オトーサンの2017年その1

ほのぼの映画批評

前口上

ハリウッド映画の3D化が進んでいます。
でも、相変わらず、CGに頼り過ぎが目立ちます。
ひとびとは、冴えた技術だけを見に行くのでしょうか?
好不況を問わず、どう生きるかを知りたいのでは?
薄っぺらな人間ばかりではなく、
本物の人間による本物のドラマを見たいのでは?
見る本数が増え、年齢を重ねる度に、
その思いが強くなってきました。

映画の採点簿へ
目次

6012 ル−ム(DVD 2015) 6011 マネーモンスター(DVD 2016) 6010 バイオハザード ダムネーション(BS 2012) 6009 アンフェア the end(TV 2015) 6008 青天の霹靂(TV 2014)
6007 エヴェレスト 神々の山嶺(TV 2016) 6006 トゥ・ザ・ワンダー(DVD 2012) 6005 シルビアのいる街で(DVD 2007) 6004 42 〜世界を変えた男〜(BS 2013) 6003 鴨川ホルモー(BS 2009)
6002 図書館戦争 THE LAST MISSION(TV 2015) 6001 サイクロンZ(TV 1988) 6000 武士の献立(BS 2013) 5999 スペース カウボーイ(TV 2000) 5998 偶然の恋人(TV 2000)
5997 秒速5センチメートル (BS 2007) 5996 イン・ザ・ヒーロー(BS 2014) 5995 アイス・エイジ5 止めろ!惑星大衝突(DVD 2016) 5994 アイス・エイジ4 パイレーツ大冒険(DVD 2012) 5993 アイス・エイジ3 ティラノのおとしもの(DVD 2009)
5992 劇場版 MAJOR メジャー 友情の一球(BS 2008) 5991 汚れた英雄(BS 1982) 5990 E.T.(BS 1982) 5989 塔の上のラプンツェル (TV 2010) 5988 札つき女(DVD 1937)
5987 告白(TV 2010) 5986 秘密 THE SECRET(TV 2007) 5985 のだめカンタービレ 最終楽章 後編 (TV 2010) 5984 黒蘭の女(DVD 1938) 5983 ちびっこギャング(DVD 1994)
5982 アンナと王様 (BS 1999) 5981 アンナ・カレーニナ(BS 2012) 5980 映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生(TV 2016) 5979 THE GREY 凍える太陽(TV 2011) 5978 恋愛だけじゃダメかしら?(TV 2012)
5977 情熱の航路(DVD 1942) 5976 恋しくて(DVD 1987) 5975 まじめにふまじめ かいけつゾロリ なぞのお宝大さくせん(TV 2006) 5974 パニック・イン・スタジアム(BS 1976) 5973 HIGHJACK ハイジャック(TV 2007)
5972 帰ってきたヒトラー(DVD 2015) 5971 リリィ、はちみつ色の秘密(TV 2008) 5970 白雪姫と鏡の女王(BS 2012) 5969 コロニア(DVD 2015) 5968 マリーゴールド・ホテルで会いましょう(DVD 2011)
5967 イーグル・ジャンプ(DVD 2016) 5966 人間の証明(BS 1977) 5965 セブン(BS 1995) 5964 ハーモニー(TV 2015) 5963 沈黙の執行人 (TV 2014)
5962 雷神−RAIJIN−(TV 2008) 5961 ニューヨーク 冬物語 (TV 2014) 5960 陰謀のセオリー(TV 1997) 5959 孫文の義士団−ボディガード&アサシンズ(DVD 2009) 5958 月夜の願い/新難兄難弟(DVD 1994)
5957 ウォーターボーイズ(TV 2001) 5956 12 ラウンド(TV 2009) 5955 ビバリーヒルズ・コップ(BS 1984) 5954 刑事コロンボ/忘れられたスター(TV 1975) 5953 プロテージ 偽りの絆(DVD 2007)
5952 大陸横断超特急(BS 1976) 5951 最愛の子(DVD 2014) 5950 ツナグ(TV 2012) 5949 アドレナリン・ドライブ(BS 1999) 5948 あん(BS 2015)
5947 ハッピー・エンディング(TV 2011) 5946 油断大敵(BS 2003) 5945 バーディ(BS 1984) 5944 くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ(BS 2012) 5943 ゴースト&ダークネス(BS 1996)
5942 スノー・エンジェル(TV 2007) 5941 のんちゃんのり弁(BS 2009) 5940 るろうに剣心 伝説の最期編(BS 2014) 5939 X-MEN:アポカリプス(DVD 2016) 5938 ゴーストバスターズ(DVD 2016)
5937 奴らを高く吊るせ!(BS 1968) 5936 オーバードライヴ(TV 2013) 5935 ミッシング ID(BS 2011) 5934 信長協奏曲(のぶながコンツェルト)(TV 2016) 5933 ばしゃ馬さんとビッグマウス(BS 2013)
5932 バースデイ・ガール(BS 2001) 5931 ターザン:REBORN(DVD 2016) 5930 新選組(BS 1958) 5929 かぞくのくに(DVD 2011) 5928 予告犯(TV 2015)
5927 るろうに剣心 京都大火編(BS 2014) 5926 偉大なる、しゅららぼん(BS 2013) 5925 リトル・フォレスト 冬・春(BS 2015) 5924 リトル・フォレスト 夏・秋(BS 2014) 5923 ジャッキー・ブラウン(BS 1997)
5922 S -最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE(TV 2015) 5921 はやぶさ奉行(BS 1957) 5920 大奥〜永遠〜[右衛門佐・綱吉篇](BS 2012) 5919 トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン(DVD 2011) 5918 ファインディング・ドリー(DVD 2016)
5917 ホビット 決戦のゆくえ(BS 2014) 5916 ホビット 竜に奪われた王国(BS 2013) 5915 プリズナーズ(BS 2013) 5914 BALLAD 名もなき恋のうた(BS 2009) 5913 トレマーズ2(DVD 1996)


ル−ム

オトーサン、
「この監督、知らないな」
・レニー・エイブラムソン
 誕生日: 1966/11/30-
  出身地: アイルランド/ダブリン
  大学で物理と哲学を専攻、卒業後短編「3 Joes」を発表。
  その後CM製作に従事し、
  2004年「アダムとポール」で長編初監督。
 2007年「ジョジーの修理工場」や
  2014年「FRANK -フランク-」注目される。
 2015年「ルーム」がアカデミー賞ノミネート。
 世界での活躍が期待されている。

原題:Room (2015) 
監督:Lenny Abrahamson  
原作・脚本:Emma Donoghue  
Genre:Drama
Country: Ireland / Canada / UK / USA 
Language: English 
上映時間:118分
あらすじ:
ジャックは、母親ジョイと
狭い部屋に監禁されている。
夜になると、オールド・ニックなる男がやってきて、
服や食料を置いていく。
外の景色は天窓から見える空だけ。
母親からは部屋の外には何もないと教えられ、
部屋の中が世界の全てだと信じていた。
ジャックが5歳の誕生日を迎えた時、
ジョイは、ついに真実を明かし、
部屋の外には広い世界があると教える。
そして、脱出する準備をする・・・

出演者:
Brie Larson ・・・ Joy "Ma" Newsome(ジョイ) 
Jacob Tremblay ・・・ Jack Newsome)ジャック)
Sean Bridgers ・・・ Old Nick(オールド・ニック)
オトーサン、
「ブリー・ラーソン、知らないな」
経歴をみると、売れない歌手だったようです。

その他の出演者:
Joan Allen ・・・ Nancy Newsome
William H. Macy ・・・ Robert Newsome
Tom McCamus ・・・ Leo
Amanda Brugel ・・・ Officer Parker
Joe Pingue ・・・ Officer Grabowski
Cas Anvar ・・・ Dr. Mittal
Wendy Crewson ・・・ Talk Show Hostess

User Rating:8.2/10( 217,528 votes)IMDb
  User Rating:8.0/10( 2,479 votes) Yahoo!
オトーサン、
「名作だね」
拉致被害者を思い出しますし、
部屋は、独裁国家の隠喩のようにも、
思われます。

アカデミー賞受賞 
・主演女優賞  ブリー・ラーソン
同ノミネート
・作品賞     
・監督賞  レニー・アブラハムソン    
・脚色賞      
ゴールデン・グローブ 受賞
・女優賞(ドラマ)  ブリー・ラーソン
・作品賞(ドラマ)     
・脚本賞 

User Reviews 
Dominic Michaelさん
Los Angeles, CA 
2016年1月2日
無限の深み、忘れられない経験

上映中、映画に畏敬の念を抱いた。
レニー・アブラハムソン監督と照明は、
かったるいようなシ−ンをつくらなかった。
取るに足りない人物たちとどんでん返しは、
後に、重要であることが判明する。
映画を生き生きしたものとすることに影響がある。
このストーリーを、
これまで見たベストの1つにしたのは、
些細なことだった。
あらゆる感情のパレットを経験し、
深い好奇心と内省状態に陥った。
クレジットが終わった後で、
観客に影響し続けるパワーを持っている映画は、稀有だ。
本作は、永遠だ。
実に美しい。

オトーサン、
「赤ん坊体験みたいだね」
監禁された少年の眼で描いていますが、
すべてのひとが体験したこと。
目の前に広がる新鮮な世界、
その複雑さ、痛ましさが胸を打ちます。

黒美君彦さん 
2016年5月17日
Skylight

監禁状態におかれ、
そこで出産まで経験した母と5歳になった息子。
前半は監禁された「Room」から
どう脱出するかというサスペンス。
ある意味純粋培養された形のジャックの
痛々しいまでの世界観が胸を衝く。
そして7年目の脱出。
しかし脱出即めでたしめでたしとはならない。
助けを求めるジャックの視点からのカメラが生々しく、
知らなかった「世界」との邂逅を描き出す。
母ジョイもまた、生還後の断絶に苦しみ抜かなくてはならない。
しかも実父を含み、社会は「監禁犯によって
子どもまで産まされた若い女性」という目で彼女を見る。
唯一の生きる希望だったジャックをも否定する
その目に、ジョイは深く傷つく。
一方、母親が唯一無二の世界の共同生活者だったジャックだが、
恐る恐る一歩一歩世界へ踏み出していく。
その不安に満ちた眼差しがとても印象的だ。
義祖父のレオ、犬のシェイマス、そして同年代の友達…。
少しずつ広がる「世界」。
ぼんやりとしていた「世界」が次第に像を結び始める。
けれど、その世界で生きていくために、
彼は生まれ育った「Room」に別れを告げる
イニシエーションが必要だった。
狭い「へや」のなかで名前をつけた雑多なものたちに
別れを告げるラストのシーンは、
そんな風にも見え、心が震えた。
「外」の象徴だった「skylight」=天窓が、
何度も作品の中に登場する。
そこから差し込む光を浴びるジャックの横顔が美しい。
閉ざされた世界を脱して、
幼いジャックは「何でもやってみよう」と決心する。
おそらく彼の今後は
様々な苦難に満ちているだろうことは想像に難くない。
けれど、ジョイをはじめとした「家族」が
彼の支えになるだろう…そんな希望も感じさせる作品である。
ブリー・ラーソンはアカデミー賞受賞も頷ける演技。
けど、やっぱりジャック役のジェイコブ・トレンブレイがスゴい。
美しく儚げな少年が、これからどう育っていくのか、
「その後」も気になる作品である。


マネーモンスター

オトーサン、
「随分、贅沢な顔ぶれだね」
監督は、あの名女優ジョディ・フォスター。
主演は、売れっ子のジョージ・クルーニーと
ジュリア・ロバーツです。

原題:Money Monster (2016) 
監督:Jodie Foster    
原作:Alan DiFiore/ Jim Kouf
脚本:Jamie Linden/ Alan DiFiore / Jim Kouf  
Genre:Crime/ Drama/ Thriller
Country: USA 
Language: English / Korean / Icelandic 
上映時間:98分
あらすじ:
人気司会者ゲイツの軽妙なトークが
ウリの投資情報番組“マネーモンスター”。
番組ディレクターのパティは、
ゲイツの功績を認めつつも、
生放送をいいことに台本を無視して暴走する
彼に毎回手を焼いていた。
そんな中、いつものように生放送が始まるが、
そこへ銃を持ったカイルが乱入、
ゲイツを人質に取り、番組をジャック。
犯人はゲイツが番組で推奨した株に投資して
全財産を失ったと主張。
カメラが見守る中、興奮する犯人を
必死でなだめようとするゲイツだったが・・・

出演者:
George Clooney ・・・ Lee Gates(ゲイツ)
Julia Roberts ・・・ Patty Fenn(パティ)
Jack O'Connell ・・・ Kyle Budwell(カイル)
オトーサン、
「3人とも、演技がうまいね」

その他の出演者:
Dominic West ・・・ Walt Camby
Caitriona Balfe ・・・ Diane Lester
Giancarlo Esposito ・・・ Captain Marcus Powell
Christopher Denham ・・・ Ron Sprecher
Lenny Venito ・・・ Lenny (The Cameraman)
Chris Bauer ・・・ Lieutenant Nelson
Dennis Boutsikaris ・・・ Avery Goodloe CFO
Emily Meade ・・・ Molly
Makhaola Ndebele ・・・ Moshe Mambo
Condola Rashad ・・・ Bree (the Assistant)
Aaron Yoo ・・・ Won Joon
Olivia Luccardi ・・・ Arlene
John Ventimiglia ・・・ A Team Leader
Grant Rosenmeyer ・・・ Dave
Greta Lee ・・・ Amy
Cenk Uygur ・・・ himself

User Rating:6.5/10( 65,858 votes)IMDb
  User Rating:6.9/10( :1,257 votes) Yahoo!
オトーサン、
「株に手を出してはいかんな」
こういう手の込んだ詐欺?にあって、
身ぐるみ剥がれるかも。

User Reviews 
MattyGibbsさん
Birmingham, England 
2017年1月31日
難しくないが、かなり面白い

テレビ司会者のアドバイスで
大金を失った投資者がスタジオを乗っ取る。
脅迫者を演じるジャック・オコンネルは、素晴らしい。
テレビ司会者は、連日、貪欲な商売をしている。
その取り澄ました態度は我慢がならない。
クルーニーは、例によって流暢だし、
ジュリアは、きちんとした仕事をしている。
人質ドラマは、いやになるほど多いから、
卓越するには何か特別なものが必要だ。
本作は卓越していないが
少なくとも、定番と違おうとしている。
前半、興味を失い始めたが、
その後、緊張が高まっていく。
貪欲は悪く、富があなたを守るというメッセージはいい。
難しくないスリラーとして、よく出来ているが、
ぶっ飛ばされるほど良くはない。

オトーサン、
「このシーン、小気味いいね」
凶行を阻止しようと犯人の恋人を探し出す。
ところが、口をつくのは、罵詈雑言!
「アンタ、最低のクズ男ね。
その拳銃、口に銜えて死んじまえ」

黒美君彦さん 
2016年6月23日
皮肉なんだけど

ジョディ・フォスターの監督第4作。
ジョージ・クルーニー演じる人気番組
「マネーモンスター」の司会リー・ゲイツが、
番組で勧めた株投資で一文無しになった
カイル・バドウェルに、放送中人質にとられ、
一部始終が生中継される。
ディレクターのパティ・フェンが、
あの手この手でリーを助けながら
真実を追うが…というお話。
マネーゲームに狂奔するアメリカの病弊が、
じわじわと明らかにされ、
リー・ゲイツも次第にカイルに同情的になる。
説得に駆り出された妊娠中の恋人が
罵詈雑言を浴びせかけ、
現場にいる者たちが
みな居心地の悪そうな表情になるのが面白い。
主演のジャック・オコンネルが巧演。
ジョージ・クルーニーの軽妙な役もさすが。
ジュリア・ロバーツは、まあ普通かな。
マネー資本主義に振り回される
米国の現状を皮肉ってもいるのだが、
軽く笑うにはすでにあまりに病状が深刻だ。
ほぼ想像がつくラストに向けて物語が進むこともあり、
冒頭から最後まである意味同じテンポで
映画的な面白みを削いでしまった感があるのが惜しまれる。


バイオハザード ダムネーション

オトーサン、
「このシリーズ、すごいことになってんだ」
映画を全部見たのに、
・バイオハザード 連番NO.3705
・バイオハザードU アポカリプス 連番NO.1494
・バイオハザードV 連番NO.3720
・バイオハザードIV アフターライフ 連番NO.3706
・バイオハザード5 リトリビューション 連番NO.4982
・バイオハザード ディジェネレーション 連番NO.3715
まだ、アニメ版があったのです。
・バイオハザード ディジェネレーション  (2008)    
・バイオハザード ダムネーションアイランド  (2012)  
・バイオハザード ヴェンデッタ  (2017)    

原題:バイオハザード ダムネーション (2012) 
監督:神谷誠  
脚本:菅正太郎  
Genre:Anime/Action/SF/Adventure
上映時間:100分
あらすじ:
西暦2011年。
東スラブ共和国における独立運動は、
初の女性大統領ベリコバの呼びかけで
終焉へと向かいつつあった。
だが、反政府側の自治区に有用資源が発見され、
攻撃を開始、独立運動は再開され、
東スラブは今や内戦の地と化していた。
生物兵器「B.O.W.」が実戦投入された情報を受け、
アメリカ合衆国大統領直属エージェントのレオンは
東スラブへ単独潜入する。
その直後、アメリカは突如撤退を決めるが、
レオンは命令を無視して戦場へ身を投じる。
東スラブの大統領府へ、エイダ・ウォンが現れる。
「B.S.A.A.から来た。
プラーガが使用されていると聞き、調査に来た」
元学校教師で反政府勢力の主要メンバー、サーシャは
独立派の勝利のため、寄生生物のプラーガを利用し、
新技術により完全に制御下に置いた
B.O.W.のリッカーを実戦投入する。
3人の運命が交差し、事態は思わぬ方向に・・・

声の出演者:
森川智之・・・レオン・S・ケネディ
檜山修之・・・アレクサンドル"サーシャ"コバチェンコ 
皆川純子・・・エイダ・ウォン
川崎恵理子・・・スベトラーナ・ベリコバ
オトーサン、
「レオンは、不死身だね」

その他の出演者:
大畑伸太郎・・・JD 
飯塚昭三・・・イワン・ジュダノビッチ=アタマン
杉本ゆう・・・イングリッド・ハニガン

User Rating:9.0/10( 163 votes)Amazon
  User Rating:7.7/10( 134 votes) Yahoo!
オトーサン、
「映像がすごい!」
クリーチャーも、斬新です。

User Reviews 
真壁 六郎太? 
2012年11月2日
3Dの場合、実写はCGにかなわない

CGの精度がかなり上がっている。
人物でさえ実写と見紛うほどだ。
映像としての違和感はほとんどない。
正直実写の方が楽なんじゃないかと思うが
3Dで効果を発揮する。
レンズの反射光まで再現する徹底ぶりだ。
これが実写につかえれば
日本映画も世界と戦える日が来るだろう。
でも残念ながら内容はゲームシナリオだ。
脚本はプロに依頼した方がいいと思う。 

オトーサン、
「確かに、脚本がいまひとつ」

kim6さん 
2013年6月5日
前作よりキャラが活きている。

本編と繋がりがあると言う事で購入。
特に5?6の間なので興味が湧きました。
先に6をやったので、
レオンとエイダの見た目の変わりように
違和感がありましたが、
この映画をみるとその違和感もなくなりました。
もう一回6をやりたくなりました。
ゲームを楽しむためにも、
映画を見ておくと全然違うと思います。
ディジェネレーションより良く出来ている。
CGレベルは更にアップして、
よりリアルさが増している。
そりゃありえねぇーわ
という部分もありますが、
映画としてはよくある事なので、
このバイオに限った不自然さはではありません。
アクション映画はその
「ありえなさ」も楽しめる部分です。
良かった部分
・レオンが前作の不自然さが無くなった
・アクションの迫力
・6でのエイダの立場がなんとなく分かる
・バイオ2・4・6で活躍するレオンの成長が分かる
前作はちょっと残念だったけど、
今回の作品はキャラが良い感じだ。
前作のレオンは4?5の間とはいえ、
台詞や行動がレオンらしく無く、
無表情すぎて怖かったんですが、
今作はゲームのレオンと自然に繋がります。
気になった部分
・ストーリーのラストが少々残念。
人類のために頑張ったレオンだが結局・・・・
という展開はちょっと残念だった。
バッドエンドではないが、
なんか釈然としない部分があった。
エージェントなんてこんなもの、
レオンのお人よしが自業自得といえばそれまでだが・・・・。
兎に角バイオの映画としては面白かった。
実写版よりバイオらしくて良い作品だと思います。


アンフェア the end

オトーサン、
「ジ・エンド、完結編か」
テレビドラマ『アンフェア』の劇場版3作目だとか。
・第1作「アンフェア the movie」(2007) 
・第2作「アンフェア the answer」(2011)
・第3作「アンフェア the end」(2015)
第2作を飛ばして、完結編をみるのも、なんですが・・・

原題:アンフェア the end(2015) 
監督・脚本:佐藤嗣麻子
原作:秦建日子
Genre:Suspence/Mystery/Action
上映時間:108分
あらすじ:
雪平の父親は、パトカー事故に巻きこまれ、
一方的に罪をかぶせられ、自殺する。
犯人を捜すには、刑事になるしかないと
思い定め、警視庁捜査一課の刑事となった。
バツイチの子持ち、無駄な美人と呼ばれている。
地検特捜部の村上検事と
その父で元検事総長の村上成明が
相次いで殺害されるなか、
「闇の組織」の不正データを発見した
システムエンジニアの津島と出会う。
容疑者にでっち上げられた彼は、逃亡する。
最高検察庁監察指導部の検察官、武部は、
雪平の娘を人質に取り、
逃亡した津島の在処を吐けと雪平に強要する。
そんな絶対絶命のピンチに、
元恋人の道警刑事課長の一条が現れる・・・

出演者:
篠原涼子・・・ 雪平夏見 
永山絢斗・・・ 津島直紀 
佐藤浩市・・・  一条道孝 
AKIRA・・・  武部将臣
オトーサン、
「篠原涼子、才能あるね」
大ヒットした歌は、記憶にあります。
・恋しさと せつなさと 心強さと
「EXILEのAKIRA、なかなかやるね」

その他の出演者:
吉田鋼太郎・・・  特捜部長 
加藤雅也・・・  三上薫 
向井地美音・・・  雪平美央 
阿部サダヲ・・・  小久保祐二 
寺島進・・・  山路哲夫 

User Rating:4,4/10( 5 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:6.3/10( 1,774 votes) Yahoo!
オトーサン、
「6点台はあるよ」
どんでん返しが評判悪いようですが。

User Reviews 
あにやんさん 
2015年9月21日

劇中の雪平は殆ど全編に渡って
黒のロングコートを着ています。
光を反射しない素材で黒髪と共
に真っ黒な影になっていて、
青白い顔だけが浮かんでいるような、
まるで幽霊のような佇まい。
父の死の真相を追う雪平が
死に囚われた存在だったとするならば、
冒頭とラストの裸身から血を流す
雪平の姿は生へと動き出した事を
象徴しているのかもしれません。
ドラマを一切見ていない私が見た
前作の映画は「ワケ判らん」って状態でしたが、
今回は前作を見た分だけの知識だけはあって
(相変わらずドラマは全く見ておりません)、
そしてその分だけは楽しめた感じがします。
悪が幅を効かせる今作は
真相を追うよりも追いつめられ危機に陥る状況が
長いのでストレスを感じるシーンが多く、
また裏切りの物語が続くので
カタルシスは薄い気がしますが、
明確な目標が提示され、
そこに至るための攻防が描かれる事によって
サスペンスを生んでいました。
ただ、前作ほどではないにしろ、
やはり謎のための謎、
裏切りのための裏切りみたいなトリッキーな部分が
(それこそが本作のカナメなのでしょうけれど)
明快さを欠く結果になっていて、
実のところ本当にこれで完結なの?
そう言いつつ更に続編作るんじゃないの?
と思わせるような、
アンフェアな事ができてしまいそうな部分が
残されているのが気になりました。
死んだ事をハッキリとは表現していないキャラが
何人かおりましたからねぇ。

オトーサン、
 「前田さんは、買ってるね」

前田有一さん 
2015年8月28日
気迫が感じられる

篠原涼子が一糸まとわぬ姿を見せる
「アンフェア the end」は、
テレビじゃできないことをやってやるとの
気迫が感じられる、好感度の高い一本である。 
転落死事件の現場を訪れた刑事の雪平夏見(篠原涼子)は、
そこで見覚えのある手がかりを発見する。
やがてその死体が村上克明検事(山田孝之)だとわかると、
これもまた彼女自身にかかわる
一連の事件に連なるものだと明らかになる。 
秦建日子の小説をもとにした人気テレビシリーズに始まり、
本作で3本目の映画版となるアンフェアシリーズ。
長年引っ張ってきた謎のほとんどすべてが明らかになる本作は、
文字通り今度こそ完結編とみてよいであろう。
その名にふさわしい盛り上がりを見せるし、
映画版としてもこれが出来はいちばんいい。 
もっとも、長年のファンに向けた責任というべき
そうした謎解き部分は、
スッキリ感と驚きという点では申し分ないものの、
タイトル通り毎度のアンフェアな印象が
ミステリ好きにはしこりがこのるところ。 
どんでんがえしのためのどんでんがえしは、
いかに驚きが大きくともチープである。
とくに大使館における最大のあれは、
必然性というものが大きく欠けており、
やらない方がよかったんじゃないのとさえ思われる。 
その意味で本作は、伏線の回収はしっかりやっているが、
あまり鮮やかなオチというわけではない。
相当な無理やり感である。
もっともこれも映画館に来てくれた人へのサービスであり、
好意的に受け取っておこう。 
篠原涼子演じる雪平夏見というキャラクターは
「だまされやすい美人萌え」という新機軸を開拓したが、
本作でもなかなかふるっている。
男勝りの有能なデカにみえて、
そのじついつも信じちゃいけない奴ばかり信じて
騙されいじめられる。 
あまりほかのフィクション作品で見たことがないが、
こういう女性は現実では相当モテるだろう。
性格が良いともっぱらの評判の
篠原涼子のイメージにも合うはまり役といえるだろう。 
結論として「アンフェア the end」は、
テレビドラマ映画としては相当いい部類に入る。
それは話や撮影のスケールが大きいという意味だけでなく、
映画らしい何かを出そうとの努力が成功しているからだ。
それがいったい何なのか、
佐藤嗣麻子監督は脚本をつとめた1作目を含む
3本の映画で徐々に学び、正解に近づいていった。 
何本撮っても進歩が見えない映画監督が少なくないのに、
右肩上がりにシリーズを盛り上げた
この監督はたいしたものだと思う。
「アンフェア the end」は、
ドラマのファンのみならず楽しめる
気軽な国産ミステリアクション。
是非ごらんあれ。 


青天の霹靂

オトーサン、
「劇団ひとりって、凄いね」
「陰日向に咲く」を書いたとおもったら、
今度は映画監督!
子供の名前も、洒落てますねぇ。
長女は、「千花(せんか)」:
長男は、「咲也(さくや)」
2人、力を合わせれば千の花も咲く!
ところで、青森県産初の最高評価「特A」の
お米の名前が、「青天の霹靂」!
なんか、関係があるのでしょうか?

原題:青天の霹靂 (2014) 
監督・原作:劇団ひとり
脚本: 劇団ひとり/ 橋部敦子 
Genre:Drama/Comedy/Fantasy
上映時間:96分
あらすじ:
晴夫は、売れないマジシャン。
金もなく、恋人もいない。
母親には生まれてすぐに捨てられ、
父親ともいまや絶縁状態で、
自らの惨めな人生を恨む日々。
そんなある日、行方も分からなかった
父親の訃報が飛び込んでくる。
荒川の河川敷でホームレスになっていたらしい。
やりきれない気持ちに苛まれたが、
そんな彼を突然の雷が直撃する。
次の瞬間、意識を取り戻した彼は、
なんと40年前の浅草にタイムスリップしていた。
途方に暮れ街を彷徨い、やがて演芸ホールで
マジックを披露する若き日の父親正太郎と
その助手を務める母親悦子と出会う。
そして、ひょんなことから
父親とコンビを組むことになり、
思いがけず人気者となっていく・・・

出演者:
 大泉洋・・・ 轟晴夫 
 柴咲コウ・・・ 花村悦子 
 劇団ひとり・・・ 轟正太郎
オトーサン、
「大泉洋、最高の演技!」

その他の出演者:
 笹野高史・・・ 村上医師 
 風間杜夫・・・ 雷門ホール支配人・丸山 
 柄本佑  
 小石至誠  
 入江雅人  
 高橋周平  
 岩井秀人  
 前野朋哉  
 須田琉雅  
 黒田大輔  
 中村育二  
 今井隆文  
 小村裕次郎  
 諌山幸治  
 ヤマザキモータース  
 稲川実代子  
 原扶貴子  
 芹澤興人  
 猫田直  
 水森コウ太  
 森下サトシ  
 佐藤真弓  
 池谷のぶえ  
 弘中麻紀  
 中沢青六  
 宮内順子 

User Rating:6.7/10( 38 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:7.9/10( 1,623 votes) Yahoo!
オトーサン、
「母親の有難さ!」
産んでくれただけで、ありがとう!

User Reviews 
dadadaさん
2015年8月5日
お上手...

画が落ち着いていて、お上手ですよね。
演出、演者、撮影、美術、照明...
画作りということでは、
皆さんが良い仕事をしておられる。
これが、ひとりさんの初監督作ってのは驚きです。
お話は、ややベタ過ぎる感もあって
インパクト薄めではあるけど、
観ている間の心地良さは、なかなかのモノ。 

オトーサン、
「編集も、手際がいいね」

コナンが一番さん 
2016年2月15日
はっきり言って、期待していなかった

どうせ、映画好きの、お笑いタレントが、
才能もないのに監督のまねごとをして撮った
映画って思っていた
「ドロップ」「漫才ギャング」 品川ヒロシ 然り、
「ボクたちの交換日記」 内村光良 然り
(「陰日向に咲く」は退屈な映画だったし) 
ところが、本作を観て びっくり! 
いやいや どうして、とても良く出来ている!
ストーリー、演出、撮影、編集、どこをとっても、
映画として、合格点! 
脚本は、共同執筆のようだが、
シンプルで上手くまとまっていて、ムダが無く、
観ている者を飽きさせない。
映像は、撮影監督が良いのだろうか。
手慣れたカメラワークで、
普通に違和感なく、むしろ上手いって言えるシーンも、
随所に見られ、演出、編集も、なかなかの高レベル。
これは、監督のセンスなのか、
周りのスタッフが、優秀だったのか定かではないが、
素人が簡単に真似出来るものじゃない。
さらに、役者陣、大泉洋! 彼の貢献は見逃せない。
演技が上手い! 
クサくなりがちなベタなシーンも、
ナチュラルな芝居で、顔の表情(顔芸)が絶妙! 
マジックシーンも吹き替えなしだそうで、
相当練習したらしい。
役者魂!が見て取れる。
劇団ひとりが演じる父親、無思慮で、だらしなく
そして 不器用。
いろいろとやらかしてくれるが、
なかなかの好演で、物語の中で良く効いている。
映画のラスト、ここも、一捻りされていて、
玄人好みのニクイ演出。
すべてにおいて、良い意味で期待を裏切ってくれた良作。
ドラマ好きの方、オススメ!! 


エヴェレスト 神々の山嶺

オトーサン、
「原作は、夢枕獏さん?」
デビュー当時は、
セックス/アクション/ファンタジー路線。
真面目なテーマで書いたので、驚きました。
柴田錬三郎賞受賞の原作を読んでみたくなりました。

原題:エヴェレスト 神々の山嶺(2016) 
監督:平山秀幸
原作:夢枕獏
脚本:加藤正人  
Genre:Drama/Adventure
上映時間:122分
あらすじ:
1993年、ネパールの首都カトマンドゥ。
山岳カメラマンの深町誠は、
参加した日本のエヴェレスト遠征隊が
2人の犠牲者を出して中止に追い込まれ、
写真集の計画も白紙となってしまい途方に暮れる。
失意の中、ふと立ち寄った骨董屋で
古いカメラを見つける。
それが、1924年にエヴェレスト初登頂に挑んだ
イギリス人登山家ジョン・マロリーのものと気づく。
そこに2人の男が現われ、
メラは自分たちから盗まれたものだと主張し
持って行ってしまう。
なんと2人組の片方は、
数年前に消息を絶った天才クライマー、羽生丈二だった。
帰国した深町は羽生の過去を調べ始め、
やがて羽生との登山中に命を落とした
岸文太郎の妹・涼子と出会う。
文太郎の死をきっかけに2人は付き合い始めるが、
羽生は突然姿を消してしまったという。
そんな羽生のことが忘れられない涼子・・・

出演者:
 阿部寛・・・ 羽生丈二
 岡田准一・・・ 深町誠 
 尾野真千子・・・ 岸涼子
 オトーサン、
「イメージとちがうな」
阿部寛さんも、岡田准一さんも、
やはりエヴェレストでロケしたので、
一皮剥けたのでしょうか。

その他の出演者 
 風間俊介・・・ 岸文太郎 
 ピエール瀧・・・ 宮川 
 甲本雅裕・・・ 井上真紀夫 
 テインレィ・ロンドゥップ・・・ アン・ツェリン 
 山中崇・・・ 斎藤 
 佐々木蔵之介・・・ 長谷渉 

User Rating:5.6/10( 5 votes)Amazon
  User Rating:5.6/10( 2,221 votes) Yahoo!
オトーサン、
「うーん、対象層が限定されるかも」

User Reviews 
サンゴ さん 
2017年3月286日
役者さんたちのお芝居の熱量が素晴らしい 

原作未読です。
登山にも特に興味があるわけではないので、
正直なところ、
なんでそこまでして登りたいのかなあ・・・
とか思ってしまいますが、それが情熱なんでしょう。
とにかく、役者さんたちの演技は圧巻。
映画自体は平坦なストーリーで
盛り上がる場面も感情移入できる場面も少なく、
それでも最後まで見られたのは、
ひたすら彼らのお芝居の力に引き込まれたから。
岡田さん、阿部寛さん、風間さん、尾野真千子さん、
主なキャストはわずかにこの4人ですが、
4人とも素晴らしかった。
特に岡田さんと阿部さんは
筆舌に尽くしがたいほど大変な撮影だったでしょうに
よくやり遂げられた。
いいお芝居を見せてもらいました。
他の人のレビューを読むと、
原作を読んでらっしゃる方からの評価は
非常に辛いですね。
確かに、単純にこの映画が面白かった
とは言えないので、脚本化には失敗しているのでしょう。
でも役者さんたちの演技はとにかく迫力があって
本当に見応えがあるので、
役者さん見たさなら見る価値あると思います。
映像も美しいです。

オトーサン、
「なるほど」
山で死ぬひとを美化してはいけません。
でも、植村直巳さんも、美化されていますよね。

machinakaさん 
2017年3月16日
ハッキリ言って最悪でした。

今年ワーストとは言いませんよ。
せっかくの外国ロケでお金も労力も掛けたのに、
二時間の映画として作品を観ると、
なんでこんなに酷い出来になるんだろう、、、
悲しくなりました。
命がけで頑張った俳優陣や撮影スタッフは
本当に素晴らしいと思います。
岡田准一さん、阿部寛さんの演技は
吸い込まれそうになりましたし、
お金を払って映画館に行く価値があるなと思いました。
でも・・・
そもそも、深町と羽生の二人だけで
登頂したせいで危険を冒してしまったのです。
普通なら10人単位とかでチーム制で登山するのが基本!!
そう、主人公の二人は
「命を捨ててでも
エヴェレストに登る愚かな奴ら」なのです。
「エヴェレスト 3D」という映画がありましたよね。
商業登山でエヴェレストに挑むことの愚かさや、
エヴェレスト登山のリスクを伝えた映画でした。
この映画と本作の決定的な違いは、
エヴェレスト登山での遭難・事故を「美化」しているか、
「リスク」として捉えているかの違いです。
本作は、エヴェレストで遭難して、
例え死んでも「名誉ある死」として
描いてしまっている点が最悪なんですよ! 
羽生はネパールに在住しており、
妻と子ども・妻の父親と暮らしていました。
ちゃんとした家庭を持った「父親」なのです。
もはや一人で自分の生死を決めてよい立場ではないのです。
それなのに、家庭を捨てて深町と山に登っているんですよ。
それで勝手に死んでるんですよ、
そんな大馬鹿野郎に感情移入出来るわけがないんです!! 
そしてもう一人、深町。 
行方不明になった羽生を追跡すいるのはいいけど、
なんで単独で挑むんだよ!!! 
一回危ない目にあったのに、なんで学習しねぇんだよ!! 
家族連れで見に来ている人もいましたけど、
こんなの絶対に子どもに見せちゃダメです!!!! 
そして・・・
遺体になった羽生を深町が見つけるわけですが、
遺体となった羽生が、べらべらと喋ります。
メモ帳に書いてある文章を読み上げるのですが、
セリフとして喋ってるんですよね。
まるで羽生が復活したかのように見れるんですよ。
遺体にセリフを付けるとはどういうことか、
死者への冒涜ですよね。


トゥ・ザ・ワンダー

オトーサン、
「巨匠なんだ」
テレンス・マリック監督の代表作です。
寡作で、たった6本。
うち、3本が賞にからんでいます。
アカデミー賞ノミネート 
・監督賞 ツリー・オブ・ライフ    
・監督賞 シン・レッド・ライン    
・脚色賞 シン・レッド・ライン    
カンヌ国際映画祭受賞 
・パルム・ドール  ツリー・オブ・ライフ    
・監督賞 天国の日々
同ノミネート
・パルム・ドール 天国の日々    
ベルリン国際映画祭 受賞
・金熊賞 シン・レッド・ライン    

原題:To the Wonder (2012) 
監督・脚本:Terrence Malick   
Genre:Drama/ Romance
Country: USA 
Language: English / French / Spanish / Italian 
          Sign Languages/ Russian 
上映時間:112分
あらすじ:
作家志望のニールは、
故郷アメリカを離れてフランスへ渡り、
モン・サン・ミシェルの美しい海岸で
マリーナと出会い恋に落ちる。
またマリーナの娘タチアナも、
ニールを実の父のように慕うようになる。
2年後、3人はアメリカへ渡り
オクラホマの小さな町バードルズルで暮らしていた。
作家への夢を諦めたニールは、
環境保護の調査官として働き、
穏やかで幸せな生活を送っていた。
しかし、永遠に続くと思われた幸福な時間は、
長続きはしなかった。
友達が出来ないタチアナは、
フランスへ帰りたいと言い出す。
やがてマリーナとの擦れ違いが増え、
タチアナからも"父親気取り"を嫌がられるようになると
ニールの気持ちは冷めてゆく。 
悩んだマリーナは町の教会で
クインターナ神父に相談するが、
ビザの期限が切れるため
娘を連れてフランスへ帰ることにする。
マリーナの帰国後、
ニールは幼なじみのジェーンと関係を深めてゆく。
一方フランスでは、
タチアナが離婚した夫の下へ行ってしまい、
マリーナは一人での生活に耐え切れなくなる。
そしてマリーナが再びアメリカへ戻ると、
ニールは責任感からマリーナと結婚する。
マリーナとの結婚を機にジェーンは去って行く。
やがてマリーナはニールを愛し過ぎるあまり、
ニールの自分に対する愛を信用できなくなり、
行きずりの男と関係を持ったあげく妊娠してしまう。
このことを知ったニールは激怒し、
愛とは何か?深く考え始める。 
一方、クインターナも同様に、
神はどこにいるのか? と深く悩むようになり、
二人の男はそれぞれの選択をする・・・

出演者:
Ben Affleck ・・・ Neil (ニール)
Olga Kurylenko ・・・ Marina (マリーナ)
Rachel McAdams ・・・ Jane (ジェーン)
Javier Bardem ・・・ Father Quintana (クインターナ神父)
オトーサン、
「有名俳優、出てるなぁ」
でも、その手垢を消しているのは、
監督の手腕でしょう。

その他の出演者:
Tatiana Chiline ・・・ Tatiana
Charles Baker ・・・ Charles
Romina Mondello ・・・ Anna

User Rating:5.9/10( 22,325 votes)IMDb
  User Rating:5.8/10( 139 votes) Yahoo!
オトーサン、
「大衆受けしたいけど、名画だね」

User Reviews 
Gordon-11さん
Earth 
2013年5月18日
アクセスしやすい映画ではない

この映画は、ある男のフランス女性との関係を描いている。
彼女は、めぐりあう幼年期の恋人の出現によって、
関係は複雑になる。
さしたるプロットのない動きの遅い映画で、
分かりにくい。
ニールは、フランスでマリーナと会い、
彼らはアメリカに引っ越す。
マリーナは、そこで不幸で、フランスに戻る。
そして、マリーナは、関係を修復するためにアメリカに戻る。
それは分かったが、
何が起こっているかを本当に理解するには
シーンの配置が断片的すぎる。
マリーナの薬の飲み過ぎシーンがあり、
次のシーンでは、ニールの足にキスしている。
いったい正確には何が起こっているのだろう?
レイチェル・マクアダムス(ロマンチック映画の女王)は、
この断片を支えられなかった。
干し草畑やパイソンに出会うシーンで、
甘ったるい性格はカットされている。
じゃれあうよりも、穀物と動物に集中している。
本作は、きっと「生命の木」よりアクセスしやすい。
だが、一般大衆向きではない。

オトーサン、
「映像美!撮影がいい!」

黒美君彦さん 
2013年8月30日
「愛」という名の業

ひと筋縄でいかないテレンス・マリック監督の新作。
いうまでもなくこの作品の映像美と音楽の協演は、
素晴らしいの一言に尽きる。
今回彼が描こうとしたもの…それは「移ろう愛」か。
輝く愛の一瞬も、母娘の愛も、
何もかもが新たな激情を前にすると、
どうして瞬時にして空ろになるのだろう。
人間の「業」とでもいうべき、
移ろう心が重層的に描かれ、
孤独な聖職者が神の前に、
あるいは神の不在の前に立ちすくむ。
どうして人は愛し、愛されることを求め、
その高みに立つことを求めるのか…。
マリーナのオルガ・キュリレンコは実に美しく、
レイチェル・マクアダムスも
マリーナとは対照的なアメリカ女ジェーンを好演。
ニール(ベン・アフレック)でなくとも
ついふらふらしちゃうのはわかる(笑)。
テレンス・マリック監督の作品は、
歳を重ねるに従って究極を求めるせいか
難解ではあるのだが、何故か魅せられてしまう。
物語ではなく、哲学であり映像詩であると思えば、
彼の作品の見方が変わるのかもしれない。


シルビアのいる街で

 
オトーサン、
「ストラスブールか」
"NHKの世界ふれあい街歩き"を見ているかのよう。
・ドイツ薫るアルザスの古都
 フランス北東部、アルザス地方の古都ストラスブール。
 ドイツと国境沿いに位置し、仏独の文化が同居。
 中世の大聖堂がそびえる世界遺産の旧市街、
 その周りをゆったり流れる運河、
 アルザス地方独特のかわいい木組みの家並み、
 ドイツ帝国時代の重厚な宮殿や高級住宅街など。
 戦争のたびに国境線が変わり、
 フランスとドイツのはざまで揺れ続けてきた。

原題:Dans la ville de Sylvia (2007)
    In the City of Sylvia
監督・脚本:Jose Luis Guerin   
Genre:Drama 
Country: Spain / France 
Language: French / Spanish 
上映時間:84分
あらすじ:
ある朝、ホテルの一室を出た男は
地図を片手に街を歩き出し、
カフェで腰を落ち着かせる。
そこで目に留まったひとりの女性客。
だが声を掛けるものの、無視されてしまう。
翌日、演劇学校の前にあるカフェ。
店の奥に座り、客を観察しながら
ノートにデッサンを描く。
やがて、ガラス越しに美しい女性の姿を認め、
カフェを出た彼女のあとを追う・・・

出演者:
Xavier Lafitte ・・・ il (彼)
Pilar Lopez de Ayala ・・・ Elle(彼女)
オトーサン、
「登場人物はたったの2人」
若い男が若い女をストーカーのように
つけまわす・・・
でも、決してイヤらしくはないのです。
新緑の車窓風景も、見事です。

その他の出演者:
Tanja Czichy ・・・ Tanja 
Laurence Cordier    
Michael Balerdi  
Tanja Czichy  
Eric Dietrich  
Charlotte Dupont 

User Rating:7.0/10( 1,950 votes)IMDb
  User Rating:6.7/10( 51 votes) Yahoo!
オトーサン、
「高いスコアだね」
シンプル・イズ・ベスト!

User Reviews 
robert burtonさん
United Kingdom 
2009年3月12日
Towards a new cinema?
ニューシネマ?

過去数年の映画で、
多く書かれ、ブログされた映画のひとつだ。
ブレッソン、ヒッチコック、ローマー、ムルナウ、
ダンテ、ペトラルカが想起される。
だが、文化的な引喩に耐えるには、
スレンダー過ぎないか?
多くの他の映画も思い出させるが、
間違いなく極めて新鮮で、異質なものだ。
ストーリーは、実にシンプルだ。
男は、ストラスブールのカフェで
6年前に会ったシルビアはいないかと、
通りかかる女性をスキャンしている
夢見る若者がいる。
結局、彼は、彼女らしい人に会い、
入り組んだ裏通りや街路を執拗に追跡しはじめる。
そう、「めまい」の男性の凝視以上のものがある。
多くの語り、説明、そしてダイアログが、
新しい映画体験を味わわせてくれる。
映画の感覚的な測面に注意を集中させ、
毎日の風景の力や新しい音の形を自覚させる。

オトーサン、
「確かに、エッセイみたいだ」

いまそのときさん 
2014年7月11日
映画エッセイ

淡々とフィルムでとらえた古都ストラスブール。
趣ある街並み。石畳に響く足音。
モダンな電車が効果的なショット。
繊細なスケッチ風で描くが、
主人公はかなり危ないストーカー青年だ。
若くなければ持ちえぬこの生々しい生理的感覚。
合わせて女性たちの描写。
風に舞うがごときこの感性は捨てがたい。
ブレッソンやエリセに語り口が一見似ているが、
まったく違う。
孤独感や寂寥感とかいったものではない
個性的なスタイルだ。
行方定まらぬ彷徨感といったものか。
しかしながら、この映画。好む人を限定すると思う。


42 〜世界を変えた男〜

 
オトーサン、
「知らないな。この選手」
ジャッキー・ロビンソン、すごい成績ですね。
それにしても、背番号が42って、気味悪いですね。
アメリカでは、不吉でないのでしょうか。
<タイトル>
首位打者 1回:1949年
盗塁王 2回:1947年、1949年
<表彰>
ナショナルリーグMVP 1回:1949年
新人王:1947年
MLBオールセンチュリー・チーム選出:1999年
DHLホームタウン・ヒーローズ選出:2006年
<記録>
MLBオールスターゲーム選出 6回:1949年 - 1954年

原題:42 (2013) 
監督・脚本:Brian Helgeland   
Genre:Biography/ Drama/ Sport
上映時間:128分
あらすじ:
1945年ブルックリン・ドジャースの
GMブランチ・リッキーは、
一人の黒人選手と契約を交わす。
その名はジャッキー・ロビンソン。
当時、メジャーリーガーは白人だけ。
非難の嵐が巻き起こる。
ジャッキーは、3Aに出場し、
逆境の中で実績を残していく。
1947年、ドジャースの一員として、
背番号42のユニフォームに袖を通し、
メジャーのグラウンドに立つが、
差別的待遇や卑劣ないやがらせが待ち受け、
チームメイトさえ味方してくれないなか、
歯を食いしばってプレーに集中する・・・

出演者:
Chadwick Boseman ・・・ Jackie Robinson(ジャッキー)
Harrison Ford ・・・ Branch Rickey(リッキー)
Nicole Beharie ・・・ Rachel Isum Robinson(レイチェル)
オトーサン、
「老いても、ハリソン・フォード!」

その他の出演者:
Andre Holland ・・・ Wendell Smith
Christopher Meloni ・・・ Leo Durocher
John C. McGinley ・・・ Red Barber
Toby Huss ・・・ Clyde Sukeforth
Lucas Black ・・・ Pee Wee Reese
Alan Tudyk ・・・ Ben Chapman
C. J. Nitkowski ・・・ Dutch Leonard
Brett Cullen ・・・ Clay Hopper
Ryan Merriman ・・・ Dixie Walker
T. R. Knight ・・・ Harold Parrott
Hamish Linklater ・・・ Ralph Branca
Brad Beyer ・・・ Kirby Higbe
Jesse Luken ・・・ Eddie Stanky
Max Gail ・・・ Burt Shotton
Peter MacKenzie ・・・ Happy Chandler
Linc Hand ・・・ Fritz Ostermueller

User Rating:7.5/10( 68,999 votes)IMDb
  User Rating:8.1/10( 575 votes) Yahoo!
オトーサン、
「いい映画だね」

User Reviews 
gamerzach7さん
United States 
2013年4月11日
でかした

この映画の焦点は、ジャッキー・ロビンソンではない。
ロビンソン、野球、差別が焦点だ。
この映画は、力強く、心温まり、ユーモラスだで、
上記3点を描き出すのに成功している。
出演者はすばらしい。
すべての俳優は登場人物にぴったり合っている。
ハリソン・フォードは、すばらしい。
アカデミー賞にノミネートされるべきだ。
本作は、あなたを感情のスリルドライブに連れて行く。
あなたは、ロビンソンに同情する。
彼が勝ってほしいと願う。
そうなると、あなたは喜ぶ。
ゆったり座って、映画に没入してほしい。
時間を費す価値がある。

オトーサン、
「同感!」
ただ、ハリソン・フォードについては、
意見が合いませんが。

いまそのときさん 
2014年11月27日
開拓者リッキーとジャッキー

アメリカのこういったヒューマン映画を見ると
まだまだ映画も捨てたもんじゃないなと本気で思う。
映画のいろんな路線、多彩な趣向も良しなのだが、
基本に立ち返りたいと思うとき、
こういう歴史の転機に関わった人生ドラマは
流石に胸が痛い。
かつて野茂が大リーグに向かって
日本の野球界から飛び出したことを思い出す。
そうなのだ。
やはり、第一歩を踏み出す勇気と努力は
称賛されるべきなのだ。
リッキー役のハリソン・フォード。
役作りの工夫は見えるが本当は
もっと似合う適任者がいたと思う。
うまいのはクリストファー・メローニ。
その存在感は他を抜いていた。
しかし野球映画として見ても、
後世に残る良心作であることは間違いない。
マウンドを収めた低いカメラアングルは
観客席と一体化する。
いまだ野球を愛する
アメリカらしい精神があふれている。


鴨川ホルモー

 
オトーサン、
「ホルモー?ホルモンのことやろ」
誰でも、間違いかと思うようですが、
原作者の万城目学さんは、絶対に変更に応じません。

原題:鴨川ホルモー (2009) 
監督:本木克英
原作:万城目学
脚本:経塚丸雄  
Genre:Comedy/Fantasy
上映時間:113分
あらすじ:
安倍は、二浪で京大生に。
帰国子女枠入学の高村と一緒に
京大青竜会の新歓コンパに顔を出す。
その席で早良に一目惚れし、
その誘いに乗って入会してしまう。
レジャーサークルと思っていたが、
会長の菅原から“オニ”と呼ばれる
小さな式神集団を操り戦わせる伝統の祭り、
“ホルモー”を行うサークルだと告げられ、
高村やメガネ女子・楠木らとともに、
オニを操るための特訓として、オニ語や
指令ポーズの習得を命じられる・・・

出演者:
 山田孝之・・・ 安倍明 
 栗山千明・・・ 楠木ふみ
 濱田岳・・・ 高村幸一
 芦名星・・・ 早良京子 
 石田卓也・・・ 芦屋満 
 荒川良々・・・ 菅原真
オトーサン、
「こんな栗山千明、見たことない」
キル・ビル (2003)の鮮烈な印象が残っているので、
ある意味、がっかりしました。

その他の出演者:
 斉藤祥太・・・ 三好(兄) 
 斉藤慶太・・・ 三好(弟) 
 渡部豪太・・・ 松永 
 藤間宇宙・・・ 紀野 
 梅林亮太・・・ 坂上 
 和田正人・・・ 清森平 
 趙民和・・・ 柿本赤人 
 三村恭代・・・ 竜造寺富子 
 大谷英子・・・ 細川珠美 
 オジンオズボーン・・・ 上回生 
 佐藤めぐみ・・・ 立花美伽 
 パパイヤ鈴木・・・ 鈴鬼玄斎 
 笑福亭鶴光・・・ ホルモー解説者 
 石橋蓮司・・・ 居酒屋「べろべろばあ」店長 

User Rating:5.2/10( 32 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:7.1/10( 1,000 votes) Yahoo!
オトーサン、
「この映画の評価、オニ語を気にいるかどうかで
 決まるね」

主なオニ語
「ぐああいっぎうえぇ」(進め・攻撃)
「ふぎゅいっぱぐぁ」(止まれ)
「ぐぇげぼっ」(追え)
「バゴンチョリー」(取り囲め)
「アガベー」(飛びかかれ)
「ゲロンチョリー」(ぶっ潰せ)

User Reviews 
hide さん
2017年3月26日
レナウン娘(笑!) 

京都、大学っていう舞台だけで感傷に浸れました。
京都の街並みや雰囲気は相変わらずであり、
異色ながら青春ムービーとして成立していると思います。
式神とか京都ならではの題材(陰陽師)でありますし、
それなりの発想、出来なのかなぁ、と。
前半が☆4で後半が☆3という評価ですね。
レナウン娘のくだりは大好き
(これを好きというのは勇気がいるが、、)です!

オトーサン、
「レナウン娘のCMか、懐かしいね」,
作詞/作曲は、あの三木鶏郎さん。
日本で初めてコマーシャルソングをつくったひと。

♪テニスコートに秋が来りゃ
 イェイ イェイ イェイ イェイ イェイイェイ イェイ イェイ イェイ 
 ロープウェイに冬が来りゃ
 イェイ イェイ イェイ イェイ イェイ イェイ(イィわ!) 
 レナウン レナウン レナウン レナウン娘が
 オシャレでシックな レナウン娘が
 ワンサカ ワンサ ワンサカ ・・・・

あろえりーなさん 
2012年4月6日
これはまた評価に困る映画ですねぇ(笑)。

「げろんちょりー!」と言いながら
へんてこな踊りで戦う画や、
わらわらと出てくるオニさんなど、
そのシュールな展開それ自体は面白いのですが、
各人物の魅力がどうも薄いと言うのかなぁ。
楠木が安倍を好きになった背景もよくわからないし。
原作読んだことないから詳しくはわからないけど、
こういう奇抜な世界を魅せることのみに
終始しちゃってる感があります。
あ、でも終盤の闘いでは、
京都のあちこちの観光スポットを見せてくれて、
京都好きの僕としては
それだけでも楽しかったですけどね。 


図書館戦争 THE LAST MISSION

オトーサン、
「第一作、見てた」
それほど印象に残らない駄作です。
図書館戦争で、本棚が銃撃されるシーン、
本好きには、見ておられませんでした。

原題:図書館戦争 THE LAST MISSION (2015) 
監督:佐藤信介
原作:有川浩  
脚本:野木亜紀子 
Genre:Action/Romance/Comedy
上映時間:120分
あらすじ:
“メディア良化法”が制定され、
国家による思想検閲やメディア規制が
横行する近未来の日本。
大事な本を守ってくれた図書隊員に憧れ、
図書隊に入隊した笠原郁は、
その類い希な身体能力で
鬼教官・堂上篤の厳しい指導にも耐え、
女性では初の図書特殊部隊
(ライブラリータスクフォース)所属となる。
その後も優しい上官・小牧や
同期の手塚、柴崎とともに
厳しい訓練と苦手な図書館業務を必死にこなし、
少しずつ図書隊員として成長していく。
そんな中、“自由の象徴”と呼ばれ
この世に1冊しか現存しない貴重な
『図書館法規要覧』が一般展示されることになり、
堂上率いるタスクフォースに
会場となる芸術展の警備が命じられるが・・・

出演者:
 岡田准一・・・ 堂上篤 
 榮倉奈々・・・ 笠原郁 
 田中圭・・・ 小牧幹久
オトーサン、
「岡田准一は陰気だし、榮倉奈々は下手だし」

その他の出演者:
 福士蒼汰・・・ 手塚光 
 西田尚美・・・ 折口マキ 
 橋本じゅん・・・ 玄田竜助 
 土屋太鳳・・・ 中澤毬江 
 松坂桃李・・・ 手塚慧 
 栗山千明・・・ 柴崎麻子 
 石坂浩二・・・ 仁科巌 
 児玉清・・・ 稲嶺和市 
 中村蒼・・・ 朝比奈修二 
 相島一之・・・ 尾井谷元 
 阿部丈二・・・ 板垣信介 

User Rating:4.4/10( 7 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:8.2/10( 4,294 votes) Yahoo!
オトーサン、
「これは、ヒドイね」

User Reviews 
黒美君彦さん
2016年1月22日
ごっこ続編

第一作で思わず「『ごっこ』もきわまれり」
と呟いてしまった映画「図書館戦争」の続編。
前作で世界観に慣れてしまったせいか?
内戦状態の攻防に意外に違和感はなかったが、
あれだけ撃たれても誰も死なないこの不思議。
ま、ファンタジーみたいなもんだからいいのか。
岡田准一は相変わらずアクションのキレがいい。
榮倉奈々も少しはマシになったかな。
とはいえどう転んでも
ヌルいことには変わりありませんが…。

オトーサン、
「単調な戦闘シーン続き!」

あにやん さん 
2015年10月19日
前作から何も進歩してないんで飽きちゃった。

相変わらずの戦争ごっこ映画。
設定された状況を弄ぶばかりで先にちっとも進まない
何ら解決を見せないって点では
オタクアニメ的で元々の出自がそういうところなので
こうなっちゃうのか、と。
酷く狭い世界で閉塞されてるんですよね。
図書館という限定された空間で繰り広げられる戦闘、
そこに殆ど外部の反応が無い、
外部の参加が無い状態というのはおかしいですよね。
一般人はそんな闘争に興味が無い、
表現が規制されてもそれを受け入れてしまう、
でもそういう松坂桃李の抱く嘆きは
実は作品自体にとって
「そうでないと都合が悪いから」でしかないと思うんですよね。
作品自体の姿勢がそうあって欲しいと願っちゃってる。
だから物語は図書隊と良化隊との対立
(と暗躍する未来企画)のみで完結していて
ラストまで社会との結びつきを描こうとしない、
作品自体が(或いは送り手が)一般人に対しての
希望を抱いちゃいないんです。
展示会に集う受動的な人を描いた程度の、
外側に希望の芽は存在しないと言わんばかりの描写では
閉塞感しか与えられやしません。
結局「表現の自由を守る」という大義名分を掲げてはいても、
実際はそういう設定の中で魅力的なキャラを配して
戦争ごっこを楽しむ、一方でロマンスもしっかりありますよ
っていう程度のモノにしか思えないのですわ。
で、今回は戦闘中心の映画になっているのですが、
単調な戦闘シーンが続いて
(お互いの盾に向かって銃弾浴びせる画が延々と)、
勿体付けたタメとスローモーションで間延びした感じ。
その上、激しい状況で画調も統一しようというのか、
女優さんがキレイに撮れておりません。
もう少しヒロインをキレイに撮る努力ってのが
あってもいいんじゃないかなぁ。
闘争の中の美、みたいなのを目指したのだとすれば、
なんかあんまり上手くいってませんんよ?と。
アナモフィックレンズの生む
レンズフレアの効果に頼り過ぎな感もあって。
状況自体はちっとも動かない
(トップの辞任はあったにしても)世界じゃ、
幾らでもいつまでも話は作れちゃうわけで、
これで上手くいけばまた続編作っちゃうぞ、
みたいなのにダラダラ付き合うっていうのも
あまり好ましい事じゃないですね・・・


サイクロンZ

オトーサン、
「掃除機の映画?」
サイクロンといえば、遠心力を利用した
掃除機のひとつで、いま人気の機種です。
インド洋に発生する熱帯低気圧。
渦を巻く台風に因んで命名されたのでしょう。
でも、この邦題になったか、疑問です。

原題:Fei lung mang jeung (1988) 
      DRAGONS ARE FOREVER 
監督:Sammo Kam-Bo Hung/ Corey Yuen  
原作:Gordon Chan/ Yiu-ming Leung
脚本:Cheuk-Hon Szeto  
Genre:Action/ Comedy/ Romance
上映時間:93分
あらすじ:
ジャッキーは、熱血漢弁護士。
化学原料工場の汚水が、漁場を汚染との訴えに
対処するため、訟訴の代表者イップの姪ナンシーに会い、
一目惚れしてしまう。
訟訴をとり下げさせ、問題を解決するには、
養魚場を丸ごと買いとると考える。
友人のブローカーのウォンに依頼し、
訟訴の代表者イップを懐柔すべく、
ウォンはイップの隣に引越し、接近するが、
彼も、イップに一目惚れしてしまう。
ジャッキーの依頼主は組織のボスのファーで、
工場では実は麻薬精製が行なわれていたのだ・・・

出演者:
Jackie Chan ・・・ Jackie Lung(ジャッキー)
Sammo Hung ・・・ Luke Wong Fei-Hung(ウォン)
Yuen Biao ・・・ Timothy Tung Tak-Biao(トン)
Pauline Yeung ・・・Nancy Lee(ナンシー)
Deannie Yip ・・・ Miss Yip(イップ)
Yuen Wah ・・・ Boss Wah(ボスのファー)
オトーサン、
「このトリオ、キャラが、立ってるね」
・ジャッキーは、女好き。
・ウォンは、生真面目で、拡声器を使って口説く。
・トンは、目にもとまらぬ速さの格闘アクション。
(トンが描き足りないと感じましたが、
TV放映の際、カットされたためのようです)

その他の出演者:
Chang Ling ・・・ Jackie's Assistant
Chen Jing ・・・ Arms Buyer
Crystal Kwok ・・・ Mary 
Roy Chiao ・・・ Judge Lo Chun-Wai
Benny Urquidez ・・・ Thug
Billy Chow ・・・ Thug

User Rating:7.3/10( 5,537 votes)IMDb
  User Rating:7.0/10( 74 votes) Yahoo!
オトーサン、
「愉快、サービス精神旺盛」

User Reviews 
dragon ma young さん
town
2001年8月1日
10点満点

3兄弟映画は、疑いなく最もよい。
「プロジェクトA]よりもいい、
この古典映画のコピーを見つけるのに手間取ったが、
見つけると直ちに買った。
29ドル払ったが、それだけの価値があった。
これまでに見た最もよいアクションの振り付けがある。
誰もが楽しめるスピーディで、陽気で、
アクション満載の映画だ。
みんな必ず見るべきだと思う。
見なければ、
どんなアクションがあるか分からない。

オトーサン、
「アクションの合間に、
適度に女ッ気があるのがいいね」

とみいじょんさん 
2017年3月11日
必見!黄金チームのアクション技。 

サモハン・キンポーさん、
ジャッキー・チェンさん、
ユン・ピョウさん三人が揃った、
笑いあり、アクションありの怪作。
三人+いつもの面々の
軽妙かつ痛さ満載のアクションに、
ユキ―デさんが入ると、重量感たっぷり。
戦車みたいなガタイから繰り出される
スピード感あふれる技。
正直、ストーリーは目が点。
いいのか、それって?
資格はく奪されないのか?とか、
突っ込みどころ満載。
ラブコメとしては、まあそれなりに…。
コントとアクション重視の映画。
全編通して勢いがあり、
こんな勢いで突っ走られると
普通は疲れてしまうのだけれど、
この作品は勢いの中に笑いがあり、
なんだそれという脱力させてくれる場面もあり、
ラストは手に汗握るファイトで緊張・昇華と
心地よい疲労感で終わる。
とはいえ、繰り返し観たいと思うのは
やっぱりファイト場面かな。
ただの肉弾戦ではない。
僅差の絶妙な味方と敵のアクションで、
笑いと迫力を醸し出してくれる。
一歩間違えれば場面が台無しになるどころか、
けが人・死人も出そうな掛け合い。
そんな掛け合いに、
役者でもない、スタントマンでもない、
マーシャルアーツの元チャンピオンの
ユキ―デさんまでが参加する。
その間合い。
ユキ―デさん、ジャッキーさんはじめ、
関係者の全ての技。
必見です。 


武士の献立

オトーサン、
「武士シリーズの1本?」
・武士の一分 ☆2332
・武士の家計簿 4840
監督の朝原雄三さんは、人情喜劇派、
「釣りバカ日誌」で、おなじみです。

原題:武士の献立(2013)
監督:朝原雄三
脚本:柏田道夫/ 山室有紀子/ 朝原雄三 
Genre:Period Drama
上映時間:121分
あらすじ:
加賀藩の料理方である舟木伝内が
息子の嫁にと連れてきたのは、
確かな料理の腕を持ちながら、
気の強さから一年で離縁された春だった。
伝内に懇願されて
二度目の結婚を決意した春だったが、
伝内の跡取りで夫となる安信は
無気力で料理が大の苦手。
年上の春は必死になって
夫に料理を教えるのだが・・・

出演者:
 上戸彩・・・ 舟木春 
 高良健吾・・・ 舟木安信 
 西田敏行・・・ 舟木伝内
 余貴美子・・・ 舟木満
オトーサン、
「上戸彩、控え目な演技がいいね」
もし、宮崎あおいがやったら、と思うと、
ゾッとします。

その他の出演者:
 成海璃子・・・ 今井佐代 
 柄本佑・・・ 今井定之進 
 夏川結衣・・・ お貞の方〜真如院 
 緒形直人・・・ 大槻伝蔵 
 鹿賀丈史・・・ 前田土佐守直躬
 ふせえり・・・ 浜路 
 宮川一朗太・・・ 景山多聞 
 猪野学・・・ 前田吉徳 
 海老瀬はな・・・ たみ 
 笹野高史・・・ 薬売り 
 大森絢音・・・ 春(少女時代) 
 浜野謙太・・・ 浜口正太郎 

User Rating:6.1/10( 11 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:7.2/10( 492 votes) Yahoo!
オトーサン、
「丁寧に作られているね」

日本アカデミー賞ノミネート 
・主演女優賞  上戸彩    
・助演女優賞  余貴美子 

User Reviews 
あろえりーな さん
2014年7月13日

最初のお腹グーのシーンから、
春と安信が料理対決をするところまで
ずっとコミカルで楽しく見れたのですが、
それ以降は話が重くなります。
まぁでも、そういう二人のいきつがあるからこそ
最後に愛が深まるのでしょうけど。
言うなれば、
二人は周りの人が出会わせて結婚してるので、
実はここで描かれてた結婚生活は
お試し期間みたいなもので、
ラストの再会からようやく本当の結婚が
スタートという感じですね。
本作の見どころは当時の料理を忠実に再現していたことと
あとは付随音楽ですかね。
音楽だけ聞くと、ヨーロッパっぽい響きなんですけど、
それが巧い具合に合ってるんですよね。
とても丁寧に作られてて良かったです。
でもラストのCharaの主題歌は合ってなかったな(笑) 

