オトーサンの2015年その2

ほのぼの映画批評

前口上

ハリウッド映画の3D化が進んでいます。
でも、相変わらず、CGに頼り過ぎが目立ちます。
ひとびとは、冴えた技術だけを見に行くのでしょうか?
好不況を問わず、どう生きるかを知りたいのでは?
薄っぺらな人間ばかりではなく、
本物の人間による本物のドラマを見たいのでは?
見る本数が増え、年齢を重ねる度に、
その思いが強くなってきました。

映画の採点簿へ

目次

5374 獄門島(BS 1977) 5373 日本侠客伝(BS 1964) 5372 月に囚われた男(DVD 2009) 5371 グッドガール(DVD 2001) 5370 コルドラへの道(BS 1959)
5369 待ち伏せ(BS 1970) 5368 ヴァンパイア・ハンター(TV 2001) 5367 ダブルヘッド・ジョーズ(TV 2012) 5366 ハスラー2(BS 1986) 5365 栄光への脱出(BS 1960)
5364 シェフ 三ツ星フードトラック始めました(DVD 2014) 5363 やくざ戦争 日本の首領(ドン)(BS 1977) 5362 ジャッジ 裁かれる判事(DVD 2014) 5361 日本の黒い夏 冤罪(BS 2000) 5360 ミッション:8ミニッツ(BS 2011)
5359 The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛(BS 2011) 5358 呪怨 -終わりの始まり-(BS 2014) 5357 チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密(DVD 2015) 5356 SAFE/セイフ(TV 2012)
5355 華麗なる激情 (DVD 1965) 5354 ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅(DVD 2013) 5353 喜劇 駅前温泉(BS 1962) 5352 キラー・トーナメント(TV 2014) 5351 アルマゲドン2011(TV 2010) 5350 イエローハンカチーフ(BS 2008)
5349 コードネーム:プリンス(DVD 2014) 5348 きっと、うまくいく(DVD 2009) 5347 ザ・スパイダースのゴーゴー・向う見ず作戦(BS 1967) 5346 柳生武芸帳 夜ざくら秘剣(BS 1961) 5345 ファッションが教えてくれること(BS 2009)
5344 赤線地帯(BS 1956) 5343 エクソダス:神と王(DVD 2014) 5342 タイタンの逆襲(BS 2012) 5341 ドラゴン危機一発(BS 1971) 5340 スパイ・レジェンド(DVD 2014)
5339 新サラリーマン専科(BS 1997) 5338 サラリーマン忠臣蔵(BS 1960) 5337 新春狸御殿(BS 1959) 5336 クレージー作戦 くたばれ!無責任(TV 1963) 5335 パッセンジャーズ(TV 2008)
5334 グランド・クロス ドゥームズデイ・プロフェシー(TV 2011) 5333 ウルフ・オブ・ウォールストリート(BS 2013) 5332 そうかもしれない(BS 2005) 5331 ロング・グッドバイ(BS 1973) 5330 それでも夜は明ける(DVD 2013)
5329 西部に賭ける女(BS 1960) 5328 荒野のストレンジャー(BS 1973) 5327 捜査官X(BS 2011) 5326 永遠の僕たち(BS 2011) 5325 狩人の夜(BS 1955)
5324 ジョバンニの島(TV 2014) 5323 マーシャルの奇跡(DVD 2006) 5322 10日間で男を上手にフル方法(DVD 2003) 5321 近松物語(BS 1954) 5320 レッドブル(BS 1988)
5319 世界侵略:ロサンゼルス決戦(TV 2011) 5318 刑事物語2 りんごの詩(TV 1983) 5317 ダラス・バイヤーズクラブ(DVD 2013) 5316 ナースのお仕事 ザ・ムービー(DVD 2002) 5315 弁天小僧(BS 1958)
5314 マキシマム・ブロウ(TV 2012) 5313 ドライヴ(TV 2011) 5312 幸せへのキセキ(BS 2011) 5311 猿の惑星:新世紀(ライジング)(DVD 2014) 5310 トラック野郎 熱風5000キロ(BS 1979)
5309 薬指の標本(DVD 2005) 5308 名探偵コナン 異次元の狙撃手(TV 2014) 5307 インターステラー(DVD 2014) 5306 パーフェクト・ホスト 悪夢の晩餐会(TV 2010) 5305 僕達急行 A列車で行こう(BS 2011)
5304 サタデー・ナイト・ライブ 25th アニバーサリー(DVD 1999) 5303 ストリート・オブ・ファイヤー(TV 1984) 5302 スペースバンパイア(TV 1985) 5301 相棒シリーズ X DAY(TV 2013) 5300 ボクたちの交換日記(BS 2013)
5299 フューリー(DVD 2014) 5298 狼の挽歌(BS 1970) 5297 ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島(TV 2010) 5296 ファインド・アウト(TV 2012) 5295 血と怒りの河(BS 1968)
5294 バッド・ガールズ(TV 1994) 5293 相棒劇場版Ⅲ 巨大密室!特命係絶海の孤島へ(TV 2014) 5292 約束 ラ・プロミッセ(DVD 2000) 5291 戦うパンチョ・ビラ(BS 1968) 5290 ユーズド・カー (TV 1980)
5289 デーヴ(DVD 1993) 5288 カラスの親指(BS 2012) 5287 アレクサンドリア (BS 2009) 5286 チーム・バチスタ FINAL ケルベロスの肖像(TV 2014) 5285 一枚のめぐり逢い (BS 2012)
5284 LUCY/ルーシー (DVD 2014) 5283 メン・イン・ブラック3 (2012) 5282 新幹線大爆破 (BS 1975) 5281 ゴーン・ガール(DVD 2014) 5280 誰よりも狙われた男 (DVD 2014)
5279 ウエスタン (BS 1968) 5278 野性の証明 (BS 1978) 5277 キツツキと雨 (BS 2011) 5276 王になった男 (BS 2012) 5275 ファイヤー・ウィズ・ファイヤー 炎の誓い (DVD 2012)


獄門島

オトーサン、 「西之島そっくりだ!」 雲が、噴煙のように天を覆っています。 でも、1977年の映画ですから、 西之島は、まだこんな形になっていません。 実際のロケ地は、 横溝正史さんが岡山県へ疎開していた頃に 訪れた瀬戸内海の島だそうです。 原題:獄門島 (1977) 監督:市川崑 原作:横溝正史 脚本:久里子亭 Genre:Mystery 上映時間:141分 あらすじ: 終戦直後、鬼頭千万太は、 戦友に遺言をもらした。 「俺が島に戻らなければ妹たちが殺される」 その戦友から遺書を預かった金田一は、 惨事を未然に防ぐために、獄門島を訪れるが、 島民から余所者と排除され、犯人を追うどころか、 留置場に入れられてしまう。 そんななか、三姉妹が次々と殺される・・・ 出演者: 石坂浩二・・・ 金田一耕助 大原麗子・・・ 早苗 佐分利信・・・ 了然和尚 司葉子・・・ 勝野 浅野ゆう子・・・ 鬼頭月代 中村七枝子・・・ 鬼頭雪枝 一ノ瀬康子・・・ 鬼頭花子 オトーサン、 「豪華メンバーだけど・・・」 その他の出演者: 草笛光子・・・ お小夜 東野英治郎・・・ 鬼頭嘉右衛門 内藤武敏・・・ 鬼頭与三松 武田洋和・・・ 鬼頭千万太 加藤武・・・ 等々力警部 大滝秀治・・・ 分鬼頭儀兵衛 上條恒彦・・・ 清水巡査 松村達雄・・・ 漢方医幸庵 稲葉義男> ・・・ 荒木村長 辻萬長・・・ 阪東刑事 小林昭二・・・ 竹蔵 ピーター・・・ 鵜飼章三 三木のり平・・・ 床屋の清十郎 坂口良子・・・ お七 池田秀一・・・ 了沢 三谷昇・・・ 復員服の男 荻野目慶子・・・ 少女時代の勝野 User Rating:6.3/10( 66 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:6.7/10( 37 votes) Yahoo! オトーサン、 「ま、こんなところか」 User Reviews ESPERANZAさん 2011年9月19日 見立て殺人 同年に制作された「悪魔の手毬唄」と比べると ずいぶん見劣りがすると思う。 「獄門島」も「悪魔の手毬唄」も同じ横溝正史、 市川崑監督も金田一耕助も同じ、 しかも「見立て殺人」ということも。 一方が俳句、他方が手毬歌という違いなのだが、 手毬歌が映画の中に自然と馴染んでいたのに対し、 俳句の方は何かとってつけたような感じで ぎくしゃくしている。 そして最大の問題は犯人を変えてしまったこと。 映画は映画の作りがあるから、 変えてはいけないとは言わないが、 変更した良さもわからず、 最後までどうも不自然だらけだった。 余談だが、三木のり平と坂口良子の親子、 のり平の清十郎が「お夏清十郎」であれば 娘のお七は「八百屋お七」とは 何と芝居じみていることか。 もちろん映画の中に出てくる「娘道成寺」も オトーサン、 「これは、脚本が悪いね」 黒美君彦さん 2008年5月25日 金田一のアクションシーン 金田一耕助が 復員兵を走って追うなんていう 珍しいアクション?シーンが印象的な作品(苦笑)。 退屈はしないが、物語がかなり強引なので、 筋を懸命に追っていると頭が混乱してしまいます。 「リューマチで左手が利かないので、絞殺は無理」な 和尚のはずなのに、死体を担いだり、 尋常ではない重さの釣鐘の中に 死体を押し込んだり出来てしまうのか?(苦笑)。 原作と映画では犯人が違うそうですから、 その辺で無理が生じたのだろうとは思いますが…。 大原麗子の楚々とした美しさだけが際立った作品でした。 …ところで最後、与三松(内藤武敏)は どこへ行ってしまったの??


日本侠客伝

オトーサン、 「シリーズ第1作か」 「日本侠客伝 浪花篇」 「日本侠客伝 関東篇」 「日本侠客伝 血斗神田祭り」 「日本侠客伝 雷門の決斗」 「日本侠客伝 白刃の盃」 「日本侠客伝 斬り込み」 「日本侠客伝 絶縁状」 「日本侠客伝 花と龍」 「日本侠客伝 昇り龍」 「日本侠客伝 刃」と続き、 全11作となっています。 任侠と言う言葉、もう死語ですね。 今流に言えば、やくざ、欧米流に言えばマフィア。 ハリウッドで、リメイクしたら、案外受けるのでは。 原題:日本侠客伝(1964) 監督:マキノ雅弘 脚本:笠原和夫/村尾昭/野上龍雄 Genre:Drama/Mafia 上映時間:98分 あらすじ: 深川で運送業を営む木場政組は、 ライバルである沖山運送の妨害工作に悩まされていた。 争いを好まぬ木場政が病死したことから、 沖山運送はますます勢力を伸ばしていく。 除隊し組に帰ってきた辰巳の長吉は、 組が小さくなっていくことに心を痛める。 木場政の子分である赤電車の鉄が、 沖山兄弟の手により殺害されるが、 沖山はすでに警察署長や代議士を抱えていた。 木場政に恩義のある客分の清治は、 日に日にエスカレートする 沖山運送の営業妨害を許すことができず、 一人で沖山組に殴り込みをかけるが、 逆に返り討ちに遭ってしまう・・・ 出演者: 高倉健・・・ 辰巳の長吉 藤純子・・・ おふみ 長門裕之・・・ 赤電車の鉄 中村錦之助・・・ 清治 安部徹・・・ 沖山仁三郎 オトーサン、 「みんな若いね」 その他の出演者: 松方弘樹・・・ 鉄砲虎 津川雅彦・・・ ポンポンの繁 三田佳子・・・ お咲 南田洋子・・・ 粂次 品川隆二・・・ 銀次 伊井友三郎・・・ 木場政 ミヤコ蝶々・・・ おしま 南都雄二・・・ 質屋の主人 藤間紫・・・ お柳 阿部九州男・・・ 馬車兼 天津敏・・・ 沖山剛造 楠本健二・・・ 町田 内田朝雄・・・ 横井 有馬宏治・・・ 小笠原 大前釣・・・ 荒巻 加藤浩・・・ 仙太郎 国一太郎・・・ ガラ十 大城泰・・・ 六さん 佐々木松之丞・・・ 馬車幸 堀広太郎・・・ 竹三 五十嵐義弘・・・ ハイカラの為 島田秀雄・・・ 源吉 那須伸太朗・・・ 由太郎 大木実・・・ 弘法常 田村高廣・・・ 鶴松 User Rating:6.3/10( 8 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:7/2/10( 5 votes) Yahoo! オトーサン、 「ま、よくできているね」 木場が舞台なら、材木が崩れ落ちシーンなど、 もうすこしアクションに工夫がほしいところ。 User Reviews kor***** さん 2012年8月13日 なかなか出来すぎな一品 脚本の笠原和夫さんは後に東映の大看板となる 「仁義なきシリーズ」を書くことになり、 男気溢れる健さんの(侠客とは男気ある人が前提…らしい。) 仁侠映画初出演作品となります。 古い時代とはいえ商いが企業化され、 気を抜けば他者にM&Aされる時代に 「義理・人情」を持ち続ける古い体制・思考の人間達の “最後の悪あがき”的な展開には ヒーロー映画のワクワク感というよりも、 哀愁を感じて仕方がありません。 いずれ健さんと共に東映の大スターになる藤純子さんが 恋人として出演しており、 マキノ雅弘監督の甥っ子である長門さんと津川さんの兄弟が 脇役として実に良い味を出しています。 そして、長門さんは現実でいずれお嫁さんになる 南田さんに淡い恋心を抱く…なんてうまく話が出来すぎています♪ しかし私としてはどうも大御所萬屋錦之介さんの存在が 不必要に思えて仕方がなかったです。 先代からの客分であるゆえに皆さん気を使うし (役としても、俳優としても…) 涙を見せるシーンで演技の旨さは垣間見れますが、 肝心の討ち入りシーンがちょっと呆気なくて…。 作品としてゴージャス感はビンビンに伝わりましたけどね。 オトーサン、 「錦之助の端役は、勿体なかったね」 イニシャルKさん 2012年12月6日 マキノ雅弘監督、高倉健主演による 任侠映画シリーズ第一作。 東映が時代劇から任侠映画に移行しはじめた 時期の作品ではあるが、かなり豪華なキャストで、 力の入った映画になっている。 東映の任侠映画は何本か見ているが、 この初期作にしてパターンが既に出来上がっていて、 初期作ということをあまり意識せずとも楽しめた。 津川雅彦と長門裕之の共演もマキノ監督の映画では 初めて見るような気がする。 長門裕之の片思いの相手が南田洋子であるのは 思わず突っ込みたくなるが、 これもマキノ監督ならではのことだろう。 健さんは開始20分ほどしてからの登場だが、 登場までがけっこうじれったかったが、 登場してからはなんだか安心。 でも、特別出演とある錦之助の扱いが なんだかなあという感じで、 単身殴り込みの前の妻(三田佳子)とのシーンは良かったものの、 その後、拳銃片手に殴り込みをするのは違和感バリバリで、 せめてドスを片手に殴りこんでほしかったし、死に方もあっけない。 本人もこれは不本意だったのではないかと思う。 それに錦之助といえば時代劇俳優という印象がどうしても強く、 こういう任侠映画ではちょっと浮いて見え、 その意味でももったいない気がする。 錦之助が宮本武蔵を演じた 同時期の「宮本武蔵」シリーズ(内田吐夢監督)では ライバルの佐々木小次郎を演じる健さんに違和感があったが、 この映画では逆のことが起きてしまっている。 錦之助は時代劇にこだわりがあると聞いたことがあるが、 この映画を見てあらためて錦之助は 時代劇でこそ映える役者なのだと思った。


月に囚われた男

オトーサン、 「この監督、デビット・ボウイの息子だ」 ダンカン・ジョーンズ監督、 「ミッション:8ミニッツ」が 面白かったので、処女作を借りてみました。 原題:Moon (2009) 監督・原作:Duncan Jones 脚本:Nathan Parker Genre:Drama/ Mystery/ SF Country: UK Language: English / Spanish 上映時間:97分 あらすじ: 近未来。 エネルギーの枯渇した地球は、 月に新たな燃料源を求めた。 宇宙飛行士のサム・ベルが 世界最大の燃料生産会社ルナ産業との3年契約により、 エネルギー源ヘリウム3を採掘して 地球へ送るという仕事のため月へ派遣される。 月面基地サラングを拠点として、 人工知能を搭載したロボット、ガーティを相棒に 月面での作業に取り組むなか、 楽しみは、TV電話での妻テスとの通話だ。 だが、衛星事故で交信不能になって 孤独感とも格闘していた。 任期も残り2週間となった時、 作業中に事故を起こしてしまう。 基地内の診療室で目覚めると、 そこに自分と瓜二つの人間がいることに気付く。 これを機に、彼は周囲で起きている出来事が 果たして幻覚なのか現実なのか、判別出来なくなっていく・・・ 出演者: Sam Rockwell ・・・ Sam Bell(サム) Robin Chalk ・・・ Sam Bell clone(サムのクローン) Dominique McElligott ・・・ Tess Bell(テス) オトーサン、 「何やら情けないところがいいね」 サム・ロックウェル、全編ほぼひとり芝居で、 頑張りました。 その他の出演者: Kevin Spacey ・・・ GERTY (voice) Kaya Scodelario ・・・ Eve Bell Benedict Wong ・・・ Thompson Matt Berry ・・・ Overmeyers Malcolm Stewart ・・・ 'the technician' User Rating:8.0/10 ( 228,431 votes)IMDb User Rating:8.0/10( 380 votes) Yahoo! オトーサン、 「高いスコアだね」 英国アカデミー賞 受賞 ・新人賞 ダンカン・ジョーンズ 同ノミネート ・英国作品賞 User Reviews Tasslehoff6さん United States 2009年6月20日 すばらしい… これまでに見た最もよいSF映画の1つだ。 サム・ロックウェルは、見事な演技をしている。 観客は、彼の孤独を感じる。 低予算の映画だが、シームレスな特撮がいい。 コメントに左右されたくないので、筋書は、説明しない。 「2001年宇宙への旅」など、 昔のストーリーとキャラクターがいいSFが好きならば、 この映画を好きになるだろう。 SFの大ファンでないならば、一勝負してほしい。 非常に価値ある経験と気付くかもしれない。 私は、この映画を愛していて、考えるのをやめられない。 本作をみると、ありきたりばかりと思いこんでいたのに、 完全にオリジナルで、予想外の作品もあると気付く。 これは素晴らしいアートだ。 多くの人々が見て、高く評価してほしい。 オトーサン、 「グローバリゼーションの光と影か」 前田有一さん 2010年4月8日 SFの体裁を借りて労働問題を描く 同週公開『第9地区』が社会派SFアクションなら、 『月に囚われた男』はそれ以上に社会風刺の効いたSFドラマだ。 こうした優れたSFが、 同じ週に二本も見られると言うのはうれしい限り。 私としても、ぜひ両方見てほしいと思う。 舞台は近未来、月面基地に3年契約で派遣されたサムだが、 契約満了までいよいよ2週間となった。 ところがそんなとき、彼は月面車で事故をおこしてしまう。 なんとか生き延びるサムだが、 その後彼はありえないものを見るハメになる。 序盤、「3年間、月面に単身赴任する男」の事情というか 普段の生活のようなものが描かれるが、 この時点ですに終盤への伏線が着々と張られている。 原作はなく、映画オリジナル脚本ということで、テーマも現代的。 低予算だが監督はPVの経験があるので特撮には強い。 面白くなりそうな条件がそろっている。 この映画が作られた英国は、ご存知のとおり階級社会。 だから、こうした労働者階級の悲哀のごときものを描く映画には、 深い洞察力の感じられる傑作が多い。 とくに本作では、監視の目の届かぬところでは、 企業がいかに労働者にひどいことをするかが描かれている。 世界全体でなく、あくまで月面開発のいち企業の イカれっぷりを描いたところが現実的でとてもよい。 だいたいSFというのは、社会全体がこうした極端な価値観だったりなど 近未来などと言いながら現代とのつながりが さっぱり感じられぬバカ設定が多すぎる。 そんな中、決して大風呂敷を広げない ダンカン・ジョーンズ監督の冷静さは特筆に価する。 それにしてもこの主人公と現代の底辺労働者の境遇は、 考えるほどに似通っている。 彼が最後に知る事になる自分の運命は、 まさにわれわれの末路を表現している。 もっとも労働問題というものは、 派遣切りする大企業を批判しても何ら本質的解決には至らないものだ。 問題の根幹には、実質的にコストが日本の30分の1といわれる 中国の半「奴隷」労働者がいる。 それを利用する他企業とノーハンデで競争せねばならないのだから、 自分の社員の待遇をよくする余裕など 企業にだってあるはずがないのだ。 本来なら、いまこそ先進国の労働者は連帯して、 中国の不当な「奴隷」使い放題制度や元安維持政策を批判し、 改善要求を出すべきだと思うがなぜかやらない。 本作品にもそんな視点はなく、 その意味では問題の表面を軽くなでただけだが、 それでも凡百のSFとは比較にならぬ時代性と知性を感じさせる出来栄え。 特撮はおおむねハイレベルだが、 重力の軽さの表現などは大幅に割愛するなど、 予算があるSF作品とどこが違うのか見比べてみるのも面白いだろう。


グッドガール

オトーサン、 「インディーズか」 大手製作会社が引き受けてくれないが、 何とか映画化したいと自主製作したもの。 最近、この種の映画に秀作がみかけられます。 本作も、そのひとつ。 低予算ですが、役者がやる気になっていると、 いい映画になるのです。 原題:The Good Girl (2002) 監督:Miguel Arteta 脚本:Mike White Genre:Comedy/ Drama/ Romance Country: USA / Germany/ Netherlands Language: English 上映時間:93分 あらすじ: ジャスティンは30歳の主婦。 小さな田舎町に暮らし、ディスカウント・ストアで働く 夫フィルは塗装工、子供なし、ウンザリする毎日だ。 ある日、新しい倉庫係が入ってくる。 ホールデンは、文学青年で、熱っぽく人生を語る。 やがて2人の関係は不倫へと発展していく。 2人は連日のように愛し合うようになるが、 鈍感な夫が気づく様子はない。 それでも次第に罪の意識を感じ始めたが・・・ 出演者: Jennifer Aniston ・・・ Justine Last(ジャスティン) Jake Gyllenhaal ・・・ Thomas "Holden" Worther(ホールデン) John C. Reilly ・・・ Phil Last(フィル) オトーサン、 「これが、ジェニファー・アニストンか」 「ジェイク・ギレンホール、本当にいい役者だね」 本作で、何も賞をとっていないのは不思議です。 ジョン・C・ライリーも、名脇役です。 その他の出演者: John Carroll Lynch ・・・ Jack Field Tim Blake Nelson ・・・ Bubba Zooey Deschanel ・・・ Cheryl Mike White ・・・ Corny Deborah Rush ・・・ Gwen Jackson Aimee Garcia ・・・ Nurse User Rating:6.5/10( 35,763 votes)IMDb User Rating:6.0/10( 35 votes) Yahoo! オトーサン、 「もっと高くていいのでは?」 とにかく脚本が秀逸です。 インディペンデント・スピリット賞受賞 ・脚本賞 マイク・ホワイト 同ノミネート ・作品賞 ・主演女優賞 ジェニファー・アニストン ・助演男優賞 ジョン・C・ライリー User Reviews Charles Heroldさん United States 2003年11月6日 人生の一断面 数年前、搬入口で働いている若い男と会話した。 彼は、イライラしていた。 人生お先き真っ暗で、打開策なないと思っていた。 アートを通して自己表現する希望を持っていたが、 才能がなく、他に何も楽しみがなかった。 本作は、ごく普通の人についての映画だが、 これを見ている間中、私は彼のことを考えた。 単調な生活に閉じ込めらているのだ。 本作が、コメディかドラマかといった議論がなされていたが、 映画にラベルを貼るのはやめたほうがいい。 本作は、ドラマとコメディの両方を描いている。 閉じ込められたと感じている人を描いている。 十分に見る価値がある知的な小品だ。 あまり余計な心配をせず、ありのままを鑑賞してほしい。 オトーサン、 「的外れなコメントだね」 浮気は、単なる味つけで、 行き詰った人生に悩んでいるひと向けの映画です。 前田有一さん 2004年4月13日 浮気というテーマに興味がある人にオススメ 低予算映画ながら、 ブラッド・ピットの奥さんが主演して高い評価を得た作品。 貧しい田舎町のショッピングセンターを舞台に、 平凡な家庭の主婦をヒロインにしたドラマが展開する。 夫以外の男性二人が、彼女をめぐってすったもんだするが、 3人とも”どこかにいそうな人”ばっかり。 主演のジェニファー・アニストンは、 もともと可愛い顔をした女優だが、 彼女でさえ華のないメイクやヘアスタイル、 洗練のかけらもないファッションのおかげで、 見事に(?)田舎の地味な主婦になりきっている。 そして、そんな彼らの行動や心情には、 妙にリアルなものが感じられ、 グイグイ物語に引き込まれるのだ。 浮気する人間の行動パターンや心理というのは、 どうやら万国共通らしい。 先ほど紹介したジェニファーの主婦姿なども、 地味でいてどこか魅力を感じさせる。 なんというか、男心をくすぐる雰囲気がある。 これがはたして彼女の魅力なのか、 演技力なのかは判断がつきかねるが、大したものである。 この映画では、小さ目の綺麗なムネもちらっと見せてくれる。 物語は、先の読めがちなものではあるが、決して退屈はしない。 恋のバタバタが、ちょっぴりスリラー風味となる最終局面。 ヒロインが決断を迫られる場面の演出は、 なかなか面白いのでお楽しみに。 結末は、いろいろと考えさせられるもので、鑑賞後に心に残る。 リアルな雰囲気のドラマだが、 随所にクスクスと笑わせるユーモアがあり、暗さは感じさせない。 初デートでホテルの料金を女性が出す気まずさなど、 地味ながら鋭い演出が心憎い。 これは、『浮気』という題材に興味のある人ならば、 きっと楽しめるはずである。 何より、少ない予算と登場人物で、 これだけの映画を作れるということに驚かされる。


コルドラへの道

オトーサン、 「ロバート・ロッセン監督作だ!」 名作「オール・ザ・キングスメン」(1949)で アカデミー賞の監督賞を受賞する直前に、 共産党員だったのを暴露され、受賞を逃しました。 名作「ハスラー」も、監督しています。 人物像の掘り下げに手腕を発揮しました。 原題:They Came to Cordura (1959) 監督:Robert Rossen 原作:Glendon Swarthout 脚本:Ivan Moffat/ Robert Rossen Genre:Adventure/ Drama/ History 上映時間:123分 あらすじ: 1916年、国境を越えて侵入してきた パンチョ・ビラの革命軍に対し アメリカは騎兵隊が出動し、。 アメリカ人女性アデレイドの牧場に 立て籠もった革命軍を猛攻撃する。 同行したソーン少佐の役目は 名誉勲章にふさわしい兵士を見つけることだった。 この戦いで功績のあった5人を推薦することに。 革命軍を助けた容疑で逮捕したアデレイドを連れ、 一行は、人里離れた遥かなコルドラ基地を目指す・・・ 出演者: Gary Cooper・・・Maj. Thomas Thorn(ソーン少佐) Rita Hayworth・・・Adelaide Geary(アデレイド) オトーサン、 「美男美女の競演だね」 ゲーリー・クーパーは、 臆病者という汚名から逃れられず、苦闘します。 リタ・ヘイワースは、マリリン・モンローと並ぶ 肉体派女優ですが、本作では、その片鱗もみせません。, その他の出演者: Van Heflin・・・Sgt. John Chawk Tab Hunter・・・ Lt. William Fowler Richard Conte・・・ Cpl. Milo Trubee Michael Callan・・・ Pvt. Andrew Hetherington Dick York・・・ Pvt. Renziehausen Robert Keith・・・ Col. Rogers Carlos Romero・・・ Arreaga Jim Bannon・・・ Capt. Paltz Edward Platt・・・ Col. DeRose Maurice Jara・・・ Mexican federale Sam Buffington・・・ First Correspondent Arthur Hanson・・・ Second Correspondent User Rating:6.5/10 ( 1,298 votes)IMDb User Rating:8.0/10( 2 votes) Yahoo! オトーサン、 「魂に届く名作だ」 User Reviews bkoganbing さん Buffalo, New York 2006年9月18日 メキシコでの戦争は、喜歌劇 本作は、パンチョ・ヴィラが、 ニューメキシコのコロンバスを急襲したので、 わが軍が介入するのを描いた数少ない映画だ。 ウッドロー・ウィルソン大統領は ジョンJ.パーシングの指揮での介入を許可。 まもなく大規模な軍事介入に進む。 まさに喜歌劇のような出来事だった。 こぜりあいがあり、山賊ヴィラを追うが、 カランサ大統領下のメキシコ政府は、 なぜかそれに反対する。 死傷者数が少なく、戦闘は終わる。 コロンバスへの初期の戦闘で、 ゲイリー・クーパーは、砲火をあびて震えあがり、 鉄道の溝に隠れる。 彼の父が軍隊のお偉方だった関係で、 その臆病な行動は隠され、戦闘に参加でず、 名誉勲章にふさわしい兵士を見つける任務を与えられる。 メキシコに同情するリタ・ヘイワースの牧場を急襲する戦闘で、 彼は、ヴァン・ヘフリン、リチャード・コンテ、タブ・ハンター、 マイケル・カラン、ディック・ヨークの5名を 名誉勲章にふさわしい兵士と判定する。 彼の仕事は、彼らをコルドラの基地まで、 無事に送り届けることだった。 だが、その旅のなかで、 勇気あると思われた5人は、 実は、そうではないことが明らかになっていく。 これは、ゲイリー・クーパー晩年の不出来作だ。 高齢(58)は、過酷な役割りには、ミスキャストだ。 彼の父がもし現役勤務だったら、 80歳になっていただろうとあるが、 その役は、モンゴメリー・クリフトが演じるべきだった。 ロバート・ロッセン監督は、他のキャストを掌握できず みんな過剰な演技をしていた。 もっとも、ストーリー全体が眉唾なので、 やりようがなかったのかもしれない。 オトーサン、 「このコメント、本質をえぐっている」 どんな人間でも、ヒーロー(ヒロイン)になれる 瞬間があるというメッセージは、 監督の経歴を考えると重いものがあります。 zgo*****さん 2013年7月13日 これは、面白い 士気をあげる為に、 兵士を「英雄」にまつりあげるという設定が まず面白い。 しかもそいつらは実はろくでもない連中。 しかし、偶然とはいえ一瞬の「英雄」的行為は 完全に否定できるものでもない。 主人公を含め皆がそれぞれの思惑を抱えながら、 基地を目指すのだが、 その道中も弱さや強さが随所に表れ、 実にスリリングだ。 最後はアッサリ風味だが、名作である。


待ち伏せ

オトーサン、 「ふむ、三船敏郎に浅丘ルリ子か」 「あれ、石原裕次郎も出ているのか」 「ん、勝新太郎に、中村錦之助もか」 主役を張れる役者が5人も勢ぞろいとは、恐れ入りました。   原題:待ち伏せ(1970) 監督:稲垣浩 脚本:藤木弓/ 小国英雄/ 高岩肇/ 宮川一郎 Genre:Period Drama 上映時間:117分 あらすじ: ある用心棒が、頭巾の男から 小判百枚で三州峠での仕事を請け負った。 その途中、亭主の暴力に苦しむおくにを助け、 麓の茶屋に預けた。 茶屋には老主人の徳兵衛、明るい娘お雪、 そして医者の玄哲がおり、渡世人の弥太郎も現れた。 そこへ盗人の辰をつかまえた役人の伊吹兵馬がやってくる。 だが、盗賊たちに襲われ、人質にされてしまう・・・ 出演者: 三船敏郎 ・・・用心棒 石原裕次郎 ・・・弥太郎 勝新太郎 ・・・玄哲 中村錦之助 ・・・伊吹兵馬 浅丘ルリ子 ・・・おくに オトーサン、 「三船はやはり貫録あるね」 「錦之助が端役扱いとは・・・」 その他の出演者: 北川美佳 ・・・お雪 有島一郎 ・・・徳兵衛 土屋嘉男 ・・・伊太八 山崎竜之介 ・・・野猿の辰 戸上城太郎 ・・・ 法華の権次 市川中車 ・・・ 名知らぬ武士 中北千枝子 ・・・ 居酒屋の女房 田中浩 ・・・ 仲間 荒木保夫 ・・・ 仲間 木村博人 ・・・ 仲間 沖田駿一 ・・・ 若者 阿知波信介 ・・・ 若者 沢登護 ・・・ 若者 久野征四郎 ・・・ 騎馬侍 佐田豊 ・・・ 帳場の人 User Rating:5.5/10( 14 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:6.6/10( 15 votes) Yahoo! オトーサン、 「もっとスコアが高くてもいいのでは・・・」 User Reviews 放浪紳士チャーリーさん 2012年5月2日 オールスター大作 東宝=三船、東映=錦之介、 大映=勝新、日活=裕次郎、ルリ子。 悪名高き「五社協定」システムが 日本映画の斜陽とともに崩壊したころ、 各社選り抜きのトップスターを集結させた、 これは当時の邦画ファンにとっては さぞかし夢のようなコラボだったと推測される。 欲を言えばこの顔ぶれで、東宝製作ではなく、 にぎにぎしく派手目な時代劇が定番だった 黄金期の東映製作で観たかったというのが正直な気持ち。 劇中、「おい、そこの若いの!!」と 何度も呼ばれていた割に裕次郎氏には、 往年の颯爽さは殆ど感じられず、 逆にリアルで「太陽にほえろ!」を観ていた頃の 鈍重さを思い起こされるような不完全燃焼的扱い。 錦之介氏も果たしてこの扱いで満足したのかと思われるくらい 中盤からは動きがあまりに少なく、 活躍の場を与えられていなかったような。 結局は年功序列(?)システムで、 三船と勝新が美味しい部分を すべてかっさらっていったっていうイメージなんですよね。 でも、こういう異色の顔合わせ的な作品は好き。 どうしてもっともっと オールスター大作って作られなかったんかなあ? もしかしてこの豪華な顔ぶれをもってしても、 興行成績があまり振るわなかったのかなあと 当時の危機的状況にあった邦画界を、 何度も画面上に現れた雪崩のシーンとだぶらせ、 勘繰りながら観てしまいました。 オトーサン、 「そうね、最近はスケールの大きな役者が いなくなったね」 次々と、小物が出てきて、消え去っていきます。 kor***** さん 2012年2月24日 もう出てこないであろう映画スター達 映画スターという言葉が この日本において死語に思えてしまうのは 私だけでしょうか? 自身が出演している映画の公開日が近づくと 毎日のようにお昼はワイドショー、夜はバラエティーで 引っ切り無しに宣伝をする役者さんが悪いとは思いません。 ただ、そうなってしまうと そのワイドショーやバラエティーを仕切っている 芸人さんの方が大御所のように見えて仕方がないのです。 これも時代の流れでしょうか。 その中で唯一一線を画しているのは もう高倉健さんだけでしょうか。 説明不要の映画スター5人が密室の中で演技合戦する。 名前を聴いただけで尻込みしてしまう程の贅沢な配役です。 手を一切抜かず役にのめり込む役者陣。 映画というものは見応えあるシナリオと役者がいれば セットなんて関係ないと示しているようです。 刀を持たせてしまうと どうしても黒澤映画と比べてしまう三船さんですが、 今回は髭も整えてありますし、服装も綺麗なので 渋いダンディズムを見せてくれます。 まさにちょいモテ浪人。 ほぼ強引に太鼓を叩くシーンを入れましたが、 よくよく考えてみれば稲垣監督とは 『無法松の一生』も撮りましたしね。 そして、年老いて肥えてしまっても自慢の殺陣には まったく衰えを見せない勝新さんの存在感。 正に夢のような共演です。 浅丘ルリ子さんは相変わらず綺麗ですし、 裕次郎さんは良い意味でも悪い意味でもお変わりがない。 そして中村錦之介さんの舌足らずさと小役人ぶりは 印象に残る名演。 もしかしたら一番輝いていたのは 錦之介さんかもしれないと思うほどです。 映画スターといえば豪快さ、破天荒さが付き物です。 この人たちもさぞ凄かったことでしょう。 ただ劇中で見せる演技には 豪快さというよりも繊細さが見られます。 東宝映画、いや昭和の日本映画を支えた 稲垣浩監督の遺作に申し分のない豪華な作品でした。 きっと現代では撮ることが出来ない映画でしょう。


ヴァンパイア・ハンター

オトーサン、 「午後ロードか、期待できんな」 そして、実際に、その通りでした。 チンケな吸血鬼とチンケな役者の映画でした。 ヴァンパイア映画は、もう種が尽きたのでしょうね。 原題:The Forsaken (2001) 監督・脚本:J.S. Cardone : Genre:Horror/ Thriller 上映時間:90分 あらすじ: ハリウッドのB級映画会社で 編集の仕事をしている青年ショーンは 姉の結婚式のためにマイアミへ。 途中でニックという若者を拾ったことから とんでもない事態に巻き込まれることに。 ニックは吸血鬼に咬まれ、 ヴァンパイア・ウィルスに冒されていたのだ。 そしてショーンもまた、ふとしたアクシデントから ウィルスに冒されてしまう。 助かるためにはヴァンパイアのリーダーを 聖なる場所で殺す以外にはない。 時間は一週間。 彼らの命をかけた闘いが始まる・・・ 出演者: Kerr Smith ・・・ Sean(ショーン) Brendan Fehr ・・・ Nick(ニック) Izabella Miko ・・・ Megan(ミーガン) Johnathon Schaech ・・・ Kit(キット) オトーサン、 「魅力のない人物がやたら出てくるね」 その他の出演者: Phina Orucheas・・・ Cym Simon Rex ・・・ Pen Carrie Snodgress ・・・ Ina Hamm Alexis Thorpe ・・・ Teddy F. J. Flynn ・・・ Hoot Sara Downing ・・・ Julie User Rating:5.3/10( 7,062 votes)IMDb User Rating:6.0/10( 9 votes) Yahoo! オトーサン、 「4点台じゃないか?」 User Reviews r_whitingさん Newbury, England 2007年7月1日 予算があるのに、ひどいストーリー B級ホラー映画を見たとき、 ストーリーに心を奪われて、 もっと予算をつけて、 いいキャストや特殊効果を使えたら、 もっとよくなっただろうと思う映画がある。 逆に、きちんとしたキャストや監督を使っていて、 お金も潤沢なのに、脚本を2日間で でっちあげたという映画もある。 残念ながら、本作は、後者にあたる。 多くの爆発、カーチェイス、奇妙なヌードがあるが、 プロットが、とても貧弱なので、 出だしで、はちゃめちゃになっている。 所詮、ポップコーン映画なのだ。 何も考えずに楽しむ映画なのだ。 キャストは、少ない出演料で、頑張っているが、 エンディングはとってつけたようだった。 マーケティング戦術に騙されて、 続編をみてしまったが、ひどい目にあった。 だが、ホラー映画が好きで、 ジョナサン・シェックをみたいなら、 (私の意見では、吸血鬼のリーダーの彼が主役) この映画、一見に値する。 ま、期待し過ぎないほうがいい。 オトーサン、 「同感!」 コメントを書く気も失せる映画でした。 真尋さん 2014年11月3日 ヴァンパイアが弱い。 そのうえ知能も高くない。 弱いので何百年の間に 8人の始祖が何人か狩られてる。 ブレイドみたいなのを期待すると かなり肩透かしをくらう。


ダブルヘッド・ジョーズ

オトーサン、 「柳の下のどじょう狙いは、続くね」 サメが襲う映画「ジョーズ」が、大ヒットしたので、 類似作がたくさんつくられました。 午後ロードのB級映画ですが、 サメの頭が2つで、勝負してきました。 なんでも、次作は、頭が3つとか。 いっそ、頭が8つまで頑張って製作したら? 原題:2-Headed Shark Attack (2012) 監督:Christopher Ray 原作:Edward DeRuiter 脚本:H. Perry Horton Genre:Action/ Horror/ SF Rated R for bloody creature violence,     some sexuality/nudity and language 上映時間:88分 あらすじ: 学校の課外授業で大型クルーザーで 太平洋を航海中の若い男女10数人と教授たち。 バカンスムードに浮かれた一行を乗せた船は 障害物によって破損し、航行不能になる。 修理のあいだ、珊瑚礁のゴ島に上陸することになる。 しかし浜辺で遊んでいた数人が 頭の二つある大型のサメの餌食となり、 サメは次々に男女を食い荒らしていく・・・ 出演者: Carmen Electra ・・・ Anne Babish(アン) Brooke Hogan ・・・ Kate(ケイト) Charlie O'Connell ・・・ Professor Babish(バビッシュ教授) Geoff Ward ・・・ Cole(コール) オトーサン、 「ド素人の群集劇!」 その他の出演者 Christina Bach・・・ Dana David Gallegos・・・ Paulポール Mercedes Young・・・ Liza Shannan Stewart・・・ Lyndsey Tihirah Taliaferro ・・・ Michelle Michael Dicarluccio ・・・ Ethan Lauren Vera ・・・ Jamie Marckenson Charles・・・ Ryan Ashley Bissing・・・ Kristen Corinne Nobili・・・ Kirsten Benjamin James・・・ Alex Chase Conner・・・ Kirk Anna Jackson・・・ Haley Amber English・・・ Alison Collin Carmouze・・・ Jeff Casey King Leslie・・・ Mike Morgan Thompson ・・・ Laura Gerald Webb・・・ Han Anthony E. Valentin ・・・ Dikilla User Rating:2.5/10( 4,564 votes)IMDb User Rating:4.5/10( 24 votes) Yahoo! オトーサン、 「サイテー」 肝心の2頭サメのCGが貧弱では・・・ User Reviews coomassieblue さん Canada 2012年2月10日 ため息 こんな映画をつくる物好きがいるのか? シアリアスな映画ではないということは、 名前が、すべてを語っている。 映画は、ストーリー展開を少しは信じられるか、 少しは面白くなければならない。 「ピラニア3D」や「シャークナイト」と同類の 本作を見る前に、もう一度そのどちらかを見るとよいかも。 ブルック・ホーガンは、演技がひどすぎる。 役者としてのキャリアをスタートさせるつもりなら、 まずは、スパンデックス(ポリウレタン弾性繊維)を叩き、 プロレスのリングで跳ね回るほうがいい。 そして、カーメン・エレクトラは、あわれ。 お金が必要だったんだろうね、 カメラの前での露出を控えめにしたかったんだろうね。 日光浴のシーン(全裸ではない)は、こっけいだった・・・ オトーサン、 「突込みどころ満載が売りだね」 alo***** さん 2015年7月3日 スプラッター とにかく人が大量に死ぬ。 びっくりするほどに。 最後助けに来たヘリコプターに サメが襲いかかって墜落して絶望… みたいな終わりでも良かったかも。 あれだけ手こずったサメも 最後あっさり死んじゃって、なんだかなぁというかんじ。 あと気になったのは、 先生たちが相当役に立たないってこと。 あたまの良いもじゃお君に任せきりだね。 もうお手上げだよ! …って、先生何か考えてください。 しかも先生がボートで足ケガして相当痛がってたとき 生徒に「痛いですか?」って聞かれて笑ってしまった。 逃げるとき結構普通に走ってたから 大して痛くなかったかもね。 実際はそんなに深いケガに見えなかったし。 そして、カットによってサメの大きさが違って 結局どのくらいの大きさなのかわからずだった。 CGが適当すぎて「え~?!なにこれ?」って困惑した。 良かったシーン。 ・恋人同士の先生二人が津波がきて もうダメだとなったときのキスシーン。 ガタガタ騒いで死ぬよりそのほうが幸せかも。 ・ラストシーン、 教会に逃げ込んで次々に学生が死んでいって、 男の子がサメと戦って「逃げろ!!」ってところ。 ・火がつかなくてガソリンを爆発出来なかったときに 女の子がサメをひきつけるシーン。 身を呈して助けるっていうのはすごい。 それに対して、船を修理しないといけなくて、 そのためにサメをひきつけるひとが必要って話をしてたときに、 一人の女があたしはどっちもゼッタイ嫌! ボートには乗らない!!…って正直すぎて笑ってしまった。 でも、大抵の人は生死に関わるとき どんなに格好悪くても不様でも 自分が助かりたいって思うだろうから仕方ないことなのかもしれない。 実際はみんな思ってるけど口に出さないだけだろうし。 B級映画のありえない面白さを期待していたのに 想像以上にグロい死ぬシーンばかりなので、 スプラッタホラーがすきな人は楽しめるかもしれない。 あ、あと水着のセクシーなお姉さんが たくさん出てくるからそういうの好きな人もいいかもね。


ハスラー2

オトーサン、 「一頃、たしなんだなぁ」 保養所に置いてあったので、家族と楽しみました。 ビリヤードとは、ラシャと呼ばれる布を張ったテーブル上で 「キュー」と呼ばれる 棒を使い、静止している球を撞き、 別の球に衝突させてそれらの球が起こすアクションを 思い通りにコントロールする競技。 本作で、主人公らが、自在にコントロールする様は、 神業としか思えません。 原題:The Color of Money (1986) 監督:Martin Scorsese 原作:Walter Tevis 脚本:Richard Price Genre:Drama/ Sport Country: USA Language: English / Spanish 上映時間:119分 あらすじ: かつてのハスラー、エディは、 あのミネソタ・ファッツとの死闘から25年が経ち、 今はもう50代。 現役を離れ、シカゴを根城に若いハスラーの胴元になったり、 酒のセールスのようなことをして気ままな生活を送っていた。 そんな彼の目に、顔に似合わぬ鋭いキューさばきで 容赦なく相手を打ち負かしているビンセントという 若いハスラーの姿が止まった。 彼の姿に若い頃の自分を重ねるエディ。 彼はこの若者を、自分の手で 最高のハスラーに育て上げようと決心する・・・ 出演者: Paul Newman・・・ Fast Eddie Felson(エディ) Tom Cruise・・・ Vincent Lauria(ビンセント) Mary Elizabeth Mastrantonio・・・ Carmen(カルメン) オトーサン、 「ニューマンは、気骨ある名優だ」 その他の出演者: Helen Shaver・・・ Janelle John Turturro・・・ Julian Bill Cobbs・・・ Orvis Forest Whitaker・・・ Amos Brad Garrett・・・ Loki User Rating:7.0/10 ( 52,968 votes)IMDb User Rating:7.2/10( 53 votes) Yahoo! オトーサン、 「名作!」 アカデミー賞受賞 ・主演男優賞 ポール・ニューマン 同ノミネート ・助演女優賞 メアリー・エリザベス・マストラントニオ ・脚色賞 ・美術賞 ゴールデン・グローブ ノミネート ・男優賞(ドラマ) ポール・ニューマン ・助演女優賞 メアリー・エリザベス・マストラントニオ User Reviews SnoopyStyleさん 2013年9月12日 ポール・ニューマン、トム・クルーズに優る 監督は、マーティン・スコセッシ。 ハスラーのエディは、ローカルなバーで 生意気な若いプールプレーヤー、ビンセントを見出す。 ビンセントの彼女カルメンとともに、 ハッスルについて知っているすべてをビンセントに教えようとする。 トム・クルーズは、横柄なキャラクターを誇張しすぎ。 時々、漫画のキャラクターのように演じる。 幸いにも、ポール・ニューマンは、 この映画にスパイスを与えている。 エディが、エイモス(フォレスト・ウィテカー)に負ける時、 彼の失敗の履歴を見ることになる。 彼の敗北を強く感じる。 マーティン・スコセッシが、もう少し控えめにすべきだと思った。 その暴力や勇気は正気の沙汰でない。 彼らは暗く最悪のビリヤードを旅行しているが、 もっと最悪だったかもしれない。 オトーサン、 「第2作のほうが、いいね」 アルメイダさん 2005年4月3日 おやじがんばれ! この2はもちろんカラーなのですが、 不思議と1よりも古さを感じました。 80年代の古さです。 このカラーであるバブルの時代の娯楽作。 そこにまた変に哀愁も感じます。 ボウリングやビリヤードといった娯楽。 それがいつかはまた廃れる娯楽。 ところがまた1から2のように静かなブームになっています。 お金を賭けるゲームからファッションへ変わり、 今また新しい懐古として不思議な娯楽なのです。 この映画こそ、ポール・ニューマンの映画だと思いました。 確かに1も主役でしたが、脇役に食われていた。 ところがこの2では、 ニューマンが見事にトム・クルーズを 食ってしまうワガママな中年ハスラー役。 中年も超えた年のおやじが、子供のように本能のまま 突っ走るさまは見ていて腹立たしくもありいとしい。 「おやじがんばれ!」と応援せずにはいられない。 その情けなさ、ありのままの勝負師の姿は、 まるで往年の「ロッキー」のようでもあります。 最初は、なんだニューマンも年を取ったな。 教師役かよ~と見ていたのですが、誤解でした。 どんどん化けの皮がはがれ、 1の若かりし日のニューマンに帰ってゆく意気込みに、 変わってないじゃん!とあきれながら、少し嬉しい。 こういう役、情けないけど実直な我の強いおやじ。 ニューマンがやると色気や品まで感じさせるから不思議。 ラストでは逆に教え子のトムに諭され種明かしまでされ、 引くということをすればまた大人の魅力を発揮できたのにね。 それができなかったところに、いい裏切りがあるのです。 教える側にはまだなれなくていい。 1でさえ、ニューマンの性格が把握できなかったのに、 これはただこの作品の主役は俺だ!と言わんばかりの活躍。 ただし、老年ハスラーの哀愁や暗さがあまり出ず、 1の方が若年寄に見えるのは時代と色と、作り手の娯楽性か。 色がつき玉のスピードが見える方が映画としては面白い。


栄光への脱出

オトーサン、 「長尺物だね」 208分なので、BSで前編後編にわけて 放映されました。 見た後でもいいですが、 イスラエルの歴史を勉強すれば、 得るところが多いでしょう。 原題:Exodus(1960) 監督:Otto Preminger 原作:Leon Uris 脚本:Dalton Trumbo Genre:Action/ Drama/ History 上映時間:208分 あらすじ: 1947年、キプロス島。 イギリス軍によってユダヤ人たちが収容されていた。 彼らは祖国イスラエルへの帰還を目指すものの、 イギリスがアラブ諸国を刺激させないため、 そのような措置に至ったのだ。 現地を訪れていたアメリカ人女性キティは、 そんなユダヤ人の現状に心を痛め、 彼らの援助を買って出ようとする。 一方、アリをリーダーとする ユダヤ人地下組織が島に潜入、 同胞たちを貨物船エクソダス号で 脱出させる計画を実行していた。 世論を味方につけ脱出に成功したユダヤ人たちは、 晴れてイスラエルの地に到着。 パレスチナに入植し、 束の間、平穏な日々を過ごすのだが・・・ 出演者: Paul Newman ・・・ Ari Ben Canaan(アリ) Eva Marie Saint ・・・ Kitty Fremont(キティ) Lee J. Cobb ・・・ Barak Ben Canaan(バラク) Sal Mineo ・・・ Dov Landau(ドヴ) Jill Haworth ・・・ Karen Hansen Clement(カレン) オトーサン、 「ポール・ニューマンがいいね」 サルミネオは、テロリスト役で、 カレンとのラブシーンもありましたが、 そんなにいいとは思いませんでした。 その他の出演者: Ralph Richardson ・・・ Gen. Sutherland Peter Lawford ・・・ Maj. Caldwell John Derek ・・・ Taha Hugh Griffith ・・・ Mandria Gregory Ratoff ・・・ Lakavitch Felix Aylmer ・・・ Dr. Lieberman David Opatoshu ・・・ Akiva Ben-Canaan Marius Goring ・・・ Von Storch Alexandra Stewart ・・・ Jordana Ben Canaan Michael Wager ・・・ David Martin Benson ・・・ Mordekai Paul Stevens ・・・ Reuben Victor Maddern ・・・ Sergeant George Maharis ・・・ Yoav Esther Ofarim ・・・ Mrs. Hirschberg User Rating:6.8/10 ( 6,341 votes)IMDb User Rating:7.1/10( 121 votes) Yahoo! オトーサン、 「力作だね」 アカデミー賞受賞 ・劇・喜劇映画音楽賞 同ノミネート ・助演男優賞 サル・ミネオ ・撮影賞(カラー) ゴールデン・グローブ 受賞 ・助演男優賞 サル・ミネオ User Reviews wes-connorsさん Earth 2008年11月9日 わが名はイスラエル オットー・プレミンジャーの「栄光への脱出」は、 レオン・ユリの原作をイデオロギーの欠陥を克服し、 「風とともに去りぬ」や「国民の創生」に比肩する 古典作品にしようと狙ったものだった。 だが、きらびやかなスターと広範な荘厳さにもかかわらず、 本作は、歴史的意図を達成できていない。 オットー・プレミンジャーは、 優れた「或る殺人」とはちがって、 長々しいが退屈な監督ぶりだった。 主役のポール・ニューマンとエヴァ・マリー・セイントには、 納得できなかった。 それでも、性格描写はよく、素敵なシーンもあった。 サル・ミネオの見事な助演とアーネスト・ゴールドの 美しい曲があって、受賞を果たしている。 サル・ミネオは、ゴールデン・グローブ助演男優賞を受賞し、 アカデミー賞受賞も当然と思わせた。. 脇筋だが、彼と美しいブロンドの新人ジル・ハワースは、 すばらしい興味深いストーリーだった。 アーネスト・ゴールドのテーマ音楽も、すばらしい。 ミリオンセラーとなった。 アカデミー賞を受賞しただけでなく、グラミー賞も獲得した。 オトーサン、 「イシラエル建国史か」 その功罪について、考えざるをえませんでした。 今日の中東混乱の原因が、ここにあったのです。 gapperさん 2011年12月25日 ユダヤの脱出 制作費400万ドル、 世界総収益約2200万ドル(1970)の大ヒット大作。 同年の「アラモ」の1/4の制作費で 約倍の収益があるが、少々疑問もある。 永らく一般向けでなかった。 ユダヤ人やキリスト教徒以外には向かない作品だからだ。 内容もユダヤからの一方的なものとなっていて プロパガンダといって差し支えない内容では無いだろうか。 収益に関しても学校単位でとか暗黙の了解で 見に行ったと言う者が多かったのではと想像する。 内容的に娯楽性を高めるわけには行かず、 抑揚もアトラクション的要素も控えめだ。 ただエルサレムに住みたいだけ、肉親が殺されたから、 愛国心は当然だとユダヤの正当性を訴えている。 しかし、アラブの立場になる流れを追うなど 見方を変えると それこそが争いの原因であることは間違いないだろう。 アーネスト・ゴールドの音楽は素晴らしいし、 演技的にもひどいと言った物ではない。 歴史的な背景の勉強にもなるし無駄な作品ではないが、 注意してみる必要があるだろう。


シェフ 三ツ星フードトラック始めました

オトーサン、 「うまそうだね」 一流レストランで、高い料理を食べるのも、 悪くありませんが、 気軽に、屋台で、うまい料理が食べられれば、 言うことありません。 原題:Chef (2014) 監督・脚本:Jon Favreau : Genre:Adventure/ Comedy/ Drama Country: USA Language: English / Spanish 上映時間:114分 あらすじ: カールは、ロサンジェルスの一流レストランの総料理長。 料理評論家に酷評され、怒り爆発。 そのシーンがSNSで拡散し、新たな働き口もなくなってしまう。 前妻イネスのすすめで、故郷のマイアミに戻り、 旧友マーティンの助けを借り、 キューバ料理の移動販売を始めることに。 改装したオンボロ・フードトラックに乗り、 息子パーシーとの絆を取り戻しながら、 ロサンジェルス目指して大陸を横断していく・・・ 出演者: Jon Favreau ・・・ Carl Casper(カール) Emjay Anthony・・・ Percy(パーシー) Sofia Vergara ・・・Inez(イネス) John Leguizamo ・・・Martin(マーティン) Oliver Platt・・・ Ramsey Michel (ラムジー) オトーサン、 「え?」 主役のシェフを演じる大男が、監督とは。 端役で、ダスティン・ホフマン、スカーレット・ヨハンセン、 そして、ロバートダウニー・Jr.。 なんて、贅沢なんでしょう。 出演料なしで、駆けつけてくれたのでしょうか? その他の出演者: Bobby Cannavale ・・・Tony Scarlett Johansson・・・Molly Dustin Hoffman・・・Riva Amy Sedaris ・・・Jen Robert Downey Jr.・・・ Marvin Russell Peters ・・・ Miami Cop Chase Grimm ・・・ Vendor Will Schutze ・・・ Mr. Bonetangles Gloria Sandoval ・・・ Flora Jose C. Hernandez・・・ Abuelito User Rating:7.3/10 ( 106,791 votes)IMDb User Rating:8.5/10( 264 votes) Yahoo! オトーサン、 「傑作、ロードムービーだね」 User Reviews jk-692-236394さん United States 2014年8月8日 幸福で、心躍り、満足感を与える映画 有能なキャストが、端役で出演しているとは、 予期していませんでした。 ジョン・ファヴローは、たくさんの友人を持っているもんだ。 彼の息子役は、すばらしかった。 甘く、非常に自然で、信じられ、ローキー。 ストーリーは、良い。 シェフとフードトラックについてであると同時に、 彼と彼の息子についての話だ。 彼が、前妻(好演!)といい友人というのが気に入った。 私は、前妻とうまくやっているので、 彼らが力をあわせて、息子を幸福にするのを見て、 胸がつまった。 離婚した両親が、子供とうまくやっていけ、 一緒に物事を行うことができるなんって、特別のことだ。 話の店舗は早い。 息子が、twitterを使いこなすシーンがいい! ソーシャルメディアが。ストーリーに組み入れられているのは、 非常にリアルで、今日的だ。 この映画を推奨する。 見ていて嬉しくなるる。 オトーサン、 「ベニエ、食べたーい!」 主人公は、息子の願いを叶えるために、 はるばるニューオリンズまで行くのです。 ASHさん 2015年3月22日 本場の味を食べさせたい 俺は仕事帰りに映画を観る時は、 コンビニでサンドイッチやおにぎりを買って ロビーでパクついてから鑑賞に臨むんだが (シネコンのコンセッションで売ってる ホットドックは高ぇからな)、 空腹を満たした状態でも、 劇中に出てくる食べ物がどれも美味そうなんで参るわ。 腹減った状態で観るとキッツいぞ。 映画観ていて腹が減るなんて、 眠くなるよりも辛いんじゃね。 ってなわけで、ジョン・ファブロー監督・主演作!! 「アイアンマン」2部作での成功で 自由な製作環境を得られたからなのか、 低予算映画ながらもオッサン、遂に主演だよ!!  でも、これが実に味わい深い良作なんだわ。 中年の危機を迎えた主人公が、 ひょんなことからフードトラックを始めたことで 人生の輝きを取り戻してゆく。 まあ、多少の都合のいい部分もあるんだけど、 劇中に流れるキューバン・サウンドのように ゴキゲンな気分に浸れる逸品なのだ。 どうも俺は、セカンド・チャンスのお話には弱いんだわ。


やくざ戦争 日本の首領(ドン)

オトーサン、 「日本版ゴッドファーザーか」 これも、三部作になっています。 本編、野望編、完結編。 関西最大の暴力団・中島組は、実際は、 山口組なのでしょうね。 原作者の飯干晃一さんは、元読売新聞社会部記者。 山口組の取材に情熱を傾けました。 原題:やくざ戦争 日本の首領(ドン)(1977) 監督:中島貞夫 原作:飯干晃一 脚本:高田宏治 Genre:mafia/Drama 上映時間:132分 あらすじ: 昭和四十一年秋 関西最大の暴力団・中島組会長・佐倉の事務所に 、大手紡績会社・アベ紡績の 島原常務が訪れた。 ドンの佐倉に、社長のスキャンダル問題の解決を依頼。 その代償として、関西の優良企業グループ百社による 定期的な献金を申し出た。企業と暴力団の相互依存。 しかし、中島組の若頭・辰巳は、 あくまでも暴力による全国制覇を目指していた・・・ 出演者: 佐分利信 ・・・佐倉一誠 鶴田浩二 ・・・辰巳周平 西村晃 ・・・島原嘉兵衛 高橋悦史 ・・・一宮恭夫 オトーサン、 「佐分利信もいいし、鶴田浩二もいいね」 その他の出演者 松方弘樹 ・・・松枝四郎 梅宮辰夫 ・・・福島 渡瀬恒彦 ・・・野溝武司 千葉真一 ・・・迫田常吉 市原悦子 ・・・辰巳キヨ 二宮さよ子 ・・・佐倉登志子 菅原文太 ・・・石見栄三 地井武男 ・・・川端 今井健二 ・・・文源昌 志賀勝 ・・・内田頼三 高橋昌也 ・・・阿部直行 成田三樹夫 ・・・片岡誠治 待田京介 ・・・三鷹厚司 田中邦衛 ・・・後藤 内田朝雄 ・・・大山喜久夫 User Rating:6.0/10( 4 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:6.2/10( 54 votes) Yahoo! オトーサン、 「7点台でもいいのでは?」 User Reviews Katsumi_Egiさん 2014年1月18日 虚無感 画面作りという意味でのこだわりは 余り感じられないが 込み入ったプロットを上手くさばいて 手馴れた演出ぶりを披露する。 また多くのキャラクターが強く印象に残る造型だ。 中でも本編の真の主人公と云っていい 若頭を演じる鶴田浩二が 妙に虚無感のある演技で不思議な雰囲気をたたえる。 視点が定まらず中空を見ているような顔作りなのだ。 また、ラストのオチを導く重要な役を高橋悦史がやっており、 この人の存在感も大きい。 他にも組関係者では千葉真一の異常な切れ具合がちょっと面白い。 あと、組長・佐分利信の蓮っ葉な娘をやっている 折原真紀が演技は拙いがサービスカット要員として 体当たり演技を見せてくれる。 やはりこの手の映画には必要な役回りなのだ。 オトーサン、 「ラストシーンの鶴田浩二、最高だね」 鱗歌さん 2014年11月9日 実在のモデルがある いくらかなりと実在のモデルに基づいているとは言え、 実録モノ風のドギツイ抗争映画ではなくって (そういう要素もあるけど)、 かつての任侠の時代から 経済ヤクザの時代への移り変わりの中で、 取り残されていく昔気質の男の悲哀のようなものが 描かれたフィクションです。 その男を鶴田浩二が演じているというのも、 因縁めいているといいますか。 前半はあまり物も言わず静かに佇んでおり、 後半、組長代行として活動を開始しますが、 もはや彼の時代ではなくなっていて。 ひらがなしか書けない鉄砲玉の千葉チャンは組長に見捨てられ、 病弱ながら仁義を背負った鶴田浩二にも また残酷な運命が待ち受け、 高橋悦史演じる娘婿の医者に代表されるような インテリヤクザの時代が予告されて映画が終わります。 組長役の佐分利信、声がかすれ気味で 凄みに欠ける部分があるのが少し残念ですが、 それでも、仁義を重んじる昔気質の面、 家庭における父としての面、計算高いドライな面、 これらを併せ持った存在感あふれる人物像になっています。 そしてまた何と言っても、これでもかと出てくる出てくる 個性的な脇役の数々。 ヤクザ映画博覧会みたいな楽しさもありますね。


