は、喜劇の変わり者で、非常にハンサムだが、 たくましい男ではない(ごめんね、ロマン) 皮肉で、控え目なユーモアで これまで、女性の心を勝ち取ってきた。 指をすべて使うことを彼女に教えることを思いつき、 特訓のアスレチック・トレーニングまでやって 非常に楽しい時を獲得する。 タイピングなんかで? 笑劇だが、魅力にあふれている。 セットとカラーは、60年代の華やかさだ。 フランス流だ。 気にかかるのは、 当時の女性たちの最終目的が、 タイピングを覚えることだったことだ。 しかも、男性のためのタイピングだった。 虚偽性は明白。 それに伴って、波乱のロマンス。 天国で作られた古典的なミスマッチなのかどうか? 結論: 出来がよく、愉快でスマートな映画だ。 見事なフィナーレ。 最後まで終わりまでスタイリッシュだ。 私はどこか、なぜかを言えない。 それは、見てのお楽しみ。 オトーサン、 「そうかなあ」 あらためて、"マイ・フェア・レディ"のすばらしさを再認識しました。 服部弘一郎さん 2013年8月2日 タイピングコンテストを舞台にした『マイ・フェア・レディ』。 楽しくてハッピーなラブコメディ。 欧米には口述筆記の伝統がある。 企業の社長や重役たちが報告や連絡事項を口述することもあれば、 作家が作品を口述したりする。 それを書き取るのには速記も使われるが、 20世紀半ばには機械式のタイプライター使用が主流になり、 タイピストという専門職も生まれた。 タイピストの多くは女性たち。 彼女たちはその技能に磨きをかけ、 互いの能力を競う大規模なコンテストも行われるようになった。 本作『タイピスト!』は、田舎町出身のヒロインが タイプコンテストに出場して、 勝利の栄冠と恋人をゲットするというコメディ映画だ。 (前掲 あらすじ紹介) 物語の着想はタイプコンテストにあるのだろうが、 筋立ては『マイ・フェア・レディ』だ。 特にこれといった能力のない若い娘を、 暇を持て余した金持ちの男が特殊な能力の持ち主に仕立て上げる。 『マイ・フェア・レディ』における花売り娘イライザに相当するのが、 本作のヒロインであるローズ。 ヒギンズ教授に相当するのが社長のルイだ。 ヒギンズ教授はイライザを貴婦人に仕立て上げる過程で 彼女を愛するようになり、 ルイもローズを世界一のピアニストに仕立てる過程で 彼女を愛するようになる。 このストーリーに新しさはないが、 新しさがないゆえに安心して観ていられるし、 ストーリーの中にあるこの映画のオリジナル部分が引き立ってくる。 この映画にとってのオリジナルとは何か。 それは圧倒的な迫力で繰り広げられる、タイピングバトルの数々だ。 この映画は「実話をもとにした映画」ということになっているが、 その「実話」とは世界中でタイプコンテストというものが 実在したという部分だけだ。 映画の作り手も 「え? そんなものがあったの? おもしれえじゃねえか!」 というところが発想の原点のようだ。 タイプコンテストはともかく、 最近はタイプライターそのものを 見たことも触ったこともない人が多そうなので、 このへんの技術的な基礎を、映画の序盤で もう少し丁寧に解説しておいた方が親切だったようにも思う。 オープニングから何度もルロイ・アンダーソンの 楽曲「Forgotten Dreams」を使いながら、 代表曲「The Typewriter」を使わないというのも不思議な感じ。 エンドロールで使われると思ったんだけどなぁ……。


男はつらいよ 翔んでる寅次郎

オトーサン、 「第二十三作目か」 これだけ続くと、中だるみも・・・ 今回のマドンナは、桃井かおり。 私的には、ミスキャストでした。 原題:男はつらいよ 翔んでる寅次郎(1979) 監督:山田洋次 脚本:山田洋次/ 朝間義隆 Genre:Drama/Commedy 上映時間:107分 あらすじ: 寅さんは、北海道で一人旅のひとみと出会う。 支笏湖の旅館のどら息子に襲われたのを助ける。 会社社長・邦夫との結婚話が進んでいたが、 マリッジブルーに悩んでいて、 結婚披露宴の最中に逃げ出し、柴又のとらやへ。 さくらたちは、寅次郎を好きでやってきたと誤解し、 その話を聞いた寅さんは、舞い上がってしまう・・・ 出演者: 渥美清 ・・・寅さん 桃井かおり・・・入江ひとみ 布施明・・・ 小柳邦男 オトーサン、 「桃井かおりかぁ」 毒舌で有名です。例えば・・・ ・「着崩す」という言葉があるんだから、  「生き崩す」ってあってもいいでしょう。 何という不遜な言葉でしょう。  彼女の経歴をみると、 ・世田谷区の裕福な家庭に生まれる。  父は国際政治学者の桃井真、  母の悦子はアトリエを構える芸術家、  上の兄は脚本家の桃井章。2番目の兄は科学者。 こんないいご身分だから、「生き崩す」なんていう  不遜な言葉が吐けるのでしょう。 その他の出演者: 倍賞千恵子・・・ 諏訪さくら 前田吟 ・・・ 諏訪博 下條正巳・・・ 車竜造 三崎千恵子・・・車つね 太宰久雄・・・ 桂梅太郎 佐藤蛾次郎・・・源公 笠智衆・・・ 御前様 中村はやと・・・ 諏訪満男 笠井一彦・・・ 中村 犬塚弘・・・ タクシー運転手 桜井センリ・・・ 係員 松村達雄・・・ 松田礼吉 谷よしの・・・ 北海道支笏湖、宿屋の仲居 湯原昌幸・・・ 旅館の旦那 戸川京子・・・ 邦男の妹 木暮実千代・・・入江絹子 User Rating:5.5/10( 18 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:6.8/10( 127 votes) Yahoo! オトーサン、 「うーん、スコアは6点だな」 減点は、桃井かおりの態度。 User Reviews とらやさん 2010年11月7日 シリーズの中期以降に度々見られた、 寅さんと若い二人の恋が描かれた作品としては 好きな作品です。 最後は仲人まで引き受けますが、 途中は寅さん自身もしっかり恋をしている。 同じ若い二人の恋がメインの作品でも、 ここは重要なポイントな訳で。 序盤とラストの湯原昌幸演じる旅館の若旦那とのコントに、 おばちゃんが上流階級言葉を度々噛む所、 「田園地帯のお嬢さん」とか「寅様」とか、 細かい笑いドコロもいい感じでした。 また、若い二人の恋のシーンで流れる ル〜ララ〜♪という優しい音楽も良かったです。 オトーサン、 「桃井かおりが天才、マジかよ?」 moviegoerさん 2013年5月26日 日本映画界の至宝ともいえる 「男はつらいよ」シリーズの第二十三作目。 本作は、何と言ってもマドンナの桃井かおりにつきます。 「私にとって演じるとは、毒を吐くこと」と 語っている通り、 彼女でないと出せない味のある演技をしています。 しかも、その演技が「男はつらいよ」に 絶妙にマッチングしているわけです。 こんな人を天才っていうんでしょうねぇ。 あらすじも、なかなかGoodでしたよ。 寅さんとひとみの出会いは、 映画では特に珍しくもないシーンです。 ところがどっこい、結婚式を抜け出すひとみ。 そして、彼女が向かった先は”とらや”。 しかしながら、映画を非日常と考えるのであれば、 ここまでは誰もが簡単に想像できるでしょう。 しかし、そこから寅さんキューピットの登場になるとは…。 サイコーの展開ですよ、マジで。 ちなみに、寅さんは本作において、 キューピットどころか独身にも関らず 仲人を引き受けることになります。 これって、日本の慣習を無視したともいえる行動です。 でも、仲人って、どうして既婚者でないと いけないのでしょうか。 この辺に、深い問いかけがあるような気がしてなりません。 このように「男はつらいよ 翔んでる寅次郎」は、 桃井かおりの魅力爆裂の作品なのであります。 しかも、彼女独特の空気感が作品に 絶妙なマッチングをしているあたり、 彼女の女優としての素晴らしさを感じずにはいれません。


私が、生きる肌

オトーサン、 「ポルノ映画?」 下世話な印象は束の間で、アートの世界が出現します。 主人公の部屋には、ゴヤの「裸のマヤ」「着衣のマヤ」 そして、どんでん返しの後に、想像を超える展開が・・・ 「どうすれば、こんな世界が描けるのだろう?」 アルモドバル監督がゲイと聞きこんで、疑問が氷解しました。 「ゲイだろうと何だろうと、私は、私」 原題:La piel que habito (2011) 監督:Pedro Almodovar 原作:Thierry Jonquet 脚本:Agustin Almodovar/ Pedro Almodovar Genre:Drama / Horror / Thrille R15+ Country: Spain Language: Spanish 上映時間:120分 あらすじ: ロベルは、最愛の妻ヴェラを亡くして以来、 完ぺきな肌の開発研究に打ち込む 形成外科医としてのあらゆるモラルを捨て、 ヴィセンテを監禁して禁断の実験に取り掛かることに。 それは開発中の人工皮膚を全身にくまなく移植して、 被験者を亡き妻ヴェラへと作り変えてしまうことだった。 着々と妻の代役を創造していったが、 思いも寄らぬ事態が起こってしまう・・・ 出演者: Antonio Banderas ・・・ Robert Ledgard(ロベル) Elena Anaya ・・・ Vera Cruz(ヴェラ) Jan Cornet ・・・ Vicente Guillen Pineiro(ビセンテ) オトーサン、 「バンデラス好演だけど...」 この映画は、やはり監督の力量が焦点でしょうね。 その他の出演者: Marisa Paredes ・・・ Marilia Roberto Alamo ・・・ Zeca Blanca Suarez ・・・ Norma Ledgard Susi Sanchez ・・・ Vicente's mother Barbara Lennie ・・・ Cristina Eduard Fernandez ・・・ Fulgencio Concha Buika ・・・ Wedding singer User Rating:7.6/10( 75,592 votes)IMDb User Rating:7.8/10( 576 votes) Yahoo! オトーサン、 「名画だ」 カンヌ国際映画祭ノミネート ・パルム・ドール ペドロ・アルモドバル ゴールデン・グローブ ノミネート ・外国語映画賞 (スペイン) User Reviews Alex Guardietさん Spain 2011年9月12日 最新の映画で、 アルモドバルは離れ技を演じ、 新しい哲学的な深さに突入した。 この監督の人間関係に起因する行動結果についての考察は つねに明確な形をもっており、自信に満ちた歩みだった。 出来事を語る順序は、巧妙な仕掛けられて われわれに考えさせるように仕向けている。 えてして、われわれは上っ面にリアリティを感じ、 第一印象で判断し、性急に結論に飛びつく。 勝手に意味づけることをためらわない。 本作では、 かつて起こった現在に直結する 重要な一連の出来事について語るべく 過去に戻り、その間、ストーリーが休止する。 現在に戻ったとき、 新しい光が当たり、ストーリーの感じ方が完全に変わる。 最初にみたのは、恥ずかしい体験だったのだが、 現在に戻されて、映画の残りをみると、 登場人物の行動の真の潜在的な動機について、 完全に新しい理解に到達するのだ。 この時点で、ややスリラー・スタイルのひねりがあって シェイクスピア劇の様相を呈し、 復讐が復讐を生むという力強いヒューマンな教訓が伝えられる。 われわれは、皮膚の概念について考えさせられる。 つまり、われわれが望み、誰かに欲望を感じる時、 その欲望が表面的なものであるかどうかにかかわらず、 皮膚が、背後にある人間そのものとの出会いを妨げている そして、一方で、復讐の道が自滅に通じていることについて、 深く考えさせられる。 結論:すばらしい映画だ。 オトーサン、 「あまり賛成できないな」 ロベルは、最愛の妻をなくし、 強姦された娘は自殺してしまったのを考えれば、 インモラルな行動も理解できるのでは・・・ 放浪紳士チャーリーさん 2012年6月24日 アルモドバル監督がこしらえる映画は、ある意味厄介だ。 毎回自らの「インモラル許容度」がいかばかりなのかを、 鑑賞中画面を通して監督からずっと推し量られているような気がして。 この新作の変態度指数も相当なもの。 ポスターは白く顔を覆われ瞳を見開く、 それはそれは美しいヒロインと、 横には思いっきり濃ゆいバンデラス先生の真剣な表情。 この図柄だけ見ても、何やら胸騒ぎがして禍々しい内容が予想される。 てっきり往年のホラー映画の秀作「顔のない眼」(←必見!)の リメイクっぽいストーリーなのかと思い、 ノコノコと観に行った私が浅はかでした(笑) いや、インモラル度が高いのは、VIVA♪変態! 既にカミングアウト済な自分としては一向に構わないんですわ。 問題はバンデラス先生の、「自己内省度」のあまりの低さは、 主役として一体どうなんだろう?って苛立ってしまった事なんです。 奥さんが「トラ男」に浮気されたのだって、 娘が強姦されそうになったのだって、その悲しい顛末も含め、 そもそもは自分の監督管理不行届も原因のひとつだったわけですよ。 しかし、このお偉いエリート大先生は、 自らに非があろうとは露ほども思わないようで、 もっぱら他者を攻撃するのみ。 人里離れた大邸宅でしたい放題やりたい三昧。 「トーク・トゥ・ハー」「ボルベール」「オール・アバウト〜」でも、 それなりに主役には共感できる部分もあったんですが、 この傲慢バンデラス先生には、変態度指数に関してはともかく、 流石についていけませんでした・・・。 賛否両論でしょうな、これは。 過去作も含め、こーゆー変態全開ストーリーを 次々と紡ぎだしていく監督の思考回路がどーなっているのか そっちの方が自分は興味がありますね。 オトーサン、 「このユニークな監督の経歴をみておこう」 PEDRO ALMODOVAR ペドロ・アルモドバル 誕生日:1949/09/24 出身 : スペイン/ラ・マンチャ 経歴: 漫画や短編小説を書く一方で 8ミリ映画を撮りながら独学で映画作りを学ぶ。 80年より商業映画監督をするようになり、 三作目の「バチあたり修道院の最後」が他国でも評判となる。 87年の「神経衰弱ぎりぎりの女たち」が世界的にヒット、 その後「アタメ」、「ハイヒール」、「キカ」など問題作を送り出した。 「オール・アバウト・マイ・マザー」でアカデミー賞外国語映画賞受賞、 「トーク・トゥ・ハー」でアカデミー脚本賞受賞。 世界的な監督となった。 監督作 1980年「Pepi, Luci, Bom y otras chicas del monton」 1982年セクシリア」 1983年バチ当たり修道院の最期」 1984年グロリアの憂鬱」 1986年マタドール<闘牛士>・炎のレクイエム 」 1987年欲望の法則」 1988年神経衰弱ぎりぎりの女たち」 1990年「アタメ」 1991年「ハイヒール」 1993年「キカ」 1995年「私の秘密の花」 1997年「ライブ・フレッシュ」 1999年「オール・アバウト・マイ・マザー」 2002年「トーク・トゥ・ハー」 2004年「バッド・エデュケーション」 2006年「ボルベール〈帰郷〉」 2009年「抱擁のかけら 」 2011年「私が、生きる肌」 2013年「アイム・ソー・エキサイテッド!」


塔の上のラプンツェル

オトーサン、 「地上波で放映か、うれしいね」 でも、大画面でないし、3Dでないし、 吹き替えなので、歌の部分がねぇ・・・ でも、長い長い髪の少女の初恋を楽しみました。 ♪長い髪の少女 孤独な瞳  うしろ姿悲しい 恋の終り  どうぞ僕だけに 心をうちあけて  どうぞ聞かせてね 愛の物語   原題:Tangled(2010) 監督:Nathan Greno/ Byron Howard 原作:Jacob Grimm / Wilhelm Grimm 脚本:Dan Fogelman / Dean Wellins Genre:Animation / Comedy / Family 上映時間:100分 あらすじ: ラプンツェルは、長い長い髪の少女。 母親ゴーテルの口癖は、 「外は、恐ろしい世界、絶対に出ないで」 深い森に囲まれた高い塔の上に住んでいた。 誕生日になると夜空に現われる 神秘的な灯りの正体を確かめるために、 外の世界に踏み出すことを夢見ていた。 18歳の誕生日の前日、事件が起きた。 王冠を盗み追っ手を逃れようと 塔に迷い込んだ泥棒フリンと遭遇し、 その魔法の髪で彼を捕らえたのだ。 「あたしを塔から連れ出し、灯りの場所まで案内して」 そこには、美しい自然に溢れ、街では人々が楽しそう。 数々の危機を乗り越えながら灯りの場所を目指したが、 思いもよらぬ運命が待ち受けていた・・・ 声の出演者: Mandy Moore ・・・Rapunzel(ラプンツェル) Zachary Levi ・・・Flynn Rider(フリン) Donna Murphy ・・・ Mother Gothel(ゴーテル) オトーサン、 「こんなに長い髪ってありへんで」 ギネス記録では、山崎弘子さんが、2.6mで世界一とか。 このアニメの主人公ラプンツェルは、優に25mはありそうです。 その他の声の出演者: Brad Garrett ・・・ Hook-Hand Thug Ron Perlman ・・・ the Stabbington Brothers Jeffrey Tambor ・・・ Big Nose Thug Richard Kiel ・・・ Vladamir M. C. Gainey ・・・ Captain of the Guard Paul F. Tompkins ・・・ Short Thug Tom Kenny ・・・ Guard Tim Brooke-Taylor ・・・ Old Man Maurice Dean Wint ・・・ Paulo Frank Welker ・・・ Pascal and Maximus Delaney Rose Stein ・・・ Young Rapunzel User Rating:7.9/10( 174,081 votes)IMDb User Rating:9.2/10( 2,416 votes) Yahoo! オトーサン、 「名作の仲間入りかも」 アカデミー賞ノミネート ・歌曲賞 ゴールデン・グローブ ノミネート ・歌曲賞 ・アニメーション作品賞 User Reviews maestro-20さん Pittsburgh, PA 2010年11月25日 おとぎ話で、ディズニーがカムバック 「プリンセスと魔法のキス(2009)」に失望し、 その後に本作を見に行ったが、不安だった。 第一に、ディズニーのCGIアニメは「ボルト」を除いて、 本調子ではない。 第二に、予告編は、ドタバタ喜劇のように見えた。 ヒップで、テンポが速く、無分別な 昨今のアニメについていけない。 だが、うれしい驚きが待っていた。 ドタバタ喜劇やユーモアがあったが、 しかし、洗練されているのに驚いた。 ヒーローとヒロインの スクリューボール・コメディは非常に出来がよい。 高く評価したい。 仲間(特にパスカル)は、楽しい。 ヒーローとヒロインは、退屈ではなく非常に好ましい。 そして、ショー全体にわたって、 悲しさや物欲しさのセンスがあるので、おとなにも向いている。 しかし、本当に、素晴らしいのは、そのアニメだ。 これは、偉大なピクサー品質そのものだ。 CGIなのを忘れたほどだ。 (キャラクターのアニメの場合は、往々にして生硬で粗い傾向がある) CGIなのに、人物は手書の品質を持っている。 手書きだった「プリンセスと魔法のキス」よりも鮮やかだ。 背景は、豪華。 (草のすべての葉をカウントできる) 王国が暗闇から数千個の浮かぶ灯篭で明るくなるシーンは、 本当に不思議な世界だった。 古典の「美女と野獣」や「眠れる森の美女」を思い出す。 この映画は、単なる笑いやドタバタ喜劇ではない。 ハートがある。 王様や女王など重要度が低い登場人物にさえ、 感情を感じることができる。 そして、ロマンスは安っぽいものではない。 前にも言ったように、うれしい驚きが待っていた。 それは、ピクサーにふさわしいものであり、 私は、ディズニーがそれらのゲームの上でバックするのを見てうれしい。 「プリンセスと魔法のキス」が失敗作だったのに対して、 本作は、ほとんどカンペキだ。 ディズニーがカムバックしてきたのが嬉しい。 オトーサン、 「グリム童話の"髪長姫"には、 髪の長さは四十尺と書いてあります。 1尺は30.3cmですから、12mほど。 この映画では、髪の長さを21mとしてあるとか。 ASHさん 2011年3月26日 誰にでも夢はある タラちゃんが選ぶ2010年度のお気に入り映画20傑に この「ラプンツ」がランクインしているんでびっくりした。 しかも第5位という高ポジションに。 あのタラちゃんがディズニー・プリンセスものを 選ぶだなんて何をトチ狂ったのか、 こりゃ自分の眼で確かめなアカンと思い立ち 3D版をチョイスしてみたら、 コレが噂に違わぬトンデモない傑作!!  女の子向けと敬遠しちゃうなんて、 チトもったいない! とは言っても、 立派に女の子向けの映画だけどな!! グリム童話の「髪長姫」はモチーフ程度にとどめておいて、 全体的にディズニーらしい改変(改悪?)が施されてはいるが、 見せ場の連続とスピーディな展開でラストまで一気に駆け抜ける。 ディズニー・プリンセスもののお約束である登場人物たちが 歌い踊るミュージカル・シーンと、 適度なギャグが織り込まれていてこれが愉しいのなんの。 しかも今回は3D上映なので迫力満点!  プリンセスものの体裁を取りながらも、 3D方式を使い倒してやろうという意気込みが素晴らしい。 フルCGアニメ、3D上映と、 ディズニー・プリンセスものでは初物尽くしで、 おまけに度を超えたギャグが度々出てくるもんだから、 従来通りのお行儀のいいプリンセス・アニメと比べると だいぶ毛色が違うのが特徴だが、 アラン・メンケンが楽曲を手掛けているだけに ミュージカル・シーンになるとお馴染みのノリが醸し出され、 それによりプリンセスものの体裁が保たれているといった印象。 ラプンツェルが歌うと髪が光るということで、 歌が重要なファクターになってんのね。 18歳になるまで塔の上に幽閉され、 外の世界を知らないできたラプンツェル。 母親だと思い込んでいたゴーテルの言いつけを 素直に守ってきた彼女だが、 年に一度だけ空へ上がる無数の星の正体が何なのか確かめたくなり 遂に外へ出る。 長らく外へ出たことのなかったラプンツェルが 最初の一歩を踏み出すときの期待と不安が入り混じった様子が 観客にも手に取るように伝わる。 と、それだけこのお話にのめり込んでいたってわけ(いい歳こいて)。 テーマとしては「勇気を出して一歩前へ」というとなんだろうけど、 ディズニー的な教訓や道徳観はどうでもいい。 方便としてそれがないといけないんだろうから。 ラプンツェルが幽閉されていたのは 彼女の髪にある能力があったからであり、 それにより自由が奪われ、夢を見ることさえ許されなかったのだから。 そんな能力よりも、ラプンツェルの本当の魅力に気付いたフリンが 最後にある行動に出る。 ここは思わず「あッ!!」と 声を上げてしまいそうになったくらい(いい歳こいて)。 ここ最近、ラセターさんは ディズニー本体のアニメ作品にも関与するようになったが、 ピクサーで培った精神を取り入れて若年層だけでなく、 大人の鑑賞にも堪え得るアニメ作品を連発している。 甘ったるいロマンス一辺倒でなく、 今回は手に汗握るアクションで観客をハラハラさせてるんだから。 しかも3D方式では奥行きが表現できるから、 高台のアクションなんてホント、すごい迫力!  客層を女の子だけでなく、男の子にもアピールした結果なんだろね。 プリンセスものだけに幻想的なシーンが必ずあるのだが、 この映画では無数の灯篭(ランタン?)が 空へ舞い上がるシーンがとにかく美しい。 しかもこの灯篭には、消えたプリンセスへの国王と王妃、 そして国民の思いが込められているというのだから、切ない。 3D版で観ると、宙に舞う無数の灯篭に手が届くんじゃないかというほど。 「アバター」や「クリキャロ」でも発揮されたが、 3Dとは浮遊する物体をここまでリアルに表現することが可能なんだなぁ。 中川翔子の吹き替え、これが意外といい感じなのよ。 アタフタした喋り方など、 ラプンツェルのイメージとピッタリでいいんでない。 ところが、歌は中川翔子じゃないのはなんで?  脇役でごっつい顔のオッサンたちが多数登場するのだが、 原語版を当てた人たちも「いい顔」のオヤジたちばかり。 ロン・パールマン、MCゲイニー、 そしてリチャード・キール(ジョーズ!!)と こりゃ狙ったとしか思えない。 お馬さんが大活躍するのは、ディズニーらしいっちゃらしい。 カメレオンのパスカル、カワユイ!


裏切りのサーカス

オトーサン、 「サーカスの映画かな?」 <サーカス>は、英国諜報部の異名なので、 のっけから混乱してしまいます。 「分かりにくい映画だねー」 恋愛もの<スパイもの<二重スパイもの さらに現代の二重スパイものというように 複雑さが増していきます。 原題:Tinker Tailor Soldier Spy(2011) 監督:Tomas Alfredson 原作:John le Carre 脚本:Bridget O'Connor/ Peter Straughan Genre:Drama / Mystery / Thriller Country: France / UK / Germany Language: English / Russian / Hungarian / French 上映時間:127分 あらすじ: 東西冷戦時代。 英国のMI6とソ連のKGBが 熾烈な情報戦を繰り広げていた。 英国諜報部<サーカス>のリーダー、コントロールは、 長年組織に潜んでいるソ連の二重スパイ“もぐら”の情報を掴み、 プリドーをハンガリーに送り込むが作戦は失敗。 責任をとってサーカスを去り、右腕のスマイリーも引退する。 同じ頃、ターの前にイリーナが接近してくる。 もぐらの情報を提供するので、 イギリスに亡命したいと言うのだ。 サーカスに連絡するが、彼女はKGBに連れ去られてしまう。 「サーカス内部に、もぐらがいる!」 ターが、情報機関の監視役・レイコン次官に連絡すると、 引退したスマイリーに、 もぐらを突き止めろという極秘指令が下る。 もぐらと目されるのは4人の幹部。 現サーカスのリーダー・アレリン、 実権を握るヘイドン、ブランド、エスタヘイスだ。 信頼を置くかつての部下ピーターらと組み、 スマイリーは、調査を開始したのだったが・・・ 出演者: Gary Oldman ・・・George Smiley(スマイリー) Colin Firth ・・・Bill Haydon(ヘイドン) Tom Hardy ・・・ Ricki Tarr(ター) Svetlana Khodchenkova ・・・ Irina(イリーナ) オトーサン、 「あらすじを事前にしっかりと読んでおかないと 理解不可能になるね」 名優たちが名演技を披露しているのですが・・・ その他の出演者: Mark Strong ・・・ Jim Prideaux(プリドー) Simon McBurney ・・・ Oliver Lacon(レイコン次官) Ciaran Hinds ・・・ Roy Bland Benedict Cumberbatch ・・・ Peter Guillam David Dencik ・・・ Toby Esterhase Stephen Graham ・・・ Jerry Westerby Toby Jones ・・・ Percy Alleline John Hurt ・・・ "Control" Kathy Burke ・・・ Connie Sachs Roger Lloyd-Pack ・・・ Mendel Arthur Nightingale ・・・ Bryant John le Carre ・・・ Christmas Party Guest Christian McKay ・・・ Mackelvore Konstantin Khabensky ・・・ Polyakov Michael Sarne ・・・ Karla Tomasz Kowalski ・・・ Boris Stuart Graham ・・・ Minister Zoltan Mucsi ・・・ Hungarian agent Laura Carmichael ・・・ Sal User Rating:7.1/10(114,546 votes)IMDb User Rating:7.6/10( 1,046 votes) Yahoo! オトーサン、 「名画なんだけどなぁ・・・」 アカデミー賞ノミネート ・主演男優賞 ゲイリー・オールドマン ・脚色賞 ・作曲賞 User Reviews kevdrury-1さん United Kingdom 2011年9月17日 全体を通して格調高い この映画を長い間、熱望していたが、 いまは、満足している。 こんなにすばらしい演技のアンサンブルは見たことがない。 ジェームズ・ボンドものではない。 今日のスパイ活動の世界がどのようなものかを描いている。 アストン・マーティンのカーチェイスや小道具は、出てこない。 いかがわしい小さなオフィスの世界や陰鬱な現実がある。 最大のインパクトは、ゆっくりと忍び寄る強烈な脅威。 すべてが驚異的だったので、 どの演技が一番良かったかは、決めにくい。 しかし、私は、ゲイリー・オールドマンと マーク・ストロング、トム・ハーディの演技を称えたい。 予期せぬショッキングで残酷なシーンがある。 複雑な人物像がゆっくりとした奥行のあるスタイルで描かれ、 この人物についてもっと知りたいと思わせる。 ストーリー自体は、古典的なもので、よく知られているが、 ちょっと変えただけなのに、別の相貌が浮かびあがる。 これまで見たうちで、最も夢中にさせるセンスのいい映画だ。 インパクトがいまでも尾を引いている。 オトーサン、 「黒美君彦さんでも、分かりにくいのか」 できれば、原作を読んだ上で、見るといいかも。 それも、2度、3度と繰り返し鑑賞すると、 張り巡らされた伏線の妙に舌をまくことでしょう。 黒美君彦さん 2013年2月17日 スパイの現実 英国諜報部<サーカス>… スパイ映画でお馴染みのアクションは ほとんど登場しないので、 その意味では異色といえるかもしれない。 諜報部内の二重スパイ<もぐら>は一体誰なのか。 油断が許されない緊張感がスクリーンから横溢してくる。 時間軸が前後したり登場人物が多かったりして、 関係を把握するのが難しいのが少々難ではあるが、 リアリティ溢れる心理戦が、 誰も信用できない孤独な諜報部員たちの姿を浮き彫りにする。 ゲイリー・オールドマンや<コントロール>役のジョン・ハート、 <ティンカー><テイラー><ソルジャー><プアマン>を それぞれ演じたコリン・ファースらも巧演。 本名を失った男たちの悲しい末路が痛ましい。 派手ではないが、 時代とともに変貌する情報戦を描いた佳作だと感じた。


神様のカルテ

オトーサン、 「原作は、本屋大賞で2位なんだ」 著者は、現役の医師ですから、絵空事ではありません。 でも、映画化すると、変てこになるものですね。 以上、かつての末期ガン患者としての意見です。 原題:神様のカルテ(2011) 監督:深川栄洋 原作:夏川草介 脚本:後藤法子 Genre:Drama 上映時間:128分 あらすじ: 美しい自然に囲まれた松本。 栗原一止は、本庄病院に勤めて5年目の内科医。 慢性的な医師不足に悩むこの小さな病院で、 厳しい地方医療の現実と日々格闘し、 迷いながらも、激務をこなしていた。 彼にとって、同じアパートに住む個性豊かな仲間たち、 そして最愛の妻・榛名の存在が、何よりの支えとなっていた。 そんな中、最先端医療を学べる大学病院への誘いを受ける。 だが、毎日やって来る患者たちを思い、心が揺れる。 そこへ、大学病院で手遅れと見放された 高齢の末期ガン患者・安曇が現われる・・・ 出演者: 櫻井翔・・・ 栗原一止 宮崎あおい・・・ 栗原榛名 柄本明・・・ 貫田誠太郎 加賀まりこ・・・ 安曇雪乃 オトーサン、 「櫻井翔くん、下手糞だね」 ま、彼の人気で客を呼ぼうという魂胆ですから、 致し方ありませんが・・・ 「加賀まりこも、歳取ったなぁ」 その他の出演者: 要潤・・・ 砂山次郎 吉瀬美智子・・・ 外村静枝 池脇千鶴・・・ 東西直美 岡田義徳・・・ 学士 西岡徳馬・・・ 高山秀一郎 原田泰造・・・ 男爵 朝倉あき・・・ 水無陽子 User Rating:4.5/10( 16 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:6.6/10( 998 votes) Yahoo! オトーサン、 「やはり、低いスコアだね」 User Reviews f7dee8dcd9qzb7さん 2009年2月16日 生き方の指針になる映画 雰囲気が好きだ。 二年前映画を観に行き、テレビでもう一度観たが、 やはり感想は変わらない。 患者さんの心と医師の心にしっかりと焦点を当てて、 心地良い音楽をバックに淡々としたストーリー。 じんわりと心に染み込んでくるものがある。 将来、医療人を志している自分としては、 救えない命を目の前にした時の医師の葛藤を 少しだけ知れたような気がした点でも素晴らしい映画だった。 それに、一止とハルの夫婦は「夫婦」の鏡だなとも僕は感じた。 お互いの領域にはあまり深入りはしない。 でも、心の内面は何も言わなくても理解し合っている。 会話が少なくてもしっかりと心の奥底では支え合っている。 将来結婚するなら、この二人みたいな関係で 心地良いと思える相手がいいな。 いろんな意味で、僕の人生観を静かに修正してくれた作品だった。 何年経っても、何度も観返したい映画だ。 オトーサン、 「主人公、優柔不断にしか見えないけど」 アンドレ・タカシさん 2011年9月13日 スローに悩む奴 先進医療と献身的医療の選択を迫られ、 後者を取る主人公。 その選択は劇作として有りがちであり、 感動の押し売り感が無くもない。 個人的にはどちらを選んでもらっても良くて、 意地悪を言うなら大学病院を取ってくれた方 が新しいものが見られたと思ったくらいです。 医療従事者の姿勢を問うようなテーマ性より、 主人公を取り巻く人間関係が面白かったです。 旅館風アパートと勤務先の病院の2つのコミュニティに、 それぞれ味わい深い人物たちが集まっていました。 病院側の描写は、看護師たちとのやり取りを始めとして 内容があったように思いますが、アパート側が薄味です。 原作を読んでいないので分らないことですが、 お互いを「ドクトル」「男爵」「学士」などと呼び合う間柄には もっとドラマがあって良かったはずで、 桜の門出祝いに唐突感を覚えました。 就職して少し経った青春後期の苦悩を表現する作品としては、 主人公の設定がユニークでした。 反応が鈍くどこまで悩んでいるのかが良く分らない。 スローに悩む奴。 それを周囲との関係の中で あぶり出すような作風は飽きなかったです。 「Dr.コトー」の影響とか受けてるんでしょうね。 自分は人生も半ばを過ぎてますので、 主人公より死んで行く人たちに視線が行きます。 最初の方に偉そうなことを書きましたが、 自分が死ぬときにあんな先生が近くにいてくれたら、 そりゃ安心で幸せでしょう。 加賀まりこが「大先生」と記した気持ちは良く分ります。


シャーロック・ホームズVSモンスター

オトーサン、 「B級映画だ」 午後ロードで、しかもビデオスルー。 おどろおどろしいものを想像しましたが、 さにあらず。 ホームズがちゃんと名推理していました。 原題:Sherlock Holmes (2010) 監督:Rachel Goldenberg 脚本:Paul Bales Genre:Fantasy / Mystery / SF Rated PG-13 for some violence and brief sexual material 上映時間:89分 あらすじ: 1940年、ロンドンのアパートの一室 老いたワトソンがメイドに語りかける。 その物語とは・・・ 1881年、イギリス海峡で大金を積んだ船が、 何者かによって沈められた。 警視庁の依頼で調査に乗り出したのは、 名探偵シャーロック・ホームズ。 友人のワトソンを連れ現地へと向かうが、 人間業とは思えない事件の 真相を突き止められないままロンドンへと戻る。 次に、ニューヘブンで住民が怪物に襲われる。 一連の事件の裏に潜む謎とは? 出演者: Ben Syder ... Sherlock Holmes(シャーロック・ホームズ) Gareth David-Lloyd ... Dr. John Watson(ワトソン) Dominic Keating ... Thorpe Holmes(ソープ) Elizabeth Arends ... Anesidora Ivory(アイヴォリー) オトーサン、 「シャーロック・ホームズに、兄がいたっけ」 wikiによれば、マイクロフト・ホームズといって 7歳年上、頭脳明晰だそうです。 でも、この映画では、ソープ・ホームズとなっています。 その他の出演者: William Huw ... Lestrade David Shackleton ... Old Dr. Watson Rachael Evelyn ... Miss Lucy Hudson Neil Williams ... Phineas Stiles Dylan Jones ... Grolton Chris Coxon ... John Poole Kate Thomas ... Sally Fassbinder Iago McGuire ... Lees Jago North ... Reporter Thomes Jones ... Newspaper Boy Laith Jawzi ... Sailor Smith User Rating:3.8/10 ( 1,364 votes)IMDb User Rating:3.0/10( 27 votes) Yahoo! オトーサン、 「低い、低すぎる」 User Reviews lucy-loo1さん United Kingdom 2010年2月3日 いい映画ではないが、 アマチュアぽい魅力がある 1960年代の「スタートレック」や「ドクター・フー」を 現代の目でみているようだ。 ありきたりで、特殊効果はよくないが 最近の娯楽映画を見ていないならば、面白いかもしれない。 つくりも、せりふも、監督もよくないしが、 ドラマティックな演技も、クライマッスまでない。 ホームズ役の俳優は、特にドラマティックでないし、 主役にしては、ソフトにしゃべる。 だが、ホームズも、ワトソンも、それなりに魅力的だし、 おふざけの相性がいい。 ギャレス・デヴィッド=ロイドは、ソフトで物静かだ。 ドミニク・キーティングは、最後の30分まで出番がないけれども、 すべての俳優なかで最も力強い演技をする。 あまり深く考えないなら、ストーリーは悪くない。 悪漢が、復讐心からロンドンをめちゃくちゃにしてやろうと、 蒸気で動く怪物を使おうとする。 実にド派手だが、 そんな話だけで、この映画を買う気にはなれない。 2回目に見たとき、はじめてストーリーが分かったほどだ。 プロフェッショナルな映画を捜している人々には この映画を買うようにアドバイスしないが、 友人と下らない映画でも見ようとして シャーロック・ホームズや機械仕掛けの怪物や 安っぽい19世紀の背景が出てくる映画がみたいなら、 それもいいだろう。 モックバスター映画としてなら、10点満点で6点。 一般の映画としてなら、3点だ。 オトーサン、 「昔風のアクションが楽しめるね」 茶栗鼠さん 2010年7月23日 便乗 2009年にリメイクされて 話題となったシャーロック・ホームズ。 その便乗作品と思われるものが本作。 「vsモンスター」というタイトルからすると アクション要素が強めの作品なのでしょうか? 早速その内容に迫っていきましょう! 配給会社はあのアルバトロスフィルムなのですが 最近のアルバトロスは微妙にB級映画ファンの心をくすぐる 作品を多く出してきているので油断できません。 登場人物などはシャーロック・ホームズを 元ネタにしていて、ホームズはじめ相棒のワトソンなど おなじみのキャラクターたちが登場します。 そして肝心のモンスターですが… まぁ一応恐竜やらドラゴンやらが出現して ホームズと戦いを繰り広げます。 ちゃんと題名どおりの内容ですね。 ホームズ得意の推理のシーンもありますし アクションも数あるb級作品の中では そこそこ見ごたえがあります。 シャーロック・ホームズという作品については あまり詳しくはないのですが、なかなか楽しめる作品でした。 他サイトでは辛口レビューが多めですが、 個人的にはありな映画だと思いますよ。


ミスター・アーサー

オトーサン、 「困っちゃうよね」 題名は、"ミスター・アーサー ザ・リメイク"とでも しておいてくれないと、1988年のオリジナルと間違えます。 原題:Arthur (2011) 監督:Jason Winer 原作:Steve Gordon 脚本:Peter Baynham Genre: Comedy / Romance Rated PG-13 for alcohol use throughout, sexual content,       language and some drug references 上映時間:110分 あらすじ: アーサーは、大富豪の放蕩息子。 幼いころから乳母を務めるホブソンに 身の回りの面倒を任せきり、 遊びほうけている息子をなんとかしたいと考えた母親は、 アーサーにしっかり者の社長令嬢スーザンとの結婚を命じる。 拒否すれば財産を相続させないと脅され、仕方なく同意。 ある日、彼は街で出会ったナオミに一目惚れしてしまう。 アーサーは、どちらの女性を選ぶのか・・・ 出演者: Russell Brand ・・・ Arthur Bach (アーサー). Helen Mirren ・・・ Lillian Hobson (ホブソン) Jennifer Garner ・・・ Susan Johnson (スーザン). Greta Gerwig ・・・ Naomi Quinn (ナオミ) オトーサン、 「ライザ・ミネリのナオミ役をみたかったなぁ」 その他の出演者: Luis Guzman ・・・ Bitterman Nick Nolte ・・・ Burt Johnson Geraldine James ・・・ himself Jennie Eisenhower ・・・ Alexis Christina Calph ・・・ Tiffany John Hodgman ・・・ Dylan's Candy Bar Store Manager Nigel Barker ・・・ photographer Scott Adsit ・・・ Gummy Bear Man User Rating:5.8/10( 39,209 votes)IMDb User Rating:7.4/10( 66 votes) Yahoo! オトーサン、 「ラジー賞か」 ラジー賞ノミネート ・ワースト主演男優賞 ラッセル・ブランド ・ワースト前編・リメイク・盗作・続編賞 User Reviews amesmondeさん 2012年1月23日 驚くほど好ましいリメイク 飲んだくれの遊び人が 観光ガイドに夢中になったが、 好きでない女性と結婚しないと、 莫大な財産を継承できなくなるかもしれない。 面白いコメディで、 ラッセル・ブランドは、 オリジナルで主演したダドリー・ムーアよりも好ましい。 本当におかしいシーンがいくつかある。 磁気のベッド、子供の店、バットモービル、 そしてアーサーがニック・ノルティ演じる 未来の義父バート・ジョンソンをいい気持にさせたシーンだ。 舞台は、ニューヨーク、 グランド・セントラル駅での演技は、リアルだ。 ジェイソン・ウィナー監督は、それを上手く利用している。 恋愛の対象ナオミ役のグレタ・ガーウィグは、好ましい。 ジェニファー・ガーナーは、名士スーザン・ジョンソン役として ナオミに敵対する イベンダー・ホリフィールド、ルイス・グスマン、 ジェラルディン・ジェイムズも魅力がある。 ヘレン・ミレンのホブソン役は感動的に描かれていて、 円熟した人間的な演技で人気をさらっている。 全体として、ストーリーは、 80年代のロマンチック・コメディのにおいがしているが、 このリメイクは、面白い。 ノスタルジックではあるが、 現代的にリメイクされている。 ラッセル・ブランドの饒舌がいい。 オトーサン、 「変だな・・・」 「ミスター・アーサー」(1988)は、 Tsutayaでも、貸し出していません。 一体、どうやって見たのでしょうか? ASHさん 2012年6月25日 ホブソンが心配してますよ 俺もいよいよオンデマンドを試してみてんだけど、 栄えある第1弾に選んだのがこの映画! 伝説の映画「ミスター・アーサー」を ラッセル・ブランドでリメイクという ある意味無謀な企画で、 案の定、ラジー賞候補に挙がったみたい。 でもま、ダドリー・ムーアとはまた違って、 俺はコレ、許容範囲内。 オリジナル版ではおじいちゃんだったボブソンを 女性へ変更という離れ業をカマしているが、 演じるヘレン・ミレンがまたいい感じでねぇ。 ジェニファー・ガーナーはちとヤセぎすかもな。


ガッジョ・ディーロ

オトーサン、 「ガッジョ・ディーロ?」 題名がまったくわかりません。 ジプシーの言葉で、「バカなよそ者」を指すとか。 その昔、ジプシーに鞄を取られそうになりました。 注意散漫な観光客なので狙われたのでしょう。 ケルンの大聖堂の前でした。 原題:Gadjo dilo (1997) 監督:Tony Gatlif 脚本:Tony Gatlif / Kits Hilaire /Maigne Jaques Genre:Comedy / Drama / Music Country: Romania / France Language: French / Romanian / Romany 上映時間:102分 あらすじ: ステファンがルーマニアの寒村にやってくる。 長い旅路、衣服は汚れ、ひげは伸び放題、靴まで破れた。 旅の目的は、ロマの歌い手Nora Lucaを探すことだった。 同じ頃、警察に息子アドリアーニを不当に連行された 村の長老イシドルが警察署の前で怒鳴りながらヤケ酒を飲んでいた。 そこにステファンがやってきて、イシドルと出会う。 言葉が通じないが、話し相手ができたので、 ステファンに強引に酒を飲ませ、客人として村に連れて行く。 こうしてステファンは、ロマの村に居候する身となった・・・ 出演者: Romain Duris ・・・Stephane(ステファン) Rona Hartner ・・・Sabina(サビーナ) Izidor Serban ・・・Isidor(イシドル) オトーサン、 「みんな俳優らしくないのがいい」 その他の出演者: Ovidiu Balan ・・・Sami. Angela Serban ・・・Angela. Adrian Minune ・・・the child prodigy. Monika Juhasz Miczura ・・・Nora Luca(声) User Rating:7.6/10( 5,186 votes)IMDb User Rating:8.5/10( 27 votes) Yahoo! オトーサン、 「高いスコアだ」 どんどん減っていく少数民族の文化に 接することは、レアな体験なのでしょう。 セザール賞ノミネート ・音楽賞 User Reviews magnus-petterssonさん Sweden 2005年4月30日 いいね いくつか理由がある。 ローナ・ハートナーの演技であり、 Adrian "Copilu minune" Simionescuの音楽であり、 何よりも、イシドア・セルバンの迫力がいい。 私の知る限り、彼はまったくの素人だ。 私の妻は、ルーマニア人で、 私は・スエーデン唯一のジプシー交響楽団で ブラスバンドを演奏する。 団員は、マケドニアやセルビアやブルガリアからきたロマ人だ。 私は、彼らの言葉が少し分かるが、 映画に出てくるのは方言だ。 おそらく "kaldarash"語だろう。 バンドの連中は、"arlija"語をしゃべる。. だが、われわれは、Adrianの歌をいくつか演奏する・・・ もし、この映画が好きなら、 ドキュメンタリー"Iag Bari"をおすすめする。 モルドバ出身のジプシー・バンド "ファンファーレ・チョカルリア"についての映画だ。. オトーサン、 「事情通だね」 ジプシー音楽の背景を知ると、もっと楽しめる映画です。 you Tubeで、"Iag Bari"の演奏と歌を視聴したら、 感動しました。 Stingr@yさん 2003年9月8日 悲しみの忘却 この作品のテーマは,偏見に満ちたロマの民(たみ)を正しく紹介し, 民族問題を提起することにある。 主演男優の『笑い方が印象的』とだけ評する ミーハー的なここの解説は劣悪の極致。 ステファンはロマニ語が解らないのだから, ロマン・デュリスとしては笑っているしか演技のしようがないだけ。 それに比べて,イジドール爺さん役のイシドール・セルバンの演技力は 大したものだ。地のようでいて地ではない。 さて,ロマ人は,ジプシー,ジタン,ツィガーヌ,チゴイネルなどと 呼ばれる「流浪の民」であり,元々インド北西部にいたという。 彼らは侵略や迫害を受けて, (今の)アフガニスタンやイランを通ってトルコに入り, そこからハンガリーやルーマニア,さらにバルカン半島あるいはロシアへ, またアフリカの地中海沿岸部を通ってスペインに達したとされる。 流浪民であるロマ人は,定住民から見れば侵入者であり, 蔑まれ,忌み嫌われ,迫害を受けてきた歴史を持つ。 同様な民族としてユダヤ人がいる。 ナチは,ロマ人も生きる価値のない民族として, ユダヤ人同様に強制収容所に送って大量殺戮した。 しかし戦後は,「国土」まで与えられたユダヤ人と違って, ロマ人に対しては,一言の謝罪も賠償もなされていない。 ロマ人は「無視された民」なのである。 現在では移動生活をするロマ人は少なく, その多くはルーマニアとハンガリーに定住している。 ルーマニアにはロマ人が多く住んでいる。 とは言え人口比率では2%に満たない。 そもそもルーマニアの国名の由来は, 英語表記の“Romania”で分かるように, 「ローマ人の国」である(ロマ人とローマ人は区別すること)。 この土地には先住民ダキア人が住んでたが, 2世紀の初めにローマ帝国の属領となった。 現在のルーマニア人とはダキア人とローマ人の混血とされる。 ルーマニアは人種の坩堝(るつぼ)で, 9割近いルーマニア人以外に,ハンガリー人,ドイツ人, ロマ人,セルビア人ほかの少数民族がいる。 ルーマニア人とハンガリー人が 常に民族問題を起こしていることは周知。 その狭間で,ロマ人はルーマニア人からも ハンガリー人からも迫害を受けているので, 彼らは自己防衛上排他的なコミュニティーを作っている。 差別によって就職も困難なため,物乞いや盗みに走ることになる。 それでも職業としては,作品にも出てきたように 鍋作りと冠婚葬祭での楽士がある。 そう,ロマ人は音楽文化を持っているのだ。 作品の中で使われたロマ人の音楽は, イスラムの音楽であり,コーランを読む抑揚であり, トルコのベリーダンスの音楽およびダンスであり, スペインのフラメンコの音楽およびダンスである。 “指パッチン”が カスタネットになったであろうことは容易に想像がつく。 これらの音楽はロマ人が創造したのである。 遅れ馳せながら,やっと現在になってジプシー音楽は “ロマ人の音楽”として再評価が進んでおり, それはそれで喜ばしい限りである……。 本作品は以上のことを前提にしている。 ジプシーの歌手を捜すという単純な目的で ロマ人に会いに来たフランス人の若者が登場する。 そしてロマ人の村に入り込んだ彼は, ジプシーとして他国を流浪したロマ人が受けてきた痛みを, 逆に彼らから受けることになる。 やがて彼はロマ人の人情味あふれる性格と彼らの音楽に魅了される。 しかし,歴史を再現するかのような ロマ人に対する迫害を目の当たりにした彼は, 単純に彼らの音楽だけに酔い痴(し)れていたバカな自分に気付く。 音楽の向こうにある民族の悲哀, それが彼らの音楽を創造したのだと気が付いたとき, 彼は今までの「バカなよそ者(=ガッジョ・ディーロ)」としての 自分自身を葬り去る。 カセットテープはそれまでの彼自身の象徴である。 彼はロマ人の葬送儀礼に則(のっと)って, 葬った自分自身のために踊る。 それを見てロマ人の女が笑う。 悲惨な出来事のたびに何百年も繰り返されてきたであろう, 悲しみの忘却……。 ところで,「ガッジョ・ディーロ」という 全く意味が理解できないこの邦題は一体なに? こんな邦題じゃ,この作品を観ようと思う人はいないだろうな。 「バカなよそ者」くらいの副題は付けてくれよ。 作品中の発音では「ガジョ・ディロ」のように聞こえる。


連合艦隊

オトーサン、 「歌ったな、サラリーマン時代」 ♪貴様と俺とは同期の桜    同じ兵学校の 庭に咲く  咲いた花なら 散るのは覚悟    みごと散りましょう 国のため 取りようによっては、集団自決の歌ですが、 肩を組んで歌う連帯感がたまらないのです。 原題:連合艦隊(1981) 監督:松林宗恵 脚本:須崎勝弥 Genre:War/Drama 上映時間:146分 あらすじ: 1940年、日独伊三国軍事同盟が締結された。 その頃、船大工の小田桐武市は、 長い海軍勤務で准士官止まりだったので、 息子・正人の海軍兵学校合格に有頂天、 「出世間違いなしだ」 1941年、本郷英一は、海軍中尉に昇進。 婚約者の早瀬陽子も喜んでいた。 やがて、日本軍は仏印に進出、 それに対しアメリカは日本への資源を禁輸、 対米戦争は現実味を帯びてきた。 1941年12月8日、日本は、真珠湾を攻撃。 英一は、攻撃に参加し、米太平洋艦隊が壊滅的打撃を見つめた。 同じ頃、戦艦大和が竣工し、連合艦隊の旗艦となり、 山本長官以下、連合艦隊司令部が乗り組んだ。 乗組員の中には、海軍に復職した武市の姿もあった。 破竹の快進撃が続く中、ミッドウェー海戦が行われたが、 作戦情報が漏れて、ミッドウェー攻略作戦は大失敗に終わり、 戦局は、ジリ貧の消耗戦へと突入していった・・・ 出演者: 財津一郎 ・・・小田桐武市 中井貴一 ・・・小田桐正人 永島敏行 ・・・本郷英一 古手川祐子 ・・・早瀬陽子 オトーサン、 「みんなうまいね」 その他の出演者: 金田賢一 ・・・本郷真二 小林桂樹 ・・・山本連合艦隊司令長官 丹波義隆 ・・・茂木 財津一郎 ・・・武市 三橋達也 ・・・草鹿参謀長 高橋幸治 ・・・宇垣参謀長 中谷一郎 ・・・有賀大和艦長 小沢栄太郎 ・・・永野軍令部総長 金子信雄 ・・・南雲機動部隊司令長官 奈良岡朋子 ・・・本郷歌子 丹波哲郎 ・・・小沢機動部隊長官 鶴田浩二 ・・・伊藤第二艦隊長官 森繁久彌 ・・・本郷直樹 長門裕之 ・・・武田瑞鶴乗組員 佐藤允 ・・・工藤瑞鶴搭乗員 佐藤慶 ・・・神連合艦隊先任参謀 なべおさみ ・・・森瑞鶴乗組員 平田昭彦 ・・・下田瑞鶴飛行長 中山昭二 ・・・駆逐隊司令 佐久田修 ・・・大江中尉 遠藤公一 ・・・青木二飛曹 伊藤敏孝 ・・・大川一整曹 長谷川論 ・・・野村飛曹 友里千賀子 ・・・小田切照代 里美奈保 ・・・小田切美代 松尾嘉代 ・・・芸者鈴川 石田茂樹 ・・・新聞記者 浜田寅彦 ・・・町内会長 南道郎 ・・・黒島先任参謀 北浦昭義 ・・・渡部戦務参謀 六本木真 ・・・大石先任参謀 斎藤真 ・・・源田航空参謀 藤田進 ・・・及川海軍大臣 田崎潤 ・・・豊田大将 藤岡琢也 ・・・福留軍令部部長 橋本功 ・・・富岡軍令部課長 織本順吉 ・・・大林参謀長 加地健太郎 ・・・大前先任参謀 安部徹 ・・・栗田第二艦隊長官 近藤宏 ・・・小柳参謀長 富田浩太郎 ・・・山本先任参謀 伊吹徹 ・・・大谷作戦参謀 神山繁 ・・・瑞鶴艦長貝塚 長谷川弘 ・・・瑞鶴艦長野元 高並功 ・・・新谷大佐 User Rating:6.6/10( 32 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:8.4/10( 189 votes) Yahoo! オトーサン、 「yahoo!は高すぎるけど、秀作だ!」 中井貴一さんが、新人賞なんて・・・ あらためて歳月の過ぎゆく速さを感じます。 日本アカデミー賞受賞 ・新人俳優賞 中井貴一 User Reviews inusukiflowresultさん 2009年2月16日 お涙頂戴ではないけど涙が 冒頭に「戦わずして負けるのは魂も滅びる」 というナレーションがありました 監督や脚本が海軍出身なのが大きいのでしょう 当時の日本人の誇りや気概を感じます 現代の間延びした反戦映画とは違います 永島敏行が古手川裕子を想いながら 血まみれで目を見開いて突入して行く場面 効果音もあり涙が… 財津一郎の最期も鬼気迫ります 個人的には上層部の場面は余り…でした 進行上必要でしょうが、二部作にして欲しいくらいです 飛行機特攻の映像は実際のものがありましたが 胸が締め付けられます 日本人として感謝と哀悼を… オトーサン、 「歴史の勉強になるね」 授業で上映してほしいものです。 見終わった後、みんなで討議すればさらにいいでしょう。 アルメイダさん 2006年2月28日 戦争とは (やむを得ないに始まってやむを得ないに終わる) (戦争を始めるのも難しいが終わらせるのも難しい) こんな名言が随所で出てきます。 「男たちの大和」を劇場で前に観て あまり私は世界に入れずににいたので、 こちらを観ないといけないなぁと思い 今頃この作品を観たわけです。 世界が大きくてわかりやすい! 時間も長いし特撮もチャチなのですが勢いがあります。 そして役者が揃っている・・ 多分特撮を除いてはこれ以上のものは作れないことと、 今こういった作品を作るならば 一番人気のあった大和になったのでしょうか。 この作品は第二次世界大戦がどうやって戦略的に行われていたか、 かなり細かいところも描けているし 戦争の理由もいきさつも終焉も全部描いています。 もし「男たちの大和」を観て全体像が知りたい人はぜひ観てください。 勢いで泣いてしまったけれど細かいことはわからない人にもお勧めします。 こちらの作品はもちろん時代からいって 特撮や演出は今観たらガクッとするかもしれない。 しかしなぜこういった作戦ミスがあったのか、 大和が最終的に沖縄に行かなければいけなくなった理由、 世界的な政治の裏側・・ この時代にも天皇制も露骨ではありませんが描かれています。 上官の派閥や他の戦艦はどうだったのか・・ 歴史の勉強にもなるので 日本史近代史に興味のなかった私には助かりました。 音楽もあまり好きではなかった谷村新司の群青。 こんないい曲だったとは・・ しかも曖昧に終わるあの場面でピアノとともに語りかけてくる。 これは哲学だと思いました。 もっと突き放したところで戦争を描いている。 もちろん色々な家族との絡みもある。 残された家族 特に時代に翻弄される古手川祐子(夫兄弟が戦死)のセリフもいい。 主役級の夫役永島敏行とその弟の 金田賢一。 また別の家族としてはもうひとつの主役、 中井貴一が 沈む大和の父に宛てた言葉・・ (父より少しだけ長生きする息子の親孝行をお許しください、 さよなら母さん・・)と 特攻隊を選び空から沈む大和を見ながら終焉を迎えます。 オトーサン、 「監督の経歴をみよう」 松林宗恵 まつばやし・しゅうえ 誕生日;1920/7/7 - 2009/8/15 出身:島根県江津市 島根県の浄土真宗西本願寺派の寺に生まれた。 僧侶の資格をとった後、 日本大在学中の1942年、東宝に入社。 52年、「東京のえくぼ」で監督デビュー。 戦争末期に海軍に在籍したの経験と 仏教的な無常観を反映させた「人間魚雷回天」が高い評価。 「ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐」 「連合艦隊」などの戦争映画を手がけた。 一方、森繁久弥さん主演の「社長」シリーズのうち 23作を監督。 71年からはテレビを中心に活躍し、 「泣いてたまるか」「結婚戦争ここ一番」などのドラマを演出した。 著書に「私と映画・海軍・仏さま」 心不全のため死去。


