前口上
ハリウッド映画の3D化が進んでいます。 でも、相変わらず、CGに頼り過ぎが目立ちます。 ひとびとは、冴えた技術だけを見に行くのでしょうか? 好不況を問わず、どう生きるかを知りたいのでは? 薄っぺらな人間ばかりではなく、 本物の人間による本物のドラマを見たいのでは? 見る本数が増え、年齢を重ねる度に、 その思いが強くなってきました。目次
5845 コネクテッド(BS 2008) 5844 復讐は俺に任せろ(DVD 1953) 5843 蛇の穴(DVD 1948) 5842 続・荒野の七人(BS 1966) 5841 コナン・ザ・グレート(BS 1982)
5840 ヒット・パレード(BS 1948) 5839 都会の叫び(DVD 1948) 5838 飾窓の女(DVD 1948) 5837 月形半平太 花の巻・嵐の巻(BS 1956) 5836 ルパン三世(TV 1978)
5835 ダイアナ(BS 2013) 5834 RONIN(TV 1998) 5833 黒執事(BS 2014) 5832 私は殺される(DVD 1948) 5831 らせん階段(DVD 1945)
5830 乞食大将(DVD 1952) 5829 父ありき(DVD 1942) 5828 愛と青春の旅立ち(BS 1982) 5827 一心太助 天下の一大事(DVD 1958) 5826 ガラスの鍵(DVD 1942)
5825 拳銃貸します(DVD 1942) 5824 ネイチャー(BS 2014) 5823 ニッポン無責任野郎(BS 1962) 5822 キャプテン・フィリップス(BS 2013) 5821 ボビー・フィッシャーを探して(BS 1993)
5820 夢(BS 1990) 5819 ブラック・ウィドー(TV 1987) 5818 我は海の子(DVD 1937) 5817 回転(DVD 1961) 5816 ラッシュ/プライドと友情(BS 2013)
5815 ヒロイン失格(TV 2015) 5814 L.A. ギャング ストーリー(BS 2013) 5813 ロシュフォールの恋人たち(DVD 1967) 5812 1941(BS 1979) 5811 マイヤーリング(DVD 1957)
5810 ガンズ・アンド・ストレンジャー(TV 2012) 5809 あさひるばん (TV 2013) 5808 39歳からの女性がモテる理由(ワケ)(TV 2008) 5807 俺たちダンクシューター(BS 2008) 5806 台北に舞う雪(BS 2009)
5805 ボーン・イエスタデイ(DVD 1950) 5804 もういちど(BS 2014) 5803 沈黙の要塞(BS 1994) 5802 続社長学ABC(BS 1970) 5801 社長学ABC(BS 1970)
5800 バーシャ!踊る夕陽のビッグボス(DVD 1995) 5799 乱気流/タービュランス(BS 1997) 5798 戦国自衛隊 (BS 1979) 5797 闇金ウシジマくん Part2(TV 2014) 5796 フットルース(BS 1984)
5795 桃太郎侍(BS 1963) 5794 ダメージ(DVD 1992) 5793 スネーキーモンキー 蛇拳(BS 1978) 5792 征服(DVD 1937) 5791 超高速!参勤交代(TV 2014)
5790 星守る犬(BS 2011) 5789 銀座カンカン娘(BS 1949) 5788 間宮兄弟(BS 2006) 5787 うたかたの戀(DVD 1935) 5786 沙漠の花園 (DVD 1936)
5785 ペントハウス(BS 2011) 5784 ガス燈(BS 1944) 5783 グッモーエビアン! (BS 2012) 5782 ジュラシック・ワールド(BS 2015) 5781 ドラゴンボールZ 復活の「F」(TV 2015)
5780 ミニオンズ(BS 2015) 5779 オブリビオン(BS 2013) 5778 沈黙の逆襲(BS 2009) 5777 エアポート・アドベンチャー クリスマス大作戦(TV 2006) 5776 ジャングル・ジョージ(BS 1997)
5775 新しき土(DVD 1937) 5774 上海陸戦隊(DVD 1939) 5773 ファイナル・カウントダウン(BS 1980) 5772 最前線物語(BS 1980) 5771 ポセイドン・アドベンチャー2(BS 1979)
5770 ジョニーは戦場へ行った(BS 1971) 5769 英霊たちの応援歌/最後の早慶戦(BS 1979) 5768 嗤う分身(DVD 2013) 5767 LIMIT OF LOVE 海猿(DVD 2005) 5766 ONE PIECE FILM ワンピースフィルム STRONG WORLD(BS 2009)
5765 タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密(BS 2011) 5764 ボディ・ターゲット(BS 1993) 5763 ザ・ハリケーン(TV 1999) 5762 クリムゾン・リバー(DVD 2000) 5761 ノンちゃん雲に乗る(DVD 1955)
5760 奇跡のリンゴ(BS 2013) 5759 映画 中村勘三郎(BS 2013) 5758 BRAVE HEARTS 海猿(TV 2012) 5757 サンマとカタール 女川つながる人々(BS 2016) 5756 だれもがクジラを愛してる。(DVD 2012)
5755 夏の庭 The Friends(BS 1994) 5754 カノン(DVD 1998) 5753 映画 鈴木先生(BS 2012) 5752 俺はまだ本気出してないだけ(BS 2013) 5751 黙秘(DVD 1995)
5750 モスラ対ゴジラ(BS 1964) 5749 追悼のメロディ(DVD 1976) 5748 ムーンウォーカー (BS 1988) 5747 バケモノの子(TV 2015) 5746 ゴースト・オブ・ガールフレンズ・パスト(BS 2009)
コネクテッド
オトーサン、 「セルラーのリメイクか」 こんな売り出し文句が・・・ ・ハリウッド映画を"正式"リメイクした 香港映画史上最初の作品! ということは、ぱくり横行の証左。 この映画でも、多くのぱくりシーンがありますが、 スリルを盛り上げるのに、うまく使われています。 原題:Bo chi tung wah (2008) Connected 監督:Benny Chan 原作:Larry Cohen 脚本:Alan Yuen/ Benny Chan/ Xu Bing Chris Morgan("Cellular"2004) Genre:Action Country: China / Hong Kong Language: Cantonese / Mandarin / English 上映時間:110分 あらすじ: ロボット設計士のグレイスは、 6歳の娘を育てているシングルマザー。 娘を学校へ送り届けた帰り道、 見知らぬ男たちに拉致され、倉庫に監禁。 破壊された電話機を修理して外部への連絡を試みる。 そして、ようやく誰かの携帯電話に繋がる。 電話を受けたのは、シングルファーザーの経理マン、アボン。 気弱で不器用な彼は、仕事も家庭も上手くいかない態。 留学で離れ離れとなる息子を見送るため空港へと向かっていた。 そんな時、突然掛かってきた怪しげなSOSの電話。 最初はいたずらかと警戒するも、 グレイスの必死の訴えにようやく事の重大さを認識する・・・ 出演者: Louis Koo ・・・ Bob(アボン) Barbie Hsu ・・・Grace Wong(グレイス) Ye Liu ・・・ Kidnapper(誘拐犯) オトーサン、 「アボンも、グレイスも、熱演しているね」 誘拐犯は、黒のベレー帽と黒の皮手袋が効果的でした。 その他の出演者: Nick Cheung Ka-Fai ・・・ Detective Fai Beibi Gong ・・・Jen Carlos Chan ・・・ Roy Wong Flora Chan ・・・ Jeannie Ankie Beilke ・・・ Michelle Cheuk-lap Hung ・・・ Joe Ying Kwan Lok ・・・ Headmaster Cho-Lam Wong ・・・ Phone Shop Customer Service Rep Vincent Kok ・・・ Man in the Convertible Raymond Ho-Yin Wong ・・・ Boss User Rating:6.7/10 ( 1,533 votes)IMDb User Rating:8.1/10( 118 votes) Yahoo! オトーサン、 「ようできとる!」 User Reviews helmuttyさん Singapore 2008年12月10日 DVDをみてのレビュー 私は、オリジナルとリメイクの両方を見た。 本作は、「セルラー」のリメイクだ。 「セルラー」は強烈で、不安だらけ。 中国のアクション監督ベニーチャンが リメイクしたのは、数年後だ。 彼の最近の仕事、 「インビジブル・ターゲット」は、かなりよい。 彼はマーシャル・アーツを混ぜた テンポが速いアクションを得意としている。 本作は、まるでオリジナルのよう。 強烈で、ツイストいっぱい、不安だらけ。 退屈ではない。 その不安は、オリジナルと質が違う。 だが、両方とも、スコアは同じだ。 (略 あらすじ紹介) 本作は、ベニーチャンの別のよい仕事だ。 彼のファンならば、見逃すべきではに。 アクションとサスペンスファンも、見逃すべきではに。 私達は、ハリウッド映画のアジア改作版が もっと増えるだろうと予想する。 DVDについて: 私は、ディスク2枚組の特別版(香港バージョン)を手に入れたい。 シンガポールで、ディスク1枚版しか入手できない。 英語と中国語のサブタイトルがある。 オトーサン、 「アジア的混沌!」 人口密集の香港ならではの、 お国柄がよく反映されています。 つむじ風さん 2009年9月8日 香港映画の面白さ あんな廃屋で、どうして電話が通じるの? 〜誰が電話代払っとんじゃ!〜 みたいな無理な設定も俳優陣の少々臭い演技も 気にしてはいけません。 香港映画の面白みとは、 辻褄が合わなくても無理を承知で押し通す力技の爽快さと ダイヤの原石を掘り当てたようなアクションシーンとの邂逅、 そして極めて亜細亜的なユーモアセンス。 その点において、今作は最高の仕上がりとなっています。 グレイスの拉致シーンや軽自動車のカー・アクション、 携帯電話店での珍強盗等、見所満載! 抱腹絶倒!気分爽快! 謝謝!!
復讐は俺に任せろ
オトーサン、 「フリッツ・ラング、名監督だね」 飾窓の女 (1944)を見たばかりですが、 期待にそぐわぬ名作でした。 原題:The Big Heat(1953) 監督:Fritz Lang 原作:William P. McGivern 脚本:Sydney Boehm Genre:Crime/ Film-Noir/ Thriller Color: Black and White 上映時間:90分 あらすじ: 巡査のダンカンが自殺。 遺書が残されていた。 ダンカンの妻バーサは、 遺書を読み、ギャングのラガナ一味が 市政を牛耳っていて、自分も関与していたと知る。 警察へは病死と報告し、 遺書を利用して、ラガナを恐喝する。 警部バニオンは ダンカンの死因に疑いを抱いたが、 彼と駈け落ちしようしていた酒場女ルーシーが ギャング一味に殺された、疑いは一層深まった。 だが、バニオンは署長から 事件から手を引けと命じられた。 警察上層部に、ラガナの手が及んでいたのだ。 バニオンは、それを振り切って捜査を進めるが、 妻ケイティが事故に見せかけて殺される。 バニオンは辞表を叩きつけ、1人で調査を進めていく。 ラガナの子分ヴィンスの情婦デビーに接近したが、 ヴィンスはバニオンとの仲を疑い、 嫉妬のあまりデビーの顔に熱いコーヒーを浴びせる。 デビーはバーサを射殺してトムの遺書を奪い、 さらにヴィンスを待ち伏せして、熱いコーヒーを浴びせる・・・ 出演者: Glenn Ford ・・・ Det. Sgt. Dave Bannion(警部バニオン) Jocelyn Brando ・・・ Katie Bannion(ケイティ) Gloria Grahame ・・・ Debby Marsh(デビー) Lee Marvin ・・・ Vince Stone(ヴィンス) Jeanette Nolan ・・・ Bertha Duncan(バーサ) Alexander Scourby ・・・ Mike Lagana(ラガナ) オトーサン、 「グレン・フォードとリー・マービンの名演!」 その他の出演者 Adam Williams ・・・ Larry Gordon, the car bomber Kathryn Eames ・・・ Marge, Bannion's sister-in-law Linda Bennett ・・・ Joyce Bannion, the Bannions' young daughter Chris Alcaide ・・・ George Rose Peter Whitney ・・・ Tierney Willis Bouchey ・・・ Lt. Ted Wilks Robert Burton ・・・ Det. Gus Burke Howard Wendell ・・・ Police Commissioner Higgins Michael Granger ・・・ Hugo (police clerk) Dorothy Green ・・・ Lucy Chapman Carolyn Jones ・・・ Doris Dan Seymour ・・・ Mr. Atkins Edith Evanson ・・・ Selma Parker User Rating:8.0/10( 17,021 votes)IMDb User Rating:8.9/10( 13 votes) Yahoo! オトーサン、 「高いスコアだ」 User Reviews Lupercaliさん Tasmania 2004年6月22日 緊迫した手に汗にぎるビンテージものの警官スリラー 「ダーティ・ハリー」の一番怖いシーンも、 この素晴らしいフリッツ・ラング映画で、 グレン・フォードが演じるくすぶり燃え上がる怒りに比肩できない。 現代の視点でも、 古臭くなったハードボイルドという言葉以外は、 見慣れないものは何もない。 規格外れの刑事、復讐という主題、暗黒街の人物、そしてヒロイン。 現代の監督なら、スローモーションの自動車事故や ロケット・ランチャーの決斗を入れて、 2時間物に引き伸ばすだろうが、 ラング作品は、90分未満と、 1オンスの脂肪もなければ、あくびを催させることもない、 贅肉もなく、動きが速く、夢中にさせる。 どんなショットも、ムダがなく不要でない。 脚本は、バチバチ音を立て、 出演者は、みんな素晴らしい。 特に、グレン・フォードとリー・マービンは、強烈で忘れ難い。 暴力のオーラをまとい、限度を超えようとしている フォードは、かろうじて踏みとどまる。 物語はおだやかにはじまるが、 突然の暴力や予期せぬ爆発へと展開する。 今日でも、ショックなのだから、 50年前には、圧倒的なものだったにちがいない。 この映画には、何のムダもない。 すべては、ぴたっとはまる。 彼らは、これからも、これ以上の作品をつくり続けるだろう。 10点満点で、8点強。 オトーサン、 「対比という王道」 Ikedaさん 2010年9月13日 フリッツ・ラング 警部デイヴの犯罪捜査中に 妻ケイティが殺されてしまったり、 デビーがヴィンスに熱いコーヒーを顔にかけられたりする、 かなり残酷なシーンがある映画ですが、 かなり面白い映画でした。 矢張りフリッツ・ラングの緻密な演出が光っていて、 いい加減なバイオレンス・シーンを並べている 並の犯罪映画とは違い、 幸せそうな家庭の描きかたなどは流石だと思いました。 それにダーティハリーなど 警察上部の腐敗を描いた映画は多くありますが、 この時期にそれを背景にした作品をつくっているのは、 さすが社会派の監督だと思いました。
蛇の穴
オトーサン、 「感動した!」 主人公がついに家に戻れる日がきました。 そのラストシーンに流れる歌は、 ドボルザークの新世界の有名な曲、 ♪遠き山に日は落ちてと同じ旋律ですね。 ♪Going home, going home I am going home Shadows gone, break of day Real life has begun I'm just going home 原題:The Snake Pit (1948) 監督:Anatole Litvak 原作:Mary Jane Ward 脚本:Frank Partos/ Millen Brand Genre:Drama/ Mystery Color: Black and White Country: USA Language: English / German 上映時間:108分 あらすじ: ロバートは、精神病院に入院している 妻・ヴァージニアと面会するが、 妻が彼のことを全く忘れていることに驚愕する。 主治医キックの求めに応じて、 妻との出会いから結婚、発狂するまでを話す。 粘り強い治療のおかげで、状態は改善。 安心したロバートは ヴァージニアに、退院試験を受けさせるが、 激しい恐怖に駆られて、再び発狂してしまう。 改めて治療をやり直して行くなかで、 ヴァージニアは、キック医師に愛情を感じて行く。 だが、キック医師を慕う看護婦デーヴィスは、 嫉妬に駆られ、ヴァージニアを「蛇の穴」なる 凶暴患者の雑居病室に入れてしまう・・・ 出演者: Olivia de Havilland ・・・Virginia Stuart Cunningham (ヴァージニア) Mark Stevens ・・・Robert Cunningham (ロバート) Leo Genn ・・・Dr. Mark Kik (キック医師) Helen Craig ・・・Nurse Davis (看護婦デーヴィス) オトーサン、 「名演中の名演!」 オリヴィア・デ・ハヴィランドは、 「風と共に去りぬ」でメラニー役で、有名です。 ここでも、アカデミー助演賞ノミネート! その他の出演者: Celeste Holm ・・・Grace Glenn Langan ・・・Dr. Terry Leif Erickson ・・・Gordon Beulah Bondi ・・・Mrs. Greer Lee Patrick ・・・Asylum Inmate Howard Freeman ・・・Dr. Curtis Natalie Schafer ・・・Mrs. Stuart Ruth Donnelly ・・・Ruth Katherine Locke ・・・Margaret Celia Lovsky ・・・Gertrude Frank Conroy ・・・Dr. Jonathan Gifford Minna Gombell ・・・Miss Hart Betsy Blair ・・・Hester User Rating:7.7/10( 4,971 votes)IMDb User Rating:8.0/10( 3 votes) Yahoo! オトーサン、 「名画だ」 アカデミー賞受賞 ・録音賞 同ノミネート ・作品賞 ・主演女優賞 オリヴィア・デ・ハヴィランド ・監督賞 アナトール・リトヴァク ・脚色賞 ヴェネチア国際映画祭受賞 ・女優賞 オリヴィア・デ・ハヴィランド ・国際賞 アナトール・リトヴァク User Reviews julianhwescottさん United States 2001年3月19日 1948年当時の類をみない映画 本作は、実話に基づく。 原作者は、メアリー・ジェーン・ウォード 1948年以前に精神病院入院中のひとが 直面していた恐怖に注意にもたらすために書いた。 主人公のヴァージニアは、 精神科病院におけるウォードさん自身の体験だ。 本作は、アカデミー賞に、いくつもノミネートされたが、 録音賞を獲得するだけに終わった。 おそらく、当時、精神病がタブーだったせいだろう。 オリヴィア・デ・ハヴィランドは、見事な演技だった。 他のみんなも、そうだった。 そして、ヘスター役のベッツィ・ブレアは、 完全に手の施しようがないように見えた。 彼女の目を見てほしい。 私が何を言おうとしているか分かるだろう。 本作は、精神病を扱った今日までの映画の中で、 最も背筋が凍り、一番正確だったと思う。 メアリー・ジェーン・ウォードの望み通りに、 すべての登場人物が描かれたと思う。 私は、1960年代初頭、高校在学中に 彼女の本を調べ、映画を見た。 すばらしい本、すばらしい映画だった。 医療関係者による虐待を断固として描いている。 オトーサン、 「俯瞰撮影のシーンは、背筋が凍る」 Ikedaさん 2003年4月2日 特別病室 オリヴィア・デ・ハヴィランドが 記憶喪失になって、 精神病院に入院する事などを 主題にした映画です。 多分、この映画を見た人は、 特別病室の俯瞰撮影で カメラが上昇していくシーンは 忘れられないのでは無いかと思います。 そのくらい雰囲気を良く出した撮影だと思います。 然し、私はそれよりも、このような役に挑戦する ハヴィランドが随分、勇敢だなと思った事の方が 記憶に強く残っています。 なお、「snake pit」とは 「患者にろくな治療も行わない 不潔で非人道的な精神病院」 と言う意味があるそうです。 この映画から出来た言葉かも知れませんが、 その意味であれば、 最近の日本でも使えそうな言葉です。
続・荒野の七人
オトーサン、 「"七人の侍"のリメイクだ」 これが、第2作で、 第3作「新・荒野の七人 馬上の決闘」(1969年) 第4作「荒野の七人・真昼の決闘」(1972年)で、 打ち切りになりました。 原題:Return of the Seven (1966) 監督:Burt Kennedy 脚本:Larry Cohen Genre:Genre:Action/ Adventure/ Western Country: USA Language: English / Spanish 上映時間:95分 あらすじ: メキシコの寒村イズトラカンで、 かつて村人と7人のガンマンが団結して 山賊たちを倒した激闘から10年。 村は突如としてロルカ率いる山賊たちに襲われ、 村の男たちが連れ去られてしまう。 7人の1人で、村に残り農婦ペトラと結婚したチコは、 二度と使うまいとしていた拳銃を手に立ち向かうが、 負傷し連れ去られてしまう。 ペトラは、ガンマンのリーダー、クリスを探し出し、 夫のチコを含めた村人の救出を依頼する。 クリスはヴィンとともに新たな仲間を集め、 山賊たちとの戦いに挑む・・・ 出演者: Yul Brynner ・・・ Chris Adams(クリス) Robert Fuller ・・・ Vin Tanner(ヴィン) Julian Mateos ・・・ Chico(チコ) Elisa Montes ・・・ Petra(ペトラ) Emilio Fernandez ・・・ Francisco Lorca(ロルカ) オトーサン、 「ブリンナーの拳銃さばき、クール!」 「ロルカも、まあまあ」 後は、見劣りします。 その他の出演者: Warren Oates ・・・ Colbee Claude Akins ・・・ Frank Virgilio Teixeira ・・・ Luis Emilio Delgado Jordan Christopher ・・・ Manuel De Norte Fernando Rey ・・・ Priest Rodolfo Acosta ・・・ Lopez Gracita Sacromonte ・・・ Flamenco Dancer Carlos Casaravilla ・・・ First Peon Ricardo Palacios ・・・ Jailer Felisa Jiminez ・・・ Female Prisoner User Rating:5.5/10( 2,598 votes)IMDb User Rating:5.1/10( 31 votes) Yahoo! オトーサン、 「低いね」 アカデミー賞ノミネート ・音楽(編曲賞) User Reviews drelikさん Santiago, Chile 2002年3月18日 クラシックへの下手なフォロー… 「荒野の七人」の続編は、期待外れ。 オリジナルからのスター3人はとえいば、 クリス役のユル・ブリナーは同じだが、 ヴィン役は、スティーブ・マックイーンに代わって ロバートテイラー、 チコ役は、ホルスト・ブッフホルツに代わって フリアン・マテオフと格落ちしている。 ストーリーは、オリジナルに酷似しているが、 ペースは、ひどい。 スタンドアローンなら、よかったかも知れないが、 オリジナルには、はるかに及ばない。 こういうとフェアでないかもしれないが、 オリジナルの大宣伝が、まだ轟いていて、 この続編は、貧弱なコピーでしかない・・・ オトーサン、 「山賊たちも芸がないね」 Tolbieさん 2014年7月12日 劣化 前より豪華になれとは言わないが、 前に進んだ物語、ステップアップしていて欲しかった。 なんで前とおんなじことやってるのか。 同じことと言うより、劣化してさえいる。 例えば、クリスの無策ぶり。 前回の戦で農民だって戦わなければ、 多勢に無勢だって経験したはずなのに、 今回は何の仕掛けもせずに7人で正面から迎え撃つだけ。 また、決定的に描写が足りないと思うのは、 もう戦うのはやめると決断した農民たちが、 再び戦闘に参加する気持ちの変化を描いていないことだ。 ところで、個人的には西部劇の戦いで ダイナマイトを使うのは好きではない。
コナン・ザ・グレート
オトーサン、 「前にみたようなストーリーだね」 脚本家にオリバーストーンがいるのに、 どうしたことでしょう。 自分の映画をつくるための資金稼ぎかも。 1時間半ですむのに、スポンサー集めのために、 129分と長尺になりました。 原題:Conan the Barbarian (1982) 監督:John Milius 原作:Edward Summer 脚本:John Milius/ Oliver Stone/Robert E. Howard Genre:Adventure/ Fantasy 上映時間:129分 あらすじ: 前史時代。 鋼の秘密を狙う侵略者タルサ・ドゥームと その一党が、平和な村に、襲いかかった。 少年コナンは、刀鍛冶の両親を目の前で殺害され、 奴隷の身となった 悲惨な境遇を生き抜き、強靭な肉体の青年に。 やがて奴隷の身分を脱して自由となり、 出会った仲間たちと共に、 宿敵タルサ・ドゥームに復讐を挑む・・・ 出演者: Arnold Schwarzenegger・・・ Conan (コナン) James Earl Jones・・・ Thulsa Doom (タルサ・ドゥーム) Max von Sydow・・・ King Osric(オズリック王) Sandahl Bergman・・・ Valeria (ヴァレリア) オトーサン、 「うーん、宿敵が安っぽいな」 その他の出演者: Ben Davidson・・・ Rexor Cassandra Gaviola・・・ Witch Gerry Lopez・・・ Subotai Mako・・・ Wizard Valerie Quennessen・・・ Princess William Smith・・・ Conan's Father Nadiuska・・・ Conan's Mother Luis Barboo・・・ Red Hair Franco Columbu・・・ Pictish Scout Leslie Foldvary・・・ Snake Girl Gary Herman・・・ Guard Erick Holmey・・・ Officer Akio Mitamura・・・ General Jorge Sanz・・・ Young Conan Jack Taylor・・・ Priest Sven Ole Thorsen・・・ Thorgrim Kiyoshi Yamasaki・・・ Sword Master User Rating:6.9/10 ( 114,179 votes)IMDb User Rating:5.2/10( 71 votes) Yahoo! オトーサン、 「演技は?」 叙事詩的な壮大さが売りだね。 ゴールデン・グローブ受賞 ・新人賞 サンダール・バーグマン ラジー賞ノミネート ・ワースト主演男優賞 アーノルド・シュワルツェネッガー User Reviews ottoxさん Moline, IL 2003年5月28日 実に見事 私の好きな映画ベスト10。 このジャンルの映画を退けるのは、簡単だ。 シュワルツェネッガーの演技力は、お粗末だと。 だが、本作は、傑作以外の何でもない。 そう、ストーリーはかなり平均的。 主要な俳優たち、 シュワルツェネッガー、サンダール・バーグマン、 ゲリー・ロペスは頑張っているが、傑出していない。 だが、ジェームズ・アール・ジョーンズ、 マックス・フォン・シドーの印象的な演技が、 映画に重みを加えている。 だが、本当のスターは、 ベイジル・ポールドゥリスの音楽と撮影。 わが人生において、 こんなに美しく撮られた映画を見たことがない。 衣装、柱、美術監督は、すべて一流。 映画からせりふを取り去り、 まさに音楽と撮影で、勝負した。 いまでも、見る価値がある。 本作を高く評価するには 他の映画と比べてみればいい。 (「ミラクルマスター/七つの大冒険」(1982)、 「銀河伝説クルール」(1983)などと。 そうすれば、驚くべき違いがあるだろう。 オトーサン、 「でも、すごい筋肉美だね」 ジーナさん 2008年7月14日 スペクタクル筋肉ファンタジー 魔法とか大蛇とか出てきた瞬間、はげしく困惑。 まあ、魔術っぽいのを見たときに この作品の方向性は予想できましたが(笑) 復讐とか友情とかラブとか色々あるけど、 見方としてはシュワちゃんのムキムキを見てりゃあ イイんじゃないのって感じです(爆) セリフがほとんどないのも表情が変わらないのも 身体で勝負してるって事でしょ(笑) 良かった点は、美術や衣装など 時代を反映した世界観を表せていた分野ですかね。 あ、あと教祖さまの顔が徐々に変化するシーンが笑えた。 猿にでもなるのかって変化の仕方なのに蛇なんだもん(笑) もっと蛇っぽい役者いなかったんですかね(爆) マッチョ好きには堪らない作品かもしれませんが、 私には惹かれるモノが少ない作品となってしまいました。
ヒット・パレード
オトーサン、 「あらら」 この映画、BSで午後1時から放映。 録画し、再生したところ、 2時7分発生の鳥取中部地震のニュースで、 後半は、放映中止になりました。 現在のところ、再放送の予定は未定とか。 仕方がないので、本作のオリジナルである 「教授と美女」(1941)を急遽借りることにしました。 原題:A Song Is Born (1948) 監督:Howard Hawks 脚本:Billy Wilder/ Thomas Monroe Genre:Comedy, Musical 上映時間:113分 あらすじ: 音楽辞典を編集している7人の教授たちが、 それまでのクラシックの音楽理論を超える 旋律を持つジャズに出会う。 フリズビー教授は、さっそくジャズを研究するため ナイトクラブに出かけ、歌手のハニーと知り合うが、 彼女がギャングの恋人で警察に追われていたことから 騒動に巻き込まれてしまう・・・ 出演者: Danny Kaye ・・・ Professor Hobart Frisbee(フリズビー教授) Virginia Mayo ・・・ Honey Swanson(ハニー) オトーサン、 「教授は、ハニーにいいようにもて遊ばれているね」 その他の出演者: Benny Goodman ・・・ Professor Magenbruch Tommy Dorsey ・・・ Himself Louis Armstrong ・・・ Himself Charlie Barnet ・・・ Himself Lionel Hampton ・・・ Himself Mel Powell ・・・ Himself Buck and Bubbles Buck Washington ・・・ Buck John William Sublett ・・・ Bubbles The Page Cavanaugh Trio ・・・ Themselves The Golden Gate Quartet ・・・ Themselves Russo and the Samba Kings ・・・ Themselves Hugh Herbert ・・・ Professor Twingle Steve Cochran ・・・ Tony Crow Felix Bressart ・・・ Professor Gerkikoff User Rating:7.1/10( 1,580 votes)IMDb User Rating:7.1/10( 14 votes) Yahoo! オトーサン、 「贅沢な映画だ」 アメリカ音楽史のルーツがよくわかります。 ・アフリカの太鼓→スペインのギター音楽→ キューバや南米の新しいリズム→アメリカの黒人霊歌→ ブルース→ビートの復活・ジャズ(トランペット) User Reviews bkoganbingさん Buffalo, New York 2005年12月18日 ダニー・ケイと"Swing and Sway" 私はもう時代遅れになっているが、 スイングの時代、バンドのスローガンに Swing and Swayを使った サミー・ケイという名のバンドリーダーがいた。 この私のタイトルは、この映画のタグライン。 オリジナルの「教授と美女」(1941)が サム・ゴールドウィン・スタジオで作られたのは、 わずか7年前だった。 そこで、ゲイリー・クーパーは、 百科事典をまとめていた何人かの教授のひとり。 彼の専門は言語学で、彼を助けるために選ばれた バーバラ・スタンウィックは、新しい俗語を学ぶ。 本作では、百科事典が音楽辞典に変わっていて、 ヴァージニア・メイヨは、 偶然、教授の生活に入り込むことになる。 彼らは、隠遁生活を送っていて、 ジャズ時代の到来を知らなかった。 従って、クーパーの役割を果たすダニー・ケイ、 ヴァージニア・メイヨー、 そして、ベニー・グッドマン演じる別の教授は、 ともに、最前を尽くす。 本作は、愉快だ。 前の評者が指摘した通り、 この映画のダニー・ケイは、いつもよりおとなしい。 だが、ジャム・セッションのために、 ベニー・グッドマン、トミー・ドーシー、 ルイ・アームストロング、チャーリー・バーネット、 メル・パウエルが集まれば、 自然に、いい映画になる。 本作は、世界のすべてのジャズ・ファン向け。 オトーサン、 「ジャズ好きはたまらんだろうね」 Ikedaさん 2003年7月25日 ミュージシャン この映画の良い所は、 スイング系のミュージシャンが大勢、出ている所です。 ベニー・グッドマン、ルイ・アームストロング、 トミー・ドーシー、チャリー・バーネット、 ライオネル・ハンプトン、メル・パウエル、 ルイ・ベルソン、ハリー・ババシン、 アルトン・ヘンドリクソン、 ゴールデン・ゲート・クワルテット、 そして、あまり有名ではありませんが ページ・カバノフのトリオが出演しています。 全体のストーリーも、 ミュージシャンをうまく使って組み立てています。 ダニー・ケイとヴァージニア・メイヨーも好演ですが、 ヴァージニアの唄は吹き替えのようです。 この映画では、棚の置物を演奏で落とすシーンが 特に印象に残っています。
都会の叫び
オトーサン、 監督は、ロバート・シオドマック。 ユダヤ系であったため、ナチス・ドイツを逃れて、 パリを経てハリウッドに移る。 暗い世相を反映する フィルム・ノワールを代表する監督。 原題:Cry of the City (1948) 監督:Robert Siodmak 原作:Henry Edward Helseth 脚本:Richard Murphy Genre:Crime/ Drama/ Film-Noir Color: Black and White Country: USA Language: English / Italian 上映時間:95分 あらすじ: 深夜、ヤクザのマーティンが、病院にかつぎこまれる。 警官を撃ち殺し、重傷を負ったのだ。 弁護士ナイルズが現われ、 どうせ死刑になるんだろ、金をやるから 顔役のやった強盗殺人をやったと言えという。 マーティンは、見舞いにきた恋人ティナに 危険が及ぶのを恐れ、看護婦に彼女を匿わせる。 刑務所に入ったが、運よく脱獄し、 弟トニーを囮にして、ナイルズを殺し、宝石を奪う。 昔の情婦ブレンダに助けを求め、 もぐりの医師に手当てをしてもらうと、 故買常習の名うての姐御ローズに、 宝石を隠してある金庫の鍵をやるから、 現金5000ドルと南米行きの切符をくれと持ちかける。 だが、警部補カンデラの手が迫っていた・・・ 出演者: Richard Conte ・・・ Martin Rome(マーティン) Victor Mature ・・・ Lt. Candella(警部補カンデラ) Shelley Winters ・・・ Brenda Martingale(ブレンダ) Hope Emerson ・・・ Rose Givens(ローズ) オトーサン、 「みんなが一世一代の名演!」 その他の出演者: Fred Clark ・・・ Lt Collins Betty Garde ・・・ Miss Pruett Berry Kroeger ・・・ W. A. Niles Tommy Cook ・・・ Tony Rome Debra Paget ・・・ Teena Ricante Hope Emerson ・・・ Rose Givens Roland Winters ・・・ Ledbetter Walter Baldwin ・・・ Orvy June Storey ・・・ Miss Boone Tito Vuolo ・・・ Papa Rome Mimi Aguglia ・・・ Mama Rome Konstantin Shayne ・・・ Dr Veroff Howard Freeman ・・・ Sullivan Joan Miller ・・・ Vera Dolores Castle ・・・ Rosa Kathleen Howard ・・・ Mrs. Pruett's Mother User Rating:7.2/10( 1,365 votes)IMDb User Rating:-/10( - votes) Yahoo! オトーサン、 「若いひと、みてよ」 User Reviews sasheegm-1さん United States 2004年3月7日 最高のフィルム・ノワール オープニングは、 アルフレッド・ニューマンの主題歌"Street Scene" (エンド・タイトルにも登場する) 本作は、ヴィクター・マチュアとリチャード・コンテの 善と悪の物語だ。 2人は、ニューヨーク・イーストサイド時代の仲間だったが、 一方は、刑事になり、他方は、ギャングになる・・・ でも、これは、気にしないで。 この映画の見物は、リチャード・コンテだ。 自責のない野蛮な殺人者マーティンとして、 身も凍る演技を見せる。 彼を追うのは、ヴィクター・マチュア演じる 警部補カンデラ。 マチュアは、素晴らしい演技をしている。 助演者には、ホープ・エマーソン。 コンテの情婦役として、一生物の演技をみせる。 このシーンは、まるで猫とネズミ・・・ どっちが、猫? 1940年代には、フィルム・ノワール熱が流行したが、 本作はなかでも、特別な楽しみがある。 純粋なニューヨーク市の感じがある。 本作を見逃すなかれ。 オトーサン、 「Ikedaさんは、ヴィクター・マチュアのフアン?」 Ikedaさん 2003年3月29日 ヴィクター・マチュア サスペンスだと思っていましたが、 その期待は外れました。 然し、その期待はずれが、かえって良かった映画です。 確かにジャンルとしてはサスペンスでしょうが、 私にはサスペンスの感じはなく、 西部劇のような味、都会的に洗練された良さを感じました。 これには、リチャード・コンテも良かったこともありますが、 何と言ってもヴィクター・マチュアの名演が大いにきいています。 何かしら普通とは違って不可解な人物のように見えると同時に、 熱心で落着いていて、正義感に燃えた人物の演技です。 これが彼の容貌と相俟って素晴らしい効果を上げています。 カメラは兎も角、音楽が良くて、 殊に最初の汽笛の音、正に都会の叫びを良く表現しています。 台詞も良いです。 ラスト近くの「神の御名において・・」、 マチュアがコンテに言う 「そんな事は百も承知だ。俺だって貧民窟で育ったんだ。・・」 などの言葉は、その場面の名台詞です。 ラストシーンも良かったですが、 これは当時の日本映画の名作と言われた「野良犬」と ラストが似ているだけに、比べると良く解ります。 この映画で「野良犬」のように翌朝の病院の中を写して、 マチュアが教訓めいた事でも話したら 映画全体が台無しになったでしょう。
飾窓の女
オトーサン、 「オランダの売春婦?」 飾窓の女といえば、アムステルダム。 でも、この飾窓の女は、まったくの素人。 もっとも、ギャングの愛人のようですが・・・ ま、こわいもの見たさに、そっと見てください。 原題:The Woman in the Window (1944) 監督:Fritz Lang 原作:J.H. Wallis 脚本:Nunnally Johnson Genre:Crime/ Drama/ Film-Noir Color: Black and White 上映時間:107分 あらすじ: 犯罪心理学の大学準教授リチャードは バカンス旅行に先立つ妻子を見送った帰り道、 ショウウィンドウに美しい女の肖像画を見つけ、 しばし見とれる。 旧友らとクラブで一杯引っかけ、 ふと眠り込んだ彼はボーイの声で目を覚まし、 帰宅途中また例のウィンドウを覗き込むと、 絵の上に本物の女の姿がダブって写る。 アリスと名乗るその女に誘われるまま 彼女の部屋に行き、くつろいでいると、 突然怒り狂った男が襲いかかってくる。 殺されそうになったリチャードは、 アリスが手渡す果物ナイフで、男を殺してしまう。 幸い、警察にも気づかれず死体を処理したが、 親友の地方検事が、犯行現場の検証に誘ってくれたりして、 冷や汗をかく。 その後、殺された男の子分がゆすりに来て・・・ 出演者: Edward G. Robinson ・・・ Professor Richard Wanley(リチャード) Joan Bennett ・・・ Alice Reed(アリス) オトーサン、 「うまい役者だな」 エドワード・G・ロビンソン、晩年になって アカデミー名誉賞を受賞。 癌病棟で受賞を聞いた時は、号泣したとか。 ジョーン・ベネット、 こんな美人に誘われたら、人生万事慎重に生きてきた男でも、 ついふらっとなってしまうでしょう。 その他の出演者: Raymond Massey ・・・ Dist. Atty. Frank Lalor Dan Duryea ・・・ Heidt/Tim, the Doorman Edmund Breon ・・・ Dr. Michael Barkstane Thomas E. Jackson ・・・ Inspector Jackson, Homicide Bureau Dorothy Peterson ・・・ Mrs. Wanley Arthur Loft ・・・ Claude Mazard/Frank Howard/Charlie the Hat check Man Iris Adrian ・・・ Woman who asks for a light User Rating:7.8/10( 9,739 votes)IMDb User Rating:9.0/10( 8 votes) Yahoo! オトーサン、 「まぎれもない名作!」 アカデミー賞ノミネート ・劇・喜劇映画音楽賞 User Reviews Keedeeさん United States 2000年11月25日 一目見ただけ、なのにこんな目にあうとは・・・ ナーバスになれる! ずっと手に汗を握っていた。 ロビンソンの演技は確かで、ベネットは美しかった。 犯罪を隠し通そうとする2人は、実にリアルだった。 これは、私が強く推奨する映画だ。 サスペンスに満ちていて、ドラマチック。 ジェットコースタの乗っているようだった。 この映画の展開に、ほんとうに神経がまいってしまった。 強く推奨する。 見逃すところだったが、 そうしなかったことを永遠に感謝している。 レンタルするか、買ってください。 是非、見てください!! オトーサン、 「Ikedaさん、これも見ているんだ」 Ikedaさん 2004年9月11日 緊迫感 フリッツ・ラングお得意のジャンルの映画で、 緊張感がずっと続く名作です。 エドワード・G・ロビンソンも得意役で素晴らしいですが、 これに地方検事のレイモンド・マッセイが加わっているので、 更に緊迫感があります。 ジョーン・ベネットと脅迫者になるダン・デュリエも好演です。 ラストについては批判もあるようですが、 本筋とは殆ど関係ないので気になりませんでした。 それよりも全体構成として 飾窓で始まって飾窓で終わるところが面白いと思いました。
月形半平太 花の巻・嵐の巻
オトーサン、 「なーんだ、実在の人物じゃないいんだ」 行友李風の勤王佐幕の暗殺合戦が人気を博し、 映画化されたもの。 桂小五郎が出るので、てっきり実在の人物と 思いました。 原題:月形半平太 花の巻・嵐の巻(1956) 監督:衣笠貞之助 原作:行友李風 脚本:衣笠貞之助/犬塚稔 Genre:Period Drama 上映時間:109分 あらすじ: 文久三年、祇園祭も間近い京都。 尊皇、佐幕両派の対立で殺気をはらむ。 長州浪士月形半平太は、 勤皇派ながら独り開国論を唱えていた。 だが先覚者たる彼は同志からも異端視され、 裏切者として絶えず命を狙われていた。 そうした折、半平太を頼って京に来た 青年武士、早瀬辰馬は、岡崎幸蔵、岡田新平ら 同郷の長州浪士から月形は同志離反と聞き驚く。 彼は半平太の宿で刺客に襲われ、 蘭医玄斎の許で手当を受ける。 月形は岡田が自分と間違え 早瀬を刺したものとにらむ。 玄斎の娘ゆかりは早瀬を慕うようになるが、 この頃、見廻組組頭の奥平文之進は 同志の仇と早瀬に暗殺され、 その折、彼が月形の着物を着ていたことから 文之進を恋する芸妓染八は 月形を仇と思い込んでしまう。 月形に早計を戒められた早瀬は 奮然、岡崎の許に去る。 月形が情けをかける祇園の芸妓梅松は 一筋に彼を慕う。 ある晩、三条河原で薩摩浪士の闇討を受けた 月形は知らずに染八の家へ辿りつく。 染八は恋人の仇と短刀で刺すが失敗、 だが彼の弁解を聞こうともしない。 やがて国許で彼の不評を耳にした妹萩乃が 心配の余り京に上ってくるが、兄の決意を知り、 梅松の心遣いに感謝しつつ帰る。 月形は尊攘派の公卿姉小路公知や桂小五郎に、 将軍家茂公を説き伏せ大政奉還を図るよう力説。 だが姉小路は岡崎らに暗殺され、 早瀬から文之進殺害の事情を聞いた月形は暗然。 桂ら開国派浪士は祇園祭の宵宮、 扇屋安左衛門の二階で秘密会合。 自らの誤解を知った染八から浪人狩があるとの知らせに、 月形は引留める梅松の手を振り切って扇屋へ。 だが彼は竹藪の道で岡崎ら旧同志に襲われ、 彼の真意を知った早瀬の助勢も及ばず 短筒の狙撃に倒れ急を知って駈けつけた 桂や梅松に見守られつつ、静かに息を引取った・・・ 出演者: 長谷川一夫・・・月形半平太 市川雷蔵・・・早瀬辰馬 山本富士子・・・梅松 木暮実千代・・・染八 オトーサン、 「いよー、千両役者!」 その他の出演者: 京マチ子・・・萩野 菅原謙次・・・勝股 勝新太郎・・・宇津木周作 川上康子・・・波江 三田登喜子・・・富菊 矢島ひろ子・・・美津代 林成年・・・間宮哲之介 三益愛子・・・扇屋の女房あい 川口浩・・・跡部三吾 中村玉緒・・・歌菊 夏目俊二・・・岡田新平 八潮悠子・・・文葉 高松英郎・・・赤松大次郎 黒川弥太郎・・・岡崎幸蔵 大河内傳次郎・・・間宮玄斎 千田是也・・・姉小路公知 山形勲・・・藤岡九十郎 石黒達也・・・山脇主馬 田崎潤・・・奥平文之進 山村聰・・・桂小五郎 浜世津子・・・松千代 橘公子枝・・・春の仲居 大美輝子・・・夕凉みの女 長谷川彰子・・・おつる 瀧花久子・・・加寿江 松浦築枝・・・お徳 入江たか子・・・お鹿 千葉敏郎・・・鵜飼 舟木洋一・・・行村 藤間大輔・・・井口辰三郎 羅門光三郎・・・東馬 荒木忍・・・原伊予守 十朱久雄・・・鞍方三右衛門 細川俊夫・・・浜野十五郎 杉山昌三・・・九高条万寿吉 南条新太郎・・・千葉音蔵 南部彰三・・・荘司東助 沢村宗之助・・・文吉 光岡龍三郎深沢基平 天野一郎・・・塔山 石原須磨男・・・藤助 尾上栄五郎・・・増見 水原浩一森田寛義 浅尾奥山・・・翁屋吉右衛門 寺島貢・・・簗瀬一蔵 大邦一公・・・戸部伸吾 水野浩・・・与兵衛 葉山富之輔・・・弥平 原聖四郎・・・大友 伊達三郎・・・樋口 横山文彦・・・西脇 藤川準・・・佐久間 玉置一恵・・・神崎 堀北幸夫・・・藤堂 User Rating:6.0/10( 2 votes)amazon User Rating:-/10( - votes) Yahoo! オトーサン、 「誰も、見ていないのか」 User Reviews つみきコング さん 2013年9月29日 日本映画にはこんな贅沢な時代もあった 当時、大映の超大作として製作されたことがわかりますが、 それは出ている人たちのすごさばかりで、 ストーリー的にはどうも旧態依然であまり感心しません。 長谷川一夫、山本富士子、黒川弥太郎、山形勲、大河内伝次郎、 市川雷蔵、京マチ子、中村玉緒、勝新太郎、千田是也、 田崎潤、山村聡などなど、 このほか大映子飼いの川口浩、長谷川一夫の息子の林成年も 顔を見せています。 ですが話が少しも面白くないと来ては、みるだけで辟易です。 が、そこはやはり《映画は大映》と豪語するだけあって、 セットの作りこみ方のすばらしさ、 また夜間撮影を中心とした総天然色撮影の技術力、 華麗を得意とする衣笠監督だけに それはそれは見せていただきました。 日本映画にはこんな贅沢な時代もあった ということがよくわかる時代劇です。 オトーサン、 「熱烈な市川雷蔵ファン!」 joshua さん 2008年7月10日 市川雷蔵の映画 大映オールスター総出演 総天然色大映カラー時代劇! 当時の大映スターで、出ていないのは、 船越英二と若尾文子ぐらいじゃないですか。 菅原謙次や川口浩、勝新がチョイ役です。 京マチ子(長谷川の妹役)だけは、 自分用にキャッチ・シーンを作ってもらってますが、 後はスターでも容赦なく仕出し扱い。 さすが、重役監督・衣笠貞之助です。 ただし、同じ重役の主役・長谷川一夫の ご威光には逆らえなかったのか、 息子・林成年と娘・小野道子だけはキャリアの割に 台詞の多い役を割り振ってもらってますが…。 そんな中でも、雷蔵だけは完全に特別扱い、 何しろ、冒頭シーンから、上洛して賀茂川の河原で 長谷川を探す雷蔵の登場で始まり、 前半は長谷川の登場シーンのほとんどに雷蔵を絡ませています。 ただ、登場シーンこそ多いものの、 この早瀬辰馬という長州浪士の役柄が、 今ひとつ脚本上で明確になっていないので、 最後の最後に翻意する場面が唐突に感じられるのが残念です。 最後の立ち回りも、長谷川一夫の独り舞台で、 雷蔵の活躍はほとんど見られません。 ラスト・シーンの長谷川との絡みも 山本富士子と山村聡に持っていかれてしまって、 雷蔵は後ろで突っ立ってるだけ(怒)。 きっと、当時の映画館の中では ティーン・エージャーの怨嗟の声が充満したことでしょう(爆)。 とはいえ、この映画、オールスター映画にありがちな 水増しストーリーという感じはほとんどなく、 率直に言って、かなり面白かったです。
ルパン三世
オトーサン、 「ちょっと鼻につくね」 原爆を告発するあたり、どこか説教臭いですが、 第1作ですから、これもあり? 観念的なのは、作品世界をつくろうとする証。 原題:ルパン三世(1978) ルパン三世 ルパンvs.複製人間(クローン) 監督:吉川惣司: 原作:モンキー・パンチ 脚本:大和屋竺/ 吉川惣司 Genre:Anime/Action/Adventure 上映時間:102分 あらすじ: ルパン三世は、峰不二子にねだられ、 エジプトのピラミッドから賢者の石を盗み出す。 不二子はその石の入手をマモーから依頼されていた。 だが、ルパンが渡した石は彼がすり替えた偽物だった。 マモーに捕らえられたルパンは、 賢者の石が不老不死の力を得るために必要な秘宝だと知る。 一方、ルパンと行動を別にしていた 次元大介と石川五右ェ門の元には、 アメリカ大統領の特別補佐官が 極秘で接触を謀ってきていた。 どうやらマモーは世界各国を脅迫しているらしい。 果たしてマモーの正体とは・・・ 出演者: 山田康雄・・・ ルパン三世 増山江威子・・・ 峰不二子 西村晃・・・ マモー オトーサン、 「この3人、新鮮なキャラだね」 その他の出演者: 小林清志・・・ 次元大介 井上真樹夫・・・ 石川五ヱ門 納谷悟郎・・・ 銭形警部 大平透・・・ スタッキー特別補佐官 富田耕生・・・ 警視総監 柴田秀勝・・・ ゴードン 飯塚昭三・・・ フリンチ 村越伊知郎・・・ 科学者 嶋俊介・・・ 職員 宮下勝・・・ 警官 三波春夫・・・ エジプト警察署長 赤塚不二夫・・・ 大統領 梶原一騎・・・ 書記長 User Rating:7.0/10(786 votes)IMDb User Rating:8.6/10( 168 votes) Yahoo! オトーサン、 「面白いね」 User Reviews Lupin The Thirdさん USA 2002年6月15日 まさにルーツとなるすばらしい映画! モンキー・パンチのマンガの最もよい映画化だ。 評判のいい「カリオストロの城」と違って まさに、オリジナルだ。 主要人物たちは、よく口論する。 ほかの「ルパン三世」映画には、めったに見られない。 映画化されなかったマンガに、存在するもの。 これは、かなりセクシーで、 他の「ルパン三世」映画では、ほとんど取り除かれている。 すばらしい芸術的なスタイルを持っている。 「カリオストロ」ほど草分けではないが、 当時の映画よりは、大変よいアニメになっている。 多くの友人に見せたおころ、みんなルパンのファンになった。 悲しいことに、この素晴らしい映画をみつけにくい。 私の大好きなアニメ映画であり、 私の好きなルパンの冒険だ! 英語版も、すばらしい! オトーサン、 「カリオストロは、傑作です!」 宮崎駿さんの初期の名作です。 shizucoさん 2006年3月14日 原点のルパン 劇場版ルパンで、 この作品を超えるものは無いと思っている。 「カリオストロ」は、 私もやっぱり綺麗過ぎると思う。 正直私は、カリオストロがなんで傑作なのか 未だにわかりません。(誰か教えてください) ルパンの原点はやっぱりこの「クローン」だと思います。 非情さ、冷徹さ、エロティックさ。 大人が見て楽しい。 そして、この作品を観てると、 それぞれのキャラクターの色がはっきりわかるんですよ。 特にルパンと不二子とマモーは突出してると思う。 殿方がこのクローンヴァージョンの 不二子ちゃんのお色気に参っちゃうと思うですが、 女の私も参っちゃいます(爆) 不二子のお色気と冷徹さって、これが魅力ですよね? そしてマモ―、今は亡くなられた西村晃さんの声が 本当に素晴らしい。 銭形警部がちょっとめちゃくちゃっぽいけど、 これはとっても愛着の有る作品です。
ダイアナ
オトーサン、 「この映画、評判悪かったんだって」 そりゃそうでしょう。 ダイアナさんを追ったマスコミを批判し、 敵に回したのですから。 でも、ダイアナさん、お気の毒、 公人といえども、少しは、 プライバシーを尊重してあげなければ。 原題:Daiana (2013) 監督:Oliver Hirschbiegel 脚本:Stephen Jeffreys/ Kate Snell Genre:Biography/ Drama/ Romance Country: UK / France / Sweden / Belgium Language: English 上映時間:113分 あらすじ: 1995年、ダイアナがチャールズ皇太子と別居してから すでに3年の月日が過ぎようとしていた。 ある日、彼女の良き友であり、治療師でもある ウーナの夫が倒れたと連絡が入り、病院に駆け付ける。 そこで彼女は、パキスタンの心臓外科医ハスナットと出会い、 人種・宗教・文化のちがいを超えて激しい恋に落ちる。 彼に支えられ初めて自分の人生を歩み始めるが、 マスコミは、容赦なく私生活を書き立てる。 気晴らしに地中海クルーズをしていると、 パパラッチが、陸海空から襲いかかる・・・ 出演者: Naomi Watts ・・・ Diana, Princess of Wales(ダイアナ) Naveen Andrews ・・・ Dr. Hasnat Khan(ハスナット) オトーサン、 「ナオミ・ワッツ、頑張ってるね」 なぜか、このひとには、共感してしまいます。 その他の出演者: Cas Anvar ・・・ Dodi Fayed Laurence Belcher ・・・ Prince William of Wales Harry Holland ・・・ Prince Harry of Wales Douglas Hodge ・・・ Paul Burrell[8] Geraldine James ・・・ Oonagh Toffolo Charles Edwards ・・・ Patrick Jephson Mary Stockley ・・・ Assistant Juliet Stevenson ・・・ Sonia User Rating:5.5/10 ( 14,891 votes)IMDb User Rating:6.1/10( 215 votes) Yahoo! オトーサン、 「低すぎる」 User Reviews lindalakmaleeさん Sweden 2013年10月6日 ラブストーリー これは美しい映画だ。 まったく期待していなかったので、本当にエンジョイした。 すごいラブストーリーではないが、感動した。 ナオミ・ワッツは、いつものように素晴らしい。 2人俳優の相性のよさを感じる。 みんなが、この映画のポイントというのは?? ポイントは、私達にダイアナの人生の一端をみせることで、 ストーリー全体ではない。 われわれは、ダイアナの目を通して、見る。 彼女は、公人であるために格闘するが、 その結果とは。 ナオミが、この仕事を引き受けたのは間違いとは思はない。 彼女は、すばらしい仕事をした。 ナオミのかつらは、最悪! でも、どうでもいい。 すばらしい演技とラブストーリーを満喫しよう。 オトーサン、 「公人にならなくて、よかった(笑)」 黒美君彦さん 2013年11月20日 プリンセスの孤独 彼女が36歳で亡くなった時、 自分がどこで何をしていたか今でも記憶している。 そのくらい彼女の存在は80〜90年代にかけて、 良くも悪くも、醜聞でさえも 彼女を輝かせる役目を果たしていた。 スキャンダラスな側面も描きつつ、 この作品では 離婚後の「プリンセスの孤独」にスポットを当てる。 彼女は常に愛を(それも時として過剰な愛を)求めるが故に、 夫の裏切りを許せなかった。 自らの思いを裏切って生きる選択を棄て、 自らの欲望に忠実に生きようとした。 (それは単に女性としての…というだけではない) そこには想像以上の障壁があったに違いない。 ハスナット・カーンとの恋愛や別離。 好奇の目に常にさらされる「世界で最も有名な女性」。 裏の金網を越えてストッキングを破る… そんなプリンセスの姿を誰が想像しようか (真実かどうかはともかくとして)。 ナオミ・ワッツ(165cm)は、 ダイアナ(身長178cm)に比べると明らかに小柄で、 ダイアナを「演じている」感が否めないが、 物語としては毀誉褒貶激しい彼女の孤独に迫った佳作だと感じた。 とはいえ、『ヒトラー〜最期の12日間』(04年独伊)を 監督したO・ヒルシュピーゲル監督、 伝記ものに特化するつもりだろうか?(笑) ただ、この作品については 欧米では殆ど完全否定されているらしい。 記憶の中にまだ生々しく刻まれている ダイアナの映画化は、少々早すぎたのかも知れない。
RONIN
オトーサン、 「ああ、何ということでしょう」 以前、映画批評を書いた本作ですが、 索引をみると、連番が欠落しています。 「しょうがない、もう一度見直すか」 1999年の映画批評も、書き直しました。 原題:RONIN (1998) 監督:John Frankenheimer 原作:J.D. Zeik 脚本:J.D. Zeik/ David Mamet Genre:Action/ Adventure/ Crime Rated R for strong violence and some language Country: UK / France / USA Language: English / French / Russian 上映時間:122分 あらすじ: フランス・パリ。 プロフェッショナル達が、 あるブリーフケースを盗み出すために召集された。 メンバーは、戦略に通じたアメリカ人サム、 フランス人コーディネーターのヴィンセント、 東欧圏の電子工学専門家グレゴール、 アメリカ人の腕利きドライバー ラリー、 武器の専門家スペンス。 顔を見せない依頼主の車イスの男からの指示は、 連絡係の女ディアドラを通じてのみ行われる。 風光明媚なニース。 ブリーフケースを持つ標的の一団を 白昼の町中で待ち受けて、大胆なやり口で 見事ケースの強奪に成功したチームだったが・・・ 出演者: Robert De Niro ・・・ Sam(サム) Jean Reno ・・・ Vincent(ヴィンセント) Natascha McElhone ・・・ Deirdre(ディアドラ) オトーサン、 「この3人が、よく持ち味を出している」 その他の出演者: Stellan Skarsgard ・・・ Gregor Sean Bean ・・・ Spence Skipp Sudduth ・・・ Larry Michael Lonsdale ・・・ Jean-Pierre Jan Triska ・・・ "Dapper Gent" Jonathan Pryce ・・・ Seamus O'Rourke Feodor Atkine ・・・ Mikhi Katarina Witt ・・・ Natacha Kirilova Bernard Bloch ・・・ Sergei User Rating:7.3/10( 146,602 votes)IMDb User Rating:6.5/10( 166 votes) Yahoo! オトーサン、 「間違いなく傑作!」 MTVムービー・アワードノミネート ・カーチェイス・シーン賞 ナターシャ・マケルホーン ロバート・デ・ニーロ User Reviews DannyBoyさん Boston, MA 2005年9月24日 素晴らしいアクション映画、ハリウッドは学べ 心底よいアクション映画は、稀れ。 これは、その映画の1つだ。 その理由は、まさに筋書にある。 筋書が大事というど大原則から外れてはならない。 近年、ハリウッドは、百万ドルもかけた特殊効果と 安っぽい筋書で、この大原則を踏み外している。 本作には、ドキドキハラハラのアクション・シーンがあり、 ストーリーも興味深い。 傭兵たちが、内容が秘密の銀のブリーフケースを 取り戻すために雇われる。 だが、その任務は、裏切りにあって、おかしくなる。 誰もが動機と目的を持っている。 出演者は、すばらしく、 監督は、ストーリーをスムーズに運んでいく。 観客は、何が起こっているか、誰がカギなのか 最後の最後まで分からない。 そして、物凄いカーチェイス! まさにレジェンドだ。 古典となった「ブリット」、 「フレンチコネクション」や 70年代の「バニシングIN60」のようだ。 この映画は。アホなCGIを全く使わなくても、 よいアクション映画ができることを証明している。 車の衝突シーンも、信頼を失わせない。 スリルは、信用できるものでなければ、 ぞくぞくしない。 この映画、アクションは最高ではないが、 リアルな感触があり、 このジャンルのファンは、楽しいだろう。 そして、キャラクターがいい。 30ヤード先から放り投げられたピストルを受け取って 悪者たちの頭を打ち抜くシーンも、リアルだ。 要するに、本作は、アクション・ジャンルにおいて 非常によい入門篇となっている。 ハリウッドは、注目すべきだ。 オトーサン、 「実況中継みたいだね」 民謡から演歌までさん 2008年2月23日 What was in the case ? That's the lesson number 2. デニーロvsジャンレノ。 いきなり「浪人」の説明があって、 なるほどRONINとは 僕等の良く知ってるアレの事かと解る。 金の為に国家やらギャング?が絡む 危険な仕事を引き受けた…って思ったら…ね。 いや商店街?で乱射するわ、暴走するカーチェイス …人は引っ掛けるわ、車はクラッシュしまくるわ …あのニースの旧市街コース? …車一台分の幅、しかも激しいアップダウン、 加えて細かい蛇行 …超高速で駆け抜ける車を見てるだけでも凄まじいです。 逆行ドライビングで髪を振り乱すマケルホーン …追うデニーロは殆どF1ドライバー状態。 まぁアイテムの奪い合い(=殺し合い)〜裏切り合いが、 そもそも面白い。ゲロ吐いてクビになる?ショーンビーン …あの珈琲カップを掴む男は裏切る …使えるヤツの方が危険って法則かね? そんな中でジャンレノが命の恩に報いて崩れ落ちる …泣けます。 カタリーナ・ヴィットも良い!〜ファン必見かも? 〜まぁカーチェイス/アクションなファンは観て損なし。
黒執事
オトーサン、 「題名は、魅力的だね」 原作漫画は、世界累計2000万部を突破! 信じられない数字ですが、 映画でみたいというひとがいるのは当然でしょう。 監督が2人いますが、さとうけいいちさんは、 特撮監督のようです。 原題:黒執事 (2014) 監督:大谷健太郎/ さとうけいいち 原作:枢やな 脚本:黒岩勉 Genre:Action/Suspence/Fantasy 上映時間:119分 あらすじ: 世界が西側勢力と東側勢力に二分された近未来。 執事のセバスチャンが仕える主人は、 東側の幻蜂伯爵家4代目当主にして 巨大企業ファントム社の若き総帥、幻蜂清玄伯爵。 しかし本当の名は、汐璃。 両親の死後、男として生きる道を選んだ 男装の令嬢だった。 その幻蜂家には、世界統一を目論む 西の女王の密命を帯びて暗躍する “女王の番犬”という裏の顔があった。 そんな2人は女王からの指令に従い、 大使館員ばかりが狙われた “連続ミイラ化怪死事件”の解決に乗り出す・・・ 出演者: 水嶋ヒロ・・・ セバスチャン・ミカエリス 剛力彩芽・・・ 幻蜂清玄(汐璃) 優香・・・ 岩槻華恵 オトーサン、 「うーん、何だかなぁ」 学芸会でも、面白いというひとはいるでしょうが。 その他の出演者: 山本美月・・・ 幻蜂家メイド リン 大野拓朗・・・ 松宮高明 栗原類・・・ 葬儀屋ジェイ 海東健・・・ 幻蜂有人 ホラン千秋・・・ 幻蜂利香 丸山智己・・・ 明石 城田優・・・ チャールズ・ベネット・サトウ 安田顕・・・ 鴇沢一三 橋本さとし・・・ 青木宗光 志垣太郎・・・ 田中 伊武雅刀・・・ 九条新兵 岸谷五朗・・・ 猫麿実篤 User Rating:4.5/10( 7 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:6.5/10( 856 votes) Yahoo! オトーサン、 「つまらない」 アクションシーン、力が入っていましたが、 "MATRIX"のモノマネです。 User Reviews koi***** さん 2016年10月18日 普通に面白かった 熱狂的な原作ファンでなければ結構楽しめます! というか、豪華キャストなので、 キャストたちのファンで 適度に原作を読んでる人向けなのかな(笑) むしろ違いを楽しんでました。 幻蜂って名前とかおばさんが黒幕だったりと 適度に原作を残していて笑えます。 配役も良かったです。 キスシーン?があるから女って設定にしたんだろうし、 男の子っぽい配役なら剛力彩芽で ぴったりだったと思います。 なにより水嶋ヒロが ものすごくかっこいい…惚れました 星四つ分くらいは水嶋ヒロ。 オトーサン、 「前半、早送りでみたけど、正解!」 無理やり2時間ものにする必要なし。 あろえりーなさん 2014年7月22日 いわゆる腐女子向けの作品です。 黒執事は悪魔であるとのことですが、 全然悪魔なんかじゃないですよね。 むしろ天使さんですよ。 あくどい人間のほうが悪魔でございます。 演技的に稚拙だなと思う主演者もちらほら、、、。 唯一よかったのは、黒執事のアクションシーンかな。 カットをたくさん割って、 ハリウッド映画ばかの格闘シーンを見せてくれます。 ただ、最初の時点で黒執事は 銃に対しても無傷であることがわかるので、 こいつが味方ならまさに無敵じゃん、て思って その後はハラハラできなかったですね。
私は殺される
オトーサン、 「原題が冴えている」 Sorry, Wrong Number (すみません、お掛け間違いです) 寝たきりで、やたら電話をかけたがる心理を うまくミステリーに仕上げています。 原題:Sorry, Wrong Number(1948) 監督:Anatole Litvak 原作:Lucille Fletcher (radio play) 脚本:Lucille Fletcher Genre:Drama/ Film-Noir/ Mystery 上映時間:89分 あらすじ: コターレル製薬会社の ニューヨーク支店長ヘンリーの妻レオナは、 ストレスによる心臓発作が度重なり、 自宅で寝たきりの生活を送っていた。 今日は、看護婦が休暇を取り、 夫も、なぜか自宅に戻らない。 会社へ何度も電話したが通じず、 混線した電話から聞こえてきたのは、 男2人が手筈を打ち合わせる会話だった。 「今夜11時15分に、例の女を殺そう 宝石を盗んで、物取りにみせかけよう」 警察に通報したが、一笑に付される。 秘書に尋ねると、ヘンリーは、 訪ねてきたロード夫人と外に出たきりで、 何の連絡もないとのこと。 親友サリーや主治医のアレクサンダーに電話するが、 ヘンリーへの疑惑の念は深まるばかり。 そこへ、1本の電話がかかってきた。 エヴァンスという見ず知らずの男からだった・・・ 出演者: Barbara Stanwyck ・・・ Leona Stevenson(レオナ) Burt Lancaster ・・・ Henry J. Stevenson(ヘンリー) Ann Richards ・・・ Sally Hunt Lord(サリー) Wendell Corey ・・・ Dr. Philip Alexander(アレクサンダー) オトーサン、 「レオナ、可哀そうに」 「ヘンリーの気持ちも分かるね」 名ばかり副社長で、家庭では妻にこき使われいる。 自力で、一旗上げよう、 昔の恋人とよりを戻そうというのです。 その他の出演者: Harold Vermilyea ・・・ Waldo Evans Ed Begley ・・・ James 'J.B.' Cotterell Leif Erickson ・・・ Fred Lord William Conrad ・・・ Morano John Bromfield ・・・ Joe - Detective Jimmy Hunt ・・・ Peter Lord Dorothy Neumann ・・・ Elizabeth Jennings Paul Fierro ・・・ Harpootlian User Rating:7.5/10( 7,325 votes)IMDb User Rating:7.6/10( 6 votes) Yahoo! オトーサン、 「緊張感が一瞬も、途切れないのはすごい」 アカデミー賞ノミネート ・主演女優賞 バーバラ・スタンウィック User Reviews Brigid O Sullivanさん Toronto, Canada 2003年12月29日 最も素晴らしいフィルム・ノワール ラジオドラマの後、テレビドラマになった この映画は、寝たきりの女子相続人の電話のまわりで、 手に汗にぎるドラマが繰りひろげられる。 バーバラ・スタンウィック演じる このいけ好かない女性、レオナへの同情が高まっていく。 自分勝手な女子相続人だが、 その原因は、父親に甘やかされてきたせいと分かってくる。 夫ヘンリーは、父の会社の従業員だが、 パワハラに苛立ち始めたのだ。 数多くのフラッシュバックがあって、 事態は、リアルタイムに進んでいく。 寝たきりになったのは、レオナ本人のせいではなく、 母親の遺伝による精神疾患のせいと分かってくる。 ある夕方、レオナが偶然に殺人計画を耳にする瞬間から、 観客は、不安と緊張、そして恐ろしい結論に怯えることになる。 特筆すべきは、光と影が見事な撮影だ。 バーバラ・スタンウィックは、残念ながら、 アカデミー賞を獲得できなかった。 オトーサン、 「監督のカメオ出演、ヒッチコックを 思い出すね」 この監督の作品では、 「うたかたの戀」(1935)に感心しました。 アカデミー賞監督賞にノミネートされた 「蛇の穴」も、見たくなりました。 なお、「蛇の穴」には、 患者にろくな治療も行わない不潔で非人道的な精神病院 というもうひとつの意味があるそうです。 Ikedaさん 2013年2月8日 バーバラ・スタンウィック この映画はアメリカで封切られた時から 面白そうだと思っていましたが、 日本に輸入されてから見る機会がなく、 原題の方を良く覚えているくらいですが、 最近やっとDVDで見ることが出来ました。 やはりアナトール・リトヴァクのトップクラス と目される作品だけに面白い映画でした。 病気で部屋に閉じこもっているレオナの電話で聞く話が カットバックされて話が進行していますが、 それによって色々な事実が解ってくる所に この映画のサスペンス味が出ています。 この時代にはカットバックをうまく使った映画が 多かったなと改めて感じました。 デビュー間もないバート・ランカスターが 彼女の夫ヘンリーとして出演していて中々の好演ですが、 彼よりも6才年上のバーバラが最高の演技で、 我が儘で気の強い女性をうまく演じていています。 特に病気で自由に動けない彼女が、 大きな家で一人きりになっているのに、 電話は自分勝手な応対をするあたりが 彼女の面目躍如たる所です。 なお、ヘンリーがサリーに会って食事をしているとき、 後ろのテーブルに座っているサングラスの男は誰だと ウエイターに聞きますが、 キャストには入っていないけれども この男はリトヴァクのカメオ出演だそうです。
らせん階段