ジャッジ 裁かれる判事

オトーサン、 「地味な題名だけど、面白そうだ」 TSUTAYAで借りたDVDの予告編をみて、借りることに。 名優ロバート・デュヴァルの映画は、ほとんど見ていますが、 そのリストに最新作を加えられますし・・・ 原題:The Judge (2014) 監督:David Dobkin 原作:David Dobkin/ Nick Schenk 脚本:Nick Schenk/ Bill Dubuque Genre:Crime/ Drama 上映時間:141分 あらすじ: 弁護士のハンクは、母の葬儀のために久々に帰郷。 葬儀後、思いも寄らぬ出来事が。 父・ジョセフが殺人容疑で逮捕されたのだ。 地元で長年判事を務め、人々の尊敬を集める 父・ジョセフが、まさか。 ハンクは、父親の弁護を買って出るが、拒絶される。 背後には、父子の間の長年の確執があって・・・ 出演者: Robert Downey Jr. ・・・ Hank Palmer(ハンク) Robert Duvall ・・・ Joseph Palmer(ジョセフ) オトーサン、 「見事な競演にして、共演!」 この2人は、実は親子なのです。 その他の出演者: Vera Farmiga ・・・ Samantha Powell Billy Bob Thornton ・・・ Dwight Dickham Vincent D'Onofrio ・・・ Glen Palmer Jeremy Strong ・・・ Dale Palmer Dax Shepard ・・・ C.P. Kennedy Leighton Meester ・・・ Carla Powell Ken Howard ・・・ Judge Warren Emma Tremblay ・・・ Lauren Palmer Balthazar Getty ・・・ Deputy Hanson David Krumholtz ・・・ Mike Kattan Grace Zabriskie ・・・ Mrs. Blackwell Denis O'Hare ・・・ Doc Morris Sarah Lancaster ・・・ Lisa Palmer User Rating:7.5/10 ( 103,628 votes)IMDb User Rating:8.0/10( 106 votes) Yahoo! オトーサン、 「見事なドラマだった!」 アカデミー賞ノミネート ・助演男優賞 ロバート・デュヴァル ゴールデン・グローブ ノミネート ・助演男優賞 ロバート・デュヴァル User Reviews Kristen Czewskiさん United States 2014年9月10日 浪費家または生存者? あなたが、故郷の小さな町に帰るとに、何が起こるだろうか? ハンク(ロバート・ダウニー・Jr) は、母の葬儀に出るために、 しぶしぶ故郷に帰る。 そして、大学に行って以来、避けてきた争いに直面する。 この映画は、故郷に戻ってきた息子の観点から、 文字通りの中西部の家庭生活を検証している。 浪費家または生存者? 口論や人生の他の場面が、ハンクと父・ジョセフが向かいあうなかで リアルに描かれている。 争い慣れた田舎町への帰還者が、町の他の連中と どう向かいあうかも描かれている。 ハンクとジョセフの激しい口論と交渉に、 束の間の平和がもたらされる。 ロバート・デュヴァルは、ハンクの父を見事に演じている。 他の人たちは、ハンクを彼の父の圧力や訓練から 軟化させようとしている。 ロバート・ダウニー・Jrは、強く、シャープに演じる。 彼のこれまでで最もよい役割をもらって ロバート・ダウニー・Jrは、今日の堅実な俳優の仲間入りするまでに 円熟したと分かる。 彼ら2人は、アカデミー賞にふさわしい。 本作は、そうした稀な映画のひとつだ。 それは、売り切れることのない強い話を 通常の誇張されたハリウッド映画のように擦り切れない 力強い話を物語っている。 私は、トロント国際映画祭で、 父の強い影響下から出て、都会でブレイクする 田舎町に住む娘の目を通して、この映画を見ました。。 この映画は、埋もれていた強い感情を呼び起す。 私のようなひとに声を与えてくれた ロバート・デュヴァル、ロバート・ダウニー・Jr、 そして、すべての出演者に感謝する 力強く、心の温かいハンクを演じてくれて、 ロバート・ダウニー・Jr、ありがとう。 オトーサン、 「親子の確執・・・」 物語が進むにつれて、その始点と終点が、 徐々に明らかになっていく脚本が見事です。 ローランドさん 2015年1月17日 尊厳 ロバート・デュヴァルが アカデミー助演男優賞の候補になっているのが嬉しくて 久々の劇場観賞となりましたが、 派手さはないながら司法に携わる親子を主軸とした 人間ドラマに深いものがあり、 それに法で裁ききれない〝悪〟への対応や、 尊厳というものに裏打ちされた美意識に イーストウッドの「グラン・トリノ」に通ずるものがあるなって、 帰ってきて調べたら脚本が同じニック・シェンクでした。   それでグラン・トリノの二番煎じになっているか というとそんなことはなくて、 両作品に共通する〝尊厳〟〝美意識〟〝頑固〟が、 ここでは親子の確執に隠されて 始めのうちは頑固ばかりが目立ってしまいますが、 評決の下る最終法廷で親子の激しい確執の原因が明らかになりまして、 単なる法廷劇ではなくて裁かれる判事の複雑な心情が心打つもので、 この法廷場面から湖のボート上での親子のやりとり、 そして親の・・・と、この終盤が秀逸です。  ニック・シェンク、なかなかやりますね。


日本の黒い夏 冤罪

オトーサン、 「北アルプスも、桜もきれいだなぁ」 松本を訪れ、松本城に上り、 素敵なお菓子屋や蕎麦屋にも寄りました。 松本サリン事件の現場に寄り、 上九一色村のオウム施設に足を延ばし、 築地の地下鉄サリン事件の現場へも行きました。 20年以上経過して、 事件を知っているひとも少なくなりました。 死亡者13人、負傷者6,300人! 自然はあんなに美しいのに、 人間どものやることといったら・・・ 原題:日本の黒い夏 冤罪 (2000) 監督・脚本:熊井啓 原作:平石耕一 Genre:Drama/Suspence 上映時間:119分 あらすじ: 1994年6月27日夜、松本市で毒ガスがまかれ、 多数の死傷者が出た。 事件の第一通報者で被害者の 神部俊夫が殺人容疑で 吉田警部に苛烈な取り調べをうけ、 マスコミによって犯人に仕立て上げられる。 3月、事件は、オウムによるものと判明する。 地元の高校の放送部では 事件の冤罪報道を検証するビデオを 製作することになって・・・ 出演者: 寺尾聰・・・ 神部俊夫 中井貴一・・・ 笹野誠 石橋蓮司・・・ 吉田警部 オトーサン、 「みんな好演しているね」 事件の被害者、第一通報者、被疑者、憎い犯人... これほど立場が変わっていくひとは、そういないでしょう。 そういないと願いたいものです。 その他の出演者: 細川直美・・・ 花沢圭子 遠野凪子・・・ 島尾エミ 北村有起哉・・・ 浅川浩司 加藤隆之・・・ 野田太郎 藤村俊二・・・ 藤島教授 梅野泰靖・・・ 鈴木捜査一課長 平田満・・・ 小田営業部長 岩崎加根子・・・ 古屋教授 二木てるみ・・・ 神部の妻 根岸季衣・・・ 大出女医 北村和夫・・・ 永田威雄 User Rating:6.1/10( 33 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:7.6/10( 17 votes) Yahoo! オトーサン、 「よく出来ているね」 User Reviews ひろみつさん 2004年1月14日 熊井啓監督の生真面目さ、正義感の強さが プラスに出た映画。 映画の出来云々というより、 いまこれを作らなければならないという 義務感、使命感をすごく感じる。 一部の俳優陣の学芸会みたいな演技が辟易するが 中井貴一、石橋蓮司のうまさが、それを救ってあまりある。 サリンでバタバタ人が倒れていく場面は怖かった。 熊井監督の面目躍如だ。 こういう映画は斜に構えないで こっちも真摯に見たいものです。 オトーサン、 「市民の立場からの、 マスコミの暴走チェックも必要だね」 ymo1191さん 2012年10月14日 サリンは軍事的殺人ガスです。 社会派映画監督・熊井啓氏が 脚本・監督した真摯な社会派ドラマです。 実際の“松本サリン事件”を題材に、 高校の放送部員(遠野凪子、男子学生)の 曇りのない目を通して、 この事件が多数の死傷者を出す大惨事と言う以上に、 事件の真相を巡る警察やマスコミの曇った目が それ以上の被害者と言う冤罪等の社会不安を引き起こす危険について、 辛らつに且つヒューマンなドラマになっています。 報道側の中井貴一さんと警察側の石橋蓮司さんが 男のドラマを演じていますし、 事件の第一通報者で被疑者扱いされた一市民を 寺尾聰さんが忍耐強く演じています。 直接の絡みはありませんでしたが、 北村親子(北村和夫、北村有起哉)が それぞれの役柄で好演していました


ミッション:8ミニッツ

オトーサン、 「大したもんだ、これが監督2作目!」 英国アカデミー賞新人賞を第1作「月に囚われた男」で 獲得した1971年生まれの俊英です。 ゲーム世代の感覚が映画づくりに生かされています。 父親は、かのデヴィッド・ボウイ! 原題:Source Code (2011) 監督:Duncan Jones 脚本:Ben Ripley Genre: Mystery/ SF / Thriller 上映時間:93分 Country: USA / Canada Language: English あらすじ: 列車の中で目を覚ましたコルター・スティーヴンスは、 見知らぬ女性から親しげに話しかけられ当惑する。 ほどなく列車内で大爆発が起きる。 再び意識を取り戻すと、そこは軍の研究室の中。 彼が体験したのは乗客全員が死亡した シカゴ郊外での列車爆破事件直前8分間の 犠牲者の意識の世界だった。 それは、次なる犯行予告の時間が迫る中、 軍の特殊プログラムによって 死亡した乗客の意識に入り込み、 列車内を捜索して犯人を特定しようとする極秘ミッションだった。 大役を任されたコルターだったが、 列車内にとどまれるのはわずか8分。 そのため何度も意識を8分前に戻しては 爆破の恐怖に耐えながら、徐々に犯人へと迫っていく。 しかし同じ8分間を繰り返すうち、 そこで出会った女性クリスティーナに特別な感情が芽生えてしまう・・・ 出演者: Jake Gyllenhaal ・・・ Capt. Colter Stevens(スティーヴンス大尉) Michelle Monaghan ・・・ Christina Warren(クリスティーナ) Vera Farmiga ・・・ Capt. Colleen Goodwin(グッドウィン大尉) オトーサン、 「誰だ、この巧い俳優は?」 ジェイク・ギレンホールなら納得です。 初主演作「遠い空の向こうに」 (1999)で、注目すべき演技をしました。 「ブロークバック・マウンテン」でアカデミー助演男優賞ノミネート。 その他の出演者: Jeffrey Wright ・・・ Dr. Rutledge Michael Arden ・・・ Derek Frost Russell Peters ・・・ Max Denoff Scott Bakula Donald Stevens, Colter's father (Voice cameo) Frederick De Grandpre Sean Fentress (Reflection) Cas Anvar Hazmi User Rating:7.5/10 ( 330,881 votes)IMDb User Rating:8.0/10( 756 votes) Yahoo! オトーサン、 「傑作の誕生」 User Reviews Lainey Melnickさん Austin, TX 2011年3月11日 ツイストを持つサスペンスに満ちたスリラー 私は、幸運にもオースティンで開催された 世界初の試写会とその後の質疑応答に出席できた。 監督のダンカン・ジョーンズ、脚本のベンリプリー、 出演者のヴェラ・ファーミガ、ミシェル・モナハン、 そして、ジェイク・ギレンホールに会えた。 筋書は、座席にしがみつかせ、完全に楽しい経験だった。 十分なユーモアもあった。 ジェイクとミッシェルの演技は、すばらしく、 相性抜群だった。 すべての俳優の演技も、 偉大なシカゴの美しい撮影も、素晴らしかった。。 結末を迎えて多くの疑問が湧いてきたが、構やしない。 私は、SF映画のファンではないが、 この映画のは、ロマンス、不安、ミステリー、スリルがある。 強くお勧めする。 オトーサン、 「確かに、サウンドはいいね」 親ゆづりのセンスがあるのでしょうね。 ローランドさん 2011年11月6日 煙い 嫌なことに直面したときは、 それが終わるだろう時間または日にち、 そこに気持ちを持っていって、 それまでの我慢だと考えてその場を凌ぐって 手があるのだけど、 この映画ではそれとは逆に、 嫌でも列車爆破8分前に何度も戻って 恐怖を体験しなければならないみたい。  主人公がつらそうで観ているほうもきっと・・・   ってことで、楽しみ半分、 あまり心が和みそうにないなって気持ち半分で 出かけてきたのですが、 オープニングクレジットの絵とサウンドが良くて、 列車の走る音とシンクロしたりする打楽器を 強調したオーケストラ音楽など、 もうこれだけでも料金分は楽しめたってくらいでした。   でもその後がちょっともの足りない。  生命維持装置を切られたところで、 主人公のキスシーンと、 全員が明るい笑顔に満ちた 車内のストップモーションになったとき、 これから哲学的な何かが起こると思わせてくれながら、 たいしたこともなく過ぎてしまうように、 こういう何でもできる物語りだからこその 現実離れしたイマジネーションの広がりもなく、 だったらそれなりにもう少し整合性を 考慮して欲しかったなって思いで、 量子物理学だなんて訳の分からん言葉で 煙に巻かれたような気になってしまいました。      この作品にも 〝ボーン・アルティメイタムを意識してしまう症候群〟を 感じてしまったのだけど、密度やアイディアなど もっともっとひと工夫もふた工夫もしなくちゃ 負けてしまいますね。


The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛

オトーサン、 「いい出来の映画だね」 ドキュメンタリーのようだったので、 まさか、リュック・ベッソンが監督とは思いませんでした。 世界中の軍事独裁政権の危うさを肌で感じました。 原題:The Lady(2011) 監督:Luc Besson 脚本:Rebecca Frayn Genre:Biography/ Drama/ History Country: France / UK Language: English / Burmese 上映時間:132分 あらすじ: ビルマの独立運動に尽力し、 民衆から慕われながらも政敵の凶弾に倒れた アウンサン将軍を父に持つアウンサンスーチー。 オックスフォード大学で学び、 チベット研究者のマイケル・アリスと結婚、2児の母となる。 その後、心臓発作で倒れた母の看病のため ビルマへと帰国するが、熱狂的に迎えられ、 民主化運動のリーダーとなり、運動は盛り上がる。 これに危機感を抱いた軍事独裁政権は、 次第にスーチーへの圧力を強めていく・・・ 出演者: Michelle Yeoh ... Aung San Suu Kyi(スーチー) David Thewlis ... Michael Aris(マイケル) Jonathan Raggett ... Kim Aris(キム) Jonathan Woodhouse ... Alexander Aris(アレックス) オトーサン、 「アウンサンスーチー、すごい女性だね」 ニュースで度々見ていましたが、 まさかこんなにすごい闘いをやっているとは、 思いませんでした。 その他の出演者: Markus Waldow ... Reporter Susan Wooldridge ... Lucinda Philips Benedict Wong ... Karma Agga Poechit ... Than Shwe Donatienne Dupont ... Marie-Laure Aris Phoe Zaw ... Aung San - the Father Marian Yu ... Daw Khin Kyi - the Mother May ... Mon Mon Ko Ko Win Aung ... Red Scarf Captain San Lwin ... U Win Tin - Writer Nay Myo Thant ... Win Thein - Student User Rating:7.1/10 ( 7,761 votes)IMDb User Rating:8.2/10( 66 votes) Yahoo! オトーサン、 「感動するね」 User Reviews JohnRayPetersonさん Montreal, Canada 2012年6月12日 必見の映画 The 1991 Nobel Peace Prize laureate 1991年ノーベル平和賞受賞者アウンサンスーチーを ミシェル・ヨーが見事に演じている。 多くのひとと同じく、この有名人については あまり知らない。 映画は、学ぶと有益な歴史的情報を提供している。 この種類の映画は、そこが出発点だ。 監督のリュック・ベッソンの見慣れた映画ではない。 それは楽しい発見だ。 ミシェル・ヨーと同様に、 彼女の夫役のデイビット・シューリスも見事に演じている。 映画は、本当に美しいラブストーリーで、 感動的で、霊感そのもの。 映画はミャンマーの民族の生活を描いている。 軍事独裁の下、国家全体が、 それを導くように運命づけられた人の下に いかなる困難があろうと結集する様を描いている。 観客は、アウンサンスーチーの 現実の伝記を追うことだろう。 彼女がいまだにリーダーなので、 この映画をこれ以上推奨することはできない。 オトーサン、 「日本は、利権目当てのひどい国だね」 スーチーを支援しなかったどころか、 軍事政権をいち早く承認し、経済協力も続けてきたのです。 あろえりーなさん 2013年4月27日 民主化運動を牽引し、ノーベル平和賞を受賞した アウンサンスーチー氏。 本作を鑑賞すると、その勇気ある活動は 家族の支えがあってこそだったんだなというのがわかります。 全くの一人ではなし得なかったでしょう。 彼女を支える民衆たち、そして息子二人と最愛の夫。 特に夫との関係が本作では中心に描かれており、 映画としての一番のピークは、 軟禁下の状態で夫が他界する時に そばにいられなかったシーンでしょう。 泣き崩れる彼女の背中に深く共感します。 彼女は、出国したら二度と祖国には戻れない。 胸が張り裂けるであろう思い。 普通の夫婦であれば、そんなことにはならないけれど、 何かを成し遂げる為には、 この非情な現実を受け入れねばならない・・・ それから、恥ずかしながら女史が軟禁から解かれた背景には 日本があったことも初めて知りました。 歴史ドラマとしては、リュック・ベッソンは 手堅い仕事をしたなと感じます。 ただ本作は、家族を中心に描かれていて、 難しい歴史背景は省略して描かれている印象なので、 予め学習しておいたほうがよりいいかもしれません。


呪怨 -終わりの始まり-

オトーサン、 「呪怨は、ヒット作なんだ」 宣伝に惑わされて、午後ロードをみてしまいました。 ところが、これまでのシリーズが ヒットしただけのようで、駄作でした。 原題:呪怨 -終わりの始まり- (2014) 監督:落合正幸 脚本:落合正幸 / 一瀬隆重 Genre:Horror 上映時間:91分 あらすじ: 小学校教師の結衣は、 不登校の佐伯俊雄の自宅を訪ねるが、 結局俊雄には会えなかった。 明らかに異常を感じ、真相を知ろうとするが、 周囲に奇妙な変化が表れ始める。 はたして彼女は、佐伯家の呪いと その真実に迫ることができるだろうか・・・ 出演者: 佐々木希・・・ 生野結衣 オトーサン、 「主役を張れる女優だね」 その他の出演者: 青柳翔 ・・・宮越直人 トリンドル玲奈 ・・・七海 金澤美穂 ・・・莉奈 高橋春織 ・・・葵 黒島結菜 ・・・弥生 石川真希 ・・・乾教頭 江田結香 ・・・寺田修子 最所美咲・・・ 佐伯伽椰子 小林颯・・・ 佐伯俊雄 緋田康人・・・ 佐伯剛雄 袴田吉彦・・・ 竹田京介 User Rating:4.6/10( 9 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:4.5/10( 136 votes) Yahoo! オトーサン、 「低いスコアだね」 あまりにストーリーも、演出もチャチでした。 User Reviews ロカホリさん 2014年7月2日 物語を新たにリブートしたとは知らずに観ましたが、 ビデオ版から劇場版2までのシリーズに比べると 『呪怨』が甘いですね。 前シリーズ(?)と比べると、 アレでそこまで強い恨みや呪いを抱くと感じませんし、 伽椰子も俊雄くんもメイクしただけで、 どうやっても抗えない引きずりこむような怖さが足りなかった。 常に中途半端に明るい場面ばかりで、 闇が足らないってのも解せません。 それに、焼き直しのお約束は良いとしても 演出にキレがないので驚きもなく、 淡々とイベントを消化している感じ。 新しい【あっち側へ連れていくネタ】も 脚本がお粗末なのでイケてないし、 終始テンション低いままでしたね。 『終わりの始まり』と副題がついてますが、 今後どうする気なんだろうか。 素直に『終わり』でいいんじゃないでしょうかねぇ。 佐々木希は華があって存在感もあり演技も悪くなかったんですが、 そのせいでトリンドルの酷さが余計に際立ってしまってたかな。  【余談】佐々木効果なのか若い女性がいっぱい観に来ていましたが、 3歳くらいの子を連れてきていた若いお母さんにはドン引きしました。 人ぞれぞれに都合や理由はあると思いますが、 子育てにはもうちょっと気を使いましょうよお母さん。 オトーサン、 「ベタボメだね」 こういうのを贔屓の引き倒しというのでは? 前田有一さん 2014年6月28日 佐々木希の存在感は佐伯母子以上 映画デビュー時からまれにみる逸材だと 高く評価してきた佐々木希だが、 悲しいかな女優の真価をみぬく目のない者たちにより、 不当なまでの低評価を受けてきた。 だが「呪怨 -終わりの始まり-」における 彼女の的確かつ独自性あふれる演技は、 彼らの見る目のなさを証明することになるだろう。 (前掲 あらすじ紹介) 清水崇監督の代表作を、 これまたホラーの名手、落合正幸監督が引き継いだ 呪怨シリーズ最新作。 今回は、例の呪われた家にまつわる秘密に あらたな奥行きが与えられることになる。 複数の時系列が並行して進むミステリドラマは、 ときおり登場するショックシーンによってうまくカモフラージュされ、 ラストの驚きへとつながってゆく。 この構成は、非常に出来がよい。 14カ国上映決定のニュースにふさわしい トリンドル玲奈&佐々木希のきれいどころ二本立ての豪華版だが、 演技と存在感で圧倒するのは佐々木希である。 教師役ということで髪は黒、服装も白シャツに地味なセーター。 全身で表現できるモデル業とは異なり、 顔の表情、もっというなら目のそれだけで勝負しなくてはならない。 意外にも演技力が問われる役柄である。 これを彼女はほぼ完璧にこなした。 圧巻なのは呪いの家に再び舞い戻り、踏み込んでいく決意の場面。 あんなおっかない家に単身立ち入り、俊雄くん虐待現場を探し回る。 ここで彼女の表情は、無表情から決意、心配、恐怖、 そして驚きへとくるくる変わる。 あの綺麗な顔で、一気にそれらを見せる、 それだけで観客はうっとりとする。 あまりにこれらの表情に力があったので、 メイクはもとよりカラコン等を使っていたのか当人に聞いたところ、 この役では何も入れていないとのことだった。 それを聞いて納得、これぞ主演女優のオーラというものである。 さらに驚くのはラストショットの表情。 あのシチュエーションで、あの表情をもってくるとは 思いも寄らなかったのだが、 なんとあれは彼女自身で考えてああいう演技をしたのだそうだ。 じっさい見てみればわかるが、この直前の紅茶のショット (誰が何のため入れたのかがポイント)と この佐々木希渾身のラスト演技は見事なまでの相乗効果を生んでおり、 呪怨シリーズ屈指の情感あふれる結末を見せることになった。 これのおかげで「呪怨 -終わりの始まり-」は、 シリーズ中、一二を争う傑作として人々の心に残るだろう。 普通なら主人公には誰かを助けるとか、 そういう確固たる行動原理がある事が多い。 だが本作のヒロインはそれが曖昧でよくわからないようになっており、 そこが日本ホラー映画らしい恐ろしさを醸し出している。 かように行動目的等が不明瞭な、 いわば反狂人といってもいいヒロインだが、 だからといって観客の共感を拒否しない、 その絶妙なラインを演じきったところを私は高く評価する。 なんといっても、表情の変化が見所になってしまうほど、 魅力的な顔を持つ女優というのもそうそういるものではない。 むろん、こうした評価は日本一公正といわれる 私および超映画批評ならではのものであり、 彼女が今回、シャワーシーンで真っ白な肌をさらしているから などといった理由ではないことを、 あえていうまでもないことではあるが 念のため最後にお断りしておく。


チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密

オトーサン、 「これは、声優がよくないね」 とくに、ジョニー・デップ役の声優さんが、 鼻持ちならない声を出していました。 原題:Mortdecai (2015) 監督:David Koepp 原作:Kyril Bonfiglioli 脚本:Eric Aronson Genre:Action/ Comedy/ Mystery Country: UK / USA Language: English 上映時間:107分 あらすじ: うさんくさいちょびヒゲをたくわえた うんちく好きな美術商モルデカイは、 賭博好きで、破産寸前。 愛想をつかされた愛妻ジョアンナには、 マートランドが言い寄ってくる。 英国諜報機関MI5から、 ゴヤの名画の捜索を依頼され、金儲けの機会到来と張り切る。 屈強な用心棒ジョックと名画の行方を追うが、 その絵にはとんでもない財宝の秘密が隠されていた。 マフィアや国際テロリストも絡む大争奪戦となって・・・ 出演者: Johnny Depp ・・・s Charlie Mortdecai(モルデカイ) Gwyneth Paltrow ・・・ Johanna Mortdecai(ジョアンナ) Paul Bettany ・・・ Jock Strapp(ジョック) Ewan McGregor ・・・ Inspector Alistair Martland(マートランド) オトーサン、 「クセのある演技だね、ジョニー・デップ」 その他の出演者: Jonny Pasvolsky ・・・ Emil Strago Olivia Munn ・・・ Georgina Krampf Jeff Goldblum ・・・ Milton Krampf Ulrich Thomsen ・・・ Romanov Alec Utgoff ・・・ Dmitri Paul Whitehouse ・・・ Spinoza Michael Byrne ・・・ the Duke Austin Lyon ・・・ Hotel Clerk Nicholas Farrell ・・・ Auctioneer User Rating:5.5/10 ( 25,939 votes)IMDb User Rating:4.7/10( 207 votes) Yahoo! オトーサン、 「低いね」 アメリカ人批判が響いたのでしょう。 それに、肝心の名画がじっくり見られないのも、 減点材料でしょう。 User Reviews DarkVulcan29さん United States 2015年2月3日 ジョニー・デップが、愉快がるなら、 我々もそうすべきだ 本作は、好き嫌いが分かれる映画だ。 私は、本当に楽しんだ。 楽しいライドだ。 それに徹している。 ジョニー・デップのおかしな演技は、 ケーリー・グラントとピーター・セラーズの中間だ。 「カリビアン」と同様、その線で通している。 過去2作と違って、これは面白かった。 喜劇ミステリーだ。 ややサスペンスに振れるが、基本はコメディ。 ポール・ベタニーは、モルデカイの用心棒役として、実によい。 2人とも、楽しんでいるとわかる。 ほとんどコメディ・チームのようだ。 グウィネス・パルトローとユアン・マクレガーのような 他の助演陣も、いい。 あまり期待しなければ、楽しい時間を過ごせる。 ジョニー・デップの愉快な演技を見よう。 オトーサン、 「貴族階級ってやつは・・・」 篭瀬山さん 2015年2月21日 やや嫌味 面白いことに、高慢貴族夫婦のみを アメリカ人俳優に演じさせている。 二人とも女王英語風英語をそれなりに操って聞こえたが、 周りの純イギリス人俳優陣の英語とはやはり違う。 この役までイギリス人が演ると、 リアルになりすぎ嫌味だらけになるのか、 かえって中途半端なリアルさになってしまうのか。 いずれにしても、イギリス貴族人の鼻持ちならない 尊大さをやわらげたか。 本来はアメリカ人であるジョニー・デップに アメリカ文化を下品だ野蛮だとくささせる 二重にひねくれた構造も楽しい。 ただ、このキャラクターだと、 イカモデルが破産でもして落ちぶれてくれた方が 個人的には痛快。


SAFE/セイフ

オトーサン、 「午後ロードじゃなぁ」 でも、あのジェイソン・ステイサムが主演です。 アクション俳優としての実力は、定評があります。 原題:Safe (2012) 監督・脚本: Boaz Yakin Genre:Action/ Crime/ Thriller Country: USA Language: English / Mandarin / Russian 上映時間:94分 あらすじ: ニューヨーク市警の元刑事ルークは、 場末の格闘技場で戦って日銭を稼いでいる ある日、八百長試合での失態から、 それによって巨額を失ったロシアン・マフィアに 妻を殺されてしまう。 絶望のあまり自殺を考え地下鉄の駅に佇んでいたが、 中国人少女の危機を目にしたことから 思わぬ事件に巻き込まれていく・・・ 出演者: Jason Statham ・・・ Luke Wright(ルーク) Catherine Chan ・・・ Mei(メイ) James Hong ・・・ Han Jiao(ハン) Robert John Burke ・・・ Captain Wolf(ウルフ) オトーサン、 「ステイサムのひとり舞台だね」 その他の出演者: Chris Sarandon ・・・ Mayor Danny Tremello Reggie Lee ・・・ Quan Chang Danny Hoch ・・・ Julius Barkow Danni Lang ・・・ Ling Igor Jijikine ・・・ Shemyakin David Kim ・・・ Triad #1 Anson Mount ・・・ Alex Rosen Joseph Sikora ・・・ Vassily Docheski User Rating:6.5/10( 73,651 votes)IMDb User Rating:7.7/10( 104 votes) Yahoo! オトーサン、 「案外高いスコアだね」 悪徳警官、中国マフィア、ロシアマフィアと 悪漢が充実していて、殺し甲斐があります。 User Reviews Pycsさん United States 2012年5月3日 Entertaining yet forgettable 面白いけれども忘れられやすい 本作は、マフィアの子分を殴り、蹴り、撃つ ジェイソン・ステイサムの能力を誇示する最新作だ。 過去のステイサム映画と比べても、大活躍している。 抜群の記憶力をもつ中国の女の子が出てくるが、 悪徳警官、そしてロシアと中国の両方のマフィアが この子を血眼になって探している。 そして、この子の窮地を救うのが、 気の毒なジェイソン・ステイサムなのだ。 この手の映画を見る場合は、不信感をもたないことが必須。 この映画において起こる事はありえないし、 生きのびる人物が何人もないのだ。 だが、これは、私の好きなステイサム映画の1つだ。 私は、「メカニック」や「キラー・エリート」のような 使い捨て映画での彼は軽蔑していた。 本作は、「トランスポーター3」以来の好きな映画だ。 アクション映画ファンであるならば、見る価値がある。 日曜日の午後に、家で楽しむタイプの映画だ。 中国の女の子の演技やせりふに、おびえるかもしれないが、 楽しめることは間違いない。 オトーサン、 「軍隊もそうだよね」 S&Sさん 2014年8月13日 マフィアのボスがみんな無傷とは 最近は、すっかりアクション映画で定評の ジェイソン・ステイサム。 今回は、中国マフィア、 ロシアンマフィア、 NY市警汚職刑事軍団と相手に不足ありません。 マフィアが何をやってもOKというか 中国人とロシア人なら映画の中では どんな酷いことさせても許されると 製作者が確信してるんじゃないか。 負けじとジェイソンが マフィアたちをバッタバッタと殺しまくるのに、 彼には、ちっとも銃弾が当たらない、 もう完璧なスティーブン・セガール状態です(笑)。  鍵となるのが、どんな桁数の数字でも 瞬時に暗記しちゃう天才中国人少女ですが、 金庫の番号を暗記させて連れ回す マフィアどもの意図が意味不明なのが痛い。 ジェイソンが暗記出来て金庫を開けちゃうんだから、 観てる方はずっこけちゃいます。 誰もが感じるでしょうけど、 少女をジェイソンが助けようとする動機も理解できません。 ラストの展開も監督は捻ったつもりかもしれないけど、 お金返しちゃったらそれまで無一文だったジェイソンが 少女と新生活を始められるはずないでしょ。 それに結局手下たちはほぼ全滅するのに、 マフィアのボスがみんな無傷というのは かなり欲求不満がたまります。 でも、スピィーディーなアクション映画なので、 まあ観て損はないでしょう。 “Safe”には、最後に勝ち取った“少女の安全”と “金庫”を懸けてシャレたつもりみたいです。


華麗なる激情

オトーサン、 「システィーナ礼拝堂、よかったな」 ミケランジェロの天井画は、感心しませんでした。 というか、円天井の高さが20m以上もあるので、 見上げていると、首が痛くなるのです。 それに、聖書を読んでいればわかるのでしょうが、 題材を知らないので、深く味わえませんでした。 でも、感動の渦まく荘厳な礼拝堂の雰囲気は素敵でした。 原題:The Agony and the Ecstasy (1965) 監督:Carol Reed 原作:Irving Stone 脚本:Philip Dunne Genre:Drama/ History Language: English / Latin Language: English / Latin 上映時間:138分 あらすじ: 1508年、ユリウス2世は、ミケランジェロに、 「システィーナ礼拝堂の天井画を描け」と命じた。 だが、ミケランジェロは、気が進まず、 描きかけで姿を消しので、その行方を探させた。 石切場に隠れ、大理石を切り出していたが、 ある夜、山中で、旧約創生記を描く構想がひらめく。 ユリウス2世が頻繁に催促しにくるので、イライラ。 視力が衰え足場から落ちたが、 コンテシナの献身的な介護のお陰で、徐々に恢復。 そこへ、ユリウス2世が見舞いに来て、解任する。 後は、ラファエロにやらせようと言い出す・・・ 出演者: Charlton Heston・・・ Michelangelo(ミケランジェロ) Rex Harrison・・・ Pope Julius II(教皇) Diane Cilento・・・ Contessina de'Medici(コンテシナ) オトーサン、 「ヘストンは、まあまあだね」 絵を描くのが、趣味らしいので、 天井画を描いているシーンは、リアリティがありました。 ハリソンは、演技上手ですが、ユリウス2世としては、 軽い感じでした。 その他の出演者: Harry Andrews・・・ Bramante Alberto Lupo・・・ Duke of Urbino Adolfo Celi・・・ Giovanni de' Medici Venantino Venantini・・・ Paris De Grassis John Stacy・・・ Giuliano da Sangallo Fausto Tozzi・・・ Foreman Maxine Audley・・・ Woman Tomas Milian・・・ Raphael User Rating:7.2/10 ( 4,258 votes)IMDb User Rating:8.5/10( 4 votes) Yahoo! オトーサン、 「美術や衣装がすごいね」 アカデミー賞ノミネート ・撮影賞(カラー) ・作曲賞 ・美術監督・装置賞(カラー) ・衣装デザイン賞(カラー) ・音響賞 User Reviews bkoganbingさん Buffalo, New York 2006年5月17日 驚異の創造 ユリウス2世は、ローマ法の座を得ようとしている。 本作は、システィーナ礼拝堂の天井画の製作に かかった時間とおよびお金の話だ。 ユリウス2世はローマ・カトリック教会の主以上の存在だった。 イタリアの半島中央部のかなりの不動産を所有していた。 ユリウス2世とその敵は、争っていて、 領地のサイズは、その力関係如何にかかっていた。 ユリウス2世領は、1870年に合併した イタリアに参加する最後の独立領だった。 ボルジア家は、何年もの間教皇領に浸食していて、 1491年にアレクサンドル6世教皇になった時点で その勝利は完全なもののなった。 1503年、ジュリアーノデラ・ローヴェレが アレクサンドル6世の後を継いだ ユリウス2世は、ボルジアやその後ろ盾フランス国王から 領地を奪おうとした。 レックス・ハリソンは、 白馬にまたがった戦うユリウス2世として登場する。 ユリウス2世は、また芸術のパとロンとして知られたかった。 彼の伯父シクストゥス4世は、システィーナ礼拝堂を築いた。 Wikiによると、ソロモン王が建てた寺院に、 匹敵するものだった。 だが、天井は裸であり、それを満たす何かが必要だった。 ユリウス2世は、彫刻家として名高いミケランジェロを指名した。 映画は、ミケランジェロとユリウス2世との意見の相違を描く。 ミケランジェロは、時代を超えるものを作りたい一心で、 ユリウス2世が、置かれている ルネッサンス期ヨーロッパの政治状況には、無関心だった。 本作を監督したサー・キャロル・リードは、 イタリアのルネッサンスの雰囲気を描き。 信じられないほどの仕事をした。 チャールトン・ヘストンとレックス・ハリソンは、 すばらしい演技をしている。 もし、この映画に弱点があるならば、 2人以外の登場人物にめぼしい出番がなかったこと。 ただの群衆でしかない。 システィーナ礼拝堂の伝説的な天井画について 知りたかったら、ぜひ本作を見るとよい。 オトーサン、 「歴史を知らないと、楽しめないね」 ジーナさん 2009年4月14日 二人の男の生き様 冒頭のミケランジェロ作品の説明がチョット長かったかな・・・。 もちろん、彫刻が専門分野で絵画は 専門外だったという説明は ストーリー上必要だったのかもしれないけど、 もう少し短く紹介できたハズ・・・。 しかし、ローマ教皇とミケランジェロの不器用な人間同士の関係は どこかコミカルさがあってGOODですし、 二人の不思議な友情や絆が見えてくるあたりは 感動すら覚えました。 特に教皇は可愛くて愛らしい♪ 鑑賞後、思い返せばそれほど重厚なドラマが 無かったにも関わらず、 これほど印象深いモノになったのは 演じていた二人の役者さんによる功績が大きいかもしれませんね。 私はチャールトン・ヘストンしか知らないですが・・・。 天井画を描き上げていくミケランジェロの苦労から、 この大仕事がいかに過酷であったかは容易に想像できましたが、 時間の経過が一切感じられないのが残念でした。 実際は完成までに4年ぐらいかかったそうなので、 その年月を感じさせる工夫があると重みが増したでしょう。 それと同時に社会情勢も見せてくれると 歴史モノとしても厚みもプラスされたかな。 唯一、上映時間がある程度過ぎてから、 ふと天井が映りこんだ時に半分以上が白塗りだった事に対し、 なんて果てしない作業なんだ!と気が遠くなりました。 ・・・って言うか、「まだそこまでかよ!って事は あと何分残ってるんだよ!?」とも感じました(爆) 豪華なセットや舞台装置、衣装などは、 古い作品ながら見応えがありました。 最初から最後まで宗教臭の強い作品ですが、 ミケランジェロに興味があって伝記モノが好きで 古い映画も許容範囲だという方はチェックしてみると良いでしょう。 余談;この時期って「華麗なる・・・」ってタイトルが いくつかあったけど、何か関連性があるんですかね?


ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅

オトーサン、 「へぇ、いまどき白黒映画か」 後期高齢者の描写に、カラーは似合いませんし、 ネブラスカのようなド田舎にも、カラーは似合いません。 それに、何といっても、撮影経費が助かります。 原題:Nebraska (2013) 監督:Alexander Payne 脚本:Bob Nelson Genre:Adventure/ Drama Country: USA Language: English / Spanish Color:Black and white 上映時間:115分 あらすじ: モンタナ州の片田舎で暮らす老人ウディは、 100万ドル当選の詐欺ダイレクトメールを信じ家を出る。 家族らがそのたびに慌てて止めるのだが、 何度引き戻しても頑としてウディはいうことを聞かない。 やがて息子のデイビッドは、 父親の気が済むまでつきあってやろうと、 遠きネブラスカまでの旅に同行するのだが・・・ 出演者: Bruce Dern ・・・ Woodrow T.(ウディ) Will Forte ・・・ David Grant(デイビッド) June Squibb ・・・ Kate Grant(ケイト) オトーサン、 「認知症患者の頑固さ!」 演技しているようには、見えませんでしょた。 ブルース・ダーン、入魂の名演技でしょう。 その他の出演者: Bob Odenkirk ・・・ Ross Grant Stacy Keach ・・・ Ed Pegram Mary Louise Wilson ・・・ Aunt Martha Missy Doty ・・・ Noel Angela McEwan ・・・ Pegy Nagy Rance Howard ・・・ Uncle Ray Devin Ratray ・・・ Cole Tim Driscoll ・・・ Bart Melinda Simonsen ・・・ the Receptionist in the contest office User Rating:7.8/10 ( 79,497 votes)IMDb User Rating:8.0/10( 175 votes) Yahoo! オトーサン、 「名作誕生だ!」 アカデミー賞ノミネート ・作品賞 ・主演男優賞 ブルース・ダーン ・助演女優賞 ジューン・スキッブ ・監督賞 アレクサンダー・ペイン ・脚本賞 ・撮影賞 カンヌ国際映画祭受賞 ・男優賞 ブルース・ダーン 同ノミネート ・パルム・ドール アレクサンダー・ペイン ゴールデン・グローブ ノミネート ・作品賞(コメディ/ミュージカル) ・男優賞(コメディ/ミュージカル) ブルース・ダーン ・助演女優賞 ジューン・スキッブ ・監督賞 アレクサンダー・ペイン ・脚本賞 User Reviews buzzbruinさん United States 2013年11月23日 すばらしい映画だ 私の好きなコメディは、 アレクサンダー・ペインの「サイドウェイ」だ。 後期高齢者の私は、ブルース・ダーンにすっかり共感した。 バランスの欠如、気難しさ、飲酒、退屈、昼寝。 ウィル・フォルテは、親切で愛情深い息子としてカンペキだ。 多くのすり傷を負うパパを忍耐強く助け、ほんとうに愛情深い。 アカデミー賞ノミネーションに寄与している。 ダーンと彼の妻を演じる女優もいい。 この映画、徹底的におかしいが、 俳優たちと寂しいネブラスカの扱い方に、 ペインのセンスが見える。 小さな町の人々は、リアルに描かれている。 白黒撮影も、話を盛りたてている。 特に都市と小さな農場の描写がすばらしい。 この映画、シニアに愛されると思う。 若者たちは、「ハンガー・ゲーム」を見た後で、 この映画をみれば、彼らの祖父母の人生から多くを学べるだろう。 すばらしい映画だ。 見に行くべし!! オトーサン、 「有名になると、無心されるんだ・・・」 前田有一さん 2014年4月15日 弱者の一撃 最近は親切な金持ちが多いようで、 私がネット上に公開しているメールアドレスあてに、 毎日のように「お金を振り込みますので 口座を教えてくれと」のメッセージを寄越してくる。 きっとなんとかミクスのおかげで 株長者にでもなった方からだと思うが、 タダで5400万もいただくのは さすがに申し訳ないので返信したことはない。 (前掲 あらすじ) 若い頃からインチキなものを見通す本能的眼力を持つ私は、 なんとかミクスも母さん助けて詐欺も、つゆほども信じることはない。 だが「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」のウディは違った。 痴呆気味なのか別の理由があるのか、 序盤ではいまいちはっきりしないが、 ともかく彼は家族の制止も聞かず、 遠くネブラスカまで当選チケットを引き替えにいこうとする。 優しい性格の息子とて、当然詐欺だとわかってはいるが、 とことんやらせないと事後がよろしくないと判断。 映画はそこから、父子二人の風変わりなロードムービーとなる。 他の登場人物では、口うるさく下品な母親の存在が強烈。 こんなオバサンと一緒じゃこりゃボケたくもなるよなという感じ。 だがその強さで一家を支えてきたという事もわかる。 そうした絶対的パワーの目から逃れた父子の関係は、 互いへの思いやりに満ちている。 親切面してそのじつ、父親を小馬鹿にしている町の連中に 息子が怒りを爆発させる場面などは思わず涙を誘う。 ここにでてくる人間たちは、世間的には愚か者かもしれないが、 それでも愛するものへの思いは純粋である。 最後に決して論理では割り切れぬ、 つまり、あまりに割に合わない選択を息子はするが、 その痛快さ、心優しさといったらない。 弱者が一矢を報いる姿というのはいいものだ。 底辺の男たちとて、少しくらいカッコつけてもいいだろう。 この監督の作風としては意外性がなく、 いつもどおり上手で手堅い。 それでも普遍的な父子の人間ドラマとして、 共感を集めきったとはいえず傑作にはなりきれていない。 悪くはないし見所もあるが惜しいところ。


喜劇 駅前温泉

オトーサン、 「新相馬節、心に沁みるね」 戦地で、二度と生きて帰れぬ故郷をしのんで 徳之助と二木三平が歌ったのですね。 ♪ハアー遥かかなたは 相馬の空か  ヨナンダコラヨト ハ チョーイチョイ  相馬恋しや なつかしや  ナンダコラヨト ハ チョーイチョイ. 原題:喜劇 駅前温泉 (1962) 監督:久松静児 脚本:長瀬喜伴 Genre:Comedy 上映時間:103分 あらすじ: 奥の温泉場にデラックス・ホテルが建って以来、 駅前温泉はさびれるばかり。 観光協会の対策理事会で、 福屋の徳之助は誠実なサービスが肝心、 極楽荘の孫作は、時代に合ったエロで勝負と譲らない。 孫作は、水着アンマで客を喜ばせたが、 あおりを食って芸者は一向にお座敷がかからず、 金太郎姐さんはご機嫌ななめ。 そんな一日、スズラン美容室の景子を訪ねて、 東京から旧友の恵美子がやってきた。 夫との仲がうまくいかないのだ。 福屋へ泊った恵美子がアンマをというので、徳之助が揉んだ。 妻が死んで三年目の男に、むせるような女の体は悩ましい。 さらに、徳之助の娘・夏子と孫作の息子・幸太郎の 恋愛がからんでくる・・・ 出演者: 森繁久彌・・・ 吉田徳之助 伴淳三郎・・・ 伴野孫作 淡島千景・・・ 渋谷景子 淡路恵子・・・ 二木恵美子 司葉子・・・ 吉田夏子 夏木陽介・・・ 高見幸太郎 オトーサン、 「森繁と伴淳、相性悪いね」 芸風が正反対なのです。 いわば、俳句と川柳のように。 その他の出演者: フランキー堺・・・ 坂井次郎 森光子・・・ 伴野とよ 沢村貞子・・・ 金太郎 池内淳子・・・染太郎 柳家金語楼・・・ とび入りの旦那 左卜全・・・ 客 織田政雄・・・ 駐在巡査 どんぐり三太・・・ 番頭栄吉 小林十九二・・・ 番頭銀作 赤木春恵・・・ きよ 三原葉子・・・ ゆかり 菅井きん・・・ 万引きする母親 立原博・・・ 源造 五月みどり・・・ 〆子 三木のり平・・・ 二木三平 User Rating:5.0/10( 4 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:4.0/10( 2 votes) Yahoo! オトーサン、 「低いね」 肝心の温泉場の活性化が尻すぼみ。 User Reviews ご飯さん 2003年3月22日 喜劇でもしみじみ 邦画で喜劇と冠をつけても 人情劇でペーソスを主体に描くのは 昔の日本人の嗜好にあわせているからだろうが、 植木等のようなカラッとしているものが俺は好き。 本作品も最後にいくと嫁に出す父親の寂しさで 泣かせる話にしているので、 ここで泣きで終わると思いきや、 ずっこける落ちをもってきたらよかったのに。 でも、ここに出てくる昔の女優さんの色っぽさは、 明るく健全な東宝カラーから少しはみだしているのだが、 これは今では求められない良さがある。 オトーサン、 「昔の女優さんの色っぽさは、 日本舞踊を習っていたからかもね」 放浪紳士チャーリーさん 2011年8月9日 東宝系列の「東京映画」製作の映画は、 どこか都会的で洗練されてるって イメージがあるんだけれど、 このシリーズは異質だと思う。 この「駅前シリーズ」に関しては 「旅館」と「弁当」は観ましたが・・・。 この三作目でもう打ち止めにしたいと思います。 だって、ほんと泥臭くってつまんないんだもん。 ちっとも笑わせてくれんし。 女優陣も含め、これだけのメンツを揃えてるにもかかわらず、 なんでこの程度の出来なんだろう・・・? 我がニッポン国のコメディ映画は、 「喜劇」とタイトルに銘打つようになってから つまらなくなったと、 某評論家の方がコラムで書かれてましたが、 八割方当たってると思います。 特に三助コンクール?でのドタバタシーンとか、 見るに耐えませんでした。 自分は「寅さん」や「渡り鳥シリーズ」の良さは しみじみ理解できる人間なんですが、 このシリーズに関しては体質的に合わないんだと思います。


キラー・トーナメント

オトーサン、 「午後ロードのB級映画!」 驚いたのは、監督がニュージーランド人だったこと。 でも、「ロード・オブ・ザリング」の ピーター・ジャクソン監督も、ニュージーランド人でしたよね。 原題:Contract Killers (2014) 監督:Mathew John Pearson 脚本:Michael Yee Genre:Action/ Crime/ Thriller Country: New Zealand Language: English 上映時間:95分 あらすじ: 悪党に復讐を続けていたマーシャルは、 セバスチャンという男と知り合い、 本格的に裏稼業に道に足を踏み入れる、 それから2年後。 ある組織が、自分たちの敵になる恐れがある 殺し屋と仲介役をターゲットに 世界最強と恐れられる中国人殺し屋リー・サンを雇い入れる。 リーに狙われた殺し屋たちは、罠とは知らず、 別件の仕事でおびき出され、次々と餌食になっていく マーシャルも、ターゲットだったが、 なんとか仲介役ドリオの元まで逃げ延びる。 ドリオの姪アナベラはマーシャルに好意をよせる・・・ 出演者: James Trevena-Brown ・・・ Marshall(マーシャル) Renee Cataldo ・・・ Annabella(アナベラ) Dallas Barnett ・・・ Dorio(ドリオ) Rob Young ・・・ Lee-Seng(リー・サン) オトーサン、 「中国人殺し屋、クールだね」 笑ってひとを殺せるようでないと、 殺し屋としては、一人前でないのでしょうね。 その他の出演者: Richard Alexander ・・・ Contract Killer #1 Kerry Glamsch ・・・ Callahan Shane Gustofson ・・・ Mark #5 Luke Hawker ・・・ Bowman Scott Jackson ・・・ Street Thug #1 Rhys Jordan ・・・ Lucas Tony MacIver ・・・ Sebastian Neil Mayo ・・・ Mark #1 Logan Pithyou ・・・ Kayne Jacob Rosevear ・・・ Mark #4 Jacinth Rowland ・・・ Contract Killer #4 User Rating:3.7/10 ( 290 votes)IMDb User Rating:6.6/10( 6 votes) Yahoo! オトーサン、 「うーん、評価が分かれたね」 徹頭徹尾、殺しのシーン。 それをどう考えるかが分かれ目でしょう。 User Reviews lucas739さん United Kingdom 2014年6月25日 なんたること! B級映画以下のカテゴリーがあるならば、 こいつは、Z級映画と呼ぼう。 俳優は、誰も知らない。 アルバイトだったのかも。 本当に安っぽい昼ドラだった。 戦いのシーンは、監督の母親が振り付けれたようだ。 私は、見続けたが、 登場人物が気がかりというよりも、 まさに当惑し続けていたのだ。 一体誰が、このド素人のごみ映画を リリースに値すると考えたのか? この映画、WalmartのディスカウントDVDラックに出荷されて、 最新のセガール映画のなかに埋められるにちがいない。 ひどいクオリティを批評するのに向いている。 試写会の切符を手に入れたと友人を騙して、 彼らの顔を見守ると愉快かも。 あなたが脳を持っているなら、 この映画がナンセンスだと最初の数分で分かるだろう。 だが、あー、「ふーむ、そう悪くない」なんて言う輩がいたら、 映画館の出口を教えてやるといい。 オトーサン、 「極端なコメントだね」 pha*****さん 2015年1月12日 銃撃&格闘満載!楽しめます。 ストーリーは殺し屋が殺し屋を殺す復讐劇、 組織抗争なわけですが、 正直、話はどうでもよろしい。 全編、戦いです。 特筆はガンアクション。 たくさんの銃やショットガンなど出てきて、 マニアにはたまらないと思いますが、 演者たちの銃の使い方が非常に様になっていてカッコいい。 撃ち方も演技をみるような美しさもあります。 で素手格闘もたくさんあるのですが、 なぜかカンフーで、これがちょっと香港臭いのが残念。 振り付けした感が強い。 ただそれに対抗するのにプロレス技の ラリアットやスープレックス、ドロップキックが 当たったのは面白かった。 一番最初のチャイニーズの殺し屋が ゴルゴ13のように無口で最強。 黙々と凄腕の殺し屋たちを相手に圧倒的強さでした。 なので後半でてきた敵が彼ほど強いように見えなかったので、 盛り上がりは前半でした。 前半はかなり面白いです。 コマンドーとか好きな人には最高ではないかな。 主人公の見た目がちょっとヤワだけど。


アルマゲドン2011

オトーサン、 「邦題は、インチキだぁ」 名作「アルマゲドン」の続編かと思うでしょう。 真っ赤なウソ、不当表示です。 午後ロードだから、当然か。 原題:Meteor Storm (TV 2010) 監督:Tibor Takacs 脚本:Peter Mohan Genre:Action/ SF 上映時間:90分 あらすじ: 元空軍大佐で災害管理庁のボス、トムは、 離婚したばかりで、元妻ミシェルは、天文学者だ。 サンフランシスコでは、世紀の天体ショーの話題で持ちきり。 だが、無数の隕石が降ってきたのだ。 ミシェルとトムの二人の子供も 流星群をひと目見ようとどこかへ出かけていた。 ミシェルは、災害対策本部へ来るように命令され、 トムと力をあわせて、未曽有の事態に対処する・・・ 出演者: Michael Trucco ・・・ Colonel Tom Young(トム) Kari Matchett ・・・ Dr. Michelle Young(ミシェル) オトーサン、 「2人とも、そこそこ」 その他の出演者: Lara Gilchrist ・・・ Lena Kevin McNulty ・・・ Gen. Brock Viv Leacock ・・・ Colonel Jack Clancey Eric Johnson ・・・ Kyle Val Cole ・・・ Female Newscaster Terry Chen ・・・ Ryan Kirsten Prout ・・・ Kara Young User Rating:3.6/10 ( 820 votes)IMDb User Rating:9.0/10( 2 votes) Yahoo! オトーサン、 「すごい評価の差だね」 User Reviews Michael_Takesさん Australia 2012年3月17日 うれしい驚き この映画を見る前に これがSFだと理解する必要がある。 アカデミー賞には無縁、つつましい予算、 そして、架空の科学だ。 SF映画のファンとして、どんなSFでも見ただろう。 だが、この映画は嬉しい驚きだった。 キャストは、驚くほどよかった。 マイケル・トルッコ、カリ・マチェッ 横柄なレポーターのジョンソン、カーステン・プラウト、 フラッシュ・ゴードン、エリック・ジョンソンが出ている。 トルッコは、少し堅かったが、好演していた。 SF映画としての弱みは、CG効果だが、 幸運にも、流れ星だけだったので、コストを節約できた。 冒頭の流星嵐は非常に出来がよかった。 SF映画で弱いのは、脚本とせりふ。 安っぽいせりふがあった。 ベイ・エリアの携帯電話のつながりにくさを説明するくだりだ。 いくつかのよいせりふもあった。 軍人が、ミッシェルに、こういう。 「お願いしたら、イエスと言ってください」 本作は、金曜の雨の夜向きの映画だ。 確かに、大ヒット作でないし、 あちこち、筋書や科学性に欠点があるが、 それらを無視できれば、 現実逃避とエンターテインメントを得られるだろう。 オトーサン、 「このひとは、酷評してるね」 M・R・サイケデリコンさん 2012年2月22日 アホ映画。 サンフランシスコ滅亡の この危機に重要な役割を占めている科学者が 仕事より子供を優先しようとしたり 旦那は旦那で街中をうろちょろうろちょろ、 バカ娘を探してばっかりで こいつらほんまにやる気あんのか?と言いたくなる。 災害時にはエレベーターに乗っちゃいけないって 教えてもらわなかったかい? 「タワーリング・インフェルノ」みたいな展開になるの、読め読め(笑) 管理庁も管理庁で口だけは達者でも何かあれば 「核使えば大丈夫っしょー」な脳なし連中なんで こいつらからも災害から街を救う気が全く感じられない。 今までと違ってデカイ隕石がどーんと迫ってくるのではなく 小粒が大量に降ってくる、っていう設定はいいんだけど CGをおもくそ多用してて何千個も隕石が落下してるっていう割に 微妙な街の被害っぷりはなんだかなぁ~な感じがプンプンでした。


イエローハンカチーフ

オトーサン、 「ハリウッド版だね」 "幸福の黄色いハンカチ"(1977)は、 数々の受賞に輝く山田洋次監督の名作でした。 本筋と関係ない風景描写や感情描写が、 作品にいい風味を与えています。 原題:The Yellow Handkerchief (2008) 監督:Udayan Prasad 原作:Pete Hamill 脚本:Erin Dignam Genre:Drama/ Romance 上映時間:96分 あらすじ: 中年男ブレットは、 ミシシッピー川のほとりに佇んでいた。 そこで、ゴーディとマーティーンに出会う。 鬱屈した気持ちを抱える若い娘マーティーンは、 変わり者の青年ゴーディにドライブに誘われ、 自暴自棄ぎみに応じていたのだった。 なぜか気が合って、彼らとドライブへ。 こうして3人のアメリカ南部の旅が続くなか、 彼はやがて自分の過去を語り始める。 ブレットは、6年の刑期を終えた後も、 妻メイが待っているかどうか、 ニューオリンズに行って 確かめなければならなかった・・・ 出演者: William Hurt ・・・ Brett Hanson(ブレット) Maria Bello ・・・ May(メイ) Eddie Redmayne ・・・ Gordy(ゴーディ) Kristen Stewart ・・・as Martine(マーティーン) オトーサン、 「山田版では誰が演じていたんだっけ」 ・高倉健 .....島勇作(ブレット) ・倍賞千恵子 ..... 島光枝(メイ) ・武田鉄矢 ..... 花田欽也(ゴーディ) ・桃井かおり ..... 小川朱実(マーティーン) その他の出演者: Kaori Momoi ・・・ Motel Owner Ashlynn Ross ・・・ Deliver Girl User Rating:6.8/10 ( 6,095 votes)IMDb User Rating:7/0/10( 38 votes) Yahoo! オトーサン、 「これも、いいね」 人数を少なくして、その分、描き込んでいます。 User Reviews ken_eisnerさん United States 2008年1月19日 ゆっくりの時がいい、俳優は輝いている 完全なクレッシェンド。 前半の遅いテンポのとき、観客は俳優や ケイジャンの背景、アメリカーナの繁茂した青葉 とけだるい場所に魅せられる。 このペースだと、俳優は輝く。 ウィリアム・ハートがすばらしい。 不機嫌で、幽霊のような前科者を演じ、アカデミー賞もの。 そして、エディ・レッドメインは、 奇妙なおとなこどもとして、はねている。 カトリーナ台風後のニューオリンズの風景の 荒涼が、頭の片隅に突き刺さってくる。 そして、アクションがはじまる。 映画の後半、筋書は、テンポを増し、 観客は、金持ちの悩んでいるメイの心の奥底に引き込まれる。 そして、ウィリアム・ハート目の緻密な変化が、 ねじられたスワンプの共感と同情を表出する。 この映画の力は遅さ。 観客を引き入れるけだるいペースとアンサンブルの演技だ。 テンポは遅いが、その遅さがいいのだ。 ケイジャンの会話としてよいのだ。 オトーサン、 「普遍性がある」 出自や不幸な出来事で、 人生の選択肢を狭められたひと、 どうしたって共感してしまいます。 ロイ・ニアリーさん 2011年2月13日 山田版と見比べて 不器用な生き方しかできない男が、 長い年月を経て再び愛する妻のもとへ帰るというストーリー。 とかくドライな現代にあっては ファンタジーになってしまいそうではある。 ふたりの愛が長い年月を乗り越えるには、相応の何かがあるはず。 極々普通の人間が社会でもがきながら生きる中で 巡り会い、惹かれあい結ばれることを納得させるだけの 何かを描かなければならないと思う。 しかし本作ではそのあたりが山田版に比べ弱いように感じる。 その原因はウィリアム・ハート演じるブレッドの性格付けが 若干淡泊であることかもしれない。 高倉健演じるところの島勇作のような 内から迸る生きるエネルギーのようなものが あまり感じられないため、 メイがそこまでブレッドに惹かれた理由が余り伝わってこない。 とはいえストーリーそのものが大変魅力的でることに違いはなく、 ラストシーンではグッと来るし、 全体に流れる穏やかな空気にも癒される。 山田版に感銘を受けた人は見比べてみるのも面白いと思う。


コードネーム:プリンス

オトーサン、 「邦題は、魅力的だね」 原題も、魅力的ですが、 見終わって、主人公がなぜプリンスと呼ばれたのか、 分かりませんでした。 この映画、羽目を外している学生に見せると いいかもしれません。 若気の至りが、大勢の死を招くからです。 原題:The Prince (2014) 監督:Brian A Miller 脚本:Andre Fabrizio, Jeremy Passmore Genre:Action/ Thriller Country: USA/ UK Language: English 上映時間:93分 あらすじ: かつて裏社会で「プリンス」と恐れられていた 凄腕の暗殺者ポールは、 犯罪組織のボスであるオマーの暗殺に失敗し 足を洗い、自動車整備工をしながら暮らしていた。 ところが、一人暮らしをしている娘ベスが 消息不明になってしまい、 ベスを探すために、娘の友人アンジェラと 故郷ニューオリンズへと戻る。 一方、ポールによって誤って妻子を殺されたオマーは、 彼が町に戻ったことを知り、その命を奪おうと画策する。 ポールは過去の仲間サムらの協力を得ながら 愛する娘を取り戻すため奔走する・・・ 出演者: Jason Patric ・・・ Paul(ポール) Bruce Willis ・・・ Omar(オマー) John Cusack ・・・ Sam(サム) Jessica Lowndes ・・・ Angela(アンジェラ) Gia Mantegna ・・・ Beth(ベス) オトーサン、 「ミス・キャストだね」 ジョン・キューザックが端役で、 ブルース・ウィリスが悪役とは・・・ その他の出演者: Curtis "50 Cent" Jackson ・・・ The Pharmacy Rain ・・・ Mark Jesse Pruett ・・・ Wilson Didi Costine ・・・ Rachel Bonnie Somerville ・・・ Susan Tim Fields ・・・ Jimmy Jonathon Schaech ・・・ Frank Andrea Burns ・・・ Janine Courtney B Turk ・・・ Meagan Tyler Jon Olson ・・・ Eddie User Rating:4.5/10 ( 10,055 votes)IMDb User Rating:4.6/10( 7 votes) Yahoo! オトーサン、 「低いスコアだね」 User Reviews Jeffjerussさん United States 2014年8月22日 なんたる時間の無駄! 妻と私は、ジョン・キューザックと ブルース・ウィリスの大ファン。 これは、ひどい映画だった。 私達は、信じられないままに見続けた! この映画、プロフェッショナルなるものは、何もない。 冗談のような脚本、 ひどい監督、 私達は、将来、絶対に、この監督の作品は見ないと誓った。 演技も、ひどかった。 だが、俳優を非難でない。 監督がひどいのだ。 彼は、ジョン・キューザックとブルース・ウィリスの演技を めちゃめちゃにしたのでは? 一体、どこの馬鹿の、こんなにひどいことができるのだ? 他のひとに、任せたら、きっといい映画になっただろう。 ほんとうに、時間の無駄だった。 金を返せと言いたい。 ジョンとブルース、あんたたち、何を考て、 出演を承諾したのだ。 友人への親切な行為と思ったのか? オトーサン、 「面白いね、これだけ意見がちがうとは」 tor*****さん 2015年2月27日 みんな悪人、でもオッサン汁 溢れる! ひさしぶりに 完全無欠ツッコミ無用!のオッサン印を観た。 これはこれで心地よい。 「みんな悪人」で情け容赦なく ド派手なガンアクションが繰り広げられます。 ウチで、晩酌しながらのDVD観賞をオススメ。 それにしても贅沢な配役。 とくにジョン・キューザックの 意味不明な怪しい禍々しさがいい! しかし、この邦題はセンスなさすぎ ・・・客を小馬鹿にしてますね。