オトーサン、
「Charaの主題歌、チャラにしてほしかったな」

黒美君彦さん 
2014年1月5日
淡々と

加賀騒動を盛り込みながら、
料理方の包丁侍と
江戸から嫁いだ嫁の奮闘を描いた作品。
舟木伝内と安信というのは
実在の包丁侍だとか。
「料理無言抄」という
いわゆるレシピ集も残しているというから
当時の武士のなかには勉強熱心な者も少なくなかった。
物語は前半はコミカルに展開。
加賀騒動が関わる後半はなかなかハードだ。
とはいえ、立ち回りはほとんどなく、
時代劇のホームドラマといった風合い。
上戸彩は落ち着いた演技なのだが、
これ以上痩せると
いしだあゆみみたいにならないかちょっと不安。
成海璃子はミスキャストか。
個人的にはどうも彼女に魅力を感じない。
惜しむらくは
加賀料理の知られざるレシピの奥深さを
もう少し見せて欲しかった点。
せっかく料理を扱っているのだから、
そんな奥義をもっと薀蓄として知りたかった気がする。
やや淡々としていたせいか、
すぐ後ろの席のおっさんのいびきがうるさかった(怒)。


スペース カウボーイ

オトーサン、
「200年に見に行ったな」
映画批評の連番No.85は、
現在のフォーマットになっていません。
そこで、TV放映を機会に書き直すことに。
当時、映画館で、見終わった後、
興奮して、高速道路をぶっとばしましたっけ。

原題:Space Cowboys (2000) 
監督:Clint Eastwood  
脚本:Ken Kaufman/ Howard Klausner  
Genre:Action/ Adventure/ Thriller
Rated PG-13 for some language |
上映時間:130分
あらすじ:
かつてアメリカ空軍には
宇宙探索飛行を目的とした
パイロット・チームが存在したが、
土壇場になって宇宙プロジェクトが
空軍からNASAに移行、
宇宙へ行ったのは訓練に励んでいた4人ではなく
チンパンジーだった。
それから40年、NASAから衛星修復の依頼がくる。
数少ない生き残りの設計士フランク、 
操縦技術を活かし曲芸パイロットになっていたホーク、
機械技術を活かしジェットコースター技師になっていたジェリー、
牧師になっていたタンクが起用される・・・

出演者: 
Clint Eastwood ・・・ Colonel Francis D. "Frank" Corvin (フランク)
Tommy Lee Jones ・・・ Colonel William "Hawk" Hawkins (ホーク)
Donald Sutherland ・・・ Captain Jerry O'Neill(ジェリー)
James Garner ・・・ Captain the Reverend "Tank" Sullivan(タンク)
オトーサン、
「4人とも、熱演だ!」
老人パワーがさく裂しています。

その他の出演者:
Marcia Gay Harden ・・・ Sara Holland
William Devane ・・・ Flight Director Eugene "Gene" Davis
Loren Dean ・・・ Ethan Glance
Courtney B. Vance ・・・ Roger Hines
James Cromwell ・・・ Bob Gerson 
Billie Worley ・・・ young Bob
Rade ?erbed?ija ・・・ General Vostow
Barbara Babcock ・・・ Barbara Corvin
Blair Brown ・・・ Dr. Anne Caruthers
Jay Leno ・・・ himself
Jon Hamm ・・・ Young pilot
Chris Wylde ・・・ Jason the birthday boy
Anne Stedman ・・・ Girlfriend
 
User Rating:6.4/10( 62,165 votes)IMDb
  User Rating:7.6/10( 396 votes) Yahoo!
オトーサン、
「8点献上したい!」

アカデミー賞ノミネート 
・音響賞(編集) 

User Reviews 
David Comeauさん
Canada 
2005年4月10日
熟練の演技が楽しい佳作

この映画、わが家のコレクションにあったが、
しばらく見ていなかった。
今夜再びTVで見て、
依然として良作であることに気がついた。
クリント・イーストウッドは、製作・監督・主演で、
何人かのベテラン俳優を起用している。
彼らは、時の試練と苦難を乗り越え、
まだ血気盛んだ。
ストーリーは、先が読めるが、
この場合、大事なのは、結末ではなく、
いかにやる遂げるかである。
4人の主演男優は、よい時間を過ごしていて、
映画作りを楽しんでいるように感じられ、
それがスクリーンの演技に表れている。
ペースは、均一で、スムーズ。
年齢がどうであろうと
クリント・イーストウッド監督の
レガシーが見られる。
演技も見応えがあり、楽しい。
特筆すべきは、
特殊効果と宇宙空間のシーンのすばらしさ。
他のほとんどの映画よりずっとよい。
インダストリアル・ライト&マジック、やったぜ。
全体に楽しめる。

オトーサン、
「宇宙シーンがよい!」

ジーナさん 
2010年5月28日
イーストウッドの娯楽作品

年老いた宇宙飛行士が決死の覚悟で
宇宙へ飛び立つまでを描いたSFコメディドラマです。
諦めきれない夢と男気と友情を軸に
ちょこっとラブを加えちゃったりして、
現役バリバリに頑張っているストーリーです。
若かりし頃のパイロット時代の4人と
老年期の引退生活を送る4人が
イマイチ一致しなかったですが、
チームのメンバー一人ひとりの個性や
宇宙飛行士になるための訓練など
コミカルで面白かったですね。
あてつけや皮肉めいたクリント・イーストウッドのキャラ、
ガンコな親父っぷりが光るトミー・リー・ジョーンズのキャラ、
老眼をかけてもなお御盛んなドナルド・サザーランドのキャラ、
神父のジェームズ・ガーナーなどみんな魅力的ですし
宇宙を初めて観た時の少年のような表情が
なんとも印象的でした。
他にも嫌みったらしいジェームズ・クロムウェルに
職人気質なウィリアム・ディヴェイン、
珍しくクセのない役柄を演じているマーシャ・ゲイ・ハーデンなど
脇を固める豪華な俳優陣も見どころになっています。
衛星がどうなってどうなるとダメなのか、
何をどうすれば大丈夫なのかが
イマイチ理解できないのが残念でしたが
コミカルな前半とドラマ性が高まる後半、
シンプルなストーリーとスケール感のある美しい宇宙の映像、
フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーンの効果的な流し方など
見事な作品だと思います。
露骨な感動シーンにしないあたりも
イーストウッド監督らしいですね。
軽めのテイストなので気楽に鑑賞できますし、
パワフルな爺さんたちから元気をもらえると思いますよ。
120分超えでしたが、全く長さも感じませんし。


偶然の恋人

 
オトーサン、
「2001年に見に行ったな」
映画批評の連番No.140は、
現在のフォーマットになっていません。
そこで、TV放映を機会に書き直すことに。
原題の"Bounce"を辞書で調べると、
バウンド、はずみといった意味が。
偶然のイタズラが適切でしょうな。

原題:Bounce (2000) 
監督・脚本:Don Roos   
Genre:Drama/ Romance
Rated PG-13 for some language and sensuality
上映時間:106分
あらすじ:
バディは、ロスの広告代理店に勤める。
ある日、出張先のシカゴの空港で大雪に遭った際、
家族のもとに帰路を急ぐ男に
自分の早い便のチケットを譲ってあげる。
その飛行機が墜落事故を起こしてしまう。
夫の帰りを待っていた妻アビーは、悲しみに暮れる。
罪悪感から遺族の様子を伺いに来たバディは
身元を明かさぬまま、アビーの前に現れる・・・

出演者:
Ben Affleck ・・・ Buddy Amaral(バディ)
Gwyneth Paltrow ・・・ Abby Janello(アビー)
オトーサン、
「2人とも、演技がいいね」

その他の出演者:
Natasha Henstridge ・・・ Mimi Prager
Edward Edwards ・・・ Ron Wachter
Jennifer Grey ・・・ Janice Guerrero
Tony Goldwyn ・・・ Greg Janello
Lisa Joyner ・・・ T.V. Announcer
Caroline Aaron ・・・ Donna
Alex D. Linz ・・・ Scott Janello
David Dorfman ・・・ Joey Janello
Juan Garcia ・・・ Kevin Walters
Joe Morton ・・・ Jim Willer
Johnny Galecki ・・・ Seth

User Rating:5.7/10 ( 17,999 votes)IMDb
  User Rating:6.3/10( 83 votes) Yahoo!
オトーサン、
「キス・シーン賞か」
1998年に、ベン・アフレックは、
グウィネス・パルトローと交際中とか。

MTVムービー・アワード ノミネート 
・キス・シーン賞  グウィネス・パルトロー
           ベン・アフレック 

User Reviews 
mattymatt4everさん
Jersey City, NJ
2001年4月27日
主役2人が運命に翻弄される

本作は、いわゆるロマンティック・ドラマ。
オリジナルで、魅力的な前提がある。
だが、ベンとグウィネスの関係のはじまりは、
ハリウッド的だ。
しかし、ベンとギネスは活発な演技をみせ。
うきうきさせてくれる。
2人とも、極めて魅力的で、
カリスマ性があり、相性はいい。
だが、見終わった後、感動できなかった。
先が読める紋切型のロマンスだったからだ。
でも、魅力的な演技のおかげで
まぁ、好ましく満足できる映画だ。
よいデート映画だ。
ほとんどの女性が涙を流すだろう。

オトーサン、
「ピュアーなラブコメは、ムリ」
子持ち女性の恋に、打算が入らないと言うのは、
やはり、ウソになるね。

ジーナさん 
2008年5月17日
余韻なし

出来すぎなストーリーに
クリーン(地味?)すぎるグウィネス・パルトローのキャラクターで
若干退屈な印象を受ける。
ジャケットにロングスカートなんて退屈すぎるでしょ(爆)
もっとドラマティックな展開になっても
おかしくない題材なだけに
平凡にまとまってしまいチョット残念。
ふたりが恋心を抱くのも唐突で、
それは本当の恋なのか?
同情と愛を取り違えていないか?
旦那に死なれて寂しいだけじゃないのか?
・・・など純粋に相手を思っているのか
どうかの説得力がなく、
観ていてキナ臭い大人の事情を感じてしまう。
罪悪感や未練などもっと深く心情を描くか、
緩急をつけて盛り上げたらよかったのに・・・。
作りようによっては
ロマンティックな作品にもなっただろうし、
泣ける作品になったかもしれませんね。
傲慢で自信家な役柄ばかりの
面白みのない俳優ベン・アフレックだが、
私は彼の泣き顔が好きだ。
涙を堪え、顔が紅潮し、歪む表情・・・
アレを見るとナゼかキュンとする。
そんな泣き顔を堪能できるという意味で
この作品は良い(笑)


秒速5センチメートル

 
オトーサン、
「新海誠、作品か」
"君の名は"で国民的人気を博しましたが、
その原点のような映画です。

原題:秒速5センチメートル (2007) 
監督・原作・脚本:新海誠  
Genre:Anime/Romance/Drama
上映時間:60分
あらすじ:
新海誠が手掛けた連作アニメ。
第一話「桜花抄」
 小学校の卒業と同時に離ればなれになった
 遠野貴樹と篠原明里。
 大雪の降るある日、
 ついに貴樹は明里に会いに行く決心をする。
第二話「コスモナウト」・澄田花苗
 種子島の高校3年生・澄田花苗は、
 転校してきた貴樹に想いを伝えられずにいた。
  得意なサーフィンも、調子が出ない。
 卒業を間近に控えながら進路も決めらない。
第三話「秒速5センチメートル」
 貴樹は、日々仕事に追われているす。
 3年間付き合っている篠原明里に言われる。
 「1000回メールしても、
 心は1センチくらいしか近づけなかった」
 あれは、明里か?
 中学生の雪の夜以来追い掛け続けた姿が
 踏み切りの向こうに・・・

声の出演者:
 水橋研二 ・・・遠野貴樹 
 近藤好美 ・・・篠原明里 
 花村怜美 ・・・澄田花苗 
 尾上綾華 ・・・篠原明里 
オトーサン、
「桜花抄がいい!」
こんな批評がありました。
舞い散る桜花にこぼれる雨の雫が
織り成す叙情的風景、
ほのかに迫る初恋の感覚、
微細な変化をも鋭敏にとらえる
多感なふたりの駆け引きの様、
時の流れゆく様を実感させる
まことに美しい映画です。”

User Rating:8.0/10( 471 votes)Amazon
  User Rating:7.1/10( 3,795 votes) Yahoo!
オトーサン、
「胸キュン」

User Reviews 
a さん
2016年9月18日
低評価の人たちへ

大体の批判をまとめると
a.主人公が嫌い、言動がリアルじゃない
b.起承転結がなくダラダラしてる
c.バッドエンドじゃん
こんなかんじかな
aは、確かに現実なら
夜中学生が外出てたら親が探すだろうし、
社会人になっても初恋を引きずってる男は
めったにいないだろう。
でも仮に親が探してきて
子供を怒鳴りつけるシーンとかあったら
雰囲気ぶち壊しでは。
必要ないシーンだし、
後でこっぴどく叱られたんだろうなぐらいの
想像で済ませればいい。
主人公は確かにナヨいが、
島耕作みたいなのが女転がして出世する話じゃ
「秒速5km」になっちゃうだろ。
過去を忘れられない、
秒速5cmしか前に進めない
主人公の葛藤がこの作品のテーマ。
bは、そもそも起承転結やストーリー構成で
魅せようって作品じゃない。
淡々と歳をとっていく中で、
内面は何も変われない、時間の流れと感情の流れの
ギャップを表現する作品だから、
これ見よがしな大事件や主人公の活躍は必要ない。
cは、自分ではなく主人公の気持ちを考えてほしい。
自分だったら、会社辞めて
彼女に振られて超バッドエンドだろう。
だが主人公は会社や彼女を自ら捨てている。
それは変われない自分や孤独をごまかすため、
それらをキープしてたに過ぎないからだ。
これ以上過去から逃げ、
自分と周りを傷つけてはならない
と思ったからこそ捨てたのだ。
踏切の向こうに初恋人の幻影がなかったのは
過去との決別を表しており、
やっと前に進む決心がついたのだから
どう考えてもハッピーエンドだろう。
ちなみにこの作品は国内より海外の評価が高い。
起承転結が明快な「君の名は」ももちろん面白いが、
葛藤や成長などの内面的なテーマも楽しんでほしい。 

オトーサン、
「画が見事だ!」

黒美君彦さん 
2007年4月4日
甘酸っぱい自意識

画の美しさ、緻密さ、質感、奥行き、
光と影の使い方、そして音の使い方。
徹底したロケハンで作り上げたという
画の見事さは、他の追随を許さない。
新海誠のこの作品は、
期待に違わず惹きこむ力を持っている。
踏切、雪の中動かない電車、ホーム…
第1話「桜花抄」は
13歳の遠野貴樹(声・水橋研二)と
篠原明里(声・近藤好美)の淡い恋を描く。
鎖された小さな子どもの世界(東京)から、
電車に乗って栃木の田舎に向かう冒険。
頼りなげな小さな冒険譚の支えになるのは、
会いたい人−明里への思いだけ。
雪に閉じ込められ、
不安にさいなまれる少年の思いが伝わる。
…でも、13歳だろ〜、
キスだの外泊だのちょっと早すぎんじゃないの〜、
親にはどう説明したんだぁ?というのは、
私の中にある野暮なおっさんの声(苦笑)。
種子島の高校で青春期を送る18歳の貴樹と、
貴樹を思う澄田花苗を描いた
第2話「COSMONAUT」
(ロシアの宇宙飛行士をよくこう呼ぶ…
「コスモナウト」というより
「コスモノート」と発音する方がしっくりくるが)。
ここでは、視点が貴樹から花苗に移る。
舞台は種子島という鎖された空間だ。
花苗は貴樹への純粋な恋心に全てを託すが、
貴樹は宇宙に向けて飛び立つロケットに心を委ねる。
貴樹にはまだ、無限の宇宙空間に似た
夢と希望と期待があった。
虫の音やヒグラシの声、
そしてロケット打ち上げの煙の影が美しい。
第3話「秒速5センチメートル」。
都会で働き続け、消耗しきって
いつしか何か大切なものを
失ってしまったことに気づく貴樹。
そこには種子島で期待を持って
夜空を見上げた彼はいない。
無機的な都会で背を丸めて歩く彼は、
あるはずもない明里(声・尾上綾華)
との出会いに思いを馳せる。
突然山崎まさよしの
「One More Time,One More Chance」が湧き上がる。
この3つのストーリーに共通しているのは、
甘酸っぱいまでに過剰な自意識。
これを「気持ちワルい」ととると、
もうそこでジ・エンド。
ひとには過去と記憶を生きる
「記憶的人間」と
その瞬間瞬間にしか価値を見出せない
「刹那的人間」の
二種類があるように思うが、
この作品はまさに前者の世界。
過去の思い出を抱きながらも、
現実的な結婚という路へ進む明里と、
どこかで歯車が狂ってしまったような貴樹とは、
記憶の中でしか交わることはないのだ。
貴樹はそれを自覚した上でないとその先に進めない。
この作品から、私はそんなことを考えた。
ところで。
この作品は、もともとサイトで
一部先行公開されたようだが、
劇場上映で「第1話〜第3話」に
分ける必然性が感じられない。
筋が全く異なるならともかく、
主人公たちを5〜6年おきに追うわけだから、
一本にまとめた方がよかったのでは?
暗転が多いのは相変わらずだが、
その暗転と相まって3話構成となっていることで、
幾分ぶつ切り感が強まったのが惜しまれる。


イン・ザ・ヒーロー

 
オトーサン、
「やってられねぇ」
年収300万円で、命がけ。
収入は、
・車にはねられて:30000円
・階段を転げ落ちて:50000円
・火だるまになて 100万円
コンビニのバイトのほうが、高収入なのに、
頑張るのです。大したものです。
本作は、そんなスタントマンの映画です。

原題:イン・ザ・ヒーロー (2014) 
監督:武正晴
アクション監督: 柴原孝典 
脚本:水野敬也/ 李鳳宇 
Genre:Drama/Action
上映時間:124分
あらすじ:
ブルース・リーを崇拝する
この道25年のベテラン・スーツアクター、本城渉。
いつか“顔出し”で映画出演するという
未だ叶わぬ夢を追い続け、愚直に鍛錬に励む日々。
それでも、もはや身体は悲鳴をあげ、
妻子にも愛想を尽かされ、
おまけに初めての顔出しのチャンスは、
特撮ヒーローをバカにする
売り出し中の新人、一ノ瀬リョウに奪われる始末。
ところが、そんな崖っぷちの本城のもとに、
ハリウッドが手がける忍者アクション大作
「ラストブレイド」への出演という
思いも寄らぬオファーが舞い込んでくる。
ようやく巡ってきた一世一代のチャンス。
それは、命の危険を伴う無謀なスタントだった・・・

出演者:
 唐沢寿明・・・ 本城渉 
 福士蒼汰・・・ 一ノ瀬リョウ 
 黒谷友香・・・ 大芝美咲 
オトーサン、
「唐沢寿明、本領発揮!」
苦労人ですね。
高校時代には、親に勘当され、
スタントマンで貧困生活。
その後、爽やか路線で、人気。

その他の出演者:
 寺島進・・・ 海野吾郎 
 草野イニ・・・ 真鍋満 
 日向丈・・・ 森田真澄 
 小出恵介・・・ 門脇利雄 
 及川光博・・・ 西尾俊久 
 杉咲花・・・ 元村歩 
 イ・ジュニク・・・ スタンリー・チャン 
 加藤雅也・・・ 石橋隆生 
 松方弘樹・・・ 本人 
 和久井映見・・・  元村凛子 

User Rating:6.8/10( 1,979 votes)Tsutaya
  User Rating:6.7/10( 774 votes) Yahoo!
オトーサン、
「これでブレイク? 福士蒼汰」

日本アカデミー賞受賞
・新人俳優賞  福士蒼汰 

User Reviews 
hea***** さん 
2017年3月15日
日本のアクション映画 

内容を知らずに見たので
特撮シーンで始まって驚いた。
生意気な新人が更生して
立派な役者になっていく様を描く
まあありがちなベタストーリーです。
でもスーツアクター(スタントマン)
主役の映画は珍しいかも。
特撮マニアの人には過剰に評価され、
そうでない人にとっては普通の映画かな。
最後は命がけのスタントシーンという
「蒲田行進曲」まんまのシーン。
星5つ付けてる人が妙に多いけど、
そこまでよく出来た映画ではない。
特撮か福士蒼汰の熱狂的ファンが多いのかな?
特撮は日本の文化だと思うけど、
劇中で語られるようにアクション俳優を
日本で目指すとスタントマンで終わってしまう。
たしかに邦画でよく出来たアクション映画は少ない。
忍者・空手・柔道の国なんだから
特撮以外のアクションも
どんどんやっていくべきなんだろう。
邦画はガンアクションもお粗末なものが多い。
まあこれは基本銃禁止の国なんだから
しょうがないのかな。
いまだに何十年も前の
ブルース・リーの映画を超えるものさえ
日本でも世界でも出来ないってのは情けないかな。

オトーサン、
「命がけのスタントシーン、いいね」

オッドジョブさん 
2015年4月18日
最後にかなり失速

とてもありがちでシンプルに進むストーリーですが、
唐沢寿明自身にスーツアクターの経験があるという
外部エピソードなども合わせ、
途中まではとても楽しめます。
結婚式シーンなどの細部もよくできているし
福士のヒールもいい感じ、黒谷は今ひとつ。
ただなんといってもクライマックスが…
別に架空設定通りでなくても構いませんが、
その映像に説得力が無いとガッカリ感が出てしまって、
かなり興を削ぎます(アクション自体は悪くないのだが)。
ここが感動できれば
このシナリオでも良かったのだけど、
逆に映画タイトル通りの「あくまで中の人」としての
スーツアクター賛歌にして欲しかったという思いも
出てきてしまいました。
エンドロール中の一ノ瀬、
ハリウッド監督のエピローグは蛇足。
台無し感がさらに増。


アイス・エイジ5 止めろ!惑星大衝突

 
オトーサン、
「シリーズ最後の作品か」
そう思って、念のためにチェックしたら、
2019年公開の続編があるんです!
・Ice Age 6: The Kidnapping
マニーの娘の子が誘拐されるのでしょうか?

原題:Ice Age: Collision Course (2016) 
監督:Mike Thurmeier/ Galen T. Chu
原作:Aubrey Solomon
脚本:Michael J. Wilson/ Michael Berg/ Yoni Brenner  
Genre:Animation/ Adventure/ Comedy
Rated PG for mild rude humor and some action/peril
上映時間:94分
あらすじ:
マニーの娘ピーチは成長し、
恋人との結婚を控えていた。
そんな中、巨大惑星が地球に接近していた。
大変だ!
衝突すれば生き物は全滅してしまう。
惑星がいつも同じ山のふもとに衝突しているという
バックの考えのもとに、
マニー、シド、ディエゴら仲間たちの
生き残りをかけた大作戦が始まった・・・

出演者:
Ray Romano ・・・ Manny(マニー)
John Leguizamo ・・・ Sid(シド)
Denis Leary ・・・ Diego(ディエゴ)
オトーサン、
「キャラ、増えすぎ!」
マニー、シド、ディエゴの次の世代に、乞うご期待!

その他の出演者:
Adam DeVine ・・・ Julian
Jesse Tyler Ferguson ・・・ Shangri Llama
Max Greenfield ・・・ Roger
Jessie J ・・・ Brooke]
Nick Offerman ・・・ Gavin
Keke Palmer ・・・ Peaches
Seann William Scott ・・・ Crash 
Josh Peck ・・・ Eddie
Simon Pegg ・・・ Buck
Wanda Sykes ・・・ Granny
Jennifer Lopez ・・・ Shira
Queen Latifah ・・・ Ellie

User Rating:5.7/10( 32,054 votes)IMDb
  User Rating:4.0/10( 2 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ストーリーにムリがあるね」

User Reviews 
corvoifarさん 
2016年10月15日
盛り下がる

この映画は、ひどい。
ストーリーに深みがない。
時間の無駄だ。
数回、笑った。それだけ。
シリーズの向かうところに、がっかり。
1は最もよく、3もそう。2はOK。
4は、何度も笑った。
だが、本作は、期待外れ。
シリーズで、最悪だ。
貴重な私の1時間30分を失った。
この映画を作るのは、
次の続編を作る必要があるからだ。
本当に何も面白いシーンがない。
唯一いいのは、サイモン・ペグ。
前作から出てくる彼の演じるバックが好きだ。
全体に、駄作だ。

オトーサン、
「吹き替えを楽しめばいいのか」

杏子さん 
2017年3月8日
登場キャラのシドが好き

吹替えの太田さんの声とイメージが
ぴったりで気に入っていて、
敢えて吹替え版で観てます。
今回も主役二人の声は変わっていなくて嬉しいな
さて、冒頭にスクラッとが相も変わらず
ドングリ追いかけて登場しますが、
何と今回はUFOに迷い込み宇宙に飛び出してます。
それが原因で太陽系が誕生し、地球に惑星が・・という展開。
いくら何でもそれは無茶
今作では舅と婿のぎくしゃくした関係と
その修復がサブテーマ?
主要キャラにもそれぞれパートナーができ、
今度はその子供たちの時代になっていくのかしらん?


アイス・エイジ4 パイレーツ大冒険

オトーサン、
「アメリカでは、大ヒット!」
日本では、ビデオスルー。
なんなんでしょうね、この違い。
大陸移動が背景になっていますが、
これって、諸説ありますが、面白いですね。

原題:Ice Age: Continental Drift (2012) 
監督:Steve Martino/Mike Thurmeier
原作:Michael Berg/ Lori Forte
脚本:Michael Berg/ Jason Fuchs  
Genre:Animation/ Adventure/ Comedy 
Rated PG for mild rude humor and action/peril
上映時間:88分
あらすじ:
地球が厚い氷に覆われていた時代。
マンモスのマニーは
他の動物たちと仲良く楽しく過ごしていたが、
地殻変動により大陸がバラバラに。
マニーとナマケモノのシド、
そしてサーベルタイガーのディエゴは
小さな流氷に乗ったまま海へ投げ出され、
家族のもとへ戻ろうとするが、
突然現れた海賊に捕まってしまい・・・

声の出演者:
Ray Romano ・・・ Manny(マニー)
John Leguizamo ・・・ Sid(シド)
Denis Leary ・・・ Diego(ディエゴ)
Peter Dinklage ・・・ Captain Gutt(海賊)
Simon Peg ・・・ Buck(バック)
オトーサン、
「海賊、この凶暴で邪悪な猿、いいね」

その他の声の出演者:
Seann William Scott ・・・ Crash
Josh Peck ・・・ Eddie
Wanda Sykes ・・・ Granny
Jennifer Lopez ・・・ Shira
Queen Latifah ・・・ Ellie.
Josh Gad ・・・ Louis
Keke Palmer ・・・ Peaches
Nick Frost ・・・ Flynn
Aziz Ansari ・・・ Squint
Drake ・・・ Ethan
Nicki Minaj ・・・ Steffie
Alan Tudyk ・・・ Milton
Ester Dean ・・・ Sloth Siren and Gutt's Siren
Kunal Nayyar ・・・ Gupta.
Rebel Wilson ・・・ Raz.
Eddie "Piolin" Sotelo ・・・ Uncle Fungus
Joy Behar ・・・Eunice
Alain Chabat ・・・ Silas.
Heather Morris ・・・ Katie
Chris Wedge ・・・ Scrat
Patrick Stewart ・・・ Ariscratle 

User Rating:6.6/10( 152,919 votes)IMDb
  User Rating:6.3/10( 17 votes) Yahoo!
オトーサン、
「面白い」

User Reviews 
xboy614さん
New Zealand 
2012年7月5日
見る価値のある続編

最初に見た第一作に惚れこんだ。
所有していて、DVD棚に行き、見る。
第2作は、嫌いだ。
第3作も、嫌いだ。
新しいキャラクターが追加され、
シド、マニー、ディエゴのいい感じや
愉快なせりふが失われている。
本作で、チームは、それに気づき、
シド、マニー、ディエゴを分けることにした。
群れに戻るためにレースするシドは愉快だ。
海賊をやっつけるのも、いい。
海賊は面白い。
ピーター・ディンクレイジ演じる海賊は本当によい。
すごいペースで、話が進む。
ジョークは新鮮で、おかしく、
この映画、好きにならずには、おかれない。
脇筋は、ありきたりだが、無視しよう。

オトーサン、
「CGが大迫力だね」
シリーズ4にもなると、マンネリですが、
CGの進歩が著しいので、楽しめます。

麗しのタカリナさん 
2015年2月27日
いつものメンバーに地球規模での大騒動!?。

冒頭部で登場をするのは
毎度、お馴染みのドングリとシマリスさん(笑)、
「トムとジェリー」ばりの追いかけっこ、
このふたり?はもう、影の主人公ですね!
1では地球温暖化という危機がありましたが、
4では何と大陸の大分断化現象に巻き込まれてしまいます、
大陸が分断をされてゆく大自然の驚異が、
当時の最新CG技術で大迫力にリアルに再現をされていて
実に見応えがありました。
ナマケモノのシドの祖母も登場、
マンモスの娘のエリーもすっかり大きくなりました、
ディエゴにも恋の予感と内容も充実、
とても楽しい作品に仕上がっていました。 


アイス・エイジ3 ティラノのおとしもの

オトーサン、
「アイス・エイジ、続編があるんだ」
1と2を楽しく見ましたが、まだあるんです。
・第3作 アイス・エイジ3 ティラノのおとしもの(2009)  
・第4作 アイス・エイジ4 パイレーツ大冒険(2012)  
・第5作 アイス・エイジ5 止めろ!惑星大衝突(2016)  

原題:Ice Age: Dawn of the Dinosaurs (2009) 
監督:Carlos Saldanha/ Mike Thurmeier
原作:Jason Carter Eaton
脚本:Peter Ackerman/ Michael Berg   
      Yoni Brenner/ Mike Reiss   
Genre:Animation/ Action/ Adventure 
上映時間:94分
あらすじ:
マンモスのマニーはパパになる準備に夢中。
一方、サーベルタイガーのディエゴは
平和ボケしてしまった自分を見つめ直すため、
ひとり旅を決意する。
そんな彼らに取り残され、寂しさを感じていた
ナマケモノのシドは、氷に開いた穴に落ちてしまう。
すると、そこで3つの卵を発見、自ら育てることに。
しかし、生まれてきたのは、
なんとティラノサウルスの子供だった。
さらにシドが母代わりに奮闘していた矢先、
ティラノ・ママが現われ、シドが連れ去られてしまう。
さっそくシドの救出に向かう仲間たち。
やがて、彼らの辿り着いた先には、
マニーが小さく見えるほど
巨大な恐竜たちが生息する神秘の世界が・・・

声の出演者:
Ray Romano ・・・ Manny(マニー)
Denis Leary ・・・ Diego(ディエゴ)
John Leguizamo ・・・ Sid(シド)
オトーサン、
「主役だけど、脇役も大活躍!」

その他の声の出演者:
Seann William Scott ・・・ Crash.
Josh Peck ・・・ Eddie
Queen Latifah ・・・ Ellie.
Simon Pegg ・・・ Buck.
Chris Wedge ・・・ Scrat.
Karen Disher ・・・ Scratte
Bill Hader ・・・ Gazelle
Joey King ・・・ Beaver Girl
Jane Lynch ・・・ Diatryma Mom
Kristen Wiig ・・・ Pudgy Beaver Mom
Carlos Saldanha ・・・ Dinosaur Babies / Flightless Bird
Eunice Cho ・・・ Madison (Diatryma Girl)
Maile Flanagan ・・・ Aardvark Mom
Clea Lewis ・・・ Start Mom

User Rating:7.0/10 ( 175,569 votes)IMDb
  User Rating:7.5/10( 65 votes) Yahoo!
オトーサン、
「すごいね」
第1作や第2作よりも、いいかも。

User Reviews 
troykleasnerさん
Dallas, TX 
2009年6月21日
楽しめたので驚いた

悪い映画でない。
私は、第1作が好きでなかったし、
第2作もみなかった。
見た理由は、「覆面試写会」の後に、
本作が上映され、3Dだったためだ。
2、3ドル追加しても、3Dは、お勧めだ。
実に楽しめたので驚いた。
ストーリーは、他愛もなく、ナンセンス。
(恐竜が氷の下に住むか???)
だが、全体に面白かった。
例えば、どんぐり好きの動物のサイドストーリー。
イタチ役のサイモン・ペグはいい仕事をした。
劇場は、満員だった。
ポップコーンを噛む音と多くの笑いがこだました。
間違いなく劇場で見る価値がある。

オトーサン、
「アクション満載、やり過ぎくらい」

あろえりーなさん 
2012年8月27日
冒険活劇

確かに、1.2を見ていなくても
これ単体で楽しめる出来になっており、
その点は評価したいです。
全編に渡ってアクション満載の冒険になっているので
子供は楽しめるし、
ベイビーが生まれるマンモスや
身体が衰えてきたサーベルタイガーなど、
ファミリー映画としてツボを押さえてます。
3Dのブルーレイで見ましたが、
終盤の翼竜のシーンなんかが特に3D感出ていました。
心揺さぶられるものはないけど、
冒険活劇として及第点をつけたいです。


劇場版 MAJOR メジャー 友情の一球

オトーサン、
「にわか野球フアンが増えたらしいね」
WBCで日本代表の快進撃が続いているので、
女子が独身野球選手に俄かに興味!
「お尻の形がいいわ!」
ショートの守備位置は、1塁と2塁の間など
基本的知識がないのです。
勿論、バットもミットも持ったことなし。
でも、すそ野が広がるのは、いいことです。

原題:劇場版 MAJOR メジャー 友情の一球(2008)
監督:加戸誉夫
原作:満田拓也
脚本:土屋理敬  
Genre:Anime/Sport
上映時間:80分
あらすじ:
エースで4番の吾郎率いる
少年野球チーム“三船ドルフィンズ”は、
激戦の末、強豪“横浜リトル”から勝利を収める。
吾郎はこの試合で右肩を痛め、
プロ野球選手の父・英毅のチーム移籍に伴って、
仲間に別れを告げぬまま福岡へ転校してしまう。
吾郎は新天地で友達を作るため、
父から告げられた“肩が治るまで投球しないこと”を条件に、
地元の名門“博多南リトル”へ入団する。
持ち前の野球センスで、強打者として活躍する。
チームも県大会を勝ち上がり、
全国大会優勝候補の“北九州リトル”を決勝に迎える。
一方、吾郎の去ったドルフィンズも
“野球を続けていればまた吾郎に会える”と一念発起し、
神奈川県大会を勝ち進んでいく・・・

声の出演者:
 森久保祥太郎・・・ 茂野吾郎
 くまいもとこ・・・ 茂野吾郎(少年) 
 咲野俊介・・・ 茂野英毅(父親)
 野田順子・・・ 茂野桃子(母親)
 大川透・・・ 吉野監督
 野島健児・・・ 古賀将人
 岩田光央・・・ マックス:
オトーサン、
「人物描写が見事だね」

その他の声の出演者:
 大浦冬華・・・ 佐藤寿也 
 釘宮理恵・・・ 小森大介 
 笹本優子・・・ 清水薫 
 野田順子・・・ 茂野桃子 
 子安武人・・・ 本田茂治 
 落合弘治・・・ ジョー・ギブソン 
 蓮佛美沙子・・・ 古賀恵 
 世界のナベアツ・・・ 鹿児島リトル監督 
 エド・はるみ・・・ 場内アナウンス嬢 

User Rating:5.0/10( 4 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:7.8/10( 91 votes) Yahoo!
オトーサン、
「野球道を学べるから、いいんでは?」」

User Reviews 
ふかぷかさん 
2009年3月23日
見終わった後、爽やかな気持ちになった作品

TVアニメの1stシーズンの後、
吾郎が福岡に転校したところから始まる物語です。
劇場で観ましたがとても良い作品でした。
限られた時間内にメジャーの良いところが
ぎゅっと詰まっている感じで、
原作、アニメのメジャーを好きな方は
十分に満足できる内容だと思います。
野球を通して生まれる友情っていいな・・・と!
そして家族っていいな・・・と!
DVDの発売が今から楽しみです。  


オトーサン、
「前田さん、激賞!」

前田有一さん 
2008年12月7日
テレビアニメ映画化としては
まれに見る成功例『メジャー』

NHKで放映している野球アニメ『メジャー』は、
求心力の強い作品である。 
ハイビジョンの鮮明映像の美しさもさることながら、
主人公吾郎のキャラクターがいい。
いつでも迷いなく突っ走り、
不屈の心と陽気な性格で現実の壁を打ち破る姿は、
やや大げさかもしれないが
今の日本人すべてにとって新鮮で、
ある種の憧れすら感じさせる。 
原作漫画を知らずとも、
あるいはシリーズの途中から
たった一話だけ鑑賞したとしても、
こちらを瞬間的に魅了するだけのパワーがある。
くまいもとこや森久保祥太郎といった声優たちの
安定した演技も心地よい。
今回は、待望の劇場版となる。 
アメリカ球界で夢を追い続ける茂野吾郎が、
久々に帰国することになった。
機内で彼が思い出すのは、
かつてのクラスメート古賀恵の名前。
少年時代の一時期を過ごし、
自身がサウスポーに転向する契機となった
九州・福岡へと吾郎は向かっているのだった。 
この先のほとんどが回想シーン。
つまりテレビ放映でいうと
第一シリーズと第二シリーズの間。
吾郎が横浜から福岡へ、
プロ投手である父親の移籍に伴って
引っ越したその先での物語となる。 
彼は一人も血がつながっていない
特殊な家庭環境下にいるが、その良好な関係、
少年ながら状況をよく理解した距離のとり方は、
心地よく序盤で提示されていく。
この劇場版から見る人でも、
すんなり作品世界へ入っていける。 
死んだ実父への愛と感謝、新しい父母との強い絆、
転校先の同級生、チームメイトとの友情を
バランスよく描きながら、
リトルリーグ地区大会でのライバルとの激闘を
大きな見せ場に持っていく。 
これぞ野球映画の鑑というべき王道の展開で、
大いに見ごたえがある。 
とくに試合展開の巧みさは特筆に価する。
プロ野球と違い、小さな流れの変化で
二転三転する少年野球の醍醐味を、
上手に物語に組み込み、抑揚をつけていく。
アニメとはいえ、試合場面にリアリティがなければ、
ここまで野球好きをひきつけることはできないだろう。 
とくに最後の試合、3回の時点で吾郎が
続投をあきらめた後の流れにはぐっときた。
破滅の予感を感じさせつつ、
主人公の選択に説得力を持たせる演出には、
深く感動した。
男の人生には、何があろうと
前に進まねばならぬ瞬間があることを
この映画は教えてくれる。 
ほかにも感涙ポイント多数。
ラストの吾郎の台詞も決まっているし、
エンドロールの趣向も気が利いている。
テレビアニメの映画化としては
例外的なまでに完成度が高い。
今年の冬、父子で見るならこれで決まりだ。 


汚れた英雄

オトーサン、
「こりゃ、編集前だね」
リズムや感情のセンスがゼロ。
経験を重ねることでセンスが磨かれるのですが、
風雲児といえども、角川春樹さんは、シロウト。
それなのに周囲の意見を聞き入れません。

原題:汚れた英雄(1982)
監督:角川春樹  
原作:大藪春彦
脚本:丸山昇一  
Genre:Drama/Action
上映時間:112分
あらすじ:
SUGOサーキットで国際A級500cc決勝
(全日本選手権ロードレース第8戦)が開催。
バイクレーサー北野晶夫と大木圭史の宿命の対決は、
ゴール直前で北野が大木に追い抜かれて終了、
勝負は最終戦にもつれ込んだ。
北野はその美貌とセックステクニックを駆使し、
複数のパトロンからチーム維持のための資金を得ていた。
10億ドルの遺産を引き継ぎ国際的なコングロマリットの
オーナーになったクリスティーン・アダムスが来日すると、
北野はさっそく彼女に接近し、見事に資金を調達するのだった。
そして北野はついに最終戦を迎えるのだが・・・

出演者:
 草刈正雄・・・ 北野晶夫 
 オトーサン、
「草刈正雄さんは、お人形か」
彼が決断する瞬間の眼が全く撮れてないし、
話しはじめる前と後に表情を見る
十分な時間が観客に与えられていないので、
マネキン人形になってしまうのです。

その他の出演者:
 レベッカ・ホールデン・・・ クリスティーン・アダムス 
 勝野洋・・・ 大木圭史
 木の実ナナ・・・ 斎藤京子 
 浅野温子・・・ 緒方あずさ 
 貞永敏・・・ 鹿島健 
 林ゆたか・・・ 雨宮貴司 
 奥田瑛二・・・ 緒方宗行 
 磯崎洋介・・・ 緒方和巳 
 朝加真由美・・・ 御木本菜穂子 
 草薙幸二郎・・・ 亀谷鉄也 
 中田博久・・・ 畑田 
 清水昭博・・・ 島崎 
 伊武雅刀・・・ テディ片岡 
 望月太郎・・・ 清水 
 辻萬長・・・ 大橋 
 ジョセフ・グレース・・・ ウィリアムス 
 中島ゆたか・・・ 河井和子 

User Rating:4.6/10( 17 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:6.6/10( 85 votes) Yahoo!
オトーサン、
「駄作」

User Reviews 
dadadaさん 
2002年10月13日
今更ですが...

勢いのあった頃の角川映画って、
色んな事を言われていたけれど、
とりあえず映画という商品を売った
という意味では偉かった...
その張本人たる角川春樹が
商品を売るだけではあき足らず、
自ら初めてメガホンを取ったのがこの映画。 
しかし、自己満足的で現実味の無い映像の羅列、
自分の趣味を押し付けるかのような語り口...
人に物を見せようという姿勢がなってない仕上がりでした。
結局、角川さんは商品を売る事には長けていても、
作る事には向かない...ってとこでしたね...
今更ですが...。 

オトーサン、
「レースシーンもお粗末だけど、
大金持ちの生活描写も、ひどいもんです。

アンドレ・タカシさん 
2012年5月29日

監督の主観による
(当時の)カッコ良さをダイジェストした自慰作品です。
家(しかも屋内)にプールあるし、ジムもあるし、
お約束のように壁はコンクリート打ちっ放し。
ああいうのが流行り始めた頃だったと思います。
演出はとても素人っぽく、映画としてのレベルは低い。
例えば、ロードレースで転倒から逆転するような
筋書きにするのなら、
そこでもっと盛り上げるべきでしょう。
あっさりトップグループに追い付いたら
転倒の意味が無くなりますよ。
二輪の世界選手権がテレビで放送されるようになったのは
本作のしばらく後でしたから、
当時の走り屋さんたちには目新しく映ったことでしょう。
平忠彦を起用したレースシーンは実際に迫力ありました。
でも、たくさん使い過ぎ。
半分もあれば十分だったと思う。
製作陣がストーリーそっちのけで
ライディング描写に酔ってしまった感じです。
ちなみに、金持ちの女を落としてレース資金にすることが
「汚れ」だったのだと思いますが、
そんな感覚は無くなりましたね。
今ならフツーに営業行為のひとつでしょう。
誰にでも出来ることじゃないし。 


E.T.

オトーサン、
「1982年か、もう35年前にもなる」
見直してみると、
医療チームのシーンなどは、
まったく覚えていません。
少年たちが、自転車で空を飛ぶ・・・
一生忘れられない名シーンですね。

原題:E.T. the Extra-Terrestrial (1982) 
監督:Steven Spielberg  
脚本:Melissa Mathison  
Genre:Family/ SF
Rated PG for language and mild thematic elements
上映時間:115分
あらすじ:
森の中に静かに降り立つ
異星の船から現れる宇宙人たち。
だが彼らの地球植物の調査は
人間たちの追跡によって中断される。
宇宙船は急いで空に舞い上がるが
一人の異星人が取り残されていた。
森林にほど近い郊外に住む少年エリオットは
裏庭でその異星人と遭遇、彼をかくまう事にする。
エリオットと妹 ガーティーを巻き込んで、
異星人ETとの交流が始まったが、
ETの存在を知っているのは
エリオットたちだけではなかった・・・

出演者:
Pat Welsh ・・・  E.T.  
Henry Thomas ・・・ Elliott(エリオット)
Drew Barrymore ・・・ Gertie(ガーティー)
オトーサン、
「E.T.、この姿、初めてみたときは、
びっくりしな、もう」
「ヘンリー・トーマスくん、当時11歳か」
18歳になって「すべての美しい馬」で、
カウボーイになるためにメキシコに行く
青年を好演していました。
「この可愛い子、ドリュー・バリモアだったんだ」
天才子役として、もてはやされていました。

その他の出演者:
Robert MacNaughton ・・・ Michael
Dee Wallace ・・・ Mary
Peter Coyote ・・・ "Keys"
K.C. Martel・・・ Greg 
Sean Frye・・・ Steve 
Tom Howell・・・ Tyler 
Erika Eleniak ・・・ Pretty girl 
David O'Dell ・・・s Schoolboy 
Richard Swingler ・・・s Science teacher 
Frank Toth  ・・・ Policeman 
Robert Barton  ・・・ Ultra sound man 
Milt [Lewis] Kogan  ・・・ Medic 
C. Thomas Howell  ・・・ Tyler 
Michael Darrell  ・・・ Van Man 
David Berkson  ・・・ Medical Unit Member 
David Carlberg  ・・・ Medical Unit Member 
Rhoda Makoff  ・・・ Medical Unit Member 
Robert Murphy  ・・・ Medical Unit Member 
Richard Pesavento  ・・・ Medical Unit Member 
Tom Sherry  ・・・ Medical Unit Member 
Susan Cameron  ・・・ Medical Unit Member 
Mary Stein  ・・・ Medical Unit Member 

User Rating:7.9/10 ( 295,189 votes)IMDb
  User Rating:8.2/10( 754 votes) Yahoo!
オトーサン、
「映画史に残る名作!」
このテーマ音楽、心が踊りますね。

アカデミー賞受賞
・作曲賞    
・視覚効果賞    
・音響賞   
・音響効果編集賞 
同ノミネート
・作品賞     
・監督賞  スティーヴン・スピルバーグ    
・脚本賞     
・撮影賞     
・編集賞 

ゴールデン・グローブ 受賞
・作品賞(ドラマ)     
・音楽賞   

User Reviews 
squeezeboxさん
United States 
2004年5月7日
いつになっても、驚く

生涯のお気に入り映画の1つ。
子供の時に座席から吹っ飛ばされたし、
いまでも見るたびに、参ってしまう。
私が泣いてしまう映画は、4つか5つしかない。
初めてE.T.を見た後、その日は、口がきけなかった。
ベッドに横になり、約5時間泣いた。
涙があふれ、喉がつまった。
いまだに深い感動を与える。
悲痛な思いにさせるが、
同時にすばらしく心がときめく。
11歳で初めて映画を見た時、
映画がかくも力強力いものだと知った。
E.T.は、再び子供にもどりたいと、切に思わせる。
おとなになんか、なりたくない。
バイクに乗るのが楽しみだった11歳に戻りたい。
マッチ箱の車は、世界最大であり、
ハロウィーンは、楽しみだった。
ミステリアスで気味悪い夜だったし、
映画に行のは冒険だった。
E.T.は、私を元気づけてくれる。
そのチャンピオンだ。
私のシニカルなおとなの側が、
スティーブン・スピルバーグを
叩きたい人もいるかもしれないが、
私は、彼を抱き締めたいクチだ。
E.T.は、彼の永遠の贈り物なのだ。

オトーサン、
「撮影も、うまいね」
懐中電灯がこんなに見事に使われている
ケースを他には知りません。

ジーナさん 
2010年1月3日
シンプルなテーマ

ETとエリオットの心の触れ合いを描いた
和み系SFファンタジーです。
大人になってから観ると、
ストーリーの繋がりが唐突だったり
シーンの切り替えが粗かったり、
ピーター・コヨーテのキャラが妙に確立されていないのが
腑に落ちないですが・・・
やっぱり子供の頃に感動した映画は
大人になっても好感を持てますね。
外見こそ不気味なETですが、
憎めない表情や仕草がなんとも愛らしいんですよ。
ハロウィーンとかマジ可愛いんですけどぉ〜
・・・っていうか、
兄を見て「アウチ」とか扮装した子供を見て「ホ〜ム」とか
ハロウィーンのエピソードは笑いどころが多いです。
何度観てもププッときますね。
エリオットの年齢設定も抜群にイイんですよ。
離婚直後の母子家庭で母多忙なのも効果的でしたし、
お兄ちゃんは友達と自分の世界を作り上げている年頃で
構ってくれないし、
妹はまだまだ可愛い盛りで家族の愛情独り占めな感じで・・・
エリオット少年が寂しげでいじけてる様子が
その後の展開にも効いていたと思います。
エリオット→兄→妹とETに対面していく訳ですが、
それぞれの反応もまたGOOD
エリオットの怖いもの見たさ的なリアクションも正解だし、
妹の絶叫も正解だし、兄の「話すのかよ」も正解です(笑)
彼らに対するETのリアクションも必見ですね。
さすがに映像面では時代を感じさせますが、
印象的なシーンは全く色あせません。
有名な自転車シーンは今でも心に残っています。
大人になってから感じたのは終盤の自転車チェイス・・・
子供って自転車乗るの上手いよね(笑)
とにかくスピルバーグ監督の鮮やかな演出、
キャラクター設定、魅力的な子役たちが光った作品だと思います。
もちろんスケールの大きさを感じさせる
ジョン・ウィリアムズの音楽も必須ですね。
結論;純真無垢な子供たちに
心があったかくなるSFファンタジーの名作でしょう。
子供に見せる素敵な物語として、
いつまでも語り継がれて行って欲しいですね。


塔の上のラプンツェル

オトーサン、
「この髪、長いなぁ」
原作のグリム童話には、
髪の長さが記されていません。
ちなみに、ギネス世界記録は、
インド人男性の18.9メートルだとか。
なお、李白の「秋浦歌」には、
白髪三千丈という表現がありますが・・・

原題:Tangled (2010)
監督:Nathan Greno/ Byron Howard    
原作:Wilhelm Grimm/Jacob Grimm
脚本:Dan Fogelman  
Genre:Animation/ Adventure/ Comedy
上映時間:100分
あらすじ:
長い髪の少女ラプンツェルは、
魔女に誘拐され、森に囲まれた塔の上に住んでいる。
外は“恐ろしい世界”だから
絶対に出るなと魔女に教えられている。
だが、いつか必ず外の世界へ出て、
毎年誕生日になると夜空に現われる
“灯り”の正体を確かめることを夢見ていた。
18歳の誕生日前日、王冠を盗み追っ手を逃れ、
塔に迷い込んだフリンと遭遇、
その魔法の髪で彼を捕らえ、外へ連れ出してもらう。
そこは恐ろしい世界ではなく、美しい自然に溢れ、
街では人々が楽しそうに暮らしていた。
数々の危機を乗り越えながら“灯り”の場所を目指す・・・

出演者:
Mandy Moore ・・・ Rapunzel(ラプンツェル)
Zachary Levi ・・・ Eugene "Flynn Rider" Fitzherbert(フリン)
Donna Murphy ・・・ Mother Gothel(魔女)
オトーサン、
「魔女も含めて、みんなキュートだね」

その他の出演者:
Delaney Rose Stein ・・・ young Rapunzel
Brad Garrett ・・・ Hook-Hand Thug
Ron Perlman ・・・ the Stabbington brother with sideburns
Jeffrey Tambor ・・・ Big Nose Thug
Richard Kiel ・・・ Vladamir
M. C. Gainey ・・・ Captain of the Guard
Paul F. Tompkins ・・・ Short Thug

User Rating:7.8/10( 310,968 votes)IMDb
  User Rating:8.8/10( 1,655 votes) Yahoo!
オトーサン、
「楽しいね」

アカデミー賞ノミネート 
歌曲賞 
ゴールデン・グローブ ノミネート
歌曲賞
アニメーション作品賞

User Reviews 
Jaredさん
Orlando, FL 
2010年10月23日
私の好きなディズニー映画

打上げパーティーの前に、
仕上げられた映画を見た。
すべてのレベルでいい。
登場人物、アニメ、物語、ロマンス、かわいい。
納得できなかったのは、歌だ。
メロディーが弱く、
「人魚姫」のように、
何週間も歌っていないだろう。
多くの感動的なシーンがあり、
登場人物のすべてが好きになり、
素晴らしい時間を過ごせる。
私が見たうちで、
最もかわいいコンピュータ・アニメ映画だ。
間違いなく劇場で見る価値がある。
ステレオで見るのを待ちきれない!
私は、ディズニーで成長した30歳の男だから、
この映画は、10歳の女の子だけでなく、
すべての大人に通用すると思う。

オトーサン、
「アナ雪は、歌がいいだけだからね」

mab*****さん 
2017年3月11日
アナ雪よりいいかも 

どうしてもアナ雪と比べてしまいますが、
映像はアナ雪が手抜きと思えるほどきれいです。
アナ雪は冬の情景が中心で色がブルーや白基調なので、
本作に比べると単調に見えてしまうのもあると思います。
音楽はアナ雪の圧勝ですね。
アナ雪は一曲一曲が楽曲として独立して成立していますが、
本作は基本的にセリフに曲を付けているだけなので、弱いです。
アナ雪のように一曲一曲が独立した楽曲なら、
さらに素晴らしい映画になっていたのに残念です。
ストーリーもアナ雪よりも共感できる内容で、
それなりに楽しめました。
もう少しラプンツェルと魔女の内面まで描かれると
もっとよかったですけどね。
生き返りのシーンもちょっと安易かな?
墜落死のシーンはディズニー的にはOKなんでしょうか?
ラプンツェルのキャラクターデザインは、
ちょっと抵抗を感じる部分もありますが、
アナとエルサほどではないです。
フリンもアナ雪の男どもよりはいい感じと思いました。
王様と女王はやさしそうでいい感じです。
魔女はもうひとひねり欲しいかな?
逆にもっときれいなキャラでもいいのでは?
人間じゃないカメレオンと馬は
アナ雪の雪だるまとトナカイ同様、人間より魅力的かもしれません。
吹き替え版ですが、セリフのパートは自然でよかったですが、
歌のパートはもう少し声の量感みたいなのが欲しいと思いました
(もっと朗々と聞かせて欲しい)。


札つき女

オトーサン、
「この邦題は、間違っているね」
原題のMarked Womanを
札付きのワルと解釈したのでしょうが、
Marked Womanは、ギャングにリンチを受け、
顔に裏切り者の刻印をつけられた女という意味です。
ワルではなく、被害者です。

原題:Marked Woman (1937) 
監督:Lloyd Bacon/ Michael Curtiz  
脚本:Robert Rossen/ Abem Finkel  
Genre:Crime/ Film-Noir/ Thriller
Color:  Black and White 
上映時間:96分
あらすじ:
ニューヨーク。
ギャングの親分ヴァニングは
ナイト・クラブ「アンチーム」も手に入れた。
ジョニーの経営となれば、
お客をカモるのが、女給たちの腕の見せどころだ。
ある夜、田舎者が豪遊し不渡手形を掴ませた。
ヴァニングが田舎者を殺したので、
女給たちは、みんな検挙された。
メリーの妹で大学生のベティーも
偶然来合わせて検挙されてしまう。
次席検事グラハムは、ヴァニング一味を撲滅すべく
メリーの自白を証拠に法廷で戦った。
だが、メリーの自白は
ヴァニングの弁護士が仕組んだ狂言で、
ヴァニング一味は、無罪放免となった。
ところがベティーは、ヴァニングに誘われ、
客を取ることを強いられて断ったために殺されてしまう。
そこで、メリーはグラハムに訴えた。
ヴァニングは激怒して配下にメリーを殴打させ、
顔に裏切り者の刻印をつけた。
女給たちは、証人として、法廷に立ち、
ついにヴァニング一味は、有罪になる・・・

出演者:
Bette Davis  ・・・ Mary Dwight (メリー)
Humphrey Bogart  ・・・ David Graham(グラハム)
Eduardo Ciannelli  ・・・ Johnny Vanning(ヴァニング)
Jane Bryan  ・・・ Betty Strauber(ベティー)
オトーサン、
「ベティ・デイヴィス、最高の演技だね」

その他の出演者:
Isabel Jewell  ・・・ Emmy Lou Egan 
Lola Lane  ・・・ Gabby Marvin 
Allen Jenkins  ・・・ Louie 
Mayo Methot  ・・・ Estelle Porter 
Ben Welden  ・・・ Charley Delaney 
Henry O'Neill  ・・・ District Atty. Sheldon 
Rosalind Marquis  ・・・ Florrie Liggett 
John Litel  ・・・ Gordon 
Damian O'Flynn  ・・・ Ralph Krawford 
Robert Strange  ・・・ George Beler 
James Robbins  ・・・ Bell Captain 
William B. Davidson  ・・・ Bob Crandall 
John Sheehan  ・・・ Vincent, a Sugar Daddy 
Milt Kibbee  ・・・ Male Secretary at D.A.'s Office 
Sam Wren  ・・・ Mac 
Kenneth Harlan  ・・・ Eddie, a Sugar Daddy 
Raymond Hatton ・・・ Lawyer at Jail 
Frank Faylen  ・・・ Taxi Driver 
Harlan Briggs  ・・・ Man in Phone Booth 
Guy Usher  ・・・ Ferguson, the Detective 
Milton Kibbee  ・・・ Male Secretary at D.A.'s Office 
Jeffrey Sayre  ・・・ Assistant to Graham 
Herman Marks  ・・・ Little Joe 
Jack Norton  ・・・ Drunk 
Emmett Vogan  ・・・ Court clerk 
Pierre Watkin  ・・・ Judge 
Mary Doyle  ・・・ Nurse 
Carlos San Martin  ・・・ Headwaiter 
Allen Matthews ・・・ Henchman 
Alan Davis  ・・・ Henchman 
Ralph Dunn  ・・・ Court clerk 
Arthur Ayleswofth  ・・・ John Truble 
Edwin Stanley  ・・・ Detective Casey 
Gordon Hart  ・・・ Judge 
John Harron  ・・・ Taxi Driver 
Wilfred Lucas  ・・・ Jury foreman 
Alphonse Martell  ・・・ Doorman 
Phillip G. Sleeman  ・・・ Crap Table Attendant 
Mark Strong  ・・・ Bartender 
Jack Mower  a・・・Foreman 
Wendell Niles  ・・・ News Commentator 
Norman Willis  ・・・ Mug 

User Rating:7.4/10( 2,527 votes)IMDb
  User Rating:8.0/10( 2 votes) Yahoo!
オトーサン、
「往年の名画だね」
大ベテランのLloyd Bacon監督の手になるだけあって、
実に丁寧に巧みにつくられています。

ヴェネチア国際映画祭 
・女優賞  ベティ・デイヴィス 

User Reviews 
christopher-underwood
United Kingdom 
2009年2月16日
the violence surprises     
暴力の不意打ち

ワーナーの30年代の白黒映画で、
ベティ・デイヴィスとハンフリー・ボガート主演の
非常にドラマチックな映画だ。
この頃のボガートはさほど力強くはないが、
その後の大スターを予見させる。
彼は、真っ正直で、面倒見が良い弁護士を演じている。
映画は、デイヴィスに集中する。
ぱっとしないブロンドから無情な貴婦人まで
非常によい演技をみせる。
はじまりがいい。
手すりの内側で、女給たちが媚を売る。
ギャングがうろつきまわり、お金と飲み物が流れる。
気になったのは、中盤の教化運動だ。
やがてギアが入って、暴力の不意打ちになる。
結末の濃霧の街のシーンは、いい感じだし、
脚本も、いい。
感情をかき立てる音楽と素晴らしい演奏が、
印象的だ。

オトーサン、
「女給たちの群像劇!」
女給たち弱者に注ぐ暖かい目がいいですね・

Ikedaさん 
2008年7月18日
ハードボイルド

メリーたち5人が働いているクラブを
街のギャング、ヴァニングが乗っ取って、
無法な経営を行うようになる。
殺人事件が起きて、検事グラハムが乗り出すが、
彼女らは、良くないとは知りつつ、
生きるために何とかヴァニングに協力するため、
なかなか逮捕できない。
たまたま訪れたメリーの妹ベティが
隠していた姉の仕事を知り、
ヴァニングに近づいて事件が起きたため、
メリー達がヴァンニング逮捕に
協力する気になるという話です。
ベティ・デイヴィスとハンフリー・ボガートのコンビは
前年の「化石の森」、
この年の「倒れるまで」と続いていますが、
この映画もかなり面白いです。
実在したギャング、ラッキー・ルチアーノの人生を
モデルにした作品だそうですが、
犯行の場面は全然見せずに
リアリティを出している演出は、
やはりロイド・ベーコンの腕だと思います。
ベティ・デイヴィスが迫力ある名演ですが、
ボギーと共に他の女優も良いです。
この内最初の方で年配だからと解雇されそうになる
エステル役メイヨ・メソットは、
この後ボギーと結婚しています。
最後に至るまで
本当のハードボイルドだと言える名作です。


告白

オトーサン、
「原作、面白かったな」
本屋大賞を取ったので、読んでみたのです。
でも、その後、「告白」を超える本は書けていません。
逆に言えば、それほどの傑作でした。

原題:告白(2010)
監督・脚本:中島哲也
原作:湊かなえ
Genre:Suspence/Drama
上映時間:106分
あらすじ:
中学校の終業日。
1年B組の担任・森口悠子は、告白を始める。
数ヵ月前、シングルマザーの森口が
学校に連れてきていた娘の愛美が
プールで死亡した事件は、警察が断定した事故ではなく、
生徒、犯人Aと犯人Bによる殺人だったと。
そして、少年法に守られた彼らを警察に委ねるのではなく、
自分の手で処罰すると宣言する。
森口は学校を辞め、熱血教師のウェルテルが新担任に。
そんな中、犯人Aはクラスでイジメの標的となり、
犯人Bはひきこもりとなってしまう・・・

出演者:
 松たか子・・・ 森口悠子 
 木村佳乃・・・ 下村優子(少年Bの母)  
 岡田将生・・・ 寺田良輝(ウェルテル) 
 オトーサン、
「松たか子、いいね」

その他の出演者:
 西井幸人・・・ 渡辺修哉(少年A)
 藤原薫・・・ 下村直樹 (少年B)
 橋本愛・・・ 北原美月 (少女A)
 新井浩文・・・ 修哉の父 
 山口馬木也・・・ 桜宮正義 
 黒田育世・・・ 修哉の母 
 芦田愛菜・・・ 森口愛美 
 山田キヌヲ・・・ 修哉の継母 
 井之脇海・・・ 前川優真 
 草川拓弥・・・ 高橋弘輝 
 刈谷友衣子・・・ 三浦瑠菜 
 近藤真彩・・・ 大谷梨紗 
 能年玲奈・・・ 桐谷修花 
 野本ほたる・・・ 松川早紀 
 三吉彩花・・・ 土田綾香 
 山谷花純・・・ 内藤由香里 
 高橋努・・・ 戸倉 
 金井勇太・・・ 教授の教え子 

User Rating:7.0/10( 241 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:7.8/10( 4,126 votes) Yahoo!
オトーサン、
「これは傑作だ」
雲に覆われた空の黒、床に飛び散る牛乳の白、噴き出す血の赤。
そういった色彩が効果的に使われています。

日本アカデミー賞受賞 
・作品賞
・監督賞  中島哲也    
・脚本賞   
・編集賞
同ノミネート     
・主演女優賞  松たか子    
・助演男優賞  岡田将生    
・助演女優賞  木村佳乃    
・撮影賞     
・照明賞      
・美術賞      
・録音賞  

ブルーリボン賞受賞 
・作品賞     
・助演女優賞  木村佳乃 

User Reviews 
イニシャルKさん 
2016年8月11日
衝撃の告白

公開当時ものすごく話題になっていた映画だが、
今回初めて見た。
中島哲也監督らしい作品に仕上がっているが、
これまでの中島監督の映画の
特徴であったカラフルな色彩はなく、
全体的にわたって暗めの冷たい感じのする映像であり、
それが本作の雰囲気によくマッチしている。
受け持つクラスの教え子二人に
幼い娘を殺された女性教師・森口(松たか子)の
復讐劇を描いているが、
冒頭30分に及ぶ
森口の衝撃の告白から目が離せなくなるし、
そのあとの学級委員長(橋本愛)や、
犯人とされた少年B(藤原薫)の母親(木村佳乃)など
様々な登場人物たちの告白を通して
ストーリーを紡いでいく構成が見事で、
最後まで飽きずに見れたし、素直に面白い映画だと思う。
登場人物たちはほとんどが闇を抱え、
みんなどこか狂気がかっているのが怖く、
はっきり言って感情移入できるような登場人物もいないが、
それが本作の陰湿さとインパクトにつながっているのだろう。
内気でおとなしい少年Bに対して、
主犯格の少年A(西井幸人)は、自分勝手で分別がなく、
いかにもこういうのが「誰でも良かった殺人」に
走るんだなという雰囲気なのが対照的で印象に残る。
彼の「世間に注目されたいから殺人を犯す」
という動機はリアルだが、
やっぱり理解はできないし、このクソガキがと思えてしまう。
(まあ、それが狙いなんだろうけど。
それに「嫌われ松子の一生」を見ていれば
中島監督がこのような映画を作っても
不思議ではないと思える)
クライマックスで森口が彼に
「誰でもいいなら親を殺しなさい」
みたいなことを言うのは重すぎる言葉だ。
森口によって少年Aが復讐を遂げられる
ラストは妙な爽快感もあるが、
「セブン」のラストと似たところがあって
後味はあまりよくない気がする。
しかし、いちばん最後に森口が少年Aに向かっ
て教師らしいことを言った後の
「なーんてね」という一言がとても強烈で、
この一言は見ている人に
いろいろ解釈ができるようにされていて、
考える余地を見ている人に与えて終わったのはよかった。
久しぶりに見た中島監督の映画だったのだが、
やはり完成度が高く、
あらためて中島監督の力量の高さを感じられ、
間違いなく見ごたえのある映画になっている。
ただ、犯罪を犯しても13歳までは
少年法で守られると劇中で森口が語っているが、
本作はR15指定作品であるものの、
もし少年法で罰せられない13歳以下が本作を見てしまい、
罰せられないならと事件を起こしてしまったらと思うと恐ろしい。
この点がひっかかり、
つけられる点数はどんなに高くても7点が限界。 

オトーサン、
「中島監督は、すごいね」

日本アカデミー賞受賞 
・監督賞 告白    
・脚本賞 告白    
同ノミネート
・監督賞 パコと魔法の絵本    
・監督賞 嫌われ松子の一生    
・脚本賞 嫌われ松子の一生    