オトーサン、 「階段をうまく使っているね」 「ッドファーザー」では、 マーロン・ブランドがマフィアのドンを 階段の下から打ち落とすシーンが有名です。 その他、「エクソシスト」「ラストタンゴインパリ」 「ロッキー」「アンタッチャブル」「風とともに去りぬ」 「フレンチコネクション」など、名シーンが 数多くあります。 原題:The Spiral Staircase (1945) 監督:Robert Siodmak 原作:Ethel Lina White 脚本: Mel Dinelli Genre:Horror/ Mystery/ Thriller Color: Black and White 上映時間:83分 あらすじ: 今世紀初頭、 ヘレンは、ニューイングランド郊外の 古い屋敷に住む病床の老婦人ウォーレンの 世話を焼くために雇われた。 幼い頃、火事で両親が焼死したショックから、 耳は聞こえるが口がきけなくなった。 屋敷は夫人の他、継子のウォーレン教授と その女秘書ブランシュやアル中の家政婦がおり、 そこへヨーロッパから実子スティーブが帰ってくる。 おりしも、町では不具の娘を狙った 連続殺人が起きており、 夫人はヘレンに土地を去るよう勧める。 そこへ、ブランシュが殺されるという事件が起こり、 スティーブを疑ったヘレンは彼を部屋に閉じ込める・・・ 出演者: Dorothy McGuire ・・・ Helen(ヘレン) Ethel Barrymore ・・・ Mrs. Warren(ウォーレン夫人) George Brent ・・・ Professor Albert Warren(ウォーレン教授) Gordon Oliver ・・・ Steven Warren(スティーブ) オトーサン、 「ドロシー・マクガイア、印象的だね」 連続殺人犯に狙われる障害者という設定が戦慄的です。 障害者は生きていてもしょうがない。 犯人は、優生思想の持主なのです。 その他の出演者: Kent Smith ・・・ Dr. Parry Rhonda Fleming ・・・ Blanche Elsa Lanchester ・・・ Mrs. Oates Sara Allgood ・・・ Nurse Barker Rhys Williams ・・・ Mr. Oates James Bell ・・・ Constable User Rating:7.5/10( 6,757 votes)IMDb User Rating:7.6/10( 6 votes) Yahoo! オトーサン、 「そりゃなだろう」 寝たきり老人が、ノミネートされるなんて。 ところが、仰天のラストシーンで、 納得してしまいました。 アカデミー賞ノミネート ・助演女優賞 エセル・バリモア User Reviews Neil Doyleさん U.S.A. 2001年4月16日 静かだが、命にかかわる雰囲気のある 古い暗い家のスリラー 白黒写真のアートと暗い雰囲気を醸し出す能力、 これよりよい出来はありえないほどだ。 大邸宅だけではなく、俳優の演技、筋書、ストーリー、 監督、血なまぐさい雰囲気、 そのすべてが強烈で夢中にさせるサスペンスを高める。 不安は、適度のユーモアによって、時々救われる。 特に、ワインセラーからボトルを盗むために、 ぺてんを使う家政婦役エルザ・ランチェスターがいい。 大邸宅の外の雷雨と雷鳴のなか、 女性を狙う連続殺人犯が、近くに潜伏している! 話の中心は、ドロシー・マクガイア演じるヘレンだ。 衝撃的な体験で、声を失った娘だ。 周囲の多くの人々に対して疑い深くなっていく。 ケント・スミス、ロンダ・フレミング、ジョージ・ブレント、 エセル・バリモア、そしてゴードン・オリバー。 エセル・バリモアは、寝たきりで、 みんなを怪しんでいる脅えた老婆役が、すばらしい。 比較のために、最近のカラーテレビを見てほしい。 この白黒のクラシックをきっと高く評価するだろう。 リメイク版は、このオリジナルに敵わない。 唯一の不満は、声が出ないドロシー・マガイアーの 表情が豊かでないこと。 目を見開くものの、ワイルドでない。 ロバート・シオドマク監督は、 ゴシック気分を見事に盛り上げたが、 もっとド派手な演技が欲しいところだ。 彼女は、寝たきり病人のエセル・バリモアに勧められる。 邸宅を出なさい、遊び人のゴードン・オリバーと離れなさい。 ジョージ・ブレントは、好演しているけれど、 ラストシーンで、ヘレンを脅かすことになる。 それでも、ビクトリア朝の暗い雰囲気だけでも、 十分に見る価値があります。 オトーサン、 「やはり、裏打ちがあったんだ」 シオドマク監督は、ユダヤ系だったので、 ナチスドイツを逃れて、パリを経てハリウッドに移ったのです。 背筋が凍る体験をしているのです。 Ikedaさん 2013年2月19日 恐怖感 監督シオドマクの上位に属する作品の殆どは 戦後に日本で公開されていて、これもその1つで、 私もドキュメンタリータッチの物を含めて何本か見ました。 この映画は最近、初めて見ましたが、 口がきけない女性の一夜の間の話が良く描かれています。 大勢の人がいる家なのに、 何時しか頼れる人がいなくなってしまう進行が それを助けていて、 殺人犯が言う傷害のある者は この世に不要だという考えが特に現在では恐ろしく、 それに続くラスト・シーケンスが見事に続いています。 所々に出てくる犯人の目玉のクローズアップが 恐怖感を高めていますが、 これはシオドマクの目玉だそうです。 主役のドロシー・マクガイアは 同年に作られた「ブルックリン横丁」で 好きになった女優ですが この映画では、それ以上の名演です。 それにウォーレン夫人にエセル・バリモア、 その看護婦にサラ・オールグッド、 家政婦にエルザ・ランチェスターと ベテランの女優が出ているのが オールド・ファンとしては嬉しく思いました。 なお、最初に手回し映写機で サイレント映画が上映されますが、 IMDB によると、これは「The Sands of Dee 」(1912) と 「The Kiss」(1914) だそうですが、 いずれも短編で、日本では公開されていないようです。
乞食大将
オトーサン、 「そんなことがあったのか」 製作は1945年ですが、 GHQによる禁止映画の再審査によって 第一回解除となった8本のうち、 未封切であったものの一本だとか。 なお、勝新太郎主演による リメイク版(1964)がある。 原題:乞食大将(1952) 監督:松田定次 原作:大仏次郎 脚本:八尋不二 Genre:Period Drama Color:Black and White 上映時間:62分 あらすじ: 慶長二年。 黒田長政は、敗北を喫していた。 幼き日より主従を越えていた後藤又兵衛が 討ち死にしたとの報告を受け、無念に髷を切る。 だが、又兵衛は生きていて、 長政に夜討ちによる逆襲を進言する。 だが聞き入れられなかったので、 又兵衛は、出陣し、見事敵軍を打倒、 宿敵宇都宮家の鶴姫とその甥の人質を取った。 なおも敵を殲滅せよとの長政の命を断った又兵衛は、 人質の助命を提言すると、 集まった部下たちとともに藩を出奔、 浪士として自分の生き方を貫く・・・ 出演者: 市川右太衛門・・・ 後藤又兵衛 月形龍之介・・・ 黒田長政 中村芳子・・・ 鶴姫 オトーサン、 「市川右太衛門、黒田節そのものだね」 ♪酒は呑め呑め 呑むならば 日本一(ひのもといち)のこの槍を 呑み取るほどに呑むならば これぞ真の黒田武士 その他の出演者: 藤野秀夫・・・ 徳川家康 羅門光三郎・・・ 宇都宮鎮房 嵐徳三郎・・・ 本多正信 荒木忍・・・ 夜須平四郎 香川良介・・・ 福島丹波 葛木香一・・・ 明石全登 小川隆・・・ 黒田惣兵衛 見明凡太郎・・・ 堤酉堂 南部章三・・・ 馬蔵 沢村マサヒコ・・・ 花岩 原聖四郎・・・ 野村太郎兵衛 水野浩・・・ 牢番の老人 津島慶一郎・・・ 朝倉嘉兵衛 島田照夫・・・ 朝末 常盤操子・・・ 菊の井 横山文彦・・・ 蒲池弥惣 葉山富之輔・・・ 母里太兵衛 大河原左雁次・・・ 松村彦右衛門 藤川準・・・ 堀五郎太 興津光・・・ 篠隅助之亟 小池柳星・・・ 長者丸弥七 User Rating:-/10( - votes) Yahoo! オトーサン、 「スコアなし。旧い映画のせいか」 User Reviews G さん 2011年7月15日 柔らかで優しい戦国もの 戦国ものだからといって、 堅い時代劇を予想したけれど、 家来目線の温かな作品だ。 又兵衛の人望、魅力も、 途中から軸となる 宇都宮の忘れ形見たちとのドラマもよく、 短い尺でも満足しました。 オトーサン、 「たったの62分で、十分面白い!」 熊猫茶店さん 2012年5月28日 良作です この映画、62分と短いながらも とっても雰囲気がいい映画で、 右太衛門御大の明るいキャラが 良い方向で引き出されるわ、 しかもむちゃくちゃ格好良いんですよ! (姫から兜を受ける時の出陣姿といい、 その前の家来達との宴といい、めっちゃ男前〜♪) 東映以前の右太衛門御大って 何でこんなにも格好良いんだろう(笑) 東映時代劇での御大しか知らないみなさまにも 是非見ていただきたいわ! 更に、家来達も華を添えていて、愛すべき家来達 短い中に又兵衛との絆と信頼が むぎゅっと凝縮されていて、ほっこりします。 蓋を開ければ長政も根っから 見どころない奴でなかったし(月形さんだしね!) 若気の至りの花若といい、 ちょっと軌道がズレちゃう人あれど、 根っから悪はいなかったような? 鶴姫は、戦後時代劇の姫とは雰囲気が違いますよね。 どっちかというと戦前に近い。 これがまた良い雰囲気を醸し出していて、 フィルム状態があまり良くはないのですが、 良作です。 コンパクトながらも魅せてくれた作品でした 登場人物にみな味がありましたし。
父ありき
オトーサン、 「小津は、1903年生まれ」 ですから、当時39歳! 父と子の関係について考えはじめる時期。 趣味の釣りやグルメがうまく採りいれられています。 原題:父ありき (1942) 監督:小津安二郎 脚本:池田忠雄 / 柳井隆雄/ 小津安二郎 Genre:Drama Color:Black and White 上映時間:94分 あらすじ: 金沢の中学教師である堀川周平は、 妻を失い、小学生の良平と二人で暮らし。 修学旅行で箱根の芦ノ湖に行った時、 生徒が無断で沖に漕ぎだし、ボートが転覆して死ぬ。 責任を感じて退職することになる。 出身地の信州に帰るが、 中学生になった良平を寄宿舎に預け、 一人で東京の工場に勤めることにする。 帝大を卒業し教師となった良平は、 久々に父親と温泉宿で再会し、 教師を辞めて一緒に暮らしたいと告げた。 しかし、周平は息子を諭す。 今の仕事を投げ出してはいけない・・・ 出演者: 笠智衆・・・ 堀川周平 佐野周二・・・ 良平 津田晴彦・・・ 良平(少年時代) オトーサン、 笠は、1904年生まれ」 ですから、当時389歳! 老人役もうまいもんです。 独特の語り口も、効果をあげています。 その他の出演者: 佐分利信・・・ 黒川保太郎 坂本武・・・ 平田真琴 水戸光子・・・ ふみ 大塚正義・・・ 清一 日守新一・・・ 内田実 西村青児・・・ 和尚さん 谷麗光・・・ 漢文の先生 河原侃二・・・ 中学の先生 倉田勇助・・・ 中学の先生 宮島健一・・・ 会社員 文谷千代子・・・ 堀川の女中 奈良真養・・・ 医師 大山健二・・・ 卒業生 三井秀男・・・ 卒業生 如月輝夫・・・ 卒業生 久保田勝巳・・・ 卒業生 毛塚守彦・・・ 写真師 大杉恒雄・・・ 北陸の中学生 葉山正雄・・・ 北陸の中学生 永井達郎・・・ 北陸の中学生 藤井正太郎 ・・・北陸の中学生 小藤田正一・・・ 東北の工業生 緒方喬・・・ 東北の工業生 横山準・・・ 東北の工業生 沖田儀一・・・ 東北の工業生 User Rating:7.3/10( 14 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:7.3/10( 9 votes) Yahoo! オトーサン、 「心にしみるね」 User Reviews Ikedaさん 2004年3月27日 父と子の間の愛情 鎌倉長谷の大仏で記念写真、 「箱根山」を唄いながら芦ノ湖へ。 懐かしいなと思っているとアクシデント。 引率していた笠智衆は父と子二人の生活だったが、 先生を辞め故郷の信州上田へ引っ込む。 然し、父は小学生の子を置いて再び東京へ出て、 その後ずっと離ればなれの生活になるが、 子供は東北帝大を卒業するという環境を描いています。 父と子の間の愛情がじわっと出てくるのが素晴らしいと思いました。 特に、温泉で再会した笠と佐野の会話が良いです。 渓流釣りのシーンも良いですが、 その後のシーケンス、最終シーケンスは 多少余分な感じもしました。 オトーサン、 「昨今の4k高精細映像と比べると、 物足りませんが、映像に語らせる手腕は、 やはり、小津ならではです。 青観さん 2006年2月28日 笠智衆 小津安二郎監督作品、 それは、私にとっては欠かすことの出来ない俳優、 理想の父親像でもある笠智衆という俳優の存在あってこそ、 笠智衆さん無くして小津作品を語れない。 少なくとも私にとっての小津作品、 私にとっての笠智衆という俳優はそういう存在なのであります。 ですから、当然、この作品も私は観たいと思って、 借りてきて昨日、観ました。 感想としてはやはり良かったです。 小津監督の作品はほとんどカメラを動かすことなどせず、 台詞にしても無駄な台詞はほとんどない。 俳優の演技とそれを映し出すカメラワーク、 構図とでも言うべきか?見事に決まっていて、 静かであることが これだけの良いショットを捉える事が出来るのだと思います。 例えば釣りのシーンが良い例で、 親子でただ釣りをしているだけなのに 父と子、二人の思っていること、言いたいことが 映像として台詞などなくても聞こえてくる感じがします。 やはりこういった事、ひとつだけでも 小津監督の映画には今の映画にはなかなか見られない。 ないものがある。 良い映画っていうのはそういうものではと思うのであります。 とにかく小津作品は観れば観る程、はまるものがあります。
愛と青春の旅立ち
「この名作、前にみたなぁ」 リチャード・ギアの家を探しに、 NYに、行ったこともありましたっけ。 この映画見たのは、2003年(連番970)。 あれから、もう13年。 それでも、いくつかのシーンは、鮮明に覚えています。 原題:An Officer and a Gentleman(1982) 監督:Taylor Hackford 脚本:Douglas Day Stewart Genre: Comedy /Drama /Romance 上映時間:122分 あらすじ: ザックは、愚かな父親と決別すべく、 海軍飛行士官養成学校に入る。 だが、フォーリー軍曹が、指導教官として立ちはだかる。 ザックは、女工のポーラに出会う。 いまや、彼は、何をしたいか、 人生のありかたを決めねばならない・・・ 出演者; Richard Gere・・・Zack Mayo(ザック) Debra Winger・・・Paula Pokrifki(ポーラ) Louis Gossett Jr.・・・Gunnery Sgt. Emil Foley(フォーリー軍曹) オトーサン、 「リチャード・ギア、好演しているのに、 なんで、賞に嫌われているんだ?」 ルイス・ゴセットJrが、アカデミー賞助演男優賞、 デブラ・ウィンガーが、主演女優賞ノミネートだというのに・・・ DEBRA WINGER デブラ・ウィンガー 誕生日 1955/5/16 出身 米オハイオ州クリーブランド 大学在学中、バイト先の遊園地で事故に遭い、 半身不随に。リハビリ後、演技を学び、 TVシリーズ「ワンダー・ウーマン」のヒロイン の妹役などで活躍。 「愛と青春の旅だち」 「愛と追憶の日々」 「永遠の愛に生きて」で 三度アカデミー主演助演女優賞にノミネートされる。 出演作 1977年「恋のスランバー・パーティ」 1978年「イッツ・フライデー」 1979年「フレンチ・グラフィティ」 1980年「アーバン・カウボーイ」 1982年「愛と青春の旅だち」「E.T.」(声) 1983年「愛と追憶の日々」 1984年「マイクス・マーダー」 1986年「夜霧のマンハッタン」 1987年「ブラック・ウィドー」 「メイド・イン・ヘブン」 1988年「背信の日々」 1990年「もうひとつのラブ・ストーリー」 「シェルタリング・スカイ」 1992年「奇蹟を呼ぶ男」 1993年「ワイルダー・ナパーム」「欲望」 「永遠の愛に生きて」 1995年「彼と彼女の第2章」 2002年「デブラ・ウィンガーを探して」 2003年「僕はラジオ」 2008年「レイチェルの結婚」 2012年「29歳からの恋とセックス」 2014年「ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声」 LOUIS GOSSETT.JR. ルイス・ゴゼット・ジュニア 誕生日 1936/5/27 出身 米ニューヨーク市ブルックリン ブルックリンのリンカーン・ハイスクール時代は バスケットボールの花形スターだったが、 怪我でプロ入りを断念。 ニューヨーク大学では役者を目指し、 数々の舞台に立つ。 82年「愛と青春の旅だち」のフォーリー軍曹役で アカデミー助演男優賞を手にした。 出演作 1970年「最後の栄光」「真夜中の青春」 1971年「西部無法伝」 1974年「マシンガン・パニック」 1976年「リインカネーションの恐怖」 1977年「クワイヤボーイズ」「ザ・ディープ」 「褐色のシェリフ」 1982年「愛と青春の旅だち」 アカデミー助演男優賞 1983年「ジョーズ3」 1984年「マネーハンティングUSA」 1985年「第5惑星」「アイアン・イーグル」 1987年「ファイアーウォーカー」 「暴力教室’88」 1988年「メタル・ブルー」 1989年「パニッシャー」 1990年「トイ・ソルジャー」 1991年「デス・ロック/戦略ガス兵器を追え」 1992年「ミッドナイト・スティング」 「エイセス/大空の誓い」 1993年「モノリス」「フラッシュ・ファイヤー」 1994年「グッドマン・イン・アフリカ」 1995年「ジャンクション」 1996年「アイアンイーグル4」 1997年「ヘルベント」 1999年「バイオレンス・ロード」「Y2K」 2005年「人間消失 ファイナル・ウォー」 2006年「デルゴ」 (声) 2007年「オール・イン/エースの法則」 2010年「理想の夫婦のつくり方」 「グレイス・カード 〜許しのちから〜」 2014年「リベンジ・ファイト」 その他の出演者; David Keith .... Sid Worley Robert Loggia .... Byron Mayo Lisa Blount .... Lynette Pomeroy Lisa Eilbacher .... Casey Seeger Tony Plana .... Emiliano Della Serra Harold Sylvester .... Joe Perryman David Caruso .... Topper Daniels Victor French .... Joe Pokrifki Grace Zabriskie .... Esther Pokrifki Tommy Petersen .... Young Zack Mara Scott-Wood .... Bunny David Greenfield .... Schneider User Rating: 7.0/10(38,525 votes) User Rating: 8.0/10( 249 votes) Yahoo! オトーサン、 「名画だね」 アカデミー賞受賞; ・助演男優賞: ルイス・ゴセットJr ・主題歌賞 同ノミネート: ・主演女優賞:デブラ・ウィンガー ・オリジナル脚本賞 ・作曲賞 ・編集賞 User Comments: jaspertown77さん Australia 2002年6月18日 力強い演技で、素敵な自分探しが、いっそうよくなった 本作は、リチャード・ギア、ルイス・ゴセット・ジュニア、 デブラ・ウィンガーの素晴らしい演技のある見事な映画だ。 リチャード・ギアは、ザック・メイヨーを演じている。 軍人の父に無視され、人生をやり直すために、 海軍に入隊する問題の多い若者だ。 メイヨーの人生は、入隊時に軍曹フォーリーに辛く当たられ、 より辛いものになるが、居場所を見つけようと頑張る。 彼は、高圧的なフォーリーに鍛えられるなかで、 内なるデーモンを発見し、 利己的で弱いく規律のない若者から、 思いやりがあり、強く、断固たる若者に成長する。 美しいポーラの愛情とフォーリーの導きによって、 最後まで頑張り通すことができる。 リチャード・ギアは、弱い若者に深みを与え、すばらしい。 メイヨーは、いつも‘よい男’というわけではなく、 普段は、いやな奴だ。 にもかかわらず、彼は、父のコピーになるのを断り、 自分をありたい男に変えようと、自分探しの旅に出る。 いいシーンがある、 「どこにも行くところがないんです!」 (`I got nowhere else to go!') 金切り声で、悲痛な思いをフォーリーにぶつける。 観客は、文字どおりに彼の痛みを感じる。 デブラ・ウィンガーは、ポーラを好演している。 心が狭い小さな町に閉じ込められ、苦しんでいる女子工員役だ。 彼女は、メイヨーへの愛も、未来の希望もない、 出口を発見できないのだ。 ルイス・ゴセット・ジュニアは、 口汚く威張り散らしている軍曹フォーリーを見事に演じている。 メイヨーの旅立ちに重要な役割を果たすことになる。 すばらしいサウンドトラック、力強い演技、 そして、「ロッキー」以来の映画の中で 最も熱烈で、感動的なラストシーンが待っている。 本作は、映画史のクラシックとなった。 オトーサン、 「同感!テーマ曲、最高だね」 Micさん 2001年9月30日 何度観てもいいですね。 新婚のころ、カミさんと二人で観て以来、 印象に残っている映画のひとつでした。 とりわけ、士官学校の卒業式で 鬼軍曹にギアが少尉の立場で別れを言うところ、 工場に恋人のデブラ・ウィンガーを迎えにいくところ、 エンドクレジットで流れるテーマ曲 「Up Where We Belong」のところを 20年近くたった今でも鮮明に覚えています。 今回、DVD版が発売されたので、早速、購入し、 観なおしてみましたが、やっぱりいいですね。 批判的なご意見もあるようですが、 私は好きですこの映画。 オトーサン、 「テーマ曲、最高だね」 Up Where We Belong ♪明日が何をもたらすか 誰にもわからない 心がくじけてしまいがちな世界では... 僕にわかるのは 自分の感じるがままにということだけ それが本物なら、生かし続けたい その道は長くて 僕らの前には山が立ちはだかっている だけど登っていくんだ 毎日一歩ずつね 愛が僕らをいるべき場所へと高めてくれたらと願う そこは山高く鷲の声が響きわたるところ 愛が僕らをいるべき場所へと高めてくれたらと願う そこは僕らが知る世界から遠く離れ 澄んだ風が吹くところ 昔の自分を拠り所にする人もいる 後ろを振り返って生きている人達 私達にあるのはこの場所 そして今という時だけ 生きているという実感 そのすべてを見つけたい その道は長くて 僕らの前には山が立ちはだかっている だけど登っていくんだ 毎日一歩ずつね 時は過ぎていく 泣いてる時間なんてない 人生とは君と僕のことなんだ 今日という日を生きているんだ
一心太助 天下の一大事
オトーサン、 「シリーズ第二弾か」 沢島忠監督と中村錦之助コンビによる 一心太助シリーズは、全5作あります。 1 江戸の名物男 一心太助(1958) 2 一心太助 天下の一大事(1958) 3 一心太助 男の中の男一匹(1959) 4 家光と彦左と一心太助(1961) 5 一心太助 男一匹道中記(1963) 原題:一心太助 天下の一大事(1958) 監督:沢島忠 脚本:鷹沢和善 Genre:Period -Drama 上映時間:91分 あらすじ: かつての旗本で御城改築奉行になった 川勝丹波守が、許婚のある腰元を 側室にしようとしていた。 それを知った大久保彦左衛門が 城の改築工事現場に乗り込むが、 丹波守は危険を感じ、 老中たちに大久保家の土地の召し上げを求めた。 騒ぎを聞きつけた徳川家光は 大久保家を接収するが、 彦左衛門の一代我儘勝手を 老中一同に申し渡す。 腰元おとよの許婚者である幸吉は、 彼女を救い出そうとするが失敗。 おとよの身に危険が迫ったそのとき、 魚河岸仲間を総動員した一心太助が、 天秤棒を振り回しながら乗り込んだ・・・ 出演者: 中村錦之助・・・ 一心太助 月形龍之介・・・ 大久保彦左衛門 進藤英太郎・・・ 川勝丹波守 桜町弘子・・・ おとよ 田中春男・・・ 幸吉 オトーサン、 「やはり、錦之助は華があるね」 その他の出演者: 堺駿二・・・ 笹尾喜内 中原ひとみ・・・ お仲 丘さとみ・・・ 良恵 東竜子・・・ お八重 山形勲・・・ 松平伊豆守 小柴幹治・・・ 水野十郎左衛門 加賀邦男・・・ 原伊予守 市川小太夫・・・ 桑山伊勢守 清川荘司・・・ 軍兵衛 原健策・・・ 相模屋茂兵衛 澤村宗之助・・・ 為吉 杉狂児・・・ 源兵衛 星十郎・・・ 金助 沢田清・・・ 大八 小田真士・・・ 久吉 佐々木松之丞・・・ 留 User Rating:6.5/10( 4 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:10.0/10( 2 votes) Yahoo! オトーサン、 「この監督、腕は確かだね」 沢島忠監督は、東映任侠映画の巨匠です。 『人生劇場』シリーズ 『一心太助』シリーズ 『殿さま弥次喜多』シリーズ 『ひばり捕物帖』シリーズ 『右門捕物帖』シリーズ User Reviews 青観さん 2006年1月20日 2日続けての一心太助シリーズ観賞 今回もまた中村錦之助演じる一心太助の 男気のあるその姿、活気のあるその人間性、 曲がったことが大嫌いな男らしさが十分描かれていて、 これまたなかなか見応えありです。 ややシリアスすぎるのと、強引な展開に不満はあるので、 個人的には三番目の評価ですけど、 それでも相変わらずテンポは良いし、 役者にしてもみんな良いし、 今の時代劇との差の大きさは明らかです。 そんな中で今回は主演の中村錦之助以上に、 いつもなら徹底的に嫌な奴を演じている 山形勲が良い奴に思えた。 それと、絶望男のキャラが良い。 ああいう役をやらせたら田中春男の右に出る者はいないと思う。 最後にもう一人、丘さとみに関して、一言! 「私、好きな人が出来ちゃったの!」て、 それゃあ、ねえだろう!というような落ちがあるけど まあ、可愛いから許す。 オトーサン、 「魚河岸と木場の争い、まさに江戸ですね」 old***** さん 2009年2月15日 映画の醍醐味 江戸時代を体験した人はこの世に誰もいない。 しかし、こういう映画を見ると、 江戸時代を体験したように感じることができる。 それは映画の醍醐味の一つと言えるだろう。 また東映時代劇は下町の人間の哀歓に リアリティを与えることができていたと感じる。 大阪夏の陣から徳川家に仕えた大久保彦左衛門は 将軍家光からも一目置かれる存在だ。 武士の心を忘却し、一時の逸楽に身を委ね、 堕落しきった家臣に、衣着せぬ毒舌で 嫌われ役を演じる彦左衛門。 その曲がったことの嫌いな彦左衛門に 男気を感じて慕う一心太助。 この二人は武家と町人をつなぐ心の繋がりを強め、 友情を感じているのだ。 (略 あらすじ紹介) 彦左衛門を演じる月形龍之介を始め、 彦左衛門を力づける松平伊豆守を演じる山形勲、 彦左衛門に仕える東北出の腰元を演じる中原ひとみ、 江戸の下町娘で勝ち気だが、心優しい好恵を演じる丘さとみ等、 見どころは多い。 その丘さとみが、太助に振られたあと発する最後のセリフ、 「私は頑固が好き。私ね、彦左衛門様が好きになっちゃった」は この映画の良さをすべて言い表しているだろう。 江戸という時代は武士と町人が 意外とこういう関係であったのかもしれない。
ガラスの鍵
オトーサン、 「原作は、ダシール・ハメットか」 「血の収穫」「マルタの鷹」いずれも、 手に汗を握って読んだ傑作で、 ハードボイルドの代表作です。 だから、この映画も、面白くないはずはありません。 原題:The Glass Key (1942) 監督:Stuart Heisler 原作:Dashiell Hammett 脚本:Jonathan Latimer Genre:Crime/ Drama/ Film-Noir 上映時間:86分 あらすじ: 悪徳政治家マドヴィグは、 再選を目指すキャンペーンで、 ギャングのニックの支援を断り、 改革派政治家と組み、過去と決別しようとする。 マドヴィグの妹の恋人で、 改革派政治家の息子テーラーの死体を見つけた エドは、なぜかニックの手下ジェフに 死ぬほど痛めつけられる。 ニックは、オブザーバー紙のマシューズを脅し、 テーラーを殺したのは、マドヴィグだと書かせる・・・ 出演者: Brian Donlevy ・・・ Paul Madvig(マドヴィグ) Veronica Lake ・・・ Janet Henry(ジャネット) Alan Ladd ・・・ Ed Beaumont(エド) William Bendix ・・・ Jeff(ジェフ) Joseph Calleia ・・・ Nick Varna(ニック) オトーサン、 「みんな生き生きしているね」 目的は違えど、情念が半端ではないのです。 その他の出演者: Bonita Granville ・・・ Opal "Snip" Madvig Richard Denning ・・・ Taylor Henry Frances Gifford ・・・ Nurse Donald MacBride ・・・ District Attorney Farr Margaret Hayes ・・・ Eloise Matthews Moroni Olsen ・・・ Ralph Henry Eddie Marr ・・・ Rusty Arthur Loft ・・・ Clyde Matthews George Meader ・・・ Claude Tuttle User Rating:7.1/10( 4,010 votes)IMDb User Rating:10.0/10( 1 votes) Yahoo! オトーサン、 「日本では、みているひと、少ないなぁ」 User Reviews whpratt1さん United States 2004年2月28日 繰り返し見たいフィルム・ノワール! アラン・ラッド、ヴェロニカ・レイク、 そして、ウィリアム・ベンディックスが姿を現わした時、 これは素晴らしい映画になると思ったが 珠玉の古典映画になるとは、思いもよらなかった! ブライアン・ドンレヴィ(マドヴィグ)は、 アラン・ラッド(エド)の親友である悪徳政治家として 大きな役割を果たした。 人生において道徳律をもっていたのだ。 マドヴィグのガールフレンドである、 人生においていくつかの道徳的な価値を持っていて、 セクシーなヴェロニカ・レイク(ジャネット)は、 エドに恋するようになるが、 その額に垂れ下がるセクシーな髪は、魅惑的だ。 しかし、ウィリアム・ベンディックス(ジェフ)は、 エドの顔が好きでなく、チャンスがあれば、 ぶちのめそうとしている。 エドをめった打ちなどしてみろ、返り討ちされて、 きっと顔面整形が必要になると思った。 この映画は、来るべき多くの未来の世代に楽しまれるだろう! 40年代初頭の思い出の小径に誘ってうれる映画だ!!! (訳注 ブライアン・ドンレヴィの代表作は、「死の接吻」1947年 アラン・ラッドの代表作は、「最後の地獄船」1946年 ヴェロニカ・レイクの代表作は、 「ヒットラー蘇生計画・Dr.フレデリックの復讐」(1970年) オトーサン、 「Ikedaさん、旧い映画をよく見ているなぁ」 Ikedaさん 2007年2月16日 ヴェロニカ・レイク 「マルタの鷹」を映画で見てから、 ダシール・ハメットの小説の主なものは殆ど読みましたが、 その中でも、これは「影なき男」と並らぶ面白い小説でした。 ストーリーは覚えていませんが、 主人公のエドが、やたらに殴られるけれども、 やたらにタフだというイメージが残っています。 原作の感じはかなり良く掴んでいるし、 それに合わせた演出にはなっていて、 面白くは作っていますけれども、 ハード・ボイルドかと言われると疑問で、 やはり原作の上には行っていません。 主演のアラン・ラッドが、おとなしいフェイスなので、 逆に適役のような感じもありますが、 映画として見ると、どうだったかなという気もします。 一方、顔役としてのブライアン・ドンレヴイは、将に適役です。 それに、ジャネット役のヴェロニカ・レイクが 名前は懐かしいですが、前髪を垂らす「ピーカブー」 というヘアスタイルで有名なようです。 ただし、そのジャンルの話は私には解説不能です。
拳銃貸します
オトーサン、 「そうだよ、これでいいんだよ」 上映時間、81分! 最近の映画ときたら、2時間が基本。 でも、たったの81分でも、 120分ものよりも、充実しています。 ハリウッドをはじめ、映画会社のみなさん、猛省してください。 原題:This Gun for Hire (1942) 監督:Frank Tuttle 原作:Graham Greene 脚本:Albert Maltz/ W.R. Burnett Genre: Crime/ Drama/ Film-Noir Color:Black and White 上映時間:81分 あらすじ: レイヴンは、殺し屋。 依頼主を脅していた男を殺し、 脅迫のネタとなっていた文書を奪い返す。 ニトロ化学会社の重役ゲイツは、 その報酬として、レヴンに偽札を渡す一方で、 警察に被害届を出す。 一方、警察官マイケルの恋人エレンは、 ナイトクラブでショウガールとして手品を見せていた。 ある日、ロスからきたというナイトクラブのオーナーから、 ぜひ、うちで働かないかと誘われる。 その直後、上院議員から、 ゲイツの昼の顔は、化学メーカーの重役だが、 裏は、ナイトクラブのオーナーで、 敵国・日本のスパイと思われるが、確証をつかんでいない、 捜査に協力してほしいといわれる・・・ 出演者: Alan Ladd ・・・ Philip Raven(レイヴン) Veronica Lake ・・・ Ellen Graham(エレン) Robert Preston ・・・ Michael Crane(マイケル) Laird Cregar ・・・ Willard Gates(ゲイツ) Tully Marshall ・・・ Alvin Brewster(ブルースター) オトーサン、 「アラン・ラッド、美男子だね」 「ヴェロニカ・レイク、いまいちだね」 あまり出番がありませんが、 タリー・マーシャルが、いいですね。 その他の出演者: Marc Lawrence ・・・ Tommy Olin Howland ・・・ Blair Fletcher Roger Imhof ・・・ Senator Burnett Pamela Blake ・・・ Annie Frank Ferguson ・・・ Albert Baker Victor Kilian ・・・ Drew Harry Shannon ・・・ Steve Finnerty Charles C. Wilson ・・・ the Police Captain User Rating:7.6/10 ( 6,212 votes)IMDb User Rating:9.0/10( 2 votes) Yahoo! オトーサン、 「やはり、クラシックはいいね」 この監督のフランク・タトルは、 フィルムノワールとコメディが得意でした。 赤狩りで、苦しんだひとりです。 User Reviews ecapital46さん Maplewood, NJ 2005年9月18日 素晴らしい映画だが、惜しい 見て楽しい映画だ。 最初は、暴力団を描いたフィルムノワールの古典だ。 アラン・ラッドは、冷血な殺し屋として見事。 レアード・クリーガーも、見事だ。 (残念なことに、この映画のわずか2年後に30歳で死ぬ) だが、冷血な殺し屋をアピールするために 第二次世界大戦の愛国的な面が、前面に出てきて、 映画の狙いが外れていく。 冷血な殺し屋が、ありきたりの愛国的な訴えに 説き伏せられるのは、やり過ぎで、 映画のリアリズムを失わせる。 ロマンス、ひとりよがり、南北戦争の知的な議論が 前面に出てきて、冷血さが後ろに追いやられる。 いかに、不道徳かという事実が大事なのに。 しかし、ああ、ハリウッドは、リアリズムより エンターテインメントの世界なのだ。 ハッピー・エンドは、必須条件なのだ。 参考までに触れておくが、 フランク・ヘンリー・レッサーの2曲が楽しい。 特に、"Now you see it, Now you don't" では、 ヴェロニカ・レイクが、 マーサ・ミアーズのボーカルを口パクしている。 素晴らしい仕事をしている。 オトーサン、 「名優タリー・マーシャルは、悪役。 大手化学メーカーの社長、ブルースターで、 重役ゲイツを叱り飛ばしていました。 Ikedaさん 2007年8月15日 ハード・ボイルド グレアム・グリーンの原作なので、 かなり大がかりな黒幕が背後にある映画ですが、 いきなり見ると最初の方は 良く解らない所が出てくるので、 筋書きの骨子を書いておきます。 殺し屋レブンが頼まれて脅迫者から秘密書類を奪い、 報酬を得るがそれが仕組まれた罠だった。 ショウ・ガールのエレンには恋人に警官がいるが、 議員からスパイとして働いてくれと頼まれる。 そして結果的には共通の相手が 最終目標だと解るというストーリーです。 映画としては、 出だしから典型的なハード・ボイルドの世界です。 その辺が、この映画の評価が分かれる所だと思いますが、 おとなしい顔をしながら ニコリともしないアラン・ラッドが好演です。 ヴェロニカ・レイクもこの映画に合った演技で、 うまく雰囲気を作っています。 二人とも背が低いのが特徴(1m65cmと1m51cm)で 良いコンビだと思います。 戦争中の映画なので、 日本に毒ガスの処方箋を売るというのが面白く、 80才近い往年の名優タリー・マーシャルが 社長役で出ているのも嬉しいです。
ネイチャー
オトーサン、 「きれいな映像だね」 BBCの最新技術を駆使した映像は、息を呑むようです。 でも、亀も、フラミンゴも、象も、デジャビュ。 ただ、熱砂の砂漠に生きるトカゲには、笑いました。 どうやって歩くかは、ご想像にお任せします。 原題:Enchanted Kingdom 3D (2014) 監督:Patrick Morris/ Neil Nightingale Genre:Documentary Country: UK Language: English 上映時間:87分 あらすじ: 謎めいた森、燃え盛る地下世界、異国の砂、灼熱の平原、 魅惑の海中都市、凍てつく山脈、荒れ狂う激流の 七つのカテゴリーの大自然が眼前に広がる・・・ 声の出演者: Idris Elba・・・ Narrator Lambert Wilson・・・ Narrator (仏) Humberto Tan ・・・ Narrator (独) 滝川クリステル・・・Narrator (日本) 出演者 Hayley Joanne Bacon ・・・ The Mother India Dale-Hill ・・・ Girl in Yellow オトーサン、 「出だしと最後のシーンは、いまいち」 User Rating:7.5/10 ( 419 votes)IMDb User Rating:5.8/10( 158 votes) Yahoo! オトーサン、 「うーん」 どうだ、スゴイだろうというのが、 少し鼻につきます。 User Reviews jpmcnultyさん United States 2015年10月4日 視覚的にすばらしい自然ドキュメンタリー 「魅惑された王国」(BBCウェブサイト参照)は、 世界中で撮影した自然ドキュメンタリーだ。 美しいシーン、すばらしいカメラワークは、 興味深く、時々コミカルな動物が出没する。 (踊っているサバクトカゲ) 楽しく、ポジティブなメッセージが残。 ナレーションは、すばらしかった。 ナレーションは、子供だけでなく、 一般的な聴衆向きにつくられている。 オトーサン、 「授業で、子供にみせたいね」 前田有一さん 2014年4月29日 BBCのすごみを感じさせる 撮影期間573日!と この映画の宣伝文句にある。 そんなに長期間かけて集めた貴重な映像素材の数々 といいたいのだろうが、私にいわせれば話は全く逆だ。 573日かけて撮影したことが凄いのではなく、 これだけの映像素材をたったの573日間で集める能力 それこそがBBCの凄味なのである。 ジャンルは文字通りネイチャー系ドキュメンタリー。 「ディープ・ブルー」(2003)、「アース」(2007)など この分野のトップランナーであるbbcが、 2トン以上もの4K、5Kカメラ&3D機材を駆使して 世界中で撮り集めた動物たちの生態だ。 映像こそすべての映画だから、 内容をここで書き連ねても どうにも魅力が伝わるはずはないのだが、 印象深いものを紹介するならたとえばワニ。 ネット動画なんかでは猫にも勝てない ヘタレ動物のレッテルをはられているが、本作のそれは違う。 怪力とローリング攻撃で、巨大な草食動物が犠牲になる。 恐ろしい光景である。 ほかにもライオンが子象をおそう様子とか、 「そこでそういうショットをみたいよ」と こちらが思うものを、過不足なく見せてくれる。 もっともそれは、映画がこちらの期待というか 予想を越えない範疇に収まっているとも言えるわけだが、 考えてみればそのどれ一つとして、 素人では一生かかっても出くわさないシャッターチャンスである。 それを限られた予算と撮影期間で的確に集めてこられる ノウハウを持つのは、おそらくBBCくらいなもの。 そこが何よりこの映画で驚かされることだ。 5Kの3D映像ということだが、半端ではない高精細さであり、 とくに海の波とか、水関連で如実に感じられる。 もっとも音響効果はまだまだで、 いちいちマンガ的な効果音をつけたり、 音楽と滝クリのナレーションが邪魔だなと感じるところがある。 その意味では、疲れたサラリーマンが 幸せな仮眠のために使える映画ではない。 字幕がない点は、小さな動物好きの幼児でも 楽しめるという点で評価できる。 まとめとして、多少の演出過剰な点はあれど、 映像面ではこの手の映画に期待されるすべてが つつがなく提供されている。 それだけは保証できる。
ニッポン無責任野郎
オトーサン、 「ハイそれまでヨ、名文句だね」 いわずと知れた植木等さんの歌です。 ♪あなただけが 生きがいなの お願い お願い すてないで テナコト言われて ソノ気になって 三日とあけずに キャバレーへ 金のなる木が あるじゃなし 質屋通いは 序の口で退職金まで 前借りし 貢いだあげくが ハイ それまでヨ フザケヤガッテ フザケヤガッテ フザケヤガッテ この世のなか、フザケヤガッテが多すぎますね。 最近でいえば、都の会議録ねつ造。. 原題:ニッポン無責任野郎 (1962) 監督:古沢憲吾 原作: 脚本:田波靖男/ 松木ひろし Genre:Comedy 上映時間:86分 あらすじ: 自由ヶ丘を歩いていた 失業中の無責任男・源等は、 道で出会った長谷川武という男から タバコの火を借りるが、 この長谷川からある事を聞かされる。 彼が営業部長として務めている楽器会社「明音楽器」では、 近々宮前社長が引退する事になり、 王仁専務と幕田常務が後釜を狙って 派閥闘争が繰り広げられているのだ。 等はチャンスとばかりに王仁家と幕田家に行き、 専務と常務に「明音楽器はあなたの物です」と おだてて入社に成功した。 やがて同僚であるOL・丸山英子の預金を見た等は、 英子に「俺は1円玉を預金して、100万円貯めているんだ」と ホラを吹いて、結婚を申し込む。 ガッチリ屋の英子も喜んで、見事に結婚。 結婚式は1000円会費で、等と英子は式そこのけで金儲け、 旅行は観光旅行に紛れ込む有り様。 長谷川に惚れているバーのマダム・静子、 王仁の恋人・マダム満江、 宮前のお目当て芸者・初太郎のハートを捕らえ、 しまいには同僚の中込と厚子の仲を取り持つ調子良さ。 やがて等は未収金の取り立てに回されるが、 取り立てた500万円を自分名義で預金し、利子で大儲け。 サックス奏者のゲーリーを利用して、 「今度アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国のスミス楽器の御曹司が来日し、 技術提携をしたいと言うんだ」と言ってゲーリーを紹介。 王仁と幕田は二人に口車に乗せられて、リベートしまくる。 ここまでは上手くやってきたが、世の中そんなに甘くない。 あっさりゲーリーの正体がバレ、 おまけに等の取り立て預金までバレてしまい、 等はクビに。ならばとばかり会社を去る等。 だがこれで王仁と幕田は、 等が二人の間を行き来していた事を知り、 宮前からも責任を取らされて「社長失格」とされ、 明音楽器は「北海物産」の子会社に。 そして「北海物産」の社長が乗り込んで来るその当日、 まず社長秘書として見覚えのある者がやって来た。 なんとあの等だ! そして等を気に入り、秘書として雇った男は・・・ 出演者: 植木等・・・ 源均/平均 団令子・・・ 丸山英子 ハナ肇・・・ 長谷川武 草笛光子・・・ 静子 犬塚弘・・・ 王仁専務 人見明・・・ 幕田常務 オトーサン、 「植木等の輝いていること!」 この勢いでは、何をやっても許されそうです。 その他の出演者: 谷啓・・・ 中込晴夫 浦辺粂子 ・・・ 中込うめ 藤山陽子・・・ 石沢厚子 由利徹・・・ 宮前社長 中北千枝子・・・ 幕田由紀子 岡部正・・・ 近藤 土屋詩朗・・・ 板倉 世志凡太・・・ 会津 中真千子・・・ 芸者初太郎 中島そのみ・・・ マダム満江 桜井センリ・・・ 大原 安田伸・・・ 小山 ジェリー伊藤・・・ ゲーリー 井上大助・・・ 靴をみがく男 堤康久・・・ 駅員 瓜生登代子・・・ 銀行の女の子 石橋エータロー・・・ 新郎 八代美紀・・・ 新婦 越後憲三・・・ タクシー運転手 丸山謙一郎・・・ 結婚式の受付 権藤幸彦・・・ 営業部員 丘照美・・・ 営業部員 田辺和佳子・・・ 木陰のホステス 吉田静司・・・ 木陰の客 門脇三郎・・・ 木陰の客 岡豊・・・ 経理部員 杉浦千恵・・・ 専務の秘書 細川隆一・・・ 明音楽器の社員 三井紳平・・・ 植木屋 毛利幸子・・・ 廊下の芸者 内山みどり・・・ 営業部員 記平佳枝・・・ 結婚式の客 User Rating:6.3/10( 16 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:8.9/10( 13 votes) Yahoo! オトーサン、 「Yahoo!に1票!」 User Reviews 黒津明二郎さん 2007年1月24日 佳作 前作よりはテンポが良くて楽しめるが、 相変わらず終盤が尻切れトンボな所は いかにもプログラムピクチャーではあろうか。 とにかく、随所に感じられるアナーキーさが、 昨今の軟弱な日本映画からは とうに失われて久しいだけに愉快である。 それにしても、当時の東京の風景が モヤッとした感じなのはスモッグなのだろうか? 演技陣。植木・ハナ・団のトリオがいいし、 由利先生も快調! オトーサン、 「流石に、行き過ぎたかな」 プロデューサーの藤本真澄は、不満を抱き、 翌年からは、「無責任風だが、 猪突猛進型の有言実行男」へ転換したそうです。 アングロファイルさん 2012年8月116日 無責任というより詐欺師 前作『時代』の平均は、 仲間を思いやったり 他人のために行動したりすることもあったので、 ある種爽快感があったのですが、 本作の源等はとにかく自分のことだけ。 他人を都合のいいように利用して、 ウソがばれたら開き直るという 無責任というより詐欺師。犯罪者に共感などできません。 前作では「コツコツやる奴ァご苦労さん!」と言いつつ、 そのコツコツやる相手に対する暖かい視線が感じられましたが、 本作はそうした人たちを小馬鹿にして 見下しているのも不愉快でした。 社内の派閥争いや出世しようと汲々としている社員、 拝金主義を揶揄するようなところもありますが、 笑い飛ばすにはほど遠い(派閥抗争は、 『用心棒』が元ネタでしょうか)。 お話の方も、源が舌先三寸と運(ご都合主義ともいう)で 強引に進んでいくのですが、みんな源を簡単に信用しすぎ。 言動からおよそ信用できない人間だとわかりそうなものですが。 そのあたりもうまくいきすぎです (あるいは、すぐ信用するから馬鹿にされるのか)。 しかし最後、平均が新社長で源がその秘書というのは、 象徴的です。源は所詮秘書止まりで、 社長や役員になれる器ではない。 その点では整合性がとれていました。 民放での放送ですが、オリジナルの時間から考えて、 ノーカットで見られたのは幸いでした。
キャプテン・フィリップス
オトーサン、 「海賊対策、何とかならんのか?」 わが海上自衛隊が出動していますが、 でも、よく考えると、変です。 そもそも、日本がソマリア沖で乱獲するので、 ソマリアの漁師は、食べていけなくなったのです。 原題:Captain Phillips (2013) 監督:Paul Greengrass 原作:Richard Phillips/ Stephan Talty 脚本:Billy Ray Genre:Biography/ Drama/ Thriller Country: USA Language: English / Somali 上映時間:134分 あらすじ: 2009年4月。 ケニアへの援助物資を運ぶ アメリカのコンテナ船アラバマ号。 インド洋を順調に航行していたが、 ソマリア沖で4人組の海賊に襲撃される。 船長のリチャード・フィリップスは、 乗っ取られる直前、 数人のクルーを残して乗組員を機関室に匿う。 自らは人質となり、海賊たちと共に 小さな救命艇に乗り移り、アラバマ号を後にする。 やがて事件の一報を受けたアメリカ政府は、 海軍特殊部隊ネイビー・シールズを出動させ、 フィリップス船長の救出作戦を開始する・・・ 出演者: Tom Hanks ・・・ Richard "Rich" Phillips(フィリップス船長) Barkhad Abdi ・・・ Abduwali Muse(ムセ) オトーサン、 「トム・ハンクス、うまく化けたな」 頭髪、顎ひげ、眼鏡、多少の減量で、 別人にように見えます。 対するバーカッド・アブディは、 ガイコツで目がギラギラ。 その他の出演者: Barkhad Abdirahman ・・・ Adan Bilal Faysal Ahmed ・・・ Nour Najee Mahat M. Ali ・・・ Walid Elmi Catherine Keener ・・・ Andrea Phillips Michael Chernus ・・・ Shane Murphy David Warshofsky ・・・ Mike Perry Corey Johnson ・・・ Ken Quinn Chris Mulkey ・・・ John Cronan Mark Holden ・・・ William Rios Yul Vazquez ・・・ Commander Frank Castellano Max Martini ・・・ U.S. Navy SEAL commander Omar Berdouni ・・・ Nemo Mohamed Ali ・・・ Assad Issak Farah Samatar ・・・ Hufan User Rating:7.9/10( 327,727 votes)IMDb User Rating:8.0/10( 1,038 votes) Yahoo! オトーサン、 「警世の映画だね」 アカデミー賞ノミネート ・作品賞 ・助演男優賞 バーカッド・アブディ ・脚色賞 ・音響賞(編集)(調整) ・編集賞 ゴールデン・グローブ ノミネート ・作品賞(ドラマ) ・男優賞(ドラマ) トム・ハンクス ・助演男優賞 バーカッド・アブディ ・監督賞 ポール・グリーングラス User Reviews Colmo2k4さん Northern Ireland 2013年10月10日 緊迫し、ぞくぞくさせ、驚きの共感 なんとすばらしい映画なのか。 悲劇的な状況下の緊迫した暴力の脅威、 ひとびとを駆り立てる必死の行動が、 ヒューマンドラマを生んでいる。 ハンクスが、アカデミー賞ノミネートなら、 バーカッド・アブディも、ノミネートに値する。 彼の出演シーンは、電撃的だった。 アブディは、絶対、ハンクとは並べないだろうが、 本作では、互いを出し抜こうとする敵として共演している。 映画の中で最もよいせりふは、 フィリップスがムセに問う。 「釣りをし、誘拐する以外に何かないのか?」 ムセが、陰気に答える。 「たぶんアメリカでならな」。 必見。今年見たうちで、ベストの映画だ。 オトーサン、 「高野秀行さんの本!」 ・謎の独立国家ソマリランド そして海賊国家プントランドと 戦国南部ソマリア」本の雑誌社 2013年 本作の背景が活写されている労作です。 黒美君彦さん 2013年12月24日 極限状態 極限状態におかれた人間を描く P・グリーングラス監督の手腕は、 『ユナイテッド93』(06年)でも遺憾なく発揮されたが、 この作品では場所を空から海に移し、 凄まじいリアリティと迫力に包まれていた。 スクリーンにみなぎる緊張感は並大抵のものではない。 冒頭からラストまでドキドキハラハラ。 主人公のフィリップス船長(トム・ハンクス)の判断力も、 いわゆるファンタジーではない現実感がある。 一度逃げ出したところで、再び捕まれば ボコボコにされるのではないかとびくびくしたが。 一方ソマリアでの海賊行為の背景も窺われ、 問題解決が単純ではない現状も垣間見えた。 リーダー役のムセ(バーカッド・アブディ)も そもそも相当頭がいいことがわかる。 だが、漁師であり、今は海賊のリーダーになるしかない。 だから彼はアメリカに憧れるのだ。 救出後、マッチョなヒーローものであれば、 主人公はカッコいいキメ台詞でも吐いて終わるところだが、 この作品ではトム・ハンクスが ショック状態を迫真の演技で見せる。 極限の緊張が、海賊たちの血飛沫を浴びて途切れた時…。 彼の状況が過酷な状況を物語る。 しんどかったが素晴らしい作品だと思う。
ボビー・フィッシャーを探して
オトーサン、 「チェスは、やったことないなぁ」 主人公は。チェスの天才少年です。 野球でも、テニスでも、スケートでも、 天才少年(少女)とその親が 陥りがちな過ちについて描いています。 原題:Searching for Bobby Fischer (1993) 監督・脚本:Steven Zaillian 原作:Fred Waitzkin Genre: Biography/ Drama 上映時間:109分 あらすじ: ボビー・フィッシャーは、 1970年代に米国人として 初めてチェスの世界チャンピオンになった。 奇行を繰り返し、1980年代から行方不明、 だが、人々は彼を忘れていなかった。 7歳のジョシュは、野球好きな少年だったが、 公園で男たちが競うストリート・チェスを見て、 その魅力に取りつかれた。 ジョシュの並外れた才能に気づいた 父親のフレッドは、チェスの名手ブルース にコーチを依頼した。 ブルースはジョシュの中に、 ボビー・フィッシャーと同じ才能を感じる。 だが、チェスに没頭し、 トップを競う日々は生活力を失わせ、 人生を狂わせる危険性を孕んでいた。 ブルースは、芸術的なチェスの高みを目指させ、 荒っぽいストリート・チェスの手を使うなとした。 ジョシュは、ジュニア・トーナメントで、連戦連勝! だが、心優しいジョシュは、 対戦相手を敵として憎むことができなかった。 やがて強力なライバルが現れると、 ジョシュは怯えて敗退してしまった。 苦しむジョシュを見て、 母親のボニーは、フレッドを責め、 チェスを止めてもいいと話す・・・ 出演者: Max Pomeranc ・・・ Josh Waitzkin(ジョシュ) Joe Mantegna ・・・ Fred Waitzkin(フレッド) Joan Allen ・・・ Bonnie Waitzkin(ボニー) Ben Kingsley ・・・ Bruce Pandolfini(ブルース) オトーサン、 「この少年が、一番、上手だね」 その他の出演者: Laurence Fishburne ・・・ Vinnie Michael Nirenberg ・・・ Jonathan Poe Robert Stephens ・・・ Poe's teacher David Paymer ・・・ Kalev Hal Scardino ・・・ Morgan Pehme Austin Pendleton ・・・ Asa Hoffmann Vasek Simek ・・・ "the man who beat Tal" William H. Macy ・・・ Tunafish father Dan Hedaya ・・・ tournament director Laura Linney ・・・ Josh's school teacher User Rating:7.5/10( 23,741 votes)IMDb User Rating:8.1/10( 108 votes) Yahoo! オトーサン、 「心温まる映画だね」 アカデミー賞ノミネート ・撮影賞 User Reviews Mark Mayhewさん Brentwood, TN 1998年12月21日 すべての父は、この映画を見るべし 父が直面する最も難しい仕事の1つは、 どれほど激しく、息子を鼓舞するかだ。 本作は、予期せぬ優しい答えを出している。 息子の声に耳をすますべきだ。 若きマックス・ポメランツは、せりふを完全に覚えている。 父と彼の師匠が押し付けるのに 非情になることを断るチェスの天才少年だ。 ジョー・マンティーニャとベン・キングズレーは 感動的な演技をしている。 少年のより真実で、より優しい道徳に 最後には、納得して考えを変えることができる人だ。 良きひとであるためには、「タフ」である必要はない。 ママ役のジョアン・アレンは、控え目な演技で、 過小評価されているが、要注目だ。 撮影は見事、ドラマのペースもいい。 誠実な涙と共感を呼ぶだろう。 オトーサン、 「親も一緒に成長しなくては・・・」 とらやさん 2011年12月6日 少年時代の大切さ チェスだけに没頭しのめりこんでいった ボビー・フィッシャーの生い立ちと その後の彼の人生を随所に挿入しながら、 チェスの腕前を見れば ボビーを髣髴とさせる天才チェス少年ジョシュの成長と 家族と周りの大人達との関係や、 大人達が子どもから学び成長していく様子をも描いていく。 幼い頃からチェスだけに没頭したボビーと 野球やバスケ、釣りも楽しむジョシュ。 チェスの対局、その戦術などを克明に見せる作品ではなく、 人生の貴重な一時期である少年時代の大切さ、 普通の子どもとはかけ離れた才能の持ち主だからこそ 親や周りの大人達の役割の重要さが伝わってきます。 相変わらず静かに控え目に作品を盛り上げる ジェームズ・ホーナーの音楽が美しく、 ボビーのまわりの大人達、 特に母を演じたジョアン・アレンの存在感が一際輝いていました。
夢
オトーサン、 「この黒沢映画、なりたちが面白いね」 ・日本国内では出資者が見つからなかったために、 スピルバーグに脚本を送り、 ワーナー・ブラザーズを口説いてもらった。 フランシス・フォード・コッポラの助言で、 特殊効果/VFXの制作会社ILMも協力した。 原題:夢 (1990) Dreams 監督・黒澤明(1910- 1998) Genre:Drama/ Fantasy Country: USA / Japan Language: Japanese/ French/ English 上映時間:121分 あらすじ: 日照り雨 江戸時代を思わせる屋敷の門前で、 幼い私は突然の日照り雨にあう。 畑仕事帰りの母から冗談交じりに 「外へ出ていってはいけない。 こんな日には狐の嫁入りがある。 見たりすると怖いことになる」と言われるが、 誘われるように林へ行くと 道の向こうから花嫁行列がやってくる。 桃畑 屋敷の広間で姉の雛祭りが行われている。 遊びに来た姉の友人たちにお団子を運ぶが、 5人来たはずなのに4人しかいない。 姉におまえの勘違いだと笑われ、 華やかな笑い声に戸惑って台所に逃げ出すと、 裏口に同じ年頃の少女が立っている。 逃げる少女を追って裏山の桃畑跡に辿りつくと、 そこには大勢の男女がひな壇のように居並んでいた。 雪あらし 大学生の私は、吹雪の雪山で遭難しかけていた。 3人の山仲間と共に3日間歩き続けたあげく、 疲労困憊して崩れ込んだまま幻覚に襲われる。 朦朧とした意識の中、美しい雪女が現れ、 誘うように問いかけてくる。 トンネル 敗戦後、ひとり復員した陸軍将校が部下達の遺族を訪ねるべく、 人気のない山道を歩いてトンネルに差し掛かると、 中から奇妙な犬が走り出てきて威嚇してきた。 追われるように駆け込んだトンネルの暗闇で 私は、戦死させてしまった小隊の亡霊と向き合うことになる。 鴉 「鴉」の撮影地となった大空町のメルヘンの丘 中年になった私がゴッホのアルルの跳ね橋を見ていると、 いつしか絵の中に入っていた。 赤冨士 大音響と紅蓮に染まった空の下、 大勢の人々が逃げ惑っている。 私は何があったのかわからない。 足下では、疲れ切った女性と子供が座り込んで泣いている。 見上げると富士山が炎に包まれ、灼熱し赤く染まっている。 原子力発電所の6基の原子炉が爆発したという。 鬼哭 霧が立ち込める溶岩荒野を歩いている私を、 後ろから誰かがついてくる。見ると、1本角の鬼である。 世界は放射能汚染で荒野と化し、 かつての動植物や人間は、おどろおどろしい姿に変わり果てていた。 水車のある村 撮影地となった大王わさび農場 私は旅先で、静かな川が流れる水車の村に着く。 壊れた水車を直している老人に出会い、 この村人たちが近代技術を拒み 自然を大切にしていると説かれ、興味を惹かれる。 話を聞いている内に、今日は葬儀があるという。 出演者 オトーサン、 「8話のなかでは、赤冨士が秀逸だね」 原子力発電所事故を予言したといわれています。 演技は、さして重要ではなかったのでしょう。 日照り雨 5才位の私 - 中野聡彦 私の母 - 倍賞美津子 狐の嫁入り - 舞踊集団菊の会 桃畑 少年の私 - 伊崎充則 桃の精 - 建みさと 姉 - 鈴木美恵 雛人形達 - 二十騎の会 雪あらし 私 - 寺尾聰 雪女 - 原田美枝子 パーティの仲間 - 油井昌由樹 パーティの仲間 - 中嶋しゅう パーティの仲間 - 木村栄 トンネル 野口一等兵 - 頭師佳孝 少尉 - 山下哲生 第三小隊 - 二十騎の会 鴉 ゴッホ - マーティン・スコセッシ 赤冨士 発電所の男 - 井川比佐志 子供を抱えた女 - 根岸季衣 鬼哭 鬼 - いかりや長介 鬼達 - 二十騎の会 水車のある村 私 - 寺尾聰 老人 - 笠智衆 洗濯女 - カトリーヌ・カドゥ 村人 - 木田三千雄 村人 - 常田富士男 村人 - 七尾伶子 村人 - 本間文子 村人 - 東郷晴子 村の踊る娘たち - 舞踊集団菊の会 User Rating:7.8/10( 18,354 votes)IMDb User Rating:7/1/10( 163 votes) Yahoo! オトーサン、 「高すぎるね」 "世界のクロサワ"効果でしょう。 ゴールデン・グローブ ノミネート ・外国語映画賞 日本 日本アカデミー賞ノミネート ・作品賞 ・監督賞 黒澤明 ・撮影賞 ・照明賞 ・美術賞 User Reviews EzyRyderさん Los Angeles 1998年12月26日 日本の最も偉大な監督による私的な映画 「夢」は、万人向けの映画ではない。 あるひとにとっては、 あまりにも芸術的すぎるかもしれないし、 あるひとは、 明快なメッセージを持っていないストーリーや 答のない問題提起に、いらいらするかもしれない。 それというのも、「夢」は、 クロサワの夢から生まれた映画であるためだ。 彼の中に生きている非常に個人的な映画なのだ。 誰もが楽しめるわけではない。 映画は、8つの短編からなっている。 私達が住んでいるこの世界を作る他の要素と 人々の関係という問題にほぼ集中している。 「夢」の撮影は息を呑む。 何人かの人々は、主張する。 これは、「スタイル」が「話」の上位の映画だと。 私は、クロサワ本人以外は、 この映画を本当に理解できないと思う。 彼の知性の反映だ。 私達は、彼ではないので、完全に理解することはできない。 だが、アートの形をとったのは、映画のためであり、 それゆえに、最も真実となりえたのだ。 「夢」は、彼の長い驚異的なキャリアにおいて、 個人的なお気に入りのひとつだったにちがいない。 オトーサン、 「ははは、デート映画じゃないよね」 Bulletin Storm さん 2004年6月7日 像は印象に残る 公開当時、劇場まで見に行きました。 なにぶん、CMを見ると映像の美しさに感激したので。 まあ、ほとんど無内容な映画かな。 部分的にはメッセージ性のあるストーリーもあったけど。 ILMのSFXと相まって、映像の美しさは印象に残った。 細かいことは覚えてないけど、 桃の精(?)たちの踊りや狐の嫁入り、 最後の水車小屋のある村の映像なんか 純和製のファンタジーで、当時の自分には強く印象に残った。 当時、劇場では前の席に座っていたカップルが 上映途中で退席してしまったけど、納得できますね。 たしかに映像以外は印象に残らないし。 当時の映画雑誌ではかなり評価が高かったけど、 そんなはずはない。 フツーに映画を見る人にはつまらんよ、これ。
ブラック・ウィドー
オトーサン、 「午後ロードか」 Yahoo!のスコアは、5.3! 見ないでおこうと思いました。 でも、IMDbのスコアは、6.3! ところが、いま読んでいる 「その女、アレックス」に似ているので、 わくわくしました。 いま話題の点滴殺人事件の犯人も、 看護婦という線が有力とあって、 興味シンシンです。 原題:Black Widow (1987) 監督:Bob Rafelson 脚本:Ronald Bass Genre:Crime/ Thriller 上映時間:102分 あらすじ: 美貌の謎の女キャサリンは、 初老の金持ちに狙いを定め、結婚し、 薬物を注射して殺害し、遺産を手に姿を消す。 一方、連続する死亡事件に疑いを持った 司法省のアレックスは、上司の反対を押し切り 単独調査を開始し、やがてキャサリンの影に追いつく・・・ 出演者: Debra Winger ・・・ Alexandra Barnes/Jessie Bates(アレックス) Theresa Russell ・・・ Catherine Petersen(キャサリン) /Renee Walker/Margaret McCrory/Marielle Dumers オトーサン、 「キャサリンは、看護婦!」 あどけなさとセクシーさが隣りあって 不幸で、残忍で、几帳面です。 その他の出演者: Sami Frey ・・・ Paul Nuytten Dennis Hopper ・・・ Ben Dumers Nicol Williamson ・・・ William McCrory Terry O'Quinn ・・・ Alexandra's boss Bruce James Hong ・・・ H Shin - Honolulu private investigator Diane Ladd ・・・ Etta D. W. Moffett ・・・ Michael Lois Smith ・・・ Sara Leo Rossi ・・・ Seattle Police Detective Ricci Rutanya Alda ・・・ Irene Mary Woronov ・・・ Shelley Danny Kamekona ・・・ the unnamed Honolulu Police detective User Rating:6.3/10 ( 6,584 votes)IMDb User Rating:5.3/10( 6 votes) Yahoo! オトーサン、 「7点でもいいね」 ハワイのいい景色も見られて、幸せです。 User Reviews nick_brown さん Portishead, North Somerset, UK 2000年9月4日 大いに面白い(フェミニスト?)映画 デブラ・ウィンガーは、いつものように素晴らしい。 司法省の研究者として 彼女の理論を実証することを許可される。 百万長者の未亡人を追跡するのだ。 珍しい病気で死んだ百万長者の妻は、みな同じ人物のようだ。 彼女は、テレサ・ラッセルの魅力、ライフスタイル、 そして、男を自身の目的のために使う能力に魅了される。 彼女の順番における ラッセルは、デブラ・ウィンガーを好敵手とみなす。 (簡単に落とせる男たちと違うからだ) 実のところ、男たちすべては、 ウィンガーとラッセルの演技競争に隠れてしまう。 これは、すごい映画だ。 そんなことを言うのは、私一人かもしれないが。 エンディングは、見事だった。 オトーサン、 「デブラ・ウィンガーといえば」 「愛と青春の旅だち」、 「愛と追憶の日々」、 「永遠の愛に生きて」の3作品で、 アカデミー主演女優賞にノミネートされています。 バロンさん 2008年2月27日 全盛期のデブラ・ウィンガー! 久し振りにDVDでこの作品を観賞しましたが、 大ドンデン返しと言われたほどの オチではなく、今にしてみると 「なーんだ」程度のものでした。 が、実はこの作品のおもしろいところは、 追う女(D・ウィンガー)が 追われる女(T・ラッセル)に 知らず知らず惹かれていくところにあるのでは ないでしょうか? 特に結婚式のシーンで面と向かってのやりとりは、 何とも言えないすさまじさ。 あれは男には出せないリアリティがありました。 主演のデブラ・ウィンガーは全盛期。 ヤボったい司法省の女がどんどんのめり込み、 磨かれていく様子はファンとして大満足でした。
我は海の子
オトーサン、 「この邦題、素敵だね」 原題とは、かけ離れていますが、郷愁を呼びます。 ♪我は海の子白浪の 騒ぐ磯辺の松原に 煙たなびくとまやこそ 我がなつかしき 住家なれ 原題:Captains Courageous (1937) 監督:Victor Fleming 原作:Rudyard Kipling 脚本:John Lee Mahin/ Marc Connelly / Dale Van Every Genre:Adventure/ Drama/ Family Color: Black and White Country: USA Language: English / Portuguese 上映時間:117分 あらすじ: ハーヴェイは、富豪チェインの息子。 甘やかされて育ったので、 何でも金で買えると思っている。 教師を買収しようとして停学処分となる。 チェイン氏は、息子を英国旅行に同行させる。 英国へ向かう船中、ハーヴェイは、 子供たちと張り合って、 クリームソーダを6杯も飲んだので、 気持悪くなり、甲板に出て、海へ転落する。 漁夫マニュエルに助けられるが、 腐った性根は変わらない。 マニュエルに怒鳴られ、説教され、歌を聞かされ、 ともに漁に出て、釣りを教えてもらうなかで、 ハーヴェイは、海の男たちを尊敬するようになる。 魚を満載した船は、 シケの海をグルウセスターの港へと先陣争いをする。 そんななか、帆柱が折れ、 マニュエルは、網に絡まって動けなくなり 帰らぬひととなってしまう。 ハーヴェイは、いまは心の友となった マニュエルの欲しがっていた燭台を買い、 その霊に捧げる・・・ 出演者: Freddie Bartholomew ・・・ Harvey Cheyne(ハーヴェイ) Spencer Tracy ・・・ Manuel Fidello(マニュエル) Lionel Barrymore ・・・ Captain Disko Troop(ディスコ船長) Melvyn Douglas ・・・ Frank Burton Cheyne(チェイン氏) オトーサン、 「この生意気な少年、うまいね」 名優揃いで、小気味いいほどです。 その他の出演者: Charley Grapewin ・・・ Uncle Salters Mickey Rooney ・・・ Dan Troop John Carradine ・・・ "Long Jack" Oscar O'Shea ・・・ Captain Walt Cushman Jack La Rue ・・・ Priest (credited as Jack LaRue) Walter Kingsford ・・・ Dr. Finley Donald Briggs ・・・ Bob Tyler Sam McDaniel ・・・ "Doc" Bill Burrud ・・・ Charles Jamison User Rating:8.0/10( 6,719 votes)IMDb User Rating:8.6/10( 3 votes) Yahoo! オトーサン、 「名画だ」 アカデミー賞受賞 ・主演男優賞 スペンサー・トレイシー 同ノミネート ・作品賞 ・脚色賞 ・編集賞 User Reviews monniewood さん United States 2005年1月16日 もう作れないだろう… 私の好きな映画だ。 子供の頃、大好きだった。 最近、たまたまテレビ放映をみて、 泣いてしまった。 フレディ・バーソロミュー! なんて素敵な子役だ! 漁師マニュエルを演じるのは、 みんなが愛する、比類なきスペンサー・トレイシー。 ただただ、すばらしい。 フレミング監督作だとは気づかなかった。 この時代の私のお気に入り映画は、すべて彼の作品だ。 彼は、感傷、ユーモア、メロドラマ、現実、を うまく組み合わせれば、勝者になると知っていた。 多くのコメントが寄せられている。 私と同じくらい力強く、温かく感じていると知ってうれしい。。 夜になると、息子に、この歌を聞かせる。 ♪Yo、ho、不漁にも、泣かない、泣かない、 Yo、ho、かわいい魚よ、泣かないでおくれ マニュエル、ありがとう。 いつも息子を寝かしてつけてくれる! オトーサン、 「シケの海のシーン、スタジオ撮影って、 本当かなぁ」 Ikedaさん 2010年10月19日 感動した映画 30年代の名子役フレディ・バーソロミューの 最高作と目される映画で、 それには彼を精神的に鍛える スペンサー・トレイシーの名演が大きく寄与しています。 彼もそれほど期待した役ではなかったようですが、 アカデミー賞を得て、 彼のキャラクターが確立したのではないかと思える名演です。 それにバーソロミューの父を演じるメルヴィン・ダグラス、 船長のライオネル・バリモア、 仲間の一人にジョン・キャラダインと名優が揃っていて、 兄貴分として4っ年上のミッキー・ルーニーも出ていますが、 この二人の共演は珍しいと思います。 邦題の「我は海の子」を聞くと 私は小学校の頃、唱歌で 「我は海の子白浪の 、騒ぐ磯辺の松原に・・・」 と唄ったのを思い出しますが、 この作品では、金が全てだとしか考えない バーソロミューをトレーシーが正しい事を教えていく過程が 見事に描かれていて、ラストでこれだけ感動した映画も久しぶりでした。 なお、この作品には荒海でのシーンが多く出て来ますが、 ロケーションは行わず、 出演者は全てスタジオのタンクの中で演じただけだそうで、 この時代のハリウッドの撮影技術に今更ながら感心します。
回転
