オトーサンの2014年その3

ほのぼの映画批評

前口上

ハリウッド映画の3D化が進んでいます。
でも、相変わらず、CGに頼って人間が描かれていません。
ひとびとは、映画の冴えた技術を見に行くのでしょうか?
好不況を問わず、どう生きるかを知りたいのでは?
チマチマした人間ばかりでなく、
本物の人間による本物のドラマを見たいのでは?

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目次

5100 新・極道の妻(おんな)たち(BS 1991) 5099 君よ憤怒の河を渉れ(BS 1976) 5098 社長外遊記(BS 1963) 5097 社長道中記(BS 1961)
5096 の・ようなもの(DVD 1981) 5095 ONCE ダブリンの街角で(TV 2006)< 5094 日本一の若大将(BS 1962) 5093 沓掛時次郎 遊侠一匹(BS 1966) 5092 こうのとり、たちずさんで(DVD 1991)
5091 ガメラ3 邪神<イリス>覚醒(BS 1999) 5090 ガメラ2 レギオン襲来(BS 1996) 5089 ゴジラVSスペースゴジラ(BS 1994) 5088 ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃(BS 2001) 5087 銀座の若大将(BS 1962)
5086 バス停留所(BS 1956) 5085 必殺仕掛人 春雪仕掛針(BS 1974) 5084 ワン カリフォルニア デイ(DVD 2007) 5083 大学の若大将(BS 1961) 5082 いぬのえいが(BS 2004)
5081 ロック ~わんこの島~(BS 2011 5080 映画 謎解きはディナーのあとで(BS 2013) 5079 ラジオ・デイズ(DVD 1987) 5078 ツイン・ドラゴン(BS 1992) 5077 劇場版タイムスクープハンター 安土城 最後の1日(BS 2013)
5076 ボックス!(BS 2010) 5075 メッセンジャー(DVD 1999) 5074 ヤング・ゼネレーション(DVD 1979) 5073 男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇(BS 1997) 5072 しあわせのパン(BS 2011)
5071 グリース(TV 1978) 5070 スポーン (TV 1997) 5069 猿の惑星:創世記(ジェネシス)(BS 2011) 5068 私が女になった日(DVD 2000) 5067 ノイズ(TV 1999)
5066 男はつらいよ 寅次郎紅の花(BS 1995) 5065 茄子 アンダルシアの夏(DVD 2003) 5064 鑑定士と顔のない依頼人(DVD 2013) 5063 プレミアム・ラッシュ(DVD 2012) 5062 風雲児 織田信長(BS 1995)
5061 風の音、愛のうた(BS 2011) 5060 北国の帝王(BS 1973) 5059 男はつらいよ 拝啓 車寅次郎様(BS 1994) 5058 エンド・オブ・ホワイトハウス(DVD 2013) 5057 ビッグ・ガン(BS 1973)
5055 ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(BS 2011) 5054 アメイジング・スパイダーマン2(DVD 2014) 5053 さあ帰ろう、ペダルをこいで(DVD 2008) 5052 男はつらいよ 寅次郎の縁談(BS 1993)
5051 ゼロの焦点(BS 2009) 5050 宗方姉妹(DVD 1950) 5049 浮草(DVD 1959) 5048 真剣勝負(BS 1971) 5047 続次郎長富士(BS 1960)
5046 上海バンスキング(BS 1984) 5045 男はつらいよ 寅次郎の青春(BS 1992) 5044 スタンピード(BS 1966) 5043 少年H(BS 2012) 5042 ゴジラ2000 ミレニアム(BS 1991)
5041 オペラ座の怪人 25周年記念公演 in ロンドン(DVD 2011) 5040 打倒(ノック・ダウン)(BS 1960) 5039 男はつらいよ 寅次郎の告白(BS 1991) 5038 ガメラ 大怪獣空中決戦(TV 1995) 5037 ゴジラVSモスラ(TV 1992)
5036 大脱出(DVD 2013) 5035 ウォルト・ディズニーの約束(DVD 2013) 5034 新少林寺/SHAOLIN(BS 2011) 5033 オペラ座の怪人(DVD 1925) 5032 エージェント:ライアン(DVD 2014)
5031 男はつらいよ 寅次郎の休日(BS 1990) 5030 リベンジ・マッチ(DVD 2013) 5029 いつでも夢を(BS 1963) 5028 ロード・オブ・ドッグタウン(DVD 2005) 5027 ゴジラVSデストロイア(TV 1995)
5026 怪獣大戦争(TV 1965) 5025 ゴジラ×メカゴジラ(TV 2002) 5024 男はつらいよ ぼくの伯父さん(BS 1988) 5023 三大怪獣 地球最大の決戦 (TV 1964) 5022 キャット・バルー (BS 1965)
5021 荒鷲の要塞(BS 1968) 5020 LIFE!(DVD 2013) 5019 ジャッカス3D (DVD 2010) 5018 ゲットバック(TV 2012) 5017 男はつらいよ 寅次郎心の旅路(BS 1989)
5016 キャプテンハーロック(DVD 2013) 5015 ジャッカス/クソジジイのアメリカ横断チン道中(DVD 2013) 5014 ドライブアングリー3D (TV 2011) 5013 大帝国行進曲 (DVD 1933) 5012 哀愁(DVD 1940)
5011 昆虫物語 みつばちハッチ ~勇気のメロディ~(BS 2010) 5010 男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日(BS 1988) 5009 ぱいかじ南海作戦(BS 2012) 5008 ゴジラVSメカゴジラ(BS 1993) 5007 悪の法則 (DVD 2013)
5006 ブルーラグーン(BS 1991) 5005 ダウンタウン物語(DVD 1976) 5004 必殺!5 黄金の血(BS 1991) 5003 男はつらいよ 寅次郎物語(BS 1987) 5002 ワイルド・スピード MEGA MAX(BS 2011)


新・極道の妻(おんな)たち

オトーサン、 「原作、読むといい」 家田荘子さんが、体当たりで、暴力団に近づき、 極道の妻、7人をインタビューしたもの。 旦那が、いつ殺されるか、いつパクられるか、 旦那に、いつ見放されるもか、 子供に、旦那の正体を明かすべきかどうか? まさに戸板一枚下は地獄の世界です。 でも、それゆえに、一刻一刻が貴重で、 命と愛の炎が、メラメラ・・・ 原題:新・極道の妻(おんな)たち(1991) 監督:中島貞夫 原作:家田荘子 脚本:那須真知子 Genre:Drama/Mafia 上映時間:104分 あらすじ: 尼崎の藤波組は、二代目の急死により 霊代の加奈江が事実上の統率をしていた。 加奈江には妹の頼子と、雅美、直也という二人の子供がいた。 頼子の夫は現在拘留中の若頭・松岡、 雅美の夫・宗田は本部長、 そして直也は最近組を興し藤竜会の会長になっていた。 松岡が出所となり、加奈江は三代目に松岡を立て、 二代目霊代からひこうとしていたが、 その矢先に松岡は射殺されてしまう。 加奈江は三代目候補に宗田を選んだ。 だが血気さかんな直也は、三代目に立候補した・・・ 出演者: 岩下志麻・・・ 藤波加奈江 かたせ梨乃・・・ 桐島美佐子 高嶋政宏・・・ 藤波直也 桑名正博・・・ 宗田義人 オトーサン、 「岩下志麻だけだね、鑑賞に耐えるのは」 その他の出演者: 新藤恵美・・・ 松岡頼子 野口貴史・・・ 杉田陽平 岩尾正隆・・・ 渡海一成 西田健・・・ 大沢検事 曽根晴美・・・松岡龍三 夏八木勲・・・ 角谷孝仁 丸平峰子・・・ 氏家光子 本田博太郎・・・ 重田 三上真一郎・・・ 矢内一重 成瀬正・・・ 前田 綿引勝彦・・・ 殿山誠 西岡徳馬・・・ 国井勝次 石橋蓮司・・・ 若原刑事 市川好郎・・・ 砂岡亮一 八汐路恵子・・・ 増田市子 キムラ緑子・・・ 渡海由起 User Rating:4.7/10( 7 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:4.6/10( 65 votes) Yahoo! オトーサン、 「えらい、低いね」 日本アカデミー賞ノミネート ・主演女優賞 岩下志麻 User Reviews g30***** さん 2008年12月26日 抗争と息子への愛情のはざまで 組を束ねる姐さんも 息子のことは気がかりです。 高嶋お兄ちゃんは がんばっているのですが ヤクザに見えにくいので惜しいです。 もって生まれた上品さがにじみ出ているのかもしれません。 ただイケイケな若手なところは充分伝わります。 曽根さんの出番が少なかったのは残念です。 本作中で数少ない往年のヤクザ映画の常連さんで 雰囲気がある人ですので もったいない気がします。 夏八木さんはインテリヤクザの雰囲気が良いですね。 かたせさんの役どころも このシリーズでの彼女としては異色な役どころで  地味めなところがかえって良かったかもしれませんね。 余談ですが・・・ 姐さんお付き役の本田さん、良いですねぇ~。 オトーサン、 「高嶋政宏、役づくりに失敗したね」 はやさん 2006年4月18日 なんで今まで見なかったんだろう 今まで当たり前にありすぎて 特に見ようという気になれなかったが 何気なく見始めたら面白いほどはまってしまった。 家田さんのルポルタージュを元に作られたとあるが ほんとにあんな世界あるのかしらん。 こんなこというと失礼かもしれないが 簡単に言ってしまえばヤンキーマンガのエスカレート版。 もう死ぬわ死ぬわバッタバッタ。 他のやくざ映画観た事無いから比較はできんけど、 展開も速く観ていて飽きる事も無い。 他の人のレビューで高嶋兄が熱演過ぎてウザイとあったが 若く血気盛んな役なのでわざとそうしたのでは? やくざ役はまってました。 てゆーか私この映画で高嶋兄にほれてしまった・・・ 今までなんとも思ってなかったのに。 観て以来高嶋兄が頭から離れない。 政宏ラブです。キャー。 極妻初心者にはいい入門編になるかもしれん。


君よ憤怒の河を渉れ

オトーサン、 「入院中に読んだな」 題名が実にいいですよね。 この映画、主演は高倉健さん。 45歳、脂の乗り切った頃です。 原題:君よ憤怒の河を渉れ(1976) 監督:佐藤純弥 原作:西村寿行 脚本:田坂啓/ 佐藤純弥 Genre:Suspence/Action 上映時間:160分 あらすじ: 検事の杜丘冬人は 新宿の雑踏で見知らぬ女から 「金品を盗まれ強姦された」と告発され 緊急逮捕されてしまう。 他の男も「カメラを盗まれた」と供述、 逮捕に必要な証拠も自宅に置かれていた。 自分にかけられた罠を取り除くため、 現場検証の場から逃走を図る。 女の正体をつかみ彼女の郷里へ向かうが、 すでに女は殺されており、殺人犯として追われることに。 日高山中に逃げ延て、自分をはめた真犯人が 政界の黒幕である長岡了介ではないかと思い始める・・・ 出演者: 高倉健・・・ 杜丘冬人 中野良子・・・遠波真由美 原田芳雄・・・矢村警部 西村晃・・・ 長岡了介 オトーサン、 「みんな演技がうまいね」 その他の出演者: 倍賞美津子・・・大月京子 大滝秀治・・・ 遠波善紀 内藤武敏・・・ 酒井義広 伊佐山ひろ子・・・横路加代 大和田伸也・・・ 細江刑事 夏木章・・・ 山崎刑事 早川雄三・・・ 北海道警察捜査課長 阿藤海・・・ 看護人 吉田義夫・・・ 古谷 石山雄大・・・ 中塚刑事 木島一郎・・・ 狩猟監視員 下川辰平・・・ 小川刑事 田中邦衛・・・ 横路敬二 岡田英次・・・ 堂塔正康 池部良・・・ 伊藤検事正 User Rating:5.8/10( 18 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:6.4/10( 120 votes) Yahoo! オトーサン、 「もっと高くていいのでは」 User Reviews sou***** さん 2012年11月28日 あまりのありえなさに受ける・・・ もうサイコー、めっちゃ楽し・・・ そう言えば昔のドラマでは、 街中で警察がバンバン発砲するのなんか当たり前で、 西部警察ではライフルやマシンガンも撃ちまくってたよねえ。 それにしても、あの人混みで警察が発砲するって、 危なすぎるよー 新宿の街中をあんなに走らせて、 馬の足は大丈夫だったのかなあ。 マジころびしてる馬もいたしー クマは木登り上手だから、木に登っても無駄だよなー 粉薬を水で飲んだら、 いくら直後に嘔吐しても、吸収されちゃうよねー なんといっても、飛行機だよね。 いきなり操縦はなんぼなんでも無謀すぎる。 昔のハードボイルド?ってすごいなあ。 健さんと中野良子さん大好き。 大滝さんも原田さんも大好き。 オトーサン、 「そうだよ、チャン・イーモウ監督が 認めた映画だもん」 イニシャルKさん 2011年1月16日 「単騎、千里を走る。」で健さんを主役に起用した チャン・イーモウ監督が健さんのファンとなった きっかけになった作品として挙げている映画 。「逃亡者」を思わせるストーリーで そこそこ面白かったが、緊迫してるシーンのハズなのに 妙に音楽が明るいのはかなりのミスマッチを感じるし、 着ぐるみまる出しの熊はまだしも、 新宿を疾走する馬はいくらなんでもやり過ぎに思う。 (一瞬「トゥルーライズ」を思い出してしまった。) 健さんは無実の罪を着せられた主人公を シリアスに演じているのだが、 後半、薬を飲まされ、 それをトイレに吐くシーンは どう見てもギャグにしか思えず、 のどかで明るいBGMとも相まって つい脱力して大笑いしてしまった。 それでも健さんと原田芳雄のツーショットは カッコよかったし、 なんだかんだ言って 突っ込み所の多いバカっぽい映画ではあるが、 娯楽映画としては それなりに見ごたえのある映画にはなっていると思う。


社長外遊記

オトーサン、 「♪あああ、憧れのハワイ航路」 戦後の一時期、観光地としてハワイはナンバーワン。 はじめて行ったときを思い出しました。 ホノルル空港で女性にレイをかけてもらって、 照れ臭かったこと。 原題:社長外遊記(1963) 監督:松林宗恵 脚本:笠原良三 Genre:Commedy 上映時間:98分 あらすじ: 丸急デパートの社長・風間圭之助は、 妻と五人の娘たちと暮らしている。 圭之助はハワイから来た旧友を迎え宴会を開くが、 旧友のジョージは酔って生け花を食べたり立ち小便したり。 数日後、福助屋の香港進出が決まったと聞き、 圭之助はハワイ支店を検討。 まずは現地の市場調査と建設用地買収が必要と 秘書課長の中村をハワイに行かせる。 三ヶ月後、いよいよ圭之助たちがハワイを訪れる・・・ 出演者: 森繁久彌 ・・・風間圭之助 小林桂樹 ・・・中村宏 フランキー堺 ・・・ジョージ・沖津 ハヌナ節子 ・・・キャサリン岡田 オトーサン、 「フランキー堺、独特の名調子!」 あやしげな日本語、身振り手振りで、森繁までも 翻弄してしまいます。 その他の出演者: 久慈あさみ ・・・妻幸子 中真千子 ・・・長女めぐみ 桜井浩子 ・・・次女ひろみ 岡田可愛 ・・・三女はるみ 相原ふさ子 ・・・四女末子 上原ゆかり ・・・五女留子 英百合子 ・・・母みね 加東大介 ・・・大島源太郎 三木のり平 ・・・珍田文治郎 藤山陽子 ・・・会田春江 一の宮あつ子 ・・・母君子 草笛光子 ・・・麻耶子 新珠三千代 ・・・紀代子 河津清三郎 ・・・水谷 瓜生登代子 ・・・女店員 宮田洋容 ・・・ネクタイを買う客 武智豊子 ・・・年増芸者 若林映子 ・・・スチューワーデス User Rating:6.0/10( 4 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:8.0/10( 17 votes) Yahoo! オトーサン、 「評価が分かれたね」 外遊が日常茶飯事になったこともあるでしょう。 User Reviews pon***** さん 2008年3月28日 老舗の仕事 森繁の「社長シリーズ」、 オンタイムではみたことがなかったのだけど、 とても有名なものらしい。 何本か見たら、会社は違えど、 それぞれの俳優さんの役回りは同じで、 ほんとシリーズものって感じ。 でもそのことで飽きてしまったりはしない。 森繁が三木のり平をたしなめるタイミングとかすごくよくて 声を出して笑ってしまう。 社長をまどわす役回りでよく出てくる草笛光子も どの回でもとってもセンスがあってかっこいい。 フランキー堺の外国人や二世の役はすっとんきょうなんだけど 妙に説得力があり、自分の知っているクイズ番組の司会の フランキーさんよりずっと何をやらかすかわからない とんでもない魅力に満ちている。 1960年代ごろの日本をリアルに感じられ、 手放しで楽しめる娯楽の名品。 先日「社長シリーズ」が大好きだという 三谷幸喜氏脚本の伊東四朗氏の「社長放浪記」を 社長シリーズをみる前にみて楽しんだのだけど、 社長シリーズをみてからだとさらなる味わいを感じる。 オトーサン、 「 青観さん 2007年12月30日 久しぶりに見る「社長」シリーズ 森繁久彌の女好きでありながらも、 けっして下品にはならない紳士ぶり、 その下で働くいつものお馴染みのメンバー達を見ているだけで、 嫌なことを忘れさせてくれるのは良い。 しかし、ちょっとだれ気味かなあ! マダムとの浮気現場を娘に見られ、 ママには内緒にするかわりに土地を買ってよと迫られたり、 部下の相変わらずな大馬鹿ぶり、 特に三木のり平はいつ観ても相変わらず可笑しい。 そんな笑える場面も多いものの不満も多い。 森繁久彌の奥さんとのやりとり、浮気がばれてしまい、 あたふたする場面が今回はないのが残念です。 ラストも何だかしっくりとこない。 ところで毎回のことながら小林桂樹は可哀想だなあ!


社長道中記

オトーサン、 「連日のバー通いか」 巨額報酬をもらった上に、 湯水のごとく交際費を使う。 接待という営業活動ならまだしも、 自分の遊興費で、女遊び。 若い頃、上司の行動をみて、腹が立ちました。 でも、なじんでみると、気持ちいいもんです。 原題:社長道中記(1961) 監督:松林宗恵 原作:源氏鶏太 脚本:笠原良三 Genre:Commedy 上映時間:90分 あらすじ: 太陽食料社長の三沢は、無類の女好き。 大阪支社の売上が悪いのでハッパをかけにいく。 夫人は夫が浮気をしないようにと依頼。 試食係の桑原を同行させる。 三沢社長は、電車内で、旅館内で、次々と美女にアタック。 だが、桑原は、社長の攻撃をブロックする。 業界団体の会合が行われる白浜で、 三沢社長は東京からやってきた バーのマダムえみ子をものにしようとする・・・ 出演者: 森繁久彌 ・・・三沢英之助 小林桂樹 ・・・桑原武 三木のり平 ・・・大阪支社長 淡路恵子 ・・・マダムえみ子 オトーサン、 「いい奴だけど・・・」 三沢社長の公私混同は目にあまります。 その他の出演者: 久慈あさみ ・・・三沢福子 浜美枝 ・・・三沢幸子 英百合子 ・・・母まさ 加東大介 ・・・倉持善助 団令子 ・・・松浦敬子 新珠三千代 ・・・芸者ひょうたん 加藤春哉 ・・・島健太郎 十朱久雄 ・・・山中先生 左卜全 ・・・横山会長 峯丘ひろみ ・・・女中サワ子 飯田蝶子 ・・・列車の老婆 飛島みさ子 ・・・同美人 塩沢とき ・・・女あんま 八波むと志 ・・・男あんま 石田茂樹 ・・・秋山 山茶花究 ・・・小山田 三橋達也 ・・・本田 森今日子 ・・・旅館の女中 User Rating:7.0/10( 3 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:8.4/10( 18 votes) Yahoo! オトーサン、 「愉快ではあるね」 User Reviews 青観さん 2006年6月18日 これは面白かったです。 「へそくり社長」に続いて連続観賞! この作品は何と言っても森繁久彌の 喜劇俳優としての名演ぶりに大いに笑わせてもらいました。 奥さんに女の人を近づけないようにと頼まれた 小林桂樹扮する部下を追い払おうとしての森繁久彌が面白く、 特にあの場面は笑ったなあ! マッサージを受ける場面での森繁久彌、 本当に笑ってしまいました。 また他にも脇を固める俳優の演技も面白く、 今のところ観たこのシリーズの中では この作品が一番、面白かったし、一番好きです。 オトーサン、 「新幹線がなかった頃か」 1964年10月、東京オリンピックの開催に合わせて 東海道新幹線が開業したのです。 黒美君彦さん 2011年2月4日 大阪がまだ遠かった時代 森繁久弥の当たり役「社長シリーズ」(1956~70)は、 実は殆ど未見なのだが、 丁度シリーズ10作目に数えられるこの作品は、 主要な出演者が脂が乗り切っていて 今観てもバカバカしくて面白い。 白浜の宴会でのTVCMを模した 森繁、小林、三木のり平の缶詰ショーや 女性マッサージ師(塩沢とき)を心待ちにしていたのに、 元プロレスラーだという男性マッサージ師に 森繁が散々な目に遭わされるシーンなど、 ほのぼのとした笑いが心地よい。 1961年といえば、高度経済成長に突き進み、 同時にサラリーマンが会社人間として社会の中核を担っていた。 いわゆる「会社文化」が熟しつつあった時代。 (決して「企業文化」という高尚なものではない) そんな時代背景も窺えて興味深い。 主要な演者はすでにみな鬼籍に入ってしまったが、 若き日の浜美枝が森繁の娘役で出演するなど、 1960年代の喜劇を代表する俳優たちを 一堂に観られるというだけでも楽しい作品だ。


の・ようなもの

オトーサン、 「珍しい題名だね」 主人公である落語家の志ん魚23歳が、 筆おろしをするところからはじまります。 秋吉久美子演じるトルコ嬢に、 レストランでのディナーの仕方、 豪華マンションでの暮らしを教わり、 目を丸くするのが、軽妙なタッチで描かれています。 原題:の・ようなもの(1981) 監督・脚本:森田芳光 Genre:コメディ/青春/ドラマ 上映時間:103分 あらすじ: 東京の下町。若手落語家の志ん魚は、 23歳の誕生日記念に初めてソープランドへ。 エリザベスは、実はインテリで落語に興味がなかったが、 志ん魚と何となくデートを重ねる。 女子高の落語研究会を指導するはめになった 志ん魚は、その中の一人・由美を好きになる。 由美の実家で志ん魚は両親に古典落語「二十四孝」を披露する。 由美の父から「なってないねぇ。 どうやって生活しているの?」と言われる。 失意の志ん魚は、終電もないので、 堀切駅から浅草へ向けて歩き出す。 浅草へ到着したとき夜は明け 心配してスクーターで駆けつけた由美が待っていた。 一方、先輩・志ん米が真打ちに昇進することとなり、 関係者は沸き立つ。 エリザベスは引っ越して新たな道を歩むこととなり、 取り残されたような気持ちになる・・・ 出演者: 伊藤克信・・・ 志ん魚 秋吉久美子・・・ エリザベス 麻生えりか・・・ 由美 尾藤イサオ・・・ 志ん米 オトーサン、 「尾藤イサオって、あの歌手の?」 『悲しき願い』(1964年)を歌っていましたっけ。 落語家の演技がうまいので、調べたら、 子供の頃、こうした世界に浸っていたのですね。 その他の出演者: 小林まさひろ・・・ 志ん肉 でんでん・・・ 志ん水 大野貴保・・・ 志ん菜 加藤治子・・・ 由実の母 鷲尾真知子・・・ おばさんディレクター 永井豪・・・ お客様 小堺一機・・・ オカマ・川島 ラビット関根・・・ オカマ・川添 室井滋・・・ エリザベスの友達・亜矢 エド・はるみ・・・ 女子高生 User Rating:7.1/10( 28 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:7.8/10( 155 votes) Yahoo! オトーサン、 「若いひとに受けたんだろうね」 User Reviews アンドレ・タカシさん 2012年1月14日 森田監督の追悼放送で鑑賞。 2回目である。 不思議な映画で、特になにも言っていない。 日常会話にちょっと捻りを効かせた程度のシナリオ。 でもそれが狙いだったことは明白。 タイトルから主語を外しているのは、 そこに明確な形を持たないものを入れる為だと思う。 たとえば本作の製作年度。 「1981年の・ようなもの」と言われ、 当時を思い浮かべると、なんとなく頷ける。 あるいは「青春の・ようなもの」とか。 高度成長が終わりを告げ、 80年代に入った初頭の空気感の・ようなものは 伝えていると思う。 これが面白いかと問われると、 現代の視線からはさほどでもないのだけど、 例えば「青春の蹉跌」に見られたような気だるい青春像から 一歩進んだ時代を象徴していた作品だと思う。 それを映像化した森田氏は、 時代を代表する旗手になる勢いを確かに持っていた。 「ナウい」だとか「ラビット関根」とか、 ちょっと気恥ずかしくなる言葉やネーミングに当時を思い出す。 それにしても、秋吉久美子の可愛いさに改めて驚いた。 オトーサン、 「そうなんだ。題名の由来は」 森田芳光監督は無類の落語好きだったんですね。 ESPERANZAさん 2013年1月1日 金馬の「居酒屋」 古典落語のなかに金馬さんの「居酒屋」というのがある。 「えー、できますものは・・・・ あんこうのようなもの」 この「ようなもの」が好きだったので映画を見た。 最初と途中にソープランド(当時はトルコ)が出てくるが、 やはり落語家が出てきて予想通り落語の世界だ。 それに青春ものをかぶせて悪くない。 だがどうしても主役男性がいまいち好きでない(下手?)ので減点。 由美さんのおとうさんが将棋盤を取り出したところで、 将棋の芹沢八段だと思い出す。


ONCE ダブリンの街角で

オトーサン、 「そうなんだ」 ブロードウェイのヒット・ミュージカルの映画化。 全編に歌が流れますが、 エミー賞を受賞したこの歌、実にいいんです。 原題:Once (2006) 監督:脚本:John Carney Genre:Drama / Music / Romance Rated R for language Country: Ireland Language: English / Czech 上映時間:85分 あらすじ: 男は、歌を歌うストリート・ミュージシャン。 そんな男の前に話しかける花売りの若い女。 チェコ移民で、楽しみは楽器店でピアノを弾かせてもらうこと。 彼女のピアノに心動かされた男は、 一緒にセッションしてみないかと持ちかける。 やがて、絆を深めていく2人だった・・・ 出演者: Glen Hansard ・・・ Guy(男) Marketa Irglova・・・ Girl(女) オトーサン、 「この男優、いいね」 歌も、芝居も、大したものでした。 その他の出演者: Hugh Walsh ・・・ Timmy Drummer Gerard Hendrick ・・・ Lead Guitarist Alaistair Foley ・・・ Bassist Geoff Minogue ・・・ Eamon Bill Hodnett ・・・ Guy's Dad Danuse Ktrestova ・・・ Girl's Mother Darren Healy ・・・ Heroin Addict Mal Whyte ・・・ Bill Marcella Plunkett ・・・ Ex Girlfriend Niall Cleary ・・・ Bob Wiltold Owski ・・・ Man watching TV Krzysztos Tlotka ・・・ Man watching TV Tomek Glowacki ・・・ Man watching TV Keith Byrne ・・・ Guy in Piano Shop User Rating:8.0/10 ( 74,818 votes)IMDb User Rating:8.3/10( 1,615 votes) Yahoo! オトーサン、 「名画だね」 アカデミー賞受賞 ・歌曲賞 マルケタ・イルグロヴァ "Falling Slowly"    グレン・ハンサード User Reviews bzimmer-1さん 2007年1月26日 必見の映画! 私もサンダンス映画祭で、この映画を見た。 上映後、主役2人がライブ・パフォーマンスをやってくれた。 2人は、ミュージシャンで、俳優ではない。 十分うまく言えないが、ほろ苦くロマンチックな映画だ。 2人が歌づくりに協力しあい、 (アイルランド音楽ではなく、シンガーソングだ) 音楽の力によって互いにより強くなり、 苦しんできた恋の痛手に向き合えるようになる。 映画の終わりも、すばらしい。 ハリウッドのきまり文句などない! みんなに見るように言いたい。 広く上映されることを望む。 オトーサン、 「シンプルな映画って、却っていいね」 製作費1500万円、2週間余で撮り終えて、 興収20億円とか。 ジーナさん 2009年1月1日 余韻はGOOD アイルランド、ダブリンの街並み・・・ 派手さはないけど落ち着いた雰囲気が 今の季節にピッタリです。 静かに流れていく展開ながら、 じわじわと温めてくれる何かがありましたね。 主演を務めた二人もさることながら 監督もミュージシャンだったというだけあって 音楽が完全に主役となっている作品です。 ハッキリとしたストーリー性は無いものの、 90分弱魅せる分には問題ないと思いますし、 音楽が全てを補っています。 主役二人は口数が少なく表情も乏しいので 心情を掴みづらいですが、 ソレを歌詞で表現しているのは上手いと思います。 二人の微妙な距離感を崩すことなく表現するのに ピッタリだったでしょう。 ただ手持ちカメラによるドキュメンタリーっぽい映像は チョット違う気がしましたね。 掃除機ガラガラのシーンは大好きですが・・・。 チェコから移り住んだヒロインの生活を描いていない分 作品に深みはないものの、 とても爽やかで美しい印象を残してくれる 作品に仕上がっておりました。 インパクトはないけれども、 何度流しても飽きないであろう作風ですね。 特に前半の音楽のバランスは良かったと思います。 昨年のアカデミー賞授賞式の前に この作品を鑑賞することが出来ていれば、 アカデミー賞の感動は相当なモノだったに違いない。 余談;彼女がチェコ語で何と答えたか分かると、切なさが増します。。。 これが女のリアルな決断です(泣)


日本一の若大将

オトーサン、 「よう、日本一!」 声をかけたくなるほど、この映画の主人公は、 何をやらせても、日本一です。 絵空事と分かっていても、 戦後高度成長期の勢いを感じます。 原題:日本一の若大将(1962) 監督: 福田純 脚本: 笠原良三 / 田波靖男 監督: Genre:Commedy 上映時間:96分 あらすじ: 若大将・田沼雄一は、スキヤキ屋“田能久”の一人息子。 京南大学四年生でマラソン部のキャプテンだ。 秋の全日本マラソン大会を控えてトレーニングに余念がない。 マネジャーの江口が実家からの仕送りが ストップして弱っているのを見て、 雄一は、“田能久”へ住み込みアルバイトをさせてやった。 ある日、マネジャーをバトンタッチされた青大将の石山と 銀座へ出て、運動具店の女店員中里澄子をカミナリ族から助ける。 澄子にひと目惚れした石山は 四百万円のモーターボートを注文してしまう。 一方、“田能久”で働く江口は若大将の妹照子に首ったけ。 それを知った若大将は父のお膳立てした照子の見合いをブチこわし 二人を結ばせてやる。 そこへ青大将が小遣いを使いすぎて勘当されたといって転がり込んできた。 青大将がボートの残金を払わないので澄子が困っているのを知って、 若大将が払ってやった。 気前のよいおりき婆さんが父の銀行預金をこっそりおろしてくれた金だ。 しかし、それがバレて若大将は勘当をいい渡された。 夏休みがきて、芦ノ湖畔で合宿生活が始まった。 月明の夜、近くのホテルへ仕事にきた澄子と若大将のボートが、 愛の波紋を描いた。 水上スキー・コンテストで優勝した若大将は、 スポンサーの社長令嬢美幸から十万円の賞金をもらうが、 悪質な週刊誌のトップ記事になったことから 若大将と美幸の仲を誤解した澄子は、 本当は大好きな若大将にそっぽを向いて、青大将とデートを重ねる。 やがて、全日本マラソン大会の日がきた・・・ 出演者:: 加山雄三・・・ 田沼雄一 星由里子・・・ 中里澄子 江原達怡・・・ 江口敏 中真千子・・・ 田沼照子 田中邦衛・・・ 石山新次郎 オトーサン、 「若大将、スポーツ万能だね」 この映画でみる限りでも、ラクビー、マラソン、 水上スキーと大活躍です。 おまけに、容姿も気立てもよく、歌もうまいので、 女性にもてまくるのは、当然でしょうね。 その他の出演者: 有島一郎・・・ 田沼久太郎 飯田蝶子・・・ 田沼りき 田村奈巳・・・ 越智英子 北あけみ・・・ 南野明子 藤山陽子・・・ 大原美幸 鈴木加代子・・・ 加代(ミス・クラウン・コーラ) 堺左千夫・・・ 張山 若松明・・・ 犬塚 関田裕・・・ 鹿野 大前亘・・・ 足立 山田彰・・・ 門馬 鈴木和夫・・・ 田代 当銀長太郎・・・ 村上 石田茂樹・・・ 福井 中丸忠雄・・・ 滝沢 上原謙・・・ 石山専務 西条悦郎・・・ 上松 一の宮あつ子・・・ 上松夫人 千石規子・・・ 美幸の付人 藤木悠・・・ 井上 高田稔・・・ 井上の父 三條利喜江・・・ 井上の母 左卜全・・・ 卜庵和尚 岩本弘司・・・ 社長 松本染升・・・ 重役A 土屋詩朗・・・ 重役B 池田生三・・・ 重役C 吉頂寺光・・・ 重役D 生方荘児・・・ 重役E 草川直也・・・ トップ屋 佐田豊・・・ 司会者 大木正司・・・ 伊田天一 二瓶正也・・・ 与太者風の男 三浦敏男・・・ 雷A 石川浩二・・・ 雷B 奈良優二・・・ 雷C 清水由記・・・ 女中 User Rating:5.5/10( 4 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:8.0/10( 18 votes) Yahoo! オトーサン、 「評価が分かれるな」 低い評価は、絵空事の馬鹿バカしさを見破ったか、 嫉妬しているか、どちらかでしょう。 User Reviews kor***** さん 2014年1月5日 ホホホ~おれは若大将~ さて今回のスポーツは「ラグビー」と見せかけ 「マラソン」でございます。 冒頭からまたも凛々しい毛を見せびらかす 若々しい加山雄三のシリーズ三作目を こたつでみかんを食べながらのんびりと観賞しました。 昭和丸出しのワード「カミナリ族」に絡まれる ヒロイン星由里子ですが困った表情は勿論、 モテモテの若大将に拗ねてしまう表情もまたそそられますな。 今作ではデュエットも披露してくれますが 微妙に音が合っていないと感じたのは私だけでしょうか。 恋路を邪魔するライバルの存在は際立ちませんが、 北あけみのスタイルには敵いませんね (ださい水着ですが) 友人に頼まれたら二つ返事でオッケーしてしまう お人よしの行く末は今回もやはり勘当であり、 マラソンだけでは絵に物足りなさを感じるのか、 芦ノ湖で水上スキーの腕前も光るあたり生粋のスターです。 青大将演じる田中邦衛は今作では頼りないかませ犬として存在し、 嫌味な悪役は堺左千夫に振り分けられています。 ただ、踏み潰されても最後は前を走る若大将へ必死にエールを送る姿は スターの光を際立たせるまた違う光であります。 オトーサン、 「左ト全さん、いいね」 出番は少ないのですが、オンリーワンの持ち味があります。 イニシャルKさん 2008年12月21日 若大将シリーズ第3作。 シリーズを順番どおりに見ているわけではないのだが、 前の2作ではなかった加山雄三の歌う歌が冒頭から流れ、 劇中にも澄子役の星由里子と歌うシーンや ソロで歌うシーンがあるなど、 加山雄三がこのあたりから スターになりつつあったのだなあと感じる。 それはさておき、 今回も田中邦衛演じる青大将のどじぶり (若大将と彼の絡みはやっぱり楽しい。)や、 有島一郎や飯田蝶子といった脇のレギュラー陣や 左ト全演じる和尚が笑わせてくれて何にも考えることなく楽しめた。 加山雄三の父である上原謙が 今回は青大将の父親役というのも面白い。 若大将が父親(有島一郎)から勘当されるのは シリーズお決まりのパターンだが、 今回はラストの父親が若大将の気持ちに気づくシーンで 思わずちょっとウルッと来てしまった。 当初このシリーズはこの回で終わる予定だったみたいで、 このシーンを含めて終盤はそれを思わせる展開になっているのだが、 それがあってか、今まで見たこのシリーズの中でも (そんなに数多く見たわけではないんだけど。) 今回はなかなかの出来だと思う。


沓掛時次郎 遊侠一匹

オトーサン、 「ほう、こんな映画があったんだ」 男はつらいよで、おなじみの渥美清が、 時代劇に出ているとは、驚きました。 原題:沓掛時次郎 遊侠一匹(1966) 監督:加藤泰 原作:長谷川伸 脚本:掛札昌裕 Genre:Period Drama 上映時間:90分 あらすじ: 渡世人の沓掛時次郎は、 自分を兄のように慕う身延の朝吉と旅を続け、 佐原の勘蔵一家に助っ人として雇われる。 やくざ稼業に嫌気が差していた時次郎は、 勘蔵一家と権六一家の喧嘩の当日、 朝吉を連れて勘蔵一家を後にしてしまう。 朝吉は、時次郎を非難し 一人で権六一家に乗り込むが、 返り討ちにあって死んでしまう。 鴻巣を訪れた時次郎は 金兵衛一家のいざこざに巻き込まれ三蔵を斬る。 彼から妻おきぬと息子の太郎吉を 伯父のもとへ連れて行ってほしいと頼まれる ・・・ 出演: 中村錦之助 ・・・沓掛時次郎 池内淳子 ・・・おきぬ 渥美清 ・・・身延の朝吉 オトーサン、 「渥美清さん、演技うまいね」 その他の出演者: 中村信二郎 ・・・太郎吉 東千代之介 ・・・六ツ田の三蔵 弓恵子 ・・・お葉 高松錦之助 ・・・佐原の勘蔵 那須伸太朗 ・・・定吉 小山田良樹 ・・・毛脛の半太 松下次郎 ・・・子分一 志賀勝 ・・・中盆 結城哲也 ・・・壺振り 中村時之介 ・・・牛堀の権六 小田部通麿 ・・・蝮の大八 三原葉子 ・・・お松 香川涼二 ・・・やくざ一 西田良 ・・・やくざ二 平沢彰 ・・・やくざ三 島田秀雄 ・・・渡船の百姓一 山田光子 ・・・渡船の百姓二 堀正夫 ・・・鴻巣金兵衛 尾形伸之介 ・・・大野木の百助 阿波地大輔 ・・・磯目の鎌吉 江木健二 ・・・苫屋の半太郎 波多野博 ・・・平六 高谷舜二 ・・・子分 五里兵太郎 ・・・熊谷在の百姓 岡崎二朗 ・・・昌太郎 村居京之輔 ・・・医者 飯沼慧 ・・・深谷の松造 中村芳子 ・・・お槇 阿部九州男 ・・・安兵衛 清川虹子 ・・・おろく 明石潮 ・・・八丁徳 User Rating:7.5/10( 13 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:8.7/10( 27 votes) Yahoo! オトーサン、 「高いスコアだ」 渥美清が出演していることで、プラス1点! User Reviews bakeneko さん 2013年9月12日 中村錦之助x渥美清、夢の共演! これまで8回も映画化された長谷川伸原作の作品で、 中村錦之助&池内淳子の共演を加藤泰が監督しています。 人情味溢れる渡世人が、自分が斬った男の妻子を守って 奮闘する有名なお話で、 円熟期の東映美術 (特に画き割りのスクリーンプロセスが素晴らしい!)、 加藤泰のローアングルアクション、 ワンシーンワンカットの長回しによる名台詞の醍醐味! 迫真の殺陣に加えて、 (冒頭部分のみですが) 渥美清が子分として絡むエピソードが付け加えられていて、 元気な盛りの渥美清の名演を観ることが出来ます (“食欲女郎”=三原葉子との掛け合いは 必見爆笑ものであります)。 チャンバラと人情劇を上手く融合させる 長谷川伸の作風も、複数の映画化を経て熟成されていて、 カラー大画面での古典+新解釈を 愉しむことが出来る映画であります。 オトーサン、 「なるほど・・・」 Yahoo!のスコアでは、以下のようになっています。 「沓掛時次郎 遊侠一匹」8.7 「瞼の母」8.8 「関の弥太っぺ」8.0 なんのかんのさん 2008年12月20日 股旅ものの根本思想には、 組織は悪くて個人はつらい、ってのがある。 渥美清はバカを通して殺され、 心が通じあう個人と個人は対決せねばならない。 一旗あげたい農村青年が 「やくざは虫けらだが、百姓はもっと虫けらだ、 どうせ死ぬなら羽根を広げて死にてえ」という言葉が重い。 さらに家庭という組織もからんできてるわけだ。 股旅ものならではの寂寥感が随所に見られる いい映画だとは思うんだけど、 錦ちゃんの長谷川伸三大名作の中では、 作品のうねりに不整脈みたいなギクシャクしたものが感じられて、 私はちょっと不満が残るの。 これよりは『瞼の母』のほうが、 さらに『瞼の母』よりは『関の弥太っぺ』のほうが 純度が高いように思え、私は好きです。


こうのとり、たちずさんで

オトーサン、 ギリシャとトルコの間では、昔から戦争が絶えず、 トルコから引き揚げたギリシャ難民は、百数十万人もいたのです。 そんな民族の悲劇を描いたのが、この映画です。 「なんて、静かなんだ」 そう、沈黙が一番雄弁なのです。 原題:To meteoro vima tou pelargou (1991) The Suspended Step of the Stork 監督:Theodoros Angelopoulos 脚本:Theodoros Angelopoulos/ Tonino Guerra Petros Markaris/Thanassis Valtinos Genre:Drama / Romance Country: France / Italy Greece / Switzerland Language: French / English / Greek 上映時間:143分 あらすじ: アレクサンドロスは、テレビレポーター。 ギリシャ国境地帯に取材にやって来た。 案内してくれた大佐は、国境線の前で、 こうのとりのように片足で立ちながら、呟く。 「一歩踏み出せば異国、あるいは死・・・それが国境だ」。 町では国境を越えて保護を求めてきた老若男女の難民が 定住許可を待って居住しており、電線工事をしていた。 アレクサンドロスは、10年前に失踪した政治家を見つける。 夫人と対面させるが「彼じゃない」と言って歩み去る。 ある夜、ホテルのバーで自分を見つめている少女と 愛を交わし、後を追うと電線工事夫に出会う。 それは何と、少女の父で、失踪政治家だった。 やがて町は、集会の前祝いで沸き返る。 国境の河で分断されたアルバニア難民たちは、 年に一度、両岸で互いの無事を確かめあうのだ。 今年は結婚式もあって、花嫁はあの少女だった。 取材クルーとともに見守るなか、 式は終わり、遠くから聞こえる銃声で 人々は逃げ去り、失踪政治家も消えた・・・ 出演者: Marcello Mastroianni ・・・ 失踪政治家 Jeanne Moreau ・・・ 夫人 Gregory Patrikareas ・・・ アレクサンドロス Dora Hrisikou ・・・ 少女 オトーサン、 「みんな物静かだ、気味が悪いほど」 その他の出演者: Ilias Logothetis ・・・大佐 Vassilis Bouyiouklakis ・・・Production Manager Dimitris Poulikakos ・・・ Chief Photographer Gerasimos Skiadaressis ・・・ Waiter Tasos Apostolou ・・・ Perchman Akis Sakellariou ・・・ Sound Operator Athinodoros Prousalis ・・・ Hotel-keeper Mihalis Giannatos ・・・ Shopkeeper Christoforos Nezer ・・・ Parliament's President Yilmaz Hassan ・・・ Hanged Man Benjamin Ritter ・・・Sound Operator User Rating:7.6/10 ( 979 votes)IMDb User Rating:8.3/10( 71 votes) Yahoo! オトーサン、 「心にいつまでも留まる映画だ」 カンヌ国際映画祭ノミネート ・パルム・ドール テオ・アンゲロプロス User Reviews runamokprodsさん USA 2014年6月7日 私の好きなアンゲロプロス映画ではなかったが、 2度目には、ずっとよくなった 最初に見たときは、 私が好きなアンゲロプロス映画ではなかった。 もちろん、当然のことながら、すばらしいのだが、 メインの筋書は、つぎはぎに見えた。 テレビレポーターは、ギリシャの国境で、 不潔な暮らしを強要されている避難民ゾーンで ある日、電気工事夫になっていた失踪政治家をみかけ、 追っていく。 問題なのは、マストロヤンニのミステリーが 力強くも、面白くもないことだ。 筋書が間違っていて、知的だが、感動的ではないと思った。 マストロヤンニの二面性は、かなり恐ろしい。 奇妙なことに、それは、「The Beekeeper」にはなかったものだ。 だが、2度目に見て、アンゲロプロスが国境について 重要で示唆的な問題提起をしていることに気づいた。 それは、国を隔て、人種を隔て、感情を隔て、 男と女を隔てるものだ。 メインの筋書は、映画の名場面を覆う スケルトンに過ぎなかったのだ。 印象的で美しい場面が、あちこちにある。 興味深い長回しがある。 カメラは、各地からやってきた難民たちが 仮住まいにしている有蓋車両を次々となめていく。 どうしても、第2次世界大戦のドイツの車両を思い出す。 ユダヤ人たちが、強制収容所に送られていったのだ。 我々は、それを過去に置いてきていいのだろうか? レポーターの誘惑シーンも、手に汗にぎる。 彼は、レストランで、 ありふれた言葉をかけることなく、 ただボディーランゲージと表情で 少女を誘惑する。 2人は長い間、みつめあう。 かなりのワイド画面だ。 そして、この映画の出だしと終わりのシーンは、 きわめて力強い。 2度目にみた感想。 ミステリーが完全に解明されたわけではないが、 より力強い体験だった。 オトーサン、 「同感!」 nin*****さん 2012年3月21日 無冠の最高傑作 カンヌでパルムドール本命と見なされながら、 無冠に終わったアンゲロプロス最高傑作。 無冠だけにあまり目立ってないが、 ストーリー、映像、音楽、すべて最高の完成度である。 ビクトル・エリセ等、映像美が優れた作品は多々あるが、 アンゲロプロスはただの映像美の優れた映像ではない。 アンゲロプロスの芸術(演出)が施され、それが素晴らしい。 この作品の最後のシーンなどまさに圧巻。 アンゲロプロスの最高の芸術である。 こんな映像は他の映画で見たこともない。 エレニ・カラインドルーの音楽も素晴らしい。 彼女の素晴らしさはこの作品に限らずだが、 繊細さ情感、そして沈黙すら彼女の芸術である。


ガメラ3 邪神<イリス>覚醒

オトーサン、 「そうなんだ」 監督と特撮監督が大喧嘩。 そうなんです。 特撮中心で行くか、ドラマで勝負するか。 ゴジラ映画でも、同じような葛藤が繰り返されました。 原題:ガメラ3 邪神<イリス>覚醒(1999)    GAMERA 3: THE AWAKENING OF IRIS    GAMERA 3: REVENGE OF IRIS 監督:金子修介 特技監督:樋口真嗣 脚本:伊藤和典/ 金子修介 Genre:Action / Drama / Fantasy 上映時間:108分 あらすじ: ガメラとギャオスの戦いで両親を失った綾奈は、 ガメラに対する憎悪を日々膨らませていた。 ある日、伝説の神獣が眠る祠の封印を解いてしまう。 同じ頃、渋谷上空にガメラと数頭のギャオスが出現。 激しい戦いの末、ガメラはギャオスを倒す。 テレビ中継で、多数の死傷者を目撃し、 綾奈は、ガメラに対する憎しみを一層強くする。 すると綾奈が封印を解いた祠で、奇妙な生物が覚醒した。 綾奈は、イリスと名づけ育てるようになったが、 やがて綾奈はイリスの繭に取り込まれてしまう。 綾奈の憎悪をエネルギーとして巨大化するイリス。 そして京都を舞台に ガメラとの最終決戦が開始された・・・ 出演者: 中山忍・・・ 長峰真弓 前田愛・・・ 比良坂綾奈 オトーサン、 「この綾奈、学芸会レベルだね」 その他の出演者: 藤谷文子・・・ 草薙浅黄 山咲千里・・・ 朝倉美都 手塚とおる・・・ 倉田真也 小山優・・・ 守部龍成 安藤希・・・ 守部美雪 堀江慶・・・ 日野原繁樹 八嶋智人・・・ 桜井 螢雪次朗・・・ 大迫力 本田博太郎・・・ 斉藤審議官 川津祐介・・・ 野尻明雄 前田亜季・・・ 回想の綾奈 加藤博之・・・ 官房長官 竹村愛美・・・ 知美 藤崎安可里・・・ 早苗 山口日記・・・ 夏子 掛田誠・・・ ホームレスA 伊藤隆大・・・ 比良坂悟 勝恵子・・・ 「サ・ワイド」女性司会者 渡辺いっけい・・・ 「ザ・ワイド」プロデューサー 小沢遼子・・・ 「サ・ワイド」コメンテーター 草野仁・・・ 「サ・ワイド」司会者 鷹西美佳・・・ 「今日の出来事」キャスター 増田隆生・・・ 臨時ニュースのアナウンサーA 舟津宣史・・・ 臨時ニュースのアナウンサーB 角田久美子・・・ 臨時ニュースのアナウンサーC 小松みゆき・・・ 渋谷のレポーター 松本志のぶ・・・ ウェザーキャスター 松永二三男・・・ 臨時ニュースのアナウンサーD 徳井優・・・ 駐在 伊集院光・・・ 京部駅附近の警官 仲間由紀恵・・・ 女性キャンパー 三輪明日美・・・ 渋谷センター街の女子高生 生瀬勝久・・・ 八洲海上保険応対の社員 廣瀬昌亮・・・ かいれいチーフ 鴻上尚史・・・ かいれいクルーC 石橋保・・・ かいれいクルーA 斉藤暁・・・ 日野原の父 根岸季衣・・・ 日野原の母 田口トモロヲ・・・ 医師 かとうかずこ・・・ 綾奈の母 三田村邦彦・・・ 綾奈の父 渡辺裕之・・・ 戦闘指揮所・連隊長 上川隆也・・・ 航空総隊・コントローラーA 石丸謙二郎・・・ 航空総隊・先任管制官 津川雅彦・・・ 航空総隊・司令 清川虹子・・・ 刀自 User Rating: 7.5/10( 1,228 votes)IMDb User Rating:7.8/10( 438 votes) Yahoo! オトーサン、 「高スコアだね」 User Reviews zv300さん United States 2006年3月23日 驚くほどよい。 (怪獣映画としては!) 安っぽい映画だと思ったので、見るのを延ばしていた。 だが、べた賞めのレビューを読んで、見ると決めた。 見る価値があった。 怪獣映画としては非常に良い。 どうしても、ゴジラと比べたくなるが、 ガメラは、十分対抗できる。 怪獣映画メーカーの野心的なビジョンに 特殊効果が追い付くのを待っていたが、 ついに叶えられた。 この映画に使われた予算は、 トム・クルーズの報酬の1/4以下だろう。 大予算映画を作ってほしいが、 映画会社がダメになるだろうし、 この映画の特徴である「ゴム製のスーツを身に付けた男」が いなくなるかもしれない。 とにかく、この映画のガメラは、NO JOKEだ。 ガメラは、一途な復讐に固まった敵を追いかける。 ガメラは、ギャオスを憎悪している。 そのパワーは、実にクールだ。 ガメラは、ゴジラのように火炎を吹きかけるが、 ゴジラよりも、焦点が合っている。 最高にクールなのは、 シェル・ソケットを4つの噴射させる能力だ。 こいつは、とんでもない代物だ。 空飛ぶ円盤のように飛ぶし、 アフタバーナーを全開した スペースシャトルのように噴射する! このシーンは、要チェックだ! イシスを持って曇った夜に飛んでいくシーンは、驚異的! アフタバーナー全開の特殊効果は、見応えがある! 物語は、かなりきちんとしており、 特殊効果は、すばらしい。 (少しまばらに使われているが) 私は、ゴジラよりも、ガメラが好きだ。 とてもタフだ。 イシスが突き刺さったシーン。 自由になるために、自分の腕を燃やすのだ!! この映画は、ベスト3と言われているが、その通りだ。 ずっとよい特殊効果がある。 推奨したい。 オトーサン、 「黒美さんの言う通りだね」 黒美君彦さん 2007年5月8日 中途半端か 平成ガメラ完結作、なんだそうです。 聞けばドラマ演出の金子監督VS特撮班樋口監督といった スタッフの不仲が顕著だったそうで。 それが作品にも影響しているかどうかは何ともいえませんが、 「正義の味方」でくくれないガメラへの憎しみを抱く 少女・比良坂綾奈(前田愛)が、 「イリス」と融合しちゃいそうになる…なんて、 どこかガメラへの愛憎半ばのスタッフの思いも 投影されているようで(そんなワケないか・苦笑)。 特撮は見事でした。 なぜこうした特撮が、7年後の『日本沈没』では あそこまでチープになってしまったのか不思議。 地球の守護神としての「ガメラ」の立場も何だか中途半端。 『レギオン襲来』(96年)に比べるともうひとつ腑に落ちません。 賛否分かれる、というのも頷ける作品です。


ガメラ2 レギオン襲来

オトーサン、 「ガメラ第2作か」 第1作がいいので、期待しましたが、 ガメラも、レギオンも、2度目となると、 驚きがありません。 特撮で弄り回しているという感じでした。 原題:ガメラ2 レギオン襲来(1996)    Gamera 2: Attack of Legion 監督:金子修介 特撮監督:樋口真嗣 脚本:伊藤和典 Genre:Action / Drama / Fantasy 上映時間:99分 あらすじ: 北海道に落下した隕石を調査する自衛隊は、 何者かが地下を通って 札幌方面に移動していることを突き止める。 やがて地下鉄で巨大昆虫が現れる事件が起こり、 同時に巨大な植物が発生する。 それは繁殖を開始した宇宙生物の仕業だった。 ガメラは地球環境を守るべくその生物群に戦いを挑むが・・・ 出演者: 永島敏行・・・ 渡良瀬佑介(二等陸佐) 水野美紀・・・ 穂波碧 オトーサン、 「なんか役者に魅力がないね」 その他の出演者: 石橋保・・・ 花谷 吹越満・・・ 帯津 藤谷文子・・・ 草薙浅黄 川津祐介・・・ 野尻 沖田浩之・・・ 笹井 田口トモロヲ・・・ 地下鉄の運転手 大河内浩・・・ 札幌・大通指揮所の連隊長 梶原善・・・ ビール工場の警備員 梅垣義明・・・ 札幌・機動隊小隊長 坂野友香・・・ 雪乃 田口浩正・・・ 銭湯の学生 船田走・・・ 防衛拠点・戦闘指揮所の第二部長 笹入舟作・・・ 防衛庁の幕僚 真実一徳・・・ 仙台・監視拠点の連隊長 養老孟司・・・ 北大獣医学部の教授 徳間康快・・・ 内閣官房長官 福留功男・・・ ズームイン朝のキャスター 螢雪次朗・・・ ビール工場の大迫 長谷川初範・・・ 佐竹 渡辺裕之・・・ 防衛拠点・戦闘指揮所の第三部長 小林昭二・・・ 3空団・武器小隊の先任空曹 ラサール石井・・・ NTT名崎送信所の職員 角替和枝・・・ 穂波の母 ベンガル・・・ 穂波の父 辻萬長・・・ 防衛拠点・戦闘指揮所の師団長 鈴井貴之・・・ 避難命令を伝える広報車の職員 安田顕・・・ 隕石落下の第一報を伝える自衛隊員 大泉洋・・・ 地下鉄の乗客 関谷亜矢子・・・ 臨時ニュースのキャスター 藪本雅子・・・ 報道番組のキャスター 前田亜季 仙台・爆心地の少女 水本豊・・・ 現地レポーター 今中麻貴・・・ 現地レポーター User Rating:7.3/10( 1,074 votes)IMDb User Rating:8.7/10( 452 votes) Yahoo! オトーサン、 「こんなに高いスコアかな」 User Reviews マジャールさん 2007年2月13日 恐怖の地下鉄 ガメラ以上に自衛隊・自衛官が大活躍する 怪獣映画の稀にみる大傑作! (というか、ほとんど戦争映画!!) 軍服姿の永島敏行がまぶしい。 その永島に、 水野美紀が言う「ご無事で」のセリフもグッとくる。 小林昭二の登場も嬉しかったし、 これはなんでしょうね、 どんな客層をターゲットにしてるか、 もう完全に明らか。確信犯ですね。 前作の評判もよかったし、 新聞に金子監督のコメントが載ってて、 山本薩夫の『戦争と人間』をお手本にした みたいな事が書かれてたんで、 劇場に観に行って大正解だった。 特撮のクオリティの高さにも目を瞠りました。 素晴らしい! オトーサン、 「ドイツにも、ガメラのフアンがいるんだ」 unbrokenmetalさん Hamburg, Germany 2010年7月17日 ガメラが戻ってくる ガメラ三部作の第2部は、非常に楽しい映画だ! 一方で、見事に70年代のトレードマークを使っている。 (登場人物よりも、怪物の戦いに焦点を合わせている) たたみかける編集、写真のカット、違うロケ地、 明らかに90年代のスタイルだ。 奇妙なアクションがある。 (おいおい、ジェット・エンジンを持つウミガメかい?) リアルなCNNレポートは、100分を80分に感じる。 ガメラは、ギャオスと戦う。 (太平洋のタカアシガニに似ている) また、地中から飛び出してくる小さな怪物の大群がいる。 国中を移動し、遠くからも見える 昔の怪物ゴジラに比べるとかなり効果的だ。 ガメラが、小さな怪物の大群に襲われて、 苦しみもだえている。 今回は、人間の裏切り、邪悪さ、 無知や激論は、あまり出てこない。 ガメラを援護するのにみんなが合意している。 よく組織立った協力がなされている。


ゴジラVSスペースゴジラ

オトーサン、 「怪獣は、多彩でいいね」 でも、戦闘場面がいまいちです。 凝りすぎて、木をみて森を見ずの感があります。 原題:ゴジラVSスペースゴジラ(1994) 監督:山下賢章 脚本:柏原寛司 Genre: Action / Adventure / Fantasy 上映時間:108分 あらすじ: 国連G対策センターでは、 ゴジラを新兵器・MOGERAで倒そうとする勢力と 三枝未希のテレパシーを増幅して ゴジラをあやつろうとする権藤博士らが拮抗していた。 さらに南太平洋・バース島では、はみだし隊員・結城晃が、 リトルゴジラになつかれながら、ゴジラ退治に執念を燃やしていた。 そんななか、宇宙怪獣スペースゴジラが来襲し、 ゴジラを圧倒し、結晶体にリトルゴジラを幽閉し、 日本各地を襲撃しはじめる・・・ 出演者: 小高恵美・・・ 三枝未希(サイキックセンター主任) 吉川十和子・・・ 権藤千夏 柄本明・・・ 結城晃 オトーサン、 「わからんでもないが・・・」 武力ではなく、テレパシーというソフトパワーで、 強敵を懐柔しようという願いは、いいのですが、 描き方がチグハクです。 登場人物が類型的なので、興冷めしました。 その他の出演者: 橋爪淳・・・ 新城功二 米山善吉・・・ 佐藤清志 中尾彬・・・ 麻生孝昭(Gフォース作戦司令官) 佐原健二・・・ 瀬川隆之(Gフォース長官) 斉藤洋介・・・ 大久保晋 大沢さやか・・・ コスモス 今村恵子・・・ コスモス 上田耕一・・・ 兵藤巌 佐原健二・・・ 瀬川隆之(Gフォース長官) 木下ほうか・・・ 大野隊員 小堺一機・・・ ゲームセンターの会社員 松村邦洋・・・ ゲームセンターの会社員 User Rating:5.7/10( 1,925 votes)IMDb User Rating:5.7/10( 301 votes) Yahoo! オトーサン、 「やはり低いスコアだね」 User Reviews ebiros2さん United States 2005年10月18日 権藤千夏博士が好きだった これは、「ゴジラvs メカゴジラII」に比べて、大幅に良かった。 筋書がいい。 モスラやキングギドラといった古い怪獣に代わって、 ゴジラにふさわしい新しい怪物が導入されたのがいい。 撮影はよかった。 そして、場面において示されたゴジラと、 ゴジラの描き方が新鮮だった。 九州の阿蘇山のような実存している景色のなかに 現れたのだ。 俳優たちの顔ぶれは、みんな新鮮だった。 初期のシリーズよりも、いい俳優たちだった。 分からないのは、小高恵美(三枝未希)が、なぜいるかだった。 無表情で、立って、会話しているだけ。 90年代に作られたすべてのゴジラ映画に出ている。 最も好きな俳優は、権藤千夏博士だった。 彼女の兄はゴジラに殺されたのだ。 東宝は、もっと出演者を生かすべきだ。 90年代のガメラ・シリーズは、 東宝から特撮と監督を借りて成功していた。 オトーサン、 「同感、音楽はお粗末」 eri***** さん 2014年4月22日 怪獣と俳優は○演出△音楽× 怪獣は、チビゴジ、スペゴジと 造型的には満点でしょう。 メカのモゲラは、基本フォルム変えず、 カラーリングを現代的にモディファイ。 美しい仕上がりです。 俳優さんも、柄本さん、吉川さん、橋爪さん、 小高さん、斎藤さん、中尾さんと 怪獣映画とは思えないほど豪華! 特に吉川さんは、昭和版の若林さんや星さんと並び、 ヒロインとしての美しさは、シリーズ特Aクラスです! しかし、怪獣、メカ、俳優と、こんだけ揃ってて演出が、 もっと何とか出来たのでは?と思います。 テレパシー増幅装置はまだよいとして、 テレキネシスというオカルトまで繰り出してしまうと そのあと、橋爪さんと小高さん、柄本さんと吉川さんが どんだけ純愛を語ろうが、 じゃ、さっきまでのオカルト話は何だ!?となる。 ファンタジーならファンタジー! 純愛話なら純愛話!に徹するべき! 権藤一佐の殉職への復讐エピソードも、 結果的には放置したまま、突き詰めない! だったら初めから出すな!と。 音楽は、モゲラ出撃!以外は聴くべきものなし! メインテーマの軽さは、シリーズ随一! 怪獣どうしの重厚なバトル場面で流すには、 安物パニック映画並みの音で不快です。


ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃

オトーサン、 「正直言うと、ゴジラ以外はいらないな」 ・モスラは、蛾。 芋虫から、繭を経て、成虫と変態するのがミソ。 ・キングギドラは、想像の産物。 黄金の鱗に覆われた体、1対の翼、2本の尾、3本の首。 ゴジラよりも、特撮のやりがいがあるのでしょう。 原題:ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃(2001) 監督: 金子修介 脚本: 長谷川圭一/ 横谷昌宏/ 金子修介 Genre: Action / Adventure / Drama 上映時間:105分 あらすじ: グアム島沖で突然消息を絶つ米原子力潜水艦。 その救助に向かった作業艇は深海で巨大な生物と遭遇する。 防衛軍准将・立花は、半世紀前に 東京に上陸したゴジラではないかと主張するが、 兵力に慢心する軍上層部は彼の言葉に耳を傾けない。 一方、TVスタッフとして日本各地で起きている 超常現象を追っていた立花の娘・由里は、 民間伝説<護国聖獣伝記>の存在に行き当たる。 そして立花の予感通りついに破壊神ゴジラが姿を現した。 だが圧倒的な猛威をふるうゴジラを倒せるのは “ヤマトの守護神”である3匹の護国聖獣しかいない・・・ 出演者: 新山千春・・・ 立花由里(BS番組デジタルQスタッフ) 宇崎竜童・・・ 防衛軍准将・立花泰三(由里の父) オトーサン、 「うーん、いくら怪獣が主役でも、 この2人の下手な演技じゃなぁ」 その他の出演者: 小林正寛・・・ 武田光秋(サイエンスライター) 佐野史郎・・・ 門倉春樹(由里の上司) 仁科貴・・・ 丸尾淳(AD) 南果歩・・・ 江森久美(防衛軍情報管理部大佐) 大和田伸也・・・ 三雲勝将(防衛軍中将) 村井国夫・・・ 日垣野真人(防衛軍司令部書記官) 渡辺裕之・・・ 広瀬裕大佐 葛山信吾・・・ 小早川時彦(防衛軍情報管理部少佐) 中原丈雄・・・ 崎田 布川敏和・・・ 宮下(「あいづ」副官) 津川雅彦・・・ 官房長官 天本英世・・・ 伊佐山嘉利 角田信朗・・・ 部隊長 松尾貴史・・・ 本栖署の警官 かとうかずこ・・・ 学校の先生 中村嘉葎雄・・・ 漁師 上田耕一・・・ 村長 温水洋一・・・ 襲われる男 村田雄浩・・・ パイロット 近藤芳正・・・ 目撃者 奥貫薫・・・ 目撃者 翁華栄・・・ ロープウェイの客 佐伯日菜子・・・ ロープウェイの客 蛍雪次朗・・・ 自殺志願の男 高橋昌也・・・ 自転車店店主 チューヤン・・・ 中国系移民 手塚昌明・・・ 防衛軍陸軍将校 川北紘一・・・ 防衛軍空軍将校 菅野美寿紀・・・ 防衛軍通信兵・舞梨 User Rating:7.2/10 ( 2,495 votes)IMDb User Rating:7.5/10( 297 votes) Yahoo! オトーサン、 「案外高いスコアだね」 ゴジラ・モスラ・キングギドラの3本立てですから、 特撮を楽しむひとは、うれしいのでしょう。 User Reviews mstomasoさん Vulcan 2005年3月29日 ゴジラ映画の中にある 人物造型、神秘主義、哲学、政治 親愛なるゴジラ 2つの面が私を悩ませた。 第一に、あなたは、再び、悪者を演じさせられた。 第二に、メイキャップが恐ろしすぎて、 時々、あなたとは思えなかった。 それでも、私は気付いた。 この脚本は、あなたの役割は大きな飛躍だった。 最近の役割はみんな屑だったから。 あなたの真のファンは、東京を破壊するのは、 あなたの1つの欲望によって引き起こされたことを知っている。 東宝のありかを突き止めて、破壊したいのだ。 そうすれば、最終目的は果たされる。 あなたは、日本人の集団的な有罪を 象徴しているふりをする必要があった。 これは、興味深く、政治的で哲学的だ。 あなたは、何人かの人々の耐え難き行動のために 不愉快な行動をするのだ。 私は、あなたが再びあなたの本性を発揮できる 大きな役割を得るのを願っている。 日本人だけでなく、すべての生けるもの守護神として。 あなたの演技、助演陣は、毛のない子猿も含めて この映画の中で輝いていた。 映画の出来は、よかった。 あなたのキャリア、公的なイメージ、ファミリーライフを 損なおうとする東宝の企みをやめるように嘆願したくなった。 悪い顔のメイキャップにもかかわらず、 あなた、モスラ、キングーギドラは、 これまでに見たことのない分割画面と 青色スクリーンで、美しく撮影されていた。 黄色くスプレーされたイエバエのモスラと組み ギドラが日本を救う役になるなんて、変だが、 アメリカナイズされた題名「大怪獣総攻撃」も、 内容を表していないとは思うが、まあ楽しめた。 破壊と荒廃シーンの合間に 監督が、興味深いサブプロットを挿入して、 人物造形を図ったのは、いいことだと思う。 数年前にあなたのスタントを借用した後で あなたがハリウッドを避けたのは、非難しない。 この映画は、東宝には希望があると思わせてくれた。 しかし、ハリウッドからの申し出は生きている。 ハリウッドを避けたことで、 あなたにとって本当によい時間が得られたと思う。 アメリカの何州かは、 あなたの巨大な銅像を官庁に立ててくれるだろう。 さらに、あなたが米国で悪い配役をされたなら、 南カリフォルニアで大暴れすれば、人気をさらうだろう! 期待は大きいし、無限だ。 この点を考慮してほしい! オトーサン、 「同感!」 黒美君彦さん 2006年7月26日 ギドラが善玉!? 好きな人には申し訳ないが、 宇崎竜童と新山千春の稚拙な演技にがっくり。 ゴジラを徹底した悪役にし、 バラゴン、モスラ、キングギドラを善玉にした 新機軸はなかなかの発想だとは思うが、 個人的には先述したふたりの演技があまりに拙いので、 特撮だけを楽しんで終わった、という感じ。 南果歩なんて、なかなかいい味を出していたと思うのだが。 善玉ギドラを知らず知らず応援していた自分に驚いた(苦笑)。


銀座の若大将

オトーサン、 「まだ、舗装されていなかったっけ」 銀座、皇居周辺の道路が映っていました。 万座スキー場も、いまとはちがって、 のんびりムードでした。 原題:銀座の若大将(1962) 監督:杉江敏男 脚本:笠原良三 田波靖男 Genre:Commedy 上映時間:94分 あらすじ: 京南大学法学部の学生、田沼雄一は軽音楽部に所属。 父親の友人・島川の経営するレストランで 拳闘部のマネージャー・江口の喧嘩に巻き込まれて 店をめちゃくちゃにしてしまう。 その責任をとらされ、レストランで働くことになる。 また、拳闘部の助っ人を引き受けさせられたものの 練習は、思い通りに進まない。 同級生の京子、ファッションモデルのきみ子に言い寄られ、 本命の澄子に誤解されたまま、試合当日を迎えるが・・・ 出演者: 加山雄三 ・・・田沼雄一 星由里子 ・・・中里澄子 田中邦衛 ・・・石山新次郎 有島一郎 ・・・田沼久太郎 飯田蝶子 ・・・田沼りき オトーサン、 「飯田蝶子さん、最高!」 拳闘のマネをするシーンは、秀逸です。 その他の出演者: 上原謙 ・・・鳥川金五郎 中真千子 ・・・田沼照子 団令子 ・・・団野京子 北あけみ ・・・北川きみ子 江原達怡 ・・・江口敏 左卜全 ・・・石脇教授 久慈あさみ ・・・大森夢子 藤山陽子 ・・・鳥川信子 堺左千夫 ・・・宏 佐田豊 ・・・大原 岩本弘司 ・・・西田 鈴木和夫 ・・・山口 小川五郎 ・・・熊田 宮田羊容 ・・・小島 大友伸 ・・・チーフ・コック 西条康彦 ・・・明 丘照美 ・・・女店長 山田彰 ・・・麦倉 三浦敏男 ・・・沢村 若松明 ・・・金田 大前亘 ・・・関口 津田光男 ・・・堀口 桜井巨郎 ・・・若い教授 小川安三 ・・・支那蕎麦屋の出前 User Rating:5.5/10( 4 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:6.0/10( 26 votes) Yahoo! オトーサン、 「ま、こんなものかも」 User Reviews イニシャルKさん 2007年12月6日 安心して楽しめる シリーズとしてはまだ2作目なんだが、 既に数作このシリーズ見てるせいか 次はこうくるだろうなあというお約束が既に分かっているので なんだか安心して楽しめる。 社長(上原謙)と久太郎(有島一郎)が 雄一(加山雄三)についてほめあうシーンや 雄一の「椿三十郎」という自己紹介などの楽屋ネタ (昔からあるんだなあ。こういうの。)、 それに1作目と同じようなギャグである残飯鍋のシーンが笑える。 それにしても澄ちゃん(星由里子)にいいように使われる 石山(田中邦衛)はちょっと気の毒。 オトーサン、 「2本立、3本立ての時代があったなぁ」 toy*****さん 2008年5月31日 銀座の若大将 当時、怪獣映画ものとセットで、上映された若大将シリーズ。 今回は、若大将の京南大学の田沼雄一が、 ハワイアンのバンドを頼まれて、バイトとしてクラブに出演したり、 ボクシングの試合に出場するまでのドラマを描く。 マドンナは、星由里子。 加山雄三を、父親の有島一郎と母親の飯田蝶子が 味のあるキャストで、脇を固めているパターンが心地よい! 飯田蝶子の歯切れの良いコミカルさと、 有島一郎のお惚けぶりが面白い~♪ 大学でボクシング、拳斗部と読んでいたのが、 古い感覚だなぁ~と思える。 また、タイトルの“銀座”も ファッション性に欠け、今風ではないし、 “ボクシング”とマッチしない。 イメージ的には合わないが・・・ 何はともあれ、スポーツ万能の“若大将”であれば良いか。


バス停留所

オトーサン、 「2002年にみているな」 この映画批評をはじめた頃です。 10余年の歳月が経過して見直すと、 どういう感想をもつか楽しみです。 原題:Bus Stop (1956) 監督:Joshua Logan 原作:William Inge(舞台台本) 脚本:George Axelrod Genre: Comedy / Drama / Romance 上映時間:96分 あらすじ: ボーは、世間知らずのカウボーイ。 先輩のバージルに連れられて ロデオ大会に出場しようとフェニックスへ。 そこでクラブ歌手のシェリーに一目惚れ、 彼女がハリウッドで成功を夢みているのに、 強引にモンタナの自分の牧場に行くバスに連れこむ。 だが、バスは、大雪で道路閉鎖されて グレイスの食堂で止まってしまう・・・ 出演者:: Marilyn Monroe .... Cherie(シェリー) Don Murray .... Beauregard 'Bo' Decker (ボー) Arthur O'Connell .... Virgil 'Virge' Blessing(バージル) Betty Field .... Grace(グレイス) オトーサン、 「モンロー、魅力ないな」 みんながモンローに恋していた時代は、去っのでしょう。 その他の出演者: Eileen Heckart .... Vera Robert Bray .... Carl Hope Lange .... Elma Duckworth Hans Conried .... Life Magazine Photographer Max Showalter .... Life Magazine Reporter User Rating: 6.7/10( 7,006 votes) IMDb User Rating:6.0/10( 157 votes) Yahoo! オトーサン、 「案外低いね」 ドン・マレーのような型破りな人物は、 もう時代に合わないのでしょう。 アカデミー賞ノミネート ・助演男優賞 ドン・マレー User Comments: kclaさん elgin, illinois 2004年6月13日 OKだが、不快 この映画は、演劇に基いている。 だが、台本を読んでいないので、 細かいところを見逃しているかもしれない。 だが、娯楽映画としては、おすすめできない。 登場人物が、よく描きこまれていない。 ありきたりなところがある。 グレイスは、生意気な食堂のウエイトレスだ。 シェリーは、黄金の心をもつショウガールだ。 モンローは、そのキャリアのなかで、 同じタイプの人物を演じているが、好演している。 彼女とホープ・ラングは、唯一、よい演技をみせている。 ドン・マレーの洗練されていないカウボーイは とても不快だった。 助演陣は、まあまあ。 この映画、もっとよくなったハズなのに、残念だ。 配役を1人か2人、変えるべきだった。 オトーサン 「50年代のおおらかさがいいね」 黒美君彦さん 2005年9月23日 単純な物語ですが マリリン・モンローが30歳前後で撮影した作品。 この作品から演技派をめざし、 アクターズ・スタジオで演技修行をした成果を 批評家からも絶賛されたとか。 確かに前半の完璧コメディーから後半のメロドラマへの展開は、 彼女にも多少の演技を求めるところだが、 とはいえ驚くほどの演技だとも思えないのだが(苦笑)。 寧ろ、情けない主役2人を周りで見守るヴァージルやバス運転手、 チェリーの話を聞くヴェラらの脇役が光っている。 単純な物語だが、 (吉本新喜劇のみたいな話の流れともいえる・・・笑) アメリカの半世紀前の田舎とフェニックスの町、 それにロデオが楽しめます。


必殺仕掛人 春雪仕掛針

オトーサン、 「藤田まことか、みておくか」 間違っていました。 この「必殺仕置人」の主演は、緒形拳。 原作は、あの池波正太郎さん、 藤枝梅安シリーズは、 「鬼平犯科帳」に次いで好評だった作品です。 原題:必殺仕掛人 春雪仕掛針(1974) 監督:貞永方久 原作:池波正太郎 脚本:安倍徹郎 Genre:Period Drama 上映時間:89分 あらすじ: 正月の夜、漆器問屋の一家が惨殺された。 ここに後妻に入ったお千代の手引きによるものだった。 真相を知っているのは、昔は盗っ人で今は堅気となっている お千代を育てた小兵衛だけだった。 小兵衛は千代を立直らすには彼女の子分たちを殺すしかないと考え、 仕掛人音羽屋半右衛門に三人の始末を依頼した。 半右衛門の命を受けた梅安は、まず、定六を風呂屋の中で殺した。 そして、三上は小杉十五郎の剣に倒れた。 次に勝四郎を狙った梅安は、 勝四郎が千代の情夫であるのを知ると同時に、 千代は、昔、自分が女にした女であることを知った・・・ 出演者: 緒形拳 ・・・藤枝梅安 林与一 ・・・小杉十五郎 山村聡 ・・・音羽屋半右衛門 岩下志麻 ・・・猿塚のお千代 オトーサン、 「贅沢だね」 緒形拳だけでなく、岩下志麻も出演しています。 その他の出演者: 夏八木勲 ・・・勝四郎 地井武男 ・・・定六 村井国夫・・・ 幸太郎 高橋長英 ・・・音二 竜崎勝 ・・・三上 佐々木孝丸 ・・・蓑火の喜之助 花沢徳衛 ・・・瀬音の小兵衛 User Rating:6.7/10( 4 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:9.0/10( 19 votes) Yahoo! オトーサン、 「面白い」 User Reviews ten***** さん 2009年10月23日 テレビより、よりハードに・・・ 映画版の「仕掛人」には、 秋野太作や野川由美子が 出ていないのを観てもわかる様に、 非常にハードに創られている。 冒頭から、過剰なスプラッター描写だし、 女郎の拷問シーンもややハード。 「映画」なんだと意識した製作陣の意気込みが、うかがえる。 ゲストに岩下志麻を迎え、「ゴージャス」感を増している。 チイチイ(地井武男)・・・ 必殺にも、出てたんですねぇ。 「おれぁ、緒形さんに殺された事もあるんだよ~」と お会いした時言ってたけど、 この作品の事だったんだぁ・・・ すいません、ボケタと、思ってました。 勝四郎役の、夏八木勲が、「頂上作戦」と一緒で、 「凶暴」でしたね。 山村總、林与一、緒形拳と テレビのオリジナル・メンバーが揃ってましたが、 音楽の方が、テレビ版のスコアを使えなかったのか、 やや物足りない。 貞永監督は、後に「必殺1」の映画を撮る監督。 キチッとした世界観を持ってるので、 脚本安倍徹郎氏と共に、 ファンとしては、安心して観ていられました。 オトーサン、 「貞永方久監督って、力量あるね」 aksweetさん 2010年11月7日 やっぱ必殺は、緒形拳 今回も「やっぱ必殺は藤枝梅安・緒形拳でなきゃなぁ」 という一言に尽きる作品でした。 いつもの面子(岬の千蔵のぞく)に、 岩下志摩の妖艶さを加えて、 よりエンタメ性が増したように思います。 しかし、考えずにはいられないのが… 原作に沿い、好キャストを配し、 緊張感を殺さずに撮ってれば、 ここまで面白くなるというのは、もはや周知なのに、 なんで主水シリーズは凡庸以下なんだろうか。


ワン カリフォルニア デイ

オトーサン、 「最高!」 思わず、周囲のサーフィン好きに勧めてしまいました。 なかには、1晩に2度も見たというひとも・・・ 原題:One California Day (2007) 監督・脚本:Jason Baffa/ Mark Jeremias Genre:Documentary / Biography / Drama 上映時間:96分 あらすじ: 燦々と降りそそぐ太陽の光と青い海 サンディエゴ、セントラルコースト、オレンジ・カウンティ、 マリブ、サンタバーバラ、サンタクルーズ、サウスベイ。 地域によって海岸線の形も波の高さも違い、 ライフスタイルも異なる。 ジョエル・チューダー、トムとジョー・カレン兄弟 クリス、ダン、キースのマロイ三兄弟、 アレックス・ノスト、ジミー・ガンボア、ランス・カーソン、 タイラー・ハジーキアンなどのカリスマ・サーファー、 そしてグレッグ・ノールなど伝説のサーファー、 サーフィン産業の祖ヴェルジーが登場する。 彼らの姿を通し、カリフォルニアに受け継がれてきた サーフィン文化が見えてくる・・・ 出演者:本人 Joel Tudor・・・本人 Joe Curren・・・本人 Tom Curren・・・本人 Chris Malloy・・・本人 Dan Malloy・・・本人 Keith Malloy・・・本人 Alex Knost・・・本人 Jimmy Gamboa・・・本人 Lance Carson・・・本人 Tyler Hatzikian・・・本人 Devon Howard・・・本人 Greg Noll・・・本人 Mitch Abshere・・・本人 Skip Frye・・・本人 Jeff Johnson・・・本人 Terry Martin・・・ 本人 Jed Noll・・・本人 ... David Nuuhiwa・・・本人 Dane Perlee ・・・本人 Dale Velzy ・・・本人 Devon Howard・・・本人(Narrator) オトーサン、 「まさに、群雄割拠だね」 User Rating:8.7/10 ( 35 votes)IMDb User Rating:10.0/10( 15 votes) Yahoo! オトーサン、 「サーフィン映画の決定版だ」 User Reviews kat***** さん 2009年10月4日 美しい カリフォルニアに視点をおいた スローライフを地でいくサーフドキュメンタリー ただそこにある何の変哲もない日常 ひどく美しく穏やか サーファーに対するイメージが一変した 普遍的な毎日の中で海の中に喜びを感じ、 海に還るラストのお葬式のシーン まさにサーファーみんなが海に還る神秘的な映像。 なんだか奇麗事しか見てないのかもしれないけど、 心が落ち着き、海に行きたくなりました オトーサン、 「アマゾンで買いましたよー」 まっつさん 2009年7月1日 サーフィンビギナーの私でもはまってしまいました 私は1年未満のサーフィンビギナーです。 最初見たときは普通にかっこい?、 気持ち良さそうと思い、☆3つくらいでした。 偶然借りた本を読みました。 ・「サーフィン・レジェンド―   サーフィンの歴史を築いた男達の物語」エイ文庫 2002年 読んでからもう一度見たら感動倍増しました。 ヴェルジーの葬式シーンに涙しました。 それ迄サーフィンの歴史や有名なライダーなんて 全く興味がなかったけれど 今活躍してる若い人たちも温故知新というか、 ちゃんと歴史を知って敬意を払って 地元を愛して海に入っているんだなあと、なるほどと思いました。 私もローカルのかたにちゃんと挨拶しよう、 海のマナー守ろうと思いました。 挨拶はしていたけど、もっと感謝の気持ちを持って接しようと。 後は超ベタですが、ジョエル・チューダーとトム・カレンが 抜群にかっこ良くて、 それまでは名前しか知らなかったり 漠然と映像を見ていたから、 この人のライディングがカッコいいとか、 そんなに好みでないとかそういう風に見たのは初めてでした。 一人一人の考え方やライディングが丁寧に紹介されていて、 もっとほかのサーフィンDVDをたくさん見てみたいと 思うようになりました。 私みたいなビギナーの人にもわかりやすくておすすめです。


大学の若大将

オトーサン、 「新シリーズ、第1作だ」 主演は、加山雄三さん。 父君は、あの名優上原謙さん。 何不自由ない青春群像が描かれています。 原題:大学の若大将(1961) 監督:杉江敏男 脚本:笠原良三/ 田波靖男 Genre:Drama 上映時間:82分 あらすじ: 田沼雄一は、老舗すきやき屋の長男 「若大将」と呼ばれ大学水泳部のエース。 彼に想いを寄せる澄子は 水泳部主催のパーティーに参加するが、 モテモテの雄一は京子やはるみと踊るばかり。 雄一は店の肉を無断で持ち出し部員に振る舞い、 父親に勘当されてしまう。 親友の多湖の紹介で芦ノ湖へアルバイトに出かけ、 不良の石川に言い寄られる澄子を救出。 澄子を愛していることに気づく・・・ 出演者: 加山雄三 ・・・田沼雄一 星由里子 ・・・中里澄子 田中邦衛 ・・・石山 オトーサン、 「加山雄三、若いねぇ」 その他の出演者: 有島一郎 ・・・田沼久太郎 飯田蝶子 ・・・田沼りき 中真千子 ・・・田沼照子 団令子 ・・・団野京子 北あけみ ・・・北川はるみ 江原達怡 ・・・多胡誠 土屋嘉男 ・・・滝沢 上原謙 ・・・野村社長 久慈あさみ ・・・野村夫人 藤山陽子 ・・・野村千枝子 竹沢光男 ・・・野村一郎 左卜全 ・・・石脇教授 藤原釜足 ・・・植木屋半七 菅井きん ・・・女房みね 桜井巨郎 ・・・浮袋屋のおやじ 沢村いき雄 ・・・管理人のおやじ 堺左千夫 ・・・白バイの警官 山田彰 ・・・水泳部員A 大前亘 ・・・水泳部員B 若松明 ・・・水泳部員C 岩本弘司 ・・・田中 鈴木和夫 ・・・太田 西条康彦 ・・・高橋 中山豊 ・・・愚連隊風の男A 桐野洋雄 ・・・愚連隊風の男B 大友伸 ・・・警官 紅美惠子 ・・・ホステス 丘寵児 ・・・支配人 佐田豊 ・・・板前の兼さん 河美智子 ・・・お手伝い User Rating:5.5/10( 6 votes)IMDb User Rating:8.2/10( 46 votes) Yahoo! オトーサン、 「評価はわかれるね」 60年代の青春記録という観点を評価すると、 高いスコアになります。 User Reviews agu***** さん 2011年9月6日 若大将ステキ!! 初めて若大将シリーズを見たが 加山雄三の若かりし頃は非常に恰好良かった。 また、ちゃらちゃらした大学生だが 芯はしっかりしていて個人的には理想的な人間像です。 昔の大学生ってアグレッシブで楽しそうだなぁ。 今より何もなかったけど自由度が高かったんだなぁって 感じました。 また、田中邦衛扮する青大将という設定に ふき出しました。 オトーサン、 「ちがうよ・・・」 一部のごく限られた裕福な若者が描かれているんだ。 神宮のプール、泳いだことがあるのを思い出しました。 なんのかんのさん 2008年12月6日 そうか このシリーズも最初のころは 加山雄三オリジナル曲を歌ってなかったんだ。 まだ東宝は彼にそういう才能があるのに気づいてなかった。 タイトルのときに、なんかマヌケな感じのコーラスが流れて驚いた。 加山が歌ってるのはドドンパだったし。 60年安保の翌年の学生像と見ると、かなり落差を感じるが、 案外大多数の学生はこんなもんだったんだろう、 またサイレント時代の鈴木伝明などの大学生ものから つながっている伝統のジャンルの型だからしょうがない。 もっとも戦前は学生ってのは尊敬される特殊な階級だったから 微笑んでヤンチャぶりを見られたんだけど、 時代が近づいてくるとちょっと微妙にはなる。 レジャー産業が学生に標的を定めだしたころ。 上原謙に「いまどき珍しい好青年だ」なんて 言わせる楽屋落ちもあった。 団令子が「MMK」と言うのは 「もてて・もてて・困っちゃう」のことだそうだ。 時代を懐かしむ材料として以外にはつらい作品で、 唯一見せ場になりそうだったのは 水泳大会リレー会場へ駆けつけるシーン、 あそこは走りながら脱いでいって、 そのままタッチと同時に止まらずに飛び込む ってのが映画としては正解であろう。 へんにリアリズムにこだわってはいけない。


いぬのえいが

オトーサン、 「なーんだ、オムニバスか」 犬と人との触れ合いをテーマとした 11の短編からなるオムニバス映画。 「そうか、短編映画祭の審査委員になったつもりで みればいいんだ」 原題:いぬのえいが(2004) 監督:犬童一心/ 黒田昌郎/ 祢津哲久 黒田秀樹/ 佐藤信介/ 永井聡/ 真田敦 脚本:佐藤信介/ 山田慶太/ 永井聡 Genre:Drama/Commedy 上映時間:96分 あらすじ: 1A Dog's Life:good side 飼い犬チャイムに起こされた少年は、散歩に出掛け・・・ 2 うちの子No.1 公園で鉢合わせたアイリッシュ・セターを連れたおじさんと 4匹のヨークシャー・テリアを連れたおばさんが、 ミュージカル調で自慢対決を始めてしまい・・・ 3 CMよ、どこへ行く ドッグフードのCMを担当する広告プランナー・山田。 彼のもとには各方面から勝手な要求が次々と持ち込まれ・・・ 4.ポチは待っていた/思い出  5.恋するコロ  6.ポチは待っていた/唄う男  7.犬語  8.ポチは待っていた/病院  9.ポチは待っていた/空き地  10.A Dog's Life:bad side  11.ねえ、マリモ   父親が運転する車で行って貰ってきた子犬。 美香は、このボーダー・コリーにマリモと名づける。 川原でボール投げして遊んだこと、 初めて海に行ったこと 縁側の下に置いた靴を隠したこと、 引き綱を振り切って逃げたこと 犬小屋の前で息を引き取ったマリモに気付いて、 美香は泣き崩れる・・・ 出演者: 中村獅童 ・・・山田賢太郎 佐野史郎 ・・・おじさん 渡辺えり子 ・・・おばさん 宮崎あおい ・・・美香 オトーサン、 「うちの子No.1が愉快だね」 「CMよ、どこへ行く、憮然とする獅童くん!」 「ねえ、マリモは、胸に響くね」  その他の出演者: 伊東美咲 ・・・白鳥美咲 天海祐希 ・・・美春 小西真奈美 ・・・香織 佐藤隆太 ・・・克彦 乙葉 ・・・知美 荒川良々 ・・・コロの声 川平慈英 ・・・正夫 吉川ひなの ・・・若奥さん 木村多江 ・・・香織の母 清水美那 ・・・看護婦・泰代 松岡璃奈子 ・・・看護婦・梨香 戸田恵子 ・・・マネージャー・林麗子 利重剛 ・・・美香の父 田中要次 ・・・丸山健太郎 高橋克実 ・・・小野田 北村総一朗 ・・・スポンサー・山村 モロ師岡 村松利史 広岡由里子 石坂良磨 菅野莉央 江口のりこ 深水元基 森下能幸 大家由祐子 大橋のぞみ User Rating:6.5/10( 42 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:7.4/10( 792 votes) Yahoo! オトーサン、 「犬好きには、たまらないだろうね」 User Reviews ひまわりさん 2009年8月246日 犬をもっと好きになりたい 最初のミュージカルシーンには苦笑してしまった・・・。 数個の話が分散しているので、感情移入しにくかったです。 ポチの話は良い話だけどいまいち盛り上がりに欠けており、 それ以外の話はあまり印象に残らず。 このまま終わり?ガッカリー・・・ と思っているところに、アニメシーン。 保健所に連れていかれて危機一髪の犬に、 飼い主の男の子が「ごめんね・・・」と涙を流して 拾い上げるシーンにホロリ。そ して、ラストのマリモの話はもう・・・。 飼い主の視点、犬の視点、ラストは飼い主が犬に語りかける。 これには、感動と涙が津波のように襲ってきました。 序盤からずっとマリモ話のようなテンポだったら、 泣きっ通しだったことでしょう。 評価としては、最初~中盤は4点、最後は10点。 平均して6点ってところです。 私は犬飼ったことないし、正直なところちょっと苦手なのですが、 犬が出てくる感動映画は大好きです。 心の奥では犬をもっと好きになりたいのかも。 オトーサン、 「犬を飼っていたら、コメントもちがうかも」 わが家で飼っていたチロとの思い出が、 滝のように溢れ出てきました。 黒美君彦さん 2007年3月15日 無償の愛 動物とは言葉が交わせない。 例えペットとして飼ったとしても、 人間とのつきあい方と動物とのつきあい方は大きく異なる。 それでも気持ちがわかるときがある。 楽しい、不安だ、好きだ、眠い、信頼している… それらの本能に根ざした感情の現れは、 人間とて原初に戻った時には「動物」であることを思い出させる。 そしてその時、普段忘れている打算抜きの 「無償の愛情」というものがあるのだということを 思い出させてくれる。 だから私たちは小動物を飼おうと思うのだ、きっと。 ほとんど期待していなかったこのオムニバス (というよりしりとり形式の)映画だったが、 意外に面白く観ることができた。 冒頭とラストのアニメ(監督・黒田昌郎)。 佐野史郎と渡辺えり子がミュージカル仕立てで 飼い犬を自慢しあう「うちの子No.1」(監督:称津哲久)。 関係者のわがままにドッグフードCMのプランナー(中村獅童)が 振り回される「CMよ、どこへ行く」(監督・黒田秀樹)。 そのCMプランナーが少年の頃仲良しになった ポチの話「ポチは待っていた」(監督・犬童一心)。 ポチの物語は離れ離れになった少年を探し、 あわせて4つのエピソードで語られる。 荒川良々が犬の切ない恋心を語る「恋するコロ」(監督・佐藤信介)。 人気商品バウリンガルの開発者(田中要次)にまつわる 皮肉な話「犬語」(監督・永井聡)。 そして美香(宮崎あおい)と愛犬マリモの生涯を 叙情的に綴った「ねえ、マリモ」(監督・真田敦)。 すべてがすべて優れているとは思わないし、 私個人はイヌよりネコ派なのだが(笑)、 それでも楽しく観ることができた。 イヌたちの演技?はなかなか上手かったし、 「ねえ、マリモ」は、あざといととられる向きもあるだろうが、 私はその映像と構成のセンスに参った。 何の変哲もない短い言葉の字幕が繰り返されるが、 それらは映像と一体化し、 映像詩ともいえるレベルに達していると思う。 少々気恥ずかしかったのも事実だが(苦笑)、 宮崎あおいの表情がその照れを補っている。 「ポチの話」はこの作品の柱となるストーリー。 cobaのアコーディオンが奇妙なノスタルジーをかきたてた。 動物たちの思い出は、なぜか子供の頃の記憶が鮮明だ。 それは子供の頃は、ペットを擬人化していたからだろう。 だからこの作品も、イヌを主人公にしながら、 描かれているのはまさに擬人化されたイヌ… つまり、イヌそのものではない。 そこを認められるかどうかで この作品の評価は変わるのではないだろうか。 さて、イヌ好きをターゲットとして企画されたこの作品、 興行的にはどうも成功とは言い難かったようだ。 そりゃそうだ。 佐野史郎出演のエピソードじゃないが、 イヌ好きは「自分の家のイヌこそがナンバーワン」。 わざわざ映画で他人のイヌを観ようと思わないのは当然でしょうね(笑)。


ロック ~わんこの島~

オトーサン、 「火山噴火か、大変だったなぁ」 御嶽山の噴火で、TVが連日報道しています。 でも、忘れてはいけません。 三宅島の雄山の噴火があったことを。 2000年の噴火によって全島民が島外へ避難し、 2005年、避難指示が解除されました。 原題:ロック ~わんこの島~(2011) 監督:中江功 脚本:水橋文美江/ 鈴木智 Genre:Drama 上映時間:123分 あらすじ: 三宅島で民宿を営む野山一家。 小学生の芯は、両親や祖母に囲まれ、 愛犬“ロック”と楽しい毎日を送っていた。 2000年8月、雄山が大噴火し、全島民が島の外へ避難。 その矢先、ロックがいなくなってしまう。 そして、東京での慣れない避難生活。 それでも、ロックとの再会を信じ、 懸命に毎日を生きる芯だったが・・・ 出演者: 佐藤隆太・・・ 野山松男 麻生久美子・・・ 野山貴子 土師野隆之介・・・ 野山芯 オトーサン、 「脚本がよくないね」 金魚のうんこみたいにダラダラ・・・ その他の出演者: 倍賞美津子・・・ 野山房子 岡田義徳・・・ 鶴屋肇 柏原収史・・・ 福田喜一 佐原弘起 中林大樹 佐藤二朗 光石研 佐藤仁美 おかやまはじめ 中丸新将 原田美枝子 User Rating:4.5/10(2 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:5.2/10( 235 votes) Yahoo! オトーサン、 「残念ながら駄作だね」 User Reviews イニシャルKさん 2012年6月26日 テレビ局主導の映画 三宅島の噴火によって全島避難を余儀なくされた一家と 離ればなれになった飼い犬との絆を実話を元に描いた作品。 「めざましテレビ」の「きょうのわんこ」で取り上げられた エピソードの映画化ということで、 あからさまなテレビ局の企画もの以外のなにものでもなく、 かなりオーソドックスなファミリー向け動物映画という印象。 テレビ局主導の映画ゆえ仕方がないのだが、 映画というよりはテレビドラマっぽく、 どうせなら映画ではなく連ドラで やったほうがよかったかもしれない。 子供目線のナレーションで物語が進んでいくが、 その口調が子供らしくないのが少し気になる。 (まあこんなものかもしれないが) 佐藤隆太と麻生久美子の両親役はなかなかいいコンビ。 倍賞美津子は朝ドラ「梅ちゃん先生」でも 主人公の祖母を演じていて、 最近はこういう役が板につくようになってきたみたい。 エンディングの小田和正の主題歌は良かった。 オトーサン、 「犬は可愛いね、だけど・・・」 トム・ルーズさん 2011年9月8日 ロック ~三宅島の記憶~ 何やら世間の評判が芳しくないようなので 見るのを躊躇していましたが、 めざましテレビファンとしては やはり自分の目で内容を確かめておかねばと思い、 劇場鑑賞してきました。 きっと世間の評価が高くないのは、 また犬を使ったお涙頂戴物語だからなのだと思っていました。 まあ犬のロックを使ったお涙頂戴のシーンは 何度か使われてはいましたが、それほど不快ではないし、 不覚にも私は涙しました。 こんなもので評価が下がるのか? 忘れちゃいけない三宅島の記憶、 家族の絆、島との絆、ロックと家族の物語・・・ 東日本大震災が起きた今だからこそ 考えさせられる描写が多々あって、 終盤前まで思いのほか悪くないよ!と 思いながら鑑賞していました。 しか~し!! 終盤になると、雑な展開でまとめに入り、 最後の最後にやらかしやがった どうしても許すことの出来ない描写が・・・ ロックの里親の気持ちはどうなるんだよ! なるほど・・・これだったんだな、低評価の原因は。 主人公家族やロックや島との絆に関しては、 本当に素晴らしかった映画です。 しかし、「ヒューマンドラマ」としては、 どうしても認めることは出来ない最後の描写。 犬好きな方や一度でも動物を飼ったことがある方が見たら、 おそらく許すことは出来ないあの雑な演出。 自分達が良ければそれでいいのか?と、誰もが思ったことでしょう。 残念ながら、終盤のそのシーンがあったおかげで、 「フジテレビが犬と子供を使った金儲けの為の映画」としか 評価されなくなってしまうのは、 ある意味仕方が無いのではないかなと思いましたよ・・・ その最後の描写以外では、多々考えさせられることや、 涙するシーンがあったのは事実。 正直言えば、三宅島の大噴火のことは、 この映画の番宣を見る前までは、 私の記憶からすっかり飛んでいました。 悲しいかな、何十年も時が過ぎてしまうと、 当事者で無い限りは、どんな大惨事や大災害でも 記憶から薄れてしまうものなのかもしれません。 きっと東日本大震災も、当該地区近辺以外の方々には、 十年もすれば忘れられてしまうでしょうし、 猛烈な台風にて水害にあった地域なんかは、 下手すりゃ当該地区以外の方には 1年も経たないうち忘れられてしまう可能性もあるでしょう。 三宅島の島民は、避難命令が解除されるまでに4年掛かったそうです。 その間の心細さ、悲しみは、私レベルでは想像がつかないぐらい、 大変な思いをされたことでしょう。 東日本大震災でも、特に原発事故が起こった福島では、 三宅島の噴火同様に今すぐにでも帰りたいのに 帰れない思いをされている方々が現実に今たくさんいると言うことを 我々は決して忘れちゃいけないと強く思わされました。 我々は、当たり前の生活をさせてもらっている現実に 深く感謝しなければいけませんね。


映画 謎解きはディナーのあとで

オトーサン、 「読みたかったな、原作」 本屋大賞をとったというので、話題になりました。 でも、買いそびれているうちに、 TVで映画が放映されました。 原題:映画 謎解きはディナーのあとで(2013) 監督:土方政人 原作:東川篤哉 脚本:黒岩勉 Genre:Mystery/Commedy 上映時間:121分 あらすじ: シンガポールへと向かう 豪華客船“プリンセスレイコ”号に乗船し、 久々の休暇を楽しむ令嬢・宝生麗子と執事の影山。 ところが、船内で殺人事件が発生。 そこに、麗子の上司・風祭警部が登場。 偶然にも彼は国立市からシンガポールに寄贈される アート作品“Kライオン”を警備するため、乗り合わせていたのだ。 容疑者はこの船の乗員・乗客3000人。 タイムリミットはシンガポールに到着するまでのあと7日。 やがて第2、第3の事件が発生する中、 頼みの影山からは “お嬢様、今回の事件の真相、皆目見当もつきません”と まさかのギブアップ宣言が飛び出してしまい・・・ 出演者: 櫻井翔 ・・・影山 北川景子 ・・・宝生麗子 椎名桔平 ・・・風祭京一郎 オトーサン、 「みんな好かんなぁ」 櫻井翔くんは、バラエティ番組向き。 北川景子は、グラビアモデル。 椎名桔平さんは、コメディに向いていません。 その他の出演者: 中村雅俊・・・ 藤堂卓也 桜庭ななみ ・・・藤堂凛子 要潤 ・・・石川天明 黒谷友香 ・・・結城千佳 甲本雅裕 ・・・松茂準一 大倉孝二 ・・・高円寺雄太 児嶋一哉 ・・・バラジ・イスワラン 村川絵梨 ・・・枕崎美月 団時朗 ・・・レイモンド・ヨー 伊東四朗・・・ 唐沢 生瀬勝久・・・ 京極天 竹中直人・・・ 高円寺健太 鹿賀丈史・・・ 海原真之介 宮沢りえ・・・ 熊 User Rating:3.8/10( 5 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:6.2/10( 541 votes) Yahoo! オトーサン、 「低いスコアだ」 ミステリーとしても、コメディとしても、 中途半端です。 User Reviews nabeさん 2014年9月1日 TVでいいんじゃないの いかにもTVコメディという劇場版である。 探偵で執事の影山と令嬢で刑事の麗子に 桜井翔と北川景子が扮し、 豪華客船で起こった殺人事件の謎解きをする。 推理ではなく謎解きというあたりが、 この映画の性格を良く現わしていてなかなか洒落ている点だ。 共演は中村雅俊、鹿賀丈史、生瀬勝久と 演技派のベテランを揃えているが、 所詮TVドラマのコメディなので、 気負った風は無く軽く流している感じだ。 謎解きの因果関係も、凝り過ぎていて 鮮やかというよりは逆に解りにくい。 椎名桔平がお茶らけたキャラの刑事を好演しているが、 ギリギリなところでなんとかこなしている感じ。 それに対し小心者の泥棒役の竹中直人はさすがにウマイ! 宮沢りえが重要な役どころで元気な姿を魅せている。 北川景子のお嬢さん姿が実にカワイイ。 オトーサン、 「同感」 目隠シストさん 2014年8月9日 原作未読、TVドラマ版未見、 完全一見者の感想です。 ご了承ください。 私のような初心者でも取っ付き易いよう ドラマ冒頭できちんとキャラの相関関係の説明が なされていました。 TVドラマの映画版の場合、 ハナから固定ファンだけをターゲットにしており、 世界観の説明を省略してしまう場合が少なくないので、 この気配りは嬉しいところです。 ただし、敷居は予想外に高いものでした。 ノリについて行けないというより、 キャラを魅力的と思えないというか。 麗子と影山の主従関係を微笑ましく見守る姿勢が 本作を楽しむ上での必須要件かと思います。 キャスティングを一見しただけで 誰が犯人か察しがついてしまうあたりは、 2時間サスペンスドラマクオリティ。 笑い少なめ、ミステリー要素多めの『トリック』といった印象です。


ラジオ・デイズ

オトーサン、 「映画の舞台になったんだ」 NY近郊ロックアウェイ、ひなびた港町です。 先日、NY在住の娘夫婦が海水浴に行ったので、 気になってDVDを借りてみました。 原題:Radio Days (1987) 監督・脚本:Woody Allen Genre:Comedy 上映時間:88分 あらすじ: NY近郊ロックアウェイ。 少年ジョーの一家は、ユダヤ人の大家族。 いつもラジオをつけっ放しで、 みんなそれぞれ好きな番組があった。 クイズ、音楽、スポーツ、昼メロ・・・ ラジオの黄金時代だったのだ。 ある日、日本が真珠湾を奇襲攻撃。 サリーの出演番組は、放送中止になる。 ジョーの一家も、ラジオの出演者たちも、 色々な思いを抱きながら、新年を迎えようとしていた・・・ 出演者: Woody Allen ・・・Joe, the Narrator(ジョー/ナレーター Seth Green ・・・Young Joe(少年ジョー) Mia Farrow ・・・ Sally White(サリー) Diane Keaton・・・ New Year's Singer(歌手) オトーサン、 「特に誰かが主人公ではないが・・・」 主人公はラジオでしょう。 その他の出演者: Michael Tucker ・・・ Father Julie Kavner・・・ Mother Josh Mostel ・・・ Uncle Abe William Magerman・・・ Grandpa Leah Carrey ・・・ Grandma Dianne Wiest ・・・ Aunt Bea Renee Lippin・・・ Aunt Ceil Danny Aiello ・・・ Rocco Gina DeAngelis ・・・ Rocco's mother Sydney Blake ・・・ Mrs. Gordon Jeff Daniels ・・・ Biff Baxter Todd Field ・・・ Crooner Judith Malina ・・・ Mrs. Waldbaum Kenneth Mars ・・・ Rabbi Baumel Kitty Carlisle Hart ・・・ Maxwell House/ Radio Jingle Singer Denise Dumont ・・・ Latin singer Martin Sherman ・・・ Radio Actor Don Pardo ・・・ "Guess That Tune" Host Tony Roberts ・・・ "Silver Dollar" Emcee Wallace Shawn ・・・ Masked Avenger Larry David ・・・ Communist Neighbor Rebecca Schaeffer ・・・ Communists' Daughter Paul Herman ・・・ Burglar Mike Starr ・・・ Burglar Kenneth Welsh ・・・ Radio Voice User Rating:7.6/10( 19,869 votes)IMDb User Rating:7.5/10( 249 votes) Yahoo! オトーサン、 「名画だね」 アカデミー賞ノミネート ・脚本賞 ウディ・アレン ・美術賞 User Reviews bbbaldieさん United States 2001年7月26日 肌寒い夕方の暖かい上着のよう 一言でいえば、暖かい映画だ。 カラー、筋書、登場人物、みんな見事に暖かい。 私は、40歳の年配者とこの映画を見た。 ロングアイランド育ちのユダヤ人の男性とも、 一度見たことがある。 コメントはみな同じだった。 戦時中のニューヨークの暮らしだね。 私は、ベトナム戦争しか知らない世代なので、 この時代は私にとってミステリーだった。 ウディ・アレンのような天才は、 どんな時代を題材にしても、 われわれを笑わせ、大好きなおばあちゃんを大笑いさせる 映画を作ることができる。 小さなファンファーレだ。 音楽には言及しないでおこう。 すぐに、この映画を見てほしい! オトーサン、 「Ikedaさん、詳しいね」 Ikedaさん 2007年5月10日 軽いタッチ ウディ・アレン自身の少年時代の思い出を ラジオ放送を通じて作っていますが、 ギャグを交えながら軽いタッチで作っているので、 気安く見られる映画です。 放送の中に有名なオーソン・ウエルズの 「火星人襲来」まで出てきますが、 これは1938年で当時、彼はまだ3才くらいですから 彼自身の伝記という訳ではありません。 エピソードがラジオ放送で中断される構想が面白いですが、 タイトルバックで「熊ん蜂の飛行」を使い、 以後のBGMもベニー・グッドマンや グレン・ミラーの演奏などが使われているのが楽しいです。 出だしの泥棒がクイズを当てる話が秀逸ですが、 私は最初の二つは解りましたが、 最後の「The Sailor's Hornpipe」は解りませんでした。 というより聞いた事はあるけれど 題名は覚えていなかったと言うところです。 その他、当時のヒット曲が次々出てきますが、 ビング・クロスビーがアンドリューズ・シスターズの バック・コーラスで唄う「Pistol Packin' Mama」が珍しいです。 1943年の同名の映画の主題曲で、 ビングが得意としていた歌ですが、映画は日本では入手不能です。 さほど有名でない「South American Way」が 最後にも唄われているのをみると、 アレンが好きな曲なのかも知れませんが、 これはカーメン・ミランダ主演の「遥かなるアルゼンチン」の主題歌です。 またダイアン・キートンが 「You'd Be So Nice To Come Home To」を歌っていますが、 この曲は戦後のヘレン・メリルの唄が一番有名のようです。 ただ、この映画の時代背景から言えば 1943年のハッチ(Leslie Arthur Hutchinson)の ヒット・ソングと見なすのが妥当だと思います。 オトーサン、 「少し勉強しておこう」 ウディ・アレンは、ユダヤ人ですが、 映画界には、ユダヤ人移民が流れ込んだのです。 アメリカンドリームを実現した監督さんといえば・・・ ユダヤ人の映画監督 ・ジョージ・キューカー:マイ・フェア・レディ ・ウィリアム・ワイラー:ローマの休日 ・ビリー・ワイルダー:昼下がりの情事 ・ロバート・ワイズ:ウエストサイド物語 ・エリア・カザン:エデンの東 ・シドニー・ポラック:トッツィー ・ロマン・ポランスキー:ローズマリーの赤ちゃん ・ロブ・ライナー:スタンド・バイ・ミー ・マイク・ニコルズ:卒業 ・バリー・レビンソン:レインマン ・スタンリー・キューブリック:2001年宇宙の旅 ・スティーブン・スピルバーグ:ET ・スティーブン・ソダーバーグ:セックスと嘘とビデオテープ ・コーエン兄弟:ファーゴ ・オリバー・ストーン:JFK ・フィリップ・カウフマン:存在の耐えられない軽さ ・ブライアン・シンガー:ユージュアル・サスペクツ ・デヴィッド・フィンチャー:セブン ・アイヴァン・ライトマン:ゴーストバスターズ


ツイン・ドラゴン

オトーサン、 「馬鹿バカしいと取るか」 それとも、イマジネーション豊かと取るか。 ジャッキー・チェンの映画は、 毎回、創意工夫の跡が見えて、好感がもてます。 原題:Seong lung wui (1992) Twin Dragons 監督:Ringo Lam/ Hark Tsui 脚本:Barry Wong/ Hark Tsui /Cheung Tung Jo/ Yik Wong Rod Lean/Val Kuklowsky(English adaptation) Genre:Action / Comedy Rated PG-13 for some shootings, non-stop martial arts violence, and sensuality Country: Hong Kong Language: Cantonese 上映時間:100分 あらすじ: 幼い頃、生き別れとなった双子の兄弟マーとジャッキー。 やがて彼らは青年になり、 片やNYの一流指揮者、片や香港暗黒街のギャングと 道は違えどそれぞれの世界の頂点に立っていた。 そんな二人が再び香港でめぐり会い・・・ 出演者: Jackie Chan ・・・ Ma Yau / Wan Ma(マー・ユー/ボミー) Maggie Cheung ・・・ Barbara(バーバラ) Nina Li Chi ・・・ Tong Sum(サリー) Teddy Robin Kwan ・・・ Tarzan(ターザン) オトーサン、 「この頃のジャッキー・チェンは、身体の切れがいいね」 その他の出演者: Anthony Chan ・・・ hotel staffer Philip Chan ・・・ hotel manager Chen Sylvia Chang ・・・ the twins' mother James Wong ・・・ the twins' father Alfred Cheung ・・・ Boss Wing Jacob Cheung ・・・ cafe cashier Cheung Tung-jo ・・・ orchestra member John Keung ・・・ hotel security officer Chor Yuen ・・・ Uncle Tang Lau Kar-leung ・・・ doctor Kirk Wong ・・・ Crazy Kung Wong Lung-wai ・・・ Wai Lai Ying-chow ・・・ Tsao Jamie Luk ・・・ Rocky John Woo ・・・ priest Tsui Siu-ming ・・・ priest Eric Tsang ・・・ man talking on the phone David Wu ・・・ waiter Pa Shan ・・・ thug Ringo Lam ・・・ car mechanic Ng Sze-yuen ・・・ car mechanic Tsui Hark ・・・ car mechanic User Rating:6.3/10 ( 7,022 votes)IMDb User Rating:6.6/10( 556 votes) Yahoo! オトーサン、 「ま、こんなものかも」 User Reviews Lawrence Ritchieさん Wellington, New Zealand 2002年2月14日 楽しく美しい心躍る風変りな作品 誕生時に生き別れになった双子が、再会する・・・ だが、見ている分には面白い。 ジャッキー・チェンの陽気でイマジネーション豊かな ファイト・シーンが見るられる! 双子の赤ん坊が登場し、軽率にも交換されてしまう。 この結果やいかに。お楽しみ。 本作は、ジャッキーのおふさげナンバーワン。. 一方で著名な指揮者、他方でふらちなメカニック。 ジャッキーが1人2役をどう演じるか。 双子は、お互いの人生に干渉しあい、 大破壊と混乱が引き起こされる。 面と面をつきあわせるまでは、その原因が分からない。 10年前に見て、以後何回か見た。 面白い。 サウンドトラックは素晴らしかった まだ曲のいくつかを覚えている。 落ち込んでいる、うさ晴らしが必要? この映画は、あなたの心を若返らせるだろう。 10点満点で9点。 オトーサン、 「ははは」 ・シートベルトを着用しよう なんのかんのさん 2012年5月20日 映画は双子が好き。 いや映画だけじゃないな、 「物語」一般が双子好きなんだ。 現実にも双子はあるのに、なんか物語性(非現実感)が漂う。 双子が並んで立ってる図だけで、妖しさがある (たとえば『シャイニング』)。 というわけでこれ、ジャッキー・チェンが双子なの。 おとなしい指揮者とチンピラ的のと。 ウェイターのおしりでカットを変えて、 背中の衝立越しに座っている二人を交互に撮るとこなんかに、 特撮よりも映画の楽しさがあった。 波止場でのアクション、 BGMがニセの指揮者が演奏会で演奏している曲を そのまま使ってるのがおかしい。 ラストのミツビシの車の試験場でのアクションが見どころ。 このころはまだ40前か。 窓から車中に飛び込み、上を駆け抜け、 衝突寸前で跳び上がったりと いつもながらとは言えキビキビしている。 シートベルトを着用しようという教訓つき。


劇場版タイムスクープハンター 安土城 最後の1日

オトーサン、 「安土城 最後の1日、こりゃ見逃せない」 織田信長によって築城、わずか3年後 本能寺の変により主を失い、1585年に廃城! 焼失原因は、不明です。 原題:劇場版タイムスクープハンター 安土城 最後の1日 (2013) 監督・脚本:中尾浩之 Genre:SF/Period Drama/Suspence 上映時間:102分 あらすじ: タイムワープ技術を使って 教科書に載らない真実の歴史を記録していくタイムスクープ社。 そこで働く時空ジャーナリストの沢嶋は、 混乱が続く“本能寺の変”直後の京都で取材を開始する。 やがて、幻の茶器“楢柴”を持つ商人と 彼を博多まで護衛する名もなき侍の旅に同行する。 その道中、一行は“未来の武器”を使う謎の山伏に襲われ、 楢柴は滝壺へと消えてしまう。 それは別の時代の人間による歴史への干渉であり、 このままでは歴史が変わってしまう。 この緊急事態に、沢嶋は新人記者ヒカリとともに、 歴史の修復作業に取りかかるが・・・ 出演者: 要潤・・・ 沢嶋雄一 夏帆・・・ 細野ヒカリ 時任三郎・・・ 矢島権之助 オトーサン 「なんだ、この格好は」 その他の出演者 杏・・・ 古橘ミナミ 上島竜兵・・・ 島井宗叱 小島聖・・・ 志乃 カンニング竹山・・・ 谷崎勉 宇津井健・・・ 一ノ瀬忠文 嶋田久作・・・ 伴山三郎兵衛 User Rating:4.4/10( 4 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:6.2/10( 189 votes) Yahoo! オトーサン、 「これはヒドイ!」 User Reviews kok***** さん 2014年9月20日 映画にするべきでない そもそも歴史のマイナー部分に焦点を当てる 番組構成上、映画というエンターテイメントには向かないと思う。 出てくる登場人物は、名もない初めて見たような俳優だから盛り上がる。 なのに、知ってる顔ばかり出てくると もうなんだか「これじゃない」感が半端ない。 歴史に関与してしまったり、 言うこと聞かない新人が出てきたり、 いらないエピソードだけど、ないと映画にならないんだろうな。 TV版にもリクエストだが、 街角インタビューのタイムトリップ版という感じで、 素人がインタビュー受けている感じをもっと強くしてほしい。 下手な演技力は求めていない。 安土城の消失の理由が、火縄銃の火が原因とか、 そんな理由なら、本当にもったいないと思う。 残念だ。 オトーサン、 「映画にするべきでない・・・同感!」 時代劇としても、SFとしても、中途半端です。 Tolbieさん 2014年4月9日 TV版は未視聴の上に歴史オンチ。 だけど、とりあえず今作では 双方にそれ程詳しくなくとも楽しめる内容となっている。   最初に描かれる取材シーンでまず驚くのは、 「え?その格好でやるの?」という事だが、 少なくとも取材対象については「特殊な交渉術」の中に それに対する解が含まれているのだ、 と(矛盾する描写はあるものの)無理やり納得する。   そこんトコロをぐっと飲み込んでしまえば、 歴史的事件の知られざる部分や、 不明な部分に対する一解釈などを見せる事の出来る そのアイデアを面白く感じる。   今作については、一解釈というより 楽しい妄想と言った方が良いのだろう。 だが、上島竜兵が予想に反してというと失礼だが、 なかなか良くて、そっちをメインにした物語にするのも 良かったんじゃないか、と思わせるほどだった。     ところで、歴史を改ざんしてはいけないと言い、 市井の人の小さな活動が歴史を紡ぐと言いながら、 そこが繋がっておらずに結局はそう人たちに介入しても 歴史が変わっていないのが、ちょっと不満と言えば不満。   ちょうど今、第6シーズン放映中だとのこと。 劇場用長編と(多分1話完結の連作)30分番組では、 相当ニュアンスが違うのは分かっているが、 ちょっと見てみるか、なんて思っている。 そう思わせるだけの魅力はあると思う。


ボックス!

オトーサン、 「好かんなぁ」 原作者の百田尚樹は、 「海賊とよばれた男」などで知られた小説家。 でも、南京事件はなかったとか、 つい最近亡くなられた土井たか子さんを 売国奴とそしるなど、奇矯な言動が目立ちます。 原題:ボックス!(2010) 監督:李闘士男 原作:百田尚樹 脚本:鈴木謙一/羽原大介 Genre:Drama/Sport 上映時間:126分 あらすじ: カブは、やんちゃな天才ボクサー。 幼なじみで優等生のユウキも、カブに憧れてボクシング部に入部。 コツコツと努力を積み重ねていく。 カブに恋する丸野は押し掛けマネージャーに。 顧問の英語教師の耀子、 ボクシング部監督沢木といった面々が 2人の成長を見守っていく。 2人は、やがて運命のライバルとなるが、 超高校級の無敗ボクサー、稲村が立ちはだかる・・・ 出演者: 市原隼人・・・ 鏑矢義平(カブ) 高良健吾・・・ 木樽優紀(ユウキ) 谷村美月・・・ 丸野智子 オトーサン、 「市原隼人くん、いいね」 こういう坊主頭なら好感がもてます。 その他の出演者: 宝生舞・・・ 鏑矢こと美 山崎真実・・・ 鏑矢昌美 清水美沙・・・ 丸野祥子 香椎由宇・・・ 高津耀子 筧利夫・・・ 沢木一至 諏訪雅士・・・ 稲村和明亀田興毅 User Rating:5.9/10( 20 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:7.9/10( 818 votes) Yahoo! オトーサン、 「若いひとにもてるんだ」 User Reviews アンドレ・タカシさん 2010年7月5日 「あしたのジョー」の焼き直し 勝つかな、と思ったら負け、 今度は勝つかな、と思ったらまた負けて。 でも、負けてからの方にドラマがあって面白かった。 中年の感想になってしまうけど、 市原隼人が先輩を手酷くKOした稲村 (超高校級のターミネーターみたいな奴)に 突っ掛かるシーンを見て、 唐突にカーロスの件でホセ・メンドーサに 食って掛かる矢吹丈を思い出しました。 最後まで観て尚更「あしたのジョー」を 平成の青春ものに焼き直したような印象を覚えました。 破天荒な天才型で、ナイーブな面を秘めて、 女性とのコミュニケーションが可愛いほどいびつで、 負けて彷徨ってから帰ってくるあたりがソックリ。 破滅型ではないところが昭和のボクシングものとの違いだろう。 登場シーンからしてかなりマンガ的だけど、 そんなマンガ的キャラを実写で再現しながら見応えがあったのは、 市原と高良健吾の練習の賜物じゃないかと思います。 実はどのエピソードも観たことのあるようなものだし、 都合よく進む部分も多いのだけど、 その二人の魅力と実際に流しているであろう 汗で引っ張ってくれました。 試合のシーンでは市原と一緒にアタマを左右に揺すって 相手のパンチをかわしながら観てました(笑)。 市原は評価している若手だけど、 彼の良さがとても活かされる役どころだったと思います。 最近、何も考えずに打ち込めることが少なくなってきた 自身の環境を省みて、 久しぶりにちょっと刺激をもらった映画でした。 オトーサン、 「そうなんだ」 ・諏訪雅士の存在感は異様である。  彼はスーパーライト級の現役プロボクサー 前田有一さん 2010年5月29日 キャスティングD頑張りすぎ ボクシング映画にはずれなしとよくいわれるが、 その原因は見る側の目が肥えていることが大きい。 昭和の昔から国民的スポーツであるこの格闘技を 映画という作り物の上で再現するには、相当な工夫が要る。 映画監督になるような世代の人なら 誰もがそれを理解しているから、 安直な実写映画が生まれにくいのではないかと想像する。 (略 あらすじ紹介) その後の展開はどこかで見たようなパターンで 物語重視派には物足りないが、 青春の挫折を市原隼人が切ない演技で再現しており、 大いに共感を誘う。 形を変えてどこにでもある思い、 友情とライバル心の葛藤に悩む男同士ならではの関係性を 穏やかなこの監督の視線で味わうのは心地よい。 筋書き的には、登場人物の死や友情、恋愛、挫折、 地元大阪のゆかいな人々との交流、 そしてライバル登場と盛りだくさんで、 飽きはしないが詰め込みすぎな印象を受ける。 キャラクターが立っているから 連続ドラマでやったらよかったかもしれない。 特筆すべきは、市原隼人のボクシングシーンで、 未経験から4ヶ月のトレーニングをしただけとは 思えない切れ味を見せる。 ボクシング映画で試合シーンがしょぼければどうしようもないが、 平均以上のできばえ── いや、かなり見ごたえある部類に入るだろう。 ただ問題は、本物のボクサーをそろえたその相手役。 とくにカブのライバル役を演じる諏訪雅士の存在感は異様である。 彼はスーパーライト級の現役プロボクサーだが、 その岩のような肉体、血に飢えた獣のごとき冷酷な目つきは、 他の一般俳優たちとのバランスを著しく欠いている。 その風貌は、彼を主演にターミネーターが 撮れるんじゃないかと思うほど怖い。 あんなのに勝てるわけがない。 主人公のライバルだから強そうな奴を見つけてきたのだろうが、 キャスティングディレクターも張り切り過ぎである。 市原も4ヶ月で動きはプロっぽくなれるが、 プロに見える体作りまでするのは絶対に無理だ (アナボリック・ステロイドを使えば話は別だが)。 というか、高校ボクシングの話なのでそんな必要はそもそもない。 市原隼人の頑張りが並でないことが伝わってくるだけに、 それを吹き飛ばすかのごとき強烈な敵役の存在は少々気の毒であった。 とはいえ李闘士男監督はボクシングに詳しく、 「デトロイト・メタル・シティ」(08年)で証明したように 笑いやドラマのバランスを取るセンスが抜群にすぐれている。 本作でもボクシングシーン、ショットをあえて「見せない」ことで リアルに感じさせる器用さを見せてくれる。 まあ、あんな化け物相手じゃ、 引きのフレーム内にまともに二人を並ばせるだけで リアリティは失われてしまう。 これはやむなきことだ。 結局のところ、かなりいい線を行ってはいるが、 スポーツ映画にとって最も重要な「勝利の説得力」が本作にも足りない。 これだけ監督、撮影スタッフ、俳優、助太刀のスポーツ選手たちが 素晴らしいパフォーマンスを見せても届かないのだから、 これを実現するのは相当難しい事なのだろう。


メッセンジャー

オトーサン、 「自転車映画の名作らしいね」 1999年といえば、バブルの真っ最中。 ホイチョイは、バブルの申し子らのプロダクションとか。 安倍首相とは成蹊学園で同級生だそうです。 原題:メッセンジャー(1999) 監督:馬場康夫 原案:ホイチョイ・プロダクションズ 脚本:戸田山雅司 Genre:Drama/Commedy 上映時間:118分 あらすじ: 尚美は、輸入アパレルブランドの広報担当。 本社の倒産で商社が撤退を決めたので、 バブリーな暮らしから一転して、一文無しに。 運悪く人身事故まで起こしてしまう。 示談にしようとしたが、 横田の条件は、代わって自転車便で働いてほしい、 バイク便に客を取られたくないので・・・ 出演者: 飯島直子 ・・・清水尚実 草なぎ剛 ・・・鈴木宏法 矢部浩之 ・・・横田重一 京野ことみ ・・・阿部由美子 加山雄三 ・・・島野真 オトーサン、 「飯島直子がいいね」 天然ボケいうか溌剌というか・・・ その他の出演者: 別所哲也 ・・・岡野博 小木茂光 ・・・太田量久 京普佑 ・・・細川孝之 青木伸輔 ・・・服部宣之 伊藤裕子 ・・・前川万美子 田中要次 ・・・黒バイクの男 マット・レーガン ・・・ティム・グレイ 江原達怡 ・・・バーテンダー User Rating:7.2/10( 41 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:8.4/10( 429 votes) Yahoo! オトーサン、 「高いスコアだ」 日本アカデミー賞受賞 ・話題賞(俳優) 矢部浩之 User Reviews Tolbieさん 2014年3月26日 自転車乗りには、痛快で面白い映画 かつて23区以内なら、大抵のところは 自転車で行っていた自転車乗りの自分としては、 大変痛快で面白い映画であった。   公開当時、銀座に自転車で映画を見に行く人は あまりいなかったと思うが、 これの公開後に俄かに自転車が増えた。 メッセンジャー効果なのかなぁと思っていた。 そんなことを思い出しながら、見た。 バイク便側は、ハッキリと「悪役」の性格付けがされており、 自転車便が勝利するストーリーが単純だがキモチイイ。   金とブランドに物言わせてた女が、 バブル崩壊後に金と機械に物言わせてる連中に決別して、 カラダ一つで勝利するという、実に望ましいストーリーだ。 実際にこういう仕事は、肉体的経済的にかなりキツイものだと思うが、 明るくさわやかなテイストで描かれており、 ちょっとやってみたいかも、なんて思わせる魅力が表現されていた。   そして、飯島直子の決意を表現している、 スカートビリッがたまりません。   ちなみに、あの近道で実際に頭ぶつけると、 しばらく起き上がれないほど痛い、 という事を知っている人は結構いるんじゃないだろうか? オトーサン、 「草なぎ剛の初出演映画だったとは」 五輪山さん 2008年1月15日 若大将 『バブルへGO!!~』でも変わらないのは、 馬場監督の映画に一貫する 「楽しく観てもらおう」というもてなしの姿勢です。 この映画も最後までテンポよく 気持ちよく観られる青春ものです。 まず気がつくのがセリフ回しのテンポの速さです。 特に飯島直子と草なぎ剛の丁々発止のやりとりは楽しく、 共に映画初主演の二人に、 早ゼリフをこなす発声の歯切れよさが あることを見抜いての起用は慧眼といえます。 特にそれまで役者としてノーマークだった 草なぎ君の声の良さには驚きました。 SMAPの中で群を抜いてます。 加山雄三に出てもらってるのは、 若大将シリーズへのオマージュというより、 60年代東宝青春映画のテイストを踏襲する 意図があったのではないでしょうか。 若大将に限らず、当時の東宝や日活の青春映画などは みな、登場人物のセリフ回しが速い。 吉永小百合もかなり早口です。 これは当時このジャンルの映画が基本2本立て興行で、 どの映画も100分以内に話を収めるために、 会話のテンポを上げ、 トントン話を進めていったと思われます。 その会話が映画のスピード感をも形作るので、 当時の青春ものを今観ても、 あまり間延びした感じを受けないのでしょう。 そう考えると、この映画の118分はちょっと長く、 100分前後にできれば申しぶんなかったでしょうね。


ヤング・ゼネレーション

オトーサン、 「自転車映画の傑作らしい」 てなことで、借りてみました。 主人公は、大学も行かず、わが道を行こうとし、 父親と激しく対立します。 好きなのは、自転車レース。 そのレース・シーンが見事でした。 原題:Breaking Away (1979) 監督:Peter Yates 脚本:Steve Tesich Genre:Comedy / Drama / Sport Country: USA Language: English / Italian / French 上映時間:101分 あらすじ: インディアナ州、ブルーミントン。 デイブは、高校を出たばかり。 父親は、石切工だったが今は中古車の販売業。 デイブの趣味は自転車レース、 イタリアのレーシング・チャンピオンに憧れ、 その影響でイタリアかぶれになっている。 マイク、シリル、ムーチャーは、自転車仲間だ。 彼らの縄張りを荒しに来るのが、 大学生のロッドや仲間の学生たちだ。 デイブは、大学生のキャサリンに恋する。 食堂で、彼女に自分はイタリア人だと嘘をついた。 待ちに待ったレースの日がやってきた。 イタリアの自転車レース・チームもやって来るのだ。 あと一歩で優勝というところまでいくが、 イタリアのチャンピオンの1人に妨害され、レースから脱落。 リトル500バイシクル・レースに出て、優勝を狙うが・・・ 出演者: Dennis Christopher・・・ Dave Stoller(デイヴ) Dennis Quaid・・・ Mike(マイク) Daniel Stern ・・・Cyril(シリル) Jackie Earle Haley ・・・Moocher(ムーチャー) Paul Dooley ・・・Raymond Stoller(パパ) Barbara Barrie ・・・Evelyn Stoller(ママ) オトーサン、 「一心不乱な姿がいいね」 主人公は、イタリアかぶれ。 でも、イタリアの選手に意地悪されて、意気消沈。 その後、フランス人のガールフレンドができてからは、 フランスかぶれになって、 「フランスの自転車は、サイコー」なんてぬかすのです。 私見としては、イタリアの自転車も、フランスの自転車も、 乗り心地はちがうものの、最高です。 その他の出演者: Robyn Douglass ・・・Katherine Hart Bochner ・・・Rod Amy Wright ・・・Nancy P.J. Soles・・・ Suzy John Ashton・・・Mikes Brother User Rating:7.8/10 ( 15,272 votes)IMDb User Rating:8.3/10( 189 votes) Yahoo! オトーサン、 「高い評価だ」 アカデミー賞受賞 脚本賞 同ノミネート ・作品賞 ・助演女優賞 バーバラ・バリー ・監督賞 ピーター・イエーツ ・音楽(編曲・歌曲)賞 User Reviews Bree-8さん San Bernardino, CA 2000年7月15日 魅力的な掘り出し物 この映画が出たので、見に行った。 一度も耳にしたことがなかった映画の2本立て。 2本立ては、少なくとも1方が、かなりひどいものと 相場が決まっていた。 最初のは、バート・レイノルズで、かなりよかった。 従って、次は、ひどいだろうと確信していたが、 他にやることもないので、見ることにした。 出だしのせりふを聞いて、完全にやみつきになった。 私は、この映画を少なくとも20回は見た。 登場人物の機知に富んだ会話と関係は、いつ見てもいい。 音楽は、美しく映画にアクセントを付けている。 撮影は、豪華。 しかし、大事なのはストーリー。 行く道を発見している4人の男の子。 夢見る人は、夢が押しつぶされてしまう。 未来はないように思える。 だが、彼は、勇気を奮い起こして、再び夢を見始める。 とにかく楽しい映画だ。 オトーサン、 「脚本がいいね」 レースのときに流れる曲が素敵でした。 nominalさん 2012年6月22日 ついにDVD化された名作。確かに名作! 青春映画は最高ですね。 古き良きアメリカ、 落ちこぼれの仲間達、父と子、 労働者階級、金持ちの大学生。 外国への憧れや年上の女性に対する恋、 仲間だけの隠れ場所、失望も成長も描かれてます。 色んな要素が詰まっててとても良い映画です。 結構笑えますしね! 名作と言われるだけのことはありました。 こういう映画もっとみたいです。 がんばれ!ベアーズとかも最高だし、 このぐらいの時代の特に青春系映画って 毒ッ気が少ないというか、 変にひねくれてないのが多くて、 見終わったあとの爽快感が好きです!