男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく

オトーサン、 「この題名、変だね」 マドンナ役の木の実ナナが芸の道を続けたい、 わが道をゆくというのはわかりますが、 寅さんがわが道をゆくというのはピンときません。 好き勝手しているだけなのでは・・・ それとも、テキヤ一筋を指しているのでしょうか。 原題:男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく(1978) 監督・原作:山田洋次 脚本:山田洋次 / 朝間義隆 Genre:Drama/Commedy 上映時間:103分 あらすじ: 寅さんは、旅先から帰ってくる。 ある日、さくらの学友が店にやってくる。 松竹歌劇団(SKD)の花形スター、奈々子だ。 寅さんは、奈々子にすっかり魅了される。 だが、好きな男がいることが分かる。 この恋も終わりかと思ったが、 仕事を辞めてまで結婚はしないという。 その晩、彼女の家で二人だけで飲む。 だが、好きな男が現れ、二人は抱き合う・・・ 出演者: 渥美清 ・・・寅さん 木の実ナナ・・・紅奈々子 武田鉄矢 ・・・後藤留吉 オトーサン、 「木の実ナナも、武田鉄矢もいいね」 その他の出演者: 倍賞千恵子 ・・・諏訪さくら 前田吟 ・・・諏訪博 下條正巳 ・・・車竜造 三崎千恵子 ・・・車つね 太宰久雄 ・・・桂梅太郎 佐藤蛾次郎) ・・・源公 笠智衆 ・・・御前様 中村はやと ・・・諏訪満男 笠井一彦 ・・・中村 佐山俊二 ・・・越後屋 杉山とく子 ・・・後藤留吉の母 犬塚弘) ・・・温泉宿の親爺 谷よしの ・・・主婦 岡本茉利 ・・・春子 竜雷太 ・・・宮田隆 User Rating:5.9/10( 14 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:7.1/10( 1181 votes) Yahoo! オトーサン、 「平均して、6点台だね」 User Reviews 放浪紳士チャーリーさん 2005年11月12日 何となくイメージ的に、木の実ナナは太地喜和子に通じる 濃い顔立ちの陽性系なので, 寅さんとの相性はいいのかなあって思ってたんだけど、 レビューガールっていう設定 (←もちろんピッタリなんだけど)が当たり前すぎて、 逆にストーリーが平坦になっちゃったのが残念でしたね。 もっと彼女の場合、別の役でのマドンナで観てみたかったです。 ちなみに自分はいまだに浅草のSKDも宝塚も 区別がつかないような田舎モンです。 寅さんが「さく〜ら、さ〜くらー!」と SKDのテーマソング(?) を歌いながら スキップしているシーンが何故か一番印象に残ってます。 オトーサン、 「もう21作目か」 jigen_daisuke2003jpさん 2012年2月13日 フラれるお仲間ご登場のシリーズ21作目 いつものオープニング劇かと思いきや 舞台がとらやで普通。あれ空にUFOだ! で、なぜか寅さん銀色ラメ入りキンキラ衣装でご登場。 私は宇宙に帰りますとな。 UFOブームの年だったのかな・・とか思いましたが、 ピンクレディーの曲がかかっていて納得しました。 今回は九州熊本でとめ吉(武田鉄矢)に出会いますが、 まぁご想像通りに振られキャラです。 あいつは見所があるとかなんとか寅さん言ってましたが、 振られキャラとして見所があるの間違いなんじゃ・・。 その後上京してくる彼でしたが、 歌って踊れるショー(何ていう名称か忘れました)を見たいと 寅さんと向かい、 それにハマってそこの女性にもハマるという 行動原理は寅さんに近いものがあり笑えます。 振られた後の悔しがりかたがストレートなので、 そこが寅さんとは違うところですね。 本作のマドンナ役に木の実ナナさんでしたが、 どこぞの劇場で歌って踊るショーを披露してました。 今はもうないかもしれませんが、 あれだけの大きな規模で大勢の女性が歌って踊るショー、 作品の中で見る限りすごい人の入りでしたが、 こういう見世物が昔はあったんだなぁと時代を感じます。 マドンナ役の木の実ナナさんも顔の作りがはっきりしてるし、 彼女の恋物語もなんだか別作品のような雰囲気、 なんだか寅さんぽくない感じですが、 武田鉄也演じる男も濃いキャラだったので 今回は濃いずくしだったのかなと思いました。 寅さんの切なくも寂しい振られ方に比べると 武田氏演じる男の振られ方は完全に嫌がられる感じの 振られ方というところが笑えます。


紀元前1万年

オトーサン、 「何かウソくさいね」 実写でなくて、アニメでやったほうが、 よかったのかも。 そう、ディズニーアニメで豪華に。 原題:10,000 BC (2008) 監督:Roland Emmerich 脚本:Roland Emmerich/ Harald Kloser Genre:Action / Adventure / Drama Country: USA / South Africa Language: English 上映時間:109分 あらすじ: 人類とマンモスとが共存する紀元前1万年の世界。 狩猟部族のデレーは若きリーダーへと成長し、 幼い頃から想いを寄せていた美しいエバレットもついに射止める。 そんなある時、彼の村が正体不明の一味による急襲に遭い、 多くの村人に加えてエバレットまでもさらわれてしまう。 そこでデレーは彼女たちを救うため、 仲間と共に一味の跡を追うことに。 そして彼らは、獰猛な野獣との死闘など過酷な道程を経て、 ある広大な文明の地へ辿り着く。 そこは巨大なピラミッドがそびえ立ち、 何万もの人々が奴隷として休むことなく働き、 “大神(おおかみ)”と呼ばれる 絶大な権力者によって完全に支配されていた・・・ 出演者: Steven Strait ・・・ D'Leh(デレー) Camilla Belle ・・・ Evolet(エバレット) Cliff Curtis ・・・ Tic'Tic(ティクティク) オトーサン、 「登場人物に魅力がないね」 その他の出演者: Joel Virgel ・・・as Nakudu Affif Ben Badra ・・・as Warlord Mo Zinal ・・・as Ka'Ren Nathanael Baring ・・・as Baku Marco Khan ・・・as One-Eye Mona Hammond as Old Mother Joel Fry ・・・as Lu'Kibu Reece Ritchie ・・・as Moha Junior Oliphant ・・・as Tudu Kristian Beazley ・・・as D'Leh's father Boubacar Badaine ・・・as Quina Tim Barlow ・・・as The Almighty Omar Sharif ・・・as Narrator User Rating:5.0/10( 90,238 votes)IMDb User Rating:5/3/10( 1,778 votes) Yahoo! オトーサン、 「ま、こんなものかも」 User Reviews wktvahey United States 2008年3月8日 ローランド・エメリッヒの新たな失敗作 さて、誰もが指摘しているが、 歴史が正確ではない。 他に、ひどい演技、無味乾燥なせりふ、 小学生でも書けるきまり文句の筋書だらけだ。 では、この映画、挽回できているのだろうか? 風景やCGI、そんなものだろう。 技術レベルについての大宣伝で、 えらくはしゃいでいたが、 想像していたよりも、ずっと悪かった。 誰かが、照明についてコメントしている。 明らかに、照明の流れが混乱している。 筋書も、急ごしらえだった。 物語の説明部分は別として、 全体に、せりふをなしにしたほうが、 もっと楽しくなっただろう。 オトーサン、 「深読みしすぎじゃない?」 前田有一さん 2008年4月28日 マンモスと人が共存した時代のアドベンチャー バイオリズムがマゾ期に突入しているアメリカ映画界は、 愛国プロパガンダの雄ローランド・エメリッヒ監督にさえ 古代アドベンチャーの形を借りて 反省ゴメンナサイ映画を作らせるほど絶好調である。 紀元前一万年、場所は地上のどこか。 年に一度のマンモス大移動の際、 一頭だけ狩り日々の糧とする平和な種族がいた。 その若きリーダー、デレー(スティーヴン・ストレイト)は、 ある日騎馬兵たちに集落を襲われ、 愛する新妻(カミーラ・ベル)を仲間たちの身柄と共に奪われてしまう。 デレーたちより進んだ文明を持つ騎馬軍団は、 はるか離れた土地にこうした奴隷を集め、 巨大ピラミッドを建築しているのだった。 いたいけな人民が力をあわせて立ち上がり、 無法な権力者に怒りの鉄槌を食らわせる。 『スターゲイト』(94)、『インデペンデンス・デイ』(96)で おなじみローランド・エメリッヒ得意の人民革命ムービーである。 これが昔から良作を生み出す 娯楽映画の伝統的テンプレートであることは、 映画ファンには言うまでもないだろう。 とくに『紀元前1万年』は時代が時代だけに、 現代の戦争のように大勢が死ぬこともなく、 ジェット速度のハイスピードで展開することもない。 のんびり徒歩で歩みながら、 観客はじっくりこの世界を楽しむことができる。 できのいい特撮によるサーベルタイガーやマンモス、 そして建築中のピラミッドも超リアル。 子供たちにもOKの、スローライフ・アドベンチャーだ。 むろん、文献や映像資料など皆無の時代だから、 ただでさえ大味なエメリッヒ作品の中でもやりたい放題。 場所はどう見てもアフリカなのに 登場人物が英語をしゃべっていたり、 西海岸風の美少女カミーラ・ベルが ドレッドヘアに碧眼でヒロインをやっているが突っ込み厳禁。 ただし敵の大ボスの驚愕?の正体だけは、 昨今のアメリカ反省ザル映画連発の流れの中で見ると、 偶然とは思いにくい含みを感じる。 王道ど真ん中、ツボをはずさぬエンタテイメントなので 連休にはちょうど良い。 ファミリーでも若いカップルでも、 好きなように利用すると良いだろう。


ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間

オトーサン、 「難解な映画だね」 こちらの理解不足かと嘆いていましたが、 wikiによれば、そうではなさそうです。 カンヌ国際映画祭での上映時間の都合上、 膨大な量のシーンがカットされてしまったとか。 原題:Twin Peaks: Fire Walk with Me (1992) 監督:David Lynch 脚本:David Lynch/ Robert Engels Mark Fros/ David Lynch(TV series) Genre:Mystery / Thriller Rated R for strong violence, sex, and drug content, and for language 上映時間:135分 あらすじ: 1988年、ワシントン州ウィンド川。 花束のようにビニールで包まれた 少女テレサの死体が流れてきた。 後頭部を鈍器で殴られ、左手薬指からは指輪が奪い取られ、 爪の下には“T”とタイプされた紙片が押し込まれていた。 FBIは、特別捜査官デズモンドと捜査官スタンリーを派遣、 デズモンドは、少女のトレーラーに盛り土を見つけたが、 異界へと消えてしまう。 1年後。 ローラは、ハイスクール・クイーンだが、 ドラッグとセックスに逃避していた。 秘密を書いた日記が破られていることに気づく。 「犯人はボブ、12歳の時から私をおもちゃにしている」。 次の日。 ローラは、仲間と会い、クラブに出かける。 親友のドナもやってきて、2人ともドラッグに酔う。 翌朝。 2人を父親のリーランドが異様な感じでみつめていた。 実は、テレサを殺したのはリーランドだったのだ。 2日前の夜。 ボーイフレンドのボビーとローラは コカイン入手のために森へ。 ボーイフレンドのボビーは、 取り引き相手を撃ち殺してしまう。 高笑いするローラ。 前夜。 ローラのベッドにボブがやってきてのしかかる。 その顔はリーランドに変わって、ローラは気を失う。 最期の夜。 ローラは、恋人ジェームズに呼び出されるが、 ジェームズを振り切って、仲間たちのキャビンに向かい、 目を履うばかりの乱交に加わる。 そこへ、リーランドがやってくる。 ローラを殺し、死体をビニールに包み、川に流す・・・ 出演者: Chris Isaak ・・・ Special Agent Chester Desmond( 特別捜査官デズモンド) Kiefer Sutherland ・・・ Agent Sam Stanley( 捜査官スタンリー) Sheryl Lee ・・・ Laura Palmer(ローラ) Ray Wise ・・・ Leland Palmer(リーランド=ボブ) James Marshall ・・・ James Hurley (ジェームズ) オトーサン、 「殺されて当然だね、この娘」 酒、麻薬、男遊びに明け暮れるようじゃね。 でも、父親が溺愛のあまり、娘を厳しくしつけ、 さらには、性的関係まで持つとは・・・ その他の出演者: Madchen Amick ・・・ Shelly Johnson Dana Ashbrook ・・・ Bobby Briggs Phoebe Augustine ・・・ Ronette Pulaski David Bowie ・・・ Phillip Jeffries Eric DaRe ・・・ Leo Johnson Miguel Ferrer ・・・ Albert Rosenfield Pamela Gidley ・・・ Teresa Banks Moira Kelly ・・・ Donna Hayward Jurgen Prochnow ・・・ Woodsman Harry Dean Stanton ・・・ Carl Rodd Grace Zabriskie ・・・ Sarah Palmer Kyle MacLachlan ・・・ Special Agent Dale Cooper Jurgen Prochnow ・・・ Woodsman Harry Dean Stanton ・・・ Carl Rodd Grace Zabriskie ・・・ Sarah Palmer Kyle MacLachlan ・・・ Special Agent Dale Cooper User Rating:7.2/10( 39,518 votes)IMDb User Rating:7.3/10( 17 votes) Yahoo! オトーサン、 「高いスコアだね」 カルトのフアンが、スコアを高くしているのかも。 カンヌ国際映画祭ノミネート ・パルム・ドール User Reviews haapaqさん Canada 2005年4月25日 ピュアーなリンチ いま、13回目を見たところだ。 見る度に、ますますよりよくなっていく。 この映画は、驚異的です! TVドラマシリーズをみることができた。 パイロット版(序章)から3週間後の最終回まで。 その後、初めて映画を見た。 TVドラマシリーズから映画ツイン・ピークスまで 起きたことは、すべて完璧だったと言っておきたい。 本作は、慎重に見て、はっきりと考える必要があるものだ。 本作についてすべて語ろうとは思わないが、 私は、この映画についてよく知っていると自認している。 もうひとつ言っておきたいのは、 TVドラマシリーズをみていないとしても、 悩むことはないということだ。 人々が理解不足のために この映画についての不満は聞き飽きた。 見なければ、この映画は理解できないのだから、 見に行ってほしい。 そして、この素晴らしい映画について考えよう。 オトーサン、 「ドラマ版をみたほうがいいらしね」 NZTさん 2013年12月17日 ファンには嬉しい前日譚 邦題通り、ドラマ版では既に殺されてしまった ローラ・パーマーが殺されるまでを描かれている。 ローラ・パーマーがどのようにして殺されたのか、 どのような人物だったのか描かれており、 興味深い内容でした。 相変わらずの世界観には魅了されます。 オススメはレンタルで ドラマ版のseason2のディスク3枚目まで鑑賞し、 その後この映画版の鑑賞をすると、 ”あ〜なるほど〜”といったスッキリ感を味わえます。 好きな方は映画版(今作)→ドラマ版season2の3枚目まで鑑賞→ 再び映画版(今作)→ドラマ版残りのseason2のラストまで 鑑賞をすると、より楽しめます。 出番は少ないですが キーファー・サザーランドや デヴィッド・ボウイなどの出演も嬉しい。 デヴィッド・リンチも俳優として出演しており、 あまり俳優としての出演は見た事がないので貴重。 オトーサン、 「この監督の経歴をみておこう」 DAVID LYNCH デヴィッド・リンチ 誕生日:1946/01/20 出身:米国モンタナ州ミズーリ 経歴: 画家を目指して留学や転校を繰り返した後、 ペンシルヴェニア美術アカデミーで撮った 短編アニメが話題になり、 AIFの奨学金で16ミリの短編映画を監督する。 AIFの援助を得て5年がかりで「イレイザーヘッド」を完成。 この作品を気に入ったメル・ブルックスが 「エレファント・マン」の監督に抜擢し、映画は大ヒット。 TVシリーズ「ツイン・ピークス」は、大人気に。 不条理で異様な世界を描く作風。 監督作: 1976年「イレイザーヘッド」 1980年「エレファント・マン」 1984年「砂の惑星」 1986年「ブルーベルベット」 1990年「ワイルド・アット・ハート」 1991年「キング・オブ・アド」 1992年「ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間 」 1994年「デューン/スーパープレミアム[砂の惑星・特別篇]」 1995年「キング・オブ・フィルム/巨匠たちの60秒」 1997年「ロスト・ハイウェイ」 1999年「ストレイト・ストーリー」 2001年「マルホランド・ドライブ」 2002年「ザ・ショートフィルム・オブ・デイヴィッド・リンチ」      「ダムランド」 2006年「インランド・エンパイア」       2007年「ザ・ベスト・オブ・デイヴィッド・リンチ・ドット・コム」      「それぞれのシネマ 〜カンヌ国際映画祭60回記念製作映画〜」


ザ・マスター

オトーサン、 「いい指導者がほしいね」 でも、現状は、いい指導者に恵まれません。 そこで、社会に不満分子が充満することに。 なかには、すごいカルトも生まれます。 わが国では、オウムの麻原、米国では、 ジム・ジョーンズ率いる人民寺院信者の900人が、 ガテマラに渡って集団自殺しました。 そういうケースに比べると、 本作のザ・マスターは、おとなしいもんです。 原題:The Master (2012) 監督・脚本:Paul Thomas Anderson Genre:Drama 上映時間:144分 あらすじ: フレディ・クエルは、 第2次大戦が終ったので、アメリカへ戻ってきた 戦地でなったアルコール依存症から抜け出せず、 社会生活に適応できなかった。 なある日、フレディは「ザ・コーズ」という 宗教団体の指導者で、「マスター」と呼ばれる ランカスター・ドッドに出会い、 そのカウンセリングで、心の平静を取り戻していく。 ドッドは、つねにフレディをかたわらに置き、 2人の絆は深まっていくが・・・ 出演者: Joaquin Phoenix ・・・ Freddie Quell (フレディ・クエル) Philip Seymour Hoffman ・・・ Lancaster Dodd (ランカスター・ドッド) Amy Adams ・・・ Peggy Dodd (ペギー) オトーサン、 「主演俳優2人の相互関係の変化、ドキドキするな」 その他の出演者: Ambyr Childers ・・・Elizabeth Dodd, Lancaster's daughter Jesse Plemons ・・・Val Dodd, Lancaster's son Rami Malek ・・・Clark, son-in-law of Lancaster Dodd Laura Dern ・・・Helen Sullivan Christopher Evan Welch ・・・John More Madisen Beaty ・・・Doris Solstad Lena Endre ・・・Mrs. Solstad Kevin J. O'Connor ・・・Bill William Amy Ferguson ・・・Martha the Salesgirl Joshua Close ・・・Wayne Gregory Patty McCormack ・・・Mildred Drummond Fiona Dourif ・・・Dancer David Warshofsky ・・・Philadelphia Police Steven Wiig ・・・Philadelphia Follower W. Earl Brown ・・・Fighting Businessman User Rating:7.1/10( 68,648 votes)IMDb User Rating:6.6/10( 425 votes) Yahoo! オトーサン、 「難しかったかも」 賞レースでの高い評価に比べると、 スコアは、さほど高くありませんね。 アカデミー賞 ノミネート ・主演男優賞 ホアキン・フェニックス ・助演男優賞 フィリップ・シーモア・ホフマン ・助演女優賞 エイミー・アダムス ヴェネチア国際映画祭受賞 ・銀獅子賞 ポール・トーマス・アンダーソン ・男優賞  ホアキン・フェニックス     フィリップ・シーモア・ホフマン ゴールデン・グローブ ノミネート ・男優賞(ドラマ) ホアキン・フェニックス ・助演男優賞 フィリップ・シーモア・ホフマン ・助演女優賞 エイミー・アダムス User Reviews artoffilm-orgさん United States 2012年9月15日 映画のなかの映画 幕開けの言葉が秀逸だ。 もっとも、誰もが賛同するものではないだろうが。 ポール・トーマス・アンダーソンの自信は、ずば抜けている。 「ボギー・ナイツ」では、 マーク・ウォルバーグに2度とない演技をさせ、 本作では、ホアキン・フェニックスの番になった。, すばらしい演技だ。 2人に続いて、演技術に革命を起こし、 ユニークな人物を創造したのは、 「ロリータ」におけるジェームズ・メイソン、 「サイコ」におけるアンソニー・パーキンス、 そして「アパートメント・ゼロ」におけるコリン・ファースだ。 偶然なのだろうか、 この3人は、アカデミー賞にノミネートされた。 フォアキン・フェニックスが、その伝統を壊すことを望みたい。 このフィルムのすべては、あなたを愕然とさせるだろう。 ネタバレは止めとこう。 まったくストーリーを知らなかったおかげで、 私には、喜びがもたらされたからだ。 見逃さないでほしい。 できれば、最も大きいスクリーンで見てほしい。 オトーサン、 「この砂漠のシーン、見覚えがあるね」 イージーライダーは、アメリカの古典なのでしょうね。 kuroさん 2013年9月17日 そこにある人間社会の回答 広大な砂漠でゲームと称して バイクで見えなくなるほど遠くまで走り去る。 それを見ている娘やマスターが手を叩いて賞賛、 バイクで疾走する者は、その賞賛を期待しているが、 そのまま完全にマスターの手の届かないところまで 逃げてみせたい自尊心。 自立したいが、その反面で 庇護も求めている者の心理を 完璧に象徴的に描かれています。 人は仕切りたい人間と、 その者の保護下に自分を置きたい人間の 2種類に分かれます。 そのことが、この映画を見る者が、 自分がどちらであるかで 感銘の仕方が違ってくる映画だと思います。 この映画は、実に現代的な、今そこにある人間社会の あらゆる諍いの原因になっている本質を完璧に描ききっています。 面白いと思ったのは、プロセッシング(改造)という単語。 人間改造をしようとする、できると信じているのだが、 実際にはそれができないことに マスターが気づくさまが良かったです。 すばらしい映画でした。


ホット・ロック

オトーサン、 「植物園に行ったっけ?」 ブルックリン橋を渡れば、ブルックリン。 広大な敷地に、美術館、図書館、植物園があります、 NYで、2番目に広い美術館なので、 貴重なダイヤの展示があっても、 不思議ではありません。 原題:The Hot Rock (1972) 監督:Peter Yates 原作:Donald E. Westlake 脚本:William Goldman Genre:Action / Comedy / Crime 上映時間:101分 あらすじ: ドートマンダーが出所すると、 義弟のケルプが迎えにきていた。 ケルプは、金庫破りの名人で、 早速、ドートマンダーに仕事を持ちかけた。 ブルックリン美術館に アフリカのダイヤが展示されていたが、 別のアフリカの国の大使から、 そのダイヤ・“サハリ・ストーン”は 彼の国の所有物なので 盗み出してほしいという依頼があったらしい。 成功報酬は、1人当たり2万5000ドル。 ドートマンダーは、運転のプロであるマーチや 爆弾作りのエキスパート、アランを仲間に迎えた。 計画は成功したかにみえたが、 捕まりそうになったアランがり、ダイヤを飲み込んでしまう。 アランはロング・アイランドの刑務所に収容されたが、 一味は刑務所を襲撃して彼を取り戻した。 しかし、ダイヤは逮捕されたとき拘置された 警察署の留置所に隠したというのだ。 数日後、4人はダイヤを手に入れるため、 ヘリで警察署を襲ったが、そこにもダイヤはなかった。 ドートマンダーの追及に、アランは弁護士をしている 父のグリーンバーグに、話したことを思いだした。 早速4人はグリーンバーグを問いつめ、 ダイヤがナショナル・シティー銀行内の 彼の金庫室に保管されてあることを白状させた。 だが、その貸金庫は本人のサインがなければ通用しない。 出演者: Robert Redford ・・・Dortmunder(ドートマンダー) George Segal ・・・Kelp(ケルプ) Zero Mostel ・・・Abe Greenberg(アラン) Paul Sand ・・・Greenberg(グリーンバーグ) オトーサン、 「ロバート・レッドフォード、若いね」 撮影当時、41歳でした。 ひとつ不満があるとすれば、 ロバート・レッドフォードが善人すぎて、 泥棒に見えないことです。 その他の出演者: Ron Leibman ・・・Murch(マーチ) Moses Gunn ・・・Dr. Amusa Seth Allen ・・・Happy Hippie George Bartenieff ・・・Museum Guard Harry Bellaver Rollo ・・・the Bartender Ed Bernard ・・・Policeman Frederic Cook ・・・Otto Graham Jarvis ・・・Warden Robert Levine ・・・Cop at Police Statio Gilbert Lewis ・・・Museum Guard #1 Charlotte Rae Ma ・・・Murch William Redfield ・・・Lt. Hoover Topo Swope ・・・Sis Lee Wallace ・・・Dr. Strauss Robert Weil ・・・Albert Charles White ・・・Policeman Christopher ・・・Guest Policeman Mark Dawson ・・・Big Museum Guard Lynne Gordon ・・・Miasmo User Rating:6.8/10(3,155 votes)IMDb User Rating:7.8/10( 110 votes) Yahoo! オトーサン、 「70年代映画の輝き!」 犯罪も、のんびりしたもんで、 牧歌的といってもいいほどです。 アカデミー賞 ・編集賞 User Reviews H Lime-2さん Hicksville, NY 1999年8月8日 ビデオ棚にはない、もうひとつのすばらしい映画 この映画の原作は、ドナルド・E・ウェストレイクの ドートマンダーシリーズのひとつだ。 ドートマンダーと彼の仲間たちは、 悪事をたくらむが、いつもうまくいかないという アクション満載の娯楽映画だ。 原作を読んでおくと、もっと楽しめるだろう。 ポスターに、ロバート・レッドフォードは、 この映画のビデオ・リリースに反対したとあったが、 いい俳優が出演しており、NYロケも素適で、 アクション満載の愉快で楽しい犯罪映画だ。 最近、シネマックスで何回か上映されている。 ビデオが再リリースされるだろう。 オトーサン、 「貿易センタービルか、なつかしいね」 Ikedaさん 2008年12月22日 貿易センター この時代になると犯罪映画も 種がなくなって来ているからでしょうが、 手口もストーリーも 色々な事を考えだしている映画の一つです。 それだけに話としては変化に富んでいますが、 現実味がないのであまり迫力がない事も確かで、 確かにコメディと言っても良いかもしれません。 ロバート・レッドフォード他の4人組も それなりに面白い演技をやっていますが、 最後にしぶとい弁護士として出てくる ゼロ・モステルが一番、印象に残りました。 記録的に面白いのはヘリコプターで ニューヨーク上空を飛んでいる時に、 完成間近かの世界貿易センターの屋上で クレーン作業をしているシーンが写ることです。 その後、警察署の屋上に降りた一味が 催涙弾の様な爆弾を投げて混乱させると、 署長が、これは革命だと言いますが、 この時分はまだテロという言葉が 一般的ではなかったと思います。 この貿易センターが30年近く後に テロで破壊されるとは 夢にも考えなかったと思いますので、 何か皮肉的な運命を感じました。


その土曜日、7時58分

オトーサン、 「この題名、原題よりずっといいね」 直訳すると、"悪魔が、あなたが死んでいると知る前" これでは、何が何だかわかりません。 でも、最後までみると、胸にストンときます。 原題:Before the Devil Knows You're Dead (2007) 監督:Sidney Lumet 脚本:Kelly Masterson Genre:Crime / Drama /Thriller 上映時間:117分 あらすじ: ハンクは、娘の養育費も払えない。 兄のアンディから強盗を持ちかける。 両親が営む宝石店を襲うというのだ。 会計士で、美しい妻ジーナにも恵まれた兄がなぜ? 実は、緊急に金が必要なのだった。 怖じ気づいたハンクは、男を金で雇い、 自分は車で待機することに。 すると、宝石店から銃声があがり、 強盗が失敗に終わったことを悟る・・・ 出演者: Ethan Hawke ・・・Hank Hanson(ハンク) Philip Seymour Hoffman ・・・Andy Hanson(アンディ) Marisa Tomei ・・・Gina Hanson(ジーナ) Albert Finney ・・・Charles Hanson(チャールス) オトーサン、 「フィリップ・シーモア・ホフマン、いいね」 この俳優は、心に残る演技ができるひとです。 でも、こういうシアリアスな演技ばかりしていたので、 寿命を縮めることになったのかも・・・ その他の出演者: Rosemary Harris ・・・Nanette Hanson Brian F. O'Byrne ・・・ Bobby Lasorda Aleksa Palladino ・・・Chris Lasorda Michael Shannon ・・・ Dex User Rating:7.3/10 ( 70,497 votes)IMDb User Rating:7.6/10( 1,016 votes) Yahoo! オトーサン、 「人間の弱さがくっきり!」 User Reviews Argemalucoさん Argentina 2008年4月10日 ルメットがまた傑作をつくった シドニー・ルメットは 「ネットワーク」、「狼たちの午後」、「セルピコ」といった 傑作をつくった。 だが、多くの幸運に恵まれたわけではなく、 例えば、最近の作品「グロリア」は哀れで、 「コネクション マフィアたちの法廷」は 失敗した実験だった。 さて、ルメットは、この数十年で 最高の真実の傑作を作った。 それが本作だ。 ルメットが再生したのだ。 素晴らしいストーリーで、何層もの深さがある。 エンディングは完璧。 演技は確かに輝いている。. フィリップ・シーモア・ホフマンは、 いつものように壮大な演技をしている。 彼は、私達の日々の最もよい俳優のひとりだ。 イーサン・ホークも優秀な俳優だが、 過小評価されていると思う。 本作での彼の演技はすばらしい。 他の出演者たちも、素晴らしい。 (特別で偉大なアルバート・フィニー) しかし、上記2人の俳優は、 アカデミー賞が無視しているが、 記念碑的な演技をしている。 本作は、強烈。 演技によって、はたまた見事な脚本のおかげだ。 本作は、完璧な監督、偉大なシ脚本、 そして素晴らしい演技が一体となった真の傑作だ。 私達には、こうした映画がもっと必要だ。 オトーサン、 「あのおとなしいひとが、 そんな大それたことをするなんて」 ニュースをみていても、よくそんなことがあります。 ネポンさん 2014年2月14日 ラストで絶句。素晴らしい! さすがにシドニー・ルメット。 濃厚でスリリングな手腕は 84歳という年を全く感じさせません。 むしろ若い頃の傑作「狼たちの午後」よりも 人間の内面に迫っています。 父母が営む宝石店への強盗を計画した兄弟の物語。 このひとつの事件をきっかけに 兄弟、親子の幼少の頃からの確執や愛憎が 徐々に浮き彫りにされていくプロセスがすごい! 役者たちの内面の葛藤をあらわす演技も素晴らしく、 目が釘付けにされます。 兄役のフィリップ・シーモア・ホフマン、 弟のイーサン・ホーク、 そして老父のアルバート・フィニー。 三人の演技が見事に絡まって、 ドラマをどんどん厚みのあるものにしてゆきます。 そしてラスト・シーンの残酷さと悲しみ。 父親兄弟が置かれた厳しい現実が胸に重くのしかかります。 スリリングな展開のなかに、血縁とはなにか? 親子、兄弟のつながりとは 何なのか?を考えさせるすごい作品です。 2007年の作品ですが、公開知りませんでした。 劇場で観たかった。 オトーサン、 「名監督の経歴をみておこう」 SIDNEY LUMET シドニー・ルメット 誕生日 1924/6/25 - 2011/04/09 出身 米ペンシルバニア州フィラデルフィア 経歴 子役として活躍し、第二次大戦後も役者として活躍 50年よりCBS放送でテレビ・ドラマの演出を手掛けるようになり、 「十二人の怒れる男」が大ヒット。 ハリウッド出身でない名監督として注目され、 その後も「未知への飛行」、「ショーン・コネリー/盗聴作戦」、「セルピコ」、 「狼たちの午後」などの社会派サスペンスや問題作を発表し続けた。 「評決」、「ガルボトーク/夢のつづきは夢…」などの秀作を手掛けた。 いくつもの映画賞にも輝いているが、アカデミー賞とは縁がなく、 04年に名誉賞が贈られた。 3回の離婚後、80年に再婚。 11年、リンパ腫のためこの世を去った。 監督作 1957年「十二人の怒れる男」 1958年「女優志願」 1959年「蛇皮服を着た男」「私はそんな女」 1962年「橋からの眺め」 1964年「未知への飛行」 1965年「丘」「質屋」 1966年「グループ」 1969年「約束」 1972年「盗聴作戦」 1973年「セルピコ」 1974年「オリエント急行殺人事件」 1975年「狼たちの午後」 1976年「ネットワーク」 1977年「エクウス」 1978年「ウィズ」 1981年「プリンス・オブ・シティ」 1982年「デストラップ」「評決」 1984年「ガルボトーク」 1986年「モーニング・アフター」      「キングの報酬」 1988年「旅立ちの時」 1989年「ファミリー・ビジネス」 1990年「殺人調書Q&A」 1992年「刑事エデン・追跡者」 1993年「ギルティ 罪深き罪」 1997年「N.Y.検事局」 1999年「グロリア」 2004年「強制捜査」 2006年「コネクション マフィアたちの法廷」 2007年「その土曜日、7時58分」


トラック野郎 一番星北へ帰る

オトーサン、 「タイミングがいいね」 放映は、東日本大震災間近いの頃。 菅原文太さんは、仙台出身ですから、 数十年の時を経て見直したら、 感慨深いものがあるでしょう。 期せずして、東北への応援歌になっています。 原題:トラック野郎 一番星北へ帰る(1978) 監督:鈴木則文 脚本:脚本:掛札昌祐/ 中島信昭/ 鈴木則文 Genre:Commedy /Action 上映時間:110分 あらすじ: 桃次郎は、青森からの水産物輸送を終え、 ジョナサンの女房、君江の計らいでお見合。 見合の相手と付き添いの未亡人を取りちがえてしまう。 この未亡人北見静代が子連れなのにお熱をあげて、 静代やその息子の歓心を買うべく、 みちのく通いを重ねる。 アメリカ帰りのコンボイ野郎¥九十九譲次という 新しい強力なライパルに出喰わす・・・ 出演者: 菅原文太・・・ 一番星・星桃次郎 大谷直子・・・ 北見静代 黒沢年男・・・ コンボイ野郎・九十九譲次 オトーサン、 「いまも昔もかつこいいね、菅原文太さん」 大谷直子さん、幼い頃の娘たちが共演させていただきました。 その他の出演者: 愛川欽也・・・ ヤモメのジョナサン・松下金造 せんだみつお・・・ 三番星(桶川)玉三郎 新沼謙治・・・ 馬場作太郎 舟倉たまき・・・ 石川鮎子 春川ますみ・・・ 松下君江 田中邦衛・・・ 赤沢重吉 嵐寛寿郎・・・ 御手洗剛造 成田三樹夫・・・ 伊賀山高利 桑山正一・・・ 馬場忠太郎 今福正雄・・・ 北見誠之助 谷村昌彦・・・ 石川孫六 亜湖・・・ テル美 風見章子・・・ 北見うめ 児島美ゆき・・・ 佐倉潔子 須賀良・・・ 岩手山 相馬剛三・・・ 砂川三太郎 高月忠・・・ 蔵王しぐれ 河合絃司・・・ 浜源 大木悟郎・・・ 医師 User Rating:7.0/10( 2 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:8.6/10( 54 votes) Yahoo! オトーサン、 「こんなに高いスコアかな」 トラック野郎シリーズのフアンが投票したのでしょうね。 User Reviews 青観さん 2007年2月18日 おや?何かちょっと違うぞ! 例のあの桃さんの歌う主題歌から始まるシーンが 無いではないか! それでも作品としては、これはなかなか面白くて良い。 相変わらず桃さんの女好きと早とちりには見ていても 微笑ましく思えてしまうし、 それとこの作品、見たらちきしょう! 常磐ハワイアンセンターに益々行きたくなってしまった。 常磐ハワイアンセンターでお見合いの筈が 桃さんの早とちりによって、ぶち壊しとなるわ、 桃さんの親友でトラック仲間のジョナサンとの これまた男同士の友情とまた田中邦衛の警察官との死闘に いつもの如く登場するライバル、 今回で言うなら黒沢年男との男と男の闘いが描かれているのだが、 相変わらずやってることは滅茶苦茶ではあるけど、 そこにあるのは男と男の正しく友情みたいなものが とても解り易く描かれている。 田中邦衛の警察官の奥さんの命を救う為にと走る桃さん、 警察達の追撃、阻止すべきとする行動に対して、 桃さんの助けを試みる同じトラック仲間達、 これこそこのシリーズならではの お決まりのパターンではあるけど、 それだからこそ安心して見ていられるとでも言うのか? 良い意味での安心感がここにある。 そんな気がする作品です。 オトーサン、 「本作は、シリーズ第8作なのか」 ・トラック野郎 御意見無用(1975) 第1作  トラック野郎 爆走一番星(1975) 第2作  トラック野郎 望郷一番星(1976) 第3作  トラック野郎 天下御免(1976) 第4作  トラック野郎 度胸一番星(1977) 第5作  トラック野郎 男一匹桃次郎(1977) 第6作  トラック野郎 突撃一番星(1978) 第7作  トラック野郎 一番星北へ帰る(1978) 第8作 ASHさん 2007年1月8日 飛行機 このシリーズの魅力って、 あのくだらなくて幼稚なギャグにあると思うんだけど、 どういうわけか本作は控えめで、 その代わりにやたらとお話が湿っぽい。 当時、サラ金苦が問題になり始めた頃だからなのか、 いち早く取り入れたんだろうかね。 何が面白いって、毎回桃さんがしでかす 「勘違い」と「早とちり」の数々。 今回もお見合いの席では、分っちゃいるが笑わせてもらった。 嵐寛さんは、もうこの頃になると滑舌が悪く、 台詞が聞き取りづらいのはチト悲しい。 シリーズお得意の、警察権力へのおちょくりも容赦ない。 今回の敵は田中邦衛扮する交通課のお巡りさんだが、 職務に忠実な態度はそれはそれで正しいことだが、 どうも融通が利かない頭ガチガチの警官を熱演。 この人がジョナサンのかつての部下だったという設定もいい。 ライバルは、トラック野郎に対するコンボイ野郎を演じた黒沢年男。 アメリカかぶれぶりが楽しい。 大谷直子が意外と(失礼?)綺麗なのでびっくり。 若い頃の大谷直子って誰かに似ているなぁ…菊川怜? 冒頭、イキナシ桃さんのズボンのチャックを下ろす 婦人警官(のコスプレ)が にっかつロマンポルノへ行く直前の三崎奈美。 「桃尻娘」の亜湖も出ているけど、 ゲスト出演だとしてもアレが彼女だと気付く人は少ないんでない。 桃さんが間違える本物の婦警さんが児島美ゆき。 他にも成田三樹夫、風見章子、谷村昌彦が出ている。 かっぺ娘を演じた舟倉たまきがいい。 飲酒運転撲滅のこのご時世の目で見ると、 トラック野郎が集うドライブインで 平然とアルコールが出てくる。 それと、馬に対する動物虐待的な描写も、 人によっちゃー許せない?


恋におちたシェイクスピア

オトーサン、 「ああ、何ということでしょう」 以前、映画批評を書いた本作ですが、 索引をみると、連番が欠落しています。 「しょうがない、もう一度書き直すか」 原題:Shakespeare in Love(1998) 監督:John Madden 脚本:Marc Norman/ Tom Stoppard Genre:Comedy / Drama / Romance Rated R for sexuality 上映時間:123分 あらすじ: 16世紀末。 ペストが蔓延し、劇場閉鎖が相次ぐロンドン。 スランプに陥っていた劇作家シェイクスピアは 「ロミオとジュリエット」の上演準備を行っていた。 芝居好きの資産家の娘ヴァイオラは、 貴族との縁戚を望む両親の意向で、 貧乏貴族ウェセックス卿と結婚を前にしていた。 ヴァイオラは、男装してトマス・ケントと名乗り、 抜群の演技力でロミオの役を得る。 シェイクスピアは、トマス・ケントを追って ある屋敷へたどり着いたが、そこには 美しい女性ヴァイオラの姿があった。 シェイクスピアとヴァイオラは、たちまち恋におちる。 燃え上がる恋心が創作意欲をかき立てて、 シェイクスピアの台本は急ピッチで仕上がって行き、 芝居の稽古も順調に進んでいたが・・・ 出演者: Gwyneth Paltrow ・・・ Viola de Lesseps(ヴァイオラ) Joseph Fiennes ・・・ William Shakespeare(シェイクスピア) Colin Firth ・・・ Lord Wessex(ウェセックス卿) Judi Dench ・・・ Elizabeth I of England(エリザベス女王一世) Geoffrey Rush ・・・ Philip Henslowe(ヘンズロー) オトーサン、 「何度みても、すばらしいね」 その他の出演者: Ben Affleck ・・・ Ned Alleyn Simon Callow ・・・ Edmund Tilney Jim Carter ・・・ Ralph Bashford Martin Clunes ・・・ Richard Burbage Antony Sher ・・・ Dr. Moth Imelda Staunton ・・・ Nurse Tom Wilkinson ・・・ Hugh Fennyman Mark Williams ・・・ Wabash Daniel Brocklebank ・・・ Sam Gosse|Juliet Jill Baker ・・・ Lady de Lesseps Patrick Barlow Will Kempe Joe Roberts ・・・ John Webster Simon Day ・・・ First Boatsman Rupert Everett ・・・ Christopher 'Kit' Marlowe User Rating:7.2/10 ( 141,455 votes)IMDb User Rating:8.3/10( 2,831 votes) Yahoo! オトーサン、 「もっとスコアが高くてもいいのでは?」 アカデミー賞受賞 ・作品賞 ・主演女優賞 グウィネス・パルトロー ・助演女優賞 ジュディ・デンチ ・脚本賞 ・音楽賞 ・美術賞 ・衣装デザイン賞 同ノミネート ・助演男優賞 ジェフリー・ラッシュ ・監督賞 ジョン・マッデン ・撮影賞 リチャード・グレートレックス ・メイクアップ賞 ・音響賞 ・編集賞 ベルリン国際映画祭受賞 ・功労賞 トム・ストッパード    マーク・ノーマン ゴールデン・グローブ受賞 ・作品賞(コメディ/ミュージカル) ・女優賞(コメディ/ミュージカル) グウィネス・パルトロー ・脚本賞 同ノミネート ・助演男優賞 ジェフリー・ラッシュ ・助演女優賞 ジュディ・デンチ ・監督賞 ジョン・マッデン User Reviews pooch-8さん Fargo, North Dakota 1999年1月13日 印象的な現代感覚にあふれたもうひとつのシェイクスピア トム・ストッパードは、ローゼンクランツを書いた。 ギルデン・スターンは、もう亡くなったが、 シェイクスピア劇の脱構築と再構成について熟知している。 ストッパードとマーク・ノーマンの共同脚本による 本作は、明るく活力に満ちている。 シェイクスピアが好んだ多くの風俗を用いて、 ((誤ったアイデンティティとジェンダーの混乱など) 脚本家たちは、もしそうだったらという前提で、 悪企みの楽しみにあふれた話を展開している。 クリストファー・マーロウとバードはライバルであり、 誇張したせりふとインスピレーションをふんだんに駆使している。 シェイクスピアのミューズは、ヴァイオラ。 演じているのは、グウィネス・パルトロウ。 彼女は、これまでで最も素晴らしい演技を見せてくれる。 詩的インスピレーションの対象であり、 なおかつ、リアルな人間の両方を演じている。 実に、トリッキーな仕事だった。 オトーサン、 「脚本が断然うまい!」 民謡から演歌までさん 2006年3月4日 Oh! I'm future's fool. 詩人が、傑作「ロミオとジュリエット」を 迷走しながら、恋をしながら書き上げる。 コメディタッチではあるが、感動のラブ・ストーリー。 いや、もう現実の出来事がストーリーとなり、 ストーリーが現実とリンクしてゆく 素晴らしい脚本となっている。 加えて役者の好演、映像もグッド。 粋な女王(Her Majesty)の大岡裁きは、 洞察力と権威と人情に満ちている。 ある意味可哀想だが…十二夜か。 単純な筋立ての「ロミオとジュリエット」、 いかに感動的でよく出来ていることか! 蛇足だが、 ROMEO Y JULIETA(ロメオ・イ・フリエタ)は COHIBA(コイーバ)と並んで 僕の愛飲する葉巻のメーカーでもある。 (実に無駄遣いしてる) オスカー目当てで鑑賞した人が 結構ゴネてるのが、不思議だ。 コメディでありながら格調高く、 エンディングの余韻も素晴らしい。 (まぁ僕は友達に借りたのだが) 一途な恋に生きる、誌的でアートな男と 役者に憧れる富豪女性のお熱いコメディ。 歴史的初演! 観客が劇中に入り込んで、ロミオが死んだ事を伝える 〜ジュリエットが死ぬシーンは泣けるね・・・ グウィネス・パルトローの自然な演技、悪くない。 その胸も文句なし。


ハピネス

オトーサン、 「シンプルな題名だね」 山田洋次監督の「幸福の黄色いハンカチ」は、 人間賛歌のおもむきがありますが、 本作の"幸福"は、ビタースイートどころか、 ビターそのものでした。 原題:Happiness (1998) 監督・脚本:Todd Solondz Genre:Comedy / Drama Country: USA Language: English / Russian 上映時間:134分 あらすじ: ニュージャージー州郊外。 良妻賢母の長女トリッシュ、 美貌の人気女流作家の次女ヘレン、 そして作曲家志望ながら男運もない三女ジョイ。 平凡な中流家庭に育った この三姉妹の周囲の男どもはダメ人間だ。 両親は危機が訪れているし、 トリッシュの夫ビルは、精神科医だが、 息子ビリーの同級生をレイプして警察に逮捕される。 次女ヘレンの隣人アレンは、 彼女に恋しながら想いを伝えられず、 猥褻電話をあちこちにかけては自慰にふける。 ヘレンに誘惑されるが、結局ふられて、 隣人の肥満女性クリスティーナと束の間の交情。 三女ジョイはというと、 元同僚アンディに別れ話を切り出し、自殺されてしまう。 失意の彼女は、英会話学校の教師になるが、 ロシア人タクシー運転手ヴラッドにコマされてしまう。 一年後、両親宅で食事をとる三人姉妹の姿があった。 彼女たちに本当の幸せは訪れるのか ・・・ 出演者: Lara Flynn Boyle ・・・Helen Jordan(ヘレン) Jane Adams ・・・Joy Jordan(ジョイ) Philip Seymour Hoffman ・・・Allen(アレン) Dylan Baker ・・・Bill Maplewood(ビル) オトーサン、 「フィリプ・シーモア・ホフマン、すごい!」 特に、ラストシーンの演技は圧巻です。 その他の出演者: Cynthia Stevenson ・・・Trish Maplewood(トリッシュ) Camryn Manheim Kristina(クリスティーナ) Jon Lovitz ・・・Andrew "Andy" Kornbluth(アンディ) Jared Harris ・・・Vlad(ヴラッド) Elizabeth Ashley ・・・Diane Ben Gazzara ・・・ Lenny Jordan Louise Lasser ・・・Mona Jordan Rufus Read ・・・Billy Maplewood Justin Elven ・・・Timmy Maplewood Lila Glantzman-Leib ・・・Chloe Maplewood Gerry Becker ・・・Psychiatrist Arthur J. Nascarella ・・・Detective Berman Molly Shannon ・・・Nancy Ann Harada ・・・Kay Douglas McGrath ・・・Tom User Rating:7.8/10( 46,461 votes)IMDb User Rating:8.5/10( 203 votes) Yahoo! オトーサン、 「高いスコアだ」 ありきたりのホームドラマに、みんな飽きているね。 ゴールデン・グローブ ノミネート ・脚本賞 User Reviews johnpilさん Southern California 2000年6月22日 突き通され、抑制され、楽しませられて、疲れる これまで経験したことのない 力強く正直な演技、脚本、監督を目にした。 うれしかったのは、 大変な技量と感受性をもった俳優らが この映画に挑戦していたことだった。 そうでなかったら、大惨事となっただろうし、 私のDVDコレクションに加えることもなかったし、 繰り返し見ることもなかっただろう。 この映画には、大きな希望のシーンがある。 悲惨が、最終的に、幸福に取って代わられるのだ。 正直なシーンもある。 ある登場人物が、言ってほしいことを言う。 この映画と比べると、他の映画の登場人物は、 いかに安全であったかが分かる。 この映画でのユーモアは、 私を笑わせる類のユーモアではない。 人間の弱さ、卑劣さや病理を示す暗く本能的なユーモアだ。 だから、いいのだ。 深く、繊細なやり方で、使われている。 ずっと複雑で困難な人生、特に性生活の 描写を受け入れられるひとに、 私は、この映画を強く推薦する。 この映画は、一人で見るように勧めたい。 あるいは、感情的に難しいテーマを議論することができる 友人またはパートナーと見るよう勧めたい。 この映画は、あなたを試すが、 頑張れば、何か深いものを見ることができるだろう。 オトーサン、 「闇を味わったものだけに許される 一条の光をみるようだね」 クリモフさん 2008年11月6日 群像劇 まぁちょっとずれた人たちがたくさん出てきますな。 粗雑に分ければブラックコメディになるんだろうけど、 ある意味人間賛歌って感じもしないでもない。 たしかに皮肉ってのもあるんだろうけど、 それが主軸ではない気がします。 人ってのは、時間を共有しているように見えて実は、 それぞれ自分の時を勝手気ままに生きていますね。 他人から見たら滑稽なことでも悩んだり、 真剣になったり、それぞれの幸せを追い求めています。 この映画、そういう取り留めのないことに対する 温かい目線を感じるな。 なんか、ウディ・アレンとかロバート・アルトマンとかに近い印象。 けっこうドギツイ話もあるんだけどね、割とさらっと観れる。 いやいや人間とは不条理なモンです、だから見てて飽きないね。 あ、あとフィリプ・シーモア・ホフマンが最高です。 オトーサン、 「この監督の経歴をみておこう」 TOD SOLONDZ トッド・ソロンズ 誕生日:1959/10/15 - 出身:米国ニュージャージー州ニューアーク 経歴: イェール大学卒業後、ニューヨーク大学で映画制作を学んだ。 「ウェルカム・ドールハウス」で、サンダンス映画祭のグランプリを受賞。 過激な暴力描写や性描写は皆無に近いが、 市井の人々の生活に潜む狂気を 強烈なブラックユーモアを通して描く作風を持つ。 一見当たり障りの無いホームドラマやコメディーに見える状況下で、 何の変哲も無い(ように見える)登場人物達が 人間の暗部を抉るような台詞を口にする。 タブー視されるテーマ(家庭内差別、ストーカー、屍姦、 チャイルド・マレスター、宗教、未成年の妊娠など)を 扱っているため作品を発表するたびに物議を醸し、 単館または少数の劇場で公開されることがほとんどである。 監督作: 1995年「ウェルカム・ドールハウス」 1988年「ハピネス」 2001年「ストーリーテリング」 2004年「おわらない物語 アビバの場合」 2009年「Life During Wartime」 2011年「ダークホース ?リア獣エイブの恋?」


リミットレス

オトーサン、 「順風満帆の人生だね」 追い風を帆いっぱいに受けて、船が軽快に進む。 物事がすべて順調に進行することのたとえ。 そんな夢のようなことなど滅多にありえませんが・・・ 原題:Limitless (2011) 監督:Neil Burger 原作:Alan Glynn 脚本: Leslie Dixon Genre:Mystery / SF / Thriller Country: USA Language: English / Russian / Italian 上映時間:105分 あらすじ: 作家志望のエディは、 折角の契約成立にも全く筆は進まずピンチ。 偶然出会った元妻の弟から錠剤を渡される。 人間の脳を100%活動させるというので、 ついに服用してしまう。 ところが効果はてきめん! 数日で長編小説を書き上げ、各国語を話せるようになり、 女性にもてるようになり、運動能力もアップし、 投資コンサルタントとして成功を収める。 やがて黒い影が近付いてくる。 巨万の富を手に入れたくないかと誘う・・・ 出演者: Bradley Cooper ・・・Edward "Eddie" Morra(エディ) Robert De Niro ・・・Carlos "Carl" Van Loon(カール) Abbie Cornish ・・・ Lindy(リンディ) オトーサン、 「こんなに上手い俳優だったかな?」 名優デニーロにひけをとっていません・ BRADLEY COOPER ブラッドリー・クーパー 誕生日:1975/01/05 出身 : 米ペンシルヴェニア州フィラデルフィア 大学卒業後アクターズ・スタジオに学び、 「SEX AND THE CITY」のゲスト出演でデビュー。 TVを中心にキャリアを重ね、 映画では、「ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」でブレイク。 遅咲きながら、「バレンタインデー」や「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」で人気俳優に。 出演作: 2002年「私が幸せになる恋のルール」「処刑・ドット・コム」 2005年「ウエディング・クラッシャーズ」 2006年「恋するレシピ ?理想のオトコの作り方?」 2007年「鉄板スポーツ伝説」 2008年「ROCKER 40歳のロック☆デビュー」       「ミッドナイト・ミート・トレイン」「イエスマン “YES”は人生のパスワード」 2009年「そんな彼なら捨てちゃえば?」       「ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」   「ウルトラ I LOVE YOU!」「ニューヨーク、アイラブユー」「ケース39」 2010年「バレンタインデー」「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」 2011年「リミットレス」「ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える」 2012年「ザ・ワーズ 盗まれた人生」「HIT&RUN」 「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命」「世界にひとつのプレイブック」 2013年「ハングオーバー!!! 最後の反省会」「アメリカン・ハッスル」 その他の出演者: Anna Friel ・・・ Melissa Gant Johnny Whitworth ・・・ Vernon Gant Richard Bekins ・・・ Henry "Hank" Atwood Robert John Burke ・・・ Donald "Don" Pierce Tomas Arana ・・・ the Man in a tan coat T.V. Carpio ・・・ Valerie Patricia Kalember ・・・ Mrs. Atwood Andrew Howard ・・・ Gennady Ned Eisenberg ・・・ Morris Brandt User Rating:7.4/10( 284,523 votes)IMDb User Rating:7.7/10( 573 votes) Yahoo! オトーサン、 「気分爽快になれる!」 User Reviews deborapr87さん Boston 2011年3月11日 まったく愉快な映画だ! 起床したものの、 何もするエネルギーもなく、 死を凝視していたことがあるひとなら、 この映画には、非常に満足するだろう。 本作は、ライドそのもの。 誇張ではない。 実際、「超人間」になった気がしてくる。 コンピュータ・グラフィックスの出来がいい。 脚本家はいい仕事をしていて、 人物造形がすばらしい。 出だしから、魅了させてくれる。 ブラッドレー・クーパーには、驚いた。 悪い俳優だとは思ってなかったが、 実にいい演技をしていた。 「別人」になった男を演じ切った。 グラフィックス、筋書、 そして主演俳優が興味をそそる。 (デニーロ、クーパー、ジョニー・ウィトウォース) これは、単なる麻薬映画ではない。 ある薬が、引き起こすクレージーな作用によって 精神のすべての可能性を開くことができたら、 どんな人間になれるだろうね? そんな議論を繰り広げたくなる。 次に、マイナス面について。 助演男優の何人かがよくなかった。 コントロールを失ったいくつかのシナリオがあった。 だが、聴衆をヒステリックに笑わせてくれたので そんなことは問題にならなかった。 薬について、深い科学的な説明は期待しないほうがいい。 プロットが、十分に魅力的だった。 本作には、いくつかの興味深いアイディアがあった。 私が特に好きだったのは、 アイデンティティについてのアイディアであり、 自分を向上させるためのアイディアであり、 自分が変わろうと、いまのままだろうと、 そんなことは、大して重要でないということがいい。 最後に付け加えると、 ジョニー・ウィトウォースの演技は実にすばらしかった。 非常に有能だと思うので、 将来、主演作を得ることを望みたい。 オトーサン、 「原作を読んでみたくなるね」 ・Alan Glynn ”Limitless: A Novel” ザ・チャンバラさん 2012年6月17日 かなり満足できたサスペンス映画でした。 魔法のアイテムを手に入れて浮かれていたら 後で大変なことになったという のび太チックな物語なのですが、 本作の監督と脚本家は基本設定がとにかく雑であることを きちんと認識していたようで (財界の大物が欲しがるアイテムを なぜ街のチンピラが持っている? そして、なぜそれを主人公に飲ませた?etc…)、 設定を深掘りせず主人公のサバイバルに 物語の焦点を絞っています。 この戦略が吉と出ていて、 90分の勢いあるサスペンス映画としては 年に数本出会えるかどうかというレベルの面白さとなっています。 特殊な設定のおかげで先読みの難しい物語に仕上がっているのですが、 同時にこの設定のアラを観客に見透かされる前に さっさと話を終わらせているのです (これ以上設定をいじくっていれば、 映画は空中分解していたことでしょう)。 観終わった後から振り返れば、 主人公が執筆した小説、今カノと元カノ、主人公の殺人容疑等 投げっぱなしのネタがいくつも見つかるのですが、 スピーディな語り口のおかげで観ている間は特に気になりません。 ブラッドリー・クーパーの飄々とした個性も 設定のアラを隠すことに貢献しており、 これは映画化の勝利だと思います。


メイン・テーマ

オトーサン、 「学術論文かよ」 最後までみましたが、 何がメイン・テーマか判然としませんでした。 薬師丸ひろ子のフアン以外には、 おすすめできません。 原題:メイン・テーマ(1984) 監督:脚本: 森田芳光 原作:片岡義男 片岡義男Genre:Drama/Teens 上映時間:101分 あらすじ: 小笠原しぶきは マジックを修行している大東島健と出会い、 彼の車で旅に出ることにした。 しぶきの目的地は大阪、健の目的地は沖縄だ。 気の合わない二人は、旅の途中で喧嘩ばかり。 浜松で健の叔父のマジックショーがあり、 しぶきはその手伝いをする羽目に。 しかし健はショーの間、 伊勢雅世子というジャズシンガーと会っていた。 雅世子にぞっこんな健を見て、しぶきは嫉妬する。 車は大阪に着き、二人は別れた。 しかし、しぶきは健のことが気にかかり、 姉夫婦が住む沖縄へ旅立っていく・・・ 出演者: 薬師丸ひろ子 ・・・小笠原しぶき 野村宏伸 ・・・大東島健 桃井かおり ・・・伊勢雅世子 オトーサン、 「薬師丸ひろ子、稚拙だな」 フアンなら、ういういしいと言うのでしょうが・・・ その他の出演者: 財津和夫 ・・・御前崎渡 渡辺真知子 ・・・御前崎由加 太田裕美 ・・・千歳しずく 戸川純 ・・・エリ 小倉一郎 ・・・鳥嶋 ひさうちみちお ・・・千歳国夫 弓恵子 ・・・大東島きぬ代 加藤善博 ・・・四日市始 松川ナミ ・・・ジャズクラブ歌手A 渡辺良子 ・・・ジャズクラブ歌手B 小松政夫 ・・・大阪の客 浜村純 ・・・大東島一郎太 User Rating:4.4/10( 15 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:5.4/10( 334 votes) Yahoo! オトーサン、 「やはり低いね」 野村宏伸くん、新人賞に値いするかな? 日本アカデミー賞受賞 ・新人俳優賞 野村宏伸 User Reviews Kanameさん 2009年2月27日 うむむ〜 きっと公開当時は おしゃれで 最新トレンド満載〜な作品だったのでしょうが、 今あらためて観るとかなり「うむむ〜」ですね。 ストーリーメチャクチャ というか無いに等しい(苦笑)  マジックの青年の「?」な言動連発と車の謎の箱(笑)  出演者の方々はかなり懐かしい&若い ですね。 (太田裕美・渡辺真知子 久しぶり見た〜)   ある意味「角川」らしいこの作品  当時は結構な興収いったみたいで、 時代の移り変わりをすごく感じマス オトーサン、 「森田監督じゃ、アイドル路線はムリだよ」 日商簿記2級さん 2012年11月29日 忍耐強くあれ この映画を観て、森田芳光監督って 本当にぶっ飛んでいた人だなと感じた。 意味のわからないカットバック、 何でも出てくる箱、細かく散りばめられたギャグなど、 今の日本映画もぶっ飛んだものが多いが、 当時だからこそ出来たというエネルギッシュさを感じた。 それは、同時に日本経済の発展してきた当時の余裕さえも感じる。 当時絶大な人気を誇った薬師丸ひろ子を主演にしているが、 ただのアイドル映画という枠におさまらず、 その後の日本映画を支えた森田芳光の 実験的かつエンターテインメント性に浴びた 大変味わい深いものがある映画である。 相手役の野村宏伸の演技は多少の無理はあったものの、 それを見事に補ったカラクリが沢山あり、安心できる。 ただ一つ言えるのが、非常に忍耐強くないと この映画の鑑賞は難しいだろう


男はつらいよ 寅次郎頑張れ!