オトーサン、 「これって、前にみたような」 ・「妖精たちの森」(1973) マーロン・ブランド主演で、本作の前日談を描いています。 つまり、前任の家庭教師と下男が愛欲の果てに死んで、 幽霊として、幼い兄妹はとりついたというのです。 ニコール・キッドマン主演の「アザーズ」は、 本作のリメイクと言っても、いいほど似ています。 原題:The Innocents (1961) 監督:Jack Clayton 原作:Henry James 脚本:William Archibald/Truman Capote John Mortimer (additional scenes & dialogue) Genre:Fantasy / Horror Color:Black and White Country: USA / UK Language: English 上映時間:100分 あらすじ: ミス・ギデンスは、 ロンドンで暮らす富豪から、 郊外の屋敷で暮らす 甥と姪の家庭教師として採用された 「私の手を煩わせず、 自分で問題を解決するように」 屋敷を訪れた彼女を待っていたのは、 幼いフローラと世話人のグロース夫人だった。 やがて、兄のマイルスが屋敷へと帰ってくる。 寄宿学校を退学させられたのだ。 しばらくは平穏な日々が続いていたが、 屋敷の中や外で不気味な人影が。 それは以前ここで働いていた 使用人と家庭教師の幽霊ではないか? ミス・ギデンスは、幼い兄妹を 邪悪な幽霊から守ろうと決意する・・・ 出演者: Deborah Kerr ・・・Miss Giddens(ミス・ギデンス) Martin Stephens ・・・Miles(マイルス) Pamela Franklin ・・・Flora(フローラ) Megs Jenkins ・・・Mrs. Grose(グロース夫人) オトーサン、 「デボラ・カー、名女優だね」 "王様と私" (1956)は、あまりにも有名です。 "地上(ここ)より永遠に"も、「めぐり逢い」も必見! その他の出演者 Michael Redgrave ・・・The Uncle Peter Wyngarde ・・・Peter Quint Clytie Jessop ・・・Miss Jessel Isla Cameron ・・・Anna User Rating:7.9/10 ( 19,389 votes)IMDb User Rating:8.6/10( 26 votes) Yahoo! オトーサン、 「受賞すべきと思う名作!」 英国アカデミー賞ノミネート ・作品賞(総合) ・作品賞(国内) User Reviews Ingo Gartner さん Aarau, Switzerland 1998年12月25日 これまでに見た最高の映画 クレイトン監督の感性は、お見事。 気味悪いスリラーの名作を作るには、 流血も嫌悪も必要なし! わが生涯で、多くの映画を見てきた。 バーグマン、キューブリック、キエシロフスキ、 レオーネ、アレンが好きだ。 だが、この映画ほど楽しめた映画はない! 傑出した出演者、卓越した撮影! ジョルジュ・オーリックの音楽は、カンペキ。 (old death-yearning song "O willow waly")。 いつかイギリスへ旅行に行くなら、 サセックスのシェフィールド公園の庭を見に行って。 これは、単に知的で、信じられない雰囲気をもつ映画ではなく、 スピリチュアルな世界への不思議な旅でもある。。 残念なことに、この宝石が決して聴衆を見つけなかったので、 クレイトンの監督が行きすぎたので、 この傑作は、大衆受けしなかった! シネマスコープを見るチャンスがあるなら、 是非見てほしい。 最後に、一言。 本当に圧倒的だ!!! オトーサン、 「♪柳よ、私のために泣いてくれ」 こんな歌を無垢の少女が歌っていたら、 不気味ですよね。 "O willow waly"の歌詞 ♪柳の下には、私の愛、私が横たわる いま、私は、嘘つき柳の横で泣く すすり泣く柳は、私と一緒に歌う 恋人が戻るまで 柳の下には、私の愛、私が横たわる。 ああ、柳よ、失恋した私は死ぬ、死ぬ。 mil*****さん 2016年8月24日 正体不明の残酷な狂気が加速し回転する お屋敷の怨霊にとりつかれた、無垢な子供たちの悲劇。。。? でも衝撃のラストから物語を思い起こしてみると。。。! 美しいお城に庭園、天使のような子供たちと 聡明で優しい美人家庭教師 牧歌的な日常の裏に見え隠れしてくる 悲しくて残酷な過去、禁断の痴情 (見え隠れする変態プレイ) 怨霊がどんどん支配してくるように 加速していくオカルト感(特に女家庭教師の)がヤバい凄い そして、見終えたあとの衝撃!! 暗闇のなかで呆然とするか巻き戻してもう一度みるしかないっ この映画はホラーなのか、心理サスペンスなのか。。。 もんもんとして余韻がすごかったです そう思えば思うほど、主演のデボラ・カーの演技!と設定が 怖い、怖い!いろんな意味で超コワイです そんな人々の為に結構あとに作られた前日談の 「妖精たちの森」(the Nightcomers) というマーロンブランド卿主演の映画があるようです
ラッシュ/プライドと友情
オトーサン、 「現役の頃に見たかったなぁ」 日本で開催されたF1を見に行ったこと、 ---雨と霧のレースだったっけ サーキット場をつくろうと真剣に考えていたこと、 F1が公道で開催されるモナコに行ったこと、 すべてが、走馬灯のように思い出します。 原題:Rush (2013) 監督:Ron Howard 脚本:Peter Morgan Genre:Action/ Biography/ Drama Country: UK / Germany / USA Language: English / German / Italian / French / Spanish 上映時間:103分 あらすじ: ジェームズ・ハントとニキ・ラウダは、 F3時代からの宿命のライバルながら、 その性格とレーススタイルはまるで対照的。 ワイルドで天才肌のハントは、 プライベートでも酒と女を愛する享楽主義のプレイボーイ。 対するラウダはマシンの設定からレース運びまで 全てを緻密に計算して走る頭脳派で、 闘志を内に秘めてストイックに生きる優等生レーサー。 1976年、そんな2人はF1の年間チャンピオンを巡って 熾烈なデッドヒートを繰り広げる。 2連覇を目指すラウダはシーズン序盤から着実に勝利を重ね、 ライバルのハントを大きく引き離し、 チャンピオン争いを優位に進めていた。 そんな中、2人の運命を大きく変える 第10戦ドイツGPが幕を開けようとしていた・・・ 出演者: Chris Hemsworth ・・・ James Hunt(ジェームズ・ハント) Daniel Bruhl ・・・ Niki Lauda(ニキ・ラウダ) オトーサン、 「好敵手とは、このこと」 その他の出演者: Olivia Wilde ・・・ Suzy Miller Alexandra Maria Lara ・・・ Marlene Lauda Pierfrancesco Favino ・・・ Clay Regazzoni Jochen Mass ・・・ Himself David Calder ・・・ Louis Stanley Natalie Dormer ・・・ Nurse Gemma Stephen Mangan ・・・ Alastair Caldwell[13] Christian McKay ・・・ Lord Hesketh Alistair Petrie ・・・ Stirling Moss Colin Stinton ・・・ Teddy Mayer Julian Rhind-Tutt ・・・ Anthony 'Bubbles' Horsley Augusto Dallara ・・・ Enzo Ferrari Josephine de La Baume ・・・ Agnes Bonnet User Rating:8.1/10( 317,608 votes)IMDb User Rating:8.3/10( 1,034 votes) Yahoo! オトーサン、 「名画だ!」 ゴールデン・グローブノミネート ・作品賞(ドラマ) ・助演男優賞 ダニエル・ブリュール 英国アカデミー賞受賞 ・編集賞 同ノミネート ・助演男優賞 ダニエル・ブリュール ・音響賞 ・英国作品賞 User Reviews rob-armstrongさん United Kingdom 2013年9月6日 素晴らしい なんという新鮮な息吹き… すべての点での見事な映画だ。 特別試写会で見ることができたのは、大いなる幸運だった。 なんと素晴らしい映画だと言うしかない… 最初は、レーシングカーの映画かと思うが、 そうではなく、人間の条件を洞察した映画だ… ハントとラウダの競争は、まさに見事なもの… レース・シーンは、この物凄いスポーツの最盛期だった 70年代に戻してくれる。 それは時代の終わりだった。 紳士のドライバーが、プロのスポーツマンに 席を譲りはじめ、スポーツの興奮が失われる時代だった。 今日のF1は、すばらしいスポーツの残影でしかない。 私達は、偉大なる選手を失った… これは、ぜひ見るべき映画だ。 オトーサン、 「このサイトは、必見!」 ・映画「RUSH」を見る前に学ぼう、F1の世界 前田有一さん 2014年2月4日 勝ち負けではない重要なこと 男同士の戦いというのは、単純なようで奥が深い。 出世競争で上に行った者が勝ちなのか。 愛する女を奪い取った方が勝ちなのか。 普通にみればそうかもしれないが、実際は違う。 人生は複雑な重層構造であり、 収入やら出世などといったものさし一つでは測定できない。 その奥深さが、年齢を重ねていくと やがてわかるところがおもしろさだ。 ジェームズ・ハントとニキ・ラウダ。 ドラマチックなライバル関係を迫力のレースシーンで描いた 「ラッシュ/プライドと友情」をみると、そのことがよくわかる。 女好きの派手好きで、アグレッシブな走りを見せる レーサーのジェームス・ハント(クリス・ヘムズワース)は、 F3大会で運命のライバル、ニキ・ラウダ(ダニエル・ブリュール)と出会う。 冷静で合理主義者のニキとは正反対の性格だったが、 実力が拮抗する彼らはF1の世界に入ってからもしのぎを削っていた。 やがて1976年、単なる好敵手以上の確執を抱えた二人の激しい首位争いは、 終盤に予想もせぬ展開を見せる。 どちらに対しても肩入れせずに描いているので、 どちらかに感情移入しようとしてみると不発になりやすい。 意外にもこの映画は、どちらがレースに勝つかの スリルを楽しむ映画ではない。 その意味では、レース映画ですらないのかもしれない。 主人公はジェームス・ハント。 だが、ライバルのニキ・ラウダにも同じくらいの魅力がある。 むしろ、ストイックにレースを極め、 ジェームスよりも長く勝ち続けた実績からも、 能力は上とみることもできるだろう。 ではこの二人、勝利したのはラウダなのか。 最後まで映画を見て、イエス、と即答できる人はいまい。 プライベートでは最悪の破局を経験したジェームス・ハントに比べ、 よき妻と事故にも負けぬ強靱な精神を持ち、才能も圧倒的。 なのに、観客の印象は全く違ったものになっているのではあるまいか。 ここに、この映画の深みというものがある。 重圧により嘔吐しながらも大口をたたき、 失ったオンナへの愛と未練をすら、平気な顔をして隠し続ける。 このハントの、精一杯に虚勢を張る姿。 そこに男の格好良さというものが見えるのである。 多くの男の人生はつねに虚勢を張らねばならぬものであるが、 彼はそのハッタリに命を張り、何度もピンチを切り抜ける。 むろん、そんなやり方で長く勝ち続けることはできないかもしれない。 本当に強い奴にはいつか敗れる。 だが、それでも虚勢を張る姿がサマになる、 こういう男にこそ、なってみたいものである。 繰り返しになるが、この映画では二人のどちらかに 感情移入しようとしないこと。 レースシーンはすばらしいが、 レースの勝ち負けでドキドキするような映画ではないと知っておくこと。 それが楽しむためのポイントだ。 勝ち組負け組などと、 勝敗を単純に決めつけようとする現在の風潮にアンチテーゼをぶつける そこにこそ本作最大の価値がある。 それを認識した上で、ぜひ見に行っていただきたい。 そうすれば、めったにない男たちの 奇跡的なドラマを味わうことができるだろう。
ヒロイン失格
オトーサン、 「では、見るか」 いまさら、女子高生のドラマ見てもなぁ。 番組宣伝がすさまじいのです。 でも、面白かったので、見て良かったです 英勉監督の代表作は、「ハンサム★スーツ」 コミカルな映画の達人です。 原題:ヒロイン失格 (2015) 監督:英勉 原作:幸田もも子 脚本:吉田恵里香 Genre:Comedy/Romance 上映時間:112分 あらすじ: 高校生の松崎はとりは、 自分こそヒロインと信じて生きてきた。 幼なじみの寺坂利太と結ばれる運命と思い込んでいた。 告白を先延ばしにしていたある日、 利太に彼女ができてしまう。 あろうことか、相手はメガネ女子・安達未帆。 動揺を隠せないはとりは一転、ヒール役もいとわず、 なりふり構わぬ利太奪還作戦を決行する。 ところが安達に王道ヒロインの余裕を見せつけられ、 途方に暮れてしまう。 そんな時、学校一のモテ男・弘光廣祐から まさかの猛アプローチを受ける・・・ 出演者: 桐谷美玲・・・ 松崎はとり 山崎賢人・・・ 寺坂利太 坂口健太郎・・・ 弘光廣祐 我妻三輪子・・・ 安達未帆 オトーサン、 「桐谷美玲、美人だね」 なんでも、アメリカの映画サイトTC Candlerの 「世界で最も美しい顔100人」ランキングにおいて、 2014年、日本人最高位の8位となったとか。 ということは、吉永小百合さんや 佐々木希より美人ということ? 坂口健太郎くんは、"塩顔男子のニューフェイス"だそうですが、 壁ドン、3連発には、笑いました。 身長183cm、元バレーボール選手、 壁ドン向きに育ってきました。(笑) その他の出演者: 福田彩乃・・・ 中島杏子 高橋メアリージュン・・・ 恵美 濱田マリ・・・ 利太の母親 竹内力・・・ 学食のオヤジ 中尾彬 柳沢慎吾 六角精児 User Rating:5.8/10( 7 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:7.6/10( 3,126 votes) Yahoo! オトーサン、 「前半は、 Yahoo!だね」 シェイクスピア劇を見ているかのようでした。 User Reviews rhforeverさん 2015年9月21日 本当に面白かった。見に行って良かった まず最初に、まあ正直こちらのレビュワーさんたちは あまり食指を動かしそうもないこの映画を よく登録してくださってた。感謝します。 本当に久しぶりですよ、 映画見てる最中から ああ、このことも書きたい、あのことも書きたいって 気持ちが湧き上がってきて終わった瞬間、 ひたすら一時でも早く感想を書きたくて帰路についた映画って。 本当に面白かった。見に行って良かった。 こっから先、面白いところみんな言っちゃいますから、 まだの人は絶対読まないでくださいね まずは桐谷がいい! これだけ女優のルックスの特性を把握して作られた映画も珍しい。 桐谷美玲って、世界でも第6位に選ばれるくらい 本当に整った顔立ちの美女なんですよ、基本。 ところがちょっと崩れた表情をある角度から見ると あべさだおに似たようなブサイクな表情に見えてしまうという 極めて特徴のあるルックスの持ち主です。 その桐谷に、変顔、変顔、また変顔、ブサ顔、ブサ顔、ブサ顔 いやあ昔北川景子の変顔に魅かれたこともあったけど比じゃないです。 単純で馬鹿ででも純真な性格とも相まって 本当に大好きなヒロインでした。 あと、ギャグが面白かったなあ、 普通、女子高生にトーストくわえさせて 「遅刻しちゃう」って走らせますか、実写であなた。 それから六角さんをカメオ出演させて、 女子高生に「指紋取ってください」って群がらせますか? ヒロインが恋敵に「あばよ」ってタンカ切って こちらを振り向いたら柳沢信吾って なんじゃそりゃ?人をどれだけ喜ばせるんだよw キャストも良かったなあ、 特にヒロインの恋敵 安達さん役を演じた我妻さん、 よく見つけたなあ。 この役難しいんですよ、 六角さんに似てるという設定で 基本的にはブサイクなんだけど、 よくよく見ると可愛い要素もあるというルックス。 彼女の役が完全なブサだったり、 あるいは中途半端に可愛かったりすると 映画のリアリティがかなり損ねられたと思うので、 とにかくこのキャスティングは見事というしかない。 (自分的には、どこかで進化の方向を誤った 能年玲奈っていう印象でした。同じニコモだし) とにかくいわゆる正統派の映画ファンは、 まず食指を伸ばさないような映画なんだけど、 騙されたと思って是非。 自分も、何週間かして一人か二人で観れる状態になったら もう一回行きますよ。 (何しろ、自分以外は、中学生女子、親子連れ、カップル だけでもうアウェイ感が強くてw まあそんなもの恋空やホットロードで体験済みですがw) いくら気にいった作品でもあいだ一週間で 観に行くもんじゃないですね。ちょっと粗が。 上記に挙げた点は全く変わりありません。 というか、今回はおっさんが自分以外に二人もいたんで 強くて大爆笑させてもらいました。 赤の他人が、同じものを見て同じ気持ちを共有するのって 楽しくありませんか? 我妻さんのルックスが微妙でいいというのも変わらず。 問題は、ラスト、クライマックス 筋がわかってみてると非常に退屈でうたたねしかけました。 もう少し弘光君の気持ちがよくわかるような描写を 積みかさねてもらえれば、多少は面白かったかも。 演技、演出は最高なんだけど脚本がちょっと オトーサン、 「後半、失速したね」 hea***** さん 2016年10月1日 女子中高生以外にはお勧めできない 開始早々、西野カナの「トリセツ」が 流れてきてやばいムード。 「恋空」の悪夢が頭をよぎる。 個人的に男に最も受け入れられない歌手だと思う。 まあ中高生女子向けなんだから、それでいいんだろうけど。 内容は少女漫画原作映画のテンプレ的。 序盤はなかなかいいテンポ。 CGもうまく使っている。 中盤以降は普通の少女漫画映画って感じ。 桐谷美玲は頑張っている。 でも多分この映画には出たくなかったんだろうな。 男の方は正直冴えない。 特に坂口健太郎の 役者に向いてないじゃとさえ思える演技。 柳沢慎吾と六角精児のゲスト出演は誰得? MVPは我妻三輪子かな。 一番役者として評価を上げたのは彼女だろう。
L.A. ギャング ストーリー
オトーサン、 「アンタッチャブルのTVが楽しみだったな」 禁酒法時代のアメリカ・シカゴを舞台に、 アル・カポネを逮捕しようとする捜査官たちのチーム 「アンタッチャブル」の戦いの日々を描いた実録映画でした。 エリオット・ネスの名前は、頭にこびりついています。 原題:Gangster Squad (2013) 監督:Ruben Fleischer 原作:Paul Lieberman 脚本:Will Beall Genre:Action/ Crime/ Drama 上映時間:113分 あらすじ: 1949年、ロサンゼルス。 街は犯罪組織のボス、 コーエンに牛耳られていた。 彼の影響力は政治家や警察内部に浸透し、 取り締まることはほとんど不可能だった。 そんな実情を見過ごせずにいた ジョン・オマラ巡査部長に、 ついに市警本部長から密命が下る。 「少数精鋭の極秘部隊 “ギャングスター・スクワッド”を結成し、 コーエンの組織を隠密裏に壊滅せよ」 ジェリー・ウーターズら 署内のはみ出し者6人が集められた。 警察バッジを外し、法に縛られることなく コーエンに立ち向かっていく・・・ 出演者: Josh Brolin ・・・ Sergeant John O'Mara(オマラ巡査部長) Ryan Gosling ・・・ Sergeant Jerry Wooters(巡査部長) Sean Penn ・・・ Mickey Cohen(コーエン) Nick Nolte ・・・ Chief Bill Parker(市警本部長) Emma Stone ・・・ Grace Faraday(グレイス) オトーサン、 「ショーン・ペンがいいけど」 でも、ロスの帝王にしては、線が細すぎます。 その他の出演者: Anthony Mackie ・・・ Officer Coleman Harris Giovanni Ribisi ・・・ Officer Conwell Keeler Michael Pena ・・・ Officer Navidad "Christmas" Ramirez Robert Patrick ・・・ Officer Max Kennard Mireille Enos ・・・ Connie O'Mara Sullivan Stapleton ・・・ Jack Whalen Holt McCallany ・・・ Karl Lockwood Josh Pence ・・・ Daryl Gates Austin Abrams ・・・ Pete Jon Polito ・・・ Jack Dragna James Hebert ・・・ Mitch Racine John Aylward ・・・ Judge Carter Dennis Cockrum ・・・ Chief Elmer Jackson Jack Conley ・・・ Sheriff Eugene Biscailuz Troy Garity ・・・ Wrevock James Carpinello ・・・ Johnny Stompanato Frank Grillo ・・・ Tommy Russo Jonny Coyne ・・・ Grimes Jack McGee ・・・ Lieutenant Quincannon Evan Jones ・・・ Neddy Herbert Tanner Gill ・・・ Hooky Rothman Christopher Doyle ・・・ Edgar Beaumont Max Daniels ・・・ Jeffrey Clark Yvette Tucker ・・・ Carmen Miranda User Rating:6.7/10 ( 174,793 votes)IMDb User Rating:7.2/10( 487 votes) Yahoo! オトーサン、 「ま、6点台後半かな」 User Reviews mdspittlさん United States 2013年1月8日 信じられないほどありきたり 昨夜の試写会では、感銘を受けなかった。 ショーン・ペン、 ジョシュ・ブローリン、ライアン・ゴズリング、 出演者がいいので、期待していた。 そして、ルーベン・フライシャー監督は、 「ゾンビランド」や 「ピザボーイ 史上最凶のご注文」がよかっただけに、 大いに期待していたのだ。 だが、「アンタッチャブル」や「LA コンフィデンシャル」に そっくりだった。 今の世代には、合っていないように思える。 ショーン・ペンは、コーエンを演じた、 ロスの帝王たらんとし、やりたい放題だった。 ニック・ノルティは、市警本部長を演じ、 いままでのやり方ではダメと思い、 鼻っ柱の強い、わが道を行くオマラ巡査部長を起用する。 はみ出し警官たちで、チームをつくり、 悪漢をやっつけにかかる。 かれら、最初は乗り気ではなかったが、 オマラの熱意に次第に引きづられていく。 そして、典型的な狩りがはじまり、猛烈な銃撃戦がはじまる。 そして、平板なロマンスも。 最後に、観客が大笑いするシーンがある。 唯一の収穫は、 ショーン・ペンの強烈で力強い演技だ。 煎じつめると、がっかり。 何ら新味がなかった。 オトーサン、 「同感!」 あろえりーなさん 2013年10月14日 ショーン・ペンが悪役 いや〜、こういうハードボイルドのギャング映画って 久々に見たような気がします。 映像的にある種の即視感のある感覚、 例えばチャイナタウンでのドンパチとか、 終盤のミッキーの館に乗り込んでやるドンパチとかって シチュエーション含め見たことあるような感覚なんですけど、 なんでも実話を基にしているそうなので、 これまでのギャング映画が そういう実話のエッセンスを 汲み取って作られたものなのかな という気もします。 映像もスタイリッシュさを感じましたし、 当時のレトロなギミックが好きな自分には 小道具も見ていて楽しめました。 ストーリーはまさに勧善懲悪で、 ある種の意外性を求める人には刺激がないかもだけど、 逆に言えば安心して見ることが出来ます。 靴磨きの少年を殺されて我を忘れたり、 工学系お父さんを殺されて我を忘れたりっていうシーンは 王道だけど、でもやっぱり見ててぐっとくるものがあります。 ショーン・ペンが悪役をやるというのも珍しいけど、 悪くない演技でしたね。
ロシュフォールの恋人たち
オトーサン、 「デジタルリマスター版って、どういう意味?」 ウィキペディアには、こうありました。 ・キズや経年変化による色あせなどの 画質劣化を補うために、素材をデジタル化する作業 2009年に世界に先駆けて、発売とあります。 原題:Les demoiselles de Rochefort (1967) The Young Girls of Rochefort 監督・脚本:Jacques Demy Genre:Comedy/ Drama/ Musical Country: France Language: French / English 上映時間:127分 あらすじ: フランス西南部の海辺の街ロシュフォールは、 年に一度の祭を二日後に控え、賑わっていた。 その街にはソランジュとデルフィーヌという 美しい双子姉妹が住んでいた。 ソランジュは音楽家を、デルフィーヌはバレリーナを志し、 いつの日かこのロシュフォールから飛び出し、 花の都パリで自分達の力を試してみたいと思っていた。 また彼女たちには、いつの日か素晴らしい恋人に めぐり逢いたいという夢もあった。 姉妹の母親イヴォンヌはカフェの女主人で、 彼女の気さくな人柄で多くの常連客もおり、店は繁盛していた。 その客の中には、今回の祭でオートバイの曲乗りを見せるという エチエンヌとビルの二人組や、 理想の女性を求め、その女性の人物画を描いている 水兵のマクザンスがいた。 そして、いよいよ祭の日がやってきた。 広場にはたくさんの舞台が組立てられ、 様々なショウが繰り広げられた。 エチエンヌとビルにショウの出演を頼まれた ソランジュとデルフィーヌの姉妹も舞台に立ち、 歌と踊りを披露した。 ショウは大成功だった。 ショウの後でエチエンヌとビルは、 これからも自分達と一緒に仕事をして歩けば パリにも行くことが出来ると、姉妹を誘った。 そして彼女らは、 「パリへ行って大芸術家になろう。 素晴らしい恋人にめぐりあえるかもしれない」と 彼らについていく事を心に決めた・・・ 出演者: Catherine Deneuve ・・・Delphine Garnier(デルフィーヌ) Francoise Dorleac ・・・Solange Garnier(ソランジュ) George Chakiris ・・・Etienne(エチエンヌ) Grover Dale ・・・Bill(ビル) Danielle Darrieux・・・ Yvonne(イヴォンヌ) オトーサン、 「チャキリスのダンスは、流石だね」 その他のひとは、うまくありません。 おまけに、歌も口パクのようです。 後年、フランスを代表することになる カトリーヌ・ドヌーブも、冴えませんし、 お化粧も下手です。 その他の出演者: Gene Kelly ・・・Andy Miller Jacques Perrin・・・ Maxence Michel Piccoli ・・・Simon Dame Pamela Hart ・・・Judith Leslie North ・・・Esther Jacques Riberolles ・・・Guillaume Lancien Henri Cremieux ・・・Dutrouz Patrick Jeantet ・・・Booboo Genevieve Thenier ・・・Josette Rene Bazart ・・・Pepe (声) Anne Germain ・・・Delphine Claude Parent ・・・Solange Romuald ・・・Etienne Jose Bartel ・・・Bill Donald Burke ・・・Andy Jacques Revaux ・・・Maxence Georges Blaness ・・・Simon Christiane Legrand ・・・Judith Jean Stout ・・・Guillaume Olivier Bonnet ・・・Booboo Alice Gerald ・・・ Josette User Rating:7.6/10 ( 4,834 votes)IMDb User Rating:9.7/10( 131 votes) Yahoo! オトーサン、 「意気込みは買うけれど」 全編ミュージカル仕立てというのは、いいのですが、 音楽がよくないし、踊りも素人っぽいのです。 アカデミー賞ノミネート ・ミュージカル映画音楽賞 ミシェル・ルグラン User Reviews Cristian-3さん London, England 2001年2月28日 Possibly my favourite musical, definitely an acquired taste, and YES there is an English version! 私の好きなミュージカル、 だんだんと好きになる味だ 嬉しいのは英語版が出たこと! 私は、この映画を愛している。 英語版は、決してリリースされないと言われてきた。 もう無くなったというのだ。 本作をはじめて見たのは、ブラジルでの滞在中で、 夜遅くのテレビの英語版だった。 キャッチフレーズは、 "Je vais en Nantes, Je vais en perm' a Nantes" つまり、「私は、失うものなどない。 ツールーズに行きます」。 サウンドトラックは、現在入手可能。 CD2枚組で、"A Pair of Twins" が入っている。 小冊子とライナー・ノートと写真がある。 この映画のDVDが発売されたらと思う。 生きている間に、見られたらと願っている。 新しい世代のファンは、喜ぶだろう。 本作は、野心作だった。 芸術面では、報われたが、 売り上げは大したことはなかった、 ジャック・ドゥミ監督の前作「シェルブールの雨傘」ほど 大ヒットしなかった。 採点は、大したことはないが、 サウンドトラックは、私にとっては、 最高のミュージカルだった。 少なくともフランスのミュージカルでは・・・ オトーサン、 「そんなにいいかなぁ?」 カラフル、それもパステルカラーが鮮やかですが。 ストーリーも、大したことないし、 歌もいまいちです。 黒美君彦さん 2011年6月19日 ご機嫌! カトリーヌ・ドヌーブ(当時23歳)と 実姉のフランソワーズ・ドルレアック(当時24歳)が 双子姉妹に扮して歌う“Chanson des jumelles”で、 私はもう降参。参りました。 物語はフランスの港町に降り注ぐ陽光のように ひたすら明るい。 若者たちは恋に焦がれ、 大人たちもまた若き日の恋に焦がれ続けている。 母親イヴォンヌ役のダニエル・ダリュー(当時49歳)が 若々しく魅力的。 ジャック・ペランはやや頼りなげな水兵を好演。 G・チャキリスやジーン・ケリーも また、お客様扱いとはいえ、弾けている。 エキストラまで細かなダンスを見せてくれ、 十分楽しませてもらった。 鮮やかな色彩も、 そしてミシェル・ルグランの音楽も 見事としかいいようがない。 徹頭徹尾、私はご機嫌になりました。 それにしてもF・ドルレアックが 25歳の若さで交通事故で亡くなった悲劇は、 何とも表現しがたい喪失感に襲われます。
1941
オトーサン、 「お、スピルバーグ作品だ。 それに、世界のミフネが出演している」 日本が真珠湾攻撃を成功させた後、 アメリカの西海岸、それも聖都ハリウッドを攻撃! 期待は、高まる一方ですが・・・ 原題:1941 (1979) 監督:Steven Spielberg 原作:Robert Zemeckis/ Bob Gale /John Milius 脚本:Robert Zemeckis/ Bob Gale Genre: Action/ Comedy/ War Country: USA Language: English / Japanese / German / Spanish 上映時間:118分 あらすじ: 1941年12月13日朝7時、北カリフォルニア海岸。 女の子が素裸で海に入って行った。 すると突如潜望鏡が突き出て日本海軍の潜水艦が浮上! 羅針盤の故障で、司令官ミタムラは進路を見失い、 カリフォルニアの沖まで来てしまったのだ。 目標はハリウッドだった。 日本軍侵略の知らせに住民はヒステリー状態。 Pー40で飛び回るワイルド・ビル・ケルソーは 日本機を撃ち落とそうとして、 間違って味方の最新鋭機を攻撃してしまった。 ハリウッド大通りでは、 慰問班のダンス・パーティが開かれており、 可憐な女の子をめぐって大乱闘がおこっている。 海岸沖に現われた潜水艦を撃沈させようと考えた 民間人ダグラスは、逆に立派な家を壊滅させてしまう。 M3戦車のトッリー軍曹は、これを鎮圧しようと 機銃連射で火に油を注ぐ羽目になる。 ハリウッドを目指すミタムラは、 忍者や侍の子孫である水兵たちを上陸させ、 名前がハリウッドに似たホリー・ウッドという 名前の木こりを拉致する。 彼の荷物からコンパスを見つけて歓喜するが、 ホリーは、それを飲み込んでしまう・・・ 出演者: Toshiro Mifune ・・・ Commander Akiro Mitamura(ミタムラ司令官) John Belushi ・・・ Captain "Wild" Bill Kelso(ワイルド・ビル・ケルソー) Ned Beatty ・・・ Ward Douglas(ダグラス) Dan Aykroyd ・・・ Motor Sergeant Frank Tree(トゥリー軍曹) Slim Pickens ・・・ Hollis P. Wood(ホリー・ウッド) オトーサン、 「世界のミフネのムダ遣い」 その他の出演者: Lorraine Gary ・・・ Joan Douglas Murray Hamilton ・・・ Claude Crumn Christopher Lee ・・・ Captain Wolfgang von Kleinschmidt Tim Matheson ・・・ Captain Loomis Birkhead Warren Oates ・・・ Colonel "Madman" Maddox Robert Stack ・・・ Major General Joseph W. Stilwell Treat Williams ・・・ Corporal Chuck "Stretch" Sitarski Nancy Allen ・・・ Donna Stratton Eddie Deezen ・・・ Herbie Kazlminsky Bobby Di Cicco ・・・ Wally Stephens Dianne Kay ・・・ Betty Douglas Wendie Jo Sperber ・・・ Maxine Dexheimer Lionel Stander ・・・ Angelo Scioli Jordan Brian ・・・ Macey Douglas John Candy ・・・ Private First Class Foley Perry Lang ・・・ Dennis DeSoto Patti LuPone ・・・ Lydia Hedberg Frank McRae ・・・ Pvt. Ogden Johnson Jones Steven Mond ・・・ Gus Douglas Michael McKean ・・・ Willy David Lander ・・・ Joe John Landis ・・・ Mizerany Mickey Rourke ・・・ Reese Joe Flaherty ・・・ Raoul Lipschitz Ignatius Wolfington ・・・ Meyer Mishkin Lucille Benson ・・・ Gas Mama Elisha Cook Jr. ・・・The Patron Susan Backlinie ・・・ Polar Bear Woman Andy Tennant ・・・ Babyface Robert Houston ・・・ Maddox's Soldier Penny Marshall ・・・ Miss Fitzroy James Caan ・・・ Soldier in fight User Rating:5.9/10( 25,387 votes)IMDb User Rating:6.6/10( 142 votes) Yahoo! オトーサン、 「失敗作だ」 1979年だから、ノミネートされたのでしょうが、 今となっては、賞の対象外でしょう。 アカデミー賞ノミネート ・撮影賞 ・視覚効果賞 ・音響賞 User Reviews zmanjzさん York, PA 2005年3月19日 1度は見る価値がある。 ユニークな映画だ。 「アニマルハウス」風の低俗なユーモアがあり、 B級映画ラブストーリーがある。 ストイックな戦争映画とらんちき騒ぎが、奇妙に混り合っている。 まず、問題点から 1. 前半が間延びしている。 この映画、なんで見なきゃいけないの? 2. わき筋のラブ・ストーリーが、お粗末。 3. 俳優たちは、その可能性を発揮できていない (特に、ダン・エイクロイド) だが、よい面もある: 1. ジョン・ベルーシが陽気でよい。 もっと特徴のあるせりふが欲しいところ。 2.「叙事詩的な戦い」はすばらしかった。 3. スリム・ピケンズ: 彼が顔をみせると、楽しみが本当に始まった。 せりふも、ビジュアルも、笑わずにはいられない。 さらに言うならば、 だらけた前半を我慢すれば、後半は待った甲斐がある。 これは、最高の映画ではない。 だが、週末の不毛なテレビ番組のなかでは、 砂漠でオアシスのように感じるだろう。 土曜日の午後のお楽しみだ。 オトーサン、 「同感」 al2*****さん 2016年9月22日 壮大な空回り 「ジョーズ」「未知との遭遇」の大ヒットで まさに飛ぶ鳥を落とす勢い、 当時自分でも天狗になってたという スピルバーグによる戦時ドタバタコメディ。 正直今見ても”壮大な空回りギャグ”の連続で 滑りっぱなし、寒いコメディの印象しか残りません。 自身の作品のセルフパロディもわかりやすいけど面白くない。 「スターウォーズ」のオファーを蹴って後悔、 結果この映画に出た三船敏郎の無駄にかっこいい存在感も むなしくなります(苦笑 唯一ジョンウィリアムズの音楽は 相変わらずかっこよく素晴らしかったです。 脚本担当のロバートゼメキス、 スピルバーグ監督が好き勝手にやりまくって撮った 趣味全開の怪作。
マイヤーリング
オトーサン、 「TV版を、みてみよう!」 実は、「うたかたの戀」(1935)をみています。 監督:アナトール・リトヴァク 主演:ダニエル・ダリュー/シャルル・ボワイエ でも、オードリー・ヘップバーン主演作があるとなれば、 見ないわけにはいきません。 原題:Mayerling (TV 1957) 監督:Kirk Browning / Anatole Litvak 原作:Claude Anet 脚本:Irma von Cube/ Andrew McCullough Genre:Drama/ Musical/ Comedy Color;Black and White 上映時間:90分 あらすじ: オーストリア=ハンガリー帝国を築いた 皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の息子で、 皇位継承権を持つ皇太子だったルドルフは、 自由を愛した母に似て 自由を愛する青年だったが、 厳格な父とは何かと対立して、 反発から放蕩三昧の生活を送っていた。 酒と女の日々にも飽きていたときに、 清楚で美しい少女、公爵の娘マリーと出会う。 結婚して妻もいる身でありながら、 美しい少女との逢瀬を楽しむルドルフだが、 そんな生活を周囲が許してくれるはずもなく、 やがて皇帝からマリーと別れるか、 マリーを修道院送りにするか、 どちらかを選べと最後通告される・・・ 出演者: Audrey Hepburnova・・・Marie Vetserova(マリー) Mel Ferrer ・・・Crown princ Rudolf(ルドルフ) Basil Sydney・・・ Emperor Franti JosefT(皇帝) Diana Wynyard ・・・The Empress(皇后) オトーサン、 「ま、2人とも悪くはないね」 その他の出演者: Raymond Massey・・・The Prime Minister Judith Evelyn・・・Countess Larischova Isobel Elsom Nehemiah Persoff Lorne Greene Ian Wolfe David Opatoshu Nancy Marchand John McGovern Monique Van Vooren Pippa Scott Michael Evans Sorrell Booke Peter Donat John Irving Lilia Skala Suzy Parker Carmen Mathews User Rating:6.9/10( 41 votes)IMDb User Rating:6.0/10( 23 votes) Yahoo! オトーサン、 「IMDbに一票!」 User Reviews schappe1 さん N Syracuse NY 2015年4月23日 ようやく入手可能になったが、ご用心! 何年もの間、フアンは、 1957年版の発売を待ち望んでいた。 オードリー・ヘップバーンが公爵の娘マリー役、 メル・フェラーが、ルドルフ皇太子役だ。 これは、有名なロマンチックな悲劇で、 「戦争と平和」で見たような豪華な衣装がみられる。 入手可能となったので、 オードリーのファンは、本作をコレクションに追加できる。 だが、ご用心!: これは「ロメオとジュリエット」ではないし、 「昼下りの情事」でもない。 精神的に不安定な皇太子が 17歳の娘を説得して、心中するというやや汚れた話だ オードリーは、紹介された皇太子から、 世界は、もはや純潔ではないと言われる。 補佐官は、皇太子に尋ねる。 マリーに会ってからも、同じ考えかと。 だが、マリーは、純潔ではない。 皇太子の部屋に招かれたときには、 その目的が何か知っているのだ。 まったく、うろたえない。 寝室に行って、こう言う。 「あなたを喜ばせられるか分からないわ。 葦に過ぎないから」 ここには、本当のセックスはない。 このシーンの脚本は、お粗末。 皇太子は、衝動的に、帰れと命じる。 他の女と同じように、何かを求めていると思ったのだ。 だが、マリーが求めているのは、彼だけだった。 その後、マリーは、皇太子とその妻が 主催する舞踏会に出席し、大胆にも、皇太子と踊る。 皇太子の妻が冷ややかに凝視するなかで。 甘く無邪気なオードリーが、なんと 皇太子夫妻の結婚の破壊に無頓着なのだ。 そして、彼女は死ぬ。 これは、オードリーの生涯における唯一の死ぬ役だった。 実のところ、彼女は射殺される。 このシーンは、さりげなく描かれる。: 暖炉のまわりを掃除する使用人が、銃声を聞くだけ。 オードリーは、ベッドに眠っているように見える。 額の血の小さい滴がある。 心ときめくロマンスを期待しているなら、驚く。 演技は、力強い。 本作は、もともとカラーだったが、 DVDでは、白黒になっている。 監督は、アナトール・リトヴァク。 ベストといわれる1936年の映画版の監督でもある。 本作でも、テレビで有名な顔ぶれにお目にかかれるのは、 うれしいもの。 メル・フェラーの妻役は、レイモンド・マッセイ。 ローン・グリーン、ネヘミア・パーソフ、 デイビッド・オパトッシュ、ピッパ・スコット、 ナンシー・マーチャンドが、出演している。 ところで、現在、こういう証拠がある。 マリーは、決して撃たれなかった。 中絶失敗で死んだのだ。 落胆した皇太子は、罪悪感から自殺した。 1957年のTV版には、そう描かれてはいない。 オトーサン、 「なぜ、カラーで発売されなかったのだろう?」 kuroさん 2014年2月24日 ドレスの色は写真で確認 オードリー・ヘプバーン主演の映画と聞いて、 名作のデジタルリマスター版だと思っていましたが、 コメント欄に感想が全く無し。 不思議に思ってあらためてallcinemaの解説を読むと、 なんとテレビ放送用として作られたもので 本邦初公開だそうです。 (前掲 あらすじ)、 ストーリーは単純で面白くもありません。 この映画を楽しむには、オードリーが、 当時、実の夫メル・ファーラーと 恋人同士を演じていること。 原作が19世紀末にオーストリア帝国のハプスブルク家で 起こった実話を元にしていること。 そのことに、特別な感情をもっていないと楽しめません。 映画は、モノクロ映像ですが、 allcinemaにはカラー写真が掲載されており、 オードリーがドラマのなかで着ていたドレスは こんな色だったのかとあらためて確認することができます。
ガンズ・アンド・ストレンジャー
オトーサン、 「午後ロードか」 ゴゴスマを見たいので、 午後ロードは見るのをやめようかと思いましたが、 豊洲市場問題は、週末が山場になるので、 思い直しました。 正解でした。 原題:El Gringo (2012) 監督:Eduardo Rodriguez 脚本:Jonathan W. Stokes Genre:Action/ Drama 上映時間:99分 Rated R for bloody violence, language and some sexuality Country: USA Language: English / Spanish あらすじ: 追われる身の男は、 大金の詰まったカバンを手に国境を越え、 メキシコの小さな町エル・フロンテーラへと流れ着く。 だが、町の住人たちはアウトサイダーには徹底的に冷たく 孤立した男を次から次へともめ事が襲う。 バーに足を踏み入れて一杯の水をねだるや、 バーテンのアナは大金をふっかけ、 女泥棒フラカは、バッグをかっぱらおうとする。 やがてギャングみたいな保安官ウェストを巻き込み、 事態は思いがけない方向に進んでいく・・・ 出演者: Scott Adkins ・・・ The Man(男) Yvette Yates ・・・ Anna(アナ) Sofia Sisniega ・・・ Flaca(フラカ) Christian Slater ・・・ Lieutenant West(警部補ウェスト) オトーサン、 「スコット・アドキンズ、かっこいいね」 女優陣も、大いに魅力的でした。 その他の出演者: Israel Islas ・・・ Culebra Erando Gonzalez ・・・ Chief Espinoza Petar Bachvarov ・・・ Tortuga Valentin Ganev ・・・ Deputy Chief Logan Zachary Baharov・・・ Officer Bell Mimoza Bazova ・・・ Female Bus Station Attendant Michail Elenov ・・・ Pablo George Karlukovski・・・ El Jefe Vlado Mihailov・・・ Chilango Velislav Pavlov ・・・ Officer Dunn Bashar Rahal・・・ Officer Sullivan Krasimir Rankov ・・・ Restaurante Owner Marii Rosen ・・・ Naco Edward Joe Scargill ・・・ Officer Conner Atanas Srebrev ・・・ Officer Rick Yoanna Temelkova・・・ Shop Keeper User Rating:5.4/10 ( 4,705 votes)IMDb User Rating:6.5/10( 16 votes) Yahoo! オトーサン、 「7点献上したいところ」 User Reviews Ervis Arapiさん Canada 2012年5月18日 なぜ見るのか アクション映画が好きならば、 この映画には失望しないだろう。 ストーリーは、オリジナルをなぞっているが、 よくまとめられている。 そして、演技は、低予算映画とは思えないほどよい… もちろん、傑作ではない。 だが、見るだけのことはある。 いくつかレビューを読んで感じた。 これが、人々を楽しませるための映画であり、 まさにそれそのものだと言い忘れている。 最後まで、非常に楽しませてもらった。 激しく大笑いした後は、大いに怒った。 ジェットコースターに似て、だらけた時間はない。 高い娯楽性があるので、推薦する。 タランティーノを期待してはいけない。 ゆっくり座ってみれば、いい。 楽しませてくれるだろう。 オトーサン、 「クリント・イーストウッドの "荒野のストレンジャー"よりも、面白いかも」 Amazon カスタマーさん 2014年11月16日 「ガンズ・アンド・ストレンジャー」 懐かしの”マカロニ・ウェスタン”を 髣髴とさせながら見事に換骨奪胎し、 見応えのある現代モノB級映画に仕立て上げている。 音楽とその使い方が良い。 ストーリーはわかりやすく、テンポも小気味好い。 往年のテレビ版「〜洋画劇場」やら 「〜ロードショー」が唯一の楽しみであった世代にとっては、 日本語吹替えの出来栄えも特筆に価する。 特にウェスト役のクリスチャン・スレイターの吹替えは より原音に近づき、 なおかつ原音よりカッコイイ。 フラカ役もなかなか。
あさひるばん
オトーサン、 「"釣りバカ日誌"の作者が初監督」 しかも、舞台は、父の故郷・宮崎ということで、 大いに期待しましたが、風景は地味でした。 監督の年齢が、73歳ということで、 淡白なものでした。 原題:あさひるばん (2013) 監督・原作: やまさき十三 脚本: 塙五郎/ やまさき十三 Genre:Drama/Comedy 上映時間:110分 あらすじ: かつて宮崎の高校で野球に明け暮れた 浅本、日留川、板東 3人は、その名字から “あさ・ひる・ばん”と呼ばれていた。 そんな3人は甲子園を目前に敗れ去る。 彼らの夢を打ち砕いたのは、 ライバル校の選手、野沢だった。 それから30年、別々の人生を歩む3人のもとに、 野球部の元マネージャーで 彼らの憧れのマドンナだった幸子が 入院したとの知らせが。 連絡をくれたのは幸子の娘、三有子だった。 見舞いのため再び故郷に集まった3人は そこで、野球部の監督で幸子の祖父でもある 雷蔵と対峙することになるが・・・ 出演者: 國村隼・・・ 浅本有也(あさ) 板尾創路・・・ 日留川三郎(ひる) 山寺宏一・・・ 板東欽三(ばん) 西田敏行・・・ 阪元雷蔵 桐谷美玲・・・ 阪元有三子 オトーサン、 「このトリオ、魅力ないな」 その他の出演者: 竹富聖花・・・ 高校時代の阪元幸子 雛形あきこ・・・ 長友寿美 温水洋一・・・ 安永医師 上島竜兵・・・ 松尾 國本鍾建・・・ 尾松 間寛平・・・ 北山俊夫 斉藤慶子・・・ 阪元幸子 松平健・・・ 野沢七郎 User Rating:6.0/10( 2 votes)Amazon User Rating:6.7/10( 68 votes) Yahoo! オトーサン、 「凡作だね」 User Reviews MOTTIEさん 2016年9月23日 桐谷美玲&竹富聖花が可愛いです 釣りバカ日誌の原作者・やまさき十三氏が 自ら監督した映画。 ほぼ素人監督ということで期待しなかったけど、 意外と上手く出来てました。 高校時代に野球部で甲子園を目指した 「あさ」「ひる」「ばん」の仲良し3人組が 離れ離れになって30年後、かつてマドンナだった 監督の娘(マネジャー)の 危篤の知らせを受け、 故郷の宮崎で久々に再会する心温まるストーリー。 キャスティングは3人組に國村隼、板尾創路、山寺宏一 野球部監督に西田敏行、 かつてのライバルに松平健というオッサン祭りのため かつてのマドンナの娘役で桐谷美玲、 回想のマドンナ役に竹富聖花が花を添えます。 特に桐谷のウェディングドレス姿と 西田の回想の中で呼びかける竹富が良かったです。 おそらく子を持つ親になったら、 また3世代家族で見れるだろう良い映画でした。 オトーサン、 「同感!」 涼風マヨネーズさん 2014年4月15日 配役無茶やで〜! 精神的に疲れてくると人情ドラマが観たくなる。 ってことで新作でもあるこれをチョイス。 あさ・ひる・ばん・・・ あ〜そういう意味だったのね!? これ無理あるよね〜。(一) 板尾創路さん、山寺宏一さん、斉藤慶子さんが 同級生はわかるんだけど、 國村隼さんや松平健さんが 同級生の設定はあまりにも無理がある。(二) もう一つ、國村隼さんの恋人役に 雛形あきこさん? どう見ても親子でしょう!?(三) 釣りバカのやまさき監督自体70を超えていらっしゃり 配役の年の感覚すらないんだろうか??? ストーリーそのものはありふれた話で 先がどんどん読めてしまって面白みはあまりない。 演技が一生懸命な上島竜兵さんは これから役者も十分やってゆけそうな演技力。 寛平ちゃんは新喜劇レベル。 とまあいろんな個性派俳優を集めたのはいいが 上に記した通り年齢バラバラな配役で 最後まで疑問の念で残念な映画だった。
39歳からの女性がモテる理由(ワケ)
オトーサン、 「いいね」 ハワイが舞台で、美男美女のラブストーリー、 休日に見るには、最高の映画でしょう。 でも、あざとい邦題ですね。 原題:Flirting with Forty (TV 2008) 監督:Mikael Salomon 原作:Jane Porter 脚本:Julia Dahl Genre:Comedy/ Drama/ Romance Country: USA Language: English / French 上映時間:87分 あらすじ: ジャッキーは、40歳を前に離婚。 息子ウィルと娘ジェシカは、 元夫とスキー旅行へ行ってしまい、 ジャッキーは、クリスマスを 一人で過ごすことになってしまった。 そんな彼女を友達が見かね、 誕生日祝いとしてホノルル行きのチケットをプレゼント。 青い海、ロイヤルハワイアンホテル・・・ インストラクターのカイルに勧められて、 はじめてサーフィンに挑戦するなかで、 離婚以来、初めての恋の予感を覚える・・・ 出演者: Heather Locklear・・・ Jackie Laurens(ジャッキー) Robert Buckley・・・ Kyle Hamilton(カイル) Sam Duke ・・・Will Laurens(ウィル) Jamie Bloch・・・ Jessica Laurens(ジェシカ) オトーサン、 「ヘザー・ロックリア、48歳とは!」 その他の出演者: Vanessa A. Williams ・・・Kristine Cameron Bancroft ・・・Daniel Laurens Christy Greene ・・・Melinda Anne Hawthorne ・・・Clare Chelah Horsdal ・・・Annie Stefanie von Pfetten ・・・Nicole Ted Whittall ・・・Sonnet James Bright ・・・Tommy Thomas Meharey・・・ Andrew User Rating:5.9/10 ( 2,149 votes)IMDb User Rating:6.7/10( 69 votes) Yahoo! オトーサン、 「いいラブストーリーだね」 User Reviews veronicammartinさん United Kingdom 2014年4月23日 より深いメッセージ これは、ダブル・スタンダードと 年齢差別の魅力的な物語。 それはひどく知的な映画ではなく、 長い辛かった一日の後に見るためのもの。 全く、気軽に見られる。 風景はすばらしい。 そして、ヒロインのヘザー・ロックリアは美しい。 ヒロインは、離婚。 彼女の夫が、尻軽女と駆け落ちし、 子供には、食べたものを許すような女だ。 その尻軽女は、夫より14歳若い。 これは、問題ない。お安い御用だ。 だが、ヒロインがハンサムな若者と 休日の気まぐれの恋をする時、 誰もが怪訝な顔をする。 そう、ここでダブル・スタンダードが出てくる。 なぜ? 若い恋人は、実にゴージャスだ。 ワイングラスをもって、肘掛椅子でくつろぐ。 人生のままならなさを考える。 いろんな考えが浮かぶ。 とまれ、賞をもらえる作品ではないが、 まあ、それもOKだ。 オトーサン、 「いくつになっても、挑戦は遅くない!」 ムーンライト さん 2011年11月30日 思い切ってチャレンジしてみる? 「40歳だから新しいことに挑戦できないわけ?」 「そうね。たしかにバカげてるわ」 そうバカげてる。 でもだからといって、 バカンスで知り合った13歳年下の サーフィンのインストラクターにいくかというと… 残念ながら友人たちの意見に賛成しちゃうかも。 お互いを友人に紹介するのをためらっているところに 口にしない不安が表れてる。 大切な何かを手に入れるためには、 何かを犠牲にしなければならないこともある。 それは犠牲を払ってまで欲しいものか? この映画で、カイル(ロバート・バックリー)が 「この世で最も美しい光景」を手放しても 欲しかった理由がはっきしない。 「こんなに幸せそうなあなたは初めて」と言われたとき 「彼のおかげよ」そう言えるジャッキーだから? 40歳。あと60年生きるのかもしれない。 残りの人生自分にウソをつくのはやめたの。 好きなことをしないのは。 そして書き出した”あきらめてたことリスト” ・アルゼンチンへ行ってタンゴを習う ・フランス料理を習う ・レーニア山に登る ・環境保護につとめる ・サーフィンをする 70歳でも80歳でも、30歳でも20歳でも 後悔していることはある。 したかったこと、あきらめていたことを挙げてみよう。 いま自分が変われば、残りの人生も変わる。
俺たちダンクシューター
オトーサン、 「Bリーグ発足!」 記念すべき日に、放映されました! ダンクショットというのは、 ボールを手から離さずに、 直接ゴールに入れるスーパープレイ! な−んてことも、知りませんでしたが、 BリーグがTV放映されるようになれば、 バスケの用語やルールも、覚えるでしょう。 原題:Semi-Pro (2008) 監督:Kent Alterman 脚本:Scot Armstrong Genre:Comedy, Sport 上映時間:91分 あらすじ: 1970年代、ミシガン州フリント。 NBAに対抗してつくられた 新興のバスケットボールリーグABAに所属する “フリント・トロピックス”のオーナーは、 かつて『Love Me Sexy』が大ヒットした 地元出身の一発屋シンガー、ジャッキー・ムーン。 オーナー兼監督兼選手として全権を振るう彼は、 試合前に自分の歌謡ショーを開き 勝敗そっちのけで客寄せパフォーマンスに明け暮れる。 成績は万年下位。 そんなある日、経営難に苦しむABAが ついにNBAに吸収されることが決まる。 しかも、今期の最終成績で上位の4チームだけを残し、 あとは全て強制的に解散ということに。 チーム消滅の危機に直面したジャッキーは、 NBAで優勝経験を持つというモニックスを招聘し チームのテコ入れを図る・・・ 出演者: Will Ferrell ・・・ Jackie Moon(ジャッキー) Woody Harrelson ・・・ Ed Monix.(モニックス) Jackie Earle Haley ・・・ Dukes (デュークス) オトーサン、 「ウィル・フェレル、ド派手だね」 スポーツか歌謡ショーか、判然としません、 その他の出演者: Andre Benjamin ・・・ Clarence Withers . Andrew Daly ・・・ Dick Pepperfield Will Arnett ・・・ Lou Redwood Matt Walsh ・・・ Father Pat Andy Richter ・・・ Bobby Dee Jay Phillips ・・・ Scootsie Doubleday Josh Braaten ・・・ Twiggy Munson Peter Cornell ・・・ Vakidis. DeRay Davis ・・・ Bee Bee Ellis. David Koechner ・・・ Alan Ault Maura Tierney ・・・ Lynn Rob Corddry ・・・ Kyle Jason Sudeikis ・・・ Danny Tim Meadows ・・・ Cornelius Banks. Pat Kilbane ・・・ Petrelli Patti LaBelle ・・・ Jackie's Mom Ellia English ・・・ Ms. Quincy Kristen Wiig ・・・ Bear Trainer Girl Ed Helms ・・・ Turtleneck reporter Brian Huskey ・・・ White Pants reporter Collette Wolfe ・・・ Melinda the Ball Girl Ian Roberts ・・・ Spurs Coach Phil Hendrie ・・・ Nets Coach Artis Gilmore ・・・ Restaurant customer #1 George Gervin ・・・ Restaurant customer #2 User Rating:5.8/10 ( 67,383 votes)IMDb User Rating:6.6/10( 101 votes) Yahoo! オトーサン、 「せりふも、ド派手だね」 User Reviews amiltobaさん Canada 2008年3月1日 ウィル・フェレルの実にいい映画 本作は、すばらしいコメディの後塵を拝しないだろう、 いい筋書を期待するひとには、向いていない、 ストーリーは大したことはないが、お笑い満載だ。 ひとつだけ言うなら、 この映画、ウィル・フェレルのお馬鹿さに負けていない 誤解しないで。 お馬鹿さは、一部だけ。 4-5の陽気なシーンがある。 引用したくなる多くのせりふ。 私は映画館で、笑いっ放しだった。 友人と馬鹿なせりふをやりあった。 ウィル・フェレルのコメディに、 これ以上、何を要求するの??? オトーサン、 「Bリーグも、エンタメ路線で勝負したら?」 前田有一さん 2008年8月6日 70年代に米国に実在した、 エンタ性重視のバスケリーグとは? アメリカトップクラスの人気コメディアン、 ウィル・フェレルは、あちらのコメディに疎い日本では ご多分に漏れずまだまだ無名だ。 しかし小規模公開ながら高いパフォーマンスを記録した 「俺たちフィギュアスケーター」(2007)の成功のおかげで、 続く本作も無事公開にいたった。 そして予想通り、 映画会社は原題とは無関係な 「俺たち」を邦題にくっつけた。 今後のウィル・フェレル作品の邦題における 「俺たち」率は、きっと恐るべき高さになるであろう。 70年代のミシガン。 この時代には、競技志向のNBAに対して エンターテイメント性を重視した、ABAが存在した。 (アメリカン・バスケットボール・アソシエーション) 元一発屋の歌手ジャッキー(ウィル・フェレル)は、 昔のヒット曲の印税でフリント・トロピックスを買収。 夢だったバスケチームオーナーになると同時に、 選手兼監督としても活躍していた。 しかし万年最下位の弱小チームのこと、客足は途絶え気味。 さらにリーグ廃止の知らせが入り愕然とする。 ところが最終シーズン、 上位4チームだけはNBAに編入できることになり、 ジャッキーと選手は最後の望みをかけて猛特訓を開始する。 予告編から感じられる"おバカ映画臭"は、 意外と本編からは感じられない。 とっぴな設定の登場人物や、 ナンセンスなギャグで笑わせるようなこともさほど無いし、 ストーリーもまともだ。 むしろ、だめ人間たちが頑張り、 それなり(あくまでそれなり)の 希望をつかむルーザー映画といったほうがしっくりくる。 ただし会話の過激さは相変わらずだし、 ウィル・フェレルが歌う"ヒット曲"は、 ありがちな歌詞や70年代くさい メロディのわざとらしさなど さすがに笑わずにはいられない。 全体的な「笑える度」はかなり高い。 一方でスポ根的なお涙頂戴もあったりして、 笑ったりないたりこちらも忙しい。 マヌケなやつらやバカな連中への 作り手側のとめどない愛のようなものが感じられる。 バスケシーンなどは本場のアメリカ映画だけあり、 こんなコメディでも迫力十分。 話自体は実話ではないが、ABAは実在したリーグだし、 最終シーズンに4チームが NBAに移り生き残ったという逸話も本当だ。 主人公のチーム以外は すべて実在のチーム名とユニフォームを使用、 股の下からフリースローするシーンなども、 有名なABA選手のリック・バリーを髣髴とさせる。 バスケットボールに詳しい人が見たら、 ほかにもきっと色々な小ネタに気づくに違いない。 客寄せのために主人公が特設リングでクマと戦う 藤原組長もびっくりの 客寄せアイデアを実行する場面があるが、 このクマはベテラン俳優動物ながら撮影終了後に 調教師を食い殺す事故を起こしている。 これがクマでなければ、 作品の公開自体が危ぶまれたところだろう。 そんな不運に見舞われたものの、 映画自体は鑑賞後感の良い、とても気持ちいい作品だ。 たくさん笑って、迫力のダンクに喜んで、 すっきり気分で帰路につける。
台北に舞う雪
オトーサン、 「この監督の"山の郵便配達"、よかったな」 涙、涙、また涙でしたっけ。 フォ・ジェンチイ Hou Jian-Qi 誕生日:1958/01/20 出身:中国/北京 監督作 1999年「山の郵便配達」 2001年「藍色愛情 A love is blueness」 2003年「ションヤンの酒家(みせ)」「故郷の香り」 2005年「初恋の想い出 2009年「台北に舞う雪」 原題:Tai bei piao xue (2009) Snowfall in Taipei 監督:Jianqi Huo 原作:Chikayo Tashiro 脚本:Zhi Xin Wu/ Chikayo Tashiro Genre:Drama China / Japan / Hong Kong / Taiwan Language: Mandarin 上映時間:106分 あらすじ: 台湾北部、山あいの小さな町。 そこに暮らす青年モウは、 孤児となった自分を面倒みてくれた 町の人々への恩返しの気持ちを込め、 町中の雑用をこなす毎日を送っていた。 ある日、彼の前にメイが現われる。 彼女は将来を期待される新人歌手だったが、 突然声が出なくなり、 逃げるように台北を後にしてきたのだった。 事情を聞いたモウは、親身になって世話をし、 メイは徐々に町に溶け込んでいく。 声のほうもモウが紹介した漢方医のおかげで 少しずつ回復していく、 そして、ある日、芸能記者ジャックが、 メイを探しにやってきて・・・ 出演者: Bo-lin Chen・・・Xiao Mo(モウ) Yao Tong・・・ May(メイ) Morning Tzu-Yi Mo・・・ Jack(ジャック) オトーサン、 「モウ役の俳優さん、"藍色夏恋"に出ていたね」 「メイ役の女優さん、チャン・ツィイーそっくり!」 その他の出演者: Tony Yo-ning Yang・・・ Ray Teresa Daley ・・・Wen Wen Janel Tsai・・・ Lisa Chuan Wang ・・・ Restaurant Proprietress Shih-Chieh Chin ・・・ Master Ma Yue Tang Tommy Wang ・・・ Young Xiao Mo Yi Ting Chen ・・・ Xiao Mo's Mother User Rating:6.2/10 ( 8 votes)Tsutaya User Rating:6.9/10( 39 votes) Yahoo! オトーサン、 「流麗な映像美!」 User Reviews 静秋さん 2012年12月15日 可愛らしいボーリン君 チェン・ボーリンさんって 童顔で可愛らしい顔ですね。 この台湾の田舎の方の風景というか 街並みが凄く綺麗で、 それだけでみていて楽しい気持ちになる。 メイ役の女優さんははじめて見たけど、 少し雰囲気がチャン・ツィイーに似ているなと思いました。 恋愛映画?というほどの恋愛あったかな・・? 全体的にほのぼのとした映画です。 「メイ・・五月?」というボーリンの笑顔が 可愛くて印象に残っている。 オトーサン、 「そうかなぁ」 キムタクと佐藤浩一さんを合わせた? 奇怪伯爵さん 2012年6月25日 性格が良過ぎ 台北とありますが、 メインの舞台は菁桐(チントン)という田舎です。 日本のノスタルジーを感じさせる風景は、 非常に魅力のある画を提供しています。 主人公のモウを演じるは、 台湾の人気俳優・チェン・ボーリン。 本作に限って言えば、 キムタクと佐藤浩一さんを合わせたようなルックス。 何よりも、そのキャラ設定に惹かれます。 幼い頃に父親を亡くし、母もモウを置いて出て行ってしまった。 孤児となったモウだが、町の人の援助で成長。 その恩返しに、町のなんでも屋として、皆の役に立っている。 そんな純粋なモウの前に突然現れるのは、新人歌手のメイ。 二人の距離は縮まっていくものの、 芸能界への未練は捨て切れていない。 やがて訪れる決断が、とても切なく思えます。 『愛する人に、傷つけられることはないんだ』 というセリフが駄目押しで、 自分の性格の悪さをはっきりと認識させられました。 メイ演じるタン・トンは、清楚な印象で、 顔はチャン・ツィイー似。 本人かと思ったぐらいです。 彼女が天燈祭りで披露する歌は、 陳綺貞の『旅行的意義』。 私が台湾旅行でMTVを眺めているときに知り、 印象に残った曲です。 この歌が使われたことで、 私的にはタマラない作品となりました。 そして、タイトルにある雪の意味。 台北に雪など降る訳がないのですが、 そのアイデアには素直に驚いてしまいました。
ボーン・イエスタデイ
オトーサン、 「ジュディ・ホリデイ、恵まれたね」 名監督ジョージ・キューカーに拾ってもらえたなんて。 ジョージ・キューカー George Dewey Cukor 誕生日:1899/7/7-1983/1/24 出身地:ニューヨーク ハンガリー系ユダヤ人の家庭に生まれる。 子供の頃から舞台や映画に興味を持ち、 高校を卒業後、シカゴの演劇界で舞台助監督として働く。 21歳で、ブロードウェイの舞台俳優兼監督として活躍。 1932年、「心を汚されし女」で監督デビュー。 「若草物語」、「フィラデルフィア物語」 「二重生活」、「ボーン・イエスタデイ」で、アカデミー賞ノミネート、 「マイ・フェア・レディ」で、ついにアカデミー監督賞を受賞。 ゲイであったのは公然の秘密だった。 原題:Born Yesterday (1950) 監督:George Cukor 台本:Garson Kanin 脚本:Albert Mannheimer Genre:Comedy/ Drama/ Romance Color: Black and White 上映時間:103分 あらすじ: クズ鉄業で財をなしたハリーは、 法に触れる合併のためワシントンに、 元女優で愛人で共同経営者ビリーと行き 議員と話をするが、ビリーの頭の悪さに難儀する。 そこでハリーは、取材にきたジャーナリストのポールに 彼女の教育を依頼する。 ワシントンの名所を案内されながら、 アメリカという国、民主主義の講義をうけ、 ポールに釣り合う女性になるために勉強すると ビリーは、ハリーの不正に気がつき、 ポールに情報を提供し、ポールと結婚する・・・ 出演者: Judy Holliday ・・・ Emma "Billie" Dawn(ビリー) Broderick Crawford ・・・ Harry Brock(ハリー) William Holden ・・・ Paul Verrall(ポール) オトーサン、 「この3人の熱演、ただ事じゃないね」 ジュディ・ホリデイ、乳癌で43歳で死すとは! ジュディ・ホリデイ Judy Holliday 誕生日;1921/6/21 - 1965/6/7 出身:ニューヨーク市 祖先はロシア系ユダヤ人。 高校卒業後、電話交換手に。 1938年、ボードヴィルのユニットを結成し、 ナイトクラブなどで活動した。 1944年、「Greenwich Village」で映画デビュー。 翌年、ブロードウェイの舞台での 「ボーン・イエスタデイ」が大ヒット。 1950年、映画「ボーン・イエスタデイ」で、 アカデミー主演女優賞を獲得した。 1957年、「Bells Are Ringing」でトニー賞主演女優賞受賞、 同作の映画化でも主役を演じた。 1948年、音楽家と結婚。一児を儲けるが、離婚。 その他の出演者: Howard St. John ・・・ Jim Devery Frank Otto ・・・ Eddie Larry Oliver ・・・ Congressman Norval Hedges Barbara Brown ・・・ Mrs. Hedges Grandon Rhodes ・・・ Sanborn Claire Carleton ・・・ Helen User Rating:7.6/10 ( 7,541 votes)IMDb User Rating:10/10( 2 votes) Yahoo! オトーサン、 「名作中の、名作だ!」 アカデミー賞受賞 主演女優賞 ジュディ・ホリデイ 同ノミネート ・作品賞 ・監督賞 ジョージ・キューカー ・脚色賞 ・衣装デザイン賞(白黒) ゴールデン・グローブ受賞 ・女優賞(コメディ/ミュージカル) ジュディ・ホリデイ User Reviews marcosaguadoさん Los Angeles, USA 2006年3月25日 永遠のジュディ 彼女は、スクリーンに乱入する。 彼女の目に宿る小さな小さなニュアンスは、 全くの真実だを語っている。 考えさえせずに、私達は彼女に降服する。 彼女は、奇跡。 「私は愚か、でも、それが好き」 彼女は、はちゃめちゃな誠意をもって ウィリアム・ホールデンに話す。 正直さを発散する。 彼女に無関心であることは、もう不可能。 ルース・ゴードンとガースン・カーニンは、 ジュディ・ホリディが圧倒的な自然らしさを示す リアルなおとぎ話を調合した。 まさにセンセーショナル。 そして、ジョージ・キューカーは、 いつものように彼女をカメラで捉え、 壮大な結果を生み出した。 トランプのシーンを見よ。 カメラは、彼女の顔に釘付けになる。 すばらしい。 本作を見ていないならば、今すぐレンタルせよ。 忘れられない時間を過ごすだろう。 オトーサン、 「同感!探し当ててよかった」 ロビーJさん 2009年10月4日 ジュディ&ホールデン 大好きなジュディ・ホリデイが アカデミー主演女優賞に輝いた作品なので 前からずっと探していました。 今回やっと鑑賞することができて本当に嬉しいです。 世間知らずで暴力と金の力で 何でも手に入ると思い込んでいる 廃品回収業者の大富豪ブロデリック・クロフォードと 何年も婚約している無知で無学なジュディ・ホリデイが、 ジャーナリストのウィリアム・ホールデンに いろいろなことを本や新聞、そして名所を回りながら学び、 少しでも分からない所があれば 印をつけて分かりやすい言葉で理解できるまで教えてもらい、 いろんな事を知り始める。 それは学ぶことの素晴らしさ、 自分の父の偉大さ、今の婚約者の酷さ、 そして自分を心から愛し守ってくるホールデンの存在を・・・。 本作でのジュディの役は いつも以上に共感が持て本当に素敵でした。 なのでアカデミー賞を受賞したのももちろん納得です。 また、優しいウィリアム・ホールデンが 半端じゃなく素敵で眼鏡も似合っていたし、 笑顔も本当に素敵で惚れ直してしまいました。 それからトランプでジンラミーを ジュディとクロフォードがするシーンと 名前をクロフォードに呼ばれるたびに ジュディが大声で「ワァート!」と返すところも とても印象的でした。 まぁ本当にいろいろな面で本作は素晴らしい映画だと思うし、 笑って私はちょっぴり感動もしました。 なのでやっと見れてホントよかったし、 ますますジュディとホールデンのことを好きになりましたね!