日本映画プロフェッショナル大賞受賞 
・監督賞 下妻物語 

黒美君彦さん 
2010年8月29日
邪悪

邪悪なる精神に対する本当の復讐は、
さらに邪悪でなくてはならない。
ぼおっとそんなことを考えながら
スクリーンを見つめていた。
邪悪に染まりきってしまいそうな作品を
ギリギリの場所で救っているのは、
中島哲也監督らしいけれん味たっぷりの映像と
松たか子の熱演といっていい。
舞台装置のような背景や、
スローモーションの多用は、
物語からリアリティを奪う。
だからこそ、単なるグロテスクな映画に堕ちず、
良質なエンターテインメントの域に留まれたというべきか。
もちろんこれは個人的な感想であって、
もっとリアルでもっとグロテスクな作品を
求めている人にとっては物足りないのだろうけど。
計算された松たか子の演技もまたなかなかだった。
棒読みに近く、淡々と驚くべき事実を語る女教師森口。
死を恐れない者に対する「罰」を
徹底的に考えた「死」以上に強烈な復讐。
登場人物の乾いた殺意が印象的だが、
そこにリアリティを喪った現代を見出すこともできる。
そう考えてみると、ギリギリの場所で
エンターテインメントとして救われているはずのこの作品が、
実は現代の深部を照射しているという気もしてくる。
うーんよくわからん。……なんてね。


秘密 THE SECRET

オトーサン、
「秘密(1999)のリメイクだ」
なんと、日本映画が、フランスでリメイク!
邦画がよかったので、リュック・ベッソンが
目につけたのでしょうね。

監督: 滝田洋二郎  
原作: 東野圭吾  
脚本: 斉藤ひろし  
日本アカデミー賞ノミネート 
・主演男優賞  小林薫    
・主演女優賞  広末涼子 

原題:Si j'etais toi (2007) 
   THE SECRET 
監督:Vincent Perez    
原作:東野圭吾
脚本:Ann Cherkis  
Genre:Drama/ Romance
Rated R for language including sexual references, 
      and drug and alcohol use involving teens   
Country: France / Canada 
Language: English 
上映時間:92分
あらすじ:
ベンジャミンは、愛する妻と娘と暮らしていた。
妻・ハンナが運転していた車が大事故を起こし、
助手席に乗っていた娘・サマンサともども病院に運ばれる。
ハンナは息を引き取り、サマンサは一命を取りとめたが、
意識が戻ると、自分のことを妻のハンナだと告白した!
ベンジャミンもそれを信じるようになり、
ハンナは人前では17歳のサマンサとして
振舞うことにするが・・・

出演者:
David Duchovny ・・・ Dr. Ben Marris(ベンジャミン)
Olivia Thirlby ・・・ Samantha Marris(サマンサ)
Lili Taylor ・・・ Hannah Marris(ハンナ)
オトーサン、
「オリビア・サールビーがいい!」
でも、その後は鳴かず飛ばずのようです。
デビッド・ドゥカブニーは、
「X-ファイル」シリーズの
フォックス・モルダー捜査官が代表作です。

その他の出演者:
Brendan Sexton III・・・ Ethan
Jane Wheeler・・・ Maggie Adams
Millie Tresierra ・・・Lindsay Porter
Trisha LaFache ・・・Taylor
Ashley Springer ・・・Ian
Laurence Leboeuf ・・・Amelia
Macha Grenon ・・・Tara Corbett

User Rating:6.4/10( 3,172 votes)IMDb
  User Rating:5.1/10( 38 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ラストが弱いね」

User Reviews 
dead47548 さん
United States 
2008年8月21日
驚くほど見事な演技、評価が低すぎる

かなり考えられた話だ。
だが、それを無視することは容易だ。
というのも、登場人物の関係がメインで、
ミステリーや娘の体の中に
閉じ込められている母という話はサブだ。
デビッド・ドゥカブニーの演技には目を見張る!
そして、オリビア・サールビー!
10代の体の中に閉じ込められた
おとなの魂を見事に演じている。
今年の、私のトップ10だろう。
よりいっそう印象的なのは、
彼女の初主演作だということだ。
年齢差があるのに、見事だった。
性的抑圧から嫉妬や怒りまでの
様々な感情をシームレスに演じている。

オトーサン、
「至って穏健な映画だね」
近親相姦が起きるかと思いましたが。
母親が娘の生活を追体験し、
学園で、セックスやドラッグをやっているのに
驚き嘆く程度でした。

あろえりーなさん 
2011年4月27日
東野圭吾原作

リュック・ベッソン製作ということで見てみました。
善くも悪くも、真面目な作りで
真摯に取り組んでいるという風に感じるので、
娘の熱演などもあって
最後までそれなりに見る事は出来ました。
母が娘の体に乗り移って、娘の人生を体験することで
初めて見えてきたことが「秘密」なのかな?
どうにもライトだし、ラストはあっさりし過ぎで残念。
題材はいいと思うので、
尺を延ばしてもっと深みを入れるべきだと感じた。 


のだめカンタービレ 最終楽章 後編

オトーサン、
「クラシックが聴けるのがいいね」
後編のメインは、
・ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調作品11より 第1楽章
・モーツァルト:2台のピアノのためのソナタ ニ長調K.448/375aより 第1楽章

原題:のだめカンタービレ 最終楽章 後編 (2010) 
監督:川村泰祐  
原作:二ノ宮知子  
脚本:衛藤凛  
Genre:Drama/Music/Comedy
上映時間:121分
あらすじ:
のだめと千秋は、離れ離れ。
やがて千秋には孫Ruiとの共演話が持ち上がる。
一方、オクレール先生のもとで
レッスンに励むのだめは、
どんどん先に行ってしまう千秋に焦りを感じてしまう。
そんな中、コンクールに出場する清良を応援するため、
峰や真澄ら昔の仲間たちと会場へと向かう。
ピアノ部門で聴いた
『ラヴェル ピアノ協奏曲』に心奪われ、
いつか千秋と共演するときに演奏したいと強く願う。
しかし、その曲は千秋とRuiが共演する演目に決まっていた。
しかも、のだめがやりたいと思い描いていた通りの
演奏を完璧な形で披露されてしまい、
ショックを隠しきれない・・・

出演者:
 上野樹里・・・ 野田恵 
 玉木宏・・・ 千秋真一
オトーサン、
「上野樹里と玉木宏、相性悪いね。
ところで、上野樹里、結婚したんだって」」
お相手は、ロックバンド・トライセラ トップスの和田唱。
趣味は、映画鑑賞、古いオーディオ、車の改造、
    インターネット・オークションなど。
母親は、料理愛好家の平野レミ、
父親は、イラストレーターの和田誠
趣味人一家のボンボンです。

その他の出演者:
 瑛太・・・ 峰龍太郎 
 水川あさみ・・・ 三木清良 
 小出恵介 奥山真澄 
 ウエンツ瑛士・・・ フランク 
 ベッキー・・・ ターニャ 
 山田優・・・ 孫Rui 
 谷原章介・・・ 松田幸久 
 なだぎ武・・・ テオ 
 福士誠治・・・ 黒木泰則 
 吉瀬美智子・・・ エリーゼ 
 伊武雅刀・・・ 峰龍見 
 竹中直人・・・ フランツ・シュトレーゼマン 
 蒼井優・・・ ヤドヴィ 

User Rating:5.7/10( 26 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:8.1/10( 1,097 votes) Yahoo!
オトーサン、
「うーん、6点台だな」
コメディ部分がお粗末すぎます。

User Reviews 
アングロファイル さん 
2010年5月16日
ひとことで言うと、詰め込みすぎ。

おかげで後半は駆け足で、
のだめの心情がコロコロ変わる。
これでは説得力がないし、
なんといっても見ている
こちらが共感できません。
ただ筋を追っているという風でした。
シュトレーゼマンとの共演あたりまでを中編にして、
それ以降でもう一本作る三部作の方が
よかったと思います。
諸般の事情で無理でしょうが。
よかった点2つ。
まずは上野樹里嬢のピアノ(を弾く芝居)。
これはもう、“野田恵というピアニストは実在する!”
と言っても過言ではないほどの表現。
特にラヴェルでのルイとの対比で、
それが生きていました。
もしかすると
テレビドラマ以来もっとも完成されたのが、
彼女のピアノかもしれません。
もうひとつは、モーツァルトの2台ピアノ。
「音楽家とは、音楽を使って
コミュニケーションをとる人である」
と考えている私にとって、
それを画と音でちゃんと表現してもらえたのは、
嬉しいことでした。役者の2人のみならず、
実際にピアノを弾いた方にもブラボー!を送ります。
それだけに、そこに至るまでの経過が
ほとんどセリフで説明されているばかり
となったのは、残念でした。 

オトーサン、
「三部作もありだね」
海外ロケにお金がかっているから、
回収しなければ・・・
・主なロケ地
 <フランス> 
 ポン・デ・ザール、レアール広場、コンコルド広場、
 テュイルリー宮殿、ヴァンドーム広場、サン・マルタン運河、
 サクレ・クール寺院周辺
 <チェコ>
 プラハ(スメタナ・ホール、マヤコフスキー・ドゥーム)
 ブルノ(ルジャンキー市民会館、マーヘン劇場)
<スロバキア> 
 ブラチスラヴァ(スロバキア国立劇場、レデュタ劇場)
<オーストリア>
 ウィーン楽友協会、ミヒャエル広場、ベルヴェデーレ宮殿

前田有一さん
2011年4月11日
話逃さず見ていたファンなら
もっと評価アップだとは思うが……

人気ドラマの完結編は、
映画館にて有料でご視聴いただく。
広告不況であえぐテレビ局の苦境がしのばれる
苦渋のビジネスモデルである。
しかも『のだめカンタービレ』の場合は、
その映画版が前編後編と分かれている。
当然、入場料も二回徴収されることになる。
ファンの懐にとっても、
テレビ局と不況気分を共有できる仕組みである。 
はたして『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』は、
二本の映画に分ける必然性があったのか。
今回私はそこを重要ポイントとして鑑賞した。
(略 あらすじ紹介) 
ギャグは控えめ、ほぼシリアスなラブストーリーが展開される。
のだめのあのバカキャラで、
これをやるのはかなりの冒険であっただろう。
やがて話が進むと、おなじみのキャラクターたちが
次々集まってくる。
いやおうなしに、ああこれで終わりなんだな
と感じる最終回ムードである。
最後にはのだめと千秋の恋の行方にも決着がつく。 
これではドラマの視聴者は見ないわけにはいかない。
憎たらしいが、お財布を不況にするほかあるまい。 
だが、それにしては内容が薄すぎやしないか。
123分の堂々長編だが、ストーリーも堂々巡り。
さっさとくっつけばいいものを、
この期に及んでまだ行ったり来たりするのだからイライラする。
しかも、どう見ても上映時間を埋めるためだけに作ったような
お定まりの恋の障害エピソードで、新味もなにもありゃしない。 
ダメオーケストラを再生する前編の方が、
まだ映画らしい主軸があった。
だがこの後編で主人公二人がやっていることには、
ドラマ1話分程度のボリュームしか感じない。
そんな、前編の残り材料で作ったような物足りない内容でも、
ファンは見ないわけには行かない。
二部作ならではの、強烈なジレンマである。 
海外ロケにしても、大編成のオーケストラシーンにしても、
すでに前作でみな目にしている。
後編をつくるなら、それ以外に何か見せ場がほしい。
これでは後編を20分に縮めて、
前編にくっつけて1本にしたほうがよかったのではないかと
嫌味のひとつもいわれよう。


黒蘭の女

オトーサン、
「原題のJezebelって、どういう意味?」
聖書に記されている悪女で、
”邪悪で我儘な女”の代名詞だそうです。
「邦題の黒蘭の女って、どういう意味?」
黒蘭は、林の中の日陰に生育する毒花だそうです。

原題:Jezebel (1938) 
監督:William Wyler 
戯曲:Owen Davis 
脚本:Clements Ripley/ Abem Finkel/ John Huston 
Genre:Drama/ Romance 
Country: USA 
Language: English/| French 
Color:  Black and White 
上映時間:104分
あらすじ:
ジュリーは、ニュー・オーリンズの名家の生まれ。
伯母ベルに育てられ、わがままな娘となった。
向上心に燃える青年銀行家ブレストンと、
傲慢で射撃の巧い西部の伊達者バックの2人が
彼女に求愛していたが、
舞踏会の夜に、ジュリーとブレストンが婚約。
彼女は、婚約披露会には乗馬服で出席し、
舞踏会には売笑婦の着る
赤い着物をつけて出ようとした。
それを責めたが、ジュリーは彼の臆病を笑う。
果して満場の紳士淑女は、
眉をひそめて踊りを止めてしまった。
ブレストンは、婚約は解消だと告げて北部へ去った。
ニュー・オリーンズの町に黄熱病が流行して
銀行が手不足になったので、ブレストンは呼び戻された。
ジュリーは、白い衣装を身につけて許しを乞おうとしたが、
ブレストンは北部生まれのエミイを妻として紹介した。
ジュリーの愛情は、恐ろしい嫉妬へ変わった・・・

出演者:
Bette Davis ・・・ Julie Marsden (ジュリー)
Henry Fonda ・・・ Preston Dillard (ブレストン)
George Brent ・・・ Buck Cantrell(バック)
Fay Bainter ・・・ Aunt Belle Massey (伯母ベル) 
オトーサン、
「ベティ・デイヴィス、ド迫力だね」
「風と共に去りぬ」(1939)で、
スカーレット・オハラ役をやるはずだったのが、
それを逃したことへの埋め合わせだそうです。
それだけに、演技にも、力が入ったのでしょう。

その他の出演者:
Donald Crisp ・・・ Dr. Livingstone  
Margaret Lindsay ・・・ Amy Bradford Dillard
Richard Cromwell ・・・ Ted Dillard
Henry O'Neill ・・・ General Theopholus Bogardus
Spring Byington ・・・ Mrs. Kendrick
John Litel ・・・ Jean La Cour
Gordon Oliver ・・・ Dick Allen
Janet Shaw ・・・ Molly Allen
Theresa Harris ・・・ Zette
Margaret Early ・・・ Stephanie Kendrick
Irving Pichel ・・・ Huger
Eddie Anderson ・・・ Gros Bat

User Rating:7.6/10( 9,190 votes)IMDb
  User Rating:7.7/10( 7 votes) Yahoo!
オトーサン、
「名画だ!」

アカデミー賞受賞 
・主演女優賞  ベティ・デイヴィス    
・助演女優賞  フェイ・ベインター
同ノミネート
・作品賞     
・撮影賞(白黒)     
・作曲・編曲賞      

ヴェネチア国際映画祭 受賞
・芸術メダル  ウィリアム・ワイラー    
・文化大臣賞  ウィリアム・ワイラー 

User Reviews 
hughman55さん
Texas 
2010年2月11日
ベティ・デイヴィスは伝説

そう聞いて、違和感を抱いていた。
彼女を見た時は、キャリアの最後のほうで、
酒びたりで、ヘビースモーカーで、あざ笑われていた。
「ベティ・デイヴィス/伝説」が空しく響くなら、
この映画を見てほしい。
初めて本作に出会ったのは、DVDで。
うわーっ!
1930年代の映画はあまり見ていない。
彼女の演技スタイルとスキルレベルは、稀有だ。
終始見事だったが、あるシーンに震え上がった。
ヘンリー・フォンダが舞踏会の後、ジュリーを家まで送り、
婚約破棄を告げるシーンがそうだ。
彼は、"goodnight"ではなく"goodbye"と話しかける。
すると、困惑と屈辱の表情が、彼女の顔に浮かぶ。
彼女は、立ち去ろうとするが、
南部女性の礼儀作法として手を差し伸べる。
と、その時、怒りが噴出し、表情が激変し、
コブラのようなスピードで、彼の顔を叩く。
だが、コブラと違って、彼女は少し傾むく。
彼の喉をもぎ取るかもしれないようだ。
ウィリアム・ワイラーは、カメラをふらつかせているが、
気がかりで、力強いシーンだ。
南部の奴隷制度下での黒人の卑屈な態度も描かれている。
この映画を見れば、ベティ・デイヴィスが、
どのようにして伝説になったかが分かる。
この映画を見ることは、最高の力強い演技を見ることだ。
そう、1938年は、もはや大昔だ。
みんなとつるんで遊んでいたっけ。

オトーサン、
「黄熱病、まだニューオリンズで、
流行しているんだって?」

Ikedaさん 
2007年6月4日
ベティ・デイヴィス

「シーゼベル」という原題を聞くと
フランキー・レインのヒット曲が頭に浮かびますが、
それとは関係ない映画です。
旧約聖書に出てくるイゼベルという
ユダヤ教の預言者を迫害した王妃の事で、
現代では邪悪な女を意味するようです。
当然、主人公のジュリーを指していますが、
彼女はそれほど邪悪という訳ではなく、
ただ、わがまま一杯に育ち、うぬぼれが非常に強い女性です。
前半は「後の後悔、先に立たず」という言葉が
ピッタリの言動が続くので、見ていて腹が立つ位でした。
ワイラーの作品の中では、それほどとの映画とは思いませんが、
オスカーを取ったベティ・デイヴィスの輝くような演技が見所です。
後半に黄熱病が出てきた時、ふと野口英世を思いだしましたが、
ニューオリンズでも実際に流行した事があって、
その時には小泉八雲も居合わせたようです。
またドナルド・クリスプが演じている役名が
リヴィングストン博士というのが面白いです。
ただ、この邦題の黒蘭にどういう意味があるのかが解りません。


ちびっこギャング

オトーサン、
「ありゃ、!」
こんな子供向け映画にトランプさんが出ているとは。
調べたら、いくつも出ているんですね。
デビューは、ゴースト・ラブ (1990)でした。
 ラジー賞受賞:ワースト助演男優賞    
  同ノミネート:ワースト新人賞 

・ブルック・シールズのハロー!スーザン (1996〜1997)  
・スピン・シティ(Season 2)(1997〜1998)
・SEX AND THE CITY(Season 2)(1999) 
・X-ファイル(Season 7)(1999〜2000)  
・ズーランダー (2001)  
・トゥー・ウィークス・ノーティス (2002)  
・ホール・イン・マネー!〜大富豪トランプのアブない遊び〜 (2014)  
・アプレンティス・シリーズ セレブたちのビジネス・バトル
  (2008〜2011)) ホスト(司会) 

原題:The Little Rascals (1994) 
監督:Penelope Spheeris  
原作:Penelope Spheeris/ Robert Wolterstorff
      Mike Scott/ Paul Guay/Stephen Mazur   
脚本:Paul Guay/ Stephen Mazur/ Penelope Spheeris    
Genre:Comedy/ Family/ Romance 
Rated PG for some rude dialogue
上映時間:82分
あらすじ:
スパンキーは、
「女の子大嫌いクラブ」の団長だ。
団員たちは、秘密基地を作り、女人禁制で遊んでいた。
そんなある日、重大な背信行為を発見する。
スパンキーの親友のアルファルファが
女の子とデートしているではないか。
2人を別れさせようとするなかで、
秘密基地が火事で燃えてしまう。
怒ったダーラは、金持ち少年ワルドとつきあい出す。
団員たちは、カートレースに優勝して、
秘密基地の修理代を手に入れようとする。
だが、アルファルファのミスで、
車を他の悪ガキに奪われてしまう。
スパンキーは、アルファルファを許して、
ワルド・ダーラ組とレースで優勝を争う・・・

出演者:
Travis Tedford ・・・ Spanky(スパンキー)
Bug Hall ・・・ Alfalfa(アルファルファ)
Brittany Ashton Holmes ・・・ Darla(ダーラ)
Blake McIver Ewing ・・・ Waldo(ワルド)
Donald Trump ・・・ Waldo's father(ワルドの父親)
オトーサン、
「トランプさん、48歳か。まさか大統領になるとは」
子役のその後って、気になりますね。
スパンキーは、その後、俳優をやめて、
Texas Trust Credit Unionのマーケテイング関係に。. 
可愛いい、アルファルファとダーラ、
そして、ワルドは、その後、端役どまりでした。
子役で、大成する人って、少ないのですね。

その他の出演者:
Kevin Jamal Woods ・・・ Stymie
Jordan Warkol ・・・ Froggy
Zachary Mabry ・・・ Porky
Ross Elliot Bagley ・・・ Buckwheat
Sam Saletta ・・・ Butch
Blake Jeremy Collins ・・・ Woim
Courtland Mead ・・・ Uh-huh
Juliette Brewer ・・・ Mary Ann
Heather Karasek ・・・ Jane
Raven-Symone ・・・ Stymie's girlfriend
Mary-Kate and Ashley Olsen ・・・ the twin girls 
Mel Brooks ・・・ Mr. Welling
Lea Thompson ・・・ Miss Roberts
Daryl Hannah ・・・ Miss Crabtree
Reba McEntire ・・・ A.J. Ferguson
Whoopi Goldberg ・・・ Buckwheat's mother
Donald Trump ・・・ Waldo's father
Eric Edwards ・・・ Spanky's father
Dan Carton ・・・ Alfalfa's father
George Wendt ・・・ Lumber store guy

User Rating:6.3/10( 35,447 votes)IMDb
  User Rating:6.6/10( 3 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ま、こんなものかな」
つくりが雑なのが、気になります。

User Reviews 
jay50さん
London,England 
2003年8月20日
素晴らしいt!     

この映画がアホらしいというコメントが信じられない。
子供向け映画に何を期待するの?
これは、楽天的な子供向け映画だ!
自慢じゃないが、今日まで何度も何度も見た。
あるユーザーが、こう言っている。
「女の子大嫌いクラブの子供が、将来、女性と結婚するか?」
おお、いい子ぶるな!
オリジナル(1955)を見ていないけれども、
このリメイク版は、満足感できる。
(略 あらすじ紹介)
誰が何と言おうと素晴らしい映画だ!
間違いなく、10点満点で9点だ!

オトーサン、
「"ホームアローン"のほうが楽しいよ」

aps*****さん 
2010年10月11日
一番好きなコメディ 

コメディの王道と言われる
「ホームアローン」より好きです。
大好きです。
しかし誰もレビューしていないのが悲しい・・・
というわけで初レビューをしてみます。
特にオリジナリティー溢れるストーリ!
というわけではありません。
むしろ王道の王道をいくコメディでしょう。
最初から最後までアメリカって感じです。
それがいい。
1つ1つがおかしく、かわいらしいです。
見た後は確実に気分がよくなる作品です。
私は映画というのは、
基本楽しむために見るものだと思っています。
娯楽が目的なんだから。
この映画はまさにそのためにあります。
気分が落ち込んでいる人、
クスっと笑いたい人、
ちびっこギャングを見て損はしないと思います。


アンナと王様

オトーサン、
「王様と私、素晴らしかったな」
ユル・ブリンナー、デボラ・カーの見事な演技。
そして、流れる♪Shall we dance!
本作は、「王様と私」のリメイクで、
すでに、映画批評 No.32で取り上げています。
でも、データーが整備されていないので、
見直すことにしました。

原題:Anna and the King (1999)
監督:Andy Tennant    
原作:Anna Leonowens
脚本:Steve Meerson/ Peter Krikes  
Genre:Drama/ History/ Romance 
Country: USA 
Language: English / Thai / French 
上映時間:148分
あらすじ:
イギリス人女性アンナは、
モンクット王に家庭教師として招かれ、
一人息子を連れてバンコクにやってきた。
多くの側室とその子供達からなる大家族と
文化の違いに戸惑いながらも、
国王の信頼を得るとともに、
国王の人柄にも惹かれていく。
しかし、王の側室の一人タプティムが
駆け落ち事件を起こし、姦通罪で死刑を宣告された。
国王は恩赦を考えていたが、
アンナから激しく抗議されたため、
これで恩赦を与えれば、
外国人の意見で判決を曲げたと受け取られかねず、
やむなくタプティムとその恋人を処刑する。
この件で国王と対立したアンナは帰国を考えるようになる。
その頃、モンクット王の目指す近代化を
イギリスに祖国を売り渡す行為とみたアラク将軍は、
王家打倒の陰謀をめぐらせており、
アンナも陰謀に巻き込まれる・・・

出演者:
Jodie Foster ・・・ Anna Leonowens(アンナ)
Chow Yun-Fat ・・・ King Mongkut(モンクット王)
オトーサン、
「ジョデイとチョウ、いいね。
ユル・ブリンナー、デボラ・カーに劣らないね」

その他の出演者:
Bai Ling ・・・ Tuptim
Tom Felton ・・・ Louis T. Leonowens
Randall Duk Kim ・・・ General Alak
Kay Siu Lim ・・・ Prince Chaofa, King Mongkut's Brother
Melissa Campbell ・・・ Princess Fa-Ying
Deanna Yusoff ・・・ Queen Thiang
Geoffrey Palmer ・・・ Lord John Bradley
Anne Firbank ・・・ Lady Bradley
Bill Stewart ・・・ Mycroft Kincaid, East India Trading Co.
Sean Ghazi ・・・ Khun Phra Balat
Syed Alwi ・・・ The Kralahome, Prime Minister
Ramli Hassan ・・・ King Chulalongkorn
Keith Chin ・・・ Prince Chulalongkorn
Alif Silpachai ・・・ Chulalongkorn's brother
Kenneth Tsang ・・・ Justice Phya Phrom
Shantini Venugopal ・・・ the nanny
Goh Yi Wai ・・・ Daughter of Mongkut

User Rating:6.7/10( 31,836 votes)IMDb
  User Rating:7.2/10( 100 votes) Yahoo!
オトーサン、
「よくできている」
残念なのは、ミュージカルシーンがないこと。
♪Shall we dance!は、落とせないでしょうに。

アカデミー賞ノミネート 
・美術賞
・衣装デザイン賞    
ゴールデン・グローブ ノミネート
・音楽賞
・歌曲賞

User Reviews 
Burmeseさん
Austin, TX 
1999年12月13日
見事な演技と撮影

ジョディ・フォスターの堅実な演技と
きちんとした撮影シーンを期待して、見に行った。
期待以上だった。
チョウ・ユンファは、観客の注目を集める。
堂々とし、クールで、輝いている。
ジョデイとチョウの相性が、明らかにいい。
ジョデイは、アンソニー・ホプキンス演じるレクターと
対決して以来の出来ではないか。
脚本はしっかりして、ペースもいい。
せりふには細心の注意が払われている。
他の出演者もいい。
撮影は、タイではなく、マレーシアだったが、
そうは見えない。
撮影と衣装は、アカデミー賞にノミネートもの。
ジョデイとチョウも、演技賞にノミネートもの。
すばらしい映画だ。
6月に発売されるDVDが本当に楽しみだ!

オトーサン、
「ジーナさん、激賞!」
周辺国が列強の植民地となるなか。
何とかして独立国になろう、
その気迫がいいですね。
この映画、タイでは、上映禁止だそうですね。

ジーナさん 
2010年12月23日
距離感と視線がGOOD

デボラ・カー主演のミュージカル「王様と私」のドラマ版です。
王室の家庭教師となったアンナと王様が
文化の違いに衝撃を受けつつも
惹かれ合っていくロマンス+歴史ドラマです。
ジョディ・フォスターの博愛ぶりに心が温まりますし、
チョウ・ユンファとの絡みはユーモラスですし、
ロマンチックな部分も忘れていないのでたまにニンマリできました。
ジョディがラブストーリー?!と思いましたが、
彼女のドライな感じが意外とこのロマンスには合ってましたね。
好きかどうかはまた別の話ですが(爆)
チョウ・ユンファは王様らしい威厳が漂ってました。
チョウ・ユンファ×ジョディ・フォスターですが
一切戦わないので変な期待はしないように(笑)
豪華な宮殿のセットや衣装のメリハリなども見どころですね。
ラブストーリーを期待してしまうと物足りないと思いますが、
歴史モノの趣を残しつつロマンスやドラマなど
バランス良く盛り込んでいるので気軽に鑑賞できると思います。
ちょっと上品過ぎるのが面白みにかけますが、
たまにはこういうキレイで大人しい映画もイイもんですよね(笑)
・・・細かい内容は覚えていられないですけど(爆)
アンディ・テナント監督の歴史劇はとても観やすいので
歴史ドラマが苦手な方にもオススメです。
ミュージカルが許容範囲で舞台が好きな方は
是非「王様と私」もチェックしてみて下さい。


アンナ・カレーニナ

 
オトーサン、
「文豪トルストイの名作だ」
何度も映画化されていますね。
ヴィヴィアン・リー主演の1948年版を見ましたが、
見比べてみると、面白いかも。

・アンナ・カレニナ(1927)
・アンナ・カレニナ(1935)
・アンナ・カレニナ(1948)
・アンナ・カレーニナ(1967)
・アンナ・カレーニナ(1975)
・アンナ・カレーニナ(1997)
・アンナ・カレーニナ(2012)

原題:Anna Karenina (2012)  
監督:Joe Wright  
原作:Leo Tolstoy
脚本:Tom Stoppard  
Genre:Drama/ Romance 
Country: UK 
Language: English 
上映時間:129分
あらすじ:
19世紀後半のロシア。
アンナ・カレーニナは社交界の華。
夫である政府高官カレーニンとの間に愛を感じられず、
満たされぬ日々を送っていた。
そんなある日、兄夫婦のもとで、
若き将校ヴロンスキーと出会い、恋に落ちる。
許されぬ恋だったが、舞踏会で再会した2人は、
はや燃え上がる情熱を抑える術はなかった。
一方、アンナの兄嫁の妹キティは、
純朴な青年リョーヴィンからの求婚も断り、
ヴロンスキーとの結婚を待ち続けていた・・・

出演者:
Keira Knightley ・・・ Princess Anna Arkadievna Karenina(アンナ・カレーニナ)
Jude Law ・・・ Count Alexei Alexandrovich Karenin(カレーニン)
Aaron Taylor-Johnson ・・・ Count Alexei Kirillovich Vronsky(ヴロンスキー)
Alicia Vikander ・・・ Princess Ekaterina "Kitty" Alexandrovna Shcherbatskaya(キティ)
Domhnall Gleeson ・・・ Konstantin "Kostya" Dmitrievich Levin(リョーヴィン)
オトーサン、
「キーラ・ナイトレイ、うまいね」
いわゆる美人女優ではなく、性格俳優ですね。
「ジュード・ロウなのか」
ヒゲ面で貫録があるので、分かりませんでした。

その他の出演者:
Matthew Macfadyen ・・・ Prince Stepan "Stiva" Arkadyevich Oblonsky
Kelly Macdonald ・・・ Princess Darya "Dolly" Alexandrovna Oblonskaya
Olivia Williams ・・・ Countess Vronskaya
Ruth Wilson ・・・ Princess Elizaveta "Betsy" Tverskaya
Emily Watson ・・・ Countess Lidia Ivanovna
Michelle Dockery ・・・ Princess Myagkaya
Raphael Personnaz ・・・ Count Alexander Kirillovich Vronsky
Cara Delevingne ・・・ Princess Sorokina
Emerald Fennell ・・・ Princess Merkalova
Holliday Grainger ・・・ Baroness
Hera Hilmar ・・・s Varya
David Wilmot ・・・ Nikolai
Bill Skarsgard ・・・ Makhotin
Guro Nagelhus Schia ・・・ Annushka

User Rating:6.6/10 ( 74,242 votes)IMDb
  User Rating:6.3/10( 326 votes) Yahoo!
オトーサン、
「やはり、原作のほうがいいね」
音楽は、いい味を出しています。

アカデミー賞受賞 
・衣装デザイン賞
同ノミネート
・撮影賞      
・作曲賞      
・美術賞  
    
ゴールデン・グローブ ノミネート
・音楽賞  ダリオ・マリアネッリ 

User Reviews 
phil-creeさん
United Kingdom 
2012年9月17日
いらいらさせるフォーマットとミスキャスト

この映画に失望したひとには、
いくつかの正当な理由がある。
有名な小説のこの映画版に、私は立腹している。
話を賞賛するよりも、「どうだ、この手法?」
と言わんばかりの監督が、あざとい。
劇場に見立てたフォーマットは
登場人物のドラマチックな展開を妨げている。
いままで通りがいいとは言わないが、
フォーマットが内容優先では、良くない。
ウロンスキー伯爵役のアーロン・テーラー・ジョンソンは
ミスキャストだ。
大揺れのアンナの素敵な恋人・誘惑者どころか。
染色されたブロンドの巻き毛の洒落者にしか見えず、
こっけいだ。
アンナが、こんな気味悪い奴に夢中になれたのか、
ふしぎだと、みんなが思うだろう。
キーラ・ナイトレイは、ベストを尽くしている。
ファッションモデルのような時間が大半なので、
悲劇の人生を十分に演じられてはいない。
この映画は、トルストイの偉大なビジョンを
伝えることができなかった、

オトーサン、
「対比の妙!」
結婚は、片手を縛られるようなもの。
本気の不倫は、両手を縛られるようなもの。
どっちがいいか、考えてみよう!

服部弘一郎さん
2013年3月8日
トルストイの小説を
キーラ・ナイトレイ主演で映画化。
映画全体を劇場に見立てた演出が新鮮

何度も映画化されている小説だが、
ここでは接点を持ちながらも
相互に無関係な
2つの物語が同時進行して行く。
アンナとヴロンスキー、
アンナの夫カレーニンの三角関係がメインだが
アンナに恋人のヴロンスキーを奪われたキティと
彼女に想いを寄せるリョーヴィンの関係が同時に描かれる。
アンナとキティの立場は対称的だ。
キティはヴロンスキーと別れることで精神を病むが、
リョーヴィンのひたむきな愛に支えられて
彼と結婚し、田舎の領地で幸福な家庭を築くはずだ。
一方アンナはヴロンスキーと結ばれることで、
家庭を壊し、誰もいない屋敷の中で孤独と罪の意識に苦しめられ、
最後はモルヒネ中毒で精神を病んで自殺する。
映画の欠点はこのヴロンスキーが
女たらしの疫病神にしか見えないこと。
確かにイケメンではある。
だが魅力的な若い女性ふたりを虜にするほど、
チャーミングな男には見えないのだ。
ヴロンスキーを演じているのは『キック・アス』の
アーロン・テイラー=ジョンソンだが、
今回の役はちょっと気の毒なぐらいに
魅力の薄いキャラクターになっている。
カレーニンを演じるのはジュード・ロウ。
今回の映画は、このカレーニンを
分別も愛情も持ち合わせた立派な男として描いている。
カレーニンはただ自分の体面を守るために
離婚に応じなかったのではない。
彼は妻を愛しているがゆえに、
妻がいつかは元の家庭に戻ってくることを願っていたのだ。
しかしこうしてカレーニンが立派であればあるほど、
その家庭を破壊するヴロンスキーとアンナの恋の
愚かさが引き立ってしまう。
色恋沙汰を理性で断罪しても無意味だが、
この映画に描かれているアンナの恋からは、
理性や分別を吹き飛ばしてしまうほどの
圧倒的な力が感じられない。
これに比べると、キティとリョーヴィンの恋は
丁寧に描かれていて好印象。
積み木を使ったプロポーズの場面は、
この映画の中でも随一の名場面だと思う。


映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生

 
オトーサン、
「ドラえもん、お久しぶり」
望みがすべて叶えられるなんて。
ドラえもんが身近にいたら、いいんだけど
アッキーでも、いいか。
望みみがすべて叶えられるから。

原題:映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生(2016)
監督・脚本: 八鍬新之介
原作:藤子・F・不二雄  
Genre:SF/Family/Adventure
上映時間:104分
あらすじ:
のび太は、家でも学校でも叱られてばかり。
ドラえもん、しずか、ジャイアン、スネ夫と
一緒に、家出をしようとしていた。
だが、誰にも邪魔されずに
家出できる場所がないと知り、途方に暮れる。
そこで、のび太たち5人は、
タイムマシンで7万年前の日本に家出することに。
原始時代の日本で自分たちだけのパラダイスをつくり、
家出を十分満喫して現代へと戻ってきた一行。
ところが、時空乱流に巻き込まれてしまった
原始人の少年ククルも一緒に現代に来てしまう。
しかも話を聞くと、彼の家族がいるヒカリ族が、
精霊王ギガゾンビとクラヤミ族に襲われてしまったという。
そこでのび太たちはヒカリ族を救うために、
再び原始時代へと向かうのだっ・・・

声の出演者:
 水田わさび・・・ ドラえもん 
 大原めぐみ・・・ のび太 
 かかずゆみ・・・ しずか 
 木村昂・・・ ジャイアン 
 関智一・・・ スネ夫 
 白石涼子・・・ ククル 
 大塚芳忠・・・ 精霊王ギガゾンビ 
オトーサン、
「そうそう、ジャイアンっていたっけ」

その他の出演者:
 三石琴乃・・・ のび太のママ 
 松本保典・・・ のび太のパパ 
 竹内都子・・・ ジャイアンのママ 
 千秋・・・ ドラミ 
 下和田ヒロキ・・・ ペガ 
 伊東みやこ・・・ グリ 
 甲斐田ゆき・・・ ドラコ 
 矢田稔・・・ ヒカリ族 長老 
 石井康嗣・・・ タジカラ 
 大西健晴・・・ ヒカリ族 
 久川綾・・・ タイムパトロール隊長 
 福井美樹・・・ タイムパトロール隊員 
 慶長佑香・・・ タイムパトロール隊員 
 武田幸史・・・ クラヤミ族 族長 
 家中宏・・・ ツチダマ 
 棚橋弘至・・・ クラヤミ族 
 真壁刀義・・・ クラヤミ族 
 小島よしお・・・ クラヤミ族 
 
User Rating:7.2/10( 5 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:7.7/10( 1,223 votes) Yahoo!
オトーサン、
「いいね」

User Reviews 
toy***** さん 
2016年9月27日
安心のドラえもんブランド 

大人になり、ドラえもんを真剣に見ました。
望みが現実化するまで
3秒もかからないドラえもんの秘密道具。
子どものどんどん膨らむ夢を邪魔せず、
すべて現実化してゆくこの感じ。
久しぶりに思い出しましたよ。
そのカタルシスが前半は凝縮していました。
忘れてた夢想と言うか、積極性と言うか、
何か思い出しました。
すごい前向きになれた気がします。
一転、後半はピンチの連続ですが、
何とか乗り越えてのび太たちは
現実と向き合うきっかけを得ます。
23世紀の科学技術も
原始時代の石槍を破壊できなかった
ということで、
前半覚えた楽にしっかり教訓を与えて幕となります。
旧作も見たかもしれませんが忘れちゃいましたね。
新ドラはキャラの動きも
「こんなんだったっけ?」と思うことが多く、
最初は戸惑いました。
時代は進んでるということで洗練されたのかな?
後半は今の作風に慣れました。
最後の別れはこちらまで涙が…。
何と言うか、色々な要素で
スタンダードを崩さない安心感、
さすがのドラえもんブランドでしたね。 

オトーサン、
「そうか、出来がいい作品なのか」

JFさん 
2016年3月22日
珠玉の傑作

かのドラえもん映画群の中でも
珠玉の傑作と語り継がれるのは間違いない。
間違いなく出来がいい
(残念ながらここ数年のドラ映画は
正直つまらないと感じるものが多かった)。
登場人物の心情がまんべんなく描かれ、
ペガ、グリ、ドラコに対する愛情を鑑賞した私たちは
のび太と共有することができた。
ストーリーに緩急がきき、飽きない。
秘密道具も見たことのないものと
おなじみのものが併用され満足。
なんといってものび太たちが自力で
(もちろんドラえもんの道具には頼るが)
ギガゾンビを追い詰めていく様は痛快だった。
理科的な地球の成り立ちの知識が
ちりばめられた感じもたまらなくよく、
これをきっかけに地球の歴史に興味を示す
お子様も多いのでは。
思えば私も小さなころ、
ドラえもんから学んだことは多かった(笑)。
そして大人も楽しめる。完全娯楽大作。
私は完全にここに本作をおススメする。 


THE GREY 凍える太陽

 
オトーサン、
「へぇ」
「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」の監督と
主演のリーアム・ニーソンが再びタッグを組んだそうです。
でも、航空機が墜落して、生存者がいたって
本当の話しなのでしょうか?

原題:The Grey (2011) 
監督:Joe Carnahan    
原作:Ian Mackenzie Jeffers  
脚本:Joe Carnahan/ Ian Mackenzie Jeffers  
Genre:Action/ Adventure/ Drama 
上映時間:117分
あらすじ:
オットウェイは、
アラスカの石油採掘現場で、
凶暴なオオカミから作業員たちを守る
警備の仕事をしている。
最愛の妻を失い、最果ての地で
生きる希望を見出せない日々を送っていた。
やがて休暇の時期を迎え、
作業員たちとともに飛行機で帰途につく。
ところが途中で激しい嵐に遭遇し、
飛行機はアラスカの山中に墜落!
辛うじて生き延びたのはオットウェイなど7人だけ。
そこは、深い雪に覆われたマイナス20℃の大雪原。
恐ろしいオオカミが一帯を縄張りにしていた。
オットウェイは望み薄の救助を待つよりも、
生き残りを懸けて移動を始めるべきと皆を説得する・・・

出演者:
Liam Neeson ・・・ John Ottway(オットウェイ)
Frank Grillo ・・・ John Diaz(ディアス)
Dermot Mulroney ・・・ Jerome Talget(タルゲット)
Dallas Roberts ・・・ Pete Henrick(ヘンリック)
Joe Anderson ・・・ Todd Flannery(フラナリー) 
Nonso Anozie ・・・ Jackson Burke(バーク)
Ben Hernandez Bray ・・・ Hernandez(ヘルナンデス)
オトーサン、
「リーアム・ニーソン、圧倒的な存在感!」
航空機事故の生存者7名は、こんなひと」
でも、最後は誰もいなくなった・・・

オットウェイ・・・ リーダー
ディアス・・・ 反抗的な態度で和を乱す
タルゲット・・・ 崖から転落死、愛する娘のもとへ
ヘンリック・・・ 常に冷静で思慮深く勇敢な男
フラナリー・・・ ケガのためにオオカミに狙われる青年
バーク・・・ 極限の寒さに力尽きる妹思いの青年
ヘルナンデス・・・ オオカミの最初の犠牲者

その他の出演者:
James Badge Dale ・・・ Luke Lewenden
Anne Openshaw ・・・ Ana Ottway

User Rating:6.8/10( 209,078 votes)IMDb
  User Rating:6.2/10( 353 votes) Yahoo!
オトーサン、
「見応えあり!」

User Reviews 
lhhung_himselfさん 
United States 
2012年3月11日
実存の寓意

憂うつで、気がかりな映画だ。
ヒットはしないだろうが
本当に本当によい映画。
オオカミの群れのなか生き延びようと
無意味な苦闘をする。
最終的な結果は問わない。
問題は、立派に気高く頑張ったことだ。
アクション映画でも、
オオカミの生態を描いたものでもない。
人生観についての寓話だ。
取り囲み、容赦ないオオカミの群れ。
冷たいシベリアの風景。
誰も知らない勇気と無意味な苦闘、
生存者それぞれが、違う態度を示す。
シンプルで、力強く、豊饒な数少ない映画だ。
数十年に亘って記憶に残る映画だ。
だが、臆病者には向いていない。
または安っぽいスリルを捜しているひとにも、
向いていない。
だが、憂うつで哲学的な人生観を描いている、

オトーサン、
「同感!」

サンゴさん 
2017年3月1日
これは娯楽作品ではなく哲学・宗教映画です 

私はサバイバル映画が好きで、
サバイバルアクション映画だと思いました。
が、実際はまったくそんな映画ではなく、
狼がたくさんいる雪山に飛行機が墜落し
て逃げ回ることになった男たちを通して描く
「命とは」「生きるとは」「死ぬとは」「神とは」
何か考えましょうっていう哲学、宗教映画です。
最初からそういうテーマだとわかった上で見るのはいいですが、
ワクワクドキドキハラハラの血湧き肉躍る
サバイバルアクションを期待して見ると、心底がっかりします。
とにかく、最初から最後まで暗いです。
そして、最後までまったく救われません。
知恵と勇気でその場をしのいだり、
友情や助け合いで胸を熱くしたり、
泣いたり笑ったり感動したり、
とかそういう場面はまったくありません。
単に、舞台や設定が
サバイバルアクション映画っぽいっていうだけです。
たとえば、教会の中や、図書館の中や、
暗い一人暮らしの部屋の中などで
最初から最後まで終わっても、完全に成立する映画です。
むしろ、そっちのほうがよっぽど舞台としてふさわしいぐらい。
サム・ライミ監督の「シンプルプラン」と似てます。
設定や舞台は実に面白そうで、
娯楽作品だとしか思えないのに、
見てみたら、最初から最後までずーっと暗い鬱映画。
でも、「シンプルプラン」のほうが
映画作品としては断然よくできていました。
一人一人の心情や背景を丁寧に描いていて、
まあそれだけに登場人物に感情移入できて、
見てるとより鬱になるわけですが、
この作品はそういうのもほとんどないので、
雪山で人がどんどん狼に食われていくだけ。
「フローズン」っていう映画も
雪山で狼に食われる話でしたが、
「シンプルプラン」と「フローズン」を足して
2で割って劣化させたような話でした。
この映画が好きな人なら、
「シンプルプラン」をおすすめします。
同じ哲学宗教映画でも、クオリティが断然高かったです。


恋愛だけじゃダメかしら?

 
オトーサン、
「ニューヨーク・タイムズのベストセラー1位か」
・「すべてがわかる妊娠と出産の本」(1984)
本作は、妊活をめぐるコメディです。
妊活夫婦の群像劇というのは、珍しいですね。
乳母車を押している4人のパパ友なんて、
日本じゃ見たことがないですね。

原題:What to Expect When You're Expecting (2012) 
監督:Kirk Jones    
原作:Heidi Murkoff
脚本:Shauna Cross/ Heather Hach  
Genre:Comedy/ Drama/ Romance 
上映時間:110分
あらすじ:
ジュールズは、ダイエット番組のトレーナー。
心の準備のないままに妊娠をしてしまう。
相手はリアリティ番組で知り合ったダンサーのエヴァン。
だが、出産や育児に対する考え方は大違い。
不妊体質のフリーカメラマンのホリーは、
エチオピアから養子をもらうことを決め、
急ピッチで準備を進めていくが、
夫のアレックスは父親になる覚悟が定まらない。
ようやく妊娠に成功したウェンディとゲイリー。
さっそくゲイリーの父ラムジーと
若い継母スカイラーに悦びの報告をするが・・・

出演者:
Cameron Diaz ・・・ Jules Baxter(ジュールズ)
Matthew Morrison ・・・ Evan Webber(エヴァン)
Jennifer Lopez ・・・ Holly(ホリー)
Rodrigo Santoro ・・・ Alex(アレックス)
Elizabeth Banks ・・・ Wendy Cooper(ウェンディ)
Ben Falcone ・・・ Gary Cooper(ゲイリー)
Brooklyn Decker ・・・ Skyler Cooper(スカイラー)
Dennis Quaid ・・・ Ramsey Cooper(ラムジー)
オトーサン、
「オールスターキャストだね」

その他の出演者:
Chace Crawford ・・・ Marco
Anna Kendrick ・・・ Rosie Brennan
Chris Rock ・・・ Vic Mac
Joe Manganiello ・・・ Davis
Rob Huebel ・・・ Gabe
Thomas Lennon ・・・ Craig
Amir Talai ・・・ Patel
Rebel Wilson ・・・ Janice
Wendi McLendon-Covey ・・・ Kara
Dwyane Wade ・・・ himself
Whitney Port ・・・ herself
Megan Mullally ・・・ herself
Cheryl Cole ・・・  TV dance talent show judge
Tyce Diorio ・・・  TV dance talent show judge
Taboo  ・・・  TV dance talent show judge
Kim Fields ・・・social worker 
Jesse Burch ・・・ Hutch Davidson
Mimi Gianopulos ・・・ Molly
Genesis Rodriguez ・・・ Courtney

User Rating:5.7/10( 59,338 votes)IMDb
  User Rating:6.5/10( 133 votes) Yahoo!
オトーサン、
「妊娠した夫婦には、役立つね」

ラジー賞ノミネート
・ワースト助演女優賞  ジェニファー・ロペス 

User Reviews 
miaraeさん
Netherlands 
2012年6月21日
私見では、もっと高いスコアでもいいのでは?

正直、この映画を見に行ったのは、
友人と行きたかったからだ。
本作も、「それぞれの空に」も、
IMDbのスコアは低かった。
ラッキーだった。
俳優だけでなく、せりふも、夫婦の相性も、
非常に自然だった。
間違いなく、見ていて楽しかった。
DVDを買うだろ。
大キライなクリス・ロックが出ているのが、
気にはなったが、我慢しよう。
ジェニファー・ロペスがいい!
女優として重視してこなかったが、
この映画の彼女には、同情した。
ホリーの描写が好きだ。
この映画が、もっと高いスコアに値している。

オトーサン、
「本当に、そうだね」
・妊娠し、出産すると、女は強くなる!

リベルタド!!さん 
2013年11月11日
ハウツー妊娠&出産

恋愛映画で晴れて結ばれた
カップルのその後を描いたような作品。
雰囲気としては、
「ラブアクチュアリー」とか
「そんな彼なら捨てちゃえば」の後日談かな。
妊娠や出産に関わる“あるある”ネタが
次々と紹介され苦笑い。
パパたちの“お散歩クラブ”には大笑い!!
アメリカでもやっぱり、
母ちゃんには頭が上がらないんだな。
海外ドラマ「GLEE」のシュー先生と
「gossip girl」のネイトが出演してたっけ。
テレビから映画へと活躍の場が広がるのは、
ミーハーなファンとしてはうれしいぞ。


情熱の航路

オトーサン、
「まさに、女の一生だね」
原作がいいのでしょうね。
とくに、ラストがいいですね。
主人公シャーロッテは、
不幸な少女時代を彷彿させるティナに
惜しみない愛を与えることで、
自分も立ち直ります。
不幸な少女時代は、いまとなっては、
何ひとつムダではなかったのです。

原題:Now, Voyager (1942) 
監督:Irving Rapper  
原作:Olive Higgins Prouty
脚本:Casey Robinson  
Genre:Drama/ Romance
Color:Black and White
Country: USA 
Language: English / Portuguese 
上映時間:117分
あらすじ:
ボストンの名望家、
ヴエール家の娘に生まれたシャーロッテも、
その少女時代を専制的な母親ヴェール夫人と
神経病のために不幸に過して来た。
しかしジャクイス医師の親切な治療と
義姉の聰明な取扱いとによって、
今では神経病の跡をとどめぬまでに治癒していたので、
彼女は許されて初めて漫遊旅行に旅立った。
その船中でジェリィ・デュランスに逢い
2人はやがて激しく愛し合うようになった。
だが、2人は結婚によってこの愛を完成できない。
ジェリィには既に妻があり、
シャーロッテと同じように神経病の娘さえあったのだ。
シャーロッテはジェリィと美しく別れて旅から帰ると、
間もなくエリオット・リビングストンと婚約をした。
だが、ジェリィへの愛情がたち切れず、婚約を破ってしまった。
このことは彼女の母親を怒らせ、激しい口論の結果
母親は心臓マヒで急死してしまった。
その悲しみのためシャーロッテは神経発作に再び襲われ、
ジャクイス医師診療所に病を養うことになった。
この診療所で、療養しているジェリィの娘ティナに出逢った。
同病のこの少女に憐みと愛情を傾けるようになって、
自分の全快祝はティナを我が家へ伴って帰って、
自からこの少女の療養に手を貸した。
やがて1人の少女へ注がれる同じ愛情によって
ジェリィとシャーロッテは以前の激しい情熱を通り越した
深い友情によって永久に結ばれることになった・・・ 

出演者:
Bette Davis  ・・・ Charlotte Vale(シャーロッテ)
Claude Rains  ・・・ Dr. Jaquith(医師ジャクイス)
Gladys Cooper  ・・・ Mrs. Henry Vale(ヴェール夫人)
John Loder  ・・・ Elliott Livingston(エリオット)
Paul Henreid  ・・・ Jerry Durrance(ジェリィ)
オトーサン、
「ベティ・デイヴィス、性格悪いね」
でも、名女優中の名女優でした。

アカデミー賞 受賞
・主演女優賞 黒蘭の女    
・主演女優賞 青春の抗議    
同ノミネート
・主演女優賞 何がジェーンに起ったか?    
・主演女優賞 THE STAR    
・主演女優賞 イヴの総て    
・主演女優賞 愛の終焉    
・主演女優賞 情熱の航路    
・主演女優賞 偽りの花園    
・主演女優賞 月光の女    
・主演女優賞 愛の勝利  
  
ゴールデン・グローブ 受賞
・セシル・B・デミル賞 

カンヌ国際映画祭 受賞
・女優賞 イヴの総て    

ヴェネチア国際映画祭 受賞
・女優賞 倒れるまで    
・女優賞 札つき女    

その他の出演者:
Janis Wilson  ・・・Tina Durrance
Bonita Granville  ・・・ June Vale 
Ilka Chase  ・・・ Lisa Vale 
Lee Patrick  ・・・ `Deb' McIntyre 
James Rennie  ・・・ Frank McIntyre 
Charles Drake  ・・・ Leslie Trotter 
Katherine Alexander  ・・・ Miss Trask 
Mary Wickes  ・・・ Dora Pickford 
Tod Andrews  ・・・ Dr. Dan Regan 
Franklin Pangborn  ・・・ Mr. Thompson 
Donald Douglas  ・・・ George Weston 
David Clyde  ・・・ William 
Claire Du Brey  ・・・ Hilda 
Don Douglas  ・・・ George Weston 
Charlotte Wynters  ・・・ Grace Weston 
Frank Puglia  ・・・ Manoel 
Lester Matthews  ・・・ Captain 
Mary Field  ・・・ Passenger 
Bill Edwards  ・・・ Passenger 
Isabel Withers  ・・・ Passenger 
Frank Dae  ・・・ Passenger 
Hilda Plowright  ・・・ Justine 
Bill Kennedy  ・・・ Hamilton Hunneker 
Ian Wolfe  ・・・ Lloyd 
Reed Hadley  ・・・ Henry Montague 
Elspeth Dudgeon  ・・・ Aunt Hester 
Tempe Piggott  ・・・ Mrs. Smith 
Constance Purdy  ・・・ Rosa 
George Lessey  ・・・ Uncle Herbert 
Corbet Morris  ・・・ Hilary 
Yola d'Avril  ・・・ Celestine 
Georges Renavent  ・・・ Mons. Henri 
Dorothy Vaughan  ・・・ Woman 
Sheila Hayward  ・・・ Katie 
Hamilton Hunneker  ・・・ Bill Kennedy 

User Rating:8.1/10( 11,707 votes)IMDb
  User Rating:7.6/10( 7 votes) Tsutaya
オトーサン、
「名画だね」

アカデミー賞受賞 
・劇・喜劇映画音楽賞
同ノミネート
・主演女優賞  ベティ・デイヴィス    
・助演女優賞  グラディス・クーパー    

User Reviews 
brit1955さん
London,England 
2004年6月12日
DVDもすばらしい

60年代初期に、テレビで、
このすばらしい映画を見た。
1941年に作られた旧式な映画だ。
70年代〜80年代になって、
テレビで時折見た感想は、ただただ古めかしかった。
90年代に映画史の傑作を持っていたいので、ビデオを買った。
先週、DVDでみて、完全にぶっ飛んだ!
たぶん、ストーリーを熟知しているためだろうが、
撮影、監督、編集、すべてが素晴らしい。
ベティ・デイヴィスは、見たい女優だが、
クロード・レインズの何たるかをはじめて理解した。
素晴らしい自然主義の俳優だ。
ベティ・デイヴィスとのシーンは、知的で暖かかった。
ところで、2004年のリメイクだが、
誰が主演し、誰が監督するのだろう?
私は、リメイクが可能とは思わない。
この映画の俳優とスタッフは、大したものだ。
最初の10分しか見ない人に言いたい。
最後までみれば、やみつきになると。

オトーサン、
「年齢を重ねて分かる人生の機微!」
ジェリィが煙草を2本咥えて火を付け、
1本をシャーロッテに渡すあたり
記憶に残る名シーンですね。

Ikedaさん 
2002年10月31日
スポークン・タイトル

この映画は昭和22年4月に見ましたが、
ベティ・デイヴィスとグラディス・クーパーが
アカデミー賞にノミネートされている位ですし、
評判も良かったのですが、
私には全然、面白くありませんでした。
まだ、中学生でしたから当たり前かもしれませんが、
私はデイヴィスが、どうも好きになれませんでしたし、
ストーリーが良く解らなかったこともありました。
これは、もともと解りにくい映画なのかも知れませんが、
それよりも当時、スポークン・タイトルが
普通、右か左に出ていたのが、
これは現在のように下に出ていたことがあります。
テレビや設備の整った映画館で見る時なら良いのですが、
これを見たのが「丸の内名画座」で
見にくい映画館だったから余計でした。

[2012.8.21]
見直してみると感動的な作品でしたが、
かなり重い内容なので若い時に面白くなかったのも
無理はないなと思いました。
登場人物が多いのが解りにくかった理由だと思いますし、
台詞が多い映画なので字幕をキチンと読めなかったのも、
その原因だったのかも知れません。
60年以上前に見たきりなので、細かい所は忘れていましたが、
ヘンリードが煙草を2本咥えて火を付け、
1本をベティに渡すシーンは懐かしく思い出しました。


恋しくて

オトーサン、
「じゃ、借りてみるか」
リー・トンプソンが、監督のハワード・ドゥイッチと
結婚する契機になった作品です。
「HIGHJACK ハイジャック」(2007)で、
連邦航空局に勤める妻アリシア役を演じていましたが、
当時より20歳も若い頃の姿がおがめます。

原題:Some Kind of Wonderful (1987) 
監督:Howard Deutch  
脚本:John Hughes   
Genre:Drama/ Romance
上映時間:95分
あらすじ:
キースは画家を志し、
ガソリンスタンドでバイトする高校生、
学園のマドンナのアマンダにひそかに恋をしていた。
クラスからも浮き気味の彼の唯一の親友は、
幼馴染のボーイッシュな同級生ワッツ。
ドラムが趣味の彼女も
またひそかにキースに恋をしていた・・・

出演者:
Eric Stoltz ・・・ Keith Nelson (キース)
Mary Stuart Masterson ・・・ Watts (ワッツ)
Lea Thompson ・・・ Amanda Jones (アマンダ)
Craig Sheffer ・・・ Hardy Jenns (ハーディ)
オトーサン、
「昔は、こうだったなぁ」
キスなんて・・・
西洋人の悪しき習慣と思われていました。
それでも、20歳になれば、
若いひとは、キスをするようになりました。
この映画のキスの練習シーン、微笑ましいですね。
「キスしたことあんのかよ」
「ねえよ」
「じゃあ私を相手にやってみなよ」
「おお、やってみるよ」

その他の出演者:
John Ashton ・・・ Cliff Nelson
Elias Koteas ・・・ Duncan
Molly Hagan ・・・ Shayne
Maddie Corman ・・・ Laura Nelson
Jane Elliot ・・・ Carol Nelson
Candace Cameron Bure ・・・ Cindy Nelson
Chynna Phillips ・・・ Mia
Scott Coffey ・・・ Ray
Carmine Caridi ・・・ Museum Guard
Lee Garlington ・・・ Gym Instructor
Pamela Anderson ・・・ Party Guest

User Rating:7.1/10 ( 20,940 votes)IMDb
  User Rating:8.4/10( 171 votes) Yahoo!
オトーサン、
「評判いいね」

User Reviews 
David Allieさん 
United States
2005年1月18日
素晴らしい10代のラブストーリー

恋するティーンのさわやかな映画だ。
観客の興味を引くための
セックスにおんぶしていない。
この映画が好きで、数十回見た。
古典的な話だが、
永遠のパースペクティブがある。
1987年に上映されたが、旧くなってはいない。
メアリー・スチュアートの演技は、
感動的で、見ていて涙が出る。
初期の出演作なのに、
大きな能力と可能性を示している。
敏感で、内気で、愛情深く、遊び好きで、
積極的で、都会生活に通じた人物を演じている。
キスシーンは、これまで見たなかで、
最もすばらしくロマンチックで、強烈だった。
エリック・ストルツとリー・トンプソンも、
素晴らしい演技だ。
微妙なニュアンスの会話がいい。
これは素晴らしい映画だ。
「プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角」や
「ブレックファスト・クラブ」など、
たくさんの10代の映画と同じ頃の映画だ。
決して、古くならないストーリー。
また見るのが楽しみだ。

オトーサン、
「ジーナさん、激賞!」

ジーナさん 
2010年8月25日
プリティインピンクの逆パターン

ボーイッシュで幼なじみに片想い中のワッツ、
学園の人気者に恋するキース、
女好きの彼氏を持つアマンダの
3人による恋物語です。
金持ちの鼻持ちなら無い彼氏や
不良だけど結構イイ奴など脇キャラも
なかなか面白みがありました。
サブストーリーのような感じでメインの三角関係以外にも
ストーリー展開しているのが良かったですね。
もちろんメインストーリーのほうも、
片想い特有の楽しさや切なさを
上手く表現できていましたよ。
好きな男の子に嫌な態度を取ってしまう
不器用なワッツの哀れさや
好きな男の子の恋を応援してしまう健気さに
心をうたれること間違いなしでしょう。
このワッツの女心はとても良く描かれているのですが、
反対にキースの男心が気薄なのが勿体ないですね。
一回のキスだけで・・・
というのはチョット雑すぎるのではないでしょうか?
特に後半は丁寧な心情描写が欲しかったですね。
メアリー・スチュアート・マスターソンは表情豊かで複雑な乙女心を
見事に演じてくれました。
エリック・ストルツは良い人キャラだったからか、
終始ニヤけ顔で表情に変化がないので
心情を掴みにくかったです。
もう少し演技力のある役者さんだと
脚本の不備(心情描写の薄さ)
をカバーできたかもしれませんね。
リー・トンプソンは個人的に
どこが可愛いのか理解できないので
ミスキャストにしか見えませんでした(爆)
脚はキレイだし
当時アイドル女優だったのは分かりますが、
ここはメアリー・シュツワート・マスターソンより
キュートな女優さんを起用すべきだったと思います。
なんだか観ていると気恥ずかしくなるような
ピュアで未熟な恋模様でしたが、フレッシュ感や爽快感など
今では滅多に味わえない感覚を得られます(笑)
とにかく80年代らしいアメリカらしい
青春ラブストーリーだと思いますよ。
音楽も80'sロックなど
懐かしい曲で飾られていてオススメです。


まじめにふまじめ かいけつゾロリ なぞのお宝大さくせん

オトーサン、
「へぇ、そうなんだ」
テレビ朝日系列で全97話が
日曜日の朝7時から7時半に放送されたとか。
本作は、その激情版アニメです。
放映時間がたったの53分なのに、
内容がぎっしり詰まっていました。

原題:まじめにふまじめ かいけつゾロリ なぞのお宝大さくせん (2006) 
監督:亀垣一  
原作:原ゆたか 
脚本: 岡田摩里
Genre:Anime/Comedy/Family
上映時間:53分
あらすじ:
ゾロリは、子分のイシシ、ノシシと
修行の旅を続けている。
「いたずらの王者になる」
「自分のお城を建てて
 きれいなお姫様をお嫁さんにする」
という2つの夢をかなえるためだ。
そんなある日、海賊タイガーに襲われていた
少女テイルを助け、ひとめぼれする。
テイルから財宝の情報を聞き、
在処を波乱の探検の旅にでる・・・

声の出演者:
 山寺宏一・・・ ゾロリ 
 相武紗季・・・ テイル 
 立木文彦・・・ タイガー 
オトーサン、
「子供アニメはいいね」
悪者も、悪いように思えません。

その他の声の出演者
野沢雅子・・・ イシシ 
くまいもとこ・・・ ノシシ 
菊池正美・・・ マディ 
くじら・・・ ゴーゴン 
岡本嘉子・・・ 小豆とぎ
芝原チヤコ・・・ 唐傘
坂口候一・・・ 村長
ふくまつ進紗・・・ テイルの父
川瀬晶子・・・ ひめ
鈴木達央・・・ ニャンガ
古島清孝・・・ 発明家
柴山平和・・・ 石像ロボ 
滝口順平・・・ 妖怪学校の先生 

User Rating:6.2/10( 32 votes)Tsutaya
  User Rating:8.0/10( 32 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ま、6点台だね」
欲張りすぎましたね。

User Reviews 
pin***** さん 
2006年5月7日
子連れでも気軽に行けます。 

3歳の子供を初めて映画に連れて行きましたが、
熱心に観ていたので、連れて行って良かったです。
ストーリー構成が分かり易いので、
TV版を観てる、観てない問わず楽しめると思います。
ケロロの方は、私も子供も初めて観たのですが、
面白さではケロロの方が上だと思いました。
子供映画なので、期待はしていませんでしたが、
思っていたよりも、自分が楽しめましたよ。 

オトーサン、
「同感」

クックック〜さん 
2007年10月6日
超劇場版ケロロ軍曹と同時上映

ケロロの方が後に上映されたので
必然的に見ることになった映画。
【良い点】
作画のクオリティは
劇場版というだけあって割と高かった。
悪役が最後まで悪役らしくて良かった。
ケロロ小隊がゲスト出演していた。
【良いとも悪いともいえない点】
イシシ役の声優が野沢雅子に変わっていた。
いくら愛河里花子が産休だといっても
もう少し似た声の人に代役を頼んだほうが
良かったのではないかと・・・
しかし、野沢の声が決して悪かった訳ではなく
意外としっくり来ていたので±0である。
【悪い点】
テイル役の相武紗季の演技が下手だった。
ケロロでミララ役をした新垣結衣の方は
かなり上手かったのだがなぁ・・・。
特別ゲスト、ケロロ小隊の出番が少なすぎた(笑)。
【総合評価】
全体的に微妙な作品。
内容そのものはなかなか良かったのだが
ケロロには遠く及ばず、
劇場版でやるほどの内容でも無かったので
評価は「良い」くらいが妥当か?


