オトーサンの2017年その2

ほのぼの映画批評

前口上

ハリウッド映画の3D化が進んでいます。
でも、相変わらず、CGに頼り過ぎが目立ちます。
ひとびとは、冴えた技術だけを見に行くのでしょうか?
好不況を問わず、どう生きるかを知りたいのでは?
薄っぺらな人間ばかりではなく、
本物の人間による本物のドラマを見たいのでは?
見る本数が増え、年齢を重ねる度に、
その思いが強くなってきました。

映画の採点簿へ
目次

6112 野獣暁に死す(BS 1968) 6111 僕だけがいない街(TV 2016) 6110 裏切りの荒野(BS 1968) 6109 シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(DVD 2016) 6108 座頭市血笑旅(BS 1964)
6107 真昼の用心棒(BS 1966) 6106 K−9/友情に輝く星(BS 1989) 6105 日本で一番悪い奴ら(DVD 2016) 6104 ASSASSIN −アサシン−(TV 2012) 6103 スリーデイズ(TV 2010)
6102 スローターハウス5(BS 1972) 6101 SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁(BS 2010) 6100 ダーク・シャドウ(TV 2012) 6099 心が叫びたがってるんだ。(DVD 2015) 6098 俺物語!!(DVD 2015)
6097 マルタの鷹(TV 1941) 6096 刑事ジョン・ブック/目撃者(BS 1985) 6095 炎の人ゴッホ(TV 1956) 6094 ロミオ・マスト・ダイ(TV 2000) 6093 アルバート氏の人生(TV 2011)
6092 10 クローバーフィールド・レーン(DVD 2016) 6091 サイレント・ランニング(BS 1972) 6090 マン・オン・ワイヤー(DVD 2008) 6089 レイクサイド マーダーケース(TV 2004) 6088 ブローバック(TV 2007)
6087 ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン(TV 2011) 6086 インサイド・ヘッド(TV 2015) 6085 ザ・ウォーク(DVD 2015) 6084 フィフス・ウェイブ(DVD 2016) 6083 ウルヴァリン:SAMURAI(TV 2013)
6082 レッド・ムーン(BS 1968) 6081 麻雀放浪記(TV 1984) 6080 プロゴルファー織部金次郎2 パーでいいんだ(TV 1994) 6079 あしたのパスタはアルデンテ(TV 2010) 6078 マジカル・ガール(DVD 2014)
6077 ブリッジ・オブ・スパイ(DVD 2015) 6076 ゲームの規則(BS 1939) 6075 ダブル・ジョパディー(BS 1999) 6074 男性の好きなスポーツ(BS 1964) 6073 運命のボタン(TV 2009)
6072 砂上の法廷(DVD 2016) 6071 レジェンド・オブ・ゾロ(DVD 2005) 6070 ミニー&モスコウィッツ (BS 1971) 6069 パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間 (BS 2013) 6068 ギャンブラー(BS 1971)
6067 バニシング in 60"(BS 1974) 6066 キャロル(DVD 2015) 6065 マスク・オブ・ゾロ(BS 1998) 6064 家族はつらいよ(BS 2016) 6063 マギー(DVD 2015)
6062 超高層プロフェッショナル(BS 1979) 6061 エンド・オブ・キングダム(DVD 2016) 6060 美女と野獣(TV 2014) 6059 ジャングル・ブック(DVD 2016) 6058 マリー・アントワネットに別れをつげて(TV 2012)
6057 三国志英傑伝 関羽(TV 2011) 6056 ときめきサイエンス(BS 1985) 6055 すてきな片想い(BS 1984) 6054 レナードの朝(BS 1990) 6053 バトルランナー(TV 1987)
6052 沈黙の傭兵(TV 2006) 6051 アフリカの女王(BS 1951) 6050 シン・ゴジラ(DVD 2016) 6049 キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー(BS 2014) 6048 ある日どこかで (BS 1980)
6047 アウトロー(DVD 2012) 6046 疑惑のチャンピオン(DVD 2015) 6045 エクス・マキナ(DVD 2014) 6044 トランスポーター イグニション(BS 2015) 6043 映画 ひつじのショーン 〜バック・トゥ・ザ・ホーム〜(TV 2015)
6042 バックドラフト(BS 1991) 6041 わたしのハワイの歩きかた(BS 2014) 6040 ヘラクレス(BS 2014) 6039 スパルタンX(BS 1984) 6038 ロブスター(DVD 2015)
6037 電話で抱きしめて (BS 2000) 6036 殿、利息でござる!(DVD 2016) 6035 わさお(DVD 2010) 6034 プロジェクトA2/史上最大の標的(BS 1987) 6033 駆込み女と駆出し男(BS 2015)
6032 フェイス/オフ(BS 1997) 6031 アイアムアヒーロー(DVD 2015) 6030 あまくない砂糖の話(DVD 2014) 6029 シンデレラ(TV 2015) 6028 大統領の陰謀(TV 1976)
6027 デイライト(TV 1996) 6026 シャークネード(TV 2013) 6025 リンカーン弁護士(TV 2011) 6024 名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)(TV 2016) 6023 悪徳(DVD 1955)
6022 テキサスの四人(DVD 1963) 6021 砂漠の流れ者(BS 1970) 6020 OK牧場の決斗(BS 1957) 6019 ワイルド・アパッチ(BS 1972) 6018 ディッキー・ロバーツ 俺は元子役スター(DVD 2003)
6017 シュア・シング(DVD 1985) 6016 レイクサイド マーダーケース(BS 2004) 6015 名探偵コナン 迷宮の十字路(クロスロード)(TV 2003) 6014 フィールド・オブ・ドリームス(BS 1989) 6013 最高の人生のはじめ方(TV 2012)


野獣暁に死す

オトーサン、
「しまった!」
大好きなモンゴメリー・クリフト主演作品と信じて、
見る前には、わくわくしました。
彼は、アカデミー賞に4度もノミネートされているのです。
・1949年 アカデミー主演男優賞:『山河遥かなり』
・1952年 アカデミー主演男優賞:『陽のあたる場所』
・1954年 アカデミー主演男優賞:『地上より永遠に』
・1962年 アカデミー助演男優賞:『ニュールンベルグ裁判』
ところが、モンゴメリー・フォードでした。

原題:Oggi a me... domani a te! (1968) 
      Today We Kill, Tomorrow We Die!
監督:Tonino Cervi  
原作・脚本:Dario Argento/Tonino Cervi:
Genre:Thriller/ Western 
Country: Italy 
Language: Italian 
上映時間:105分
あらすじ:
恋人殺しの汚名をきて、
刑務所に入れられていたカイオワは、
刑期終了以前に、模範囚として釈放された。
幼なじみの友人、フェゴーに、
恋人を眼前で強姦され、射殺された。
その上殴られて気を失っている間に、
ピストルをにぎらざれ犯人にしたてあげられた。
フェゴーは、悪名高い強盗団のボスになっていた。
出獄したカイオワは忠実な下男が
かくしてくれていたドルを森の隠れ家で受取ると
報酬二万ドルで銃の使い手四人を雇いいれた。
そして五人は、フェゴーを探し求めて、旅を続け、
フェゴーの手下を、次々と倒していった。
怒りくるったフェゴーは、
カイオワを捕え、半殺しの拷問を加えたが、
カイオワはすきをみて逃げた。
逃げる五人。追跡するフェゴー一味。
いつしか、深い森の中にまぎれこんだカイオワは、
一味を森深く誘いこんだ・・・

出演者:
Brett Halsey ・・・ Bill Kiowa(カイオワ)
Bud Spencer ・・・ O'Bannion(オバニオン)
仲代達也 ・・・ James Elfego(フェゴー)
オトーサン、
「3人とも、キャラが立ってるね」
早撃ちのカイオワ、機敏な大男オバニオン、目力の仲代フェゴー。

その他の出演者:
Wayde Preston ・・・ Jeff Milton
William Berger ・・・ Francis "Colt" Moran
Jeff Cameron ・・・ Moreno
Franco Borelli ・・・ Bunny Fox
Dana Ghia ・・・ Mirana Kiowa
Teodoro Corra  ・・・ Gun Seller
Aldo Marianecci ・・・ Peter, the Barber
Michele Borelli ・・・ Sheriff Bannister
Umberto Di Grazia ・・・ Elfego's Henchman
Franco Pechini ・・・ Prison Warden

User Rating:6.2/10( 989 votes)IMDb
  User Rating:5.8/10( 11 votes) Yahoo!
オトーサン、
「低いスコアだね」
ペーソスがあって、キライじゃないけど。

User Reviews 
msrozさん
United States 
2016年12月12日
ブレット・ハルゼイ、リーダーとして
妻殺しの犯人に復讐する

本作は、手堅く美しいマカロニ・ウエスタンだ。
ストーリーは、ストレート。
ブレット・ハルゼイは、
最初の30分で、団員を集めるリーダー役だ。
5人とも、殺しのプロフェッショナル。
ハルゼーの妻は、仲代達矢に、5年前に、目の前で殺された。
仲代は、いまや20人以上の窃盗団を率いている
悪人たちの面々がいい。
みんな魅了的な演技を見せてくれる。
スタントが素晴らしい仕事をみせる
仲代達矢ら窃盗団の駅馬車強奪シーンがいい。
その他、嬉しかったのは、
乗馬のギャロップで、実に見事に撮影されている。
季節は、晩秋のようだ。
地面の上に、時折、雪がある。
風景は良い。
30人に対して5人だから、ゲリラのような策略が必要だ。
たいてい屋外が舞台だ。
プロットやセットが精巧な映画ではなく、
邪悪な窃盗団の追跡と死闘を経験できる。

オトーサン、
「異色の西部劇だね」

ミチローさん 
2007年10月22日
マカロニにしては、のんびり安心して観られます

仲代達矢の7・3の髪型が気になった。
みんなこぎれいだし…
悪役はもっと汚いのがいい。
内容も中途半端ゆえに…ほのぼの、
各ガンマンの個性が際立っていなかった。
やはり名プロデューサーでも、
初監督はどうでしょう。
緊張感や爽快感があまり無い、
ちょっとだらだらしたマカロニウエスタンでした。
でも、嫌いじゃないです。


僕だけがいない街

 
オトーサン、
「早くも地上波で放映か」
この手の映画は、大体、失敗作なのです。
でも、ご贔屓の有村架純ちゃんが出ているので、
見てしまいました。

原題:僕だけがいない街(2016)  
監督:平川雄一朗
原作:三部けい  
脚本:後藤法子 
Genre:Suspence/Mystery/SF
上映時間:120分
あらすじ:
藤沼悟は、売れない漫画家。
ピザ屋でアルバイトをしている
事件や事故に遭遇すると、
その直前の時点に
時間が巻き戻るリバイバル能力がある。
ある日、リバイバルのせいでケガをした。
バイト仲間の愛梨が、病院に付き添ってくれ、
いい仲になっていく。
そして、再びリバイバル。
母・佐知子が何者かに殺害されてしまう。
するとまたしてもリバイバル。
悟の意識は、小学生だった頃へ。
同級生の加代が被害者となった
連続誘拐殺人事件が起こる直前だった。
全ての鍵はこの事件にあると確信し、
加代を守ろうと決意する・・・

出演者:
 藤原竜也・・・ 藤沼悟 
 有村架純・・・ 片桐愛梨
 中川翼・・・ 藤沼悟(1988年)
 鈴木梨央・・・ 雛月加代 
  及川光博・・・ 八代学
オトーサン、
「有村架純ちゃん、可愛いね」

その他の出演者:
 林遣都・・・ 白鳥潤 
 福士誠治・・・ 小林賢也 
 安藤玉恵・・・ 雛月明美 
 高橋努・・・ 高橋店長 
 杉本哲太・・・ 澤田真 
 石田ゆり子・・・ 藤沼佐知子 

User Rating:4.4/10( 20 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:6.3/10( 3,630 votes) Yahoo!
オトーサン、
「つまらん映画だ」
録画を何度も早送りしてしまいました。

User Reviews 
流氷一滴さん 
2017年5月30日
キャストは上手いが脚本は?

どこかで監督が子役の演技指導を
している画像をみました。
確かに子役の鈴木梨央と中川翼は頑張っている。
大人の藤原竜也と有村架純も悪くない。
リバイバルという現象で、
主人公が「悪いことが起こる前」に戻ることができ、
「悪いことが起こらないようにする」という
筋書きは「あり」だと思う。
主人公がリバイバルをコントロールできない
という設定もおもしろい。
でも、「こういう形でいなくなる」のは
観客が納得しないだろう。 

オトーサン、
「同感!」

アンドレ・タカシさん 
2017年4月18日
なんでもアリの薄っぺらさ

漫画やアニメは見ておりませんが、
これはダメでしょう。
リバイバルという能力。
最初はオンタイムで進んでいる現実の中で
不都合が起こった時に
それを解消する能力だと思いました。
とても都合が良い能力ですけど、
人の生死に関わる事象になら
アリかなと思ったのです。
でも、そうではなかった。
主人公は小学生に戻ります。
つまり、都合が悪いことが起こった時点で
その原因が起こった時間まで戻れる訳ですよ。
これを許した時点であまりに都合が良すぎて、
SF的な設定としては破綻していると思いました。
なんでもアリが前提になってしまいます。
リバイバルが起こる条件がハッキリしませんが
(と云うか、
それをハッキリさせる努力をしていませんね)、
仮に主人公にとって不都合であったとしても、
それはあくまで主人公の都合でしかない。
極端に云うなら、犯人が
この能力を持っていれば、
まったく違う映画が出来上がります。
量子論的な平行宇宙の話かとも思ったけど、
そんな高尚な内容では無かったです。
本編に戻って、シナリオも変です。
最後のリバイバルで主人公は
橋から川に突き落とされました。
あの後に生き延びた未来が結末だったのか? 
あのとき彼が生きていれば、
もっと早くに犯人を告発したはずだし、
死んでいればその後は無い。
あの場をどうにか生き延びて、
その数十年後にやっと犯人を告発して自分は死ぬ。
自己犠牲を映画的ご都合で
感動的に見せたかっただけですね。
感動しませんよ。
マジに思っていることを書きますけど、
どれだけの後悔と向き合って行くかが
人生だと思っています。
リバイバル、出来れば私も使いたいですよ。
でも現実にそれが出来る人生があれば、
どれも薄っぺらになると思います。 


裏切りの荒野

オトーサン、
「有名なカルメンを下敷きだね」
オペラや舞台劇で有名なカルメンが、
なんと西部劇になりました。
すごい着眼じゃないの。

原題:L'uomo, l'orgoglio, la vendetta (1967) 
   Man, Pride and Vengeance
監督:Luigi Bazzoni    
原作:Prosper Merimee
脚本:Luigi Bazzoni/ Suso Cecchi D'Amico 
Genre:Action/ Drama/ Romance 
Country: Italy / West Germany 
Language: Italian 
上映時間:100分
あらすじ:
城を守る番兵のホセは、
職を求めてやってきたカルメンにひと目惚れ。
彼女を通し、職を与える。
彼女は勝気で、職場で同僚を半殺しにし、
ホセに連行されるが、ホセの隙をついて逃げだす。
責任を問われたホセは営倉に入れられ、
階級も取り上げられる。
営倉から出されたホセが、歩哨にたっていると、
窓辺からカルメンの姿をみる。
悪びれることのないカルメンに
激怒したホセだったが、何処か憎めず、
誘われるままに一夜を共にする。
カルメンの魅力の虜になったホセは、
彼女に振り回される。
気になってつけまわすと、
娼婦カルメンは、ホセの上官ガルシアと関係を持っていた。
ホセは上官ともみ合いになり、上官を誤って殺してしまう。
上官を殺したことにより、懸賞首にかけられたホセは
傷を負って、人里離れた村に匿われる・・・

出演者:
Franco Nero ・・・ Don Jose(ホセ)
Tina Aumont ・・・ Carmen(カルメン)
Klaus Kinski ・・・ Lt. Miguel Garcia(ガルシア)
オトーサン、
「ティナ・オーモンのカルメン、いいんじゃなにの」

その他の出演者:
Guido Lollobrigida ・・・ Tanquiero 
Franco Ressel ・・・ Captain
Karl Schonbock ・・・ English Diplomat
Alberto Dell'Acqua ・・・ Remendado
Marcella Valeri ・・・ Dorotea
Jose Manuel Martin ・・・ Juan

User Rating:6.1/10( 401 votes)IMDb
  User Rating:5.3/10( 6 votes) Yahoo!
オトーサン、
「評価が分かれるな」
いい滑り出しだが、後半の西部劇がありきたり。

User Reviews 
RNQさん
Canada 
2015年8月206日
A better version     
よりよいバージョン

本レビューは、米国のブルーレイ版に基づいている。
明らかに、メリメの「カルメン」を下敷きにしている。
映画の後半は、マカロニウエスタンのスタイルだ。
「続・荒野の用心棒」(1966)のフランコ・ネロが、
出演し、活躍している。
名カメラマン、ヴィットリオ・ストラーロが
撮影したとDVDボックスは、誇っているが、
撮影技師は、監督の弟カミロ・バッツオーニだ。
生き生きした旅のシーン(乗馬や走る)
戦うシーン、わびしい荒野の風景がある。
私が問題と思ったのは、
水々しい10代のティナ・オーモン。
クラウス・キンスキー・タイプの男性を
夫にできた女性だ。
この役、ソフィア・ローレンだったら、
面白いかも?
だが、エージェントが拒んだだろう。
オーモンの母親は、マリア・モンテスか、
それとも、ヴァネッサ・レッドグレイヴか?


オトーサン、
「フランコ・ネロは、期待外れか」

怪人プラタナスさん 
2015年5月6日
マカロニ・ウェスタンの体裁だが……

実際にはメリメの「カルメン」を
ただ西部劇に翻案しただけのもの。
血湧き肉躍るような活劇を期待したら、
裏切られること請け合い、の一品である。
フランコ・ネロは「続・荒野の用心棒」以外は、
あまり見るところのない役者さんだ。
色々挑戦してはいるものの、
どうも、こちらの期待に応えてくれるような
作品は見当たらない。
「真昼の用心棒」
スプラッター映画で有名なルチオ・フルチの
監督作。
比較的、評価の高い作品だが、「続〜」には遠く及ばない。
「ガンマン無頼」
やはり「続〜」にくらべてみると、色あせてしまう。
「ガンマン大連合」
入手しづらい&内容も「続〜」ほど面白くない。
「ダイハード2」
ブルース・ウィリスにぶん殴られるだけで、いいとこなし。
……すべて、こんな調子。
開き直って、ジャンゴだけ演じてたら、
もっとファンを楽しませることができたのにねェ……。 


シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ

オトーサン、
「アベンジャーシリーズ、いつまで?」
最新のCG、巨費の投入、あってなきが如しストーリー。
まさに、空虚なアメリカそのものです。
第1作 キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011)  
第2作 キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー(2014)  
第3作 シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016)  

原題:Captain America: Civil War (2016) 
監督:Anthony Russo/ Joe Russo    
原作:Joe Simon/ Jack Kirby 
脚本: Christopher Markus/ Stephen McFeely  
Genre:Action/ Adventure/ SF
上映時間:147分
あらすじ:
力を一つに合わせ、
世界の危機を何度も救ってきた
スーパーヒーロー・チーム“アベンジャーズ”。
しかし、その強大な力を危険視する声が高まり、
彼らを国連の監視下に置くことが議論される。
これに対し、アイアンマンは
アベンジャーズを守るためには
受け入れざるをえないとの考えを示す一方、
キャプテン・アメリカは己の信念を貫き
これに強く反対する。
そんな中、ウィーンで新たなテロ事件が発生し、
キャプテン・アメリカの旧友ウィンター・ソルジャーが
容疑者として指名手配されてしまう。
アイアンマンとの対立が深まる中、
重い決断を迫られるキャプテン・アメリカだった・・・

出演者:
Chris Evans  ・・・ Steve Rogers/Captain America (キャプテン・アメリカ)
Robert Downey Jr.  ・・・ Tony Stark/Iron Man (アイアンマン)
Scarlett Johansson  ・・・ Natasha Romanoff/Black Widow (ブラック・ウィドウ)
Sebastian Stan  ・・・ Bucky Barnes/Winter Soldier (ウィンター・ソルジャー)
Tom Holland   ・・・  Peter Parker / Spider-Man (スパイダーマン)
オトーサン、
「スパイダーマンの活躍、いまいちだな」
キャプテン・アメリカも、アイアンマンも、
あまり好きでないので、不満です。
スカーレット・ヨハンソンは、綺麗だなぁ。

その他の出演者:
Anthony Mackie  ・・・ Sam Wilson/Falcon 
Don Cheadle  ・・・ James Rhodes/War Machine 
Jeremy Renner  ・・・ Clint Barton/Hawkeye 
Chadwick Boseman  ・・・ T'Challa/Black Panther 
Paul Bettany  ・・・ Vision 
Elizabeth Olsen  ・・・  Wanda Maximoff / Scarlet Witch 
Paul Rudd  ・・・   Scott Lang / Ant-Man 
Emily VanCamp  ・・・   Sharon Carter 
Daniel Bruhl  ・・・   Zemo 
Frank Grillo  ・・・   Brock Rumlow / Crossbones  
Cornell John  ・・・ Attache 
Josh Peck  ・・・ GSG9 Task Force Gunner 
Brent McGee  ・・・ GSG9 Task Force Pilot 
Blair Jasin  ・・・ Raft Guard 
Be Satrazemis  ・・・ German Innkeeper 
Oliver Bigalke  ・・・ Barge Man #1 

User Rating:7.9/10( 423,849 votes)IMDb
  User Rating:8.2/10( 4,650 votes) Yahoo!
オトーサン、
「高いスコアだね」

User Reviews 
franciscofernandes36さん
Portugal 
2016年5月3日
アクション・シーンだけがよい

キャプテン・アメリカは
愚かなカウボーイにすぎない。
彼は国連の監視下に置かれる
規制書類にサインしてしまうのか?
彼は北欧神話のトールや
スーパーマンのような神ではない。
法の上に君臨するキャプテン・アメリカだって?
スーパーマンなのか、アメリカのカウボーイなのか?
なぜアイアンマンに話さなかったのか。
彼の親友は、トニー・スタークと彼の母をどうしたのか?
トニーのように友人と話せないのだ?
そうではない。
彼は…パーフェクト・ソルジャーのように
戦い方を知っているだけ…
そして、対立、その結果はどうなったか?
私達は、彼らに会うのか?
あるいは、キャプテンは、
すでにトニーの友人なのか?
彼は安い携帯電話をトニーに与えた…
従って、対立など大事じゃないのだ…
アクション・シーンだけがよい…
 