もういちど
オトーサン、 「笑点でおなじみだね」 林家たい平さんの落語は、 この映画ではじめて聞きました、 「うまいねぇ」 ラストシーンの演目名が分かりません。 原題:もういちど (2014) 監督・原案・脚本:板屋宏幸 Genre:Drama/ 上映時間:95分 あらすじ: たい平は、噺家修業をあきらめ、 深川の長屋に流れ着く。 ひょんなことで、貞吉に落語を教えるハメに。 奉公先でイジメに遭い、心を閉ざしていたが、 憧れだった噺家への道を踏み出し、元気に。 一方、嫌々だったたい平も、 貞吉の一生懸命な姿に、心を動かされていく 出演者: 林家たい平・・・たい平 福崎那由他・・・貞吉 富田靖子・・・おまさ ゴリ・・・松次郎 大野百花・・・お菊 オトーサン、 「貞吉役、福崎那由他くん、うまいね」 天才子役かも。 その他の出演者: 渡辺正行 小倉久寛 熊谷真実 三遊亭金馬 野添義弘 三谷悦代 麻生かほ里 水谷加奈 User Rating:7.9/10( 50 votes) Yahoo! オトーサン、 「毒のない映画だね」 User Reviews えこう さん 2014年11月7日 落語に興味がなくても引き込まれます この夏、どうしても観ておきたかった 作品のひとつだったのかもしれません。 舞台は江戸時代の末期、 落語の道を諦めざるを得なかった たい平は流れついた長屋で 貞吉という少年と出会います。 ひょんなことから 噺家になりたいという貞吉に 落語の稽古をつけることに。 そして落語会も決まり猛稽古する日々。 お菊が貞吉のために 自分のうちのコメを持ちだして 寿司を食べさすシーンだったり、 うどんを貞吉におごるシーンだったり、 ほんとに貞吉を陰ながら支える姿が美しいです。 落語のシーンではみんなの大笑いする姿が素敵。 貞吉は言います。 落語会が終わったら奉公に戻りますと。 そして奉公が済んでから 大好きな落語に専念しますと。 ほんとに人情あふれるストーリーに心は和みます。 配役陣も素晴らしい。 林家たい平師匠が出演されている とあって注目を集めた作品でしたが、 噺の数々がストーリーに 見事に織り込まれていましたね。 エンディングでは、 たい平演じる落語の藪入りには 聞き入ってしまいました。 この落語のシーンを聞くだけでも 鑑賞した値打ちはあります。 私自身、身近に接する機会は これまでなかったですが、 落語っていいなあと思えた作品でもありました。 そして落語の持つ美しさに触れられたそんな気がします。 ほんとに温かさに包まれる 素晴らしい作品だと思います。 落語に興味がある人もない人も、 ぜひ観ていただきたい そんな作品でした。 笑いあり涙あり落語のシーンは必見です。 出演されている役者が揃って 笑っていらっしゃるのが、 また素敵なんです。 たい平が貞吉を温かく見つめる姿が素敵でした。 子役、貞吉役の福崎那由他くんが いい味をだしていたのが光ります。 オトーサン、 「曲かぁ」 カズさん 2014年8月23日 いい曲だな 浜田省吾さんの曲が エンディングで使われるという事で 映画の内容も調べず観に行きました。 長年ファンの自分は 映画の最後に曲が流れるだけで感動し 改めて、いい曲だなと思いました。 映画も 落語を主体とした内容で、 所々ホロリとする人情物語でした。 個人的に すばらしい作品だと思いました。
沈黙の要塞
オトーサン、 「若い頃の作品だね」 ・刑事ニコ/法の死角 1988年 ・ハード・トゥ・キル 1990年 ・死の標的 1990年 ・アウト・フォー・ジャスティス 1991年 ・沈黙の戦艦 1992年 ・沈黙の要塞 1994年 原題:On Deadly Ground (1994) 監督:Director: Steven Seagal 脚本:Ed Horowitz/ Robin U. Russin Genre:Action/ Adventure/ Thriller Rated R for strong violence and language Country: USA Language: English / Inuktitut 上映時間:101分 あらすじ: アラスカにあるエイジス石油会社の 石油採掘場で炎上事故が起こった。 消火の専門家フォレスト・タフトは、 被害を最小限にし最悪の事態から脱した。 しかし、その事故に不審を抱いた同僚パーマーは エイジス石油会社の不正の証拠をフォレストに見せようとする。 ところが、殺害されてしまう。 エイジス石油会社の社長ジェニングスは、 秘密を知ったフォレストを殺害しようとするが 寸前のところを現地住民のエスキモー達に救われる。 死地から復活したフォレストは、 パーマーの残したフロッピーを入手する・・・ 出演者: Steven Seagal ・・・ Forrest Taft(フォレスト) Richard Hamilton ・・・ Hugh Palmer(パーマー) Michael Caine ・・・ Michael Jennings(ジェニングス) Joan Chen ・・・ Masu(マー・スー) オトーサン、 「セガール、細身だね」 大御所マイケル・ケインが出演しているとは、驚き! その他の出演者: John C. McGinley ・・・ MacGruder R. Lee Ermey ・・・ Stone Shari Shattuck ・・・ Liles Billy Bob Thornton ・・・ Homer Carlton Chief Irvin Brink ・・・ Silook Apanguluk Charlie Kairaiuak ・・・ Tunrak Elsie Pistolhead ・・・ Takanapsaluk John Trudell ・・・ Johnny Redfeather Mike Starr ・・・ Big Mike Sven-Ole Thorsen ・・・ Otto Jules Desjarlais ・・・ Drunken Eskimo Irvin Kershner ・・・ Walters Bart the Bear ・・・ The Bear User Rating:4.4/10( 18,123 votes)IMDb User Rating:6.0/10( 62 votes) Yahoo! オトーサン、 「ジョアン・チェンは、添え物?」 ラジー賞ノミネートも、うなずけます。 ラジー賞受賞 ・ワースト監督賞 スティーヴン・セガール 同ノミネート ・ワースト作品賞 ・ワースト主演男優賞 スティーヴン・セガール ・ワースト主演女優賞 ジョアン・チェン ・ワースト脚本賞 ・ワースト音楽賞 User Reviews jewoodsさん Hollywood, CA 2005年5月4日 いつものように、楽しみ多し! アクションはいいが、 安っぽい脚本ととセーガルの平凡な監督によって、 大ヒット作ヒットにはなっていない。 だが、空手王のファンならば、がっかりしない。 まさしく、セーガル流の映画だ。 見覚えがある顔ぶれが楽しみを加えている。 この映画は、楽しみ満載。 楽しむだけならば、 環境問題映画なる大宣伝を受け入れないほうがいい。 私は、地球を愛している。 だが、ハリウッド映画で、 こうした問題について自覚しようとは考えない。 10点満点で、6点。 このジャンルのファンなら、加点するだろう。 オトーサン、 「主題は、環境破壊への憤り」 それとも、爆発が主題なのかも(笑)。 Nakaさん 2004年11月20日 沈黙・・・でもまあいいや 実際石油会社もここまでやるのかねぇ ってな風にも感じたが、 民族差別や環境破壊をいい題材を切り取ったとも思える。 マイケル・ケインが出ていることが意外だったが、 彼は役に見事にハマっていたような。 相変わらずセガール強すぎ。 強いってのはある意味スッキリするが、 悪役が弱く見えすぎってのもイマイチ。 悪役にももう少し華を。 彼の行動はいくらなんでも手際が良すぎだしね。 文明対自然って感じを出したかったんだろうか、 悪いけど(この作品での)民族的な話がちょっとウザい。 オープニングの 「男が互いを理解しあうには時間が必要だ」ってのは、 聞えはいいけど、どこかタイミングが。 監督にも挑戦し、目指すはイーストウッドだったのか? 単純明快でわざとらしいぐらい男ぶる作品、 だがそういうのを観て育ち、 いまだに愛する者にとってはセガール映画は、 作品の出来がどうあれ、一見の価値がある。 特にマニアックぶり、哲学ぶり、爆発もなく、 登場するキャラ誰もが不自然に格闘技を習得している。 とにかく最近の映画と比べれば、まだマシなのかも。
続社長学ABC
オトーサン、 「本作が、シリーズ38作目」 これで打ち切りとは感慨深いものがあります。 随分、楽しませてもらいました。 でも、見たのは、以下の10作品だけ。 まだまだ、Tsutayaに商機があります。 ・社長えんま帖 5731 ・社長外遊記 5098 ・社長三代記 ☆4425 ・社長紳士録 5241 ・社長千一夜 5677 ・社長忍法帖 5676 ・社長繁盛記 5661 ・社長道中記 ☆5097 ・社長漫遊記 ☆4962/5681 ・社長洋行記 ☆5251 原題:続社長学ABC (1970) 監督:松林宗恵 脚本:笠原良三 Genre:Comedy 上映時間:91分 あらすじ: 日食品の新社長・丹波は、社内の若返りを推進、 秘書の井関を営業企画本部課長心得に抜擢し、 若手有望株の三浦と花井を部下につけ、 マーケティングを強化。 そこへ台湾のビジネスパートナー・汪滄海が、 姪の梨花を伴って来社。 東京駐在員として、梨花のデスクを置かせてほしいという。 美しい梨花に井関らは色めき立つ。 世話を焼く井関は、丹波の妹で恋人の未知子から 梨花との仲を疑われてしまう。 一方、親会社の社長に就任するはずが、 郷司現社長に待ったをかけられた 網野参太郎は暇を持て余す毎日。 馴染みのバーのマダム・マヤと浮気ゴルフに。 だが、ゴルフ場で郷司社長に会い、 マヤとのデートはご破算に。 郷司から直々に福山の珍味海産物商社 阿藻珍味と提携協力して海外輸出の促進を図れと命じられる。 参太郎は井関とともに福山へ。 ふたりは現地で偶然梨花に会うが、 汪もビジネスのため福山に来ているという。 参太郎たちは阿藻珍味の社長と宴を催すが、 慣れない井関はセッティングに失敗。 参太郎は急遽、丹波と猿渡営業部長を福山に呼び寄せた。 猿渡が万全を期した宴会だが、阿藻珍味の会長は現れず、 社長も中座してしまった。 井関は料亭の廊下で、阿藻珍味の会長と社長が 汪といる現場に遭遇。 汪は独自に阿藻珍味と契約交渉をしていたのだ・・・ 出演者: 森繁久彌・・・ 網野参太郎 草笛光子・・・ 時岡マヤ 小林桂樹・・・ 丹波久 団令子・・・ 木内真沙枝 小沢昭一・・・ 汪滄海 恬女尼・・・梨花 関口宏・・・ 井関英男 オトーサン、 「草笛光子、お色気たっぷり」 「小林桂樹、名コメディアン」 その他の出演者: 久慈あさみ・・・ 網野厚子 東野英治郎・・・ 郷司敬之助 司葉子・・・ 丹波登代子 内藤洋子・・・ 丹波未知子 伊東ひでみ・・・ 丹波隆子 英百合子・・・ 丹波あぐり 加東大介・・・ 石橋鉄吉 藤岡琢也・・・ 猿渡平一 東山敬司・・・ 三浦 大矢茂・・・ 花井 陳恵珠・・・ 汪夫人 中真千子・・・ 順子 進千賀子・・・ はるみ 川上大輔・・・ 社員A 斎藤宣文・・・ 社員B 大沢健三郎・・・ 社員C 浦山珠実・・・ 網野邸女中 十朱久雄・・・ 阿藻次郎 左卜全・・・ 阿藻会長 山田はるみ・・・ 秘書課員 User Rating:7.0/10( 4 votes) Yahoo! オトーサン、 「惜しいねぇ」 User Reviews マザーウオーター さん 2016年3月2日 日本映画界への挽歌か 社長シリーズの最終作となると、 いささか感慨も湧いてきます。 このシリーズは1956年から始まり、 70年、この作品で打ち止めとなったそうです。 戦後のこの時期の日本は農業、漁業などから 2次、3次産業へとこれまでに無く 産業構造が大きく変わっていきました。 都会への人口集中、一億総サラリーマン化、 家電やテレビの普及など〜。 日々の暮らしも変容し、 振り返ってみると、 日本はまるで別の国、社会になってしまったのでは と思うくらいです。 社長シリーズにはこれらの変化の反映が随所に見て取れて、 映画とほぼ同世代!?の私としては興味深いものがありました。 さて、映画ですが、最終作にしては 淡々とした感じでドラマは進行し、大団円を迎えます。 ただ、森繁とクラブママの草笛光子が 店内で軽くチュッと口づけする場面があるのですが、 ひょっとしてキスシーンは シリーズ初ではないでしょうか? そんな見ものもあります。 この時期、テレビの普及で 映画は「娯楽の王様」と言われた地位を失います。 昭和20、30年代、街の市場のそばには 必ず映画館があったものですが、それも姿を消してゆきます。 今からは想像もつかないほどの、 日本映画の斜陽産業化が起きていました。 急坂を転がり落ちていくような、日本映画界の没落でした。 社長シリーズは東宝のドル箱でもあったといいます。 この最終作は、時あたかも華やかだったシリーズと 日本映画界に低く奏でられた 挽歌であったのではないか、とも思えました。 オトーサン、 「確かに、トップ2人は、無理筋だね」 アングロファイルさん 2016年2月12日 前編に続いて、やっぱり面白くない。 理由を考えるに、 会長と社長、トップが2人いるためではないかと思います。 やはり人物にはそれぞれの役割やポジションがあり、 それが十分発揮されてこそ生きてくるわけで。 本作では一応「会長が社長を指導して、社長学のABCを教える」 というところがありますが、生かされていない。 会長が名誉職ならまだしも、 社長を押しのけて営業の先頭を切ったりしているのですから。 社長も立場がありません。 後半には浮気話も出てきますが、これも生彩を欠いています。 最後はシリーズの終了作らしい雰囲気になりますが、 どうもこの前後編を象徴しているようで淋しいです。 ちなみに、最後は関口宏と内藤洋子の若いカップルの図で終わり、 よけいにシリーズ終了を強く印象づけられました。
社長学ABC
オトーサン、 「DNAが記憶しているのかな」 はじめて台湾ツアーに参加して、アミ族の舞踊を見学し、 買ったテープが、実になつかしい歌でした。 父が宮崎出身なので、先祖は南方から渡来したのでは? 原題:社長学ABC (1970) 監督:松林宗恵 脚本:笠原良三 Genre:Comedy 上映時間:90分 あらすじ: 大日食品社長の網野参太郎は、 親会社・大日物産の郷司社長から 次期大社長就任を打診された。 参太郎は専務の丹波を後任社長に、 石橋総務部長を専務に、 猿渡営業課長を営業部長に昇進させせる。 ところが郷司から、株主の賛同が得られないため、 大社長就任は1期待つようにと言い渡されてしまう。 行き場のなくなった参太郎は会長として 大日食品に留まることになった。 困ったのは丹波新社長。 社長室でふたりはデスクを並べることになり、 お互いやりづらくて仕方ない。 実質的な社長業務をすべて丹波に引き継いでしまったため、 参太郎は暇を持て余す毎日。 そんなとき、ライバル会社の小売店接待旅行に対抗すべく、 猿渡が台湾招待旅行の企画を持ち込んだ。 ここを先途とばかり参太郎は、台湾への視察旅行を買って出た。 猿渡を伴い台湾に着いた参太郎は、 取引相手の萬龍物産代表・汪と偶然出会う。 汪は、参太郎が通う小料理屋「おふくろ」の女将・庄子を連れていた。 汪は妻から庄子との仲を疑われており、 庄子を参太郎の妻として場を取り繕ってくれと頼み込む。 参太郎と庄子、猿渡に汪夫妻、汪の姪・梨花が顔を揃える食事会で、 参太郎は振る舞われた鰻の天ぷらを気に入り 大日食品で扱おうと申し出たが、 汪はすでにライバル会社と折衝中だという。 なんとか契約を結ぼうと、参太郎は丹波を台湾に呼び寄せた。 視察旅行の最中、庄子と関係を結ぼうと、 参太郎はホテルの自室に庄子を招くが、 そこへ丹波と猿渡が訪れ、あえなく計画はおじゃんに。 しかも妻・厚子から国際電話が入り、 庄子が部屋にいることが厚子にばれてしまう。 翌日、丹波は汪と交渉をもったが、空しく帰国・・・ 出演者: 森繁久彌・・・ 網野参太郎 池内淳子・・・ 細川庄子 小林桂樹・・・ 丹波久 小沢昭一・・・ 汪滄海 オトーサン、 「ははは」 小沢昭一さん演じる汪滄海の読み方は、 「おお、そうかい」 その他の出演者: 東野英治郎・・・ 郷司敬之助 久慈あさみ・・・ 網野厚子 司葉子・・・ 丹波登代子 内藤洋子・・・ 丹波未知子 伊東ひでみ・・・ 丹波隆子 英百合子・・・ 丹波あぐり 加東大介・・・ 石橋鉄吉 藤岡琢也・・・ 猿渡平一 関口宏・・・ 井関英男 東山敬司・・・ 三浦 大矢茂・・・ 花井 草笛光子・・・ 時岡マヤ 団令子・・・ 木内真沙枝 陳恵珠・・・ 汪夫人 中真千子・・・ 順子 進千賀子・・・ はるみ 山田はるみ・・・ 山田 User Rating:6.1( 27 votes)Tsutaya User Rating:4.6/10( 3 votes) Yahoo! オトーサン、 「出来は平凡だけど・・・」 User Reviews nabeさん 2011年9月1日 素晴らしきサラリーマン! 東宝社長シリーズ第37作。楽しいコメディだ。 森繁の会長、小林桂樹の社長、加東大介の専務、 藤岡琢也の部長・・・と、 お馴染みの芸達者たちが、実に楽しそうに演技をしている。 更に奥方の久慈あさみ、司葉子、 そして飲み屋のママの池内淳子、草笛光子、団令子と 綺麗どころも豪華絢爛だ。 今回の海外ロケは台湾。 高度成長期真っただ中の昭和を堪能したい。 オトーサン、 「会長と社長が同部屋か」 サラリーマン時代に経験しましたが、 双方に気兼ねして説明し辛いものでした。 アングロファイルさん 2016年2月11日 今回は食品会社が舞台 社長が大社長に就任し、 小林桂樹の専務が新社長になると思いきや、 大社長はお預け。しかたがないので 会長として社長室に間借りして……というお話。 しかしあまり面白くない。 なんとなく全体から覇気のようなものが感じられません。 飲み屋での場面もダラダラ。 香港ロケはまあよかったと思います。 終盤池内淳子が会長といい仲になりそうなのですが、 これもあまり笑えませんでした。 今回は藤岡琢也が社員で、 小沢昭一は中国人役なのですが、 この方がしっくり来ていいと思います。
バーシャ!踊る夕陽のビッグボス
オトーサン、 「人力車、大活躍!」 はじまってすぐ、 リキシャーワーラーたちのミュージカル。 これが、インドそのもの。 踊りはさほどではないですが、そのパワーに圧倒されます。 やがて、ボリウッドは、ハリウッドに勝つ。 世界のリーダーは、インドになる。 そんなことを感じてしまいます。 原題:Baasha (1995) 監督:Suresh Krishna 脚本:Suresh Krishna/Balakumaran (dialogue) Genre:Action/ Drama/ Thriller Country: India Language: Tamil / Telugu / Hindi 上映時間:155分 あらすじ: マドラスのタクシーの運転手マニカムは、 お金持ちの美女プリアを車に乗せる。 プリアは、人の良いマニカムに好意を持つが、 下車の際に父親から預かった荷物を車に忘れたために、 マニカムの車はめちゃくちゃに壊されてしまう。 彼女の父親は実は悪徳密輸業者で、 荷物の中身は密輸ダイヤだったのだ。 車を壊されながらもじっと耐えるマニカム。 だかマニカムの正体は インド犯罪史上に輝く武闘派組織のボス、バーシャだった! 父親の遺言で足を洗ったマニカムだったが、 兄貴分のマークは、悪行の数々を働き、人々を苦しめ始める。 堪え忍んでいたバーシャだったが、 ついにその堪忍袋の緒が切れたとき、 もう彼の怒りを止められる者は誰もいない・・・ 出演者: Rajinikanth ・・・ Manikkam / Manik Baashha(マニカム/バーシャ) Nagma ・・・ Priya(プリヤ) Raghuvaran ・・・ Mark Anthony(マーク) オトーサン、 「このオジサン、エエネェ」 主演俳優の経歴をみましょう。 ラジニカーント Rajinikanth 誕生日;1950/12/12 - カルナータカ州バンガロール出身。 庶民階級の子として生まれ、 大工やバスの運転手などをしていたが、 「投げたタバコを咥えるパフォーマンス」が 大ウケし、映画界に入る。 人差し指と小指を立てた手を突き出すのが決めポーズ。 学校や病院を建設したり、被災地を援助するなど、 貧困者・被差別女性を支援する社会活動を行っている。 「ムトゥ 踊るマハラジャ」「ロボット」で、 日本でも名が知られ、世界的な知名度も高まっている。 その他の出演者: Janagaraj ・・・ Gurumoorthy Devan ・・・ Kesavan Anandaraj ・・・ Indiran Shashikumar ・・・ Shiva Vijayakumar ・・・ Rangasamy Sathyapriya ・・・ Vijayalakshmi Yuvarani ・・・ Geetha Charan Raj ・・・ Anwar Baashha Shenbaga ・・・ Kavitha Kitty ・・・ DIG Dinakar Dhamu ・・・ Dhamu Narsing Yadav ・・・ Anthony's henchman Sethu Vinayagam ・・・ college chairman User Rating:8.4/10( 4,370 votes)IMDb User Rating:9/0/10( 4 votes) Yahoo! オトーサン、 「サイコー!」 見ないと損な映画です。 User Reviews chembaiさん Chennai, India 2004年10月5日 お楽しみいっぱい 世界のスーパースター、ラジニカーントには、 数百万人のファンがいる。 本作は、間違いなく彼の最大のヒット作であり、 最もよい娯楽作だ。 この見事な映画、1つの欠点もない。 ボンド映画のようだ; 007なら、不可能はない。 ラジニカーントのマニカム/バーシャ役は、光り輝いている。 彼は、最も印象的なボンド風の演技をみせる。 実際、私は、スーパースターが、バーシャ役の後、 政界に入るべきではなかったと思う。 輝く名声が残り、映画史の中で、地位を固めただろう。 多くの忘れられないシーンがある。 大学の学長に、妹の入学許可を得るために戦うシーン。 ラグヴァランとのすべてのシーン。 述べると切りがないが、 それより、本作をまた見に行くほうがいい。 見ていなかったら、是非見にいくべし。 オトーサン、 「同感!」 長尺だが、あきさせません。 mas*****さん 2008年9月8日 異文化を堪能できるマサラムービー この映画は静かに見る映画ではなく、 観客が映画を見ながら喝采を叫んだり 拍手したりして楽しむことが前提になっているのだろう。 主役のラジニカーントは、 小太りでやたら濃い顔つきでとてもハンサムとは言えず、 この人物がスーパースターとして絶大な人気を誇っているのには、 日本人とは異なるインド人固有の美意識が存在するのだろうか。 ただしラジニカーントに恋をするヒロインは 確かに日本人の美意識を持ってしても美しい。 ストーリーは、しがない三輪タクシーの運転手である 主人公マニカムが恵まれない人に親切にし、 みんなから慕われている場面から始まる。 そんな一見平和に見える町が、 実は悪人に牛耳られ、警察や知事も抱きこまれて役に立たず、 町の皆が苦しんでいることが分かってくる。 マニカムは本人、家族共に迫害を受けるが、 何をされても反暴力に徹し、我慢に我慢を重ねるが、 妹に危害を加えられて、ついに怒りが爆発し、 超人的な力を発揮して悪人を完膚なきまでに懲らしめる。 実はマニカムはギャングのボス、マニ・バーシャとして 無敵のヒーローだった過去を持っていたが、 父親の遺言により過去と決別し、 三輪タクシーの運転手として静かに暮らしていたのである。 この単純なストーリーに深みや芸術性はまるでないが、 とにかくひたすら勧善懲悪の痛快な内容。 途中音楽と踊りのシーンがしばしば挿入され、 そのにぎやかさ、楽しさははなかなかのもの。 ヒロイン、悪役も魅力的で、 007やターミネーターのパロディー的な場面もあったりして、 2時間半ひたすら観客を楽しませ、飽きさせないのは立派。 芸術性には眼もくれず、ひたすら娯楽作に徹した快作。
乱気流/タービュランス
オトーサン、 「シートベルトを着用願います」 アナウンスの直後、機体が揺れて、ギシギシ。 スーと落下していきます。 「もうダメか」 そんなことを繰り返しながら、図太くなっていくのです。 原題:Turbulence (1997) 監督:Robert Butler 脚本:Jonathan Brett Genre:Action/ Thriller Rated R for terror, strong violence and language 上映時間:100分 あらすじ: クリスマス・イヴ、 わずかな乗客しかいないジャンボ機で、 四人の保安官は二人の囚人を護送していた。 ところが囚人のひとりスタッブスが 保安官の銃を奪い取り、銃撃戦が発生。 その結果、スタッブスと保安官全員、 それに機長と副機長が死亡する。 生き延びた囚人ライアンは スチュワーデスのテリーに自分の無実を主張し、 協力する事を提案。 だが、自動操縦で飛行を続けるジャンボ機が 嵐に突入した頃から、ライアンは殺人鬼の正体を現す。 乗客数人は客室に閉じ込められ、 他のスチュワーデスもライアンに殺されていた。 機内で動けるのはテリーとライアンしかいないのだ。 そんな過酷な状況の中で、 テリーは無線を頼りにジャンボ機を操縦する。 だが、ライアンは機をLAに墜落させると宣言、 国防総省は最悪の事態を避けるため、 ジャンボ機の撃墜を準備していた・・・ 出演者: Ray Liotta ・・・ Ryan Weaver(ライアン) Lauren Holly ・・・ Teri Halloran(テリー) Ben Cross ・・・ Captain Samuel Bowen(ボウエン機長) オトーサン、 「レイ・リオッタ、熱演!」 戦う客室乗務員も、頑張りましたね。 その他の出演者: Brendan Gleeson ・・・ Stubbs Catherine Hicks ・・・ Maggie Hector Elizondo ・・・ Lt. Aldo Hines Rachel Ticotin ・・・ Rachel Taper Jeffrey DeMunn ・・・ Brooks User Rating:4.8/10( 9,034 votes)IMDb User Rating:6.4/10( 65 votes) Yahoo! オトーサン、 「Yahoo!に一票」 ラジー賞ノミネート ・ワースト主演女優賞 ローレン・ホリー ・ワースト非人道・公共破壊貢献賞 User Reviews ccthemovieman-1さん United States 2005年12月9日 大いに楽しいが、ご用心 疲れる映画だ。 終わりまでに、疲れてしまう。 私は2回みたが、3回目には、いっぱいいっぱい。 脳細胞が渇いてしまった。 レイ・リオッタは、精神病の連続殺人者を見事に演じた。 精神異常が明らかになる前は、魅力的な男にみえた。 最初から最後まで、魅せてくれた。 ユーモラスなせりふまで吐いてくれた。 ベン・クロス以外の出演者は、いまいちだった。 主演のローレン・ホリーは、よかったが、 最後は、あえりえない。 もちろん、こうした映画では、 信頼性を得にくいだろうが、 映画製作者は、そんなことは先刻承知している。 他の評者も、妙な個所を指摘しているから、 これ以上は触れない。 本作は、知的な映画ではなく、娯楽作だ。: 夜中に、ガールフレンドと現実逃避をするためのもの。 彼女は、怖がってしがみついてくるだろう。 私は、特殊効果を楽しんだ。 特に、飛行機が建物を破壊するシーンは、 DVDでも、音響が物凄かった。 彼らは、嵐のなかを飛んでいく。 揺れる飛行機の騒音がドラマチックだった。 オトーサン、 「同感!」 kun*****さん 2016年9月15日 旅客機パニック物 これもですが、 「エアフォースワン」とか「フライトプラン」とか 未だ他に色々有るけど 閉鎖空間故の単純さでしょうね、 登場人物各々の葛藤が良く判るから 感情移入もしやすい。 がんばれ主人公ってなるのは人情って物でしょう。 華奢な体にか細い神経の主人公が、 無神経で小賢しい上、自殺願望迄持ってる 連続強姦殺人犯と渡り合う。 悪党二人を連行してた刑事や操縦士2人も死亡し、 ジャンボは乱気流の中に突っ込んでいく。 筋は良く有るパターンですから、 目新しいのが無いけど、判っちゃ居るけど怖い。 エンディングロールが流れる中、 空港で治療を受ける人々の安堵の表情。 怖かった後の安堵感が心地いい。 気に入ったアイスクリームの端迄 楽しむ様な映画は久しぶりでしたね。 大抵エンディングは見ないですからね。
戦国自衛隊
オトーサン、 「この頃、ノリノリ!」 角川春樹さん、千葉真一さんに、 「とにかく、どんどんやってくれ!」 自宅を抵当に入れ銀行から融資してもらい、 製作費11億5000万円を捻出したとか。 ヘリコプターや戦車も出動! でも、なんだか変だよ、この映画。 原題:戦国自衛隊 (1979) 監督:斉藤光正 原作:半村良 脚本:鎌田敏夫 Genre:SF/War/Action 上映時間:138分 あらすじ: 伊庭三尉率いる自衛隊一個小隊は 演習地に向かう途中の海岸で、 奇妙な閃光に包まれる。 気がつくとそこは400年前の戦国時代。 伊庭たちは戦車、ヘリコプター、装甲車などの 近代兵器もろともタイムスリップしてしまったのだ。 そんな彼らの前に、武田信玄と戦うために 川中島へ向かっていた戦国武将・長尾景虎が現れた。 景虎は伊庭たちの持つ兵器と装備に興味を示し、 友好関係を結ぼうとする。 そして元の世界に戻れるあてのない自衛隊の面々も この時代で生き抜く事を決意する。 だが、隊員たちは、次々と死んでいく・・・ 出演者: 千葉真一・・・ 伊庭義明(三等陸尉) 夏木勲・・・ 長尾景虎 オトーサン、 「2人とも。いいね」 でも、根本的な疑問は、武田信玄をやっつけたいなら、 ヘリで、急襲すれば済むこと。 その他の出演者: 中康治・ ・・ 三村泰介(一等陸士) 田中浩・・・ 武田信玄 仲谷昇・・・ 九条義隆 江藤潤・・・ 県信彦 速水亮・・・ 森下和道 にしきのあきら・・・ 菊池弘次 三浦洋一・・・ 野中学 かまやつひろし・・・ 根本茂吉 倉石功・・・ 丸岡正男 高橋研・・・ 平井正芳 渡瀬恒彦・・・ 矢野隼人 河原崎建三・・・ 加納康治 角野卓造・・・ 須賀利重 鈴木ヒロミツ・・・ 西沢剛 竜雷太・・・ 木村治久 三上真一郎・・・ 島田吾一 辻萬長・・・ 小野章一郎 伊藤敏孝・・・ 高島春美 加納正・・・ 清水英雄 清水昭博・・・ 大西里志 古今亭志ん駒・・・ 堀健児 佐藤仁哉・・・ 関おさむ 小野みゆき・・・ みわ 岡田奈々・・・ 新井和子 大前均・・・ 栗林孫一 工藤堅太郎・・・ 石庭竹秀 成田三樹夫・・・ 光佐 中田博久・・・ 黒田長春 小池朝雄・・・ 小泉越後守 薬師丸ひろ子・・・ 子供のような武士 草刈正雄・・・ 正吉 勝野洋・・・ コーチ 岸田森・・・ 直江文吾 石橋雅史・・・ 細川藤孝 真田広之・・・ 武田勝頼 佐藤蛾次郎・・・ 夜這いの男 中山剣吾・・・ 小泉家家臣 きくち英一・・・ 景虎の側近 宇崎竜童・・・ 落武者 中庸助・・・ 落武者 高橋利道・・・ 騎馬武者 栗原敏・・・ 騎馬武者 井上清和・・・ 騎馬武者 黒崎誠輝・・・ 騎馬武者 User Rating:5.6/10( 133 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:7.1/10( 174 votes) Yahoo! オトーサン、 「長尺すぎる」 大勢の出演者に出番を作ったために、 冗長になっています。 User Reviews 篭瀬山さん 2005年8月1日 円環 重要なことを言っている。 自衛隊員も戦国武将もまず名乗り合う。 これは、互いに共通の文化的土壌を有すことを示している。 そして、昭和という去勢された世(平成はそれ以上か)に 闘争本能を抑え込まれた自衛官が、 乱世の放埓な空気に魂を呼び覚まされる様が描かれる。 つまり、時代が戦国だろうが昭和だろうが関係ない、 「裸になれば同じ人間」ということだ。 敵将の首を掻き取り、高々と掲げる 長尾影虎(夏木勲)の振る舞いは、確かに野蛮、だろう。 だが野蛮は伝染しやすいのか (どうか知らんが少なくとも、伝染する、ものであることは間違いない) 後に伊庭三尉(千葉真一)が模倣している。 すっかり戦国武将気取りで天下を目指す 重要なのは、この野蛮さと、 この野蛮さを封じ込めようという感覚が、 人間の中に同居しているということだ。 人間は、純粋な倫理観からだけでなく、 駆け引きや取引というものによっても、野蛮を退けてきた。 (何という名の寺か忘れたが) ふすまの後から公家である九条義隆(仲谷昇)が 顔を出す一連のシーンは、こういうことを象徴している。 ラストで妙蓮寺を焼き尽くす紅蓮の炎は、 われわれの内なる闘争本能、制御の効かない荒ぶる魂なのだ。 したがって、主人公たちは現代に戻れなかったけれど、 あの炎は見事に話を現代に繋げ、物語の円環を閉じているのである。 ・・・という点はよく出来ているのだけど、 戦闘シーンなんかで画の処理が物凄く下手クソなときがある。 それと間に差し挟まれる音楽のセンスが (ここで物語が停滞するのも勘弁) ことごとくサイテー。 オトーサン、 「音楽、ひどすぎる」 イニシャルKさん 2012年1月7日 角川映画初の時代劇 いかにも角川映画の娯楽大作という感じの ド派手な映画になっているが、 自衛隊の一個小隊がもし突然戦国時代にタイムスリップしたらという シチュエーションだけ思いついて即作ったような印象で、 タイムスリップ直後の隊員たちの混乱ぶりは リアルで良かったが、あとはもう勢いだけでいってしまったような感じ。 それでもアクションシーンは、まあ退屈せずに見られるのだが、 自衛隊の描き方がただ戦国時代で好き勝手暴れているようにしか見えず、 「野性の証明」のレビューでも自衛隊を悪役として描いたことが 本作の自衛隊の撮影協力を得られなかった理由ではないかと書いたが、 これじゃ撮影に協力なんてしないわなというのが一発で分かる。 また青春映画のテイストは監督や脚本家の意向で取り入れられたらしいが、 はっきり言って全く効果的でなく、 いかにも70年代の青春ドラマのような挿入歌の数々は 映画の勢いを明らかに奪っていてどう考えても失敗としか思えないし、 SFとしての面白さも皆無に等しく これではまだ「戦国自衛隊1549」のほうが マシのようにさえ思えてしまう。 主たる女性陣にセリフがないのも 男の映画というのを強調したかったのかもしれないが なんか違うだろという気がするし、 オールスタッフ・キャストがノンクレジットというのも 話題作りの一環なんだろうが 何もそんな事までして話題作りをしなくてもとしか思えない。 (よくみんな許可したな。) とくに期待をしていたわけではないし、 取りあえず見ておけくらいにしか思っていなかった映画だが、 立派な駄作だと思う。
闇金ウシジマくん Part2
オトーサン、 「なーんだ、そんなことだったんだ」 山田うどんの前を通ると、幟に"ウシジマ"とあります。 この映画をみるまでは、両者のコラボに気付きませんでした。 山田うどんと言えば、庶民の味方。 うしじまくんも、まぁ、庶民の味方。 原題:闇金ウシジマくん Part2 (2014) 監督:山口雅俊 原作:真鍋昌平 脚本:福間正浩/ 山口雅俊 Genre:Drama 上映時間:133分 あらすじ: 闇金の丑嶋(ウシジマ)は、 10日で5割、1日3割という金利と 情け容赦ない取り立てで知られる。 ある日、彼が社長を務める “カウカウ・ファイナンス”に、 無職のヤンキー、マサルを引き連れた 暴走族のヘッド、愛沢がやって来る。 自分のバイクを盗んだマサルに借金させ、 慰謝料200万を払わせようとしていた。 ところがウシジマはマサルを見込んで 見習いとして雇う。 一方、新米ホストの神咲麗は、 ナンバー1を目指すも生活費に困っている。 17歳のフリーター彩香は、 彼の夢を応援しようと、ウシジマのもとへ・・・ 出演者: 山田孝之・・・ 丑嶋馨 菅田将暉・・・ 加賀マサル 中尾明慶・・・ 愛沢浩司 窪田正孝・・・ 神咲麗(レイ) 門脇麦・・・ 藤枝彩香 オトーサン、 「山田孝之は、カリスマ感あるね」 底辺で輝こうとしているマサル、愛沢、レイ、彩香を 応援したくなりました。 その他の出演者: 綾野剛・・・ 戌亥 木南晴夏・・・ 愛沢の妻・明美 高橋メアリージュン・・・ 犀原茜 バカリズム・・・ ウソ虫歯・下村 大久保佳代子・・・ 太客・里中美奈子 希崎ジェシカ・・・ 葉山朋子(モコ/モナコ) マキタスポーツ・・・ 村井 キムラ緑子・・・ 太客・日野牧子 本仮屋ユイカ・・・ ユキミ 光石研・・・ 熊倉のアニキ 柳楽優弥・・・ 蝦沼(エビヌマ) 崎本大海・・・ 高田 User Rating:6.0/10( 13 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:7.4/10( 555 votes) Yahoo! オトーサン、 「思ったより、高いスコアだね」 User Reviews hea***** さん 2016年9月12日 原作がいいから面白くて当たり前 漫画・ドラマ・前作の映画と全て見ています。 原作の出来がいいので、 よっぽど下手をうたない限り面白くて当然。 原作と比べると丑嶋馨の体格が 大幅に小さいのが少し残念。 でも山田孝之以外にやれそうな人もいないから、 しょうがないかな。 あと勝手に女金融屋という オリジナルキャラクターがいるが、 正直いらないかな。 まあ作品をダメにしてるって程は悪影響ないけど、 できればそのままやって欲しい。 あと自分は原作知ってるので大丈夫ですが、 知らない人が見たら 時系列がバラバラになっているので混乱するかも。 原作の持ち味をうまく活かした佳作でしょう。 劇場版三作目も期待しています。 オトーサン、 「安倍批判まで、持ち出すの?」 前田有一さん 2014年5月11日 役者はそろった、あとは覚悟だけ 厳しすぎる現実が 連載を秒速で追い越してしまったことで 各方面から心配の声が挙がる真鍋昌平による 人気コミック「闇金ウシジマくん」が、 このたび再び映画版になった。 トゴ=10日で五割の暴利で知られる闇金、 カウカウファイナンスのウシジマ社長のもとに、 いい年をして暴走族のヘッドを務める愛沢がやってきた。 自分のバイクを盗み傷つけた慰謝料を払わせるため、 マサルに金を貸せということだが、 ウシジマは承知しないどころか マサルを自分の元で働かせることにするのだった。 キャストはテレビドラマ版から続投。 原作と体型はちがえど、 持ち前の演技力とカリスマで ウシジマくんを演じきる山田孝之は、 これはこれでありだなという映像版らしさを確立している。 そのほか柄崎役やべきょうすけなどもハマっているし、 この映画版から登場する ウシジマのブレーン戌亥役・綾野剛、 頭のネジが抜けたストーカー役・柳楽優弥あたりも悪くない。 とくに柳楽の怪演は、この役者の良さを改めて感じさせた。 物語は、「ホストくん」「ヤンキーくん」を軸に 原作のいくつかのエピソードを絡めていくオリジナル構成。 原作屈指の傑作である前者はともかく、 「ヤンキーくん」についてはアクションもあり、 映画向きだと判断したのだろう。 だが、そのコンセプトはちょっと違うと思う。 何しろ今は増税ミックス焼き政策のおかげで、 若者たちがあっとうまに底辺まで急降下する時代。 その速度たるや、 秒速を誇る与沢さんでさえ逃げきれなかったほど。 未来を憂う愛国者ならば、 この問題をこそもっとも憂慮すべきといえるだろう。 そんな、孤独に苦しみ抜いた人間が 最悪の運命をたどる寸前にさっそうと現れ、 結果的に救いの道を示すウシジマくんは、 まさに時代の申し子。 現代日本のダークヒーローであり、 だからとてつもなく格好いい。 よってこの映画版は、 原作を離れてでもそうした問題への 新たなインパクトを示す気概があるべきであった。 というより、いまウシジマくんを映画にするなら、 それ以外にないではないか。 空前の高支持率を誇る偉い人たちが、 日本人を最悪の未来へ落とそうとしている今、 彼らを批判せずにいつやるというのか、すべての映画業界人よ。 また、映画としては表現がぬるま湯というのも不満なところ。 日本の最底辺の、過激すぎる現実をつきつける、 ひりつくようなリアリティこそが原作の持ち味だが、 この映画はせっかく映画という表現の場にありながら、 テレビドラマ基準の中にとどまっている。 それは、各エピソードにおける改変部分が、 ことごとくマイルドになっていることからも明らかだ。 せっかくの映画版なら原作を一部でも凌駕するような、 国会の奥深くでニヤついている連中が腰を抜かすような 強烈なウシジマくんを見てみたい。 当記事で名前をあげた若き役者たちには、 その期待に応える力がある。 長年こうしたテーマの映画に プロデューサーとしてかわってきた 山口雅俊監督もまたしかり、だ。 ぜひもう一度、3作目を作り、 本気の映画作りを見せてくれないだろうか。
フットルース
オトーサン、 「いいね、いいね!」 ♪一生懸命働いて タイムカードを押している 何のための8時間? 手に入れたものを教えてくれ こう感じる あれはただ自分を押さえつけた時間 俺は自分を解き放とう さもなきゃ、この町ズタズタに 原題:Footloose (1984) 監督:Herbert Ross 脚本:Dean Pitchford Genre: Drama/ Music/ Romance 上映時間:107分 あらすじ: シカゴ生まれのレンは、 中西部の小さな田舎町ボーモントに転校。 その町では、ダンスもロックも禁止されていた。 レンは、その異様な状況に困惑。 シカゴとは違った雰囲気により孤立した。 その息苦しさから抜け出すべく 高校の卒業パーティーをしようと、 町民集会で聖書の一説を用い提案を行う。 しかし、ムーア牧師を始めとする 街の大人たちに却下されてしまう。 ムーア牧師は、 息子が事故で亡くなり、その引き金となった 「ロック・ダンス」禁止を進めてきたのだ。 レンに惹かれたアリエルや妻のヴァイの説得で 序々に牧師の心も変わっていく・・・ 出演者: Kevin Bacon ・・・ Ren McCormack(レン) Lori Singer ・・・ Ariel Moore(アリエル) Dianne Wiest ・・・ Vi Moore(ヴァイ) John Lithgow ・・・ Reverend Shaw Moore(ムーア牧師) オトーサン、 「若い2人がいいね」 特に、ケビンの運動能力には驚かされました。 その他の出演者: Sarah Jessica Parker ・・・ Rusty Chris Penn ・・・ Willard Hewitt Frances Lee McCain ・・・ Ethel McCormick Jim Youngs ・・・ Chuck Cranston John Laughlin ・・・ Woody Lynne Marta ・・・ Lulu Warnicker Douglas Dirkson ・・・ Burlington Cranston User Rating:6.5/10( 51,920 votes)IMDb User Rating:7.8/10( 175 votes) Yahoo! オトーサン、 「よき青春ドラマ」 アカデミー賞ノミネート ・歌曲賞 :主題歌 ♪Footloose ♪Let's Hear It for the Boy User Reviews Howlin Wolfさん Manchester, England 2002年11月19日 不公平な評判 この映画を見る前に聞いていたのは、 馬鹿らしいから、見ないほうがよいというもの。 叔父が、この映画の音楽をかけて、 リビング・ルームで踊っていて、 馬鹿らしい映画と思っているかと聞いてきた。 この主題歌は、映画史で名高い。 私は、見てみようと決めた。 間違いなく、見るだけの価値があった。 このスタイルは、80年代の10代映画を思い出させるが、 他の映画よりは、100倍いい。 出演者は、みないい演技をしている。 ケヴィン・ベーコンは、ありきたりの概念を 実にクールに魅力的に魅せて、 後年の演技の確かさを証明している。 音楽が、決定的によい! 主題歌を聞と、無性に踊りたくなる! 「トム・クルーズ/栄光の彼方に」のように安っぽくない。 本作のはじめ、主題歌が聞こえてくると、 落ち込んでいるひとも、元気を取り戻すだろう。 この映画は、思ったよりもすっとすばらしい。 チャンスを与えてほしい。 まだ見てないが、主題歌を聴いたことがあるひと、 見ない手はない・・・ オトーサン、 「確かに、素敵な音楽だね」 ロビーJさん 2007年4月16日 ベーコンの最高作!! ケヴィン・ベーコンの映画の中で この映画が一番好きです!! 彼が劇中ムーヴィング・ピクチャーズの ♪「ネヴァー」に合わせて踊る所は 本当に素敵です!! 親友役のクリス・ペンに ダンスを教えるシーンもかなり好き!! 青春ダンスムービーの中でも一番好きな映画かも!? ロリ・シンガーとのロマンスもいいし、 ダンスと友情、そして愛の素晴らしさを 教えてくれる映画だと思います。 ラストのプロムダンスシーンでケニー・ロギンスの ♪「フットルース」に合わせて楽しそうに踊る 皆の姿は何度見ても感動的!! 私はDVDもサントラも買っちゃいました。
桃太郎侍
オトーサン、 三隅研次って、すごい監督なんだね。 代表作は、 「座頭市」シリーズ 「眠狂四郎」シリーズ、 『子連れ狼』シリーズなど 原題:桃太郎侍 (1963) 監督:三隅研次 脚本: 八尋不二 原作:山手樹一郎 脚本:八尋不二 Genre:Period Drama 上映時間:87分 あらすじ: 浅草を悠然と歩いて行く浪人者、 桃太郎と名乗る無類の剣の使い手だ。 若木家の若殿・新之助と双生児だったが、 双児を忌む武家の風習から里子に出された。 若木家では大殿の病気をよいことに、 次席家老の鷲塚が新之助を退け 妾腹の子万太郎を擁して藩の実権を握ろうと企み、 陰謀家伊賀半九郎に策を練らしていた。 それを知った江戸家老の伊織は 若殿が菩提寺に参詣するその足で帰国を願おうと考え、 娘の百合を通じて桃太郎に若殿の道中の護衛を依頼した。 桃太郎の正体を知らない半九郎もまた、 女スリ小鈴を使って彼を味方に引き入れようとしていた・・・ 出演者: 市川雷蔵・・・桃太郎/若木新之介 浦路洋子・・・百合 木暮実千代・・・花房小鈴 河津清三郎・・・伊賀半九郎 オトーサン、 「いよ−、待ってました、2役!」 美女2人に迫られるなんて、羨ましい。 その他の出演者: 堺駿二・・・伊之助 杉山昌三九・・・鷲塚主膳 香川良介・・・右田外記 清水元・・・神島伊織 細川俊夫・・・大滝鉄心斎 植村謙二郎・・・高垣勘兵衛 荒木忍・・・慈海和尚 浜世津子・・・千代 若杉曜子・・・お梅の方 南条新太郎・・・杉田助之進 水原浩一・・・小川新兵衛 原聖四郎・・・鷲塚大学 葛木香一・・・医師 高倉一郎・・・藤井佐次馬 郷登志彦・・・大西虎之助 志摩靖彦・・・進藤儀十郎 浅尾奥山・・・若水讃岐守 橘公子・・・繁乃 小柳圭子・・・神島家の腰元 小松みどり・・・小鈴家の老婆 玉置一恵・・・船番所の役人 堀北幸夫・・・橋本五郎太 岩田正・・・金比羅船の乗客 山本順太・・・万太郎 User Rating:6.0/10( 2 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:-/10( - votes) Yahoo! オトーサン、 「Yahoo!は、無視?」 User Reviews ひげじいさん 2015年5月2日 出たのか…。 私は、アマゾンで、VHSで購入したことがあります。 高橋英樹の「桃太郎侍」とは全く違います。 これは、市川雷蔵の作品の中でも、 持っておいたほうが良いものです。 何回観てもいいんですよ。 内容は言えないけど、二役なんだけど。 言えないけど。 オトーサン、 「高橋英樹もの、見てないね」 イニシャルKさん 2006年8月9日 「桃太郎侍」といえば 高橋英樹主演のテレビ時代劇で有名だが、 (見た事は一度もない。) これは三隅研次監督による雷蔵主演の映画作品。 もう見たのはだいぶ前の話なのだが、 三隅作品のわりには平凡な作品で、 雷蔵が生き別れの双子を演じるという設定も なんかありがちに感じたことを覚えている。 木暮実千代の美しさはとても印象的だった。 確かこれ、三隅監督の初カラー作品ではなかったかなあ。
ダメージ
オトーサン、 「ははは」 この「ダメージ」という題名は 適切でないというひとがいました。 彼の提案は、「ダメオヤジ」にすべきというのです。 正解です。正解すぎて面白くありません。 名匠ルイマル作品評は、オブラートに包むべし。 原題:Damage (1992) 監督:Louis Malle 原作:Josephine Hart 脚本:David Hare Genre: Drama/ Romance Rated R for strong sexuality, and for language Country: UK / France Language: English / French / German / Italian 上映時間:111分 あらすじ: イギリスの下院議員スティーブンは、 良き妻イングリッドに支えられ、順風満帆の生活を送っていた。 ある日、フランス大使館主催のパーティに顔を出し、 アンナと出会い、一目でただならぬ運命を感じた。 彼女もまたスティーブンに意味ありげな視線を投げかける。 2人は再会を予期しながら、あいさつを交わして別れた。 その後まもなくフレミング家に、 新聞社で働く長男マーティンが訪ねてきた。 彼は恋人を伴って来たのだが、 その女性こそアンナだったのだ。 あまりの偶然に驚きを隠せないスティーブンに、 後日アンナは電話をかけてきた。 そして2人は、情事に溺れてい だがその秘めた関係は、 スティーブンの妻イングリッドに悟られ・・・ 出演者: Juliette Binoche ・・・ Anna Barton(アンナ) Jeremy Irons ・・・ Dr. Stephen Fleming(スティーブン) Miranda Richardson ・・・ Ingrid Fleming(イングリッド) Rupert Graves ・・・ Martyn Fleming(マーティン) オトーサン、 「ここまで脱ぐの?」 ジュリエットビノシュは、名女優。 でも、名監督の言うことは聞くのです。 なんといっても、ファム・ファタールを演じられるのでうから。 その他の出演者: Ian Bannen ・・・ Edward Lloyd Peter Stormare ・・・ Peter Wetzler Leslie Caron ・・・ Elizabeth Prideaux Julian Fellowes ・・・ Donald Lyndsay, MP Ray Gravell ・・・ Dr Fleming's chauffeur. User Rating:6.9/10 ( 12,264 votes)IMDb User Rating:6.6/10( 34 votes) Yahoo! オトーサン、 「思ったより高いスコアだね」 ミランダ・リチャードソンのノミネートは、 意外でした。 アカデミー賞ノミネート ・助演女優賞 ミランダ・リチャードソン ゴールデン・グローブノミネート ・助演女優賞 ミランダ・リチャードソン User Reviews anonymousさん Los Angeles 1999年1月12日 鮮やかな風刺 自己中のラブストーリーへの鮮やかな風刺だ。 小人は、自分が無価値な人間だと思ってしまう。 フツー、星回りの悪い薄幸な恋人たちは、祝福される。 (「ドクター・ジバゴ」「イングリッシュ・ペイシェント」), だが、本作では、彼らは、ありのままに描かれる。 利己的で、浅はかな間抜けな破滅型人間だ。 これがゆえに、特別の愛と錯覚したのだ。 素晴らしい! オトーサン、 「深いねぇ」 なんのかんのさん 2011年7月13日 人生至るところに落とし穴あり、ってな話で。 「脇道のない人生なんてつまらない、 そういう落とし穴こそ人生の楽しささ」 なんてこと言う気楽な人もいるが、 本当の落とし穴ってのはそんなもんじゃない、 ただただぽっかり穴があいてて ズルズルと破滅へと追い込んでいく、 そういうものがあるんだという、 お気楽ものを戒める映画。 「愛」と言うと気取りすぎ、 「性欲」と言ったらミモフタもない、 そういうときは「官能」といういい言葉があるんだけど、 『ラストタンゴ・イン・パリ』のように 官能の孤独に至るわけでも、 『近松物語』のように官能の勝利に至るわけでもなく、 ただ穴ぼことしてある破滅へのみ至る官能。 ほとんど事故のようにそこに巻き込まれていく主人公。 政治家としての堅苦しい生活から自由になるという 解放としての恋愛ではなく、 まったく別の官能の檻につながれてしまう、 その閉じていく怖さ。 文字通りの意味での、身を焦がす恋ってやつだな。 その怖さと男の心理はよーく分かるんですが、 正直言ってこの女がよく分からなかった。 別に分からなくていい落とし穴への案内人としての役割りなのか。 段落ごとの「さて」という感じのフェイドアウトが、 フェイドアウトとはこう使うのだ、というテキストのよう。
スネーキーモンキー 蛇拳