パニック・イン・スタジアム

オトーサン、
「70年代に、パニック映画が流行ったね」
・タワーリングインフェルノ
・ポセイドンアドベンチャー。
これらに比べると、数段落ちる作品でした。
大統領が都合でこなくなったり、
知事や市長を早々に避難させるなど、
緊迫感を削ぐ筋書が、お粗末です。

原題:Two-Minute Warning (1976)
監督:Larry Peerce  
原作:George LaFountaine
脚本:Edward Hume  
Genre:Drama/ Thriller
上映時間:115分
あらすじ:
アメフトのプロ・チーム、
地元のロサンゼルス・ラムズ対ボルチモア・コルツ戦。
満員のロサンゼルス・メモリアル・コロシアムに、
ライフルを持った狙撃手が潜入した。
競技場支配人マッキーバーは、ロス市警とSWATに急報する。
犯人は、SWATメンバーを次々に倒し、
試合終了間際には、観客席に向かって銃を乱射し
観客は大パニックに陥る・・・

出演者:
Charlton Heston ・・・ Capt. Peter Holly(ピーター・ホリー警部)
John Cassavetes ・・・ Sgt. Chris Button(クリス・バトン巡査部長)
Martin Balsam ・・・ Sam McKeever(マッキーバー)
Warren Miller ・・・ the Sniper(狙撃手)
オトーサン、
「チャールトン・ヘストンの影が薄いね」  

その他の出演者:
Beau Bridges ・・・ Mike Ramsay
Marilyn Hassett ・・・ Lucy
David Janssen ・・・ Steve
Jack Klugman ・・・ Stu Sandman
Gena Rowlands ・・・ Janet
Walter Pidgeon ・・・ the Pickpocket
Brock Peters ・・・ Paul
David Groh ・・・ Al
Mitch Ryan ・・・ the Priest
Joe Kapp ・・・ Charlie Tyler
Pamela Bellwood ・・・ Peggy Ramsay
Jon Korkes ・・・ Jeffrey
Allan Miller ・・・ Mr. Green
Andy Sidaris ・・・ T.V. Director
Juli Bridges ・・・ the Pickpocket's Accomplice
Harry Northup ・・・ Lieber
William Bryant ・・・ Lt. Calloway
J.A. Preston ・・・ Policeman
Robert Ginty ・・・ Vendor
Tom Bower ・・・ The S.W.A.T. Team 
Asher Brauner ・・・ The S.W.A.T. Team 
Carmen Argenziano ・・・ The S.W.A.T. Team 
Larry Manetti ・・・ The S.W.A.T. Team 

User Rating:6.1/10( 2,505 votes)IMDb
  User Rating:7.3/10( 35 votes) Yahoo!
オトーサン、
「うーん、6点台だね」

アカデミー賞ノミネート 
・編集賞 

User Reviews 
Kieran Greenさん
Scotland 
2008年3月30日
ありえない話ではない!

本作は、オールスター出演の犯罪スリラーパニック映画だ。
91,000人のファンで満員のフットボールスタジアムで、
精神異常の狙撃手が、スコアボードの上に潜む。
迎え討つのは、
SWATチームリーダーのジョン・カサヴェテスと
ロサンジェルス警察トップのチャールトン・ヘストン。
最後まで結果がわからない争いは、
終盤、観客にパニックをもたらし、
映画ファンにはスリリングな展開となる。
最近のワシントンでの狙撃事件をみると、
満更ありえないことではない。

オトーサン、
「警察も、SWATも、おかしいよ」
もっと前に犯人を銃殺すべきでしょう。
無駄にヘリを旋回させないで、
爆弾でも落とせばいいのです。

Ikedaさん 
2011年11月16日
スッキリしない

まず、この映画の目的は
邦題通りパニックなのかも知れませんが、
それにしては迫力のない作品です。
最初から登場人物が多く、
細かいカットでエピソードがつながれていますが、
それが冗長で退屈しました。
スワットが登場してからは動きが出て来ますが、
犯人を穏やかに逮捕しようとする作戦のため、
多くの犠牲者を出してしまうあたりが、
スッキリしませんでした。
アメリカ人が大好きなフット・ボールを背景にして
話が進行しますが、
その間、犯人がライフルの準備をし
銃眼から人を狙うものの、事件は起こらず、
観客のエピソードが優先していて、
この映画の狙いが解りません。
そのエピソードも賭け好きのサンドマンに
絡む話以外は、なくても良い感じです。
そして最後のパニックにしても
9万人の観客が対象なのに部分的な混乱で
済ましているのは、少々お粗末だと思いました。
警部役のチャールトン・ヘストンや
スワット隊長役のジョン・カサヴェテスが
目立つのは当然として、
スリ役のウォルター・ピジョンなどは、
ほんの一瞬出てくるだけで、
これでは出演と言えないと思います。


HIGHJACK ハイジャック

オトーサン、
「録画しといてよかった」
午後ロードで、スコアも低いので迷いましたが、
240分の長尺、結構、楽しめました。
長尺だと、大勢のひとを描ききれるよさがあります。
勿論、突込みどころ満載ですが、
目をつぶればいいのです。

原題:Final Approach (2007) 
監督:Armand Mastroianni  
脚本:Adam Armus/ Nora Kay Foster   
Genre:Action/ Crime/ Thriller
上映時間:240分
あらすじ:
NYからロスへ向かう732便が、
ギリアド率いるテロ集団にハイジャックされる。
乗員・乗客だけでなく
地上にいる乗客の親族までもが人質になる。
小型核爆弾も持ち込まれてしまう。
その便に乗っていた元FBI交渉人のジャックは、
ギリアドたちの動機が政治目的でないことに気付く。
連邦航空局に勤める妻アリシアを通じて訴えるが、
米政府は732便の撃墜を決定する・・・

出演者:
Dean Cain ・・・ Jack Bender(ジャック)
Anthony Michael Hall ・・・ Greg Gilliad(ギリアド)
Lea Thompson ・・・ Alicia Bender(アリシア)
オトーサン、
「ディーン・ケイン、親しみやすい顔だね」
父方の祖父が日本人であり、日系3世。
日本・アイルランド・フランス・ウェールズの血を引いている。
「リー・トンプソンは、おなじみだね」
バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985)で、主人公の母親役。

その他の出演者:
Ernie Hudson ・・・ Agent Dawson
Shailene Woodley ・・・ Maya Bender
Sunny Mabrey ・・・ Sela Jameson
William Forsythe ・・・ Silas Jensen
Barry Livingston ・・・ Brian Fields

User Rating:4.8/10( 533 votes)IMDb
  User Rating:5.8/10( 19 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ま、5点献上しよう」

User Reviews 
edwagreenさん
United States 
2008年5月31日
最終的アプローチのため
シートベルトを締めてください

すばらしいアクション映画だ。
筋書は、普通だが、刺激的で、
最後まで興味が持続する。
飛行機がハイジャックされ、
いつものように、男が撃たれる。
パイロットは、ひとりは殺され、ひとりは失神。
若い新人スチュワーデスに、ご注目!
医師は心臓病患者を助けることを許されない。
ハイジャック犯の間の意見の相違のためだ。
目的は、政治的な主張なのか、
あるいは大金狙いなのか?
キャストは、カンペキ。
もちろん、飛行機を着陸させられる人々がいる。

オトーサン、
「同感!」
脇筋を整理すれば、よくなったでしょうね。

塚原新さん 
2016年5月26日
今ひとつ

旅客機をハイジャックした犯人が
カルト教団の首領の釈放を要求する。
だが、その機に偶然居合わせた元FBI捜査官は、
彼らの背後にある陰謀を感じ取る…
という、パニック・アクション。
ランニングタイムに比べて
話や展開のボリュームが足りないので、
地味な間延び感が全体を覆っている。
航空パニックなら、J・J・ナンスのいい原作による
「核弾頭メデューサ」と
「パンドラ・クロック 人類滅亡へのフライト」があるので、
こちらをお手本にしてほしかった。
また、展開もリアリティに欠け、
主人公が機内から連絡を取っても
「証拠はあるのか?」などと言って、
FBIや航空関係者が、もめるあたりなんかは
無理やりサスペンスを作っているようで
興ざめしてしまう。
一番の致命的な問題は、
銀行の重役の家族を人質に取っているので、
ハイジャックする意味が全くないこと(笑)。
リー・トンプソンは、華やかな印象でよかった。


帰ってきたヒトラー

オトーサン、
「これって、トランプのこと?」
そのポピュリズムのすさまじさ、
既存のメディアを非難し、大衆に直接支持を求める
まさに、ヒトラーそのまんまです。

原題:Er ist wieder da (2015)
      Look Who's Back
監督:David Wnendt    
原作:Timur Vermes
脚本:David Wnendt/ Mizzi Meyer/ Marco Kreuzpaintner  
Genre:Comedy
Country: Germany 
Language: German 
上映時間:116分
あらすじ:
1945年に自殺したはずのアドルフ・ヒトラーが、
なぜか2014年のベルリンにタイムスリップして甦る。
やがて彼をモノマネ芸人と勘違いした
テレビ製作会社のベリーニとゼンゼンブリンクに
スカウトされ、テレビ番組に出演することに。
すると、現代のドイツを斬りまくる芸が
評判を呼び、たちまち大ブレイク。
言っている内容が真理を突いていると
大衆の熱狂的な支持を集めはじめる・・・

出演者:
Oliver Masucci  ・・・ Adolf Hitler(アドルフ・ヒトラー) 
Fabian Busch  ・・・ Sawatzki(ザヴァツキ)
Katja Riemann  ・・・ Bellini(ベリーニ) 
Christoph Maria Herbst  ・・・ Sensenbrink(ゼンゼンブリンク)
オトーサン、
「テレビ製作会社がヒドイ!」
要するに、視聴率が稼げれば何でもありなのです。

その他の出演者:
Franziska Wulf  ・・・ Kromeier
Lars Rudolph  ・・・ Kiosk owner 
Thomas Thieme  ・・・ Senderchef Karrner
Thomas M. Koppl ・・・ Benimmcoach 
Marc-Marvin Israel ・・・ Fusballjunge 
David Gebigke ・・・ Fusballjunge 
Paul Busche ・・・ Fusballjunge 
Gerdy Zint ・・・ Pantomime 
Nancy Maria Bruning ・・・ Mutter mit Kinderwagen 
Lars Rudolph ・・・ Kioskbesitzer 
Hauke Schmidt ・・・ Comedy Autor 
Franziska Wulf ・・・ Kromeier 
Christoph Maria Herbst ・・・ Christoph Sensenbrink 
Katja Riemann ・・・ Katja Bellini 
Michael Ostrowski ・・・ Rico Mancello  

User Rating:7.1/10( 20,493 votes)IMDb
  User Rating:8.0/10( 1,609 votes) Yahoo!
オトーサン、
「時代を超えた批評になっている!」

ヨーロッパ映画賞ノミネート 
・コメディ作品賞  ダーヴィト・ヴネント 

User Reviews 
empty-binさん
Los Angeles, CA 
2016年5月31日
これはヒトラーについてではない…

それが恐ろしかった理由だ。
これは、スリラーだ。
ヒトラーがタイムスリップして、
運命が再び家を綺麗にする。
私達が慎重でないならば、
次の独裁者を到来させることになるというメタファーだ。
私達が気を緩めるならば、
アドルフ・ヒトラーの台頭を再び許すことになる。
ヒトラーの話は、ほぼ真実だ。
彼のレトリックは、現代の問題の核心をついている。
ドイツ映画だから明らかに、直接ドイツの問題を論じているが、
注意しなければならないのは、
ドイツは舞台であり、ヒトラーは操り人形だったということだ。
操り人形師は、ローカルな物語に内包する
グローバルな真理を明らかにする。
メルケル首相は、9/11後にこう言った。
「私達は前にこれを見ました…!」
ブッシュを支持して、「テロに対する戦争」を引き起こしたのだ。
これが、本作が言いたかったことだ。
この映画には、ヒトラーの市民への質問があって、
文字通り、背筋が凍るインタビューで、興味深い。
若者の多くは、これをユーモアや皮肉と受け止めて、
無防備にも、彼を抱擁し、「ヒトラー万歳!」と叫ぶ。
年上の観客や被面接者は、切望する。
誰かがドイツを手綱とむちで、支配してくれと。
映画は、ヒトラーがどのようにして権力を握ったか、
それがどんなに容易だったか、
そして、迅速に再び起こりうるかを説いていた。
見事な映画だった。
私は原作本も持っていてるが、映画のほうが好きだ。

オトーサン、
「マスコミ人の自戒の言葉だね」

黒美君彦さん 
2016年7月4日
面白うてやがてゾッと…

コメディなのに、笑えるのに…笑えない。
ドイツのこととは思えない。
世界同時多発的に第二次世界大戦の記憶は忘れ去られ、
「面白ければいい」風潮が社会を覆う。
複雑化する社会の中で、
白黒はっきりものを言う政治家は確かに魅力的だ。
しかし、政治がそれほど簡単に割り切れるものであれば
苦労はしない。
複雑化する中で折り合いながら妥協点を模索するのが、
本来の民主主義の面倒くささなのだ。
それを否定することはすなわち、思考を停止し、
独裁を許すことにつながる。
ヒトラーが現代に甦ったら…という発想自体は
さほど目新しくないが、
途中セミドキュメントの手法を取り入れたり、
ブルーノ・ガンツがヒトラーを演じた
『ヒトラー?最期の12日間』
(2004年オリバ・ヒルシュピーゲル監督)
のパロディがあったりと、内容は盛りだくさん。
思わずくすっと笑ってしまう虚々実々の物語なのだが、
やがて人々が彼の魅力にとりつかれていくのを
観ているとぞっとしてくるのだ。
「面白いし、まあいいんじゃない?」
と言っている間に私的な親衛隊まで作ってしまうヒトラー。
彼の邪悪さを許さないのは、
当時を知る認知症のおばあちゃんだけ。
「みんな歴史教育にはうんざりしているから」
とヒトラーを評価する放送局長の視線が、
次第に洗脳されていっているようで怖かった。
そう、ワイマール憲法下で民主的にヒトラーを生んだのも、
結局選挙で選んだ市民だ。
「私は人々の体の一部だ」というメッセージが強烈だった。
それにしてもドイツ映画、やるなあ。
ちょっと古いけど『グッバイ・レーニン』
(2003年ヴォルフガング・ベッカー監督)
を思い出してしまった。
コミカルに、現代の危機を描くドイツ映画、
なかなかの作品だ。


リリィ、はちみつ色の秘密

 
オトーサン、
「邦題は、誤解を招くね」
何か少女アニメ風の題名ですが、
黒人差別が色濃い頃の南部の白人少女の物語です。
ちょっとしたことで、人生が台無しになる。
その怖さが、心を震撼させます。

原題:The Secret Life of Bees (2008)
監督・脚本:Gina Prince-Bythewood  
原作:Sue Monk Kidd
Genre:Drama
上映時間:114分
あらすじ:
1964年、アメリカ南部サウスカロライナ州。
4歳の時に誤って母を銃で撃ち殺してしまい、
罪の意識を抱えたまま生きてきた少女リリィ。
冷酷な父との生活に疲れ果て、
14歳となった夏の日、
黒人家政婦のロザリンが白人から
暴力を受けたのをきっかけに、
彼女を連れて家を飛び出し、
亡き母の本当の心を探る旅に出る。
母の遺品を頼りに、
ヒッチハイクでティブロンという町に向かう。
やがてその町で養蜂業を営むボートライト家の黒人三姉妹、
オーガスト、ジューン、メイとめぐり会い、
優しく迎え入れられるが・・・

出演者:
Dakota Fanning ・・・ Lily Owens(リリィ)
Queen Latifah ・・・ August Boatwright(オーガスト)
Jennifer Hudson ・・・ Rosaleen "July" Daise(ロザリン)
Alicia Keys ・・・ June Boatwright(ジューン)
Sophie Okonedo ・・・ May Boatwright(メイ)
オトーサン、
「名子役ダコタ・ファニングも、14歳か」
「クィーン・ラティファも、巧いね」
グラミー賞受賞のR&B歌手として活動していますが、
映画「シカゴ」で、アカデミー賞、ゴールデングローブ賞の
助演女優賞にノミネートされています。

DAKOTA FANNING 
ダコタ・ファニング 
誕生日 1994/2/23  
出身 米ジョージア州アトランタ 
5才の時、芸能界入り。
テレビ「ER 緊急救命室」でゲスト出演。
2001年「トム・キャッツ」で映画デビュー。
2001年「アイ・アム・サム」新人賞を総なめした。
2005年「ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ」で、 
      MTVムービー・アワード 恐怖演技賞受賞。
2006年「宇宙戦争」で、恐怖演技賞
2010年「ランナウェイズ」で、キス・シーン賞ノミネート。
出演作 
2001年「トム・キャッツ/恋のハメハメ猛レース」
      「I am Sam アイ・アム・サム」
2002年「ヘンゼルとグレーテル」「コール」「メラニーは行く!」
2003年「アップタウン・ガールズ」「マイ・ボディガード」
2005年「宇宙戦争」「ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ 
     「美しい人」「夢駆ける馬ドリーマー」
2006年「シャーロットのおくりもの」
2008年「ブレイキング・ポイント」「リリィ、はちみつ色の秘密」
2009年「ニュームーン/トワイライト・サーガ」  
     「PUSH 光と闇の能力者」  
2010年「ランナウェイズ」「エクリプス/トワイライト・サーガ」  
2012年「少女が大人に変わる夏」「ランナウェイ・ブルース」
     「17歳のエンディングノート」  
2013年「ナイト・スリーパーズ ダム爆破計画」 
2015年「べネファクター/封印」 

その他の出演者:
Paul Bettany ・・・ T-Ray Owens, Lily's father
Hilarie Burton ・・・ Deborah Owens, Lily's mother
Tristan Wilds ・・・ Zach Taylor, friend of May & Lily's
Ryan Phillippe ・・・ Samuel Owens
Nate Parker ・・・ Neil, June's boyfriend
Shondrella Avery ・・・ Greta Taylor, Zach's mother

User Rating:7.3/10( 20,140 votes)IMDb
  User Rating:8.0/10( 216 votes) Yahoo!
オトーサン、
「みんな演技が見応えがある」

User Reviews 
kirkfam-1さん
United States 
2008年10月18日
すばらしい映画

この映画ノスコアが悪いのか分からない…。
私がこれまでみた最も良い映画だ!
今日、娘と見た。
2人とも、すっと目に涙を浮かべていた。
配役がよく、演技は見事だった。
通常、原作本のほうがずっとよいので、
映画を見る前に、その本を読むの。
ちょっと笑った後、次の瞬間、心がかきむしられる。
友人に推薦したい!

オトーサン、
「ジーナさんも激賞!」

ジーナさん 
2010年6月19日
楽曲にしみじみ

母の面影を追
ヒントを手に旅に出た少女と使用人、
旅先で出会った3姉妹との交流を描いた作品です。
タイトルのほんわか感からは想像も出来ないような
人種差別・家庭内暴力・虐待など
重い題材を取り入れています。
平和な映画を想像して鑑賞した私には
ショッキングな描写もありましたが、
のチョイスなど柔らかな演出のおかげで
重さを感じずに鑑賞できました。
心の痛み、嘆ききれない想いなど
自分をとがめ続ける少女の姿が辛く切ないです。
自分を戒めるように泣くのを我慢して、
笑顔を作る少女がいじらしいのなんの(泣)
子供なのに遠慮がちに振舞う姿も涙ぐましいですね。
白人に依存せず自立して生活する
知性的な黒人姉妹の設定は新鮮で、楽しめました。
心の広い女主人の思いやりに
リアリティはないものの、温かくなれますね。
父親との微妙な距離感も見事に描きこまれていました。
欲を言えば、もう少し父親の人物像を
掘り下げても良かったカナ・・・。
彼の長年の苦悩を描いていれば、深みが増したと思います。
素敵な作品ではありますが、
女性に重点を置きすぎてしまったのが惜しかったですね。
特異な状況下なので感情移入は難しいかもしれませんが、
様々な愛を描いた発想の面白いドラマだったと思います。
黒人の参政権をドラマの背景に描いたのもGOOD
国家が認めた権利にも関わらず、
差別を撤廃しない南部の暮らしぶりを
興味深く鑑賞できました。
ずいぶん大人びたダコタ・ファニング
(泣くと子供なんだけど 笑)の細やかな感情表現、
抜きん出た存在感のクィーン・ラティファ、
自尊心を誠実に演じたジェニファー・ハドソン、
抜群にお美しいアリシア・キーズ、
繊細な末娘を演じたソフィー・オコネドーなど
キャスティングは見応えありです。
シンガーが3人出演していますが、
歌唱シーンはほとんど無いので期待しないでくださいね。
とにかく、心の機微を演じきった
素晴らしい女優さんたちは一見の価値ありでしょう。
もちろん父親役を演じたポール・ベタニーも
愛情に不器用な男を見事に演じています。
ボソッと言ったハッピーバースデーは深みがあって
良かったですねぇ〜
60年代を感じ取れる映像、
静かでのどかな農場なども味わいがありました。
納得のいく終わり方という訳ではありませんし
派手さはありませんが、心に響く優美な再生ドラマでした。
名言を意識したようなセリフ回しが
どうにも不自然で気になりましたが、
心配事や不安を抱えている方は
ぜひラティファ姐さんの優しさに包まれて下さい。
きっとお母ちゃん以上に落ち着くと思いますよ(笑)


白雪姫と鏡の女王

オトーサン、
「誰でも知ってるね」
・鏡よ鏡、世界で一番美しいのは誰? 
 おきさきさま、世界で一番あなたがお美しい
このパロディは、
・鏡よ鏡、世界で一番エライのは誰?
 トランプさま、世界で一番あなたがおエライ
鏡の女王は、どうもパーソナリティ障害のようです。

原題:Mirror Mirror (2012) 
監督:Tarsem Singh    
脚本:Marc Klein/ Jason Keller/ Melisa Wallack   .  
Genre:Adventure/ Comedy/ Drama
Country: USA / Canada 
Language: English 
上映時間:105分
あらすじ:
白雪姫は、幼い頃に父親である国王を失い、
18歳になる今日まで継母の女王に幽閉されてきた。
その間、女王は散財して財政は破綻寸前。
女王は隣国の金持ちのイケメン王子との結婚を画策。
ところが王子は白雪姫と恋に落ち、
怒った女王は白雪姫を恐ろしい怪物がいる森に追放!
やがて、森の中で7人の小人たちと出会い、
彼らの仲間に入れてもらい、様々なことを学んでいく・・・

出演者: 
Lily Collins ・・・ Snow White(白雪姫)
Julia Roberts ・・・・・・ Queen.Clementianna(女王)
Armie Hammer ・・・ the Prince Andrew Alcott(王子)
オトーサン、
「ジュリア・ロバーツの悪役は、気にいらんな」

その他の出演者:
Nathan Lane ・・・ Brighton
Mare Winningham ・・・ Margaret.
Michael Lerner ・・・ the Baron.
Sean Bean ・・・ the King
Danny Woodburn ・・・ Grimm
Martin Klebba ・・・ Butcher
Sebastian Saraceno ・・・ Wolf.
Jordan Prentice ・・・ Napoleon
Mark Povinelli ・・・ Half Pint
Joe Gnoffo ・・・ Grub
Ronald Lee Clark ・・・ Chuckles.
Lisa Roberts Gillan ・・・ the Mirror Queen.
Robert Emms ・・・ Charles Renbock
Alex Ivanovici ・・・ the Town Magistrate
Frank Welker ・・・ the voice of the Beast

User Rating:5.6/10(72,810 votes)IMDb
  User Rating:7.0/10( 513 votes) Yahoo!
オトーサン、
「うーん、退屈だった」
夾雑物が多すぎて、せっかくのお伽話が台無しだね。

アカデミー賞ノミネート 
・衣装デザイン賞  石岡瑛子   

User Reviews 
dianajeann さん
United States 
2012年4月15日
楽しい家族向け映画

11歳の姪と見に行き、好きになった。
清らかな家族向け娯楽作だ。
歌って踊りながら、映画館から出てきた。
いい気晴らしになった。
ジュリア・ロバーツも、ネイサン・レインも陽気で、
ほかのキャストも、かわいらしい。
暴力やセックスだらけなら、楽しめなかったと思う。
人生は、とても悲しいから、.
時には楽しくあるべきであり、
この映画は、心を高揚させ、幸福に感じさせてくれた。
ジュリアとネイサンに感謝したい。
白雪姫やは王子を演じた女優は知らないけれど、
可愛くて、おかしかった。
アクション、不意打ち、ユーモア…
どんな年齢のひとにも楽しい映画。
見に行くべし。
否定的な物言いをするひとから、離れなさい。

オトーサン、
「ここにも、ご不満の方が・・・」

ローランドさん 
2015年3月9日
好もしいゲジゲジ眉

これが全てなのか、
このデーターベースに載っているのは
四作品と寡作な監督ながら、
これまでに観た『落下の王国』も『ザ・セル』も
独自の美意識による個性ある作風が好みに合ったのか
とても面白く観賞できて良い印象ばかりだった。
こんどは興行的成功を意識して対象年齢を下げたか、
いまひとつ弾け方が不足だし、
美術の面でも湖水に浮かんだ鏡の魔女の簡素居宅が
良かっただけで全体的にもの足りないものでした。  
それでも終いまでそこそこ楽しめたのは
太い眉毛のリリー・コリンズと
大きな眼と口のジュリア・ロバーツの存在で、
特にリリーのいかにもお伽話の気の良いお姫様役が
ぴったりのノホホンとした雰囲気が良かったのだけど、
この女の子はあのドラマーの
フィル・コリンズの娘さんだったんですね。  
お父さんに似なくて良かったねぇって思ったけど、
父親だって髪の毛がふさふさだったころは
美男子だったのだろうとの面影があるし余計なお世話でした。  
ジュリア・ロバーツの小さな顔に大きな眼と口に、
リリー・コリンズも小さな顔に太い眉毛と大きな眼と、
両人とも顔の空き地の分量が非常に少なく
それが個性的で見かけ上の利点と考えられるのだけど、
それで思い浮かんだのが、
顔の面積の広いモンゴロイド系の人間が眉毛を剃って細くして、
ますます空き地を広くしているのはなぜなんだろうって疑問でした。
って、これも余計なお世話だったか。  
リリー・コリンズのノホホンとして演技臭を感じさせない
ホンワカとしたキャラクターは
多くの人に好まれるのではないかと思うし、
変な方向に進んで才能を潰してしまうってことが
なければいいのですけどね。 
親父がしっかり者みたいだから大丈夫かな。


コロニア

オトーサン、
「ナチの残党が南米にいたんだ!」
ナチの衛生兵だったシェーファーが、
戦後いち早く、牧師を隠れ蓑に戦争孤児院を設立、
だが、男児に性的暴行を加えたことが発覚し、
信者を引き連れ、チリへ逃亡!
“国家の中の国家”と言われるほどの
ドイツ人居留地「尊厳のコロニー」をつくりあげていた!

原題:Colonia (2015) 
監督:Florian Gallenberger  
脚本:Torsten Wenzel/ Florian Gallenberger  
Genre: Drama/ Romance/ Thriller 
Country: Germany / France / Luxembourg 
Language: English / Spanish 
上映時間:106分
あらすじ:
レナは、ドイツ人キャビンアテンダント。
フライトで訪れたチリで、
現地に滞在するドイツ人活動家の
恋人ダニエルとの束の間の逢瀬を楽しむ。
ところが、チリ軍部によるクーデターが発生、
ダニエルは反体制勢力として捕らえられてしまう。
ダニエルの行方を捜すレナは、
やがて彼が“コロニア・ディグニダ”という
謎の施設に監禁されていることを突き止める。
そこはナチスの残党パウル・シェーファーが
作り上げたカルト教団が集団生活をする
脱出不可能な要塞だった。
それでも愛するダニエルを助け出したい一心で、
信徒のフリをして潜入を敢行する・・・

出演者:
Emma Watson ・・・ Lena(レナ)
Daniel Bruhl ・・・ Daniel(ダニエル)
Michael Nyqvist ・・・ Paul Schafer(パウル・シェーファー)
オトーサン、
「大きくなったなぁ」
エマ・ワトソンは、あの「ハリー・ポッター」の
お転婆娘ハーマイオニーです。

その他の出演者:
Richenda Carey ・・・ Gisela
Vicky Krieps ・・・ Ursel
Jeanne Werner ・・・ Doro
August Zirner ・・・ German ambassador
Martin Wuttke ・・・ Niels Biedermann
Julian Ovenden ・・・ Roman Breuer

User Rating:7.1/10( 27,213 votes)IMDb
  User Rating:7.1/10( 128 votes) Yahoo!
オトーサン、
「記録映画とみるべきだね」

User Reviews 
deathslasherさん
Switzerland 
2015年9月28日
単なるスリラーではなく内容のある映画

チューリヒの映画祭の初日に見て感動した。
ラブストーリーだからではなく、
反駁できない真実のためだ。
私は、サンチアゴのカルトについて調べてみた。:
・コロニア・ディグニダ(尊厳のコロニー)
多くの倫理の問題が魔法のように浮かびあがる。
そして、人間性が大事だと説いている。
映画は心を鷲づかみし、終わりまで放さない。
内容は、赤い糸のラブストーリーを除いて、実話だ。
「尊厳のコロニー」での人生が、
誇張なきドキュメンタリーとして記録されている。
エマ・ワトソンとダニエル・ブリュールの見事な演技は、
この映画を強烈な経験にした。
私の唯一の批判は、
ラブストーリーが平凡だということだ。
登場人物の行動は、大して意味がないと思う。
本作は、私が今年見た最もよい映画だった。
通常の商業映画とは比較できない。

オトーサン、
「エマは、演技上手だね」

Cディレクターシネオさん 
2016年12月30日
名女優、エマ・ワトソン! 

1973年にチリで実際に起きた軍事クーデター。
そこで実在した元ナチスのカルト教団から、
恋人を救い出そうとするCAのお話。
時代背景や
そこの生きる人物にリアリティがあるから、
本当にあった話と錯覚して、
スクリーンにどっぷりのめり込んでしまった。
いやいや、こんなことが実際にあったかもしれない。
カルト集団に自ら飛び込んでいくヒロインに
ドキドキしっぱなし。
拷問器具があったり、
男達に袋叩きにされる女性や、少年の性的虐待、
施設の外には罠がたくさん仕掛けられていたりして。
それが表向きは慈善団体なんだから、怖すぎる。
脱獄モノのお約束事だが、
ラストはやったーってカンジでホッとする。
それが劇場で共有できるんだから、
映画ってやっぱり面白い。
ラストの施設の写真に、震えてしまった。
エマ・ワトソンは、ハーマイオニーから、
名女優になっていた。
ちっちゃいときから知ってるから、嬉しいな。
しかも、こんなドイツの低予算の
インディペンデント作品に手をあげるなんて、
姿勢もかっこいい。
そんな彼女を楽しんでほしい。


マリーゴールド・ホテルで会いましょう

オトーサン、
「老後の移住先か」
この映画では、インドですが、
英国人にとっては、旧植民地なので、いいのでしょう。
われわれ日本人なら、
台湾、タイ、シンガポール、ハワイ、ニュージーランドかな?

原題:The Best Exotic Marigold Hotel (2011) 
監督:John Madden  
原作:Deborah Moggach
脚本:Ol Parker  
Genre:Comedy/ Drama
Country: UK/ USA / United Arab Emirates 
Language: English / Hindi 
上映時間:124分
あらすじ:
高級リゾート・ホテルで、心地よい日々を”
高齢者向け長期滞在プランに
イギリス人男女7人が申し込む。
亡夫の負債返済のために家を売り払い、
インドでの一人暮らしを決意したイヴリン、
退職後、インドを選んだ夫婦ダグラスとジーン、
突然判事を辞めたグレアムなど、
7人の抱える事情は様々だ。
期待に胸を膨らませ、辿り着いた先で待っていたのは、
“高級ホテルになる予定”というボロ・ホテルと、
やる気満々の支配人ソニーだった・・・

出演者:
Judi Dench ・・・ Evelyn Greenslade(イヴリン)
Bill Nighy ・・・ Douglas Ainslie(ダグラス)
Penelope Wilton ・・・ Jean Ainslie(ジーン)  
Tom Wilkinson ・・・ Graham Dashwood(グレアム)
Dev Patel ・・・ Sonny Kapoor(ソニー)
オトーサン、
「いい役者をそろえたね」

その他の出演者
Maggie Smith ・・・ Muriel Donnelly
Ronald Pickup ・・・ Norman Cousins
Celia Imrie ・・・ Madge Hardcastle
Tina Desai ・・・ Sunaina
Sid Makkar ・・・ Jay
Lillete Dubey ・・・ Mrs. Kapoor
Diana Hardcastle ・・・ Carol
Seema Azmi ・・・ Anokhi
Paul Bhattacharjee ・・・ Dr. Ghujarapartidar
Liza Tarbuck ・・・ head nurse Karen
Denzil Smith ・・・ Mr Dhurana
Honey Chhaya ・・・ Young Wasim

User Rating:7.3/10 ( 77,676 votes)IMDb
  User Rating:7.6/10( 295 votes) Yahoo!
オトーサン、
「シニアの生活と意見を活写!」

ゴールデン・グローブ ノミネート
・作品賞     
・女優賞  ジュディ・デンチ 

User Reviews 
Rob Titteringtonさん
Birmingham 
2012年3月3日
最高の英国映画

まさしく円熟した聴衆にアピールする映画だ。
最初から終わりまで、
文化、調和、絶えず変わる世界を理解する
素晴らしい旅だ。
私自身、最近インドにいた。
こんな言葉を知っている。
「すべて最後にはよくなる」’
ポジティブなインドのメンタリティ。
インドの街路で発見するのは、
野心的なインド人たちのハートだ。
パパとこの映画を見て、大いに楽しんだ。
終わりまで素敵な映画をいつも良いことだ。
私達、英国人は、他のどの国よりも
何年もの間支配したこのインドを知っている。
繰り返すが、最高の英国映画だ。

オトーサン、
「インドを旅するなら、若い頃だね」

kinchan3さん 
2016年11月16日
シニア版『グランドホテル』形式 

『グランドホテル』形式というと映画で有名な用語だ。
『グランドホテル』にはさまざまな人生が交錯する。
この場合も、問題をもった人々がインドに集合する。
名前だけは立派だが、廃業寸前のホテルである。
シニアばかりだが、彼らの知恵が若者に役立つところがいい。
あっと驚く展開もある。
定年になったら、外国で暮らすという選択肢もあったが、
日本と往復する時にはやっぱりお金がかかるだろうと思う。
イギリスは宗主国だったから、過ごしやすいのかもしれない。
ただ、病気を考えるとインドはちょっとという気になる。
途中で、「発音できない食べ物は食べない」
という言葉が出てきたが、卓見である。
人類学を教わった西江先生は
「素材の分からないものは食べない」といっていたが、
これはかなり無理な要求だ。
この後、どうなるんだろうと思っていたら、
続編もできていた。
抜け目のないのはイギリス人なのか、インド人なのか。
そうそう、森本哲郎は
インドは0の国、西洋は1の国、
中国は2の国、日本は多の国と話していた。
この映画ではみんなが0からのリスタートなのだ。 


イーグル・ジャンプ

オトーサン、
「1988年のカルガリー・オリンピックが舞台か」
フィンランドのマッチ・ニッカネが、
ジャンプ男子70m級個人、90m級個人で優勝!
本作でも、その雄姿がみられます。
レジェンド・葛西紀明選手は、
1992年のアルベールビル以来、
リレハンメル、長野、ソルトレイクシティ、
トリノ、バンクーバー、ソチと出場しましたが、
残念ながら本作では、顔をみられません。

原題:Eddie the Eagle (2016)
監督:Dexter Fletcher    
原作:Simon Kelton
脚本:Sean Macaulay/Simon Kelton  
Genre:Biography/ Comedy/ Drama
Rated PG-13 for some suggestive material, 
            partial nudity and smoking
Country: UK / Germany / USA 
Language: English / German 
上映時間:106分
あらすじ:
エディは、オリンピック選手に憧れていた。
だが、近眼で運動音痴なエディには
到底無理と周囲から馬鹿にされていた。
イギリス国内にスキージャンプの有力選手が
誰もいないと知り、練習場があるドイツの雪山へ向かう。
そこで出会ったのは、天才ジャンパーといわれたが、
傲慢な態度と素行不良でスキージャンプ界を追放され、
練習場の整備係に身を落としているブロンソンだった。
エディは、コーチになってと頼むが、冷たくあしらわれる。
だが、スキージャンプに本気で打ち込み
だが、大怪我をしてまで練習に励むエディの姿を見て、
ピアリーは、コーチを引き受ける。
こうして二人のオリンピックへの挑戦が始まった・・・

出演者:
Taron Egerton ・・・ Eddie Edwards(エディ)
Hugh Jackman ・・・ Bronson Peary(ブロンソン)
オトーサン、
「タロン・エジャトン、適役だね」
あまり知られていないほうが、この役には向いています。
コーチ役のヒュージャックマン、ハンサムだねぇ。

その他の出演者:
Tom Costello ・・・ Eddie Edwards(10)
Jack Costello ・・・Eddie Edwards(15)
Christopher Walken ・・・ Warren Sharp
Iris Berben ・・・ Petra
Mark Benton ・・・ Richmond, a BOA official
Keith Allen ・・・ Terry
Jo Hartley ・・・ Janette Edwards
Tim McInnerny ・・・ Dustin Target
Edvin Endre ・・・ Matti "The Flying Finn" Nykanen
Marc Benjamin・・・ Lars Holbin
Jim Broadbent ・・・  BBC commentator
Daniel Ings ・・・ Zach
Rune Temte ・・・ Bjorn, a Norwegian coach

User Rating:7.4/10( 50,400 votes)IMDb
  User Rating:8.3/10( 23 votes) Yahoo!
オトーサン、
「気軽に楽しく見られるね」

User Reviews 
tony r さん
United States 
2016年2月17日
見に行くべし

この映画、試写会で見た。
エディイーグルは物凄かった。
全く失望しなかった。
これは、エディ・エドワーズと
スキージャンプへのすばらしい洞察に満ちている。
非常に危険なスポーツだ。
それゆえ、非常に美しい。
心とユーモアがある。
ブルーレイで見てみたい。
喜んでお金を払って、私のコレクションに加えたい。
その上、すばらしいビジュアルがある。
現在映画館で上映される屑映画よりもよい。
賞賛に値いする。

オトーサン、
「母は優しく強い!」

kob***** さん 
2017年2月6日
想定外の感動を味わえました 

実話ベースのオリンピックのお話。
少年の頃からオリンピックに出るのが夢で、
ただひたすら諦めずに頑張るエディ。
ノンフィクションというのがいいなと思います。
皆に大反対されながらも、いじめられながらも
不屈の精神で前を向くエディすばらしい。
こういういい意味での変人が楽しくて
新しい世の中を作るんだろうなぁと思いました。
コーチの裏話的なストーリーも感動だし、
お母さんの優しさにも感動しました。
ややコメディタッチなのに泣ける、
気張らずに見られる良い映画です。
音楽は人それぞれかな?1980年代の曲調。
ノスタルジーな感覚にさせてくれるので、
とっても好きでした。 


人間の証明

オトーサン、
「帽子の詩はよく覚えているな」
 母さん、僕のあの帽子、どうしたんでしょうねえ? 
 ええ、夏、碓氷から霧積へゆくみちで 
 谷底へ落としたあの麦わら帽子ですよ
 
原題:人間の証明 (1977) 
監督:佐藤純彌
原作:森村誠一  
脚本:松山善三 
Genre:Suspence/Drama/Mystery
上映時間:133分
あらすじ:
東京の高級ホテルのエレベーターで
黒人男性ジョニーが“ストーハ”という言葉と、
西条八十の詩集を残して殺された。
棟寄刑事と横渡刑事は、捜査線上に見え隠れする
ファッションデザイナー八杉恭子の過去を追う。
最後の決め手を得るべく、棟寄刑事は渡米し、
シュフタン刑事と協力する・・・

出演者:
 岡田茉莉子 ・・・ 八杉恭子
 ジョー山中・・・ ジョニー
 松田優作・・・ 棟居刑事
 ハナ肇・・・ 横渡刑事
 ジョージ・ケネディ・・・ シュフタン刑事
オトーサン、
「棟居刑事役の松田優作、独特の雰囲気があるね」
わが老人ホームのスタッフ棟居(むねすえ)さん、
父親が森村誠一さんと高校の同級生と言う関係で、
名前を貸したそうです。
「一番巧いのは、ジョージ・ケネディだね」

その他の出演者 
 岩城滉一・・・ 群恭平
 三船敏郎・・・ 群陽平 
 高沢順子・・・ 朝枝路子 
 鶴田浩二・・・ 那須警部 
 鈴木瑞穂・・・ 山路部長刑事 
 地井武男・・・ 草場刑事 
 和田浩治・・・ 河西刑事 
 峰岸徹・・・ 下田刑事 
 夏八木勲・・・ 新見隆 
 范文雀・・・ なおみ 
 長門裕之・・・ 小山田武夫 
 ジャネット八田・・・ 三島雪子 
 坂口良子・・・ 澄子 
 伴淳三郎・・・ 霧積温泉の主人 
 星美智子・・・ 霧積温泉の女中 
 相馬剛三・・・ 霧積温泉の番頭 
 竹下景子・・・ 中山静枝 
 北林谷栄・・・ 海辺の老婆 
 西川峰子・・・ 海辺の娘 
 大滝秀治・・・ おでん屋の客 
 佐藤蛾次郎・・・ おでん屋の客 
 室田日出男・・・ 横川の警官 
 中田博久・・・ ロイヤルホテルの従業員 
 深作欣二・・・ 渋江警部補二 
 島崎奈々・・・ エレベーター・ガール 
 森村誠一・・・ フロント・マネージャー 
 鈴木ヒロミツ・・・ 喫茶店のボーイ 
 シェリー・・・ 喫茶店のウェイトレス 
 菅野忠彦・・・ 棟居の父 
 E・H・エリック・・・ デザイン大賞の司会者 
 角川春樹・・・ 復員兵 
 ブロデリック・クロフォード・・・ オブライエン署長 
 リック・ジェイソン・・・ ライオネル・アダムス 
 ロバート・アール・ジョーンズ・・・ ウィルシャー・ヘイワード 

User Rating:8.4/10( 66 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:6.8/10( 161 votes) Yahoo!
オトーサン、
「懐かしいね!」
ホテル・ニューオータニを仰ぐ度に、
この映画を思い出したものです。
冒頭の冗長なファッションショー、
山本寛斎さんの作品なのですね。

User Reviews 
TNOさん 
2015年8月29日
役者達を見るだけでいい

この映画で霧積温泉が有名になり、
ジョー山中の主題歌もヒットした。
何作か作られた角川春樹・森村誠一コンビによる
作品の一角で当時はかなり話題になった。
ストーリーは、突っ込みどころ満載で、いただけないが、
多くが既に鬼籍に入っている
懐かしい役者達を見ているだけで、
お腹いっぱいという感じがした。
ニューヨークでも、いい役者が多く出演していたので、
当時の角川の資金調達力は絶大。 

オトーサン、
「オールスターキャストが売り物だね」

アンドレ・タカシさん 
2010年12月17日
確か「角川映画」の第二弾だった。

映画はつい先日まで観ていなかったけど、
CMの大量出稿で主題歌は耳に馴染んでました。
主題歌だけに点数を付けるならいい映画なんだけどね。
ミステリとして面白くないし、
サスペンスとしても面白くない。
ヒューマンドラマかというと、
登場人物たちの不可解な行動と
歪んだコミュニケーションに悪酔いしそうで、
共感も無ければ感動もない。
カーチェイスもありますがショボイです。
テーマが見えないという意味で変な映画です。
全体的に「えー、そこでそんなことするの」って思う局面が多い。
特に松田優作。
アメリカに行って酒場の客をいきなりぶん殴って
ネタを吐かせようとします。
七曲署のジーパンでした。
まぁ、これは松田優作というより監督の責任です。
でも全体に漂う懐かしいバカっぽさを、
そのまま懐かしめたので自分的な評価は甘め。
ちなみに、どこが人間の証明なんだろう? 
ラストのおばさんの自殺? 


セブン

オトーサン、
「名監督だね」
デイヴィッド・フィンチャー
誕生日;1962/8/28 
出身:コロラド州デンバー。
18歳で8mmカメラを用いて映画製作を始める。
1980年、ILMのアニメーターに。
1986年、ビデオ製作会社を設立。
マドンナ、ローリング・ストーンズなどの
ミュージックビデオやCMを手掛けた。
1992年、「エイリアン3」で監督デビュー。
受賞歴:
アカデミー賞ノミネート 
・監督賞 ソーシャル・ネットワーク    
・監督賞 ベンジャミン・バトン 数奇な人生    
ゴールデン・グローブ受賞 
・ソーシャル・ネットワーク
同ノミネート
・監督賞 ゴーン・ガール    
・監督賞 ベンジャミン・バトン 数奇な人生 
カンヌ国際映画祭ノミネート 
・パルム・ドール ゾディアック    

原題:Se7en(1995) 
監督:David Fincher  
脚本:Andrew Kevin Walker  
Genre:Crime/ Drama/ Mystery
Rated R for grisly afterviews of horrific 
    and bizarre killings, and for strong language
上映時間:127分
あらすじ:
定年退職間近の刑事サマセットと新人のミルズは、
ある殺人現場に向かう。
そこには肥満の大男の凄惨な死体があった。
次はビジネスマンの死体が発見される。
サマセットはそれぞれの現場に残されていた文字から、
犯人がキリスト教における七つの大罪
(傲慢・嫉妬・憤怒・怠惰・強欲・暴食・色欲)
に因んだ殺人に及んでいると分析、
残るは5件となった。
やがて、ジョン・ドゥが容疑者に浮上するが、
取り逃がし、さらなる犠牲者が出る。
犯行が残り2件となったところで、
ジョン・ドゥが自首してくる・・・

出演者:
Brad Pitt ・・・ Detective David Mills(ミルズ刑事)
Morgan Freeman ・・・ Detective Lieutenant William Somerset(サマセット部長刑事)
Kevin Spacey ・・・ John Doe(ジョン・ドゥ)
オトーサン、
「三役揃い踏み、見応えがあるね」

その他の出演者:
Gwyneth Paltrow ・・・ Tracy Mills
R. Lee Ermey ・・・ Police Captain
John C. McGinley ・・・ SWAT team leader California
Richard Roundtree ・・・ District Attorney Martin Talbot
Richard Schiff ・・・ Mark Swarr
Julie Araskog ・・・ Mrs. Gould
Mark Boone Junior ・・・ Greasy FBI Man
John Cassini ・・・ Officer Davis
Reg E. Cathey ・・・ Coroner
Peter Crombie ・・・ Dr. O'Neill
Hawthorne James ・・・ George
Michael Massee ・・・ Man in Massage Parlour Booth
Leland Orser ・・・ Crazed Man in Massage Parlour
Richard Portnow ・・・ Dr. Beardsley
Daniel Zacapa ・・・ Detective Taylor
Alfonso Freeman ・・・ Fingerprint Tech
Harris Savides ・・・ 911 Operator
Andrew Kevin Walker ・・・ Dead Man
Richmond Arquette ・・・ Delivery Man
Heidi Schanz ・・・ "pride" victim

User Rating:8.6/10( 1,077,578 votes)IMDb
  User Rating:8.4/10( 1,945 votes) Yahoo!
オトーサン、
「昔、見ているな」

アカデミー賞ノミネート
・編集賞
ブルーリボン賞受賞 
・外国作品 

User Reviews 
Philip Tsatsasさん
Sunderland, England 
2002年6月20日
現代の傑作!!

「セブン」は、サスペンスに満ちた衝撃的なゴシック。
デイヴィッド・フィンチャー監督の
キャリアの新しい始まりとなった。
7つの大罪をテーマとした
ニューヨーク市で起きる殺人と犯罪の暗い物語だ。
この殺人の謎を解くために、ペアになるのは、
ブラッド・ピットとモーガン・フリーマン。
2人とも、シャープでリアルな演技をみせる。
すべて演技なのかと思うほどだ。
デイヴィッド・フィンチャーの傑作は、
人生最高のチャンスを与えてくれる。
私達は、望まないのに、
恐怖の人間精神のかけらを経験する。
ブラッド・ピットは、
スクリーン上のかわいい顔ではなく、
登場人物に一体化できるすごい俳優であることを証明した。
モーガン・フリーマンについては、言うまでもないだろう。
スマートな刑事役のために生まれてきたようなものだから。
デイヴィッド・フィンチャーの時を超えた監督、
印象的な撮影は、満足すべきもので、
間違いなくショックを与え、もっと見たくなる。
「セブン」は、恐ろしい世界、
2人の刑事の捜査をリアルに描き、
魂の最も暗い領域へと踏み込んでいる。
ゴシックや心理学的スリラーを追及する
未来の監督たちのためにも、
フィンチャーには、より多くの古典作品をつくってほしい。
「セブン」をみるときは、ペンと紙を用意して
メモを取ってほしい。

オトーサン、
「鑑賞するには、教養がいるね」

gapperさん 
2010年8月1日
原題そのままの邦題

90年代半ばのブラッド・ピットの
もっとも乗っていた時期の作品。
「羊たちの沈黙(1990)」から出てきた
サイコ・クライム・サスペンスで、
犯人の常人をも狂わせる異常性が見所。
モーガン・フリーマンの役名が、
"ウィリアム・サマセット"というのは、
ウィリアム・サマセット・モームを現すのであろうか。
読書家で孤独な雰囲気を持っている
サマセット刑事は、そんな気にさせる。
ミルズ刑事との師弟コンビが上手くいっている。
犯人の”七つの大罪”に何らかのメッセージが
あるのかと思ったが、無いようである。
メッセージ性はないが、サマセットの置かれた状況が
現代の状況を物語り、リアルな圧迫感を生んでいる。
師弟は、”過去と現在”あるいは”現在と未来”であり、
それがラストの衝撃を生む。
起きるべくして起きた犯罪であり、
サマセットは予見していたとも取れる。
見終わった後に、始まった頃の彼の言動をよく思い出したい。
90年代らしい秀作である。


ハーモニー

オトーサン、
「原作者は天才だね」
・伊藤計劃(いとう けいかく)
 1974年10月14日 - 2009年3月20日
 千葉八千代松陰高等学校から
 武蔵野美術大学美術学部映像科卒。
 2004年1月から「はてなダイアリー」にて
 映画・SF評論ブログを開始する。
 Webディレクターの傍ら執筆した『虐殺器官』が、
 2006年、小松左京賞最終候補となり作家デビュー。
 2009年、「ハーモニー」で、日本SF大賞を受賞。
---「ハーモニー」は、絶対、読むべし!

原題:ハーモニー(2015)
監督:なかむらたかし/ マイケル・アリアス 
原作:伊藤計劃  
脚本:山本幸治 
Genre:Anime/SF
上映時間:120分
あらすじ:
近未来。
世界は大災禍から復興し、
健康志向が追求され、
ほとんどの病気や健康リスクは
未然に防がれるようになった。
カリスマ的美少女・御冷ミァハは、
そんな思いやりにあふれた優しすぎる世界を拒絶し、
2人の少女とともに自殺を企てる。
13年後。
あの時、零下堂キアンとともに生き残り、
ミァハを一人だけで逝かせてしまった霧慧トァン。
今もミァハの存在に縛られ続ける彼女は、
世の中への違和感を拭えないまま、
監察官として紛争地域の平和維持活動に従事していた。
そんなある日、世界中で数千人規模の人々が
同時多発的に自殺を図る謎の事件が発生、
トァンも捜査に参加する。
やがて実行犯を名乗るグループが犯行声明を発表、
世界中を恐怖に陥れる。
捜査を進める中で、トァンは、
事件の背後に死んだはずのミァハの影を感じる・・・

声の出演者:
 沢城みゆき・・・ 霧慧トァン 
 上田麗奈・・・ 御冷ミァハ 
オトーサン、
「なんて息苦しい!」
少女3人は、ハーモニーの世界を拒絶して、
自死を図ります。

その他の声の出演者:
 洲崎綾・・・ 零下堂キアン 
 榊原良子・・・ オスカー・シュタウフェンベルク 
 大塚明夫・・・ アサフ 
 三木眞一郎・・・ エリヤ・ヴァシロフ 
 チョー・・・ 冴紀ケイタ 
 森田順平・・・ 霧慧ヌァザ 

User Rating:6.0/10( 2 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:7.0/10( 445 votes) Yahoo!
オトーサン、
「いやだね、意識までも管理されるなんて」
George Orwellの近未来小説「1984」が底流にあります。

User Reviews 
b_s***** さん  
2017年2月10日
新しい世界が始まる 

全てが美しかった。
過去も未来も。
世界も人も生き物たちの営みもすべて。
その事実は不変であり、
人間はその美しさを感じることのできる存在だ。
しかし私が感じた「美しい」という感情が、
真っ白で埋め尽くされ、綺麗さっぱり、
永遠に失われるとは思っていなかった。
だから衝撃的だった。
同時に世界との別れがひどく辛くもあったし、
幸福なのかもしれないとも思った。
上映から一年以上経っても、
私はこの物語をハッピーエンドなのか
バッドエンドなのか整理をつけられずにいる。
これは未来に残すべき素晴らしい作品だと思う。
この作品は個人としての自分だけでなく、
影の部分でつながっている
全ての人と共鳴する部分が震える。
生命としての自分と出会える。
より多くの人に知って欲しい、
見て欲しいと思わせる作品だった。

オトーサン、
「絵もいいね」

DAIMETALさん 
2009年2月16日
原作者は色々書き過ぎて
肺癌にされて殺された

伊藤計劃3部作のトリを務める(予定だった)作品なので
きっと凄い内容だろうという期待だけで観に行きましたが、
綺麗な絵と大まかなプロット自体はなかなか良かったです。
個人的に苦手な説明だらけのアニメだったので、
終始説明を聞き取るのが
何かの修行のような感じで面白くなかったです。
キャラの名前が覚えられないです。
JK時代の「おっぱいやあそこの成長も
政府に数値としてデータ化されているの」
みたいな台詞は良かったです。
問題提起だけで何も解決できなかった印象です。
人類全体にマイクロチップを取り付けて
管理する計画は実際にありますし、
劇中の日本人は薬を日常的に服用してしますが、
実際に世界人口の1.6%にすぎない日本は
世界全体の4割もの薬品が消費される実験場です。
向精神薬の常用は死ぬ事が怖くなくなり、
認可を増やすと自殺者が激増します。
少し離れた場所からプシュッと針を撃つだけで
癌にして殺す事も出来ます。
原作者はきっと他の所でも色々書き過ぎて
肺癌にされて殺されたのだと思います。 


沈黙の執行人

オトーサン、
「見る番組ないなぁ」
12チャネルで、セガール映画をみました。
最近の夜の番組よりは、愉快でした。

原題:A Good Man (2014) 
     リターンド・ソルジャー 正義執行人
監督:Keoni Waxman  
脚本:Jason Rainwater/ Keoni Waxman  
Genre: Action/ Crime/ Thriller
Rated R for violence including some grisly images, 
        language and some sexuality/nudity 
Country: USA 
Language: English / Chinese / Romanian / Arabic / Russian 
上映時間:100分
あらすじ:
史上最大級の凶悪な敵を取り逃がした
アレキサンダーは長い軍役を退き、
ロシアの小さなアパートで
便利屋として静かな生活を送っていた。
そんなある日、
勢力争いに火花を散らすマフィアの抗争に
隣人のサーシャ、レナ、ミヤが巻き込まれてしまう。
事を荒立てず事態を収めようとしたが、
眼前に姿を現したのは
かつて取り逃がしたミスター・チェンだった。
鎮めていた感情が再び込み上げ、
かつての戦場の鬼へと変わる決意をする・・・

出演者:
Steven Seagal ・・・ John Alexander (アレクサンダー)
Victor Webster ・・・ Sasha (サーシャ)
Iulia Verdes ・・・ Lena (レナ)
Sofia Nicolaescu ・・・ Mya (ミヤ)
Tzi Ma ・・・ Mr. Chen (ミスター・チェン)
オトーサン、
「このペア、考えたね」
動きの鈍いセガールを
若手のヴィクター・ウエブスターがカバー。
彼は、テコンドー、マーシャルアーツ、
キックボクシングの達人だとか。

その他の出演者:
Claudiu Bleont ・・・ Vladimir
Bogdan Farkas ・・・ Aleksey
Dave Maynard ・・・ Movie Star
Ana Adelaida Perjoiu ・・・ Maria
Ovidiu Niculescu ・・・ Pavel
Elias Ferkin ・・・ Li Wei
Radu Banzaru ・・・ Priest
Massimo Dobrovic ・・・ Roberto
Alina Ionescu ・・・ Female Bartender
Ioana Moldovanu ・・・ Passion

User Rating:4.7/10( 2,229 votes)IMDb
  User Rating:6.8/10( 18 votes) Yahoo!
オトーサン、
「思ったより面白いね」

User Reviews 
tonghua2005さん
Canada 
2015年9月9日
セーガルは、口汚い年寄りになった

私は、セーガルの映画を愛してきた。
彼の映画は古くなってきたし、
彼は、年寄りになったが、OKで、楽しんできた。
だが、この映画は私の愛を殺している・・・
この映画で、セーガルが最も多く言ったせりふは、
「クソォ〜!」「チクショ〜!」だった。
戦闘シーンは冗談か。
他の俳優は、位置について
セーガルが、やりたい放題にさせる。
その脇差しは、100円ショップで買ったみたい。
最も多くの費用がかかったのは、
リモートの飛行機、ドローンかもしれない。
そして俳優たるや、なんてこったー!
私が知らない連中ばかり。
最初から最後まで、
ポルノなしの低予算ポルノ映画だった。
どう言えばいいんだ?
警告!

オトーサン、
「このひとは、好意的だね」

池田耕一さん 
2016年6月3日
セガールさん。もう少し体を絞ったほうが・・・

セガールの比較的新しい作品のようである。
今度の彼は殺し屋で、
切れ味のあるアクションは健在で、
どんな腕自慢の「悪党」でも
彼の前では赤子の手をひねるように
「死体もしくはそれに近い状態」になってしまい、
毎度ながら、実に気持ちがよいし、
安心してみていられる。
特に、相手の本拠地に一人乗り込み、
大事な女の子が人質に取られている
絶対的ピンチと思われる場面で、
そのボスに向かって
「お前に最後のチャンスをやるから
その子を放せ」と平然として言い放つ。
家の近くに待機していた仲間
(この人質の女の子の兄弟)が、
ライフル銃で、
人質の女の子を捕まえていた
「小児愛」趣味の悪役を見事に仕留める。
それを契機として、
隠し持っていた「脇差し」で、
周りにいる武装した全ての下っ端の子分たちを
あっと言う間にやっつけ、
一番強い子分と「空手」の喧嘩を始め、しとめる。
女の子に銃を突きつけているボスに、
「卑怯なことをやめて俺と正々堂々と勝負しろ」と言い、
見事そのボスもやっつける。
めでたしめでたし。
ボスは、子分たちがやられている間に
人質の女の子を連れてどこかに逃げることは
十分出来そうなものであるが、
そうはしなかったところを見ると、
この「ボス」はかなりの間抜けか、
或いはフェアープレイの精神の持ち主なのか。
突っ込みを入れたくなる場面は各所に出てくるが、
それもセガール作品の特徴のひとつであろう。
あまり一つ一つに目くじらを立てないほうがいい。
例によって、セガールのエスニック趣味が出てくる。
悪役のボスが中国人など
東アジア好きが随所にあらわれており、
漢字や中国語、日本語のキーワードが沢山出て来る。
残念ながら、日本人からすると、
日本と中国の違いを全くわかっていないなと思うが、
これもセガール作品の特徴のひとつと言えよう。
なお、人質となった女の子のお姉さんは、
セガールと出会った最初から好意を持っており、
最後は殺し屋家業から引退するセガールと結ばれる。
その美しいスリムなお姉さんに比べ、
セガールの最近のビア樽のような体つきは何ともふさわしくなく、
いくら「オヤジ」が売り物であっても、
もう少し体を絞ったほうがよろしいのではないか。


雷神−RAIJIN−

 
オトーサン、
「スコアが低いけど、見るか」
題名が風神雷神を思わせるので、
みはじめましたが、
あの鈍重なセガールがよく動くこと。
どうなってるんだ?

原題:Kill Switch (2008)
監督:Jeff King 
脚本:Steven Seagal  
Genre:Action/ Crime/ Drama
Country: Canada / USA 
Language: English / Russian 
上映時間:96分
あらすじ:
テネシー州メンフィス市警の刑事で、
雷神の異名をとるジェイコブは
10歳のとき、双子の弟が殺され、
悪夢から逃れられないでいた。
ある夜、通報を受け、相棒ストームと現場に急行。
両手両足を杭で固定され、腕に時限爆弾を埋め込まれた
若い女性が横たわっていた。
連続殺人犯ビリーの仕業だと見破り、
現場を見下ろせるアパートに潜入し、
ジェイコブは、ビリーを組み伏せ、
時限装置を解除するコードを自白させる。
また、ジェイコブは、5人を殺した殺人鬼を追う。
犯行現場には、占星術の記号が残されていた。
捜査の監視役としてFBIから送り込まれた
捜査官フランキーと共に、
ジェイコブは検視官コロナーを訪ね、
新たな犠牲者にも星座を象徴する記号が
残されていたことを知る。
暗号を解くために図書館を訪れ、
司書は、地元のバンドの歌詞に似ていると言う。
ライブ会場を訪れたジェイコブは、
ボーカルのラザラスを追う。
一方、ビリーは、なぜか釈放される。
復讐のため、ジェイコブと同棲する
女性巡査セリーヌを標的にする・・・

出演者:
Steven Seagal  ・・・ Jacob (ジェイコブ)
Karyn Michelle Baltzer   ・・・ Celine (セリーヌ)
Chris Thomas King  ・・・ Storm (ストーム)
Mark Collie  ・・・ Billy Joe Hill (ビリー)
Michael Filipowich   ・・・ Lazerus (ラザルス)
オトーサン、
「ラザルスが記憶に残るな」
マイケル・フィリポウィッチ、
TV Dramaで活躍しているようです。

その他の出演者:
Holly Elissa Dignard  ・・・ Frankie Miller
Isaac Hayes  ・・・ Coroner
Jerry Rector  ・・・ CDLU Lawyer 
Philip Granger   ・・・  Captain Jensen 
Riley Jang  ・・・  Young Jacob 
Connor Jang  ・・・ Young Daniel 
Finn Michael ・・・ Flashback Killer 
Aliyah O'Brien ・・・ Judith 
David Patrick Green ・・・ Lead Officer 
Holly Eglinton ・・・  Prostitute 
Reese Alexander ・・・ Bomb Squad Officer 

User Rating:4.0/10 ( 3,592 votes)IMDb
  User Rating:3.5/10( 57 votes) Yahoo!
オトーサン、
「低いねぇ」

User Reviews 
johan hjelmさん
Sweden 
2008年7月30日
別物のセガール映画

セーガルが脚本を書いていると知って、
こいつは、よい映画ではないと思った。
セーガルのいいところは、物凄いアクション・スキル。
この映画で、彼をサポートするアイザック・ヘイズは、
法医学者役だが、その彼がすごい。
この映画で、気になるのは、
同じパンチが2-4回見られることだ。
そして、厳しい表情のセーガルのクローズアップ。
基本的に、振り付けがよくない。
セガールは、相手を押さえつけ、繰り返し顔を殴っている。
銃撃戦も、同じくらい悪い。
あまりに無策なので、
セガールが、警察で活躍してきたのが信じられなくなる。
ろくでもない映画だ。

オトーサン、
「そうなんだ!」
セガールがよく動くので、驚きましたが、
実は、スタントマンがやっていたのです。
・セガール爺とはあからさまに違うスタントマンが、
 格闘シーンで露骨に登場しまくっています。

ジーナさん 
2010年4月13日
この監督要注意

セガール作品で事件を3つ入れるのは無謀でしょ(爆)
関連が無いならどれか一つで十分だったのでは?
と思わずにはいられません。
3つの事件が入ったことで
ストーリーに見応えがあるような錯覚を覚えますが、
内容は完全に薄いです。
こっちの犯人に重点を置いちゃうと
もう一人は放ったらかしって状態で、
後半に爆弾魔?が出てきた時
「あ、そういえば居たな」って思いましたよ(笑)
しかも、終盤はだいぶ急ぎ足で
2つの事件を片付けちゃってました。
猟奇殺人事件のほうは容疑者を見つけてから解決までが
驚くほど早かったですし、
濡れ衣に関してはアッサリ晴れてしまう始末・・・
爆弾魔のほうは何のために
その娘を?みたいな無意味なシーンもあったりで
かなり大雑把です。
そういえば子供時代の事件も一切関係無かったし(爆)
っていうか、あんなに可愛い双子の少年が
セガール爺になる訳がないのよ、、画的に結びつかないのよ(笑)
やはり爺は製作に関わるのはイイけど、
脚本に手を出すのはやめたほうがイイって事ですね。
とにかく、一貫性がなくバラバラでまとまりのない脚本でした。
いつものセガール爺らしい
緊張感のない爆弾魔とのやり取りから始まり、
サイコの雰囲気を漂わせる幼少時代と猟奇殺人を盛り込み、
そしていつもの手順無視で捜査をするセガール爺を入れたり・・・
なんだかリアルなモノを作りたかったのか、
いつものセガール作品を作りたかったのか
サッパリ分からない作風でした。
ある意味、どんでん返しとも言える
ラストの妻登場にはマジ驚きましたよ(笑)
サスペンスのどんでん返しって
そういう事じゃないんだよ?
セガール爺(爆)
登場人物に関しても女性警官がいる意味もなければ、
FBI捜査官が出てくる意味もなければ、
図書館司書?が出てくる意味のない
全く不必要な人間ばかりが出てくる作品でした。
どうせセガール爺は一人でやって何でも解決なんだから、
味方側に何人も登場人物を置く必要なんて無いんですよね(笑)
さて、最近手抜きが大いに目立つアクションのほうですが、
今作はさらにヒドい状態です。
まず・・・セガール爺とはあからさまに違うスタントマンが、
吹き替えするほどでもない格闘シーンで露骨に登場しまくっています。
唯一セガール爺が格闘シーンに参加している場合は、
胸から上を正面から撮影しているだけで
敵とセガール爺のショットを細かく行ったり来たりさせています。
しかも、このシーンえらく長いです(爆)
殴っても殴っても相手がやられてくれません(笑)
相手は武道の達人でもムキムキマンでもなく、
どう見ても雑魚キャラ・・・
一発KOしていたこれまでのアクションが
良かったかどうかはさておき、
こうなると一発で終わらせて下さいって思いますね(爆)
これは尺繋ぎだったとしか思えない
退屈な格闘シーンと言えるでしょう。
銃撃戦のほうはどう見ても
オートマチック銃じゃないのに連射してるセガール爺、
かも当たりません(爆)
格闘も出来なければ銃も使えないって何が出来んだよ!!!
って言いたくなりますよ(笑)
きまりなく長々と続く脚本、しまりの無いユルいアクション・・・
色んな意味で疲れる作品でした。


ニューヨーク 冬物語

 
オトーサン、
「魅力的な題名だね」
ニューヨーク観光フアンには、たまらないでしょう。
セントラル・パークの自然がいいですね。
ブルックリン橋も、いいですね。
冒頭の入国拒否シーン、トランプさんだけじゃないんだ。。

原題:Winter's Tale (2014)
監督・脚本:Akiva Goldsman
原作:Mark Helprin
Genre:Drama/ Fantasy/ Mystery/ Romance  
上映時間:118分
あらすじ:
1895年、結核にかかっているため、
移民夫婦がニューヨークで入国を拒否される。
夫婦は幼児を模型の船に載せて海に流し、
幼児は岸に流れ着く。
1916年、幼児はギャングの親玉
パーリー・ソームズに身をやつす悪魔に育てられて
盗賊ピーター・レイクと名乗っている。
ギャングを抜けようとして殺されそうになるが、
守護天使である白馬に救われる。
ピーターは大きな屋敷に盗みに入り、
結核で死期の近い赤毛の令嬢ベバリー・ペンに出会う。
盗みをあきらめ、ベバリーにお茶に誘われる。
二人はお互いのことを語り合い、恋に落ちる。
ベバリーを救うことはピーターの運命であると信じ、
邪魔するためにパーリーは屋敷に向かう。
白馬に乗ったピーターは
ベバリーを救い出し湖に連れていくが、
掟によってパーリーらは
境界を超えて追いかけることが出来ない。
ピーターは夏屋敷に滞在するベバリーの家族と親しくなる。
ベバリーはピーターと散歩し、誰の中にも奇跡があり、
死んだ後には星になるのだと言う。
パーリーは境界を超える許可を
ルシファーに求めるが却下され、
代わりにルシファーの元天使の力を借りる。
舞踏会でベバリーは毒の入った酒を飲まされる。
その夜二人は愛を交わすが、毒のためにベバリーは死に、
ピーターは奇跡を起こして
ベバリーを甦らせることが出来ない。
葬儀の後、ピーターと白馬は
ニューヨーク市内に戻るが、
橋でパーリーらに襲われる。
白馬を逃がすが、自分は川に落とされ、
記憶を失って100年間市内を彷徨い、
赤毛の娘の絵を道路に描き続ける。
2014年、年を取らないピーターは
少女アビーと、その母のバージニアに出会う。
ベバリーの父の建てた図書館に行き、
バージニアに昔の写真を見せられて記憶を一部取り戻す。
ピーターはバージニアの新聞社の社主となっている
ベバリーの妹のウィラに出会う。
アビーは末期がんを患っており、
ピーターは自分の救うべき赤毛の娘が
ベバリーではなく、アビーであると知る。
ピーターが生きていることを知ったパーリーは激怒し、
ピーターを破滅させるために不死性を放棄する。
パーリーはバージニアのアパートを襲うが、
ピーター、バージニア、アビーは
翼の生えた白馬と共に逃げ出す。
一行は屋敷のある湖に来るが、
今や不死性を失い掟に縛られないパーリーは
手下と共に境界を超えて追いかける。
白馬が氷を割って手下を湖に沈め、
ピーターはパーリーを殺し、死んだパーリーは雪に変わる。
ピーターはアビーの命を救う奇跡を起こす。
最後にベバリーの墓を訪ね、白馬に乗って星になる。

出演者:
Colin Farrell ・・・ Peter Lake(ピーター)
Jessica Brown Findlay ・・・ Beverly Penn(ベバリー)
Russell Crowe ・・・ Pearly Soames(パーリー)
オトーサン、
「ラッセル・クロウは、ピカイチだね」

その他の出演者:
Will Smith ・・・ Judge / Lucifer
Listo ・・・ The Horse
Matt Bomer ・・・ Peter's father
Lucy Griffiths ・・・ Peter's mother
William Hurt ・・・ Isaac Penn
Mckayla Twiggs ・・・ Young Willa Penn
Finn Wittrock ・・・ Gabriel
Kevin Corrigan ・・・ Romeo Tan
Graham Greene ・・・ Humpstone John
Jennifer Connelly ・・・ Virginia Gamely
Eva Marie Saint ・・・ Adult Willa Penn
Ripley Sobo ・・・ Abby
Kevin Durand ・・・ Cesar Tan

User Rating:6.2/10 ( 43,279 votes)IMDb
  User Rating:5.7/10( 116 votes) Yahoo!
オトーサン、
「評価が分かれるかも」
ある意味、突込みどころ満載です。

User Reviews 
j7lrさん
Dominican Republic 
2014年2月26日
ロマンス、詩、魔法が好きならば、見逃す手はない

ここ数年で最もロマンチックな映画の1つ。
純粋な詩と魔法。
心の奥深くに届く。
一度も行ったことがない場所に連れて行く。
時間には、意味がない?
善と悪はバランスしている。
舞台は、神話的なニューヨーク。
1世紀以上に及ぶ。
主題は、奇跡。
交錯する運命、古くからの善と悪の戦い。
監督のデビュー作だ。
脚本は、「ビューティフルマインド」で
アカデミー脚本賞を受賞したアキヴァ・ゴールドマン
主演は、コリン・ファレル。
ロマンス、詩、魔法が好きならば、見逃すなかれ。

オトーサン、
「クリスマス前に見るべし」

スヌーピーさん 
2014年12月22日 
よかったです

予備知識なくて見たので正直驚きました。
ラブストリーだけどファンタジーなんですね。
クリスマス前に見たからぴったりのような気がしました。
出演者も豪華で驚きました。
悪役のラッセルクロウは怖くて気持ち悪かったです。
恋人のベバリーはすごくきれいでかわいかったです。
時代が色々変わり現代につながってすごい展開に驚きました。
彼の生きてる使命も知りせつなかったです。
途中見ていて泣いてしまいました。
ベバリーの妹さんがかわいくてでも、
現代ではもちろんおばあさんで
歳をとってもかわいらしくて素敵でよかったです。
ピーターは結局何者だったのでしょうか?
人間だけど不思議な力(愛の力)で変わったのか
それとも天使だったの?と思いました。
でも素敵なラブストリーで時空を超えて壮大でよかったです。
ニューヨークの街並みもきれいでよかったです。
神様からの使者のような馬も素敵でした。
羽の生えた馬、白馬は本当にきれいでした。


陰謀のセオリー

 
オトーサン、
「知りすぎると殺される、同じだね」
米国家安全保障局(NSA)の機密情報を暴露した
元中央情報局(CIA)職員、エドワード・スノーデンを
亡命先のロシア当局が米国へ身柄引き渡しか?
いつの時代、どんな政府にも隠し事があるようです。

原題:Conspiracy Theory (1997)  
監督:Richard Donner  
脚本:Brian Helgeland
Genre:Action / Mystery / Romance / Thriller
Rated R for some violence
上映時間:135分
あらすじ:
ジェリーは、タクシー運転手。
何を見聞きしても、国家の陰謀が隠されているという
強迫観念に取りつかれていた。
ある日、女性弁護士アリスに陰謀が迫っていることに気づき、
彼女に接近するが、変人扱いされる。
何を聴いても、肝心なことは思い出せないというのだ。
だが、ジェリーの勘は正しく、
謎の組織が二人を狙いはじめる・・・

出演者:
Mel Gibson ....  Jerry Fletcher(ジェリー)
Julia Roberts ....  Alice Sutton(アリス)  
オトーサン、
「名演、競演!」
アカデミー俳優ですから、見応えがあります。

その他の出演者:
Patrick Stewart ....  Dr. Jonas  
Cylk Cozart ....  Agent Lowry
Steve Kahan ....  Mr. Wilson  
Terry Alexander (I) ....  Flip  
Alex McArthur ....  Cynic  
Rod McLachlan ....  Justice Guard  
Michael Potts ....  Justice Guard  
Jim Sterling (I) ....  Justice Guard  
Rich Hebert ....  Public Works Man  
Brian J. Williams ....  Clarke  
George Aguilar ....  Piper  
Cece Neber Labao ....  Finch's Secretary  
Saxon Trainor ....  Alice's Secretary  

User Rating:6.7/10( 78,588 votes)IMDb
  User Rating:6.8/10( 179 votes) Yahoo!
オトーサン、
「翻弄されるね」
昔、この映画批評に取り上げました。
(連番 No.134)
現在のフォーマットになっていません。

User Reviews 
Benjamin Wolfeさん
USA 
2007年1月13日
スライダー!!