オトーサン、
「ホメ過ぎじゃない?」
増えすぎたヒーローを二つに分けて紅白戦?
要するに、内輪もめでしょうが。
噴飯物のアイディアです。

前田有一さん 
2016年4月24日
全アベンジャーズシリーズでも出色のアクション
   
私はかねてから
アベンジャーズシリーズの問題点として、
ヒーローの供給過剰と
悪役の存在感不足をあげてきた。
それを何とかしないと
ジリ貧だと予言していたわけだが、
マーベルかディズニーの偉い人が
感心にも当サイトを読んでいたか、
「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」では
その不安を払しょくする
見事なストーリーを出してきた。 
アベンジャーズは世界を救ってきたが、
その代償として各地は深刻なダメージを受けていた。
やがて、ただの民間組織ながら
我が物顔で世界中を跋扈するアベンジャーズに対する
世界の目は厳しいものとなっていった。
あるテロ事件の捜査で犠牲者を出したことを契機に、
ついに彼らを国際的な組織の管理下に置くべき
との声が高まってきたが、
アベンジャーズのリーダー、
キャプテン・アメリカは強く反対する。 
キャプテンことスティーブ・ロジャースは、
かつて裏切られた経験から
もともと組織というものを信用していない。
と同時に、アベンジャーズ随一の
純粋な愛国心の持ち主であり、
善悪に対する自分の判断というものに
絶対の自信を持っている。
合議制が常に正しい結論を出すわけでなく、
まともなリーダーならば独裁制のほうが
世の中がよくなる論すらあることを考えれば、
彼の考えには十分な説得力がある。 
だが、アイアンマンことトニー・スタークは
そう考えない。彼がヒーローになったのは、
自分が良かれと思って作ってきた
会社や発明品があずかり知らぬところで
多くの不幸を生み出していた
現実を知ったからであり、
そもそも自分の限界というものを
痛感しているタイプである。 
価値観や生い立ち、
生きてきた時代すら違う二人の意見に
アベンジャーズも真っ二つに割れる。
やがて彼らはついにぶつかることになる。 
ヒーローが増えすぎたので
二つに分けて紅白戦を行う。
ヒーローのインフレを解決する
見事なアイデアである。
原作から大きく異なっている部分は、
現実社会を暗喩させるなど
観客のニーズに合わせた変更となっている。
ストーリーも見せ場も非常に出来が良い。
年間何本もないエンタメの佳作、一級品である。 
映画として優れているのは、
この手にありがちな
「どうせもっとデカい敵が現れて、
結局手打ちして一緒に戦って終わりでしょ」
というパターンを踏襲しなかった点。
それどころか、ここに出てくる敵は
ヒドラだのナチスなどと違い「悪」ではない。 
今回の真の悪役は
非常に奥深いテーマを語りかけてくる。
そこがいい。
その人物の深い考察に対して、
トニーの行動は
浅はかな現代の人々を象徴するかのようだ。
ようするに、復讐心をもつものが
手段を持つと止まらない。
戦争の発生原理、戦時に生まれ育ったスティーブは
それをわかっていたから黙っていた。
初めて描かれるキャプテンのダークさ
というべき一面がこれまた衝撃的である。 
アベンジャーズが各地で行ってきた破壊っぷりを
VTRで振り返る場面は思わず大笑したが、
改めてみると本当にひどい。
これを逆恨みしてアベンジャーズを恨むやつが
出てくるのは当然である。
現実のアメリカも各地で紛争解決をしてきたが、
同様にいまや世界で一番恨まれている。 
ではその軍事力を国連なりの
管理下におけばマシになるのか。
それともキャプテンのような
立派なリーダーを選ぶほうがいいのか。 
それはともかく、アベンジャーズは
二分されとんでもないバトルが開始される。 
前作に続いてメガホンをとったルッソ兄弟の
アクション演出はさらに磨きがかかり、
シャッター速度をあげたコマ落としのような
格闘シーンは戦争映画のようなリアリティ。
マンネリを打破し、
これまでのアベンジャーズシリーズでは本作が一番いい。
冒頭のテロ阻止アクションだけで、
誰もがこれまでとは一味違った凄みを
感じられるだろう。 
ネタバレ嫌いな方のために
ここにはあえて書かないが、
アドバイスとしては
事前にどのヒーローがどちらにつくか、
予習しておいたほうがいいかもしれない。
でないと最大の見どころである
ヒーロー大戦争の乱戦についていけない恐れもある。 
キャプテン・アメリカの3作目ではあるが、
事実上のアベンジャーズ3と
いってよいくらい豪華な本作。
ファルコンやスカーレット・ウィッチの
意外な大活躍ぶりも熱い。
大人の事情が解消されたおかげで
登場する新ヒーローも素晴らしい。
バッキー・バーンズとスティーブの
真の友情を描くくだりも感動的だし、
迷えるトニーの人間味も十分描けている。
そしてそのアイアンマンとキャプテンの
壮絶な決戦シーンたるや、
衝撃の結末とともに見応えたっぷりだ。 
どう考えても決戦に加わったら反対陣営が
不利すぎる最強のヒーローが、
テキトーな理由で除かれている
ご都合主義もほほえましい限り。 
ヒーローの人間的魅力がシリーズ中最も出ている
「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」を、
私は自信を持ってお勧めする。
まだ時間はあるから、できる限り、
マーベルシネマティックユニバースの全作品を見てから
こいつを楽しんでほしい。 


座頭市血笑旅

オトーサン、
「三隅研次監督の座頭市か」
代表作は、勝新太郎主演の
「座頭市」シリーズです。
・座頭市物語 1962
・座頭市地獄旅 1965.
・座頭市血煙り街道 1967.
・座頭市喧嘩太鼓 1968
・座頭市あばれ火祭り 1970

原題:座頭市血笑旅(1964)
監督:三隅研次
脚本:星川清司/ 吉田哲郎/ 松村正温 
Genre:Period drama
上映時間:87分
あらすじ:
甲州路を行く座頭市。
追う五人組の殺し屋は、
市が乗った駕を先廻りして刺した。
だが、中にいたのは、赤ん坊を抱いた女だった。
市は、その亭主宇之助の住む信州宮本村のまで、
赤ん坊を届けることにして、
駕かき土平と馬助を連れて子守旅を始めた。
だが、五人組は、そんな市に襲いかかった。
市の居合斬りで、一人を斬られた五人組。
土平、馬助は退散して、
市は赤ん坊と二人の旅を続けた。
一夜賭博で金を作った市は、
田舎侍に追われる女巾着切り、お香を助け、
子守り代りにお香をやとった。
市の気っぷに惚れたお香は、よく面倒をみた・・・

出演者:
 勝新太郎・・・ 座頭市 
 高千穂ひづる・・・ お香 
 金子信雄・・・ 宇之助 
オトーサン、
「勝新、若いな」
1931年生まれですから、33歳!

その他の出演者:
 加藤嘉・・・ 和尚了海 
 天王寺虎之助・・・ 相撲取り小手丑 
 石黒達也・・・ 文珠の和平次 
 伊達三郎・・・ 野呂平太夫 
 藤山浩二・・・ 島蔵 
 橋本力・・・ 猪蔵 
 杉山昌三九・・・ 麻古女半五郎 

User Rating:7.4/10( 10 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:8.1/10( 15 votes) Yahoo!
オトーサン、
「赤ん坊が可愛いね」
撮影は、大変だっただろうね。

User Reviews 
イニシャルKさん 
2009年2月9日
三隅研次監督の手がけた座頭市

今回は市がふとしたことから
赤ん坊の世話をしながら旅をすることになるという
ストーリーがなかなか新鮮に感じられる。
三隅研次監督の手がけた座頭市は
かなり久しぶりに見たのだが、
この設定をうまく活かしたドラマ性の高い作品に
仕上げていてとても面白かった。
市が赤ん坊の世話をする姿は見ていて微笑ましく、
途中で一緒に旅をすることになる女スリを演じる
高千穂ひづるも良かった。
クライマックスの炎の中での斬り合いも
迫力充分で印象に残るが、
赤ん坊を育てることを決意した市が和尚に諭され、
赤ん坊を和尚に預けるシーンは
市のやるせなさが伝わってきて、
分かってはいるのだがやっぱり感動してしまった。
まあ多少気になる点がなくもないが、
前回見た「座頭市逆手斬り」が物足りない出来だっただけに
今回は充分に傑作だと思う。
書き忘れてたけど、赤ん坊の父である親分を演じる
金子信雄の演技もなかなか迫力があり、印象に残った。 

オトーサン、
「三隅座頭市では異色作だね」

nabeさん 
2010年9月25日
最高の子連れ狼

座頭市がひょんなきっかけで
乳飲み児を連れて旅に出ることになる。
えっ?目が見えないのに?と思うが、
そこはちゃんと高千穂ひづる演ずる
お香が伴をするので問題はない。
こういった現実をきちんとはずさないところが、
座頭市シリーズの息の長さにつながっている。
それでも市は目が見えないのに一生懸命子守をする。
その姿は観ていて涙が出てくるほど素晴らしい。
勝新は殺陣だけではなくどの演技をやらせても
一級品だったのが良くわかる場面だ。
全体的に殺陣の場面が数回しかないが、
座頭市の優しい人間性に触れて、
さらにファンを増やしたことだろう。
旧大映の恐るべき映画人たちである。


真昼の用心棒

オトーサン、
「この長ったらしい原題、どういう意味かな?」
イタリア語に変換してみました。
・コルトは死を歌いました
 ...虐殺する時間でした
英語の題名は、Massacre Time(虐殺の時)
邦題とは、ほど遠い題名です。

原題:Le colt cantarono la morte e fu
   ...tempo di massacro (1966) 
   Massacre Time
監督:Lucio Fulci  
原作・脚本:Fernando Di Leo  
Genre:Western 
Country: Italy 
Language: Italian 
上映時間:92分
あらすじ:
トムは、母親の死後、故郷の村を出て
用心棒として放浪していたが、
友人からの危急の手紙を受け取り、
久しぶりに村に帰ってきた。
村は昔とは状況が一変していた。
スコット一味に牛耳られ、村人たちは苦しんでいた。
実家の牧場もスコット一味に奪われ、
兄のジェフは自棄になり酒に溺れていた。
トムに手紙を送った友人キャラダインは、
妻子もろとも殺害される。
トムは兄と調査を進めるうち、
スコットが自分の実父であり、
粗暴で嗜虐的な息子、ジュニアに嫌気が差し、
トムに財産を相続させようとしている事を知る。
だが、ジュニアは、スコットを射殺してしまう。
トムは兄と協力し、最後の対決に・・・

出演者:
Franco Nero ・・・ Tom Corbett(トム)
George Hilton ・・・ Jeff Corbett(ジェフ)
Giuseppe Addobbati ・・・ Mr. Scott(スコット)
Nino Castelnuovo ・・・ Jason 'Junior' Scott(ジュニア)
オトーサン、
「フランコ・ネロ、知らんなぁ」
調べたら、名女優ヴァネッサ・レッドグレイヴとの間に、
子供がいます。

その他の出演者:
Linda Sini  ・・・ Brady
Tom Felleghy ・・・ Murray
Rina Franchetti ・・・ Mercedes
Tchang Yu ・・・ Undertaker
Aysanoa Runachagua ・・・ Sonko
John Bartha ・・・ Carradine 
Attillo Severini ・・・ Scott Henchman 
Romano Puppo ・・・ Scott Henchman 
Sal Borgese ・・・ Scott Henchman 

User Rating:6.6/10( 1,279 votes)IMDb
  User Rating:6.1/10( 13 votes) Yahoo!
オトーサン、
「よくできているけど、虐殺しすぎ」

User Reviews 
spider89119さん
United States 
2005年7月25日
ルチオ・フルチの素晴らしい西部劇

フルチのゾンビ映画やホラー映画が好きだ。
ずっと以前に、マカロニ・ウエスタンに興味をもち、
フルチが監督したと気づいた時、
当然、この映画に興味を持った。
フルチは、素晴らしい西部劇を監督した。
音楽は、モリコーネではないが、
とてもいい。
ラッロ・ゴーリは、自分のスタイルを持ている。
まぎれもなくマカロニ・ウエスタン風味がある。
テーマソングは、すばらしい。
全編にわたって、バリエーションが流れる。
連続する感じがあって、冗長に聞こえない。
ネロとヒルトンは、いつもながら、すばらしい。
ヒルトンは、おかしな人物を演じる。
アル中で、いくら飲んでも、
誰よりも速く、まっすぐに撃つことができる!
まっすぐに歩けなくても、
何人かと同時に戦うこともできる。
他の俳優も、非常によい。
ニーノ・カステルヌオーヴォは、
最も興味深い役を演じている。
性格は、サディスティックで、
オルガン演奏に没頭するシーンは、不気味だ。
マカロニ・ウエスタンか、
ユーロフィルムのファンならば、
どうか、この映画を見てほしい。

オトーサン、
「ルチオ・フルチ監督といえば・・・」
マスター・オブ・ゴアの異称あり。
代表作は、「サンゲリア」「地獄の門」「ビヨンド」とか。
残念ながら、すべて未見です。

ジャンゴ さん 
2010年4月6日
F・ネロの虐殺・殺戮マカロニ 

殺戮度は「続・荒野の用心棒」と
いい勝負だと思う。
役柄は、悪党でも賞金稼ぎでもなく、
金鉱堀りの普通の役です。
故郷に帰ってみれば家も牧場も町も
悪党スコットたちに牛耳られていた。
打倒スコット!に燃えるネロだが、
複雑な家族関係が発覚して、すんなりとは倒せない。
ここでのネロの性格は執念深く、情無用だ。
ムチでスコットの息子にめった打ちされ、
火で焼かれて、血まみれになっても
「また、来るぜ〜!」とフラフラで家に帰る。
悪党を倒すまでは死にきれないようだ。
家族関係の真相が分かり、
気分がすっきりしたネロは、
スコット牧場に殴り込みをかける。
とにかく撃ちまくり、バタバタバタ・・・と倒れる敵、
額からトマトケチャップみたいな血がドロドロ出る。
空中回転のアクロバットガンプレイも披露し、
連続発射による皆殺し、
1人に必要以上の銃弾をぶち込み、
マカロニ・ガンプレイをこれでもか!と見せまくる。
1人に10発ぶち込む場面は、
復讐じゃなくて殺しを楽しんでいるかのようだ。
「続・荒野の用心棒」のような
血まみれのノンストップの殺戮が好みの人には
お勧めのネロさんです。
女、子供も血を噴き出して殺されますよ!
気の弱い方には決してお勧めできません。 


K−9/友情に輝く星

 
オトーサン、
「犬が活躍する映画だ!」
すると、思い浮かぶ映画と言えば、
「ベートーベン」1〜5
「ハチ公」
「名犬ラッシー」

原題:K-9 (1989) 
監督:Rod Daniel  
脚本:Steven Siegel/ Scott Myers  
Genre:Action/ Comedy/ Crime
上映時間:101分
あらすじ:
ドゥーリー刑事は、サンディエゴ警察の麻薬取締官。
5千万ドルの麻薬を動かす密売人ライマンを追っていた。
上司バイヤーズから疎まれ、相棒もなし。
ライマンの手下フレディを捕まえ、
港の倉庫に麻薬が入荷されることを知る。
ブラニガン警部補に麻薬捜査犬を貸してと頼み、
ジェリー・リーという犬をパートナーとして得る。
港で、ジェリー・リーの活躍で、
ギリアムが麻薬の買人だとつきとめる。
だが、ライマンに命を狙われ、
遂に、恋人トレーシーが誘拐されてしまう・・・

出演者:
James Belushi ・・・ Detective Michael Dooley(ドゥーリー刑事)
Mel Harris ・・・ Tracy(トレーシー)
Kevin Tighe ・・・ Lyman(ライマン)
オトーサン、
「ベルーシ、いい味だしているね」

その他の出演者:
Ed O'Neill ・・・ K-9 Sgt. Brannigan
James Handy ・・・ Lt. Byers
Sherman Howard ・・・ Dillon
Daniel Davis ・・・ Halstead
Cotter Smith ・・・ Gilliam
John Snyder ・・・ Freddie
Pruitt Taylor Vince ・・・ Benny the Mule

User Rating:5.9/10( 27,023 votes)IMDb
  User Rating:7.2/10( 43 votes) Yahoo!
オトーサン、
「スコアに差があるね」
犬好きかどうかで評価が異なる映画です。

User Reviews 
Elswetさん 
2007年4月22日
ベルーシの会心作の1つ。
チャック・ノリスと犬のコンビ映画よりも優れている。

本作は、警官と犬のコンビ映画のなかでは、
最もよいものではない。
だが、チャック・ノリスと犬のコンビ映画よりも、
優れているが、
「ターナー&フーチ/すてきな相棒」のほうが、
優れていると思う。
でも、楽しく、私のお気に入りの2位だ。
十分に機知に富んでいて、おかしい。
ジェームス・ベルーシは、
いつものポーズをとり、胸を叩いてみせるが、
やりすぎてはいないので、映画を損なってはいない。
成人男性が、恋人と犬のいい関係に嫉妬する、
そんなシーン、見るのは悲しいが、このシ−ンはうまい。
アカデミー賞ものではないが、
犬の演技には、驚かされるだろう。
要点:
これは楽しい映画だ。
それは、「ターナー&フーチ/すてきな相棒」ほど
心を暖めるものではないが、
他の映画のように、犬を酷使していない。
面白いし、楽しい映画だ。

オトーサン、
「このひと、シェパードを飼っていたのかな?」

猫背のおじさまさん 
2013年4月16日 
忘れられない名作
 
主役は犬である。
確かジェリーとか云う名前の麻薬犬なんだが、
これがまた実にユニークな犬で、
犬なんだけど人間嫌いでオンナ好き、
実力はあるんだけど傍若無人で
協調性のない性格をしている。
兎に角、笑える。
一応、麻薬捜査絡みの刑事物のコメディなんだけど、
ラブコメディと思って観たほうが間違いがないと思う。
主役のジェリーに良く似た性格のドゥーリィ刑事、
このコンビが最高にイケてるのだ。
ドゥーリィ刑事の恋人を巡って、
犬と人間が争うあたりは傑出した出来栄えと云える。
犬も人間もオトコはみんな単純なのだ。
しっかりコメディで笑いこけたあと、
一応のホンスジである麻薬捜査のほうも
決着を見ることになる。
散々笑った後のこの展開は、
ちょっとばかりシリアスな筋書きなのだが、
その具体的な内容は伏せておこう。
是非、一度はご覧になって欲しい。
ワンちゃんの登場する映画として、
本作がピカイチだと云うことが、
観ればきっと納得して貰えるに違いない。 


日本で一番悪い奴ら


オトーサン、
「こういう奴が出世するのか」
財務省の佐川理財局長が国税庁長官に昇格。
森友学園への国有地売却問題の担当局長として、
国会での追及にこんな答弁!
「不当な働きかけはなく、記録も残っていない」
国民の納税意欲が減退しないのかな?

原題:日本で一番悪い奴ら(2016)
監督:白石和彌
原作:稲葉圭昭
脚本:池上純哉  
Genre:Drama/Crime/Comedy
上映時間:135分
あらすじ:
柔道で名を挙げた諸星要一は、
北海道警察に入り刑事となった。
そこで彼は村井という悪徳刑事から
「調書なんか作る暇があったら
現場でS(スパイ)を作って点数を稼げ」
とのアドバイスを得る。
猪突猛進型の体育会系な諸星はそれを真に受け、
ほとんど違法な捜査で頭角を現していく。
「日本一の刑事になりたい」その強い思いは、
やがて最後の一線を越えエスカレートしていく・・・ 

出演者:
 綾野剛・・・ 諸星要一 
 ピエール瀧・・・ 村井定夫
 YOUNG DAIS・・・ 山辺太郎 
 植野行雄・・・ アクラム・ラシード 
 中村獅童・・・ 黒岩勝典 
 矢吹春奈・・・ 田里由貴
オトーサン、
「綾野剛、熱演!」
声帯を傷めなかったのか、心配です。

その他の出演者:
 瀧内公美  
 田中隆三  
 みのすけ  
 中村倫也  
 勝矢  
 斎藤歩  
 青木崇高  
 木下隆行  
 音尾琢真  

User Rating:6.8/10( 10 votes)IMDb
  User Rating:8.0/10(3,058 votes) Yahoo!
オトーサン、
「こんなことがあったのか」

日本アカデミー賞ノミネート 
・主演男優賞  綾野剛 

User Reviews 
Dream kerokeroさん 
2017年2月5日
この点数稼ぎ野郎が・・・

車やバイクを運転したことある人なら
一度くらい、キップを切られた経験が
あるのではないでしょうか。
その時おそらく、この点数稼ぎ野郎が
と内心思ったはず。
この映画はまさに
それを証明してくれてるかのようで、
所詮警察もサラリーマン、
成績がものを言う組織だ
ということがよく分かります。
ま、一応フィクションらしいですが。
どうでもいいけどこの映画を観たら、
誰も警察官になりたいなんて
思わなくなっちゃうかもね(笑) 

オトーサン、
「巨悪は、許されるのかね?」

前田有一さん 
2016年6月22日
リアルウシジマくん
   
北海道警察において、
"日本警察史上最悪の不祥事"を巻き起こした
一人の悪徳警官を描いた実話映画
「日本で一番悪い奴ら」は、
あまり意識されていないが
現在進行中の案件だったりする。 
(前掲 あらすじ紹介)
今年3月、ロシア人の元船員が
「北海道警のおとり捜査は違法だった」と
訴えて再審が決まったとの報道がなされたのだが、
その時このロシア人に
違法な密輸拳銃を持ってこさせた警部補
というのが本作の主人公のモデル稲葉圭昭である。 
この事からわかる通り、
主に90年代を舞台にした
本作で描かれる実話「稲葉事件」は
いまだに続いている。
現役の北海道警のなかにも
おそらく何人も関係者がいるだろうし、
なにがしかの形で悪事にか関わったものもいるだろう。
なぜそういえるのかと疑問に思う人は、
この映画を見ればわかる。 
綾野剛はこの悪徳警官役に挑むにあたって、
かなりの役作りを行ったときく。
たとえば柔道家の特徴ともいうべき餃子耳だが、
彼はじっさいに薬物注射で作り上げようとした。
しかし、この映画に柔道シーンはごくわずか。
気合いのはいった役者の辞書にコスパの文字はない。 
ファンにとっては幸いなことに注射案は監督が却下したが、
綾野剛のそうした努力は
この主人公にたんなる悪ではない、
人間的魅力を加えることに成功した。 
ピエール瀧演じる先輩悪徳警官からの無茶な教えを
無批判に受け入れる体育会脳っぷりも、
その行動力があまりにぶっとんでいる、
かつ動機が少年のように純粋なものだから
思わず共感してしまう。
ここはこの役柄の最大のハードルだったが、
綾野剛と白石和彌監督は軽々越えてきた。 
その後はまるで若者の成功物語を見ているように、
諸星要一という男の悪事が
エスカレートしていく様子を楽しめる。
金回りがよくなるから、生活も派手になっていく。
いい女と激しいセックスをし、舎弟を増やしていく。 
その先に破滅があるのは
主人公以外誰もが感じている事だが、
躊躇せず突き進んでいく。
バカだが、凡人にはとても真似できないから、
痛快さを感じさせる。
これが実話というのだから、
まさにリアルウシジマくんというほかない。 
いうまでもないが、ここであきらかになる道警、
そして警視庁までかかわった馬鹿げた悪事の数々も、
これまた実話である。 
成績をあげるために裏社会の知り合いから
密輸拳銃を買い受けるなど、
まったくもってとんでもないノルマ主義の極みである。
だが警察組織というものは、
そういうことに基本的に罪悪感を
持っていないということを
一度でも駐車違反で反則金を課せられた人なら
知っているだろう。
だからこの素っ頓狂なストーリーには、
恐ろしいことにリアリティがある。 
白石和彌監督は、この事件が進行中であり、
さばかれていない悪が存在することを承知していながら、
決してその告発と糾弾を目的に本作を作っている様子がない。 
社会派で知られる彼のこと、
心の奥底にはそうした牙を隠し持っているに違いない
と私は思うが、今回はそれ以上に人間を描くことに力をいれている。 
私は、北海道警察の人たちが
どんな思いでこれを見るのだろうと想像する。
もしかすると心の中で、
軽妙でコミカルなこの映画のタッチとは似ても似つかない
どす黒い怒りが渦巻いてゆくのではなかろうか。
白石監督も大胆な映画を作るものだ。 
ここに、悪が世代間でうけつがれていく、
それをさりげなく示唆するような描写を加えれば、
なおさら今に繋がるテーマ性を強調できたと思うが
それはなかった。
過去に起きたこと、としてだけ見るには
この映画の持つ、事件の本質を貫く鋭さのようなものが、
ちょいと惜しいと感じてしまうのである。 


ASSASSIN −アサシン−

 
オトーサン、
「お、ドルフ・ラングレンが出ている!」
あの名作「ロッキー4/炎の友情」で、
スタローン演じるロッキーとの死闘は、語り草。
その後、出演するのは、駄作ばかり。
この映画で、久しぶりに、いい役をもらいました。

原題:One in the Chamber (2012) 
監督:William Kaufman  
原作: Derek Kolstad
脚本: Benjamin Shahrabani  
Genre:Action/ Crime/ Thriller
Rated R for violence, language, brief drug use and sexuality 
上映時間:91分
あらすじ:
チェコ・プラハで休戦状態にあった
二大マフィアのタバニアン・ファミリーと
スベロフ・ファミリー。
ある取引がキッカケで、抗争再開!
取引相手を横取りされたミハイルは、
国際的な殺し屋レイを雇い、
タバニアン・ファミリーのブラッドの
片腕・デミヤンの暗殺を図るが、殺し損なう。
ミハエルにクビにされたレイをデミヤンが雇い、
ミハイルと弟のボビーの命を狙わせる。
一方ミハイルは、伝説の殺し屋ウルフを雇い、反撃に出る。
レイは、かつて暗殺した男の娘ジャニスとの接触を
避けていたが、つい彼女の働くバーに立ち寄ってしまう。
だが、ジャニスはレイに惹かれていく・・・

出演者:
Cuba Gooding Jr. ・・・ Ray Carver(レイ)
Dolph Lundgren ・・・ Aleksey "The Wolf" Andreev(ウルフ)
Claudia Bassols ・・・ Janice Knowles(ジャニス)
Andrew Bicknell ・・・ Mikhail Suverov(ミハイル)
Louis Mandylor ・・・ Demyan Ivanov(デミヤン)
オトーサン、
「両雄の対決と同盟、新鮮な設定だね」

その他の出演者:
Catalin Babliuc ・・・ Live
Leo Gregory ・・・ Bobby Suverov
Lia Sinchevici ・・・ Mila
George Remes ・・・ Gregori
Alin Panc ・・・ Vlad Tavanian
Billy Murray ・・・ Leo Crosby
Florin Roata ・・・ Junior
Alexandra Murarus ・・・ Nadia
Aaron McPherson ・・・ Peter
Andrei Ciopec ・・・ Waiter
Bogdan Uritescu ・・・ Nikolai
Jimmy Townsend ・・・ Ivan
David Menina ・・・ Matous
Patricia Poienaru ・・・ Juliana
Annalee Gooding ・・・ Bus Passenger

User Rating:5.2/10( 3,968 votes)IMDb
  User Rating:5.6/10( 30 votes) Yahoo!
オトーサン、
「もっと高くていいのでは?」

User Reviews 
msrozさん
United States 
2014年12月4日
キューバのグッディングとドルフ・ラングレン。
2人は、敵対する殺し屋だが、同盟に変わる

本作の出だしは、
ひねりの効いた良い脚本と登場人物だ。
殺し屋であるキューバのグッディングと
ドルフ・ラングレンのすばらしい演技が続く。
ビリー・マレーは、グッディングの雇い主役で、
好演している。
舞台は、東欧。
2人のギャングが、都市の下町を支配している。
陣地拡大をしようとし、3年の停戦が壊れてしまう。
グッディングは、ギャングのリーダーを暗殺するために
フィクサーに雇われる。
彼は、ほとんどのギャングを殺すが、
ただ1人が、彼の手練の銃から逃れてしまう。
彼は、止むなく、敵方に移る。
その間、他方は、彼を暗殺しようと、
ドルフ・ラングレンを雇う。
グッディングは、厭世的な人物だ。
というのも、かつて少女の父親を殺害したからだ。
アクションシーンは、実によく演出されている。
誰が何をしているか、
どのように成功するか、失敗するかがよくわかる。
グッディングとラングレンの戦いは、特によい。
グッディングが簡単に銃弾を免れる1つのシーンがある。
ラングレン演じるウルフは、見応えがある。
本作には特殊効果などない。
大予算の映画よりも、生き生きしている。
登場人物と衝突シーンが夢中にさせてくれる。
特に魅力的なのは、
働く相手をスイッチするあたり、
それに加えて、いくつかの裏切りがしゃれている。

オトーサン、
「グッディングが聖書を引用して、
独白する、なんか不自然だね」

ニーマンスさん 
2012年9月17日
銃撃戦に肉弾戦と面白いアクション映画

対立するマフィアが雇った
二人の殺し屋が織りなす銃撃戦と肉弾戦
余計なことを考えずに楽しめるアクション映画でした。
主演の二人の共演も見所のひとつとして楽しめるし、
実際はどうでもいいような片方の殺し屋の
安っぽい苦悩とかもこういった映画には
ちょうどいいくらいのアクセントになるので
そういった意味でもはずれのない映画だと思います。
この映画自体には関係ないけど・・・
この映画にもいえることだけど
キューバ・グッティング・Jrさんは
もっと表情豊かな深い演技ができるはずなのに
少しもったいないかな。
いやドルフ・ラングレンももちろん最高、
もともと彼目当てで観たので。


スリーデイズ

 
オトーサン、
「こんな夫になりたい」
そう、誰かがそうコメントしていました。
昨今のニュースを見ると、
妻を裏切る奴ばかり。
どんなことがあっても、妻を支えるぞ!
松居一代との離婚調停に踏み切った船越英一郎さん、
これ以上妻を支えるのムリなのかな?