オトーサン、 「これは、間違いないね」 ジャッキー・チェンの若い頃の映画です。 1954年生まれですから、当時、何と24歳! 2016年現在、還暦になっても、 まだやっているんですから、頭が下ります。 原題:Se ying diu sau (1978) Snake in the Eagle's Shadow 監督:Woo-Ping Yuen 原作:Chi Yuan Hsi/ Huo An Hsi/ Loong Shiao 脚本:See-Yuen Ng/ Chi-Kuang Tsai Genre:Action/ Comedy Country: Hong Kong Language: Cantonese 上映時間:98分 あらすじ: 清朝。 拳法の2大流派、蛇形派と鷹爪派が 勢力争いを繰り返す中、 鷹爪派の凄腕拳法家、上官によって 蛇形派の拳士は次々と討ち取られ、 その流派の命脈は潰える寸前であった。 一方、大手道場の下男、簡福は、 師範にこき使われ、殴られ役をやらされている。 ある日、簡福は、町で騒動を蒙っている老人を助ける。 だが老人こそ、蛇形派の長老である白長天だった。 簡福の惨めな日常に同情した白は 簡福に蛇形拳を伝授、 みるみる上達し、道場のヒーローとなるが、 その技を上官に見られてしまう。 蛇形派殲滅を果たさんとすべく 白長天を追跡する上官とその一味。 白長天は乞食を装い人目を避ける不逞の中、 簡福に蛇拳を伝授する。 凄腕の拳法家すら叩きのめす技を身に付けた 簡福だったが上官には歯が立たず、 白長天から託された秘伝書は 家猫に破られ地団駄を踏んでいた所、 猫と蛇の争いから体得した 蛇拳に我流の「猫爪崩し」を取り入れ、 上官を討ち倒す・・・ 出演者: Jackie Chan ・・・ Chien Fu(簡福) Hwang Jang Lee ・・・Sheng Kuan(上官) Yuen Siu Tien ・・・ Pai Chang-tien(白長天) オトーサン、 「白長天、すごいね」 ユエン・シャオティエンは、1912年生まれ。 当時、66歳にしては、驚異的な身の軽さです。 ホアン・チャンリーのハイキックも、要注目! その他の出演者: Dean Shek・・・ Teacher Li Fung Hak-on ・・・ Master Chao Chi-chih Tino Wong ・・・ Ah-Wu Peter Chan ・・・ Teacher Lian Hsu Hsia ・・・ Su Chen Charlie Chan ・・・ Master Hung Roy Horan ・・・ Missionary/Russian Fung Ging-man ・・・ Teacher Chui Chiang Kam ・・・ Ah Kwai Yao Lin Chen ・・・ Master Hung Chen Tien Lung ・・・ Three Provinces Champ Chan Lung ・・・ Substitute Instructor Gam Yam ・・・ Chang User Rating:7.5/10( 7,893 votes)IMDb User Rating:7/6/10( 113 votes) Yahoo! オトーサン、 「素朴さが、たまらんねぇ」 User Reviews chengizさん NY 2003年10月18日 純粋なカンフー映画のベストの1つ 「ドランク・モンキー/酔拳」とともにいい。 (「酔拳2」もいいが、すばらしくはない) 純粋なカンフー映画の中で最もよい。 次から次へと戦闘シーンが出てくる。 息を呑む振付だ。 特に、2つのシーンがいい。 ジャッキーが師範代の足に、ぼろ服を滑らせるシーン。 老人・白長天が、お皿をジャッキーに取らせないシーン。 これは、オリジナルの「キルビル」であり、 アクションは、まさに純粋にぞくぞくさせる。 ストーリーは、取り立てて言及するほどのものではない。 ジャッキーの香港映画は、別格だ。 ハリウッドは、マーシャル・アーツ・ジャンルを台無しにした。 新しいジャッキー・チェンとジェット・リーなどの映画は、 やりすぎていて、見るに耐えない。 香港カンフーと同じくらい爽快なアクションが あってほしいが、悲しいいことに、 テクノロジーが美しいものを取り除いている。 このコメント、映画評論家ロジャー・イーバートの パラフレーズで終わろう。 「誰かが何か難しいことをし、 それを容易に見せる時、喜びがいや増す。 それは、怠惰と臆病さの敵に打ち勝った人間の勝利だ。 オトーサン、 「真向勝負!」 al2*****さん 2016年4月9日 初期ジャッキー映画 「酔拳」と並び ジャッキー・チェン初期の代表作「蛇拳」 後に大スターになってからのジャッキーは 初めから無双で向かうところ敵なしの設定、 アクションも高い建物からの落下や 派手なカーアクションが作品の売りになっていく。 初期ジャッキー作品の魅力は 何といっても弱い主人公が辛い修行を経て 強くなってついに強敵を倒す、という過程が楽しい。 アクションシーンもジャッキーはもちろん、 戦う相手も飛び道具無しに肉体だけを駆使し 純粋にカンフーアクションのだいご味が味わえるし、 シリアス一辺倒じゃなくコミカルな動きも絶妙な編集や カット割りでいともたやすく見せてくれるのもすごい。 この点は先輩カンフースター、ブルースリーの作品よりも 脚本、演出の上手さと映画としての完成度の高さを感じる。 出演者の中では何といっても蛇拳のマスターで 謎の老人を演じるユエン・シャオティエンがすばらしく、 彼とジャッキーの特訓シーンが一番の見どころ。 初期の素朴なジャッキー映画は今見ても新鮮で楽しめます。
征服
オトーサン、 「ナポレオンの名言!」 ・余の辞書に不可能の文字は無い 受験勉強の時に励まされました。 この映画の主演女優は、グレタ・ガルボ。 演技も折り紙つきです。 アカデミー賞受賞 ・名誉賞 同ノミネート ・主演女優賞 ニノチカ ・主演女優賞 椿姫 ・主演女優賞 アンナ・クリスティ ・主演女優賞 ロマンス 原題:Conquest (1937) 監督:Clarence Brown 原作:Waclaw Gasiorowski 脚本:S.N. Behrman/ Samuel Hoffenstein/ Salka Viertel Genre:Drama/History/ Romance Color:Black and White 上映時間:113分 あらすじ: 1807年1月、ナポレオン麾下の仏軍は ロシア軍を撃破してポーランドに進撃した。 ポーランドの国民は熱狂してナポレオンを迎えた。 首都ワルソーでナポレオンの歓迎夜会が催されたとき、 ワレウスカ伯爵夫人マリーの容色に眼をとめた皇帝は 彼女に宿舎にくるように命じた。 人妻の身に無礼な言葉とマリーは激しい憤りを感じた。 数日後、伯爵夫妻のもとへ議員たちが訪れてきた。 彼らは祖国再建のためにあらゆる手段を講じて ナポレオンを動かそうと試みたが失敗に帰したので、 皇帝お気に入りのマリーに 宿舎へ行ってもらうよう依頼にきたのだ。 伯爵夫妻の悩みは大きかったが、 ついに祖国のためにマリーは身を犠牲にする決心をして、 夜秘かにナポレオンを訪れた。 マリーは皇帝が個人的に不幸であり、 彼女を心から愛していることを知り、 かつてないあやしい愛情が湧くのを どうすることもできなかった。 マリーは正式に伯爵と離婚し、皇帝の愛情を信じ、 日かげの女としての生活に満足していた。 2年後、彼女はナポレオンンの子を妊娠したが、 彼女が皇帝にそのことを告げようとしたとき、 皇帝は皇后を離別し、 高貴な血統の世継ぎを得るため ハプスブルグ家のマリイ・ルイゼと 結婚すると言いだしたので、 彼女は自分の妊娠を秘して行先も告げずに 皇帝のもとを去った。 1812年の冬モスコー遠征に敗れたナポレオンは 連合軍の手でエルバ島へ流された。 彼が再起の念に燃え焦燥の日を送っているとき、 マリーが彼との間に生まれた 息子のアレキサンドルをつれて 5年ぶりに訪れて来た。 しかし野望に燃える彼は、 マリーが反対するにも拘らず、 再挙を計るため連絡の密書を彼女に托し、 フランスの同志のもとへ暗夜を利して出発させた。 やがてナポレオンは故国へ帰り再起したが、 ウォータールーの一戦に敗れ、 再び捕らえられてセントヘレナ島へ流されるため ロシュフォール港に送られた。 乗船の日、宿舎にマリーが アレキサンドルをつれて訪れてきた。 かつては一世を風靡した皇帝ナポレオン、 真実の愛情を教えてくれた男の淋しい姿を、 マリーは息子を抱いたまま見送った・・・ 出演者: Henry Stephenson ・・・ Count Anastas Walewski(ワレウスカ伯爵) Greta Garbo ・・・ Countess Marie Walewska(ワレウスカ伯爵夫人マリー) Charles Boyer ・・・ Emperor Napoleon Bonaparte(ナポレオン) Scotty Beckett ・・・ Alexandre Walewska(アレキサンドル) オトーサン、 「グレタ・ガルボ、美人だねぇ」 1905年生まれですから、当時32歳! 対するシャルル・ボワイエ 1899年生まれですから、当時38歳! 若いのに演技がうまいですね。 その他の出演者 Reginald Owen ・・・ Tallyrand Alan Marshal ・・・ Captain d'Ornano Leif Erickson ・・・ Paul Lachinski Dame May Whitty ・・・ Maria Letizia Buonaparte Maria Ouspenskaya ・・・ Countess Pelagia Walewska C. Henry Gordon ・・・ Prince Poniatowski Claude Gillingwater ・・・ Stephan (Marie's servant) Vladimir Sokoloff ・・・ Dying soldier George F. Houston ・・・ Grand Marshal George Duroc Oscar Apfel ・・・ Count Potocka Betty Blythe ・・・ Princess Mirska Stanley Andrews ・・・ Prince Mirska Henry Kolker ・・・ Sen. Wybitcki Mitchell Lewis ・・・ Beppo Lois Meredith ・・・ Countess Potocka Charles B. Middleton ・・・ Sergeant at Elba Dennis O'Keefe ・・・ Jan Walewska Robert Warwick ・・・ Capt. Laroux Ian Wolfe ・・・ Prince Metternich User Rating:6.7/10( 1,002 votes)IMDb User Rating:-/10( - votes) Yahoo! オトーサン、 「Yahoo!、なぜ取り上げないの?」 宮殿などすべて製作! 室内装置賞は当然です。 アカデミー賞ノミネート ・主演男優賞 シャルル・ボワイエ ・室内装置賞 User Reviews bkoganbingさん Buffalo, New York 2007年6月10日 解放者にして、暴君 本作の最初の20分が最も重要だ。 コサック人がヴァレフスカ伯爵邸に攻め入る時に、 そこで彼らの行動が、映画の続きをすべて説明している。 連中は、汚ならしく、いかがわしい。 都会風なワレウスカ伯爵とその若い妻マリアを侮辱するが コサック人たちを追い払った、ナポレオンの解放軍を歓迎する。 (40年前に、ロシア、プロシア、およびオーストリアによって 分断されたポーランドを解放するのだ) そして、ワレウスカ伯爵夫人マリーは、*ナポレオンへの 最上の献上品になる。 彼女にとっては、愛国的な義務である。 だが、彼女は、*背の低い伍長の息子を産むものの、 彼をほとんどを愛していない。 ナポレオンは、最初から最後まで、自分のことしか考えていない。 マリーは、ナポレオンの唯一の愛人ではなかったのだ。 実のところ、この映画は、 若い頃にボナパルトの失恋を見せておくべきだった。 彼の結婚は政治的な理由のためであり、 マリーは、最初から、それを知っているべきだった。 この映画のグレタ・ガルボは、ナンバー・ワンではなく、 ナポレオン演じるシャルル・ボワイエが光っている。 彼は、ナポレオンの理想主義と野心の両方を体現し、 アカデミー賞主演男優賞にノミネートされたが、 受賞したのは、「我は海の子」のスペンサー・トレーシーだった。 ガルボは悪くないが、主役男優の影に隠れたのは、 これがはじめてだ。 本作は、歴史的記録として優れているが、 衣装が売り物だった。 MGM製作映画のベストの1つ。 オトーサン、 「ほう、そんなことがあったんだ」 有楽町のスバル座、いい雰囲気だったなぁ。, Ikedaさん 2002年10月19日 戦後初めて見たアメリカ映画 昭和22年の2月11日に、 戦後初めて見たアメリカ映画です。 場所は有楽町のスバル座でした。 ここがロードショウ劇場としてスタートしたのは、 この年の3月25日に 「アメリカ交響楽」を封切った時らしいので、 その直前だったようです。 然し、定員制で、当時の他の映画館と比べて、 椅子も感じがよかったようです。 人気は、さほどでもありませんでしたが、 私は良い映画だと思いました。 日本の映画ばかり見慣れていたので 随分、長い気がしましたが、 実際は11巻ですから、 それほど長い方ではないと思います。 当時、グレタ・ガルボは別にしても シャルル・ボワイエという俳優は知りませんでした。 2,3年後のメモによると、「征服」と言えば、 想い出すのは時々解説の字幕が出る事と、 ラストシーンでナポレオンの乗った船が出て行くのを ワレウスカが見まもっている所だったようです。 なお、この映画の原名は「Conquest」ではなくて、 「Maria Warewska」と紹介されていたと思います。 [2005-1-27] 58年ぶりで再見しました。 この映画はヨーロッパでは人気があったけれども、 アメリカでは評判にはならなかったそうですが、 セットなど、かなり金をかけていて、大作という感じがしました。 ポーランドの公爵夫人マリー・ワレウスカ(ガルボ)が 国を守るためナポレオンと交際するけれども、 彼の孤独な心を知り、本当に愛するようになるストーリーで、 最後にナポレオンがウオータルーの戦に敗れ、 セント・ヘレナに流されるまでの二人の仲を描いています。 クラレンス・ブラウンの演出なので、 ナポレオンの映画でも戦争場面はあまりなく、 ガルボ、ボワイエの二人に絞った進行ですが、二人とも名演です。 当時の人気俳優だっただけに、それぞれの役を完全にこなしています。 エピソードとしてはワレウスカ家の祖母に扮する マリア・オッペンスカヤがナポレオンを カード・ゲームにさそうシーンが面白かったです。
超高速!参勤交代
オトーサン、 「磐城国、いまのいわき市あたりか」 映画では、金山があったとありますが、 黒いダイヤといわれる常磐炭鉱が栄えました。 石炭が斜陽になると、坑内に溢れる熱湯を生かして、 常磐ハワイアンズ(スパリゾートハワイアンズ)が 誕生しました。 原題:超高速!参勤交代(2014) 監督:本木克英 脚本:土橋章宏 Genre:Period Drama/Comedy 上映時間:119分 あらすじ: 享保二十年、八代将軍・徳川吉宗の治世。 磐城国の湯長谷藩では、 藩主の内藤政醇はじめ藩士たちが 1年の江戸詰めを終えて帰郷し、開放感に浸っていた。 そこに舞い込んだ再度の“参勤交代”の下命。 参勤交代は金も人手もない小藩にとっては ただでさえ大きな負担。 しかも今回の期限は、なんと5日以内。 通常は8日かかる。 藩の金山に目を付けた幕府老中・松平信祝による お取り潰しを狙った陰謀だった。 そこで政醇は、知恵者の家老・相馬兼嗣とともに、 5日で江戸に参勤すべく、一大作戦を決行する・・・ 出演者: 佐々木蔵之介・・・ 内藤政醇 深田恭子・・・ お咲 西村雅彦・・・ 相馬兼嗣 陣内孝則・・・ 松平信祝 伊原剛志・・・ 雲隠段蔵 オトーサン、 「佐々木蔵之介、お殿様も似合うね」 その他の出演者: 寺脇康文・・・ 荒木源八郎 上地雄輔・・・ 秋山平吾 知念侑李・・・ 鈴木吉之丞 柄本時生・・・ 増田弘忠 六角精児・・・ 今村清右衛門 市川猿之助・・・ 徳川吉宗 石橋蓮司・・・ 松平輝貞 User Rating:6.0/10( 34 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:8.0/10( 1,602 votes) Yahoo! オトーサン、 「8点台に一票!」 何といっても、脚本が秀れています。 日本アカデミー賞受賞 ・脚本賞 土橋章宏 同ノミネート ・主演男優賞 佐々木蔵之介 ・監督賞 本木克英 User Reviews hea***** さん 2016年9月8日 ガンバレ邦画 本木克英監督の作品は10本ちかく見ているが、 正直出来のいいものはなかった。 しかし、今作はいいですね。 分かりやすいストーリーに、 ちょっとロマンスと戦闘シーンを加えて いい感じに仕上がっています。 諸藩に金を使わせ国力を落とそうとする幕府側と 幕府側をだまし少しでも節約して 参勤交代をする藩の知恵比べが面白いです。 時代劇もいいもんですね。 飛脚は参勤交代を横切ってもいいとは 初めて知りました。 あと参勤交代のおかげで戦争も無かった訳で 意外といい制度だったのかもしれません。 綺麗な〆で納得の一作。 オトーサン、 「チャンバラのシーンは、チャチだね」 アンドレ・タカシさん 2016年5月7日 小藩の大名って あんなにフランクでカジュアル? 超高速という言葉が時代劇らしくなくて、 参勤交代との組み合わせに ワクワクさせられるタイトルです。 権威に対して知恵で対抗する構図を 最後まで貫けば良かったけど チャンバラの腕っぷしに頼ったところもあって、 そこが残念だったかな。 時間が切られている割には、後半が間延びした印象です。 このところ、深田恭子の個人的評価がとても高いです。 余談。ちょっと調べてみたところ、 江戸300藩中120藩ほどが2万石以下でした。 加賀百万石とか伊達62万石とか、 歴史劇に登場する雄藩に比べると 格段に小さな所帯が大半な訳です。 で、小藩の大名って あんなにフランクでカジュアルな ご近所さんだったのだろうか? ホントのところはどんなものだったのか、 とても興味がありますなぁ。
星守る犬
オトーサン、 「思い出した」 その昔、北海道に出張して、 現地の責任者と懇談したとき、 こんな話を聞かされました。 「レンタカーを借りて、 返却してくれないひとがいるんですよ、 困っていたら、道警から連絡がありましてね」 「ほう」 「クルマが見つかりました。 白骨遺体があったので、署に来てください」 「ほう」 「無事、車は回収できたのですが、 いくら洗車しても、臭いが取れなくて・・・」 原題:星守る犬(2011) 監督:瀧本智行 原作:村上たかし 脚本:橋本裕志 Genre:Drama 上映時間:128分 あらすじ: 夏の北海道。林の中で一台のワゴン車が見つかり、 中から中年男性の白骨死体が発見される。 さらに、そばには犬の遺体も。 男性のほうは死後半年が経過している。 犬のほうはまだ死んでから それほど日が経っていなかった。 遺体の処理を請け負った市役所福祉課の奥津は、 この男性と犬の関係に興味を持ち、有給を取って東京へ。 ひょんなことから出会った北海道の家出娘・有希と一緒に 男性の物と思われるレシートを頼りに、 北海道までの道程を辿る旅に出る・・・ 出演者: 西田敏行・・・ おとうさん 岸本加世子・・・ おかあさん 三浦友和・・・ 海辺のレストラン・オーナー 玉山鉄二・・・ 奥津京介 川島海荷・・・ 川村有希 オトーサン、 「西田敏行さん、文句が2つあります」 「ほう」 「あなたは、好きな俳優さんですが、 こんな役を引き受けては困ります」 「そう言われても」 「もうひとつあります」 「海辺で裸になったでしょう、醜悪ですよ。 ライザップで、お腹へこませたほうがいいですよ」 なお、川島海荷がド下手なので、 玉山鉄二が引きづられて、日頃の冴えがありません。 その他の出演者: 余貴美子・・・ 旅館の女将 温水洋一・・・ リサイクルショップ河童の店長・富田 中村獅童・・・ コンビニショップの店長・永崎 濱田マリ・・・ 富田の女房 塩見三省・・・ 西谷課長 中村獅童・・・ コンビニショップの店長・永崎 藤竜也・・・ 奥津京介の祖父 User Rating:5.7/10( 15 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:6.9/10( 509 votes) Yahoo! オトーサン、 「うーん、5点台前半だな」 話がくどすぎます。観客をなめています。 User Reviews maxpitさん 2012年6月2日 泣けます 村上たかし原作の ベストセラーコミックを映画化。 映画では犬のハッピーの気持ちが 伝えられるような工夫はされていません。 「星守る犬」は、 「犬がもの欲しそうに星を見続けている姿から、 手に入らないものを求める人のことを指す」 「望んでも望んでも手に入らないものがある。 でも、高望みして人生生きるのもいいものだ。 人は生きている限り星守る犬である」 泣けます。 犬好きの人は特に大泣きできると思います。 新宿→いわき→遠野→弘前→石狩→名寄と 旅をするロードムービーで、 特に東北地方の震災前の風景が映し出され、 映画の意図とは別ですが、 胸が痛む思いがします。 西田敏行と犬のハッピー、 玉山鉄二と犬のクロ。どちらも話も感動的です。 日本は不況、失職、熟年離婚の増加と シリアスな社会背景が山積みであり、 新聞記事を効果的に見せることで主人公も また、その時代の犠牲者のひとりであると 訴えかけているようでもありました。 決して、ハッピーエンドで終われる話ではありませんが、 各エピソードで登場した人たちの頑張る姿を ラストに映し出すことにより、 未来への希望を感じさせる終わり方で 後味も決して悪くないです。 お勧めの一本ですね。 オトーサン、 「愛犬家の言には、道理があるね」 ボビーさん 2011年7月3日 この作品の最大の欠点は、 ハッピーの感情がまるで 上手く描かれていない点にあると思う。 死を目前に控えた西田敏行さんを 傍に常にいるハッピーがどう思っているかが、 観客の最大のカタルシスにつながる筈なのに、 ハッピーの気持ちが常にただそこにいるだけとしか 描かれていないため何も感じられない。 悪く言えば、ただ西田敏行さんに 連れ回されている犬としか見えてこない。 動物映画の難しさはわかる。 どんなに調教された犬でも、集中力は短いし、 感情を持っているかのような 芝居というのはなかなかできない。 でも、ハッピーの感情がわからないのは、 監督の無精としか残念ながら言いようがない。 そう見えるように努力した様がまるで見えてこない。 たとえば、泣かせの一回目である 西田敏行さんがハッピーと 別れようとした時の鎖に繋がれたハッピーが 西田敏行さんの元に向かおうとする姿は、 カットを割り過ぎで、 監督の「こうすれば こう思っているように見えるでしょ?」という 掌が見えた気がして馬鹿にされてる気がした。 さらに、西田敏行さんが 死を目前にしているシーンで ハッピーが手をなめる。 わかりにくい! 心配の表現にすら見えない。 さすがに鈍感すぎるだろう。 死を目前にしていることくらい本能的に気づけよ! 馬鹿犬に見えてしまっているぞ! なめるより、低く唸るような寂しそうな 鳴き声にするとかして欲しい。 説明的にならないようにしているのかもしれないが、 相手は犬なのだから、 もっともっとわかりやすく表現しないと 抽象的過ぎてよくわからん! 終盤はもはや誰目線? この世を去ったハッピーの回想? そこだけ説明的! 終始ハッピーの感情がわからない故に、 この手の作品に重要な 別れの予感による重圧的な悲しみ、緊張感が一切ない。 そしてその大打撃に加え、 玉山鉄二と川島海荷も感情がわけわからない。 西田敏行さんの死を目前にしながら、 最愛のハッピーと共に死に場所を探す、 その芝居が豊かなだけに、 二人の行動の動機が弱いので、 勝手にやってろ、な気分を終始抱かされた。 この監督は台本に沿って人物、 ハッピーを動かしているだけで、 そこに感情の豊かさが微塵もない。 この監督は人間にも動物にも興味がないことだけが ぼくには伝わった。
銀座カンカン娘
オトーサン、 「この歌、流行したなぁ」 歌っているのは、高峰秀子。 笠置シヅ子と勘違いしていました。 今回はじめて「カンカン」の意味を知りました。 売春婦の別称「パンパンガール」に対して 「カンカンに怒っている」という意味だとか。 原題:銀座カンカン娘(1949) 監督:島耕二 脚本:山本嘉次郎/ 中田晴康 音楽:服部良一 Genre:Comedy/Drama 上映時間:68分 あらすじ: 落語家の新笑は、引退して 妻のおだいと子供たちと暮らしている。 居候として入ってきたのが 恩人の娘のお秋と、お秋の親友のお春だった。 明るい2人だが、朝から歌を唄うし、 犬のポチが目ざわりで、おだいはイライラしている。 新笑の甥の武助は、会社の合唱隊を組織し、 お春は声楽家、お秋は画家と、芸術家をめざしている。 しかし、現実は厳しく、 娘たちは絵の具もピアノも買う事が出来ない。 そんなとき、お秋は映画会社のロケ隊に出会い、 撮影にポチと一緒にエキストラとして出ることになる。 出演料として1000円という大金を手にし、 撮影で知り合った白井哲夫の世話でバーで歌う事となり、 歌手の道を歩んでいく・・・ 出演者: 高峰秀子・・・ お秋 笠置シヅ子・・・ お春 岸井明・・・ 白井哲夫 灰田勝彦・・・ 武助 古今亭志ん生・・・ 新笑 浦辺粂子・・・ おだい オトーサン、 「高峰秀子って、コミカルな役もやれるんだ」 笠置シヅ子も、灰田勝彦も、 演技はまぁまぁですが、なつかしい歌手です。 ラストシーンは、古今亭志ん生の独演会、 ぜいたくな時間をもてました。 その他の出演者: 服部早苗・・・ヒヨ子 山室耕・・・ 映画監督 松尾文人・・・ 助監督 三村秀子・・・女優・山田 中原謙三・・・男優・上原: User Rating:5.8/10( 5 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:7.8/10( 9 votes) Yahoo! オトーサン、 「サービス精神旺盛だね」 User Reviews なんのかんのさん 2012年9月17日 こういう「素直な笑い」の映画って、 今では少ないよね。 いつのころからか「うがった笑い」が主流になって、 多人数のための笑いは難しくなっている。 文化的洗練の結果かもしれないけど、 笑いの伝統の柱を一本失ってしまった気がする。 昭和24年という時代の輝きもあるわな。 一応職業難の背景が描かれ、 灰田勝彦の純粋芸術派が大衆芸術派へ 「改心」していくという話もあるが、さして重要ではない。 世相を見れば下山事件など暗いんだけど、 それだけ戦争が終わった喜びを歌い続けていたいという 心理も強くあったんだろう。 この年のほかの映画を見ても 『お嬢さん乾杯』『青い山脈』『小原庄助さん』と明るい。 「前向きに明るく」というモットーを なんのてらいもなく掲げることの出来た時代。 「カンカン娘」はけっこうスローテンポだったんだ。 これは歌のヒットが先行して映画化になったんだろうな。 同年の笠置シヅ子主演の『脱線情熱娘』ってのも見たんだけど、 それ用の主題歌が別に作られているのに、 ラストでは「カンカン娘」を歌って終わっていた。 これを歌わなくちゃ客が納得しない というぐらいのヒットだったんだろう。 さて本作、志ん生に独演させて終わらせるという 憎い演出(あるいは手抜きのシナリオ)。 オトーサン、 「そんなことがあったんだ」 Ikedaさんの自分史を知りました。 Ikedaさん 2014年12月6日 迎賓館 戦後、ブギのリズムを歌にして日本で流行らせた 笠置シヅ子の功績は大きくて 「東京ブギウギ」など有名になりましたが、 この主題歌も随分流行って、 当時この映画を見なくても 歌を知らない人はいなかったと思います。 それに灰田勝彦も出演しているので歌も懐かしいですし、 高峰秀子は勿論、 150キロを超える巨漢岸井明がやたらと 物を壊すシーンなどあって楽しい映画です。 更に古今亭志ん生が、かなりの役をやっていますが、 この人は当時、私が最も好きな落語家でしたが 映画出演は少なく、これが初出演ではないかと思います。 なお秀子とシヅ子が岸井と話す場所は 確かに現在の迎賓館ですが、 ここは元赤坂離宮で戦後、国に移管され、 この年に国立国会図書館などに利用しだした所です。 私はここに勤めていた事があるので良く知っていますが、 この場所は、その裏庭で画面の右の方に グラウンドらしき場所が見えますが、 ここでは運動会やテニスをやった事があるので懐かしく思いました。 この迎賓館は今でも夏の時期に 前もって予約すれば参観することは出来ます。
間宮兄弟
オトーサン、 「惜しいひとが早逝したね」 渋谷の丸山町の料亭の息子さんでした。 森田芳光監督の受賞歴をみておきましょう。 キネマ旬報ベスト10 ・第1位:監督賞 森田芳光『家族ゲーム』 日本アカデミー賞受賞 ・会長特別賞 ・監督賞 阿修羅のごとく ・監督賞 失楽園 同ノミネート ・脚本賞 ハル ブルーリボン賞受賞 ・監督賞 阿修羅のごとく ・監督賞 家族ゲーム 原題:間宮兄弟 (2006) 監督・脚本:森田芳光 原作:江國香織 Genre:Comedy/Drama 上映時間:119分 あらすじ: 東京の下町。 間宮兄弟は、30代になっての仲良く同居。 兄・明信は、ビール会社の商品開発研究員。 弟・徹信は、小学校の校務員。 そんな2人は、大好きなベイスターズの試合を スコアをつけながら熱心にテレビ観戦したり、 山盛りのポップコーン片手にビデオ鑑賞したり、 あるいは紙飛行機を飛ばしたりと、 いつも楽しい毎日を送っていた。 それでもやはり恋人は欲しいもの。 そこで2人はカレーパーティを企画、 弟は同じ小学校の葛原依子先生を、 兄はビデオ店のバイト、女子大生・本間直美を それぞれ招待することに成功するが・・・ 出演者: 佐々木蔵之介 ・・・間宮明信 塚地武雅 ・・・間宮徹信 常盤貴子 ・・・葛原依子 沢尻エリカ ・・・本間直美(姉) 北川景子 ・・・本間夕美(妹) オトーサン、 「佐々木蔵之介、誰かに似ているな、 そうか、大泉洋か」 その他の出演者: 戸田菜穂 ・・・大垣さおり 岩崎ひろみ ・・・安西美代子 佐藤隆太 ・・・浩太 横田鉄平 ・・・玉木 佐藤恒治 ・・・中華料理店のおじちゃん 桂憲一 ・・・犬上先生 広田レオナ ・・・薬屋のおばちゃん 加藤治子 ・・・お婆ちゃん 鈴木拓 ・・・ビデオショップの男 高嶋政宏 ・・・大垣賢太 中島みゆき ・・・間宮順子 User Rating:5.6/10( 82 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:6.8/10( 583 votes) Yahoo! オトーサン、 「好感がもてる佳作」 日本アカデミー賞受賞 ・話題賞(俳優) 塚地武雅 ブルーリボン賞 ・新人賞 塚地武雅 日本映画プロフェッショナル大賞> ・ベスト10 第10位> User Reviews アンドレ・タカシさん 2009年3月25日 これは仲の良い兄弟の映画ではなく、 結婚できない男を描いた映画ではなかろうか。 そんな視点で見始めると、 兄弟の言動がすべて結婚できない理由に 繋がって行く気がする。 仲が良すぎる兄弟という点を除けば、 別に同性が良いという訳じゃなく、 好きになった女性にはアプローチも試みるし、 外見は普通の社会人だ。 でも悲しいかな、致命的に結婚できる気がしない。 そう思える理由は多々ある。 好き嫌いありすぎ、拘りすぎ、自己完結しすぎ、 相手のことを考えすぎ、優しすぎ…。 でも一番の理由は「坊やだからさ…」ってところかな。 オトーサン、 「兄弟のお相手が、美女そろいとは」 黒美君彦さん 2006年10月29日 単純だが明快ではない? 兄弟の物語といえば、 聖書の“カインとアベル”であり、 『エデンの東』であり、 近いところでは 西川美和監督『ゆれる』あたりが頭に浮かぶ。 どれも兄弟の葛藤がテーマだが、 この作品はその全く逆。 ひとつ間違えば単にキモい話になってしまうのだが、 妙にハートウォーミングな話になっていてとても楽しめた。 佐々木蔵之介、塚地武雅、いずれも好演。 似ても似つかない兄弟だから成立する兄弟愛が微笑ましい。 そして実は美女だらけの脇役陣。 沢尻エリカ、常盤貴子、北川景子・・・、 ちょっとズルくね(苦笑)? 兄弟が妙に常識人であり、 真っ直ぐ生きているところが 共感を持って迎えられたのだと思うが、 実際にはあり得ない話でもある。 男は常に相手の優位に立とうとする習性があるように思う。 子供の頃仲が良くても、成長するに従って、 ある種のライバルとして男兄弟をみるのが普通だからだ。 ましてやこの映画のように、 二人ともまっとうな仕事に取り組んでいるのであれば、 布団まで並べて寝るなんてあり得ない(苦笑)。 姉妹だったらまだあり得るのかな? そもそも、こんな2人だったら 彼女はすぐに出来そうなものだ(特に兄は)。 何せ性格はいいし、知識(雑学)は豊富だし。 こんな男の良さがわからない女はダメでしょう、やっぱ。 ということで面白くはあったのだが、 途中の着ぐるみカットやら、 ひきこもりの小学生の残した作文やら 消化不良でよくわからないシーンもあった。 あれは何だったのでしょうね?
うたかたの戀
オトーサン、 「あれれ・・・」 シャルル・ボワイエ出演作を借りたら、 同名の映画が、4本も作られていました。 ・MAYERLING (1935) うたかたの戀 監督:アナトール・リトヴァク 主演:ダニエル・ダリュー シャルル・ボワイエ ・MAYERLING (1956) 晩鐘 監督:ルドルフ・ユーゲルト 主演:クリスチアンネ・ヘルビガー=ヴェッセリ ルドルフ・プラック ・MAYERLING (TV 1957) マイヤーリング 監督:アナトール・リトヴァク 主演:オードリー・ヘプバーン メル・ファーラー ・MAYERLING (1969) うたかたの恋 監督:テレンス・ヤング 主演:カトリーヌ・ドヌーヴ オマー・シャリフ 原題:Mayerling (1935) 監督:Anatole Litvak 原作:Claude Anet 脚本:Marcel Achard Joseph Kessel(dialogue) Irma von Cube(adaptation) Genre:Drama/ Romance Color:Black and White Country: France Language: French 上映時間:96分 あらすじ: 19世紀末のウィーン。 王室ハプスブルグ家は、国民との溝を深めていた。 ある日起きた学生と騎馬警官の衝突。 取調官は検挙された学生の中に皇太子を見て、 腰を抜かしたが、一切は秘密にされた。 宰相ターフェンは、 皇太子を結婚によって落ち着かせようと、 ベルギー王女との婚姻をとりもつ。 皇太子は鬱憤を若い武官たちと 酒色に耽ることで晴らしていた。 そんな時ふと、酔漢にからまれていた令嬢を救ける。 彼女は彼を大公ルドルフだとは知らない。 その面影は深く皇太子の心に残った。 そして、ある夜の観劇にマリーを認めた大公は 彼女と秘かな逢瀬を続けたが、 新聞記者セップスの匿名の手紙で 二人の関係はマリーの母に知れ、 彼女はトリエステの叔父宅に軟禁された。 その失望に以前にも増して荒れる皇太子。 が、マリーは叔父のもとを逃げ出してきた。 大公は妻との離縁をローマ法王に申請、 マリーとの結婚を望むが、にべもなく否決され、 宮廷舞踏会での彼女との、 最初で最後の晴れの場のダンスに心を決める。 マイエルリングの山荘に向かった二人。 初めての愛を交わした夜明け、 安らかに眠るマリーを前に、 大公は拳銃を取り出し、やがて二発の銃声が邸内に響いた・・・ 出演者: Charles Boyer ・・・ Archduke Rudolph of Austria(ルドルフ大公) Danielle Darrieux ・・・ Marie Vetsera(マリー) オトーサン、 「相思相愛のこの2人、いいねぇ」 クローズアップで、つい感情移入してしまいます。 現代なら、息子を死に追いやる国王などありえませんが、 当時は、国体の保持が何にも増して重要だったのです。 その他の出演者: Jean Dax ・・・ Emperor Franz Joseph Jean Debucourt ・・・ Count Taafe Marthe Regnier ・・・ Baroness Vetsera Suzy Prim ・・・Countess Larisch Vladimir Sokoloff ・・・ Chief of Police Andre Dubosc ・・・ Loschek the Valet Rene Bergeron ・・・ Szeps Gabrielle Dorziat ・・・ Empress Elisabeth Raymond Aimos ・・・Le premier policier Gina Manes ・・・ Marinka Yolande Laffron ・・・ Stephanie User Rating:7.2/10 ( 533 votes)IMDb User Rating:8.0/10( 3 votes) Yahoo! オトーサン、 「ウィンナ・ワルツに酔いしれる」 NY批評家協会賞受賞 ・外国映画賞 User Reviews Ambrose_Wolfingerさん United States 2010年1月10日 素敵なロマンチック悲劇 歴史の出来事に基づいている。 落日のオーストリア・ハンガリー帝国における 星回りが悪い恋人たちの 恥ずかしいほどのお涙頂戴もの。 だが、このジャンルとしては、上等の出来だ。 驚くほどハンサムなシャルル・ボワイエ、 驚くほど美しいダニエル・ダリューをはじめとする 出演者全体の素晴らしい演技がいい。 そして19世紀末のウィーンの 豊かな雰囲気が目を奪う。 この話は、いくつかの映画のテーマとなている。 アナトール・リトヴァク監督の1936年版が 最もよいと言われている。 オマー・シャリフとカトリーヌ・ドヌーヴ主演の 1968年版のほうが、よく知られている。 フランスの俳優は、美しくクリアなフランス語を話す。 2009年発売のDVDは、英語への翻訳がよく、 この映画をもう一度見たくさせる。 その歴史的な不正確はあるものの、 そのロマンスが実に面白い。 時代物のセットと衣装、そして演技は、 喜びをもたらしてくれる。 万人に推薦したい。 オトーサン、 「ダニエル・ダリュー、いいね」 本作で、大ブレイクしたのも、うなずけます。 Ikedaさん 2004年5月24日 ダニエル・ダリュー 昭和10年に作られた作品なのに 戦後まで公開されなかった映画ですが、 この内容では当時、 何らかの圧力があったのかなと考えています。 更に、この公開が敗戦直後の、 まだ映画など見る雰囲気ではない時期だったので、 その時、見た人は少なかったのではないかと思います。 私も当時、ポスターが貼ってあるのを見ましたが、 映画は見ませんでした。 ただ、ダニエル・ダリューの名前を知ったのは、 この映画からです。 やはり、この映画ではダニエルの美しさが目を引きます。 シャルル・ボアイエが怒鳴っても、 ジッと彼を見つめる彼女。 素晴らしいです。 そしてウインナ・ワルツが効果的に使われていますが、 特に舞踏会のシーケンスが良いと思いました。 二枚目俳優のボワイエも、 同じ年に出演した「かりそめの幸福」と同じく 沈鬱な演技が冴えています。 かなり高齢になってからですが、 実際に奥さんが亡くなった後、自殺した彼が、 その時この映画を思い出したかなと考えると感慨が深いです。 [2005-1-23追記] この映画で、ボアイエがダニエルと 夜に逢い引きをする場面で使われているBGMが翌年作られた、 同じモーリス・ジョーベールが音楽を担当した 「舞踏会の手帖」の主題曲「灰色のワルツ」であることが解りました。
沙漠の花園
オトーサン、 「砂漠って、きれいだなぁ」 花はないけど、花園なんですね。 原題は、アラーの庭園となっています。 広漠たる砂漠では、神を強く意識するようです。 原題:The Garden of Allah (1936) 監督:Richard Boleslawski 原作:Robert Hichens 脚本: W.P. Lipscomb/ Lynn Riggs Genre:Adventure/ Drama/ Romance 上映時間:79分 あらすじ: 修道院育ちのドミニは、 少女時代を捧げた父の死後、 パリ、ウィーン、リビエラとまわったが 慰めを得られなかった。 教母の勧めでアルジェリアを目指す。 ベニ・モラのルビエ神父のもとに赴く途中、 ボリスと同じ列車に乗り合わせる。 ベニ・モラに着いた晩、 自称詩人バトウーシュにキャバレーに案内されるが、 だが、退廃的な踊りに嫌気がさしたところ、 ボリスに助けられる。 翌日、二人はをオアシスに遠乗りし、 途中でアンテオーニ伯爵と出会う。 彼に連れられた辻占いの言うには “二人は近いうち砂漠へ行き、 そこで大きな悦びを得る”とのこと。 しかし、そう言った占い師は その後哀しげな形相で黙りこくった。 謎めいた所のあるボリスは、 実はトラピスト修道院の破戒僧で 未だ還俗の罪に悩んでいたのだった・・・ 出演者: Marlene Dietrich ・・・ Domini Enfilden(ドミニ) Charles Boyer ・・・ Boris Androvski(ボリス) Basil Rathbone ・・・ Count Ferdinand Anteoni(アンテオーニ伯爵) C. Aubrey Smith ・・・ Father J. Roubier(ルビエ神父) Joseph Schildkraut ・・・ Batouch(バトゥーシュ) オトーサン、 「カメラが生み出した美女!」 ディートリッヒは、 「100万ドルの脚線美」「 セックスの化身」などと 言われていますが、本作はカメラの魔術です。 その他の出演者: John Carradine ・・・ the sand diviner Alan Marshal ・・・ Captain de Trevignac Lucile Watson ・・・ Mother Superior Josephine Henry Brandon ・・・ Hadj Tilly Losch ・・・ Irena User Rating:6.0/10( 1,011 votes)IMDb User Rating:8.6/10( 3 votes) Yahoo! オトーサン、 「クラシックはいいね」」 大昔のアカデミー賞には、 助監督賞なんているのがあったんですね。 アカデミー賞ノミネート ・作曲賞 マックス・スタイナー ・助監督賞 Eric G.Stacey User Reviews Neil Doyleさん U.S.A. 2006年10月3日 "テクニカラー天国"のディートリッヒとボワイエ 地味で、影の多い初期テクニカラーで描く、 砂漠とディートリッヒの広がった絹の衣装が、 この砂漠の作品の本当のスターだ。 「風とともに去りぬ」の数年前、 セルズニックが探求したカラー撮影に 学生たちは、興味を抱くだろう。 マルレーネ・ディートリッヒは、いくつか凄いポーズをとり、 彼女のクローズアップは、すべてすばらしい。 シャルル・ボワイエは、ロマンチックな人物で、 修道士だった過去を隠している。 少女時代を父の看護に捧げた彼女は、 真実の愛を求めている。 ボワイエは、彼女の理想の化身のようだ。 勿論、想像上のことだが。 だが、豪華なカラーから顔をそむけることも、 話に引き入れられないことも、難しい。 ややダルになると、色彩豊かな助演陣が登場する。 ベイジル・ラスボーン、ジョゼフ・シルドクラウト、 C・オーブリー・スミスだ。 本作は、ディートリッヒ・ファンのための テクニカラー天国であり、背景には、 マックス・スタイナーのすばらしい曲が流れている。 生真面目に受け取るものではないが、 それを豪奢なビジュアルが埋め合わせている。 オトーサン、 「戦前は、宗教色が強いんだ」 Ikedaさん 2007年1月10日 ボワイエ 一生禁欲生活をするという トラピスト修道僧の話なので、 我々はちょっと付いていけない話ですが、 主役二人の演技で見ることができました。 ディートリッヒとしては彼女らしくない役割で、 寧ろグリア・ガーソンあたりの方が 適役かという感じですが、敬虔な女性を見事に演じています。 一方、ボリス役にはかなりの有名な俳優が 候補に挙がったようですが、 この役こそボワイエでなくてはならなかったと思います。 最初の車中での落ち着かない態度、 そして、最後に心の中を吐露して、 苦悩を表すシーンなどは正に圧巻です。
ペントハウス
オトーサン、 「これって、トランプタワーかな?」 いずれにせよ、富の象徴です。 屋上には、専用プール。 しかも、一年中、温水ですよ。 原題:Tower Heist (2011) 監督:Brett Ratner 原作:Adam Cooper/ Bill Collage/ Ted Griffin 脚本:Ted Griffin/ Jeff Nathanson Genre:Action/ Comedy/ Crime Country: USA Language: English / Spanish / Chinese 上映時間:104分 あらすじ: マンハッタンの一等地にそびえる 65階建てのビル“ザ・タワー”は、 一握りの成功者だけが住むことのできる超高級マンション。 そのセレブな居住者たちの日常生活をサポートするのが 管理マネージャーのジョシュ率いる一流スタッフたち。 そんなある日、ペントハウスに暮らす大富豪アーサーが、 証券詐欺で逮捕されてしまう。 しかも、ジョシュたちが運用を任せていた年金も横領されていた。 そこでジョシュは、アーサーが部屋に隠し持っている 20億円を奪い取るべく、犯罪チームを結成する。 エレベーターボーイのエンリケ、 義理の弟でコンシェルジュのチャーリー 立ち退きを余儀なくされたもと銀行員のフィッツヒュー、 そして、知り合いの泥棒スライドを助っ人に招き、 難攻不落の“ザ・タワー”攻略作戦を練り上げていく・・・ 出演者: Ben Stiller ・・・ Josh Kovaks(ジョシュ) Eddie Murphy ・・・ Slide(スライド) Michael Pena ・・・ Enrique Dev'reaux(エンリケ) Casey Affleck ・・・ Charlie Gibbs(チャーリー) Matthew Broderick ・・・ Mr.Fitzhugh(フィッツヒュー) Alan Alda ・・・ Arthur Shaw(アーサー) Tea Leoni ・・・ Claire Denham(クレア) オトーサン、 「ベン・スティラー、当たり役ではないけど」 ご贔屓のテア・レオーニ、FBIの捜査官役です。 1966年生まれですから、アラフォー。 流石に若い頃の輝くばかりの美貌は、望めません。 その他の出演者: Gabourey Sidibe ・・・ Odessa Montero Judd Hirsch ・・・ Mr. Simon Stephen Henderson ・・・ Lester Rose, Peter Van Wagner ・・・ attorney Marty Klein ?eljko Ivanek ・・・ FBI Director Mazin Jessica Szohr・・・ Sasha Gibbs, Heavy D ・・・a guard at a courthouse. Model Kate Upton ・・・the mistress of a Tower resident. Robert Downey, Sr.・・・ Judge Ramos. User Rating:6.2/10 (110,428 votes)IMDb User Rating:6.6/10( 282 votes) Yahoo! オトーサン、 「まぁまぁだね」 User Reviews ntennanさん United States 2011年10月21日 思ったよりも、良かった 昨晩、試写会に行った。 上映2週間前にタダで見れてうれしかったが、 こんなに面白いとは、思っていなかった。 エディ・マーフィは、メチャ面白いタイプだし、 ベン・スティラーにも、メチャ面白いユーモアシーンがあった。 筋書はありえないものだが、 「ミニミニ大作戦」(2003)風の強盗を期待しているならば 見に行かないたほうがよいだろう。 この映画の助演陣は実にいい。 「気の利いた寸評」や「短いジョーク」満載だ。 脚本家が予想したより受けなかったヨークもあったが、 まぁ、見る価値はある。 オトーサン、 「サメは・・・ このセリフ、使えそうだね」 新人弁護士を刑事が皮肉ったら、 こんな答えが返ってきました。 カール犬さん 2012年10月19日 「サメは生まれた時から凶暴です」 何も考えずに観て「普通に面白い」 バランス良くきちんとまとまっている 肩のこらないコメディ映画。 いつもながらのベン・スティラーの生真面目キャラと、 エディ・マーフィの愉快なお喋り黒人キャラ。 この2人が噛み合っていたかどうか?となると、 お世辞にもベストマッチングとは言えないだろう。 でも、双方ともコメディジャンルで生き延びてきたプロ。 まずまず安定のやり取りだったのではないかな。 巨万の富を持つ者に向かっていく持たざる者たち、 セオリー通りの筋書きだけど、 要所々々にシニカルなセリフを効かせているのがとても良かった。 (最後、ベン・スティラーだけが・・・ってオチもなかなかgood) 「ザ・タワ−」の一癖ありそうな住人や従業員、 負け組マシュー・ブロデリックや、 バーガーキングからの転職組マイケル・ペーニャの、 やり取りが観ていてとても楽しい。 彼らの掛け合いは結構なツボで、 この映画の軽妙なる脚本の出来の良さはぜひ褒めたい。
ガス燈
オトーサン、 「ガス燈っていう題名がいいね」 黒魔術の時代を想起します。 2005年に映画批評を書いていますが、 ・索引No.1702 内容を全く忘れていました。 原題:Gaslight (1944) 監督:George Cukor 台本:Patrick Hamilton 脚本:John Van Druten/Walter Reisch/John L. Balderston Genre: Crime / Drama / Film-Noir / Mystery /Thriler Color: Black and White 上映時間:114分 あらすじ: ポーラの叔母アリスは、有名な音楽家。 自宅で殺され、一緒にいた幼いポーラが死体を発見。 警察は、殺人者をみつけ損なう。 ポーラは、寄宿学校に送られる。 10年後、ポーラは、夫とともにロンドンに戻ってきて、 相続した叔母の邸宅に住むことになる。 夫のグレゴリーは、次第にポーラに冷淡になり、 雇い入れたメイドも、神経をイラつかせる。 叔母の賛美者だったブライアン刑事は、 その成り行きを注視する・・・ 出演者: Charles Boyer ・・・ Gregory Anton/Sergius Bauer(グレゴリー) Ingrid Bergman ・・・ Paula Alquist Anton(ポーラ) Joseph Cotten ・・・ Brian Cameron(ブライアン刑事) Angela Lansbury ・・・ Nancy Oliver(ナンシー) オトーサン、 「2人とも、名演技だね」 イングリッド・バーグマンと シャルル・ボワイエの対決シーンはすごい迫力です。 その他の出演者: Dame May Whitty ・・・ Miss Bessie Thwaites Barbara Everest ・・・ Elizabeth Tompkins Emil Rameau ・・・ Maestro Guardi Edmund Breon ・・・ General Huddleston Halliwell Hobbes ・・・ Mr. Mufflin Tom Stevenson ・・・ PC Williams Heather Thatcher ・・・ Lady Mildred Dalroy Lawrence Grossmith ・・・ Lord Freddie Dalroy Jakob Gimpel ・・・ the Pianist Alec Craig ・・・ Turnkey) Terry Moore ・・・ Paula Alquist Age 14 Morgan Wallace ・・・ Fred Garrett User Rating:7.9/10( 16,862 votes)IMDb User Rating:7/8/10( 68 votes) Yahoo! オトーサン、 「名作!」 IMDbノスコアは、2005年では、7.1でした。 時とともに、評価が高まっています。 アカデミー賞受賞 ・主演女優賞:イングリッド・バーグマン 同ノミネート: ・作品賞 ・主演男優賞:シャルル・ボワイエ ・助演女優賞:アンジェラ・ランズベリー ・脚色賞 ・撮影賞(白黒) User Reviews WritnGuyさん New Jersey 2000年2月14日 驚くほど背筋の凍る心理スリラー 理由はわからないが、 私は、古い映画の大ファンではない。 勧められたので、外出し、 「ガス燈」をレンタルすることにした。 正直、感銘を受けた。 ポーラは、子供の頃、 ロンドンのソーントン広場に住んでいた。 ともに暮らしていた叔母が、 徘徊する殺人魔に締め殺された。 長じて、ポーラは、イタリアに滞在し、 やがてグレゴリーと会う。 2人は、結婚することになり、 前に住んでいたロンドンの邸宅に引っ越す。 その後、ポーラは、健忘症になる。 グレゴリーがそう彼女に話すのだ。 彼は、彼女にたくさんのことを話す… 彼女は彼を信る。 やがて、やったことを忘れ、置いた物の場所を忘れる。 ポーラは、自分が正気でないと思いはじめる。 足音が聞こえてきて、 部屋のガス灯が、何度も暗くなっていく。 ポーラは気が狂っているのか? それとも、死んだ叔母が憑依したのか…? あるいは、もっと不吉なことが起きているのだろうか? 私は、たいへんこの映画が好きになった。 イングリッド・バーグマンとシャルル・ボワイエは、素晴らしい。 バーグマンは、まるで我が事のように、ポーラ感情を演じている。 子と彼女の性格のを描きます。 そして、ボワイエは、純粋な悪だ。 何度も見て、「彼女にひど過ぎる!」と思っていた。 それはとても心理的で、突きつめられていた。 映画全体で、最もよいシーンは、レセプションだ。 グレゴリーがポーラに、時計をなくしたと言い、 彼女の財布の中で発見するのだ。 彼女は泣き出し、このシーンが どうやってうまく撮れたのか、驚くべきことだ。 実のところ、実にさりげないだけに、恐ろしかった。 行方不明の時計が、彼女の財布の中で発見されるなんて、 誰も予想できなかった。 私がこの無傷の映画について、 好きでなかったのは、クライマックス。 それは退屈すぎた。 それらがにある間、 本当に好きなシーンは、屋根裏部屋で、 ポーラが、グレゴリーに悪い皮肉を言うシーンだ。 バーグマンは、まさにアカデミー賞主演女優賞に値いする。 だが、クライマックスはいまいちだった。 もうすこし、手直しすれば、この映画は完全だろう。 最後に、私は躊躇なしに、本作を推奨する。 すばらしく、何度見ても楽しめる。 これは稀なケースだ。 従って、なんとか探し出して、見てやってほしい。 古典的名作だから。 オトーサン、 「J・キューカー監督、流石だね」 アカデミー賞 受賞 ・監督賞 「マイ・フェア・レディ」(1964) 同ノミネート ・監督賞 「若草物語」(1933) ・監督賞 「フィラデルフィア物語」(1940) ・監督賞 「二重生活」(1947) ・監督賞 「ボーン・イエスタデイ」(1950) 黒美君彦さん 2012年6月15日 さすが 端正に作られた古典的名作の名がふさわしい作品。 イングリッド・バーグマンの オスカー受賞作としても知られるが、 彼女にも増して凄みがあるのが、 夫のグレゴリーを演じたシャルル・ボワイエ。 愛情豊かな表情から、 徹底的に冷たい眼をするところまでを自在に演じている。 舞台は1875年ごろの想定ということだが、 時代の雰囲気もそこはかとなくあって、 最後まで目を離せなかった。 J・キューカー監督の演出もさすがで、 照明を巧みに使った心理描写など 映画のお手本といってもいい出来。 ジョセフ・ルッテンバーグのカメラも流麗で その意味でも実に面白い。 物語自体は、夫グレゴリーが 精神的に妻ポーラを追い込む展開が秀逸で 精神的虐待=DVを描いた先駆け的作品だともいえる。 メイドのナンシーやエリザベスは、 グレゴリーとどの程度つるんでいたのか、 その辺も知りたかったところ。
グッモーエビアン!