本作は、上出来のコメディ、
そして、紆余曲折のあるドラマだ。
一緒に働いている女性が、こう言った。
「あなたはジェリー・フレッチャーに似てるわ。
 メル・ギブソンが主演よ」
彼女に話していなかったが、
私は以前、タクシー運転手だった。
彼女の話しが分からなかったので、
映画を見に行った。
確かに、私に似ていた。
運転中、話しかけたが、後ろに誰もいなかった!
そんな体験があったのだ。
俳優は、みんな見事だった!
筋書がいい。
紆余曲折があって、目が離せない。
アクションも、よく出来ていた。
恐怖が高まったり、収まったりする!
ギブソンはいつも違う感じだ。
映画スターではなく、堅実な男で、
たまり場で一緒にビールを満喫するようにみえる。
ジュリア・ロバーツは、輝いている。
彼女は、気遣い、リアルだ。
メルとジュリアは、出会いと別れを繰り返す。
一風変わったエンディングは、ワイルドなライドだった。
ギブソンやロバーツのファンは、見るべし。
素晴らしい、推奨したい。

オトーサン、
「波乱万丈、愛は一筋!」

宇田雄一さん 
2013年12月10日
女性上位の恋愛映画の最高傑作
 
どこまでがコメディで
どこまでがシリアスなのか分からない様な作品だが、
恋愛映画として見ればシリアスで一本筋が通っている。
また、見る人の好奇心を絶やさない様に
最後まで持って行ってくれる。
私は、この作品でメル・ギブソンが好きに成ったが、
その後で他の作品を見て、
彼の演技にはこの作品にしか向かない要素が有る事を感じ、
ほくそ笑みながら、キャスティングは監督の慧眼だ、と思った。
タクシー車内で彼がしゃべりまくる冒頭シーンは、
まるで彼の特徴を監督がからかっているかの様だ。
私は、ジェリーの住居が特に気に入った。
最後のドンデン返しまで気持ち良く見れた。
この映画を私は最初映画館で見たが、
帰宅後メモ用紙に思わずジェリーとアリスの相合傘を書いた。
そのぐらい余韻が持続する映画だった。
DVDを買ったのは、それよりも何年も後の事だったが、
その時にもまだこの作品は私にとって特別な作品だったし、
その気持ちはまだ続いている。 


孫文の義士団−ボディガード&アサシンズ

 
オトーサン、
「孫文って偉人だよね」
中国4000年の歴史は、専制君主が支配していました。
国力が衰えると、欧米列強の植民地になってしまいました。
だが、孫文の信念と熱情と献身により、
1911年-1912年にかけて、中国で民主主義革命が起き、
初めて共和制国家・中華民国が誕生したのです。
この映画は、辛亥革命の端緒を描いています。
でも、アクションシーンの出来がよく、
娯楽大作という面もあります。

原題:Shi yue wei cheng (2009) 
    Bodyguards and Assassins
監督:Teddy Chan 
アクション監督:Tung Wei/Tat Chiu Lee
原案:Tung Man Chan 
脚本:Junli Guo/ Tin Nam Chun/ Joyce Chan  
Genre:Action/ Drama/ History
Country: China / Hong Kong 
Language: Mandarin / Cantonese / English 
上映時間:139分
あらすじ:
清朝末期の香港。
腐敗した王朝の打倒を掲げて立ち上がった
孫文が日本からやって来るとの極秘情報が。
中国各地の同志たちと武装蜂起へ向けた協議を行うため。
孫文を亡き者にしたい西太后は
このチャンスを逃すまいと500人もの暗殺団を送り込む。
そこで、孫文を守るための義士団が結成される。
革命派のチェン・シャオバイは、
新聞社社長リーと孫文の護衛作戦を立てる。
集められたのはスパイとして働く警官や車夫、
ワケありの物乞いなど市井の民たち。
彼らに課された使命は、孫文の影武者と共に囮となり、
会談が終わるまでの1時間を
500人の暗殺団相手に戦い抜く・・・

出演者:
Zhang Hanyu ・・・ Sun Wen(孫文) 
Wang Xueqi ・・・ Li Yutang(リー) 
Tony Leung Ka-fai ・・・ Chen Shaobai(チェン) 
Nicholas Tse ・・・ Deng Sidi / "Si"(アスー) 
Zhou Yun ・・・ Chun(チュン) 
Mengke Bateer ・・・ Wang Fuming(ワン)  
Donnie Yen ・・・ Shen Chongyang(シェン)  
オトーサン、
「リー役のWang Xueqiが、いいね」

その他の出演者:
Leon Lai ・・・ Liu Yubai.
Fan Bingbing ・・・ Yueru .
Wang Po-chieh ・・・ Li Chongguang.
Simon Yam ・・・ Fang Tian 
Li Yuchun ・・・ Fang Hong.
Eric Tsang ・・・ Smith
Hu Jun ・・・ Yan Xiaoguo
Lu Zhong ・・・ Madame Yang
Jacky Cheung ・・・ Yeung Ku-wan.
Michelle Reis ・・・ Liu Yubai's lover
John Shum ・・・ Zhang Dayou
Cung Le ・・・ Sa Zhenchan
Philip Ng ・・・ Bai Que 
Xing Yu ・・・ Hei Man
Dennis To ・・・ Nie Zhongqing

User Rating:6.9/10( 6,451 votes)IMDb
  User Rating:8.0/10( 131 votes) Yahoo!
オトーサン、
「力作だ」
いまの中国は、この映画をどう評価しているのでしょう。

User Reviews 
Max Mooneyさん
Honolulu, HI 
2010年5月26日
素晴らしい映画!

私は喜んだ。
台北からバンコクまでの機中で見たが、
エキサイティングで、悲痛な思いにさせられた。
アクション・シーンは素晴らしかった。
演技は、素晴らしく、
今年みたうちで、一番好きな映画だ。
ストーリーは、どれほど正確か分からないが、
実話に基づいたタイプの映画だろう。
ある評者は、本作を
香港版「ギャング・オブ・ニューヨーク」だと
言っていたが、当らずとも遠からずだろう。
「ギャング・オブ・ニューヨーク」の
キャメロン・ディアスのたちの悪い演技も、
もう一度見てみたい。
本作は、100回見るだろう。
間違いなく私のコレクションに追加したい。
できれば、DVDの英語字幕版が発売されんことを。

オトーサン、
「確かに、群像劇だね」
これだけの人物を描き分けるのは、
さぞかし大変だったでしょう。
多くの人命が失われたおかげで、
革命が成就したことが分かります。
でも、わが子が革命のために死のうと志願したら、
親は、どう思うでしょうか?


民謡から演歌まで さん 
2013年2月24日
泣ける!

映像は映画的に素晴らしく役者たちも迫真の演技。
登場人物それぞれの背景にドラマがあって、
アクションムービーってよりは史劇の趣き
…主役が誰なのか解らない群像劇です。
博打好きで妻に逃げられた男…ドニー・イェン
逃げた妻…ファン・ビンビン
その現在の夫な商人…ワン・シュエチー
その息子…ワン・ポーチエ
商人の車夫(写真屋の娘と婚約)…ニコラス・ツェー
車夫と友達になった巨漢…メンケ・バータル
商人の友達?な浮浪者
(ってか父親の妻を愛して死なせて絶望)…レオン・ライ
同じく友達な警察署長…エリック・ツァン
同じく友達な新聞社社長…レオン・カーフェイ
その同志な元将軍(今は劇団長)…サイモン・ヤム
その娘…クリス・リー
そして彼らが護る孫文の暗殺を企てる清朝の将軍
(新聞社社長の教え子)…フー・ジュン
〜その誰もに主役ともいえるシーンがある。
つまりが人に言わせれば
ある意味「薄い」のかもですが、
僕的には2時間で
この書き込みは中々のものではないかと。
孫文が香港に来る三日前から
当日の四日間を描くムービーなのだが、
初めの三日間は暗殺団による劇団の襲撃などはあるにせよ
主に人間を描くドラマが主体。
そして最後の一日
〜それまで描いてきた人たちがそれぞれの事情で
清朝の暗殺団から革命の灯を護るために、
ひとり、またひとりと
壮絶な最期を遂げてゆくって戦闘ドラマ
…ここは正にアクションムービーしてますが、
ベタといえばベタ
(シルミド的…
死んでゆく市井の人たちの出身地テロップが出る)
…いやムービーに入り込んで観ている人なら
泣けるってことも事実でしょう。
クリス・リーが現代っ娘的なキャラながら
古風な仇討ち?を敢行し
…その結末は…やっぱり泣けます。
人力車が階段を落ちる
…例のアレ(エイゼンシュテイン)じゃないですが
…薄れ掛けた意識の中で見える光景は
凄まじく残酷な結末。
可愛い教え子で友達の息子
…そしてやっと授かった、
自分は人民の為に戦っても良いが
絶対に危険なマネをさせたくなかった跡取り息子
…永遠の慟哭、そして感情の向かう場所は
この世の何処にも存在しない。


月夜の願い/新難兄難弟

オトーサン、
「原題、どういう意味かな?」
・He Ain't Heavy, He's My Father 
 彼は厳しくないけど、私の父親

原題:Xin nan xiong nan di (1994)  
      He Ain't Heavy, He's My Father 
監督:Peter Chan) 
原作:Ngai Tat-sam/ Mang Wai-leung
脚本:Lee Chi-ngai 
Genre: Comedy/ Drama/ Fantasy
Country: Hong Kong 
Language: Cantonese 
上映時間:97分
あらすじ:
不動産業でリアリストのユンは、
お人好しの父親・ファンと毎日喧嘩している。
母親ローラの気苦労も絶えない。
そんなある日、ファンが強盗に襲われ、
重傷で入院してしまう。
それを機に、父の過去を知りたくなって、
中秋節の夜、願いが叶うと言われる穴に飛び込んだ。
そこはなんと40年前の世界。
ユンは若き日の父母たちが暮らす
春風街 にタイムスリップしていた・・・

出演者:
Tony Leung Ka-fai ・・・ Tommy Chor Fan(ファン)
Tony Leung Chiu-wai ・・・ Chor Yuen(ユン)
Carina Lau ・・・ Laura Watts(ローラ)
オトーサン、
「トニー・レオンは、いいね」
「化けたもんだね、カリーナ・ラウの老け役」
太った醜いおばさんにしかみえませんが、
トニー・レオンの奥さんなんですって。

その他の出演者:
Anita Yuen ・・・ Yee / Lynn
Lawrence Cheng ・・・ Lone / Chuen
Michael Chow ・・・ Mr. Cheung
Anita Lee ・・・ Kan
Lawrence Ng ・・・ Loanshark Fung
Helen Yung ・・・ Yin
Waise Lee ・・・ Lee Kar-shing / Fan's neighbor 
Chor Yuen ・・・ Lord Watsons
Tsang Kan-wing ・・・ Laura's cousin 
Poon Fong-fong ・・・ Siu-kuen
Pang Mei-seung ・・・ Laura's mom
Valerie Chow ・・・ Dr. Jenny Chung
Wong Wa-wo ・・・ Bridge player
Joe Cheung ・・・ Photographer
Kim Yip ・・・ Dr. Zhivago / Bass player / rickshawman
Teddy Chan ・・・ Kee
Jacob Cheung ・・・ Uncle Mark Sevrn
Alexander Chan ・・・ Fire Dept worker
Chan Wing-chiu ・・・ Housing Authority staff
Lee Hiu-tung ・・・ Bo-bo
Hau Woon-ling ・・・ Richshaw passenger
Andrew Kam ・・・ Sgt Rocky
Hoh Wan ・・・ Kee's father
Ng Cheuk-long ・・・ Young Chor Yuen
Wong Hei-yeung ・・・ Young Lone
Quintin Wong ・・・ Chow Kut

User Rating:7.2/10( 251 votes)IMDb
  User Rating:8.0/10( 11 votes) Yahoo!
オトーサン、
「うーん」
コメディも、ミュージジカルも中途半端でした。

User Reviews 
ひーちゃん 
2002年9月16日
人間ドラマ

香港版バック・トゥー・ザ・フューチャーだけど、
なんとも言えない暖かな気分にしてくれる映画。
名作だとずっと聞いていて、やっとみられたのですが、 
思っていたよりもずっとロマンチックな映画でした。
栄養が欲しい時にどうぞ。

オトーサン、
「親を分かりたい、その意図は、よし」

jaedelenさん 
Venice, California 
1999年6月6日
「バック・トゥー・ザ・フューチャー」の面白い中国版

最近、トニー・レオン
(ニックネームは、"Little Tony")
のファンになったので、
香港映画専門のビデオ屋で、本作をレンタルする気になった。
彼は、リアリストのユンを演じて、
見事なコメディアンぶりをみせる。
レオン・カーフェイ(ニックネームは、"Big Tony")は、
ユンの父をきちんと演じていた。
ユンの母親役のカリーナ・ラウもよかった。
(トニー・レオンの長年のパートナー)
タイムトラベルものだが、
「バック・トゥー・ザ・フューチャー」とちがって、
エディプス・コンプレックスの気は、全くない。
私は、不信感を中断し、ユーモアと演技に集中した。
年上の世代を理解しようとするシンプルな苦闘の話しで、
非常に心が温まる。
ミュージカルからインスピレーションを得た
50年代のダンスシーンがいくつかある。
トニー・レオンとレオン・カーフェイが女中に変装する
お笑いシーンもある。
トニー・レオンの作品に精通していて
「シクロ」(1995)や「楽園の瑕(きず)」(1994)を見た後で、
何か気軽な作品を望むならば、これがいい。
見ていて楽しい。


ウォーターボーイズ

オトーサン、
「こりゃ笑える!」
青江三奈さんの伊勢佐木町ブルース 
作詞:川内康範 作曲:鈴木庸一

♪あなた知ってる 港ヨコハマ 
 街の 並木に 潮風吹けば 
 花散る夜を 惜しむよに 
 伊勢佐木あたりに 灯がともる 
 恋と情けの ドゥドゥビ ドゥビドゥビ 
 ドゥビドゥヴァー 灯がともる 
この合間に、絶妙なタイミングで、吐息が入ります。
このお色気たっぷりな吐息が、世間を騒がせたものです。
この作品では、水族館のイルカショウで
この歌が流れて、
「アッ・ ンッ・」という吐息の部分で、
イルカが跳ねるのです。

原題:ウォーターボーイズ(2001)
監督・脚本:矢口史靖
Genre:Comedy/Drama
上映時間:91分
あらすじ:
部員が高校3年生の鈴木ひとりという
廃部目前の唯野高校水泳部。
そこへ突如やってきたのは
若くて美しい女性教師・佐久間。
それを知った男子たちはこぞって入部するが、
佐久間先生はなんと“シンクロをやる”と言い出す。
これにはさすがの男子たちもあっという間に逃げていった。
逃げ切れなかったのは、部長の鈴木、
元バスケ部員の佐藤、ダンス少年・太田、
カナヅチ克服を目指す金沢、女の子っぽい早乙女の5人。
仕方なくシンクロの練習を始める。
だが、佐久間は、妊娠で休職してしまう。
プールは、釣りぼりに。
そんななか鈴木は、桜木女子高の
空手少女・木内静子と出会い、その伝手で、
水族館での練習を行えるようになる。
学園祭前日、ボヤ騒ぎで、
消防隊はプールの水を使い切ってしまう・・・

出演者:
 妻夫木聡・・・ 鈴木智 
 玉木宏・・・ 佐藤勝正 
 三浦哲郎・・・ 太田祐一 
 近藤公園・・・ 金沢孝志 
 金子貴俊・・・ 早乙女聖 
 眞鍋かをり・・・ 佐久間恵
 平山綾・・・ 木内静子 
オトーサン、
「妻夫木聡くん、サイコー!」

その他の出演者:
 竹中直人・・・ 磯村 
 杉本哲太・・・ 杉田 
 谷啓・・・ 唯野高校校長 
 柄本明・・・ オカマバーのママ 
 蛭子能収・・・ 和菓子屋主人 
 鈴木砂羽・・・ 肉屋の女 
 近藤芳正・・・ 佐久間の夫 
 西田尚美・・・ 女性キャスター 
 山下真司・・・ 男性キャスター 
 本田大輔・・・ 水泳競技会の選手 
 秋定里穂・・・ 伊丹弥生 
 土師友紀子・・・ 中村 
 上野未来・・・ 小林 
 岩井景・・・ 唯高文化祭実行委員長 
 大津綾香・・・ 水族館の女の子 
 飯沼誠司・・・ レスキュー隊員 
 手塚とおる・・・ 火事場のおじさん 
 
User Rating:7.0/10( 430 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:8.0/10( 524 votes) Yahoo!
オトーサン、
「青春、真っただ中だね」

日本アカデミー賞受賞 
・音楽賞
・新人俳優賞  妻夫木聡 
同ノミネート
・主演男優賞  妻夫木聡    
・監督賞  矢口史靖    
・脚本賞      
・録音賞      
・編集賞  

日本映画プロフェッショナル大賞受賞 
・特別賞  妻夫木聡&ボーイズ    
・ベスト10  第8位 

User Reviews 
ESPERANZAさん 
2011年48日
男のシンクロに抵抗感があって、
「スウィングガールズ」より見るのが遅くなってしまった。
青春の感動・爽快感は「スウィングガールズ」の比ではなく、
日本アカデミー賞など数多くの賞に輝いたのも頷ける。
そうか、妻夫木聡もこの映画で脚光を浴びたのかと
今更になって感心する。
映画は、女子高と文化祭が同じ日であったことが幸いして、
鮮やかな幕切れとなる。 

オトーサン、
「矢口史靖監督の才能!」

黒美君彦さん 
2004年10月22日
感覚の逆転

最近の青春映画の定番としては
軽いノリでいいのではないだろうか?
理屈では有り得ない漫画的な世界だから、
いかに頭を空っぽにして観られるか、に尽きる。
その点では『ピンポン』や
『ロボコン』と共通の世界だといえる。
ギャグが面白いかどうかは主観によるが、
誰もが当初キモい・・・と思う「男子シンクロ」が、
映画の後半ではカッコよく見えてくるのは確か。
そんな感覚の逆転を与えてくれる点ひとつだけでも、
この作品にはそれなりの力があると思う。
個人的には「いつも佐藤を見ていた早乙女」のくだりで、
幼い頃からの写真がフラッシュバックするのが気に入った。


12 ラウンド

オトーサン、
「午後ロードか」
スコアも低いので、
みるのをやめようかと思いましたが、
あのジーナさんが褒めているので、
みることにしましたが、正解でした。
12ラウンド、配送車、救急車、路面電車、ヘリと
手を変え品を変え、楽しませてくれます。

原題:12 Rounds (2009) 
監督:Renny Harlin 
脚本:Daniel Kunka   
Genre:Action/ Crime/ Thriller 
Rated PG-13 for intense sequences of violence and action
上映時間:108分
あらすじ:
ニューオーリンズ市警の刑事フィッシャーは、
テロリストで強盗犯のマイルズを現行犯で逮捕する。
だが、大捕物の過程でマイルズの恋人を死なせてしまう。
すると1年後、脱獄に成功したマイルズは
ダニーの恋人モリーを誘拐する。
街の至る所に仕掛けた12ものトラップを
全て制限時間内にクリアしなければならない
恐怖のゲームを突きつけてくる。
モリーの命が危ない!
ダニーは、FBIのカーヴァー捜査官とともに、
次々とトラップをクリアしていくが、
タイム・リミットは、刻一刻と迫って・・・

出演者:
John Cena ・・・ Officer/Detective Danny Fisher(刑事フィッシャー)
Ashley Scott ・・・ Molly Porter(モリー)
Aidan Gillen ・・・ Miles Jackson(マイルズ)
Brian J. White ・・・ Officer/Detective Hank Carver(カーヴァー捜査官)
オトーサン、
「ジョン・シナ、運動神経バツグンだな」
誰かに似ていると思ったら、マーク・ウォールバーグでした。

その他の出演者:
Taylor Cole ・・・ Erica Kessen
Vincent Flood ・・・ Det. Chuck Jansen
Steve Harris ・・・ FBI Special Agent George Aiken
Gonzalo Menendez ・・・ FBI Special Agent Ray Santiago
Travis Davis ・・・ Anthony Deluso
Billy Slaughter ・・・ Technician

User Rating:5.6/10( 23,427 votes)IMDb
  User Rating:6.0/10( 33 votes) Yahoo!
オトーサン、
「7点台でも、いいね」

User Reviews 
Fruityloopsさん
Australia 
2009年3月20日
驚くね
     
ジョン・シナ主演作「12 ラウンド」は、
3月19日、オーストラリアで上映された。
すばらしかった。
上出来のしっかりした映画だった。
レニー・ハーリン監督は、
プロレス団体「WWE」所属レスラーの
ジョン・シナをよりよく撮ろうと努めていた。
人々は、この映画が好きだろうし、見に行くべきだ。
キャストがいい。
ブライアン・ホワイトが傑出している。
ジョン・シナの演技は、思ったよりもずっとよかった。
「ネバー・サレンダー 肉弾凶器」よりも、
演技がうまくなっている。
自然体で、彼の言うことは信じられる。
小さなことがある。
2つのシーンに注目するといい。
カーチェイスが好きならば、本作を好きになるだろう。
ジョン・シナが好きならば、本作を好きになるだろう。
ドラマ/ロマンスが好きならば、本作を好きになるだろう。
見に行ってほしい。
きっと驚くだろう。

オトーサン、
「確かに飽きないね」

ジーナさん 
2011年3月14日
90年代っぽいアクション

過去の因縁により主人公に恨みをもった悪党が
殺人ゲームを仕掛けていく復讐劇です。
どこかで見た事のあるようなシーンの連続で
真新しさはないですが、
よく言えば安定感があり無難に鑑賞できます(笑)
ベタベタですが、展開が速いので
飽きる事はないと思いますよ。
もう少し人物描写があると
ストーリーに厚みが出たでしょうね。
刑事の苦悩や犯人の人物像があまりに浅すぎでした。
キャラクター性も中途半端で
凶悪な犯人としてのインパクトが弱かったです。
FBIの非協力的な捜査官とかホントどうしたいの?!
って感じでイラッとしましたね。
爆発に消防車を使ったカーアクション、
肉弾戦に銃撃戦などアクションに関しては
迫力があり見応えがありました。
編集やスピーディなカメラワークによって
臨場感も出せていたと思います。
そこでナゼ素手?とか詰めが甘い犯人の行動とか
ツッコミどころは多々ありますが、
正義漢な主人公の設定など
一昔前のアクション映画という感じで、
それなりに盛り上がれます(笑)
主人公を演じたジョン・シナの小ざっぱりした感じは
好感が持てました。
もちろん体を張ったアクションは観て損なしの出来ばえです。
個人的には、肉体美を披露して欲しかったです(笑)
敵役を演じた役者さんは
もっと派手さがあって
大胆な個性のある方のほうが良かったでしょうね。
深みなんてものは一切ありませんが、
軽快なテンポでそれなりにスリリングなアクション映画でした。
良くも悪くもレニー・ハーリン作品って感じです(爆)


ビバリーヒルズ・コップ

オトーサン、
「ビバリーヒルズか」
セレブの豪邸が並ぶ緑濃い観光スポットでしたね。
2を先にみてしまっています。
・ビバリーヒルズ・コップ  (1984) シリーズ第1作 
・ビバリーヒルズ・コップ2(1987) シリーズ第2作 
・ビバリーヒルズ・コップ3(1994) シリーズ第3作 

原題:Beverly Hills Cop (1984) 
監督:Martin Brest    
原作:Danilo Bach/ Daniel Petrie Jr.
脚本:Daniel Petrie Jr  
Genre:Action/ Comedy/ Crime 
上映時間:105分
あらすじ:
 デトロイト市警の若手刑事アクセルは
ビバリーヒルズから訪ねてきた
幼馴染みのマイキーと嬉しい再会を果たす。
間もなくマイキーは何者かに殺されてしまう。
事件の真相を探るため、上司の反対を押し切って
ビバリーヒルズへ向かう。
ギャラリーに勤める友人のジェニーから、
彼女のボスでマイキーの雇い主でもあった
メイトランドという人物を知る。
この男がマイキー殺しに深く関わっているとみて、
やがてロス市警のタガートとローズウッドも
味方に付けながら事件の核心に迫っていく・・・

出演者:
Eddie Murphy ・・・ Axel Foley(アクセル)
Lisa Eilbacher ・・・ Jenny Summers(ジェニー)
Steven Berkoff ・・・ Victor Maitland(メイトランド)
オトーサン、
「エディ・マーフィでよかった」

その他の出演者:
Judge Reinhold・・・s Det. Billy Rosewood
Ronny Cox ・・・ Lt. Bogomil
John Ashton ・・・ Sgt. Taggart
James Russo ・・・ Mikey Tandino
Stephen Elliott ・・・ Chief Hubbard
Paul Reiser ・・・ Jeffrey
Jonathan Banks ・・・ Zack
Gilbert R. Hill ・・・ Inspector Todd
Bronson Pinchot ・・・ Serge

User Rating:7.3/10( 131,247 votes)IMDb
  User Rating:8/2/10( 220 votes) Yahoo!
オトーサン、
「話題作だったね」

アカデミー賞ノミネート 
・脚本賞 
ゴールデン・グローブ ノミネート
・作品賞(コメディ/ミュージカル)     
・男優賞(コメディ/ミュージカル)  エディ・マーフィ  

User Reviews 
ShadySovereignさん
Elm Street 
2005年6月5日
アクセル:エディ・マーフィの最もよい役

本作は、1980年代にビッグ・ヒットした。
多くのアクション映画ファンだけでなく、
コメディ映画ファンと映画マニアに愛された。
これまでに作られた最も愉快な警官映画として賞賛されてきた。
この映画でいいのは、
エディ・マーフィがアクセル役に起用されたこと。
もともと、シルヴェスター・スタローンだったのだ。
そうではなくてよかった、神に感謝!
彼は、賢い警官であるだけでなく、非常に面白いので、
この役に最適だった!
本作でいいのは、すばらしいサウンドトラック。
1980年代のいくつかのすばらしいヒットソングがある。
それに、素晴らしいミュージカルソングもある。
唯一の否定的側面は、あるシーンがまどろこしいことだ。
激しいアクション映画ファンは、がっかりするだろう。
だが、現実を直視しよう:
こいつは、無分別なアクション映画ではない。
アクション要素を持つ賢いコメディだ。
要するに、間違いなくエディ・マーフィの最もよい映画だ。
笑わせるシーンがたくさんある!

オトーサン、
「よかった、字幕版でみられて」

ジーナさん 
2008年4月25日
80年代っぽさがイイ

エディ・マーフィー演じるアクセルのキャラが面白い!
マシンガントークもモチロン披露していますが、
ビバリーヒルズの刑事コンビとの掛け合いもGOODです。
それにギャグっぽい描写で笑ったのは
この作品が初めて♪←ベタにバナナとか(笑)
今でもアノ音楽が流れてきただけで笑えます(爆)
エディのファッションに時代は感じますが、
今観ても十分楽しめると思います。
コメディ色の強いポリスアクションですが
意外とストーリーもシンプルながらしっかりしているし
テンポも良いので未見の方は是非どうぞ★
余談;私は吹き替えより字幕をオススメします。
エディ自身の軽快なしゃべりと笑い方は
吹き替えじゃ味わえませんから


刑事コロンボ/忘れられたスター

オトーサン、
「昔、よく見たなぁ」
外出禁止で、どうやって過ごすそうか
考えていたとき、このTV Dramaに気付きました。
シリーズ第32作です。
この映画批評では、シリーズ第11作を取り上げています。
・「刑事コロンボ/悪の温室」(1972) オトーサン、

刑事コロンボ/殺人処方箋(1967) シリーズ第1作 
刑事コロンボ/死者の身代金(1971) シリーズ第2作 
刑事コロンボ/構想の死角(1971) シリーズ第3作 
刑事コロンボ/指輪の爪あと(1971) シリーズ第4作 
刑事コロンボ/ホリスター将軍のコレクション(1971) シリーズ第5作 
刑事コロンボ/二枚のドガの絵(1971) シリーズ第6作 
刑事コロンボ/もう一つの鍵(1971) シリーズ第7作 
刑事コロンボ/死の方程式(1971) シリーズ第8作 
刑事コロンボ/パイルD-3の壁(1971) シリーズ第9作 
刑事コロンボ/黒のエチュード(1972) シリーズ第10作 
刑事コロンボ/悪の温室(1972) シリーズ第11作 
刑事コロンボ/アリバイのダイヤル(1972) シリーズ第12作 
刑事コロンボ/ロンドンの傘(1972) シリーズ第13作 
刑事コロンボ/偶像のレクイエム(1972) シリーズ第14作 
刑事コロンボ/溶ける糸(1972) シリーズ第15作 
刑事コロンボ/断たれた音(1972) シリーズ第16作 
刑事コロンボ/二つの顔(1972) シリーズ第17作 
刑事コロンボ/毒のある花(1973) シリーズ第18作 
刑事コロンボ/別れのワイン(1973) シリーズ第19作 
刑事コロンボ/野望の果て(1973) シリーズ第20作 
刑事コロンボ/意識の下の映像(1973) シリーズ第21作 
刑事コロンボ/第三の終章(1973) シリーズ第22作 
刑事コロンボ/愛情の計算(1973) シリーズ第23作 
刑事コロンボ/白鳥の歌(1973) シリーズ第24作 
刑事コロンボ/権力の墓穴(1973) シリーズ第25作 
刑事コロンボ/自縛の紐(1974) シリーズ第26作 
刑事コロンボ/逆転の構図(1974) シリーズ第27作 
刑事コロンボ/祝砲の挽歌(1974) シリーズ第28作 
刑事コロンボ/歌声の消えた海(1974) シリーズ第29作 
刑事コロンボ/ビデオテープの証言(1974) シリーズ第30作 
刑事コロンボ/5時30分の目撃者(1974) シリーズ第31作 
刑事コロンボ/忘れられたスター(1975) シリーズ第32作 
刑事コロンボ/ハッサン・サラーの反逆(1975) シリーズ第33作 
刑事コロンボ/仮面の男(1975) シリーズ第34作 
刑事コロンボ/闘牛士の栄光(1975) シリーズ第35作 
刑事コロンボ/魔術師の幻想(1975) シリーズ第36作 
刑事コロンボ/さらば提督(1975) シリーズ第37作 
刑事コロンボ/ルーサン警部の犯罪(1976) シリーズ第38作 
刑事コロンボ/黄金のバックル(1976) シリーズ第39作 
刑事コロンボ/殺しの序曲(1977) シリーズ第40作 
刑事コロンボ/死者のメッセージ(1977) シリーズ第41作 
刑事コロンボ/美食の報酬(1977) シリーズ第42作 
刑事コロンボ/秒読みの殺人(1977) シリーズ第43作 
刑事コロンボ/攻撃命令(1978) シリーズ第44作 
刑事コロンボ/策謀の結末(1978) シリーズ第45作 

原題:Columbo Forgotten Lady(1975) 
監督:Harvey Hart    
脚本:William Driskill/ Richard Levinson/ William Link  
Genre:Crime/ Drama/ Mystery
上映時間:100分
あらすじ:
かつての大女優グレースに、
再びブロードウェイ・ミュージカルの
チャンスがめぐってきた。
彼女の夫は、資金の提供を承諾しない。
グレースは財産を狙って夫の殺害を実行する。
彼女の犯行を暴こうとするコロンボに、
旧知の振付師ネッドは偽りの証言をするが・・・

出演者:
Peter Falk・・・  Columbo (コロンボ)
Janet Leigh・・・ Grace Wheeler Willis (グレース)
John Payne・・・  Ned Diamond (ネッド)
オトーサン、
「ジャネット・リー、健気だね」

その他の出演者:
Maurice Evans・・・  Raymond 
Sam Jaffe ・・・  Dr. Henry Willis 
Linda Gaye Scott・・・  Alma 
Robert F. Simon・・・  Dr. Westrum 
Francine York・・・  Sgt. Leftkowitz 
Ross Elliott・・・  Dr. Lansberg 
Jerome Guardino・・・  Harris 
Danny Wells・・・ Bookstore Clerk 
Harvey Gold・・・ Coroner  

User Rating:7.9/10 ( 1,255 votes)IMDb
  User Rating:8.4/10( 22 votes) Yahoo!
オトーサン、
「名作だ!」

User Reviews 
blanche-2さん
United States 
2005年7月2日
「コロンボ」シリーズ黄金時代の素晴らしい作品

「コロンボ」の最もよい年は最初の方であり、
「忘れられたスター」は、ベスト中のベスト。
最初の理由は、何人かの古顔が楽しませてくれることだ。
ジャネット・リー、ジョン・ペイン、およびサム・ジャフェ、
みんな素晴らしい。
2番目の理由は、
 "Walkin' My Baby Back Home."
(恋人を家に送って歩く道)の
若い頃のジャネット・リーのフィルム映像だ。
3番目の理由は、意外な結末のすばらしい脚本だ。
もちろん、殺人者が誰かはすぐ分かる。
フツーに進んで行くが、方向がわずかに変わる。
ジャネット・リーは、かつての映画スターを演じる。
夫は、裕福だが、病んでいる。
彼女は、ミュージカルをやりたい。
だが、夫が財政的にサポートしないと知って、殺す。
このエピソードも含め、初期のものを見ると、
後期も同じくらいよいことを願ってしまう。
ピーター・フォークは、90年代初期にカンバックしたが、
最後のいくつかは期待外れだった。
「忘れられたスター」は、「コロンボ」の黄金期の作品だ。

オトーサン、
「黒美さん、激賞!」
そこらの劇場映画よりも、ずっとよく出来ています。

黒美君彦さん 
2014年10月28日
秀逸

コロンボシリーズの中でも
傑作のひとつに挙げられることの多い作品。
確かに初めて観た時の印象が今も鮮明に残っている。
それは、自らの犯行すら記憶していない
かつての名女優が、瞳を輝かせながら
若き日の自分を映したフィルムに見入っているラストシーン。
悲しい事件の結末が強烈だった。
「忘れられたスター」グレースを演じた
ジャネット・リー(1927〜2004)は、
いうまでもなく『サイコ』(1960)をはじめとして、
銀幕を飾ってきた大スター。
ブロードウェーでの復活を夢見る彼女は、撮影時48歳。
夫のヘンリー(サム・ジャッフェ)は復帰に否定的。
資金として必要な30万ドルを手に入れるために夫を殺すグレース。
ところが彼女は余命幾許もない脳の病気に冒されていた…。
この病気というのが、最後に明かされる脳動脈瘤。
手術はできず、圧迫されることによって
記憶が喪われていくという。
ストーリーを知った上で観直すと、
ジャネット・リーが細かな演技をしていることもわかる。
例えばダンススタジオにコロンボが訪ねてくるシーン。
「ヘンリーさんが亡くなった時…」と話し出した時、
一瞬グレースは怪訝な顔をする。
「ヘンリーが死んだ?どういうこと?」と混乱した表情をしながら、
次第に「そうだった、彼は自殺した…」と思い出すグレース。
最後には話の辻褄を合わせるため見逃してしまいそうだが、
なかなかの演出だ。
かつての名パートナー、
ネッド・ダイヤモンド役のジョン・ペイン(1912〜89)は
『三十四丁目の奇蹟』(47年)の弁護士役で有名。
人知れずグレースを思って来た彼は、
最後に罪をかぶる決意をする。
このラストのコロンボと彼のやり取りもいい。
ちなみに劇中、グレースが幾度も映写機にかける
映画『Walking My Baby Back Home』(日本未公開)は、
1953年にジャネット・リーが実際に主演したミュージカル映画
(監督はロイド・ベーコン
…チャップリン映画に出演した役者としても知られる)だそうで。
この作品の中で歌われる「De Camptown Races」
(S・フォスター作曲=日本では「草競馬」の名で知られる)も、
この作品のナンバーのひとつだそうで、
その明るさが悲劇を際立たせている。
名作だなあ。改めて観ても。


プロテージ 偽りの絆

オトーサン、
「なんで、この映画、借りたのかな」
そうそう、思い出しました。
ジャッキーチャン主演の「新宿インシデント」が
あまりに濃い香港ノワールだったので、
イー・トンシン監督に注目したのです。
英語名は、デレク・イー(Derek Yee)
香港の俳優・映画監督・脚本家です。
本作にも、出演しています。

原題:Protege (2007) 
監督:Tung-Shing Yee
脚本:Tung-Shing Yee/ Man Hong Lung/Sun Go    
Genre:Crime/ Drama/ Thriller
Rated R for drug content, some violence and sexuality
Country: Hong Kong 
Language: Cantonese / English / Thai 
上映時間:106分
あらすじ:
香港の麻薬市場の半分を牛耳るクァンの元で、
7年間潜入捜査を続けるニック。
病にかかっているクァンは、
身重の妻や病気がちな娘のことを思い、
ニックを後継者に育てようとしていた。
ニックの部屋の前に住む、フェンとその娘は
頼れる人が全くいない。
ニックは、親娘を気遣い食事を幇助したりする。
そんなフェンの腕に醜い注射痕が。
麻薬をやめさせようと尽力するニックの前に、
フェンの前夫が現れる。
麻薬から足を洗おうとするフェンに、
麻薬漬けの日々に舞い戻らせようとつきまとう前夫。
そんな中、少しずつ麻薬密売の真相に近づいていく・・・

出演者:
Andy Lau ・・・ Lam Kwan(クァン)
Anita Yuen ・・・ Kwan's wife(クァンの妻)
Daniel Wu ・・・ Nick(ニック)
Louis Koo ・・・ Fan's husband(フェンの前夫)
Zhang Jingchu ・・・ Fan(フェン)
Tsz Tung Tsei ・・・Fan's Daughter(フェンの娘)  
オトーサン、
「アンディー・ラウ、老けたね」
代表作は、インファナル・アフェアです。
香港を代表する名優です。

その他の出演者:
Derek Yee ・・・ Miu Chi-wah
He Meitian ・・・ Kwan's sister in-law
Liu Kai-chi ・・・ HKCED Customs Chief
Nirut Sirijanya ・・・ Gen Chanchai

User Rating:7.3/10( 4,055 votes)IMDb
  User Rating:8.2/10( 19 votes) Yahoo!
オトーサン、
「名画だね」

User Reviews 
marta2046さん
2007年5月12日
悲惨で、複雑で、シュール

ここ数年で見た最もよい映画だ。
(監督の代表作は、「ワンナイト イン モンコック」)
シュールな宇宙に入るようなもの。
ホラー恐怖、人間ドラマ、刑事のお話・・・
筋書だけをいうと、典型的な香港アクションドラマか、
「インファナル・アフェア」や「トラフィック」の模倣に聞こえる。
だが、この映画は悲惨で複雑で自身のビジョンを持っている。
中毒、絶望、および裏切りが、そのコアにある。
潜入捜査のプロットは、話のほんの一部で、
ケシ栽培者、ヘロイン精製工場、供給業者、
タイの「黄金の三角地帯」の心臓部といった
ヘロインの世界が描かれる。
若い母とヘロインの世界の描写が圧倒的。
まるで夢のように撮影されている。
ざらざらした現実の描写に、くらくらする。
撮影技師とデザイナーは、賞賛されるべきだ。
魅力的な宇宙のなかで、。
俳優は、みんな力強い演技を見せている。
なかでも、フェン役のチャン・チンチューは、
ゴーストのように、ヘロイン常用者を演じ、
悲痛な思いにさせる。

オトーサン、
「香港映画、あなどるなかれ」

skyriverdiverさん 
2010年7月29日
麻薬から生まれるいろいろな絆のかたち 

この映画は役者さんたちが
躍動したすばらしい演技をしています。
特にアンディー・ラウ。
こんなにしぶかったかな?
というくらいかっこいい。
存在感抜群です。
そしてチャン・チンチュー。
この映画で初めて見ましたが、
とても雰囲気がでていて素敵でした。
そして、その子供も素晴らしかった。
麻薬密売者、潜入捜査官、常習者の話なので、
すこしどろどろした部分もありますが、
比較的見やすく、わかりやすい映画でした。
人物それぞれの躍動が、
この映画を形成しているように思います。
それにしても、アジア映画は
こんなにも躍動し始めているのに
見ている人が少なすぎてびっくりです。


大陸横断超特急

オトーサン、
「ふーん」
主人公のジョージは、3回列車から落とされて、
チクショー!(Son of a bitch!)と喚きます。
でも、日本語字幕では、
1回目は、覚えてろ〜!
2回目は、チクショー!まただもの!!
3回目は、これで3度目だもの!!!
脚本がいいと、声優も工夫したくなるようです。

原題:Silver Streak (1976) 
監督:Arthur Hiller  
脚本:Colin Higgins   
Genre:Action/ Comedy/ Crime
上映時間:114分
あらすじ:
ロサンゼルス発シカゴ行き
豪華旅客列車シルバー・ストリーク号に乗り込んだ
出版業者ジョージは、美術史家シュライナー教授の
秘書ヒリーと知り合うが、教授が殺害され、
ジョージはその裏に絡む
レンブラントの贋作をめぐる事件に巻き込まれてしまう。
何度もシルバーストリーク号から落とされたり
自ら飛び降りたりしては、
飛行機や盗んだパトカーで列車を追って再び乗り込み、
コソ泥グローバーに手伝ってもらい、
ヒリーを助けようとする。
黒幕のデヴローは何とか逃げようとして運転士を射殺!、
列車はジョージ、グローバー、ヒリーを乗せたまま
シカゴ駅に向かって暴走する・・・

出演者:
Gene Wilder ・・・ George Caldwell (ジョージ)
Richard Pryor ・・・ Grover T. Muldoon(グローバー)
Jill Clayburgh ・・・ Hildegarde "Hilly" Burns (ヒリー)
Patrick McGoohan ・・・ Roger Devereau (デヴロー)
オトーサン、
「ワイルダーって、陽気だね」

その他の出演者:
Stefan Gierasch ・・・ Professor Schreiner
Ned Beatty ・・・ Bob Sweet / FBI Agent Stevens
Clifton James ・・・ Sheriff Oliver Chauncey
Ray Walston ・・・ Edgar Whiney
Scatman Crothers ・・・ Porter Ralston
Len Birman ・・・ Chief Donaldson
Lucille Benson ・・・ Rita Babtree
Valerie Curtin ・・・ Plain Jane
Richard Kiel ・・・ Reace
Fred Willard ・・・ Jerry Jarvis
Henry Beckman ・・・ Conventioneer

User Rating:6.9/10( 13,845 votes)IMDb
  User Rating:8.2/10( 30 votes) Yahoo!
オトーサン、
「愉快!」

アカデミー賞ノミネート 
・音響賞 

User Reviews 
dennisayersさん
United States 
2001年1月21日
Wilder, Pryor and a runaway train     
ワイルダー、プライヤー、および暴走列車

アメリカン・フィルム・インスティチュート (AFI)は、
トップ100のコメディとして本作をリストしている。
正解だと思う。
これは、リチャード・プライヤーとジーン・ワイルダーの
最初の、そして最高のペアリングだ。
その後の映画と違って
単なる相棒映画ではなく、
ロマンチック・コメディ/スリラーだ。
脚本は、コリン・ヒギンズ。
(「ハロルドとモード/少年は虹を渡る」)
とても機知に富んだ会話で、彼は天才だ。
ワイルダーは、列車でジル・クレイバーグと会うが、
2人は酔っぱらい、誘いあう。
だが、ヌードシーンはない。
ワイルダーとクレイバーグの間で、
洗練された言葉のやりとりがある。
ヘンリー・マンシーニの美しいテーマ音楽が、
豪華なラブシーンを盛り立てる。
ジーン・ワイルダーがセクシー?
非常に似た映画がある。
・コリン・ヒギンズ監督の「ファール・プレイ」(1978)
本作が好きならば、それも見るべし。

オトーサン、
「そうね、悪役も憎めないね」

マジャールさん 
2006年12月29日
絶叫超特急!!

パロディものって、
あんまり感心しないようなのが多いけど
(『新サイコ』『ヤング・フランケンシュタイン』等)、
これは、パロディの枠を超えた大傑作!
A・ヒラー監督、大手柄。
ジーン・ワイルダーの出た映画の中でも
一番面白かった映画でしょう。
観終わった後は、興奮と、心地よい疲れでグッタリします。
一見紳士ヅラの化けの皮、ミエミエの悪役が妙に可笑しい。


最愛の子

オトーサン、
「年、20万人に及ぶ児童誘拐事件!」
人口抑制策としての一人っ子政策の矛盾が
この数字に集約されています。
こどもが誘拐され、6年経過したというのに、
死亡証明書がないと、妊娠しても子供は産めない、
すさまじいお役所仕事です。

原題:Qin ai de (2014)
      Dearest
監督:Peter Chan  
脚本:Ji Zhang  
Genre:Drama
Country: China / Hong Kong 
Language: Chinese / Mandarin 
上映時間:128分
あらすじ:
2009年7月18日。中国、深セン。 
下町で寂れたネットカフェを営むティエンは
3歳の息子ポンポンと2人暮らし。
ある日、ポンポンが何者かにさらわれてしまう。
以来、ティエンはポンポンの母である元妻ジュアンと
必死で捜索を続けるが、消息不明。
3年後、安徽省の農村で我が子を発見!
だが、6歳になった息子は、実の親を覚えておらず、
育ての親ホンチンとの別れを嘆き悲しむばかり。
両親はわが子の愛を取り戻すそうとする・・・

出演者:
Bo Huang   ...  Tian(ティエン)
Lei Hao   ...  Juan(ジュアン) 
Wei Zhao   ... Hongqin(ホンチン)
オトーサン、
「3人とも、巧いね」
切実なテーマだからでしょうか。
ピーター・チェン監督の指導よろしきを得たせいでしょうか。

その他の出演者:
Yi Zhang   ...  Han Dezhong(ファン・ユン)
Dawei Tong   ...Gao Xia 
Guoqiang Zhang   ...  Lu's husband 
Yuqi Zhang   ...  Han's wife   

User Rating:7.7/10( 1,373 votes)IMDb
  User Rating:8.3/10( 228 votes) Yahoo!
オトーサン、
「名作だ」

User Reviews 
Mag-N-oliaさん
Hong Kong  
2015年6月4日
感動的

2004年以来、
ピーター・チェンの映画のほとんどは
中国と共同製作の大予算のもので、
「ウィンター・ソング」や
「武侠 / Wu Xia (ウー・シャ)」では、
彼が持っていた貴重な心を失っていた。
だが、本作で、ピーター・チェンは、持ち味を取り戻す。
ほとんどの本土映画のように、
プロパガンダに堕すこともないし、
反体制映画でもない。
誠実に、失踪と帰還を描いている。
シナリオは、よく出来ているが、第2部はやや弱い。
編集と撮影は完全。
チェンは、すばらしい出演者に感謝すべきだ。
ティエン役のBo Huangは、
よいコメディ俳優であるだけでなく
聡明なドラマ演技者だ。
ジュアン役のLei Haoは、最もすばらしい登場人物。
前夫を騙し、結婚を破壊した無作法な元妻であり、
養母に出会い、子供に忘れられた犠牲者だ。
だが、彼女は、一番いい役をもらっている。
同情を感じる。
Zhang Yiが、 驚くほどいい。
ポンポンの誕生会での無力さと抑圧された
表情をみせるシーンは、受賞ものだ。
ホンチン役のWei Zhaoは、
中国で過小評価された女優だが、
本作では、疑いなくすばらしい演技をみせている。
出番は少ないし、脚本も寂しいが、
映画全体の重力をコントロールしている。
教育もない単純な女だが、
複雑で、逆説的な人間性を示している。
見る者を魅了する演技スタイルは、
中国のエレン・バースティンと言える。

オトーサン、
「中国は大変だね」
「一人っ子政策」のおかげで、
少子・高齢化社会へ突入!
18歳から65歳までの労働人口が減少しました。
2016年1月、30年以上も続いた
この政策が撤廃され、
二人目の子どもを持てるようになりました。

s01***** さん 
2017年1月14日
中国の社会問題と暗さが
詰まった映画だと感じました。

経済の成長や発展、
さらには文化教養の成熟が
すごいスピードで進んで行く中国の都市。
一方、地方との格差が開いています。
その現実を皆が知っているのに、
人情はあり、愛もあり、強く逞しく
乗り越えようと生きている。
色々なひずみと矛盾に
いつどうやって折り合いをつけるんだろう。
その暗さも、感じてしまいました。
理不尽な目に遭った時に、
人を労わり、人を理解することで救われるあたりは、
一番の良かった点でした。
役者さんの演技が、素晴らしかったからこそだと思います。
中国アレルギーの方にも
その点は評価してもらえたらと願います。


ツナグ

オトーサン、
「元ネタは、イタコだね」
・東北地方の津軽,南部にみられる盲目の巫女。
  神寄せやホトケ (死者の霊) の口寄せをする
  2〜3年にわたる修行中に師匠格のイタコから
  その経文や占いなどを習得する。
亡きひとを一目見たいという強い思いが、
こうした風習を生み育てたのでしょう。

原題:ツナグ(2012)
監督・脚本: 平川雄一朗:
原作:辻村深月  
Genre:Drama/Fantasy
上映時間:129分
あらすじ:
“使者(ツナグ)”とは、
たった一人と一度だけ、
死者との再会を叶えてくれる案内人。
そんな都市伝説のような噂にすがって
依頼に訪れたのは、
癌で亡くなった母との再会を願う中年男性、畠田。
しかし彼の前に現われたのは、
普通の高校生、渋谷歩美だった。
その歩美のもとにはさらに、
喧嘩別れしたまま事故死した
親友・奈津に会いたい女子子高生、嵐、
7年前に突然失踪してしまった
恋人・キラリの消息を知りた
いサラリーマン、土谷が依頼を持ち込んでくる。
しかし当の歩美は、
ツナグを祖母から引き継ぐ見習いの身で、
死者との再会を仲介することに疑問を感じ始める・・・

出演者:
 松坂桃李・・・ 渋谷歩美 
 樹木希林・・・ 渋谷アイ子
 遠藤憲一・・・ 畠田靖彦
 八千草薫・・・ 畠田ツル 
 橋本愛・・・ 嵐美砂
オトーサン、
「松坂桃李(とおり)、若手有望株か」
原作を読みましたが、そっくりです。

その他の出演者:
 佐藤隆太・・・ 土谷功一
 桐谷美玲・・・ 日向キラリ 
 大野いと・・・ 御園奈津 
 別所哲也・・・ 渋谷亮介 
 本上まなみ・・・ 渋谷香澄 
 浅田美代子・・・ 御園奈々美 
 仲代達矢・・・ 秋山定之 

User Rating:5.9/10( 18 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:7.3/10( 695 votes) Yahoo!
オトーサン、
「このTV放映は、台無しだね」
129分なのに、
TVでは、CMを抜くと、90分。
死者に一目会いたいという気にはなれませんでした。

日本アカデミー賞受賞 
・新人俳優賞  松坂桃李   

User Reviews 
飛べない魔女さん 
2013年7月4日
意外と泣けない・・

随分と前に原作読みました。
映画の方は、わりと原作に忠実に、
うまい具合にまとめて作られていたと思います。
樹木希林、八千草薫、文句なくさすがの貫禄の演技です。
会いたい人にどうしても会いたいそれぞれの理由。
理由は違えど、もう一度会って、確かめたいこと、
言っておきたいこと、ちゃんと出来なかったさよならを
ちゃんと言えたらいいですね。
でもその機会は死んだ方にも、
生きている方にも一生のうちに一回だけ。
本当に会いたい人はこの人でいいのだろうか?
と迷ってしまいますね。
とても面白い発想の物語だと思いました。
小説の方も静かに進行していくのですが
映画の方はちょっとまどろっこしい感じがしました。
それはたぶん桃李くん演じる歩美の言葉で
語らせ過ぎだからではないでしょうか?
あと橋本愛の演技が下手すぎて笑いました(笑)
ということで、友人は映画館で号泣したと言っていたので、
私も号泣出来ることを期待したのですが、
八千草薫さんと息子の場面ではちょっとウルッとしましたが
あとは意外にも泣けない映画でした。

オトーサン、
「原作は、傑作だね」

東京50km圏道路地図さん 
2014年2月24日
原作未読

「罪と罰」というか「罪と赦し」というか、
女子高生のパートはロシア文学のよう。
同時並行の「桜の園」でさらに重厚感が増してる印象
(1990年版の映画を彷彿とさせる)。
ギャルソン話でツナグくんがミスを犯しているところも
何とも言えない余韻が。
が、その他の話が綺麗過ぎるというか甘ったるいのが残念。
遺された側には色んな思いがあるのは当然だろうが、
死者の無念さみたいなものが伝わってこない
(女子高生のところは意味深ではある)。
原作未読なので推測だが、
映画用にわかりやすい話に改変したのかも。
辻村深月は救いのない作品を書くというイメージなんだが。 


アドレナリン・ドライブ

オトーサン、
「この歌、なつかしいね」
・真夏の出来事
 作詞 橋本淳/作曲 筒美京平/歌 平山三紀
♪彼の車に乗って 
  真夏の夜を走り続けた 
  彼の車に乗って 
  さいはての町 私は着いた 
  悲しいことが起こらないように 
  祈りの気持ちをこめて
  見つめあう二人を
  朝の冷たい海は
  鏡のようにうつしていた
  朝の冷たい海は
  恋の終わりを知っていた

原題:アドレナリン・ドライブ(1999)
監督・脚本:矢口史靖
Genre:Comedy/Romance
上映時間:112分
あらすじ:
レンタカー屋で働く悟は
ある日、ヤクザの乗ったジャガーに車を追突させる。
ヤクザの事務所に連れて行かれ、法外な金を要求される。
その時、事務所が突然ガス爆発。
奇跡的に生き残り、偶然通りかかった看護婦の静子と、
事務所にあった2億円を持って逃走する・・・

出演者:
安藤政信・・・ 鈴木悟 
石田ひかり・・・ 佐藤静子 
松重豊・・・ 黒岩
オトーサン、
「石田ひかりがいいね」
地味そのものの看護婦から美人へと脱皮!
ヤクザの黒岩は、瀕死の重傷から立ち直るや
松葉杖を凶器代わりに大活躍 ・・・

その他の出演者:
真野きりな・・・ 智子 
田中要次・・・ バスの運転手 
徳井優・・・ 山本 
鈴木卓爾・・・ 細谷 
マギー・・・ 山田 
坂田聡・・・ジョビジョバ  
上田耕一・・・ 荒川組長 
角替和枝・・・ 婦長 
緒形幹太・・・ 警官 

User Rating:5.9/10( 26 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:8/0/10( 53 votes) Yahoo!
オトーサン、
「こりゃ傑作だね」
大金が巻き起こす激突が愉快です。
あぶく銭はこわいですね。

日本映画プロフェッショナル大賞 
・ベスト10  第10位 

User Reviews 
qwertyさん 
2003年2月6日
単純に楽しめました!

よくあるドタバタ活劇に
うまく矢口節が入ってるように思います。
登場人物みんなが
どこか愛すべきキャラを持ち合わせてる所とか。
捨てキャラがいない感じ。
というのは褒めすぎでしょうか。
そしてなにより、主演二人がハマリ役でした。
気弱な男をやらせたら
右に出るものはいないであろう、安藤政信。
さえない看護婦から見事に脱皮した、石田ひかり。
あと、ヤクザ役の松重豊も忘れちゃいけませんね。
とにかくあたま空っぽにして楽しめると思いますよ。

オトーサン、
「狂言回しだね、この六人組のチンピラ」

青観さん 
2016年11月4日
笑った。笑った。

ジョビジョバとかいう
六人組のチンピラのやり取りの可笑しさ、
自分の車を貸した相手に置き去りにされた上に、
文句言いながらその相手を待ち続けるあの婦長といい、
笑い所が満載です。
主演の二人のヤクザからの逃走劇も失敗の連続、
安藤政信演じる悟が指輪のサイズを聞かれて、
フリーサイズと答えるシーンの可笑しさ、
今ではメジャーな監督の一人として撮る映画、
どれもがヒットの矢口史靖監督だけど、
この作品は然程、ヒットもしてないと思われる。
この監督の女優の選び方も良い。
石田ひかりを持ってきたこのセンスを含め、
この作品はキャスティングの勝利により
面白い作品に仕上げる事に成功している。
オリジナル作品というのも評価したい。 


あん

オトーサン、
「カンヌに愛された監督の最新作か」
河瀬直美は、奈良の出身ですから、伝統文化と
美しい自然描写が得意です。

カンヌ国際映画祭受賞
・2007年 グランプリ 殯(もがり)の森
・1997年 カメラ・ドール 萌の朱雀  
同ノミネート 
・2014年 パルム・ドール 2つ目の窓    
・2011年 パルム・ドール 朱花(はねづ)の月    
・2007年 パルム・ドール 殯(もがり)の森    
・2003年 パルム・ドール 沙羅双樹(しゃらそうじゅ)    

原題:あん(2015)
監督・脚本: 河瀬直美 :
原作:ドリアン助川  
Genre:Drama
上映時間:113分
あらすじ:
町の小さなどら焼き屋“どら春”で
雇われ店長をしているワケありの中年男、千太郎。
常連客は、出来損ないのどら焼きを
いつも譲ってもらう中学生ワカナくらいなもの。
そんな彼の前に、
求人募集の張り紙を見て働かせてほしいと
老女、徳江が現われる。
彼女の粒あんが絶品なので雇ってみたところ、
評判となり、店はみるみる繁盛していくが・・・

出演者:
 樹木希林・・・ 徳江 
 永瀬正敏・・・ 千太郎 
 内田伽羅・・・ ワカナ
オトーサン、
「樹木希林、うまいねぇ」
「内田伽羅は、お孫さんか」

その他の出演者:
 市原悦子・・・ 佳子 
 村田優吏・・・愛  
 太賀・・・ 陽平 
 兼松若人・・・ 若人 
 浅田美代子・・・ どら春のオーナー 
 水野美紀・・・ ワカナの母 

User Rating:8.4/10( 7 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:8.4/10( 1,707 votes) Yahoo!
オトーサン、
「あんづくり、日本文化の粋なんだ」
美味しいどら焼きを食べたくなりました。

日本アカデミー賞ノミネート 
・主演女優賞  樹木希林 
バレッタ(マルタ共和国)映画祭受賞
・最優秀作品賞
・最優秀女優賞 樹木希林

User Reviews 
forestcrownさん 
2016年7月26日
美味しいどら焼き

ストーリーはかなりシンプルなので、
主演の二人の演技があってこその作品だと感じました。
予告編を見た時に予想した内容とは
全く違う方向に話が進んでいきました。
恥ずかしながらハンセン病について詳しく知らず、
しかし差別があるのはなんとなく知っていましたが、
本当にいろんな映画を見て感じるのは
「怖いのは原因そのもの(今回は病気)ではなく、
人間のほう」ということです。
お客さんがパタリと途絶えた時から
薄ら寒いイヤな予感がじわじわとしてきて
(BGMも効果的でした)、
それでも徳江さんが
「働けて楽しかったです」と言うシーンで救いが見え、
最後の「どら焼きいかがですか?」の
初めて聞く店長さんの明るい声と顔に希望を感じられました。
色々感じ考えさせられる良作だと思います。
そして私は甘いものが苦手なのですが、
美味しいどら焼きを食べてみたくなるほど
視覚効果も抜群でした! 

