オトーサンの2015年その4

ほのぼの映画批評

前口上

ハリウッド映画の3D化が進んでいます。
でも、相変わらず、CGに頼り過ぎが目立ちます。
ひとびとは、冴えた技術だけを見に行くのでしょうか?
好不況を問わず、どう生きるかを知りたいのでは?
薄っぺらな人間ばかりではなく、
本物の人間による本物のドラマを見たいのでは?
見る本数が増え、年齢を重ねる度に、
その思いが強くなってきました。

映画の採点簿へ

目次

5545 ゴースト/ニューヨークの幻(DVD 1990)
5544 MR.ブルックス 完璧なる殺人鬼(DVD 2007) 5543 フェーム(BS 1980) 5542 波の数だけ抱きしめて(BS 1991) 5541 私をスキーに連れてって(BS 1987) 5540 幸福の条件(TV 1993)
5539 恋のクリスマス大作戦(TV 2004) 5538 メイズ・ランナー(DVD 2014) 5537 風の馬(DVD 1998) 5536 風林火山(TV 1969) 5535 映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!(TV 2014)
5534 ゴースト・オブ・マーズ(TV 2001) 5533 大逆転(DVD 1983) 5532 遥かなるアルゼンチン(DVD 1940) 5531 パニック・フライト(TV 2005) 5530 ルームメイト2(TV 2005)
5529 コクーン2/遙かなる地球(TV 1988) 5528 彼女が水着にきがえたら(BS 1989) 5527 黒い十人の女(BS 1961) 5526 消えたフェルメールを探して 絵画探偵ハロルド・スミス(DVD 2005) 5525 眠らない街〜新宿鮫〜(DVD 1993)
5524 モンスター上司(TV 2011) 5523 ラブ・アゲイン(TV 2011) 5522 策謀のシナリオ(DVD 2004) 5521 沈黙の宿命(BS 2011) 5520 キル・ザ・ギャング〜36回の爆破でも死ななかった男〜(DVD 2011)
5519 U・ボート(BS 1981) 5518 PARKER/パーカー(TV 2013) 5517 炎のごとく (BS 1981) 5516 ええじゃないか(BS 1981) 5515 ワイルド・スピード SKY MISSION(DVD 2015)
5514 セッション(DVD 2014) 5513 ダイナマイトどんどん(BS 1968) 5512 カウボーイ(BS 1958) 5511 セイント(TV 1997) 5510 アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(DVD 2015)
5509 勝利への脱出(1981) 5508 アダムス・ファミリー2(DVD 1993) 5507 6才のボクが、大人になるまで。(DVD 2014) 5506 テレマークの要塞(TV 1965) 5505 野火(BS 1959)
5504 アダムス・ファミリー(TV 1991) 5503 月のひつじ(TV 2000) 5502 ライジング・ドラゴン(BS 2012) 5501 ザ・タウン(BS 2011) 5500 マダム・マロリーと魔法のスパイス(DVD 2014)
5499 アジャストメント(BS 2011) 5498 エクスペンダブルズ3 ワールドミッション(TV 2014) 5497 ファイヤーフォックス(BS 1982) 5496 バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(DVD 2014) 5495 モネ・ゲーム(DVD 2012)
5494 ニック・オブ・タイム(TV 1995) 5493 ラスト・ターゲット(TV 2010) 5492 キミに逢えたら!(DVD 2008) 5491 グリマーマン(BS 1996) 5490 荒野の七人(BS 1960)
5489 チャーリー・バートレットの男子トイレ相談室(DVD 2007) 5488 サイレントヒル(TV 2006) 5487 セクター5 [第5地区](TV 2012) 5486 宇宙兄弟(TV 2012) 5485 アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!(TV 2010)
5484 ファイナル・デッドブリッジ(TV 2011) 5483 真昼の死闘(BS 1970) 5482 海洋天堂(BS 2010) 5481 ランダム 存在の確率(DVD 2013) 5480 アイ・アム・ナンバー4(TV 2011)
5479 エンド・オブ・ザ・ワールド(TV 2012) 5478 ザ・ファン(DVD 1996) 5477 ワイルド・ギース(BS 1978) 5476 第九軍団のワシ(BS 2011) 5475 Returner リターナー(BS 2002)


ゴースト/ニューヨークの幻

オトーサン、
「こりゃあかん、書き直そう」
映画批評NO.105を読み直すと、
恵比寿ガーデンプレスのTSUTAYAで
中古ビデオを買ったという日記に、
ネタバレのあらすじ紹介だけという構成でした。

原題:Ghost (1990)
監督:Jerry Zucker  
脚本:Bruce Joel Rubin  
Genre:Drama/ Fantasy/ Romance
上映時間:127分
あらすじ:
強盗に襲われ命を落としたサムは、
幽霊となって恋人モリーの側に現れるが、
彼女には彼の存在がまるで伝わらない。
やがて自分を殺した強盗が
彼女にも迫っている事を知った男は、
彼の声を聞く事の出来る霊媒師オダ・メイの力を借りて
危険を知らせようとする・・・

出演者:
Patrick Swayze ・・・ Sam Wheat(サム)
Demi Moore ・・・ Molly Jensen(モリー)
Whoopi Goldberg ・・・ Oda Mae Brown(オダ・メイ)
オトーサン、
「ウーピー・ゴールドバーグ、最高だね」
彼女の怪異な姿との対比で、
デミ・ムーアが美しくみえるという効果が(笑)。

その他の出演者:
Tony Goldwyn ・・・ Carl Bruner
Rick Aviles ・・・ Willie Lopez
Vincent Schiavelli ・・・ Subway Ghost
Gail Boggs ・・・ Oda Mae's Sister
Armelia McQueen ・・・ Oda Mae's Sister
Phil Leeds ・・・ Emergency Room Ghost
Augie Blunt ・・・ Orlando

User Rating:7.0/10 ( 147,211 votes)IMDb
  User Rating:8.9/10( 415 votes) Yahoo!
オトーサン、
「名作だね」

アカデミー賞受賞 
・助演女優賞  ウーピー・ゴールドバーグ
・脚本賞 
同ノミネート
・作品賞 
・作曲賞 
・編集賞 
ゴールデン・グローブ受賞 
・助演女優賞  ウーピー・ゴールドバーグ
同ノミネート
・作品賞(コメディ/ミュージカル)     
・男優賞(コメディ/ミュージカル)  パトリック・スウェイジ    
・女優賞(コメディ/ミュージカル)  デミ・ムーア    

User Reviews 
lynx99さん 
1999年3月13日
これまで作られた最も感動的なラブストーリー

ゴーストは私の好きなフィルムの1つ。
ロマンチックで、感動的だ。
ゴーストは、死をも超越している愛情を示す。
デミ・ムーアとパトリック・スウェイジの
相性は、信じられないほどよい。
彼らみつめあうやりかたは、
どんな「ラブシーン」よりもセクシーだ。
みつめあった目を通して、ロマンチックに結ばれる。
本作には、サム、モリー、オダ・メイという、
素晴らしい好人物が登場する。
それに、夢中にさせる筋書がある。
テンポも順調だ。
美しいスコアも組み合わされている。
特に映画のためにモーリス・ジャールによって書かれた
テーマソング「ゴースト」が、魅惑的だ。
そして、オールディーズの"Unchained Melody"が
魔法のような感触を魔法のような映画に加えている。

オトーサン、
「その通りだね」

ジーナさん 
2008年10月26その
ラブストーリーは不滅?!

この頃のデミが一番可愛いですね♪
常に口開いてるのが気になったけど(笑)
この頃は『顔が小さい』印象でしたが、
今では『首が太いんだろ?』な印象に変化しています(爆)
・・・時代の流れって怖いですね。
作品全体にウーピーの笑いが効いていて
なかなか面白いラブストーリーでした。
サスペンス的要素、コメディ要素、ロマンティック要素のある
バランスのとれた作品ですね。
ちなみに・・・ラブストーリーなんて
甘ったるいモノ観てられるか!!!
という私の兄が好きな作品でもあります(笑)

オトーサン、
「Unchained Melody、甘い歌だね」

Unchained Melody
作曲:アレックス・ノース
作詞:ハイ・ザレット
歌:ライチャス・ブラザーズ

♪ああ、僕の恋人よ、愛しい人よ
 僕はずっと君の肌に飢えて来た
 長い間一人ぼっちで
 時はなんとものろく歩みつつも
 大きなことを成し遂げる
 君はまだ僕のものかい
 君が欲しいんだ
 君が欲しいんだ
 僕への愛を願っているよ(※)

 一人ぼっちの川は流れる
 海へと、海へと
 腕を広げた海へと
 一人ぼっちの川はため息をつくのさ
 「僕を待っていてよ、僕を待っていてよ
  僕は帰るから、僕を待っていてよ」

 一人ぼっちの山はじっと見ているんだ
 星を、星を
 日が暮れる時を待っているんだ
 全くの一人ぼっちで僕は見つめるんだ
 星を、星を
 遠く彼方の僕の愛する人を夢見ながら


MR.ブルックス 完璧なる殺人鬼

 
オトーサン、
「こりゃ、拾いものだ」
デミ・ムーアの出演作を探していたら、
この映画にぶつかりました。
なんと名優ケビン・コスナーとウィリアム・ハート付き!
邦題で、安っぽい感じになっていますが、
監督・脚本のBruce A. Evansは、
「スタンド・バイ・ミー」で、
アカデミー賞脚色賞にノミネートされています。  

原題:Mr. Brooks (2007)  
監督:Bruce A. Evans  
脚本:Bruce A. Evans/ Raynold Gideon   
Genre:Comedy/ Crime/ Drama 
上映時間:120分
あらすじ:
オレゴン州ポートランド。
カップルの全裸死体発見!
残されていた血のりの指紋から、
女性刑事アトウッドは、
連続殺人犯が動き出したことを知る。
殺人鬼の正体は、名士アール・ブルックスだった。
家族思いだが、殺人依存症で、二重人格者。
もうひとりの自分マーシャルに操られている。
カップル殺害の際、カーテンが空いていたので、
ミスター・スミスに隠し撮りされ・・・

出演者:
Kevin Costner ・・・ Earl Brooks(アール・ブルックス)
William Hurt ・・・ Marshall(マーシャル)
Demi Moore ・・・ Detective Tracy Atwood(アトウッド刑事)
Dane Cook ・・・ Mr. Smith(ミスター・スミス)
オトーサン、
「名優、共演!」

その他の出演者:
Marg Helgenberger ・・・ Emma Brooks
Danielle Panabaker ・・・ Jane Brooks
Aisha Hinds ・・・ Nancy Hart, Atwood's lawyer
Jason Lewis ・・・ Jesse Vialo
Reiko Aylesworth ・・・ Sheila
Matt Schulze ・・・ Thornton Meeks
Ruben Santiago-Hudson ・・・ Detective Hawkins
Lindsay Crouse ・・・ Captain Lister
Michael Cole ・・・ Atwood's lawyer

User Rating:7.4/10(118,926 votes)IMDb
  User Rating:6.4/10( 109 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ぐいぐい引っ張る!脚本もいいね」

User Reviews 
Im_Martin_Scorseseさん
United States 
2007年5月22日
気味悪い!

今夜、この映画の試写会に行った。
私は、完全に好きになった。
一晩中、座席に釘づけになった。
ケビン・コスナーは悪人役で、気味悪い。
見事に演じた。
久しぶりに見た最も恐ろしい「悪者」だ。
デミ・ムーアは、すばらしかった。
聴衆の誰もが、同時に笑い、あえぎ、喝采した。
終始、サスペンスが続く。
驚ろいたシーンが、実は、終わりではなかった。
でも、がっかりしなかった。
満足した。
予告編は、よくない。
映画のほうが、ずっとよい。
この映画が、ビデオになるのを待たないで。
映画館に足を運ぶべし。
私は、この映画を見るために喜んで10.75ドルを払うだろう
エンジョイ!

オトーサン、
「巧い表現だね」
夫の浮気が原因で別れたのに。
高額の慰謝料を要求されたのでは、
たまったものではありません。
相手方に敏腕弁護士がついていたのです。

黒美君彦さん 
2008年5月25日
殺人依存症

地位も名誉も得た成功者でありながら
殺人依存症のアール・ブルックス。
自己の投影であるマーシャルとの葛藤を繰り返している。
「殺しに行こうぜ」と誘うマーシャルに、
ブルックスは良心を働かせ「NO」と言おうとするが…。
アンチ・ヒーローとしてのMr.ブルックスの魅力は
『羊たちの沈黙』のハンニバル・レクターを彷彿とさせる。
品格があり、殺しには厳格なルールがある。
顕示欲もあり、一方で家族を愛している。
過剰な説明を排し、ストーリーもテンポいいので、
最後まで緊張が途切れない。
捜査官役のデミ・ムーアも、ちょっと疲れた感じが悪くない。
快楽殺人の性質を継いでしまった娘と
今後どうなっていくのか…など、
続篇への布石が目立つが、全米興行成績はいま一つ伸びず。
確かにインモラルな内容が、
現実と呼応しているかのような印象があり、
確かに時期がやや遅すぎる感がある。
実際不条理な衝動殺人が多発している現代社会において、
魅力的なアンチ・ヒーローは受け入れ難いのかも知れないが…。
とはいえ、私個人は面白く観た。
知性的な主人公ケヴィン・コスナーと、
悪魔的内面を表現するウィリアム・ハートの
コンビだけでも見応えある作品だ。


フェーム

 
オトーサン、
「まさに、アメリカンドリーム」
格差社会の到来で、夢をあきらめた若者ばかり。
そんななか、1980年のこの映画は、
果敢に夢に挑戦する若者像を描いています。
息子の夢を手伝おうとするタクシー運転手。
車に拡声器をつけて、息子の作った歌を流します。
素敵な歌なので、芸能専門学校の生徒たちが、
みんな門から飛び出してきて、踊りはじめます。
青春群像劇の名シーンです。

原題:Fame (1980)
監督:Alan Parker  
脚本:Christopher Gore 
Genre:Drama/ Music/ Musical
Country: USA 
Language: English / Spanish / French / Russian 
上映時間:134分
あらすじ:
ニューヨーク。
数々の有名アーティストを輩出してきた
歴史と伝統ある芸能専門学校に、
音楽、ダンス、演劇の3つのカリキュラムがある。
スラム街育ちのココは、美声の持ち主。
学習に意欲的で、音楽科、ダンス科、演劇科を掛け持ち。
ダンス科のリロイに惹かれたが
彼は、ダンス科の金持ち娘ヒラリーへ心変わり。
そして、自称・外国の映画製作者に騙されて、
ポルノ雑誌のモデルをやらされる。
ダンス科のリサは、
才能がないからやめるように言われ、
自殺まで考えたが、演劇科に移って再出発する。
プエルトリコ人で演劇科のラルフは
ナイト・クラブで注目され、有頂天になっていたが、
同じ演劇科のモンゴメリーに忠告される。
様々な人間模様と出来事があったが、
かれらは、ついに卒業式と卒業公演を迎える・・・

出演者:
Irene Cara ・・・ Coco Hernandez(ココ)
Laura Dean ・・・ Lisa Monroe(リサ)
Barry Miller ・・・ Ralph Garci/Raul Garcia(ラルフ)
オトーサン、
「アイリーン・キャラがいいね」

その他の出演者:
Gene Anthony Ray ・・・ Leroy Johnson(リロイ)
Antonia Franceschi ・・・ Hilary Van Doren(ヒラリー)
Paul McCrane ・・・ Montgomery MacNeil(モンゴメリー)
Lee Curreri ・・・ Bruno Martelli
Maureen Teefy ・・・ Doris Finsecker
(教授)
Albert Hague ・・・ Mr. Benjamin Shorofsky - Music
Anne Meara ・・・ Mrs. Elizabeth Sherwood- English
Joanna Merlin ・・・ Miss Olivia Berg - Dance
Jim Moody ・・・ Mr. Keith Farrell - Drama
Debbie Allen ・・・ Lydia - Dance

User Rating:6.5/10 (15,765 votes)IMDb
  User Rating:7.5/10( 32 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ウェストサイド物語と双璧だね」

アカデミー賞受賞 
・作曲賞
・歌曲賞
同ノミネート 
・脚本賞
・音響賞    
・編集賞

ゴールデン・グローブ受賞 
・歌曲賞  マイケル・ゴア "Fame" 

User Reviews 
Schlockmeisterさん
Midnight MovieLand 
2001年4月20日
可能性についてのすごいストーリー

この映画は、たくさんの信じられない才能を魅せる。
最後まで、すばらしいパフォーマンスだ。
若者たちが、自らの可能性をどう活用するか、
浪費するか、無視するかについて語っていく。
主人公の学生たちは、名声と富を目指している。
だが、途中に落とし穴が待っている。
才能だけでは十分でないことを知るのだ。
才能に欠け、途中であきらめる学生もいる。
この映画が上映されたころ、
ティーンエイジャーであった大人として
私は、ほろ苦さを感じる。
この人生、何をしてきたのだろう。
いるべき場所にいるのだろうか?
この映画は、20年以上前のものだ。
だが、話は永遠だ。
10代映画のクラシックであり、
大人の心をいつも暖めてくれるだろう。
強く勧めたい。
あわせて、「ゴールド・ディガース」(1933)をみれば、
ブロードウェイが、どう変わったかが分かるだろう。

オトーサン、
「この学校、レベルが高いね」

al2***** さん 
2015年12月19日
”今”を切り取った青春群像劇 

NYの芸術学校。
歌、演技、楽器、ダンス、バレエなど
生徒たちがもがきながら
人間としての成長や挫折を、
当時無名の俳優ばかりで
ドキュメンタリー風に描く青春群像劇。
様々な授業シーンや
ロッキーホラーショーを
みんなで見るシーンなど
芸術学校の日常が見られておもしろい。
映画は彼らの過去や生い立ちも、
そして卒業後どうなったかも追いかけない。
あるものは成功しただろうし
あるものは道をあきらめたかもしれない。
アランパーカー監督は答えを出すことなく、
それよりあくまでもフェーム(名声)を目指し
日々過ごす生徒たちの”今”どう生きてるかだけを
淡々と切り取ってるのが印象的。
主要キャラの一人、アイリーン・キャラの歌う
テーマ曲は大ヒットし、
アカデミー賞も取った名曲で、耳に残ります。 


波の数だけ抱きしめて

オトーサン、
「湘南に住みたかったな」
江の島も、逗子マリーナも、
湘南は思い出いっぱいの玉手箱です。
休日の西湘バイパスは、いつも渋滞。
この映画のように、ミニFM局のDJ美穂ちゃんが、
抜け道を教えてくれたら、どんなによかったことか。
「私をスキーに連れてって」
「彼女が水着に着替えたら」に続く
ホイチョイプロダクションの第3作目です。

原題:波の数だけ抱きしめて(1991)
監督:馬場康夫  
原作:ホイチョイプロダクション  
脚本:一色伸幸  
Genre:Romance
上映時間:104分
あらすじ:
1982年。
大学4年の小杉、芹沢、裕子、真理子は、
無線マニアの芹沢の提案で、
湘南にミニFM局を開設する。
DJを務める真理子は、
ロスに行ってしまうのに、
小杉に気持ちを伝えられない。
そこへ広告代理店に勤める吉岡が現われ、
真理子に急接近する。
1991年。
真理子の結婚式の帰り、
小杉は車で茅ヶ崎に向かう・・・

出演者:
 中山美穂・・・ 田中真理子 
 織田裕二・・・ 小杉正明 
 別所哲也・・・ 吉岡卓也
オトーサン、
「中山美穂は、やはりいいね」
パリに住むなんて羨ましいね。
「織田裕二のウジウジぶり、天下一品だね」
もう今どきの若いひとなら、即ベッドインだろうに、
7年間も、想いを伝えられないなんて。

その他の出演者:
 松下由樹・・・ 高橋裕子 
 阪田マサノブ・・・ 芹沢良明 
 勝村政信・・・ 池本 

User Rating:4.7/10( 21 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:7.6/10( 72 votes) Yahoo!
オトーサン、
「時代の気分がよく出ている」

日本アカデミー賞受賞 
・話題賞  中山美穂  

User Reviews 
sak***** さん 
2015年9月14日
ビバ!80年代!! 

なんかいいよね、バブル時代って。
この映画、話はありきたりだし、海は夏っぽくないし、
中山美穂と松下由樹は顔面黒すぎだし、
織田裕二は田舎のイモにいちゃんにしか見えないし、
別所哲也がイケメンだけど、
バブル時代の「そんなことどうでもよくね?
とりあえずユーミンの音楽かけて
ダーッといけばOKでしょ!」感がすごくいい。 

オトーサン、
「別所は、博報堂勤務なんだ」
宣伝部時代におつきあいさせてもらいましたっけ。

餅さん 
2007年5月30日

別所が海に落ちるシーンで
大笑いしていた男の人がいたなぁ。
主人公世代ではないが、
この頃のお兄さんお姉さんをまぶしく見てた
ガキンチョだったもんで懐かしさがいっぱいだった。
そしてストーリーより何より選曲がたまんない。
マイベストはゆる〜い「キーラーゴ」と「HER TOWN TOO」。
波の音を聞きながら、サンセットを見ながら聴きたい。
ラストの砂浜のシーン、Yuming「真冬のサーファー」もイイ。
とにかく音楽勝ちの映画。
ダサさとクダラナさは大目に見てほしい。 


私をスキーに連れてって

オトーサン、
「若い頃、よくスキーに行ったな」
名古屋勤務時代は、クルマで伊吹山や御在所岳。
夜行列車で遠出して、高山スキー場や流れ葉スキー場へ。
同期のKさんのスキー板が、父君の手作りだったので、
驚いたことがあります。
みんながロシニョールに憧れていましたっけ。

原題:私をスキーに連れてって (1987) 
監督:馬場康夫  
原作:ホイチョイプロダクション  
脚本:一色伸幸監督:
Genre:Romance/Comedy
上映時間:98分
あらすじ:
矢野文男は、冴えない商社マンだが、
名スキーヤーだ。
高校時代からのスキー仲間と
ゲレンデへ出ても、女性と喋れず、
仲間が連れて来る女性にも興味がない。
スキー仲間と滑走中、雪に埋もれ、
もがいている女性を見つける。
文男と泉が助け出した瞬間、
文男は池上優に一目惚れしてしまう。
その雰囲気を敏感に感じたヒロコと真理子は
池上優と文男を強引にくっ付けようと計画する・・・

出演者:
 三上博史・・・ 矢野文男 
 原田知世・・・ 池上優 
 オトーサン、
「三上博史、知らんなぁ」

その他の出演者:
 原田貴和子・・・ 佐藤真理子 
 沖田浩之・・・ 小杉正明 
 高橋ひとみ・・・ 羽田ヒロコ 
 布施博・・・ 泉和彦 
 鳥越マリ・・・ 恭世 
 飛田ゆき乃・・・ ゆり江 
 竹中直人・・・ 所崎 
 田中邦衛・・・ 田山雄一郎 

User Rating:6.6/10( 84 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:8.4/10( 99 votes) Yahoo!
オトーサン、
「なつかしいね」

User Reviews 
may***** さん 
2013年9月23日
ずっと見てみたかった映画でした! 

ユーミンファンとしては
一度は見ておきたかった映画です。
これは私が5歳の時にやった映画で、
最近レンタルして初めて見たのですが、
とにかく知世さんが万座にウェアを
届けに行くシーンが印象的です。
『BRIZARD』の音楽と、
三上さんが助けに後を追うところが素敵でした! 
マリコ役の原田貴和子さんも、
真っ赤な口紅で車を走らせるところが
ワイルドでかっこよかった!
バブル世代で育った母親がよく言いますが、
この時代は上司や友人が婚活の手伝いを
積極的にしてくれたそうで、
このドラマを見ていてもわかりますが、
シャイな者同士をまわりが手伝って
くっつけようとするところとか、
今の時代にはあまりないことで
羨ましいなぁと思いました。
こういう純粋で単純な話は見ていて癒されますね。
三上さんの顔が、後によくドラマに出ていた時と
たいして変わっていなかったのも驚きです。 
また見たい映画の一つになりました。 

オトーサン、
「今の若いひと、そうなんだ」
スキーをやったことのないひとが、ほとんど。

ironyさん
2007年6月28日
恋人がサンタクロース

多分これをリアルで見ている人は
恐らく30代後半から40代前半以上か?
この頃世間はバブル景気もあって浮かれていた。
DCブランドやデザイナーズブランドで全身フル装備。 
プールバーで玉を突き、
ネコも杓子もスキーに出かけていたと思う。
自分の周りでも毎年スキーシーズンが到来すると
ナンパ目的で派手なスキーウエアを身に纏い
ゲレンデを颯爽と駆け抜けていた。
スキー場は普通の男女を2割から3割り増しぐらいに可愛く
若しくはカッコよく錯覚させたものだ(笑)
時代はワンレン、ボディコン、ジュリアナで
扇子をかざして踊り狂い、
デートクラブやテレクラと貞操観念が吹き飛び始めた時代。
TVじゃねるとんがやってたな〜。 
男女7人夏(秋)物語もね。
原田知世が旬な感じで輝きを放ち、可愛いかった。 


幸福の条件

オトーサン、
「CM多すぎない?」
午後ロードで気になるのはCMの多さ。
最初の3分が三越テレショップ。
本編10分おきに3分のペースで、
ダイエット食品や外資系保険のCMが流れます。
2時間枠で放映しているので、
117分の本編が大分カットされています。
日本民間放送連盟の放送基準では、
1週間のCM総量は、総放送時間の18%以内。
明らかに違反しているのでは?

原題:Indecent Proposal (1993)  
監督:Adrian Lyne 
原作:Jack Engelhard
脚本:Amy Holden Jones   
Genre:Drama・, Romance
上映時間:117分
あらすじ:
建築家のデヴィッドと妻のダイアナは、おしどり夫婦。
彼が設計した家に住むというのが、2人の夢で、
多額のローンを組んで土地を購入していた。
だが、不況の影響でデヴィッドが会社を解雇させられ、
土地を手放さなければならなくなる。
2人は、最後の望みをラスベガスのカジノに託すが、
全財産を失ってしまう。
そんな2人の前に億万長者ジョンが現れる。
彼は、ダイアナに一目惚れしてした、
「一晩を過ごさせてくれるなら、
100万ドルを差し上げよう」という。
ついに彼の申し出を受けることになる・・・

出演者:
Robert Redford ・・・ John Gage(ジョン)
Demi Moore ・・・ Diana Murphy(ダイアナ)
Woody Harrelson ・・・ David Murphy(デヴィッド)
オトーサン、
「名優の揃い踏み」
名演技がなければ、成立しない映画です。

その他の出演者:
Seymour Cassel ・・・ Mr. Shackleford
Oliver Platt ・・・ Jeremy
Billy Bob Thornton ・・・ Day Tripper
Rip Taylor ・・・ Mr. Langford
Billy Connolly ・・・ Auction M.C.
Tommy Bush ・・・ David's Father
Sheena Easton  ・・・ Herself
Herbie Hancock ・・・as Himself

User Rating:5.8/10(45,132)IMDb
  User Rating:6.2/10( 38 votes) Yahoo!
オトーサン、
「確かに、反感を買う内容だね」

ラジー賞受賞 
・ワースト作品賞
・ワースト助演男優賞  ウディ・ハレルソン    
・ワースト脚本賞  
同ノミネート     
・ワースト主演男優賞  ロバート・レッドフォード    
・ワースト主演女優賞  デミ・ムーア    
・ワースト監督賞  エイドリアン・ライン    
          エイミー・ホールデン・ジョーンズ    
・ワースト音楽賞    

User Reviews 
ana cunhalさん 
2002年1月28日
学ぶものがある

疑いもなく、この映画は見る価値がある。
だが、100万ドルくれるという提案への
リアクションによって左右されるだろう。
誰も非難されていない。
強い愛情も、もろさを露呈する。
この種の無作法な提案は、リアルなシナリオなのか?
他人のゴージャスな妻と一夜を過ごすために、
ポンと百万ドルを与える億万長者のファンタジーだ。
だが、結果は現実になる。
説得力のある感情の危機を引き起こすための
伏線が盛りこまれている。
メッセージは、終わる。
真実の愛が最後に勝つ。
嫉妬と憤慨を乗り越えて
深く愛しあっているペアに推薦したい。

オトーサン、
「歳をとると楽しめる映画、なるほど」

ジーナさん 
2009年4月22日
ビリー・ボブが出てたとは!

細かい描写も丁寧に綴りつつテンポは良く、
3人それぞれが心に抱く葛藤や苦悩を
最後まで感じ取れる作りになっていながら
ドロドロした作風ではない事に好感が持てます。
お互いに愛を口にすることで関係を保っているようにも見える
デミ&ウディ夫婦はチョット痛々しく、
その後夫が嫉妬と後悔でウダウダし始めちゃった時の
デミの心境もヒシヒシ伝わってきます。
お金もない我慢もできない・・・
きっと「甲斐性なし!!!」って思ってましたよ(爆)
でもデミは夫が必死にあの夜自分を探し、
走り回って止めようとした事を知らない訳ですよ・・・
ウディが妻の名前を必死に呼んだ経緯を観客だけが知っている・・・
そのあたりがチョット切ないですよね。
デミに当り散らしているけど
本当は自分に怒っているんだって事も
観ている者しか分からない・・・上手い見せ方だと思います。
これは大人になってからのほうが評価上がるなぁ(笑)
今回で3回目の鑑賞ですが、
初めて観た時(おそらく高校生)と2回目の時より
今のほうが3人の心情を
それぞれリアルに感じとれるようになりましたから・・・。
昔観た時はデミ・ムーアが
やたら色っぽいって事ぐらいしか感じませんでしたが、
今回はお金や愛に対する価値観など
色々と思うところがありましたね。
それだけ私も大人になってしまったって事です(爆)
3回とも共通して持っている感想は
ロバート・レッドフォード演じる金持ち男の粋で素敵なオジサマぶり♪
お金もあって愛もあって女心も分かるこんな紳士がいたら、
世界最強です(笑)
退屈しのぎで女をギャンブルの対象にしたって構いません(爆)
これが『ただ金があるだけのオヤジ』ってだけのキャラ設定だったら、
大きく印象が変わったでしょうけど
レッドフォードさんですからねぇ〜なびくよ☆
ちなみにデミ・ムーアが一番可愛く見えるのは「ゴースト」、
キレイに見えるのはこの作品だと思っています。
相変わらず口が半開きなのが
いたるところで気になりましたが(爆)
総評;散々エグいことをしたあげく
『やっぱり愛よね〜』な御伽噺的ストーリーも
世知辛いこのご時勢にはイイんじゃないでしょうか(笑)
余談;・・・3回も観ているのに
幸福の条件がいまだに分からない(号泣)


恋のクリスマス大作戦

オトーサン、
「何で騒ぐんだ、異教徒なのに」
老人ホームのクリスマスは、にごやか。
スタッフはサンタに扮しているし、イベントも。
「クリスマスにデートしたっけ?」
すでに、忘却の彼方です。
でも、家族そろって、クリスマスケーキを切り分けた
あの幸せは、いまだに覚えています。

原題:Surviving Christmas (2004)
監督:Mike Mitchell 
原作:Deborah Kaplan/ Harry Elfont
脚本:Deborah Kaplan/ Harry Elfont 
      Jennifer Ventimilia/ Joshua Sternin 
Genre:Comedy/ Romance
Rated PG-13 for sexual content, language and a brief drug reference
Country: USA 
Language: English / Spanish 
上映時間:91分
あらすじ:
ドリューは、成功したビジネスマン。
クリスマスを目前に控え、恋人ミッシーにフラれてしまう。
1人きりでクリスマスを迎えたくない!
カウンセラーに相談した結果、
幸せな子供時代を過ごした生家を訪ねることに。
しかし、その家にはすでにヴァルコ家が暮らしていた。
クリスマスの時だけ自分を家族の一員にと
25万ドルで契約を結ぶ。
彼のはしゃぎぶりに困惑するばかりのヴァルコ家。
ドリューは、トムとクリスティーヌ夫婦の関係修復にも奔走し、
彼らの娘アリシアに恋心を抱き始めていく。
そんな中、ミッシーが突然訪ねてくる

出演者:
Ben Affleck・・・ Drew Latham(ドリュー)
Christina Applegate・・・ Alicia Valco(アリシア)
James Gandolfini・・・ Tom Valco(トム)
Catherine O'Hara・・・ Christine Valco(クリスティーヌ)
Jennifer Morrison ・・・Missy Vangilder(ミッシー)
オトーサン、
「いまひとつ、物足りないね」
クリスティーヌとミッシー、華がありません。

その他の出演者:
Josh Zuckerman ・・・Brian Valco
Bill Macy ・・・Doo-Dah/Saul
Udo Kier ・・・Heinrich
David Selby ・・・Horace Vangilder
Stephanie Faracy ・・・Letitia Vangilder
Stephen Root ・・・Dr. Freeman
Sy Richardson ・・・Doo-Dah Understudy
Tangie Ambrose ・・・ Kathryn
John 'B.J.' Bryant ・・・ Cabbie
Peter Jason ・・・Suit
Ray Buffer ・・・Arnie
Phill Lewis ・・・Levine the Lawyer

User Rating:5.3/10(16,619 votes)IMDb
  User Rating:7/0/10( 12 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ラジー賞は妥当だね」

ラジー賞ノミネート
・ワースト作品賞     
・ワースト脚本賞

User Reviews 
flying-monkeysさん
USA 
2004年10月23日
Surprised and Sore
驚き、いたんでいます
この映画、激しく笑ったので、顔が痛い。
ベン・アフレックは、陽気。
この役のかわいい少年ジャック・ブラックを思い出した。
ガンドルフィーニは、彼の典型的な演技をしていた。
出演者全員がおかしく、
よいストーリーと物凄いコメディ・シーンがある。
多くを期待せずに見たので、本当にうれしくなった。
この映画、コメディを楽しむ人に推薦する。
クリスマスにひとりぽっちだったり、
親族を我慢する自分を思い浮かべるだろう。
最もよい部分はユーモアの微妙さ。
観客が笑い止んだ後も、笑い続けた。
クリスマスツリーを点灯スルシーンがいい。
見に行って、大笑いをしてほしい!

オトーサン、
「ベン・アフレックは、大根役者ですって」

ボロボロさん 
2009年5月3日
ホームアローンのお母さん 

アメリカ人が一年で一番自殺する人が多い時期が、
まさしくクリスマス。
孤独な人が一番強烈に
自分が孤独であることの惨めさを実感する
辛い季節なのでしょう。
確かに年の瀬に独りで年越しそばを食べたり
お正月に独りでおせち料理を食べてたら寂しい。
クリスマスは家族や恋人とワイワイ過ごすべき。
クリスマスに独りで過ごすなんて考えられない。
アメリカ人の固定観念に基づいた面白い脚本でした。
お金で何でも出来る、他人の家族もお金で動かす
かなり嫌味な男をベン・アフレックが演じています。
しかし彼はどのシーンでも同じ表情で
演技者としてどうなんだろう?
人気俳優だから演技も上手・・・
という固定観念は彼においては成立しない。
レンタル家族のお母さん役の女優さんがかなり
うまくて彼は完全に喰われていた。
「ホームアローン」で慌てんぼうのお母さんを
演じてた女優さんです。
(注;キャサン・オハラ)
マシュマロを包丁でぶった切って
ココアに入れるシーンがかなり良い。 


メイズ・ランナー

オトーサン、
「巨大な壁か」
法の壁、モラルの壁、宗教の壁、
会社の壁、国の壁にとらわれているわれら。
しかも、命の壁も。  
そんなもろもろの壁を乗り越えて、
限りない自由を手にいれたい・・・

原題:The Maze Runner (2014)
監督:Wes Ball
原作:James Dashner 
脚本:Noah Oppenheim/Grant Pierce Myers/T.S. Nowlin  
Genre:Action/ Mystery/ SF
上映時間:113分
あらすじ:
その青年が意識を取り戻したのは動く檻の中。
そのまま送られた先は巨大な壁に囲まれた草原の広場。
待っていたのは、彼と同世代の若者たち。
一切の記憶を失った彼が、
思い出せたのはトーマスという自分の名前。
この世界の謎めいた仕組みを説明される。
壁が巨大な迷路になっていて、
夜間になると閉じられ、翌朝には新たな道順が出現する。
彼らは、コミュニティをつくって生活し、
“ランナー”と呼ばれる精鋭たちが、
出口を発見すべく危険な迷路探索に挑んでいた。
しかし、未だ迷路の構造も謎も解明できずにいた。
もはや脱出を諦め、現状を甘じる者が出てくる中、
トーマスは先輩ランナーのミンホとともに、
命がけの探索を続けていく・・・

出演者:
Dylan O'Brien ・・・ Thomas(トーマス)
Ki Hong Lee ・・・ Minho(ミンホ)
オトーサン、
「前途有望だね、ディラン・オブライエン」 

その他の出演者:
Thomas Brodie-Sangster ・・・ Newt
Kaya Scodelario ・・・ Teresa
Aml Ameen ・・・・・・ Alby
Will Poulter ・・・・・・ Gally
Blake Cooper ・・・・・・ Chuck
Dexter Darden ・・・ Frypan
Jacob Latimore ・・・ Jeff
Chris Sheffield ・・・ Ben
Joe Adler ・・・ Zart
Alexander Flores ・・・ Winston
Randall D. Cunningham ・・・ Clint
Patricia Clarkson ・・・ Ava Paige

User Rating:6.8/10 (275,816  votes)IMDb
  User Rating:6.6/10( 1,630 votes) Yahoo!
オトーサン、
「最後までスリリング!」

MTVムービー・アワード受賞 
・格闘シーン賞  ウィル・ポールター
                ディラン・オブライエン対ウィル・ポールター 
                ディラン・オブライエン    
・ブレイクスルー演技賞  ディラン・オブライエン    
・ヒーロー賞  ディラン・オブライエン    
同ノミネート
・恐怖演技賞  ディラン・オブライエン  

User Reviews 
the_real_smileさん
Netherlands 
2014年11月29日
すばらしいコンセプト、平凡な出来映え

ワーオ、この映画を期待していた。
サスペンス、アクション、未知、
すべて非常にエキサイティングに聞こえた。
さて、このテーマでは、
いくつかの非常によい映画やシリーズを見たと言わざるをえない。
それが、私の判断に影響する。
例えば、「キューブ」(1  -  3)、
「Persons Unknown 〜そして彼らは囚われた」
そして、「ソウ」など。
これらでは、
どうして、そこに着いたのか、
どのように逃げるかを知らない
人やグループが出てくる。
1997年から始まるそうした映画を上回る
2014年の映画が可能だろうか?
上映時間2時間の長さなのに、大したことが起きない。
何人かが、すでにこの映画の矛盾や
非論理的な要素について言及している。
その通りだ。
多くの可能性があったのに、つぶしている。
ロジックを試さないのを見るのは、悩ましい。
映画は面白い。
だが、非常な不満足が残る。

オトーサン、
「前田さんは、絶賛だけど」

前田有一さん 
2009年2月16日
絶妙なバランス感覚

高い壁に囲まれ、謎だらけの外の世界を渇望する世界観が
「進撃の巨人」とほんのちょっぴり似ている
映画版「メイズ・ランナー」は、
アメリカにおけるティーン向けミステリアドベンチャーの大本命だ。 
あまりに面白すぎて、こりゃもう進撃はいらないや、
おなかいっぱいと思ってしまうほどよくできたフィクションドラマである。 
系統としては蠅の王、クリムゾンの迷宮、バトルロワイヤルといった
不条理風味のサバイバル劇だが、
アメリカ人にとっては大ヒットした「ハンガー・ゲーム」
二匹目のどじょうといったところ。
そして大事なことに、このどじょうは下手をすると一匹目よりも優れている。 
まず、巧いなと思うのはキャラ立ての妙。
たとえば韓国系のある若者がでてくるが、
こいつが序盤にだらしがない逃亡の醜態をみせることで、
まずは主人公との格付けをすませるあたりがいい。 
一度それをすませておけば、
あとはこいつがいかに活躍しようと主役を食うことはない。
それどころか、活躍すればするほど
主役の存在はなにもせずともアゲられていくという寸法だ。 
こういう、基本をわかったストーリーテリングがこの映画の強みで、
その後は数々の謎をちりばめ、観客を飽きさせずに突っ走る。 
預言者のように必要アイテムを送り込んでくるエレベーター。
だめかと思っていたやつが、
意外にもコツコツと謎解きを積み上げてきたときの
お前やるじゃないか感、
初見ですぐにわかる大事そうなアイテム等々……。
冷静に見れば苦笑してしまうような数々が、
ピタピタとはまっていく快感につながっている。 
迷路内での戦闘シーンはとてつもない恐怖と迫力に満ちているが、
敵の血液はまっ黒くろすけの安心仕様。
長年男だらけの水泳大会を繰り広げてきたゲーテットコミュニティに
無防備な美少女が放りこまれても
誰一人いけないコトをしようともしない健全仕様でもある。 
気が弱かったり影響されやすいティーンエイジャーに配慮した
こうした作りも、親の世代から見ると好感度が高いところである。 
こうした安全仕様やご都合主義の数々が、
まるで子供っぽさを感じないのは
先ほど書いたストーリーテリングのうまさなど
作り手に高い技術がある証拠である。 
変革の時には保守的なリーダーは
役に立たないどころか害になるという
昔ながらのテーマを踏襲している点も安心感がある。
どこかの国の国民にとってはタイムリーでもあるだろう。 
これだけのものを見せられ、
あのようなところでエンドロールを見せられて、
しかも続編が決まっているとのニュースまで流しておいて、
聞くとそいつはこれからつくるという。 
うますぎる前菜に満足して次の魚料理の皿はとシェフに聞いたら、
これから釣りに行ってくるよと満面の笑みで答えられたようなものである。 
たのむから、先に作って準備しておいてくれよと
無茶な要望を提出したくなる。
それほどに面白い、子供たちのサバイバル謎解きドラマ。
小学校最終学年、もしくは中学生くらいから楽しめるだろう。
今、そのくらいの息子さんがいる親は幸運である。
勇気を持って映画館にお出かけのほどを。 


風の馬

オトーサン、
「またか」
世界中で、弾圧が繰り返されています。
一つの弾圧に目を向けると、別の場所で弾圧が・・・
この映画の存在、NHKラジオ深夜便の放送で、知りました。
・来日50年、「チベットの魂」を胸に(1)    
  病院院長 西蔵ツワン

原題:Windhorse (1998)  
監督:Paul Wagner    
脚本:Julia Elliot/Thupten Tsering/Paul Wagner  
Genre:Drama/ Music/ Romance
Country: USA 
Language: Mandarin /Tibetan /English 
上映時間:97分
あらすじ:
チベットの首都ラサ。
兄妹のドルジェとドルカ、そして従姉妹のペマ、
3人が幼いころ一緒に縄跳びで遊んでいると、
中国警がやってきて、お祖父さんを射殺していく。
反中国のビラを貼ったという咎で・・・
菜月が流れて 
兄ドルジェはフータロー。
妹ドルカは、地元ディスコの歌手で、
成功を夢みている・
中國人の恋人の力添えで、
レコード発売に漕ぎつけ、
ついに全国放送に出演するまでになる。
ダライ・ラマの肖像掲示禁止命令に抗議した
だが、その時、尼僧になっていた従妹ペマが
肖像を掲げたため、投獄・拷問され、
瀕死の重傷を負って家に戻されてきた。
アメリカ人旅行者エミーに従妹ペマの証言を撮影し、
海外のメディアを通じて告発するように頼む。
当局に知られてしまい、ドルカとドルジェは、
国外へ脱出すべく、ヒマラヤの峠越えをする。
山上に吹く風に無数の「風の馬」を飛んでいた。
チベットに自由を!チベットに希望を!

出演者:
Dadon ・・・  Dolkar(ドルカ)
Jampa Kelsang ・・・  Dorjee(ドルジェ)
Anonymous ・・・ Pema(ペマ)
オトーサン、
「ドルカの歌は、もっと聴きたいね」

その他の出演者:
 Taije Silverman ・・・ Amy エミー
 Richard Chang ・・・ Duan-Ping 
 Yu Lu ・・・ Du Han-Shen 
 Pema Choekyi・・・ Amala 
 Nima Bhuti・・・ Momola 
 Gorkyap ・・・ Pala 
 Tenzin Pema ・・・ Young Dolkar 
 Deepak Tserin ・・・ Young Dorjee 
 Pasang Dolma ・・・ Young Pema 
 Dawa Tsering ・・・ Monk 
 Gelek ・・・ Mr. Li 
 Thupten Sherab ・・・ Samden 
 Lodoe Namgyal・・・  Tashi 
 Sienna Craig ・・・ Julia 
 Abraham Zobloki ・・・ Sam 
 Tenzin Namgyal ・・・  Duan-ping's Friend 3 
 Takna Jigme Sangpo ・・・ Prison Officer 
 Thupten Choeyang ・・・s PSB Officer 
 Sonam Wangdu ・・・ Prisoner 1 
 Tsering Wangdu ・・・s Prisoner 2 
 Kunga ・・・  Doctor 
 Thupten ・・・  Soldier 1 
 Rado Lama ・・・  Officer 
 Sushil・・・ s Immigration Official 
 Tsering Paljor ・・・ Photographer 
 Tsering Dorjee ・・・  Underground Worker 
 Tsering Yangchen ・・・  Prostitute 1 
 Paga ・・・ Studio Engineer 2 
 Lhakpa ・・・  TV Grandfather 
 Dawa Dolma ・・・  TV Grandmother 
 Chimie Tsering ・・・  TV Father 
 Sonom Wangmo ・・・  TV Mother 
 Nawang Thinlay・・・   TV Uncle 
 Norboo Tsering ・・・  TV Uncle 
 Tashi Tsering ・・・  TV Child 
 Jetsunma Tenzin Palm..・・・ TV Child 
 Tenzin Shera ・・・ TV Child 

User Rating:6.9/10(151 votes)IMDb
  User Rating:7.5/10( 4 votes) Yahoo!
「心あるもの、ハイスコアを!」

オトーサン、
「そんなに出来はよくないけど・・・」

User Reviews 
spiralgirlさん
Australia
2005年6月28日
なんと驚異的な映画なのでしょうか。

この映画についての
他のコメントは信じられません!
私の意見は異なる!
これは私の大好きな映画のひとつです!
この映画はとても味気なく、感動的でした。
毎日チベットの人々が被っている
抑圧についての真に理解できました。
私の見るところ、
こんなによく捉えた映画は他にありません。
現在の状況と若いチベット人の生活を描いています。
チベットの苦しみは進行中です。
チベットについての多くの他の映画は、
1950年代の軍事占領に集中しているので、
チベット問題は、過去の歴史の一部という
不正確な意見がはびこっています。
これは、とれも力強い映画です。
チベットでひそかに撮影され映像の一部が、」
ひそかに国外に持ち出されたという事実によって、
その事実が説得力を増します。
非常に危険な試みでした!
この映画に10点満点を与えます!
チベットに自由を!