オトーサン、 「考えが変わったんだ」 原作者のインタビューを読みました。 若い頃の考えは、 ・面白く自由に生きなければ! いまは、 ・こうじゃなきゃいけない!っていうのは変。 自分を狭めている生き方をしているなら、 ちょっと立ち止まって! そう、築地市場移転もそうですが、 この日本、立ち止まって考えることが沢山あります。 原題:グッモーエビアン! (2012) 監督:山本透 原作:吉川トリコ 脚本:山本透/ 鈴木謙一 Genre:Drama/Music 上映時間:106分 あらすじ: 元パンクバンドのギタリストのアキと、 娘で15歳のハツキは、友達のような関係。 ある日、ヤグが海外から2年振りに二人のもとへ帰ってくる。 ハツキは、自由気ままなヤグと、 それを笑い飛ばして許すアキに対し、イライラしてしまう。 そんな中、親友トモがハツキとけんかしたまま転校してしまい、 さらにはアキとヤグの過去を知ることになり・・・ 出演者: 麻生久美子・・・ アキ 大泉洋・・・ ヤグ 三吉彩花・・・ ハツキ 能年玲奈・・・ トモちゃん オトーサン、 「名演!」 麻生久美子さん、大泉洋さんが、 実力派であることを再認識しました。 その他の出演者: 竹村哲・・・ ベースの茂樹 MAH・・・ ドラムのヒロシ 塚地武雅・・・ 学年主任・カニ 小池栄子・・・ 小川先生 土屋アンナ・・・ フリーマーケットの店番 User Rating:6.9/10( 11 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:7.1/10( 319 votes) Yahoo! オトーサン、 「共感できる」 でも、ラストの演奏シーン、 大泉洋さんの歌唱力は、???印でした。 User Reviews ea***** さん 2016年5月29日 あまりにもひどすぎた 何ですか、これは。 良かったというか、勢いのあったのはタイトルバックだけ。 そこからは話が進むにつれ、どんどん失速していきます。 そもそもハッピーちゃんは情緒不安定な子という設定?? 確かにそれを思春期だという無理矢理な解釈も 出来なくはないのですが… それではあまりに乱暴な解釈です。 ヤグのこと、好きになったり嫌いになったりの 分岐点が中途半端なので 友達にあたるとか理解できないし、 アキちゃんがいくら綺麗事言っても何も伝わってきません。 そのアキちゃんも先生に対して何で強気になってんの? 更に娘に対してお前が言うな状態。 先生はあまり変なこと話してないと思うけど…と思ったら 先生も廊下で離婚の話などしないでしょ。 とまあ、ヤグは元より登場人物の言動に 全然キャラクターが乗りきれずイライラしました。 それにテンポがまるでない。 一応パンクロッカーらしいのですが、 作品全体にテンポがなさすぎて ラストの唐突なライブも盛り上がりません。 これは原作というより、脚本と演出だと思います。 早口で友達にフリーマーケットの話をするのに フリーマーケットの回想を効果的にいれるわけでもなく、 なんか悲しいときにしつこく回想の声を入れるだけとか、 もうなんでしょう、勢いがなさすぎて 全然ロックでない作品でした。 ロックって何ですか?と監督に問いたいです。 オトーサン、 「映画をよく理解しているね」 目隠シストさん、 全然、目隠しなんかしてないじゃないですか。 目隠シストさん 2013年11月3日 女教師の「グッドモーニング・エブリワン」は 完璧な発音です。 中学英語では。そして日本国内では。 はっちゃんの進路に対する助言だって、 何も間違っていません。 私が彼女の立場でも同じ事を言うでしょう。 でも、世界で通用するのはヤグちゃんの 「グッモーエビアン!」の方です。 嘘です。知らないです。 私も「グッドモーニング」の人間だから。 でも「グッモーエビアン!」だって気持ちは伝わるでしょう。 完璧な発音じゃなくても構わない。 つまり正解は一つじゃないということ。 人生の数だけ正解があるはずです。 アキは安定した人生を「ツマラナイ」と言いましたが、 それは彼女にとっての正解ではないという意味。 充実した日々を送るか、退屈な時間を過ごすかは、 偏に自分自身の問題です。 ヤグちゃんやアキは、自分の生き方に責任を持っています。 野垂れ死んだとしても、2人は笑っていることでしょう。 物語冒頭のメッセージと同じ。 そんな生き方を誰が否定できましょうか。 そういう意味で、はっちゃんは まだ自分の人生に責任を持てていません。 ですから、エンディングのブレザー姿を見て安心しました。 “とりあえず”の高校進学だとしてもいいじゃないですか。 選択肢はなるべく多く、考える時間は沢山あった方がいいでしょう。 心配しなくても、時間なんてあっと言う間に過ぎ去りますから。 彼女ならきっと自分だけの正解を見つけられると思います。 お母さんより、ずっとしっかりしている娘です。 それに大切な事を教えてくれる主夫の“お父さん”が 傍にいるのですから…ウザいですけど、ね。 それにしても大泉洋。 ヤグちゃんを肯定出来ないと本作は成立しない訳で、 好感度の高い大泉の起用は大当たりでした。 役者として得難いキャラクターです。 やるな、天パめ。 麻生久美子も完璧。 社会の厳しさを知っている顔 (老けてるって事じゃないですよ)が物語に深みを与えます。 演奏シーンもサマになっていました。 良い女優さんです。 三吉・能年の若者コンビも熱演と言っていいでしょう。 能年は今年大ブレイクしましたが、三吉も素質十分。 でも男顔なんですよね。 時々山下智久に見えました。 山下との兄妹役なら、いつでも太鼓判を押せます?!
ジュラシック・ワールド
オトーサン、 「特殊効果、進歩したなぁ」 ジュラシック・パークの第一作をみたとき、 こう感想を記しました。 「やぁ、恐竜の群れが草原を疾駆していくシーン、 よかったなあ、驚いたなあ、息を呑んだ」 今回の恐竜の迫力、たいしたもんです。 原題:Jurassic World (2015) 監督:Colin Trevorrow 原作:Rick Jaffa/ Amanda Silver 脚本:Rick Jaffa/ Amanda Silver/ Colin Trevorrow/ Derek Connolly Michael Crichton (characters) Genre:Action/ Adventure/ SF 上映時間:124分 あらすじ: コスタリカ沖のイスラ・ヌブラル島では、 かつて多くの犠牲者を出した “ジュラシック・パーク”に代わる 新たな恐竜テーマ・パーク “ジュラシック・ワールド”がオープンし、 連日多くの観光客でにぎわっていた。 この日は、パークの監督官クレアの甥で 16歳のザックと11歳のグレイの兄弟が来園していた。 しかし多忙なクレアは兄弟に割ける時間などなく、 彼らの相手を部下に任せることに。 折しもパークでは、Tレックスよりも巨大で凶暴な 新種の恐竜“インドミナス・レックス”を 遺伝子組み換え操作で創り出し、 新たな目玉アトラクションとして準備中だった。 獰猛なヴェロキラトプルさえ手なずけてしまう 動物行動学の専門家オーウェンは、 そんなパークの経営方針に警鐘を鳴らす・・・ 出演者: Chris Pratt ・・・ Owen Grady(オーウェン) Bryce Dallas Howard ・・・ Claire Dearing(クレア) Ty Simpkins ・・・ Gray Mitchell(グレイ) Nick Robinson ・・・ Zach Mitchell(ザック) オトーサン、 「役者はいまいち」 狙っていた役者に断られたようです。 子役のグレイはいいですが、ザックは大根です。 その他の出演者: Vincent D'Onofrio ・・・ Vic Hoskins Omar Sy ・・・ Barry B. D. Wong ・・・ Dr. Henry Wu Irrfan Khan ・・・ Simon Masrani Jake Johnson ・・・ Lowery Cruthers Lauren Lapkus ・・・ Vivian Brian Tee ・・・ Hamada Katie McGrath ・・・ Zara Judy Greer ・・・ Karen Mitchell Andy Buckley ・・・ Scott Mitchell Eric Edelstein ・・・ the supervisor of the Indominus rex control room. Jimmy Fallon・・・ himself Jimmy Buffett ・・・ himself Colin Trevorrow ・・・ the voice of Mr. DNA Brad Bird ・・・ the voice of the park's monorail announcer User Rating:7.0/10( 421,215 votes)IMDb User Rating:7.6/10( 6,694 votes) Yahoo! オトーサン、 「インドミナス・レックスがすごい!」 ティラノサウルスを上回る巨体で、 ライフルの銃弾なんか物ともしません。 獰猛で、狡猾なのです。 MTVムービー・アワード受賞 ・アクション演技賞 同ノミネート ・作品賞 ・男優賞 クリス・プラット User Reviews jacobjohntaylor1さん Ontario Canada 2015年3月4日 最もよいジュラシック・パーク映画 最初の3つのジュラシック・パークは、非常に恐ろしい。 しかし、この映画はより恐ろしい。 IMDbは、この映画を過小評価しています。 これは、すべての時代を通じて 最も恐ろしい映画の1つです。 すべてのジュラシック・パーク映画は すばらしい映画であり、 これは最もよいものです。 すべての時代を通じて最もよいシーンがある フィクション映画です。 素晴らしい特殊効果があります。 素晴らしいプロットがあります。 素晴らしい演技があります。 コリン・トレヴォロウは、偉大な監督です。 クリス・プラットは、素晴らしい俳優です。 ブライス・ダラス・ハワードは、素晴らしい女優です。 タイ・シンプキンスは、素晴らしい俳優です。 ニック・ロビンソンは、素晴らしい俳優です。。 この映画を見てください。 すべてのジュラシック・パーク映画を見てください。 オトーサン、 「同感!」 序盤は期待を高めていく役割があるのに、 オーウェンとクレアの下手な芝居で、 台無しにしています。 前田有一さん 2015年8月11日 序盤がもたつく 興行収入がいいからといって、出来がいいとは限らない。 要の東西問わずそれは一つの真実だが、 全米オープニング興収歴代ダントツトップをたたき出した 「ジュラシック・ワールド」ですら例外ではない。 本物の恐竜を再現したジュラシック・ワールド。 若き運営者のクレアは、 DNAを操作した新種の肉食恐竜をパークの目玉として作り出すが、 飼育員オーウェン、は自然の摂理を無視した そんな商業主義に強く反対する。 ダメ作の誉れ高いシリーズの途中作をすっ飛ばして、 傑作たる一作目の続きからリブートする。 「ターミネーター:新起動/ジェニシス」と同じく、 最近流行のやり方だ。 そんな「ジュラシック・パーク」(93年)の後日談、 あのパークが実はパワーアップして完成しており、 観光客がわんさと訪れている……となれば、 かつてCGのブラキオサウルスに驚かされた 元少年のおじさまたちは出かけないわけにはいくまい。 かくして息子を連れた元ジュラシックパークファンが 劇場に殺到し、前述の好成績となったわけだが、 映画が始まるとそうした期待感に冷や水をかけるかのように テンションの低いオープニングである。 やれ経費がかかるだのリピーターを獲得して利益率を上げるだの 架空のパークの架空のビジネス談義を延々とやられて、 観客のテンションも下がりゆく。 観客の期待するものと 監督さんの見せたいものの乖離を感じずにはいられない。 しかもその前ふりパートがやたらと長く、 いつまでたっても恐竜が逃げ出さない。 逃げ出して阿鼻叫喚の地獄絵図になる事は 全員わかっているので、ずいぶん引っ張られた印象だ。 後半の展開は、普段悪役になりがちなあの恐竜が活躍する、 これまで肩身が狭かった肉食恐竜ファンの男の子たちが 大喜びするすばらしいアイデアである。 だからこそ、序盤のもたつきが悔やまれる。 見せ場は単調で、恐怖感の演出もありきたり。 天下のジュラシックパークシリーズが 韓国製「大恐竜時代 タルボサウルス vs ティラノサウルス」(12年)の アイデアを丸パクリというのもいただけない。 コリン・トレヴォロウ監督の力量不足はあきらかで、 抜擢した製作総指揮のスティーヴン・スピルバーグに クレームの一つも届けたくなる。 考証の古さも1のイメージを損ねないためとはいえ、 最新のそれを求めるファンには不満が残るだろう。 遺伝子組み替えで作り出した架空の巨大恐竜が今回のメインとなるが、 そんなものはもはや恐竜ではなく怪獣なのであって、 シリーズの根幹に関わる大問題といえなくもない。 ともあれ、遺伝子組み替えをディする隠れテーマは アメリカ製映画としてはなかなか勇気があるもので、 TPPで煮え湯を飲まされつつある我が日本としては痛快に感じられる。 と、いろいろ問題はあるが、 小学生の男の子に見せられるこの夏のハリウッド映画としては、 ほかにあまりないのでグダグダいっても仕方がない。 細かいことは気にしない精神で楽しむほかはないだろう。
ドラゴンボールZ 復活の「F」
オトーサン、 「鳥山明、久しぶりだな」 17年ぶりの劇場版アニメ「ドラゴンボールZ 神と神」に続く 劇場版通算19作目だそです。 出だしがヒドイので、見まいと思いました。 中盤、引き込まれて、めまいがするほど。 ラストは、おそまつの一言。 原題:ドラゴンボールZ 復活の「F」 (2015) 監督:山室直儀 原作・脚本: 鳥山明 Genre:Action/Adventure 上映時間:94分 あらすじ: 破壊神ビルスとの闘いの後、再び平和が訪れた地球。 そこへ、フリーザ軍の生き残り、 ソルベとタゴマがドラゴンボールを求めて近づいてきた。 その目的は、フリーザの復活。 やがて、その願いは叶えられてしまい、 ついに悪の帝王フリーザが蘇る。 復活したフリーザの目的はただ一つ、憎き孫悟空への復讐。 折しも、悟空とベジータは更なる強さを求めて ウイスのもとで修行中。 そんな2人が不在の地球では、 新フリーザ軍が押し寄せ、 悟飯、ピッコロ、クリリンたちが 1000人の兵士を相手に苦戦を強いられる。 そんな中、地球に舞い戻った悟空とベジータは、 ついにフリーザとの宿命の対決に臨む・・・ 声の出演: 野沢雅子・・・ 孫悟空/孫悟飯 堀川りょう・・・ ベジータ 中尾隆聖・・・ フリーザ オトーサン、 「キャラクター・デザインは、いいけど」 仏の顔も2度3度、さすがに何十回もみせられると、 うんざりします、 その他の出演者: 鶴ひろみ・・・ ブルマ 佐藤正治・・・ 亀仙人 田中真弓・・・ クリリン 古川登志夫・・・ ピッコロ 草尾毅・・・ トランクス 緑川光・・・ 天津飯 花江夏樹・・・ ジャコ 皆口裕子・・・ ビーデル 田中亮一・・・ フリーフ 伊藤美紀・・・ 人造人間18号 大友龍三郎・・・ 神龍 斎藤志郎・・・ ソルベ 中井和哉・・・ タゴマ 稲田徹・・・ シサミ 麻生智久・・・ 参謀 服巻浩司・・・ 強盗A 平井啓二・・・ 強盗B 藤本たかひろ・・・ 部下 森下由樹子・・・ 受付嬢 千葉繁・・・ ピラフ 山田栄子・・・ マイ 玄田哲章・・・ シュウ 中川翔子・・・ 予言魚 ももいろクローバーZ・・・ 天使 森田成一・・・ ウイス 山寺宏一・・・ ビルス User Rating:4.4/10( 18 votes)IMDb User Rating:6.2/10( 1,318 votes) Yahoo! オトーサン、 「低いね」 日本アカデミー賞ノミネート ・アニメーション作品賞 User Reviews 目隠シストさん 2016年2月20日 クライマックスは酷い コンセプトは『ナツメロ』であり 『オールスター大運動会』であり『大相撲巡業』。 あくまで本割には影響しない “ファン感謝祭”という位置付けでした。 私はドラゴンボール続編には否定的な立場ですが、 これはこれでアリだと思います。 クリリンが警官なんて、感慨深いじゃないですか。 でもそれなら主題歌は 景山ヒロノブ氏の『CHA-LA HEAD-CHA-LA』じゃなきゃウソですよね。 ももクロファンとしては、 Z繋がりでお仕事を頂いて有り難い限りですが、そう思います。 あともう一点“物言い”をさせてもらえば、 クライマックスの件は酷いです。 シリアス風味が欲しかったのかもしれませんが、 アレがOKになってしまうと “地球の(あるいは宇宙の)未来を賭けた戦い”というものが 今後望めなくなってしまいます。 ファンから“本気さ”“真剣さ”“純真さ”を奪う 愚策であったと考えます。 オトーサン、 「真面目にやれ!」 win*****さん 2016年8月28日 期待しすぎた 原作・アニメともにドラゴンボールで 一番盛り上がったのがフリーザ編であり、 数々の名セリフや名シーンを生み出したシリーズだっただけに 後にインフレして雑魚扱いになっても フリーザ様はやはり思い入れはあります。 (略 あらすじ紹介) ストーリーがなく、ほぼバトルだけなのは DB映画のいつもの事ですのつっこみませんが まず惑星戦士のパワーバランスがおかしい。 ラディッツにすら勝てない亀仙人が 惑星戦士に無双するかと思えば 人造人間17号と互角に渡り合ったピッコロが ザーボン程度の敵にあっさり負けたりとか・・・ また、フリーザについては 修行したという事で強くなったのはともかくとしても 前ふりでの絶望的な強さでもなく、 第三形態で悟空に押され気味だし ゴールデンフリーザになって やっと互角に戦えるも結局すぐにスタミナが切れる という弱点が露呈してしまう・・・など終始緊張感もないまま。 最後なんかもうご都合主義もいい所でした。 この作品は久しぶりにフリーザ様の姿が拝める、 声が聴ける・・・ぐらいで見た方がいいでしょう。
ミニオンズ
オトーサン、 「スピンオフ作品か」 すでに、このシリーズ、みています。 ・怪盗グルーの月泥棒 3D(2010) ・怪盗グルーのミニオン危機一発(2013) 両方とも、☆☆☆☆☆でした。 原題:Minions (2015) 監督:Kyle Balda/ Pierre Coffin 脚本:Brian Lynch Genre:Animation/ Action/ Comedy Country: USA Language: English / Spanish 上映時間:91分 あらすじ: 人類誕生以前から存在するミニオンたちは、 最強最悪の主に仕えることを生きがいとし、 地球史の中でティラノサウルス、原始人、エジプトのファラオ、 吸血鬼、ナポレオンといった様々な悪党に仕えてきた。 だがミニオンたちの主となった者は 皆、彼らが起こしたアクシデントに巻き込まれ、 ことごとく死んでしまっていた。 仕えるべき主を失った彼らは氷の洞窟内に居場所を移し、 新しい生活を始めようとするものの、 主のいない生活にやる気をなくしていた。 1968年、こうした状況を改善すべく立ち上がったケビンは、 仲間のスチュアートとボブとともに、 新たなる主を求めて旅立ち、ニューヨークへ。 そこで彼らは、フロリダ州オーランドで “大悪党大会”が開かれていることを知って会場へ向かい、 大悪党スカーレット・オーバーキルと出会う。 ケビンたちをイギリスのロンドンへと連れてきた彼女は、 彼らにエリザベス女王から王冠を盗んでくるよう指示を与える。 彼女は王冠を手に入れることにより、 自分がイギリスの君主となることを目論んでいたのだった。 早速ケビンたちはスカーレットの指示通り王冠を盗もうとするが、 その際ボブが偶然伝説の剣エクスカリバーを引き抜いてしまい、 ボブはイギリスの国法に従い、 新しいイギリスの君主として即位してしまう。 これを知ったスカーレットは、 ケビンたちが裏切ったと思い込み・・・ 出演者: Pierre Coffin ・・・ Minions(ケビン/スチュアート/ボブ) Sandra Bullock ・・・ Scarlet Overkill(オーバーキル) オトーサン、 「このちっちゃさが、いいね!」 小さいけど、巨大な影響力があるというのが、 実にいいんです。 後半で、巨大化するのは、いただけません。 その他の出演者: Jon Hamm ・・・ Herb Overkill Michael Keaton ・・・ Walter Nelson Allison Janney ・・・ Madge Nelson Steve Coogan ・・・ Professor Flux and a tower guard Jennifer Saunders ・・・ Queen Elizabeth II Geoffrey Rush ・・・ the narrator Katy Mixon ・・・ Tina Nelson Steve Carell ・・・ young Felonious Gru Hiroyuki Sanada ・・・ Dumo the Sumo Michael Beattie ・・・ Walter Nelson Jr. and Villain-Con announcer Paul Thornley ・・・ News Reporter User Rating:6.4/10 ( 143,701 votes)IMDb User Rating:7.6/10( 2,104 votes) Yahoo! オトーサン、 「何度もみたくなるね」 英国アカデミー賞ノミネート ・長編アニメ賞 User Reviews Ratik Soodさん India 2015年7月11日 陽気です! 悪いレビューを読んでから、 期待せずに見に行きました。 でも、映画が始まると、 予想は外れ、大笑いしました。 最強最悪の主に仕えようと ケビン、スチュアート、ボブが旅に出る。 ストーリーは、想定内でした。 「怪盗グルーの月泥棒」や 「怪盗グルーのミニオン危機一発」よりも よくなかったですが、 まぁいいんじゃないですか。 とってもおかしかった。 まったく退屈しませんでした。 ジョークは、子供向きではありませんでしたが、 どんな年齢の人でも笑えるでしょう。 3Dも、よかった。 おすすめします。 重っ苦しい脳は家に置いて、 かわいらしいミニオンたちの 心温まる映画を見に行ってください。 オトーサン、 「疲れたときの、一服だね」 雨宮さん 2016年2月27日 ミニオンズの行動にほっこり出来るならオススメ ミニオンズ達の少しおバカな行動を ほっこりと笑える方ならオススメできます。 ミニオンズの行き当たりばったりな行動で えらい目に合う偉人は少し笑った。 怪盗グルーに出会うまでのお話ってことになっていますので、 一作目以前のミニオンズ・ストーリーといったところです。 お子様と一緒に見るものとしても 下品さなどはあまりないのでオススメします。 ホラーやサスペンスで疲れている合間に見たので 良い癒しになりました。
オブリビオン
オトーサン、 「この題名、どういう意味?」 辞書を引くと、 忘却、無意識、人事不省とあります。 まぁ、いいか、見ているうちに分かってくるだろう。 でも、見終わっても、分かりませんでした。 原題:Oblivion (2013) 監督:Joseph Kosinski 原作:Joseph Kosinski 脚本:Karl Gajdusek/ Michael Arndt Genre:Action, Adventure, Mystery 上映時間:124分 あらすじ: 2077年、エイリアンの襲撃で地球は壊滅! 生き残った人類は他の惑星へ移住し、 人々のいなくなった地球で、 ジャックは、ヴィクトリアと、地球に残り、 ドローンによる監視を続けていた。 ある日、宇宙船の墜落現場へ向かい、、 カプセルの中で眠る美女を発見する。 やがて目を覚ました彼女はジュリアと名乗り、 なぜか会ったこともないジャックの名を口にする。 しかし、ジャックの記憶は曖昧で、 彼女が何者なのかも分からなかった。 一方、ジュリアとの出会いをきっかけに、 自分にも失われた記憶があることに気づく・・・ 出演者: Tom Cruise ・・・ Commander Jack Harper(ジャック) Olga Kurylenko ・・・ Julia Rusakova Harper(ジュリア) Andrea Riseborough ・・・ Victoria "Vika" Olsen(ヴィクトリア) オトーサン、 「アクション俳優だね」 トム・クルーズは、身体を張った演技で 運動能力の高さを感じます。 彼を取り巻く女性2人が魅力的です。 ヴィクトリアは、いかにもクローンでした。 その他の出演者: Morgan Freeman ・・・ Malcolm Beech Nikolaj Coster-Waldau ・・・ Sergeant Sykes Melissa Leo ・・・ Sally Zoe Bell ・・・ Kara User Rating:7.0/10 ( 388,525 votes)IMDb User Rating:7.1/10( 1,605 votes) Yahoo! オトーサン、 「映像と音楽がいいね」 User Reviews DexIMFさん India 2013年4月12日 大興奮の視聴覚作品! これは、素晴らしい例だ。 一貫性がなく、なじみ深いシナリオがある。 だが、大変に見る価値がある。 というのも、ジョセフ・コジンスキー監督の 並みはずれたスペクタクルを生み出すセンスが息を呑む。 効果的なBGMが、この芸術作品いっそう壮大なものにしている。 私は、コジンスキーの創造的なプロセスは、 基本的には、音楽から始まると思う。 本質的に大興奮の視聴覚作品であり、 彼のデビュー映画「トロン:レガシー」に似ている。 本作は、より野心的で、より情熱的だ。 だが、背後にあるSF叙事詩の影響を認めざるを得ない。 エキサイティングで、興味深い。 おお、M83のアルバムを事前に聴いておくといい。 (訳注:M83は、フランスのミュージシャン、 アンソニー・ゴンザレスによるソロプロジェクト。 プロジェクト名は、渦巻銀河のひとつであるM83に由来) そのサウンドトラックは、ハンス・ジマー・ダフトの パンクM83のフィーリングを持っている。 そして、それは物凄い! 私は、コジンスキーが野心的で素晴らしいシナリオと 出会う日を待ち望んでいる。 その日、彼は、生涯あじわう価値がある傑作を作るだろう。 オトーサン、 「同感!」 ・最新の映画制作技術を駆使 ローランドさん 2013年6月8日 水の惑星 あのキューブリックの「2001年」を意識した・・・ というよりも、それを基本にしていると言いたいほどに、 人間に敵対する時のコンピューターの不気味さに 神の見えざる力や宇宙の神秘と その中の小さな小さな人間の生命などを、 最新の映画制作技術を駆使して 面白さを強調した味わいにしている分だけ 本家に比べれば哲学的な格調高さは 感じ取られないものの、 地球というものにある 安らぎの象徴としているのではないかと 思わせる水と緑の植物のあふれた情景、 これに安息の地との言葉を思い浮かべるように、 格調高さには縁遠いものの懐かしさを伴った 気持ちを引き込まれる 面白さのある出来の良い作品になっていて、 ほどよいわけの分からなさもあって 終了直後にもう一度繰り返し観賞したいとの 気にさせられました。 こんな気になった映画は何年ぶりでしょう。 なつかしの音楽も流れるが 全体にわたる今日的なサウンドも良いし、 未来兵器や乗り物に巨大な構築物と それが崩壊する映像、 こういった視覚効果も良かったし、 映画雑誌の評論家三氏がそろって 星の数を二個にしているのを見て 他の映画にしようかと迷いながらも思い止まった 己の判断に満足しています。 過去にあった作品の寄せ集め的なところがあるそうだけど、 あまりに多くを観賞しなければならない 評論を飯の種にしている人たちはなかなかたいへんだ。 今は亡きオーデオ評論家の長岡鉄男さんが、 映画や音楽のソフトを、 いちどゆっくりと最初から最後まで鑑賞してみたいと 何かに書かれていたのを思い出します。
沈黙の逆襲
オトーサン、 「この映画、冒頭が一番いいね」 なんといっても、無敵のセガールが、 胸を撃たれて、瀕死の重傷というのですから、 もうセガール映画には、お目にかかれないと 一瞬思うじゃないですか。 原題:The Keeper(2009) 監督:Keoni Waxman 脚本:Paul A. Birkett Genre:Action/ Crime/ Thriller Country: USA Language: English / Spanish 上映時間:94分 あらすじ: ローランドは刑事の職を辞す。 金に目がくらんだ同僚トレヴァーの裏切りに遭い、 凶弾に倒れる。 辛うじて一命を取り留めるが、 入院していた病院で再度襲撃を受ける。 それを返り討ちにするが、 人間不信に陥り、警察を辞職。 新天地を求めてニューメキシコへ。 そこで、特殊部隊時代の上官で、 現在は実業家のクロスから 娘ニキータのボディガードを頼まれる。 だが、ニキータは恋人メイソンの裏切りに遭い、 マフィア一味に誘拐されてしまう・・・ 出演者: Steven Seagal・・・ Rolland Sallinger(ローランド) Brian Keith・・・ Gamble Trevor Johnson(トレヴァー) Luce Rains・・・ Jason Cross(クロス) Liezl Carstens・・・ Nikita Wells(ニキータ) Arron Shiver・・・ Mason Silver(メイソン) オトーサン、 「ルース・レインズ、気になるな」 よぼよぼの年寄りで、裕福な実業家にはみえません。 昔は、西部劇で保安官など個性派で鳴らしていたようですが。 その他の出演者: Kisha Sierra・・・ Allegra Angela Serrano・・・ Asian bare breast Johnnie Hector・・・ Manuelo Steph DuVall・・・ Conner Wells Kevin Wiggins ・・・ Det. Simon Pacheco Trine Christensen・・・ Regina Lawson Tomas Sanchez・・・ Jorge Rio Alexander・・・ Victor Jessica Williams ・・・ Nurse Charlie B. Brown ・・・ Captain James User Rating:5.2/10 ( 3,529 votes)IMDb User Rating:6.1/10( 36 votes) Yahoo! オトーサン、 「ま、こんなものかも」 User Reviews Samiam3さん Canada 2010年4月18日 老人にしては、まぁ悪くない スティーヴン・セガールは、もはや全盛期ではない。 同様に、本作で描くキャラクターもそうだ。 いくつかのことは、もちろん変わっていない。 どんな名前になろうと、彼は彼だ。 彼は悪漢をやっつける。 マオリヘッドの表情をしている。 筋書は、ややナンセンス。 だが、それはセーガル映画では当たり前だ。 (略 あらすじ紹介) 最初の質問は、なぜかだ。 セーガルへの回転です。 とても奇妙なことに、 あるシーンで、キャラクターは尋ねる。 答えは得られない。 これが、その一例だ。 次に、セーガルの演技の問題がある。 現在50歳の彼の声は、聞きとれない、 よいスピーカー・システムがいる! ボリュームをあげる必要があるかもしれない。 クライマックスは、OKだった。 だが、エンディングはひどく、ないようなもの。 率直に言って、私はそんなことは気にしない。 セーガルは、盛りをすぎているが、 私は、まだ彼に注目している。 本作は、平均的だ。 オトーサン、 「(爆)(爆)(笑)か」 ジーナさん 2010年9月24日 ベーシックなアクション映画 カーアクションなどスケールの大きいパワフルなアクションは印象的でした。 しかし・・・素手で敵を倒し、銃撃戦では弾がよけるという セガール映画のお約束「強すぎるセガール」が 今作も健在なので緊迫感はございません(爆) 本当に誰にも左右されず 自分映画を作るハリウッドの達人ですね(笑) まぁ、質より量的にアクションは盛り込まれてますので 好きな方は楽しめると思いますよ。 ストーリーのほうはもう少し冒頭の警察時代を 終盤に生かせるような工夫があると良かったですね。 転職させるためだけに入れるには 勿体ないぐらい面白みのあるエピソードだったと思います。 まずセガールさんに相棒がいるというのは新鮮でしたし、 その相棒が大胆にもセガールさんに立ち向かうっていうんですから 興味深いじゃありませんか(笑) だから、冒頭のくだりを伏線的に利用できると良かったでしょう。 セガールファンならテンション上がっちゃうような作品かもしれませんが、 それ以外の方は無難に観れる程度の内容だと思います。 まぁ、セガールファン以外がセガール映画を観る必要はないんですけど(爆) サイズアップしていく体と比例するように 低迷期へと入って行ったセガールさんですが、 再びチョットずつですが勢いづいてきましたね。 余談;大抵の役者さんは年齢を重ねるとイイ味が出てくるのに、 セガールさんは見事なまでに哀愁とは無縁ですな(笑)
エアポート・アドベンチャー クリスマス大作戦
オトーサン、 「大事なテーマだね」 原題の"Unaccompanied Minors"は、 大人の同伴者がいない大勢の子供たちと言う意味。 この映画に出てくるアメリカは、離婚が多いのです。 ちなみに、世界主要国の離婚率を調べてみると、 第1位 ロシア 4.5 第2位 アメリカ 3.6 第3位 ドイツ 2.2 第4位 イギリス 2.0 第5位 フランス 1.9 第6位 日本 1.7 原題:Unaccompanied Minors (2006) tv 監督:Paul Feig 脚本:Jacob Meszaros/ Mya Stark Genre:Adventure/ Comedy/ Family Rated PG for mild rude humor and language Country: USA Language: English / Spanish 上映時間:90分 あらすじ: 降雪のため全てのフライトがキャンセルとなり、 陸の孤島状態と化したクリスマス・イブの国際空港。 家庭の事情でそれぞれに同伴者のいない スペンサーをはじめとした5人の子供たちは、 他の子供たちがホテルに移動させられる中、 乗客管理責任者オリバーの嫌がらせで 空港の隔離部屋に閉じこめられてしまう。 それでも彼らは、離ればなれになった妹へ クリスマス・プレゼントを渡すことになっている スペンサーのために脱出作戦を実行する。 こうして空港内を縦横無尽に駆けずり回り、 脱走を図るスペンサーたち。 対するオリバーと警備員たちは、 やんちゃな5人に翻弄されながら執拗に追い掛ける・・・ 出演者: Lewis Black ・・・ Oliver Porter(オリバー) Wilmer Valderrama ・・・ Zach Van Bourke(ザック) Dyllan Christopher ・・・ Spencer Davenport(スペンサー) オトーサン、 「ルイス・ブラック、多才なひとだね」 コメディアン・俳優・脚本家、アルバムも出している。 代表的な出演作は、TVシリーズ「LAW AND ORDER」 その他の出演者: Gia Mantegna ・・・ Grace Conrad Tyler James Williams ・・・ Charles "Charlie" Goldfinch Quinn Shephard ・・・ Donna Malone Brett Kelly ・・・ Timothy "Beef" Wellington Dominique Saldana ・・・ Katherine Davenport Paget Brewster ・・・ Valerie Davenport Rob Corddry ・・・ Samuel "Sam" Davenport Wayne Federman ・・・ Airport Attendant Mario Lopez ・・・ Part-Time Substitute minors watcher Jessica Walter ・・・ Cindi Rob Riggle ・・・ Head Guard Hoffman David Koechner ・・・ Ernie B. J. Novak ・・・ Desk Attendant Mindy Kaling ・・・ Restaurant Hostess Tony Hale ・・・ Alan Davies Cedric Yarbrough ・・・ Melvin "Mel" Goldfinch Kristen Wiig ・・・ Carole Malone Al Roker ・・・ Himself User Rating:5.1/10 ( 8,422 votes)IMDb User Rating:6.1/10( 15 votes) Yahoo! オトーサン、 「ドタバタし過ぎ」 User Reviews Jane_Deauxさん United States 2006年12月6日... 少し子供っぽい… 次の2作よりも、本作をみたかった。 ・ウォルト・ディズニーのサンタクローズ3/クリスマス大決戦! ・ライトアップ! イルミネーション大戦争 だから、寛大な気持ちで見に行くことができた。 そして、見ておいて、よかった。 「ホーム・アローン」よりも、子供と道化役が多かった。 主な4人の子供たちは、息が合っていた。 (1人は、空港に足止め) 大人たちは、下手だった。 (他の映画では、うまいのだろうが) こどもたちは、13-14 歳だろうが、8-9歳のように行動していた。 監督の要求だったのだろうが、 大人たちも、ゆっくりしゃべるように言われていたのだろう。 アニメ化したハンド・ジェスチャーを使っていた。 映画の出だしで、1人の女の子が 若くヒップなサンタの膝に座って、「暖めて」と言う。 以後は、エピソードが誇張されて、 子供っぽい感覚だった。 だが、私は、心構えができていたので、 下らない出来事でも、大笑いした。 テーマに着目したい。 何人かの親たちは、この映画を好むだろう。 他の人たちは、 避けるかもしれない。 両親が結婚している子供よりも、 両親が離婚している子供のほうが、しっかりしている。 私の両親は、私が14 歳のときに離婚した。 大してショックじゃなかったが、 今日の子供たちは... 違っている。 おそらく、両親が離婚した子供たちは、 他のみんなよりも、この離婚子供ファンタジーを楽しむと思う。 両親も賛成するだろう。 なぜなら、いくらハッピーエンドになろうと、 離婚した両親は、離婚したままだろうから。 オトーサン、 「クリスマスに見たかったな」 なぜか、日テレで、8月23日午後に放送していました。 カプチーノさん 2008年12月25日 優しい気持ちになれる良質のコメディ アメリカは離婚が多いということが 映画を観るとよくわかるのですが、 この作品の主人公の子供たちも、 両親が離婚しているとか、なんらかの事情を抱えている。 でも離婚していても親子の絆は固く、 この作品の父親も子供のためなら頑張る。 大雪のため、飛行機が飛ばなくなり、 空港に釘付けになった 大人の同伴者がいない大勢の子供たち。 (原題Unaccompanied Minorsは、 「大人の同伴者がいない子供たち」) そのうちの数人だけが、 いたずらのせいで近くのホテルに移動されず、 空港に残ることになる。 残された子供のうちの一人が ホテルに移動した妹に クリスマスのプレゼントを届けたく、 子供たち同士が助け合い、 空港を脱出してといったストーリィ。 空港という舞台が面白く、 そこで起こるドタバタ騒動も、なかなか笑えます。 誰にでも薦められるクリスマスらしい 人間愛に溢れた、心優しいコメディ。 子供たちの行動が、ほほえましく、 じんわりと心が温かくなりました。 ハート・ウォーミング・コメディの佳作。
ジャングル・ジョージ
オトーサン、 「愉快だね」 ジョージが、英語を話せる? 実は、育ての親のゴリラが英語を話せるのです。 それってあり? でも、このゴジラ、 ラスベガスのショーに出演して、 シナトラばりに、My Wayを上手に歌うのです。 子供向け映画にしては、下ネタがきついですし、 突込みどころ満載ですが、楽しい映画です。 原題:George of the Jungle (1997) 監督:Sam Weisman 原作:Dana Olsen 脚本:Dana Olsen/ Audrey Wells Jay Ward (characters) Genre:Action/ Adventure/ Comedy Rated PG for crude humor and mild violence, language and sensuality Country: USA Language: English / Spanish 上映時間:92分 あらすじ: アフリカの上空で飛行機が山に激突。 そのショックでジョージという赤ん坊が ジャングルに放り出される。 彼は、英語を話すゴリラに拾われて育てられる。 そして25年が経った。 ジャングルの王者になったジョージは、 森に迷い込んだ美しい女性アースラに出会う。 彼女には婚約者のライルがいたが、 ジョージは、彼女とサンフランシスコへ・・・ 出演者: Brendan Fraser ・・・ George (ジョージ) Leslie Mann ・・・ Ursula Stanhope (アースラ) Thomas Haden Church ・・・ Lyle van de Groot (ライル) John Cleese ・・・ Ape (英語を話すゴリラ) オトーサン、 「ブレンダンは、はまり役だね」 ムキムキマンだし、なかなかのアスリートです。 その他の出演者: Richard Roundtree ・・・ Kwame Greg Cruttwell and Abraham Benrubi ・・・ Max and Thor John Bennett Perry ・・・ Arthur Stanhope Holland Taylor ・・・ Beatrice Stanhope Kelly Miller ・・・ Betsy Abdoulaye N'Gom ・・・ Kip Michael Chinyamurindi ・・・ N'Dugo. Lydell M. Cheshier ・・・ Baleto Frank Welker ・・・ Lion Keith Scott ・・・ Narrator User Rating:5.4/10 (56,280 votes)IMDb User Rating:7.1/10( 34 votes) Yahoo! オトーサン、 「評価が分かれるね」 User Reviews Budd-5 Corkさん Ireland 1999年8月30日 アホらしいけど、陽気だ! 監督とジャングルのスター、ジョージ。 でかした! これまでにない愉快な子供向け映画を作った。 はっきりとスクリーンに出ているが、 彼らは、すばらしい時間を過ごしたに違いない。 本作は、「ターザン」のパロディだ。 だが、筋はわかっていても、演技はこわれていない。 騒々しい冗談やお笑いがある。 特殊効果は、印象的だ。 英語を話すゴリラや 自分を犬と思っているゾウもいいが、 人気をさらうのは、人間たちだ。 フレーザーのジョージ役は、すばらしい。 当時、最も有能な俳優の1人だが、 この喜劇でも、直感力を示している。 アースラ役のマンは、キーキー声だが、 ジョージの愛らしい引き立て役だ。 他の出演者たちも、いい。 マンの両親は、すばらしいし、 婚約者ライルは、センセーショナルだ。 子供たちには、好まれるだろう。 この映画、大人もエンジョイできるが、 シニカルになりすぎると、楽しみを逃すだろう!! オトーサン、 「日本でも、多いのかな?」 家族そろって、映画を鑑賞するのは、 アメリカでは、ごくフツーのようですが。 ロビーJさん 2007年10月8日 ブレンダンが素敵ね! 家族みんなで楽しみたい映画。 まさに私は本作を初めて見た時、 家族揃って鑑賞したのを覚えています。 何も考えないで皆で笑っていたのでとても楽しかったし、 今でも思い出すと微笑んでしまいます。 なんと言っても 主演のブレンダン・フレイザーが素晴らしいですね! もう彼の魅力によって本作は 何倍も素敵で心温まる作品に 仕上がったのではないかと思います。 とにかくディズニーらしい展開と、 楽しいゴリラやコミカルなブレンダンが 最高に楽しませてくれる映画です。 ちょっとバカバカしい所もあるけれど、 だからこそ面白いし、 良い作品になっているのだと感じました。
新しき土
オトーサン、 「満州侵略の正当化だね」 日本は島国で、面積は狭く人口は多い。 農民は、過酷な農作業に苦しんでいる。 だから、彼らに新天地を与えなければならない。 同盟を結んだドイツが、 そう言ってくれるから、感謝感謝です。 叔父のひとりも、新天地を求めて 満州に渡りました。 なお、1931年頃の満洲には 日本人が59万人も住んでいたそうです。 原題:新しき土(1937) Die Tochter des Samurai(侍の娘) 監督・脚本:Arnold Fanck/伊丹万作 原作:Arnold Fanck Genre:Drama Color:Black and White 上映時間:115分 あらすじ: 8年間のヨーロッパ留学を終えた大和輝雄は 帰国の船上にあった。 そこで彼は若くて美しいドイツ人女性記者 ゲルダ・シュトルムと会った。 輝雄は貧しい農夫の息子だったが、 名門の大和家の養子になって、 そこの一人娘・光子を親が許嫁として決めていた。 ヨーロッパの知性に触れ、 近代的自我に目覚めた輝雄にとって、 古い日本的因習は忌むべきものとして 堪え難い気持ちがした。 輝雄はその気持ちを養父である大和巌と光子に話すが、 それを聞いて光子は絶望に打ちひしがれた。 その様子を見ていたゲルダは光子に同情する。 巌と光子と入れ違いにホテルを訪れたのは、 実父・神田耕作と実妹・日出子であった。 ふたりはすっかり変わってしまった輝雄に驚く。 兄を思う日出子はヨーロッパ文明にかぶれた輝雄を 目覚めさせようと東京の街を連れ回し、 彼が幼い頃教えを受けた老僧のもとへ連れていく。 老師の言葉は輝雄の目を開かせた。 一方、大和家では親族会議が開かれていた。 ゲルダと輝雄の仲を疑う巌も光子も気持ちが重い。 光子は絶望して、乳母のおいく(英)にも行き先を告げず、 もう着る必要もなくなった晴着を着て家を出て、 火山の噴火口を目指し一心に登っていく。 大和家を訪れた輝雄は自分の今までの非礼を詫び、 ゲルダから光子の本心を聞かされ、 あとを追って火山を登る。 そして噴火口近くで振袖姿の光子を見つけ、 あわやのところで抱きあげるのだった・・・ 出演者: 早川雪洲 ・・・大和巖 原節子・・・ 大和光子 小杉勇・・・ 大和輝雄 ルート・エヴェラー・・・ ゲルダ・シュトルム オトーサン、 「永遠のアイドルだね」 原節子というと、小津監督作品に出てくる 大和撫子のイメージが強いですが、 アーノルド・ファンク監督は、 イングリッド・バーグマン似の意思の強い女性として、 16歳の新人を起用したようです。 そのかげで、原節子は、 当時、夢のまた夢であった洋行ができました。 1937年3月12日、下関から大連に向かい、 シベリア鉄道に乗って、3月26日にベルリン到着。 フランス(パリ)からアメリカ(NY、ロス)をへて 7月28日に帰国したのです。 その他の出演者: 英百合子・・・ 乳母おいく 中村吉次・・・ 一環和尚 高木永二・・・ 神田耕作 市川春代・・・ 神田日出子 村田かな江・・・ 日出子の妹 常盤操子・・・ 輝雄の母 マックス・ヒンダー・・・ 独逸語教師 User Rating:5.9/10( 4 votes)Tsutaya User Rating:7.6/10( 10 votes) Yahoo! オトーサン、 「歴史的価値のある作品」 User Reviews 百兵映 さん 2015年3月9日 「雅量をもって見て欲しい」そうです。 レンタルDVDの「プロダクションノート」を見ると 本作は日本向け伊丹版とドイツ向けファンク版があって、 「これはファンク版である」そうだ。 そして、伊丹版には 「日本を愛する外国人が短時日の間にスケッチした 日本印象記であるから、雅量をもって見て欲しい」 とのイントロダクションをつけたそうだ。 製作者がいうとおり、 雅量がない日本人には奇妙な映画だ。 これがドイツでは大受けしたというのだから、 当時のヨーロッパでの日本感を知る上では 参考資料になるものの それにしても見当外れが多過ぎる。 岸壁に囲まれた火山と地震の国というイメージだ。 だから、満州の開拓に出かけるのだ、 遠い東洋の同盟国に好意的な理解を示している。 原節子さんも日本女性の代表格と映ったのだろうか。 平均値と映ったのだろうか。 これもまた「雅量をもって見て欲しい」ところ。 大戦の前の時代だ。 ハッキリ言ってこういう女性は珍しかった。 ドイツ向け映画のための ドイツ人好みを優先させたのではないか。 日独双方の軍事国策映画という臭いがする。 どうも好きになれない。 私には雅量がない。 オトーサン、 「流石、山岳の撮り方はうまいね」 黒美君彦さん 2013年6月22日 近現代史的評価 この日独合作映画は、 1935年に持ち上がった 日本のJ.Oスタジオと ドイツの映画会社テラフィルム との間の企画が発端だという。 日本精神の崇高さを 日独両国に伝える意図であったが、 いうまでもなく1936年11月に締結される 日独防共協定につながる両国の協力体制が 背景にあるのはいうまでもない (Wikipediaによると、 有色人種を下等人種とみなす ドイツ国内に対し、 日本との同盟の正当性を主張しようとしたのだという。)。 山岳映画で知られるアーノルド・ファンクと 伊丹万作という異色の共同作業になったが、 意見が合わず、ファンク版と伊丹版がそれぞれ作られ、 結果的にファンク版が日独両国で大ヒットしたことは よく知られている (ファンク版が客観的にみても優れているといわれ、 2012年からリバイバル上映されたのもファンク版。 私は伊丹版は観たことがないので比較評価できない)。 タイトルも変遷をたどっている。 当初題名は『東の風 西の風』だったという。 そこには西洋文化と日本文化の衝突… 近代の自我の葛藤が象徴されている。 すっかり留学で感化した輝雄の戸惑いこそが、 近代日本が手にした分裂した自我だった。 ドイツ語版では 『Die Tochter des Samurai』(『侍の娘』)という 「いかにも」(笑)のタイトル。 日本では満州を意味する 『新しき土』というタイトルになった。 タイトルの変遷に象徴されるように物語は分裂的だ。 近代的自我と日本的陋習の間で葛藤していたかと思えば、 後半、光子が火山を登って行くシーンはいたずらに長い。 いくら山岳映画を得意としたA・ファンク監督だとしても、 冗長としか言いようがない。 そもそも着物姿であんなにすいすい登れるのも不思議(笑)。 そういえばゲルダは後半どこへ行った??(笑) 日本で公開されたのは1937年2月だが、 当時から日本の描き方に対しては相当批判があったようだ。 家の裏が厳島神社だとか、 東京のはずなのに「阪神電車」のネオンが輝いているとか…。 まあ、そこはドイツ人監督が見た日本の姿を 無理やりまとめあげたのだから許容範囲か。 ファンク自身「単純化した視点で、 数千キロの高さから見下ろさねばならず、 日本人の心の襞にわけ入ることは 諦めねばならなかった」と記している (ファンクの私家版記念帖より… 海老坂高論文「日独合作映画 『新しき土』をめぐって(その2)」より再引用 https://appsv.main.teikyo-u.ac.jp/tosho/tebisaka17.pdf)。 個人的にはきわめて興味深く観た。 個の作品というより、 その時代を色濃く映し出しているという点でだ。 工業化に代表される欧州列強と肩を並べたという日本の自負と 貧しくつましい農民の現状。 絵はがき的な日本の自然美に素直に感嘆する独人監督の眼。 そのなかで、稀有な美貌で この作品に強いアクセントを与えているのが、 当時16歳の原節子であることはいうまでもない。 日本における火山の描写が、 原節子に象徴される日本女性の内面を示している。 慎ましやかな娘の内面に潜む激しさは、 マグマのような熱い火の塊だ。 類型的ではあるが、ファンクが『侍の娘』 というタイトルをつけたのもむべなるかな、だ。 早川雪洲もまたその立ち振る舞いが印象的だ。 時代を超え、映画史的にも、近現代史的にも 大きな意味を内包した作品であることは確かだ。 円谷英二がミニチュアを使った特撮を駆使している点も興味深い。
上海陸戦隊
オトーサン、 「日本は、多勢に無勢!」 うんかの如く押し寄せる中国船・・・ まるで、明日の尖閣攻防戦を予見させます。 中国大陸に突きこんでいった愚、 いまとなっては明らかですが、 当時の軍部は、知っていて、やったのでしょう。 原題:上海陸戦隊(1939) 監督:熊谷久虎 脚本:沢村勉 Genre:War Color:Black and White 上映時間:93分 あらすじ: 1937年8月12日、第二次上海事変勃発。 世界の列強が治外法権の租界を設けていた上海で 大山中尉が支那保安隊に殺害される。 日本人居留区の警備にあたる 陸戦隊中隊長の大日方中尉は、反撃を控えさせた。 爆発音が町に響き、居留民の間に動揺が起きた。 ミルク瓶を取りにいった母親が撃たれた。 ついに、陸戦隊に反撃命令が出て、銃撃戦が始まる。 日本軍4000に対し、 中国軍は3万の兵力で租界を包囲した。 日本兵は、租界に取り残された中国の女たちを 保護しようとしたが、反抗的な態度をとる。 そんななか、食料を分かち与えるなど 大日方中尉は礼儀正しく接したため、 明珠など心が通じる中国の女も出てくる。 陸軍の増援部隊がなかなか到着せず、 戦死者が増えていくなか、 ついに、大日方中尉は、租界を守りぬくため、 自ら突撃に参加する・・・ 出演者 大日方伝・・・ 中隊長・岸中尉 原節子・・・ 明珠 オトーサン、 「原節子が、汚れ役!」 義兄の熊谷久虎監督は、流石です。 偽りの美人女優の仮面の呪縛から 解き放ったのです。 その他の出演者: *中隊本部 大日方伝・・・中隊長・岸中尉 清川荘司・・・指揮小隊長・前田特務少尉 北沢彪・・・ 児玉一等水兵 光一・・・廣国一等水兵 津田光男・・・宮路一等看護兵 *A陣地 鉄一郎・・・小隊長・藤堂少尉 柳谷寛・・・吉川一等水兵 中村英雄・・・園田二等水兵 *B陣地 関口八郎・・・小隊長・田辺特務少尉 佐山亮・・・中村二等水兵 佐伯秀男・・・大石一等水兵 *C陣地 小杉義男・・・小隊長・高畑兵曹長 月田一郎・・・山口二等水兵 眞木順・・・桜井一等水兵 江藤勇・・・大久保二等水兵 三木利夫・・・古山二等水兵 *大隊本部 鬼頭善一郎・・・大隊長・松本少佐 丸山定夫・・・新聞記者 原節子・・・明珠 英百合子・・・椿澄枝:避難民の女 音羽久米子・・・ダンサー 大村千吉・・・少年兵 User Rating:5.5/10( 3 votes)Tsutaya User Rating:6/0/10( 1 votes) Yahoo! オトーサン、 「レベルは低いが、資料的価値があるね」 User Reviews レビュアーさん 2009年1月24日 ブラックホークダウンがお好きなら是非! リドリー・スコット監督「ブラックホークダウン」の 日本海軍陸戦隊版です。 市街戦がすさまじい迫力です。 白黒、スタンダードサイズ、モノラル音声、 そんなの関係ありません!! 国策映画といっても ハリウッド映画なんて今でも国策ですよ 「パールハーバー」に出ていた日系俳優(名前失念)も はっきり言ってました。 そんなことより、 実銃による迫力のある市街戦をご堪能下さい。 オトーサン、 「上海に行ったけど・・・」 こんなことも知らずに、租界で遊びましたっけ。 spo*****さん 2007年8月7日 現地市街ロケに注目 1937年8月13日、 中国国民政府は上海停戦協定の破棄を声明。 日本軍は上海の街に立てこもり、 食料や弾薬が乏しくなっていく中で、 友軍の到着を待ちながら 中国軍との決死の市街戦を展開していく…。 日中戦争の拡大を決定付けた上海市街戦を 現地ロケで再現した戦争映画。 戦時中の作品ゆえ、 当然国策映画としての作りにはなっており、 日本国軍ばんざーい、 日本国ばんざーい、 日本国占領下はとってもいいんだぞー、 的な作りではあるが、 ドキュメンタリー・タッチの演出は 緊迫感があって秀作である。 画像が悪く声が小さいのが難点だが、 色んな意味で日本国軍の気合が伝わってくる作品。 日本だけではなく他国もこの時代は 上海に居留地を設けており、 事実上支配していたようだが、 そういった歴史が善悪は別として 現在の輝ける上海の魅力の一つとなっている点は見逃せない。
ファイナル・カウントダウン
オトーサン、 「リメンバー・パールハーバー!」 この大統領の有名な呼びかけで、 アメリカは、太平洋戦争に参戦しました。 それからもう70年。 日米の立位置は、大きく変わりました。 原題:The Final Countdown (1980) 監督:Don Taylor 原作: Thomas Hunter/ Peter Powell/ David Ambrose 脚本: David Ambrose/ Gerry Davis/ Thomas Hunter/ Peter Powell Genre:Action/ SF Country: USA Language: English / Japanese / Russian 上映時間:103分 あらすじ: 1980年、ハワイ沖を航行する 原子力攻撃空母ニミッツは 突如、奇妙な竜巻の襲来を受けたために 真珠湾へ引き返そうとするが、 そのまま呑み込まれてしまう。 しばらくして嵐は収まったものの、 「随伴していた駆逐艦が行方不明」 「無線にどこからも応答がない」 「奇妙な無線通信とラジオ番組の受信」などの 異常な事態を認識した艦長は、 両舷に緊急警戒態勢を発令すると共に、 真珠湾への偵察機を発進させる。 また、ニミッツに近づく飛行機を レーダーによって発見し、 調査のためにF-14トムキャットを発進させるが、 その飛行機はなんと零戦であった。 偵察機が持ち帰った真珠湾の写真に整然と写る かつての主力戦艦群、奇妙な無線とラジオ番組、 そして零戦の出現。 それらの情報から推理を重ねた ニミッツの搭乗員たちは、 今が1941年12月6日、 つまり真珠湾攻撃の前日であることを悟り、 歴史に介入して日本軍を撃退するか否かを迫られる・・・ 出演者: Kirk Douglas ・・・ Captain Matthew Yelland(艦長) Martin Sheen ・・・ Warren Lasky(ラスキー) James Farentino ・・・ Commander Richard T. "Dick" Owens(中佐) Charles Durning ・・・ Senator Samuel S. Chapman(上院議員) Katharine Ross ・・・ Laurel Scott(ローレル) Soon-Tek Oh ・・・ Simura(シムラ) オトーサン、 「艦長役のマイケル・ダグラス、うまい」 たまたま遊びにきていて、零戦に襲撃される 上院議員とその秘書ローレルが、コミカルです。 空母ニミッツ、トムキャット、零戦が活躍する 戦争映画の雰囲気を救った功績は大です。 トムキャットのミサイルに撃墜された零戦から 海へ落下し、救助された日本兵が登場します。 その他の出演者: Ron O'Neal ・・・ Cmdr. Dan Thurman Victor Mohica ・・・ Black Cloud, USS Nimitz weather officer James Coleman ・・・ Lt. Perry Joe Lowry ・・・ Cmdr. Damon Alvin Ing ・・・ Lt. Kajima Mark Thomas ・・・ Marine Cpl. Kullman Harold Bergman ・・・ Bellman Dan Fitzgerald ・・・ Navy doctor Lloyd Kaufman ・・・ Lt. Cmdr. Kaufman User Rating:6.7/10( 16,140 votes)IMDb User Rating:6/4/10( 81 votes) Yahoo! オトーサン、 「愉快!」 User Reviews Idocamstufさん Greenville, NY 2005年1月8日 本当に楽しめた 海軍空母についての非常に面白い話し。 偶然、タイムトンナルを通り抜け、 1941年の真珠湾攻撃のほんの数時間前に終わる。 リアルな演技、特殊効果、航空シーンは、 他の同様な映画とちがい際立っている。 この映画が、あまりポピュラーでないことに驚いた。 非常にユニークで、魅力的なアイディアだった。 とくに、1980年に戻るというのがいい。 この映画、みんなに推薦したい。 楽しいSF映画だ。 驚いたことの、この映画の評価は低い。 最低でも、7点。できれば、8点あげたい。 十分に見る価値がある。 オトーサン、 「日本兵シムラのモノマネが流行ったのか」 メカゴジラさん 2011年10月24日 面白い 封切り当時に見に行ったなあ、と懐かしくDVDにて再見。 子供の頃は、当時最強・最新鋭の原子力空母ニミッツと トムキャットやコルセアに目が行った。 ロービジ塗装の現在ではもう見られない、 懐かしいド派手な塗装の軍用機たちは実にかっちょいい。 零戦(正体はテキサンかな?)と トムキャットのドッグファイトも理屈ぬきの面白さ。 ものすごくリキんでしゃべる 日本兵のモノマネがクラスで流行ったっけ。 ただ大人になった今観ると、 タイムスリップという現象に直面した 艦長をはじめとする乗組員の反応や、 目前に迫る真珠湾攻撃に対して戦うべきか戦わざるべきか というストーリーの方がなかなか面白くて、引き込まれる。 死んでいたはずの人間(しかも大統領になるかもしれない!)を 助けてしまったり、 M.シーンが語る「父親殺しのパラドックス」、 そしてあの、ちょっと藤子.F.不二雄先生っぽいラストなど、 タイムトラベルものとしてもなかなか考えられていると思う。 子供の頃は、真珠湾に向かう日本海軍航空隊と トムキャットの空中戦が中止で終わっちゃうのが 不満だったけど、なかなかかっちり作られた佳作だと思う。
最前線物語
オトーサン、 「監督は、どういうひと?」 サミュエル・フラー(1912/08/12-1997/10/30) 出身 : アメリカ/マサチューセッツ州 17歳の頃から新聞社の犯罪レポーター、 パルプ小説のゴーストライター、脚本家などの職に就いた。 第二次世界大戦中、30代で従軍し、 北アフリカからヨーロッパでの戦闘で勲章を得る。 49年、「地獄の挑戦」で監督デビュー。 代表作は「ショック集団」、「ザ・シャーク」、「最前線物語」、 「ホワイト・ドッグ」、「ストリート・オブ・ノーリターン」など クセのあるアクションやサスペンスが多い。 ゴダールの「気狂いピエロ」などに出演している。 原題:The Big Red One (1980) 監督・脚本:Samuel Fuller Genre:Drama/ War Rated R for war violence and some language Country: USA Language: English / French / Italian / German 上映時間:113分 あらすじ: 第一次大戦が終わり、生き残った一人の軍曹。 彼は1942年、第二次大戦において グリフ、ジョンスン、ザブ、ビンチら、 若い兵士を含む狙撃兵分隊を指揮していた。 非情な戦場におののく新兵たちに、 “殺人ではなく、ただ殺すだけ”といった教えを諭し、 戦場で生き残ることの意義を伝えていく。 グリフたち4人は、北アフリカ戦線からシシリー島、 そしてノルマンディー上陸作戦を渡り歩き、 最大の戦闘ノルマンジー上陸作戦に参加したが、 不思議と生き残り、ユダヤ人のゲットー解放を迎える。 それぞれひとりの人間としても成長していく・・・ 出演者: Lee Marvin ・・・ The Sergeant(軍曹) Mark Hamill ・・・ Pvt. Griff(グリフ) Robert Carradine ・・・ Pvt. Zab(ザブ). Bobby Di Cicco ・・・ Pvt. Vinci(ビンチ) Kelly Ward ・・・ Pvt. Johnson(ジョンスン) オトーサン、 「リー・マーヴィンは、適役!」 グリフ役のマーク・ハミルは、 「スターウォーズ」のルーク・スカイウォーカーに抜擢。 その他の出演者: Siegfried Rauch ・・・ Feldwebel Schroeder . Marthe Villalonga ・・・ Madame Marbaise Stephane Audran ・・・ Underground Walloon fighter. User Rating:7.2/10( 15,444 votes)IMDb User Rating:6.8/10( 37 votes) Yahoo! オトーサン、 「木の葉のように翻弄されて・・・」 カンヌ国際映画祭ノミネート ・パルム・ドール サミュエル・フラー User Reviews scaevolaさん 2005年5月18日 本作は素晴らしかった。 復元版は、物凄いが違う映画だ。 本作は、過去25年間の第2次世界大戦を描いた 映画のなかで一番だった。 「プライベート・ライアン」よりもいい。 スピルバーグも、こんなに感動的な映画を作れたらと思うだろう。 スモークや煙で誤魔化さない、ざらざらした現実があるだけ。 復元版は、違う映画だ。 3分のオリジナルを15分に引き伸ばしている。 オリジナル映画を知っているならば、 ハリウッドが、砂と苦痛のほとんどを削除しろと 監督に強制したことが明らかだ。 本作は、復元版に比べてタフでリアルだが、 キーキー声だ。 すべての本当のインパクトが切り取られており、 痛ましい。 ポイントは、ここだ。 "I can't take much more of this." (もうムリ) フラーの狙いは、ここにある。 われわれに限界体験を味わわせ、 極度の疲労やオーバーロードで、逃げ出したくなる。 「プライベート・ライアン」は及びもつかない。 私は、これに比肩できる第2次世界大戦映画を思いつけない。 「バンド・オブ・ブラザース」(2001)は、同じ題材だ。 どちらも見ていないならば、 ベルトを締めて、今晩は揺れるから。 オトーサン、 「体験の重み」 黒美君彦さん 2004年12月31日 生き残ること 「生き残ることだけが戦場において真の栄光」 ・・・サミュエル・フラーの経験に基づいたこの作品で、 フラーは登場人物に最後にそう語らせる。 B級映画ばかりを撮ってきた彼が この作品で描いたのは、英雄ではない。 日常的な、あまりに日常的な戦場をひたすら淡々と描くのみ。 鬼軍曹と四銃士たちの果てしない戦いの日々。 であるが故に作品全体から叙情性が滲み出てくるのだ。 どこやらの大監督が巨万の資金を使って 無理やり叙情的な戦場を再現するのとは所詮レベルが違う。 理屈ではなく、取替え可能な歩兵たち。 ノルマンディーではひとりひとり番号で呼ばれて 決死兵として塹壕を飛び出す。 (ひとりなのだから決死隊とはいわないだろう) そしてその度にひとりひとり確実に死ぬ。 番号(=記号)と化した兵士の死に意味はあるのか。 あるわけがない。 ドイツ軍との騙し合いの白兵戦の中で、 十字架の影が長く伸びているのが印象的だった。 この作品で鬼軍曹を演じたリー・マーヴィンの 素晴らしさはいうまでもない。 心に刻まれるB級の傑作だ。 追記:12年ぶりに改めて観た。 第一次世界大戦のレジェンドとしてのリー・マーヴィン。 彼は最前線における亡霊のようなものか。 停戦後に敵を殺してしまった彼は、 28年後、同じように停戦を知らせる独兵を刺す。 しかし今回は死なさずにすんだ、という安堵の表情が印象的だ。 同様にチェコのナチスの強制収容所における 瀕死の少年との短い交流も印象的だ。 緊張の途切れないシーンの連続で、やはり傑作だと思った。 リアルな戦争の一端がここには描かれている。
ポセイドン・アドベンチャー2