オトーサン、 「寅さん、世界で通用しないのかな?」 40作もあるのですから、そのうちの1作くらい アカデミー賞にノミネートされてもいいのでは? 「ちいさいおうち」は、ベルリン映画祭2014に出品して 黒木華が最優秀女優賞!でしたが・・・ 原題:男はつらいよ 寅次郎頑張れ!(1977) 監督・原作:山田洋次 脚本:山田洋次/ 朝間義隆 Genre:Drama/Commedy 上映時間:95分 あらすじ: とらやに下宿している良介と 近所の食堂で働く幸子の橋渡し役を 寅さんが買って出る。 良介は幸子にゾッコンなのだが、 気持ちを伝えることができずにガス自殺未遂! 見兼ねた寅次さんが大活躍するが、 良介の姉の藤子にホの字になり、 平戸島にある藤子の店を手伝う・・・ 出演者: 渥美清 ・・・ 寅さん 藤村志保・・・ 島田藤子 中村雅俊 ・・・ 島田良介(ワット君) 大竹しのぶ・・・ 福村幸子 倍賞千恵子・・・ 諏訪さくら オトーサン、 「この演技は、おそまつだね」 その他の出演者: 倍賞千恵子・・・ 諏訪さくら 前田吟・・・ 諏訪博 下條正巳・・・ 車竜造 三崎千恵子・・・ 車つね 太宰久雄・・・ 桂梅太郎 佐藤蛾次郎・・・ 源公 笠智衆・・・ 御前様 中村はやと・・・ 諏訪満男 笠井一彦・・・ 中村 吉田義夫・・・ 旅回り一座の座長 岡本茉利・・・ 旅回り一座の座員 米倉斎加年・・・ 巡査 石井均・・・ 連絡船の船長 杉山とく子・・・パチンコをしている中年の女 桜井センリ・・・ 神父 User Rating:6/2/10( 15 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:8/0/10( 117 votes) Yahoo! オトーサン、 「 Yahoo!は高いね」 親子2世代のフアンもいるのでしょうね。 User Reviews ASHさん 2002年8月1日 ワット君の恋の顛末 中村雅俊の役柄は 同時期のTVドラマ『青春ド真中!』や 『ゆうひが丘』と同じで、 特にこれといった演技を披露しているわけではない。 が、大竹しのぶはかっぺ臭くて垢抜けない役柄だが、 意外と愛らしくてびっくり! 今の彼女からはちょっと想像できないくらい。 この2人がデートで観る和製ホラー映画は 一体何だろう?実在する映画なのかね? 今回は、とら屋のニ階が大爆発するという 寅さんシリーズとしては珍しいシーンがある。 オトーサン、 「もはや、マドンナだけでは通用しないのかな?」 国民的支持を受けるマドンナ不在のせいでしょうか? とらやさん 2010年3月9日 寅さんは特に中期以降の作品では 数々の若いカップルの恋愛を成就をさせてきました。 本作は寅さんが本格的に若い二人のコーチ役に回り 若い二人の恋がメインになった その第一弾となる作品ではないでしょうか。 (第3作「フーテンの寅」や第10作「夢枕」でも その傾向はありましたが) その反面マドンナの存在感と寅さんの恋が 最も印象に残らない作品の一つとなってしまいました。 マドンナ役の藤村志保が演じた人物像、 数少ない寅さんとのツーショットのシーンは悪くなかっただけに 惜しい作品ではあります。 寅さんとワット君、その隣のくわえ煙草の杉山とく子さんとの パチンコ屋のシーンや、ふるさと亭でワット君の恋を 寅さんが察知したシーンなど寅さんの恋や とらやでのシーン以外の所が妙に印象に残る作品でもありました。 本作のタイトルは「寅次郎頑張れ!」ですが、 平戸の神父さんも頑張れ!


エンド・オブ・ウォッチ

オトーサン、 「はじめに、解説を読むのは邪道だけど」 でも、この映画の場合は、例外です。 フィクション映画としてみると物足りませんが、 ロス市警の実録物としてみると、 俄然、興味が湧いてきます。 原題:End of Watch (2012) 監督:脚本: David Ayer Genre:Crime / Drama/ Thriller Country: USA Language: English / Spanish 上映時間:109分 あらすじ: ブライアン・テイラーとマイク・ザヴァラは ロサンゼルス市警の警官だ。 仲がよいコンビだ。 ブライアンは結婚を間近に控え、 携帯型ビデオカメラを持ち歩いて、 勤務ぶりを撮影していた。 ある時は路上犯罪者を取り締まり、 ある時は火災にあった住民を助け、 表彰されたこともある。 あるとき人身売買組織のアジトを発見し、 摘発に成功する。 だが、組織に目を付けられ、 マフィアの殺し屋に命を狙われることになる。 殺し屋たちの罠にかかって、銃撃戦を展開。 応援の警官たちが到着し、殺し屋たちを一掃するが マイクは射殺され、ブライアンは瀕死の重傷だった。 物語は、マイクの葬式シーンで幕を閉じる。 襲撃される当日、2人が楽しそうに車内で会話する様子は、 ブライアンがビデオカメラが撮ったものだ。 出演者: Jake Gyllenhaal ・・・ Brian Taylor(ブライアン) Michael Pena ・・・ Miguel "Mike" Zavala(マイク) オトーサン、 「やだね。こんな場所で警官やるなんて」 でも、考えてみれば、戦場での兵士も同じです。 連日、市街戦をやっているようなもの。 なまじ、名の売れていない俳優さんの起用が 効果をあげています。 その他の出演者: Natalie Martinez ・・・ Gabby Zavala Anna Kendrick ・・・ Janet Taylor Frank Grillo ・・・ Sarge America Ferrera ・・・ Orozco Cody Horn ・・・ Davis David Harbour ・・・s Van Hauser Cle Sloan ・・・ Mr. Tre Shondrella Avery ・・・ Bonita Maurice Compte ・・・ Big Evil Yahira Flakiss Garcia ・・・ La La Kristy Wu ・・・ Sook Tatiana Sarasty ・・・ Mike Zavala's Sister User Rating: 7.7/10 (126,528 votes)IMDb User Rating:7.1/10( 122 votes) Yahoo! オトーサン、 「すごいね」 インディペンデント・スピリット賞 ノミネート ・ 助演男優賞 マイケル・ペーニャ ・ 撮影賞 User Reviews james1844さん (United States 2009年2月16日 Raw...Real & Gutsy 生々しい...リアルで勇敢 本当に、ユニークなドラマの旅だった。 スタジオカメラと革新的なキャラクターカメラをミックスして、 ストーリーを織り上げていく。 2人の力強い俳優を招集したが、その相性は抜群だった。 プロットは単純。 だが、この映画を最高のものにしたのは、 リアリズムと信憑性だ。 そう、実に生々しい。 もし、私がマリブの家で爆弾を1ドルで入手できるなら、 確かに、やってのけるかも。 リアリズムが、メインコースだ。 この映画を比類のないものにしているのは、 真のアイデンティティだ。 必見のカテゴリーに入れるべき映画だ。 笑っているかと思えば、次の瞬間には泣いている。 こういう映画は、数少ない。 高いレベルの品質があってこそ、 こういった要素が達成できるのだ。 疑いもなく、この年の最もよい映画のひとつだろう。 オトーサン、 「おまわりさん、ありがとう」 ニュースに出るのは、警官の不祥事ばかりですが、 身を挺して、われわれの命や財産を守ってくれているのです。 前田有一さん 2013年8月21日 アメリカ版警察24時 LAPD全面協力、出演者が5ヶ月間も 本物警察の特訓を受けて挑んだ「エンド・オブ・ウォッチ」は、 リアル警察ムービーの決定版である。 サウス・セントラルはロサンゼルスの中でも 指折りの犯罪多発地区。 ここで働く警察官テイラー(J・ギレンホール)と ザヴァラ(M・ペーニャ)は、 白人とメキシコ系という人種の違いを超えて、 家族といってもいい強い絆で結ばれていた。 長年の経験から図抜けた危険察知能力を持つ彼らは、 どんな修羅場でも生き延びてきたが、 そんな名コンビの行方に不穏な影が立ち込める。 劇映画だが、主人公が今アメリカで増えている ユーチューバーなる撮影マニアということで、 そうした自画撮り映像を多用した ドキュメンタリータッチとなっている。 不審者を負う車載カメラ映像による 序盤のアクションシーンの本物感といったらなく、 こりゃただ者ではないぞと観客に緊張感を強いる。 それもそのはず、この映画は 二人の警官の日常のパトロール風景を描いた シンプルな話だが そこで次々起こるエピソードは ほとんど実際にあったことをアレンジしたもの。 さほど怪しげではない車をとめて近づいてみたら 突然拳銃をぶっ放してきたりなど、 同じ人類の住む国とは思えぬ展開が山盛りである。 舞台であるサウス・セントラル地区は 全米屈指の危険地帯。 ここの危なさに比べたら 歌舞伎町を擁する新宿警察署でさえ、 キッザニアで働くのと大差ないレベルだろう。 しかもこのデヴィッド・エアー監督ときたら、 臨場感を出したくて実際にサウスセントラルの中で 本作をロケ撮影したという。 野次馬がたくさん集まってきたと うれしそうに語っているが、 どう考えても それは野次馬ではなかったのではないかと思う。 劇中のメキシカンギャングよりも、 監督の頭の中のほうが恐ろしいという話である。 脚本と演出は実に的確丁寧。 たとえばもっとも残虐な事件の直後に 幸福の極限たる結婚式を配置することで、 幸せなはずの後者が殉職フラグにしかみえなくなり、 観客の不安はよけいに高まってゆく。 これは要するに、 警官の家族は常にそういう気持ちでいるんだよという バーチャルリアリティを狙っているのである。 この手法は何度も繰り返されており、 こういうかたちで 警官の生きざま、生活というものの本質を 伝えたいのだなとわかる。 警察好きなら見て損のない、 ただしロス市警に就職予定の方が見たら ニートになること確実の、超リアル映画。 一見の価値は大いにある。


少林寺三十六房

オトーサン、 「三十六"房"ってのが何か気になるよね」 英語では、"Chamber"(部屋)。 ここでは、"学科"と受け取ったほうがよさそうです。 原題:Shao Lin san shi liu fang (1978)    The 36th Chamber 監督:Chia-Liang Liu 脚本:Kuang Ni Genre: Action / Adventure / Drama Country: Hong Kong Language: Mandarin 上映時間:115分 あらすじ: 清王朝が支配する17世紀の中国。 清王朝のティエン将軍に 父や友人を殺されたリュー・ユウダは、 自身も重症を負いながらも カンフーの本山・少林寺へ辿り着く。 そこで出家して"サンテ"という僧名を与えられ、 三十五に及ぶ房での長く辛い修業を始める。 それぞれの房で、身体のすべてのパーツ、 目、手首、脚、頭などの技を学び、鍛えぬくのだ。 歳月が流れ、サンタは全ての技を習得し、 さらに新たな武器・三折棒を考案する。 どの房を望むかと戒律院総長に問われて 「三十六房」 「そんな房はない。なぜ?」 少林寺本山内だけではなく、 広く大衆にカンフーを広めたいと言い放つ。 彼は、本山を追放され、道中で同士を集めつつ、 ティエン将軍への復讐を開始する・・・ 出演者: Chia-Hui Liu・・・Liu Yude/Monk San Te(リュー・ユウダ/サンテ) Lo Lieh・・・ General Tien Ta(ティエン将軍) Chia Yung Liu・・・ General Yin (戒律院総長) オトーサン、 「いい身体してるね、リュー・チャーフィ」 若い頃のユル・ブリンナーを思い出しました。 その他の出演者: Norman Chu・・・Hsu Shao-Chiang Yung Henry Yu・・・as Yang Yu John Cheung・・・ Lord Cheng Wilson Tong・・・Tang San-yao Hang-Sheng Wu・・・Tung Qian-jin Yue Wong・・・Miller Six User Rating:7.8/10 ( 8,327 votes)IMDb User Rating:8.5/10( 183 votes) Yahoo! オトーサン、 「正統派だね」 User Reviews Offworlderさん Glasgow 2005年7月25日 若い少林拳の学生はすべての学科をマスター! このジャンルのファン必見の香港マーシャル・アーツ映画だ。 本作をみれば、タランティーノが、 リュー・チャーフィを「キルビル」に抜擢したわけが分かるだろう。 ショー兄弟は、この古典となった映画で 卓越したマーシャル・アーツを披露している。 (略 あらすじ紹介)若を見ます。 トレーニングの苦闘はすばらしい。 水路を横断するシーンは、楽しい。 学生たちがが通り抜ける苦痛が実に印象的。 筆舌に尽くし難い。 当時、誰もがショー兄弟の映画に飛びついたものだ。 本作は、他のカンフー映画の追従を許さない。 すべてのマーシャル・アーツの監督の切望ものだ。 いつも楽しませてくれる ショー兄弟とリュー・チャーフィに感謝したい。 オトーサン、 「功夫って、カンフーのこと?」 調べてみました。 ・中国語で、kung fu / gong fu (カンフー/クンフー/グンフー/ゴンフーとも発音される) 日本語の「工夫」と同じような意味で、 個人の「努力の量」や「訓練の成果」、 また「大きな努力で得られた成果そのもの」を指している。 movieuzoさん 2013年7月26日 最高の功夫映画! タランティーノが功夫映画トップ3に入ると公言し 『キルビル』でリューチャーフィーを起用したり、 人気ラップグループ ウータンクランのCDに 36チェンバースのタイトルが躍ったりと、 世界的に影響力を持つ名作です。 そんな例を持ち出すまでもなく、 テレビ放送後は修行シーンを真似てバケツの水を運んだり、 モップの柄を持って手首を鍛えたりする 大量の小学生を間近で目撃しました。 私も放課後友人宅で録画ビデオを何度も鑑賞し、 ファミコンやビックリマンシールなどに並ぶ思い出の一品です。 主人公三徳は主人公なので当然成長も早く、 瞬く間に35の房を駆け抜けていきますが、 最初の関門である第35房で なぜ彼が早く成長できたのかを描いています。 彼は人が寝てる間に黙々と自主練しています。 いつ寝るんだとか翌日に響かないのか等疑問もありますが、 努力に勝る才能は無いことをさりげなく描き好感が持てます。 スーパーマンの話では無いのです。 また、夜中ひとり関門に挑戦し、ついに達成したとき、 陰からそっと現れる35房の住持が素晴らしいです。 何かを話そうとする三徳にただ一言「次の房へ」。 最高に渋いです。 陰の努力は評価されませんが、見てる人は見ててくれる。 そんな日常を示唆する私の一番好きなシーンです。 以降のカンフー映画や、 レジェンドのブルースリーの作品に比べると アクションは地味かもしれません。 他のレビュアーさんの低い評価も納得のいくものです。 でも地味な鍛錬が大きな成果を生む控えめな演出は私は好きです。 小学生の頃の思い出も相まって 自分はジャッキーでもリーでもリーチェンでもなく、 リューチャーフィーの三十六房をナンバー1功夫映画に挙げます。


キック・アス

オトーサン、 「Kick-Assって、どういう意味?」 キックは、キックボクシングのキック。 Assは、Assholeの略で、クソ野郎。 したがって、「クソ野郎を蹴っ飛ばせ」だと思いますが・・・ 原題:Kick-Ass (2010) 監督:Matthew Vaughn 原作:Mark Millar/ John Romita Jr. 脚本:Jane Goldman/ Matthew Vaughn Genre:Action / Comedy 上映時間:117分 あらすじ: デイヴは、ニューヨークの高校生。 アメコミ好きでスーパーヒーローに憧れている。 ネットで手に入れたコスチュームで、 ヒーロー“キック・アス”として街に繰り出すが、 チンピラにボコボコにされ、重傷を負う。 だが、その治療で体中に金属を埋め込み、 神経の損傷で痛みに鈍感になり、強くなっていく。 パトロールを再開したところ、 野次馬に動画サイトにアップされ、一躍時の人に。 だが、マフィアのボス、ダミーコは、組織のトラブルを 彼の仕業と勘違いし、キック・アス抹殺へと乗り出す。 ところが、キック・アスの影で、別のヒーローが暗躍していた。 ダミコへの復讐に燃える元警官のビッグ・ダディと 彼の娘で、殺人マシーンへと鍛えられたヒット・ガールだ。 キック・アスは、この親子とダミーコの 血で血を洗う戦いの渦に巻き込まれていく・・・ 出演者: Aaron Taylor-Johnson ・・・David "Dave" Lizewski/ Kick-Ass(デイヴ/キック・アス) Mark Strong ・・・ Frank D'Amico(ダミーコ) Chloe Grace Moretz ・・・ Mindy Macready / Hit-Girl(ミンディ/ヒット・ガール) Nicolas Cage ・・・ Damon Macready / Big Daddy(デーモン/ビッグ・ダディ) オトーサン、 「アーロン、若きクリストファー・リーヴみたいだね」 その他の出演者: Christopher Mintz-Plasse ・・・ Chris D'Amico / Red Mist Lyndsy Fonseca ・・・ Katie Deauxma Clark Duke and Evan Peters ・・・ Marty and Todd Omari Hardwick ・・・ Sgt. Marcus Williams Michael Rispoli ・・・ Big Joe Kofi Natei ・・・ Rasul Corey Johnson ・・・ Sporty Goon Dexter Fletcher ・・・ Cody Jason Flemyng ・・・ Lobby Goon Xander Berkeley ・・・ Detective Victor "Vic" Gigante Garrett M. Brown ・・・ James Lizewski Elizabeth McGovern ・・・ Alice Lizewski Sophie Wu ・・・ Erika Cho Yancy Butler ・・・ Angie D'Amico Deborah Twiss ・・・ Mrs. Zane Craig Ferguson ・・・ Himself Katrena Rochell ・・・ Female Junkie Omar Soriano ・・・ Leroy John Romita, Jr. ・・・ Atomic Comics barista User Rating:7.8/10 ( 322,907 votes)IMDb User Rating:8.5/10( 3,322 votes) Yahoo! オトーサン、 「高いスコアだ」 User Reviews willrasmussen-617-992319さん United States 2010年8月12日 最高のオリジナル スーパー ヒーロー映画 最初にこの映画を見たとき、 喜劇よりも多くのアクションを期待していた。 だが、驚くほど面白い映画だった。 ヒット・ガールは、ひとを呪い、虐殺している。 アーロン・ジョンソンは、 主役のキックアスとしていい仕事をしている。 ニコラス・ケイジのビッグダディ役もよかった。 典型的な彼の映画ではなかったが。 この映画は、多くのアホな高校生映画や、 笑いをとろうとして失敗している安直な映画に勝っている。 これは血なまぐさいの素晴らしいです。 「スーパーバッド 童貞ウォーズ」と「キルビル」を 見事に組み合わせたアクション・コメディ映画だ。 この映画、大いに勧める。 オトーサン、 「確かに後半は爽快感に欠けるね」 黒津明二郎さん 2013年7月14日 佳作 アメコミと青春コメディをくっつけたような 娯楽バイオレンスアクション。 前半のダメ高校生を描いた青春パートは まとまっててそれなりに面白いが、 ヒットガール親娘とからんでくる後半は 多少散漫になるきらいがある。 いや、勿論この親娘のキャラ設定は面白いし これだけで作った方がもっと良かったかもしれないが、 やはり主役はあくまでキックアスの成長譚なのであろう。 ベンの原色を生かした撮影や ラッセルのモダンなセットがいい効果を挙げている。 演技陣。 アーロンは及第点だがクロエがやはり印象に残るし、 ニコラスの抑えに徹した父親役やストロングの悪役もいい。 その妻役のヤンシーは「ドロップゾーン」ヒロイン以来の再会だが チョイ役でトホホ・・・


悪魔の手毬唄

オトーサン、 「1977年か。随分、古い映画だな」 横溝正史の原作は、1957年8月号から1959年1月号にかけて 「宝石」に連載されたものですから、 古色蒼然としているはずです。 原題:横溝正史悪魔の手毬唄(1977) 監督:市川崑 原作:横溝正史 脚本:久里子亭 Genre:Mystery/Suspence 上映時間:144分 あらすじ: 文明社会から隔離され、古い因習がいまも力を持つ鬼首村。 村に伝わる手毬唄の歌詞に見立てた殺人事件が発生する。 金田一耕助は、磯川警部に事件解決を依頼された やがて、事件の背後に村を二分する二大勢力、 由良家と仁礼家の存在が浮かび上がってくる。 金田一は真犯人を見つけ出すため、 失われた手毬唄の秘密を追うが・・・ 出演者: 石坂浩二 ・・・金田一耕助 岸恵子 ・・・青池リカ 若山富三郎 ・・・磯川警部 オトーサン、 「岸恵子がダントツ!」 その他の出演者: 仁科明子 ・・・別所千恵 北公次 ・・・青池歌名雄 永島暎子 ・・・青池里子 渡辺美佐子 ・・・別所春江 草笛光子 ・・・由良敦子 頭師孝雄 ・・・由良敏郎 高橋洋子 ・・・由良泰子 原ひさ子 ・・・由良五百子 川口節子 ・・・由良栄子 辰巳柳太郎 ・・・仁礼嘉平 大羽五朗 ・・・仁礼直太 潮哲也 ・・・仁礼流次 加藤武 ・・・立花捜査主任 中村伸郎 ・・・多々良放庵 大滝秀治 ・・・権堂医師 三木のり平 ・・・野呂十兵衛 山岡久乃 ・・・井筒いと 林美智子 ・・・お幹 白石加代子 ・・・司咲枝 岡本信人・・・ 中村巡査 常田富士男 ・・・辰蔵 小林昭二 ・・・日下部是哉 辻萬長 ・・・野津刑事 大和田獏 ・・・五郎 永野裕紀子 ・・・仁礼文子 富田恵子 ・・・仁礼路子 木島幸 ・・・中村巡査の妻 湯沢勉 ・・・作業服の男 原田力 ・・・村役場の男 日笠潤一・・・ 鑑識員 松田春翠 ・・・活弁の声 User Rating:7.5/10( 86 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:9/0/10( 572 votes)Yahoo! オトーサン、 「高いスコアだね」 やはり、市川崑監督の手腕だろうね。 User Reviews アンドレ・タカシさん 2012年4月30日 監督独特のリズム 原作は「八つ墓村」に次いで好きだったけど、 映画は(新旧の「八つ墓」より)こちらの方が 良く出来ていると思います。 市川崑のカット割りは芸術的というより 職人技を極めた趣きです。 矢継ぎ早に台詞を繋いだり、 意味が無いような短いカットを挿入したり。 それらが面白い味になって、 この監督独特のリズムを生み出しています。 それと、岸恵子の存在感が際立っています。 映画化された横溝作品の真犯人は女性が多いけど、 その中でもピカイチだと思います。 金田一耕介って実はたいした働きをする探偵じゃない。 事後に顛末を説明する解説者です。 だけど、このシリーズは探偵の快刀乱麻ではなく、 猟奇的な連続殺人の描写が見どころになっていて、 探偵は事件の裏にある事情を斟酌する人間味で勝負しています。 かなり珍しいタイプの探偵さんだけど、不満は無くてむしろ好き。 石坂浩二はハマリ役でしょう。 ちなみに、異母兄妹が魅かれ合ったからって、 片方を殺すことはないと思いました。 兄貴の方に事情を説明すれば済む話かと…。 その兄貴役の北公次だけが、どうしてもダイコンに見えました。 オトーサン、 「古谷一行より、石坂のほうがいいけどなぁ」 黒美君彦さん 2007年8月31日 ウェットな叙情性 金田一耕助シリーズのなかでも 名作のひとつとして 人気があるだけのことはあって、面白く観た。 20年前に発生した殺人事件と、 岡山の山深い集落で起きる猟奇的な連続殺人事件の 関連もさることながら、出演者がみな個性的。 旅館の女将青池リカ(岸恵子)と 彼女にひそかに思いを寄せる磯川警部(若山富三郎)。 殺されたり、命を狙われる娘たちに 高橋洋子、永野裕紀子、永島暎子、そして仁科明子。 その他脇役もそれぞれいい味を出している。 コミカルなシーンも織り込みながら、 隠された女たちの出生の過去、 そして悲劇的な人違い殺人までを巧みな構成で描き、 最後まで集中して観ることができた。 人形風の娘が手毬唄を歌いながら 毬をつく幻想的なシーンはなかなか。 岸恵子の表情もしっかり伏線となっているところが 心ニクい演出である。 叙情的な、ウェットな空気が映像から溢れてくる。 石坂浩二もでしゃばり過ぎず好演している。 1977年当時は、私は古谷一行が主役を務めた テレビドラマの「金田一耕助シリーズ」を夢中になっていて、 別の俳優が主役を演じた映画を観る気にならなかったのを思い出す。 惜しいことをした(苦笑)。


モリエール 恋こそ喜劇

オトーサン、 「このひと、肌に合わんな」 モリエール (1622-1673 ) は、17世紀のフランスの喜劇作家、 あのコメディ・フランセーズができたほど。 その伝統は、吉本新喜劇に受け継がれているとか。 原題:Moliere (2007) 監督:Laurent Tirard : 脚本: Laurent Tirard/ Gregoire Vigneron Genre:Comedy / History 上映時間:120分 Country: France Language: French あらすじ: 1644年、フランス。 22歳の青年モリエールは駆け出しの劇作家兼役者。 仲間と共に意気込んで劇団“盛名座”を 旗揚げしたものの借金がかさみ、債権者に追われる日々。 そんな時、金持ちの商人ムッシュ・ジュルダンが、 ある提案を持ちかける。 美しき公爵夫人セリメーヌの心を射止めるべく、 自作の芝居を披露しようと目論んでいたので、 借金を肩代わりする代わりに 演劇指南役に迎えたいというのだ。 こうして、妻と子供たちに悟られないよう、 司祭“タルチュフ”と名乗り末娘の教育係として ジュルダン家に潜り込んだが、 ジュルダンの妻エルミールと恋に落ちてしまい・・・ 出演者: Romain Duris ・・・Jean-Baptiste Poquelin(モリエール) Fabrice Luchini ・・・ M. Jourdain(ムッシュ・ジュルダン) Laura Morante ・・・ Elmire Jourdain(エルミール) オトーサン、 「伊達男だね、ロマン・デュリス」 演技が美貌に追いついていないのが、 惜しまれます。 経歴をみておきましょう。 ・ロマン・デュリス  Romain Duris 誕生日:1974/5/28 - 出身:パリ 経歴: 父はエンジニア。姉はピアニスト。 街角でスカウトされ、 クラピッシュ作品の常連となる。 代表作は、「真夜中のピアニスト」 出演の際には姉がピアノの指導をした。 出演作: 1994年「青春シンドローム」 1996年「猫が行方不明」 1997年「ドーベルマン」 1998年「キッドナッパー」 1999年「パリの確率」 2001年「CQ」「プセの冒険 真紅の魔法靴」 2002年「イザベル・アジャーニの惑い」      「スパニッシュ・アパートメント」 2003年「ル・ディヴォース/パリに恋して」 2004年「ルパン」「愛より強い旅」 2005年「真夜中のピアニスト」「ロシアン・ドールズ」 2006年「パリの中で」 2007年「モリエール 恋こそ喜劇」 2008年「PARIS」「メッセージ そして、愛が残る」 2010年「ハートブレイカー」「ビッグ・ピクチャー」 2012年「タイピスト!」 2013年「ムード・インディゴ うたかたの日々」 その他の出演者: Edouard Baer ・・・ Dorante Ludivine Sagnier ・・・ Celimene Fanny Valette ・・・ Henriette Jourdain Gonzague Montuel ・・・ Valere Gilian Petrovski ・・・ Thomas Sophie-Charlotte Husson ・・・ Madeleine Bejart Anne Suarez ・・・ Catherine de Brie Annelise Hesme ・・・ Marquise du Parc User Rating:7.3/10( 4,529 votes)IMDb User Rating:8.6/10( 188 votes) Yahoo! オトーサン、 「かなり楽しめるね」 セザール賞ノミネート ・助演男優賞 ファブリス・ルキーニ ・オリジナル脚本賞 ・美術賞 ・衣装デザイン賞 User Reviews J_Trexさん Philadelphia 2009年3月27日 素晴らしい歴史小説 これは素晴らしい映画だった。 筋書や構成で「恋におちたシェイクスピア」の成功に 触発されたようだ。 すなわち、若い頃苦労した フランス文学の偶像の試練と苦難を描いている。 モリエールが、ナレーターだ。 破産した俳優一座のトップとして、 金に苦労したことを回想している 彼は、刑務所入りを避けるために 金持ち商人の演劇指南役になる。 芝居を演じてみせることで 愛情の対象(貴族婦人)の愛を得ようとする。 まさに道化者だ。 そのトレーニングのありさまは、コミカルだ。 だが、彼の妻エルミールは魅力的な女性。 すぐさま、モリエールは恋に落ちる。 他に、背景となる物語りがある。 すなわち、金持ちの商人の娘とその求婚者たち、 金持ちの商人の友人である多淫な貴族、 そして、王室の前で演じる劇のためのプラン。 オトーサン、 「衣装劇だね、時代劇でもあるね」 al23jjさん 2014年2月22日 喜劇役者の涙 フランスの劇作家モリエールの若き日を フィクションで描いた作品で いかにもフランスらしい ウィットとエスプリに富んだコスチューム・コメディ コメディだけど ラストには自然と泣けてしまう脚本が素晴らしい キャストも皆上手いが 特にファブリス・ルキーニの絶妙な演技が際立ってる 喜劇の裏には悲劇があるから人生は面白い ということをあらためて思い起こさせてくれた作品


THE 4TH KIND フォース・カインド

オトーサン、 「実話だって?」 もっとも、UFOは実在しているという 説も根強く存在していますが・・・ 原題:"The Fourth Kind" (2009) 監督・原作:Olatunde Osunsanmi 脚本:Olatunde Osunsanmi/Terry Robbins Genre:Mystery / SF / Thriller Country: USA / UK Language: English / Aboriginal 上映時間:98分 あらすじ: アラスカ州北部の町ノーム。 謎の失踪事件が多発していた。 心理学者のタイラー博士は、 何者かに殺害された夫の遺志を継ぐべく 数多くの不眠症患者の実情を探るため、 催眠療法を行い、その様子をカメラに記録する。 だが、ある患者が、謎の言語を発するとともに 妻子を殺して自殺してしまう・・・ 出演者: Milla Jovovich ・・・Dr. Abigail "Abbey" Tyler(アビゲイル・タイラー博士) Charlotte Milchard ・・・the 'real' Dr. Abigail Tyler(実在のアビゲイル・タイラー博士) オトーサン、 「気味悪いね」 Charlotte Milchard、美人ですが、 化け物みたいなメイクをしたもんです。 その他の出演者: Will Patton ・・・Sheriff August Corey Johnson ・・・Tommy Fisher Hakeem Kae-Kazim ・・・Awolowa Odusami Enzo Cilenti ・・・Scott Stracinsky Eric Loren ・・・Deputy Ryan Raphael Coleman ・・・Ronnie Tyler Mia Mckenna Bruce ・・・Ashley Tyler Olatunde Osunsanmi ・・・"Director" Olatunde Osunsanmi (Interviewer) User Rating:5.9/10 ( 50,950 votes)IMDb User Rating:5.8/10( 1,362 votes) Yahoo! オトーサン、 「低いね」 User Reviews sgtigerさん United States 2009年10月23日 映画を見る前に、このページを開いてはイケナイ 昨夜、この映画を見た。 映画館の座席に座ったとき、 それについて何も知らなかった。 映画が終わるまで、席に座って うつろな目で画面を見つめ続けた。 ガールフレンドを見て、私たちは顔を見合わせた。: 「まさか...しかし...いや...おお、神よ!" 実際の映像と再作成された映像が使われている。 実際の映像の音と録音に、度肝をぬかれた。 入館する前に、この映画について勉強しないように。 楽しもうとしたら、心を開いてみるべきだ。 オトーサン、 「ブレアウィッチ・プロジェクトの影響があるね」 低予算で、大ヒットしました。 柳の下のどじょうを狙ったのでしょう。 岡本太陽さん 2010年7月29日 エイリアンによる誘拐を題材にした残念な映画 ドキュメンタリーとフィクションが スクリーン上で所どころ同時に進行するという スタイルをとった映画 『THE 4TH KIND フォース・カインド』。 2000年に実際にあったアビゲイル・タイラー博士にまつわる 事件の一部始終を、 ビデオ撮影された『ブレアウィッチ・プロジェクト』の様な ドキュメンタリー的映像として見せ、 それを基に制作されたミラ・ジョヴォヴィッチが タイラー博士に扮するストーリーは ビデオで撮影されていなかった裏の出来事を描いてゆく。 そのトリックによる効果が 人々の恐怖心と好奇心を煽る事を期待した本作だが…。 オラトゥンデ・オスンサンミが監督した この映画ではアビゲイル・タイラー博士の体験に 焦点を当て物語が展開してゆく。 アラスカ州ノームに住むタイラー博士は 息子と娘のいる心理学者で、 夫が何者かに殺害されたと信じている未亡人でもある。 彼女は受け持つ患者の何人かに 同じ様な不眠症を訴える者がいる事に興味を持った事で 町を騒然とさせる事件に巻き込まれていく。 共通して患者が言う事は、 ”夜中にフクロウを見る”というもので、 その調査を進めてい中で、 博士が患者のうちの1人に催眠術をかけると 彼は恐怖に捕われ発狂。 彼の身に何が起こったというのか。 フクロウの顔もどことなくエイリアンに似ているし、 “フォース・カインド”が 地球外生命体に誘拐された事を指す様に、 当然ながらタイラー博士の患者は エイリアンに誘拐された疑いがある。 本作の舞台ノームでは エイリアンによる誘拐が多く報告されているが、 例えば地球外生命体が人類が誕生するずっと前から 地球を訪れていたとすると、 人間をさらう事なんて彼らにとっては実は簡単な事で、 ノームにいようと世界中どこにいようと 彼らには関係ないのかもしれないし、 わたしたちはもう既に気付かない間に 誘拐されてしまっているのかもしれない。 本作はとにかく奇妙、キミョウ。 これをまじめに怖がらせようとして作ったにしては、 映画の中に登場する録音された エイリアンの声も不気味どころか、 彼らを馬鹿にした様な音作りがされているし、 第一アビゲイル・タイラー博士のドキュメンタリー映像が モキュメンタリーなのは残念でしかなく、 結局全部フィクションなら映画は ただの悪いジョークでしかないだろう。 それにエイリアンを悪者として描く映画にも飽き飽きだ。


50回目のフアースト・キス

オトーサン、 「こんな病名、聞いたことないぞ」 ・ゴールド・フィールド症候群(GFS) 脳神経性の病気で、短期記憶が長期記憶に転換しないのです。 つまり、昨日会ったのに、翌日は初対面になるのです。 翌日、キスしても、フアースト・キス。 何度、キスしても、フアースト・キス。 哀れと言おうか、羨ましいと言おうか・・・ 原題:50 First Dates (2004) 監督:Peter Segal 脚本:George Wing Genre:Comedy / Romance Rated PG-13 on appeal for crude sexual humor      and drug references Country: USA Language: English / Hawaiian / Mandarin / Turkish 上映時間:99分 あらすじ: 常夏の島ハワイ。 ヘンリーは、プレイボーイ。 水族館の獣医だ。 ある日カフェでルーシーと出会い、一目惚れ。 意気投合したが、翌日カフェで再会すると、 冷たく他人行儀になっていた。 ルーシーは1年前に交通事故に遭い、 その後遺症で、前日の記憶を全てなくしてしまう 短期記憶喪失障害になったのだ。 家族や周囲の暖かい力で、 ルーシーはそうとは知らず、同じ一日を繰り返していた。 ヘンリーは、毎日、初対面なのにめげず、 ルーシーとの関係を深める努力を続けていったが・・・ 出演者: Adam Sandler ・・・Henry Roth(ヘンリー) Drew Barrymore ・・・Lucy Whitmore(ルーシー) オトーサン、 「相性ぴったりだね」 芸達者だから、安心してみていられます。 その他の出演者: Rob Schneider ・・・ Ula Sean Astin ・・・ Doug Whitmore Blake Clark ・・・ Marlin Whitmore Lusia Strus ・・・ Alexa Dan Aykroyd ・・・ Dr. Keats Amy Hill ・・・ Sue Pomaika'i Brown ・・・ Nick Allen Covert ・・・ Ten-Second Tom Missi Pyle ・・・ Noreen Maya Rudolph ・・・ Stacy Kevin James ・・・ Factory worker Lynn Collins ・・・ Linda User Rating:6.8/10 ( 201,357 votes)IMDb User Rating:8.7/10( 2,853 votes) Yahoo! オトーサン、 「高いスコアだね」 User Reviews jotix100さん New York 2005年1月2日 水族館の獣医 私は、アダム・サンドラーのファンではない。 昨年はじめにリリースされた時には、避けて通った。 前提が、あまりにも「恋はデジャ・ブ」(1993) に似ていた。 ケーブルTVで放映されたので、見ることにした。 率直に言うと、面白かった。 「パンチドランク・ラブ」(2002)よりも、笑える。 ドリュー・バリモアとサンドラーは、前にも共演しており、 相性がいいので、映画がよくなっている。 アダム・サンドラーを 水族館の獣医にするというアイデアがいい。 セイウチとのかけあいシーンは愉快だった。 助演者たちも、うまい。 驚いたのは、ロブ・シュナイダー。 好きな俳優ではないが、 ピーター・シーガル監督の下で、好演している。 ショーン・アスティンがいい。 ステロイドのせいで、舌足らずで発音する役だ。 ルーシーの父親役のブレーク・クラークもいい。 ダン・エイクロイドの演技も光っていた。 長期記憶を失った若い女性を扱う医師役だ。 この映画、予断なしに見てほしい。 大変、驚くだろう。 オトーサン、 「この映画、流れる歌もいいね」 思わず、口づさんでしまいました。 ・虹の彼方に Over the Rainbow ♪Somewhere over the rainbow  Way up high  There's a land that I heard of  Once in a lullaby (虹の向こうのどこか空高くに  子守歌で聞いた国がある) ロビーJさん 2007年4月6日 アダムとドリューの再共演作! 映画館に見に行きました。 私の一番のお気に入り俳優のアダム・サンドラーさんが 主演なので見逃せませんでした。 共演は『ウェディング・シンガー』で アダムの相手役だったドリュー・バリモア! アダムの映画の中で一番『ウェディング〜』が好きだったので ドリューとの再共演は夢のようです! 映画はハワイが舞台のラヴ・コメでドリューやアダムに加え ロブ・シュナイダーや可愛らしい動物達もいいです! プレイボーイのヘンリーと事故がきっかけで 新しい記憶が一日しかもたない 女性ルーシーのラヴ・ストーリーは 笑いもありますが、 どちらかといえば感動できるラヴ・ストーリーに思います。 二人がデートする場所の景色は本当にきれいです。 そしてアダムは『ウェディング〜』と同じく ドリューに歌を贈るシーンもあります。 ルーシーの家族の温かさとヘンリーの一途な想いに感動します。 エンド・クレジットで『ウェディング〜』でも流れた ♪「トゥルー」が流れるのにも注目!


パニッシャー:ウォー・ゾーン

オトーサン、 「こういう存在も必要だね」 法で裁けぬ悪い奴らって、世の中に多いですね。 たとえば、裁判制度。 腕利きの弁護士団がつけば、黒を白に変えるのは、 ありうる話です。 原題:Punisher: War Zone (2008) 監督:Lexi Alexander 脚本: Nick Santora/ Art Marcum / Matt Holloway) Genre: Action/ Crime / Drama R-15 Country: USA / Canada/| Germany 上映時間:103分 あらすじ: フランク・キャッスルは、最愛の家族を殺された。 法で裁けぬ凶悪犯に怒り、“パニッシャー”となって、 街にはびこる諸悪に独り立ち向かっていた。 そんなフランクの次なるターゲットは、 ある巨悪な犯罪組織の中にあって最も邪悪な人物、ビリー。 居場所を突き止め、奇襲を仕掛け、ルソッティに私刑を執行する。 だがこの時、組織に潜入していたFBI捜査官を誤殺してしまう。 顔面をズタズタにされるも生き延びたビリーは “ジグソウ”と名を変え、街中の武装ギャングを配下に パニッシャーへ怒りの復讐を開始する... 出演者: Ray Stevenson ... Frank Castle (フランク・キャッスル) Dominic West Dominic West ... (Billy / Jigsaw ジグソウ) オトーサン、 「無名俳優だから凄味が出るね」 その他の出演者: Doug Hutchison Doug Hutchison ... Loony Bin Jim Colin Salmon Colin Salmon ... Paul Budiansky Wayne Knight Wayne Knight ... Micro Dash Mihok Dash Mihok ... Martin Soap Julie Benz Julie Benz ... Angela Stephanie Janusauskas Stephanie Janusauskas ... Grace Mark Camacho Mark Camacho ... Pittsy Romano Orzari Romano Orzari ... Nicky Keram Malicki-Sanchez Keram Malicki-Sanchez ... Ink Larry Day Larry Day ... Agent Miller Ron Lea Ron Lea ... Captain Ross Tony Calabretta Tony Calabretta ... Saffiotti T.J. Storm T.J. Storm ... Maginty User Rating:6.0/10( 37,213 votes)IMDb User Rating:6.4/10( 237 votes) Yahoo! オトーサン、 「映画はよくできているけど...、」 パニッシャーという存在への賛否が分かれたのでしょう。 User Reviews cbhoov1さん United States 2008年12月6日 パニッシャー映画に求めるすべてがある 数時間前、フラートン、カリフォルニア州で見た。 コミックの読者だし、最近マーベルのファンになったので、 この映画は、期待通りのものだった。 レイ ・ スティーヴンソンは、フランクとして完璧。 主演者はみなアクション映画がうまい。 ドミニク ・ ウェストのジグソー役は完璧。 こうでなくちゃ! めちゃめちゃに顔面を傷つけられ復讐に燃える 暴力団の親分という設定のが、いい。 権威ある批評家たちは、ご不満のようだ。 1.暴力がいかん。  もちろん、暴力的だ!  本作の題名に、平和的な要素があるのかね?  彼は、 "忠告者". ではない。  流血と暴力は、「ソウ」ほどではないが、  激しいから、当然、"R"指定になっている。 2. 対話:  批評家たちは、「ダークナイト」と「アイアンマン」に毒されている。   このネタ本には、いい会話が多い。  本作は、 「プレデター」や「ランボー」よりも悪くない。  まず、流血ありき。  よくはないが、ひどくもない。  本作は「ハムレット」ではないのだ。 3. 脚本   物語の展開はいい。   まあ、に沿って移動し、フィルムはドラッグ it alwaysgoing   さほど頻繁ではないが、 アクションの中休みがあっても、  引きずることはない。 必ず、展開がある。 完璧ではないが、良い。 批評家たちが言うよりも、はるかに良い。  要するに。楽しい時が過ごせる。 DVDが発売されたら、買ってもう一度見てみたい。 オトーサン、 「アメリカは世界のパニッシャーを任じているが、 果たして、それでいいのか?」 前田有一 さん 2009年4月17日 妙に政治的なアメコミ映画 『パニッシャー:ウォー・ゾーン』を見ると、 本当に今のアメリカ映画界ってのは、 ヒーロー映画の一本も素直に作れないんだなぁと思わされる。 正義の味方というものが、この国においてさえ、 いかに白々しい存在になってしまったか。 つくづく時代の流れを思わせる。 家族を殺され、復讐の鬼と化したフランク(レイ・スティーヴンソン)。 彼はやがて、法で裁けぬ悪を処刑してまわる 完全武装のアンチヒーロー"パニッシャー"となった。 だが、ある犯罪組織に突入したとき、 知らぬこととはいえFBIのおとり捜査官を殺してしまう。 それ以来、フランクは葛藤し、"仕事"が出来なくなってしまう。 マーベルコミックの人気ヒーロー"パニッシャー"は、 すでに何度か映画化されている。 本作は、もともと04年版の続編となる予定だったが、 紆余曲折を経て結局独立した作品となった。 フランクを演じる役者も変更となった。 脚本が何度も改変を経たから、というわけでもないだろうが、 作品のあちこちにアメリカ(あるいはイスラエルも?)の 自虐的批判要素が見て取れる、政治映画的な作品となった。 終盤の直接的な徴兵パロディはもとより、 誤射によって悩むパニッシャーの姿じたい、 彼らの軍隊そのものを表しているかのようだ。 喜び勇んで復讐の殺戮劇に身を投じたはいいものの、 参戦の建前を揺るがす誤射騒動で意気消沈。 世間の風当たりも強くなってきたし、ここらで私刑ごっこからは撤退するか……。 現実はイマココ、てな具合である。 映画はその後、いったいどういう展開を見せるのか。 それはまるで未来を予測しているようで興味深い。 最後に女がパニッシャーに告げる言葉は、 現実のアメリカの人々が、何より言ってほしい言葉だろう。 そんな風に思いながら見ていると、 効果音と動きのズレや、わざとらしいCG火炎など、 細部のつくりの荒さも許容できる。 ルックス的な面白さという面では、 やたらと生々しい人体破損シーンの数々がまずあげられる。 残酷なものが苦手な人は要注意だ。 また、銃器の贅沢すぎる使用法もある種の見所か。 駅前のスーパーで銃弾の残り物半額セールでもやっていたか、 無駄玉おかまいなしであたりかまわずぶちまけるパニッシャー。 そんな戦い方は、現実ではまずしないだろうから、 派手なガンアクションが好きな人にはいいストレス解消になろう。 『パニッシャー:ウォー・ゾーン』は、そんなわけで 政治に関心がある、ちょっとひねくれた米国民向け。 だから日本ではあまり売れないだろう。 週末、単純にスカッとしたいとか、そういう目的にはあまり適していない。 だが、時代を映す鏡として、ユニークな観測対象であることだけは事実だ。


新網走番外地 大森林の決斗

オトーサン、 「夏の網走が舞台か」 網走番外地には冬がふさわしいのでは? 冬季五輪が終わったばかりだからでしょうか。 原題:新網走番外地 大森林の決斗(1970) 原案:伊藤一 監督:降旗康男 脚本:村尾昭 Genre:Suspence 上映時間:105分 あらすじ: 少年院出身で、傷害の前科をもつ ダンプ運転手の末広勝治は、 些細な交通違反がもとで起こした 公務執行妨害と法廷侮辱罪で 網走刑務所に送られた。 名古屋出身の強姦前科四犯の小松五郎、 北海道の愚連隊で傷害一年六カ月の庄司富士夫、 東京出身の獣医で傷害前科二犯の大藪善男などが 勝治と一緒に新入りの囚人となった。 それを待ちかまえるように、 受刑者のボス的存在の嵐田産業の次男源二とその一味が、 庄司を狙っていた。 嵐田の家は昔、庄司の父のために潰され、 父母は自殺してしまった。 その恨みをはらすために、 この地方の木材を一人占めしようと目論み、 庄司の実家の庄司木材に圧力をかけると共に 刑務所内では庄司を痛めつける役目を 源二が果たしているのだった。 勝治は持ち前の正義感で庄司を助けるが、 そのための争いが絶えなかった。 これに手を焼いた所長は勝治たちを 郊外作業場へ送り出すことに決め、 鬼担当の神代が同行することになった。 そこでも勝治は、元東京菊水会の幹部だった力石勇と 友情のようなものを感じながらも、ことごとく対立する。 そこでの副場長・黒部は嵐田と結託し 農場の豚や木材を横流ししていた。 力石はその事実を知っていたが、 病気の母の面倒をみてくれることを条件に黙認する。 庄司も彼らの悪事に気付くが、 発覚すれば庄司木材の女主人である 姉のくに子を殺すという源二の言葉に目をつむる。 一方、庄司木材への圧力は日に日に増し、 ついに嵐田産業が放った火のために燃えあがり、 勝治ら囚人たちも消火作業にかり出された。 源二はこの機をとらえ、 騒ぎにまぎれて庄司を殺すようにと力石に命じるが、 庄司をかばう勝治のために逆に深い傷を負ってしまう。 姉の危機を救うため、 庄司は、黒部や嵐田の奸計とは知らずに脱獄して、 正当妨衛にみせかけた黒部のライフルで殺された。 次に嵐田と黒部は、事を深く知りすぎた力石を殺そうと計るが、 黒部は力石に殺されてしまう。 事の真実を勝治に知らせると力石は息絶える。 怒りに燃えた勝治は、小松五郎の協力を得て脱獄し、 くに子の涙をふりきって一人、嵐田産業へ殴りこんでいった。 出演者: 高倉健...末広勝治 宍戸錠...力石勇 北村晃一...庄司富士夫 星由里子...くに子 オトーサン、 「健さん、若いね」 1931年生まれですから、撮影当時は39歳! 宍戸錠さんも、青年です。 その他の出演者: 南利明...小松五郎 須賀不二男...嵐田剛 山本麟一...嵐田源二 玉川良一...江戸川良一 由利徹...大藪善男 山城新伍...カッパの辰 今井健二...黒部久男 三島ゆり...子山中アサ User Rating:5.1/10(20 votes)Tutaya User Rating:-/10( 4 votes) Yahoo! オトーサン、 「うーん、誰もみてない」 User Reviews Masayuki Myouseさん 2010年12月6日 降旗監督、結構やるやないの! 冬の華などの、5倍位いいわ。 (数字はテキトウだけど) 高倉健が、何故 降旗監督と以後に タッグを組むようになったかがよく解る映画でもあるね。 彼自身が心地よさを感じたと思うなあ。 高倉健という男の、魅せ方、撮り方が、 前のシリーズの石井輝男さんとは明らかに違うしね。 本作での、健さんの魅せ方は、 いやらしくなくて好感が持てたわ。 あと、降旗さんは構図にこだわる人だなーと思ったね。 オトーサン、 「脇役陣もなつかしいね」 南利明、玉川良一、由利徹、山城新伍... ゴウ先生さん 2009年8月1日 『新網走番外地』シリーズ4作目。 降旗康男監督の初登板作品。 (ただし、降旗ひとりだと大変だったのか 理由は、よく分かりませんが、 クレジットの監督の欄には降旗の名の左脇に、 普段は助監督を務めることが多い 寺西国光の名前がやや小さく並んでいます。) 高倉健さんが演じるのは、 前3作とはまったく関係のない「末広勝治」。 舞台は、石井輝男監督の『網走番外地』の原点に戻ったように、 網走刑務所の中が主。 時代設定は、製作当時の1970年前後と思われます。 敵役は、山本麟一、今井健二、須賀不二男の強力トリオ。 敵側にいながらも末広と気脈を通じる力石役に宍戸錠、 健さんを慕うようになるヒロインを前作に引き続き 星由里子が演じます。 南利明、玉川良一、由利徹、山城新伍という おなじみのメンバーが 揃ってコミック・リリーフを務めてくれるのが、 ファンには心強い限り。 ストーリー展開も旧『網走番外地』シリーズの 基本プロットに沿ったもの。 やんちゃだが、義侠心に篤い末広が網走刑務所に入り、 看守(今井健二)や同囚のボス(山本麟一)の悪事を成敗しながら、 彼らを刑務所の外から操っていた 暴力団嵐田組組長(須賀不二男)を脱獄した後 叩き斬るというのがメイン・ストーリー。 そのサイドストーリーとして、 刑務所の中での凄腕の一匹狼力石(宍戸錠)との衝突と和解、 嵐田組から嫌がらせを受け続けるヒロイン(星由里子)と その弟(北村晃一)との交流が描かれるのでした。 展開はオーソドックスなものの、 この時期の降旗演出はやや冗長。 冒頭の末広入所のエピソードや 力石との3度のケンカ・シーンなど ここまで延々と撮影しなくてもと思わせます。 105分の映画ですが、あと10分は楽に切り詰められそう。 ただし、健さんが絡む格闘シーンを たっぷりと撮影してくれていますので、 最盛期の健さんの躍動感をフィルムに焼き映している点では、 ファンには嬉しいものかもしれません。 ゴウ先生は、少々辟易としてしまいましたが。 惜しむらくは、宍戸があまり輝かないこと。 宍戸といい三橋達也といい、 『新網走番外地』シリーズには 『昭和残侠伝』シリーズの池部良が現れないのが残念です。