オトーサン、
「ライター、声を大にする!」

ガーディアンさん 
2009年2月19日
魂への暴力。心ある人に観てほしい 

あなたは昨夏、
北京オリンピック関連のテレビ報道で
「チベットに自由を!」と
街頭で訴える人々を見ませんでしたか?
よその国で起きているニュースを伝える
画面の中の小さな映像として。
この映画は、あの抗議の背後で、
今もチベットで現実に起きている自由への弾圧と
それに抵抗する人たちの姿を
緊迫感と祈りを込めたドラマとして描いています。
私は試写会で観ていて、何度も涙が出ました。
そして改めて教えられました。
人間にとって、自分が大切に信じている存在を踏みにじられ
「信じてはならない」と強制されることは
「心を捨てろ。人間でなくなれ」と言われるに等しい
魂への暴力行為であると。
本作の題材は、中国政府のチベットに対する
「信教の自由」への弾圧そのもの。
ワシントンの中国大使館は
1998年、本作がアメリカの国際映画祭で上映される際に
本作を非難し、上映しないよう映画祭側に求めたという。
そのことからも、本作が中国側にとって、
いかに世界に知られたくない
「不都合な真実」を描いたものか、容易に察しがつく。
だが無論、中国大使館に、
アメリカでそんな検閲的なことをやる権限などありはしない。
上映は中止されず、その後も世界中の映画祭でヒットしたそうだ。
試写会でもらった資料を見るまで、そんなことは全然知らなかった。
スクリーンにほとばしる緊迫感の理由のひとつは、
この映画が現地チベットやネパールで
警察当局の監視の目を盗み、
危険を冒して撮影されたからだそうです。
実際、本作の重要シーンの一つに、
チベットの僧院で修行する若い尼僧が
ダライ・ラマの肖像を掲げることを
中国当局から禁じられたことに反抗して
街頭で「チベットに自由を!」を叫び、
当局に連行されるシーンがあります。
これはセットと現地人エキストラを
大勢使った大掛かりなシーンであり、
撮影の意図が当局にバレてしまうことは避けられなかった。
そこで監督たちは、
このシーンをスケジュールの最後にネパールで撮影し
その夜、プロデューサーが全撮影データを持って
アメリカ行きの飛行機に飛び乗ったそうです。
翌朝ネパール警察がやってきて、
検閲のためにデータを渡せと迫ったが
既にデータは国外脱出したあとだったので、
本作が日の目を見たというわけです。
私はライター的な仕事もしている一介の人間に過ぎず、
この映画の関係者でもありませんが
自分の仕事を通して、
またこのYahoo!映画レビューという場を通して
この映画と、その背後にある現実を、
多くの心ある日本人に知っていただきたいと思います。
それは別に政治的運動としてではなく、
映画鑑賞という平和で普遍的な手段を通して
同時代の世界に存在する悲惨や不正が広く知られ、
各方面から声が上がっていくことが
「この世界を少しでもよくすることにつながる」と
信じているからです。
本作は渋谷アップリンクでの単館上映であり、
ドキュメンタリーではなくドラマですが
社会問題を扱ったドキュメンタリーに関心のある方をはじめ
「この世界をよくしたい」と願う方は、ぜひご覧になってください。
そして、こうした現実が世界の各地にあることを改めて知り、
自分に何ができるかを、
お互いに少しでも考えることができれば幸いです。 


風林火山

オトーサン、
「この言葉、いいね」
武田信玄の軍旗に書かれた「孫子」の句です。
風:疾(はや)きこと風の如く、
林:徐(しず)かなること林の如く、
火:侵(おか)し掠(かす)めること火の如く、
山;動かざること山の如し
「人は石垣、人は城」
武田信玄には、いいコピーライーターがいたもんですね。
すくなくとも、山本勘助といういい軍師をもっていたのは、
間違いないでしょう。

原題:風林火山(1969)
監督:稲垣浩
原作:井上靖  
脚本:橋本忍/ 国弘威雄
Genre:Period Drama
上映時間:165分
あらすじ:
群雄割拠の戦国時代。
軍師・山本勘助は
武田信玄に仕えるため
武田の家老板垣信方に取り入り、
着々と足許を固めていった。
晴信は勘助の進言で信濃の諏訪頼茂を殺した後、
勘助によって自刃を止められた
頼茂の娘由布姫を側女とし、
やがて勝頼を生ませる。
勘助は由布姫を慕う気持ちを抑えながら、
武田の勢力を拡大することに集中するが、
由布姫は27歳で他界。
勘助は姫から託された勝頼の初陣を見届けるべく、
甲信越を治め天下を平定する夢に向かって邁進し続けた。
そのためには越後の上杉謙信との戦を
避けるわけにはいかなかった・・・ 

出演者:
 三船敏郎・・・  山本勘助 
 佐久間良子・・・  由布姫 
 中村錦之助・・・  武田信玄 
 石原裕次郎・・・  上杉謙信 
オトーサン、
「圧倒的な存在感、三船はいいね」
石原裕次郎は、ミスキャストでしょう。
上杉謙信は、細面のはず。,

その他の出演者:
 大空真弓・・・  於琴姫 
 中村勘九郎・・・  武田勝頼 
 中村翫右衛門・・・  板垣信方 
 中村賀津雄・・・  板垣信里 
 田村正和・・・  武田信繁 
 志村喬・・・  飯富虎昌 
 香川良介・・・  長坂頼弘 
 中谷一郎・・・  内藤修理 
 清水将夫・・・  横田備中 
 久保明・・・  馬場美濃守 
 土屋嘉男・・・  土屋右衛門尉 
 嵯川哲朗・・・  秋山伯[老/日]守 
 堺左千夫・・・  山県三郎兵衛 
 向井淳一郎・・・  萩原常陸介 
 村田吉次郎・・・  戸田淡路 
 山崎竜之介・・・  甘利備前守 
 中村梅之助・・・  萩原弥右衛門 
 緒形拳・・・  畑中武平 
 久我美子・・・  三条氏 
 高瀬一樹・・・  義信 
 寺田広巳・・・  龍宝 
 南原宏治・・・  青木大膳 
 平田昭彦・・・  諏訪頼茂 
 東郷晴子・・・  諏訪岩根 
 沢井桂子・・・  諏訪茅野 
 春川ますみ・・・  武平の女房 
 月形龍之介・・・  笠原清重 
 富田仲次郎・・・  高田節頼 
 戸上城太郎・・・  村上義清 

User Rating:5.6/10( 10 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:6.4/10( 14 votes) Yahoo!
オトーサン、
「スコアが低すぎないか」
若いひとは、そのうち、
ミフネって誰?なんていうのかも。

User Reviews 
cmc***** さん 
2015年1月2日
世界のミフネ! 

大河ドラマの総集編のような作品。
勇壮かつ軽快な音楽と、
テンポの良いストーリーで飽きずに観る事が出来た。
何より、豪華な俳優陣に魅了された。
山本勘助役の三船敏郎は、
演技というより圧倒的な存在感で、
戦国武将の強さと男の哀しさを体現してみせる。
勘助の夢と野心は、見ていて清々しくもある。
佐久間良子は、見た目少し今風の、気性が激しく、
男達の戦いに翻弄される由布姫を見事に演じていた。
上杉謙信役の石原裕次郎は、
出演場面にツッコミどころが有るが、
流石のスケール感で物言わぬ謙信を演じ、鮮烈な印象を残した。
緒形拳は、同じ橋本忍脚本の「八甲田山」の時と同様、
土の匂いのするキャラクターを飄々と演じ心に残る。
そして、信玄役の中村錦之助は、
彼自身のスター性や華やかさが役にマッチして、
求心力のある信玄となった。
165分の長尺だが、由布姫がらみの部分が割と長い。
少し削って、脇を固める武将それぞれの人物像を
もう少し掘り下げれば、なお良かったのではないかと感じる。
ともあれ、世界のミフネの鋭い眼光と底響きする声、
胆力に圧倒されっばなしの165分間であった。

オトーサン、
「甲府でロケしてほしかったね」
福島ロケじゃ、八ケ岳も、南アルプスもみえません。
信玄の棒道も出てきません。

黒美君彦さん 
2005年4月3日
夢と挫折

(前掲:あらすじ紹介)
井上靖の原作を当時の東宝三大スターと呼ばれた
豪華キャストで映画化した大作時代劇。
原作は未読だが、山本勘助(1500?〜61)は
豊橋の出身で若い頃から武に秀で、
諸国を幾度も巡歴して兵学を学び、
毛利氏や尼子氏などに仕えたそうだ。
晴信に仕えてからは、
常に信玄のブレーンとして「武田流兵法」の立役者として活躍した。
勘助の容貌は目と足が不自由で、
指もなく色黒で大変な醜男だったらしい
(といいながら山本勘助が実在したかどうかは
実はまだ決着していない。架空説も根強い)。
まあ、相当に脚色してあるようだが、確かに大作である。
三船も錦之助もやはり存在感がある。
ただ無口だった勘助が後半冗舌になってくると、
凡庸に見えてしまうのは
三船の本来のキャラクターから遠のくためか。
だが、決して口には出さない由布姫への想いは、
同じ稲垣監督とコンビを組んだ
『無法松の一生』(1958年)の松五郎と同じ構図で、興味深い。
映像は当然のことながらデジタル技術もないので、
大勢の動員に頼っているが、合戦シーンなどはやはり見応えがある。
が、それにもまして、ところどころに挿入される山河が美しい
(ロケは福島県らしいが)。
緑深き山々と草原。
稲垣監督は勘助の天下平定という大きすぎる夢とその挫折を描いているが、
そうした人の世の無常とは対照的な動じない山河が印象的だ。
三船敏郎、中村錦之助、石原裕次郎(殆ど端役)・・・
今は亡き彼らがいきいきと活躍する姿を観ると、
改めて歳月の無情を感じる。
69年キネ旬10位。


映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!

オトーサン、
「話題になっているから、みておくか」
小学生向けですから、見るのは時間のムダ。
でも、いちおう目を通しておかなくては・・・

原題:映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!(2014)
監督:高橋滋春/ ウシロシンジ
原作:レベルファイブ  
脚本:加藤陽一、日野晃博(シナリオ原案)   
Genre:Anime/Adventure/Fantasy/Family 
上映時間:97分
あらすじ:
ケータが睡眠中、
なぜか妖怪ウォッチが消えてしまう。
それとともにジバニャンやウィスパーほか
ともだち妖怪の記憶さえなくしてしまう。
直後に現れた超巨大猫妖怪デカニャンに対峙するさなか、
そのことに気づき愕然としたケータは、
わずかな手がかりをもとに
おばあちゃんの住むケマモト村に向かう・・・ 
・・・
出演者:
戸松遥・・・  天野ケータ 
関智一・・・  ウィスパー 
小桜エツコ・・・  ジバニャン
片岡愛之助・・・  ウバウネ 
オトーサン、
「魅力のないキャラだね」
絵も、音楽も、ひどいね。
でも、子どもはメダル集めが楽しいのでしょう。
昔のメンコ集めみたいなもんです。

その他の出演者:
梶裕貴・・・  フユニャン 
奈良徹・・・  熊島五郎太 
遠藤綾・・・  木霊文花 
佐藤智恵・・・  今田干治 
朴路美・・・  ケイゾウ 
志村けん・・・  マスターニャーダ 
島崎遥香・・・  ユキッペ 

User Rating:6.5/10( 6 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:7.9/10( 298 votes) Yahoo!
オトーサン、
「5点以下!」

User Reviews 
exg*****さん 
2015年4月20日
妖怪ウォッチ劇場版第一弾 

映画の日だからせっかくだしってことで
妖怪ウォッチ劇場版見てきた!
内容は子供向けではあったけど
すごくまとまってたし
あんまりグダグダ長いシーンもなくて見やすかった!
面白いかと言われるとうーん。
まぁまぁというかお子さんがいる親御さんが
とりあえず寝ないで見切ることができるだろうな。ってぐらい。
全力でのドラえもんパロディとか
見てなくてもわかるネタをいれてたしね。
作品はそんな感じだったけど劇場の空気感が面白かったなw
久しぶりにちっちゃい子がわんさかいて
泣き出すわ、しゃべり出すわ、
妖怪ウォッチのおもちゃ出して遊び始めるわ
カオスだったんだけど、
海外でよく聞く映画鑑賞みたいだなーって思ってた!
ジバニャンでてくればイェーイ!フゥ?!ってテンションだし
エンディングでは子供みんな踊り出すんだぜ!
前も横も子供達全力w
今の日本人にはできない鑑賞の仕方だと思ってたけど
そんなことなかったんだなーって実感。
いつの頃ぐらいから周りの大人に抑圧されて
静かに見ることが美徳とされるようになるんだろうと
すごい気になっちゃった。
すごい一体感だったんだよねー。
妖怪ウォッチ人気を肌で感じたし、
この一体感みたいな鑑賞の仕方
大人でも再現できないかなーとか
すごくいろいろなことを考えました!
新鮮だった!

オトーサン、
「exg*****さん、映画館の雰囲気がよくわかりました」
「前田有一さん、正論です」

前田有一さん 
2009年2月16日
消費物の最高峰

日本の映画界に君臨する東宝が、
公開2日間で16億円という史上最高の結果をたたき出した
「映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!」。
「アナ雪」のヒットが記憶に新しい2014年の最後に、
これまたとんでもない大物が潜んでいた。 
(前掲:あらすじ紹介)
小学生に爆発的なブームを巻き起こしている妖怪ウォッチの
満を持した劇場版である。
事前に誰もが、
こいつはとんでもないヒットをぶちかますだろうと
予想していたわけだが、
それを上回る高稼働ぶりに関係者はホクホク顔であろう。 
じっさい見てみると、なるほど子供たちがハマるのも当然の内容。
わかりやすいギャグシーン、コレクター心をくすぐるアイテムや妖怪、
ゲームやテレビアニメとの連動性。
すべてはマーケティング優先で、
計算されつくした企画としてはじまった本コンテンツは、
まさに日本の子供ビジネスの集大成ということができる。 
その意味でこれは消費物の最高峰といえるわけだが、
果たしてこいつを多感な幼稚園から小学生低学年の子供たちに
与える意味はどこにあるのだろうか。 
大人たちが何一つ心配なく見せられる健全な内容、
父母世代の中年を笑わせるための適度なパロディなどは
心地よいものではあるが、
個人的にはこのシリーズに暇つぶし以上の価値を
見出すのはなかなか困難である。 
一方、同じようにビジネスの極地として存在する
ディズニーアニメーションは、
それでも常軌を逸したハイクオリティと、
優秀な頭脳が総力戦で構築する奥深い脚本、
普遍的な物語性を持っており、
20年たっても立ち続けるレベルを目指して作られる
(とはいえ失敗作がないわけではない)。 
だが「妖怪ウォッチ」的な日本の大ヒット確約組の
アニメーション映画たちはどうだろうか。 
そこには当初から思い付き以上のメッセージ性、
哲学的暗喩は存在せず、
だから子供たちが大人になってから見返しても、
新たな発見はあまりないだろう。
自分が子供のころ愛した作品を大人になってから見て、
「こんな子供だましに夢中になっていたのか」と感じるのと
「こんなにも深い意味をこめて作ってあったのか」と再感動するのと、
はたしてどちらが良い映像体験といえるのか。 
「妖怪ウォッチ」を選ぶということは、
貴重な子供時代の映像体験に、消費物を与えるという意味である。
むろん、それをむげに否定はしない。
子供同士にも社交上の共通コンテンツというものがある。
これはその最たるものだ。 
だからこそ親の映画選びというものは難しいと、私は常に考えている。
そういうややこしいことを考えている余裕は
忙しい親御さんにはなかなかないから、
こうした映画を作る人たちには高い問題意識と責任感をもって、
可能な限り良いものを提供していただきたいと願っている。 


ゴースト・オブ・マーズ

オトーサン、
「殺すわ、殺すわ」
ゴーストたちは、虫ケラ以下。
銃撃し、ダイナマイトを投げ・・・
とんでもないB級映画ですが、
これが、ホラーとしてはよくできています。

原題:Ghosts of Mars(2001)
監督:John Carpenter
脚本:Larry Sulkis/ John Carpenter   
Genre:Action/ Horror/ SF
上映時間:98分
あらすじ:
西暦2176年の火星。
火星に植民地を築いた人類は、
64万人が豊富な天然資源を採掘していた。
火星警察配属2年目のバラード警部補は、
鉱山町シャイニング渓谷の刑務所にいる
凶悪な囚人ウィリアムスを護送するため
ジェリコらとシャイニング渓谷に向かう。
だが、そこはゴーストタウンになっていた。
学者が探索中に誤って、火星の先住民族の亡霊を
封印から解き放ったために、住民は皆殺しにされ、
刑務所内のウイリアムズと数人の犯罪者が生き残る。
バラードと犯罪者たちは協力し、ゴーストと死闘を・・・

出演者:
Ice Cube ・・・ James 'Desolation' Williams(ウィリアムス)
Natasha Henstridge ・・・ Lieutenant Melanie Ballard(バラード警部補)
Jason Statham ・・・ Jericho Butler(ジェリコ)
オトーサン、
「ナターシャ・ヘンストリッジ、いいね」
「ジェイソン・ステイサムは、まだ無名時代か」

その他の出演者:
Clea DuVall ・・・ Bashira Kincaid
Pam Grier ・・・ Commander Helena Braddock
Joanna Cassidy ・・・ Dr. Arlene Whitlock
Richard Cetrone ・・・ Big Daddy Mars
Liam Waite ・・・ Michael Descanso
Duane Davis ・・・ Uno
Lobo Sebastian ・・・ Dos
Rodney A. Grant ・・・ Tres
Peter Jason ・・・ McSimms
Wanda De Jesus ・・・ Akooshay
Robert Carradine ・・・ Rodal

User Rating:4.9/10( 41,433 votes)IMDb
  User Rating:6/1/10( 52 votes) Yahoo!
オトーサン、
「Yahoo!に一票!」

User Reviews 
Anon Amos さん
United States 
2003年10月2日
すばらしい映画! なぜ、みんな嫌うのか?

私は、カーペンターは何も悪くないと思っている
ナイーブなフアンではない。
「ヴァンパイア/最期の聖戦」や
「光る眼」があまり好きでなかった。
(よかったが、脚本がカーペンターのような
偉大な監督にふさわしくなかった)。
私は、本作は、彼の最もすばらしい映画の1つと思う。
あなたが、この映画を高く評価できないならば
カーペンターを高く評価することができない。
Lovecraftian(宇宙ホラー)のストーリーや雰囲気にはじまり、
アナモルフィック(円柱レンズ)での撮影や、
素晴らしい音楽まで、すべてがカーペンター。
この映画が、聴衆を見つけて、
忘れられずにすむことを祈る。
私が、まったく理解できない
カーペンターに対する批判は、
彼が微妙でないと言うこと。
彼は、ショックと暴力だけに頼っている。
そう、彼の映画はショックと暴力満載で、
彼がゆっくり恐怖を増強していくメカニズムがあるのだ!
何人かの映画評論家は、アメリカの恐怖に慣れていず
高いとまり木にいて、低レベルに身を落とせないのだ。

オトーサン、
「熱狂的なフアンがいるんだ」

メカゴジラさん 
2005年2月1日
カーペンター節炸裂!

えらい叩かれようですが、酷評されるのもわかります。
元々万人受けする監督ではないので。
ただ逆に「お好きな方にはたまらない」監督さんなので、
私のような「要塞警察」や「ニューヨーク1997」や
「ザ・フォッグ」にハマったファンには、
カーペンター節炸裂!の大喜びで観れる映画なわけですよ。
主人公はナポレオンやスネークの後継者たるタフな悪党ヒーロー。
魅力的な闘うヒロイン。
彼らを包囲する得体の知れないゾンビ軍団。
無責任ながら超燃えるエンディング。
そして毎度おなじみ自作のBGM。
もう完璧です。最高です。
カーペンター度数120%です。
というわけでカーペンター好きは必見。
そうでもないというあなたは自己責任で観ましょう。


大逆転

オトーサン、
「ドン・アメチー出演映画だ」  
このところ、彼に興味を抱いて、DVDを借りています。
「変だなぁ」
この映画、既視感があるのです。
それも、細部に亘って・・・

原題:Trading Places( 1983)
監督:John Landis 
脚本:Timothy Harris/ Herschel Weingrod   
Genre:Comedy
上映時間:116分
あらすじ:
フィラルデフィア。
大会社の経営陣として手腕を見せるルイス。
サギまがいをやっている黒人ビリー。
2人の知らない所で、
ウィンソープ社の会長モティマーとランドルフが、
賭けを企んでいた。
2人の環境を入れ換えるとどうなるかというのだ。
ルイスは2人の罠にはまり、無一文で街に放り出され、
何にも知らないビリーは、大豪邸での暮らしに逆転する・・・

出演者:
Dan Aykroyd ・・・ Louis Winthorpe III(ルイス)
Eddie Murphy ・・・ Billy Ray Valentine(ビリー)
Don Ameche ・・・ Mortimer Duke(モティマー)
Ralph Bellamy ・・・ Randolph Duke(ランドルフ)
Jamie Lee Curtis ・・・ Ophelia(オフェーリア) 
オトーサン、
「エディマーフィーが、すごい!」

その他の出演者:
Denholm Elliott ・・・ Coleman
Kristin Holby ・・・ Penelope Witherspoon
Paul Gleason ・・・ Clarence Beeks
Maurice Woods・・・ Duke & Duke Employee 
Richard D. Fisher Jr.・・・Duke & Duke Employee 
Jim Gallagher・・・ Duke & Duke Employee 
Anthony DiSabatino・・・ Duke & Duke Employee 
Bonnie Behrend・・・ Duke & Duke Employee 
Sunnie Merrill・・・ Duke & Duke Employee 
James Newell・・・Duke & Duke Employee 
Mary St. John ・・・ Duke & Duke Employee 
Bonnie Tremena・・・ Duke & Duke Employee 
David Schwartz ・・・Duke & Duke Employee 
Tom Degidon ・・・ Duke Domestic  

User Rating:7.5/10 (96,860 votes)IMDb
  User Rating:7.7/10( 84 votes) Yahoo!
オトーサン、
「名作だ」

アカデミー賞ノミネート 
・音楽(編曲・歌曲)賞  エルマー・バーンスタイン    
ゴールデン・グローブ 
・作品賞(コメディ/ミュージカル)     
・男優賞(コメディ/ミュージカル)  エディ・マーフィ 

User Reviews 
Caesar Cubillosさん
El Paso, TX 
2005年12月11日
マーフィーとエイクロイド、最高

こんなに、愉快な映画ってあったかね?
何年も、繰り返しみてが、それでも笑えた。
息子は、前に一度見て、好きになた。
マーフィーは、サギ師まがいの状態で、
エイクロイドは、完全な俗物エリート役だ。
冗談のいくつかは、時を超越している。
時々、引用するが、この映画を見ているひと、
見ていないひとの双方からいつも笑いをもらっている
ジョークは、古びているし、多少ドタバタ喜劇だが、
昔を思い出す記念になる。
80年代コメディは、ドタバタ喜劇シーンだらけだった。
ジェイミー・リー・カーティスは、
セクシーイメージ真っ盛りで、
実にうまく演じていた。
亡きドン・アメチーは、元気で、
映画のムードを体現していた。
最近、ほとんどの店のレンタルの箱に
この映画が置いてある。
たった5.5ドルで売られていた。
所有する価値がある。

オトーサン、
「モティマーとランドルフの掛け合いが、
実に愉快だね」

マジャールさん 
2007年1月22日
ウレシイ配役

懐かしいラルフ・ベラミー、ドン・アメチの
意地悪ジイサマぶりが愉しい、
80年代コメディの大傑作!
ここでは、役者さんのコメディ演技や
小ネタ・ギャグよりも、
痛快さが勝ったストーリー展開でみせてるので、
今観ても楽しめるし、面白いです。
(喜劇物って、後で観返してみると、
もう可笑しくなくなってるのが多いんで悲しい・・・)
エルマー・バーンスタインの音楽もゴキゲン、
デンホルム・エリオットは執事役者として、
サー・ジョン・ギールグッドの後継者に決定!!


遥かなるアルゼンチン

オトーサン、
「極彩色だなぁ」
1940年の映画とは思えません。
舞台はアルゼンチンですが、ローカル色はありません。
西部でも、メキシコでも、成立します。
主人公よりも、歌手とダンサーの映画です。

原題:Down Argentine Way(1940)
監督:Irving Cummings 
原作:Rian James/ Ralph Spence 
脚本:Darrell Ware/ Karl Tunberg  
Genre:Comedy/ Drama/ Musical
上映時間:89分
あらすじ:
アルゼンチンの牧場主の息子リカルドは
アメリカに馬を売りにやってきた。
そこで美しい娘グレンダに会うが、
父の宿敵の娘だったため売ることができなかった。
不審に思った彼女はアルゼンチンに乗り込み、
再会した二人は恋に落ちる・・・

出演者:
Don Ameche ・・・Ricardo Quintana(リカルド)
Betty Grable・・・ Glenda Crawford(グレンダ)
Carmen Miranda ・・・Herself(ミランダ)
Fayard Nicholas ・・・The Nicholas Bros.(ニコラス・ブラザース)
Harold Nicholas ・・・The Nicholas Bros.(ニコラス・ブラザース)
オトーサン、
「ニコラス兄弟の踊りは、天下一品だね」
内村航平さん以上かも。

その他の出演者:
Charlotte Greenwood ・・・Binnie Crawford
J. Carrol Naish ・・・ Casiano
Henry Stephenson ・・・ Don Diego Quintana
Kay Aldridge ・・・ Helen Carson
Leonid Kinskey ・・・Tito Acuna
Chris-Pin Martin ・・・ Esteban
Robert Conway ・・・ Jimmy Blake
Gregory Gaye ・・・ Sebastian, the Headwaiter
Bobby Stone ・・・ Panchito
Charles Judels ・・・ Dr. Arturo Padilla, the Ambassador

User Rating:6.7/10( 685 votes)IMDb
  User Rating:6.0/10( 1 votes) Yahoo!
オトーサン、
「スコアのつけかたに悩むところだね」

アカデミー賞ノミネート 
・撮影賞(カラー)    
・歌曲賞  
・室内装置賞 

User Reviews 
Kalamanさん
Ottawa 
2003年4月14日
グレイブル、ミランダ、アメチー、ニコラス・ブラザース
出演の音楽の祭典

最良のベティー・グレイブル・ミュージカル。
プロットは信じられないほど空疎だが、
誰がそんなことを気にする?
出演しているのは、
お色気ムンムンのグレイブル(立派にやっている)
カルメン・ミランダ(アメリカ・デビュー)
ドン・アメチ(スペイン語のアクセントがいい)
ニコラス兄弟(得意技のタップダンス)
それらが、すべて1つの映画に出ているから、
信じがたい筋書も、ロマンスも、どうでもいい。
猛烈に活発な曲とダンスで、
この音楽の祭典は、アルゼンチン好きには、たまらない。
本作が気に入ったら、「ロッキーの春風」(1942)を見るべし。

オトーサン、
「同感!」

ラッキーナンバー7さん 
2007年9月24日
ニコラス・ブラザース必見! 

この映画に出会う迄、恥かしながら
ニコラス・ブラザースの存在を知らなかった。
B級ミュージカル映画と流し観していたが、
彼等の登場シーンで目が釘付けに!
幼少からアステアがベスト!と思っていたのに、
ニコラス兄の手の動き、爆発的タップ、
弟を何気にリードし、
しかもその動作が実にエレガントで、
一気に覆ってしまい。
何百回もそのダンスシーンを再生した事か!
この作品で一気に彼等の大ファンに。
残念乍、もう他界されているけれど、
兄フェイヤードはつい最近迄、存命だったと知り、
一度で良いから姿を拝見しておきたかった、なんて・・・
70年代にはあのジャクソン5とTV-showで共演もしていた。
幼いマイケルが妙に可愛いかったりして。
内容はホントにB級だが、
ニコラス・ブラザースの最高のパフォーマンスを
カラーで堪能出来る作品。
彼等を知って、
弟ハロルドの元妻がドロシー・ダンドリッジと知ったのも衝撃。
今で言うならさしずめ「ハル・ベリー」といった所?
当時の黒人では信じられない程の美しさにうっとり。
彼女は「カルメン」という映画に主演しているので、
興味を持たれたら、是非そちらもどうぞ。
ニコラス・ブラザースの最高のパフォーマンスを
この目で確かめたい方には是非おススメ! 


パニック・フライト

オトーサン、
「安手のホラーか」
まったく期待しないでみはじめましたが、
次第に、こいつはなかなかの映画だと思いはじめました。
最後に、監督がウェス・クレイヴンと知って納得。

原題:Red Eye(2005)
監督:Wes Craven 
原作:Carl Ellsworth / Dan Foos  
脚本: Carl Ellsworth 
Genre:Mystery/ Thriller 
Rated PG-13 for some intense sequences of violence, and language 
Country: USA 
Language: English / Russian 
上映時間:85分
あらすじ:
リサは、ホテルのベテランフロント、
遅れて出発した深夜の飛行機に乗ったところ、
チェックイン時に知り合ったリップナーと隣同士になる。
だが、リップナーは暗殺グループの一員で、
離陸後、リサの父親ジョーの命と引き換えに、
標的の政府高官一家が泊まる部屋を変更するよう脅迫する。
繰り返し対抗するリサだったが、ついに部下に変更を指示する。
一家は変更された部屋に通された。
沖合では釣り船に偽装した暗殺グループが待機していた・・・

出演者:
Rachel McAdams ・・・ Lisa Reisert(リサ)
Cillian Murphy ・・・ Jackson "Jack" Rippner(リップナー)
Brian Cox ・・・ Joseph "Joe" Reisert(ジョー)
オトーサン、
「レイチェルもキリアンも、巧いね」

その他の出演者:
Jayma Mays ・・・ Cynthia
Jack Scalia ・・・ Homeland Security Charles Keefe
Colby Donaldson ・・・ Head Secret Service Agent
Robert Pine ・・・ Bob Taylor
Teresa Press-Marx ・・・ Marianne Taylor
Angela Paton ・・・ Nice lady
Laura Johnson ・・・ Blonde woman
Loren Lester ・・・ Irate passenger
Max Kasch ・・・ Headphone kid
Kyle Gallner ・・・ Headphone kid's brother
Brittany Oaks ・・・ Rebecca
Colby Donaldson ・・・ Keefe's head bodyguard
Marc Macaulay ・・・ Coast Guard officer
Jenny Wade ・・・ Coffee shop girl

User Rating:6.5/10( 90,726 votes)IMDb
  User Rating:7.3/10( 101 votes) Yahoo!
オトーサン、
「最初から最後まで面白かった」

MTVムービー・アワード ノミネート
・演技賞  レイチェル・マクアダムス 

User Reviews 
Kai0206さん 
United States 
2005年7月27日
必見!
     
今夜、この映画の試写会を見た。
大好きになった。
一晩中、座席の肘を握りしめていた。
キリアン・マーフィーの悪人は、実に気味が悪い。
「バットマン・ビギンズ」を見たひとは、
この映画のほうが、ずっと恐ろしいと思うだろう。
見事に演じていた。
近年、最も恐ろしい「悪者」だった。
レイチェル・アダムスは、すばらしかった。
観客は、みな同時に笑い、あえぎ、喝采した。
最初から最後までサスペンスだった。
驚異的なのは、終わりのクライマックス。
満足した。
予告編よりも、映画はずっとよい。
ビデオ化されるのを待たず、見に行って。
エンジョイ!

オトーサン、
「確かに、邦題はひどい」

tak*****さん 
2015年12月14日
ウェス・クレイヴン監督、安らかに・・・ 

「スクリーム」など、数々の傑作ホラーを世に送りだし、
残念ながら今年8月に亡くなったウェス・クレイヴン監督の作品。
監督が、ホラーというジャンルだけではない
優れた演出の持ち主だということがわかる作品です。
日本では劇場未公開、DVDスルーとなり
「パニック・フライト」などという安っぽい邦題を
つけられてしまいましたが、これが面白い!
主演がレイチェルとキリアンという
演技達者な二人ということもあり、
飛行機内という密室で緊張感がありドキドキしました。
同じ飛行機に乗り合わせる客たちのキャラも立っていて、
伏線の張り方も非常に上手いですね。
なんといっても上映時間の短さ、
エンドロールを除けば、実質80分弱なのですが、
その分、無駄がなく、テンポがいいところも好感が持てました。
「セルラー」なんかが好きな方には、
こちらも気に入ってもらえるのではないでしょうか。
後半、同じクレイヴン監督の「スクリーム」ぽくなってしまのは、
ご愛嬌ですね(笑)
ウェス・クレイヴン監督、
数々の素晴らしい作品をありがとうございました! 

オトーサン、
「監督の経歴をみておこう」

ウェス・クレイヴン
Wes Craven
誕生日 1939/08/02-2015/08/30
出身 :オハイオ州クリーヴランド
経歴:
ジョンズ・ホプキンス大学で哲学を専攻。
教師になったが、知人の紹介で映画界入り。
「13日の金曜日」の生みの親、
ショーン・S・カニンガムと知り合い、
72年、「鮮血の美学」を初監督。
76年、「サランドラ」はシッチェス恐怖映画祭でグランプリ。
84年、「エルム街の悪夢」が大ヒット。
96年、「スクリーム」が大ヒット。
99年、「ミュージック・オブ・ハート」で新境地も切り開いた。
晩年は脳腫瘍を患った。
主な監督作:
1972年「鮮血の美学」
1977年「サランドラ」
1981年「インキュバス・死霊の祝福」
1982年「怪人スワンプ・シング/影のヒーロー」
1984年「サランドラ II 」「ジェシカ/超次元からの侵略」
     「エルム街の悪夢」
1986年「デッドリー・フレンド」
1987年「エルム街の悪夢3/惨劇の館」
1988年「ゾンビ伝説」
1989年「ショッカー」
1991年「壁の中に誰かがいる」
1994年「エルム街の悪夢/ザ・リアルナイトメア」
1995年「ヴァンパイア・イン・ブルックリン」
1997年「スクリーム2」
1999年「ミュージック・オブ・ハート」
2000年「スクリーム3」
2005年「パニック・フライト」「ウェス・クレイヴン'sカースド 」
2006年「パリ、ジュテーム」
2010年「ウェス・クレイヴンズ ザ・リッパー」「エルム街の悪夢」
2011年「スクリーム4:ネクスト・ジェネレーション」


ルームメイト2(2005)

オトーサン、
「午後ロードに、だまされた!」
最近、良品を上映したりするので、
「ルームメイト2」(1992)かと思っていました。
この2005年版は、ブリジット・フォンダも、
ジェニファー・ジェーソン・リーも、
まったく出ていませんでしたよー・

原題:SINGLE WHITE FEMALE 2:THE PSYCHO (Video 2005)
監督:Keith Samples    
脚本:Glenn Hobart/ Andy Hurst/ Ross Helford   
Genre: Drama/ Thriller
Rated R for violence, sexuality and language 
上映時間:91分
あらすじ:
ホリーは、ルームメイトが恋人と浮気して
頭にきて、新しい同居人を探す
ようやく感じの良さそうな看護士の女性テスがあらわれ、
新しいルームメイトとなる。
だが、テスはホリーと同じ髪の色に染め、
服装も似せてくるようになる。
一緒に死ねば、親友になれると信じている女だった。
病院での殺人やストーキングなど、
テスの行動はますますエスカレートしていく・・・

出演者:
Kristen Miller ・・・ Holly Parker(ホリー)
Allison Lange ・・・ Tess Kositch(テス)
オトーサン、
「可もなし、不可もなし」

その他の出演者:
Brooke Burns ・・・ Jan Lambert
Tad Babcock ・・・ David Kray
Francois Giroday ・・・ Leonard Ripken
Tracey McCall ・・・ Lacey
Rif Hutton ・・・ Detective Rousch
Kyme ・・・ Doctor
James Madio ・・・ Sam
Gary Riotto ・・・ Wade

User Rating:4.1/10 ( 1,211 votes)IMDb
  User Rating:5.3/10( 19 votes) Yahoo!
オトーサン、
「低いスコアだね」

User Reviews 
Red_Diabloさん
United States 
2005年11月7日
1992年版を水で薄めたリメイク

この映画は、単に最初のものの水で薄めたバージョン。
ボール紙を切ったようなキャラクター、
感情移入できず、みんな死んじまえと思うほどだ。
先が読め、クライマックスも、盛り上がらなかった。
終わったとき、ショックを受けた。
「それだけ?」
映画の最初のシーンで、
悪い女の子がつけているカツラは、許しがたい。
彼女がなぜ、つけているのか理解できなかった。
「あなたとマッチするために、ヘアカラーを変えたわ」
そのシーンをわかりやすくするためだとは・・・
その恐ろしいカツラでなくて、
黒髪を着色したはずではなかったの?
私は、敷物を見ていない。
フラッシュバックの間に、摩耗したのだろうか。

オトーサン、
「このひとも、騙されたクチだな」
J・J・リーは、1992年版に出ています。

M・R・サイケデリコンさん 
2009年9月15日
残念ながら・・・普通すぎるサスペンス。

ルームメイトの狂気さも異常性も特に感じず
前作のJ・J・リーの演技と比べると
月とピラミッドぐらいの差はありそうです。
まぁオリジナルビデオなので
安っぽいところはしゃあないけども
別にストーリーに関係ない病院内での殺人や
いきなり出てきてあっさり殺された
刑事さんの扱いはどうなんかなぁ、適当さをなんか感じます。
続編と見れば程度はかなり下がるでしょう。 


コクーン2/遙かなる地球

オトーサン、
「老人3人、仲いいね」
ともに、老人ホームで過ごし、
エイリアンになる道を選んだものの、
彼岸からわが地球に舞い戻ってくる・・・
考えてみれば、すごい話です。
でも、地球に戻れば、不老不死なんて望めません。
事実、すぐ伴侶が病気になって・・・
  
原題:Cocoon: The Return(1988)
監督:Daniel Petrie
原作:David Saperstein(characters)  
      Stephen McPherson/ Elizabeth Bradley 
脚本: Stephen McPherson 
Genre: Adventure/ Comedy/ Mystery
上映時間:116分
あらすじ:
エイリアン達が隠していったコクーンが
地殻変動により海底に転がり出てしまう。
エイリアンの救出隊と、
地球を去ったアート、ベン、ジョーが
5年ぶりに地球に戻って旧友と再会する。
だが、ジョーはコクーンからもらった生命の威力を
瀕死の妻アルマに与え、自分は息絶えてゆく。
海洋研究所に収容されていたコクーンを奪回し、
やがてUFOは旅立っていく。
見送った船長のジャックは、
海洋研究所のセーラといい仲になる・・・

出演者:
Don Ameche ・・・ Art Selwyn(アート)
Wilford Brimley ・・・ Ben Luckett(ベン)
Hume Cronyn ・・・ Joe Finley(ジョー)
Jessica Tandy ・・・ Alma Finley(アルマ)
Steve Guttenberg ・・・ Jack Bonner(ジャック)
Courteney Cox ・・・ Sara(セーラ)
「この3老人、魅力的ね」
「ジョーとアルマのシーン、感動的!」
実は、この2人、名優おしどり夫婦でした。

オトーサン、
その他の出演者:
Tahnee Welch ・・・ Kitty
Jack Gilford ・・・ Bernie Lefkowitz
Barret Oliver ・・・ David
Maureen Stapleton ・・・ Mary Luckett
Gwen Verdon ・・・ Bess McCarthy-Selwyn
Elaine Stritch ・・・ Ruby Feinberg
Linda Harrison ・・・ Susan
Clint Howard ・・・ John Dexter
Tyrone Power, Jr. ・・・ Pillsbury
Charles Lampkin ・・・ Pops
Brian Dennehy ・・・  Walter. 

User Rating:5.2/10 (11,493 votes)IMDb
  User Rating:6.4/10( 17 votes) Yahoo!
オトーサン、
「前作より、低いね」

User Reviews 
MartianOctocretr5さん
Redondo Beach, CA 
2006年9月27日
オリジナルの精神を否定

オリジナルは、感動的で甘く、楽観的で誠実だった。
すばらしいアンサンブル・キャストのほとんどは、
この続編のために再集合したが、悲しいことに何か変だ。
彼らが、エイリアンと過ごした5年間について、
まったく触れられていない。
登場人物たちが、オリジナルで行ったすべてが、
本作では、切り捨てられたように思わる。
まず第一にエイリアンに加わりたいという願望は、
さまざまな要因に基づいていた。
だが、それらの理由は、解剖され、捨てられた。
突然の1週間という短い訪問の間に、衝突と苦しみがある。
病気になり、誰もが議論し、誰もが不幸だ。
悲劇的な自殺の試みは、ほとんど冗談のようだ。
いつから、自殺がおかしくなったのか?
ジャック役のスティーヴ・グッテンバーグは、
オリジナルでは、不可欠だったが、
本作では、粗野な道化者として書かれている。
10代の孫の恐怖は、わずらわしい。
だが、少し素敵なシーンがある。
ジェシカ・タンディとヒューム・クローニンとの
シーンは、感動的だ。
捕らえられたエイリアンの状態は、まあ共感を呼ぶ。
だが、このようなシーンは、
シアリアスとコメディの間で揺れるわき筋で効果を失う。
この続編は、あまりにも前任者の心をねじまげている。
結果は陰鬱で、期待外れ。
その代わりに、オリジナルのほうを見てほしい。

オトーサン、
「柳の下に、か」
監督が才能あるロン・ハワードから、
平凡な監督ダニエル・ペトリに交替したのが、
失敗のもとでしょう。

鱗歌さん 
2012年2月19日
続編デッチ上げ

『コクーン』という
「はいこれでオシマイ」と先を語らずに
完結させてしまってこそ価値のある作品に対して、
なんとか強引に続編をデッチ上げてしまおうという
この涙ぐましさ。
脚本家、エライと思うけど、
それに付き合う我々も少しホメて欲しいなあ。
そもそも、この宇宙人たちの時間軸は
地球人とは全く違っていて、
次回地球を訪れるのは
また1万年か10万年先なんだろうと思いきや
たった5年で戻ってきちゃうという
著しくスケール感を損なう設定。
そりゃないでしょ。
せめて、老人たちが宇宙で何をしてましたとかいう
下世話な話は描かないとしても
(ある夫婦は、今回帰還する前に一度コッソリ地球に帰って
『ニューヨーク東8番街の奇跡』に出演していたらしいが)。
しかし、老人たちが久しぶりに地球に帰って
ウキウキと遊び倒すオハナシが延々と続くのもどうかと。
前作を貫いていた確信犯的な力学がここには無く、
どうも全編弛緩した印象を受けてしまう。
囚われの宇宙人を救出するクライマックスも
随分あっさりしていて
(そりゃま、あまり唐突に
ドハデに盛り上げてしまっても困るんだけど)、
なーんか物足りん。
結局のところ、一度宇宙に旅立った老人が
「今回は地球に残る」ってのが、アホらしいんだと思います。
安っぽいんだと思います。
テキトー過ぎるんだと思います。 


彼女が水着にきがえたら

オトーサン、
「なつかしいな、ホイチョイプロダクションか」
バブル期に一世を風靡したもの。
「私をスキーに連れって」のおかげで、
娘たちに高いスキー用品を買いに行かされましたっけ。

原題:彼女が水着にきがえたら (1989) 
監督:馬場康夫  
原作:ホイチョイプロダクション  
脚本:一色伸幸
Genre:青春/ロマンス/ドラマ
上映時間:103分
あらすじ:
湘南沖に沈んだ、朝鮮戦争時の輸送機。
機内には100億の宝が積まれていた。
田中真理子は、アパレルメーカー勤め、
クルーザーパーティに誘われる。
相模湾でダイビング中、
もとのポイントを求めて彷徨ううちに、
海底深くに沈む飛行機DC-3の残骸を見つける。
あわや遭難というとき、
偶然通りかかった30フィート級クルーザーの
大塚と吉岡に救助され、
溜まり場クラブ・ヒッチに招かれ
壁に飾られた飛行機の写真に目を奪われる・・・

出演者:
 原田知世・・・ 田中真理子 
 織田裕二・・・ 吉岡文男
 谷啓・・・ 大塚 
オトーサン、
「若い2人もいいけど、谷啓がいいね」

その他の出演者:
 伊藤かずえ・・・ 石井恭世 
 竹内力・・・ 浦野 
 田中美佐子・・・ 高橋裕子 
 伊武雅刀・・・ 山口 
 安岡力也・・・ ハロルド・ダック 
 坂田明・・・ ジョン・リー 
 白竜・・・ 「クラブ・ヒッチ」のマスター 
 今井雅之・・・ 謎の中国人 
 佐藤允・・・ 謎の中国人ボス 

User Rating:4.3/10( 25 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:5.7/10( 51 votes) Yahoo!
オトーサン、
「低いスコアだけど」

User Reviews 
hea***** さん 
2015年9月28日
バブルの残光 

すごくバブリーな映画です。
今見ると浮かれてるな〜という印象が強いです。
原田知世は好きなんですが、
今作ではいまいちだったかな。
あんまり存在感を感じなかった。
織田裕二は相変わらず。
内容はご都合展開、
サザンの音楽は、この手のものには合ってるかもね。
もっと景気がよくなったら、
もっと評価は上がるかもね。
安っぽい映画ですが、
バブル期を懐かしむにはいいかも。 

オトーサン、
「水中シーンはいいね」
サザンオールスターズの
「さよならベイビー」が流れていました。
湘南に住んで、スキューバやりたかったなぁ。

あろえりーなさん 
2011年10月24日
髪型にしろ服装にしろ、実に懐かしいな〜、
なんて思いながら観てました。

話もバブリーな感じだし、
この楽天的な雰囲気とか、お気楽な登場人物たちとか、
凄く時代を反映しているように感じて、
たった20年ちょっとで
こんなにも世相が変わるものなんだなと
妙に考え深げになってしまいましたよ。
出演者の面々がとても豪華で、それでいてみんな若い。
香港人の描き方がかなりオチャラケ。
アクションもそんなたいしたことないし
スカスカな内容なので、
前述した80年代の雰囲気が懐かしくて
それだけを楽しんで鑑賞しました(笑)。 


黒い十人の女

オトーサン、
「和田夏十さんといえば、監督の」
いわずと知れた生涯のパートナー。
市川崑監督はハンサムですから、大勢の女性がいたはず。
軽い嫉妬心から、書いたのかも。

原題:黒い十人の女 (1961) 
監督:市川崑 
脚本:和田夏十  
Genre:Suspence
Color:Black and white
上映時間:103分
あらすじ:
テレビプロデューサーの風松吉は、
美しい妻・双葉がいながら、関係した女は十指に余る。
行きづまりを感じている女優石ノ下市子もそんな一人
愛人たちはお互いの存在を知っているものの、
松吉から離れられないでいた。
だが、松吉は、愛人たちが自分を殺そうとしている
そう思いこみはじめ、妻に相談する。
或る雨の夜、双葉のレストランに十人の女たちが集まった。
彼女らの目の前で双葉の拳銃が火を吹いた。

出演者:
 船越英二・・・ 風松吉 
 山本富士子・・・ 風双葉
 岸恵子・・・ 石ノ下市子 
オトーサン、
「岸恵子は、やはり巧いね」
宮城まり子、中村玉緒、岸田今日子、 
若い頃の3人は、ほんとうに新鮮ですね。

その他の出演者
 宮城まり子・・・ 三輪子 
 中村玉緒・・・ 四村塩 
 岸田今日子・・・ 後藤五夜子 
 宇野良子・・・ 虫子 
 村井千恵子・・・ 七重 
 有明マスミ・・・ 八代 
 紺野ユカ・・・ 櫛子 
 倉田マユミ・・・ 十糸子 
 森山加代子・・・ 百瀬桃子 
 永井智雄・・・ 本町芸能局長 
 大辻伺郎・・・ 野上 
 伊丹一三・・・ 花巻 
 佐山俊二・・・ 若山 
 中川弘子・・・ メーキャップ係 
 浜村純・・・ 警官に扮した俳優 
 伊東光一・・・ 羽織の男 
 夏木章・・・ TV局イ 
 志保京助・・・ TV局ロ 
 ハナ肇とクレージーキャッツ 

User Rating:7.1/10( 32 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:7/9/10( 44 votes) Yahoo!
オトーサン、
「うーん」
和田夏十さんの書くせりふは、流石ですが、
市川崑の監督は、やはり理に走り過ぎでは?

User Reviews 
ゆうじさん 
2003年3月3日
映像はいい

映像はモノクロ画面をうまく生かした美しさ。
女優陣を美しく撮る技もなかなかのもの。
(もちろん、女優陣が美しいからこそできるのだが) 
「黒い・・・」という題名に反して、
ストーリーの内容にはあまり暗さは感じられない。
主人公、風松吉ののらりくらりした言動は
結構おかしくて、コメディーのようにさえ見える。
しかし、中途半端にサスペンス、
中途半端にコメディー調なので、
全体的に何か捕らえどころが無い作品に
なってしまっているのが気になる。
台詞も説明調の物が多いし、
無理に新しさ(当時としては)を
出そうとしてるのが見えてしまうので、
今見ると古さや違和感を感じてしまう。  

オトーサン、
「確かに撮影はきれいだね」

なんのかんのさん 
2012年9月24日

ファーストシーン、
光と影のサスペンスであると同時に、
女がぞろぞろと歩いている
どうしようもないおかしさ、
見てるほうとしては、
まだどういう設定か分からないんだけど、
市川さんの映画だなあ、とシミジミ思わされる。
働く女性ってのがかなり定着してきた時代
(翌年に鈴木英夫の『その場所に女ありて』)。
それまでの養い・養われる
という男女の定型が崩れ出してきた。
これ見ると、男のほうは仕事の手順忘れていたりして、
女のほうがギラギラ働いている。
なのに男にはまだメンツがあって、
そこらへんに悲喜劇が生まれる。
あるいは、女は男によく優しさを求めるけれど、
優しい男とはこういう残酷もある、って言っているのか
(「誰にも優しいってことは、
誰にも優しくないってことでしょ」)。
でそれを上回る残酷を、女が優しさとして発揮した
というストーリーなのか。
とにかく和田夏十の
そのシニカルさを徹底した視線が感じられる。
宮城まり子の存在が、
ちょうど『鍵』の北林谷栄を思わせ、
ゴタゴタやってるのを外から見る者としての
役割りを担っていたよう。
最後に二人が自閉的に籠もってしまうってのは、
なんとも不気味。
二人で向かい合って喋るシーンが多かったなあ。 


消えたフェルメールを探して 絵画探偵ハロルド・スミス

 
オトーサン、
「この美術館、気分悪かったなぁ」
ボストン美術館の裏手にありました。
休館日だったので、翌日出直し。
4階は住居で、1-3階がギャラリー。
「この中庭、素敵ね」
「館員の応対がサイテー」
調度品460点、織物250点、
陶器ガラス類240点、彫刻彫像280点。
そのなかに、絵画290点が埋もれていました。
イザベラは、ボストンの富豪夫人。
2歳の子どもが急死し、人生は終わり。
傷手をいやす欧州旅行で、
美術品に開眼し、手当たり次第に購入。
美術館が、彼女の子どもだったとか。

原題:Stolen (2005) 
監督:Rebecca Dreyfus
脚本:Sharon Guskin  
Genre:Documentary
上映時間:84分
あらすじ:
1990年春、ボストン。
イザベラ・スチュワート・ガードナー美術館で
総額5億ドル相当の美術品13点が盗まれる。
現存するものとしては30数点しかない
フェルメールの作品・合奏が含まれていた。
本作は、美術品犯罪を専門に扱う探偵、
ハロルド・スミスが、その行方を追う・・・

出演者:
Harold Smith・・・   ... Himself 
Kate Miller・・・   ...  Isabella Stewart Gardner 
Blythe Danner・・・   ...Isabella Stewart Gardner (voice)
オトーサン、
「この美術探偵、眼帯がいいね」
後述の理由で、鼻は義鼻だそうです。

その他の出演者: 
Campbell Scott・・・   ...  Bernard Berenson (voice) 
Anthony Bailey・・・   ...  Himself 
Celeste Brusati・・・   ...  Herself 
Tracy Chevalier・・・   ...  Herself 
Marie-Cecile Commere・・・   ...  Herself 
Myles Conner・・・   ...  Himself 
Frank Dimaria・・・   ...  Himself 
Dick Ellis・・・   ...  Himself 
Ron Gollobin・・・   ...  Himself 
Nina Kaminer・・・   ...  Herself 
Eli Kirtz・・・   ...  Himself 
Tom Mashberg・・・   ...  Himself  

User Rating:6.0/10 ( 128 votes)IMDb
  User Rating:5.6/10( 6 votes) Yahoo!
オトーサン、
「低いスコアだ」
フェルメールの静穏な世界から、
話しがアイルランドのテロへと暗くなっていきます。

User Reviews 
planktonrulesさん
Bradenton, Florida 
2011年2月8日
欠点があるが、興味深い。

これは非常に欠点がある映画です。
しかし、いくらか興味をもつひともいるかもしれません。
(アート好きな私には寂しい )
主題は、ボストンの美術館における数点の高価な絵画と
その有名な窃盗です。
ハロルド・スミスが、盗まれた作品を突きとめようと努める。
ドキュメンタリーであり、奇妙な手法で話が進む。
美術館を作り、コレクションした婦人の人生を回想する。
なぜ、欠点があると言うのでしょうか?
最大の問題は、貴重な損失にもかかわらず
観客に興味を抱かせないからだ。
非常に地味な音楽、控え目な演技、
そして、眠りを誘う暗さ。
要するに、エネルギー不足だ。
さらに問題は、その長さ。
素材の価値は、せいぜい45-60分なのに、間延びしている。
悪くはないが、もっとよく撮れたと思う。

オトーサン、
「このひと、DVDの特典映像をみたね」

SAKAWAさん 
2008年11月25日
<原題は?その意味は?>

この映画の邦題はそれだけで
映画の内容がわかってしまう親切なものだが、
原題は『STOLEN』。
つまり「盗まれた」というだけのシンプルなもの。
一体何が盗まれたの?
この映画が描く有名な「STOLEN」とは、
1990年にボストンにある
イザベラ・スチュワート・ガードナー美術館から
フェルメールの「合奏」を含む
11点の絵画、彫刻、骨董品計13点、
アメリカの美術品盗難史上最高額5億ドルが盗まれた事件。
フェルメールはレンブラントと並ぶ
17世紀オランダの画家だが、
43歳で死亡したため遺した作品が少なく、
そのため彼の作品は希少価値が高いらしい。
『真珠の耳飾りの少女』(02年)によって
フェルメールについて、
多くの日本人が知るところとなったが、
1990年に起きたそんな「STOLEN」によって
フェルメールの『合奏』が盗まれたことは、
この映画を観るまで多くの日本人が知らなかったのでは?