オトーサン、 「オリジナルと比べちゃダメ!」 オリジナルは、「タイタニック」と並ぶ、 海洋パニック映画の秀作です。 今回は、監督も脚本も別物で、 厳しく言うと、いわば残飯あさり。 原題:Beyond the Poseidon Adventure (1979) 監督:Nelson Gidding 原作:Paul Gallico 脚本:Nelson Gidding Genre:Action, Adventure 上映時間:114分 あらすじ: ニュー・イヤーパーティーの夜、 海底地震によって発生した 大津波を受け転覆したポセイドン号。 サルベージ業のマイクは、 転覆したポセイドン号を発見し、 セレステ、ウィルバーと共に船内へ。 その時、スベボ博士率いる医療チームが到着し、 彼らと共に行動を共にする。 船内には、フランク、看護士のジーナ、スザンヌらがいた。 その後スベボと別行動をとったマイクらは、 テックス、ラリー、フランクの娘テレサらを発見、 他の生存者と共に船首へ向かって歩き出した。 スザンヌは、事務長の部屋にあった積荷目録を スベボの元へ届けるためにマイクらの群れから離れた。 スベボらの本当の目的は、 船内にある時価を計り知れぬプルトニウムを 船内から運び出すことにあった。 その頃マイクらは、 小説家夫婦のハロルドとその妻ハンナを発見。 船首からの脱出は不可能と見たマイクはスベボと合流すべく 船尾からの脱出を試みるが スベボらの目的を知ったマイクは、スベボらと銃撃戦になる・・・ 出演者: Michael Caine・・・Captain Mike Turner(マイク) Sally Field・・・Celeste Whitman(セレステ) Karl Malden・・・Wilbur Hubbard(ウィルバー) Peter Boyle・・・Frank Mazzetti(フランク) Angela Cartwright・・・Theresa Mazzetti(テレサ) Telly Savalas・・・Dr. Stefan Svevo(スベボ博士) オトーサン、 「マイケル・ケーン、若いね」 サリー・フィールドがわがまま娘を好演していますが、 マイケル・ケーンの恋の相手という設定は、 やや無理があるのでは・・・ カール・マルデンといえば、 たれない海の男のイメージが強いのですが、 今回は、心臓病の老人役です。 その他の出演者: Paul Picerni・・・Kurt Patrick Culliton・・・Doyle Dean Raphael Ferrandini・・・Castrop Jack Warden・・・Harold Meredith Shirley Knight・・・Hannah Meredith Veronica Hamel・・・Suzanne Constantine Shirley Jones・・・Nurse Gina Rowe Slim Pickens・・・Dewey "Tex" Hopkins Mark Harmon・・・Elevator Operator Larry Simpson User Rating:4.5/10( 3,639 votes)IMDb User Rating:4.4/10( 20 votes) Yahoo! オトーサン、 「なるほど、ひどいね」 User Reviews Dr Wilyさん Owensboro, KY 2004年3月20日 とてもよい続編と思う 多くの人々が、この映画を好まない。 だが、よく出来ていると思う。 強力なキャストが好演しているし、 ユニークなツイストもある。 アイデアは、かなりオリジナル。 残っていた生存者グループを いかに船内から脱出させるかに、 焦点を当てているからだ。 船内に入ってくるグループが、筋書を進めていく。 皮肉にも、彼ら閉じ込められ、 脱出を図る立場に追いやられる。 この続編は、オリジナルと連続性がある。 リンダの体が横たわっていたのは、 クルーが使う船の入口の近く。 オリジナルの生存者が脱出したのと、同じ穴だ。 最後に、この映画は、言われるほど悪くない。 オトーサン、 「ま、期待せずに楽しめってこと」 ジーナさん 2009年3月3日 いつの間に・・・な展開 随分評価が低いようですが、 ポセイドン・アドベンチャーのアナザーストーリーとして 私はそれなりに楽しめました。 どうせアナザーストーリーを作るなら、 ホールに残された人々の中の何人かの脱出劇にしたほうが 面白かっただろうとは思いますが(汗) 登場してすぐに 『こいつらどう見たって人命救助するタイプじゃないだろ・・・』 というあからさまなキャスティング、 こんなに生存者が居たぞ!!と 前作の刑事にツッコミ、意外と動ける空間が残っている船内、 脱出ルートは行き当たりバッタリなど 失笑しながら観れば楽しめますよ(笑) 前作のように命に執着した乗客ではなく、 やや諦め気味の人々による脱出劇なので 緊迫感には欠けますし、 牧師のような熱いキャラも居ないので 感動も何も無いですが B級パニックアクションとして観れば、普通に楽しめると思いました。 まぁ、ポセイドン・アドベンチャーの続編として 作ってしまった事が大きな敗因でしょう(爆) とりあえず、マイケル・ケインとサリー・フィールドのキャラはコミカルで良かったです。 要するにこの作品はパニックアクションコメディであって、 ポセイドン・アドベンチャーのパニックドラマとは ジャンルが違う作品って事です。
ジョニーは戦場へ行った
オトーサン、 「あらためて思うね・・・」 20世紀は、戦争の世紀であり、映画の世紀だった。 そして、映画は、戦争を肥やしにして育ったと。 原題:Johnny Got His Gun (1971) 監督・原作・脚本:Dalton Trumbo Genre:Drama, War 上映時間:91分 あらすじ: ジョーは今、野戦病院のベッドで 静かに横たわっている。 第一次大戦の中、 彼はほとんどの器官を失う大怪我を負い ここに運ばれてきたのだ。 目も見えず、耳も聞こえず、喋る事もできず、 唯一性器だけが人間として残された印だった。 真の暗闇の中でジョーは想う。 釣り好きだった父と過ごした日々や、 出征前夜に恋人と交わした愛の営み……。 やがてひとりの看護婦が ジョーの胸に書き記した文字によって 彼は外界との繋がりを持つのだが・・・ 出演者: Timothy Bottoms ・・・ Joe Bonham(ジョー) Kathy Fields ・・・ Kareen(カリーン) Jason Robards ・・・ Joe's Father(ジョーの父) Diane Varsi ・・・ Nurse (看護師) オトーサン、 「戦争が主人公だ」 その他の出演者: Marsha Hunt ・・・ Joe's Mother Donald Sutherland ・・・ Christ David Soul ・・・ Swede WWI Soldier Anthony Geary ・・・ Redhead WWI Soldier Charles McGraw ・・・ Mike Burkeman Sandy Brown Wyeth ・・・ Lucky Don 'Red' Barry ・・・ Jody Simmons User Rating:7.9/10( 11,886)IMDb User Rating:7.9/10( 151 votes) Yahoo! オトーサン、 「一度は見るべき映画」 カンヌ国際映画祭受賞 ・審査員特別グランプリ ダルトン・トランボ ・国際映画批評家連盟賞 ダルトン・トランボ ・国際エヴァンジェリ映画委員会賞 ダルトン・トランボ 同ノミネート ・パルム・ドール ダルトン・トランボ User Reviews chrisdee-2さん San Francisco, CA 1999年4月30日 魂が凍る独創的な作品 映画の最も偉大な業績の1つ。 信じ難い体験だ。 シーツに埋もれたひとをほぼ2時間眺める。 毎秒、天才の仕事だと叫ぶ。 ほとんどの人々が、, この映画を、バンドのメタリカが作ったビデオと 勘違いしているのは、悲しいことだ。 バンドに悪気はない。 だが、この映画は、バンドの歌よりも、ずっと重要だ。 ダルトン・トランボの唯一の監督作品にして 完璧な出来だ。 映画のほとんどは、吹き替え。 「12人の怒れる男」のように、 ほとんどは、ひとつの部屋で起こる。 きっと驚くだろう。 オトーサン、 「完璧なコメントだ」 黒美君彦さん 2007年7月3日 ジョニーは銃を取った 名脚本家ダルトン・トランボが 65歳で自らメガホンをとった唯一の監督作品。 赤狩り(マッカーシズム)の時代に、 いわゆるハリウッド・テンのひとりに名前をあげられ、 聴聞での証言拒否で投獄され、 その後13年にわたって 映画界から追放された脚本家として知られる (別名で『ローマの休日』などの脚本を書いていたことは あまりにも有名な話)。 その彼が1939年に発表した小説が、この『ジョニーは戦場へ行った』。 中学生くらいの頃にTVで観たのだったろうか。 実に久々の再会だった。 反戦映画の頂点のひとつとしてよく知られてはいるが、 単に「反戦映画」というレッテルを貼ってしまうだけでは 本質を見誤ってしまうのではないか。 まだ少年っぽささえ感じさせる 若いジョー・ボナム(ティモシー・ボトムズ)は 志願して第一次大戦の前線へと送られ、そこで被弾。 四肢を失い、顔面をふき飛ばされ、 名前のない生きた肉塊として生かされ続ける。 ベッドに縛りつけられた現在を 陰鬱なモノクロームの映像で描き、 回想や夢はカラー映像で表現するが、 筋立てはまるで舞台劇のようである。 内的独白と、それと無関係な外界。 許婚者であるカリーン(キャシー・フィールズ)との一夜と別れ。 父(ジェイソン・ロバーズ)との確執と和解。 キリストを自称する男(ドナルド・サザーランド)との会話…。 回想と夢とが渾然一体となっていく。 クリスマス・パーティで息子を探すマリアの例を出すまでもなく、 神の不在がこの作品のもうひとつのテーマである。 神の領域にあるはずの生死が、 戦争によって人の手に委ねられる不条理。 ただ、そうした神の不在を主題にするには、 この作品のモチーフがあまりに類型的であることが弱点だともいえる。 ジョーのおかれた状態が極限であるが故に、 テーマの普遍性が損なわれかねないとはいえないだろうか。 とはいえ、ベトナム戦争に対する反戦運動の流れをも 感じることの出来る秀作であることは確かである。 若者が戦場に送られ、 大量の戦死者を生んでいた時期の厭戦感が漂っていて、 この作品が多く支持されたのもよくわかる。 ちなみに原題の"Johnny Got His Gun" (ジョニーは銃を取った)は、 19世紀末から20世紀初頭にかけて使われた 入隊奨励のスローガン「ジョニーよ銃を取れ」をもじったもの。 もとのフレーズは、第一次世界大戦に際して歌にもなり、 人口に膾炙したそうだ。 この作品の主人公の名前ではないので、 その意味では邦題は誤解を招くと思うのだが。 第二次大戦中、この作品は“反政府文学”として、 発禁処分とされたとか。 戦後復刊されたものの、 朝鮮戦争時に再び入手不可となったそうで、 赤狩りも含めて「自由な言論の国」なんて ウソっぱちだろう、と思ってしまう。 国家が神になりかわる言説を語るとき、 国家が「正義」を強要し始めるとき、 個人は単なる消耗品とみなされるのだ。 そのことを痛烈に批判した作品ではある。
英霊たちの応援歌/最後の早慶戦
オトーサン、 「負けてばっかり」 在学中に1度だけ応援に行きましたが、 早稲田や慶応に比べると、寂しい限りでした。 肩を組んで、大声で歌いたかったなぁ。 ♪都の西北 早稲田の森に 聳ゆる甍は われらが母校 ♪若き血に燃ゆる者光輝みてる我等 希望の明星 仰ぎて此処に 原題:英霊たちの応援歌/最後の早慶戦 (1979) 監督:岡本喜八 原作:神山圭介 脚本:山田信夫/ 岡本喜八 Genre:Drama/Sport 上映時間:124分 あらすじ: 昭和十八年春、文部省は六大学野球連盟の解散を厳命。 この知らせに早慶両校の部員は 「もう一度早慶戦をやりたい」と願う。 早稲田実業からバッテリーを組んで来た 三上哲男と秋山信吾もその一人だ。 数々の困難を乗り込え、試合は十月十六日に開かれた。 しかし、三上は、第十三期海浜予備学生を志願して入隊し、 この試合に参加出来ず、 土浦海軍航空隊近くのレストランで、 早大が勝利した記事を読んだ。 試合後、両校校歌が斉唱され、 感動にうわずった両校部員は、こんどは戦場で会おうと叫ぶ。 十二月九日、三上、本田耕一、相田暢一は 横須賀第二海兵団二等水兵として入団。 米軍がマーシャル群島に上陸した昭和十九年二月一日、 三上たちは、第十四期海軍飛行予備学生に合格、 五月、土浦から鹿児島出水海軍航空隊に配属された。 米軍が沖縄に上陸した頃、 秋山は三上たちがいる航空隊に教官として配属され、 全兵力が結集する九州に向かう。 宿舎の黒板には特攻隊として死んでいった 十三期生の書いた銀座の地図があり、一軒ずつ店の名が書かれていた。 ところどころに空白があり、 銀座に強い慶応勢が黒板の前に集まり、それをうめていく。 いよいよ秋山たちも、特攻隊として飛行機に乗ることになった。 奄美大島上空、秋山中尉以下十三名は、敵機を発見。 グラマンとの激烈な空中戦で三上は両眼をやられてしまう。 「秋山、見えない、突っこむまで誘導してくれ」 「了解。サインを出すぞ、外角低め、もっと低め、 そこでシュートだ。シュートをかけろ!」 炎に包まれながら三上機は突っこみ、敵空母は爆発、炎上した。 「ナイスボール、ストライクアウトだ」 叫んだ秋山も黒煙と真っ赤な炎の中に消えていった・・・ 出演者: 永島敏行・・・ 秋山信吾 中村秀和・・・ 三上哲男 大谷直子・・・ 照代 オトーサン、 「時代が主人公だった」 その他の出演者: 勝野洋・・・ 相田暢一 本田博太郎・・・ 本田耕一 山田隆夫・・・ 正木藩 竹下景子・・・ 蓮見葉子 小畠絹子・・・ 三上きよ 水野久美・・・ 秋山貴子 八千草薫・・・ 坂本美佐子 田中邦衛・・・ 笠間上飛曹 岸田森・・・ 寺本少佐 小野寺昭・・・ 飛田忠英 中谷一郎・・・ 須藤司令 山本麟一・・・ 土浦航空隊司令 殿山泰司・・・ 屋台の親父 中谷昇・・・ 平井慶応野球部長 東野英治郎・・・ 飛田穂州 User Rating:7.7/10( 5 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:7/8/10( 9 votes) Yahoo! オトーサン、 「戦争の記録映画みたいだね」 User Reviews にしきのさん 2016年3月16日 好きな映画です。 孤独に死んでいくイメージの神風特攻隊ですが、 直掩隊となった(生還しなければいけない) 永島敏行が仲間と共に死にたがる等、 野球を通して隊員達の結束の心を描いた点が素晴らしい。 目を負傷した仲間の特攻を野球用語を交えて 誘導するシーンは痺れる。 これぞチームプレー。 オトーサン、 「岡本喜八監督作品としては、 出来はいまいち」 終戦記念日に見ると、万感の思いがあります。 Kurosawapapaさん 2012年12月4日 野球、どれだけやりたかったことか、、、 太平洋戦争の真っただ中、 昭和18年の春、文部省は六大学野球連盟の解散を厳命。 同年10月16日、戸塚球場で“最後の早慶戦”が行われた。 両校エール交換の後、「海ゆかば」の歌声が起こり、 やがて球場全体の合唱となって響き渡る。 この映画は、岡本喜八監督による1979年の作品。 「ラストゲーム 最後の早慶戦(2008年)」とは違い、 試合の内容は描かれず、 試合後の入隊、戦争に向かっていく姿に、重点がおかれています。 痛ましい戦争の白黒写真や、実際のフィルム映像を折り込みながら、 短いカットでテンポを作り、淡々とした流れを作り出している。 部員、顧問、マネージャー、 それぞれ実在した人物が実名で登場。 早慶のメンバーだけでなく、明治、法政、立教、専修、中央、 沢山の面々と、その背景を映し出す。 心から野球を愛した若者たちが、 弱音を吐かず、恐怖に立ち向かい、 自らを鼓舞しながら戦争に突き進んでいく。 そんな若者たちの命を、1つまた1つと奪っていく戦争の惨さ。 この映画は、 若い俳優中心であったことによる演技力不足、映像力不足など、 決して評価の高い作品とは言えないかもしれません。 また本作公開後、 特攻隊に対し、「格好いい」という評価があり、 岡本監督は、ある意味“危険な映画”だったと語っています。 しかし、 “映画の自由な表現思想に重点を置き反戦を訴える” そんな岡本流を理解していれば、十分理解できる作品。 ともに汗と涙を流した仲間が、特攻隊として敵艦に向かっていく、、、 突き進む者、それを見届ける者、 両者の気持ちが、痛切に伝わってくる。 ポケットに入れてあったボールを握りしめ、 叫びながら敵艦に突っ込んでいく姿は、 涙なくして見ることができません。 佐藤勝のトランペットが、 切々と、英霊たちの鎮魂歌を奏でていました。
嗤う分身
オトーサン、 「ドストエフスキーの小説が原作か」 学生時代、全巻読破しましたが、もう忘れました。 驚いたのは、この英国映画によく覚えている 歌が、次々と登場してくるのです。 「上を向いて歩こう」 「雨の赤坂」 「草原の輝き」 「さよならのあとで」 「ブルー・シャトウ」 原題:The Double (2013) 監督:Richard Ayoade 原作:Fyodor Dostoevsky 脚本:Richard Ayoade/ Avi Korine Genre:Comedy/ Drama/ Thriller Country: UK Language: English 上映時間:93分 あらすじ: サイモンは、影が薄い若者だ。 勤続7年なのに、会社の受付が顔を覚えていない。 それに、ささいな不運に付きまとわれる。 ボタンを押してもエレベーターが動かないし、 電車の扉に挟まれたりする。 彼の勤め先は、情報システム処理。 大佐と呼ばれる謎の人物が経営している。 仕事は、やり手だが、上司の評価は低く、 不良娘メラニーの世話係を押し付けられる。 サイモンはコピー係の女性社員ハナに片想いし、 夜になると望遠鏡で彼女の部屋を覗いている。 ハナにつきまとっていたストーカーが 飛び降り自殺する瞬間を目撃してしまう。 それをハナに伝えると、 のぞき見がバレてしまう。 ある日、若い男が転勤してくる。 名前も似ているし、顔もソックリだ! 彼・ジェームスは、サイモンと違って、 優秀な人材として評価されていく。 サイモンは、頭にきたが、 話してみると、そんなに悪い奴じゃない。 ハナとデートすることになったときには、 自分のふりをしてデートに行っていいよと言ってくれる。 だが、結局、ジェームスは、 ハナどころか、サイモンの仕事まで奪う。 頭にきたサイモンは、ジェームスの部屋を覗く。 すると、メラニーを部屋に連れ込んでいる! それをハナにチクルと、 「あなたは蛇よ」と言われてしまう。 サイモンは「僕は幽霊です」という遺書を残し、 飛び降り自殺しようとするが、 向かいのアパートを見ると、ハナが部屋で倒れている! 助けに行くと、「止めないからあなたが自殺してよ」と言われる。 そんな折、老人ホームに預けていた母が亡くなったと連絡があり、 葬儀に行くと、ジェームスが息子として参加していた。 激怒したサイモンは、彼の顔面を殴打する・・・ 出演者: Jesse Eisenberg ・・・ Simon James/James Simon(サイモン/ジェームス) Mia Wasikowska ・・・ Hannah(ハナ) オトーサン、 「ミア・ワシコウスカ、演技いいね」 ティム・バートン監督の 「アリス・イン・ワンダーランド」(2010)の 主役であるアリスに抜擢されました。 ジェシー・アイゼンバーグは、 「ソーシャル・ネットワーク」で、売れっ子になりました。 経歴をみておきましょう。 JESSE EISENBERG ジェシー・アイゼンバーグ 誕生日 1983/10/5 出身 米ニューヨーク 2002年「ROGER DODGER」で映画デビュー。 2005年「イカとクジラ」で インディペンデント・スピリット賞助演男優賞と 放送映画批評家協会賞若手男優賞にノミネート。 出演作 2002年「卒業の朝」 2004年「ヴィレッジ」 2005年「ウェス・クレイヴンs カースド」「イカとクジラ」 2007年「ハンティング・パーティ」 2009年「ゾンビランド」「ソリタリー・マン」 「アドベンチャーランドへようこそ」 2010年「ソーシャル・ネットワーク」「キャンプ・ホープ」 「バッド・トリップ 100万個のエクスタシーを密輸した男 」 2011年「ブルー 初めての空へ」「ピザボーイ 史上最凶のご注文」 2012年「ローマでアモーレ」 2013年「嗤う分身」「グランド・イリュージョン」 2015年「エージェント・ウルトラ」 2016年「グランド・イリュージョン 見破られたトリック」 「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」 その他の出演者: Wallace Shawn ・・・ Mr. Papadopoulosパパドプロス Noah Taylor ・・・ Harrisハリス Yasmin Paige ・・・ Melanie Papadopoulosメラニー James Fox ・・・ The Colonel Cathy Moriarty ・・・ Kiki Phyllis Somerville ・・・ Mrs. James Kobna Holdbrook-Smith ・・・ Guard / Doctor Tony Rohr ・・・ Rudolph Susan Blommaert ・・・ Liz Jon Korkes ・・・ Detective Tim Key ・・・ Care Worker Lloyd Woolf ・・・ Investigator Lydia Ayoade ・・・ Test Invigilator Sally Hawkins ・・・ Receptionist at Ball Saul Williams ・・・ Security at Ball J Mascis ・・・ Janitor Christopher Morris ・・・ Official Chris O'Dowd ・・・ Nurse Craig Roberts ・・・ Young Detective Kierston Wareing ・・・ Funeral Date Paddy Considine ・・・ Jack as PT Kommander Gemma Chan ・・・ Glamorous Judge Rade Serbedzija ・・・ Frightening Old Man User Rating:6.5/10( 34,861 votes)IMDb User Rating:6.2/10( 170 votes) Yahoo! オトーサン、 「大衆向けではないね」 User Reviews cinematic_aficionado London, England 2014年4月24日 創造的な映画づくり 心底良い人には、何が起こるか? 他人に尽くし、家族の希望を叶える。 だが、当然と見なされて、汚れ役を押しつけられる。 好きな女の子には無視だれる。 これでもまだかと、自分にそっくりの新しい同僚が、 異動してきて、会社でも好かれ、 プライベートでも、もてまくる。 原作は、ドストエフスキーの小説。 すべてに耐える男が主人公だ。 だが、そっくりさんが現れたとき、 彼は、これ以上、耐え続けられるだろうか? なかなか見るのが辛い映画だが、 その奇抜な知力や創造的な映画撮影に、 納得するだろう。 オトーサン、 「舞台劇みたいな迫力!」 HABBYさん 2016年2月12日 ドッペルゲンガー ジェシー・アイゼンバーグ、 ミア・ワシコウスカを 主役で抜擢した制作陣の眼力にあっぱれ。 ドストエフスキーらしい粘着質で薄暗い狂気の不条理世界に 二人の個性がうまくマッチしています。 ただ単にどす暗いだけではなく、 二人の恋愛要素や分身という謎の要素も絡んでくるので、 ある意味統合失調のような非合理の感覚が全体を支配することに。 左脳ではなく右脳で観るべき作品、かな。 コミカルでスペーシーな部分は 星新一のショートショートを連想させたりも。 日本の懐メロソングが随所に炸裂(笑)。 欧米人の鑑賞者には尚更のこと トリップ(幽体離脱)した感覚を与えることでしょう。 好みが分かれそうですが、 自分はアヴァンギャルド系が好みなので高評価、です。
LIMIT OF LOVE 海猿
オトーサン、 「これで、海猿シリーズ、全部見たぞ!」 ・海猿 ウミザル ・LIMIT OF LOVE 海猿 ・THE LAST MESSAGE 海猿 ・BRAVE HEARTS 海猿 本作の成功は、大型フエリ−を借りられたことでしょう。 依頼の電話をしたら、たまたま受けた女子社員が、 「海猿」のフアンで、即OKを出したとか。 その後、上司から叱責されたとか。 「わが社のフエリ−が沈没する映画なんて・・・」 原題:LIMIT OF LOVE 海猿(2005) 監督:羽住英一郎 原作:佐藤秀峰 原案:小森陽一 脚本:福田靖 Genre:Drama/Adventure/Suspence 上映時間:117分 あらすじ: 海上保安官である仙崎大輔 が潜水士となって2年、 異動先の鹿児島第十管区で 機動救難隊員として海難救助の最前線で働いていた。 恋人の伊沢環菜とは遠距離恋愛が続いていた。 そんなある日、鹿児島沖3キロの海上で 乗客620名を乗せた大型フェリー船の座礁事故が発生。 すぐさまバディの吉岡哲也と現場へ駆けつける。 沈没までに残された時間は4時間。 船内には195台もの車両が積載されており、 引火すれば大爆発の危険があった。 吉岡とともに懸命の救助活動にあたるが、 乗り合わせていた環菜の姿を発見する・・・ 出演者: 伊藤英明・・・ 仙崎大輔 加藤あい・・・ 伊沢環菜 佐藤隆太・・・ 吉岡哲也 時任三郎・・・ 下川いわお オトーサン、 「伊藤英明、筋肉隆々!」 まさに、"艱難、汝を玉にす"です。 相手役の加藤あい、操り人形みたいです。 その他の出演者: 大塚寧々・・・ 本間恵 吹越満・・・ 海老原真一 浅見れいな・・・ 乙部志保里 美木良介・・・ 桂木貞之 石黒賢・・・ 北尾勇 津田寛治・・・ 三沢圭介 光石研・・・ 梨本信士 市川しんぺー・・・ 矢野達郎 荒川良々・・・ 服部真佐彦 坂本雄吾・・・ 本丸正也 菅原卓磨・・・ 重富浩一 江畑浩規・・・ 瀬戸口滋 渡辺典子・・・ 園部美由紀 朝加真由美・・・ 伊沢歌子 鈴木一真・・・ 冬柴康介 渡辺尚子・・・ 葛西真理 佐藤仁美・・・ 光森千佳 臼田あさ美・・・ 星野怜 川瀬良子・・・ 辻沙耶香 香里奈・・・ 松原エリカ 宮本大誠・・・ 竹井真 一木有海・・・ 大野唯 伊藤淳史・・・ 工藤始 海東健・・・ 三島優二 古畑勝隆・・・ 八重樫裕太 青木崇高・・・ 渡辺マサヤ 村田充・・・ 川口淳 飯沼誠司・・・ 林光平 大口兼悟・・・ 郡司謙介 平山祐介・・・ 山路拓海 三宅弘城・・・ 別所健次郎 坂本真・・・ 永島康太 坂本あきら・・・ 岩松大吾 飯田基祐・・・ 三池健児 田中哲司・・・ 坂東茂 中根徹・・・ 大友信士 杏子・・・ 中迫夏子 田中聡元・・・ 野村栄司 青木忠宏・・・ 武藤忠宏 佐野進也・・・ 中原響 深水元基・・・ 土屋誠 斎藤工・・・ 田所慎二 恵秀・・・ 堺和樹 布施博・・・ 矢吹真一 奥貫薫・・・ 大野里江子 芳本美代子・・・ 池澤尚子 益岡徹・・・ 津田晋平 仲村トオル・・・ 池澤真樹 木場勝己・・・ 内村匡 夏八木勲・・・ 勝田孝太郎 大和田伸也・・・ 三田村和也 伊武雅刀・・・ 肥後大作 國村隼・・・ 五十嵐正樹 藤竜也 ・・・ 源太郎 User Rating:5.3/10( 74 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:7.8/10( 1,821 votes) Yahoo! オトーサン、 「引っ張り過ぎ・・・」 User Reviews ジーナさん 2008年10月12日 伊藤くん色強し スケールの大きさはUP(CGはヒドイ)したものの、 リアリティがDOWNしたのが残念。 友情や仲間意識、ラブなど定番は押さえてあるのですが 現実味が薄れた分、、 冷ややかに観てしまう箇所がいくつもありました。 至る所で、とりあえず早くしろよ!!!って思いました(笑) ドラマチックではあるけど、 急がなきゃいけないトコだろ! ってシーンで語っちゃうから緊張感が薄れました。 でも、次から次へと困難がやってくるので 飽きずに鑑賞できました。 コミカルなやり取りがあるのも微笑ましくて良かったです。 演出は恥ずかしいくらいベッタベタになってますが(爆) ドラマ版で夢中になった方なら思い入れが違うのでしょうが、 サボりながらドラマ鑑賞していた 私にはあまり響いて来なかったです。 伊藤英明は相変わらずカッコ良かったけど、 個人的には津田寛治のほうがタイプです(笑) オトーサン、 「海上保安庁、すごいね」 巡視船11隻やヘリを撮影に提供したとか。 尖閣諸島問題が大きくなる前でした。 いまは、もうそんな余裕ないでしょうね。 前田有一さん 2006年4月29日 荒っぽい点はあるが、見ごたえ十分の海洋パニック大作 この作品は、いわずと知れた人気漫画の実写版。 同じキャスト、スタッフによって04年に劇場版第1作が公開され、 その後テレビで連続ドラマにもなった。 『LIMIT OF LOVE 海猿』は、そのシリーズの完結編だ。 ただし、東宝のマーケティングチームは、 あえて本作のタイトルに、パート2とか3といった数字をつけなかった。 その理由は、本作が、単独で見ても問題なく楽しめる 一話完結的なつくりであることがひとつ。 そして、続編であることを明記して 間口を狭めても十分な収益を見込めるほどのパワーが まだこのシリーズには無いと、彼らが考えたからであろう。 そして、その判断はおそらく正しい。 さて、彼らは海猿完結編たる本作を、 相当思い切った大作、ブロックバスターとして仕上げてきた。 海猿製作チームは、シリーズ通して 海上保安庁との信頼関係を築いているから、 本作でも巡視船11隻やヘリコプターなどを提供され、 まさに全面協力態勢だ。 さらに、ある海運会社からは 本物の巨大フェリー上でのロケの許可も出た。 それらに最新のCG技術を加えた結果、 本作は日本映画としては、 かつて見たことの無いほどの大迫力の海洋パニック映画となった。 フェリーの沈没シーンなどは、300億円をかけたとされる 某巨大客船沈没映画と比べても遜色ない。 ただし、シリーズ期待の潜水アクションは、 残念ながらほとんど無い。 この映画は、沈み行くフェリーの船底に取り残された 主人公の潜水士(伊藤英明)と乗客数名が、 海上の救助部隊と協力しつつ、 いかに脱出するかというサバイバル劇なのだ。 この映画は、大型連休に見る娯楽ムービーとしては、 ほとんどの方にとって恐らく文句なしの一本だが、 私のようなうるさがたにとっては、いくつかの不満点もある。 たとえばそれは、どの場面でも鳴り止まない 劇伴音楽のうるささであったり、 感傷的なシーンにおいて、 ややしゃべりすぎの登場人物だったりする。 さらに、あらゆる面において、 わずかずつ物足りないという印象も受ける。 冒頭の航空機墜落シーンは予算不足を露呈しているし、 CGはフェリーの外観、爆発場面において少々うそ臭い。 そして、魅力的な登場人物たちも、 主人公脇の数名がほとんどお荷物状態で、活躍の場が少ない。 どうしても生き延びたい妊婦と、 複雑な事情を抱える謎めいた男という、 いかにも劇的なドラマを演じてくれそうな乗客たちをそろえたのに 不完全燃焼で終わってしまったのは残念だ。 冒頭から、思わせぶりに出てきた サブキャラ(テレビのレポーターなど)たちが、 ほとんど本筋に絡むことなく終了、というのも荒っぽい。 ただし、加藤あい演じるヒロインと主人公との 、感動的なラブシーン、告白シーンについてはじつによかった。 こうしたスケールの大きな作品には、 彼らのような美男美女のロマンスがよく似合う。 彼らをはじめ、役者たちが自分の役に慣れているから、 邦画の大作にありがちな、 肩の力入りすぎ状態=オーバーアクトに陥ることも無い。 展開にダラケもないし、 演出面でも気恥ずかしくなるようなセンスの悪さも (それほどは)感じない。 このくらいのものを作ってくれれば、まったくもって十分である。 『LIMIT OF LOVE 海猿』のような映画が増えてくると、 カップルが映画館で迷わず洋画を選ぶような状態が解消され、 好調の日本映画界もますます発展する。 この手のまっとうな娯楽映画によって 映画ファン全体の裾野が広がれば、 作家性の高い、マニアックな映画を作る人たちにも チャンスが広がるというものだ。 そんなわけで『LIMIT OF LOVE 海猿』を、 私は全面的に支持したい。
ONE PIECE FILM ワンピースフィルム STRONG WORLD
オトーサン、 「ワンピース(one-piece)って、言えば」 上衣とスカートが繋がった女性向け衣類だ! そういう世代ですから、 この題名には、大いに違和感があります。 それに何でしょう、題名の冗長さ。 金魚のうんこでもあるまいし・・・ 「ワンピース10 ナミの拉致」で、分かるはず。 そんな不満を持ちつつも、2本もみています。 ・ONE PIECE ワンピース 珍獣島のチョッパー王国 連番4163 ・ONE PIECE ワンピース THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島 連番4810 原題:ONE PIECE FILM ワンピースフィルム STRONG WORLD(2009) 監督:境宗久 原作:尾田栄一郎 脚本:上坂浩彦 Genre:Anime/Adventure 上映時間:113分 あらすじ: 旅を続けるルフィ一行に 故郷の危機いう報せが伝わる。 さっそく“イーストブルー”に戻ろうとするが、 突然空から謎の海賊船が現われる。 乗っていたのは悪魔の実の能力者で 恐るべき伝説の海賊“金獅子のシキ”だった。 ナミは連れ去られ、 空から振り落とされたルフィたちは 見たこともない凶暴な生物が跋扈する 空飛ぶ島々で散り散りとなってしまう・・・ 出演者: 田中真弓・・・ モンキー・D・ルフィ 岡村明美・・・ ナミ 竹中直人・・・ 金獅子のシキ オトーサン、 「ルフィが端役だね」 その他の出演者: 中井和哉・・・ ロロノア・ゾロ 山口勝平・・・ ウソップ 平田広明・・・ サンジ 大谷育江・・・ チョッパー 山口由里子・・・ ニコ・ロビン 矢尾一樹・・・ フランキー チョー・・・ ブルック 中尾隆聖・・・ インディゴ 銀河万丈・・・ スカーレット 水田わさび・・・ シャオ 土井美加・・・ シャオの母 京田尚子・・・ マダム 高戸靖広・・・ ビリー 青野武・・・ 海賊 中博史・・・ ガープ 石森達幸・・・ センゴク 山崎和佳奈・・・ ノジコ 北島康介・・・ 海賊キタジマ 皆藤愛子・・・ エバー User Rating:5.4/10( 27 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:7.7/10( 951 votes) Yahoo! オトーサン、 「ま、5点台だね」 ナミの拉致と奪還がテーマなのに、 そうならずに終わっています。 どこかの国の拉致問題のようです。 日本アカデミー賞ノミネート ・アニメーション作品賞 User Reviews all***** さん 2016年7月4日 ナミの心境の変化 まず、オープニングの スタイリッシュ感がすごいです。 これから何が起こるんだろうと、 ワクワクします。 オープニング曲も素敵です。 まるでタイトルに似つかわしくないメロディと 歌詞(らんらん)ですが、意外にあっています。 この作品は「ONE PIECE?何それ?」という人にも 楽しめるようにできていますが (Zは設定を全く知らないと所々厳しい…)、 アーロン編を見てから見ると 尚更面白いと思います。 ストーリー上、 アーロン編は全く関係ありませんが、 ナミのあの最後の台詞を アーロン編の頃のナミと対比した時、 トリハダがたちました。 結果は両方同じですが、 ナミの心境の大きな変化が、 あの一言で全て語られているように感じます。 関係ないですが、ルフィがビビを殴り 「俺たちの命も一緒に賭けてみろよ!!」と 怒鳴ったシーンを思い出しました。 (知らない方すみません) 勿論バトルシーンも面白いですし、かっこいいです。 設定もすごいと思います。 ですがやはり、最後の台詞の印象が強い映画です。 是非、最後まで見てみてください。 オトーサン、 「単発では、よさが活きない?」 アンドレ・タカシさん 2013年1月25日 著者が制作に関わっているだけあって、 「ワンピース」らしい劇場版ではありました。 キャラクターの個性や見せ方に 違和感が無いという意味です。 でも、特筆することがありません。 至って普通の見応えで、 不満もないけど、満足って感じでもない。 敢えて言うなら、 羽で空を飛ぶ人たちには違和感を覚えました。 連載の方はひとつのエピソードに 多くの新キャラが絡みながらも、 それ以前の航海との連続性の中でストーリーが展開し、 「大河ドラマ的」な趣きがあります。 それが「ワンピース」という作品の 特長のひとつだと思います。 2時間弱の単発映画では その特長が活きて来ないという印象です。
タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密
オトーサン、 「原作者(Herge)って、どんなひと?」 エルジェは、ベルギーの漫画家で、 タンタンの冒険シリーズで、有名。 映画は、そのうち、 『なぞのユニコーン号』、『レッド・ラッカムの宝』、 『金のはさみのカニ』を原作としているとか。 そのせいか、筋書が複雑で、 あらすじをまとめるのに手間どりました。 原題:The Adventures of Tintin (2011) 監督:Steven Spielberg 原作:Herge 脚本:Steven Moffat/ Edgar Wright/ Joe Cornish Genre:Action/ Adventure/ Family Country: USA / New Zealand Language: English 上映時間:107分 あらすじ: 少年記者タンタンは、 愛犬フォックステリアとともに、 がらくた市で帆船の模型を買う。 その直後、サッカリンともうひとりの男から 高値で買い取ると迫られるが、断る。 帆船模型を自宅に持って帰るが、 愛犬と隣人の猫が喧嘩して壊してしまう。 すると、羊皮紙の巻物が一巻、 折れた船のマストから滑り出てくる。 帆船のことを調べに、図書館に行き、 戻ってくると、帆船模型が消えている。 さてはと、調べた邸宅に忍びこむと、 そこには、サッカリがいて、 二隻の帆船模型があることが分かる。 追い出されて、家に戻ると、 家中が荒らされていて、やがてドアがノックされる。 もうひとりの男がいて、彼は銃撃される。 救急車を呼ぶと、双子の刑事が調べにやってくる。 彼らが帰った直後、拉致され、蒸気船に閉じ込められる。 飲んだくれの船長ハドックに助けを求め、 ともに船から脱出する。 サッカリンは、水上飛行機で追われるが、 タンタンは、パイロットを捕らえて、 モロッコの港に向けて飛ぶが、砂漠に墜落する。 ハドック船長は暑さで幻覚を起こし、 ようやく正気になると、 先祖の宝を積んだユニコーン号が海賊船に襲われ、 財宝もろとも沈没したという。 ようやく秘密を知ったタンタンは、 ヨーロッパまでサッカリンを追う・・・ 出演者: Jamie Bell ・・・ Tintin(タンタン) Andy Serkis ・・・ Captain Haddock(ハドック船長) Daniel Craig ・・・ Ivan Ivanovitch Sakharine(サッカリン) Nick Frost and Simon Pegg ・・・ Thomson and Thompson(双子の刑事) オトーサン、 「好奇心旺盛で、向こう見ず」 少年記者タンタンのキャラの設定が見事です。 探偵であり、冒険家でもあります。 その他の出演者: Daniel Mays ・・・ Allan Enn Reitel ・・・ Nestor/Mr. Crabtree. Tony Curran ・・・ Lieutenant Delcourt Toby Jones ・・・ Aristides Silk Gad Elmaleh ・・・ Omar ben Salaad Mackenzie Crook ・・・ Tom Joe Starr ・・・ Barnaby Dawes. Kim Stengel ・・・ Bianca Castafiore Sonje Fortag ・・・ Mrs. Finch. Cary Elwes ・・・ seaplane pilot. Phillip Rhys ・・・seaplane pilot Ron Bottitta ・・・ Unicorn Lookout. Mark Ivanir ・・・ Afgar Outpost Soldier/Secretary. Sebastian Roche ・・・ Pedro/1st Mate. Nathan Meister ・・・ a market artist. Sana Etoile ・・・ Press Reporter. User Rating:7.4/10( 177,389 votes)IMDb User Rating:6.6/10( 490 votes) Yahoo! オトーサン、 「何度みても、楽しい」 User Reviews Sevenmercury7 さん United Kingdom 2011年10月24日 大いに楽しめる良き冒険 はじまりは、ちょっとした楽しいミステリーだが、 たちまち、コメディ/アクション/冒険へとトップギアに。 少年記者タンタンと白い勇敢な愛犬が、 酒びたりの船長ハドックに偶然出くわすのだ。 彼との出会いは、ユニコーン号の秘密を暴くレースの 大事な転換点になる。 以後、ノンストップのコメディになる。 驚くべき追跡とユーモアが展開する。 船長ハドックは、きらきら輝く: 彼は、予期せぬ行動に出るし、かわいらしく、カラフル。 ジェイミー・ベルが好演する少年記者が 手掛かりを考え出すために存在するのだ。 タンタンといい相棒になり、 向こう見ずなインディ・ジョーンズになる。 プロットは、探偵ごっこ/ミステリー/冒険/宝さがしだ。 助演陣の双子の刑事がコミカルだ。 エキサイティングな水上飛行機のアクションもある。 これらは、豪華なビジュアルスタイルで、生き生きしている。 ディテールが豊かで、3Dが深みを与えている。 バーチャルなカメラワークは、最後まですごい。 北のアフリカの都市での追跡シーは、めまいを起こしそうだ。 私は、想像力において、他の映画製作者が、 なぜスピルバーグと太刀打ちできないかが分かった。 フラッシュバックで、もうひとつのアクション・シーンがある。 嵐のなかでの海賊とのバトルだ。 アン・リーの「ハルク」以来、最もふざけたシーンだ。 クレイグは、狡猾な悪人を好演している。 愛犬は、平均的な犬よりもスマートで、猫を追いかけるだけでなく、 砂漠から骨の化石骨を堀りおこす 不適当な瞬間にサンドイッチをがつがつ食べるエピソードもある。 彼は、聴衆のお気に入りだ。 本作は、スピルバーグの最も楽しい映画の1つ。 来年は、ブルーレイを買うぞ。 オトーサン、 「意見がちがうなぁ」 陸将さん 2011年12月1日 主人公としての「タンタン」の弱さ 洒落たオープニングから始まる本作は、 冒頭からスピルバーグの 『タンタン愛』を感じ取ることができる。 オープニングのシークエンスで、 作り手は決してタンタンの顔を映そうとしない。 似顔絵を描いてもらっている タンタンを映すときも同様だ。 その後出来上がった絵は、 まさに誰もが知っている漫画の「タンタン」である。 そこからカメラがパンし、 初めて本作の「タンタン」の顔を捉える。 この2Dから3Dへの新旧の「タンタン像」が 継承されるオープニングは、 いかにスピルバーグが『タンタン』に敬意を払い、 愛情を注いでいるかが分かる。 本作で特筆すべきなのは、 やはりアクション場面のダイナミズムだろう。 陸・空・海を舞台に、 ひとつのアクションが連鎖的に働いていく。 仕掛けの畳みかけが連続しているからこそ、 3D効果もあって空間の奥へ奥へと ノンストップで突き進んでいく。 スピルバーグ初の3Dという期待を 裏切らない場面が次々と現れるのだ。 けれども、『タンタン』を 全く読んだことがない人間から観て、 いくつか気になる点もあった。 まず、本作の主人公であるタンタンが あまり魅力的なキャラクターではない点だ。 少年というよりはやや大人びすぎているために、 謎解きや冒険による成長の跡がほとんど感じられない。 周囲のカリカチュアされたキャラクターに比べ 存在自体が弱いため、 主人公としての物語の推進力と成り得ていない感じを受けてしまう。 逆に、スノーウィという犬が際立っている印象がある。 また、本作の“血”の扱いについても引っかかる。 ある人物が何者かに拳銃で撃たれた後に、 “ダイイング・メッセージ”として 自らの血で手がかりを残す場面がある。 だが、その後どんなに撃たれようが殴られようが、 一切流血する場面は見当たらない。 「児童向けの原作だから」と言うかもしれないが、 そうであれば一貫して血を流す描写を避ければいいだけのことである。 その一貫性のないブレがどうも気になってしまった。 けれども、そんな細かいことは気にせずに、 観客=「タンタン」の視点で冒険に同行する見方が、 本作で最も正しい鑑賞法だろう。 「それこそが映画だ!」とスピルバーグは 伝えたかったような気がする。
ボディ・ターゲット
オトーサン、 「ヴァン・ダム(1960/10/18 - )の代表作は?」 MTVムービー・アワードの 魅惑的な男優賞にノミネートされたのは、 以下の3作品です。 「ダブル・インパクト」(1992) 「ボディ・ターゲット」(1993) 「ハード・ターゲット」(1994) 全欧プロ空手選手権で、 ミドル級王座を獲得(1980)した格闘家ですので、 アクション重視なら、おススメは。 「ブルージーン・コップ」(1990) 「サドン・デス」(1995) 原題:Nowhere to Run (1993) 監督:Robert Harmon 原作:Joe Eszterhas/ Richard Marquand 脚本:Joe Eszterhas/ Leslie Bohem/ Randy Feldman Genre:Action/ Crime/ Drama Rated R for violence, language and sexuality 上映時間:94分 あらすじ: カリフォルニアの山道で、 囚人護送車が事故で横転、 護送中の未決囚数人が脱走した。 その中の1人、サム・ギレンは 農場を経営する若い未亡人クライディの納屋にかくまわれ、 彼女の息子ムーキーと親密な仲になる。 しかし、クライディー達地元の住民は、 悪徳土地開発業者ヘイルによる強引な開発と 彼の手下による嫌がらせに苦しんでいた。 サムはヘイル一味に立ち向かう決意を固める・・・ 出演者: Jean-Claude Van Damme ・・・ Sam Gillen(サム) Rosanna Arquette ・・・ Clydie Anderson(クライディ) Edward Blatchford ・・・ Sheriff Lonnie Poole(保安官代理) Joss Ackland ・・・ Franklin Hale(ヘイル) オトーサン、 「ヴァン・ダム、若いね」 その他の出演者: Kieran Culkin ・・・ Mike "Mookie" Anderson Tiffany Taubman ・・・ Bree Anderson Ted Levine ・・・ Mr. Dunston Anthony Starke ・・・ Billy James Greene ・・・ country store clerk User Rating:5.5/10( 17,071 votes)IMDb User Rating:5.9/10( 27 votes) Yahoo! オトーサン、 「6点台後半だ」 MTVムービー・アワード ノミネート ・魅惑的な男優賞 ジャン=クロード・ヴァン・ダム User Reviews dinky-4さん Minneapolis 2001年8月3日 謙虚な野心、適切な結果 この映画に対する反応は、 アクション好きか否かによる。 切望している向きは、がっかりする。 筋書や人物描写のよさが好きな向きは、喜ぶだろう。 私は、後者だ。 本作は、ヴァン・ダム作品のなかで、よいほう。 家を守り抜く勇敢な女性や 口達者な笑みを浮かべる堕落した有力業者といった お約束事に依存し過ぎているものの、 保安官代理役のエドワード・ブラッチフォードは、 報われない役だが、よい仕事をしている。 彼がシャワーを浴びているバン・ダムを見つけるシーンに、 心理的な暗い意味はないと思う。 だが、食卓でのシーンは、まったく奇妙だ。 パトリシア・アークェットの幼い娘が、 何気なくバン・ダムのあそこサイズについて 印象的なコメントをするのだが、 平均的よとアークェットがコメントする。 変な会話だ! オトーサン、 「同感!」 やましんの巻さん 2003年6月3日 ジャン=クロード・ヴァン・ダム作品中、 確かに最も美しい作品。 何と言っても、ロバート・ハーモン監督ならではの シャープな演出と画面構成のさり気ない才気に ヴァン・ダムのアクションが映えて、 ほとんど視覚的至福すら感じさせてくれる…とは、 ちっとばかし大袈裟ですけど。 ほんと、ハマッた時の彼の身体の動きは、 ジーン・ケリー(!)に匹敵するんじゃないか。 とにかく、単なるアクション映画以上の価値を 見る者に与えてくれる作品として推奨いたします。
ザ・ハリケーン
オトーサン、 「こんな事件があったんだ」 元ミドル級世界チャンピオンが、 無実の罪で20年服役させられる。 ボブ・ディランのプロテストソングの一節・・・ ♪ルービン・カーターは冤罪によって 一級殺人罪を宣告された ベローとブラッドレーはうそをつきとおし 新聞は判決をうのみにする ひとりの男の人生が 愚者たちによって裁かれ 冤罪を着せられる ぼくは自問する いったいこの国はどうなっているんだろう 原題:The Hurricane (1999) 監督:Norman Jewison 原作:Rubin 'Hurricane' Carter/ Sam Chaiton / Terry Swinton 脚本:Armyan Bernstein/ Dan Gordon Genre:Biography/ Drama/ Sport Rated R for language and some violence 上映時間:146分 あらすじ: ルービンが獄中で執筆した伝記を読んで 感銘を受けた黒人少年レズラと ルービンの交流を中心に、 伝記に描かれているルービンの少年時代から 冤罪で収監されるまでを回想の形で描き、 その後、レズラの扶養者である カナダ人男女3人(リサ、サム、テリー)が 冤罪の証拠を見つけ出し、 連邦裁判において無罪判決を勝ち取る・・・ 出演者: Denzel Washington ・・・ Rubin "The Hurricane" Carter(ルービン) Vicellous Reon Shannon ・・・ Lesra Martin(レズラ) Rod Steiger ・・・ Judge H. Lee Sarokin(サロキン判事) オトーサン、 「やはり、デンゼルは名優だね」 その他の出演者: Deborah Kara Unger ・・・ Lisa Peters Liev Schreiber ・・・ Sam Chaiton John Hannah ・・・ Terry Swinton Dan Hedaya ・・・ Det. Sgt. Della Pesca Debbi Morgan ・・・ Mae Thelma Carter Clancy Brown ・・・ Lt. Jimmy Williams David Paymer ・・・ Myron Beldock Harris Yulin ・・・ Leon Friedman Vincent Pastore ・・・ Alfred Bello Beatrice Winde ・・・ Louise Cockersham User Rating:7.6/10( 75,995 votes)IMDb User Rating:8.4/10( 153 votes) Yahoo! オトーサン、 「記憶に残せ!」 ベルリン国際映画祭受賞 ・銀熊賞(男優賞) デンゼル・ワシントン アカデミー賞ノミネート ・主演男優賞 デンゼル・ワシントン ゴールデン・グローブ受賞 ・男優賞(ドラマ) デンゼル・ワシントン 同ノミネート ・作品賞 ・監督賞 ノーマン・ジュイソン User Reviews rosie-54 さん Saginaw, MI 2000年1月26日 見事な演技の素晴らしい映画 デンゼル・ワシントンのルービン・カーターは、 とても説得力があり、俳優であることを忘れる。 最初から最後まで、デンゼルはカンペキ。 私は考えさせられた。 間違った時、間違った場所に不幸が訪れる時に、 貧乏と先入観は、人生を台無しにできるのだろうか。 多くを知っていた映画が好きになれるとは思わなかった。 ボクシング映画だなんて! だが、デンゼルがゴールデン・グローブ賞を受け取った時、 私は、見る必要があったと思った。 なんという感動的な経験だろうか! 見事な演技を楽しみたいひとは、 感動的な結末があるこの話を見逃すなかれ。 オトーサン、 「ラザロ?」 聖書に出てきます。 ・イエスが墓の前に立ち、 「ラザロ、出てきなさい」というと 死んだはずのラザロが布にまかれて出てきた。 このラザロの蘇生を見た人々はイエスを信じる 黒美君彦さん 2010年12月5日 ラザロとレズラ ルービン・カーターが 冤罪で刑務所にいながら、 ペンを武器に一冊の本を上梓していなければ…。 ある意味では、彼の書いた本こそが 彼の無実を導いたといえるかも知れない。 実話に基づくだけあって、 60年代のニュージャージーの深い闇に 慄然とせざるを得ないが、 一方で85年に無事釈放される最後のシーンは、 結末はわかっていてもやはり嬉しくなる。 実際にはカナダ人たちの支援もさることながら、 無償で20年以上弁護を続けた弁護士たちの努力が大だ という評価もあるそうだが、 それはともかく 黒人少年レズラとルービンの絆が心地よく、 さらに魂を頑なに守り続けた ルービンの精神のタフネスさには ただただ敬服するのみだ。 「死から甦るラザロ」=レズラ。 これまた不思議な符合だ。 ノーマン・ジュイソン監督らしい 問題意識を持った作品であり、 デンゼル・ワシントンの身体を張った熱演はもちろんだが、 連邦裁判所サロキン判事を演じた、 N・ジュイソン監督『夜の大捜査線』(67年) 以来の盟友であるロッド・スタイガーの存在感が良かった。
クリムゾン・リバー
オトーサン、 「"深紅色の川"、もう一度みよう」 2001年に映画館でみました。 ・映画批評 連番120 原作本を読んで、 はじめて、犯人の謎が解けました。 原題:Les rivieres pourpres (2000) The Crimson Rivers 監督:Mathieu Kassovitz 原作:Jean-Christophe Grange 脚本:Jean-Christophe Grange/ Mathieu Kassovitz Genre:Crime/ Mystery/ Thriller Rated R for violence/grisly images and language Country: France Language: French 上映時間:106分 あらすじ: アルプス山脈の大自然。 目がくりぬかれ手首が切断され、 胎児のような形に縛られている変死体が発見された。 パリから派遣されたベテラン刑事ニーマンスは捜査を開始。 麓にあるゲルノン大学の閉鎖的な雰囲気に 秘密の匂いを嗅ぎ取る。 同じ頃、墓の盗掘事件と小学校での強盗事件を調査中の 若手刑事マックスは、二つの事件に共通して ジュディット・エローという少女の死が関係することに気づき、 ゲルノン大学に疑惑を抱き始めていた。 ニーマンスは、死体の発見者であるゲルノン大学で 雪崩の仕組みを研究しているファニーに話を聞きに行く。 彼女も大学の閉鎖的な雰囲気に反感を持っているが、 必要以上のことは話そうとしない。 マックスは、修道院に引きこもっている 亡くなった少女の母親に会いに行き、 やはり少女の死に関係のあったゲルノン大学へと向かう。 そしてニーマンスとマックスは出会い、行動を共にする。 やがて猟奇事件の犯人が現われる・・・ 出演者: Jean Reno・・・ Pierre Niemans(ニーマンス警視) Vincent Cassel・・・ Max Kerkerian(ケルケリアン警部補) Nadia Fares・・・ Fanny Ferreira(フェニー) オトーサン、 「ジャン・レノ、魅力的だね」 後に、広末涼子と共演するなんて、 当時は思いもよりませんでした。 ヴァンサン・カッセルは、 フランスの松田優作だそうで、 切れ味のいい演技を見せています。 その他の出演者: Dominique Sanda・・・ Sister Andree Karim Belkhadra・・・ Captain Dahmane Jean-Pierre Cassel・・・ Dr. Bernard Cherneze Didier Flamand・・・ The Dean 学長 Laurent Lafitte・・・ Hubert Francois Levantal・・・ Pathologist Francine Berge・・・ Headmistress Philippe Nahon Petrol・・・ Station's man User Rating:6.9/10 (48,680 votes)IMDb User Rating:6/0/10( 185 votes) Yahoo! オトーサン、 「7点台でもいいね」 おまわりさんが、 昼間っから、ワインを飲んでいるシーン、 思わず笑ってしまいました。 User Reviews Mika Pykalaahoさん Jarvenpaa, Finland 2001年8月16日 見事なフランスのスリラー なぜか分からないが、フランスの映画を見に、 はるばる時間をかけて映画館には行かない。 今回は、例外で、見て本当によかった。 本作は、嬉しい驚きだ。 すばらしい一流の演技が見られた。 ジャン・レノ--は、一番の役割をもらったし、 ヴァンサン・カッセルは、相棒で見事な脇役。 驚くべき筋書だった。 やや複雑だったが、 よくまとまっていて、ますますワイルドになり、 聴衆は、まったく退屈しない。 映画の幕明けは、切り裂かれた死体のクローズアップで、 ウジ虫が這い出ていて、気味が悪い。 気の弱い人に警告しておきたい。 これが唯一のグロテスクなイメージではないと。 時々、ホラー映画のように見えるが、 あちこちの流血を伴うショックは 映画の重要な要素の1つだ。 それは、興奮を続けるためのもの。 本作を何かと比較するなら、「セブン」だろう。 完全に違う映画ではあるが、 同じようなプレッシャーを感じさせる。 本作は、非常に暗く陰鬱な映画だ。 不安になり、気持ち悪くなる。 だが、間違いなく見る価値がある映画だ。 最後に、完全なスリラー体験ができて、うれしいだろう。 すばらしい、見逃さないで ! オトーサン、 「同感、そこが弱いね」 黒美君彦さん 2006年11月5日 謎だらけ 仏映画もハリウッドもどきでないと ヒットしないから仕方ないのですが、 確かにホラーやらミステリーやら アクションやらごった煮で、何となく中途半端。 確かに謎がいっぱい残ってラストは???。 実は双子だった・・・って、 それはミステリーでは禁じ手でしょう、本来(笑)。 ジャン・レノよりはヴァンサン・カッセルの方が この作品ではよかったような。 観ている間はそれなりに楽しめましたが、 今ひとつ印象には残らない作品でした。 雪崩に呑み込まれて簡単に助かっちゃう というのも何だかな〜。 とにかく謎の部分を もう少し整理してくださいなという感じ(苦笑)。
ノンちゃん雲に乗る
オトーサン、 「何十年か前に、本を読んだっけ」 こんな書き出しでした。 いまから何十年かまえの、 ある晴れた朝のできごとでした。 いまでいえば東京都、そのころでは東京府の ずっとずっと片すみにあたる菖蒲町という小さな町の またずっとずっと町はずれにある 氷川様というお社の、昼なお暗い境内を、 ノンちゃんという八つになる女の子が ただひとり、わあわあ泣きながら、つうつう鼻をすすりながら、 ひょうたん池のほうへむかって歩いておりました。 原題:ノンちゃん雲に乗る (1955) 監督:倉田文人 原作:石井桃子 脚本:倉田文人/ 村山節子 Genre:Fantasy Color:Black and white 上映時間:84分 あらすじ: ノンちゃんは、小学二年生。 母が東京に行ったので、泣き叫んで、 木に登って池をみつめていて、ドボン。 雲のお爺さんに拾い上げられて ノンちゃんは、雲の上で暮らしはじめる。 お爺さんに聞かれて、家族の話をする。 麦畑の中にある家には、 お父さん、お母さん、兄さんのほかに 犬のエスや鶏もいる。 母ちゃんは、世界中で一番好き、 兄さんとは、喧嘩ばかりしている。 お爺さんは、ノンちゃんを試す。 30秒以内に、嘘をつけば、家に帰れるよ・・・ 出演者: 鰐淵晴子・・・ノンちゃん 原節子・・・ おかあさん 徳川夢声・・・ 雲のお爺さん オトーサン、 「鰐淵晴子って、確かハーフだった」 WIKIには、こうあります。 ・新潟県長岡市出身のバイオリニスト・鰐淵賢舟と ハプスブルク家の末裔の母・鰐淵ベルダの間に生まれる。 「こんなお爺さんなんだ」 徳川夢声さん、まだテレビがなかった頃、 ラジオ活躍していたレジェンド的存在でした。 その他の出演者: 藤田進・・・ おとうさん 名古屋章・・・ 運転手 大泉滉・・・ 青空詩人 倉田マユミ・・・ 川本先生 臼井正明・・・ 山口先生 User Rating:5.5/10( 4 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:8.3/10( 6 votes) Yahoo! オトーサン、 「評価が分かれるね」 映画の出来としてみれば、いまいち。 思い出レベルでいえば、金メダルの評価になります。 User Reviews ESPERANZAさん 2012年6月21日 家族で見に行ったのか、 学校か何かで見たのかよく覚えていないが、 子どもの頃見た映画。 もちろんストーリーも細かなことも覚えてはいなかったが・・・。 昔はこういう文部省推薦の教育映画?を 何本も見せられたものである。 50年ぶりにDVDで鑑賞。 内容についてとやかく言うことはないが、 ァイオリンを弾いたり、バレーを踊ったりすると、 子どもらしい顔が急に大人びた顔に見えたのが印象的だった。 ところで大泉さんは左手でヴァイオリンを弾いていたが、 あれは左利き用の特別なものだったのだろうか。 オトーサン、 「わが母も、鰐淵晴子を激賞していたなぁ」 美人で、バイオリンは天才、歌もバレエも上手。 末が恐ろしいような少女でした。 bakeneko さん 2011年2月15日 なんて美しい母と娘! ”クマのプーさん”シリーズ、 “ピーターラビット”シリーズ、“たのしい川辺”、 “トムソーヤの冒険”、“ピーターパン”等の 児童文学の翻訳家であり、自身の児童文学も著している 石井桃子の代表作の映像化作品で、 当時天才バイオリニストとして有名だった 9歳の鰐淵晴子のデビュー作でもあり、 白内障の手術後の原節子(35歳)の復帰作 (といってもブランクはたった1年)でもある、 “児童&ホームドラマ”の良心的な佳作であります。 え〜、いつの時代にも“天才子役”というのがいますが、 当の子供が見るとあまり可愛くなかったり、 “こども仕草”のわざとらしい作為性が目立っていて 好感が持てなかったりする場合が多々有ります (特に“国民的美少女”ってのは 同世代のこどもから見ればただの“老け顔”であります)。 こどもの目から見ても綺麗な子役として、 本作の鰐淵晴子は納得のゆくものが有るようであります (実験済み-男の子は大騒ぎ?)。 ストーリーの枠としてのファンタジー色はありますが、 物語構成としては、「綴り方教室」、「おかあさん」、 「粘土のお面」より かあちゃん」の様な、 子供の家庭の身辺雑記的エピソードの連なった 可愛らしいものであります。 もちろん、主人公の鰐淵春子の愛らしさ&芸を 見せるのも主眼ですので、 歌、バイオリン、バレエ等も盛り込まれていますが、 自然体の子供の演技には感心させられます。 そして、子役をしっかり受け止めている 両親役の藤田進&原節子らを始めとした大人の助演陣は、 大人の観客も納得の品格と安定感を作品にもたらしています。 そして、(地面が近い)子供目線の映像を始めとした 田園&水辺風景の描写も煌めく美しさで、 昔の小学校の風景も含めて、 大人の観客には懐かしい思いをさせてくれます。 流石に時代は変わり、この作品で描かれた様な 家庭、風景、学校は失われてしまいましたが、 この映画が見せる“子供の時間”の本質は 今も変わらず愛おしいものであります。
奇跡のリンゴ
オトーサン、 「そんなにひどいのか」 日本の単位面積当たりの農薬使用量は、アメリカの7倍! 農協の力が強く、農家に農薬を売りまくる、 それが負の連鎖のように続いているのです。 無農薬の研究は、遅々として進まず、 反対するひとたちが、抑え込まれています。 この映画は、そんな重い課題をコミカルに 問うています。 原題:奇跡のリンゴ(2013) 監督:中村義洋 原作:石川拓治 脚本:吉田実似/ 中村義洋 Genre:Drama 上映時間:129分 あらすじ: 1970年代、青森県弘前。 秋則は、サラリーマンを辞め、 リンゴ農家の一人娘、木村美栄子と結婚。 一緒にリンゴ栽培に汗を流す。 美栄子の体調に異変が生じる。 年に十数回も散布する農薬が身体を蝕んでいたのだ。 秋則は、妻のために無農薬によるリンゴ栽培を決意する。 何度も失敗を重ね、借金ばかりが膨らんでいく。 周囲からも孤立し、妻や3人の娘たちにも 苦労のかけ通しで、無謀な挑戦に心が折れかける・・・ 出演者: 阿部サダヲ・・・ 木村秋則 菅野美穂・・・ 木村美栄子 山崎努・・・ 木村征治 オトーサン、 「阿部サダヲ、これも、いいね」 「舞妓 Haaaan!!!」が印象的でしたが。 その他の出演者: 池内博之・・・ もっちゃん 笹野高史・・・ 深津 伊武雅刀・・・ 三上幸造 畠山紬・・・ 雛子 渡邉空美・・・ 咲 小泉颯野・・・ 菜ツ子 原田美枝子・・・ 三上葺子 User Rating:6.8/10( 16 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:7.8/10( 545 votes) Yahoo! オトーサン、 「いいね」 フィレンツェ映画祭受賞 ・観客賞。 User Reviews nabeさん 2015年12月21日 農家は大変 実話を基にした感動のドラマである。 青森のリンゴ農家である主人公が、 ある日妻子のために無農薬のリンゴ栽培を思い立ち、 苦節10年見事に成功させるまでの長い物語を描いている。 周囲の理解も得られない中、 収穫も無く次第に貧乏になっていく過程は、 無農薬というものがいかに難しいかを実感するには十分だ。 やがてあることがきっかけでヒントをつかんだ後は、 順調にことは進んでいき、 ラストに向けて感動は最高潮に達する・・・ という構成になっているのだが、 残念ながら主演の阿部サダヲのキャラクターが どうしてもコメディアンなので、 熱演にもかかわらずリアリティが薄い。 それよりも義父役の山崎努の方が、 その男臭く力強い個性で この奇跡の事業に説得力を持たせているのが印象的だ。 オトーサン、 「農薬漬け農業、廃止を」 前田有一さん 2013年6月14日 モンサント社員と安倍晋三はこれを100回見ろ 中村義洋というのは 近年とくに人気のある監督だが、 その多作ぶりからすると相当忙しいのではないかと想像する。 そしておそらくその多忙さが、 いつも肝心な部分の詰めの甘さとなって 作品に出ているようで私は毎度悔しい思いをしている。 「奇跡のリンゴ」も、日本映画の平均よりははるかに上回るものの、 もう何か月かかけて脚本と演出を詰めておけば 相当な傑作になれたであろう一本である。 (略 あらすじ紹介) 石川拓治原作のノンフィクションを基にした感動ドラマで、 日本農家の職人気質と生真面目さを表す 象徴的なエピソードがつづられている。 アベノミクスが嬉々として進める TPP政策で農業壊滅といわれる今、なかなかタイムリーな企画である。 リンゴに限らず果物というのは、無農薬栽培が極めて難しい。 まして品種改良を重ねた甘い甘い最近のそれは、 害獣害虫にとってもたまらないごちそうだ。 この映画は、そんな無理難題に徒手空拳で立ち向かった男と 彼を命がけで支えた妻ら家族の物語である。 当初は都会でのサラリーマン経験を生かした 革新的な方法で何とかなるだろうと気楽に始めた主人公だが、 恐るべき高い壁にやがてその勢いを完全に止められてしまう。 好奇心から入り込んだ道は地獄への道だった。 何をやっても裏目、頼みのカネがすり減ってゆくとともに、 演じる阿部サダヲの笑顔も消えてゆく。 有機農業は全農家の2%しか行っていないといわれ、 変わり者としてコミュニティから孤立するパターンも多いと聞くが、 まさに彼らもその道をたどる。 冗談抜きで恐ろしい展開である。 こうした序盤から中盤は腰の重い演出で、 傑作の予感を感じさせたが、終盤でやや失速した。 とくにリンゴ収穫後の話は ナレーションかテロップでも済む話で、 延々と続ける意味は少ない。 どこをラストにすれば効果的に伝えたいことを伝えられるのか。 もう少し考えて構成したらさらによくなっただろう。 事実をくまなく伝えることが必ずしもいいわけではない。 それでもこれは、邦画としてはかなりいい部類に入る。 日本の農家たちの苦労もよく描けている。 食料を作るということが、 いかに大変な苦労を伴う仕事かということもわかる。 農家への感謝の気持ちも湧いてくるし、 自他ともに認めるりんご嫌いな私でも、 この映画を見ると思わず食べたくなる。 まとめとして、モンサント社員と安倍晋三は これを自腹で100回見にいけと、ここに命じておく。