オトーサン、
「モデルは実在するんだ」

黒美君彦さん 
2016年12月12日
後半が説明的

樹木希林が主役級を演じると、
いい悪いではなく
すべてが彼女のための「作品」になってしまう
(それは彼女の存在感があまりに大きいからだが)。
さらに孫娘の内田伽羅と共演であれば余計にそうだろう。
さて、従来のこの監督の作品に比べると、
ドラマ仕立てのこの映画は観やすい。
やる気のないどら焼き屋の店長(永瀬正敏)と、
出来損ないのどら焼きを
いつも譲ってもらう中学生(内田)。
そこにふらっとバイトしたいと
やってくる吉井徳江(樹木希林)。
あんを作って50年という彼女が手伝い始めて、
どら焼きの売れ行きが爆発的に。
店長もようやくどら焼きを作り、売る、
という仕事に意味を見出すが、
徳江がハンセン病療養所の入所者だと知って、客は激減。
彼女もどら焼き屋を去る、というお話。
これまで河瀬監督作品における
台詞の聴き取りづらさに辟易としていたので、
思わず字幕つきで観てしまった。
さすがに本作はこれまでに比べると
台詞は聴き取りやすかったと思うが、
それにしても背景音が鬱陶しい。
全面に街のノイズがかぶさるというのはどうなんだろう。
効果的にノイズを使う方法もあると思うのだが。
さらに正直にいうと
後半のハンセン病をめぐる物語の展開は
少々唐突感もあり、違和感を拭いきれない。
ただ、原作者のドリアン助川によると、
「徳江」のモデルは実在していて、
鹿児島のハンセン病療養所で暮らす
上野正子さんがモデルなのだとか。
彼女の「人間回復の瞬間(とき)」(南方新社)と
出会ったのがきっかけで、原作の小説を書いたそうだ。
上野さんは少女時代に発症し、肉親と別れて療養所入所。
甘いものと国語が好きで、
療養所内でサーターアンダギーを作っていたのだという。
しかし冒頭に書いたように「徳江」のキャラが
樹木希林と重なるがゆえに彼女の存在感が際立ち、
後半のハンセン病を扱った部分が急に説明的になる。
台詞ですべてを語ろうとするから、
なかなか感情移入できないのだ。
しかも、彼女が亡くなり
(なぜ店長には知らせなかったのだ?)
同じ入所者を演じる親友の市原悦子に語らせてしまう。
それなら、と思ってしまう。
はじめから「徳江」の視点で
構成した方が良かったのではないか、と。
ところどころ美しいカットもあり、
全否定されるべき作品ではないが、
個人的にはやや物足りなさが残った。


ハッピー・エンディング

オトーサン、
「辛い映画だなぁ」
かつて末期癌患者だったものとしては、
「ハッピー・エンディング」という邦題に違和感を感じます。
原題の"A Little Bit of Heaven"(天国のかけら)なら
許容範囲です。

原題:A Little Bit of Heaven (2011) 
監督:Nicole Kassell  
脚本:Gren Wells  
Genre:Comedy/ Drama/ Fantasy 
Rated PG-13 for sexual content, including crude references, 
   and language
上映時間:103分
あらすじ:
マーリーは、仕事も、独身生活も充実していた。
ある日突然、末期のガンと診断され、
余命半年と告げられる。
夢のなかに神があらわれて、
「癌でもうじき死ぬから。準備してね」
つとめて明るく振る舞うが、
母親ビバリーや父親との関係はギクシャクする。
だが、彼女の不安な心を
主治医のジュリアンが優しく受け止めて・・・

出演者:
Kate Hudson ・・・ Marley Corbett(マーリー)
Gael Garcia Bernal ・・・ Julian Goldstein(ジュリアン)
Kathy Bates ・・・ Beverly Corbett(ビバリー) 
Whoopi Goldberg ・・・ God(神様)
オトーサン、
「ケイト・ハドソン、NYでみかけたなぁ」
恋多き女優さんですから、病気になる前は、
まさに、ぴったりの役どころです。
でも、そのノリで主治医のジュリアンを
誘惑するシーンに仰天しました。
文春砲炸裂でしょ。

その他の出演者:
Lucy Punch ・・・ Sarah Walker
Rosemarie DeWitt ・・・ Renee Blair
Peter Dinklage ・・・ Vinnie
Romany Malco ・・・ Peter Cooper
Johann Urb ・・・ Doug

User Rating:6.3/10( 23,741 votes)IMDb
  User Rating:7.1/10( 141 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ま、癌に関係ない人向き」

User Reviews 
Gordon-11 さん
Earth 
2011年11月26日
癌患者の非現実的な描写

若いキャリアウーマンのお話し。
癌にかかっていると分かり、
彼女は、人生を再構築する必要に迫られる。
本作は、ロマンチックコメディと
癌に向き合うお涙頂戴のドラマを
混ぜたものになると思っていたが、
ほとんどロマンチックコメディだった。
ケイト・ハドスンの演技は、いい。
だが、末期癌と戦っている女性としては
まるで説得力がない。
化学療法の後で、毛が残っているとは・・・
主治医の愛情を得るために、
治療を無視するのは、無責任だ。
トーンが非常に悪い。
癌患者と周囲の愛する人の苦しみを認めない。
直面している肉体的・心理的な問題を無視し、
末期癌患者の人生を非現実的に描写している。
マーリーが、末期癌ではなく、
重い病気にかかっているだけにするなら
癌患者と生存者にとって、
不快な映画にならなかっただろう。

オトーサン、
「葬式を愉快に・・・」
そういう考え方もありますよね。
バリ島なんかその典型です。

pea*****さん 
2016年10月23日
目が腫れるほど泣いた。Quality of Life 

末期がんに侵された女性が
治療をやめてQuality of Lifeを優先して
死を迎えることを決意する。
ジュリアン医師がキュートすぎ。
彼と深い仲になってから
ラストまで涙が止まらなかった。
すぐに別れがくることを知っていながらの愛。
癌にさえならなければと思ってしまうが
皮肉にも、マーリーが癌になったからこそあった出会い。
癌になると、人を遠ざけてしまうこともある。
常に死の恐怖がつきまとうのだから、当たり前だ。
その中でも自分の中にあったわだかまりが昇華されていく。
真実の愛を見つけ
親の愛を知り
友人の大切さを再確認し
中には辛すぎて一度は目を背けてしまった人もいる
神様はいると思う。
でも、ウーピーのようにわかりやすく教えてはくれない。
だから、自分で気づかないといけない。
今ある幸せを、しっかりと見つめること。
幸せになるのは怖い。
いや、それを失うのが怖いのだ。
人と比べて自分は不幸?
人と比べたって仕方ない。
誰しも、100%完璧な人なんていないのだから。
みんな何かを持っていて、何かを持っていない。
それなら、人を羨むより自分にある幸せに気づいて
それを大切にしたほうがいい。
この映画は重いテーマを
ポップで明るい色調で描いている。
人は死んでも魂はあって、マーリーのように
実際に自分の葬儀を見に来ているらしい。
皆が悲しんでいるとこの世に執着が残ってしまう。
明るく送り出してあげたいけど
大切な人を失うのはつらい。
それほど強くは、なかなかなれないけどね。


油断大敵

オトーサン、
「面白い理屈だね」
警官は泥棒のおかげで暮らしているのに、
何故泥棒だけが悪く云われるのか?
大泥棒・ネコの言い分には、騙されそうです。

原題:油断大敵 (2003) 
監督:成島出
原作:飯塚訓  
脚本: 小松與志子/ 真辺克彦 
Genre:Comedy/Drama
上映時間:110分
あらすじ:
駐在所勤務から泥棒専門の刑事になった関川仁。
妻を亡くして以来、8歳の娘・美咲を育ててきた。
1年後、だるま工場で盗難事件が発生する。
数日後、美咲の自転車が故障し、
たまたま出会った男に修理してもらう。
だが、男の工具鞄の中にだるま工場で飼っていた
ピラニアの餌の缶を発見!
検挙された男の正体は、伝説の大泥棒・ネコだった・・・

出演者:
 役所広司・・・ 関川仁 
 柄本明・・・ 猫田定吉
 夏川結衣・・・ 牧子先生
 菅野莉央・・・ 美咲(8歳)
オトーサン、
「役所広司は、演技上手だけど」
柄本明さんは、それに負けない上手で、
2人のかけあいは、見応えがありました。

その他の出演者:
 笹野高史・・・ 猫田定吉(少年時代)
 前田綾花・・・ 美咲(17歳 )
 水橋研二・・・ 城谷刑事 
 津川雅彦・・・ 医者・東条 
 奥田瑛二・・・ パチンコ屋社長 
 淡路恵子・・・ 綾乃
 角替和枝 パン屋のおばさん 
 大後寿々花 小児科の女の子

User Rating:6.0/10( 12 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:7.6/10( 23 votes) Yahoo!
オトーサン、
「納得いかないところもあるけど」

日本映画プロフェッショナル大賞受賞 
・新人監督賞  成島出    
・ベスト10  第5位 

User Reviews 
拳精NO,5 さん 
2010年2月21日
リズミカルな音楽が耳に残る! 

大きな感動、大きな笑いはないが、
私的には気に入っている。
役所さん、柄本さんの刑事と泥棒、
何とも奇妙な友情?信頼?
この複雑な関係を二人は見事に演じていた。
二人による微笑ましいヒューマンドラマ、
日本映画の基本のような作品。
脇を演じる人も良かった、
役所さんの小学生の娘役は今後も活躍すると思う
笹野さん登場のピラニアワンシーンには
思わず噴き出してしまい
またまた笹野さんにはやられてしまった。
笹野さんと言えば柄本さん演じる
猫田の子供時代を笹野さんの息子が巧く演じていた、
自由を求めて故郷を離れて行く姿が印象に残る。
この子も楽しみな存在である。
忘れてならないのが夏川さん!
前半しか出演されていないが
ちょっとしたセクシーシーンがうれしかった。
この人は体当たりの演技をするので好き。
心温まる楽しい作品である。
母親だけではない、父親だって
娘のためわが身を犠牲にして、
人生を生きていくのである)

オトーサン、
「ここ、おかしくない?」
幼い娘が父親の再婚に猛反対というのは、
珍しくありませんが、相手は大好きな幼稚園の先生。
しばらく時間をおけば、解決できたのでは?
夏川結衣演じる牧子先生、あきらめが早すぎるなぁ。

モモスケさん 
2005年6月20日
まさに油断大敵

何か映画賞を会得したという話は
私の不勉強で耳にしていませんが、
主演(役所さん)、助演(柄本さん)ともに
男優賞を受賞してもいいのでは?
と思える万人向けの快作です。
ヤモメで一人娘を育てる泥棒刑事の葛藤と意地、
そして一人飄々とプロとして
確固たる信念のもと活躍?する大泥棒。
前半、幼い娘が再婚話に断固として反対、
そして月日は流れ大人になり、
自分も進むべき道を見つけ
父元から飛び立とうとするクダリが、
後半、大泥棒「猫」の少年時代へ見事にリンクして
二人の刑事と泥棒の間に言い知れぬ絆のようなものが
生まれるシーンは見事の一言でした。
「自由になる翼」を見つけた人間が羨ましいなぁ、
とちょっぴり切なくなるサラリーマンである私です。
それにしても、柄本明演じる「猫」は
どこまでも飄々として、改心して白状したのか、
それとも病気を警察病院で治療する為だけに捕まったのか、
そんなとことも面白く見ることの出来る飽きない秀作です。 


バーディ

オトーサン、
「こんなせりふを思い出すね」
強くなければ、生きていけない。
優しくなければ、生きる価値がない。
ヴェトナム戦後の負け犬人生を強烈に描いています。

原題:Birdy (1984) 
監督:Alan Parker    
原作:William Wharton
脚本:Sandy Kroopf/ Jack Behr  
Genre:Drama/ War
上映時間:120分
あらすじ:
高校時代の親友だったバーディとアルは
ベトナム戦争に従事する。
以前から鳥に病的な執着心を持っていたバーディは、
帰還後、精神に異常をきたし軍の病院に収監される。
顔面を負傷したアルは別の病院で治療を受けていたが、
バーディの治療の協力のため院長に招集される。
心を固く閉ざしたバーディに
高校時代の数々の思い出を語り続けるアル。
その努力も虚しく一向に反応のないバーディ。
アルがバーディの病院にいられる残り時間は
刻一刻と迫っていく・・・

出演者:
Matthew Modine ・・・ Birdy(バーディ)
Nicolas Cage ・・・ Alfonso "Al" Columbato(アル)
Karen Young ・・・ Hannah Rourke(ハンナ)
オトーサン、
「ひとはこれだけ濃密にかかわりあえるのか」
人間関係が希薄になっているいま、
若者には、ある種の福音書に思えるのかも。

その他の出演者:
John Harkins ・・・ Dr./Major Weiss
Sandy Baron ・・・ Mr. Columbato
Bruno Kirby ・・・ Renaldi
Nancy Fish ・・・ Mrs. Prevost
George Buck ・・・ Birdy's father
Dolores Sage ・・・ Birdy's mother
Robert L. Ryan ・・・ Joe Sagessa
James Santini ・・・ Mario Columbato
Maude Winchester ・・・ Doris Robinson
Marshall Bell ・・・ Ronsky
Elizabeth Whitcraft ・・・ Rosanne
Sandra Beall ・・・ Shirley
Victoria Nekko ・・・ Claire
Crystal Field ・・・ Mrs. Columbato
John Brumfeld ・・・ Mr. Kohler

User Rating:7.3/10( 17,869 votes)IMDb
  User Rating:8.2/10( 167 votes) Yahoo!
オトーサン、
「心が痛む佳作」

カンヌ国際映画祭受賞 
・審査員特別グランプリ  アラン・パーカー 
同ノミネート
・パルム・ドール  アラン・パーカー    

User Reviews 
ABTさん
United Kingdom 
2011年6月23日
ワォ!探し回って25年、ようやく見られた

この素晴らしい映画を探し回るのに
こんなに長くかかったとは、信じられない!
出だしから魅惑した。
撮影は見事で、力強く、センシテイxブ、おかしい
モーディーンとケイジは、信じられないほどの演技だ!
警告!動物虐待のワンシーンがある。、について。
野良犬のシーンの直後だ。
早回しして、避けた。
だから、ショックを受けなかった。
貪欲な映画愛好者には、必見、
すばらしい映画だ。
コピーを買うために、アマゾンへ。
エンジョイしてください!

オトーサン、
「残虐とはいうが・・・」
1頭1ドルで捕獲された野良犬は、
電気ショックで殺害され、皮を剥いでミンチに。
ドッグフードになるのです。
日本も同じようなものです。

鱗歌さん 
2016年5月15日

およそ正反対とも言っていい性格ながら、
なぜか気が合う高校生の二人。
当時の思い出と、やがてベトナム戦争で、
それぞれ顔と心に傷を負った二人が病院で向き合う姿が、
交互に描かれます。
顔に傷を負い包帯でグルグル巻きにされたニコラス・ケイジが、
包帯を取ると、その顔はトラボルタだった。
ってな訳はありませんが。
マッチョ系のニコラス・ケイジに対し、
鳥を愛し空を飛ぶことに憧れるマシュー・モディン。
それぞれがそれぞれのやり方で、日常から非日常へ、
子供時代から青年時代へと成長していく。
彼らが住んでいるのは、何だかガラクタだらけみたいな町で、
翼を背中につけて飛ぼうとする場所も、ゴミの山。
だけどそういうゴミゴミとしたところから巣立ってみたって、
どこに楽園がある訳じゃなし、
むしろ過酷な現実しか、そこには無い。
時に鳥の視点に立ったような幻想的な描写を交えつつ、
色んなヤンチャをやりながら自由を手に入れていった過去と
閉ざされたような病院の現在とを行き来する、
その対比が、映画に起伏を与えます。
我々は映画を通じて、ニコラス・ケイジとともに
バーディ青年の心を追い求め、
それでもフイと肩透かししてみせるラストも、お見事。
彼ら二人の世界には、さらに誰も入れないのだけど、
それを外部からそっと支えるカレン・ヤング。
どっかで観た顔だと思ったら、
{ジョーズ'87 復讐篇}の奥さん役でしたね、あら懐かしや。 


くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ

オトーサン、
「へぇ、アナ雪の影にかくれた傑作アニメか」
どぎついアニメに慣らされた目には、
全編淡色の水彩画のような画面は、頼りないですが、
みているうちに、すっぽり作品世界に入りこんでいきました。

原題:Ernest et Celestine (2012) 
監督:Stephane Aubier/ Vincent Patar/Benjamin Renner 
原作:Gabrielle Vincent 
脚本:Daniel Pennac  
Genre:Animation/ Comedy/ Crime
Country: France / Belgium / Luxembourg 
Language: French 
上映時間:80分
あらすじ:
子ネズミのセレスティーヌは、
地下にあるネズミの町の孤児院で暮らしている。
彼女たちは将来医者になるために
ネズミの命である「歯」をたくさん集めている。
ある日、セレスティーヌはマンホールをつたって
地上の熊たちが住む町へ行く。
そこで腹ペコの熊アーネストと出会うが、
ネズミと熊たちは互いに忌み嫌いあっていて、
けっして一緒に住むことなどできないと考えられている。
そのためにセレスティーヌとアーネストは
ともに警官隊に追われる身となる

声の出演者:
Wilson Lambert・・・ Ernest(アーネスト)
Pauline Brunner・・・  Celestine(セレスティーヌ)
オトーサン、
「いかにも、フランス人らしいね」
熊が冬眠するのは、穴倉と思いましたが、
ふかふかしたベッドなので、驚きました。
クォリティ・オブ・ライフは、ここまで及んでいるのです。
他方、警官隊の動きをみていると、
フランスは警察国家だという冷酷な現実を思い出します。

その他の声の出演者:
Anne-Marie Loop・・・The Grey One  
Dominique Collignon ・・・The Dentist 
Brigitte Virtudes  ・・・Lucienne
Patrice Melennec ・・・ Georges
Pierre Baton・・・The Rat Judge
Feodor Atkine・・・The Bear Judge 

User Rating:7.9/10( 12,856 votes)IMDb
  User Rating:8.7/10( 24 votes) Yahoo!
オトーサン、
「名作誕生!」

アカデミー賞ノミネート 
・長編アニメ賞 

User Reviews 
bbickley13-921-58664さん
2014年3月18日
フランス人はアニメ製作が得意

私は、この映画を楽しんだ。
大人向けと思ったが、老いも若きもエンジョイできる。
それは、いつもすばらしい映画のサインなのだ。
原作は、耳にしたことのない児童書。
運の悪い熊が、子ネヅミに出会う。
誤った教えで、恐怖で2分された世界に終止符を打ち、
子ネヅミを助ける。
私は、アニメーション・スタイルを愛している。
原作児童書に影響を受けているようだが、
特に、セレスティーヌのデザインが好きだ。
そのアニメーションは、非常に可愛いい。
その動きと態度は、いかにも子ネヅミのようで、
よい仕事をしている。
英語版を見たが、
アーネスト役のフォレスト・ウィテカーがいい。
セレスティンに連れてこられるあたりは、
まさにハイライトだった。
子供を、連れて見に行くべし。
微笑みが浮かぶだろう。

オトーサン、
「劇場はガラガラだったんだ」

koukotsunohitoさん 
2015年8月30日
ずっと、いっしょ。 

第86回アカデミー賞で
『風立ちぬ』や『アナ雪』とともに
長編アニメーション賞にノミネートされた本作が、
ようやく日本で劇場公開。日本語吹替版。
残念ながらそのわりに
まったくといっていいほど注目されていなくて
ほとんど宣伝もされていないようですが、
とても可愛らしいアンティークな小物のような映画でした。
この映画が多くの人たちの目に触れずに
忘れられてしまうのはほんとにもったいない。
このアニメーション映画には、
懐かしさとともに日本のアニメが失いかけている
あるいはすでに失ってしまった
かもしれないものが詰まっている。
絵、音楽、物語。映画の隅々まで
作り手のこだわりが感じられる。
ストーリー自体は実に地味で、
異なる種である熊のアーネストと
ネズミのセレスティーヌが
一緒に生きていくことにするという、
意外とリアリスティックなお話。
空想的な魔法とかド派手なアクション
(一応追っかけシーンはありますが)も、
登場キャラクターが死んでしまうとか
残酷な場面や下ネタなどもない。
かつて幼い頃に読んださまざまな絵本を思い出させるし、
昔はこういう素朴なお話を描いた
TVアニメもあったなぁ、なんて。
素朴とはいっても、
ここで描かれるのは理不尽な差別問題でもあって、
ようするに異なるコミュニティに属する者たちや、
コミュニティ自体が抱える問題を描いているわけで、
原作者やアニメの制作者たちの想いは
どうなのかわからないけれど、
とてもシリアスな題材であることは確か。
でも登場キャラたちはけっして長々と説教めいたセリフで
作り手の主張を述べたりはしない。
ユーモアを交えながら
あくまでもキャラクターたちの行動でそれを描く
(ちょっと高畑勲の作品を思わせるところもあるが)。
当たり前なんだけど、
その技術が今の日本の多くのアニメから失われている。
アーネストとセレスティーヌは
これからどうやって二人で生活していくのだろう。
アーネストが語ったように、
セレスティーヌが得意な絵を描いて
彼らの出会いを物語にするのだろうか。
彼ら“アーティスト”の生き方が、
ネズミの歯医者や熊のお菓子屋たちのような
堅実に働く者たちと対比されている。
どちらが正しくてどちらが間違っている、ということはない。
それでもけっして声高に叫んだりしないものの、
原作者のガブリエル・バンサン自身が
投影されているというセレスティーヌに
「一見、無用の存在のように思える“芸術家”こそが
無意味な諍いから人々を解放する力があるのだ」
という強い信念のようなものを感じた。
音楽を奏で、絵を描くことはけっして無駄な行為ではないし、
そういう人々は無価値な存在ではない。
音楽や絵は、芸術は、偏見や差別からも自由なのだ。
ネズミたちからは「いじわるで恐ろしい」と思われていた
熊のアーネストと、熊たちからは
まるでゴキブリのように嫌われていたネズミのセレスティーヌ。
この二人が手を取り合ってともに生きていくということは、
出身や外見を超えて人と人が共存していくことに他ならない。
こういう作品を子供たちに見せてあげたいなぁ。
とても大切なことを伝えているから。
閑散とした映画館でふと思いました。 


ゴースト&ダークネス

オトーサン、
「この点は、事実とちがうのか」
映画に登場する雄ライオンは、立派なたてがみですが、
ツァボに生息する雄ライオンは、
たてがみの発育が悪いそうです。
まるで、メスライオンみたいです。
ツァボの雄ライオンの剥製は、
シカゴの博物館に展示されているそうです。

原題:The Ghost and the Darkness (1996) 
監督:Stephen Hopkins  
脚本:William Goldman  
Genre:Adventure/ Drama/ Horror
Rated R for some violence and gore involving animal attacks 
Country: USA / Germany 
Language: English / Hindi 
上映時間:110分
あらすじ:
19世紀末、東アフリカのツァボ。
イギリスは象牙貿易のため鉄道を敷設。
橋を架けるため現地に呼ばれたパターソン中佐は、
工事を邪魔する二頭の獣の存在を知る。
腕利きのハンター、レミントンと退治に乗り出すが、
二頭の残虐さは想像を絶するものだった
130名もの命を奪った人喰いライオン、
その名は、ゴーストとダークネス・・・

出演者:
Val Kilmer ・・・ Col. John Henry Patterson(パターソン中佐)
Michael Douglas ・・・ Charles Remington(レミントン)
オトーサン、
「ヴァル・キルマー、主演のはず」
でも、助演の扱いとなっています。

その他の出演者:
Bernard Hill ・・・ Doctor David Hawthorne
John Kani ・・・ Samuel
Brian McCardie ・・・ Angus Starling
Tom Wilkinson ・・・ Sir Robert Beaumont
Emily Mortimer ・・・ Helena Patterson
Om Puri ・・・ Abdullah
Henry Cele ・・・ Mahina

User Rating:6.8/10( 47,391 votes)IMDb
  User Rating:6.8/10( 72 votes) Yahoo!
オトーサン、
「何度みても、名作だね」

アカデミー賞受賞 
・音響効果編集賞
ラジー賞ノミネート
・ワースト助演男優賞   ヴァル・キルマー

User Reviews 
Boba_Fett1138さん
Groningen, The Netherlands 
2007年3月20日
最も有名なアフリカ冒険実話

「ゴーストとダークネス」以来、
ハリウッドは、ツァボの2頭の人食いライオンの話を
いろんな風につくりあげてきた。
たとえ、信じられなくても、
この映画は、すべて本当に起こったことだ。
単なるマーケティング戦略によるものではないのだ。
インターネット時代、どんな歴史上の出来事も、
ほんのわずかのクリックで、情報をつかめる。
真実とフィクションの最大の違いは、
レミントン(マイケル・ダグラス)で、彼は存在していない。
また、調教されたオスライオンも、存在していない
映画づくりでの、こうした変更は悪いだろうか、信じ難いだろうか?
いや、それは話を力強いものとし、
見ていて、いっそうおもしろくする。
私は、いつも本作を見るのが大好きだった。
美しい風景、よい登場人物、アクション満載の
すばらしい映画だ、
百年前に実際に起こったと知ると、ますます驚く。
話は簡単で、イメージと登場人物が物語る。
好きなものは、ゴーストとダークネスが、
映画の登場人物として扱われていることだ。
楽しみのためにひとを殺すが、
怪物ではなく、賢い生き物として示されているのがいい。
風景と雰囲気がいい。
美しいアフリカの大地は、映画のすばらしい背景として役立ち、
また、鉄道と橋建設用敷地内に限られるので、
閉所恐怖症になる。
ジェリー・ゴールドスミスのミュージカル曲と
ヴィルモス・ジグモンドの撮影が雰囲気を盛り立てている。
マイケル・ダグラスは、好演している。
実際、彼の出番は、予想以上に少ないが、
俳優としてどれほど多才であるかを示している。
この映画の製作者として、一番上の番付け俳優になる。
実のところ、映画の主役は、ヴァル・キルマーで、
マイケル・ダグラスの役割を引き受けている。
控えめなのがいい。
あまり熱心に感銘を与えようとせず、
他の俳優が輝く余地を残している。
有名なバーナード・ヒルやトム・ウィルキンソンも
出演している。
オーム・プリーも、好演している。
楽しく、シンプルで大胆なアクション映画だ。
高品質のエンターテインメントとなっている。

オトーサン、
「ライオン、よく調教したもんだ」

Naka.dさん 
2005年5月10日
なかなか楽しめたぞ。

もともとプロットが単純だし、
さらに前半は演出がチープなので
盛り上がりに欠ける。
しかし後半はもう興奮を通り越して怖い。
「生きること」「殺すこと」のギリギリの世界。
これが自然の厳しさかとすら覚える(言いすぎ?)。
ただ展開がほとんど読めてしまうのが残念だった。
作品全体を通して流れる壮大な音楽は清々しい。
マイケル・ダグラスは出番こそ少ないが、印象に残る。
ガラは悪いが、根はいい奴そうで好印象。
最期もある意味、彼にふさわしいものだった。
ヴァル・キルマーは
はじめミスキャストじゃないかと思ったが
後半では力強い存在感を見せてくれた。
決して遺伝子操作をされたわけでもない
極く普通のライオン。
ほとんどCG処理すらされていないにも関わらず、
あの熱演…暴れっぷりは凄まじいの一言に尽きる。
(後半における)
雰囲気を見事に作り出した演出によって
さらに生き生きと描かれていた。
全く期待していなかっただけに、
結構楽しんでしまった。
ヴァル出演の似たような作品「D.N.A.」
(これもこれでいいんだが)
と比べれば鑑賞後の爽快感は高い。
実話というのに驚き。
そう考えれば地味だったのもうなずける。


スノー・エンジェル

オトーサン、
「雪の天使、ロマンテイックな題名だね」
最初は、ケイト・ベッキンセイルが
雪の天使かと思いましたが、さに非ず。
夫を家からたたき出し、情事にふける様をみて、
呆気にとられました。
娘のタラが、雪の天使なのでしょうが、
あまりに悲惨な結末です。

原題:Snow Angels (2007) 
監督・脚本:David Gordon Green 
原作:Stewart O'Nan
Genre: Drama/ Romance
Rated R for language, some violent content, 
   brief sexuality and drug use
上映時間:107分
あらすじ:
アーサーは、高校のマーチングバンドで
トロンボーンを吹いている。
転校生ライラの愛を素直に受け取れないでいる。
アニーは、定職にもつかず、
情緒不安定な夫グレンと別居し、
同僚ルイーズの夫ネイトと情事にふける。
だが、グレンは仕事を見つけたから
よりを戻して、親子3人で暮らしたい。
ある日、娘タラが行方不明になってしまい、
アニーとグレンの関係は悪化の一途をたどる・・・

出演者:   
Kate Beckinsale ・・・ Annie Marchand(アニー)
Sam Rockwell ・・・ Glenn Marchand(グレン)
Nicky Katt ・・・ Nate Petite(ネイト)
Michael Angarano ・・・ Arthur Parkinson(アーサー)
Olivia Thirlby ・・・Lila Raybern(ライラ)
オトーサン、
「ケイト・ベッキンセイル、美人だね」
でも、どこか暗い性格が、この役にあっていました。
「サム・ロックウェル、悪人面だね」
結婚には向いていないというだけあって、
この役にあっていました。

その他の出演者:
Jeanetta Arnette ・・・ Louise Parkinson(ルイーズ)
Griffin Dunne ・・・ Don Parkinson
Tom Noonan ・・・ Mr. Chervenick
Connor Paolo ・・・ Warren Hardesky
Amy Sedaris ・・・ Barb Petite
Deborah Allen ・・・ May Van Dorn
Gracie Hudson ・・・ Tara Marchand
Peter Blais ・・・ Mr. Eisenstat
Brian Downey ・・・ Frank Marchand

User Rating:6.9/10( 11,100 votes)IMDb
  User Rating:6.5/10( 27 votes) Yahoo!
オトーサン、
「文芸ドラマだね」

User Reviews 
Roland E. Zwickさん
United States 
2012年3月24日
いい雰囲気のインディーズドラマ

「スノー・エンジェル」は、
アメリカの小さな町での
ありきたりのインディーズドラマとしてはじまる。
予期せぬ悲劇がコミュニティに起きた後
深く感動的な作品に変っていく。
監督・脚本のデイヴィド・ゴードン・グリーンは、
アニーとグレン、ネイトとルイーズの
2組の崩れ去った結婚を描いている。
そして、それが、アーサーとルイーズに
及ぼす影響について描いている。。
両家族とも、人生に不満足で、
それが災難を引き起こすのだ。
事態は、関係者すべてにとって、ますます悪化する。
「スノー・エンジェル」は、
洞察力があり鋭敏な監督と
場所と季節についての深いセンスが特徴的だ。
(映画は、中西部の冬の深く暗い日に起こる。
ただし、撮影はノバスコシア)
時に見るのが辛い映画だ。
登場人物たちは、
あまりに人間的で
弱さをみせすぎていないだろうか?
だが、ケイト・ベッキンセイルとサム・ロックウェルを
はじめ、マイケル・アンガラノ、ジャネッタ・アーネット、 
デボラ・アレン、グリフィン・ダンらの好演が、
本作を見応えのあるものとしている。

オトーサン、
「そうかな」
グレンの情緒不安定さを十分描いているように
思えますが・・・

ジーナさん 
2009年6月29日
重いが重厚ではない

ケイト・ベッキンセールとサム・ロックウェル演じる夫婦に
一体何があったのかが具体的に見えて来ないので、
夫婦が抱えている問題に現実感が得られませんでした。
サム・ロックウェルも精神的に不安定で
狂信的な人物像なのは分かりますが、
何がキッカケでそうなってしまったのかなどの経緯がないので
ドラマに深みを感じられませんでしたね。
正直、重たい内容な割に
心に響いてくるような作品ではなかったです。
ケイト・ベッキンセール演じる妻が日常的に感じているストレスは
リアルに伝わってきました。
ただ・・・このキャラに共感できるかはかなり微妙です。
彼女だけに限らず、感情移入できるキャラが
ほとんど居ないのも作品に入り込めなかった
原因かもしれませんね。
高校生カップルの初々しい表情や可愛らしい行動とセリフは、
この作品の中で唯一希望を見出せる部分になっていました。
観ているこっちまで顔がほころんでしまうような
やり取りにホッと一息つけました。
壊れる家族と修復する家族、離れる男女と結ばれる男女、
希望と失望など対照的に描いている点は面白いと思います。
一糸乱れぬマーチングバンド、スタンドから見守る両親、、
そして悲劇に見舞われたグレンの家族・・・
というラストシーンも印象深かったですね。
・・・とは言え、ヒューマンドラマとしての完成度が高い訳では無いので
ドラマ系が好きな方には物足りないと思います。
素晴らしい存在感と演技力を堪能できるので
サム・ロックウェルをチェックする目的で観るのが、
一番満足度を得られるでしょう。


のんちゃんのり弁

オトーサン、
「このお弁当屋、つぶれるね」
どなたかが甘めに試算していました。
一個600円のお弁当が20個売れると、
一ケ月の売上は30万円。 
原価は、材料費10万円。
水道光熱費、料理屋の主人への謝礼3万円で、
家計費2万円、交通費・宣伝費・雑費で2万円
手元に残るのは、13万円。

原題:のんちゃんのり弁 (2009) 
監督:緒方明
原作:入江喜和  
脚本:鈴木卓爾/ 緒方明 
Genre:Drama
上映時間:107分
あらすじ:
東京下町育ちの主婦、小巻。
夢ばかり見ているダメ亭主の範朋に愛想を尽かし、
一人娘ののんちゃんを連れて実家に出戻るが、
世間の風は予想以上に冷たかった。
貯金も底をつく一方、離婚には頑として応じない
範朋もストーカーまがいにつきまとい、
次第に追いつめられていく。
そんな中、娘のために作った自慢ののり弁が
幼稚園で評判となったのがきっかけで、
お弁当屋を開くという目標を見つける。
小料理屋の主人を口説き落とし、
弟子入りする・・・

出演者:
 小西真奈美・・・ 永井小巻 
 岡田義徳 永井範朋 
 岸部一徳・・・ 小料理屋の主人
オトーサン、
「小西真奈美、演技下手だね」
身長168cmの小顔美人ですが、
女優生命は長くはないのでは?

その他の出演者:
 村上淳・・・ 川口建夫 
 佐々木りお・・・ 永井乃里子(のんちゃん) 
 山口紗弥加・・・ 玉川麗華 
 倍賞美津子・・・ 原フミヨ 

User Rating:6.0/10( 23 votes)IMDb
  User Rating:7.0/10( 195 votes) Yahoo!
オトーサン、
「こんなテーマで、映画をつくるのか」
もっとよい、お金の使い道があると思います。

User Reviews 
やんすけ さん 
2017年1月20日
おなかはあまり減らない 

マンガ原作の一人の女性が
「料理」を通じて自立しようとする
ハートウォーミング・ストーリー。
ただパッケージには「お弁当が食べたくなりますよ」と
書いてありますが、料理シーンはあまり多くないので…
そんなにお腹は減りませんw。
もうちょっとグルメよりの作りなのかなと思ったけど、
主人公の小巻という女性の“自分探し”が
メインの作品に仕上がっていますね。
小西真奈美ファンにはたまりませんし、
ダメ夫を演じた岡田義徳のダメっぷりがまたいい感じ。
地味ながら映画を締めている
岸部一徳&倍賞美津子の存在感も光っています。
三十路を超えても自分が見つからないような
人間には響くものがある映画ですね。

オトーサン、
「底の浅い映画だね」

アングロファイルさん 
2010年11月26日
共感できない

見る人の年代や性別によって、
評価が大きく分かれそうな作品です。
私はほとんど共感できませんでした。
魅力を感じられる人物がいなかったので。
終盤、子供を使って
あからさまにお涙頂戴を狙うのも興ざめです。
ぶち切れた小西真奈美より、
旧友山口紗弥加の方が面白いです。 


るろうに剣心 伝説の最期編

オトーサン、
「アクション監督は、どういうひと?」
・谷垣健治
 誕生日:1970/10/13
  出身地;奈良県
 小学生の時にジャッキー・チェンの
 「スネーキーモンキー 蛇拳」を観て衝撃を受ける。
  高校時代は少林寺拳法部に所属、県大会で優勝
  香港スタントマン協会」の所属メンバーとなる。
 香港映画「金魚のしずく」(2001)で、初アクション監督。
  日本でも、共同監督やスタントコーディネーター、
  ゲームのオープニングムービーのアクション監督などを担当
  2006年、「マスター・オブ・サンダー 決戦!!封魔龍虎伝」を監督。
 2012年、「るろうに剣心」のアクション監督。

原題:るろうに剣心 伝説の最期編 (2014) 
監督:大友啓史
アクション監督:谷垣健治 
脚本:藤井清美/大友啓史 
Genre:Period Drama
上映時間:135分
あらすじ:
強力な私兵軍団を築いた志々雄の前に、
明治政府は後手にまわり劣勢だった。
一方、志々雄を唯一止められると期待された
緋村剣心は、危ないところを
かつての師匠・比古に救われる。
彼のもとで療養と再修業に挑むが、
剣術面で圧倒された志々雄に対し、
単身反撃できる日はくるのだろうか・・・ 

出演者:
 佐藤健・・・ 緋村剣心  
 福山雅治・・・ 比古清十郎
 藤原竜也・・・ 志々雄真実
オトーサン、
「福山雅治、剣さばきスゴイネ」
歌手・福山雅治まんまの長い露出には、
へきえきしますが、フアンサービスでしょう。

その他の出演者:
 武井咲・・・ 神谷薫
 伊勢谷友介・・・ 四乃森蒼紫 
 青木崇高・・・ 相楽左之助 
 蒼井優・・・ 高荷恵 
 神木隆之介・・・ 瀬田宗次郎 
 江口洋介・・・ 斎藤一 
 小澤征悦・・・ 伊藤博文 
 土屋太鳳・・・ 巻町操 
 大八木凱斗・・・ 明神弥彦 
 滝藤賢一・・・ 佐渡島方治 
 丸山智己・・・ 悠久山安慈 
 高橋メアリージュン・・・ 駒形由美 
 小市慢太郎・・・ 川路利良 
 眞島秀和・・・ 高野 
 福崎那由他・・・ 心太 
 村田充・・・ 魚沼宇水 
 屋敷紘子・・・ 本条鎌足 
 原勇弥・・・ 刈羽蝙也 
 山田崇夫・・・ 夷腕坊 
 山口航太・・・ 不二 
 島津健太郎・・・ 才槌 
 小久保丈二・・・ 黒尉 
 佐藤滋・・・ 白尉 
 江田結香・・・ 増髪 
 別府あゆみ・・・ 近江女 
 田中泯・・・ 翁 

User Rating:5.3/10( 46 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:6.5/10( 2,961321 votes) Yahoo!
オトーサン、
「脚本の質は、前作より落ちるね」

User Reviews 
アンドレ・タカシさん 
2015年8月7日
テンポ悪いなぁ。アクビ出ます。

3匹の怪獣で、よってたかってキングギドラを退けた
昭和の某ゴジラ映画を思い出しました。
主人公は誰なの、って感じです。
原作にあるモチーフをつまんで、
映画のオリジナル脚本にしたみたいです。
でもねぇ、照れ隠しに「茶番」なんて言うような
シーンは入れるなよ。ホントに茶番だったよ。
変な例えですけど、
アニメのテレビシリーズの再編集で
仕立てられた映画を見せられているような感覚です。
もちろん原作を知る者の意見ですけど。
繋ぎ合わせは、どうしても無理矢理感が滲みます。
宗次郎クンが「ボクが間違ってたのかぁ?」と
半狂乱になっても、そんなん知らんがな。
前後が繋がりませんよ。
これは、情感を煽る為の大仰な台詞でリズムを崩し、
観る側は覚めて行くと云う悪しき邦画の典型です。
最後、剣心にプロポーズさせるところだけは
気が利いてましたが、
それ以外はマイナスばかりが目立つ脚本でした。
ゴロゴロ死体が転がる場所で、
呑気に長々と敬礼なんかするな。
悪口を続けますけど、
この作品からはテーマが見えません。
ぶつぶつ独り言を言いながら、
めっちゃ早いチャンバラが続くだけの映画でした。
クチの悪いレビュー、すみません。 

オトーサン、
「このアクション・シーンは、秀逸!」
最近の時代劇のいかにも振り付けたような殺陣は、
目をおおうばかりです。
本作の殺陣は、時代劇全盛期を思わせます。
とくに大河内傳次郎は、迫力がありました。
怪我人続出だったそうです。
伊藤大輔監督が、こう語っていました。
「阪東妻三郎は間合一寸で抜く、
 市川右太衛門は舞踊ですから呼吸を合わせれば怪我はない、
 嵐寛寿郎は正確無比に剣が飛んでくる、
  これも殺陣の段取りが狂いさえしなければ安心です。
  それぞれに、避けようがある。
  大河内傳次郎、これはぶっつけ本番で、避けも逃げも出来ません。
  迫力が出なければ嘘になりましょう」

前田有一さん 
2014年9月17日
有機的につながるアクションを堪能

週末だけで13億円という
驚異的な興収を記録したこの完結編は、
前作「るろうに剣心 京都大火編」がいまだ上映中で、
同じシネコンでみられるから
相乗効果でグイグイ伸びるだろう。
それだけの出来栄えだし、見ごたえも大いにある。 
<前掲 あらすじ>
前作の隠れキャラ比古清十郎が前半の見せ場を彩る。
演じる福山雅治と剣心役・佐藤健のソードバトルは
本作でも最高クラスの迫力を感じさせる見事なもので、
あの剣心がパワーで押されまくる姿には、
速度で負けた瀬田戦とはまた違ったリアリティが伝わってくる。 
そんなキツい修業を経てスーパーサイヤ人になった剣心が、
志々雄一派にリベンジするというのが本筋となる。 
一度は負けた相手が再戦でどうした反応をするか、
そんなところからも剣心の成長を感じさせるし、
なにより演じる佐藤健の鬼気迫る表情など、
演技面でも驚かされるほどの「差」を見せるものだから、
観客は驚きの連続である。 
撮影は前作と同時期だろうから演技者が成長するはずもなく、
要するに2作目はスタッフもキャストも
相当抑えていたということだ。
あれだけのモノを作りながら……。 
この完結編はそんな彼らが
いよいよ本気を爆裂させたにふさわしい仕上がりで、
個々のバトルシーンがきっちりストーリーの起伏に対応し、
見た目の完成度も高いからえらい盛り上がりである。 
むろん3部作ながら登場人物が多いため、
個別の原作エピソードは相当端折ってある。
とくに志々雄一味のそれは、
相楽左之助がある男と戦っている間の
会話で触れてハイおしまい、ときた。
これには原作リアルタイム世代の私などは思わず苦笑したが、
最小限の説明がないと
その後のクライマックスをアゲにくいから仕方あるまい。 
伊勢谷友介が演じて見た目はいちばん恰好いい
四乃森蒼紫あたりも、
時間があればもっと掘り下げたいキャラクターなのだが足りず、
ほとんどかませ犬になっているのは残念。
だが、これでも相当恵まれているほうだろう。
彼を含め、正直、どいつもこいつも
負けっぷりが悪いキャラばかりなので
男が見てもあまりいいとは思わないが、
メイン客層たる女の子たちは喜ぶだろう。 
このほか、志々雄の計画が
どう考えても成功するはずない幼稚なものだとか、
神谷薫一家の子供っぽいふるまいだとか、
本筋に致命的な欠陥があるものの、
しょせん婦女子向けとあきらめるほかなかった
原作および前作までと異なり、
本作ではそこそこあらを目立たせない形に
リファインしているのは評価したい。 
その最大の立役者はなんといっても藤原竜也で、
この役者の存在感と説得力は本当にすごい。
今回は顔が包帯で隠れているわけで、
演技者としては手足をもがれているようなものだが、
それでもMVPをあげるとなればこの人以外にはいない。 
なにしろこれだけのオールスター作品でも
群を抜くオーラを発し、くさいセリフも違和感なく発し、
たるみがちな要所に出てガッチリと決める。
戦闘力もあまりに高すぎて、
最後の戦いではわんさと出てくる
主人公側のザコっぷりに思わず笑いまで出た。
悪役がいいと映画が締まる見本である。 
なお原作未読者は、これが史実を取り入れた
フィクションになっているからといって
考証について考えはじめると
ドツボにはまるので注意したほうがいい。
ハンサム揃いの豪傑たちが繰り出す
浮遊感あるハイスピードアクションと、
ワイン2本くらいあけなければ到底言えないような
恰好いい言い回しのセリフ、
それだけ味わえれば十分であると割り切るべきである。 


X-MEN:アポカリプス

オトーサン、
「同じ過ちを犯している!」
第一作をみたとき、こう書きました。
この映画の監督、
(出世作は「ユージュアル・サスペクツ」)
ブライアン・シンガーに同情しました。
「脚本が、いまひとつ整理されていなかったなあ」
長編小説を映画化するときに
一番困るのが、脚本家です。
どこをどうはしょって、どこをどう強調するか。
おまけに、相手がミュータントとなると、
超能力に眼がいって、性格描写があいまいになります。
また、登場人物も多すぎて
ストーリーも複雑になりすぎます。
すると、主題が分裂して、
何を訴えたいのか分からなくなってしまうのです。

原題:X-Men: Apocalypse (2016) 
監督:Bryan Singer    
原作:Bryan Singer/ Simon Kinberg 
 Michael Dougherty/ Dan Harris
脚本: Simon Kinberg  
Genre:Action/ Adventure/ SF
Country: USA 
Language: English / Polish / German / Arabic / Egyptian (Ancient) 
上映時間:144分
あらすじ:
紀元前3600年。
人類史上初のミュータントである“アポカリプス”は、
4人の従者“黙示録の四騎士”を従え、
その圧倒的なパワーで神として世界に君臨していた。
ところが、新たな肉体へ転移しようとしていた時に反乱に遭い、
崩壊したピラミッドとともに封印されてしまう。
1983年、プロフェッサーXは“恵まれし子らの学園”で
若きミュータントの教育に尽力し、
マグニートーは身を隠して妻子とともに静かに暮らしていた。
そんな中、長き眠りから目覚めたアポカリプスは、
堕落した人類への怒りを募らせ世界の再構築を決意し、
新たな“黙示録の四騎士”の選抜に乗り出す。
やがて、ある悲劇に見舞われ人類に絶望したマグニートーが
最後の一人として四騎士に加わる。
そんなアポカリプスの恐るべき野望を阻止すべく、
若きX-MENのパワーを結集して立ち向かう
プロフェッサーXだったが・・・

出演者:
James McAvoy ・・・ Charles Xavier / Professor X(プロフェッサーX)
Michael Fassbender ・・・ Erik Lehnsherr / Magneto(マグニートー) 
Oscar Isaac ・・・ En Sabah Nur / Apocalypse(アポカリプス)
Jennifer Lawrence ・・・ Raven Darkholme / Mystique(ミスティーク)
オトーサン、
「うーん、感情移入できないな」

その他の出演者:
Nicholas Hoult ・・・ Henry "Hank" McCoy / Beast 
Alexandra Shipp ・・・ Ororo Munroe / Storm
Olivia Munn ・・・ Elizabeth "Betsy" Braddock / Psylocke
Rose Byrne ・・・ Moira MacTaggert 
Tye Sheridan ・・・ Scott Summers / Cyclops 
Sophie Turner ・・・ Jean Grey / Phoenix 
Lucas Till ・・・ Alex Summers / Havok 
Evan Peters ・・・ Peter Maximoff / Quicksilver 
Kodi Smit-McPhee ・・・ Kurt Wagner / Nightcrawler 
Ben Hardy ・・・ Warren Worthington III / Angel / Archangel 
Lana Condor ・・・s Jublation Lee / Jubilee 
Josh Helman ・・・ William Stryker 
Tomas Lemarquis ・・・ Caliban 
Zehra Leverman ・・・ Ms. Maximoff 
Giant Gustav Claude Ouimet・・・ Bob

User Rating:7.1/10 ( 240,132 votes)IMDb
  User Rating::7.6/10( 1,881 votes) Yahoo!
オトーサン、
「フアンはありがたいね」
X-MENシリーズに縁なき衆生は楽しめないのでは?

・X-メン(2000) オリジナル・シリーズ第1作 
・X-MEN2(2003) オリジナル・シリーズ第2作 
・X-MEN:ファイナル ディシジョン(2006) オリジナル・シリーズ第3作 
・ウルヴァリン:X-MEN ZERO(2009) ウルヴァリン・シリーズ第1弾 
・ウルヴァリン:SAMURAI(2013) ウルヴァリン・シリーズ第2弾 
・X-MEN:ファースト・ジェネレーション(2011) シリーズ第1弾 
・X-MEN:フューチャー&パスト(2014) シリーズ第2弾 
・X-MEN:フューチャー&パスト ローグ・エディション(2014) シリーズ第2弾・別バージョン 
・X-MEN:アポカリプス(2016) シリーズ第3弾 

User Reviews 
Maksim Nikiforovskiさん
Republic of Macedonia 
2016年6月8日
X-Menシリーズの面白いが一貫性がない続編・・・

最初のX-Men三部作は、ウルヴァリン
そして*拡張ローグに取って代わられた。
(+肌が触れた相手の能力や記憶を吸収し
  自分のものにする能力)
この新三部作では、ミスティークに夢中になっている。
アメリカの恋人ジェニファー・ローレンスが、
ミスティークを演じているからだ。
私は気にしないが、彼女は全くヒーローではない。
彼女は、悪人だ!
そして、ビーストは、ビーストであるべきだ。
だが、ハンサムなニコラス・ホルトは、見ていて楽しい 。
ストームは、悪人ではない。
彼女は愛すべきX-Menのキャラクターだが、
一度も公平に扱われたことがないので、
ファンが何度も何度も怒っている。
純粋主義者であることが問題ではなく、
オリジナルを尊重するかどうかなのだ。
スーパーヒーローたちが、わが映画界を侵略している年、
本作は、希望と自由、同性愛嫌悪、人種差別、頑固、移住、
あらゆる種類の他の社会問題を盛り込まなかった。
本作は、数多くのロケーションと数千人の登場人物に
焦点を当てなければならないのが、悩みだった。
マグニートーやマグニートーなどは、かなり顔を見せているが、
サイロックなどは、露出が少ない。
本作は、独立した作品であると同時に、
X-Men映画シリーズにあわさなければならない。
友人と見るポップコーン映画としては、すばらしいが、
X-Men映画としては、標準以下だ・・・
スーパーヒーローたちもそうだが、
私達も、いま住んでいる世界でひどい仕打ちを受けている。
このことに気づかされるのは、悲しい。
ミュータントとプライド?
残念なことに、映画が得ようとしているお金を除いて、
誇るに足るものはないのだ。

オトーサン、
「何にも考えず、楽しめばいいんだね」

たんたかたんさん 
2016年11月26日
テンポ

アベンジャーズもそうだけど、
様々な超人の多彩な動き、
特殊能力を面白く演出することはハリウッド。
ただ、毎回のようにそれぞれのキャラクターの個性を
自己紹介的に描いていくので、
物語がはじまるまでに非常に時間がかかる。
この自己紹介パートをいかに物語に絡めつつ
それとなくするかが、
この手の映画での監督の腕の見せ所だと思う。
この意味ではやはり、サム・ライミとともに
21世紀のヒーロー映画祭りをけん引したブライアン・シンガー監督、
大変丁寧でかつ上手な采配だったと感じた。
最強のミュータント、アポカリプスも
強者の雰囲気を十分に漂わせ、
全員で戦っても十分な緊迫感があり、楽しい映画だった。
登場人物の個性の強さがいささか物語を鈍重にしている事と
全体にやや大雑把な印象があり、
少し疲れるところが難といえば難であること、
結末がおざなりなことがやや寂しいが、
こうしたお祭り映画はいささか食べすぎなくらいで
ちょうどいいのかも。
ヒーロー映画としては十分に面白い。


ゴーストバスターズ

オトーサン、
「リブート作品か」
リメイクとの違いが分かりませんが、
リブート(reboot 再起動)とは、
「一から仕切り直す」という意味だとか。
もう一度、リブートしたほうがよいと思いました。
これをみるくらいなら、「ゴーストバスターズ」(1984)を
もう一度、見たほうが楽しいのでは?

原題:Ghostbusters (2016) 
監督:Paul Feig     
原作:Ivan Reitman/Dan Aykroyd 
脚本:Katie Dippold/ Paul Feig  
Genre:Action/ Comedy/ Fantasy
Country: USA / Australia 
Language: English 
上映時間:116分
あらすじ:
ニューヨーク。
エリンは、名門大学で物理学教授。
かつて書いた心霊現象に関する本がネットに出回り、
大学を追われるハメに。
原因は、昔なじみで女性科学者のアビー。
天才で変人の女性エンジニア、ジリアンを
アシスタントに心霊研究を続けていた。
3人はたまたま調査に向かった屋敷で
ついに本物の幽霊と遭遇、
それがきっかけで幽霊退治専門の会社
“ゴーストバスターズ”を立ち上げる。
ニューヨークの街を知り尽くす
地下鉄職員のパティと
受付係としてイケメンのケヴィンを加え、
いよいよ本格的な幽霊退治に乗り出す・・・

出演者:
Melissa McCarthy ・・・ Dr. Abigail "Abby" Yates
Kristen Wiig ・・・ Dr. Erin Gilbert
Kate McKinnon ・・・ Dr. Jillian "Holtz" Holtzmann
Leslie Jones ・・・ Patricia "Patty" Tolan
Chris Hemsworth ・・・ Kevin Beckman
オトーサン、
「俳優たちのわざとらしいセリフ、気にいらんね」

その他の出演者:
Neil Casey ・・・ Rowan North
Andy Garcia ・・・ Mayor Bradley
Cecily Strong ・・・ Jennifer Lynch
Charles Dance ・・・ Harold Filmore
Michael K. Williams ・・・ Agent Hawkins
Matt Walsh ・・・ Agent Rourke
Ed Begley Jr. ・・・ Ed Mulgrave Jr.
Steve Higgins ・・・ Dean Thomas Shanks
Justin Kirk ・・・ Phil Hudson
Elizabeth Perkins ・・・ Phyllis Adler 
Michael McDonald ・・・ Jonathan
Karan Soni・・・ Benny
Zach Woods ・・・ Gareth, a tour guide
Lesley Nicol ・・・ Mrs. Potter 
Brian Baumgartner ・・・ Frank
Toby Huss ・・・ Officer Stevenson
Nate Corddry ・・・ a graffiti artist
Katie Dippold ・・・ a rental agent
Jessica Chaffin ・・・ a waitress
Jamie Denbo ・・・ a waitress
Bess Rous ・・・ Gertrude Aldridge's ghost
Dave Allen ・・・ an electrocuted ghost
Steve Bannos ・・・ a flasher ghost
Adam Ray ・・・ Slimer (voice)
Sam Richardson ・・・ Basement Cop
<Cameos>
Bill Murray ・・・ Martin Heiss
Dan Aykroyd ・・・ a taxi driver
Ernie Hudson ・・・ Bill Jenkins
Sigourney Weaver ・・・ Rebecca Gorin
Annie Potts ・・・ Vanessa
Ozzy Osbourne ・・・ himself 
Al Roker ・・・ himself
Pat Kiernan ・・・ himself
Greg Kelly ・・・ himself
Rosanna Scotto ・・・ herself

User Rating:5.4/10( 130,709 votes)IMDb
  User Rating:7.1/10(2,120 votes) Yahoo!
オトーサン、
「なんだ、この消防隊員たちは?」
ゴーストバスターズが使用するのは、
プロトンパックなるレーザー装置。
小型の原子炉で、二挺以上の光線を交差させると
陽子の変化で強大な力になり、爆発する。

User Reviews 
Charlie Dobleさん 
2017年1月15日
2015年の最も面白くない、退屈な映画

1984年の「ゴーストバスターズ」は
これまでの最もおかしなコメディだった。
そのわけは、
当時の最もおかしな3人、:
ハロルド・レイミス、ビル・マーレイ、ダン・エイクロイド
が出ていたからだ。
本作は、3分で忘れる
完全に使い捨ての面白くもないコメディだった。
すべての憎悪は、
女性の出演者のせいという意見が多かったが、
私には、不合理と思える。
問題は、人間ではなく、ジョークだ。
すべてひどく退屈で、面白くなかった。
オリジナルのすばらしいところは
ジョークの流れだった。
ジョークのすべては設定され、報われていた。
マッキノンのワンタンについてのジョークは、
まったく面白くない。
クリス・ヘムズワースは、卑屈な態度だった。
CGは、こっけいで、良くない。
パフォーマンスについては、誰もが驚くほど悪い。
(除く、レスリー・ジョーンズ)
悪人はこっけいに悪く、
カメオは控え目に言っても恥ずかしい。
ユーモアは、教養がない。
誰もが、おかしくあろうとしている。
オリジナルでのダン・エイクロイドとハロルド・レイミスは
本当の科学者のように行動した。
ビル・マーレイは、喜劇的息抜きだった。
だが、本作では、喜劇的息抜きが機能していない。
この映画、見ないで。

オトーサン、
「巨大化したゴースト、いただけないな」
大統領になったナントカさんみたいです。

Katsumi_Egiさん 
2016年9月11日
昂進

相変わらずゆるゆるのコメディだし、
敵役が貧相だし、
欠点はいろいろあげつらうこともできますが、
エンドクレジット迄続くサービス精神は
欠点を補って余りある。
(正直このエンドクレジットが一番感激した!)
それに、ホルツマン役のケイト・マッキノンのボケぶりが最高。
主要登場人物は皆可愛くって良いのだが、
やっぱりマッキノンとクリス・ヘムズワースに
目が行ってしまいます。
人物の関係性の描き方も、ゆるゆる感が横溢しているけれど、
ヘムズワースの受容のされようや、市当局との関係など、
オトナの事情を納得できる要素も多々あり、
つまりは懐の深い描き方なのだ。
そのあたりを含めて良く出来ているのだ。 
本当は最初に書くべきだったかもしれないが、
映画としてのアクション場面も見所が多い。
まずはしょっぱなのオルドリッジ邸のゴーストが、
劇中台詞にある通り、
実に美しくスペクタキュラーな造型で驚かされます。
そしてクライマックスの、
タイムズスクエアにおけるゴースト軍団との戦いの
アクションは圧巻で、
これは前作になかった本作のストロングポイントだ!
こゝでも、マッキノンの見せ場が
突出したアクションシーンとなり、
その後冗長な展開を挟んで、
マッキノンのスピーチ、さらにやゝあって、
カメオ出演の感激、
そしてエンドクレジットのヘムズワースの過剰なサービス
というポイントを押さえた流れで
観客の満足感を昂進させてくれるのです。 


奴らを高く吊るせ!

オトーサン、
「過渡期の映画なんだ」
アラバマは、まだ準州で、
法の支配が確立していませんでした。
だから、公開処刑が行われていました。
奴らを高く吊るせ!は、絞首刑シーンを
しっかりみせてくれます。

原題:Hang 'Em High (1968)
監督:Ted Post  
脚本:Leonard Freeman/ Mel Goldberg   
Genre:Western
上映時間:114分
あらすじ:
カウボーイのジェドは、
牛を輸送していたが、
他の牧場の牛が紛れ込んでいたことから、
9人の男たちに牛泥棒と決めつけられ、
私刑を受ける羽目に。
なんとか命を取り留めたが、
捲土重来のチャンスが巡ってくる。
判事フェントンから保安官に任命されたのだ。
例の9人を逮捕するよう命じられたジェドは、
さっそく捜索を開始、次々と見つけては制裁するが、
一味のリーダー、ウィルソンに狙撃され、致命傷を負う。
だが、雑貨屋の未亡人レイチェルの献身的な看病のおかげで
快方に向かうのだが・・・

出演者:
Clint Eastwood ・・・ Jed Cooper(ジェド)
Inger Stevens ・・・ Rachel Warren(レイチェル)
Pat Hingle ・・・ Territorial Judge Adam Fenton(フェントン)
Ed Begley ・・・ Captain Wilson(ウィルソン)
オトーサン、
「イーストウッド、38歳か」
3年後に「恐怖のメロディ」で監督デビュー。
いまや、大監督です。

その他の出演者:
Ben Johnson ・・・ Deputy Marshal Dave Bliss
Charles McGraw ・・・ Sheriff Ray Calhoun
Ruth White ・・・ 'Peaches' Sophie
Bruce Dern ・・・ Miller
Alan Hale, Jr. ・・・ Matt Stone
Jonathan Goldsmith ・・・ Tommy
Arlene Golonka ・・・ Jennifer
James Westerfield ・・・ Prisoner
Dennis Hopper ・・・ The Prophet.
L. Q. Jones ・・・ Loomis
Michael O'Sullivan ・・・ Francis Elroy Duffy
Joseph Sirola ・・・ Reno
James MacArthur ・・・ the Preacher
Mark Lenard ・・・ the Prosecuting Attorney
Bert Freed ・・・ Hangman Schmidt
Bob Steele ・・・ Jenkins
Tod Andrews ・・・ the Defense Attorney

User Rating:7.0/10( 26,454 votes)IMDb
  User Rating:6.8/10( 40 votes) Yahoo!
オトーサン、
「面白いね」

User Reviews 
ccthemovieman-1さん
United States 
2006年6月15日
正当に評価されていない?

あまり耳にしていないが、
かなりしっかりした西部劇だ。
展開が早く、楽しめる。
特定のシーンに、縮こまることがない。
クリント・イーストウッドをスターにした映画。
パット・ヒングルは、傑出した仕事をした。
やる気満々の判事役だ。
ラスト近くで、その状況について興味深い説明をしている。
イーストウッドは、”復讐志向”の役をしている。
映画の終わりでは、くつろいだ姿が見られる。
顔のクローズアップを高く評価したい。
ほとんどの西部劇と同様に、撮影がいい。
この映画は、本当に荒々しいが、思慮深い面もある。
過小評価された西部劇だと思う。

オトーサン、
「法の支配は、西部劇を滅ぼす?」

gapperさん 
2008年12月14日
マカロニウエスタン風

タイトルが出るまで約9分、
13分過ぎにやっとクレジットが表示される。
更に、30分過ぎまで前提となる導入部。
ジェド(クリント)が連邦保安官になることで
テーマが流れ本筋の話がやっと始まる。
これで、変わった西部劇であるということが分かるが
悪くはなく斬新な出来だ。
しかし、これ以降は
この様な際立った手法は用いられていない。
オクラホマが準州の時代の話。
半未開の世界での、復讐に燃える男と
時には逸脱しながら治安確立に奔走する判事が
絡みながら話は進む。
死刑に対する批判があるようでないのが残念。
クリントは、黒ずくめで決めていて、
音楽もダーティなマカロニウエスタン風な内容に合っていて、
ハーモニカを使うなどモリコーネを思わせるでき。
連邦保安官という立場で、
復讐を実行しようとするというのは
面白いアイデアだと思う。
マカロニウエスタンではないので、
復讐をやりきらないので、不満に思う人も多いだろう。
しかし、ここがこの映画たる所。
未開の方法のリンチで死に掛けたジェドが、
半未開の連邦保安官として復讐を進める。
そして、その先へという仕掛けになっている。
マカロニウエスタンが下火になり、移行期の作品。
刑事物に移行したのは、ある意味残念。


オーバードライヴ

オトーサン、
「この邦題、よくないね」
原題は、Snitch(密告)
主演は、巨漢ドウェイン・ジョンソン。
大学時代はフットボール選手として活躍。
その後、プロレス団体WWFで、
インターコンチネンタル・チャンピオンという肉体派。
当然、激しいアクション・シーンが期待できます。

原題:Snitch (2013)
監督:Ric Roman Waugh  
脚本:Justin Haythe/ Ric Roman Waugh   
Genre:Action/ Drama/ Thriller
Country: USA / United Arab Emirates 
Language: English / Spanish 
上映時間:112分
あらすじ:
運送会社を営むジョンの
息子ジェイソン(18)が麻薬密売容疑で逮捕!
友人が送ってきた荷物は麻薬だった。
親友が売人容疑で逮捕され、
誰かを密告すれば刑が軽くなるという
制度を悪用したのだ。
息子は、最低10年の禁固刑!
ジョンは、息子を救うべく、
連邦検事のキーガンに掛け合い、
麻薬犯罪者の逮捕に協力することに。
ジョンは運び屋を装い、
売人の元締めマリークに接触したが、
その背後に大物密売人エル・トポが浮上。
ジョンは、命をかける羽目になる・・・

出演者:
Dwayne Johnson ・・・ John Matthews(ジョン)
Rafi Gavron ・・・ Jason Collins(ジェイソン)
Susan Sarandon ・・・ Joanne Keeghan(キーガン)
Michael Kenneth Williams ・・・ Malik(マリーク)
Benjamin Bratt ・・・ Juan Carlos 'El Topo' Pintera(エル・トポ)
オトーサン、
「ドウェイン・ジョンソン、演技うまいね」
名女優スーザン・サランドンに負けない演技です。
これなら、主役を十分務められます。

その他の出演者:
Barry Pepper ・・・ Agent Cooper
Jon Bernthal ・・・ Daniel James
Melina Kanakaredes ・・・ Sylvie Collins
Nadine Velazquez ・・・ Analisa Matthews
David Harbour ・・・ Jay Price
J. D. Pardo ・・・ Benicio
Kym Jackson ・・・ Agent Sims
Ashlynn Ross ・・・ Amanda

User Rating:6.5/10( 66,703 votes)IMDb
  User Rating:6.2/10( 126 votes) Yahoo!
オトーサン、
「7点あげてもいいのでは?」

User Reviews 
naregianさん
United States 
2013年3月9日
考えもしなかった

怠惰な土曜日、
気晴らしに、この映画を見に行った。
多くを期待していなかったが、
11ドルを浪費したくはなかった。
アクション/スリラーの大娯楽作が
どういうものか知っているので、
クルマの爆発や拳銃の打ち合いを期待していた。
われらが巨漢ドウェイン・ジョンソンが、
クレージーで、非現実的な格闘をするにちがいない。
「フツーの市民が突然ジェイソン・ボーンになる」タイプの
アクション満載の映画を期待していた。
だが、そう予想していたら、がっかりする。
私は、映画狂だ。
どんなタイプの映画でも、面白ければ許せる。
最初の1時間半は、スリラーというより、サスペンスだった。
シナリオは、さほどびっくりするものではなかったが、
プロデューサーや監督が、
ドウェイン・ジョンソンは、肉体だけでないと見抜いたようだ。
彼の演技は、確かなものだったし、
助演陣も協力して、サスペンスに満ちた状況を作っていた。
この映画は、予想よりも、好奇心をかきたてる。
映画のメッセージも、的確に伝達されている。
あなたが、ひとりで、
アクション娯楽作を期待して見に行ったら、
がっかりするだろう、
退屈していて、友人と一緒に見に行くなら、OK。
上出来の映画として、推奨したい。

オトーサン、
「同感!」

rei*****さん 
2009年2月16日
思っていたのとは違ったけれど 

結構楽しめました。
事前にあらすじだけ調べて、
主人公がバッタバッタと
麻薬カルテルをなぎ倒していくという
アクション展開を勝手に想像していたのですが、
そういった要素は殆どなく、
むしろ登場人物それぞれの葛藤と、
麻薬取引に関する法律の悪しき風習がメイン。
Aさんが減刑目的でBさんの情報を売る
→BさんがCさんの情報を売る
→Cさんが(以下略)
これは、もう堂々巡りですよね。
自分の身を守るために他人をハメて、
一方で大物は安全圏でのうのうとしている...
嫌な構図だなぁと思いました。
ラストは息子もちゃんと釈放されて
ハッピーエンドなので良かったです。 


ミッシング ID

オトーサン、
「テイラー・ロートナーの代表作だね」
・「トワイライト−初恋−」(2008)
・「ニュー・ムーン/トワイライト・サーガ」(2009)
・「エクリプス/トワイライト・サーガ」(2010)
3本とも見ましたが、脇役から主役へ、
その成長ぶりが微笑ましかったです。

原題:Abduction (2011) 
監督:John Singleton  
脚本:Shawn Christensen  
Genre:Action/ Mystery/ Thriller
上映時間:106分
あらすじ:
パーティーで羽目を外すのが好きな、
ある意味平凡な高校生ネイサンは、
意外なウェブサイトで自分の少年時代の写真を発見する。
それは、誘拐され消息不明の子供たちの画像を集めたサイト。
だが自分には優しい両親もいる──。
それでも疑念を払拭できぬネイサンは、
独自に過去を調べてゆくうち、悲惨な事件に巻き込まれる。
その場にいた気になるクラスメート、カレンを連れ、
逃亡する彼を待ち受ける衝撃の真実とは・・・

出演者:
Taylor Lautner ・・・ Nathan Harper/Steven Price(ネイサン)
Lily Collins ・・・ Karen Murphy(カレン)
Alfred Molina ・・・ Frank Burton(バートン)
Sigourney Weaver ・・・ Dr. Geraldine "Geri" Bennett(ベネット医師)
オトーサン、
「演技はともかく、運動能力抜群だね」
テイラー・ロートナーは、空手のチャンピオンだったとか。
「可愛いね」
リリー・コロンズの代表作は「あと1センチの恋」
「シガニー・ウィーバー、うまいね」
アカデミー賞に3度ものノミネートされています。 
 主演女優賞 愛は霧のかなたに    
 助演女優賞 ワーキング・ガール    
 主演女優賞 エイリアン2 

その他の出演者:
Jason Isaacs ・・・ Kevin Harper
Maria Bello ・・・ Mara Harper
Michael Nyqvist ・・・ Nikola Kozlow
Dermot Mulroney ・・・ Martin Price
Nickola Shreli ・・・ Alec
Elisabeth Rohm ・・・ Lorna Price
Antonique Smith ・・・ Sandra Burns
Denzel Whitaker ・・・ illy
Nich Donalies ・・・ Cracker Jack Vendor # 1

User Rating:5.0/10( 66,261 votes)IMDb
  User Rating:5.5/10( 198 votes) Yahoo!
オトーサン、
「そう悪くないと思うけど」

ラジー賞ノミネート
・ワースト主演男優賞  テイラー・ロートナー   

User Reviews 
afijamesy2kさん
Fort Lauderdale, Florida 
2011年9月24日
偉大な監督からのお粗末な映画

信じがたい。
20年前に「ボーイズ’ン・ザ・フッド」(1991)を
作った同じ監督の手になる”Abduction”(誘拐)、
主演は「トワイライト」で好演したロートナー。
両親が誘拐され、両親を誘拐した殺人者を発見し、
無実を証明しようとしている若者を演じている。
だが、本作の演技は、よくない。
ウィーバーとモリナのようなベテランが
ムダにつかわれているし、
シナリオはめちゃくちゃ、編集は下手。
本年、最もひどい映画の1つだ。
がっかりした。
見ないほうがいい。

オトーサン、
「頑張る若者、次は作品を選んでね」
ラブコメには、向いていないのでは?