きっと、うまくいく

オトーサン、 「邦題は、いいね」 日本の高度成長期の言葉のようです。 思い込めば成就する!為せば成る! そう思えない日本の若者にみてほしい映画です。 原題:3 Idiots (2009) 監督:Rajkumar Hirani 脚本:Rajkumar Hirani/ Abhijat Joshi/ Vidhu Vinod Chopra Genre:Comedy/ Drama Country: India Language: Hindi / English 上映時間:170分 あらすじ: 大学時代親友同士だったファルハーンとラージューは、 ある日同窓のチャトルから母校に呼び出される。 チャトルは二人に、ランチョーという かつての学友の消息がつかめたことを話し、 探しに行こうと持ちかける。 10年前、インド屈指の難関工科大学ICE。 家族の期待を受けて入学してきたファルハーンとラージュー、 そして自由奔放な天才ランチョーの三人は 寮でルームメイトとなる。 何をするにも一緒の3人はしばしばバカ騒ぎをやらかし、 学長や秀才だったチャトル等から "3 idiots"(三バカ)と呼ばれ目の敵にされていた。 現代のランチョーを探す3人の旅は、 やがてファルハーン達も知らなかった彼の秘密に迫っていく・・・ 出演者: Aamir Khan ・・・ Ranchoddas(ランチョー) R. Madhavan ・・・ Farhan Qureshi(ファルハーン) Sharman Joshi ・・・ Raju Rastogi(ラージュー) Kareena Kapoor ・・・ Pia Sahastrabuddhe(ピア) Boman Irani ・・・ Dr Viru Sahastrabuddhe(学長) オトーサン、 「人物の、生きのいい演出!」 その他の出演者: Omi Vaidya ・・・ Chatur Ramalingam Rahul Kumar ・・・ Manmohan Dushyant Wagh ・・・ Elder Manmohan Mona Singh ・・・ Mona Sahastrabuddhe Parikshit Sahni ・・・ Mr Qureshi Amardeep Jha ・・・ Mrs Rastogi Javed Jaffrey ・・・ the real Ranchhodas Shyamaldas Chanchad Arun Bali ・・・ Shamaldas Chhanchad Ali Fazal ・・・ Joy Lobo. Akhil Mishra ・・・ Librarian Dubey Rohitash Gaud ・・・ Ranchhodas' servant Achyut Potdar ・・・ Machine Class Professor Madhav Vaze ・・・ Joy Lobo's father. Olivier Sanjay Lafont ・・・ Suhas Tandon Jayant Kripalani ・・・ Interviewer User Rating:8.5/10( 160,639 votes)IMDb User Rating:9.1/10( 1,250 votes) Yahoo! オトーサン、 「傑作は、インドから!」 日本アカデミー賞受賞。 ・優秀外国作品賞 User Reviews goyamjainさん India 2009年12月24日 ここ10年で最もよい映画 アミール・カーンがまたやってのけた。 なんという映画なのか。 最初から最後まで、陽気なシーンの数々。 脚本は、すばらしい。 コメディで溢れているのに、ハートを失っていない。 アミールは、輝かしい22歳の人物を演じる。 アミールをを見ているとは思わない。 ランチョーそのものだった。 音楽は、OK。 映画を盛り上げている。 最初は、少しうるさいかもしれないが、 信じてほしい。 後半は、あまりにも陽気かもしれないが、 それを除けば、傑作だ。 10点満点で10点だ。 オトーサン、 「3時間が短く感じられた」 黒美君彦さん 2014年1月1日 ほろり 2013年「ボリウッド4」として 公開されたインド映画の一本。 3時間近い長尺の作品だが、 飽きることなく最後まで一気に観ることができた。 物語はICE工科大学で学んだ三人の学生たちの青春ストーリー。 だが、その中心にいたランチョーは、卒業後行方がわからなくなり、 10年後、ファルハーンとラージューが探しに旅に出る。 現在と過去の回想が絡み合いながら、 いろいろなエピソードが語られる。 学長の家に放尿したり、そこまでしちゃいかんだろ というようなイタズラを重ねながら、友情を深めていく彼ら。 バカバカしくも、物語のあちこちに伏線が引いてあり、 最後まで目を離せない。 そして幾度となく描かれる友情に 胸が熱くなってしまうのだ。 劇中幾度も歌われる『Aal Izz Well』 (アール・イーズ・ウェル)は、 もちろん“All is well”のこと。 苦難に直面したランチョーが、 呪文のように唱える言葉だ。 主役を演じたインドのスター、 アミール・カーンは1965年生まれで、 製作当時すでに43歳だったが、 そうは見えない若々しい演技。 バカバカしくもほろりとさせるインド映画の傑作だ。


ザ・スパイダースのゴーゴー・向う見ず作戦

オトーサン、 「なつかしいね」 ♪夕陽が泣いている、 ♪あの時君は若かった など、いまでもメロディが浮かびます。 原題:ザ・スパイダースのゴーゴー・向う見ず作戦 (1967) 監督:斎藤武市 脚本:倉本聰/ 才賀明 Genre:Comedy 上映時間:81分 あらすじ: テレビに出演していた美少女チノが どんな障害物も避けないで、 まっすぐ私のところへ来たら、 私は求愛を受け入れますと話していたのを たまたま見ていたザ・スパイダースのメンバーは そんな彼女に一目ぼれ。 そして、ただひたすら彼女を目指して、 その言葉通りに真っすぐ歩いていく・・・ 出演者: 堺正章・・・正章 井上順・・・ 順 かまやつひろし・・・ひろし 松原智恵子・・・チノ 山内賢・・・健 オトーサン、 「松原智恵子、きれいだねぇ」 その昔、フアンでした。 その他の出演者: 田辺昭知・・・ 昭知 井上孝之・・・ 孝之 大野克夫・・・ 克夫 加藤充・・・ 充 和田浩治・・・ 浩治 杉山元・・・ 英介 木下雅弘・・・ 光彦 島村謙三・・・ テレビ司会者 柴田新三・・・ テレビ局員菅井 内田朝雄・・・ 三上教授 新井麗子・・・ 三上の妻 平凡太郎・・・ 主人 イーデス・ハンソン・・・女房 林家こん平・・・ 間男 柳家金語楼・・・ 健の父 User Rating:4.0/10( 12 votes) Yahoo! オトーサン、 「スコア、低いね」 User Reviews mal***** さん 2010年2月4日 まっすぐ歩けば、いいことがあるかもね。 アイドル映画がまだ全盛期だった頃の作品だけに、 映画全編にザ・スパイダースの元気いっぱいの姿と 彼らのナンバーが流れていて、 これだけで当時のファンは満足してたんでしょうね。 共演者陣もバラエティーに富んで、映画を盛りたてています。 中でもヒロイン役の松原智恵子の可愛らしさは尋常ではないです。 やっぱり当時の映画スターの存在は、 別次元だったことがよく判ります。 私はその彼女の魅力で☆ひとつプラスしました。 とにかくザ・スパイダースの魅力を伝えるだけの映画ではありますが、 倉本聰が脚本を共同で執筆していることも注目の本作、 いまはほとんど観なくなった アイドル映画の空気を楽しんでもいいと思いますよ。 オトーサン、 「倉本聰さんのアイディアかな?」 敗戦直後は、横浜から東京まで、原っぱが広がっていました。 一直線にずんずん歩いていけたのです。 スパイダーズの若者7人が、塀を乗り越え、 建物を突っ切って、行く様子が痛快でした。 幻想館さん ー年ー月ー日 ザ・スパイダースの初主演作品 これ以前にも、スパイダースが ゲスト的に登場している映画はあるのだが、 一応本作が、ザ・スパイダースの初主演作品らしい。 脚本が倉本聰さんと言うのも、今考えると凄いことだと思う。 既に子役時代から活躍しているマチャアキこと 堺正章の芸達者振りが楽しめるし、 ムッシュかまやつや井上順、大野克夫らの若い頃の姿が貴重。 話自体は、日活ナンセンスの真骨頂と行った所で、 特に意味はないのだが、 途中で流れるスパイダースのヒット曲を楽しむために 一応展開しているだけと言った感じである。 「HELP! 四人はアイドル」(1965)辺りから始まった ミュージック・ビデオの走りのようなものと解釈しても良いかもしれない。 劇中に登場する評論家風の中年教授の描き方辺りに 当時のマスコミ批判や風刺が込められているようにも見える。 評論家と称する一部インテリ(?)が、 世の中のことを分かったように解説し、大衆がそれを鵜呑みにする滑稽さ。 やっている本人は暇つぶしにやっているだけのことでも、 勝手に解釈され、あまつさえ本人たちも戸惑うような賞賛が浴びせられる。 そんな空疎な権威主義は、若者から観れば無意味でしかない。 それは、映画に対しても同じで、 この映画だけではなく、 あらゆる表現を他人が意味ありげに分析して、 分かったような気になっている風潮も皮肉っているのかもしれない。 主演のスパイダースに対する山内賢とヤング&フレッシュは、 他の出演作を観ていないと誰だか分からない人もいるはず。 主に、ギター好きな山内賢がメンバーを集め、 日活映画中心に活躍していたGSのようなものらしいなのだが、 山内賢と和田浩二の2人は俳優なので まだ多少見覚えはあるものの、 他のメンバーはミュージシャンではあっても 俳優ではないので、失礼ながら、 グループ自体にスパイダースなどと張り合うだけの華やかさや魅力がない。 冒頭に登場する松原智恵子さんが、 水着の上から、「ウルトラセブン」のゴース星人が着ていた 透明ビニール製の上っ張りのようなものを来ているのも珍しい。 イーデス・ハンソンさんや 林家こん平師匠、柳家金語楼さんの姿も懐かしい。


柳生武芸帳 夜ざくら秘剣

オトーサン、 「シリーズ第2弾?」 すると、当然、第1弾は、みているはず。 そう思って、索引をチェックすると、 大第1弾はみていませんでした。 「なぬ?この第2弾は既に見ていた!」 原題:柳生武芸帳 夜ざくら秘剣(1961) 監督:井沢雅彦 原作:五味康祐 脚本:結束信二 Genre:Period Drama 上映時間:80分 あらすじ: 柳生武芸帳・浮舟の巻が 疋田陰流・霞の多三郎に奪い去られた。 柳生家失脚を図る土井大老が仕掛けたのだ。 さらに土井は将軍家光に働きかけ、 即刻武芸帳を将軍に差し出すように迫る。 柳生宗矩は十兵衛が武芸帳を持ったまま出奔したことにしたが、 偽十兵衛が江戸に現れ騒ぎを起こしていた。 十兵衛は偽十兵衛を倒し、 土井大老の野望を打ち砕くことができるだろうか? 出演者: 近衛十四郎・・・ 柳生十兵衛 品川隆二・・・ 霞の多三郎 山城新伍・・・ 将軍家光 里見浩太郎・・・ 永井信濃守 オトーサン、 「脇役も充実しているね」 堺駿二が演じる大久保彦左衛門が貧相な体格で、 槍を振り回すのが愉快でした。 その他の出演者: 花園ひろみ・・・ 清姫 永井三津子・・・ 於き 藤田佳子・・・ しぐれのお銀 堺駿二・・・ 大久保彦左衛門 渡辺篤・・・ 坂和田嘉六 尾上鯉之助・・・ 霞の千四郎 立原博・・・ いなごの鳩助 小林重四郎・・・河瀬主膳 徳大寺伸・・・ 松平伊豆守 阿部九州男・・・ 土井大炊守 北竜二・・・ 柳生但馬守 大邦一公・・・ 権造 小田部通麿・・・ 原田菊二郎 国一太郎・・・ 相川新二郎 阿波地大輔・・・ 弓削三太夫 和崎隆太郎・・・ 柳生又十郎 大丸巖・・・ 半平 立松晃・・・ 秋葉信助 赤木春恵・・・ 藤の尾 木南兵介・・・ 忍者 近江雄二郎・・・ 〃 尾上華丈・・・ 町人 大城泰・・・ 弥吉 原京市・・・ 笠間又兵衛 五条恵子・・・お久美 藤川弘・・・ 老武士 毛利清二・・・ 家光の近習 有島竜司・・・ 土井の近習 佐々木松之丞・・・ 茶坊主 河村満和・・・ 忍者 User Rating:6.0/10( 3 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:6.0/10( 7 votes) Yahoo! オトーサン、 「見ている人、少ないね」 User Reviews 呑気呆亭さん 2013年10月30日 あっぱれ? 五味康祐の原作には 皇室に関わるスキャンダルを暴こうとする 危うい意図が感じられる。 東宝で同じ原作を映画化したものが 何故か二作のみの尻切れトンボで終わってしまったのは、 それが影響したのではないかと当時は思ったものだった。 この映画はそんな危うさを見事に打っちゃって 娯楽時代劇に仕立て上げてしまい、 全九作まで作ってしまったのはあっぱれというしかない。 登場人物では品川隆二のキャラクタ-が面白かった。 オトーサン、 「最後の大立ち回りは、すごいね」 鱗歌さん 2014年12月26日 大したことは書かれていないらしいけど 柳生武芸帳を狙う一味に立ち向かう、柳生十兵衛。 敵は目的達成のためには手段を選ばない。 次々に無差別殺人の辻斬りを行い 「わたしがやりました。柳生十兵衛」との落書きを残していく! そんな怪しい作戦で誰か騙されるのか? もちろんみんな騙され、 無実の罪を背負わされた十兵衛の運命やいかに!? 十兵衛を演じるは、我らが近衛十四郎。 このヒト、基本的には顔芸の人だと思うので、 殺陣も、表情と細かいカット割りで乗り切っていきます。 と言うと何だかインチキやってるみたいですが、これも立派な芸。 それにクライマックスでは2本の刀をブンブン振り回す 派手な大立ち回りも披露(振り回してるだけにも見えるが。 斬られるよりワンテンポ早く苦しんでる敵役もいるが)、 見ごたえ十分です。 里見浩太朗の美青年ぶりに、 山城新伍のバカ殿ぶりも、見逃せない!


ファッションが教えてくれること

オトーサン、 「なんとなくわかっていたけど・・・」 編集長に、こんなに権限があるとは思いませんでした。 まるで、独裁者です。 不服だったら、辞めるしかないのです。 原題:The September Issue (2009) 監督: R.J. Cutler Genre:Documentary 上映時間:90分 あらすじ: 2007年、アメリカ版「ヴォーグ」9月号。 一年で最も重要な号の準備に 名物編集長アナ・ウィンターは忙しい。 トレンドを見極め、特集テーマを決める。 部員やデザイナー、カメラマンからの提案の 採否を分刻みで決めていく・・・ 出演者: Anna Wintour・・・Herself Grace Coddington ・・・Herself ... オトーサン、 「2人は、20年来の盟友だけど」 ナンバー1のアナは、栄光と孤独に生き、 ナンバー2のグレイスは、自負と屈折に生きています。 その他の出演者: ・Designers Thakoon Panichgul Oscar de la Renta Jean-Paul Gaultier Nicolas Ghesquiere Stefano Pilati Karl Lagerfeld Jane Thompson Isabel Toledo Vera Wang John Galliano ・Models Coco Rocha Caroline Trentini Daria Werbowy Raquel Zimmerman Hilary Rhoda Chanel Iman Lily Donaldson Milagros Schmoll Lily Cole ・Photographers Patrick Demarchelier Craig McDean Mario Testino Steven Klein David Sims ・Others Hamish Bowles Edward Enninful Si Newhouse Andre Leon Talley Robert Verdi Sienna Miller User Rating:7.0/10( 5,273 votes)IMDb User Rating:7.3/10( 398 votes) Yahoo! オトーサン、 「女性なら必見!」 User Reviews goreckiさん Ireland 2009年6月16日 楽しめる - ファッション関係者でなくても ゴールウェイ映画祭で、このドキュメンタリーを見た。 期待度が高く、試写会の切符は売り切れ。 聴衆は、失望しなかった。 このドキュメンタリーは ヴォーグ誌アメリカ版の9月号の印刷まで動きを詳説している。 (アメリカの女性のうち、8人に1人は毎年購入する)。 ドキュメンタリーのスタイルは、テンポが速い。 新鮮なサウンドトラックを、映画音システムで、 聞けてうれしかった。 ヴォーグのリーダーに焦点を当てている。 「プラダを着た悪魔」に出ている編集長アナ・ウィンター、 氷の女王にインスピレーションを得ている。 クリエイティブ・ディレクターのグレースは、 「ファッションは残酷なの」を巡って悲喜こもごもを見せている。 「アグリー・ベティ」「プラダを着た悪魔」 「プロジェクト・ランウェイ/NYデザイナーズ・バトル」 を楽しんだひとなら、この映画も、同様だろう。 その他のひとも、魅了されるだろう。 この奇妙で魅惑の産業の頂点に立つ影響力のあるアナと 彼女を取り囲むものについての、時に愉快なスタディだ。 オトーサン、 「すべて言い尽している」 ジーナさん 2010年11月13日 教養ある女性 「プラダを着た悪魔」のモデルになった アメリカ版ヴォーグの編集長アナ・ウィンターを ヴォーグ9月号発売までの流れとともに見せたドキュメンタリーです。 アナ・ウィンター自身というよりも、 アナの下で締め切りギリギリまで 慌しく働くスタッフたちのほうが印象的でした。 スタイリングした衣装をあっ気なくボツにされたり、 お金も時間もかけて準備してきた事を 即却下されてしまう厳しいアナのルールに対し、 膨れっ面で愚痴を言う者もいれば、 強い態度に出られずショゲてしまう者も居たり 様々なスタッフの顔が見れて面白かったです。 自分の担当した特集がいくつ採用されるかで 常に気をもんでいるデリケートなグレイスが サブキャラのような感じです。 綺麗なモノが好きな女性なのは伝わってきましたが、 彼女自身がお洒落というワケでもないですし どちらかと言うとエコおばさん?のような雰囲気なので、 彼女が元モデルだったという過去を明かした時にはビックリでした(笑) ローマでの表紙撮影、表紙に使う写真選びは興味深かったです。 表紙モデル(今回はシエナ・ミラー)の意見も尊重したいし、 名の通ったカメラマンの意見はもちろん尊重しないといけないし、 でも絶対的なアナ・ウィンターの意見も聞かなきゃいけないし・・・ で疲労困憊な担当者には同情ですよ。 9月号のヴォーグが一年で一番大事という理由が イマイチ分からないですし、 もっと特集の撮影現場をじっくり観たかったです。 そうなるとアナ・ウィンターじゃなくて ヴォーグ誌に迫るドキュメンタリーになっちゃうか・・・。 ボードの上で秩序無く乱れているように見える ヴォーグの特集たちがアナの手によって 最終的に一つにまとまる瞬間も もっと丁寧に見せて欲しかったです。 全体を見る力、芸術性と実用性の絶妙なラインを知っている 彼女が最後に不要と思ったモノ、 最後に必要だと思ったモノを私も観たかったな・・・。 誰もが美しいと思うであろう写真をバッサリ 「やりすぎ」と切ったアナの発言が疑問でしたが、 なんとなくその理由は分かりました。 美しい物と雑誌の方向性をちゃんと見極めている 彼女の判断力はやっぱり素晴らしいですね。 アナ・ウィンターという女性一人の感覚とセンスだけで 1冊のファッション誌が完成するなんて改めて凄いことだと感じましたし、 苦難はあっても彼女の決断を尊重し 効率よく仕事を進めるスタッフたちの協力的な姿勢に感心しました。 カラーブロッキングやランスルーなどファッション用語が飛び交っていますが、 あまり専門的な内容ではないので ファッションに造詣が深い方には物足りないと思います。 父親や兄弟の話は紹介程度、 娘さんとの会話はほんの少しなので アナ・ウィンターのプライベートに迫るような内容を 期待している方にも満足度は低いかもしれませんね。 誰も居ないところでチョットでも弱さや迷いを見せてくれるか 期待していましたが、そんな顔は一切見せない (ていうか迷いなし?!)タフな女性だという事がハッキリ分かりました(爆) あくまでも「ヴォーグ編集長」の姿を追った作品ですので アナ・ウィンター自身よりもヴォーグ誌に興味がある方のほうにオススメですかね。 アナがどのように自分の服を選ぶのか ショッピングのシーンでも入っていたら間違いなく高評価だったカナ・・・。 ところで、ファッションは何を教えてくれたんでしょうか?(爆)


赤線地帯

オトーサン、 「吉原か」 幼い頃、下谷の根岸で生まれ、 龍泉寺に住んでいました。 長じて、樋口一葉の足跡を自転車でたどり、 すぐ近くに吉原があることを知りました。 原題:赤線地帯 (1956) 監督:溝口健二 原作:芝木好子 脚本:成沢昌茂 Genre:Drama Color:Black and white 上映時間:86分 あらすじ: 吉原の売春宿「夢の里」の主人は、 売春禁止法が可決されたらみな投獄されると 売春婦たちを慌てさせる。 より江はなじみ客と結婚するが、 夫婦生活が破綻し舞い戻る。 ゆめ子は、一人息子に縁を切られ発狂。 やすみは自分に貢いでくれた客に殺されかけた。 ラジオが売春禁止法案の否決を伝えると 「夢の里」は再び客の呼び込みを始めた。 下働きだった幼いしず子が街頭に立つ・・・ 出演者: 京マチ子・・・ ミッキー 若尾文子・・・ やすみ 木暮実千代・・・ ハナエ 三益愛子・・・ ゆめ子 町田博子・・・ より江 オトーサン、 「京マチ子と若尾文子が光ってるね」 その他の出演者 川上康子・・・ しづ子 進藤英太郎・・・ 田谷倉造 沢村貞子・・・ その妻・田谷辰子 浦辺粂子・・・ おたね 入江洋吉・・・ ゆめ子の息子・修一 小川虎之助・・・ ミッキーの父 菅原謙二・・・ 栄公 多々良純・・・ ゆめ子の客 宮島健一・・・ ハナ江の客 見明凡太郎・・・ 巡査・野々村 加東大介・・・ 宮崎行雄 User Rating:7.0/10( 28 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:8.4/10( 193 votes) Yahoo! オトーサン、 「知られざる名作!」 User Reviews 東京50km圏道路地図 2015年5月13日 「職業に貴賤はないが生き方に貴賤がある」 と誰かが言ってたのを思い出した。 苦手な群像劇で物語に深みはないんだが、 5人各々の生き方の違いは際立っていたし、 メッセージ性は強かった。 法律施行前の不安・混乱状況は伝わってきたが、 結局現代でも職業としては存在している事を考えると、 この混乱はなんだったんだろうという 貴重な記録映画的な側面もある。 風俗産業がセーフティーネットとして機能しているのは 現代も変わらないし、 簡単に稼げる事から抜けきれない人もいるだろう (主婦でコキ使われるのが嫌で戻ってきた女性が印象的)。 人間が逞しく生きていこうとする限り、 そして肉体労働で効率よく稼ぎたいという人が いなくならない限り永久になくならない職業なのだろう。 オトーサン、 「驚いたね、本当かね」 国連平和維持活動部隊が世界各地で、 地元の女性を買っているという ニュースに接しました。 ・中米ハイチの女性200人以上が  支援物資の見返りにPKO隊員と性交渉 ... 黒美君彦さん 2006年7月29日 最も古い職業といわれるが  吉原の売春宿「夢の里」の娼婦たち。 息子のために働くゆめ子(三益愛子)、 汚職で捕らえられた父の保釈金のために 身を落したやすみ(若尾文子)、 失業の夫と赤ん坊を養うハナエ(木暮実千代)、 黒人兵とつきあっていたミッキー(京マチ子)・・・。 売春禁止法案が国会で審議される中、 女たちは日々の暮らしが精一杯だったが・・・。 溝口健二の遺作となった作品。 売春防止法をめぐって揺れる 東京・吉原を舞台にした娼婦5人の物語だが、 女優それぞれが個性的な役柄を演じ分けている。 ラジオから毎日のように流れる 売春防止法をめぐる議会の攻防。 「夢の里」の主人田谷(進藤英太郎)は 「お前たちがどうやって食っていけるというんだ。 本当にお前たちのことを考えているのは俺達業者だ。 俺達はね、政治の行き届かないところを補っているんだ。 国家に代わって社会事業をやってるんだ」と 女たちに演説してみせる。 5人はそれぞれ事情があって、 悩みながら生活をやりくりしている。 意識するにせよしないにせよ、 体を売ることの拭い去れないうしろめたさは潜在的にあるわけで、 息子から捨てられたゆめ子(三益愛子)のように、 時に外部から指弾され揺れ動く。 売春防止法とは、そうした娼婦の罪悪感を感情のレベルではなく、 現実の「罪」として固定することにほかならない。 理由や背景はそこでは全く無関係なのだ。 店を経営する主人も、売春によって稼ぎを得ているという 法律とは正反対の立場にいながら、 女たちの理由や背景には全く頓着しない。 そうしたある種「見捨てられた」女たちは、 何にも頼らず、やすみ(若尾文子)のように 男を騙して店を乗っ取るか、ゆめ子のように狂うしかない。 一見通俗的題材を扱いながら、 人間をここまで描いてみせるのはさすが溝口である。 ウェットな乾いた筆致でシーンを切り取る カメラの宮川一夫もさすが。 男たちもそれぞれ情けない凡人を過不足なく演じている。 ただ、私も黛敏郎の音楽には違和感を覚え、感心しなかった。


エクソダス:神と王

オトーサン、 「"十戒(1956)"は、名画だったな」 本作は、そのリメイク。 リドリー・スコット監督が手掛け、 最新のCGを駆使しているというので、 大いに期待したのですが・・・ 原題:Exodus: Gods and Kings (2014) 監督:Ridley Scott 脚本:Adam Cooper/ Bill Collage / Jeffrey Caine /Steven Zaillian Genre:Action/ Adventure/ Drama Country: UK / USA / Spain Language: English 上映時間:150分 あらすじ: 栄華を誇る古代エジプト王国。 長年にわたりヘブライ人は奴隷だった。 王女に拾われ、国王の息子ラムセスと 兄弟同然に育てられたモーゼ。 成長した彼は、国王セティの信頼も厚く、 民からも慕われる存在に。 ところがセティの死後、 王位に就いたラムセス2世は、 モーゼの出自がヘブライ人と知るや、彼を追放。 過酷な放浪の末にツィポラと巡り会い、 結婚して平穏を手に入れる。 9年後、彼は神の啓示を受け、 虐げられているヘブライの民を解放すべく エジプトへと戻る・・・ 出演者: Christian Bale ・・・ Moses(モーゼ) Joel Edgerton ・・・ Ramesses II (ラムセス2世) Maria Valverde ・・・ Zipporah (ツィポラ) オトーサン、 「クリスチャン・ベイルは、頑張っているけど」 でも、チャールトン・ヘストンには敵いません。 ラムセス2世役は、ユル・ブリンナーの 足元にも、及びません、 その他の出演者: John Turturro ・・・ Sethi I Aaron Paul ・・・ Joshua Ben Mendelsohn ・・・ Hegep Sigourney Weaver ・・・ Tuya Ben Kingsley ・・・ Nun Indira Varma ・・・ High Priestess Hiam Abbass ・・・ Bithiah Kevork Malikyan ・・・ Jethro Anton Alexander ・・・ Dathan Golshifteh Farahani ・・・ Nefertari Tara Fitzgerald ・・・ Miriam Dar Salim ・・・ Khyan Andrew Tarbet ・・・ Aaron Isaac Andrews ・・・ Malak Ghassan Massoud ・・・ Ramesses II's Grand Vizier User Rating:6.1/10 ( 92,650 votes)IMDb User Rating:6.4/10( 384 votes) Yahoo! オトーサン、 「低いね」 コストパーフォーマンスは、最悪でしょう。 User Reviews chrismorganさん Santa Fe, New Mexico 2014年12月12日 最悪のリメイク! プロットと演技が、ひどい。 多くのすばらしい俳優が能力以下で 演技するのをみるのは、残念だ。 この映画は、オリジナルや聖書から違う方向になっている。 CGや俳優に使った費用を、 よりよい脚本か、製作者、監督に振り向けるべきだった。 正直なところ、このB級映画でよかったのは、CGだった。 私の妻は、映画をみはじめて、5分後に映画館を出たがっていたが、 オリジナル版と比較したいと説得した。 どうかお金を浪費しないでほしい。 ケーブルTVであっても、見ないでほしい。 オトーサン、 「弟が死んで、監督は気落ちしたのかな?」 ローランドさん 2015年2月2日 超大規模学芸会 神話が基になっている映画と 始めから物語の面白さには期待をしていなくて、 奥深い神秘性のある金のかかった映像を 楽しもうということだったのだけど、 ヘブライの民を主人公にしたら 出資者を募るのに楽だからと、その程度の安易な理由で 旧約聖書の中の一節を取り上げたのかな? って気がするほどに雑な展開で、 脚本家が四人も参加していて それもかなりの実績がある名前が見受けられるのに、 それでこの程度の作品に仕上がったというのが最大の神秘です。   期待をした映像美の方も、時間の都合から 3Dで観賞せざるを得なかったのがいけなかったか、 せっかくの金のかかった映像が覗きカラクリの 箱庭細工みたいに見えてしまうし、 この3Dというのは今にして思えば 「アバター」の成功はあだ花で、 設備投資の減価償却も終わらないうちに 撤退するわけには行かないということなんだろうけど、 駄目とわかったら早めに見切りをつけたほうが 良いのではないかとさえ思ってしまいます。  2Dで観賞したなら星の数が一個増えるかもしれません。   『我が弟トニー・スコットに捧ぐ』だなんて、 なんか車のウィンドに「赤ちゃんが乗っています」の表示を ぶら下げているのと同等の卑小な家族愛を 思い浮かべてしまったのだけど、 監督さんお疲れになっているのではないでしょうか。


タイタンの逆襲

オトーサン、 「駄作じゃ」 3Dをみたいのではない、いい人間ドラマをみたい! 何度も叫ばれている警告が、監督には通じなかったのでしょうか。 せっかくいい俳優が出ているのに、残念です。 原題:Wrath of the Titans (2012) 監督:Jonathan Liebesman 原作:Greg Berlanti/ David Johnson/ Dan Mazeau 脚本:Dan Mazeau/ David Johnson Beverley Cross (1981) Genre:Action/ Adventure/ Fantasy Country: USA / Spain Language: English 上映時間:99分 あらすじ: 神々の王ゼウスと人間とのあいだに生まれた 勇者ペルセウスは、一人息子と穏やかな毎日。 天上界では、神々の力が弱まり、 巨神タイタン族の封じ込めにほころびが生じ始めていた。 もしタイタンの王クロノスが復活すれば、 人類はおろか世界が終焉を迎えてしまう。 そんな中、ゼウスから協力を求められるも、 息子との生活を大事にしたいペルセウスはこれを拒絶する。 しかし、冥界の王ハデスの陰謀によってゼウスは捕らえられ、 ついにクロノスが覚醒してしまう・・・ 出演者: Sam Worthington ・・・ Perseus(ペルセウス) Liam Neeson・・・ Zeus(ゼウス) Ralph Fiennes・・・ Hades(ハデス) オトーサン、 「サム・ワーティングトンは、不発に終わったね」 その他の出演者: Rosamund Pike・・・ Andromeda Bill Nighy・・・ Hephaestus Edgar Ramirez・・・ Ares Toby Kebbell・・・ Agenor Danny Huston・・・ Poseidon John Bell・・・ Helius Lily James・・・ Korrina Martin Bayfield・・・ Cyclops Elder Spencer Wilding・・・ Minotaur, User Rating: 5.8/10 ( 138,907 votes)IMDb User Rating:6.3/10( 79 votes) Yahoo! オトーサン、 「つまらん」 User Reviews Troy_Campbellさん from Sydney, Australia 2012年3月30日 受けが悪かった 「タイタンの戦い」は、 極めて出来の悪い3D映画だったが、大金をかき集めた。 そして、ワーナー・ブラザースは、続編に緑色の信号を出した。 ルイス・ルテリエに替えて、新しい監督に 「世界侵略:ロサンゼルス決戦」のジョナサン・リーベスマンを起用し、 2500万ドルを追加支出した。 前任者の誤りから学ぶ機会が与えられたのだ。 ああ、この騒々しいところどころ面白い駄作は、 めちゃくちゃは主として、受けが悪かった。 サム・ワーシングトンの演技は、 再びマスタードをカットできなかった。 アクションは、よく振付されているが、繰り返しが多い。 投下された金額を考慮すると、CGIは平均以下だ。 想像力が不足しているし、筋書は先が読める。。 第1幕の終わりに、映画の残りが どう展開するか分かれば、たぶんもう眠っている。 リーアム・ニーソンとレイフ・ファインズは パイスを加えているし、 トービー・ケベルのコミカルな演技は、成功しているが、 この駄作を推薦するには、不十分だ。 オトーサン、 「ベースの旧約聖書、日本人には なじみが薄いし・・・」 ローランドさん 2012年4月24日 3D 向きじゃないなって気がしながらも、 サム・ワーシントンと双頭の怪獣のバナー広告が なかなか面白そうに誘ってくれるし、 どうせ暇つぶし、もうはじめっから物語には期待をしなくて、 視覚を楽しませるだけの頭をカラッポにしたしばしの安らぎを とのつもりが、安らぎ過ぎて、あれだけ珍奇な生き物が登場して、 しかも戦いのシーンが多く、 視覚も聴覚もかなり騒がしかったはずなのに、 何度か睡魔に負けてウトウトとしてしまったのであります。   なんたってストーリーのいい加減さが難点なんだけど、 これはあらかじめ予測できたことで、 それよりもなによりも、視覚のほうが大きな問題なんであって、 巨人や溶岩の巨大な塊りが生き物状態でうごめくところなんか、 もっと刺激的に迫力があってよさそうなものなんだけど、 なにか都合があってトリミングしてあるかのような 画像の作りがいまひとつもの足りなく、 これが3D用になっているのを 2Dで観賞したせいだとしたら、 この3Dってのもちょっと考えものです。   3Dという特別な味付けがあるからと、 出汁をとるなんてことはもとより、 基本的な味わいを無視した料理を提供するようなもので、 その特別な味付けが飽きられてしまう時だって 来るってことに思い至らないのでしょうかって、 最初からいい加減な気持ちで観賞に出向いたわりには 本気になっている(苦笑)。  3Dと2Dが同時上映されているもので、 3Dでの観賞が嫌だったら観に行かないこと。  これでよいではないか・・・ 


ドラゴン危機一発

オトーサン、 「これが第1作か」 つくりもお粗末だし、俳優たちも貧相ですが、 若きブルース・リーのカンフーは特筆に値します。. 原題:Tang shan da xiong(1971)    Fists Of Fury 監督:Wei Lo, Chia-Hsiang Wu 脚本:Wei Lo Genre:Action/ Crime/ Drama Country: Hong Kong Language: Mandarin / Cantonese 上映時間:100分 あらすじ: タイが舞台。 町の製氷工場で働く事になったチェンは、 次々と従兄弟達を殺され、 麻薬犯罪がからんでいる事を知り、怒りを爆発、 ギャングのボスやドラ息子に復讐の闘いを挑む・・・ 出演者: Bruce Lee・・・ Cheng Chao-an (チェン) Maria Yi・・・ Chiao Mei(チャオ・メイ) Yin-Chieh Han・・・ Hsiao Mi (ボス) オトーサン、 「ブルース・リー、演技は下手だな」 その他の出演者: James Tien・・・ Cousin Hsu Chien Lee Kwan・・・ Cousin Ah Kun Tony Liu・・・ Hsiao Chiun Chih Chen・・・ Ah Sheng (Foreman) Chia Ching Tu・・・ Uncle Lu Gam Saan・・・ Cousin Ah Shan Billy Chan Wui-ngai・・・ Cousin Ah Pei Lam Ching-ying・・・ Cousin Ah Yen Peter Yang・・・ Cousin Ah Chen Nora Miao・・・ a local cold drinks vendor Peter Chan・・・ Hsiao Mi's henchman Marilyn Bautista・・・ Miss Sun Wuman Rhoma Irama・・・ Xin Chang User Rating:7.1/10 (16,822 votes)IMDb User Rating:7/3/10( 537 votes) Yahoo! オトーサン、 「ま、歴史的価値ありだね」 User Reviews David-218 さん from Atlanta, GA 1999年2月3日 ブルース・リー....他に代えがたい 本作は、ブルース・リー映画で、2番目にいい。 (一番は、ドラゴン怒りの鉄拳) スピード、アクション、エキサイトメント いずれも、予測できない。. 唯一匹敵できるのは、「グリーン・ホーネット」だ。 鍛えあげられた典型であり、 そのフィットネス・レベルと身体能力は、 どんなアクション・スターにもない存在感を示している。 本作は、いいストーリーで、アクションがいい。 過去30年に、技術や製作品質で匹敵する映画を みつけることはできても、これに敵うものはない。 オトーサン、 「同感!」 sin*****さん 2015年3月26日 ブルースリーのシーンだけ映画になっている さすがにカンフースター「ブルース・リー」と言いたい。 ブルース・リーのシーンだけが映画として観れる。 同じシーンに一緒に登場している者は 映画として見れる俳優に思えないほど ブルース・リーだけが冴えて見えている。 この映画、内容はつまらないチンピラやくざの映画に過ぎないが ブルース・リーを知るにはやはり観るべき映画であろう。


スパイ・レジェンド

オトーサン、 「原題がいいね」 "The November Man"は、コードネーム。 11月の男。 彼が去った後には、落ち葉だらけ。 つまり、死体の山を指しています。 ロシアのチェチェン侵略の裏話が出てきます。 追記: 面白そうなので、原書を読むことに。 このデヴェローのシリーズ、 全20作もあるのですが、邦訳はなし。 1979 The November Man 1980 Sweeps 1981 Schism 1981 Public Murders (Edgar Award winner) 1982 Queen's Crossing 1982 The Shattered Eye 1982 Time for Frankie Coolin (as Bill Griffith) 1983 The British Cross 1984 The Zurich Numbers 1986 Hemingway's Notebook 1987 There Are No Spies 1988 The Infant Of Prague 1988 Henry McGee Is Not Dead 1990 The Man Who Heard Too Much 1990 League Of Terror 1991 Drover 1991 The Last Good German 1992 Drover and the Zebras 1993 Burning The Apostle 1994 Drover and the Designated Hitter 原題:The November Man (2014) 監督:Roger Donaldson 原作:Bill Granger 脚本:Michael Finch/Karl Gajdusek Genre:Action/ Crime/ Thriller Country: USA / UK Language: English / Russian 上映時間:108分 あらすじ: 伝説の元CIAエージェント、ピーター・デヴェロー。 元同僚で愛していたナタリアの危機を知り、 自ら“回収”すべくモスクワへ飛ぶ。 しかしナタリアは、彼の目の前で殺されてしまう。 殺害を実行したのは、 デヴェローがCIA時代に教育した愛弟子メイソン。 やがてロシア大統領選を巡る大な陰謀に巻き込まれていく・・・ 出演者: Pierce Brosnan ・・・ Peter Devereaux(ピーター・デヴェロー) Luke Bracey ・・・ David Mason(デヴィッド・メイソン) Olga Kurylenko ・・・ Alice Fournier/Mira Filipova(アリス・フルニエ) オトーサン、 「ピアース・ブロスナンもいいけど、 メイソン役の若手俳優もいいね」 その他の出演者: Eliza Taylor ・・・ Sarah Caterina Scorsone ・・・ Celia Bill Smitrovich ・・・ John Hanley Will Patton ・・・ Perry Weinstein Amila Terzimehi ・・・ Alexa Lazar Ristovski ・・・ Arkady Federov Mediha Musliovic ・・・ Natalia Ulanova Akie Kotabe ・・・ Meyers Patrick Kennedy ・・・ Edgar Simpson Dragan Marinkovic ・・・ Denisov Ben Willens ・・・ Agent Jones User Rating:6.3/10( 37,733 votes)IMDb User Rating:7.4/10( 53 votes) Yahoo! オトーサン、 「個人的には、7点台」 主人公の動きをドローンが監視していました。 まさか、無人機が出てくるとは・・・ User Reviews RenArs GrebeAs さん Latvia 2014年9月22日 古き良き時代のようだ この映画、ほんとうに楽しんだ。 いまだに、ピアース・ブロスナンに楽しませてもらっている。 ちょうど、007のように。 ストーリーは、多層的で、 人々の野心と忠誠心について何度も問い直す。 演技はいい、安っぽくない。 アクションのペースは、いい。 エイジェントの弱さも、描いている。 ストーリー自体は、そこらにあるものだが、 寸秒ながら信念を疑わせてくれる。 この映画に心血を注いだのがよく分かる。 こういう風につくるのは、難しいのだ。 ピアース・ブロスナンと007の演技が好きなら、 そして、政治ドラマが好きなひとなら、 失望しないだろう。 オトーサン、 「確かに、出っ腹だね」 TOSHIさん 2015年1月31日 ブロスナンのおなか 元007のピアース・ブロスナンと 現007のボンドガールを演じた オルガ・キュリレンコの共演とは 007ファンにはたまらない配役。 もちろんCIAのお話なので007とは当然違うが、 スパイものとしてオリジナリティこそないがそこそこ楽しめた。 女殺し屋のやられ方が伏線があったとはいえ あまりにもあっさりでびっくり。 もう60を超えたので仕方ないが ピアース・ブロスナンのおなかが少し出てたのは残念。


新サラリーマン専科

オトーサン、 「あまり期待できぬ題名だね」 ところが、三宅裕司の義父役で森繁久彌が出演。 主役がどちらか分からぬ迷演技を披露します。 ガマの油売りの口上は、名人芸でした。 ♪サアーサアーお立ち会い  ご用とお急ぎでない方はゆっくりと聞いておいで。 遠出山越え笠のうち、聞かざる時は 物の白黒出方善悪がとんと分からない、 山寺の鐘がゴーンゴーンと鳴ると言いども 童子来って鐘にしゅもくを当てざれば とんとカネの音色がわからない。 サテお立ち会い  手前ここに取りいだしたるは筑波山名物ガマの油、 ガマと申してもただのガマとガマが違う、 原題:新サラリーマン専科(1997) 監督:朝原雄三 脚本:山田洋次/ 朝原雄三/ 鈴木敏夫 Genre:Comedy/Drama 上映時間:107分 あらすじ: 寺内庄助は、老人ホームへの入居を勧める 長男夫婦にいや気がさし、家を飛び出し、 平凡なサラリーマン・石橋万作の家にやってくる。 ボケ老人を装い、食事にケチをつけ、エロ話に興じる 父親の姿に娘のたか子は怒り狂い、家中で騒動が。 一方、万作は日向電機の総務部課長に昇進するが、 大手デパートと一手取引していることに疑問を抱き、 上司の巨額賄賂を知り、辞職覚悟の決断をする。 その頃、家では庄助が行方をくらまして大騒ぎ。 福井県の三方五湖で首を吊るつもりだったが、 ソープ嬢ルカと出会い、温泉旅館で一夜を過ごす・・・ 出演者: 三宅裕司・・・ 石橋万作 岸本加世子・・・ 石橋たみ子 森繁久彌・・・ 寺内庄助 松下由樹・・・ ルカ オトーサン、 「森繁の名人芸、いいね!」 「三宅裕司さんも、いい味だしてるね」 内憂外患でアタフタする様子、 まさに脚本が冴えわたっています。 その他の出演者: 左とん平・・・ 寺内公平 中村梅雀・・・ 吉野 宮下順子・・・ 寺内英子 山田雅人・・・ 津村 平泉成・・・ 織田 日下武史・・・ 西原常務 伊東四朗・・・ 冬木部長 User Rating:6.0/10( 3 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:8.0/10( 14 votes) Yahoo! オトーサン、 「8点献上!」 User Reviews 老いたファンさん 2015年3月29日 デッサンの狂った演出 200万の商品券を前に繰り広げるドタバタと 居候する義父のエピソードが並行して描かれるが、 この二つが上手く料理できてない。 商品券を返す返さないで相手と揉めた後、 義父の激励により社の目安箱に投函するくだりはいいにしても、 その義父が失踪し温泉宿でソープ嬢と知り合い、 ひと晩を共にする部分ではレギュラー陣が蚊帳の外に置かれてしまう。 しかも家族が迎えに来るわけでなく、 場面が変わると老人ホームで孫の撮ったビデオを見ている。 「クビを覚悟で内部告発に踏み切った石橋は、 自分を奮い立たせてくれた義父に恩を感じ、 それを返す意味でも自ら義父を捜しに出る。 見つかった先で若い女性と一緒でいるところを目撃し、 そこで人生の含蓄を授かる」 おそらく脚本はそんな感じだったのを、 森繁さんの体調やスケジュールで変更を余儀なくされたと 勝手に解釈しなければ納得のいかない結末である。 随所に挿入される三宅さん石橋の英会話レッスン場面は まったく不要で、森繁さん義父の昔話もオチがなく飽きる。 ラストで、取引相手の中村梅雀さんと酌み交わす場面は良かった。 オトーサン、 「服部弘一郎さんの批評はすごいね」 服部弘一郎さん 1997年11月18日 森繁がすごく面白いんだけど、物語の世界からは浮いてる。 むしろ中村梅雀の芸人ぶりに唸らされる。 『男はつらいよ』シリーズの併映作だった 『釣りバカ日誌』が一本立ちした後、 後継作品としてスタートしたこのシリーズもはや3本目。 寅さん打ち切りで援護射撃がなくなったぶんを、 どう盛り立てて行くのかと思ったら、 今回は寅さん映画の特別篇と同時上映でした。 松竹はこうして寅さんで援護しながら、 この『サラリーマン専科』シリーズを 『釣りバカ』に続くヒットシリーズに育てたいのでしょう。 人気シリーズを持つということは、 それだけ映画会社の経営安定につながります。 だからどの映画会社も、必ずシリーズを作りたがるし、 作ったらちょっとやそっとじゃ止めようとしない。 東宝は『ゴジラ』の後に『モスラ』をはじめたし、 東映は『極道の妻たち』を手放さない。 『新・サラリーマン専科』の監督である朝原雄三には、 デビュー作『時の輝き』から注目してました。 1964年生まれで、まだ33歳。 松竹が彼に『サラリーマン専科』をあてがったときは、 若い才能を早々にシリーズにつぎ込んで 食いつぶすのかと気の毒に思いましたが、 考えてみれば、会社のあてがい扶持で毎年映画が撮れる監督なんて 今の日本では恵まれてます。 なんとかこのシリーズをテコにして、 山田洋次に次ぐ松竹の看板監督に成長してほしい。 せっかくのシリーズなんですから、 小さく世界をまとめないで、いろんな冒険をすべきでしょう。 そうして地力をつけた上で、シリーズを離れて 自分の撮りたい映画を撮れるようになってほしいものです。 今回の映画では、三宅祐司扮する主人公の義父役として、 森繁久彌が出演しているのが目玉。 かつて東宝のドル箱だった「社長シリーズ」の主演俳優ですから、 いってみればサラリーマンものの大先輩です。 喜劇俳優だった森繁も、ここしばらくは喜劇映画への出演がなかったし、 各賞や勲章までもらってしまったあとでは、 よもや喜劇に復帰するとは誰も思っていなかったでしょう。 身体はだいぶ弱っているようなので、 今回もほとんどが座ったままの芝居でしたが、 森繁が登場するだけで画面がビシッと引き締まるのはさすがです。 なんと、松下由樹とのベッドシーン(布団シーン)まであるんだよ! 森繁が登場するシーンは確かに面白いんですが、 これは『サラリーマン専科』が作ってきた世界とは異質の面白さだと思う。 その証拠に今回の映画は、 三宅演ずる石橋万作側からのエピソードと 森繁演ずる庄助のエピソードで物語がふたつに割れてます。 本当なら、別々の人生を生きてきた二人の男から物語をはじめて、 最後にふたつりがぶつかり合い、 そこに何か新しい関係が生まれなくてはならない。 それがドラマというものです。 ところがこの映画では、万作の人生と庄助の人生はすれ違うだけで、 ほとんどどこにも接点らしい接点がない。 むしろ今回面白いのは、森繁より中村梅雀です。 梅雀は万作の取引先の営業マンという設定で、 接待のお座敷でカッポレを踊ります。 上司の台詞曰く「彼はああ見えてもなかなか芸人なんです」って そりゃ当たり前だ!


サラリーマン忠臣蔵

オトーサン、 「忠臣蔵は、新しいね」 流石に討ち入りはないでしょうが、 反体制派の決起にいたるまでの心情や行動は、 現代に通じるものがあります。 原題:サラリーマン忠臣蔵(1960) 監督:杉江敏男 原案:井原康男 脚本:笠原良三 Genre:Comedy 上映時間:100分 あらすじ: アメリカから経済使節団を迎えるための会議の席上、 丸菱銀行頭取の吉良剛之介は、 若狭産業の桃井社長から贈り物の兜が 偽物であることを指摘され激怒するが、 赤穂産業社長の浅野卓巳になだめられる。 使節団到着当日、吉良は遅れてきた浅野を罵倒し、 逆に浅野に殴り倒されてしまう。 浅野は接待委員をクビにされ、 ショックのあまり自動車事故で命を落とす。 赤穂産業の社長にはメインバンクの頭取である 吉良その人が就任し、浅野派の重役たちを次々に左遷。 残された社員は大石専務に決起を促すのだが、 大石は一向に立ち上がろうとしなかった・・・ 出演者: 森繁久彌 ・・・ 大石良雄 池部良 ・・・ 浅野卓也 新珠三千代・・・ 芸者加代次 東野英治郎・・・ 吉良剛之介 オトーサン、 「黄門様、いいね」 東野英治郎さん、悪役で出ていますが、 顔つきといい、しゃばりかたといい、 憎らしいこと、この上なしでした・ その他の出演者: 久慈あさみ ・・・大石律子 夏木陽介 ・・・ 大石力 加東大介 ・・・ 小野寺十三郎 有島一郎 ・・・ 大野久兵衛 三橋達也 ・・・ 大野定五郎 団令子 ・・・ 大野小奈美 小林桂樹 ・・・ 寺岡平太郎 司葉子 ・・・ 寺岡軽子 宝田明 ・・・ 早野寛平 山茶花究 ・・・ 伴内耕一 三船敏郎 ・・・ 桃井和雄 志村喬 ・・・ 角川本蔵 柳永二郎 ・・・ 足利直義 中島そのみ ・・・ 堀部安子 宮田羊容 ・・・ 吉田課長 大友伸 ・・・ 原課長 児玉清 ・・・ 岡野 江原達怡 ・・・ 磯貝十郎 藤木悠 ・・・ 赤垣源蔵 八波むと志 ・・・ 竹林唯七 沢村いき雄 ・・・ 倉橋伝介 草笛光子 ・・・ 才子 ジョージ・ルイカー ・・・ アンリ・リシャール User Rating:5.0/10( 5 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:7.5/10( 19 votes) Yahoo! オトーサン、 「Yahoo!に1票」 User Reviews ESPERANZAさん 2012年8月3日 森繁、小林、加東という常連が出ているが、 それまでの社長シリーズとは違う記念映画だ。 忠臣蔵を現代サラリーマン社会で描いたもの、パロディだ。 だが筋書きにやはり無理が見られると思う。 問題は刃傷松の廊下、浅野がなぜ吉良に斬りかかったか じゃなくて殴ったかだが、 ちと理由付けが弱すぎるのではないだろうか。 その他良くできていると思うが、 本来の軽快さも不十分。 オトーサン、 「政権交代劇、生々しいね」 快楽亭ブラックさん 2001年6月15日 サラリーマン映画100本記念 日本映画全盛期は 邦画各社が競って「忠臣蔵」を映画化した。 「忠臣蔵」は登場人物が多く、 スターがたくさんいる会社でなくては製作出来ない。 「忠臣蔵」を映画化する事は、 その会社のステータスを上げる事なのだ。 ちなみに邦画6社のうち、 現代アクションと青春ものがメインの日活と 会社が小さい新東宝は「忠臣蔵」が製作出来なかった。 さて、その「忠臣蔵」に異色作が3篇ある。 当時、動画技術が日本一だった 東映が動画で作った「わんわん忠臣蔵」、 また「忠臣蔵」の世界を現代ギャングに置き換えた 「ギャング忠臣蔵」の2本と、 また「サラリ?マン喜劇で売った東宝が そのサラリーマン映画100本記念として作った 「サラリーマン忠臣蔵」だ。 この映画、出演者が凄い。 いつもの森繁久彌、加東大介、小林桂樹のトリオに加え、 三船敏郎、池部良、三橋達也が顔を揃える豪華オールスターだ。 お話は歌舞伎の名作「仮名手本忠臣蔵」を 大序から十一段目まで見事にパクっており、 歌舞伎ファンが見ても楽しめる。 「続サラリーマン忠臣蔵」での株主総会の前に、 大石(森繁)が部下に 「私が山と言ったら賛成、川と言ったら反対と言ってくれ」と 合言葉を決めるシーンの馬鹿馬鹿しさには大笑いした。 合言葉なんて面倒な事せずに、素直に賛成、反対を言えばいいのに。 ま、古き良き時代のサラリーマン喜劇の王道を ゆっくり味わっていただきたい。


新春狸御殿

オトーサン、 「なんじゃ、こりゃー」 オペレッタというそうですが、 純和風ミュージカルと言えば、分かりやすいかも。 雷蔵と若尾文子の美男子美女コンビに、 タヌキや河童が出てきて、民謡ショーに 和田弘とマヒナスターズの歌謡ショーまであって 盛りだくさんです。 原題:新春狸御殿(1959) 監督・脚本:木村恵吾 Genre:Comedy/Drama 上映時間:84分 あらすじ: 狸の国、カチカチ山。 村娘・お黒は大の孝行者だ。 父の泥右衛門がカチカチ山で 兎にしてやられた火傷の古きずの手当てに 薬を売りに来る栗助を、憎からず思っていた。 栗助もお黒が好きだった。 ある日、猟師に追われて森へ逃げ出した お黒と泥右衛門は、番傘に化けた。 同じく逃げこんできた狸御殿の腰元たちが、 折からのにわか雨にこの番傘をさして帰った。 狸御殿では、隣国の若君・狸吉郎が きぬた姫との見合いにやって来るというので大騒ぎ。 しかし、きぬた姫は人間の夫を持ちたいと家出してしまった。 老女の狸路はお黒がきぬた姫と瓜二つなのを利用し、 お黒を姫の身代りに立てた。 狸吉郎は、このお黒にすっかり魅せられてしまった・・・ 出演者: 市川雷蔵・・・ 狸吉郎 若尾文子・・・ キヌタ姫/お黒 菅井一郎・・・ 泥右衛門 和田弘とマヒナスターズ オトーサン、 「雷蔵の踊り、流石だね」 その他の出演者 勝新太郎・・・ 栗助 中村玉緒・・・ 第四の姫 中村鴈治郎・・・(二代目) 家老狸右衛門 金田一敦子・・・第二の姫 仁木多鶴子・・・第六の姫 近藤美恵子・・・ 第一の姫 楠トシエ・・・ 老女狸路 毛利郁子・・・ 河童おぴよ 水谷良重・・・ 腰元おはぎ 嵐三右衛門・・・ 用人狸十郎 真城千都世・・・ 腰元かえで 左卜全・・・ 善六 トニー谷・・・ 奥番狸六 江戸家猫八[三代目]・・・ 泥右衛門乾分狸松 神楽坂浮子 藤本二三代 松尾和子 和田弘とマヒナスターズ ビクター少年民謡会 大阪松竹歌劇団 User Rating:6/1/10( 10 votes)みんなのシネマレビュー オトーサン、 「うーん、知られざる傑作かも」 User Reviews 鱗歌さん 2009年4月26日 メス河童 歌と踊りが理不尽に展開する、 インド映画もびっくりの、おバカさ爆発ミュージカル。 絢爛豪華なスタジオセットを舞台に、 雷蔵が、眠狂四郎の対極を行く超サワヤカさ、 その薄っぺらい(?)美しさに、心からウットリすべし。 ついでに勝新まで美しかったりするんだ、これが。 で、皆さん誰もが言及せずにはいられないのがメス河童、 わたしゃ、子供のころ胸をときめかせた(?) キザクラのCMを思い出しますが。 というわけで本作、うーむ。 これぞまさに、古き良き時代の、 映画の醍醐味ってやつか。 ついていけん。ははは。 オトーサン、 「デンマーク体操か、あはは」 S&Sさん 2015年1月19日 監督は「狸もの」の創案者 いわゆる「狸もの」と呼ばれるジャンルが かつて邦画で隆盛を極めたということは知っていましたが、 今回その「狸もの」を初鑑賞させて頂きました。 監督の木村恵吾という人は「狸もの」の創案者で 戦前から「狸もの」を撮っていて、 本作がシリーズ初のカラー作品なんだそうです。  もう何本も撮られてきたので 観客には周知している様なお約束ごとがあるみたいで、 マキノ正博の『鴛鴦歌合戦』のような 奔放な荒唐無稽さとは違った 様式化された破天荒さが感じられます。 なんせ何かあるたびに「さあ、狸祭りだ」と 豪華絢爛な民謡ショーになっちゃうんですからね。 それにしても、高倉健もそうでしたけど 昔の映画スターの歌唱力はハイレベルですよね、 でも鴈治郎の歌だけは放送事故級のひどさでしたけど(笑)。 なぜか勝新が出てくると必ず登場するカッパ娘、 実ははじめは自分にはカッパだと判らなかったのですが (だって頭にお皿が載ってないもん)、 この二人のゆるーい踊りにはツボを刺激されました。  雷蔵と若尾文子の絡みも衣装を換えまくって見せてくれ 豪華絢爛の一語です。 エアー羽子板やらいろいろ優雅な舞いを見せてくれて、 さすが雷蔵・若尾コンビです。 でも梨園出身の雷蔵に言わせると、若尾の踊りは 「なんかデンマーク体操やってるみたい」なんだそうです(笑)。


クレージー作戦 くたばれ!無責任

オトーサン、 「あれ、モノクロ映画か?」 1963年製作ですから、不思議に思いました。 因みに、日本の最初のカラー映画は、 松竹の「カルメン故郷に帰る」(1951)。 でも、すぐにカラー画面に切り替わりました。 なかなか洒落たオープニングでした。 原題:クレージー作戦 くたばれ!無責任(1963) 監督:坪島孝 脚本:田波靖男 Genre:Comedy 上映時間:92分 あらすじ: 鶴亀製菓が新商品・ハッスルコーラを開発した。 やる気の無い社員の田中太郎に飲ませたところ、 たちまちモーレツ社員に大変身。 鶴亀製菓はこれを売り出そうとするが、 販売差し止めを受け、大赤字を抱えてしまう。 そこで鶴亀製菓は、ハッスルコーラの販売子会社を設立、 ダメ社員たちを出向させ、倒産させる計画を立てる。 そんなこととは露知らず、コーラ販売にハッスルするが・・・ 出演者: クレージーキャッツ: 植木等・・・ 田中太郎 ハナ肇・・・ 大沢丑松(総務課長) 谷啓・・・ 小谷民夫(秘書) 犬塚弘・・・ 木塚源二 安田伸・・・ 安川 桜井センリ・・・ 桜田 石橋エータロー・・・ 石井 オトーサン、 「やはり、植木等は元気がいいね」 助演陣もなかなかのものでした。 その他の出演者: 浜美枝・・・ 前川恵子 藤山陽子・・・ 久保田美奈子 北あけみ・・・ 河野玲子 淡路恵子・・・ 明子 山茶花究・・・ 石黒専務 清水元・・・ 大江山茂 佐田豊・・・ 倉持重役 上原謙・・・ 畑中社長 中北千枝子・・・ 畑中静子 石田茂樹・・・ 総務部長 北川町子・・・ 大沢百合子 田武謙三・・・ 金丸支店長 東野英治郎・・・ 岩下頭取 堺左千夫・・・ 八田 瓜生登代子・・・ 岩下雪子 千石規子・・・ おたね 堤康久・・・ スーパーの主任 記平佳枝・・・ スーパーの女店員 鈴木和夫・・・ よろずや伝兵衛 岩本弘司・・・ プールの不良 大前亘・・・ プールの不良 小川安三・・・ プールの不良 西條康彦・・・ プールの不良 鈴木孝次・・・ プールの不良 当銀長太郎・・・ プールの不良 清水由記・・・ スチームバス嬢 広瀬正一・・・ バス停のわりこみ男 権藤幸彦・・・ クリーニング屋 坂本晴哉・・・ タクシー運転手 芝木優子・・・ 箱根の芸者 古池ミカ・・・ 電話交換手 User Rating:6.0/10( 5 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:6.0/10( 32 votes) Yahoo! オトーサン、 「これ傑作だよ」 User Reviews 青観さん 2011年7月25日 「社長シリーズ」を思わせる おっと、モノクロで始まるまさかのスタートも カラーになってからは、完全に植木等が引っ張る クレージーキャッツ映画らしい陽気な展開になっていく。 ストーリー自体は特に面白さもないし、目新しい感じもしない。 それでも、「社長シリーズ」や「寅さん」でも見ているような 安心感、偉大なるマンネリとでも言うべきか? 今回は「社長シリーズ」を完全に意識しているような作品である。 何しろどの男もいい加減で女に弱くてだらしなく、 色んな女性との関わり、やりとりにおける画き方は 「社長シリーズ」を思わせるし、 ハッスルコーラを飲むだけで元気になるという 何と言うアホ臭くて下らないけれど、 ついつい笑ってしまうのは クレージーキャッツのメンバーが面白いからである。 植木等の天然的な面白さに加えて ハナ肇のこれもまた本人もこんな感じなのかな?という面白さ、 そして、最も笑えて面白いのが谷啓のインチキ催眠術である。 作品全体に突き抜けるパワーは あまり感じられないのが不満ではあるものの クレージーキャッツ全員が同じ画面に映し出され、 そして、最後に会社の為に犠牲になるなんてアホだ! とばかりに表彰状を破り捨てる。 何とかなるさというような前向きさが この映画だけに限らず このシリーズ全体を観ていると感じさせてくれる所が良い。 それにしても流石に大の大人達がコーラで乾杯する姿は 何だか情けなくもあるし、可笑しくもある。 オトーサン、 「高度成長期だね」 でも、リストラも出てきて、平成不況期にも通用する 内容になっています。 2007年4月26日 面白い映画 植木等を初めて見たのは、 クレージーキャッツが結成される前で、 フランキー堺のシティ・スリッカーズの時代の 銀座の喫茶店でした。 普通なら覚えていないはずですが、 「ロンドンBBCによれば・・・」と 戦時中の名アナウンサー竹脇昌作の物真似をしたのが、 素晴らしくて今でも強く印象に残っています。 そして、多分その時、谷啓も出ていたと思いますが、 植木の方がダニー・ケイに似ているなと思っていました。 映画としては、最初からブルーの画面から多色カラーに変えるなど、 良い演出だと思いますが、後半に入ると多少、単調になっいます。 ただ、そこで社長役に上原謙、頭取役に東野英治郎などが出てきて、 楽しい場面があって面白い映画です。