男はつらいよ 寅次郎と殿様

  オトーサン、 「いまだにお殿様、健在だね」 上から目線で、庶民をバカにして収奪し、 豪邸に住み、高級車を乗り回す奴ら。 わが国だけでなく、中国にもいて、 公害を発生させているとか・・・ 原題:男はつらいよ 寅次郎と殿様(1977) 監督:山田洋次 原作:山田洋次 脚本:山田洋次/朝間義隆 Genre:Drama/Commedy 上映時間:99分 あらすじ: 寅さんが柴又に帰ってくる。 満男のために買った鯉のぼりを巡って一悶着、 飼犬の名が「トラ」というのも気に入らず、 すぐさま旅に出てしまう。 伊予大洲市に立ち寄った晩、 旅館で何やら寂しげな女性をみかけ、鮎料理をご馳走する。 彼女が、柴又の団子屋を知っていると聴いて驚く。 翌日、寅さんは大洲城の近くで知り合った老人宅へ。 実は老人は大洲の殿様の子孫・藤堂久宗だった。 すっかり寅さんを気に入って、 追い出そうとする執事に刀を抜く始末。 殿様は、息子の嫁に会いたい、探してくれと頼む。 酒の勢いで安請け合いしたが、 殿様が、寅を追いかけて上京してくる。 寅さんは、「東京にいるまりこ」を探しはじめる・・・ 出演者: 渥美清 ・・・寅さん 真野響子 ・・・鞠子 嵐寛寿郎 ・・・殿様 三木のり平 ・・・執事 オトーサン、 「アラカンの殿様はいいね」 上からというか、はるかなる宇宙から 庶民を見ている感じです。 真野響子さん、その昔、交通安全のCMに起用しました。 くらくらしたものです。 でも、この映画では、フェロモンが感じられません。 その他の出演者: 倍賞千恵子 ・・・さくら 下絛正巳 ・・・竜造 三崎千恵子 ・・・つね 前田吟 ・・・博 太宰久雄 ・・・社長 佐藤蛾次郎 ・・・源公 中村はやと ・・・満男 吉田義夫 ・・・党首 寺尾聡 ・・・巡査 平田昭彦 ・・・宗通 笠智衆 ・・・御膳様 斉藤美和 ・・・宿の女将 谷よしの ・・・宿の女中 User Rating:6/3/10( 12 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:8.2/10( 143 votes) Yahoo! オトーサン、 「評価が分かれた」 User Reviews jigen_daisuke2003jpさん 2012年2月12日 忠臣蔵ゴッコも達者と解るシリーズ19作目 今度の寅さん居眠り冒頭劇は 鞍馬天狗に身を扮した寅さんでした。 似合ってね〜。ついでに殺陣も披露してまして、 お笑い路線に走るあたりはさすがです。 夢から覚めた寅さん久々に帰ってみれば、 どこかから「こら!トラ!」と怒る声。 どこぞで拾ってきた野良犬が”トラ”と 名付けられていてみんなで呼んでいるわけですが、 あ〜こりゃ、トラブルの前兆ですねと思ったら案の定。 今度は四国へ旅立って行った寅次郎でございました。 それにしても、毎度寅さんと喧嘩してって・・ 寅さんだけじゃなく家族も学習能力ないんだろか。 そのあたり血のつながりを感じてなにやら微笑ましい。 旅先で出会ったおじいさんがなんと 大名の子孫で地元では有名なお殿様とか、 寅さんの珍しい人に出会う能力の高いこと。 とりあえずお金を拾ってもらったらラムネとあんぱんを ご馳走しておけば世間知らずなお殿様には受けがいいみたいです。 本作のマドンナ役に真野響子さんでしたが、 漫画「めぞん一刻」で主人公五代くんの親友坂本(だったかな)が 俺ファンなんだよね〜と言っていて誰だろうなと 思っていましたがこの方でしたか。 本作で彼女の魅力全開とまではいきませんでしたが、 女性らしさよりも自立したしっかりとした女性という マドンナを演じてまして、 なるほどわからなくもないなと感じました。 いつもは人を振り回してばかりの寅さんですが、 お殿様にはいまいち通じない。 どちらかというと振り回されている感のある 二人の関係が面白かったです。 「殿、殿中でござる。」と忠臣蔵ネタはもはやコント。 あれじゃあ執事も大変だわなと思いました。 今回の寅さんの恋は本当に”つらいよ”でしたが、 寅さんがつらくない恋に出会って家族と一緒に 年越しできる日がいつか・・こないのか。 こないのかな?どこかで来たらいいなと思いました。 変人には好かれるんだけどね〜、 どうにかならんのかと傍観者でありながらも心配になりました。 オトーサン、 「そうね、マドンナが力不足だね」 とらやさん 2009年12月18日 男優陣が実に魅力的 シリーズ全作の中で 寅さんの恋が印象に残らない作品が何作かありますが、 本作もその内の一本です。 しかしその代わりと言っては何ですが 男優陣が実に魅力的な顔ぶれが揃った作品です。 まず、アラカンこと嵐寛寿郎演じる 伊予の大洲のお殿様。 時代錯誤も甚だしいこのキャラクターが ほのぼのとしていて、 特に寅さんと出会って、 寅さんからラムネとアンパンを奢ってもらうシーンが実にいい。 更にその藤堂家の執事の吉田という男を演じる 三木のり平も見事な存在感。 寅さん、藤堂のお殿様、吉田の3人の魅力が生み出す可笑しさ、 そのシーンの楽しさが印象に残る一本。 しかし、やっぱり寅さんシリーズは 寅さんとマドンナの恋の行方が最大の見所の一つな訳でして、 寅さんには相当高い平均点を付けている私ですが、 本作は6点ということでお許しいただきたい作品です。


男はつらいよ 寅次郎純情詩集

オトーサン、 「純情か、死語だね」 古い世代なら、灰田勝彦さんの歌を覚えているかも。 ♪ 男純情の 愛の星の色        冴えて夜空に唯ひとつ あふれる想い   春を呼んでは夢見ては うれしく輝くよ       思い込んだら命がけ 男の心   燃える希望だ憧れだ 燦めく金の星   (作詞: 佐伯孝夫 作曲:佐々木俊一) でも、本作の寅さん、まったく純情ではありません。 ひがみっぽくて意固地と言うべきでしょう。 原題:男はつらいよ 寅次郎純情詩集(1976) 監督:山田洋次 山田洋次脚本: 山田洋次/ 朝間義隆 Genre:Drama/ Comedy 上映時間:104分 あらすじ: 旅先からふらりと帰ってきた寅さん。 さくらの一人息子・満男の小学校の担任、 雅子先生が、家庭訪問にやってくる。 だが、満男の話はそっちのけで、雅子としゃべりまくる。 父親の博は激怒し、皆が同調したため、寅さんは飛び出ていく。 旅先の上田・別所温泉でかつて知り合った旅芸人一座と再会し 大いに盛り上がるが見栄を張って気前よく振る舞ったため、 無銭飲食で留置場へ。 身請けに行ったさくらは、かんかんになる。 だが、とらやに戻った寅さんは、雅子先生だけでなく、 彼女の母親・綾と再会する。 綾は、長い闘病生活から仮退院したばかり、 幼少時代を思い出して大喜びしたので、 寅さんは、綾にゾッコンになってしまう・・・ 出演者: 渥美清 ・・・寅さん 京マチ子 ・・・柳生綾 檀ふみ ・・・柳生雅子 オトーサン、 「うーん、マドンナが2人か」 その分、マドンナの魅力が減退してしまいました。 その他の出演者: 倍賞千恵子・・・ 諏訪さくら 前田吟・・・ 諏訪博 下條正巳・・・ 車竜造 三崎千恵子・・・ 車つね 太宰久雄・・・ 桂梅太郎 佐藤蛾次郎・・・ 源公 笠智衆・・・ 御前様 中村はやと・・・ 諏訪満男 笠井一彦・・・ 中村 岡本茉利・・・ 大空小百合 吉田義夫・・・ 座長 谷よしの・・・ 別所温泉の仲居 梅津栄・・・ 巡査 谷村昌彦・・・ 口上の男 赤塚真人・・・ ばあやの孫 永六輔・・・ 警官 浦辺粂子・・・ ばあや User Rating:6.4/10( 17 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:6/9/10(130 votes) Yahoo! オトーサン、 「出来が悪いほうだね」 User Reviews ymo1191さん 2008年7月26日 男はつらいよ (18) このシリーズ第18作も、マドンナ的には異色だ。 京マチ子さんと檀ふみさんが親子役でダブルマドンナだが、 寅さん的には、年配過ぎたり若すぎたりと言うところか。 さらに、寅さんとは昔からの顔なじみの設定の 京マチ子さんが、病弱な未亡人で、ドラマの中で 死去してしまうと言うのもシリーズ中例がない。 それから昔世話した吉田義夫さん率いる旅役者の一行とのクダリも、 寅さんの役者びいきがアダになってる。 オトーサン、 「同感だね」 movie海馬さん 2012年8月16日 5点 前半は3点。後半は7点。よって5点です。 前半の寅さん、1作目から順に観て 一番"最悪"なキャラでした…。 いつもなら物凄く反省するだろうにまったく悪びれず、 さくらも憤慨。私も物凄く憤慨。 柳生のお嬢様(母)が現れる後半は これまた1作目から順に観て一番"物悲しい"お話でした。 確かにこの明暗の対比を狙った演出なのかなぁ。 それにしても前半の寅さんは酷い。 寅さんは好みの幅広いなぁ。 好きな人と結ばれたい訳ではなく、 ただそばにいて役に立ちたい男、車寅次郎。 そして「浦辺粂子ですよぉ〜」


男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け

オトーサン、 「シリーズも、17作目か」 このところ気になっているのが、冒頭の夢のシーン。 これって、いらないんじゃない? 原題:男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け(1976) 監督・原作:山田洋次 脚本:山田洋次/ 朝間義隆 Genre:Drama/Commedy 上映時間:109分 あらすじ: 春は4月。 寅さんは、久しぶりにの柴又に戻ってきて 飲み屋で無銭飲食の老人に同情し、“とらや”に連れ帰る。 起きのは遅いし、メシ、フロと命令口調、 おまけに寿司屋で飲み食いし、ツケを回す始末。 みんなが怒り出したので、連れ込んだ手前もあり、 寅さんが意見する。 「宿屋じゃないんだぜ、少しは払えよ」 画用にさらさらと書いた絵を神田の本屋に持っていくと、 主人が、思いもかけぬ値段買い取る。 なんと老人は日本画の大一人者・青観だった。 数日後、兵庫で青観と再会した寅さんは、 料亭の接待に同行し、芸者ぼたんに一目惚れする.... 出演者: 渥美清 ...寅さん 太地喜和子 ...芸者ぼたん 宇野重吉 ...池ノ内青観 オトーサン、 「宇野重吉さんは、新劇臭が鼻につくね」 太地喜和子さんの名演技に酔いました。 マドンナのイメージを一変させています。 その他の出演者: 倍賞千恵子 ...さくら 下絛正巳 ...竜造 三崎千恵子 つね 前田吟 ...博 太宰久雄 ...社長 佐藤蛾次郎 ...源公 中村はやと ...満男 桜井センリ ...観光課長 寺尾聰 ...観光係長 佐野浅夫 ...鬼頭 大滝秀治 ...大雅堂の主人 笠智衆 ...御膳様 岡田嘉子 ...志乃 User Rating:7.8/10( 34 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:9/0/10( 186 votes) Yahoo! オトーサン、 「いいね。異色作だけど」 User Reviews dra42さん 2002年3月19日 太地はいい女優だなー 寅さん映画はこれを入れて3本しか見ていませんが 昔見た時よりも数段面白いと思いました (歳をとったせいかも) 寅さんの下手な落語家よりも 相当上手いひとり語りの場面や口上など 寅さんが喋ると情景がパーッと目に浮かんでくるのが凄い ただ回りの脇役陣が寅さんにくらべると どうしても弱く感じてしまうのは 渥美清の芸が凄すぎるのかな 宇野重吉もハマっているんだかいないんだか そんな中で太地喜和子の存在感が あの下町の風景や気質によくマッチしてましたね すごくいいキャラクターを発掘したのに その後のシリーズには出てないのが今では残念に感じます オトーサン、 「同感!」 悪い奴ほどよく眠るという現状は、打破しなくては。 民朗さん 2014年1月8日 「男はつらいよ」シリーズ屈指の傑作 という薦めもあり鑑賞。 オープニングの『ジョーズ』人気に肖ったであろう ゴア描写で掴みはOK (但し別に伏線になっているわけではない)、 その後も偏屈な爺さんからマドンナの話にテンポ良く進み、 最後には心地よい感動を与えてくれます。 本作は弱者を食物にする明確な社会悪が描かれ、 マドンナとの色恋沙汰と言うよりは、 卑怯な悪人との対峙に大きなウエイトが置かれており、 確かに他作と比べると若干異色作かも知れない。 終盤に老画家を通して芸術の本質が語られるのも 映画ファンの心を掴んでいる理由の一つでしょう。 しかし結局は何時もの通りの"義理人情"でカタがついてしまい、 最大の悪人は結局世にのさばってしまう展開には 納得出来なかったです。 「世の中そんなもんよ」と言われればそうかも知れんが、 折角主人公がある意味社会のはみ出し者、寅さんなのだから、 その向こう見ずな性格を活かして悪人を成敗して欲しかったなぁ。


アジョシ

アジョシ オトーサン、 「韓国映画か、録画消そうかな」 でも、IMDbのスコアは、7.9と高いのです。 2010年度の韓国興行 収入1位だそうです。 119分を90分に抑えたり、 もう少し字幕がよかったら、楽しめたかも。 原題:Ajoshi (2010) 監督・脚本:Jeong-beom Lee: Genre:Action / Crime / Thriller Country: South Korea Language: Korean 上映時間:119分 あらすじ: テシクは、質屋を営み、ひっそりと生きている。 隣の少女ソミは、テシクを慕い、店に入り浸っていた。 クラブダンサーの母親に構ってもらえぬソミを 不憫に思い、冷たく突き放すことができなかった。 ある日、ソミの母親が犯罪組織から麻薬を盗み出したばかりに、 母子は組織に狙われることに。 組織の男たちは母親が預けたカバンを取り戻そうと 質屋にやって来るが、テシクは驚異的な身のこなしで反撃する。 しかし、ソミを掠われた上、組織の罠にはまって 警察に逮捕されてしまう... 出演者: Bin Won ... Cha Tae-sik(テシク) Sae-ron Kim ...Jeong So-mi(ソミ) オトーサン、 「テシクは、運動神経抜群の青年だね」 それでも、少女ソミからみれば、おじさん... つまり、アジョシなのです。 その他の出演者: Tae-hoon Kim ... Kim Chi-gon Hee-won Kim ... Man-seok Seong-oh Kim ... Jong-seok Jong-pil Lee ... Detective No Thanayong Wongtrakul ... Ramrowan Hyo-seo Kim ... Hyo-jeong Young-chang Song ... Oh Myung-gyu Su-ryun Baek ... Old Woman Kyeong-eup Nam ... Section Chief Jeong Do-won ... Detective Park Do Won Kwak ... Detective Kim Seok-hyeon Jo ... Moon Dal-seo Sang-Kyeong Son ... Bear Jae-won Lee ... Kim Do-chi Min-ho Hwang ... Nam Seong-sik User Rating:7.9/10( 27,339 votes)IMDb User Rating:8.2/10( 9181 votes) Yahoo! オトーサン、 「Yahoo!も高いし、大勢見ている」 大鐘賞受賞 ・主演男優賞  ウォンビン User Reviews bearofspadesさん SouthKorea 2010年8月23日 暴力的だが、感動的だ 悪者が出てくる。 悪者は平面的だし、 危険な目にあう子供を助けて、 ヒーローになるチャンスが与えらえる... そんなありきたりのアクション映画になる恐れがあったが、 この映画は、独自のアイデンティティを作り出している。 思考スタイルは、まさに韓国人だ。 正直言って、「タクシードライバー」を思い出した。 監督は、いくつかのシーンで、敬意を表していた。 本当かどうかはわからないけれど。 私が話した人たちは、誰も、 「タクシードライバー」を見たことがなかった。 これはアクション映画としてみた場合、 レベルが低く、がっかりするようなことはない。 かなり残忍な映画だが、フィナーレは、かなり満足できる。 登場人物たちを気遣うようになるからだ。 ペースはいいし、コミック・シーンもいい。 ユーモアのは、少し暗かったが、それがまた良かった。 自分でも驚いたが、主人公こことが心配になった。 「ラッシュアワー」にみるように 子供は往々にして感傷的に扱われがちだが、 この映画では、それが避けられて、 子供は、適度にかわいく、本物の感じがする。 残酷なシーンもあるが、 映画自体は、残酷な感じがしない。 そんなわけで、好きな映画だ。 映画は、無分別で意地悪になりがちだが、 この映画は、そうした落とし穴を避けている。 オトーサン、 「黒美さん、韓国映画通だね」 黒美君彦さん 2011年10月2日 血の涙 使い古されたプロットでありながら、 最後まで一瞬たりとも目を離せないのは、 ウォンビンのクールなたたずまい、 そして切れがありまくりのアクションのせいか。 私の苦手な「いててて」系ではあるのだが…。 隣の家のおじさん「アジョシ」でしかないチャ・テシクが、 裏世界に一人で乗り込んでいく爽快感。 そこにソミ(キム・セロン)という少女が危険に曝されている という理由だけで、彼は危険な凶器でもある肉体をぶつけるのだ。 ガラスを突き破って二階から路上に飛び降りるシーンなど カメラも一緒に飛び降りた感覚がすごい。 ウォンビンは劇中二度しか笑わない。 知らない間にソミにネイルアートを されてしまったのを見つけた時とラスト。 その笑顔が爽やかであるだけに、彼の密かな悲しみが引き立つ。 闘い終わった後、流れた血が頬を涙のように痕をつける。 主人公の悲しみや怒り、そうしたものを象徴するシーンだ。 それにしてもアクションも凄いなあ。 イケメンだというだけでは 韓国の映画界では生きていけない、というのを改めて痛感した。


スーパー・チューズデー 〜正義を売った日〜

オトーサン、 「スーパー・チューズデー (Super Tuesday)ってなあに?」 アメリカ大統領選挙がある年の2月の火曜日だそうです。 各州での予備選挙が重なり、この日は最大の代議員を獲得できます。 「天下分け目の戦いの日」というわけでしょう。 原題:The Ides of March (2011) 監督:George Clooney 台本: Beau Willimon 脚本: George Clooney/ Grant Heslov / Beau Willimon Genre:Drama 上映時間:101分 あらすじ: マイク・モリスは、ペンシルベニア州知事、 実績・清潔さ、そして申し分ないルックス。 民主党予備選の最有力候補に躍り出た。 天下分け目のオハイオ州予備選を目前に、 陣営は緊張と熱気に包まれていた。 そんなモリスの選挙キャンペーンを ベテラン参謀のポール・ザラとともに支えるのは、 若き辣腕広報官スティーヴン・マイヤーズだ。 彼は、知事の理想に心酔していたが、 ライバル陣営の選挙参謀から引き抜き工作を仕掛けられる。 そんな中、選挙スタッフの美人インターン、モリーと 親密な関係となって ... 出演者: Ryan Gosling ... Stephen Meyers (.スティーヴン・マイヤーズ) George Clooney ... Governor Mike Morris (マイク・モリス知事) Philip Seymour Hoffman ...Paul Zara Philip(ポール・ザラ) Evan Rachel Wood ...Molly Stearns(モリー) オトーサン、 「ジョージ・クルーニーって、才人だね」 監督もやるし、人脈を生かしての資金集めも上手です。 その他の出演者: Paul Giamatti ... Tom Duffy Marisa Tomei ... ida Horowicz Jeffrey Wright ... Senator Thompson Max Minghella ... Ben Harpen Jennifer Ehle ... Cindy Morris Gregory Itzin. ... Jack Stearns Michael Mantell ... Senator Pullman Yuri Sardarov ... Mike Bella Ivory ... Jenny Maya Sayre ... Sue Danny Mooney... Campaign Editor User Rating7.2/10 ( 150,327 votes)IMDb User Rating:7.5/10( 645 votes) Yahoo! オトーサン、 「高いスコアだ」 アメリカは、民主主義の国ですから、 自分の身代わりを選ぶ選挙には、熱心です。 アカデミー賞 ノミネート ・脚色賞 ゴールデン・グローブ ・作品賞(ドラマ) ・男優賞(ドラマ) ライアン・ゴズリング ・監督賞 ジョージ・クルーニー ・脚本賞 User Reviews antoniotiernoさん Italy 2011年12月23日 政治には、ショックとドンデン返しがある ライアン・ゴズリングのドラマチックな役は最高だった。 物語が進むにつれ、野心満々な彼は、 魂を売ることを望むようになる。 強烈な筋書で、事態は急進展する。 ジョージ・クルーニーには、強いアピールがある。 その演技は、完全で非常に説得力があった。 本作には、欠点がない。 ドンデン返しは予測できず、 観客は、引きこまれていく。 聴衆が感情移入できる登場人物は、いないが、 フィルム・ノワールの印象を受ける。 今日の政治はどんなものか。 私は、知的な映画製作と教訓的な寓話に啓発された。 オトーサン、 「フィリップ・シーモア・ホフマン、いい役者だったね」 2014年2月2日に急死しました。享年46歳! 腕に注射針が刺さっていたとか。 ヘロインの過剰摂取とは...絶句。 黒美君彦さん 2012年4月4日 選挙と結婚 大統領選挙というお祭りのなかで、 野心が服を着て歩いているような連中が選挙参謀とそのスタッフ。 ライアン・ゴズリングは30歳にして「選挙と結婚した」とうそぶきながら 選挙本部のナンバー2になるほど優秀なスタッフ。 つまずく原因はやはり“女”。 英雄よく色を好む、というが、 これまたこういう連中はクリントンのケースを 引き合いに出すまでもなく我慢できないらしい。 正直ラストの立場大逆転で、 G・クルーニーもゴズリングも「汚い手」を平然と使えるようになり、 ようやく本物の政治家になったとでもいいたげなエンディングなのだが、 正直もうひとひねり欲しかったところ。 インターンが簡単に死んだりはしないだろうけど、 こんなスキャンダルは米政界にはごろごろ転がっていそう。 キリスト教の国だから、表面上は繕わなきゃいけないだろうが。 とはいえ、フィリップ・シーモア・ホフマンやポール・ジアマッティら実力派が 脇を固めるあたりが、G・クルーニーらしい手堅さでもある。 不満がないわけではないが、最後まで一気に観ることができた。


25年目の弦楽四重奏

オトーサン、 「この曲いいね、誰の演奏だろう?」 ・ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第14番 You Tubeで、色々聞き比べてみると、 演奏者によって、まったく違う印象を受けました。 原題:A Late Quartet (2012) 監督・原作:Yaron Zilberman 脚本:Seth Grossman/ Yaron Zilberman Genre:Drama / Music 上映時間:105分 あらすじ: ダニエル、ロバート、ジュリエット、ピーターの4人は、 弦楽四重奏団を結成して25周年を迎えようとしていた。 しかし、チェリストのピーターが パーキンソン病を患っていることが発覚。 ピーターは引退を申し出、残されたメンバーは動揺する。 そのことをきっかけに憤りや嫉妬、ライバル意識、 それぞれの家庭の問題など、 それまでに抑えられていた感情や葛藤があふれ出し、 完璧なはずのカルテットに不協和音が鳴り響くが・・・ 出演者: Mark Ivanir・・・ Daniel Lerner(ダニエル:第1ヴァイオリン) Philip Seymour Hoffman ・・・Robert Gelbart(ロバート:第2ヴァイオリン) Catherine Keener ・・・ Juliette Gelbart(ジュリエット;ヴィオラ) Christopher Walken・・・ Peter Mitchell(ピーター:チェロ) Imogen Poots ・・・ Alexandra Gelbart(アレクサンドラ) オトーサン、 その他の出演者: Wallace Shawn・・・ Gideon Rosen Anne Sofie von Otter ・・・ Miriam Nina Lee ・・・ herself, in the closing scene User Rating:7.1/10( 6,390 votes)IMDb User Rating:7.3/10( 86 votes) Yahoo! オトーサン、 「名画だね」 User Reviews GeneSiskel さん Washington, DC 2012年11月23日 ナンセンス 本作のほとんどのレビューは、ナンセンス。 ベートーベンの傑作について理解を深めるためなら、 この映画を見ないほうがい。 ノーカットで作品131を聞きたいなら、 この映画を見ないほうがい。 メロドラマ好きなら、この映画を見ないほうがい。 ヘンリー・ジェームズやジェーン・オースティンの映画よりも ずっとメロドラマの度合いが少ない。 本作は、単純な心理劇だ。 ニューヨークの芸術的な環境下での アーティストの人生を描いている。 アーティストは、時々対立するだろうか? 彼らは、挫折を経験するか? 彼らは、愛してるか? 彼らは、本能や理路整然とした行動が、 よい結果を生むかどうか議論するか? その通り。 筋書は、実に興味深い。 演技は、素晴らしい。 監督は、一流。 勝利者から、ビオラを弾くKeenerの 2番目のアシスタント・インストラクターまで この映画は、よかった。 政策には、お金がかかっている。 売上から判断すると、 コストをカバーしていなさそうだから、 ぜひ、見に行ってほしい。 オトーサン、 「借りてよかったな」 先日、急死した Philip Seymour Hoffmanの名演技がみられました。 count_the_zeroさん 2014年2月1日 味わい深いドラマを、名優の名演で 名優達による人間ドラマの秀作です。 ストーリーも奥深く、個性的なキャストで演技もすばらしいです。 音楽を扱っていますが、人間ドラマなので 音楽に詳しくなくても大丈夫です。 物語は一見、設定しがちな(先が読める)ように思えますが 実は奥深いです。 単に問題を起こしたいだけの設定ではありません。 それぞれが抱える問題が他の人からの影響によるもので、 それも立場や人間性と深く関わっています。 それは人間関係のハーモニーです。 人間の心は奥深いですね。 笑顔の後ろにいろいろなものが詰まっていますし、 そのため各人に共感することもできます。 マーカス・デュ・ソートイという数学者が 「とても安定した系がちょっとの変化で 突然カオス状態になることがある」 というような事を言っていましたが、まさにそんな感じです。 考えさせられる映画ですが、 決してネガティブなものではないと思います。 安易な結論も得られないと思いますが、 それはこちら側に委ねられてるのではとも思います。 私自身は好感を持って受け入れられました。 観賞後にじわじわと手応えを感じるような 人生ドラマの秀作ではないでしょうか。 老いも若きも、みないい役者です。 派手な演技はありませんが、 役者をみるだけでも価値ありです。


ヒース・レジャーの恋のからさわぎ

オトーサン、 「シェイクスピアが怒るよ、こんな翻案は」 古典劇を現代学園ドラマに仕立てあげるなんて。 どうせ見るなら「から騒ぎ」をおすすめします。 ケネス・ブラナーとエマ・トンプソンの掛け合いは見事です。 あるいは、リチャード・バートンとエリザベス・テイラーの 「じゃじゃ馬ならし」も、おすすめです。 原題:10 Things I Hate About You(1999) 監督:Gil Junger 原作:William Shakespeare 脚本: Karen McCullah / Kirsten Smith Genre:Comedy / Drama/| Romance Rated PG-13 for crude sex-related humor and dialogue, alcohol and drug-related scenes, all involving teens Country: USA Language: English / French 上映時間:97分 あらすじ: 転校生のキャメロンは、 一目惚れした学園のアイドル・ビアンカをデートに誘おうとするが、 彼女の厳格な父親からビアンカの姉・カトリーナを 先に誰かとデートさせるという条件をつけられていることから、 ビアンカと惹かれ合っているジョーイを使って 学校のはみ出し者パトリックを雇い、 カトリーナをデートに誘わせようとする。 しかし、カトリーナは自他ともに認める偏屈な男嫌いで 教師ですら持て余すほどの強者。 そんなカトリーナが相手では パトリックの強引なアプローチもなかなか上手く行かない。 それでも、共に過ごすうちにパトリックは周りに流されない カトリーナに本気で惹かれて行き、 そんなパトリックにカトリーナも惹かれて行く。 一方、ジョーイに惹かれていたビアンカは、 ジョーイがただの軽薄な男でしかないことに気付くと、 誠実なキャメロンの想いを受け入れる。 ビアンカはキャメロンと、カトリーナはパトリックとプロムに参加する。 ところが、ビアンカに振られたジョーイが、 カトリーナの前でパトリックを金で雇って カトリーナを誘惑させていたことを暴露してしまう。 この事態にパトリックはカトリーナを本気で愛していると訴えるが、 カトリーナはパトリックのもとを去る。 しかし、パトリックを忘れられないカトリーナは 素直な気持ちを詩で表現し、パトリックへの愛を告白する。 こうして2人は改めて恋人同士となる。 出演者: Heath Ledger ... Patrick Verona(パトリック) Julia Stiles ... Kat Stratford (カトリーナ) Joseph Gordon-Levitt ... Cameron James( キャメロン) Larisa Oleynik ... Bianca Stratford (ビアンカ) オトーサン、 「この2人なんか、、共感できないね」 ヒース・レジャーなら「ダークナイト」をみれば十分だね。 その他の出演者: David Krumholtz ... Michael Andrew Keegan ... Joey Donner Susan May Pratt ... Mandella Gabrielle Union ... Chastity Larry Miller ... Walter Stratford Daryl Mitchell ... Morgan) Allison Janney ... Ms. Perky David Leisure ... Mr. Chapin Greg Jackson ... Scruvy Kyle Cease ... Bogie Lowenstien Terence Heuston ... Derek User Rating:7.2/10( 158,415 votes)IMDb User Rating:8.4/10( 257 votes) Yahoo! オトーサン、 「若いひとには、身近だから、いいのかな」 User Reviews sirokai さん United States 2004年11月27日 見るのがやめられない! 最初に上映され時、見たかったけれども、見られなかった。 1週間前にコピーを得て、ようやくガールフレンドと見た。 正直に言うと、1週間の間に5回見ました。 たくさんの10代の映画は、ありきたりの筋書だが、これはちがう。 「じゃじゃ馬ならし」が原作だ。 たくさんの興味深いひねりがある。 音楽は素晴らしく、、すべての歌はシーンとマッチしていて 2つのラブストーリーは、本当に、見ていておもしろい。 すべての俳優は、すばらしい仕事をしている。 唯一の欠点は、時折の汚いジョークだ。 10代映画を好まないひとは、心配しないでいい。 私に似ているからだ。 この映画は、見る価値がある。 スコアは、10点満点! オトーサン、 「ASHさん、若いひとなのかな?」 最初、音を消してみたら、 面白くも何ともありませんでした。 音をつかたら、若いひとに受けそうな歌曲満載でした。 ASHさん 2007年1月29日 じゃじゃ馬ならし シェイクスピアと学園モノはなぜか相性がいい。 で、コレは「じゃじゃ馬ならし」の設定を 学園に舞台を置き換えた映画で、 なかなか楽しい佳作に仕上がっている。 青春映画の王道的な展開だけれど、 ジャンル映画としてはまず及第点でしょう。 こういう、その気がなかったのに、 いつしか次第に本気になってしまうというプロットの映画は、 たいてい観客の期待を裏切らない。 喧嘩して、別れて、思い直して、また元へ戻るという展開は定石通りだし、 本作においてもそれは踏襲されているのだが、 僕はこういう基本通りの映画は単純に好きなので充分に楽しめた。 BGMにスカ系グループの曲を使用するという 、90年代以降の青春映画に顕著な傾向も、 ここではシッカリ守られていた。 キャットとビアンカの部屋の内装の違いが、 それぞれの性格を表していて面白いね。 ヒース、ジュリアの2人よりも、 ビアンカ役のラリサ・オレイニクが良かったね。 彼女のように、人気者になりたがる女の子はよくいる。 ジョーイの軽薄さよりもキャメロンの真摯な愛に気付くという、 まあこちらもよくある展開だけど、 観客はそれを期待しているわけだし。 ラリサの表情もコロコロ変わって実に可愛い。 ジュリアのセクシーなテーブルダンス、ヒースが熱唱する 「君の瞳に恋してる」と、見所が意外と多い。 レインコーツへの言及が出てくるのにはびっくりした。 90年代末の高校生が、レインコーツなんか聴くんだろうか? レターズ・トゥ・クレオやセイブ・フェリスといった、 女の子をフロントに立てたロック・グループが出てくるのは、 キャットの音楽の趣向性を反映させたからなんだろうか。 「トリビアの泉」でも紹介されたらしい、 ビアンカが着ていた「阪急電車、急行は速い」と 日本語で書かれたTシャツ、アレ何だ? オトーサン、 「お答えします」 このTシャツに使われたポスターは、 菅井汲(くみ)が阪急電鉄に勤務していた 戦前戦中の昭和12(1937)年から 昭和19(1944)年までの間に製作された作品だという。 Tシャツのロゴは、『25分』『阪急電車』『大阪行は速い 阪急』 『25分』の部分がプリントされているのだそうです。


その男、凶暴につき

オトーサン、 「そうそう、そんな感じ」 ビートたけしが映画をつくる? どうせ、ロクなもんじゃないだろう。 そう言われた第1作が、この映画です。 原題:その男、凶暴につき(1989) 監督:北野武 脚本:野沢尚 Genre:Drama/Suspence 上映時間:103分 あらすじ: 我妻は犯罪者を追い詰めるためには 暴力の行使も辞さない凶暴な刑事。 その行き過ぎた捜査と粗暴な性格から、勤 港南警察署内でも危険人物とされていた。 警察組織のなかで浮いた存在だったが、 自身を理解してくれる数少ない同僚と他愛もない冗談を言い、 ある時は酒を酌み交わし、完全な孤立は辛うじて免れていた。 そんなある日、港で麻薬売人の惨殺死体が発見される。 新人の菊池を引き連れ事件の捜査を開始し、 容疑者への殴る蹴るの暴行すら厭わない強硬な手段で 次々と犯行グループの全貌を暴いていく。 そして、覚醒剤を密売する組織の首謀者として暗躍する 実業家の仁藤、その手下で殺し屋の清弘の存在をつきとめた。 だが、その中で、驚愕の事実にも辿り着く・・・ 出演者: ビートたけし ・・・我妻諒介 白竜 ・・・清弘 川上麻衣子 ・・・灯 オトーサン、 「たけし、やるね」 その他の出演者: 佐野史郎 ・・・吉成新署長 芦川誠 ・・・菊池刑事 吉澤健 新開 趙方豪 精神科の医師 松岡一■・・・ ミツオ 原吉実 ・・・田代刑事 遠藤憲一 ・・・柄本 川上泳 ・・・橋爪 河合佑樹 ・・・本間刑事 小沢一義 ・・・植田・清弘の手下 寺島進 ・・・織田・清弘の手下 佐久間哲 ・・・片平・清弘の手下 井田弘樹 ・・・塩田 松本公成 ・・・酒井 速水渓 ・・・女秘書 ただのあつ子 ・・・少年・Aの母親 仁科ひろ子 ・・・アリサ 谷村好一 ・・・三宅 中村銀次 ・・・佐藤 芹沢名人 ・・・刑事・A 勝部演之 ・・・樋口新所長 浜田晃 ・・・荒木刑事課長 上田耕一 ・・・石橋刑事 石田太郎 ・・・友里刑事 平泉成 ・・・岩城刑事 音無美紀子 ・・・岩城の妻 岸部一徳 ・・・仁藤 User Rating:7/1/10(109 votes)IMDb User Rating:8.3/10( 1,190 votes) Yahoo! オトーサン、 「傑作だ」 User Reviews dadadaさん 2002年1月12日 SUDDEN IMPACT 「おい、たけしが映画作ったんだって。ちょっと、のぞきに行こうぜ!」... この映画が、公開された当時、そんなノリで友人と 休日前のオールナイトへ足を運んだ。 そんでもって、結構な衝撃を受けた。 小ネタは仕込んであるものの、あの独特の間、痛いバイオレンス描写、 ド演技してない役者達、救いの無い展開...。 バラエティの延長程度に考えていた事もあってか、意表をつかれた。 いまやテレビで大活躍の野沢尚の脚本が どの程度原型をとどめているのかは知らないが、 欧米の映画に比べて独特の嫋々とした空気のある日本映画の中にあって、 このザラついたムードは何なんだってな感じ。 当時は、タレント監督の映画が流行っていて、 「たけし、お前もか...」という冷やかし半分ではあったのだけれど...。 今や大監督さんにはなられたものの、そろそろマンネリ気味。 このパターンは、「ソナチネ」で極められ、 「キッズ・リターン」で第2章かと思いきや、 また第1章に戻ってウロウロしている感じがする。 オトーサン、 「爽やかな暴力描写だね」 にょろぞうさん 2013年12月16日 記念すべきたけし一作目 久しぶりに見る  もし自分が監督だったら こう作りたかったんだろうなと思うアイデアが満載  その後の北野作品の基本となるセンスのすべてがある  引きの絵 タメの無い暴力 妙な間のカットなど  この奇妙な間のカット (たとえば登場人物達の長い沈黙とか エキストラに近い出演者の動きの途中でのカットとか 葬式の場でゴルフの練習をする刑事とか)が その後の北野作品の大事な心理描写に繋がる  執拗でしかもタメの無い暴力描写はこの作品で初めて見た  たけし扮する刑事を映画館の前で待ち伏せして襲うシーンでは、 大きく引いたカメラから素早く近づいて刺す白竜が 立て続けに銃を発砲するが、 かわされて通りがかりの女性を直撃するまでを まったくタメの無いカットの連続で描くのは映画史に残る名シーンだと思う  冒頭で白竜が登場するシーンはアウトレイジのタイトルが出たシーンにそっくり  思えば黒塗りの高級車はヤクザの象徴という 北野作品独特のイメージは既に第一作からあったのかと思い感慨深い  エンディングの新人刑事のエピソードは 付け足し感があって蛇足 無い方がよかった


一枚のハガキ

オトーサン、 「消すか」 でも、新藤兼人監督の遺作と知って考えを変えました。 2012年5月29日、満100歳でお亡くなりになられました。 戦争反対! 原題:一枚のハガキ(2010) 監督・原作・脚本: 新藤兼人 Genre:Drama/War 上映時間:114分 あらすじ: 戦争末期に招集された100人の中年兵たち。 がどの戦地に向かうかは、上官がクジを引いて決めていた。 しかし戦地への赴任は、そのまま死を意味していた。 そんなクジ引きが行われた夜、 松山啓太は仲間の兵士・森川定造から妻・友子が送って寄こした 一枚のハガキを手渡される。 フィリピンへの赴任が決まり、死を覚悟する定造。 検閲が厳しく返事を出せないことから、 宝塚への赴任が決まった啓太に、 もし生き残ったら友子にハガキを読んだと伝えてくれと依頼する。 戦争が終わり、わずか6人の生き残りのうちのひとりとなった啓太。 やがて、定造から託されたハガキを手に、友子のもとを訪ねるが... 出演者: 豊川悦司 ...松山啓太 大竹しのぶ ...森川友子 六平直政 ...森川定造 オトーサン、 「熱演だね」 その他の出演者: 柄本明 ...森川勇吉 倍賞美津子... 森川チヨ 大地泰仁 ...森川三平 大杉漣 ...泉屋吉五郎 川上麻衣子... 松山美江 津川雅彦 ...松山啓太の伯父・利ヱ門 絵沢萠子 ...利ヱ門の女房 渡辺大 ...下士官 麿赤兒 ...和尚 User Rating:7.0/10( 8 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:7.8/10( 288 votes) Yahoo! オトーサン、 「高いスコアだ」 日本アカデミー賞ノミネート ・監督賞 新藤兼人 ・ブルーリボン賞ノミネート ・監督賞 新藤兼人 東京国際映画祭 受賞 ・ 審査員特別賞 User Reviews hideさん 2012年3月5日 なんか・・・ 心に響くものがないんだよね。 ひとつには、肝腎なことを みんな台詞で説明しちゃってるということがあると思う。 あと、芝居が大仰というか、古臭い、むかしの新劇っぽいんだよね。 まあ、どれも新藤さんらしいといやあ、それまでなんだけど。 たまたま最近、新藤さん‘75年の執筆作 「昭和枯れすすき」を観て愕然としたんだけど、 そこでも説明台詞のオンパレード。 ‘75年といえば、近代映協がはじめてベスト・ワンをとった 「ある映画監督の生涯」を製作した年。 いわば新藤さんの最も脂がのっていたころ。 そのころでさえ、あの出来? と呆然としてしまった。 多作だけに大雑把ということかもしれないけど。 まあ、どっちにしても丁寧な仕事とはいえないよね。 (もちろん溝口や成瀬クラスと比較しての話) そのむかし(30年ほど前)新藤さんには 習作シナリオを何本も読んでもらったけど、とにかく早かった。 批評は的確で、さすがだなと思った記憶はあるけど、 大雑把な印象も否めなかった。 追) 大竹しのぶの衣装といい天秤の水汲みといい、 近代映協の赤字を一気に解消した「裸の島」を思い出した。 新藤さんにとっても、あの映画は特別なものなんだな、とあらためて思った。 オトーサン、 「高齢になると見えてくる風景だね」 ESPERANZAさん 2012年4月23日 どんな賞に輝いたかではなく、 これぞ新藤兼人監督人生100年の集大成と言える映画だ。 一切の無駄がなく、粋を集めたような画面やストーリーは、 人間を追求してやまなかった男の神髄を見たような気がした。 戦争はいろいろな形で語られるが、 これは監督自身が主人公松山啓太同様、 くじという幸運に恵まれ帰還できた体験によるものだろう。 戦争は多くの悲劇をもたらした。 長男が戦死し、その嫁が次男と結婚し、その次男も戦死する。 子どもを戦死させた老夫婦が後を追ったように亡くなる。 そういった不幸もあったろう。 あるいは夫が戦死したと思っていた妻が 他の男と一緒になっていたということもあったろう。 この映画はそういった不幸を淡々と物語っている反面、 鋭い叫び声を上げ、残された人間が強く生きていく姿も描いている。 シンプルな作りと舞台劇のような台詞は、 あたかも上質のお芝居を見ているようだったし、 満 を持して見ただけあって、実に見応えのある映画だった。


グリーン・ホーネット (BS 2011)

「TVショーがもとか」 日本でも放映されたそうですが、未見です。 主人公が、アホで軟弱というのは、変わっています。 原題:The Green Hornet (2011) 監督: Michel Gondry 原作: George W. Trendle 脚本: Seth Rogen/ Evan Goldberg Genre: Action / Comedy/ Crime Country: USA Language: English / Mandarin 上映時間:119分 あらすじ: ロサンゼルス。 ブリットは、幼少期に母を亡くし、 新聞社の創業者である父に厳格に育てられたが その反動で放蕩息子に。 ある日、父が蜂に刺され急死してしまい、 突然社長の座に就くが、 父の運転手・カトーから驚愕の事実を知らされる。 実は天才発明家であるカトーは、 父と秘密裏に数々のハイテクマシンを発明していたのだった。 ブリットは父の遺志を継いで悪党一掃を決意し、 グリーンのスーツとマスクに身を包み、 “グリーン・ホーネット”(緑の蜂)と名乗る。 悪人を装った方が標的に近づきやすいと考え、 彼の新聞社の記事で、新たなワルとして世間に知らせる。 ハイテク満載の愛車“ブラック・ビューティー”を駆って 夜の街に繰り出し、悪党たちを次々と蹴散らしていくが・・・. 出演者: Seth Rogen ・・・.Britt Reid(.ブリット) Jay Chou ・・・.Kato(カトー) Christoph Waltz ・・・.Benjamin Chudnofsky((チュドノフスキー) Cameron Diazs・・・. Lenore "Casey" (キャシー) オトーサン、 「出演者が、魅力に欠けるね」 その他の出演者: Tom Wilkinson ・・・.James Reid. David Harbour ・・・.District Attorney Frank Scanlon Edward James Olmos ・・・.Mike Axford. Jamie Harris ・・・.Popeye Chad Coleman ・・・.Chili Edward Furlong ・・・.Tupper. Analeigh Tiptons ・・・.Ana Lee Reuben Langdons ・・・.Crackhead Jerry Trimble ・・・.Chudnofsky's man User Rating:5.9/10 ( 110,724 votes)IMDb User Rating:6.6/10( 1,579 votes) Yahoo! オトーサン、 「ま、こんなものかも」 User Reviews jccwu さん United States 2011年1月15日 ホモっぽく、ありきたりだが、視覚的に面白い。 予想を低くしておいてよかった。 60年代ののテレビ番組の大ファンだったが、 90年代半ばまで見なかった。 だから、グリーン・ホーネットの映画化を 15年ほど待っていたことになる。 ホモっぽく、話はありきたりで、悪人はごみだ。 脚本を書いたのは、セス・ロゲン。 プロットとダイアログについて言わせてもらえ、 出来が悪い。仕方のないことかもしれないが。 もう少しうまく書かれたならば、 クリストファー・ノーランの「バットマン」と肩を並べたかも。 だが、彼らは、爆発だらけのコメディ路線を選んだのだ。 出演の者何人かは、ひどかった。 クレバーで視覚的に面白いひともいた。 私が、賞賛したいのは、 オリジナルのテレビ番組への敬意だ。 60年代のショーへの批判だろうか、 カトーは、単なる仲間、執事、下男、運転手ではない。 ブルース・リーは、あまりしゃべらなかったし、 顔をみせる時間も少なかった。 60年代には、アジア系アメリカ人をショーの常連にするのは賭けだった。 侮辱ではないか。 この映画で、セス・ロゲンとジェイ・チョウは、 カトー役について大議論を繰り広げた。 テレビ番組に示した敬意には、 ほかにブルース・リー、 アル・ヒルトのテーマ曲「Flight of the Bumblebee」があり、 私の好きなエピソードも含まれている。 ブラック・ビューティーは、物凄い車だった! TVショーで変だったのは、 主人公の愛車ブラック・ビューティーが、 最新型の1966年のImperial Crown sedanだったことだ。 映画のほうでも、同じ乗り物だが、 いまや伝統的なクラシックカーになっている。 私は3D版も見たが、高料金に見合う価値はなかった。 2D版をお薦めする。 結論として、よくできた映画ではない。 でも、グリーン・ホーネット・ワールドのキャラたちを甦らせてくれた。 視覚的には、面白い。 続編があるといい。 でも、シナリオを書くのは、他のひとにしてほしい。 オトーサン、 「なるほど、いまさらキャメロンか」 クリモフさん 2012年1月24日 淡白 名前だけしか知らないTVシリーズで 特に何の思い入れもなく、 今の時代にこれを映画化する必要があるのか、 予告でひっかかったまま、 (監督の)ミシェル・ゴンドリーが気になり鑑賞。 中身はまぁアメリカ乗りのヒーローコミカルアクションで、 言われなきゃゴンドリーとわからないくらいです。 というか、持ち味爆発でもないし、ミスマッチの妙でもないし、 なぜこの監督を起用したのか、、、。 コメディとシリアスの混ぜ具合も下手糞に思え、 散々金と権力を好き放題使って、 犯罪戦争の原因を作って、殺しまくってるのに、 「父は汚職に負けなかった」と正義漢になるのは頭を捻る演出。 ヴァルツも存在感は流石ですが、演出で馬鹿みたいに見えます。 どうせなら、反省なんてしない馬鹿ヒーローを突っ走って 空手カトーが爆発してもらった方が痛快だし、 もともとの荒唐無稽な設定を活かせると思うのですが。 兵器を全部カトーが作るというのは笑えるんだし。 まぁ観てる間は飽きないですが、凡作という感じ。 ヒロインもいまさらキャメロンじゃなくて もっと若いねーちゃんだったら評価が違っていたかもです。


マネーボール (DVD 2011)

オトーサン、 「なに?金ころがし?」 勘違いしていました。野球の映画でした。 それにしても、GMの力って、すごいですね。 選手を呼び出して、明日からほかのチームに行ってくれ。 何の説明もしないのです。 原題:Moneyball (2011) 監督:Bennett Miller 原作:Michael Lewis/ Stan Chervin 脚本:Steven Zaillian/ Aaron Sorkin Genre:Biography / Drama / Sport 上映時間:133分 あらすじ: ビリーは、プロでは芽が出ずに引退。 貧乏球団アスレチックスのGMに就任するが、 選手の補強すらままならず、低迷を続ける。 名門イェール大の経済学部を卒業し、 インディアンズのスタッフ、ピーターをアシスタントGMにスカウトし、 彼のデータを重視した選手評価を基に、 安い選手を買って勝てるチームをつくる路線を採用した。 だが、監督や主力選手の反発を招く。 チームは結果を出せない状態が続くが、 ビリーは断固した信念で新路線を貫き通す。 やがてチームは勝ち星を重ね、奇跡が... 出演者: Brad Pitt... Billy Beane(ビリー) Jonah Hill... Peter Brand(ピーター) Philip Seymour Hoffman... Art Howe(アート・ハウ 監督) オトーサン、 「うーん、力あるなぁ」 みているうちに、かの有名なブラッド・ピットが消えて、 GM(ゼネラルマネージャー)の ビリーにしか見えなくなるのですから、 大したものです。 その他の出演者: Chris Pratt... Scott Hatteberg, A's first baseman Casey Bond... Chad Bradford, A's submarine relief pitcher Stephen Bishop... David Justice, A's outfielder Royce Clayton... Miguel Tejada, A's shortstop David Hutchison... John Mabry, A's utility player Nick Porrazzo... Jeremy Giambi, A's outfielder Robin Wright... Sharon, Beane's ex-wife and mother of Casey Kerris Dorsey... Casey Beane Ken Medlock... Grady Fuson, scouting director of the Oakland Athletics Nick Searcy... Matt Keough Jack McGee... John Poloni, scout for the Oakland Athletics Brent Jennings... Ron Washington, coach of the Oakland Athletics User Rating:7.6/10 (214,186 votes)IMDb User Rating:7.7/10( 2,322 votes) Yahoo! オトーサン、 「野球映画の名作だね」 アカデミー賞ノミネート ・作品賞 ・主演男優賞 ブラッド・ピット ・助演男優賞 ジョナ・ヒル ・脚色賞 ・音響賞(調整) ・編集賞 ゴールデン・グローブ ノミネート ・作品賞(ドラマ) ・男優賞(ドラマ) ブラッド・ピット ・助演男優賞 ジョナ・ヒル ・脚本賞 User Reviews Red_Identityさん United States 2011年11月15日 興味深く、ためになる ,すばらしい脚本と演技が混然一体になっている、 スポーツ映画...大ファンでないし、あまり見ない。 先が読めるからだ。 だが、近年、インパクトのあるスポーツ映画が出てきた。、 The Fighter and Aronofsky's The Wrestler. いま、「マネーボール」が加わった。 本作は、今年最高の映画ではなかろうか。. つねに興味をそそるので、 アーロン・ソーキンをほめてあげたい。 (彼の「ソーシャルネットワーク」は、昨年のベスト脚本だった) また、いいのは、先が読めないことだ。 誰も、実験的なスポーツ映画は、望んでいない。 実話に基づいているからだ。 彼のすばらしい脚本は、映画にエネルギーを与える。 監督も、ソーキンも、さわやかで、興味深い映画をつくりあげ、 繰り返しや古臭さを微塵も感じさせない。 せりふは、もちろん見事だ。 そして、球場でのアクションが少ないせいで。 いっそうより引き込まれるし、 重要な野球シーンが引き立つことになる。 他の大きな要素は、ブラッド・ピットだ。 彼は、信じられないほどの1年を過ごした。 The Tree of Lifeの演技は、素晴らしかったし、 この映画が今、加わった。 彼は演技はすでに最良の域に達していて、 多才さとカリスマである主人公を見事に演じている。 全体として、信じられないほど満足だった。 この年ベストの脚本ブラッド・ビットの演技が相乗効果をあげていた。 この映画は、儲けものだった。 オトーサン、 「落合監督、いまはGMの姿と重なり合うね」 監督を差し置いて、直接指導をするあたり、 その気持ち、わからないでもありません。 ローランドさん 2011年11月13日 地味に詩的に 中ごろから少しドラマティックな動きはあるけど、 全体的には説明を省き地味に詩的に物語が進行し、 スポーツものに持つイメージの動≠笏h手な展開を期待すると はずされてしまいますが、自分を評価させて、 事実だが辛口のことをおもねることなく言ったことで 即座にアシスタントに採用したり、 旧態依然としたメンバーの使い方を変えようとしない 監督に業を煮やして、 それならばとレギュラーの主要メンバーを放出したりと、 野球のゼネラルマネージャーを通しての 企業経営学のような楽しみ方が出来ました。    最近は落合監督に対するシンパシーから関心をもっているけど、 それまではTVでニュースを見ていても野球のことになると スイッチオフにするくらいに関心も興味もなかった人間が、 トム・クルーズ主演の「ザ・エージェント」みたいなのを 思い浮かべて観にいっての鑑賞記ですから、 野球の好きな人が観たら また違った価値を見い出せるのかもしれないです。


金環蝕

オトーサン、 「政界ものって、好きだね」 虚虚実実、下手なドラマよりも、面白いです。 小泉劇場なんていう言葉もありましたね。 155分という長尺物でしたが、 最後まで興味深く拝見しました。 原題:金環蝕(1975) 監督:山本薩夫 原作:石川達三 脚本: 田坂啓 Genre:Suspence/Drama 上映時間:155分 あらすじ: 昭和39年5月12日、民政党大会で、 寺田政臣は、最大派閥の酒井和明を破り、総裁に就任し、 多数派工作に投入した10億円の補填に奔走しはじめる。、 金融王・石原参吉は、官房長官・星野康雄の周辺の疑惑を洗い、 福流川ダム建設を目論む竹田建設と 発注元の電力開発との間にある談合と汚職に気付く。 竹田建設は、星野官房長官を通じて 多額の政治資金を寺田総裁に渡していたのだ... 出演者:( )内は、実在のモデル 寺田政臣...久米明 (池田勇人首相) 星野康雄...仲代達矢( 黒金泰美官房長官) 神谷直吉...三國連太郎(陣笠代議士・ 田中彰治) 石原参吉...宇野重吉((金融王・森脇将光) オトーサン、 「宇野重吉が主演みたいな映画だったな」 その他の出演者: 酒井和明...神田隆(後継首相・ 佐藤栄作) 斎藤荘造...中谷一郎 (幹事長・田中角栄) 広野大悟...河村弘二 (副総理・河野一郎) 黒尾重次郎...外野村晋- (寺田派幹部・前尾繁三郎) 川光正......山本武(寺田派幹部・大平正芳) 朝倉節三......西村晃 (鹿島建設副社長・渡辺喜三郎) 青山達之助......原田清人(間組社長・ 神部満之助) 滝井検事総長...加藤嘉(検事総長・ 馬場義続) 財部賢三...永井智雄(電源開発総裁・藤井崇治) 西尾貞一郎...山本學 - (池田首相秘書官事務取扱・中林恭夫) 古垣常太郎...高橋悦史(言論時代社社長・倉地武雄) 寺田峯子...京マチ子(池田首相夫人) 萩乃...中村玉緒 吉千代...安田道代 小坂老人(花柳界の情報屋)...吉田義夫 島田(記者)...前田武彦 User Rating:6.1/10( 15 votes)IMDb User Rating:7.6/10(102 votes) Yahoo! オトーサン、 「ま、こんなものかも」 User Reviews Oliasさん 2010年8月7日 宇野重吉の存在感がありすぎて、 ほかの人たちがみんな食われてしまってますね。 仲代達矢や三國連太郎でさえもあまり光っていなかったのが意外。 キャストの面々はみんな巧い人たちではあるので、 見ていて退屈ではなかったのですが、 描写の対象が拡散していて テーマは最後まではっきりしませんでした。 オトーサン、 「石川達三の原作、読もう」 安倍政権の景気浮揚策は、結局、土木工事だけ。 あとは、給与引き上げなんて、リップサービス。 黒美君彦さん 2008年3月21日 権力・欲・色 1964年の九頭竜ダム入札事件をもとに 政財官の癒着を扱った社会派エンターテインメント。 登場人物が多いが、どれもこれも権力・欲・色に染まった者ばかり。 このところ「昭和は良かった…」と“昭和”を回顧する作品が多いが、 この作品が扱うのも“昭和”の一断面だ。 モデルは寺田=池田勇人、酒井=佐藤栄作、星野=黒金泰美、 石原=森脇将光、竹田建設=鹿島建設、青山組=間組、等々。 平川光正(大平正芳)の登場シーンは 懐かしの「アー、ウー」が聞けた(笑)し、 酒井(佐藤栄作)の風貌もどこか似ている。 それはともかく、公共工事に群がる政財官の実態はまさに圧巻。 入れ歯を使った宇野重吉の飄々としたフィクサーぶりもさもありなん。 自民党で爆弾男と呼ばれた田中彰治をモデルにした 神谷代議士を演じる三國連太郎の怪演も印象的。 「シャシャシャシャ」という特徴的な笑い声が耳に残る。 九頭竜ダム事件では、 秘書官西尾のモデル中林秘書官事務取扱が実際に転落死しているし、 業界紙社長倉地武雄が身内に刺殺されている。 政財界を揺るがす汚職事件が起きるたび、 末端の関係者の口が封じられるように死んでいく というのは、近年でもみられること。 美しい金環蝕の内側は真っ黒に腐っている というのがタイトルの由来だというが、 公共事業こそが景気を左右する現状は土木国家ならではの光景だ。 こうした社会派エンターテインメントが最近は滅多にみられなくなってしまった。 それはすなわち全ては地下深く潜って 見えにくくなってしまったということでもあるだろう。 相次ぐ汚職、特定法人等で天下り先を確保する 省庁の官僚たちの例を挙げるまでもなく、 「金環蝕」の光景は今も続いている。


宮本武蔵 一乗寺の決斗

オトーサン、 「すぎね、道を究めるひとは」 無窮の道へ突き進んでいくのです・ いわば、武芸のオリンピックでの金メダルに満足せずに、 さらに高みを目指して修練を重ねるのです。 原題:宮本武蔵 一乗寺の決斗(1964) 監督:内田吐夢 原作:吉川英治 脚本: 鈴木尚之、内田吐夢 Genre:Period Drama 上映時間:128分 あらすじ: 般若坂で宮本武蔵に左肩を砕かれた吉岡清十郎は、 弟の伝七郎に家督を譲り失踪。 伝七郎は門弟たちに武蔵の居所を探るよう指示を出す。 本阿弥光悦に誘われ遊郭へ向かう途中、 武蔵は伝七郎からの果たし状を受け取った。 吉野太夫を招き入れた宴席を抜け出した武蔵は、 雪の三十三間堂で伝七郎をなぎ倒し、そのまま遊郭に戻っていった。 翌朝、吉岡一門に取り囲まれた武蔵のもとに佐々木小次郎が現れ、 明後日の朝に決闘することを提案する。 そして決闘当日、敵の数は七十を超えていたが、 こちらは武蔵ただ一人のみ。 果たして武蔵に勝機はあるのか。 出演者: 中村錦之助 - 宮本武蔵 入江若葉 - お通 高倉健 - 佐々木小次郎 オトーサン、 「武蔵、しびれるねー」 ばったばったと敵をなぎたおすとは... その他の出演者: 丘 さとみ - 朱美 岩崎加根子 - 吉野太夫 木村功 - 本位田又八 河原崎長一郎 - 林彦次郎 谷啓 - 赤壁八十馬 浪花千栄子 - お杉 平幹二朗 - 吉岡伝七郎 佐藤慶 - 大田黒兵衛 織田政雄 - 木賃の親爺 沢村宗之助 - 叡山の僧 竹内満 - 城太郎 香川良介 - 植田良平 徳大寺伸 - 烏丸光広 国一太郎 - 横川勘助 水野浩 - 南保余一兵衛 霧島八千代 - 墨菊太夫 松浦築枝 - 壬生源左衛門の妻 団徳麿 - 民八 林彰太郎 - 花山院忠長 鈴木金哉 - 御池十郎左衛門 小野恵子 - りん弥 那須伸太朗 - 徳大寺実久 山形勲 - 壬生源左衛門 東野英治郎 - 灰屋紹由 東山千栄子 - 妙秀 千田是也 - 本阿弥光悦 江原真二郎 - 吉岡清十郎 User Rating:8.1/10( 12 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:8.5/10( 53 votes) Yahoo! オトーサン、 「日本映画史に残るね」 User Reviews にじばぶさん 2009年6月5日 1対73の対決がラストで炸裂! 動きのある対決シーンも勿論見事だが、 何と言ってもロケーションと、その演出が飛び抜けて良い。 下り松とやらの大木が、田んぼの真ん中にそそり立っている。 それを早朝明け方の薄暗い映像で見せる。 戦いの火蓋が落とされる前の緊張感。 このモノクロめいた、明け方の映像から滲み出る 緊迫感の演出がとにかく見事! 陽が昇る前の静けさと不気味さ、戦いの前の緊張感、 暗がりにそびえ立つ下り松の不気味な迫力、 そして武蔵の鬼気迫る眼光。 いやはや、このラストシーンは 内田吐夢の並々ならぬ気合いを感じ、 観ているこちらにもその気合いと緊張感が ビシビシと伝わってくるシーンだった。 時代劇映画の中でも屈指の傑作であることは間違いない。 (P.S.) 高倉健の佐々木小次郎が、なかなかの魅力。 どこかコミカルだが、とてもスタイリッシュでもあり、カッコいい。 「だまらっしゃい!」 これにはシビれ笑けた。 その他、佐藤慶、河原崎長一郎、平幹二朗ら脇役陣も 個性溢れる熱演を披露。 ただし、入江若葉は相変わらず気持ち悪かった。 オトーサン、 「内田監督って、すごいね」 にゃんにゃさん 2009年4月25日 5作品中1番 5部作で制作された「宮本武蔵」。 その4作目にあたる「宮本武蔵 一乗寺の決斗」は その中でも私が最も好きなものである。 内田監督の映像美が相変わらず素晴らしいのだが、 今回は決闘の激しさとその美しさの両方が際立って強烈な印象を残す。 吉岡の弟と手下2人を殺す緊迫した場面、 そのあと女が琵琶の音色から武蔵に語りかける印象的なシーン。 次には幻想的な小道でのお通との再会があり(ついに気持ちを通わす2人)、 そしていよいよ繰り広げられる一乗寺の決斗はそれまでと打って変って セピア調の画面で泥まみれの壮絶な戦いが描かれる。 次にカラーに戻った場面では血のように真っ赤な植物の上に横たわる武蔵。 そのまま今度は緑溢れる美しい寺でのシーンに移り、 なんとも言えない余韻を引きずったまま映画は終わりをとげる。 この4作目の面白さと比べると次の5作目はなんだかオマケのよう。 それが悲しい限りだ。