<ガードナー夫人とは?ガードナー美術館とは?>
この映画は、知らなかった知識を次々と提供してくれる。
その第1が1990年の「STOLEN」だが、
第2は1840年にニューヨークに生まれた
イザベラ・スチュワート・ガードナーという
アメリカでも有数の美術品蒐集家であって、
ガードナー美術館を創設した女性。
通常美術館といえば公的なものだが、
ガードナー美術館は完全に個人のもの。
ガードナ夫人が自分の鑑識眼で選び集めた美術品を
自分のやりたいように展示している美術館。
1〜3階は美術館で、4階にガードナー夫人の部屋があり、
1924年に84歳で死亡するまでここで過ごしていたから、
まさに「職住一体」の私的美術館。
ところが、そこに展示されている
イタリア・ルネッサンス絵画のコレクションは
すばらしいものばかりで、
フェルメールの『合奏』もその1つだった。
映画冒頭に提示されるガードナー夫人の遺言によれば、
「すべての作品は現状のまま保存せよ」とのことだから、
美術品の配置換えも新作の導入もできないわけだ。
そして、盗まれた作品は額だけを残して
ご主人様のお帰りを待っているわけだが、
さてそんな遺言の実効性はいつまで続くの?

<絵画探偵ハロルド・スミスとは?>
この映画から得られる知識の第3は、ハロルド・スミス。
単に盗まれた美術品の査定をするだけでなく、
その返還請求について保険会社の依頼を受けて
私立探偵の仕事をするから、
まさに「絵画探偵」とは言い得て妙!
ビックリするのは、その風貌。
チラシには右目にアイパッチをし、フェドーラ帽を被り、
スーツ・ネクタイに身を包んだ老紳士が写っている。
なぜ、そんな奇妙な格好を?
こりゃ自分の職業を目立たせるための一種の仕掛け?
一瞬私はそんな解釈をしたのだが、それは大まちがい。
彼は若い頃から皮膚ガンに冒され、顔や鼻にもその影響が出たため、
やむなくそんな格好をしている。
2005年2月19日皮膚ガンとの闘いの末、他界した。合掌。

<なぜ、レベッカ・ドレイファス監督がこんなチャレンジを?>
美術品盗難事件にレベッカ・ドレイファス監督が興味を示したのは、
彼女自身が少女の頃にガードナー美術館にある
『合奏』の美しさに魅了されていたため。
この事件がボストン警察やFBIの懸命の捜査にもかかわらず、
10年以上経っても
一向に進展が見られないことに業を煮やした彼女は、
自分でこの「STOLEN」事件を追跡する
映画をつくることを決意したというわけだ。

<前科者らが次々と>
この映画はレベッカ・ドレイファス監督の企画に、
ハロルド・スミスが乗ったことによる
ホンモノの「STOLEN」事件の追跡映画。
したがってプレスシートには
ホンモノのFBIの手配書が載っているからビックリ。
それも異例だが、前科者らが次々とスクリーン上の
インタビューに登場してくるのも異例。
その代表的な人物がボストン全域に影響力を持つ
アイリッシュマフィアのボスで、
1999年に18件の殺人や、多数の疑惑により
FBIに指名手配されているというホワイティ・バルジャー。
第2は美術品大泥棒のマイルス・コナー。
ガードナー美術館の盗難は
コナーの関係者が関わっていると推測されているが、
そのうちの2人は既に死亡しているとのことだからかなり物騒な話。
第3は骨董商で前科者のウィリアム・ヤングワース。
彼はコナーの所持品を大量に売却し大金をせしめたため、
今ではコナーが必死で彼を捜し回っているらしい。
そして第4はハロルドの追跡に協力するポール・“ターボ”・ヘンドリー。
彼は元美術品泥棒だったが、息子の誕生をきっかけに
犯罪稼業から足を洗い警察の情報提供者になったとのこと。
犯罪側と司法当局の双方から信頼されているらしい。

<「追跡」の到達点は?>
現在ガードナー美術館は500万ドルの懸賞金を賭けて
『合奏』を含む13作の盗難美術品の行方を追っているが、
この映画による追跡の結果その到達点は?
それは、ボストンはアイルランド系移民の多い町であることもあり、
IRA(アイルランド共和軍)が絡んでいるのでは?ということだが、
この映画を観ている限りそれはまだまだ根拠不十分。
その意味ではこの映画の完成と公開は中途半端かもしれないが、
逆によくここまで追跡したもの、と褒めてもいいのでは。


眠らない街〜新宿鮫〜

オトーサン、
「へぇ、映画化されてるんだ」
新宿鮫は、大沢在昌さんの出世作。
大沢さんに叱られそうですが、
そのほか、多数の著書がありますが、
これが最高傑作です。

原題:眠らない街〜新宿鮫〜(1993)
監督:滝田洋二郎
原作:大沢在昌
脚本:荒井晴彦
Genre:Mystery/Crime/Suspence
上映時間:117分
あらすじ:
新宿署の一匹狼の刑事・鮫島は、
暴力団の抗争に使われた銃が、
自分が数年前に逮捕した
木津の改造銃で警官二人が殺されたのを知る。
特捜部が設けら、
警視庁から公安一課の香田警視がやってくる。
鮫島とは、は因縁の仲で、敵視しあっていた。
四面楚歌のなか、鮫島を癒してくれたのは
ロックバンドのボーカル・晶だった。
ある日、鮫島はついに木津の居所を探しあてる。
踏み込むが、木津に捕まってしまう。
「おまえとたっぷり楽しんで、それから殺す」
絶体絶命の鮫島を助けたのは、窓際族の桃井課長だった・・・

出演者:
 真田広之・・・ 鮫島 
 田中美奈子・・・ 晶 
 室田日出男・・・ 桃井 
 奥田瑛二・・・ 木津 
オトーサン、
「やはり、真田広之はピカ一だね」
田中美奈子は、原作のイメージに似ていますが、
演技、歌いずれも、いまいち。

その他の出演者:
 矢崎滋・・・ 藪 
 今井雅之・・・ 香田 
 松尾貴史・・・ エド 
 浅野忠信・・・ 砂上 
 新井康弘・・・ 吉川 
 塩見三省・・・ 西尾 
 中丸忠雄・・・ 藤丸 
 余貴美子・・・ 鈴木 

User Rating:6.4/10( 21 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:7.3/10( 31 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ま、こんなところかな」

日本アカデミー賞 受賞
・編集賞
同ノミネート
・主演男優賞  真田広之  
・監督賞  滝田洋二郎    

User Reviews 
do_***** さん  
2014年11月30日
原作もいいけど 

こないだ久々に見ました。
真田にしては控えめなアクションが、
リアルな感じで良かった。
内面から滲み出る鮫島の孤独感・強さ・弱さ、
惚れ惚れするようなヒーロー像を、
真田が上手に演じてると思います。
浅野忠信や奥田瑛二、余貴美子、
素晴らしいの一言につきます。
残念だったのが田中美奈子・・・。
歌のシーンは言うに及ばず、
濡れ場はもっとナチュラルに脱ぐなら脱ぐとか。
いずれにせよ、中途半端な描写は避けるべきだったかと。
当時、スーパーフライみたいな子がいれば
とか思っちゃいます。 

オトーサン、
「やはり、監督はミスキャストだね」

恭人さん 
2004年1月27日
原作ファンで真田ファン。

それ故、鑑賞前は不安だらけだった。
いくらなんでも、
背の低い真田は鮫島のイメージではないと。
しかし、やっぱり真田で正解!
その後、TVで舘ひろしが演じていたが、全然ダメ。
真田は内面から鮫島の持つ孤独・苦悩を体現していて、
本当に素晴らしかった。
作品としては、
滝田洋二郎監督がやはり少々とまどっているように思えた。
『陰陽師』もそうだが、
滝田監督の資質にはあってなかったのだろう。
荒井晴彦の脚色は、
原作の持つ雰囲気をうまく活かしていてよかったが、
松尾貴史の扱いは少し気になった。
ヒロインについては・・・ノーコメント。 


モンスター上司

オトーサン、
「すごいね」
最近よくみかけるのが、
非常識なクレームを学校に突きつける
モンスターペアレント。
・親同士の仲が悪いから、
 子供を別の学級にしてくれ
・授業中にお菓子を食べたので注意したら、
「おなかがすいていたのにかわいそう」
・携帯を取り上げたら
「親が買ったのだから親のもの。教師が取り上げるな」

原題:Horrible Bosses  (2011)  
監督:Seth Gordon
原作:Michael Markowitz 
脚本:Michael Markowitz/ John Francis Daley
      Jonathan M. Goldstein
Genre:Comedy/ Crime
上映時間:98分
あらすじ:
ニックは、昇進をエサにコキ使う
上司デイヴに耐えてきたが、
昇進させる気などさらさらないと知る。
歯科助手のデールは、歯科医のジュリアの
セクハラに悩む。
カートも、2代目社長ボビーに振り回され、
その尻ぬぐいに追われる。
夜のバーでグチをこぼす3人は、
ボスを葬り去るしかないとの結論に。
彼らの前に元詐欺師のディーンの
アドバイスで事故に見せかけて殺すことに・・・

出演者:
Kevin Spacey  ・・・ Dave Harken(デイヴ)
Jennifer Aniston  ・・・ Dr. Julia Harris(ジュリア
Colin Farrell  ・・・ Bobby Pellit(ボビー)
Jamie Foxx  ・・・ Dean 'MF' Jones(ディーン)
Jason Bateman  ・・・ Nick Hendricks(ニック)
Charlie Day  ・・・ Dale Arbus(デール)
Jason Sudeikis  ・・・ Kurt Buckman(カート)
オトーサン、
「難しい組み合わせだけど」
3組の加害者と被害者、登場人物が多すぎて
散漫になるのを、よくまとめたもの。
なかでも、ケビンス・ペイシーが
抜群のうまさというか、コニクラシサでした。

その他の出演者:
Donald Sutherland  ・・・ Jack Pellit 
Julie Bowen  ・・・ Rhonda Harken 
Isaiah Mustafa  ・・・ Officer Wilkens 
Lindsay Sloane  ・・・ Stacy 
P.J. Byrne  ・・・ Kenny Sommerfeldeld 
Wendell Pierce  ・・・ Suspicious Cop 
Ron White  ・・・ Suspicious Cop 
Ioan Gruffudd  ・・・ Wetwork Man 

User Rating:6.9/10 ( 335,282 votes)IMDb
  User Rating:7.0/10( 136 votes) Yahoo!
オトーサン、
「よくできている」

User Reviews 
andyudisさん
United States 
2011年6月26日
一流のコメディ

たくさんの紆余曲折がある驚くべきコメディ。
最初、何が起ころうとしているかを知っていると思う。
だが、最後の最後まで見てください。
この並みはずれたキャストの何人か
(特にジェニファー・アニストン)は、
異常な振舞をし、驚かせるかもしれない。
個性とスキルの両面をみせる。
どの俳優が「最もよい」かを言うのは、不可能です。
みんながすばらしい。
この映画に対する「R」評価は本当で、特に言葉が問題です。
この映画は、シナリオ、監督と編集がオリジナルで、
相互作用で、映画をすばらしいものにしている。

オトーサン、
「シリーズになりそうだね」
モンスター社員だけでなく、
モンスターペアレントの映画もつくってください。

TANTOさん 
2012年8月18日
ジェニファー・アニストン?

コメディらしく展開はスピーディーで良かったです。
今回は「上司」に焦点が当てられた作品でしたが、
『モンスター社員』なんて映画も作ってみてほしいですね。
海外ではどうだかしりませんが、
日本でもピアレンツだけじゃなくて
なんでそんな思考ができるのか
わからない社員とかいますしね(苦笑)
しかしデールのモンスター上司だけはやっぱりうらやましいですね
他の二人には憎悪しか芽生えませんが、
あの上司にならハラスメントされてもいいなと思ってしまう。
でも彼女がジェニファー・アニストンさんだと気づくのに
けっこう時間がかかってしまいました。
「フレンズ」時代からもうだいぶ経つしなあ。
ストーリーはそれぞれモンスター上司を持つ友人同士が協力して
全員の上司を殺害してしまおうと言う
題材だけならサスペンスですが内容はコメディです。
鑑賞前は上司を殺しに行くまでの話だと思ってなかったのと、
殺害計画あたりから話に絡んできた
MFジョーンズの存在が私にはうざかったです。
てゆーかあれジェイミー・フォックスさんだったんですね・・
『Ray』と同一人物が演じてるとは思えない・・・。 


ラブ・アゲイン

オトーサン、
「なるほど、こういう手があったか」
主人公と妻とその浮気相手の三角関係、
よくあるラブコメのパターンですが、
本作は、思いがけない人物が、
主役を凌ぐ活躍をしはじめて、
主役に、連鎖反応をもたらすあたり、
実に新鮮です。

原題:Crazy, Stupid, Love. (2011) 
監督:Glenn Ficarra/ John Requa 
脚本:Dan Fogelman   
Genre: Comedy/ Drama/ Romance
上映時間:118分
あらすじ:
仕事も家庭も順調だった40代のキャルは、
愛妻エミリーが、同僚と浮気したと告白され、
離婚したいといわれ、さえない一人住まいに。
2人の息子で中学生のロビーは、
17歳のベビーシッターのジェシカお熱。
だが、ジェシカはひそかにキャルに恋心を抱いていた。
ある夜、バーで知り合った遊び人のジェイコブは、
妻を忘れられないキャルに、女性を紹介したりする・・・

出演者:
Steve Carell ・・・ Cal Weaver(キャル)
Julianne Moore ・・・ Emily Weaver(エミリー)
Ryan Gosling ・・・ Jacob Palmer(ジェイコブ)
Jonah Bobo ・・・ Robbie Weaver(ロビー)
Analeigh Tipton ・・・ Jessica Riley(ジェシカ)
オトーサン、
「ジュリアンムーアは、巧いね」

その他の出演者:
Emma Stone ・・・ Hannah "Nana" Weaver
Joey King ・・・ Molly Weaver
Marisa Tomei ・・・ Kate Tafferty
John Carroll Lynch ・・・ Bernie Riley
Beth Littleford ・・・ Claire Riley
Kevin Bacon ・・・ David Lindhagen
Liza Lapira ・・・ Liz
Josh Groban ・・・ Richard
Crystal Reed ・・・ Amy Johnson
Karolina Wydra ・・・ Jordyn
Julianna Guill ・・・ Madison

User Rating:7.4/10( 356,165 votes)IMDb
  User Rating:8.2/10( 238 votes) Yahoo!
オトーサン、
「おしゃれ」

ゴールデン・グローブノミネート
・男優賞(コメディ/ミュージカル)  ライアン・ゴズリング 

User Reviews 
Mill Colemanさん
United States 
2011年8月4日
この映画、すべて楽しかった

ここ数年で見た最もよいロマンチックコメディだ。
最近、このジャンルには、いいものがなかった。
この映画、すべて楽しかった。
ハートとカリスマ性がある。
登場人物たちの人生に、共感しやすい。
ある程度の忍耐は、必要だ。
というのも、ストーリーで、不要と思われる
何人かの第2の登場人物を知る価値が出てくるのだ。
スティーブ・カレルが演じるキャルには、
誰もが感情移入できる。
話しが「A」からそれていくので、
「B」が、まどろこしいとか、ありきたりだとか
考えはじめるが、ここが我慢のしどころ。
すべてはすばらしいやりかたで、溶けあっていく。
キャストは、完璧。
全体のメッセージは、議論の余地があるかもしれないが、
テンポがいいので、それは重要ではない。
とてもスマートで、とても出来がよい。

オトーサン、
「確かにカメラの動きは気がきいている」

陸将さん 
2011年12月6日
今年1番笑える映画!

個人的にはおそらく今年1番
劇場で声を上げて笑った作品だと思う。
しかも、本作で散りばめられる数々の笑いは
決して下品でも、作り手の独りよがりでもない。
あの手この手で作り手から質の高い笑いが提供される心地よさ。
コメディ映画としてこれほど上質な作品はないのではないか。
映画冒頭からすでに最高だ。
カップルの足元をカメラが次々と映してから、
妻の離婚宣告へと流れるように進む展開の手際のよさに
オープニングから心を鷲づかみにされる。
もちろん台詞の面白さも本作の大きな魅力なのだが、
映像が語る面白さに感心してしまう。
作り手の悪戯っぽい悪意が込もったシーンとシーンの繋ぎ方。
激変する人間を過剰に強調するスローモーション。
息子が母親の浮気相手と初めて出会う場面はその極みであろう。
滑稽な動きやおかしな台詞がなくても、
編集や撮影でその空間から笑いを生み出すことができる。
それこそ映画という媒体しか成し得ない笑いだと思う。
また、スティーブ・カレル扮する
主人公のキャラクター描写が素晴らしい。
どうしようもなく不器用なために、
臨機応変な生き方ができない愛すべき存在だ。
髪型や衣装や小道具
(特にマジックテープ式の財布の
「ベリッ」という音のいちいちが最高!)
が彼の性格を的確に表している。
おまけに車の運転は他人任せ、
アルコールはストローで飲むというダメっぷりに
不思議と目が離せなくなる。
本作はそんな彼を中心に、
様々な恋のベクトルが展開していく。
そのベクトルには結ばれてはいけないもの、
知られてはいけないものも含まれている。
それら全ての矢印が集約し、全てが暴露してしまう
中盤のヤマ場が本作の最大の見所だ。
まさに修羅場と土壇場と正念場が
同時に押し寄せたようなカオス感がたまらなく面白い。
一気に明るみに出た真実の数々に戸惑いながらも、
惨めで哀れな人間たちの整理しきれないまま暴発する感情からは、
確かに映画的なカタルシスが生み出されている。
けれども、上手く繋がりそうだった数々の想いを、
復不可能なくらいまで思い切りぶっ壊すこの場面は、
下手をすると映画自体も壊してしまう危険も同時に孕んでいる。
その意味で、その後再び関係性の修復が試みられ、
人間同士が再び寄り添う展開はやや強引な印象も受ける。
本作は欠点も多い作品であることは間違いない。
登場人物の生活感がまるで感じられないし、
(主人公がバーに居過ぎ)
ご都合主義的展開も目に付くし
登場人物ごとの描写の積み重ねも不足している。
しかしながら、そんな細かい欠点やほつれをも
魅力に変えてしまう愛らしさが本作にはある。
人間が大げさに劇的に変化していくからこそ
生じる面白さに思い切り笑い、
そしてラストには思わずホロリとしてしまう。
それを達成している映画が現在どれほど希少なことか。
それだけで十分満足できる、
まさに映画の醍醐味が詰まった一本だ。


策謀のシナリオ

オトーサン、
「絵画泥棒か」
バルセロナ美術館から名画が盗まれるお話しです。
当然、有名なエルグレコが狙われます。
・Christ Carrying the Cross(十字架を運ぶキリスト)
・St. John the Evangelist(福音書記者聖ヨハネ)
・Coronation of the Virgin (聖母戴冠)
・Samson and Delilah Lucas Cranach(サムソンとデリラ)
・そして、Old Man(老人;自画像)

原題:Art Heist (2004)
監督:Bryan Goeres 
脚本:Diane Fine/ Evan Spiliotopoulos  
Genre:Action/ Crime/ Thriller
Rated R for violence, language and some sexuality 
Country: Spain / USA 
Language: English / Spanish / Russian 
上映時間:98分
あらすじ:
エル・グレコの絵画がバルセロナの美術館から盗まれた。
大富豪ヴィクターに展示を勧めた
美術商のサンドラは現地へ飛び捜査に協力するが、
相次ぐ絵画強奪事件の背後には
ロシアン・マフィアの存在があった。
サンドラの夫であるNY市警の警官ブルースは
1ケ月前に、別居したばかりだが、
妻の身を案じ、娘と共にバルセロナへ向かうと、
そこには、元カレのダニエルが一緒だった・・・

出演者:
Ellen Pompeo ・・・ Sandra Walker(サンドラ)
William Baldwin ・・・ Bruce Walker(ブルース)
Abel Folk ・・・ Daniel(ダニエル)
Ed Lauter ・・・ Victor Boyd(ヴィクター)
Simon Andreu ・・・ Dimitri Maximov(ディミトリ)
オトーサン、
「エレン・ポンペオ、美人女優だなぁ」
ダイアン・レーンに似ています。

その他の出演者:
Andres Herrera・・・ Fernando 
Damia Plensa・・・ Cesar 
Roger Delmont・・・ Hector 
Diego Martin・・・ Josep 
Madison Goeres・・・ Alison Walker 
Alex O'Dogherty・・・ Inspector Rubio 
Vanessa Mesa・・・ Lluisa 
Rachel Laure・・・ Gabriela 
Montserrat Gausachs・・・ Sra. Bassols 
Juan Guzman・・・ Duran  

User Rating:4.3/10 ( 714 votes)IMDb
  User Rating:6.0/10( 5 votes) Yahoo!
オトーサン、
「 Yahoo!に1票」
バルセロナの街を思い出すし、
大好きなエル・グレコの名画も見られたし・・・

User Reviews 
zskさん
Portland OR 
2006年10月29日
バルセロナの空撮が、最もよい部分…

OK - ヘリコプターからのショットはすばらしい。
そして、監督は、バルセロナで最高の風景をうまく利用している。
でも、最初の数分で終わりだ。
残りは、ありきたり映画の感じだった。
エレン・ポンペオは、魅力的で、見ていて楽しい。
アベル・フォークは、深味があって効果的だった。
ウィリアム・ボールドウィンは、いつもの調子だった。
彼は、マーシャル・アーツ・トレーニングを利用し、
激しい運転をして、本気のアクション俳優だった。
キャストの残りは、生硬で、上っ面の演技だった。
そう、スペインにノスタルジックならば、
ひねりのあるアクションのあるポスターのような映画だ。
エル・グレコをみて、健やかに憩うといい。
そうでなければ、見ないほうがいい。

オトーサン、
「エレン・ポンペオ見たさねぇ」

tha***** さん 
2007年4月6日
アクションとサスペンス 

この映画は、エレン・ポンペオ見たさに見ました。
アメリカドラマ「グレイズ・アナトミー」を見てから、
エレン・ポンペオのことを気に入りまして・・・。
B級映画っぽい作品ですが、
意外と、メジャー映画と変わらず、おもしろい映画です!
アクションとサスペンスをおり混ぜた作品です。
美術作品が盗まれる所から始まるのですが、
最後の方まで、盗んだのは、どういう関係の奴らなのか?
黒幕は誰なのか?が分からず、考えながら見ていきました。
そして、アクションシーンもすごい迫力があります。
スペイン(バルセロナの街中での)カーアクションに
バイクの追っかけあいのシーン、建物の爆破シーン等があり、
見ごたえがあります!
ウィリアム・ボールドウィンのアクション映画は、
「フェア・ゲーム」を見て以来、久しぶりに見ましたね。
「フェア・ゲーム」もかっこよかったけど、
この「策謀のシナリオ」もかっこよかったです。
そして、エレン・ポンペオも、期待を裏切らない、
かわいくて、よかったです。
エレン・ポンペオの出演映画は、「ムーンライトマイル」
「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」を見てから、
この「策謀のシナリオ」を見ました。
とにかく、この映画は、おもしろい!
そして、海外の美術作品が好きな私なので、
有名な絵も出てきて、よかった。
私的には、「ダヴィンチ・コード」よりも
おもしろい映画だと思いましたが・・・。
分かりやすいし。
「ダヴィンチ・コード」は、本を読まないと、訳が分からずでして。
でも、いまだに、映画だけ見て、本は、読んでいません。
「策謀のシナリオ」は、映画館で見たくなる作品。
映画館だと、迫力あっただろうな〜。 


沈黙の宿命

オトーサン、
「BSでセガール?」
午後ロードのセガールは、駄作そろい。
でも、この映画は、良作のようです。
DVD全6作の発売に先立ち、
本作のみ劇場公開となったとか。

原題:Deadly Crossing: Part 1・2(TV Episode 2011)
監督:Keoni Waxman
脚本:Steven Seagal/ Joe Halpin
Genre:Action/ Crime/ Drama 
上映時間:86分
あらすじ:
シアトル。
イライジャは、凶悪犯罪に立ち向かう
特別捜査隊のリーダーで、武術の達人だ。
郊外で殺人事件が発生する。
被害者は食料品店の中国人夫婦。
捜査するなか、麻薬を大量に扱い始めた
地元のゴロつき、ドミオンの名が浮上。
売人とドミオンを仲介したストリッパー
クリスタルから聞き出したクラブへ行くと、
ドミオンの手下が大金を持って入ってきた。
だが、ロシア人2人組が、彼を射殺して金を奪い逃走。
銃撃戦になり、メイソンは負傷する。
そして、ドミオン一味と敵対する
ロシア人麻薬王プーチンの名が浮上する。

出演者:
Steven Seagal・・・ Elijah Kane(イライジャ)
Meghan Ory・・・ Juliet(ジュリエット)
Gil Bellows・・・ Nikoli Putin(プーチン)
オトーサン、
「このリーダー役、いいね」
空手の道場主だし、監督もやっているので、
リーダー役が、自然です。 

その他の出演者:
Warren Christie・・・ Radner 
William 'Big Sleeps' Stewart・・・ Andre Mason 
Sarah Lind・・・ Sarah Montgomery 
Adrian Hough・・・ Sheriff Graves 
Sarah-Jane Redmond・・・ Crystal 
Ben Cotton・・・ Thomas 
Diana Pavlovska・・・ Deputy Janko
Elizabeth Thai・・・ Jordan Sparks 
Kyle Cassie・・・ Brad Gates 
Anna Van Hooft・・・ Cynthia Chase 
John Tench・・・ Domion 
Alex Mallari Jr.・・・ Hiro 
Brad Kelly・・・ Domion Thug 
Philip Cabrita・・・ Detective James Young 
Teach Grant・・・ Carjacker  

User Rating:5.6/10 ( 176 votes)IMDb
  User Rating:7/0/10( 14 votes) Yahoo!
オトーサン、
「 Yahoo!に一票!」
筋書もなかなか凝っているし、
何といっても、プーチンがやっつけられるのが、
小気味いいですね。

User Reviews 
macfanatic51さん
United States 
2013年5月12日
セガールが戻ってきた - 映画版は10倍よい

イライジャ・ケーンは、世の中で最もタフな刑事。
私は、セガールの大ファン。
そして、本作は、彼がこれまで演じてきた好きな
キャラクターだ。
(「沈黙の戦艦」の料理人の次だ!)
本作の映画版が、
5月14日、至るところのRed Boxで発売された。
ハードコアとして10倍いいと思われていて、
初期の作品「沈黙の戦艦」と同等だというひともいる。
私は、TV番組が好きだが、映画は、本当に楽しみだ。
アクション、寸言、ド派手な楽しみが好きならば、
保作は、あなたの映画だ。
チェックしてください。

オトーサン、
「へぇ、おやじっていうんだ」

jig*****さん 
2012年6月26日
おやじ、チームのリーダーに 

おやじ独り無双時代も終わりを告げたのか、
本作はチームのボスとしてでかい犯罪を解決する
というお話になってます。
TVドラマシリーズの刑事ものみたいなものですかね。
いつものようおやじつえーだけじゃ物足りない人と、
刑事ものが好きな人には普通に楽しめるので、
いつもの、あぁおやじ強いんでしょみたいなことには
なりません。そういう意味ではおやじ新境地なのかも。
チームで一番強いということは譲れないみたいですけど。
事件を追ううちに麻薬取引のボスに行き着きますが、
そいつの名前がニコライ・プーチンだとか。
そいつはロシア人だなとおやじが言ってましたが、
私でも、そいつロシア人じゃね?と
言いたくなるようなお名前。
元KGBだったりしないんだろかと期待しましたが、
さすがにそれはなかった。
おやじがボスの警察組織だから
普通の制服警官なんてありえんということなのか、
私服だしパトカーも覆面だしと
特殊なチームではあるのですが、
せっかくなのでおやじの制服姿も
見てみたいとちょっと思いました。
そういえばおやじっていつも同じかっこだね。
私がボケっと観てたせいなのか
話の前後を思い出せないのですが、
女性警官が襲われるシーンが2回出てきまして、
同じシーンの使いまわしか?
いや、たぶん追憶シーンだよと納得しておくことにしましたが、
再度観て確認する気なし。
それがおやじ作品を観るたしなみなのかなと。 


キル・ザ・ギャング〜36回の爆破でも死ななかった男〜

オトーサン、
原題は、アイルランドの男。
日本人には、なじみのない国なので、
邦題で宣伝したかったのでしょう。
「この邦題、ネタばれだなぁ」
主人公が爆破されそうになっても、
まだ3回目だなんて、安心しておられます。
でも、10回を超えれば、流石に何とも思わなくなるはずが、
ぐんぐん面白くなっていく。
地元のマフィアから、奥の院にあたるNYのマフィアに
主人公は挑んでいきます。
マフィアが政治家をなめ切っている実態も明らかに。

原題:Kill the Irishman (2011) 
監督:Jonathan Hensleigh 
原作:Rick Porrello
脚本:Jonathan Hensleigh/ Jeremy Walters
Genre:Action/ Biography/ Crime
上映時間:106分
あらすじ:
ダニー・グリーンは、
オハイオ州クリーブランドの港で働く。
周囲からの信望も厚く、
ついに湾岸局のマネージャーに選出される。
しかしFBIから不正を告発され、
自分の身を守るためFBIに情報を提供し、
結果的に家族も地位も失ってしまう。
クリーブランドの裏社会に活躍の場を移したが、
自分の車に爆弾が仕掛けられたことに気づき、
報復としてイタリア系マフィアの車に次々と爆弾を仕掛けていく。
もはや個人の復讐ではなく街全体を巻き込んだ抗争となる中、
FBIからもマフィアからも追われるようになって・・・

出演者:
Ray Stevenson ・・・ Danny Greene(ダニー・グリーン)
Val Kilmer ・・・ Joe Manditski(マンディツキー刑事)
Linda Cardellini ・・・ Joan Madigan(ジョーン)
Christopher Walken ・・・ Alex "Shondor" Birns(ションドー)
オトーサン、
「レイ・スティーブンソン、ハンサムだね」
北アイルランド出身ですから、まさに体現しているわけ。
ポテト野郎と言われ、物静かな男が猛烈に怒り出します。
アイルランドでは、疫病の流行でジャガイモ飢饉が発生し、
身内も大勢死んで追い詰められて、米国へ。
ここでは移民として馬鹿にされます。
家族も殺されるとなると、
やり場のない怒りが爆発することになります。
しかも、正義漢。不条理には黙っておれません。

その他の出演者
Vincent D'Onofrio ・・・ John Nardi
Marcus Thomas ・・・ Billy McComber
Vinnie Jones ・・・ Keith Ritson
Tony Lo Bianco ・・・ Jack Licavoli.
Paul Sorvino ・・・ Anthony Salerno
Fionnula Flanagan ・・・ Grace O'Keefe
Mike Starr ・・・ Leo "Lips" Moceri
Steve Schirripa ・・・ Mike Frato
Bob Gunton ・・・ Jerry Merke
Tony Darrow ・・・ Mikey Mendarolo
Jason Butler Harner ・・・ Art Sneperger
Robert Davi ・・・ Ray Ferritto
Laura Ramsay ・・・ Ellie O'Hara
Cody Christian ・・・ Danny Greene
Dante Wildern ・・・ Billy McComber 

User Rating:7.2/10 ( 33,883 votes)IMDb
  User Rating:7.2/10( 20 votes) Yahoo!
オトーサン、
「面白い!」
事実は小説より奇なりとは、よく言ったものです。

User Reviews 
NemedyNM さん
Germany 
2011年5月5日
点数が低すぎる

しばしば、の上であるがiが
私は、たまにしかIMDbにコメントを書かない。
今回、この映画のページをチェックした時に、
非常に少ししか、レビューがなかったことに本当に驚いた。
まず、白状しなければならないが、
私の故郷で「キル・ザ・ギャング」の無料上映がされるまで、
この映画について何も聞いていなかった。
私の知る限りでは、この映画は、
米国でごく少数の劇場でしか上映されなかった。
(この映画が驚くほど出来がよかったので、悲しい。
最近見た最もよい映画のひとつだった)。
映画の主人公は、ダニー・グリーン、
タフなアイルランド人のギャングの実話。
実に、話す価値がある話だ。
多くのひとが、ダニー・グリーンの話を知っているので、
これ以上は述べない。
出演は、レイ・スティーブンソン、ヴァル・キルマー、
クリストファー・ウォーケン、そして
他のギャング映画でおなじみの連中だ。
レイ・スティーブンソンは、
ダニー・グリーンを信じられないほど巧く演じた。
本当に暴力的だが、好ましい人物だ。
この映画で、彼は、よりよいキャリアへの弾みを得た。
監督と撮影は、非常に良かった。
この映画で、ジョナサン・ヘンズリーには、いい仕事が
舞い込むことを期待する。
彼は、実に有能な職人だ。
いくつかのレビューは、この映画が
「グッドフェローズ」の盗用だと不満を言っている。
それは、真実ではない。
「グッドフェローズ」に出ている
何人かの俳優を売り物としているが、
この映画は、独自のものだ。
なぜ、不満を言うのだ?
そして、最後にるが、これは実話であり、
よいギャング映画を見て、うんざりするひとはいるかね?
間違いなく、私ではない。

オトーサン、
「世界の名画27位だ!」
この映画ではなく、NemedyNM さんが引用している
「グッドフェローズ」です。
未見の方は、ぜひ、ご覧下さい。

neo*****さん 
2013年3月20日
実録・犯罪ものでは久々の傑作! 

フィクションと違い実話ベースの犯罪映画は、
そもそも良いネタに限りがあって、
良品に当たる事は珍しい。
モデルになったダニー・グリーンは
アメリカの犯罪ドキュメンタリーで、
ごっつい体にタンクトップ一枚で
インタビューを受けていたのを見た事がある
コワモテ・アイリッシュ
すげぇな、
全盛期のイタリア系犯罪組織に
堂々と渡りあった男がいたとは!
って言うのが記憶の片隅にありました
この映画は、そのネタの映画化と言う事で
自分的には、まさに待ってましたという題材
良い点1
スティーブンソンの存在感と体格のデカさ!
V.ドノフリオやV.ジョーンズといった他の映画だと
デカいイメージの俳優と共演しているのに
スティーブンソンがデカい
良い点2
ソプラノズのバカラ(S.シリッパ)とか
グッドフェローズで
レストランを取られる人(トニー・ダロウ)とか、
ギャング映画ファンなら現役っぷりを
確認したい人が脇を固める。
GF組ではマイク・スターとポール・ソルビノも参加
スティーブンソンに関しては、
この人が映画スター?みたいに思っていたのだが
今作一本で要注目の俳優になった 


U・ボート

オトーサン、
「傑作が多いね」
「眼下の敵」「U-571」は、潜水艦が舞台です。
狭い艦内では、舞台劇、
海戦となれば、華々しい活劇が繰り広げられます。
「U・ボート」とは、ナチスの潜水艦で、
その高性能で、商船や客船や輸送艦を襲い、
連合国を震撼させました。
機械故障で沈没するし、
嵐で深海に座礁すれば、酸欠死。
駆逐艦に魚雷攻撃され、
航空機編隊からは、爆弾が雨霰。
総乗組員4万人のうち3万人が死亡!
この事実、初めて知りました。

原題:Das Boot (1981) 
監督・脚本:Wolfgang Petersen
原作:Lothar G. Buchheim
Genre:Adventure/ Drama/ War
Rated R for some war violence and brief language
Country: West Germany 
Language: German / English / French 
上映時間:149分
あらすじ:
第二次世界大戦中の1941年秋、
ナチ占領下にあったフランス大西洋岸のラ・ロシェル港から、
1隻のUボート「U96」が出航する。
連合国護送船団への攻撃を命じられていた。
報道班員のヴェルナー少尉は、歴戦の艦長と古参のクルー、
若者ばかりの水兵を乗せたU96に乗り込む。
荒れる北大西洋での孤独な索敵行、
ようやく発見した敵船団への攻撃と戦果、
海中で息を潜めながら聞く敵駆逐艦のソナー音と爆雷の恐怖、
そして目の前に突きつけられた死に行く敵の姿。
疲労したU96の乗組員たちは、
クリスマスには帰港できることを願うが、
母国から届いた指令は
イギリス軍の地中海の要衝ジブラルタル海峡を
突破して、イタリアに向かえという過酷なものだった・・・

出演者:
Jurgen Prochnow  ・・・ Captain(艦長)
Herbert Gronemeyer  ・・・ Lt. Werner(ヴェルナー少尉)
Klaus Wennemann  ・・・ Chief Engineer(機関長)
オトーサン、
「誰というのでなく、みんな熱演していたね」
板子一枚下は、地獄の世界ですから、
ひとりの熱気は、みんなの熱気に変わるでしょう。

その他の出演者:
Hubertus Bengsch  ・・・ 1st Lt./Number One 
Martin Semmelrogge  ・・・ 2nd Lieutenant 
Heinz Hoenig  ・・・ Hinrich 
U.A. Ochsen  ・・・ Chief Bosun 
Erwin Leder  ・・・ Johann `The Ghost' 
Claude-Oliver Rudolp...  ・・・ Ario 
Bernd Tauber  ・・・ Chief Quartermaster 
Martin May  ・・・ Midshipman Ullmann 
Jan Fedder  ・・・ Pilgrim 
Ralf Richter  ・・・ Frenssen 
Joachim Bernhard  ・・・ Preacher 
Oliver Stritzel  ・・・ Schwalle 
Konrad Becker  ・・・ Bockstiegel 
Lutz Schnell  ・・・ Dufte 
Martin Hemme  ・・・ Bruckenwilli 
Roger Barth  ・・・ Thomas Boxhammer 
Christian Bendomir  ・・・ Gunther Franke 
Albert Kraml  ・・・ Norbert Fronwald 
Peter Pathenis  ・・・ Jean-Claude Hoffmann 
Christian Seipolt  ・・・ Arno Kral 
Ferdinand Schaal  ・・・ Helmut Neumeier 
Rolf Weber  ・・・ Wilhelm Pietsch 
Lothar Zajicek  ・・・ Dirk Salomon 
Rita Cadillac  ・・・ Monique 
Otto Sander  ・・・ Thomsen 
Gunter Lamprecht  ・・・ Captain of the Weser 
Edwige Pierre  ・・・ Nadine 
Uwe Ochsenknecht  ・・・ Boatman 

User Rating:8.4/10 ( 156,809 votes)IMDb
  User Rating:8.4/10( 115 votes) Yahoo!
オトーサン、
「これは世紀の名画だ」

アカデミー賞ノミネート 
・監督賞  ウォルフガング・ペーターゼン
・脚色賞  
・撮影賞  
・音響賞  
・音響効果編集賞 
・編集賞 

User Reviews 
susy-7 さん
Southwestern Indiana 
1999年9月8日
15年、私は、まだ考えています

「U・ボート」は、単にすばらしい戦争映画ではありません:
すばらしい時代を超えた映画です。
叙事詩的なテーマが偉大な小説や映画を作るのは、真実でしょう。
ここには、英雄的素質、義務、愛国心、希望、恐怖、および戦争
--すべての雄大なテーマ--の空しさを探究する映画があります。
ドイツのUボートの狭い、破壊されていく空間で、話は進みます。
後に「憂うつな映画フェスティバル」と命名した週末、
「地獄の黙示録」などをみたが、
その夜、横になった時、私につきまとったのは、
「U・ボート」だった。
ユルゲン・プロフノウの悩んだ青色の目を見ました。
朝起きた時、自分が潜水艦のハッチをから
脱出しているように感じました。
そのイメージを振り切ることができませんでした。
そして現在m約15年後
私はいまだにまだ、すべてが、全く無意味だと
「U・ボート」が見せてくれたのを覚えています。
そして、ニヒリスティックなメッセージは、
長い長い時間、私にとどまりました。
このレベルで、観客に影響する映画は、数少ないでしょう。
この映画を「力強い」と言うだけでは、説明になっていません。
映画の「パワー」の一部は、抑制の効いた監督によっています。
観客をたちまち感動させようとする映画は、
メロドラマや過剰な演技や度が過ぎたイメージに陥りがちです。
泣かせるのに成功するけれども、表面だけで、
影響を与えることには失敗します。
ここで、スクリーンを満たすのは、小さな瞬間です。
戦争は、あたり一面です。
だが、私達が注視する彼らにとって
戦争は大文字の「W」から始まりません。
それは、大きな概念ではなく現実です。
監督は、強制せずに観客にショックを与えて、戦慄させます。
ストーリーそのものに語らせています。
ドラマ、緊張、および不屈の意思は、
ごく自然に、「U・ボート」に存在します。
(本当のインパクトに寄与しています)。
採点すると、
ストーリーは10点、監督は10点、
演技は10点、撮影は10点です。
空前の素晴らしい映画です。

オトーサン、
「ぎりぎりネタバレだね」
筋書で、必要なのは、起承転結といわれますが、
この映画、まさに王道を行っています。
でも、この「結」は、快挙ですね。
まったく予想を裏切られました。
刷毛のひとはけで、名画誕生とは・・・

民謡から演歌までさん 
2009年2月21日
地獄から帰還したら…

ラスト5分前までは、戦争映画ってよりは
「パニックムービー」ですね。
アルマゲドンのブシェミみたいにキレる奴もいるし。
ただコイツも最終的には結構な働きをみせます。
オープニングのバカ騒ぎから、
火花の飛び散るドッグ…嵐の海…
いや映像も悪くない。
そこから緊張感満点なエピソード、
そして攻撃を受けるってのは
「戦争」ちゃー戦争なんだが、
絶体絶命〜回避〜また絶体絶命って展開は
パニックムービーって言って良いと思いますね。
「Help me」か〜夜空に燃え上がり沈没してゆくタンカー。
そして戦果を上げた深海の狼達は、
非情な命令によって
敵がウジャウジャいる狭い海峡(ジブラルタル)の
強行突破を試みるも…今度こそ正真正銘の絶体絶命。
ラスト5分。
なんだアルマゲドンの地球帰還でもするのか〜
と思って見てたら……絶句。
僕等も弱さを見せたり、強い意志を発揮したり、
恋人を想ったり、敵国の唄を楽しんだり…って
彼等とピンチを共有しながら鑑賞してきた訳だが、
晴れがましい式典…正に国家の英雄たる彼ら。
…はっきりこれは戦争映画です。
しかも藝術作品かもです。
ラスト5分があるが故に。
「ディレクターズカット」に「TVシリーズ完全版」か
BOXでゲットしたんで、何時かは観ますが…
時間と精神力に余裕が要りそうな…


PARKER/パーカー

オトーサン、
「原作がいいね」
リチャード・スタークが世に送り出した
非情な悪党パーカー。
そのキャラが立っています。
粋で、頼りになり、そして賢い。
わずか3語の組み合わせですが、非凡です。
そうした人物をステイサムが演じています。
こりゃ期待できそうだ。
午後ロード、やりますね。

原題:PARKER(2013) 
監督:Taylor Hackford
原作:Richard Stark
脚本:John J. McLaughlin  
Genre:Action/ Crime/ Thriller
上映時間:118分
あらすじ:
新しい仲間4人と組んで
大金強奪を成功させた犯罪の天才、パーカー。
ところがメランダー率いる4人組は新たな強盗を計画、
話に乗らないパーカーへの分け前を拒否して
命を奪おうとする。
辛くも一命は取り留めたものの、瀕死の重傷。
復讐に燃える彼は、4人組の行方を追ってパームビーチへ。
そこで地元の不動産業者レスリーを味方につけると、
4人組の強盗計画を探り出し、
周到にして容赦のない報復計画を練り上げていく・・・

出演者:
Jason Statham ・・・ Parker(パーカー)
Jennifer Lopez ・・・ Leslie Rodgers(レスリー)
Michael Chiklis ・・・ Melander(メランダー)
オトーサン、
「悪党にヒロイン、いいね」
こういういい役者の演技をみられて、
久しぶりに楽しめました。

その他の出演者:
Wendell Pierce ・・・ Carlson
Clifton Collins Jr. ・・・ Ross
Bobby Cannavale ・・・ Jake Fernandez
Patti LuPone ・・・ Ascension
Carlos Carrasco ・・・ Norte
Micah Hauptman ・・・ August Hardwicke
Emma Booth ・・・ Claire
Nick Nolte ・・・ Hurley
Daniel Bernhardt ・・・ Kroll
Dax Riggs ・・・ Himself
Billy Slaughter ・・・ Ohio State Fair Security Guard Ben

User Rating:6.2/10 ( 84,451 votes)IMDb
  User Rating:6.6/10( 180 votes) Yahoo!
オトーサン、
「7点台でもいい」

User Reviews 
bmennenさん
New York City 
2013年1月25日
ステーサムのフアンは、必見

確かに、不信感を抱く箇所がある。
(車を盗むのは、そんなに簡単ではないよね?)
確かに、筋書には、穴がある。
確かに、「どうして潜伏先が分かった?」
と言いたいシーンがある。
だが、これは楽しい映画だ!
演技、アクション・シーン、眼福がすばらしい。
(ステイサムとロペス)
おお、ロペスへの暴言。
私は、彼女の大ファンではないが、
彼女への冷たいレビューは、妙だと思った。
だって、彼女は素晴らしかった。
ピストルを持つなんて、ホットだ。
中央見開きのヌード写真よりも、性的魅力がある。
パティ・ルポネは、彼女のママ役を非常にうまく演じていた。
ステイサムは、パーカー役を見事に演じていた;
刑務所の塀の上に住む人物だ。
「トランスポーター」シリーズ)
やすやすと、この役になり切っている。
「トランスポーター」と同様に、
パーカーは、セックスには興味をもっていない。
果たさねばならない目的があるからだ。
仕事第一で、レクリエーションの時間はない。
そう、彼の特別な目的には、真実味がある。
もちろん、暴力はある。
でも、もっと悪い暴力を散々見てきた;
妻は、2回、目をそらすだけだった。
この手の映画はキライな妻が、
一緒に見てくれたので、お返しに
「ムーンライズ・キングダム」を見ることにした。
彼女は、この映画が好きになった。
「ずっと面白かったわ」
これは、大変な褒め言葉。
トッシュが言うように:
「だから、私達はあなたに感謝します」。

オトーサン、
「ペイバック」は、傑作でした。
名優メル・ギブソンが演じていましたっけ。

ザ・チャンバラさん 
2013年10月4日
ジェニロペは必見

『悪党パーカー』シリーズは
過去に何度も映画化されているものの、
私が観たのは『ペイバック』のみ。
そんなわけで、本作については必然的に
『ペイバック』との比較となってしまうのですが、
今回の映画化企画にはハードボイルドな空気が
足りていないという印象を受けました。。。
この企画の骨子は「毒をもって毒を制す」という点にあり、
仁義を守らない小ズルい悪党を、
本物の悪党パーカーが度胸や腕っ節を武器に
容赦なく追い詰めるところに面白さがあると思います。
実際、『ペイバック』では
たったひとりでヤクザの事務所に乗り込み、
大親分と対峙しても一歩も引かない
主人公の姿が痛快だったのですが、
一方で本作の主人公は身分を偽って隠密行動をとり、
素行も控えめなので、
犯罪者を主人公にしたことの意義が薄くなっています。
探偵や元刑事を主人公にしても似たような映画が
撮れてしまうのです。
また、敵となる悪党たちの悪ぶりが足りていないし、
彼らの後ろ盾となっているヤクザが
いかにヤバい連中であるかも伝わってこないので、
この内容に求められるスリルやカタルシスも不足しています。。。
さらには、主人公達の行動原理が不可解なので、
彼らへの感情移入も困難です。
南部の成金だと思っていたパーカーが、
実は犯罪者であることを知った不動産営業のレスリー。
普通ならマッハで警察に駆け込むところですが、
彼女はパーカーの前に再度姿を現し、
「土地勘のある私が仲間になるから、
分け前をちょうだい」と言い出します。
いくら金に困ってても、素人はそんなことしないって。
そして、そんな怪しい提案を受け入れ、
「よし、明日連絡する」と言って
アッサリと仲間にしてしまうパーカー。
序盤では、周到な計画の下に動く
プロの犯罪者というキャラ付けが
なされていたはずなのですが、
これでは考えの足らないバカです。
そもそも、素人が数分調べただけで
バレるような偽装をやってる時点で
一流の犯罪者とは言えないわけで、
この脚本は設定を煮詰めきれていません。。。
本作で褒められる点は、
役者がしっかりとしていたことでしょうか。
ステイサムはさすがのB級番長ぶりですが、
意外だったのは、アラフォー・バツイチ女を演じる
ジェニロペのハマり具合です。
10年前は女王様だったジェニロペが、
ヒロインにすらしてもらえない
世にもあんまりな中年女役を熱演。
執拗に繰り返される尻ネタも悲しい笑いを誘っています。
本作のジェニロペは必見です。 


炎のごとく

オトーサン、
「まぎらわしい題名だね」
"突然炎のごとく"なら、フランス映画。
それも、フランソワ・トリュフォー監督の名作。
主演は、名女優ジャンヌ・モロー。
比較してはいけないのでしょうが、
題名が似ていると、期待してしまいます。

原題:炎のごとく (1981).  
監督・脚本:加藤泰
原作:飯干晃一
Genre:History/Drama/Action
上映時間:147分
あらすじ:
問屋の息子の仙吉は
人を殺してしまい大阪を追放され、
博徒となって諸国を放浪していた。
雪国で喧嘩をし、怪我しているところを
瞽女のおりんに助けられる。
だが、京都で賭場荒らしを刺殺してしまい、
鴨川で賭場を開くが、おりんが殺されてしまう。
復讐を誓ったが、親分衆に止められ、断念する。
おりんの位牌を持って、大坂に戻ると、
お富を嫁にとすすめられるが、
一生をおりんに捧げると言って、断る。
大坂で再会した友人の山崎に会うと、
佐々木が、新選組を抜けて、
八百屋の娘あぐりと祝言をあげたがっている、
一肌脱いでやってほしいと懇願される。
新選組の隊長・近藤勇に会い、
ムリを承知で頼みこむが・・・

出演者:
菅原文太・・・ 仙吉 
倍賞美津子・・・ おりん
きたむらあきこ・・・ お富
国広富之・・・ 佐々木愛次郎 
豊田充里・・・ あぐり
佐藤允・・・ 近藤勇 
オトーサン、
「菅原文太さんが、頑張っている!」
倍賞美津子は、元気な大きな眼が売りの女優。
瞽女(盲目の女性)役の起用は、ミスキャストでは?