パッセンジャーズ

オトーサン、 「このところ、航空機事故が多いね」 どういうわけか、連続するのです。 でも、この映画、一風変わっていました。 原題:Passengers 監督:Rodrigo Garcia 脚本:Ronnie Christensen Genre:Drama/ Mystery/ Romance Country: USA / Canada Language: English 上映時間:93分 あらすじ: クレアは、飛行機事故で奇跡的に生き残った 5人の乗客のセラピーを担当する。 だが、エリックはグループ・カウセリングを拒否し 個別カウンセリングを要求した上、 薄気味悪い言動でクレアを困惑させる。 そんな中、事故の状況を巡って生存者たちの証言と 航空会社の公式説明との食い違いが表面化し、 さらに生存者たちが次々と謎の失踪を遂げる・・・ 出演者: Anne Hathaway ・・・ Claire Summers(クレア) Patrick Wilson ・・・ Eric Clark(エリック) David Morse ・・・ Arkin(アーキン) オトーサン、 「アン・ハサウェイがいい」 長身の美人女優、しかも演技もまあまあです。 その他の出演者: Andre Braugher ・・・ Perry Dianne Wiest ・・・ Toni William B. Davis ・・・ Eric's grandfather Ryan Robbins ・・・ Dean Clea DuVall ・・・ Shannon Chelah Horsdal ・・・ Janice Don Thompson ・・・ Norman Brad Turner ・・・ Shannon's father Claire Smithies ・・・ Shannon's mother User Rating:5.8/10( 25,248 votes)IMDb User Rating:6.4/10( 1,673 votes) Yahoo! オトーサン、 「ま、こんなものかも」 User Reviews antoniotiernoさん Italy 2008年12月17日 見ないでもいいが、力強い演技がある この映画、キャストで違いをみせる。 パトリック・ウィルソンとアン・ハサウェイの 演技力がなければ、メロドラマ風の駄作だった。 オリジナルでも、恐ろしい映画でもない。 「シックスセンス」や「アザーズ」を思い出させる。 いくつか興味深いツイストがある。 アン・ハサウェイは、有能な女優だ。 彼女の恐怖とフラストレーションを感じさせてくれる。 彼女とウィルソンの相性はいい。 互いにカバーしあって、もっともらしい映画になっている。 これは、強く推奨する映画ではない。 だが、衝撃的なフィナーレといい演技で、 きちんとした作品となっている。 夕方見るために借りるとよい。 オトーサン、 「心理療法士、日本の航空機事故でも 活躍しているのかな?」 ジーナさん 2010年5月1日 キャストでハードルを上げちゃったカナ? 飛行機事故を切り抜けて生き帰った パッセンジャーズの心のケアを受け持つ事になった 心理療法士の奇妙な事柄を描いた作品です。 中盤以降はオチが読めてしまうので 驚きこそなかったですが、 それまでの成り行きはサスペンス的な作りで飽きませんし 盛り上がりもあるので退屈しませんでした。 ただ、主人公を除く登場人物たちのキャラクター性・・・ 謎めかせているだけで ほとんど人物描写をしていないのが不服ですね。 120分の映画にしてでも それぞれの人物背景や心理描写を 上手く描きこむべきだったと思いますよ。 そうすれば勘のイイ人でもオチは読めなかったでしょうし、 オチに対する逃げのない練られたストーリーになったハズです。 発想は悪くないと思うので、 細かいトコロまで行き届いた脚本になっていれば 評価は上がったでしょうね。 なんとなく不気味な雰囲気とリアリティを感じさせる演出・・・ 相反する二つのことを同時に施しているので ストーリーのわりには楽しめました。 オチが読めたとしても「どうせこうなんでしょ?・・・ ん?なんか違うっぽいな・・・ やっぱりそうだ!・・・ あれ?違うっぽい・・・」 と言うようにウズウズムズムズ出来ました(笑) 映像も良かったと思います。 キャストに関しては・・・ 役の幅を広げつつあるアン・ハサウェイ(相変わらずお美しい)、 素敵なパトリック・ウィルソン、ダイアン・ウィーストの 落ち着いた演技が素晴らしかったです。 デヴィッド・モースとクレア・デュバルも見事でしたが、 サスペンスで存在感の光る彼らがキャスティングされた事で 余計に期待度が高まってしまったという マイナス要素になっていたかもしれません。 これまで沢山の映画を観てきた方にはオススメしませんが、 映画鑑賞歴の浅い方(特にミステリー系を観ない方)は 無難に楽しめると思いますよ。 もしかしたらオチを気にせずに観れる 2回目のほうが余韻まで味わえるかもしれませんね。 とりあえず、アン・ハサウェイorパトリック・ウィルソンが好きな方は 満足度が高いと思います。


グランド・クロス ドゥームズデイ・プロフェシー

オトーサン、 「意味不明の邦題だね」 カタカナを並べ立てると、B級映画が高級になるのでしょうか。 原題の"Doomsday Prophecy"は、終末予言。 これでいいじゃないですか。 いかにも、カナダ映画らしく、森林シーンが多く 癒されますが・・・ 原題:Doomsday Prophecy (TV 2011) 監督:Jason Bourque 脚本:Jason Bourque/ Shawn Linden Genre:SF Rated PG-13 for for violence and peril Country: Canada Language: English 上映時間:92分 あらすじ: 東欧の地殻変動により、黒海が消滅。 それは、始まりにすぎなかった。 2万6千年に一度、太陽系と銀河系の 赤道面が直列した時、世界は終わる。 預言者ルパート・クレインの遺した言葉は、現実となった。 地球は内部から崩壊をはじめ、ニューヨークは地中に崩落。 世界各地で異変は続き、人類は絶滅の淵に立たされる。 そして宇宙では巨大なブラックホールが発生、 地球に接近していた。 その頃、預言に導かれたエリックとブルックは、 クレインの言葉に隠された“地球を救う”秘密を追っていた。 ついに、“運命の日”がやって来る・・・ 出演者: A.J. Buckley ・・・ Eric Fox(エリック) Jewel Staite ・・・ Brook Calvin(ブルック) Gordon Tootoosis ・・・ John(ジョン) オトーサン、 「頑張っているなぁ」 その他の出演者: Rick Ravanello ・・・ Henning Alan Dale ・・・ General Slate Matthew Kevin Anderson ・・・ Dennis Johnson Bruce Ramsay ・・・ Garcia Hiro Kanagawa ・・・ Dr. Yates Jerry Wasserman ・・・ Sam Lovell David Richmond-Peck ・・・ Dr. Sparks Paula Lindberg ・・・ Female Assistant Roseanne Supernault ・・・ Raven Phillip Mitchell ・・・ Jenkins Kate Gajdosik ・・・ Newscaster Lori Triolo ・・・ Cafe Owner User Rating:3.9/10 ( 1,082 votes)IMDb User Rating:6.0/10( 16 votes) Yahoo! オトーサン、 「ま、5点台だね」 User Reviews asere_danesikさん Edmonton Alberta 2012年8月9日 少し退屈 この映画、サスペンスに欠け、興味深くない。 CGIは一般に不自然で、非常に偽モノらしく、 科学現象と一致しているようにはみえない。 不意打ちがなく、いわばシースルーの筋書だった。 唯一の取り柄は、俳優がよかったこと。 もし予算が潤沢なら、もっと出来がおくなったと思う。 高校生がつくる面白くもない科学映画に似ている。 実のところ、私は、そのほうが、 よりよいグラフィックスを持っていたと確信している。 1回は、見る価値がある。 ただし、退屈していて、アルコールを飲んでいるときだけ。 退屈しのぎなら、いいだろう。 他に推薦するものがない場合に限ってだ。 オトーサン、 「ここまで言うか!」 M・R・サイケデリコンさん 2013年1月18日 え、えーーーー! 何じゃこりゃぁ! モアイ像が世界を救うのかよ! 冗談もクソもなくほんとにモアイ像が 地球を救う奇跡の瞬間は笑いが止まらんわ~。 「ハルマゲドン」のように派手にやってくれるわけもなく ただ1本の杖を巡るすんげー微妙な争い。 おまけに予知のおかげでこの先何が起こるのか 先に全て教えてくれるので すんごい勢いでつまんない上 地球がこんな危機に襲われてるのに 緊張感が全く伝わってこないなんて・・・ ため息が出てきそう。 パニック映画なのに パニックっぷりが伝わってこないのは 致命的ですねぇ、はい。 スケールがちっちゃいんだか おっきんだかわかんねえや。


ウルフ・オブ・ウォールストリート

オトーサン、 「へぇ、こんな役もやっているんだ」 このところ、マシュー・マコノヒーの出演作をみています。 「なーんだ」 マシュー・マコノヒー、主人公のメンターとして、 切れ味のいい演技をみせていました。 原題:The Wolf of Wall Street (2013) 監督:Martin Scorsese 原作:Jordan Belfort 脚本:Terence Winter Genre:Biography/ Comedy/ Crime Country: USA Language: English / French 上映時間:180分 あらすじ: 80年代後半のウォール街。 証券マンのジョーダン・ベルフォートは 26歳で会社を設立すると、 富裕層をカモに、モラルなき巧みなセールストークで 瞬く間に会社を社員700人の大企業へと成長させ、 自らも年収49億円の億万長者となる。 ドラッグでキメまくり、 セックスとパーティに明け暮れた 彼のクレイジーな豪遊ライフは衆目を集め、 いつしか“ウォール街の狼”と呼ばれる。 当然のように捜査当局から目をつけられる・・・ 出演者: Leonardo DiCaprio ・・・ Jordan Belfort(ジョーダン・ベルフォート) Jonah Hill ・・・ Donnie Azoff(ドニー・アゾフ) Margot Robbie ・・・ Naomi Lapaglia(ナオミ) Matthew McConaughey ・・・ Mark Hanna(ハンナ) オトーサン、 「ディカプリオ、尻あがりによくなったね」 その他の出演者: Kyle Chandler ・・・ Patrick Denham Rob Reiner ・・・ Max Belfort Jon Bernthal ・・・ Brad Bodnick Jon Favreau ・・・ Manny Riskin Jean Dujardin ・・・ Jean-Jacques Saurel Joanna Lumley ・・・ Aunt Emma Cristin Milioti ・・・ Teresa Petrillo Christine Ebersole ・・・ Leah Belfort Shea Whigham ・・・ Captain Ted Beecham Katarina Cas ・・・ Chantalle Bodnick P. J. Byrne ・・・ Nicky "Rugrat" Koskoff Kenneth Choi ・・・ Chester Ming Brian Sacca ・・・ Robbie "Pinhead" Feinberg Henry Zebrowski ・・・ Alden "Sea Otter" Kupferberg Ethan Suplee ・・・ Toby Welch Barry Rothbart ・・・ Peter Diblasio Jake Hoffman ・・・ Steve Madden Mackenzie Meehan ・・・ Hildy Azoff Spike Jonze ・・・ Dwayne Bo Dietl ・・・ Bo Dietl Jon Spinogatti ・・・ Nicholas Madison McKinley Garton ・・・ Heidi Aya Cash ・・・ Janet Rizwan Manji ・・・ Kalil Stephanie Kurtzuba ・・・ Kimmie Belzer J. C. MacKenzie ・・・ Lucas Solomon Ashlie Atkinson ・・・ Rochelle Applebaum Thomas Middleditch ・・・ Stratton Broker in a Bowtie Stephen Kunken ・・・ Jerry Fogel Edward Herrmann ・・・ Stratton Oakmont commercial narrator Ted Griffin ・・・ Agent Hughes Fran Lebowitz ・・・ Judge Samantha Stogel Robert Clohessy ・・・ Nolan Drager Natasha Newman Thomas ・・・ Danielle Harrison Sandra Nelson ・・・ Aliyah Farran Welker White ・・・ a waitress Aaron Lazar ・・・ Blair Hollingsworth Steve Witting ・・・ SEC Attorney Donnie Keshawarz ・・・ Stratton Oakmont Broker Chris Riggi ・・・ Party Broker Sharon Jones ・・・ a wedding singer Zineb Oukach ・・・ a Naomi hostess Ashley Springer ・・・ a job applicant Peter Youngblood Hills ・・・ an audience member Shea Coleman ・・・ Skylar Belfort (14 months old) Giselle Eisenberg ・・・ Skylar Belfort (4 years old) Jordan Belfort ・・・ Auckland Straight Line Host User Rating:8.2/10 ( 593,652 votes)IMDb User Rating:7.6/10( 1,616 votes) Yahoo! オトーサン、 「力作だね」 アカデミー賞ノミネート ・作品賞 ・主演男優賞 レオナルド・ディカプリオ ・助演男優賞 ジョナ・ヒル ・監督賞 マーティン・スコセッシ ・脚色賞 ゴールデン・グローブ受賞 ・男優賞(コメディ/ミュージカル) レオナルド・ディカプリオ 同ノミネート ・作品賞(コメディ/ミュージカル) User Reviews andrew cappellettiさん United States 2013年11月30日 マーティン・スコセッシの傑作、「グッドフェローズ」以来の 最近のスコセッシ映画にはやや失望していて、 スコセッシは、レンタル用になったと考え始めていた。 輝きは、去ったのかも。 本作の試写会に出たが、期待していなかった。 嬉しいことに、ぶっ飛んだ。 こいつは、スコセッシの傑作だ。 笑い、おびえ、引きこまれた。 (罪深さと懐かしい思い出で) すべての信じ難いシーンを信じた。 いい原作、すばらしい脚本、楽しいキャストだ。 スコセッシは、アカデミー賞監督賞を獲れそうだ。 レオナルド・ディカプリオは、多才な俳優になった。 クレージーな実話のスーパーヒーロー(クソ野郎)の ローラーコーターは、実に正直で、うれしい娯楽作だった。 ジョナ・ヒルも、大いに頑張った。 彼の最高の仕事だ。 スコセッシさん、すばらしい作品をありがとう。 オトーサン、 「歪んだアメリカンドリームだね」 黒美君彦さん 2014年2月8日 いいとか悪いとかではなく いいとか悪いとかではなく、 ぶっ飛んだこのグダグダな感じが凄まじい勢いで、 三時間を一気に観ることができた。 レオナルド・ディカプリオが演じる実在の人物、 ジョーダン・ベルフォートは 26歳にして年収49億円を稼いだ株式ブローカー。 セックスとドラッグにまみれながら、 非合法な手段を駆使し、 ついにはFBIに逮捕されるが、仲間を売って司法取引。 ま、とにかくハチャメチャな男をディカプリオが熱演。 しかしスコセッシ監督はディカプリオに これでもかと人格破綻した役を演じさせるのが好きだなあ。 この徹底した退廃ぶりが、 アメリカの本質でもあるんだよなあ、と思う。 いいとか悪いではなく、ブラックジョークのような現実。 その意味では面白くはあったが、げんなりしたのも事実。 やれやれ。 マシュー・マコノヒーの存在感も相当なもの。 彼のモデルはその後どうなったんだろう?


そうかもしれない

オトーサン、 主人公が自分の人生をふりかえって、 妻に対する態度が間違っていたかどうか 自問自答するシーンがありました。 「そうかもしれない」 「そうじゃないかもしれない」 でも、正解なんてないのです、きっと。 原題:そうかもしれない(2005) 監督・脚本: 保坂延彦 : 原作:耕治人 Genre:Drama 上映時間:106分 あらすじ: 寡作の文筆家・高山治とその妻・ヨシは、 質素だが平穏な暮らしを送っていた。 子供はいないが、ヨシ子の姉の子・武が、 たまに顔を出してはあれこれと世間話をして、 早々に退散していく。 その日は、突然おとずれた。 散歩の途中、ヨシ子が買い物の品物を忘れたという。 急いで店に向かう高山。 だが、今日は誰もその品物を買ってはいないと言われる。 いつも通る橋、いつも寄り道する公園の池。 かがみ込んでヨシ子が純真にミズスマシを見つめている。 高山はただ、妻と一緒に水面を見つめるしかなかった。 久しぶりに訪ねて来た高山の担当編集者・時岡の前でも、 ヨシ子の会話はどこかぎこちない。 ゆっくりだが、病は確実に進行していた・・・ 出演者: 桂春團治(三代目)・・・ 高山治 雪村いづみ・・・ 高山ヨシ子 オトーサン、 「2人とも、いいね」 美空ひばりと並んでいた雪村いづみさん、 若いひとは知らないでしょうね。 その他の出演者: 阿藤快・・・ 森田武 下條アトム・・・ 時岡定夫 夏木陽介・・・ 水野医師 烏丸せつこ・・・ 志田文枝 User Rating:6.0/10( 2 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:7.9/10( 45 votes) Yahoo! オトーサン、 「7点台だ」 高齢化社会を描く映画としては、 王道を歩んでいます。 User Reviews 東京50km圏道路地図さん 2015年6月1日 意味がわかると切ない題名だ。 桂春團治の演技は素人ぽさがあるが、 それが逆にリアリティーを感じさせる。 今まで認知症患者と暮らした事はないので、 その苦労はわからないし想像するしかない (近所には居たがそれでも結構大変だった)。 原作は私小説のようだが、 この作品がどこまで実話なのかわからないし、 症状も人それぞれだろうが、 実際はもっと過酷なモノがあったのだろう。 それでも自分にとってはツライシーンが多かった。 「自分は妻から逃げたのではないか」と苦悩する主人公。 自分もガンで余命僅か。 各々バラバラでもう共に暮らす事もない。 夫婦とは何か? 共に老いるとは何か?を突きつけてくる。 私小説ならではの厳しい現実というかドライさがあるが、 最後に救いがあってよかった。 難点を言えば、ここに至るまでの夫婦関係を回想的に入れた方が より夫婦関係が立体的に把握できたのではないか? 夫も妻にかなり苦労をかけたようだし、 夫の妻への行為が献身なのか償いなのかが 曖昧であったように思う。 だから愛と呼べるかどうかもわからない。 もはやそういう次元を超越しているのかもしれない。 認知症患者は500万人程度いるようだが、 今後も増えていくのだろう。 決して他人事ではない。 オトーサン、 「人生いろいろ、認知症患者もいろいろ」 黒美君彦さん 2015年5月26日 どんなご縁で 公開当時一部で話題になったのを記憶している。 老いてからその私小説が 話題になった作家耕治人(1906~88)。 注目され始めて間もなく亡くなったというのも 人生の皮肉を感じたっけ。 さて、まだ認知症という言葉もなかった頃 (「痴呆症」が一般的だった)、 妻がアルツハイマー型認知症と診断された 老々介護がこの作品の主題。 どことなくユーモラスではあるが、 実際に肉親に認知症患者がいる立場としては胸が痛むばかり。 この作品では夫の高山治(桂春團治)もガンに侵され、入院。 施設に入った妻ヨシ子(雪村いずみ)とも別れ別れになってしまう。 決して巧いわけではない桂春團治だが、 朴訥とした好人物が印象的。 それゆえか、甥に「叔父さんが食いつぶしたんだ」と 非難しても今ひとつイメージできない。 物語としては切ない物語なのだが、 行政や病院があんなに率先して助けてくれるなんて… 80年代半ばが舞台だとすると、 もっと老々介護は悲惨な経過を辿りそうだが。 雪村いずみは、老いを引き受けて熱演しているが、 いずれにせよ認知症は悲しい病だ。


ロング・グッドバイ

オトーサン、 「この映画、原作のイメージとちがう!」 チャンドラーの小説はすべて読んでいます。 巨匠アルトマンが、原作をどう料理しようと、 文句は言えないのでしょうが、 原作を読みながら、鑑賞すると、 マーロウの描き方に違和感を感じまじた。 原題:The Long Goodbye (1973) 監督:Robert Altman 原作:Raymond Chandler 脚本:Leigh Brackett Genre:Crime/ Drama/ Thriller 上映時間:112分 あらすじ: 私立探偵フィリップ・マーロウは、 テリー・レノックスと友人となる。 資産家の娘と寄りを戻した彼と、 毎晩酒場で杯を傾けるようになるが、 宿無しのときのほうが良かった感じる。 深夜、そのテリーがただならぬ様子で メキシコへ逃げる手助けを頼みにくる。 妻が殺されたのだという。 友人の無実を信じ、頼まれたとおりにするが、 家に戻ってみると、警官が待っていた。 テリーが妻を殺したというのだ。 警察に連行され、さんざん油を搾られる。 だが、テリーがメキシコで自殺したとの情報が入り、 釈放される。 帰宅すると、手紙が届いていた。 「僕のことはすべて忘れてくれ」 マーロウは、失踪した小説家の捜索を依頼される。 小説家は、幸い発見されたが、テリーの妻と関係していた。 小説家は、禁酒の監視を依頼するが、何者かに殺されてしまう。 そして、富豪ロジャー・ウェイドをはじめ、 くせものが次々とマーロウの前に現れてくる・・・ 出演者: Elliott Gould ・・・ Philip Marlowe(フィリップ・マーロウ) Mark Rydell ・・・ Marty Augustine(テリー・レノックス) Nina van Pallandt ・・・ Eileen Wade(アイリーン・ウェイド) Sterling Hayden ・・・ Roger Wade(ロジャー・ウェイド) オトーサン、 「エリオット・グールド、タフじゃないね」 ELLIOTT GOULD エリオット・グールド 誕生日 : 1938/08/29 出身 : ニューヨーク市ブルックリン コロンビア大学を中退して演技を学び、 57年、ブロードウェイ・デビュー。 69年、「ボブ&キャロル&テッド&アリス」で アカデミー助演賞ノミネート。 バーブラ・ストライサンドと結婚、離婚。 バーブラとの子供ジェイソン・グールドは俳優に。 主な出演作: 1969年「ボブ&キャロル&テッド&アリス」 1970年「くたばれ!ダーリン」「…YOU…」      「M★A★S★H マッシュ」 1973年「破壊!」「ロング・グッドバイ」 1975年「ダイアン・キートン/可愛い女」      「キャッシュ」「ナッシュビル」 1976年「ニューヨーク一獲千金」 1977年「カプリコン・1」「遠すぎた橋」 1978年「マチルダ」「サイレント・パートナー」 1979年「レディ・バニッシュ/暗号を歌う女」「オフサイド7」 1986年「ジョーカー/復讐の切り札」 1988年「ロス女刑事/危険な罠」 1991年「バグジー」 1994年「グラス・シールド」 1998年「アメリカン・ヒストリーX」「ビッグ・ヒット」 2001年「オーシャンズ11」 2004年「オーシャンズ12」 2007年「オーシャンズ13」 2011年「コンテイジョン」 2012年「ルビー・スパークス」 その他の出演者: Henry Gibson ・・・ Dr. Verringer David Arkin ・・・ Harry Jim Bouton ・・・ Terry Lennox Warren Berlinger ・・・ Morgan Jo Ann Brody ・・・ Jo Ann Eggenweiler Stephen Coit ・・・ Det. Farmer Jack Knight ・・・ Mabel Pepe Callahan ・・・ Pepe Vincent Palmieri ・・・ Vince Pancho Cordova ・・・ Doctor Enrique Lucero ・・・ Jefe Rutanya Alda ・・・ Rutanya Sweet Tammy Shaw ・・・ dancer Jack Riley ・・・ Riley Ken Sansom ・・・ Malibu Colony guard Jerry Jones ・・・ Det. Green John S. Davies ・・・ Det. Dayton Rodney Moss ・・・ supermarket clerk Sybil Scotford ・・・ real estate lady Herb Kerns ・・・ Herbie User Rating:7.7/10 ( 16,023 votes)IMDb User Rating:7.8/10( 302 votes) Yahoo! オトーサン、 「うーん、評価が難しいね」 全米批評家協会賞受賞 ・撮影賞 ヴィルモス・ジグモンド User Reviews Gordy- from Aberdeenさん Scotland 2002年9月18日 きわめて重要な70年代の傑作 アルトマンは、転機に立っていた。 レイモンド・チャンドラーの 最後の長編小説「ロング・グッドバイ」を リー・ブラケットのシナリオで撮影することに決めた時だ。 アルトマンは、手堅い私立探偵フイリップ・マーローを 情けない人物に変えることにした。 こうした役なら、 偉大なエリオット・グールドの他に誰がいる? 小説のトーンと時代は変更されたが、 複雑なプロットは残っていて、注意を払う必要がある。 この映画の大きな力となったのは、 ヴィルモス・ジグモンドによる撮影だ。 「ギャンブラー」(1971)と 「ロバート・アルトマンのイメージズ」(1972)で、 アルトマンと一緒だった。 前者で、彼は 「フラッシュ」として知られるテクニックを使った。 パステル調の表情を与えるために、コントラストを除き、 すでに露出したネガをラボでさらに露出することで 夜のシーンで微妙な影を出す手法だった。 しかし、「ギャンブラー」では少ししか使われなかったが、 「ロング・グッドバイ」では、全面的に使うことにした。 それは大きなリスクだったが、成功した。 カメラが絶えず動き続けるので、 観客は、細部をのぞきこむ羽目になる。 私見では、驚くべきビジュアルだ。 アルトマンは、本作で自分を超えた。 危険を冒し、もてるすべてを注ぎ込んだ。 きわめて重要な70年代の傑作だが、 何人かの人々の賛同は得られないかもしれない。 オトーサン、 「Ikedaさんも、賛同していないね」 Ikedaさん 2011年6月30日 Wrong Goodbye この原作は若い時に読みましたが、 もう50年以上経っているので、殆ど覚えていません。 チャンドラーとしてはかなり晩年の作品なので、 こんなものだったかと思いましたが、 この映画はかなり評価は高い割に、 私にはあまり面白くは感じませんでした。 とにかく当時のハードボイルド小説の雰囲気が殆どなくて、 最初から猫に馬鹿にされ、途中では犬に脅かされるなど、 これがマーローかと思うシーンが多く出てくるのも、 どうかと思いました。 勿論、マーローを、このような人物に仕立てたのも 一つの趣向なのでしょうが、 事件の捜査段階での繋ぎが良くなくて、 ただ都合の良いように話が進行していくのが面白くありませんでした。 そのため、エンディングを原作と変えたというのは、 どうでも良いと言う感じで、 これは「The Long Goodbye」ではなくて 「The Wrong Goodbye」だと言う人がいますが、同感です。 オトーサン、 「おすすめします」 ○レイモンド・チャンドラー  (Raymond Chandler, 1888/7/23 - 1959/3/26) 20世紀の最も有名なハードボイルド作家。 シカゴ生まれ。両親の離婚で、母親についてイギリスに渡る。  ダリッジ・カレッジを中退してパリ・ミュンヘンで学んだ後  イギリスへ戻り、海軍省に入省するものの長続きせず退職。  1912年、安定した職を求めアメリカに向かう。  第一次世界大戦が勃発すると、カナダ軍・イギリス軍に従軍。  除隊後再びアメリカに戻る。  その後石油会社の役員を務めるようになるが、1932年に解雇され、  これをきっかけに小説の執筆で身を立てることになる。  1939年には初の長編「大いなる眠り」を刊行、  この作品で初登場したフィリップ・マーロウは、  ハードボイルド小説の中で最も有名な探偵である。  ・大いなる眠り (The Big Sleep、1939)  ・さらば愛しき女よ (Farewell, My Lovely、1940)  ・高い窓 (The High Window、1942)  ・湖中の女 (The Lady In The Lake、1943)  ・かわいい女 (The Lttle Sister、1949)  ・長いお別れ (The Long Goog-bye、1954)  ・プレイバック (Playback、1958) ○フィリップ・マーロウ  地方検事局の捜査官をしていたが、免職となり  ロサンゼルスで私立探偵を開業する。  事件を執拗に追う癖がある。  「服従しないのは僕の十八番の芸当」と言って憚らない。  金力と政治が裏にあって探偵稼業が成り立っていることを知っているが、  弱い者に対して非情に切り捨てる事ができない。  余程でないと拳銃を使うことはないが  スミス&ウェッソン M36“チーフスペシャル”を携帯。  「プレイバック」での台詞は有名。  「タフでなければ生きていけない。  だが、タフなだけでは生きている価値がない」


それでも夜は明ける

オトーサン、 「アカデミー賞の本命!」 宣伝には、そう大書してありました。 でも、みてみると、宣伝通りでした。 こんなことって、滅多にありませんよね。 原題:12 Years a Slave(2013) 監督:Steve McQueen 原作:Solomon Northup 脚本:John Ridley Genre:Biography/ Drama/ History Country: USA / UK Language: English 上映時間:134分 あらすじ: ニューヨークに暮らす音楽家のソロモンは 生まれながらの自由黒人。 妻子とともに、白人を含む多くの友人に囲まれ、 幸せな日々を送っていた。 だが、興行に参加したが、興行主に騙され拉致され、 奴隷市場に送られてしまう。 必死に訴えたが、無駄な抵抗だった。 奴隷プラットとして大農園主フォードに買われ、 気に入られたが・・・ 出演者: Chiwetel Ejiofor ・・・ Solomon Northup(ソロモン) Michael Fassbender ・・・ Edwin Epps(エップス) Benedict Cumberbatch ・・・ William Ford(フォード) Lupita Nyong'o ・・・ Patsey(パッツィー) Brad Pitt ・・・ Samuel Bass(バス) オトーサン、 「3人とも、熱演している」 ・キウェテル・イジョフォー ・マイケル・ファスベンダー ・ルピタ・ニョンゴ その他の出演者: Paul Dano ・・・ John Tibeats Paul Giamatti ・・・ Theophilus Freeman Scoot McNairy ・・・ Brown Adepero Oduye ・・・ Eliza Sarah Paulson ・・・ Mary Epps Garret Dillahunt ・・・ Armsby Michael Kenneth Williams ・・・ Robert Alfre Woodard ・・・ Harriet Shaw Chris Chalk ・・・ Clemens Taran Killam ・・・ Hamilton Bill Camp ・・・ Radburn User Rating:8.1/10 ( 342,448 votes)IMDb User Rating:7.7/10(1,112 votes) Yahoo! オトーサン、 「記憶に残る名画だ」 アカデミー賞受賞 ・作品賞 ・助演女優賞 ルピタ・ニョンゴ ・脚色賞 ジョン・リドリー 同ノミネート ・主演男優賞 キウェテル・イジョフォー ・助演男優賞 マイケル・ファスベンダー ・監督賞 スティーヴ・マックィーン ・美術賞 ・衣装デザイン賞 ・編集賞 ゴールデン・グローブ受賞 ・作品賞(ドラマ) 同ノミネート 男優賞(ドラマ) キウェテル・イジョフォー 助演男優賞 マイケル・ファスベンダー 助演女優賞 ルピタ・ニョンゴ 監督賞 スティーヴ・マックィーン 脚本賞 音楽賞 User Reviews chitchens fan さん Los Angeles, CA 2013年10月19日 オスカーがやってくる... そう、映画が終わって、席から立てなかったのは、 いつだったでしょう。 この映画、ほんとに席から立てなかった。 力が抜けて、より大きく重いものに、 押さえられているようだった。 歴史は私と同じ。 アフリカ系アメリカ人だから。 マックィーン、イジョフォー、ニョンゴ、ポールソン みなさん、ありがとう。 そして、ファスベンダーさんですら。 私は映画狂のための映画評論家ではない。 だが、私は同じ人間として、 わが国の様々な問題や主張を理解しようとしている。 この映画は、わが社会がなぜこうなのか、 いまどこにいるかを想起させてくれる。 同じ人間に、ひとはなぜこうも残酷になれるのか。 とくに、しゃべり方や行動が違うというだけで。 私は、絶対に理解できない。 オトーサン、 「名優、スティーヴ・マックィーンと  同性同名なんだ、この監督」 前田有一さん 2014年4月15日 作品賞受賞は当然 昨年の「リンカーン」、 「ジャンゴ 繋がれざる者」を 例に挙げるまでもなく、 アカデミー賞では奴隷制度の時代を 舞台にした映画が根強い人気を持つ。 だが、それはあくまでノミネートまでで、 オスカーの歴史を調べてみると、 実際に受賞した 「黒人差別」「奴隷制度」映画は、ほとんどない。 だから「それでも夜は明ける」も 当然ノミネートだけだろうと事前に予測していたが、 鑑賞後にその思いは一変させられた。 今年の作品賞(ただし主演賞と監督賞は逃す)は これで決まりだと確信した。 ニューヨークで音楽家として成功し、 妻子と幸せに暮らす黒人のソロモン(キウェテル・イジョフォー)。 ところが興行中、彼は拉致され南部に奴隷として売られてしまう。 あちこちで言われているように、 主演キウェテル・イジョフォーの演技はすばらしい。 「ダラス・バイヤーズクラブ」の二人には及ばないものの、 突然日常から引き離されながら希望を捨てない 不屈の主人公の気持ちをよく表現していた。 ただ、今回それ以上に称えたいのはスティーヴ・マックィーン監督の オスカー向けアピールを念頭に置いた絶妙なる演出力である。 この監督はすでに成功している黒人監督だが、 今回は本気でオスカーをとりに来た。 名誉欲というよりは、 アメリカ合衆国の歴史の闇である奴隷制度と そろそろ本気で向き合うべきだとの願いがあったためだろう。 アカデミー賞受賞となれば、 そうしたメッセージが届く範囲は格段に広がる。 だが、白人が過半をしめる投票会員に 直球の社会派でぶつかっても そう簡単に受け入れてもらえないのは歴史が証明している。 アリバイづくりのノミネート程度はもらえるだろうが、 栄えある作品賞には届かない。 だが、会員側とていつまでもこうした状況を放置したくはないはずで きりのいいところ、作品があれ ば一度このテーマで作品賞をあげたい気分はあるはずだ。 そうした空気の中で監督は、 「白人批判でも制度批判でもない」黒人差別映画をひねりだした。 「それでも夜は明ける」を見ればよくわかるが、 悪役は「白人」ではない。 この映画はあくまで「不法に誘拐され、ひどい目にあった男」の話で、 一番悪いのは「誘拐犯」である。 たまたま白人だったが、コイツは犯罪者だから問題はない。 それより、製作にも名を連ねる ブラッド・ピットの演じる役柄こそが大事である。 もしこの役柄を黒人がやっていたら、 はたして作品賞受賞があったかどうか。 こうしてみると「それでも夜は明ける」は、 毎年のように出てくる人種差別問題の映画に そろそろ受賞させにゃあかんねと考えていた白人会員の心に 温かいミルクのようにすんなり受け入れられた事がわかるだろう。 同時に、作品賞とセットになりがちな監督賞や主演賞から あえて外した心理もしれると言うものだ。 そんな今年のアカデミー賞を見ていると この映画が描く人種差別意識の問題が、 今でもアメリカ社会において解決すべき リアルタイムのテーマとして無視できないことがよくわかる。 そして、おそらくすべてを計算ずくの上で 見事に作品賞受賞を勝ち取ったスティーヴ・マックィーン監督。 その手腕こそ、本来ならば監督賞に値するものだったと評価したい。 オトーサン、 「ワンチャンスをモノにしたね」 この若手黒人監督の経歴をみてみましょう。 STEVE MCQUEEN スティーヴ・マックィーン 誕生日: 1969/10/09 出身 : イギリス/ロンドン アフリカ系イギリス人で 本名はSteve Rodney McQueen。 芸術系大学の在学中に映画製作を始め、 次々と短編を発表。 2008年、初の劇場長編「HUNGER/ハンガー」を製作。 北アイルランドの刑務所での抗議運動を描き、 カンヌ国際映画祭カメラ・ドールを受賞。 2作目「SHAME -シェイム-」も、称賛を浴びた。 3作目の「それでも夜は明ける」も高評価を受けている。 監督作: 2008年「HUNGER/ハンガー」 2011年「SHAME -シェイム-」 2013年「それでも夜は明ける」


西部に賭ける女

オトーサン、 「錚々たる顔ぶれだね」 ソフィア・ローレンに、アンソニークイン。 監督は、ジョージ・キューカー。 「マイ・フェア・レディ」で、アカデミー賞監督賞受賞。 原題:Heller in Pink Tights (1960) 監督:George Cukor 原作:Louis L'Amour 脚本: Dudley Nichols/Dudley Nichols/ Genre:Adventure/ Drama/ Romance 上映時間:100分 あらすじ: 1880年代。 ヒーリ劇団が東部で失敗し、借金を背負って西部へ。 座長はトム・ヒーリ、欧州帰りの女優アンジェラ、 若い女優デラ、その母のローナなどだ。 劇場主のサムは一座を快く迎えた。 アンジェラにひかれたからだ。 出しものは、「マゼッパ」という古い芝居。 アンジェラが男装し、馬に乗る荒い芝居だ。 大当たりだったが、債権者が迫ってきたので、 アンジェラはポーカーで儲けようとしたが、 流れ者のマドリーに負ける。 町を逃げ出したキャンプ先にアパッチ族が襲ってきた。 迫ってきたマドリーの力と助言で、逃れることができ、 ボナンザの町へ向かった・・・ 出演者: Sophia Loren ・・・ Angela Rossini(アンジェラ) Anthony Quinn ・・・ Thomas 'Tom' Healy(トム) Margaret O'Brien ・・・ Della Southby (デラ) Eileen Heckart ・・・ Mrs. Lorna Hathaway(ローナ) Steve Forrest ・・・ Clint Mabry(マドリー) オトーサン、 「やはり、華があるね」 ソフィア・ローレンは、勿論、ゴージャスでしたが、 今回の拾い物は、流れ者のマドリーを演じた スティーヴ・フォレスト。 なかなかダンディです。 その他の出演者: Ramon Novarro ・・・ De Leon Edmund Lowe ・・・ Manfred 'Doc' Montague George Mathews ・・・ Sam Pierce Edward Binns ・・・ Sheriff Ed McClain Frank Silvera ・・・ Santis (a miner) Cal Bolder ・・・ Goober User Rating: 6.0/10 ( 769 votes)IMDb User Rating:7.0/10( 17 votes) Yahoo! オトーサン、 「知られざる佳作」 User Reviews M. J Arocenaさん New Zealand 2008年1月5日 キューカー・スタイルの西部劇 一見、トラブルに値する。 豊かで、カラフルで、やや装飾過多。 すばらしい監督に恵まれると、ソフィア・ローレンはいい。 今回は、デ・シーカではなく、ジョージ・キューカーだ。 彼女のタイミング、役づくりは、カンペキ。 彼女の同情は、信じられないが、 移り気と同情は、ローレンの秘密兵器だ。 確かに、こいつは、フォードやホークスの西部劇ではないが、 いわば、セルジオ・レオーネに近い。 女性の感受性でないにせよ、より洗練されている。 見せ場は、銃の力ではなく、愛の力だ。 アートディレクションは、卓越している。 西部劇のルールに合致していないにせよ、 見逃すべきではない。 こいつは、キューカー映画し、 ほとんどの映画よりも、各上だ。 アンソニー・クインも、未知の領域をうまく演じている。 アイリーン・ヘッカート(ローナ)は、 いつものように、目を奪う。 「あの娘は、16歳なのよ、たったの16歳、聞いている?」 自分の大事な娘を守ろうと、叫ぶ。 娘デラを演じているのは、マーガレット・オブライエン。 20歳に見てもらいたいのだ。 映画愛好家にとって特別なプラスは、 サイレント時代の最高のスターだった ラモン・ノヴァロが見られることだ。 オトーサン、 「同感だね」 Katsumi_Egiさん 2004年6月19日 傑作 ダドリー・ニコルズが脚本に参加しているとはいえ、 ジョージ・キューカー唯一の西部劇で、 ソフィア・ローレン+カルロ・ポンティ作品だし、 見る前はとんでもない代物ではないかと 危惧する気持ちもあったのだが、 なんのなんのキューカーの演出の特質が 西部劇にマッチした見応え充分の映画だ。 まず、全てのカットで殆ど構図が完璧と言ってよい。 荒野を馬車が行くシーンの空、 その曇天の禍々しい美しさは特筆モノ。 複数台カメラで撮影されたアクション繋ぎも いつものごとく抜群の効果を上げているし、 登場人物の豊かな表情を引き出す術も キューカーらしさに溢れている。 主演の二人、ソフィア・ローレンとアンソニー・クインへの ディレクションは勿論素晴らしいが、 スティーヴ・フォレストのピカレスクな魅力がいい。 彼の登場カットのなんという強い画面。 また、かつての名子役マーガレット・オブライエンの扱い方も面白い。 二十歳になっても子役のイメージを押し付けられている 女優という役どころで彼女の実人生にダブらせている。 そして何と云ってもインディアンの斥候が 唐突に出現するシーンの異様な演出、 得体の知れない不気味さの表現は出色だろう。 ただし、ラストは甘い。 普通の西部劇であればラストで アンソニー・クインとスティーヴ・フォレストの 決闘シーンを用意する展開へ無理やり持っていくところだが、 キューカーはあくまでもメロドラマとして決着をつける。 西部劇ファンにとっては物足りないラストだが、 それもキューカーらしさだ。 傑作と云い切ろう。


荒野のストレンジャー

オトーサン、 「荒野かな?湖畔のストレンジャーだろう」 西部劇の舞台といえば、砂漠、岩山、激流。 それが、この西部劇、風光明美な湖畔なのです。 原題:High Plains Drifter (1973) 監督:Clint Eastwood 脚本:Ernest Tidyman Genre:Western 上映時間:105分 あらすじ: 陽炎の中から馬に跨がり現れたストレンジャー。 彼は大きな湖の近くにある小さな町ラーゴに着くなり、 いいがかりを付けた男どもを早業で撃ち殺し、町に居着く。 その頃、以前逮捕した無法者たちが刑期を終え、 ラーゴに仕返しにくる事を知っていた町の保安官は、 その男の腕前を見込んで用心棒を頼む。 引き受けた男は町の男どもに射撃訓練をさせるが、 町中を赤いペンキで塗らせたり、 野外パーティの準備をさせたりと奇妙な行動を取る。 そして無法者たちが町になだれ込んでくる・・・ 出演者: Clint Eastwood ・・・ The Stranger(ストレンジャー Mariana Hill ・・・ Callie Travers(カリー Billy Curtis ・・・ Mordecai(モーデカイ) オトーサン、 「クリント・イーストウッド、渋いね」 その他の出演者: Verna Bloom ・・・ Sarah Belding Mitchell Ryan ・・・ Dave Drake Jack Ging ・・・ Morgan Allen Stefan Gierasch ・・・ Mayor Jason Hobart Ted Hartley ・・・ Lewis Belding Geoffrey Lewis ・・・ Stacey Bridges, outlaw Dan Vadis ・・・ Dan Carlin, outlaw Anthony James ・・・ Cole Carlin, outlaw Walter Barnes ・・・ Sheriff Sam Shaw Paul Brinegar ・・・ Lutie Naylor Richard Bull ・・・ Asa Goodwin Robert Donner ・・・ Preacher John Hillerman ・・・ Bootmaker John Quade ・・・ Freight Wagon Operator Buddy Van Horn ・・・ Marshal Jim Duncan William O'Connell ・・・ the Barber Scott Walker ・・・ Bill Borders, outlaw User Rating:7.6/10 ( 31,727 votes)IMDb User Rating:7.5/10( 191 votes) Yahoo! オトーサン、 「印象に残る映画だね」 User Reviews Plaidedさん Alberta, Canada 2000年4月9日 面白く、よく考え抜かれた西部劇 ビデオ屋の棚から、これを取ったた時、 何を期待すべきか分からなかった。 最近、The Outlaw Josey Walesを見た。 本当に楽しんだので、間違いはないと思った。; そう、私は正しかった。 銃撃戦、バーのシーン、 そして、広々とした大草原での乗馬シーン、 本作は、もうひとつの素敵な西部劇だった。 確かに、これは、そうした要素のある西部劇だった。 特に好きだったのは、登場人物の描き方であり、 よく考えられたストーリーだった。 これからみるひとの楽しみを損ないたくないので、 これ以上、登場人物について述べるのはやめておこう。 とはいえ、これだけは言っておきたい。 クリント・イーストウッド演じる人物は、実にリアルだ。 お定まりの善人/悪人はいない。 以上。 この映画、多面的であり、素晴らしい西部劇だ。 このジャンルのファンならば、 見て面白いことに気付くだろう。 オトーサン、 「なんか不条理な世界だね」 町の家をことごとく赤いペンキで塗りたくるなんて、 狂気の沙汰としか思えません。 民謡から演歌までさん 2009年5月24日 西部劇? いや…ホラーなような、サスペンスなような… 詳細でヤボな説明は一切無し。 つまりが徹底したフィルムアート。 ホテルで鞭打ちシーンを回想したりするんで霊能者かと思ったよ。 観終わってみれば、地獄からの壮絶な復讐劇ですね。 オープニングの陽炎…そして男は陽炎に消える… 街の連中が善人って事で始まるのだが、何か怪しい。 物語が進むに連れて、コイツらこそが、 罪に塗れた奴等だということが徐々に解ってくる。 まぁいきなり絡んできたゴロツキを殺戮して、 絡んできたヤクザな女を馬小屋でヤッちまうんだが、 この女が拳銃をブッ放すシーンが このムービーで一番笑える所かも。 後は緊張感を盛り上げる異常なBGといい、 異常な色彩感覚といい、 どんどん加速する異常なストーリー展開といい… まぁ凄いドラマになってます。 不条理系と言ったら言い過ぎかもですが。 町の人との関係…殺されたシェリフとの関係…なんだろうが、 あの女性とか…下世話な説明とか無いのでアレなんだが、 まぁムービー鑑賞に支障がある訳ではないと思う。 薄汚れたイーストウッド~ひたすらシブく格好良い… レオーネのイーストウッドが好きならコッチもいける筈だね。


捜査官X

オトーサン、 「捜査官X、勿体つけてるな」 探偵ということでいいのでは? カンフー映画だと示したほうがいいのでは? 原題:Wu xia(2011)    Dragon 監督:Peter Chan 脚本:Joyce Chan/ Oi Wah Lam Genre:Action, Crime, Drama Country: Hong Kong / China Language: Mandarin 上映時間:115分 あらすじ: 1917年、雲南省。 のどかな村で、事件が発生。 強盗に押し入った2人組が、 紙職人ジンシーとのもみ合いで死ぬ。 刑事シュウは、ジンシーの素性に疑いを抱き始める。 強盗犯が武術に長けた男たちだし、 検死結果も、武術の使い手を裏付ける。 だが、ジンシーは、真面目で温厚な好人物、 とうてい殺人とは結びつかないのだ・・・ 出演者: Donnie Yen ・・・ Liu Jinxi(ジンシー) Takeshi Kaneshiro ・・・ Xu Baijiu(シュウ) Tang Wei ・・・ Yu(アユー) Jimmy Wang ・・・ the Master(マスター) オトーサン、 「迫力あるね」 ドニー・イェンとジミー・ウォングのカンフー対決! 金城武の捜査官は、いまいち。 その他の出演者: Kara Hui ・・・ 13th Madam. Li Xiaoran ・・・ Xu Baijiu's estranged wife Jiang Wu ・・・ Xu Baijiu's investigator Zheng Wei ・・・ Liu Fangzheng Li Jiamin ・・・ Liu Xiaotian Ethan Juan ・・・ the young convict. Chun Hyn ・・・ the tavern owner Wan To-shing ・・・ Xu Kun Yu Kang ・・・ Yan Dongsheng User Rating:7.1/10 ( 9,529 votes)IMDb User Rating:7.7/10( 291 votes) Yahoo! オトーサン、 「高いスコアだね」 User Reviews junktrashgarbageさん United States 2012年7月19日 実に楽しい! これ、いいね! ドニー・イェン、ジミー・ウォング、クララ・ウェイ、 みんなすごいパフォーマンスをしている。 イェンは、彼のキャリアの中で最もよい。 ワイヤーを多用し、マーシャル・アーツを助けている。 映画の文脈の中で、効果的に働いている。 ウェイとワンは、もう若手ではない。 彼らをみられるのは、すばらしい。 とくに、こんな素晴らしい映画のなかで。 そして、何といっても、マーシャル・アーツだ。 マーシャル・アーツ映画ではないが、 監督のピーター・チェンのベスト作品のひとつだ。 彼の名作には、「君さえいれば/金枝玉葉」 、「ラヴソング」、 「ウォーロード/男たちの誓い」などがある。 この映画、金城武が主演で、捜査官を演じている。 彼は、ユーモラスに、 野暮な田舎者ジンシーが名のある暴漢との戦いで いくら幸運でも、勝てるはずはないとにらんだのだ。 代わりに、ジンシーが、 マーシャル・アーツ・スキルを隠していると信じ、 残酷で、痛いテストを課す。 結果は、同じ… ジンシーは、見た目とは違うのだ。 だが、クララ・ウェイとジミー・ウォングが登場し、 彼らも、ジンシーが身分を隠していると思う。 彼らは、彼の愛する人を殺すか、不具にする。 そして、この愉快でドラマチックな映画は、 最後に、「片腕ドラゴン」や「片腕必殺剣」で主演する ジミー・ウォングに敬意を表している。 オーサン、 「ピーターチャン監督作をみてみるか」 fic*****さん 2014年4月6日 ピーターチャンの映画は、切なくて奥が深い 前半は、犯罪捜査的な謎解き要素が強く、 面白かった。 潔癖な捜査官が、 必要以上の正義感と執拗な詮索で村人を救った、 今は、まっとうな生活をしている男を追い詰めていく展開。 「容疑者Xの献身」なんかでも感じた事だけど、 正義っていったい何なんだろう??? 何が正義なの?警察?裁判所? それは絶対あり得ない!!!と思う。 って事は、この映画でも感じた。 微罪も許さない正義感が強い捜査官が、 賄賂を渡して、逮捕状をもらうかぁ??? そこまでして、逮捕する必要が??? 罪を償うって、どうゆう事?って感じた。 後半は、打って変わって、男の素性が分かり カンフーアクションは、素晴らしい! 特に、ドニー・イェンのカンフーは、美しくてかっこ良い。 タン・ウェイの、また夫がいなくなるんじゃないかと 終始、不安がっている演技も切なくて、 ピーターチャンらしい。 金城武も、「天使の涙」から見ているが、 最近はまた落ち着きが増して、 雰囲気が良くなっている気がする。


永遠の僕たち

オトーサン、 「なんで、日本人が出てくるんだ?」 それも、特攻隊で戦死した青年の幽霊が・・・ よくも、こんなキミョウキテレツなことを 思いついたものです。 原題:Restless (2011) 監督:Gus Van Sant 脚本:Jason Lew Genre:Drama/ Romance 上映時間:91分 あらすじ: 交通事故で両親を失い、 臨死体験した少年、イーノック。 以来、日本人の特攻青年ヒロシの霊が話し相手。 すっかり死にとらわれ、 見ず知らずの故人の葬式参列を繰り返す。 ある日、それを見とがめられたが、 参列者の少女アナベルに救われる。 彼女は余命3ヵ月であることをイーノックに打ち明け、 2人は急速に距離を縮めていく・・・ 出演者: Henry Hopper ・・・ Enoch Brae(イーノック) Mia Wasikowska ・・・ Annabel "Annie" Cotton(アナベル) Ryo Kase ・・・ Hiroshi Takahashi(ヒロシ) オトーサン、 「3人とも、実にいいね」 その他の出演者: Schuyler Fisk ・・・ Elizabeth Cotton, Jane Adams ・・・ Mabel Tell Chin Han ・・・ Dr. Lee Lusia Strus ・・・ Rachel Cotton User Rating:6.8/10 ( 13,606 votes)IMDb User Rating:7.9/10( 887 votes) Yahoo! オトーサン、 「一風変わった恋愛劇」 User Reviews eldestjayさん London, England 2011年12月11日 Food for the Heart and the Mind 心と精神のための栄養 この映画、どんなに崇拝するか、言えないほどだ。 これまでに作られた最もすばらしい映画の1つだ。 シンプルだけれど、複雑。 心をかき乱すが、微妙。 すべて魅力的で、暗く、おかしく、 ロマンチックで、大胆で、内気。 傑作! そして、最も正当に評価されない映画の1つ。 演技は、驚異的。 ミア・ワシコウスカは、本当に小さな女優。 ティム・バートン「ワンダーランド」でアリスを演じていた。 この映画の唯一のよいシーンだった。 魅力、活気、および奇抜さを、映画に付加している。 プレビューを見た時、一度も主演俳優の噂を聞いたことがなかった。 みた後、彼は私の魂を旅させてくれ。 この映画は、信じられないほどよい。 正直だ。 人生について、人生の特別の瞬間を描いている。 人生の終わりまで、日々をカウントすべきではない。 あなたが愛しているものといる一刻を数えてほしい。 すばらしい。 これは、ゴースト、雪の天使、少々の愛らしさが出てくる アダム・シャンクマン監督の「ウォーク・トゥ・リメンバー」だ。 この古典、また見たいものだ。 オトーサン、 「若いひとだけでなく、オッサン向けだ」 あと幾つ寝ると、お墓の中と数えたがるからです。 sas***** さん 2015年5月27日 奇妙な設定なのに全く違和感を感じさせない 特攻で亡くなった日本兵の幽霊が友達で、 赤の他人の葬式に顔を出すことが趣味で、 学校は登校拒否。 そんなぶっ飛んだ少年が主人公なのだが、 全く何の違和感も感じず、すんなりと映画に入っていける。 この監督の演出力は物凄い。 監督は『ミルク』など社会派の作品で有名な ガス・ヴァン・サントだが、 私としては『グットウィル・ハンティング』や 本作のようなヒューマン・ドラマが合っていると思っている。 今回のテーマは『死』なのだが、 そんなに重苦しくもないし、 涙を誘うようなウザったい演出も皆無だ。 ストーリーを表現しようとする意図は一切見えない。 死ぬことと生きることについて 若者の等身大の心を最大限に表現してくれるのだ。 何よりもヒロインが本当に可愛くて可愛くて堪らなくなる。 (断じてロリコンではない!そういう意味じゃないよ!!) そして、ラスト。 ネタバレになるので詳しくは書かないが、 ラストの主人公の表情は本当に素晴らしい。 オッサンになった私が見たから ☆4つだったのかもしれない。 映画としての斬新さはなく、 少しもの足りないという印象が どうしても拭いされなかったからだ。 しかし、主人公と同じような10代の子が見たら、 きっと☆5つ分の価値がある作品ではないだろうか。


狩人の夜

オトーサン、 「狩人の夜、直訳か」 見終わった印象とはちがう題名です。 短刀直入に、「エセ福音伝道師」とすべきでしょう。 聖書に親しんでいないと、困るかも。 原題:The Night of the Hunter (1955) 監督:Charles Laughton/Robert Mitchum/Terry Sanders 脚本:Davis Grubb/ James Agee /Charles Laughton Genre:Crime/ Drama/ Film-Noir Color: Black and White 上映時間:92分 あらすじ: 死刑囚が銀行強盗で入手した1万ドル。 子供たちに託したと聴いたハリーは、 出所後、福音伝道師を装って 言葉巧みに未亡人ウィラに取り入り、結婚。 母を殺された幼い兄妹ジョンとパールは、逃亡し、 小舟に乗って川を下っていく。 やがて、身寄りのない子供たちの面倒を見ている レイチェル・クーパー夫人の家にたどり着く。 だが、そこにもハリーは迫ってきた・・・ 出演者: Robert Mitchum ・・・ Reverend Harry Powell(ハリー) Shelley Winters ・・・ Willa Harper(ウィラ) Billy Chapin ・・・ John Harper(ジョン) Sally Jane Bruce ・・・ Pearl Harper(パール) Lillian Gish ・・・ Rachel Cooper(レイチェル・クーパー) オトーサン、 「ミッチャム、身の毛のよだつ名演技!」 その他の出演者: Evelyn Varden ・・・ Icey Spoon Peter Graves ・・・ Ben Harper James Gleason ・・・ Birdie Steptoe Don Beddoe ・・・ Walt Spoon Gloria Castillo ・・・ Ruby Paul Bryar ・・・ Bart the Hangman User Rating:8.1/10 ( 56,393 votes)IMDb User Rating:7.6/10( 137 votes) Yahoo! オトーサン、 「名画だね」 User Reviews jotix100さん New York 2005年10月4日 粉砕された無実 名優・チャールズ・ロートンが 以後、映画を監督しなかったのは、残念だ。 本作に見られるように、 傑作をものにする稀な才能に恵まれていた。 上映時、注目されなかったが、 コアなフアンは、傑作だと思っていた。 チャールズ・ロートンは、舞台から映画に転じた。 舞台でも、カメラの前でも、 ハートのある演技を楽々とこなした。 その結果、すばらしい映画ができた。 幼い兄妹から大金をまきあげるためには、 何だってやるのだ。 悪役ハリー・パウエルは、福音伝道師を装い、 貧しい田舎のひとびとをたぶらかし、支配する。 これは、映画の作り出した最高の人物だ。 彼は、金を手にいれるために、 子供たちの母親と結婚する。 この寡婦は、幸せに飢えていたので、 毒牙にかかったのだ。 映画には、ストーリーの詩的な説明がついている。 最後になって、子供たちは、 レイチェル・クーパーに親切にされる。 彼女は、黄金の心をもっていて、 ジョンとパールを家へ連れ帰るのだ。 ロバート・ミッチャムは、悪漢ハリー・パウエルだ。 間違いなく、これは、ミッチャムの最高の演技だ。 監督に導かれて、役者は演技する。 この映画をみたものは、誰でも、冒頭から驚くだろう。 シェリー・ウィンタースは、ウィラを演じる。 結婚相手が、危険だとは気付かなかったのだ。 リリアン・ギッシュも、輝いている。 彼女は、本気で子供たちに親切にするからだ。 白黒の撮影もすばらしい。 上映後、50年経過しても、純粋な表情をしている。 また、ウォルター・シューマンの曲も輝きを添えている。 本作は、究極の芸術作品で、観客を感動させる。 何といっても、チャールズ・ロートンのおかげだ。 オトーサン、 「昔は、エセ福音伝道師なんて、ありえない、 とんでもない映画だと受け取られたのでしょう」 al2*****さん 2015年5月20日 傑作 ロバート・ミッチャムの怪演が 伝説になっている「狩人の夜」 公開当時は興行的にも批評的にも不評で 日本でも1990年まで劇場公開されなかった カルト映画という扱いらしい。 今回はじめてBSでやってるのを見た。 確かに製作された1955年当時の作品群の中では かなりぶっ飛んだ内容と映像センス。 むしろ後年になって評価が高まったのもうなずける。 ヒッチコック的サスペンスにキリスト教と御伽噺を絡めた スリリングでありながらどこかのんびりした世界は 不思議な面白さがある 監督をした名優チャールズ・ロートンは これ一本で監督作を終わったのがもったいない そしてなんと言ってもロバートミッチャムの気持ち悪さ (褒め言葉です)が印象的で 「恐怖の岬」と並んで映画史に残る悪役キャラ。 公開時不評の理由のひとつといわれた白黒映像も 今見るととても美しくテンポのいい展開で コンパクトにまとめられていて 最初から最後まであっという間の傑作です。 オトーサン、 「監督の経歴をみよう」 CHARLES LAUGHTON  チャールズ・ロートン 誕生日 1899/7/1-1962/12/15   出身 英ヨークシャー州スカーボロウ 王立演劇学校で学び、1926年、初舞台。 1929年、「ピカデリィ」で映画デビュー。 1933年、「ヘンリー八世の私生活」でアカデミー主演男優賞を受賞。 1935年、「戦艦バウンティ号の叛乱」でアカデミー主演男優賞ノミネート。 1950年に米国市民になった。 1955年、「狩人の夜」で映画監督デビュー。 1957年、「情婦」でアカデミー主演男優賞ノミネート。 出演作 1929年「ピカデリー 1932年「魔の家」「悪魔と深海」「暴君ネロ」「百万円貰ったら」 1933年「獣人島」「ヘンリー8世の私生活」「白い肉体」 1934年「白い蘭」 1935年「人生は四十二から」「噫無情」「南海征服」 1936年「描かれた人生」 1939年「岩窟の野獣」「ノートルダムの傴僂男」 1942年「タヒチの食いつぶし一家」「運命の饗宴」 1944年「幽霊は臆病者」「容疑者」 1945年「海賊キッド」 1948年「パラダイン夫人の恋」「大時計」「凱旋門」       「若い愛情」 1949年「賄賂」「エッフェル塔の男」 1951年「青いヴェール」「人生模様」「凸凹海賊船」 1953年「情炎の女サロメ」「悲恋の王女エリザベス」 1954年「ホブスンの婿選び」 1958年「情婦」 1960年「全艦船を撃沈せよ」「スパルタカス」 1962年「野望の系列」


ジョバンニの島

オトーサン、 「ストレートな主張!」 政府の北方領土返還交渉は、遅々として進みません。 「返すもんか」 「まず経済進出を」 相手は、したたか。 なんやかんや言いながら、既成事実を積み重ねています。 原題:ジョバンニの島(2014) 監督:西久保瑞穂 原作:杉田成道 脚本:杉田成道/ 櫻井圭記 Genre:Anime/Drama 上映時間:102分 あらすじ: 1945年(昭和20年)春。 オホーツク海に浮かぶ北方四島のひとつ 色丹島は戦時中とは思えないほど静かだった。 純平と寛太の兄弟は島の防衛隊長をしている父から 毎晩『銀河鉄道の夜』の朗読を聴かされるなど、 健やかに暮らしていた。 しかし、同年8月15日の終戦を機に生活は激変する。 同年9月に島はソ連軍が上陸し全土を占領、 島民の財産も没収された上に 大事な収入源である漁業も禁止された。 島の小学校にはソ連軍人の子女が加わるが、 子供たちは島民の心配をよそに 彼らと交流を深めようとする・・・ 声の出演者: 横山幸汰 ・・・瀬能純平 谷合純矢 ・・・瀬能寛太 仲間由紀恵 ・・・佐和子 ポリーナ・イリュシェンコ・・・ターニャ オトーサン、 「理不尽な占領だった」 その他の出演者: 柳原可奈子 ・・・みっちゃん ユースケ・サンタマリア ・・・英夫 市村正親 ・・・瀬能辰夫 北島三郎 ・・・瀬能源三 犬塚弘 ・・・村長 八千草薫 ・・・佐和子(現代) 仲代達矢 ・・・瀬能純平 (現代) User Rating:6.8/10( 71 votes) Yahoo! オトーサン、 「授業で使うべし」 モスクワ国際映画祭で、上映すべし! User Reviews ぴむさん 2014年4月1日 去年稚内に旅行して、宗谷岬からサハリンが綺麗に見えた。 稚内にいるとロシアが近く感じられて、 サハリンにも俄然興味がわいた。 でも今はパスポートとビザがないとサハリンには渡れない。 その意味は重いな 北方領土の戦後史はあまり知られていない。 歴史の生き証人が減っていく中、 貴重な体験がこうして一本の映画にまとめられて、 残っていくのは素晴らしい。 アニメは、子供たちに語り継ぐのに格好の手段だよね。 オトーサン、 「同感!」 前田有一さん 2014年4月13日 泣ける度、トラウマ度ともに高し 戦争を扱った映画には大きく2タイプある。 戦争を外交政策のひとつとしてマクロに見つめる、 すなわち政治映画としてのそれ。 もう一つは、そこに巻き込まれる生活者を描くミクロの視点。 後者の場合は戦争イコール天災のごとく描かれることが多く、 開戦理由だとかその必然性を描くことは重視されない。 (略 あらす紹介じ) 「ジョバンニの島」は、典型的な後者のタイプ、 すなわち戦争を天変地異のごときものとして、 それに翻弄される一家を描いたミクロ視点の戦争映画だ。 このタイプの映画はお涙ちょうだいがやりやすく、 大衆の支持共感も集めやすいが、 この映画はその中でもすこぶる強力な涙腺破壊力 およびトラウマ発生源としてのパワーを持つ。 主人公は純粋きわまりない兄弟で、 悲惨な消耗線を戦う本土とは正反対に、穏やかな色丹島で暮らしている。 だがここを悲劇がおそうのは終戦後であった。 火事場泥棒的にやってきた侵略者、ソ連による占領がそれだ。 彼ら一家は家畜小屋に追い込まれ、大好きだった学校にも、 ソ連兵の子供たちがやってくる。 教室や自宅の壁一枚を隔てて、 戦勝国と敗戦国の子供たちが授業をあるいは日常生活を送る。 壁一枚といえば物理的には薄いものだが、 両者の隔たりは天と地ほどの距離がある。 子供たちはやがてそれを、やがて身を持って知ることになる。 こうして描かれる日ソの隔たり、その構図こそ、 北方領土問題の本質に迫った本作のメッセージの一つである。 ターニャと会うがため、あるいは父と会うがため、 両者の合間を危うい冒険で行き来する兄弟の姿は 生と死の世界の狭間をさまよう 宮沢賢治「銀河鉄道の夜」の世界観に通じる。 だからこの映画には、それがモチーフとして使われている。 あの本の中の、サソリの火の逸話で宮沢賢治が伝えたかった 「究極の愛」すなわち自己献身の精神は、 この映画のもっとも感動的な、鉄条網越しのあるシーンで集約される。 その直前の父親の厳しい台詞が、猛烈なる伏線となって心に響く。 文字通り血の涙を流す登場人物の愛情は、 まぎれもなく究極の愛そのものである。 映画的には、その後のおんぶのシークエンスは もっとサスペンスフルに演出してもよかったと思うし、 宮沢賢治もぎりぎりまで引っ張った方が、 まだ見せ場があったのかと 観客を驚かさせることができただろうと思う。 結末にもっと現実の厳しさを織り交ぜてもよかった。 とはいえ、こうした愛国北方領土アニメの企画が 普通に通る時代になったことについては、 ただただ驚きを持って見つめている。 10年前だったら、この映画は作られることはなかっただろう。 素朴なタッチの絵に、人々の共感を誘う腰の重い演出。 的確な音楽も、強力なドラマ的見せ場もある。 読めなくてもそれほど影響はないものの字幕があるし、 戦争の予備知識がないとわかりにくいから 小学校中学年くらいからが対象だが、 実話を元にした戦争映画の佳作を 普通に子供たちに見せられるようになったのは、とても良いことだ。