原題:The Next Three Days (2010) 
監督:Paul Haggis    
脚本:Paul Haggis/ Fred Cavaye/ Guillaume Lemans  
Genre:Crime/ Drama/ Romance
Country: USA / France 
Language: English 
上映時間:133分
あらすじ:
大学教授のジョン・ブレナンは、
愛する妻子と共に幸せな毎日を送っていた。
ある日、家に押しかけてきた警察によって
妻ララが逮捕されてしまう。
容疑は殺人。
妻の無実を信じて奔走するが、
3年後ついに裁判で有罪が確定してしまう。
絶望したララは自殺未遂を図り、
ジョンは、最後の手段“脱獄”を決意する。
脱獄のスペシャリスト、デイモンに教えを請い、
全てを懸けた綿密な脱獄計画を練り上げていく・・・

出演者:
Russell Crowe ・・・ John Brennan(ジョン)
Elizabeth Banks ・・・ Lara Brennan(ララ)
Ty Simpkins ・・・ Luke(ルーク)
Lennie James ・・・ Lieutenant Nabulsi(ナブルシ警部補) 
Liam Neeson ・・・ Damon Pennington(デイモン)
オトーサン、
「ラッセル・クロウ、苦労したね」
流石、現代を代表する名優です。
アカデミー賞受賞 
・主演男優賞 グラディエーター
同ノミネート
・主演男優賞 ビューティフル・マインド    
・主演男優賞 インサイダー 

その他の出演者:
Olivia Wilde ・・・ Nicole
Michael Buie ・・・ Mick Brennan
Brian Dennehy ・・・ George Brennan
Helen Carey ・・・ Grace Brennan
Daniel Stern ・・・ Meyer Fisk
Kevin Corrigan ・・・ Alex
Jason Beghe ・・・ Detective Quinnan
Aisha Hinds ・・・ Detective Collero
Tyrone Giordano ・・・ Mike
Jonathan Tucker ・・・ David
Allan Steele ・・・ Sergeant Harris
RZA ・・・ Mouss
James Ransone ・・・ Harv
Moran Atias ・・・ Erit
Trudie Styler ・・・ Dr. Byrdie Lifson
Tyler M Green ・・・ 3-year-old Luke
Toby J. Green ・・・ 3-year-old Luke
Kaitlyn Wylde ・・・ Julie

User Rating:7.4/10( 153,704 votes)IMDb
  User Rating:7.3/10( 652 votes) Yahoo!
オトーサン、
「楽しめること間違いなし」

User Reviews 
Carlさん
United Kingdom 
2010年12月2日
本当に本当によい

一言で、言うと…
ワーオ、すばらしい。
この映画、楽しめた。
ストーリー展開は、「逃亡者」と
強盗をテーマにした映画の中間かな。
瞬間がありました。
心底、どうなるか分からないシーンが
たくさんあった。
今年見た最もよい映画だ。
そうでないとしても、最良のものの一つ
最後まで、じっと見てしまった。
欠点と言えば、2人の警官の役かな。
粘り強いかどうか確信をもてない。
だが、そうでなかったら、
映画は、もっと早く終わっていただろう。
この他には、欠点が思いつかない。
主人公が気になる。
最後まで、夢中になる。
要するに、すべてが非常に面白い。

オトーサン、
「すべて彼女のために」(2008)みたよ」
フレッド・カヴァイエは、
セザール賞の新人監督作品賞にノミネートされています。
本作に劣らぬ名作です。

黒美君彦さん 
2016年5月30日
ドン・キホーテ

オリジナルのフランス映画は未見。
・「すべて彼女のために」(2008)
ポール・ハギス監督がどう料理したか関心があったが、
意外に普通…かな? 
殺人で刑務所に入れられている妻を脱獄させる物語は、
やはり後半が勢いづく。
もっともラッセル・クロウが大学教師の役というのは
もひとつピンと来ないけど。
もちろん犯罪的な行為には縁がなかった主人公だけれど、
脱獄する資金のためには無茶もするし人も殺す。
首尾よくそうした無茶が通ってしまう
ご都合主義には目をつぶるとして。
思い立ったら突っ走る、という主人公に、
人間の幅が感じられなかったのが
「普通」に留まった最大の理由か。
自らをドン・キホーテになぞらえ、突っ走る主人公。
圧倒的に不利な状況証拠の中で、
妻の無実を証明する材料もない。
それならば冤罪を受け容れるしかないのか。
そこで「脱獄」に走る主人公の突拍子のない切実感が
もうひとつ伝わらなかったように思う。
とはいえ、後半の脱獄劇はなかなか見せる。
激走中の車から飛び降りようとした時、
妻は死のうとしたのだろうか。
彼女はこの時何を考えていたのか。
罪の意識なのか。
劇的なシーンであるだけに、
その夫と妻の心理のすれ違う様が
もう少し描かれればもっと面白くなったような気がした。
妻・ララを演じたエリザベス・バンクスは悪くないんだけどね。
脱獄のプロ?のリーアム・ニーソンが、
後半どこかで登場するかと思ったけれど、それはなし。
ラッセル・クロウは少々肥満気味かな。


スローターハウス5

 
オトーサン、
「ドレスデン空襲、知らなかったな」
本作をみて、はじめて知りました。
1945年2月13、14日の連合国軍による
ドイツのドレスデン空襲の死者は3万人から15万人。
幅があるのは、ポーランドや東部ドイツからの
数十万人の避難民で溢れていたからとか。
対する日本では、1945年3月9日の
東京大空襲の死者は10万人。
北朝鮮との戦争が始まれば、
こんな数ではすまないでしょう。

原題:Slaughterhouse-Five (1972) 
監督:George Roy Hill  
原作:Kurt Vonnegut Jr.
脚本:Stephen Geller  
Genre:Comedy/ Drama/ SF 
Country: USA 
Language: English / German 
上映時間:104分
あらすじ:
18歳のビリーは、
第二次世界大戦に従軍し、ドイツで捕虜に。
彼のいるドレスデンは
英米連合軍の空襲で、壊滅する。
友軍による民間人死者13万人の大量虐殺を
体験した心の傷は戦後も癒えない。
40歳をすぎたビリーは、最愛の妻ヴァレンシアを失う。
息子はベトナム戦争に行き、絶望が襲った時、
ビリーは、トラルファマドール星人に誘拐されて
動物園に入れられ、
ポルノ映画スター、ワイルドハックとともに展示される。
そして、自分の人生のあらゆる時間を駆け巡るようになる

出演者:
Michael Sacks ・・・ Billy Pilgrim(ビリー・ピルグリム)
Sharon Gans ・・・ Valencia Merble Pilgrim(ヴァレンシア・ピルグリム)
Valerie Perrine ・・・ Montana Wildhack(ワイルドハック)
Ron Leibman ・・・ Paul Lazzaro(ラザーロ)
オトーサン、
「マイケル・サックス、熱演しているね」

その他の出演者:
Eugene Roche ・・・ Edgar Derby
Perry King ・・・ Robert Pilgrim
Holly Near ・・・ Barbara Pilgrim
Kevin Conway ・・・ Roland Weary
Friedrich von Ledebur ・・・ German Leader
Ekkehardt Belle ・・・ Young German Guard
Sorrell Booke ・・・ Lionel Merble
Roberts Blossom ・・・ Wild Bob Cody
John Dehner ・・・ Professor Rumfoord
Gary Waynesmith ・・・ Stanley
Richard Schaal ・・・ Howard W. Campbell Jr.
Gilmer McCormick ・・・ Lily Rumfoord
Stan Gottlieb ・・・ Hobo
Karl-Otto Alberty ・・・ German Guard 
Henry Bumstead ・・・ Eliot Rosewater
Lucille Benson ・・・ Billy's Mother
John Wood ・・・ English Officer

User Rating:7.0/10( 10,177 votes)IMDb
  User Rating:7.7/10( 54 votes) Yahoo!
オトーサン、
「よくできている」
SFなのに、突込みどころがありません。
テーマ曲であるバッハの「チェンバロ協奏曲」のラルゴが、
心に響きます。

カンヌ国際映画祭受賞 
・審査員賞  ジョージ・ロイ・ヒル
同ノミネート
・パルム・ドール  ジョージ・ロイ・ヒル    

ゴールデン・グローブ賞ノミネート
・新人賞 マイケル・サックス

User Reviews 
Mike Mooreさん
San Diego, CA 
2004年7月9日
楽しい驚き

私は、ヴォネガットのファンであり、
いい映画にちがいないと楽観して、
この映画を見た。
ジョージ・ロイ・ヒル監督は、
原作の雰囲気を伝える素晴らしい仕事をした。
タイムスリップは、カンペキで、
ついて行くことのは、難しくなかった。
ビリー・ピリグリムを演じた俳優は
ビリーの受動的で、静かで、
やや反社会的態度を好演している。
ラザロ、モンタナ、ビリーの妻も、同じだ。
「ガープの世界」を映画化した
ジョージ・ロイ・ヒルは、こつを心得ている。
この映画がどれほど見事か、楽しい驚きだった。
私は、ヴォネガットの映画化作品のうち、
「スローターハウス5」、「母なる夜」、
「チャンピオンたちの朝食」、「スラプスティック」
の4作品を知っているが、本作がベストだ。
「タイタンの妖女」の映画版を見たいが、
これは、無理な望みだろう。
従って、「スローターハウス5」は、
トラルファマドール星を「見る」唯一のチャンスだ。
ヴォネガットのフアンには、お勧めだが、
他の人々は、おそらく高評価しないだろう。

オトーサン、
「原作、読んでみるかな」
・カート・ヴォネガット
 Kurt Vonnegut
 誕生日:1922/11/11 - 2007/4/11
 アメリカの小説家、エッセイスト、劇作家。
 人類に対する絶望と皮肉と愛情を
 シニカルかつユーモラスな筆致で描き人気を博した。
 現代アメリカ文学を代表する作家の一人。

とらやさん 
2012年6月8日
原作未読、原作の知識も無い状態で見ました。

主人公ビルが未来から過去へと
時空を漂うタイムスリップSFですが、
SF映画を見ているという感覚はありませんでした。
それは、時空を漂っているのは
彼の意識の中、記憶の中での出来事のように
感じられたからなのかもしれません。
人にはそれぞれに思い出したくもない過去の出来事もあるし、
自分にとっての理想の場所や未来の自分を思い描く事もある。
そんなビルの意識の中が
映像化されているような感覚で見ていました。
ビルにとっての思い出したくも無い過去の体験が
連合軍によるドレスデン無差別爆撃であり、
ビルにとっての理想の場所があの星だったのでしょうか。
この辺は原作を知れば全く違った感想になりそうです。
いつか原作にも触れて、もう1度見てみたい作品です。
主人公の男の人生の淡々とした描写は
ジョージ・ロイ・ヒルの作品としては、
本作と同じく小説の映画化である「ガープの世界」を
思わせる雰囲気を持った映画でした。 


SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁

オトーサン、
「むかしは、みんなヒマだったんだな」
現代のわれわれからすると、
シャーロック・ホームズの話は、
まどろっこしいし、、
アタマを使うように強要されているようで、
つきあい切れません。

原題:Sherlock The Abominable Bride (2010) 
監督:Douglas Mackinnon    
原作:Arthur Conan Doyle
脚本:Mark Gatiss/ Steven Moffat  
Genre:Crime/ Drama/ Mystery
Country: UK 
Language: English / French 
上映時間:89分
あらすじ:
1895年、冬のロンドン。
ウエディング・ドレスを着た
妻エメリアの姿に驚愕するトーマス・リコレッティ。
なぜならばエメリアは、
数時間前に自ら命を絶っていたのだ。
ベーカー街221B。
夫が妻の幽霊に殺されたと
警部から聴いたシャーロック・ホームズは、
ワトソン博士と事件解決に乗り出す・・・

出演者:
Benedict Cumberbatch・・・  Sherlock Holmes(シャーロック・ホームズ)
Martin Freeman・・・  Dr. John Watson(ワトソン博士)
Gerald Kyd・・・  Thomas Ricoletti(トーマス・リコレッティ)
Natasha O'Keeffe・・・  Emelia Ricoletti(エメリア)
オトーサン、
「美術セットがいいね」
英国BBC放送のTVドラマシリーズの1エピソードを
映画版にして、劇場公開したものです。

その他の出演者:
Rupert Graves・・・  DI Lestrade
Una Stubbs・・・  Mrs. Hudson 
Mark Gatiss・・・  Mycroft Holmes 
Andrew Scott・・・  Professor Moriarty 
Louise Brealey・・・  Molly Hooper 
Amanda Abbington・・・  Mary Watson 
Jonathan Aris・・・  Anderson 
Yasmine Akram・・・ Janine Donlevy 
David Nellist・・・  Stamford 
Catherine McCormack・・・  Lady Carmichael 
Tim McInnerny・・・ Sir Eustace Carmichael 
Tim Barlow・・・  Wilder 
Daniel Fearn・・・  Newsvendor 
Stephanie Hyam・・・  Jane 
Damian Samuels・・・  Giles 
Charles Furness・・・  PC Rance 
Adam Greaves-Neal・・・  Billy 
Richard Sutton・・・  Diamond 
Ben Crowe・・・  Driver  

User Rating:8.2/10( 27,067 votes)IMDb
  User Rating:5.8/10( 934 votes) Yahoo!
オトーサン、
「評価が分かれるな」

User Reviews 
jess-01645さん
United States 
2016年1月3日
嫌い。そのあと好きになった!

最初は、理解できなかった。
再び見た時、ある意味をもってきた。
このシリーズの熱烈なファンなら、
本作の狂気を完全に把握するのは、
難しくないかもしれない。、
だが、脚本家の天才的な意図に気づくと
ショーから目をそらさず、何度も見ることになる。
もし、脚本家がオリジナルのストーリーに拘って、
これを一回限りのエピソードにしたならば、
先が読め、ありきたりで退屈な筋書に
異論が噴出しただろう。
もう1回見たら、あっと思うシーンがある!

オトーサン、
「なるほど」

黒美君彦さん 
2016年5月10日
シャーロキアン向け?

複雑怪奇この上ないけれど、でも面白く拝見。
現代を舞台にしたシリーズの
ベネディクト・カンバーバッチとマーティン・フリーマンを
1895年までタイムスリップさせ、
そこで事件解決にあたらせるのだけれど、
これが現代のホームズの脳内事件だとすると何でもあり。
ま、ある種の夢オチではあるけれど、
天才ホームズならばそれも許せてしまう。
シャーロキアンなら、
随所にホームズ作品の細かな薀蓄が
しのばせてあるらしいので
百倍楽しいんだろうな、きっと。
ヴィクトリア朝を舞台にすると
本来のホームズに戻るけれど、
現代版の方が個人的には好み。
それにしてもシリーズを観ずに、
単独でこの作品を観ると、
多分ついていけないような…?
終盤の覚醒したりまた寝たりの連続は
バカバカしくて面白かった。
シリーズではOP映像に、
ロンドンの夜景に今やなき日本の家電メーカーの
大看板が映っていたけれど、
さすがに本作では登場せず。ちょいと寂しかった。
テレビの視聴者へのサービス版じゃん


ダーク・シャドウ

オトーサン、
「ティム・バートン&ジョニー・デップ、最強だね」
でも、本作は、ホラー、コメディ、ロマンス、
アクション、時代物と欲張り過ぎです。
この映画、前に見たのをすっかり忘れていました。

原題:Dark Shadows (2012) 
監督:Tim Burton    
原作:John August/Seth Grahame-Smith 
脚本:Seth Grahame-Smith  
Genre:Comedy, Fantasy, Horror
Country: USA / Australia 
Language: English 
上映時間:113分
あらすじ:
200年前、コリンウッド荘園の領主として
裕福な暮らしを謳歌していたバーナバスは、
魔女のアンジェリークを失恋させたため、
恋人のビクトリアを殺され、
自分は、ヴァンパイアに変えられ、
墓に生き埋めにされてしまう。
そして1972年、コリンズ家の女主人エリザベスは
一家が抱える問題に対処するため、
精神科医ホフマン博士を呼び入れる
そして、バーナバスは墓から解放されて・・・

出演者:
Johnny Depp ・・・ Barnabas Collins(バーナバス)
Eva Green ・・・ Angelique Bouchard(アンジェリーク)
Michelle Pfeiffer ・・・ Elizabeth Collins Stoddard(エリザベス)
Helena Bonham Carter ・・・ Dr. Julia Hoffman(ホフマン博士)
Bella Heathcote ・・・ Victoria Winters / Josette duPres(ビクトリア) 
オトーサン、
「デップとエヴァ・グリーンがいいね」

その他の出演者
Jackie Earle Haley ・・・ Willie Loomis 
Jonny Lee Miller ・・・ Roger Collins 
Chloe Grace Moretz ・・・ Carolyn Stoddard 
Gully McGrath ・・・ David Collins 
Ray Shirley ・・・ Mrs. Johnson 
Christopher Lee ・・・ Silas Clarney 
Alice Cooper ・・・ Alice Cooper 
Ivan Kaye ・・・ Joshua Collins 
Susanna Cappellaro ・・・ Naomi Collins 
Josephine Butler ・・・ David's Mother 
William Hope ・・・ Sheriff 
Harry Taylor ・・・ Henchman 
Glen Mexted ・・・ Captain Rubberpants 
Sean Mahon ・・・ Collinsport Cop 
Alexia Osbourne ・・・ Young Victoria 
Richard Hollis ・・・ Vicky's Father 
Felicity Brangan ・・・ Vicky's Mother 
Michhael Anthony Brown ・・・ Windcliff Doctor 
Charlotte Spencer ・・・ Coat Check Girl 
Justin Tracy ・・・ Young Barnabas - aged 6 
Raffey Cassidy ・・・ Young Angelique 

User Rating:6.2/10( 210,639 votes)IMDb
  User Rating:5.6/10( 1,222 votes) Yahoo!
オトーサン、
「やはり低いスコアだね」

User Reviews 
We Watched A Movieさん
Lexington, Kentucky 
2012年5月11日
飽きられて期待外れの映画

さて、私は「ビートルジュース」、
「シザーハンズ」、「バットマン」が好きだった。
「バットマン・リターンズ」、
「アリス・イン・ワンダーランド」、
「夢のチョコレート工場」は、好かない。
「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」 と
「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」は、
気にならない。
そう、私はティム・バートン嫌いではない。
といって、ティム・バートン大ファンではない。
だから、平均的な映画の常連に近いと思う。
愛着も、拘りもない。
この映画はひどい。
バートンは、この映画をゴシックにし、
ペースや、彼の好きな俳優を起用するよう
多くの努力と時間を費やしたけれども、
彼らの役割の半分は、意味なく、
映画を作っていることを忘れてしまった。
デップのいい演技や楽しいアイデアを
損なってしまった。
バートンよ、大人になれ。
同じ感じで、同じメンツ
多くの才能を空費するな。
何か新鮮な作品を作ってほしい!
この映画は長く、退屈で、つまらない。
70年代を意識しすぎたのか
樹木やヒッピーのバン以外は、
「スウィーニー・トッド」のセットに似ていた。
全体に、40年代のロンドンの感じはある。
ティム・バートン監督製作にしては、出来が悪い。

オトーサン、
「続編はないでしょ」

黒美君彦さん 
2015年5月12日
定番ホラーコメディ

ティム・バートン&ジョニー・デップの
定番ゴシックホラーコメディ…といった感じか。
1776年から1972年にタイムスリップした
(実際は棺に閉じ込められたんだけど)
バーナバス・コリンズが、コリンズ家再建のために
仇敵の魔女アンジェリーク・ブシャールと対決する!
というお話。
現代の家長がミシェル・ファイファーだったり、
心理学者のホフマン博士が
ヘレナ・ボナム・カーターだったりと
キャストも楽しめるし、それなりに面白かったんだけど、
何かひと味足りない気がしたのはなぜだろう。
ヒッピーを皆殺しにしちゃうバーナバスに
感情移入できないのが最大の理由かな。
ヒロインのはずのビクトリア・ウィンターズは影が薄いし…。
で、続編の話はどうなったのだろう…。


心が叫びたがってるんだ。

オトーサン、
「いい題名だね」
監督の長井龍雪さんが目指しているのは、
人間の生々しい感情を描くこと。
本作では、題名だけでなく、
心の叫びが、随所にせりふに現れてきます。

原題:心が叫びたがってるんだ。(2015)
監督:長井龍雪
原作:超平和バスターズ  
脚本:岡田麿里 
Genre:Anime/Drama
上映時間:119分
あらすじ:
幼い頃に何気なく発した言葉によって、
家族がバラバラになってしまった順。
以来、言葉を発するとお腹が痛くなり、
喋ることができなくなってしまった。
高校2年生になったある日、
“地域ふれあい交流会”の
実行委員に任命されてしまう。
一緒に任命されたのは、
心を閉ざした無気力少年・坂上拓実、
チアリーダー部の優等生・仁藤菜月、
ヒジの故障で挫折した野球部エース・田崎大樹。
やがて担任の独断で
出し物がミュージカルに決まると、
実行委員の間にさらなる不協和音が。
それでも順は歌うことなら
自分にもできるかもと思い始める。
そして、そんな順の気持ちを
敏感に感じ取る拓実だったが・・・

声の出演者:
 水瀬いのり・・・ 成瀬順 
 内山昂輝・・・ 坂上拓実/玉子 
 雨宮天・・・ 仁藤菜月 
 細谷佳正・・・ 田崎大樹 
オトーサン、
「声優さん、志望増えているんだって」
これまでは、脇役扱いでしたが、
こうした優れたアニメの仕事が増えてくれば、
活躍できる最高の舞台が広がってきます。

その他の声の出演者:
 村田太志・・・ 三嶋樹 
 高橋李依・・・ 宇野陽子 
 石上静香・・・ 江田明日香 
 大山鎬則・・・ 相沢基紀 
 古川慎・・・ 岩木寿則 
 藤原啓治・・・ 城嶋一基 
 吉田羊・・・ 成瀬泉 
 津田英三・・・ 坂上八十八 
 宮沢きよこ・・・ 坂上シン 
 野島裕史・・・ 順の父 
 河西健吾・・・ 山路一春 
 柳田淳一・・・ 明田川 
 手塚ヒロミチ・・・ 岩田 
 葉山いくみ・・・ 小田桐 
 加隈亜衣・・・ 北村 
 天崎滉平・・・ 渋谷 
 田澤茉純・・・ 鈴木 
 西谷修一・・・ 田中 
 山下誠一郎・・・ 錦織 
 芳野由奈・・・ 三上 
 諏訪彩花・・・ 石川 
 東内マリ子・・・ 岡田 
 木村珠莉・・・ 賀部 
 榎木淳弥・・・ 斎藤 
 木島隆一・・・ 清水 
 久保ユリカ・・・ 高村 
 前川涼子・・・ 栃倉 
 石谷春貴・・・ 福島 
 三宅麻理恵・・・ 渡辺 

User Rating:5.7/10( 15 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:7.9/10( 3,012 votes) Yahoo!
オトーサン、
「評価が分かれるね」

日本アカデミー賞ノミネート 
・アニメーション作品賞 

User Reviews 
s16***** さん 
2017年5月27日
1番好きな映画 

これまでたくさんの映画を見てきたが、
これは非常にいい作品。
これ以上のアニメ映画を見たことがないし、
今後もできないと思う。
私は今まで、さまざまなアニメ映画を数々見ている。
本当に数えきれないほどに。
その中でも1番面白いと感じたのがこの作品
『心が叫びたがってるんだ。』だ。
見たことがない人がいれば、是非見てほしい。
きっとあなたも何か思うところがあるはずだから。 

オトーサン、
「技術的には、改善の余地があるね」

奥州亭三景さん 
2015年10月24日
出来は悪くないよ

下手な邦画のデートムービーなんかに比べれば、
全然出来は良いんですよ。
でもね、じゃあ映画としてみた場合どうかというと、
ちょっと微妙なところなんだよね。
作りとしてアニメでないと
表現できない様な所ってのは確実にあって、
そういうものをちゃんとアニメで
表現できているのは物凄く良いと思うんだ。
でもシナリオや演出的に、
アニメや漫画をよく見ている人にしか
分からない様な部分も結構あって、
多分そういう所がレビュアーさん達の
評価を落とす結果になってるよね。
結構ツッコミ所が多いし、
構成的にやっておかなくてはいけない様な事が
半分くらいしか出来てない。
ミュージカルのラストに至っては
折角良い試みをやっているのに
歌そのものがちゃんと聞こえないのでは意味がないしね。
まぁ、前述した通り、
下手なデートムービーみてるよりは全然面白いし、
アニメに偏見を持っている人なんかには
一番みやすいと思いますね。 


俺物語!!