その他の出演者:
中村玉緒・・・ お栄 
藤田まこと・・・ 名張屋新蔵 
伊吹吾郎・・・ 土方歳三 
小倉一郎・・・ 松平容保 
大友柳太朗・・・ 新門辰五郎 
川津祐介・・・ 和多田安正 
桜町弘子・・・ 和多田なか 
菅井きん・・・ 梅屋のお辰 
田中春男・・・ 焼餅屋のおやじ 
名和宏・・・ 手伝い留 
汐路章・・・ 赤蝮の権次 
谷村昌彦・・・ 「八百藤」の藤兵衛 
高木均・・・ 薩摩絣の浪人 
船戸順・・・ 国右衛門 
誠直也・・・ いろは幸太郎 
倉田準二・・・ 高津の顔役水音 
川合伸旺・・・ 芹澤鴨 
若山富三郎・・・ 大垣屋清八
藤山寛美・・・ 大風呂敷専吉
丹波哲郎・・・ 田中土佐 
高田浩吉・・・ 小金井小次郎
遠藤太津朗・・・ 薬師の梅吉 

User Rating:3.0/10( 1 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:5.0/10( 4 votes) Yahoo!
オトーサン、
「うーん、4点かな」

User Reviews 
ultra_kandenchi さん 
2008年5月28日
青筋

一人の男の目から見た幕末史を描く。
ホームドラマ的な京都庶民の生活ぶりの描写と
大河ドラマ的な時代の激動の大きさが、
対比しているようでもあり、融合しているようでもある
という不思議な味の作品になっている。
菅原文太の大阪弁、これが全くなっちゃあいない。
ありゃ完全に広島のやくざと混同している。
それからブチギレ・シーンで
菅原文太の額にくっきりと浮かび上がる「青筋」、
あれは絶対特殊メークだと思いたい。
だってあれが「素」だったら、あまりにも怖すぎる。
これは加藤泰の最後の時代劇作品だが、
特徴ある構図設計は健在。
長すぎて緩むところもあるが、
任侠モノ、活劇、コメディ、時代ドラマの要素をちりばめ、
いわば監督の仕事の総決算的な作品になった。
橋も沢山出てくるぞ。
演出面では、女性の描き方がずば抜けてうまいところに
経験と技量を感じた。

オトーサン、
「確かに、撮影がいい」

ひろさん 
2015年4月5日

冒頭、現在と過去
(菅原文太と倍賞美津子が出会うキッカケ)
をカットバックで見せて行く異様さに戸惑うが、
こうやらずに過去を描くと150分超えてしまう。
したがって、これは上手い。
現在の方で、高所恐怖症の菅原文太が
崖で転んだ倍賞美津子に文句を垂れると、
彼女が「どんなとこかおらに見えますか」と言い、
先に盲目である事を自然な形で説明するのも良く、
この高所恐怖症が伏線なのも見事。
そして、その過去の描写で、ひらひら降る雪の美しいこと!
倍賞美津子を殺された菅原文太が、
殺した大垣屋へ乗り込んだものの、たしなめられて大泣きする場面。
周りに大垣屋のメンツが居るのに、
菅原文太が一人きりになったように撮られ、
彼の背後の開いた扉から見える、
舞う花びらと煙の美しさったらナイ!
男装した桜町弘子が刺されて、
2階から落下する場面のショットの連鎖も見事。
菅原文太の倍賞美津子への愛が本作の根底にあり、
ラストの「寄ったり離れたり」で感動へと繋がる。


ええじゃないか

オトーサン、
「今村昌平なら、ええじゃないの?」
幕末に流行したお伊勢まいり、
そして、ええじゃないか”騒動、
このテーマを選んだ着眼点は流石です。
数々の名作を生み出してきたさん。
「復讐するは我にあり」 「豚と軍艦」
「うなぎ」「黒い雨」「楢山節考」
「無法松故郷に帰る」「赤い殺意」
といった名作を期待してしまいますが・・・

原題:ええじゃないか(1981)
監督:原作:今村昌平 
脚本: 今村昌平/ 宮本研 
Genre:Period Drama
上映時間:151分
あらすじ:
源次は、江戸へ六年ぶりにアメリカから帰って来た。
上州の貧農の出で、横浜港沖で生糸の運搬作業中に難破し、
アメリカ船に救けられ、そのまま彼の地に渡ったのだ。
その間、妻のイネは、病身の父に売られ、
東両国の“それふけ小屋”(ストリップ劇場)で
小紫太夫と名乗って出演している。
源次はなんとかイネを発見、
六年ぶりの再会に二人は抱きあった。
見せ物小屋の立ち並ぶ東両国は、
芸人、スリ、乞食、ポン引きなどアブレ者の吹き溜り。
源次は三次、ゴン、孫七、卯之吉、旗本くずれの古川など、
したたかな連中に混ってそこに居ついてしまう。
そして、金蔵がここら一帯を取り仕切っている。
自由の国アメリカが頭から離れない源次は、
イネを誘いアメリカ渡航を計るが、
彼女はこの猥雑な土地を見捨てられない。
この頃、幕府と薩摩、長州連合の対立は
抜きさしならないところにきており、
金蔵は薩摩の伊集院などの手先となって、
一揆の煽動など、天下を騒がす仕事に飛びまわっていた。
「ええじゃないかええじゃないか」と
〈世直し〉の幟やムシロ旗を立てた群衆は
次々と豪商の倉を襲っていった。
この群衆の中に、金蔵配下の源次、ゴンたちが
アジテーターとしてまぎれこんでいた。
更に、この騒ぎの中に、親兄弟を虐殺された
琉球人のイトマンが仇の薩摩藩士の姿を求めて鋭い目を光らせていた。
そして、「ええじゃないか」の勢いは止まるところを知らず、
群集は、歩兵隊の制止も聞かず、大橋を渡ろうとした。
「死んだって ええじゃないか」源次が仆れた。
数日後、復讐をとげたイトマンの舟が琉球へとすべり出した。
舟を見送るイネ。
その翌年、元号は明治となるのだった・・・ 

出演者:
 桃井かおり・・・ イネ 
 泉谷しげる・・・ 源次
 露口茂・・・ 金蔵 
 草刈正雄・・・ イトマン 
オトーサン、
「桃井かおりは、浮いているね」

その他の出演者:
 緒形拳・・・ 古川条理 
 樋浦勉・・・ 三次 
 丹古母鬼馬二・・・ ゴン 
 火野正平・・・ 孫七 
 野口雅弘・・・ 卯之吉 
 倍賞美津子・・・ お甲 
 田中裕子・・・ お松 
 かわいのどか・・・ 綾若 
 犬塚弘・・・ ヤモメの六 
 寺田農・・・ 使集院主馬 
 倉田保昭・・・ 月野木伴次郎 
 池波志乃・・・ 吉野 
 高松英郎・・・ 小出大和守 
 白川和子・・・ ヤミクモ太夫 
 伴淳三郎・・・ 虎松 
 三木のり平・・・ 桝屋富衛門 
 河原崎長一郎・・・ 中沢一作 
 小沢昭一・・・ 鵜飼作之丞 
 生田悦子・・・ 古川縫 
 小林稔侍・・・ 又吉 
 矢吹二朗・・・ 千松 
 殿山泰司・・・ 上州屋 
 亜湖・・・ およし 
 深水三章 伝助 
 河西健司・・・ カルワザ 

User Rating:6.0/10( 5 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:6.2/10( 23 votes) Yahoo!
オトーサン、
「失敗作だ」
全体に画面が暗く、人物の表情がみえません。

User Reviews 
moe***** さん 
2013年10月24日
今村昌平が、川島雄三に奉げた映画 

幕末太陽傳で、
女性から見たたくましさを描きたかった今村。
ただ演技指導が厳しいようで、
桃井かおりに「何が女の今村よ…で」
喧嘩別れになってしまった。
登場女性にシーツはいていること、
現場で今村は発見し、がっくりきた。
でも、師匠を乗り越えようとして、
血を流した今村に高評価。
演出が、やや足りなかったのが残念。 

オトーサン、
「人物も時代も描き切れていないね」

東京50km圏道路地図さん 
2015年8月12日
庶民の生きる逞しさ

幕末という時代の大きな変わり目。
そこには正義などない。
求めるものは、カネと権力と女、そして自由。
そこには庶民の生きる逞しさがある。
終盤、「ええじゃないか!ええじゃないか!」と共に、
虐げられられる者と支配者が対峙するが、
結局は武力により鎮圧されてしまう。
庶民の群像劇なので、個々の物語に深みはなく、
散漫としているのだが、
英雄たちだけではなく、
こういう大衆・庶民によって
この国の歴史は作られてきたのだなあと思わせるものはある。
物語というよりも、時代の変化やウネリ、
それに伴って生じる大衆パワーを感じる作品かな。
現代では国会前でデモが行われてはいるが、
一応自由で平和だし
エネルギーが爆発する程の抑圧もないのだろう。
この成熟した社会においては
本当の戦争にでもならない限り
大衆パワーは爆発しないのかもしれない。 


ワイルド・スピード SKY MISSION

オトーサン、
「For Paul(ポールに捧ぐ)?」
仲間のひとり、ポール・ウォーカーが
自動車事故で亡くなったようです。
知人が運転するポルシェに同乗し、
カリフォルニアで街灯と木に激突したとか。
映画では不死身にみえましたが・・・

原題:Furious Seven (2015) 
監督:James Wan
脚本:Chris Morgan, Gary Scott Thompson   
Genre:Action/ Crime/ Thriller  
Country: China / Japan / USA 
Language: English 
上映時間:137分
あらすじ:
ドミニクと仲間たちは、
オーウェン・ショウ率いる国際犯罪組織を壊滅させ、
平穏な日々を迎えていた。
だが、デッカードの仇討ち攻撃がはじまる。
ノーバディ率いる特殊部隊が介入し、
ドミニクに協力する代わりに
民間軍事組織に捕えられた
ハッカーのラムジー奪回を依頼する。
ドミニクっと仲間たちは、
アゼルバイジャンの山中を移動する
ジャカンディの車両部隊を空から急襲する・・・

出演者:
Vin Diesel・・・  Dominic Toretto (ドミニク) 
Paul Walker・・・  Brian O'Conner (ブライアン) 
Jason Statham・・・  Deckard Shaw (デッカード)  
Kurt Russell・・・  "Mr. Nobody" (ノーバディ) 
Nathalie Emmanuel・・・  Ramsey (ラムジー) 
オトーサン、
「ずいぶん役者をそろえたね」
人数が多すぎて、誰が誰やら?

その他の出演者:
Djimon Hounsou・・・  Mose Jakande 
Michelle Rodriguez・・・  Letty Ortiz 
Tyrese Gibson・・・  Roman Pearce 
Chris Bridges・・・  Tej Parker 
Dwayne Johnson・・・  Luke Hobbs 
Jordana Brewster・・・  Mia Toretto
Elsa Pataky・・・  Elena Neves 
Tony Jaa・・・  Kiet 
Ronda Rousey・・・  Kara 
Lucas Black・・・  Sean Boswell 
Ali Fazal ・・・ Safar 
John Brotherton・・・  Sheppard 
Romeo Santos・・・  Mando 
Eden Estrella・・・  Samantha Hobbs 
Charlie and Miller Kimsey・・・  Jack 
JJ Phillips・・・  Abu Dhabi Billionaire 
Faheem Najm・・・  DJ T Pain 
Britney Alger・・・  Jasmine 
Noel Gugliemi・・・  Hector 
Luke Evans・・・  Owen Shaw
Iggy Azalea・・・  Head of Monster Truck Crew

User Rating:7.3/10( 237,845 votes)IMDb
  User Rating:8.6/10( 1,855 votes) Yahoo!
オトーサン、
「うーん、7点台だな」

User Reviews 
teampw7さん 
2015年3月20日
ポール・ウォーカーへの感情をこめた賛辞

Furious Sevenは、こわもて。
この映画は、ジェームズ・ワンに交替したので、
前作とずっと違っている。
彼は、すばらしい監督であり、すばらしい撮影をする。
ファイトシーンは、物凄かった。
岩でのステーサムの戦いのシーンは、
シリーズ全体でも、最良のものの一つ。
聴衆は、ずっと拍手喝采していた。
映画は、また陽気だった。
TyreseとLudicrousが演じるコメディのためだ。
ポール・ウォーカーとのやりとりは、
見ていて興味深かった。
CGIは、前作よりよかったかも。
でも、彼の資料映像の使い方がいい。
この映画には、アクションとともに、感情的な側面がある。
実に、悲しい。
実際に撮影されたポール・ウォーカー。
全体として、この映画は、アクションとワルの寸言が
テンコ盛りだった。
そして、すばらしい俳優との別れ。
ポール・ウォーカー、安らかに眠ってくれ。

オトーサン、
「このシリーズ、もう続けなくていいよ」

鱗歌さん 
2015年5月3日
ド迫力アクション

カーチェイスをお腹いっぱい、本当にありがとう。
と言いたいところなのですが
(カーチェイス大好きなので本当にそう言いたいのですが)、
うーん、ちょっと残念なところも。
アゼルバイジャンの山中での断崖や斜面におけるアクション、
お次はアブダビの高層ビルにおける、
『ブラックライダー』的なアクション、
さらにはアメリカに舞い戻っての街ごと破壊する勢いのアクション。
そのいずれもが、前作以上に、
「カーチェイス=2次元の戦い」にとどまらない3次元的な動きを見せ、
各セクションはそれぞれ間違いなく「スゴイ!」のですが
セクションごとに物語が完全に分離してしまっていて、
次第に否応なく高まる盛り上がりが感じられません。
凄まじいアクションを次から次に一通り見せてはもらったけれども、
映画全体を貫く緊張感という意味では今一つ。
さらに問題なのが、アクションの最中に、
登場人物たちの間に、
「指示」という形での解説調のセリフを交わさせること。
確かにワカリヤスサには貢献するけれど、
これも緊張感を削ぐ一因。
ちょっと4作目『MAX』の停滞感を思い出したりもするので、
今回、監督がジェームズ・ワンに交代したことが
原因とは限らないとも思うのですが。
まあいずれにしても、サービス精神に満ち溢れた、
呆れるばかりのド迫力アクションであることは間違いない訳で、
やっぱりその点に関しては、ありがとう、と言っておきましょう。
ポール・ウォーカーの死後完成され公開された
いわゆる「遺作」という形になった作品で、
最後は「ポールに捧ぐ」」というクレジットで締められるのですが、
彼のために捧げられたラストシーンは、
たとえそのために作品がいびつなものになろうとも、
7作続いたシリーズの掉尾を飾るものとして、
ふさわしいものとも言えましょう。
ただ、まだシリーズを続けそうな含みがあるのがちょっと心配(笑)。
ついでに一言、カート・ラッセルの役どころはよくわからん。
ベルギービールのうまさもよくわからん。 


セッション

オトーサン、
「ジャズ好きは、感激するだろうな」
主人公は、ブルーノート出演を夢みています。
かつて、ブルーノートに連れていってもらいましたが、
どうっていうことありませんでした。
退屈で、退屈で・・・

原題:Whiplash(2014)
監督・脚本:Damien Chazelle 
Genre:Drama/ Music 
上映時間:107分
あらすじ:
ニーマンは、偉大なジャズドラマーを夢見て
全米屈指の名門、シェイファー音楽院に入学。
フレッチャー教授の目に止まり、
彼のバンドにスカウトされる。
そこで成功すれば、
偉大な音楽家になるという夢は叶ったも同然。
自信と期待を胸に練習に参加したが、
待っていたのは、わずかなテンポのずれも許さない
フレッチャーの狂気のレッスンだった。
それでも、罵声や理不尽な仕打ちに耐え、
フレッチャーの指導に必死で食らいついていったが・・・

出演者:
Miles Teller ・・・ Andrew Neiman(ニーマン)
J. K. Simmons ・・・ Terence Fletcher(フレッチャー)
オトーサン、
「鬼教師が、天才を育てる」
そこへいくと、近年のわが国の鬼教師は、みじめ。
父兄が騒ぎ、校長から叱られ、マスコミに叩かれます。
「みんなバレーの監督の大松さん、忘れたのかな?」

その他の出演者:
Paul Reiser ・・・ Jim Neiman
Melissa Benoist ・・・ Nicole.
Austin Stowell ・・・ Ryan Connolly
Nate Lang ・・・ Carl Tanner
Chris Mulkey ・・・ Uncle Frank
Damon Gupton ・・・ Mr. Kramer
Suanne Spoke ・・・ Aunt Emma
Jayson Blair ・・・ Travis
Kofi Siriboe ・・・ Greg
Kavita Patil ・・・ Sophie
Michael Cohen ・・・ Overbrook Stagehand
April Grace ・・・ Rachel Bornholdt
Henry G. Sanders ・・・ Red Henderson

User Rating:8.5/10( 314,342 votes)IMDb
  User Rating:8.3/10( 2,634 votes) Yahoo!
オトーサン、
「まちがいない傑作!」
J・K・シモンズは、パッとしない俳優さんでしたが、
この1作で、大ブレイクしました。

アカデミー賞受賞 
・助演男優賞  J・K・シモンズ
・音響賞(調整)
・編集賞
同ニミネート 
・作品賞     
・脚色賞
ゴールデン・グローブ受賞 
・助演男優賞  J・K・シモンズ    

User Reviews 
Gbert254さん
Utah, United States 
2014年1月28日
信じられないほど力強い映画!

偉大なフットボールの選手を夢みたことがありますか?
偉大なダンサーは?
すばらしい歌手は?
偉大なミュージシャンは?
私達の主人公は、偉大なドラム奏者、
永久に記憶に残るドラム奏者を夢みています。
たぶん、あなたも、自分の夢を求めて戦っています。
たぶん、あなたは、偉大になることは、断念しました。
偉大さは、簡単に手に入れからず、
それには、猛練習する必要があります。
彼のアンドリューは、手から出血するまで練習します。
アンドリューは、マンハッタンの音楽院で学ぶ19歳の学生です。
テレンス・フレッチャーは、残忍な教育スタイの先生です。
スクールバンドの演奏にアンドリューを選んだ後に、
人間性を損なう危険を冒してまで、
可能性を実現するために、彼の限界に挑戦させます。
私は、ビリヤードの先生についたことがあります。
ほとんどプロでした。
だが、火災事故がすべてを変えました。
彼は、プロプレーヤーになる代わりに、
ビリヤードの先生になりました。
彼を通して、私は、テレンス・フレッチャーが、
アンドリューに何を教え込もうとしていたかを
理解することができます。
私の先生は、私を励ましました。
「今すぐやってください」
そう言われたのに、私はしくじりました。
恥ずかしいけれども、そこには、教訓があります。
もっと努力が必要なのです。
一人では才能を伸ばせないから、手助けが必要です。
私は、アンドリューという先生に会いました。
あなたが愛しているものを完成できなかった喪失感。
せっかく教えてもらったのに、手遅れでした。
私は、このストーリーに夢中になりました。
立ち止まらずに、自身により多くを求める。
マイルズ・テラーとJ.K.シモンズは、
すばらしい演技をみせました。
あなたは、再びギターをはじめるでしょう。
バレエシューズをつけるでしょう。
ジム通いをはじめるでしょう。
本作は、信じられないほど力強い映画です。
最後の真っ黒なカットの後、この映画のことは、
数日間、脳裏から離れないでしょう。
この映画の力強さは、予想を越えていました。
推薦:
映画フアンや常連たちは、この映画を楽しむと信じます。
再び見る価値があります。
DVDが出るのが、待ち遠しいです。
印象的な映画です:
私は、まだこの映画について考えています。

オトーサン、
「前田さん、絶賛だ」

前田有一さん 
2015年4月16日
怪物の覚醒

若い映画作家が実体験を元にした映画を作るのは正しい。
17歳で脚本を書いた監督作がカンヌ正式出品を果たした
天才グザヴィエ・ドランも
「自分のわかることだけを撮る」といっている。
若者は、無理な背伸びさえしなければ
そのエネルギーと勢いを空回りさせないで、
すごいものを生み出す可能性を常に持っている。 
名門音楽学校で、カリスマ教授フレッチャー(J・K・シモンズ)の
バンドに参加することに成功したニーマン(マイルズ・テラー)。
だが彼は、そこでフレッチャーの恐るべき
サディスティックな指導に直面することになる。
はたしてそのしごきの先には、
ニーマンが望む成功への道があるのだろうか。
それ以前に、この異様なスパルタ教育に
彼はついていけるのだろうか。 
85年生まれのデイミアン・チャゼル監督はまだ30歳だが、
とんでもない傑作を叩き出したものだ。
ドラマーを目指していた自らの体験をもとに、
鬼教師とそれにくらいつく若者の異様な人間関係を
見たこともない緊張感と不穏さでまとめあげた。 
映画通りの体験をしたはずはもちろんあるまいが、
サディストという言葉ですら生ぬるい、
異常者の域に達した鬼教師がかもしだす空気は、
体験したものならではのリアリティということか。 
そういう、理屈では説明できない迫力というものが
この映画には存在する。
それは極端に言えば、最初の数秒から伝わってくる。
「俺はどうやら、とんでもない映画の上映館に
足を運んじまったみたいだぞ」と。 
それは、宣伝コピーが自慢する
「ラスト10分間の衝撃」までゆるむことはない。
この結末がまた凄いもので、
「巨人の星」的スポ根映画の枠に本作をはめようとする
あるいはすがるようにそう願う
すべての観客を崖から平然とつき落とす。 
予測はもちろんできないし、
かといってそれを裏切られた驚きだけでもない。
いったいこれはなんなんだと、呆然とさせられる幕切れである。 
こいつは本当にすごい映画だ。
だから私はあちこちのメディアで
「今年のアカデミー作品賞候補でダントツなのは
「セッション」だよ」といっている。
超映画批評7年ぶりの満点を記録した
「アメリカン・スナイパー」ですら、
本作の迫力の前ではかすむ。
出来映えだけなら「セッション」こそがナンバーワンである。 
もっともこの映画で描かれている事柄は、
決してリアルなものではないだろう。
ここにあるのは努力だの才能だの
世間の生ぬるい論評をすべて超越した狂気である。
超一流の人間は、これくらいであってほしいねと
我々凡人が願うファンタジーだ。 
だから普通の人たちにとって
生き方の参考になる部分はないというか、
真に受けたら心を病んでしまう恐れすらある。 
逆に、この異常世界をみて
万が一にもモチベーションがあがった若い人たちがいたなら、
迷うことはない。あなたはトップの世界を目指すべきだ。
普通よりは高い確率で、そこに近づくことができるだろう。 
フレッチャー先生のやっていることは、
いかな詭弁で飾ろうとも虐待にほかならない。
殺人事件のひとつやふたつ起きても不思議ではない。
そこまでいかずとも、こんなことを続けたら、
ほとんどの教え子は精神をやんで終わりだ。 
だが、それらのしかばねの上に
一握りの天才が発掘・育成され、世に出るというのならば、
確かに大金を払っても聞いてみたい。
いや、アーティストというのならば、そのくらいであってほしい。 
そんなすべての聴衆レベルの人たちを、
「セッション」は大いに満足させてくれるだろう。
そして、これをわずか28歳(撮影当時)で作ってしまうのだから、
このファンタジー世界で描かれるような天才だって、
たしかに現実にもいないわけではないのである。 


ダイナマイトどんどん

オトーサン、
「原作は、火野葦平?」
芥川賞を「糞尿譚」で受賞。
代表作は、「麦と兵隊」「土と兵隊」「花と兵隊」の三部作。
映画化作品が数多くあり、同一作品が何度も映画化されています。
・ダイナマイトどんどん (1978)  
・花と龍 青雲篇 愛憎篇 怒涛篇 (1973)  
・日本侠客伝 昇り龍 (1970)  
・日本侠客伝 花と龍 (1969)  
・緋牡丹博徒 二代目襲名 (1969)  
・新遊侠伝 (1966)  
・続 花と龍 洞海湾の決闘 (1966)  
・花と龍 (1965)  
・暴力の港 虎と狼 (1965) 
・花と竜 (1962)  
・女侠一代 (1958)  
・人魚昇天 (1958)  
・ただいま零匹 (1957)  
・伴淳・森繁の糞尿譚 (1957) 
・裸足の青春 (1956)  
・馬賊芸者 (1954)  
・花と龍 第二部 愛情流転 (1954)  
・花と龍 第一部 洞海湾の乱闘 (1954) 
・残侠の港 (1953)  
・赤道祭 (1951) 
・新遊侠伝 遊侠往来 (1951)  
・新遊侠伝 (1951)  
・陸軍 (1944)  
・土と兵隊 (1939) 

原題:ダイナマイトどんどん(1968)
監督:岡本喜八  
原作:火野葦平  
脚本:井手雅人/ 古田求 
Genre:Comedy/Mafia/Sport
上映時間:143分
あらすじ:
昭和二十五年、北九州。
昔かたぎの岡源組と
新興の橋伝組がしのぎを削っていた。
警察署長は、抗争解決のために野球大会を提案。
岡源組の加助は、割烹「川太郎」のおかみ、
お仙にゾッコン、野球に背をむけて、飲んだくれていた。
岡源組のシマを狙う橋伝組は、野球上手な渡世人を集めた。
一方、岡源組はドシロウトばかり、
敗退必死のなか、途中出場の加助が、
劇的な長打を放って逆転した。
勝利に酔う岡源組の前に、助っ人、銀次が現われ・・・

出演者:
 菅原文太・・・ 遠賀川の加助 
 宮下順子・・・ お仙 
 北大路欣也・・・ 橘銀次 
 金子信雄・・・ 橋本傳次郎
オトーサン、
「金子信雄の出で立ちが、笑わせるね」

その他の出演者:
 嵐寛寿郎・・・ 岡谷源蔵 
 岸田森・・・ 花巻修 
 中谷一郎・・・ 香取祐一 
 フランキー堺・・・ 五味徳右衛門 
 小島秀哉・・・ 留吉 
 石橋正次・・・ 吹原 
 丹古母鬼馬二・・・ 鬼熊 
 福崎和宏・・・ 一六 
 下馬二五七・・・ 百武 
 島巣哲夫・・・ 牧瀬 
 兼松隆・・・ 陣内 
 志賀勝・・・ 南里 
 吉中正一・・・ 辻 
 田中邦衛・・・ 芦刈の作蔵 
 赤穂善計・・・ 合田 
 尼子狂児・・・ 津上 
 妹尾琢磨・・・ 血桜 
 鴨てんし・・・ 相馬 
 二瓶正也・・・ 犬飼 
 伊吹新太郎・・・ 真崎 
 大木正司・・・ 猿渡 
 藤岡琢也・・・ 岩崎警察署長 
 大前均・・・ 中谷巡査部長 
 草野大悟・・・ 藤崎 
 長谷川弘・・・ 小林部長 
 伊佐山ひろ子・・・ 岡源の女房きん子 
 桜井浩子・・・ 芸者千代竜 
 小林真美・・・ 芸者君春 
 立枝歩・・・ のり子 
 岡本麗・・・ 特飲街の女郎 
 ケーシー高峰・・・ 和田山の繁蔵 
 ジャック・デービス・・・ 米軍司令官 
 岡部耕大・・・ 決勝戦の賭博屋 

User Rating:7.0/10( 12 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:9.0/10( 22 votes) Yahoo!
オトーサン、
「名作だね」
野球シーン、本場アメリカの反応がみたいね。

ブルーリボン賞受賞
・助演女優賞  宮下順子  

User Reviews 
賭侠さん 
2014年2月3日
いろんな意味で面白い

製作は大映、配給は東映。
男優陣は基本的に東映系
(「仁義なき戦い」を彷彿とさせるキャスト陣)、
女優陣は日活系(ロマンポルノの名花たち)と
当時の映画界では考えられないぐらい
挑戦的な配役にたまらなく好感を持った。
監督が岡本喜八なので、
殺伐としたヤクザ映画の世界も
完全にコメディとして昇華され、
しかも野球を取り入れることで娯楽性が倍増し、
結果として比類なき名作が誕生してしまった。
この作品で何より素晴らしいと思ったのは、
今作のヒロインを務めた宮下順子。
彼女の佇まいが何とも心にグッときて、
映画を見ている間中心を奪われてしまった。
沢山の人に見てもらいたい昭和の名作のひとつ。

オトーサン、
「岡本監督のパワー全開!」

青観さん 
2008年12月11日
何から何まで滅茶苦茶

野球と任侠、
この何とも男の中の男臭さの漂う作り、
どいつもこいつもアホでマヌケだけど、憎めない。
岡本喜八監督の映画に出てくる男達は
アホな奴ばかりであるが、
そのアホの中にこそ人間の持っている
何かがあるような気がして観ていても
いやな気持ちになどけっしてならない。
菅原文太のあのマヌケぶりなんてまるで
「トラック野郎」の桃さんみたいです。
全体的に間延びしている感じではあるが、
何とも漫画的な笑い、
田中邦衛とのやりとりはアホだけど、
可笑しくて笑ってしまう。
相手の投手に酒を飲ませ、
ベロンベロンに酔わせるという暴挙ぶり、
しかし、この映画、野球映画ではあるけど、
野球の面白さといものはさほど伝わらない。
どちらかというと完全に喜劇の形であり、
またまたやくざ映画であり、
何しろ出演者の顔ぶれの恐ろしさ、凄さなんて
明らかに喜劇的でもあり、任侠映画である。
金子信雄がユニフォームを着ているなんて
想像出来ないぐらい普通じゃないところが
何とも可笑しい。
とにかく何から何まで滅茶苦茶であるが、
作品全体にパワーと映画に対する愛情が感じられる。
だからそんなに出来としては良くなくても
低い点数などつけられない。
みんな大暴れのどさくさに紛れて
いっぺんでいいからお願いと
宮下順子に対して迫る菅原文太、
これなどどう見ても
トラック野郎の桃次郎そのままである。
キャラが被りすぎてるという意味で
本来ならマイナスもそうはならない
何か上手く言えない馬鹿馬鹿しさが私は好きです。 


カウボーイ

オトーサン、
「味も素っ気もない題名だね」
でも、見終わってから、この題名をみると、
万感の思いがこめられていることに気がつきます。
カウボーイなんか、そうかっこいいもんじゃないよ。
されどカウボーイ!というのが、いいんですねぇ。

原題:Cowboy (1958) 
監督:Delmer Daves 
原作:Frank Harris
脚本:Edmund H. North / Dalton Trumbo   
Genre:Western
上映時間:92分
あらすじ:
シカゴのホテルで働くフランクは、
牛追いの仕事に憧れている。
そこへ常連客でカウボーイのトム・リース一行が宿泊。
博打が好きなリースは、とうとう一文なしになってしまう。
フランクは仲間に入れてもらうことを条件にお金を貸し、
半ば強引に仲間入りを果たすが・・・

出演者:
Glenn Ford ・・・ Tom Reece(トム・リース)
Jack Lemmon ・・・ Frank Harris(フランク)
Anna Kashfi ・・・ Maria Vidal/ Arriega(マリア)
オトーサン、
「名優そろい踏みだ」

その他の出演者:
Dick York ・・・ Charlie, Trailhand
King Donovan ・・・ Joe Capper, Trailhand
Brian Donlevy ・・・ Doc Bender, Trailhand
Victor Manuel Mendoza ・・・ Paco Mendoza, Ramrod
Richard Jaeckel ・・・ Paul Curtis
Vaughn Taylor ・・・ Mr. Fowler, Chicago Hotel Manager
Donald Randolph ・・・ Senor Vidal, Maria's Father
James Westerfield ・・・ Mike Adams
Eugene Iglesias ・・・ Don Manuel Arriega
Frank DeKova ・・・ Alcaide

User Rating:6.8/10( 1,691 votes)IMDb
  User Rating:6.0/10( 4 votes) みんなのシネマレビュー
オトーサン、
「ま、こんなものかも」
正統派西部劇でないので、
がっかりのひともいたでしょうね。

アカデミー賞ノミネート 
・編集賞 

User Reviews 
wamsiesさん
United States
2005年2月8日
珠玉の作品

この映画は素晴らしいと思う。
暗いトーンのために、観客を見つけられなかったのでは。
ユニークな方法で死の概念を探究した西部劇だ。
散べめられた軽いコメディが、救いになる。
どんな西部劇ファンでも、期待していい。
グレン・フォードは、すばらしかった。
ジャック・レモンは、コメディの輝きをみせた。
微妙な深味のある映画だった。
退屈な仕事に飽きて高望みをしてるレモンに同情してしまう。
しかし、何かを見つけたものの、考えたような喜びはなかった。
彼は変わり、成長する;
グレン・フォードとの関係は、すばらしい。
これは、カウボーイ人生を美化する西部劇ではない。
むしろ、厳しく、つらい人生を見る。
甘ったれてはいけないのだ。

オトーサン、
「ジャック・レモンがいいね」

放浪紳士チャーリーさん 
2008年2月4日
バスルームでゴキブリ

先日同じデルマー・デイヴィス監督&主演グレン・フォード
「決断の3時10分」にいたく感銘を受けたので、
この作品も観る前から期待度大でした。
共演がジャック・レモンとあっては、
こりゃもうたまらんでしょう。
都会派レモンが西部劇に出た作品なんて
他にあったっけ?
まずはオープニングのクレジットタイトル、
やけに西部劇にしちゃ洒落てると思ったら
ソウル・バスのデザイン。
ナルホドナルホド。
本編開始。
う〜ん、正直あんまり盛り上がらない。
内容を端的にいうと
これは「新人牧童ジャック・レモン教育指南編」。
ドンパチウエスタンとは、
そもそもまるでジャンルが違うので要注意です。
ベテラン牧童フォードと駆け出し牧童のレモンが
お互いの流儀を認め合いつつ、
最後は心を通わすという展開はいいんですが、
レモンが途中いきなり傲慢になるのは頂けない。
タフでも心根は優しい牧童に成長していく結末の方が、
彼のキャラにもよりぴったり合ったのでは?
なにもホテルのバスルームでゴキブリがいたからって
銃をぶっぱなす事はあるまいに。
それを戒める形でラストは締めてもらいたかったなあ。
ただ「牛追いカウボーイ」の日常生活と、
その実態がなかなか興味深く描かれていたので、6点。
無法者も保安官も出て来ない西部劇なんて逆に珍しい。
「決断〜」があまりに秀作だったので、
期待し過ぎた自分も悪いんだと思う。
フォードはここでも男臭くカッコイイ。 


セイント

 
オトーサン、
「午後ロードか」
でも、午後ロードとは思えない良質なB級映画でした。
007や、怪盗ルパンを思い出しました。
ロシア人を悪く描いているのも、なかなかのもの。

原題:The Saint (1997) 
監督:Phillip Noyce
原作:Jonathan Hensleigh 
脚本:Leslie Charteris/ Jonathan Hensleigh / Wesley Strick   
Genre:Action/ Adventure/ Romance
Rated PG-13 for action violence, brief strong language, 
   some sensuality and drug content
Country: USA 
Language: English / Russian 
上映時間:116分
あらすじ:
サイモン・テンプラーは、孤児院で育てられた。
変装とハイテクを駆使する義賊になり、
ついには国際的に指名手配されるまでに。
ある日、彼はロシアの石油王イワン・トレティアックの
金庫からマイクロチップを盗み出すが、
イワンの息子イリヤに追われる。
数日後、イワンと取引すると新たな盗みを依頼される。
それは低温核融合の方程式を
科学者エマ・ラッセル博士から盗み出すこと。
エマに接触を図るが、次第に彼女に惹かれていく・・・

出演者:
Val Kilmer ・・・ Simon Templar(サイモン・テンプラー)
Elisabeth Shue ・・・ Dr. Emma Russell(エマ・ラッセル博士)
Rade Serbedzija ・・・ Ivan Petrovich Tretiak(イワン・トレティアック)
Valery Nikolaev ・・・ Ilya Tretiak(イリヤ・トレティアック)
オトーサン、
「ヴァル・キルマー、憎めないね」
大人子どもというか、青春時代の面影を残しています。

その他の出演者:
Henry Goodman ・・・ Dr. Lev Naumovich Botkin
Alun Armstrong ・・・ Inspector Teal
Michael Byrne ・・・ Vereshagin
Yevgeni Lazarev ・・・ President Karpov
Irina Apeksimova ・・・ Aleksa "Frankie" Frankeyevich
Lev Prygunov ・・・ General Leo Sklarov
Charlotte Cornwell ・・・ Inspector Rabineau
Tommy Flanagan ・・・ Scarface
Egor Pazenko ・・・ Scratchface
Adam Smith ・・・ Young Simon Templar
Roger Moore ・・・ Radio Announcer Voice
David Schneider ・・・ Bar Waiter
William Hope ・・・ State Department Official

User Rating:6.2/10 ( 50,092 votes)IMDb
  User Rating:7.2/10( 43 votes) Yahoo!
オトーサン、
「Yahoo!に1票!」

ラジー賞ノミネート
・ワースト主演男優賞  ヴァル・キルマー 

User Reviews 
Crewgrrl20さん
Washington, DC 
2004年3月20日
罪深い楽しみ

この映画が好きだ。
映画マニアとして、
客観的にみれば、ひどい映画だと思う。
脚本は馬鹿げていて、プロットはからみあい、
ヴァル・キルマーのアクセントは奇妙だ。
だが、私はこの映画を愛るす。
危険とロマンスが見事に組み合わさって、
素敵なファンタジーとなっている。
キルマーとエリザベス・シューの相性が、いい。
肌を触れ合うなかで、
どんどん愛着が増していくのを見ていると楽しい。
不信感を払拭し、ライドを楽しんでほしい。
これは、楽しい映画だ。
欠点があるが、罪深い楽しみが待っている。
あなたの人生に欠けている、爆発、銃撃戦、
そして突然燃え上がる情熱的なロマンスがある。

オトーサン、
「親切なコメントだね」

おしりはばとびさん 
2004年5月296日
B級最高!B級とはかくあるべし!!

私の大好きな映画のひとつです。
本作の熱烈なファンって、
なかなかいないんではないでしょうか。
小道具、セキュリティ侵入、変装、科学者との恋、
ロシアへの偏見てんこもり、意味不明な革命、
全てが高ポイントです!
支離滅裂で陳腐ながら、なぜか昔懐かしく、心地よいストーリー。
本作をただの駄作B級アクションとお思いの方に、
本作の魅力を5点ほど!
1.バル・キルマー&エリザベス・シューの
  ものすごく微妙なカップルの魅力!!
  地味〜でどこか痛々しい感じが最高です。
  エリザベス・シューはリービング・ラスベガスでも
  魅力を発揮していましたが、
  この人はB級でこそ生きる人。すばらしい。
2.ありきたりで幼稚ながらも熱い脚本。
  秘密の方程式を盗んで逃げてしまったセイント。
  そこへ追いかけてきたエマ。
  「言ってくれたら、あなたにあげたのに・・・」
  シンプルでグッときます。
  エマもあんなので恋に落ちちゃうんだから、まったく!
3.暖かく、外連味あふれる演出。
  そこまでやらんでも、というありがち&分かりやすさは
  さすがフィリップ・ノイス監督。
  セイントが銃でシャンデリアを撃って
  衛兵の頭上に落とすシーンに爆笑。
4.熱い音楽。
  有名アーティスト参加も痛いですが、
  本作の音楽担当グレアム・レヴェルがまたB級なスコアを書きます。
  でも、「愛のテーマ」はいいです。
5.聖人のマークがおしゃれ。
  ビデオのパッケージに書いてあって何なのかと思ったら、
  最後に「あ、そういうことね」と分かるという。。
  よーく見れば、きっと貴方が昔どこかで忘れてしまった
  素直さにハっとするはずです! 

オトーサン、
「この映画の脚本家、すごいね」

ジョナサン・ヘンズリー
JONATHAN HENSLEIGH
誕生日:1959/2/ 
出身:アメリカ合衆国マサチューセッツ州
1981年、マサチューセッツ大学アマースト校で、
歴史学を専攻後、バージニア法科大学とトゥレイン法科大学に学び、
1985年から弁護士として働く。
31歳から脚本を書き始める。
テレビドラマ「インディ・ジョーンズ/若き日の大冒険」
からキャリアをスタートさせる。
1995年、「ダイ・ハード3」の脚本で注目を集めた。
以降、話題作の脚本や、製作総指揮、監督として活躍。
主な作品
1993年「ラスト・ウィンド/少年たちは砂漠を越えた」
1995年「ダイ・ハード3」「ジュマンジ:
1997年「セイント」
1998年「アルマゲドン」
2004年「パニッシャー」
2007年「NEXT -ネクスト-」
2011年「キル・ザ・ギャング 36回の爆破でも死ななかった男」


アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン

オトーサン、
「満腹だ、もう食べられない」
本作は、141分、アクションの連続。
次第にお腹が一杯になってきました。
製作者の自己陶酔では?

原題:Avengers: Age of Ultron (2015) 
監督:Joss Whedon
原作:Stan Lee/ Jack Kirby
脚本:Joss Whedon 
Genre:Action/ Adventure/ SF 
上映時間:141分
あらすじ:
アイアンマンことトニー・スタークは、
将来の脅威から地球を守るために、
人工知能“ウルトロン”による
平和維持システムを開発。
だが、ウルトロンの答えは、
その障害である人類を排除すること。
暴走を始めたウルトロンを阻止すべく
再び集結したアベンジャーズ。
そんな彼らの前に、
人の心を自在に操るワンダと
超高速で動く肉体を持つピエトロの
超人姉弟が立ちはだかる・・・

出演者:
Robert Downey Jr.・・・ Tony Stark / Iron Man (トニー・スターク=アイアンマン)
Chris Evans ・・・ Steve Rogers / Captain America (キャプテン・アメリカ)
James Spader ・・・ Ultron (ウルトロン) 
Elizabeth Olsen ・・・ Wanda Maximoff / Scarlet Witch (ワンダ)
Aaron Taylor-Johnson ・・・ Pietro Maximoff / Quicksilver (ピエトロ)
オトーサン、
「Tony Stark、年取ったな」

その他の出演者:
Chris Hemsworth ・・・ Thor
Mark Ruffalo ・・・ Bruce Banner / Hulk
Scarlett Johansson ・・・ Natasha Romanoff / Black Widow
Jeremy Renner ・・・ Clint Barton / Hawkeye
Don Cheadle ・・・ James "Rhodey" Rhodes / War Machine
Paul Bettany ・・・ J.A.R.V.I.S. and Vision
Cobie Smulders ・・・ Maria Hill
Anthony Mackie ・・・ Sam Wilson / Falcon
Hayley Atwell ・・・ Peggy Carter
Idris Elba ・・・ Heimdall
Stellan Skarsgard ・・・ Erik Selvig
Samuel L. Jackson ・・・ Nick Fury
Thomas Kretschmann ・・・ Baron Wolfgang von Strucker
Henry Goodman ・・・ Dr. List
Linda Cardellini ・・・ Laura Barton
Claudia Kim ・・・ Helen Cho
Andy Serkis ・・・ Ulysses Klaue
Julie Delpy ・・・ Madame B.