すべて彼女のために

オトーサン、 「愛しているよ」 そんなせりふ、誰だって言えます。 本作の主人公ほど愛し切って、 はじめて、せりふが本当になります。 そんなことを考えさせられました。 原題:Pour elle (2008) 監督:Fred Cavaye 脚本:Fred Cavaye/Guillaume Lemans Genre:Crime / Drama / Thriller Country:France / Spain Language:French / Spanish 上映時間:96分 あらすじ: 国語教師のジュリアンと出版社に務めるリザは、 幼い一人息子オスカルと共に 平穏で幸せな毎日を送っていた。 ある朝、突然警察が押し入り、 リザが殺人容疑で逮捕される。 裁判で無実を主張したが、不利な証拠が次々と示され、 20年の禁固刑に。 妻を信じるジュリアンは、衰弱していくリザを前に、 ついに脱獄という最終手段を決意する... 出演者: Vincent Lindon ... Julien Auclert(ジュリアン) Diane Kruger ... Lisa Auclert(リザ) Lancelot Roch ... Oscar(オスカル) オトーサン、 「やはり、ダイアン・クルーガーがうまい」 その他の出演者: Olivier Marchal ... Henri Pasquet Hammou Graia ... Commandant Susini Liliane Rovere ... Mere Julien Olivier Perrier ... Pere Julien Moussa Maaskri ... Martial Remi Martin ... Capitaine Jousseaume Thierry Godard ... Pascal Slimane Hadjar ... David Dorothee Tavernier ... Nathalie Alaa Safi ... Moussa (as Alaa Oumouzoune) Joseph Beddelem ... Hassan Ivan Franek ... Dragan User Rating:7.2/10 ( 5,503 votes)IMDb User Rating:7.8/10( 334 votes) Yahoo! オトーサン、 「力量あるね、この新人監督」 セザール賞ノミネート ・新人監督作品賞 フレッド・カヴァイエ User Reviews tottokoさん 2013年12月21日 のっけからフランス人カップルって いちゃいちゃし過ぎじゃないのか?と引く。 もう少しで家じゃん。 エレベーターの中くらい節度を持て。 そもそもそんなことしてなきゃ コートの血にだって気づいたのでは。 ニュースにだって目が行ったのでは。 ・・そこはまあ置いといて。 平凡な国語教師の夫の奮闘ぶりがまあ涙ぐましい。 よその女が秋波を送っても数ミリも心が動かないのがエライ。 D・クルーガーがいくら美人だといってもこの鉄の意志たるや。 子供も可愛く撮れている。 ダイアンが後ろからそっと覗き見たときの小さな丸い背中、 嗚咽をこらえてそっと横に座る母親らしさにもらい泣き。 ここは「無事に逃げ切ってくれー」と全力で祈る場面だ。 最後まで口を割らなかった父親の腹の座った表情も渋かった。 フランス映画にしては珍しいハッピーエンド。 パリ警察が徹頭徹尾無能なのには困ったもんだ。 オトーサン、 「そう続編なんて、イ・ラ・ナ・イ」 nhenryvさん United Kingdom 2009年6月12日 実によくできたスリラー - 古典映画だ これはすごい映画だ。 映画とは、かくあるべし。 考えさせ、しかも面白い。 ポップコーンを掬い取るような気にはなれない。 映画に参加し、 誰かが、法に違反しても、 こんなに情熱的に愛してくれたら、どうしよう。 法を極限まで、わが手に取り戻すのだ。 イーストウッドのマカロニ・ウエスタン時代の 語り口で、情熱的かつユーモアあり、悪知恵もある。 映像的にも、すばらしい。 -フランス人は、滅多に悪い映像の映画は作らないのでは? 演技もすばらしい。 主役2人は、すばらしいスタイルで演じている。 多くのいいスリラー映画のように、時々疑わしくなるが、 滑稽になったり、ありえないことはない。 また映画に織り込まれているのは、 幸福の血液としてストーリーを運んでいくが、 不毛の砂漠に終わる。 ひとつ注文がある。 どうも、続編が予定されているようだが、不要だ。 本作自体が屹立している。 それでいいではないか。


虹をつかむ男 南国奮斗篇

オトーサン、 「なんだかなぁ」 "男はつらいよ"を流用したようです。 これなら、"男はつらいよ"シリーズを何度も見直したほうが 楽しめるでしょう。 「そういう事情があったのか」 ”男はつらいよ 寅次郎花へんろ”(第49作)を製作中に、 渥美清さんが急死したので、急遽つくられた映画のようです。 「虹をつかむ男」と本作「南国奮斗」の2本が製作されて 打ち切られたとか。 原題:虹をつかむ男 南国奮斗篇(1997) 監督:山田洋次 脚本:山田洋次/ 朝間義隆 Genre:Drama/Commedy 上映時間:112分 あらすじ: 平山亮は、職もなく、親とケンカして家を出た。 旅の末、徳島の小さな町に辿り着く。 亮はそこで無類の映画好き白銀活男が経営する 古ぼけたオデオン座という映画館でアルバイトとして働き始める。 活男は幼馴染みの未亡人・八重子に惚れていたが、 それを口にすることはなかった。 そんな活男を亮は叱咤するのだったが... 出演者: 西田敏行 ... 白銀活男 田中裕子 ... 十成八重子 吉岡秀隆 ... 平山亮 オトーサン、 「相変わらず、西田が頑張っているけれど...」 田中裕子も、吉岡秀隆も、イマイチでした。 その他の出演者: 麓松江 ... 松坂慶子 祝節子 ... 小泉今日子 祝清治 ... 哀川翔 田中邦衛 ... 常さん 神戸浩 ... 茂 柳沢慎吾 ... 赤羽 松金よね子 ... 鏡子 鶴田忍 ... 吉井巡査 すまけい ... 和尚 笹野高史 ... 十成修次郎 宮下順子 ... 十成かおり 佐藤仁美 ... 平山咲枝 柄本明 ... 斉藤課長 永瀬正敏 ... 安徳先生 下條正巳 ... 村長 三崎千恵子 ... 親族代表 前田吟 ... 平山章 倍賞千恵子... 平山春子 User Rating:5.8/10( 12 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:8.9/10( 13 votes) Yahoo! オトーサン、 「スコアに差があるね」 5点台の映画でしょう。 User Reviews ieyasuさん 2008年1月10日 南の浜の星空の下 この映画 冒頭から西田敏行の面白さは強烈で その芸達者ぶりは遺憾なく発揮される。 釣りバカのハマちゃんとは違う より愛すべき人間的なキャラは愉快で素敵。 吉岡秀隆と西田敏行の二つの失恋を軸に 物語は一見わけのわからない展開を見せるが むしろそれが楽しい。 天然としか思われない松坂慶子演じる人妻は色っぽくていいし、 小泉今日子も美しい。 哀川翔も印象的。 南の浜の星空の下 あんなに楽しく映画を見てみたいよ! 西田演じる主人公の自分を顧みるまともな優しさこそ 現代の多くの人が失いつつある心のゆとりだと 共感する人はいるはずだ。 オトーサン、 「気持ちは分かるけど...駄作だね」 青観さん 2010年2月14日 寅さんシリーズも終わって、 釣りバカシリーズも遂に終わってしまって 凄く寂しく感じる中で、 初めてこのシリーズ第1作を観て、 改めて渥美清という存在の大きさを感じずにはいられない。 出演者の顔ぶれを見ると、渥美清が居ないというだけで、 寅さんシリーズの常連さん、さくら(倍賞千恵子)に博(前田吟)に満男(吉岡秀隆)に おいちゃん(下条正巳)に、おばちゃんに(三崎千恵子)、 寅さんシリーズ幻の作品となってしまった作品に出ていた筈の西田敏行だったり、 寅さんシリーズでマドンナを演じたこともあり、 幻の49作目のマドンナであった田中裕子やら、 その他、松竹映画、山田洋次監督作品にも何度も出ている俳優がいたりと、 見ていて寅さんが、居ないことの寂しさばかりが先に立ってしまう。 映画好きな山田洋次監督の映画への愛情、寅さんファンに向けての、 そして、何よりもこの映画が封切られる前に亡くなってしまった 渥美清へのオマージュが感じられるという意味で、 何だか複雑ながらも山田洋次監督って、やっぱり優しい。 渥美清はもうこの世に居なくても 映画の中で渥美清の姿を見せているという優しさ、 それは画面を通して、出演者の顔付きからも見られるという意味でも見て良かった。 出来ることなら映画館で見たかったと映画館へ行かなかったことを悔やむ。 それにてもこれだけ寅さんファンを意識しているような 意識するなという方が絶対無理な顔ぶれと人情ものであるだけに 渥美清が居ないことの空しさ、作品的にも大して面白味のある映画じゃない。 寅さんシリーズ程に笑って泣けるわけでもないし、不満の方が多い。 見終わった後、あれだけ長い間、車寅次郎という 日本を代表する名人物を演じつづけてきた渥美清という俳優の 偉大さを改めて思い知らされると共に、 渥美清がまだ元気でいたらと思うと それでけで何だか泣けてきて仕方ない。


ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル

オトーサン、 「シリーズ第4作、儲かったんだ」 ・Budget $145,000,000 ・Opening Weekend(2011/12/25)        $29,556,629 ・Gross( 2012/4/12)       $209,397,903(usa)       $694,713,380 (Worldwide) シリーズ第4作は、ワールドワイド。 アメリカだけでなく、全世界で上映して、 儲けるという仕組みになっています。       原題:Mission: Impossible - Ghost Protocol (2011) 監督: Brad Bird 脚本: Josh Appelbaum/ Andre Nemec Bruce Geller (TV series ) Genre: Action / Thriller Rated PG-13 for some intense action violence Country: USA/| United Arab Emirates/| Czech Republic Language: English / Russian / French / Arabic / Swedish 上映時間:133分 あらすじ: イーサン・ハントは、モスクワの刑務所に収監されていた。 IMF(米国極秘諜報機関)の手引きで脱獄を果たし、新任務に。 「核のテロを目論む“コバルト”なる人物の情報を入手せよ」 クレムリンへ侵入するが、突然爆破事件が発生し、 容疑がイーサンのチームにかけられる。 米国大統領は政府の関与を否定するべく “ゴースト・プロトコル”を発令し、、 イーサンらはIMFから登録を抹消されてしまう。 孤立無援の中で事件の黒幕を追い、 核のテロを未然に防ぐべく酷なミッションを遂行す。 そんな中、世界一の高さを誇り、 最新のセキュリティシステムで守られた ドバイの超高層ビル・ブルジュ・ハリファで 黒幕たちの取引が行われるとかぎつけて.... 出演者: Tom Cruise .... Ethan Hunt(,イーサン・ハント) Simon Pegg .... Benji Dunn(ベンジ・ダン) Paula Patton .... Jane Carter(ジェーン・カーター) Michael Nyqvist .... Kurt Hendricks(ヘンドリクス /“コバルト” ) オトーサン、 「トム・クルーズ、いい歳してるのに、 頑張っているなぁ」 1962年7月3日生まれですから、撮影時(2011) は、 49歳になりました。 1946年7月 6日のスタローンが「ロッキー」最終作を撮ったのが、 2006年、60歳ですから、トム・クルーズも、まだまだ頑張れるでしょうね。 その他の出演者: Jeremy Renner.... William Brandt Vladimir Mashkov.... Anatoly Sidorov, a Russian intelligence Samuli Edelmann .... Marius Wistrom, Ivan Shvedoff .... Leonid Lisenker, s. Anil Kapoor .... Brij Nath, Lea Seydoux as Sabine Moreau,. Josh Holloway .... Trevor Hanaway, Pavel K?i?.... Marek Stefanski. Miraj Grbi? .... Bogdan, . Ilia Volok .... the Fog, . Ivo Novak .... Russian agent. Brian Caspe ....British News anchor. April Stewart.... Swedish translator. Nicola Anderson ....Julia's friend. User Rating: 7.4/10( 260,823 votes)IMDb User Rating:8.4/10(1,084 votes) Yahoo! オトーサン、 「面白かった」 007ばりの小道具が楽しませてくれるました。 User Reviews ccthemovieman-1さん United States 2012年6月15日 素晴らしい:ミッション:インポッシブル・シリーズは、まだ力強い 見て楽しい映画だった。 予想していたよりも、ずっとよい。 通常、続編は4回目には青息吐息だが、 本作は、そうではない。 実のところ、ミッション・インポッシブル映画の中で最良かもしれない。 興味深いアクション・シーン、不安、ドラマ、ユーモア、 ベニスのすばらしい風景、 そして素晴らしい演技が混然一体となっている。 やりすぎではなく、普通のスパイ活動タイプの陰謀が 見事に描かれている。 オトーサン、 「映画が、自爆テロや核のテロを描く時代なんだ」 服部弘一郎さん 2011年12月1日 前作から5年振りとなるトム・クルーズ主演人気シリーズの第4弾。 高層ビルのスタントには手に汗握る。 Mi4  前作『ミッション:インポッシブル III』から5年振りとなる続編で、 今回もトム・クルーズ演じるイーサン・ハントが仲間たちと大活躍する。 前作でミシェル・モナハンと結婚して 幸せな家庭を作ったかに見えたイーサンだったが、 今回の映画ではもう彼女と別れてしまっている。 アクション・ヒーロー映画では 主人公が決してヒロインと幸せな家庭を築けないというのは、 『バットマン』シリーズなどでもお馴染みの設定。 今回の映画を観ても「ああ、やっぱりそうか」と思わされたわけだが、 このことが映画の後半にからむ大きな伏線になっているなんて事は、 この時点ではたぶん誰も考えていないと思う。 「ああそうか」で終わる話が映画の中盤で蒸し返され、 さらに後半でそれにまつわる真相が明かされて愕然とし、 さらにエンディングで不覚にもホロリと泣かされてしまった。 「ヒーローは決して幸せな家庭を築けない」 というアクション映画のセオリーを うまく逆手に取られた気分だ。 今回の映画でイーサンたちの敵になるのは、 人類の新たな進化をうながすため、 最終戦争を起こして 文明を一度滅ぼしてしまおうと考える過激な終末論者だ。 これはアクション映画の敵役としては、相当に過激な連中だろう。 普通の悪党は何らかの事件を起こして 自分が生き残ることを考えるのだが、 今回の敵は自分が生き残ることなど最初から考えていない。 目指すのは破壊のみであって、 そのために自分の命を投げ出しても悔いがないと考えている。 オウム真理教も最終戦争を起こそうとしたが、 それでもあの連中は自分たちだけうまく立ち回って そこから生き残ることができると考えていた。 しかし今回は違う。敵は強固な信念で結束した少数グループであり、 優れた技術力と情報収集能力を持ち、 リーダーがひとりで危険な状況下に飛び込んでいく大胆さもある。 要するに「世界を救う」という目的を持つIMFと同等の能力を持ちながら、 「世界を滅ぼす」という目的で動いている連中が今回の敵なのだ。 敵のリーダーとイーサンは瓜二つでありながら、 ネガとポジのような対称関係になっている。 冒頭からダイナミックなアクションシーンが連続する映画だが、 今回の映画で最大の見せ場は予告編にも登場する ドバイの超高層ビル、ブルジュ・ハリファでのスタントだろう。 このビルの高さは828メートルで、 現在工事中の東京スカイツリーよりさらに高い (尖塔を除いたビル本体の高さだけでも636メートル)。 トム・クルーズがこのビルを素手でよじ登るシーンは、 実際のビルで、トム・クルーズ本人が スタントマンを使わずに撮影していたというから驚きだ。 もちろん撮影用のハーネスを付けたり、足場を組んだり、 部分的に他の箇所で撮った映像と組み合わせたりという 映画的なトリックは使っているのだろうが、 映画を観ているときはそれを忘れそうになる。 終盤の立体駐車場のシーンも面白い!


クーリエ 過去を運ぶ男

オトーサン、 「題名は、そそられるね」 出だしは、最高でした。 中盤もまあまあでした。 大いに期待した終盤ですが、呆気なく終わりました。 それまで仕掛けてきた伏線がまったく無意味なものだったのです。 原題:The Courier (2012) 監督: Hany Abu-Assad 脚本: Brannon Coombs/ Pete Dris Genre: Action/ Crime/ Thriller PG12 上映時間:99分 あらすじ: 記憶を失った男がいた。 男はどんな危険な仕事でもやってのける 凄腕の「クーリエ(運び屋)」として今を生きていた。 そんな男の前にFBI捜査官が現れ、ある依頼を持ちかけてくる。 それは行方不明になっている凶悪犯の元へ、 60時間以内に鍵がかかった鞄を届けるというものだった。 早速クーリエは親友から紹介された謎の女アナと共に 凶悪犯の行方を追うのだったが、 行く先々で手掛かりとなる人物が殺害されていってしまう。 出演者: Jeffrey Dean Morgan ... The Courier(クーリエ) Josie Ho ... Anna( アナ) Mickey Rourke ... Maxwell( 凶悪犯 マックスウェル) オトーサン、 「この主演俳優、いい感じだね」 ミッキー・ロークは、期待外でした。 カメオ出演のE・プレスリー役で熱唱するところ以外は、 見せ場がありませんでした。 その他の出演者: Lili Taylor ... Mrs. Capo Til Schweiger ... Lispy Miguel Ferrer ... Mr. Capo Mark Margolis ... Stitch Andrea Frankle ... Deidre Tom Proctor ... Torture Man Mark Kubr ... Shadow Man Clyde Jones ... Jack Straw David Jensen ... San Fran Tana Randal Reeder ... Boo Alec Rayme ... Kidnapper Annalaina Marks ... Woman on Plank User Rating:4.5/10( 3,114 votes)IMDb User Rating:5.2/10( 41 votes) Yahoo! オトーサン、 「低いスコアは、当然だね」 User Reviews bastiaan0740さん Belgium 2012年4月5日 チャンスを無駄にした 「 トランスポーター 」 のファンとして楽しみにしていた。... 「クーリエ(運び屋)」は、「 トランスポーター 」 と同じ意味だ。 今回、車は多用されていない。 映画の出だしは、よかった。 「運び屋」の仕事は、きちんと仕事を終えることだ。 彼は、その後、無理やり次の仕事をやらされる。 行方不明になっている凶悪犯に荷物を届ける。 気分の悪い仕事だ。 この凶悪犯役が、ミッキー ・ ロークなのだ ! 前提は、まあ、いいとしよう。 興奮は、すぐに失望に変わった。 配達されるブリーフケースも、仕事も、筋書も体をなしていない この映画の中で必須な要素は、 仲間たち、盗まれた飛行機、拷問、暗殺者、 盗聴されるアパート、殺人、逮捕、暗号といったものだ。 だが、すべては無意味で不適切だった。 誰かが適当にみつくろって、ごった煮にしただけだった。 われらが運び屋は、不本意な冒険に苦闘する羽目になる。 結末も、 皮肉にも、無意味だった。 オトーサン 「評判悪いな、午後ロード」 robomon20002000さん 2014年1月30日 ほとんどノーカットでこれですか!? 今日何となくTVで見たんですよ、 それも「午後のロードショー」でね。 午後のロードショーは結構映画をカットしますからね、 ここでランニングタイム120分 以上の映画を「訳が分からん」とか「つまらない」という風に 簡単には言い切れないんですよね。 この映画も凄く説明不足な放映だったので 「ああ、きっと130分ぐらいの映画を97分程度にカットしたから こういう風になったんだろうな」と思いながら、 あまりの分かりにくい描写にもその時点では納得したんですけど… でも、これ今調べてみたらら元々「95分」じゃないですか!? それじゃ全然カットしてないというか…ほとんどノーカットじゃないですか!? 内容は単なるオカルト映画「エンゼル・ハート」のアクション版で、 オチは冒頭から20分ぐらいの展開で勘の良い人なら分かるでしょうね。 リスペクトなのかミッキー・ロークもキャスティングされてますし。 でも、そんな簡単な内容にもかかわらずこの分かりずらい演出と展開… サスペンス=先が読めないというのは正しいんですけど、 分かりずらいというのは、単なる「演出と脚本の失敗」だと思いますよ。 私的には驚くべき「見所の無い作品」だと思いました。 ほとんど内容に期待せず観る 「午後のロードショー」でこの印象ですからね。 DVDで借りたら多分100円レンタルでも損した感がしたと思いますね。


シービスケット

オトーサン、 「おお、なつかしいな」 シービスケットの活躍がはじまる舞台として登場したのが、 アメリカで最古のサラトガ競馬場でした。 実にいい雰囲気の競馬場でした。 ・オトーサン NYでご入浴 原題: Seabiscuit (2003) 監督・脚本:Gary Ross 原作:Laura Hillenbrand Genre:Drama/| History/ Sport Rated PG-13 for some sexual situations and violent sports-related images Color: Black and White/ Color 上映時間:140分 あらすじ: 1929年10月、アメリカは株の大暴落で大恐慌。 自動車ディーラーで成功を収めていたハワードは、 息子を交通事故で亡くし、妻にも去られてしまった。 1933年、運命的に出会った女性マーセラと結婚。 彼女に影響を受け、競馬の世界に傾倒していく。 やがて彼は、馬に人一倍愛情を注ぐ 元カウボーイ、スミスを調教師として雇う。 スミスは“シービスケット”と呼ばれる 小柄で気性の荒いサラブレッドの潜在能力に目を付け、 ハワードにその馬を購入するよう進言する。 そして、誰もが手を焼くその馬の騎手に、 喧嘩っ早い男レッドを起用する... 出演者: Jeff Bridges ... Charles Howard( ハワード) Elizabeth Banks ... Marcela Howard (マーセラ) Chris Cooper ... Tom Smith(スミス) Tobey Maguire ... Red Pollard (レッド ) オトーサン、 「配役の妙!」 その他の出演者: William H. Macy ... Tick Tock McGlaughlin David McCullough ... Narrator Paul Vincent O'Connor ... Bicycle Supervisor Michael Ensign ... Steamer Owner James Keane ... Car Customer Valerie Mahaffey ... Annie Howard David Doty ... Land Broker Carl M. Craig ... Sam Michael O'Neill ... Mr. Pollard Annie Corley ... Mrs. Pollard Michael Angarano ... Young Red Pollard Cameron Bowen ... Pollard Child Noah Luke ... Pollard Child Mariah Bess ... Pollard Child User Rating:7.4/10 ( 50,197 votes)IMDb User Rating:8.1/10( 1,626 votes) Yahoo! オトーサン、 「名画かも」 アカデミー賞ノミネート ・作品賞 ・脚色賞 ・撮影賞 ・美術賞 ・衣装デザイン賞 ・音響賞(調整) ・編集賞 ゴールデン・グローブノミネート ・作品賞(ドラマ) ・助演男優賞 ウィリアム・H・メイシー User Reviews Travis_Bickle01さん 2005年6月18日 楽しいが、最優秀作品ではない。 騎手と彼の馬の間の強烈な関係についての 素晴らしいスポーツドラマだ。 この映画、実話に基づくという事実で いっそういい感じがする。 真実の出来事に基づかなかったなら、 古典的なディズニー映画のように見えただろう。 誤解しないで。 ディズニー映画がイヤというわけではない。 信じ難く、先が読めるにがイヤなのだ。 トビー・マグァイアの若い騎手レッド役の演技はすばらsじかった。 ほかにも素晴らしい演技がある。 いつも楽しいジェフ・ブリッジス、傑出したクリス・クーパー、 そしてブリッジス2番目の妻役の美しいエリザベス・バンクス。 このゲイリー・ロスの第2作は、 「カラー・オブ・ハート」ほど好みのタイプではないが、 見ていて実に楽かった。 彼は、優秀な監督であり、傑出した脚本家だ。 彼の仕事をもっと見たいものだ。 推薦可能で、楽しいスポーツ映画としてお勧めする。 強烈で、手に汗にぎるドラマではないが、一見に値いする! オトーサン、 「アメリカが、ほのみえる」 黒美君彦さん 2009年5月5日 傷ついた者たちの夢 これもまたアメリカン・サクセス・ストーリーの亜種ではあるのだが、 一度はひどく傷つき挫折した者たちの敗者復活が実に潔く描かれている。 で、この作品の主人公はもちろんお馬さんなのだが、 そこにはもうひとつのアメリカン・ドリームの象徴である 「自動車」が色濃く影を落としている。 馬主のチャールズ・ハワード(ジェフ・ブリッジス)は 自動車販売にのめり込んだ挙句に最愛の息子を喪ってしまうし、 草原で馬を追っていた調教師トム・スミス(クリス・クーパー)は、 土地を分断する鉄条網と遠くから走って来る自動車になす術もないし、 ジョニー・“レッド”・ポラード(トビー・マグワイア)は、 世界大恐慌で家族離散の憂き目に遭う。 自動車による米国資本主義が破綻しかけたとき、 救世主のように現れたのが、 自動車によって存在を忘れられがちだった 「お馬さん」=シービスケットだったというわけだ。 しかもシービスケットもまた虐められてきたせいで性悪になっていたが、 古傷を抱える男たちと共鳴するかのように見事にその素質を花開かせる…。 敗者復活の夢が時代の要請だったのか、 様々な困難を超えて男たちと馬は勝ちあがる。 変にわが人生を語り始める御仁もなく、 ただひたすらに同じ目標に向けて男たちは進み続けようとする。 その潔さがこの作品のすべてといっていいかも知れない。 もっとも、もう少し前半を整理して 上映時間全体をもう少し短くしてもいいようには思ったが。 ジェフ・ブリッジス、トビー・マグワイア、クリス・クーパーがそれぞれ好演。 レースシーンの迫力もあった。 敗者復活を信じたいアメリカンドリームを体現した佳作といっていいだろう。 今やそんな神がかった奇跡は望むべくもないようにも思うが…。


武士の家計簿

オトーサン、 「へぇ、驚いたなー」 リストラされたり、借金返済に追われたり、 幕末から明治時代の金沢藩の武家の暮らしぶりが 詳細に記録された文書が発見され、 著者の努力で、平易に近づけるようになったのです。 ・磯田道史「武士の家計簿 加賀藩御算用者の幕末維新」新潮新書 2003 この映画、新書よりも、さらに近づきやすくなっています。 原題:武士の家計簿(2010) 監督:森田芳光 原作:磯田道史 脚本:柏田道夫 Genre:Period Drama 上映時間:129分 あらすじ: 江戸時代後半。 御算用者として代々加賀藩に仕える猪山家。 その八代目、直之もまた幼い頃より算術を仕込まれ、 そろばんの腕を磨いてきた。 そして、いつしか“そろばんバカ”と揶揄されながらも その実直な働きぶりが周囲に認められていく。 やがて、町同心の娘お駒を嫁にもらい、めでたく出世も果たした しかし昇進に伴って出費も膨らみ、家計は苦しくなる一方。 そこで直之が父母に代わり猪山家の財政状況を調べ直してみると、 なんと借金の総額は年収の2倍にも膨れあがっていた。 お家存亡の危機と悟った直之は、家財一式を売り払い 借金返済に充てることを決断する。 そして、自らこまかく家計簿をつけるとともに、 世間体を顧みることなく創意工夫を凝らしながら 倹約生活を実践していくのだった。 出演者: 堺雅人 ... 猪山直之 仲間由紀恵 ... 猪山駒 中村雅俊 ... 猪山信之(父) 松坂慶子 ... 猪山常(母) オトーサン、 「主演は、堺雅人か」 倍返しのどころか無利子返済で精一杯でした。 その他の出演者: 伊藤祐輝 ... 猪山成之 藤井美菜 ... 猪山政 桂木ゆき ... 猪山春 大八木凱斗 ... 猪山直吉(後の成之) 嶋田久作 ... 大村益次郎 ヨシダ朝 ... 合田源治郎 佐藤恒治 ... 青山 山中崇 ... 前田斉泰 宮川一朗太 ... 奥村丹後守栄実 小木茂光 ... 安部忠継 茂山千五郎 ... 重永 草笛光子 ... おばばさま 西村雅彦 ... 西永与三八 User Rating:5.1/10( 33 votes)IMDb User Rating:7.0/10( 1500 votes) Yahoo! オトーサン、 「評価が分かれるな」 映画に何を期待するかでしょう。 日本アカデミー賞ノミネート ・主演男優賞 堺雅人 ・美術賞 User Reviews ゆうろうさん 2013年7月14日 黒澤明が好きそうな題材ですねえ。 同時期に仲代達矢主演の「切腹」を鑑賞していたせいか、 とても対照的な物語だなあ、と感じました。 「武士道」という前提の価値観を持ちつつ、 どう自分らしく生きていくか、考えさせられます。 幕末から明治にかけて、日本が歴史上もっとも劇的な変化を経験し、 価値観がひっくりかえるような世の中、大事なものって何だろうか。 現代でも生き方のヒントになるような物語だったと思います。 娯楽映画としての面白みは正直言って弱かったけど、 原作の新書と合わせて観るのがいいと思います。 オトーサン、 「こういう森田作品もあってもいいね」 こじかさん 2012年11月21日 森田芳光作品ファン。 森田芳光作品って、 監督が作り込む場合と役者に任せる場合とで 作風に大きな違いが出る。 前者の場合は往々にして監督自身のセンスやユーモアが鋭く、 後者の場合は役者の力量・存在感(又は監督とのフィーリング)が 大きく作品の完成度を左右してしまう。 このどちらをもこなしてしまうが故の大衆映画監督だったのだろう (実際、蓋を開けると毎度大衆映画ではないのですが…)。 充分に許容の完成度だと思うが 当作品は後者の側か、あの森田節は陰を潜めた。 あの鋭く奇妙な森田節をまだまだ見続けたかった。


大洗にも星はふるなり

オトーサン、 「大洗海岸か、なつかしいね」 漁港、マリンタワー、水族館などを 一通りサイクリングしました。 でも、途中でパンクして、一泊してしまいました。 参考:わが輩、大洗海岸を快走せり! だから、この映画の若者たちの切ない心象は、 人一倍理解できました。 原題:大洗にも星はふるなり(2009) 監督・脚本:福田雄一 Genre:Commedy 上映時間:103分 あらすじ: クリスマス・イブ。 茨城県大洗の海の家に6人の男たちが集まった。 一人はここのマスター、 残る5人はひと夏をこの海の家で過ごしたバイト仲間たち。 彼らがここにやって来たのは、 憧れのマドンナ、江里子から “クリスマス・イヴの夜に海の家で会いたい” という手紙をもらったから。 しかし、誰一人呼び出された理由を知らず、 いつのまにか、この中に本命がいると勝手に結論づけて、 その場にいない江里子との仲を互いに猛烈アピールし始める。 そんな中、海の家の撤去を求める弁護士が現われる。 騒動に巻き込まれた弁護士はそれぞれの言い分を聞き、 どれも的外れな思い込みと冷徹な分析を披露していくが... 出演者: 山田孝之...杉本(ストーカー) 山本裕典...松山(サメマニア) ムロツヨシ...猫田(浮気) 小柳友...仁科(ハイテンション) 白石隼也...林(天然) 安田顕...関口 (バツイチ弁護士) 佐藤二朗...マスター 戸田恵梨...香江里子(マドンナ) オトーサン、 「イマドキのひとたちの会話の調子は、こうなんだ。 安い出演料なんだろうな、人生いいことないんだろうな」 User Rating:3.8/10( 11 votes)IMDb User Rating:6.1/10( 786 votes) Yahoo! オトーサン、 「スコアは低いな」 User Reviews ympiqmnaehさん 2013年11月10日 好き嫌い分かれる 映画を見るときに求めるもので評価は分かれます。 レビューも作品情報も見ずに見た私が悪いのですが、 邦画ならではの深くゆっくりと染み込むような感動を 期待して鑑賞したところ、正反対でしたw 完全にこの作品は舞台で 俳優がお笑い芸人の様にコントをしている喜劇でした。 感動はもちろんないし、私はクスリともしませんでした。 だって笑いたければ お笑い芸人のライブを見た方が断然笑えますからね。 この作品に似た形のキサラギを観賞したときは 見終わった後、面白かったー!と感じたのですが、 この作品を見終わった後は時間無駄にしたー!でした。 最後に何かあるかもとか、期待して見てはいけませんw 好きな俳優さんが多く出ているので残念でした。 オトーサン、 「同感!」 でも、映画化してくれたおかげで、 ロードバイクでの輪行をまざまざと思い出せました。 おでんの卵さん 2013年8月19日 演劇で観たかったかな。 生で観たらきっと臨場感があって面白かったと思う。 映画としては芝居が台詞があざとすぎていかん。 回想シーン以外でも ヒロインがずっと出ていたらまだ観れただろう。 おしい! そもそも戸田恵梨香がみたかったのに、 気持ち悪いおっさんたちだけみても、 同族嫌悪で気持ち悪いわ! という内容。 突き抜けることもなく、小さくまとまった話もなんだか。 なんだかなーあ。と前半はすごくうとうと。 後半持ち直すも... まぁ、演劇役者を志す人には おもしろいんじゃないかな。 知らんけんど。


ソナチネ

オトーサン、 「初期の作品だね」 ソナチネといえば、ピアノの練習曲。 バイエルに四苦八苦しているような人たちにとっては 「弾ける」ほうだとか。 ビートたけしさん、多少の自負をこめて この題名をつけたのでは? 原題:ソナチネ(1993) 監督・脚本: 北野武 Genre:Drama/Gang 上映時間:93分 あらすじ: 沖縄へ助っ人に向かったヤクザの村川と北島組の面々。 彼らはそこで自分たちを標的にした罠にかかったことを知る。 最果ての南の島で死に怯える男たちだが、 確実に無常に、本人にとっては唐突に処分されていく。 そんな極限状況の中で村川だけは 都会の生活で失った感情を取り戻すかのように動き回り、 刹那的な笑いや恥らいといった心の揺れを求めていく ... 出演者: ビートたけし ...村川 国舞亜矢 ...幸 寺島進 ...ケン オトーサン、 「びっくりした、いきなり脱ぐなんて」 南国・沖縄には、そんな開放感が似合います。 その他の出演者: 渡辺哲 ...上地 勝村政信 ...良二 大杉漣 ...片桐 北村晃一 ...助っ人 十三豊 ...助っ人 深沢猛 ...助っ人 森下能幸 ...助っ人 永井洋一 ...助っ人 安藤裕 ...助っ人 津田寛治 ...喫茶店のウエイター 伊藤季久男 ...シャブ中 小池幸次 ... ...中松組組長 関根大学 ...中松組組員 水森コウ太 ...金本 松岡一開 ...幸の恋人 神田瀧夢 ...強姦魔 夏坂祐輝 ...村川組組員 長岡毅 ...村川組組員 鈴木隆二郎 ...村川組組員 水谷正勝 ...村川組組員 城春樹 ...北島組組員 鬼界浩巳 ...北島組組員 木下ほうか ...北島組組員 勝光徳 ...北島組組員 戸田信太郎 ...北島組組員 岸博之 ...トイレの男 津田卓也 ...クラブのボーイ 木村栄 ...マージャン屋の男 藤浪晴康 ...マージャン屋の男 船場牡丹 ...スナックのママ 掛田誠 ...スナックの支配人 山崎勘太 ...スナックのボーイ 逗子とんぼ ...北島組組長 矢島健一 ...高橋 南方英二 ...殺し屋 User Rating:7/3/10(126 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:8.9/10( 1106 votes) Yahoo! オトーサン、 「高いスコアだ!」 日本アカデミー賞受賞 ・音楽賞 久石譲 User Reviews すべからさん 2009年4月11日 都会バイオレンス⇒沖縄バカンス⇒沖縄バイオレンス。 この流れで印象的なのは  たけしが演ずる村川の表情。 ヤクザ稼業をやっているときは全くの無表情。 人を殺すときも、仲間が殺されても、 命を突然狙われてもまったく動じず、むしろ退屈そう。 しかし、沖縄に派遣され、やることがないからと、 ゆきずりの女や子分とグダグダと遊んでると 次第に本当に楽しそうな子供のような表情になる。 だって沖縄だもん。 沖縄の美しい景色と、ゆるやかな音楽と、 寺島進いじりのコメディで 一時は彼らがヤクザということも忘れてこちらも微笑んでしまう。 そして忘れたころに戻ってくる血の匂い。 あっという間に元の表情に戻ってしまう。 そして、全てが終わり、全てがなくなったときの 放心とした空っぽの表情に浮かぶ切なさ。 たぶん、観ている僕と村川の表情はシンクロしていたような気がする。 程度の差はあれ、弱っちいのに強がっている人や、 希望のない毎日に退屈している人には、 その心持ちが伝わるのではないでしょうか。 オトーサン、 「変な力みがない映画だね」 カンヌ国際映画祭に出品して、高い評価を受けたとか。 世界の北野フアンにとっては、記念碑的作品なのでは? Katsumi_Egiさん 2002年1月12日 正真正銘の傑作 やっぱり北野演出の現時点での最高作はこれだろう。 静と動をこれだけ際だたせて描いた映画は 世界映画史上でも希ではないか。 沖縄のプライベートビーチのようなロケーションで 繰り広げられるふざけあいの豊かな表現はちょっと比類ない。 それは、ときおりかいま見せるヤクザたちの笑顔の豊かさでもある。 特にビートたけしの笑顔の素晴らしさ。 『キッズ・リターン』以降、この笑顔が失われたことが残念でならないが、 しかし北野+森昌行は これからもグレートムービーを作り続けるだろうことは間違いない。


男はつらいよ 寅次郎相合い傘

オトーサン、 「マドンナは浅丘ルリ子か」 本作で、2度目の登場です。 好評に応えて、シリーズ最多、4回も出演しました。 いやー、楽しかったな。 原題:男はつらいよ 寅次郎忘れな草(1973) 監督・原作:山田洋次 脚本:山田洋次/ 宮崎晃 / 朝間義隆 Genre:Drama/Commedy 上映時間:99分 あらすじ: ひょんなことから知り合った 風体の上がらない蒸発男・兵頭と寅さんは、 夫と離婚してドサ回りの三流歌手に戻った リリーと北国で偶然再会を果たした。 2人は喜び合った。 寅さんは、再びリリーと旅ができ、夢見心地! だが、兵頭が同行させて欲しいと懇願。 リリーの説得もあって渋々了解したものの、 寅さんはヘソを曲げる... 出演者: 渥美清 ...寅さん 浅丘ルリ子 ...リリー松岡 船越英二 ...兵頭謙次郎 オトーサン、 「驚きがあるね」 渥美清さんは、例によって例のごとし。 浅丘ルリ子さんの演技、これまでで最高でした。 でも、驚きは、兵頭謙次郎を演じる船越英二さん、 いくらみつめても、そう見えませんでした。 その他の出演者: 倍賞千恵子 ...諏訪さくら 前田吟 ...諏訪博 下條正巳 ...車竜造 三崎千恵子 ...車つね 太宰久雄 ...桂梅太郎 佐藤蛾次郎 ...源公 笠智衆 ...御前様 中村はやと ...諏訪満男 吉田義夫 ...奴隷商 谷よしの ...函館の旅館の仲居 笠井一彦 ...中村 戸川美子 ...キャバレーの女 米倉斎加年 ...海賊 上條恒彦 ...海賊 久里千春 ...君子 岩崎加根子 信子 User Rating:8.3/10( 26 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:8.7/10( 187 votes) Yahoo! オトーサン、 「名作だね!」 User Reviews chobiko_nyanko29831さん 2013年6月18日 リリーさん あのリリーさんが再び! 結局、寅さんシリーズでは このリリーさんが マドンナの中では1番人気があるらしいね。 私が好きなシーンは、 サブタイトルになっている相合い傘の場面。 リリーさんが駅に着き、 寅さんの後ろ姿を見つけて 嬉しそうな顔をして駆け寄る、 その後二人は腕を組んで歩いていく…、 この時の二人の会話も印象的。 お互い、ホントに好きなんだろうなぁ〜って 感じるシーンです。 オトーサン、 「意見がちがうね」 冒頭の寅次郎の夢は、いただけません。 その分、本編を充実させてほしい方です。 ESPERANZAさん 2012年10月14日 例によって始まる冒頭の寅次郎の夢だけど、 今回は夢じゃなく映画館。 それで、寅さんは居眠りして見ていないのだけど、 映画館から出るとき「おばちゃん、良かったよ」と言う。 海賊船と奴隷船のエピソードなのだが、 何かこれから始まる本編も またすばらしいのではないかという予感がする。 そして大当たり、 まちがいなく寅さんシリーズの最高傑作、 全作品見たわけではないけど、 私が自信持って薦められる1本である。 浅丘さん演じるリリーは、旅芸人の苦労がにじみ出ている。 そして似たもの同士で心情を心得ている彼女は どこからどう見ても寅さんにぴったりで、 めでたしめでたしになるはずだったと思う。 それが最終回になるのは 寅さんファンが許さなかったのではと感じるくらいだ。 船越さんのパパさんも良かったし、引き立て役十分


男はつらいよ 葛飾立志篇

オトーサン、 「男子、一旦、志を立てればか」 「志を立てればもはや事は半ば達成である」 松下 幸之助の言葉ですが、寅さんの場合は、 そううまくは、いかなかったようです・ 原題:男はつらいよ 葛飾立志篇(1975) 監督:原作:山田洋次 脚本: 山田洋次 朝間義隆 Genre:ドラマ/コメディ 上映時間:97分 あらすじ: 寅さんの実家で柴又のとらやに、 山形から上京した女子高生、順子が訪ねてくる。 十数年前、旅路で救われて以来、 寅次郎は順子の亡くなった母親に 毎年、手紙と少しのお金を送っていたという。 そこへ帰宅した寅次郎は 自分が順子の瞼の父ではないかという疑惑を知る。 その頃、《とらや》に下宿し始めた 女性考古学者の礼子に寅次郎は一目惚れ。 学問をしたいと願った寅次郎は、 礼子に家庭教師になってもらうが... 出演者: 渥美清 ... 寅さん 桜田淳子 ...最上順子 樫山文枝 ...筧礼子 小林桂樹 ...田所博士 オトーサン、 「小林桂樹さん、マドンナよりもよかったね」 その他の出演者: 倍賞千恵子 ...さくら 下絛正巳 ...東竜造 三崎千恵子 ...東つね 前田吟 ...諏訪博 中村はやと ......諏訪満男 太宰久雄 ...社長 佐藤蛾次郎 ...源公 笠智衆 ...御前様 米倉斉加年 ...轟巡査 大滝秀治 ...住職 後藤泰子 ...八百屋のおかみ 谷よしの ...主婦 戸川美子 ...主婦 吉田義夫 ...旦那 User Rating:7.0/10( 19 votes)IMDb User Rating:7.6/10( 124 votes) Yahoo! オトーサン、 「高いスコアだね」 User Reviews 半熟卵さん 2008年7月26日 小林桂樹 シリーズ第16作では学問がキーになっていて、 寅さんがアシナガおじさんだったり、 めがねをかけて学者風情を装ったりします。 マドンナは考古学研究生として樫山文枝さんが演じており、 学者っぽい雰囲気が出ています。 むさくるしい教授役の小林桂樹さんと寅さん、 二人そろってマドンナに失恋です。 桜田淳子さんが女学生として出ていて、 寅さんとの関係で、おまわりさんも不審がっていました オトーサン、 「そういう見方もありうるね」 名脇役あってこそ、主役が引き立つのです。 とらやさん 2009年4月9日 「男はつらいよ」シリーズに関しては、 どうやら僕はマドンナよりも寅さんと絡むことになる ゲストの一風変わった愛すべき男に惹かれる傾向があるようです。 そう、今回は田所先生です。 この田所という男が実に魅力的なんです。 寅さんが嫌いなはずのインテリであるにも関わらず、 この男、寅さんに全く嫌われていない。 寅さんに一文無しと間違われた挙句に 寅さんの十八番、愛についてのご高説を賜ると 寅さんを師と仰ぐ始末。 相当なインテリでありながらもこのアンバランスさが可笑しく、 寅さんとは全く違う世界の住人でありながら 妙に波長が合うこの2人のやりとりがとても楽しいです。 そしてラストは師と2人揃って仲良く失恋の旅に出る。 お話の方もあの寅さんが動機はともかく、 学問に目覚めるという展開がとても楽しく、 特に眼鏡騒動が面白かったです 。そして忘れてはならない、 寅さんがお父さんだと信じてとらやを訪れる 桜田淳子がとても可愛くて魅力的でした。 そして寅さんが彼女の母、 「おゆきさん」の思い出話を語る場面がいい。 この名調子、渥美清さんの名人芸ですね。 毎年彼女の家に500円を送り続けていた寅さん。 やっぱり温かいなあ。 話の本筋には直接関係無いですが、 とても心温まるエピソードでした。


百万長者の初恋

オトーサン、 「むかつくね、この御曹子」 クリネックスをつくっている会社の御曹子。 海外で賭博にのめりこみ、 罪のない従業員を苦境に追いこみました。 原題:Baekmanjangja-ui cheot-sarang (2006) FIRST LOVE OF MILLIONAIRE 監督・脚本:Tae-gyun Kim Genre:Romanc Country:South Korea Language:Korean 上映時間:116分 あらすじ: 祖父が残した莫大な遺産を相続するはずだった わがままで傲慢な御曹子、ジェギョン。 しかし、18歳の誕生日を迎え、 正式に相続できる年齢となったジェギョンに対し、 読み上げられた祖父の遺言状には “田舎にあるポラム高校を卒業せよ”という驚きの条件が。 そして渋々高校に通い始めたジェギョンは、 やがて学級委員長を務める少女ウナンに恋してしまう…。 出演者: Hyun Bin ... Kang Jae-kyung(ジェギョン) Yeon-hee Lee ... Choi Eun-hwan(ウナン) オトーサン、 「許せない!最後まで許せん」 その他の出演者: Yong-joon Cho ... Goo-ho Han-sol Lee ... Myungshik Do-hyeon Lee User Rating:7.4/10( 2,333 votes)IMDb User Rating:5.0/10( 154 votes) Yahoo! オトーサン、 「スコアに差があるね」 User Reviews lady_tsunami29 2006年11月6日 泣けた 正直言って、この映画をみたのは、 ジェギョンがかっこいいからだ。 ウナンは、アニメの人物に見える。 髪の毛がキュートだ。 「うーん、どういう映画をなんだろう、試してみるか」 韓国語がわからないので 英語字幕をみるしかなかった! この映画、冒頭でOKだった。 何が起きるか分かった。 でも、泣いて目が腫れた。 ジェギョンがお母さんが 雨の中、衣類を持ち込むシーンを回想する撮影はいい。 そして、彼が家に戻ろうと歩くシーン。 これは。私には面白かった。 恋愛映画のフアンなら、 クリネックスの箱を持って見るといい。 オトーサン、 「もしかして、黒美君彦さんも御曹司?」 黒美君彦さん 2009年11月5日 映像は美しい ひと言でいえば韓国版せかちゅー (もう死語?もちろん『世界の中心で愛を叫ぶ』のこと)の亜流。 これまで勢いだけで映画を生みだしてきた? キム・テギュン監督が、 実に計算されたスロー多用の美しい映像を編み出している。 ストーリーは超富豪の御曹司が祖父からの財産相続の条件として、 江原道にある高校に転校するところから始まる (韓国の田舎というと江原道が多いよな)。 そこで親しげに、でもきつくもあたる孤児のイ・ウナン(ヨンヒ)…。 ウナンに惹かれる主人公カン・ジェギョン(ヒョンビン)の心の動きが 今ひとつ弱いのがこの作品の欠点。 それはともかく、二人で恋を育むシーンは映像も美しく悪くない。 もともとウナンとジェギョンが幼なじみなのに、 ある事故がジェギョンから幼い日の記憶を奪ったという設定もスリリングだ。 で、ウナンは実は重症の肥大型心筋症で、 あまり長く生きられないということなんだけど、 心筋症は心臓だけが悪くなるんじゃなくて、 血液が十分体内を循環しなくなるので多臓器不全も起こしてしまう。 だから頑張れば舞台で踊れる…というもんではないのだが。 ま、そこはファンタジーということで(苦笑)。 そんなこんなでやや無理やりのラブストーリーなのだが、 先述したように映像は悪くないし、 ヒョンビン(目元が勝地涼っぽい)、ヨンヒは好演。 とはいえ、上映時間が15分くらい長い気がするし、 まあ韓流が好きな人にはどうぞ、ということで(苦笑)。


月夜の宝石

オトーサン、 「ほんとかね」 出だしのせりふに、こうありました。 「月夜の宝石って、泥棒のことよ」 正確に言えば、「警察に追われるもの」とか。 宝石は月明かりの元では、十分に輝けないが、 月明かりの元でしか見られない輝きもある、 そこからきた陰語だとか。 原題:Les bijoutiers du clair de lune (1958) 監督:Roger Vadim 原作:Albert Vidalie 脚本:Jacques Remy/Roger Vadim/Peter Viertel Genre:Crime / Thriller / Drama Country:France / Italy Language:French 上映時間:95分 あらすじ: 女学生ユルシュラは、叔母と住むためスペインの山村へ。 途中出合った若者が、 妹が、叔母の夫である伯爵リベラに捨てられ自殺したという。 家につくとランベルトは伯爵を詰問したが、 叩きのめされ、叔母フロランチーヌの介抱をうけた。 その後、叔母は夜ごとにランベルトを自室に誘いこむ。 ある夜、彼は忍びあいの途中、伯爵に会い、これを殺した。 伯爵殺しの捜査が始まり、ランベルトがつかまるが、 隙をみて逃走したので、ユルシュラは後を追い、 水車小屋で手錠を切ってあげて、ともに国境の村へ逃れる。 だが、村人達は二人を追出した... 出演者: Brigitte Bardot ... Ursula(ユルシュラ) Alida Valli ... Aunt Florentine(フロランチーヌ) Stephen Boyd ... Lambert(ランベルト) Jose Nieto ... Count Miguel de Ribera(リベラ) オトーサン、 「バルドの魅力たっぷり」 何も脱がないでいい局面でも、脱いでいますが、 そこはそれ、ハリウッドの事情ということで... その他の出演者: Fernando Rey ... Uncle Maruchi Fresno ... Conchita Adriano Dominguez ... Fernando Jose Marco Davo ... Le chef de la police Antonio Vico ... Count's Driver Mario Moreno ... Alfonso Tosi ... Le capitaine Jose Maria Tasso ... Garcon d'ecurie Nicolas D. Perchicot ... Le pretre Rafael Torrobo ... Le veterinaire User Rating:5.8/10 ( 333 votes)IMDb User Rating:6.0/10( 51 votes) Yahoo! オトーサン、 「ま、こんなものかも」 User Reviews Vincentiuさん Romania 2009年9月6日 夏の雨のごとし スペインでのラブ・ストーリー. デリケート、つややか、ドラメマティック 奇妙な世界の娘、アウトローの男、 過去から変わりたいと願う叔母。 冒険と死体 - 彼女がいないところでの、無実の犠牲者。 ちがったバルドーと輝かしいアリダ・バリ。 最後に、ロマンチックなスケツチでの微妙な壁。 いい映画でも、悪い映画でもない。 夢のかけら、現実の影、些細なこと、子供っぽい欲 をごく真っ当に描いている。 複雑なことは何もない。 感情の赴くままの結末。 夏の夜の雨の感じ、暖かく、ノスタルジックで、 風にゆれるクモの巣、夕べの味わい、 誰にも真似できないマダム・ボバリーのシルエット。 オトーサン、 「景色はいいね」 この映画、バルドーと景色だな。 ジーナさん 2010年8月22日 色あせた感 スペインを舞台に 男女の逃避行を描いたサスペンスドラマです。 人物相関図が掴みにくいので イマイチ集中できませんでしたが、 無難に観れるレベルだとは思います。 ただ、もう少し緊張感のある演出だと良かったでしょうね。 格闘シーンなんかも緊迫感がないのでノッペリしちゃってるんですよ。 命をかけて急流を渡るシーンなんかは 登場人物たちが勝手に盛り上がっていますが、 ゆったり緩やかな流れに残念ながら失笑でした(爆) そういった粗が結構目立つので 演出に関してはプロが作ったとは思えない完成度です。 ブリジット・バルドーは露出もあってお色気たっぷりなのですが、 彼女の持ち味でもある天真爛漫の小悪魔的魅力が 発揮されていないので物足りない感じがしちゃいました。 この作品のヒロインも自由人ではありますが、 思慮深さに欠けるので 単なるワガママ娘に見えてしまい好感が持てないんですよ。 BB目当てでみるような内容なので 彼女のキャラクター性に魅力が無いのは痛手と言えるでしょうね。 女の嫉妬を交えたストーリーは悪くなかったので、 もっと感情移入できるキャラクターだと良かったカナ・・・。 闘牛場や海辺の村などスペインの田舎風景は印象深かったです。 映像面に関しては及第点以上だと思いますよ。 ストーリーは無駄が多く冗長的なので 正直なところ約90分の作品とは思えないほど長く感じました。 60年以上前の作品に現在のテンポや人物背景を求めるのは さすがにダメでしょうが、チョット厳しかったカナ・・・。


宮本武蔵 二刀流開眼

オトーサン、 「シリーズ第3作か」 錦之助が主役のは、目下、第5作しかみていません。 (参照:索引 No.4187) 1 宮本武蔵(1961) 2 宮本武蔵 般若坂の決斗(1962) 3 宮本武蔵 二刀流開眼(1963) 4 宮本武蔵 一乗寺の決斗(1964) 5宮本武蔵 巌流島の決斗(1965) 原題:宮本武蔵 二刀流開眼(1963) 監督:内田吐夢 原作:吉川英治 脚本:鈴木尚也/ 内田吐夢 Genre:Period Drama 上映時間:104分 あらすじ: 宮本武蔵は、般若坂で浪人たちを斬る。 剣聖・柳生石舟斎宗厳と剣を交えるため、 柳生四高弟と知り合いになるが、 城太郎が柳生家の愛犬を殺したことから対立する。 その際、袖口を斬られ、思わず小刀を手に持つ。 これが、二刀流開眼のきつかけとなった。 武蔵に挑戦された吉岡道場の当主・清十郎は、 長剣を携えた佐々木小次郎を道場に招く... 出演者: 中村錦之助 ...宮本武蔵 入江若葉 ...お通 高倉健 ...佐々木小次郎 オトーサン、 「健さん、若いね、ほんとに」 その他の出演者: 木村功 ...本位田又八 浪花千栄子 ...お杉 阿部九州男 ...権叔父 竹内満 ...城太郎 木暮実千代 ...お甲 丘さとみ ...朱実 江原真二郎 ...吉岡清十郎 平幹二朗 ...吉岡伝七郎 河原崎長一郎 ...林吉次郎 南廣 ...祇園藤次 香川良介 ...植田良平 国一太郎 ...横川勘助 鈴木金哉 ...御池 遠山金次郎 ...小橋 名護屋一 ...門弟一 有川正治 ...門弟二 楠本健二 ...友人A 島田秀雄 ...友人B 薄田研二 ...柳生石舟斎 堀正夫 ...庄田喜左衛門 神田隆 ...出淵孫兵衛 片岡栄二郎 ...村田与三 外山高士 ...木村助九郎 波多野博 ...小侍 江木健二 ...若侍 谷啓 ...赤壁八十馬 神木真寿雄 ...民八 藤木錦之助 ...牢人者 大崎史郎 ...宿の主人 水野宏子 ...小茶 川路允 ...役人 源八郎 ...人足頭 常田富士男 ...漁師 片岡半蔵 ...居酒屋の親爺 佐々木松之丞 ...商人一 村居京之輔 ...商人二 大里健太郎 ...商人三 島田兵庫 ...取次の門弟 利根川弘 ...宿の者 中村錦司 ...吉岡の高弟 User Rating:7.1/10( 10 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:8.0/10( 52 votes) Yahoo! オトーサン、 「高いスコアだね」 User Reviews 青観さん 2005年8月22日 内田吐夢監督、中村錦之助主演による 宮本武蔵シリーズの第3作「二刀流開眼」 前の二つに比べるとやや落ちる気がするものの、 それでも最近の時代劇と比べると明らかに上です。 中村錦之助演じる武蔵の人間としての成長と そして、なんと言っても 初登場の佐々木小次郎(高倉健)の若き姿を観ることが出来ます。 それにしても本当に高倉健、若いなあ! 今では貫禄十分やけど、 さすがにここでは中村錦之助の方が貫禄もあり上です。 次へのステップとしてこれはこれでなかなか楽しめました。 オトーサン、 「確かに、後半武蔵が出てこないね」 題名に期待しすぎると、後悔するかも。 黒津 明二郎 2009年4月25日 佳作 五部作も中盤を迎え 多少の中弛み感も出てきた第三弾。 後半は武蔵がほとんど出てこず、 いくつかのサブプロットが平行して語られていく。 全体的に夜のシーンが多くロケ効果もあまりないが、 船上シーンでの海鳥アニメ (おそらく天下の東映動画謹製) との合成ショットがなかなか興味深い。 あるいは、高倉健にぶちのめされる ゲスト出演の谷啓を見るのも一興か。 演技陣。中村は今回、出番が少ないが さすがにラストはびしっと決めてくれる。 高倉の派手な格好にキザなセリフ...微妙かも(笑)。