オトーサン、
「この監督、なかなかやるね」
河合勇人監督は、名高い監督たちの下で、
助監督をいっぱい勤めたようです。
・相米慎二監督「あ、春」
・堤幸彦監督「トイレの花子さん」「ケイゾク」
・黒木和雄監督「美しい夏キリシマ」
・崔洋一監督「血と骨」
・本広克行監督「サトラレ」
 「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」

原題:俺物語!! (2015)
監督:河合勇人
原作:河原和音
脚本:野木亜紀子  
Genre:Romance/Comedy
上映時間:105分
あらすじ:
高校1年生の剛田猛男は、
その高校生離れしたルックスで
ほとんどの女子から恐れられていた。
見た目に反して誰よりも純情で、
優しく正義感にあふれた男だった。
そんな猛男の無二の親友は、
隣家に住む幼なじみのイケメン同級生、砂川誠。
昔から猛男が好きになった女子は、
例外なく砂川が好きだった。
そんなある日、街中でチンピラに絡まれていた
女子高生・大和凛子を助け、一目で恋に落ちてしまう。
しかし後日、大和と再会した猛男は、
彼女もまた他の女子と同じように
砂川が好きなのだと悟ってしまう。
激しく落ち込みながらも、
大親友の砂川のために
2人の仲を取り持とうと健気に奮闘する・・・

出演者:
 鈴木亮平・・・ 剛田猛男 
 永野芽郁・・・ 大和凛子 
 坂口健太郎・・・ 砂川誠 
オトーサン、
「鈴木亮平くん、前途有望だね」
2018年放送予定の
NHK大河ドラマ「西郷どん」で、西郷隆盛役。
「永野芽郁ちゃんも、前途有望だね」
2018年度上半期
NHK連続テレビ小説「半分、青い。」で
ヒロインの楡野鈴愛役を演じる。

その他の出演者
 森高愛・・・ 山崎菜々子 
 高橋春織・・・ アユ 
 鈴木砂羽・・・ 剛田ゆり子 
 寺脇康文・・・ 剛田豊
 恒松祐里  
 健太郎  
 篠田諒  
 小松直樹  
 中尾明慶  
 高田里穂  
 富田海人  
 堀越太耀  
 池谷のぶえ  
 安井順平  
 緑友利恵  
 渋川清彦  

User Rating:6.2/10( 9 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:8.2/10( 2,637 votes) Yahoo!
オトーサン、
「乙だね」

User Reviews 
あろえりーなさん 
2009年6月24日
なかなか面白かったですね。

もう忘れかけていた、
青春時代の甘酸っぱい恋愛心というものが
蘇る思いでした。
猛男くん、いくらなんでも鈍すぎるだろう
というのが正直な感想ですが(笑)、
まぁこれまでの境遇や彼の優しさ故なのかなと
大目に見ましょう。
そんな猛男を演じた鈴木亮平さんは、
日本のカメレオン俳優と呼ぶにふさわしいくらい
素晴らしい役者さんになりましたね。
本作でも見事なまでのはまり役を見せてくれました。
凛子ちゃん役の永野芽郁さんもすごく良かったです。 

オトーサン、
「少女コミックが原作か、なるほど」

ちょいQKさん 
2015年12月14日
上出来の青春ラブコメ

(略 あらすじ紹介)
猛男がお菓子を食べて感動するシーンを始め、
「好きだーっ」と言いながら
柔道で相手を投げ飛ばすシーンなど
オーバーに描いてひとつひとつ笑えるし、
家庭での両親との会話などに挟まれる
さりげないギャグも、
猛男の純真ぶりと相まってよく活きている。
猛男のために一生懸命お菓子を作る
大和の可愛さも良く表れており、
一途な思いの2人の関係がほほえましく見られる。
少女コミックが原作とのことで、
まさにそのような話であり、
引っかかるのは「勘違い」状態を
長く引っ張り過ぎだということだが、
それ無くしては話が成り立たないので
やむを得ないと言えるか。
砂川が猛男に一言はっきりと
教えてやりさえすれば済む話であろうし、
そうしかけたシーンもあるのだが
成り行きで話がそれてしまう。
この点に目をつむれば、
オーバーな設定や表現も特に違和感は無く、
全編かなり良く出来た青春ラブコメである。
役作りのため30kg増量したという
30歳を過ぎた鈴木亮平が、
純真な高校生をうまく熱演している。
私は鈴木亮平を知らなかったのだが
今後は、河合勇人監督ともども注目しておこう。
永野芽郁や両親役の鈴木砂羽・寺脇康文も好演である。
坂口健太郎は私などには
それほどかっこよくないただの優男に見えて
ミスキャストかとも思ったが、
女子には人気のモデルでもあるということで、
ま、文句は言えないか。


マルタの鷹

オトーサン、
「2001年に見た」
映画批評が、
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
・マルタの鷹 連番No.205
これぞハードボイルド!
原作も、久しぶりに読んでみたくなりました。

原題:The Maltese Falcon (1941)
監督・脚本:John Huston  
原作:Dashiell Hammett
ジャンル: Film-Noir / Mystery
Color:  Black and White 
上映時間:101分
あらすじ:
サン・フランシスコ。
私立探偵スペードの事務所に女がきて、
妹がある男と駆け落ちした、
その男のゆくえを探してください。
相棒が、その男を尾行するが、
あっけなく殺されてしまう。
警察は、スペードを犯人と疑い、追求する。
やがて、カイロという奇妙な男がやってきて、
黒い鷹の置物を探してくれたら
5000ドルの謝礼を出すという。
さらに、巨漢ガットマンも現れる。
多年その置物を追及していたという。
宝石をちりばめた純金の鷹の像はいずこ?

出演者: 
Humphrey Bogart ....  Sam Spade (スペード) 
Mary Astor ....  Brigid O'Shaughnessy (オショーネシー)
Peter Lorre ....  Joel Cairo (カイロ)
Sydney Greenstreet ....  Kasper Gutman (ガットマン)
オトーサン、     
「ハンフリー・ボガートの当たり役だね」
酒・タバコ好き放題、鼻っ柱が強く頭の回転がいい!
女に甘いようで、甘くない!!
「悪女役のメアリー・アスターも、いいね」

メアリー・アスタ
Mary Astor
誕生日: 1906/05/03-1987/09/25
出身地 :イリノイ州クインシー
ドイツ人、ポルトガル人、アイルランド人の血を引く。
美人コンテストに入賞し、14歳でデビュー。
「ボー・ブラムメル」(1924)で、注目される。
1930年代は、「紅塵」、「孔雀夫人」で貞淑な女性役。
「偉大な嘘」で、アカデミー助演女優賞を受賞。
戦後の代表作は、「若草物語」「ふるえて眠れ」。。

その他の出演者:
Gladys George ....  Iva Archer  
Barton MacLane ....  Detective Lieutenant Dundy  
Lee Patrick ....  Effie Perine  
Ward Bond ....  Detective Sergeant Tom Polhaus  
Jerome Cowan ....  Miles Archer  
Elisha Cook Jr. ....  Wilmer Cook  
James Burke (I) ....  Luke, House Detective Hotel Belvedere  
Murray Alper ....  Frank Richman, Driver  
John Hamilton (I) ....  District Attorney Bryan  

User Rating: 8.1/10( 121,951 votes)Imdb  
  User Rating: 6.8/10 (43 votes)Yahoo!
オトーサン、
「スコア下がったな」
せりふがやたら長いのは、
原作に忠実なせいでしょうが、
流石に、当世風ではないですね。
・8.5/10 (7595 votes) Imdb
 
アカデミー賞ノミネート 
・作品賞     
・助演男優賞  シドニー・グリーンストリート    
・脚色賞 

User Comments:
Snow Leopard さん
Ohio
2001年9月21日
最も面白い映画の1つ枚
出演者、登場人物、話、雰囲気が、
見事に組み合っている。
最も面白い映画の1つで、
何度見ても、楽しい
アクションに夢中になり、
興味深い人物たちにお目にかかる。
貪欲、信頼、矛盾する倫理、不信に溢れた
性格描写が、実に効果的だ。
サム・スペードは、ボガートにとって
理想的な役で、非常によいせりふがある。
ピーター・ローレとシドニー・グリーンストリートは、
非常に面白く、ボガートを引き役として、
最高の映画に仕立てあげている。
その他の出演者も、なかなかのもの。
なかでも、エリシャ・クック・Jr演じる
喧嘩早い若い男は、ボガートにいい見せ場を作っている。
ストーリーは、原作を見事に脚色し、
各シーンも、よく出来ている。
最初から最後まで、息継ぐ暇もない。
ノワールやミステリーのファンならば、
ぜひ見るべきだ。
本作ほどよく出来た映画は、ほとんどない。

オトーサン、
「ヒューストン、冴えてるね」

夢童隣寝さん 
2014年4月23日
ジョン・ヒューストン監督昇進第一作 

ハンフリー・ボガートにとっても
記念すべき初のトップロールによる主演作。
事実上の初主演作「ハイシェラ」(1941)は
アイダ・ルピノに続くセカンドロールだった。
この頃のワーナーブラザース映画は
多くがハル・B・ウォリス製作だったが
ボギーのギャングから
(「デッド・エンド」や「彼奴は顔役だ」等)
私立探偵への転業は見事成功!
筋追い&謎解きよりも
登場人物たちの反応を前面に出した
ヒューストン脚本の功績。
特に依頼人メアリー・アスターの
ミステリアスな華々しさが魅力的。
小心者の小悪党ピーター・ローレや
巨漢シドニー・グリーンストリートも
単細胞なイライシャ・クックJr.
そしてかなり悪徳に近い警官コンビも
皆生き生きしている。
ホークスが「三つ数えろ」を製作したのは
“俺ならもっと巧い私立探偵物を作れるぜ”
って言う挑戦状だと思います。


刑事ジョン・ブック/目撃者

オトーサン、
「見たような気がするけど・・・」
映画索引をチェックしても、見当たりません。
アーミッシュの村が舞台となっていますが、
長女が、ここを訪れて、山荘の落成記念に、
キルトを買ってきましたっけ。
アーリーアメリカンの時代以来の伝統で、
母から娘に受け継がれてきた、
見事なパッチワーク・キルトです。

原題:Witness (1985) 
監督:Peter Weir    
原作:William Kelley/ Pamela Wallace/ Earl W. Wallace
脚本:Earl W. Wallace/ William Kelley     
Genre:Crime/ Drama/ Romance
Country: USA 
Language: English / German 
上映時間:112分
あらすじ:
ペンシルベニア州のアーミッシュの村。
夫を亡くしたレイチェルは、
息子サミュエルを連れて、親族のいるボルチモアへ。
途中駅のトイレでサミュエルは、
二人組みによる殺人を目撃してしまう。
事件を担当した刑事ジョン・ブックは、
母子を警察署に連れて行き、
犯人の面通しを行うが、見当たらない。
だが、サミュエルは、署内で、犯人を発見する。
麻薬課マクフィー刑事だった。
ジョン・ブックは、シェイファー本部長に相談し
犯人逮捕の善後策を練る。
だが、駐車場でマクフィー刑事の襲撃を受け負傷する。
ジョン・ブックは、母子の家で傷を癒し、
アーミッシュの酪農作業や大工作業を手伝う一方、
相棒の刑事とコンタクトをとる。
だが、何度目かの電話で相棒刑事が殉職したことを知り、
本部長による暗殺であると確信する・・・

出演者:
Harrison Ford ・・・ Det. John Book(ジョン・ブック)
Kelly McGillis ・・・ Rachel Lapp(レイチェル)
Lukas Haas ・・・ Samuel Lapp(サミュエル)
Josef Sommer ・・・ Chief Paul Schaeffer(シェイファー本部長)
オトーサン、
「ハリソン・フォード、若いね」
1942年生まれですから、1985年の上映時は、43歳!
1977年「スター・ウォーズ」のハン・ソロ役で
大ブレイクした後で、脂が載っています。
ケリー・マクギリスは、1957年生まれですから、
1985年の上映時は、28歳!
本作が、代表作のようです。

その他の出演者:
Jan Rubes  ・・・ Eli Lapp
Alexander Godunov ・・・ Daniel Hochleitner
Danny Glover ・・・ Lt. James McFee
Brent Jennings ・・・ Sgt. Elton Carter
Patti LuPone ・・・ Elaine
Angus MacInnes ・・・ Fergie
Frederick Rolf ・・・ Stoltzfus
Viggo Mortensen ・・・ Moses Hochleitner
Timothy Carhart ・・・ Zenovich

User Rating:7.4/10( 70,446 votes)IMDb
  User Rating:8/1/10( 280 votes) Yahoo!
オトーサン、
「名作だね」

アカデミー賞受賞 
・脚本賞
・編集賞
同ノミネート
・作品賞     
・主演男優賞  ハリソン・フォード    
・監督賞  ピーター・ウィアー    
・撮影賞     
・作曲賞     
・美術監督・装置賞 

ゴールデン・グローブ ノミネート 
・作品賞(ドラマ)     
・男優賞(ドラマ)  ハリソン・フォード    
・助演女優賞  ケリー・マクギリス    
・監督賞  ピーター・ウィアー    
・脚本賞   
・音楽賞 

User Reviews 
ccthemovieman-1さん
United States 
2006年6月24日
最もよい犯罪映画のひとつ

成功する映画をどう作るか、知りたい?
この作品を見ればいい。
すさまじいサスペンス、
ヒーローとしての一流の人気俳優、
感動的なロマンス、多くのアクション、
いつもと違う種類の舞台、
気にかける人々、良い撮影、
モラル、不道徳な人々、ユーモア・・・
そう、それが答えだ。
また、アーミッシュの人々が、
いつもより綺麗にハリウッドが撮ったのが嬉しい。
健康的な主演女優ケリー・マクギリスも、好ましい。
幼いルーカス・ハースは、とてもかわいい。
ハリソン・フォードは、典型的な堅実な演技をしている。
少年と彼のママたちを悪徳警官たちから
保護することになるフィラデルフィアの刑事役だ。
途中、彼は致命的に近い銃弾を浴び、
アーミッシュコミュニティに住むことになる。
その間、2人の間のロマンスや
警官が、どこかに潜むジョン・ブックを見つけ出す、
最後のドラマチックな決闘がある。
この映画においては、多くの印象的なシーンがある。
冒頭の少年が殺人を目撃し、トイレに隠れるシーン、;
アーミッシュをからかうばか者を殴るジョン・ブック、;
干し草置場で、古いロックンローに合わせて
踊っているジョン・ブックとレイチェル、;
アーミッシュの伝統的な納屋の棟上げ、;
そしてサスペンスに満ちたエンディング。
これはすばらしい映画だ。:
現代の最も良質なよい犯罪ストーリーであり、
人気を博した数少ないR指定の映画だ。

オトーサン、
「ジーナさんが、ベタぼめ!」

ジーナさん 
2009年2月12日
目の動きを追ったカメラワークが効果的

アーミッシュという特殊なコミニュティを扱った
作品は個人的に好き。
こういう生活を送りたいとは思わないけど、
なんかこう懐かしい気分に浸れてホッとするんですよ。
さてレビューのほうに移りますが・・・
平和で派手なモノを嫌うアーミッシュと独身貴族の刑事という
正反対の人間が事件をキッカケに交流していく様子はなかなか面白い。
こんな事でもなかったら話す事もなかったであろう
無骨な刑事が、アーミッシュの純粋な心に触れていく過程は
観ていて心地良かったです。
お互いの価値観が都合よく交じる訳でもなければ、
理解して何かが変わっていく訳でも無いのですが
温かい気持ちになれました。
これぞピーター・ウィアー監督らしい着眼点と娯楽性でしょう。
序盤の目撃シーンや事件の成り行きは
緊張感を持って見れましたし、
静かなアーミッシュの世界とアクションのバランス、
無駄のないセリフや演出、
田舎の風景とアーミッシュの風習にマッチした音楽など
見応えのある作品に仕上がっていると思います。
仕事でかいた汗の美しさ、美味しそうなレモネードなど
普通の生活のなかにある1コマが
すごく魅力的なモノに見えました。
キャストに関しては、
ケリー・マクギリスの気品と母性の中にある
凛とした色気が素晴らしいです。
子役のコも母性をくすぐられてしまうような
可愛いコだったのが好印象♪
特にこのコの澄んだ瞳は印象的でした。
ハリソン・フォードはいつも通りハリソン・フォードでした(笑)
事件のほうは、邪魔者は殺せ!みたいなノリが
チョット安っぽいかなって気がしますし、
事件の詳細を映像で見せていないので
サスペンス部分に物足りなさを感じるかもしれません。
しかし、ラストに二人が出した答え・・・
それとは正反対に澄み渡った空と長く続く道・・・
そしてイギリス人に気をつけろ・・・
控えめですがとても情感的な締め方が
感慨深くてGOODでした。
ドラマ的な事だけを言えば、
映像美と音楽と演出とキャスティングが
見事に融合している秀作だと思います。
20年以上前の作品ではありますが、
この一風変わった刑事モノ・・・
未見の方はチェックして損なしですよ。
男女問わず鑑賞できる作品ですが、
ほろにがテイストなので大人向けかもしれませんね。


炎の人ゴッホ

オトーサン、
「ゴッホの作品、好きだな」
あちこちの美術館で、出会いました。
死後、とみに名声があがって、
「医師ガシェの肖像」は、170億!
パリのオルセー美術館で、見ましたっけ。
代表作「ひまわり」のうちの1作は、
日本人が高額で落札して、話題になりました。

原題:Lust for Life (1956) 
監督:Vincente Minnelli  
原作:Irving Stone
脚本:Norman Corwin  
Genre:Biography/ Drama
上映時間:122分
あらすじ:
ゴッホは、ベルギー伝道委員会の学校を出た。
司祭として地方の炭鉱町にやって来た。
死と隣り合わせの労働者の生活を目撃し、
教会の傲慢さに愛想をつかし、破門される。
弟のテオが、病気になった彼を、
故郷へと連れ帰る。
画商テオの物心両面の援助で、
ゴッホは、絵を描きはじめる。
その後、子持ちで、洗濯女クリスティーナと
結ばれるが、1銭も入ってこない生活苦から、
2人の関係は、破綻する。
やがてパリのテオをたずね、
後期印象派の画家たちと顔見知りになる。
そこで、力を得たゴッホは、
明るい太陽の光を求めてアルルへ行き、
親友ゴーガンを招いて、同じ家に暮らし、
炎のような真夏の野原を描きまくる・・・

出演者:
Kirk Douglas ・・・Vincent van Gogh(ゴッホ)
Anthony Quinn ・・・Paul Gauguin(ゴーガン)
James Donald ・・・Theo van Gogh(テオ)
Pamela Brown ・・・Christine(クリスティーナ)
オトーサン、
「カーク・ダグラスも、
アンソニー・クインも、熱演しているね」

その他の出演者:
Everett Sloane ・・・Dr. Paul Gachet
Henry Daniell ・・・Theodorus van Gogh
Madge Kennedy ・・・Anna Cornelia van Gogh
Noel Purcell ・・・Anton Mauve
 Niall MacGinnis ・・・Roulin
Jill Bennett ・・・Willemien
Lionel Jeffries ・・・Dr. Peyron
Laurence Naismith ・・・Dr. Bosman
Eric Pohlmann ・・・Colbert
Jeanette Sterke ・・・Kay
Toni Gerry ・・・ Johanna

User Rating:7.4/10( 8,145 votes)IMDb
  User Rating:7.5/10( 16 votes) Yahoo!
オトーサン、
「よく出来ているね」
名作群が、お茶の間で鑑賞できるのですから、
見て損はありません。

アカデミー賞受賞 
・助演男優賞  アンソニー・クイン
同ノミネート
・主演男優賞  カーク・ダグラス    
・脚色賞    
・美術監督・装置賞(カラー)    

ゴールデン・グローブ 受賞
・男優賞(ドラマ) カーク・ダグラス

User Reviews 
Fred Dawsonさん
suburban Maryland 
2001年2月17日
正確な伝記映画

この映画は、稀有な伝記映画だ。
アーヴィング・ストーンの原作よりも正確だ。
ゴッホを史上最も有名なアーティストの1人とし、
ベストセラーになったが、
パリでの主人公の描写は、不正確だった。
ゴーギャン、ロートレック、セザンヌ、ルソーは
典型的なボヘミヤンだったとし、
ゴッホをリーダーとして祭り上げている。
ミネリ監督は、ゴーギャンを除いて、
他のアーティストについて詳しく触れていないが、
誰がゴッホに影響したかについては、正確だ。
いまは忘れられた存在となっている画家
エミール・ベルナールを紹介している。
彼は、タンギー爺さんの店に、
エキストラで出ているだけだが、
ゴーギャンの親友だったのだ。
(訳注:タンギー爺さんの画材店には、
印象派やポスト印象派の無名画家が多く出入りしていた)
本作が上映された時に、何人かの批評家は、
あまりにも不気味で、メロドラマ風であると退けたが、
その形容詞は、ゴッホの人生を正確に描き出している。
注目すべきは、カーク・ダグラスは、
いつものクールで、お茶目なタフガイを演じてない。
全身を使って、演技している。
ハリウッドは、いいことをやったものだ。

オトーサン、
「ヴィンセント・ミネリって、
力ある監督だね」

カンヌ国際映画祭受賞 
・ミュージカル映画賞 ジーグフェルド・フォリーズ    

アカデミー賞受賞 
・監督賞 恋の手ほどき    
同ノミネート
・監督賞 巴里のアメリカ人    
ゴールデン・グローブ受賞 
・監督賞 恋の手ほどき

toi*****さん 
2017年6月26日
端正な伝記映画 

ゴッホの生涯を
多少なりとも本を読んだりして
知っている人からすれば、
絵を本格的に描き始めてから
ピストル自殺するまでの十数年間を
順を追って描いているだけなので、
新たな発見があるわけでもないが、
私が感動したのは映画の製作者が
ゴッホの絵画をとても尊重した作り方を
しているということだ。
製作者の示す新たな意図を押し付けるのでなく、
ゴッホの絵画が映画を観る観客の世界に
飛び出してくるような現実感を持って表現されている。
ゴッホや画家仲間、村の人々、タンギー爺さん、
田舎の景色、パリの街並み。
映画全体を覆う色彩や登場する人物は
ゴッホの絵画そっくりだ。 


ロミオ・マスト・ダイ

オトーサン、
「2000年に見た」
映画批評が、
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
・ロミオ・マスト・ダイ  連番No.54
「マトリックス」(1999)で当てたがプロデューサー、
柳の下にドジョウは、そういないようです。
それに、題名は、シェイクスピアとは無関係です。