マーシャルの奇跡

オトーサン、 「もう1本だ」 マシュー・マコノヒー主演作を2本借りました。 これは、実話で、フットボールがテーマ。 なんであんなに熱狂するのか、 その理由がよくわかりました。 原題:We Are Marshall (2006) 監督:McG 原作:Cory Helms/ Jamie Linden 脚本:Jamie Linden Rated PG for emotional thematic material, a crash scene, and mild language Genre:Drama/ Sport 上映時間:131分 あらすじ: ウェストバージニア州。 全米有数の強豪校マーシャル大学の フットボール・チームは、 市民に愛され、地域と密着していた。 しかし、1970年秋、遠征先からの帰途、 飛行機事故で、主力選手やコーチら75名が死ぬ。 たまたま飛行機に乗らず助かった アシスタント・コーチのドーソンも現場復帰することなく、 チームはやむなく活動を停止。 だが、残された部員たちが、チーム存続に立ち上がる。 新たにコーチに就任したジャック・レンゲルのもと、 部員集めなどほぼゼロの状態から チーム再建への険しい道のりが始まる・・・ 出演者: Matthew McConaughey ・・・ Jack Lengyel(ジャック) Matthew Fox ・・・ William "Red" Dawson(ドーソン) David Strathairn ・・・ Donald Dedmon(ドナルド) Anthony Mackie ・・・ Nate Ruffin(ネイト) オトーサン、 「マシュー・マコノヒー、運動神経いいね」 コーチの重要さが、はじめてわかりました。 その他の出演者: Arlen Escarpeta ・・・ Reggie Oliver Ian McShane ・・・ Paul Griffen Kate Mara ・・・ Annie Cantrell January Jones ・・・ Carole Dawson Kimberly Williams-Paisley ・・・ Sandy Lengyel Brian Geraghty ・・・ Tom Bogdan Tommy Cresswell ・・・ Gene Morehouse Christian Kanupke ・・・ Keith Morehouse Nina Jones ・・・ Mrs. Morehouse Robert Patrick ・・・ Coach Rick Tolley User Rating:7.1/10 ( 41,672 votes)IMDb User Rating:7.3/10( 170 votes) Yahoo! オトーサン、 「よく出来ている!」 User Reviews ccxjwさん United States 2006年12月16日 驚いた! うわーっ... 「マーシャルの奇跡」のプレビューから戻ったが、 まだショック状態だ。 マシュー・フォックスを見るために行った。 フットボール好きなのだ。 普通は、その手の映画を見に映画館に行かない。 多くのスポーツ映画のようだろう、 すぐに忘れてしまう。 だが、完全に間違っていた。 この映画は、多くのレベルで素晴らしい。 演技は極めてよい。 マシュー・マコノヒーはヘッドコーチ役で、好ましい。 マシュー・フォックスは、アシスタントコーチ。 彼の感動的なシーンは、信じられないほどいい。 そして、助演陣も、いい。 映画は、感動的で、全体として極めて出来がよい。 だが今、気分を害している。 IMDbでの賞賛が少ないのだ。 これまで見た最もよい映画なのに、 ゴールデングローブにノミネートされなかったのは変だ。 典型的なおきまりのスポーツ映画ではなく、 極めてよい映画だ。 良い驚き、見て本当によかった。 オトーサン、 「欲を言えば、キリがないよね」 ジーナさん 2009年2月6日 音楽と映像のマッチング 新しいコーチ、新しいメンバー、 チームを支えていたスタッフやレギュラーたち、 学長や町の人々など全員が手探りで 毎日を送っているのがとても心に響きました。 特に、たまたま寝坊した、 たまたま席を譲ったという 二人の苦悩や罪悪感が効果的でしたね。 チームを再スタートさせる事に乗り気な者 と辛い事は思い出したくないと反対する者・・・ この両者の考えが二つとも尊重された作りだったのも 現実味があって好感が持てました。 新しく出発する事を選べた人は本当に強いと思う・・・ でも、現実はそんなに強い人ばかりじゃない。 だから・・・戻らない人は戻らないし、 思い出に浸る人は過去に生きる・・・ みたいな作りにリアルさを感じました。 これがわざとらしく 『みんなでワッショイ町興し!』な作りだったら 評価半減でしたね(爆) マシュー・マコノヒーのキャラクターがイマイチ深みに欠けていたのは、 かなりイタイです。 みんなを元気付けるために 明るくふるまっていたのかもしれないけど、 軽いノリが妙な軽薄さを醸しだしていて 気になってしまいました。 キャラクター性ではなく、 マコノヒーから滲み出てしまったんじゃ仕方ないけど(爆) もう少し時間をかけて コーチや町の人々との信頼関係を築いてほしかったし、 心情の変化も丁寧にじっくり描いてくれれば 感動作の一つになったかもしれません。 テンポが良いのは素晴らしいことですが、 緩急があると作品のレベルが上がったでしょうね。 もう一つ欲を言えば、 新しいメンバーと残ったメンバーたちの 心の葛藤を見せてほしかったです。 そうすれば、ついでにメンバーたちの 人物把握にも繋がったでしょうから・・・。 コーチが名前を覚えられない状況を そのまま観客に見せるというのは、 リアルさよりも物足りなさを感じさせてしまいますしね。 印象深いシーンもあっただけに大きな枠で マイナスポイントが残ってしまったのが残念です。 ・・・とは言え、スポーツモノとしてもヒューマンドラマとしても 無難に楽しめる作品に仕上がっていますし、 展開にこれといった真新しさはなくても こういう安定感は大歓迎でしょう。 個人的にタイプなアンソニー・マッキーに評価は甘めです(笑) 余談;こういう風に街ぐるみで応援できる スポーツがあるのはチト羨ましい。


10日間で男を上手にフル方法

オトーサン、 「ラブコメでもみるか」 ムシャクシャしてときは、最高の薬になります。 マシュー・マコノヒーが主演。 このところ、彼の出演作にはまっています。 原題:How to Lose a Guy in 10 Days (2003) 監督:Donald Petrie 原作:Michele Alexander /Jeannie Long 脚本:Kristen Buckley/ Brian Regan/ Burr Steers Genre:Comedy/ Romance Rated PG-13 for some sex-related material Country: USA / Germany Language: English 上映時間:116分 あらすじ: 新米の雑誌ライター、アンディは 堅い政治ネタを熱望していたが、 編集長が用意したのは軽い“HOW TO”もののコラム。 なかなかテーマの決まらないアンディは、 友だちが語る失敗談から、 男と別れたい女性のための “10日間で男にフラれる方法”という企画を思いつく。 一方、独身の広告マン、ベンは上司から “10日以内に恋人をつくれば、宝石店の大きな仕事を任せる” という約束を取り付けることに成功する。 そんなアンディとベンは、とあるパーティ会場で偶然出会うと 互いの本心も知らずにデートの約束を交わす。して交際が始まるや、 アンディは早速“HOW TO”の実践に取り掛かるのだが・・・ 出演者: Kate Hudson ・・・ Andie Andersonアンディ Matthew McConaughey ・・・ Benjamin Barryベン オトーサン、 「マシュー・マコノヒー、いい役者だね」 その他の出演者: Kathryn Hahn ・・・ Michelle Annie Parisse ・・・ Jeannie Adam Goldberg ・・・ Tony Thomas Lennon ・・・ Thayer Michael Michele ・・・ Judy Spears Shalom Harlow ・・・ Judy Green Robert Klein ・・・ Phillip Warren Bebe Neuwirth ・・・ Lana Jang Marvin Hamlisch ・・・ Himself (Cameo) User Rating:6.3/10 ( 134,095 votes)IMDb User Rating:8.0/10( 1,925 votes) Yahoo! オトーサン、 「随分、評価に差があるね」 User Reviews badgirl9 さん 2003年2月19日 すばらしいロマンチックコメディ、 最近では、出色! どう言おうか。 陽気で、心温まる映画だ。 主演の2人は、ベンとアンディの役を見事に演じた。 ケイト・ハドソンが、ベンを怒らせる時の面白かったこと。 数日、笑った。 サウンドトラックも好きだ。 クラシックと現代クラシックがあった。 この映画、「プリティ・ウーマン」や 「ダーティーダンシング」のように、 クラシックとして記録に残ると思う。 オトーサン、 「前田さんは、手厳しいね」 前田有一さん 2003年8月4日 肝心の『男をフル方法』にもっとリアルさがあれば 名コメディエンヌのゴールディー・ホーン (最近では『バンガー・シスターズ』に出演)の娘、 ケイト・ハドソンが主演のロマンティック・コメディ。 次々と公開されるロマコメの中で、 『10日間で男を上手にフル方法』のウリは、 その名の通り、付きまとう男を追っ払うための マニュアルであるという点である。 常に、マンネリの危機と隣り合わせの ロマコメジャンルの新作としては、 目の付け所がなかなかいい。 しかし、肝心の『男をフルためのマニュアル』部分が、 アイデア不足でいただけない。 このページは、『これから見る人のための新作ガイド』だから、 具体的に挙げられないのがつらい所だが、 数々のマニュアルのうち、劇中で1番引っ張るネタが、 1番面白くないというのは問題だ。 この手の裏ハウツーで笑わせるためには、 全ての男が「うわ、確かにこれをやられたら嫌だよなぁ」と感じ、 かつ「うわ、確かにたまにいるんだよ、こういう女!」と 納得させる事が大切である。 そういうネタをもっと考えて、厳選して、 その上で『10日間で男を上手にフル方法』を作り上げたなら、 もっと爆笑を呼んだに違いないのだが。 プロットにも少々問題があるように感じる。 本作は、男も女もお互いを騙しているというストーリーなのだが、 これが結末の快感をスポイルしていると感じるのである。 お客は、こうしたロマコメには笑いと涙とほんわか気分を 期待して来ているのだから、 物語に余計なひねりを加えるのはリスキーだ。 ストレートな感動物語で、問題は無いはずだと、私は思う。 『10日間で男を上手にフル方法』は、 ケイト・ハドソンが全速力で走り出し、 どんどん途中で乗客を振り落とし、 最後にはほとんど誰も残っていない、といった映画である。 序盤のギャグで大笑いし、 勢いで最後まで楽しんでしまえれば1番良いのだが、 徐々にアホらしくなる中盤以降、 立ち止まって冷めてしまったらそこで終わりだ。 だから、この映画を見に行く際は、その点を注意して、 決して立ち止まらずに楽しんでくることが大事だと アドバイスしておきたい。


近松物語

オトーサン、 「近松門左衛門といえば、我が国の至宝」 いまなら、確実にノーベル文学賞もの。 監督は、あの溝口健二。 主演はあの長谷川一夫。 名画に決まっています。 原題:近松物語(1954) 監督:溝口健二 原作:近松門左衛門 脚本:川口松太郎/ 依田義賢 Genre:Period Drama/Romance Color:Black and white 上映時間:102分 あらすじ: 京の大経師屋の手代、茂兵衛は、 おさんから借金の相談事を受け、 店の金を一時用立てようとしていたところを 手代の助右衛門に見つかり、空き部屋に閉じ込められる。 夜、空き部屋を抜け出したが、おさんにくどかれ、逃避行へ。 茂兵衛は、父親の家へ行くが、すでに追手が・・・ 出演者: 長谷川一夫 ・・・茂兵衛 香川京子 ・・・おさん 進藤英太郎 ・・・大経師以春 オトーサン、 「いい男だねぇ、長谷川一夫!」 その他の出演者: 南田洋子 ・・・お玉 小沢栄 ・・・助右衛門 菅井一郎 ・・・源兵衛 田中春男 ・・・岐阜屋道喜 石黒達也 ・・・院の経師以三 十朱久雄 ・・・鞠小路侍従 荒木忍 ・・・公卿の諸太夫 東良之助 ・・・赤松梅龍 橘公子 ・・・お蝶 浪花千栄子 ・・・おこう 葛木香一 ・・・僧侶 水野浩 ・・・黒木大納言 天野一郎 ・・・検校 原聖四郎 ・・・伏見船着場の役人A 伊達三郎 ・・・堅田の役人 石原須磨男 ・・・堅田の宿の番頭 芝田総二 ・・・職人 篠原隆 ・・・職人 三上哲 ・・・職人 横山文彦 ・・・切戸の庄屋 藤川準 ・・・切戸の村役人 玉置一恵 ・・・梅垣重四郎 堀北幸夫 ・・・伏見船着場の役人B 岩田正 ・・・忠七 三浦志郎 ・・・手代 金剛麗子 ・・・伏見船宿の女中 仲上小夜子 ・・・おその 小柳圭子 ・・・おかや 種井信子 ・・・少女 小林加奈枝 ・・・おたつ 小松みどり ・・・茶店の老婆 User Rating:8.3/10( 47 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:9.1/10( 164 votes) Yahoo! オトーサン、 「カンヌ国際映画祭に出せばよかったのに」 ブルーリボン賞受賞 ・監督賞 溝口健二 User Reviews アングロファイルさん 2012年8月7日 シェイクスピアに比肩する悲劇 こう言うのも何ですが、 日本にもシェイクスピアに比肩するような 悲劇があったことは欣快。 ちょっとした間違いから、 坂を転がるように事態が悪くなっていくさまは、 悲劇の王道です。 ただ、通常の悲劇は前提として恋愛があって始まるのですが、 これは話の進行とともに愛が結ばれていくのが珍しい。 まあ、お玉の茂兵衛への想いとかもあるわけですが。 後半のおさん茂兵衛には、 抑えていたものが一気にあふれ出す激しさがあります。 大経師の悪役ぶりと、凋落する展開もすばらしい。 構図がどうこうとかいう難しいことはわかりませんし、 特に美しいとも思わなかったのですが、 不要なものをそぎ落としたかのような シンプルな画面はよかったと思います。 ラスト、馬上のおさんがほほえんでいたように見えたのですが、 見間違いではないですよね?…… オトーサン、 「日本でも、真実の愛?」 kor*****さん 2014年6月12日 真実の愛は極刑にも勝る重さがある 偶然にも観賞した作品が『乱れ雲』と『切腹』と三作連続で 音楽家「武満徹」に関連した作品であった。 しかし、三作目となる本作は彼自身が音楽を担当したわけではなく、 彼が尊敬してやまない「速坂文雄」が音楽を手がけている。 映画音楽だけではなく、日本音楽界を支えた偉大な功労者であるが、 本作では極力西洋音楽の語法をなるべく避け、 日本の伝統音楽である舞伎の下座音楽器(しめ太鼓や三味線など)で 見事なまでに日本の美を奏でている。 『切腹』で琵琶と尺八を用いて緊張感のある音楽を作り出した武満徹ですら 「『近松物語』の域を超えられなかった」と漏らしたほど 本作での速坂の音楽は特出している。 不義密通(現代で言えば「不倫」)は立派な罪であり、 最悪の場合は死刑に処される程に命がけの恋をしていた時代。 真面目に家のために奉公した男(長谷川一夫)と、 金銭万能の封建社会の矛盾やエゴイズムに絶望をした女(香川京子)が 罪を背負いながら逃避行する悲哀な物語であるが、 先に述べたとおり、儚さと愚直な愛が生み出す「美しさ」に溢れた作品である。 中でも、一人立ち去ろうとする男を追いかけ、 足を挫いてしまい倒れこむ女の可憐さや 処刑場へと向かう市中で引き回しにされていても、 凛として後悔よりも清々しさに満ちた表情など 性的な描写がないにもかかわらず官能性を含め 女性の強さと弱さを絶妙に演出している。 二階建ての牢獄のセットや小船で川を下るシーンでは 薄っすらと霧が掛かっているなど、 セットも見事ながら宮川一夫のカメラワークも絶妙である。 さすがはワンシーン、ワンカットに非常に拘る “女性を描く巨匠溝口健二”ならではの名作である。 「死ぬのは嫌や。生きていたい」と真実の愛に触れてしまい、 生に縋る姿は言葉に出来ないほど人間の弱さを描いている。 (原作はわりとあっさりしているらしい。 またそれも死が身近であった江戸の時代を表しているのかもしれない) 身分の差や、家の名を重んじるご時世で 意志を貫くには大勢の犠牲も伴う。 自分の意見よりも家族の得を考えた時代では、 二人以外の誰にも得がない愛を貫く姿勢には (出身の村にも被害が出るほど) とてつもない重圧も圧し掛かるであろう。 そう考えれば自由恋愛が当たり前の現代では 昔よりも愛の重さを感じにくい時代なのかもしれない。


レッドブル

オトーサン、 「おお、久しぶりにシュワちゃん映画だ」 筋肉隆々以外には、みるべきものがないのですが、 朴訥な演技も、ファンとしては、楽しいものです。 冷戦時代は懐かしいですが、 いままた新しい冷戦がはじまっているようです。 原題:Red Heat (1988) 監督・原作:Walter Hill 脚本:Harry Kleiner / Walter Hill / Troy Kennedy-Martin Genre:Action/ Comedy/ Crime 上映時間:104分 Country: USA Language: English / Russian あらすじ: 冷戦の最中。 モスクワ市警はロシアン・マフィアにおける コカイン市場を牛耳るグルジア人の麻薬売人 ビクトルの摘発作戦を実行。 ところが作戦は失敗に終わり、 ビクトルは複数の警官を殺害して逃走。 作戦に関わっていた市警のダンコ大尉は、 逃走先のアメリカで偶然逮捕された ビクトルの身柄引渡しを受けるため、 ギャングの街シカゴを訪れる。 国家間の対立関係などに起因するぎこちない空気の中、 引渡しは完了したが、 護送中に襲撃を受けてビクターは再び逃亡し、 ダンコに付き添っていた シカゴ市警察の刑事も襲撃犯に射殺される。 ダンコ大尉はシカゴ市警のリジック刑事と 性格の違いや立場を乗り越えて理解しあうようになり、 協力してビクターを追い詰める・・・ 出演者: Arnold Schwarzenegger ・・・ Capt. Ivan Danko(ダンコ) James Belushi ・・・ Det. Sgt. Art Ridzik(アート) Ed O'Ross ・・・ Viktor "Rosta" Rostavili(ビクトル) オトーサン、 「ジェームズ・ベルーシ、芸達者だね」 その他の出演者: Peter Boyle ・・・ Cmdr. Lou Donnelly Gina Gershon ・・・ Catherine "Cat" Manzetti Larry Fishburne ・・・ Lt. Charlie Stobbs Richard Bright ・・・ Det. Sgt. Tom Gallagher J.W. Smith ・・・ Salim Brent Jennings ・・・ Abdul Elijah Sven-Ole Thorsen ・・・ Nikolai Gretchen Palmer ・・・ Hooker Pruitt Taylor Vince ・・・ Night Clerk Michael Hagerty ・・・ Pat Nunn Brion James ・・・ Streak Peter Jason ・・・ TV Announcer Oleg Vidov ・・・ Yuri Ogarkov Norbert Novenyi ・・・ Sasha User Rating:6.0/10 ( 44,250 votes)IMDb User Rating:6.7/10( 861 votes) Yahoo! オトーサン、 「ま、こんなものかも」 User Reviews shakey_jake53さん Toronto, Ontario 2003年2月21日 手堅いアクション映画 ウォルター・ヒルは、アクション映画の監督術を知っている。 この手堅いスリラーでも、同じ。 アーニーとジム・ベルーシは、 シカゴのギャングと働いているロシアの麻薬売人を追う。 銃撃戦はいい。 最後のバスのチェースシーンは、クールで、 いいせりふもある。 唯一の問題は、アーニー演じるダンコが、 「ターミネーター」のようなことだ。 他の映画にあるような寸言がない。 だが、それを除けば、 こいつは、手堅いアクション映画で、 強くお勧めする。 オトーサン、 「シュワちゃんに手厳しいね」 gapperさん 2013年1月19日 赤いハート(共産主義の心) 総収益約3,500万ドル(米)。 ウォルター・ヒル監督の刑事物で、 個々を見るとキチンと作られていて 一般的なこういった作品の中では質は高いようだ。 ただ、まったくヒルの手間暇が生きていない。 バディ物でもありジェームズ・ベルーシは 掛け合いを上手く仕掛け 「48時間 (1982)」の様な作品になってもおかしくなかった。 ぶち壊しにしてしまったのは、シュワちゃんだろう。 生真面目な性格設定は、大根を隠すためと考えている。 しかし、アクション+バディ物では それだけで押し通すことは叶わない。 既に十分な経歴を持っており頭が悪いわけでもないので ヒル監督としては、十分いけると判断して 撮影に臨んだとしても不思議はない。 しかし、セリフの掛け合いなどの技術がある筈もなく マッチョなおバカキャラが多い経歴は うまく実力を隠せていたに過ぎない。 「ターミネーター (1984)」にしても、 上手い無表情な演技に見事なまでに見れる。 まあ、それを見抜けなかったヒルの責任は重いのだが。 結局は、レーガンと同じ方向に進み シュワちゃんの実力は今では周知の事実となった。 ソビエト人をヒーローとする事もかなり無謀で、 ヒル監督もおごっていたのかもしれない。 それにしても冒頭の混浴でふんどし、 尺八風の楽器を使った音楽など日本文化と混同してないか?


世界侵略:ロサンゼルス決戦

オトーサン、 「腑に落ちん!」 宇宙からやってきた高度の文明をもつ エイリアンが、わずかな海兵隊員の頑張りで、 撃退される・・・ありへん世界ですね。 原題:Battle Los Angeles (2011) 監督:Jonathan Liebesman 脚本:Christopher Bertolini Genre:Action/ SF 上映時間:116分 あらすじ: 大量の隕石が地球に降り注ぐ。 だが、それは隕石ではなかった。 数時間後、世界中の都市は未知の敵による 容赦のない攻撃によって次々と陥落していく。 ロサンゼルスも、壊滅寸前。 逃げ遅れた民間人5人が警察署に取り残されていた。 彼らを救出すべく、退役間近のナンツ軍曹をはじめ 10人からなる海兵隊2-5小隊が、 瓦礫の山と化した市街地へと向かうが・・・ 出演者: Aaron Eckhart ・・・USMC SSgt. Michael Nantz(ナンツ曹長) Ramon Rodriguez ・・・USMC 2ndLt. William Martinez(マルティネス少尉) Michelle Rodriguez ・・・USAF TSgt. Elena Santos(エレナ・サントス曹長) オトーサン、 「アーロン・エッカートだけだね、いいのは」 その他の出演者: Bridget Moynahan ・・・Michele Ne-Yo a・・・ USMC Cpl. Kevin J. "Specks" Harris Michael Pena ・・・ Joe Rincon Will Rothhaar ・・・ USMC Cpl. Lee "Cowboy" Imlay Cory Hardrict ・・・ USMC Cpl. Jason "Cocheez" Lockett User Rating:5.8/10 ( 146,094 votes)IMDb User Rating:6.6/10( 1,755 votes) Yahoo! オトーサン、 「手垢がついているね」 User Reviews John Harrisonさん United States 2011年3月13日 「ブラックホーク・ダウン」... エイエイアンつき 先日、この映画を見た。 本当に好きになった。 まさに、予期していたものだった。 たくさんの登場人物がよく描かれ、 本当によく考え抜かれ、興味深いサブプロットがある、 そんな映画が好きなら、これはあたなの映画ではない。 エイリアンの侵略を、海兵隊がやっつけるをの見たい、 そういうひとのために映画だ。 最初にエイリアンと出会う時から、 映画はノンストップのスリルライドになる。 爆発でエイリアンは、はね散らされ、 人間は、レーザーで火傷を負う。 この映画は、思ったより暴力的だ。 流血はさほど多くないが、確かに、多くの死者が出る。 アクションは、予測不可能で、ばかげている。 ある瞬間、誰もがポイントAとBの間のどこかを歩いていだろうし、 次の瞬間には、エイリアンが上から地獄の業火を注ぐ間に、 彼らは焼かれた車と家の背後にかがんでいる。 特殊効果は、2、3の悪いアニメを除いて、かなりよかった。 とはいえ、速度が落ちると、映画の質が落ちる。 会話文は、よくない。 だが、アーロン・エッカートは 無表情な海兵隊の2等軍曹としてすばらしい仕事をした。 砲火をあびても、冷静さを保つ。 ストーリー展開のほとんどは、 よくある戦争映画/エイリアンの侵略モノだ。 みんなが戦意を失うとき、 リーダーは動機付けのスピーチをし、 音楽は鳴り、みんなが勇気を取り戻す。 傑作ではないが、エイリアンのガッツや たくさんの銃撃シーンを期待するならば、 失望しないだろう。 オトーサン、 「同感!」 黒美君彦さん 2013年11月20日 お腹いっぱい いいとか悪いとかではなく、 これぞSFに名を借りた戦争映画、という印象。 フェイク・ドキュメンタリーっぽい 手持ちのカメラが揺れまくるので、 見ていて気分が悪くなりそうだったけど(笑)。 年に一本はエイリアンと戦わないと 気がすまないハリウッドですから、こんな戦争映画もありかと。 個人的にはお腹いっぱいですが(笑)。


刑事物語2 りんごの詩

オトーサン、 「しまった!」 映画索引で、チェックしたら、みていなかったので、 録画してみました。 でも・・・どうやら探偵物語と勘違いしたようです。 すでに、このシリーズ、みていました。 原題:刑事物語2 りんごの詩(1983) 監督:杉村六郎 原作:片山蒼 脚本:武田鉄矢/ 渡辺寿/黒井和男 Genre:Drama/Comedy/Action 上映時間:102分 あらすじ: 片山は、青森の弘前中央署の刑事。 札幌から二人の刑事が訪ねて来て、 二年前札幌でおきた現金輸送車襲撃事件の 証拠として残されたりんごの種の品種分析してほしいという。 りんご試験場に案内した帰り、喫茶店で澄江と出会う。 彼女はその朝会った少年の母親だった。 再びりんご試験場を訪ねた片山は、 所員の忍に証拠のりんごの種の栽培を頼む。 薄紫の花をつけるりんごの木があるとか。 そんな彼女を片山は、毎日訪ねる片山。 ところが、この種を狙う連中が現れ、種は踏みにじられ、 バイクに引きづられた忍は病院に運ばれ命を落とす。 しかし、その後薄紫のりんごの花は、 澄江の家の庭に咲きほこっていた・・・ 出演者: 武田鉄矢 ・・・片山元 酒井和歌子 ・・・室伏澄江 玉野叔史 ・・・室伏たけし 園みどり・・・石戸谷忍 オトーサン、 「カンフーは、ブルースリーの真似だね」 その他の出演者: 寺田農 ・・・鳴海友幸 奥村公延 ・・・工藤義太郎 鈴木ヒロミツ ・・・船水 高岡健二 ・・・霜山建治 常田富士男 ・・・谷村博士 河津清三郎 ・・・札幌のタクシー運転手 タモリ ・・・居酒屋の主人 稲葉義男 ・・・田代健蔵 松村達雄 ・・・堂垣内秀臣 金子信雄 ・・・弘前警察署署長 倍賞千恵子 ・・・恵子 User Rating:7.0/10( 26 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:9.4/10( 181 votes) Yahoo! オトーサン、 「カンフーをどう評価するかだね」 User Reviews クロタボ_icf さん 2013年5月1日 なに、この名作!? 先日、午後ロードショーの特集で 「刑事物語」の2~5までを一挙放送していたので 録画して鑑賞しました。 若かりし頃の武田鉄矢さんが、 お人好しだが左遷や減俸ばかりの 刑事・片山元を演じる人情映画。 正直、鑑賞前はあまり期待していなかったです。 私が生まれる前の作品だし、 代名詞になっているハンガーヌンチャクって何やねん と言うショボいイメージでしたが、完全にやられました。 鑑賞後にレビューを見てみると 軒並み高評価な投稿ばかりで納得です。 金八先生からは想像できないほど鍛え抜かれたマッチョな肉体。 (でも手足は短い) うだつは上がらないが、少林寺拳法?をマスターしている 片山刑事はもはや無敵。 これにハンガーヌンチャク(木の奴ね)を手にしたら、 水を得た魚の如く悪を滅多打ちで爽快です。 そして随所に現れる名言の数々。 文章にしてしまうとせっかく映画が持つ力を 損なってしまうので控えますが、力あり過ぎです。 まずは恋人の忍を想い泣き叫ぶ片山刑事。 このシーンまではコメディタッチ多めな上に、 観たくもない武田鉄矢さんのイチャイチャシーン満載のため 部屋の掃除をしながら観てたのですが、 まさかの展開に一気に心を捕まれました。 クライマックスでの「木の奴~」も面白かったですが、 やっぱり一番は北海道で、たけしとのタイマンシーン。 片山元が説く本当の強さに鳥肌が立ちまくりです。 金八先生ではないですが、やっぱり良いこと言うなぁ。 そしてラストで吉田拓郎さんの 「唇をかみしめて」が流れた頃には、この映画のとりこでした。 たまぁに不要と思えるシーンが挟まってはいるのですが、 それでも名作と思えるのは伝えたい事が しっかりしているからでしょうね。 やっぱり邦画は「寅さん」シリーズのように 人情物が一番しっくり来ます。 オトーサン、 「少年に教えるラストシーンがいいね」 お説教でなく、カンフーで教えるのがいいですね。 Tolbieさん 2013年3月25日 男は強くなければ 劇場で見た時には、 園みどりさんが可愛くて良かったんだけど、 あらためて見てみると、 園さんの件と酒井和歌子の件が、断裂している感じがする。 断裂というか、ひと段落して 「それは昔の恋」って感じが出てしまっている。 主人公が良い人設定だから、 どうしても酒井和歌子といい感じになってしまうのだろうが、 それによって園さんへの気持ちが薄れていってる感が出てしまっている。 前作を見た時に、この人の強さの秘密を不思議に思ったが、 その源の一端である 「男は強くなければ、大事な人は離れて行ってしまう」 という事が本作で明かされたんだっけ。 本作で何が良かったって、このシーンが一番泣けた。 えげつないくらいに、子供を投げ、張り倒し、 少年に教えるこのシーンは、 片山刑事が自分自身にもう一度、戒めていたシーンなのだろう。 現実的に強くあるべきだ、という考えは、 現在でもそうだが公開当時には尚更、暴力主義的に映っただろう。 だが、『黄色いハンカチ』の頃の ヒョロヒョロの武田鉄矢からは想像もつかない 筋骨隆々の体を見ていると、 強くなる事に本気になった男のカッコよさというものを感じる。 強い力を持っていなければ、大事なものは守れない。 そうだよなあ。


ダラス・バイヤーズクラブ

オトーサン、 「すごい男がいるもんだ」 世界中の新薬を探して、 自分の末期のエイズを治してしまうだけでなく、 それを売って、荒稼ぎするなんて。 原題:Dallas Buyers Club (2013) 監督:Jean-Marc Vallee 脚本:Craig Borten/ Melisa Wallack Genre:Biography/ Drama Country: USA Language: English / Japanese 上映時間:117分 あらすじ: 1985年、テキサス州ダラス。 酒と女に明け暮れ、放蕩三昧の日々を送る マッチョなロディオ・カウボーイ、ロン・ウッドルーフ。 ある日、体調を崩した彼は、突然医者から HIVの陽性で余命30日と宣告される。 ほかの多くの人同様、エイズは同性愛者がかかる病気と 信じていたロンにとって、 それはあまりにも受け入れがたい事実だった。 それでも生きるため、エイズについて猛勉強する。 やがて、アメリカでは認可された治療薬が少ないことを知り、 有効な未承認薬を求めてメキシコへと向かう。 そして、トランスジェンダーのエイズ患者レイヨンの協力を得て、 大量の代替治療薬を国内のエイズ患者にさばくための仕組み “ダラス・バイヤーズクラブ”を立ち上げたが・・・ 出演者: Matthew McConaughey ・・・ Ron Woodroof(ロン・ウッドルーフ) Jared Leto ・・・ Rayon(レイヨン) Jennifer Garner ・・・ Dr. Eve Saks(イヴ) オトーサン、 「マコノヒー、こんなにいい俳優だったっけ」 MATTHEW MCCONAUGHEY マシュー・マコノヒー 誕生日: 1969/11/04 出身 : アメリカ/テキサス州ウバルデ フットボール選手からトラック運転手に転職した父と 教師の母の下に生まれるが、両親は幼い頃に離婚。 オースティン大学で心理学と哲学を学び、 法曹界に進もうと考えていたが俳優の世界を志す。 1993年「バッド・チューニングで、映画デビュー。 96年、「評決のとき」で主役に大抜擢。 自身の製作会社“JKリヴィング”を設立した。 13年、「ダラス・バイヤーズクラブ」で、 アカデミー賞主演男優賞を受賞。 出演作: 1993年「バッド・チューニング」 1995年「悪魔のいけにえ/レジェンド・オブ・レザーフェイス」      「ボーイズ・オン・ザ・サイド」 1996年「真実の囁き」「小さな贈りもの」「評決のとき」 1997年「アミスタッド」「コンタクト」 1998年「ニュートン・ボーイズ」 1999年「エドtv」 2000年「U-571」 2001年「フレイルティー/妄執」「ウェディング・プランナー」 2002年「サラマンダー」 2003年「タイニー・ラブ」「10日間で男を上手にフル方法」 2004年「パパラッチ」 2005年「トゥー・フォー・ザ・マネー」「サハラ 死の砂漠を脱出せよ」 2006年「恋するレシピ ~理想のオトコの作り方~」      「マシュー・マコノヒー マーシャルの奇跡」 2008年「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」      「フールズ・ゴールド/カリブ海に沈んだ恋の宝石」 2009年「ゴースト・オブ・ガールフレンズ・パスト」 2011年「キラー・スナイパー」「バーニー/みんなが愛した殺人者」      「リンカーン弁護士」 2012年「MUD マッド」「マジック・マイク」「ペーパーボーイ 真夏の引力」 2013年「ダラス・バイヤーズクラブ」「ウルフ・オブ・ウォールストリート」 2014年「インターステラー」 その他の出演者: Denis O'Hare ・・・ Dr. Sevard Steve Zahn ・・・ Tucker Michael O'Neill ・・・ Richard Barkley Dallas Roberts ・・・ David Wayne Griffin Dunne ・・・ Dr. Vass Kevin Rankin ・・・ T. J. Bradford Cox ・・・ "Sunflower" Adam Dunn (cameo) ・・・ a bartender User Rating:8.0/10 ( 265,477 votes)IMDb User Rating:8.5/10( 955 votes) Yahoo! オトーサン、 「いいね!」 アカデミー賞受賞 ・主演男優賞 マシュー・マコノヒー ・助演男優賞 ジャレッド・レトー ・メイクアップ&ヘアスタイリング賞 同ノミネート ・作品賞 ・脚本賞 ・編集賞 ゴールデン・グローブ 受賞 ・男優賞(ドラマ) マシュー・マコノヒー ・助演男優賞 ジャレッド・レトー User Reviews Rebel_With_A_Cause_94さん (United States 2013年11月20日 魅力ある実話。 ザラザラしたリアリズムとすばらしい演技 今年のベストだ! 生々しいザラザラした信じられないような実話 エイズに罹った男は、末期と知って 生き延びるために、並み外れたことをやってのける。 マシュー・マコノヒーは、役づくりのために、 大幅な減量をやってのけた。 最良の演技だ。 ジャレッド・レトーも、いい。 2人は、これまでにみたうちで最高の演技をした。 映画の役者をみていることを忘れた。 実在のひとをみているような気がした。 2人が、主演男優賞と助演男優賞に選ばれたのは、 当然だ。 この種の話は、少しなじみ深い感じがするが、 すばらしい脚本とリアルな感じが、 すばらしい演技とあいまって いい仕上がりになっている。 見るのが辛いし、 見ていると鎮静剤になるが、 重要で、啓発的な実話だ。 マコノヒーは、一連の平凡な映画に主演して、 少し物笑いの種になったが、 最近の演技は、彼が最高の俳優であることを立証している。 「ダラス・バイヤーズクラブ」で重ねてそれを示した。 オトーサン、 「リバタリアニズム?」 wikiで調べると、 ・国家や政府は本質的に 個人の正当な私的所有権を侵害する巨大な犯罪組織であり、 従って、究極的には完全に廃止されるべきであるとする思想。 前田有一さん 2014年4月13日 あふれるリバタリアニズム 「ダラス・バイヤーズクラブ」は ハイレベルな演出技法と役者の役作りを味わえる映画、 すなわち見た目がわかりやすい「いい映画」だが、 中身やテーマなど内容も、それに劣らずとんがった傑作である。 1985年のテキサス州ダラス。 ロデオカウボーイのロン(マシュー・マコノヒー)は、 大好きな酒と女を存分に楽しむ奔放な生き方を楽しんでいた。 ところがそれが祟り、 医師からHIV感染と余命30日を宣告されショックを受ける。 生きのびるため病気について学び始めた彼は、 偏見と誤解にみちたこの病気についてと、 米国ですら遅れている治療法の現状を知る。 病院で知り合った同性愛者のエイズ患者 レイヨン(ジャレッド・レトー)の協力を得て ロンは、未承認薬を求めメキシコへ向かうのだが……。 まず観客が驚くのは、 エイズ患者役マシュー・マコノヒーの激やせ芸である。 デニーロアプローチを地でいく彼は、 余命30日を宣告された時点ですでに常軌を逸した痩せ方をしているが、 そこからさらに病的にやせ細ろえていく。 もっともこの役をやるには、 これくらいやらないとどうにもならないわけだが、 その期待に応えた点は特筆に値する。 この序盤は、額の傷がいつまでたっても治らない といったわかりやすい演出で、 観客にもどこか不穏な印象を与えている。 偶然出会い、やがて盟友のような存在となる レイヨンを演じたジャレッド・レトーも それに負けず劣らずいい味を出している。 長年関係が悪かったであろう、 ある人物に会いに行くシーンがあるのだが、 あきらかに私利私欲とは無縁の行動であり、 このキャラクターが純朴な愛の人であったことが 伝わる名場面となっている。 本作一番の涙を誘う演技といえる。 この二人が、誰もが予想した通り アカデミー演技賞を受賞したことは、まったく異論のないところ。 次に、映画の中身も興味深い。 まず見て驚くのが、主人公がやろうとしていることの矛盾性である。 まずこの時代は、HIVについて、 一般の医者でさえ同性愛者の性行為で移るものだと考えているレベル。 一般人に至っては単なる接触程度でも移るかも、と恐れられる始末だ。 治療の現場でも、今ならとても使わないような薬剤を使い続け、 結果的に患者の寿命を縮めるようなことをやっている。 そこで主人公のロイは、独学で先進医療の情報を集め、 世界中を駆け回ってその治療薬を入手し、 結果的に余命30日の壁を打ち破る。 それどころかおなじ病気の患者を 多数、自らの最新療法で延命させるのである。 その上、それを巧妙に合法的なビジネスとして 濡れ手に泡の大儲けをするのだから、おそるべきバイタリティ。 世界一元気なエイズ患者である。 むろん、彼のしていることは当時の医療界や 政府の方針に刃向かうと同義だ。 だから社会の常識に背中を向ける覚悟が、 ダラス・バイヤーズクラブのメンバーには要求される。 そんな状況だからロイは、 逆に政府に対して治療薬AZTの危険な大量使用を今すぐやめ、 「ダラス・バイヤーズクラブ」の先進的な治療を認めるようかけあうわけだ。 そして、この行動こそがきわめて矛盾に満ちているわけである。 考えてみれば、そもそも彼が金銭的に成功しているのは 米政府が古色蒼然とした間違った治療法を推進しているからである。 だから、こんなことをやって政府がそれを正してしまえば、 彼は自分の収入源を失うことになる。 ではなぜそんなことをするのか。 自分のためか? NOだ。 彼はすでに完璧な治療法も、治療薬の入手ルートも持っており、 今更政府の助けなど必要ない。 繰り返す。 ロイはなぜ、命を削ってまで政府側との ヘビーな交渉を続けようとするのだろう……。 そんな彼の行動の矛盾に気づいたとき、観客は胸を打たれ、 ラストシーンのすばらしさに感動するのである。 ところで、こうしたストーリーが 今のアメリカ映画で出てきたことは偶然ではあるまい。 クリミア問題で強硬策が取れないように、 もはや海外で警察官を演じる余力がなくなってきた現代アメリカでは、 人々はリバタリアニズムに傾倒するのが自然な流れというもの。 リバタリアニズムとは、簡単に言えばお上は余計なことをするな、 俺たちは俺たちの自己責任で自由にやるから、 邪魔だけはしないでくれという考え方である。 今のアメリカ人の心には、 こうした自由主義的ストーリーがもっとも響くということだ。 だからこの映画は、80年代を描いた作品ながら、 きわめて現代的な香りを放っているのである。


ナースのお仕事 ザ・ムービー

オトーサン、 「ナースもの、一度見てみるか」 先日読んだ本が愉快だったのです・ ・小林光恵「進め天然ぼけナース」 病院ものというと「白い巨塔」や「孤高のメス」といった シアリアスなものがほとんどですが、 こういう軽いノリのもあってよいのでは。 フジTVで放映され、かなりの視聴率を稼いで、 ナースになりたいひとも増えたとか。 原題:ナースのお仕事 ザ・ムービー (2002) 監督・脚本:両沢和幸 Genre:Comedy/Drama 上映時間:114分 あらすじ: 史上最強のドジナース・朝倉いずみは、 新米外科医の高杉健太郎と結婚し、幸せの絶頂のはずが 新婚旅行を巡って口論、先が危ぶまれる。 トラブルの絶えない若葉会総合病院でも、 新任の婦長が主任ナース尾崎翔子と衝突している。 さらに、退院したばかりの元入院患者・猿渡剛が 病院に来るなりマシンガンを乱射、 ナースステーションを占拠する大事件が発生。 猿渡は、どうやら入院中に 尾崎主任に優しく世話された日々が忘れられないらしく 「もう一度入院させろ!」と無茶苦茶な要求をしてくる・・・ 出演者: 観月ありさ ・・・朝倉いずみ 松下由樹 ・・・尾崎翔子 ウド鈴木 ・・・猿渡剛 オトーサン、 「観月ありさ、感心せんなー」 その他の出演者: 神田うの ・・・赤木まどか 藤木直人 ・・・高杉健太郎 石原良純 ・・・浜野雄一 国分佐智子 ・・・上原真弓 岡田浩暉 ・・・水島龍太郎 伊藤かずえ ・・・大島冴子 吉行和子 ・・・根本雅子 根岸季衣 ・・・矢口俊子 原田龍二 ・・・沖田総一郎 蟹江敬三 ・・・熊野 User Rating:3.3/10( 56 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:5.7/10( 344 votes) Yahoo! オトーサン、 「ま、せいぜい4点台だね」 音楽が、流用とは・・・ 安く早くつくろうという魂胆がミエミエです。 User Reviews こねこねこさん 2007年2月19日 TVドラマとして普通に面白かった。 母ちゃんは結構楽しんでた。 最近顔面神経麻痺で2週間毎日点滴を 1時間うっていて辛い日々が続いていた。 観月ありさ見たいなナースが点滴サービスしてくれたら 少しは楽しかったのにと思い1点。 でもアニメ声の看護婦が点滴を「牛乳うちましょう」と 言い間違えたその日はずっと笑いをこらえていた。 あまり関係ない話でしたゴメンナサイ。 オトーサン、 「ここまで言うか・・・」 誰かさんのお仕事ぶりをみるくらいなら、 ナースのお仕事をみたほうが、マシでしょう。 jag***** さん 2010年5月19日 日本人の凋落が再認識出きる映画 タイトルに興味があったんで、 スカパーで録画して見ました。 冒頭から少々嫌な予感がしていましたが、 途中からは早送りして見ざるを得ない羽目に。 これはとても映画と呼べる代物ではありません。 また脚本も何もあったものではありません。 医療現場の設定も無茶苦茶、話の筋もめちゃくちゃ。 聴衆を愚弄したものとしか思えません。 こんなものを見て、看護婦の仕事につきたいと思ったら、 医療崩壊に拍車をかけることになります。 こんなものを見て、ゲラゲラ笑ったり、元気をもらえるなら、 政治も何も要らないことになります。 日本人がここまでに堕落しているのなら、 賢い人たちが富の大部分を独占して、 余録を無知な民衆に分け与えてやれば良いのです。 どこかの首相と同じ様に、脳の中が鳩ぽっぽの大衆に。


弁天小僧

オトーサン、 「弁天小僧、歌舞伎みてないけど」 大辞林によれば、 ・河竹黙阿弥作の歌舞伎「青砥稿花紅彩画」中の人物。 白浪五人男の一人。 浜松屋での女装でのゆすり、極楽寺山門での立ち腹が見せ場。 原題:弁天小僧(1958) 監督:伊藤大輔 脚本:八尋不二 Genre:Period Drama 上映時間:86分 あらすじ: 雲州公が小娘に手をつけようとして、噛みつかれ、 座敷牢に押しこめているという噂があった。 これをタネにユスろうと、 悪旗本王手飛車連の鯉沼伊織・三池要人・横地帯刀らは、 上野輪王寺の宮の御使僧に化けて雲州邸に乗りこんだ。 が、一足先に、輪王寺の宮の使いと称する振袖姿の寺小姓が その娘お半を金まで添えさせ奪って行っていた。 寺小姓はユスリ・タカリが専門の、 町のやくざ弁天小僧菊之助である。 仲間には日本左衛門・南郷力丸・忠信利平・赤星十三がいる。 弁天小僧は情婦お吉の家にお半を連れ帰って、 お半を売り飛ばすつもりでいたが、 その清純さにうたれ、金を持たせて、 病気の父のいる長屋に送り戻してやる。 お半が父に叱られ金を返しにお吉の家へ来たとき、 御用提灯が迫り、弁天小僧はお半を連れて逃げた。 今は互いに別れがたい気持だった。 振切って別れた弁天小僧は百本杭で一人の釣客に会う。 その男こそ、いれずみ奉行と噂の高い遠山左衛門尉だった。 --雲州公ユスリの一件が老中に聞こえ、 王手飛車連の首が危くなった。 老中筆頭松平は甥の伊織に隠居届を出し、 息子に嫁を貰えとすすめる。 そこで、伊織は、舶来物の羅紗地をタネに 呉服屋浜松屋幸兵衛をユスリ、 身代そっくりを持参金に娘お鈴を嫁によこせと吹っかける。 祝言の噂を開き、白浪五人男は江戸を離れる最後の大仕事に、 この浜松屋に目をつけた。 弁天小僧が文金高島田で女装し、 万引をよそおい、インネンをつける。 一人の武士が女装を見破ると、 弁天小僧は双肌ぬいで大あぐらをかき、 タンカをきって引きあげた。 浜松屋に身をおいていたお半が涙で見送る。 さっきの武士は日本左衛門だった。 奥に招じ入れられると、忍びこんでいた赤星・忠信と共に 花嫁の持参金をよこせと居直った。 幸兵衛はいう、 「どうでもなされ。 これも二十一年前赤子の長男を捨てたむくいか」。 話をきいて日本左衛門以下は悪旗本から、 浜松屋を護ってやることにした。 弁天小僧は実父が誰かを悟った。 祝言の夜、鯉沼邸へお鈴の身代りにお吉が現れる。 弁天と鯉沼が争いかけると、遠山奉行が現れ、弁天を逃す。 日本左衛門の家に捕方が迫っていた。 船宿網十に隠れるお半とお鈴を要人と帯刀が襲っていた。 弁天は捕方を逃れて屋根を飛びながらお半を求めた。 やっとたどりつき、お半と実父と妹にひと目会う。 浜松屋も弁天を我が子と知った。 が、弁天はそれを否定し、そのまま捕方に捕まる。 息子を、父と妹と恋人が涙ながらに見送った・・・ 出演者: 市川雷蔵 ・・・ 弁天小僧・菊之助 勝新太郎 ・・・ 遠山左衛門尉 青山京子 ・・・ お半 オトーサン、 「雷蔵いいね、歌舞伎をみたような気になれる」 その他の出演者 阿井美千子 ・・・ お吉 近藤美恵子 ・・・ お鈴 田崎潤 ・・・ 南郷力丸 島田竜三 ・・・ 赤星十三 舟木洋一 ・・・ 忠信利平 河津清三郎 ・・・ 鯉沼伊織 伊沢一郎 ・・・ 横地帯刀 小堀明男 ・・・ 三池要人 香川良介 ・・・ 浜松屋幸兵衛 中村鴈治郎 ・・・ 松平左近持監 荒木忍 ・・・ 源之丞 清水元 ・・・ 閻魔の仁助 南條新太郎 ・・・ 平井新八郎 水原浩一 ・・・ 松造 尾上栄五郎 ・・・ 黒木十太夫 伊達三郎 ・・・ 賀倉井兵馬 天野一郎 ・・・ 手代・太介 志摩靖彦 ・・・ 白井右衛門 市川謹也 ・・・ 手代・与九郎 遠山金四郎 ・・・ 下ッ引・文吉 浅尾奥山 ・・・ 番頭・左衛門 User Rating:6.6/10( 9 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:8.0/10( 28 votes) Yahoo! オトーサン、 「8点だね」 User Reviews 青観さん 2009年12月5日 市川雷蔵の前に弁天なし、雷蔵なくして弁天なし! とにかく市川雷蔵の美しさとかっこ良さ、 その両方が遺憾なく発揮されている。 歌舞伎役者としての市川雷蔵もこれもまた良し! 女方を演じても、違和感なく見せれる貴重な俳優の存在、 それがこの市川雷蔵という俳優の持ち味でもあり、 それでいて、勿論、男らしい活きの良さ、 粋という意味でも見せてくれる。 男が男に惚れる俳優の一人である。 市川雷蔵演じる弁天小僧菊之助が 青山京子のお半さんを襲う場面なんて どこか同じ市川雷蔵主演による人気シリーズ、 代表的シリーズの眠狂四郎みたいです。 宮川一夫のカメラは相変わらず美しく、 市川雷蔵が屋根を登るシーンや 部屋を出入りする時の外からの風景や 川の水の美しさなども印象に残る。 とにかく全てにおいて美しい。 ところで、最初、あの遠山の金さん、勝新だとは解らなかった。 しばらくして、ようやく勝新であることが解ったけど、なんだろう? 遠山の金さんと勝新ねえ! 何だかイメージ的に違う気がする。 あまりにも良い人過ぎて物足りない。 勝新にはやはり「座頭市」の市や 「悪名」の朝吉のようなアウトローな役こそ似合う気がする。 オトーサン、 「鼠小僧と勘違いしていた」 義賊じゃないんですね。 黒美君彦さん 2015年1月21日 「知らざあ云って聞かせやしょう」 河竹黙阿弥が1862年に上演した『青砥稿花紅彩画』 (あおとぞうし はなの にしきえ)で 人気を博した弁天小僧菊之助に市川雷蔵が扮した娯楽時代劇。 歌舞伎をそのまま映画にしてしまうと、 弁天小僧の悪辣ぶりが目立ってしまうからそこが難しいところ。 何せ救い出した娘を手篭めにしようとしたり、 商家を強請ろうとしたり、そこはそれ泥棒は泥棒ですから(笑)。 浜松屋のシーンは歌舞伎仕立てだが、 この雷蔵が実にいい。 娘役転じてあの有名な台詞 「知らざあ言って 聞かせやしょう/浜の真砂と 五右衛門が 歌に残せし盗人の/種は尽きねぇ 七里ヶ浜/(中略) 名せぇ由縁(ゆかり)の弁天小僧菊之助たぁ 俺がことだ」、 いやあ、雷蔵さんはやはり歌舞伎役者としても一流だね~。 いれずみ奉行遠山左衛門尉(遠山の金さん)は勝新太郎。 気持ちは通じ合いながらも、盗人を放置することは出来ない。 それでも「質は流れた」とヒントを与えるこの粋な計らい。 宮川一夫のカメラ、西岡善信の美術、そして伊藤大輔の演出と ムダのない作品で私は十分楽しめた。 悲劇で終わるラストも、 当時の明朗快活娯楽時代劇隆盛の時代には珍しかったかも。


マキシマム・ブロウ

オトーサン、 「午後ロードか」 まったく、期待せずにみました。 まさに、これぞB級映画! でも、ドルフ・ラングレンが出ていました。 「ロッキー4」のロシア人ボクサー。 原題:The Package (2012) 監督:Jesse V. Johnson 脚本:Derek Kolstad Genre:Action/ Crime/ Thriller Rated R for strong violence throughout Country: USA / Canada Language: English 上映時間:95分 あらすじ: 元米軍戦闘部隊員のトミーは、 戦闘のスキルと鍛え抜かれた肉体を買われて 犯罪組織を率いるビッグ・ダグの用心棒を務めていた。 ビッグ・ダグから自分の元仲間ジャーマンに ある荷物を届けるように頼まれる。 弟が抱える多額の借金の精算という報酬、 荷物の中身を絶対に見ないという条件で、依頼を引き受け、 相棒フリオを連れてバンクーバーへ・・・ 出演者: Steve Austin ・・・ Tommy Wick(トミー) Dolph Lundgren ・・・ The German(ジャーマン) Eric Keenleyside ・・・ Big Doug(ビッグ・ダグ) Mike Dopud ・・・ Julio(フリオ) オトーサン、 「ドルフも歳とったな」 ナツメロならぬ老優のファイトを拝見しました。 その他の出演者: John Novak ・・・ Nicholas Kristen Kerr ・・・ Darla Darren Shahlavi ・・・ Devon Paul Wu ・・・ Dosan Lochlyn Munro ・・・ Eddie Mark Gibbon ・・・ Jake Peter Bryant ・・・ Ralph Monique Ganderton ・・・ Monique Michael Daingerfield ・・・ Anthony Jerry Trimble ・・・ Carl Patrick Sabongui ・・・ Luis User Rating:5.1/10( 2,650 votes)IMDb User Rating:5.0/10( 25 votes) Yahoo! オトーサン、 「やはり、低いね」 User Reviews Tony Heckさん United States 2013年2月8日 ステーヴ・オースチンの映画 今回は、ドルフ・ラングレンがお相手。 これ以上言わなくてもわかるだろう? 「ドイツ人にパッケージを配達してくれ」 トミーには、たやすい仕事だった。 パッケージをジャーマンに配達するだけだ。 だが、中身をみるや、事態は恐怖の局面へ。 ギャングに追われることになったのだ。 ステーヴ・オースチンとドルフ・ラングレン共演、 考えることは誰でも同じ。 えー、失望させてすまん。 さほど印象的ではないんだ。 いつものB級アクション映画だが、 少なくとも、オースティンの映画は面白い。 彼がちょっとした冗談を言うのだ。 彼は、いつもと同じだ。 オースティンの映画が好きなら、これも好きになるだろう。 思ったより悪くはない。 採点は、C。 オトーサン、 「そうね、テンポがよかった」 Xx0z0xXさん 2013年6月14日 クッキングパパ まあまあ楽しめました。 ストーリーもダラダラ感が無く、 アクションもドルフのモッサリ格闘だけじゃなくて オースチンが頑張っているので楽しめます。 個人的に銃撃シーンも派手で良かった。 でもオチが微妙でした。


ドライヴ

オトーサン、 「午後ロードか」 またB級映画に時間をつぶされるかと思いました。 ところがところが、うれしい誤算でした。 カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞しています。 原題:Drive (2011) 監督:Nicolas Winding Refn 原作:James Sallis 脚本:Hossein Amini Genre:Crime/ Drama Country: USA Language: English / Spanish 上映時間:100分 あらすじ: 自動車修理工場で働く孤独で寡黙なその男は、 卓越したドライビング・テクニックを買われ、 映画のカースタントマンとして活躍する一方、 夜には強盗の逃走を手助けする闇の仕事も請け負っていた。 そんなある日、同じアパートに暮らす人妻アイリーンと エレベーターで遭遇し、一目で恋に落ちる。 次第に距離を縮めていく2人 彼女の夫スタンダードは服役中で、 今は幼い息子との2人暮らし。 ほどなくスタンダードが出所してくるが、 彼は服役中に多額の借金を背負ってしまい、 強盗を強要されていた。 男は彼女のためにスタンダードの強盗計画のアシストを 引き受けることにするのだが・・・ 出演者: Ryan Gosling ・・・ The Driver(ドライバー) Carey Mulligan ・・・ Irene(アイリーン) Albert Brooks ・・・ Bernie Rose(バーニー) オトーサン、 「こんないい役者みたっけ?」 「きみに読む物語」など何本か見ていました。 Ryan Gosling ライアン・ゴズリング 誕生日:1980/11/12 出身 : カナダ/オンタリオ州ロンドン 子ども時代に姉と一緒に歌手としてコンテストに参加したのが 芸能活動の始まりだった。 93年にはカナダの人気キッズ番組「ミッキー・マウス・クラブ」に出演 カナダのテレビドラマに出演、俳優の仲間入り。 96年、「フランケンシュタインと僕」で映画デビュー。 2000年、「タイタンズを忘れない」に出演し、ハリウッド進出。 01年、「The Believer」で初の主演。 04年、「きみに読む物語」に主演し、ブレイク。 ハリウッドを代表する若手俳優となった。 出演作: 1996年「フランケンシュタインと僕」 2000年「タイタンズを忘れない」 2002年「完全犯罪クラブ」 2004年「きみに読む物語」「16歳の合衆国」 2005年「ステイ」 2006年「ハーフ・ネルソン(原題)」 2007年「フラクチャー」「ラースと、その彼女」 2010年「幸せの行方」「ブルーバレンタイン」 2011年「ドライヴ」「ラブ・アゲイン」      「スーパー・チューズデー ~正義を売った日~ 」 2012年「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命」      「L.A. ギャング ストーリー) 2013年「オンリー・ゴッド」 2014年「ロスト・リバー」 その他の出演者 Bryan Cranston ・・・ Shannon Oscar Isaac ・・・ Standard Gabriel Ron Perlman ・・・ Nino "Izzy" Paolozzi Christina Hendricks ・・・ Blanche Kaden Leos ・・・ Benicio James Biberi ・・・ Cook Jeff Wolfe ・・・ the assassin in the tan suit Russ Tamblyn ・・・ Doc Andy San Dimas ・・・ dancer User Rating:7.8/10( 385,746 votes)IMDb User Rating:7.2/10( 1,707 votes) Yahoo! オトーサン、 「これは、名画だ!」 アカデミー賞ノミネート ・音響賞(編集) カンヌ国際映画祭受賞 ・監督賞 ニコラス・ウィンディング・レフン 同ノミネート ・パルム・ドール ニコラス・ウィンディング・レフン ゴールデン・グローブ ・助演男優賞 アルバート・ブルックス User Reviews evansweet1214さん United States 2011年6月19日 手に汗にぎる美しい傑作。 誰かが、これをタランティーノ映画と比較するかもしれないが、 忘れ去ってほしい。 これは、デンマークのニコラス・ウィンディング・レフン監督による 興味深く、すさまじくユニークな映画だ。 うまく機能する理由は、出来がよく、心を捉えるためだ。 舞台は、暗く、夢のようなロサンジェルス。 映画が終わっても、夢心地のままだった。 ライアン・ゴズリングが出演している。 一度も会ったことがないひとのように、 彼は、目の緊張と憤怒を浮かべて。必要な時だけ話す。 静かで、気遣いをみせ、愉快でタフだ。 セリフは、見事だし、身振りも自然だ。 巨大なスクリーン、大音響がある ロサンジェルス映画祭で見た。 音楽は覚えやすく、完全に同期して、 映画をユニークなものにしていた。 美しい撮影。 このジャンルの中では、最もよい映画だ。 正直、他のどんな映画とも比較ができない。 今年、一番の映画だ。 これほど夢中にさせ、心に食い込む映画は他にないだろう。 他の古典とちがい、美しく、大胆な古典だ。 オトーサン、 「大変だ、『プッシャー』を見なくては」 服部弘一郎さん 2011年12月7日 ライアン・ゴズリング主演のハードな犯罪スリラー映画。 詩情と凄惨な暴力の非情なコントラスト。 1999年にデビュー作『プッシャー』(1996)が 日本でも公開されている、 デンマーク人監督ニコラス・ウィンディング・レフンの新作。 この監督はデビュー作の『プッシャー』が評判になって コンスタントに作品を発表するようになり、 この『ドライヴ』が長編8作目。 しかし日本では『プッシャー』以外に紹介される作品がなく、 これが2本目の劇場公開作となる。 『プッシャー』はデンマーク映画だったが、今回はアメリカ映画。 主演にライアン・ゴズリング、共演にキャリー・マリガンや ロン・パールマンを迎えて、 小粒ながらスパイスがたっぷり効いて エッジの立った作品に仕上がっている。 監督は脚本も自分で書けるのだが、 今回はジェイムズ・サリスの原作を 『サハラに舞う羽根』や『シャンハイ』のホセイン・アミニが脚色している。  ライアン・ゴズリング演じるドライバーは、 表と裏の顔を持っている。 表向きの仕事はシャノンの自動車修理工場で働く整備士であり、 シャノンの紹介で映画やテレビドラマの製作現場で カースタントの仕事もしている。 裏の顔は強盗犯御用達の逃走車専用ドライバーだ。 彼は同じアパートに住むアイリーンと親しくなる。 彼女の夫は刑務所に服役中で、残った子供と二人暮らし。 間もなく彼女の夫スタンダードが出所してくるが、 彼は刑務所の中で借金を作り、 その返済を免除するかわりに質屋を襲う強盗に加われと誘われていた。 これを知ったドライバーは、 彼女と子供のためにスタンダードを助けることにする。 大切なのは犯行現場から彼を速やかに逃走させ、 家族のもとに戻してやることだ。 しかしその現場で、思いがけないアクシデントが発生するのだった……。 タイトルがタイトルなので 最初から最後までカーチェイスたっぷりの映画だとばかり思っていたら、 まったく予想を裏切ってくれたのは誤算。 しかしこれは嬉しい誤算だった。 これは夫と子供のいる女に惚れた主人公が、 彼女を守るために命がけで戦う話。 長谷川伸の『沓掛時次郎』や、西部劇『シェーン』の世界だ。 スローモーションを多用した『ドライヴ』の映像は、 一種の詩情をたたえていて美しい。 しかしこの映画にあるのは 『沓掛時次郎』や『シェーン』のようなファンタジーではない。 血まみれの凄惨な暴力だ。 義理人情やプラトニックな恋愛といったきれい事ではすまされない むき出しの暴力衝動と殺意が、主人公を突き動かして行く。 主人公が敵を倒すとき、 武器らしい武器を何も身に着けていないことも、 彼のケダモノじみた暴力性を強調することになる。 チンピラをいきなり金槌で殴りつけるのも驚いたが、 エレベーターの中での殺し屋との対決にも度肝を抜かれる。 ライアン・ゴズリングが物静かな態度から 突如相手に襲いかかる凶暴さを見せる様子は、 アフリカのサバンナで暮らす大型肉食獣が、 お昼寝状態から突然ハンティングと食事モードに入るように なめらかでスムーズだ。