バンク・ジョブ

オトーサン、 「地味な題名だな」 就活を扱った映画かと錯覚しました。 でも、主演は、「トランスポーター」のジェイソン・ステイサム。 もうお分かりでしょう。銀行強盗のアクション娯楽映画です。 原題:The Bank Job (2008) 監督:Roger Donaldson 脚本:Dick Clement/ Ian La Frenais Genre: Crime / Drama / Thriller PG-12 Country:UK / USA / Australia Language:English 上映時間:111分 あらすじ: 1971年、ロンドン。 中古車店を経営するテリー・レザーは 借金取りに怯える冴えない日々を送っていた。 そんなある日、昔なじみの美女マルティーヌから、 ある強盗計画を持ちかけられる。 それは、装置交換のため警報設備が解除される ロイズ銀行の貸金庫を襲うというもの。 その話に乗ったテリーは、仲間を集め、準備を進めていく。 しかし銀行の貸金庫には、現金や宝石ばかりではなく、 決して世間には知られてはならない 様々な“秘密”も保管されていた... 出演者: Jason Statham ... Terry Leather( テリー・レザー ) Saffron Burrows ... Martine Love( マルティーヌ) オトーサン、 「ジェイソン・ステイサム、最高!」 このハスキーボイスがたまりません。 その他の出演者: Stephen Campbell Moore ... Kevin Swain Daniel Mays ... Dave Shilling James Faulkner ... Guy Singer Alki David ... Bambas Michael Jibson ... Eddie Burton Georgia Taylor ... Ingrid Burton Richard Lintern ... Tim Everett Peter Bowles ... Miles Urquart Alistair Petrie ... Philip Lisle Hattie Morahan ... Gale Benson Julian Lewis Jones ... Snow Andrew Brooke ... Quinn Rupert Frazer ... Lord Drysdale User Rating:7.3/10(125,954 votes)IMDb User Rating:8.3/10( 1,425 votes) Yahoo! オトーサン、 「よくできている!」 User Reviews Zentaurionさん The Masterplan 2008年3月25日 ポテトチップスのお皿をもって素敵な映画を楽しもう。 最高の映画作品だ。 大声で、騒々しく、あまりにスタイリシュな撮影、無意味なセット、 安っぽい対話や過剰な感情。 最高の映画制作の才能は、英国にあるという完璧な例だ。 おそらく最近では最高のアクション娯楽映画だ。 もし、ハリウッドでつくられていたら、 複雑な言外の意味を含む細部が吹き飛ばされただろう。 本作では、すべて演技が抑制されていて、 登場人物は実に見事に現実的でな信じられる。 脚本は、ピンのように鋭い。 キャストの華麗なアンサンブル。 微妙なひねったユーモア、 筋書の展開を大いに楽しみ、 何度でもくり返し見る価値がある。 オトーサン、 「マーガレット王女のスキャンダル、本当かね」 岡本太陽さん 2014年1月19日 事件自体がなかったことになった銀行強盗が 元ネタの快作イギリス映画 1971年にイギリスで本当にあった事件を 基に作られた銀行強盗映画『バンク・ジョブ』。 この映画は現在アメリカで公開中なのだが、 スマッシュヒットを飛ばしている。 この銀行強盗映画の何がそんなに特別なのかというと 政府からイギリス王室のある人物を守るため ディーノーティス(D-Notice)が発布され、 事件自体が国家機密となり、その事件がなかったことになった という嘘の様な出来事を基に作られているからである。 落ちぶれたカーディラーを経営するテリー(ジェイソン・ステイサム)は、 取り立て屋に嫌がらせを受ける日々を過ごしていた。 そんな時、美人のマーティン(サフロン・バロウズ)が現れ、 テリーに仕事があることを告げる。 それはロンドンのベイカーストリートにある銀行を襲うというものだった。 テリーは数人の仲間を集め銀行強盗を開始するが、 マーティンはその本当の狙いを伝えていなかった。 実はマイケル Xという男が持つ貸金庫の中に、 マーガレット王女のとんでもない写真があり、 MI5(イギリスのセキュリティー・サービス)がそれを欲しがっていたのだ…。 イギリス王女のセクシャルな写真の出回りを 回避する為に行われた銀行強盗が元ネタという素敵な映画『バンク・ジョブ』。 タイトルはシンプルながら、 特に後半はハラハラさせられる内容で飽きさせない賢い映画だ。 もし日本の皇族の誰かの裸の写真を巡って事件が起きたとしたら、 やはりその事件も国家機密となり、 事件自体がなかった事になるのだろうか。 もしそんな事件があったとしても、 後々映画にすらならなそうな気がするが。 この映画の監督は『ホワイト・サンズ』『スピーシーズ 種の起源』 『リクルート』のロジャー・ドナルドソン。 この『バンク・ジョブ』は監督の手腕がどうのというよりは、 元ネタが既に面白いというに限る。 主演は『トランスポーター』『アドレナリン』のジェイソン・ステイサム。 強烈な作品に好んで出演する作品だが、 この『バンク・ジョブ』も彼の目に留まったという事実が笑える。 相変わらず渋い声なのだが、 大友康平の声にそっくりだなと気付いた瞬間から、 ジェイソン・ステイサムが大友康平にしか見えなくなってしまった…。 この元モデルのジェイソン・ステイサムという俳優、 B級ノリの映画に良く出演するので、 日本でいうと哀川翔的ポジションなのだろうか。 おそらくジェイソン・ステイサムファンは 彼の出演作の中では『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』や 『トランスポーター』や『アドレナリン』をお好みだと思うが、 この映画の中ではジェイソン・ステイサム自体は ぶっ飛んでいる訳でもないので、 もしかしたら彼のファンには少々物足りない作品かもしれない。 しかしながら物語は事実とフィクションを良い具合に混ぜ込んだ快作で、 『バンク・ジョブ』というシンプルなタイトルから、 あまり期待をして観ないと非常に楽しめる作品だ。


恋とニュースのつくり方

オトーサン、 「この映画、不入りだったようだね」 ・Budget: $40,000,000 Opening Weekend $9,203,266 (USA) (2010/11/14) Gross $30,993,544 (USA) (2011/01/16) 原題:Morning Glory (2010) 監督:Roger Michell 脚本:Aline Brosh McKenna Genre:Comedy /Drama / Romance Country:USA Language:English / Ukrainian 上映時間:107分 あらすじ: ベッキーは、失業中のTVプロデューサー。 ニューヨークのローカルTV局に採用され、 朝の情報番組“デイブレイク”を任される。 超低視聴率番組の立て直しに取り掛かかり、 伝説の報道キャスター、マイク・ポロメイに キャスター就任を実現し、局内で注目される。 一方、先輩プロデューサー、アダムに惹かれる。 いざ番組が始まってみると、 マイクはプライドが高く、ベッキーの指示に従わず、 パートナーのキャスター、コリーンとも衝突。 視聴率は悪化の一途を辿り、 上司から6週間以内に視聴率をアップさせなければ 番組を打ち切ると宣告されてしまう... 出演者: Rachel McAdams ... Becky Fuller(ベッキー) Harrison Ford ... Mike Pomeroy(マイク・ポロメイ) Diane Keaton ... Colleen Peck(コリーン) Patrick Wilson ... Adam Bennett(アダム) オトーサン、 「みんないい演技をしているけどなぁ」 その他の出演者: Noah Bean ... First Date Jack Davidson ... Dog Walking Neighbor Vanessa Aspillaga ... Anna Jeff Goldblum ... Jerry Barnes Jeff Hiller ... Sam - Channel 9 Producer Linda Powell ... Louanne Mike Hydeck ... Ralph Joseph J. Vargas ... Channel 9 Director Mario Frieson ... Channel 9 Technical Director Kevin Herbst ... Channel 9 Associate Director Jerome Weinstein ... Fred User Rating:6.5/10 ( 45,754 votes)IMDb User Rating:7.6/10( 1,067 votes) Yahoo! オトーサン、 「スコアは、まあまあだね」 User Reviews Aliceartさん Seattle, Washington 2010年11月5日 きらめくような気難しい人々 レイチェル・アダムスは、このラブコメで主役だ。 ちょっとしたペーソスもあり、 仕事に全力投球することはどういうことかを 世界に示している。 ペースは、早い。 シチュエーション・コメディで 最後まですばらしい仕事をしている。 とくに、もがき苦しむところが成功している。 ネットワークのモーニングショーで ジェフ・ゴッドブラム、ダイアン・キートンが 加わって、いい感じになっている。 ハリソン・フォードは、60歳以上だが、, その物腰には、少年らしさが残っていて 「スターウォーズ」や「インディ・ジョーンズ」を思わせる。 パトリック・ウィルソンは、ラブコメのロマンス役。 レイチェル演じるベッキーの嵐のような激情ぶりに 踊らされることはない。 脚本は、傑出している。 寸言は最高。 見るべし。 オトーサン、 「脚本は、秀逸だけど...」 ローランドさん 2011年2月27日 恋とニュースのつくり方... この安っぽいタイトルには困ってしまうのだけど、 ハリソン・フォードと、 前作の「消されたヘッドライン」で好印象を持った レイチェル・マクアダムスが競演していることだし、 作品の内容は そう安っぽいものではないだろうと足を運びましたが、 軽快な音楽に乗ってテンポよく進む物語は 期待以上の満足感を与えてくれました。    軽快とかテンポ良くというよりも、 忙しないと言いたいほどのベッキーの饒舌は 今度は歌を歌うのか≠セなんて皮肉を言われてしまうけど、 恋に不器用ながら、 (ということになっているけど、そのわりにはなかなか...) チャーミングで快活な行動力があって暗さがまったくない このような女性は、 どんな組織でも重宝されるのではないでしょうか。   その、恋に不器用なワンシーンのセリフ わたしってその方面にうとくて、 二人きりになり、男がズボンを脱いで裸になってから ようやくそうだったかと気付くのよ...  一緒にCDを聴いて過ごしてはくれないのだって≠ノ は笑ってしまったのだけど、 他にも皮肉とユーモアのあるセリフが多くあります。 ただ、マイクが自分のことを心配してくれない 親思いの気持ちのない子供のことを 親知らずのやつらで...≠ニ言う字幕があったのだけど (見間違いだったらゴメン)、 これは世間知らず≠竍恩知らず≠ェ 親思いと混同してしまったのでしょうかね。  それとも、いまはこういう使い方があるのでしょうか?。   軽い内容の作品にみえてもなかなか力は入っているようで、 局のなかでもレストランでも背景に人間を多く配置して、 しかもその背景にいる人間が いずれも演技臭を感じさせないところをみると、 皆かなりのキャリアではないかと思わせられますし、 音楽も良いし、全体の流れもスピーディーで、 脚本がかなり練り上げられているのではないかとの気がします。   ダイアン・キートンにハリソン・フォードも なかなか良い味をだしてましたが、 見ていて思い浮かんだのは、 わざとキャスター同士のいがみ合いもどきをオンエアしたら 視聴率アップするのではないのかなってことでした。  どこかのTV局でやってみたら?。 星の数は七つと半分


パシフィック・リム

オトーサン、 「モトはとれたのかな?」 ・Budget:$190,000,000 (estimated) ・Opening Weekend:$37,285,325 (USA) (2013/7/12) ・Gross: $101,785,482 (USA) (2013/10/11) 「趣味で作ってるんだから、モトなんかとれなくていいや」 そんな監督のド根性が透けてみえます。 原題:Pacific Rim (2013) 監督:Guillermo del Toro 原作:Travis Beacham 脚本:Travis Beacham/ Guillermo del Toro Genre:Action / Adventure / SF Country:USA Language:English / Japanese / Cantonese / Mandarin 上映時間:131分 あらすじ: 笑止千万なストーリー。 怒り出さないために、知っておいてみたほうがいいね。 あくまでも、特殊効果映画として評価してください。 2013年8月、太平洋グアム沖の深海に異世界と繋がる割れ目が生じ、 そこから現れた怪獣「アックスヘッド」がサンフランシスコを襲撃。 米国は陸空軍の総攻撃で6日かけてこれを撃破することに成功するが、 その後も別の怪獣が次々と出現し太平洋沿岸都市を襲うようになったため、 沿岸諸国は環太平洋防衛軍 (PPDC) を設立し、 怪獣迎撃用の巨人兵器イェーガーを建造して立ち向かう。 イェーガーの登場によって人類は一時的に優位に立ったが、 怪獣の出現ペースは少しずつ早まっていき、 再び人類は劣勢に追いやられていった。 2020年2月、米国アンカレッジを怪獣「ナイフヘッド」が襲撃。 イェーガーのパイロットであるローリー・ベケットは、 同じくパイロットの兄ヤンシーとともに イェーガー「ジプシー・デンジャー」に乗ってこれを迎撃するが、 戦闘で機体を大破したうえ兄ヤンシーが戦死する。 通常、イェーガーはパイロット一人では 身体への負担が大きすぎて操縦できないが、 ローリーは単独でナイフヘッドを撃破することに成功する。 そんな中、世界各国の政府首脳陣は、 怪獣の襲撃によってイェーガーが失われるペースが加速し、 生産が追いつかないことを問題視しており、 イェーガー計画を中断することを PPDCの司令官、スタッカー・ペントコストに告げる。 それと同時に、世界各国に巨大防護壁を建造する「命の壁計画」によって、 徹底した防御策に出ることを決定した。 しかしその壁も怪獣の侵攻の前では全く意味をなさず、 人類は滅亡の危機に瀕していた。 2024年、パイロットを辞めて壁の建造に携わっていたローリーの元に ペントコストが現れ、戦線復帰し、 異世界と繋がる深海の割れ目を破壊する計画に参加するよう求める。 ローリーはペントコストとともに 香港のPPDCの基地(シャッタードーム)へ向かい、 破棄されていたはずのかつての乗機ジプシー・デンジャーと そして機体の修復やパイロットの選定を担当する研究者・森マコと出会う。 マコは研究者でありながら戦闘能力も高く、 イェーガーの搭乗者に選ばれてもおかしくないほどだったが、 過去のトラウマを知るペントコストから搭乗を止められていた。 ローリーはペントコストの反対を押し切って 二人で搭乗シミュレーションを行い、 マコの不慣れもあって危うく事故を起こしかけるが何とかこれを克服し、 マコに搭乗者の資格があることを示す。 2025年1月、香港を、初の2体同時出現にして 過去最大級・カテゴリー4の怪獣「オオタチと「レザーバック」が襲撃する。 司令のペントコストは、残存する4機のイェーガーのうち 「チェルノ・アルファ」「クリムゾン・タイフーン」 「ストライカー・エウレカ」の3機を 出撃させるが、チェルノ・アルファとクリムゾン・タイフーンが破壊され、 ストライカー・エウレカもレザーバックの電磁衝撃波で機能停止に陥り、 パイロットの1人であるハーク・ハンセンが腕を骨折する怪我を負ってしまう。 そこで待機していたローリーとマコが ジプシー・デンジャーで出撃し、このコンビでの実戦は初めてながら、 怪獣を2体とも撃破することに成功する。 しかし喜ぶ間もなく、巨大なカテゴリー4の怪獣2体「ライジュウ」「スカナー」が 割れ目から出現するが、割れ目を防衛するため海底に止まる。 ペントコストは、残る2体のイェーガーで割れ目の破壊作戦を決行。 負傷したハークの代わりにストライカー・エウレカに乗り込み、 ハークの息子のチャックとペアで出撃する。 2機が海底の割れ目に到着すると、 さらに巨大な初のカテゴリー5となる怪獣「スラターン」も出現。 ジプシー・デンジャーはライジュウの撃破に成功するが右腕を破壊される。 一方のストライカー・エウレカは損傷し制御不能に陥ってしまったため、 ジプシー・デンジャーの道を切り開くため、残る2体を巻き添えに自爆する。 スラターンは自爆攻撃にも耐え再び襲いかかるが、 ジプシー・デンジャーはそれを倒し、異世界へと繋がる割れ目へと飛び込む。 ゲートを破壊するための核兵器はストライカー・エウレカが使ってしまったため、 ローリーたちはジプシー・デンジャーの原子炉を爆発させることにするが、 手動で起動しなければならず、ローリーは先にマコを脱出させる。 爆発により怪獣を操る「プリカーサー」諸共、ゲートは計画通り破壊され、 先に海上へと浮上してきたマコやPPDCの皆が見守る中、ローリーも無事帰還する。 出演者: Charlie Hunnam ... Raleigh Becket(ローリー・ベケット) Diego Klattenhoff ... Yancy Becket(ヤンシー・ベケット) Idris Elba ... Stacker Pentecost(ペントコスト) Rinko Kikuchi ... Mako Mori(森マコ) オトーサン、 「人間は、主役じゃないね」 テクノロジーが主役です。 その他の出演者: Charlie Day ... Dr. Newton Geiszler Burn Gorman ... Gottlieb Max Martini ... Herc Hansen Robert Kazinsky ... Chuck Hansen Clifton Collins Jr. ... Ops Tendo Choi Ron Perlman ... Hannibal Chau Brad William Henke ... Construction Foreman Larry Joe Campbell ... Construction Worker Mana Ashida ... Young Mako Santiago Segura ... Wizened Man Joe Pingue ... Captain Merrit User Rating:7.2/10( 208,563 votes)IMDb User Rating:8.2/10( 1,626 votes) Yahoo! オトーサン、 「CGを駆使しての視覚効果は、大したもの」 放送映画批評家協会賞ノミネート ・視覚効果賞 User Reviews Andrea Hartlineさん Dallas TX 2013年7月15日 視覚的には面白いが、他はダメ 多くのコメントで、8, 9、10点と出ているのをみた。 デル・トロが監督した他の映画同様、 このジャンルでは、愛好家が多い。 ぶっ飛ぶんじゃないかと期待していた。 それなのに、映画のある時点で、 夫と私は、出ようかと考えた。 多くの金が費やされたのに、 まともな登場人物のある首尾一貫した脚本をつくる 努力がなされなかったのは、分からない。 よく出来ているなら、わざとらしさもいいだろう。 だが、例えば、2人の科学者は、ほんとに笑止千万だ。 すばらしい視覚効果で、映画館に釘づけになる。 だが、そんなことは稀なのだ。 エイエリアンたちやイェーガーらの造形には、 デルトロの手練を見ることができる。 オトーサン、 「いくら何でも、深読みしずぎでは?」 前田有一さん 2013年8月10日 TPPの終焉を予言するエンターテイメント超大作 どこか日本のロボットアニメや怪獣ものを 思わせるアクション作品を、 最新のハリウッドクオリティによる3D映像で味わう。 「パシフィック・リム」は、 私たち日本人にとってじつに奇妙な娯楽作品である。 あるとき太平洋の底から現れた巨大怪獣は、 人々と都市に未曽有の被害をもたらした。 沿岸諸国は二足歩行の巨大ロボット「イェーガー」を開発して対抗した。 当初は優勢だった人類は、しかし登場頻度を縮め、 より巨大化する怪獣の前に徐々に押され始めた。 無敵のイェーガーに頼れなくなった各国は、 巨大な防壁の建設に着手するが……。 主人公はかつてパートナーを 戦闘中に失ったイェーガーのパイロット(チャーリー・ハナム) 彼はやがて決戦に備え、 新たなパートナー候補(菊地凛子)を紹介されるが はたして二人は怪獣を撃退することができるのか。 そんな胸躍るロボット・アクションである。 映像は重厚感があり、荒唐無稽なストーリーを 笑えないほどに怪獣は恐ろしく、終末の恐怖を感じられる。 日本で実写ロボットものといえば、 例外なくチープな特撮映像がおまけでついてくるので、 これはきわめて新鮮な映像体験といえるだろう。 ロボット機内に入って人間が操縦するというのは、 欧米人のロボット観からは異質に映るだろうが これが日本スタイル。 本来ロボットは人が乗るリスクを排除できるのが 最大のメリットのはずだが、 この手のフィクションは人が入らないと始まらない。 笑えるのは、そういう「決め事」を 今時はあちらの観客もよくわかっている、という点か。 各国のロボットはそれぞれ個性があるが、 主役級以外は完全にかませ犬なのが寂しいところ。 とくに中国代表のそれときたら、 腕3本の造形も、必殺技もバカにしているとしか思えない。 ロシア代表にいたっては 「チェルノ・アルファ」という名前からしてひどい。 チェルノとは黒いという意味の言葉だそうだが、 どうしたってアレを思い出してしまう。 動力が旧式の原子力というのも、 もはや笑えという意味にしか思えない。 メルトダウンして自滅するってか。 その点、日本代表ロボが出てこないのは 作り手の良心というべきか。 本来なら主人公ロボのピンチに颯爽と現れる展開を 期待したいところだが、 主役以外かませ犬の流れではむしろ出てこないほうがよい。 その分、別の意味での見せ場が用意されている。 日本人キャストの中では芦田愛菜が 全米を揺るがす絶叫演技で気を吐く。 きっと次作のオファーも来るであろう熱演といえる。 このほか突っ込みどころは満載だが、 単純に熱くなれるお話なので良しとする。 エヴァンゲリオンの実写版はもういらない、 そんな風にすら感じる一本である。 それにしても、最大の突っ込みどころ 「ロボットはあきらめて壁を作ろう」には笑った。 両方やれよ、という突っ込みはおいておいて、 各国個別で対抗しきれず結局壁を作るというのは、 TPPの失敗を暗に示していると見れなくもない。 グローバル自由経済という怪獣を防ぐには、 結局関税障壁に立ち返るという、これは慧眼である。 「パシフィック・リム」=環太平洋地域 というタイトルも、 実に意味深ではあるまいか。 ……そんな深読みをして楽しむ人も、 1000人に1人くらいはいて良いと思う。


マン・オブ・スティール

オトーサン、 「すごいお金をかけているな」 IMDbのすごいところは、ちゃんと収支が出ていること。 ・Budget:$225,000,000 (estimated) ・Opening Weekend:$116,619,362 (USA) (2013/6/14) ・Gross:$291,021,565 (USA) (2013/9/13) 原題:Man of Steel (2013) 監督:Zack Snyder 原作:David S. Goyer/Christopher Nolan 脚本:David S. Goye Genre:Action / Adventure / Fantasy Country:USA / Canada / UK Language:English 上映時間:143分 あらすじ: 赤ん坊カル=エルは、 クリプトン星の滅亡を悟った父ジョー=エルに 希望を託され、地球にたどり着く。 ケント夫婦に拾われ、 クラーク・ケントとして育てられる。 次第に超人的な能力に目覚めていくが、 養父ジョナサンから超能力の使用を禁じられていた。 孤独と葛藤を抱えながら青年へと成長し、 自分探しの旅に出て、自らの使命を確信する。 ある日、クリプトン星の生き残り、 ゾッド将軍がクラークの居場所に気づき、 地球に襲来する。 出演者: Henry Cavill ... Clark Kent / Kal-El(クラーク・ケント/カル=エル) Kevin Costner ... Jonathan Kent(ジョナサン・ケント) Amy Adams ... Lois Lane(ロイス・レイン) Russell Crowe ... Jor-El(ジョー=エル) Michael Shannon ... General Zod(ゾッド将軍) オトーサン、 「いい役者を揃えたね」 その他の出演者: Diane Lane ... Martha Kent Antje Traue ... Faora-Ul Harry Lennix ... General Swanwick Richard Schiff ... Dr. Emil Hamilton Christopher Meloni ... Colonel Nathan Hardy Ayelet Zurer ... Lara Lor-Van Laurence Fishburne ... Perry White Dylan Sprayberry ... Clark Kent (13 Years) Cooper Timberline ... Clark Kent (9 Years) Richard Cetrone ... Tor-An User Rating:7.4/10 ( 331,27 votes)IMDb User Rating:7.1/10( 1,127 votes) Yahoo! オトーサン、 「よく出来ている!」 User Reviews Yash Nagoriさん 2013年6月18日 マン・オブ・スティールは、スーパーマンではない もし、あなたがダイハード・スーパーマンのフアンでないなら、 大いに失望するのに備えたほうがいい。 一瞬たりとも、心中、圧倒的な温さを感じることはないだろう。 クリストファー・リーヴが演じたスーパーマンのように 窮地を救うことはないからだ。 こいつは、別の映画だ。 きちんとしたストーリーを欠き、 製作者たちは、自信満々だ。 大量の不必要な特殊効果を使えば、 また観客をだませるというのだ。 (同じことは、アイアンマン3でも生じている) ロイス・レインは、マン・オブ・スティールよりも、 明らかにスマートだ。 マン・オブ・スティールが落下する場所に どういうわけか、いるのだ。 私は、家に帰り、本物のスーパーマンをみた。 私の大好きなスーパーヒーローを台無しにした人物を消すために。 オトーサン、 「アメリカそのものの映画だね」 前田有一さん 2013年9月13日 米映画の流行をつかんでいる 「ダークナイト」(2008)のクリストファー・ノーランが製作し 「ウォッチメン」(2009)のザック・スナイダー監督する。 アメコミ映画に社会派の香りとダークな世界感を採用した この2人がスーパーマンを実写にする。 おのずと骨太な映画を期待してしまうのは当然だ。 クリプトン星で生まれた最後の赤ん坊は、 故郷の滅亡を前に父母の手により地球へと送られた。 カンザスの心優しい夫婦に拾われた赤ん坊は、 やがてクラーク(ヘンリー・カヴィル)の名で成長する。 超人的なパワーをどう使うべきか、自分探しの旅に出たクラークが、 激しい運命に翻弄されやがて得た解答とは。 「マン・オブ・スティール」は、 最近のハリウッドの流行を押さえた作りになっている。 例えば攻撃されるのはアメリカ本土。 今年日本公開されたホワイトハウス映画2本をはじめ 繰り返されているモチーフで、 これは自国がテロ攻撃される観客自身の不安を表している。 そして主人公の敵は、もともとは同胞であった人物。 これは「ゼロ・ダーク・サーティ」(2012)でも描かれた アルカイダや、タリバンとの関係性を彷彿とさせる。 地球育ちのスーパーマンは地球の空気や光がパワーの源。 地球の環境でなければ、100%の力を出すことができない。 ギリシャ神話ならさしづめ太陽神といったところだが、 今風に言えばソーラー駆動のヒーローというわけだ。 そんな彼が誕生した惑星クリプトン(放射性物質)は、 直後に化石燃料の堀りすぎで滅びてしまう。 これぞまさに反原発ムービー。 スーパーマンは、アメコミ界の菅直人ということか。 大人向けのビター風味に仕上げてあるので、 長い映画ながら飽きることはないが、 肝心のアクションの見せ場は特にすぐれているわけでもない。 もちろんハリウッドきっての映像派監督だから派手ではある。 だが、たとえば最後の戦いなどは冗長にすぎる。 ドラゴンボールのスーパーサイヤ人同士の戦いみたいなもので、 同じ動きの殴り合いの繰り返し。 どちらが攻撃をくらっても、勝つも負けるもないといった無敵ぶり。 なにか工夫が必要だろう。 キャストの中では、父親役のケビンコスナーが おいしいところを持っていく。 若きクラークケントが、その力を善に使うか、悪に使うかの 別れ道を命掛けで導くシーンは大きな見どころとなる。 この、スーパーパワーは善にも悪にも転ぶ。 それを選択するのが大事というテーマは、 唯一の超大国となったアメリカ人の心には強く響くものであろう。 未知なる異星人の攻撃も一瞬で理解する地球の科学者等、 御都合主義も多々見られるが、 マッチョで若々しい新スーパーマンは、 現在のハリウッド映画の平均点は軽くクリアしているだろうと思う。


クロニクル

オトーサン、 「低予算で、大儲け!」 予算:$12,000,000 売り上げ:$64,572,496 (USA 2012/6/1) 監督は、一躍、ハリウッド期待の若手へ。 原題:Chronicle (2012) 監督:Josh Trank 原作:Max Landis/Josh Trank 脚本:Max Landis Genre:Drama /SF / Thriller PG12 上映時間:84分 あらすじ: いつも持ち歩いている 中古のビデオカメラだけが心の友という 孤独な高校生アンドリュー。 ある日パーティ会場で居場所を見つけられない彼は、 見かねたいとこの同級生マットと その親友スティーブに誘われ、 近くの洞窟探検に向かう。 そこで不思議な物体に触れた3人は、 知らぬ間に念じるだけで 物を動かせる超能力を身につけていた。 最初はその力を他愛もないイタズラに使って 満足していた3人だったが…。 出演者: Dane DeHaan ... Andrew Detmer(アンドリュー) Alex Russell ... Matt Garetty(マット) Michael B. Jordan ... Steve Montgomery(スティーブ) オトーサン、 「その辺にいくらでもいる連中、 それが却って新鮮だよな」 その他の出演者: Michael Kelly ... Richard Detmer Ashley Hinshaw ... Casey Letter Bo Petersen ... Karen Detmer Anna Wood ... Monica Rudi Malcolm ... Wayne Luke Tyler ... Sean Crystal-Donna Roberts ... Samantha Adrian Collins ... Costly Grant Powell ... Howard Armand Aucamp ... Austin Nicole Bailey ... Cala Lynita Crofford ... Casey's Mom User Rating:7.1/10( 150,462 votes)IMDb User Rating:7.7/10( 510 votes) Yahoo! オトーサン、 「佳作!」 User Reviews johnnymacbestsさん United State 2012年2月18日 短いが楽しめた この数年、観客は、スーパーヒーローによる ストーリ−になじんできた。 成功例としては、「バットマン」「X-MEN」「スパイダーマン」 なかでも良かったのは、 「マイティ・ソー」「X-MEN: ファースト・ジェネレーション」 「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」だ。 なぜ観客を魅了したかは、簡単だ。 本作には、スーパーヒーロー物語のフレッシュな新展開がある。 ジョー・トランク監督は、3人の友人が 田舎町の外で、不思議なトンネルをみつけ、 そこを通過したら超能力が身についたという話をつくった。 不思議なことに、この3人は、新しい超能力に 驚いたり、混乱したりしないのだ。 考えてみよう。 Bruce Bannerが、「ハルク」で変体したとき、 どんなに驚いたり、混乱したことか。 だが、「ハルク」は、ガンマー線を浴びたのだ。 本作は、 かなりもっともらしい 機械仕掛けの神(Dues Ex Machina)の筋書を一掃している、 良作「クローバーフィールド/HAKAISHA」の気分を スケッチ風に処理したのは、失敗というひともいるようだ。 だが、「クローバーフィールド/HAKAISHA」とはちがって、 手ぶれカメラ効果を多用している。 そのテクニックは、誰でも真似できるだろう。 よくできた脚本や演技とあいまって、 本作は、より楽しめ夢中にさせてくれる。 将来、監督は、この作品で注目を浴び、 よりすぐれた映画をつくることになるだろう。 それだけでなく、いい脚本で、 妥当な特殊効果を低予算でつくり出せるだろう。 実に印象的なのは、スーパーヒーローフアンや ユニークな映画好きな一般観客も 喜ばせるように頑張っていることだ。 続けてほしい。 こうした嬉しい前提で、 ハイデン・クリスチャンセンの駄作「ジャンパー」より いいものをつくってほしい。 潜在能力を使い切っていず、悲しいことに時間の無駄だった。 有難いことに、本作は、 「ジャンパー」にないすべてを実現している。 クライマックスは、本当に荘厳だった。 善と悪の対決は、ありきたりではなく、 実に感動ものだった。 上映時間が短いことは残念だが、 この映画は、実に特別な映画に育っていくだろう。 オトーサン、 「前田さん、激賞!」 その理由は以下でじっくりと。 前田有一さん 2013年10月1日 若者の苦しみが描けている 85年生まれの若いジョシュ・トランク監督による 低予算映画ながら、全米初登場1位となった 「クロニクル」は、スタイリッシュな映像が見所のSF映画。 と同時に、迫真の青春学園ヒエラルキードラマでもある。 高校生のアンドリュー(デイン・デハーン)、 マット(アレックス・ラッセル)、 スティーヴ(マイケル・B・ジョーダン)は、 偶然触れた謎の物質により超能力を身に着ける。 スカートめくりや空中アメフトなど たわいもない事に力を使う彼らだったが、 その緊張感のなさから大事故を巻き起こしてしまう。 その日以来、3人の絆も徐々にひび割れていく。 ビデオ撮りオタクのアンドリュー主人公ということで、 いわゆるPOV=主観映像による作品となっている。 だが途中から彼も超能力者になるので、 遠隔操作も空撮も自由自在。 POV映画としてはありえない豊潤なカメラワークを味わえる。 と同時に登場人物に寄り添うような映像からは、 身近な青春ものとしての味わいもある。 そして低予算といってもそこはアメリカ映画。 12億円ほどの製作費があるし、 高いVFX技術はいまや基本スキルとして 若い映像作家なら誰でももっている。 よって見た目は他国なら大作と呼ぶ映画レベル。 それに突飛な超能力アクションは、 本作のように日常の中で見せてこそ 驚きが増すというものだ。 たとえばロード・オブ・ザ・リングの世界で 誰かが飛んでも驚かないが、 普通の高校生が普通の町の空を飛んだり 念力でモノを動かせば、 それだけで実感ある驚きとして新鮮味を感じられる。 この映画の場合それに加え、 青春ドラマとしての楽しみもある。 無敵の能力を身につけた 前半のはしゃぎぶりとは打って変わって、 その能力に振り回されるショッキングな後半のキャップもいい。 徐々に壊れてゆく主人公の心理描写の説得力は、 そこらの専門ジャンルよりはるかに優れたものがある。 ヒエラルキー最下層の人間が、何かのバブルで人気者になり、 また何かのアクシデントで元に戻ったとする。 元に戻ったにすぎないはずが、 その時の絶望たるや想像に余りある。 そんなとき彼らには、 他者の否定以外に自らの幼い精神を守るすべはない。 アンドリューがやがてたどり着く過激な思想を語るシーンは、 だからこそ説得力と恐怖を兼ね備えて観客に迫ってくる。 あれほどの能力を持ちながら、 小金を用立てることすらできない 自らの無能への絶望が、その背景にはある。 これこそが人間ドラマの厚みであろう。 そう、この映画は若者向けSFながら、人間が描けている。 とてもしっかりとした脚本である。 単に設定で奇をてらうのではなく、 高校生、思春期ならではの爆発物のような心を見せきったといえる。 過激な選民思想は貧者最後のよりどころ。 貧しさが増すわが日本も、そうした傾向がちらほらと見えてきた。 「クロニクル」が描く若者の苦悩の行く末にも、 決して他人事としてはみられぬ怖さがある。 この映画の親切なところは、 そうしたダークサイドに落ちないための 処方せんもしっかりと提示しているところ。 それは、他の二人にはあって主人公アンドリューになかった 「あるもの」である。 それさえあれば、彼はあちらの世界に行くことはなかった。 彼らと同世代のみならず、 これから男の子を育てる予定のお父さんにも、 ぜひ見ておいてほしい佳作である。


男はつらいよ 寅次郎子守唄

オトーサン、 「さては、どこかでつくった子供?」 でも、そんなことになったら、 寅さんシリーズは完結してしまいます。 何しろ、まだ14話なのですから。 原題:男はつらいよ 寅次郎子守唄(1974) 監督・原作:山田洋次 : 脚本:山田洋次/ 朝間義隆 Genre:Drama/Commedy 上映時間:104分 あらすじ: 寅さんは、柴又に舞い戻ったが、 背中に乳飲み子を背負っていた。 九州で出会った見知らぬ男に無理やり押し付けられたのだ。 とらやでは、赤ん坊の面倒を見ることになったが、 熱を出したのでさくら夫婦は病院に急行する。 翌日、そこで働く看護婦の京子に接した寅さんは たちまち恋の虜になるのだが... 出演者: 渥美清 ...寅さん 十朱幸代 ... 木谷京子 上條恒彦 ... 大川弥太郎 下條正巳 ... 車竜造 オトーサン、 「十朱幸代、いいマドンナだね」 「また替わったの?」 森川信さんから交代した松村達雄の おいちゃん(車竜造)にようやくなじんできたら、 本作から、見ず知らずの下條正巳さんに交代! おいちゃんが、どんどん柔和になっていきます。 どういう事情があったのでしょうか? その他の出演者: 倍賞千恵子 ... 諏訪さくら 前田吟 ... 諏訪博 三崎千恵子 ... 車つね 太宰久雄 ... 桂梅太郎 佐藤蛾次郎 ... 源吉 笠智衆 ... 御前様 中村はやと ... 諏訪満男 月亭八方 ... 男 春川ますみ ... 踊子 User Rating:6.5/10( 14 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:7.6/10( 127 votes) Yahoo! オトーサン、 「高いスコアだ」 User Reviews ESPERANZAさん 2012年7月11日 70年代は毎年恒例のように寅さんを見に行ったのだけど、 今回は私の好きな十朱さん。 私の小さい頃は、NHKドラマ「バス通り裏」の 明るくやさしいお姉さんでとても憧れていたっけ。 その十朱さん、映画では明るさにプラスして、 とてもひょうきんな面をも見せてくれる。 とくに、雨降って地固まるの下りでは思わず笑ってしまった。 ひげづらの歌手上条さんも、この頃大活躍をしていたし、 パンダのぬいぐるみもこの頃の流行だった。 赤ん坊の父親月亭八方さんも とてもおもしろい落語家なのだけど、 ちょっと落語っぽい話が始まったかと思ったら、 春川さんに話を取られてしまった。 もっちょっと例の調子で聞きたかったのに・・・。 総じてよくまとまった映画だったと思う。 オトーサン、 「そう、このせりふ、笑ったね」 おばちゃんこと、車つねさんのせりふです。 ・ひげ中が顔だらけの人 jigen_daisuke2003jpさん 2012年2月8日 ヒゲ中が顔だらけのシリーズ14作目 今回は冒頭から事件です。 なんと、さくらの旦那である博が機械に巻き込まれ怪我。 一命を取り留めたものの・・というのはウソで、 たいした怪我じゃなかったのが幸い。 で、ここでチラッと登場する看護婦さん(十朱幸代)が 本作のマドンナですが寅さんとのからみはしばし待て、です。 そんな大変な時期に帰ってきた寅さんですが、 なぜだかいつもより大人しい。周囲の空気もちょっと違う。 あぁそうか、おいちゃん役の人が代わったからか。 かどうかはわかりませんが、 いつもの喧嘩腰の寅さんvs.おいちゃんではなかったです。 ま、いつも通り喧嘩に発展して出て行っちゃうんですけどね。 ほとぼりが冷めた頃に帰ってくるのはいつものこと、 今回はなんと旅先で出会った男から赤ん坊を預かるという 暴挙に出たもんだ。帰ってきた寅さんは無精ひげはやしていて なんだかやつれているわで、 いつもと違う彼を見ることができます。 連れてきた赤ん坊の様子がおかしい、となって そこから病院に連れて行きそして出会ってしまうのね 寅さんと看護婦さんという流れですが、 俺は病院苦手なんだよとか、子供好きじゃないとか言ってたのに マドンナの前では子煩悩を演出する寅さん、 これに付き合わされるさくらも、 めんどくさーと思ったことでしょう。 と言うか見てて思いました。ま、そこが面白いんですけど。 マドンナが趣味で仲間らで集って合唱していて、 そこの団長?らしきがえらいヒゲのおっさんでしたが、 寅さんが”青年”と呼んでいたので一応若者らしいです。 彼もマドンナに惚れていて、 寅さんがけしかけるという展開ですが、 寅さんもどーせ失恋するだろと思ってけしかけるあたり なかなかずる賢い?のかなと思いました。 本作のマドンナはジョークのセンスからしても 寅さんに近くて結構合うのではないかなと思ったのですが、 彼女の心情は深くはわからずでした。 一応彼女は三十路で、寅さんが四十と言っていたので、 そこそこいい組み合わせと思ったのですが、 夜勤もあって忙しい彼女と、 ふらふらして寂しがり屋のおっさんでは 結婚したとしても難しいのかな〜と、 結婚後の二人を想像しちゃいました。 本作の笑い場所としてはおばちゃんの 「ひげ中が顔だらけの人」が傑作でしょうか。 おばちゃん・・それ、顔中がヒゲだらけの人だって。 いつもは「まくら、さくら出してくれ」が鉄板でしたが 新しいパターンきました。本作だけでしょうけど。 どーでもいい情報としては さくらと博の姓が”すわ”ということが判明でしょうか。 過去にも出ていたかもしれませんが、 さくらがフルネームで自己紹介しているのは 初めて聞いた気がします。 本作を観た限りでは寅さんに子供の世話は 無理なんじゃなかろかと思われ、 寅さんの恋はまだまだ続くのでしょうねと 色々な意味で今後も期待したいなと思いました。


必殺4 恨みはらします

オトーサン、 「4かぁ」 続編も4になると、いい加減、劣化します。 でも、この映画、監督を代えています。 何と、あの深作欣二監督、出来が楽しみです。 原題:必殺4 恨みはらします(1987) 監督:深作欣二 脚本:野上龍雄/ 深作欣二/ 中原朗 Genre:Period Drama 上映時間:131分 あらすじ: 南町奉行所に“美しい奉行”奥田右京亮が着任。 奉行所内での不手際により処分を受けた中村主水は、 居酒屋でやけ酒を飲んでいた。 騒ぎを聞きつけ外に出ると、旗本愚連隊が暴れ回っている。 馬が暴走し、浪人が命を落とした。 仕事人の集まりがあり、元締めから 「旗本愚連隊の首領三人、六両」という仕事が提示される。 あまりにも安い料金に他の仕事人たちは帰って行くが、 主水とわらべや文七だけが仕事を引き受けると申し出た。 出演者: 藤田まこと ... 中村主水 倍賞美津子 ... おふく 真田広之 ... 奥田右京亮 千葉真一 ... わらべや文七 オトーサン、 「ほんとに、これが真田広之?」 その他の出演者: 相楽ハル子 ... おみつ 蟹江敬三 ... 銭掛け屋・九蔵 村上弘明 ... 政 かとうかずこ ... お玉 三田村邦彦 秀 ひかる一平 ... 順之助 西田健 ... 与力・鬼塚 山内としお ... 筆頭同心・田中 菅井きん ... せん 白木万理 りつ 本田博太郎 ... 杉江伊織 草野大悟 ... 楽屋番 笹野高史 ... おけら長屋・ヤクザ安吉 古館ゆき ... おけら長屋・夜鷹 室田日出男 ... 弥兵衛 石橋蓮司 ... 安田小兵衛 岸田今日子 ... 仕事人元締・弁天 成田三樹夫 ... 老中・酒井雅楽頭 堤大二郎 ... 旗本愚連隊首領・神保主税 藤木孝 ... 老蔭間 藤岡重慶 ... 長尾監物 User Rating:6.7/10( 18 votes)IMDb User Rating:9.0/10( 100 votes) Yahoo! オトーサン、 「名画だ!」 User Reviews 陽炎さん 2012年12月18日 真田広之の悪役 というのはこの映画以外見たことがなく、 それだけでも貴重な映画ではなかろうか。 「必殺」ではないが、 いつもの荒唐無稽な深作時代劇と思ってみれば 十分におもしろい。 しかしいくらなんでもあのラストはない。 中村主水が相手とはいえ JACのスーパースターが正面切って負けるのは まずいということなのだろうか。 オトーサン、 「こんなにパワーアップしたのは、珍しいね」 昨今、TVドラマの安直な映画化が横行しています。 dadadaさん 2002年7月16日 テレビドラマの映画化 深作欣二を監督に招いた藤田版「必殺」の第四弾は、 いかにも“テレビ・シリーズの パワーアップ版”てな賑やかな作り。 オープニングからして多くのエキストラを投入した大騒ぎ。 物語は三作目の焼き直しのような印象だが、 JACの面々を率いた真田広之、千葉真一らの出演で 立ち回りのスピード感は倍増... まぁ、アクロバットみたくなって、 三作目のような迫力とはまた違うんだけど、 これが深作流のサービス精神か。 赤や黄色を散りばめて、 ぱっと見に“華やか”“賑やか”な映像も 深作流のサービス精神か。 絢爛豪華で、賑やかで... どうだ!って感じが、楽しくもあり、鼻につきもし... ともあれ、これはこれで テレビドラマの映画版としては、それなりに...


カニング・キラー 殺戮の沼

オトーサン、 「こりゃ、完全にB級映画だね」 地上波のホラーで、名画が上映されたためしがありません。 でも、ドキュメンタリー風なので、引きこまれていきました。 人間の命なんて、虫ケラ以下という国が舞台です。 原題:Primeval(2007) 監督:Michael Katleman 脚本:John D. Brancato/ Michael Ferris Genre:Action / Adventure / Horror Rated R for strong graphic violence, brutality, terror and language Country:USA Language:English / Swahili / Kirundi / French 上映時間:93分 あらすじ: ティムは、NYのテレビ局報道部プロデューサー。 レポーターのアビバとカメラマンのスティーブンとともに、 ドキュメンタリー番組取材のために 国連軍の白人女性を殺害した巨大な爬虫類の捕獲に同行。 ブルンジ共和国に行き、グスタブ探しについて行った。 だが、政府軍の虐殺行為を撮影してしまい、 軍から命を狙われる羽目に。 巨大ワニも現れてクルーたちを襲いだした。 出演者: Dominic Purcell ... Tim Manfrey(ティム) Brooke Langton ... Aviva Masters(アビバ) Orlando Jones ... Steven Johnson(スティーブン) オトーサン、 「有名俳優でないのがいいね」 その他の出演者: Jurgen Prochnow ... Jacob Krieg Gideon Emery ... Matt Collins Gabriel Malema ... Jojo Linda Mpondo ... Gold Tooth Lehlohonolo Makoko ... Beanpole Dumisani Mbebe ... Harry Eddy 'Big Eddy' Bekombo ... Ato Chris April ... Captain Ernest Ndhlovu ... Shaman Erica Wessels ... Dr. Cathy Andrews Vivian Moodley ... Indian UN Officer Lika Berning ... Rachel User Rating:4.6/10 ( 9,454 votes)IMDb User Rating:6.6/10( 108 votes) Yahoo! オトーサン、 「ま、こんなものかも」 User Reviews binks761さん United States 2007年1月15日 広告がよくない ワニの映画をみようと、お金を払った。 10分経過したところで、怒り心頭! 金返せとはじめて要求しようとした。 だが、チャンスを与えることにした。 楽しんで終えることができた。 だが、騙されたという気持ちは拭えなかった。 かなり愉快な映画だ。 だが、SF Channelで、 前に見たのと同じようなものだった。 配給業者たちは、何をやっているか知っている。 誰だって、フツーのワニ映画なんか見たくない。 毎週、ケーブルTVで、 巨大な爬虫類、昆虫、動物人間を見ている。 わたしは、"Lake Placid"が好きだが、 この映画がワニ映画なら、見に行かなかっただろう。 愉快な映画だった。 SF映画にお金を払うつもりがあれば、 楽しめるだろう。 オトーサン、 「ジーナさんも見ているんだ」 ということは、ある水準以上の映画だということです。 ジーナさん 2009年1月4日 ワニ映画代表 ワニのデカさが本当なのかどうかはさておき、 人喰いワニの存在は事実で 今でもまだ捕らえられていないのが 単なるパニックホラーにさせていません。 序盤の作りなど「アナコンダ」を連想させるモノがありましたが、 ルワンダ国境近くを舞台にしているため民族紛争や それによって生み出された人喰いワニの存在など説得力を伴っています。 暗闇のシーンも工夫がなされていますし、 CGもそれほど違和感なく施されていました。 オーランド・ジョーンズ演じるカメラマンが発するセリフがイチイチ笑えるんですが 結構、的を射た事を言っていて 妙に納得しながら鑑賞できるのもGOOD そうか! ワニって陸でもOKだったんだ!!! と滝汗が出る娯楽性もありながら、 そうか!ここ内紛地帯だ!!!と脂汗の出る社会性もある 意外と仕上がりの優秀なアニマルパニックです。 デッカイ動物にパクパク人間が食われていく作品が 好きな方には不向きかもしれませんが、 このところ手を伸ばすのが怖かったアニマルパニック界に 久々登場した及第点以上の作品だと思いますよ(爆)


太秦ライムライト

オトーサン、 「ライムライトとは、大きく出たね」 チャップリンの名作の題名じゃないですか。 でも、永年の下積みにスポットライトを当てるなんて、 その試み、いいじゃないですか。 来年初夏の公開予定だとか。 原題:太秦ライムライト(2013) 監督:落合賢 脚本:大野裕之 Genre:Drama 上映時間:分 あらすじ: 香美山清一は、太秦の日映撮影所に所属する 斬られ役一筋の大部屋俳優だ。 ある日、半世紀近く続いたテレビ時代劇ドラマが打ち切られる。 撮影所での仕事が時代劇から現代劇へと、 仕出し俳優を一演技者ではなくエキストラとしてしか見ない 若いスタッフへと変わりゆく時代に、なっていくのだ。 香美山は駆け出し女優の伊賀さつきと出会い、 ともに殺陣の稽古をする師弟関係となる。 香美山の指導のおかげでさつきはチャンスをつかみ、 東京に旅立つ。 対照的に香美山には老いが忍び寄り、ついに引退の日を迎える。 時が経ち、さつきが主演する大作時代劇の話が持ち上がる。 久しぶりの京都に胸躍らせるさつきだったが、 撮影所に香美山の姿はなかった。 さつきは香美山のもとを訪れ、復帰を懇願するが、 香美山はかたくなに拒否する 出演者: 福本清三...香美山清一 山本千尋...伊賀さつき 松方弘樹...尾上清十郎 オトーサン、 「福本清三さん、尊敬します」 切られ役も、ここまですごいと主役を食います。 「山本千尋ちゃん、いい女優になれますよ」 福本清三 誕生日: 1943/2/3 出身地:兵庫県 経歴 1958年、15歳で東映京都撮影所に専属演技者として入所。 以来、50年に亘り、斬られ役”俳優として 映画、テレビ時代劇を中心に活動してきた。 2003年「ラストサムライ」で有名になる。 回顧録として ・どこかで誰かが見ていてくれる ・おちおち死んでられまへん 2004年 第27回日本アカデミー賞協会特別賞受賞 2011年 第6回おおさかシネマフェスティバル日本映画部門・特別賞受賞 2012年 第21回東京スポーツ映画大賞・特別賞受賞 主な出演作 「仁義なき戦いシリーズ」 「北陸代理戦争」 「柳生一族の陰謀」 「宇宙からのメッセージ」 「赤穂城断絶」 「魔界転生」 「蒲田行進曲」 「里見八犬伝」 「夜汽車」 「鬼龍院花子の生涯」 「北の螢」 「極道の妻たち」 「夢千代日記」 「新.仁義なき戦い」 「ぼくんち」 「座頭市 THE LAST」 「北のカナリアたち」 「桜田門外の変」 「最後の忠臣蔵」 「忍たま乱太郎」 「オーズ*電王*オールライダー レッツゴー仮面ライダー」 「メモリーズ・コーナー」 「太秦ヤコペッティ」 「忍たま乱太郎 夏休み宿題大作戦の段」 「大阪蛇道」 「TAP完全なる飼育」 「父のこころ」 その他の出演者 オトーサン、 「脇役陣もいいね、特に萬田久子さん」 合田雅吏... 川島明彦 萬田久子... 田村美鶴 本田博太郎...長沼兼一 中島ボイル...天野達也 尚玄 ...   工藤純 中村静香... メグ 川島香菜... 田村鮎菜 市瀬秀和... 和田シゲル 穂のか... 山崎奈緒 上島雄大... 渡部マネージャー 海老瀬はな...香美山奈那子 風間トオル 小林稔侍... 先代尾上清十郎 仁科貴... 先代尾上清十郎の付き人 User Rating:-/10( - votes) Yahoo! オトーサン、 「未公開、採点はないね」 User Reviews asamaさん 2014年1月15日 すべての映画人へのオマージュ とりわけ戦後の映画全盛期から、現在の衰退期まで、 邦画世界の縁の下で生き続けた すべての映画人たちへの温かな賛辞。 切られ役半世紀の福本清三の魅力がいっぱいですな。 こんな役者はもう出ないでしょうね。 オトーサン、 「同感!」 脇役が映画の品質を決めるのです。 "男の子"さん 2014年1月9日 映画「太秦ライムライト」 NHKBSの映画番組欄を見ていたら、 興味をそそられるものがあった。 東映の大部屋俳優・福本清三さん初主演の映画が 制作され、今春以降に封切られると... テレビ向けに編集されたものが、 NHKBSプレミアムで先行放送。 封切前にテレビ編集版が放送とは、 これまでになかった手法。 福本清三さんのキャッチフレーズは、 「5万回斬られた男〜福本清三〜」 時代劇の斬られ役専門の俳優さんである。 同じ斬られ役でも、見事に斬られることで、 観客や視聴者に安心感を与えてくれる役者さんである。 斬られたあと、そりかえって倒れる独特の斬られ方。 一度見たら、忘れることのできない役者さん。 ハリウッド映画「ラストサムライ」に出演し、 大きな話題になった。 ライムライト(映画の照明)を浴びることもなく、 斬られることで短い出番を終わってしまう斬られ役。 その人たちのひたむきな努力があったからこそ、 主役陣が引き立てられてきた。 その斬られ役専門の役者さんにスポットライトが当てられた 映画「太秦ライムライト」、 どうやらとてもいい出来栄えらしい。 映画大好き、時代劇はさらに好きな当方、 どちらかというと主役陣よりも 脇を固める渋い役者さんたちに目がいってしまう。 今は亡き東映のピラニア軍団の 室田日出男さん、川谷拓三さんたちも良かった。