男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇

オトーサン、 「なんだ、おんなじじゃないか」 渥美清さんが撮影途中に死んでしまったので、 急遽、埋めあわせに製作された作品だとか。 原題:男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇(1997) 監督・原作:山田洋次 脚本:山田洋次/ 朝間義隆 Genre:Drama/Commedy 上映時間:106分 あらすじ: セールスマンとして日本各地を飛び回っている満男は、 最近、同じ旅の空の下にいる 伯父の寅次郎のことをよく思い出す。 満男は特に印象深かったリリーの夢を見る。 寅さんが想いを寄せたキャバレー歌手のリリーが沖縄で倒れた。 それを知った寅さんは、大嫌いな飛行機に乗って、 リリーのいる沖縄の病院へと急ぐ。 献身的な看病でリリーの体はみるみる回復し、 彼女が退院した後、寅さんはリリーの療養のために 間借りをして同居しはじめた。 だが、カタギの生活に慣れないふたりは、 お互いを好きでいながら、 些細なことで喧嘩別れして・・・ 出演者: 渥美清・・・ 寅さん 浅丘ルリ子・・・ リリー オトーサン、 「いいコンビだね」 微妙な距離感が何ともいえません。 その他の出演者: 倍賞千恵子・・・ 諏訪さくら 前田吟・・・ 諏訪博 吉岡秀隆・・・ 満男 中村はやと・・・ 満男(少年) 下條正巳・・・ 車竜造 三崎千恵子・・・ 車つね 太宰久雄・・・ 桂梅太郎 佐藤蛾次郎・・・ 源吉 笠智衆・・・ 御前様 谷よしの・・・ ヨモギ売り/主婦 津嘉山正種・・・ 笠井一彦・・・ 中村 光石研・・・ アベックの男 江藤潤・・・ 国頭高志 User Rating:5.3/10( 6 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:8.2/10( 121 votes) Yahoo! オトーサン、 「評価が分かれるね」 User Reviews ymo1191さん 2008年7月26日 男はつらいよ(49) 渥美清さんの死去により終了した 「男はつらいよ」シリーズ全48作の中から、 山田洋次監督が特に好きな一編という 第25作「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花」を リニューアルさせた特別篇。 冒頭と最後に最終作から2年後くらいの 満男ととらやが登場してきて、 旅の空の寅さんとの思い出を回想します。 そんな追加映像が加味されていますが、 中身は第25作そのものです。 ほかに違いといえば、冒頭の主題歌「男はつらいよ」を 八代亜紀さんが歌ってました。 オトーサン、 「ほかの作品のシーンも使われているらしい」 ・寅次郎忘れな草 ・寅次郎相合い傘 クロエさん 2009年7月8日 浅丘ルリ子第3弾、と思ってレンタルしてみたら、 ディスクに「特別編」と書かれていて、 なんだろうって思ったが、 「オリジナル」の前後に吉岡秀隆演じる満男の 寅さんへのモノローグが入っているだけの作品で、 「特別編」を観るよりは、 普通バージョンを鑑賞したほうがいいと思います。 映画自体は、いい作品ですよ。 でも、どうして本作が山田監督にとって最高傑作なのでしょうか?  私も他のレビュアーと同じく全く理解できません。 「男はつらいよ」を知らない人が、本作を鑑賞したら、 寅さんのキャラクター像は伝わらないだろうと思います。 確かに笑えるシーンもあります。 でも全編センチメンタルになりすぎていて、 本作が夏休みに上映されたのか、 正月に上映されたのか、私は知りませんが、 決して観客が満足して劇場を後にしたとは思えません。 それと渥美さんと浅丘さんは相変わらずですが、 他の寅屋の家族たちの演技が、段取り芝居になりすぎて、 不自然さを感じます。   注意しておきますが、 決して「寅さん」入門編ではありません! 初めに本作を鑑賞してしまうと、 浅丘ルリ子が出演した前2作の価値が半減してしまいます。


しあわせのパン

オトーサン、 「こういう夫婦いるな」 原田知世と大泉洋の若い夫婦が、 リゾート地でパン屋さん。 八ケ岳の山荘にいた頃、付近に何組もいました。 そんな設定はよかったのですが・・・ 原題:しあわせのパン (2011) 監督・脚本:三島有紀子 Genre:Drama 上映時間:114分 あらすじ: 東京から洞爺湖のほとりの月浦に移り住み、 パンカフェ“マーニ”を開店した夫婦、水縞尚とりえ。 夫がパンを焼き、妻がそれに合うコーヒーを淹れ、料理をつくる。 そんな小さなお店に、いろいろなお客がやって来て 小さなしあわせをみつけて帰ってゆく・・・ 出演者: 原田知世 ・・・水縞りえ 大泉洋 ・・・水縞尚 オトーサン、 「この2人、共感できるな」 その他の出演者: 森カンナ ・・・齋藤香織 平岡祐太 ・・・山下時生 光石研 ・・・未久のパパ 八木優希 ・・・未久 中村嘉葎雄 ・・・阪本史生 渡辺美佐子 ・・・阪本アヤ 中村靖日 ・・・広川のだんなさん 池谷のぶえ ・・・広川の奥さん 本多力 ・・・郵便屋さん 霧島れいか ・・・未久のママ あがた森魚 ・・・阿部さん 余貴美子 ・・・陽子さん 大橋のぞみ ・・・モノローグの少女(声) User Rating:3.9/10( 13 votes)IMDb User Rating:7.0/10( 932 votes) Yahoo! オトーサン、 「評価が分かれたね」 User Reviews izu***** さん 2014年9月4日 広告的には成功なのでは いろいろ思うところはありますが、 北海道の、失礼ながら人の集まりづらい町に、 多少なりとも関心を持たせることができたはず。 「行ってみたい」と考える人も少なからずいたのではないかと。 美味しそうな料理、美しい自然、心地よい距離感で接してくれる人々。 そんな桃源郷的な場所は実際にはないのでしょうが、 北海道のパブとしては、成功と言えるのではないでしょうか。 オトーサン、 「砂糖ばかりじゃ、パンも美味しくないよね」 ゆうろうさん 2013年12月20日 むむむ・・・ 全編「ステキ」なものがいっぱい詰まった映画。 ビニール袋に入ったコンビニパンとは違う、手作りのパン。 お店に置いてある小物も大量生産品とは違います。 けれど、映画自体は全く「ステキ」とは感じられませんでした。 画面に映っている物は手作りかもしれないけれど、 映画そのものは過去作品のフォーマットにのっとった 「規格品」です。 問題を抱えた人たちに料理を振るまい、 まるでベルトコンベアーみたく順番に悩みを片付けていきます。 映像もまるでカタログを見ているようでした。 「ステキ」なものにケチをつけるのは心苦しく、 「あれ、オレの心も荒れているのカナ?」とも感じます。 とはいえ、コンビニやココイチや松屋のローテーションで 生きている私の心は「規格品の映画」では癒やせそうにないです。


グリース

オトーサン、 「グリ-ス?あのベダベタした油脂?」 まさかと思ったら、その通り。 主人公は、自動車整備工。 「ウエストサイド物語」のメカニック版でした。 原題:Grease (1978) 監督:Randal Kleiser 原作:Jim Jacobs/ Warren Casey(original musical) 脚本:Bronte Woodard / Allan Carr Genre:Musical / Romance Rated PG-13 for sexual content including references, teen smoking and drinking, and language 上映時間:110分 あらすじ: 50年代のアメリカ。 夏休みに知り合ったダニーとサンディ。 ひと夏の恋で終わったはずが ダニーと同じ高校にサンディが転校してくる。 サンディは、ピンクレディースの仲間に入れてもらい、 ダニーと再会する。 だが、ダニーは、T・バーズという不良グループのリーダーで、 仲間の手前、つれない素振りをする・・・ 出演者: John Travolta ・・・ Danny Zuko(ダニー) Olivia Newton-John ・・・ Sandy Olsson(サンディ) オトーサン、 「ジョン・トラヴォルタ、絶頂期だね」 この前年の「サタデー・ナイト・フィーバー」は、 全米の若者文化を牽引しました。 その他の出演者: Stockard Channing ・・・ Betty Rizzo Jeff Conaway ・・・ Kenickie Barry Pearl ・・・ Doody Michael Tucci ・・・ Sonny LaTierri Kelly Ward ・・・ Roger "Putzie" Didi Conn ・・・ Frenchy Jamie Donnelly ・・・ Jan Dinah Manoff ・・・ Marty Maraschino User Rating:7.2/10( 131,642 votes)IMDb User Rating:7.8/10( 703 votes) Yahoo! オトーサン、 「一時代を表す映画だね」 ジュークボックス、ドライブインシアター・・・ なつかしいものが一杯出てきます。 アカデミー賞ノミネート ・歌曲賞 Hopelessy Devoted to You(愛すれどかなし)    Music and Lyrics by John Farrar    Performed by Olivia Newton-John User Reviews Theater_Princess19さん United States 2005年5月31日 グリース、いつもいつも合言葉・・・ どこからはじめようか? 私は、この映画を愛している! すばらしい筋書と音楽がある。 さあ、起きて踊ろう。 そう思わす愉快なミュージカルだ。 本作は、2人の高校生ダニーとサンディが、 ある夏、恋に落ちる物語だ。 すばらしい夏を過ごしたが、終わるのが悲しかった。 秋学期の初日、ダニーは、サニーに再会できるとは、 露ほども思わなかった。 サンディは、あのビーチで素敵だった彼が 「T・バーズ」という不良グループのリーダーと知って驚く。 女性グループ「ピンク・レディース」の仲間入りした サンディとダニーは、再び一緒になれるだろうか? こんな筋書とともに、 数世紀の間、頭を離れない歌がやってくる。 「想い出のサマー・ナイツ」、 「ビューティ・スクール・ドロップアウト」 そして有名な歌「グリースト・ライトニン」だ。 本作は、時を超えた古典だ。 映画が終わるまで、歌い踊らせてくれるだろう。 オトーサン、 「この曲、知っている、慕情の主題歌だ」 ・Love Is A Many Splendored Thing ロビーJさん 2007年5月1日 70年代の青春ミュージカル! ジョン・トラヴォルタ&オリヴィア・ニュートン=ジョン 共演の傑作青春ミュージカル! ミュージカル・ファンの私にとっては大好きな一本! 主演のジョンはダンスだけでなく歌も披露してくれていて 彼の歌声は本当に甘くて美しいです! 相手役のオリヴィアは言うまでもなく可愛くて歌も上手! それにラストの彼女のファッションも良い! 見ているだけで楽しくてハッピーな気持ちになれる映画!


スポーン

オトーサン、 「スポーン、どういう意味なんだろう」 wikiで調べてみました。 トッド・マクファーレン原作に登場する スーパーヒーローの名前で、 「地獄の使い」と言う意味だそうです。 あな、おそろしや。 原題:Spawn (1997) 監督:Mark A.Z. Dippe 原作:Todd McFarlane 脚本:Alan B. McElroy/ Mark A.Z. Dippe Genre:Action / Horror 上映時間:96分 あらすじ: CIAの特殊工作員アル・シモンズは、 上司の裏切りにあい、任務中に惨殺される。 地獄に墜ちたシモンズは、最愛の妻ワンダに会いたい一心で 闇の支配者マレボルギアとある契約を交わす。 それは、地獄の軍団の指揮者となって 人類を破滅させ、天界へ最終戦争を仕掛けるko・・・ 彼は、焼きただれた顔で特殊能力をもつスポーンとなって 5年後に地上に戻るが、ワンダは再婚していた・・・ 出演者: Michael Jai White ・・・ Al Simmons/Spawn(シモンズ/スポーン) Theresa Randle ・・・ Wanda Blake-Fitzgerald(ワンダ) John Leguizamo ・・・ Clown/Violator(クラウン/ヴァイオレータ) オトーサン、 「勿体ないね」 主人公は美男子なのに、焼きただれた顔がメインとは。 ジョン・レグイザモ、これも変装姿だけとは・・・ その他の出演者: Martin Sheen ・・・ Jason Wynn Nicol Williamson ・・・ Cogliostro D. B. Sweeney ・・・ Terry Fitzgerald Melinda Clarke ・・・ Jessica Priest Frank Welker ・・・ Voice of Malebolgia Sydni Beaudoin ・・・ Cyan Fitzgerald Miko Hughes ・・・ Zack Michael Papajohn ・・・ Glen, Zack's father User Rating:5.2/10( 46,261 votes)IMDb User Rating:6.6/10( 377 votes) Yahoo! オトーサン、 「ま、こんなものかも」 User Reviews GuyCC さん Las Vegas, NV 2000年6月11日 コミックとまったく同じ- 良し悪しだが この映画は、ネタになったコミックに似ている。 すばらしいビジュアルだ。 (私は、マクファーレンの スーパーヒーローアートスタイルが大好き) だが、大多数の「スポーン」話のように、 どうっていうことはない。 セットはよく見え、登場人物たちもよく見え、 赤いケープは、ほんとうにいい。 だが、ストーリーは? コミクを踏襲し、 悪漢を止めなくてはという当たり前の動機を描く。 どこかでおかしくなってしまったようだ。 そう、これが地獄がベースの映画であることは分かる。 だが、金属音のサウンドトラックは話を盛りあげるどころか、 気を散らし、わずらわしい。 (ハリーポッターの)ジョン・ウィリアムスも、 (スパイダーマンの)ダニー・エルフマンもいない。 この映画、見るべきかどうか? すばらしいビジュアルのライドを楽しめるが、 それ以上を期待しないで。 クールなおもちゃなのだ。 オトーサン、 「同感!B級映画映画を堪能しました」 cer***** さん 2013年10月21日 B級映画はこうでなくっちゃ! US版デビルマンことSpawn 興行は大コケ、評価はさんざん。 それでもなおコイツは 私にとっては愛すべきB級映画である。 完成度は低くアラが目立つCG、 出来よりも"表現"したい欲求が強く そんなところが愛おしい。 原作の世界観をできるだけ忠実にしようとしたかったのか わかりにくい背景、 後からとってつけたような説明用セリフなど 出来は褒められたものではないが あのマントのカッチョ良さで全て許される。 ストーリーはヘビーだが 完成度の低さとキャラクターの軽さで けっこう気軽に見られる。 B級はコレでいいし、これぞB級である。 ただSpawn自体まともに作ると とんでもなくシリアスで重厚な バイオレンス映画になるべきものなので リメイクを望む声もわかる。


猿の惑星:創世記(ジェネシス)

オトーサン、 「お、舞台はサンフランシスコか」 おなじみのゴールデンゲートが出てきます。 橋を渡ると、レッドウッド国立公園! ええ、行きましたとも。 樹齢1000年、高さ100mの巨木が林立。 敬虔な気持ちになってしまいました。 この映画の最後のシーン、いいですね。 シーザーが巨木のテッペンまで登って、 下界を見下ろしています。 樹海の果てに、橋も海も見えるのです。 原題:Rise of the Planet of the Apes(2011) 監督:Rupert Wyatt 原作:Pierre Boulle 脚本:Rick Jaffa/ Amanda Silver Genre:Action / Drama / SF Country: USA Language: English / Sign Languages 上映時間:105分 あらすじ: ウィルは、製薬会社の医師。 開発中のアルツハイマー病の新薬を チンパンジーに投与したところ、 不思議な知能を認める。 だが、チンパンジーは、突然暴れ出す。 新薬の実験は、当然中止となり、 ウィルは、会社を辞めざるをえなくなる。 射殺されチンパンジーをひそかに自宅に 持ち帰ったところ、妊娠していた。 生まれた赤ん坊猿にシーザーと名付け、 アルツハイマー病の父親チャールズだけでなく、 シーザーにも新薬を投入してみたところが・・・ 出演者: James Franco・・・ Will Rodman(ウィル) Freida Pinto・・・ Caroline Aranha(キャロライン) John Lithgow・・・ Charles Rodman(チャールズ Andy Serkis・・・ Caesar(シーザー) オトーサン、 「シーザー、動きがリアルだね」 その他の出演者: Brian Cox・・・ John Landon Tom Felton・・・ Dodge Landon David Oyelowo・・・ Steven Jacobs Karin Konoval・・・ Maurice Terry Notary・・・ Rocket/Bright Eyes Richard Ridings・・・ Buck Chris Gordon・・・ Koba Devyn Dalton・・・ Cornelia Jay Caputo ・・・Alpha Tyler Labine ・・・Robert Franklin Jamie Harris ・・・Rodney David Hewlett ・・・Hunsiker Ty Olsson ・・・Chief John Hamil Madison Bell ・・・Alice Hunsiker Makena Joy ・・・Alice Hunsiker (Teen) Kevin O'Grady ・・・Animal Control Officer #1 Sean Tyson ・・・Animal Control Officer #2 Jack Kuris・・・ Boy in Muir Woods Tammy Hui ・・・Bridge Driver Kyle Riefsnyder ・・・CHP #1 Rufus Dorsey ・・・CHP #2 Anthony McRae ・・・CHP #3 Jeb Beach ・・・Dad in Muir Woods Jesse Reid ・・・Donnie Thompson B.J. Harrison ・・・Dottie Leah Gibson ・・・Party Girl #1 Tracy Spiridakos ・・・Party Girl #2 Ivan Wanis Ruiz ・・・Handler at Lab #1 Trevor Carroll ・・・Handler at Lab #2 Chelah Horsdal ・・・Irena Timothy Webber Janitor ・・・ Stan Timko James Pizzinato ・・・Lab Tech. No. 1 Robin Nielsen ・・・Lab Tech No. 2 Monica Mustelier・・・ Lab Tech No. 3 Syn Narula ・・・Lab Tech No. 4 Mattie Hawkinson ・・・Lab Tech No. 5 Ryan Booth ・・・South Side Commander Gordon Douglas Myren Local Guy Elizabeth Weinstein ・・・Mom in Muir Woods Meredith Canby ・・・New Aide Javier Caballero Cano ・・・Newspaper Dad Peter Bundic ・・・Newspaper Boy #1 Dylan Nouri ・・・Newspaper Boy #2 Oona Service ・・・Playground Girl Camille Atebe ・・・Playground Mom Derek Morrison ・・・Security Guard #1 Dean Redman ・・・・・・Security Guard #2 Hector Johnson Security Guard #3 David Richmond-Peck ・・・Board Member #1 Adrian Hough ・・・Board Member #2 Evans Johnson ・・・Board Member #3 Joey Roche ・・・Todd Hunsiker Sean Roche ・・・Todd Hunsiker (Teen) Qayam Devji ・・・Todd's Buddy Yurij Kis ・・・Worker Riel Hahn ・・・Zoo Guide Sonja Bennett ・・・Mother on Sidewalk Michael Kopsa J・・・erk Driver Steve Lawlor・・・ SFPD #1 Chris Shields ・・・SFPD #2 Panou ・・・SFPD #3 Sandy Robson・・・ SFPD #4 Luc Roderique・・・ SWAT Mike Dopud・・・ Northside Officer Mark Henriques・・・ Driver Stacey Schmidt・・・ Jogger Matteo Mazziotti・・・ Child in Car Willy Miles ・・・Guy with Newspaper Fred North ・・・Camera Ship Pilot Juliette Goodrich ・・・KPIX News Anchor Allen Martin KPIX ・・・News Anchor User Rating:7.6/10 ( 315,795 votes)IMDb User Rating:7.5/10( 2,769 votes) Yahoo! オトーサン、 「上出来の映画だね」 とくにCGの出来がいいです。 User Reviews vsg07さん India 2011年8月8日 2011年夏の最高の映画 本作を見たくなかった。 まず、題名。 次に、猿の惑星の別バージョンだからだ。 この最終編は、大失敗。 ティム・バートンが監督しても、うまくいかなかった。 そんなわけで、期待がもてなかったのだ。 本作の監督は、ルパート・ワイアット。 シーザーと彼の世界に対する作用・反作用は、映画の最もよい部分だ。 ジェームズ・キャメロンが「アバター2、3」をつくるまで、 最高のCGIは見られないと思っていたが・・・ ストーリーは、よく出来ていて、 最後に何が起きるか分かっていても、シートにかじりつくだろう。 父親を見放さない息子を演じたジェームズ・フランコは秀逸。 フリーダ・ピントも、いい。 この映画に見に行くか、気持ちがぐらついているなら、 勝負に出て、見に行くべし。 この夏、他の映画を見に行くのは、最悪の事態。 不満足な映画を見る羽目になる。 これは、今年作られた最もよい夏の映画の1つかも? チェックして、知らせてほしい。 オトーサン、 「アルツハイマー病、 根本的治療薬、早く実用化してほしいね」 高齢化の進展で、ぐんぐん患者数が増えて、 2020年には167万人もいると予想されているとか。 ロイス・レインさん 2012年11月6日 ジェームズ・フランコも メジャー映画の主演級になってきた?(トリスタン…)  でも真の主人公はチンパンジーのシーザー。 「キング・コング」でも演じたアンディ・サーキスの演技を パフォーマンス・キャプチャーで転写した彼は、 類人猿でありながら人間でもあるよう。 時に知的な、時に哀しげなまなざしが 彼と他の類人猿を区別しており、魅力的。 (シーザーもイケメンに見えます)  本来の枠からはみだした者への虐待→反乱の構図は めずらしくはないものの、 「猿の惑星」の原点となれば興味はおのずと。 シーザーの知能の発達要因が、 ウィルの父親も患っているアルツハイマー病の 新薬ALZ-112なのが今の時代を感じさせます。 舞台がサンフランシスコなのは、 ゴールデン・ゲート・ブリッジと レッドウッド国立公園を使いたかったようで、 金門橋がアクション映画で使われるのは 「007/美しき獲物たち」以来かもしれませんが、 セットでなくCGに落としこんでいるので、 自由自在なアングルでフルに使いこなしていて見応えあり、 身を挺してリーダーを守るゴリラが感動的。 成長過程においても世界一の巨木セコイア(アメリカ杉)に 登っていたシーザーが最後に再び、 というのは彼らがいずれ世界を支配する隠喩なのでしょうか。 新人監督さんだそうですが、 気負いなくコンパクトにまとまっている映画。 「インモータルズ」では巫女だったフリーダ・ピントも、 インド系のしっとりとした美しさを見せていました。


私が女になった日

オトーサン、 「変だな、自転車映画を借りたのに・・・」 イラン映画でした。 女性は、チャドルといって、 顔だけ出して体全体を隠す服装をしています。 「おお、チャドルで自転車レースか」 まっ黒いチャドルをなびかせて、ひたすら走る姿が実に印象的でした。 第2話は、秀逸な自転車映画でした。 原題:Roozi ke zan shodam (2000) The Day I Became a Woman 監督:Marzieh Makhmalbaf 脚本:Marzieh Makhmalbaf/ Mohsen Makhmalbaf Genre:Comedy / Drama Country: Iran Language: Persian 上映時間:78分 あらすじ: 第1話「ハッワ」 今日はハッワの9歳の誕生日。 9歳になると女の子は大人として扱われ、 スカーフを被り、男の子たちとも遊べなくなってしまう。 ハッワは、遊びたいと祖母と母親にお願いするが・・・ 第2話「アフー」 キシュ島では女子自転車レースが行われていた。 参加者のひとりで離婚を望むアフーを追いかけて、 馬に乗った男たち、夫や親族、村の長老らが次々と現れ、 離婚を思い止めるよう声をかけるが・・・ 第3話「フーラ」 老女フーラは、ポーターの少年たちを従え、 長い間憧れていた新婚家庭用の品々を大量に買う。 ひとつだけ買い忘れた品物が思い出せず、 海辺に買ったものすべてを広げてみるが・・・ 出演者: Fatemeh Cherag Akhar as Hava(ハッワ) Shabnam Toloui as Ahoo(アフー) Azizeh Sedighi as Hoora(フーラ) オトーサン、 「女性3世代の競演だね」 見終わって、はじめて奇妙な題名の意味が分かりました。 その他の出演者: Hassan Nebhan as Hassan Shahr Banou Sisizadeh as Mother Ameneh Passand as Grandmother Sirous Kahvarinegad as Husband Mahram Zeinal Zadeh as Osmann Norieh Mahigiran as Rival Cyclist Badr Iravani as Young Boy User Rating:7.3/10 ( 1,023 votes)IMDb User Rating:8/0/10( 20 votes) Yahoo! オトーサン、 「視点が優れているね」」 ヴェネチア映画祭受賞 ・最優秀新人監督作品賞 User Reviews Garbo1932さん Boise, Idaho, USA 2003年428日 甘い短編 怒号に値しないと思うので、 この映画を弁護しよう。 3つのストーリーに出てくる3人の登場人物について ディテールが与えられていないというのは、事実だ。 だが、幼年期が終わった少女、自転車に乗って走り去る女性、 そして、ずっと欲しかった品々を買うことができる女性、 この3人に共感を覚えることはできる。 英語題名は、これらの話の変遷を表している。 女性のひとりとして、いつも思うことだが。 この映画、女性であることは、何を意味するかを描いている。 フーラは、今まで女性でなかったのだろうか? 私達は、彼女の人生がどんなふうだったか、 どういう状況でそうなったかを想像することができる。 だから、ディテールなどさほど大事ではないのだ。 この映画はドキュメンタリーではなく探求だ。 どうみても、ハリウッド映画ではない。 美しく、ほろ苦いけれども、 (私は、音楽が好きだった) 複雑ではなく、私のような西部人にさえ、 多くの真実をもたらしてくれた。 イランの映画製作者にとって、 この映画は、自分の見解を探究することが目的であり、 アメリカの主流映画というよりも、アートとみなされるべきだ。 この映画にチャンスを与えよう。 わずか74分で見終えることができる。 オトーサン、 「異文化の癒し!」 かんたーたさん 2005年6月10日 イラン製のオムニバス。 第一話『ハッワ』、9歳の誕生日を迎え女になるハッワは、 彼女にチャドルを被せようとする母や祖母とは裏腹に 遊びたくて仕方がない。 そこで棒を地面に立たせその影が消えて無くなる 昼までに帰ってくるという約束で、遊びに出かけたハッワだったが…。 イランの戒律をテーマにしたユニークな小品。 劇中での一時間という制約とは裏腹に、 世間の忙しい時間を忘れさせてくれるほのぼのとした可愛らしい一編です。 第二話『アフー』、ひたすら馬と自転車で走り続けるフルスピードな作品。 これぞまさにノンストップ。 そもそも何故彼女があんなに必死に自転車を漕いでいるのか分からない、 どうやら家族から逃げているらしいが…そんなことはどうでも良い。 普段から愛用している同じ自転車乗りとしては、 ただ単純に走るという行為自体が共感できるものがありました。 ラストは悲しい、それでもカメラは止まることなく走り続ける。 第三話『フーラ』、荷物運びに精を出す少年たち。 どこかから入ってきた遺産で次々と欲しい物を買っていく老婆、 しかしどうしても一つだけ欲しい物が思い出せない。 思い出せないって、一目瞭然なんですけど(笑)。 家庭用品一式が海辺にポツンと並んでいる光景からしてシュール、 そもそも何にも無い海辺でどうやって掃除機や洗濯機を作動させているのか。 ここに来てようやく三本の物語が一つに繋がっている ということを知り脱帽しました。 「何か映画を観たいけれど、 なるべく面倒臭くないものが良い」という方にお薦めです


ノイズ

オトーサン、 「午後ロードで、豪華キャスト」 そんなわけないだろうと思いましたが、 やはり欠点がありました。 原題:The Astronaut's Wife (1999) 監督・脚本:Rand Ravich Genre:Drama /SF/ Thriller Rated R for violence, language and a strong scene of sexuality 上映時間:109分 あらすじ: NASAの宇宙飛行士スペンサーが 宇宙空間での作業中、 「あれは何だ」という言葉とともに2分間交信を断った。 NASAの懸命の救出作業により、彼は奇跡的に生還。 妻のジリアンも、彼の無事を心から喜んだ。 しかし地上に戻ってきた夫に対し、彼女はどこか違和感を感じる。 さらに、彼と行動を共にしていた同僚が変死。 まもなく双子を身ごもった彼女だが、 その不安は日増しに深まってゆく。 そんな中、失踪中だった元NASAの調査員アレックスが、 彼女の前に現れ、夫は別人だという・・・ 出演者: Johnny Depp ・・・ Commander Spencer Armacost(スペンサー) Charlize Theron ・・・ Jillian Armacost(ジリアン) Joe Morton ・・・ Sherman Reese, NASA Representative(リース) オトーサン、 「ジョニーデップ、冴えないね」 その他の出演者: Clea DuVall ・・・ Nan Donna Murphy ・・・ Natalie Streck Nick Cassavetes・・・ Capt. Alex Streck Samantha Eggar ・・・ Dr. Patraba Gary Grubbs ・・・ NASA Director Blair Brown ・・・ Shelly McLaren Tom Noonan ・・・ Jackson McLaren Tom O'Brien ・・・ Allen Dodge Lucy Lin ・・・ Shelly Carter Michael Crider ・・・ Pat Elliott Cole and Dylan Sprouse ・・・ Jillian's twin sons Edward Kerr ・・・ Pilot User Rating:5.3/10( 40,253 votes)IMDb User Rating:5.7/10( 2,012 votes) Yahoo! オトーサン、 「当然だね」 User Reviews mmr07さん Lebanon 2004年4月14日 古典スリラーになれたのに 昨日この映画を見て、終わりまで話に夢中になった。 第一に、ジョニー・デップの演技が素晴らしかった。 様々な役を演じるのには驚く。 この恐ろしい役の後で、 キャプテン・ジャック・スパロウを演じたとは とても思えない。 彼の眼は、体のどの部分よりもっと演技している、 眼が静かになると、性格のわずかな変化が感じられる。 シャーリーズ・セロンは、精神障害のある妻として 「ディアボロス/悪魔の扉」の役よりも好演していた。 その本物の苦痛の演技は、際立っていた。 音楽は、この映画の主要な柱だった。 まるで、この映画の別の主要な登場人物のようだった。 編集は、地下鉄のシーンが特に素晴らしかった。 ストーリーは、オリジナルで、立ち上がも、紆余曲折もよかった。 映画は、すべての適切な要素を持っていて、 imdbのスコア4.7はおかしい。 投稿者は、大いにがっかりしたと思う。 結末は、まったく悪い。 安つぽく、ストーリーの緊張や オリジナリティをぶち壊している。 だが、この結末は、 製作者が、続編を作ろうとしていたからのようだ。 この映画、よい要素が多いので、7.5を与えたい。 結末がちがっていたら、9.0をあげたい。 オトーサン、 「同感、美人だね」 kotaさん 2004年5月10日 輝く美しさ この映画はただただシャーリズ・セロンの 美しさを鑑賞する映画である。 その他は一切期待してはいけない、 特にラストは最悪で全てを台無しにしている (良く制作会社がこのラストを認めた物だ)。 J・デップも完全に宝の持ち腐れである。 しかし超ショートカットヘアで決めたシャーリズの 美しさは最高である。 肉体的にもこの頃が彼女のピークだと思える程で 肌の美しさ等は本当に輝く様だ。


男はつらいよ 寅次郎紅の花

オトーサン、 「締めは、リリーさんか」 浅丘ルリ子さん、歌もなかなか。 ♪赤い蘇鉄の 実も熟れる頃 加那も年頃 加那も年頃 大島育ち この島育ちは、バタやんの持ち歌。 「そうか、花ではなく加那なんだ」 数十年の思い違いが、ようやく正されました。 原題:男はつらいよ 寅次郎紅の花(1995) 監督・原作:山田洋次 脚本:山田洋次/ 朝間義隆 Genre:Drama/Commedy 上映時間:110分 あらすじ: 寅さんはみんなの心配をよそに、 神戸で震災後のボランティアをしていた。 一方、満男は、以前から好きだった 泉の結婚式で騒動を起こし、奄美大島に辿り着く。 一人の美しい女性に助けられ、家に案内されたが、 そこには寅さんがくつろいでいた。 「満男さんなの大きくなって」 「あのリリーさんか」 間もなく、泉が満男を追って島に現われる・・・ 出演者: 渥美清・・・ 寅さん 浅丘ルリ子・・・ リリー 吉岡秀隆・・・ 満男 後藤久美子・・・ 泉 オトーサン、 「みんなご苦労さま」 その他の出演者のみなさん、お疲れさん。 その他の出演者: 倍賞千恵子・・・ さくら 下絛正巳・・・ 竜造 三崎千恵子・・・ つね 前田吟・・・ 博 太宰久雄・・・ 桂梅太郎 佐藤蛾次郎・・・ 源公 田中邦衛・・・ 船長 神戸浩・・・ 政夫 笹野高史・・・ 伸吉 千石規子・・・ リリーの母 宮川大助・・・ 神戸のパン屋 宮川花子・・・ パン屋の妻 関敬六・・・ ポンシュウ 北山雅康・・・ 三平ちゃん 鈴木美恵・・・ 木村かよ マキノ佐代子・・・ ゆかり 笠井一彦・・・ 中村 犬塚弘・・・ タクシー運転手 桜井センリ・・・ 駅舎の男 芦屋雁之助・・・ 神戸の会長 夏木マリ・・・ 及川礼子 User Rating:8.1/10( 28 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:9.0/10( 175 votes) Yahoo! オトーサン、 「高いスコアは、ご祝儀でしょう」 User Reviews ymo1191さん? 2008年7月26日 寅さんお疲れ様でした。 シリーズも第48作目で、 国民的アイドル寅さん劇場も最終作です。 寅さんお疲れ様でした。 さすがに病弱と老いで影の薄くなった寅さんを実感しますが、 そのかすれたようなセリフに涙無くして観劇できません。 もう10余年も経ってしまいましたが、 阪神大震災の記憶を思い起こす意味からも 意義のある一作です。 そういえば寅さんは良くドラマのなかでTVに出演していました。 旅の空の寅さんをとらやの面々は お茶の間のTVの中に見つけることがあり、 旅先の無事を確認したものです。 今回も被災地でリーダー的にボランティア活動するシーンが TVに映ってましたね。 阪神大震災のくだりが本作の歴史的バリューとすれば、 4度目のマドンナ出演のリリーさんこと 浅丘ルリ子さんとの最後のラブストーリーが 寅さんシリーズの締めくくりに相応しいロマンスとなっています。 泉ちゃんの結婚式をぶち壊す満男の暴発的なパワーもさることながら、 奄美大島という美しいロケーションでの平穏な情感といい、 老いと若さのエネルギーの振幅のダイナミズムを 堪能させる有終の一作となっています。 オトーサン、 「神戸の大震災で終わるとは・・・」 とらやさん 2009年1月18日 心からの感謝を込めて10点 シリーズ最終章となってしまった作品ですね。 最後の柴又への帰郷のシーン、 リリーの乗る車に寅さんが乗り込むシーンは 何度見ても本当に感動します。 「寅さん、どこまで送っていただけるんですか?」 「男が女を送るって場合はなァ、 その女の玄関まで送るってことよ。」 寅さんがカッコ良過ぎると共に このタクシーの場面はシリーズ史上に残る名場面だと思います。 結果的に最終章となってしまった 本作のマドンナがリリーで本当によかったと思いますし、 シリーズ最終章にふさわしい作品になっていると思います。 リリーとの結婚を見たかった気もするけど 神戸に行った後、きっと寅さんは奄美に帰る。 そう思える。 それだけで十分だとも思います。 神戸のエピソードは震災後、復興に立ち上がった神戸の人々が ぜひ寅さんに神戸に来てもらって神戸を元気付けて欲しいという 神戸の人々の熱い思いで実現したそうですね。 最後まで人々に元気と笑いと感動を与え続けてくれた渥美清さん。 寅さん。本当にありがとうございました。 永遠に輝き続ける世界映画史上屈指の名シリーズ、 「男はつらいよ」に心からの感謝を込めて 10点を差し上げたいと思います。


茄子 アンダルシアの夏

オトーサン、 「知らなかったな」 自転車レースのアニメ映画の名作です。 舞台は、スペインのアンダルシア。 “ツール・ド・フランス”、イタリアの“ジロ・デ・イタリア”と並び 三大自転車レースのひとつが、 このスペインの“ブエルタ・ア・エスパーニャ”、 それが舞台となっています。 テーマ曲を歌っているのが、ロックミュージシャン 忌野清志郎(1951 - 2009)さん、 ロードレーサーを乗り回していました。 原題:茄子 アンダルシアの夏(2003) 監督・脚本: 高坂希太郎 原作:黒田硫黄 エンディングテーマ: 忌野清志郎 「自転車ショー歌」 Genre:Anime/Drama/Sport 上映時間:47分 あらすじ: 太陽が照りつけるスペイン・アンダルシア。 自転車レースの総合争いを左右する 重要な山岳ステージを明日に控えた平坦ステージ。 総合優勝を狙うチームは体力を温存しようと 集団の中にいて大きな動きに出る気配はない。 そんな中、ペペが所属するチーム・パオパオビールは 撤退をほのめかすスポンサーにアピールするため このステージで大きな勝負に打って出る。 監督の指示の下、ペペはエースを引き連れ 突然集団から飛び出すと追走する8人とともに 10人の逃げの集団を形成する。 そのまま後続との差を広げるため先頭に立って 懸命にペダルを踏み続ける。 ところがその最中、ペペの無線には 監督にペペの解雇を告げるスポンサー幹部の声が。 やがてレースは彼が生まれ育った村にさしかかった。 その頃、村の教会ではペペの兄アンヘルと 幼なじみ、カルメンの結婚式が行われていた・・・ 出演者: 大泉洋・・・ ペペ・ベネンヘリ 筧利夫・・・ アンヘル・ベネンヘリ 小池栄子・・・ カルメン・バスカルドミンゲス 緒方愛香・・・ リベラおじさん オトーサン、 「絵は、思いっきりジブリだね」 その他の出演者: 平野稔・・・ エルナンデス 平田広明・・・ フランキー 坂口芳貞・・・ 監督 羽鳥慎一・・・ 実況アナウンサー 田中正彦・・・ チョッチ 西凛太朗・・・ ベザル 竹口安芸子・・・ カルメンの母 小林さやか・・・ 友人A 甲斐田裕子・・・ 女A User Rating:6.1/10( 65 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:7.8/10( 588 votes) Yahoo! オトーサン、 「名作だ!」 User Reviews ペスカトーレ手塚さん 2007年11月4日 初めて見た時はロードに乗り始めた頃でしたが、 ロードレースを見たり 自分でもアマチュアレース出るようになってから見直すと、 色々なチームや選手が名前を変えて出ている事が判ります。 映画のグッズとして発売された パオパオジャージを着て走っている人を見ると、 この作品を思い出します。 ゴールのスプリントは作中の迫力の絵以上の凄まじさがありますが、 アニメで表現するにはこの作品の手法は間違いでは無いと思います。 自転車乗っている人は思い入れの強い作品になる事は確かだと思います。 続編がDVDで出ましたが、そちらはジャパンカップが舞台です。 これを見て気に入った方はそちらも見るといいかもしれませんね。 自転車乗りでしたら、 エンディングテーマの忌野清志郎「自転車ショー」に 自分の乗っている自転車メーカーがあるか じっくり聴いてみるのも面白いですね。 オトーサン、 「オレの乗ってた自転車、あるある!」 ミヤタ、ビアンキ、クライン、モールトン、 キャノンデール、ジャイアント、ルック 自転車ショー歌 歌詞:星野哲郎 作曲:叶弦大 ♪子ネコがミヤタ コルナゴ 僕の彼女は ビアンキで プジョーが読めなく コメンサル ルックは良いのに クラインで ちよっトマズィーニ こまったら モールトン飲ませりゃ バッタリン オルモお前もスカピンで カンパをキャノンデールけれど カッレラはやっぱり カサーティと 弱音を吐くこと アランで ギターをつマビック 俺たちは のび太の友達 ジャイアント 川原のマルイシ 手にとって マージをかければ 黄金に バッソと変ると スピナジー 世の中そんなに アマンダじゃ ないから人生 コロンブス 次に行くのは どのムラーカ あの娘はやっぱり スペシャライズド トレックいっぱい アンカーを 積み込みデローサ ジダンけど ピナレッロれつが ソニックで ほっぺをチネリれ コッピどく ボッテキアがれと オルベアた オトーサン、 「ふーん、問題もあるんだ」 時間が短く、画面サイズが小さいのか。 前田有一さん 2003年7月21日 クォリティは高いが、物語と演出がイマイチ カンヌ国際映画祭に、 日本アニメとして初めて正式出品された 47分間の中編アニメーション映画。 劇場では、入場料が1000円均一で公開される。 実際に自転車競技を趣味とする高坂監督に、 宮崎駿氏が原作コミックをすすめたことをきっかけに、 製作が実現された。 「千と千尋の神隠し」(作画監督を担当)を はじめとするスタジオ・ジブリ作品に、 深く関わってきた監督だけに、 アニメーションとしてのクォリティは高く、 47分間の短さとはいえ、 単独上映に耐えるだけのものは充分ある。 作中では、競技スポーツとしての自転車を、 ディテールにこだわって描いており、 隊形における戦術等、集団戦としての側面、 水の補給シーンなど 実写よりもある意味リアリティを感じさせる。 走行シーンのスピード感も充分で、迫力を感じられる。 乗っている人物とのわずかな見た目上の比率のズレでさえ 大きな違和感を感じさせるため、 「自転車アニメは技術的に難しい」といわれるが、 『茄子 アンダルシアの夏』は、 その点、非常に良くできている。 ただ、不満が残る点もある。 まず、画面がスタンダードサイズだと言う事。 スタンダード・サイズとは、縦横の比率が、 テレビに近い画面だと思ってもらうとわかりやすい。 この映画は、スペインを舞台にしているが、 アンダルシアの雄大な景色を描くには、 横長のシネスコサイズのほうが適している。 こじんまりとしたスタンダードサイズは この映画には似合っておらず、マイナスである。 スペイン独特の空気感、市街地でのレースの雰囲気などは とても良く伝わってくるだけにもったいない。 次に、声優の問題。 ヒロインを演じているのは、女優の小池栄子であるが、 彼女の貧弱な演技力は『恋愛寫眞』で実証済みである。 まあ、多少下手なのは許せるとしても、 キャラクターの性格に、 声の質そのものが合っていない印象なのだ。 また彼女は、マスコミ向け完成披露試写の舞台挨拶に こなかったが(監督は来た)、 どうみても話題重視でキャスティングされた立場だというのに、 こういう場に出席しないというのも、あまり印象は良くない。 そして、やはり47分間では、 登場人物を充分描ききるには時間が足りなかった。 ドラマとしての深みが足りず、鑑賞後の満足感を得るには充分ではない。 こう考えると、やはり入場料金を下げざるを得ないという気もしてくる。 カンヌでは、あまり目だった活躍が出来なかったようだが、 決して悪い映画ではないだけに、高坂監督の次回作品に期待したい。


鑑定士と顔のない依頼人

オトーサン、 「新作だ!」 ジュゼッペ・トルナトーレ監督は、 特別のひとです。 「ニューシネマパラダイス」に感激して、 このHPの題名をそれに因んだものにしたほどです。 ・シネマパラダイスof オトーサン 原題:La migliore offerta(2013) The Best offer 監督・脚本:Giuseppe Tornatore Genre:Crime / Drama / Mystery Country: Italy Language: English 上映時間:131分 あらすじ: ヴァージルは、一流の美術鑑定士でオークショニア。 人間嫌いで独身を貫き、 女性の肖像を描いた名画収集に愛情を傾注している。 これはと思う肖像画が出品されると、 相棒のビリーを使い、不正な手段で 自分のコレクションに加えてしまうのだ。 そんなある日、彼のもとに、 亡くなった両親が遺した家具や美術品の 鑑定依頼が舞い込む。 ところが依頼人は、ヴァージルの前に 姿を見せようとはしなかった。 憤慨するヴァージルだったが、 依頼人の屋敷で歴史的名品の部品を発見し、 この依頼を引き受けずにはいられなくなる。 やがて、姿の見えない若い女性依頼人に 強い関心を抱き始める・・・ 出演者: Geoffrey Rush ・・・ Virgil Oldman(ヴァージル) Jim Sturgess ・・・ Robert(ロバート) Sylvia Hoeks ・・・ Claire Ibbetson(クレア) Donald Sutherland ・・・ Billy Whistler(ビリー) オトーサン、 「ジェフリーラッシュ、はまり役だ」 その他の出演者: Philip Jackson ・・・ Fred Dermot Crowley ・・・ Lambert Liya Kebede ・・・ Sarah Kiruna Stamell ・・・ Nana Caterina Capodilista・・・ Young Woman Gen Seto・・・ Housekeeper Klaus Tauber・・・ Virgil's Assistant #1 Maximilian Dirr・・・ Virgil's Assistant #2 Laurence Belgrave・・・ Virgil's Assistant #3 Sean Buchanan・・・ Virgil's Assistant #4 John Benfield・・・ Barman User Rating:7.9/10 ( 40,703 votes)IMDb User Rating:7.6/10( 634 votes) Yahoo! オトーサン、 「豊かな気持ちにさせてくれるね」 イタリアの豊饒さ、全開です。 ヨーロッパ映画賞受賞 ・音楽賞 エンニオ・モリコーネ 同ノミネート ・作品賞 ジュゼッペ・トルナトーレ ・監督賞 ジュゼッペ・トルナトーレ ・脚本賞 ジュゼッペ・トルナトーレ User Reviews john_rayさん Italy 2013年1月14日 Capolavoro(最高傑作)!!! 映画は終わったが、 気持ちを説明することができない。 破壊的な感情が混りあい、息苦しい。 これは、最もすばらしい映画だけが残せる気持ちだ! 話すことがいっぱいあるので、コメントしやすい! あなたがアートや心理やサスペンスやラブストーリーが好きなら、 人生を愛しているなら、この映画はあなたを驚かせるだろう。 登場人物と膨大な美術品に圧倒される。 トルナトーレ監督の他のすばらしい映画とは 大きく異なっているので、見逃せない。 ヒッチコック映画と結び付けないように気をつけよう。 この映画を分解し、破壊することになるからだ。 この映画は、ずっと豊饒だ! 国際的な映画の傑作! その一部分だけでも、ぞくぞくする! 必見だ! オトーサン、 「老いらくの恋!」 黒美君彦さん 2014年1月31日 凝りに凝った「美人局」? 女性の肖像画を集めて満足していた美術鑑定士。 仲間のビリーにオークションで 名品を安く買わせて入手するという不正を続けている。 そこに顔を見せない若き女性の依頼人が、 美術品の鑑定を依頼してくる…。 60歳も半ばになろうとする鑑定士が 初めて心を惹かれる若き女性依頼人クレア。 あれやこれやあって愛し合うようになりました、 めでたしめでたし…と思ったら、 すべては壮大な詐欺のための芝居だったということ。 イケメンでも何でもない老境の男が、 美しく若い女に愛されるなんて、 妄想に過ぎないのだ…という厳しい現実を突きつけられた気分。 そりゃそうなんだけど、 けれど一瞬いい夢を見せてもらったんだから、 それは数百枚の肖像画を上回る 歓びだったと満足しなさい、ってことか。 「何が起きようと、あなたを愛している」とのクレアの台詞。 ラストは素直にとれば、 クレアからの手紙を受け取ったヴァージルが、 クレアが語っていたプラハの カフェ“ナイト&デイ”まで出かけ、 彼女を待っている…ととれなくはない (もちろん彼女は現れないだろうが)。 そこは想像にお任せ。 真作と贋作。 肖像の女と実際の女。 人間とオールマタ(機械人形)。 真偽が対立項として幾つも散りばめられるなか 彼女は人生で初めて得た愛が真実であると疑わない。 そしてそれは幸せなことなのかも知れない。 相変わらず絢爛なトルナトーレの手腕はさすが。 少々辛辣な物語ではあるが、 いろいろな意味で余韻の残る作品だった。 エンリオ・モリコーネの音楽が切ない。


プレミアム・ラッシュ

オトーサン、 「この題名、どういう意味だろう」 簡単に言えば、高級迅速な自転車便。 郵便配達車では、書類がなかなか先方に着きません。 その点、自転車便なら道路の渋滞や交通規制の影響を受けにくく 早くて安いから便利です。 原題:Premium Rush (2012) 監督: David Koepp 脚本: David Koepp, John Kamps Genre:Action / Crime / Thriller Rated PG-13 for some violence, intense action sequences and language Country: USA Language: English / Mandarin 上映時間:91分 あらすじ: 歩行者や車がひしめくマンハッタン ワイリーは、バイク・メッセンジャーだ。 時速80kmで、街を駆け抜け、手紙を配達している。 その自転車テクニックは驚異的だ。 ある日、知り合いの中国人女性ニマから一通の封筒を受け取る。 配達に出た彼の前に刑事マンデーが現れ、封筒を渡すよう迫ってくる。 これを拒否すると、彼はワイリーを銃で脅してくる。 その場から逃げだしたが、 マンデーやバイクの警官達に執拗に追われ、 仲間のヴァネッサの命も脅かされる・・・ 出演者: Joseph Gordon-Levitt ・・・ ワイリー Michael Shannon ・・・ マンデー刑事 Dania Ramirez ・・・ ヴァネッサ Jamie Chung ・・・ ニマ オトーサン、 「この主人公、恰好いいね」 子役時代から映画やTVに出ているので、 演技も実力派、前途有望な若手俳優です。 Joseph Gordon-Levitt ジョセフ・ゴードン=レヴィット 誕生日 1981/2/17 出身地 カリフォルニア州ロサンゼルス 父親のラジオのニュース・ディレクター、 母親は映画監督マイケル・ゴードンの娘。 2000年、コロンビア大学に進学し、歴史や文学を研究。 特にフランス文学に傾倒し、フランス語を話せる。 1992年、「リバー・ランズ・スルー・イット」で映画デビュー ヤング・アーティスト・アワードの男優賞(10歳以下)を受賞。 2009年、「(500)日のサマー」で、 ゴールデングローブ賞 主演男優賞にノミネート。 2013年、初監督作品「ドン・ジョン」が公開された。 出演作 1992年「リバー・ランズ・スルー・イット」 1993年「ロードランナー」 1994年「ホーリー・ウェディング」 1996年「陪審員」 1998年「ハロウィンH20」 1999年「恋のからさわぎ」 2000年「ヴァージン・ハンド」 2002年「トレジャー・プラネット」(声) 2005年「BRICK ブリック」「アン・ハサウェイ/裸の天使」      「サイレンサー」「ミステリアス・スキン」 2007年「ルックアウト/見張り」 2008年「ストップ・ロス/戦火の逃亡者」「セントアンナの奇跡」 2009年「キルショット」「(500)日のサマー」「ハーフ・デイズ」      「EROTICS(エロティクス)美しい女たち」「G.I.ジョー」 2010年「インセプション」「メタルヘッド」      「スーパーポルノスター エレクトラ あなたのお悩み解決します!」 2011年「50/50 フィフティ・フィフティ」 2012年「プレミアム・ラッシュ」「ダークナイト ライジング」      「リンカーン」「LOOPER/ルーパー」 2013年「ドン・ジョン」「風立ちぬ(英語版)」(声) 2014年「Sin City: A Dame to Kill For」 その他の出演者: Wole Parks ・・・ Manny Aasif Mandvi ・・・ Raj Christopher Place ・・・ Roselli Henry O ・・・Mr. Leung Boyce Wong・・・ Mr. Lin Brian Koppelman ・・・ Loan Shark Kevin Bolger ・・・ Squid BoJun Wang ・・・ Nima's Son Sean Kennedy ・・・ Marco Kym Perfetto ・・・ Polo Anthony Chisholm ・・・ Tito Lauren Ashley Carter ・・・ Phoebe Aaron Tveit ・・・ Kyle Darlene Violette ・・・ Debra Mario D'Leon ・・・ Moosey Djani Johnson ・・・ Johnny Wai Ching Ho ・・・ Sister Chen User Rating:6.5/10 ( 81,227 votes)IMDb User Rating:7.2/10( 268 votes) Yahoo! オトーサン、 「マネしてほしくないね」 信号無視し、逆送し、邪魔するクルマは蹴飛ばします。 階段だって飛び降りるのです。 ジョセフ・ゴードン=レヴィットは、 撮影中に大怪我をしたとか。 User Reviews james1844さん United States 2012年8月26日 気違いじみたサイクリング 10点満点の映画ではないが、楽しいライドだ。 筋書とストーリー展開の流れに、やや欠点がある。 この映画で最もいいのは、 ニューヨークの街路を走りぬけるバイクの 絶え間ないアクションとその荒っぽい乗り方だ。 目新しく、非常に有効だったのは、 バイク・メッセンジャーの一瞬の判断とアクションだった。 瞬間的な選択を迫られるのだ。 腐敗している悪徳警官が、実にリアルだった。 絶叫マシーンや楽しい映画を捜しているなら見に行くべし。 トラック、タクシー、警官と張り合っている 2輪メッセンジャーの生活を活写すカメラタッチが見ものだ。 オトーサン、 「暴走はよくないし、危ないよね」 高い走行テクニックと倫理観が要求されます。 hay***** さん 2014年3月14日 疾走感にゾクゾク 開始5分くらいで、 自転車配達世界と主人公の考え方を スパッとみせてくれて小気味いい 実生活で自分の身の回りで、 あんな暴走自転車がいたら 血圧あがりまくりになるけれども、 映画においては疾走感とスリリングな気持ちを 与えてくれるからおっけい! 単純な話を時間逆戻り方式にしておいしく調理している 中だるみすることなく最後までいく佳作と思う 警官自転車の人をついつい応援してしまう私w 終盤、仲間意識が強いとして 大量の兵隊ことメッセンジャー部隊が動員されて、 ダメ刑事を小突きまわすシーンが ヒッチコックの鳥たちのようで一瞬怖かった


風雲児 織田信長

オトーサン、 「人間五十年、 下天の内を比ぶれば、夢まぼろしの如くなる」 織田信長は、出陣の前に、こう謡いました。 うつけものに終わるか、天下を取るか。 原題:風雲児 織田信長(1995) 監督:河野寿一 原作:山岡荘八 脚本:結束信二 Genre:Period Drama 上映時間:95分 あらすじ: 十六歳の織田信長は、父の葬儀に荒縄を腰に巻いた姿。 うつけものとののしられたが、 妻の濃姫は信長の頬を伝う涙を見逃さなかった。 濃姫の父である美濃の斉藤道三は 信長に面会を要求してきたが、信長はこれを拒否し続けた。 しかし最愛の家臣だった平手政秀が自害したことから、 信長は一転して面会を受諾、 礼装し千人の軍を率いて道三を圧倒した。 しかし突然、今川義元が四万もの大軍を率いて 尾張領。桶狭間まで迫ってきていた。 それに対して信長軍はわずか四千・・・ 出演者: 中村錦之助・・・ 織田信長 香川京子・・・ 濃姫 進藤英太郎・・・ 斎藤道三 柳永二郎・・・ 今川義元 オトーサン、 「いいねえ、こうでなくては」 中村錦之助の織田信長、極まってますね。 風雲児というか快男児というべきか。 他に、これほどの役者が浮かびません。 その他の出演者: 中村賀津雄・・・ 木下藤吉郎 里見浩太郎・・・ 丹羽万千代 月形龍之介・・・ 平手政秀 戸上城太郎・・・ 蜂須賀小六 阿部九州男・・・ 柴田権六 中村歌昇(二代目)・・・ 佐久間信盛 尾上鯉之助・・・ 長谷川橋介 徳大寺伸・・・  池田勝三郎 加賀邦男・・・  三浦備後守 織田政雄・・・  森三左衛門 片岡栄二郎・・・ 毛利新助 松浦築枝・・・ 杉乃 中里阿津子・・・ 由美 風見章子・・・ 各務野 清川荘司・・・ 山口左馬頭 沢村宗之助・・・ 林佐渡守 中村時之介・・・ 重臣浅川政敏 有馬宏治・・・ 村松与左衛門 長島隆一・・・ 後藤田勘左衛門 尾上華丈・・・ 老僧 片岡半蔵・・・ 百姓 尾形伸之介・・・ 道丹 小田部通麿・・・ 五味新蔵 木南兵介・・・ 百姓 高松錦之助・・・丹羽万五郎 遠山恭二・・・ 岩室長門 藤木錦之助・・・ 愛智小十郎 中村幸吉・・・ 三門次 大月正太郎・・・ 賀藤弥四郎 潮路章・・・ 川井重介 User Rating:5.7/10( 7 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:6.0/10( 32 votes) Yahoo! オトーサン、 「もっと高いスコアでもいいはず」 User Reviews ESPERANZAさん 2013年11月8日 主役がりりしく格好良い いかにも東映時代劇という映画だ。 こういう名だたる強い武将を描くには その方が良いのかもしれない。 しかし人間ドラマとしてみると 同年の大佛次郎原作、 市川雷蔵の「若き日の信長」の方が好きだ。 4千の手勢で4万の敵とどう戦うのか期待して見たのだが、 何と言うことはなかった。 それに中村賀津雄の木下藤吉郎も 百姓出には到底見えない立派すぎ、 錦之助の弟だから仕方ないのだが・・・。 オトーサン、 「さすがは錦之助!」 shu***** さん 2014年6月27日 山岡壮八です。 山岡壮八の織田信長ですから 本能寺の変は本当にさらっとしか描きません。 むしろ 桶狭間までの信長に これからの信長像が決まる と言ってよいほどのお話があります。 切れ者の信長がきちんと描かれています。 父との仲、弟や母親との関係、 さらに竹千代との友情も描かれていますよ。 山岡壮八の小説を読んでから映画を見てください。 映画は本当によくできています。 迫力もあり、さすがは錦之助です。 すべては 「黄金と銅ほどの違い」なのですよ。 と権六が言っていました。