幸せへのキセキ

オトーサン、 「邦画かな?」 幸せへのキセキ?変な題名だね。 B級映画かと思いましたが、どうしてどうして。 マット・デイモンに、スカーレット・ヨハンセンとは、 豪華な顔ぶれです。 原題:We Bought a Zoo (2011) 監督:Cameron Crowe 原作:Benjamin Mee 脚本:Aline Brosh McKenna/ Cameron Crowe Genre:Comedy/ Drama/ Family 上映時間:124分 あらすじ: ベンジャミンは、ロスの新聞社のコラムニスト。 最愛の妻の死から半年、今も悲しみは癒えない。 14歳の息子ディランはたびたび問題を起こし、 7歳の娘ロージーも元気がない。 新天地でのスタートを決意し、 郊外の丘で理想的な物件を見つける。 ところが閉園状態の動物園で、 個性豊かな飼育員たちが開園を待っていた。 それでも、ロージーの喜ぶ姿を見たベンジャミンは、 周囲の反対を押し切り、動物園を購入してしまう。 そんなベンジャミンに対し、 飼育員チームのリーダー、ケリーは、 素人に動物園のオーナーは務まらないと警告するのだったが・・・ 出演者: Matt Damon ・・・ Benjamin Mee(ベンジャミン) Colin Ford ・・・ Dylan Mee(ディラン) Maggie Elizabeth Jones ・・・ Rosie Mee(ロージー) Scarlett Johansson ・・・ Kelly Foster(ケリー) Thomas Haden Church ・・・ Duncan MeeThomas(ダンかン) オトーサン、 「うまい俳優だね」 途中から、マット・デイモンと分かりました。 息子との和解は、感動的でした。 同じく、スカーレット・ヨハンセンも。 その他の出演者: Angus Macfadyen ・・・ Peter MacCreedy Elle Fanning ・・・ Lily Miska Patrick Fugit ・・・ Robin Jones John Michael Higgins ・・・ Walter "Walt" Ferris Carla Gallo ・・・ Rhonda Blair J.B. Smoove ・・・ Mr. Stevens Stephanie Szostak ・・・ Katherine Mee Desi Lydic ・・・ Shea Seger Peter Riegert ・・・ Delbert McGinty Michael Panes ・・・ the principal of Dylan and Rosie's school Kym Whitley ・・・ Eve the Home Depot Clerk Crystal the Monkey ・・・ Crystal the monkey Bart/Tank ・・・ Buster, the grizzly bear. User Rating:7.1/10 ( 99,467 votes)IMDb User Rating:8.2/10(1,478 votes) Yahoo! オトーサン、 「共感できる」 User Reviews patsworldさん United States 2012年1月5日 フィルムクリップは、正しくない これは、心温まる楽しい映画だ。 キャストは、これ以上望めないものだ。 私のお気に入りのマット・デイモン映画だ。 動物好きのひとに向いている。 告白するが、動物のせりふが聞こえたような気がした。 素晴らしい映画だ。 人柄が輝いているだけでなく、動物も同じく輝いている。 普通、短いフィルム・クリップが映画に先だって流れる。 見せ場を示すのだ。 本作では、ちがっていた。 私は、危うくこの楽しい映画を見逃しそうになった。 思いつけるものがすべてあったものの ベストではないと思ったからだ。 私は、予約したのをやめて、これを見ることにした。 誰がプレビュー。クリップを選んだ奴は、クビだ。 あるいは再訓練すべきだ。 フィルムクリップは、正しくなかった。 本当に楽しい映画なので、 みんなに推薦したい。 オトーサン、 「ローランドさん 、言葉遊びが過ぎない?」 ・キセキ、奇跡と軌跡、そして鬼籍。  輝石もあるのでは? ローランドさん 2012年6月10日 鬼籍ではない 予告編での幼い女の子の元気な可愛さも 映画館に足を運ばせた一因なんだけど、 そのマギー・エリザベス・ジョーンズって子役は、可愛いな がらちょっと演技しすぎかなって気がしたものの、 あの幼さであの演技力は末恐ろしいことでもあります。 この監督作品ではこっちの方が好きな「ザ・エージェント」、 (他のは観てない、ゴメン) ここでも眼鏡の可愛い子供が印象に残っているし、 このあたりはキャメロン・クロウ監督の レシピってことなんでしょうか。   作品全体の出来具合はというと、 始めのうちはユーモアを散りばめた 軽快な展開が心地良かったのだけど、 だんだんとその軽快さも湿りがちになって、 それに〝事実に基づいた〟というのが足かせとなって 脚色の限界でそうなるのか、 いまひとつ面白さというか心をつかんでくれるものが 希薄になってきます。   映画のタイトルが「キセキ」と片仮名になっているのは 奇跡と軌跡をかけたってことなんだろうし、 それなら、クライマックスとなる、 開園当日の時間になっても客が一人も来なく、 おかしいと見に行くと・・・・の場面を、 もうすこし手間をかけて工夫してもよかったのではないかと。   長男の〝愛と青春の旅立ち〟のための スパイスとの心つもりだったのだろう、 お決まりの〝父と子の葛藤〟は、 どうもぎこちなさを感じてしまい、 これは省いてもいいような気がしました。


猿の惑星:新世紀(ライジング)

オトーサン、 「すごいシリーズだね」 ・猿の惑星 ☆1043 ・続・猿の惑星 ☆1044 ・新・猿の惑星 ☆1045 ・猿の惑星・征服 ☆1046 ・最後の猿の惑星 ☆1047 ・猿の惑星(リメイク) ☆276 ・猿の惑星:創世記(ジェネシス) ☆5069 これまで見たすべてが、5つ星でした。 原題:Dawn of the Planet of the Apes(2014) 監督:Matt Reeves 原作:Pierre Boulle 脚本:Mark Bomback/ Rick Jaffa / Amanda Silver Genre:Action/ Drama/ SF Country: USA Language: English / American Sign Language 上映時間:130分 あらすじ: 高度な知能を獲得した猿のシーザーが 自由を求めて立ち上がり、 人類への反乱を起こしてから10年。 猿たちは進化を加速させ、 森の奥に文明的なコミュニティを築いていた。 人類は、致死性ウイルスの蔓延で、 わずかな生存者グループが、 荒れた都市の一角に身を潜めていた。 だが、ダムの水力発電を修理しようとして 猿の縄張りに踏みこむ。 平和主義のマルコムは、 猿のリーダー、シーザーと信頼関係を築き、 全面戦争を回避すべく仲間の説得に力を尽くすが・・・ 出演者: Andy Serkis ・・・ Caesar(シーザー) Toby Kebbell ・・・Koba(コバ) Jason Clarke ・・・Malcolm(マルコム) Gary Oldman ・・・ Dreyfus(ドレイファス) Keri Russell ・・・ Ellie(エリー) オトーサン、 「猿も、人間も数が多すぎて、 誰が誰だか、区別がつかんなぁ」 その他の出演者: Nick Thurston ・・・ Blue Eyes Karin Konoval ・・・ Maurice Terry Notary ・・・ Rocket Doc Shaw ・・・ Ash Judy Greer ・・・ Cornelia Lee Ross ・・・ Grey Kirk Acevedo ・・・ Carver Jon Eyez ・・・ Foster. Kodi Smit-McPhee ・・・ Alexander Enrique Murciano ・・・ Kemp Jocko Sims ・・・ Werner Keir O'Donnell ・・・ Finney Kevin Rankin ・・・ McVeigh Lombardo Boyar ・・・ Terry James Franco ・・・ Will Rodman User Rating:7.7/10 ( 249,993 votes)IMDb User Rating:8.0/10( 998 votes) Yahoo! オトーサン、 「CGの出来はすごいね」 全編、画面が暗くて閉口しました。 アカデミー賞ノミネート ・視覚効果賞 User Reviews AbhiMathewsさん Canada 2014年7月21日 古くからの物語 人類は、他の生物は劣るという優越感を持っている。 文明は、過去から現在まで、わがまま一杯で振舞ってきた。 猿の惑星は、このコンプレックスを掘り下げ、 人類の弱点を描いている。 この続編では、 インフルエンザの流行で、 人類が、シーザーの新しい生息地に入り込む。 人口が減少し、インフラが崩壊する社会は、 ばらばらになり、壊れているのだ。 頑固で、利己的な人類には、いい運命が待っていない。 間抜けで退屈なシーンはない。 プロットは、期待通りで、CGIは最先端だ。 自由を求めて戦うシーザーの物語、 これが、この映画のエッセンスだ。 知的な生き物は、もはや人間の道具ではない。 この映画は、ユニークで刺激的で、感動的だ。 みんなに見るように勧めたい。 多くの同時代の映画が生み出せなかった 視点を提供している。 オトーサン、 「前田さん、えらい高い評価だけど・・・」 狙いがミエミエで、面白くありませんでした。 前田有一さん 2014年9月10日 戦争の発生原理を描く アメリカはシリア領内のイスラム国を空爆、 ローマ法王は現状を第三次世界大戦だと懸念、 マレーシア機は落とされ、 尖閣諸島には中国の不審船がうろついている。 いまや世界中が戦争の当事者となる時代に突入している。 そんな中、公開される「猿の惑星:新世紀(ライジング)」は、 その公開タイミングも含め、 映画の神様の祝福を受けたと思わせる抜群の出来映えである。 ーザーに求めたものとは……。 旧・猿の惑星はなんといってもショッキングな落ちと 時間を行き来するストーリーの輪が完全に閉じた終幕により、 シリーズものとしては高評価を得ている。 完結しているため新シリーズは困難と思われたが、 ティム・バートン版の屍を越え、 2011年からはじまった今回の新シリーズは見事な出来映えである。 特にこの2作目は、絶滅寸前の人類が 猿たちのなわばりで予期せず彼らと遭遇してしまう冒頭から、 この上なく重苦しいムード。 彩度を抑えた重厚な映像はシリーズ最高の現実味をもたらし、 こいつはレベルが違う映画だなと、始まった瞬間から観客にわかる。 生存のため発電施設を使いたい主人公らに対し、 猿山大将のシーザーは理性ある対応をする。 なにしろこのリーダーは猿たちの進化の基点であり圧倒的カリスマだから、 彼の方針とあれば二つの種族の休戦、共存もできるというわけだ。 ところが、このあと二つの種族の物語はあまりに悲しい、 目を覆わんばかりの対立へと転がってゆく。 人間の主人公も猿のシーザーも、 好戦的どころかきわめて温和で、理性ある男たちだというのに なぜこんなことになってしまうのか。 この点を、おそろしいまでの説得力で描くのが この2作目のテーマ。 すなわち、「戦争の発生原理」というものをメタファーとして、 2014年の全人類に問題提起しているのである。 この時代性、そしてまっとうな主張に私は大いに感銘を受けた。 戦争発生のための要素としてここで描かれるのは、 まず武力、次に相手への理解不足、そして恐怖の感情というもの。 そのバランスが崩れたときに戦争は起こると、 そんなことを教えてくれる。 人間と猿だから、きわめて象徴的に単純化しているものの、 これは一つの真理を言い当てているだろう。 たとえば現代日本と中国の関係に置き換えてみれば、まさに当てはまる。 人間、猿、双方の主要キャラクターはそうした 「要素」を象徴する記号としての役割も担っているから、 意識して鑑賞するとわかりやすい。 全体に漂う絶望的な雰囲気、そして一触即発な緊張感。 これほど見ていて緊張を強いられる猿の惑星は初めてだ。 残酷シーンは意外にもないから、 小学3年生くらいからいけると思う。 これは一見動物と人間の物語だが、 人間同士の戦争のことに例えているんだよと伝えてみてはどうだろう。 そうしてラストのシーザーの台詞の重さを、 親子でかみしめたいところである。 それにしても、理解不足が先なのか、 それとも憎しみと恐怖があるから相互理解を拒否しているのか。 武力の存在についてはどうにもならない。 なくすことはできないのだから残りの二つがそろわないよう お互いに努力しなくてはならない。 その意味で、アメリカ人はイスラム国の人と 日本人は中国人と並んで鑑賞したい傑作といえる。


トラック野郎 熱風5000キロ

オトーサン、 「いろんなところがみられて、いいね」 浅間山、塩尻、木曽、善光寺、そして 雪の立山アルペンルート、富山漁港・・・ 交通取締りのない脇道を走るので、 滅多に見られない風景が楽しめます。 原題:トラック野郎 熱風5000キロ (1979) 監督: 鈴木則文 脚本: 掛札昌裕/ 中島信昭/ 鈴木則文 Genre:Comedy/Action 上映時間:106分 あらすじ: 桃次郎とジョナサンは仕事で信州へ向かった。 すると、突然パトカーに停止させられた。 あて逃げ容疑の疑いだった。 身に覚えはなかったが、被害者の西沢夏に謝る。 調べたら、運転代行者が一番星に乗りひき起こしたもの。 現場に行くと被害者だった西沢夏がいた。 あて逃げ容疑の晴れた桃次郎は夏にキスし、張り倒される。 一方、ジョナサンは、子供部屋増築資金のため 木曽での木材運搬を始めたが、 危険な山道を運転中に事故を起こし大怪我。 桃次郎がジョナサンの代わりに手伝うが、 一番星号が事故で大破し、修理に一ヶ月かかるといわれ、 桃次郎は、飲んだくれていた・・・ 出演者: 菅原文太・・・ 一番星・星桃次郎 愛川欽也・・・ やもめのジョナサン・松下金造 小野みゆき・・・ 西沢夏 地井武男・・・ ノサップの勝 オトーサン、 「小野みゆき、知らんなぁ」 地井武男さん、こんなに元気な頃があったのですね。 その他の出演者: せんだみつお・・・三番星(桶川)玉三郎 金田龍之介・・・ 日疋重蔵 春川ますみ・・・ 松下君江 志賀勝・・・ 蟹沢 亜湖・・・ テルミ 松本ちえこ・・・ 藤村恵子 二宮さよ子・・・ 立城はる恵 由利徹・・・ 写真屋 南利明・・・ 平田 笑福亭鶴光・・・ はったり忠助 三谷昇・・・ 小林実 たこ八郎・・・ たこ八 須賀良・・・ 黒姫丸 相川圭子・・・ イサ美 高月忠・・・ 農夫 山田吾一・・・ 藤村鯉太郎 近藤宏・・・ 西川 相馬剛三・・・ 山田 工藤堅太郎・・・ 小林太一 大木悟郎・・・ 警官 奈辺悟・・・ 等々力 浅見小四郎・・・ 代行社社員B 大熊なぎさ・・・ 小林陽子 User Rating:5.6/10( 3 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:8.6/10( 53 votes) Yahoo! オトーサン、 「評価がわかれたね」 User Reviews ann***** さん 2009年6月29日 「トラック野郎」第9作目 男なら見るべし 「トラック野郎」全10作ある中の9作目。 このシリーズは約半分ぐらい見たことがあるが 毎回面白いです。 爆笑あり、お色気シーンあり、 最後は一番星かっ飛ばして泣かせる展開。 今回も前半は爆笑の連続でした。 中でも、桃次郎と夏の酒豪対決は傑作でした。 その後のイチャイチャ勘違いも面白かった。 今回のマドンナは小野みゆき。 彼女は背が高く体型は和田アキ子タイプ。 中性的だが色っぽい。 毎回見るたび不思議な魅力を感じる。 桃次郎の宿敵は地井武男。 菅原文太と言い、地井武男と言い、 男らしくてめちゃめちゃカッコ良かった。 時代が変わり、今こんな男臭い俳優が見当たらないのが悲しい。 せんだみつお、春川ますみ、鶴光、由利徹、志賀勝、 前川清、たこ八郎など脇役も素晴らしかった。 後半の橋爆破シーンは バリバリの模型で「ウルトラマン」ぽかった。 オトーサン、 「酔拳と併映していたのか」 2本立てで、いくらだったのでしょう。 60年代から、映画館の急増で、 入場料のダンピングや 2本立て興行が盛んだったそうです。 KYPAさん 2007年2月19日 迷走が加速 シリーズもこのあたりになってくると迷走が加速。 中盤から主人公をほったらかして、 今回限り登場の人たち同士で シリアス復讐ドラマをやっちゃってます。 公共物である橋をダイナマイトでふっとばしといて 何のおとがめもなしで済むんですから、 まあいいかげんなもんです。 マンネリ回避のためか、 マドンナ初登場時に星が輝かないとか 桃さんが最初と最後以外一番星に乗れなくなってるとか、 色々小技は効かせてるんですが 残念ながら面白さにはつながってきてません。 インベーダーが出てくるあたりが、 いかにも79年っぽかったかな。 このシリーズは流行りものをすぐに取り入れるので (今回のマドンナもそう)、後年見れば懐かしめますね。 ちなみにこの作品、 東映系ロードショー時の併映は 「ドランク・モンキー 酔拳」。 ジャッキー・チェン主演作の日本初公開でした。


薬指の標本

オトーサン、 小川洋子さんの本にはまっています。 「小川洋子さんの映画があるんだ!」 早速、TSUTAYA DISDASで、借りました。 フランスの女流監督ディアーヌ・ベルトランが、 撮っています。 初作品らしい気負いも感じられますが、 破綻をみせないのは見事でした。 原題:L'annulaire (2005) 監督・脚本: Diane Bertrand 原作:Yoko Ogawa Genre:Drama Country: France/ Germany / UK Language: French 上映時間:104分 あらすじ: 20歳のイリスは、工場で誤って薬指の先を切り落とす。 仕事を辞め、知人のいない港町へと引っ越す。 やがて標本作製士の助手という働き口を得る。 ある日、標本作製士から一足の靴をプレゼントされる。 男に頼まれ、その靴を履き続けたが・・・ 出演者: Olga Kurylenko・・・Iris(イリス) Marc Barbe・・・L'homme du laboratoire(標本技術士) オトーサン、 「オルガ・キュリレンコがいいね」 性に目覚める頃なのでしょうね。 靴を男性に履かせてもらって、陶酔するあたり。 その他の出演者: Stipe Erceg・・Le marin Edith Scob・・La dame du 223 Hanns Zischler・・Le patron de l'hotel Sotigui Kouyate・・Le cireur de chaussures Doria Achour・・La jeune fille aux champignons Anne Benoit・・La dame a la partition Louis Dewynter・・L'enfant Anne Fassio・・Madame Ryen Olivier Claverie ・・Monsieur Ryen User Rating:6.2/10( 893 votes)IMDb User Rating:7.4/10( 283 votes) Yahoo! オトーサン、 「見ている人少ないね」 この映画、音楽が最高だね。 User Reviews lorryimdbさん Canada 2006年1月31日 トロント映画祭でのお気に入り 2005年トロント国際映画祭でみた。 相棒と全然期待しないで見に行った。 見終わったら、映画祭のトップ3になった。 他の作品とちがい、 ペースがカンペキで、どのシーンも、必要だった。 きちんとした編集がされている映画は、最近稀れだ。 ミステリーとエロスが、静かに燃える。 観客が、最後まで席を立たなかった唯一の映画だった。 不気味だとか、「来世」とは、呼びたくない。 ポランスキー監督の「ナインスゲート」を思い浮かべた。 いい意味でだ。 だが、そうした比較をするひとはいないだろう。 5ケ月も、この映画について考えている。 アートハウス入りの映画だと思う。 だが、まだ見ていない。 その価値ありと思うが・・・ オトーサン、 「原作未読だけど・・・」 映画と比べると面白いかも。 ふじこさん 2007年4月29日 幻想的 小川洋子さんの原作も読んでいたけど、 日本として設定したならば、 薄暗い少々黴臭い地下の標本室って感じで 不気味に仕上がるんだろうけど、 舞台をフランスに代えると、 あぁも感じが変わってしまうんですね。 幻想的で官能的で何とも言えない不思議な感覚。 オルガ・キュリレンコの 内側から溢れてくるような魅力がたくさん。 あの流れてくる音楽(Beth Gibbons)が いつまでも耳に残っていきます。


名探偵コナン 異次元の狙撃手

オトーサン、 「録画しとくか」 このシリーズ、結構楽しんでいます。 チビのコナンが大活躍するのは、愉快です。 アニメでなければ、演出できない世界が待っています。 原題:名探偵コナン 異次元の狙撃手(2014) 監督:静野孔文 原作:青山剛昌 脚本:古内一成 Genre:Suspence/Adventure 上映時間:110分 あらすじ: 高さ日本一を誇るベルツリータワー。 コナンたちの目の前で、男が銃弾に倒れる。 遠距離からの狙撃だった。 コナンは、女子高生探偵・真純と犯人のバイクを追う。 犯人は海へ飛び込み、姿を消してしまう。 警察とFBIが手を組み、合同捜査態勢を敷く。 FBI捜査官ジョディは、かつての同僚・赤井秀一を思い出す。 そんな中、アメリカ海軍特殊部隊の元狙撃兵が 捜査線上に浮上してくる・・・ 出演者: 高山みなみ・・・ コナン 日高のり子・・・ 真純 池田秀一・・・ 赤井秀一 オトーサン、 「謎の男、アイディアはいいけど・・・」 その他の出演者: 山崎和佳奈・・・ 毛利蘭 小山力也・・・ 毛利小五郎 福士蒼汰・・・ ケビン・ヨシノ パトリック・ハーラン・・・ ジャック・ウォルツ 茶風林・・・ 目暮警部 緒方賢一・・・ 阿笠博士 岩居由希子・・・ 吉田歩美 高木渉・・・ 小嶋元太 大谷育江・・・ 円谷光彦 林原めぐみ・・・ 灰原哀 置鮎龍太郎・・・ 沖矢昴 山口勝平・・・ 工藤新一 User Rating:5.5/10( 6 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:7.8/10( 429 votes) Yahoo! オトーサン、 「うーん、5点台だね」 最後が納得できないね。 User Reviews nabeさん 2015年1月5日 クールなスナイパーたち 人気シリーズ第18作である。 今回は舞台をスカイタウンのある浅草に設定し、 高層ビルを舞台にスナイパーたちの プライドをかけた戦いを、 いつもながらスリリングに描いている。 肝心の謎解きはやや複雑で分かりづらいが、 この国際色豊かなスナイパーたちのクールなやり取りで、 それはあまり気にならない。 お約束の、コナンの超人離れしたアクションも たっぷり用意してあり、 いつもながらのレギュラー陣の掛け合いも楽しく、 その質の高さは今や寅さんシリーズ並だ。 新たな登場人物もさりげなく用意されていて、 今後のドラマ展開の伏線を張っているところなんか、 まさに余裕だろう。 早く次回作が観たい。 オトーサン、 「同感!」 Tolbieさん 2014年10月9日 つらつら思ったこと ・冒頭のアクションシーンで 「キック力増強シューズ」がすごい働きを見せるのだが、 それが最後の伏線になってるとは。 まあ、シューズはいいとして、 花火ボールは普通に仕込んでるのはナシだろうなあ。 ・ガラス越しの狙撃モノでいつも思うんだが、 ガラスの影響による弾道の変化がまるで考慮されないのは、 なんだかなあ、って感じ。 ましてや、あのツリーの展望台のガラスは、 そんじょそこらの窓ガラスとはワケが違うはずだし。 あんな精密射撃はムリだろう。 ・いつもの黒い人表現、 今まで「こっそり」何かをしているのを表すのに使われていて、 それなりに様になっていたが、 今回それをコナンが見ているというシーンがあって、 それも違和感。 ・あとは、いつもの様にコナンは超人で、 しかもハタメイワクなスケボーチェイスで 交通事故を引き起こしてるし、 蘭ちゃんは相変わらず弾に当たらずに SEALs相手に強いし、謎の真相に必然性がない (あんな図形気付く奴いるかよ)し・・・ つまり、いつもどおりの劇場版コナン。


インターステラー

オトーサン、 「名監督になったね」 クリストファー・ノーラン、 「メメント」などはシリアスな作風でしたが、 このところ、売れる映画もつくれるようになりました。 本作は、大好きなスタンリー・キューブリック作品の オマージュでしょうか。 原題:Interstellar (2014) 監督:Christopher Nolan 脚本:Jonathan Nolan/ Christopher Nolan Genre:Adventure/ SF 上映時間:169分 あらすじ: 近未来の地球。 植物の激減と食糧難で人類滅亡の時が迫っていた。 人類は、居住可能な新たな惑星を求めて 宇宙の彼方に調査隊を送り込む。 選ばれたのは、元テストパイロットのクーパーや 生物学者のアメリアら。 シングルファーザーのクーパーには、 15歳の息子トムと幼い娘マーフがいた。 ミッションに参加すれば、2度と会えないだろう。 泣きじゃくる娘に必ず帰ってくると約束するが・・・ 出演者: Matthew McConaughey ・・・ Cooper(クーパー) Anne Hathaway ・・・ Dr. Amelia Brand (ブランド) Jessica Chastain ・・・ Murphy "Murph" Cooper(マーフ) Casey Affleck ・・・ Tom Cooper(トム) Matt Damon ・・・ Dr. Mann(マン) オトーサン、 「一途な男がいいね」 マシュー・マコノヒー、アカデミ主演男優賞をとった 「ダラス・バイヤーズクラブ」をみるのが楽しみです。 その他の出演者: David Gyasi ・・・ Dr. Romilly Wes Bentley ・・・ Dr. Doyle Bill Irwin ・・・ robots TARS Josh Stewart ・・・ robot CASE (voice) Timothee Chalamet ・・・ young Tom Mackenzie Foy ・・・ young Murphy Ellen Burstyn ・・・ elderly Murphy Michael Caine ・・・ Dr. John Brand John Lithgow ・・・ Donald Leah Cairns ・・・ Lois Cooper Topher Grace ・・・ Getty David Oyelowo ・・・ school principal Collette Wolfe ・・・ Ms. Hanley William Devane ・・・ Williams Elyes Gabel ・・・ the NASA Administrator User Rating:8.7/10 ( 601,120 votes)IMDb User Rating:8.2/10( 1,828 votes) Yahoo! オトーサン、 「名画誕生」 アカデミー賞受賞 ・視覚効果賞 同ノミネート  作曲賞 美術賞 音響賞(編集) 音響賞(調整) ゴールデン・グローブ ノミネート ・音楽賞 User Reviews Smashingさん Worcester, England 2014年11月8日 視覚的な記念碑、そして思慮深いSF叙事詩 上映初日に見られてとても幸いだった。 映画館に入る前から、期待は大きかった。 これは、映画の天才の手になる映画だった。 一言で言えば、「インセプション」や「ダークナイト」のようなものだ。 ビジュアルな傑作を目にして、 深い畏怖の念を抱いて映画館を後にした。 人生において家族が中心の人間を描いた 心理的でエモーショナルな映画だ。 スリリングで、考え深い映画だ。 ノーラン兄弟の手になる知的な傑作だ。 「2001年宇宙への旅」や「アポロ13」の 影響も見てとれるが、ユニークであることは間違いない。 主題は、時に理解しづらいかもしれないが ビジュアルの記念碑であり、 思慮深いクリストファー・ノーランによる 叙事詩的なSFの傑作であることは間違いない。 今年最高の映画だろうし、 SF映画としても、最高のひとつだろう。 輝かしい偉業だ。 オトーサン、 「五次元は、よくわからなかったな」 黒美君彦さん 2014年12月6日 SF(スペース・ファンタジー) SFの装いをまとった家族愛の物語…なのかなあ。 「愛は時空を超える」って、何だか80年代のアニメみたい(笑)。 ハリウッドって無理から「愛」に落とし込まないと我慢できないみたい。 冒頭登場する「幽霊」の正体も、 なぜか何となく先読み出来てしまったし、 ブラックホールに吸い込まれるって すべて重力で潰されてしまうことじゃないの?と思ったり、 ま、サイエンスは基本的に無視ということでいいのではないでしょうか。 そこのところはSF=スペース・ファンタジーだし。 ということで、個人的にはストーリーよりもビジュアルを楽しんだ。 宇宙空間の描写はやっぱり惹きこまれる。 後半の音楽とビジュアルの激流が快くて、 本棚の裏側の五次元(!)での焦燥感も意味なく(笑)高揚感を覚えた。 そこは計算されたオンオフの巧みさ故か。 とはいえ、無事帰還してしまっちゃ 身もふたもないような気がするんだけど。 アン・ハサウェイはやはり助け出さないとね、ということで。 『2001年宇宙の旅』にはなれなかったけど、 宇宙の孤独と地上の孤独は、 結局どこかでつながっている…そんな気がした。 文学的スペース・ファンタジーでした。


パーフェクト・ホスト 悪夢の晩餐会

オトーサン、 あまり期待せずに見ました。 出だしは、ありきたりでしたが、 銀行強盗が豪邸に招かれたあたりから、 事態は2転3転。 うれしい騙され方でした。 原題:The Perfect Host (2010) 監督:Nick Tomnay 脚本:Nick Tomnay/ Krishna Jones Genre:Comedy/ Crime/ Thriller 上映時間:93分 あらすじ: ジョンは銀行強盗犯。 高級住宅地の豪邸に逃げ込む。 そこの主人ウォーウィックを騙して 家の中へと入り込む。 ウォーウィックは、友人を招いてパーティを開く予定だ。 思いがけない客人に対して完璧なホストとして振舞う。 やがて、強盗犯だとバレ、 ジョンは、包丁をふりかざすが・・・ 出演者: David Hyde Pierce ・・・ Warwick Wilson(ウォーウィック) Clayne Crawford ・・・ John Taylor(ジョン) Megahn Perry ・・・ Simone Demarchi(シモーン) Nathaniel Parker ・・・ Det. Morton(モートン刑事) オトーサン、 「低予算だ」 名もない俳優ばかり。 それも、小人数しか使っていません。 その他の出演者: Helen Reddy ・・・ Cathy Knight, Warwick's neighbor Joseph Will ・・・ Det. Valdez User Rating:6.8/10 ( 18,031 votes)IMDb User Rating:6.3/10( 321 votes) Yahoo! オトーサン、 「アイディアの勝利だね」 User Reviews somfさん United States 2011年5月30日 2人の俳優のユニークですばらしい演技 昨夜、気まぐれに、オンデマンドでみた。 高値のチケットを買ったが、喜んだ。 デイビッド・ハイド・ピアースは、受賞してもおかしくない。 クレイン・クローフォードは、非常に堅実な俳優だ。 「何か野生のもの」の若きレイ・リオッタを思い出させる。 これから、いい作品に恵まれるといいと願う。. あるユーザーのコメントに全面的に賛同したい。 あまり紹介すると、映画をスポイルする。 まだ見ていなかったら、私を信じてほしい。 ブラック。コメディが好きなら、予告を見ないで、 映画をみにいくべし。 プロットは、ひねりにひねってある。 設定は、不合理だけれども、気にしない気にしない。 あら捜ししないならば、90分間、2人の有能な俳優を見て、 早いテンポのすばらしい時間を過ごせるだろう。 この映画、9点だ。 だが、「全然、予想できず 信じられないほど驚いたファクター」に、 これ以上の点数を加えたくない。 オトーサン、 「まさにブラックコメディだ!」 なちらさん 2011年9月12日 ワインは赤 白? 変態ホストの悪夢の晩餐会をみせる ワン・シチュエーション作品かと思いきや、 衝撃の新事実!を機に クライム物っぽく変化するね。 妄想の友達とヤバイ遊びをする 現実世界に生きてないホストと、 病気の女と明日を生きる為に必死な強盗。 この二人の温度差が、 チグハグな様だけど妙な可笑しさを生んでて良かった。 自傷フィルムや妄想友達とのダンスを見る 強盗の表情はサイコー! 大事な時に自分を越えるヤバイ奴に会っちまった ショックが、気の毒だが笑えるよ。


僕達急行 A列車で行こう

オトーサン、 「ゲームの映画化?」 A列車で行こうは、PCやDSで有名なゲーム。 電車やバスをつくり、 経営シミュレーションを行いながら、 最後に理想の都市を作り上げていくものです。 でも、この映画は、ゲームとは無縁でした。 原題:僕達急行 A列車で行こう(2011) 監督・脚本:森田芳光 Genre:Comedy/Drama 上映時間:117分 あらすじ: 小町圭は、大手不動産会社の社員で鉄道マニア。 町工場の二代目・小玉健太も無類の鉄道好き。 そんな2人は、電車のなかで出会う。 小町はマンションを追い出され、 コダマ鉄工所の寮に転がり込む。 そんな中、小町は、九州支社に転勤。 地元企業の社長が鉄道ファンだったので、 土地買収に成功する。 2人の友情はより固くなっていくが、 恋愛のほうは苦戦気味だ・・・ 出演者: 松山ケンイチ・・・ 小町圭 瑛太・・・ 小玉健太 オトーサン、 「この若手2人、下手だね」 どうみても、鉄道マニアにみえません。 脇役陣も、いかにもという演技でシラケました。 その他の出演者: 貫地谷しほり・・・ 相馬あずさ ピエール瀧・・・ 筑紫雅也 村川絵梨・・・ 日向みどり 星野知子・・・ 日向いなほ 伊東ゆかり・・・ 大空ふらの 菅原大吉・・・ 谷川信二 三上市朗・・・ 由布院文悟 松平千里・・・ 大空あやめ 副島ジュン・・・ アクティ デイビット矢野・・・ ユーカリ 笹野高史・・・ 小玉哲夫 伊武雅刀・・・ 早登野庄一 西岡徳馬・・・ 天城勇智 松坂慶子・・・ 北斗みのり User Rating:5.4/10( 5 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:7.4/10( 458 votes) Yahoo! オトーサン、 「5点台だね」 映画のトーンが、一貫していません。 User Reviews 亀戸さん 2013年1月14日 笑えない喜劇 鉄道オタク二人の珍道中のようなものを 期待して見ましたが、全く笑えないギャグの連なった 妙に長く感じる喜劇でした。 ギャグの感性や間が古いのは、 この映画で狙った想が中高年だからでしょうか。 主役二人のキャラクターもあいまいで、 ステレオタイプの鉄道オタク にしたくなかったのでしょうが、 本当に鉄道が好きなのかも 最後まであいまいな気がしました。 彼らが何を考えているのか、よくわからなくて、 台詞の言葉も、何か古いものを感じました。 ユルいコメディを狙ってるのでしょうが、 登場人物の頭がユルいだけの映画に なってしまっているような… オトーサン、 「駄作だね」 青観さん 2009年2月16日 惜しい人を亡くしたなあ 森田芳光監督が亡くなってから随分経つ。 今更ながら最後の作品を見て感じたのは この映画を見ると人間頑張れば何とかなるさ。 全てが前向きなのが良い。 同じ趣味を持つ2人の男、 この2人の主人公の名前を含めて登場人物 皆、電車の名前が付けられてるというこだわりと 同じ趣味を共有出来る仲間って良いなあ。 それがどんなにマニアックな趣味でも 同じ趣味を持つことで得られる楽しさを見せてくれている。 そして何よりも他人の趣味、楽しみ方、価値観に対して 一切否定してない所が良い。 人は皆、何かしら自分なりの 趣味や人生の楽しみ方を持っているはずです。 それを映画という最高の武器を持って 見せてくれたことが何よりも嬉しい。 作品的にはそんなに凄い映画でもなければ 森田芳光監督の初期の頃の「の・ようなもの」や 「家族ゲーム」で見せた才気はほとんど感じないし、 物足りないて言えば嘘になる。 しかしそれでも最後の映画が こんなほのぼのとした優しい映画であることが嬉しいし、 その一方でまだまだもっと森田芳光作品が見たかったという 何とも寂しい気持ちにもなる。 当たり外れがこれほど激しい監督はあまりいないと思うが、 そんな森田芳光監督が私は憎めないし好きですし、 本当に惜しい人を亡くしたなあって改めて思った。


サタデー・ナイト・ライブ 25th アニバーサリー

オトーサン、 「ビル・マーレー、気になる役者だね」 かれの出世作をみたくなって、TSUTAYA DISCASで借りました。 ”Saturday Night Live”(SNL)については、 耳にしていましたが、こんな番組だったとは。 25周年記念とあって、目もくらむような豪華な顔ぶれが集結。 お笑い芸人でなくても、愛蔵秘蔵版にしたくなるでしょう。 原題:Saturday Night Live 25 (TV Special 1999) 監督:Beth McCarthy-Miller/ James Signorelli 脚本:Tina Fey(head writer) Anne Beatts/Tom Davis/Steve Higgins/Marilyn Suzanne Miller Paula Pell/Paul Shaffer/T. Sean Shannon/Michael Shoemaker Genre:Documentary/ Comedy/ Music 上映時間:160分 あらすじ: ”Saturday Night Live”(SNL)は、 アメリカNBCで、1975年10月11日より 毎週土曜日の23時30分から25時00分 日曜13時30分 - 15時00分に生放送されている、 深夜90分の公開コメディバラエティ番組。 レギュラーに、ホスト1名と音楽ゲスト1組が基本。 コメディアンの登龍門であり、 ジョン・ベルーシ、ダン・エイクロイド、 ビル・マーレイ、エディ・マーフィー、 マイク・マイヤーズ、ウィル・フェレルが出演している。 出演者: Bill Murray・・・ビル・マーレー Tom Hanks・・・ トム・ハンクス Steve Martin・・・スティーヴ・マーティン Adam Sandler・・・アダム・サンドラー オトーサン、 「みんないい持ち味出しているね」 その他の出演者 Chris Rock Dan Aykroyd Jimmy Joe Red Sky Alec Baldwin Pete Schwetty Candice Bergen David Bowie Garth Brooks Dana Carvey Chevy Chase Billy Crystal Fernando Lamas Will Ferrell Marty Culp Gasteyer Bobbi Mohan-Culp Sarah Michelle Gellar ... Jan Hooks Victoria Jackson Jon Lovitz Tim Meadows Dennis Miller Garrett Morris Nick Thinblood Mike Myers Kevin Nealon Laraine Newman ... Natasha Messer Cheri Oteri Jerry Seinfeld Molly Shannon Martin Short Kevin Spacey David Spade Lily Tomlin James Van Der Beek Christopher Walken James Downey Robert Smige Al Franken - Audience Member John Goodman - Audience Member Saturday Night Live Band Beastie Boys - Musical Guest Eurythmics - Musical Guest Al Green - Musical Guest Various (archive footage) User Rating:7.5/10( 972 votes)IMDb User Rating:-/10( - votes) Yahoo! オトーサン、 「必見の作品だ」 Yahoo!がサイトに載せないのは、片手落ち。 User Reviews MovieAddict2014さん UK 2004年3月2日 ショーのファンなら、みな楽しい。 たくさんの楽しみがある… SNL25周年の再会は、実に陽気だ。 時々、少し遅い。 コメディでない所も少しあるが、それもまだ楽しい。 このショーで成長した後のすばらしい再会。 キャストの一部であるように、私は感じる。 エディ・マーフィを除いて、みんなが出ている。 (ノーマ・マクドナルドは、おかしな冗談をやっていうr) 出ているのは、スティーヴ・マーティン、ダン・エイクロイド、 チェビー・チェイス、マーティン・ショート、その他、 トム・ハンクス、スーザン・サランドン、ダニー・デヴィート、 ドリュー・バリモア、ゲーリー・バッセイなど。 ベルーシ、ラドナー、ハートマン(ロヴィッツは、泣き出す!)、 そして、ファーリーにも、賛辞続く。 これは、すばらしいSNLショーだ。 何人かの素敵なカメオにもお目にかかれる。 ありとあらゆるさまざまなタレントに会えるのは、興味深い。 対話し、互いを紹介しあう。 私は、大いに楽しんだ! それにしても、出演していた全員が出て 愉快な劇場映画がつくれたらと思う。 オトーサン、 「SNLって、すごいね」 この高いレベルを25年も続けるなんて。 政治ネタから、色ものまで幅広いのに 驚きました。 nohohooonさん 2005年3月12日 豪華なキャスト! 歴代のホストが登場、 それを見る客席には過去の出演者やハリウッドスター。 それがとても豪華でびっくり。 ビル・マーレーが歌いながら客席を練り歩き、 座っているドリュー・バリュモアに 「もうクスリやってないよね?」なんて耳打ちしたり。 客席にはスーザン・サランドンや マイケル・ダグラス&キャサリン・ゼダ・ジョーンズ夫妻 クリストファー・ウォーケンなどの姿もありました。 普段クールな役柄が多いのに、本当はコメディ好きなんですねぇ。 ホストにサボテンブラーズが衣装で登場したり 昔からのSNLファンには嬉しいシーンがいくつもありました。 ただ歴史を振り返るVTRが、 ここ数年で発表されたSNL関連のDVDに納められているものと かぶっているものが多かったのが残念。 でも今やハリウッドのビッグスターになってしまったホスト達が、 未だに集まってふざけている姿は一見の価値有りだと思います。


ストリート・オブ・ファイヤー

オトーサン、 「気分いいね」 ボンバーズの傍迷惑なバイク群を 主人公の優男トムが、銃で撃ち、次々と破壊。 でも、なぜか、ウンカの如く現れてくるのです。 「コミックだから、しょうがないか」 原題:Streets of Fire (1984) 監督:Walter Hill 脚本:Walter Hill/ Larry Gross Genre:Action/ Crime/ Drama 上映時間:93分 あらすじ: 人気ロック歌手、エレン・エイムが地元凱旋ライブ中に ストリートギャング“ボンバーズ”に拉致される。 彼女の大ファンのリーヴァは弟トムに助けを求め、 エレンのマネージャー、ビリーがトムを雇うと申し出る。 トムは偶然出会った陸軍あがりの女兵士マッコイを相棒に ボンバーズのアジトを急襲し、エレンを救い出す。 トムとエレンはかつて恋仲だったが、 エレンが歌手を目指すために心ならずも別れていた。 今回の救出をきっかけに再び心が揺れるが、 トムが金のために自分を救出したとエレンが誤解し仲違いする。 しかし、トムがビリーから謝礼を受けとらなかったと知り、 二人の間にふたたび愛の炎が燃え上がる。 その一方、面目を潰されたボンバーズのボス、レイヴェンは ボンバーズを率いて街を襲撃しようとしていた。 レイヴェンに一騎打ちを強いられ、トムは受けて立つ・・・ 出演者: Michael Pare ・・・ Tom Cody(トム) Diane Lane ・・・ Ellen Aim(エレン) Willem Dafoe ・・・ Raven Shaddock(レイヴェン) Rick Moranis ・・・ Billy Fish(ビリー) オトーサン、 「驚いたなぁ、ダイアン・レイン19歳だ」 歌は、吹き替えでしょうか? ウィレム・デフォーも、29歳! 顔に皴なんかひとつもないのです。 その他の出演者: Amy Madigan ・・・ McCoy Elizabeth Daily ・・・ Baby Doll Deborah Van Valkenburgh ・・・ Reva Cody Richard Lawson ・・・ Officer Ed Price Rick Rossovich ・・・ Officer Cooley Bill Paxton ・・・ Clyde the Bartender Lee Ving ・・・ Greer Stoney Jackson ・・・ Bird, of The Sorels Grand L. Bush ・・・ Reggie, of The Sorels Robert Townsend ・・・ Lester, of The Sorels Mykelti Williamson ・・・ B.J., of The Sorels Lynne Thigpen ・・・ a Subway Motorwoman Marine Jahan ・・・ a Dancer at Torchie's Ed Begley, Jr. ・・・ Ben Gunn John Dennis Johnston ・・・ Pete the Mechanic Peter Jason ・・・ Ardmore Cop #1 Matthew Laurance ・・・ Ardmore Cop #2 User Rating:6.7/10 ( 11,099 votes)IMDb User Rating:8.6/10( 932 votes) Yahoo! オトーサン、 「よく出来ているね」 User Reviews madvikinsさん Sweden 2005年1月15日 コミックのスタイリッシュなアクションストーリー。 誰もが、この映画の素晴らしさを分かっていない。 役者たちは、本当にいい仕事をしているし、 リック・モラニスはいい。 マイケル・パレもいいが、はまり役ではない。 この映画は、スタイリッシュだ。 せりふは、西部劇か、50年代の映画から 盗用してきたようだし、 この映画を楽しもうとしたら、 普通のアクションを期待しないほうがいい。 ミュージカルと思って、 スタジオ・スタイルの映画の芸術品らしさを賛美すべきだ。 悪漢らは、本当に悪い...だが、おかしい。 善人らは、本当に勇敢だ... こいつは、普通のアクション映画じゃない! アートであり...詩だ! オトーサン、 「歌が素敵だね」 リズミカルで、自然に身体が揺れてきます。 黒美君彦さん 2005年8月11日 長編クリップ MTV全盛期の長編ミュージック・クリップ…といった様相。 でもそれは決してダメ、というわけではなく、 テンポの良さといい、登場人物のわかりやすさといい、 スタイリッシュなところといい、 なかなかのカタルシスを感じさせてくれる。 暴力を殺戮に置き換えないという点だけでもマル。 寓話らしい予定調和の中で、 音楽がとにかくいい…ライ・クーダーだから当然か。 ある意味80年代を代表する作品のひとつ といっていいのでは。軽いけどね。 ダイアン・レインが当時19歳、 というのは信じられないほどの艶っぽさ。 悪くない


スペースバンパイア

オトーサン、 「頭がこんがらがった」 いま読んでいるミクロの決死圏でも、 スペースシップと美女が出てくるのです。 午後のロードショーにしては、良作でした。 原題:Lifeforce (1985) 監督:Tobe Hooper 原作:Colin Wilson 脚本:Dan O'Bannon/ Don Jakoby Genre:Horror/ SF/ Thriller Country: UK / USA Language: English 上映時間:116分 あらすじ: スペースシャトル・チャーチル号 その任務は、ハレー彗星の探査だ。 彗星近くで宇宙船の船内から、 全裸で眠り続ける3体のカプセルを回収。 連絡が途絶えチャーチル号救援に向かったコロンビア号は、 焼きただれた船内の奥からカプセルを回収する。 解剖のため宇宙センターに運ばれたカプセルの女が、 警備員の精気を吸収、ロンドンに姿を隠す。 バンパイアだ! 2時間後、警備員は、バンパイアと化して復活し、 犠牲者が犠牲者を作り出していく。 そんな中、チャーチル号の脱出カプセルがテキサス州に落下。 帰還したカールセンは「宇宙船からカプセル回収後、 乗組員が次々に変死を遂げるのを見て、持ち帰るのは危険と判断し、 チャーチル号に火をつけた」と報告する。 その夜、カールセンの夢に女バンパイアが現る。 カールセンは、深層意識のなかで女バンパイアの居場所を探り、 英陸軍特殊部隊SASのケインと追跡を開始する。 しかし、それは女バンパイアの罠だった・・・ 出演者: Steve Railsback ・・・ Col. Tom Carlsen(カールセン) Peter Firth ・・・ Col. Colin Caine(ケイン) Mathilda May ・・・ Space Girl(女バンパイア) オトーサン、 「美女バンパイアで決まり!」 その他の出演者: Frank Finlay ・・・ Dr. Hans Fallada Patrick Stewart ・・・ Dr. Armstrong Michael Gothard ・・・ Dr. Bukovsky Nicholas Ball ・・・ Roger Derebridge Aubrey Morris ・・・ Sir Percy Heseltine Nancy Paul ・・・ Ellen Donaldson John Hallam ・・・ Lamson Sidney Kean ・・・ Brash Guard Chris Sullivan ・・・ Kelly User Rating:6.1/10 ( 13,759 votes)IMDb User Rating:6.6/10( 333 votes) Yahoo! オトーサン、 「ま、こんなスコアかな」 User Reviews tom sawyerさん Waterford, Michigan 2002年7月31日 マチルダ・メイ、うれしいね! これを見たのは、1985年だ。 エイリアン・バンパイアの手堅いSFホラーだった。 他のコメントに賛成だ。 アイディアがいい。 それに、面白い。 傑作ではないが、面白い。 この映画をみる口実は、マチルダ・メイの姿態だ。 全裸だ。 なぁ、ホットだよね。 最高に美しいエイリアン・バンパイアだ。 スクリーンを彩どる。 邪悪で、誘惑的で、脆く、生真面目だ。 それに、すっと全裸だ。 少なくとも、彼女にとって全裸を通すのは、大変だった。 私は、もちろん、嬉しかったけどね。 カールセン役のRailsbackは、ミスキャストだった。 そのほかは、問題ない。 全裸をみたかったら、借りて、 男連中と見るとよいだろう。 オトーサン、 「美女は演技で勝負しない!」 ジーナさん 2008年12月25日 音楽はすごくイイ 精気を吸い取る地球外生命体という設定はアリだけど 2時間に1回発作?が起こる理由がよく分からないし、 広げようが無かったのか そのまま放置で方向転換しちゃってました。 SFなのか吸血鬼なのかゾンビ映画なのか 作品のテイストも絞りきれていない感じですね。 やりたい事を全部入れたはイイけど、 まとめてみたら散漫な仕上がりになっちゃいました・・・ というのが全体の印象です。 男バージョンの活躍がほぼ皆無だった事を考えると、 居る必要も無かったかと・・・。 男バージョン二人もエロティックに活躍していれば、 もっと面白くなったかもしれないのになぁ(笑) CGに違和感は無かったけど、 明らかに人形だろって分かるチープな映像が混ざっている アンバランスさも微妙さに拍車をかけているような・・・。 マチルダ・メイに関しては、終始全裸での登場なので 演技力がどうのこうのよりも 美しい身体のラインにばかり目がいってしまいました。 演出や音楽、映像など全体的に悪くはないのですが、 私にとっては彼女の裸体以外 印象に残らない作品になってしまいそうです(爆) これと言って怖くもないし、 SFの割にスケールの大きさを感じられないし、 裸体の女は居てもイヤらしくないなど 展開や脚本が上手いとは正直言えないですかね。 個人的にはヘタに規模を広げず、 シャトル内で展開したほうが緊張感が出せたような気がします。 ・・・で?何がしたかったワケ??と 観終った後に思わずにはいられませんでした(笑)


相棒シリーズ X DAY

オトーサン、 「相棒の映画、案外みているんだ」 安直ですが、時代の風を巧みに調味料にしています。 ・相棒-劇場版- 絶体絶命!42.195km         東京ビッグシティマラソン ・相棒-劇場版II- 警視庁占拠!          特命係の一番長い夜 ・相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿 原題:相棒シリーズ X DAY(2013) 監督:橋本一 脚本:櫻井武晴 Genre:Drama/Suspence 上映時間:105分 あらすじ: 東京明和銀行本店システム部員 中山雄吾 の焼死体が発見される。 ネットに不正アクセスし、機密情報を流した疑いで サイバー犯罪対策課にマークされていた。 捜査に当たるのは、警視庁捜査一課刑事・伊丹憲一と サイバー犯罪対策課専門捜査官・岩月彬。 考え方も捜査方法も対照的な2人は、 衝突しながらも事件を追っていく。 やがて事件は思わぬ広がりを見せ始め、 捜査も得体の知れない圧力に晒されていく・・・ 出演者: 田中圭・・・ 岩月彬 川原和久・・・ 伊丹憲一 木村佳乃・・・ 片山雛子(衆議院議員総理補佐官) オトーサン、 「主役がさびしいね」 でも、この川原和久さん、 香川照之のマネか、オーバーな睨みあいで勝負。 歌舞伎俳優・染五郎の姉・松本紀保と結婚し、 これからいい人生歩けそうです。 その他の出演者: 別所哲也・・・ 戸張弘成 深水元基・・・ 神林直樹 戸次重幸・・・ 中山雄吾 国仲涼子・・・ 麻生美奈 関めぐみ・・・ 小田切亜紀 矢島健一・・・ 九条弘毅 田口トモロヲ・・・ 朽木貞義 宇津井健・・・ 金子文郎 鈴木杏樹・・・ 月本幸子 大谷亮介・・・ 三浦伸輔 山中崇史・・・ 芹沢慶二 山西惇・・・ 角田六郎 六角精児・・・ 米沢守 神保悟志・・・ 大河内春樹 原田龍二・・・ 陣川公平 小野了・・・ 中園照生 片桐竜次・・・ 内村完爾 水谷豊・・・ 杉下右京 及川光博・・・ 神戸尊 User Rating:5.2/10( 11 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:7.0/10( 588 votes) Yahoo! オトーサン、 「5点台だね」 User Reviews Tolbieさん 2013年4月8日 嘘くさい札束乱舞シーン 今回の映画は、 我らが「イタミン」の活躍を楽しむ映画である。 間違っても権力者たちの陰謀や巨悪を暴くなんて 期待してはいけないし、 キャッチコピーの「何に挑むのか?」とか 「何と戦っているんだ?」なんて事に答えがあったりしない。 「その時、全てが終わる」なんてことも絶対にない。 「この国の人間は多少の事があっても、 今日と同じような明日が訪れると思ってる」なんて言いながら、 ものすごい取り付け騒ぎを描いたり、 思わせぶりだが嘘くさい札束乱舞シーンなど イロイロとチグハグ感もあるが、 その時々にちょっとだけ風刺めいた事言えればOK!なのだ。 それが「相棒シリーズ」なのだ。 ものすごい権力の暗部をかすりながら、結局はただの殺人事件。 判明した巨悪には「ザンネ~ン!」なのだ。 毎週ゝあるTV版でそこを突くのはさすがに酷だと思うが、 劇場映画版でさえそうなのは、ちょっと残念な気がするのだが、 最近やっとあきらめがついた。 そこさえ吹っ切れれば、 今作はイタミンのカッコよさ炸裂の好作である。 必然性の殆どない、数々のレギュラーメンバーの登場も 「顔見れて良かった」と思えるような、 シリーズファンに向けた映画なのだから。 そういえば、 杉下右京の要らなさ加減もかなりぶっちぎってたなあ。 オトーサン、 「相棒も劣化しているね」 黒美君彦さん 2014年5月6日 「絶望の真実より希望の嘘」 ドラマの「相棒」シリーズを観ていないので(笑)、 スピンオフと知らずに 「水谷豊がなかなか出てこないなあ」などと のんびり観ていたのですが(恥)。 映画というよりはTVドラマのSP版という感じ。 しかもサイバー犯罪対策課の専門捜査官(田中圭)と 捜査一課の刑事(川原和久)が主役という地味~な配役。 ではあるんだけど、殺人事件の背景にあったのが、 国債暴落の日(X-day)に備えての 銀行を使ったシミュレーションソフト なんてなかなかシュールな設定で、目のつけどころはなかなか。 財務省の高級官僚が 「絶望の真実より希望の嘘に国民は飛びつく」と言っていたが、 この作品はこのひと言を言わせるために作ったようなもんだろう。 景気浮揚だのバブルの再来だの歯の浮くような台詞が 為政者から聞こえてくるが、 現実には少子超高齢化の波は変わろうはずがない。 できるのは、ツケを子の世代、孫の世代に押しつけ、 現在を粉飾して見せかけること。 けれど、この国では多数が深く考えず、 今が良ければそれでいいと言わんばかりが現状 (原発だって同じことだ)。 この作品は実はそんなところを衝いている。 ただ、映画としては殺人動機があまりにお粗末だし、 つまらないのだけど。 興行収入良かったらしいけど、 この映画を観ても、多分絵空事にしか感じない人も多いんだろうなあ。 もっともそんなカラクリはもうとっくに気づいているよ という人も少なくないんだろうけど。 あまりに話が大きくなってしまい、 個人ではどうしようもないところまで来ているのは確かなのだが。


ボクたちの交換日記

オトーサン、 「へぇ、ウッチャンが映画をつくるんだ」 調べてみたら、そもそもは、映画監督志望。 芸人で、お金をためて、映画「ピーナツ」、 そして、この第2作もつくったんです。 原題:ボクたちの交換日記 (2013) 監督・脚本:内村光良 原作:鈴木おさむ Genre:Drama 上映時間:115分 あらすじ: 高校の同級生、田中と甲本は お笑いコンビ“房総スイマーズ”を結成、 成功を夢見て懸命にお笑いに取り組んできた。 しかし12年が経ち、30歳を目前にしても 未だに鳴かず飛ばず状態。 いよいよ危機感を募らせた2人は、 甲本の提案で交換日記を始めることに。 戸惑いつつも、いつしか互いに本音をぶつけ合い、 再び夢に向かって走り出す2人だったが・・・ 出演者: 伊藤淳史・・・ 田中 小出恵介・・・ 甲本 オトーサン、 「必死さは、伝わってくるね」 その他の出演者: 長澤まさみ・・・ 久美 木村文乃・・・ 麻衣子 川口春奈・・・ サクラ ムロツヨシ 戸田昌宏 相築あきこ 久保田磨希 川島潤哉 伊藤麻実子 鬼頭真也 谷澤恵里香 遠山景織子 入江雅人 ベッキー カンニング竹山 やさしい雨 梅小鉢 ジグザグジギー ランチランチ ラブレターズ ニッチェ アルコ&ピース 大倉孝二 佐藤二朗 佐々木蔵之介 User Rating:6.6/10( 6 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:7.7/10( 454 votes) Yahoo! オトーサン、 「こんなに高いかな?」 ウッチャンの人柄は、好感をもてますが、 映画としては、まだまだ。 User Reviews jaf_annzenn さん 2015年2月23日 素直に見れる映画 私は50代も後半にさしかかった男ですが見終わって、 自分の人生と比べたときなんだか、せつなかったです。 夢をみて過ごす日々はそんなにチャンスはありません。 映画の質がどうのこうの言うより、 素直にみて明日からなんか夢?目標? 探そうとプチ思いました。 オトーサン、 「脚本が下手」 イニシャルKさん 2014年5月3日 ウンナン内村が監督(二作目)というのが いちばん不安な面であったが、思ったよりずっと良かった。 売れない漫才コンビを主役にしているが、 やはり実際にお笑い芸人が監督をすることによって 本職の映画監督では出せないような リアルさが出ているのだと思うし、 テレビに出てバカなことしかやってないように見える お笑い芸人も舞台裏ではいろいろあり、 生き残りをかけた競争は想像以上に過酷なのだろう ということがひしひしと伝わってくる。 それにそんなお笑いに対する内村の思いの熱さも感じることができた。 ストーリーはベタながら ツボをきちんと抑えていて素直な作りになっていて、 見終わった後に爽やかに感動できるのもいいし、 もちろん、主演の二人である伊藤淳史と小出恵介もハマっている。 しかし、17年後が舞台となる終盤はみんな昔の若いままの姿で、 年輪を全く感じさせていないのはマイナスで、 とくに小出恵介・長澤まさみ夫妻と川口春奈が親子という設定に 無理がありすぎて違和感を感じる。 演じる役者を代えるなり特殊メイクで老けさせるなり 方法はあったはずなのに残念で、 そこだけが気になってしまった。 主題歌であるファンモンの「サヨナラじゃない」は けっこう好きなのだが、 この映画の雰囲気にはよく合っていたと思う。


フューリー

オトーサン、 「しつこいね」 戦後70年も経って、同盟国となったドイツを いまだに、ハリウッドが嘲笑するなんて。 ラストシーンは、終戦直前でした。 ようやく故郷へ帰れる、妻子友人に会えると 喜んで撤退しているドイツ兵を皆殺し。 日本もそうでした。 敗戦を受け入れるのが遅れて、 サイパン、硫黄島、沖縄で多数の犠牲者、 3月10日の東京大空襲、広島・長崎の原爆投下で、 数十万もの人命が失われたのです。 原題:Fury (2014) 監督・脚本:Director: David Ayer Genre:Action/ Drama/ War Country: USA / China / UK Language: English / German 上映時間:134分 あらすじ: 1945年4月、ヨーロッパ戦線。 戦況を優位に進める連合軍も、 ドイツ軍の捨身の反転攻勢に苦しめられていた。 そんな中、歴戦の猛者ウォーダディーは、 勇敢な3人の部下バイブル、ゴードン、クーンアスと シャーマン戦車“フューリー号”を駆る。 そんななか、新兵ノーマンが配属される。 戦場の極限状況に、震えるだけだ。 ウォーダディーは、ノーマンを手荒く叱咤しながら、 命令を受け、敵陣深くへと進軍していく。 そんな彼らの前に、ドイツ軍が誇る 世界最強のティーガー戦車がたちはだかる・・・ 出演者: Brad Pitt ・・・ US Army S/Sgt. Don "Wardaddy" Collie(ウォーダディー) Logan Lerman ・・・ Pvt. Norman "Machine" Ellison(ノーマン) Shia LaBeouf ・・・ T/5 Boyd "Bible" Swan(バイブル) Michael Pena ・・・ Cpl. Trini "Gordo" Garcia(ゴードン) Jon Bernthal ・・・ Pfc. Grady "Coon-Ass" Travis(クーンアス) オトーサン、 「ブラット・ビット、古株になったなぁ」 デビューの頃は、ノーマンみたいに ういういしく、傷つきやすい若者でした。 その他の出演者: Jason Isaacs ・・・ Cpt. "Old Man" Waggoner Scott Eastwood ・・・ Sgt. Miles Xavier Samuel ・・・ 2nd Lt. Parker Brad William Henke ・・・ S/Sgt. Davis Jim Parrack ・・・ S/Sgt. Binkowski Anamaria Marinca ・・・ Irma Alicia von Rittberg ・・・ Emma Kevin Vance ・・・ S/Sgt. Peterson Branko Tomovi ・・・ German Corporal Iain Garrett ・・・ Sgt. Foster Eugenia Kuzmina ・・・ Hilda Meier Stella Stocker ・・・ Edith User Rating:7.7/10 ( 205,324 votes)IMDb User Rating:6.9/10( 815 votes) Yahoo! オトーサン、 「案外、高いね」 アカデミー賞最有力なんていう宣伝に みなさん、誤魔化されたのでは?」 User Reviews phatrick88さん United States 2014年11月2日 私達の第二次大戦への侮辱行為 私は映画館から言葉なく歩き去った。 2014年になったのに、 まだ、歴史的に不正確な映画を製作するのだ。 冒頭に述べたように、 この映画は、自由を確保するために戦った 数百万人の第二次世界大戦の復員兵へ平手打ちだ。 兵士の指導と語り口は、1940年の兵士と全く合わなかった。 70年前に起こった出来事を描いていると言わないでほしい 軍の規律すら描けなかった。 最初の数分にせりふや演技、そして戦闘シーンをみただけで、 悪い映画だと思った。 まったく非現実的だ。 ドイツ人は、空砲を撃っていたか? GIは、ほんのわずかの死傷者で、 数百人の死んだドイツ兵を殺せるか。 安いテレビゲームじゃあるまいし、 ドイツの精鋭戦闘部隊が、 機関銃火の中であてもなく時間をつぶすだろうか。 至近距離で狙いをはずだろうか。 ドイツ兵は弱く、劣り、馬鹿として描かれている。 試験管のなかに住んでいるとしても、live in a test tube 最終戦がJOKEだと気付いてほしい。 あまりのひどさに、言葉を失う。 本当のことを言えば、 4台の戦車は、最初の戦いで、破壊されただろう。 their AA and panzerschrecks. 第2の戦いでタイガー戦車は、 4台のシャーマン戦車すべてを、一撃のもとに破壊しただろう。 有名な戦車戦を研究してほしい。 最終的な戦いで、SS大隊はたったの数分で、 動かなくなった戦車を片づけてだろう。 この映画を表わす最高の引用文は、 「歴史は勝利者によって書かれる」だ。 オトーサン、 「監督が、戦争体験者って、ほんとかな?」 ノーマンみたいだったのでしょうね。 この映画、戦車オタクや、戦争賛美者には、 好評のようですが・・・ 前田有一さん 2014年11月24日 戦場のリアリティの中で光るセンチメンタリズム 「フューリー」は軍経験者のデヴィッド・エアー監督が、 博物館から本物の戦車を借りて撮影した戦場映画である。 戦闘映画といってもいい。 本物の戦車でタンクムービーをとるなんて、 まさに中二の夢そのものだが、 実現のみならず稀代の傑作に仕上げてしまうのだから ハリウッド恐るべし。 1945年の欧州戦線。 連合軍の戦車乗り・通称ウォーダディーは、 フューリーと名付けた愛車のシャーマンM4中戦車を駆り、 仲間たちと鉄壁のチームワークで生き残っていた。 ところがあるとき、戦死した仲間の補充に新兵をあてがわれ、 危険な前線任務を命じられる。 敵の巨大戦車ティーガー戦ほか、 とてつもない恐怖と興奮を与える戦闘シーンの連続である。 跳弾の表現や貫通力重視の対戦車弾の特性など、 ディテールにこだわった (かつ分かりやすく観客に伝える)演出は画期的で、 今後本作はタンクムービーの新たなる最高峰として 映画史に君臨することになるだろう。 連合軍、ドイツ軍、どちらにも過剰に肩入れせず、 かといって突き放しもしない。 戦場への愛着すら感じさせる不思議な戦争映画である。 新兵が初めて人を殺すところからはじまり、 一人前の兵士に成長する話がメインではあるが、 それが圧倒的な説得力を持つのは 導き役のブラッド・ピットがえらい魅力を放っているから。 これぞ大スターのカリスマというやつで、 彼のようなリーダーのもとで戦うならば、 だれしも命を投げ出しこういう行動をとるだろうと思わせる。 平和な国に住む私たちは、 ともすると戦争にいって人殺しをするなんてのは、 よほどの強制力がなくては無理だろうと勘違いしてしまう。 本作はそんな平和ボケを修正するのに役立つだろう。 航空優勢もないまま、即死クラスの攻撃をいつくらうか、 不十分な戦力で恐怖しながら進軍する過酷な戦場の物語。 こんな旅の中でも、監督は心温まる一瞬のドラマを配置する。 とくに最後のドイツ兵士の行動が心に残る。 これぞ戦場のセンチメンタリズムというわけだが、 これが単なるご都合主義に見えないのは そのための布石を序盤から積み上げてきている点、 監督のやさしさのような視点が伝わってくるから。 一方、本作では英雄なんていう言葉は誰の耳にもむなしく響く。 ただただ順番がきたかのように唐突に死んでいく友軍の兵士たちや このドイツ兵の行動によって、意図的にそう感じるように演出されている。 少女との食事や交流、教育的殺人など一見妙なエピソードの全ても 綿密に計算された必然性というものを感じさせる。 すべてが伏線として結末につながるので、まったく混乱はしない。 見終わった後、戦争やそこでの人間の行動というものに、 なにがしかの疑問を持つように作られている。 残酷ショットやシーンが多いものの、 戦争・戦場の現実というものをあくまで映画という枠組みの中で リアリティをもって見せてくれる、 これは傑作である。 子供が中学生くらいになったら、親が注意深く見守りながら、 ぜひ見せてあげてほしい。 感動的なストーリーと見ごたえのある映像、 血沸き肉躍るスリル。エンターテイメント性の高い 見事な戦争映画である。