ザ・ファイター

オトーサン、 大多数のボクサーは、貧乏。 ボクシングは、ハングリー・スポーツの代表。 貧乏から抜けだそうと奮闘努力の甲斐あって、 花形ボクサーへ。 この映画、そんな実話を基につくられたとか。 原題:The Fighter(2010) 監督:David O. Russell 原作:Paul Tamasy/Eric Johnson/Keith Dorrington 脚本:Scott Silver/Paul Tamasy/Eric Johnson Genre:Biography / Drama / Sport PG12 上映時間:116分 あらすじ: アメリカ、マサチューセッツ州。 労働者階級が暮らす街、ローウェル。 兄ディッキーは、一度は天才ボクサーとして スポットライトを浴びたものの ドラッグで身を持ち崩し、 今ではあのシュガー・レイ・レナードからダウンを奪ったという かつての栄光にしがみつくだけの荒んだ日々を送っていた。 一方、対照的な性格の弟ミッキーもボクサーとして活躍するが、 自分勝手な兄とマネージャーでありながら マッチメイクに無頓着な母アリスに振り回され連敗続き。 ミッキーの新たな恋人シャーリーンは、 悪影響ばかりの家族から離れるべきだとミッキーを説得する... 出演者: Mark Wahlberg ... Micky Ward(ミッキー) Christian Bale ... Dicky Eklund(ディッキー) Amy Adams ... Charlene Fleming(シャーリーン) Melissa Leo ... Alice Ward(アリス) オトーサン、 「熱演しているので、見ていて気持ちがいいね」 その他の出演者: Mickey O'Keefe ... Mickey O'Keefe Jack McGee ... George Ward Melissa McMeekin ... 'Little Alice' Eklund Bianca Hunter ... Cathy 'Pork' Eklund Erica McDermott ... Cindy 'Tar' Eklund Jill Quigg ... Donna Eklund Jaynes Dendrie Taylor ... Gail 'Red Dog' Eklund Kate B. O'Brien ... Phyllis 'Beaver' Eklund Jenna Lamia ... Sherri Ward Frank Renzulli ... Sal Lanano Paul Campbell ... Gary 'Boo Boo' Giuffrida User Rating:7.9/10(192,420 votes)IMDb User Rating:7.3/10( 1,096 votes) Yahoo! オトーサン、 「名画だね」 アカデミー賞受賞 ・助演男優賞 クリスチャン・ベイル ・助演女優賞 メリッサ・レオ/ エイミー・アダムス 同ノミネート ・作品賞 ・監督賞 デヴィッド・O・ラッセル ・脚本賞 ・編集賞 パメラ・マーティン ゴールデン・グローブ受賞 ・助演男優賞 クリスチャン・ベイル ・助演女優賞 メリッサ・レオ/ エイミー・アダムス 同ノミネート ・作品賞(ドラマ) ・男優賞(ドラマ) マーク・ウォールバーグ ・監督賞 デヴィッド・O・ラッセル User Reviews bartireidさん United Kingdom 2011年2月8日 血は、栄光よりも厚い 多くのスポーツドラマ成功の鍵は、 スポーツとヒーロー(ヒロイン)との結びつきにある。 ボクシングは、活力、忍耐、規律といった人間的な教えの宝庫だ。 デヴィッド・O・ラッセル監督の本作の場合は、 手に汗にぎる家族の複雑なドラマ(兄弟愛と母性愛)に翻弄される 男の戦いとして描いている。 マーク・ウォールバーグは、プロボクサーのミッキー役。 平凡な経歴の岐路に立たされている 純粋にして挫折してきた兵士に似ている。 ウォールバーグの演技は、不運の影を明らかにしている。 「ブーギーナイツ」(1997)や「インビンシブル」(2006)の ブルドッグのような頑固さだ。 映画の出だしで、問題が提起される。 彼の後見役が妥当かどうかだ。 ワード一家は、血縁で固く結ばれている。 クリスチャン・ベイル演じる兄のディッキーは、 町の伝説となったボクサーだったが、 いまや、トレーナーになっている。 麻薬中毒や犯罪に手を染めて、下降の一途をたどっている。 クリスチャン・ベイルは、 彼のキャリアで最高に真実味のある演技をみせた。 自己破滅の離れ技だ。 リングの外では、母親アリス役のメリッサ・レオ 母権によって家族やビジネスの接着剤たらんとしているし、 大家族の姉妹たちは、ミッキーのおこぼれにあづかろうとしている。 そこで、たちまち三頭政治の混乱に陥るのだ。 というのも、疑い深くなったウォールバーグが、 エイミー・アダムス演じるシャーリーンと恋に落ちたからだ。 彼女は、乱暴な物言いのウェイトレスで、 自分なりの知恵と展望で、この状況を打開しようとする。 だが、それはワード一家に拒否される。 スクリーンで、ウォールバーグの熱情と ベイルの途方もない野心が火花を散らし、 同時に、レオの母性的献身とアダムのワード一家から ミッキーを切り離そうという狙いが 火花を散らすことになる。 性格描写だけでなく、 ワード一家ならではの効果的な社会批評もみられる。 マサチューセッツ州ローウェルの退屈で時に抑圧的な 環境の産物なのだ。 ボクシングは、麻薬中毒、アル中、犯罪に走らない人たちにとって 管理された環境下での非難の吐け口だ。 違う分野の伝説的なボクシング映画と比べると、 「ロッキー」(1976)ほどロマンティックではないし、 「レイジング・ブル」(1980)ほど野蛮ではない。 本作は、ボクシング映画の殿堂において、 独自の地歩を占めるだろう。 オトーサン、 「そう、単なるボクシング映画じゃない」 遊乃舞寧夢さん 2013年4月27日 漂う労働者街の土地柄と人間模様 出演者全員、見事な演技による アンサンブルでドラマとして堪能しました。 助演男優賞受賞のクリスチャン・ベールは ブルース・ウェイン(バットマン)役での クールな大富豪ぶりしか知らなかったので、 あまりの別人ぶり、見事なラリパッパぶり(笑)に驚き! キャラクター描写だけでなく、 かつての栄光にすがりつく薬中男が、 弟に夢を託す一念を体現した点でも納得のオスカー。 母親役のメリッサ・レオはじめ、 七人の父親の異なる姉達も、 いかにも労働者街のあまり品の良くない おばちゃん、ねえちゃんになりきっていて、 その土地柄をもリアルに漂わせています。 こういう描写が本当に向こうの作品は徹底していて見事。 主人公の恋人役、エイミー・アダムスまでも、 「魔法にかけられて」「ダウト」での清純派ぶりとは 打って変わったアバズレ姉ちゃんキャラに、ドキッ! 演技派だったんですね。 三度の助演女優賞ノミネート、納得。 紙ナプキンにサインするときの、 いかにも勉強が嫌いそうなペンの握り方まで、芸が細かいです。 主演のマーク・ウォールバーグは、 クリスチャン・ベールの造り込みとぶつからない、 控えめな演技で正解だったかと。 出演料以上のギャラをトレーナーに費やして 作り上げたという肉体は、やはりプロフェッショナル。 ボクシング云々を抜きにしても、見ごたえがあり、 期待以上の作品でした。


酔拳2

オトーサン、 「酔拳1は、見ていないけど...」 続編なので、不安感もありましたが、 見てみたら、どうしてどうして...、 ジャッキーチェン映画の傑作ではあーりませんか。 酔えば酔うほど強くなる...ありえん設定ですが、 映画を実に面白くしています。 原題:Jui kuen II (1994) 監督:Chia-Liang Liu/ Jackie Chan 脚本:Edward Tang/Man-Ming Tong/Gai Chi Yuen Genre:Action / Comedy Country:Hong Kong Language:Cantonese 上映時間:102分 あらすじ: 列強進出が著しい清朝末期の広東。 酔拳を会得したものの、 酒の勢いで暴走してしまうフェイフォンは、 父ケイインから酔拳の使用を禁じられていた。 一方、イギリスが領事館を通じて 中国の国宝を国外へ密輸していた事実を察知した 武術家マンケイは阻止に動く。 ひょんなことからマンケイと知り合い 事情を知ったフェイフォンだったが、 やがて英国の魔手が彼とその仲間に及ぼうとしていた。 出演者: Jackie Chan ... Wong Fei-hung(フェイフォン) Lung Ti ... Wong Kei-ying, Wong's Father(ケイイン) Anita Mui ... Ling - Wong's Step-Mother(リン) オトーサン、 「ジャッキー、うまいねー」 「アニタ・ムイの演技、見逃せないね」 その他の出演者: Felix Wong ... Tsang Chia-Liang Liu ... Master Fu Wen-Chi Ken Lo ... John Kar Lok Chin ... Fo Sang Ho-Sung Pak ... Henry Chi-Kwong Cheung ... Tso Yee Sang Hon ... Uncle Hing Andy Lau ... Counter Intelligence Officer Wing-Fong Ho ... Fun Chia Yung Liu ... Marlon Siu-Ming Lau ... Mr. Chiu Suki Kwan ... Chiu's Wife User Rating:7.7/10 ( 26,226 votes)IMDb User Rating:8.5/10( 1.085 votes) Yahoo! オトーサン、 「高いスコアだ」 User Reviews claudonioさん california 2000年12月14日 顎がはづれる 最近、本作をみた。 何も知らずにだ。 なんていい映画かと驚きいった。 この映画を見てから、尊敬の念を新たにした。 ファイトシーンは、単純に面白い。 製鉄工場での最後のシーンには、顎が外れた。 20分続いて、ジャッキーは愉快なスタントをみせた。 これまでみたうちで、最高のマーシャル・アーツだ。 オトーサン、 「ただの娯楽作ではないね」 植民地支配への抗議の姿勢、一本筋が通っています。 民謡から演歌までさん 2011年6月5日 国の誇りを外国に渡すな! って、先輩は殺戮されたり、 ラストの対決が悲惨だったりはするが、 概ねコミカルで壮絶な格闘シーン満載のムービー。 アニタ・ムイの出鱈目具合?が最高です。 のっけからお約束ですが荷物の取り違え。 そして、鉢合わせした男(泥棒?)との追っかけ合い〜格闘開始。 汽車の下、軒下に潜り込んでのカンフー対決。 汽車が動き出すタイムアップで 意外と和やかに別れるこの男が盗んだ物は… 荷物を取り違えて、男は盗んだ物を失ったが、 ジャッキーが失ったのは父の患者に与える薬草(朝鮮人参) 〜代わりにスリコギ?が手に入った事も含めて説明して 素直に謝ってしまえば良いものを、 ヤンキー?なアニタまで隠蔽工作に関わって 話がややこしくなってゆきます。 嘘に嘘を重ねて、共犯アニタ・プロデュースに依る 父親に止められている飲酒(XOね〜)の上、 酔拳を繰り出しての大暴れ。 結局は全てが父親(師匠)にバレてしまって 家を追い出されたヤケ酒の末… まぁコミカルなパートもさることながら、 全編に渡って繰り広げられる格闘、格闘…また格闘ってのが見所。 料理屋では、かの泥棒? とジャッキーの2人 vs 山ほどの敵 〜まぁ国家を愛する人間と、イギリス及び異国に魂を売った奴等が戦う… …って事で、金を払って国宝を買った (でミュージアムに展示しようとしている〜違法?行為?)奴等、 即ち鉄工所で賃金を払って労働者を雇う側 (まぁ非情に残業させたりクビを切ったりはする)が「悪玉」、 金を払わずに奪ったヤツ(及び生活の為に雇われる労働者側)が 「善玉」と解り易い?図式で、 勿論ジャッキーは悪(とは立場によって変化するものだ…)に立ち向かう 庶民の味方であります。 ラストの工業用アルコールが(面白いっちゃー面白いんだが)、 なんっつーか、カンフーの腕前っつーよりは ドーピングに近いイメージで 自暴自棄的(窮鼠猫を咬む的)で悲惨。 折角の伊達衣装もグズグズで… まぁ気持ちの良い終わりって感じではないですね。 とりあえず無茶苦茶に強い足技使い(国賊?)なヤツを やっつけるってのにカタルシスを感じさせる様な演出ではなく、 危険なスタントを見守らせるかの展開。 トルエンでハイになって拳銃を振り回すヤーサンを 半殺しにしました…って感じな黄飛鴻の黒歴史?を語る (ってフィクションでしょうが)傑作アクション 〜エンドロールはお約束のNG集〜 やっぱり香港映画は本気です。


TEKKEN -鉄拳-

オトーサン、 「たまには、こういうのもいいね」 草食系男子の煮えきらない映画をみた後で、 こいつをみると、スッキリします。 ただし、女性は添え物として描かれているので、 プロレスフアンの女性は、ご用心あれ。 原題:Tekken (2010) 監督:Dwight H. Little 脚本:Alan B. McElroy Genre:Action / Crime / Drama Country:Japan/ USA Language:Mandarin / Japanese / English 上映時間:93分 あらすじ: 巨大な力を持つ財閥が世界を牛耳る近未来。 スラム街で闇商売をして生きる青年・風間仁は、 TEKKENシティに本拠を置く 三島財閥の警備部隊“鉄拳衆”の襲撃に遭い、 目の前で母を殺されてしまう。 復讐を誓い、TEKKENシティで開催される 世界最強格闘技トーナメントに出場する、 壮絶なトーナメントを勝ち上がりながら 総帥・三島平八への復讐の機会を窺う... 出演者: Jon Foo ... Jin Kazama(風間仁) Kelly Overton ... Christie Monteiro(クリスティー) Cary-Hiroyuki Tagawa ... Heihachi Mishima(三島平八) オトーサン、 「Jon Foo、いいね」 アイリシュ系の中国人です。 その他の出演者: Ian Anthony Dale ... Kazuya Mishima Cung Le ... Marshall Law (as Cung Lee) Darrin Dewitt Henson ... Raven Luke Goss ... Steve Fox Mircea Monroe ... Kara Tamlyn Tomita ... Jun Kazama Candice Hillebrand ... Nina Williams Marian Zapico ... Anna Williams Gary Daniels ... Bryan Fury John Pyper-Ferguson ... Bonner Roger Huerta ... Miguel Rojo Lateef Crowder ... Eddy Gordo User Rating:4.8/10 ( 17,976 votes)IMDb User Rating:5.1/10( 177 votes) Yahoo! オトーサン、 「低いね」 User Reviews Glimmerman218さん United States 2010年8月10日 二重の観点から 子供の頃、3本のビデオゲームがあった。 今でも歴史に残っているだろうが、 私のお気に入りのものだった。 そのひとつが、この「鉄拳」だ。 この映画について聞いたとき、不安になった。 正直言って、どういうものか分からなかった。 少なくとも、"ひでぇ代物"(Butt Hurt)とは、 思わなかったが、幸せにはなれなかった。 このゲームをやったことのないひとの見立てでは、 この映画は、いいらしい。 だが、ゲームをやったことのあるひとの見立てとして、 私は、5分毎に、言っていた。 「おいおい、ここは、ちがうぞ」 原作のほうがいいと言うひとの気持ちが分かる。 本作の登場人物の多くは、 ゲームの世界でのそれとまったく違っている。 コンソールゲームをやったことがないひとなら、 この映画を楽しめるだろう。 アクションが救ってはいるけれども、 ストーリー展開には、ムリがある。 「鉄拳」の忠実なフアンとして言えば、 Aをつけてあげたい。 アニメ化すれば、Bになるだろう。 ハリウッドは、リメイクに際して、 少しはいいことをしている。 ハードコアフアンの興味を引くために まったく別のアプローチをしようとしたのだ。 オトーサン、 「ジーナさん、いつもながら的確な批評だね」 ジーナさん 2011年5月25日 剣道・・・? ゲームからの映画化が相次いでいた時期がありましたが、 その波にも乗らず今頃ヒッソリと鉄拳が映画化されました(笑) 定められた運命に導かれるように トーナメントへと出場する事になった風間仁を 主人公にストーリーは展開していきます。 印象に残った登場キャラは、 三島平八(実写になると笑えます)、ウィリアムズ姉妹、 エディ(一番ゲームに忠実)、吉光 (こいつが出れるならパンダもありなんじゃ?笑)ですかね。 ゲームキャラそのままの登場人物や世界観など 鉄拳らしさはあったと思いますよ。 欲を言えばセクシーなポールと可愛いシャオユーにも 登場して欲しかったですね。 三島一族による巨大企業の全貌や風間家との因縁、 三島親子の確執などストーリーに説得力が不足しているので 復讐劇として入り込む事は出来ませんでした。 恋愛パートに関してもクリスティの前に 地元に残している女がいるわけで感情移入できません。 トーナメント部分もだいぶ急ぎ足になっているので 勝ち上がっていく達成感や緊張感を味わえませんでした。 退廃的な未来の雰囲気もありきたりで面白みにかけますね。 トータメント会場は暗く、街の場面も夜が多いので 画面が見にくいなどストーリーと映像には難アリです。 キャラの動きを再現したシャープなアクションは観ていて楽しかったです。 DOAのようにCG盛りだくさんな訳ではないので 嫌気がさすこともありませんでした。 ただし、派手さはないです(笑) 知ってるキャストはいませんでしたが、 男性陣はアクション映画らしくムキムキだらけですし、 女性陣もゴージャスなボディで戦ってくれます。 特にヒロインの半ケツ衣装は気になるトコロです(笑) 冒頭から展開は速いので飽きる事はありませんし アクションは期待以上でしたが、ストーリーがダメダメなのが致命的でしたね。 正直、鉄拳ファンでないならば観る必要はないと思います。 もし鑑賞する場合は B級ゲームアクションである事をしっかり踏まえてからにしましょう。


レイトン教授と永遠の歌姫

オトーサン、 「題名は楽しそうだね」 期待してみはじめました。 印象は、「ちまちましているなぁ」 永遠の命などという壮大なテーマを扱っているのに。 ニンテンドーによる同名の子供だましのゲームが もとになっていると分かって納得しました。 原題:レイトン教授と永遠の歌姫(2009) 監督:橋本昌和 原作:レベルファイブ 脚本:松井亜弥 Genre:Anime/Adventure/Mystery/Family 上映時間:99分 あらすじ: レイトンのもとに、教え子で有名な オペラ歌手ジェニスから手紙が届く。 「行方不明だった友人ミリーナが 7歳の少女になって現われ、 永遠の命を手に入れたと言っているの」 レイトンは、ルーク少年と助手のレミを伴い、 オペラを上演するクラウン・ペトーネ劇場に向かう。 そこでレイトン達は、『永遠の命』を巡る 「ナゾトキゲーム」に巻き込まれていく... 声の出演者: 大泉洋 ...レイトン教授 堀北真希 ...ルーク 相武紗季 ...レミ 水樹奈々 ...ジェニス 渡部篤郎 ...デスコール オトーサン、 「うーん、絵も、声もいまいち」 User Rating:3.3/10( 8 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:6.5/10( 475 votes) Yahoo! オトーサン、 「やはり、この程度のスコアか」 User Reviews アンドレ・タカシさん 2011年4月2日 ゲームが母体となっている世界の映画化ですが、 初めて観る人にはあまり面白さを感じられる 作り方をしていないですね。 悪役を含めて教授の周囲にいる何人かのキャラクターは しっかり設定が出来ているようだけど、 映画的な魅力として伝わって来ず、 謎解きによって減って行く その他の登場人物たちと同程度にしか見えなかった。 中盤の謎解きも犯人の目的に対して 正しい方法論だったと思えず、 結果として散漫な印象を残します。 主人公(?)のレイトン教授の目だけがクロマルで、 あれはゲーム世界で 誰でも本人にすり替われる為の演出なのでしょうが、 その人相のままルパンまがいの活躍をされると 違和感がありますね。 まぁ、ゲームの方をやっている人なら それなりに楽しめる作品なのでしょう。 なぞ制作のスタッフとして多湖輝さんが クレジットされていました。 私が子供の頃に熱中した「頭の体操」という ベストセラーの著者として記憶している方で、 懐かしかったです。 オトーサン、 「声優さん、ほめるひともいるんだ」 ASHさん 2010年1月5日 またひとつナゾを解きましたね、先生 いや、こういうゲームが存在するということを 電車の中の広告で初めて知ったクチなんだけど、 そんな人でもそれなりに愉しめるような作りにはなっているんだね。 冒頭でさりげなくゲーム版とリンクしていると言ってはいるけれど、 ゲームをプレイをしたことがない僕のような一見さんでも スンナリと入り込めるようにはなっているのが有り難い。 それにしても、新春一発目が「レイトン教授」とはこれいかに!! ということで、ゲーム版のことをまったく知らない人が観た感想なので、 ゲームのファンからすれば「何、言ってんだか」系 のトンチンカンなコメントになっているかとは思うが、 僕はてっきりシャーロック・ホームズばりの 本格的な推理モノかと思ってたもんだから、 これにはちょっと拍子抜けした。 どちらかといえば「とんち」に近い。 まあ、とんちも立派に謎解きではあるけどね。 レイトン教授の「一番弟子」であるルークという少年。 この映画の観客として想定された対象年齢に 近いであろうと思しきキャラクターに、 観客が抱く「なぜ?どうして?」を代弁させてお話は進む。 そうすることで、多くの観客はルークに感情移入をさせて 映画を観ることになる。 的確な謎解きをするわけでもないけれど、 かといって足手まといになるようなこともない。 そんなルークがクライマックスでは 手に汗握る大活躍を見せるんだから、 こりゃお子様たちは大喜び(でもないか)。 ただ、本題のナゾは子供向けにしては かなり複雑だったのではないかと…。 大人である僕ですら、 頭の中で「アレがこうで、コレがああで…」と 繋がりをまとめてたりしたくらいだから、 小さなお子さんならヘタすると分らず終いで スルーしちゃったかも。 とはいえ、3つのメロディが重なり合うことで 隠された謎が解き明かされるシーンでの神々しさは、 アニメならではの迫力に満ちていたので、 それだけでも充分なのかも。 デスコールが操る巨大メカも、 ロボットぽくないデザインがナイス!  改めて言うまでもなく、ジェニスの歌唱の素晴らしさよ!  演じる水樹奈々が紅白に呼ばれるのも納得だね。 最大の難点は、アニメにしては見せ場が乏しく、 謎解きもとんちや逆転の発想のレベルで、 張り巡らされた伏線を アレコレ確認するという醍醐味が味わえる映画ではないため、 物語の核心に迫るまでは割と退屈を催すところ。 元のゲームがそういうものだからなのか知る由もないが、 劇場版アニメだったらもう少し動き回ってもいいはず。 レイトン教授が即席で作った お手製のヘリコプターがヒョコヒョコと飛ぶシーンは好きだけど。 僕はシロートなのでよく分からないが、 乗り物の類の殆どがCGで描かれているのは、 ここ最近のアニメではよくあることなんでしょうか?  レイトン教授の助手のレミが運転する車が CG丸出しで描かれていてまるで箱みたいに見えるのが、 なんか気になる。 手抜きだとは思わないけど、 手書きのぬくもりが失われているようでちょっと寂しい。 どういう事情があるのかは分かりませんがね。 さて、驚いたのは大泉洋の声優っぷり。 僕はTVのバラエティ番組でのやんちゃなニィちゃん というイメージしかなかったもんだから、 こんなに落ち着いた口調で喋るので、 言われないと気付かないくらい。 ゲーム版を知らないと、こんな見方もできるわけよ。 で、堀北真希の少年っぽい声は、ほどよくマッチ。 データには載ってないけど、 ベテラン声優さんたちもいい仕事してます(当たり前だ)。 家弓家正、最高! 最後に一言。 これは言っちゃいけないことなのかもしれないが、 この映画版そのものがゲーム版への 壮大なCMとして機能してたりなんかして…。


天河伝説殺人事件

オトーサン、 「おお、内田康夫さんの本の映画化だ」 しかも、巨匠・市川崑が監督。 期待をもってみはじめましたが... 原題:天河伝説殺人事件(1991) 監督:市川崑 原作:内田康夫 脚本:久里子亭/ 日高真也/ 冠木新市 Genre:Mystery 上映時間:109分 あらすじ: 紀行ライターの浅見光彦は、 能の取材で、吉野の天河神社を訪れる。 能の宗家・水上流長老の殺人容疑で逮捕され, すぐに容疑が晴れ釈放されたが、 水上流の後継者として水上和憲と水上秀美の どちらが選ばれるかをめぐって殺人事件が起きる。 犯人は、長原敏子だったが、 その背景を探る浅見光彦の前に 異様な過去が顔をのぞかせる... 出演者: 榎木孝明 ...浅見光彦 財前直見 ...水上秀美 岸恵子 ...長原敏子 オトーサン、 「肝心の浅見光彦役がいまいちだね」 その他の出演者: 日下武史 ...水上和憲 山口粧太 ...水上和鷹 岸田今日子 ...水上菜津 山口眞司 ...水上和春 岸部一徳 ...道伝正一 奈良岡朋子 ...権藤綾 大滝秀治 ...仁礼神宮 神山繁 ...高崎義則 加藤武 ...仙波警部補 伊東四朗... 剣持譲介 石坂浩二 ...浅見陽一郎 常田富士男 ...中村巡査 酒井敏也 ...石渡五郎 岡本麗 ...その妻・ユリ 出光元 ...福本幸吉 横山道代 ...その妻・くめ 木原三貴 ...その娘・千代栄 斉藤洋介 ...倉田刑事 小林昭二 ...橘署長 貞永敏 ...気賀沢刑事 井上博一 ...川島幸司 立原麻衣 ...その娘・妙子 松木康夫 ...松山医師 User Rating:3.7/10( 21 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:7.1/10( 219 votes) Yahoo! オトーサン、 「評価が分かれたね」 User Reviews 目隠シストさん 2007年1月9日 2時間TVサスペンス 影を強調した独特の映像、 細かな切り替えを使用する手法などは、 紛れも無く市川崑監督作品そのもの。 演出のテクニック自体は相変わらず魅力的だと思います。 ただ、全体的には随分と“雑”だと思いました。 「映画」を観ているというよりは、 2時間TVサスペンスを観ているような感覚。 (ナレーションが石坂浩二なので『渡鬼』風でもあり) 豪華なキャスト故に つくりの安っぽさが際立ってしまった気がします。 そして最大の謎は、何故「金田一シリーズの世界観」を そのまま引用したのかということ。 これはホントに謎です。 演出手法が同じですから、 金田一シリーズと雰囲気が似通ってしまうのは しょうがないと思います。 でも加藤武に「よし!分かった!」と言わせてはアウツ。 監督は原作者が横溝正史氏であると 本気で勘違いしていたのではないかと、疑いたくなります。 犯人を推理するよりこの謎を解くほうが遥かに難解です。 オトーサン、 「確かに、ミステリーとしては弱いね」 tomitanさん 2011年2月5日 日本3大弁財天が舞台 奈良県南部に位地する天川村。 そこにある天河大弁財天社が舞台となる、 能の宗家の跡目問題を題材とした推理物。 この作品を観て能に傾倒することは無かったですが、 天川村には行きましたよ。 いやー、山深い。 なぜこの地に、日本3大弁財天のひとつが あるんだろー??って感じ。 能の宗家、ほとんどが東京で関西は京都にひとつだけ。 その京都訪ねるにしても、遠い遠い。 温泉もありますが、駐車場が有料化したとか... 何が悲しくて、温泉代+駐車場代かと思ってしまいます。 えっ? レビュー?? はぁ、 別段謎解きが楽しめるわけでもなく、 人間関係の確執が面白い分けでもなく... 主人公が京都で掴んだネタで謎が解けちゃったって言われても、 京都のシーンは無かったわけだし... 何を楽しんだら良いのか分からないままに終わっちゃいました。


男はつらいよ 寅次郎恋やつれ

オトーサン、 「これって、前にみたよね」 実は「男はつらいよ 柴又慕情」の続編。 といっても、同時並行的に撮って、 製作費を節約したのでは? 原題:男はつらいよ 寅次郎恋やつれ(1974) 監督・原作:山田洋次: 脚本:山田洋次/ 朝間義隆 Genre:Drama / Commedy 上映時間:104分 あらすじ: 寅さんは、温泉街の旅館で働く絹代と結婚すべく、 柴又に戻って、家族に相談する。 結婚話に喜んださくらと社長が温泉街を訪れるが、 何と絹代が大喜びしている。 行方不明の夫が帰ってきたのだ。 ガーン! 寅さんは、再び旅に出る。 津和野で歌子と再会する。 陶芸家の夫は病気で亡くなっていた。 とらやの二階を間借りすることになった。 歌子と父親との関係を修復しようと、 寅さんは奮闘するのだが... 出演者: 渥美清 ...車寅次郎 吉永小百合 ...歌子 高田敏江 ...絹代 倍賞千恵子 ...さくら 松村達雄 ...車竜造 三崎千恵子 ...車つね オトーサン、 「手抜き映画でも、小百合ちゃんが見れるならいいや」 その他の出演者: 前田吟 ...諏訪博 中村はやと ...諏訪満男 太宰久雄 ...社長 佐藤蛾次郎 ...源公 笠智衆 ...御前様 谷よしの ...うどん屋 吉田義夫 ...老紳士 武智豊子 ...老婆 小夜福子 ...歌子の姑 宮口精二 ...高見修吉 User Rating:8.0/10( 157 votes) Yahoo! オトーサン、 「高いなー」 User Reviews とらやさん 2009年7月19日 寅さん秒殺K.O 本作はシリーズ中でもとても珍しい特徴があります。 何と寅さん、本作では2回目の登場となる 吉永小百合演じる歌子と、旅先で出会ったお絹さん、 2人の女性に失恋しているのです。 しかもこのお絹さん、出番は少ないですが 寅さんがフラれる残酷度では シリーズ中bPといってもいい 「望郷篇」の節子と並ぶほどのインパクトがありました。 何と言っても「結婚を真剣に考えている相手を紹介する」と さくらと社長を引き連れて遠路はるばる会いに来たのに、 いきなり「主人が帰ってきた」と寅さん、 まさに秒殺でしたからね。 本作のマドンナは勿論歌子なんですが、 僕はこの寅さん秒殺K.Oのお絹さんが 強烈に印象に残ってしまいました。 オトーサン、 「ここにも、サユリスト!」 jigen_daisuke2003jpさん 2012年2月8日 9作目とセットで是非のシリーズ13作目 ダメだわー。 どうにも私は吉永さんに弱いみたい。 シリーズ9作目の『男はつらいよ 柴又慕情』で マドンナ役だった歌子(吉永小百合)が再登場するわけですが、 寅さんと久々に再開した吉永さんの表情がいいこと。 もうね、待ち人来るみたいなすごい嬉しい表情なのですよ。 こりゃ〜寅さんじゃなくても惚れるわ。いや、惚れた。 ということで、吉永さん演じる歌子の身内で不幸があって・・と なにやら暗い雰囲気が彼女のまわりに漂うわけですが、 それを隠すように気丈にふるまう彼女がですね、またいいのです。 寅さんに元気よと言っているけど、どこか影が残る雰囲気 これは寅さんじゃなくても気になるに違いありません。 本作の寅さんも彼女を心配のあまり、 柴又に帰ってきてからもやつれてました。 で、おばちゃん曰(いわ)く昔はそういうのを ”恋やつれ”と言ったそうな。 本作は寅さんの恋物語の部分は冒頭であっさりぽしゃって 歌子の話が続くのですが、寅さんの恋物語じゃなくても面白い。 前の作品でもそうでしたが、 歌子とその父親はどうもうまくいってなくて 本作でも東京に戻ったことを告げない歌子、 彼女と父親がうまくいって欲しいと願うさくら、 父親がとんでもねぇと怒鳴り込んでいく寅。 寅さんの行動は正直、 観ているこちらも引きましたが、 それによって歌子の父親はなにかを感じた模様。 頑固で口下手で感情表現が苦手な父親が 娘の歌子と不器用ながらも会話するところはいいシーンでした。 もしかしたら今までのシリーズ中で一番泣けるところかも。 最初に方で挙がっていた結婚話とかどこにいっちゃったの? というくらい吉永さん押しの物語でしたが、 まぁ彼女のような素敵な女性が不幸なままでいるなんて あってはならんと思うわけで、 私としても彼女に幸せになって欲しいとすごく感じたお話でした。 作品の時期が夏のようで、 花火を観る吉永さんの浴衣姿もまたいいです。 作品の締めを観て、 寅さんて律儀な人だなと感じもしましたし、 いつも以上に乱闘もし、 想い人のためにやつれたり泣いたりもし、 寅さんの喜怒哀楽が楽しめる本作、 是非シリーズ9作目『男はつらいよ 柴又慕情』と セットで観ることをお勧めする作品です。


ルームメイト

オトーサン、 「邦画なんだ」 ハリウッド映画では、1992年版と2011年版があって、 いずれも、美女2人が主人公のホラー映画です。 3本見比べて美女度コンテストをするならば、 ブリジット・フォンダとジェニファー・ジェーソンリー主演の 1992年版に軍配をあげるべきでしょう。 原題:ルームメイト(2013) 監督・脚本:古澤健 原作:今邑彩 Genre:Suspence/Mystery 上映時間:110分 あらすじ: 派遣社員として働く23歳の萩尾春海。 ある日、交通事故に遭い、 頭部の強打と脚の骨折で入院を余儀なくされる。 その時、心細い春海を親身に支えてくれたのが 看護師の西村麗子だった。 やがて退院の日を迎えた春海に 麗子はルームシェアを提案し、 2人は一緒に暮らし始めることに。 麗子の優しさに感謝し、 心から信頼を寄せる春海だったが、 ほどなく麗子の言動に違和感を覚える。 はたして、相前後して春海の周りで不可解な事件が発生。 そして、ある時ついに、春海の前に 凶暴な性格を持った麗子の別人格、マリが姿を現わす。 出演者: 北川景子 ...萩尾春海 深田恭子 ...西村麗子 オトーサン、 「う−む、いまいちだね」 その他の出演者: 高良健吾 ... 工藤謙介 尾上寛之 ... 長谷川伸一 大塚千弘 筒井真理子 螢雪次朗 田口トモロヲ User Rating:5.3/10( 3 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:7.0/10( 144 votes) Yahoo! オトーサン、 「評価が分かれるね」 User Reviews ratienさん 2013年12月29日 美女競演にうっとり・・・ 何年か前に洋画でこんなタイトルの映画がありました。 女性二人のホームシェア物で、 今回も同じような感じかな〜、なんて思ってたんですが、 いい意味で裏切ってもらいました。正直、面白かったです。 内容的には、途中から、 「もしかしたら?」なんてのが浮かんできて、 その通りだったので、衝撃ってほどではなかったんですが、 何より、二人が美しい!すっごく魅力的です。 深田恭子さんも北川景子さんも大好きな女優でしたが、 この映画を見てますます惚れました! ホンっと綺麗。まさにこの一言です。 ストーリーについては、あまり触れないでおきます。 知らない方がより楽しめるジャンルだと思います。 意味深な予告編の謎もはっきりしますから。 最後に一言、『美女に狂気はよく似合う』 オトーサン、 「そもそも、今邑彩の原作は贋作ではないの?」 前田有一さん 2013年11月10日 原作読者は騙される ミステリの映画化は難しい。 原作読者にはオチが割れているし、 小説という形態独特のトリック、 たとえば叙述トリックがメインの場合は 映像化それ自体が困難である。 それらの障害を乗り越え、 原作読者をもうならせる映画にするにはどうするか。 北川景子と深田恭子の初共演作「ルームメイト」は、 その命題にきわめて斬新なやり方で一つの回答をたたきだした、 大胆きわまり無い一本である。 交通事故で入院した春海(北川景子)は、 非正規社員という不安定な立場で退院後の不安を感じてる。 そんな折、親切にされた看護師の麗子(深田恭子)と仲良くなり、 彼女とルームシェアをすることになる。 不自由な生活を支えてくれる麗子に 心から感謝していた春海だが、 時折別人のような態度をとる彼女に、 やがてぬぐい難い違和感を感じ始める。 完成された傑作ミステリのストーリーや設定をいじくるのは 勇気がいることである。 ヒッチコックのような大御所監督ならともかく、 現実には作家の方が大物 なんて場合も少なくないから余計にそうなる。 そんな中、古澤健監督は勇気ある決断をした。 映画版「ルームメイト」は今邑彩の原作とは あらゆる点で大きく異なるが、 それはすべて作品の完成度を高めるための 必然であることが見ればわかる。 思えば、観客として違和感を感じた点は多々あった。 たとえば原作では、ルームメイトはのっけから失踪しているが 映画版では失踪設定そのものが消え去っているので、 二人とも出ずっぱりである。 これなど、物語の大前提をひっくり返す設定変更といえる。 なぜなら、おそらく小説版は 「相手が失踪したからこそ、 気になって行方を追う」ストーリーだからこそ、 主人公も読者も、失踪者の人生にのめりこめると 計算して仕組んであるからだ。 誰だってルームメイトが突然いなくなったら探す。 その課程で予想もしなかった異常性を思わせる事柄を見つけたら、 よりその調査にのめりこむ。 そうしてルームメイトの抱える闇、深みへと吸い込まれる。 これなら「素人が探偵を始める」展開にも納得がいくだろう。 だが映画版のように、当のご本人が同じ屋根の下にいながら 徐々に異常性を見せていく展開では、 主人公が彼女にこだわる必然性がなにもない。 普通の人間ならば、好奇心より恐怖心が先行し、 さっさとルームシェアを解消して自分が失踪したくなるはずである。 なのにこの映画の北川景子はそれをしない。 これは明らかに不自然。 観客としてもしらけてくる。 意地悪な人なら、フカキョンとのダブル主演にこだわるあまりの ご都合主義だねとニヒルに笑みを浮かべるかもしれない。 彼女がシェア相手のことを調べてくれないと 話が先に進まないのだから仕方ないわけだが、 こういう不自然を避けるために わざわざ原作は「失踪設定」を取り入れたのである。 そこを変更するとは何事か。 ──と私も思っていた。 ほかにも映像派を気取っているのか、 病院やアリアドネのセットなど、 ずいぶん凝りまくってスカしてやがるなとイラついてさえいた。 ホラー風味の演出も単なる過剰な味付けだろうと決めつけていた。 なにしろこれまで日本映画は幾多の傑作ミステリを台無しにしてきた 駄作製造業という意識がこちらにはある。 私のように感じるのは、無理もないとここで自己弁護する。 ところがその結果、本映画のメイントリックを 完全に見過ごすという結果に終わった。 正確には、その手は何度も考慮したのだが、 今邑彩の原作の鮮烈な印象が邪魔して そちらへの考察を無視してしまった。 先述したように、過去の駄作ミステリ映画の存在すらも、 あえてそれらに似せることで目くらましとして利用されていた気がする。 もしそうならば、なんてしたたかな監督であろう。 終わってみれば、実にフェアで、きっちりと伏線も張り巡らせた、 正真正銘のミステリ映画の佳作であった。 ネタバレになるとよろしくないので、 不十分とは思いつつも本記事はこのあたりで終わりとする。 二人の人気女優を全面にだしたプロモーションから お手軽なお気軽2時間サスペンスだと思っているミステリファンがいたら、 ぜひそのなめた態度のままご鑑賞いただきたい。 きっと、満足していただけるはずである。


モテキ

オトーサン、 「じれったいね、このぼうや」 最近の草食系男子が主人公です。 せっかくモテキ(モテる期間)が来たのに、 肉食系女子に翻弄されています。 原題:モテキ(2011) 監督・脚本: 大根仁 原作:久保ミツロウ Genre:Drama/Romance/Teens 上映時間:118分 あらすじ: 金なし夢なし彼女なしの31歳独身男、藤本。 派遣社員を卒業し、 ニュースサイトのライターとなって ツイッターで知り合った 雑誌編集者の松尾みゆきとイイ感じに。 彼氏持ちと判明するが、諦めきれない。 すると、みゆきの親友で美人OL桝元るみ子から逆告白。 ガールズバーで働く愛や 美人でドSな会社の先輩・唐木素子とも急接近。 藤本に2度目の“モテキ”がやってきた... 出演者: 森山未來 ...藤本幸世 長澤まさみ ...松尾みゆき 麻生久美子 ...桝元るみ子 オトーサン、 「いらいらするね」 森山未來くんの演技についても、同様です。 「うまいね」 長澤まさみさん、美味しそうです。 その他の出演者: 仲里依紗 ...愛 真木よう子 ...唐木素子 山田真歩 ...彩海 伊達暁 ...三浦 りりィ ...愛の母 内田慈 ...千葉 東加奈子 ...カオリン 傳田うに ...出入り業者 上田遥 ...ミキちゃん 信川清順 ...小宮山基樹 赤堀雅秋 ...吉野家の店員 丸尾丸一郎 ...フェスカップル 祖父江唯 ...フェスカップル 野波麻帆 ...土井亜紀 満島ひかり ...中柴いつか 松本莉緒 ...小宮山夏樹 菊地凛子 ...林田尚子 新井浩文 ...島田雄一 金子ノブアキ ...山下ダイスケ リリー・フランキー ...墨田卓也 User Rating:6.4/10( 68 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:7.4/10( 2,509 votes) Yahoo! オトーサン、 「ふーん。この手の映画がいいのか」 日本アカデミー賞受賞 ・話題賞(作品) 同ノミネート ・主演女優賞 長澤まさみ ・助演女優賞 麻生久美子 ・音楽賞 ・編集賞 ブルーリボン賞受賞 ・助演女優賞 長澤まさみ User Reviews wetbさん 2011年9月25日 漫画既読/テレビドラマ視聴済です。 原作(漫画)は、まずそのストーリーの面白さがあり、 テレビドラマには原作忠実に加えて 森山未来の素晴しいキャラ適合& 大根仁監督のぶっ飛んでてかつ巧みな エンタテイメントサービス100点演出がありました。 今回映画版については、一言でいうならば… 大根監督の演出だけでも確実に元は取れてます!! (CM観ただけでわかるでしょ!?)。 やはりこれを楽しみにいくべきです。 特に、件の「突如ミュージカル=Perfumeダンス」とのシーンだけでも 1800円の価値は余裕で超える眼福?を与えてくれます (事前情報が無い状態で観ただけに、尚の事多幸感で一杯)。 ただし、映画ストーリーにおいては、 原作の魅力である (1)複数の女性から求愛を受けてしまった男の  ぶっとびつつダメ展開を呼んでしまう卑屈コメディストーリー (2)女側の主点に知らず知らずに切り替わって、  女サイドでダメ男への恋のダメダシを ついつい吐露する少女漫画的ラブコメディー… そう、そんなついついニヤニヤしてしまう魅力が 原作の魅力だったのですが、 映画ではそこから逸脱する展開が後半の主軸になってしまいます。 映画は映画として詰め込み過ぎを避けたシナリオを 志したのはわかりますが、 原作の「男女のもやもやどきどき」ストーリーとは 違っていることには残念な気がしてしまいました。 もし、もし最後のシーンが土井亜紀ならば 圧倒的10点と妄想。 なお、長澤まさみ主演映画としてみると 鼻血可憐乙女的な超傑作だと思います。 オトーサン、 「同感!」 ・俺が観るような映画じゃねぇなぁ ASHさん 2011年9月24日 期待しちゃダメだ! 同日公開となった「セカンドバージン」と「モテキ」。 どちらも好評を博したTVシリーズの お手軽な映画版なんだろうけど、 向こう(松竹)がセカンドバージンでくるのならば、 ウチ(東宝)はセカンド童貞だ! と、 かの映画に対して喧嘩を売ってる!!  その心意気を高く買いたい!(嘘です)。 てなわけで、「モテキ」。 TVシリーズの存在は知ってはいるが観たことはないという体たらくだが、 TVシリーズを知らなくてもとりあえずは大丈夫なようにできてんのね。 TV版においてモテ期を迎えた藤本くんの恋の顛末が結局、 どうなったのかは一見さんには分かりかねるが、 あれから1年、再びモテ期を迎えたことで 彼の運命が大きく変わことになる。 この紆余曲折ぶりが笑わせてくれんのよ。 意図的に、デート・ムービーを回避した作りがナイス! 屈折的な感情を吐露する藤本くんのモノローグが続き、 おみこしに担がれた彼が絶叫する冒頭で、 「嗚呼、こりゃ俺が観るような映画じゃねぇなぁ」と またしても鑑賞を後悔し始めたが、 本作のヒロインと言える長澤まさみが登場した辺りから グッと映画に惹き込まれてゆく。 今までとはちょっと違った、小悪魔的な一面を見せていて、 これが実にいい感じなの。 また藤本くんの心の声ってのが「わかる、わかる」系なもんだから、 おのずとこの恋の行方が知りたくなってくる。 恋する男ってのは、当人は真剣だったとしても、 ハタから見るとカッコ悪いもんだが、そ のカッコ悪さに思い当たるフシがあるんで参るんよ。 寝起きのベッドであんな態度を取られりゃ、 そりゃ誰でも舞い上がるって。 モテ期があったとはいえ普段はあまりモテない藤本くんだったら尚のこと。 そんな彼の浮かれる気持ちをダンスで表現!!  パフューム(本人たちも登場!!)の歌に合わせて 藤本くんと街行く人たちが一斉に踊りだす!!  大根監督、「(500)日のサマー」、狙ってますね〜!!  要するに、いろんな女性とめぐり会いながらも 本当の愛を見つけるまでを描いた映画になってんだな。 TVシリーズを観ていないのでナンとも言えないが、 彼はこの経験を通じて確実に成長している。 据え膳食わぬは、じゃないが、 るみ子さんにあんな風にコクられたらよろめいちゃうよ。 だって男だから。 しかし、るみ子さんの想いは藤本くんが想像していた以上に重かった…。 恋愛には思い違いが付き物だが、その辺が上手く描かれている。 ドタバタしただけの映画じゃない! それぞれの女優さんたちの魅力を引き出すことにも成功していて、 それがこの映画版の魅力にもなっている。 麻生久美子が牛丼をかっ喰らってから見せる、 何か吹っ切れたような表情もイイんだよね。 恋愛やSEXにおいては男よりも女の方が度胸があったりするもんだから、 それで行き違いが食い違いが生じることがある。 仲里依紗演じる子持ちのホステスさんが言う言葉も いちいち至言だったりする。 しかし、この娘の色白ムッチリ感は参るね。 あの巨乳を鷲掴み!!  彼女の出番が少なかったのは「ハラコレ」の撮影とかち合ったからか? 暴力的で口が悪いけど先輩の素子さんもいいこと言ってくれるよ。 恋愛が上手くいかなくなったら「死にたい」、挙句に仕事を辞めたい、 そういう風になる気持ちも分かるけど、 それを乗り越えていかなければならない。 ああ見えて、素子さんは藤本くんのことを心配し、 影ながら支えてくれてたのね。 真木よう子のハイキック、スゲェ!  彼女に蹴られたいと思う男は多いとみた(何のこっちゃ)。 なるほど、大根監督は「週刊真木よう子」を撮っている人なんだ(だから?)。 森山未來と長澤まさみ、なんかで共演してたよなぁ、 で思い出した!  世紀の大怪作「セカチュー」だ!!  鑑賞していてフト考えたんだけど、 泥だらけのキス・シーンは あの映画に対するアンチテーゼだったりなんかして。 いや、ひょっとするとその反対のリスペクトなのか…。と、 要らんことを考えてしまう秋の日の午後。 全編を彩る(作り込まれた)サブカル臭は 人によっては鼻に付くかもしれんが、 BGMの使い方も含めなんかも味わいがあって、 僕は嫌いじゃないよ。 カラオケ・ビデオみたいな映像を挿入したりと、 遊び心も充分に許容範囲。 でも、藤本くんが車に轢かれて粉砕するシーンは、ビビるわね。 リリー君演じる墨田さんが劇中でのたまう 「カレシがいないってのは世界中にライバルがいるってことだが、 カレシがいるってのはライバルはたったひとりだけなんだぞ」ってな台詞、 言えるわ!  まあ、実践するに当って参考になるかどうかは知らんけどな。 こういう、無責任極まりない男を演じるとリリー君は上手い。 邦画にしてはエンド・クレジットが凝っているので お見逃しのないように!


忍者武芸帖 百地三太夫

オトーサン、 「実話かね」 百地三太夫などという忍者がいたのでしょうか? だって、カンフーが出てくるのですよ。 原題:忍者武芸帖 百地三太夫(1980) 監督:鈴木則文 脚本:石川孝人/神波史男/大津一郎 Genre:Period Drama 上映時間:117分 あらすじ: 天下を狙う秀吉の命を受けた腹臣、 不知火将監によって伊賀山中の百地砦が襲撃された。 秀吉の狙いは、伊賀忍者皆殺しと、 百地一族の隠し金山を手に入れること。 不知火将監率いる甲賀勢との戦いで 三太夫をはじめ、百地一族は壊滅。 生き残ったのは三太夫の一子、 鷹丸と百地家の幼な子たち、 石目、川次郎、五助、右衛吉、門太、おつうだ。 子供たちを追う将監の弟、幻之介。 鷹丸は海へ逃れ、おつうは服部半蔵に拾われた。 そして十年後。 鷹丸は中国から帰国した。 胸元にかざす狼印の短刀には、 百地家の隠し金山のありかが刻まれていた。 鷹丸は京の町で、盗族、石川五右衛門と出会った。 この五右衛門こそ、 百地家の幼な子たちの成長した姿だった。 鷹丸は彼らと共に秀吉と将監の首を取って 百地一族再興を誓う。 一方、服部半蔵に育てられたおつうは、 美しいくの一に成長していた。 半蔵は家康に仕え、やはり百地家の金山を狙っており、 おつうを鷹丸のグループに接近させた。 五助の恋人、お艶の密告で、アジトが将監らに襲われ 石目、右衛吉、門太が捕らえられた。 救出に向かう鷹丸たち。 このとき、中国娘、愛蓮が現われ、百地勢に味方した。 鷹丸と一緒に育てられた彼女は、彼を慕い、 日本へ追いかけて来たのだ。 おつうは、鷹丸の短刀を半蔵に渡してしまった。 育ての親、半蔵への思いと、百地同族、 特に鷹丸への思いの板ばさみで、 彼女は苦しんでいた。 しかし、短刀は一本では用をなさず、 もう一本のものと合わさって、 金山の地図が成立する。 将監との戦いで弥次郎、五助、右衛吉が死んだ。 復讐の念に燃える鷹丸は、 父の無二の友戸沢白雲斎を訪ねた。 亡き友の息子をさらに強者にしようとする白雲斎。 厳しい訓練の日が続いた。 そして、おつうとの間には恋が芽ばえた。 ある日、白雲斎は鷹丸に一ふりの短刀を手渡した。 これこそ三太夫が白雲斎に預けておいたもう一本の短刀だ。 しかし、その短刀を、おつうが盗みだそうとした。 おつうを追う白雲斎。 二人の間に立ちはだかる鷹丸。 白雲斎と鷹丸の激闘。 そして、遂に鷹丸は、小太刀二刀流で白雲斎の技をしのいだ。 満足したような笑みを残して自害する白雲斎。 天下を取った秀吉は、家康を討つべく、将監の軍を派遣した。 このチャンスを逃してはならず、後を追う鷹丸。 鷹丸を思うおつうの一途な気持に屈した半蔵も 百地の新しいリーダー鷹丸に協力。 ここに空前の大決戦がはじまった... 出演者: 真田広之...鷹丸 蜷川有紀...おつう 千葉真一...不知火将監 オトーサン、 「これが若き真田広之さん?」 まるで、体操選手みたいに身が軽いのです。 その他の出演者: 石橋雅史...百地三太夫 志穂美悦子...愛蓮 長谷匡彦...石目 徳満信央...川次郎 火野正平...五助 崎津均右...衛吉 粟津號...門太 野際陽子...千代 岩尾正隆...鶉火の平六 藤川聡...蜘蛛一族 内田勝正...不知火幻之介 有川正治...卍輝之介 笹木俊志...巴縫之助 古賀弘文...唖のチヌ 酒井努...聾のバリコ 汐路章...井口 宮川珠季...坂本 勝野賢三...吉田 志茂山高也...村井 奈辺悟...原田 小池朝雄...豊臣秀吉 渡辺文雄...徳川家康 橘麻紀...お艶 春川ますみ...淀君 日高久美子...菊之丞 琢磨一生...弥吉 季一竜...唐順棋 蓑和田良太...町人男 丸平峰子...町人女 秋山勝俊...鬼八 小谷浩三...虎吉 篠原玲子...お春 大木悟郎...森山 佐藤允...鶉火の弥藤次 丹波哲郎...戸沢白雲斎 夏八木勲...服部半蔵 User Rating:6.0/10( 56 votes) Yahoo! オトーサン、 「筋がいまいち」 User Reviews 映画は映画館派さん 2013年8月14日 真田広之の若い時の肉体やアクションはすごい! たまたまチャンネルを変えたら BS朝日でやっていてつい見てしまいました。 真田広之の若い時の肉体すごくてビックリしました。 ブルース・リーやジャッキーチェーンのような アクション素晴らしかったです 志保美悦子さんもかっこ良かった オトーサン、 「助演陣も豪華だね」 千葉真一さんや丹波哲郎さん、存在感ありますね。 jigen_daisuke2003jpさん 2011年7月6日 忍術を超えた体術が素晴らしい 百地三太夫とは実在した人物らしいですが、 どうやら複数いたらしく...くらいしか知りません。 一応、伊賀の服部半蔵の次くらいに有名かな? と勝手に思っております忍者の頭領ですが、 本作は歴史をなぞりつつオリジナルのお話になってまして、 どこかとんでもない歴史になっている気がしなくもない。 でも、それこそが映画の醍醐味だよねってことで アリだと思います。 親の代の百地三太夫が秀吉の懐刀である不知火によって殺され、 息子(真田広之)が百地三太夫の名を継いで復讐するというお話です。 息子は命を狙われて成人するまで行方知れずとなっていたのですが、 明(みん)国(今の中国ね)に流れ着いてたそうで、 なんとカンフースタイルでお帰りにはびっくりしました。 当然の如くカンフーが若干使えまして、 真田さんの髪型も若干ジャッキー・チェン入ってます。 それにしてもすごい体術だな〜と関心しきり。 引き締まった身体といい身のこなしといいかなりなものです。 アクション俳優というジャンルだったんですかね、 彼のアクションの素晴らしさには目を見張ります。 驚いたシーンでは 足を縛られて宙吊りにされているところから 振り子の原理で身体を揺らして遠くにある蝋燭を口でくわえる!! そして宙吊りのままくわえた蝋燭で足のロープを燃やして脱出!! 編集しているように見えなかったので本当にやってそうです。 いや〜すごいわ。あの状態からでも真田さんは逃げられるようです。 今はさすがに・・かもしれませんが、 当時の彼のポテンシャルは相当なものだと感じられると思います。 そしてそれだけじゃないシーンも後半には用意されてまして、 もうね、サーカス団員か中国雑技団じゃなかろかという 忍術そっちのけな素晴らしい体術のオンパレードです。 真田さんだけじゃなく志穂美悦子さん(なつかしー)も出演してまして、 彼女もまた女性としてはなかなかのアクションを披露してました。 なぜか中国娘という設定が面白かったりしますが、 ヌンチャクとか振り回すチャイナ服の彼女がいい感じです。 不知火(しらぬい)役は千葉真一さんで怪しさ満点。 悪役ってあまりピンときませんでしたが、 最後のボスが彼だなんてなぜかワクワクします。 丹波哲郎さんとか白ひげの仙人みたいなかっこして 怪しげだし、夏木勲さんの服部半蔵とか渋くていいわ〜。 とまぁ、こんな感じでキャストの面々も それぞれ存在感あっていいんです。 内容やら血しぶき描写の凄惨さとか結構シリアスだったかと思いきや、 いきなりコミカルな調子になったりととらえどころがないですが、 主演含めて周囲の演者らの本気アクションが楽しめる作品となってます。 昔は、こんなに身体を張ったアクションが邦画にもあったんだーと 感じられる作品なのではと思います。 今、真田さんのファンも本作の真田さんを見たら さらにファンになる...と思います。


ハンガー・ゲーム

オトーサン、 「いやな設定だね」 舞台は、独裁国家となったアメリカ。 プレイヤーたちが一人になるまで殺し合う。 それをゲーム感覚でみて熱狂するアメリカ人。 コロセウムで猛獣との格闘に熱狂した大衆。 帝政ローマ時代のようです。 原題:The Hunger Games (2012) 監督:Gary Ross 原作:Suzanne Collins 脚本:Gary Ross/ Suzanne Collins/ Billy Ray Genre:Adventure / SF / Thriller 上映時間:142分 あらすじ: 強大な権力を一手に握る独裁者が君臨する国家パネム。 そこはエリート階層が暮らす最先端都市キャピトルと それに隷属する12の貧困地区で構成されていた。 独裁者は反乱の抑止を目的に毎年、 全12地区からそれぞれ12〜18歳の男女一人ずつを選出して、 最後の一人になるまで殺し合いをさせ、 それを完全生中継する見せしめイベント “ハンガー・ゲーム”を開催していた。 そのプレイヤーの抽選会で、 第12地区からは12歳の少女プリムが選ばれてしまう。 そこで姉のカットニスが身代わりを志願、 男子で選ばれた同級生ピータ・メラークとともに ハンガー・ゲームに参加することに。 こうしてキャピトルに向かった2人は、 教育係による過酷なトレーニングを経て、 ついに総勢24人が繰り広げる殺すか殺されるかの 究極のサバイバル・ゲームに身を投じていくのだが…。 出演者: Jennifer Lawrence ... Katniss Everdeen(カットニス) Josh Hutcherson ... Peeta Mellark(ピータ・メラーク) オトーサン、 「演技は、フツーだね」 その他の出演者: Stanley Tucci ... Caesar Flickerman Wes Bentley ... Seneca Crane Willow Shields ... Primrose Everdeen Liam Hemsworth ... Gale Hawthorne Elizabeth Banks ... Effie Trinket Sandra Ellis Lafferty ... Hob Vendor Paula Malcomson ... Katniss' Mother Rhoda Griffis ... Registration Woman Sandino Moya ... Propaganda Film Tribute Raiko Bowman ... Peeta's Mother Dwayne Boyd ... Peacekeeper #1 Anthony Reynolds ... Peacekeeper #2 Judd Lormand ... Peacekeeper #3 User Rating:7.2/10( 435,312 votes)IMDb User Rating:5.6/10( 1,150 votes) Yahoo! オトーサン、 「日米で、スコアに差があるね」 ゴールデン・グローブ ノミネート ・歌曲賞 User Reviews robrabbiさん Ft. Worth 2012年4月1日 テンポがのろく、先が読める 原作は、映画よりもいいとは言い切れない。 この映画がユニークなのは、 映画のほうが原作より非常に悪いということだ。 10代の若者に流行っている文学のフアンではないが、 SFのフアンだし、「「バトルロワイヤル」が好きだ。 だから、大いに期待していた。, この映画がいかに注目を浴び、賞賛されたかが、 大宣伝した割りには、伝わっていない。 主役の女優はいい。 寒々とした未来の風景というアイディアはいい。 ひとびとを地区に分けて管理するのだ。 だが、その素晴らしいストーリーが生かされていない。 なぜ、システムゲームがはじまったのか、 その目的は何かは、さっと触れられるだけだ。. テンポがのろく、先が読める。 原作を読んでいないひとでも、感じるだろう。 アクションらしきものがないのだ。 戦闘シーンは、出来の悪いフラッシュだった。 言いたくないが、 ラストシーンの「殺人犬」のCGは、ひどい。 オトーサン、 「バトルロワイヤルか、見たね」 深作欣二監督作で、 孤島で生徒たちが壮絶な殺し合いをするんです。 movie海馬さん 2013年10月27日 「バトルロワイヤル」鑑賞済み 全米で次回作の前売券売り上げが 映画史上最高額を叩き上げたと先日テレビで聞いたので、 保存しつつなかなか観る気持ちにいかなかった 本作にようやく着手。 が、私は世界観に入り込めず、残念でした。 雰囲気に合わずなんとも幼い展開。 富裕層の衣装とかヘアメイクに違和感。 冒頭からの特にこの違和感が最後までとれなかった。 あとは他の方も書いてらっしゃる様に 日本にはよく似た話の「バトルロワイヤル」という トンデモ衝撃作が先行してあったので、 それを鑑賞済みの私には 新しい驚きもあまりなく映画としての新鮮味もなかった。 たとえ、リメイク目線で観ても、私には、続編は観ないかな。