User Rating:7.6/10 ( 343,626 votes)IMDb
  User Rating:7.5/10( 2,359 votes) Yahoo!
オトーサン、
「第1作より劣る」

User Reviews 
larkinadrienneさん
United States 
2015年5月4日
アベンジャーズの荘厳なリターン

OK。まず、こう言わせてほしい。
アクション映画は、私が絶対好きなジャンルではない
アクションは好きだが、
そのシーンが長い間続くのは、好きではない。
そもそも、彼らがなぜ戦っているかを忘れてしまう。
本作は、アクション満載で、すごい。
だが、ユーモアによって、すべてのアクションを笑い飛ばすのだ。
この映画は、万人向けだ。
アクション、ロマンス、ユーモアがある。
第一作よりも、信じられないほど、よい!
筋書は、天才的だ。
最後の戦闘シーンの撮影には、息をのんだ。
アクションファンは、ぜひ見るべきだ!
これこそ、21世紀にあるべきアクション映画だ!
かっこいい。

オトーサン、
「今度は、手厳しいね」
アベンジャーズ(2012)は、ベタボメだったのですが。

前田有一さん 
2015年6月29日
マッチョと巨乳の無能集団

マーベル・シネマティック・ユニバースのシリーズは
世界中で絶好調で、
ヒーロー総登場の「アベンジャーズ」(12年)の
続編である本作などは米国歴代5位のメガヒット中。
だが、そうした好景気に気がゆるんだか、
作品の出来映えは極端に悪化している。 
(略 あらすじ紹介)
「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」を見ていると、
ヒーロー軍団のあまりの無能ぶりにうんざりするはずだ。 
そもそも自分たちが作り出した人工知能が暴走し、
地球をぶちこわすような大破壊戦闘を繰り広げながら、
どの口で「人類を守る」などと言うのか。
悲劇の英雄気分に悦に入っている場合じゃない、
お前がまずやることは焼き土下座である。 
だいたい、そもそもの原因はおまえたちであって、
巻き込まれる庶民はたまったものではない。
これじゃウルトロン(暴走した人工知能)でなくとも
「元凶はアベンジャーズ」と言いたくなる。
こちらの方がよほど的確な判断をしているのではないか。 
相変わらず我が強くてチームがまとまらず、
ぐずぐずしながらも、
それでも最後は力を合わせてエイエイオー! 
ともりあがっているのを見ていると、
おまえらいったい何と戦ってんだと空しくなってくる。
いっそおまえたちがいない方が平和なんじゃないか、
そんな風にすら思えてくる。 
なるほど、ハリウッド映画のヒーローは
アメリカ合衆国の比喩というのが定番だが、
これもそうだとするならば、
なかなか自虐的で過激なメッセージである。 
とまあ、概論としてはそんなところだが、
個別のキャラクターを見てもこれがひどい。 
とくにひどいのがリーダーのキャプテン・アメリカで、
はっきりいってこいつはリーダーとしては一番不適切だ。
なにしろチーム一のねぼすけだけあって、
全く成長が見られない。 
一番首をひねるのが、
いったいなぜこの星条旗コスプレイヤーは、
これほどの人材を能力によって
適切な職場へ割り振らないのかという点である。 
スティーブ・ロジャースの生きていた時代には
適材適所という言葉がなかったのか、
このリーダーときたらホークアイだのブラック・ウィドウを
毎回攻撃の最前線にたてている。
一番弱い生身の人間を前面に出してどうするのか。
彼らは「マッドマックス 怒りのデス・ロード」の血液袋か。 
やがて仕事が始まると、
あとはみなさん勝手に戦ってございとばかりの
毎度おなじみバトルロワイヤル戦法一本やり。 
せめて制空権はアイアンマン、遠距離狙撃はホークアイ、
ハルクはにぎやかし、ってな具合に
役割分担と連携をさせてはどうなのか。 
これだけ戦力を生かさない、
戦略も戦術もない脳味噌筋肉集団が、
団結団結言っているんだからずっこける。
まえら団結なんていったって、
いつも身勝手に戦ってるだけじゃねーかと、
誰もがつっこむ瞬間である。 
そんな団結軍団が、
たとえばキャプテンのヴィブラニウムの盾を
みんなで蹴飛ばして敵に当てるなどしているが、
そういうのは連携プレーとは言わない。
敵が開口一番「サーカス団がきたぞ」というが、
あまりに的確な表現すぎて爆笑した。
この映画は自虐コメディーか。 
かように無能な身勝手集団であるが、
それでもただの一人も
一般ピープルが死なないのだからまた笑える。
神がかったタイミングで人々は飛んでくる車を避け、
崩れる建物から脱出する。
それを見ていると、こんな強運な連中、
守る必要ないだろ放っておけと思えてしまう。 
結局、アベンジャーズがいようがいまいが人は死なない。
ヒーロー軍団よりディズニー社の
暴力描写許認可社内基準のほうが
はるかに強いということでしかない。 
まさに空しい正義、むなしい戦い。
一人オナニー戦争というほかない。 
映画として致命的なのは、
絵的にも面白味に欠けるという点だ。
コピペのブリキがとびまわる戦闘シーンは、
君たちそれ前作でさんざんやったでしょうと誰もが思う平凡さ。
300億円も製作費をかけて、
ほかにアイデアは浮かばないのと言いたくなる。 
女キャラはこれ見よがしに谷間を見せつけ、
男キャラは上腕三頭筋のカットを誇示する。
女たちは戦いの前に寄せ上げブラを必死に装着して、
男たちはパンプアップのためのプッシュアップを
50レップスほどはやっているはずだ。
巨乳とマッチョが世界を救う。
ばかばかしくて見ていられない。 
もっとも、そんな大味なところも
アメリカンでいいやと思えればいいわけだが、
なにしろ傑作の誉れ高い前作のせいで
期待値があがっている熱心なファンには厳しいところ。
逆にそうでない、ヨハンソンさんやオルセン末娘を
のほほんと眺めていれば楽しめるライトな中年ファンには、
ハリウッドの本気映像を気軽に見ていられる
との側面があることは否定しない。 
最初からマーベル・シネマティック・ユニバースを
追いかけている身としては、
次回作はしっかり盛り返してほしいところだが。 


勝利への脱出

オトーサン、
「同じ歌だ、同じメロディだ!」
2015年11月18日、パリの同時多発テロ事件後、
市民らが、涙を流し肩を組んで歌いました。
そして、この映画の最後でも、
サッカー観戦の5万人市民らが、大声で歌いました。
フランス革命の歌が、フランス国歌になっています。
実に、血なまぐさい歌詞ですが・・・
♪Aux armes, citoyens,武器を取れ 市民らよ
 Formez vos bataillons,隊列を組め
 Marchons, marchons !進もう 進もう!
 Qu'un sang impur汚れた血が
 Abreuve nos sillons ! 我らの畝を満たすまで! 

原題:Victory (1981) 
監督:John Huston 
原作:Yabo Yablonsky/ Djordje Milicevic/ Jeff Maguire 
脚本:Evan Jones / Yabo Yablonsky 
Genre:Action/ Drama/ Sport
Country: USA/ UK 
Language: English 
上映時間:116分
あらすじ:
1943年、ドイツ南部の捕虜収容所。
連合国軍の捕虜たちがサッカーに興じていた。
ドイツ軍シュタイナー大尉は、
ドイツ代表vs.連合国軍捕虜チームとの親善試合が、
プロパガンダになると思いつく。
捕虜リーダーのコルビー大尉は、提案を受け入れる。
だが、連合国軍は、試合に乗じた脱走計画を練り、
米軍捕虜のハッチに、レジスタンス組織との連絡係に指名。
彼は、収容所を脱走し、再び収容所へと舞い戻り、
試合にゴールキーパーとして出場する・・・

出演者:
Sylvester Stallone ・・・ Capt. Robert Hatch(ハッチ)
Michael Caine ・・・ Capt. John Colby(コルビー大尉)
Max Von Sydow ・・・ Maj. Karl Von Steiner(シュタイナー大尉)
Pele ・・・ Corporal Luis Fernandez(フェルナンド)
オトーサン、
「細身のスタローンだ」
夢にまでみたペレの妙技が眼前に!

その他の出演者:
George Mikell ・・・ Kommandant
Anton Diffring ・・・ Radio Announcer
Carole Laure ・・・ Renee
Gary Waldhorn ・・・ Mueller
Benoit Ferreux ・・・ Jean Paul
Clive Merrison ・・・ The Forger
Maurice Roeves ・・・ Pyrie
Michael Cochrane ・・・ Farrell
Zoltan Gera ・・・ Victor
Tim Pigott-Smith ・・・ Rose
Daniel Massey ・・・ Col. Waldron
Jean-Francois Stevenin ・・・ Claude
Arthur Brauss ・・・ Capt. Lutz
(選手)
Pele ・・・ Corporal Luis Fernandez
Bobby Moore ・・・ Terry Brady
John Wark ・・・ Arthur Hayes
Osvaldo Ardiles ・・・ Carlos Rey
Kazimierz Deyna ・・・ Paul Wolchek
Soren Lindsted ・・・Erik Ball
Paul Van Himst ・・・ Michel Fileu
Werner Roth ・・・ Baumann (German Team Captain)
Mike Summerbee ・・・ Sid 'Buzzer' Harmor
Hallvar Thoresen ・・・ Gunnar Hilsson
Russell Osman ・・・ Doug Clure
Kevin O'Callaghan ・・・ Tony Lewis
Co Prins ・・・ Pieter Van Beck
Laurie Sivell ・・・ Schmidt (German Goalkeeper)
Robin Turner ・・・ German Player
Kevin Beattie ・・・ stand-in for Michael Caine
Paul Cooper ・・・ stand-in for Sylvester Stallone

User Rating:6.6/10 ( 19,577 votes)IMDb
  User Rating:7.0/10( 57 votes) Yahoo!
オトーサン、
「名画だ」
最後の脱出シーンには、胸が熱くなりました。

User Reviews 
dantt777さん
United States 
2005年4月27日
いい映画だ
     
サッカーフアン向けのすばらしい映画だ。
70年代の名優そろい踏み。
愉快なゴールキーパー役に、ペレとスタローン。
これは、私の好きなサッカー映画だ。
ストーリー展開はよくないが、分かりやすい。
さて、スタジアムがみえ、その歓声はリアルな感じがする。
私は、この映画のリメイクを見たい。
現代の俳優が出るのだ。
スタローンが、サッカー選手なんてというひともいるだろうが、
私は、意見が異う。
彼が、「サッカー嫌い」のアメリカ人を演じているのがよいと思う。
サッカー選手たちの演技が非常にリアルだったと思う。
特に、ペレがいい。
この映画が好きな米国以外の多くの友人を知っている。

オトーサン、
「そんなこともあったのか」

シネマAさん 
2006年3月10日
かつて客席が拍手で沸いた正月映画だっ!!!

家でも何回も観た傑作アクション映画だが、
最初に封切館で観たときは
ものすごい盛り上がりかただった。
正月映画。
ふだん映画館に来ない人たちまでやって来る。
満席。立ち見が出た。いまでも憶えているよ。
こういうのが本当の大衆娯楽映画なんだなと感じたなあ。
ペレのバイシクル・シュート! 
決まった瞬間、客席が拍手で沸いた。
上映が終わったときも拍手している人たちがいた。
俺は恥ずかしくて拍手しなかった。
が、気持は一緒だったな。胸が熱くなった。
ナチス捕虜収容所の脱走計画とサッカーの親善試合。
両者を結びつけた着想と明快なプロットがすばらしかった。
S・スタローン、マイケル・ケイン、マックス・フォン・シドー。
適材適所の役者も揃った。
男だけの世界だ。
紅一点のキャロル・ローレは別嬪さんだけど、
あまり出番はない。
でも、いいの。気にならん。
演出は、『マルタの鷹』『黄金』などの
名匠ジョン・ヒューストン。
練達の筋運び。ダイナミズムが溢れる。
近頃の若手監督に撮らせたら、
もたついて2時間ではまず収まらないないだろうな。
そしてビル・コンティの音楽。
いやあ、よかったよ。マジ、おすすめ。


アダムス・ファミリー2

オトーサン、
「いいね、いいね」
ロビーJさんのお勧めで、2を借りましたが、
冒頭シーンにしびれました。
満月に向かって、フェスターが遠吠え。
ウオーウァアア ウオーウァアア!

原題:Addams Family Values (1993)
監督:Barry Sonnenfeld
原作:Charles Addams (characters)
脚本:Paul Rudnick   
Genre:Comedy/ Fantasy 
Rated PG-13 for macabre humor
上映時間:94分
あらすじ:
クリスマスに第三子が誕生。
口髭を生やした赤ん坊だ。
家族から可愛がられていたが、
迷信深いウェンズデーに、何度も殺されかける。
心配したゴメスは赤ん坊のために、
ベビーシッターを雇うことにする。
やってきたデビーは、実は、連続殺人犯、
アダムス家の財産を狙っていた。
勘の鋭いウェンズデーをサマーキャンプに追いやり
フェスターをたらしこみ、結婚した上で、
殺害を試みるが、巧くいかず、
フェスターとアダムス一家との分断を図る・・・

出演者:
Raul Julia ・・・ Gomez Addams(ゴメス)
Anjelica Huston ・・・ Morticia Addams(モーティシア)
Christopher Lloyd ・・・ Uncle Fester Addams(フェスター)
Joan Cusack ・・・ Debbie Jellinsky(デビー)
Christina Ricci ・・・ Wednesday Addams(ウェンズデー)
オトーサン、
「ウェンズデーか、デビーか?」
陰と陽、不気味さを競っています。
そして、せりふに、毒。
サマーキャンプのシーンは、
アメリカの白人社会の偽善への風刺満載です。

その他の出演者:
Christopher Hart's Hand ・・・ Thing
Carel Struycken ・・・ Lurch
Jimmy Workman ・・・ Pugsley Addams
Cheryl Chase (voice) ・・・ Pubert Addams
John Franklin ・・・ Cousin Itt
Dana Ivey ・・・ Margaret Alford Addams 
Carol Kane ・・・ Grandmama Addams 
David Krumholtz ・・・ Joel Glicker
Kaitlyn and Kristen Hooper ・・・ Pubert Addams
Peter MacNicol ・・・ Gary Granger
Christine Baranski ・・・ Becky Martin-Granger
Mercedes McNab ・・・ Amanda Buckman
(カメオ)
Director Barry Sonnenfeld ・・・ Mr. Glicker
Julie Halston ・・・ Mrs. Glicker
Cynthia Nixon ・・・ Heather
Nathan Lane ・・・ a police desk sergeant
David Hyde Pierce ・・・ the delivery room doctor
Sam McMurray ・・・ Don Buckman
Harriet Sansom Harris ・・・ Ellen Buckman
Ian Abercrombie ・・・ driver
Tony Shalhoub ・・・ Jorge, a patron at the bar Debbie goes to
Charles Busch ・・・ Countess Aphasia du Berry
Peter Graves ・・・ the host of America's Most Disgusting Unsolved Crimes
Dianna Deuce ・・・ a nanny

User Rating:6.6/10( 53,473 votes)IMDb
  User Rating:7.5/10( 67 votes) Yahoo!
オトーサン、
「不気味さが、たまらんねぇ」
女優賞は、クリスティナ。リッチか、
ジョーン・キューザックがふさわしいのでは?

アカデミー賞ノミネート 
・美術賞
ゴールデン・グローブノミネート 
・女優賞(コメディ/ミュージカル)  アンジェリカ・ヒューストン    
ラジー賞受賞
・ワースト音楽賞 

User Reviews 
Leif Hellstromさん
Sweden 
2001年11月3日 
リッチが最高!

いくつか素晴らしい演技が見られるが、
ウェンズデー役のクリスティナ・リッチは、ほぼカンペキ。
"harmony hut"(お仕置き小屋)での不承不承の微笑みは、
まさに、オスカーもの。
 補注:
 The Harmony Hut was a small cabin at Camp Chippewa. 
 It was filled with posters of babies 
 with inspirational messages, stuffed animals 
 and an appallingly complete video library 
 of happy, cheery feel-good children's movies
お転婆なクリスティナは、かわいさ、そのもの。
その他では、ジョーン・キューザックが目立つ。
黒衣の未亡人役を、嫌な人とドタバタ喜劇をミックスして
演じられるのは、彼女だけだろう。
その引きつった笑笑いだけでも、レンタル料に値いする。
本作は、クラシックではないかもしれないが、
弱点はあるものの、見事なエンターテインメントだ。
見に行くべし!

オトーサン、
「お化け一家3も、作ってほしいね」

ロビーJさん 
2007年5月22日
アダムスのお化け一家2!

前作よりすべてがパワーアップしていて
最高に楽しめます。
今度は今までのキャストに加え、
フェスターの妻になる悪女デビー役を
ジョーン・キューザックが楽しそうに演じています。
特にこの2人のシーンで好きなのは、
ファスターがデビーの気を引こうと
細いパンを鼻の穴に入れてどう?って感じで見る所!
凄いちょっとしか映らないシーンなのに何か残っています。
デビー役のジョーンは
本作が今までの映画の中で一番綺麗で可愛く見えます。
それにその顔の裏に隠された姿も
彼女でなければあんなに狂気で面白くなかったとも思います。
そしてクリスティナ・リッチ演じるウェンズデーが
サマーキャンプで出逢った少年と恋に落ちる展開も好き!
後、ヒゲがある赤ちゃんも可愛い!
笑いはブラックだけど家族の絆も強く感じる作品なので
前作もですが、とても心温まる作品に仕上がっています。

参照:映画索引 No.1363


6才のボクが、大人になるまで。

オトーサン、
「へぇ、根気のいいことだ」
監督は、6歳の少年を主役に選び、
その12年間の成長と家族の変遷の物語を
実際に12年間をかけて撮影したそうです。

原題:Boyhood (2014) 
監督・脚本:Richard Linklater
Genre:Drama
Country: USA 
Language: English / Spanish 
上映時間:165分
あらすじ:
テキサスの田舎町に住む6歳の少年メイソンは、
母のオリヴィアと姉サマンサとの3人暮らし。
父親のメイソン・シニアは離婚して
アラスカに放浪の旅に出てしまった。
シングルマザーとなったオリヴィアは、
キャリアアップを目指して大学で、人生やり直し。
メイソンとサマンサも、ヒューストンに移り住む。
そこで多感な思春期を送り始めたメイソンは、
母の再婚や風来坊のとの交流、そして初恋と、
様々な経験を重ねていく・・・

出演者:
Ellar Coltrane ・・・ Mason Evans Jr.(メイソン)
Ethan Hawke ・・・ Mason Evans Sr.(メイソン・Sr)
Patricia Arquette ・・・ Olivia Evans(オリヴィア)
オトーサン、
「演技しているように見えないね」
それがいいのでしょう。

その他の出演者:
Lorelei Linklater ・・・ Samantha Evans
Libby Villari ・・・ Catherine: Olivia's mother
Marco Perella ・・・ Bill Welbrock: Olivia's second husband
Jamie Howard ・・・ Mindy Welbrock: Bill's daughter
Andrew Villarreal ・・・ Randy Welbrock: Bill's son
Brad Hawkins ・・・ Jim: Olivia's boyfriend
Jenni Tooley ・・・ Annie: Mason Sr.'s second wife
Richard Andrew Jones ・・・ Annie's father
Karen Jones ・・・ Annie's mother
Bill Wise ・・・ Steve Evans: Mason Sr.'s brother
Zoe Graham ・・・ Sheena: Mason Jr.'s girlfriend
Charlie Sexton ・・・ Jimmy: Mason Sr.'s roommate and friend
Barbara Chisholm ・・・ Carol: Olivia's friend
Cassidy Johnson ・・・ Abby: Carol's daughter
Richard Robichaux ・・・ Mason's boss
Steven Chester Prince ・・・ Ted: Olivia's boyfriend
Tom McTigue ・・・ Mr. Turlington: Mason Jr.'s photography teacher
Will Harris ・・・ Sam's boyfriend at college
Andrea Chen ・・・ Sam's college roommate
Maximillian McNamara ・・・ Dalton: Mason Jr.'s college roommate
Taylor Weaver ・・・ Barb: Dalton's girlfriend
Jessi Mechler ・・・ Nicole: Barb's roommate

User Rating:8.0/10( 235,496 votes)IMDb
  User Rating:7.6/10( 636 votes) Yahoo!
オトーサン、
「高いスコアだ」

ベルリン国際映画祭受賞 
・銀熊賞(監督賞)  リチャード・リンクレイター    
アカデミー賞受賞 
・助演女優賞  パトリシア・アークエット
同ノミネート
・作品賞     
・助演男優賞  イーサン・ホーク    
・監督賞  リチャード・リンクレイター    
・脚本賞  
・編集賞  
ゴールデン・グローブ 受賞
・作品賞(ドラマ) 
・助演女優賞  パトリシア・アークエット    
・監督賞  リチャード・リンクレイター     
同ノミネート
・助演男優賞  イーサン・ホーク    
・脚本賞  リチャード・リンクレイター 

User Reviews 
haveyouseenthisさん
Berlin, Germany 
2014年2月15日
これぞ人生!     

この映画には、圧倒された。
なぜかを記し難い。
ベルリン映画祭で、熱狂的な人々と見た。
この映画は、ユニークで、その深い人間性が感動的だ。
それは虚構の断片だが、ドキュメンタリーのようだ。
あなたは、俳優に共感してしまう。
すべてのシーンは、実生活の感じがある。
映画について、そう言うのは、よくないが、
あくまでも、それは賛辞だ。
俳優たちは、すばらしい演技をみせる。
主要な登場人物については、既に言われているが、
私は、脇役の演技にも、深い感銘を受けた。
例えば、オリビアの2番目の夫役の俳優は、
最も感情的なシーンで、冴えた演技をみせた。
せりふは、感動的で、まさに自然な感じがする。
信じられないと感じる多くのシーンがある。
オリビアの母役のパトリシア・アークェットが、
「もっと多くがあると思ったのに」と言う時、
あなたは、自身(ファミリー)の人生と
その絶え間ない流れについて考えてしまう。
私は、この映画が、
できる限り多くの映画館で上映されることを望む。
また、ディストリビュータが、
妙な編集をしないように望む。
現状のままがいい。
そのほうが、完璧で、価値がある。
あなたが、人間好きで、特に家族が好きならば、
この映画を好きになるだろう。

オトーサン、
「同感」
一種のドキュメンタリーですから、
12年も、同一被写体を撮り続ければ、
記録としての価値が生まれるかも。
オトーサンの映画批評も、1999年からですから、
書き続けるだけで、歴史的価値が生まれていると、
信じましょう。

黒美君彦さん 
2015年2月18日
現代アメリカ家庭の肖像

『ビフォア・サンライズ(恋人たちの距離)』
『ビフォア・サンセット』『ビフォア・ミッドナイト』の
R・リンクレイター監督らしい作品
というと身もふたもないだろうか。
彼の作風でも印象深い
「時間の経緯」を徹底した作品が
12年間にわたって
同一の俳優が同一の役柄を演じた本作だといえるだろう。
こうした作りが珍しいかといえば、実はそうでもない。
例えば日本でもドラマの『北の国から』は
1981年から2002年まで20年以上断続的に制作されたし、
寅さんシリーズもその一例として挙げられないことはない。
ただ、一本の作品の中にその時間を封じ込めたことは
これまで確かに観たことがないので、
そこは新しいといえるかも知れない。
12年という歳月がいかに早いかを実感するこの作品。
特に主役のメイソン(エラー・コルトレーン)は、
可愛らしさに溢れる6歳の少年から、ヒゲ面の18歳へと変わる。
その12年間、
ティーンエイジャーなら経験する様々な挫折や初恋などを
あたかも楽譜の音符のように配置するが、
それらは決して主旋律にはならない。
主旋律はあくまで「ある少年の12年」であり、
家族や時代背景は、そこに多少の強弱をつける存在でしかない。
だから、メイソンの旅立ちに際して
母のオリヴィア(パトリシア・アークエット)は
「こんなに早いなんて」と泣くしかないのだ。
…子どもたちはみな旅立って行く。
幾度も結婚・離婚を重ね、
再婚した子どもたちの実父の家族と仲良く過ごす姿は
現代のアメリカではありがちな?光景なのだろうか。
21世紀はじめのアメリカの家庭の記録として、
100年後観るであろう人々の感想を聞いてみたい。


テレマークの要塞

オトーサン、
「本場のテレマークだぞ」
子供の頃、スキーの手ほどきしてくれた叔父が
自慢そうに言っていました。
この映画の舞台は、ノルウェー南部テレマーク地方。
同国最大のスキーリゾートがあり、
ウィンタースポーツシーズンが半年も続くそうです。

原題:The Heroes of Telemark(1965)
監督:Anthony Mann
原作:Knut Haukelid/ John Drummond 
脚本:Ivan Moffat / Ben Barzman   
Genre:Action/ Drama/ History
Country: UK 
Language: English / German / Norwegian 
上映時間:131分
あらすじ:
ナチスによってノルウェーに建設された
原爆製造のための重水工場。
レジスタンスのリーダー、クヌートは、
物理学者ロルフの協力を得て
工場爆破のために、特殊部隊を送り込む。
だが作戦は失敗に終わり、ロルフは捕らえられてしまう。
充分な量となった重水は、ドイツに運ばれていく・・・

出演者:
Kirk Douglas ・・・ Dr Rolf Pedersen(ロルフ・ペデルセン教授)
Richard Harris ・・・ Knut Straud(クヌート・ストラウド) 
Ulla Jacobsson ・・・ Anna Pedersen(アンナ) 
オトーサン、
「カーク・ダグラス、達者な演技だね」

その他の出演者:
Michael Redgrave ・・・ Uncle
David Weston ・・・ Arne
Sebastian Breaks ・・・ Gunnar
John Golightly ・・・ Freddy
Alan Howard ・・・ Oli
Patrick Jordan ・・・ Henrik
William Marlowe ・・・ Claus
Brook Williams ・・・ Einar
Roy Dotrice ・・・ Jensen
Anton Diffring ・・・ Major Frick
Ralph Michael ・・・ Nilssen
Eric Porter ・・・ Josef Terboven
Wolf Frees ・・・ Sturmbannfuhrer Knippelberg
Karel Stepanek ・・・ Professor Hartmuller
Gerard Heinz ・・・ Professor Erhardt
Victor Beaumont ・・・ German Sergeant
George Murcell ・・・ SS Oberscharfuhrer
Mervyn Johns ・・・ Col. Wilkinson
Barry Jones ・・・ Professor Roderick Logan
Geoffrey Keen ・・・ Gen. Bolt
Robert Ayres ・・・ General Courts
Jennifer Hilary ・・・ Sigrid
Maurice Denham ・・・ Doctor
David Davies ・・・ Captain of 'Galtesund'
Philo Hauser ・・・ Businessman
Faith Brook ・・・ Woman on Bus
Elvi Hale ・・・ Mrs. Sandersen
Russell Waters ・・・ Mr. Sandersen

User Rating:6.4/10( 4,662 votes)IMDb
  User Rating:7.2/10( 14 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ま、こんなものかも」

User Reviews 
KEVMCさん 
Rugby, UK. 
2003年8月19日
見る価値あるが、少し欠けている

1942年のドイツのノルウェー占領下、
オスロ大学の物理学教授が不本意にも参加した
レジスタンスの兵士のグループは、
テレマークにあるドイツの重水プラントを破壊しようとした。
(第三帝国の核兵器開発に不可欠)。
実話だが、本来スリル満点のはずが、面白くない。
興味を維持し、夢中にさせてくれない。
監督のアンソニー・マンの責任だろう。
彼は、3時間物の叙事詩に慣れすぎて、
(「エルシド」「ローマ帝国の滅亡」)
2時間の冒険談に必要なペースや切迫さを
注げなかったのだろう。
カーク・ダグラスとリチャード・ハリスによって
率いられたキャストはすべて見事だった。
厄介なのは、映画全体の表情だ。
実際のロケーションは、広大で、立派なのに、
撮影が、人目をひかなかった。
アンソニー・マンの初期の叙事詩における
ロバート・クラスカーの輝かしい仕事を考えると、
これはまったく驚くべきことだ。
また、航空機の白黒のストック映像が使われていたが、
安っぽく見える。
これは、いい話しで、語り継ぐ価値がある。
しかし、戦時冒険映画として、
それらの話の両方は完全に虚構であったけれども、
「ナバロンの要塞」や「荒鷲の要塞」と比べると、見劣りする。
もっとも、2つとも、まったくの架空話だったが。

オトーサン、
「スキーでの追跡劇が楽しいね」
トニー・ザイラー主演の映画「白銀は招くよ!」を思い出しました。
コルティナダンペッツォ冬季オリンピックで
アルペンスキー回転・大回転・滑降で、三冠を達成した
名選手の滑りに感動したものです。

黒美君彦さん 
2006年2月14日
盛り上がりきれず

ノルウェーが舞台の戦争劇。
ノルウェー映画作品のリメイクだそうだ。
テレマーク地方といえば、
スカンジナヴィア半島の先端あたりだそうだが、
いかにも北国、寒そう。
よく知らないがスキーにテレマークスキーとかいうのがあって、
それはこの地方から名付けられているのだとか。
原爆に欠かせない重水を製造する工場を破壊しようとする
レジスタンスの活躍を描いた作品だが、
今ひとつ盛り上がりに欠けるのは確か。
クヌート(リチャード・ハリス)と
オスロ大学のロルフ博士(カーク・ダグラス)が主人公で、
スキーでの追跡劇が楽しめる。
・・・が、やはり作品としては凡庸だ。


野火

オトーサン、
「戦争は、いやだね」
原作は、戦争体験を描いた
大岡昇平の小説で、読売文学賞を受賞。
フィリピンのレイテ島の戦いでは、
日本軍は、8万4000人の死者を出した。
ダイエーの創始者・中内功は、
同じ頃、ルソン島にいて、飢餓のあまり、
靴の皮を食べたと自伝で述べています。

原題:野火(1959)
監督:市川崑  
原作:大岡昇平  
脚本:和田夏十 
Genre:War/Drama
上映時間:105分
あらすじ:
病院にも部隊にも見放された田村は、
フィリピン戦線のレイテ島をさまよっていた。
同じように敗走している仲間と病院の前で合流するが、
その病院が砲撃を受けたため、田村は一人で逃げ出す。
食べるものもなく、仲間を失った田村は、
草を食べて生き延びていた。
やがて生き別れたかつての仲間である
永松と安田と再会。
二人は殺した味方の兵士を"猿"と称し、
その肉を食べていた・・・

出演者:
 船越英二・・・ 田村 
 ミッキー・カーティス・・・ 永松 
 滝沢修・・・ 安田 
オトーサン、
「船越英二さん、船越英一郎のお父さん?」
英一郎さんの妻・松居一代とは不仲だったそうです。
その気持ち、分からないでもないような・・・

その他の出演者:
 浜口喜博・・・ 下士官 
 石黒達也・・・ 無精髯の軍医 
 稲葉義男・・・ 兵隊A(班長) 
 星ひかる・・・ 兵隊1 
 月田昌也・・・ 兵隊2 
 杉田康・・・ 兵隊3 
 佐野浅夫・・・ 兵隊4 
 中條静夫・・・ 兵隊5 
 伊達信・・・ 分隊長 
 伊藤光一・・・ 軍医 
 浜村純・・・ 狂人の将校 
 潮万太郎・・・ 曹長 
 飛田喜佐夫・・・ 兵隊 
 大川修・・・ 兵隊 
 此木透・・・ 兵隊 
 夏木章・・・ 兵隊 
 竹内哲郎・・・ 兵隊 
 早川雄三・・・ 兵隊 
 志保京助・・・ 兵隊 
 守田学・・・ 衛兵 
 津田駿二・・・ 衛兵 

User Rating:7.2/10( 11 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:8.2/10( 30 votes) Yahoo!
オトーサン、
「名作だね」

ロカルノ映画祭受賞
・最優秀長編劇映画賞
ブルーリボン賞 受賞
・撮影賞 

User Reviews 
motorhead_lemmy さん 
2015年9月17日
市川崑監督版「野火」 

塚本晋也監督版を劇場鑑賞したので、
本作も観てみる事に。
両作品を比較してみると、
やや異なる作風になっているように思う。
塚本監督版よりも本作の市川監督版の方が
「反戦」の色合いが強い作風なんじゃないかな〜!?
ていうか、本作は明らかに「戦争映画」である。
米兵が登場したり、戦車までも。
一応、戦闘シーンも描かれている。
但し、グロシーンは皆無であり、
肉片が吹き飛んだり飛び散ったりしない。
ミサイル投下の爆発で日本兵が吹き飛ぶシーンが、
あからさまに「マネキン」だと判ってしまう場面もあり、
やはりこの辺は時代を感じてしまったな。
ま、個人的には本作の方が
完成度の高い作品のように感じる。 

オトーサン、
「同感!」
戦争をもっと凄惨に描くべきだったかも。

イニシャルKさん 
2014年6月28日
「ビルマの竪琴」も見るべし

第二次大戦末期のフィリピン戦線を舞台に
敗残兵となった日本兵たちの末路を描いた
市川崑監督による戦争映画。
市川監督の戦争映画といえば
この映画の数年前に日活で手がけ
後年自身によってリメイクもされた
「ビルマの竪琴」が知られていて、
そこでも捕虜となった敗残兵が描かれていたのだが、
どちらかと言えば謳歌的で情感たっぷりに描かれていた
あちらとは対照的に、この映画はかなり生々しく、
より戦場における敗残兵となった日本兵の過酷な状況が
リアリティを持って描かれていて衝撃的であり、怖い。
飢えに飢え、極限状態に陥った敗残兵たちが
人間を殺してその肉を食べるということが
この映画の大きなテーマとなっているが、
きっと実際の敗残兵たちも
同じようなことをしていたのだろうと考えさせられるし、
見ていて非常に重苦しいなんとも言えない気持ちになるのだが、
一方で見ているうちにだんだんと引き込まれていき、
目が離せなくなった。
白黒の映像も効果的で、
極限状態の人間の異常さ、恐ろしさといったものが
これでもか、これでもかと伝わってくる。
そんな異様な状況の中でラスト、
野火の上がる方向へ向かう主人公の
「普通の暮らしをしている人間に会いたい。」というモノローグは、
それでも人間らしく生きていたいという悲痛な叫びであり、
ここに市川監督がこの映画にこめたメッセージを感じ取れた。
主演の船越英二は撮影前に体重を減らして臨んだそうだが、
一見すると船越英二とは分からないような風貌で
まさに田村一等兵という役柄になりきって演じており、
その鬼気迫るリアルな演技が見事で、
彼の代表作と言われている映画だが、まさにその通りだと思う。
また、「ビルマの竪琴」で描けなかった
戦争の狂気的な部分を見事に描き切った傑作で、
市川監督にとってもそれに並ぶ戦争映画の代表作だろう。
あまり知られていないのは残念だが、
是非とも2本セットでご覧になることをお勧めしたい。 


アダムス・ファミリー

オトーサン、
「オリジナリティがある!」
冒頭、切り離された手がひょこひょこ移動。
どうやら、失踪したフェスターの幽霊か?
出てくるひとも、みんな異様な風体をしています。
面白かったので、続編を借りることにしました。

原題:The Addams Family (1991)
監督:Barry Sonnenfeld 
原作:Charles Addams (characters)
脚本:Caroline Thompson/ Larry Wilson 
Genre:Comedy/ Fantasy
上映時間:99分
あらすじ:
アダムス一家は、
父ゴメズ、母モーティシア、
長女ウェンズデーと弟パグズリー、
祖母グラニー、そして執事のラーチとハンド。
資産家だが奇妙で風変わり。
ゴメズは、25年前に失踪した
兄・フェスターへの罪悪感を抱き続けていた。
アダムス家の顧問弁護士であるアルフォードは
長年に渡る高利貸しへの借金の返済のため、
アダムス家に事業の誘いをするが、悉く却下される。
高利貸しのクレイブン親子に追い詰められ、
その息子ゴードンがフェスターに生き写しと気付く。
ゴードンをフェスターに変装させ
アダムス家の財産を強奪させる計画を持ちかける。
降霊会の儀式で、アダムス家をだまし、
潜入に成功するものの、
アダムス家と生活して行くうちに
次第に家族に心を開いていき
自分の過去の記憶に疑問を抱いて行く・・・

出演者:
Raul Julia ・・・ Gomez Addams(ゴードン)
Anjelica Huston ・・・ Morticia Addams(モーティシア)
Christina Ricci ・・・ Wednesday Addams(ウェンズデー)
Christopher Lloyd ・・・ Gordon Craven / Uncle Fester Addams(フェスター)
Dan Hedaya ・・・ Tully Alford(アルフォード)
オトーサン、
「フェスターが一番気味が悪いね」
ラウルは、超ハンサム。

その他の出演者:
Elizabeth Wilson ・・・ Abigail Craven / "Dr. Greta Pinder-Schloss"
Paul Benedict ・・・ Judge George Womack
Jimmy Workman ・・・ Pugsley Addams
Judith Malina ・・・ Grandmama
Carel Struycken ・・・ Lurch
Christopher Hart's hand ・・・ Thing
Dana Ivey ・・・ Margaret Alford
John Franklin ・・・ Cousin Itt
Mercedes McNab ・・・ Girl Scout

User Rating:6.8/10 ( 90,996 votes)IMDb
  User Rating:7.7/10( 115 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ワースト音楽賞とは、変だね 」

アカデミー賞ノミネート 
・衣装デザイン賞    
ゴールデン・グローブ ノミネート
・女優賞(コメディ/ミュージカル)  アンジェリカ・ヒューストン    
ラジー賞受賞 
・ワースト音楽賞 

User Reviews 
ScarTrekさん  
England 
2004年3月31日
全編、すばらしい演技

アダムズは、テレビ史上有名なファミリー。
そこで紹介を省略し、まっすぐに話しはじめよう。
この映画の、演技は見事だ。
ブラック・コメディだから、それ向きの俳優が必要だ。
適切な表情、完全な喜劇のタイミング、せりふの伝達能力。
ラウル・ジュリア、アンジェリカ・ヒューストン、
若いクリスティーナ・リッチが、好演している。
見ていて楽しい。
微笑のひとつすらない不気味なせりふがある。
クリストファー・ロイドは、
エネルギッシュで熱狂な人物を演じている。
彼ほど、役割を理解している俳優がいると思えない。
脚本は、俳優が活躍する材料として大事で、
極めて機知に富んでいる。
いくつかのすばらしいセットが効果をあげている。
そして、音楽も忘れ難い。
伝説上のテーマソングから、ハープシコードのジングル、
そして、オルガンまで、
アダムズ一家の雰囲気を盛り上げている。
これは、それはクラシックだ。
まだ見ていないひと、
この手の映画は不得手だというひとは、損している。

オトーサン、
「熱狂的なフアンがいるんだ」

ロビーJさん 
2007年5月22日
アダムスのお化け一家!

大好きな映画!
初めて見たのはハッキリとは覚えていないけど
小学生の低学年くらいの頃だったと思います。
録画したこの映画をその頃から何十回も見ていたし、
CMに入る所まで覚えていたから早送りも完璧でした。
もうラウル・ジュリアも、クリストファー・ロイドも
アンジェリカ・ヒューストンも、クリスティナ・リッチも
皆ハマリ役で何度見ても楽しめます。
本当にラウルが亡くなってしまい
続編が一本しか作られなかったのは悲しいです。
本作で特に好きなシーンは
ラウルとアンジェリカのラヴシーン。
と言っても、キスシーンなんだけど、
いつ見てもホント綺麗で好きです。
そしてフェスター役のロイドの動きや表情は
彼でなければ表現できない最高の演技!
リッチも本作が今の所キャリアの中で一番なのではないかな。
とにかく全編、この映画独自の
何とも言えないムードが漂っていて
何度見てもそのムードを楽しみたくて
また見てしまう傑作ホラー・コメディ!
続編も好き!


月のひつじ

オトーサン、
原題の"Dish"は、お皿ですが、
この映画では、パラボラ・アンテナのこと。
アポロ11号の月面着陸を衛星中継で見ました。
この映画に出てくる豪州のパラボラが受信したこと、
強風でパラボラが壊れそうだったことを
はじめて知りました。

原題:The Dish (2000)
監督:Rob Sitch
脚本:Santo Cilauro/Tom Gleisner/Jane Kennedy/Rob Sitch
Genre:Comedy/ Drama
Rated PG-13 for brief strong language 
Country: Australia 
Language: English 
上映時間:101分
あらすじ:
1969年7月、アポロ11号が月面着陸。
NASAは、世界に生中継すべく、
カリフォルニア州での受信を予定していたが、
打ち上げスケジュールがずれて、
月面着陸は、電波が届かない時間帯になってしまう。
そこで白羽の矢が立ったのが、
オーストラリアのパークス天文台。
所員には、重大な責任が生じ、
羊の数が人よりも多いニューサウスウェールズ州の
田舎町は、俄かに大騒ぎになる・・・

出演者:
Sam Neill ・・・ Cliff Buxton(クリフ:天文台所長)
Patrick Warburton ・・・ Al Burnett(アル:NASAとの連絡役)
Tom Long ・・・ Glenn Latham(グレン:電子機器担当)
オトーサン、
「みんな堅実な演技をしているね」
サム・オニール、確か、メグ・ライアンの前夫でしたね。
見るからに、好人物です。

その他の出演者:
Kevin Harrington ・・・ Ross "Mitch" Mitchell
Roy Billing ・・・ Bob McIntyre
Eliza Szonert ・・・ Janine Kellerman
Tayler Kane ・・・ Rudi Kellerman
Billy Mitchell ・・・ Cameron
Roz Hammond ・・・ Miss Nolan
Christopher-Robin Street ・・・ Damien
Luke Keltie ・・・ Graeme
Naomi Wright ・・・ Melanie
Ben Wright-Smith ・・・ Nicholas
Beverley Dunn ・・・ Secretary v/o
Grant Thompson ・・・ Mr. Callen
Bille Brown ・・・ Prime Minister John Gorton
Lenka Kripac ・・・ Marie McIntyre
Neil Pigot ・・・ the newspaper reporter
Frank Bennett ・・・ Barry Steele

User Rating:7.3/10 ( 12,166 votes)IMDb
  User Rating:6.5/10( 27 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ま、こんなものかも」

User Reviews 
MovieAddict2016さん
UK 
2003年4月7日
なんという嬉しい驚き...

時たま、真実の驚きはやってくる。
楽しい、驚くほど楽しい映画だ。
さて、それが、本作だ。
生真面目すぎず、軽薄にもならず。
丁度いいのだ。
オーストラリアの羊牧場の真ん中にある
世界最大の衛星通信アンテナの実話をとりあげている。
アポロ11号の月面着陸を世界中に放送した人々の話しだ。
サム・ニールとパトリック・ウォーバートンは、
パラボラ・アンテナを管理する4つグループのリーダーだ。
登場人物は、みんな良く、楽しく、好ましい。
誰もこのフィルムの中で好ましくなくありません。
サム・ニールは、すばらしい俳優だ。
私は、「デッド・カーム/戦慄の航海」以来のフアンだが、
彼がにおけるライフに連れて来た後に、
私が本当に彼を尊敬するようになったのは、
「ジュラシック・パーク」で、
アレン・グラント博士の命を救った演技だった。
パトリック・ウォーバートンは、
ハリウッドの最も過小評価された喜劇俳優のひとりだ。
彼はいつも使い捨て役だったが、
(「メン・イン・ブラック2」や「ビッグ・トラブル」)
本作では、メインの役を得て、好演している。
生真面目な役も、コメディもやれることを示した。
本作のよい点は、あまり印象的なものを証明しようとしないこと。
ビッグ・ヒットを狙っていない。
事実にこだわり、
すばらしい俳優とユーモアのツイストを見せている。
そのため、近年得た最も楽しい映画体験になった。
時には、ゆったり座り、リラックスし、映画を見るのもいいことだ。

オトーサン、
「黒美君彦さん、コピーライタ−の才能あり」

黒美君彦さん 
2005年7月16日
世界が月を見上げた日

しみじみとしたコメディータッチの作品。
ある意味“プロジェクトX”っぽいのですが、
アポロ月着陸外伝としては良質の作品だと思います。
あの映像の受信にひと役買った巨大パラボラアンテナが、
オーストラリアの田舎町パークスにあったとは知りませんでした。
難関を超え、NASAにウソをついても、結果オーライ。
観ている側もハラハラしながら、
最後には一緒に達成感をも感じてしまいます。
NASAの優秀な職員がオハイオの田舎町出身で、
その名はアームストロング・・・というやりとりが気に入ったかな。
実話ストーリーといいながら、実際はこんなにショボくはなく、
総勢20名がプロジェクトに参画していたそうです(そりゃそうだろ)。
原題は“The Dish”、邦題の『月のひつじ』というのは
かなり苦心して考えたのでしょうが、
何だかよくわからなくなってしまった感がありますね。
せめてこのコメント題くらいのタイトルにすれば、
スケール感は失われなかったような・・・(自画自賛(笑))。


ライジング・ドラゴン

オトーサン、
「こりゃ、すごい!」
冒頭のシーンです。
ジャッキー・チェンが、ローラーブレード。
ボディ・スーツも、勇ましく、
カーチェイスを繰り広げています。
変幻自在、車の下を滑り抜けたり、ジャンプしたり。
スタントとCGの組み合わせなのでしょうが、
この映画、このシーンだけは必見です。

原題:Sap ji sang ciu (2012)
      Chinese Zodiac
      CZ12
監督:Jackie Chan 
脚本:Frankie Chan/Jackie Chan/ Edward Tang/ Stanley Tong  
Genre:Action/ Adventure
Country: Hong Kong / China 
Language: English / Mandarin / French / Spanish / Russian 
上映時間:103分
あらすじ:
19世紀の清王朝時代。
列強の進出により、十二支をモチーフにした
国宝のブロンズ像“十二生肖”が略奪されてしまう。
そして現代、世界中に散らばった12体のブロンズ像は、
それぞれが高額で取引されていた。
アンティーク・ディーラーのマックス・プロフィット社は
12体すべてを手に入れるべく、
その収集を“アジアの鷹”と呼ばれる
トレジャー・ハンターのJCに依頼する。
高額の報酬に惹かれて依頼を受けたJCは、
さっそく精鋭メンバーのチームを結成、
秘宝を追って世界各地へ・・・

出演者:
Jackie Chan ・・・ JC (JC) 
Kwon Sang-woo ・・・ Simon(サイモン)
Liao Fan ・・・ David(デビッド)
Zhang Lanxin ・・・ Bonnie(ボニー)
Helen Yao ・・・ Coco(ココ) 
Laura Weissbecker ・・・ Catherine de Sichel(キャサリン)
オトーサン、
「ジャッキー・チェン、年老いたな」 
衰えを若手を多数起用して、誤魔化す手法です。

その他の出演者:
Jonathan Lee ・・・ Jonathan Lee
Vincent Sze ・・・ Michael Morgan
Alaa Safi ・・・ Vulture
Pierre Bourdaud ・・・ Pirate
Emmanuel Lanzi ・・・ Henchman
Rosario Amadeo ・・・ Pierre
Pierre-Benoist Varoclier ・・・ Leon
Wilson Chen ・・・ Wu Qing
Ken Lo ・・・ Pirate Chief
Oliver Platt ・・・ Lawrence Morgan
David Serero ・・・ the bodyguard
Caitlin Dechelle ・・・ Katie
Marc Canonizado ・・・ Marc
Bo-yee Poon ・・・ Lawrence's Assistant
Shu Qi ・・・ David's wife (cameo)
Daniel Wu ・・・ Doctor (cameo)
Joan Lin ・・・ JC's wife (cameo)
Kenny G ・・・ Airplane pilot (cameo)

User Rating: 6.2/10 ( 14,237 votes)IMDb
  User Rating:6.1/10( 236 votes) Yahoo!
オトーサン、
「よかったのは、前半だけだもんね」

User Reviews 
ramkumar-uiicさん
Coimbatore, India 
2012年12月29日
1980-1990年代のジャッキー・チェンが戻ってきた

大いなる期待を抱いて見に行った。
長い間、待たされたジャッキー・チェンの
本格的なアクション映画だった。
非常に面白かった「サンダーアーム/龍兄虎弟」(1986)の続編だから、
いやが上に期待は高まった。
映画は、見事なスタントでスタートする。
ジャッキー・チェンのトレードマークである危険が一杯だ。
そして、スタント、コメディ、エンターテイメントが続く…
2時間半は、ブレーキなしで動く。
ジャッキー・チェンは、すばらしい。
1980-1990年代のジャッキー・チェンほど切れはないが、
魔法は、機能する。
評決:
全編、ジャッキーのショー。
実に楽しめる。
アクション・ファンは、見逃すなかれ。

オトーサン、
「いいこと言うなぁ」

ちょいQKさん 
2013年4月25日
凡作だがアクションは健在

「ジャッキー・チェン最後のアクション超大作」
とのことなので、見ないわけにはいかない。
トレジャー・ハンターJCが、
19世紀に中国から略奪された
十二支像を取り返そうと追うストーリーで、
「愛国者」ジャッキー好みのテーマ。
愛国者である学者のココが
略奪した側の子孫キャサリンに吹っ掛ける主張には
見苦しさ芬芬だが、それらはまあ、さておいて、
肝心なのはアクションである。
冒頭のローラーボードに腹ばいになっての疾走は、
新しいアイデアを採用しての見応え十分なシーンが続く。
しかしその後、略奪した宝を積んだ船が
難破したと思われる付近の無人島に移ってからは
単なるドタバタに見えてしまう内容だ。
JCたちと同様に宝を追うギャング団らしき一味に、
現代の海賊(日本語をしゃべっている)が
入り乱れての乱戦だが、
はでな銃撃や爆発などで規模はやたらでかいものの、
全く緊張感の無い戦争ごっこに思える。
話しはだらだらと続いた後、
後半の敵地での格闘シーンでは
ジャッキー・チェンの健在振りを確認できて喜ばしい。
そしてスカイダイビングでの格闘も
目新しく面白くはあるがちょっとやりすぎか。
一般的にシリーズもののアクション映画の
通弊として見られることだが、
スケールが段々大きくなりそれで面白さも増加すると
制作側が勘違いしているだけで、
実際はリアリティと緊張感が失われ
荒唐無稽になってしまうだけのことがよくある。
結局、ジャッキー映画としては大規模なだけの凡作だが、
これまで体を張ったアクションを展開し続けてきた
ジャッキー・チェンの功績は偉大である。
今でこそカンフー俳優も多数活躍し、
CGの利用もあって、似たような緊迫感溢れる
格闘シーン・アクションシーンは
多くの映画で見られるようになったが、
「酔拳」を劇場で始めて見た時の衝撃と感動は
今でも覚えている。
恒例のエンディングのNGシーンで、
その撮影模様が窺がわれるが、
映画館内に展示されたジャッキーの全身写真に書かれた
撮影中の負傷歴の数々を見ると、
捻挫ひとつなかなか完治しない身としては、
改めて驚嘆せざるを得ない。


ザ・タウン

オトーサン、
「ボストンが舞台か」
何回か、名物のロブスターを堪能しました。
暗黒街があるのは、知りませんでした。
ベン・アフレックが、監督と主演で張り切っています。
珍しく、いい演技をしていました。
 