映画 中村勘三郎
オトーサン、 「芸域の広い役者だったね」 ・江戸の世話物、上方狂言、時代物、新歌舞伎 現代劇、大河ドラマ、映画など このドキュメンタリーには、 まったく触れられていませんが、 下世話な話しですが、だいぶお盛んだようです。 ・吉沢京子/太地喜和子/大竹しのぶ 岸本加世子/樋口可南子/宮沢りえ 牧瀬里穂/米倉涼子/石川さゆり 原題:映画 中村勘三郎(2013) 監督:松木創 Genre:Documentary 上映時間:95分 あらすじ: 伝統芸能・歌舞伎を愛し、守り続けた 中村勘三郎は、食道癌から肺気腫になり、 2012年12月5日、57歳の若さで急逝。 世界に広めるため海外公演を行ったり、 現代劇の作家と舞台を作り上げるなど 革新的な挑戦も続けてきた。 その走り続けた20年間の姿を追う・・・ 出演者: 中村勘三郎 オトーサン、 「こんな側面もあったんだ」 周囲に気配りし、後進を厳しく指導! User Rating:6/2/10( 7 votes) Yahoo! オトーサン、 「見ているひと少ないな」 User Reviews sak***** さん 2014年8月24日 すばらしい歌舞伎俳優 歌舞伎役者の中村勘三郎を何年も追いかけた ドキュメンタリー作品 とてもていねいに作られていると感じた 舞台裏や関係者、自宅やオフショットまで うまく取材されていた 中村勘三郎は、立ち役から女形、 シリアスな役から軽い役まで オールマイティにこなし、さらに踊りもうまい これだけの歌舞伎役者は今後出てこないように思う 作品では、病気と闘う最期の部分も描かれていたが 本当に惜しい人をなくしたと思う オトーサン、 「冷たいビールを、ゴクゴク。 食道癌には、悪いだろうに・・・」 あひぷさん 2014年5月2日 なんで亡くなっちゃったんだろう・・・ いい映画です。 ほかの方も書かれていましたが 一人で観られることをお勧めします。 泣きながら観ました。 何度も繰り返してみると思います。 こんないい人が若くして亡くなってしまうなんて 本当に悲しいですね。
BRAVE HEARTS 海猿
オトーサン、 「海猿シリーズ、4本中3本見たね」 ・海猿 ウミザル (2004) 連番3714 ・LIMIT OF LOVE 海猿 (2005) ・THE LAST MESSAGE 海猿 (2010)連番3713 ・BRAVE HEARTS 海猿 (2012) 連番 5758 原題:BRAVE HEARTS 海猿(2012) 監督:羽住英一郎 原作:佐藤秀峰 原案:小森陽一 脚本:福田靖 Genre:Action/Saspence/Drama 上映時間:116分 あらすじ: 海上保安官だった仙崎大輔は 後輩の吉岡とともに、 海難救助のエキスパートである特殊救難隊に所属。 大輔は妻の環菜との間に二人目の子供を授かり、 吉岡はキャビンアテダントの美香という恋人ができるなど 公私ともに充実していた。 しかし美香の搭乗するジャンボ旅客機のエンジンが炎上、 飛行が困難な状況に陥ってしまう。 総合対策室の下川救難課長は最後の選択肢として、 東京湾への着水を提案。 ジャンボ機が浮かんでいられるのはわずか20分。 300名を超える乗客乗員を救出できるのか・・・ 出演者: 伊藤英明・・・ 仙崎大輔 加藤あい・・・ 仙崎環菜 佐藤隆太・・・ 吉岡哲也 仲里依紗・・・ 矢部美香 時任三郎・・・ 下川救難課長 オトーサン、 「時任くん、おいしい役だね」 その他の出演者: 三浦翔平・・・ 服部拓也 平山浩行・・・ 村松貴史 伊原剛志・・・ 嶋一彦 User Rating:5.9/10( 19 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:8.0/10( 1,061 votes) Yahoo! オトーサン、 「面白いね」 最後まで、しっかり見せます。 User Reviews nabeさん 2013年4月28日 ハラハラドキドキ 人気シリーズ第4作である。 今回はジャンボジェットが 海に不時着するという設定なので、 非常に分かりやすいストーリーになっている。 恋人のCAが遭難機に乗っていて、 それを吉岡が助けるくだりなどは ご都合主義の極みだが、 これが実に違和感なく描かれているのが海猿らしくてイイ。 テーマである絆をこれほど前面に出されると やや食傷気味になるが、そこがこのシリーズのウリなので、 観客も安心してハラハラドキドキできるのだ。 ジャンボ機が着水するシーンをはじめ、 CGは今回も凄い迫力だ! 前作で完結の予定だったそうだが、 ぜひシリーズ化して このままのワンパターンで 様々な困難から人命救助をして、 観客を元気づけて欲しい。 オトーサン、 「よく出来ている」 あろえりーなさん 2013年4月6日 ベタ中のベタで、予想通り 最初のコンテナ船沈没のシーンは 邦画にしては悪くないCGだなと思いました。 そのCGとセットの組み合わせも シームレスに繋がってるし、アクションはまずまず。 展開自体はやはりベタ中のベタで、予想通りなんだけど、 まぁこのシリーズはある意味王道なストーリーでなきゃいけない、 観客もそれを求めてる、そういうシリーズなのかもしれません。 わかってはいるけれども、終盤はやはりぐっとくる。 水深65mですから、 吉岡はさすがに逝ってしまったなと思いましたよね。 そんで顔を向けてみたら、空気袋くわえてるっていう。 あれは巧いですね。 観客の涙をぐっと誘っておいて、 一気にほっとさせる、みたいな。 エンドロールの楽しげな出演者たちが微笑ましい。
サンマとカタール 女川つながる人々
オトーサン、 「女川(おながわ)原発か!」 ・東日本大震災で、13mの津波が! 建屋は、海抜15mにあったので、 町のひとの避難所となったとか。 町の復興が比較的早く進んだのは、 原発立地で、財政的に豊かだったため。 原題:サンマとカタール 女川つながる人々(2016) 監督:乾弘明 脚本:釜澤安季子/ 乾弘明 Genre:Documentary 上映時間:73分 あらすじ: 宮城県女川町は、東日本大震災で 住民の1割近くが津波にのまれ、 8割以上が住まいを失った 中東のカタールから20億円が寄付され、 いち早く冷凍冷蔵施設が完成し、 町の主産業であるサンマ漁が復活した。 海がみえなくなる防波堤をつくらず、 住宅群は、高台に配置した。 若者たちの奮闘もあって、 観光振興など復興は、順調に進んだ・・・ 出演者: 中井貴一・・・ナレーション 阿部淳 石森洋悦 阿部由理 阿部美奈 須田善明 オトーサン、 「名もないひとたちのチームワーク、いいですね」 カタールは、日本が天然ガス採掘に協力したため、 中東一の親日国だそうです。 User Rating:4.0/10( 7 votes) Yahoo! オトーサン、 「低いね」 地味な映画です。 名物・さんまの昆布巻き、美味しそう! (残念ながら、amazonでは売り切れ!) User Reviews グッドラックさん 2016年7月15日 前を向いて歩を進めるパワーを感じました 東日本大震災で住民の1割近くが命を落とし、 8割以上が住居を失った宮城県女川町。 まだ仮設住宅も建設途中の頃、 魚貯蔵の大型設備完成のニュースに 少し驚いたと記憶しています。 カタールの基金による援助を足がかりに 復興する街と人々のドキュメンタリーは、 力強く見応えがありました。 震災前、家族で女川さんま祭りに 参加させて頂いたことがあります。 あまりに短時間で焼き上げる様子に 「ちゃんと焼いてよ」と言ったら、 「大丈夫、生で食べさせたいくらいだ」と 焼き手のおニイさんは胸をはってました。 本当に美味しくて、 女川のサンマは今だに家族の語り草です。 その火を絶やさぬ努力に頭が下がります。 こんな時に、こんな時だから。葛藤は想像を絶する。 復興のフットワークの良さには目をみはりました。 生まれ変わった街並みに感嘆と共に思わず口をつく 「女川じゃないみたい」に 複雑な想いがにじんで切ないですが、 前を向いて歩を進めるパワーを感じました。 オトーサン、 「若者がリードする復興!」 福本ジローさん 2016年5月10日 見渡す限り平らに整地された土地に 冷蔵倉庫が建てられると加工場が周りを取り囲み、 モダンなデザインの駅舎が新設されると 洗練された商店街が整備されていく。 東日本大震災で市街地がほぼ壊滅した町、 住民は高台に移り住み、 主産業である水産業や商業地区を海に近い平地に集約させる。 ある意味、津波によって根こそぎにされたからこそ まとまった大胆な再生案だ。 映画は、東北の小さな町が 中年以下の有志によって再建されていく過程を追う。 「20年後のことに責任は持てない」と あっさり権限を委譲し サポート役に徹する長老たちの潔さは、 老害に苦しむ組織の良いお手本になっている。 確かに多くの命が奪われた、 しかしそこから希望を見出すのは 未来を生きる世代の責務であるとこの作品は訴える。 中心部の8割が津波で流されてしまった宮城県女川町。 まず水産業を立て直そうと カタール政府の援助を受けて 巨大冷蔵倉庫を建設に着手する。 そして4年目の追悼式に向けて 「復幸祭」の準備に入る。 昼夜を問わず奔走する町長をはじめ、 復興の中心メンバーは30〜40代。 みな本業をこなしながらも 手弁当で打ち合わせに参加し、意見を戦わせる。 家族を亡くした人もいる、家や職場を失った人もいる。 それでも、いつまでも悲しみの中で 立ち止まっていてはいけないという思いが、 行政を刺激し大企業を動かす。 老人たちが“口出ししない”と約束してくれたため、 しがらみの少ない新たな町おこしができるのだ。 元々潤沢な交付金があったのだろう、 津波時には避難所として開放するなど 地元と原発の関係も良好で、 意外なほど挫折も苦悩もなく計画は具体化していく。 「復幸祭」は大盛況のうちに終わり、 ほどなく駅前商店街も無事オープンする。 ここまでは涙を誘うような震災の悲劇と後遺症には触れず、 対立も停滞も後退もない前向きで 好意的なエピソードばかりが続く。 ただ、その陰で繰り広げられたであろう カネや利権を巡る生臭い話や ドロドロとした人間模様も覗いてみたい気もするが。。。
だれもがクジラを愛してる。
オトーサン、 「ホエール・ウォッチング、楽しかったな」 近く現れたので、カメラを構えると、 すぐに海中に沈んでしまうので、撮れません。 家族に笑われましたっけ。 その後、ビデオで撮りましたが、 何度みても、この生き物には感動します。 原題:Big Miracle (2012) 監督:Ken Kwapis 原作:Thomas Rose 脚本:Jack Amiel/ Michael Begler Genre:Biography/ Drama/ Romance Country: USA / UK Language: English 上映時間:107分 あらすじ: 1988年10月、アメリカ・アラスカ州バロー。 テレビリポーターのカールソンは 偶然、3頭のコククジラが厚さ15センチの氷の下に 閉じ込められているのを発見する。 開けた海まで氷原は8キロも続いており、 氷に穴を開けないと呼吸ができない彼らが 生き残れる可能性はわずか。 このニュースが自分のキャリアアップに役立つと考え、 早速、氷に阻まれたクジラのニュースを アンカレッジのテレビ局へ送る。 この報道を見てカールソンに電話をしてきたのは、 グリーンピースで自然環境保護活動を行う元恋人のレイチェル。 地元住民のイヌピアト族によって、 クジラが食用として捕獲されてしまうかもしれないと、 州知事にクジラ救出を要請する。 これをきっかけに、様々な思惑が絡み合い、 次第に地元石油採掘会社、州軍、テレビ局、レーガン大統領、 さらにソ連の砕氷船までもが救出に加わる・・・ 出演者: John Krasinski・・・ Adam Carlson(カールソン) Drew Barrymore・・・ Rachel Kramer(レイチェル) John Pingayak ・・・ Inupiat whaler Malik(イヌピアト族マリク) Ahmaogak Sweeney・・・ Inupiat grandson Nathan to Malik(ネイサン) オトーサン、 「ドリュー、おいしい役やるなぁ」 この映画、主役は、勿論クジラですが。 その他の出演者: Kristen Bell・・・ Jill Gerard, a news reporter Vinessa Shaw・・・ Kelly Meyers Stephen Root ・・・ Gov. Haskell Ted Danson ・・・ J.W. McGraw Kathy Baker ・・・ Ruth McGraw Dermot Mulroney ・・・ Colonel Scott Boyer Rob Riggle ・・・ Dean Glowacki Michael Gaston ・・・ Porter Beckford Ken Smith ・・・ Stu Megan Angela Smith ・・・ Sheena Tim Blake Nelson ・・・ Pat Lafayette James LeGros ・・・ Karl Hootkin Mark Ivanir ・・・ Dimitri Stefan Kapicic ・・・ Yuri Andrew Daly ・・・ Don Davis Jonathan Slavin ・・・ Roger Notch Gregory Jbara ・・・ General Stanton John Michael Higgins ・・・ Wes Handrick Sarah Palin ・・・ herself User Rating:6.5/10 (15,207 votes)IMDb User Rating:7.1/10( 45 votes) Yahoo! オトーサン、 「よく目配りができている」 対立する米ソがクジラ救出で協力しあう、 いいですねぇ。 User Reviews slitherkさん United States 2012年2月4日 大人と子供の両方によく出来た話 そう、よくある作品だ。 だが、PG-rated movieという制約のなかで、 本作は、ほぼ、よく出来ている。 イヌピアク族の人々、レポーター、石油採掘会社、 すべてが、陰影をもって描かれている。 重要なメッセージがある。 意見が合わないひとや、望まない人々とともに、 あなたは、物事をやり遂げることができる! この80年代後期の映画づくり、その努力は楽しめた。 特殊効果がないという批評に異論を唱えたい。 ストーリーが損なわれたとは、思わない。 最後は、ハラハラドキドキだった。 オトーサン、 「クジラを守ろう!海を汚染するな!」 フライボーイさん 2012年12月25日 作品選びに定評のある ドリュー・バリモアらしい感動の一篇。 始まりはアラスカのローカル局で流れた 一本のニュースだった。 〈アラスカの厚い氷に閉じ込められて 外海に出られなくなったクジラの親子がいる〉 救出活動に名乗りを挙げたグリーンピースの 女性(バリモア)の行動を機に、 石油採掘会社や軍隊、合衆国政府、更には対立するソ連 (80年代の実話なので)までが それぞれの思惑でクジラ救出に動き出す。 そんなひと冬の騒動を、 地元のイヌイットの少年の目から描かれており、 ラストは爽やかな感動を呼ぶ。 軍のヘリパイロットと大統領補佐官の女性が 結ばれるのは出来すぎだけど、 実話だから文句は言えまい(笑) はるばるミネソタから氷を溶かしに来た二人組もいい感じ。
夏の庭 The Friends
. オトーサン、 「そうか、そうか、そうまいか」 相米慎二監督作は、 「あ、春」「セーラー服と機関銃」など 何本もみているのに、 あいごめと思いこんでいました。 原題:夏の庭 The Friends(1994). 監督:相米慎二 原作:湯本香樹 脚本:田中陽造 Genre:Drama/Family 上映時間:113分 あらすじ: 人の死について興味を抱いた3人の少年、 木山諄、河辺、山下らは、 近所に住む変わり者の老人・喜八に目をつけ、 彼がどんな死に方をするかを覗こうとする。 3人に気づいた喜八は、最初は怒り出すが、 やがて彼らはうち解けはじめ、 男の子たちは老人の草むしりなどを手伝う仲になる。 喜八から、子供達は、古香弥生という女性と 結婚していたが別れたという話や、 戦争中にジャングルの小さな村の身重の女の人を 殺した話などを聞く。 3人は古香弥生を探し当て、老人ホームを訪ねるが、 弥生はボケているのか夫は死んだと答えるばかりだった。 だが部屋には担任の静香先生がいた。 静香は何と弥生の孫だった。 彼女は喜八の話を聞き、彼のことを 自分の祖父に違いないと確信するが、 訪ねられた喜八はそれを否定し・・・ 出演者: 三國連太郎・・・ 傳法喜八 坂田直樹・・・木山諄 王泰貴・・・河辺 牧野憲一・・・山下 淡島千景・・・ 古香弥生 オトーサン、 「子供たちが輝いているね」 相米慎二監督の手腕でしょう。 その他の出演者: 戸田菜穂・・・ 近藤静香 柄本明・・・ 長友 矢崎滋・・・ 勝弘 寺田農・・・ 谷口コーチ 笑福亭鶴瓶・・・ 葬儀屋 User Rating:6.3/10( 13 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:7.7/10( 31 votes) Yahoo! オトーサン、 「まぁまぁ」 User Reviews Katsumiさん 2002年1月14日 王道 ラスト近くの淡島千景へのディレクション! 「泣きくずれたら最悪だぞ」と思いながら見ていたのだが、 一滴も涙を流さず、"お帰りなさいませ!" やっぱり相米は凄い。 『お引越し』ほどの美しさ・完成度は無いにしても、 やっぱり相米は素晴らしい。 映画の王道を行っていたと思う。 オトーサン、 「これが、夏の庭ねぇ」 草ぼうぼうの荒れた庭でした。 ま、映画のテーマには、合っているのでしょうが。 なんのかんのさん 2011年1月7日 死への好奇心が、 けっきょく「老人と子どもの心の通いあい」の 入り口の役割りだけで終わってしまったようで、 もっと「老人を観察し続ける緊張」を 持続しといてほしかった。 「老人の死」が、やがて戦場での「老人の殺人」に 通じていく仕掛けはあるのだが。 荒れ地がきれいにかたづいてしまうとこは、 少年たちの「秘密の花園」って感じ。 悪口を言う映画ではない。 ただ相米監督の映画に常に漂う物足りなさは、 やはり感じられた。 いつも思っていたのだが、 相米監督の映画って、 神代辰巳監督の一般映画となんか匂いが似ている。 ロマンポルノでは、充実したフィルムを次々と作れた神代なのに、 それなら「ちゃんとした」映画も撮ってみたまえ って感じで立てられた企画では、 なんか気が抜けた映画を作っていた。 相米ファンには申し訳ないが、 彼の映画ってその感じに似てるんだ。 気が抜けた、は言い過ぎか。 全力投球するのを妨げられている感じ。 神代が、自在に動ける土俵として ロマンポルノという世界を持っていられたのに対し、 少し遅れて監督になったってだけで、 日本映画界は、相米にはもうそういう場所が 与えられなくなっていた、って気がする。 アイドル映画ではたしかに面白いものを発表していたが、 たとえばそれが神代の代表作と肩を並べるほど 日本映画史の代表足り得るかとなると、ちょっと弱いと私は思う。 溢れるほどの才能はあるのに、 ついに代表作を作る場を与えられなかった悲劇を 私は相米監督に感じてしまう。
カノン
オトーサン、 「何ということを!」 「アレックス」では、 美人女優モニカ・ベルッチのレイプシーンが、 延々10分も続くのです。 「エンター・ザ・ボイド」では、 新宿の歓楽街・歌舞伎町が舞台で、 主人公はどうしようもない麻薬ディーラー。 陰惨でショキングな映像が続きます。 ギャスパー・ノエ監督作品は、問題作ばかりです。 ・カルネ (1994) ・ミミ (1996) ・カノン (1998) ・アレックス (2002) (カンヌ国際映画祭でパルム・ドールにノミネート) ・8 -Eight- (2008) ・エンター・ザ・ボイド (2009) (カンヌ国際映画祭でパルム・ドールにノミネート) ・セブン・デイズ・イン・ハバナ (2012) ・LOVE (2015) 原題:Seul contre tous (1998) I Stand Alone 監督・脚本:Gaspar Noe Genre:Crime/ Drama/ Thriller Country: France Language: French 上映時間:93分 あらすじ: 馬肉屋を失った男は、出所後、 カフェの女主人を情婦にし、妊娠させ、 カフェを売却して片田舎へ移りることになる。 だが、情婦の腹を殴り、銃を手にパリへ舞い戻る。 思い出の「未来ホテル」に投宿。 この部屋で関係した女が娘シンシアを産んだのだ。 無一文同然の男は職探しに明け暮れるものの、 かつての友人、取引先から、冷たくあしらわれる。 有り金をはたいて出かけた居酒屋でも、 からかわれ、追い出される。 「連中を撃ってから自殺しよう」 錠をもって、向かってが、既に閉店だった。 男は施設からシンシアを連れ出し、 滞在中のホテルの部屋へつれていく。 シンシアを前に彼の妄想は膨らむ・・・ 出演者: Philippe Nahon ・・・ the butcher(馬肉屋 Blandine Lenoir ・・・ Cynthia(シンシア) Frankye Pain ・・・ his mistress(情婦) オトーサン、 「悪役にぴったりだね」 フィリップ・ナオン、これが初主役のようです。 「クリムゾン・リバー」(2000)にも、端役で出ていたようです。 もう一度、見直して、その演技をチェックしましょう。 その他の出演者: Martine Audrain ・・・ his mother-in-law Roland Gueridon ・・・ his old friend Aissa Djabri ・・・ Dr. Choukroun Gerard Ortega ・・・ the bar owner Alain Pierre ・・・ the owner's son Zaven ・・・ the man with morality User Rating:7.5/10 (13,957 votes)IMDb User Rating:7.2/10( 34 votes) Yahoo! オトーサン、 「衝撃作!」 音楽がなく、 シーンの切り替わる度に、銃撃音!!!!! 主人公の独白は、テロ続発のフランスの 予告編のようでした。 User Reviews Infofreakさん Perth, Australia 2002年1月7日 すばらしい映画 本作は、最近の映画が取り上げない所に向かう。 憎悪、嫌悪、絶望、およびニヒリズムを描く。 多くの人は、たぶん「馬肉屋」のような人々が 社会に存在するという事実に向き合いたくないだろう、 そうはいかない。 それらを無視すれば、 私達は、それらが表している問題を悪化させる。 フィリップ・ナオンは、妊娠した情婦との愛がない関係に 閉じ込められた中年の失業したフランスの馬肉屋を演じる。 彼女は、お金をいくらか持っていて、 それで力を誇示し、新しい店をもたすと約束する。 それが実現せず、彼は激怒し、彼女のお腹を攻撃し、 銃と3つの銃弾ももって、去っていく。 お金も、前途の見込みもないまま、パリに引き返す。 ますます絶望に沈むと、彼の怒りは強くなり、 彼の精神は、暴力と復讐のファンタジーに酔う。 これは対決を迫る、心をかき乱す映画であり、 リアリティがあり、信じられる。 極端な暴力シーンや露骨なポルノシーンが展開する間中、 馬肉屋は、ノンストップで毒のある独白を続ける。 真に迫り、おそろしい。 監督のギャスパー・ノエは、意識的にいくつかのシーンで、 スコセッシ監督の「TAXI」をまねしてはるが、 映画そのものは、実にオリジナルのビジョンだ。 丈夫な胃をもっている映画マニアや。 暗く悩ましいテーマと向き合えるひとに、 強く推薦したい。 オトーサン、 「ラストシーンの音楽、いいねぇ」 あらためて、You Tubeで、聴いてみました。 心が癒される名曲です。 ・パッヘルベルのカノン theoriaさん 2002年7月2日 モラル フランス映画と言えば 専らエクリチュールの世界。 言葉と戯れることが否応なしに要求される。 この作品も御多分に漏れず、 主人公の元馬肉売りの50才になる男の独り言に 最後まで付き合わねばならない。 映像は「カルネ」程のエグイ場面は少なく、 孕ませた情婦の腹を蹴りまくるところと ラストの「映画館を出るなら、あと30秒で・・・」と カウントダウンされた後の多少生々しいシーンに 顔を歪める程度であるから、尚更である。 主人公の愚痴に何らかの共感を覚えねば、 付き合いきれずに毛嫌いする破目に陥るだけであろう。 但し、低弦のピッツィカートと 銃声のズドーンで単調な映像の推移にメリハリを付けている為、 嫌気がさしている人でも結構、最後まで行き着いてしまう。 しかし、彼の魂での自問自答は万国共通、 人間の本性を穿っている。 ラストで「間違いだらけの人生・・娘以外は・・。」と 聴き慣らされた「パッヘルベルのカノン」が流れて、 さて、浄化をもたらすのか?と思わせるが、 さくら肉愛好家の彼。 そんなにヤワではなかった。 一筋縄ではいかない。 フランス個人主義に透徹したモラルがあるのだ。 とにかくフランス人の思索の深さには敬服させられる。
映画 鈴木先生
オトーサン、 「学園スポ魂もの?」 原作漫画やTVドラマに無縁だったので、 最初はそう思いました。 「案外、生真面目な映画なんだ」 参院選、そして都知事選の後にみたので、 生徒会の投票をめぐるギロンは、 なかなか興味深いものでした。 原題:映画 鈴木先生(2012) 監督: 河合勇人 原作:武富健治 脚本:古沢良太 Genre:Drama 上映時間:124分 あらすじ: 国語教師・鈴木先生は、黒縁メガネとループタイ 理想のクラス作りに燃えている。 女子生徒・小川蘇美を“スペシャルファクター”に据えた “実験教室”に手応えを感じ始めていた。 ところが、妊娠中の妻・麻美がいるというのに、 克服したはずの小川蘇美とのあらぬ妄想に 再び振り回される事態に。 やがて、2学期を迎えた学校では 生徒会選挙と文化祭の準備が進む中、 鈴木先生の天敵・家庭科教師の足子先生が 休養から復帰する。 そんな中、ドロップアウトしてしまった 卒業生・勝野ユウジが小川を人質に 学校に立てこもるという事件が発生する・・・ 出演者: 長谷川博己・・・ 鈴木先生 臼田あさ美・・・ 鈴木麻美 富田靖子・・・ 足子先生 土屋太鳳・・・ 小川蘇美(2-A) 風間俊介・・・ 勝野ユウジ オトーサン、 「いろんな先生がいるよね」 教員を多少経験したので、これも興味深く感じました。 主役の長谷川博己さん、 「家政婦のミタ」をみていれば、 ましなコメントができたかも。 その他の出演者: 田畑智子・・・ 桃井先生 斉木しげる・・・ 校長先生 でんでん・・・ 川野先生 夕輝壽太・・・ 続木先生 山中聡・・・ 岡田先生 赤堀雅秋・・・ 江本先生 戸田昌宏・・・ 石垣先生 歌川椎子・・・ 五井先生 澤山薫・・・ 槙谷先生 窪田正孝・・・ 白井義夫 浜野謙太・・・ 田辺満 未来穂香・・・ 中村加奈(2-A) 西井幸人・・・ 岬勇気(2-A) 藤原薫・・・ 竹地公彦(2-A) 刈谷友衣子・・・ 平良美祝(2-B) 松岡茉優・・・ 堀の内七海(2-A) 三浦透子・・・ 樺山あきら(2-A) 小野花梨・・・ 河辺彩香(2-A) User Rating:6.2/10( 22 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:7.7/10( 320 votes) Yahoo! オトーサン、 「6点台だと思う」 User Reviews あろえりーなさん 2013年7月17日 投票制度に異議 ドラマのほうは一度も観たことはないのですが、 予備知識なしでもすんなりと入って観ることが出来ました。 鈴木先生の論理的思考、 生徒達との論理的会話、その表現方法、 そういうのが面白さなのかな。 生徒達のことをじっくりと考えている様子とか、 各先生達のキャラを楽しく拝見することが出来ました。 頭のいい学校なのかな。 投票制度そのものに異議を唱えて熱弁を振るう様子とか、 僕なんかは「そんなの別にどうでもいいじゃ〜ん」とか 思ってしまうのですが(笑)、 そういったことにみんなで熱くなる様は 見ていて微笑ましかった。 そんな投票の展開から突如、事件への展開になるのだが、 それがちょっとかみ合ってないような感じがするし、 犯人を説得する鈴木先生にもいまいち説得力を感じなかった。 まぁでも映画としてはそれなりに面白いです。 あのジャンプ力とか、そんなアホなって感じだけど(笑)。 オトーサン、 「生徒の拉致監禁事件は、白ける」 黒美君彦さん 2014年1月31日 グレーゾーン 基本的にはTVシリーズの世界を踏襲しているので、 いきなり映画版を観てもわかりにくいかも知れない (足子先生復帰のくだりなど)。 映画版は大きくふたつのエピソードで構成されている。 前半は生徒会選挙をめぐる合法的?テロ。 「全員参加で公正な選挙」をスローガンに掲げ、 記名投票も辞さないという姿勢を示した学校側に対して、 一部の生徒が「全員参加することによって 小学校では人気子役が会長に選ばれた。 そんな選挙にどれだけ意味があるのか」と問いかけ、 「せめて何故放っておいてくれないのか」と 立会演説会で主張する。 正論は正論だ。 それは公園から喫煙所を撤去せよという声とも呼応する。 ゴミひとつ落ちていない社会はしかし、息苦しくはないか。 その意味で「グレーゾーン」が どんどん狭くなっている現状に対して、 脚本の古沢良太は疑問を提示する。 ただ後半の生徒の拉致監禁事件は さすがに綻びが見える。 映画版だけに何か派手な事件を…というのはわかるが、 優等生を汚したいと嘯く犯人に共感は覚えられない。 優等生のみを作り出そうとする学校教育、 優等生だったからといって将来が 約束されるわけではない現代社会。 それはその通り。では共産圏の国のように、 あるいは学歴偏重社会のようにすれば 納得できるかといえばそれは違う。 後半の事件が唐突だったのが悔やまれるところだ。
俺はまだ本気出してないだけ
オトーサン、 「嫌いだね」 まだ本気出してない、そういう言い訳する奴。 録画を消去しようとしましたが、思い直して、 よかったです。 かなり本気な奴でした。 でも、世の中、厳しいですよね。 本気出して、ようやくスタートラインですもの。 原題:俺はまだ本気出してないだけ (2013) 監督・脚本:福田雄一 原作:青野春秋 Genre:Comedy 上映時間:105分 あらすじ: 42歳でバツイチ子持ちの大黒シズオは、 「本当の自分を探す」という理由で会社を辞めるが、 毎日朝からゲームをしてばかり。 高校生の娘に借金し、バイト先ではミスを連発する ある日突然、漫画家になると宣言する・・・ 出演者: 堤真一・・・ 大黒シズオ 石橋蓮司・・・ 大黒志郎 橋本愛・・・ 大黒静子 生瀬勝久・・・ 宮田修 オトーサン、 「堤真一、嫌いだな」 態度がでかいし、演技が大袈裟です。 「ALWAYS 三丁目の夕日」では、日本アカデミー賞の 助演男優賞にノミネート。 この映画、助演陣が頑張っています。 その他の出演者: 山田孝之・・・ 市野沢秀一 濱田岳・・・ 村上政樹 指原莉乃・・・ 宇波綾 蛭子能収・・・ クニさん 村松利史・・・ キャバクラの新人・ホクロ 尾上寛之・・・ キャバクラのヒゲ 川久保拓司・・・ 田中 秋元黎・・・ 宮田正男 小柳心・・・ キャバクラの黒服 ドナルド・アッシュ・・・ ボブ 池田成志・・・ 小室武士 賀来賢人・・・ 本物の店長 ムロツヨシ・・・ 不動産屋 佐藤二朗・・・ 占い師 水野美紀・・・ 宮田の妻 User Rating:5.9/10( 33 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:6.2/10( 612 votes) Yahoo! オトーサン、 「うーん」 User Reviews リベルタド!!さん 2014年12月20日 20代とかアラサーの観客は ギャグ映画として楽しめるのかもしれない。 が!主人公とほぼ同世代の身分としては、 結構リアルなドキュメントだよ、真面目に! 40代の“転職”とか“脱サラ”、“離婚”などなど。 居酒屋での会話とかほんとありがちだったなぁ。 シズオの全く反省しない!? というか、ポジティブ過ぎる!?振る舞いが、 「釣りバカ日誌」の浜ちゃんに 通じるものがあって嫌いになれない! 極めつけ、 橋本愛ちゃんみたいな娘いたら最高だよね! オトーサン、 「シリーズ化は、ムリ」 目隠シストさん 2015年1月1日 映画開始早々の1コマ。 ブリーフ一丁で寝転がり(足はぴーん)、 家族が居る食卓に背を向けて TVゲームに逃げ込む四十男(目だけはギラギラ)。 で、タイトルは『俺はまだ本気出してないだけ』。 これはなかなか高品質なダメ人間の生態が 頂戴出来そうだと思いました。 ところがどうでしょう。 主人公はニート生活に入る前、 きちんと会社員として働いていたようですし、 超絶美人で性格マルの娘もいるじゃないですか。 今の怠惰な生活に甘んじながらも危機感が無いワケではなく、 漫画家になる目標を立て、 きちんと完成品を仕上げる技量まで備えています (←このポイント大変重要!)。 ギャンブルに狂うワケでもなく、 酒や女に溺れるでもないシズオは、言わば優良ダメ男。 店長、監督、大先生と周りから揶揄されているのに 気付かずその気になる様は、 『男はつらいよ』から綿々と受け継がれてきた “愛すべき馬鹿”の系譜と考えます。 要するに、寅さんや釣りバカ感覚で お気軽に楽しめる人情喜劇カテゴリー映画だと思いました。 『俺はまだ本気だしてないだけ』 そんなチンケな自分への嘘で、生きられる今日もあるのです。 “この人が演れば間違いない”堤真一、 今一番信頼できるバイプレーヤー・石橋蓮司、 美人警報発令中・橋本愛、 強烈キャラ封印・生瀬勝久、 ザ劇薬・佐藤二朗と配役は絶好調。 フォーマットの完成度は高いので、 シリーズ化十分イケると思います。 デビュー目前で担当編集者が変わるなんてお約束で、 続編は如何でしょうか。
黙秘
オトーサン、 「ふーん、なるほど。すごいね」 特典映像で、監督の解説に接しました。 回想シーンの入れ方って、難しいのですが、 本作では、回想シーンは、暖かいフジ、 現在のシーンは、冷たいコダックと フィルムを使い分けているそうです。 原題:Dolores Claiborne (1995) 監督:Taylor Hackford 原作:Stephen King 脚本:Tony Gilroy Genre:Crime/ Drama/ Mystery Rated R for language and domestic abuse 上映時間:132分 あらすじ: アメリカ・メイン州の小さな島、 豪邸を訪れた郵便配達人が見たものは、 血だらけで横たわる富豪未亡人ヴェラの頭上に、 のし棒をふりかざす家政婦ドロレスの姿だった。 20年前、夫殺しの容疑で不起訴にした女とあって マッケイ警部は、執拗に取り調べるが、 ドロレスは、黙秘を通す。。 ドロレスは、15年ぶりに帰郷した 娘セリーナにも堅く口を閉ざす。 その真相は、20年前の日食の日に隠されていた・・・ 出演者: Kathy Bates ・・・ Dolores Claiborne(ドロレス) Jennifer Jason Leigh ・・・ Selena St. George(セリーナ) Judy Parfitt ・・・ Vera Donovan(ヴェラ・ドノヴァン) Christopher Plummer ・・・ Detective John Mackey(ジョン・マッケイ警部) オトーサン、 「名優たちの、名アンサンブル」 その他の出演者: David Strathairn ・・・ Joe St. George Ellen Muth ・・・ Young Selena Taffara Jessica Stella Murray ・・・ 5 year old Selena Eric Bogosian ・・・ Peter John C. Reilly ・・・ Constable Frank Stamshaw Bob Gunton ・・・ Mr. Pease Roy Cooper ・・・ Magistrate Wayne Robson ・・・ Sammy Marchant Ruth Marshall ・・・ Secretary Weldon Allen ・・・ Bartender Tom Gallant ・・・ Searcher Kelly Burnett ・・・ Jack Donovan User Rating:7.4/10( 28,248 votes)IMDb User Rating:8.0/10( 139 votes) Yahoo! オトーサン、 「変だね、アカデミー賞をもらっていない」 User Reviews debblystさん Rio de Janeiro, Brazil 2005年4月7日 熟練のストーリーテリング+素晴らしい演技=よき娯楽 1995年の上映時に見た。 以来、3-4回見ている 私は、定評ある傑作だけ見る習慣だ。 ケーブルで最初に見たときには、 再び見続ける理由が分からなかった。 オリジナルなストーリーでも、 映画の驚異でも芸術作品でもなかった。 だが、繰り返し見て、精通するにつれて、 私を引きつけた理由を理解できた。 それは、精密なパズルがゆっくりと仕上がっていく ストーリー・テリングの勝利なのだ。 はじめは吐き気を催すようなキャラクターに、 次第に同情するようになっていく。る、 それは、スティーブン・キングの特別な才能であり、 シナリオライター、俳優、および監督の手腕だ。 過去と現在をそれぞれ別の色彩にする撮影もすばらしいし、 回想シーンでのキャシー・ベイツは、最高の演技を見せている。 楽しい名手ジュディ・パーフィット 信頼できるプロ クリストファー・プラマー、 デイヴィッド・ストラザーン(過小評価された俳優!)、 そして、ジョン・C・ライリー。 ジェニファー・ジェイソン・リーも、 マンネリの演技でいらさせるが、 ひどく苦しめられた人格に、ぴったりしている。 よいストーリーテリング、それこそ、本作の本質だ。 AからZまでプロットを知っていても、 その展開する様を、恐ろしいおとぎ話のように、 もう一度見るべきだ。 本作には、欠点がないわけではないが、 確かに何回も時間を割くに値する。 オトーサン、 「ジーナさん、激賞!」 ジーナさん 2009年4月26日 二人の圧倒的な女優力 スティーヴン・キングの映画は 正直イチかバチかの賭けみたいなモノですが、 現在と過去に起きた二つの事件の真相や 長い年月の間に薄れた記憶と 守り続けた秘密など謎めいた作風により 最初から最後まで完全に引き付けられました。 心情を語るようなセリフが無いにも関わらず 手に取るように分かる母と娘の苦悩と気持ち、 屋敷の女主人とメイドの関係などドラマ部分も重厚でした。 時系列が行ったり来たりしますが、 上手く回想シーンを取り入れているので 混乱する事はまずありません。 キャストに関しては、20年の歳月を無理なく見せきった キャシー・ベイツの演技力に脱帽。 ジュディ・パーフィットの女主人ぶりと晩年の老いた姿も見事でした。 この二人の現実味は恐ろしいほどでございます。 男性陣ではクリストファー・プラマーが これでもか!と嫌な男を演じきっています。 そして、これでもか!!というほど最低の男を デヴィッド・ストラザーンが完璧に演じています。 彼らの中では、ジェニファー・ジェイソン・リーの熱演も ジョン・C・ライリーの存在感も影を潜めざるをえませんね。 ・・・とは言え、心情表現のほとんどが 役者陣にかかっていた作品で キャスト全員が繊細な表情で大貢献してくれた事には感嘆いたします。 構成に真新しさは無いですし、 雰囲気は暗くストーリーは重く冷ややかな温度の作品ですが、 サスペンスドラマとして十分に見応えがありました。 これは必見!!!と言っても過言ではないでしょう。 スティーヴン・キングだし・・・と敬遠していた方は是非どうぞ。 女優陣の演技とオーラだけでも観る価値はあるハズです。
モスラ対ゴジラ
オトーサン、 「ザ・ピーナッツ、なくなった」 ・伊藤エミ(1941/4/1 - 2012/6/15) 伊藤ユミ(1941/4/1 - 2016/5/18) せめて、この映画のモスラの歌を存分に聴きましょう! でも、この映画が歴史に名を留めるのは、 特技監督:円谷英二さんのおかげ。 では、円谷ワールドをご堪能あれ! 原題:モスラ対ゴジラ (1964) Godzilla Vs Mothra 監督:本多猪四郎 特技監督:円谷英二 脚本:関沢新一 Genre:Action/ Adventure/ Fantasy Country: Japan Language: Japanese / Marshallese 上映時間:89分 あらすじ: 嵐によってインファント島から 巨大な卵が日本に漂着した。 成虫モスラと小美人は、 卵の所有権を主張する興行師・熊山に返還を願うが 聞き入れられない。 小美人たちが帰途に着いたころ、 ゴジラが復活し名古屋を壊滅状態に陥れる。 そして卵をも破壊しようとしたとき、成虫モスラが現れた。 ゴジラを相手に善戦するも、ついに力尽きて倒れるモスラ。 だが、卵からは双子の幼虫モスラが孵り、 ゴジラに攻撃を始めた・・・ 出演者: 宝田明・・・ 酒井市郎(毎朝新聞記者) 星由里子・・・ 中西純子(毎朝新聞記者) ザ・ピーナッツ・・・ 小美人 田島義文・・・ 熊山(ハッピー興行社長) 佐原健二・・・ 虎畑万造(実業家) オトーサン、 「主役は、怪獣だけど」 その他の出演者: 田崎潤・・・ 丸田(毎朝新聞社会部デスク) 藤木悠・・・ 中村二郎(毎朝新聞記者) 小泉博・・・ 三浦(生物学博士) 谷晃・・・ 網元 木村千吉・・・ 漁民 中山豊・・・ 漁民 田武謙三・・・ 愛知県会議員 藤田進・・・ 対策本部長 八代美紀・・・ 女教員 小杉義男・・・ インファント島長老 沢村いき雄・・・ 神主 User Rating:6.5/10( 4,683 votes)IMDb User Rating:8/0/10( 57 votes) Yahoo! オトーサン、 「IMDbの4,683 votesは、すごい数字だね」 User Reviews DrLeneraさん 2004年3月10日 ゴジラ・シリーズの芸術的なピーク 本作は、(ゴジラ映画の第4作)は、 何人かのファンによってベストと見られている。 オリジナルのパワーと寓話的な要素は持っていないが、 多くの続編のように、古臭さを感じない。 カラフルで、エキサイティングで、機知に富んでいて、 ファンタスティックなストーリーが、真面目に展開されている。 プロットは力強く、日本の怪物映画にしては、論理的。 登場人物は、適度に興味深く、怪物が現れるまでの前半、 彼らと時間を過ごすのが、苦にならない。 予算を考慮すると、特殊効果は素晴らしい。 この手の映画は、絶えず批判されるが、 本作には当てはまらない。 2つの怪物の戦闘シーンは、いつもより短いが、 変にコミカルでなく、エキサイティングで、面白い。 この映画のゴジラは、最も恐ろしく、子供を脅迫する。 一方、相手役のモスラは、優美で神秘的だ。 伊福部昭の音楽はぞくぞくさせるし、、 環境破壊や大企業の悪行などの重要な主張があるものの 楽しみを台無しにしてはいない。 他のゴジラ映画は、愉快だったり、 エキサイティングだったり、よりゴージャスかもしれないが、 本作は、すべての要素をしっかり織り上げて、 満足すべきものになっており、 おそらくシリーズの芸術的なピークだと思う。 当時の日本のSF映画では普通なのだが、 この米国版はカットされず、ダビングも悪くない! オトーサン、 「モスタは日本的モンスターだね」 民謡から演歌までさん 2007年3月4日 聖なる岩の上で… 静かに死を迎えようとしているモスラ (原住民が崇める神?)が、 自分勝手で欲のかたまりのような人間が 住まう日本へ、戻ることのない最後の旅をする… 勿論、卵を守る、という目的もあるのだろうが… 四日市を、そして名古屋を蹂躙するゴジラを 死の淵まで追いやるモスラは 何となく健気〜なのだが、余命が尽き、 手近な岩に乗っかって卵を羽で覆うように 命を終わらせてしまう。 しかし「卵」が無事に残った… 核というよりは、約束…信頼〜 そして平和への想いを語りかける、 勿論、モスラの子供達の活躍も、 小美人の唄も楽しい傑作怪獣映画。
追悼のメロディ
オトーサン、 「シシリアン、面白かったね」 そこで、ヴェルヌイユ監督の作品を探しました。 移民だけあって、文化の差に敏感です。 本作では、7年の間にすっかり変わってしまった 企業城下町文化を取り上げています。 東京も、オリンピック前と後では、様変わりしそうですが、 悪い方向でないことを祈ります。 原題:Le corps de mon ennemi (1976) Body of My Enemy 監督:Henri Verneuil 原作:Felicien Marceau 脚本:Michel Audiard/ Felicien Marceau/ Henri Verneuil Genre:Crime, Drama, Mystery Country: France Language: French 上映時間:116分 あらすじ: 繊維産業が支配する街で、 労働者の家に生まれたルクレールは、 ブルジョアへの憎しみを抱かえて育った。 大人になると、毛織物工場の社長令嬢ジルベルトを誘惑し、 町の名士の仲間入りを果たす。 上流階級相手のクラブを経営するが、 彼を待ち受けていたのは殺人犯の汚名を着せる罠。 それから7年、服役していたルクレールが帰郷する。 自分を嵌めた犯人を暴き、復讐を果たそうと動き出す・・・ 出演者: Jean-Paul Belmondo・・・ Francois Leclercq(ルクレール) Bernard Blier・・・ Jean-Baptiste Beaumont-Liegard(リエガール) Marie-France Pisier・・・ Gilberte Beaumont-Liegard(ジルベルト) オトーサン、 「ベルモンド、何とも言えない魅力!」 ヌーヴェルヴァーグ旋風を巻き起こした 「勝手にしやがれ」でのふてぶてしさとコミカルさ、 それが健在なので、うれしく思いました。 その他の出演者: Francois Perrot・・・ Raphael Di Massa Daniel Ivernel・・・ Victor Verbruck, the mayor Claude Brosset・・・ Oscar Yvonne Gaudeau・・・ Madame Beaumont-Liegard Rene Lefevre・・・ Pierre Leclercq, Francois' father Michel Beaune・・・ a childhood friend of Francois Nicole Garcia・・・ Helene Mauve/Duquesne Elisabeth Margoni・・・ Karine Lechard Jacques David・・・ prosecutor Torillon User Rating:6.7/10( 914 votes)IMDb User Rating:8.0/10( 3 votes) Yahoo! オトーサン、 「面白いけど」 User Reviews TrevorAclea さん London, England 2010年8月14日 出来栄えはともかく、その野心買う 本作は、筋書が決め手を欠く。 無実で7年投獄され、ベルモンドは、故郷に戻る。 本当の殺人者に復讐を誓う。 しかし、ヴェルヌイユの映画は、 これまで成功してきたスターとの協力が目玉だが、 本作は、より野心的だ。 全体に、出来事は、ベルモンドの頭の中にあることを追う。 長いボイス・オーバーを駆使し、 子どもの頃や彼の興亡をフラッシュバックで描いている。 貧しい少年が毛織物工場の社長令嬢マリー・フランス・ピジェを 口説くのだが、これが時制を混乱させている。 父の選挙のチャンスを駄目にし、家族が没落する。 以前の友人が屈辱的な運命に会い、7年後に敵になる。 残念なことに、本作は、二兎を追い一兎を得ず。 本格スリラーとしては、アクションも脅威も、物足りないし、 ますます拡大する町の階級闘争についての意見も 目新しいものではない。 彼を陥れる動機も、曖昧だ。 毛織物工場の社長が低賃金を続けるために、 町がどんどん荒廃していくという点も、掘り下げ不足だ。 とはいえ、彼らが知らず知らずモノポリーに興じている間に、 ベルモンドが、こっそり殺害手配を進めるシーンは、面白い。 前半で、ベルモンドが、自信に満ちた魅力を出しすぎているが、 見ていて楽しい。 もっとよく作れたという感じがする。 オトーサン、 「同感!技巧的すぎる」 Ikedaさん 2011年11月4日 解りにくい作品 無実の罪で投獄されたフランソワが7年後に釈放され、 故郷に戻って真犯人を調べるという話ですが、 復讐するという雰囲気がないので、 サスペンスという意味は希薄です。 それよりも上司や市長、そして町のボスといった 巨悪を描いているといった方が良い作品です。 全体的にフランソワの頭の中にあることを 画像に出しながら進行しているので、 解らない事はないけれども、 すっきりした感じの作品ではありません。 最初からカットバックが2重に使われているのは、 まだ良いとして、 その後も現在や過去の細切れのカットで構成されていて、 裁判の場面も何回かに分けて細切れで挿入されるなど、 時系列的に解りにくい作品です。 一番甚だしいのは、問題の殺人事件が起きた時、 フランソワが事務所で引出しを開けて不審に思った途端に 終わってしまうカットがあります。 そして他のエピソードがいくつか過ぎた後で、 その続きが出て来て、中のピストルがなくなっていた事が 解るシーンが出てくるというように一つのカットを、 わざわざ二つに分けている所です。 登場人物が多いのは、この種の作品では当然ですが、 役名が解らない場合もあり、意味不明のシーンもありますが、 特にラストは、何故そうなったかの経過がはっきりしていません。 なお、この原題は「仇の本体」とでも訳すべきかと思いますが、 この邦題ほど、内容を表していない命名も珍しいです。
ムーンウォーカー
オトーサン、 「変な声出すやつ」 「こいつがいいって、馬鹿じゃないの」 そんな悪印象からはじまったのですが、 ミュージック・ビデオ「Thriller」をみたり、 出演映画をみて、尊敬の念を抱きました。 ・マイケル・ジャクソン キング・オブ・ポップの素顔 連番3889 ・マイケル・ジャクソン THIS IS IT 連番3417 原題:Moonwalker (1988) 監督:Jerry Kramer Jim Blashfield ("Leave Me Alone") Colin Chilvers ("Smooth Criminal") 原作:Michael Jackson ("Smooth Criminal") 脚本:David Newman Genre: Action/ Crime/ Fantasy /Music/ Thriller 上映時間:93分 あらすじ: 前半はジャクソンのミュージックビデオや ライヴパフォーマンスの映像。 後半はジャクソンが子供たちを 麻薬漬けにしようと企むフランキー・リデオから ケイティたちを救うために戦うミュージカル。 Speed Demon、Leave Me Alone、Smooth Criminal、 Come Togetherのショートフィルムと Man In The Mirrorのライブ映像が登場する。 出演者: Michael Jackson ・・・ himself(ジャクソン) Joe Pesci ・・・ Frankie "Mr. Big" LiDeo(フランキー) Kellie Parker ・・・ Katie(ケイティ) オトーサン、 「なるほど、これがムーン・ウォークか」 その他の出演者 Sean Lennon ・・・ Sean Brandon Quintin Adams ・・・ Zeke "Baby Bad" Michael User Rating:5.9/10( 12,483 votes)IMDb User Rating:6.3/10( 102 votes) Yahoo! オトーサン、 「うーん、これは・・・」 User Reviews mario Julioさん Chile 2004年7月30日 本当は映画ではないが、見る価値がある 彼らが、この映画にプロットを押し込もうとしたのは、 非常にこっけいだ。 中盤の"Smooth Criminal"で、ジョー・ペシが悪者役、 マイケル・ジャクソンがヒーロー役で、出ているのは、 とても不合理だ。 だが、ビデオクリップ、ライブ・パフォーマンス、 モンタージュのコレクションは、すばらしい。 確かに、いい音楽だ! F.X.ショットで、実にさまざまなテクニックが 使われるのは、好ましい。 いくつかは、洗練されていない。 だが、その他はすばらしい。 (16年前の映画なのに、今日的だ) マイケルがロボットになるシーンだ。 宇宙船は息を呑む。 ビートルズのオリジナル "come together"の M.J.sバージョンが好だ。 オトーサン、 「怒るはずだよ、ジーナさん」 ジーナさん 2010年1月8日 ビデオクリップ集? 全くストーリーが見えてこない(汗) 冒頭の長すぎるプロモーションビデオが 終わったかと思ったら、 いきなり始まるファンとの鬼ごっこ・・・理解不能です。 その後の流れもバラバラでまとまりがないので、 映画を観るという感覚から CDを聴いているという事にしてみました(笑) だから、途中からインターネットをすることも可能ですよ♪ 名曲マン・イン・ザ・ミラーから始まるコンサートの模様や マイケル・ジャクソンのダンスや歌声など ミュージックビデオとして流しておく分には問題ない作品ですが、 映画として鑑賞しようもんなら 強めの怒りを覚えるハズです(爆) これを観るならスリラーのPVのほうが よっぽど映画になってます(笑)
バケモノの子
オトーサン、 「こいつは、ある種の自叙伝だ」 青年なら感動するでしょう。 だから、大ヒットしたのでしょう。 でも、映画狂からすると、 「凡庸な映画」という評価に落ち着きます。 原題:バケモノの子(2015) 監督・原作・脚本:細田守 Genre:Anime/Fantasy/Adventure 上映時間:118分 あらすじ: 人間界「渋谷」とバケモノ界「渋天街」は、 交わることのない二つの世界。 ある日、渋谷にいた少年が渋天街のバケモノ・熊徹に出会う。 少年は強くなるために渋天街で熊徹の弟子となり、 熊徹は少年を九太と命名し、猪王山との対決を待つ。 成長して渋谷へ戻った九太は、 高校生の楓から生きるべき世界を模索するように。 そんな中、両世界を巻き込む事件が起こり・・・ 声の出演者: 役所広司・・・ 熊徹 染谷将太・・・ 九太(青年期) 広瀬すず・・・ 楓 山路和弘・・・ 猪王山 オトーサン、 「熊徹の造形は、成功しているね」 その他の出演者: 宮崎あおい・・・ 九太(少年期) 宮野真守・・・ 一郎彦(青年期) 山口勝平・・・ 二郎丸(青年期) 長塚圭史・・・ 九太の父 麻生久美子・・・ 九太の母 黒木華・・・ 一郎彦(少年期) 諸星すみれ・・・ チコ 大野百花・・・ 二郎丸(少年期) 津川雅彦・・・ 宗師 リリー・フランキー・・・ 百秋坊 大泉洋・・・ 多々良 User Rating:6.2/10( 38 votes)みんなのシネマレビュー User Rating:7.5/10( 5,588 votes) Yahoo! オトーサン、 「評価が分かれるね」 青少年期を過ごした渋谷をアニメでみたのは、 はじめてです。 日本アカデミー賞受賞 ・アニメーション作品賞 User Reviews 黒美君彦さん 2015年7月27日 不思議な感覚 たまたま渋谷で観た。 ファンタジーと現実が交錯する物語… とはわかっていたものの、 普段行くことのない渋谷が、映画の舞台と重なる というのは稀有な体験で、 映画を観終わって外へ出ると軽い眩暈を覚えた。 バケモノの世界と重なり合う現実世界が 必ずしもうまくリンクしているわけではないので、 そこがいちばんの弱点か。 闇に囚われた一郎彦が鯨の幻影と化して 渋谷を襲うシーンがなかなか良かっただけに惜しい感がある。 とはいえ、観終わった後、 夕暮れの渋谷の人波に数えきれない心の闇が そこここにあるような気がした。 映画を観終わってそんな不思議な感覚に包まれたのは、 幼い日に原爆の惨禍を映画で観た後の記憶を呼び起こした。 単なるファンタジーに収まらない。 細田守ワールドのひとつの到達点といえるかも知れない… そんな風に私は受け取った。 オトーサン、 「監督への大きな期待」 前田有一さん 2015年7月5日 小さい子を持つ父親の理想像 前作「おおかみこどもの雨と雪」で 出産と育児の喜びを母親目線で描き、 女性たちの絶大な支持を得た細田守監督は、 新作「バケモノの子」でこんどは父子関係の映画を作った。 「おおかみこどもの雨と雪」の次回作としては、 無難な企画といってよい。 あてもなくうろつく家出少年(声:宮崎あおい)は、 渋谷の路地で熊徹(声:役所広司)なる化け物に出会う。 彼の言葉にひかれるように追いかけた少年は いつしか「渋天街」というバケモノの世界へと迷い込むのだった。 「おおかみこどもの雨と雪」を見て 期待してやってきたようなライトユーザーであれば、 そこそこの満足と感動の涙を流して帰路につけるであろう、 安定した出来のアニメーション映画である。 いかにも小さいお子さんがいるお父さんが作った映画という感じで、 熊徹と九太の疑似父子関係には、 細田監督のささやかな願望というか、 父としての理想のようなものが感じられる。 父親なら、子供の中に永遠に何かを残したい、存在していたい。 子供が生まれればそんな風に思うのは無理もない。 だが、新パパとしてのそんな熱狂が去った後には、 こんなエンディングを作ってしまったことを きっと気恥ずかしく思うだろうと私は思う。 息子側、もしくはすでに大きくなった息子を持つ父から見れば、 これは過干渉そのものであり、うっとうしいことこの上ない。 とても共感はできないというのが正直なところだろう。 これでは単なる親のエゴだ。 むしろ、親父のことなどときおり思い出す程度の関係こそが、 父と子、互いにとっての理想と言うものである。 小さいけれど決して消えさりはしない、 そんな暖かくともる灯。 そんな父子関係を描く映画を、きっと細田監督もいつか撮るだろう。 演出面では、九太に可愛げが足りないのが少々マイナスか。 バケモノがかわいそうになるくらいの悪ガキぶりは、 ほほえましくみられるというラインを超え、ちょいと無礼にすぎる。 一方、熊徹のキャラクター造形は共感しやすく見事な出来。 演じる役所広司はさすがの存在感で、 この映画の泣ける場面における最大の功労者となっている。 「俺はあいつに足りないものを埋めてやるんだ」との叫びは エゴイズム丸出しだが、そんなセリフで泣かせるのは 彼の演技のおかげといえる。 また、現実の渋谷の街とバケモノ界を 同時に存在させ行き来する世界観は、 絵的に新鮮だし都内在住者としては非常に面白い。 女子高生とのほのかなロマンス風味も、 前半との落差に驚かされると同時に、きゅんきゅんする魅力がある。 このサブストーリーは唐突なようにも思えるが、 じつは細田守監督の強みというのはここにある。 考えても見てほしい。図書館での出会いや壁ドン、 一緒に仲良く勉強、ワンギリ待ち合わせ、 美少女なのにクラスで孤立するヒロイン……。 そういうものは、オタクアニメの典型的パターンであり、 どれもこれも非現実的で妄想チック、 痛々しいことこの上ないはずの設定である。 ところが細田監督は、そうしたオタクアニメの雛形を、 すんなり普通に見せられるのである。 断言するが、この監督最大の才能はこの点にある。 くさすぎる要素てんこ盛りでも一般人に見せられる アニメ監督というのは、この人くらいではないか。 だから本当は「時をかける少女」とか、 そういう方向性の映画をもっと作ってくれればいいのだが、 そうでない映画が大ヒットしてメジャー入りしてしまったがために、 ジブリ的王道路線を背負うことになってしまった。 器用だからそういうものも作れるが、そちらはまだ力不足というか、 せっかくの個性と能力がいかし切れていない印象を 「おおかみこどもの雨と雪」でも 「バケモノの子」でも感じてしまうのである。 今更、細田監督ほどのヒットメーカーは後戻りはできまい。 周りもさせまい。 となれば、なんとか真の傑作をものにしてほしいと願う限りである。
ゴースト・オブ・ガールフレンズ・パスト
オトーサン、 「すごいモテ男だね」 千人斬りといいますが、泣かせた女性は、数知れず。 泣かせたティッシュが空から粉雪のように舞い降ります。 これでは、石田純一さんも、形無しです。 原題:Ghosts of Girlfriends Past (2009) 監督:Mark Waters 脚本:Jon Lucas/ Scott Moore Genre:Comedy/ Fantasy/ Romance Rated PG-13 for sexual content throughout, some language and a drug reference 上映時間:100分 あらすじ: 人気カメラマン・コナーは、プレイボーイ。 電話1本で女性との関係を終わらせてしまう! ある日、コナーは、弟ポールの結婚式のリハーサルで 初恋の相手ジェニーに再会する。 そんなコナーの前に、コナーの色恋の師匠だった 叔父ウェインが亡霊として現れ、。 3人の女の霊がコナーの前に現れると告げ、姿を消す。 3人の女の霊たちに、過去と現在、そして未来に誘われ、 今までの女性遍歴や身勝手な振る舞い、 そして未来の冴えない自分を見せられ、 ジェニーを想う本当の愛に気付く・・・ 出演者: Matthew McConaughey ・・・ Connor(コナー) Jennifer Garner ・・・ Jenny Perott(ジェニー) Breckin Meyer ・・・ Paul Mead(ポール) Lacey Chabert ・・・ Sandra Volkom(サンドラ) Michael Douglas ・・・ Wayne S. Mead(ウェイン) オトーサン、 「この男、気にいらんなぁ」 マシュー・マコノヒーには、感情移入できませんでした。 終盤になって、盛り返すのですが、すでに及ばず。 その他の出演者: Mead Devin Brochu ・・・ Young Connor Logan Miller ・・・ Teenage Connor Kasey Russell ・・・ Young Jenny Christa B. Allen ・・・ Teenage Jenny Robert Forster ・・・ Sergeant Major Mervis Volkom Daniel Sunjata ・・・ Brad Frye Emma Stone ・・・ Allison Vandermeersh(Ghost) Noureen DeWulf ・・・ Melanie(Ghost) Olga Maliouk ・・・ the Ghost(Future) Anne Archer ・・・ Vonda Volkom Amanda Walsh ・・・ Denice Camille Guaty ・・・ Donna Rachel Boston ・・・ Deena Christina Milian ・・・ Kalia Emily Foxler ・・・ Nadja User Rating:5.7/10 (67,192 votes)IMDb User Rating:6.2/10( 38 votes) Yahoo! オトーサン、 「まぁ、こんなものかも」 User Reviews james211967さん United Kingdom 2009年5月13日 ホント楽しかった! 笑いを期待して、お金を払って、この映画を見たが、 微笑んで、映画館を後にした。 オスカーの演技、すばらしいストーリー、 消しがたい印象は、期待していなかった。 演技はよかった。 特に、マイケル・ダグラスのキャラは楽しめた。 主演俳優は、感銘を与えてくれて、 彼らのロマンスに引きこまれた。 終わりに、ちょっぴり涙を流した。 私が笑って示していた映画を残し、 映画をみている間、一緒に大笑いした。 代金を払っただけのことがあったので、 よく眠れた。 オトーサン、 「は、は、は」 ようやく忘れた過去を ほじくり返されたくはない(笑) ジーナさん 2010年12月7日 演出までベッタベタ 粋な遊び人だった伯父の影響を ガッツリ受けて育ったカメラマンが ゴーストたちの手によって人生を振り返るロマコメです。 弟の結婚やブライズメイドなどを 上手く絡めたストーリーだったと思います。 ただ、心情描写の変化がかなり粗いので 感情移入が出来なかったですし、 中だるみしちゃうのが勿体なかったですね。 弟との絆というドラマのほうはなかなか良かったので、 もう少しラブストーリーのほうを練ってくれると 印象に残る作品になったかもしれません。 笑いに関しては、もっとシニカルに攻めても 良かった気がします。 毒を吐く主人公ではありましたが、 可愛らしいコメディの枠から抜け出ることは出来ませんでした。 さて恋愛指南するゴーストですが、 亡くなった関係者がゴーストになって出てきて どうのこうのではなく、 生きている人がゴースト化してなんやかんや言ってくるので 混乱した状況です(笑) しかも、過去の思い出巡りのガイドを 生霊がするっていうんですからビックリですよ。 それどころかチョット先のことまで 見せれちゃうっていうんですから感心感心(笑) 生霊ってそんな能力まであったんですね(爆) モテ男ぶりがハマっていたマシュー・マコノヒーは勢いがありましたし、 彼以上にギラついたモテ男のマイケル・ダグラスの ハマリっぷりは素晴らしいの一言です。 ヒロインというほど華がないジェニファー・ガーナーでしたが、 相変わらず真面目そうな雰囲気は漂っていました。 ポップな音楽は作風に合ってましたが、 ちょこちょこ日本かぶれした画が気持ち悪かったです(爆) 自分にとって大事な人とは誰なのか、 自分の生き方がこれで良かったのか、、 などベタベタなストーリーですが 安心して気楽に鑑賞できるロマコメだと思いますよ。 ロマコメの良さでもあるスッキリ爽快な後味をもらえないのが 致命的ではありますが、 埋もれさせておくほど退屈で地味な作品ではないです。 とりあえず・・・ようやく忘れた過去を ほじくり返されたくはない(笑)