ザ・タワー 超高層ビル大火災

オトーサン、 「後出しジャンケンか」 前田有一さんのオススメなので、 TSUTAYAで借りたのですが...失敗しました。 本作の下敷き「タワリング・インフェルノ」は、 1974年に上映されて、大ヒット。 911の大惨事を予告し、高層ビルの危険性を 30年以上前に警告していました。 原題:Ta-weo (2012) 監督:Ji-hoon Kim 脚本:Sang-don Kim/Ji-hoon Kim/Yeong-ah Yoo Genre:Action / Comedy / Drama Country:South Korea Language:Korean/ English / French 上映時間:分 あらすじ: 地上108階建て、居住者6000人の超高層ビル。 そこで働くデホは、一人娘のハナと クリスマスイブを過ごす約束をしていた。 “伝説の消防士”の異名を持つ カン・ヨンギ隊長は、休暇をもらい、 結婚後初のクリスマスを祝うためケーキを用意する。 だが、タワーの上層階で火災が発生し、 彼らのクリスマスは、悲劇に包まれる... 出演者: Sang-kyung Kim ... Dae-ho(デホ) Ye-jin Son ... Yoon-hee(ユニ) Kyung-gu Sol ... Young-ki(カン・ヨンギ) オトーサン、 「魅力ないなー」 「タワリング・インフェルノ」で消防士を演じた 名優ウィリアム・ホールデンと比較になりません。 その他の出演者: In-kwon Kim ... Oh Byung-Man Sung-kee Ahn ... Chief firefighter Jae-ho Song ... Mr. Yoon Ju-shil Lee ... Mrs. Jung Han-wi Lee ... Mr. Kim Tae-won Kwon ... Jang Guk-Hyang Jeon ... Ae-ja In-Ki Jung ... Cha Bae-soo Jeon ... Young-cheol Jun-seo Park ... Aide User Rating:6.4/10( 1,723 votes)IMDb User Rating:7.9/10( 30 votes) Yahoo! オトーサン、 「いまいち乗れないな...」 飛び交う韓国語が、いやな思いを抱かせます。 韓国フアンだったのですが。 ここ数年、耳にする韓国語といえば、 日本を非難するものだけです。 User Reviews ebossert1さん United States 2013年5月11日 「タワリング・インフェルノ」(1974)の この盗作は監督の最後の映画よりも進歩している。 この監督の前の映画 "Sector 7" (2011) は、 お粗末だが、見応えのある怪物映画だった。 本作は、クオリティ面で長足の進歩をしている。 もしこれが、公式のリメイクでないとしても、 かくあるべきものに仕上がっている。 違いは少ししかないが、 偶然にしては、類似点が数多くある。 高級マンションでのクリスマスイブのパーティは、 火災発生によって、修羅場と化す。 出だしの30分には、当為即妙のユーモアがあり、 登場人物は、色づけされている。 火災を発生させた出来事は、予期せぬものでクール。 続く恐怖とパニックは、うまく描かれている。 その後、出来事は猛烈なスピードで進行し、 危険でスリリングなシーンが盛り沢山だ。 (火災そのものよりも、波及したものが多い) 監督は、印象的で、エキサイティングだ。. 事実、こう言ってもいいのではないか。 「タワリング・インフェルノ」よりも、出来がよく面白い。 「タワリング・インフェルノ」のほうは、 よく出来ているが、長尺すぎて、妙に退屈。 本作は、ペースがいいし、よりエキサイティングだ。 だが、「タワリング・インフェルノ」を見直してみるのも、 一興だと思う! オトーサン、 「前田さん、偏向していない?」 アメリカ映画を取りあげるときは、 必ず時事問題をからめるのですが、 本批評では、厳しい日韓国関係のかけらも出てきません。 ま、どんなことがあっても、 韓国が好きだというひとが多いに越したことはないのですが。 前田有一さん 2013年8月21日 ほどほどで十分?! 最近はバットマンもスーパーマンもリアル志向だが、 そういうブームとて永遠に続くわけではない。 たとえば「ザ・タワー 超高層ビル大火災」は そうしたコンセプトに堂々と背を向けた マンガ志向のアクション映画ながら、きわめて新鮮で、 むしろ正義を感じさせる出来に仕上がっている。 ソウルの汝矣島に建つ超高層ビル「タワースカイ」。 クリスマスイブのイベントに備える マネージャーのユニ(ソン・イェジン)は、 担当の厨房からボヤが出たことに一抹の不安を覚えていた。 そんなスタッフの不安をよそに 会長(チャ・インピョ)は、 複数機のヘリから人工雪を降らせる無謀な計画を 強引に遂行しようとしていた。 この映画のコンセプトは明確で、 高層ビルの火事でわくわくさせ、恐怖とスリルを楽しませ、 最後は人間ドラマで泣かせるというもの。 40年か50年前のアメリカ映画でよく見られた 王道のパニック映画といえるだろう。 キャラクターは記号的で分かりやすい。 たとえば清掃員のおばさんは、 反抗期の息子の学費を稼ぐ報われない、 しかし、けなげで愛すべき設定。 いまや国民総貧乏になりつつある韓国民の 中流以下の共感を大いに誘う。 このオモニのその後の運命は、 もはや登場した瞬間にわかるというベタっぷり。 消防士は顔見せのためか 煙もうもうでもマスクを外して会話、行動する。 こういう単純さは、どこの国の映画でも 今時あまり見られない特徴である。 だが考えてみれば、群像劇なのに 30分で火事が始まってしまうのだから 人間描写なんてこの程度で十分 ということなのかもしれない。 なによりわかりやすく、単純に、記号的に。 「半沢直樹」がこれだけヒットする時代なのだから、 日本でも案外こういうドラマの需要は高いのではないか。 さて、彼らがラブコメやらノリ突込みやらの 軽妙な笑いを振りまき、 観客が十分感情移入したところで お待ちかねの大災害が起きる。 ここからはVFXも含めて 特筆すべきものがあるわけではないが、 それでも前ふりのベタベタドラマの 共感力は侮れないもので、 ちゃんと目標であるお涙ちょうだいは達成している。 リアリティなど適当なところで折り合いをつけていい。 愛のために精一杯がんばる人間たちを堂々と描けば、 十分お客さんは満足はできる。 そんな単純な真実を教えられるかのような掘り出し物である。 分かりやすいおかげで夏休みの中学生だって楽しめる。 期待せずに何か一本選ぶなら、 こいつを覚えておいて損はない。


HUNTER×HUNTER 緋色の幻影

オトーサン、 「なーんだ、少年アニメか」 ハンターvsハンターなら、ジャングルでの ハンターの殺し合いかと思ったのですが。 有名なコミックらしいですね。 原題:HUNTER×HUNTER 緋色の幻影(2013) 監督:佐藤雄三 原作:冨樫義博 脚本:米村正二 Genre:Anime/Adventure/Action 上映時間:97分 あらすじ: ゴンと共に旅をしていたキルアは、 兄のイルミに「お前には友達はできない」 と迫られる夢にうなされていた。 しばらくして二人は、人形師レツに出会う。 一方、クラピカはレオリオとの道中、 竪琴を弾く少年と出会う。 少年は、かつて試験官が引き連れてきた者から 同伴者を一人選んで行う試験で、 競争相手であるはずの隣相手を選び、 共に合格した程の仲である目の見えない少年、パイロだった。 クラピカはレオリオに先を促して二人の時間を作った。 再会も束の間、クラピカはパイロに両の目を奪われてしまう。 クラピカが病室で静養している中を 幻影旅団No.4のヒソカが現れ、 奪った相手が以前の幻影旅団No.4だった男だと語った。 その男の名は... 声の出演者: 潘めぐみ ...ゴン=フリークス 伊瀬茉莉也 ...キルア=ゾルディック 平野綾 ...レツ 浪川大輔 ...ヒソカ 藤木直人 ...オモカゲ オトーサン、 「造形的には、見るべきものがないね」 その他の声の出演者: 藤原啓治 ...レオリオ 沢城みゆき ...クラピカ 内田直哉 ...ノブナガ=ハザマ 大塚明夫 ...ウボォーギン 山口勝平 ...フェイタン 日高のり子 ...シャルナーク 木内秀信 ...フランクリン 朴路美 ...パクノダ 宮野真守 ...クロロ=ルシルフル KENN ...フィンクス 前田玲奈 ...マチ 荒川美穂 ...シズク 川島海荷 ...パイロ User Rating:3.7/10( 252 votes) Yahoo! オトーサン、 「評判悪いなぁ」 どうも原作と大きくかけ離れたようです。 User Reviews takowasabizさん 2013年12月29日 原作の設定が悉くスルー 原作ファンでアニメ版も見てましたが 公開時にはスルーしてたのを TV放送されていたので見ましたが これはちょっと原作のイメージからかけ離れすぎですね… まず設定がおかしい 人形の能力はあきらかに度を越えた強さと利便性だし 描写から見るに記憶からすぐにでも複製できてしまうという 壊れ性能と凄まじい生産性 しかも取り込めばその能力を使えるって… えーと旅団のヒラがなんで団長より強い能力を…? 映画の敵キャラだから強くした というのでは済まされない設定無視です。。。 クラピカもジャッジメントチェーンを 躊躇なく使ってしまったのは ダメでしょうと思いました いや、映画の収集の付け方としては 彼の鎖を使うしか無かったんでしょうけど フォローが浅すぎて 「本当はダメだけど、まあいっか!」みたいな 軽薄なルール無視に見えてなりませんでした 重々しいはずの制約と誓約が 軽々しくなってたのがショック 一応良いと思ったのは 本編で不遇なノブナガが活躍するという点と パイロとクラピカの「楽しかった?」がうるっときたことと オリジナルのレツが意外にも可愛かったことだけです それ以外は見ていて退屈 もしくはストレスや釈然としない感情が 喚起されるだけでしたね。。。 うーん子供になら受けるんでしょうけど っていうか子供だましな作品ですね。これは オトーサン、 「ゴンとキルアの絆は、胸を打つね」 玉蜀黍のスープさん 2013年9月9日 切なすぎる少年 誉めてるレビューなさそうですし、 アニメの劇場版は、ONE PIECEで 何回も懲りているので、 観てみるだけって気持ちで観賞しました。 サブタイトルやジャケ写から、 今作のメインキャラはクラピカだと思っていたのですが、 観ているうちに 『メインはキルアじゃない?』な感じになってました。 でもラストは、しっかりクラピカが おいしいところを持っていくんだろうなーと予測していたら、 やっぱりー  の、次の瞬間、 更にあの人たちがさらっていっちゃってましたけど、 それでいいのでしょうか(笑) 闘いは、やはり、かなり、ものたりなかったですが、 ストーリー方面は私は結構観られました。 でも確かに敵キャラやオチは、 原作と較べるとチャチ感が否めませんです(笑) 私の場合、ゴンとキルアの絆、特にキルアの心情に、 目線が行っていたのがよかったのかもしれません。 ここから原作について語ります。 ネタバレになってると思いますので、ご注意ください。 キルアが危うくて、その危うさが切ないのです。 ビスケが、彼の年齢に見合わない強さを、その強さ以上に悲しい子、 とか表現していたのもとても印象に残っていますし、 ゴンの天真爛漫さと対照的な 年齢と不似合いすぎる厭世的ですらあるような雰囲気や、 暗殺者として育てられたことで自分の芯にある (と思い込まされている)非人間的な一面が、 大切な親友をいつか裏切るのではないかという 怖れ、苦悩を秘めて明るく強くふるまう姿が切ないのです。 いつかは離れなくちゃいけないときが来ると覚悟もし、 そのときが来るのを怖れもし、 せめて一緒にいられる間は、 その悲しい想いが胸にあることに自分でも気づいてないと 自分に言い聞かせでもしているような姿が切なくて。 切なくて、ツボなんです。 敵と見定めた相手には、さすが元プロな冷酷さを見せながら…


のぼうの城

オトーサン、 「原作は、たしか直木賞ノミネートだったな」 読みたいと思っていたのに、機会を逸しました。 舞台となる“忍城”は、埼玉県行田市にあったとか。 原題:のぼうの城(2011) 監督:犬童一心/ 樋口真嗣 脚本:和田竜 Genre:Period Drama/Action 上映時間:145分 あらすじ: 天下統一を目前にした秀吉は、 最後の敵となった北条勢への総攻撃に乗り出す。 包囲された小田原城を残し、支城が次々と陥落していく中、 周囲を湖に囲まれ“浮き城”の異名を持つ “忍城”にも危機が迫る。 ところが、小田原城の援軍に向かった 城主・成田氏長に代わって城を任された従弟の長親は、 のんびり屋で何を考えているか分からず、 武将としての器も到底あるようには見えなかった。 しかしなぜか領民からは慕われ、 “でくのぼう”が由来の“のぼう様”という 嘲笑と親しみが入り交じるアダ名で呼ばれていた。 そんな長親に対し、秀吉の命を受けた石田三成が 総勢2万の大軍を率いて開城を迫ってきた。 忍城に残る500の軍勢では太刀打ちできるわけもなく、 長親に秘かな想いを寄せる城主の娘・甲斐姫や、 長親の幼なじみで歴戦の猛者・丹波守はじめ、 誰もが開城を受け入れるものと思っていたが... 出演者: 野村萬斎 ...成田長親 榮倉奈々 ...甲斐姫 佐藤浩市 ...正木丹波守利英 上地雄輔 ...石田三成 オトーサン、 「野村萬斎の起用が成功したね」 とくに船上の田楽踊りは、記憶に残るシーンでした。 上地雄輔を石田三成に起用したのは、 興行面ではともかく、映画としては失敗でしょう。 その他の出演者: 成宮寛貴 ...酒巻靭負 山口智充 ...柴崎和泉守 山田孝之 ...大谷吉継 平岳大 ...長束正家 前田吟 ...たへえ 中尾明慶 ...かぞう 尾野真千子 ...ちよ 芦田愛菜 ...ちどり 西村雅彦 ...成田氏長 中原丈雄 ...北条氏政 鈴木保奈美 ...珠 平泉成 ...成田泰季 夏八木勲 ...和尚 市村正親 ...豊臣秀吉 User Rating:5.5/10( 43 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:7.5/10( 1,878 votes) Yahoo! オトーサン、 「もうすこしマジメに撮ればなぁ」 日本アカデミー賞受賞 ・美術賞 同ノミネート ・作品賞 ・主演男優賞 野村萬斎 ・助演男優賞 佐藤浩市 ・監督賞 犬童一心/ 樋口真嗣 ・音楽賞 ・撮影賞 ・照明賞 ・録音賞 ・編集賞 User Reviews ぽこたさん 2013年8月5日 やや長尺ではあっても飽きることなく鑑賞できる作品。 ただし、合戦シーンの迫力や頭脳戦的駆け引き、 何より野村萬斎の船上の田楽踊りなど見所は多々ありながら、 水攻めシーンの特撮のクォリティがチープであったり、 妙にぎこちない笑いがあって、 史実に基づいてはいるものの やや青春おちゃらけムービーといった感があるなど ちょっと引いてしまう場面もあります。 エンドロールを含め、全体として上手く纏められていて 監督の力量を感じるのですが、 どうしても「邦画」臭さを抜け切らない (抜け切る必要はないのだろうけれど)のが残念。 オトーサン、 「のぼうは、"でくのぼう"の略なんだ」 水攻めのシーンは、いづれ撮りなおすべきでしょう。 陸将さん 2012年11月21日 「バカ」と「天才」の狭間で 「のぼう」というキャラクターは 良い意味でつかみどころがない。 そんな人物を狂言師である野村萬斎が、 独特の台詞回しで「バカ」と「天才」の狭間で 見事なバランスを取って演じている。 決して偉そうにせず、自ら手も下さず、戦闘にも参加しない。 だが、自然と「彼のためなら」と思わせるような魅力がある。 一方で「眼」で意志が働いているのかどうかを窺い知ることもできる。 ひょっとして、彼は計画的に人身掌握しているのではないかと 疑ってしまうようなミステリアスな部分もきちんと残されているのだ。 百姓に慕われているエピソードをもっと厚くするべきだとは思うが、 この一風変わった人物を中心に据えても、 十分にエンターテインメント足り得ているところが素晴らしい。 語り口も実に手際が良い。 当時の世の中の勢力図や、自陣と敵陣のキャラクター配置を 序盤でサラリと描くことで、後の物語展開にすんなりと集中できる。 特に開場から決戦のくだりは、全員が口では言わないが、 腹の底では戦う気力に満ち満ちているのが 手に取るように伝わってきて、実に爽快かつ愉快な場面だ。 あるいは、本作で唯一ストレートなカタルシスが得られる、 弱者の戦法を駆使した門での戦い。 「頭脳」を働かせる成宮寛貴も良いが、 「気合」だけで敵陣に突っ込んでいく山口智充の武骨さと迫力が見事だ。 本作の最大の見所は「水攻め」シーンだ。 その迫力のある映像が、津波を連想させるという理由から、 人間が水に飲み込まれるカットを修正したそうだ。 その修正箇所が仕方のないことだが、やはり気になってしまう。 つまり、人間の背後に水が迫っていたのに無事であったり、 水流の速度がよく分からなかったりと色々と無理が生じてしまっている。 この中盤の「水攻め」から物語自体もモタモタした印象を受ける。 ヒロインの造形も雑で、物語上もう少し上手く絡めて欲しかった。 だが、そんな欠点を遥かに上回る魅力に満ちた 一筋縄ではないエンターテインメント意欲作だと思う。


ONE PIECE ワンピース THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島

オトーサン、 「題名が長すぎないか?」 原作は、尾田栄一郎が少年ジャンプに連載したコミック。 大ヒットしたのでしょうね、 TVアニメだけでなく、劇場版が12本もあって、 本作よりも長い題名が2本ありました。 「長い題名で、名作なんかないよ」 1 ONE PIECE 2 ONE PIECE ねじまき島の冒険 3 ONE PIECE 珍獣島のチョッパー王国 4 ONE PIECE THE MOVIE デッドエンドの冒険 5 ONE PIECE 呪われた聖剣 6 ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島 7 ONE PIECE THE MOVIE カラクリ城のメカ巨兵 8 ONE PIECE エピソードオブアラバスタ 砂漠の王女と海賊たち 9 ONE PIECE THE MOVIE エピソードオブチョッパー+ 冬に咲く、奇跡の桜 10 ONE PIECE FILM STRONG WORLD 11 ONE PIECE 3D 麦わらチェイス 12 ONE PIECE FILM Z 原題:ONE PIECE ワンピース THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島(2005) 監督:細田守 原作:尾田栄一郎 脚本:伊藤正宏 Genre:Adventure / Family 上映時間:90分 あらすじ: 航海中のルフィ一海賊団は、ガラスのビンを発見する。 オマツリ島の宝の地図が入っていた。 喜び勇んでやってみたが、地味で拍子抜け。 すると突然、きらびやかなテーマパークが出現し、 オマツリ男爵がルフィたちの前に現われた。 男爵は、ルフィに向かって「秘密の宝物をやろう。 ただし、地獄の試練を乗り越えられたらな!」と言う。 すっかりやる気マンマンのルフィたちだったが、 オマツリ男爵に追い詰められて、 ルフィたちの心はバラバラになり、 生き残ったルフィも瀕死の重傷を負うが、 チョビ髭海賊団長が手を差しのべる。 出演者: 田中真弓 ...モンキー・D・ルフィ 大塚明夫 ...オマツリ男爵 安原義人 ...ブリーフ(チョビ髭海賊団長) オトーサン、 「いまいちキャラに魅力がないね」 その他の出演者: 中井和哉 ...ゾロ 平田広明 ...サンジ 岡村明美 ...ナミ 山口勝平 ...ウソップ 大谷育江 ...トニートニー・チョッパー 山口由里子 ...ニコ・ロビン 草尾毅 ...ムチゴロウ 青野武 ...ケロジイ 池松壮亮 ...DJガッパ 綾小路翔 ...コテツ 八奈見乗児 ... ケロデーク 山本圭子 ... ケロ子 佐藤正治 ... ケロショット 阪口大助 ... リック 大本眞基子 ... ローザ 渡辺美佐 ... 花 User Rating:4.4/10( 12 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:7.3/10( 458 votes) Yahoo! オトーサン、 「いまいち面白くないね」 User Reviews kyoukaraitibannkakkoiinodaさん 2013年8月25日 前半はそこそこ楽しかった 勝負の途中から仲間割れ?をし始めるのですが、 すごい不自然。 そんな事で?って場面がいくつもありました。 普段ゾロとサンジは言い合いをしながらも お互いの戦いを見せ合う良い相方だと思っていたのですが、 戦闘後もずっと引っ張って不毛な言い争い。 ナミとウソップも「え、何?彼氏彼女の喧嘩?」 とか思うくらい些細な言い合い。 サンジのゾロに対する「寝て応援しなかった奴は食うな」 発言にはびっくり。 監督はワンピースを読んでないのかな・・・?と思います。 最後のオチに関してはひどすぎる。 仲間全員「あれ?なんでこんなとこいんだ? おーいルフィ!」って セリフで謎を残しすぎ。 喧嘩したまま個々で捕まってるのに みんな仲直り?はしてるのかすら謎。 いつから記憶ないのか? お祭りの出来事は覚えてるのか? 島に上陸したことから覚えてないのか、 そもそもあの一連を全部忘れてるのか? 結局お祭り男爵の船長とちょび髭海賊団の船長が その後どうなったのかは今後ずっと謎のまま。 家族海賊団?がグランドラインにいることも謎(笑 そんなグランドラインって敷居低かったっけ?(笑 夢オチの方がまだましな気がしました。 オトーサン、 「降板後の作品なのか」 後半、ルフィが仲間とばらばらになり、 追い詰められていくあたり、 細田監督の当時の心境を物語るようでした。 イニシャルKさん 2013年6月20日 思っていたほどつまらなくもなかったが、 細田守監督が「ハウルの動く城」の降板のあと、 東映アニメーションに戻って手がけた作品で、 そのことが影響しているのか、 笑えるギャグはあるものの ほかの細田監督の映画と比べて暗い印象があり、 あまりこの監督らしさは感じられなかった。 でも、細田監督が「ハウル」の件から 吹っ切れるために作った映画だと考えれば この暗さも納得がいくし、 今の細田監督があるのも この映画をやって吹っ切れたからというのもあるのかもしれない。 そう考えるとこの映画は細田監督の作品の中でも けっこう重要な映画かもしれないと思えてくる。 ただやはり、自分のうっぷんを晴らすために作ったような作品なので、 「ワンピース」という従来のファンのいる看板シリーズで それをやってしまったのは少々まずかったかもしれないというのもあって、 せめてフリーになってから別のオリジナルな作品で やってもよかったのではと考えてしまったことも事実。 映画自体は最初に書いたように思ったほどつまらなくなく、 「ワンピース」の劇場版を見るのはこれが2本目だが、 以前見た「砂漠の王女と海賊たち」に比べれば きっちり分かりやすくまとまっている。 ところで、舞台となる島の長の声が大塚明夫というのは、 キャラ的にはまったく違うのだが 「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングル」の パラダイスキングを思い出させるようなキャスティングで、 久しぶりにあの映画を見たくなってしまった。


デジモンアドベンチャー/ぼくらのウォーゲーム

オトーサン、 「細田守さん、時代の先端を行くね」 ハッカーを育成する国が増えているというのは、 不気味で不愉快ですね。 原題:デジモンアドベンチャー/ぼくらのウォーゲーム(2000) 監督:細田守 原作:本郷あきよし 脚本:吉田玲子 Genre:Family/Advencher 上映時間:40分 あらすじ: サマーキャンプに来ていた 小学生の八神太一、武之内空、石田ヤマト、 泉光子郎、太刀川ミミ、城戸丈、高石タケルの7人は 突然の吹雪を他の子供達から離れて、 山にあった祠に隠れてやり過ごしていた。 オーロラを目撃、謎の機械が降り注ぐ。 7人の子供達は謎の力で発生した大瀑布に吸い込まれ、 気がつくと未知の場所にたどり着き、 そこで自分達を待っていたと言う 「デジタルモンスター」と名乗る謎の生物達と出会う。 そして子供達とパートナーデジモン達の 長くて短いひと夏の冒険が始まった。 声の出演者: 藤田淑子 ... 八神太一 天神有海 ... 泉光子郎 山口眞弓 ... ガブモン 坂本千夏 ... アグモン オトーサン、 「キャラの造形は、大したことないね」 その他の声の出演者: 風間勇刀 ... 石田ヤマト 水谷優子 ... 武之内空 前田愛 ... 太刀川ミミ 平田広明 ... テレビアナウンサー 八奈見乗児 ... ゲンナイ 荒木香恵 ... 八神ヒカリ 小西寛子 ... 高石タケル 菊池正美 城戸丈 櫻井孝宏 ... テントモン 竹内順子 ... ゴマモン 徳光由香 ... テイルモン 松本美和 ... パタモン User Rating:7.6/10( 15 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:9.2/10( 270 votes) Yahoo! オトーサン、 「愉快、不愉快」 User Reviews ろきさん 2003年5月25日 最高傑作 音楽の使い方、間の取り方、 絵の表現、キャラクターの動き方、 どこをとっても非の打ち所が無い作品。 約40分という狭い枠内で、実に見事な出来だと思います。 アニメ作品としては (単に映画というカテゴライズでも)最高傑作です。 オトーサン、 「同感!」 陸将さん 2011年4月20日 拡大していく気味の悪さ ネットに依存している現代の情報化社会。 それは決して目に見えない世界なのだが、 まずその世界観を完璧に映像化したのが素晴らしい。 原色をわざと排した色使い、 キャラクターの縁取り、光と闇の絶妙なコントラスト。 そんなネット世界に突如出現した新種のデジモン。 その不気味なキャラクター描写は目を見張るものがある。 まるで蜘蛛のように這いずり回って蠢き、 まるで“パックマン”を連想させるが如く、 どんどんコンピューターのデータを食い荒らしていく様。 プロローグからさりげなく不穏な空気を漂わせ、 やがて手がつけられないまでになっていくネット上の混乱が、 現代世界を侵食していく恐怖。 拡大していくどうしようもない気味の悪さが、 本作の1番の魅力である。 世界中の人々と繋がっているネットワークが、 主人公たちの妨げにもなり助けにもなるという 表裏一体の危うさも巧みに描いている。 ただ、シリアスになりそうな展開でも、 随所にホッとできる場面 (主人公の母親のとぼけた魅力や 島根の人々の穏やかさ)を挿入することで、 緩急のついた作品に仕上がっている。 子供向けのアニメシリーズとしての枠内で、 これだけのメッセージ性やビジュアルを追求した 細田守の才能が十二分に感じられる傑作である。


男はつらいよ・私の寅さん

オトーサン、 「ダメだねえ、寅さん」 せっかく相手がその気になっているのに、 身を引くなんて。 原題:男はつらいよ・私の寅さん(1973) 監督・原作:山田洋次 脚本:山田洋次/ 朝間義隆 Genre:Drama/Commedy 上映時間:107分 あらすじ: 寅さんは、小学校時代の無二の親友、 放送作家の柳文彦と数十年ぶりに再会。 彼の妹の家を訪れると、画家のりつ子に出会う。 初対面なのに、2人は、売り言葉に買い言葉で 大ゲンカを始めてしまう。 だが、りつ子が病に倒れ、看病に駆けつけて、和解。 りつ子の病状回復と反比例するかのように、 寅さんは、どんどん恋の病に蝕まれていく... 出演者: 渥美清 ...車寅次郎 岸恵子 ... 柳りつ子 倍賞千恵子 ... さくら 松村達雄 ... 東竜造 三崎千恵子 ... 東つね 前田吟 ... 諏訪博 オトーサン、 「岸恵子さんは、別格だね」 その他の出演者: 前田武彦 ... 柳文子 倍賞千恵子 ... さくら 中村はやと ... 諏訪満男 太宰久雄 ... 社長 佐藤蛾次郎 ... 源公 笠智衆 ... 御前様 津川雅彦 ... 画商 河原崎国太郎 ... りつ子の恩師 葦原邦子 ... りつ子の恩師の夫人 吉田義夫 ... 親分 長谷川敏英 ... 印刷工 羽生昭彦 ... 印刷工 村上猛 ... 印刷工 木村賢治 ... 印刷工 後藤泰子 ... 八百屋さん 門久小百合 ... バスガイド User Rating:5.9/10( 21 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:8.0/10( 129 votes) Yahoo! オトーサン、 「差があるね」 User Reviews ESPERANZAさん 2011年12月31日 岸恵子さんが好きなせいもあるが、 シリーズの中では結構好きな方に入る。 前半と後半に大きく分けられるが、 前半はいつもと逆に寅さんが留守番で、 家族の方が九州に旅行する。 その旅行前、ふてくされる寅さんに さくらさんが言う言葉が実に良い。 「本当はお兄ちゃんと私がしなきゃいけなかったことよ」 という兄思いのさくらさんに思わずじーん来てしまった。 後半はデベソの妹りつ子さん、 柱の傷はキリギリスに始まり、 ショパンやシューベルトの曲を経て別れの曲まで、 さすが絵に打ち込む芸術家だ、格調が高い。 岸さんによく似合っている。 ついでながら、わたしもこの前年ぐらいから 見始めた寅さんシリーズだが、 この頃は非常に人気があった。 ちなみに観客動員数は、シリーズの中で この映画が最高だったと思う。 オトーサン、 「前田武彦さんが出ていたんだ」 gapperさん 2013年3月26日 親友の妹 マドンナは、最多出演と思われる岸恵子。 親友の妹と言う設定なので 出演させ易いと言う事はあったのだろうが、 理由がわからない。 マドンナのパターンは、 寅さんの人柄に惚れて友達付き合いするが 異性の対象には成らないと言うものだ。 特段に変わった処は無く、理由は思い当たらない。 それにしても柳文彦役の前田武彦は、 バナナマンの日村の様な体型だ。 お調子者で都合のいい寅さん、 おじさん夫婦は初めての九州と言っていたけれど ラストは彼は九州にいたが 彼は初めてだったのかな? ”寅次郎忘れな草”では、北海道に行ってたよね。


FLYING BODIES

オトーサン、 「洋画かな?」 題名が英語なのに、邦画でした。 「新体操って、どうなんだろう?」 体操競技の派生種目という位置づけでしたが、 近年は、五輪の目玉として取りあげられています。 でも、主役は、青森大学!の新体操部員たち。 若いひとが一心不乱に技とチームワークに磨きをかける、 いい風景ですね。 原題:FLYING BODIES a Hiroyuki Nakano Nonfiction Film(2013) 監督:中野裕之 Genre:Documentary 上映時間:78分 あらすじ: デザイナーの三宅一生が 男子新体操をプロデュースするという企画公演で、 2013年7月18日に東京・国立代々木競技場第二体育館で行われた 青森大学新体操部による華麗なショーの模様を記録した ノンフィクション・フィルム。 「舞い上がる身体、飛翔する魂」をテーマに掲げ、 ブロードウェイでも活躍する演出家・振付師ダニエル・エズラロウが 総合演出を担当。 エズラロウの厳しい要求にも 優れた身体能力で応える体操部員たちの躍動する身体と 華麗なパフォーマンスなど、3カ月に及んだ練習から 公演本番までを「SF サムライ・フィクション」「らもトリップ」の 中野裕之監督が記録した。 出演者: 青森大学新体操部員たち 中野裕之 ダニエル・エズラロウ 三宅一生 豊原功補...ナレーション: オトーサン、 「こんな組み合わせもあるんだ」 演出家・振付師のダニエル・エズラロウ、 デザイナーの三宅一生といった超一流が手助けしたことで、 新体操の大きな可能性が垣間みえました。 地方大学の生き残り競争、ますます熾烈になってきましたね。 新体操部を売りにする大学も、増えそうです。 User Rating:5.0/10( 3 votes) Yahoo! オトーサン、 「うーん」 見ているうちに、欲が出てきて、 体操の内村耕平くんと比較したり、 NYシティ・バレエ団と比べたりしてしまいました。 User Reviews buyomaru721さん 2013年12月17日 感動した!! 素晴らしい映画でした。 普段の彼らは、純朴で フニャフニャしててニコニコしてる そこいらにいる男の子達なのに いざ、本番が始まると驚きの連続。 美しく力強くカッコいい! 世界的に有名な演出家&コリオグラファーの ダニエルさんの演出も私の想像のはるか上で 光と影が美しくこれまた驚きまくりました。 やっぱり人力って素晴らしい! 私が観た時は拍手喝采でした。 オトーサン、 「映画館でみるほどじゃないかも」 eigonさん 2013年12月3日 観た方がいいと思います♪ おっはようございます〜。 絶賛上映中!!! 昨日は、映画『FLYING BODIES』  三宅一生×青森大学男子新体操の公演!を観てきました〜! ちょっと〜〜奥さん、観ないと損ですよ。 年越しできへんで。笑 仕事午前中休んでも見に行った方がいいよ... 身内的観点ではなくです。 ハンカチ?いや、タオル持参でお願いします〜 なんだか一人で色んなことが頭をよぎってしまい、 他の人より多くタオル使ってました。 やっぱ、競技のドキドキより、 こうして、美しいものに心奪われ観ている方が好きだ〜〜!! はは。 てか皆、ノーミスなんですが... 試合も同じようにお願いします。笑 青大ism、中田先生ism、 うん、かっちょよいんじゃありませんか〜♪


金田一耕助の冒険

オトーサン、 「大林監督、好人物なんだけどな」 瀬戸内シリーズは、名作でしたが、 本作は、見ては損する映画でしょうね。 原題:金田一耕助の冒険(1979) 監督:大林宣彦 原作:横溝正史 脚本:斎藤耕一/ 中野顕彰 Genre:Commedy/Mystery 上映時間:113分 あらすじ: 金田一耕助は、名探偵との名声を得た。 美術評論家から「不二子像」の首を盗み出した 美術品窃盗団のマリアが金田一を訪れる。 十年前に真犯人を突き止められなかった 「瞳の中の女」事件を解決しろと要求。 等々力警部と事件を追うが、多数の犠牲者が生まれる。 今度こそ事件の真相を暴くことができるのか。 出演者: 古谷一行 ... 金田一耕助 田中邦衛 ... 等々力警部 熊谷美由紀 ... マリア オトーサン、 「なんという演技?」 コメディとは程遠いおふざけ満載でした。 その他の有名人も、角川春樹さんの関係で、 いやいや出ているだけ。 横溝正史さんも、三船敏郎さんも。 その他の出演者: 仲谷昇 ... 古垣和哉 山本麟一 ... 森友吉 吉田日出子 ... 明智文江 坂上二郎 ... 石田五右衛門 東千代之介 ... 明智小十郎 樹木希林 ... たね 江木俊夫 ... パンチ 阿部健多 ... サンデー 木下隆康 ... ポスト 大塚浩美 ... ピア 宇佐美恵子 ... 英子 原田潤 ... 歌手 草野大悟 ... 高木 小野ヤスシ ... 店員 佐藤蛾次郎 ... 蛸島裕太郎 南州太郎 ... 根本 重松収 ... 矢野 小川亜佐美 ... 綾香 赤座美代子 ... 藤井たか子 伊豆肇 ... 今泉 大泉滉 ... 老人A 車だん吉 ... 警官 三輪里香 ... 子供たちのリーダー 千うらら ... 団地の主婦 石井めぐみ ... 時代劇映画の娘 高林陽一 ... 釣人 田山力哉 ... 画家 志穂美悦子 ... アパートの隣人 斎藤とも子 ... 金田一を慕う少女 笹沢左保 ... TV局のゲスト 横溝正史 ... 横溝先生 高木彬光 ... 床屋の客 角川春樹 ... 団地の亭主 峰岸徹 ... 瞳の中の訪問者 岸田森 ... 街のドラキュラ 檀ふみ ... 列車の乗客 岡田茉莉子 ... 八杉恭子 夏木勲 ... 隅田光一 三船敏郎 ... 11代目金田一耕助 三橋達也 ... 等々力警部 User Rating:4/9/10( 11 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:6.6/10( 63 votes) Yahoo! オトーサン、 「見ているのが辛い駄作」 User Reviews カール犬さん 2012年9月19日 「こんな映画にだけは出たくなかった」 かつてCMで 「この恐ろしい小説だけは映画にしたくなかった」 とのたまわった横溝正史自身の セルフパロディシーンを見るためだけに耐えたが、 こんなひどい作品も久しぶりというか、 そもそも物語をつくって人に見せるという スタンスすら取ってないよね。 全編まったくロクでもない悪ふざけに終始した駄作。 ☆一個は横溝正史の分。 見る価値はゼロ以下のマイナス。 オトーサン、 「言いえて妙だね」 (監督は)角川の召使か? 角川ファミリーの年忘れ学芸会、 他人さまにみせるような代物ではござんせん。 torasan1600さん 2008年11月2日 もう,むちゃくちゃでんがな... 当時,「金田一さんあなたの推理は 間違いだらけですよ」てな本が出てて かなり気分が悪くなった思い出がある。 「ええやんそんなん。 いちいち細かいことしてきして。 映画や小説は空想なのだから,ミスもあるよ。」なんて。 これは,それに対する「じゃかましい, 笑い飛ばしたるわ!」作品と考えてもいいのかな。 実はこの映画は知っていたが,見る気がしなかった。 それは,ちょいまえにTVで見た 古谷一行金田一サスペンスを見てがっかりしていたからだ。 当時の雰囲気がまるでなくて,気分が悪くなった。 半額セールであわてて手に取ったのがこれ。 正直言って,今の時代にはとても受け入れられない 古めかしいオヤジギャグ満載。 加えて意味不明のスポンサー協力型ギャグの連発。(ドリフか!?) 流石に,これは大林作品?と目を疑った。 しかし,この作品の凄いところは, 何故か時折,昔の古谷一行が帰ってくる。 あのころの金田一はんにホンマニ出会えるのだ。 ちゃんと,あのおどろおどろしい事件を解決しちゃうのだ。 いいかげんなようで,特に後半は知らずうちに,飲み込まれ, つまらないギャグに現実に戻されつつも,事件に飲み込まれていく。 このあたりが,大林監督の凄いところか? それだけでなく,意外な名優が顔をだしたり(悪乗り)もなかなか良い。 まぁ,それも角川はんに世話になりましたからなぁ皆さんも。 しかし,等々力警部はイメージ違いすぎるなぁ。 ちょっと納得できないなぁ。 ラストの写真撮影のシーンの金田一のセリフはいいねね。 反論本に対する答え。まじめに応えている。 犯人への同情とそのわけを。 次々と殺されていく(殺させていく?)その訳を。 コロンボは金田一にくらべて実は相当ドライでだな。 そこが,横溝作品の魅力!! 付録に 監督のコメントも入っていたが 彼はなんだか「自己陶酔型」,「言い訳タイプ」, 「角川のめしつかいか?」なんていつも思う。 さびしんぼうもそう... こんなことをしたんだ, これがねらいなんだとか,美しく語りすぎる。 嫌なオヤジだ。 でも,作品は結構好きだ。 しゃべるなオヤジ!!,見るなオレ!


劇場版 東京スカイツリー 世界一のひみつ(BS 2012)

オトーサン、 「スカイツリーのことなら、任せて」 なーんて、言い切ってしまいました。 建設計画が発表されるや、敷地を見に行きました。 押上駅のそばに、寺田商会があったので、 周囲の買収状況も教えてもらいましたし、 ツリーの進行状況も、見ました。 TV番組でも、工事の内容を逐一放送していたので、 構造や技術も勉強しました。 出来上がった後も、何回か写真を撮りに行きました。 TVで展望台までのを模様や景色を中継していました。 老人ホームの部屋の窓から毎日ツリーを見ているので、 頂上まで上ったような気になっています。 でも、死ぬまでに一度は登ってみたいものです。 原題:劇場版 『東京スカイツリー 世界一のひみつ』(2012) 監督:野上純一 脚本:小林弘利 Genre:Documentary 上映時間:60分 あらすじ: 2011年3月18日、東京都墨田区に 世界一の高さを目指し建設されている 自立式電波塔・東京スカイツリーが 目標の634メートルに達した。 そのとき、タワーの頂上付近には ニ羽のハト、クルックーとジョンピーが止まっていた。 かれらは、東京スカイツリーが建設されていく風景や 2012年5月22日に迎えた開業の様子を見つめていた。 タワーが建てられる様子、 使われている材料、 耐震工事、 強風の吹く上層部での工事、 上部へのアンテナの取り付けの様子などが映る。 声の出演者: 神谷浩史 ... クルックー 日笠陽子 ... ジョンピー オトーサン、 「語り手としては、弱いね」 User Rating:6.0/10( 22 votes) Yahoo! オトーサン、 「ドキュメンタリーとしては平凡だね」 User Reviews raiders_of_the_lostarkさん 2014年1月1日 地球は丸いんだ スカイツリーが どうして三本脚になったのかから始まり、 ミリ単位の精度で32000ピースもの鉄柱を 人の手で溶接してくという途方もなさ、 そして塔体から上のゲイン塔の話、 上空では風が強く溶接が出来ないから、 下で溶接してジャックアップしていくという話、 途中で回転するという未知の現象に対処する話、 地震がありながらも見事634mまで引き上げていく ラストまで、スカイツリー建設の要所要所が わかりやすく解説されています。 634mのてっぺんに登った建設者の方が 「地球の丸さがわかりますね」と言っていたのが 印象的です。一つの偉業を成し遂げた人の姿は、 とても格好いいですね。 オトーサン、 「東京オリンピックで、さらに盛りあがるね」 設計者や作業員のみなさん、ご苦労さまでした。 マック・テイラー捜査官さん 2013年2月24日 今のニホンのモノづくりの源 映画自体は、他のエンタメ性の映画と比較はできない。 スケール感、華やかさなんてありません。 その代り、この映画に込めた、 リアルな、モノづくりの凄さは、 他の映画にない魅力である。 ドキュメンタリー映画である。 こういうカテゴリーが苦手な方は、 この映画の面白さは理解できないだろうし、 モノづくりの本当の凄さとか恩恵なんて理解できまい。 理解できなくても生活できるでしょうが、 一度きりの、せっかくの人生、 眠っている潜在能力や脳を活性化させましょう...。 スプリング1本でも、ボルト1本でも、 人間臭い背景があり、ストーリーがあり、 様々な条件や要望の高い水準をクリアした結晶の証。 何故、タワーが、そこに立つのか? その形状になったのか? どうして、こういう構造になったのか? 必ず、理由があり、高い要求の結晶であり、 人間ストーリーがある。 残念ながら、単なるドキュメンタリー映画だとか、 1時間で1000円払うもったいなさとか、 国営放送で放送してもおかしくないとか、 文句書けばきりがない。 しかし、これらの邪念を意識せず、 1時間を面白く、観れたのは、 モノづくりの現場に長年携わっているからこそ、 この映画の意味、メッセージが共感できるから。 あらゆる障害や厳しい要件に対し、 立ち向かえる国の民であることの誇り。 考えてほしい。 この国は、ここまで発展し、豊かになり。 技術力が高い国になりえたのか? 考えてほしい。 精度高く、溶接や組み立てをすることの意味。 そして困難さを乗り越える源とは? 一歩、広い視野で物事を見ると、 自ずと答えはでると思うのだが。 『今のニホンのモノづくりの源』を見た。 私はそう思います。


アメイジング・グレイス

オトーサン、 「とっつきの悪い映画だね」 英国議会での激論風景が続きます。 皮肉の応酬というのが、日本とちがいます。 原題:Amazing Grace (2006) 監督:Michael Apted 脚本:Steven Knight Genre:Biography / Drama / History Country:UK / USA Language:English 上映時間:117分 あらすじ: 18世紀のイギリス。 ウィルバーは、イギリスの収入の多くが 奴隷貿易によるものであることに心を痛めていた。 若くして国会議員となったウィルバーフォースだったが、 すべての人々の心の救済を信仰に求めて 聖職者の道を選ぶべきか思い悩んだとき、 政治の世界にとどまるよう後押ししたのが 牧師ニュートンだった。 かつて奴隷船の船長をしていたニュートンが その罪を悔いて作詞したのが『アメイジング・グレイス』。 ウィルバーは、この曲を心の支えに、 政治家として奴隷貿易廃止を訴え続ける... 出演者: Ioan Gruffudd ... William Wilberforce(ウィルバー) Albert Finney ... John Newton(ニュートン) Romola Garai ... Barbara Spooner(バーバラ) オトーサン、 「信念のひと、いいね」 Ioan Gruffudd、ヨアン・グリフィスと表記すると、 別人かと思ってしまいます。 その他の出演者: Benedict Cumberbatch ... William Pitt Michael Gambon ... Lord Charles Fox Rufus Sewell ... Thomas Clarkson Youssou N'Dour ... Olaudah Equiano Ciaran Hinds ... Lord Tarleton Toby Jones ... Duke of Clarence Nicholas Farrell ... Henry Thornton Sylvestra Le Touzel ... Marianne Thornton Jeremy Swift ... Richard the Butler Stephen Campbell Moore ... James Stephen Bill Paterson ... Lord Dundas Nicholas Day ... Sir William Dolben User Rating:7.4/10( 16,801 votes)IMDb User Rating:8.5/10( 462 votes) Yahoo! オトーサン、 「高いスコアだ」 User Reviews Patrick Kallestadさん United States 2007年2月14日 見事な映画 これは、まさに与えるものがある映画だ。 表面では想像できない中身がある。 ウィリアム・ウィルバーフォースは、 変化が大事だと思いこんだ男だった。. 諦めを知らぬ世界を変える男だった。 美しく撮られているし、 脚本は、素敵だ!! ウィルバーフォースとピットの人生から引き出された 多くの言葉が好きだ。 アルバート・フィニーのジョン・ニュートン役は、 素晴らしかった。 この映画で、最も光っていた。 ハリウッドは、こうした感動的な映画に もっと注目し、より前向きに取り組むべきだ!!!! 素晴らしい作品だ。 オトーサン、 「本人のことを知らない伝記映画は、  判断が難しいね」 いまそのときさん 2013年7月2日 まさに高潔の政治家、されど... 映画としての素材の重み。 英国議会における意識改革という革新的テーマ。 英国の誇りとして、今尚たたえられるべき 政治家ウィルバーフォースの功績は大きいと思う。 しかし、映画としてはどうだろうか。 伝記ものは、なかなかいい映画が少ないのだが、 この作品に関しても同様だ。 実在の人物を描くということは、やはり難しい。 足跡を辿ってもその人物が浮かび上がってこないのだ。 明らかにヨアン・グリフィスよりカンバーバッチがうまいし、 当然老優アルバート・フィニーの存在が目立っていて、 ウィルバーフォースの魅力を語りきれてないことも 残念な結果になった一因だろう。


麒麟の翼〜劇場版・新参者〜

オトーサン、 「昔、麒麟は大空を飛んでいたんだよ」 幼い子供に話せば、目を輝かせるでしょう。 この麒麟像は、日本橋にいまもあります。 彫刻家の渡辺長男と岡崎雪聲が担当したもの。 日本橋から飛び立てという願いをこめているとか。 ---気がつかなかったなぁ。 お正月にでも、チェックしましょうか。 原題:麒麟の翼〜劇場版・新参者〜(2011) 監督:土井裕泰 原作:東野圭吾 脚本:櫻井武晴 Genre:Mystery /Drama 上映時間:129分 あらすじ: ある日、日本橋の翼のある麒麟像の下で 男性の刺殺体が発見される。 被害者である青柳武明は死の直前、 腹部を刺されながら誰に助けを求めることもなく、 8分間も歩き続け、縁もゆかりもない 日本橋までやって来るという不可解な行動をとっていた。 一方、容疑者には、青柳のバッグを持って 逃走中に車に轢かれて意識不明に陥った若者・八島冬樹が浮上。 恋人・中原香織が懸命に無実を訴えるも、 事件は八島の犯行として解決するかに思われた。 そんな中、日本橋署の刑事・加賀恭一郎は コンビを組む松宮脩平とともに独自の捜査を進めていくが... 出演者: 阿部寛 ...加賀恭一郎 溝端淳平 ...松宮脩平 中井貴一 ...青柳武明 新垣結衣 ...中原香織 オトーサン、 「阿部寛さんも、堂々たる主役になったんだ」 先輩格の中井貴一さん、イヤな役どころですが、 いい演技をされていました。 「ふーん、これが新垣結衣なんだ」 その他の出演者: 松坂桃李 ...青柳悠人 菅田将暉 ...吉永友之 山崎賢人 ...杉野達也 柄本時生 ...横田省吾 竹富聖花 ...青柳遥香 聖也 ...黒沢翔太 黒木メイサ ...青山亜美 山崎努 ...加賀隆正 三浦貴大 ...八島冬樹 劇団ひとり ...糸川肇 秋山菜津子 ...吉永美重子 鶴見辰吾 ...小竹由紀夫 松重豊 ...小林 田中麗奈 ...金森登紀子 User Rating:6.3/10( 49 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:7.6/10( 1,935 votes) Yahoo! オトーサン、 「ま、こんなものかも」 User Reviews baystarsさん 2013年1月14日 話を詰め込み過ぎ 非正規雇用や労災隠蔽が 単なるミスリードの手段として使われていますが 結局、親子の絆のような話に帰結するので、 印象に残りませんでした。 マスコミの二次被害の話も必要だったのでしょうか。 被害者が刺された後に助けを呼ぶこともせず 歩き回って死に至る件や、 財布を盗んだ男が植込みの中に隠れて電話する件 (そんなことすれば怪しまれるに決まっていますよね…) など理解に苦しみます。 話を複雑にするために色々と詰め込んでいますが、 深く心に響くことはありませんでした。 オトーサン、 「同感!日本橋を跨ぐ首都高、撤去すべきだ!」 ムダな公共事業予算を回してほしいもの。 ジャッカルの目さん 2013年1月14日 傑作と思えるテレビの映画化です。 ファンにとって期待は大きく、 評価のハードルは自然と高くなるものですが、 面白く見ることができました。 阿部寛が演じる加賀恭一郎は本当に素晴らしいです。 彼のはまり役ですね。 ただ、ストーリーに対する不満がいくつかありました。 中井貴一の名誉ははたして回復されたのでしょうか?  中井貴一の息子は感心できる人物だったでしょうか?  事件の背景にある過去はきっちりと清算され、 償いや裁きはされたのでしょうか?  新垣結衣の彼氏の行為は同情に値するものでしょうか?  それから、犯人の推理をしようと懸命に考えながら見ましたが、 これでは正しく推理できないと思います。 もう少し、犯人暴露の前の「ため」をつくって、 整理して考える時間が欲しかったです。 また、テレビのようにあいつが怪しい、 こいつも怪しいと行った展開にして欲しかったとも思います。 むかし、日本橋を初めて訪れたとき、 「え、ここが?」と正直思いました。 首都高が空を塞いでいて、なんとも絵にならない風景にがっかりでした。 首都高の撤去計画があるそうで、 歌川広重の東海道五十三次の日本橋を彷彿させる 新しい日本橋に生まれ変わって欲しいと思います。


ビフォア・サンセット

オトーサン、 「あれから、9年も経ったな」 前作の原題は、"Before Sunrise"でしたが、 邦題は、「恋人たちの距離」となっていました。 原題:Before Sunset (2004) 監督:Richard Linklater 原作:Richard Linklater/Kim Krizan 脚本:Richard Linklater/Julie Delpy/Ethan Hawke Genre:Drama / Romance Country:USA Language:English / French 上映時間:80分 あらすじ: ジェシーとセリーヌは、ウィーン駅のホームで 半年後に再会することを誓って別れた。 あれから9年後。 今や作家になったジェシーは、 新刊本のプロモーションでフランスを訪れていた。 パリの有名書店の会場の隅にいたセリーヌに気づく。 今回の本は、セリーヌと9年前の晩に体験した 出来事を小説にしたものだったのだ。 再会を喜び合うが、帰国まで85分しかない。 2人は、夢中になって会話を弾ませる。 ジェシーには小学校教師の妻と4歳の息子、 セリーヌには報道写真家の恋人がいる。 やがて、ジェシーはセリーヌを自宅まで送っていき、 飛行機に乗り遅れることを知りながら、 セリーヌとの一時を楽しむ... 出演者: Ethan Hawke ... Jesse(ジェシー) Julie Delpy ... Celine(セリーヌ) オトーサン、 「2人とも変らないなぁ」 前作が1995年、本作が」 その他の出演者: Vernon Dobtcheff ... Bookstore Manager Louise Lemoine Torres ... Journalist #1 Rodolphe Pauly ... Journalist #2 Mariane Plasteig ... Waitress Diabolo ... Philippe Denis Evrard ... Boat Attendant Albert Delpy ... Man at Grill Marie Pillet ... Woman in Courtyard User Rating:8.0/10 ( 105,172 votes)IMDb User Rating:8.0/10( 1,355 votes) Yahoo! オトーサン、 「秀作だ」 せりふが生きている。 アカデミー賞ノミネート ・脚色賞 ジュリー・デルピー    キム・クリザン   イーサン・ホーク   リチャード・リンクレイター User Reviews Rashtabullahさん 2004年10月29日 「恋人たちの距離」の続編をどう作るか。 これが答えだ。 長い間、待望していた映画だ。 「恋人たちの距離」は、最高に誠実でリアルな映画だった。 だが、同時に続編が失敗作ではないかと危惧していた。 同じ立場の諸兄、心配しないでいい。 リチャード・リンクレイター、 イーサン・ホークとジュリー・デルピー (この3人が共同で、頑張ったのだ) 誇りに思っていい。 いま見てきたところだ。 38歳の男性だが、 歌手のロバータ・フラックは、 ドン・マクリーンがコンサートで、 画家ゴッホに捧げるを歌っているのを聞いた後で 「キリング・ミー・ソフトリー」を書いた。 私も、同じように感じた。 もう一度言うが、まさに本質をついている。 専門語を聞きたいだろうか? 演技は、すばらしい。 ホークとデルピーは、時を経たが、 すっかり昔の2人に戻って、 癖をさらけだし、時々無器用で当意即妙のやりとりをし、 壁をつくったり、気取ったり、後ろに引いたりしている。 絶妙だ。 ディテールがいい。 最初の映画の舞台の残響がある。 だが、厭世観、秋の調べ、そして基本的な新鮮さ 楽観主義、前作の青春の記憶がよみがえる。 2人が議論したように、 時は、ひとを変えるが、変らぬコアもあることを 思い出させてくれる。 見てほしい。 みんな、実にいい。 オトーサン、 「相当、入れこんでいるな」 ロビーJさん 2008年4月16日 9年ぶりの再会。 前作「恋人までの距離」が あまりにも素晴らしかったので、 1作を見た後すぐにレンタルしてこの続編を見ました。 いやぁ〜こちらもかなり良いですね〜。 9年という年月が経っても忘れられないあの一日...。 9年ぶりに再会するイーサン・ホークと ジュリー・デルピーの表情がとても素敵でした。 それに前作に引き続き会話がまた自然で素晴らしい! もうアッという間のまたもや目の離せない作品でした。 9年ぶりの再会でもまたいろんなことをすぐに語り合える。 本当に素敵。 私はあまりいろんなことを話せる人が母以外にいないから、 尚更本作のような2人に憧れちゃいます。 80分くらいの結構短い作品ですが、 その自然な流れはやっぱり最高に良いです! それに2人が歩くパリの街並みがまた美しくて素晴らしいですね。 イーサンもカッコよかったし、デルピーも相変わらず綺麗。 劇中流れる音楽やラスト近くで デルピーがギターを弾きながら歌うシーンも特に忘れられません! またもや一日で2度も見てしまいましたが、 また返すまでに何度も見てしまうと思います。 それから前作も一緒にDVDがほしいですし、 またさらに続編が出来ることも願っています。


映画の採点簿

ビフォア・サンセット*****
麒麟の翼〜劇場版・新参者〜****
アメイジング・グレイス****
劇場版 東京スカイツリー 世界一のひみつ****
金田一耕助の冒険***
FLYING BODIES****
男はつらいよ・私の寅さん****
デジモンアドベンチャー/ぼくらのウォーゲーム*****
ONE PIECE ワンピース THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島***
のぼうの城****
HUNTER×HUNTER 緋色の幻影***
ザ・タワー 超高層ビル大火災****
ハンガー・ゲーム***
忍者武芸帖 百地三太夫****
モテキ****
ルームメイト****
男はつらいよ 寅次郎恋やつれ****
天河伝説殺人事件***
レイトン教授と永遠の歌姫****
TEKKEN -鉄拳-****
酔拳2*****
ザ・ファイター*****
太秦ライムライト****
カニング・キラー 殺戮の沼****
必殺4 恨みはらします*****
男はつらいよ 寅次郎子守唄****
クロニクル****
マン・オブ・スティール****
パシフィック・リム****
恋とニュースのつくり方****
<U>バンク・ジョブ****
宮本武蔵 二刀流開眼*****
月夜の宝石****
百万長者の初恋***
男はつらいよ 葛飾立志篇****
男はつらいよ 寅次郎相合い傘*****
ソナチネ*****
大洗にも星はふるなり****
武士の家計簿****
クーリエ 過去を運ぶ男****
ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル*****
虹をつかむ男 南国奮斗篇****
すべて彼女のために****
宮本武蔵 一乗寺の決斗*****
金環蝕****
マネーボール*****
グリーン・ホーネット****
一枚のハガキ****
その男、凶暴につき*****
ヒース・レジャーの恋のからさわぎ****
25年目の弦楽四重奏*****
スーパー・チューズデー 〜正義を売った日〜****
アジョシ****
男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け****
男はつらいよ 寅次郎純情詩集****
男はつらいよ 寅次郎と殿様****
新網走番外地 大森林の決斗****
パニッシャー:ウォー・ゾーン****
50回目のフアースト・キス*****
THE 4TH KIND フォース・カインド****
モリエール 恋こそ喜劇****
悪魔の手毬唄****
キック・アス*****
少林寺三十六房*****
エンド・オブ・ウォッチ****
男はつらいよ 寅次郎頑張れ!****
メイン・テーマ***
リミットレス****
ハピネス*****
恋におちたシェイクスピア*****
トラック野郎 一番星北へ帰る****
その土曜日、7時58分*****
ホット・ロック****
ザ・マスター****
紀元前1万年****
男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく****
連合艦隊*****
ガッジョ・ディーロ****
ミスター・アーサー****
シャーロック・ホームズVSモンスター****
神様のカルテ***
裏切りのサーカス*****
塔の上のラプンツェル*****
私が、生きる肌*****
男はつらいよ 翔んでる寅次郎***
タイピスト!****
メガ・パイソンVSギガント・ゲイター***
クレイジー・ハート*****
鏡の国の戦争*****
劇場版 遊☆戯☆王 〜超融合! 時空を越えた絆〜****
バトル・オブ・アトランティス***
AVP2 エイリアンズVS. プレデター***
瞳の奥の秘密*****
復活の日****
男はつらいよ 寅次郎春の夢****
ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer***
インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実*****
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