原題:The Town(2010)
監督:Ben Affleck
原作:Chuck Hogan
脚本:Peter Craig/ Ben Affleck/ Aaron Stockard 
Genre:Crime/ Drama/ Thriller
上映時間:125分
あらすじ:
全米屈指の強盗多発地区、
ボストンのチャールズタウン。
この街に生まれ育ったダグは、
かつては輝かしい将来を夢見ていたものの、
今では父親と同じ道を進み、
気心の知れた幼なじみたちを率いて
銀行強盗を繰り返す日々。
毎回周到な準備で鮮やかに仕事をやり遂げてきたが、
ある時、やむを得ず一時的に人質を取って逃走を図る。
しかし、解放した女性クレアが、
同じ街の住人だったことから、
自分たちの正体に気づかれたかと不安に。
そこで探りを入れるため、偶然を装い彼女に近づく。
しかし、不覚にも恋に落ちてしまう。
やがて、FBI捜査官フローリーの追及が迫る中、
足を洗ってクレアと新たな人生に踏み出したいと考え始める・・・

出演者:
Ben Affleck ・・・ Douglas "Doug" MacRay(ダグ)
Rebecca Hall ・・・ Claire Keesey(クレア)
Jeremy Renner ・・・ James "Jem" Coughlin(ジェム)
Jon Hamm ・・・ FBI Special Agent Adam Frawley(フローリー)
オトーサン、
「凄味があるね、ジェレミー・レナー」

その他の出演者:
Blake Lively ・・・ Krista "Kris" Coughlin
Chris Cooper ・・・ Stephen MacRay
Pete Postlethwaite ・・・ Fergus "Fergie" Colm
Slaine ・・・ Albert "Gloansy" Magloan
Owen Burke ・・・ Desmond "Dez" Elden
Titus Welliver ・・・ Officer Dino Ciampa
Dennis McLaughlin ・・・ Rusty
Brian Scannell ・・・ Henry
Isaac Bordoy ・・・ Alex Colazzo
Jack Neary ・・・ Arnold Washton
Edward O'Keefe ・・・ Morton Previt
Victor Garber ・・・ David

User Rating:7.6/10 ( 265,457 votes)IMDb
  User Rating:7.3/10( 447 votes) Yahoo!
オトーサン、
「佳作だね」

アカデミー賞ノミネート 
・助演男優賞  ジェレミー・レナー    
ゴールデン・グローブ 
ノミネート 
・助演男優賞  ジェレミー・レナー 

User Reviews 
Jeriqueさん
Canada 
2010年9月18日
またお会いしましょう

私は、ベン・アフレックを誤解していた。
アフレックが、スターだとは思わなかった。
監督の器と考えなかった。
しかし、私が間違っていた。
ベンは、ダグ役を好演した。
これまで、こんなハイレベルの演技を見たことがなかった。
筋書は、非常に魅力的だ。
強烈で、ロマンチックだ。
ジェレミー・レンナーは、すごい威圧感がある。
ブレークは、元気良くセクシー。
ベン・アフレックは、手に汗を握らせる。
助演陣も、信じられないほど力強い。
映画は、パワフルで、先が読めなかった。
次に何が起こるか、待ちきれなかった。
ダグは、逃げられるだろうか。
実に緻密につくられた映画だ。
演技も、脚本も、驚くほど出来がいい。
セックス・シーンは、早く終わり過ぎたと思うが、
アクションが埋め合わせてくれた。
追跡シーンは、楽しめた。
アクション・シーンが、よく出来ていた。
青色のマスクと修道女の恰好をした銀行強盗のシーンがいい。
特に、ベンのシーンが好きだ。
「彼女に何かが起きたら、あんたら2人を殺すぞ」
と言う大きなハンマーをふりあげたシーンがすごい。
このアクション映画は、脇筋のドラマとロマンスが効果的だ。
途中で、少しくすくす笑える。
ロマンスもちょうどよかったし、ドラマは完璧だった。
映画のトーンと筋書に、趣を加えたと思う。
確かに、これまでで最もよい強盗映画だ。
アフレックのキャリアを通して、
監督、脚本、そして演技が最高だと本当に思う。
いま、興奮している。
彼の次のいい仕事に期待したい。

オトーサン、
「椎名誠さんの説、よく分からん」

ローランドさん 
2011年2月14日
ジェムでも、ジムでもいい

ナーバスになっているはずのクレアが
コインランドリーで
簡単に見ず知らずの男と親しくなったり、
そのダグ一味が捜査当局にマークされながらも
次々に犯罪を重ねるなど
話運びに粗っぽさがあるものの、
二時間をたるみなく楽しめたのは、
ダグをはじめ、自分の呼び方を
「ジェムでもジムでもいい、ジェレミーだから」との
役どころがそのまんまのジェレミー・レナーが
強烈な個性を発揮している、
この犯罪集団にシンパシーのようなものを
感じたせいもあるかもしれません。  
「群れというものは外側に居る者ほど
捕食者に狙われやすい。
それで外側のものは
常に出来るだけ内側に入り込もうとする。
その結果密集した群れが出来上がる。
強い協力関係に見えるような群体も、
実は利己的な行動の結果に過ぎない」 との
椎名誠の書いてたものを思い出したのだ
けど、この四人の群れは反対に、
保身を図らずに、
それぞれがあえて外側に出ようとしている。 
なのに、その四人の上に立つ
黒幕の花屋の二人が卑劣なやつらで、
そいつらが殺されるのには溜飲が下がるものの、
その殺され方に、もうすこし残虐性を盛り込んでも
良かったのになって思ったくらいです。  
代々受け継がれてきた犯行テクニックといいますか、
証拠隠滅のためのいろいろな方法など、
職人の手馴れた仕事ぶりが面白く、
背景の音楽もよかったのだけど、
いまひとつ満足感に欠けるのは、
犯行の仕掛けなどに
感心するほどの目新しさがなかったせいでしょうか。  
もっとも、テーマは、
そういうところにはないのでしょうけどね。 


マダム・マロリーと魔法のスパイス

オトーサン、
「パリの同時多発テロ、凄惨だね」
この映画をみたのは、その直後。
ディズニーが移民問題を扱ったコメディを
手掛けるとは、意外に思いました。
それほど欧州に押し寄せる移民は、
深刻な問題になっているようです。
本作では、移民一家のレストランが放火され、
塀には、フランスから出ていけ!の落書きが・・・
こういう迫害や蔑視が、
テロの温床になっているようにも思います。

原題:The Hundred-Foot Journey (2014)
監督:Lasse Hallstrom 
原作:Richard C. Morais
脚本:Steven Knight  
Genre:Comedy/ Drama
Country: India / United Arab Emirates / USA 
Language: English / French / Hindi 
上映時間:122分
あらすじ:
南仏でミシュラン1つ星を誇る
フレンチ・レストランの気高きオーナー、マダム・マロリー。
夫を亡くして以来、レストランに情熱の全てを捧げてきた。
そんなある日、故郷インドを追われ、
新天地を求めてヨーロッパにやって来たカダム一家が
マダム・マロリーの店の向いにインド料理店をオープンする。
派手な電飾と騒がしいインド音楽に眉をひそめるマダム。
市場での食材の奪い合いも勃発し、
マダムとカダム家の頑固なパパは一触即発の険悪ムードに。
そんな中、カダム家の次男で亡き母の才能を受け継いだ
天才料理人ハッサンとマダムの店の副料理長マルグリットは
互いに心通わせていく・・・

出演者:
Helen Mirren ・・・ Madame Mallory(マダム・マロリー)
Om Puri ・・・ Papa(パパ)
Manish Dayal ・・・ Hassan Rohan(ハッサン)
Charlotte Le Bon ・・・ Marguerite(マルグリット)
オトーサン、
「名女優だね、ヘレン・ミレン」

その他の出演者:
Chand ・・・ young Hassan
Amit Shah ・・・ Mansur
Farzana Dua Elahe ・・・ Mahira
Dillon Mitra ・・・ Mukthar
Aria Pandya ・・・ Aisha
Michel Blanc ・・・ Mayor
Shuna Lemoine ・・・ Mayor's wife
Clement Sibony ・・・ Jean-Pierre
Juhi Chawla) ・・・ Mama
Vincent Elbaz ・・・ Paul, Manager

User Rating:7.3/10 ( 44,535 votes)IMDb
  User Rating:8/1/10( 155 votes) Yahoo!
オトーサン、
「よくできているね」

ゴールデン・グローブ ノミネート 
・女優賞(コメディ/ミュージカル)  ヘレン・ミレン 

User Reviews 
pefrssさん
Las Vegas 
2014年8月8日
私は、通りの両側で食べたかった

この映画で妙に感じたのは、
フレンチレストランのレストランオーナーが
イギリス女優によって演じられたこと。
でも、私はヘレン・ミレンが好きだ。
いくつかの意味のない不思議な言語状況がある。
それ以外は、私の好きな食物の2つについての
このコメディは楽しめた。
通りのどちらの側で食べたいか、決められなかった。
高齢者として、映画の主人公が同年輩の俳優に演じられる時、
私はいつも幸福になる。
そして、ヘレン・ミレンと、オム・プリが出ている!
楽しい2時間を過ごしたいなら、
旨い食物、面白い人々の映画がいい。
この映画なら、よい時間を過ごせるだろう。

オトーサン、
「やはり、前田さんの批評はいいね」

前田有一さん 
2014年10月26日
邦題がすごい

ディズニー配給作品ということで、
なんだか空からパラソル持ったおばさんが
おりてきそうな題名になっているが、
「マダム・マロリーと魔法のスパイス」は
そうしたファンタジー映画でも、
女の子向けお気楽極楽映画でもない。 
インドからやってきた料理店一家の息子ハッサンは、
天才的な舌の感覚と料理の腕を持っている。
彼らは家長の父親の独断で南仏の物件を居ぬきで借り上げるが、
その真向かいには頑固者マダム・マロリーが経営する
ミシェラン一つ星レストランが建っていた。 
いや、確かに女性たちが喜ぶグルメ映画にして、
気楽な文化ギャップコメディではある。
ヘレン・ミレンとオム・プリの
掛け合い漫才のようなやりとりは笑えるし、
裏山でとれた野生のキノコで作るソテーなどは、
みるからにおいしそうで腹が鳴る。 
フレンチとインド料理。
正反対のジャンルながら両者が繰り出す料理の絢爛さ、
美味しそう感は相当なもの。
たしかにこの映画、グルメものとしても一流だ。 
だが、それでも本作の本質は別にある。
それは、何を隠そういま欧州を悩ませる重大な社会問題、
移民についてである。
移民とそれを受け入れる側の理想的な関係を
本作は提案している。 
いうまでもなく欧米では移民制度はすでに導入され、
大きな民族・住民間の軋轢を生み出している。
だからこの映画も、監督が違えば
死人の一人や二人出ていても不思議じゃない
そんな危ないストーリーといえる。
ディズニーだからコメディになっているだけの話である。 
実際、脚本家のスティーヴン・ナイトは
「イースタン・プロミス」(2007)、「堕天使のパスポート」(2002)など、
重苦しいタッチの作品で移民問題を描き続けてきた人物であり、
本作とて彼の関心の延長線上にあることは間違いない。 
移民問題といってもご近所さんレベルの小さな範囲の中で、
私たちはどうふるまうべきか──について
解決への道筋まで彼は言及している。
そのために、少々おちゃらけた
ラブコメディにする必要があったのかと思うと
逆に彼らの現実の深刻さをかいま見ているようで複雑な思いである。 
日本でも、移民受け入れを強く願っている現政権および財界は、
この映画を自腹で少なくとも3500回は見なくてはいけない。 
ところで面白いのは、
スティーヴン・ナイトが語るその解決の道筋というものが、
日本ではすでに当たり前のように共有されている点だ。 
具体的には日本の国技、相撲界がそれにあたる。
外国人力士を移民、受け入れる側の国民を相撲ファンにたとえると、
彼らの関係はまさに「マダム・マロリーと魔法のスパイス」が語る
理想的なスタイルそのものである。 
世界中を悩ませる移民問題。
当事者が考えつくした理想的結論はすでに日本の常識だった。
つくづく日本人というのは、
凄いのか天然なのかよくわからない民族である。 


アジャストメント

オトーサン、
「何を調整するのかな?」
答は、運命!
神様が調整しているのは、薄々存じていますが、
運命調整局があるとは、思いもよりませんでした。
でも、運命に逆らうと、どうなるか?
それが、この映画の主題です。

原題:The Adjustment Bureau (2011) 
監督・脚本:George Nolfi 
Genre:Romance/ SF/ Thriller 
上映時間:106分
あらすじ:
将来を嘱望されていた若手政治家デヴィッドは
ある日、美しい女性、エリースと出会い心惹かれる。
しかし、彼女との仲が深まり始めた矢先、
突如現われた黒ずくめのハリーたちに拉致されてしまう。
彼らは、運命調整局(Adjustment Bureau)に所属し、
人間たちが予め決められた運命から逸脱しないよう
超人的な能力で監視・調整を行っていた。
そしてデヴィッドに、本来出会う運命にはなかった
エリースとは、今後決して再会しないよう
強引に従わせようとするのだったが・・・

出演者:
Matt Damon ・・・ David Norris(デヴィッド)
Emily Blunt ・・・ Elise Sellas(エリース)
Anthony Mackie ・・・ Harry Mitchell(ハリー)
John Slattery ・・・ Richardson(リチャードソン)
オトーサン、
「いい人選だね、マット・デイモンとは」
彼は、運命に逆らって、俳優の座をつかんだひと。

その他の出演者:
Michael Kelly ・・・ Charlie Traynor
Terence Stamp ・・・ Thompson
Donnie Keshawarz ・・・ Donaldson
Anthony Ruivivar ・・・ McCrady
David Bishins ・・・ Burdensky
Jennifer Ehle ・・・ a bartender
Jessica Lee Keller ・・・ Lauren, Elise's best friend

User Rating:7.1/10 ( 189,781 votes)IMDb
  User Rating:5.9/10( 477 votes) Yahoo!
オトーサン、
「IMDbに軍配を上げたいね」
自由意志を信じるアメリカ人なら、
この映画を高く評価するでしょう。

User Reviews 
Andrew Dawsonさん
Boston, MA 
2011年2月10日
さわやかで、興味をそそる

今日、友人から試写会に招待された。
それが、この映画とわかって、興奮した。
実は、TV番組のコマーシャルタイムに、
プレビューを見ると、面白そうだった。
今日の映画界では、上映される映画ときたら、
すべてが、続編かリメイクと言ってよい。
この映画は、オリジナルで、示唆に富んでいる。
スリラーとSF小説のテーマが組み合わさっている上に、
霊的な物とロマンスが加わって、言うことなしだった。
マット・デイモンは、素晴らしかった。
運命と自由意志の間でゆれるコンセプトに魅惑された。
多くの人々が、この映画を見に行ってほしいと希望する。
好きな映画なので、将来、DVDがリリースされたら、
間違いなく買いたい。
映画が終わると、数100人の人が拍手喝采。
最近、映画館で、そんなことが起きているだろうか?
この映画がどれほどすばらしかったか、
これで分かってもらえるだろう!

オトーサン、
「お言葉ですが・・・」
運命調整局が早く分かったからこそ、
話しが、ユニークで面白くなったのでは?

前田有一さん 
2011年5月22日
謎解きの提示が早すぎて盛り上がらない

運命というのは、
もともと定められていたものなのだろうか。
それとも未来は未確定で、
自らの行動がその行方を決めるのだろうか。
ちなみにすべての運命は
あらかじめ決まっているとの考え方を
フランスの神学者ジャン・カルヴァンは予定説と呼んだ。 
映画『アジャストメント』は、
そんな哲学的テーマをモチーフにしたアクション映画。
フィリップ・K・ディックの短編を原作に、
現代的に翻案した長編作品である。 
最年少で下院議員となったデヴィッドは、
いよいよ上院議員になろうかという時、
スキャンダルで有権者の支持を失う。
だが破天荒な娘エリースと運命的な出会いをし、
彼女の一言をヒントにギリギリ救われる。
そして彼女を思うデヴィッドの行動は、
この世の歯車を狂わせてしまう。 
さて、ここからが本番。
この映画の世界観はまさに予定説なのだが、
デヴィッドは本来乗るべきでないバスに乗ってしまったがために、
世界は修復困難な別の道を歩むことになってしまう設定。 
そこで登場するのがタイムパトロールならぬ「運命調整局」。
彼らは時間を超越した特殊なパワーで、
「本来あるべき運命のレール」から外れた者たちの
記憶などをいじくるなどして、
常に世界の流れを調整=アジャストメントして回っている。 
この怪しげなMIBたちから主人公は、
エリースと会うのはやめなさいなどと命じられる。
まるで子離れできない母親のような理不尽な要求だが、
どうやら彼女と一緒になると良くないことが起こるらしい。
だが反骨精神あふれるマット・デイモン氏は
そんな運命に抗うべく、
あれこれ邪魔する調整局員たちの間隙をぬって、
愛する女のもとへと走るわけだ。 
サスペンスとして本作が致命的なミスをしているとすれば、
それはこの小うるさい母親こと「調整局」の正体を
登場直後に明かしてしまっている点である。
そりゃ予定説論争をモチーフにした哲学的作品であるから、
解説されなくても察しはつくが、
映画が最初から明言してしまってはいけない。
この瞬間、「人知を超えた能力を持つ組織」から
逃げ切って愛を成就させられるか
との重要な(かつ唯一の)スリルが失われた。 
この映画のクライマックスの、
どこにつながるかわからないドアを次々開けて逃げ回る
アクションシーンが盛り上がりに欠けるのは、
それが理由である。
CGなども対して使わず
不思議な疾走感と意外性を楽しめる
スペクタクルになるはずが、
ドリフターズの逃げ回りコントになっている。 
ところで本作の主人公の設定は、
少年時代はワルさをしたが、
今では庶民の味方の若き政治家となっている。
羽目を外したり、感情的に突っ走る「青さ」もあるが、
正直で有権者とまっすぐ向き合う点が最大の魅力だ。
なるほど、これがいまどきの
アメリカ人が求める理想の指導者かと
少しだけ思いを寄せてみる。
公正を是とする米国では、
保守もリベラルも政治家が大衆をだますのを激しく嫌う。
愛人13人は許せても、
それを隠して子供まで作ることは許されない。 
さて、カルヴァン先生の予定説は、つつがなく遂行されるのか。
それとも主人公の愛が未来を変えるのか。 
演出が盛り上がらないので
なんとなく消化不良で終わってしまう映画だが、
「なんだかハッキリしない映画だな」と感じたならば、
劇中ハリーと呼ばれる調査員が
「君は感情で動くのか」と問われたとき
答えたセリフを思い出してほしい。
映画の結末の明確な答えがそこにある。 


エクスペンダブルズ3 ワールドミッション

オトーサン、
「このシリーズ、毀誉褒貶だね」
・オールドスターの活躍をみたい
・オールドスターの落ちぶれた姿などみたくない
「エクスペンダブルズ」「エクスペンダブルズ2」
とみてきましたが、この「エクスペンダブルズ3」が
一番、不出来のようです。
オールスターキャストが裏目に出ましたね。

原題:The Expendables 3 (2014) 
監督:Patrick Hughes 
原作:Sylvester Stallone
脚本:Sylvester Stallone / Creighton Rothenberger
      Katrin Benedikt
Genre:Action/ Adventure/ Thriller
Country: USA / France / Bulgaria 
Language: English / Spanish 
上映時間:126分
あらすじ:
バーニー率いる最強の傭兵軍団“エクスペンダブルズ”。
CIAの作戦担当ドラマーからもたらされた
次なるミッションは、大物武器商人ストーンバンクスの身柄確保。
ところが、そのストーンバンクスは
エクスペンダブルズの創設メンバーで、
かつてバーニーがその手で葬り去ったと思っていた男だった。
バーニーはエクスペンダブルズの弱点を知り尽くした
ストーンバンクスに苦戦を強いられる。
決して若くはない仲間の身を案じ、
チームを一旦解散して若いメンバー主体の新チームで
戦いに挑んだが・・・

出演者:
Sylvester Stallone ・・・ Barney Ross(バーニー)
Mel Gibson ・・・ Conrad Stonebanks(ストーンバンクス)
Harrison Ford ・・・ Max Drummer(ドラマー)
Arnold Schwarzenegger ・・・ Trench Mauser(トレンチ)
Antonio Banderas ・・・ Galgo(ガルゴ)
オトーサン、
「すごい顔ぶれだね」
シルヴェスター・スタローン、メル・ギブソン
ハリソン・フォード、アーノルド・シュワルツェネッガー    
そして、ケルシーグラマー。
さらに、アントニオ・バンデラス、
ジェイソン・ステイサム、ジェット・リー 、 
ウェズリー・スナイプス、ドルフ・ラングレン!

その他の出演者:
Jason Statham ・・・ Lee Christmas 
Jet Li ・・・ Yin Yang 
Wesley Snipes ・・・ Doctor Death
Dolph Lundgren ・・・ Gunner Jensen 
Kelsey Grammer ・・・ Bonaparte 
Randy Couture ・・・ Toll Road 
Terry Crews ・・・ Hale Caesar
Kellan Lutz ・・・ John Smilee 
Ronda Rousey ・・・ Luna 
Glen Powell ・・・ Thorn 
Victor Ortiz ・・・ Mars
Robert Davi ・・・ Goran Vata 

User Rating:6.1/10 ( 113,131 votes)IMDb
  User Rating:7.5/10( 526 votes) Yahoo!
オトーサン、
「最初は7.5だったけど、最後は6.1になった」

ラジー賞受賞
・ワースト助演男優賞  ケルシー・グラマー  
              メル・ギブソン    
              アーノルド・シュワルツェネッガー  

User Reviews 
Hail Odin
Manchester UK 
2014年8月5日
すばらしいポップコーン映画

この映画についての多くの悪評を読んだ。
(スクリプト、プロット、および監督への攻撃)
彼らがすべて間違っていて、
まったく理解できていないのを知って、楽しく驚いた。
彼らは、オスカーを獲得する演技を期待していたと思うが、
この映画は、悪者の尻が蹴られるのを見て映画なのだ。
俳優たちが撤収され、その役に退屈しているようだと書いてある。
これは、全くの間違いだ。
たとえ、そうだとしても、この手の映画に、
有意義な演技や性格描写なんて興味ないのだ。
私は、たくさんの破壊や悪者を見たいだけだ。
あちこちに、おかしなせりふがあった。
バンデラス演じるガルゴは、大いに笑わせてくれた。
アクション映画が好きならば、このアクション映画を楽しめるだろう。
悪評は無視してよい。
そして、自分の目で確かめてほしい。
バケツ1杯のポップコーンをもって、エンジョイしよう。

オトーサン、
「巧い!高級品の使い捨て、とは」

前田有一さん 
2014年10月26日
高級品の使い捨て

使い捨て傭兵の映画に、
往年のアクションスターを集めて
次々と出演・再生させる。
企画自体が自虐的ジョークのような
エクスペンダブルズシリーズだが、
今回も質量たっぷり。
カリフォルニアのボディビルジム近くの
食堂のような大盤振る舞いになっている。 
傭兵集団エクスペンダブルズを率いるバーニーは、
CIAのドラマーから新たな依頼を受ける。
それはかつての仲間ながら
自らの手で倒したはずの
ストーンバンクスを拘束しろというもの。
多数の犠牲を避けられないと
予測したバーニーは、
あえてチームを解散して
彼らを遠ざけようとするが・・・
お皿に載りきれないほどのアクションと筋肉量で、
もはやストーリーなんていらないよ、
てな声が聞こえてきそうな第3作。
確かにひたすらアクションと爆発を
見せてくれればいい気もするが、
ちゃんと各出演者のファン歓喜の見せ場は
細やかに用意されている。 
たとえばウェズリー・スナイプスなどは、
たしか出所して2作目かと思うが、
今回は刑務所ネタでいじられまくる。
そもそも彼が演じる男が
脱獄する展開だけでも爆笑なのに、
刑務所に入った理由を語るところで
あんなことをいわせるとは、
スタローンの悪乗りにもほどがある。 
こうした遊び心はアクションシーンにも
ふんだんに取り入れられている。
単なるCIAのお使い役と思いきや、
ハリソン・フォードはちゃんと操縦するし、 
アントニオ・バンデラス は二丁拳銃をぶっ放す。 
誰に何をさせれば観客が喜ぶか、
もはやこの映画の作り手はそれしか考えていない。
まれにみるサービス定食といえる。 
それぞれのスターたちも、
それを理解した上で演じているように見える。
ポスターが楽しげな笑顔で
埋め尽くされているあたりも、
そんなコンセプトが見え隠れする。 
とりわけ心に残る見せ場があるわけではないが、
それでもこの、観客への奉仕の心には頭が下がる思いだ。
これもある種のプロ意識の塊のような仕事である。 
寅さんシリーズのマドンナのように
次々とオールドスターたちが登場するこのシリーズだが、
そろそろマッチョ枠は飽和気味。
今回もハッキングなど、
特殊技能をもつキャラクターのほうがよく目立っていた。 
さらなる続編ではそのあたりをふまえ、
ヴィン・ディーゼルや
デヴィッド・ハッセルホフに運転をさせるとか、
ちょいとひねった方面から
新旧スターを連れてきてほしい。
スタローン家のご意見箱に
そんな投稿をしたい今日この頃である。 


ファイヤーフォックス

オトーサン、
「ファイヤーフォックス、見た映画かも」
事情が判明して笑っちゃいました。
ウェブサイトを閲覧するためのブラウザソフトで、
Internet Explorerの代わりに使ったことがありました。
動作が重いので、使わなくなりました。

原題:Firefox (1982) 
監督:Clint Eastwood 
原作:Craig Thomas
脚本:Alex Lasker/ Wendell Wellman
Genre:Action/ Adventure/ SF 
Country: USA 
Language: English / Russian 
上映時間:136分
あらすじ:
ソ連が、ミグ31ファイヤーフォックスを開発?!
NATOは、この最新鋭戦闘機の強奪を計画する。
白羽の矢が立ったのは、ロシア語を話せる
元戦闘機パイロット、ガント少佐だった。
ベトナム戦争の後遺症に悩まされ、
アラスカで隠遁生活を送っていたが、
この作戦のために駈り出され、
輸出代理業者になりすましてソ連に潜入する。
だが、パイロットとしては一流だったが、
スパイとしてはまったくの素人だったので、
ぺイベル・ウペンスコイや
ファイヤーフォックス設計者セミロフスキーらによる
死を賭けた支援で作戦を成功させようとする・・・

出演者:
Clint Eastwood ・・・  Major Mitchell Gant(ガント少佐)
Warren Clarke ・・・  Pavel Upenskoy(ウペンスコイ) 
Ronald Lacey ・・・  Dr. Semelovsky(セミロフスキー)
オトーサン、
「なんか、彼らしくないな」
東西冷戦を描いて、反ソ丸出しの役を
イーストウッドが演じるのは、ピンときません。

その他の出演者:
Freddie Jones ・・・  Kenneth Aubrey
David Huffman ・・・  Buckholz
Kenneth Colley ・・・  Col. Kontarsky
Klaus Lowitsch ・・・  Gen. Vladimirov
Nigel Hawthorne ・・・  Dr. Pyotr Baranovich
Hugh Fraser ・・・  Chief Inspector Tortyev
Stefan Schnabel・・・   Leonid Brezhnev
Thomas Hill ・・・  General Brown
Clive Merrison ・・・  Major Lanyev
Kai Wulff ・・・  Lt. Colonel Yuri Voskov
Dimitra Arliss ・・・  Dr. Natalia Baranovich
Austin Willis ・・・  Walters
Michael Currie ・・・  Captain Seerbacker
Alan Tilvern ・・・  Air Marshal Kutuzov
John Ratzenberger ・・・  Chief Peck
Wolf Kahler ・・・  KGB Chief Yuri Andropov

User Rating:5.9/10 (18,806 votes)IMDb
  User Rating:6.6/10( 49 votes) Yahoo!
オトーサン、
「スコアが低すぎない?」
前半と後半、いわば2本立てをみられるのですから・

User Reviews 
LuboLarsson さん
Scotland 
2006年9月4日
イーストウッドにしては風変り

これは、いわゆるイーストウッド映画ではない。
この冷戦SFスパイ・スリラーは、まるで「スター・ウォーズ」だ。
すべての80年代映画のCGは、
おおむね、ひどく時代遅れになっているが、
この1982年に作られた映画は、まだましだ。
イーストウッド自身が監督している。
彼の演技としては、平均的だ。。
出演者の多くは、英国の性格俳優だ。
ウペンスコイ役のウォーレン・クラークが、本当によい。
だが、フレディ・ジョーンズとナイジェル・ホーソーンは、よくない。
「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」(1981)の
フアンは、ロナルド・レイシーが、 
ユダヤの科学者セメロフスキーを演じているのが分かるだろう。
前半は、スパイ・スリラーで、 
時々、手に汗をにぎる。
クリントのパスポートが、何度もチェックされるからだ。
彼は、ベトナム戦争の後遺症で苦しんでいる。
「ランボー」(1982)のジョンランボーと同様に。
それが、緊張感をいや増している。
後半は、まるで「スター・ウォーズ」だ。
実にいい。
冷たい飲み物を摂って、背筋を凍らせてほしい。
ありのままの「ファイヤーフォックス」を満喫してほしい。
最上の冷戦娯楽映画だ。

オトーサン、
「面白いと思ったけどな」
ジーナさんと意見を異にすることは、
滅多にないのですが・・・

ジーナさん 
2010年5月27日
リアルっぽく見せているが・・・

ステルス仕様の超高速軍用機を
アメリカよりもソ連が開発しちゃったから、さぁ大変・・・
ソ連に持たせといたら物騒だから盗んじゃおうぜ!・・・
でも、国を挙げて大々的にやっちゃたらヤバいから
戦闘機を運転できる捨て駒軍人にやらせようぜ!!・・・
というまるでB級映画のような有り得ない話を
大真面目に作った作品です(爆)
終盤のミグ31戦闘機2機による空中戦は緊迫感がありましたが
全体的に演出に緊張感がないですし、
特徴のない音楽にテンポの悪さ、
その上2時間超えの作品ですからね・・・辛かったですよ。
PTSDを抱える主人公という設定も
イマイチ生かされていませんでしたね。
とにかく最初から最後まで変化のない
主人公に魅力を感じられないのが大きな敗因でしょう。
正直、このミッションに命をかけた
主人公以外の人員のほうが魅力的でした(笑)
ミグ31に搭載してある思考誘導装置も
もっと有効的に見せれたハズ・・・。
ロシア語で考えなければ反応してくれないなんて
イジりようによっては面白かったと思うんですけどねぇ〜
前半は潜入系なので地味ですが緊張感を、
後半は派手に強奪というように
テイストがまるで違う作風になっていますが、
できれば前半にも華麗で見応えのある
スパイ映画的な要素が欲しかったですし
後半のスカイアクションも大味ではなく
手落ちの無い仕上がりでまとめて欲しかったです。
アクション映画として観るには迫力に欠け派手さも無いですし、
サスペンス映画として観るにはストーリー構成が雑で腑に落ちない・・・と、
どっちつかずな印象を与える完成度の低い作品と言えるでしょう。
普通に、ソ連側を軸にしたユダヤ人技術者たちによる
抵抗を見せてくれたほうが
よほどドラマチックで面白い作品になったと思います(爆)


バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

オトーサン、
「アカデミー賞作品だ」 
「バードマン」で、一躍有名になった
マイケル・キートンが主演しています。
このところ、いい作品に恵まれなかっただけに、
落ち目の役者の悲哀が身にしみます。
時代が変わったのです。
まともな芝居なんか、誰も期待していませんし、
見たってわかりません。
マンハッタンを裸で走り回るほうが、YouTube受けするのです。

原題:Birdman: Or (The Unexpected Virtue of Ignorance) (2014)
監督:Alejandro Gonzalez Inarritu 
原作:Raymond Carver
脚本:Alejandro Gonzalez Inarritu/ Nicolas Giacobone   
      Alexander Dinelaris / Armando Bo  
Genre:Comedy/ Drama
上映時間:119分
あらすじ:
かつて主演した大人気スーパーヒーロー映画
「バードマン」のイメージが払拭できずに、
その後は鳴かず飛ばずの俳優人生を送るリーガン。
私生活でも離婚に娘サムの薬物中毒と、すっかりどん底に。
そこで再起を期してレイモンド・カーヴァーの
『愛について語るときに我々の語ること』を原作とする
舞台を自ら脚色・演出・主演で製作し、
ブロードウェイに打って出ることに。
ところが、大ケガをした共演者の代役に起用した
実力派俳優マイクの横暴に振り回され、
アシスタントに付けた娘サムとの溝も深まるばかり。
本番を目前にいよいよ追い詰められていく・・・

出演者:
Michael Keaton ・・・ Riggan Thomson(リーガン)
Edward Norton ・・・ Mike Shiner(マイク)
Emma Stone ・・・ Sam Thomson(サム)
オトーサン、
「3人とも、演技がいいね」
身体を張った演技は、誰にでも分かります。
マイケル・キートンの経歴をみておきましょう。

MICHAEL KEATON 
マイケル・キートン 
誕生日 1951/9/9  
出身 米ペンシルバニア州コラオポリス 
7人兄弟の末っ子。
大学ではスピーチとコメディ作家のコースを専攻するが
2年で中退。地元のラジオ局に技術スタッフとして勤務した後、
劇団を経てスタンダップ・コメディアンとなる。
やがてNYからLAへと渡り、下積み生活の末
TVコメディ番組に出演。
これがきっかけとなって多くのバラエティやコメディ番組に出演。
82年、「ラブINニューヨーク」で映画デビュー。
88年、「ビートルジュース」で毒の効いた持ち味を発揮して人気。
89年、「バットマン」で主役。
出演作 
1982年「ラブINニューヨーク」
1983年「ミスター・マム」
1984年「暗黒街の人気者/マシンガン・ジョニー」
1986年「ガンホー」「マンハッタン・ミステリー」
     「シカゴ・ラプソディ」
1988年「偽りのヘブン」「ビートルジュース」
1989年「ドリームチーム」「バットマン」
1990年「パシフィック・ハイツ」
1991年「ニューヨーク・ジャスティス/許された犯罪」
1992年「バットマン・リターンズ」
1993年「から騒ぎ」「マイ・ライフ」
1994年「ザ・ペーパー」「眠れない夜はあなたと」
1996年「クローンズ」
1997年「ジャッキー・ブラウン」「絶体×絶命」
1998年「ジャック・フロスト」「アウト・オブ・サイト」
2001年「逃亡犯」 
2004年「ホワイト・プリンセス」
2005年「ライフ・イズ・ベースボール」「サイレントノイズ」 
     「ハービー/機械じかけのキューピッド」 
2006年「ラストタイム 欲望が果てるとき」
2008年「クリミナル・サイト〜運命の暗殺者〜」
2009年「恋する履歴書」
2010年「アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!」 
2012年「ブラインド・フィアー」
2014年「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」
     「ニード・フォー・スピード」「ロボコップ」

その他の出演者:
Zach Galifianakis ・・・ Jake 
Andrea Riseborough ・・・ Laura Aulburn
Amy Ryan ・・・ Sylvia Thomson
Naomi Watts ・・・ Lesley Truman
Lindsay Duncan ・・・ Tabitha Dickinson
Merritt Wever ・・・ Annie
Jeremy Shamos ・・・ Ralph
Katherine O'Sullivan ・・・ Costume Assistant
Damian Young ・・・ Gabriel
Bill Camp ・・・ Crazy Man
Frank L. Ridley ・・・ Mr. Roth

User Rating:7.8/10 ( 326,625 votes)IMDb
  User Rating:6.9/10( 1,165 votes) Yahoo!
オトーサン、
「やはり、名作だ」
演技もそうですが、撮影が斬新です。

アカデミー賞受賞 
・作品賞  
・監督賞  アレハンドロ・G・イニャリトゥ    
・脚本賞      
・撮影賞 
同ノミネート   
・主演男優賞  マイケル・キートン    
・助演男優賞  エドワード・ノートン    
・助演女優賞  エマ・ストーン    
・音響賞(編集   
・音響賞(調整

ゴールデン・グローブ 受賞
・男優賞(コメディ/ミュージカル)  マイケル・キートン 
・脚本賞
同ノミネート 
・作品賞(コメディ/ミュージカル)     
・助演男優賞  エドワード・ノートン    
・助演女優賞  エマ・ストーン    
・監督賞  アレハンドロ・G・イニャリトゥ    
・音楽賞 

User Reviews 
apbryantさん 
2015年2月24日
風刺するひとびと!

私は、ショックをうけた。
サイト上で多くの悪評を見たからだ。
思うに、悪評を書いた大多数の映画ファンは、
表面だけで映画をみている。
この映画は、明確にハリウッドを風刺している。
そして、娯楽産業では、絶えず時代に即する必要があるという。
この映画、ところどころで「芸術品まがい」だ。
だが、何人かのハリウッド俳優は、
芸術品まがいであることが大好で、
それによって、深みが出ると思いこんでいる。
ここが、この映画のポイント。
ハリウッドでは、カメラがすべてであり、
いつもカメラの前に自分のすべてをさらけだす必要がある。
この映画から得たのは、
ハリウッドについて、いつも感じているもので、
そのうさん臭さを私が好きだということだ。
俳優は、本来、不安定なもの。
それが、彼らがハリウッドを選んだ理由であり、
絶えず認められる必要がある理由なのだ。
給料に見合う働きがある俳優は、
私達を楽しませるために、あらゆる危険を冒す。
それゆえに、私は永久に彼らを敬まう。
必見の映画だ。。
アカデミー賞作品賞にふさわしい。

オトーサン、
「前田さんの言うのも一理あるが」
ハリウッドの内幕物が作品賞とは、世も末、
タコが自分の足を食べるようなものというわけ。

前田有一さん 
2015年4月15日
作品賞だが地雷映画

米アカデミー賞は設立時からねぎらい空気というか、
功労賞としての役割が強い賞である。
ならば12年間も企画を継続させた
「6才のボクが、大人になるまで。」
でもいいだろうと予想していたが、
結果としてはそれ以上に
マイケル・キートンをねぎらう空気が盛り上がったようだ。 
娯楽映画『バードマン』でスターになった
リーガン・トムソン(マイケル・キートン)は、
その後イメージチェンジに失敗し、いまや落ちぶれていた。
再起をかけるべく彼が力を入れているのが
自ら脚色した舞台「愛について語るときに我々の語ること」。
だが、他のキャストや娘との確執に苦しむ彼は
本番を前にさらに追い詰められていくのだった。 
撮影賞もとった本作だが、
巷で言われているほどワンカット長回しを
ほめたたえる気にはならない。
ヒッチコックの昔ならいざ知らず、
デジタル技術全盛の今、
こうしたルックの映画を作るのは
それほど難しいことではあるまい。 
むろん、他の映画のように
カットを編集時に気楽に取捨選択できない
(前後のショットが
絵的な意味でつながらなくなるため)
不自由はあるだろうが、それはそれ。
手法じたいはたまに見かけるし、
そのひとつ「エンター・ザ・ボイド」
(09年、ギャスパー・ノエ監督)の
常軌を逸した浮遊感と違って
本作のカメラワークに新鮮さは薄い。 
やはりそれ以上に、
当て書きと思しき主演のマイケル・キートンを
褒め称える空気が強かった。
バットマンを演じながらその後低迷した
彼と同じような主人公リーガンが、
プライドを守りながら必死にもがき苦しむ。
そしてある種の救いに到達する
(……のかどうか、
ここは解釈がわかれるかもしれないが)。 
こうしたハリウッド内幕的な物語は、
やはり業界関係者の共感を呼ぶということだ。 
一方、彼らによる異様な高評価を鵜呑みにすると、
それ以外の人々にとってはさほどおもしろい映画ではない
との結論になる可能性も高いとみる。 
人気がある限り続けられる中身のないブロックバスターシリーズ。
そこで色を付けられたスター俳優は、
莫大なギャラと引き替えに簡単には方向転換できない
重い足かせをはめられる。
そこから抜け出ようと極端にアート思考になるなど、
ここで描かれるのは業界の「よくある」集。 
本作は、ハリウッド業界人がわがことのように感じられる
こうした主人公の境遇に、
うまいこと共感できる人以外にとっては、
地雷になりかねない作品である。 
とくに、アメコミ映画に興味がない、
アメリカのショウビズ界にもまたしかり、
なによりマイケル・キートンが
どういう人生を歩んできた人か知らない。 
そういう人は、遠慮しておいた方が無難である。 


モネ・ゲーム

オトーサン、
「しまった」
日本人が大好きな印象派の画家
モネの絵を題材にしたコメディです。
ジベルニーのモネの家に行きましたが、
「積みわら」の絵は、覚えていません。
かのコーエン兄弟が脚本を書いているので、
面白いに違いありません。

原題:Gambit (2012) 
監督:Michael Hoffman
原作:Sidney Carroll  
脚本:Joel Coen/ Ethan Coen
Genre:Comedy/ Crime
Country: USA 
Language: English / Japanese 
上映時間:89分
あらすじ:
印象派の巨匠モネの代表作
「積みわら」の連作には、消えた1枚が存在した。
英国の美術鑑定士ハリーは、自分を無能呼ばわりする
雇い主の億万長者シャバンダーに仕返しすべく、
「積みわら」の贋作を使った詐欺計画を練り上げる。
そして話に真実味を持たせるため、
名画の持ち主役として、
テキサスのカウガール、PJを相棒に選ぶ。
ところが、自由奔放で怖い者知らずのPJは、
ハリーの指示を完全に無視するので、
完璧だったはずの計画は、綻びを見せてしまう・・・

出演者:
Colin Firth ・・・ Harry Deane(ハリー) 
Cameron Diaz ・・・ PJ Puznowski(PJ)
Alan Rickman ・・・ Lord Lionel Shabandar(シャバンダー) 
オトーサン、
「豪華な顔ぶれだね」
アラン・リックマンがいいですね。

その他の出演者:
Tom Courtenay ・・・ The Major
Stanley Tucci ・・・ Martin Zaidenweber
Cloris Leachman ・・・ Grandma
Togo Igawa ・・・ Takagawa Go
Mike Noble ・・・  Gunboy 
Brodie Ross ・・・ Shabandar's Shoot Servant 
Alex Macqueen ・・・ Mr Dunlop 
Joe Berryman ・・・ Gas Station Cashier 
Ralph Alderman ・・・ Rodeo PA Man 
Terry Dale Parks ・・・ Cowboy 1 
Russ Dillen ・・・ Cowboy 2 
Cloris Leachman ・・・ Grandma Merle 
Sarah Goldberg ・・・ Executive Wilson 
Obi Abili ・・・  Executive Slazenger 
Anna Skellern ・・・ Fiona   

User Rating:5.7/10 ( 17,162 votes)IMDb
  User Rating:6/0/10( 228 votes) Yahoo!
オトーサン、
「スコア、低すぎる」

User Reviews 
leonasunflower1978 さん
eastleigh, england
2012年11月29日
実に楽しい

ひどいレビューだ!。
原作映画は、「泥棒貴族」。
みたことがないので、比較できないが、
この映画自体で判断するが、いい映画だ。
キャストはすばらしい。
私は、ディアス、ファース、リックマン、トゥッチが好きだ。
だから、決してがっかりしない!
これは。こっけいな犯罪映画で、
生真面目に考えるようには作られていない!
大いに楽しい。
ホテルのシーンでは、何度も泣くほど笑った!
評者が何を考えているのか、理解できない。
私は、完全に楽しませてもらった!
微笑みながら、映画館から出て来た!

オトーサン、
「国際線の機内で、見たのか」

nag*****さん 
2015年8月23日
面白いです 

コメディですから、
細かい筋を突っ込んでも仕方がないと割り切れば、
とても面白い映画だと思います。
もっと高評価でも良いのではないかと率直に思います。
コリン・ファースは、売れている実力俳優ですから、
まあ、その面白さは当然として、
キャメロン・ディアスがいいですね。
キャメロン・ディアスは、もともとコメディが得意みたいですが、
英国人から観た米国人像をうまく演じていますね。
最初、国際線の機内で観て、とても面白かったので
映画館で見直した作品です。
佳作だと思いますよ。
作中の日本人の描き方には抵抗を感じると思いますが、
「愛想笑いや馬鹿を演じているが狡猾、実は賢い」
というのが英国人の日本人感だと思うと、
さほど悪い感じはしなかったです。 


ニック・オブ・タイム

オトーサン、
「原題は、Nick of Time」
ニックという主人公の時かと解釈しましたが、
英語って、難しいですね。
「際どい時」という意味だそうです。
TV東京の深夜映画サタシネとしては、
随分、上等なスリラーものでした。

原題:Nick of Time (1995)
監督:John Badham
脚本:Patrick Sheane Duncan   
Genre:Action/ Crime/ Drama
Rated R for violence and language
上映時間:90分
あらすじ:
税理士ワトソンは、元妻の葬儀を終え、
娘を連れてL.A.駅に降り立つ。.
警官を名乗る男スミスとそのパートナーに
連行され、娘を人質にされ、
時間内に女性州知事の暗殺を命じられる。
必死に暗殺を回避しようとするが、
あらゆるところに監視の目が光っていた。
時間だけが刻々と過ぎる中、
知事の女性秘書クリスタの協力を得るのだが・・・

出演者:
Johnny Depp ・・・Gene Watson(ワトソン)
Christopher Walken ・・・Mr. Smith(スミス)
Marsha Mason ・・・Gov. Eleanor Grant(女性州知事)
オトーサン、
「豪華なキャストだね」
最後まで、主人公がジョニーデップとは思いませんでした。
若くて、髪型がまったく素人風なので。

その他の出演者:
Charles S. Dutton ・・・Huey The Shoes Shine Man
Roma Maffia ・・・Ms. Jones
Marsha Mason ・・・Gov. Eleanor Grant
Peter Strauss ・・・ Brendan Grant
G.D. Spradlin ・・・ The Lobbyist
Yul Vazquez ・・・ Gustino
Edith Diaz ・・・ Irene
Courtney Chase ・・・ Lynn Watson
Gloria Reuben ・・・ Krista Brooks

User Rating:6.3/10 ( 30,957 votes)IMDb
  User Rating:7.2/10( 107 votes) Yahoo!
オトーサン、
「面白かったなぁ」

User Reviews 
bob the mooさん
United Kingdom 
2001年10月17日
賢い小さなスリラー

賢いアイディアだ。
スリラーは、リアルタイムに演じられる。
観客は、締め切りの緊張とプレッシャーを
肌で感じられる。
デップは、州知事殺しを強制される。
さもないと、娘がウォーケンとマフィアに殺されるのだ。
彼は、銃とタイムリミットを与えられる。
厳密に考えれば、スリラーの基礎としては弱い。
時々、リアルタイムではなくなる。
だが、タレントがそれをカバーして余りある。
数年前のヒッチコック・スリラーを彷彿させる。
デップは、主人公を好演している。
アクションヒーローではなく、ごく普通の男なのに、
シチュエーションがそうさせるのだ。
ウォーケンは、悪人役をうまく演じている。
筋書は、よくまとまっている。
デップと同時に、解決策を見い出すのだ。
映画の終わり、陰謀が明らかになる。
デップとウォーケンのストーリーは、十分に緊張感がある。
爆発も、マーシャル・アーツもないが、
最後まで、緊張が続く。
古典的なスリラーではないが、
なかなか独創的なアイデアと筋書だ。
映画は、緊張感に富んでいる。

オトーサン、
「ド素人に要人暗殺を強要するなんて、
筋書にムリがありますが・・・」
でも、なまじプロを雇えば、足がつく危険があります。
素人なら、やらせたあと、すぐ殺せばいいのですから。
ケネディ暗殺もそうでした。

アンドレ・タカシさん 
2010年8月15日
最初はそんな手もあるのかと感心した。

暗殺計画の当日に、駅でナンパでもするように
暗殺者と人質を調達し犯罪を押し付ける。
でも、すぐにボロが出る。
人質になっている娘は大切でも、
人を殺すことは簡単じゃない。
それを監視しながら遣らせるって、
もの凄く面倒で無理のある計画でした。
監視役のクリストファー・ウォーケンが
とても間抜けに見えた。
娘を見張る女がかなり憎ったらしくて、
最後は爽快な出し抜きが観られるのかと思ったが、
泥仕合の騒動の中で決着がついた感じで、
期待したような爽快感はない。
そもそも、警備担当まで抱き込んでいるのなら、
なぜ金で殺人を請け負うプロに頼まないんだ? 
その方が確実に目的を達成するはず。
また、J・デップが銃を撃った次の瞬間には、
警備陣に蜂の巣にされるのが普通だと思うのだが、
生き延びることが穴だらけの計画を再確認させるし、
裏返せば物語のご都合も感じさせる。
自分の尺度では、かなりダメな部類に入るサスペンスです。 


ラスト・ターゲット

オトーサン、
「この原作、面白そうだな」
・マーティン・ブース「暗闇の蝶」新潮社 2011年
原作を読んで、はじめて、
主人公をミスターバタフライと呼ぶ理由が分かりました。
映画では、カメラマンにしていますが、
原作では、蝶を描く画家なのです。

原題:The American (2010) 
監督:Anton Corbijn 
原作:Martin Booth
脚本:Rowan Joffe  
Genre:Crime/ Drama/ Thriller 
Country: USA / UK 
Language: English / Italian 
上映時間:105分
あらすじ:
ジャックは、闇の暗殺者だ。
スウェーデンで、何者かに襲われ、
一緒にいた恋人を射殺し、危機を脱する。
組織の連絡係パヴェルの指示で、イタリアへ。
アメリカ人の風景カメラマンと称し、
名前も変えて、ローマの東にある城塞の街、
カステル・デル・モンテに身をひそめる。
ある日、組織を介してマチルデと名乗る若い女から
狙撃ライフル制作の依頼を受ける。
なじみの娼婦クララと愛し合うようになって、
この仕事を最後に、足を洗い、
この地に腰を落ち着けようと考えはじめるが・・・

出演者:
George Clooney ・・・ Jack/Edward(ジャック)
Johan Leysen ・・・ Pavel(パヴェル)
Thekla Reuten ・・・ Mathilde(マチルデ)
Violante Placido ・・・ Clara(クララ)
オトーサン、
「渋い!ジョージ・クルーニー、いいね」

その他の出演者:
Paolo Bonacelli ・・・ Father Benedetto
Irina Bjorklund ・・・ Ingrid
Filippo Timi ・・・ Fabio
Anna Foglietta ・・・ Anna

User Rating:6.3/10 ( 76,223 votes)IMDb
  User Rating:6.2/10( 133 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ま、こんなものかも」

User Reviews 
elroy_geronimoさん
Holland 
2010年11月3日
時が、珠玉の作品にするだろう

撮影は、息を呑むようだ。
最高の写真家アントン・コルベインが監督しているので、
期待外れということはない。
この映画、せりふがほとんどなく、
演技とビジュアルなスペクタクルを際立たせている。
CGIも、激しいアクションシーンもない。
その手の映画ではないのだ。
セルジオ・レオーネの「ウエスタン」(1968)や、
フレデリック・フォーサイス原作、
フレッド・ジンネマン監督の「ジャッカルの日」(1973)への
クルーニーなりのオマージュになっている。
故意に遅いペースが不快なるひとも多いかもしれない。
この映画は、プロフェッショナリズム、裏切り、寂しさ、
復讐、および愛情をテーマにしている。
「悪人」が、いかに善人になるか。
すばらしい映画だ。
平均的なハリウッド好きには、
評価されないだろうが、映画を愛し、
映画製作をアートと考えるひとには、必見の映画だ。

オトーサン、
「確かに、冒頭シーンには息を呑んだ」

ザ・チャンバラさん 
2012年1月2日
傑作を予感させる冒頭

隠れ家を襲撃してきた刺客を撃退すると、
その一部始終を目撃してしまった恋人も
躊躇せず射殺する主人公。
ハードボイルドの傑作を予感させる冒頭に
期待は高まったのですが、内容はかなりの肩透かしでした。
見せ場どころかまともなセリフもなく、
こわばった表情のジョージ・クルーニーを
ひたすら眺めるだけの内容に105分はあまりに長すぎました。
「殺し屋」という職業の人々がもしいたとしたら、
恐らくこんな感じで生きているだろうという
理詰めの設定には納得がいきます。
部分部分では良い場面もあるのですが
(恋人との新たな人生を目の前にしながら
力尽きようとする主人公の姿はまさにハードボイルド)、
アクションやサスペンスとしての面白さを
完全に放棄してしまった製作陣の姿勢には
疑問を抱かざるをえません。
本作以外にも「ザ・バンク堕ちた巨像」や「ハンナ」など、
ヨーロッパを舞台にしたアクション映画には
芸術性や作家性のみに特化し
て観客の生理を無視した内容のものが多いように感じます。
ヨーロッパの景色を目の前にして
アメリカ人スタッフ達はテンションが上がってしまい、
その景色をフィルムに納めることに夢中になるのでしょうが、
美しい景色だけではアクション映画を見に来た
観客を満足させることはできないことを
いい加減覚えて欲しいものです。 


キミに逢えたら!