原題:Romeo Must Die (2000) 
監督:Andrzej Bartkowiak    
原作:Mitchell Kapner
脚本:Eric Bernt/ John Jarrell  
Genre:Action/ Crime/ Thriller
Rated R for violence, some language and brief nudity 
Country: USA 
Language: English / Chinese 
上映時間:115分
あらすじ:
黒人ギャング団と中国系マフィアの二大組織が
激しい縄張り争いを続けるカリフォルニア州オークランド。
中国系マフィアのドン・チューの息子ポーが殺される。
一方、ポーの兄で元刑事のハンは
父親の罪をかぶって香港の刑務所に収監されていたが、
弟の死を知り脱獄、オークランドにやって来る。
黒人ギャング団のボス・オデイの娘トリシュと
知り合ったハンは、弟の死の真相に迫る・・・

出演者:
Jet Li ・・・Han Sing(ハン)
Aaliyah ・・・Trish O'Day(トリシュ)
Delroy Lindo ・・・Isaak O'Day(オデイ)
オトーサン、
「ジェット・リーは、いいね」
力強く、早く、優雅なマーシャル・アーツです。
「アリーヤ、有名なんだって」

Aaliyah Dana Haughton 
誕生日:1979/1/16
出身:ニューヨーク市ブルックリン
両親は、アフリカ系アメリカ人とインディアン
6歳で「アニー」の舞台で孤児役。
15歳、デビュー・アルバムをリリース。
2000年「ロミオ・マスト・ダイ」でヒロインを演じる。
主題歌"Try Again"が、グラミー賞にノミネート。
「マトリックス リローデッド」や
「マトリックス レボリューションズ」に、出演
フロリダへ向かうセスナ機が離陸直後墜落、死去。

その他の出演者:
Isaiah Washington ・・・Mac
Russell Wong・・・ Kai
DMX ・・・Silk
DB Woodside ・・・Colin O'Day
Henry O ・・・Ch'u Sing
Anthony Anderson ・・・Maurice
Jon Kit Lee ・・・Po Sing
Francoise Yip ・・・Meriana Sing
Edoardo Ballerini ・・・Vincent Roth
Matthew Harrison ・・・ Dave
Terry Chen ・・・Kung
Derek Lowe ・・・Chinese Messenger
Ronin Wong ・・・New Prisoner
Kendall Saunders ・・・Colin's Girlfriend
Benz Antoine ・・・Crabman
Grace Park ・・・Asian Dancer
Byron Lawson ・・・Head Guard

User Rating:6.1/10( 59,167 votes)IMDb
  User Rating:6.2/10( :127 votes) Yahoo!
オトーサン、
「仏の顔も三度撫づれば腹立つる」
いくらマーシャル・アーツが見事でも、ああ頻繁にやられてはねぇ。

User Reviews 
henry-girlingさん
London, England 
2003年6月20日
Enjoyable enough
とても楽しめる

この映画には、いくつかの話がある。
腐敗と不動産取引についての話、
父と彼らの子供についての話、
ロミオオとジュリエットのロマンス、
そして、勿論マーシャル・アーツと銃撃。
俳優は好演している。
マイケル・ウォンは、もっと頑張ってほしい、
アンソニー・アンダーソンは、もっと控え目に。
だが、アクションあり、展開も早いので、
十分楽しめる。
ジェット・リーは、つものように見応えがある。
マーシャル・アーツの手腕は勿論、演技もよい。
アリーヤととのタクシーのシーンは魅力的で、
愉快で、もっと見ていたいほどだ。
だが、2人の関係は、もっと掘り下げてほしい。
アリーヤは輝いていて、生意気だ。
残念なことに、彼女は、急死した。
悲劇だ。
「キス・オブ・ザ・ドラゴン」には及ばないが、
「ザ・ワン」や「ブラック・ダイヤモンド」よりもよい。
だが、ジェット・リーの香港映画よりも劣っている。

オトーサン、
「ジーナさんは、ほめてるね」

ジーナさん 
2008年4月3日
重力に逆らう男

ストーリーはシンプルにまとめ、
アイテムや闘う場所に変化をつけるなど
カンフーアクションの見せ場を
よくとらえている作品だと思いました。
ただ、こういう類のアクションに興味がないと
物足りない内容だと思います。
もう少し過去を掘り下げたり、
家族のドラマが入ると
作品に深みが出たかもしれませんね。
ラブに関しては画的にこのくらい控えめで十分(笑)
アリーヤはキレイでジェットリーは可愛いけど、
ベッドシーンは観たくありませんからね(爆)
それから音楽のチョイスがなかなか良かったです。
重厚感ではなく
フットワークの軽いアクションを観たい時にオススメ。


アルバート氏の人生

オトーサン、
「レズビアン映画か?」
でも、まったく違っていました。
男として暮らさざるを得なかった女の人生でした。
しかも、ネタバレになりますが、
長年夢を見て貯めたお金を使う前に死んでしまうのです。

原題:Albert Nobbs (2011) 
監督:Rodrigo Garcia    
原作:George Moore
脚本:Gabriella Prekop/ John Banville/ Glenn Close
      Istvan Szabo(screen story) 
Genre:Drama/ Romance 
Country: UK / Ireland / France / USA 
Language: English 
上映時間:113分
あらすじ:
19世紀のアイルランド。
長年ホテルで働くアルバート氏は、
優秀なベテラン・ウェイター。
私生活では人付き合いを避け、
固い殻に閉じこもったな生活を送っていた。
なぜなら、アルバート氏は女性だったのだ。
男を装うことは、孤児だった彼女が
貧しさから抜け出す唯一の道だった。
そんなある日、ホテルのペンキ塗り工事がはじまる。
仕事を早く上げるために、
ペンキ職人のヒューバートが泊まることになる。
空き部屋がないので、アルバート氏と同部屋になる。
だが、ヒューバートも男性として生きている女性だった。
そして、ヒューバートが女性と「結婚」し、
夫婦として暮らしていることを知ったアルバートは、
かねてより開業を計画していたタバコ屋を、
同僚のメイドであるヘレンと「結婚」して
2人で営むことを夢見るようになる・・・

出演者:
Glenn Close ・・・ Albert Nobbs(アルバート)
Janet McTeer ・・・ Hubert Page(ヒューバート)
Mia Wasikowska ・・・ Helen Dawes(ヘレン)
オトーサン、
「ドレスを着て、ビーチではしゃぐシーン、いいね」
こんなにいい演技をしたのに、
グレン・クローズは、今回も受賞なしでした。
アカデミー賞 ノミネート
・助演女優賞 ガープの世界 (1982)
・助演女優賞 再会の時   (1983) 
・助演女優賞 ナチュラル (1984)  
・主演女優賞 危険な情事 (1987) 
・主演女優賞 危険な関係 (1988)
・主演女優賞 アルバート・ノッブス (2011)   

その他の出演者:
Aaron Johnson ・・・ Joe Mackins
Pauline Collins ・・・ Mrs. Baker
Brenda Fricker ・・・ Polly
Jonathan Rhys Meyers ・・・ Viscount Yarrell
Brendan Gleeson ・・・ Dr. Holloran
Maria Doyle Kennedy ・・・ Mary
Mark Williams ・・・ Sean
Serena Brabazon ・・・ Mrs. Moore
Michael McElhatton ・・・ Mr. Moore
Kenneth Collard ・・・ Mr. Pigot
Bronagh Gallagher ・・・ Cathleen Page
Antonia Campbell-Hughes ・・・ Emmy

User Rating:6.7/10( 20,567 votes)IMDb
  User Rating:7.6/10( 174 votes) Yahoo!
オトーサン、
「哀しい人生やね」

アカデミー賞 ノミネート
・主演女優賞  グレン・クローズ    
・助演女優賞  ジャネット・マクティア    
・メイクアップ賞

ゴールデン・グローブ ノミネート
・女優賞(ドラマ)  グレン・クローズ    
・助演女優賞  ジャネット・マクティア    
・歌曲賞  

User Reviews 
chicagopoetryさん
United States 
2011年12月30日
みごとな演技

本作は、1月末まで米国で上映されないだろう。
近く発表されるアカデミー賞に、間に合わないと思う。
とても、残念なことだ。
というのも、グレン・クロースが
「危険な関係」(1988)以来の好演をみせているからだ。
ウエイターであるアルバート氏の
秘密の人生を演じている。
ジャネット・マクティアは、ヒューバート役で、
男性として生活を送る別の女性を演じている。
しかし、グレン・クロースほど男性らしく見えない。
でも、ドレスを着て、ビーチを男らしく歩く様は、
見応えのあるシーンだ。
ミア・ワシコウスカは、助演女優賞にふさわしい。
私は、この映画の結末がキライだ。
もう少し「日の名残り」(1993)風だったらよかった。
題材がいいだけに、もっと心躍る希望があってほしかった。
だが、グレン・クロースのすばらしい演技は、
長い間待ち続けてきたアカデミー賞にふさわしい。
この映画が、R (Restricted)というのは、おかしい。
・17歳未満の観賞は保護者の同伴が必要
アルバート氏が本当は女性であることを示すために、
胸をちらっと見せただけなのに。
汚い言葉も、暴力もない。
アメリカ映画協会、同性愛を暗示するだけなのに、
妙なR 指定をすべきでない。
再考すべきだ。

オトーサン、
「執念、実らずか・・・」

ESPERANZAさん 
2013年3月22日

19世紀のアイルランドは大飢饉に見舞われ、
生きることが精一杯の時代であったという。
その時代に若くして両親を亡くし、
一人で生きていかねばならなかった主人公にとって、
少しでも多くの収入を得るには、
男性として生きる以外になかった。
映画の主演グレン・クローズは
1982年の舞台劇においても同役を演じている。
そして死ぬまでに
もう一度スクリーンの上で演じたいという
強い念願のもとに作られた映画である。
主演女優のみならず、
製作から共同脚色、主題歌の作詞までつとめた。 


10 クローバーフィールド・レーン

オトーサン、
「オリジナル、みたね」
・クローバーフィールド/HAKAISHA(2008)
911のNYやゴジラ来襲を思わせる傑作でした。
J・J・エイブラムスが、プロデュースした
続編のように思えます。

原題:10 Cloverfield Lane (2016) 
監督:Dan Trachtenberg
原作:Josh Campbell/ Matthew Stuecken 
脚本:Josh Campbell/ Matthew Stuecken/ Damien Chazelle  
Genre:Drama/ Horror/ Mystery
上映時間:104分
あらすじ:
若い女性ミシェルが目を覚ますと、
自分がシェルターの中にいることに気付く。
見知らぬ男ハワードは
「君を救うためにここへ連れてきた」と告げ、
若いエメットと3人の共同生活が始まる。
ミシェルは、彼が信用できるのか、
他の目的があるのか、疑念を持ち続ける。
やがて、何とか脱出を試みたミシェルが
シェルターのドア越しに見ると・・・

出演者:
John Goodman ・・・ Howard Stambler(ハワード)
Mary Elizabeth Winstead ・・・ Michelle(ミシェル)
John Gallagher, Jr. ・・・ Emmett DeWitt(エメット)
オトーサン、
「スクリーム女優なのに絶叫しないね」
・メアリー・エリザベス・ウィンステッド

その他の出演者:
Bradley Cooper ・・・ Ben (voice)
Suzanne Cryer ・・・ Leslie

User Rating:7.2/10( 196,501 votes)IMDb
  User Rating:6.2/10( 1,323 votes) Yahoo!
オトーサン、
「うーん」

User Reviews 
Benjamin Taylorさん
Canada
2016年3月12日
最初から終わりまで、信じられないライド

本作を一語で説明すれば、ジャンルレス。
事前に何も知らないで見る主義なので、
本作について多くは語らない。
演技、脚本、映画のペースが協働し、
本当にユニークな映画ができたと思う。
見るのが大好きだ。
最後までひろがるコメディシーンは、
陽気な人間性と暗い混乱の二重性が完全に機能している。
タイトルとクレジットに、10点満点を与えたい。
ファンタスティックで、新鮮だ。
タイトルも、芸術形式のひとつと思い出させてくれる。
よい映画を楽しむひとなら、本作を満喫できるだろう。

オトーサン、
「前田さん、褒めてるのかな」

前田有一さん 
2009年6月23日
ネタバレ前に行くしかない
   
この映画についてだけは
公開前にレビューしたかったのだが結果的に叶わず。
案の定、ポスターその他の件に言及する人が後を絶たず、
申し訳ない限りである。 
交通事故を起こしたミシェルが目覚めると、
そこは狭い部屋で、彼女はなぜか拘束されている。
混乱するミシェルの前に現れたのは大男のハワード。
彼は意外にも、事故から助けたのは自分だと主張する。
やがてここは地下シェルターで、
外の世界で大変なことが起きたために連れてきたなどと、
にわかには信じがたい話を始めるのだった。 
最初に書くべきことは、
この映画はネタバレ厳禁といわれる
タイプの映画であるということだ。 
しかし、そうはいっても
これまでの同種の映画とは少々異なる。
世間ではポスターや予告編が
ネタバレでひどいなどと言われているようだが、
ポスターの絵柄まではなんとか許せる範囲といえるだろう。
そもそもこういうタイトルがついている時点で、
ジャンルについてある程度の先入観を持つことが
前提の作品である。 
そのうえで、実際はまるっきり期待と違う
監禁もののドラマが延々と続くことで、
すべての観客の予想を裏切り続ける。
なぜこんなものがクローバーフィールドなのか、
続編なのかスピンオフなのか、
それともタイトルやポスターの絵柄じたいが
ミスリードなのか……と翻弄されつつ楽しむ映画ということだ。 
しかし現実は残念なことに、
出来のいいオリジナル予告編以外、
特報と日本版予告は絶対に見てはいけない
つくりになってしまっているし、
それを大騒ぎすることじたいが
また重大なネタバレにもなるという、
どうにもならない状況になってしまった。 
つくづく日本の映画紹介シーンには、
本当にユーザーのことだけを考えてやる人、
できる人が必要だと痛感する。
成果の出ない合コンに明け暮れ
2か月も離れている場合ではないと深く反省した次第である。 
それはともかく映画の内容だが、
エンタメ版「ルーム」とでもいうべき抜群の面白さで、
全く先読みが困難である。
しかしタイトルには「クローバーフィールド」
とついているわけで、
どうしたってあのお騒がせ映画
「クローバーフィールド/HAKAISHA」(08年)を思い出す。
製作者もJ・J・エイブラムスだから、無関係のはずがない。
こういう、事前には決してわけがわからない映画は
ティーン層の話題になりやすいだろうと想像する。 
特筆すべきは登場人物3人が
共同生活を送る地下シェルターの内装美術。
ある程度の広さをキープし、快適さを維持しようとしたが、
センスが悪くてどう考えても成功していない。
その異様さ、不気味さがうまく出ている。
作成者のハワードをどうにも信用しきれないような
演出効果をあげている。 
最初はエロエロな展開になるかと思いきや、
男二人が意外なほど紳士的な態度を保ってくれていることも、
監禁だとしたら動機がさっぱりわからない。
それがまた、彼らの語る突拍子もないストーリーを
観客としても捨てきれない原因となっている。 
それでも色々とヒントは散らばっており、
それを観客が拾い集めて推理を固めようとすることも可能だが、
残念ながら毎回それが出来上がるギリギリ直前に
次の大事件が起きてしまう。
まさに退屈知らず、心地よく翻弄される面白さに満ちている。 
そして終盤の二転三転とヒロインの最後の選択は、
なかなか深みを感じさせる。
どんなスリラーでも、結局一番恐ろしいのは……
なんてテーマはよくあるが、
この映画はそこにひねりをくわえている。 
面白さだけなら今の時期はこれが一番。
なるべく情報を仕入れずに、さっさと映画館にいくことをすすめる。
ファミリー映画ではないので、
子連れではなくカップルや友人と。
きっといいデートムービーになるだろう。 


サイレント・ランニング

オトーサン、
「スター・ウォーズの先駆的作品だ」
第1作が、1977年です。
そして、本作は、1972年。
ヴェトナム反戦運動のなかで、
起きたフラワー・ムーブメントを反映しています。
若者たちは、自分に向けられた銃口に
花を挿すという勇気ある行為をしたのです。
まさに時代の精神を体現しています。

原題:Silent Running (1972) 
監督:Douglas Trumbull    
脚本:Deric Washburn/ Michael Cimino/ Steven Bochco    
Genre:Drama/ SF
上映時間:89分
あらすじ:
今世紀末、地球上の植物は絶滅していた。
わずかに3隻の宇宙船のドームで
緑の草花や木々が育てられているだけだつた。
ヴァレー・フォージ号もその1つで
8年間乗り組んでいる
植物学者ローウェルを除いて、
他の3人の乗組員ウルフ、バーカー、キーナンは
早く帰還したがっていた。
ある日、地球からドームを爆破して
帰還せよという命令が下り、3人は大喜びする。
しかし、ローウェルは悲しみ、怒り、
ドーム爆破の準備をしている3人を殺害し、
ヴァレー・フォージを土星の方向に進める。
彼は3体のドローンをプログラムし直し、
植物育成の手助けをさせる。
土星の輪で一体のドローンが吹きとばされた。
ローウェルは、そのドローンにルーウィ、
残る2体にヒューイとデューイという名をつけた。
やがてドームの植物が枯れ出す。
暗黒空間に入り込んだためと分り、ライトを点灯した。
その後、地球の宇宙船がヴァレー・フォージを見つけ
救出にやってくることになった。
もはや逃げられぬと悟ったローウェルは、
デューイに後を託してドームを宇宙空間に発射し、
事故に遭って動けなくなったヒューイと共に
運命をともにすることにし、
ヴァーレー・フォージを爆破した。
ドームではデューイが草花にせっせと水を与えている・・・ 

出演者:
Bruce Dern ・・・ Freeman Lowell(ローウェル)
Cliff Potts ・・・ John Keenan(キーナン)
Ron Rifkin ・・・ Marty Barker(バーカー)
Jesse Vint ・・・ Andy Wolf(ウルフ)
Mark Persons ・・・ Drone 1 (Dewey)
Cheryl Sparks and Steven Brown ・・・ Drone 2 (Huey)
Larry Whisenhunt ・・・ Drone 3 (Louie)
オトーサン、
「ブルース・ダーン、いい役者だね」
最初から最後まで、出ずぱりで、破たんなし。
代表作は、
・アカデミー賞 ノミネート
 主演男優賞 ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅    
  助演男優賞 帰郷  
ゴールデン・グローブ ノミネート
・男優賞 ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅 
  
カンヌ国際映画祭 受賞 
・男優賞 ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅    
ベルリン国際映画祭 
・男優賞 栄光の季節    

「ドローン、動作が可愛いね」
なんと、小さな人がロボットを被っていたのです。

User Rating:6.7/10( 22,109 votes)IMDb
  User Rating:8/1/10( 54 votes) Yahoo!
オトーサン、
「知られざる名画!」
ジョーンバエズの主題歌が心を撃ちます。
"Rejoice in the Sun"

♪太陽の下で
 子供たちをそばに引き寄せなさい
 そして愛するものは
 みな死にゆく運命にあると教えなさい 
 なぜそうなのかも
 そしてまだ遅くはないと教えなさい
 だから少しずつ少しずつ種を植えていきましょう
 太陽の下で収穫を喜ぶために

User Reviews 
mercuryixさん
Los Angeles 
2001年12月7日
ひとつのカテゴリー

この映画は、百万ドルの特殊効果に頼るものではない。
2秒ごとのアクションシーンで、スカッとさせるものでもない。
ただ、あなたの心を鷲づかみし、
見終わった後、ずっと考えさせられるものだ。
これは、隔離、疎外、失われた原因、
そして、必然的な未来についてのものだ。
要するに、これは本物のSF映画で、
けばけばしい銃撃戦や特殊効果を売り物にしていない。
「スター・ウォーズ」は、
偉大なサイエンス・ファンタジーだが、
SF小説の本質は、
何が起こりえて、何が起きているかにある。
映画の終わり、私達は、心をかき乱される。
介入がなければ起こるであろう未来を前に。
この映画が喚起する悲しさや希望は、
分かちがたくつながっている。
この映画をレンタルするなら、
13つのロボット無人機(ヒューイ、デューイ、ルイ)
のイメージにつきまとわれるだろう。
脚本、監督、および演技、文句のつけようもない。

オトーサン、
「分かるね、何十回と観る気持ち」

ZIDOWさん 
2006年10月16日
まさにSF

たしかに、細かい突っ込みは
いくらでも入れることができるでしょう。
しかし、70年代の時代背景があり、
その中で暗く悲壮になりがちな他の映画と比べると、
ラストシーンの遠ざかっていく
最後のドームとロボットに、
何か未来への希望を感じてしまいます。
まだ、スターウォーズも無い頃
TVで観た時のあの感動は、
もう何十回と観ているのに
いまだに消えることがありません。
海外SF小説ばかり読んでいるワタクシとしては、
この映画を「SF叙事詩」と呼びたい。
映画の中で人間の作った工業技術で滅んでしまう自然は、
現実世界でも進行しています。
そんな中、何年後かに人類が滅んでも
工業技術の結晶であるロボットが、
最後の自然を存続させようとする様はまさに叙事詩的。
PS.トランブル監督は技術屋だし。


マン・オン・ワイヤー

オトーサン、
「こちらも見ておかなくては」
先日、「ザ・ウォーク」(2005)を見ました。
本作は、そのドキュメンタリー映画です。
ツインタワー建設時のNYの風景が見られる点でも、
貴重な映画です。

原題:Man on Wire (2008) 
監督:James Marsh  
原作:Philippe Petit
Genre:Documentary
Rated PG-13 for some sexuality and nudity, and drug references 
Country: UK / USA 
Language: English / French 
上映時間:94分
あらすじ:
1974年、ニューヨーク。
当時世界一の高さを誇った
ワールド・トレード・センターのツインタワー。
その高くそびえる双子のビルの間を、
鋼鉄のワイヤー1本で渡り歩く男の姿が目撃された。
彼の名はフランスの若き大道芸人、
フィリップ・プティ。
当然無許可ゆえに逮捕されてしまったが、
その美しく詩的なパフォーマンスに
人々は驚き、喝采する。
彼の無謀とも思えるチャレンジは、
実は周到な計画と
多くの仲間たちの支えがあった・・・

出演者:
Philippe Petit・・・Himself 
オトーサン、
「偉人とは、こういうひとか」

その他の出演者: 
Jean Francois Heckel・・・Himself 
Jean-Louis Blondeau・・・Himself 
Annie Allix ・・・ Herself 
David Forman・・・Himsel
Alan Welner・・・Himsel
Mark Lewis
Barry Greenhouse・・・Jim Moore 
Guy F. Tozzoli ・・・Himsel
Paul McGill・・・Philippe - Drama Reconstructions 
David Demato・・・Himsel   ...  
Jean-Louis - Drama Reconstructions 
Ardis Campbell・・・Himsel   ...  
Annie - Drama Reconstructions 
Aaron Haskell・・・Himsel    ...  
Jean-Francois - Drama Reconstructions 
Shawn Dempewolff-Barrett・・・Himsel      
David - Drama Reconstructions 

User Rating:7.8/10( 44,137 votes)IMDb
  User Rating:7.1/10( 99 votes) Yahoo!
オトーサン、
「勇気が湧いてくるね」

アカデミー賞受賞 
・ドキュメンタリー長編賞  サイモン・チン    
                ジェームズ・マーシュ 

User Reviews 
Jeff Beachnauさん 
2009年2月16日
Omena, Michigan
完全なサスペンス映画

ミシガン州サガーテックの
ウォーターフロント映画祭で見た。
本作は、フィリップ・プティについての
エキサイティングなドキュメンタリーだ。
1974年、友人のおかげで、
何とかワールドトレードセンターに侵入し、
ツインタワーの間で綱渡りをした。
映画の出だしから、引きつけられる。
驚異的な話であり、プチは驚異的なひとだ。
確かに、彼は無謀な人物であり、
野生的だが、見ていて魅力的だ。
彼と彼の友人とのインタビューで構成されている。
スタントをやりとげるのを手伝った「チーム」は、
極めて興味深く、見ていて、すばらしい。
プティの先立つ古い映像は、見ていて楽しい。
この男は、本当に才能を持っていて、
少しクレージーかもしれない。
再演はまたよく撮影されて、良い仕事をしている。
このドキュメンタリーは、古典的なサスペンス映画のようだ。
サスペンスに満ち、仕事全体をだめにするかもしれない
多くの過ちのシーンがある。
結果は、分かっているが、
やりとげられるかどうか、ぞくぞくする。
1人の男が、どうやって夢を実現したかを描いている。
すばらしい仕事だ。
見事につくられた映画だ。