風の音、愛のうた

オトーサン、 「タイ映画だ」 タイといえば、"hot hotter hottest"といわれる暑さ。 でも、今年の日本は、バンコクよりも酷熱でした。 トゥクトゥク(三輪タクシー)に乗って バンコクの渋滞を走りぬけた記憶がありますが、 この数十年で大きく変わったようです。 チャオプラヤ川沿いにハイウェ-が走り、 地下鉄網も発達し、近代化が進みました。 欧米流の生活に慣れ親しむ若い世代が増える一方で 昔ながらの生活に固執する世代も頑張っています。 この映画は、そんなタイのありさまを活写しています。 NHK アジア・フィルム・フェスティバル上映作品です。 原題:Khob Khun Thee Rak Kan(2011)    Loving You, Loving Me    風の音、愛のうた 監督:Sayombhu Mukdeeprom    Putipong Saisikaew    Peerasak Saksiri Genre:Drama Country: Thailand Language: Thai 上映時間:101分 あらすじ: 第1話。 才能はあるが傲慢な音楽学校の学生ジョイ。 オーケストラから放り出され、 風変わりな音楽教授のフィールドワークを手伝う。 自然の音を録音する旅に自閉症の妹もついてくる。 第2話。 甘やかされて育ったわがまま女子大生ムアイ。 中国系タイ人の祖父が営む靴工房を手伝う。 しかし、靴工房を大量生産工場に発展させた父と祖父は 経営の方針を巡って対立している。 第3話。 軍医である夫に従い、 タイ深南部にやってきた女性は、 テロが頻発するこの地を離れ、 故郷のバンコクに帰りたいと思っている。 幼い息子は仏教徒として育てられたが、 南部に多いイスラム教徒の友達も増え、 バンコクに戻りたくないと言い出す。 夫は何も言わず、母子に寄り添うだけ。 複雑な思いの彼女だが・・・ 出演者: Patchai Pakdisusuk・・・ジョイ Apinya Sakuljaroensuk・・・ジョイの妹 Somlek Sakdikul・・・音楽教授 Songsit Roongnophakunsri・・・ムアイ Songsitt Rungnoppakhunsri・・・ムアイの祖父 Lalita Panyopas・・・軍医の妻 オトーサン、 「軍医の妻の演技は、情感豊かでいいね」 User Rating:5/0/10( 3 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:6.2/10( 6 votes) IMDb オトーサン、 「自閉症の妹役がノミネートされたのか」 若い世代の演技はさほど良いとは思えませんでしたが・・・ タイ国立映画協会賞ノミネート ・最優秀助演女優賞:Apinya Sakuljaroensuk User Reviews 2009年2月16日 宣伝チラシによると、 『3人の新進監督が共同で作り上げた作品。 3つの家族の物語が描かれる。 日常的な生活のなかで忘れがちな「愛」や「思いやり」など 大切なことに気付かせてくれる作品』と紹介されていました。 タイというと仏教国というイメージが強いですが、 南部を中心に人口の5%はイスラム教徒で、 今でも独立運動からテロが絶えないということは聞いていましたが、 この第3話の背景は正にその宗教対立による家族の不幸でした。 第3話(?)では主人公の軍医の夫もしばしば登場しますが、 新婚時代のシーンは別として、彼女と会話したり、 視線を合わせることすら全くありません。 不仲なのかと思っていると、 最後に夫は既にテロで死んでいて、 彼女の想いでの中に出て来ていることが判ります。 井上ひさし原作の<父と暮せば>では父の幻影と会話しますが、 こうした死者との交流という発想はアジア共通のものかと思いました。 この主人公の女優は哀愁を帯びた雰囲気があり、なかなか秀逸でしたが、 解説を見ると、タイではメロドラマの人気スターだそうです。 あと、第1話の主人公・ジョイは タイの人気ロック・グループのメンバーだそうで、 SMAPやEXCILEの誰かを起用したようなもので 楽器の扱いは巧みですが、演技的には今一の感じを受けました。 オトーサン、 「そう目くじら立てんさんな」 国王は、大多数の国民から尊敬され、敬愛されているのです。 タイの歴史的文化的背景を理解しなくては・・・ アングロファイルさん 2014年8月36日 監督が三人で 3つのエピソードが平行して描かれるということは、 もしかして製作費がなくて合作したのか、 あるいは一本の映画として作るには短すぎるからなのか。 どちらにしろ、エピソードを組み合わせる 必然性は感じられませんでした。 原題の"Loving You, Loving Me"がテーマだと言ったら たしかにそうでしょうが、 それだと扱う範囲が広すぎると思いますし。 一応メインの(?)音楽編は、 人物設定もあってそれなりによかったです。 靴屋のおじいさんも悪くないですが、あまりにもありがち。 母子ものは今ひとつピンと来ませんし、 父親の扱いに意外性を持たせたのでしょうが、 普通の映画ならともかく、ほかの話を並行して進めているためか、 ややこしくなってひねりすぎだと感じました。 あと軍人さんをやたらと讃えていたり、 最後に「国王の長寿を願います」というメッセージが出たりするのは、 政治的な意図があるのかと気になりました。 そんなこともあって、高く評価できません。 そうそう、ポー役の女の子が、上野樹里というか、 彼女が演じた「野田恵」にそっくりなので、 その点話のネタにはなるかも。


北国の帝王

オトーサン、 「千昌夫さんの映画かな」 邦画のような題名ですが、原題も、同じでした。 「いい時代だったんだね」 ホーボーといえば、ホームレス。 それを題材にして、映画が1本できるのですから。 原題:Emperor of the North Pole (1973) 監督:Robert Aldrich 脚本:Christopher Knopf 撮影監督;Joseph F. Biroc Genre:Action / Adventure / Drama 上映時間:118分 あらすじ: 大不況真っ只中の1933年、オレゴン。 列車にタダ乗りし各地を移動する 失業者たちは“ホーボー”と呼ばれていたが、 そんなホーボーを絶対に許さないのが 19号列車の鬼車掌シャック。 その列車に乗る事は死をも意味していた。 だが、“帝王”と呼ばれる一人のホーボーが その19号列車に真っ向から勝負を挑んだ。 かくして爆走する蒸気機関車上で、 “帝王”の座を狙う若きシガレットも、 加わって三つ巴の死闘が開始された・・・ 出演者: Lee Marvin ・・・ A-No.-1(Aナンバーワン) Ernest Borgnine ・・・ Shack(シャック) Keith Carradine ・・・ Cigaret(シガレット) オトーサン、 「2人とも、信念の男だね」 リー・マーヴィン、アーネスト・ボーグナイン いまは絶滅してしまった名優です。 本物のアクションスターの経歴をみましょう。 LEE MARVIN リー・マービン 誕生日 1924/2/19-1987/8/29 出身 米ニューヨーク 経歴; 父親は広告会社の重役、母親は美容関連。 学生時代は素行が悪く、放校になる。 海兵隊に入隊し、サイパンの戦いで負傷し、除隊する。 戦後、配管工として働くが、 誘われてオフ・ブロードウェイの舞台に。 1950年、ハリウッドに移り、戦争映画の端役に。 その風貌から専らB級映画で悪役専門だったが、 NBCの刑事ドラマ「シカゴ特捜隊M」に主演し、ブレイク。 ジョン・フォード監督の「ドノバン珊瑚礁」、 「リバティ・バランスを射った男」で、 ジョン・ウェインと張り合う演技で注目される。 コミカル調の西部劇「キャット・バルー」の1人2役の演技で、 アカデミー主演男優賞を受賞。 1987年8月29日、心臓発作で死去。63歳。 出演作 1952年「国務省の密使」「抜き射ち二挺拳銃」      「ネバダ決死隊」 1953年「最後の酋長」「栄光の鬼部隊」      「復讐は俺に任せろ」      「限りなき追跡」 1954年「ゴリラの復讐」「七人の脱走兵」      「ケイン号の叛乱」「乱暴者」 1955年「日本人の勲章」「恐怖の土曜日」      「見知らぬ人でなく」      「皆殺しのトランペット」「俺が犯人だ」 1956年「白人部隊撃滅」「七人の無頼漢」      「攻撃」 1957年「愛情の花咲く樹」 1962年「コマンチェロ」      「リバティ・バランスを射った男」 1963年「ドノバン珊瑚礁」 1964年「殺人者たち」 1965年「キャット・バルー」       アカデミー主演男優賞      「愚か者の船」 1966年「プロフェッショナル」 1967年「特攻大作戦」      「殺しの分け前/ポイント・ブランク」 1968年「裏切り鬼軍曹」「太平洋の地獄」 1969年「ペンチャーワゴン」 1970年「モンテ・ウォルシュ」 1972年「おとぼけカウボーイ」      「ブラック・エース」 1973年「北国の帝王」 1974年「スパイクス・ギャング」      「クランスマン」 1976年「冒険野郎」「グレート・サム」 1979年「アバランチ・エクスプレス」 1980年「最前線物語」 1981年「デス・ハント」 1983年「ゴーリキーパーク」 1984年「狼獣(けだもの)たちの熱い日」 1986年「デルタ・フォース」 ERNEST BORGNINE アーネスト・ボーグナイン 誕生日 1918/1/24 - 2012/07/08 出身 米コネチカット州ハムデン 貴族の血を引く家系。 高校時代から学生演劇に参加。 軍隊入りし、戦後は演劇学校を経て、ブロードウェイに進出。 「地上(ここ)より永遠に」などの悪役で注目され、 55年、「マーティ」で、アカデミー主演男優賞を受賞。 名脇役として隠れたファンも多い。 5回の結婚歴がある。 腎不全のため、死去。95歳。 出演作 1953年「地上より永遠に」「賞金を追う男」 1954年「ヴェラクルス」「大砂塵」「ディミトリアスと闘士」      「追われる男」「日本人の勲章」 1955年「マーティ」       「恐怖の土曜日」「アラモの砦」「四角いジャングル」 1956年「走りゆく男」 1958年「電撃命令」「ヴァイキング」「悪人の土地」 1960年「警部物語」「FBIモスクワに潜入せよ」「蒼い渚」 1962年「バラバ」 1965年「飛べ!フェニックス」 1966年「オスカー」 1967年「特攻大作戦」「砦のガンベルト」 1968年「潜航大作戦」「汚れた7人」「女の香り」 1969年「ワイルドパンチ」 1970年「戦争ゲーム」「冒険者」 1971年「ウィラード」 1972年「ポセイドン・アドベンチャー」 1973年「北国の帝王」「深海征服」 1975年「魔鬼雨」 1976年「コンバット/恐怖の人間狩り」「ハッスル」 1977年「王子と乞食」「アリ・ザ・グレーテスト」 1978年「コンボイ」 1979年「未来元年/破壊都市」「犯罪パズル」「ブラックホール」       「世界崩壊の序曲」 1980年「レッドオメガ追撃作戦」 1981年「ダーティーソルジャー野良犬軍団」      「ニューヨーク1997」 1983年「ヤング・ウォリアーズ」 1984年「マン・ハンター」 1985年「ムービング・ターゲット/マイアミ連続殺人事件」 1986年「狼どもの戦場」 1988年「戦闘プロフェッショナル」「マフィア・キッド」 1989年「バトルドラゴン」 1990年「怒りのタッチダウン人質奪回作戦」      「オポネント」「バトル・ゾーン/ナチス壊滅作戦」      「恋のスキーパラダイス」「エニマンズ・デス」 1992年「ミストレス」 1996年「ホットネイビー カリブ海イケイケ大作戦」      「天使のワンちゃん/チャーリーとイッチー」(声) 1997年「ガタカ」 1998年「スモールソルジャーズ」(声)      「ベースケットボール/裸の球を持つ男」 1999年「メル」 2002年「11'09''01/セプテンバー11(イレブン)」 2010年「RED/レッド」 その他の出演者: Esther Minciotti .... Mrs. Theresa Piletti Augusta Ciolli .... Aunt Catherine Karen Steele .... Virginia Jerry Paris .... Tommy Charles Tyner ・・・ Cracker Matt Clark ・・・ Yardlet Liam Dunn ・・・ Smile Simon Oakland ・・・ The Policeman Malcolm Atterbury ・・・ Hogger Elisha Cook, Jr. ・・・ Gray Cat Harry Caesar ・・・ Coaly Vic Tayback ・・・ Yardman Hal Baylor ・・・ Yardman's helper Joe Di Reda ・・・ Ringer Diane Dye ・・・ Girl in water Robert Foulk ・・・ Conductor James Goodwin ・・・ Fakir Raymond Guth ・・・ Preacher Sid Haig ・・・ Grease Tail Karl Lukas ・・・ Pokey Stiff Edward McNally ・・・ Yard Clerk John Steadman ・・・ Stew Bum Dave Willock ・・・ Groundhog Lance Henriksen ・・・ Railroad worker User Rating:7.4/10 ( 3,626 votes)IMDb User Rating:8.5/10( 131 votes) Yahoo! オトーサン、 「風変りな名画だね」 User Reviews r-e-studleyさん Boston,MA 2003年9月17日 撮影が見事な最高の映画 これまでで、一番の見事に撮られた映画だ。 見ていると、渦中にいるような気になる。 こんな感じの映画は、見たことがない。 撮影監督のジョゼフ・バイロックは、最高! 本作のアクションは、実にリアルだ。 今日、視聴者が切望している特殊効果などない。 ここで起きていることは、実にリアルで、 un staged. 語るべきいいストーリーがあれば、 ギミックや特殊効果は不要なのだ。 リー・マーヴィン、アーネスト・ボーグナインの 2人が主役だというのも、手伝っている。 今日の俳優たちは、 この2人の伝説の男に太刀打ちできるだろうか? スタントも、代役もいらないなんて! ここは、「本物の男」がいた。 オトーサン、 「男なら見るべし」 タッジロウ さん 2013年12月12日 男の顔を楽しむ作品。 特段おもしろい映画ではないです(笑)。 設定も特殊だし、アクションや全体のテンポもノンビリ。 『ゴッドファーザー』や『ダーティハリー』より 後年の作品と考えれば、製作当時としても オールドスタイルの作風だったんじゃないかと思います。 では見所がないかというと、そうも言えない。 何といっても出演陣の“顔”がイイんです。 ごつい東野英治郎(これも古いな…)みたいな リー・マーヴィンも捨てがたいですが、 やはり世界イイ顔おやじ選手権優勝者(架空)の アーネスト・ボーグナインが最高! こんな、ジャガイモとイノシシのハイブリッドみたいな顔の男、 今やどこにもいませんゼ。 目ヂカラだけで3人くらいヒトが殺せます。 (ご本人は昨年95歳で鬼籍に入られました。合掌) そんなゴツゴツした二人が、 無賃乗車とその撃退に命懸けの火花を散らすのですから、 こっちも笑っていいのか熱くなっていいのかよく分かりません。 ただ、男の意地と誇りが これでもかと描かれていることだけは間違いないです。 ラストにリー・マーヴィンが叫ぶセリフは、 時代が違うとは言え、 男たるもの胸の奥に留めておきたいものであります! アナクロな作品ですが、一度は観ておいて良かったです。


男はつらいよ 拝啓 車寅次郎様

オトーサン、 「いよいよラストか」 長いこと続いた男はつらいよシリーズも、 あと1作で打ち止め。 寅さんが病気で出演できなくなったせいです。 1996年8月4日、肺がんで死去しました。 享年68歳。 原題:男はつらいよ 拝啓 車寅次郎様(1994) 監督・原作:山田洋次 脚本:山田洋次/ 朝間義隆 Genre:Drama/Commedy 上映時間:101分 あらすじ: 就職して半年が過ぎ、 満男は大学の先輩から誘われ、琵琶湖畔の長浜へ。 先輩の妹・菜穂に町を案内してもらう。 やがて菜穂と打ち解けていった満男は、 彼女に恋心を抱くようになる。 一方、寅さんも琵琶湖に来ていて、 撮影中に怪我をした典子を助けたことで 親しくなったものの、夫が迎えにきて・・・ 出演者: 渥美清 ・・・寅さん かたせ梨乃 ・・・宮典子 小林幸子 ・・・演歌歌手 吉岡秀隆 ・・・満男 牧瀬里穂 ・・・川井菜穂 オトーサン、 「かたせ梨乃さん、会ったな」 ママだったか、チ-ママだったか忘れましたが、 社用で銀座のクラブで会いました。 でも、wikiには、そんなことは出ていせん。 TVドラマ「女帝」では、クラブのママを 好演したとありましたが・・・ 「小林幸子さんの売れない歌手はよかったね」 「吉岡秀隆くん、ますます演技上手になったね」 その他の出演者: 倍賞千恵子 ・・・さくら 下絛正巳・・・ 竜造 三崎千恵子 ・・・つね 前田吟 ・・・博 太宰久雄 ・・・社長 佐藤蛾次郎 ・・・源公 山田雅人 ・・・川井信夫 平泉成 ・・・宮幸之助 User Rating:6.1/10( 12 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:8.0/10( 140 votes) Yahoo! オトーサン、 「Yahoo!は、評価が高いね」 最終作だからというだけでなく、 社会人生活や恋に悩む満男への共感もあるでしょう。 User Reviews ymo1191さん 2008年7月26日 シリーズ第47作目。 マドンナ役に かたせ梨乃、牧瀬里穂、小林幸子の3人を迎え、 滋賀県長浜を舞台に寅次郎と満男、それぞれの恋を描く。 大学を出てセールスマンになった満男にとって、 人生だけでなく、職業上でも寅さんはプロとして尊敬に値する。 冒頭の売れなく地方営業の演歌歌手小林幸子と エンディングでヒットが出て 大器晩成しつつある小林幸子との再会のくだりは、 売れないセールス(人生でも)満男の応援歌でもあるようで。 ただ、満男君、泉ちゃんのいない間に 牧瀬里穂さんなんかと恋愛ごっこなんかしていていいんですか。 祭りの賑わいの中デートしている時、 ふっと現れてふっと消えてしまった寅さんが なんとも不思議な一作です。 オトーサン、 「とらやさんの愛情あふれるコメント、いいねぇ」 とらやさん 2014年5月19日 「僕の伯父さん」から始まった 新シリーズ、満男&泉ちゃん篇。 でも、僕にとってのこの新シリーズは 満男&伯父さん篇なのです。 大学・就活・社会人生活、そして 恋に悩む満男のドラマが描かれる。 寅さんのマドンナらしき人も出てくる。 そんな中に挿入される 寅さんと満男のドラマが大好きなのですが、 本作はその良さがとてもよく出た一本。 まずは序盤の鉛筆をめぐる寅さんお得意の名調子と 満男、そしてとらやの人々。 次は長浜で「男がいたっていいじゃねえか。 そいつと勝負すりゃいいんだよ」 この時の寅さん、カッコいいんだよなあ。 そして鎌倉の別れ際もいい。 2人の師弟関係なのか、友情なのか。 この伯父と甥のドラマは いつも本当にいい味わいがあります。 ラストの満男の心の声。 「近頃僕は伯父さんに似てきたと言われます」と言う。 そうそう。満男君、僕は本作のだいぶ前から それに気付いていましたよ。 どんどん伯父さんに似てくるなあって。 更に本作の一番最後と冒頭に出てくる、 寅さんを先生と呼ぶ小林幸子演じる演歌歌手。 初期の作品の旅の一座と 一座の花形大空小百合ちゃんを思い出します。 旅先でのちょっとした心の触れ合い。 寅さんの優しさ。 やっぱり寅さんにはこういうのが似合うなあ・・・。 さて、順番はめちゃくちゃで 好きな順番にレビューしてきましたが、 ようやくこれで寅さん全作品レビュー完了です。 もうこれで寅さんの新規レビューが出来ないと思うと、 ちょっと淋しくなりますね。 既に全作品を複数回見ていますが、 これからも見続けますよ。 あなたの一番好きな映画は?と聞かれれば、 僕は迷わず「寅さん」と答えますから。


エンド・オブ・ホワイトハウス

オトーサン、 「よく企画が通ったな」 ”エンド・オブ・ホワイトハウス”なんて、 いわば、日本なら首相官邸襲撃じゃないですか。 首相がテロリストの人質になり、ぶん殴られる。 「ハリウッド、凄いね」 911のトラウマの深さを感じるべきなのでしょうね。 原題:Olympus Has Fallen (2013) 監督:Antoine Fuqua 脚本:Creighton Rothenberger/ Katrin Benedikt Genre:Action / Thriller Country: USA Language: English / Korean 上映時間:119分 あらすじ: シークレット・サービス、マイク・バニングは、 2年前、事故に巻き込まれた大統領を救うため、 大統領夫人を見殺しにしてしまう。 以来、大統領付きを外され、デスクワークに甘んじていた。 ある日、ホワイトハウスが北朝鮮のテロリスト集団の 奇襲攻撃によって占拠され、大統領は人質に。 シークレット・サービスも全滅し、 大統領代行に任命されたトランブル下院議長をトップとする 最高司令部では、手詰まり感が漂い始めていた。 そこに、ホワイトハウス内部から緊急連絡が入る。 それは異変に素早く反応し、 マイクに、最後の望みを託すことを決断する・・・ 出演者: Gerard Butler・・・ Mike Banning (マイク) Aaron Eckhart ・・・ President Benjamin Asher (大統領) Morgan Freeman・・・ Speaker Allan Trumbull (アラン) オトーサン、 「バトラー、身体たるんできてない?」 その他の出演者: Angela Bassett ・・・ Lynne Jacobs Rick Yune ・・・ Kang Yeonsak Dylan McDermott ・・・ Dave Forbes Finley Jacobsen ・・・ Connor Asher. Melissa Leo ・・・ Secretary of Defense Ruth McMillan Radha Mitchell ・・・ Leah Banning Robert Forster・・・ US Army General Edward Clegg Cole Hauser ・・・ Agent Roma Ashley Judd ・・・ Margaret Asher Phil Austin ・・・ Vice President Charlie Rodriguez James Ingersoll ・・・ Admiral Joe Hoenig Freddy Bosche ・・・ Agent Diaz Lance Broadway ・・・ Agent O'Neil Tory Kittles ・・・ Agent Jones Sean O'Bryan ・・・ Ray Monroe Keong Sim ・・・ South Korean Prime Minister Lee Tae-Woo Kevin Moon ・・・ Cho. Malana Lea ・・・ Lim Sam Medina ・・・ Yu User Rating:6.5/10 ( 151,562 votes)IMDb User Rating:7.4/10( 987 votes) Yahoo! オトーサン、 「評価が高すぎる」 User Reviews MartianTomさん United Kingdom 2013年4月19日 アホな監督だ 分からん。 フークアは、過去にまともな映画をつくってきた。 「ティアーズ・オブ・ザ・サン」「トレーニング デイ」 「クロッシング」、「ザ・シューター/極大射程」 一体、何が起きたんだ? 疑いなく、彼は恐ろしく幼稚な脚本で失敗した。 だけど、なんで引き受けたんだ? 俳優たちも同じだ。 アーロン・エッカートは、いい映画を選択して 有名になりたいと言っていた。 なぜかわかる。 こんなに悪いことから何とか抜け出さなければ。 モーガン・フリーマンは、よい俳優だが、 映画に厳粛さを持ちこめなかった。 性格描写がいいと言うひとがいる。 おいおい? 信じられる登場人物なんかひとりもいない。 要するに、2時間のコンピューターゲームなんだ。 いや・・・、それすら敵わない。 コンピューターゲームなら、物語の感覚がある。 結果をある程度左右できる。 これは1つのCGIに過ぎない。 流血とガッツがあるが、退屈で先が読める 緊張も知性もない「サンダーバード」のエピソードを 見ているようだ。 アメリカの力と精神を宣伝しようとしたのなら、 それは、とてつもない失敗に終わった。 実のところ、金正恩は、大いに安心するだろう。 アメリカに楽勝だー。 オトーサン、 「前田さん、映画よりも、 自分の映画批評を推奨しているのでは?」 前田有一さん 2013年6月14日 プロパガンダ度100 アメリカウォッチャーにとって 絶対に見逃せない映画というものがあるのだが、 その条件の一つが「同時期にそっくりな映画が公開される」そのペア。 「エンド・オブ・ホワイトハウス」は ホワイトハウスがテロリストの攻撃を受け陥落するストーリーだが、 これは日本でも8月公開になる 「ホワイトハウス・ダウン」と全く同じである。 そういう映画は天下のハリウッド2社の重役がそろって 「こいつは面白い、今作るべきだ」と判断した企画であるから きわめてタイムリーであったり、 えらい人たちが広く人々に広めたい内容であることが多い。 事実この公開と前後してボストンマラソンでテロ事件が起きた。 「アメリカ本土が攻撃される」というのは、 いまや絵空事とは笑っていられないリアリティをもって 映画化されるに足る題材なのである。 独立記念日の翌朝、アジア系のテロリストグループによって ホワイトハウスが襲撃された。 大統領が人質に取られ、地下核シェルターに立てこもる絶体絶命の危機。 米軍さえ手が出せぬ状況下、 ハウス内には大統領の幼い息子と 元シークレットサービスのマイク・バニング(ジェラルド・バトラー)が、 まだ敵の手に落ちずに潜んでいた。 大統領の息子の存在は敵にとっての マイクの存在は政府側にとっての切り札。 マイクはかつての職場であるハウス内を縦横無尽に駆け回り ダイ・ハードばりの大活躍を見せるが、 はたして難攻不落の要塞と化したホワイトハウスで 単身いつまで戦えるのか。 そして、犯人たちの法外な要求に対して米軍や政府のとる手は?  というポリティカルアクション。 このジャンルの正統派としても、 あるいは突っ込みどころ満載のギャグ目線でも抜群に面白い 今年有数のオススメ作品である。 アクション映画としての見どころは、 まずはガンシップによる想定外の本土攻撃だ。 無敵のF-22戦闘機との戦いも盛り上がるし、 チャフ散布ショットの絵的な美しさは息をのむほど。 見慣れた米国首都の風景を前に こんなとんでもない大バトルを繰り広げるのだから、 ハリウッドの想像力たるやすごい。 ただそれ以上にこのサイトの読者諸氏にオススメしたいのは、 数えきれないほどちりばめられたツッコミどころの面白さである。 先ほどのガンシップにしても、 そんなもんどこから調達したんだよと言いたくなるし、 時折挿入される破れた星条旗のアップのわざとらしさなど プロパガンダ丸出しでなかなかいける。 拷問に弱すぎな政府高官のヘタレぶりもまた笑いどころである。 中でもイカしてるのが、犯人が第七艦隊の撤退を要求し、 それを受けた中印露が非常事態宣言を発したというのになんの反応も、 それどころか描写すらされてないわがニッポンである。 第七艦隊の旗艦ブルーリッジの母港は横須賀だというのに 完全無視とはなんたる恩知らず。 ここまであからさまに我々は無視される程度の同盟国なのか。 日本を巻き込むテロ事件が起きていても、 どうせお前らはAKBの総選挙のほうに盛り上がるんだろという これは製作者の皮肉なのか。 しかし、そんな日本以上に本作でコケにされているのが韓国である。 犯人の目的が半島統一だとわかっても アメリカ政府高官の反応は 「これで我々は韓国を失った……」とうなだれるだけ。 韓国はお前らの駒か。 しかも、その朝鮮人テロリストときたら 日本海のことを「Sea of Japan」と呼んでいる。 韓国でこのシーンを上映したら、 間違いなく大勢が発狂して映画館の二つか三つ燃やされるレベルの これは侮辱である。 個人的にはこのセリフがこの映画の中で一番笑えた。 本作が主張するプロパガンダテーマはいうまでもなく 「米軍のおかげでニラミが効いている」との集団安全保障的論調である。 米軍がいなくなったら中国は尖閣を攻めてくる オスプレイ配備しなきゃ~と大騒ぎしている人々にとっては それ見たことかと思わず手を打つ爽快な一本であろう。 しかし、こういうあからさまな主張はいまどき流行らないし、 もう効果も少ない。 これを見てもそんな風に素直に共感するのは ネットde真実を信奉する子供たちだけだろう。 世界はそう単純ではない。 圧倒的パワーを持つアメリカは、 むしろいまどきは悪役向きのキャラなのであり、 無理して正義の味方にすればどうしたって不自然さが残る。 それを消すため、この映画の中でも様々な工夫が行われている。 たとえば大統領の子供を出してきて泣かせてみたり、 ガンシップがわざわざハウス周辺の民間人を大虐殺してみたり といったシーンがそれにあたる。 そんな時間と弾の浪費をするより 一直線にハウスを襲撃したほうがいいのに なぜそんな場面を挿入したかといえば、 世界の多くの観客にとって、 この二つの要素がなければテロリストのほうが ヒーローに見えてしまうからに他ならない。 その痛々しさが、失笑を誘うのである。 逆に言えば、この点とラストを編集してしまえば、 本作はそのまんまイスラムや反米国家向きバージョンを作ることができる。 それはきっと、さぞ爽快なアクション映画になるだろうなと これまた皮肉の一つもかまして本稿の締めとしたい。


ビッグ・ガン

オトーサン、 「西部劇か?」 題名から、そう思いましたが、 アラン・ドロンの主演映画でした。 情け容赦なく殺しまくるのは、 後年の北野武作品と同じ匂いがします。 原題:Big Guns - Tony Arzenta (1973) 監督:Duccio Tessari 原作:Franco Verucci 脚本:Ugo Liberatore/Franco Verucci /Roberto Gandus Genre:Action / Crime / Drama Country: Italy / France Language: Italian 上映時間:95分 あらすじ: トニー・アルゼンタは、凄腕の殺し屋。 7歳の誕生日を迎えた一人息子カルロのために、 殺し屋稼業から足を洗おうと考えていた。 だが、それを良しとしないマフィアの幹部グストは 彼の抹殺を部下に命じる。 しかし、部下がトニーの車に仕掛けた爆弾は 彼の最愛の妻アンナと息子カルロの命を奪ってしまう。 トニーは復讐の鬼となり、マフィアの幹部を皆殺しに。 復讐の第一の犠牲者は、カーレ。 手引きしたのは、トニーが助けたことがある カーレの情婦サンドラだった。 次の標的は、組織の大立物グルンワルドだ・・・ 出演者: Alain Delon・・・ Tony Arzenta(トニー) Carla Gravina・・・ Sandra(サンドラ) Roger Hanin・・・ Carre(カーレ) Anton Diffring・・・Hans Grunwald(グルンワルド) オトーサン、 「いいねぇ、アラン・ドロン」 その他の出演者: Richard Conte・・・ Nick Gusto Marc Porel・・・ Domenico Maggio Nicoletta Machiavelli・・・ Anna Arzenta Lino Troisi・・・ Rocco Cutitta Silvano Tranquilli・・・ Montani, the Interpol officer Corrado Gaipa・・・ Arzenta's Father Umberto Orsini・・・ Isnello, Gusto's right-hand man Giancarlo Sbragia・・・ Luca Dennino Erika Blanc・・・ The prostitute Ettore Manni・・・ Gesmundo, the sauna owner Loredana Nusciak・・・ Gesmundo's Lover Rosalba Neri・・・ Cutitta's Wife Alberto Farnese・・・ The Man who meets Carre in the nightclub User Rating:7.1/10 ( 679 votes)IMDb User Rating:7.2/10( 136 votes) Yahoo! オトーサン、 「おお、高いスコアだ」 User Reviews erica-68さん United States 2005年9月14日 足を洗おうとしたが、ギャングは許さない。 だから、彼らを殺さなければならない。 スタイリッシュで、ムードがあって 斬新な復讐心に駆られた大量殺人。 同時に安っぽく、散発的に非常に安っぽい。 「城市特警」を思い出す。 まったく同じイベントによって引き起こされた復讐劇がある。 女の子が悪者の悪い言動を許せず、 主人公の側にやって来る。 グロリア・グラハムが出ていないのは悲しいが、 アラン・ドロンが出ているのは、実に素晴らしい。 カシミアのセーターとトレンチコートを着ている アラン以上に美しい男はいるだろうか? それに、彼はタフで、非情でクールだ。 今どき、彼のような俳優はいない。 でも、ジュード・ロウがトライするかもしれない。 彼といると、女性は片なしだ。 音楽はファンキーで、実にいい。 私の好みではないが、素晴らしいカーチェイスがある。 廃品置き場では、男が破砕機で押しつぶされる 血まみれのシーンがある。 よくぞ思いついたものだ。 安っぽいことは確かだが、 全体の雰囲気は胸を打つものがあり、引きつけられる。 私が最近見た「忘れられた」映画には、 多くの創造性、興奮、および新鮮さがあった。 オトーサン、 「アラン・ドロンが好きでない!」 Ikedaさん 2010年10月19日 マフィアの冷酷さ アラン・ドロンが妻子を殺されて、 その復讐劇と言える映画ですが、 彼よりもマフィアの冷酷な行動を強調した作品 と言った方が良いかも知れません。 ドロンが仇を殺すのは単に射殺するだけですが、 ドメニコ(マルク・ポレル)がマフィアから受ける拷問の場面などは これでもかという残虐さを見せていて、 そこまで演出しなくてもという気がしました。 カー・アクションは評判が良いようですが、 この時代になると犯罪映画の定石のように出てくるのが 私にはマンネリに見えて、かなり派手なアクションですが、 正直、本筋との絡みで付け加えられているだけに思えて退屈しました。 ドロンは表情に変化がなくて、 終始ポーカー・フェイスでいる所から 私は余り好きな俳優ではありませんが、 このような立場の役ですと向いているのかも知れません。 最後にデンニーノ(ジアンカーロ・スブラジア)の姿を見て、 一瞬、笑顔を見せるシーンがあって、 他の映画でも、このような事はあったのでしょうが、 妙に印象に残っています。 それで、「ニノチカ」で 「ガルボが笑う」という宣伝があった事を思い出しました。


ゼロの焦点(1961)

オトーサン、 「オリジナルは、いいね」 白黒で、戦争直後の世相が活写されています。 脚本もいいですね。 今をときめく山田洋次さんが加わっています。 原題:ゼロの焦点(1961) 監督:野村芳太郎 原作:松本清張 脚本:橋本忍/ 山田洋次 Genre:Suspence Color:Black and white 上映時間:95分 あらすじ: 結婚して七日目の新妻・禎子は、 金沢へ旅立つ夫・鵜原憲一を見送った。 出張から帰ってくるはずの日になっても、 彼は、戻ってこなかった。 憲一を捜すため義兄が金沢を訪れるが、 青酸カリ中毒により死亡してしまう。 広告会社に勤務する前、憲一は巡査だったことがあり、 パンパン(売春婦)の取り締まりに当たっていたことが判明。 義兄の殺害犯としてパンパン風の女が目撃されていた。 そして禎子は、憲一が親しかった室田社長が経営する会社で パンパンのアクセントの英語を使う 受付嬢がいたことを思い出す・・・ 出演者: 久我美子・・・ 鵜原禎子 高千穂ひづる・・・ 室田佐知子 有馬稲子・・・ 田沼久子 加藤嘉・・・ 室田儀作 オトーサン、 「久我美子さん、いいね」 後年は、広末涼子さんが主演していましたが、 天と地ほどの差があります。 その他の出演者: 南原宏治・・・ 鵜原憲一 十朱久雄・・・ 佐伯 織田政雄・・・ 金沢署の捜査主任 桜むつ子・・・ 立川の大隈のおばさん 北龍二・・・ 情報社の重役 高橋とよ・・・ 禎子の母 西村晃・・・ 鵜原宗太郎 沢村貞子・・・ 宗太郎の妻 穂積隆信・・・ 本多 User Rating:6.6/10( 24 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:6.6/10(89 votes) Yahoo! オトーサン、 「もっと高いスコアでもいいね」 User Reviews MAHITOさん 2013年6月23日 言わずと知れた、松本清張ベストセラー小説の映画化。 原作自体の出来がいいこともあるんだけど、 シナリオもうまくまとめたなぁという印象。 ただし上映時間が短い分、 登場人物たちの人間関係における心理描写などは やはり薄いというか物足りないです。 一応ラストは盛りあがりの見せ場を用意したものの、 逆にそこだけが浮いてしまって、 結局芥川也寸志の音楽が 一番ドラマチックだったという皮肉な結果に。 それでも推理要素が多分に織り込まれていて、 普通に満足できるサスペンス作品ではあるかと。 オトーサン、 「若いひとは原作なんか読まないんだろうね」 松本清張フアンなら涙を流して喜ぶでしょう。 流氷一滴さん 2009年4月3日 粋な配役 松本清張の傑作と言われているが、 サスペンス的な要素は「現代もの」ほど過剰ではなく、 むしろ戦後の社会情勢を暴いたドラマと言う感じがした。 「二重生活」を続けることに困り果てた男。 過去の自分を葬るための「ある企て」をたてたが、 相談した相手が悪かった。 おまけに偽名まで使ってつきあっていた相手と 相談した相手が「お知り合い」だったとは・・・ このあたりは少々、ご都合主義ととられてもしかたないだろう。 本格的な「謎解き」を期待すると「肩すかし」をくらう。 むしろ、冬の北陸の寂しい風景と 登場人物の「過去の影」にどれだけ共感できるかで この映画を「評価できる」かどうか決まると思う。 私は個人的には「好きな映画」です。 ただ、昭和30年代だからよかったのでしょう。 現代を舞台にして、こんなストーリーを出しても 「あまりに現実離れしている」といわれるだけ。 むしろ、映画に出てくる三人の女優の、絶妙な配役に驚きました。 久我美子、高千穂ひづる、有馬稲子。 普通ならヒロインはいちばんかわいい有馬稲子だろうが、 あえて最も暗い影がみえる久我美子にしたのは大正解。 高千穂ひづるの怪演ぶりも見事。


ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

オトーサン、 「ものすごく変な邦題だね」 そう思って、原題をみたら、同じでした。 最後まで、その意味するところが分かりませんでした。 でも、セントラルパ-クの池を望む大岩が出てきて なつかしく思いました。 911は、その直前に帰国して難を逃れました。 煙があがる映像や現場に置かれた多くの花束やメッセージ いまも目に焼き付いています。 原題:Extremely Loud & Incredibly Close (2011) 監督:Stephen Daldry 原作:Jonathan Safran Foer 脚本:Eric Roth Genre:Adventure / Drama / Mystery 上映時間:129分 あらすじ: 9.11テロ事件で父親を失った12歳のオスカーは、 いまだにその事実を受け入れられない。 そんな彼は、あるとき父親の部屋から 謎のカギと「ブラック」と書かれたメモを発見する。 それが自分への最後のメッセージだと直感し ニューヨーク中の「ブラック」という名の人々に 直接会いに行き、手掛かりを探そうとする・・・ 出演者: Thomas Horn・・・ Oskar Schell(オスカー) Tom Hanks・・・ Thomas Schell(トーマス) Sandra Bullock・・・ Linda Schell(リンダ) Max von Sydow・・・ Thomas Schell, Sr./The Renter(賃借人) オトーサン、 「名優そろい踏みだね」 とくに、サンドラ・ブロックは、 勝気でやり手のイメージがまったくないので、 驚くとともに、感心しました。 その他の出演者: Viola Davis・・・ Abby Black John Goodman・・・ Stan the Doorman Jeffrey Wright・・・ William Black Zoe Caldwell・・・ Oskar's grandmother Hazelle Goodman ・・・ Hazelle Black User Rating:6.9/10 ( 66,710 votes)IMDb User Rating:7.9 /10( 2,296 votes) Yahoo! オトーサン、 「911から10年、追悼映画らしいね」 アカデミー賞ノミネート ・作品賞 ・助演男優賞 マックス・フォン・シドー User Reviews greg-1260さん 2012年2月17日 この映画、残りの人生の記憶に残るだろう。 30分経過した頃、誰が最初に席を立つかと思っていた。 映画が終わったのに、私たちは茫然として座っていた。 テンポの遅さに戸惑ったが、後知恵で、 最初のシーンは、必要だったことが分かった。 心を釘づけにする話が待っていたのだ。 涙を誘う話だが、最終的には勝利についての話なのだ。 極めて悪い出来事、911についての話のように見えたが、 その日についての出来がよい話なのだ。 すばらしい演技が見られる。 911は、われわれの毎日の他人への腹立ちや人生が 過酷な現実を前にすると、さして重要でないという メッセージを伝えてくれる。 ほとんどの人は、仕事、結婚、人間関係で ベストを尽くそうとしているが、 われわれは、不死身ではなく、 9.11は、家庭を粉々にした。 数時間、その事実が繰り返し提示される。 だが、この映画は、そんな単純なやり方で 日々の話をするのではない。 むしろ、それは単なる悲劇としてではなく、 すでに哀しみに浸っている人生の話に織り上げていく。 より大きな文脈のなかで、個人的な悲劇を見つめ直すのだ。 強迫観念をもった子供を主人公にすることで、 (なんという演技だろう!) 彼もわれわれも、取るに足りないと考えていた 日々の出来事を大事に考えさせてくれる。. すばらしい経験だ・・・ この映画は、残りの人生の記憶に残るだろう。 オトーサン、 「いまひとつピンとこない映画だったけど・・・」 前田有一さん 2009年2月16日 今年のオスカー候補作はどれも同じ? 今年の米アカデミー作品賞は、 不思議な符合を持つ作品がいくつも存在する。 具体的にいうと、有力な3作「ヒューゴの不思議な発明」 「戦火の馬」そして本作は、 物語のプロットがほとんど同じである。 どの作品も、天災もしくは戦争によって運命を狂わされた 「無垢なる存在」を主人公にした作品。 それが馬か、人間の少年かは別として、 「理不尽に降りかかった災厄によって、 被害を受けるかわいそうな者の物語」である 骨格部分はまったく同一。 特に、本作と「ヒューゴの不思議な発明」の共通点は極めて多い。 どちらも「唐突に失った父親が遺したもの」を 完成させようと必死になる少年のお話。 そしてほぼ同じセリフが、 クライマックスの最も感動的な場面に流れる点でも 共通している。 ちなみに本作の主人公の少年の名前はオスカー。 最初からノミネートが決まっていたのではないかと思う程の 奇妙な偶然といえる。 (前掲 あらすじ紹介) 本作は、9・11爆破テロ事件により、 等しくトラウマを受けたニューヨーク市民たちの表情を描くことで、 普遍的な人の優しさ、傷ついた人間同士の思いやりを 描こうとした作品である。 テロの被害に遭った父親の面影を探す少年に対する ニューヨーク市民たちの反応。 それはときに罵倒であったり、拒否であったり、 或いはすんなり受け入れてくれたりと様々であるが、 そのどれもが感動を呼ぶ。 たとえ少年の「調査」をむげに拒否する者がいても、 その理由を考えれば到底非難できるものではない。 現実の事件をネタにしているだけに、胸を打たれるものがある。 結末にはどんでん返しが用意されていて、 それが涙を誘う感動的なラストに繋がるのだが、 実際こんな事はまずありえないだろう。 現実のニューヨーク市民は、 この、ある意味ファンタジックな結末を すんなり受け入れるのだろうか。 気になるところだ。 冒頭に書いた「ヒューゴの不思議な発明」との共通点だが、 どちらにも間接的に戦争が暗い影を落としている点、 しかも戦争に行った者であるとか、 戦争を起こした側の話ではなく、 それとは一見無関係な民間人の物語になっているところが 興味深い。 民間人にとっては戦争は天災と同じ。 彼らの物語は、厭戦感の強い反戦映画になるしかない宿命である。 本作も、ヒューゴも(「戦火の馬」も)、 ともにそういった印象を受ける映画である。 これらがアカデミー作品賞を争うというのだから、 今のアメリカ人が何を求めているかがよくわかるというものだ。 アメリカがアフガニスタンからの早期撤退を発表した年に これぞ相応しい映画ではあるまいか。 そんな反戦・厭戦映画が勢ぞろいしたアカデミー賞の年に 大統領の再選が行われるというのもまた興味深いところである。 戦争はつらい、被害も甚大だ──。 決してその戦争の原因を見ようとはしない、 それほどまでに疲れ切った厭戦気分。 それが現在のアメリカ国民の共感ポイントということか。 民間人はただただ愚かな政府の愚行に巻き込まれるのみ というのは、まるで日本の誇る自虐史観ムービーのようである。 なお主人公オスカーを演じるトーマス・ホーン少年は、 本格的な演技経験なしということだが、 トム・ハンクスやサンドラ・ブロックといった 大物オスカー俳優たちに支えられ、自然な演技を披露している。 単なる感動ドラマとしても、 9・11事件以降のアメリカ社会に興味がある人にとっても、 またはアカデミー賞の作品賞候補が どれほどのものかを知りたい人にとってもすすめられる佳作。 あるいは私のように、ほとんど不要なまでに深読みをして 勝手に楽しみたい人にもピッタリだ。 「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」は、 何だかんだ言っても今年を代表する作品であることは間違いない。


アメイジング・スパイダーマン2

オトーサン、 「評判はいいけれど」 みんなと意見は違いますが、 一番はじめにみたスパイダーマンの印象が良すぎて、 最新の凝ったやつは、どうもどうも。 原題:The Amazing Spider-Man 2 (2014) 監督:Marc Webb 原作:Stan Lee/ Steve Ditko 脚本:Alex Kurtzman/Roberto Orci /Jeff Pinkner /James Vanderbilt Genre:Action / Adventure / Fantasy 上映時間:142分 あらすじ: 普通の青年として恋人グウェンとの愛を育む一方、 スパイダーマンとして ニューヨーク市民の安全と平和に貢献するピーター。 そんなある日、ピーターの幼なじみで 巨大企業オズコープ社の御曹司ハリー・オズボーンが NYに舞い戻り、2人は10年ぶりの再会を果たす。 やがてピーターは、ハリーからオズコープ社が ピーターを幼い頃から監視しているという衝撃の事実を知らされ、 考えもしなかったオズコープ社との恐るべき因縁に混乱。 そんな中、事故に巻き込まれたオズコープ社の電気技師マックスが 電気を自在に操る怒れる魔人エレクトロとなって スパイダーマンの前に現われる・・・ 出演者: Andrew Garfield ・・・ Peter Parker/Spider-Man(ピーター/スパイダーマン) Emma Stone ・・・ Gwen Stacy( グウェン) Dane DeHaan ・・・ Harry Osborn/Green Goblin(オズボーン) Jamie Foxx ・・・ Max Dillon/Electro(マックス/ エレクトロ) オトーサン、 「演技はいまいちだね」 どうしても、CGに気をとられてしまいます。 その他の出演者: Max Charles ・・・ Young Peter Parker Paul Giamatti ・・・ Aleksei Sytsevich/The Rhino Colm Feore・・・ Donald Menken Chris Cooper ・・・ Norman Osborn keally Field ・・・ May Parker Martin Sheen ・・・ Ben Parker Felicity Jones ・・・ Felicia Hardy B.J. Novak ・・・ Alistair Smythe Marton Csokas ・・・ Ashley Kafka Denis Leary ・・・ George Stacy Kari Coleman ・・・ Helen Stacy Skyler Gisondo ・・・ Howard Stacy Charlie DePew ・・・ Philip Stacy Jacob Rodier ・・・ Simon Stacy Campbell Scott ・・・ Richard Parker Embeth Davidtz ・・・ Mary Parker Sarah Gadon ・・・ Kari Michael Massee ・・・ Gustav Fiers/The Gentleman Stan Lee ・・・ a graduation guest User Rating:7.1/10( 183,313 votes)IMDb User Rating:7.2/10( 978 votes) Yahoo! オトーサン、 「妥当だけど・・・」 User Reviews James Kenworthyさん Ireland 2014年4月17日 欲しかったすべてがある。 昨夜、わくわくして見に行った。 期待に外れず、私はぶっ飛んだ。 コミックの読者、マーヴェルのフアンにとって、 これは、トビー三部作とちがってコミックそのままだった。 この映画で良かったのは、大がかりだったこと、 興味深い方法で、悪人の起源に集中していたことだ。 悪漢たちが吐くのは、安直だが、実に素敵なせりふだ。 「クモをつかまえに行こう」 いくつかのシーンで、俳優たちの演技に多くの感動をもらった。 劇場全体がそうだった。 実に印象的な映画づくりだ。 アクション、感動、コメディ、そして多くの楽しさ、 みんな見に行こう。 オトーサン、 「ほめ過ぎじゃないの?」 ・親子愛賛歌のドラマとしては、最高傑作といってもいい。 前田有一さん 2014年4月21日 シリーズ2作目としては相当な完成度 マーベルの看板ヒーロースパイダーマンは、 大人の事情でマーベルヒーロー総登場の 「アベンジャーズ」には出演できない。 しかしこの映画版(リブート版)は、 かのオールスター映画に引けを取らない完成度の高さを誇る。 今日もニューヨークの平和を守る スパイダーマンことピーター(アンドリュー・ガーフィールド )は、 「娘を巻き込むな」との父親の願いが常に頭から離れなかったが、 それ以上に愛するグウェン(エマ・ストーン)と離れられずにいた。 そんな折、親友のハリー(デイン・デハーン)が オズコープ社に戻ったことを契機に、 自分を捨てた実父との別れの真相に迫ることになる。 大人たちが報われぬ愛を注ぎ支え続けることで 子供は自分探しの旅を終える。 そんな感動的なメッセージを発していた1作目と同じく 擬似的父子関係がいくつも描かれるこの2作目。 そこからは、大人(特に父親)との決別とのテーマが浮かび上がる。 親は常に愛情とともに自分のエゴというべき願いも子供に伝えるが、 子供がそれを実行するとは限らない。 それは前作のラスト、恋人グウェンの父親との関係に象徴されるが、 本作ではその結果起きることが若きピーターを悩ませる。 前作の記事でも書いた父親的存在を、 この2作目でピーターはときにあっさり捨て去る。 グウェンの父親の遺言しかり、ニューヨーク市民との関係しかり。 親のいうことなんぞ知らねえよ、 俺は俺の好きにやるというわけだが、 その結果たとえ悲劇に巻き込まれる展開になったとしても、 決してその決断を否定していないのが この映画の素晴らしいところだ。 親は子供にいろいろと遺す。 正の遺産も負の遺産も。 たとえばこの映画では、ハリーの父親はハリーに 莫大な遺産とともにマイナスのそれをも残した。 ピーターの実父もそうだ。 この作品で、スパイダーマンの能力および なぜ巨大な敵と戦っているのか、その根本原因が明らかになるが、 それがまさに「正の遺産、負の遺産」というやつである。 ここをしっかり描いている点がサム・ライミ版と このリブート版の最大の違いであるから、 マーク・ウェブ監督と本シリーズが 一番言いたいこともここにあるということだ。 さて、子供たちを悩ませるそうした親の残滓物と ピーターはどうつきあっていけばいいのか。 それは映画の最後に彼の母親的存在メイが教えてくれる。 そこまで、親子ってのは面倒なものだなと 不快になりかけていた観客の心は、ここで一気に晴れやかになる。 その後の、「代わり」との一連のシークエンスは、 スパイダーマン映画史上最大の感動的かつヒロイックなもの。 スパイダーマンことピーター・パーカーは ここでは「子供」から父親的存在へと成長している。 親世代はこの映画を見て、 「子供にはいいものを残してやりたいものだな」と感じ入るだろうし、 思春期の子供たちは一番厄介な親との関係の 理想的対処法を見ることになる。 単なるアメコミアクション映画なのに、 なんとも深い深い脚本。 親子愛賛歌のドラマとしては、最高傑作といってもいい。 スパイダーマンがニューヨークのビル街を飛び回る姿は ストップモーションを多用&デジタル3Dによって サム・ライミ版とは一味違った迫力を味わえる。 あれほど完璧だったサム・ライミ版のそれと異なる 味付けかつ同レベルのアクションを開発するとは マーク・ウェブ監督恐るべしである。 冗談をいいながら圧倒的強さで悪を成敗する 本作のスパイダーマンは原作のイメージにも近く、 かつ最高にヒロイック。 中盤に少々ダラけるリズムの悪さはあるが、 シリーズ3作目(もしかすると完結編?)への期待が高まると同時に はたしてこれ以上のものができるのかと心配にさえなる佳作である。


さあ帰ろう、ペダルをこいで

オトーサン、 「いい自転車映画ないかな」 古典としては、「自転車泥棒」がありますし、 影響されて坂に挑んだ「シャカリキ!」も、 印象に残っています。 この映画に登場するのは、タンデム。 2人乗り用自転車です。 原題:spasenie debne otvsyakade (2008)    The World is Big and Salvation Lurks Around the Corner 監督:Stephan Komandarev 原作:Ilija Trojanow 脚本:Yurii Dachev/ Stephan Komandarev/ Dusan Milic Sabine Pochhammer (script consultant) Genre:Drama Country: Bulgaria / Germany / Slovenia / Hungary Language: Bulgarian / German / Italian / Slovenian / English / Hungarian 上映時間:105分 あらすじ: 1980年代、共産党政権下のブルガリア。 田舎町に暮らす少年アレックスは、 バックギャモンの名人である 祖父バイ・ダンからそれを教わる。 やがて両親はアレックスを連れてドイツへと亡命する。 25年後のドイツ。 一家はブルガリアへの帰郷の途上で事故に遭ってしまう。 両親は命を落とし、 病院のベッドで意識を取り戻したアレックスは記憶をなくしていた。 そんな孫を心配して、 バイ・ダンがブルガリアからドイツへやって来る。 自分のことさえ覚えていない孫に 再びバックギャモンを教えるバイ・ダン。 やがて快復したアレックスをタンデム自転車の後ろに乗せると これで生まれ故郷のブルガリアへ向かうと宣言し、 力強くペダルをこぎ出すのだった・・・ 出演者: Miki Manojlovi・・・ Bai Dan(バイ・ダン) Carlo Ljubek・・・ Aleksander 'Sashko' Georgiev(アレックス) オトーサン、 「この老俳優ミキ・マノイロヴィッチ、何ともいえずいいね」 その他の出演者: Hristo Mutafchiev・・・ Vasil 'Vasko' Georgiev Ana Papadopulu・・・ Yana Georgieva Lyudmila Cheshmedzhieva・・・ Baba Sladka Nikolai Urumov・・・ Agent Vasil Vasilev-Zueka・・・ Ivo Chikagoto Dorka Gryllus・・・ Maria Heinz Josef Braun・・・ Dr. Schreiber Stefan Valdobrev・・・ Stoyan User Rating: 8.1/10( 4,070 votes)IMDb User Rating:9.0/10( 72 votes) Yahoo! オトーサン、 「傑作だ!」 ブルガリア映画なんて見られないから 希少価値があります。 User Reviews vanya_mailさん United Kingdom 2010年3月16日 感動的な映画だ 西欧のひとびとよ、 分かる分かる。 この映画を評価しないわけが。 共産主義国家に住んだことがないから、 どんなものか分からないのだ。 この映画のアイディアもまったく分からないだろう。 この映画は、傑作ではないかもしれない。 だが、共産主義政権を経験した東欧のひとびとには、 感動的な映画なのだ。 ひとびとその人生、そして 当時本当にあったことを見事に描いている。 この映画に出ている俳優たちの感情や反応は、 ブルガリア人が言ったり、したりすることに非常に近い。 この映画、実にリアルだった。 間違いなく、1989年以降の最良のブルガリア映画だ。 オトーサン、 「いい映画批評だね」 ただし、全世界的に有名なパックギャモンという記述には、 抵抗がありました。 やったことがないもので・・・ 前田有一さん 2012年5月30日 心あたたまる良質な「家族」映画 数千年間続く皇族を戴く日本人にとって 「国」とは不変なる存在だが、 世界中の多くの人にとっては違う。 アメリカは建国してわずか数百年だし、中国は数十年、 ロシアだってソ連崩壊からはいくらも経っていない。 お隣の韓国などは80年代後半まで軍事政権で、 今とは大きく体制が異なる国だった。 日本のように異様なまでに安定した国というのは 世界中にほとんど存在しない。 人は人生の中で自分が属する国が 大きな体制変換を経験すると、 自らのルーツに対する信念が揺らぐのかもしれない。 この映画を見て、私はそう感じた。 両親を同時に事故で失ったアレックスは、 唯一生還するも記憶を失う。 そんな彼の前に故郷ブルガリアからやってきた祖父は、 おせっかいと疎まれつつも様々なことを試して 記憶を取り戻そうとするがうまくいかない。 やがて彼は、タンデム自転車に無理やりアレックスを乗せ、 ヨーロッパ大陸を横断しブルガリアを目指す旅に出る。 この映画は、ブルガリア人の監督が描く自分の国の昔と現在である。 そこに生きる人たちの苦悩と成長、 そして彼らが運命にどう折り合いをつけるかを ユーモラスに描いたドラマといえる。 こうしたテーマはあまり生真面目に描くと、 その国以外の人にはおもしろくない。 そこでこの監督は本作をどんな国のどんな世代の人でも楽しめるように 記憶喪失の青年を、おせっかいな祖父が導く 風変わりなロードムービーに仕立てた。 頑固者だが含蓄に富んだ言葉をはく この祖父のキャラクターは共感が持てるし、 全世界的に有名なパックギャモンを 人生を象徴するアイテムとして物語に絡めていくことで どんな国の人々でもとっつきやすくなっている。 そのうえで、自分の国であるブルガリアについても深く知ってもらう。 見事にその工夫は成功している。 とくにドラマ作りが上手だなと思うのは、 例えば冒頭、両親が事故死する場面。 この時点までは両親にほとんどセリフがなく、 さらにある理由で仏頂面をしているために 観客は感情移入のしようがない。 だから、事故でこのキャラクター達が死んでも、 何の悲しみも抱かない。 これは、記憶を失ったこの時点における主人公の気持ちと 観客のそれをシンクロさせる演出上のテクニックである。 主人公はその後、祖父と自転車の旅に出発し、 徐々に記憶を取り戻していく。 その過程で、両親との思い出も回想シーンとして描かれるが、 ここで初めて両親の人となりが観客にもわかってきて、 彼らがこの世にいない悲しみを主人公と共有する仕組みである。 この順序こそが、ドラマに観客を引き込む要となっている。 冒頭では死んでも何も感じない程度のキャラクターだった父親が 亡命者キャンプを抜け出すためにある決断をするシーンでは 誰もが涙を誘われるだろう。 その感情変化のダイナミズムを味わえるのが、 本作の魅力の一つといえる。 赤いミニカーなどアイテムの使い方も巧みで とくに最後の最後まで逆転がありえる パックギャモンを人生にたとえた点は適切。 サイコロの目に左右されるゲームとはいえ、 そこには明らかに才覚の介在する余地がある。 人生とまったく同じである。 時代の波に翻弄される小国で、 人生まで振り回される登場人物たち。 これに比べれば、良くも悪くも何千年も変わらないこの国で、 アイデンティティーのブレを経験することなく生きていける 我々日本人は幸せなのかもしれない。 だがそれは、こうした国の物語に実感が わきにくい原因でもある。 この映画にしても、心あたたまるものの、 後に何か大事なものが残るかといえば微妙。 すぐれた作品でも、大満足するとは限らないのが 映画の難しいところだ。


男はつらいよ 寅次郎の縁談

オトーサン、 「このシリーズも、残るところあと2作か」 寅さんの顔色が土気色です。 それでも、頑張っているあたり、 健気というか役者魂をみる思いです。 原題:男はつらいよ 寅次郎の縁談(1993) 監督・原作:山田洋次 脚本:朝間義隆 山田洋次 Genre:Drama/Commedy 上映時間:114分 あらすじ: 大学卒業を来年に控えながらも 就職が決まらない満男は、思い悩み家出をする。 満男探しを安請け合いした寅さんは、 さっそく瀬戸内海の小島・琴島へ出かけた。 そこで漁師として働く満男を発見したが、 満男は島の看護婦・亜矢に惚れていて帰る気がないらしい。 そうこうしているうちに惚れっぽい寅次郎も、 満男の居候先の娘・葉子に恋をしてしまう・・・ 出演者: 渥美清・・・ 寅さん 松坂慶子・・・ 坂出葉子 吉岡秀隆・・・ 諏訪満男 城山美佳子・・・亜矢 オトーサン、 「亜矢さん、元気だな」 この元気を寅さんに分けてあげたいほどです。 その他の出演者: 倍賞千恵子・・・諏訪さくら 前田吟・・・ 諏訪博 下條正巳・・・ 車竜造 三崎千恵子・・・車つね 太宰久雄・・・ 桂梅太郎 佐藤蛾次郎・・・ 源公 関敬六・・・ ポンシュウ 北山雅康・・・ 三平ちゃん 鈴木美恵・・・ 木村かよ 笠井一彦・・・ 中村 マキノ佐代子・・・ ゆかり 古本新之輔・・・ 吉田 桜井センリ・・・ 和尚 谷よしの・・・ おばあちゃん 神戸浩・・・ 連絡船係 笹野高史・・・ 駐在 すまけい・・・ 花嫁の父 島田正吾・・・ 田宮善右衛門 西田敏行・・・ 釣り人 光本幸子・・・ 冬子 小形雄二・・・ 医師: User Rating:6.0/10( 14 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:8.0/10( 128 votes) Yahoo! オトーサン、 「案外、高いスコアだね」 就活に励む満男の姿が 若いひとの共感を呼んだのでしょう。 日本アカデミー賞ノミネート ・美術賞 出川三男 横山豊 ・編集賞 User Reviews ymo1191さん 2008年7月26日 シリーズ第46作目 本作は、前作を最後に御前様を亡くし、 それまでの作品にあった緊張の糸が 切れたかのように力が抜けた1作であり、 すが入ったようで (密度が濃くなく緻密さがなくあっさりしている)、 良い意味で廃れた味わいのある作品だ。 内容的にも寅さんと満男に集約されていて、 二人の失恋がパラレルで描かれている。 二人そろって島から逃げ出すのは愉快である。 ”男はあきらめがかんじん”という失恋の言葉に 亡くした者への哀悼の意を感じてならない。 マドンナは松坂慶子さんが2度目で、 満男の恋愛相手も、泉ちゃんの事は忘れて、 就職難の腹いせか、傷心旅行の途上で島の女に恋してしまう。 オトーサン、 「瀬戸内海の風景はいいね」 とらやさん 2013年5月25日 渥美清さんの体調が良くないのが見ていて分るし、 寅さんが腰掛けているシーンも多いな…。 と思ったりもするのですが、 シリーズ後期の中では結構好きな作品です。 冒頭、何社面接を受けても駄目。 この社会の中に 自分の存在意義や居場所が見つけられない満男は 就職活動に心が折れて家出してしまう。 そしてやって来た瀬戸内の小島。 お年寄りばかりの小さな島の社会の中に 満男が自分の存在意義や居場所を自分で見つけ出していく。 そこに現れた、可愛くて健気な島の恋の相手。 でも、この恋の顛末は伯父さんのそれと 全く同じパターンな訳で…。 一方、寅さんの方に目を向けると、 シリーズ全作を通して 寅さんには何度か結婚のチャンスがありました。 マドンナが寅さんとの結婚を確かに意識していた作品が 何作かありましたが、 本作もその内の1本に数えられるのではないかな。 でも、やっぱり寅さんは いつも通りそっと身を引いてしまう。 2人を乗せた船が島を離れる時、 「おじさん、俺やっぱり島に残るよ!」 「馬鹿野郎!男は諦めが肝心なんだ!」が 何か悲しくもありました。 島の人間模様も、人の良い和尚さんや駐在さんがいて、 いつも通りの寅さんの旅先の人間模様に やはりほっとさせられます。 その中でもマドンナの訳アリのお父さんを演じる 島田正吾さんが良かったですね。 宴会にも精一杯お洒落して、タンゴを踊る。 何とも粋な小さな島のおじいさんでした。 マドンナとの父娘のドラマも良かったです。 そして本作から御前様が登場しなくなりました。 ピンチヒッター的役割で 何ともお久しぶりの冬子さんが登場しましたが、 それが余計に「もう御前様はいないんだな…。」 と感じられるさみしさがありました。 マドンナの松坂慶子さんは2回目の登場でしたが、 そう言えば1回目の「浪花の恋の寅次郎」の時も 寅さんとの最初の出会いは瀬戸内の小島でしたね。