オトーサン、
「甘ったるい邦題だね」
どうも最近の邦題のつけかた、営業的です。
いい原題があるのですから、意訳すれば?
ニックとノラの大事な曲目とか。
  
原題:Nick and Norah's Infinite Playlist (2008) 
監督:Peter Sollett
原作:Rachel Cohn/ David Levithan 
脚本: Lorene Scafaria 
Genre:Comedy, Drama, Music
Rated PG-13 for mature thematic material
      including teen drinking, sexuality, language and crude behavior 
上映時間:89分
あらすじ:
ニックは、バンドのベース担当。
元カノ、トリスへの想いを断ちきれず、
自作の音楽CDを贈ったが、全てゴミ箱へ。
トリスと昔なじみのノラは、
たまたま、そのCDを拾って、選曲に惚れ込む。
ニックのバンドが出演したライブ会場で
ニックとノラは出逢う。
ノラの友達のキャロラインが泥酔するなかで、
2人は、シークレット・ライブの会場を探して、
マンハッタンの街を彷徨う・・・

出演者:
Michael Cera ・・・ Nick O'Leary(ニック)
Kat Dennings ・・・ Norah Silverberg(ノラ)
Ari Graynor ・・・ Caroline(キャロライン)
Alexis Dziena ・・・ Tris(トリス)
オトーサン、
「カット・デニングス、演技がうまい娘だね」
聞きなれない名前は、ユダヤ系のためとか。

その他の出演者:
Aaron Yoo ・・・ Thom
Rafi Gavron ・・・ Dev
Jay Baruchel ・・・ Tal
Jonathan B. Wright ・・・ Lethario
Zachary Booth   ...  Gary 
Justin Rice   ...  Bishop Allen 
Christian Rudder   ...  Bishop Allen 
Giorgio Angelini   ...  Bishop Allen 
Darbie Nowatka   ...  Bishop Allen 
Cully Symington   ...  Bishop Allen 
Jeremy Haines   ...  Randy 

User Rating: 6.7/10 (70,613 votes)IMDb
  User Rating:7.1/10( 28 votes) Yahoo!  
オトーサン、
「評判いいね」

User Reviews 
lostmyhairbrush さん 
New York, USA 
2008年10月4日
インディーズ・ロックを背景にした
甘く、無分別な楽しみ

この映画、楽しい驚きだった。
ハレンチな10代向けコメディ映画でも、
うんざりさせる女性向け映画でもない。
本作は、胸に訴えるものがある。
2人とヒップスターが良くバランスがとれている。
タイトルに騙されないでほしい!
その本質は、音楽ではないのだから。
登場人物がメインの映画だ。
幸いキャストは、非常に強力だった。
マイケル・セラとカット・デニングスは、
スクリーンのペアとして、奇抜で楽しい。
助演陣も輝いている。
アリ・グレイナーは、
これまで出合った最も滑稽で好ましい酔っぱらい。
その演技が映画を作りあげている。
全体として、私は大いに楽しんた。
DVDのリリースが、待ち遠しい。
この映画、生真面目に考える必要はない。
ニューヨークのミュージック・シーンのヒトコマがあって、
ドラマチックで、ロマンティックで、愉快だった。
レコードについていえば、
ヒップスターのサブカルチャーに夢中である必要はない。
ロックバンドのVampire Weekendを知らなくても、
誰でもアクセス可能なストーリーになっている。

オトーサン、
「ジーナさんのお気に入り?」
最近の若いひとの恋愛模様は理解しがたい?

ジーナさん 
2010年3月4日
うまく合った音楽

ゲリラライブの場所探しやら友達の捜索やらと
落ち着き無くよく動き回るあわただしい展開なので
退屈する事は無かったです。
退屈するような隙間がないほど
密に物事が詰まっていました。
逆に言うと、ずっ〜と勢い良く展開するので
コレと言った見せ場はありません。
主人公とヒロインのお互いの気持ちと気持ちが
ピッタリ合うという感じが、
二人の会話や空気から感じ取れなかったのが残念。
だから、ヒロインが主人公に心を強く惹きつけられた理由も
よく分からなかったです。
一目ぼれってタイプでもないし、
ミックスCDの件は後になって分かる訳ですから、
ヒロインが主人公に惹かれた理由を
もう少し具体的に描き入れたほうが良かったでしょうね。
元カノの話ばかりをする男をひたむきに想えるほど
何に惹かれたのか全くもって理解できませんでした。
まぁ・・・約ひと晩の出来事ですから、
それほど深く描く必要もないんですが(笑)
「なんとなく気になる」程度で終わっても
不思議ではないですからね(爆)
他にも・・・
序盤は別れた彼女に未練タラタラな状態を
ストレートに表現していましたが、
中盤になってもどっちつかずなフラフラした気持ちの男の子に
どうにもイライラしてしまいました。
男性特有の優しさなのかもしれませんが、
優柔不断に映ってしまい好感は持てませんでした。
マイケル・セラは嫌いじゃないですよ。
女の子のほうも別れてはいないけど
それに近い状態という半端な男の存在と
彼に対する態度に共感できませんでした。
このハッキリしない感じが高校生らしい恋愛スタイルなのでしょうか?
おばちゃんにはどうにもムズムズしてダメだわ(爆)
主人公のお友達3人は、友達想いで素晴らしかったですし、
キャラクターとしても効果的に使われていたと思います。
ヒロインを演じたカット・デニングスは
ポッチャリ体型とは不釣合いなセクシーな顔立ちで、
どう見ても主人公の元カノよりイイ女オーラが出ちゃってました。
キャラの設定上チョット地味な女優さんを使うか、
元カノをモデルばりの女優さんにするべきだったのでは?
ぱっと見でデニングスに軍配が上がっちゃうようなキャスティングでは
ストーリーが成り立たないでしょ(笑)
スピーディな展開、ほのぼの&チャーミングなオープニング、
生きたNYの街並みは高評価です。
今どきのティーンエイジャーを描いた青春ロマコメですが、
下ネタもないのでゲロさえ我慢できれば、、
サッパリ明快で気持ちの良い作品になっていると思います。
とりあえず、ティーンに近い若い方にオススメします(笑)


グリマーマン

オトーサン、
「セガールか」
最近は、劇場上映されず、ビデオスルー。
合気道からカンフー、そしてアクション卒業・・・
どんどん、つまらなくなっています。
でも、この「グリマーマン」の面白いこと!
あと、個人的に面白かったのは、
「沈黙の戦艦」(1992年)
「暴走特急」(1995年)
「DENGEKI 電撃」(2001年)

原題:The Glimmer Man (1996) 
監督:John Gray
脚本:Kevin Brodbin  
Genre:Action/ Comedy/ Crime 
Rated R for strong violence, language and some nudity 
上映時間:91分
あらすじ:
ロサンゼルス。
連続猟奇殺人事件が発生。
キリストのように被害者を壁に磔刑にする
残酷極まりないものだった。
犯人を世間は「ファミリーマン」と呼んだ。
ニューヨークから赴任してきたジャックは、
殺人課に配属され、刑事ジムと組んで、捜査に当たる。
検死の場所へ赴くと、被害者は骨肉腫患者だった。
その後、生徒による立て篭もり事件が発生。
事件をたちまち解決したジャックのところへ、
町の実力者デベレルの用心棒が現れる。
立て篭もったのは、デベレルの息子だから、
事件を大目にみてほしいと言う。
ジャックは、一蹴する。
数日後、またファミリーマン事件が発生。
被害者はジャックの前妻とその夫で、磔にされていた。
だが、現場にジャックの指紋が残されており、
窮地に追い込まれる。
ファミリーマンの仕業でないと見抜くが、
誰もジャックの意見に耳を傾けない・・・

出演者:
Steven Seagal ・・・ Detective Lieutenant Jack Cole(ジャック)
Keenen Ivory Wayans ・・・ Detective Jim Campbell(ジム)
Bob Gunton ・・・ Frank Deverell(デベレル)
オトーサン、
「無敵というのが、セガール映画の原点だよね」
相棒役も、結構、愉快でした。

その他の出演者:
Brian Cox ・・・ Mr. Smith
John M. Jackson ・・・ Donald Cunningham
Michelle Johnson ・・・ Jessica Cole
Stephen Tobolowsky ・・・ Christopher Maynard
Ryan Cutrona ・・・ Capt. Harris
Richard Gant ・・・ Detective Roden
Jesse Stock ・・・ Cole's Son
Alexa Vega ・・・ Cole's Daughter
Nikki Cox ・・・ Millie Johnny's Girlfriend
Scott Nielson ・・・ Himself
Johnny Strong ・・・ Johnny Deverell
Wendy Robie ・・・ Melanie Sardes
Peter Jason ・・・ Millie's father
Larry Cedar ・・・ Abusive father
Whittni Wright ・・・ Girl wearing Los Angeles Dodgers hat
Ross Malinger ・・・ Boy wearing California Angels hat

User Rating:5.3/10( 14,691 votes)IMDb
  User Rating:6.5/10( 32 votes) Yahoo!
オトーサン、
「Yahoo!に1票」

User Reviews 
ryan larsonさん
U.S.A 
2003年2月16日
最高の状態の古典的なセーガル!!!

私が本当に好きなセーガル映画だ。
アクションスターが提供するのは、
合気道、短いジョーク、傲慢さ、ユーモア。
だが、批評家たちは、彼を憎んでいる。
スローモーション・シーンは、
セーガルの問題の多いキャリアの中で、最もよいものだ。
彼の才能が発揮された最高のアクション映画だ。
「DENGEKI 電撃」以来、
セーガルコレクションのなかで、最も素晴らしいものだ。
切符売り場では、価値が認められないが、
これは、セーガルを「セーガル」たらしめるものだ。
セーガル・ファン用のDVDコレクションに加えたい。

オトーサン、
「分かるよ、その気持ち」
悪者どもをバッタバッタとなぎ倒す、いいねぇ。

nem*****さん 
2015年4月9日
セガールだ!! 

サイコサスペンスを絡めていますが、
実にセガールな映画でした。
ガンアクションあり、肉体アクションあり、
セガールファンでなくても楽しめる
珍しい作品だと思います(笑)
刑事なのに何のためらいもなく
次々と殺していくセガール。
素敵です。
強敵相手でも余裕の完封勝ち、
セガール素敵です。
CIAでもとりあえずぶっ倒す、
セガール素敵です。 


荒野の七人

オトーサン、
「"七人の侍"のリメイクだ」
実に豪華な顔ぶれで、驚きました。
ユル・ブリンナー、スティーヴ・マックィーン、チャールズ・ブロンソン、
ジェームズ・コバーン、ロバート・ヴォーン、ホルスト・ブッフホルツ。
流石、ハリウッドです。
一方、黒沢明の七人の侍を演じたのは、
三船敏郎、志村喬、加東大介、木村功、
千秋実、宮口精二、稲葉義男でした。
そして、無法者のリーダーは、イーライ・ウォラック。
野武士の頭目は、高木新平。
確かに、顔ぶれでは、ハリウッドに軍配が上がります。

原題:The Magnificent Seven(1960)
監督:John Sturges 
脚本:William Roberts  
Genre:Action/ Adventure/ Western
Country: USA 
Language: English / Spanish 
上映時間:128分
あらすじ:
無法者の一団に、
貢ぎ物を強要されている寒村。
村人は少ない金を出し合い、
無法者たちを撃退するために
ガンマンを雇おうと決意する。
そして、凄腕の7人の男が集まった・・・

出演者:
Yul Brynner ・・・ Chris Adams(クリス)
Steve McQueen ・・・ Vin(ヴィン)
Charles Bronson ・・・ Bernardo O'Reilly(オライリー)
James Coburn ・・・ Britt(ブリット)
Eli Wallach ・・・ Calvera(カルヴェラ)
オトーサン、
「ほんとに、すごい顔ぶれだね」

その他の出演者:
Horst Buchholz ・・・ Chico
Robert Vaughn ・・・ Lee
Brad Dexter ・・・ Harry Luck
Vladimir Sokoloff ・・・ The Old Man
Jorge Martinez de Hoyos ・・・ Hilario
Rosenda Monteros ・・・ Petra
Whit Bissell ・・・ Chamlee the Undertaker
Rico Alaniz ・・・ Sotero
Natividad Vacio ・・・ Miguel
Robert J. Wilke ・・・ Wallace
Val Avery ・・・ Henry the Corset Salesman
Bing Russell ・・・ Robert, Henry's Traveling Companion

User Rating:7.8/10 ( 60,170 votes)IMDb
  User Rating:8/3/10( 178 votes) Yahoo!
オトーサン、
「名画だ」

アカデミー賞ノミネート 
・劇・喜劇映画音楽賞 

User Reviews 
ccthemovieman-1 さん
United States 
2006年4月26日
ユル・ブリンナーがクール!

これは歴史に残るすばらしい西部劇だ。
本当のクラシックであることは、議論の余地がない。
私は、多くのより速く動きのよい西部劇を見てきたが、
これほど面白い、こんなによいキャストを持つ西部劇は見たことがない。
この映画のスター、見ていて飽きない。
ユル・ブリンナー、スティーヴ・マックィーン、チャールズ・ブロンソン、
ジェームズ・コバーン、およびイーライ・ウォラック。
それに、ロバート・ヴォーンとホルスト・ブッフホルツが加わる
記憶に残る豪華な顔ぶれだ。
スティーヴ・マックィーンと同様、
ユル・ブリンナーも、実にクールだ。
彼の強烈な表情、突き刺すような眼差し、渋い声。
目を引きつかれずにはおけない。
そして、イーライ・ウォラックほど、
メキシコの悪漢を演じた俳優がいるだろうか。
この古典的な映画のナイスガイは、すべて殺し屋であり、
人間的な弱さやを殺し屋稼業の空しささらけだしている。
そして、チャールズ・ブロンソンときたら、
少年たちに強烈な説教をしている。
手堅い西部劇とかなり有名なテーマソングがいい!
罰当たりな言葉なしでも説得力がある
本当にタフな男たちが出てくる。
今日リメイクされたら、
こんなせりふ、想像できるだろうか?!

オトーサン、
「確かに、イーライ・ウォラックがいい」

Katsumi_Egiさん 
2003年11月17日
ウォラック!

私も以前は『七人の侍』と比べて貶していたのだが、
見直してみるとこれはこれでヤッパリ面白い!
3時間を超える原本をコンパクトにまとめた構成も見事だが、
何と云っても群盗の首領カルベラのキャラクターを
ふくらませたことが映画としての勝因だ。
例えばチコと村娘との恋愛描写の唐突さなんかは
女性を描けないスタージェスの欠点が如実に現れている。
木村功と津島惠子が出会うシーンのドキドキ感、
光の扱いの美しさには遠く及ばないと思う。
女性を描くのが下手なことでは黒澤明も同様なのだが
黒澤はそれでも画面造型の点で優れている。
しかし、このような枝葉の描写を必要最小限とし、
ストレートなアクション西部劇として押し切った構成が
この映画の良さだろう。
また、出世する前のスター達が
それぞれ適度な見せ場を与えられた上で
皆存在感溢れる仕事振りを残しており嬉しくなる。
結局出世しなかったホルスト・ブッホルツや
ブラッド・デクスターでさえ
見事に一貫したキャラクターとして
コバーンやブロンソンに対抗している。
そして盗賊の首領を演じるイーライ・ウォラックの存在感!
こゝでは盗賊には盗賊の論理がある
ということがきちんと描かれ、
ともすれば村を守る七人と立場が入れ替わったかもしれない
同じガンマンとしての孤独な生き様が浮き彫りになる。
ウォラックが一番人間性に溢れているのではないかと思えてくる。
勿論、ユル・ブリンナーやマックィーンの
ヒーローとしての納得性があってのことなのだが、
今現在見てもこの映画が面白いのは
ウォラックのキャラクター造型に寄るところも大きい。


チャーリー・バートレットの男子トイレ相談室

オトーサン、
「恥ずかしい、借りるの」
ロバート・ダウニー・Jr.が出演しているのに、
下ネタ満載のドタバタ・コメディと錯覚します。
これも、邦題が営業しています。
こうした風潮、まったく気に入りません。

原題:Charlie Bartlett (2007) 
監督:Jon Poll
脚本:Gustin Nash  
Genre:Comedy/ Drama/ Romance
Rated R for language, drug content and brief nudity |
上映時間:97分
あらすじ:
チャーリー・バートレットは成績優秀なセレブ高校生。
人気者になりたいという強迫観念で、問題を起こしてばかり。
名門校を次々と追い出され、
ついに落ちこぼれが集まる公立高校に転校。
だが、不良学生たちを相手に悩み相談のカウンセリングを開始、
ホームドクターの精神科医をダマして入手した処方薬を
彼らに転売するビジネスを始める・・・

出演者:
Anton Yelchin ・・・ Charlie Bartlett(チャーリー)
Kat Dennings ・・・ Susan Gardner(スーザン)
Robert Downey, Jr. ・・・ Nathan Gardner(校長)
Tyler Hilton ・・・ Murphey Bivens(マーフィー)
オトーサン、
「ロバート・ダウニー・Jrが出ている!」
それだけで、この映画が上等だとわかります。

その他の出演者:
Hope Davis ・・・ Marilyn Bartlett
Mark Rendall ・・・ Kip Crombwell
Jake Epstein ・・・ Dustin Lauderbach
Megan Park ・・・ Whitney Drummond
Lauren Collins ・・・ Kelly
Derek McGrath ・・・ Superintendent Sedgwick
Stephen Young ・・・ Dr. Stan Weathers
Abby Zotz ・・・ Mrs. Crombwell
Drake ・・・ A/V Jones
Sarah Gadon ・・・ Priscilla

User Rating:7.0/10 ( 54,370 votes)IMDb
  User Rating:7.9/10( 34 votes) Yahoo!
オトーサン、
「愉快で、考えさせる」

User Reviews 
barrys82 さん
Mexico 
2008年10月5日
ユニークで愉快なコメディ

いい映画だ。
華やかではないが、私の期待を叶えてくれた。
非常によく書かれたコメディで、
ドラマもたっぷり。
愉快だが、冗談やギャグ満載のためではなく、
シチュエーションがユーモアの源泉になっている。
大金持ちの若者が、公立高校に転校し、
お抱えの「精神科医」を利用して、
魅力をふりまき、校内での地位を高めるという
ストーリーがいい。
イマドキの若者事情がよく出ている。
ロバート・ダウニー・Jrが出ているが、
あとは完全に若い俳優が出演していて、みんな演技がいい。
ロバート・ダウニー・Jrは、よかった。
チャーリー役のアントン・イェルキンの演技は、すばらしかった。
ロバート・ダウニー・Jrの素晴らしい引き立て役だった。
助演陣のカット・デニングスとホープ・デイヴィスも、すばらしかった・
ロバート・ダウニー・Jr.とイェルキンの
共演が見れるだけでも、価値ある娯楽映画だ。

オトーサン、
「確かに、ユニーク」
イジメを逆転させるシーンの快感、たまりません。

ジーナさん 
2010年6月4日
心地よく爽やか

名門私立高校から公立高校へとやってきた
ティーンセレブがいじめられっ子から
学校の人気者へと成り上がる青春コメディです。
頭も良ければ、母親想いだし、
ユーモアもあってピアノも弾けちゃう素晴らしいコなのに
劣等感を抱えていたり、
そのわりに積極的で忍耐力があったりと
主人公のキャラクター性がとっ散らかってて面白いですね。
今まで全く馴染みのなかった庶民と
坊ちゃんの感覚の違いや
(セレブの代名詞)専用カウンセラーを利用したイジメからの脱出など
笑いどころもあって楽しめました。
主人公がやってきた事で乱れる秩序と統制に悩む
校長先生のキャラも良かったですね。
もちろんラブも取り入れていますし、
許す心を学んで一歩前進というストーリーなので
正統派な手順をキッチリ踏んでいて安定感もあります。
笑えるところは笑って、締めるところは締めた
抑揚のつけ方も良かったと思います。
欲を言えば、なんちゃってカウンセラーによる
男子トイレ相談室のカウンセリングシーンを
もう少し描き入れて欲しかったかな・・・。
それから、モンスターペアレンツが出てくる事も無く
登場人物全員が心優しい人ばかりというのも
毒っ気が無くて物足りなかったですかね。
主人公を演じたアントン・イェルキンの子供っぽい顔立ちは
役柄にハマっていましたし、
最近の青春モノと言えばこのコ!といえるぐらい
こういったテイストのヒロインが板についている
カット・デニングスもハマり役でした。
校長であり父親であるロバート・ダウニー・Jrの
存在感も効果的でしたね。
この作品の中で唯一彼が
人間らしい感情と欲望のあるキャラだったと思います。
生活感も出てましたし(笑)
息子に気をかけセレブらしい配慮をする母親を演じた
ホープ・デイヴィスもまたGOOD
息子の疑問や問題に対し、
意外とシニカルに答えているあたり笑えました。
これといって華やかで目立つ役者さんは居ませんが、
親近感のあるキャスティングに好感が持てましたね。
選曲も今どきな感じがあって作風に合っていたと思います。
ドタバタやお馬鹿な学園コメディではなく、
知的なユーモアと趣向をこらした作品になっているので
「アメリカの青春コメディは
すぐに下ネタになるから苦手」という方にオススメです。


サイレントヒル

オトーサン、
「午後ロードか」
映画批評のタスクが溜まっているので、
みるのを辞めようかと思いました。
ところが、なかなか丁寧に出来ていて、
こわさも半端じゃありません。:
監督名をみたら、クリストフ・ガンズ。
名作「ジェヴォーダンの獣」(2001)をものしたひと。
「美女と野獣」(2014) 、面白いかも」

原題:Silent Hill (2006) 
監督:Christophe Gans
脚本:Roger Avary  
Genre: Horror/ Mystery
Country: Canada / France / Japan 
Language: English 
上映時間:125分
あらすじ:
ローズとクリストファーは、
娘・シャロンの奇妙な言動に悩んでいた。
「サイレントヒル…」とうめく娘に心を痛め、
サイレントヒルという街へ、シャロンを連れていく。
だが、そこは30年前の大火によって多数の人が死に、
誰も近付かない廃墟と化していた。
途中、女児誘拐犯と勘違いされて女性警官に追われるものの、
二人とも帰り道が突如切れ無くなった街に取り残され、
シャロンも後部座席から消えており、
不思議な現象に巻き込まれていく・・・

出演者:
Radha Mitchell ・・・ Rose Da Silva(ローズ)
Sean Bean ・・・ Christopher Da Silva(クリストファー)
Jodelle Ferland ・・・ Sharon Da Silva(シャロン)
Laurie Holden ・・・ Cybil Bennett(女性警官)
オトーサン、
「この女優さん、いいなぁ」
ニコール・キッドマンよりも、美しく演技上手です。
「モーツァルトとクジラ」(2004)や 
「メリンダとメリンダ」(2004)で、実力は実証済み。 

その他の出演者:
Deborah Kara Unger ・・・ Dahlia Gillespie
Kim Coates ・・・ Officer Thomas Gucci
Tanya Allen ・・・ Anna
Alice Krige ・・・ Christabella.
Christopher Britton ・・・ Adam
Nicky Guadagni ・・・ Eleanor.
Roberto Campanella ・・・ Pyramid Head
Emily Lineham ・・・ Lisa Garland
Lorry Ayers ・・・ the adult Alessa Gillespie
Eve Crawford ・・・ Sister Margaret.

User Rating:6.6/10 ( 162,922 votes)IMDb
  User Rating:7/1/10( 871 votes) Yahoo!
オトーサン、
「Yahoo!に1票」

User Reviews 
ox_hound1980さん
United States 
2006年4月20日
本作は、ホラー映画ではなく、悪夢のラマ

見たひと、見ようとしているひと、見ようと考えているひと。
ホラー映画だと思わないでほしい。
よいビジュアル、プロット、演技、ミステリーが
好きな人向けの知的なドラマだ。
運命ではなく、悪ではなく、よく書かれたドラマ/ミステリーだ。
ビジュアルとストーリーが、心を乱す。
ゲームをしなかった人々も、心を開いて見に行ってほしい。
テレビゲーム映画として見ないでほしい。
ゲームなしでも、それ自体、すばらしい映画なのだ。
ポップなナンセンスな流血映画を捜しているならば、
見ないでほしい。
記憶に残る映画を捜しているなら、
この先何年もの間考えてから、見るとよい。
「サイレントヒル」へようこそ・・・

オトーサン、
「お、前田さんが絶賛!」

前田有一さん 
2006年7月2日
今夏最高の本格ホラームービー

コナミのゲームソフト『サイレントヒル』といえば、
カプコンの『バイオハザード』と並ぶ
プレステ時代の傑作ホラータイトルだ。
しかし、ゲーム的な、ライトなアクションホラーとして
映画化された『バイオハザード』とは、
映画化のコンセプトが大きく異なる。 
ストーリーは、ゲーム版のパート1を元にしている。
ゲーム版では父親だった主人公が、母親に変更されている。
これにより、テーマが母子愛という、
誰の目にもわかりやすい、普遍的なものとなった。
この方が、アメリカでの受けはよいだろうし、
なにより、演技力を備えた美人女優で知られる
ラダ・ミッチェルがヒロイン
(しかも妙に体の線丸出しな薄着)なら、
世界中の男性客が喜ぶ。
商業面でも一石二鳥というわけだ。 
(略 あらすじ紹介)
ゲーム版の大ファンであるクリストフ・ガンズ監督は、
見事なまでに世界観の再現に成功した。
霧につつまれた静かな町、降りしきる白い灰のようなもの。
突如、闇から現れる恐ろしい何か。
これはまさしく、ゲーム『サイレントヒル』の世界だ。
多少、冒頭の展開は違うものの、
いきなりこの不気味な町をさまようことになる唐突感も
まさしくこの作品独特のもの。
間違いなく、ゲーム体験者は
のっけから違和感を感じることなく引き込まれよう。 
さらに素晴らしいのは、
この映画がアメリカのホラージャンルにしては珍しく、
コケオドシを一切使っていない点だ。
コケオドシとはたとえば、突然大音量とともに
画面に何かが登場したりして、観客を驚かすおなじみの手法。
あまりに芸がないので私はこう呼んでいる。 
映画『サイレント・ヒル』は、
そういう安直なやり方で客を怖がらせたりしない。
常にゆったりとしたテンポで、
この見事な世界観にお客さんを引きずり込み、
じっくりたっぷり楽しんでもらう、
浸ってもらうというコンセプトで作ってある。
慎重に、腰の重い演出で、リアリティを失わぬよう、
細心の注意を払いながら、ゆっくりと話を進めでいく。 
客は、主人公と白バイ警官のシビル同様、
何もしらないところから、
少しずつこの町の謎、ルールを学んでいく。
何がおきるかわからない、
得体の知れなさからくる緊張感が続くおかげで、
2時間超の上映時間もまったく長く感じない。 
後半に入ると、かなり直接的な残酷シーン
(小中学生にはキツい?!)が増えてくる。
ゲームにも出てくる三角頭の恐ろしいモンスターから
逃げる場面なども、ド迫力ものだ。
だが決して、単なるゾンビとの追いかけっこ映画にはなっていない。 
『サイレントヒル』は、安直なビックリホラーでない、
本格的、正攻法のホラー映画という事で、
ゲームをやったことのない人にも強くすすめることができる
良質な作品だ。
とにかく、舞台がよく出来ているから、
その雰囲気を楽しむ事を最大の目的として、
恐怖体験を味わってほしい。
夏の怖い映画としては、イチオシである。 


セクター5 [第5地区]

オトーサン、
「シリーズ第5作?」
この邦題、あまりよくありません。
原題の"Bloodthirst"を直訳して、 
"殺生好き"にするとか、
内容を汲んで、"吸血鬼を殺せ!"にしてはいかが?

原題:True Bloodthirst (2012)
監督:Todor Chapkanov
原作:Jeffrey Green
脚本:Rafael Jordan   
Genre:Action/ Horror/ SF 
上映時間:90分
あらすじ:
未来の世界。
人類と吸血鬼の共存を目指したが
失敗して作った吸血鬼居住区[第5地区]。
そこで残虐な殺人事件が発生。
捜査を開始した刑事のデリックスは
闇取引されている汚染血液により、
新種のより凶暴な吸血鬼が暴走しはじめたと知る。
そこで、吸血鬼ハンターのハーカーやセレステ、
さらに、吸血鬼のニコライとも手を組み、
第5地区の深部へと潜入してゆく・・・

出演者:
Andrew Lee Potts・・・   ...  Johnny Harker(ハーカー)
Heida Reed・・・   ...  Celeste (セレステ)
Ben Lambert・・・   ...  Nikolai( ニコライ)
Neil Jackson・・・   ...  Derricks(デリックス)
オトーサン、
「脇役が多すぎて、頭が混乱するね」

その他の出演者:
Claudia Bassols・・・   ...  Katya キャット
Roark Critchlow・・・   ...  Kovacs 
Vlado Mihailov・・・   ...  Andrei アンゲル 
Jonathon Hargreaves・・・   ...  Innes-Dunchley 
Iliana Lazarova・・・   ...  Mirela 
Atanas Srebrev・・・   ...  Marius 
Yana Marinova・・・   ...  Cassandra 
Ewan Bailey・・・   ...  Anghel 
Hristo Balabanov・・・   ...  Dragos 
George Zlatarev・・・   ...  Blood dealer 
Velislav Pavlov・・・   ...  Grigore  

User Rating:4.0/10 ( 1,339 votes)IMDb
  User Rating:5.5/10( 4 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ま、こんなものかも」

User Reviews 
ZippyNardwarさん
Texas, USA 
2012年7月20日
最もよい映画ではないが、見る楽しみが大きい

これは、ベストの映画か?
全然ちがう。
ベストのSF映画か?
いや、全く。
見るのは楽しいか?
はい、全く!
悪い点。
脚本は、すばらしくはない。
そして、脇役はほんとうによくない。
そう言った上で、正直に言おう。
この手の映画では、脚本はいつも悪い。
出演している俳優は、テレビ映画用と分かっているから、
オスカーを狙っているわけではない。
OK、前へ進もう。
主要なキャストは、持ち味を発揮し、すばらしい仕事をした。
アンドリュー・リーポッツは、カンペキだった。
自分のすべてを役に投入しているのがいい。
ニール・ジャクソンも、すばらしかった。
「PUSH 光と闇の能力者」よりも、好きだ。
ベン・ランバートは、はじめてみただが、
ニコライ役として非常によい仕事をした。
ヘイダ・リードとのからみも、いい。
彼女をもっと見たくなった;
彼女の使われ方は、恥辱だ。
チャレンジさせてやるべきだった。
このSF映画についての私の唯一の不満は名前だ。
"True Bloodthirst"(本物の殺生好き)は、やりすぎ。
SFオリジナルなら、ちがう名前のほうがいい。
タイトルは、"Bloodthirst"か、"Vampyre Nation"のほうがいい。
Trueを追加することで、妙に儲けたがっているように思える。
前にも言ったように
この映画、十分に見る価値がある。

オトーサン、
「ブカレストが舞台というのはいいね」

にもさん 
2013年3月18日
意外としっかり

吸血鬼が隔離地区で生活しているブカレストが舞台。
ヴァンパジーヤ(吸血鬼ハンターなんてのがおり、
人間と吸血鬼は、互いに反目している模様。
そんな折、人間と吸血鬼の双方を
見境無く殺して回る存在がなんて、ありがちな設定。
出てくるクリーチャーも、
冒頭からドーンと顔見せしちゃっているので、
どんなのが出てくるのかも丸わかり。
とくると、かなりグダグダな印象がありますが・・・
アクション、ストーリーともにB級作品の割には、
意外にしっかりとした作りでした。
グロエロともにないものの、
ヒマな時に観るぶんには良いかと。


宇宙兄弟

オトーサン、
「選抜試験が長すぎるね」
評判の原作漫画を読んでいないので、そう感じました。
普通のひとは、もっと宇宙空間での活躍をみたいのでは?

原題:宇宙兄弟(2012)
監督:森義隆
原作:小山宙哉  
脚本:大森美香 
Genre:Drama
上映時間:129分
あらすじ:
兄・六太と弟・日々人は、
月に向かうUFOを目撃し、
一緒に宇宙に行こうと約束した。
それから19年。
宇宙飛行士となった弟の日々人は、
月面ミッション・クルーに
日本人として初めて選ばれる。
一方、ムッタは、自動車会社をクビになったが、
宇宙飛行士選抜試験の書類選考合格の通知がくる。
弟のヒビトが内緒で応募したものだった。
夢への情熱を取り戻した六太は、
過酷な選抜試験へと立ち向かっていく・・・

出演者:
 小栗旬・・・ 南波六太 
 岡田将生・・・ 南波日々人 
オトーサン、
「小栗旬がいいね」
「岡田将生は、英語ペラペラ?」
留学経験もないので、一生懸命勉強したようです。

その他の出演者:
 麻生久美子・・・ 伊東せりか 
 濱田岳・・・ 古谷やすし 
 新井浩文・・・ 溝口大和 
 井上芳雄・・・ 真壁ケンジ 
 森下愛子・・・ 南波・母 
 益岡徹・・・ 南波・父 
 堀内敬子・・・ 権田原さくら 
 中野澪・・・ ムッタ(子ども時代) 
 中島凱斗・・・ ヒビト(子ども時代) 
 吹越満・・・ 鶴見徹太郎 
 塩見三省・・・ 福田直人 
 堤真一・・・ 星加正 

User Rating:5.8/10( 45 votes)IMDb
  User Rating:6.7/10( 699 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ま、6点だな」

User Reviews 
sora6さん 
2015年9月9日

最近原作を読み始めて、
最新巻まで追いついた状態での鑑賞。
原作原作言いたくはないけど、
ここでのレビューを見て
「宇宙飛行士って
あんなに簡単になれるものなの?」
というコメントがちらほらあるのに、
やはり憤慨せざるを得ない。
原作では長い長い時間をかけて描かれているので、
六太がどれだけ苦労して宇宙飛行士になったか、
また、宇宙飛行士という肩書を得ても
宇宙へ行けない人も多数いるということが
ほとんど描かれていないのが残念。
原作では26巻・連載7年強で
ようやく月へ行けることになったわけだけど、
それまで何度も何度もピンチに陥ってるし、
その都度数多くの人々が六太を支えている。
だからこそ感動も大きいわけで、
それがあのBOXでの試験を終えたら
すぐ宇宙へ行っているように見える
この作品の描写では、
「あんなに簡単になれるの?」と
勘違いされても仕方がないだろう。
上映時間の制限があるのでしょうがないが、
それならもっとカットすべき部分はあったはず
(特にグリーンカードのところは
原作を読んでいなければJAXAの意図や、
ケンジの制止の意味などが伝わりにくいだろう。
実際は他にも様々なグリーンカードが出ている)。
また、月面でピンチに陥った
日々人の描写も弱いのですごく残念。
本当はもっと過去から兄弟に関わってくる
感動的な解決場面があるし、六太の活躍もあった。
さらにあの事故によって
日々人の宇宙飛行士としての立ち位置も
大きく変わってしまうから
非常に重要なシーンだというのに。
さらに兄弟の心の支えである
天文学者のシャロンという存在が
バッサリとカットされているのも残念だ
(う〜んキリがないね)。
このテの原作が終わってないタイプの作品を
映画にするには、色んな問題が出てしまうので、
もうちょっと慎重に作って欲しかったと思う。
ただ、小栗旬や麻生久美子らキャストは
かなり原作に忠実で、
そこは雰囲気を損なっていなかった。
ロケット発射シーンや月面などでの
VFXも頑張っていたと思う。
無重力の表現もね。

オトーサン、
「兄弟ドラマ、甘すぎない?」

前田有一さん 
2012年5月30日
はやぶさよりは高く飛んだが

何十番煎じだからやめとけばいいのに
各社そろってはやぶさ美談に手を出し、
枕を並べて討死にしている今日この頃。
邦画最大手の東宝だけは、
そんな使いふるしの題材には見向きもせず、
人気コミック「宇宙兄弟」を映画化した。 
しょせん、良くできた事実にフィクションは勝てない、
勝てるだけのフィクションを作る能力も
今の映画界には望み薄。
ならばそこそこのフィクションで勝負しようじゃないの。
そんな身の程を理解したかのごとき選択は、
少々さびしいが正解である。
さすがボックスオフィス独占が当たり前の
最強の映画会社だけのことはある。 
小さい頃、UFOをみてから宇宙飛行士を目指そうと誓い合った兄弟。
その弟ヒビト(岡田将生)は
2025年、みごと夢をかなえて月へと飛び立とうとしていた。
一方兄ムッタ(小栗旬)は職を失うどん底状態。
だがそこに、なぜかJAXA(宇宙航空研究開発機構)から
覚えのない宇宙飛行士選考通過の通知が届く。 
JAXA、NASA双方からの協力を取付けたことで、
日米に跨るスケールの大きな原作を
コンパクトに映画化することに成功。
本物とセットを違和感なく繋げた映像は、
日本発の宇宙映画としてはなかなか本格的。
それでも時折ビデオ感丸出しのチープな映像が
混じっているのはもったいない印象。 
この映画はそこに、
いかにも日本人好みの泥臭い兄弟ドラマを仕込んである。
感激するような出来の脚本ではないが、
子供から大人まで退屈しない程度には仕上がっている。
正直なところ、森義隆監督の前作「ひゃくはち」(2008)は
邦画屈指の傑作だったために
個人的には期待外れ感のほうが大きいのだが、
それでもそつなく作ってきたのはさすがである。 
この映画は基本的にフィクションであるから、
実話を無理してお涙ちょうだいに仕立てたはやぶさシリーズ
(いやシリーズじゃないか)よりは、はるかに素直に共感できる。 
問題点として、少年時代と現在を
何度も行ったり来たりする構成はあまり必要性と効果を感じない。
両者の映像の質感が同じというのも芝居がかっていていただけない。
色合いを変えたりスローモーションを多用して
過去をノスタルジックに見せる工夫をしていれば、
ラストはさらに感動を増しただろう。 
主演の2人は演技力も役作りもしっかりしているし、
堤真一や麻生久美子ら周りを固めるキャラクターも血が通っている。
このあたりはさすが原作がある強み。
映画の終盤、月面でトラブルに巻き込まれる弟に対し、
地球の兄には物理的に手も足も出ないはずだが
きっと何かできると観客に感じさせた。
このあたりの演出はうまい。
あの落ちにしても、ヒューストンならすぐに気付くのだろうが
決して観客に気付かれてはいけない。
そこをクリヤーしているために、
いい具合にスリリングな見せ場となった。 
兄弟間の確執だの成長を描く時間は無かったか、
二人の仲がえらく良すぎて現実感が薄い点は気になるが、
駆け足の映画化なので仕方がない。
少なくとも、宇宙に興味を持ち出した
小学校低学年の男の子を連れて
おじいちゃんが見に行く程度の役には立つ。
はやぶさ3兄弟よりは、
まだ宇宙兄弟の方を私はおすすめしたい。 


アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!

オトーサン、
ハリウッドスターが良識派と見られたいので
トヨタプリウスに乗っています。
「プリウス、女々しい車だ」
「オカマじゃない?」
そんなせりふが飛び出したので、驚きました。
実に鋭い現代批評です。

原題:The Other Guys (2010) 
監督:Adam McKay 
脚本:Adam McKay/ Chris Henchy  
Genre:Action/ Comedy/ Crime
上映時間:107分
あらすじ:
ニューヨーク市警のハイスミスとダンソンは
ド派手な逮捕劇で人々の注目を集めるヒーロー刑事。
一方、そんな彼らの活躍に
焦りを隠せないのが熱血刑事のテリー。
しかし、危険な現場に出たがらず
書類仕事ばかりしている相棒アレンのせいで、
いつまでたってもその他大勢のまま。
ある日、ハイスミスとダンソンがあっけなく殉職。
ついに重い腰を上げたアレンが取りかかったのは
ビル建設の申請に関わるアーションの不正事件。
銃撃戦など期待できない地味な事件に
まるでテンションの上がらないテリーだったが・・・

出演者:
Will Ferrell ・・・ Detective Allen "Gator" Gamble(アレン)
Mark Wahlberg ・・・ Detective Terry Hoitz(テリー)
Samuel L. Jackson ・・・ Detective P.K. Highsmith(ハイスミス)
Dwayne Johnson ・・・ Detective Christopher Danson(ダンソン)
Steve Coogan ・・・ Sir David Ershon(アーション)
オトーサン、
「この相棒連中、ぶっ飛んでる!」

その他の出演者:
Eva Mendes ・・・ Dr. Sheila Ramos Gamble
Michael Keaton ・・・ Captain Gene Mauch
Ray Stevenson ・・・ Roger Wesley
Lindsay Sloane ・・・ Francine
Natalie Zea ・・・ Christinith
Rob Riggle ・・・ Detective Evan Martin
Damon Wayans, Jr. ・・・ Detective Fosse
Viola Harris ・・・ Mama Ramos
Rob Huebel ・・・ Officer Watts
Brett Gelman ・・・ Hal
Bobby Cannavale ・・・ Jimmy
Andy Buckley ・・・ Don Beaman
Ben Schwartz ・・・ Beaman's Assistant
Adam McKay ・・・ Dirty Mike
Zach Woods ・・・ Douglas

User Rating:6.6/10 ( 176,366 votes)IMDb
  User Rating:7.8/10( 88 votes) Yahoo!
オトーサン、
「Yahoo!に1票かな?」

User Reviews 
MissLee13さん
USA. 
2010年8月9日
どんな年代でも笑える!!   
  