前田有一さん 
2012年6月13日
この高校生、マッチョすぎ

『トワイライト』シリーズで、
ヒロインを寝取ろうと頑張る狼男を演じた
テイラー・ロートナーの主演最新作。
中身は『トワイライト』シリーズを
男の子向きにしたような、
俗にいう中二病的な内容だが、
そんなイタ恥ずかしい内容でも
沢山のお金といい俳優をそろえれば、
何とか見られる形になる事がよくわかる一品である。 
(前掲 あらすじ紹介)
自分の正体は何なのか──? 
実は自分が橋の下で拾われてきた子供、
なんていうのは誰もが一度は妄想するものであるが、
それをつき詰めてしまったのがこの映画。
父親や母親が教えてくれた奇妙な遊びの数々は、
屈強なスーパースパイに育てるべく
知らず知らず行われていた訓練であった。
男の子であれば誰もがわくわくする空想設定だが、
普通は間違ってもそんなものを映画にしようとは考えない。 
そんな恥ずかしアクション映画を
大ヒット作の次の出演作に選ぶのだから、
テイラー・ロートナーのセルフプロデュースの
方向性ははっきりしている。
じじつ本作は、『トワイライト』ファン層にも
ぴったりのカップル映画となっている。 
偶然居合わせた初恋の女のコと
逃亡デートを繰り広げる主人公だが、
その途中ではおそらく30代の女のコいや女性客に向け、
マッチョな肉体を見せつける場面もあるなど、ツボは外さない。 
激しい追跡をかわしながら逃げまくるこの2人、
じつは中学時代に一度いい仲になりかけた過去が
途中で明かされたりするが、
正直そんなことはどうでもいいの一語に尽きる。
ラブコメ好きのティーンエイジャー向けの
ファンサービスだろうが、
我々おっさんにはそんな甘酸っぱいラブラブ要素は不要である。
そもそもオッサン客じたいが
この映画興行に不要だという話もあるが、ここでは無視する。 
テイラー・ロートナーは、
空手の元ジュニアチャンピオンということで格闘シーンは本格的。
父親と喧嘩じみた格闘練習をする場面があるが、
ここで観客は「この動き……コイツ、できる!」と思うことになろう。 
パルクールの見せ場は初挑戦という事だが、
こちらは少々体が重そう。
とはいえスタントのほとんどを
自分でこなしているというのだから感心する。
いつ狼男に変身するんだろうとハラハラするものの、
アクションシーンは概ね合格、平均以上といえる。 
特筆すべきスタントは特にないし、
ストーリーも設定もありがちな印象だが、
主演俳優が生き生きとしており
それが結果的に作品を支えている。 
なにしろ彼にとっては、ヒットシリーズの後に、
1発屋で終わるかアクション俳優として
キャリアを継続できるかの分水嶺というべき重要な作品。
だからものすごいやる気が感じられる点がいい。
頑張る若者の姿を見ると、素直に応援したくなる。
だからこうしていい点をつけてやったりもする。
ほら、おっさん客も役に立つだろう? 
テイラー君。 


信長協奏曲(のぶながコンツェルト)

オトーサン、
「この映画、オチャラケだね」
信長"狂騒曲"というのが、実態です。
史実とかけ離れた設定は
原作が、コミックだから、ありでしょうが、
その狙いが実現できているのでしょうか?
タイムスリップしてるのに
なんとも思ってないっていう高校生、
戦国時代の人間と現代人との価値観のギャップ、
なかなかの着眼点ですが、
やたら剣を振り回すというのはいただけません。
平和の追求がテーマなのでは?
「いつの時代も、やっぱ平和が一番でしょ!」

原題:信長協奏曲(のぶながコンツェルト)(2016)
監督:松山博昭
原作:石井あゆみ  
脚本:西田征史/ 岡田道尚/ 宇山佳佑 
Genre:Period Drama/Action/SF
上映時間:125分
あらすじ:
高校生サブローは、戦国時代にタイムスリップ。
瓜二つの信長と出会い、信長として生きていくハメに。
覚悟を決め、戦乱の世に平和をもたらそうと
天下統一を目指していく。
しかし、ふと手にした歴史の教科書で
信長の最期が目前に迫っていることを知り愕然とする。
そんな中、自ら明智光秀となって
サブローを支えると誓ったはずの本物の信長は、
妻・帰蝶と真の愛を育むサブローに嫉妬心を募らせる。
さらに、信長への復讐に燃える羽柴秀吉も、
虎視眈々と暗殺の機会を窺っていた・・・

出演者:
 小栗旬・・・ サブロー/織田信長 
 柴咲コウ・・・ 帰蝶 
 山田孝之・・・ 羽柴秀吉
オトーサン、
「小栗旬、いい役者になったね」

その他の出演者:
 向井理・・・ 池田恒興 
 藤ヶ谷太輔・・・ 前田利家 
 水原希子・・・ 市 
 古田新太・・・ 松永弾正久秀 
 濱田岳・・・ 徳川家康 
 高嶋政宏・・・ 柴田勝家 
 でんでん・・・ 沢彦 
 勝矢・・・ 蜂須賀小六 
 阪田マサノブ・・・ 丹羽長秀 
 阿部進之介・・・ 佐々成政 
 北村匠海・・・ 森長可 

User Rating:4.3/10( 10 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:7.0/10( 6,261 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ま、4点台だね」

User Reviews 
HABBYさん 
2016年11月19日
未来人、ノブナガ

盗人が武田信玄の影武者となってしまう
悲喜劇を描いた黒澤明の『影武者』や、
徳川家康が実は関ヶ原の戦いで西軍により暗殺され、
影武者と入れ替わっていたという
奇抜な設定の隆慶一郎『影武者徳川家康』と着想は近い。
老若男女、誰もが知る歴史的英雄の
「たら・れば」を描いた本作は
売れ線のど真ん中を歩む作品と言え、
原作の存在を知らなかったものの、
小栗旬、向井理、柴咲コウ、水原希子ら
人気俳優が一堂に結集している辺りに
本作品の知名度と人気ぶりとを感じさせる。
信長は未来からタイムスリップしてきた
歴史オンチの高校生であった…という設定は
実に今風で、帰蝶(濃姫)との交わりを
純愛風に調理した点ともども、
女流漫画家らしい発想だと思う。
自らの死期をあらかじめ知っている
(未来人であり、かつ生粋の平和主義者である)
"信長"が最後に見せる一世一代の大博打、
その決断、行く末に思わず感涙。
主題歌はミスチルの"足音〜Be Strong"。
信長ほどではないけど、
自分にも、自分をここに在らしめてくれた
祖先がいるのだなとしばし思いに耽ることに。
エンディング、
現在と過去を繋ぎ合わせる良いカットだと思う。
本作では徳川家康は脇役扱いだが、
やっぱりこういう丸〜いキャラになっちゃうのね。

オトーサン、
「テレビドラマのほうがよかったらしいね」

前田有一さん 
2016年2月23日
そんな大事なモン郵送するな

石井あゆみの漫画をテレビドラマ化した
その映画版である本作は、
TVドラマの映画化にありがちな
悪い部分がふんだんに出てはいるが、
歴史好きならギリギリ許せるレベルに仕上がっている。 
(略 あらすじ紹介) 
さて、本能寺の変は起きるのか否か、というお話だが、
誰が一体何歳の設定で、
今が何年なのかさっぱりわからないまま話が進むという
たいへんな力技である。 
もともとのアイデアがいいだけに、
こうしたおちゃらけたテレビドラマ的なノリで
そのまま映画を作ってしまったことがたいへん悔やまれる。
あそこをもっとこうすりゃ良くなるのにと、
いくつもの改善点が思い浮かぶ。 
だが、見終わった後そんな話がしたくなるというのは、
傑作ではないものの、
そう悪い作品というわけでもないのかもしれない。 
部分部分で光るところも多い。
たとえば高校生の現代っ子が、
この時代に行ってもどこかチャラいままというのは
ユーモラスだし悪くない。
そして、ヘビーな時代にとばされて、
戦争に身を投じざるを得なくなったあとの成長ぶりを描くのもいい。 
結末はこれしかないよねということで予想はつくものの、
やはりもう少しあの人物の変化について説得力が必要だと思う。
たとえば現代の価値観で何を説得しようが絶対に変わらない
そんな戦国時代の人間ならではの
厳然たる現実主義を見せるなどの伏線を置いた上で
そうした説得力を生み出せれば、
この「変化」というものへの感動も倍増する。 
それにしても、突っ込みどころの多さについては
ギャグ作品かと思うほどである。
小栗旬は足を撃ち抜かれても翌日には完治しているようだし、
柴咲コウはいったい何歳で
あのメッセージを送っているのかと誰もが頭をひねるし、
部下の武将たちが助けに来る場面では、
史実における彼らの派遣先を知る観客なら
確実にどこでもドアの存在を感じざるを得ないだろう。 
こういうものを見せられると、いくら合戦シーンにこだわりました
考証頑張りましたと言われても悪い冗談にしか思えないものである。 
ということで、まともな歴史イフものを期待することはできないが、
お気楽なタイムスリップフィクションだと割り切ってみれば、
ドラマ未見の人でも十分に楽しめる。
最初にダイジェストがついているのも、親切な配慮であろう。 


ばしゃ馬さんとビッグマウス

オトーサン、
「賞を取るのは、簡単じゃないよ」
主人公は、シナリオ学校に通って、プロをめざします。
でも、大沢在昌さんが、諭していました。
・小説講座 売れる作家の全技術 デビューだけで満足してはいけない
「賞はとれても、問題はその先だ」
そのくらい、プロになるのは難しいのです。

原題:ばしゃ馬さんとビッグマウス(2013)
監督:吉田恵輔
脚本:吉田恵輔/ 仁志原了 
Genre:Comedy/Romance
上映時間:119分
あらすじ:
馬淵は、学生時代から脚本家を夢見て、
ばしゃ馬のようにがんばり続けるが、芽が出ない。
前につきあっていた松尾に愚痴をこぼす。
ある日、友人を誘って
シナリオスクールへ通うことに。
そこで、ビッグマウスの天童と出会う。
だが、偉そうなことばかり言う
天童に怒りを覚え、毛嫌いする。
それでも徐々に距離が縮まっていく・・・

出演者:
 麻生久美子・・・ 馬淵みち代 
 安田章大・・・ 天童義美 
 岡田義徳・・・ 松尾健志 
オトーサン、
「主演の2人は、巧いね」 

その他の出演者:
 秋野暢子・・・ 天童育子 
 松金よね子・・・ 馬淵絹代 
 井上順・・・ 馬淵治 
 山田真歩・・・ マツモトキヨコ 
 清水優・・・ 亀田大輔 
 岸田恵里子  
 岸田里奈  
 三島ゆたか  
 広岡由里子  
 坂田聡  

User Rating:7.6/10( 234 votes) Yahoo!
オトーサン、
「好感度高しかな?」

User Reviews 
それだけじゃ困りさん 
2016年12月28日
根拠の無い自信が若さの特権 

ポスターと題名からコメディなんだろと予想、
見事に覆された。
しっとりした哀しい物語だ。
主人公二人に、次々に現実を見せていく。
落選、友人の活躍、介護現場の厳しさ、老親の病気、
それでも健気に頑張る姿は胸を打つ。
淡い予想を、次々にひっくり返そうとする。
双子が出て来たり、嘘だと言ってた親の職業が
結局本当に受付婆だったり。
この辺の小細工も脚本家の小技を見せる作り。
結婚披露宴で、余興の顔の塗り物を微かに残したままで
友人には少し見栄を張ってみる。
この哀しさの演出、じわっと来る。
現実の厳しさを見せ続けるので、
やっぱり最後は普通のハッピーエンドにはしないと予感。
結局、それは当たって、しなやかな余韻が・・・

オトーサン、
「2時間は、長すぎる」
長ければ、説得力が増すわけではありません。

ふぃひつ用

民朗さん 
2013年11月11日
夢を追いかける人の姿を残酷に描いた良作。

ここまで女主人公を
どん底まで突き落とす作品も少ないと思います。
特に結婚式の場面で旧友に、
見栄を張ってしまうシーンの儚さは半端じゃない。
その後にゲロまで吐かせる容赦のなさ。
最後までばしゃ馬さんこと馬淵は
一次審査すら通らない。
努力しても才能がなく夢が叶わない人、
つまり世間一般の人々の姿を徹底的に映し出す。
彼らを映す画も素晴らしい。
ビッグマウスこと天童が落選
し奇声を上げながら全力疾走する様を
クローズアップとロングショットを織り交ぜて
可笑しく哀しく映し出す。
介護の現場で大失態をしでかした
馬淵の錯乱状態を一人称のカメラが揺れることで表し、
第三者視点から外で泣きじゃくる彼女を
映し出す場面も良く出来ていた。
会話劇や元カレの家でのロングテイクも印象的でした。
しかし残念な部分もありました。
まず上映時間が長すぎる。
馬淵がドン底に突き落とされるシーンが
謂わばこの映画の谷間。
そこからエンディングまで40分近くもある。
優れた映画ならクライマックスに至るまでを
タイトに描くと思います。
この映画は色々な場所での会話が出てくる。
居酒屋、レストラン、シナリオ教室、エレベーター前、etc...
そこの会話劇は面白いのだけれど
話してる当人以外の人物は完全な背景と化してしまう。
居酒屋やレストランのシーンは特にひどい。
主人公二人が口論してるのに周囲の人達は
普通に会話を続けている。
そこは場が白けるとかそれなりのリアクションをするべきじゃぁ。
風呂場でのオッサンの股間のモザイクも意味不明。
それまで主人公に感情移入してるのに
モザイク映った瞬間に「あ、これ映画だよな」って
我に返っちゃう。実に無粋。
また私は馬淵に足りないのは
何より"ストイックさ"だと思ったんですよね。
本人は「ストイックにやらないと〜」と
何時でも何処でもタイプしてるんだけど
(正直場所や状況を考えろと大いに思いますが)、
ボーイズラブのシナリオを書いているマツキヨさんに
「私はそういうのはちょっと興味ないかな〜」とか言っちゃってる。
私からすればどんなに自分の好きじゃないジャンルの企画であれ
足がかりに挑戦していく位のスタンスが必要だと思うんだけどな。
どんなジャンルでも深い部分はあるわけだし。
そういうとこには最後まで気づかず
終いで自分の宇宙の中だけで完結している
馬淵の姿に納得できなかったというのが正直なところです。


バースデイ・ガール

オトーサン、
「こんな映画あったんだ」
キッドマンの主演作、ほとんど見ているはずが、
洩れがありました。

原題:Birthday Girl (2001) 
監督:Jez Butterworth  
脚本:Tom Butterworth/ Jez Butterworth  
Genre:Comedy/ Crime/ Thriller
Rated R for sexuality and language 
Country: UK / USA 
Language: English / Russian 
上映時間:93分
あらすじ:
ジョンは、勤続10年の銀行員。
人生を変えようと一大決心し、
出会い系サイトへアクセス。
ロシアからナディアがやってきた。
だが、話し相手を求めていたのに、
英語が全く話せない。
それでも、ジョンはベッドライフを満喫する。
それも束の間、ナディアの誕生日に、
ロシアからアレクセイとユーリが
彼女を追ってやってきて、居候に。
しかも、ある日、アレクセイが
ナディアを縛り上げ、暴れていた。
ユーリが通訳すると、
金を持って来いと脅している。
ジョンは、ナディアを助けるため、
銀行の金庫から10万ポンドを盗み出す・・・

出演者:
 Nicole Kidman  ・・・ Nadia(ナディア)
 Ben Chaplin  ・・・ John(ジョン)
 Vincent Cassel  ・・・ Alexie(アレクセイ) 
 Mathieu Kassovitz  ・・・ Yuri(ユーリ)
オトーサン、
「主演の2人は、うまいね」
ヴァンサン・カッセルとマチュー・カソヴィッツは、
ドタバタ度が気に入りません。

その他の出演者:
 Kate Evans  ・・・ Claire 
 Kate Lynn Evans  ・・・ Clare 
 Stephen Mangan  ・・・ Bank Manager 
 Alexander Armstrong  ・・・ Robert Moseley 
 Sally Phillips  ・・・ Karen 
 Jo McInnes  ・・・ Waitress 
 Ben Miller  ・・・ Concierge 
 Jonathan Aris  ・・・ D.I. O'Fetiger 
 Mark Gatiss  ・・・ Porter 
 Katya Barton-Chapple  ・・・ Young Sophia 
 Xander Armstrong  ・・・ Robert Moseley 
 Rebecca Clarke  ・・・ Bank Colleague 
 Raj Ghatak  ・・・ Bank Colleague 
 David Mark  ・・・ Bank Colleague 
 Sue Maund  ・・・ Woman With Lost Hat 
 Steve Pemberton  ・・・ Duty Sergeant 
 Jack Pierce  ・・・ Bank Colleague 
 Reece Shearsmith  ・・・ Porter 
 Alan Stocks  ・・・ Passport official 
 J.J. Toba  as Policeman 2 

User Rating:6.1/10( 21,842 votes)IMDb
  User Rating:7.5/10( 210 votes) Yahoo!
オトーサン、
「愉快だけど」
ひねりが多すぎて、ついていけません。

User Reviews 
ccthemovieman-1さん
United States 
2006年4月29日
このドラマでは、すぐにヒネリ

ほとんど知られなかった映画だ。
周囲に、いい映画だと耳にした人は少ない。
現代英国犯罪映画のひとつだ。
「スナッチ」や
「セクシー・ビースト」のように奇抜だ。
「スナッチ」ほどワイルドではない。
だが興味深く、何人かワイルドな連中が出てくる。
ありきたりで、多少予測できる結末を持っているが、
それを初めてのビューアのためにするために、
いくつかの紆余曲折があって、
初めて見るひとには、非常に興味深い。
基本的に、控え目な英国男性の話で、
いくつかの大きな不意打ちがある。
「通信販売の花嫁」をお取り寄せをしたところ、
2人のロシア人男性がやってくる羽目になる。
ベン・チェーピンとニコール・キッドマンが共演している。
そして、キッドマンのロシアのお仲間、
ヴァンサン・カッセルとマチュー・カソヴィッツも、
うまい演技をみせている。
一風変わった映画で、好演が光る。
キッドマンは、美しい顔の持ち主であるだけでなく、
ずっと多くの才能をもっていることが分かる。

オトーサン、
「お堅い銀行マンの行動に違和感あり」
自分の勤めている銀行から盗むもんですかね。
それに、緊縛マニアだなんて・・・

民謡から演歌までさん 
2005年12月30日
Are you a giraffe?

これは面白いね。
ロシア語しか解らないニコールが
マジメな緊縛マニア銀行員を虜にし、
犯罪に巻き込むクライム・ラブ・コメディー。
薬鑵は怖いね。
ええ、こいつら何?とか思っていたら、
あれよ、あれよと…
まぁ新しい生活が幸せか、不幸せかは別にして、
とりあえずのハッピーエンドが気持ち良い。
キリル文字は普通に表示するのよね…
Это giraffe?
DVD特典で、ロビー ウィリアムス&ニコール キッドマンの
ミュージック・ビデオも付いている〜
“ムーラン・ルージュ!”でも思ったが
ニコールの歌もなかなかのものだ。


ターザン:REBORN

オトーサン、
「アアアァ〜〜〜ッ!」
原始の叫び声を聴くと、DNAがざわざわします。
ターザン映画は、そんな魅力にあふれています。
邦題は、サイテーですが、
なかなかの娯楽映画に仕上がっています。

原題:The Legend of Tarzan (2016) 
監督:David Yates    
原作:Craig Brewer/ Adam Cozad 
      Edgar Rice Burroughs ("Tarzan" stories")
脚本:Adam Cozad/ Craig Brewer  
Genre:Action/ Adventure/ Drama
Country: UK / Canada / USA 
Language: English 
上映時間:110分
あらすじ:
コンゴの経営に行き詰まり
莫大な負債を抱えたベルギーのレオポルド国王は、
事態を打開するため腹心のレオン・ロムを派遣し、
ダイヤモンドの採掘を命じる。
ロムはコンゴ奥地の族長ムボンガと契約を交わす。
「ターザンと引き換えにダイヤを渡す」
そのターザンは、
家督を継いで英国貴族となり
愛妻ジェーンとともに裕福な暮らしを送っていた。
ジェーンとコンゴを訪問すると、
巧妙に仕組まれた罠によって
ジェーンが連れ去られてしまう。
妻を取り戻すため、ターザンは、
ジャングルで、野生を呼び覚ます・・・

出演者:
Alexander Skarsgard ・・・ Tarzan(ターザン)
Margot Robbie ・・・ Jane(ジェーン) 
Samuel L. Jackson ・・・George Washington Williams(ウィリアムズ)
Djimon Hounsou ・・・ Chief Mbonga(首長ムボンガ)
Christoph Waltz ・・・ Captain Leon Rom(ロム)
オトーサン、
「ターザンは、いいね」
首長ムボンガの扮装も、迫力ありました。

その他の出演者:
Christian Stevens ・・・ Tarzan(Age 5)
Jim Broadbent ・・・ the British Prime Minister
Casper Crump ・・・ Major Kerckhover
Hadley Fraser ・・・ John Clayton II
Genevieve O'Reilly ・・・ Alice Clayton
Yule Masiteng ・・・ Muviro
Simon Russell Beale ・・・ Mr. Frum
Matt Cross ・・・ Akut
Madeleine Worrall ・・・ Kala
William Wollen ・・・ Kerchak

User Rating:6.3/10( 99,731 votes)IMDb
  User Rating:7.0/10( 1,094 votes) Yahoo!
オトーサン、
「コンゴ盆地の風景も、神秘的だね」

User Reviews 
somfさん 
United States
2016年6月29日
欠点があるが、決して退屈ではない

陳腐なレビューに、驚いている。
正直なところ、耳にした時、
ほとんど、この映画への興味は持っていなかった。
だが、予想よりも予告編がよかったし、
クリストフ・ヴァルツの演技がすごかった。
キャストはいい。
私は、ベルギーのレオポルド国王の
歴史的な背景、とくにコンゴ収奪が好きだった。
この映画には、たくさんの動物が出てくる。
驚くほど安っぽいCGIは、この映画の欠点だ。
だが、それはどうでもいい。
ストーリーが面白ければ。
大きなスクリーンで、見るべし。
この夏、ポップコーン片手に気楽に楽しめる娯楽映画だ。

オトーサン、
「ジャングルのシーンが物足りないね」

前田有一さん 
2016年7月29日
セクシーな新ターザン

ジェーンと結ばれた後の物語である
「ターザン:REBORN」は、
奇しくも小説版ターザンが参考にしたという
「ジャングル・ブック」と同時期に日本公開される。 
(略 あらすじ紹介)
ターザンはこれまで何度も映像化されてきた。
とくに往年のファンには
ジョニー・ワイズミュラーが
演じたターザンが有名だろう。
開催中のリオ五輪の競泳選手を見てもわかるとおり、
ワイズミュラーのように
(元)水泳選手の身体というのは
行き過ぎたセパレーションやストリエーションが
見られない自然な体つきなので、
野生動物的なターザン役としては
イメージ通りというわけだ。 
その点、今回ターザンを演じる
アレキサンダー・スカルスガルドも、
ボディビルダーのような極端なマッチョとは違う
しなやかな身体を作ってきており、高い評価を受けている。
190センチ台の長身は、普通の背丈の人間と混じると、
野生的なストレングスを感じられる。 
そんな彼が、立体効果を強めに出した3Dによって
遠近感、身長含めた高低差をより強調されているのだから
迫力がある。
ツタを飛び移るおなじみのアクションシークエンスは、
正直もっとたくさん見たかったと思うほど。 
「ジャングル・ブック」と異なるのは、
こちらは「ハリー・ポッター」シリーズの監督だけあって
ややダークな印象の世界観で、
幼い子供向けには作られていないという点。
主人公のセクシーさに比較して
あまりにジェーンが没個性である点を考えても、
男性よりは女の子(30代以上マッチョ好き)
向けかなという気がする。 
また、CGの限界に挑んだあちらと異なり
「ターザン:REBORN」のジャングルはセットを組んだ実物派。
巨大な格納庫のようなスペースに建てたそうだが、
よくもこんな規模のものを作ったものだと驚かされる。 
ターザンが狙われる真相が明らかになるくだりでは、
人が許せることとそうでない事、
和解できる相手とそうでない相手が
わかりやすく対比される。 
あまり深みを感じさせる出来でもなく、
ご都合主義を感じさせる
不自然なアクションシーンもあったりするので、
そこいらへんはあまり期待せず見に行くほうがよいだろう。 


新選組

オトーサン、
「鞍馬天狗か、懐かしいね」
戦後間もなく、紙芝居全盛時代のこと。
水あめやするめを買うと、魅せてくれました。
・黄金バット、月光仮面、鞍馬天狗・・・

原題:新選組(1958)
監督:佐々木康 
脚本:高岩肇  
Genre:Period Drama
上映時間:94分
あらすじ:
新選組の横暴がきっかけで
近藤勇と知り合った会津の小鉄こと染五郎。
新選組内では、近藤勇と副長の関兵庫が対立していた。
実は、関関兵庫は薩長と通じていた。
近藤は、維新を後押しする討幕派の月形半平太や
杉作を連れた鞍馬天狗ともどこか通じ合うものを感じる。
だが祇園祭の日に京都に火を放とうとする
関らを見逃すことはできなかった。
庶民に何の咎があろうか。
それは鞍馬天狗や月形半平太とて同じ気持ちだった・・・

出演者:
片岡千恵蔵・・・近藤勇 
里見浩太朗・・・会津の小鉄
東千代之介・・・鞍馬天狗 
大友柳太朗・・・月形半平太
オトーサン、
「片岡千恵蔵、いいねぇ」
戦前の匂いがぷんぷんします。

その他の出演者
月形龍之介・・・関兵庫
山形勲・・・土方歳三 
片岡栄二郎・・・沖田総司 
徳大寺伸・・・藤堂平助 
仁礼功太郎・・・原田左之助 
津村礼司・・・永倉新八 
加藤浩・・・斎藤一 
原健策・・・山崎丞 
月形哲之介・・・井上源三郎 
小田部通麿・・・松原忠司 
上代悠司・・・谷三十郎 
清川荘司・・・横川勝之助 
楠本健二・・・塚口雄之進 
時田一男・・・久保寺十蔵 
大沢浩幸・・・杉作 
瀬川路三郎・・・乃美織江 
柳永二郎・・・福原越後 
沢田清・・・桂小五郎 
堀正夫・・・益田左衛門介 
尾上華丈・・・久坂玄瑞 
加賀邦男・・・吉田稔麿 
藤木錦之助・・・杉山松助 
立松晃・・・島又兵衛 
河野秋武・・・古高俊太郎 
小柴幹二・・・松田重助 
阿部九洲・・・男宮部鼎蔵 
百々木直・・・御倉伊勢武 
小金井修・・・荒木田左馬之助 
千原しのぶ・・・梅松 
高島淳子・・・雛菊 
長谷川裕見子・・・駒野 
桜町弘子・・・お春 
上田吉二郎・・・池由屋惣兵衛 
星十郎・・・三太 
堺駿二・・・呼び込み 
杉狂児・・・口上 

User Rating:7.3/10( 3 votes) Yahoo!
オトーサン、
「東映娯楽映画の至宝!」

User Reviews 
黒美君彦さん 
2013年6月22日
荒唐無稽な新選組

<前掲、あらすじ>
鞍馬天狗や月形半平太という
架空の人物も活躍するオールスター時代劇
(月形半平太は武市半平太がモデルではあるが…)。
日本の将来を憂える気持ちは
倒幕派とも通じる近藤勇が描かれているが、
撮影当時55歳の片岡千恵蔵は
さすがに若き新選組とは重なりにくい。
それは他の月形龍之介や山形勲とて同じことではあるが…。
千恵蔵御大の台詞回しもさすがに重々し過ぎる感が(笑)。
当時23歳の里見浩太朗が瑞々しい。

オトーサン、
「流山にあるな、新鮮組記念館」
史実を調べるほど、つまらなくなります。
この映画の近藤勇が一番素敵です。

old***** さん 
2009年4月9日
池田屋襲撃への道のり 

新撰組は一説によると、
内部抗争で死亡した隊員の数が
外部との抗争で死亡した隊員を上回るそうであるが、
寄せ集めに近い組織である以上、
粛清が避けられなかったのであろう。
この作品は史実からは逸脱する面が多いが、
その分、娯楽性は高い。
新国劇で一躍有名になった月形半平太、
大佛次郎の小説で人気を得た鞍馬天狗が
登場するのは見ていて楽しい。
従って、勤皇派、佐幕派の抗争を
中立的な視点で扱っていると言える。
隊長の近藤勇を公武合体論者として扱い、
その公武合体論者の佐久間象山暗殺を切っ掛けに、
ゆっくり考え事がしたいと温泉に赴くが、
その温泉で勤皇派である月形半平太に邂逅し、
裸の付き合いから心を通わす仲となる。
月形半平太は過激派分子を諌める役割を果たしており、
過激派から襲撃される立場にあったのである。
近藤は温泉から隊に戻ると
血気に逸る同士、土方歳三の気持ちを
なだめる役割を務めるなど
思慮深い近藤勇像が描かれていく。
しかし、隊員と会津藩ゆかりの人間らの情報収集活動により、
勤皇派が祇園祭りの夜を契機に
池田屋、四国屋に過激派が集結し、
騒乱を画策していることを知ると、
さすがの近藤勇も
決然と池田屋を襲撃する覚悟をするのである。
近藤勇には片岡千恵蔵、土方歳三には山形勲、
勤皇派に通じ新撰組を脱退する
関兵庫という人物を演じる月形龍之介、
月形半平太には大友柳太朗、
鞍馬天狗には東千代介を配し、
近藤勇には長谷川裕美子、
月形半平太には千原しのぶという芸妓を配し、
艶のある演技で魅了する。
千原しのぶの「月さま雨が・・・」に大友柳太朗が
「春雨じゃ、濡れて行こう」という有名な場面も堪能できる。
また、井上八千代が振り付けを担当する京舞も絢爛であり、
山形勲扮する土方歳三が脱退する関兵庫に
餞別として演じる剣舞は
関兵庫に斬りかからんとする勢いで舞うのも一興である。


かぞくのくに

オトーサン、
「在日朝鮮人の映画か」
平松洋子さんの「食べる私」に
ヤン・ヨンヒさんのインタビューが掲載されていました。
・1964年、大阪市生まれ
 両親は在日本朝鮮人総連合会の幹部。
 その関係で、3人の兄が帰還事業で北朝鮮へ。
 一番下の兄は、監視人付きで日本に帰ってきたものの、
 突然北朝鮮に帰ることになる。
 東京朝鮮大学校を卒業し、大阪朝鮮高級学校の国語教師に。
 劇団女優やラジオ・パーソナリティーとして活動。
 1997年から2003年まで、ニューヨークに滞在し、
 ニュースクール大学大学院で修士号取得。
 長編ドキュメンタリー映画
 「ディア・ピョンヤン」を発表。
 第85回米国アカデミー賞授賞式で
 外国語映画賞の日本代表に選ばれたが、
 北朝鮮から入国禁止処分を受ける。
 著書に「北朝鮮で兄は死んだ」ほか。

原題:かぞくのくに(2011)
監督・脚本:ヤン・ヨンヒ
Genre:Drama
上映時間:100分
あらすじ:
1959年から20数年間にわたって
在日朝鮮人とその家族が北朝鮮へ集団移住。
いわゆる“帰国事業”である。
16歳で北朝鮮に移住したソンホが、
脳腫瘍の治療のために25年ぶりに
日本に再入国を果たす。
期間は3ヵ月間だけ。
日本で自由に生きてきた妹のリエは、
そんな兄との再会を心待ちにしていた。
しかし久々の家族団らんのはずが、
ソンホの隣には監視員ヤンが同行していた。
旧友たちとの再会の喜びも、ヤンに警告される始末。
そして突然、明日帰国せよとの至上命令が・・・

出演者:
 安藤サクラ・・・ リエ 
 井浦新・・・ ソンホ 
 宮崎美子・・・ 母(オモニ) 
 津嘉山正種・・・ 父(アボジ)
 ヤン・イクチュン・・・ ヤン
オトーサン、
「背筋が凍る」
ソンホが無口のわけは、
話した内容が逐一国に報告され、
妻子を危険にさらしかねないためです。

その他の出演者:
 諏訪太朗・・・ テジョ 
 京野ことみ・・・ スニ 
 大森立嗣・・・ ホンギ 
 村上淳・・・ ジュノ 
 省吾・・・ チョリ 
 塩田貞治  
 鈴木晋介  
 山田真歩  
 井村空美  
 吉岡睦雄  
 玄覺悠子  
 金守珍  

User Rating:6.7/10( 14 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:7.9/10( 216 votes) Yahoo!
オトーサン、
「心が痛む」
病んで栄養失調になって帰国したソンホが
生家の近所の匂いを確かめながら歩くシーン、
その長さが実に象徴的でした。

ブルーリボン賞受賞	 
・作品賞     
・主演女優賞  安藤サクラ    
・助演男優賞  井浦新 

User Reviews 
ESPERANZAさん 
2013年6月1日
大嘘

まさに「近くて遠い国」
北朝鮮は謎が多い怖い国なのだが、
私が子どもの頃は
本当に「地上の楽園」と呼ばれていた。
しかしこれが大嘘とわかるのはずっと後のこと、
歴史を知る上でも貴重な映画だと思う。 

オトーサン、
「徹底した抑圧」
北朝鮮シンパの両親の支配下で、
自由に目覚めた娘が抑圧を体験します。

黒美君彦さん 
2012年8月27日
「楽だぞ 思考停止」

傑作ドキュメンタリー映画
『ディア・ピョンヤン』(05年)を撮った
梁英姫(ヤン・ヨンヒ)監督初の劇映画。
フィクションでありながら、
監督自身の経験が色濃く投影された作品であり、
手持ちカメラの効果もあって、
ドキュメンタリー映画のような
ざらついたリアリティが秀逸だ。
脳腫瘍の治療のため、
25年ぶりに日本に渡ってきた兄ソンホ(井浦新)と
その兄を愛してやまない妹のリエ(安藤サクラ)。
監視員ヤン(ヤン・イクチュン)がつきまとい、
家族の中にあっても言葉を選ぶソンホ。
家族のそこはかとない愛と
それを静かに踏みにじる独裁全体主義国家。
おずおずと妹にスパイにならないかと切り出す兄。
理不尽な帰国になす術を持たない総連幹部の父。
「あなたもあなたの国も大っ嫌い!」と
ヤンに怒りをぶつけるリエだが、
ヤンは冷徹に切り返す。
「お前が嫌いなその国で、
俺もお前の兄も生きていかなくてはならないんだ」
自由にものが言えず、命令に従うしかない
北朝鮮の社会体制が透けて見えるシーンだが、
怒りをどこにもぶつけられず
イライラと路上を歩くリエの苛立ちが伝わる。
安藤サクラがこんなに巧いとは思わなかった。
どこかおどおどして神経質なソンホも井浦新が好演。
彼はこんな役が向いている。
津嘉山正種も、頑固でありながら家族を愛する父を
的確に演じている。
ドラマよりもドラマティックな人生を歩む
在日コリアン二世のヤン監督が描く主題は、
やはり北朝鮮への苛立ちと家族への深い愛だった。
ある意味彼女の限界でもあり、
逆にいうと、
そのテーマを超えるモチーフは彼女には扱えない。
それほどまでに彼女の半生は、矛盾に引き裂かれている。
ソンホは帰国を命じられ、
「楽だぞ、思考停止」と初めて本音をリエに漏らす。
自由を自明の理として享受しているかのようなリエは、
明らかにヤン監督がモデルだが、
彼女もまた在日として生きる上で完全に自由ではない。
それでもソンホは「自由に生きろ」と励ますのだ。
国家と国家がぶつかるとき、
いつしか庶民の心情や抱いている思いは捨象される。
「かぞくのくに」の理不尽な振る舞いは、家族を壊していく。
そんな現実をきちんと描いた佳作だ。


予告犯

オトーサン、
「発想が斬新だね」
犯人たちが、顔を新聞紙でくるむ。
マスコミ批判のように思えます。
トランプさんと通底しています。
社会派エンターテイメントの佳作です。

原題:予告犯(2015)
監督:中村義洋
原作:筒井哲也  
脚本:林民夫 
Genre:Suspence
上映時間:119分
あらすじ:
ある日、新聞紙を被った男が
ネット上で、集団食中毒を起こした
食品加工会社に対する制裁を予告する。
翌日、確かにそれは実行された。
その後も、法律では裁かれない不正義に対する
制裁の予告とその実行が繰り返され、
マスコミも巻き込んで社会現象化していく。
ネット犯罪を取り締まる
警視庁サイバー犯罪対策課の吉野絵里香は、
予告犯を追い詰めるべく懸命の捜査を続ける。
そしてシンブンシが単独犯ではなく、
複数犯であることを突き止める・・・

出演者:
 戸田恵梨香・・・ 吉野絵里香
 生田斗真・・・ 奥田宏明(ゲイツ) 
 鈴木亮平・・・ 葛西智彦(カンサイ) 
 濱田岳・・・ 木村浩一(ノビタ)
 荒川良々・・・ 寺原慎一(メタボ)
オトーサン、
「主演の生田斗真はいいね」
でも、その他の役者の演技が微妙で、
深刻なテーマを軽くしてしまいました。

その他の出演者:
 宅間孝行・・・ 岡本大毅 
 坂口健太郎・・・ 市川学 
 窪田正孝・・・ 青山祐一 
 小松菜奈・・・ 楓 
 福山康平・・・ ヒョロ 
 仲野茂・・・ 石田清志 
 小日向文世・・・ 設楽木匡志 
 田中圭・・・ 北村 
 滝藤賢一・・・ 栗原 
 本田博太郎・・・ 加藤 
 
User Rating:6.3/10( 23 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:6.6/10( 3,829 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ま、こんなところか」
犯人たちの日本社会批判には、すご味があります。
ただ、警察の捜査能力はチャチですね。

User Reviews 
nabeさん 
2016年12月12日
ネットでGO!

一風変わったサスペンスである。
ある日突然ネットで予告犯が現れ、
次々と予告しては軽犯罪を犯していく。
それはやがて次第にエスカレートし、
殺人事件に発展しそうになるが・・・という
サスペンスタッチの展開で始まるが、
実際はそうではなく、孤独な若者たちの青春譚だ。
当然シリアスな警察の面々は、
クロウトなりの謎解きをするが、
観客は全く違う真実を知っているので、
そのちぐはぐさがいかにもコミック風で楽しい。
ヒロインの戸田恵梨香が、
犯人たちに振り回される女性刑事役をキュートに演じている。
生田斗真の真摯さが哀しく印象的だ。

オトーサン、
「昔、ケネディ大統領の就任演説に感動しました」
・わが同胞のアメリカ人よ、
  あなたの国家があなたのために何をしてくれるかではなく、
  あなたがあなたの国家のために何ができるかを問おうではないか。

目隠シストさん 
2016年5月30日
心震える

『八日目の蝉』もそうですが、
犯罪者が主人公の感動系ヒューマンドラマというものは、
なかなか厄介なものです。
犯罪者=悪という
社会の絶対的共有価値観(社会の視点)と
個人の人生観に基づく私的信条(個人の視点)
のせめぎ合いが、心の中で勃発するから。
共に恵まれぬ幼少期を過ごしながら、
正反対の立場にあるゲイツと吉野。
そんな2人が合わせ鏡のように重なり合う姿に
心を動かされるのは何故?
死んだらお仕舞。最悪の選択。
でも自分の命よりも大切な命が存在するのも真実。
ゲイツの自己犠牲を非難できない自分は間違っているのか?
青山(窪田)の台詞に心震えるのはどうして?
『大きな事じゃなくても人は動く。
それが誰かの為になると思えば』
ひたすら自身の心に問い掛ける作業を繰り返しました。
こんなふうに自分と向き合える映画は久しぶり。
お気に入りの一作確定です。
ただし、あまりに苦しいので、観返す予定はありません。


るろうに剣心 京都大火編

オトーサン、
「第1作、みたな」
・るろうに剣心(2012)  
本作は、その第2作です。
第3作もあるので、いずれ見ましょう。
・るろうに剣心 伝説の最期編 
スワード・バトルも、特撮も、迫力ありました。
ハリウッド映画の匂いがするのは、
原作者がアメコミのフアンだからでしょうか。

原題:るろうに剣心 京都大火編(2014)
監督:大友啓史
原作:和月伸宏  
脚本:藤井清美/ 大友啓史 
Genre:Period Drama/Action
上映時間:139分
あらすじ:
幕末に“人斬り抜刀斎”として
恐れられた伝説の男、緋村剣心。
新時代を迎えた今は、
女師範の神谷薫ら大切な仲間たちとともに
穏やかな日々を送っていた。
新政府の大久保利通に呼び出され、
剣心の後釜として“影の人斬り役”を務めた
志々雄真実の暗殺を依頼される。
維新後、口封じのために
新政府によって焼き殺されたはずの志々雄。
しかし奇跡的に甦り、
京都で恐るべき戦闘集団を作り上げると
日本転覆を目論み暗躍を始めていた。
送り込まれた政府の討伐隊はあえなく返り討ちに遭い、
もはや剣心しかその使命を託せる者はいなかった。
やがて、大切な人を守るために
自らの運命に立ち向かいことを決意した剣心は、
薫の必死の制止を振り切り、
ついに京都へと旅立つ・・・

出演者:
 佐藤健 ・・・緋村剣心 
 武井咲 ・・・神谷薫
 藤原竜也 ・・・志々雄真実 
 宮沢和史 ・・・大久保利通
オトーサン、
「佐藤健、静と動の対比がいいね」
藤原竜也さんの悪ぶりも、迫力満点でした。
武井咲は、前作で新人賞、
でも、明治維新の頃の女性とは、とても思えません。
渋谷を闊歩しているようです。

その他の出演者:
 伊勢谷友介 ・・・四乃森蒼紫 
 青木崇高 ・・・相楽左之助 
 蒼井優 ・・・高荷恵 
 神木隆之介 ・・・瀬田宗次郎 
 江口洋介 ・・・斎藤一 
 土屋太鳳 ・・・巻町操 
 大八木凱斗 ・・・明神弥彦 
 滝藤賢一 ・・・佐渡島方治 
 三浦涼介 ・・・沢下条張 
 丸山智己 ・・・悠久山安慈 
 高橋メアリージュン ・・・駒形由美 
 小市慢太郎 ・・・川路利良 
 眞島秀和 ・・・高野 
 渡辺大 ・・・新井青空 
 中村達也 ・・・新井赤空 
 村田充 ・・・魚沼宇水 
 屋敷紘子 ・・・本条鎌足 
 原勇弥 ・・・刈羽蝙也 
 山田崇夫 ・・・夷腕坊 
 山口航太 ・・・不二 
 島津健太郎 ・・・才槌 
 小久保丈二 ・・・黒尉 
 佐藤滋 ・・・白尉 
 江田結香 ・・・増髪 
 別府あゆみ ・・・近江女 
 西原亜希 ・・・新井梓 
 蓮沼誠希 ・・・新井伊織 
 細川愉楽多 ・・・新井伊織 
 田端瑛 ・・・三島栄次 
 淵上泰史 ・・・三島栄一郎 
 田中泯・・・ 翁(柏崎念至) 
 福山雅治・・・ 謎の男 

User Rating:5.8/10( 39 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:7.3/10( 2,815 votes) Yahoo!
オトーサン、
「評価が分かれるね」
ラストシーンに、福山雅治がまんまで登場、
すごく白けました。

User Reviews 
nabeさん 
2015年1月26日
パワーUP!

アニメの実写版第2作前編である。
大人しく平和に暮らしていた剣心のところに、
いきなり内務卿大久保利通の使いがやって来る。
その大久保に会うなり、
「お久しぶりです」と会釈する剣心が、実にクールだ。
このオープニングはさすがにウマイ!
この後、歴史上の史実とフィクションを
巧みに混ぜ合わせながら、
それらしくストーリーを持っていくところも、多少強引だが、
作品にある程度のリアリティを与えていてワクワクする。
伝説の人斬り抜刀斎は、今は不殺の剣心となっているので、
新たな敵の志々雄一派がこれでもか、
と剣心に人斬りの血を呼び起こそうとするが、
剣心は挑発に乗らない。
ここの葛藤シーンがかなり長いので、
観ていてイライラしてくるが、
この我慢が限界に達した時に、
一気に剣心の殺人パワーが爆発し、
悪漢をバッタバッタと斬りおとすシーンは、
かつての東映ヤクザ映画を彷彿とさせるスッキリ感だ。
志々雄を演じるのは、演技派の藤原竜也。
役柄からせっかくの容姿は隠れているものの、
その存在感はやはり抜群で、
前作の吉川晃司を上回る迫力で作品を引き締めている。
怪しげな伊勢谷友介も、存在感たっぷりで、
ラストで一瞬登場する福山雅治共々、
後編が楽しみである。 

オトーサン、
「原作未読だけど・・・」

アンドレ・タカシさん 
2015年8月7日
脚本が下手だと思いました。

それを最も感じたのは
刀狩りの兄ちゃんと戦うシーンです。
平和な時代の象徴としての幼子を守るために
「殺さず」の禁を破ろうとする主人公。
その葛藤だけで充分に重たいのに、
そこに薫たちとの再会を重ねます。
ごちゃごちゃ。
原作のモチーフを投げ込むために、
鑑賞側の視線がブレる脚本になっていると思います。
気難しい意見かも知れませんが、
結構な台無し脚本ですよ。
原作との対比で云うと、残念なのが佐之助です。
単細胞に見えて、
しっかりと漢気で造形されている原作に比べ、
映画の佐之助はホントにスカスカ。
自分が好きなシーンが
ゴッソリ削られていてゲッソリしました。
個人的に佐之助は「るろけん」で
最も筋が通ったキャラだと思っていたので、
このあたりのアレンジと云うか
取捨には大いに不満です。
映画は時間が限られているから、
ってことでは無いと思いますよ。
制作者のセンスの問題です。 


偉大なる、しゅららぼん

オトーサン、
「こいつは、ヒドイ!」
題名だけは、キャッチーでしたが、
新人監督のせいか、演出が最後まで変。
CGも、お粗末。
万城目学さんの「プリンセス・トヨトミ」は、
直木賞候補作品だけあって、なかなか。
映画のほうは、失速したようでしたが・・・

原題:偉大なる、しゅららぼん(2013)
監督:水落豊
原作:万城目学  
脚本:ふじきみつ彦 
Genre:Fantasy/Comedy
上映時間:114分
あらすじ:
琵琶湖畔の街、石走。
琵琶湖の神より賜りし摩訶不思議な力を
1300年にわたって守り伝える一族がいた。
日出家は、江戸時代から現存する
石走城に居を構える街の最高実力者。
跡取りである高校生の淡十郎は
最強の力を持つとされ、
崇められることが当たり前の殿様気質。
分家の涼介が高校入学を機に、
修行のため本家へとやって来る。
しかし淡十郎とお揃いの赤い詰襟で
登校させられるなど、
常人には理解不能の淡十郎の言動に振り回される。
そこに淡十郎の恋のライバルとして現われたのが、
同級生の棗広海。彼もまた不思議な力を持ち、
日出家とは長年の宿敵関係にある
棗一族の跡取りなのだ・・・

出演者:
 濱田岳・・・ 日出淡十郎 
 岡田将生・・・ 日出涼介 
 渡辺大・・・ 棗広海
 大野いと・・・ 速水沙月 
オトーサン、
「学芸会以下の演技」
笹野高史さんが、名優に見えました。

その他の出演者:
 深田恭子・・・ 日出清子 
 柏木ひなた・・・ 棗潮音 
 小柳友・・・ 葛西 
 森若香織・・・ 棗の母 
 貫地谷しほり・・・ 藤宮濤子 
 津川雅彦・・・ 日出淡八郎 
 田口浩正・・・ 日出洋介 
 高田延彦・・・ 棗永海 
 佐野史郎・・・ 日出淡九郎 
 笹野高史・・・ 源治郎 
 村上弘明・・・ 速水義治 
 松平定知 (声)

User Rating:8.0/10( 2 votes)Tsutaya
  User Rating:6.1/10( 441 votes) Yahoo!
オトーサン、
「5点以下だね」

User Reviews 
ASHさん 
2009年2月16日
力など、美しさの欠片もない

音響効果がウルサいディスカッション劇。
こんなもん、観たがるヤツなんているんか??
ってことで、「ホルモー」で
大いに笑わせてもらった
濱田岳が同原作者の映画で再び主演とくれば、
否が応でも期待が膨らむじゃねぇか。
ところがどっこい、
「ホルモー」でのハジケっぷりが嘘みたいに、
この映画では一向にお話が
オモロくなりそうな気配がない。
トンチンカンっぷりで笑おうにも、
どうも観ている俺には伝わってこない。
どうなんだろ、
コレって原作の方がオモロいんじゃねぇか?と、
原作未読の俺は無知無学なことを言ってみたりする。
古来から伝わる不思議な力を授かった2つの家元が
争いを繰り広げているという、
SFで言うところのサイキック・バトルものなんだと
思ってたもんだからこの展開には超肩透かし!!
不思議な力ってのが映像でちぃ〜とも表現されてないんで、
観てて退屈すんのよね。
代わりに耳をつんざくようなどデカい音がグワッ〜!!っと
場内に響き渡る。
これがタイトルにもある「しゅららぼん」らしいんだけど、
その意味するものが最後に明かされるが、相当にふざけちょる!!
俺が観た回はガラガラだったけど、
後ろの席に座ってた野郎が鑑賞中、
時折、「チッ」と何度も舌打ちしてて、
小さく「つまんねぇ〜」と声に出して呟いていたから、
「嗚呼、オルシネ・ユーザーって
つまんねぇ映画を観ちまったときって
こんな感じなんだろうなぁ」と想像しちまった。
で、帰宅するなりPCの前に座って
口汚い言葉で酷評を書き込むとな。

オトーサン、
「ファンタジーにも、なりそこない」

あにやんさん 
2014年3月16日
絵空事っぷりがハンパなし

この原作者の『鴨川ホルモー』
『プリンセス トヨトミ』に続いて、
またしても
「奇抜な設定をただひたすら説明するだけの映画」が
登場しました。
物語はほぼ無いようなもので、
映画の殆どは古くから反目する
琵琶湖畔の2つの名家の対立と
備わった特殊能力についての解説。
そのファンタジーな設定を楽しめないと
映画自体が楽しめないという点も
前2作と全く同じと言えます。
で、それが今回もあまり楽しめないって感じで。
登場人物のあり得なさっぷりを、
そういうものだと納得して楽しむ
というところに行かないんですね。
作品の中だけで閉じ過ぎちゃってるようで、
生きた、血の通った人々になかなか見えてきません。
延々とお殿様言葉で話し、
感情を表に出さない濱田岳を
それでも面白い人と思うためには
その背景描写が欠落し過ぎていると思うのですね。
設定の説明には費やしても、
人や社会との関わりについては殆ど語られないので、
ただ設定の中だけに閉じ込められた存在で。
キャラ設定的には
因習から抜け出そうとしていた訳ですから、
皮肉な話です。
全編、そういう絵空事っぷりがハンパなく、
しかも画面に登場するキャラを
絞り過ぎてしまっている上
(お城に居を構える名家でありながら、
そこに住んでいるように思える人間はほんの数人)、
人となりすらも多くがセリフで説明されるため、
世界全体が薄っぺらい感じ。
クライマックスは湖が割れたり龍が出たりと、
それこそ奇想天外な話になりますし。
あと、この原作者の映画で
いつも気になる事なのですが、
関西から全国に発信するのでなく、
関西で閉じてる感じ、
何か閉鎖的な感じがしてしまうんですね。
土地に縛られる、他所とは線を引く、
それがどうも東京モンな私からすると
「なんだかなぁ」って思えて。
現代を舞台にした和なファンタジー、っていうのは
とってもアリだと思うのですが、
(物語や設定だけでなく
もっと外側の部分まで含めて)
それが色々と縛りを与えた上に成り立っているのは
どうなんでしょうねぇ? 


リトル・フォレスト 冬・春

オトーサン、
「田舎って、こんな風だよね」
冬は、農作業のない分、寄合いが多いのです。
そして、雪国の春は、爆発です。
あらすじにあるように、
丁寧に描いていますが、幾つか気になる点が・・・
坂道があるのに、電動自転車をなぜ使わないのでしょうか?
タラの芽を全部摘んだら、木は枯れますよ。

原題:リトル・フォレスト 冬・春(2015) 
監督・脚本:森淳一
原作:五十嵐大介
Genre:Drama
上映時間:120分
あらすじ:
<冬>
いち子の母は
時折訪れる外国人の客人のために
赤と緑の2色の生地に分かれた
クリスマスケーキを焼くことがあった。
いち子は自分なりにアレンジして
黒米の甘酒とカボチャで紫と黄色のケーキを焼き、
キッコとユウ太を招いて「年忘れお茶会」をする。
正月を迎える頃の一番の御馳走は、
分校の餅つき大会で食べる、
つきたての砂糖醤油仕立ての納豆もちで、
分校が閉校になった今は
家庭のもちつき機でつきたてを楽しむ。
小森の冬は深い雪に覆われ
雪かきに追われる厳しいものだが、
外気で凍らせた凍み大根や
秋から保存する干し柿をおいしくするのも
冬の寒さである。
いち子は街にいた頃、節約のために
部屋でラディッシュを育てた。
バイト先の男の子のために味噌焼きおにぎりと
母直伝の卵焼き、
ラディッシュの即席漬けで弁当を作るが、
彼が他の女の子からもらった手編みのマフラーを
バカにしているのを聞いて
渡せないまま終わった思い出がある。
ストレスを感じたときは
甘い餡子入りおやきや饅頭、アズキのマフィンを
作って食べ解消するが、
タイミングが大切なアズキ栽培や餡子作りに、
いち子は昔小森を出るのが早すぎたのだと思う。
ある日いち子はキッコに
他人と向きあって来なかったことを指摘され
気まずさを抱えたまま、
ふと思いついて小麦ふすま入りのはっとを作り
寝かせながら雪かきに出かける。
家に帰るとキッコは
仲直りに手作りのカレーを持ってきて、
いち子ははっとの生地をチャパティ風に焼き、
二人で一緒に食べる。
冬に食べるための塩漬けのワラビが足りなくなり、
いち子は自分は働き者の小森の人々と違って
「かばねやみ」(怠け者)なのだと思う。
ユウ太にも、大事なことから
目を逸らしていると指摘されてしまう。
冬の空はいち子の心のように、
青空と黒い雲の二つに割れている。

<春>
小森の春は梅や桜の満開とともに
山菜の旬と田植えの季節が一度にやってくる。
いち子も山へ入り、タランボなどを摘んで天ぷらにする。
しかし春になっても大雪に見舞われることがある。
母が失踪したときも大雪だったのに、
いち子は雪かきを手伝わず、
ばっけを摘んでおいてくれるよう頼んで出かけた。
母はばっけ味噌を残して家を出た。
いち子は一人になってからの労働の大変さに母の苦労を想い、
自分は母にとって本当に家族といえたのだろうかと考える。
春は雑草として耕作の邪魔になるつくしを
山ほど採って佃煮にするが、
下ごしらえの苦労にひきかえできあがる量は僅かである。
それでも自然の恵みといってロマンを語るユウ太に対し、
いち子は自分はこういう男性に弱いと思う。
薪割りの手伝いにきたキッコに、
いち子はノビルと結球しなかった白菜の蕾菜、
塩マスでパスタを作ってふるまい、
その後キッコが薪割りをしながら語る職場の愚痴を聞く。
キッコは山から下りた祖父に悪口を叱られ気が抜けるが、
ストレスは解消する。
いち子は、シンプルな味付けやかき揚げがおいしい
春キャベツでケーキ作りを思いつく。
世界初の発想と思い込み有頂天になったいち子だが、
味見したユウ太の感想は「お好み焼き」だった。
失踪前、母はジャガイモを混ぜたパンが得意だったが
いち子には20歳になるまで作り方を教えないと言った。
秋に届いた手紙には失踪の言い訳と近況が書かれていたが、
パンのレシピはなく、人生は同じところを廻るようで
円ではなく螺旋状なのだというようなことが綴られていた。
いち子は秋に収穫するジャガイモを
今年は植えないと決意し、小森を離れる。
その後いち子が残したタマネギの畑を守るキッコとユウ太は、
街でも自分の居場所を見つけて戻ってくるくらいでないと
小森に失礼だからといって去った彼女のことを
すぐに戻って来るだろうと語り合う。
5年後、いち子は結婚相手とともに小森に帰ってきて、
キッコはユウ太との間に子どもをもうけている。
旧分校のステージで、いち子が人々の前で神楽舞を披露する・・・

出演者:
 橋本愛・・・ いち子
 桐島かれん・・・ 福子
 松岡茉優・・・ キッコ 
オトーサン、
「福子は、影絵のようだね」

その他の出演者:
 三浦貴大・・・ ユウ太 
 温水洋一・・・ シゲユキ 
 佐藤さち子  
 千葉登喜代  
 小島康志  
 北上奈緒  
 岩手太郎  
 篠川桃音  
 照井麻友  
 栗原吾郎  
 渡辺佑太朗  
 イアン・ムーア  

User Rating:7.0/10( 4 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:8.3/10( 266 votes) Yahoo!
オトーサン、
「高すぎないか?」」

User Reviews 
asamaさん 
2015年7月4日
食べることは美しい

栽培し、収穫し、調理し、そして食べる。
その全体を通して、食べることが美しいことであることを
見事に描いている。
生産的な田舎暮らしの醍醐味がここにある。
そして何より、主人公いち子の小森を選び、
その復活を目指して
ここで生きようとする人生の選択が素晴らしい。

オトーサン、
「優しいコメントだね」

あろえりーなさん 
2015年10月9日

本当にどれもこれも美味しそうですね?。
最初のケーキから始まって、干し柿からつくしの佃煮から
山菜の天ぷらからキャベツのかき揚げからスパゲティから、
あぁ?!いち子の家に遊びにいきたい!
僕にも食べさせて欲しい?!って思っちゃった。
てか、あんな出来た子いるのかな。
どこかに本当にいないかしら。
まぁそれはともかく、
母との関係であったり、ほろ苦い恋心だったり、
友人たちのかなり率直な一言であったり、
なかなか興味深かったですね。
いち子ちゃんはこれからどんな人生を送っていくのだろう?
そしてこの集落はこれからどうなるのだろう?
物語のこれから先のことを想像してしまう。
夏・秋と共に、いつまでも心に残り続ける良作でありました。 


リトル・フォレスト 夏・秋

オトーサン、
「おしゃれな題名だなぁ」
感心しきりで、ふと気づきました。
「なーんだ、小森の直訳か」
本作に描かれたことは、みんな体験したので、
さほど感心しませんでした。

原題:リトル・フォレスト 夏・秋 (2014) 
監督・脚本:森淳一
原作:五十嵐大介
Genre:Drama
上映時間:112分
あらすじ:
<夏>
いち子は、都会暮らしに馴染めず
東北の小さな集落・小森に戻ってきて
田畑を耕し自給自足に近い生活をしている。
畑仕事の合間、夏の湿気対策のため点火した
薪ストーブでパンを焼き、
自家製の米サワーを友人のユウ太と分けあう。
彼を思い出しながらグミの実を採りジャムを煮る。
その料理は母の福子から教えられたもので、
ウスターソースもヌテラも自分で作ってしま
ミズとろろが食欲をそそる季節には、
ユウ太と養魚場でアルバイトをし、
キャンプ場のシゲユキから
イワナの焼き魚と味噌汁を御馳走になる。
<秋>
小森の人々は自然の恵みを味わう。
いち子はアケビの実を食べたあと
皮をサブジ風の炒め物にし、
去年の米と堅いクルミの炊き込みご飯をお弁当にし、
キャンプ場で獲ったイワナを南蛮漬けにする。
栗の渋皮煮の味を競い、
サツマイモやサトイモなどの保存に工夫を凝らす。
合鴨農法のために飼われている合鴨を
自ら絞め、解体し、料理をつくる。
5年前に突然家を出ていった母のことを思う。
母の雑草をほったらかしにする農作業や
料理はずぼらだと思っていたが、
同じ青菜のソテーを作っても
母のものほどおいしくならない。
母が青菜の筋取りをし、
丁寧に料理をしていたことに気付き、
いい加減だったのは自分のほうだと思う・・・

出演者:
 橋本愛・・・ いち子 
 オトーサン、
「あまちゃん、見てないからなぁ」
見ていれば、妹か娘か親戚の娘のように思えて、
共感を味わえるでしょう。

その他の出演者:
 桐島かれん・・・福子
 三浦貴大・・・ ユウ太 
 松岡茉優・・・ キッコ 
 温水洋一・・・ シゲユキ
 岩手太郎  
 北上奈緒  
 佐藤さち子  
 千葉登喜代  
 南中将志  
 山形吉信  
 小島康志  
 篠川桃音  
 照井麻友  

User Rating:6.3/10( 6 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:8/2/10( 369 votes) Yahoo!
オトーサン、
「うーん、BGMにはいいけど」

User Reviews 
asamaさん 
2015年2月2日
美味しい田舎暮らし

都会から故郷に戻り暮らす
いち子の姿勢は明らかではない。
彼女の日常は、
モラトリアム[猶予]の時間の中にあるようだが、
そのことに悩むより、
食べるのに忙しい時間に追われている。
多彩に繰り広げられる、
雄大かつ繊細な自然に囲まれ、
食べるために食糧を育て、
調理するいち子の姿をカメラは追い続ける。
人間的なドラマは極力排除され、
自然に囲まれて食べるのに忙しく生きる
いち子をじっと描いている。
ドラマにありがちな、
生き方云々、やり方云々に焦点を置く
主張的な内容ではなく、
美味いメニューのレシピを兼ねながら、
食べるのに忙しいいち子を
じっと見つめているのが、
この作品のよさになっているのは断然明らかだ。
食べるのにひどく忙しい日々、ただそれだけなのに、
いち子の、働き調理し食べる姿は何とも感動的だ。
若い女性の、こんなにも一生懸命食べる姿を
描き続けるだけでも、この作品は素晴らしい。
食べることは生きることだ。
その行為を通して、
いち子は、不在の母の姿を確認する。
母が求めた人生の真実を
少しづつ理解するようになる。
いち子は今日も食べるのに忙しい。
だから働き、そして生きている。

オトーサン、
「都会暮らしに飽きたひと向け」

あろえりーなさん 
2015年3月6日

橋本愛ちゃんって
最近ゴツくなったような気がするな〜と思っていたら、
もしや本作で美味しいもの食べすぎて
太っちゃったのかな?なんて思ったり。
いろんな手作り料理が出てきますけど、
そのどれもが美味しそう。
わかりやすいナレーション付きで、
自分が採ってきた食べ物を淡々と調理していく様は、
Eテレでやってたベニシアさんの番組を思い出しますね。
これといって盛り上がりのある
起承転結があるわけでもないのですが、
不思議と面白く見てられる。
食べるために作る。そして食べる。これの繰り返し。
だけど、この食材はこんな調理が出来るんだとか、
こんな風に食べれるんだと勉強になるし、
見てるこちらも味を想像してみることができる。
そしてこの繰り返しによって、
自然と本作のテーマが見る人に響いてくる。
ユウ太の台詞がまさにそのテーマを語っていて、
世の中、自分で何も作らない、
右から左に流してるだけのやつが、大きい顔して偉ぶってる。
なにもかも知ったような気になってる。
でも、自分の体で体験して作り上げてれば、
自分の本当の言葉が語れる。
そういう人間こそ強いんだって。
それは本当にその通りだと思います。
そしてまた食を通して、
近隣の人たちとの繋がりが保たれてるのも描かれる。
こういうのも、都市の生活ではなかなかないですね。
高度に洗練化された社会では、
ほとんどの人が分業化の中で生きていて、
生きてる実感を感じにくいのかもしれない。
だからこそ、生きてく上で当たり前だった
この行動の繰り返しが、
新鮮で面白く感じるのかもしれないですね。 


ジャッキー・ブラウン

オトーサン、
「この映画、コケたらしいけど」
でも、なかなかの映画で、今後再評価されるのでは。
やたら殺し合いはないですが、
タランティーノ節は健在です。

原題:Jackie Brown (1997) 
監督・脚本: Quentin Tarantino
原作: Elmore Leonard
Genre:Crime/ Thriller
上映時間:154分
あらすじ:
ジャッキーは、
航空会社に勤めるキャビンアテンダント。
武器密売人オデールの裏金の運び屋だ。
ルイスを連れ、保釈金融業のマックスの許へ向かう。
オデールは、保釈された手下を口封じのため殺害し、
その死体を見せてルイスを服従させる。
ジャッキーは、空港で連邦保安官レイに尋問される。
狙いはオデールの検挙。
協力すれば裏金の持ち込みは見逃すと、
取引を持ちかける・・・

出演者:
Pam Grier ・・・ Jackie Brown(ジャッキー)
Samuel L. Jackson ・・・ Ordell Robbie(オデール)
Robert De Niro ・・・ Louis Gara(ルイス)
Robert Forster ・・・ Max Cherry(マックス)
Michael Keaton ・・・ Ray Nicolette(レイ)
オトーサン、
「デニーロの使い方、すごいね」
普通に考えたら、デニーロ>ジャクソンでしょ。
でも、使い捨ての駒にしてるなんて・・・
女主人公のパム・グリア、渋いですね。

その他の出演者:
Bridget Fonda ・・・ Melanie Ralston
Chris Tucker ・・・ Beaumont Livingston
Michael Bowen ・・・ Mark Dargus
Lisa Gay Hamilton ・・・ Sheronda
Tommy "Tiny" Lister Jr. ・・・ Winston
Hattie Winston ・・・ Simone
Sid Haig ・・・ Judge
Aimee Graham ・・・ Amy
Diana Uribe ・・・ Anita Lopez
T'Keyah Crystal Keymah ・・・ Raynelle

User Rating:7.5/10( 246,323 votes)IMDb
  User Rating:7.2/10( 295 votes) Yahoo!
オトーサン、
「こりゃ、名画だ!」

アカデミー賞ノミネート 
・助演男優賞  ロバート・フォスター    
ゴールデン・グローブ ノミネート
・男優賞  サミュエル・L・ジャクソン    
・女優賞  パム・グリア 
ベルリン国際映画祭受賞 
・男優賞  サミュエル・L・ジャクソン    

User Reviews 
Pluto-3さん
Quebec, Canada 
1998年8月5日
お飾りのドンパチは、必要なし

異常な編集や閃光のような状況がある
パルプ・フィクションに反して、
本作は、問題を抱えた登場人物に焦点を合わせている
例えば、年を取るというのが、テーマだ。
誰も悪くない。
彼らはみんな興味深いリアルな性格を持っていて、
彼らが話し、食べ、殺し、議論するのを見るのが、
奇妙なことに、快適と感じる。
タランティーノは、優秀なストーリーテラーだ。
私は、彼のように興味深い会話文を書けたらと思う。
「パルプ・フィクション」の要素をすべてを持っているが、
より引き伸ばした、長いシーンをつくることで、
登場人物の違いを浮彫にしている。
より円熟したタランティーノ。
そんな彼もいいね。
彼は、こう言っている:
「パルプ・フィクション」よりも、控えめな映画だ。
叙事詩ではなく、オペラでもなく、性格描写だ」

オトーサン、
「70年代のソウル・ミュージック、いいねぇ」

ジーナさん 
2010年12月28日
オバちゃんの大勝負

中年キャビンアテンダントvs武器密売人というだけで
意外性のある組み合わせですが、
そこに警察や保釈保証人も交錯させて
展開させたストーリーはヒネリが効いていてGOOD
チョットお金の流れなど分かりにくい部分がありますが、
一人のオバちゃんが警察や密売人を言いくるめ
組織を騙していく展開は爽快でした。
テンポも良いので
150分超えという時間の長さを気にせず鑑賞できました。
主演のパム・グリアは
このジャッキー・ブラウンの印象しかないぐらいの知名度ですが、
脇を固める役者さんはサミュエル・L・ジャクソンや
ロバート・デ・ニーロやブリジット・フォンダやマイケル・キートンなど
豪華なので見応えがあります。
『昔はイイ女だったオーラ』がビンビン出てる
パム・グリアもなかなかの存在感です。
オバちゃんらしいタフな風貌
にオバちゃんにしか出せないセクシー加減が何とも素敵です。
颯爽と歩くシーンなんてそれだけで魅せられちゃいますね。
個性的なサミュエル・L・ジャクソンと
冴えないキャラを器用に演じたデ・ニーロのコンビも良かったですが、
個人的にはサラブレッドと言われた
ブリジット・フォンダのヨゴレ具合が気に入ってます。
印象に残るキャラクター性ではないものの、
一筋縄ではいかないキャスティングは
それだけで楽しい気分にさせてくれますね。
程よいコメディ感に程よいレトロ感のある調和のとれたサスペンスは
誰でも無難に楽しめると思います。
選曲センスや無駄話などタランティーノらしさもありますが、
トータルすると根っからのタランティーノ好きには
インパクトに欠けるかもしれません。
その分、タランティーノ節がイマイチ苦手な方でも
鑑賞できる作品に仕上がってますよ。
タランティーノ作品のファンの方よりも、
クライムものが好きな方にオススメですね。


S -最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE

オトーサン、
「コマーシャルばっか」
新作映画を地上波でみられるなんて。
喜んでみはじめたら、がっかり。
ネットで、こんなコメントが。
・ハリウッドや韓国映画が10年前、20年前にやり尽くしたような
 上っ面なテロリスト設定で、ありえないほど安易なご都合展開、
 つまらないお涙頂戴シーン、イケメンだらけのリアリティのなさ、
 主演でありながら特殊部隊には到底見えない向井の貧弱さ‥‥
 挙げだしたらキリがないようです

原題:S -最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE(2015)
監督:平野俊一
原作:小森陽一
脚本:古家和尚  
Genre:Action/Sis@ence/Drama
上映時間:120分
あらすじ:
バスジャック事件発生!
神御蔵らNPSのメンバーが現場へ急行。
やがてメンバーは現場の状況に違和感を抱き始める。
そんな中、太平洋沖で巨大タンカーが
何者かによって乗っ取られる。
積まれていたのは日本全土を崩壊させる
大量のプルトニウムだった。
閣僚が緊急招集され、対策協議中、
ハイジャック犯からの電話が入る。
その声の主は、
神御蔵の因縁の相手、正木だった・・・

出演者:
 向井理・・・ 神御蔵一號 
 新垣結衣・・・ 林イルマ 
 オダギリジョー・・・ 正木圭吾
オトーサン、
「なんだ、この連中」

その他の出演者:
 綾野剛・・・ 蘇我伊織 
 吹石一恵・・・ 棟方ゆづる 
 青木崇高・・・ 倉田勝一郎 
 池内博之・・・ 古橋誠二朗 
 平山浩行・・・ 速田仁 
 高橋努・・・ 梶尾竜一 
 平山祐介・・・ 嵐悟 
 本宮泰風・・・ 山中一郎 
 淵上泰史・・・ 上野耕司 
 本田博太郎・・・ 棟方耕三 
 朝加真由美・・・ 神御蔵花 
 菅原大吉・・・ 天城光 
 土屋アンナ・・・ 横川秋 
 辰巳琢郎・・・ 南郷雅文 
 高嶋政宏・・・ 中丸文夫 
 近藤正臣・・・ 霧山六郎 
 大森南朋・・・ 香椎秀樹 

User Rating:5.5/10( 1,714 votes) Yahoo!
オトーサン、
「4点でもいいね」

User Reviews 
gre***** さん 
2017年1月3日
大作なのに地上波初放送で深夜枠の意味(笑) 

TBSの連ドラを映画化し、
TBSが制作費払った作品なのに、
地上波初放送で深夜枠なのがわかる。
公開当時はTBSや東宝サイトで
あれだけ宣伝してたのに。
興行収入としても大コケで、
今後東宝は向井理を使わないとの噂もあったよね…(笑)
公開3日目の夜に日本で一番集客力がある
新宿ピカデリーで観たけど、ガラガラだったわ。 

オトーサン、
「nabeさんは、TVで見たようだね」

nabeさん 
2017年1月3日
特殊部隊が多過ぎ!