オトーサン、
「ジーナさん、激賞!」

ジーナさん 
2010年3月3日
恐怖と興奮

あのツインタワーの屋上にワイヤーを張り
綱渡りを成功させた
フィリップ・プティを追ったドキュメンタリーです。
基本的にはインタビュー形式を取っていますが、
再現VTRを入れたり当時の報道や実際の写真を入れて
構成・編集してあるので
印象深く感動的な作品に仕上がっていました。
ドキュメンタリーでありながら軽快で、気が利いていて
旨み・面白みを感じられたのは
監督の力量と言えるでしょうね。
ワールドトレードセンターの建設風景、フランスーNY間の往復、
幼なじみジャンとの関係、アメリカ側の協力者、
1トンにもなる機材の運搬方法、
片言の英語で敢行したニセ取材などなど
興味深いエピソードも聞けて退屈せず鑑賞できました。
緻密な計画の基に
行われた本番という訳ではなかったので、
その時が来た瞬間は息を止めてしまいましたね。
ビルとビルの間で寝る人間の情景は、
空想の世界の出来事のようで
心を引き寄せられ夢中になってしまいました。
ついでに言うと当時のNYの街並みも美しく、
心を奪われましたね。
待ちに待ったツインタワー綱渡りシーンは
残念ながら動画ではなく、
写真でのお披露目なのですが、
、フィリップが端から端まで行ったり来たりする画が
ナゼか浮かんできます。
だから、見せ場となるシーンが
写真のみでも問題無かったです。
他にもフィリップがそれまでに成し遂げた
ノートルダム寺院での綱渡りや
オーストラリアのハーバーブリッジでの映像もあるので楽しめますね。
綱渡りの練習風景も入っていますが、
彼の綱渡りは驚くほどしとやかで
ゆとりがあって気品が漂っています。
彼のこの持ち味が、一連の出来事を犯罪ではなく
芸術と位置づけたのでしょう。
この作品を観ると、
本当にあのツインタワーは彼のために造られたのでは?
と思わされます。
主要メンバーだけでもイイので
彼らのその後から現在までの流れを
テロップで紹介してくれると良かったですが、
優れたドキュメンタリー作品と言えるでしょうね。
追記;誰一人として9.11に触れていなかったのが、
逆に違和感あったカナ・


レイクサイド マーダーケース

オトーサン、
「これって絶対見ている!」
いろいろ手を尽くして調べました。
「洋画かな、湖畔殺人事件かな」
索引をチェックしたところ、
・レイクサイド マーダーケース 連番No.6016
とあって、確かに見ていました。
でも、「る」に載っていました。
「れ」に載せるべきでした。
ケアレスミスでした。

原題:レイクサイド マーダーケース(2004)
監督:青山真治
原作:東野圭吾
脚本:青山真治/ 深沢正樹 
Genre:Mystery/Suspence
上映時間:118分
あらすじ:
ある日、中学受験を控えた子どもを持つ
3家族が塾の講師を招き、
湖畔の別荘で一緒に勉強合宿を開く。
家族とは別居中の並木俊介も、
中学受験には疑問を持ちつつも、
妻・美菜子と娘のためとこの合宿に参加した。
講師・津久見の指導のもと、
子どもの勉強や面接の訓練などに打ち込む。
仕事仲間で愛人の英里子が
突然別荘にやって来きて、俊介は困惑する。
やがてその夜、俊介は別荘のリビングで
英里子の死体を発見する。
美菜子が犯行を告白する中、
スキャンダルを恐れた藤間ら親たちは
事件の隠蔽工作進める・・・

出演者:
 役所広司・・・ 並木俊介 
 薬師丸ひろ子・・・ 並木美菜子 
 眞野裕子・・・ 高階英里子
 豊川悦司・・・ 津久見勝 
 柄本明・・・ 藤間智晴
オトーサン、
「役所広司、浮気かよ」
そんな風に見えないのが、難ですね。

その他の出演者
 鶴見辰吾・・・ 関谷孝史 
 杉田かおる・・・ 関谷靖子
 馬場誠・・・ 関谷拓也
 黒田福美・・・ 藤間一枝 
 村田将平・・・ 藤間直人
 牧野有紗・・・ 並木舞華 

User Rating:5.2/10( 64 votes)IMDb
  User Rating:5.4/10( 184 votes) Yahoo!
オトーサン、
「低いスコアだね」

日本映画プロフェッショナル大賞 
・ベスト10  第8位 

User Reviews 
rhforeverさん 
2010年1月25日
原作改悪?

これ本当に東野圭吾さんの原作なんでしょうか?
ちょっと信じられません。
よほど酷い原作改悪がされたんでしょうか?
まず、薬師丸が犯人でないことは、
最初からすぐわかりましたし、
真犯人も彼らがああまで必死で庇おうとする
対象と考えれば意外性は全くありまさせん。
それから主人公の社会批判の薄っぺらいこと。
「競争が嫌いだから、中学受験に乗り気じゃない」って、
中学受験しなければ、
高校入試で競争をすることになってるわけだし、
そう言ってる本人からして
社会人として競争社会に身をおいてるわけです。
批判するとしたら、
そういう競争社会の中での不正こそ批判すべきでは。 
それなのああいう発言って、
もしかして意図的にこの人を安っぽく見せようとしてる
とまで考えられました。
眞野裕子さん、すごく綺麗でスタイルも良かったんですけど、
結局この映画の後もそれほど売れることもなくて残念です。
彼女の素敵さを足してもこの5点で。

オトーサン、
「前田さん、褒め過ぎじゃないんの?」
犯人である少年の動機、殺意、行動が、
まったく描かれていません。
東野圭吾さんの直木賞受賞作「レイクサイド」を
読んでみれば、分かるかも。

前田有一さん
2006年1月16日
ビックリ結末!ミステリ好きが満足できる映画化だ
   
日本を代表する(といってもよかろう)
ミステリ作家の東野圭吾原作『レイクサイド』の映画化。 
中学お受験を控えた3家族が集まり、
湖畔の別荘で合宿を行うことに。
主人公(役所広司)と妻(薬師丸ひろ子)は
別居中で冷め切っているが、
娘のために不仲を隠し参加している。
冷静な塾講師(豊川悦司)の見事な指導の元、
勉強に励む子供たち。
ところが、突然現れた主人公の愛人が
殺されたことで、状況は一変する。 
人里離れた湖畔の別荘、
お受験合宿などといった非現実的な設定、
みな一癖もふた癖もありそうな怪しげな登場人物。
登場するのはわずか11人。
どの要素もミステリファンの心をくすぐるものだろう。
いわゆる本格ミステリの醍醐味というやつだ。
この映画はその魅力を余すところ無く映像化しており、
まずは「抜群に面白い!」と言っておこう。 
東野圭吾のライトミステリらしい雰囲気もよく出ている。
申し訳無いことに私はこの原作は未読であるが、
彼の作品はほかにたくさん読んでいるから、
この作者独特の作風がバッチリ映画から
伝わってくる事だけはわかる。
多少原作に変化を加えたという結末を含め、
作者自身も満足のいく出来だと語っているが、
あながち社交辞令というわけでもあるまい。 
一軒の別荘という、ほぼ密閉された空間でのドラマだから、
舞台劇と同じで役者の演技力がモノをいうが、
その点も文句無し。
なかでも、先日私も試写を見させていただいた
(さらに言うならちょいと期待はずれだった)
『ローレライ』に主演したことでも話題の
役所広司はいい味を出している。 
もちろん、彼以外の10名もいずれ劣らぬ名演、怪演ぶり。
彼らによって、独特の不気味さ、不可解さ、
そして緊張感を保ったまま見事なドラマが成立した。
ちょっとだけ非日常の要素がある本格ミステリの世界は、
役者の出来次第でただの馬鹿らしいドラマになりかねないだけに、
演技派で固めたキャスティングは正解だった。 
この映画の最大の魅力は、
やはりミステリらしい衝撃の結末といえるだろう。
登場人物の内面描写を控え、
あえて心理状態を観客に明かさぬことで、
うまくミスディレクションしている。
このへんはさすがにベテラン作家の原作らしく手慣れている。
このどんでん返しにはびっくり仰天だ。
結末に必要以上の説明をくっつけなかったことで、
不気味さが増した。これはいい終わり方だ。 
この映画を見て「警察は?」「その後は?」「子供は?」
などという事を考える必要は無いだろう。
そうした突っ込みを脳裏に浮かばせないほど
物語の進行と展開が面白い。
退屈する間もなく仰天のラストまで持っていく
テクニカルな語り口は、まさに東野圭吾の推理小説の世界だ。 
難を言うとすれば、ひとつの見せ場である
死体処理場面の具体的な描写がまだまだ物足りない点と
お受験という題材がちょっと賞味期間切れといったくらいか。 
『レイクサイドマーダーケース』は、
ミステリ好きが十分満足できる映画化といえそうだ。
やはり、ストーリーが面白い映画には魅力がある。
ただし、物語にリアリティやら
細部の整合性を求めるタイプの人にはあまり向かないかもしれない。
本格ミステリは一種のファンタジーだから、
その点を理解していれば楽しめるだろう。


ブローバック

オトーサン、
「ブローバック、どういう意味?」
・自動拳銃、短機関銃、自動小銃等に採用されている。
 吹き戻し方式とも言う。
原題は、"TKO"(テクニカル・ノックアウト)
もうひとつの題名"URBAN ASSAULT"(急襲)が、
一番、映画の内容に近いようです。

原題:TKO (2007) 
      URBAN ASSAULT
監督:Declan Mulvey    
脚本:Christopher Curran/ Joe Miale/ Declan Mulvey  
Genre:Action/ Drama/ Thriller 
Rated R for strong violence, language and some nudity 
上映時間:92分
あらすじ:
大都会を牛耳る秘密組織のボス ウォーレンは、
格闘トーナメントで多額の利益を得ていた。
彼は、反目しあう側近2人、ミックとマーティンに、
互いに最強のファイターを立てるように命じる。
そしてが負けた方は、この街を去るのだ。
マーティンの周到な罠にハマり、
ミックはファイター探しに苦戦する。
マーティンは凶悪な犯罪者ヴィシャスを
自分の駒として手に入れる・・・

出演者:
Joel King ・・・ Warren(ウォーレン)
Paul Green ・・・ Martin(マーティン)
Daz Crawford ・・・ Mick(ミック)
Samantha Alarcon ・・・ Skyler(スカイラー)
Dianna Agron ・・・ Dyanna(ダイアナ)
Vishnu Seesahai ・・・Vicious(ヴィシャス)
オトーサン、
「このでっかい男、どういうひと?」
無名なので、経歴が分かりません。
IMDbには、載っていました。

ダズ・クロフォード
Daz Crawford
誕生日:1968/11/12 - 
Daz Crawford
出身地:イギリス リバプール
幼年期に家庭が崩壊する。
英国空軍に入隊、訓練を通じ、スポーツマン精神を学ぶ。
フォークランド諸島、ドイツ、砂漠の嵐作戦に従事。
ナショナルリーグ・バスケットボールに入り、
アマチュアボクサーとして世界10位に。
ソウルオリンピックチームに参加。
その後、ロンドンに戻り、モデル。
ドラマワークショップに加わり、俳優へ。
出演作:
2002年「ブレイド2」) 
2006年「ゴシップ・カフェ」
2007年「ブローバック」
2016年「X-DAY 黙示録」

その他の出演者:
Heidi Marie Wanser ・・・ Herrera
Christian Boeving ・・・ Rex
Fernando Chien ・・・ Lin
Jasper Cole ・・・ Cyrus
Andre McCoy ・・・ Zendo
Anthony Ray Parker ・・・ Slim
Courtney Rice ・・・ Swan
Edwin Villa ・・・ Vesto
Lemar Knight ・・・ Mouse
Arron Yohe-Mellor ・・・ Jack

User Rating:3.3/10( 100 votes)IMDb
  User Rating:5.3/10( 3 votes) Yahoo!
オトーサン、
「うーん」

User Reviews 
eucalyptus9さん
Australia 
2009年5月5日
ほぼ最悪の映画

これまでに見た最もひどい映画だ。
そう言いたいところだが、最後まで見てしまった。
これまでに、最後まで見なかっ映画がある。
(Taxi, Amelie, Closer など) 
本作のストーリーは、馬鹿気ている。
バン・ダムの「キックボクサー」の真似だ。
そちらは、何とか信用できた。
この映画には、そんなことはお構いなしだ。
演技は、ぞっとするが、
スカイラー役のサマンサ・アラーコン、
こいつは、二度と映画に出るべきではない。
二度と口を開くのは許されない。
ひどい演技なのに、目立とうとしている。
だが、ダイアナ・アグロンは、可愛いかった。
ところで、
なぜ、題名をTKOとしたのか?
「勝つか、死ぬか」でのTKOはありえない。
別の意味があるのだろう。
・Total Krap Orright?
スコアは、10点満点で、2点。
1点は、最後まで見てしまったから。
もう1点は、ダイアナ・アグロン。

オトーサン、
「期待しないで、時間つぶしに」

山根晋爾さん 
2011年5月23日
楽しめるB級映画
 
期待を全くしていなかったせいか
けっこう楽しめた。
チープな画ではあるが
それが意外と悪くない。
キャストも私は全く知らない方ばかりであったが
とても良かった。
ありそうでないストーリー。
幾重にも話が重なっていて面白い。
予告編が一番面白い偉そうに
宣伝ばかりが目立つ映画よりは面白い。 


オトーサン、
「なーんだ、こりゃ」
のっけから、男女がバッコンバッコン。
先日、カナブンの交尾シーンをみかけましたが、
それに迫るポルノ映画顔負けのド迫力。
なお、ブライズメイズとは、花嫁介添人とのこと。

原題:Bridesmaids(2011) 
監督:Paul Feig  
脚本:Kristen Wiig/ Annie Mumolo  
Genre:Comedy/ Romance
上映時間:125分
あらすじ:
30代独身のアニーは、
開業したケーキ店がつぶれ、
恋人にも捨てられ、
人生最悪の日々を過ごしていた。
大親友のリリアンが結婚すると聞いて
素直に喜べない自分にイヤ気がさす。
パトカーの巡査ネイサンに、
違反切符を切られそうになる。
それでも、花嫁介添人のまとめ役を引き受け、
さっそく他の4人の花嫁介添人たちを紹介されるが、
いずれ劣らぬ個性派揃い。
なかでも、上流階級のヘレンは、ライバル意識むき出し。
想像を絶する困難が待ち受けていた・・・

出演者:
Kristen Wiig ・・・ Annie Walker(アニー)
Maya Rudolph ・・・ Lillian Donovan(リリアン)
Rose Byrne ・・・ Helen Harris III(ヘレン)
Chris O'Dowd ・・・ Officer Nathan Rhodes(ネイサン)
オトーサン、
「アニー役、大活躍だね」
脚本も書いて、初の主役もゲット!

クリスティン・ウィグ
Kristen Wiig
誕生日;1973/8/22 -
出身:ニューヨーク州カナンデーグア
父は、ノルウェーとアイルランド系、
母は、スコットランドとイングランド系
アリゾナ大学で学ぶが、中退してロサンゼルスに移り、
The Groundlingsに参加する。
2005年からの「サタデー・ナイト・ライブ」でブレイクし、
テレビ番組や映画で活躍する。
2009年には同番組でエミー賞にノミネート。
出演作:
2006年「エアポート・アドベンチャー クリスマス大作戦」
2007年「最凶家族計画」「ウォーク・ハード ロックへの階段」  
     「幸せのセラピー」「無ケーカクの命中男/ノックトアップ」
2008年「オー!マイ・ゴースト」「俺たちダンクシューター」
2009年「アドベンチャーランドへようこそ」
     「シンディにおまかせ」 2010年
     「ローラーガールズ・ダイアリー」 
2010年「デート&ナイト」「ほぼ冒険野郎 マクグルーバー」
      「ドリームワークス ヒックとドラゴン:レジェンドコレクション」
          「幸せの行方」 「宇宙人ポール」 「怪盗グルーの月泥棒 3D」 
          「ヒックとドラゴン」 
2011年「ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン」  
2012年「リベンジ・フォー・ジョリー 愛犬のために撃て!」 
2013年「俺たちニュースキャスター 史上最低!?の視聴率バトルinニューヨーク」
     「her/世界でひとつの彼女」「LIFE!/ライフ」  
     「怪盗グルーのミニオン危機一発」 
2015年「ヒックとドラゴン2」「スケルトン・ツインズ 幸せな人生のはじめ方」
2015年「ミニー・ゲッツの秘密」「オデッセイ」 
2016年「ズーランダー NO.2:「ソーセージ・パーティー」
     「ゴーストバスターズ」   
2017年「怪盗グルーのミニオン大脱走」 

その他の出演者:
Melissa McCarthy ・・・ Megan Price
Wendi McLendon-Covey ・・・ Rita
Ellie Kemper ・・・ Becca
Jill Clayburgh ・・・ Judy Walker
Rebel Wilson ・・・ Brynn
Matt Lucas ・・・ Gil
Michael Hitchcock ・・・ Don
Tim Heidecker ・・・ Douglas "Doug/Dougie" Price
Ben Falcone ・・・ Air Marshall Jon
Annie Mumolo ・・・ Nervous Woman on Plane
Terry Crews ・・・ Rodney
Franklyn Ajaye ・・・ Lillian's father
Richard Riehle ・・・ Bill Cozbi
Kali Hawk ・・・ Kahlua
Jessica St. Clair ・・・ Whitney
Steve Bannos ・・・ Annie's mistaken husband
Hugh Dane ・・・ Annie's mistaken fella
Andy Buckley ・・・ Helen's husband
Matt Bennett ・・・ Helen's stepson
Molly Buffington ・・・ Helen's stepdaughter
Nancy Carell ・・・ Helen's tennis partner
Melanie Hutsell ・・・ Carol
Mia Rose Frampton ・・・ Girl in jewelry store
Dana Powell ・・・ Flight Attendant Claire
Mitch Silpa ・・・ Flight Attendant Steve

User Rating:6.8/10( 228,722 votes)IMDb
  User Rating:7.7/10( 211 votes) Yahoo!
オトーサン、
「すごいね」

アカデミー賞ノミネート 
・助演女優賞  メリッサ・マッカーシー    
・脚本賞
ゴールデン・グローブ ノミネート
・作品賞(コメディ/ミュージカル)     
・女優賞(コメディ/ミュージカル)  クリステン・ウィグ    

User Reviews 
chronic_elite さん
United States 
2011年5月18日
私は男、この映画が好き

この映画を試写会で見た。
腹の中で思った。
ワーオ、
こいつは、女性版「ハングオーバー」だ。
「ハングオーバー」と同じ筋書ではないが、
結婚式につながるシーンがある。
劇場を見回すと、観客の95%が女性!
こりゃ、間違ったかと思ったが、
ユーモアがフンダンで、楽しい驚きだった。
いくつかが男のユーモアだったが、
劇場のすべての女性が、笑い転げていた。
主人公と男性の間の安っぽい要素もあるが、
それは映画のほんの一部だった。
85%のコメディと15%のロマンス映画と言うべきだろう。
正直言って、男の私は、映画を楽しんだ。
このタイプの映画のほとんどは、
アホをやらかす男についてであり、
アホをやらかす女性についての映画は少ない。
ハリウッドはいつも、
女性を完全であるように見せることが好きだが、
ここでは、自分の性器について
女性が露骨な意見を述べるのだ。
それを女性がおかしいがるというのが、良い。
本作は、女性のユーモアがある
すばらしい映画だあったと思う。
コメディは男性俳優によって支配されてきたが、
私は、女優たちが、飛び込み、
地ならしを始めるのを期待したい。
いい映画だ!

オトーサン、
「下ネタが効いてるね」

maxpitさん 
2012年10月7日
楽しい

ジャド・アパトー製作だから
当然下ネタ満載(笑) 
でも、今回は女性が主役のお話なので
すべてご愛嬌ですんじゃいます。
さすがにウェディングドレス姿での食中毒のシーンには、
引く人もいるかも知れませんが(笑)
コメディドラマながら、
女性の本音の部分が、
かなり本気かつ繊細に語られていて、
共感する女性も多いのではないでしょうか? 
アカデミー賞脚本賞にノミネートされたのも納得です。
女性の友人関係って結構、
自分の存在のポジションや
ほかの人とのバランスが大切なんですね。
勉強になります(笑) 
まあ、男性も仕事上では結構気にしますが(笑) 
笑えて、ホロリときて、エッチな話も満載。
女性版「ハングオーバー」と言われてますが、
まさにあの手の映画が好きな人には
ベストな作品だと思います。


インサイド・ヘッド

オトーサン、
「心理生理学の用語を使えば・・・」
ヨロコビは、ドーパミン
カナシミは、ドーパミンの働きを抑制するセロトニン
上記の脳内麻薬が消えると、
イカリやムカムカやビビリが、表に出てくる。
ただし、ドーパミンが、過剰に分泌されると、
過食やギャンブル依存といった副作用が現れる。 

原題:Inside Out(2015) 
監督:Pete Docter/ Ronnie Del Carmen 
原作:Pete Docter/ Ronnie Del Carmen
脚本:Pete Docter/ Meg LeFauve/ Josh Cooley  
Genre:Animation/ Adventure/ Comedy
上映時間:95分
あらすじ:
11歳の女の子ライリーの頭の中には
ヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、カナシミ
5つの感情がいた。
彼らは司令室に集まり、リーダーのヨロコビを中心に、
いつもライリーが幸せでいられるように奮闘。
ライリーは、父の仕事の都合で引っ越し。
環境の変化に戸惑い、心が不安定に。
ふとしたトラブルで
ヨロコビとカナシミが司令室から吸い出されてしまう。
ヨロコビとカナシミが消え、司令室は大混乱。
おかげでライリーの様子もおかしくなってしまう。
一方、早く司令室に戻らねばと、
ヨロコビとカナシミは、広大な頭の中で右往左往する・・・

出演者:
Kaitlyn Dias ・・・ Riley Andersen(ライリー)
Amy Poehler ・・・ Joy(ヨロコビ)
Phyllis Smith ・・・ Sadness(カナシミ) 
Richard Kind ・・・ Bing Bong
Lewis Black ・・・ Anger(イカリ) 
Bill Hader ・・・ Fear(ビビリ)
Mindy Kaling ・・・ Disgust(ムカムカ) 
オトーサン、
「キャラクターの造形は、ありきたりだけれど、
様々な感情の動きや相互作用の描写は、超一流だね」

その他の出演者:
Diane Lane ・・・ Riley's Mother
Kyle MacLachlan ・・・ Riley's Father
Paula Poundstone ・・・ Forgetter Paula
Bobby Moynihan ・・・ Forgetter Bobby
Paula Pell ・・・ Dream Director
Dave Goelz ・・・ Subconscious Guard Frank
Frank Oz ・・・ Subconscious Guard Dave
Josh Cooley ・・・ Jangles the Clown
Flea ・・・ Mind Worker Cop Jake
John Ratzenberger ・・・ Fritz
Carlos Alazraqui ・・・ Father's Fear 
Nick Pitera・・・ TripleDent Gum singers
Andrea Datzmans・・・ TripleDent Gum singers
Lori Alan ・・・ Mother's Sadness
Peter Sagal ・・・ Clown's Joy
Rashida Jones ・・・ Cool Girl's emotions

User Rating:8.2/10( 421,163 votes)IMDb
  User Rating:7.3/10( 2,967 votes) Yahoo!
オトーサン、
「オリジナリティがある!」

アカデミー賞受賞  
・長編アニメ賞 
同ノミネート
・脚本賞
ゴールデン・グローブ受賞 
・アニメーション作品賞

User Reviews 
desmondlewissmith さん
United States 
2017年6月13日
違うやり方で、映画はコミュニケートできる

何なのか理解できないまま、
感動しながら、この映画を見た。
少女の精神と感情を探究し、
精神がどのように働くかについて
すばらしい観点を提供している。
楽しめ役立つ映画だと思った。
抑圧や不安について読んできたことを
興味深く説明している。
違う感情がコミュニケートする様子が興味深い。
若い人に感情を理解させる最高の方法だと思う。
7歳になる息子は、自分の考えを説明する時、
この映画を例として数回使ったものだ。
感情をどうコントロールすべきか、
違った考えのひとに、どう接すればよいか、
それを示すすばらしい仕事をしたと思う。
両親の感情アイコンが見えるシーンは、
男性と女性が、どのように違ったふうに考えるかを示す
クラシックだった。

オトーサン、
「難解な心理学のテキストを読むよりも、
この映画をみたほうがいいね」

yuk***** さん 
2017年6月17日
我が子と重なりました。 

三歳の娘がいます。
まだまだ甘えてくるかわいい年頃。
あと数年もしたら、社会の荒波にもまれたり、
複雑な感情と向き合う時がきて、
親のおふざけなんかに笑わなくなって反抗期もきたり、
親にとって、寂しいと思う時期がくるんだなぁと
しんみりしました。
また三歳の娘は、遊びながら見ていましたが、
ライリーが家出から戻り
両親に涙ながら話すシーンで、
なんと涙を流していました。
一瞬でもライリーに感情移入?!
そこまでではないにしろ、
そんな姿をみて私も泣きました。
家族で見たい映画です。
またみなさん書いているように、
ヨロコビとカナシミの吹替の声優さん素晴らしい!
映画がより味わい深くなっています。
見て良かった。
何度も見たいです。