60歳のママと10代の息子と見て、はじけた。
時々、笑う対象が違ったり、程度も違ったが。
年代を超える感動がある!!
映画の後のほうの1/3は、
最初の2/3ほど可笑しくないが、笑える。
私は、「俺たちニュースキャスター」
「タラデガ・ナイト オーバルの狼」
「俺たちステップ・ブラザース -義兄弟」で
ウィル・フェレルを満喫したひとが、
この映画に7点以下をつけるのは、想像できない。
誰もが、喜劇を笑えるわけではない
そうと言うひともいるだろうが、私にはピンとこない。
現代のテクノロジー、スポーツ、売春斡旋、老人医学について
愉快な言及がある!!
それらの1つも、ピンとこないって?
絶対、自分の目で確かめろと言いたい!
私は、よい笑いを必要としていて、
この映画で得ることができた・・・
真実の涙さえも。

オトーサン、
「メッセージがいい」

メカゴジラさん 
2012年3月18日
ちょっと凝りすぎ

「アザーガイズ=その他大勢」の連中が
目立たなくても地道に頑張ってっから
この世は何とかなってるんだ
というメッセージはいいと思うし、
冗談みたいに優遇されている
金融業界の巨大企業を悪役にするのもわかる。
今一番トレンドな悪役だしね。
ただ、そういう「真顔」の部分と
主人公二人のコメディの部分が
なんとも合ってないと感じる。
地味刑事のギャンブルは
ダサいのに大モテで女房は巨乳美女、
しかも売春組織の元締めの過去あり。
暴走刑事のホイツは某有名人を
撃っちゃったことがあって、荒くれだけど
バレエだのハープ演奏の特技あり
(子供の頃ゲイを馬鹿にするために覚えた)。
そういう小ネタとか、
ド派手コンビのあっと驚く末路とかは
確かに笑えるんだけど、
そういうネタに凝り過ぎたせいか、
富を独り占めする大企業や投資家を懲らしめるという本筋に
もう一つカタルシスが感じられない。
真顔で行くなら真顔で、
もうちょいシリアスな刑事モノでよかったと思う。
ストーリーはそこそこ面白かったんで。
バカコメディならバカコメディで、
徹頭徹尾バカを通して笑わせてスッキリさせてほしかった。
大企業の優遇されっぷりをグラフや数字で
映し続けるエンドロールを見ながら、
なーんかちょっと中途半端やなあ、と感じてしまった。
キャストではマイケル・キートンを久しぶりに見たなあ。
ド派手コンビのS.L.ジャクソンとD.ジョンソン
(しかしよく出演したな)のノリノリの馬鹿っぷりも楽しい。


ファイナル・デッドブリッジ

オトーサン、
「シリーズ第1作は、面白かったな」 
・ファイナル・デスティネーション(2000) シリーズ第1作
でも、第2作がひどい代物だったので、 
・デッドコースター(2003) シリーズ第2作 
第2作、第4作は、パスしました。
・ファイナル・デッドコースター(2006) シリーズ第3作 
・ファイナル・デッドサーキット 3D(2009) シリーズ第4作 
そして、たまたま、午後ロードでやっていたので、
見てみましたが、これが案外よかったのです。
・ファイナル・デッドブリッジ(2011) 
なお、邦題は、いろいろ変えていますが、
原題は、Final Destination 1-5とシンプルです。
  
原題:Final Destination 5 (2011)
監督:Steven Quale
脚本:Eric Heisserer/ Jeffrey Reddick  
Genre:Horror/ Thriller
Country: USA / Canada / Singapore / Hong Kong 
Language: English / Cantonese 
上映時間:92分
あらすじ:
会社の同僚とバスに乗っていて、
巨大吊り橋にさしかかったとき、
それが崩壊する予知夢を見て、
慌てて仲間と一緒に避難したサム。
予知夢は現実となり、
サムのおかげで幸運にも8人の若い男女が
大災害を逃れて生き延びる。
しかし本来、彼らはここで死ぬ運命にあったのだ。
死神は、決して見逃してはくれず、
一人また一人と死のトラップの餌食にしていく・・・

出演者:
Nicholas D'Agosto ・・・ Sam Lawton(サム) 
Emma Bell ・・・ Molly Harper(モリー)
Miles Fisher ・・・ Peter Friedkin(ピーター)
Tony Todd ・・・ William Bludworth(ウィリアム)
オトーサン、
「演技のうまいのは、若者たちではなく、
老練なトニー・トッドでした。

その他の出演者:
Ellen Wroe ・・・ Candice Hooper
Jacqueline MacInnes Wood ・・・ Olivia Castle
P. J. Byrne ・・・ Isaac Palmer
Arlen Escarpeta ・・・ Nathan Sears
David Koechner ・・・ Dennis Lapman
Courtney B. Vance ・・・ Agent Jim Block
Brent Stait ・・・ Roy Carson
Roman Podhora ・・・ John
Jasmine Dring ・・・ Cho
Barclay Hope ・・・ Dr. Leonetti

User Rating:5.9/10 ( 78,425 votes)IMDb
  User Rating:7.2/10( 228 votes) Yahoo!
オトーサン、
「Yahoo!に、1票!」

User Reviews 
rjamesnjさん
United States 
2011年8月12日
こいつは、実に愉快な映画だ

これをみれば、FD(ファイナル・ディステイネーション)
シリーズのすべての映画を再び好きにさせるだろう。
私は開幕日の夜に見た。
とっても、うれしくなった。
品質と死の創造性が強化されている。
「FD2」以来、1本も楽しめなかった。
悪いレビューをみたら、信頼しないほしい。
自分の目で確かめてほしい。
演技は、「FD2」よりよくないが、「FD4」よりもいい。
何が起きると知った時、驚きのあまり、
私は、ワーオ!と叫んでしまった。
2Dバージョンは、3Dバージョンほどよくない。
映画は、バランスがよく、もたつかなかった。 
死は、極めて創造的で、時に衝撃的だった。

オトーサン、
「3Dで見たかったな」

メカゴジラさん 
2011年10月10日
やー面白い

レイトショーで鑑賞。
このシリーズ大ファンなんで、
しかも3Dと聞けば劇場に観に行かないわけにはいかない。
3Dで景気よくガイコツだの包丁だのが飛んでくる
オープニングからテンションが上がる。
冒頭の橋梁大崩落事故の壮絶さは
「2」の高速道路事故なみの壮絶さ。
飛んでくる鉄筋をイスの上でよけてしまった。
死の運命を逃れるために、
アクティブに他人を踏み台にしようとする
キャラクターの登場や、「1」へとつながるラストなど、
同じ3Dの「4」に比べて
かなりストーリーが練られている印象。
ちゃんとT.トッド(そこにいるだけでも怪しい)を
出してくれたのも嬉しかった。
ただ、ストーリーに傾注したせいなのか?
このシリーズの目玉である悲惨な死の場面が、
ちょっと物足りないかなーとも感じた
。特にハリ治療とかレーシック手術とか、
シチュエーションを聞いただけで
想像して笑っちゃうようなシーンのオチに
「そうきたか(笑)!」というパンチが足りなかったのは残念。
ちなみに個人的ベストは段違い平行棒。
ストーリー的には、
一応この作品でシリーズ一作目につながる
円弧が閉じちゃったわけだが、続編はどうなるんだろう。
まあシリーズが続く限りお付き合いしようと思う。


真昼の死闘

オトーサン、
「原題は、味があるね」
TWO MULES FOR SISTER SARA
(シスターサラのための2頭のラバ)
2頭のうち、1頭はラバ。
もう1頭は、ホーガン!
muleには、愚かな者という意味もあるとか。
エンニオ・モリコーネの名曲には、
ラバの声が聞こえてくるではありませんか。
とっても、オシャレです。

原題:Two Mules for Sister Sara (1970) 
監督:Don Siegel
原作:Budd Boetticher
脚本:Albert Maltz  
Genre:Adventure/ Comedy/ War
Country: USA / Mexico 
Language: English / Spanish/ French 
上映時間:116分
あらすじ:
ホーガンは、流れ者。
三人の男に乱暴されそうになっている尼僧サラを助けた。
メキシコの革命騒ぎを利用して
大金を稼ごうとしていたホーガンは、
フランス軍に追われているサラと共に、
革命派のもとへやってくる。
そしてフランス軍の輸送列車を襲撃する計画を請け負う・・・

出演者:
Shirley MacLaine ・・・ Sara(サラ)
Clint Eastwood ・・・ Hogan(ホーガン)
オトーサン、
「2人とも最高だね」
シャーリー・マクレーンが大活躍しています。
木登りしたり、高い橋脚をよじ登ったり、
剥き出しの姿から、尼僧へ、最後は、貴婦人へ。
その変身ぶりがユーモラスです。

その他の出演者:
Manuel Fabregas ・・・  Col. Beltran
Alberto Morin ・・・ Gen. LeClaire
Armando Silvestre ・・・ 1st American
John Kelly ・・・ 2nd American
Enrique Lucero ・・・ 3rd American
David Estuardo ・・・ Juan
Ada Carrasco ・・・ Juan's mother
Pancho Cordova ・・・ Juan's father
Jose Chavez ・・・ Horacio
Jose Angel Espinosa ・・・ French Officer
Rosa Furman ・・・ Sara's friend

User Rating:7.0/10 ( 15,866 votes)IMDb
  User Rating:7.1/10( 31 votes) Yahoo!
オトーサン、
「こりゃ、名画だね」

User Reviews 
C.K. Dexter Haven さん
BC 
2005年4月29日
クリント、最高

彼を有名にしたレオーネ西部劇の影かも。
この映画は、メキシコでロケされた。
ドン・シーゲルの見事な監督と、
奇抜なエンニオ・モリコーネ・スコアがある
マカロニウェスタンをコピーした面白い小品だ。
フランス軍隊の突飛な強敵というお話がよく出来ていて、
その昔の「白い砂(1957)に喜劇のツイストを与えている。
イーストウッドのホーガン役と
マクレーンのサラ役は、ユーモラスで、相性がいい。
伝えられるところでは、彼らは撮影中、不仲だったらしい。
だが、シャーリー・マクレーンとなると、そうは思えない。
イーストウッドは、マカロニウェスタンの後は、調子がよくなかった。
基本的には、名無し役を続けている。
今回は、せりふがずっと多く、性格を肉付けし、
立体的にしている。
クリントがユーモラスなせりふを吐くのを聞くのは、
レオーネ西部劇からの良い気分転換です。
そして、していて、うなっている彼の商標と葉巻き噛みの間で
奇妙で陽気なやぶにらみの表情で葉巻きを噛む、
それが彼のトレードマークだ。
レオーネの三部作の弟子たちは、
間違いなくクリントほどしみを感じないかもしれない。
だが、クリントのハリウッド西部劇は、
楽しく、よく作られている。
見逃すべきではない。

オトーサン、
「Ikedaさんは、マクレーンのフアンかな」

Ikedaさん 
2009年6月22日
シャーリー・マクレーン

一応、西部劇のジャンルに入るのでしょうが、
最初にマカロニ的なシーンで始まるものの、
後は尼僧になりきったシャーリー・マクレーンが
クリント・イーストウッドを振り回すのが面白い映画で、
特にこの、いい加減な邦題を当てにすると
腹が立つかも知れません。
最後の襲撃もダイナマイトを使った攻撃で、
何が何だか良く解らず、面白くありませんでだした。
ラスト近くのどんでん返しも少し意外性を出そうとしただけで、
ここまで引っ張ってくると逆に意味がない感じです。
面白かったのはシャーリーが
ガラガラ蛇の警戒音を出してフランス兵を追い払う所で、
その後その蛇を食べてしまうのは驚きました。
ガラガラ蛇は毒蛇ですから、
下手をすると毒が回る恐れがあるのではないかと、
余計な心配をしました。


海洋天堂

オトーサン、
「中国も成熟社会になったんだね」
環境問題が悪化し、少数民族迫害がひどくなり、
南シナ海の南沙諸島を埋め立てたりというイメージ。
そんななか、介護問題を映画化する余裕があるとは、
思いもよりませんでした。

原題:Ocean Heaven(2010)
監督・脚本:Xiao Lu Xue   
Genre:Drama 
Country: China 
Language: Mandarin 
上映時間:96分
あらすじ:
中国、チンタオ。
水族館で働くシンチョンは、妻に先立たれて以来、
自閉症の息子ターフーを男手ひとつで育ててきた。
ところがシンチョンに癌が見つかり
余命がわずかと判明してしまう。
これまではターフーの面倒をつきっきりで見てきたが、
息子の将来を案じ、ターフーがひとりで生きていけるよう
食事の作り方やバスの乗り方、買い物の仕方を
一つひとつ教え込んでいく。
そんな中、ターフーは水族館に巡業に来た
サーカス団の女ピエロ、リンリンと仲良くなっていく・・・

出演者:
Jet Li ・・・ Sam Wong / Wang Xincheng(シンチョン)
Wen Zhang ・・・ David / Dafu(ターフー)
Gwei Lun-mei ・・・ Ling(リンリン)
オトーサン、
「ジェット・リーも、成熟したんだ」
アクションを封印しての演技、お見事です。

その他の出演者:
Zhu Yuanyuan ・・・ Dafu's Mother
Dong Yong ・・・ Aquarium Director 
Gao Yuanyuan ・・・ Dafu's mother
Yan Minqiu ・・・ Principal Liu
Chen Rui ・・・ Xia Ya
Ran Chen ・・・ Teacher 
Mei Yong ・・・ Principal Tan  
Chunhai Li・・・ Acrobatic Troupe Director 
Bo Rong ・・・ Cleaner 
Chen Rui ・・・ Xiao Ya 
Zhan Shibao ・・・ Mental Hospital Doctor 
Zhao Xiuyun ・・・ Head of Wellfare Instituation 
Minqiu Yan ・・・ Principal Liu 
Xinhua Zhang ・・・ Principal Feng  

User Rating:7.7/10 ( 1,711 votes)IMDb
  User Rating:8.4/10( 129 votes) Yahoo!
オトーサン、
「冒頭の投身自殺シーンは、いいね」

User Reviews 
Gordon-11さん
Earth 
2013年10月18日
感動的な映画

「海洋天堂」が、リリースされた時
批評家の称賛とポジティブな口コミを得た。
それは私の予想を上回っていた。
自閉症の人物を描いている映画を見てきたが、
この映画には最も正確で、
一貫した説得力のある描写がある。
ターフー役の男性は、
本当の自閉症なのか、本当によい俳優なのか。
父が自閉症の息子に独り立ちして暮らせるように
心構えをさせる様を描いている。
息子への無限の忍耐、無条件の愛情、
大変な手間には、頭が下る。
誰でも、彼には感動するだろう。
映画は、一般市民の生活を描いており、
それが感動的な筋書にリアルさを加えている。
高く評価されてよい映画なので、
より広い聴衆を見つけられるるよう望みたい。

オトーサン、
「これも、名場面だね」
俺たちは亀の親子だといって、
自分の亡き後、亀が親と思わせるなんて・・・
亀は万年といいますから、
息子は死ぬまで、親代わりの亀がいることになります。

SUNSETさん 
2011年10月24日
全てが温かく、優しい

アクションを封印しての
ジェット・リーの演技との事だが、
少し白髪が混じった短い髪と眼鏡がマッチし
初老の父を見事に好演している。
末期肝臓ガンの父と自閉症の息子…
暗く閉塞的なテーマなのに、
観終わってここまで温かく感じるのは
やはり回りの支えだと感じた。
現実社会にも言えるだろう。
みっともなくても、恰好悪くても、恥ずかしくても
辛い時は辛いと言えばいい。
助けを求める事は何も恥でもない。
息子を施設に入れて
我が部屋に帰った父が回想する場面は、
セリフが一切ないのに涙をとめどなく誘う。
無言の演技でここまで高められるリーの演技の深さは、
48歳と言う今の彼の年齢だからこそだと感じた。
息子を施設に預け別れるシーンで、
悲しい表情ひとつも見せなかった息子に対し父は、
「自閉症は自分の世界で生きてるからいい」の言葉に対し、
「自閉症の子は自分の感情を表現するのがヘタ、
あなたも分かってるはず」といさめる
女性施設長の言葉が心に残る。
父と子の関係をここまで深く描いた作品は近年久しい。
時に衝突し、離れると互い寂しさで求めてしまう。
父が亡くなり、とある日水族館の公衆電話が鳴った。
取った息子の受話器から流れるのはイルカや鯨の波長音。
生前、父は「俺たちは亀の親子だ」と言い、
着ぐるみを着て練習までする。
ラストシーンは、
残った息子が亀と遊泳する水族館…
まるで父に寄り添うように…
どこまでもブルーで、哀しく美しいほど透明だけど、
感傷に埋もれていない。どこまでも温かい。
ぜひ観て欲しい作品と言える。


ランダム 存在の確率

 
オトーサン、
「変だな、監督名がちがう」
エンド・オブ・ザ・ワールドの 
ローリーン・スカファリア監督の第2作のはずなのに、
監督名は、 James Ward Byrkitとなっています。
小時間ほど調べまくって、 彼女の名を発見!
なんと、出演者のひとりでした。

原題:Coherence (2013)
監督・脚本:James Ward Byrkit
原作:James Ward Byrkit/ Alex Manugian
Genre:Horror/ SF/ Thriller
Country: USA / UK 
Language: English 
上映時間:89分
あらすじ:
ミラーすい星が、地球に最も接近するとされる夜。
エムとケヴィンのカップルは、
友人が自宅で開くパーティーに招待される。
男女8人で楽しい時間を過ごそうとした矢先、
停電が起きて部屋は暗闇に包まれる。
不安に駆られた彼らは、
部屋を飛び出して外の様子を見に行くが、
そこで自分たちとうり二つの人間が
全く同じ家で生活しているのを目にする。
共通の空間に、別の自分たちの存在に、おののく・・・

出演者:
Emily Baldoni ・・・ Emily(エム)
Maury Sterling ・・・ Kevin(ケヴィン)
Elizabeth Gracen ・・・ Beth(ベス)
Lorene Scafaria ・・・ Lee(リー)
オトーサン、
「ふーん、眼鏡をかけた端役の娘さんか」

その他の出演者:
Nicholas Brendon ・・・ Mike
Alex Manugian ・・・ Amir
Lauren Maher ・・・ Laurie
Hugo Armstrong ・・・ Hugh

User Rating:7.1/10 ( 40,528 votes)IMDb
  User Rating:6.3/10( 79 votes) Yahoo!
オトーサン、
「うーん、点数をつけにくいね」

User Reviews 
Amy Ciccaroneさん
Philadelphia, PA
2013年10月22日
物凄い幻覚体験

いま、フィラデルフィア映画祭が開催されている。
私は退屈し、何かしようとしていたので、
資料に目を通し、この映画に気付いた。
いい感じだったし、無料だった。
そこで、見に行く理由ができた!
私とルームメイトは、見に行き、2人とも好きになった。
とてもよかった。
2人とも、口もきけず、劇場から歩き去った。
座席の肘掛けしがみついた。
笑い、サスペンス、考えさせることが完璧にミックスしていた!
そして、最終的な、何かオリジナルだった!!!
多くのSF映画はすべて同じような恐さだ。
こほ映画は、明らかに、これまで見たことがあるものではなかった。
それほど創造的だ。
誰もが見るよう、強く推奨する。
私の唯一の不満は、終わってほしくなかったことだった!

オトーサン、
「分からん!読めば読むほどわからん」
・シュレーディンガーの猫
 オーストリアの物理学者E.シュレーディンガーが
 1935年に発表した量子力学の問題点を突く思考実験。
 箱の中に猫を閉じ込め、箱に取り付けた装置で
 原子核の崩壊が起こると、ハンマーが振り下ろされ、
 毒ガスが出て、猫は毒殺される。
 核の崩壊と非崩壊という2つの状態が重なるとき、
 猫の状態も「生」と「死」がダブる。
 箱を開けると、猫の状態はどちらか1つに定まるが、
 観測するまでは、生死は決まらない。

りりらっちさん 
2015年10月14日
久々に観たSF作品、面白かった!

分岐の時間と場所を限定したパラレルワールドもの。
登場人物たちがそこに気づくまでと
気づいてからの両方ともに、
種類の違う緊迫感に満ちていてオモシロイ。
パラレルなので、それぞれの世界の人物たちの状況や関係が
それぞれ微妙に違っている(誰と誰がカップルとか)のがミソ。
そこでヒロインが自分の元いた世界に帰れなくなった時、
できるだけ自分の元の世界に近い状況のワールド
(彼と自分が恋人同士)を探しだそうとする。
そこまでがまさに「シュレーディンガーの猫」の推論どおりで、
そしてこの映画の醍醐味はそこから先。
ヒロインはそのワールドの自分とすり替わろうと行動する。
彼女は結局、いい猫を殺して自分が生き残ろうとする
悪い猫になってしまった、というワケ。
そして悪い猫たちによって歪んで乱れた時空の世界は、
分岐の時間が終わった後
(彗星が通り過ぎて行った後)も、乱れたまま。
ラストでヒロインのいる世界には、ヒロインが複数いる。
もしかして、2人どころではなくそれ以上かもしれない。
そんなふうに観る側に想像させたところで、END。
真剣に観ないでもなんとなく最後まで見れてしまう作品なので
一見テキトーに作ったようにも感じられる脚本だが、
実は綿密に考えられたストーリーなのがわかります。
一度観終わってから、また観なおしてみると
新たな発見がいろいろありそうです。
面白かった。


アイ・アム・ナンバー4

 
オトーサン、
「妙な題名だね」
普通、アイ・アム・ナンバー1って、いいませんか。
せめて、ナンバー2、ナンバー3ですよね。
また、ディズニー映画というのも、驚きました。
見終わっての感想は、万人向き。
無難な映画でした。

原題:I Am Number Four(2011) 
監督:D.J. Caruso  
原作:Jobie Hughes/ James Frey 
脚本:Alfred Gough/ Miles Millar/ Marti Noxon  
Genre:Action/ Adventure/ SF
Country: USA 
Language: English / French 
上映時間:109分
あらすじ:
超人的な能力を持つ9人の若者たち。
何者かに狙われ続ける彼らは世界中に散らばり、
正体を隠してひっそりと生きていた。
しかし、すでにナンバー1から3まで順番に落命。
ナンバー4はジョン・スミスと名乗り、
オハイオ州の田舎町に潜んでいた。
次は、自分の番だと覚悟しながらも、
高校に入り、若者らしい日常を送ろうとする。
やがてサラと出会い、恋に落ちる。
彼の身体の中に眠る特殊な能力が覚醒するや、
恐るべき暗殺者の魔の手が迫る。
ジョンは、逃亡せず、戦う道を選ぶ・・・

出演者:
Alex Pettyfer ・・・ John Smith/Number Four(ナンバー4/ジョン・スミス)
Dianna Agron ・・・ Sarah Hart(サラ)
Teresa Palmer ・・・ Number Six(ナンバー6)
オトーサン、
「サラ、可愛いね、ナンバー4とお似合いだね」
ディアナ・アグロンの経歴をみて、納得。
やはり、2人は、いい仲だったのです。
2013年の「マラヴィータ」Malavita(裏社会)では、
ロバート・デ・ニーロの娘役をゲット。
有望株かも。

ディアナ・アグロン
DIANNA AGRON
誕生日:1986/4/30
出身:ジョージア州サバンナ 
父親は、ロシア出身で、ハイアットホテルのマネージャー。
3歳からダンスを習い、10代の頃にはダンスコーチ。
地元のミュージカルに出演。
サンフランシスコの高校卒業後、女優になる意志を固め、
2009年、テレビドラマ『glee/グリー』のクイン・ファブレイ役。
アレックス・ペティファーと交際していたが、破局。
出演作:
2006年「ストレンジャー・コール」
2007年「ブローバック」  
2010年「選ばれる女にナル3つの方法」「バーレスク」
2011年「HUNTERS ハンターズ」「アイ・アム・ナンバー4」
     「Glee/グリー ザ・コンサート 3Dムービー」
2013年「マラヴィータ」

その他の出演者:
Timothy Olyphant ・・・ Henri 
Kevin Durand ・・・ Mogadorian Commander 
Callan McAuliffe  ・・・ Sam Goode 
Jake Abel ・・・ Mark James 

User Rating:6.1/10( 184,338 votes)IMDb
  User Rating:6.5/10( 289 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ま、こんなものかも」

User Reviews 
dlo540さん
United States 
2011年2月19日
まさに期待通り

この映画、2011年の最もよいアクション映画ではない。
この映画は、からかい半分の10代の映画ではない。
また、「トワイライト」シリーズの「熱狂的ファン」ではない。
この映画は、より多くを望むよいストーリー、
アクション、および要望を実現した、すべての観客向けの娯楽作だ。
私は、約2週間、この映画で臨時雇いとして働いた。
大変ラッキーだった。
この映画の断片が、どう合わさったのか。
視覚効果が、映画を楽しくするのか、
舞台裏で、それを見た。
私は、それが、どう見えかを想像ができなかった。
正直に言って、楽しい驚きだった。
演技は信じられて、一貫していた。
ティモシー・オリファントが、最もよい登場人物だった。
それに続くのが、アレックス・ペティファー。
この映画の最もよい部分は、
ラブストーリーが、わずらわしくないことだ。
アクションシーンがいいから、
この映画は、間違いなく劇場で見る価値がある。
本作は、大きなスタート。
すばらしいシリーズになるかもしれない。

オトーサン、
「4点は引きすぎるよ」

カール犬さん 
2014年6月1日
点数も4でいいやというテキト-

手が強力懐中電灯のロリアン星人、
スーパーで買い物をする侵略者モガドリアン、、
一応SFやアクションの皮こそかぶってはいるけれど、
内容はアメリカのティーン向け学園恋愛ドラマ。
恋するアレックス・ペティファーをお楽しみ下さい。
なので自分にはナンバー6が出てくるまでがプチ苦行。
出たからって劇的に面白くなるわけじゃないけど
画面は動くよね。
ワンコもかわゆい。
ヒロイン役ディアナ・アグロンは
ちょっと小ぎれいな顔立ちだけれど、
同じ金髪ロングヘアーのナンバー6役
テリーサ・パーマーが出てくると、
彼女の方が華やかで行動にもインパクトがある分
ヒロインがかすむかすむ。
まぁこの辺はゴージャスなナンバー6より
あえて平凡なカントリーガールにホレてるという設定が
ミソなんでしょう。
大事なのは誰が本を買うか
映画を観るかってことだもんね。
ラストは続編つくりたそうなシメ方だけど
こんなデキだと無謀だな。
原作本は未読だけれど、映画を見る限り底は知れる。


エンド・オブ・ザ・ワールド

オトーサン、
「あれは、怖かった」
米ソの対立が激化して、
核戦争間際まで行ったキューバ危機。
1962年10月14日から28日までの14日間、
生きた心地がしませんでした。
おれは、若くして死ぬのか。
愛するひととの間に、子供もなしで・・・

原題:Seeking a Friend for the End of the World (2012) 
監督・脚本:Lorene Scafaria   
Genre:Adventure/ Comedy/ Drama
Rated R for language including sexual references, 
   some drug use and brief violence 
Color:  Black and White / Color 
Country: USA / Singapore / Malaysia / Indonesia 
Language: English 
上映時間:101分
あらすじ:
小惑星の衝突による人類滅亡まで、あと21日。
突然、妻に去られたドッジは、
“最後の飛行機に乗り遅れて
両親のいるイギリスに帰れない”と泣き崩れる
隣人の女性ペニーと初めて言葉を交わす。
翌日、彼女のもとに誤って送られていた
ドッジ宛ての手紙3年分を渡される。
やがて、その中に彼が今でも想い続ける
高校時代の恋人オリヴィアからの手紙を見つける。
彼は世界が終わる前にオリヴィアへの気持ちを伝えるべく、
飛行機を捜すペニーを連れ立って
オリヴィア捜しの旅へと繰り出す・・・

出演者:
Steve Carell ・・・ Dodge Petersen(ドッジ)
Keira Knightley ・・・ Penelope "Penny" Lockhart(ペニー)
オトーサン、
「2人とも、いいね」

その他の出演者:
William Petersen ・・・ Glenn
Melanie Lynskey ・・・ Karen Amalfi
Adam Brody ・・・ Owen
Tonita Castro ・・・ Elsa
Mark Moses ・・・ Anchorman
Derek Luke ・・・ Alan Speck
Connie Britton ・・・ Diane
Patton Oswalt ・・・ Roache
Rob Corddry ・・・ Warren
Rob Huebel ・・・ Jeremy
Gillian Jacobs ・・・ Katie
T.J. Miller ・・・ Darcy
Amy Schumer ・・・ Lacey
Jim O'Heir ・・・ Sheriff
Martin Sheen ・・・ Frank Petersen
Nancy Carell ・・・ Linda Petersen
Roger Aaron Brown ・・・ Alfred
Leslie Murphy ・・・ Amy
Kasey Campbell ・・・ Danny

User Rating:6.7/10( 80,351 votes)IMDb
  User Rating:7/0/10( 131 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ローリーン・スカファリアの脚本がいい!」

User Reviews 
cristian costeaさん
Romania 
2012年10月11日
人生の意味

ストーリー展開を読んだ段階では、
多くを期待しなかったが、
素晴らしい映画だった。
私は、キーラが大好きだ。
そんなわけで、彼女のすべての映画を楽しんでいる。
映画は、見事な展開をみせる。
主人公たちが、真実の愛を見つけるのだ。
私たちはみんな、愛情を見つけようとしている。
それが、たぶん、人生の意味なのだ。
スティーブの演技は、本当によい。
キーラの子供っぽい性格とよく釣り合っている。
黙示録のアイデアを印象的なものにした。
(彼は、道化者で有名なのだが)
エンディングには、泣かされた。
たぶん、私が、おめでたいからだろう。
この映画、推奨したい!
ロマンチストのための映画だ!

オトーサン、
「この女流監督、他の映画をみたいね」
調べたら、すでに借りていました。
・ランダム 存在の確率

黒美君彦さん 
2015年9月14日
雰囲気はあるが

レコード(監督自身の持ち物らしい)や子犬など
小道具への細やかな配慮が素敵で、
観終わった直後は爽やかな気分にまでなる。
ただ、何かが引っかかる。
世界の終わりを描いた映画を、
終わっていない世界で観る違和感
とでもいえばいいだろうか。
背景にある「世界の終わり」が
「物語」に過ぎないという了解事項が、
ずっとつきまとうのだ。
結局ここに描かれているのはラブロマンスなのだけど、
それが巧く描かれれば描かれるほど、
未来のないロマンスに私は立ちすくむしかない。
世界の終わりを実感していない主人公ふたりだが、
それならそれでラストで急に怖がらせなくてもいいのに
と思ってしまう。
終わりがないかのような能天気なやりとりで終わった方が
寧ろ世界の終わりを意識できたような気もするが…。
ただキーラ・ナイトレイは笑顔が素敵で魅力的。
スティーヴ・カレルもいい。
キーラ・ナイトレイと最後の瞬間を迎えられてよかったね
と思わず嫉妬してしまいそうだが(笑)。
あなたは世界の終わりを迎えるとき誰と過ごしたいか
という大きなテーマは、
実は、あなたは死ぬまでに何をしたいか
ということと同義である。
その手の映画はこれまで数多く作られてきたが、
この作品はその亜流に過ぎないのだ、と気づく。
それが当事者だけでなく
全人類に拡大したという設定に過ぎないのだ、と。
雰囲気は悪くないのだが、
そんな違和感がずっとつきまとう作品だった。


ザ・ファン

オトーサン、
「並みのスポ魂映画じゃないんだ」
熱狂的な野球フアンのデ・ニーロが
次第に追い詰められていく様が活写されていました。
大リーグの球場は、規模も大きいですが、
観客の熱狂ぶりも、半端でないですね。

原題:The Fan (1996) 
監督:Tony Scott 
原作:Peter Abrahams
脚本:Phoef Sutton  
Genre:Action/ Drama/ Sport 
Rated R for strong language throughout and some intense violence 
Country: USA 
Language: English / Spanish 
上映時間:116分
あらすじ:
ギルは、地元球団の花形打者ボビーの大ファン。
仕事の予定があったにも関わらず、
別れた妻の元にいる息子リッチーを開幕戦に誘った。
だが商談には間に合わず会社をクビになり、
息子を置き去りにした事で怒った妻からは
子供に近づいてはならないとの裁判所命令を受け取る。
自暴自棄になったギルの心の拠り所はボビーだけ。
だが、彼もスランプで試合の結果はかんばしくない。
彼を救おうと思い立ち、
その原因と思われるライバル打者プリモを刺殺する・・・

出演者:
Robert De Niro ・・・ Gil "Curly" Renard(ギル)
Andrew J. Ferchland ・・・ Richie Renard(リッチー)
Wesley Snipes ・・・ Bobby Rayburn(ボビー)
Benicio del Toro ・・・ Juan Primo(プリモ)
オトーサン、
「デ・ニーロの悪役ぶりがすごいね」
ウェズリー・スナイプスやベネチロ・デル・トロの
スター選手ぶりも、楽しませてもらいました。

その他の出演者:
John Leguizamo ・・・ Manny, Rayburn's agent and manager
Patti D'Arbanville ・・・ Ellen Renard
Ellen Barkin ・・・ Jewel Stern
Charles Hallahan ・・・ Coop
Chris Mulkey ・・・ Tim (Richie's stepfather)
Brandon Hammond ・・・ Sean Rayburn
John Kruk ・・・ Lanz, one of Rayburn's teammates
Dan Butler ・・・ Garrity (Gil's boss)
Kurt Fuller ・・・ Bernie (Jewel's co-worker)
Stanley DeSantis ・・・as Stoney
Don S. Davis ・・・ Stook, Giants' manager.
Michael Jace ・・・ a ticket scalper
M.C. Gainey ・・・ a Giants fan
Aaron Neville ・・・ Himselfe singer)
Jack Black ・・・ a radio broadcast technician

User Rating:5.8/10 ( 36,634 votes)IMDb
  User Rating:6.6/10( 90 votes) Yahoo!
オトーサン、
「もっと高いスコアで、いいのでは?」

MTVムービー・アワード ノミネート
・悪役賞  ロバート・デ・ニーロ 

User Reviews 
EmpressRさん
Maryland, USA 
2000年8月4日
完全な映画ではないが、楽しんだ

細部への注意不足や紛らわしい映画撮影が
コメントで指摘されたいたが、
私は、大いに、の映画を楽しんだ。
話自体は、特にオリジナルではなく、エンディングは弱い。
だが、私はギル(デニーロ)の性格描写が実に効果的だと思った。
ギルは、敗者だったが、同情せずにおられなかった。
精神病患者/ストーカーについての多くの映画は、
彼がなぜ悪いことをしているかについての洞察がない。
知らされるのは、彼が良い男ではないということだけ。
この映画は、見事だった。
ギルの不安定な性格、野球についての妄想、
そして、特にボビーへの執着、
その他のすべての喪失のために、
彼は、悪行に走る気になったのだ。

オトーサン、
「同感、脇役の使い方がいまいち」

ジーナさん 
2010年7月1日
愛と憎しみは紙一重

メジャーリーグのスター選手に執心する男の
行き過ぎたファン心理を描いたサイコスリラーです。
自業自得な部分が大きいですが、
ほんのチョット歯車が狂っただけで
ドンドン下降していく主人公の人生がスリリングでした。
離婚した妻との関係や仕事での行き詰まりなど
私生活で問題を抱えている普通の中年男性が
壊れていくストーリーの軸はリアリティがあって怖いですね。
ただ・・・ストーカー化して行く過程は無理なく観れましたが、
家庭の過去を描きこんでいないので
離婚の理由なども分からず、
妻と息子が主人公に向ける想いを感じ取りにくかったです。
ドラマ部分にもサスペンス部分にも
粗さがあるのは勿体なかったですね。
もう少し丁寧なストーリー展開と人物描写だったら
感情移入もし易かったでしょう。
背番号の買い取りの件は興味深かったので、
もっとメジャーリーグの裏話的な要素が入っていても
良かったと思います。
十八番のキャラなので少しずつアブなくなっていく
ロバート・デ・ニーロの優れた演技は安定感があります。
何より偏執的な役柄を楽しそうに生き生きと演じている
デ・ニーロが怖いです(笑)
デ・ニーロの迫力に押され気味のウェズリー・スナイプスでしたが、
役柄的に圧倒されてうろたえてるほうがマッチするので
結果的には良かったと思います(爆)
他にもエレン・バーキン、ジョン・レグイザモ、ベネチオ・デル・トロなど
個性的な役者陣が脇を固めてくれています。
ちなみにこの御三方のキャラ・・・中途半端です(爆)
特にエレン・バーキンのスポーツ記者の役柄なんて
頻繁に出てくる割には、
ストーリーにイマイチ絡んでこない残念なキャラでした。
演出過剰とも思えるぐらいコテコテでしつこいテイストでしたが、
ファン心理を利用した発想は良かったですね。
効果的なカメラアングルや照明の使い方なども印象的でした。
サイコスリラーなので後半は恐怖心や
不気味さがメインになってきますが、
前半はドラマ性が強いので
どこか切なくやるせない気持ちになります。
だから、勧善懲悪スッキリ爽快!な映画を観たい時には
不向きだと思いますよ。
個人的には終盤まで現実的なストーリーで行って欲しかったかな・・・。
本物のメジャーリーガーが出演しているそうなので、
詳しい方が観ればお得感があるかも?!


ワイルド・ギース

オトーサン、
「ワイルド・ギースって、雁だよね」
でも、ここでは、傭兵たちを指すようです。
あちこち流れて仕事を探すことから来ているようです。
ラストシーン、せっかく九死に一生を得て、
戦地のど真ん中から飛び立つ軍用機に乗ろうとするとき、
狙撃され、落下します。
「オレを殺してくれ!」
現地人に寄ってたかって殺されるよりも、
親友に銃殺されるほうがいい。
断り続けながら、最後は、笑って撃ち撃たれる、
そのときの両者の表情が何ともいえません。
戦争映画の名シーンのひとつでしょう。

原題:The Wild Geese (1978)
監督:Andrew V. McLaglen 
原作:Daniel Carney
脚本:Reginald Rose   
Genre:Action/ Adventure/ Drama
Country: UK / Switzerland 
Language: English 
上映時間:134分
あらすじ:
アフリカ某国でエンドーハ将軍による
クーデターが発生し、リンバニ大統領が拉致された。
イギリスの大物実業家マターソン卿は、
利権が損なわれることを懸念し、リンバニ救出を画策。
元米軍将校の隊長アレン・フォークナー大佐、
作戦参謀のレイファー・ヤンダース大尉、
名パイロットのショーン・フィン中尉、
ボウガンの名手ピーター・コエジー少尉の4人組を中心に
50名の傭兵部隊“ワイルド・ギース”が救出に向かう・・・

出演者:
出演: 
Richard Burton・・・ Colonel Allen Faulkner(アレン・フォークナー大佐) 
Roger Moore・・・ Lieutenant Shawn Fynn(ショーン・フリン中尉)
Richard Harris・・・ Captain Rafer Janders(レイファー・ヤンダース大尉) 
Hardy Kruger・・・ Lieutenant Pieter Coetzee(ピーター・コエジー中尉)
Winston Ntshona・・・President Julius Limbani(ジュリアス・リンバニ大統領) 
Stewart Granger・・・Sir Edward Matherson(エドワード・マターソン卿)
オトーサン、
「リチャード。バートンは、やはり名優だね」

その他の出演者:
Jack Watson・・・ RSM Sandy Young
Frank Finlay・・・ Father Geoghegen
Kenneth Griffith・・・Medic Arthur Witty
Jeff Corey・・・ Mr. Martin
Barry Foster・・・ Thomas Balfour
Ronald Fraser・・・ Sergeant Jock McTaggart
John Kani・・・ Sergeant Jesse Blake
David Ladd・・・ Sonny
Rosalind Lloyd・・・ Heather
Ian Yule・・・ Sergeant Tosh Donaldson
Patrick Allen・・・ Rushton
Brook Williams・・・ Samuels
Glyn Baker・・・ Esposito
Percy Herbert・・・ Keith
Sydney Chama・・・ Clark
Joe Cole・・・ Derek Frice
Jane Hylton・・・ Mrs. Young
Paul Spurrier・・・ Emile Janders
Terence Longdon・・・ Anonymous Man
Patrick Holt・・・Skyjacker
Ken Gampu・・・ Alexander
Valerie Leon・・・ Croupier
Suzy Hunt・・・ Girl at casino
*Burton's real-life wife at the time

User Rating:7/10( 321 votes)IMDb
  User Rating:7.8/10( 36 votes) Yahoo!
オトーサン、
「名画!」

User Reviews 
EUAN LLOYDさん
London 
2004年11月17日
私の映画を楽しんだすべての人に感謝

製作者が、こうした形で、
批評家に感謝するチャンスは、滅多にない。
本作の製作は、まさに血と汗と涙だった。
今や、忘却の彼方だ。
DVDのおかげで、25年前の努力が受け容れられた。
出来たものの、上映は遅れに遅れた。。
1978年に、米国とカナダでごく限られた劇場で公開された。
というのも、配給業者が倒産したのだ。
だが、NBCとHBOが、放映してくれて、評判を呼んだ。

オトーサン、
「よく作れたもんだ」

マジャールさん 
2006年12月29日
アフリカの大地 欧州系男優の魅力

この顔ぶれで、このストーリー、そしてこの音楽!!
マクラグレン監督によく作れたなと思うくらいの、
大々々傑作!文句無しの面白さ。
名作と言っていいでしょう。
なんたって、リチャード・バートン、カッコ良いんだ!!
戦争映画も作り方一つで、
これだけのものが出来ちゃうって事を証明してみせた作品。


第九軍団のワシ

オトーサン、
「史実だから仕方がないけど」
歴史を振り返ると、異民族征伐が盛んでした。
中国しかり、モンゴルしかり、
英米仏独しかり、日本もしかり・・・
いまの視点からすると、
ローマも、大いなる犠牲を払って、
北方まで進出することなかったように思います。

原題:The Eagle (2011) 
監督:Kevin Macdonald
原作:Rosemary Sutcliff
脚本:Jeremy Brock  
Genre:Action/ Adventure/ Drama
Rated PG-13 for battle sequences and some disturbing images
Country: UK / USA / Hungary 
Language: English / Scottish Gaelic 
上映時間:114分
あらすじ:
西暦120年、名将フラビウス・アクイラに率いられ、
カレドニアを目指して北進していた
第九軍団の兵士5000名が、
名誉の象徴である黄金のワシとともに忽然と消息を絶つ。
それから20年。
若きマーカス・アクイラは、
第二軍団の大隊長として、ブリテンの地に赴任する。
第九軍団の副司令官で行方不明となった
父の後を継いで、出世を重ねていた。
だが、赴任後ほどなくブリトン人との戦いで、
脚に重傷を負い、退役を余儀なくされてしまう。
生きる目的を失い、絶望の淵に追いやられ、
伯父の屋敷で傷を癒しながら憂鬱な日々を送る。
ある日、マーカスは観戦していた剣闘試合で、
奴隷戦士のブリタニア人青年エスカの命を救い、
エスカは奴隷として仕えることになる。
ブリテン島北端の神殿に“ワシ”があるという噂を聞き、
父の汚名を晴らすため、生きる誇りを手にするため、
危険な北の荒野へと“ワシ”を取り戻す旅に出る・・・

出演者:
Channing Tatum ・・・ Marcus Flavius Aquila(マーカス)
Jamie Bell ・・・ Esca(エスカ)
Donald Sutherland ・・・ Marcus's Uncle Aquila(伯父アクイラ)
Tahar Rahim ・・・ Prince of the Seal People(アザラシ族の王子)
オトーサン、
「チャニング・テイタム、頑張っているけど」
主役なら、もう少し華があるほうがいいかも。
後半は、ジェイミー・ベルが主役という設定のせいでしょう。

その他の出演者:
Mark Strong ・・・ Guern/Lucius Caius Metellus
Denis O'Hare ・・・ Centurion Lutorius
Douglas Henshall ・・・ Cradoc
Paul Ritter ・・・ Galba
Dakin Matthews ・・・ Legate Claudius
Pip Carter ・・・ Tribune Placidus
Ned Dennehy ・・・ Chief of the Seal People

User Rating:6.2/10 ( 50,253 votes)IMDb
  User Rating:7.2/10( 47 votes) Yahoo!
オトーサン、
「Yahoo!に一票!」
スコットランドの風景が実に美しかったです。
カナダ北部の北極諸島にある島で撮影されたようですが。

User Reviews 
Ric-7 さん
New Orleans LA 
2011年2月14日
興味深く、面白い

この映画、大いに楽しめだ。
CGI効果は、控えめで、
アニメより人間的だった。
戦闘シーンは、現代風にクイックカット・スタイルで、
攻撃をフォローするよりも、
何が起きているかのアイデアを理解できるようにしている。
おおむね、ローマ史に忠実のようだ。
ヘイドリアンの壁がなぜ築かれたかが明快に説明されている。
しかし、ローマの元老院が、英国に支部を持っていたかはわからない。
主役の2人(チャニング・テータムとジェイミー・ベル)は、
はまり役で、0年代の歴史冒険物に出てくる
ヘラクレスと彼の仲間のようだった。
だが、ありきたりの冗談は、よくない。
お決まりの宴会がなかった。
そして、恋人が出てこなかった。
魔訶不思議な特殊効果や架空の動物も出てこない。
実に、フォローしやすかった。
そして、大いに面白い。
芸術作品ではないが、かなりよく出来ている。

オトーサン、
「確かに、アザラシ族の王子のシーンは、
素敵だった」

cmc***** さん 
2015年10月4日
名誉と誇り、そして憎しみの連鎖 

敵だと分かっていながら、
若い男性を見て微笑む女たち。
そして、逃げた事を知らせなかった子供。
その方が、ずっと人間らしい。
名誉や誇りといった、
命の前では愚にも付かないものの為に、
争い殺し合う事の何という愚かしさ、虚しさ。
それは、いつの時代も変わらないですね。
女の視点で見ると、そんな風に感じてしまいました。
でも、やはり2人を応援しながら観てましたよ。
どうか逃げおおせてくれ、死なせないでくれと。
終始、緊迫感と抑えたトーンで
物語が進み引き込まれたのですが、
最後は調子良くまとめてシャンャンって感じ。
アメリカ制作の明るさが出ちゃったかな…
敵対する立場であっても、
置かれた状況によっては信頼で結ばれる。
人間ってそういうものでしょ、
というメッセージは伝わってきました。
国や人種、部族といった枠組みを離れると、
個人として解り合えるものなのにね。
戦いは、憎しみの連鎖を生むだけです。
アザラシ族の王子が死ぬ時、
川の流れによって泥がおちて、
美しい若者の顔がのぞきます。
あのシーンが、印象に残りました。 


Returner リターナー

オトーサン、
「著作権侵害映画だ」
これだけパクっているのに、日本アカデミー賞は、
受賞対象にするのでしょうか?
オマージュとかパロディなら、笑ってすまされるでしょうが、
ここまでやると、ハリウッドが訴訟を起こすのでは?

原題:Returner リターナー (2002) 
監督:山崎貴
脚本:山崎貴/ 平田研也 
Genre:Sf/Action
上映時間:118分
あらすじ:
“リターナー”ミヤモトは、
闇の取引現場に潜入し、
ブラックマネーを奪還、依頼者に金を送り戻す
少年時代に親友を殺した日本人の犯人を捜している。
やがて親友を殺した男・溝口を見つけ出したものの、
激しい銃撃戦の末、溝口を取り逃がしてしまう。
だが、その現場に居合わせた謎の少女ミリから
地球の存亡にかかわる“重大なモノ”の奪還を依頼される。
信じ難いそのミッションに与えられた時間は僅か2日間。
ミヤモトは請け負うるが、溝口が待ち構えていた・・・

出演者:
金城武・・・ ミヤモト 
鈴木杏・・・ ミリ 
岸谷五朗・・・ 溝口 
樹木希林・・・ 情報屋・謝 
オトーサン、
「樹木希林の起用法は、お見事!」

その他の出演者:
高橋昌也・・・ 劉老板 
岡元夕紀子・・・ 八木綾子 
村田充・・・ 溝口の手下 
飯田基祐・・・ 唐沢 
川合千春・・・ 劉の通訳 
本郷奏多・・・ 少年時代のミヤモト 
石田法嗣・・・ シーファン 
石井愃一・・・ 田宮主任 
樋口真嗣・・・ 科学者 
神谷誠・・・ 傷病兵 
ローラ・ウィンドラス・・・チベット基地 技術士 

User Rating:5.6/10( 150 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:7.8/10( 134 votes) Yahoo!
オトーサン、
「みんなのシネマレビューに1票!」」

日本アカデミー賞受賞 
・新人俳優賞  鈴木杏 
同ノミネート
・助演男優賞  岸谷五朗    
・助演女優賞  樹木希林    
・編集賞

User Reviews 
ギルマンさん 
2004年8月23日
パクリは激しい

モトネタ=「ID4」、「E.T.」、
「MIB」、「ターミネーター」、「アライバル」、
「マトリックス」、「プレデター」・・・
特に「ID4」からのパクリは激しい。
(でっかいUFO、ちっちゃいUFO、バイオアーマー、
雲を割るUFO登場等)。
「マトリックス」のパクリは見飽きた。
さらにドラえもんよろしくピンチになれば
絶対に秘密道具が守ってくれる。
途中でギャグかと思えてきた(実際そうかも)。
金城はカタコトだし、脚本もぎこちない。
でも豊富な盗品イメージを本家に引けをとらない画で
見せた事は賞賛に値する(E.T.と静画に関しては見事)。
テイストは違うけどとりあえず山崎監督の趣味大爆発ムービー
という事にしておけばナットク。
彼がVFXだけやってりゃまともな映画だったかもしれないけど。
日本最高の特撮が見たい人は「ガメラ3邪神覚醒」を観よう
(ガメラだからって舐めてかかってるとしたら
絶対観た方がいい。マジ、凄すぎる)。

オトーサン、
「このひとはやさしいね」

目隠シストさん 
2007年9月12日
パクリ

多くの有名、ヒット作品からエッセンスを拝借しています。
特に宇宙人の造形がまるっきり“アレ”なのには笑いました。
普通の感覚ならば、あそこまでソックリにはしないはず。
ですから、そこに監督の意思を感じる。
パクリを公言した上で、
観客に作品の判断を委ねているのではないかと。
「パクッてますけど、なにか問題でも?」。
監督の作品の出来に対する自信が伺えます。
実際、面白かった。
でもちょっとだけ後ろめたいかな。
発泡酒でいい気分になっているような。
中古車をローンで買ったような。
実際、パクリか否かの判断は難しいと思います。
それらしきものを全て否定してしまうと、作品は成り立たない。
映画に限らずあらゆる芸術分野において、
完全なオリジナル作品を産むのは至難の業です。
何らかの形で先人の影響を受けているのが普通。
このあたりは、個人の感覚によって判断するしかありません。
自分の感覚だと本作はアウトですけど(笑)。
でも邦画のアクションSFで、
これくらいやってもらえれば上等。
ですから、点数はチョイ甘めです。
ちなみに自分は発泡酒が好きですし、
中古車も乗れればOK派。 


映画の採点簿

Returner リターナー ***
第九軍団のワシ ****
ワイルド・ギース*****
ザ・ファン*****
エンド・オブ・ザ・ワールド ****
アイ・アム・ナンバー4 ****
ランダム 存在の確率 ****
海洋天堂 ****
真昼の死闘*****
ファイナル・デッドブリッジ ****
アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事! ****
宇宙兄弟 ****
セクター5 [第5地区] ****
サイレントヒル*****
チャーリー・バートレットの男子トイレ相談室 ****
荒野の七人*****
グリマーマン*****
キミに逢えたら! ****
ラスト・ターゲット ****
ニック・オブ・タイム ****
モネ・ゲーム ****
バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)*****
ファイヤーフォックス ****
エクスペンダブルズ3 ワールドミッション ****
アジャストメント ****
マダム・マロリーと魔法のスパイス*****
ザ・タウン ****
ライジング・ドラゴン ****
月のひつじ ****
アダムス・ファミリー*****
野火*****
テレマークの要塞*****
6才のボクが、大人になるまで。*****
アダムス・ファミリー2*****
勝利への脱出*****
アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン ****
セイント ****
カウボーイ ****
ダイナマイトどんどん*****
セッション*****
ワイルド・スピード SKY MISSION ****
ええじゃないか ****
炎のごとく ****
PARKER/パーカー*****
U・ボート*****
キル・ザ・ギャング〜36回の爆破でも死ななかった男〜*****
沈黙の宿命 ****
策謀のシナリオ*****
ラブ・アゲイン*****
モンスター上司*****
眠らない街〜新宿鮫〜 ****
消えたフェルメールを探して 絵画探偵ハロルド・スミス ****
黒い十人の女 ****
彼女が水着にきがえたら ****
コクーン2/遙かなる地球 ****
ルームメイト2(2005) ***
パニック・フライト*****
遥かなるアルゼンチン*****
大逆転*****
ゴースト・オブ・マーズ*****
映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン! ***
風林火山*****
風の馬 ****
メイズ・ランナー*****
恋のクリスマス大作戦 ****
幸福の条件 ****
私をスキーに連れてって*****
波の数だけ抱きしめて ****
フェーム*****
MR.ブルックス 完璧なる殺人鬼*****
ゴースト/ニューヨークの幻*****

表紙に戻る