狼の挽歌

オトーサン、 「ロケ地の選定がすばらしいね」 ・バハマのセントトーマス島  カーチェースの狭い街路も、ここ。 ・ボート、長い橋、ホテル、空港は、ニューオーリンズ。 ・サーキットは、ミシガン・インターナショナル・スピードウェイ。 ブロンソンが、これらの風景によく馴染んでいます。 原題:Citta violenta(1970) Violent City 監督:Sergio Sollima 原作:Massimo De Rita/ Arduino Maiuri 脚本:Gianfranco Galligarich / Sauro Scavolini Sergio Sollima / Lina Wertmuller Genre:Crime/ Thriller Country: Italy / France Language: English / Italian 上映時間:100分 あらすじ: 殺し屋ジェフと愛人ヴァネッサは、 ヴァージン諸島で休暇中、何者かに追跡される。 ジェフは撃たれ、警察に捕まる。 ヴァネッサは、ジェフを撃った男によって連れ去られる。 弁護士スティーブの助けで放免されたジェフは、 自分を襲った組織とヴァネッサの行方を追い ニューオリンズに向かう。 元相棒キレインの助けでヴァネッサの居所を突き止めるが、 彼女は表は大企業主、裏は犯罪組織のボスウェーバーの 愛人となっており、 ウェーバーはジェフの狙撃の証拠写真を元に 組織に入るように脅す。 一匹狼のジェフはこれを断り、再びヴァネッサと逃げるが、 ウェーバーの雇った殺し屋に追われる。 ヴァネッサの協力を得てウェーバーを倒したが、 彼を裏切り、利用していたのは意外な者たちだった・・・ 出演者: Charles Bronson ... Jeff Heston(ジェフ) Jill Ireland ... Vanessa Shelton(ヴァネッサ) Telly Savalas ... Al Weber(ウェーバー) オトーサン、 「ブロンソン、いいねぇ」 セックスシーン、1970年の映画ですから、 おとなしいもんですが、何か迫力を感じました。 お相手のジル・アイランド、奥さんだそうです。 その他の出演者: Michel Constantin ... Killain Umberto Orsini ... Steve Ray Saunders ... Prisoner Benjamin Lev ... Jeff's Mate Peter Dane ... Television Host User Rating:6.5/10 ( 1,396 votes)IMDb User Rating:8.0/10( 117 votes) Yahoo! オトーサン、 「記憶に残る!」 User Reviews Benschさん Salzburg, Austria 2006年12月1日 ソリーマ監督の素晴らしい犯罪アクション。 ブロンソンが出演している 私は、セルジオ・ソリーマ監督の 巧妙なマカロニ・ウエスタンの大ファンだ。 チャールズ・ブロンソンが出演し、映画を豊かにしている。 本作 "Citta Violenta"には、 "Violent City" や "The Family"という別名もある。 ソリーマ西部劇の輝きはないかもしれないが、 非常に手堅い素晴らしい映画だ。 殺し屋のジェフは、ガールフレンドに裏切られ、 ギャングに殺されそうになる。 刑務所で4年過ごし、出所後、裏切った連中を突きとめようとする。 友人か敵かを見わけるのは、容易でない。 ブロンソンは、主役のジェフだが、はまり役だ。 テリー・サヴァラスは、犯罪組織のボス役で、すばらしい演技をみせる。 ジル・アイアランドは、運命の女として、すばらしい仕事をしていた。 残念なのは、カーチェイス。 この手の映画に欠かせないが、長すぎれば退屈だ。 その後の暴力シーンは、いい。 撮影も、想像力豊か。 エンニオ・モリコーネの曲は、いつものように素晴らしい。 西部劇で慣れている典型的なモリコーネとは少し違うが、 誰が作曲しているかは、即座に分かる。 本作は、ソリーマ西部劇ほど不可欠ではないにしても、 雰囲気に富んでいて、非常に楽しい。 ブロンソン・ファンには、見逃せない作品だ。 オトーサン、 「なつかしいね、マンダムのCM」 マーテルさん 2008年6月11日 ブロンソン・ブーム爆発 「マンダム」CM登場と併せて 日本でのブロンソン人気の絶頂期に立つ作品。 カーチェイスシーンはマンダムCMにも使われた。 当時小学6年生だったが このCMが茶の間に流れるとテレビにかじり付くほどの ブロンソンファンになっていた。 私だけでなくクラス内でよく話題となるほど マンダム=ブロンソンの登場には 大きなインパクトがあったものだ。 それもあってまさにその最中に封切られた この映画には特別な想いがある。 私と同世代のブロンソンファンは 似かよった経緯の揺るぎない信念を持った 確信的なファンなのだと思う。 どんな役者にもない魅力、 これは多分リアルタイムにブロンソンを見てきたファンが 最も理解できる味わいであり、 この映画にもそれが溢れている


ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島

オトーサン、 「第3作か」 1,2と見ましたが、質の高い作品でした。 今回も、期待できそうです。 ただ、カスピアン役のベン・バーンズ、 有望株と思いましたが、いい役に恵まれていません。 原題:The Chronicles of Narnia: The Voyage of the Dawn Treader (2010) 監督:Michael Apted 原作:C.S. Lewis 脚本:Christopher Markus/ Stephen McFeely/ Michael Petroni Genre:Adventure/ Family/ Fantasy 上映時間:113分 あらすじ: エドマンドとルーシー兄妹は、 兄と姉が両親と共にアメリカへ滞在中、 いとこのユースチスの家に預けられる。 ある日、壁に掛けられた帆船の絵が動き出し、 3人はその絵の中に吸い込まれ、 次の瞬間、ナルニアの海にいた。 溺れかけたところをナルニアの王カスピアンや ネズミの騎士リーピチープが乗る 帆船・朝びらき丸に救われ、喜びの再会を果たす。 一行は、カスピアンの亡き父王の友人である 7人の貴族を見つけるため、 彼らが消息を絶った離れ島を目指す。 やがて、ナルニアの剣七本を東方の島にある アスランのテーブルに並べれば、悪の魔法を払えると知る。 だがm行く手には不気味な霧とそこに潜む悪が立ちはだかる・・・ 出演者: Georgie Henley ・・・ Lucy Pevensie(ルーシー) Skandar Keynes ・・・ Edmund Pevensie(エドマンド) Will Poulter ・・・ Eustace Scrubb(ユースチス) Ben Barnes ・・・ King Caspian(カスピアン) Simon Pegg ・・・ the voice of Reepicheep(リーピチープ) オトーサン、 「脇役が大活躍だね」 ユースチスとネズミの騎士リーピチープのからみが、 愉快です。ビジュアルも優れています。 その他の出演者: Gary Sweet ・・・ Lord Drinian Shane Rangi ・・・ Tavros the Minotaur Morgan Evans ・・・ Randy the Faun Steven Rooke ・・・ Nausus the Faun Tony Nixon ・・・ 1st Mate (Rynelf) Liam Neeson ・・・ the voice of Aslan Laura Brent ・・・ Lilliandi Bille Brown ・・・ Coriakin Terry Norris ・・・ Lord Bern Bruce Spence ・・・ Lord Rhoop Arabella Morton ・・・ Gael Nathaniel Parker ・・・ Caspian IX David Vallon ・・・ Governor Gumpas Michael Foster ・・・ Gumpas's money collector Roy Billing ・・・ Chief Dufflepud William Moseley ・・・ Peter Pevensie Anna Popplewell ・・・ Susan Pevensie Tilda Swinton ・・・ Jadis, the White Witch Douglas Gresham ・・・ a slave buyer User Rating:6.4/10 ( 90,830 votes)IMDb User Rating:7.2/10( 1,374 votes) Yahoo! オトーサン、 「愉快だ」 ゴールデン・グローブノミネート ・歌曲賞 User Reviews mistelsさん Vancouver, Canada 2010年12月11日 プロットを書き直そうとするなら なぜ、わざわざ改作するのだ? 私、本作を楽しみにしていたので、がっかりした。 原作を切り取り、切り刻み、ミキサーにかけ、 7つの不思議な剣やこっけいな緑色の霧を持ち出すとは。 主要なテーマ、登場人物の掘り下げ、 小さな島の話の目的は、失われている。 残念なことに、話の魔法のほとんども失われた。 6点を与えたのは、すばらしいビジュアルや 素晴らしい演技のためだ。 (特にユースチスを演じたウィル・プートラーがいい) 最後の場面が美しい。 原作を読んでいないなら、 大いにこの映画を楽しめただろう。 だが、本物のナルニア物語のファンならば あまり大きな期待はしないほうがいい。 オトーサン、 「前田さん、公開を祝ってるね」 前田有一さん 2011年3月2日 なんとか無事公開にこぎつけたファンタジー大作 「ナルニア国ものがたり」は 聖書を下敷きにしたファンタジーということもあって、 教訓的な一面を持っている。 今回紹介する映画版3作目は、とくにその傾向が強く感じられる。 現在日本では、ファンタジーやアニメの世界から 戻ってこれない大人のおともだちが多数発生しており、 ゆゆしき事態といわれているが、 そうした国でこのファンタジー超大作をみると、 なかなか新鮮である。 めくるめく冒険の世界に酔わせた後に、 「さあみんな、映画はこれで終わりだよ。 元の暮らしに戻って頑張りなさい」と語りかける。 そんな大きなお世話、いや親切なファンタジー作品は、 いまどきあまりないだろう。 (略 あらすじ紹介) 今度は海洋アドベンチャーで、 なんといっても美しい帆船朝びらき丸の勇姿がみどころ。 この帆船は実物大サイズで実際に作られたもので、 建築費は22億円もかかったという。 それだけで邦画が10本作れてしまう、じつにバブリーな作品である。 とはいえこのシリーズは世界金融危機のあおりをもろにうけ、 制作会社が降りてしまうなど一時は継続が危ぶまれていた。 なんとか他社が引き継いで完成したものの、 朝びらき丸ならぬ映画そのものが難破船になるところであった。 1作目から6年、ようやく3作目までこぎつけたものの、 原作(全7巻)すべてが映画化される日が果たしてくるのか、 なんとも微妙である。 もっとも『ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島』自体は そんな裏事情を吹き飛ばす見事な出来で、 王道のアドベンチャー大作らしい風格を感じさせる。 相変わらずキリストライオンは説教くさいが、 島々を巡る冒険はわくわくするし、 クライマックスの総力戦の戦いは観客ともども大いに燃えあがる。 圧倒的なパワーを持つ怪物相手に、 決してあきらめず戦い続ける男たちの姿が胸を震わせる。 4作目の主人公となるいとこのユースチスのキャラクターも立っている。 最初は信じなかったナルニア世界を目の当たりにし、 自身も意外な姿になってしまったにも関わらず、 命がけで仲間のためつくす成長ぶりが感動を呼ぶ。 しかしながら一番の名演はネズ公のリーピチープか。 彼が最後に子供たちに語るセリフは涙なしには見られない。 この映画いちばんの名場面である。 最優秀演技賞がCGネズミでいいのかどうかはわからないが。 ラストで子供たちが選ぶ意外な選択肢は、 まさに冒頭で書いたメッセージそのもの。 楽しくてスリル満点の冒険を体験することで、 彼らはその正反対の日常生活のかけがえのなさを知る。 自分自身の本当の価値とその限界を知る。 この成長ぶり、これこそわが子を映画観に連れてきた 親御さんが深くうなづく、見事な結論といえるだろう。 こうした良質なファンタジー作品を、 小さいころから見て育てばきっといい子に育つのではあるまいか。


ファインド・アウト

オトーサン、 「午後ロードじゃなぁ」 見ているうちに、こりやいいぞと思いはじめました。 出ずっぱりのアマンダ・セイフライドの演技が とてもとても、気に入りました。 日本語吹き替えなので、彼女の美声が聞けなかったのが、 心残りです。 「ま、いいか、Youtubeで、歌声が聞けるから」 原題:Gone (2012) 監督:Heitor Dhalia 脚本:Allison Burnett Genre:Drama/ Mystery/ Thriller 上映時間:94分 あらすじ: ジルは、妹が拉致されたと訴える。 1年前、自らが拉致監禁されたと訴えた過去が。 捜査では何も証拠が見つからず、 妄言として事件は処理された。 そのためジルが、妹は自分を拉致した犯人に 掠われたに違いないと必死に訴えても、 警察はまったく取り合わない。 ジルはたった一人で妹の捜索に乗り出す・・・ 出演者: Amanda Seyfried ・・・ Jill Conway(ジル) オトーサン、 「アマンダ・セイフライド、乗りに乗ってるね」? 「マンマ・ミーア!」をみて、こう書きました。 当っていましたよー。 「可愛いし、歌もうまいし、ブレイクするのでは」 Amanda Seyfried アマンダ・セイフライド 誕生日: 1985/12/03 出身 : ペンシルヴェニア州アレンタウン 高校時代にブロードウェイ講師の指導を受け、 「As the World Turns」などソープドラマに出演。 04年、「ミーン・ガールズ」で映画デビュー。 映画「マンマ・ミーア!」の抜群の歌唱力で注目され、 一躍、売れっ子女優となった。 主演作: 2004年「ミーン・ガールズ」 2008年「マンマ・ミーア!」 2009年「ギャラリー 欲望の画廊」「クロエ」      「ジェニファーズ・ボディ」 ? 2010年「親愛なるきみへ」「ジュリエットからの手紙」 2011年「TIME/タイム」「赤ずきん」 2012年「パパ、アイ・ラブ・ユー」「ラヴレース」      「ファインド・アウト」「レ・ミゼラブル」 2013年「メアリーと秘密の王国」(声)      「グリフィン家のウエディングノート」 2014年「荒野はつらいよ ~アリゾナより愛をこめて~」 2015年「PAN~ネバーランド、夢のはじまり~」「テッド2」 その他の出演者: Wes Bentley ・・・ Det. Peter Hood Sebastian Stan ・・・ Billy Daniel Sunjata ・・・ Sgt. Powers Jennifer Carpenter ・・・ Sharon Ames Nick Searcy ・・・ M. Miller Socratis Otto ・・・ Jim LaPointe (Digger) Emily Wickersham ・・・ Molly Conway Joel David Moore ・・・ Nick Massey Katherine Moennig ・・・ Det. Erica Lonsdale Michael Pare ・・・ Lt. Ray Bozeman Ted Rooney ・・・ Henry Massey Amy Lawhorn ・・・ Tanya Muslin Susan Hess ・・・ Dr. Mira Anders Jeanine Jackson ・・・ Mrs. Cermak Hunter Parrish ・・・ Trey Jordan Fry ・・・ Jock User Rating:5.9/10 ( 31,189 votes)IMDb User Rating:6.5/10( 313 votes) Yahoo! オトーサン、 「7点台でもいいのでは」 User Reviews Mardonさん Newfoundland 2012年3月6日 90分の素敵なスリラー 見に行く前に、酷評をみた。 見終わったが、酷評が理解できない。 面白いスリラーではないか。 アマンダ・セイフライドは、見事な演技だった。 酷評とはまったくちがう。 私見だが、素敵なスリラーを見たいなら、 この90分の現実逃避は、お値段に値いする。 すこし変だなと思った唯一のシーンは、 ペプシのAquafina waterだ。. 大瓶が、寝室の枕元に置いてあった。 場違いだ。 明らかに宣伝だ。 オトーサン、 「日本も同じようだね」 警察は、忙しくて、 いちいち失踪届けなんかに構っておれないようです。 とらやさん 2014年1月27日 アマンダ出ずっぱり 主演アマンダ・セイフライドが ほとんどずっと出ずっぱりの作品なので、 彼女をお目当てで見るのには いいんじゃないでしょうか。 ミステリー・サスペンスとしては、 怪しさのある男たちが登場するのですが、 事件にはほとんど絡んできません。 特にアマンダと連絡を取り合う新人刑事は もう少し使い方があったのでは。 出ずっぱりのアマンダに常に緊張感や追われる状況を作り、 アマンダに立ち止まらせないので テンポのいい作品となっています。 本作に登場する警察は、 相談者の悲痛なSOSにも全く耳を貸そうとせず、 かなり腹立たしい存在に描かれています。 アメリカでは今、失踪事件や行方不明事件の増大が 社会問題になっているのだという。 警察の事件と向き合う姿勢なども含め そんな事件に対する問題提起という意図もあったのでしょうか。 それは警察署に何人もの被害者女性の写真が届く ラストからも強く感じました。


血と怒りの河

オトーサン、 「デラシネか」 その昔、デラシネという言葉の響きに 魅せられました。 辞書を引くと、deracineとは、根なし草の意。 また、 故郷を喪失した人とあります。 この映画の主人公は、まさに、デラシネでした。 原題:Blue (1968) 監督:Silvio Narizzano 原作:Ronald M. Cohen 脚本:Ronald M. Cohen/ Meade Roberts Genre:Romance/ Western 上映時間:113分 あらすじ: ブルーは、幼い頃に両親を亡くし、 盗賊の首領オルテガに育てられた。 長じて、仲間の一人となり、 オルテガの息子たちと共にある村を襲う。 だが、そこでジョアンヌが犯されそうになったとき、 ブルーは、オルテガの息子を射殺する。 だが、ブルーも瀕死の重傷で、ジョアンヌの家へかくまわれ、 恋仲になるが、彼女の父ドクはブルーを、快く思わない。 オルテガとブルーは、国境の河をはさんで対決する・・・ 出演者: Terence Stamp・・・ Blue(ブルー) Ricardo Montalban・・・ Ortega(オルテガ) Joanna Pettet・・・ Joanne Morton・・・(ジョアンヌ) Karl Malden・・・ Doc Morton・・・(ドク) オトーサン、 「テレンス・スタンプ、しっくりこないね」 スーパーマンの悪役で有名だそうですが、 あまり記憶に残っていません。 その他の出演者: Anthony Costello・・・ Jess Parker Joe De Santis・・・ Carlos James Westerfield・・・Abe Parker and Stathis Giallelis・・・Manuel Carlos East・・・ Xavier Sara Vardi・・・ Inez Robert Lipton・・・ Antonio Kevin Corcoran・・・ Rory Calvin Ivalou Redd・・・ Helen Buchanan Dorothy Conrad・・・ Alma Wishoff Helen Kleeb・・・ Elizabeth Parker Michael Bell・・・ Jim Benton Wes Bishop・・・ Settler Marian Mason・・・ Mrs. Kramer Alma Beltrand・・・ Cantina Proprietress Sally Kirkland・・・ Sara Lambert Peggy Lipton・・・ Laurie Kramer Jerry Gatlin・・・ Wes Lambert William Shannon・・・ Police Chief Michael Nader・・・ Mexican Assassin User Rating:6.1/10 ( 303 votes)IMDb User Rating:7.3/10( 25 votes) Yahoo! オトーサン、 「高いスコアだね」 User Reviews fanaticitaさん USA 2003年6月20日 好きな映画だ 長いこと、テレンス・スタンプのフアンだった。 ようやく、このビデオをレンタルすることができた。 テレンスのロンドン子アクセントは、気にならない。 彼のブルー役の見事なパフォーマンスを見る邪魔にはならなかった。 どちらの世界にも納まることが難しいとわかります: 両親が殺された後、彼は、山賊オルテガに拾われる。 そのメキシコ世界と出自である「米国人」の世界の いずれにも、安住できない。 意図したわけではなかろうが、「ビリー・バッド」に似ている。 ブルー役のスタンプをみてうれしかった。 はまり役だ。 エンディングは、多少不可解。 だが、ラストシーンの河の撮影は見事で、悲劇的だった。 オトーサン、 「デラシネの気まぐれかな」 河は、アメリカとメキシコ国境になっています。 ブルーは、「どちらに肩入れするか」右往左往するのです。 Ikedaさん 2009年8月10日 テレンス・スタンプ 出だしからの進行を見ていると、 この作品は明らかにマカロニ・ウエスタンの ジャンルに入れるべきだと思います。 しかし、中盤に入ってブルーが盗賊団のオルテガと別れてからが 西部劇と言うより犯罪者の苦悩とジョアンの愛情が描かれた ロマンス劇になっていて、これがこの映画の本質です。 ここで自分の過去を話したがらないスタンプの演技が良くて、 二人をを見守る父(カール・マルデン)の好演が 相まって面白い映画になっています。 それにアメリカ人のメキシコ人に対する偏見が チラホラ出ているのも良いです。 ただ、後半、説明もないままグルーが討伐隊のリーダーになり、 性格が変ったような行動を取るあたりの演出が チグハグなのが気に入りませんでした。


バッド・ガールズ

オトーサン、 「午後ロードか、B級映画だろう」 録画もやめて、昼寝がてら視聴しました。 「面白いじゃん」 美人女優が4人も登場して、目を楽しませてくれるし、 ストーリーも波乱万丈なので、 すっかり目が覚めてしまいました。 原題:Bad Girls (1994) 監督:Jonathan Kaplan 原作:Albert S. Ruddy/ Charles Finch/ Gray Frederickson 脚本:Ken Friedman/ Yolande Turner Genre:Western Rated R for western violence Country: USA Language: English / Spanish 上映時間:99分 あらすじ: 1890年代、西部の町。 コーディは、娼婦に嫌がらせをした 軍人を射殺し、絞首刑を言い渡されるが、 死刑執行寸前、アニータ、アイリーン、リリーに救出される。 四人は、アニータの夫が残した土地の権利書を頼りに、 オレゴンで製材所をやろうと旅立つが、 殺された大佐の夫人が差し向けた ピンカートン探偵社の調査員に付け狙われる。 コーディの愛人だった強盗団のボス・キッド、 彼に両親を殺されキッドを追っているジョシュ、 気のいい保安官助手のタッカーらが絡んで・・・ 出演者: Madeleine Stowe・・・ Cody Zamora(コーディ) Mary Stuart Masterson・・・ Anita Crown(アニータ) Andie MacDowell・・・ Eileen Spenser(アイリーン) Drew Barrymore・・・ Lily Laronette(リリー) James Russo・・・ Kid Jarrett(キッド) James LeGros・・・ William Tucker(タッカー) Dermot Mulroney・・・ Josh McCoy(ジョシュ) オトーサン、 「うまく性格分けしてるね」 その他の出演者: Robert Loggia・・・ Frank Jarrett Jim Beaver・・・ Pinkerton Detective Graves Nick Chinlund・・・ Pinkerton Detective O'Brady Harry Northup・・・ Preacher Sloan User Rating:5.0/10 ( 8,910/ votes)IMDb User Rating:4.6/10( 267 votes) Yahoo! オトーサン、 「低すぎる!」 User Reviews Buddy-52 Boston, MA 2005年4月5日 一流 これまで見た西部劇で、女性を最高に表現している。 シャロン・ストーンの「クイック&デッド」も影を失う。 ラッセル・クロウに全面的に頼って生き残るので、 主役のストーンがソフトになっている。 本作のマデリーン・ストウは西部の砂塵のなかを 颯爽と活躍する。 ナンセンスな殺し屋になっていない。 これは稀有なことで、 クリント・イーストウッドを国際的スターにした マカロニ・ウエスタンの三部作 「名無し男」がヒットして以来のことだ。 ジェンダーを超えたヒーローをもった この映画のスタイルは、無視できない。 間違ってはいけない。 これは、何と言っても、ストウの映画なのだ。 モンテカルロで銀行を壊して以来の主演作だ。 西部劇が好きならば、オープンな目で見てほしい。 これはまさに西部劇なのだ。 オトーサン、 「ストウは、いまいちだった」 黒美君彦さん 2004年10月10日 4人の女侍 マデリーン・ストウをはじめとする 4女優の活劇という着想は悪くはないのだが、 もう少し4人のキャラクターをそれぞれ立てて欲しかった というのが率直な感想。 なぜか、」みな銃の扱いは上手いし、 百戦錬磨の強盗団にも勝ってしまうし というところで、少々無理が・・・。 M・ストウはもっと大女優になりそうな素質を 持っているような気がするが、出演作に恵まれていない気がする。 何が、と問われると困るが、 4人が目指すものがもうひとつ説得力を持たない分だけ、 彼女達の連帯感が不自然に見えてしまうのが残念。


相棒劇場版Ⅲ 巨大密室!特命係絶海の孤島へ

オトーサン、 「すごい題名だ」 巨大密室だけでも、興味しんしんなのに、 絶海の孤島ときては、たまりません。 ロケ地に選ばれたのは沖縄県座間味島、 ハブを警戒しながらの撮影だったとか。 原題:相棒劇場版Ⅲ 巨大密室!特命係絶海の孤島へ(2014) 監督:和泉聖治 脚本:輿水泰弘 Genre:Mystery/Suspence 上映時間:114分 あらすじ: ある日、特命係の杉下右京と甲斐享の前に、 警察庁長官官房付となった神戸尊が現われ、 東京から300キロ離れた太平洋の孤島“鳳凰島”で起きた 死亡事故というネタを持ち込む。 男性が馬に蹴られて死亡しただけの単純な事故た。 それもそのはず、島へ2人を調査に向かわせる本当の目的は、 妙な噂が絶えないという島の実態を秘かに探れという 警察庁次長・甲斐峯秋からの密命だった。 こうして半ば強引に鳳凰島へと送り込まれたが、 ある実業家が個人所有するその島では、 元自衛隊員たちで組織された謎の民兵グループが 共同生活を送りながら訓練に励んでいた。 そんな中、潜入のための口実でしかなかったはずの事故死が 実は殺人事件だったことに気づく・・・ 出演者: 水谷豊・・・ 杉下右京 成宮寛貴・・・ 甲斐享 伊原剛志・・・ 示申室司 釈由美子・・・ 高野志摩子 及川光博・・・ 神戸尊 オトーサン、 「いいのは、伊原剛志さんだけ」 杉下右京、ジャングルみたいなことこへ、スーツ姿とは。 それとも、洋服の青山あたりが、アウトドアス-ツを 開発したのでしょうか? その他の出演者: 風間トオル・・・ 綿貫孝雄 六平直政・・・ 桂浜泰三 渡辺大・・・ 多賀周治 吉田鋼太郎・・・ 栗山朔太郎 瀬川亮・・・ 岩代純也 宅麻伸・・・ 若狭道彦 鈴木杏樹・・・ 月本幸子 真飛聖・・・ 笛吹悦子 川原和久・・・ 伊丹憲一 大谷亮介・・・ 三浦信輔 山中崇史・・・ 芹沢慶二 山西惇・・・ 角田六郎 六角精児・・・ 米沢守 神保悟志・・・ 大河内春樹 小野了・・・ 中園照生 片桐竜次・・・ 内村完爾 石坂浩二・・・ 甲斐峯秋 User Rating:3.7/10( 9 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:4.8/10( 462 votes) Yahoo! オトーサン、 「低いねぇ」 User Reviews hinakkskさん 2014年11月7日 最近の『相棒』の悪い面ばかり出ている 情緒的になりがちな日本の推理ドラマのなかで、 『相棒』は論理性が際立っていて好きだったのですが、 この映画は最悪です。星2つでも甘いぐらい。 孤島を舞台にして、都会的なスマートさとのギャップによる 意外性の面白さを狙ったのかもしれませんが、 肝心のプロットに舞台が孤島である必然性が全くありません。 絶海の孤島に厩舎とは、あまりにも唐突で不自然すぎます。 (道路がなく移動に車が使えないというわけでもない。) しかも事件のひとつはその厩舎で起こり、 舞台背景の仰々しさ比べ、謎解きはシンプルそのもの。 飼育動物(や子ども)を犯罪に加担させるのも好きではない。 紅一点の釈由美子に華がないのも残念。 戦闘訓練を選択した女性としての鋭さや 意志の強さ、覚悟も感じられない。 ハニートラップなんて展開は陳腐そのもの。 『相棒』の良さのひとつは、些細な事件が複雑に絡み合って 大きな陰謀へと繋がっていくところだが、 今回はそれもスケールが小さく単純で本当につまらない。 右京は事件の全貌に鋭い分析をするわけでもなく、 もっともらしくご高説を垂れるだけ。 最近の『相棒』について成宮君を批判する人が多いけれど、 私は悪いのは水谷豊ほうだと思っています。 例えば、ドラマにおいて服装は大切で、 孤島の密林を走るのに、クラシックなスーツにネクタイ、 ポケットチーフはやりすぎだと思う。 上着を脱いで、ネクタイをはずすぐらいしたっていいのでは? 一事が万事で、型にこだわりすぎて変革がなく、 マンネリに陥りがちになっている。 脚本のせいもあるかもしれないけれど、 最近の右京(水谷豊)を観ていると、 鋭い知性をもつ異端で孤高の論理的な人というより、 まるで水戸黄門か、と感じることがあります。 『相棒』のファンゆえの感想であり、あえて苦言を呈します。 オトーサン、 「誰もほめていないね」 ロカホリさん 2009年2月16日 絶海の孤島という領域でもスーツ姿の右京は ミスマッチで面白くもありますが、 TVと違った軽いホームズ風な軽い縁起と音楽とが相まって 余裕が裏目に出てる感じがした。 民兵組織は動機はいいとして、 リーダー役の伊原以外は凄みがなく、 少数精鋭にしても動作が隙だらけでチープにしか映らず、 貧弱そうで説得力がなかった。 予算の関係上で人員を揃えられないなら、 もうちょっと演出でどうにかしないと滑稽なだけですけどね。 上辺は大掛かりでスケールのある風な劇場版ですが、 中身は相棒らしいいつも通りの主義主張、思想のお話。 現状の日本を右傾化としチクリと刺し、 勝った気になっているあたり、違和感がある。 まあ昨今いろいろ起きているし問題提起のつもりかな。 この内容ならテレビで十分な感じ。 せっかくの劇場版なんだから、 もっと各キャラの特性を生かした 万人受けするエンタメな脚本でいいと思うんだけどな。


約束 ラ・プロミッセ

オトーサン、 「名画だ」 小児がん患者とアルハイマー病の老人、 この2人にとって、過去は悲惨そのもの、 未来には、悲惨な運命が待っているはず。 だから、現在を精一杯エンジョイしなければ・・・ 「動けなくなる前に、思いっきり遊んでおこう!」 若いひとに見せたい映画です。 原題:Le monde de Marty (2000) 監督:Denis Bardiau 脚本:Denis Bardiau/ Alexandre Jaffray Genre:Drama Country: France Language: French 上映時間:89分 あらすじ: 10歳の少年は、小児ガン。 病院の中だけがマーティの世界だ。 病院の職員や看護婦も手を焼くワルガキ。 高齢者病棟に忍び込み、老人ベランと出会う。 動けず、しゃべれぬ老人を相手にイタズラの限りを尽くす。 初めは、少年に悪態をつくが、触れ合いの中から ベランは、次第に生きる喜びを見出し始める。 いつしか二人は言葉がなくとも心が通じ合うようになって・・・ 出演者: Michel Serrault ・・・ Antoine Berrant(ベラン) Jonathan Demurger ・・・ Marty(マーティ) Annick Alane ・・・ Suzanne Berrant(シュザンヌ) オトーサン、 「ミシェル・セロー、見事な演技!」 目力と瞬きだけの演技で、これだけ表現できるとは。 子役のジョナサン・ドマルジェも、有望株だね。 脇役ですが、病室を間違えて、ベランをベッドから 引きづり落とした認知症の老女ミリアムが痛快でした。 その他の出演者: Camille Japy ・・・:Claire, la mere de Marty Jacques Dynam ・・・ Dancourt Patrick Bouchitey ・・・ le professeur Zilberman Christian Charmetant ・・・ le professeur Leguen Florence Hebbelynck ・・・ Myriam Jean-Christophe Barc ・・・ Bricout User Rating: 6.8/10( 142 votes)IMDb User Rating: 9.5/10( 86 votes)Yahoo! オトーサン、 「名画なのに、IMDbは低すぎる」 User Reviews his さん 2014年7月23日 おすすめのフランス映画 好評だから見た。 むしろYahoo!映画の好評を見なければ 見ることがなかったかもしれない映画。 2001年ぐらいに日本公開していたようだ。 一言で言えば、難病もの。 『最強のふたり』に近いものがあるが 、登場人物両方が病に伏しているので、 こっちの方が、死に近い。 難病の少年と脳と目しか使えない老人の交流を描いた映画。 老人はモノローグだけしかないが、 それでもフランス映画らしいユーモアにあふれている。 見ていて『潜水服は蝶の夢を見る』を思い出した。 映画は、元気いっぱいの難病の少年がこの老人と出会い 子供の元気さに押され気味だが、 徐々に心が豊かになっていく老人の死と隣り合わせにある 最後の喜びを爆発させるようなエネルギッシュさと、 同時にカオスとも言える唐突な死が折り重なる。 絶妙なヒューマンドラマだ。 その唐突さにちょっと首をかしげるが、 映画全体のマーティーの元気さや独特なカメラのアングルや マーティの趣味のギミックが愛くるしく、とても素敵な映画だ。 フランス映画だからありなテンションと悲しみを 紙一重でかわすユーモアさ。 こいつは掘り出し物だ。 おすすめです。 オトーサン、 「なるほど」 この明るさは、監督がリュックベッソンの お弟子さんのせいでしょう。 長編第1作だそうですが、期待しましょう。 JJさん 2002年1月31日 心が温かくなるステキな作品! 私の出会った映画の中で、最高傑作のうちの一つ。 小児ガンの少年と、 寝たきりで口のきけない老人という設定だけ聞くと、 すごく暗く悲しいお涙頂戴系かと思いきや、全然違う。 いたるところに笑いがあふれていてとっても明るく、 それでいてちょっと切ないという、 笑いと切なさの絶妙なバランスが最高! この映画の監督のドニ・バルディオは、 イギリス映画(とくに『ブラス!』)が大好きだそうで、 イギリス映画っぽいフランス映画を作ってみたかったらしく、 まさにそのとおりの映画でした。 老人役のミシェル・セローは、 わずかな顔の動きだけで驚くほど豊かな感情を表現し、 その演技力は本当に素晴らしい。 やんちゃな少年のジョナサン・ドマルジェは、 ものすごくキレイな顔立ちに透き通るような白い肌で ビジュアル的にも愛くるしく、やんちゃっぷりもカワイイ (幼き日のディカプリオを彷彿させるような印象?) 少年のお母さんや、看護婦さんたちの脇役も それぞれがとても魅力的で、 私の出会った映画の中で、最高傑作のうちの一つ。


戦うパンチョ・ビラ

オトーサン、 「"天皇の密使"に出ていたな」 パンチョ・ビラでなく、パンチョ・ビリャとしてですが。 ビリャに会って、革命の動乱から多数の日本人を救出したのが、 馬場称徳という外務省職員でした。 原題:Villa Rides (1968) 監督:Buzz Kulik 原作:William Douglas Lansford 脚本:Robert Towne/ Sam Peckinpah Genre:War/ Western 上映時間:125分 あらすじ: 1912年のメキシコに、 武器を積んだ飛行機でリーがやって来る。 反革命軍へ売りつけることに成功するが、 着陸した時に車輪が壊れ、 修理のために近くの村に滞在することになる。 鍛冶屋の娘フィナに一目惚れし、 ぐずぐずしていたら反革命軍が村を襲撃し、 鍛冶屋を殺してしまう。 そこへパンチョ・ビラの革命軍が村人の救出に現れ、 リーはビラに捕らえられる。 しかし、飛行機の戦略的価値を考えたビラは リーの命を助け、革命軍に協力するように要請する。 リーは革命軍に加わり・・・ 出演者: Yul Brynner ・・・ Pancho Villa(ビラ) Charles Bronson ・・・ Rodolfo Fierro(フィエロ) Robert Mitchum ・・・ Lee Arnold(リー) Maria Grazia Buccella ・・・ Fina(フィナ) オトーサン、 「名優3人揃い踏み、最高だね」 その他の出演者: Herbert Lom ・・・ Gen. Victoriano Huerta Robert Viharo ・・・ Urbina Frank Wolff ・・・ Ramirez Alexander Knox ・・・ President Francisco Madero Diana Lorys ・・・ Emilita Bob Carricart ・・・ Don Luis Fernando Rey ・・・ Fuentes Jose Maria Prada ・・・ Major Antonito Ruiz ・・・ Juan Jill Ireland ・・・ Girl in restaurant Seyyal Taner ・・・ Guerrilla Girl Regina de Julian ・・・ Lupita Andres Monreal ・・・ Capt. Herrera User Rating:6.5/10 (1,075 votes)IMDb User Rating:7.2/10( 23 votes) Yahoo! オトーサン、 「7点台だと思うよ」 User Reviews Jeffさん United States 2012年11月20日 ユル・ブリナー、髪の毛ふさふさ 参照した? サム・ペキンパー監督作の名作のように、 本作は、最初から最後まで終始一貫エキサイティングだった。 「ワイルドバンチ」前の作品だが、戦いのシーンが似ている。 ペキンパーは「ワイルド・バンチ」から、限界に挑みはじめた。 暴力、裸などから遠ざかりはじめたのだ。 私は本作が好きだ。 彼の最後の正統的で旧式な映画だから。 タランティーノのマネはしていない; ただ、すばらしいアクション映画をつくろう。 ロシア人であることを考慮すると、 ユル・ブリナーのヴィラ役は、かなりよい。 若きチャールズ・ブロンソンは、 ヴィラのタフな片腕で多くのシーンで輝いている。 本作は、戦闘シーンがあふれる叙事詩であり、 すばらしいキャストだ。 みんなが、耳にしていないことに驚いた。 オトーサン、 「Wikipediaに出ているかな?」 パンチョ・ビラの本名は、Jose Doroteo Arango Arambula。 愛称は、パンチョ・ビリャ(Pancho Villa) 「パンチョ」は「フランシスコ」の愛称。 スペイン語では、ビーリャやビジャ、ビージャと発音。 黒美君彦さん 2015年4月15日 グリンゴ(米国人) 中米の歴史に疎いので主人公のパンチョ・ビラ (フランシスコ・ビラ、1878~1923)については 全く知らなかったが、 1910年頃から続いたいわゆるメキシコ革命の 立役者のひとりなのだとか。 ウィリアム・ダグラス・ランスフォードが、 生前のビラを知る人物を取材して書い た『Pancho Villa』(1965)が原作。 アーノルド・リーなる 架空の武器商人がビラとともに戦うという筋立てで、 アメリカ人にも受け入れやすい脚色がなされている。 彼は本名よりも「グリンゴ」と呼ばれる方が多いけど(笑) ビラを演じるユル・ブリンナーは撮影当時37歳。 髪と口ひげで、スキンヘッドとは随分違う印象。 ロバート・ミッチャムは当時50歳で、少々老い?が見え隠れ。 冷酷なフィエロ役のチャールズ・ブロンソンが 最も印象的といえるかも知れない。 大がかりな空撮や戦闘シーンはそれなりに見応えがある。 メキシコ革命時は戦いと裏切りが繰り返され、 マデロ大統領のために戦うビラは、 反目していたウエルタ将軍によって危うく処刑されそうになる。 (のちにマデロを暗殺し大統領に就任) ところどころコミカルなシーンもあるのだが、 同時に虐殺シーンも少なくない。 フィエロが捕らえた男たちに 「壁を越えられたら逃がしてやる」といって、 数人ずつ解放しては射殺するところや、 ビラを支持する村が襲われても強い憎しみが足りないからと 反撃を遅らせるのを見ると、 そこまでやるか、と思ってしまうのだが…。 真偽のほどはわからないが、部下にしようとした男が 「妻子があるから」と断ると、 ビラが妻子を射ち殺したというエピソードもあるとか。 とはいえ、メキシコでは今も彼は英雄なんだそうだ。 パンチョ・ビラを扱った映画は このほかにも『奇傑パンチョ』(1934年ジャック・コンウェイ監督)、 『パンチョ・ビラ』(1973年ユージニオ・マーティン監督)、 『英雄パンチョ・ビラ』(2003年ブルース・ベレスフォード監督)とあり、 西部劇の定番のひとつのよう。 見比べて観るのもありかも。 まあ、飽きずに最後まで観ることが出来ました。


ユーズド・カー

オトーサン、 「ゼメキス監督作品だ!」 1952年生まれですから、30歳前! 大学の映画学科在学中に自主製作した作品が スピルバーグ監督の目にとまったのです。 「スピルバーグ、目のつけどころがいいね」 原題:Used Cars (1980) 監督:Robert Zemeckis 脚本:Robert Zemeckis/ Bob Gale Genre:Comedy 上映時間:113分 あらすじ: アリゾナ州フェニックス。 ルディは、中古車ディーラーの営業マン。 上院議員になるために必死に軍資金を稼ごうとしている。 ある日、社長のルークが心臓発作で亡くなってしまう。 そこでルディらは、社長は長期休暇に出かけたということにして 会社を乗っ取り、自分たちの好きなように車を売り始め、 ルークの弟が経営するライバル会社を圧倒する。 だが、失踪中だったルークの娘バーバラが戻ってきて・・・ 出演者: Kurt Russell ・・・ Rudy Russo(ルディ) Jack Warden ・・・ Roy L. Fuchs and Luke Fuchs(ルーク) Deborah Harmon ・・・ Barbara Jane Fuchs(バーバラ) オトーサン、 「カート・ラッセル、運動神経バツグン!」 経歴をみてみましょう、 カート・ラッセル Kurt Russell 誕生日:1951/3/17 出身:マサチューセッツ州スプリングフィールド 父親はニューヨーク・ヤンキースの野球選手で俳優。 母親はダンサー。 子役として「テニス靴を履いたコンピューター」などディズニー映画に出演。 1970年代、野球選手に転向しマイナーリーグで活躍したが、 肩の怪我が原因で俳優業に戻った。 1979年、ジョン・カーペンター監督のTV映画「ザ・シンガー」で エミー賞主演男優賞にノミネート。 1983年、「シルクウッド」でゴールデングローブ賞助演男優賞ノミネート。 アクション俳優の地位を確立するが、 社会派映画からコメディー映画まで幅広く出演する演技派。 主な出演作: 1981年「ニューヨーク1997」 1982年「遊星からの物体X」 1991年「バックドラフト」 1994年「スターゲイト」 1996年「エグゼクティブ・デシジョン」「エスケープ・フロム・L.A.」 2001年「バニラ・スカイ」 2005年「夢駆ける馬ドリーマー」 2006年「ポセイドン」 その他の出演者: Gerrit Graham ・・・ Jeff Frank McRae ・・・ Jim Joe Flaherty ・・・ Sam Slaton David L. Lander ・・・ Freddie Paris Michael McKean ・・・ Eddie Winslow Michael Talbott ・・・ Mickey Harry Northup ・・・ Carmine Alfonso Arau ・・・ Manuel Cheryl Rixon ・・・ Margaret Al Lewis ・・・ Judge H. H. Harrison Woodrow Parfrey ・・・ Mr. Chartner Dub Taylor ・・・ Tucker Betty Thomas ・・・ Bunny Dick Miller ・・・ Man in Bed User Rating:6.8/10 ( 9,528 votes)IMDb User Rating:5.5/10( 92 votes) Yahoo! オトーサン、 「IMDbに1票!」 アメリカの中古車ディーラー、ひどいね。 我が国でも、格安中古車は、距離計を巻き戻したり、 事故車の前歴を隠したものもあります。 ご用心! User Reviews Katz5 さん Arlington, VA 2004年4月2日 実に陽気 これまでに作られた最もおかしな映画の1つ。 80年代の初期にビデオで見た覚えがあるが、 ビデオカセットのカバーからすると 悪いものではないかと思っていた。 同時期にリリースされた映画があって、 まことにもってひどい代物だった。 その後に「ユーズド・カー」を見たので、 最悪の事態を予期していた。 さて、本作は、依然としておかしい。 いまでは、昔より面白く感じる。 (興味深いのは、カート・ラッセルのコミックのタイミングだ。 それに、本作の監督は、ロバート・ゼメキスで、 彼の唯一のR-rated映画なのだ) ゼメキスは、腕白な男子生徒だった。 「フォレスト・ガンプ/一期一会」、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」 「キャスト・アウェイ」を将来つくることになるなんて、 不意打ちをくらわされるだろう! 彼のフアンなら、DVDを手にいれるべし。 ラッセル、ゼメキス、脚本家ボブ・ゲイルの解説があって、 貴重だ。 解説中、酒を飲んでいたとおもう。 これまでで最高のおもしろい解説だった。 オトーサン、 「ゼメキスってすごい監督なんだね」 ロビーJさん 2007年7月15日 気軽に見られたゼメキス作品。 前に録画して見た作品です。 監督であるロバート・ゼメキスの作品が 大好きな私なので、本作も十分楽しむことが出来ました。 中古車販売店を舞台にする時点で面白いし、 そんな店同士の争いも楽しいです。 主演のカート・ラッセルもなかなか良くて、 彼の存在が本作を何倍も良いものにしているとも思います。 それにしても客寄せのために、 女性をあんな格好で踊らせる(?) というのはなかなか面白いですね! という訳で、 ゼメキス作品の中でも結構気軽に見られた作品です。


デーヴ

オトーサン、 「アメリカに大統領の影武者がいるのかな?」 これまで、何人か殺されていますから、 危険な時期に危険な場所に行くときには、 身代わりを立てたほうがいいと思いますが・・・ 原題:Dave (1993) 監督:Ivan Reitman 脚本:Gary Ross Genre: Comedy/ Romance Country: USA Language: English / Spanish 上映時間:110分 あらすじ: デーヴは、田舎町で小さな職安を経営する 大統領のそっくりさんで物真似は得意芸だ。 大統領の影武者を探していた大統領補佐官ボブが デーヴを影武者として起用するが、 大統領が不倫中に脳卒中で重体になって・・・ 出演者: Kevin Kline ・・・ Dave Kovic(デーヴ) Sigourney Weaver ・・・ Ellen Mitchell(エレン) Frank Langella ・・・ Bob Alexander(ボブ) オトーサン、 「このかるみがいいね」 Kevin Kline ケヴィン・クライン 生年月日 : 1947/10/24 出身 : アメリカ/ミズーリ州セントルイス インディアナ大学で演技を学んだ後、 ニューヨークのジュリアードで演技を学ぶ。 70年、オフ・ブロードウェイ・デビュー、 ブロードウェイ・ミュージカルで、トニー賞を受賞。 82年「ソフィーの選択」で映画デビュー。 88年、「ワンダとダイヤと優しい奴ら」で アカデミー助演男優賞を受賞。 「アニバーサリーの夜に」では、親子4人で出演。 出演作 1982年「ソフィーの選択」 1983年「再会の時」 1985年「シルバラード」 1986年「すみれはブルー」 1987年「遠い夜明け」 1988年「ワンダとダイヤと優しい奴ら」「乙女座殺人事件」 1990年「殺したいほどアイ・ラブ・ユー」 1991年「ソープディッシュ」「わが街」 1992年「チャーリー」「隣人」 1993年「デーヴ」 1994年「プリンセス・カラブー」 1995年「フレンチ・キス」 1996年「アル・パチーノのリチャードを探して」 「ノートルダムの鐘」(声) 1997年「危険な動物たち」「イン&アウト」 1998年「アイス・ストーム」 1999年「ワイルド・ワイルド・ウエスト」 2000年「エル・ドラド 黄金の都」(声) 2001年「アニバーサリーの夜に」「海辺の家」 2002年「オレンジ・カウンティ」「卒業の朝」 2004年「五線譜のラブレター」 2006年「ピンクパンサー」「今宵、フィッツジェラルド劇場で」 その他の出演者: Kevin Dunn ・・・ Alan Reed Ving Rhames ・・・ Duane Stevensen Ben Kingsley ・・・ Vice President Tom Dugan ・・・ Jerry Charles Grodin ・・・ Murray Blum Faith Prince ・・・ Alice Laura Linney ・・・ Randi Stephen Root ・・・ Don Durenberger Ralph Manza ・・・ White House Barber Bonnie Hunt ・・・ White House Tour Guide Anna Deavere Smith ・・・ Mrs. Travis Charles Hallahan ・・・ Policeman Stefan Gierasch ・・・ House Majority Leader User Rating:6.8/10 ( 37,910 votes)IMDb User Rating:9.1/10( 823 votes) Yahoo! オトーサン、 「大したもんだ」 シリアスなテーマをコメディ仕立てにするなんて。 アカデミー賞ノミネート ・脚本賞 ゲイリー・ロス ゴールデン・グローブ ノミネート ・作品賞(コメディ/ミュージカル) ・男優賞(コメディ/ミュージカル) ケヴィン・クライン User Reviews LebowskiT1000さん Escondido, California, USA 2002年7月15日 愉快で、素晴らしいストーリー! 何と言っても、脚本がいい! 優れたアイヴァン・ライトマン監督、 そして、たくさんのすばらしい俳優: ケヴィン・クライン、シガーニー・ウィーヴァー、 フランク・ランジェラ、ケヴィン・ダン、ヴィング・レイムス ベン・キングズレー、チャールズ・グローディン、ローラ・リニー。 みんな素晴らしい仕事をしている。 時に愉快で、時に感動的だ。 よくできている。 ストーリーは、実に興味深い。 たくさん言いたいことがある。 俳優や監督が好きなら、見るべし。 コメディ/ドラマが好きなら、チェックすべし。 私は、大いに楽しんだ。 あなたも、そうであらんことを。 読んでくれてありがとう。 オトーサン、 「日本に大統領制は向くかな?」 将来の国民のレベル次第でしょうが。 黒美君彦さん 2006年6月14日 彼の国らしい… 大統領を描いた作品は枚挙に暇ないのだが、 この作品に対する「ハートフルなコメディ」 という評に間違いはなかった。 予定調和ではあるのだけど…。 そっくりさんは影武者を務めているうちに 大統領という権力の中枢に目覚めてしまう。 「いい人」だったからコメディになるが、 独裁的思考を持つ者だったら、 怖~いサスペンスになっちゃうよね(苦笑)。 「大統領は国民の公僕」という台詞はいいが、 現実を見ればわかるように その国民のレベルが果たしてどうか、という問題もある。 政治を取り巻く複雑なシステムも肥大し、 無責任体制こそが政治か、とも思えてしまう。 有り得ないファンタジーだから、思わず見入ってしまう… そんな側面もこの作品にはあるように思うけど、 あまり深く考えずに観てまあまあ面白い作品だった。


カラスの親指

オトーサン、 「題名は面白いけど」 あまりの長尺に、怒りを覚えました。 このストーリーとこの顔ぶれで、 160分もたすのには、無理があります。 原作未読ですが、「向日葵の咲かない夏」は 後味の悪い作品でした。 原題:カラスの親指(2012) 監督・脚本:伊藤匡史 原作:道尾俊介 Genre:Suspence/Mystery/Comedy 上映時間:160分 あらすじ: 悲しい過去を持つプロのサギ師タケと 成り行きからコンビを組むことになった初老のサギ師テツ。 ある日2人のもとに、街で偶然知り合った少女まひろが 姉のやひろとその彼氏の貫太郎を連れて転がり込んでくる。 こうして5人のまるで家族のような 奇妙で温かな共同生活が始まる。 ところがそんな穏やかな日々は、 タケを執拗に追う魔の手によってあっけなく破壊されてしまう。 もはや逃げ続ける人生に疲れ果て、 崖っぷちまで追い詰められた5人は、 ついに一世一代の大勝負に打って出る・・・ 出演者: 阿部寛 ・・・武沢竹夫(タケ) 村上ショージ ・・・入川鉄巳(テツ) 石原さとみ ・・・河合やひろ 能年玲奈 ・・・河合まひろ 小柳友 ・・・石屋貫太郎 オトーサン、 「確かに、能年玲奈は可愛いね」 その他の出演者: 古坂大魔王 ・・・ノガミ ベンガル ・・・質屋の店主 ユースケ・サンタマリア ・・・競馬場の客 戸次重幸 ・・・豚々亭のマスター なだぎ武 ・・・馬々亭の店員 上田耕一 ・・・ヒグチの手下 鶴見辰吾 ・・・ヒグチ 岡部尚 林和哉 兼松若人 池田わたる 植木紀世彦 龍坐 市川佳代子 坪谷隆寛 本村幸雄 若井秀人 平原テツ 坂本龍一 西尾浩行 内藤トモヤ 杉浦舞美 松柳七央 玉村静 広野未奈 福田英司 稲森誠 石橋けい 須藤菜々子 清水詩音 岡村多加江 村松恭子 東加奈子 潮見勇輝 カゴシマジロー User Rating:5.9/10( 30 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:7.7/10( 975 votes) Yahoo! オトーサン、 「5点台だね」 User Reviews リベルタド!!さん 2013年10月21日 アルバトロス作戦 名作「スティング」に代表される“詐欺師モノ”の一本。 緻密な計画で騙すスリル&騙される快感が味わえる! ちなみに、カラス=詐欺師で、親指=父親を意味するとのこと。 つまりは“詐欺師の親分”が映画のタイトルなわけ。 てっきり阿部ちゃんが“親分”かと思ってたら、 まさかまさかの二段オチ。 ちょっと予想ついたけどね。 160分は正直長いと思うけど、 ラスト30分が“回答編”&“ほのぼの後味”なので削れないか。 じぇじぇじぇ!! 今や人気者「あまちゃん」こと能年ちゃんが出てたよ! ドラマとあまりイメージ変わらず良い子だったので一安心。 オトーサン、 「あまちゃん」を観てないから 楽しめなかった」 アンドレ・タカシさん 2014年2月6日 「あまちゃん」を観ていたから楽しめた 「あまちゃん」以外の作品で あまちゃんが見られるとあって、 楽しんで鑑賞しました。 今はそういう人、多いのではないかと思います。 多くの方がご指摘の通り、長い作品でした。 観ている間は特に退屈もしないけど、 観終わった後にとても長かったと感じる。 それは尺の長さと云うより、 スピード感の欠落が作品の面白味を 総体的に減じさせているからだと思いました。 サスペンス&ミステリとしては、疑問符を付けます。 最後のネタばらしが長いこともマイナス点ですが、 内容に頷けない。 心地良く騙された気がしないのですね。 それは、どう考えても偶然に任せる部分が多すぎるからです。 宝石現金即売のチラシを作ってポスティングしても、 あまちゃんがそこへ誘導される可能性がどれほどあるでしょう? 彼女が成金を装った役者に目を付けて仕掛ける確率は? 村上ジョージが一流の詐欺師だとしても、 そこまで計算し尽くせるとは思えないのです。 一石三鳥・四鳥にはやはり無理がありました。 さて、あまちゃんですが「あまちゃん」を観ていたから楽しめた というのが正直な感想です。 役作りとしては石原さとみの方が面白かったです。


アレクサンドリア

オトーサン、 「人類は、進歩しとらんなぁ」 いま21世紀、それなのに、この映画の4世紀末と 同じじゃないですか。 激しい宗教対立、果てしない権力闘争・・・ 原題:Agora (2009) 監督:Alejandro Amenabar 脚本:Alejandro Amenabar/ Mateo Gil Genre:Adventure/ Drama/ History Country: Spain Language: English 上映時間:127分 あらすじ: ローマ帝国崩壊寸前の4世紀末。 エジプトの中心都市アレクサンドリアにも 徐々に混乱の足音が迫りつつあった。 ヒュパティアは、美貌と明晰な頭脳を兼ね備えた女性天文学者、 宇宙の真理を解明することに情熱を傾けていた。 誰でも分け隔てなく弟子として受入れたが、 教え子たちの恋心が実ることはなかった。 街では、台頭してきたキリスト教徒と 古代の神々を信じてきた科学者たちの対立が激化し、 人類の叡智が詰まる図書館が両者の争いの犠牲となる。 やがて、教え子の多くがキリスト教に改宗し出世を遂げる中、 研究に没頭していたが・・・ 出演者: Rachel Weisz ・・・ Hypatia of Alexandria.ヒュパティア Max Minghella ・・・ Davus, Hypatia's father's slave. ダオス Oscar Isaac ・・・ Orestes. Student of Hypatia,オレステス オトーサン、 「レイチェル・ワイズ、いいね」 肌が白すぎるのが違和感がありますが、 信念のひとを演じ切りました。 その他の出演者: Sami Samir ・・・ Saint Cyril of Alexandria Manuel Cauchi ・・・ Theophilus of Alexandria, uncle of Cyril Ashraf Barhom ・・・ Ammonius, a parabalani monk Michael Lonsdale ・・・ Theon of Alexandria, father of Hypatia Rupert Evans ・・・ Synesius of Cyrene Homayoun Ershadi ・・・ Aspasius the old slave. User Rating:7.2/10 ( 46,310 votes)IMDb User Rating:7.5/10( 422 votes) Yahoo! オトーサン、 「記憶に残る映画だね」 User Reviews vnsfthさん New Mexico 2009年5月27日 最高の映画づくり アレハンドロ・アメナーバルの傑作は、 息を呑むような宗教的ファシズムと女嫌いの専制政治へと 誘ってくれる。 主演は、レイチェル・ワイズ。 ここ数年で、最高の演技をみせた。 彼女の世代を1光年も超えていた科学者役だ。 ワイズは、すばらしい。 その演技は、見ものだ。. 助演は、マックス・ミンゲラ 独自のすばらしい俳優だ。 オスカー・アイザックも、実によい。 その三角関係は、信じられるし、感動的だ。 運命をみつけるべく苦闘するのだ。 感動的なア-ト映画だ。 アレハンドロ監督は、 当時の苦闘の様を捉えたストーリーを誇っていい。 最もよい映画であり続けるだろう。 オトーサン、 「ほんとだよね」 人類がいなくなって、 ゴキブリだけになっても、 地球は回る、太陽の周りを楕円軌道で・・・ ローランドさん 2015年4月14日 それでも地球は回る 〝何があっても信念を失ってはいけない〟 気丈で頭脳明晰な哲学者で天文学者である美貌の女性が、 群れを作らなければ意志を表せないような 愚民を統治するための宗教の餌食になって 惨殺されてしまうという、なんともやるせない物語ですが、 主役に気品があるし当時の図書館の様子や街並みなど 金のかかったセットが良いし、 さしたる評判にならなかったのは 物語のつながりが弱いからなのかなって気がするけど、 これは2時間に収めたのに無理があったようで、 あまり長い映画は好かないが 3時間くらいの作品にしても良かったのではないか。   宗教を必要としない世の中になったら どれほど良いことだろうだなんて思いながらも この世の必要悪の最たるものかもしれないなって気もしていて、 仏教も含めて大抵の宗教が宇宙論に行き着くのは 煙に巻いて誤魔化してしまおう ってことなのではだなんて戯言を言ってたのが、 この映画を観たり最近の世界情勢を思うと、 どこかの星の知的生命体が地球を混乱させ 人類が一致団結しないようにって 何らかの方法で送り込んできて根付かせたものが 宗教なのでは? ってSF的なことを考えたくもなります。