人気テレビシリーズの劇場版である。
プルトニウムを積んだ大型タンカーを
ハイジャックしたテロリスト軍団と、
警察庁、警視庁、海上保安庁の警官たちが
総出で戦う物語を描いている。
冒頭でそれぞれが抱えるNPS、SAT、SSTという
三つの特殊部隊の若者たちが縄張り争いを始めるが、
劇画らしくて楽しいものの、
今回はシリアスなテロリスト相手なので、
身内でケンカしている場合じゃないだろう
的なイライラ感があるのは残念だ。
しかしその後の展開は、
ハリウッドばりのアクションと緊張感で
ラストまでいいテンポで続いていく。
向井理や綾野剛ら主演の男優陣は
サマになっていてカッコいいが、
女性スナイパー役のガッキーが
全く役不足でクールさが無く、一人浮いてしまっている。
主犯の正木を演じるオダギリジョーは、
さすがの存在感でまさに役者が違うといったところだ。


はやぶさ奉行

オトーサン、
「立て続けに、3件の殺人!」
出だしから、眼が釘付けです。
この頃の東映時代劇は、最高ですね。
遠山の金さんシリーズ全17作の第10作です。

原題:はやぶさ奉行(1957)
監督:深田金之助
原作:陣出達朗  
脚本:高岩肇 
Genre:Period Drama
上映時間:93分
あらすじ:
目下江戸で評判のお道、およう両太夫の
ギャマン水槽の水中曲芸の最中に殺人事件。
犯人を目撃したのは水槽中の二人だけ。
遠山の金さんは、お道太夫の友達である
大工藤兵衛の娘お景の家に
弟子となって住みこんでいた。
ある晩お景の家に飛びこんできた
侠盗ねずみと出喰わして意気投合した。
金さんはお景と家に帰る途中、第二の殺人が。
大工は、“花川戸の虎姫”という言葉をのこして息絶えた。
翌日、おようは、水槽の中で死体に。
金さんは植木職人に変装して虎姫屋敷に。
大郷筑前守は日光仮御殿の造営を命じてられており
虎姫は将軍の愛妾お牧と兄の有楽斎と
将軍暗殺の密議をこらしていた・・・

出演者:
片岡千恵蔵・・・遠山金四郎 
大川橋蔵・・・侠盗ねずみ 
千原しのぶ・・・お景 
市川小太夫・・・大郷筑前守 
進藤英太郎・・・長岡有楽斎 
柳永二郎・・・虎姫弥左衛門 
オトーサン、
「名奉行・遠山の金さん、かっこいいね」
紋付袴を片肌を開くと、桜吹雪の入れ墨!
まさに花の江戸の心意気。
侠盗ねずみ役の橋蔵さん、若いねぇ。

その他の出演者:
植木千恵・・・千吉 
岡田敏子・・・お道
花柳小菊・・・お半 
高松錦之助・・・藤兵衛 
明石潮・・・遠山景晋 
片岡栄二郎・・・月波権九郎 
沢田清・・・将軍家慶 
大河内傳次郎・・・堀田備中守 
香川良介・・・跡部山城守 
仁礼功太郎・・・塚口伝兵衛 
上代悠司・・・中野助五郎 
岡譲司・・・霧戸武兵衛 
戸上城太郎・・・俵藤源之進 
尾上華丈・・・久保寺勘五郎 
加賀邦男・・・伊庭半兵衛 
立松晃・・・大蔵鉄之丞 
松風梨栄子・・・お牧の方 
品治京子・・・およう 
大橋史典・・・牛兵衛 
団徳麿・・・卯之吉 
岡島艶子・・・婆や 
小金井修・・・甚兵衛 
富久井一朗・・・又八 
吉本清子・・・お君 
河部五郎・・・大工の老父 
明智八百栄・・・大工の女房 
国一大郎・・・職人風の男 
匹田国男・・・育次郎 
梅沢昇・・・鎌吉 
矢奈木邦二郎・・・良作 
河村満和・・・房吉 
人見寛・・・耕助 
東日出雄・・・弁吉

User Rating:5.0/10( 1 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:8.0/10( 2 votes) Yahoo!
オトーサン、
「8点でもいいね」

User Reviews 
鱗歌さん 
2011年5月25日
冒頭、次々に起こる殺人事件!

でもそれは、ストーリ上はどうでもいいことであって。
とりあえず、潜入捜査官・遠山の金さんの活躍が
始まる訳ですが。
で、例によって例のごとく、
悪者どもの悪だくみを暴く、というオハナシ
(まあ、当然だけど)。
しかしその“悪だくみ”ってのが、
普通の発想を遥かに超えた、ムダに大掛かりな作戦で、
なかなかに笑撃的。
金さんと彼をサポートする“ねずみ”の前に現れる
危機また危機。
だけどすべてサラッと流されるので、
あんまり盛り上がらない。
金さんが崖に追いつめられる絶体絶命のシーン、
これも見事にサラッと流され、
「今のは何だったんだ」と唖然。
金さんを演じるは、
和製ジャン・ギャバンこと(?)片岡千恵蔵。
セリフにはいちいち気合いがみなぎり、
正直、何を言っているのか聴き取りづらいほど。
まあ一種の様式美ってヤツですかな。 

オトーサン、
「日光仮御殿の仕掛けは、大がかりだね」
大道具係の働きも、大したもんです。

old*****さん 
2009年4月24日
千恵蔵・橋蔵の競演ぶり 

「遠山の金さん」こと遠山金四郎景元の物語は、
北町奉行景元が芝居小屋の存続をめぐって
老中水野忠邦と対立し、存続を勝ち取ったことから、
庶民の味方としてすでに江戸時代にその人気が定着していた。
しかし、何と言っても片岡千恵蔵の銀幕での
「金さん」としての胸のすく活躍ぶりが
知名度を高める点で大きく与っていると思える。
本作品のストーリーは、
十二代将軍家慶が日光仮御殿造営を
六郷筑前守に命じたことから、
かねてより幕府に恨みを持つ六郷は
将軍暗殺を謀り、
将軍の寵愛を受けていたお牧の方の兄、
有楽斎の協力を得て、
将軍の日光参詣の機会に仮御殿に
歯車による仕掛けで、
天井を将軍の頭へ落下させるという計画を案じる。
その仕掛けを創作させるため江戸で大工を集めていたが、
従わぬ大工が秘密保持のため
次々と暗殺される事件が発生していたことから、
金さん(片岡千恵蔵)が捜索に乗り出す。
そこで、たまたま、「ねずみ」と呼ばれる泥棒と
金さんが出くわし、
この「ねずみ」が金さんのその気性に惚れこみ、
進んで協力することから、
金さん、ねずみの二人の颯爽とした活躍の協演となる。
橋蔵の若々しい男ぶりに、
さすがの千恵蔵も影が薄くなる上、
大河内傅次郎、進藤英太郎らのベテランも物足りないが、
橋蔵ファンにはその魅力を堪能できる。
また、女性陣として花柳小菊、千原しのぶが出演し、
そのきもの姿の美しさで目を楽しませてくれている。


大奥〜永遠〜[右衛門佐・綱吉篇]

オトーサン、
「みんな大奥の映画好きだね」
美女勢ぞろい、AKB48の原型みたいなもの。
そして、嫉妬た権謀が渦巻き、
男女のからみもあるし・・・

原題:大奥〜永遠〜[右衛門佐・綱吉篇](2012)
監督:金子文紀
原作:よしながふみ 
脚本:神山由美子 
Genre:Period Drama/Romance
上映時間:124分
あらすじ:
時は元禄。
三代将軍・家光の時代に誕生した
男女逆転の世も定着し、
五代将軍・綱吉の才覚によって
徳川の治世は最盛期を迎えていた。
そんな中、側室候補として京より呼び寄せられた
貧しい公家出身の右衛門佐は、
自らの野心を実現すべく綱吉に巧みに取り入り、
大奥総取締となって権力と富を手にしていく。
やがて、綱吉の一人娘・松姫が急死したことで
正室と側室の後継者を巡る争いは激しさを増し、
綱吉自身も世継ぎ作りに専念させられ、
政治から遠ざけられてしまう。
それでも一向に懐妊の兆しは見られず、
陰謀渦巻く大奥の中で
次第に孤独と不安を募らせる綱吉だった・・・

出演者:
 堺雅人・・・ 右衛門佐 
 菅野美穂・・・ 綱吉
 西田敏行・・・ 桂昌院
オトーサン、
「奇妙な感じだね」
堺雅人が綱吉なら分かりやすいのですが、
菅野美穂が綱吉なんていう発想、
どこから出てきたのでしょうね。

その他の出演者:
 尾野真千子・・・ 柳沢吉保 
 柄本佑・・・ 秋本 
 田中聖・・・ 玉栄 
 要潤・・・ 伝兵衛 
 桐山漣・・・ 大典侍 
 竜星涼・・・ 新典侍 
 満島真之介・・・ 佐之助 
 郭智博・・・ 中村 
 永江祐貴・・・ 斉藤 
 三浦貴大・・・ 浅沼 
 市毛良枝・・・ 牧野備後守成貞 
 榎木孝明・・・ 阿久里 
 由紀さおり・・・ 水無瀬権中納言氏信 
 堺正章・・・ 隆光 
 宮藤官九郎・・・ 御台所・信平 
 
User Rating:4.7/10( 8 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:6.0/10( 32 votes) Yahoo!
オトーサン、
「うーん、5点台だね」
冗長で、セットもまがいものにみえます。

User Reviews
黒美君彦さん 
2014年4月29日
えーっと

いきなりこの作品で「大奥」初体験。
コミックから派生して
ここまで続いた物語であることを踏まえて観れば
面白いのでしょう…かね…。
菅野美穂と堺雅人ご両人ご結婚の縁となった作品だ、
くらいしか見どころは感じられず。
着物は綺麗でしたけどね。
ボーイズ・ラブ的きわもの、っちゅうことでしょうか。。。

オトーサン、
「へぇ、菅野美穂と堺雅人がねぇ」
出来ちゃったのは、撮影中でしょうか、
それとも、撮影後でしょうか?
ネットで検索したら、公開後のクリスマスだそうです。
 
あろえりーな さん
2013年8月5日
右衛門佐、突然愛の告白

漫画もドラマも見たことはなかったのですが、
少女漫画にしては結構堅苦しい内容なんだな〜と
思いながら見ていました。
もっとくだけた感じでもいいんじゃないかしら、
なんて前半は思ってたんですけど、
後半になって生類憐れみの令が
ユーモラスに描かれるところから面白くなってきました。
世継ぎの問題や次々とイケメンたちとの夜を繰り返す日々。
そして綱吉は命を狙われ、
将軍としての存在意義が問われるシーンなんか
なかなかのものでした。
その時に右衛門佐が突然愛の告白をするわけですが、
いや〜、ずっと片思いしていて、
綱吉が死のうとしてる時に思いを告げるなんて、
ずいぶんと奥手な人だなぁ。
いやまぁ、少女漫画だから、
そのシチュエーションがいいのかもしれませんけどね。
恋愛ものにしては、
その恋愛模様がちょっとあっさりしすぎな気もします。
映像的には衣装や家屋の内装等、
日本の美が出ててよかったとは思います。 


トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン

オトーサン、
「第1作も、第2作もみたけど・・・」
すっかり内容を忘れていました。
車やトラック、戦闘機や戦車から変形するロボット、
フィギャアマニアには、いいのでしょうが、
その毛のないひとには、はてなマークの連続でしょう。

原題:Tansformers: Dark of the Moon (2011) 
監督:Michael Bay  
脚本:Ehren Kruger  
Genre:Action/ Adventure/ SF
上映時間:154分
あらすじ:
遠い宇宙の惑星。
善のトランスフォーマー軍団オートボットが
悪のトランスフォーマー軍団ディセプティコンに、
敗れようとする中、一隻の宇宙船が飛び立った。
1969年、アポロ11号が月面到達!
だが、実は、月の裏側(ダークサイド)に墜落した
宇宙船の調査が極秘の使命だった。
そして現代、オートボットのオプティマスは
月へ赴いて伝説の戦士センチネルを救出した。
一方、オートボット達と戦ってきたサムは
新ガールフレンドのカーリーとワシントンで暮らしていた。
大学卒業後も就職先が決まらなかったが、
カーリーの上司ディランの推薦によって
宇宙開発事業の会社に入社する。
しかし、ディセプティコンに襲われる羽目・・・

出演者:
人類
Shia LaBeouf ・・・ Sam Witwicky(サム)
Rosie Huntington-Whiteley ・・・ Carly Spencer(カーリー)
Patrick Dempsey ・・・ Dylan Gould(ディラン)
Peter Cullen ・・・ Optimus Prime(オプティマス)
Leonard Nimoy ・・・ Sentinel Prime(センチネル)
Hugo Weaving ・・・ Megatron(メガトロン)
オトーサン、
「ほんとに、この主人公は、魅力ないなぁ」
カーリーとの恋の顛末も、お粗末そのものです。

その他の出演者:
Josh Duhamel ・・・ William Lennox
John Turturro ・・・ Seymour Simmons
Tyrese Gibson ・・・ Chief Master Sergeant Rob Epps.
Kevin Dunn ・・・ Ron Witwicky
Julie White ・・・ Judy Witwicky
John Malkovich ・・・ Bruce Brazos
Frances McDormand ・・・ Charlotte Mearing
Keiko Agena ・・・ the assistant of Charlotte Mearing.
Lester Speight ・・・ "Hardcore" Eddie.
Josh Kelly ・・・ Stone
Alan Tudyk ・・・ Dutch
Ken Jeong ・・・ Jerry "Deep" Wang
lenn Morshower ・・・ General Morshower
Buzz Aldrin  ・・・ himself
Bill O'Reilly  ・・・ himself
Elya Baskin ・・・ Cosmonaut Dimitri
Andy Daly ・・・mailroom worker
Mindy Sterling ・・・insurance agent
オートボット
Peter Cullen ・・・ Optimus Prime
Leonard Nimoy ・・・ Sentinel Prime
Jess Harnell ・・・ Ironhide
Robert Foxworth ・・・ Ratchet
James Remar ・・・ Sideswipe
Francesco Quinn ・・・ Mirage
George Coe ・・・ Wheeljack
Tom Kenny ・・・ Wheelie
Reno Wilson ・・・ Brains
Wreckers Ron Bottitta ・・・ Roadbuster
John DiMaggio ・・・ Leadfoot
ディセプティコン
Hugo Weaving ・・・ Megatron
Charlie Adler ・・・ Starscream
Frank Welker ・・・: Shockwave
Keith Szarabajka ・・・ Laserbeak.
Greg Berg ・・・ Igor

User Rating:6.3/10 ( 332,226 votes)IMDb
  User Rating:7.1/10( 1,376 votes) Yahoo!
オトーサン、
「なんで、5点台でないの?」
マイケル・ベイ監督は、
悪のトランスフォーマー軍団の
一員にちがいありません。

アカデミー賞ノミネート 
・視覚効果賞   
・音響賞(編集)(調整) 

ラジー賞ノミネート
・ワースト作品賞     
・ワースト監督賞  マイケル・ベイ    
・ワースト助演男優賞  パトリック・デンプシー    
・ワースト助演女優賞  ロージー・ハンティントン=ホワイトリー    
・ワースト脚本賞    
・ワースト・スクリーン・カップル賞  シャイア・ラブーフ   
     ロージー・ハンティントン=ホワイトリー    
・ワースト・アンサンブル演技賞 

User Reviews 
dannywales93さん
United Kingdom 
2011年12月4日
なぜ、こんなに憎まれる?いい映画だ!

これは本当によい映画だ。
そう欠点はあるが、映画ってそんなものだろう?
この種の映画は、CGIとアクションに焦点を合わせている。
筋書は、よく、フォローしやすい。
この映画の登場人物は、みんな好ましい。
ミーガン・フォックスが恋しいが。
カーリー役の新しい女優は、何の役にも立っていないが、
アクション映画には、眼福と主演女優が必要。
私の目には、アクションは驚異的だ。
そして、脚本は、さほど悪くない。
映画に合っている。
みんなは、あらゆる理由で、この映画をやっつけている。
だが、それなりにクラシックだし、楽しい映画だ。
シアリアスな映画が見たいなら、
「インセプション」か「ゴッドファーザー」をみればいい。
だが、思い切って見るならば、楽しめること間違いなし。
2011年の最もよい映画のひとつだ。

オトーサン、
「3D撮影が、ひどいね」
わが国の自衛隊協力映画同様、
お粗末な映画です。

前田有一さん 
2011年8月8日
アイデア切れと3Dへの不慣れさ

米軍の全面協力を得て作られているこのシリーズは、
ウォッチ対象としては抜群に面白い愛国ムービーだが、
さすがに3作目ともなるとマンネリ感が強く、
前作の残りダシで作った余りもの料理の印象が否めない。 
命がけの冒険をしたわりには
平凡な社会人生活を始めたサム(シャイア・ラブーフ)。
オートボットたちは相変わらず
米政府と手を組んで世界の平和を守っていたが、
サムはそこに参加できない疎外感を感じていた。
だが平和は束の間、かつてない激しい悪の侵略が始まり、
その策略によって米軍とオートボットたちの絆も
ついにほころびが生じはじめた。 
日銀砲がじつは豆鉄砲程度の威力しか持たないことがわかり、
もはや誰もドル安を止められぬ事がわかりつつある今日この頃。
このドル安状況で米国経済を上向かせるには、
最大の輸出産業である軍需産業に公共事業大セールを
プレゼントすべきと考える人は少なくない。 
そういう状況下で、ハリウッドがタイミングよく
異星人と人類が戦う映画を量産して、
あたかも厭戦気分が蔓延する米国民世論の地ならしを
始めているように見えるのは、興味深い事といえる。 
トランスフォーマーシリーズは
そうした「(広義の)エイリアン侵略もの」の中でも最大の話題作だが、
この最新作は決して出来がいいとは言えない。 
監督のマイケル・ベイは、
アメリカのビッグバジェット映画の監督の中では珍しいことに、
最近まで3Dには積極的ではなかった。
2Dで充分、3Dにはまだ問題も多いという考え方で、
これには私も共感するが、それでもこの新作では3Dに挑戦している。 
そんな不慣れなところにもってきて、3作目特有のアイデア切れ。
彼ほどの監督になれば、前作までの繰り返しは避けようとするのが
プライドの見せ所だからやむを得ないが、
米軍協力によるご自慢の軍事アクションの迫力は、
前作のほうがずっと上である。 
それでもCGの出来ばえはさすがで、軍隊の本物兵器、
たとえば各種ヘリやオスプレイのような新型航空機と、
CG製のトランスフォーマーが共存する画面の中でも、
質感にさほどの違和感がないあたりは大したもの。
戦うシーンでも、本物兵器より
たしかにトランスフォーマーの方が強そうに見える。
合理的な設計による実在の兵器より、
デザイン重視の空想上のロボットを強く見せるなんて、
そう簡単にできるものではない。これは特筆に値する。 
ストーリーは中盤の薄さが致命的。
後半は盛り返し、
最前線で戦うバンブルビーやオプティマスプライムに、
思うように協力できない無力感、ふがいなさなど
人間ドラマもそれなりに描けている。 
私はこのシリーズをプロパガンダムービーと認識しているので
その面から評論すると、
どんなに敵が強大でも決してひかない敢闘精神は、
まさに海兵隊をはじめとする米軍のポリシーそのもの。
米軍賛美のこうしたテーマを一般に広める役割は、
十二分に果たしているといえる。
ちなみにこれと同じテーマの映画がこの夏何本か公開される。
今年の夏は、アメリカ発の軍事アクション映画に注目である。 
スローモーションを多用した高速道路の追跡アクションなど、
個別にいい場面はいくつかあるが、
全体的な満足度はやや弱い。
そんなパート3である。 


ファインディング・ドリー

オトーサン、
「ああ、あれの続編か」
・ファインディング・ニモ
海の美しいシーンをみたら、
グレートバリアリーフに行きたくなりました。
海中散歩をしたくなりました。

原題:Finding Dory (2016) 
監督:Andrew Stanton/ Angus MacLane 
原作:Andrew Stanton
脚本:Andrew Stanton/ Victoria Strouse  
Genre:Animation/ Adventure/ Comedy
Country: USA 
Language: English / Indonesian 
上映時間:97分
あらすじ:
カクレクマノミのニモは
故郷のグレート・バリア・リーフで、
心配性の父マーリンや健忘症のドリーと
楽しい毎日を送っていた。
ある日、ドリーが、幼い頃の記憶を取り戻す。
離ればなれになってしまった家族との思い出だ。
会いに行かなきゃと、いても立てもいられない。
わずかな手がかりを頼りに、カリフォルニアの海へ。
そんなドリーを放っておけず、
ニモもマーリンもカリフォルニアを目指す・・・

出演者:
Ellen DeGeneres ・・・ Dory(ドリー)
Albert Brooks ・・・ Marlin(マーリン)
Hayden Rolence ・・・ Nemo(ニモ)
オトーサン、
「ドリー、かわいいね」
いろんな魚が出てくるので、
子供たちはさぞ大喜びするでしょう。

その他の出演者:
Lucia Geddes ・・・ Tween Dory
Ed O'Neill ・・・ Hank
Diane Keaton ・・・ Jenny
Eugene Levy ・・・ Charlie
Kaitlin Olson ・・・ Destiny.
Ty Burrell ・・・ Bailey
Idris Elba ・・・ Fluke.
Dominic West ・・・ Rudder
Bob Peterson ・・・ Mr. Ray
Andrew Stanton ・・・ Crush
Bennett Dammann ・・・ Squirt
Bill Hader ・・・ Stan.
Kate McKinnon ・・・ Stan's wife.
Sigourney Weaver ・・・ herself.
Alexander Gould ・・・ Passenger Carl.
John Ratzenberger ・・・ Bill.
Torbin Xan Bullock ・・・ Gerald
Katherine Ringgold ・・・ Kathy.
Angus MacLane ・・・ Charlie Back-and-Forth.
Willem Dafoe ・・・ Gill
Brad Garrett ・・・ Bloat.
Allison Janney ・・・ Peach.
Austin Pendleton ・・・ Gurgle
Stephen Root ・・・ Bubbles.
Vicki Lewis ・・・ Deb/Flo.
Jerome Ranft ・・・ Jacques

User Rating:7.5/10( 117,724 votes)IMDb
  User Rating::7,8/10( :2,895 votes) Yahoo!
オトーサン、
「後半のドタバタはひどいね」

User Reviews 
philrealdealさん
Texas 
2016年6月21日
がっかり

期待して、この映画を見た。
「ファインディング・ニモ」が出た時、
私は子供だった。
これが、子供向け映画だと思った。
本作は、印象的ではなかった。
良い点:
動きは非常にかわいかった。
キャラクターは楽しかった。
気難しいタコ役のエド・オニールは、特に良かった。
悪い点:
しっかりした映画を発表するよう迫られて、
ピクサーが、大急ぎで仕上げたようだ。
ストーリーは、可能性があったのに、
夢中になるのが困難だった。
3/4は、大急ぎで撮影されていた。
非常に冗長で、先が読めた。
見るのを止めたら、幸せになれたかもしれない。
これは、ピクサーの手抜き映画のひとつだ。
これまでやってきた驚くほどの仕事を考えると、
期待外れだ。
この手の映画を楽しみたいならば
「ファインディング・ニモ」をまた見たほうがいい。
続編を見たいなら、あなたの想像力のほうが、
たぶん、本物よりもよい。

オトーサン、
「変だね、前田さんは、ほめている」

前田有一さん 
2016年7月12日
前作ほどの完成度は望めないがなかなかの佳作

堂々たる傑作にして完結していた前作をもつ続編だけに、
どうせこの程度だろうとの低めの先入観をもって
見る人が多いと想像する。
だが「ファインディング・ドリー」はそれをいい意味で裏切り、
予想外の感動を与えてくるのだから大したものだ。 
グレート・バリア・リーフで、
友人たちと何不自由なく暮らす忘れんぼうのドリー。
ある時彼女は幸せそうな親子であるマーリンとニモをみて、
自分にも家族がいたはずだと考える。
そのときかすかに戻った幼いころの記憶。
それだけを頼りに、ドリーはマーリンの制止も聞かず
大海原へと飛び出してゆく。
家族をさがす無謀なドリーの旅は、
はたしてどんな結末を迎えるのだろうか。 
前作「ファインディング・ニモ」を私は、
二人の障害者を特別扱いしていたマーリンが、
結局彼らに救われる話だとあちこちで解説してきた。
狭い見方で他人を判断することの愚かさと、
弱者への理解をエンタメの中で見せる優れた映画作品だと評価してきた。 
こうした解釈を裏付けるかのごとく、
続編ではこのテーマをはっきり明言し、さらに一歩進めた主張を描いている。 
主人公ドリーの記憶障害は重症で、
幼少期の両親の反応などは
まさにそうした試練に直面した人々の困惑を見せているわけだが、
そんなドリーの、やむを得ない直感行動を本作は全面的に肯定する。 
もちろん現実ならばこんな風にうまくいくものではないが、
現代人は考えすぎて頭でっかちになりがちだから、
彼女の活躍にはそれなりの説得力があるともいえる。
誰もが無理だろうと思う大冒険を、
あぶなっかしくもドリーは乗り越えて行く。
おのずと応援したい気持ちになってくる。 
アクションパートについては基本子供向きで、前作ほどの完成度はない。
チートキャラが味方についているので
ピンチにおいても緊張感はないし、現実感も感じない。 
ただそのぶん、彼らと離れたときのスリルは倍増する。
伏線もすべて使いきったと観客が思った時、
予想外の展開が待ち受ける。
海底におけるあのシーンは泣ける度100というほかない。 
それでも本作の非現実的すぎるアクションは、
もう少し押さえてほしかったと思わざるをえない。
一線を超えてやりすぎるのはアメリカのアニメの悪い癖である。 
とくに終盤のカーアクションは要らないし、
エンドロール後のおまけの場面も、
いくらアニメとはいえちょっと無理がありすぎる。 
子供たちにとっては、
舞台が水族館のようなところだから親しみやすく、
映画のあとには実際に行きたくもなるだろう。
そうやって子供たちの興味と世界を広げてくれる点では、
大変よい映画と言える。 
また親たちにとっては、この映画が語るメッセージに
子供たち以上に心打たれることになるだろう。 
だいたい親というものは、必死に我が子を育てたとしても、
たくさんの教えを与えたとしても、
結局一つの教訓程度しか子供たちには伝わらなかったりする。
それはたとえドリーのような覚えられない子でなかったとしても、
似たようなものだろう。 
だが、そのたったひとつが子供の人生を救う、
よすがとなりうるのだとこの映画はいっている。 
とても暖かい、そしてパワフルなメッセージというほかない。
ドリーやニモのような障害を持つ子はもちろん、
あらゆる子を持つ親にとって
この映画は救いであり、心強い応援歌として届くだろう。 


ホビット 決戦のゆくえ

オトーサン、
「スマウグとの決戦のゆくえや、いかに」
大いに期待してみはじめたのに、ガッカリ。
冒頭5分で、呆気なく退治されてしまうのです。
それも、矢が命中しただけで・・・

原題:The Hobbit: The Battle of the Five Armies (2014)
監督:Peter Jackson    
原作:J.R.R. Tolkien 
脚本:Fran Walsh/ Philippa Boyens/ 
   Peter Jackson/ Guillermo del Toro  
Genre:Adventure/ Fantasy
Genre:Adventure/ Fantasy
Country: USA / New Zealand 
Language: English
上映時間:144分
あらすじ:
スマウグの紅蓮の炎で、
港町エスガロスは燃え上がる。
バルドは黒い矢を放ち、竜スマウグを討ち取り、
人々を励まし、エレボールへと避難する。
だが、トーリンは、黄金に目が眩み、
宮殿を固く閉ざし、何びとの侵入も許さない。
一方、ドル・グルドゥアで
ガンダルフは闇の手に落ちたが、助け出され、
オーク軍の接近を知らせる。
トーリンの従兄弟ダインが軍勢を率いて駆けつけ、
エルフ軍との間で戦端が開かれる。
だが、突如、アゾク率いる闇の大軍勢が
化けミミズの作った大穴から現れ、事態は急変する。
ダインのドワーフ軍、エルフ軍は戦闘を中止し、
人間軍と共に戦うが、追い詰められていく。
城外での悲愴な戦いを目の当たりにしても、
宮殿を固く閉ざしていたトーリンだが、
ついに翻意し、敵の総大将アゾクを打ち取るべく
自ら先陣を切り旅の仲間も後に続く。
やっと頂上にたどり着いたが、
それはアゾクの仕掛けた罠だった。
待ち構えていたのは
アゾクの息子ボルグ率いる闇の別働隊だった。
吹雪に閉ざされる山頂で戦いが開始される。
キーリ、タウリエル、レゴラスらが懸命にボルグと戦う中、
トーリンとアゾクの一騎討ちが始まり、
アゾクも、トーリンも落命する。
タウリエルはキーリの死を悼み、
バルドたちは、トーリンに弔意を表し葬送曲を奏でた・・・
呆気なく終わりました。

出演者:
Martin Freeman ・・・ Bilbo Baggins(ビルボ)
Richard Armitage ・・・ Thorin II Oakenshield(トーリン)
Manu Bennett ・・・ Azog the Defiler(アゾク)
Aidan Turner ・・・ Kili(キーリ)
Evangeline Lilly ・・・ Tauriel(タウリエル)
オトーサン、
「今回は、バトル・シーンが主役だね」
大迫力なのですが、だらだら続くので、
流石に、仏の顔も二度三度という気分になりました。
わき筋のキーリとタウリエルの恋愛も、

その他の出演者
Ian McKellen ・・・ Gandalf the Grey
Orlando Bloom ・・・ Legolas Greenleaf
Ian Holm ・・・ Old Bilbo Baggins
Luke Evans ・・・ Bard the Bowman
Lee Pace ・・・ Thranduil
Graham McTavish ・・・ Dwalin
Ken Stott ・・・ Balin
Dean O'Gorman ・・・ Fili
Benedict Cumberbatch ・・・ Smaug and Sauron
Mark Hadlow ・・・ Dori
Jed Brophy ・・・ Nori
Adam Brown ・・・ Ori
John Callen ・・・ Oin
Peter Hambleton ・・・ Gloin
William Kircher ・・・ Bifur
James Nesbitt ・・・ Bofur
Stephen Hunter ・・・ Bombur
Cate Blanchett ・・・ Galadriel
Hugo Weaving ・・・ Elrond
Christopher Lee・・・s Saruman the White
Sylvester McCoy ・・・ Radagast the Brown
John Tui ・・・ Bolg
Billy Connolly ・・・ Dain
Mikael Persbrandt ・・・ Beorn
Stephen Fry ・・・ the Master of Laketown
Ryan Gage ・・・ Alfrid Lickspittle
Mark Mitchinson ・・・ Braga
John Bell ・・・ Bain
Peggy and Mary Nesbitt ・・・ Tilda and Sigrid
Simon London ・・・ Feren

User Rating:7.4/10( 370,101 votes)IMDb
  User Rating:7.3/10( 916 votes) Yahoo!
オトーサン、
「高すぎる!」

アカデミー賞ノミネート 
・音響賞(編集) 

User Reviews 
vit-onderkaさん
Czech Republic 
2014年12月11日
甚だ落胆

非常に良くない、レビューを書く羽目になった!!!
この映画で、印象的なシーンはただ1つ、
ドル・グルドゥアでの"White council"の戦いだ。
叙事詩的で、何とか原作と同じである。
そうでなければ、映画は完全な失敗。
トールキンの原作を強姦している。
1.タウリエルとフィーリのわき筋は、場違いもいいところ。
 人々が見つめあうだけ。
2.脚本は、5歳児が書いたナンセンスなもの。
 筋書に、どこからともなく現れたのは、
 ベル、シャモア、Orc司令所など。
 100マイルもあるのに、どうやったら
 1日で軍隊が山に到着できるのだ・・・
3.戦いのシーンは「マトリックス」に似ている。
 出来の悪いコンピュータゲームや振付け。
 幸運な出来事は、極めて非現実的だし、
 忍者レゴラスは、劇場で大爆笑だった。
 (私は、くやし涙)
4. 映画は、原作に基づいていない。
  ほとんどと言ってもいい。
  タイトルといくつかのシーンだけが同じで、
  あとは、「ワールド・ウォー Z」みたいだ。
私の拙い英語をお詫びする。
フラストレーションを解消する必要があった。

オトーサン、
「そうだったのか」
二部作を二部作に引き伸ばしたから、
冗長だったのか。

民朗さん 
2014年12月12日
遂に完結したホビット三部作の最終作。

元々は二部作の予定だっただけあって、
延々とクライマックスの様な戦闘が
続く構成になっています。
予定通り二部作だったなら、
恐らくスマウグの根城を目指すところから
後編の始まりだったのでしょうね。
今回の作りですと、
やはり最強のドラゴンであるスマウグが
あっけない感は否めません。
事実、それがオープニングですし。
但し、『指輪物語』『ホビット』を愛してやまない
ピーター・ジャクソンが作っていることもあって、
一本の映画として何とか成り立つように
様々な工夫を凝らしていると思います。
トーリンが我を失ってしまうが、
黄金の間に冠を投げ捨て、
再び戦士として立ち上がる時の高揚感は素晴らしい。
キーリとタウリエルの恋愛話も
単調になりがちな戦闘シーンの連続の中で
上手く機能している。
原作には登場しないレゴラスを大活躍させることで
マクロな視点のアクションシーンに限らず、
一対一のアクションも面白く魅せている。
本来、『指輪物語』とは違い、
単純なストーリー構成をしている『ホビット』を
映画化した作品として、
ここは評価出来るのではないでしょうか。
しかしこの映画が合わない人がいるのも良く分かる。
繰り返される遠景カットは人によっては
ピーター・ジャクソンの悪癖に見えるでしょう。
でもやっぱり原作の『指輪物語』に
慣れ親しんでいる身からすると、
あの作品世界を映像化しているだけで
満足してしまうのですよね。
だから複雑な構成を持っている『指輪物語』はともかく、
前述の通りの構成の『ホビット』は
本来大衆向けではなく、完全にマニアのために
作られている作品というのが本質だと思います。 


ホビット 竜に奪われた王国

オトーサン、
「ロード・オブ・ザ・リングの再来だ!」
原作者も、監督も同じだから、当然ですが、
今回は、最新の撮影技術が駆使されている点で、
より充実しています。

原題:The Hobbit: The Desolation of Smaug(2013) 
監督:Peter Jackson    
原作:J.R.R. Tolkien 
脚本:Fran Walsh/ Philippa Boyens/ 
   Peter Jackson/ Guillermo del Toro  
Genre:Adventure/ Fantasy
Country: USA / New Zealand 
Language: English 
上映時間:141分
あらすじ:
ホビット族の小人ビルボは、
魔法使いのガンダルフに誘われ、
勇敢なドワーフ族の旅に参加し、
途中、巨大クモに襲われるが、
レゴラス率いるエルフたちに助けられる。
かつてドワーフの王国があった
"はなれ山"へ向かうが、
恐るべき竜スマウグも待ち受けていた・・・

出演者:
Martin Freeman ・・・ Bilbo Baggins(ビルボ)
Ian McKellen ・・・ Gandalf the Grey(ガンダルフ)
Orlando Bloom ・・・ Legolas Greenleaf(レゴラス)
Benedict Cumberbatch ・・・ Smaug(スマウグ)
オトーサン、
「オーランド・ブルーム、美男子だね」
竜のスマウグは、大迫力でしたが、
いかにも、竜らしくて、すこし不満でした。

その他の出演者:
Richard Armitage ・・・ Thorin Oakenshield II
Evangeline Lilly ・・・ Tauriel
Luke Evans ・・・ Bard the Bowman
Lee Pace ・・・ Thranduil
Stephen Fry ・・・ the Master of Lake-town
Graham McTavish ・・・ Dwalin.
Ken Stott ・・・ Balinr.
Aidan Turner ・・・ Kili
Dean O'Gorman ・・・ Fili.
Mark Hadlow ・・・ Dori
Jed Brophy ・・・ Nori.
Adam Brown ・・・ Ori.
John Callen ・・・ Oin
Peter Hambleton ・・・ Gloin
William Kircher ・・・ Bifur.
James Nesbitt ・・・ Bofur.
Stephen Hunter ・・・ Bombur
Cate Blanchett ・・・ Galadriel.
Mikael Persbrandt ・・・ Beorn
Sylvester McCoy ・・・ Radagast the Brown.
Manu Bennett ・・・s Azog the Defiler
Lawrence Makoare ・・・ Bolg.
Craig Hall ・・・ Galion.
Ryan Gage ・・・ Alfrid.
John Bell ・・・ Bain
Mark Mitchinson ・・・ Braga
Ben Mitchell ・・・ Narzug.
Stephen Ure ・・・ Fimbul
Robin Kerr ・・・ Elros.
Simon London ・・・ Feren.
Dallas Barnett ・・・ Bill Ferny Snr.

User Rating:7.9/10(498,401 votes)IMDb
  User Rating:7.3/10( 932 votes) Yahoo!
オトーサン、
「映画館で見たいね」

アカデミー賞ノミネート 
・視覚効果賞    
・音響賞(編集)(調整) 

User Reviews 
Addie Tomicさん
Croatia 
2013年12月7日
 No desolations here!     
ここに、廃墟はない!

こう考えた。
本作は、まじめさが足りず、
オリジナルの「指輪物語」三部作よりは、
質が落ちるのではないか。
ジャクソンの前作が、すごかったからだ。
だが、違っていた。
よりソフトなストーリー展開なので、
違う監督術が必要だったのだ。
三部作の2作目を見る前に、懸念があった。
アクションや興奮度が少く、
キャラクター中心になるのではないか。
アドベンチャー映画の続編の多くが、
そうした誤りを犯すと思っていたからだ。
幸い、本作は、その手のものではなかった。
より力強い冒険と楽しみがある。
第1作よりも、より速いペース、
美しいセット、美しい曲、衣装があり、
最高に印象的なCGIと愛する登場人物レゴラスのカムバック!
このクリスマスシーズンには、全世界で
トールキンの原作と映画の両方のファンを勝ち取るだろう。
間違いなく、また見に行く。
いいぞ!

オトーサン、
「映像革命だ!
 川下りのオークとの激闘シーン、すごいね!」
・ハイ・フレーム・レート3Dとは
 映画界では100年近く、1秒間24コマによる撮影だった。
 HFRで、1秒間48コマになる。
 これにより、「ちらつき」が少なくなり、
 映像の動きがより滑らかになる。
 スムーズなアクションシーンや
 カメラの横移動(パン)での
 映像のカクつきが軽減された。

前田有一さん 
2014年4月15日
どこまでもピントが合う世界

三部作の2作目は
しっかりオチない宿命にあるが、
それにしても
「ホビット 竜に奪われた王国」の尻切れ感はひどい。 
ホビット族のビルボ・バギンズは、
魔法使いガンダルフに誘われ
ドワーフたち一行とともに旅を続けていた。
彼らは邪悪なドラゴンが待つはなれ山に向かうが、
途中でオークらの襲撃によりピンチに陥るのだった。 
ドワーフの王国を取り戻す旅のくせに、
ドワーフのほとんどがその他大勢扱いだったり、
大ボスであるドラゴンが
どこか大味で怖さを感じなかったりと
上映時間が161分もあるわりには
前作同様、首を傾げるクオリティ。 
ならばもっと短くしたら小学生でも楽しめるのにとか、
見る側には3Dの必要性は薄いな、などと思いたくもなる。
……が、このシリーズが
「ロード・オブ・ザ・リング」のコンセプト、
すなわち「魅力的な世界観に観客を引き込み
できる限り長く滞在させる」との
ツアー的側面を引き継ぐというのなら、あえて否定はしない。 
また、そう考えると映画の歴史を塗り替える
HRF 3D(ハイフレームレート3D)にこだわり続ける
ピーター・ジャクソン監督の思いも理解できる。
すなわち圧倒的に高精細なこの画面でも、
構築した自らの世界観にボロが出ない自信が
監督にはあるということだ。
とはいえ、どこまでもピントの合う
ファンタジー世界というのも、
どこか異様で落ち着かない気もするのだが。 
最大の見所は、復活した人気キャラクター、
レゴラスが大活躍する追跡シーン。
樽を道具として最大限活用したこのシークエンスは、
文字通り目まぐるしくて、目で追うのも大変な
レゴラスのハイスピード弓矢アクション、
どう撮影しているのか想像もつかないほど
自由に動き回るカメラワーク等々、
HRF3Dの特性をフルに生かしたすばらしいもので、
強く心に残る。 
上映時間が長いから、
電池内蔵式の重たいメガネを採用していない
劇場を選んで見に行くことをすすめたい。
ストーリーを真剣に追うより、
美しい景色でも見に行くつもりで楽しむ映画。
そんな感じである


プリズナーズ

オトーサン、
「こりゃ、期待できそうだ」
人気のヒュー・ジャックマンに、
名優ジェイク・ギレンホールという配役!
曇りと雨だけ、晴れはなし。
陰鬱な風景が、主人公の陰鬱な心象を表しています。

原題:PRISONERS(2013)
監督:Denis Villeneuve  
脚本:Aaron Guzikowski  
Genre:Crime/ Drama/ Mystery 
上映時間:153分
あらすじ:
感謝祭の日、ペンシルヴェニア州の田舎町。
工務店を営むケラーの愛娘アンナが、
隣人の娘と一緒にと姿を消す。
警察は現場近くで目撃されRV車を手がかりに、
アレックスを逮捕する。
だが、彼は10歳程度の知能しかなく、
まともな証言も得られないまま釈放の期限を迎える。
ケラーは指揮を執るロキ刑事への不満を募らせる。
そして自ら娘の居場所を聞き出すべく、
アレックスを監禁し、拷問する。
そんななか、第2、第3の容疑者が・・・

出演者:
Hugh Jackman ・・・ Keller Dover(ケラー)
Erin Gerasimovich ・・・ Anna Dover(アンナ)
Jake Gyllenhaal ・・・ Detective Loki(ロキ刑事)
Erin Gerasimovich ・・・ Anna Dover(アンナ)
Paul Dano ・・・ Alex Jones(アレックス)
David Dastmalchian ・・・ Bob Taylor(ボブ)
Melissa Leo ・・・ Holly Jones(ホリー)
オトーサン、
「ヒュー・ジャックマン、硬軟両様の顔」
「ジェイク・ギレンホール、ラストシーンの表情!」

その他の出演者:
Viola Davis ・・・ Nancy Birch
Maria Bello ・・・ Grace Dover
Terrence Howard ・・・ Franklin Birch
Dylan Minnette ・・・ Ralph Dover
Zoe Soul ・・・ Eliza Birch
Kyla-Drew Simmons ・・・ Joy Birch
Wayne Duvall ・・・ Captain Richard O'Malley
Len Cariou ・・・ Father Patrick Dunn
Jeff Pope ・・・ Elliot Milland

User Rating:8.1/10(406,284 votes)IMDb
  User Rating:7.5/10( 819 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ニ転三転、息もつけない展開!」

User Reviews 
Willさん
United States 
2013年9月6日
ヒュー・ジャックマンの最も素晴らしい役?

ヒュー・ジャックマンは、
最も暗い時間に投げこまれた
家族の強烈な感情旅行に連れだす。
これまでで、最もよい役割かもしれない。
あなたが知っているトレーラーから
愛娘が誘拐された状況下での、
彼の痛み、怒り、および道徳的な苦闘を感じる。
監督は、素晴らしい仕事をした。
強烈に暴力的なシーンでさえ
夢中になって、映画を見続ける。
快適さなど全然ないまま、
次から次へと物語が展開していく。
この映画は臆病なひとには
向いていないかもしれないが、
必見の作品だ。

オトーサン、
「同感!」

前田有一さん 
2014年4月29日
お父さんの選択肢

子を持つ親にとって、
誘拐犯罪ほど恐ろしいものはない。
デパートでわが子が迷子になっただけでも
胃が痛むような苦しみと恐怖に
とらわれるのが親というもの。
まして誘拐確定となった日には、
いかな強靱な男といえど、ただではすまない。 
感謝祭のパーティーのさなか、
ケラーの幼い娘が失踪する。
ロキ刑事は、それなりに優秀な男で
即座に容疑者を拘束、取り調べるが、
警察はあろうことか
証拠不十分で男を釈放してしまうのだった。 
「プリズナーズ」は、愛する娘の誘拐を前に、
普通の父親に何ができるのかを
考えさせられるサスペンスドラマ。 
主人公は、オープニングの鹿撃ちの場面でわかるように
危機意識が高く、肉体的にも強い
パワフルなお父さんである。
見た目がウルヴァリンなのだから当然だが、
そんな男でもあっけなく幼女連れ去り事件を
許してしまう展開が、まず観客を打ちのめす。 
アメリカにおける性犯罪者数は
もとより異常レベルであるし、
これはどう考えてももう無理だと、
見ているこちらの心が折れかける。
だが、主人公は決してあきらめない。 
それでも「96時間」(08年、仏)のスーパーパパのように
特殊部隊でもなければアクション映画でもない
本作のお父さんにできることは少ない。
その冷酷な事実が緊張感と、根元的な恐怖を引き起こす。
これは最悪の結末も有りうる映画だと、
最初から感じさせる冷たいタッチがたまらない。 
さて、ここでお父さんはどうするか。
なんと彼は、容疑者を監禁して拷問するというCIA推奨いや
道義的にも法的にもアウトな禁断の手法をとるのである。 
たしかにそれしか手がかりはないのかもしないが、
もしこれがあなただったら果たしてできるだろうか。 
問題は、警察の捜査ではシロとでた男の有罪を
どこまで信じ切れるのか、である。
主人公が賢く理性的な男だからこそ、
ここで問われる信念と覚悟の重さは相当なものがある。
涙を流しながら拷問をつづけるヒュー・ジャックマンの
鬼気迫る演技は、本作の重要な見せ場である。 
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督は「灼熱の魂」(2010)などで
知られるカナダの気鋭の監督。
一般の知名度はまだまだ低いが
批評家筋では高評価を得ている。
いつも序盤がもたつくきらいはあるが、
観客の興味をつかんではなさない筋運びのうまさと、
なにより凝りに凝ったラストシーンには
いつも感服させられる。 
本作のラストも、お見事!と
快哉を叫ぶほどの見事なセンスで、
ラストシーン大賞なんてものがあれば
ぜひ差し上げたいところ。 
衣装をグレー染料につけて
統一感を出した映像、撮影もすばらしい。
重要な場面でかならずふりしきる雨の息苦しさも、
心憎い演出である。 
非常に満足度の高い映画であり、
とくに子を持つ親におすすめしたい。
きっと没頭してみることができるはずだ。 


BALLAD 名もなき恋のうた

オトーサン、
「SMAP、ついに解散したなぁ」
たけしが辛辣コメント。
解散したら落ち目になるヤツも出てくる。
中居、木村以外の3人は厳しくなりそうだ。
となると、草gくんの今後が心配です。
この映画、草gくん主演の時代劇です。

原題:BALLAD 名もなき恋のうた(2009)
監督:山崎貴
原作:臼井儀人
脚本:山崎貴/佐藤嗣麻子/水島努
Genre:Period Drama/SF/Romance
上映時間:183分
あらすじ:
おとなしく、いじめられがちな少年・川上真一は、
ひょんな事から天正2年にタイムスリップ。
春日の国とよばれるそこで、
「鬼の井尻」と恐れられる武将、井尻又兵衛の命を
偶然救った真一は、彼が幼馴染の廉姫(新垣結衣)と、
身分を越えて惹かれあっていることに気づく。
だが美しい彼女を狙う大名、大倉井高虎が、
権力と軍事力をかさに結婚を申し込んでくる・・・ 

出演者:
草g剛 ・・・井尻又兵衛 
新垣結衣 ・・・簾姫 
大沢たかお ・・・大倉井高虎
武井証 ・・・川上真一 
オトーサン、
「草gくん、役者としてやっていけそうだね」
新垣結衣さん、紅白の審査員でしたが、
恋ダンスはうまいけど、演技はこれから。

その他の出演者
夏川結衣・・・ 川上美佐子 
筒井道隆・・・ 川上暁 
吹越満・・・ 仁右衛門 
小澤征悦・・・ 安長 
中村敦夫・・・ 康綱 
香川京子・・・ 吉乃 
斉藤由貴・・・ お里) 
波岡一喜・・・ 彦蔵 
菅田俊・・・ 儀助 
油井昌由樹・・・ 新八郎 
織本順吉  
矢柴俊博  
綾田俊樹  
飯田基祐  
加藤隆之  

User Rating:5.2/10( 38 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:7.2/10( 1,164 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ミーハーには受けたけど・・・」

User Reviews 
コナンが一番さん 
2012年5月9日
ダメ映画

結構、お金かけてるのに..
物語が、救いようのないくらい、お粗末で、幼稚。
どうしてこんなショボイ脚本で、映画創るかなぁ..
話題性だけのダメ映画。
お金がもったいない・・・
草g 剛 は、ハマってたのに... 

オトーサン、
「前田さんも、酷評!」
時代劇の戦闘シーンに馬が出てこないとは、
もう時代劇はおしまいかも。
CGの騎馬武者なんか見たくないなぁ。

前田有一さん 
2009年9月3日
こども向け時代劇

『BALLAD 名もなき恋のうた』は、
クレヨンしんちゃんがご自身の番組で
宣伝しまくってくれているおかげで、
きっとたくさんのお客さんに見てもらえることだろう。 
2002年の『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』
の実写版である本作は、
同時に大ヒット作『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズの
山崎貴監督最新作でもある。
さらには、芸能界きってのナチュリストぶりを発揮した
草なぎ剛主演ということで、話題性には事欠かない。
完璧すぎる布陣といってよいだろう。 
(前掲:あらすじ紹介)
アニメ版と同じオープニングで始まる実写版は、
さすがにしんちゃんがお尻を出すような内容にはならず、
ストーリーの骨格を借りたSF時代劇として仕上がっている。
そのほかクレしんの名残は、
少年の名前(真一)などにも残っている。 
最近では実写ドラマ版「こち亀」の熱烈大好評を
例に挙げるまでもなく、
「絶対やめとけ」的なマンガ実写化は日本のお家芸。
どうせなら、お尻ブリブリ全開で実写化してくれれば、
伝統あるC級実写日本映画の殿堂入りを果たせただろうに
つくづく残念でならない。 
山崎監督らしい、VFXや壮大なセットによる
スケール感あふれる映像は健在で、合戦の場面などは大きな見所。
ここで監督は、実際の戦国時代の戦法
(槍で相手をたたくなど)に忠実に演出したというが、
正直なところ、その必要性と効果については疑問が残る。 
ようは、同様のコンセプトを持つアニメ版を踏襲したわけだが、
実写は実写なりに、普通の時代劇として
古典的な演出でやったほうが良かったように思える。
もっとも、そういう時代劇を
この監督が撮れるかどうかはまた別の話だが。 
いずれにしても、本作はこども向け時代劇の範疇を出ない。
そういうジャンルはあまりないから、
これはこれで存在価値はあると思う。
ただ、クレしん劇場版に泣いた大人は
あまり期待しないほうが良いだろう。
年齢とわず楽しめる、
傑作の誉れ高いオリジナルのアニメ版とは、ここがもっとも違う。 
なにしろ、SF設定のみならず、
主要な役者の演技力、セリフまわし(言葉遣い)も含めて
あまりにマンガ的すぎる。
槍で人をたたいた所で、リアリティなど出るはずもない。 
脚本上における改善要望点としては、
未来人と過去人が互いに影響を与え合うテーマが
あまり機能していない部分。
原因は、未来側のキャラクターが
過去人の確固たる価値観を揺るがすにはあまりに軽すぎる事。
やはり、クレヨンしんちゃんのあの強烈な押しがあってこそ、
うまく成立していたのだなと感じさせる。 
なかなかユニークな企画ではあったが、
そんなわけで小学生のお子様以外にすすめる理由は思い当たらない。 


トレマーズ2

 
オトーサン、
「モンスター映画に新風!」
このシリーズ、
ホラーに傾きがちですが、
喜劇仕立てというのが、気が利いています。

原題:Tremors II: Aftershocks (1996) 
監督:S.S. Wilson    
脚本:Brent Maddock/ S.S. Wilson 
      Ron Underwood(characters)   
Genre: Action/ Comedy/ Horror
Rated for sf creature violence and gore
Country: USA 
Language: English / Spanish 
上映時間:100分
あらすじ:
あの事件から7年後。
メキシコの油田にグラボイスが大量に出現する。
アールは、賞金目当てで
油田会社の仕事を引き受けることにする。
新しい仲間のグラディや地質学者ケイトに加え、
前回、グラボイスを滅多撃ちにした
軍事オタクのバートも現地に乗り込んできて、
次々とグラボイス退治した。
だが、何か変だ。
アールたちは、なんとか安全な場所に逃げたが、
車が噛み砕かれ別行動を強いられたバートは、
何とか一匹を捕獲した。
調べるとそれは進化した新種で、
2足歩行し、顎が強い。
食物をとると、猛烈な勢いで増殖するのだ。
いまや多数のモンスターに包囲されて・・・

出演者:
Fred Ward ・・・ Earl Bassett(アール)
Christopher Gartin ・・・ Grady Hoover()
Helen Shaver ・・・ Kate "White" Reilly(ケイト)
Michael Gross ・・・ Burt Gummer(バート)
オトーサン、
「性格づけが巧みだね」
アールは、機転が利くタイプ。
グラディは、向こう見ずで、狂言回し。
バートは、武器マニア。

その他の出演者:
Marcelo Tubert ・・・ Senor Carlos Ortega
Marco Hernandez ・・・ Julio
Jose Rosario ・・・ Pedro
Thomas Rosales Jr. ・・・ Oil Worker

User Rating:5.9/10( 19,739 votes)IMDb
  User Rating:5.7/10( 62 votes) Yahoo!
オトーサン、
「6点台でも、いいね」

User Reviews 
chvylvr80さん
Northridge, California 
2003年9月16日
トレマーズ伝説の価値ある一作

「トレマーズ」は、
生真面目に見るものてはないが、
「トレマーズ2」も、同じだ。
楽しく、陽気なモンスター映画だ。
ゆったり座ってエンジョイできる。
フレッド・ウォードとマイケル・グロスが、
第1作に引き続き出演し盛り立てている。
ケヴィン・ベーコンは、カムバック出ていない。
エリートだから、B級映画から逃げたのかも。
今回のグラボイスは、進化している。
特殊効果も、低予算にしては、すぐれている。
要点:
「トレマーズ」好きだったら、
「トレマーズ2」も、好きになるだろう。

オトーサン、
「ヘレン・シェイヴァー(ケイト役)、
そんなにセクシーじゃないよ」

gapperさん 
2010年3月1日
余震

ケヴィン・ベーコンは外れてしまい、
その質が心配だが見た。
予想通りの二番煎じだが、
バートの武器マニア男が
前作以上におもしろく楽しめた。
3作目は彼がメインではないかと思うが、
それなら見てもいいかも。
ケヴィンの替わりの
クリストファー・ガーティンは
そのまま真似ている感じで、
替わりとして役立っていない。
ヘレン・シェイヴァーは、
とても食い込みが気になる。
あれでOKというのは、
胸の”ぽっち”同様日本人には理解できない。


映画の採点簿

トレマーズ2*****
BALLAD 名もなき恋のうた***
プリズナーズ*****
ホビット 竜に奪われた王国*****
ホビット 決戦のゆくえ****
ファインディング・ドリー****
トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン****
大奥〜永遠〜[右衛門佐・綱吉篇]***
はやぶさ奉行*****
S -最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE***
ジャッキー・ブラウン*****
リトル・フォレスト 夏・秋****
リトル・フォレスト 冬・春****
偉大なる、しゅららぼん***
るろうに剣心 京都大火編*****
予告犯****
かぞくのくに*****
新選組*****
ターザン:REBORN*****
バースデイ・ガール****
ばしゃ馬さんとビッグマウス****
信長協奏曲(のぶながコンツェルト)***
ミッシング ID****
オーバードライヴ*****
奴らを高く吊るせ!*****
ゴーストバスターズ****
X-MEN:アポカリプス****
るろうに剣心 伝説の最期編*****
のんちゃんのり弁***
スノー・エンジェル*****
ゴースト&ダークネス*****
くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ*****
バーディ*****
油断大敵****
ハッピー・エンディング***
あん*****
アドレナリン・ドライブ****
ツナグ***
最愛の子*****
大陸横断超特急*****
プロテージ 偽りの絆*****
刑事コロンボ/忘れられたスター*****
ビバリーヒルズ・コップ*****
12 ラウンド*****
ウォーターボーイズ*****
月夜の願い/新難兄難弟****
孫文の義士団−ボディガード&アサシンズ*****
陰謀のセオリー*****
ニューヨーク 冬物語****
雷神−RAIJIN−***
沈黙の執行人****
ハーモニー*****
セブン*****
人間の証明****
イーグル・ジャンプ*****
マリーゴールド・ホテルで会いましょう*****
コロニア****
白雪姫と鏡の女王****
リリィ、はちみつ色の秘密*****
帰ってきたヒトラー*****
HIGHJACK ハイジャック****
パニック・イン・スタジアム****
まじめにふまじめ かいけつゾロリ なぞのお宝大さくせん****
恋しくて*****
情熱の航路*****
恋愛だけじゃダメかしら?****
THE GREY 凍える太陽*****
映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生*****
アンナ・カレーニナ*****
アンナと王様*****
ちびっこギャング****
黒蘭の女*****
のだめカンタービレ 最終楽章 後編****
秘密 THE SECRET****
告白*****
札つき女*****
塔の上のラプンツェル*****
E.T.*****
汚れた英雄***
劇場版 MAJOR メジャー 友情の一球*****
アイス・エイジ3 ティラノのおとしもの*****
アイス・エイジ4 パイレーツ大冒険*****
アイス・エイジ5 止めろ!惑星大衝突****
イン・ザ・ヒーロー****
秒速5センチメートル*****
偶然の恋人****
スペース カウボーイ*****
武士の献立*****
サイクロンZ*****
図書館戦争 THE LAST MISSION***
鴨川ホルモー****
42 〜世界を変えた男〜*****
シルビアのいる街で*****
トゥ・ザ・ワンダー*****
エヴェレスト 神々の山嶺****
青天の霹靂****
アンフェア the end****
バイオハザード ダムネーション****
マネーモンスター****
ル−ム*****

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