ゼロの焦点

オトーサン、 「何度も読みかえしたなぁ」 金沢に旅したときにも、もっていった記憶があります。 TVドラマもみました。 原題:ゼロの焦点(2009) 監督:犬童一心 原作:松本清張 脚本:犬童一心 /中園健司 Genre:Mystery/Drama/Suspence 上映時間:131分 あらすじ: 妻・禎子と結婚式を挙げて7日後 新郎・憲一は、引き継ぎで金沢へと旅立った。 ところが、そのまま帰ってこなかった。 見合いのため、夫の過去を全く知らなかった禎子には、 失踪の理由も皆目見当がつかない。 夫の行方を追って金沢へと向かった禎子は、 そこで得意先会社の社長夫人・室田佐知子と 受付嬢の田沼久子という2人の女と出会う。 一方、時を同じくして憲一と関わりのある人物が 被害者となる連続殺人事件が発生する・・・ 出演者: 広末涼子・・・ 鵜原禎子 西島秀俊・・・ 鵜原憲一 中谷美紀・・・ 室田佐知子 木村多江・・・ 田沼久子 オトーサン、 中谷美紀が不思議な光彩を放っていますが、 広末涼子は、完全なミスキャスト。 といって、誰がいいか思い浮かびませんが・・・ その他の出演者: 杉本哲太・・・ 鵜原宗太郎 崎本大海・・・ 鳴海亨 野間口徹・・・ 本多良雄 黒田福美・・・ 上条保子 市毛良枝・・・ 板根絹江 本田博太郎・・・ 青木 鹿賀丈史・・・ 室田儀作 User Rating:5.7/10( 43 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:6.4/10( 1,745 votes) Yahoo! オトーサン、 「ま、こんなものかも」 日本アカデミー賞ノミネート ・作品賞 ・主演女優賞 広末涼子 ・助演女優賞 木村多江/ 中谷美紀 ・監督賞 犬童一心 ・脚本賞 ・音楽賞 ・撮影賞 ・照明賞 ・美術賞 ・録音賞 ・編集賞 User Reviews 前田有一さん 2009年11月13日 生誕100年以外に理由や情熱があったのか 松本清張の代表作で、 数々のサスペンス劇場の元ネタとなった『ゼロの焦点』が 原作者の生誕100年記念で再映画化された。 原作は1ページ目からワクワク感に襲われる エンタテイメント作品だが、 映画版は気を抜くと最初の1分間から睡魔に襲われる、 斬新な映像解釈である。 (略 あらすじ紹介) 犬童一心監督は女性を綺麗に撮る人で、 3人ヒロインの本作にはある意味うってつけ。 対する主演・広末涼子も先日公開されたばかりの 「ヴィヨンの妻」の悪女役から一転。 本来のイメージである清純無垢な若妻役をかわいらしく演じる。 とはいえ、それでも本作はこのメインヒロインを 魅力的に描きだすことはできなかった。 この話がうまくいくかどうかは、 まさにその一点にかかっているので、 これはフォローしきれぬ痛手である。 なにしろ広末涼子はシリアスものだと演技の幅が狭すぎる。 さらに不運なことに、彼女の武器でもある独特の甘ったるい声が 原作における芯の強い女性のムードと猛烈な違和感を起こし続ける。 しかし、原作未読者ならば、これはまだ許容できる可能性がある。 ただ、それでもキャラクターに魅力がない点に変わりはなく、 いったいなぜこの女がここまで執拗に事件を追うのかも 映画版では感じ取りにくい。 もともとこの話は、中年男が一人いなくなるだけなので ストーリーテリングがよほど上手か、 登場人物が生き生きしていないと、 観客の興味はまったく続かない。 しかも、物語の背景には 戦争の記憶がまだ身近に感じられていた時代ならではの 死との距離の近さが重要なファクターとして存在する。 その重苦しい空気を、 現代の若い俳優を使って表現する困難は認めるが、 それができないと事件の動機の意外性に 観客が驚かされることはない。 そして、それをするのにはこの監督もキャスト陣も 残念ながら力及ばずであった。 頭の悪そうなヒロインは ある時点から急に聡明なサイヤ人となって名探偵ぶりを発揮し お約束のヤセの断崖も登場、 容疑者たちはペラペラと心の内を語り、 締めは中島みゆきが流れる。 もはや、サスペンス劇場のパロディである。 もっとも、そうしたド定番の安心感を求める人もときにはいよう。 ヒロスエさんの濡れ場という お父さんにとっては無視できない要素もある。 多大な期待は禁物だが、それでも見たいという方を否定はしない。 それにしても、古典ミステリの映画化は難しい。 とくに松本清張のような社会派は その時代に読んでこそ、といった傾向が強いからなおさらだ。 それでも映画化したいのならば、 なぜ今それを映像化するのか、 2009年の今だからこそ逆に出来ることはないか、 脳みそをふり絞って考え尽くしてからやらねばならない。 生誕100年だから一番有名なやつを映画にしようかではダメだ。 そういう発想を、安直企画、と呼ぶ。 それでファンが喜ぶと思ったら大間違いである。 オトーサン、 「あの時代を感じるね」 過去への訣別と、未来への出発。 それが特徴だった時代があったのです。 でも、いまの若者にとっては、 時間はどこまでも平坦に延びていて、 折り返し地点をみつけられないのです。 黒美君彦さん 2009年11月25日 清張作品の正統なる継承 昭和32年(1957年)という時代背景を しっかりと描き込んだ点に まず高い評価をしたいと思います。 50年代から60年代にかけての世相は まだまだ敗戦の余韻を引きずっている時代であり、 突然人が失踪する 「蒸発」という言葉が日常的に使われていました。 そんな時代の東京、金沢を映像化してみせた 犬童一心監督の手腕にまず感心。 上野耕路の音楽も野村芳太郎の清張作品を思わせる重厚なもので、 物語をぐいぐい引っ張っていきます。 原作は、単なる謎解きに終わらない 複雑に絡み合った人間模様と時代背景が 清張サスペンスの真骨頂ですが、 それに真っ向から挑んだスタッフの努力を讃えたいと思います。 キャストも中谷美紀と木村多江が画面を引き締めます。 目に力のある中谷美紀が素晴らしいのはもちろんですが、 薄倖を画に描いたような木村多江の存在感が実にいい。 金沢弁も上手く活かされ、 冬の日本海の凍えるような冷たさもひきたっています。 惜しまれるのは珍しく?笑わない役の広末涼子。 彼女は彼女なりに頑張ったのだとは思いますが、 何せ声が悪すぎる。 甘ったれた舌足らずのナレーションが 残念ながらこの作品に合っているとは 到底思えませんでした。 ラスト近くで母親に呼ばれて 笑顔で応えるシーンは思わずがっくり。 それまでの物語を台無しにしてしまう 芸のない相変わらずの笑顔に脱力(苦笑)。 60年代邦画の頂点ともいえる 数々の清張ものの正統なる継承作であることは確かです。 いい作品です。


宗方姉妹

オトーサン、 「評判はよくないけど」 小津安二郎作品なので、借りてみました。 大正解!異色作ですが、傑作です。 原題:宗方姉妹(1950) 監督:小津安二郎 原作:大仏次郎 脚本:野田高梧 Genre:Drama 上映時間:112分 あらすじ: 京都の寺を間借りする宗方忠親が 娘の満里子に東京での生活を聞いていると パリ帰りの田代がやってきた。 忠親は、妹・満里子の面倒を見たり 失業中の夫・三村亮助を抱えてバーで働いている 節子の身の上を案じていた。 満里子が、 なぜ田代と結婚しなかったのかと 節子に聞くと 自分の気持ちに気づくのが遅かったと答える。 亮助は節子に離婚話を持ちかけ、 抗議する彼女を殴ったが、発作で倒れ亡くなった。 節子は、田代に夫の死を背負ったままでは 再婚できないと打ち明ける・・・ 出演者: 田中絹代・・・ 宗方節子 高峰秀子・・・ 満里子 上原謙・・・ 田代宏 山村聡・・・三村亮助 オトーサン、 「田中絹代さん、冴えないね」 どうやら小津安二郎監督のご機嫌斜めで、 しごきにしごかれたようです。 その他の出演者: 笠智衆・・・ 宗方忠親 一の宮あつ子・・・ 箱根の宿女中 河村黎吉・・・ 「三銀」の客 斎藤達雄・・・ 教授内田譲 千石規子・・・ 東京の宿女中 藤原釜足・・・ 「三銀」の亭主 堀雄二・・・ 前島五郎七 高杉早苗・・・ 真下頼子 坪内美子・・・ 藤代美惠子 堀越節子・・・ 「三銀」の女中 User Rating:6.5/10( 18 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:8.2/10( 75 votes) Yahoo! オトーサン、 「名作だよ、これは」 ブルーリボン賞受賞 ・主演男優賞 山村聡 User Reviews mit***** さん 2012年2月2日 日本映画の至宝 小津安二郎の映画は ほとんど見たつもりであったが、 この映画は未見であった。 1950年という途方もない昔の映画である。 にもかかわらず、 完璧な脚本と演出、よどみない時間の流れ、 素晴らしい画像にしびれまくった。 小津映画の中でも屈指の出来栄えではないか。 ユーモア、涙、意表をつくストーリー、 気持ちの良い音楽、テンポの速さ。 映画の面白さが煮詰まっている。 全く隙がない。 余命半年の父親を持つ長女の心境がまず語られ、 「古き良きもの」を失いつつある一人の女性が 新しき自身の女性として、 そのはかない時間の中で成長する物語である。 恐ろしいまでに計算しつくされた脚本だ。 高峰秀子の愛くるしいキャラクターが秀逸である。 着物の寸法が合わないのは「お尻が大きいから」と 姉の田中絹代に指摘される微笑ましい場面を見せられて、 ああ、そういえば高峰秀子はチビグラだな と再認識させられる可笑しさも嬉しい収穫だった。 「おい、特攻隊、プロペラ!」 と、特攻隊崩れに問い詰める高峰秀子のやんちゃな口ぶりに 懐かしい時代を感じさせてくれる。 しかし、映像は、 「新しさとは、古くならないこと」というフレーズのごとく その意を今に伝えてくれるほど完成され尽くしている。 日本映画の至宝ともいえる作品である。 オトーサン、 「みごとに描いているね」 戦後のはげしい洋風化の波を知っているひとは、 高峰秀子の言動が理解できるでしょう。 goroさん 2010年11月13日 高峰秀子の個性 制作年でいうと、 あの大傑作『晩春』と 『麦秋』の間にはさまれた一作だけれども、 松竹でなくて新東宝で撮ったためなのか、 いまイチ、いまニ。 第一にキャスティング。 田中絹代は実力抜群だし、上原謙はいいとして、 他の方々も指摘されるように、高峰秀子がひっかかる。 あの芯の強い、ちょっと意地の悪い、 どこか斜に構えて、世の中に対して批判精神を忘れない 高峰秀子のあの個性は、小津さんの世界にはなじまず やはり成瀬巳喜男の映画にこそふさわしい。 それでも、『麦秋』などとよく似たカットや 台詞の言い回しが多数あったりして、 確立された小津スタイルの様式美を再認識するには、 いいかもしれない。


浮草

オトーサン、 「代表作らしい」 そんなことで、見ることにしました。 題名の「浮草」は、「浮き草稼業」。 一つの場所に落ち着かず,浮き草のように 転々と各地を渡り歩く職業。 つまり、旅回り一座の哀歓を描いているからです。 原題:浮草(1959) 監督:小津安二郎 脚本:野田高梧/ 小津安二郎 Genre:Drama 上映時間:119分 あらすじ: 旅回りの駒十郎一座の乗った船が港に着いた。 駒十郎は一膳飯屋にお芳を訪ね、 その昔二人がもうけた清も 今では郵便局に勤めていると知って安心する。 清には駒十郎はお芳の兄ということになっていた。 駒十郎の連れ合いのすみ子は、 清のことを不審に思い 加代に清を誘惑してくれるよう頼む。 加代と清は恋仲になり、 それを知った駒十郎は加代とすみ子を叱りつける。 客入りの悪くなった一座は解散することになり、 駒十郎と清は加代を巡って対立する。 お芳は清に駒十郎が実の父親だと打ち明けるが、 清は許さず、駒十郎は気が抜けたように立ち去る。 駅に行くとすみ子が待っていて、 二人は車中の人となる・・・ 出演者: 中村鴈治郎 ・・・駒十郎 京マチ子 ・・・すみ子 杉村春子 ・・・お芳 川口浩 ・・・清 若尾文子 ・・・加代 オトーサン、 主人公が、中村鴈治郎。 小津映画の常連でないので、びっくりしました。 若尾文子さんがあまりにも若いので、 しばらく気がつきませんでした。 脇役では、旦那役の笠智衆の若い頃の凛々しい姿が 垣間見られました。 その他の出演者: 野添ひとみ・・・ 「小川軒」のあい子 笠智衆・・・ 「相生座」の旦那 三井弘次・・・ 吉之助 田中春男・・・ 矢太蔵 入江洋吉・・・ 杉山 星ひかる・・・ 木村 潮万太郎・・・ 仙太郎 浦辺粂子・・・ しげ 高橋とよ・・・ あい子の母 桜むつ子・・・ 「梅廼家」おかつ 賀原夏子・・・ 八重 伊達正・・・ 扇升 島津雅彦・・・ その孫正夫 菅原通済・・・ 客 丸井太郎・・・ 庄吉 User Rating:7.6/10( 31 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:8.9/10( 172 votes) Yahoo! オトーサン、 「高いスコアだね」 User Reviews hap***** さん 2013年5月27日 やっぱ若尾文子が好き 小津映画がなかなか苦手なダメ日本人の私ですが… 今回の浮草! 何処かドロドロ感小津映画ではなく、 がっつりドロドロしておりますよ! やっぱ京さんの強気な役は最高ですな。 そして何といっても…若尾文子! 可愛すぎるんですよ。 が、まだ若かったせいか? 何とも若尾さんの勝手に出てる エロさが少なくて少々残念。 ですが、いつも感じる小津作品特有の 気味悪さが少なくて私に良かったです。 カラーだったからかな? なんせ、夏のボーッとしたいとき見たい映画です。 オトーサン、 「群像劇としてもいいね」 ひとりひとりを丁寧に描きこんでいます。 何より会話が生き生きしています。 SCARFACEさん 2014年5月23日 戦後の小津安二郎最高傑作の1つ。 小津らしくない? 何をおっしゃる、むしろ“らしくない”からこそ 良いんじゃないの! この作品こそ江戸っ子小津の作品だろうよ。 「非常線の女」の時代から、 もっとこういう小津の映画を見たかったものだ。 「浮草物語」もとても良かったが、 この作品はさらにパワーアップしている。 戦後はかったるい日常の繰り返しで嫌気が差していたが、 この作品は久々に良いと思った。 紀子三部作よりも、この作品の女性陣の方が 艶があるし活き活きしている。 人間味があるよ。 京マチ子がオッサン殴るは、 子供の手を胸元に当てさせて「私もドキドキしているわ」、 それに何と言っても土砂降りの雨の中での痴話喧嘩!! 雨の音が霞みそうなくらいの罵り合いが最高だったぜ。 こういう小津をもっと見たかったね。 「戸田家の兄妹」におけるあの一喝が、 再び聞けたような気がした。 カラーの撮影も美しい。 登場人物もみんな魅力的だ。 是非とも、小津が苦手という総ての人に見て貰いたい。


真剣勝負

オトーサン、 「ダイジェストか」 厳流島での佐々木小次郎との勝負など 出だしに、宮本武蔵の名だたる勝負が。 原題:真剣勝負(1971) 監督:内田吐夢 原作:吉川英治 脚本:伊藤大輔 Genre:Period Drama 上映時間:75分 あらすじ: 夕刻。宮本武蔵は、鈴鹿の山の奥深く、 雲林院の荒野に建つ宍戸梅軒の家を訪れていた。 梅軒と妻のお槙は鎖鎌に興味を示す武蔵に対し、 酔った後に身包み剥いで追い出そうと画策するのだが、 酒を酌み交わすうちにお槙の兄・辻風典馬を 斬った相手ということが判明する。 夜半、梅軒の手下八人衆が武蔵を襲おうとするが、 風の変化を感じていた武蔵は既に見切っていた。 ここに武蔵対梅軒・お槙との闘いが始まるのだが、 八方から責めてくる分銅の攻撃に業を煮やした武蔵は、 お槙が背負っている赤ん坊を奪い駆け出してゆく・・・ 出演者: 萬屋錦之介・・・宮本武蔵 三國連太郎・・・宍戸梅軒 沖山秀子妻・・・お槙 オトーサン、 「三國連太郎、いいねー」 釣りバカ日記を見慣れていると、 とても同一人物とは思えません。 むしろ「飢餓海峡」そのものです。 同じ内田吐夢監督作のせいでしょう。 その他の出演者: 松山秀明・・・宍戸太郎治 田中浩・・・岩テコ 当銀長太郎・・・鉄砲又 荒木保夫・・・藤兵衛 浅若芳太郎・・・法界院 岩本弘司・・・於六 伊藤信明・・・槍市 木村博人・・・飛び十 上西弘次・・・野洲川 吉山利和・・・佐々木小次郎 木村正道・・・吉岡清十郎 新乃蔵人・・・吉岡伝七郎 磯貝武毅・・・吉岡源七郎 熊谷卓三・・・吉岡源右衛門 尾形伸之介・・・辻風典馬 沖田駿一・・・若者 二瓶正也・・・若者 User Rating:4.6/10( 5 votes) みんなのシネマレビュー User Rating:6.4/10( 23 votes)Yahoo! オトーサン、 「みんな、評価が低すぎるよ」 User Reviews アンドレ・タカシさん 2014年2月22日 東宝製作の「武蔵」 東映5部作の監督・主演コンビを迎えて 東宝が製作した吉川英治「武蔵」の番外編。 原作では柳生の後で吉岡との再戦の前だから、 5部作で云うと3作目と4作目に挟まるエピソードになる。 で、なんだか破綻して終わっている印象である。 確かに「真剣勝負」なのだろうけど…。 序盤は丁寧に人物を描いていて悪くはなかったが、 闘いが始まってからがグダグダ。 騙し討ちを仕掛ける梅軒もどうかと思うが、 子供を人質にとる武蔵にギョッとする。 「子供を人質」ですよ。 彼らの闘いは剣技の勝負という枠を超えていて、 心理戦と云う見方もあるのだろうけど、スッキリしません。 エンディングで「剣は畢竟暴力」「殺人剣は活人剣」と 正反対に近い内容が赤いテロップで立ち上がります。 5部作を観終わった時に、 武蔵は都合の良い時に自分に言い訳できる言葉を いくつも用意していた人だったと思ったのだけど、 本作でその感慨が強まりました。 内田監督、実は武蔵の人物像に 好感をっていなかったのではないでしょうか…。 オトーサン、 「そうか、遺作か」 黒美君彦さん 2009年8月25日 剣は畢竟暴力。 内田吐夢(1898~1970)の遺作となった作品だとか。 『宮本武蔵』五部作の番外編という位置づけのせいか、 低予算でありながらストップモーションを多用するなど 実験的ともいえる。 主な登場人物が赤ん坊を含めて4人しかいないので、 舞台劇を観ているような感覚に襲われる。 結局梅軒の鎖鎌に対抗する形で 武蔵は二刀流に開眼するのだが、 この作品では武蔵よりも寧ろ梅軒とお槙の夫婦が印象的だ。 太郎次という赤ん坊を武蔵に奪われた時の母の狂乱ぶりと 息子が例え命を落とそうとも男の意地を通そうとする父。 武蔵は最後に悟ったが如く呟く。 「一剣、己の生命を守る。一剣、また能く他の生命を活かす。 二にして一、一にして二。殺人剣即活人剣」 最後の文言が字幕で出たかと思うと、野火の中から赤い字で 「剣は畢竟暴力」…と出る。 エンディングは野火を背景に 無邪気に笑う太郎次の笑顔のクローズアップ。 武蔵と梅軒の真剣勝負は描かれずに終わる。 小品と呼ぶべきこの作品では殺陣も寧ろ地味で (鎖鎌があまりに迫力に欠ける…苦笑)、 武蔵ものとしては正直物足りない。 しかしながら三國連太郎演じる梅軒と武蔵の狂気が 奇妙な迫力をもって迫って来るように感じた。


続次郎長富士

オトーサン、 「なんかちがうな」 子供の頃、広沢虎造さんの浪曲で 森の石松を聞いていました。 勝新太郎さんは、まとも過ぎて乱暴者にはみえません。 なお、森に棲む石松と理解していましたが、 静岡県には、森町があると後年知りました。 原題:続次郎長富士 監督:森一生 脚本:八尋不二 Genre:Period Drama 上映時間:108分 あらすじ: 黒駒の勝蔵を討った清水次郎長は、東海道一の親分に。 石松も顔まけの短気な七五郎は、 猩々のお亀に惚れられ、制止されるがふりきって 桝川の仙右衛門の仇討を買って、八角一家を斬りまくった。 黒駒家の弟分、黒竜屋亀吉の策略により、 次郎長一家は、平親王の勇蔵一家と大喧嘩になりかけたが、 代官・山上藤一郎の裁きで何事もなく治まった。 次郎長と別れた石松は、二百両の金を預ったが、 都鳥の吉兵衛に詐取され、だまし討ちされる。 吉兵衛を追って来た小政も生捕りにされ、 勇蔵は小政を生きながら棺桶へ入れて清水へ送り、 石松の死骸を引取りたいなら次郎長一人で来いと挑戦した・・・ 出演者: 長谷川一夫・・・ 清水次郎長 勝新太郎・・・ 森の石松 中村玉緒・・・ 猩々のお亀 本郷功次郎・・・ 小松村七五郎 オトーサン、 「長谷川一夫は、千両役者だね」 その他の出演者: 市川雷蔵・・・ 山上藤一郎 月田昌也・・・ 役者の政 根上淳・・・ 無明の仙人 北原義郎・・・ 大政 鶴見丈二・・・ 小政 林成年・・・ 鬼吉 舟木洋一・・・ 半五郎 中村豊・・・ 桝川仙右衛門 小林勝彦・・・ 利三郎 浜田雄史・・・ ずんべら辰 石黒達也・・・ 平親王勇蔵 香川良介・・・ 黒竜屋亀吉 見明凡太朗・・・ 阪東の新助 伊達三郎・・・ 常吉 越川一・・・ 三太 光岡龍三郎・・・ 弥十 志摩靖彦・・・ 庄右衛門 原聖四郎・・・ 桝川十太郎 東良之助・・・ 八角虎五郎 寺島雄作・・・ 助造 杉山昌三九・・・ 都鳥吉兵衛 千葉敏郎・・・ 梅吉 水原浩一・・・ 安吉 清水元・・・ 津向文吉 南部彰三・・・ 大和田友造 佐々十郎・・・ 幸助 寺島貢・・・ 布橋の兼吉 羅門光三郎・・・ 小島の松五郎 尾上栄五郎・・・ 鹿島の久松 荒木忍・・・ 三河の為五郎 伊沢一郎・・・ 豚松 南条新太郎・・・ 津向の子分弥三郎 近藤美恵子・・・ 七五郎姉おゆき 阿井美千子・・・ お蝶 毛利郁子・・・ おぎん 小町瑠美子・・・ お玉 美川純子・・・ お花 楠トシエ・・・ お米 浜世津子・・・ おとみ User Rating:8.0/10( 1 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:4.0/10( 14 votes) Yahoo! オトーサン、 「ま、5点台だね」 User Reviews 篭瀬山さん 2004年1月14日 対象外(自分が) 当たり前のように作られているから 文句つける筋合いじゃないのかもしれんけど、 善対悪の構図も単純過ぎて馬鹿らしいのだが、 同じヤクザなのになぜ次郎長の側にのみ 善があるとされているのか全然わかんない。 敵地に単身で乗り込んで次郎長に 「一人で来てくださいますよね」と ずうずうしくのたまう悪党の方がよっぽど魅力的なんだけど。 瀕死の重傷を負ってるはずの石松(勝新)が なぜまた「大丈夫」とか言って表に出ていくのか、 まったくわかんないんだけど。 かっこいい? それ以前に意味不明だよ。 例えるなら、散文が論理的に展開される文章だとするなら、 論理とは関係なく独特のリズムに乗って紡がれる物語は まるで詩歌のようだけど、 この”昔の時代劇のリズム”がまったく肌に合わない。 風呂から上がって小屋の前で張り番をする 次郎長(長谷川)の図なんて馬鹿丸出しに見えんですけど。 オトーサン、 「雷蔵がチョイ役とは・・・」 鱗歌さん 2013年12月10日 オールスター次郎長映画 前作に続き、大映が満を持して送るオールスター次郎長映画。 物語は前作からの続きで、出演者もかなり共通していますが、 役柄は次郎長・石松を除き、 ほぼシャッフルされちゃっております。 前作で黒駒を破り、破竹の勢いの次郎長一家。 勢力を伸ばせば伸ばすほど、 敵対する各ファミリーの包囲網もきつくなる。 そんな中で、前作にも勝り存在感を示すのは、 やっぱり勝新演じる石松。 本当にノリノリで楽しそうに演じており、 この勝新を前にして、 いったい雷蔵は何のために出てきたのかと(笑)。 いや、チョイ役とは言え雷蔵様の顔もしっかりと拝める、 これぞ大映大作映画。 勝新が活き活きしているからこそ、 どっしり構えた長谷川一夫次郎長の貫禄も増し、 男気も光るというもの。 クレーンを用いた俯瞰の殺陣など、見所も多く、 昼のシーンと夜のシーンが混ざって 時系列のよくワカランところもあるけれど、 何しろ勢いです、勢い。 勝新と中村玉緒のカラミ、 妙にネチッこくって、正直ちょっと引いてしまう(笑)けど、 これも勢いということで。


上海バンスキング

オトーサン、 「なんか、みみっちいな」 "オペラ座の怪人"のロンドン公演をみた その直後だったせいでしょう。 10人程度のジャズバンドではねぇ・・・ 原題:上海バンスキング (1984) 監督:深作欣二 原作:斎藤憐 脚本:田中陽造/ 深作欣二 Genre:Romance/Musical 上映時間:121分 あらすじ: 1936年初夏、 クラリネット奏者である波多野は、 妻・まどかと上海にやって来る。 軍国主義が広まりつつある日本を離れ、 ジャズを自由に演奏できる上海に行くために、 妻をパリに連れて行くとだましたのである。 2人を迎えたトランペット奏者の松本は、ギャンブル好き。 つねにクラブ「セントルイス」のオーナーから前借りしている。 やがて松本はラリーの愛人であるリリーと恋に落ちる。 松本に怒りを表すラリーを仲裁するまどかと波多野も、 彼らとともにクラブのショーに出演することになる。 松本とリリーが結婚して間もなく日中戦争が始まり、 日本軍が上海にも侵略の手を伸ばすことで、 上海からは自由もジャズも消えていく・・・ 出演者: 松坂慶子・・・ 波多野まどか 風間杜夫・・・ 波多野四郎 宇崎竜童・・・ 松本亘(バクマツ) 志穂美悦子・・・ 林珠麗(リリー) オトーサン、 「松坂慶子さんか」 美人女優ですが、大根ですね。 歌も、踊りも、中途半端なので、 それを盛り上げようという深作欣二演出も、 あざとい感じでした。 その他の出演者: 平田満・・・ 弘田真造 夏木勲・・・ 白井中尉 三谷昇・・・ 方さん 草野大悟・・・ 王 梅津栄・・・ 田上医師 綾田俊樹・・・ ジャズプレイヤー マキノ佐代子・・・ 楊麗 長谷川康夫・・・ ジャズプレイヤー(郭) User Rating:4.6/10( 5 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:7.0/10( 77 votes) Yahoo! オトーサン、 「」 User Reviews イニシャルKさん 2012年7月26日 第二の「蒲田行進曲」 深作欣二監督が「蒲田行進曲」に続いて 舞台劇を映画化した作品で、 主演も「蒲田行進曲」の三人を起用して 第二の「蒲田行進曲」を目指しているのは明らかだが、 明るく始まった序盤と打って変わって 中盤で戦争が始まって以降は雰囲気が暗く重くなり、 そのまま最後までいってしまった感じ。 ラストも暗い雰囲気をムリヤリ明るくして 終わったような感じで後味は悪いし。 おそらく原作の舞台(未見)は戦争よりも 上海でジャズを演奏するプレイヤーたちの 生きざまにあると思うのだが、 深作監督の演出ゆえか、 日本兵による中国人の虐殺シーンや 派手な戦闘シーンにばかり力が入り、 普通に戦争映画を見ているような感覚だし、 肝心のステージシーンもしょぼい。 それともう一つ「蒲田行進曲」で あれだけの見せ場を熱演した平田満の出番が少なく、 どうせ「蒲田行進曲」の三人を主演にうたうなら せめて宇崎竜童の役を 平田満にやらせるべきだったのではと思う。 オトーサン、 「吉田日出子の上海バンスキング、みたかったな」 ロングランの舞台を映画化したDVD、残念ながら TSUTAYAで貸していませんでした。 昭和ラッキー さん 2009年9月28日 銀ちゃん&小夏でも、無理がある 上海バンスキングは元々舞台戯曲であり、 自由劇場のそれは初演から大変な評判となり、 再演に再演を重ね、六本木の小さな劇場から、 銀座博品館、シアターコクーンとデカイ舞台に躍り出て、 すっかり看板演目となったものなのだ。 吉田日出子と串田和美、そして笹野高史や余貴美子、 いまじゃTVでもおなじみの小日向文世などの面々の代表作なのだ。 いくら大ヒット御礼「蒲田行進曲」の監督&主演カップルでも、 何かが違う。 ちなみに蒲田行進曲は大好きだし、 今観ても、こりゃ名作だなあと思う。 だけど、哀しい事に、この上海バンスキングは、 単なる古臭い昭和の映画にしか見えない。 素敵なシーンもあるし、 松坂慶子の歌い踊る艶やかさは確かに魅力的。 でも、単なる古い映画。時代は超えられなかった。 それを超えるものだけが“名作”と呼ばれるのだ。 観ていると、ああ、今、吉田日出子主演で舞台で観る事が 何とか出来ないものだろうか?と考えてしまう。


男はつらいよ 寅次郎の青春

オトーサン、 「ほんとに、寅さん、元気ないな」 寅次郎の晩年という題名がふさわしいくらいです。 原題:男はつらいよ 寅次郎の青春 監督・原作:山田洋次 脚本:山田洋次/ 朝間義隆 Genre:Drama/Commedy 上映時間:101分 あらすじ: 寅さんは、宮崎で蝶子に散髪してもらう。 金がなくなり蝶子の家に泊めてもらうことに。 翌日、地元の観光地で偶然、泉に出会う。 蝶子と一緒なのをみて、 気を利かせて立ち去ろうとしたところ、 泉を追いかけようとして転んでしまう。 慌てた泉はとらやへ連絡を入れると、 満男が宮崎まで駆け付けてくる。 満男は蝶子の弟・竜介と仲良くしている泉を見て ヤキモチを焼く・・・ 出演者: 渥美清・・・ 寅さん 風吹ジュン・・・ 蝶子 永瀬正敏・・・ 竜介 吉岡秀隆・・・ 諏訪満男 後藤久美子・・・ 及川泉 オトーサン、 「風吹ジュンさんも、中年か」 寅さんシリーズも、いよいよ終盤を迎えたようです。 その他の出演者: 倍賞千恵子・・・ 諏訪さくら 前田吟・・・ 諏訪博 下條正巳・・・ 車竜造 三崎千恵子・・・ 車つね 太宰久雄・・・ 桂梅太郎 佐藤蛾次郎・・・ 源公 笠智衆・・・ 御前様 関敬六・・・ ポンシュウ 北山雅康・・・ 三平ちゃん 笠井一彦・・・ 中村 マキノ佐代子・・・ ゆかり 古本新之輔・・・ 吉田 夏木マリ)・・・ 及川礼子 User Rating:6.0/10( 13 votes)IMDb User Rating:7.3/10( 128 votes) Yahoo! オトーサン、 「評価が分かれるな」 元気な寅さんを期待するか、 ありのままの寅さんを受け入れるかどうかでしょう。 User Reviews ymo1191さん 2008年7月26日 シリーズ第45作目 本作は、前作で復活したように、 寅さんとマドンナのロマンスもあり、 寅さんシリーズももう一段盛り返すかの感じもありましたが、 残念なことにシリーズの長年の重鎮、 笠智衆、御前様の遺作になってしまいました。 お話は、“髪結いの亭主"よろしく、 理髪店の女店主役のマドンナ風吹ジュンとのロマンスと 満男と泉のカップルに、永瀬正敏君が絡んだ 青春群像の同時進行となっています。 結局泉ちゃんは母の元名古屋へ帰ることになり、 東京駅新幹線ホームでの満男との別れのシーンが印象的で、 バックに流れる徳永英明の曲が 青春ドラマのようなビターを醸し出していました。 オトーサン、 「そうか、御前様も最後か」 月日の流れる速さを感じてしまいます。 とらやさん 2014年4月26日 色々と淋しさを感じる作品です。 まず、本作が御前様が登場する最後の作品となり、 本作が笠智衆さんの遺作となりました。 どの作品も御前様の登場シーンは多くはないのですが、 とらやの人々と共に本シリーズには欠かせない人でした。 そして明らかに渥美清さんの体調が良くないのが感じられます。 座っているシーンも多いですしね。 満男と泉ちゃんの別れのシーンも悲しい。 新幹線の扉が閉まり、泉ちゃんが何か言っているけど 見送る満男にはもう聞こえない。 初期の作品「純情篇」の名シーン、列車の扉が閉まり、 寅さんが何か言っているけど見送るさくらにはもう聞こえない。 寅さんとさくらの別れの柴又駅を思い出します。 寅さんが座っているシーンが多いと言いましたが、 本作の寅さんの最初の登場シーン、 喫茶店の奥の席に座りキザな台詞を呟く寅さん。 こういう時の寅さん、やっぱり絵になるしカッコいいんだよなあ・・・。


スタンピード

オトーサン、 「邦題の意味が分からないね」 牛の大暴走をさしているのか、 主人公がパニックに陥ったのをさすのか。 原題のほうは、希少種という意味。 原題:The Rare Breed (1966) 監督:Andrew V. McLaglen 脚本:Ric Hardman Genre:Drama / Romance / Western 上映時間:97分 あらすじ: 未亡人マーサと娘ヒラリーは 英国からセントルイスの家畜売買会場へやって来た 亡夫の遺志を継いで 英国ハーフォード種の角の無い牛を アメリカの大地で繁殖させる狙いだった。 だが、ただの乳牛として買い取られ、 一頭の雄牛だけが テキサスのボーウェン牧場に高値で落とされた。 マーサたちに雇われた牧童頭のサムは、 二人と雄牛を連れテキサスへ出発するが、 そこには牛の横取りを画策する悪人と 大自然の猛威が待っていた・・・ 出演者: James Stewart ・・・ Sam Burnett(サム) Maureen O'Hara ・・・ Martha Price(マーサ) Juliet Mills ・・・ Hilary Price(ヒラリー) Brian Keith ・・・ Alexander Bowen(ボーウェン) オトーサン、 「2人とも、最盛期の輝きがないね」 その他の出演者: Don Galloway ・・・ Jamie Bowen David Brian ・・・ Charles Ellsworth Jack Elam ・・・ Simons Ben Johnson ・・・ Jeff Harter Harry Carey Jr. ・・・ Ed Mabry Perry Lopez ・・・ Juan Larry Domasin ・・・ Alberto Silvia Marino ・・・ Conchita Alan Caillou ・・・ John Taylor Gregg Palmer ・・・ Rodenbush Barbara Werle ・・・ Gert James Nusser ・・・ Baggage handler User Rating: 6.4/10( 1,781 votes)IMDb User Rating:7.3/10( 9 votes) Yahoo! オトーサン、 「ま、こんなものかも」 User Reviews jayhonkさん 2002年9月7日 ぬるーい西部劇 ジミー・ステュワートを選んだのは、正しかった。 残念なことに、脚本家が生かせなかった。 いい西部劇の要素、 つまりカウボーイ、牛、風景、アウトサイダー、悪者、 そして、夢、冒険、詐欺、ロマンスを持っている。 だが、全体としては、平板なものになってしまった。 核心は、ステュワートとモーリン・オハラのロマンスにある。 だが、スクリーンに火花が散ることはなかった。 問題は、ステュワート演じるサムを応援し難いことにある。 ごく平凡な人物として現れる。 1000ドルの値がついた牛を盗むのをためらわない。 それは、不快なことだ。 だが、最終的には彼を応援することになる。 モーリン・オハラは、登場するや、映画を動かすことになる。 だが、彼女も、やや感情移入し難い。 彼女は、ステュワートを気に入って彼を追う。 やがて、彼のことも、 角の無い牛をアメリカの大地で繁殖させる夢もあきらめる。 だが、ステュワートがその夢を引き継ぐことになって 2人は、別方向に歩んでいく。 彼女は、スコットランド移民役のブライアン・キースに 6ヶ月もの間、歓待され、結婚を申しこまれるが、 勿論、2人は、同じ方向になる。 彼女の伴侶になるべく、 ステュワートが文明化する騒動があってのことだ。 すべての個性を失って、愛するひとを喜ばそうとする。 おそらく、そこにある種の学びがあるのだろう・・・ 私は、この映画をおすすめしない。 最初に、興味深いひねりがあるが、結局、先が読める。 見ている分には、ハッピーだが、 心までハッピーにはなれない。 オトーサン、 「よくわかるコメントだね」 Ikedaさん 2012年1月3日 モーリン・オハラ イギリスからヘレフォード種の雄牛を連れてきて テキサス・ロングホーンが幅を利かせている所で 子孫を残させようという話ですが、 連れてきたモーリン・オハラが、 最初は牛の強さに絶対的に自信を持っていたのに、 次第に弱気になるのと逆に ジェームズ・スチュアートが彼女に感化されて、 自信を持ち出すと言うのが面白いです。 彼女がかなり気の強い役をやっているので、 同じマクラグレン監督の下で3年前に演じた 「マクリントック」を思い出しました。 ただ、ベン・ジョンソンが 怪我をしてしまったカーウボーイを演じたり、 ハリー・ケリー・Jrやジャック・イーラムが 悪漢として登場しますが、 アクション・シーンは少なく、 西部劇ではありますが、 むしろ牛を中心としたヒューマン・ドラマ と言った方が良いかもしれません。 それには牧場主のブライアン・キースが 顎髭を蓄えた異常な恰好で登場して 後半の面白さを作っています。 なお、スチュアートとモーリンは これより前に「H氏のバケーション」で共演していますが、 現在、これの日本語版メディアはないようです。


少年H

オトーサン、 「妹尾河童さんの体験記か」 その軽妙なエッセイや細密画のフアンですから、 昭和5年生まれということも知っています。 したがって、この映画で描かれた 戦後の焼け跡体験については、共通するものがあって、 ひとり頷いて見ていました。 原題:少年H(2012) 監督:降旗康男 原作:妹尾河童 脚本:古沢良太 Genre:Drama/War 上映時間:122分 あらすじ: 昭和初期の神戸。 少年・肇は、イニシャルから「H」と呼ばれる。 好奇心と正義感が強く、厳しい軍事統制下で 誰もが口をつぐむ中でも、おかしなことには疑問を呈す。 Hはリベラルな父と博愛精神に溢れる母に見守られ成長、 戦争が終わって、15歳で独り立ちを決意する・・・ 出演者: 水谷豊・・・妹尾盛夫 伊藤蘭・・・妹尾敏子 吉岡竜輝・・・妹尾肇(少年H) 花田優里音・・・妹尾好子 オトーサン、 「イメージ、ちがうな」 父親役の水谷豊さん、力演ですが、 「相棒」の印象が強すぎました。 その他の出演者: 小栗旬・・・うどん屋の兄ちゃん 早乙女太一・・・オトコ姉ちゃん 原田泰造・・・田森教官 佐々木蔵之介・・・久門教官 國村隼・・・吉村さん 岸部一徳・・・柴田さん User Rating:5.9/10( 16 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:7.6/10( 543 votes) Yahoo! オトーサン、 「少年H、好感できるね」 日本アカデミー賞 受賞 ・新人俳優賞 吉岡竜輝 同ノミネート ・作品賞 ・美術賞 User Reviews ESPERANZAさん 2009年2月16日 良い映画 空襲で焼け出されるシーンはあっても 戦闘そのものはなく、 それでいて戦時中の日本の様子が 手に取るようにわかる良い映画だと思う。 戦争一色に染まった時代には、 今の平和な時代では考えられような非道なことが 数多く行われていた。 その一端を知る上でもお勧めの映画だと思う。 ただ戦争開始前の肇君好子ちゃんは良いが、 5年経った戦後まで同一キャストで引っ張ると 幼すぎて年の経過が感じられないのが残念。 オトーサン、 「静かな戦映画だ」 ちょいQKさん 2013年9月23日 難点は子役の年齢設定 舞台美術家・作家である 妹尾河童の自伝的小説を原作として、 庶民的一家族の目で見た戦争中の生活が描かれる。 Hと呼ばれる小学生の肇(吉岡竜輝)は、 神戸で洋服の仕立て屋を営む父・盛夫(水谷豊)、 母・敏子(伊藤蘭)、妹・好子との4人で 平穏に暮らしていたが、戦争が始まり、 次々と理不尽と思える体験をすることになる。 盛夫は神戸という場所柄もあり 仕事を通して外国人との交流もあって、 普通の人々よりは冷静に日本の状況を見ることが出来ていた。 またクリスチャンでもあり、人を差別しない考え方の持ち主である。 Hは仲良くしていた近所のうどん屋の兄ちゃんが 政治犯として捕らえられ、 映写技師で女装が似合うオトコ姉ちゃんが 徴兵を忌避して自殺するなと゛の事件を目撃し、 自らもアメリカの話をしていたことなどから学校でいじめに遭う。 Hはそのたびに盛夫に疑問をぶつけ、 盛夫は真摯に答えようと努めるとともに、 時流をおもんばかり、 我慢して無駄に目立たぬよう振舞うことを諭す。 自由にものが言えない社会で、 自らの信念を保持しつつも妥協を受け入れながら、 中途半端な言葉で息子の疑問に答え処世を説く、 男の苦渋の様を水谷が好演している。 当然ながら自信満々ではなく、 試行錯誤しながらも矜持を保とうとしている 庶民としての目で社会と戦争を見ることで、 声高に叫ばずとも この映画が十分な反戦映画たりえているのだ。 戦後、焼け出された後の生活では、 盛夫も茫然自失の体で、 成長したHの問いかけにも以前のように応えることが出来ない。 ここにも水谷の名演が光る。 戦争前から戦直後までが描かれ、 軍隊の横暴や戦争を称える人々の愚かさと 戦後の変わり身の早さへの皮肉などが エピソード的につなげられるが、 個々の出来事についての掘り下げは深くなく、 淡々と経過していくように見える。 空襲シーン、焼け跡シーンもリアルな感じで 良く描かれているが、 結局は水谷の演技でもっている映画とも言える。 Hは10歳から15歳までを吉岡竜輝が一人で演じて それなりに好演しているのだが、 成長期の少年のこの年月は、如何に何でも無理である。 もちろん背は全く伸びないし、声変わりもしない。 家族から独立して一人で生きていこうという年頃までを どう見ても小学生か中学1年くらいにしか見えない子役に やらせようということの不自然さに 監督や関係者は気づかなかったとでもいうのだろうか。 学校でも特にチビ扱いされるわけでもなく、 こう見えても実際は皆と同じ年齢ですよという お約束事をみんなが了解して、 不自然さを感じないかのように演じていることが 余計に違和感をもたらす。 この映画の最大の難点である。


ゴジラ2000 ミレニアム

オトーサン、 「こりゃ、駄作だ」 出だしから、直感しました。 霧のなかにあらわれるゴジラが、まったく リアリティありません。 岩石がUFOに変わるなんて、 あまりにも、設定がいい加減です。 2000年を迎え、張り切っている節はありますが・・・ 原題:ゴジラ2000 ミレニアム(1999) 監督:大河原孝夫 脚本:柏原寛司/ 三村渉 Genre:Action /Adventure /Drama /SF /Thriller Rated PG for monster violence and mild language 上映時間:107分 あらすじ: 北海道・霧の根室。 篠田の予知どおり、ゴジラが姿をあらわす。 ゴジラは町を破壊し姿を消す。 一方、危機管理情報局の局長・片桐の指示で、 茨城県鹿島灘の海底から巨大岩塊を引き上げたが、 岩塊は、なんと巨大なUFOに変形し、 人類を抹殺し、千年王国を建設しようと始動する。 そして、一度は、敗れたゴジラが復讐すべく、 東海村に出現してくる・・・ 出演者: 村田雄浩・・・ 篠田雄二 阿部寛・・・ 片桐光男 オトーサン、 「主人公が、冴えないね」 その他の出演者: 西田尚美・・・ 一ノ瀬由紀 佐野史郎・・・ 宮坂四郎 ベンガル・・・ 園田 なぎら健壱・・・ 篠田酒造の番頭 近藤芳正・・・ 灯台の係員 西村雅彦・・・ 戦車隊隊長 温水洋一・・・ 列車の客 石井愃一・・・ 石井 並樹史朗・・・ 塩崎 でんでん・・・ 漁師 本田大輔・・・ 松島の若者 松重豊・・・ マスコミクルー 吉田照美・・・ アナウンサー 笠井信輔・・・ レポーター 有薗芳記・・・ 漁師 村松利史・・・ 列車の客 二瓶鮫一・・・ パーティの客 大森嘉之・・・ CCIスタッフA 大林丈史・・・ 権野 Ratings: 5.9/10( 4,527 votes)IMDb User Rating:6.2/10( 232 votes) Yahoo! オトーサン、 「低いスコアだ」 User Reviews kmuhlestein06さん United States 2004年8月5日 いい映画だ 2番目に好きなゴジラ映画だ。 いいストーリー、強敵、よい特殊効果がある。 DVDを所有していて、米国在住ならば、 「オーディオコメンタリー」を見てください。 意見を変えるだろう。 これは、不評だった「ゴジラ(1998)」の続編になる。 ゴジラの大ファンには、この映画を推薦したい。 これは、ミレニアムシリーズの幕開けで、 お気に入りのよい映画が入っている。 この映画の評価は、A。 「オーディオコメンタリー」で見るならば、 あなたも、Aにするだろう。 (訳注) オーディオコメンタリーとは、 レーザーディスクやDVD-VideoやBlu-ray Discなどの ビデオソフト、テレビの音声多重放送で、 その副音声や複数の音声チャンネルに収録される解説や 実況中継などの音声プログラムのこと。 オトーサン、 「UFOは、外国人に受けるみたい」 黒美君彦さん 2004年3月28日 たまたま たまには、ではなく、 たまたま観てしまったのだが・・・。 闘うべき相手を失った「ゴジラ」は観ていて哀れだ。 最早ノスタルジーの中にしか存在し得ない モンスターとしての価値。 不条理としての核を表象していたゴジラが 地球(人類)の敵と闘うという、倒錯した条理を呑み込んだとき、 ゴジラはゴジラとしての存在理由を失い、 本作のように単なる巨大生物としての関心しか呼ばなくなる。 当然ゴジラと人類の間には妙な共感さえ生まれ、 そこには緊張感もなければ恐怖感もない。 ゴジラを守ろうとする動きさえ出る始末。 動物愛護の精神に充ちた怪獣映画など、 何の価値もないだろう。 哀れなのは、換骨奪胎され、 道化を続けざるを得ないかつての「怪獣」。 ノスタルジーによる誤読は 過去を踏みつけにし得るという一例だ。


オペラ座の怪人 25周年記念公演 in ロンドン

オトーサン、 「ブロードウェイと比べたくなるね」 マジェスティック劇場は、オペラ座の怪人専用になっていますが、 ロイヤル・アルバートホールの舞台は、 客席が円形にステージを取り囲んでいるので狭いのです。 巨大なシャンデリアは吊るせないし、落下させられません。 その不利な条件を補うべく、いろいろな工夫がなされています。 ・舞台を2段に分けて、2段目にオーケストラボックス ・背後に、スクリーン ・出演者は、何と140人。 ・ステージから花火がさく裂 原題:The Phantom of the Opera at the Royal Albert Hall(2011) 監督:Nick Morris 舞台監督:Laurence Connor 原作:Gaston Leroux 脚本・音楽:Andrew Lloyd Webber/Richard Stilgoe 音楽:Andrew Lloyd Webber Genre: Drama / Music / Musical Country:United Kingdom Language:English 上映時間:160分 あらすじ: 19世紀中期のパリ、オペラ座。 そこでは奇妙な事件が人々を恐れさせ、 地下に住む“オペラ座の怪人の仕業と噂されていた。 怪人は、コーラスガールのクリスティーヌに思いを寄せ、 毎晩“音楽の天使”と称して彼女に歌の訓練をする。 しかし、クリスティーヌがラウル子爵と恋仲になるや・・・ 出演者: Ramin Karimloo ・・・ The Phantom(オペラ座の怪人) Sierra Boggess ・・・ Christine Daae(クリスティーヌ) Hadley Fraser ・・・ Raoul, Vicomte de Chagny(ラウル・シャヌイ子爵) オトーサン、 「ラミンとシエラが最高!」 その他の出演者: Wendy Ferguson ・・・ Carlotta Giudicelli Liz Robertson ・・・ Madame Giry Daisy Maywood ・・・ Meg Giry Barry James ・・・ Monsieur Richard Firmin Gareth Snook ・・・ Monsieur Gilles Andre Wynne Evans ・・・ Ubaldo Piangi Nick Holder ・・・ Joseph Buquet Earl Carpenter ・・・ Auctioneer Sergei Polunin・・・ Slave Master - Hannibal / Shepherd Philip Griffiths・・・ Monsieur Reyer Simon Green・・・ Monsieur Lefevre Stephen John Davis ・・・ Don Attilio User Rating:8.7/10 ( 2,936 votes)IMDb User Rating:9.4/10( 214 votes) Yahoo! オトーサン、 「傑作だ!」 めぐりあえてよかったと思えたDVDです。 User Reviews phantomoperaphanさん United States 2012年8月8日 驚異的なオペラ座の怪人! このDVDを危うく見過ごすところだった。 ラミン・カリムル(オペラ座の怪人)と シエラ・ボーゲス(クリスティーヌ)を知らなかったからだ。 だが、思い切って、DVDを買ってきた。 なんという驚くべき喜び! 本作は、ロンドンのロイヤル・アルバートホールでの 生公演を映画化したものだ。 カメラは、ステージの出来事に間近に迫っている。 ラミンとシエラは、ロイド・ウェーバーの続編にあたる ミュージカル「ラヴ・ネヴァー・ダイズ」で、すぐ前に共演している。 2人の絆はすでに固いものだったので、 舞台は、驚くべきものになった。 2人の声は互いに高めあい、 その顔(特にシエラ)は、感情の波動がすごい。 信じられない! まさに一生に一度のものを目撃しているんだ! 初めは見慣れない観客だったのが、 彼らの見事な演技を前に、 ラミンとシエラの宣伝係になってしまった。 シエラは、まさに音楽の天使だ。 その声、まばゆいばかりの美しさ、感情のエネルギー、 センセーショナルな演技の才能に魅了される。 彼女は、舞台俳優と歌手たらんと熱望しているすべてのものに すばらしいインスピレーションを与えるだろう。 ラミンは、クリスティーヌ力強いオペラ座の怪人役で、 クリスティーヌに恋する 顔に傷のある孤独な作曲者を見事に演じている。 美しい演技、歌、衣装、舞台セット、 フルオーケストラが混然一体となって、 見逃せない作品になっている! ボリュームを上げて、この傑作を楽しもう。 ラミンとシエラは、ともに魔法だ。 彼らは、われわれを泣かせる。 シエラの声と感動的なインパクトには、臨場感がある。 そう、彼女は実に驚異的だ。 私は、好きなシーンを週に数回みる。 いつも、魂を高揚させてくれる。 いつでも、彼らのすばらしい才能に感嘆する。 ブラボー、ラミンとシエラ !!!!! オトーサン、 「歌がしびれるねぇ」 ・Music Of The Night Think Of Me ・Phantom Of The Opera いまそのときさん 2013年5月22日 圧倒的歌唱のラミン・カリムルー 1986年に初演されたロイド・ウェーバーの傑作ミュージカル。 ロンドン・ロイヤル・アルバートホールで 行なわれた25周年記念公演を収録。 なんといっても舞台美術と視覚効果の素晴らしさ。 そして、巧みな台本。 19世紀末パリオペラ座怪人の愛憎劇を 幻想的3次元舞台として視覚化した。 そしてロイド・ウェーバー。 類い稀れなる音楽表現は、 ミュージカルを超えてオペラの世界だ。 彼のメロディーは、プッチーニのアリアが蘇ったような美しさ。 主役クリスティーヌ役のシェラもいいが、 ここはなんといっても怪人役のラミン。 他を圧倒するカリスマ的オーラがある。 声の響きは朗々と切なく、痛ましいその姿に胸を打つ。 これこそ、真の音楽だけが持つパワーだと思う。


打倒(ノック・ダウン)

オトーサン、 「若くして死んだんだっけ」 赤木圭一郎は、21歳で事故死。 それも、撮影中の昼休みに、 セールスマンが持ってきたゴーカートを運転中、 咄嗟にブレーキとアクセルを踏み違えて、 大道具倉庫の鉄扉に激突して前頭骨亀裂骨折! 原題:打倒(ノック・ダウン)(1960) 監督:松尾昭典 脚本:宮田輝明/ 柏木和彦 Genre:Drama/Sport 上映時間:82分 あらすじ: 野中拳会長の野中は、 京南大のボクシング部を訪れ、高野昭に目をつけた。 その強烈なパンチとファイトに、夢を託す。 昭は、再三のプロ入りを断った。 亡父の遺志をついで、兄の雄介と共に 電気工学の道に入ると決心していたのだ。 ある夜、雄介は愚連隊に襲われる。 真犯人が元ボクサーの石垣と突き止め、 打倒倒したことで、無期停学になる。 雄介も、新しい設計に盗作容疑がかかり、会社をクビに。 兄の窮状を救うべう、昭は、金を稼げるボクサーになる。 ゴールデン・ボーイと騒がれるようになったが・・・ 出演者: 赤木圭一郎・・・ 高野昭 二谷英明・・・ 高野雄介 大坂志郎・・・ 野中修一 オトーサン、 「懐かしいね」 大坂志郎さん、ひところ、 カローラのコマーシャルをやっていました。 その他の出演者: 岡田真澄・・・ 中原悟郎 殿山泰司・・・ 敬六 山岡久乃・・・ 三谷竜子 初井言栄・・・ 野中和枝 山田禅二・・・ 小山田専務 佐藤慶・・・ 天川技師 高品格・・・ 石原トレーナー 雪丘恵介・・・ 主任警部 河上信夫・・・ 刑事 紀原土耕・・・ 吉沢弁護士 小泉郁之助・・・田宮弁護士 武藤章生・・・ 拳闘部小沢 天草四郎・・・ 吉田 User Rating:5.0/10( 1 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:6.5/10( 12 votes) Yahoo! オトーサン、 「他愛ない映画だけど」 User Reviews al2***** さん 2014年4月21日 赤木圭一郎 和製ジェームスディーン 赤木圭一郎主演のボクシング映画 若くして逝ってしまって伝説になった 彼の魅力が堪能できる 裕次郎や小林旭などと比べて 端正な顔立ちの正統派二枚目は 当時女性に相当人気があったのもうなずける 見る前はもっと線の細い優男かと思ったが 思ったより骨のある男っぽい役者だったのが印象に残った 映画はテンポがよく、彼を取り巻く家族や 女性達とのエピソードもよく出来ていて 単純なスポ根ドラマより楽しめた オトーサン、 「そうね、いまと全然ちがうね」 黒美君彦さん 2003年9月2日 若い! 若さゆえの勢いが溢れていて、爽快感がある。 スタッフも役者もみなとにかく若い! 主なところを調べてみたら、 松尾監督31歳、音楽の山本直純27歳、 主演赤木圭一郎20歳、二谷英明29歳、岡田真澄25歳、 大坂志郎ですら39歳・・・ 若い才能がギラギラしていて眩しいくらいだ。 目立たないが、木村威夫(当時41歳)の美術も素晴らしい。 それにしても赤木圭一郎の早世はやはり悔やまれる。 彼が生きていたらどんな役者になっていただろう。


男はつらいよ 寅次郎の告白(BS 1991)

オトーサン、 「やはり、寅さん、覇気がないな」 声の張りも幾分失せた感じがします。 それに代わって、新世代が活躍します。 でも、いつの世も若者には悩みが尽きないようで。 原題:男はつらいよ 寅次郎の告白 監督・原作:山田洋次 脚本:山田洋次/ 朝間義隆 Genre:Drama/Commedy 上映時間:104分 あらすじ: 泉がやってきて、翌日、満男に付き添われ、 高校の教師に紹介してもらった楽器屋を訪ねる。 しかし、高卒での就職は厳しいと言われ、名古屋に帰る。 一方、泉の母親礼子はスナックで知り合った男性を 家に連れてくると母親と喧嘩し、自室に閉じこもって泣く。 数日後、満男の元に泉から鳥取砂丘の絵葉書が届く。 ただならぬ気配を感じた満男は、 さくらの制止を振り切り、鳥取に泉探しに出かけた。 一方、山陰を旅していた寅さんは、偶然、傷心の泉に出くわす。 寅次郎は、泉から家出をした理由を問いただす。 母の再婚を素直に喜べない自分が嫌になり、 就職問題にも悩んでいたという。 翌日、泉は満男が待っているという鳥取砂丘へ行く。 泉の姿を見つけた満男が砂丘を転がりながら駆け寄ってくる。 寅さんは、若い二人を伴って、昔馴染みの料亭へ向かう。 そこの女将聖子は、かつて寅次郎が所帯を持とうとした女性だった・・・ 出演者: 渥美清・・・ 寅さん 吉田日出子・・・ 聖子 吉岡秀隆・・・ 諏訪満男 後藤久美子・・・ 及川泉 オトーサン、 「吉田日出子さん、巧い女優さんだね」 出演作をいくつも見ていますが、 これまであまり印象に残っていませんでした。 本名:平松日出子 誕生日:1944/1/7 出身:石川県金沢市 東京都立北園高等学校卒業後、俳優座養成所に入る。 後に劇団文学座の研究生となり、 文芸座を退団後は、串田和美と共に自由劇場を立ち上げた。 独特の存在感があり、舞台「上海バンスキング」で有名に。 1986年、菊田一夫演劇賞、 1989年、映画「社葬」で日本アカデミー助演女優賞を受賞。 私生活では、岡林信康、小日向文世、高橋克典と同棲。 出演作 1967年「日本春歌考」 1968年「燃えつきた地図」 1969年「眠狂四郎 悪女狩り」「手錠無用」      「奇々怪々 俺は誰だ?!」 1971年「喜劇 女生きてます」 1973年「恍惚の人」「ダメおやじ」 1974年「妹」 1976年「忍術 猿飛佐助」 1978年「新・人間失格」 1979年「金田一耕助の冒険」 1980年「天平の甍」 1988年「上海バンスキング」「快盗ルビイ」 1989年「社葬」 1991年「男はつらいよ 寅次郎の告白」 1993年「国会へ行こう!」 1996年「八つ墓村」「ピーター・グリーナウェイの枕草子」 1999年「39 刑法第三十九条」「生きたい」 2000年「三文役者」 2001年「ダンボールハウスガール」 2002年「OUT」 2003年「CUTIE HONEY キューティーハニー」 2004年「東京原発:「天国の本屋~恋火」 2005年「美式天然」「欲望」 2006年「日本沈没」 2007年「神童」「サウスバウンド」 その他の出演者: 倍賞千恵子・・・ 諏訪さくら 前田吟・・・ 諏訪博 下條正巳・・・ 車竜造 三崎千恵子・・・ 車つね 太宰久雄・・・ 桂梅太郎 佐藤蛾次郎・・・ 源公 笠智衆・・・ 御前様 関敬六・・・ ポンシュウ 北山雅康・・・ 三平ちゃん 笠井一彦・・・ 中村 マキノ佐代子・・・ ゆかり 杉山とく子・・・ おばあさん 笹野高史・・・ 釣り人 津嘉山正種・・・ 礼子の再婚相手 夏木マリ・・・ 及川礼子 User Rating:6.1/10( 11 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:7.5/10( 118 votes) Yahoo! オトーサン、 「渋い脚本だね」 厳然としてある就職差別を取り上げています。 日本アカデミー賞ノミネート ・脚本賞 User Reviews とらやさん 2014年3月10日 満男&泉ちゃんシリーズ第3弾。 寅さんの存在感が薄かった前作と比較すると、 寅さんと若い2人との絡みもいいし、 マドンナの吉田日出子さんが 本当にいい味出していて、 出番は少ないながらも 作品の中で見事な存在感を出しています。 寅さんと一緒の時間は短かったですが、 その中にも昔2人の間に何があったのか、 その光景を十分に思いめぐらすことができるし、 2人の心の触れ合いも感じることができました。 それだけに、もう少し吉田日出子さんの 登場シーンを見たかった気もします。 前作でも満男はますますおじさんに似てきたなあ・・・と 思っていましたが、本作でも友達と出かけようとしていたところに 泉ちゃんがやって来る。 「あれ?お前出かけるんじゃないのか?」 「何言ってんだよ父さん、今帰ってきたとこじゃないか」 寅さんが若い頃、おいちゃんやおばちゃんと 全く同じようなやりとり、何度もありましたね。 本人自身がそれを自覚したような、 最後の満男の心の声が良かったです。 オトーサン、 「そう、いつ、どんな境遇でみるかで 映画の善し悪しが変わってくるね」 映画は人生のヒント さん 2013年2月10日 今になってみると良い 「男はつらいよ 寅次郎の告白」初めて観ました。 「ぼくの伯父さん」から3作目の満男&泉シリーズです。 バブル終了直後くらいのこの作品、 もう浮かれたようなところはありません。 そりゃあ「寅さん」なのであたりまえですが。 満男&泉シリーズ、公開当時は 「寅次郎のお話ではなく、満男が主人公になってしまったな…」と 淋しさと物足りなさを感じてTV放送でももう観ませんでした。 男はつらいよはもう喜劇映画ではなくなったと感じたからです。 しかし、自分が年齢を経て満男の親世代になってしまった今、 違う感想を持ちました。 さくらのちょっとくたびれたお母さん、 息子と衝突する博、とかく反抗する満男。 日常感とリアリティ、映画的パワーを感じました。 やはりさすが山田洋次監督、 あくまで娯楽映画としての喜劇、 渥美清の体調を考慮した絶妙の脚本。 ちゃんとタコ社長との「乱闘シーン」、 御前様とのほっこりするやりとりもあります。 満男&泉シリーズの中でもで傑作の一本です。 後藤久美子の爽やかな美少女ぶりは、 爽やかな風の感じでした。