ザ・ウォーク

オトーサン、
「いつだっけ?ツインタワーを見学したのは」
日本人が設計したというので、誇らしく思いました。
でも、アメリカ人には、味気ないと不評でした。
曲芸師フィリップ・プティの挑戦の後、
評判がよくなったとは知りませんでした。
911テロで崩壊した後、見に行きましたっけ。

原題:The Walk (2015) 
監督:Robert Zemeckis    
原作:Philippe Petit 
脚本:Robert Zemeckis/ Christopher Browne  
Genre:Adventure/ Biography/ Crime
Country: USA 
Language: English / French / Czech 
上映時間:123分
あらすじ:
少年時代に綱渡りに魅せられ、
その技術を磨いてきたプティ。
彼にとって綱渡りとはアートであり、
自己表現の方法だった。
エッフェル塔を抜いて世界一の高さになるという
ニューヨークのツインタワー建設の記事を目にする。
その瞬間、この地上110階、高さ411mの
ワールドトレードセンターで綱渡りをしたいと思う。
さ正しいワイヤーの張り方を習得するため、
ルディに頭を下げて修行を積む。
大道芸人仲間のアニーをはじめ、
夢を共有してくれる仲間を集め、
入念な準備に取りかかる・・・

出演者:
Joseph Gordon-Levitt ・・・ Philippe Petit(プティ)
Charlotte Le Bon ・・・ Annie Allix(アニー)
Ben Kingsley ・・・ Papa Rudy(ルディ)
オトーサン、
「綱渡りの練習、大変だっただろうね」

ジョセフ・ゴードン=レヴィット
誕生日: 1981/02/17
出身 : カリフォルニア州ロサンゼルス
幼少の頃から劇団に参加し、
「Stranger on My Land」でTVデビュー。
「ファミリー・タイズ」や
「タイムマシーンにお願い」にゲスト出演。
「リバー・ランズ・スルー・イット」で映画デビュー。
「Mysterious Skin」「BRICK ブリック」で主役に抜擢。
ゴールデングローブノミネ−ト
・男優賞(コメディ/ミュージカル) 50/50 フィフティ・フィフティ    
・男優賞(コメディ/ミュージカル) (500)日のサマー 

その他の出演者:
Clement Sibony ・・・ Jean-Louis
James Badge Dale ・・・ Jean-Pierre
Cesar Domboy ・・・ Jeff
Ben Schwartz ・・・ Albert
Benedict Samuel ・・・ David
Steve Valentine ・・・ Barry Greenhouse

User Rating:7.3/10( 93,023 votes)IMDb
  User Rating:7.4/10( :1,701 votes) Yahoo!
オトーサン、
「爽快!」

放送映画批評家協会賞ノミネート 
・視覚効果賞 

User Reviews 
olalaraさん
United States 
2015年10月6日
2015年の最もよいファミリー映画。

3Dになった
伝記ドラマのアメリカ映画。
ロバート・ゼメキス監督、。
脚本は、クリストファー・ブラウンとゼメキス。
1974年8月7日、
フランスの綱渡りアーティスト、
フィリップ・プティが、
ワールドトレードセンターのツインタワーの間を
渡り切った話をもとにしている。
このすごい映画は、成功すべく誕生した:
実話、すばらしい演技、よいドラマ、甘いロマンス、
そして、良いコメディ。
3D特殊効果は実に素晴らしく、監督もすばらしかった。
この映画は、おとな、ティーン、
そして子供を魅惑する傑作。
本当に、推薦するに値している。

オトーサン、
「この映画も見たいね」
・マン・オン・ワイヤー(2008)
 アカデミー賞ドキュメンタリー長編賞受賞

前田有一さん 
2016年2月23日
WTC誕生の瞬間を描く
   
ワールド・トレード・センタービルの間を
綱渡りした男の実話「ザ・ウォーク」は、
単なるいち大道芸人の偉業以上に
重要なメッセージを描いている。 
1974年、フランス人の大道芸人フィリップ・プティは
ニューヨークの新しいビル、
ワールド・トレード・センターの写真を見て目を奪われる。
その二つの建物の間にロープを張り、綱渡りができたら……。
だがひらめきのようなその計画を、
フィリップは即座に実行に移すのだった。 
3D効果をふんだんに生かした超高層ビルの綱渡り。
しかしまあ、クライマックス以外は
退屈なドラマだろうと思っていたがとんでもなかった。 
綱渡りも数百メートルの高さとなると、
尋常な準備ではできない。
正確な2点の距離、風速、ワイヤーのブレにくい張り方、衣装など、
調べること、手配することは限りなくある。
正確な計算もしなくてはならないし、
どうやってワイヤーを渡すかという大問題も立ちふさがる。
そもそもこれは厳密には犯罪であるから、
いつどうやって侵入するかも決めねばならない。 
一人じゃとても無理だから、仲間を集めなくてはならないが、
それはどうやって見つけるのか。
そのすべてが、まさにミッションインポッシブルということで、
この映画はなかなかスリルのあるサスペンス的見せ場が多い。 
それらをクリヤーした後の本番だが、
そこで私たちはフィリップと同じく、
誰も見たことのない、感じたことのない体験をすることになる。
それは事前の予想を上回るものであり、
それが大きな感動をもたらす。
たいへん満足度の高い、
一人の人間の命を懸けたチャレンジの様子を味わえる。 
それだけでも十分な佳作だが、
見終わるとさらに重要なメインテーマに考えいたる。
それは、WTCビルこそがもう一人の主人公ということである。
WTCは建設当初、ファイルキャビネットと揶揄されていたという。
武骨なデザインで、ニューヨーカーの評判が悪った。 
ところがある時点からこのビルが
ニューヨーク市民にとってかけがえのない存在へと変貌する。
この映画を見ると、誰もがその瞬間を知ることができる。
そう、「ザ・ウォーク」は、
じつはWTCの「誕生」を描いた映画である。 
ひとつのビルが、ある芸術的犯罪によって誕生した──。
そしてそのビルは、別の犯罪によってこの世から去った。
私たち外国人の多くは、後半だけしか知らない。
この映画は、それ以上に大切な、
すなわち人命以外に「アメリカ人が9.11で失ったもの」を
私たちに教えてくれる。
その衝撃と喪失感が、ある種のせつなさとして
いつまでも余韻に残る。
このことを知って、
ようやくアメリカ人の苦しみに共感できるというわけだ。 
ビルに飛行機が突入する映像など一つもないのに、
あのテロ事件の本質を描いている。
たんなる史実ドラマなのに、
その根底にはそれ以上に心揺るがすメッセージが隠れている。
こういう映画はそうそう作れるものではないし、見る機会もない。
なんとか皆さんにも見てもらいたいと思う。 


フィフス・ウェイブ

オトーサン、
「しまった!」
前田有一さんの今週のオススメ。
権威ある映画評論家に従って、
TSUTAYAで、借りましたが、外れ。
こんなこともあるんだなぁ。

原題:The 5th Wave (2016) 
監督:J Blakeson    
原作:Rick Yancey
脚本:Susannah Grant/ Akiva Goldsman/ Jeff Pinkner  
Genre:Action/ Adventure/ SF 
上映時間:112分
あらすじ:
謎の地球外知的生命体が地球上空に飛来、
世界中の電源をシャットアウトする。
続く第2波として大地震と津波を引き起こし、
第3波ではウイルス感染を蔓延させ、
第4波では生存者への寄生を開始する
地球は壊滅状態に追い込まれていたなか、
女子高生キャシーは生き別れてしまった
弟のサムを助けるべく、謎の青年エヴァンと手を組み、
異星人が仕掛ける「第5波」の攻撃に備えようとする・・・

出演者:
Chloe Grace Moretz ・・・ Cassie Sullivan(キャシー)
Zackary Arthur ・・・ Sam Sullivan(サム)
Alex Roe ・・・ Evan Walker(エヴァン)
オトーサン、
「クロエ・グレース・モレッツ、好かんなぁ」
ドイツ系なので、骨格がしっかりしています。
演技も、いまいち。

その他の出演者:
Nick Robinson ・・・ Ben thomas Parish/ "Zombie"
Ron Livingston ・・・ Oliver Sullivan
Maggie Siff ・・・ Lisa Sullivan
Maria Bello ・・・ Sergeant Reznik
Maika Monroe ・・・ Ringer
Liev Schreiber ・・・ Colonel Alexander Vosch
Tony Revolori ・・・ "Dumbo"
Talitha Bateman ・・・ "Teacup"
Nadji Jeter ・・・ "Poundcake"
Alex MacNicoll ・・・ "Flintstone

User Rating:5.2/10( 73,719 votes)IMDb
  User Rating:5.1/10( 759 votes) Yahoo!
オトーサン、
「やはり、低いね」

User Reviews 
MLDinTNさん
TN 
2016年8月26日
ひどいCGと筋書

私は、クロエ・グレース・モレッツが好きだが、
この映画がひどいので、がっかりした。
第一に、CG効果がひどい。
巨大な波、
子供がエイリアンだと教えるなんて、馬鹿気ている。
中心的な話は、軍隊によって連れ去られた
弟を見つけようとするキャシーについてだ。
軍隊には目に写る以上のものがあると分かる。
リーヴ・シュレイバーは、軍隊を体現する大佐だ。
命じられた通りのせりふを吐く。
誰もが、子供の軍隊が、エイリアンが持つ
最もよい変化であることと知っている?
そして、彼が人、馬鹿が好きなので、
ハーフ・アンド・ハーフのエイリアンは、
人間が好きなので、人間になる。
最終判決:
あなたの時間を浪費しないでください。

オトーサン、
「そこそこのクオリティかなぁ」

前田有一さん 
2016年4月19日
子供向きでもここまでやる
   
「フィフス・ウェイブ」は、
日本では超大作アクション映画のように思われているが、
実際は「トワイライト」あたりのメイン客、
日本でいうライトノベルファンを対象にした
子供向けアクション映画である。 
(略 あらすじ紹介)
中高生向け終末映画ではあるが、
だからといって子供だましでないところが
アメリカ映画のすごいところである。 
女子高生が圧倒的文明力を持つ
エイリアンの攻撃をかいくぐって生き残る。
やがてハンサムすぎる年上のお兄さんと
出会っていい感じになる。
そんな胸キュン展開をはさみながら、
本題である愛する弟をさがし続ける。 
よくもまあ
こんなイタ恥ずかしいストーリーを
書けるものだと思うが、
これを大真面目につくって
それなりに面白くしてしまうのだから凄い。 
もっともよく見れば、
地球がほろびゆく災害場面のCGは粗雑だし、
脚に大ケガをしたわりには
ピンピン走ってたりと随所に粗っぽさが目立つ。 
だがこの映画の客層がメイズ・ランナーとか
トワイライト世代の女子だとすれば、
そうした細部をしらみつぶしに調整して
脚本との整合性をとるよりも、他に重視する。
それこそが正義なのだということであろう。 
じっさい、怪我した太ももを素敵なおにいさまに
巻き直してもらう場面などは
完全に女子目線のエロシーンになっているし、
その素敵な男性の行水シーンまであったりする。
女の子だって性的に興奮するのが自然なのよという、
欧米ならではの価値観を感じられて面白いところだ。
日本の女子向け映画ではこういう場面は
過剰なまでにカットされるのが普通である。 
その意味で本作は、切り捨てるべきは切り捨て、
力をいれるところはいれるという、
商業映画の根本的なルールをしっかり踏まえている。
その指針となるコンセプトと対象が確固たるものとして
作り手の間で共有されていることがよくわかる。 
するとどうだろう、
結果的に大人が見ても
そこそこのクオリティになっている。
これは、日本にはないタイプのジャンルの映画である。
だから、日本人が見る価値がある。 
クロエ・グレース・モレッツはキック・アス以来、
ロリコン率の高い映画オタクや
映画ライターのオジサン層に大人気だが、
彼女を目当てにいくそうしたキモめの人たちにも
この映画は満足を与えてくれるだろう。 
本来この役はティーン観客の形代でしかないのだが、
そうした男性向けにはちゃんとスター映画としての
アピールがある。
クロエ・グレース・モレッツの、
そういうところは才能といえる。 
そんなわけで「フィフス・ウェイブ」は、
興味を持ったあらゆるタイプの観客を満足させる
汎用性を兼ね備えた、万能性の高い一本である。


ウルヴァリン:SAMURAI

オトーサン、
「大人気シリーズだね」
手を変え、品を変え、続くこと、続くこと。
今回は、なんと日本が舞台です。

・ウルヴァリン:X-MEN ZERO(2009) 第1作 
・ウルヴァリン:SAMURAI(2013) 第2作 
・LOGAN/ローガン(2017) 第3作 
・X-メン(2000) オリジナル・シリーズ第1作 
・X-MEN2(2003) オリジナル・シリーズ第2作 
・X-MEN:ファイナル ディシジョン(2006) オリジナル・シリーズ第3作 
・X-MEN:ファースト・ジェネレーション(2011) シリーズ第1弾 
・X-MEN:フューチャー&パスト(2014) シリーズ第2弾 
・X-MEN:フューチャー&パスト ローグ・エディション(2014) シリーズ第2弾・別バージョン 
・X-MEN:アポカリプス(2016) シリーズ第3弾 

原題:The Wolverine (2013)
監督:James Mangold  
脚本:Mark Bomback/ Scott Frank  
Genre:Action/ Adventure/ SF
上映時間:126分
Country: USA / UK / Australia / Japan 
Language: English / Japanese 
あらすじ:
ウルヴァリンは、カナダの山奥で隠遁生活中。
そこへ、日本の大物実業家・矢志田の使者が現われる。
余命わずかの矢志田は、命の恩人である彼に
一目会いたいと願っていた。
日本を訪れ、病床の矢志田と再会したが、
矢志田は息を引き取り、。
“君の永遠の命を終わらせてあげる”と
謎の言葉を残した。
葬儀に参列したが、矢志田の孫娘マリコが
謎の武装集団に狙われたので救い出す。
逃避行を続ける2人はいつしか恋に落ちる。
やがて、不老不死の肉体を支えていた
驚異的な治癒能力が失われていることに気づく・・・

出演者:
Hugh Jackman  ・・・ Logan (ローガン/ウルヴァリン) 
Hal Yamanouchi  ・・・ Yashida (矢志田)
Tao Okamoto  ・・・ Mariko (マリコ)
Rila Fukushima  ・・・ Yukio (ユキオ)
Hiroyuki Sanada  ・・・ Shingen (シンゲン)
Svetlana Khodchenkova  ・・・ Viper (ヴァイパー)
オトーサン、
「真田広之さん、脇役だね」

その他の出演者:
Brian Tee  ・・・ Noburo
Will Yun Lee  ・・・ Harada  
Ken Yamamura  ・・・ Young Yashida 
Famke Janssen  ・・・ Jean Grey
Saverio Di Biagio  ・・・ Security 
Francisco Payo Gonzalez  ・・・ Servant 
Shinji Ikefuji  ・・・ Pock-Face 
Joseph Coors, Jr.  ・・・ Aya 
Nobuaki Kakuda  ・・・ Buddhist Priest 
Yu Shao-Kang  ・・・ Old Woman 
Andrew G. Cesana  ・・・ Fruit Cart Vendor 
Conrad Coleby  ・・・ Red Beard 
Taris Tyler  ・・・ Bar Man 
Bela B. Felsenheimer  ・・・ Yukon Bar Patron 
Necie Owens  ・・・ Yukon Bar Patron/Man Near Bar 
Barbara Pindar Smith  ・・・ Yukon Bar Patron 

User Rating:6.7/10( 357,518 votes)IMDb
  User Rating:5.3/10( 1,175 votes) Yahoo!
オトーサン、
「賛否が分かれるね」

User Reviews 
Apu Garneshさん
United States 
2013年7月27日
WORST X-men movie ever (by far).
これまでサイテーの X-men映画。

この映画には、大きな穴がある
(1) おじいちゃん
映画の終わりに分かったが、
おじいちゃんは、悪者だったのだ。
ウルバリンのヒーリング・パワーを吸いとり、
永久に生きたかったのだ。
そこで、彼は、日本にウルバリン招待した。;
(ii) 彼は、死んだと偽わる;
(iii) その計画の一部として、
ヒーリング・パワーを失うように、
ウルバリンの心臓の上にクモを注入する
(iv) また、孫娘に、複数の暗殺の企てを受け入れさせようとする;
(v) ヘンデルとグレーテルがパン屑を残したように、
孫娘を捕らえて、巣窟にウルバリンをおびき出し、
彼の能力は吸いとろうとする。
(2) ヴァイパー
いったい彼女の動機は、何なのだ?
自分のために働いているのか、
それとも、おじいちゃんのために働いているのか?
彼女は、ウルバリンにキスする間に、
彼の心臓にクモを注入する。
(3) 日本人の父と婚約者
かわいい孫娘を除いて、家族全員がほんとのアホ。
かれらの動機が何なのか説明不足だ。
ありきたりで、退屈だ。
日本人の父は、娘を殺したいと思うだろうか?
日本のアホな婚約者が、かわいい孫娘と婚約する。
だが、私達は彼について他に何を知っているだろうか?
何も!
基本的に、彼は、悪いことをしたいだけなのだ。
(4) ウルバリンとかわいい孫娘の関係は、全くわざとらしい。
彼らが関係した時は、私はすくみあがってしまった。
(5) ジーン・グレーの悪夢は、ひどい。
この映画で、好きだったのは、ほんの2つ:
(A) 長崎原爆シーン
  はじめてクローズアップでみて、気分が悪くなった。
(B) 黒い忍者が真夜中に仕事をし、
  屋根を横切って飛んでいた。

オトーサン、
「日本が舞台だと評価が甘くなるね」

黒美君彦さん 
2016年11月14日
意外にオモロい

何せ原作がアメコミだし、
日本が舞台といっても
トンデモ映画なんだろうなと思って観たけれど、
意外や意外トンデモ映画であることは確かで
突っ込みどころ満載なれど、
思ったより楽しめたのだから仕方ない。
それって多分日本側の出演者が
「ハラダ」以外は日本人が多かったからかな。
真田広之、ハル・ヤマノウチ、TAO、福島リラの日本語が、
一応ちゃんと日本語になっていたしね。
矢志田家を守るために
じいちゃんも息子も孫も殺し合うってのは
どないやねん、と突っ込んでしまうけど、
ま、ストーリーはあってないようなもの。
日本といえばヤクザと新幹線とハイテクと
ガンダムのようなシルバー・サムライと(笑)。
長崎でローガンに助けられた矢志田市朗が、
ローガンの不老不死の治癒力を欲しがりながら死んじゃって、
すべてが孫娘のマリコに託されることになったから、
息子のシンゲンは、ミュータントの蛇女Dr.グリーンと
忍者部隊を使ってマリコを誘拐、殺害しようとする…、
って実の娘にそこまでするか、って話。
ま、いいけど。
葬儀が行われる増上寺では、
警護がみな小銃を持っているし(笑)、
ヤクザはみなマジ強いし(笑)。
でも田舎の風景はほのぼのして悪くなかったですよ。
どうみても路線バスなのに
長崎行きの高速バスだったりワケわからんけど。
いずれにせよ派手派手しいアクションがいいから
いいんです(いいのか)。
個人的にはユキオを演じた福島リラが良かったなあ。
岸田劉生の『麗子像』のような赤髪なのに
「伝統にはうるさい家なの」とか言ってるし(笑)。
ちっちゃく見えるけど、実は168cmあるのだとか。
真田広之のほうが小さいんちゃうか。
ヒュー・ジャクソンが188cmあるから小さく見えるのか。
で、TAOも177cmあるんだって。でかい。
日本刀もオリハルコンの短剣みたいでスゴいね。
しかし真田広之もハリウッド進出して
こんな作品に出てキャリアアップになるのかなあ。
も少し作品選んでもいいのではなかろうか。
あ、でも突っ込みながらも楽しめたのです。
バカバカしいといえば、
X-メンシリーズはなべてそうなのですから、
リアリティを求めたって仕方ない、ってことでしょうね。
いいと思いますよ、個人的には。


レッド・ムーン

オトーサン、
「ロバート・マリガンか」
あの名作「アラバマ物語」の監督です。

アカデミー賞ノミネート 
・監督賞 アラバマ物語    
カンヌ国際映画祭受賞
・ゲーリー・クーパー賞 アラバマ物語 
同ノミネート 
・パルム・ドール 秘密組織・非情の掟    

原題:The Stalking Moon (1968)
監督:Robert Mulligan    
原作:Theodore V. Olsen
脚本:Alvin Sargent/ Wendell Mayes  
Genre:Western
上映時間:109分
あらすじ:
1881年、アリゾナ。
インディアンも平定されていったが、
たまたま、白人の指定した居留地を嫌った
アパッチの一部に暴動が起こった。
鎮圧にむかった1隊の先道に当ったのは、
この道15年のベテラン、サム・バーナー。
この仕事を最後に引退し、
彼が育てた混血青年ニックに後事を託し、
余生をニューメキシコの牧場で
送ることを楽しみにしていた。
一行はほどなく、老人や女子供ばかりの
アパッチの一団を保護したが、
その中にサルバヘの息子を連れた
白人女性サラ・カーバーがいた。
10年ほど前、アパッチに全滅させられた、
カーバー隊の隊長の娘だった。
一行は、このアパッチの捕虜たち連れてキャンプに戻った。
途中、3人の白人の惨殺死体が発見された。
その手口から見て、凶暴なサルバヘの仕業と見られた。
サラは全身に恐怖を表わし、
サムに一緒に連れて行ってくれるよう懇願した。
以後、サムはなサルバヘの追跡をうけ、
危機にさらされることになった・・・

出演者:
Gregory Peck ・・・ Sam Varner(サム)
Eva Marie Saint ・・・ Sarah Carver(サラ)
Robert Forster ・・・ Nick Tana(ニック)
Nathaniel Narcisco ・・・ Salvaje(サルバヘ)
オトーサン、
「名優グレゴリー・ペックか」
このひとの英語は、分かり易くていいですね。
声も渋いし・・・
「エヴァ・マリー・セイント、お人形さんみたい」
アカデミー賞助演女優賞を「波止場」で
受賞したのに、活かされていません。 

その他の出演者:
Noland Clay ・・・ Boy
Russell Thorson ・・・ Ned
Frank Silvera ・・・ Major
Lonny Chapman ・・・ Purdue
Lou Frizzell ・・・ Stationmaster
Henry Beckman ・・・ Sergeant Rudabaugh
Charles Tyner ・・・ Dace
Richard Bull ・・・ Doctor
Sandy Brown Wyeth ・・・ Rachel
Joaquin Martinez ・・・ Julio
Boyd Morgan ・・・ Shelby

User Rating:6.8/10( 1,655 votes)IMDb
  User Rating:6.6/10( 16 votes) Yahoo!
オトーサン、
「名作にあと一歩かな」

User Reviews 
bkoganbingさん
Buffalo, New York 
2007年6月24日
スリラー西部劇

本作は、
「アラバマ物語」の監督と主演俳優が同じ。
古いアクション西部劇と
アルフレッド・ヒッチコック・タイプのサスペンスを
ブレンドしたいいスリラー西部劇だ。
グレゴリー・ペックは、歳をとった軍隊スカウト役。
アパッチの酋長から捕虜の白人女性役エヴァ・マリー・セイントと
その息子を救う。
酋長は、息子奪還をあきらめるつもりはなく、
軍隊スカウトをやめた後、
グレゴリー・ペックの牧場までずっとペックを追う。
映画の最後の40%は、ペックばかり。
彼の牧場の客は、賢く危険なインディアンに
しつこくつけ回される。
ジョン・フォード監督の
「捜索者」と「馬上の二人」と
ジョエル・マクリーとバーバラ・スタンウィック主演の
素晴らしい西部劇「荒野の追跡」に似ている。
だが、ロバート・マリガン監督は
むしろ、アルフレッド・ヒッチコックの
スタイルにヒントを得ている。
敵は見えない。
まさに最後の最後、
ロングショットで垣間見るだけだ。
酋長サルバヘについては、
彼の死と破壊から推測するほかない。
だから、不安が恐ろしいほどだ。
西部劇とサスペンス。
本作は、その良いブレンドで、
グレゴリー・ペックと
エヴァ・マリー・セイントのファンは喜ぶだろう。

オトーサン、
「すごいアイディアだね」
アパッチの酋長がストーカーなのです。

gapperさん 
2011年5月19日
忍び寄る月

グレゴリー・ペックの異色西部劇。
「アラバマ物語(1962)」の
ロバート・マリガン監督だけあり
アクションだけの西部劇ではない。
「北北西に進路を取れ(1959)」の
エヴァ・マリー・セイントを向かえ、
情感もあるドラマになっている。
凶悪なインディアンから逃れ安息を求める女
と軍を離れ半隠居の生活を送ろうとする男の出会い。
どういった西部劇に似つかわしくない
ドラマとして終始するかと思いきや、
後半の殆どは一人のインディアンに恐怖する戦いで占められる。
かなり緊迫感のある戦いでペックが主演であり
「恐怖の岬(1962)」を思わせる感じもある。
異なるのはインディアンの性格が描写されず
”恐怖の存在”として位置づけられている所だ。
このためホラーと感じる向きもあるのだろう。
52歳のグレゴリー・ペックには、
かなりきつい撮影だったはずだ。
せっかくのエヴァ・マリー・セイントだが、
後半は殆ど生かされていない。