チーム・バチスタ FINAL ケルベロスの肖像

オトーサン、 「MRI(磁気共鳴画像)は辛かったなぁ」 狭いトンネル の中に入って大音響のなかで検査! おかげで、ガンが発見され、治療が進み、 死亡時画像診断のお世話にならずにすんだのですが・・・ 原題:チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像(2014) 監督:星野和成 原作:海堂尊 脚本:後藤法子 Genre:Mystery/Suspence 上映時間:127分 あらすじ: 東城医大の特別愁訴外来担当医・田口公平は、 厚生労働省の変わり者・白鳥圭輔とともに、 死因究明システムの改革の柱となる 国際Ai(死亡時画像診断)センター発足に 向け奔走していた。 そして、その目玉として 米国帰りの東堂教授が導入したのが 巨大なMRI“リヴァイアサン”だった。 この巨大医療機器に世間の注目が集まる中、 東城医大にAiセンターを標的にした 犯行予告が届き騒然となる。 時を同じくして、医療関係者9人が 密室で変死体となって発見される。 それは司法解剖でも死因が特定できない 奇奇怪怪な集団不審死事件だった。 そして被害者の中には、 厚労省で白鳥の唯一の理解者だった上司も・・・ 出演者: 伊藤淳史・・・ 田口公平 仲村トオル・・・ 白鳥圭輔 生瀬勝久・・・ 東堂文昭 桐谷美玲・・・ 別宮葉子 オトーサン、 「伊藤淳史のお医者さん、なんか頼りないね」 その他の出演者: 松坂桃李・・・ 滝沢秀樹 西島秀俊・・・ 速水晃一 戸次重幸・・・ 長谷川崇 木下隆行・・・ 佐藤伸一 利重剛・・・ 三船大介 バカリズム・・・ 渡辺金之助 加藤あい・・・ 和泉遥 名取裕子・・・ 藤原真琴 栗山千明・・・ 桜宮すみれ User Rating:6.0/10( 2 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:6.6/10( 341 votes) Yahoo! オトーサン、 「ま、こんなものかも」 User Reviews スヌーピーさん 2015年1月31日 見ていて引き込まれました このシリーズ好きですべて見ています。 これでファイナルと思うと寂しくも感じます。 田口&白鳥コンビは今回も良かったです。 出演者も新たに加わったり、今までの人も出たり豪華ですね。 映画の前に放送されたドラマも絡んでいて より一層面白かったです。 この映画を見る人はドラマ見てから見た方が楽しめると思います。 二人の友情もより一層強まった感じがしました。 二つの事件はどちらも重いテーマでしたね。 割と謎解きの犯人は早い段階で分かる展開だったけど それでも見ていて引き込まれたし 最初全然犯人を分からなかったです。 犯人役も珍しくて新鮮でした。 オトーサン、 「医療過誤か」 殺された患者の肉親の恨みつらみは いかばかりでしょうか。 にょろぞうさん 2014年12月1日 原作とまったく違う シリーズすべての原作小説を読んだが このケルベロスが小説シリーズ中一番つまらなかった話だった  しかし映画は原作と同じ所を探す方が難しいぐらい 改正されていて、お話としては数倍面白くなっている  原作は超高性能MRI「リヴァイアサン」納入までの ドタバタを戦車のエピソードを中心に グタグタ描く小説となっている  冒頭、小説ではもっとも盛り上がった戦車のシーンで始まり グタグタ部分をすべて割愛して 原作にはまったく無かった密室殺人で始まる 全体的には割愛されたエピソードの「リヴァイアサン」が 神懸かった所とか栗山千明演じる桜宮すみれの存在とかが 説明されてないのでピンとこない部分がある なので「螺鈿迷宮」やら「ブラックペアン1988」は 読んでおいた方がいいだろう ヒロインの別宮葉子は原作小説では 「極北クレイマー」の医療ジャーナリスト西園寺さやかが モデルなのはあきらかなので、 なぜ西園寺さやかというキャラクターにしなかったのだろうか まぁ、小説を読んだ読者なら西園寺さやかが出てきただけで 悪党だということがバレてしまうということだろうな しかし小説では味方である別宮葉子が「あれ」では可哀想だ 原作では殆ど出てこないジェネラル・ルージュの 速水先生チームが活躍したり、 バチスタシリーズの最後を飾るにふさわしい 映画版シリーズすべてのエッセンスを詰め込んで、 なおかつ破綻も無くうまいシナリオになっている 原作小説を読んで期待していなかったので 意外に面白くて驚いた一作


一枚のめぐり逢い

オトーサン、 「原作は、ニコラス・スパークスか」 胸がキュンとなる本を書いています。 人気作家なので、数多く映画化されています。 ・メッセージ・イン・ア・ボトル(1999) ・ウォーク・トゥ・リメンバー(2003) ・きみに読む物語(2005) ・最後の初恋(2008) ・ラスト・ソング(2010) ・親愛なるきみへ(2011) ・一枚のめぐり逢い(2012) ・セイフ ヘイヴン(2013) ・The Best of Me(2014) ・The Longest Ride (2015) 原題:The Lucky One (2012) 監督:Scott Hicks 原作:Nicholas Sparks 脚本:Will Fetters Genre:Drama/ Romance 上映時間:101分 あらすじ: 海兵隊の青年ローガンは、 派遣先のイラクで一枚の写真を拾った瞬間、 彼のいた場所が空爆を受け隊員らが死ぬなか、生き延びた。 その後、移動中に攻撃を受けたが、また生き延びた。 以来、彼は写真に写った女性を命の恩人と考え、 その写真を大切に持ち、帰米して、 女性の住む町を見つけ、ベスと出会った。 お礼を言いたいと思ったが、求人の応募と勘違いされ、 彼女が祖母とともに運営する犬の訓練施設で働くことに。 お礼を言い出せないまま時が過ぎていく。 やがて二人は恋に陥る。 だが、ベスの元夫で彼女に未練がある保安官補キースが 二人の仲を裂こうとする・・・ 出演者: Zac Efron ・・・ Logan Thibault (ローガン) Taylor Schilling ・・・ Beth Green (ベス) Jay R. Ferguson ・・・ Keith Clayton (キース) オトーサン、 「ベス役の女優さん、素敵だね」 未亡人であり、母であり、恋する女を 巧みに演じています。 その他の出演者: Blythe Danner ・・・ Ellie Riley Thomas Stewart ・・・ Ben Clayton Adam LeFevre ・・・ Judge Clayton Joe Chrest ・・・ Deputy Moore Ann McKenzie ・・ Charlotte Clayton Kendal Tuttle ・・・ Drake "Aces" Green Robert Terrell Hayes ・・・ Victor Russ Comegys ・・・ Roger Lyle Sharon Morris ・・・ Principal Miller User Rating:6.5/10 ( 60,008 votes)IMDb User Rating:6.8/10( 384 votes) Yahoo! オトーサン、 「ま、こんなものかな」 User Reviews tabathahaskett75さん United States 2012年4月21日 もっとよくなったはず. ニコラス・スパークス作品を読んだ最初の作品、 気に入ったので、映画に大いに期待した。 普通、映画は、原作本よりもよくない。 基本的な情報をなぜか変えてしまうからだ。 例えば、ロケーション。 なぜ、州を変えるのだ? ラブシーンは、ともかくよかった。 ロマンスが目当てなら、失望しないだろう。 ザック・エフロンは、ローガン役をうまく演じていた。 期待していなかった俳優が、 深みがある。 私のお気に入り映画ではないが、そう悪くはない。 最初に、原作を読んでいなかったら、 より好きになれたかも。 まだ読んでいなかったが、映画が好きだったひと、 読むべし。好きになるだろう。 オトーサン、 「原作のほうが味があるかも」 ASHさん 2012年6月16日 戦場で天使に出会ったようだった ニコラス・スパークス原作の映画は 「ニコラス・スパークス」モノと ひとつのジャンルにくくってもいいくらい 古臭い紋切型に溢れかえっている。 というのも、時代背景には今日的なものが描かれているが、 ひと昔前の甘ったるいロマンス映画の味わいを 現代に蘇らせているような気がしてならないんだよ。 毎度のことながら原作のことは知らんが、 予告編の印象からすると、 戦争によって未亡人となった女性と、 戦地で偶然にもその女性の写真を拾った男性が 運命的なめぐり逢いを果たすお話かと思ったら、 戦地へ赴いたのは彼女の夫ではなく兄だった。 で、彼女は離婚をしているが夫は健在という ある意味、拍子抜けした設定。 しかし、この設定は最後まで観ると意味があることが分かる。


LUCY/ルーシー

オトーサン、 「自然の驚異!」 生命誕生から40億年、哺乳類の誕生から数億年、 そして、エチオピアで発見された318万年前の化石人骨は、 人類の始祖としてルーシーと名付けられたのです。 スカーレット・ヨハンソンは、その遠い子孫のひとり。 原題:Lucy (2014) 監督・脚本:Luc Besson Genre:Action/ SF/ Thriller Country: France Language: English / French / Spanish / Korean / Chinese 上映時間:89分 あらすじ: ルーシーは、台北のホテルで マフィアの闇取引に巻き込まれてしまう。 体内に新種の麻薬が入った袋を埋め込まれ、 運び屋として利用されてしまう。 ところが、袋が破れて謎の物質が体内にあふれ出し、 彼女の脳に異変が生じる。 人間は脳の潜在能力の10%しか活用できないが、 ルーシーの脳は越えはじめ、超能力者になっていく。 マフィアの追手を易々とかわし、 彼らの行先を突き止め、パリへと向かう。 脳科学の権威ノーマン博士とコンタクトする間にも、 脳はどんどん進化していき・・・ 出演者: Scarlett Johansson ・・・ Lucy(ルーシー) Morgan Freeman ・・・ Professor Samuel Norman(ノーマン博士) Min-sik ・・・ Mr. Jang(マフィアのボス) Amr Waked ・・・ Pierre Del Rio(ピエール・デル・リオ) オトーサン、 「配役は正解!」 スカーレット・ヨハンセンの活躍を見る・・・ まさに至福のひとときでした。 その他の出演者: Julian Rhind-Tutt ・・・ the polite English 'baddie' Pilou Asbak ・・・ Richard Analeigh Tipton ・・・ Caroline Nicolas Phongpheth ・・・ Jii User Rating:6.4/10 ( 240,109 votes)IMDb User Rating:6.0/10( 1,017 votes) Yahoo! オトーサン、 「あえて推す、傑作だ!」 MTVムービー・アワード ノミネート ・女優賞 スカーレット・ヨハンソン User Reviews sonekkenさん Canada 2014年10月6日 サイエンスとフィクションのミックス? 悪いレビューは、 大体、自分たちの「科学」が優れていると 周囲に誇りたい人々が投稿しているようだ。 この映画の前提は、 人類が脳の10%しか使っていないという事実から出発し、 ルーシーは、この障壁を突破し、 人類進化の新たなレベルに到達するというものだ。 この主題は、科学的には不正確だが、 充分な関心を呼んでいいはずだ。 物理学を本当に知っている人なら、エキサイトするだろう。 進化を推し進める人々にとって、限界などない。 「高度なテクノロジーは、魔法のようにみえる」 私は、あらゆる面でエンジョイした。 遠い遠い未来への旅に連れていってくれる・・・ 人類は、人間という壁を突破し、「神」になれるのだ。 オトーサン、 「つまらん文句言うな」 スカーレット・ヨハンセンを 89分しか拝めなかったと言うのは、同感します。 ogi*****さん 2015年4月12日 興行収入的には大ヒット作だけど… リュック・ベンソン監督の作品は どれも似たような感じで そこそこ面白いんだけど 内容がシンプルっていうか 後々、印象に残らないんですよね。 ルーシーはスカーレット・ヨハンソン主演と言う事で リュック・ベンソン監督作品の中でも 一番のヒットで日本でも結構ヒットしていたので 期待して観ましたけど… 最初は面白かったけど 段々リュックベンソンらしくなり 最後の方は「なんで?」っていう 矛盾だらけの展開と89分と言う 最近の映画ではかなり短い上映時間と あっけない幕切れにテンションが下がりました。 主演のスカーレットヨハンソンが 迫真の演技をしていただけに残念で仕方がありませんね。


メン・イン・ブラック3

オトーサン、 「第3作ともなると、気息奄々かも」 地上波で放映されるというので、そうした危惧を抱きました。 でも、予想は外れて、前2作に負けぬ出来栄えでした。 原題:Men in Black 3 (2012) 監督:Barry Sonnenfeld 原作:Lowell Cunningham 脚本:Etan Cohen Genre: Action/ Comedy/ SF 上映時間:103分 あらすじ: エイリアンの監視役MIBのJとKだったが、 Jはやがて上司から “Kは40年前に亡くなった”と告げられる。 何者かによって歴史が書き換えられてしまったのだ。 そこでJは40年前の世界にタイムスリップし、 若き日のKにめぐり会い、経験の浅いKとコンビを組み、 Kの命を狙う凶悪なエイリアンの陰謀を 阻止すべく行動を開始する・・・ 出演者: Will Smith ・・・ Agent J (エージェントJ) Tommy Lee Jones ・・・ Agent K(エージェントK) Josh Brolin・・・ Young Agent K( 若き日のエージェントK) Emma Thompson ・・・ Agent O(エージェントO) Jemaine Clement ・・・ Boris the Animal(ボリス) オトーサン、 「このコンビ、やはり、いいね」 ウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズ、 年齢を感じさせません。 その他の出演者: Michael Stuhlbarg ・・・ Griffin Mike Colter ・・・ Colonel James Darrell Edwards II Nicole Scherzinger ・・・ Lilly Poison Michael Chernus ・・・ Jeffrey Price David Rasche ・・・ Agent X Will Arnett ・・・ Agent AA Keone Young ・・・ Mr. Wu Bill Hader ・・・ Agent W Lady Gaga ・・・ Alien on TV monitors Anthony J. Gallo ・・・ the four-armed alien Lenny Venito ・・・ the bowling-ball-headed alien Rick Baker ・・・ Brain Alien David Pittu ・・・ Roman the Fabulist Lanny Flaherty ・・・ Obadiah Price User Rating:6.9/10( 228,747 votes)IMDb User Rating:7.6/10( 2,166 votes) Yahoo! オトーサン、 「うなずけるスコアだ」 CGをうまく使いこなしています。 User Reviews Mek Torresさん Los Banos, Laguna, Philippines 2012年5月26日 より大きな想像力 「メン・イン・ブラック2」が上映されてから10年になる。 そんなによくなかったけれども、なつかしい。 この続編はかなり小品で不要だけれども、 まだ魅力と明るい想像力がある。 すばらしい演技と確かなビジュアル。 MIBのと同じトーンを持っている。 ノンストップのすばらしいアクションと冒険の映画だ。 有り難いことに、現代の大作映画に堕していず、昔のままだ。 コミカルなアクション映画で、 大作ではないが、大事なのはは楽しいキャラクターだす。 ウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズは、依然健在だが 光っているのは、ジョシュ・ブローリンだ。 エージェントKの表情と声を完全にマネしている。 彼としては最高の出来だ。 プロットは、一般的な時間旅行話のようだが、 イマジネーション豊かで、すばらしいシーンがある。 ユーモアは、巧で、ハートがある。 アクションは、あまり魅力的ではないが、 時間ジャンプのシーンは、豪華だった。. 多くの人は、悪漢ボリスのデザインに声援を送るだろう。 一見、気味悪いと思うかもしれないが、 ほんとうに、物凄く見えるか。 大作映画は、いまでは時代遅れ。 忘れられやすく類型的だ。 だが、本作は独自さを保っている。 コミカルで、生き生きしている。 話は不合理で小品だが、ャラクターが気にかかる。 多くの長所があり、見る価値がある。 シリーズのファンであろうとなかろうと、非常に楽しい。 「メン・イン・ブラック」シリーズはイマジネーション豊かで、楽しい。 オトーサン、 「確かに、B級映画ではないね」 nabeさん 2013年4月14日 SFノスタルジー 人気シリーズ第三作。 今回も最高のエンタメ作品に仕上がっている! T.L.ジョーンズのKとW.スミスのJのコンビは さすがに歳をとったが、 円熟味を増して息の合ったかけ合いを魅せる。 特にW.スミスは、NO.1のトップスターになったので、 このシリーズ自体がもはや単なる賑やかしの B級作品には成り得ないのだ。 基本のSFコメディを残しつつ、 1969年に時代を移して、 アポロ11号、メッツの初優勝、ヒッピーと アメリカ人のみならず観客の郷愁を誘うところは実にウマイ! 若き日のKを演じるJ.ブローリンもイメージピッタリだ。 Jのセリフをはじめ、 あちこちに最高のアメリカンジョークが散りばめてあり楽しい。 ラストシーンでホロリとさせられるのも心憎いばかりだ。


新幹線大爆破

オトーサン、 「よくも、こんな大それたことを」 犯人役は、菅原文太さんに断られ、 高倉健さんが無給でいいと名乗り出たとか。 先日の山手線の事故、架線を支える柱が倒れ、 10時間近くにわたって運転見合わせ。 新幹線も大丈夫なんですかね。 原題:新幹線大爆破 (1975)    SUPER EXPRESS 109 監督:佐藤純弥 原案:加藤阿礼 脚本:小野竜之助 佐藤純弥 Genre:Suspence/Action/Drama 上映時間:153分 あらすじ: 東京発博多行きひかり109号に 爆弾を仕掛けた、 15億円の身代金を用意せよとの 電話が国鉄にかかってきた。 時速80kmを下回ると、爆発するというのだ。 国鉄の倉持運転司令長と犯人との交渉が続く。 警察の捜査は、失態続きで、 乗客1500名の生命が危険にさらされていた・・・ 出演者: 高倉健・・・ 沖田哲男 宇津井健・・・ 倉持(運転司令長) 千葉真一・・・ 青木(ひかり109号運転士) オトーサン、 「若い頃の宇津井健さん、いいね」 その他の出演者: allcinema、手抜きが目立つなぁ。 出演者リストの表記が雑で、 訂正するのに、1時間もかかりました。 山本圭・・・ 古賀勝 織田あきら・・・ 大城浩 郷えい治・・・ 藤尾信次 田中邦衛・・・ 古賀の兄 宇津宮雅代・・・靖子(沖田の元妻) 小林稔侍・・・ 森本(ひかり109号運転士) 福田豊土・・・ 田代(ひかり109号車掌長) 原田清人・・・ 三宅(新幹線技師長) 矢吹二朗・・・ 工事車運転士 千葉治郎・・・ 工事車運転手 山内明・・・ 官房長官 志村喬・・・ 国鉄総裁 永井智雄・・・ 新幹線総局長 中田博久・・・ 東京運転所係員 志穂美悦子・・・ 東京駅電話交換嬢 渡辺文雄・・・ 宮下(公安本部長) 竜雷太・・・ 菊池(鉄道公安官) 丹波哲郎・・・ 須永(警察庁刑事部長) 鈴木瑞穂・・・ 花村(捜査課長) 久富惟晴・・・ 広田(警察庁特捜係長) 青木義朗・・・ 千田(警察庁刑事) 黒部進・・・ 後藤(警察庁刑事) 川地民夫・・・ 佐藤(道警刑事) 田島義文・・・ 佐々木(群馬県警刑事) 日尾孝司・・・ 機動隊員 北大路欣也・・・ 空港で古賀を張り込む刑事 多岐川裕美・・・ スカンジナビア航空係員 林ゆたか・・・ 中やん(録音技師) 伊達三郎・・・ 商人風の男 近藤宏・・・ 松原(博多署刑事) 藤田弓子・・・ 秋山(医師) 風見章子・・・ 靖子の母 渡辺耐子・・・ 古賀の兄嫁 高月忠・・・ 浜松駅係員 清水照夫・・・ 変電所係員 畑中猛重・・・ 運転手 宮地謙吾・・・ 運転助手 佐川二郎・・・ 荷物預所係員 打越正八・・・ 志村駅長 仲原新二・・・ 公安一課長 日尾孝司・・・ 機動隊員 河合弦司・・・ 部長刑事 亀山達也・・・ 警察官 岩城滉一・・・ 東郷あきら 中野力永・・・ 大阪商人 荘司肇・・・ 乗客 田坂都・・・ 平尾和子(妊婦) 山本みどり・・・ 女客 十勝花子・・・ 女客 横山繁・・・ 航空会社係員 小田登枝恵・・・ 清掃係の小母さん 津奈美里・・・あかね荘おかみ 横山あきお・・・ あかね荘管理人 久地明・・・ 消防士 片山由美子・・・ バーの女 矢野宣・・・ 南(商社員) 伊達三郎・・・ 商人風の男 阪脩・・・テレビアナウンサー 藤山浩二・・・ 広岡記者 木村修・・・ 記者 藤浩子・・・ 女教師 User Rating:7.0/10( 517 votes)IMDb User Rating:7.3/10( 114 votes)みんなのシネマレビュー User Rating: 8.3/10( 420 votes) Yahoo! オトーサン、 「フランスでヒットしたんだ」 国内で不入りだったので、 海外での上映に注力したものの、 車社会のアメリカでは不振だったとか。 User Reviews ESPERANZAさん 2012年9月30日 JRがまだ国鉄だった頃 東京五輪に間に合わせるかのように作られた新幹線、 当初の東京から新大阪までの区間が岡山まで伸び、 1975年には博多までの区間として誕生した。 JRがまだ国鉄と言った頃の話である。 その1975年に日本で作られた映画が「新幹線大爆破」であり、 ハリウッドのパニック映画旋風に乗ったものだ。 しかし、映画を見ればすぐわかるように 欧米のパニック以上に情緒面を重んじ、 犯人側の人間ドラマも加えた いかにも邦画らしいパニック映画になっている。 そもそも新幹線は高速運転を目標にした 高度経済成長の粋であるのだが、 高速面だけでにとどまらず、 自動列車停止装置(ATS)を備えた 安全面もまた重視されたものだった。 何らかの異常が少しでもあれば自動的に列車を止める、 この安全第一の設計が速度を落とせば 爆発する犯人側の策略によって危機に陥る。 まさに高度成長を皮肉った映画でもあるのだ。 オトーサン、 「そうえいば、ハリウッドでは、 当時パニック映画が流行していたんだ」 黒美君彦さん 2011年2月27日? ひかり109号 1975年にパニック超大作に打って出た東映。 「新幹線大爆破」とは、 殆どはったりだけで作り上げた作品 といってもいいかもしれない。 新幹線の安全神話を絶対としていた国有鉄道=国鉄が、 新幹線の速度とATC装置を 逆手に取った爆弾パニック映画で協力するはずもなく、 特撮とセットと隠し撮り (もしくは他映画の撮影の転用)で 作り上げたというのだから唸るしかない。 新幹線の並走シーンや爆破シーン、 CGが当たり前の現在から見れば 多少チープに見えるのは仕方ないが、 迫力と作り手の熱意は十分伝わってくる。 そしてそこに高倉健であり 千葉真一であり宇津井健である。 山本圭であり鈴木瑞穂であり丹波哲郎であり渡辺文雄である。 当時30代~50代の中堅俳優が実に渋い。 高倉健には思わず上手く逃げてくれ と言いたくなってしまったが、 そこがこの作品の素晴らしいところ。 突っ込みどころ満載、音楽の違和感はあるものの、 この作品の不思議な魅力は、その破天荒にある。


ゴーン・ガール

オトーサン、 「Gone Girl、どういう意味かな?」 消え失せるか、この世を去るのか? 映画を見終わっても、どちらか分かりませんでした。 婚活中の男性、おすすめできません。 既婚男性、おすすめできません、 奥さんの顔を正視できなくなります。 原題:Gone Girl (2014) 監督:David Fincher 原作・脚本:Gillian Flynn : Genre:Drama/ Mystery/ Thriller 上映時間:149分 あらすじ: ライターのニックとエイミーが結婚し、  ニックの都合でNYからミズリー州へ。  結婚5周年の朝、妻エイミーが突然に失踪。  リビングには争った気配、キッチンには血痕を消した形跡。  警察は失踪と他殺の両面から捜査を開始する。  やがてニックは、その行動や発言から疑われるようになる。  全米から注目が集まり、マスコミが殺到するなか、 結婚生活の虚像が次々と暴かれ、 ニックは妻殺害容疑者扱いされてしまう・・・ 出演者: Ben Affleck ・・・Nick Dunne(ニック) Rosamund Pike ・・・Amy Elliott-Dunne(エイミー) Neil Patrick Harris ・・・ Desi Collings(デジ) Tyler Perry ・・・ Tanner Bolt(タナー) オトーサン、 「ロザムンド・パイク、鬼気迫る演技!」 その他の出演者: Carrie Coon ・・・ Margo "Go" Dunne Kim Dickens ・・・ Detective Rhonda Boney Patrick Fugit ・・・ Officer James Gilpin Missi Pyle ・・・ Ellen Abbott Emily Ratajkowski ・・・ Andie Fitzgerald Casey Wilson ・・・ Noelle Hawthorne Lola Kirke ・・・ Greta Boyd Holbrook ・・・ Jeffl Sela Ward ・・・ Sharon Schieber Scoot McNairy ・・・ Tommy O'Hara User Rating:8.2/10( 372,967 votes)IMDb User Rating:7.6/10( 1,413 votes) Yahoo! オトーサン、 「名作誕生!」 アカデミー賞ノミネート ・主演女優賞 ロザムンド・パイク ゴールデン・グローブ ノミネート ・女優賞(ドラマ) ロザムンド・パイク ・監督賞 デヴィッド・フィンチャー ・脚本賞 ・音楽賞 User Reviews SmashingUKProductionsさん Worcester, England 2014年10月8日 暗く、ひねりのきいた すばらしくビジュアルなストーリーテリング デイヴィッド・フィンチャーの新しいミステリー/スリラーは ジリアン・フリンの興味をそそるすごい物語に基づいている。 スタイリッシュで、複雑で、サスペンスに満ちた小説だ。 ベン・アフレックの最もよい演技が光る。 演じるのは、ロザムンド・パイク、ニール・パトリック・ハリス、 タイラー・ペリー、そしてベン・アフレックだ。 フィンチャーは、巨匠として名声と認識を手に入れた。 聴衆を飲み込むだけでなく、 シナリオの一部にしてしまうのだ。 フィンチャーのトレードマークは、 迅速で、すばらしい映画撮影、身も凍るスコア、見事な編集にある。 これらすべてが、本作を 偉大でビジュアルなストーリーテリング満載の映画にしている。 オトーサン、 「DVDには、予告編なかったな」 前田有一さん 2014年12月11日 現状にストレスを覚えている女性向けミステリ 公開中の「フューリー」(14年、米)と並び、 オスカー候補の筆頭とされる「ゴーン・ガール」は、 結末ドッキリ系をとらせたら右にでるものがいない デヴィッド・フィンチャー監督らしい軽快な語り口で、 大人の男女関係を知る誰もが楽しめるミステリに仕上がった。 (略 あらすじ紹介) 今時のアメリカ社会の写し鏡のような要素満載で、 様々な角度から楽しめるスリラーになっている。 ワイドショーによるリンチの構図、 暴走するゴシップエンタテイメント、 真実よりも利益を追求する弁護士…… そこかしこに現実を下敷きにした設定の数々が見られるので、 アメリカ社会に興味がある人にはたまらないだろう。 一方、そうではない観客にも、 ミステリとしてなかなか良くできているので飽きさせない。 とくに褒めたいのは、やはり売り物である大逆転の展開。 これほど突飛な展開をたどる、 誰がどこから見てもアチラ側の世界の住人たちばかりが でてくると思っていたストーリーが、 結末を迎えるころには私たちの観客席にまで降りてくる ダイナミズムは鮮やかというほかない。 そもそも観客は、この映画を それこそ言いたい放題の事件ワイドショーでも 楽しむようにみているはずだ。 自分には無縁の世界の話と思っていたダン夫妻の物語が、 まさしく自分とその横で見ているパートナーとの関係と そう違わないことを最後に突きつけられ、衝撃を受ける。 それが「ゴーン・ガール」最大の魅力といってよい。 個人的なおすすめは、 フィンチャー自ら手がけた特報だけをみてから 本編に挑むやり方だ。 予告編を作りたがる監督は少ないが、 名曲「SHE」が流れるこの1分48秒間の 特報予告編のできはすばらしく、必見といえる。 そして映画を見終わったならば、 その特報で流れる「SHE」が、 ある箇所を省略したショートバージョンだという 当サイト超映画批評による指摘をぜひ思い出してほしい。 そして、オリジナルからいったいフィンチャーが どの部分を削ったのか、調べてみるといい。 この監督の遊び心と大胆さに、 あなたはきっと唸ることになるだろう。 (くれぐれも鑑賞後、にね) オトーサン、 「ここは、監督の経歴もみておこう」 DAVID FINCHER デビッド・フィンチャー 誕生日 1962/8/28 出身 米コロラド州デンバー カリフォルニア州マリン・カウンティで育つ。 18歳で、ミル・バレーのJKorty Filmsで働きはじめる。 1981年から1983年にかけ、ILMで働き、 ついで、N. Lee Lacyと契約して、 TVCFやミュージック・ビデオを手がけた。 監督仲間のDominic Sena、Greg Gold、Nigel Dickと共同で、 1987年には、製作会社Propagandaを設立した。 監督作 1992年「エイリアン3」 1995年「セブン」 1997年「ゲーム」 1999年「ファイト・クラブ」 2001年「パニックルーム」 2007年「ゾディアック」 2008年「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」 2010年「ソーシャル・ネットワーク」 2011年「ドラゴン・タトゥーの女」 2014年「ゴーン・ガール」


誰よりも狙われた男

オトーサン、 「原作者は、ジョン・ル・カレ」 彼の作品は、数多く映画化されていて いずれも、秀作です。 「寒い国から帰ったスパイ」(1965年) 「鏡の国の戦争」(1968年) 「リトル・ドラマー・ガール」(1984年) 「ロシア・ハウス」(1990年) 「テイラー・オブ・パナマ」(2001年) 「ナイロビの蜂」(2005年) 「裏切りのサーカス」(2011年) 原題:A Most Wanted Man (2014) 監督:Anton Corbijn 原作:John le Carre 脚本:Andrew Bovell Genre:Thriller Country: UK / USA / Germany Language: English / Turkish 上映時間:122分 あらすじ: ドイツの港湾都市ハンブルク。 同国の諜報機関によってチェチェン人青年 イッサの密入国が確認される。 イスラム過激派として国際指名手配されていた。 テロ対策チームを率いるバッハマンは、 彼を泳がせてさらなる大物を狙う。 トルコ人親子に匿われ政治亡命を希望するイッサを 人権団体の若手女性弁護士アナベルがサポートしていく。 イッサは、アナベルを介して銀行家ブルーと接触を図る。 CIAも介入してくる中、アナベルとブルーの協力を 強引に取り付け、バッハマンはある計画へ突き進む・・・ 出演者: Philip Seymour Hoffman ・・・ Gunther Bachmann(バッハマン) Grigoriy Dobrygin ・・・ Issa Karpov(イッサ) Rachel McAdams ・・・ Annabel Richter(アナベル) Willem Dafoe ・・・ Tommy Brue(ブルー) オトーサン、 「迫真の演技!」 フィリップ・シーモア・ホフマン、 ラストシーンの叫びには、ぐっときました。 苦労してやってきたことが、すべて水泡に帰すとき、 ひとは、こんな叫びをあげるのか。 その他の出演者: Robin Wright ・・・ Martha Sullivan Derya Alabora ・・・ Leyla Daniel Bruhl ・・・ Max Nina Hoss ・・・ Irna Frey Herbert Gronemeyer ・・・ Michael Axelrod Martin Wuttke ・・・ Erhardt Kostja Ullmann ・・・ Rasheed Homayoun Ershadi ・・・ Dr. Faisal Abdullah Mehdi Dehbi ・・・ Jamal Abdullah Vicky Krieps ・・・ Niki Rainer Bock ・・・ Dieter Mohr Charlotte Schwab User Rating:6.9/10 ( 42,058 votes)IMDb User Rating:7.8/10( 214 votes) Yahoo! オトーサン、 「これも秀作だ」 ハンブルグの街の素顔がとらえられています。 監督のアントン・コルベインの地元です。 User Reviews bloodclayさん Gulf Breeze, Florida 2014年8月31日 必見 過去数年、多くの映画をみてきたが、 「誰よりも狙われた男」に匹敵する映画を見たことがない。 大いに楽しんだ愉快で興味深い映画だ。 類例をみない秀作だ。 面白いどころか、謎が深まっていく。 だが、難解ではない。 容易に筋書を追える。 (ドイツ語のアクセントに慣れれば) 登場人物の性格も、すぐに把握できる。 だが、この先に何が起きるかは全く分からなかった。 椅子にしがみつき、つま先立って見ていた。 先が読めないというのがいい。 舞台は、ドイツのハンブルグ。 バッハマン(フィリップ・シーモア・ホフマン)率いる アンチテロ作戦の秘密グループが主役だ。. 拷問されたチェチェン人移民がやってきて、 当地のイスラム社会に受け入れられる。 彼の父親がくれたダーティマネーの受け取りを拒否する。 アイデンティティを確立したいのだ。 アメリカのCIAも監視している。 ゆっくりと燃えるスリラーだ。 スタイリッシュで、洗練されている。 寒い12月、暖炉のそばで見たいところだ。 ホフマンは、生涯最高の演技をみせる。 「カポーティ」に匹敵でする。 (本作では、喫煙していない) アントン・コルベインの監督も卓越している。 全編、鋭くニートな感じを与えている。 本作について考えれば考えるほど、好きになる。 必見だ。 オトーサン、 「可哀そうに、チェチェン青年」 前田有一さん 2014年10月17日 9.11後の諜報戦を描く イスラム国、シリア、イラン、アフガニスタン…… アメリカはいったい誰と戦っているのか。 全員か、それとも誰とも戦っていないのか。 多極化を絵にかいたような国際情勢の全貌が 見えてくるのはいつになるのか。 (略 あらすじ紹介) 元Mi6の原作者ジョン・ル・カレによる同名小説の映画化。 映画では9.11事件によって大きく様変わりした 諜報戦の現場をリアリティたっぷりにみせる。 フィクション作品ながら、他とは一線を画する ディテールの丁寧な描写が見所のスパイドラマだ。 舞台をハンブルグに設定した点がまずは新鮮。 ハンブルグといえば9.11実行犯の潜伏先だが、 テロの兆候に気づくことができなかったトラウマが かの国における諜報活動のポリシーを変えてしまったことが これを見るとよくわかる。 さらなる大物をつり上げるため ターゲットを泳がせたい主人公と 万が一にもテロを実行されたら困るドイツ当局。 その間に、もはや世界のどこにでも顔を出す 米CIAが意外な立ち位置からチャチャを入れてくる。 こうした権力闘争、主導権争いという名の台風の中、 その目にポジションを取って立ち回る 主人公の老練な手腕が大きな見所。 演じるのは先日急逝したフィリップ・シーモア・ホフマン。 無駄な殺生をさけたいとの考え方を持つ主人公だが ホフマン最後の主演作品ということもあって、 観客の多くが彼に共感することになる。 ところがこの映画は、そんなものは甘っちょろい 民間人の浅知恵だよといわんばかりに 全く異なった発想の人間たちを登場させる。 その圧倒的なリアリズムにショックを受けるか、 教訓を得るかはあなた次第。 そして、良くも悪くもこれが9.11後の現実。 いや、現実がこの物語が予測した方向に 進んでいるというべきなのか。 いずれにせよ、数々のスパイ映画はもちろん、 私たちの考える安全保障の発想じたいが もう時代遅れになりつつあることを、 この映画は冷酷に突きつけてくる。 派手なアクションこそ無いが、 こうしたことに興味がある人は見て損のない タイムリーな作品といえるだろう。


ウエスタン

オトーサン、 「西部劇の傑作!ベスト10に入るかも」 個人的好みで選んだベスト10は、 1位 駅馬車 2位 シェーン 3位 真昼の決闘 4位 OK牧場の決闘 5位 荒野の七人 6位 帰らざる河 7位 捜索者 8位 赤い河 9位 夕陽のガンマン 10位 許されざる者(イーストウッド) 原題:C'era una volta il West(1968) Once upon a time in the west 監督:Sergio Leone 原作:Dario Argento/ Bernardo Bertolucci/ Sergio Leone 脚本:Sergio Leone/ Sergio Donati Genre:Western Rated PG-13 for western violence and brief sensuality Country: Italy / USA / Spain Language: English / Spanish / Italian 上映時間:175分 あらすじ: 鉄道建設期の西部。 開拓者のマクベインが婚約者の到着を待っていた。 だが、鉄道局の悪徳役人と冷酷なガンマン、 フランク達に、一家は皆殺しにされていた。 マクベインの未亡人となったジルは、復讐を誓う。 そこへハーモニカを吹く凄腕ガンマンがやってきて、 ともに復讐の機会を窺う・・・ 出演者: Henry Fonda ... Frank(フランク) Charles Bronson ... Harmonica(ハーモニカ) Claudia Cardinale ... Jill McBain(ジル) オトーサン、 「両雄対決、名演技そのもの」 その他の出演者: Jason Robards ... Cheyenne Gabriele Ferzetti ... Morton - Railroad Baron Paolo Stoppa ... Sam Woody Strode ... Stony - Member of Frank's Gang Jack Elam ... Snaky - Member of Frank's Gang Keenan Wynn ... Sheriff - Auctioneer Frank Wolff ... Brett McBain Lionel Stander ... Barman User Rating:8.6/10 ( 184,014 votes)IMDb User Rating:9.0/10( 212 votes) Yahoo! オトーサン、 「やはり傑作だね」 撮影がいいね。 User Reviews slaforceさん United States 2006年1月24日 永遠の1本 !!! 私は、ウエスタンを知っると思っていた。 ジョン・ウェイン、ジミー・ステュワート、グレンフォード、 アウディ・マーフィー、リチャード・ウィドマーク、 アラン・ラッドを見ている。 彼らが、みな何度も窮地を救う。 私は間違っていた。 祖母は、ヘンリー・フォンダの大ファンで ウエスタンを好まなかったけれども 1969年、14歳の私を地元の映画館に連れていった。 最初から最後まで、どんなに夢中になったか。 今でも忘れない。 そして、この映画をみて、 私は将来、カウボーイになりたいと思うようになった。 この映画のすべては、私に感銘を与えた。 要するに、これまで見たなかで、 最も視覚的に刺激的で、夢中にさせる映画だ。 私は50年の生涯で、多くのすばらしい映画を見たが、 これは、映画を超えた映画だ。 目の前で広がらる歴史であり、余計な夾雑物はない。 確かに、テレビなどのために、いくつか切り刻まれているが、 1969年、映画館の私は、「ホント物凄い」と思った。 ウエスタン嫌いでも、この映画を見逃すなかれ。 オトーサン、 「長尺を感じさせないね」 ジーナさん 2011年5月17日 一流揃いのウエスタン 無駄のないストーリーとは言えませんし、 テンポも遅いですし、演出もしつこかったりしますが (ハーモニカは特にくどい)タイトルを裏切らない西部劇でした。 編集でもう少しタイトに出来ると良かったかもしれませんが、 この間の取り方がセルジオ・レオーネ監督なんでしょうね。 鉄道会社に農場に流れ者に殺し屋に未亡人と 西部劇のポイントをしっかり押さえています。 未亡人以外の登場人物の背景は ほとんど想像にまかせます的な作りなのに 物足りなさを感じません。 チャールズ・ブロンソン演じるガンマンにいたっては無口で 終盤まで過去を明かさない正体不明の男なのですが、 それでも全くキャラの薄さを感じませんでした。 駅が出来ていく過程は興味深く鑑賞できましたし、 その後の発展を想像できる余韻に浸ることが出来ました。 エンニオ・モリコーネの哀愁漂う音楽はお見事ですが、 繰り返し流しているので後半は曲が流れると笑えてきました。 効果音の使い方はとても印象的でしたね。 砂漠が広がるロケーションや美術セットなど 音だけでなく目でも楽しめる作品でした。 キャスティングに関しては、 ヘンリー・フォンダの味わい深い演技が要チェックです。 悪役のヘンリー・フォンダは本当にステキですよ。 チャールズ・ブロンソンは演じたキャラクターにこれでもか!!!ってぐらい の演出がついているのでイチイチ面白かったです。 本当はカッコイイって思わなきゃいけないんでしょうけどね(笑) タフなヒロインを演じたクラウディア・カルディナーレの 美しさしさも必見でしょう。 どこか愛嬌あるギャングを演じた ジェイソン・ロバーツの温かみもGOODでした。 それぞれ個性的な役者陣と際立つキャラクターが 見事に融合していたキャスティングでしたね。 ありがちな勧善懲悪ウエスタンにゲンナリしている方や 西部開拓時代が大好物の方にはたまらない作品だと思います。 長尺ではありますが、観る価値はあると思いますよ。 鉄道の開通と共にウエスタンを締めくくるラストにはしびれました。 ただ、西部劇のガンアクションが好きな方には 盛り上がりに欠けるかもしれません。


野性の証明

オトーサン、 「いいのかね?」 自衛隊に散々協力させておいて、 「自国民を殺すのが軍隊」なんていわせて・・・ ラストシーンは、長野県の菅平高原で撮影とか。 原題:野性の証明(1978) 監督:佐藤純彌 原作:森村誠一 脚本:高田宏治 Genre:Action/Suspence/Drama 上映時間:143分 あらすじ: 東北の寒村で大量虐殺事件が発生し、 唯一生き残った少女・頼子は ショックから記憶喪失となった。 当時山中でサバイバル訓練を行っていた 自衛隊特殊部隊員・味沢は事情があって退役し、 保険外交員となって頼子を養女にして暮らしていた。 記者、越智朋子は沼底から引き上げた車中に 同僚の立山の死体があった。 警察は立川の酒酔運転による事故として処理したが、 朋子は他殺と疑い、味沢も仕事柄調査に乗り出す・・・ 出演者: 高倉健・・・ 味沢岳史 薬師丸ひろ子・・・ 長井頼子 中野良子・・・ 越智朋子 夏木勲・・・ 北野刑事 オトーサン、 「健さん、最高!」 薬師丸ひろ子、1964年生まれですから、 上映当時16歳でした。 「中野良子さん、きれいなひとだね」。 「君よ憤怒の河を渉れ」で健さんと共演し、 ヒロインとして中国でも、人気者になりました。 その他の出演者: 松方弘樹・・・ 皆川二佐 ハナ肇・・・ 村長警部 三国連太郎・・・大場一成 舘ひろし・・・ 大場成明 梅宮辰夫・・・ 伊崎昭雄 三上真一郎・・・ 支倉常夫 成田三樹夫・・・ 中戸多助 田村高廣・・・ 浦川隆 北村和夫・・・ 氷川支店長 大滝秀治・・・ 野村総理府長官 渡辺文雄・・・ 吉田栃木県警察本部長 榎木兵衛・・・ 黒井 谷村昌彦・・・ 商店主 倉石功・・・ 佐倉 成瀬正・・・ 安川 久遠利三・・・ 中井 市川好郎・・・ 白木 夏夕介・・・ 田岡 可知靖之・・・ 月田署長 近藤宏・・・ 鈴木警察庁長官 近藤洋介・・・ 島岡社長 臼井正明・・・ 中丸忠雄・・・ 竹村課長 阿藤海・・・ 平松 江角英明・・・ 長井孫一 野口貴史・・・ 末次雅夫 芦田伸介・・・ 坂本防衛大臣 鈴木瑞穂・・・ 久我 金子信雄・・・ 溝口市長 原田大二郎・・・ 渡会登 絵沢萠子・・・ ひろみ 佐藤オリエ・・・ 頼子の担任 山本圭・・・ 古橋教授 寺田農・・・ ゲリラのリーダー 島かおり・・・ 井上先生 殿山泰司・・・ 屋台の主人 田中邦衛・・・ バーのマスター 丹古母鬼馬二・・・ 農民 桑山正一・・・ 豊原浩三郎 田島義文・・・ 増田陸将 北林谷栄・・・ 松下きよ ジョー山中・・・ 山中明 角川春樹・・・ 自衛隊隊長 丹波哲郎・・・ 和田陸将 リチャード・アンダーソン・・・ ロバーツ大佐 User Rating:5.2/10( 62 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:6.8/10( 776 votes) Yahoo! オトーサン、 「Yahoo!に1票」 突込みどろ満載ですが、なにしろお金をかけています。 User Reviews たぬき野郎さん 2015年1月3日 憲法の解釈を変えて 集団的自衛権の行使をしようと 目論んでいる首相がいる こんな状況で、 この映画を地上波で放映できたことに驚きました。 このような映画が放映できなくなったときが、 日本の平和が終わるときなのでしょう。 映画の話ですが、たった一人で巨悪に挑む男として、 高倉健ほどふさわしい俳優はいないと思います。 今作は、私のイメージする高倉健のイメージにぴったりです。 そして、大好きだった成田三樹夫も出ているので 10点にしたいけど、最後がちょっとなぁと思ったので、 -2点です。 オトーサン、 「角川の証明とは! 座布団3枚」 主役級の役者をよくもこれだけ揃えたものです。 黒美君彦さん 2014年12月17日 角川の証明 当時飛ぶ鳥を落とす勢いで 邦画の革新を図った角川春樹プロデュース作品。 過疎の山村での集団殺戮事件という横溝的世界と 自衛隊特殊工作隊という水と油のような要素を 巧みに(というか強引に)結びつけてしまう牽強付会ぶり(笑)。 自衛隊の協力が得られないとなると、 アメリカで戦車・ヘリ・重火器を借りて 豪快なシーンを撮影してしまう無茶ぶり (一説には5億円近くかかったとか…)。 関係者がみんな死んで(殺されて)しまう展開は もうめちゃくちゃだけど、 高倉健が最後まで彼らしい存在感を示してくれるので、 何とかラストまで転がっていく。 しかし今改めて観ると、 昭和の名優たちが数多く出演していることも嬉しい。 三國連太郎はいうに及ばず、 田村高廣や夏木勲(夏八木勲)、 そしてデビュー直後の薬師丸ひろ子…。 角川映画らしい勢いのある作品。 いわゆる名作とはいえないけれど、 昭和末期のバブルにつながる時期を反映した作品かな…。


キツツキと雨

オトーサン、 「ロケ地めぐり、楽しめそうだね」 馬篭宿、恵那峡温泉、明知鉄道の岩村駅、 常盤座、木曽の美林・・・ ゴールデンウィークや夏休みなど混雑する時期は 外したほうがいいかも。 原題:キツツキと雨(2011) 監督:沖田修一 脚本:沖田修一/ 守屋文雄 Genre:Drama/Comedy 上映時間:129分 あらすじ: 小さな山あいの村にやって来たゾンビ映画の撮影隊。 なぜだか手伝うことになった木こりの克彦は、 プレッシャーに弱く使えない新人監督の幸一にイライラする。 しかし、幸一は克彦との交流で自分を取り戻していき、 二人のいい関係がイマイチかみ合わなかった 撮影現場にも不思議な影響を与えはじめる・・・ 出演者: 役所広司・・・ 岸克彦 小栗旬・・・ 田辺幸一 オトーサン、 「役所広司さん、ほんとにやったのかな?」 チェーンソーで、木を伐り、 木登りして枝打ちもやっていますが・・・ 「小栗旬、こんなトボケた役も演じられるのか」 その他の出演者: 高良健吾・・・ 岸浩一 臼田あさ美・・・ 麻生珠恵 古舘寛治・・・ 鳥居 黒田大輔・・・ 柴田 森下能幸・・・ 吉岡 高橋努・・・ 野宮 嶋田久作・・・ 篠田 平田満 ・・・ゴマ満春 伊武雅刀・・・ 石丸 山崎努・・・ 羽場敬二郎 宇野祥平 大和田健介 小浜正寛 杉山彦々 守屋文雄 大橋一三 河原健二 斉藤彩 大島蓉子 井上肇 神戸浩 りりィ User Rating:6.7/10( 24 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:7.8/10( 9191 votes) Yahoo! オトーサン、 「ほのぼのするね」 山荘の庭木をチェーンソーで切り倒したことを 思い出しました。気をつけないと大怪我します。 そうそう、キツツキの剥製をつくったことを 思い出しました。 しばらく山荘に行っていないなぁ・・・ 東京国際映画祭受賞 ・審査員特別賞 User Reviews アンドレ・タカシさん 2014年1月26日 「南極」と「横道」を先に観ていたので 期待感がありましたが、私にはイマイチでした。 会話がもどかしかったのです。 冒頭の「本番中なんで…」「はい?」を何度も繰り返したり、 小栗クンが自分の立場をいつまでたっても 説明しない辺りがそれです。 常識的な手順から外れたやり取りだと思います。 かなり無理矢理にコミュニケーションを停滞させて ストーリーを作っている気がしました。 小栗クンが悩んでいる理由も良く分からなかった。 低予算映画を押し付けられた代打のカントクなのかとも思ったけど そうでも無いみたい。 自信が無かっただけなんですかね? 自信が無いのは内面の問題だから仕方がないとしても、 それが本作のように現場で態度に出たら大問題で ありえないシチュエーションを設定していると思います。 地方の方が「物珍しさ」で映画に協力するのは分かります。 時間に余裕があればみんな協力するでしょう。 でも、それで成立する映画って云うのもどうかと思う。 気難しいこと言ってますが、 気になるところがいくつかあって、 この監督の持ち味が本作に関してはマイナスに映りました。 オトーサン、 「つい誘われて・・・」 今朝、味付けのりを食べました。 陸将さん 2012年1月26日 映画史上最も正しき「味付けのり」描写 前作の『南極料理人』(09)もそうだったように、 沖田修一作品は汚れたものが排除されている 「漂白された世界」だと感じる。 それが心地よい世界観を創造していると同時に どこか物足りなさも感じさせる要因なのではないか。 そんな世界は現実ではあり得ないからこそ リアリティバランスが危うい世界が生み出されるのだ。 まず、「性」の匂いがしないのが特徴だ。 それは、若い女性が登場しないことに起因している。 本作ではメタ映画の主演女優として登場してはいるものの、 彼女はいわゆる「非現実」の場面でしか姿を現さない。 むしろ沖田監督は、南極観測隊や木こりや撮影クルーといった 男たちの「組」や「班」を好んで題材に選ぶ。 しかし、そこでもホモセクシャルの方向へは決していかない。 また、「悪人」が登場しないのも特徴だ。 人間の「醜」の部分に深入りしない演出は、 どこか人間を表面的にしか描いていない印象も受ける。 ただし、彼らが「善人」であることを 端的に表す食事場面の巧みさは相変わらずだ。 食物を粗末にせず、美味しそうに食べることで人柄を表す。 あるいは、人間が向かい合って食べることで、 互いの腹の底を見せ合い、分かり合う。 食事をすることに意味を持たせる演出は、とても好感が持てる。 加えて、彼の作品は「行って帰ってくる物語」だ。 南極という「非日常」から、 我が家という「日常」に帰ってきた『南極料理人』。 本作でも、木こりは撮影現場という「非日常」から 森という「日常」へと帰っていく。 あるいは、撮影隊は田舎という「非日常」から 都会という「日常」へと帰っていく。 リアリティバランスの危うさは、 決してマイナスポイントだけではない。 だからこそ、映画的なご都合主義も許容できる空気を作っている。 それがたとえ、映画監督と主人公の息子の共通点や 雨の止むタイミングといった 本作の核となる部分であっても、である。 その不思議な空気感は諸刃の剣だと思う。 「味付けのり」が大好物な自分としては、 かつてこれほどまでに「味付けのり」を 正しく描写した映画があっただろうかと思う。 もちろんそのまま食べても美味い。 酒のつまみとしても最適だ。 口寂しい時のお供にもなるだろう。 ご飯だけでなく、何かに巻いて食べても 美味さを引き立たせる。 「ペチョペチョ」した触感に、「パリッ」という食感。 音が意図的に増されても、 それが全然下品とは感じず、むしろ食欲を増幅させる。 あるいは、食事する者の幸福感が伝わってくる。 その場面だけで、個人的には十分満足だった。


王になった男

オトーサン、 「韓国映画か・・・」 近年の日韓関係悪化で、 俗人のオトーサンも、韓国フアンだったのに、 嫌悪感情がわいてまいりました。 この映画批評、何年か経ったら、 もう少し好意的なものになるかも。 原題:Gwanghae, Wangyidoen namja (2012) Masquerade 監督:Chang-min Choo 脚本:Jo-yun Hwang/ Chang-min Choo Genre:Drama/ History Country: South Korea Language: Korean 上映時間:131分 あらすじ: 朝鮮王朝の15代目の王・光海君は、 民を思う聖君だったが、 政敵の暗殺に怯えるあまり 理想の政治からかけ離れ、 暴君と恐れられる存在になっていた。 そんな王のモノマネで 腐敗した政治を風刺していた道化のハソンは、 王の側近ホ・ギュンの目に止まり、 影武者として雇われることに。 折しも、光海が病に臥せり、 それを隠すためにハソンはすぐさま光海に成り代わって、 敵だらけの宮廷で王として振る舞うハメに。 影武者の存在はハソンの世話係を務める チョ内官以外には極秘とされ、 王妃にさえも知られてはならなかった。 そんな中、ホ・ギュンの言われるままに 政務をこなしていたハソンの心に、 次第にある思いが芽生えていく。 出演者: Lee Byung-hun ... King Gwanghae/Ha-sun(光海君/ハソン) Han Hyo-joo ... Queen Consort(王妃) Ryu Seung-ryong ... Chief Secretary Heo Gyun(ホ・ギュン) Kim In-kwon ... Captain Do(チョ内官) オトーサン、 「これが、イ・ビョンホンか」 大ヒットした「JSA」に韓国兵士役で出ていましたが、 北朝鮮兵士役のソン。ガンホがすばらしくて、 イ・ビョンホンは、印象に残っていません。 この映画は、代表作といわれるだけあって、 1人2役を破綻なくこなしています。 その他の出演者: Jang Gwang ... Chief Eunuch Shim Eun-kyung ... Sa-wol, food taster Kim Myung-gon ... Interior Minister Park Chung-seo Park Ji-a ... Lady Han, chief court lady Shin Jung-geun ... Lee Jeong-rang Jeon Guk-hyang ... Lady Jeong Yang Jun-mo ... Kim Mun Chang-gil ... prime minister Jeon Bae-su ... Hyeong-pan Do Yong-gu ... Byeong-pan Yu Sun-ung ... Ho-pan Lee Yang-hui ... Gong-pan Park Gyeong-geun ... musician Shin Un-seop ... Ye-pan Kim Jong-gu ... royal physician Lee El ... Lady Ahn Lee Jun-hyeok ... Hyeon-gam Seo Jin-weon ... General Overseer Do Kim Hye-weon ... Pearl, courtesan Kim Hak-jun ... Yu Jeong-ho Kim Hye-hwa ... Plum Blossom Pot servant Kim Seung-hun ... Yi-bang Lee Bong-ryeon ... court woman Ju Yeong-ho ... Gwanghae's astrologist User Rating:7.9/10 ( 2,862 votes)IMDb User Rating:8.8/10( 380 votes) Yahoo! オトーサン、 「7点台だな」 影武者という設定に新鮮味を感じませんでした。 User Reviews Denise Tan さん Malaysia 2013年3月10日 すばらしいプロットと驚異的な演技! 私は衣装劇映画のファンではない。 そして、この話の基となった歴史上の出来事に関する知識がない。 最初、この映画を見るべきか疑問を医大ていた。 だが、スローガンが惹きつけた。 ‘15日間、俗人が手に入れた王国」 最初の30分間はやや迫力がないい。 だが、全部見終えて、うれしい。 それに続くのは、興味深いプロットだった。 王は、暗殺計画を恐れ、身を隠し、 15日間王位に影武者を置くことにした。 やがて道化師ハソンが登場し、 朝鮮王朝の15代目の王の操り人形を15日間務めることになる。 召使たちた王妃との関係も面白い。 イ・ビョンホンは、光海君とハソンとして、すごい。 王になったり、道化になったりするのは、見ものだ。 召使、サウォル、王妃、チョ内官への愛情は、見事に演じられている。 この映画は人々に考えるさせる。 王と俗人は、あまり違いがない。 王は、国を支配する運命にある。 だが、彼は、その任務に最も向いているわけではない。 他方、貧乏や困難を経験した俗人でも、 教育を受けていなくても、 王国を統治できる能力があるのだ。 彼は自分なりのやり方でやり遂げる。 王国をよりよい場所に変える変化を起こすのだ。 オトーサン、 「黒美さんは、韓国好きみたいだね」 黒美君彦さん 2013年3月16日 見応えあり 韓国で1200万人を超える観客動員を果たした作品。 イ・ビョンホンが 初めての時代劇に挑んだことでも話題を呼んだが、 まさに彼の独壇場とでもいうべき良作に仕上がっている。 暴君である朝鮮王朝15代国王光海君と その影武者であるハソンの二役を イ・ビョンホンが実に巧みに演じ分ける。 彼のカリスマ性と陽気な面… 幅の広い彼ならではの演技で、最後まで緊張が途切れない。 ところどころクスリと笑わせるシーンもあり、 重苦しいばかりでないのもいい。 こうした“影武者”映画は それこそ黒澤明の『影武者』(80年)や コメディのアイヴァン・ライトマン監督『デーヴ』(93年)、 古くはチャプリンの『独裁者』(1940年)にまで遡ることができる。 そのいずれもが、影武者があるべき政治家の理想像を 象徴的に演じるというところでは共通し、 本作もその意味では予想を大きく裏切ることはない。 しかしながら、ここで描かれる逆説的な“影武者”の善政は、 現代の政治家のレベルの反照でもあるのだということを痛切に感じた。 朝鮮王朝の華麗さ、イ・ビョンホンの熱演、物語の展開のテンポ… 傑作時代劇といっていいと思う。

ファイヤー・ウィズ・ファイヤー 炎の誓い

オトーサン、 「長ったらしい邦題だね」 原題の"Fire with Fire"は、シンプルに感じられます。 炎の誓いは、蛇足でしょう。 これまでの経験では、長い邦題の映画に傑作なし。 原題:Fire with Fire (2012) 監督:David Barrett 脚本:Tom O'Connor Genre:Action/ Crime/ Drama 上映時間:97分 あらすじ: 消防士のジェレミーは 立ち寄ったコンビニで殺人事件に遭遇、犯人を目撃する。 彼の証言でヘイガンという男が特定されるが、 それは極悪非道なギャングのボスだった。 警察は、ヘイガンの脅迫に屈することなく 法廷での証言を約束したジェレミーを守るため “証人保護プログラム”を発動、 ジェレミーは名前も住所も変えて別人として生きることに。 それでもヘイガンはジェレミーの居場所を見つけ出し、 彼の命ばかりか、最愛の女性にも身の危険が迫る。 ヘイガンから逃げ続けることはできないと悟ったジェレミーは ついに、ヘイガンを抹殺すべく単独行動を開始する・・・ 出演者: Josh Duhamel ・・・ Jeremy Coleman(ジェレミー) Rosario Dawson ・・・ Talia Durham(タリア) Vincent D'Onofrio ・・・ David Hagan(ヘイガン) Bruce Willis ・・・ Mike Cella(マイク) オトーサン、 「悪役のヴィンセント・ドノフリオ、出色の演技!」 ロザリオ・ドーソンも悪くはありません。 主役のジョシュ・デュアメル、消防士役なのに、 肝心かなめのシーンで、消防士の真価を発揮しないとは。 一番がっかりしたのは、ブルース・ウィリスが端役だったこと。 その他の出演者: 50 Cent・・・ Lamar Richard Schiff・・・ Harold Gethers, Hagan's Attorney Quinton Jackson・・・ Wallace Vinnie Jones・・・ Boyd Bonnie Somerville・・・ Karen Westlake Julian McMahon・・・ Robert, the hit man User Rating:5.7/10 ( 18,231 votes)IMDb User Rating:4.9/10( 143 votes) Yahoo! オトーサン、 「妥当なスコアだね」 リメイクすれば、高得点も期待できるのに、 惜しいなぁ。 User Reviews bowmanblueさん United Kingdom 2014年7月2日 奇妙に見応えのある復讐映画。 オーケー、復讐映画は目新しいものではない。 チャールズ・ブロンソンが 強盗に家族を奪われて以来ずっと、 平和な市民は、自警団員によって、 公正な裁きを助けるためにストリーとに連れて行かれる。 これは、そうした映画のひとつだ。 それは、復讐映画だ。 そんなに悪くない。 購入前にレンタルする類いの映画で、 あちこちに小さなプロットの穴があるが、 あまり気にしないほうがいい。 1時間半を無駄にしたとは思わなかった。 しかし、消防士が自分を苦しめるものに対して 消火スキルを使ってほしかった。 実のところ…それが映画のポイントのはずだ。 彼は、復讐をするために火をつけるはずが、 銃を買い、相手を撃つのだ。 上映に不可欠だから、 ブルース・ウィリスが出演しているが、 劇場で上映される映画以外には、 決して出演してしてはいけない という契約条項があるようだ。 とにかく、買う前に、レンタルしてほしい 悪くないが、もっとよくなったかもしれない。 オトーサン、 「いろいろ不満はあったけど・・・」 ヴィンセント・ドノフリオのフリーキーな演技!を 見られたので、よしとしましょう。 katarin さん 2013年8月4日 消防士(ファイヤーファイター)が炎の闘士になった?! 「トランスフォーマー」で、 勇敢なレノックス大尉役を演じて印象的だった ジョシュ・デュアメル主演のクライムアクションです。 ブルース・ウイリスが パッケージで大きくフューチャーされていますが、 主演はジョシュでした。 ただ、最近のブルースのいくつかの出演作にあるように、 ほんのちょい役で、名前貸しのような出演の仕方ではありませんでした。 パートナーをギャングに殺されたロスの刑事役で、 物語に厚みを持たせる、重要な役柄となっています。 典型的な巻き込まれ型のクライムアクションで、 孤独だがまじめな消防士が徐々に復讐の鬼というか 炎の闘士(ファイヤーファイターってか?笑)になっていきます。 もちろんロマンスも織り込んであります。 ロザリオ・ドーソンというチャーミングな女優さんが、 撃のうまい連邦保安官という役で、ジョシュと絡みます。 そして、この映画の見所はギャングのボスの ヴィンセント・ドノフリオのフリーキーな演技! 触るとやけどしそうな、ものすごい雰囲気を持った 狂気のボス役を迫力たっぷりに演じています。 ストーリーも決して凝ったものではなく、 残虐なシーンもリアルに演出してあるので 好みは分かれると思いますが、 私はそこそこ楽しめました。


映画の採点簿

ファイヤー・ウィズ・ファイヤー 炎の誓い****
王になった男****
キツツキと雨****
野性の証明****
ウエスタン*****
誰よりも狙われた男*****
ゴーン・ガール*****
新幹線大爆破*****
メン・イン・ブラック3****
LUCY/ルーシー*****
一枚のめぐり逢い****
チーム・バチスタ FINAL ケルベロスの肖像****
アレクサンドリア*****
カラスの親指***
デーヴ*****
ユーズド・カー****
戦うパンチョ・ビラ*****
約束 ラ・プロミッセ*****
相棒劇場版Ⅲ 巨大密室!特命係絶海の孤島へ***
バッド・ガールズ****
血と怒りの河****
ファインド・アウト****
ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島****
狼の挽歌*****
フューリー****
ボクたちの交換日記***
相棒シリーズ X DAY***
スペースバンパイア****
ストリート・オブ・ファイヤー****
サタデー・ナイト・ライブ 25th アニバーサリー*****
僕達急行 A列車で行こう***
パーフェクト・ホスト 悪夢の晩餐会****
インターステラー*****
名探偵コナン 異次元の狙撃手****
薬指の標本****
トラック野郎 熱風5000キロ****
猿の惑星:新世紀(ライジング)****
幸せへのキセキ****
ドライヴ*****
マキシマム・ブロウ***
弁天小僧*****
ナースのお仕事 ザ・ムービー***
ダラス・バイヤーズクラブ*****
刑事物語2 りんごの詩*****
世界侵略:ロサンゼルス決戦****
レッドブル****
近松物語*****
10日間で男を上手にフル方法****
マーシャルの奇跡*****
ジョバンニの島****
狩人の夜*****
永遠の僕たち*****
捜査官X****
荒野のストレンジャー*****
西部に賭ける女*****
それでも夜は明ける*****
ロング・グッドバイ****
そうかもしれない*****
ウルフ・オブ・ウォールストリート*****
グランド・クロス ドゥームズデイ・プロフェシー***
パッセンジャーズ****
クレージー作戦 くたばれ!無責任*****
新春狸御殿*****
サラリーマン忠臣蔵*****
新サラリーマン専科*****
スパイ・レジェンド*****
タイタンの逆襲****
ドラゴン危機一発****
エクソダス:神と王****
赤線地帯*****
ファッションが教えてくれること*****
柳生武芸帳 夜ざくら秘剣*****
ザ・スパイダースのゴーゴー・向う見ず作戦****
きっと、うまくいく*****
コードネーム:プリンス****
イエローハンカチーフ*****
アルマゲドン2011***
キラー・トーナメント***
喜劇 駅前温泉***
ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅*****
華麗なる激情*****
SAFE/セイフ****
チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密****
呪怨 -終わりの始まり-***
The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛*****
ミッション:8ミニッツ*****
日本の黒い夏 冤罪*****
ジャッジ 裁かれる判事*****
やくざ戦争 日本の首領(ドン)****
シェフ 三ツ星フードトラック始めました*****
栄光への脱出*****
ハスラー2*****
ダブルヘッド・ジョーズ***
ヴァンパイア・ハンター***
待ち伏せ*****
コルドラへの道*****
グッドガール*****
月に囚われた男*****
日本侠客伝*****
獄門島****

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