ガメラ 大怪獣空中決戦

オトーサン、 「たまには、いいのもあるんだ」 ゴジラ映画、駄作の連続でしたが、 今回は、ガメラなるものが魅力的でした。 原題:ガメラ 大怪獣空中決戦(1995)    Gamera: Guardian of the Universe 監督:金子修介 特撮監督:樋口真嗣 脚本:伊藤和典 Genre: Action / Adventure/ Drama 上映時間:96分 あらすじ: プルトニウム輸送船が漂流岩礁と遭遇。 海上保安庁巡視船の一等航海士・米森は、 海上保険調査会社の草薙を説得し、 岩礁の追跡調査に同行し、勾玉と碑文を発見するが、 岩礁はやがて海中に没していった。 一方、五島列島の姫神島では住民からの連絡が途絶えた。 島に上陸した鳥類学者の長峰は、巨大鳥ギャオスを目撃する。 環境庁はギャオス捕獲を決定、福岡ドームで捕獲作戦が始まった。 だが姫神島から三匹のギャオスがドームに誘導されようとした時、 岩礁が福岡湾に到着、怪物ガメラが現れて、ギャオスを迎撃。 捕らえられていた二匹のギャオスは、超音波を発し 檻を切断して飛び去った。 そしてガメラも、円盤のように夜空に舞い上がった・・・ 出演者: 中山忍・・・ 長峰真弓(鳥類学者) 伊原剛志・・・ 米森良成(一等航海士) 藤谷文子・・・ 草薙浅黄 小野寺昭・・・ 草薙直哉(浅黄の父) オトーサン、 「中山忍、この女優さん、いいね」 その他の出演者: 本田博太郎・・・ 斎藤(環境庁審議官) 螢雪次朗・・・ 大迫刑事 長谷川初範・・・ 佐竹一等陸佐 本郷功次郎・・・ 巡視船のじま船長 久保明・・・ 海龍丸船長 渡辺裕之・・・ 大津二佐 松尾貴史・・・ タクシーの運転手 袴田吉彦・・・ 道弥 夏木ゆたか・・・ レポーター 石井トミコ・・・ スーパーのおかみさん 渡辺哲・・・ 中隊長 風吹ジュン・・・ 主婦 真山勇一・・・ ニュースキャスター 木村優子・・・ ニュースキャスター 若林健治・・・ ニュースキャスター 永井美奈子・・・ ニュースキャスター 大神いずみ・・・ 現場レポーター 中村明美・・・ 通信員 古賀之士・・・ 現場レポーター 田辺稔・・・ ニュースキャスター User Rating:6.9/10 ( 1,490 votes)IMDb User Rating:8.4/10( 424 votes) Yahoo! オトーサン、 「こいつは、面白いね」 日本アカデミー賞受賞 ・特別賞(特殊技術) 樋口真嗣 同ノミネート ・助演女優賞 中山忍 ブルーリボン賞受賞 ・助演女優賞 中山忍 ・監督賞 金子修介 User Reviews michael-turner13さん United Kingdom 2008年7月26日 他のガメラが戻ってきた 1960年代の恐ろしい亀・ガメラの最新バージョンは、 先行する昭和シリーズの怪獣映画より、ずっといい ガメラは1965年に最初にその牙をむいた。 ポピュラーなゴジラシリーズ映画への反応が 悪かったからだ。 1990年にリバイバルした サーベルのような歯をつけたカメは、 怪獣映画に花を添えた。 本作での演技はすばらしい。 俳優も女優も、それぞれのキャラをうまく発揮しているし、 役柄を果たすのを楽しんでいた。 ストーリー展開は非常によい。 人類が地球環境を破壊しているために、 ギャオスが出現したという理由づけは、いい筋書だった。 また、アトランティス/スーパー文明が 2つの怪物ガメラとギャオスを育てたという神話も、 いい感じだ。 サウンドトラックは、よかった。 だが、その使い方には、不満がある。 最後の戦闘シーンの間に流れた音楽は、 怪獣の決戦にふさわしいものではなかった。 欠点もあるが、全体としてはいい映画だ。 本作は、怪獣フアンでなくても楽しめる。 ところで、次の2作品は、もっとよい出来だ。 オトーサン、 「同感!」 メカゴジラさん 2008年6月18日 やっぱり面白い。 封切時に映画館で観たが、久しぶりにDVDで鑑賞。 やっぱり面白いわ。 怪獣映画の作法どおりのナゾの現象から始まりつつ、 よく知っている風景の中に在る怪獣、 テレビのニュース映像の中にいる怪獣など 「ぼくらの現実」に「巨大怪獣という虚構」をそっと忍ばせる その加減が実に見事。 それはもちろん精緻なミニチュアセットや 脚本があってのことなんだが、 一番すばらしいのは「観ているこっちの目線」を 大事にしてくれていること。 人間の目線の高さにこだわったカメラワークや 自然光での撮影だけでなく、 映画の中で起きていること、 例えば政府の対応やマスコミの動き、 自衛隊の行動すべて納得できるもので違和感がない。 これだけ違和感なく「現実」が描かれているからこそ 怪獣という「虚構」は際立ち、 また大人や非怪獣オタクの観客にも支持されたんだと思う。 ほんと、こんなに気持ちよく騙してくれれば 怪獣オタク冥利に尽きるってもんだ。 この作品のガメラはまだ丸っこくて重量感のあるタイプ。 ギャオスを倒した後、ヒロインと視線を交わすシーンの 表情の豊かさは本当に素晴らしい。 2・3作目のシャープなガメラよりも、 どっしりした父性を感じさせるこの造形の方が この平成シリーズには合っていたと思う。 この作品と比較されて平成ゴジラが批判されたが、 僕はそれは映画の演技と歌舞伎を較べるようなもんだと感じていた。 平成ゴジラのストーリーや着ぐるみや特撮は 「ゴジラ映画」の様式美みたいなもんで、 リアルじゃないとかそういう視点で批判するものではなく 「そういうもんなんだ」と思って楽しむもんだと思っていた。 ただ「スペースゴジラ」あたりと ガメラ後の「ミレニアム」「メガギラス」なんかを見比べると やっぱりゴジラ映画の作り手も影響受けてるなあとは思う。 一観客としては「面白い怪獣映画」が観れれば それでOKなんで、むしろ大歓迎だったり。


ゴジラVSモスラ

オトーサン、 「バトラなんて知らんぞ」 でも、この造形はなかなか迫力があります。 ありすぎて、主役であるゴジラやモスラの 影が薄くなるキライがあります。 原題:ゴジラVSモスラ (1992) 監督:大河原孝夫 脚本:大森一樹 Genre:Adventure / Fantasy / SF 上映時間:107分 あらすじ: キングギドラとの死闘後、 ゴジラは、海中に没していたが、 隕石墜落の衝撃によって目覚める。 南海のインファント島でも異変が。 島に赴いたトレジャーハンターの藤戸と 別れた妻・雅子らは、 巨大な卵や妖精コスモスと遭遇する。 環境破壊のため“地球生命”に滅ぼされてしまった コスモスたちの歴史と、その守護神モスラを知る。 そして、バトラが現れる・・・ 出演者: 別所哲也・・・ 藤戸拓也 小林聡美・・・ 手塚雅子 大沢さやか・・・ 妖精コスモス 今村恵子・・・ 妖精コスモス オトーサン、 「なーんだ、ザ・ピーナツじゃないんだ」 その他の出演者: 村田雄浩・・・ 安藤健二(丸友商事社員) 米澤史織・・・ 手塚みどり 小高恵美・・・ 三枝未希 宝田明・・・ 南野丈二(国家環境計画局長) 小林昭二・・・ 土橋龍三(内閣安全保障室長) 篠田三郎・・・ 深沢重樹(東都大地質学教授) 大竹まこと・・・ 友兼剛史(丸友観光5社長) User Rating:6.0/10( 2,208 votes)IMDb User Rating:6.0/10( 403 votes) Yahoo! オトーサン、 「ま、こんなものかも」 日本アカデミー賞受賞 ・新人俳優賞 大沢さやか、今村恵子 同ノミネート ・音楽賞 伊福部昭 User Reviews Blake Matthewsさん Stockton, England 2001年2月27日 叙事詩的な感覚で手堅い平成ゴジラに。 平成シリーズ4番目の映画で、 このゴジラ映画は 長期に亘のゴジラ・シリーズのなかでは、 かなり手堅い出来だ。 平成シリーズの最も成功したゴジラ映画だったが、 批評家たちは、2番目のゴジラシリーズのなかでは マイナー作品としている。 地球に激突する彗星、目覚めるゴジラ、バトラ、 そして、むきだしのモスラの卵が出てくる筋書だ。 環境を害したとして、バトラは人類を攻撃し、 ゴジラはすべてを攻撃し、 モスラは両方の脅威から人類を守ろうとする。 サブプロットでは、トレジャーハンター、その元妻 サイキックセンター主任・三枝未希が出てきて さり気なく環境問題を扱う。 (悲しいことに、三枝未希の出番は少ない) 特撮は、大部分すばらしい。 やや短いが、怪獣の戦いは強烈。 いくつかの印象的なシーンがある。 火山から立ち上がっているゴジラ、 横浜を破壊しているゴジラ、 繭から出てくるモスラなど・・・ 特撮でまずいのは、 ゴジラのうなり声が昔に戻ってしまったこと。 東京へのモスラの攻撃も、大したことはない。 全体に、よい怪物映画だ。 ペースは割と早い。 怪獣は例によって楽しく、エキサイティングだ。 環境保護のお説教など、重要ではない。 結局、怪物が戦うのを見るために、 こうした映画を見るのだ。 オトーサン、 「伊福部昭さんの歌はいいね」 独学で作曲家となったそうで、 今年は生誕100年とか。 blu***** さん 2014年7月20日 テーマ曲の力! 子供の頃何度も観た思い出の作品。 印象に残っているのは、モスラが繭をはる美しいシーンや バトラがモスラと共闘することになるシーン。 おなじみのあの歌。 そしてラストのスタッフロールのゴジラの姿とテーマ曲。 やっぱゴジラは、このテーマ曲が流れてナンボだ! やっぱ「テーマ曲」のもつ力は偉大だとあらためて思います。 アニメなら「ルパン三世」しかり、 ゲームなら「ドラゴンクエスト」しかり、 いつものテーマ曲が流れると、 ファンは胸がアツくなるのです。 何度聴いても飽きることはないのです


大脱出

オトーサン、 「シュワちゃんとスタローン、仲いいね」 お互いに苦労して、成功を収めた同志。 ところで・・・ 「こんな商売あるのかな?」 自ら脱獄してみせて、コンサルティングで大儲け。 誰が考えついたのでしょうか。 原題:Escape Plan (2013) 監督:Mikael Hafstrom 原作:Miles Chapman 脚本:Miles Chapman/ Arnell Jesko Genre:Action / Mystery / Thriller Country: USA Language: English / German / Arabic/ Urdu 上映時間:115分 あらすじ: 脱獄のスペシャリスト、ブレスリンは、 自ら囚人として刑務所に潜入し、 様々な手段で脱獄しては警備の弱点を指摘する セキュリティ・コンサルタントの第一人者。 ある日、そんな彼のもとにCIAから 民間の極秘刑務所を調べるための脱獄依頼が舞い込む。 しかしそれは、彼を陥れる罠だった。 ぶち込まれた刑務所は、なんと洋上に浮かぶ巨大タンカーに。 しかも、ブレスリンの指南書をもとに設計された “墓場”の異名を持つ難攻不落の超ハイテク監獄要塞だった。 いよいよ窮地に陥ったかに思われたが、 そんな彼に“墓場”の囚人たちを束ねる 屈強な男ロットマイヤーが近づいてきた・・・ 出演者: Sylvester Stallone ・・・Breslin(ブレスリン) Arnold Schwarzenegger ・・・Rottmayer(ロットマイヤー) Jim Caviezel ・・・Hobbes(ホブス所長) オトーサン、 「シュワちゃん、風格が出てきたね」 カリフォルニア州知事を経験して映画界復帰。 芸域が広がったようです。 その他の出演者: Curtis "50 Cent" Jackson ・・・ Hush Sam Neill ・・・ Dr. Kyrie Vinnie Jones・・・ Drake Faran Tahir ・・・ Javed Vincent D'Onofrio ・・・ Lester Clark Amy Ryan ・・・ Abigail Graham Beckel ・・・ Brims Matt Gerald ・・・ Roag Caitriona Balfe ・・・ Jessica Miller User Rating:6.8/10 ( 123,312 votes)IMDb User Rating:7/2/10( 614 votes)Yahoo! オトーサン、 「確かに面白いけど」 User Reviews ducati17-756-566692さん Ottawa, Ontario, Canada 2013年10月18日 面白い刑務所映画 確かに、面白く、スピーディでだらだらした時間はない。 ユーモアや冗談があり、昔の映画を思いださせる。 この映画の主演俳優は2人で、 スタローンの映画というわけではない。 アーノルドがカメオ出演している。 よい出来で愉快だ。 プロットは知的で、好きだ。. 知っての通り、リメイクではない。 ある程度、結末は予想できる。 だが、全体として、楽しく、知的だ。 エンディングは、やや性急だ。. 「エクスペンダブル」スタイルのようだが、 それだけではない。 セックスも、ロマンスもない。 びっくりするような映画ではない。 典型的なアメリカ映画であり、 血、銃、暴力があるが、若い娘向きではない。 オトーサン、 「同感、最後は変だね」 黒美君彦さん 2013年12月24日 これぞ(笑) これぞハリウッドの娯楽大作! と言いたくなるサスペンスアクション。 撮影当時60代半ばのA・シュワルツェネッガーと S・スタローンが楽しそうに演じている。 巨額のギャラが発生する二人が主役だ 二人ともヤラれるわけがなく、 安心して最後まで観ていられる。 かといってアクションはスピーディなので、 ハラハラドキドキ感も最後までたっぷり。 まあラストはご都合主義的なのだが、 まあ許容範囲ということで(笑) しかし60代半ばで あの肉体を維持しているのだから大したものだ。 いい意味でハリウッド的作品でした。


ウォルト・ディズニーの約束

オトーサン、 「性格描写がいいね」 頑固で気難しい老婦人、 いくらでも世の中にいますよね。 これだけ見事に絵にしたのは、はじめてでしょう。 そして、ディズニーランド愛好者や、 映画「メリー・ポピンズ」のフアンなら、 これをみれば、ますます好きになるでしょう。 原題:Saving Mr. Banks (2013) 監督:John Lee Hancock 脚本:Kelly Marcel/ Sue Smith Genre:Biography / Comedy / Drama Country: USA / UK / Australia Language: English 上映時間:125分 あらすじ: 1961年、ロサンジェルス。 ウォルト・ディズニーは、20年来の悲願が。 娘の愛読書メリー・ポピンズの映画化だ。 だが、再三の懇願にもかかわらず、 原作者のP・L・トラヴァースから許可を得られない。 ようやく彼女がロンドンからやって来る。 最高のもてなしで迎えたが、 気難しいトラヴァースの心を掴めない。 アニメもミュージカルも拒否され、 内容にもことごとく難癖をつけられて・・・ 出演者: Emma Thompson ・・・ Pamela "P. L." Travers (P.L.トラヴァース) Tom Hanks ・・・ Walt Disney(ウォルト・ディズニー) Colin Farrell ・・・ Travers Robert Goff(トラヴァース・ゴフ) Annie Rose Buckley ・・・ a young P. L. Travers(少女時代のP.L.トラヴァース) オトーサン、 「魂に愛を湛えた傑出した人物を名演!」 「意地悪で頑固な婦人を名演!」 ウォルト・ディズニー役のトム・ハンクスも、 トラヴァース役のエマ・トンプソンも、お見事でした。 その他の出演者: Ruth Wilson ・・・ Margaret Goff Paul Giamatti ・・・ Ralph Bradley Whitford ・・・ Don DaGradi B. J. Novak ・・・ Robert B. Sherman Jason Schwartzman ・・・ Richard M. Sherman Kathy Baker ・・・ Tommie Wilck Melanie Paxson ・・・ Dolly Rachel Griffiths ・・・ Aunt Ellie Ronan Vibert ・・・ Diarmuid Russell User Rating:7.6/10( 74,465 votes)IMDb User Rating:8.3/10( 405 votes) Yahoo! オトーサン、 「楽しくみられた」 やはり音楽の力が大きいね。 アカデミー賞ノミネート ・作曲賞 ゴールデン・グローブ ノミネート ・女優賞(ドラマ) エマ・トンプソン User Reviews baz-bさん Stoke on Trent, England 2013年11月20日 ウォルト・ディズニーに捧げる 本作は、ウォルト・ディズニーが、 「メアリーポピンズ」映画化権を得る戦いの話だ。 思いの外よかったのには、驚いた。 美しくまとめられ、 陽気なシーンもあり、感動的なシーンもあって、 安っぽいお涙頂戴物ではない。 素晴らしい演技がある。 エマ・トンプソンは、見事にトラバーズさんを演じた。 怒りっぽく、頑固な婦人であるが、嫌いにはなれない。 トム・ハンクスは、誰にとっても難しい役だったが、 ウォルト・ディズニーを見事に演じた。 ディック・バン・ダイクの「メアリーポピンズ」での英国訛りよりも、 よくない南部訛りではあったが。 だが、トラバーズの父親役のコーリン・ファレルが、 傑出した演技をみせてくれた。 驚異的な感情を注ぎこんでいて、 愛情深い父親を演じる一方で、 檻に入れられ、内なる悪魔と闘う男の人生を演じた。 11月の終わりに上映されるので、ぜひ見に行ってほしい。 私は、もう一度見るのを楽しみにしている。 オトーサン、 「映画評論家にとっては、得難い内幕物だね」 前田有一さん 2014年5月23日 感動の裏話もの 映画界の巨人ディズニーには 膨大な作品アーカイブがある。 きっとその一本一本にはそれぞれ興味深いトリビアがあるのだろう。 だがこれまで彼らはそうした自社の裏舞台ものには手を出してこなかった。 ディズニーランドでは園内の二カ所で 同時にミッキーが現れることは無いそうだが、 「舞台裏」を隠し続けるのがある意味社風のこの映画会社で、 初めて作られた内幕ものが「ウォルト・ディズニーの約束」だ。 (略 あらすじ紹介) ミュージカル映画の傑作の裏に、 これほどのドラマがあったとは。 これなら映画にしたくなる気持ちも分かるというもの。 しかも社の創立者ウォルトをトム・ハンクス、 原作者をエマ・トンプソンのアカデミー賞コンビが演じる鉄壁の布陣。 王者ディズニーらしい余裕あふれるゴージャス感、である。 しかもこの映画は自虐的なギャグ満載で、 ディズニーファンがみたら爆笑確実。 ディズニーグッズもディズニーランドも トラヴァースの毒舌にかかればけちょんけちょんで、 彼らが自社の映画で自社文化を よくぞここまで落とせるなあと驚かされる。 トム・ハンクスにいたっては、 ウォルトがヘビースモーカーだったことを表現するため 自ら上層部と交渉し、あえて喫煙シーンを挿入させたほどの入れ込みよう。 しかも、そのシーンも含め見終われば 誰もがウォルトを愛し、尊敬し、 そんな彼が作り上げたディズニー帝国ラブになるという仕組みである。 それというのもこの映画には、 原作者と製作者の理想の関係が描かれているからで、 当時の(たぶんに演出された)朴訥とした 映画製作風景ののどかさとあいまって、 誰もが共感できるようになっている。 もしこんな風に作られているとしたら、 ディズニー映画を愛さない理由などないではないかと そういうわけだ。 そんなわけでおわってみれば 結局いつものようにうまく乗せられてしまった感を感じるものの、 それでも本作がすぐれた人間ドラマであることに違いはない。 トラヴァースが原作に込めた少女時代の思い、 トラウマ、それが映画にどう反映されているのか。 最初と最後に流れるチム・チム・チェリーのせつない旋律が、 暖かな感動を与えてくれる佳作である。


新少林寺/SHAOLIN

オトーサン、 「よくできているな」 唯一不満は、西洋人のガトリン銃の乱射。 僧侶がばったばったと薙ぎ倒されていきます。 ガトリン銃の前には、鍛え抜かれた肉体も無価値になります。 原題:新少林寺/SHAOLIN(2011) San Siu Lam Zi 監督:Benny Chan 脚本:Alan Yuen/ Chi Kwong Cheung/Quiyu Wang Kam Cheong Chan/ Tan Cheung Genre:Action / Drama Country: Hong Kong / China Language: Mandarin / Cantonese 上映時間:131分 あらすじ: 辛亥革命によって清王朝が倒れた。 各地で争いが絶えなかった。 そんな中、少林寺では、僧侶たちが 戦火で傷ついた者たちの救助に奔走していた。 冷血な将軍・侯杰は、 そんな少林寺に馬上のまま乗り込むや、 逃げ込んだ敵将を殺害、揚々と去っていく。 ところが、ほどなく腹心・曹蛮の裏切りに遭い、 今度は自らが少林寺に逃げ込むハメに。 全てを失った彼は、心を入れ替え出家を決意する。 料理人・悟道を手伝いながら修行に励む。 やがて侯杰を捕らえようと、曹蛮が大軍を率いて 少林寺に攻め込んでくる・・・ 出演者: Andy Lau・・・ 侯杰 Nicholas Tse・・・ 曹蛮 Jackie Chan・・・ 悟道 Fan Bingbing・・・ 額夕 オトーサン、 「アンディ・ラウって、いい役者だね」 その他の出演者: Wu Jing ・・・Jingneng, Hou Jie's oldest senior Xing Yu ・・・Jingkong, Hou Jie's second senior Yu Hai ・・・ the Shaolin abbot Yu Shaoqun ・・・ Jinghai, Hou Jie's third senior Xiaoliuna ・・・ Shengnan, Hou Jie's daughter Shi Xiaohong ・・・ Song Hu, Hou Jie's sworn brother Xiong Xinxin ・・・ Suoxiangtu, a martial arts expert Chen Zhihui ・・・ Huo Long, a rival warlord Liang Jingke ・・・ Song Hu's wife User Rating:6.9/10 ( 13,710 votes)IMDb User Rating:7.8/10( 402 votes) Yahoo! オトーサン、 「面白かった」 User Reviews Leofwine_dracaさん United Kingdom 2012年11月25日 悪い映画ではないが・・・ この映画に注がれた努力とアイデイアを賞賛したい。 プロデューサーは、明らかに好評だった少林寺に 何かを加味したいと望んでいたが、 「初心者修道士トレーニング」スタイルとは 少し違うストーリーを狙っていた。 そしてできたのは、非常に悪い男(アンディ・ラウ)の物語だった。 良心の危機を経験し、平和主義者の戦士として生まれ変わる。 そう、動機は、あまり意味がないが、 これは結局アクション映画であり、戦いだらけのものになった。 インビジブル・ターゲットなど現代の戦闘映画に 精通しているけれども、勿論、この手のもののベテランだ。 時代背景を良く学び、 精巧なチェース・シーン、印象的な爆発、接戦を追加した。 全体を大規模なものとし、 クライマックスでは、おおがかりなセットを組んだ。 1対1の戦いは、目覚ましいものだった。 特殊効果は、模範的だ。 ストーリーには、あまり夢中になれなかった。 アンディ・ラウは、マーシャルアーツに関心がないようで、 演じる役にあまリシンパシーを感じないようだった。 非暴力メッセージは、説教っぽく、異様だった。 主役2人は、殴り合ってばかりいた。 ニコラス・ツェーは、いつも演じている 若く健康的なヒーローと全く違う役なので、 やや居心地が悪い感じがする。. ジャッキー・チェンも、いつもとは、全く違う表情だ。 それでも、アクション・ファンは、満足するだろうし、 もう少しストーリー展開についていけたらと思った。 そうすれば、もう少し登場人物に感情移入できただろう。 オトーサン、 「同感!」 らすかるさん 2011年12月18日 物足りない うん、泣けました。 それなりに楽しめました。けどね。 「少林寺の映画」と聞いて やはり人々が一番期待するのはカンフーだと思うのですよ。 そこがどおーも、あっさりめで物足りない。 なにより、いくらムキムキの肉体駆使して戦った所で 大砲やらガトリングガンやらでなぎ払われて バタバタ死んでるんじゃ、 何の意味もカタルシスもあったもんじゃない と言うかなんと言うか・・・。 なんで舞台を近代にしちゃったんですかね? あと、主人公に焦点を当てすぎ。 坊さん達のキャラが立ってなくて影薄すぎ。 主人公が改心する過程や どうして出家したのかもイマイチ伝わってこない。 必要だったんでしょうか、 前半パートの裏切り劇とか、大根丸出しの西洋人とか。 物足りなくて、リー・リンチェイの少林寺を借りてきました。 しょっぱなから、なんだかよく分からないけど カンフーアクションが始まって、 なんだかよくわからないままに主人公の父親が殺されて、 その後もとにかくカンフーが延々と続いて。 あーーーー、これだよこれ、見たかったのは・・・。 オトーサン、 「すさまじい経歴だね」 ANDY LAU アンディ・ラウ(劉徳華) 誕生日:1961/9/27 出身:中国広東省新会県 経歴: 出演作: 1982年「望郷/ボート・ピープル」 1985年「七福星」 1986年「マジッククリスタル」 魔翡翠」 1987年「愛と復讐の挽歌」 1988年「今すぐ抱きしめたい」「香港極道/野獣刑事」 1989年「カジノ・レイダース」「ゴッド・ギャンブラー」 1990年「アンディ・ラウの逃避行」「川島芳子」      「アンディ・ラウ/仁義なき抵抗」「欲望の翼」「富貴兵團」 1991年「ラスト・ブラッド/修羅を追え」「蒼き狼たち」      「極道追踪」「炎の大捜査線」      「アンディ・ラウ/暗黒英雄伝」「アンディ・ラウの神鳥伝説」 1992年「九龍帝王/ゴッド・オブ・クローン」「神鳥聖剣」 1993年「アンディ・ラウのスター伝説」      「死闘伝説/ベスト・オブ・アクション」 1994年「酔拳2」「キリング&ロマンス/狂気の愛」      「死闘伝説TURBO!」「酔拳3」      「アンディ・ラウ/天與地」「カジノ・シンジケート」 1995年「復讐のプレリュード/大冒険家」「フル・スロットル/烈火戦車」 1996年「アンディ・ラウ/戦火の絆」「上海グランド」 1997年「アルマゲドン」「黒金」 1998年「職業特工隊」「激戦 A TRUE MOB STORY」 1999年「暗戦 デッドエンド」「愛は波の彼方に」      「ゴッド・ギャンブラー ラスベガス大作戦」 2000年「決戦・紫禁城」「ファイターズ・ブルース」「Needing You」 2002年「ブルー・エンカウンター」      「インファナル・アフェア」「アンディ・ラウの麻雀大将」 2003年「インファナル・アフェアIII 終極無間」      「剣客之恋」「マッスルモンク」「1:99 電影行動」 2004年「ベルベット・レイン」「LOVERS」「イエスタデイ、ワンスモア」      「マジック・キッチン」「新世紀Mr.Boo! ホイさま カミさま ホトケさま」 2005年「愛と死の間で」「イノセントワールド -天下無賊-」 2007年「墨攻」「プロテージ/偽りの絆」「ウォーロード/男たちの誓い」 2008年「三国志」 2010年「王朝の陰謀 判事ディーと人体発火怪奇事件」      「未来警察 Future X-cops」 2011年「新少林寺/SHAOLIN」「桃さんのしあわせ」「我知女人心」 2012年「コールド・ウォー 香港警察 二つの正義」 2013年「名探偵ゴッド・アイ」「ゴールデンスパイ」


オペラ座の怪人

オトーサン、 「あれ?あっという間だね」 唯一不満が、巨大なシャンデリアの落下シーン。 ブロードウェイでみたミュージカルでは、 最高に盛り上がった場面でした。 原題:The Phantom of the Opera (1925) 監督:Rupert Julian 原作:Gaston Leroux Genre:Horror Black and White / Color 上映時間:93分 あらすじ: 19世紀末のパリ。 オペラ座の若手女優クリスティーヌは、 楽屋裏から聞こえる天使の声の指導で 歌唱力を付け頭角を現す。 クリスティーヌの恋人ラウル子爵は 天使の声の主に嫉妬し謎を解こうとするが、 その主は、オペラ座の地下に住み着いた怪人だった。 醜悪な人相に壊死した皮膚を持つおぞましい異形の男。 クリスティーヌに恋をし怪人は、遂にクリスティーヌを誘拐して オペラ座の地下深く消えてしまう・・・ 出演者: Lon Chaney・・・ The Phantom of the Opera(オペラ座の怪人) Mary Philbin・・・ Christine Daae(クリスティーヌ) Norman Kerry・・・ Vicomte Raoul de Chagny(ラウル子爵) オトーサン、 「白黒映画だと感情表現が伝わるね」 オーバーな演技がいいのです。 その他の出演者: Arthur Edmund Carewe ・・・ Ledoux Gibson Gowland・・・ Simon Buquet John St. Polis ・・・ Comte Philippe de Chagny Snitz Edwards・・・ Florine Papillon Mary Fabian・・・ Carlotta (1930 再編集版) Virginia Pearson ・・・ Carlotta/Carlotta's mother (1930 再編集版) UncreditedBernard Siegel ・・・ Joseph Buquet Edward Martindel ・・・ Comte Phillipe de Chagny (1930 再編集版) Joseph Belmont ・・・ a stage manager Alexander Bevani ・・・ Mephistopheles Edward Cecil ・・・ Faust Ruth Clifford ・・・ ballerina Roy Coulson・・・ the Jester George Davis・・・ The guard outside Christine's door Madame Fiorenza・・・ Madame Giry, keeper of the box Cesare Gravina・・・ retiring manager Bruce Covington・・・ Monsieur Moncharmin William Humphrey・・・ Monsieur Debienne George B Williams ・・・ Monsieur Ricard Carla Laemmle ・・・ Prima Ballerina Grace Marvin ・・・ Martha John Miljan ・・・ Valentin Rolfe Sedan ・・・ an undetermined role William Tracy ・・・ the Ratcatcher, the messenger from the shadows Anton Vaverka ・・・ Prompter User Rating:7.7/10( 10,304 votes)IMDb User Rating:6.8/10( 68 votes) Yahoo! オトーサン、 「歴史に残る名作だ」 User Reviews Righty-Sockさん Mexico 2005年4月27日 ロン・チャニーの哀感が怪人に深み・・・... ロン・チャニーは、「オペラ座の怪人」の第1作であり、 後に続く作品は、みなこれと比べられることになった・・・ ストーリーには、いろいろな変形があるが、 その奇怪な顔のために世間を避けている音楽家が、 隠れているオペラ座の地下から歌手や観客を襲う。 若い歌手を誘拐し、彼女が大歌手になるよう指導する。 グロテスクで、哀れなやり方だが、彼女を愛しているのだ。 はるかな地下に作った婦人の私室にさらっていく・・・ まさにメロドラマだ。 2人の救助者は、怪人が準備した 居心地の悪い鏡貼りの部屋に閉じ込められる。 彼らは、最初にボイラーの蒸気で熱せられ、 次に溺れさせられる・・・ だが、こうした効果を越えているのは、怪人の哀感だ。 寂しい脅威を強調することで捕獲者に深みを与え、 文字どおりの下界に閉じ込められた捕虜。 映画全体のサスペンスに力を与えている・・・ オトーサン、 「他のオペラの怪人も見てみたいね」 gapperさん 2011年7月29日 オペラ座の幽霊 ”千の顔を持つ男”、ロン・チェイニー主演。 ロン・チェイニーの代表作でもあり、なかなか面白い。 ”シャンデリア落ち”が早々にあったり、 地下が元は牢獄であったりと 原作に忠実ではないようだが、 その分ハリウッド作品らしく楽しめる。 一部が2色カラーで1925年としては、 なかなかよく撮れている。 冒頭は、バレエであったり 彼女達の仕草など端役にも目を行かせる作りは好感が持てる。 セットも独特で衣装、小道具などと 全体のバランスが取れていて、これも高評価。 「オペラの怪人(1943)」、「ファントム・オブ・オペラ(1990)」、 「オペラ座の怪人(2004)」と4作目だが最も出来がよいと思う。 ただ、他の物もそれぞれの持ち味があり楽しめる


エージェント:ライアン

オトーサン、 「トム・クランシーの原作か」 原作とこの映画と比べてみようと思いましたが、 見当たりません。 どうやら、適当にアレンジしたようです。 そのせいか、ハリウッド臭ふんぷん、 クランシーとは似て非なるものになっています。 原題:Jack Ryan: Shadow Recruit (2014) 監督:Kenneth Branagh 原作:Tom Clancy 脚本:Adam Cozad / David Koepp Genre:Action/ Mystery / Thriller Country: USA / Russia Language: English / Russian 上映時間:105分 あらすじ: ジャック・ライアンは、アフガニスタンの戦場へ。 重傷を負ったが、リハビリを支えてくれた 医学生キャシーと恋に落ちる。 CIAにスカウトされ、不審な経済活動を監視する アナリストとして活躍していく。 モスクワの投資会社チェレヴィンGの不穏な動きに気づき 上司のハーパーに報告する。 デスクワーク専門だったライアンは 現地モスクワへと送り込まれる・・・ 出演者: Chris Pine ・・・Jack Ryan(ジャック・ライアン) Keira Knightley ・・・ Cathy Muller(キャシー) Kevin Costner ・・・ Thomas Harper(ハーパー) Kenneth Branagh ・・・ Viktor Cherevin(チェレヴィン) オトーサン、 「監督がロシアの悪者役か」 この映画、あまりなじみのないクリス・パインが主役。 キーラ・ナイトレーは、なんだか貧相に見えました。 他の出演者: Alec Utgoff ・・・ Aleksandr Borovsky Nonso Anozie ・・・ Embee Deng Colm Feore ・・・ Rob Behringer Gemma Chan ・・・ Amy Chang David Paymer ・・・ Dixon Lewis Karen David ・・・ FBI Lead Agent Mikhail Baryshnikov ・・・ Interior Minister Sorokin User Rating:6.2/10 ( 57,623 votes)IMDb User Rating:6.7/10( 494 votes) Yahoo! オトーサン、 「ま、こんなものかも」 User Reviews Stephen Holmesさん Australia 2014年2月9日 いい映画だ トムクランシーの小説は読んだことがないが、 それが、この映画をよいと考えた理由だろう。 クリス・パインは、ジャック・ライアンを好演した。 ストーリー展開は、非常に魅力的で、興味深かった。 キャストがいいし、筋書もいい。 最初から最後まで、夢中になれた。 レビューの多くが、過度に厳しいと思う。 私は、もう一度見たくなったし、 平均よりずっと上の映画だった。 アクションとサスペンスを楽しめたし、 いくつかのシーンでのクリス・パインの感情表現もよかった。 映画の背景にある経済について あれこれ考えるのも、楽しかった。 オトーサン、 「これじゃ、興行的に失敗するはず」 sin***** さん 2014年8月14日 時代劇の様な勧善懲悪物 80年代後半から90年代中頃には良くあったような 勧善懲悪型のアクションの作りで、 その世代からすると懐かしい感じすらする。 時代に合わせたと言うが、新しさは全く無い。 興行はアメリカでも振るわなかったのか? それなら、既に、このような、典型的なアメリカ側が 勝つ迄の過程を無理やり繋げて描くアクション映画が 時代にそぐわない物となった事の裏づけとなるかもしれない。 中学生~20代前半くらいの年齢層向け。 今回、収支が合っていないのなら、 続編は作る必要があると思えない。 (製作者、出演者、観客、また、映画館にとっても、 誰の為にもならないだろうから) 字幕を池上彰が監修の点も、 特にこの映画で必要とされる事もなかっただろう。 この映画に費やす90分と少しなら、 別の時間の使い方は他にいくらでもある。


男はつらいよ 寅次郎の休日

オトーサン、 「寅さん、毎日が休日じゃないの?」 この題名、意味が分かりません。 いつもは、鈍行に乗っているのに、 寝台列車ブルートレインに乗ったせいでしょうか。 原題:男はつらいよ 寅次郎の休日(1990) 監督・原作: 山田洋次 脚本:山田洋次/ 朝間義隆 Genre:Drama/Commedy 上映時間:106分 あらすじ: 初恋の相手・泉が上京し満男は大喜び。 だが、泉は別れて暮らす父を探しに 東京にやってきたのだった。 早速父親探しを始めるが、 泉の父は大分へ帰っていることがわかる。 東京駅で泉を見送る満男は、大分へ行くことを告げられ 思わず電車に飛び乗ってしまう。 その頃、泉の母・礼子が柴又へやって来たが、 泉が大分へ向うことを知り心配する。 寅さんは礼子と共に2人を追い、 寝台列車で大分へ向う。 一方、泉と満男は、泉の父を捜し出すが・・・ 出演者: 渥美清・・・ 寅さん 吉岡秀隆・・・ 諏訪満男 後藤久美子・・・及川泉 夏木マリ・・・ 及川礼子 オトーサン、 「主役は、満男くんだね」 この頃から、渥美清さんは、体調を壊したとか。 そう思ってみると、顔色が優れません。 その他の出演者: 倍賞千恵子・・・ 諏訪さくら 前田吟・・・ 諏訪博 下條正巳・・・ 車竜造 三崎千恵子・・・ 車つね 太宰久雄・・・ 桂梅太郎 佐藤蛾次郎・・・ 源公 笠智衆・・・ 御前様 関敬六・・・ ポンシュウ 北山雅康・・・ 三平ちゃん 笠井一彦・・・ 中村 マキノ佐代子・・・ ゆかり 古本新之輔・・・ 吉田 人見明・・・ 釣り人 笹野高史・・・ 内藤 寺尾聰・・・ 一男 宮崎美子・・・ 幸枝 User Rating:5.8/10( 13 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:7.0/10( 125 votes) Yahoo! オトーサン、 「評価が分かれるな」 User Reviews tot***** さん 2009年9月23日 楽しいけどね・・・ シリーズ43作目。 寅さんは馬鹿なことも言いますが、 そのなかにもなかなか的を射た発言もあります。 この作品ではそういう発言が多いな、と思いました。 そのあたり甥っ子の信頼も得るのでしょう。 寅さんもだんだん成長してきたかな・・・。 お話的には、笑いあり、切なさありで十分楽しめますが、 夏木マリ演じる泉ちゃん(後藤久美子)の母親が 浮かばれずちょっと気の毒・・・。 宮崎美子はさすが熊本出身だけあって (大分日田弁は知らないけど…)九州弁は上手かった。 この作品もそうですが、このシリーズのラストは 日本の風情を感じるので好きです。 オトーサン、 「うまいもんだね」 満男を励ましたり、見守ったり、叱ったり・・・ 寅さんのやり方は、見事です。 世の親御さんの参考になるかも。 とらやさん 2014年1月13日 満男&泉ちゃんシリーズ第2弾。 その中でも本作は特に寅さんの存在感が薄い作品。 満男のドラマがメインになっても、 そこに寅さんのドラマがあるか無いかは 重要なポイントだと思いますが、 本作には寅さんのドラマはほとんどありません。 泉のお母さんも登場しますが やはり寅さんのマドンナがいないのは淋しいです。 寅さんは“寅さん”以外にも色んな呼び方をされましたが、 恋に発展しなかった初期の作品の大空小百合ちゃんの 「車センセ!」と泉ちゃんの「おじちゃま~!」は 妙に印象に残っています。 満男がに寅さんに似ていく様子が可笑しい。 特に「アパートが見つかったから出ていく」と さくらに言った矢先に泉ちゃんが 遊びに来ていることを知るとすぐに前言撤回。 これは寅さんがとらやで喧嘩して 「じゃあ俺は旅に出るからな!」と、 とらやを飛び出そうとした矢先に マドンナがとらや訪問ですぐに前言撤回と全く同じ状況です。 作品としては寅さんの存在感は薄いですが、 御前様も「さくらさんには困ったお兄さんでしょうが、 満男君にとっては頼れるおじさんということでしょう」と言ったとおり、 満男の中ではおじさんの存在感が ますます大きくなっていくことになります。


リベンジ・マッチ

オトーサン、 「まさか」 ともに老いたる役者となった スタローンとデニーロが初共演するなんて・・・ しかも、終わったと思った「ロッキー」の醍醐味を よみがえらせてくれるなんて・・・ 原題:Grudge Match (2013) 監督:Peter Segal 原作:Tim Kelleher 脚本:Tim Kelleher/ Rodney Rothman Genre:Comedy / Sport 上映時間:113分 あらすじ: 80年代に一世を風靡したボクサーのビリーとヘンリー。 対戦成績五分のまま迎えた第3戦直前に ヘンリーが引退したこ とをビリーはいまだに根に持ち、 ヘンリーもまた別の因縁から二人は犬猿の仲となっていた。 そんな二人に目を付けた売り出し中のプロモーター、 ダンテは、30年ぶりに二人を対戦させようという 無茶な企画を考えるが・・・ 出演者: Robert De Niro ・・・ Billy "The Kid" McDonnen(ビリー) Sylvester Stallone ・・・ Henry "Razor" Sharp(ヘンリー) オトーサン、 「うまい脚本だね」 両雄、並び立たずといいますが、 2人に花をもたせるなんて、おしゃれです。 その他の出演者: Kevin Hart ・・・ Dante Slate, Jr.(ダンテ) Kim Basinger ・・・ Sally(サリー) Alan Arkin ・・・ Louis "Lightning" Conlon Jon Bernthal ・・・ B.J. Camden Gray ・・・ Trey Rich Little ・・・ Boxing Announcer Ireland Baldwin ・・・Young Sally Anthony Bean ・・・ Dante Slate, Sr. Mason Mackie ・・・ Young Dante Barry Primus ・・・ Joey the Bartender Oscar Gale ・・・ Shipyard Co-Worker Frederick Douglas Plunkett Jr. ・・・Walter BJ Guyer ・・・ Jabby the Puppet Jen Kober ・・・ Tough Female Customer Anthony Anderson・・・ Mr. Sandpaper Hands Carrie Lazar ・・・ Nora User Rating:6.5/10 ( 28,346 votes)IMDb User Rating:7.6/10( 125 votes) Yahoo! オトーサン、 「ま、こんなものかも」 ロッキー映画フアンなら高いスコアを献上するでしょう。 User Reviews djp2000さん Philadelphia, PA 2013年12月19日 「ロッキー」ライト シルヴェスター・スタローンは、本当にボクシング好きだ。 過去10年間のロッキー映画を見た後に、 彼はもう一度リベンジマッチでリングに上る。 ここで、スマートなのは、彼が少し自身をからかっていること。 彼の年齢では、もはや現実的でない若いボクサーを演じる代わりに、 年老いて引退したボクサーを演じる。 ストーリーは、30年前に1勝1敗で終わった 2人のボクサーの対抗意識を描いている。 当然、真の勝者を決めるための試合が要求されたが、 それは実現しなかった。 敵意は、30年後にも残っていた。 スタローンは、ヘンリーを ロバート・デニーロは、ビリーを演じている。 コンピュータ・シミュレーション・ゲームのために、 2人は、舞台に上る前に、喧嘩をおっはじめる。 この模様は、ネット動画で流布されて人気になり、 もう一度、リングで闘う2人をみたいという願望が生まれる。 ケビン・ハートは、戦いを実現するおしゃべりプロモーターを演じる。 いつもと同じタイプのキャラだが、実に愉快だ。 同じことは、スタローンのトレーナー役の アラン・アーキンにもあてはまる。 この映画、ユニークなものは何もないが、 気軽に見られるのがいい。 大部分は、ジョークだが、 2人の私生活での悩みや苦闘を描いて、 人物像に深味を与えている。 それが、2人が出演を許諾した理由だろう。 それに、長年の遺恨もある。 いくつかのジョークは、不発に終わったが 2人の高齢男性が、互いにからかい合うのは、見ていて楽しい。 終盤の死闘は見事で、見る価値がある。 オトーサン、 「前田さんも、ロッキーのフアンなんだ」 前田有一さん 2014年4月25日 まさかの共演によるボクシング映画 「ロッキー」や「ランボー」の新作をとってみたり、 忘れられていたベテランアクションスターを集めて オールスターな作品を作ってみたり。 最近のシルヴェスター・スタローンは ハリウッド一、サービス精神旺盛な企画に絡んでいる。 そんな彼の最新作「リベンジ・マッチ」もその一つ。 なんと、体重増加の役作りが伝説となった 「レイジング・ブル」(80年)のロバート・デ・ニーロとふたり 因縁あるライバルボクサーを演じて 初共演する離れ業をやってのけた。 (前掲 あらすじ紹介) 67歳のスタローンがまさかボクシング映画の新作で ボクサーを演じるなどと、誰が予想しただろう。 まして70歳のデニーロを引っ張りだし、 リングにあげてしまった。 とんでもないことだ。 映画はコメディー色強く始まる。 それも年寄り自虐ネタ、自作のパロディネタを惜しみなく投入。 デニーロほどの名優がこうした企画に出張ってくれたことも、 ベテランの余裕を感じさせて好感が持てる。 出てくるキャラクターの口の悪さも常軌を逸したレベルで、 よくぞこんな突飛な罵倒、悪口を この脚本家は思いつくものだと感心させられる。 前半はもう、今年一番といっていいほどに笑わされた。 この勢いを殺さぬうちに ドリームマッチ=試合シーンに入ってくれれば良かったのだが、 瞬発力が高すぎて中盤からギャグに行き過ぎ感を 感じてしまう状況になったのは残念。 それでもリング上の二人は期待以上の動きを見せる。 何よりこの年齢でよくぞここまで身体を作ったと思う。 スタローンなどは本当に生き生きとしていて、 かつてのロッキーそのものの動きを見せる。 往年のファンとしては、胸熱くさせられるだろう。 試合の行方も納得のおとしどころで、さわやかな感動がある。 それにしても、堂々と裸になった二人はスゴい。 ここは素直に拍手を送るほかあるまい、 ちなみにエンドロールもサービス満点。 ボクシングファンはきっとびっくりすることだろう。


いつでも夢を

オトーサン、 橋幸夫さんと吉永小百合のデュエット曲でした。 日本レコード大賞を受賞しました。 いつも巷に流れていた記憶があります。 原題:いつでも夢を(1963) 監督:野村孝 脚本:下飯坂菊馬/ 田坂啓/ 吉田憲二 Genre:Drama 上映時間:89分 あらすじ: 東京下町の工場地帯、 ひかるは、三原医院の看護婦さん。 健康診断で森田製作所を訪れる工員たちの人気者。 なかで人一倍ひやかされるのは、 ひかると定時制高校で机を並べる勝利だ。 そこへ乗りつけた新入り運転手の留次もひかるに目をつけた。 その夜、高校の帰り道、ひかるにいつもの勝利の口ぐせ。 「オレはスカッとしたビジネスマンになるんだ」 ひかるは言う。 「幸せって身近に転がっているんだわ」 出演者: 橋幸夫 ・・・岩下留次 吉永小百合 ・・・ 三原ひかる 浜田光夫 ・・・ 木村勝利 オトーサン、 「さゆりちゃん、光りかがやくようだね」 その他の出演者: 信欣三 ・・・ 三原泰山 織田政雄 ・・・ 木村長太郎 初井言栄 ・・・ 木村あい 市川好郎 ・・・ 木村和平 飯田蝶子 ・・・ 岩下花子 野呂圭介 ・・・ 金造 内藤武敏 ・・・ 黒木先生 松原智恵子 ・・・ 松本秋子 中村是好 ・・・ 玄海 木下雅弘 ・・・ 山田 亀山靖博 ・・・ 久保 木島一郎 ・・・ 飯田 紀原土耕 ・・・ 別所 河瀬正敏 ・・・ 工員一 光沢でんすけ ・・・ 工員二 芹沢辰夫 ・・・ 工員三 久遠利三 ・・・ 事務員 福田トヨ ・・・ 母親 谷川玲子 ・・・ ひさご亭女将 糸賀靖雄 ・・・ 男生徒一 石崎勝巳 ・・・ 男生徒二 沢井昭夫 ・・・ 男生徒三 武内悦子 ・・・ 女生徒一 有田双美子 ・・・ 女生徒二 辻野文子 ・・・ 女生徒三 本目雅昭 ・・・ 流しA 織田俊彦 ・・・ 流しB User Rating:5.7/10( 7 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:7.5/10( 54 votes) Yahoo! オトーサン、 「評価が分かれたね」 映画づくりとしては、お粗末なものですが、 高度成長時代を記録に留めているという 歴史的価値があります。 User Reviews pin***** さん 2014年7月12日 貧困にも希望があった時代 「いつでも夢を」といえば、 橋幸雄と吉永小百合のデュエットで有名な曲。 その曲をモチーフにした歌謡映画です。 あの時代、こういう歌謡映画がはやったんですね。 貧しい工場地帯の診療医の養女と 夜間高校に通いながら工員からサラリーマンを目指す少年、 そして、トラックの運転手の青年の恋を中心に 高度経済成長下、明日への希望を高らかに謳った作品。 貧困という状況は今日と変わらないものであろうが、 この当時の貧困層には いつか明るい日がやってくるという希望がありました。 だからこそ、定時制高校に対する理不尽な差別に対しても それを乗り越えるようなバイタリティを持っている。 ところが、今日はどうでしょうか。 貧困は再生産され、貧困家庭は貧困から抜け出すことはできず、 経済格差の固定化にあきらめている節さえ見えます。 明日が見えない時代に希望などあるはずはありません。 税の再配分が健全にできない今日、 もう一度労働者の権利を考え直し、 「いつでも夢を」といった希望を与えることこそ 政治の急務でしょう。 貧困にもめげない明るさゆえに、 橋幸雄と浜田光男のオーバーな演技も、 不快感を感じさせない作品です。 オトーサン、 「橋幸夫さん、全盛期だったね」 「潮来笠」「霧氷」の歌声、 いまだに耳にこびりつています。 ESPERANZAさん 2012年3月20日 橋幸夫と吉永小百合のデュエット「いつでも夢を」は、 私の少年時代に大ヒットした曲である。 そのヒットにあやかって翌年製作された映画だが、 やはり橋幸夫を出演せざるを得なかったんだろ。 歌はうまいが演技はライバルの浜田光夫と比べようもない。 しかし、この点をのぞいてもまずまずの映画だと思う。 三角関係になるところを、 平等の権利とやらのデモクラシーに立った青春映画となった。 それに定時制高校に対する偏見克服についても・・・。 主題歌だから「いつでも夢を」のメロディーが音楽の主になるが、 吉永小百合のデビュー曲「寒い朝」も随所に使われていて良かった。 なおこの後吉永小百合はスター稼業の忙しい合間を縫って、 大学の二部(定時制)に合格し見事に卒業する。 文字通りの実践だった。


ロード・オブ・ドッグタウン

オトーサン、 「あれ?」 サーフィンの映画かと思ったら、 スケボーの映画に変わりました。 技を披露していますが、技術の進歩が著しく 先の冬季オリンピックの妙技の前には、 色あせてみえます。 この映画、若くして栄光を浴びることの リスクを見事に描いています。 原題:Lords of Dogtown (2005) 監督:Catherine Hardwicke 脚本:Stacy Peralta Genre:Biography / Drama / Sport Rated PG-13 for drug and alcohol content, sexuality, violence, language and reckless behavior - all involving teens 上映時間:107 分 あらすじ: アメリカ西海岸ヴェニスビーチ、通称ドッグタウン。 この街に暮らす3人の少年、トニー、ステイシー、ジェイは スケートボードに明け暮れる毎日だ。 彼らの兄貴分でサーフショップ“ゼファー”を経営する スキップの提案によりチーム“Z-BOYS”が結成され、 いつしか水が空っぽのプールが彼らの聖域となる。 そして、その革新的なスケーティング・スタイルに 若者たちが熱狂、雑誌にも取り上げられ 瞬く間に注目の的となった。 だが、これを機に彼らの方向性は分かれ、 成り上がりの派手さを嫌って地道に取り組むジェイをよそに トニーとステイシーはスーパースターへの階段を 駆け上っていく・・・ 出演者: Heath Ledger ・・・Skip Engblom(スキップ) Emile Hirsch ・・・ Jay Adams(ジェイ) John Robinson ・・・ Stacy Peralta(ステイシー) Victor Rasuk ・・・ Tony Alva(トニー) オトーサン、 「ヒースレジャーは、別格だね」 "ダークナイト"のジョーカー役は、忘れ難いね。 その他の出演者: Michael Angarano ・・・ Sid Nikki Reed ・・・ Kathy Alva Rebecca De Mornay ・・・ Philaine William Mapother ・・・ Donnie Vincent Laresca ・・・ Chino Elden Henson ・・・ Billy Z Mitch Hedberg ・・・ Urethane wheels guy Stephanie Limb ・・・ Peggy Oki Mike Ogas ・・・ Bob Biniak Don Nguyen ・・・ Shogo Kubo Melonie Diaz ・・・ Blanca Eddie Cahill ・・・ Larry Gordon Laura Ramsey・・・ Gabrielle Steve Badillo ・・・ Ty Page Pablo Schreiber ・・・ Craig Stecyk America Ferrera ・・・ Thunder Monkey Sofia Vergara ・・・ Amelia Johnny Knoxville ・・・ Topper Burks Jay Adams ・・・ House party guest Ned Bellamy ・・・ Peter Darling Tony Alva ・・・ Oregon man at party Charles Napier ・・・ Nudie Skip Engblom ・・・ Seattle race starter Stacy Peralta ・・・ TV director Tony Hawk ・・・ Astronaut Joel McHale ・・・ TV reporter Bai Ling・・・ Punky photographer Shea Whigham ・・・ Drake Landon Alexis Arquette ・・・ Tranny Lance Mountain ・・・ UK policeman Andrew Miller ・・・ Stacy Peralta's skate double User Rating:7.1/10 ( 37,277 votes)IMDb User Rating:8.6/10( 564 votes) Yahoo! オトーサン、 「はつらつとした青春映画だ」 若者の行状に顔をしかめる向きも多いでしょうが・・・ User Reviews jlauro9さん United States 2007年4月7日 素晴らしい映画なのに評価が低い このサイトでの多くのコメントを信じるなら、 この映画を見たくなくなって、 ここ2、3年で最もよい映画の1つを見逃すことになる。 この映画で最も好きなのは、 70年代のベニスの輝かしい時間に戻れることだ。 いい映画ならではのことだ。 もちろん、ゼファーチームのことを穿っていったら、 「事実」でないと分かって、好きになれなかっただろう。 実話に基づくほとんどの映画は、いつも事実をゆがめる。 これは、ドキュメンタリーではなく、映画なのだ。 目的は、楽しむこと。 ロジャー・エバートが「JFK」を評価したのに対して、 ウォルター・クロンカイトが、 事実ではなかったとクサしたのを覚えている。 エバートは、こう反論した。 「JFK」は、ケネディ暗殺以来、国民全体が陥った 恐怖、パラノイア、冷笑をよく描いている。 それが映画の役割だ。 この映画の音楽の使いかたは、いい。. 登場人物たちみんなは、訪れたスターの地位に、 自分なりに取り組もうとしている。 エンディングは、感情的で、ほとんど詩的だ。 スケーターの人生と彼らがスポーツに打ち込む様を 楽しく、ノスタルジックに描いている。 オトーサン、 「E・ハーシュって、ディカプリオ似だね」 なちらさん 2009年2月3日 向こう20年夏休みだぜ なんかもう…。 シドの家で再開した三人が、 何かを確かめるように滑り出すシーンは、 ちょっと込み上げる物があったなぁ…。 ジーンと来たよ。 E・ハーシュって尖った役が良く似合うね! 彼は仲間の中で一番の“海賊”だったと思うけど、 海賊だって金を稼がなきゃ 生活できないっていう妥協が切ない。 自立って寂しい時もあるね。 C・ハードウィック監督、 青み掛かった冷たい画面を多用するのが好きみたい。 『トワイライト』にピッタリじゃん!楽しみ!


ゴジラVSデストロイア

オトーサン、 「この出だしは、秀逸だね」 香港のどぎついイルミネーションの背景に 突如現れる赤ゴジラ! そう、赤ゴジラですよ! 原題:ゴジラVSデストロイア(1995) 監督:大河原孝夫 脚本:大森一樹 Genre:Action / Horror / SF 上映時間:103分 あらすじ: 香港に出現したゴジラは、 体内で発生した核分裂により赤く発光していた。 このまま核分裂が暴走し続けると、 ゴジラ自身がメルトダウンし、 チャイナシンドロームを引き起こすことが判明する。 G対策センターは、ゴジラを冷却して活動を一時停止させ、 中性子制御剤のカドミウム弾を打ち込む。 それによって核分裂の暴走は収まったが、 ゴジラの進撃は抑えられなかった。 そのころ酸素の研究の果てに ミクロオキシジェンを発見した 物理学者の伊集院健作は、さらにそれを発展させた オキシジェンデストロイヤーの研究に取りかかっていた。 彼はかつてその最終兵器が発動された 東京湾の海底から泥を採取、研究所に持ち帰って オキシジェン・デストロイヤーの痕跡を求める。 だがその泥の中では、 地球太古の異生物・デストロイアの幼生が 永い眠りから覚めようとしていた・・・ 出演者: 辰巳琢郎・・・ 伊集院健作 石野陽子・・・ 山根ゆかり 河内桃子・・・ 山根恵美子 オトーサン、 「辰巳琢郎といえば、浅見光彦だろうが・・・」 こういう風にイメージが固定した俳優さんを出演させるのは、 リスクが多すぎます、そう思いませんか? その他の出演者: 林泰文・・・ 山根健吉 村田雄浩・・・ 速水惣一郎 小高恵美・・・ 三枝未希 大沢さやか・・・ 小沢芽留 篠田三郎・・・ 国友満 中尾彬・・・ 麻生孝昭 高嶋政宏・・・ 黒木翔 神山繁・・・ 後藤 User Rating:6.8/10( 2,648 votes)IMDb User Rating:8.2/10( 391 votes) Yahoo! オトーサン、 「高いスコアだね」 福島原発に先立ってメルトダウンの恐怖を描いています。 日本アカデミー賞受賞 ・特別賞(特殊技術) 佐々木英世 同ノミネート ・録音賞 宮内一男 ・編集賞 長田千鶴子 User Reviews OllieSuave-007さん California, USA 1999年9月6日 すべてのゴジラ映画のなかで、 最も感動的でスリリング すべてのゴジラ映画のなかで、 最も感動的でスリリングだ。 見事なプロット、スムーズな演技、 感動的な音楽とドラマだ。 私は、この映画を楽しんだ。 平成「ゴジラ・シリーズ」の最後にあたる。 通常、ゴジラの心臓は原子炉なのだが、 メルトダウン寸前になる。 その結果、都市全体が崩壊する。 メルトダウンになるまえに、 ゴジラを止めようとするスリリングなレースになる。 この話は、終始一貫して 刺激的で魅力的で、ユニークだ。 また、ゴジラ映画に象徴的な要素を組み合わせている。 科学者、レポーター、軍隊、東京、逃げている市民、 都市破壊、怪物同士の戦い、そして伊福部昭の見事な音楽。 そして、過去のゴジラ映画に出演した多数の俳優 (特に山根恵美子、1954年の役をやっている河内桃子) これらはすべて平成シリーズの最終作へのオマージュだ。 ゴジラの最終章だと思わせる。 私はデストロイアを軽蔑した。 ひどいことをするものだ。 ゴジラは、この醜い怪物クモをメルトダウンすべきだった。 特に好きなスリリングなシーンがある。 ゆかりがデストロイアに追われ、 パトカーの中で閉じ込められるシーンだ。 地面の上でぐったりしゴジラ・ジュニアをみて、 三木が崩れ落ち、泣いたシーンでも、涙しそうになった。 ケンとメルのキャラクターは、もう少し何とかならないか。 だが、全体として2番目のゴジラシリーズが終了する スリリングで、心臓がドキドキする映画だ。 ぜひ見るべし。 オトーサン、 「この映画、アメリカでも好評だったんだ」 黒美君彦さん 2005年1月20日 オマージュ 脚本の大森一樹が ゴジラ一作目のオマージュとして作ったのではないか と思わせる一品。 志村喬、平田昭彦、そして若き河内桃子・・・。 オキシジェンデストロイヤーをモチーフにしたところや ゴジラ親子の情愛を見せてくれたところはいいが・・・。 この辺から「愛護すべき怪獣」に また戻っていってしまったのだろうか。 怪獣デストロイアは 何だかよくわからないの存在なので無視。 第一作同様、山根博士の娘として出演した河内桃子だが、 彼女の遺作となってしまったのが 歳月の無常さを感じさせる。


怪獣大戦争

オトーサン、 「空飛ぶ円盤だ!」 なかなかリアルな映像はみられませんが、 この映画では、バッチリ! その玩具ぽい姿が、ほほえましいいのです。 原題:怪獣大戦争(1965)    怪獣大戦争 キングギドラ対ゴジラ    MONSTER ZERO 監督:本多猪四郎 脚本:関沢新一 特技監督:円谷英二 Genre:Action / Adventure / Romance Country: Japan Language: Japanese / English 上映時間:94分 あらすじ: 木星に13番目の衛星、X星が発見された。 X星に着陸したP1号パイロットの富士とグレンは、 キングギドラの脅威にさらされたX星人に出会う。 彼らは、富士とグレンを歓待し、 ギドラ撃退のために、ゴジラとラドンを借りたいという。 円盤で飛来し、二大怪獣をX星に運び、ギドラを破る。 X星人は、お礼に癌特効薬を地球人に贈る。 だが、二大怪獣のントロール装置が埋め込まれ X星統制官の地球を征服するという声が流れてきた・・・ 出演者: 宝田明・・・ 富士一夫 ニック・アダムス・・・ グレン/納谷悟朗(声) 土屋嘉男・・・ X星統制官             水野久美・・・ 波川(X星人) オトーサン、 「見ものは、特技監督・円谷英二さんの モンスターのバトルシーンでしょうね」 その他の出演者: 田崎潤・・・ 桜井博士(地球連合宇宙局) 沢井桂子・・・ 富士ハルノ 久保明・・・ 鳥居哲男(素人発明家) 田武謙三・・・ 世界教育社々長/X星人 田島義文・・・ 司令官 堤康久・・・ 第一調査隊々長 桐野洋雄・・・ 第二調査隊々長 伊吹徹・・・ 世界教育社々員 宇野晃司・・・ 世界教育社々員 村上冬樹・・・ 医学代表 塩沢とき・・・ 主婦代表 清水元・・・ 防衛代表 松本染升・・・ 宗教代表 佐々木孝丸・・・ 自治代表 伊藤実・・・ 科学記者 千石規子・・・ 下宿のおばさん User Rating:6.3/10 ( 2,382 votes)IMDb User Rating:7.4/10( 208 votes) Yahoo! オトーサン、 「まあまあのスコアだね」 User Reviews DrLeneraさん UK 2004年3月11日 十分な怪物映像ではないが、よいゴジラ映画だ この映画に与えられた題名は、「モンスターゼロ」。 最も一般的な名前であり、別の品質をもったゴジラ映画だ。 古典的な「ゴジラVs モスラ」とギドラという 主役級のモンスターのすぐ後に続くものだ。 上記2作品には、わずかに劣るけれども、面白い。 低予算にもかかわらず、創意に富み、エキサイティングで 豪華な出し物だ。 前作のモンスターの戦いと 宇宙空間からのエイリアンの侵略の話を組み合わせている。 地球を攻撃するために モンスターを操るエイリアンというアイデアは、 後にシリーズの中で飽きるほど繰り返されることになる。 テンポはややのろいが、本作の筋書は、実に賢明で面白い。 終盤にかけて、「ラドンとモスラ」から 資料映像を借用しているものの、 シリーズで最も素晴らしい破壊シーンがある。 モンスターの数は十分ではないし、2度の戦いは短すぎる。 ゴジラの貴重な勝利のすり足ダンスが見られる。 お楽しみは、ほかにもある。 ニック・アダムの熱狂的な演技や 無分別でクールなせりふがある。 印象的な特殊効果や映像もあり、 人々は、いつの日か、この映画の特殊効果は貧弱だと 言うのをやめるだろう。 そして、少し大胆なエイリアンと人間とのロマンスもある。 米国版はわずかにカットされ、音楽も変更してあるが、 本作を損なうものではない。 オトーサン、 「シェー、一時期、流行したね」 赤塚不二雄「おそまつくん」のギャグ。 ビートルズも、来日公演で、このポーズをとったとか。 DEEP BLUEさん 2008年11月5日 シェー!反対 前作からモスラが抜けちゃった分、 スケールダウン感が否めない作品。 なんだかキングギドラ少し弱くなってる気がするが・・・。  それでも、ゴジラ・ラドン・キングギドラの戦闘シーンは 怪獣ファンには堪らない!  しかしその興奮も「ゴジラのシェー!」で一気に冷める。  一部世代のファンに喜ばれるのは解る。 解るが、どんどん人間化する以降のゴジラは もはや子供だましのウルトラマンと同じ役割を担っていく。 ウルトラマンはウルトラマンで好きですが、 ゴジラにそうなって欲しくはなかった。 戦闘シーンとキングギドラと伊福部音楽を評価して・・


ゴジラ×メカゴジラ

オトーサン、 「ややなぁ」 そりゃ、自衛隊が全面協力すれば、 リアリティは出るやろねんけど、 それがイヤなひってもおるんやぜ。 原題:ゴジラ×メカゴジラ(2002) Gojira X Gojira-Kiriyu 監督:手塚昌明 脚本:三村渉 Genre:Action / SF / Thriller Rated PG for sf action and some language 上映時間:88分 あらすじ: 1999年。 49年振りに日本に上陸したゴジラに、 全く歯が立たなかった対特殊生物自衛隊。 その“メーサー砲”オペレーターである家城茜三尉は、 戦いの中、自らのミスで上官を死なせてしまい、 資料課への転属を言い渡される。 一方、政府は湯原教授ら各分野のエキスパートを集め、 49年前に死滅したゴジラの骨をベースにした 生体ロボット“機龍”を完成させる。 ところがその披露式典の途中、再びゴジラが上陸。 茜は、早速、機龍を出動させるが、 そのDNAコンピュータに使用された ゴジラのDNAがゴジラの干渉を受け、 暴走を始めてしまう・・・ 出演者: 釈由美子・・・ 家城茜・特自三尉 中尾彬・・・ 五十嵐隼人・総理大臣 松井秀喜・・・ 本人 オトーサン、 「ははは、ゴジラ松井カメオ出演!」 その他の出演者: 宅麻伸・・・ 湯原徳光 小野寺華那・・・ 湯原沙羅(10) 高杉亘・・・ 富樫・特自二佐 友井雄亮・・・ 葉山・特自三尉 水野純一・・・ 関根・特自二尉 水野久美・・・ 柘植真智子・総理大臣 中原丈雄・・・ 一柳・特自幕僚長 白井晃・・・ 赤松 六平直政・・・ 菅野吾郎 上田耕一・・・ 土橋 田中美里・・・ 看護婦 谷原章介・・・ 八景島の自衛隊員 永島敏行・・・ 宮川小隊長 村田雄浩・・・ コンビニ店員 柳沢慎吾・・・ ゴジラに家を破壊される男 渡辺哲・・・ 特自の幹部 江藤潤・・・ 特自の幹部 吹越満・・・ テレビのアナウンサー 田中実・・・ 警備の隊員 藤山直美・・・ 避難する患者 中村嘉葎雄・・・コメンテーター 森末慎二・・・ 葉山の兄 萩尾みどり・・・ 山田薫 三村渉・・・ 避難民 柏原寛司・・・ 避難民 横谷昌宏・・・ 避難民 神谷誠・・・ 転ぶ住民 鈴木健二・・・ メーサー車隊員 喜多川務・・・ メーサー車隊員 手塚昌明・・・ 機龍ドック作業員 久遠さやか・・・ 女学生 User Rating:: 6.8/10( 1,848 votes)IMDb User Rating:7.5/10( 304 votes) Yahoo! オトーサン、 「ま、こんなものかも」 User Reviews Neochriszillaさん Norfolk, Virginia 2004年3月29日 手塚昌明は進歩した! ゴジラ×メカゴジラ」は、COOLや! 「ゴジラ×メガギラス」は、好かん。 そやけど、手塚昌明、ぜえーんぶ、進歩したって思う。 話はずっってよう、キャラクターには深味がやる。 前作よりずっってCOOLや。 怪もん間の争い、ぎょうさんある。 CGIの効果は、ニセもんに見えるが、ええシーンもある。 (ゴジラがかっーて目ぇを開きおった)。 大島ミチルの音楽はすばらしい。 ようけテーマを使っとる。 日本語版、英語版を見たが、両方っても出来がええ。 アメカにやってくる 手塚昌明の他のゴジラ映画が待ちきれへん。 「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS」 オトーサン、 「釈由美子さんの良さ、生かしきれてないね」 アンドレ・タカシさん 2008年12月23日 自衛隊の中に巨大生物に対する特別組織が出来ていた。 釈由美子はその隊員だが、 ゴジラ戦で同僚を死なせたとして干され、 敵討ちと自らの再生のためゴジラ撃退に執念を燃やす。 演出の問題か、大根なのか、 釈由美子の表情が3つくらいしかないです。 しかもほとんどが思い詰めた難しい顔。 せっかくだから、もう少し晴れやかなシーンを 作ってあげても良かったのでは、と思いました。 メカゴジラの製作過程を詳しく描いているあたりが 過去にはないくだりだったけど、 確かに「エヴァ」っぽいですな。


男はつらいよ ぼくの伯父さん

オトーサン、 「恋の季節到来だね」 高校時代から大学時代へ、思春期真っ盛り! 後藤久美子ちゃん、可愛いね。 国民的美少女からFIレーサーの妻へ、 いまは、スイスのジュネーブに住んでいるとか。 こんな運命、誰も予想できなかったでしょうね。 原題:男はつらいよ ぼくの伯父さん(1989) 監督・原作:山田洋次 脚本:山田洋次/ 朝間義隆 Genre:Drama/Commedy 上映時間:106分 あらすじ: 久々に柴又に帰った寅さんは、さくらの頼みで、 大学浪人中の甥っ子・満男の悩みを聞き出そうと。 居酒屋で未成年者に飲酒させたと 家族一同と喧嘩になり、再び旅へ。 満男も両親と諍い、家出してしまう。 初恋の泉に会いにバイクで名古屋まで行くが、 佐賀にいると言われる。 佐賀入りした満男は、宿屋で寅さんと出会う。 満男の気持ちを応援しようと、 寅さんは恋のアドバイスをしようとする・・・ 出演者: 渥美清・・・ 寅さん 吉岡秀隆・・・ 諏訪満男 後藤久美子・・・及川泉 イッセー尾形・・・ 老人 オトーサン、 「吉岡くんも、大きくなったなぁ」 子役から、名優へと脱皮していきます。 周囲の名優のなかで、学ぶことが多かったせいでしょう。 その他の出演者: 倍賞千恵子・・・ 諏訪さくら 前田吟・・・ 諏訪博 下條正巳・・・ 車竜造 三崎千恵子・・・ 車つね 太宰久雄・・・ 桂梅太郎 佐藤蛾次郎・・・ 源公 笠智衆・・・ 御前様 関敬六・・・ ポンシュウ 北山雅康・・・ 三平ちゃん 笠井一彦・・・ 中村 マキノ佐代子・・・ ゆかり 石井均・・・ 淳平 古本新之輔・・・ 吉田 笹野高史・・・ 三橋雪男 戸川純・・・ こずえ 尾藤イサオ・・・ 奥村嘉一 檀ふみ・・・ 奥村寿子 夏木マリ・・・ 及川礼子 User Rating:7.0/10( 16 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:8.7/10( 160 votes) Yahoo! オトーサン、 「高いスコアだ」 日本アカデミー賞ノミネート ・助演男優賞 吉岡秀隆 ・助演女優賞 後藤久美子 User Reviews ASHさん 2002年6月16日 寅さんの恋の手ほどき 寅さんが甥っ子の満男のために 一肌脱ぐという展開は確かに新味がある。 でもそれは、寅さんの恋路を見せることに 限界を感じ始めたための軌道修正なのでは? 本作は吉岡秀隆がお得意の実直な役を演じているので、 彼のファンの間では評判いいのかな。 ゴクミはこれ以降最終作まで出演する訳だけど、 山田監督は彼女に何を見出したのか? 寅さんと満男の恋路という2本柱がないと お話を進めにくくなっちゃたからなのか…。 オトーサン、 「なるほど」 もはや日本にはないコミュニティが、 寅さんにはあるんだ。 とらやさん 2009年2月16日 シリーズが大きな転換期を迎えた作品ですね。 以降シリーズは満男と泉の大人への成長と 伯父と甥の関係がメインになっていきます。 本作では寅さんの恋が全く登場しない。 寅さんも年取ったのかなあ、 シリーズもいよいよ限界なのかなあ。 いえいえ、そんな事は無いですよ! 本作以降、寅と満男の伯父と甥の関係を超えた 男同士の友情にも似た新たな物語が微笑ましく、 時には感動的で、実にいいシリーズの味になっていきます。 それにしても第1作から一貫している 柴又の人々の描写の何と温かい事か。 満男が旅から帰ってくるラストシーンが大好きなんです。 旅から帰ってくる満男を事情を知っている 柴又の人々が集まって拍手をして迎える。 考えてみれば親戚の家や、 隣人の抱えている喜びや悩みを どれ程知っているだろうか。 周りで抱えている喜びも悩みも皆で共有できる ある意味現代の人間が煩わしいと思いつつも どこかで憧れている理想の人間関係がここにはいつもあります。 だから懐かしくなって寅さんが 年に何度か柴又にまた帰ってきたくなるのと同じように 観ている僕たちも何度も観ている寅さんを 何かのきっかけに年に何度かふと観たくなるんですね。


三大怪獣 地球最大の決戦

オトーサン、 「この頃のゴジラ映画はいいね」 ゴジラとラドンの喧嘩なんて、愛嬌があります。 頭突き、投石、尻尾でぶっ叩く・・・ 特技監督・円谷英二さんの面目躍如、 世界に冠たる特撮名人でした。 原題:三大怪獣 地球最大の決戦 (1964) 監督:本多猪四郎 特技監督: 円谷英二 脚本:関沢新一 Genre:Action / Fantasy / SF 上映時間:92分 あらすじ: 金星人を名乗る謎の女性が、地球の危機を予言した。 彼女は、かつて金星の高度な文明を滅ぼした宇宙怪獣 キングギドラの地球攻撃を訴えたのだ。 それに呼応するかのように、ラドンとゴジラが復活する。 そして、黒部ダムに落下した隕石の中から、 ついにキングギドラが誕生した。 小美人は、モスラ、ラドン、ゴジラの連合による 対キングギドラ戦を提案するが・・・ 出演者: 夏木陽介・・・ 進藤(刑事) 若林映子・・・ サルノ(セルジナ王国王女)/金星人 ザ・ピーナッツ・・・ 小美人 オトーサン、 夏木陽介さんは、爽やかだし、 若林映子さんは、007ボンドガール、 セルジナ王国王女にみえなくもありません。 「懐かしいね、ザ・ピーナッツのモスラの歌!」 その他の出演者: 小泉博・・・ 村井(帝都工大助教授) 星由里子・・・ 進藤直子(東洋放送記者) 志村喬・・・ 塚本(精神医学博士) 伊藤久哉・・・ マルメス(暗殺団) 平田昭彦・・・ 沖田刑事課長 佐原健二・・・ 金巻班長 野村浩三・・・ 調査隊々員 三浦敏男・・・ 調査隊々員 古谷敏・・・ 調査隊々員 英百合子・・・ 進藤の母サト 高田稔・・・ 自治大臣 加藤春哉・・・ 小牧記者 天本英世・・・ 王女付き家臣 松本染升・・・ 宇宙円盤クラブ会長 大村千吉・・・ 帽子を拾う男 User Rating:6.6/10 ( 2,284 votes)IMDb User Rating:8.1/10( 246 votes) Yahoo! オトーサン、 「名画だね」 User Reviews DrLeneraさん UK 2004年3月10日 非常に面白いゴジラ映画 - 最高! 日本の怪獣映画の多くのファンは 50年代後半/60年代前半を黄金時代とみなしている。 それは正しい。 当時の東宝映画の充実ぶりが窺える。 イマジネーション豊かで、エキサイティングで、 いい俳優を沢山抱えた東宝作品らしく、 楽しく仕上がっている。 本作は、西欧では、 "Ghidorah the 3 Headed Monster"と命名されているが、 おそらくゴジラ¥シリーズの頂点と言ってよいだろう。 「ゴジラ VS モスラ」ほど満足できないが、 面白さでは優っている。 つくりは、多少混乱し、長いけれども、 筋書は、十分に興味をそそる。 長く待たされた後に、怪物が出現してトップギアに入る。 ゴジラ、翼竜のようなラドン、 そして3つの頭をもつ恐竜キングギドラの外観は、 よくできていて、実に効果的だ。 「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS」など 後の映画に再利用されている。 ゴジラとラドンの戦いは、実に愉快だ。 モスラが、ゴジラとラドンに話しかけて キングギドラと戦わせようとするのだが、 日本の怪獣映画にしかありえない風変わりなシーンだ。 クライマックスの戦い 3つの地球上の怪物ゴジラ、ラドン、モスラが結束して 地球外の生物に対抗するシーンは、ゴジラ映画の白眉だ。 伊福部昭の主題曲もすばらしい。 例によって、米国版は変更されている。 最悪だ。 だが、「キングコング VS ゴジラ」ほどひどくはない。 前半のペースを早めるために、 シーンがカットされ、連続性が失われ、 音楽もいくらか取り替えられている。 最後に、もう一度。 このメチャクチャ楽しくエキサイティングな映画を 本当に理解しようとしたら、 日本語版を捜し求める必要がある。 オトーサン、 「そう、名優・志村喬さん出演で、 映画の格が上がりました」 黒美君彦さん 2005年1月1日 知ったことか モスラに対して 「(キングギドラのことなんて)俺達の知ったことか」と うそぶくゴジラとラドン。そりゃごもっとも。 次第にお子様ランチと化すゴジラシリーズの中にあって、 理屈抜きに不条理な破壊を繰り返す役として、 言葉の通じない(?)宇宙怪獣キングギドラが必要となる。 それにしても諸賢ご指摘の通り、 キングギドラの造形と登場時の表現は見事。 まったく本作とは関係ないが 2005年は志村喬の生誕100年にあたるんですね。


キャット・バルー

オトーサン、 「この映画、ミュージカルとして楽しめるね」 かの有名なナット・キング・コールと スタッビー・ケイが、バンジョーを弾いて 主題歌を歌っています。 ---この狂言まわし、いいね。 原題:Cat Ballou (1965) 監督:Elliot Silverstein 原作:Roy Chanslor 脚本:Walter Newman/ Frank Pierson Genre:Comedy / Musical / Western 上映時間:97分 あらすじ: 19世紀末のワイオミング。 バルーは教師の資格をとり、故郷に。 牧場経営のバルーの父フランキーは、 町の顔役パーシバルの計画に反対していた。 パーシバルは殺し屋ストロウンをさしむけた。 バルーは汽車の中で知りあったクレイ、彼の伯父ジェド、 そしてガン・マンとして名高いシェリーンに助力を頼んだが、 フランキーはストロウンの凶弾に倒れた。 バルーは復讐を誓い仲間とともに山中に逃れ、 列車強盗を企て、パーシバルの会社の給料を強奪した。 その悪名は一帯に広まり、 人々は彼女を“キャット・バルー”と呼ぶようになった・・・ 出演者: Jane Fonda ・・・ Catherine "Cat" Ballou(キャサリン) Lee Marvin ・・・ Kid Shelleen and Tim Strawn(キッド) Michael Callan ・・・ Clay Boone(クレイ) オトーサン、 「リーマービン、一度見たら忘れられないね」 その他の出演者: Dwayne Hickman ・・・ Jed Nat King Cole ・・・ The Sunrise Kid Stubby Kaye ・・・ Professor Sam the Shade Tom Nardini ・・・ Jackson Two-Bears John Marley ・・・ Frankie Ballou Reginald Denny ・・・ Sir Harry Percival Jay C. Flippen ・・・ Sheriff Cardigan Arthur Hunnicutt ・・・ Butch Cassidy User Rating:6.9/10 ( 9,004 votes)IMDb User Rating:8.0/10( 52 votes) Yahoo! オトーサン、 「名作だ!」 アカデミー賞受賞 ・主演男優賞 リー・マーヴィン 同ノミネート ・脚色賞 ・ミュージカル映画音楽賞 ・歌曲賞 ・編集賞 ベルリン国際映画祭受賞 ・男優賞 リー・マーヴィン ・脚本賞 ゴールデン・グローブ受賞 ・男優賞(コメディ/ミュージカル) User Reviews Marta さん United States 1999年2月27日 モダーンな西部喜劇 ジョン・ウェイン不在のモダーンな西部劇の傑作。 ジェーン・フォンダは、すばらしい。 女教師出身の無法者キャット・バルーを演じている。 父の死のために鉄道強盗で復讐しようとするが、 観客は、彼女が本気だと信じる。 リー・マービンの演技は、言うことない。 カンペキ。 彼、1人2役で、演技の才能を発揮している。 マービンの飲んだくれの演技は、喜劇の喜びで、 馬も、酔っぱらっているようだ。 ストロウンを演じると、ゾクゾクする。 この映画を見る理由が必要ならば、 リー・マービンがその理由となる。 マイケル・カランはジェーン・フォンダの恋人として素晴らしく、 ドゥエイン・ヒックマンは、叔父役で目を奪う。 彼は、本領発揮しているす。 ジョン・マーリーは、かなり可笑しい。 そしてキャット・バルー父、 彼のインディアンについての見解は、 控えめに言っても革命的だ。 トム・ナルディーニは、 キャット・バルーの冴えない雇い人として、すばらしい。 要するに、本作は演技と脚本のいい力作だ。 鋭く、機知に富んでいて、暖かく、アクション満載。 誰もが少なくとも1度は見るべき映画だ。 私は何度も見たが、 一度たりとも、輝きを失ったことがない。 オトーサン、 「この雰囲気がたまらん」 クリモフさん 2011年12月27日 ゆるいウェスタンコメディ アメリカでの高評価にはやや疑問。 というかこのような掴みどころがない作品を 取り上げる懐の深さに驚くべきなのでしょうか。 緊張感もなく、のったり進んでいくタイプの作品なので、 西部劇から連想されるカタルシスを期待すると、 とんでもない肩透かしを食らうことになります。 ただ、最初の雰囲気から、 気軽に観てね、という雰囲気があるので、 案外楽しめてしまうのもまた事実。 マンガみたいなキャラが割とたっていて、 コメディ自体に笑えなくとも、 興味が持続していくようになっています。 個人的には唄う狂言回し二人がお気に入り。 列車強盗、決闘など見せ場は総じてゆるいです。 若いJ・フォンダはかわいくてなかなか良いですが、 「バーバレラ」くらいやってほしかったかな。 ラストは薄々予想がつきます。 はなから高望みしてないタイプの作品なので 7点狙い実際6点、という感じ。 この雰囲気がたまらん人もいるというのはわかります。


荒鷲の要塞

オトーサン、 この荒鷲の要塞のロケ地は、 オーストリア中部のホーヘンヴェルフェン城です。 この町では、「サウンド・オブ・ミュージック」の ロケも行なわれて、「ドレミの歌」シーンで ホーヘンヴェルフェン城が映っているとか。 原題:Where Eagles Dare (1968) 監督:Brian G. Hutton 原作・脚本:Alistair MacLean Genre:Action / Adventure / War Country: USA / UK Language: English / German 上映時間:158分 あらすじ: 第二次世界大戦の最中、 ヨーロッパ大陸反攻作戦を担当する アメリカ陸軍の准将が飛行機事故によりドイツ軍の捕虜に。 連合国の最重要機密の漏えいを防ぐため、 イギリス軍情報部(MI6)は救出作戦を立案。 スミス少佐を中心とするイギリス軍情報部員6名と アメリカ陸軍レンジャーのシェイファー中尉からなる 混成部隊が捕虜救出に向かう。 断崖絶壁に建てられた荒鷲の要塞に潜入を試みる・・・ 出演者: Richard Burton・・・ Maj. John Smith(スミス少佐) Clint Eastwood・・・ Lt. Morris Schaffer(シェイファー中尉) Mary Ure ・・・ Mary Ellison(メリー) オトーサン、 「名優揃い踏みか」 その他の出演者: Patrick Wymark ・・・ Col. Turner Michael Hordern ・・・ Vice Admiral Rolland Donald Houston ・・・ Olaf Christiansen Peter Barkworth ・・・ Ted Berkeley William Squire ・・・ Lee Thomas Robert Beatty ・・・ Gen. George Carnaby Brook Williams ・・・ Sgt. Harrod Neil McCarthy ・・・ Sgt. Jock MacPherson Vincent Ball ・・・ Wing Commander Cecil Carpenter Anton Diffring ・・・ Col. Paul Kramer Ferdy Mayne ・・・ Gen. Julius Rosemeyer Derren Nesbitt ・・・ Maj. von Hapen Victor Beaumont ・・・ Col. Weissner Ingrid Pitt ・・・ Heidi Schmidt Guy Deghy ・・・ Maj. Wilhelm Wilner User Rating:7.7/10( 34,109 votes)IMDb User Rating:7.8/10( 259 votes) Yahoo! オトーサン、 「名画だね」 User Reviews demos99さん Newport Pagnell, England 2001年1月9日 見事な映画を見せてくれたパパに感謝 この映画、1970年代に少年だった私に 父が見に連れて行ってくれた最初の映画だった。 当時、私はスクリーンのアクションに100%魅せられた。 25年後のいまもなお、この映画はスリリングだ。 私の好きな映画ベスト10に入る。 当時、リチャード・バートンとクリント・イーストウッドが 誰なのか分からなかったが、すばらしいと思った。 数年後、BBCがテレビ放映し始めた。 (通常、クリスマスに!) 毎年、それを見たものだ。 数年前、ビデオを買ったので、 いまでは、いつでも好きなときに見ることができる! 音楽は完全に見事だ。 主要なテーマ曲を時々ハミングしていることに気付く。 大好きなバートンとクリント・イーストウッドだけでなく、 アリステア・マクリーンの小説と 彼の数多くの映画化作品を教えてくれた。 「ナバロンの要塞」(1961)、「オーロラ殺人事件」(1979)、 そして、「軍用列車」(1975)だ。 (すべて、お奨めする). オトーサン、 「確かに後半はややお粗末だね」 Ikedaさん 2007年6月11日 ひねったストーリー かなり面白い映画ですが、 ひねったストーリーとリチャード・バートンの活躍が 良いからだと思います。 ただ、後半のアクションになると、 車で飛行機を蹴散らしながら集中射撃を受けるが、 かすりもせず、逆にドイツ軍の方は簡単に撃たれ、 車が火を噴いて、ひっくり返るなど、 娯楽映画とは言いながら、あまりに非現実的すぎます。 最後のゴンドラのシーンは 「ミュンヘンへの夜行列車」の二番煎じですが、 華やかに格闘シーンを長々とやっているので、 逆にスリル感がなくなっています。 これほど、しつこく、しかも残酷に描かないと 受けないというのも、 戦後も遠くなった時代の映画だからだと思いました。


LIFE!

オトーサン、 「LIFE誌か」 思い出すのは、故天野祐吉さん。 「国民生活白書」(1956 -2008)が官僚の作文で 面白くもへったくれもないので、 その内容をすべて写真で表現しようと試みました。 そこで、天野さんが訪ねていったのが、LIFE誌。 フォトジャーナリズムという文章記事よりも 写真を中心にした雑誌ですから、 その過去のあまたの写真のなかから、選び抜いて、 「国民生活白書」写真版をつくったのです。 ---あの本、どこへ行ったかなぁ? 原題:The Secret Life of Walter Mitty (2013) 監督:Ben Stiller 原作:James Thurber/Steve Conrad 脚本:Steve Conrad Genre:Adventure / Comedy / Drama 上映時間:114分 あらすじ: ウォルターは、LIFE誌の写真管理部で仕事している。 彼の趣味は空想だ。 秘かに想いを寄せる同僚のシェリルに話しかけられないが、 空想の世界では勇敢なヒーローとなるのだ。 そんななか、LIFE誌に大規模リストラの嵐。 その最終号を飾る写真のネガが行方不明になる。 ウォルターは、写真家ショーンに ネガのありかを聞くために、 世界中を動き回っている彼を追って冒険の旅へ・・・ 出演者: Ben Stiller・・・ Walter Mitty(ウォルター) Kristen Wiig・・・ Cheryl Melhoff(シェリル) Sean Penn・・・ Sean O'Connell(ショーン) オトーサン、 「ベン・スティラーの代表作になるね」 その他の出演者: Shirley MacLaine・・・ Edna Mitty Adam Scott・・・ Ted Hendricks Kathryn Hahn・・・ Odessa Mitty Patton Oswalt・・・ Todd Terence Bernie Hines ・・・ Gary Jon Daly・・・ Tim Naughton Adam Scott・・・ Ted Hendricks Paul Fitzgerald・・・ Don Proctor Grace Rex・・・ Cheryl's Co-Worker Alex Anfanger・・・Ted's Toner Box Associate Amanda Naughton・・・ Female Editor Adrian Martinez・・・ Hernando Nolan Carley・・・ Western Union Employee Joey Slotnick・・・ Retirement Home Administrator Gary Wilmes・・・ Walter's Dad User Rating:7.4/10 ( 151,453 votes)IMDb User Rating:7.7/10( 1,042 votes) Yahoo! オトーサン、 「こういう映画づくりもあったんだ!」 User Reviews jt4さん Orange County, CA 2013年12月16日 肖像 10点満点。 心に浮かんだ小さな問題があったけれども、 9点にすれば、この素晴らしい映画に失礼だろうし、 9.75なんていうのも、中途半端だ。 この映画には、信じられないバランスがある。 インディーズ/アートハウス映画と ハリウッド超大作の間に位置する。 自分の自己規制を乗り越えたときの 主人公の哀感や勝利感が、さりげなく描かれている。 撮影はすばらしい。 劇場で見るべきドラマだ。 私は、全くどのような敏感さでも持つほとんどの センスのいい大人なら、心の琴線に触れる 非常に満足な体験をするだろう。 妻と私は、試写会で見ることができたが、 数週間後に上映されるなら、是非見てみたい。 オトーサン、 「確かに、ロケシーンが秀逸だね」 観光映画として見ても、十分楽しめます。 前田有一さん 2013年5月23日 ビジネスオリエンテーリング 娯楽要素が強く賞うけはしないかもしれないが、 ことによると今年一番観客から愛される映画は 「LIFE!」かもしれない。 (略 あらすじ紹介) 人は旅で変わると言われるが、 「LIFE!」は必ずしもそういうことを語っていない。 少年時代の忘れられた趣味である スケボー技術に救われる展開にしても、 彼が元々持っていた経験、スキルであり、 旅はそれの価値に気づかせただけのわき役である。 そもそも「旅行によって自分が変わる」などというのは 女性的ファンタジーであり、 仕事に前向きに打ち込む男にそうした発想はあまりない。 この映画は、その点を理解しているところが骨太でとてもいい。 たかが旅ひとつで大人の男の人生が影響を受けることなど そうあるはずがないのである。 だから、あれだけの冒険旅行を経た主人公の その後の人生を示唆するラストシーンも、 すばらしいバランス感覚で好感が持てる。 このくらいに留めたほうが観客に 「俺の生活や人生も変わるかも」と思わせてくれる。 やりすぎ脚本ばかりが目につく昨今、 そうしたきっかけになりうる映画はそうおおくない。 妄想シーンはどれもこれもアメコミアクション顔負けのクオリティで、 そうしたシーン単位で楽しませつつ、 ショーンの行き先をおいかけるアドベンチャー要素、推理要素、 そして恋愛要素と飽きさせない。 なによりテンポがすこぶるよい。 グリーランドを皮切りに、各地の景色もすばらしい。 どれもこれも、現実逃避をしたい女たちではなく、 働く男たちの胸が躍るロケーションばかりである。 この映画のロケハン担当は実にいい仕事をした。 伝統ある雑誌がネットに押されて休刊、 というストーリーについて、 紙媒体の限界と縮小は以前より言われているが、 その価値は多くの人が認めるところ。 この映画はその意味で非常に現代的な題材も取り入れている。 出会う人々の気持ちよさ、 ここに出てくるどこの誰を見ても、見習うべき点を見つけられる。 泥酔しているパイロットでさえ、そうだ。 皆いい生き方をしていると感じられるから、 この映画は本当に見ていて気持ちがいい。 この世界には、まっとうな人間たちがたくさんいる。 あなたと同じように。 それだけでもどこか勇気づけられるし、 多様性を肯定する気持ちにもなれる。 きっと多くの人、とくに男性に愛される作品として 本作は名を残すだろう。


ジャッカス3D

オトーサン、 「面白かったな」 ・ジャッカス/クソジジイのアメリカ横断チン道中 そこで、ジャッカス・シリーズを借りることに。 ジャッカス・シリーズは、想像以上に、 体を張った過激なパフォーマンスでした。 「ビートたけしのお笑いウルトラクイズ」も、 過激ではありましたが・・・なんのなんの。 原題:Jackass 3D (2010) 監督:Jeff Tremaine 脚本:Preston Lacy Genre:Documentary / Action / Comedy Country: USA / Romania Language: English / Romanian 上映時間:95分 あらすじ: ジョニー・ノックスヴィル以下 おなじみのメンバーが集結。 ヘビ嫌いのバム・マージェラ、 痛いのグロいの専門、スティーヴォー、 身長137.5cmのウィーマン、 事あるごとに裸で踊り狂うクリス・ポンティアス、 バムのいたずらでいつも痛い目に遭うライアン・ダン、 歯が抜けたり欠けたりのエレン・マクーギー、 デブ芸はお任せ、最年長のプレストン・レーシー、 胃腸が弱い下痢男デイブ・イングランド・・・ 今回も彼らがとんでもないおバカの数々を披露する。 ジェットスキーで庭を飛び、 飛行機のエンジンから放出される強風の前に座りひたすら耐える。 さらに、ゴリラの気ぐるみを着た男がホテルで暴れ回ったり、 簡易トイレを空中に打ち上げ、糞尿まみれ。 体を張ったハードコア・パフォーマンスを繰り広げる。 出演者: Johnny Knoxville Bam Margera Steve-O Ryan Dunn Chris Pontius Preston Lacy Danger Ehren Dave England Wee Man オトーサン、 「百聞は一見にしかず」 何はともあれ、この映画をみることです。 ゲスト出演者: The Dudesons Loomis Fall Brandon Novak Britney Spears April Margera and Phil Margera Rake Yohn Mike Judge (声) Will Oldham Rip Taylor Half Pint Brawlers Jesse Velez Will the Farter Animal experts: Manny Puig, David Weathers, and Jason Deeringer American Football players: Erik Ainge, Jared Allen, and Josh Brown Extreme sport athletes: Mat Hoffman, Tony Hawk, Kerry Getz, Eric Koston and Parks Bonifay Actors: Seann William Scott, Edward Barbanell, John Taylor and Angie Simms From Nitro Circus: Andy Bell, Erik Roner and Tommy "Streetbike Tommy" Passemante From Weezer: Rivers Cuomo, Brian Bell and Scott Shriner User Rating:7.1/10( 40,123 votes)IMDb User Rating:7.8/10( 74 votes) Yahoo! オトーサン、 「高いスコアだね」 User Reviews bgaccardoさん United States 2010年10月16日 気分悪く粗野で仰天し、危険で...ヒステリー状態 この映画はすばらしい。 ジャッカスのチームが、シリーズ最終作に結集する。 みんな年をとったが、この映画を見ると、 まだよい健康状態なのに驚く。 観客は、そのスペクタクルに畏敬の念を抱き、 すくみ、凝視するだろう。 なんと言っても、期待通りだ。 ストーリーなどない。 あるのは、スタントと冗談。 そのスローモーション3Dがある。 いくつかの陽気な冗談とスタントがある。 超小型のバーでの戦いや、 反吐が出るデブ汁カクテル。 ノックスビル、レーシー、頭がおかしい人、ウィーマン、 スティーヴォー、ポンティアス、ジョンズ、ダン、 みんなが戻ってきた。 以前よりも、みんながいい。 2Dや3Dで見るのに疲れた人々にとっては、ヒットと失敗だ。 いくつかのスタントは3Dにぴったりだ。 特に、ミツバチの大群に刺されるシーン。 2Dで見て、何も見逃さないならば。 3Dで見るならば、5ドルはずむ価値があるだろう。 この映画には、あまり不満を持っていない。 スローモーションは、使い過ぎかも。 男性の裸体が多過ぎるし、 いくつかのスタントは、大まかすぎる。 全体として、この映画はすばらしい。 仰天させ、粗野で、グロテスク、 そのほとんどは、パンツにおしっこさせる。 採点は、10点満点で9点だ。 オトーサン、 「0点といいながら、推奨しているね」 前田有一さん 0点、この点数以外はむしろ失礼にあたる 2011年5月5日 福島原発敷地内に普段着で出かけて、 そこで放射能を浴びると健康に良いと 主張する博士が大人気のようである。 おそらく実験の途中で人間とゴジラを間違えて 数えてしまったんだと思うが、 高名な文化人らも入信するなど大繁盛している模様だ。 このほかにも、1か月以上も発表に手間取ってるわりに、 スピーディなどという冗談みたいな名前のシステムがあったり、 最近の日本は芸人泣かせの天然キャラが跋扈している。 『ジャッカス3D』も、そんな芸人殺しの1本で、 とくにリアクション芸で活躍するプロの人たちは、 これを見たらちょっと自信をなくしかねない、 それほどの過激版である。 『ジャッカス』シリーズとは、 売れない俳優兼超一流のバカ、ジョニー・ノックスヴィルが、 スタンガンを自分の股間で試す動画を作り、 大好評だったことから始まった体当たりテレビ番組企画。 いまでいうリアリティーショーというやつで、 MTV史上最大のヒットとなったお笑い記録映像集のことである。 今回は映画版第3弾ということで、3Dとして登場。 最新の映像技術による「アバター」以上の奥行き感、 そして飛び出し感は圧倒的な迫力。 毎秒1000コマの高級カメラによる鮮明スローモーションも ふんだんに使用。次回のアカデミー賞3D部門はこれで決まりだ。 みんなで1800円払って、立体眼鏡をかけて このバカ集団の排便や吐しゃ物を頭から浴びに行く、 まさにさわやかな体験型ムービーである。 食事前はもちろん、食事後に見ても気分が悪くなる、 まさに全天候型の万能選手。 全世界を見渡しても、黄土色の3Dムービーが 興収トップを飾る国は、 世界の警察、良識ある自由市民たちの国アメリカ以外にないだろう。 ちなみにマスコミ試写室は連日満員。 だが終了時にはなぜか空席が目立つムー的現象が話題になった。 私が見た回も、途中から不機嫌そうなおじさんの 咳払いが客席で目立つ中、一人だけ最後まで笑っているという 非常にばつの悪い思いをさせられた。 あまりの内容に震災直後に上映中止となりかけるも、 せっかくの最新映像技術のお蔵入りは あんまりだということで、無事劇場公開が決定した。 さて、ニコ厨の総大将のごときジョニーさん一味が 今回挑戦するのは、説明するのもバカバカしい自爆芸の数々。 股間に硬球を打ち込んで全員で馬鹿笑いとか、 そんなどうしようもないことを延々とやるのだが、 相変わらず難易度は超A級である。 とくに私が気に入ったのは「孫娘へのキス」。 正義感の強そうな若者の前で行うドッキリカメラだが、 血縁関係があると思しき爺様とロリ少女が 延々と18禁な行為をする様子は、 この国ではまったくもってシャレにならない。 このほかには、「デブの汗カクテル」も素晴らしい。 詳細についてはぜひ劇場にて。 これは前半のハイライトだ。 もっとも、中には寒いばかりで まったく笑えないものも多いのだが、 必死に編集したり段取りをやったりといった 裏方の苦労を想像すると、 心がじんわりとして思わずガンバレと言いたくなるのである。 というのはもちろん嘘だが、 無駄な努力を重ねて笑いも取れないその惨状を さらにあざ笑うくらいの性根がないと このシリーズは楽しめない。 なんといってもこのシリーズは、 弱者や障がい者を、むしろ進んで笑いものにするほどだ。 俺たちにできない事を平然とやってのけるッ、 そこにシビれる憧れるゥを地で行くバカさ加減である。 それはある意味、スポーツ選手への憧れと似ているかもしれない。 たぶんこの分析は誤っている。 これをみてあえて馬鹿笑いをしていると、 社会人として守らなくてはならないものから 一時的に開放されるストレス解消の効果がある。 その結果、むしろ秩序や道徳を守って 生きることの大切さを知るのである。 誰だって、こんなバカたちの仲間入りなどしたくはない。 回を重ねるごとに、求められる過激さが インフレ状態になってゆくのでつらいだろうが、 彼らにはなんとか1年に1度くらいは 日本でも映画版の公開をしてほしい。 それ以上はしなくて結構だが。 私はこの作品を、まだジャッカス未体験の人々にこそ強く進めたい。 ただし、くれぐれも気分が悪くなっても自己責任である。 とくに、見ていると興奮してのどが渇く時があるが、 飲むタイミングには要注意である。 前方のお客様に迷惑をかけてしまってはさすがにまずい。 本作品は米国市場において、 16億円の予算で100億円近い興収をあげた。 映画会社のエリート社員たちが彼らにぺこぺこ頭を下げながら、 次の脱糞量はもっと多めにしましょうかなどと 相談している様子は、じつにシュールでよろしい。 この点数以外はむしろ失礼にあたる


ゲットバック

オトーサン、 「この逃亡シーン、どこかで見た」 すでに見た映画かと思って、 索引をチェックしましたが、ありません。 ビデオタイトルをチェックし、 リメイクではないかとチェックしましたが、 見当たりません。 ありきたりのシーンの借用のようです。 原題:Stolen (2012) 監督:Simon West 脚本:David Guggenheim Genre:Action / Crime / Drama Country: USA Language: English / Swedish 上映時間:96分 あらすじ: 銀行強盗の罪で刑務所にいたウィルは、 出所し、すぐに娘・アリソンに会いにいくが、 父親に怒りを抱くアリソンは、立ち去ってしまう。 その直後、娘を誘拐したという脅迫電話が入り、 ウィルが8年前の犯行後に失った10億円を 12時間以内に引き渡すよう要求してくる。 ウィルは誘拐犯ヴィンセントの行方を追いながら、 身代金のため再び銀行強盗を計画するが・・・ 出演者: Nicolas Cage ・・・ Will Montgomery(ウィル) Sami Gayle ・・・ Alison Montgomery(アリソン) Josh Lucas ・・・ Vincent(ヴィンセント) オトーサン、 「ニコラス・ケイジ、孤軍奮闘!」 ベランダから飛び降りたり、 燃える車ごと埠頭から海に飛び込んだり・・・ その他の出演者: Danny Huston ・・・ Tim Harland Malin Akerman ・・・ Riley Simms Mark Valley ・・・ Fletcher M.C. Gainey ・・・ Hoyt Tanc Sade ・・・ Pete Demetrice J. Nguyen ・・・ Mark User Rating:5.5/10 ( 29,681 votes)IMDb User Rating:6.3/10( 305 votes) Yahoo! オトーサン、 「低いね」 User Reviews can-da-spamさん United States 2012年10月2日 もうひとつのニコラス・ケイジ映画 ニコラス・ケイジは、 少し前にいくつか良い映画を作った。 これはちがう。 これ以上、話すことはない。 話せば長くなるが、 さほど面白くない映画だ。 筋書は、ジャンクフードのようだ。 精神を鈍らせ、心を弱める。 不満足だ。 アクションは、つまらないし、遅い。 ペースを落とそうとする試みさえ、わずらわしい。 オーストラリア人の人物造形は、滑稽だ。 サウンド・トラックは、 「セイント」(主演:ヴァル・キルマー)からの盗用だし、 ニューオリンズのお祭り「マルディグラ」を装うのは、笑わせる。 「ヒート」から盗んだ視覚効果はアクションとあわない。 登場人物は、グロテスクなほどありきたり。 筋書は、みんな先が読める。 もうひとつのニコラス・ケイジ映画だ。 彼が、やがていくつかの良い映画をつくるのを期待しよう。 オトーサン、 「正しいB級映画の鑑賞態度ですな」 ohayoo_mamさん 2012年11月1日 楽しむにはちょうどいい ニコラスケイジガ出演するので見たかった作品。 初めは似合わないなあ。 怖いなあって感じもありましたが、 やはり最後はちょっとお茶目なおじさん。 ニコラスケイジが女性に助けを求めるとき、 暗号なんでしょうね。 8年たっても女性は気付いて 力になってくれる時なんて感動したりして。 銀行強盗がうまくいきすぎているところも 多々ありますが、95分。 適度にハラハラドキドキと、 楽しむにはちょうど良い作品でした。 アメリカ映画の見てすっきり作品。


男はつらいよ 寅次郎心の旅路

オトーサン、 「猫に小判だなぁ」 寅さんがなんとウィーンへ。 到着後、3日間は、ホテルの部屋に閉じこもり。 食べものの、みんな口に合わず。 おむすび、お茶漬け、カップラーメンの日々とは・・・ でも、マドンナ役の竹下景子さんが、ガイド。 おかげで、ウィーンの観光名所をみられました。 ドナウ河の岸辺、いいですね。 少なくとも、江戸川よりはいいですね。 原題:男はつらいよ 寅次郎心の旅路(1989) 監督・原作::山田洋次 脚本:山田洋次/ 朝間義隆 Genre:Drama/Commedy 上映時間:109分 あらすじ: 東北を走るローカル線、栗原電鉄に寅さんが乗っていると 疲れ果てたサラリーマン・坂口が線路に寝転んで自殺未遂。 その夜、旅館で兵馬の胸の内を聞き優しく励ましているに 兵馬にウィーン旅行に誘われてしまう。 断るつもりが、結局オーストリアに同行してしまう。 寅さんは、絵画や文化に一切興味を示さない。 ところが、現地でガイドをしている久美子と出会い、 さらに金町出身のマダムと知り合い、 すっかり日本にいる気分。 やがて久美子の悩みを聞くうち、寅さんは・・・ 出演者: 渥美清・・・ 寅さん 竹下景子・・・ 江上久美子 淡路恵子・・・ マダム 柄本明・・・ 坂口兵馬 オトーサン、 「今回は、柄本明さんが大活躍か」 その他の出演者: 倍賞千恵子・・・ 諏訪さくら 前田吟・・・ 諏訪博 吉岡秀隆・・・ 諏訪満男 下條正巳・・・ 車竜造 三崎千恵子・・・ 車つね 太宰久雄・・・ 桂梅太郎 佐藤蛾次郎・・・ 源公 笠智衆・・・ 御前様 関敬六・・・ ポンシュウ 北山雅康・・・ 三平ちゃん 笠井一彦・・・ 中村 マキノ佐代子・・・ ゆかり 谷よしの・・・ 安宿の仲居 出川哲朗・・・ テキ屋の若い衆 笹野高史・・・ 車掌 イッセー尾形・・・ 馬場 User Rating:5.3/10( 14 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:7.3/10( 127 votes) Yahoo! オトーサン、 「評価が分かれたね」 User Reviews ymo1191さん 2008年7月26日 シリーズの第41作目 本作では、第25作で初めて飛行機を克服した寅さんが 海外へ出かけることになる、唯一の海外ロケ作品で、 ヨーロッパ旅情も楽しめるロードムービーとなっている。 江戸川とドナウ川が同じように、寅さんマインドに国境はない。 マドンナも竹下景子さんが3度目の登場となり、 日本から遠く離れたヨーロッパで、 ツアーコンダクターと言う きびきびした仕事の役での険しい表情から、 寅さんに遭遇したために女の幸せ、自立か、恋かで悩む表情、 そして苦悩からの開放に向かって和らいでゆく表情と 難しい役を見事にこなしています。 そしてその相談役の淡路恵子さんが、 いかにも世界に進出して行った大先輩な女性役として スパイスしています。 柄本明、イッセー尾形、笹野高史等も 寅さん劇場には欠かせないコメディアンになってきています。 オトーサン、 「ウィーン旅行は、唐突だね」 スタッフへのご褒美なのでしょうか? とらやさん 2013年2月13日 第15作「相合い傘」の兵頭、 第34作「真実一路」の富永、本作の坂口。 みんな競争社会に疲れ果てた一流企業のサラリーマン。 みんな寅さんと出会って もう一度人生を立て直していく男たちです。 そんな男たちと絡む寅さん。 やはり味がありますねえ・・・。 僕は今出張が多くて、 (同じサラリーマンでも彼らのように 疲れ果てるほど仕事するサラリーマンじゃないですが) 夜は出張先で1人酒を飲むことも多いのですが、 カウンターの奥にふと目をやると寅さんが居てくれないかなあ・・・。 なんて思うことが今でもありますよ。 本作もウィーンに旅立つまでは寅さんと そんな男とのひと時は面白かったのですが、 ウィーン以降は3度目の登場、 竹下景子さん演じる久美子と寅さんと 坂口に接点が無くドラマとしての面白さも少ないです。 日本人観光客の一行のバスに乗り込んだ時、 そこでいつもの名調子で観光客相手に笑わせてくれる 寅さんが見たいなあ・・・。 とか思ったりもして。 でも、ウィーンを去る空港で久美子のウィーンの恋人に 「おい!外国人の青年!」と語りかける姿は どこに行ってもやっぱり寅さんは寅さんだなあと 嬉しくなったのでした。


キャプテンハーロック

オトーサン、 「洋画じゃないの?」 しかも、東映がアニメを手掛けるとは・・・ 「宇宙戦艦ヤマトみたいだね」 原題:キャプテンハーロック(2013) 監督:荒牧伸志 原作:松本零士 脚本:福井晴敏 竹内清人 Genre:Anime/ SF/ Adventure 上映時間:115分 あらすじ: 人類は宇宙全体へと拡大し、 争いのなかで孤立する。 やがて地球への帰還を願うようになり、 5000億人の居住権を巡って“カムホーム戦争”が勃発。 そのため総官や元老からなる統治機構が、立ち入りを禁止。 それから100年、統治機構に反旗を翻したのが、 宇宙海賊、アルカディア号の館長キャプテンハーロック。 総官は弟であるが、ハーロックの暗殺に動き、 工作員ヤマがアルカディア号に潜入、 ハーロックへと近づいていく・・・ 声の出演者: 小栗旬・・・ キャプテンハーロック 大塚周夫・・・ 総官 三浦春馬・・・ ヤマ 蒼井優・・・ ミーメ オトーサン、 「骨肉の争い、もっと生臭く描くべし」 その他の声の出演者: 古田新太・・・ ヤッタラン 福田彩乃・・・ トリさん 森川智之・・・ イソラ 坂本真綾・・・ ナミ 沢城みゆき・・・ ケイ 小林清志・・・ 老人 麦人・・・ 艦隊司令 楠大典・・・ 艦長 小林清志・・・ 老人 有本欽隆・・・ 元老 土師孝也・・・ 元老 島田敏・・・ 元老 中博史・・・ 元老 石住昭彦・・・ 元老 User Rating:4.5/10( 13 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:6.4/10( 363 votes) Yahoo! オトーサン、 「低いね」 日本アカデミー賞ノミネート ・アニメーション作品賞 User Reviews アンドレ・タカシさん 2013年9月2日 兄弟の痴話喧嘩 CGの精度は良かったと思う。 小栗旬の年齢不相応な渋い声に感心。 でも、それ以外は褒めるところが無い。 種として弱体化した5000億人(だっけ?)の 宇宙生活者が地球を取り合い戦争をやったらしい。 ホームシックでの殺し合いに違和感を覚えつつ、 ハーロックのバイタリティと対照させる為の設定だと思っていた。 ところが、ハーロックが 準備を進めていた計画は総人類の抹殺ですよ。 自分の悲嘆に酔いしれた革命家みたいで、 激しくガッカリしました。 さらに、ダークマターなんて良く分からんモノを持ち出して、 多くの場面で様々な機能を発揮させるものだから、 何でもアリ感が蔓延して高揚が湧いて来ない。 消滅したミーメが再生したり、 死んだように見えた乗組員がゾンビのように蘇ったり。 あれも、ダークマターのおかげなんだろうか? 最後まで設定、キャラ、ストーリーがシンクロしない チグハグ感を抱えながらの鑑賞だった。 先述の心神喪失気味なハーロックを除くと、 物語を構成するモチーフが総じて古臭い。 壮大なはずのお話に、 既視感があるような兄弟の痴話喧嘩が同レベルで混ざる。 保守的な元凶や地球を愛する敵指揮官は、 考えてみれば懐かしのTVシリーズと同じ。 踏襲したとは思わないが、それも全体を古く見せている気がした。 元々、ハーロックは松本センセの憧れの集大成みたいな人らしいけど、 観念的な描写が多くて確固とした実体を伴わないキャラだった。 それはそれで、個人的には嫌いじゃなかったのだけど、 本作では旗印だった「自由」と「信念」に 合致するような行動が見当たらない。 寿命まで延びて、さらに不明のキャラになりました。 オトーサン、 「前田さんのオススメだけど・・・」 前田有一さん 2013年9月14日 変更多いが違和感はさほどなし 東映アニメーションとしては 史上最大の製作費をつぎ込んだ 「キャプテンハーロック」は、 第三者から見ると大きな賭けであった。 米国ではともかく2D全盛の日本では 受けがいいとは言えない3DCGアニメ、 それも実写志向である点、 あまりにも有名すぎる原作である点、 (つまり熱烈なファンが多い) 知名度重視の有名人キャスティングと、 地雷要素が多数見受けられたからである。 (略 あらすじ紹介) さて、このリスキーな企画は初登場2位 (1位は「風立ちぬ」) という大健闘によって関係者をまずはホッとさせた。 なにしろアニメありきで企画された原作だけあって、 声優やテーマ曲ひとつひとつに 熱烈なこだわりを持つファンが多い。 今回ハーロックを演じるのは小栗旬だが、 相当なプレッシャーがあったはずだ。 ところがこれが実にはまっていて、 原作のイメージを損なうことはない。 オーバーアクト気味な渋い声も悪くない。 そもそもアニメから実写風CGになった時点で、 声優やらなにやら多少のバージョンアップが 行われるのは予想されていたことで、 人にもよるが許容範囲といったところではないか。 とはいえ、トリさんの忠実なるデザインに比して 副長ヤッタランの激変ぶりには思わず笑いが出てしまう。 原作の副長はどんなピンチでもプラモデルばかり作っている 中年ニートのような男であったが、 このCG版のそれは、男くさいスーパーヒーローの域である。 似ている者もそうでないものも、 松本アニメらしくキャラが立っている。 メカ的な設定もいろいろと変わっているが、 主に海外市場向けの、 わかりやすいSFアクションと考えると合点がいく。 なにしろ連中に昭和的呑兵衛なキャラクターと ハイテク宇宙戦艦の組み合わせの妙を理解できるとは思えない。 ネットなどなく、与えられる情報から 想像力で楽しむ時代に生まれた作品の魅力。 そんなものを感じ取れるだけでも、 今どきの若者にも見てほしい一本である。 未完のSFだからいじりやすい部分もあるのだろうが、 さらに思い切って何かテーマ性をはっきりさせたらなおよかった。 上映中は面白くみられるし、 原作ファンからみても変更箇所の多さの割には さほどの違和感はない。 ただ、せっかくなのだから映画版ならではの良さ、 アピールをしてほしい。


ジャッカス/クソジジイのアメリカ横断チン道中

オトーサン、 「元気だな、86歳なのに」 90歳の人が書いたとされる人生50の教訓が ネットに出ていました。 本編の主人公に当てはまるものを紹介しましょう。 ・子供の幼い時は一度しかない。素敵なものにしてあげよう。 ・泣くのを子供に見せてもいいんだ。 ・好きなことを追い求めているときは、立ち止まるな。 ・素敵な夜にしよう。いつでも今日が特別なんだ。 ・セックスで最も重要な器官は脳である。 ・他の人があなたをどう思ってるかなんて関係ない。 ・最後に残るのはあなたが愛し続けたものだ。 原題:Jackass Presents: Bad Grandpa (2013) 監督:Jeff Tremaine 原作:Johnny Knoxville / Spike Jonze/ Jeff Tremaine Fax Bahr/ Adam Small 脚本:Johnny Knoxville / Spike Jonze/ Jeff Tremaine Genre:Comedy 上映時間:92分 あらすじ: アーヴィングは、86歳のスケベじじい。 娘が8歳の息子ビリーを残して、家を出て行く。 孫の面倒を押しつけられ、 ビリーを離れて暮らす父親のもとへ送り届けるべく、 2人でアメリカ大陸横断の旅に出る・・・ 出演者: Johnny Knoxville ・・・Irving Zisman(アーヴィング) Jackson Nicoll・・・ Billy(ビリー) オトーサン、 「あまりみたことない俳優さんだね」 ジョニー・ノックスヴィル? Johnny Knoxville 誕生日: 1971/03/11 出身 : テネシー州ノックスヴィル ケルアックの小説「路上」に触発され、 テネシー州ノックスビルの高校を卒業、 俳優を目指し、カリフォルニアに移り、エキストラとしてCMに出演 様々な雑誌に記事を投稿。 アメリカン・アカデミー・オブ・ドラマティック・アーツに入学したが、 2週間で退学。 「Big Brother」に掲載されたスタントが話題になる。 TVシリーズ「ジャッカス (2000~2002)」に出演、製作総指揮も。 出演作: 2001年「アイ ラブ ヒットマン」? 2002年「ビッグ・トラブル」「ジャッカス・ザ・ムービー 日本特別版」 ?      「メン・イン・ブラック2」 2004年「ア・ダーティ・シェイム」「ワイルド・タウン/英雄伝説」 2005年「デュークス・オブ・ハザード」      「リンガー! 替え玉★選手権」「ロード・オブ・ドッグタウン」 2006年「jackass number two」 2010年「ジャッカス3D」 2012年「スモール・アパートメント ワケアリ物件の隣人たち」 2013年「ジャッカス/クソジジイのアメリカ横断チン道中」      「ムービー43」「ラストスタンド」 2014年「ミュータント・タートルズ 」(声) ? その他の出演者: Greg Harris ・・・ Chuck Georgina Cates ・・・ Kimmie Kamber Hejlik・・・ Doctor Jill Kill ・・・ Pageant Reporter Madison Davis ・・・ Juggalo Girl George Faughnan ・・・ Juggalo Guy Grasie Mercedes ・・・ Hostess Marilynn Allain ・・・ Receptionist Jack Polick ・・・ Funeral Worker Spike Jonze・・・ Gloria Catherine Keener ・・・ Ellie User Rating: 6.7/10 ( 59,025 votes)IMDb User Rating:6.6/10( 47 votes) Yahoo! オトーサン、 「化けたね」 86歳を演じたジョニー・ノックスヴィルは、 撮影当時40歳でした。 アカデミー賞ノミネート ・メイクアップ&ヘアスタイリング賞 User Reviews leonblackwood さん United Kingdom 2014年3月8日 陽気で愉快! レビュー: なんと見事な映画なのだ。 見ている間、笑いがとまらなかった。 人々が、とんでもない状況でどのように行動するかを見るのは、面白い。 例えば、 1パイントのミルクをひっくりかえした時だ。 出だしは、少し遅いが、 いったんはじまったら、実に陽気だ。 ジョニー・ノックスヴィルの祖父役は、お見事だ。? 多くのクレージーな状況が キャストとクルーによってよくまとめられている。 ストリッパーのシーンには爆笑した。 群衆は、心底ショックを受け、驚かされていた。 there is still an in depth emotional storyline line about the kid who wants to be with his grandfather. 映画は、隠しカメラで撮影されているので、 一般大衆の本物の反応が見られる。 子供が祖父と一緒にいたいと願う筋書は、 深い感情を呼びさます。 結論: 多くの場面は、危険な離れ業がある間抜けシリーズに基づいている。 だが、監督は、賢明にも、適切なストーリー展開を追加して、 映画を面白くしている。 最後の付け足した映像は、大いに見る価値がある。 映像を得るためにクルーの苦労が分かる。 バイク乗りのシーンは、極めて強烈で、 本当に悪いものになりそうだなと思ったが、 うまく行ってよかった。 続編を期待したい。 こんな楽しい映画を長い間見ていなかったので。 予算:1500万ドル。 世界売上:1億5100万ドル なんという利益なのだろう! 祖父と子供の関係を隠しカメラで撮ったタイプの 映画をみたい人々に推薦したい。 基本的に、大いに見る価値がある! オトーサン、 「本当?なら他のも見たいね」 ・劇場版も、はや4作目 前田有一さん 2014年5月25日 万人向けへの道を進むのか 出演者たちの常軌を逸した体当たりネタを楽しむ ジャッカスシリーズ劇場版も、はや4作目。 この手のネタは、回を重ねるごとに 再現無く過激になってしまうのがありがちだが、 スピンオフである「ジャッカス/クソジジイのアメリカ横断チン道中」は 方向性を変更して成功した。 (略 あらすじ紹介)’ R-18レーティングが常だった映画版ジャッカスだが、 R15+だった前作(3D版)から今回PG12へとさらに下げてきた。 PG12というのは、小学生以下要注意ということで、 保護者の判断によっては見られるという意味だ。 家族そろってジャッカス鑑賞とは、 恐ろしい時代がきたものである。 実際観てみると、なるほど親子連れで楽しく笑って見られる ディズニー映画のような良作である。 ……なんてはずはもちろんなく、 やはりいつものどぎつい下ネタのオンパレードであった。 一応ストーリー仕立てになっているが、 要するに二人が全米各地でドッキリカメラを仕掛け、 地元住民に大迷惑をかけまくり、全米を縦断するロードムービーである。 もはや全国民に顔バレしているジョニー・ノックスヴィルは、 毎回数時間かけた特殊メイクで86歳へと変身。 そんな彼が、孫を演じる子役を引き連れて、お下劣をきわめていく。 老人と子供という、およそ人畜無害な組み合わせで 手ひどいイタズラを仕掛けるのだから、まったくもってたちがわるい。 その詳細は映画館で見ていただきたいが、 すきやばし次郎を所望したオバマ大統領を ラーメン二郎につれていくくらい、とぼけたイタズラが連発する。 中でも個人的にひどいなあと思ったのは排泄物ネタである。 レストランでそいつをぶちまけるイタズラのため、 あんな大がかりな装置を発明、制作するのだから 彼らの情熱の方向は根本的に間違っている。 我々は、そのばかげたパッション、 舞台裏を想像して、ただただ笑わせてもらうだけだ。 美少女コンテストを舞台にしたクライマックスでは、 非常識な連中を非常識な二人がおちょくるという じつにアイロニカルで高度な笑いも提供する。 その後の意外すぎる感動シーンは、 残念ながら不発に終わった感じだが、 そんなもんはそもそもいらねーから、 というのがファンの総意であろう。 相変わらずのジャッカス節で、笑えりゃ十分、 俺たちにできないことをやってくれ とのファンの期待には十分応えた最新作といえるだろう。


ドライブアングリー3D

オトーサン、 「午後ロードか」 B級映画の殿堂に、名優ニコラス・ケイジが主演。 新しい奥さんをもらって、いろいろ物入りなのかも。 クルマと銃がふんだんに出てきます。 アメリカ人好みなのでしょう。 原題:Drive Angry (2011) 監督:Patrick Lussier 脚本:Todd Farmer/ Patrick Lussier Genre:Action / Crime / Fantasy 上映時間:104分 あらすじ: カルト教団に娘を惨殺され、 幼い孫がさらわれた男、ミルトン。 大排気量の車を駆って怒りの復讐と 孫の奪還に向かい、勝気なウェイトレスのパイパーと カルト教団へと迫っていく。 彼らの前に、FBIを名乗る追跡者が立ちはだかる。 この男、ミルトンの敵か、味方か・・・ 出演者: Nicolas Cage ・・・John Milton(ミルトン) Amber Heard ・・・ Piper(パイパー) William Fichtner ・・・The Accountant(追跡者) オトーサン、 「この3人、演技はうまいね」 その他の出演者: Billy Burke ・・・ Jonah King David Morse ・・・ Webster Todd Farmer ・・・ Frank Raimi Christa Campbell ・・・ Mona Charlotte Ross ・・・ Candy Tom Atkins ・・・ Cap Jack McGee ・・・ Fat Lou Katy Mixon ・・・ Norma Jean Wanetah Walmsley ・・・ American Indian Mother Robin McGee ・・・ Guy with Camera Phone Fabian C. Moreno ・・・ Latino Busboy User Rating:5.5/10 ( 70,679 votes)IMDb User Rating:6.6/10( 377 votes) Yahoo! オトーサン、 「低いね」 設定にムリがあります。 至近距離で、片目を銃弾が通過して、立ち上がる。 映画の最後では、その傷も快癒! ラジー賞ノミネート ・ワースト主演男優賞 ニコラス・ケイジ User Reviews hoofdklasseさん Netherlands 2011年2月15日 きまり文句、爆発、マッスルカー ストレートなアクション映画。 私は、ニコラス・ケイジが好きでない。 だが、この映画の彼は、さほど煩わしくなかった。 この映画は、彼が好きでなくても見られる。 かなりストレートなアクション映画だ。 悪漢と好漢が、サポーターと悪漢を追うのだ。 ミルトンは若い頃、悪漢とつきあっていた。 銃をふりまわし、大爆発を起こし、 古典的なアメリカのマッスルカーでの旅行を好む。 たまたま、路上で熱い娘を車に乗せる。 基本は、そういうことだ。 10点満点で7点を与える理由は、 ほとんどのアクションや特殊効果がよく、 話が安定したペースで進むので、退屈しないためだ。 追跡者側の人物も、実にクールだ。 この映画、良くない面もある。 きまり文句や無分別な寸言があり、 メーカーが、カルトを偏愛しているように感じる。 こうした点が残念だが、 「ドライブアングリー」という類のタイトルを聞けば、 誰だって、単純なアクション映画を期待する。 そう、たまには見たくなる映画だ。 オトーサン、 「3Dだったんだ」 大画面でみたら面白かったかも。 映画生活25年さん 2011年8月12日 3Dにアングリー。古臭くてチープな追跡劇 (略 あらすじ紹介) ストーリーは単純、映像はまるで70年代。 それでいて最新の3Dなのだが、残念なことに強制3D。 この程度の作品まで3Dにする価値があるか疑問なのだが、 何度か3Dメガネを外して見るとかなりのブレがあり、 それなりに3Dを意識した作りになっていることにむしろ驚いた。 見所はニコラスよりむしろウィリアム・フィクトナーの追跡ぶり。 「プリズン・ブレイク」同様実に魅力的に追跡する。 ミルトンのお供をすることになる金髪姉ちゃんもなかなかだ。 どうせ3Dならオッパイ飛び出せばいいのに。 残念なのは古臭さが鼻についたこと。 車は全て年代物。 70年代が舞台と思いきや現代のお話。 アメリカにはまだこんな街があるんだね。 もちろん確信犯的演出で、 車好きにはたまらないのだろうが、 興味がない者にはどうでもいいこだわり。 バイオレンスはなかなかのもので、 それなりにスカッとさせてくれるのだが、 古臭さとチープ感が勝ってしまった作品だった。


大帝国行進曲

オトーサン、 「カヴァルケードは、ビデオタイトルだったんだ」 世界の7つの海を支配した大英帝国、 その興亡を家族の歴史として描いています。 原題:Cavalcade (1933) 監督:Frank Lloyd 原作:Noel Coward (play) 脚本:Reginald Berkeley/ Sonya Levien Genre:Drama / Romance / War Color: Black and White 上映時間:112分 あらすじ: 英国名門のマリヨット家のロバートは 愛妻ジェーンの反対を押し切って、 妻と2人の息子を残して南ア戦争に出征する。 南ア戦争後、マリヨット家の執事だったブリジェスは、 酒場を営んでいたが、エレンとの夫婦仲が悪く アル中となり、自動車事故死する。 マリヨット家の長男エドワードとエディスは、 新婚旅行のタイタニック号で、災厄に会う。 1918年11月11日、第一次世界大戦は勝利に終わり、 歓喜に酔うひとびとの渦のなかで、ジェーンは黙祷を捧げていた。 陸軍中尉となった次男坊のジョーが、 執事の娘で幼馴染のファニィと婚約したものの、 第一次大戦で戦死したからだ。 1932年12月31日の夜、天才的舞踏家となったファニィは、 ナイトクラブで、ジョーを悼んで「20世紀ブルース」を歌う。 息子らに先立たれたマリヨット老夫婦は、 平和を勝ち取ったとして、越年の乾盃を挙げていた・・・ 出演者: Diana Wynyard・・・Jane Marryot(ジェーン) Clive Brook・・・ Robert Marryot(ロバート) Herbert Mundin・・・ Alfred Bridges(アルフレッド) Una O'Connor・・・ Ellen Bridges(エレン) (次世代) John Warburton・・・ Edward Marryot(エドワード) Margaret Lindsay・・・ Edith Harris(エディス) Frank Lawton・・・ Joe Marryot(ジョー) Ursula Jeans・・・ Fanny Bridges(ファニィ) オトーサン、 「群像劇だね」 みんないい味を出していますが、 ダイアナ・ウィンヤードが女性の哀しみを さりげなく演じていました。 銃後の母という言葉を思い出しました。 その他の出演者: Irene Browne・・・ Margaret Harris Bonita Granville・・・ Young Fanny Douglas Walton・・・ Soldier Beryl Mercer・・・ Cook Tempe Pigott・・・ Mrs. Snapper Merle Tottenham・・・Annie Billy Bevan・・・ George Grainger Desmond Roberts・・・ Ronnie James Dickie Henderson・・・Master Edward User Rating:6.2/10 ( 2,292 votes)IMDb オトーサン、 「もう少し高くてもいいのでは」 アカデミー賞受賞 ・作品賞 ・主演女優賞 ダイアナ・ウィンヤード ・同ノミネート ・監督賞 フランク・ロイド User Reviews John Mclarenさん London, England 2004年7月23日 20世紀最高の映画のひとつ オンパレードは、20世紀の偉大な映画の一つで、 1932-1933年のアカデミー作品賞を受賞した。 その存在を知らない人々が、 新たに発見すべき黄金の映画の宝だ。 歴史や文化感覚のない人には、古臭いだろうが、 マリヨット家とブリジェス家という二家族の歴史を通してみた イギリスと西洋文明の物語だ。 「ルーツ」などで成功した家族史と同じ手法である。 ノエル・カワードの非常に成功した ロンドンの舞台「オンパレード」が映画化され、 の叫びで「苦しみ、この近代の破滅的な出来事に 若者の悩める愛と意気揚々とした凱旋、 そして母親の心の時間の歩みを描いている! 戦争のむごい効果(特に第一次世界大戦)に対する 礼儀正しい闘いの物語だ。 それは、19世紀後半と20世紀の野蛮に対する英国の闘争の物語だ。 そして、背後に昔ながらの美徳を伝えている。 最終的な「歴史の英雄たちの行進」は、 準メロドラマ風のワーグナーの神秘主義だが、 窮地に動じない精神を体現している。 私は、現代世界への英国の貢献を誇りに思う。 オトーサン、 「昔の映画って、味があるね」 Ikedaさん 2006年9月19日 女性の悲哀 フランク・ロイドは、さほど有名ではありませんが、 ベテランという意味では セシル・B・デミルと肩を並べられる人で、 このような年代記物は得意だったようです。 この作品でアカデミー監督賞を取っていますが、 その授賞式で、同じくノミネートされていたフランク・キャプラが 「フランク」と呼ばれて 立ち上がって恥をかいたという逸話も残っています。 ボーア戦争から1次大戦終息までの長い期間を題材にしていて、 焦点が定まっていないという批判がありますが、 私は割合好きな映画です。 戦いに出ていく男に対して、 残された女性の悲哀が、この映画の主題で、 反戦映画と言っても良いのではないでしょうか。 原題の「カヴァルケード」とは「騎馬行列」の意味なので、 これにも皮肉が込められていると思います。 年代記物らしく、 それぞれの時代の出来事をうまく取り入れていると思います。 タイタニックもそうですが、アメリカ映画には珍しく、 有為転変的な描写に共感を持ちました。 音楽も時代を反映させていますが、 ラスト近くの「20世紀ブルース」など歌詞が意味深長で、 このような映画が作られても2次大戦が起きていますし、 もう「21世紀ブルース」があっても おかしくない時代に入っているのが残念です。 俳優は、私が知らない人がほとんどですが、 その中で「透明人間」や「 いちごブロンド」に出ている 侍僕の妻役ウナ・オコナーが、 個性を生かしているのが印象に残りました


哀愁

オトーサン、 「原題は、ウォータールー橋か」 Waterloo駅なら行ったことあるなぁ。 ・ロンドンで紅茶、パリでカフェ・オレ パリ行きのユーロスターが発着する大きな駅です。 この映画の主人公2人がドラマを繰り広げる舞台です。 原題:Waterloo Bridge(1940) 監督:Mervyn LeRoy 原作:Robert E. Sherwood (play "Waterloo Bridge") 脚本:S.N. Behrman/ Hans Rameau / George Froeschel Genre:Drama / War / Romance Color: Black and White 上映時間:108分 あらすじ: 第一次世界大戦下のロンドン。 空襲警報が鳴り響くウォータールー橋で出会った 将校クローニンとバレエの踊り子マイラ。 ふたりは瞬く間に惹かれ合い、 翌日には結婚の約束までも交わす。 だが、クローニンは急遽戦場へ。 健気に彼の帰りを待ったが、 届いた報せはクローニンの戦死だった・・・ 出演者: Vivien Leigh・・・ Myra Lester(マイラ) Robert Taylor・・・ Roy Cronin(クローニン) オトーサン、 「2度と出ない女優だね」 しかも、彼女の絶頂期の映画です。 DVDを買ったので、繰り返し見ることができそうです。 VIVIEN LEIGH  ビビアン・リー 誕生日 1913/11/5-1967/7/8 出身 インド・ダージリン 感情の赴くままに演じられる素質を持った女優。 裕福な商人の家に生まれ、上流家庭の教育を受ける。 6才でロンドンの寄宿学校に入学後、 カンヌ、サン・レモ、チューリヒ、パリなどで 教育を受ける。 18歳の時、王立演劇アカデミーに入学。 19歳で弁護士と結婚するが、 女優への道を断ち切れず、22歳の時にデビュー。 37年「無敵艦隊」で共演した ローレンス・オリビエを追ってアメリカへ。 39年「風と共に去りぬ」で アカデミー主演女優賞、 51年「欲望という名の電車」で アカデミー主演女優賞と ベネチア映画祭主演女優賞を受賞した。 40年、お互いが離婚し、オリビエと結婚。 しかし、感情の起伏の激しさから オリビエと次第に不和となり、58年に別居、60年に離婚。 晩年はノイローゼ、アル中、肺結核と悩まされ、 67年に亡くなった。 出演作 1937年「無敵艦隊」「間諜」「茶碗の中の嵐」 1938年「響け凱歌」 1939年「風と共に去りぬ」 1940年「哀愁」 1941年「美女ありき」 1946年「シーザーとクレオパトラ」 1948年「アンナ・カレニナ」 1951年「欲望という名の電車」 1955年「愛情は深い海の如く」 1961年「ローマの哀愁」 1965年「愚か者の船」 その他の出演者: Virginia Field・・・ Kitty Maria Ouspenskaya・・・ Grune Madame Olga Kirowa C. Aubrey Smith・・・ Sr. Military officer/ The Duke Lucile Watson・・・ Lady Margaret Cronin Janet Shaw・・・ Maureen Janet Waldo・・・ Elsa User Rating:7.8/10 ( 5,824 votes)IMDb User Rating:8.8/10( 349 votes) Yahoo! オトーサン、 「名画だねえ」 User Reviews lora64さん Canada 2001年1月2日 最高のロマンチックな作品 私が今年行った最善の決断は、 ビデオを購入し、古い映画を楽しむことだった。 勿論、「哀愁」は、最初に買った。 忘れられない好きな映画だった。 これは優しい愛の物語だ。 第一次世界大戦の厳しい現実に揺れる美しいロマンスに 一定の間隔でクリーネクスに手を伸ばした。 ヴィヴィアン・リーは、彼女の役割を果たすだけでなく、 いい感じと魅力に溢れている。 私には、彼女の美しさは、蘭の花のようにエキゾチック。 「風と共に去りぬ」の次作になる この映画の彼女を観察すると興味深い。 彼女は私のお気に入りの主演女優! ロバート・テイラーは、素敵で繊細な演技をしてみせた。 その魅力に女性は抵抗できるだろうか? これは、 戦時が人々の生活に引き起こした無数の物語の一つ。 良い演技とロマンスを味わいたいひとには、必見だ。 オトーサン、 「おなじみの好きな歌ばかりだ」 gapperさん 2010年9月29日 ワーテルロー橋 美男美女、すれ違いと別れ、 典型的恋愛映画の名作。 オリジナルをはるかに超え、 有名なリメイク作品というのはとても珍しい。 ビリケン、”蛍の光”、”白鳥の湖”と まるで日本向けに作られたかのようだ。 蛍の光はスコットランド民謡の ”オールド・ラング・サイン”が原曲だが ヨナ抜き音階の曲なので日本人に好まれる。 ただ、こういった有名な曲は既成の印象が付いているので 使用は避けて欲しかった。 ”故郷の空”(ドリフで有名な”誰かさんと誰かさんは麦畑”)も スコットランド民謡で、少しだが出てくる。 タイトル音楽も”白鳥の湖”とマーチ風のもので マイラ(ヴィヴィアン・リー)とロイ(ロバート・テイラー)を 現したものなのだろうが安易過ぎる。 音楽の使い方が、この作品の唯一の不満点だ。 ビリケンも1908年にアメリカ合衆国の芸術家フローレンス・プリッツが 制作した像で日本で有名なのは偶然だが重なると偶然に思えない。 レストランで”白鳥の湖”が演奏されていたり、 蛍の光でダンスと言うのは考えにくいし、 バレエでは団員全てが美人で男が出てこないと言うのは 不自然だが恋愛映画ではそうすべき。 恋愛時には、全てが美しく都合よく見えるものだ。 そこにリアリティを持ち込んではいけない。 マイラの親友のキティ(ヴァージニア・フィールド)が、 ロイの母マーガレット(ルシル・ワトソン)に頼っていればとか つい思ってしまうが、そこも恋愛映画。 論理的に行動しないところがいいのだ。 結局は、ヴィヴィアン・リーが美しい。 それだけかもしれない。


昆虫物語 みつばちハッチ ~勇気のメロディ~

オトーサン、 「網野哲郎、こわそうな名前だね」 そこで、監督は、名前を変えて、 カタカナで、アミノテツローとしたそうな。 お顔を拝見すると、いかにも温厚な方。 この映画も、実に心温まるものでした。 原題:昆虫物語 みつばちハッチ ~勇気のメロディ~ (2010) 監督:アミノテツロー(網野哲郎) 原作:竜の子プロダクション 脚本:内田ぼちぼち/ 武田樹里/小山薫堂 Genre:Anime/Fantasy/Drama 上映時間:101分 あらすじ: ある日、スズメバチの襲撃に遭い、 みつばちハッチは、一人ぼっちになってしま 母を探して一人旅を続ける人間の街セピアタウンに迷い込む。 ひょんなことから虫と話が出来るようになった 少女アミィと仲良くなり、一緒に母を探す旅に出る・・・ 声の出演者: 齋藤彩夏・・・ ハッチ アヤカ・ウィルソン・・・ アミィ 金光宣明・・・ スズメバチ オトーサン、 「ハッチの冒険や友情は感動的だね」 子供だけでなく、大人の鑑賞にも値いします。 脇役陣も、生物の多様化の大事さを感じました。 現代の都会っ子は、セミもハチも知らないのでは・・・ その他の声の出演者: 田中直樹・・・ クネクネ 板東英二・・・ コガネナシ 柄本明・・・ ドクモ 中村育二・・・ ビクトル 中村獅童・・・ カマキチ 臼田あさ美・・・ ピコ 安田成美・・・ ハッチのママ 子安武人・・・ ミッチー チョー・・・ 爺ミツバチ 神代知衣・・・ カマチビ 千葉繁・・・ ブンタ 榊原良子・・・ スズメバチの女王 玄田哲章・・・ バッチーノ 松本保典・・・ クーガ 千葉繁・・・ ブンタ/アメンボ兄弟 神代知衣・・・ カマチビ 矢部雅史・・・ トンタ 水沢史絵・・・ ニョロリ 石井真・・・ アリハチ 子安武人・・・ ライト兄弟/ミッチー 増谷康紀・・・ ライト兄弟/バッチーナ 有村昆・・・ アリコン 小森純・・・ ポンチョ 諸星すみれ・・・ ブランカ 風間勇刀・・・ バッチーニ/デブーク User Rating:7.0/10( 1 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:7.6/10( 78 votes) Yahoo! オトーサン、 「高いスコアだ」 User Reviews リーム555さん 2011年7月14日 オリジナルを見た記憶もあるにはあるが、 だいぶ幼かったので内容はほぼ忘れていた。 カマキリが死ぬところだけ微かに覚えていた程度だろうか。 そんな訳でリメイクといえど新鮮で割りと楽しめた。 ミツバチのハッチと、人間のアミィ。 二人の友情は言葉が通じた事から始まっていくが、 これがいつまでも続くわけではなく、 最後はお互いに相手の言ってる事が分からなくなってしまう…。 それでも…ってところに感動がある。 少女に少しの間だけ許された奇跡が、 もう一つの奇跡、ミツバチ親子の再会を生む…。 期待してなかったけど、 なかなかどうして、素敵な物語でした。 オトーサン、 「スズメバチに刺されたら、もっと怖いんだぞ!」 山荘生活をしていると、 どうしても、何度か刺されます。 でも、傷口をよく洗い、毒液を絞り出し、 常備してある抗ヒスタミン軟膏を塗りました。 病院に行くほどのことはありませんでした。 今後のことがあるので、駆除をお願いしました。 ベテランのおじさんがやってきました。 厚手の上着、長ズボン、長靴、ゴム手袋で そして、頭にネットとヘルメットを被ってから、 巣のある場所に近づいて、 駆除スプレーを吹き付けていました。 YAHOO景子さん 2010年8月4日 ハッチに刺されると痛いんだぞ! 虫が無視したら たぶん人間達が今まで築き上げてきたものは、 なんもない。 虫や植物や岩や風があるから人がいる。 これは以前レビューした 『ヤギと男と男と壁と』の中でも書いたが、 自然あっての人がいる。 また人がいてこそ彼ら昆虫たちがいる。 アニメーションは基本がインパクト重視で、 そこにクリエイターが最新の技術を駆使し、 われわれを涙させ笑わせ楽しませる。 それがアニメの大根底。 現公開中のジブリ作品では そこに訳のわからん暗示的なプロットが挿入される。 だからジブリはすべてがすべて奥が深いし、 意味がわからん。 つまらなくはないが、 そうしたものを心理的にやるから、 肝心な処が疎かになってしまう。 要するにインパクトがない。 対して『トイ・ストーリー3』という 化け物アニメは脚本完璧、演出完璧、 と何処をどう拾ってやっても 減点対象となるシークエンスや理由が見つからない。 でもインパクトはなかった。 そこがもうじき公開になる『ヒックとドラゴン』の違いだろう。 人間がハチに刺されると まず間違いなく悲鳴を上げるように、 そうした昆虫たちのインパクトを大事にした技術は 悲鳴を上げさせる為の用意周到な演出と脚本の底力が あまりにも痛い。 だから声を上げてしまう。 物作りをやった『ティンカー・ベル』ではないが、 それに近いプロットが裏に隠されているあたり、 子供だけに向けられた凡作ではない事が しっかりと伝わる。


男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日

オトーサン、 「俵万智さんの短歌、一世を風靡したね」 ・「この味がいいね」と君が言ったから            七月六日は サラダ記念日 早稲田大学で、日本文学を専攻。 在学中から短歌を作り始め、佐佐木幸綱に師事とあります。 原題:男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日(1988) 監督:山田洋次 原作:山田洋次/ 俵万智 脚本:山田洋次/ 朝間義隆 Genre:Drama/Commedy 上映時間:100分 あらすじ: 寅さんは小諸で知り合ったおばあちゃんの家に泊る。 翌朝、女医の真知子が 入院したがらないおばあちゃんを説得しにくる。 寅さんは、何とか納得させ、看護する。 その後、真知子に誘われ、 彼女の姪の由紀と一緒に、真知子の家で夕食をとる。 柴又に戻った寅さんだが、真知子のことが忘れられず、 由紀が通う早稲田大学を訪れ教室に紛れ込み、 真知子が東京に来ていることを知る・・・ 出演者: 渥美清・・・ 寅さん 三田佳子・・・真知子 三田寛子・・・由紀 オトーサン、 「いろいろあったけど、三田佳子さんは、 演技がうまいね」 その他の出演者: 倍賞千恵子・・・諏訪さくら 前田吟・・・ 諏訪博 吉岡秀隆・・・ 諏訪満男 下條正巳・・・ 車竜造 三崎千恵子・・・車つね 太宰久雄・・・ 桂梅太郎 佐藤蛾次郎・・・ 源公 笠智衆・・・ 御前様 関敬六・・・ ポンシュウ 北山雅康・・・ 三平ちゃん マキノ佐代子・・・ ゆかり 笠井一彦・・・ 中村 谷よしの・・・ 小諸のおばあちゃんの近所の人 出川哲朗・・・ 祭りの若い衆 三国一朗・・・ 教授 奈良岡朋子・・・真知子の母 尾美としのり・・・ 茂 User Rating:5.4/10( 14 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:7.3/10( 138 votes) Yahoo! オトーサン、 「評価が分かれるな」 User Reviews ASHさん 2006年11月26日 短歌 10年ぶりぐらいに観たけれど、 老人問題が根底にあったとは気付かなかったなぁ。 単純に、俵万智のベストセラーのブームに乗っかっただけの あざとい映画だと思ってたが。 尾美としのりは今はオッサンだけど、 三田寛子はあんまり変わってない気がする。 寅さんが大学の授業で学生たちに ワット君のことを述べるんだけど、 アレがなんの話なのか分かる人は、 そうとうコアな寅さんシリーズのファンだけでないの?  三田寛子と尾美としのりのデート場面は、 なんか山田監督らしくない若々しい(?)演出な気もする。 あけみさん(美保純)の出てこない寅さんシリーズは、 なんだかやっぱり味気ない。 この後しばらくして僕の大嫌いな「ゴクミ4部作」が始まるから、 寅さんシリーズは事実上80年代で終わった。 とらやの新しいお手伝いの青年、あれは誰? ひかる一平? オトーサン、 「本作から、店名が変わったね」 ・とらや→くるまや菓子舗 とらやさん 2013年10月12日 くるまやに屋号が変わった 母と娘、おばと姪など、マドンナと寅さんが気になる もう1人の女の子がいる作品って、 例えば「寅次郎春の夢」なんかもそうですが、 寅さんの絡みが2人に分かれてしまうところがあって 今一つ寅さんとマドンナの心の触れ合いが 少なくなってしまいますね。 この頃になると寅さんも段々大人しくなってくる。 マドンナがとらや (あっ、そうだ。本作から事情があって くるまやに屋号が変わりましたね)を訪ねる。 そしてまずは帝釈天にお参りしたいという。 寅さんが若い頃なら「ワタシがご案内しましょう!」と 尻尾ふって一緒について行くんだけど、 源公や三平ちゃんに案内に行かせる。 こういう何気ない1つ1つに寂しさを感じたりします。 本作はマドンナとの恋よりも、 小諸のおばあちゃんが印象に残りますね。 「寅次郎恋愛塾」でも、 長崎の五島でクリスチャンのおばあちゃんと 人生最後の楽しい夜を過ごしました。 僕の好きな寅さんは色々ありますが、 こういう時の寅さんもとても好きですね。 そう言えば御前様も珍しく寅さんを褒めてくれました。 褒めたつもりは無いんだが…と言いつつも 「近頃は金儲けしか考えない輩が増えてきたが、 寅のような無欲な男と話しすると心が休まります。 寅はこのままでいいんです。」と。 時はバブル全盛期。 サラリと時代への皮肉が込められています。 「サラダ記念日」って懐かしいですね。 作品の中でも所々で詩が挿入されますが、 寅さんが早稲田大学を訪ねた時の詩は 寅さんの良さがとてもうまく表われています。 「寅さんが 早稲田の杜にあらわれて        優しくなった 午後の教室」


ぱいかじ南海作戦

オトーサン、 「沖縄の環境映像みたいだね」 なーんも考えずに、映画だなんて思わずに 見ていると、西表島のビーチに癒されます。 登場人物の臭い演技に目をつぶれば楽しめます。 原作は、椎名誠さん。 秘境に仲間と遊んで、こういう本を書く生活って、 うらやましいですね。 原題:ぱいかじ南海作戦(2012) 監督・脚本:細川徹 原作:椎名誠 Genre:Commedy 上映時間:112分 あらすじ: 佐々木は、失業し、離婚。 衝動的に、南の果ての西表島へ。 美しいビーチで4人組のホームレスと出会い、 意気投合、自由きままな自給自足生活を満喫する。 ところが、4人組は荷物を奪い、姿を消してしまう。 途方に暮れる彼の前に、 オッコチが現われ、一緒にサバイバル生活を送る。 やがて、キャンプにやってきた関西娘アパとキミも加わり、 美しいビーチで4人の奇妙な共同生活がスタートする・・・ 出演者: 阿部サダヲ・・・ 佐々木 永山絢斗・・・ オッコチ 貫地谷しほり・・・ アパ 佐々木希・・・ キミ オトーサン、 「このひとの持ち味なんだろうね」 阿部サダヲの主演映画、何本かみていますが、 「舞妓Haaaan!!!」は、いいのでは・・・ その他の出演者: ピエール瀧・・・ マンボさん 浅野和之・・・ 先生 斉木しげる・・・ ギタさん 大水洋介・・・ ヨシオ User Rating:5.4/10( 5 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:7.6/10( 234 votes) Yahoo! オトーサン、 「評価が分かれるね」 User Reviews 映画生活25年 さん 2012年7月31日 南の島のお寒い映画。刻んで深夜に流せ。 離婚して、勤めていた会社も倒産した男が たどり着いた南の島。 そこでのどうでもいいお話をダラダラ描いた作品。 脚本がバカ丸出しの駄脚本。 「ざます、ざます」を連発するオバサンが出てくるが、 今どき漫画でもそんなキャラはいない。 阿部サダヲの演技はともかく、若者の演技がまるでダメ。 爽やかなイケメン兄ちゃんだが、 あのわざとらしさは何とかならなかったか。 その南の島にやってくる若い女性2人組が 貫地谷しほりと佐々木希。 夏だぞ? 南の島だぞ? ビーチだぞ? それでどうして水着にならない? 貫地谷しほりは別にいいとして、 佐々木希の水着姿を、つまらない話のお詫び代わりにでも 披露してくれてもいいだろう。 それが場違いな白塗り厚化粧のままでは サバイバル感も何もない。 「作戦」ということだが ほとんど思いつきで作戦感はまるでなし。 テキトーにまとめてチャンチャンだ。 南の島の風景は素敵だが、 お寒い気分になってしまったのは 劇場の冷房のせいではないだろう。 15分が30分程度に刻んで 深夜にテレビで流すのがお似合いの作品、 劇場で流すのはどうかと思える作品だ。 ところで沖縄のこういう島の業者って、 どこの誰ともわからない人間が持ち込んだ肉でも買い取るの? そうだとしても家畜のエサ用だよね。 まさか人間が食すためではないよね? オトーサン、 「リアリティのある映画批評だね」 何かを捨てて、何かを得る。 イジイジ暮らすなら、いっそ沖縄にでも、逃げたら。 アンドレ・タカシさん 2013年11月18日 1年半ほど前に沖縄へ移住しました 都会での仕事と生活から離れ、 南の島の豊かな自然の中で暮らす。 都市生活者なら誰もが一度は夢想するのではないだろうか。 そして、観光で実際に島を訪れると 海の美しさに感化され、 その向こう側に透けて見える 都会の環境や暮らしとのギャップにタメイキが出て、 ちょっとだけマジに考えてみたりもする。 たぶんここまでが普通の流れ。 でも、なかなかその先へは進めません。 仕事、家族、友人、等々。 クリアすべきハードルはたくさんあります。 本作の主人公の島暮らしは、 トラブルがあって強制的に始まりました。 なんとか生き残ってましたけど、そこはフィクション。 常識的には、あんな遭難者のような生活が出来る訳がないと思う。 美女がそこに加わるなんて夢のまた夢でしょう。 ラストシーン、主人公が曖昧な目的のまま 再び海へ乗り出すところで映画は終わります。 なんともいい加減な終わり方なんだけど、 実はそのあたりがホントのテーマなのかなと思いました。 アクションを躊躇する人の背中を押すほどの 説得力はないんですけど、 思い切らない限りは 生活を切り替えることは出来ませんから。 全体を通したバカっぽい見え方は 「私は責任とれません」と云う 原作者のエクスキューズのような気もします。 原作未読ですけど(笑)。 以下、余談。 自分のことで恐縮ですが、 1年半ほど前に東京から沖縄へ移住しました。 広告業界で働いていたことも本作の主人公と被り、 CMロケの描写には苦笑しました(中途半端にリアルです)。 つい先日訪れた西表島では劇中の大富共同組合売店で 何度も買い物をしたので、とても身近な映画でした。 自分は臆病なので移住前は色々と机上で計算をしましたけど、 最後はやっぱり「思い切って」でした。


ゴジラVSメカゴジラ

オトーサン、 「この映画って、予備知識が必要だね」 ゴジラシリーズの、何と第20作目! 観客動員380万人と大ヒットしたようですが・・・ 原題:ゴジラVSメカゴジラ(1993) 監督:大河原孝夫 脚本: 三村渉 Genres: Action / Adventure / Drama / SF Rated PG for sf monster violence and some language 上映時間:108分 あらすじ: 国連ゴジラ対策センターで、 最終兵器メカゴジラが開発された。 試作機の開発チームの青木一馬は、 精鋭部隊Gに出向し、メカゴジラ操縦の訓練を。 一方、使用済み核燃料の廃棄場である ベーリング海の島に赴いた調査隊は、 翼竜のものと思われる卵を発見する。 卵は、京都の国立生命科学研究所で研究され、 五条梓が近くにいると安静状態を示すことがわかった。 卵の表面に付着していた太古の植物が 音楽を発していることに気づいた三枝未希が テレパシーによって卵に伝えると突然孵化し始める。 だが、誕生したのは翼竜ではなく、ベビーゴジラだった。 その頃、伊勢湾にゴジラが出現し、四日市に上陸。 メカゴジラで迎え撃つが、ゴジラパワーで機能停止に。 京都へ向かったゴジラは、ベビーゴジラを捜すが、 細胞保存室に隔離されたベビーは見つからず、大阪湾へ。 ベビーは国連ゴジラ対策センターへ移送され、梓が付き添う。 作戦会議は梓の反対を無視して、 ベビーをおとりにゴジラをおびき出す作戦を決行する。 だが、蘇ったラドンが突如飛来し、 ベビーを輸送中のコンテナを奪い、ベイエリアへ。 修理を終えたメカゴジラが幕張に到着し、 激しい交戦の末、ラドンを倒してコンテナを取り戻すが そこへゴジラが出現する・・・ 出演者: 高嶋政宏 ・・・青木一馬 佐野量子 ・・・五条梓 小高恵美 ・・・三枝未希 原田大二郎 ・・・佐々木拓也 中尾彬 ・・・麻生孝昭 宮川一朗太 ・・・曽根崎淳 シェリー・スウェニー ・・・キャサリン・バーガー 武野功雄 ・・・今井博司 レオ・メンゲティ ・・・アシモフ(メカゴジラ開発) 上田耕一 ・・・兵藤 中山忍 ・・・片桐ゆり ラサール石井 ・・・桂木邦雄 佐原健二 ・・・瀬川長官 高島忠夫 ・・・細野所長 川津祐介 ・・・大前博士 オトーサン、 「主人公は、人間じゃないのか」 役者も、一流どころを起用していません。 User Rating: 6.6/10 ( 2,097 votes)IMDb User Rating: 5.5/10( 50 votes)みんなのシネマレビュー User Rating: 7.8/10( 308 votes) Yahoo! オトーサン、 「怪獣や兵器が主人公じゃねー」 そんな立場をとるかどうかで、スコアが変わります。 日本アカデミー賞ノミネート ・録音賞 宮内一男 User Reviews m_mould さん Newcastle-Upon-Tyne, England 2000年5月23日 時は、きたれり。 私達のテクノロジーが、最終的な試練に。 こいつは、平成になって東宝が贈る最高の映画だ。 「ゴジラ VS モスラ」(1992) は女の子向けだったが、 こいつは、男の子向けだ。 メカゴジラが出てくるし、怪獣も、流血も。 さらに、ベビーゴジラも出てきて、 ミニラを究極まで改良している。 60年代のよりも、より恐竜らしい。 このメカゴジラは、70年代のよりもいい。 プラズマグルネードは、 オリジナルのメカゴジラが持っていた フィンガーミサイルよりも、はるかに破壊的だ。 ラドンが戻って来たのも素敵だ。 メカキングギドラが愛らしい顔をみせている。 そして、ゴジラ自身はどうか? ラドンが身につけた新しいウラニウム熱線がとってもいい。 アオキが殺されることを要求したい。 三枝未希は、ゴジラの権利を守ろうとする。 だが、その2番目の脳を破壊するために ボタンを押すのだろうか? ふーむ、見ようよ・・・ オトーサン、 「同感、飛び道具偏重はつまらないね」 アンドレ・タカシさん 2008年12月13日 Gフォースなるゴジラ専門軍隊が出来ていた。 ゴジラが蹂躙する土地は日本ばかりなのに 何故か国際組織で英語が公用語、と云う ちぐはぐな組織だけど嫌いじゃない。 ウルトラ警備隊を思い出す。 ベーリング海で発見された卵からプテラノドンが孵り、 それが近辺に放棄されていた放射性廃棄物のために ラドンになったらしい。 放射線を浴びると何でも巨大化するなら設定は楽ですね。 ラドンの卵と一緒にあった卵から産まれたのは 醜悪なミニゴジラ。 昭和シリーズのミニラよりはましだけど、 このデザインは何とかならないものか。 ゴジラとメカゴジラの対決は迫力があり、 メカゴジラも相当頑張っていたけど、 ラドンの命をエネルギーに換えて パワーアップしたゴジラにやられちまいました。 命の力はバカにできないってことで…。 前作のモスラもそうだったけど、 どの怪獣も光線や熱線を出すようになって 飛び道具偏重の対決が多く、 ワンパターン化は否めない。 高島忠夫の特別出演には、 その言い草も含めて笑いました。 弟も含めて親子みんなでゴジラと関係していて、 ちょっと羨ましい。


悪の法則

オトーサン、 「"悪の法則"とは、思わせぶりな邦題だね」 "カウンセラー、血迷った弁護士"でいいのでは。 有名俳優がずらり、顔見せ興行です。 原題:The Counselor (2013) 監督:Ridley Scott 脚本:Cormac McCarthy Genre:Crime / Drama / Thriller Country: USA / UK Language: English 上映時間:117分 あらすじ: 若くてハンサムな敏腕弁護士“カウンセラー”。 恋人ローラとの結婚を決意し、 出来心から闇のビジネスに手を出す。 派手な暮らしをする実業家のライナーから 裏社会を渡り歩く仲買人ウェストリーを紹介され、 メキシコの麻薬カルテルとの大きな取引に一枚噛むことに。 ウェストリーからは危険な相手だと脅されたものの、 自分は大丈夫とタカを括っていたが・・・ 出演者: Michael Fassbender ・・・The Counselor(カウンセラー) Brad Pitt ・・・Westray(ウェストリー) Penelope Cruz ・・・Laura(ローラ) Cameron Diaz ・・・as Malkina(マルキナ) Javier Bardem ・・・ Reiner(ライナー) オトーサン、 「マイケル・ファスベンダーは、有望株らしい」 マイケル・ファスベンダー MICHAEL FASSBENDER 誕生日 : 1977/04/02 出身 : ドイツ/ハイデルベルク ドイツ人の父と北アイルランド出身の母の間に生まれ、 アイルランドで育つ。 演劇学校で学んだのち、TVシリーズ「バンド・オブ・ブラザース」に出演 「300 <スリーハンドレッド>」で映画デビュー。 主演作「SHAME -シェイム-」で、ヴェネチア国際映画祭の男優賞受賞。 実力派俳優として、その名を広めつつある。 出演作: 2007年「エンジェル」「300 <スリーハンドレッド>」 2008年「バイオレンス・レイク」「HUNGER/ハンガー」 2009年「ブラッド・クリーク」「フィッシュ・タンク」      「イングロリアス・バスターズ」 2010年「ジョナ・ヘックス」「センチュリオン」 2011年「危険なメソッド」「エージェント・マロリー」      「ジェーン・エア」「SHAME -シェイム-」      「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」 2012年「プロメテウス」 2013年「それでも夜は明ける」「伝説のレーサーたち -命をかけた戦い- 」      「悪の法則」 2014年「FRANK -フランク-」「X-MEN:フューチャー&パスト」 その他の出演者: Rosie Perez ・・・ Ruth Bruno Ganz ・・・ Diamond Dealer Cesar Aguirre ・・・Truck Driver #1 Daniel Holguin ・・・Truck Driver #2 Christopher Obi ・・・Malkina's Bodyguard Paris Jefferson ・・・Waitress Dar Dash ・・・Barman Richard Cabral ・・・Young Biker Rosie Perez ・・・Ruth Alex Hafner ・・・Highway Patrolman Andrea Deck ・・・Watching Girl User Rating:5.4/10 ( 54,753 votes)IMDb User Rating:5.6/10( 734 votes) Yahoo! オトーサン、 「低いね」 筋が分かりにくいので、2度見るべし。 User Reviews eebmtlさん Montreal 2013年10月28日 判断は、ご自分で 極めてネガティブな多くのレビューのために 見に行くのを渋っていた。 監督、脚本家、出演者の組み合わせをみて いい映画かも知れないと思ってもいた。 だが、妻も私も全く満足できた。 プロットは、二の次で、 ストーリーのアウトラインだけが必要だった。 貪欲さと悪を見つめることが大事で、 麻薬取引を誰がいつどこでやっているか その詳細は必要ではない。 せりふは、比喩的で、派手だ。 脚本家と監督の狙い通り、俳優たちは演技していた。 険悪な口調のせりふが見事で、 誰がどこで何を調達し、 誰が運んでいるかを知る必要がないほどだ。 ただ、誰が、とてつもない金額を 支払うかは知る必要がある。 お楽しみのシーンがある一方、 先入観とは違うまじめな道徳物語がある。 早やとちりは避けたいが、決断が遅くなると、 明日、恐ろしい目にあう。 スターパワーに頼るハリウッド映画の 伝統を破っているので、 スコアやレビューだけで判断しないでほしい。 また見るのが待ちきれない。 スコアは、10点満点で8点だ。 オトーサン、 「前田さん、惚れこんでいるね」 この映画、前田さんのオススメなので、 借りてみました。 前田有一さん 2013年11月23日 ただの豪華キャスト映画ではない マイケル・ファスベンダー、ペネロペ・クルス、 キャメロン・ディアス、ハビエル・バルデム、 そしてブラッド・ピットと豪華出演陣に、 テンポのいい編集がスタイリッシュな予告編。 これってアタシみたいな オサレ女子にぴったりな映画じゃない? 今日のフェイスブックのネタはこれできまりね! ──と思った推定40代女子のみなさん申し訳ない。 それらはすべて映画宣伝会社の悪ふざけであり、 万が一にもそんな気構えでこの映画を見ると、 とんでもないトラウマを植え付けられかねないので お気をつけいただきたい。 (略 あらすじ紹介) いつもニコニコ、業界一読者に親切な超映画批評だから 真っ先に書くが、こいつはホラー映画でもないくせに やたらと怖い、きわめて危険な一本である。 ここに出てくるハリウッドを代表する大スターたちが、 容赦なく追いこみをかけられる姿。 その厳しさときたら、映画の決め事、 ハリウッドのお約束を打ち崩す冷たい殺戮の嵐である。 人間、法則が崩されると弱い。 この映画が描くメキシコ麻薬カルテルには、 まさに世間の常識、道徳、普遍の法則といったものが まったく通用しない。 世界を滅ぼすゾンビを退治してきたばかりの ブラピでさえ勝てそうにない相手である。 なんと恐ろしいことか。 映画は犯人探しのミステリ風雛形で作ってあるが、 序盤から漂うヤバイ感が半端なく、 そんな謎解きを考えてなどいられない。 ピンチになった主人公の周りには、 幸い妙に面倒見のいい奴らばかりがそろっているが、 彼らの助言が何の役にも立たない絶望感ときたらない。 この道何十年の修羅場をくぐってきたような荒くれ男たちが、 すました顔で「もう逃げ場はない」とか 「選択肢は過去に選ばれていた、あとは受け入れるだけだ」などと 恐怖を増幅させるだけのろくでもない忠告ばかりして去っていく。 自分のゲームオーバーぶりがよけいに際だつという、 ありがた迷惑な親切である。 そうして主人公に共感する観客をも精神的に追いつめていく。 なにしろ悪徳なのは、 「悪の法則」などというタイトルを付けながら、 冒頭のチーターの場面からして 「法則なんて知ったことか」といわんばかりの不条理な メッセージが繰り返される点である。 獲物をもてあそぶハンター、ドラム缶の中の死体、 どう考えても殺す意味がない奴まで殺される展開、 そしてフェラーリ上の行為。 すべては法則、論理といったものとは正反対のモチーフである。 その極め付けとして、およそ話の通じない悪役として メキシコ麻薬マフィアが鎮座している。 彼らの挙動、行動原理はまったく予想ができず、 まるで異種族、異星人のようだ。 これらからわかるのは、 この映画は要するに「法則無き恐怖」を観客に味あわせようという 意地悪な企画ということである。 メキシコ側の台詞にあえて字幕をつけない演出もその一環である。 法則のわからぬ悪意に対し、我々一般人は打つ手がない。 この映画はそれをイヤというほど繰り返すことで、 私たちには倫理や法律、そうした法則・きまりごとの元で 正しく生きることがなにより大事なのだと そういうことを教えている。 当たり前すぎる教訓といえばそれまでだが、 こういう強烈な語り口でいわれると新鮮で、 そうだよな、確かにそうしようと納得してしまう。 その意味で、なかなか心憎い佳作といえるだろう。 心臓の強い方限定だが、今週のオススメだ。


ブルーラグーン

オトーサン、 「昔を思い出すなぁ」 本作に先立つ「青い珊瑚礁」を鑑賞したのは、 息子が中1の頃で、聖子ちゃんの歌が流れていました。 原題:Return to the Blue Lagoon (1991) 監督:William A. Graham 原作:Henry De Vere Stacpoole 脚本:Leslie Stevens Genre:Adventure / Drama / Romance 上映時間:98分 あらすじ: リチャードとエミリーンは、船の事故により無人島で育ち 子供を儲けたが、ボートが鮫に襲われ漂流。 通りかかった船が発見するが、 リチャードとエミリーンは既に死んでいた。 船に乗っていた未亡人サラは幼い娘リリ加えて 生き残った赤ん坊リチャード.jrの面倒を見る。 だが、コレラが発生、 サラと娘のリリ、そしてリチャードは、ボートで脱出する。 流れ着いた先は、偶然にもリチャードとエミリーンが育った島だった。 月日が流れリリとリチャードは、立派な少年少女に。 だが、サラが肺炎で亡くなってしまう。 思春期を迎えた2人は、悩む事なく乗り越え、 愛しあうようになる。 だが、大きな脅威が・・・ 出演者: Milla Jovovich ・・・ Lilli Hargrave(リリ) Brian Krause ・・・ Paddy Lestrange / Richard Lestrange jr(リチャード) Lisa Pelikan ・・・ Mrs. Sarah Hargrave(サラ) オトーサン、 「若いね、純真だね」 ミラ・ジョヴォヴィッチは、1975年生まれですから、 上映当時は芳紀16歳! その瞳は、ブルーラグーンです。 その他の出演者: Courtney Barilla ・・・ Young Lilli Garette Ratliff Henson ・・・ Young Richard Emma James ・・・ Infant Lilli Jackson Barton ・・・ Infant Richard Nana Coburn ・・・ Sylvia Hilliard Brian Blain ・・・ Captain Jacob Hilliard Peter Hehir ・・・ Quinlan Alexander Peterson ・・・ Giddens John Mann ・・・ First Captain Wayne Pygram ・・・ Kearney John Dicks ・・・ Penfield User Rating:5.0/10 ( 11,413 votes)IMDb User Rating:7.6/10( 165 votes) Yahoo! オトーサン、 「評価が分かれるね」 ラジー賞ノミネート ・ワースト作品賞 ・ワースト監督賞 ウィリアム・A・グレアム ・ワースト脚本賞 レスリー・スティーヴンス ・ワースト新人賞 ブライアン・クラウズ        ミラ・ジョヴォヴィッチ User Reviews rlcsljoさん Hollywood, ca 2001年6月21日 第1作よりも、良くないが、面白い この映画、我らが英雄たちが島に戻るのに あまりにも多くの時間を無駄にしている。 前半は、ほぼ第1作の同じシーンを繰り返している。 私が本当に見たかったのは、彼らの成長ぶりであって、 どうやって迷ったかではない。 もちろん、2人の漂流者は、セクシュアリティを 「再発見」しなければならなかった。 - これが、この映画の狙いだ。 映画は、子供たちが文明に再び導かれると 高いギアに変更される。 本当の疑問を探すことになる。 より文明的なのは誰だろうか? 比較すると、 外見では、ブルック・シールズとミラ・ジョヴォヴィッチは、 デッドヒートだが、後者のほうが、より肌を露出している。 演技では:ブルック・シールズのようが無邪気にみえた。 比較すると、 外見では、クリストファー・アトキンズとブライアン・クラウズでは、 前者のほうが優れていて、 ブライアンは、ピルズベリー・ドゥボーイのように見えた。 演技では:ブライアンは、わずかに年齢が上なので、 大人になっているように演技しなければならなかった。 オリジナルも続編も、見る価値がある: 前者は、ストーリーと演技だし、 続編は、ミラとより面白い結末だ。 オトーサン、 「幾つになっても、ドキドキします!」 ジーナさん 2008年7月7日 初々しいミラが見どころ 実際は少年でも少女でもない歳の役者ふたりなんだろうけど、 幼さの残る顔立ちやムッチリ感のある身体、 そして無防備で無邪気な二人に妙なドキドキとソワソワを感じました。 兄と妹として育ってきた二人が性に目覚めていく展開は 何とも表現しにくいですが気恥ずかしく、 見てはイケナイものを見てしまった感覚に似ています。 直接的なエロ描写はないのですが、とても動物的な肉欲を感じましたね。 秀作と言えるような作品ではないですが、 大自然の中でのびのびと暮らす二人を見ていると 疲れがとれますので 休みでも取ってドコかに行きたいな~と思っている方にオススメします。


ダウンタウン物語

オトーサン、 「面白い趣向だね」 ミュージカル仕立てのギャング映画ですが、 登場人物は、みんな子供たち。 学芸会になってしまいそうですが、 どうしてどうして・・・ マシンガンから発射されるのは、パイクリーム。 T型フォードは、足漕ぎと遊び心が満載です。 原題:Bugsy Malone (1976) 監督・脚本:Alan Parker Genre:Comedy / Crime / Family Country: UK Language: English / Italian 上映時間:93分 あらすじ: 1929年、禁酒法下のNY。 リトルイタリーでは、太っちょサム派とダン派が抗争。 ダン派は、新型マシンガンで密造酒工場を襲う。 サムは大打撃を受ける。 サムの部下のバグジーは、歌手ブラウジーと恋仲だ。 密告電話に騙されたサムは、多くの部下を失い、 ダンとの会談場所で、ピンチに陥るが、 バグジーのおかげで命拾いをする。 200ドルの褒美を貰ったバグジーは ブラウジーに「いっしょにハリウッドに行こう」と誘うが、 直後に、チンピラに襲われて無一文に・・・ 出演者: John Cassisi ... Fat Sam(太っちょサム) Martin Lev ... Dandy Dan (ダン) Scott Baio ...Bugsy(バグジー) Florrie Dugger ... Blousey(ブラウジー) オトーサン、 「本物のギャングに見えなくもないね」 ロングコートや帽子、手袋のおかげでしょうね。 ショウガールの美しいセクシーな衣装や、 Jodie Fosterの娼婦の衣装は、 ロリータ愛好家には目の毒かも。 その他の出演者: Jodie Foster・・・ Tallulah Paul Murphy・・・ Leroy Smith Sheridan Earl Russell・・・ Knuckles Albin 'Humpty' Jenkins・・・ Fizzy Paul Chirelstein ・・・ Smolsky Andrew Paul・・・ O'Dreary Davidson Knight・・・ Cagey Joe Michael Jackson・・・ Razamataz Jeff Stevenson・・・ Louis Peter Holder・・・ Ritzy Donald Waugh・・・ Snake Eyes User Rating:6.8/10 ( 10,460 votes)IMDb User Rating:8/1/10( 176 votes) Yahoo! オトーサン、 「印象に残る映画だね」 アカデミー賞ノミネート ・音楽(編曲・歌曲)賞 ロジャー・ケラウェイ カンヌ国際映画祭ノミネート ・パルム・ドール アラン・パーカー User Reviews tam1222さん Glasgow 2004年4月7日 人生を取り戻せ!!!! この映画が、不純だとか小児性愛者向きと思うひと、 しっかりしろ!! この映画は、70年代に作られ、 偏見もなく、生活は楽しかった頃だ。 その後、私たちに何が起こったか? 子供たちが映画に出てくると、 不純な動機のために作られたと疑うようになった。 映画そのものを楽しもう。 無害な楽しみだ。 うまく行けば、好きなものを発見できる。 この映画、9歳だったとき、初めて見て、 以後、まだ好きだ。 (私はいま34歳だ!) パイの銃やペダルカー、 考えてみれば、実に楽しい! 一度みれば、忘れられない。 それはとても楽しい! 2人の子供がいるが、 かつての私のように、この映画が好きだ。 これを見させても何ら良心の呵責はない。 あなたも、かつて若かった。 この映画を見て、 すべてを忘れて、若さを取り戻そう!! オトーサン、 「古き良き時代の音楽がいいね」 土竜屋昌兵衛さん 2012年3月22日 肩を張らずに堪能すべき作品 まず音楽が素晴らしい。 サントラとして殿堂入りさせたい。 ポール・ウィリアムスの粒揃いの曲が並び、 公開当時真っ先に買ったサントラLPは ターンテーブルに繰り返し載っていた。 アルバムとしての完成度は特筆もの。 最近の放映やビデオで見直しても 優れたミュージカル映画だと確認できる。 当時流行ったマフィア映画のパロディであり、 子役たちは熱演。 その後の発表作へのつながりは弱いが、 アラン・パーカーの才能が存分に発揮されている。 特異な位置づけをされる作品だが、 質の高さと面白さは文句なし。


必殺!5 黄金の血

オトーサン、 「あれはよかったなぁ」 ・必殺!主水死す 中村主水役は、苦労人の藤田まことさん。 惜しいことに、働きすぎでなくなられましたが・・・ この「必殺シリーズ」は代表作ですが、 古き良き時代の「てなもんや三度笠」も忘れられません。 本作も期待できそうです。 原題:必殺!5 黄金の血(1991) 監督:舛田利雄 脚本:吉田剛 Genre:Period Drama 上映時間:104分 あらすじ: 佐渡の金山から脱走した人足の鎮圧する“地獄組”。 人足たちが脱走し、献上金を積んだ船を占拠した。 船を所有する金座・後藤家は、金相場への影響を懸念し、 奉公人たちへ事件の口外を禁じる。 後藤家に奉公するお浅は、 思い人である与七の船が沈没する夢を見て 翌朝、後藤家当主の千勢から事実と知らされる。 仕事人から足を洗っていた政は、 与七の死を受け入れられず憔悴するお浅に 「沖を見られる砂丘へ連れて行ってほしい」と頼まれる。 やがて御用船沈没、金相場高騰といった噂が広まり、 金の買付騒動が起こる。 中村主水ら仕事人は、元締である鎌イタチのおむらに 御用船を占拠し沈めた人足たちの殺しを依頼される・・・ 出演者: 藤田まこと・・・ 中村主水 名取裕子・・・ 鎌イタチのおむら 酒井法子・・・ お浅 村上弘明・・・ 政 オトーサン、 「起用ミス!」 藤田まことと名取裕子の名演技を 酒井法子がぶち壊していました。 その他の出演者: 三田村邦彦・・・ 秀 大沢樹生・・・ 朝吉 西岡徳馬・・・ 太田玄番頭 岸部一徳・・・ 後藤三之助 保坂尚輝・・・ 千吉 佐藤蛾次郎・・・ 金平 安岡力也・・・ 腕助 白竜・・・ 与七 光本幸子・・・ お歌 山本陽子・・・ 後藤千勢 白木万理・・・ りつ 麻丘めぐみ・・・ さだ 天本英世・・・ 赤目 橋本功・・・ 森下 User Rating:3.1/10( 6 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:5.2/10( 43 votes) Yahoo! オトーサン、 「低いスコアだね」 User Reviews aksweetさん 2009年11月9日 威風堂々とした駄目邦画 冒頭の安っぽい特撮コウモリの登場、 金鉱山での虚仮脅し血飛沫、 ゲスト仕事人の珍妙さ、女子プロレスラー起用、 砂浜に隠された金塊をぶっ飛ばす破壊力抜群の花火などなど 製作についての数多なる突っ込み所。 そういえば「ヤりてぇ」という台詞しか言ってない中村主水、 シリーズの屋台骨を支えてきた鍛冶屋・政のあっさり殉職、 かんざし一本で大量殺戮のスーパー飾り職人・秀、 地獄組みというヒネリのないネーミングとは 裏腹に激弱暗殺集団、ふらふらぷるぷるとした 夢見がちな予知夢娘役として稀に見る大根役者っぷりを披露した 今をときめく(2009年現在)酒井法子・・・ 嗚呼、キリがない突っ込み所の配役・脚本。 なんたる威風堂々とした駄目邦画なのか。 オトーサン、 「うれしいね」 必殺シリーズの熱狂的なフアンがおられるのです。 必殺フアンさん ?年?月?日 「見せ場」は盛り沢山 今回の映画は、確かに「見せ場」そのものは盛り沢山ある。 話の中心となる、政とお浅との三角関係のラブストーリー。 記憶喪失に陥ったお浅と「幸せの船」を夢見る人々の物語 (この辺り、話の原型となったのは、 「必殺仕事人III・第18話/月の船を待っていたのは秀」らしい)。 金座・後藤家による、金の高騰を狙った巧妙なる策謀。 冒頭、佐渡ヶ島&嵐に翻弄される船上での地獄組の暗躍 (この場面での地獄組の迫力は凄まじい!)。 鎌イタチのおむら配下の仕事人たちと、主水チームとの確執。 無宿人一味を仕掛けたおむらたちが、 中盤で次々と地獄組に始末されるシーン! からくり仕掛けで空中に舞い散る「金」の雨・雨・雨。 そして、クライマックスにおける、 後藤家の庭園内での仕事人VS地獄組の死闘! 死神博士を連想させる、凄まじくも恐ろしい、地獄組の頭領・赤眼! ……と、物語を形作るサブ・ストーリーは、 さすがに劇場映画に相応しく、数多く存在する。 だが、ストーリーの進行がTVシリーズを踏襲しているせいか、 どうもこじんまりした感が否めない! (「第三者的立場」を貫き通している主役の主水は、 今回ほとんど事件に絡んでこないが……。 これは、事件に決して深く関わろうとしない、 TVシリーズでの主水の姿勢そのものだ) その代わり、頼み人の願いから出陣~仕置きに至る展開は、 正に後期仕事人世界で見慣れた、お馴染みのパターンそのもので、 ある意味では期待通りの映像なのだが……。 ただ、ラストの主水の殺陣が、 TVとそっくり同じなのには呆れ果ててしまった! また、山田浅右衛門の不在と、 夢次・朝吉が、本家本元の役者でないせいで、 どうも主水側の仕事人たちが小粒に見えて来る。 今回の主役たる政と秀を除くや、 生き生きとしていたのは、 スケベおやじ振りを発揮する主水(情けない!)と 何度も絡む鎌イタチのおむらだけだ! 更に、悪役側の迫力不足が、特に目立っている。 前半~被害者、中盤~悪役、ラストで突然頼み人となる 後藤千勢の余りの不自然さ! (役割の詰め込み過ぎで、十分にこなれていない) 善人面?の大田玄蕃頭に、 どこにでも羽織袴で出かける後藤三之介の軽さ。 (必殺!IIIで「金」に圧殺された彦松を演じていた岸部一徳が、 ここでは「金」で世の中を操ろうとする悪役を演じているのは、 非常に興味深い) 話が進むに連れて弱くなって行く地獄組と 凄まじい形相の割に、案外弱い頭領の赤目。 それに、朝吉の紙吹雪に惑わされる (おいおい!コウモリはレーダー持ってる筈だぞ!)、 まるっきり迫力のないコウモリたち! だが、これらの欠点にも関わらず、 政とお浅、政と秀の関係という 物語の根本がしっかりしているせいで、 結果として見応えのある作品となっている。


男はつらいよ 寅次郎物語

オトーサン、 「良く書けた脚本だね」 人情劇としても、共感あまた。 それに、群像劇としても、見事な気配りで それぞれ忘れ難い見せ場をつくっています。 原題:男はつらいよ 寅次郎物語(1987) 監督・原作: 山田洋次 脚本:山田洋次/ 朝間義隆 Genre:Drama/Commedy 上映時間:102分 あらすじ: ある日、突然「とらや」を訪れた少年。 秀吉と名乗り「父が死んだら寅さんを頼るように」 と言われてやって来たという。 寅さんは香具師仲間・政と妻ふでの遺児・秀吉と共に、 蒸発した母親ふでを探す旅に出る。 途中、旅の疲れから高熱を発した秀吉に慌てたが、 偶然に居合せた高井隆子に助けられる。 "親子3人"の旅が始まった。 母親ふでを探し当てることができるだろうか・・・ 出演者: 渥美清 ・・・寅さん 秋吉久美子 ・・・高井隆子 五月みどり ・・・ふで 伊藤祐一郎 ・・・秀吉 オトーサン、 「少年の演技指導も、行き届いているね」 その他の出演者: 倍賞千恵子 ・・・さくら 下絛正巳 ・・・車竜造 三崎千恵子 ・・・つね 前田吟 ・・・諏訪博 吉岡秀隆 ・・・満男 太宰久雄 ・・・社長 美保純 ・・・あけみ イッセー尾形 ・・・警官 笹野高史 ・・・白雲荘主人 関敬六 ・・・ポンシュウ すまけい ・・・船長 佐藤蛾次郎 ・・・源公 笠智衆 ・・・御前様 User Rating:6.6/10( 12 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:8.5/10( 109 votes) Yahoo! オトーサン、 「評判いいね」 User Reviews fen***** さん 2007年7月19日 そこが渡世人のつらいところよ。 この映画では、 寅さんの渡世人としてのつらさが良く分かる。 要するに、家庭がもてない、堅気になれないということだけど。 映画最後、満男:「おじさん、人間なんで生きてるの?」 寅:「おまえ、難しいこときくなあ。」 「そうだな。ああ、生きてて良かったと思う時があるだろ。 そういう時のために生きてんじゃねえか。」 また、御前様が「仏は寅のような愚者を愛している。」と言っていた。 それに対して寅:「そっちが愛してもこっちは愛してねえよ。」 寅さんのストイックな生き様をかいまみることができる発言ですね。 今回の寅さんには「男はつらいよ」の感じが良くでてました。 オトーサン、 「活写とはこのこと」 とらやさんのコメントです。 fen***** さんのコメントも、お見事! fen***** さん 2010年10月13日 前作「知床慕情」に続いて シリーズ後期の僕のお気に入りの作品です。 ドタバタ劇もほとんど無くかなり淡々とした異色作。 マドンナは秋吉久美子演じる”母さん”。 旅先で寅さんと出会った次の日にはもう別れてしまう。 恋と呼べる関係に発展する事も無く、 寅さんが首を突っ込む若い二人の恋も無い。 しかし旅の中のごく短い間でしたが この二人の関係はいい味がありました。 笑いドコロも少なく、 寅さんが旅先から電話をかけてきた時の ”父さん”、”母さん”の所は面白かったけど、 これが初期の作品ならとらやはもっと大騒ぎになっていただろう。 さくらとの別れ際台詞「働くってのはな、 博みたいに一生懸命真っ黒になって 家族のために働く人のことを言うんだ。 俺たちなんて働いてる内に入らねえ」 そしてラストも幸せそうなお筆さんと秀吉の姿を見つけて そっと身を隠す。 若い頃の寅さんなら 「よう!みんな元気そうじゃねえか」 ということになっていたかもしれない。 こんな寅さんの言動がいいなあ、と思う半面寂しくもある。 ずっと昔初期の作品「純情篇」で ヤブ医者を演じた老いた松村達雄さん (2代目おいちゃん)の人情味ある田舎の医者に 前作に続き人のいい船長を演じたすまけい、 旅館の主人の笹野高史といった脇役のおじさんが 皆いい味を出しています。 また、シリーズはこの後間もなく満男の成長と共に 満男とおじさんの関係がメインになっていくのですが、 満男が進路や人生の事で悩み始め、 少しずつ満男とおじさんとの関係も描かれ始める作品です。


ワイルド・スピード MEGA MAX

オトーサン、 「第何作かな?」 シリーズの時間軸は、変則的です。 1作目(ワイルド・スピード) 2作目(ワイルド・スピード X2) 4作目(ワイルド・スピード MAX) 5作目(本作) 6作目(ワイルド・スピード EURO MISSION) 3作目(ワイルドスピードX3 TOKYO DRIFT)の順です。 原題:Fast Five (2011) 監督:Justin Lin 脚本:Chris Morgan/ Gary Scott Thompson Genre:Action / Crime / Thriller Country: USA Language: English / Portuguese / Spanish / Italian 上映時間:130分 あらすじ: ドミニクに懲役25年の判決。 だが、ブライアンとミアの手で逃亡。 リオに逃亡したブライアンとミアは 麻薬取締局の押収した車の窃盗をする。 ドミニクも合流するが、仲間に襲われる。 実は、盗んだ車にマイクロチップが隠されていたのだ。 リオの権力者レイエスの闇金の流れを記録したもの。 ミアがブライアンの子を身籠り、 ドミニクは、静かに暮らすのに必要な資金を得ようと、 レイエスの闇金1億ドルを強奪する計画を立てる。 世界中から色々な分野の凄腕プロを集める・・・ 出演者: Vin Diesel ・・・ Dominic Toretto(ドミニク) Paul Walker ・・・ Brian O'Conner(ブライアン) Jordana Brewster ・・・ Mia Toretto(ミア) Dwayne "The Rock"Johnson ・・・Hobbs(ホブス) Joaquim de Almeida ・・・Reyes(レイエス) オトーサン、 「ワイルドで、いいね」 その他の出演者: Tyrese Gibson ・・・ Roman Pearce Chris "Ludacris" Bri. ・・・ Tej Matt Schulze ・・・ Vincent Sung Kang ・・・ Han Gal Gadot ・・・Gisele Tego Calderon ・・・Leo Don Omar ・・・Santos Elsa Pataky ・・・Elena Neves Michael Irby ・・・Zizi Fernando Chien ・・・Wilkes Alimi Ballard ・・・Fusco Yorgo Constantine ・・・Chato Geoff Meed ・・・Macroy Joseph Melendez ・・・Chief of Police Alem... Jeirmarie Osorio ・・・Rosa Mark Hicks ・・・ Capa Estaban Cueto ・・・ Berto Corey Michael Eubank... Lanzo Luis Da Silva ・・・ Jr. Diogo Luis Gonzaga ・・・ Cash House Door Guardman Carlos Sanchez ・・・ Evidence Technician Ben Blankenship ・・・ Lead DEA Agent Pedro U. Garcia ・・・ Conductor Arturo Gaskins ・・・ Croupier Jay Jackson ・・・ Field Reporter Arlene Santana ・・・ Field Reporter Kent Shocknek ・・・ News Anchor Sharon Tay ・・・ News Anchor Andy Rosa Adler ・・・ News Anchor User Rating:7.3/10 ( 210,922 votes)IMDb User Rating:8.3/10( 1,346 votes) Yahoo! オトーサン、 「みんな怪我しなかったのかな?」 すごいシーンの連続で、他人事ながら心配しました。 User Reviews blackmambamarkさん United States 2011年5月1日 シリーズの続編として、はじめて見る価値がある 確かに、第1作は、新鮮でオリジナルなものだった。 しかし、続編は何もなかった。 ハイオクの楽しみだと知っているが、 マイケル・ベイの映画についても同じことだ。 続編はマイケル・ベイの映画と同じく悪いとは言わない。 新しいものは、何もない。 ドリフト以外は、何もない。 本作が、新鮮な何かをもたらすことを願う。 私は、この映画を楽しんだ。 期待せずに行ったおかげで、満足して映画館を出た。 確かに、同じシーンがたくさんあったが、 この映画が傑出しているのは、ペースの変え方だ。 第一に、いまいましいドラッグレースを10分毎に行っていない。 それを避けていた。 天才的アイディアだ。 素晴らしいドライブ・シーンを待つ楽しみが増えたからだ。 頭のいい人は、弾丸を節約したのは、 最後にフルに使うためだったと言うだろう。 ドライブシーンを優先し、脚本にあまり依存しないで、 どうやって観客を楽しませるだろう。 最初のステップは、ロック(Dwayne "The Rock"Johnson)を登場させ、 それと主役をからませることだ。 次に、脚本を磨く必要がある。 それには、良い面と悪い面の両方がある。 「オーシャン11」から学ぶのは、良いことだ。 アイデアを盗んだが、それはかなりクールだ。 だが、悪い面は、多くのアクションを放りこんだことだ。 安っぽい寸言、下手な演技、そして手垢のついた筋書 残念ながら、それらが楽しみを奪っている。 要点。 本作は、今年、一見の価値がある最初のアクション映画だ。 私は、「ワイルドスピード」が一番よかったというつもりはない。 第1作以来、フェアなレビューをしてきた。 だが、本作が大事なお金だけの価値があるとを自信を持って言える。 確かにやや安っぽくありえないアクション満載だが、 最初に述べたように、見ていて楽しい。 と言ってはみたが、疑問は残る。 この映画は、シリーズで最高の映画だろうか? そうではない。 この映画は、相当いい。 他の映画よりも、いい。 時間軸でいえば、第1作に続く配置にすべきだった。 オトーサン、 「同感!」 Kircheisさん 2011年10月7日 秀作 これはシリーズ最高傑作なんじゃないか!? 今までのシリーズの登場キャラが集まって チームを組むという展開だけでワクワクする上に 今回はロック様が大活躍!! そのロック様とヴィン・ディーゼルのバトル が本家のカーバトルに劣らないくらいの迫力なのだ(*^_^*) その他タイリーズ・ギブソンとサン・カンも 脇役と思えないような存在感!! 悪のボス役のヨアキム・デ・アルメイダは 中南米系の悪者としては定番のキャスティングだが 今作では他のメンバーが活躍しすぎてイマイチ大物感が出ず。 ジョーダナ・ブリュースターは「老けたなぁ」というのが一番の感想(^_^;) 次回作に続くエンディングは期待半分、 やりすぎ感半分といった感じか…!? でもエヴァ・メンデスは見たいぞ!!


映画の採点簿

ワイルド・スピード MEGA MAX*****
男はつらいよ 寅次郎物語*****
必殺!5 黄金の血****
ダウンタウン物語*****
ブルーラグーン****
悪の法則****
ゴジラVSメカゴジラ****
ぱいかじ南海作戦****
男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日****
昆虫物語 みつばちハッチ ~勇気のメロディ~****
哀愁*****
大帝国行進曲****
ドライブアングリー3D****
ジャッカス/クソジジイのアメリカ横断チン道中****
キャプテンハーロック****
男はつらいよ 寅次郎心の旅路****
ゲットバック****
ジャッカス3D****
LIFE!*****
荒鷲の要塞****
キャット・バルー*****
三大怪獣 地球最大の決戦*****
男はつらいよ ぼくの伯父さん****
ゴジラ×メカゴジラ****
怪獣大戦争****
ゴジラVSデストロイア*****
ロード・オブ・ドッグタウン*****
いつでも夢を****
リベンジ・マッチ****
男はつらいよ 寅次郎の休日****
エージェント:ライアン****
オペラ座の怪人*****
新少林寺/SHAOLIN****
ウォルト・ディズニーの約束****
大脱出****
ゴジラVSモスラ****
ガメラ 大怪獣空中決戦*****
男はつらいよ 寅次郎の告白****
打倒(ノック・ダウン)****
オペラ座の怪人 25周年記念公演 in ロンドン*****
ゴジラ2000 ミレニアム***
少年H****
スタンピード****
男はつらいよ 寅次郎の青春****
上海バンスキング****
続次郎長富士****
真剣勝負****
浮草*****
宗方姉妹*****
ゼロの焦点(2009)****
男はつらいよ 寅次郎の縁談****
さあ帰ろう、ペダルをこいで*****
アメイジング・スパイダーマン2****
ものすごくうるさくて、ありえないほど近い****
ゼロの焦点(1961)*****
ビッグ・ガン****
エンド・オブ・ホワイトハウス****
男はつらいよ 拝啓 車寅次郎様****
北国の帝王*****
風の音、愛のうた****
風雲児 織田信長****
プレミアム・ラッシュ*****
鑑定士と顔のない依頼人*****
茄子 アンダルシアの夏*****
男はつらいよ 寅次郎紅の花*****
ノイズ****
私が女になった日*****
猿の惑星:創世記(ジェネシス)*****
スポーン****
グリース*****
しあわせのパン****
男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇****
ヤング・ゼネレーション*****
メッセンジャー*****
ボックス!****
劇場版タイムスクープハンター 安土城 最後の1日***
ツイン・ドラゴン****
ラジオ・デイズ****
映画 謎解きはディナーのあとで***
ロック ~わんこの島~***
いぬのえいが****
大学の若大将****
ワン カリフォルニア デイ*****
必殺仕掛人 春雪仕掛針*****
バス停留所****
銀座の若大将****
ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃****
ゴジラVSスペースゴジラ****
ガメラ2 レギオン襲来****
ガメラ3 邪神<イリス>覚醒****
こうのとり、たちずさんで*****
沓掛時次郎 遊侠一匹*****
日本一の若大将*****
ONCE ダブリンの街角で*****
の・ようなもの****
社長道中記*****
社長外遊記**** 
君よ憤怒の河を渉れ**** 
新・極道の妻(おんな)たち**** 
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