麻雀放浪記

オトーサン、
「なつかしいね」
 ♪青い芽をふく 柳の辻に 
  花を召しませ 召しませ花を 
   どこか淋しい 愁いをふくむ 
   瞳いじらし あのえくぼ 
   あゝ東京の 花売り娘 

原題:麻雀放浪記 (1984) 
監督:和田誠
脚本:和田誠/ 澤井信一郎 
Genre:Drama/Gamble
Color:Black and White 
上映時間:104分
あらすじ:
敗戦直後の上野。
哲は終戦後も学校へは戻らずブラブラしていたが、
勤労動員の工場で働いていた時に
バクチを教えてくれた上州虎と偶然会った。
そして、虎に連れられてチンチロ集落に足を踏み入れる。
なけなしの金しかない哲は、
プロのバクチ打ちであるドサ健の張りにノッた。
ドサ健のおかげで相当な勝金を得ることができた。
数日後、二人はアメリカ兵相手の秘密カジノ
「オックス・クラブ」へ乗り込んだ。
しかし、ドサ健は勝つだけ勝つと、
哲が金を持っていないのを承知で帰ってしまい、
哲は負け金が払えずアメリカ兵に打ちのめされてしまう。
そんな哲を介抱してくれたのは、カジノのママだった。
その夜、哲はママに抱かれ、初めて女を知った。
翌日からママのもとで本格的な麻雀修業が始まった。
それにつれてママへの思慕も深くなっていった。
ある日、哲は魔術師的なプロに出会う。
出目徳といって、虎のボス的存在だった。
この徳から哲は“二の二の天和”というコンビ技を仕込まれ、
いよいよドサ健と対決することになる。
その頃ドサ健は、情婦のまゆみの家を
雀荘にして大層な羽振りだった。
哲と出目徳、そしてドサ健一派との対決は、
哲たちの圧勝に終わった。
ドサ健は持ち金全部では足りず、
まゆみの家の権利書まで手離すほどだった。
ドサ健は再度の対決を期すが、タネ銭がないので、
まゆみを吉原に売ることにする。
ここで一肌脱いだのがゼゲンの達。
彼は、先刻の勝負に立ち会っており、
ドサ健たちのプロ魂に惚れていたのだ。
達のおかげでまゆみは女郎にならずにすんだ。
再び対決の日が来た。
哲、ドサ健、達、そして出目徳、
哲は一匹狼のギャンブラーとして互角に渡り合う。
二昼夜、勝負が続く。
突然、出目徳が倒れた。
“九蓮宝燈”という大きな手に、
ヤクで弱っていた心臓が耐えられなかったのだ。
三人は、出自徳の死体を彼の家まで運んで行き、
帰りに上州虎をひろって、
再び勝負を続けるべく、家に戻っていく・・・

出演者:
 真田広之・・・ 哲 
 大竹しのぶ・・・ まゆみ 
 鹿賀丈史・・・ ドサ健
 名古屋章・・・ 上州虎
 加賀まりこ・・・ ママ 
 高品格・・・ 出目徳 
オトーサン、
「若き日の真田広之、いい顔しているねぇ」
「高品格さんがバツグンにいいね」
・誕生日:1919/2/22 - 1994/3/11
・出身地:千葉県千葉県海上郡飯岡町
 漁師の息子として生まれる。
 小学校高等科を卒業後、八日市場区裁判所に勤務。
 プロボクサーを目指すが、映画に感動して俳優を志し
 1938年、日活多摩川撮影所に入社。
 1939年、「土と兵隊」で映画デビュー。
 復員後、大映を経て日活に入社し、多数の映画に出演する。
 石原裕次郎主演の「嵐を呼ぶ男」ボクサー崩れの用心棒を演じ、
 それ以来、アクの強い敵役として活躍する。
 「麻雀放浪記」で、日本アカデミー賞助演男優賞受賞。

その他の出演者:
 加藤健一・・・ ゼゲンの達 
 内藤陳・・・ おりん 
 篠原勝之・・・ 禿げ 
 城春樹・・・ 角刈 
 天本英世・・・ 鉢巻 
 佐川二郎・・・ モンペの老人 
 笹野高史・・・ 鈴木 
 村添豊徳・・・ 宣伝社の男 
 木村修・・・ 設計士 
 鹿内孝・・・ テディ 
 山田光一・・・ 「龍」の主人 
 逗子とんぼ・・・ 荘家 
 宮城健太郎・・・ 北家 

User Rating:7.3/10( 81 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:8.3/10( 151 votes) Yahoo!
オトーサン、
「本場のアカデミー賞クラスの名画だ!」

日本アカデミー賞受賞 
・助演男優賞   高品格    
ブルーリボン賞受賞 
・助演男優賞   高品格 

User Reviews 
アンドレ・タカシさん  
2012年2月6日

最近の若い人たちは麻雀をしなくなったと聞きます。
4人揃わないと出来ない麻雀より、
一人で充分に楽しめるTVゲームがあるからでしょう。
お金を賭ける前提が不健康に見えるのかも。
でも、麻雀は素晴らしく良く出来た遊びです。
配牌とツモによる多彩な展開、
自分の手が成長して行くワクワクと
役満をテンパった時のドキドキ、
相手の性格と危険牌の読み、一発逆転の可能性、そして運。
断言します。麻雀は卓上ゲームの王様です(笑)。
学生時代によく徹マン(徹夜で麻雀をすること)をした
私たちにとって本作はかなり話題になった映画でした。
高品格の「あっ、また天和(テンホー)だ」の口調を真似て、
ボソボソと「あっ、また平和(ピンフ)だ」なんて
言って打ってました。
麻雀に家を賭け、女を賭け、
最後は九蓮宝燈(チューレンポウトウ)で命まで燃やし尽くす。
昇天した高品格を身ぐるみ剥がしてから
「家に帰してやろうぜ」と言って運び、
土手から転がすシーンが鮮烈です。
心臓が止まっていても卓を囲んだ相手は「敵」であり、
また、同類への憐れみと親近感、
そして自分たちの人生への諦観が見られる名シーンだと思います。
一芸にのめり込むと、それが生き様になってしまうのは
間々あることですが、麻雀にもそれだけの深さがあると思います。
彼らの人生はやさぐれていますが、
それでも本作はこの遊技を愛して止まない麻雀讃歌です。 

オトーサン、
「名監督だったとは」
エッセイを読んで、
映画通だとは知っていましたが・・・

黒美君彦さん 
2005年5月15日
キャスティングの妙

真田広之がアクション俳優から演技派として
さらに進化を遂げた作品としても知られているが、
とにかく配役が絶妙だ。
出目徳の高品格は絶品。
ドサ健・加賀丈史、大竹しのぶの腐れ縁のような関係、
戦争で片腕をなくした名古屋章、女衒の加藤健一、
坊や哲がぼんやり憧れる加賀まりこ・・・。
終戦直後の混乱と、混乱の中から
したたかに起き上がろうとする男女が、
青春真っ只中の坊や哲の目を通して描かれた佳作だ。
ちなみに和田誠はシナリオに絵コンテをつけてみせたところ、
角川春樹に「あなたが監督をやるしかない」と勧められて
メガホンをとったとか。
当時すでにイラストレーターとして大忙しだったが、
「この機会を逃すと二度と監督を勧められることはない」と
決意して挑んだのだそうだ。
才能のある人は何でも水準以上の仕事が
出来てしまうんだなー、と嘆息してしまう。


プロゴルファー織部金次郎2 パーでいいんだ

オトーサン、
「武田鉄矢さんて、多芸多才だね。
ところで、ゴルフ上手いのかな?」
ネットで検索しましたが、ハンディ不詳でした。
ゴルフ映画、何本もつくっているんですね。

・プロゴルファー織部金次郎(1993)  
・プロゴルファー織部金次郎2 パーでいいんだ(1994)  
・プロゴルファー織部金次郎3 飛べバーディー(1995)  
・プロゴルファー織部金次郎4 シャンク シャンク シャンク(1997)  
・プロゴルファー織部金次郎5 愛しのロストボール(1998) 

原題:プロゴルファー織部金次郎2 パーでいいんだ (1994) 
監督:武田鉄矢 
原作:武田鉄矢 
脚本:武田鉄矢/高井研一郎  
Genre:Comedy/Sport
上映時間:101分
あらすじ:
織部金次郎は、プロ・ゴルファー。
スナック″バーディ″の店長・周と
妹・桜子ら下町の仲間たちに応援されて
関東ブロック予選にチャレンジしたが、
長年の無理がたたって、腰を痛めてしまう。
桜子らの助けもかえって逆効果になる。
そんな彼に下に40年来優勝したことのない
シニア・ゴルファー勝又勝成が指導を申し込んでくる。
熱意にほだされ、自分の故郷・種子島へ。
一時は廃業しようと思っていた織部金次郎も、
仲間たちの応援も手伝い、トーナメントに臨む。
今までで最高の順位を得る。
勝又のシニアトーナメントで、キャディを引き受け、
勝又は見事な最後の池越えを成し遂げる・・・

出演者:
武田鉄矢・・・織部金次郎 
財前直見・・・正村桜子 
川谷拓三・・・勝又勝成
オトーサン、
「お芝居は素人ばかりだね」

その他の出演者:
阿部寛・・・正村周
柴俊夫・・・名場巣寛治 
小倉久寛・・・織部銀三郎 
萩尾みどり・・・勝又花枝 
下川辰平・・・脇田彦三郎 
浦田賢一・・・横溝政夫 
山本正義・・・志々戸拓 
日下貴和子・・・名場巣麻紀 
ケーシー高峰・・・多古久伴 
堀内孝雄・・・救急隊員 
八名信夫・・・トーナメント委員 
堀田大介・・・ゴルフ指導 
中島常幸・・・織金の師匠 
綾田俊樹・・・徳田 
ラサール石井・・・住吉 
桜金造・・・右田 
坂本長利・・・老人ゴルファー 
関敬六・・・老人ゴルファー 
ミッキー・カーチス・・・秋月の幽霊 
室田絢子・・・冬木子 
村山真・・・夏風見子 
平田満・・・新珠新三郎 

User Rating:5.0/10( 1 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:6.0/10( 6 votes) Yahoo!
オトーサン、
「映画としてはいまいち」

User Reviews 
恥骨太郎さん 
2006年5月31日
武田鉄矢のはまり役!

ゴルフを趣味にして
ただヘラヘラと楽しんでいる私ですが、
このシリーズの映画を観た後は
真剣に打ちっぱなしに行くようになります。
なんか励まされるんですよね、
そして、勝手に自分を織部に重ねたりして。
この作品はゴルフがテーマですが
さらに波及させて人生全般についての
武田鉄矢氏なりのメッセージともとれます。
副題の「パーでいいんだ」はゴルフだけでなく
人生にも当てはまる暖かいメッセージ、
人生トントンなんですよ。
努力しつつもマイペースに生きましょう。
そんなふうに勝手に解釈しています。
大作ってわけではないですが、
コミカルでもあり、心に残る良作です。  

オトーサン、
「武田鉄矢さんが、昭和なんだよね」

スイート・サイエンスさん 
2016年12月25日
昭和の雰囲気を楽しめる第2弾

今回の第2作の大きな主題は、
金次郎が腰を痛めて
再びリタイアを真剣に考えることと、
川谷拓三が演じるシニアツアーでも
一勝もできない老ゴルファーを金次郎が指導する
という2つだろう。
ただ、正直言って物語の内容自体はさほど問題ではなく、
この作品の良さは、作品全体から伝わる暖かさだと思う。
そして、自分自身が同じ時代を過ごしたにも拘わらず、
こうして見るといかにも古いな感じる昭和の雰囲気だ。
何となく最後まで見て、
何となくよかったなと思える作品だ。 


あしたのパスタはアルデンテ

オトーサン、
「邦題は、ひねったね」
原題のMine vagantiは
何をしでかすか分からない危険人物という意味、
個性豊かな面々が、活躍します。
ゲイの映画だと宣伝していますが、
やや疑問が残ります。

原題:Mine vaganti (2010) 
      Loose Cannons 
監督:Ferzan Ozpetek  
脚本:Ivan Cotroneo/  Ferzan Ozpetek   
Genre:Comedy/ Drama/ Romance
Country: Italy 
Language: Italian 
上映時間:110分
あらすじ:
ローマに暮らす作家志望の青年トンマーゾ。
実家の老舗パスタ会社を継
兄アントニオの社長就任を祝う晩餐会に出席するため、
南イタリアのレッチェに帰郷し、
ある秘密を兄に告白する。
家業を継ぐ気はなく小説家を目指していること、
そして自分がゲイだということ。
共同経営者の一族が集結する晩餐会で、
トンマーゾが告白しようとした矢先、
アントニオが自分はゲイだと宣言してしまう。
父親のヴィンチェンツォは、アントニオを勘当し、
逆上のあまり、卒倒する!
告白のタイミングを逸したトンマーゾは、
病床の父に頼られてしまい、
共同経営者の娘で奔放な美女アルバと協力して
パスタ工場の運営に当たるハメになる・・・

出演者:
Riccardo Scamarcio ・・・ Tommaso Cantone(トンマーゾ)
Alessandro Preziosi ・・・ Antonio Cantone(アントニオ)
Ennio Fantastichini ・・・ Vincenzo Cantone(ヴィンチェンツォ)
Nicole Grimaudo ・・・ Alba Brunetti(アルバ)
Ilaria Occhini ・・・ Grandmother(祖母)
オトーサン、
「助演陣がいい!」
家父長である父親ヴィンチェンツォ、
期待の息子に裏切られての演技が見事です。
そして、祖母は、重い糖尿病患者。
それなのに、鏡の前で化粧をし着飾ると、
甘い菓子をむしゃむしゃ。
死ぬに決まってますよね。

その他の出演者:
Lunetta Savino ・・・ Stefania Cantone
Elena Sofia Ricci ・・・ Aunt Luciana
Bianca Nappi (it) ・・・ Elena Cantone
Massimiliano Gallo (it) ・・・ Salvatore
Daniele Pecci ・・・ Andrea
Carolina Crescentini ・・・ Young Grandmother
Carmine Recano (it) ・・・ Marco
Paola Minaccioni ・・・ Teresa
Gianluca De Marchi ・・・ Davide
Mauro Bonaffini ・・・ Massimiliano
Gea Martire (it) ・・・ Patrizia
Matteo Taranto (it) ・・・ Domenico
Giorgio Marchesi (it) ・・・ Nicola

User Rating:7.3/10 ( 9,253 votes)IMDb
  User Rating:6.8/10( 79 votes) Yahoo!
オトーサン、
「この2人が、断然いい!」
イタリアのアカデミー賞を受賞しています。

ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞受賞
・最優秀助演女優賞  Ilaria Occhini
 最優秀助演男優賞  Ennio Fantastichini

User Reviews 
carlinafoxさん
United States 
2010年10月21日
今年見た最もよい映画の1つ

シカゴ国際映画祭でこの映画を見たが、
上映された18作品のなかで、最もよい映画だった。
出席した映画のなかで、
上映後拍手が鳴りやまない唯一の映画だった。
映画評論家の1人が、辛口のコメントをしていた。
コメディか、ドラマのどちらか、判じ難いというのだ。
コメディであり、ドラマである。
そこがいいというのに。
私は、笑い。泣いた。
ガブリエル・ガルシア・マルケスの「100年の孤独」と
ジョゼフ・ヘラーの「キャッチ=22」は、
とてもおかしく、そしてとても悲しい本だが、
最良の芸術は、そうしたものだと思う。
私は、この映画が、アカデミー賞外国映画賞に
ニミネートされるべきだと思う。
もっと認められていい映画だ。

オトーサン、
「いいねぇ、このシーン」
3世代、大家族が集まって、戸外で食事。
大きい食卓には、それこそ山海の珍味。

tottokoさん 
2016年11月13日
元気がもらえる映画

市井の人々の人生を見守る視線の温かい、
イタリア映画の真骨頂。
喜劇なので身構えなくても大丈夫。
まあなんと全員キャラの立っていることか。
人数はけっこうたくさん出てくるけど、
まず見間違えることも忘れることもない
アクの強さである。
工場経営主の跡取り長男が投下した爆弾発言に
卒倒するほど取り乱す父親。
しかし実はそれ以上に出し抜かれたショックの強い次男坊、
とオモテと裏の問題二本立ての創業家。
お家騒動は笑って観ていられますね他人だから。
お父さんはやりすぎなほどコミカル。
遊びに来たゲイの友人ご一同のくだりは抱腹絶倒。
筋肉隆々のメンズ5名と女の子1人がビーチで戯れる。
しかし彼女は絶対的に「安全」でありまして、
なんだこの珍しいシチュエーション。
あはは、と笑って観ているさなかに、
時折ちょっぴりほろ苦い感情も挟まります。
彼女が共同経営者の次男に寄せる
決して叶わない想いであるとか、
ほんとの恋を諦めたお婆ちゃんの昔のエピソードとか。
このあたりは人間観察力の優れたイタリア映画ならでは。
過去から現実へと時間がキレイに
スライドするラストシーンは見事でした。
タフでめげない、愛のある人たちから
元気がもらえる映画です。


マジカル・ガール

オトーサン、
「なんだ、なんだ」
スペイン映画に流れる長山洋子の歌声。
「日本文化は僕の血肉」 
監督のカルロス・ベルムトさん(36)は、
毎年4ケ月は、日本に滞在し、
新宿ゴールデン街に入り浸っているとか。

原題:Magical Girl (2014) 
監督・脚本:Carlos Vermut   
Genre:Drama/ Thriller
Country: Spain  France 
Language: Spanish 
上映時間:127分
あらすじ:
12歳の少女アリシアは、白血病で余命わずか。
彼女の願いは、大好きな日本のアニメ
「魔法少女ユキコ」のコスチュームを着て踊ること。
父のルイスは、ネットでコスチュームを見つけるが、
高すぎて失業中の彼には手が出せない。
思い詰めた末に、高級宝石店に強盗に入ろうとするが、
それを止めたのが、頭上より降りかかる吐瀉物。
階上に住む既婚女性バルバラが吐き捨てたもの。
彼女は夫である精神科の医師アルフレードに保護されていたが、
孤独に打ちひしがれ、睡眠薬を酒とともに服用し
気持ちを悪くしてしまったのだ。
バルバラはルイスに詫びて洗濯を申し出るが、
寂しさに耐えきれず彼に一夜の情を乞う。
ルイスは彼女を抱き、
「不倫を夫に明かされたくなければ金を出せ」と脅す。
一方、刑務所から出てきた元教師の男ダミアンは、
かつて惹かれていたバルバラが傷つけられた体で
倒れているのを発見する。
全ての元凶はルイスと確信したダミアンは、
酒場で彼を追いつめ、
「バルバラを犯した罪を明かされたくないなら、
ここで俺を殺して服役しろ」と脅す・・・

出演者:
Luis Bermejo ・・・ Luis(ルイス)
Lucia Pollan ・・・ Alicia(アリシア)
Jose Sacristan ・・・ Damian(ダミアン)
Barbara Lennie ・・・ Barbara(バルバラ)
オトーサン、
「みんな巧いね」

その他の出演者:
Israel Elejalde ・・・ Alfredo
Elisabet Gelabert ・・・ Ada
Miquel Insua ・・・ Oliver
Teresa Soria Ruano ・・・s Adela
David Pareja ・・・ Javier
Eva Llorach ・・・ Laura
Javier Botet ・・・ Pepo
Lorena Iglesias ・・・ Psychologist
Marisol Membrillo ・・・ Marisol
Julio Arrojo ・・・ Driver
Alberto Chaves ・・・ Shopkeeper
Julian Genisson ・・・ Jewellery shop assistant
Marina Andruix ・・・ Barbara child
Maria Martin Cuevas ・・・ Baby

User Rating:7.3/10( 3,766 votes)IMDb
  User Rating:7/1/10( :354 votes) Yahoo!
オトーサン、
「評判、いいね」
ゴヤ賞は、スペイン版アカデミー賞です。

ゴヤ賞受賞
・主演女優賞 バルバラ・レニー 
同ノミネート 
・作品賞  
・監督賞 カルロス・ベルムト 
・脚本賞 
・主演男優賞 ルイス・ベルメホ 
・助演男優賞 ホセ・サクリスタン 
・新人男優賞 イスラエル・エレハルデ

User Reviews 
mutanteradianteさん
Spain 
2014年11月25日
魅力的で、心が乱される多層な経験

この映画、多くのシーンに心が乱されるが、
カルロス・ベルムト監督の魅力的な作品を満喫できる。
そして、多くの理由で、驚かされる映画だ。
すばらしい台本のおかげで、暴力シーンでは、
グラフィックな暴力が示されていないのだ。
基本的なに、脚本が、スイス時計のように精密だ。
やや疑念が生じると、すぐそれは棚上げされてしまう。
映画に没頭してしまう。
本作のパワーは、きわめて複雑で、多層的で、
相互につながったシーンのおかげだ。
パルプ・フィクション・フィルムに似ている。
(ところで、本作について
タランティーノの意見を知っておくとよい)
また、実生活で、「バタフライ効果」が引き起こす
大きななインパクトを目撃することがあるだろう。
本作には、それが如実に示されているので、
観客は、いつまでも、考え続けることになる。
私は、監督の次の作品が楽しみだ。
腕を磨き、興味深い作品目録を
提供してくれるものと確信している。
本作を見に行くべし。
実に精密につくられた作品だ。
若い人向きではない。
おとな向きだから、注意しよう。

オトーサン、
「バタフライ効果ねぇ」
チョウが羽を動かすだけで
遠くの気象が変化するという意味だとか。
トランプさんという大きな蛾が羽を動かしました。
この先、地球の温暖化は、どうなるのでしょう。

前田有一さん 
2016年3月8日
足るを知る者は富む
   
予測のつかないストーリー展開で
スペイン語圏の映画祭等で高く評価された
「マジカル・ガール」は、
一筋縄ではいかない奥深さを感じさせる良作である。 
白血病で余命わずかの娘のため、
日本のアニメ「魔法少女ユキコ」のレア衣装を
入手しようとする父。
だがその衣装はプレミアが付き、高額となっていた。
仕方がなく、失業中の父がとった手段とは……。 
青白い顔をした女の子が一心不乱にアニメソングを踊る。
どこかドン引きしてしまうシーンから始まる
「マジカル・ガール」は、その不穏な映像の質感通り、
たんなる美談や感動もの方面には進まない。
むしろホラーでもスリラーでもない、
大人のためのすこぶるガチな恐怖映画と言えるだろう。 
主人公は娘への溢れる愛情により、
なんとか彼女の欲しがるものを手に入れようとする。
簡単に入るものではないから、手段を選ばず奔走する。
愛の大きさだけは、誰の目にもあきらかになる。 
だが彼の運命、そして周りの人々の運命は
想像を絶する悲劇へと突き進む。
いったいなぜ、優しいお父さんが
こんなことになってしまうのか。
監督の性格が悪いのか?! 
もちろんそうではない、
結局のところ、愛とは身勝手なもので、
エゴと紙一重だとこの物語は語っている。 
じっさい父親はキング・オブ・クズといっていいほどの
裏の顔を持っているし、その他の人物も似たり寄ったり。
そういう人間の愛いやエゴに振り回され、
多くの人間の運命が狂う。
シニカルでブラックな、愛の本質というやつである。 
監督はそうした愛の深さそのものを皮肉り、
その身勝手な裏の一面をさらけだす。
極端に描いてはいるが、教訓はシンプルである。 
だがここでもうすこし先まで踏み込んでみよう。
そもそも、この悲劇の原因はなんなのか。 
それはいうまでもなく、くだらないアニメグッズが
馬鹿げた値段に高騰している悪しきプレミア主義である。
このことにどれだけの人が気づくだろう。
この映画に出てくる人物たちは、
その意味で資本主義の犠牲者ともいえる。 
とかくこの世はインチキなものだらけ。
なのに買えないものを無理して入手しようとする
モンスター消費者たち。
これはサブプライムローン問題の本質でもあるが、
そういう人々によって現在の資本主義は成り立っている。 
動機は家族のため、愛する人のため。
だがそのツケはいったい誰が支払うというのか。 
システムが悪いというのは簡単だ。
だが、家族愛の名のもとにエゴを覆い隠し、
無理をすればいったいどういう結末を迎えるのか。
それをこの映画は示している。 
映画のなかで、
おそらくもっとも法的に重い罪を犯している人物が
それほど悪く感じられず、
主人公こそそう見えてしまうところにもポイントがある。 
こうしてみると、こういう狂った世の中で
道に迷わず生きていくには、まさに欲望や誘惑に惑わされず、
「足るを知る者は富む」の価値観を実践していくほかはない。
つくづくそう感じるのである。 
逆にアメリカ人はかなりまずいだろう。
お前たちのやり方には出口はないぞと、
お前たちが世界に広めた価値観とはこういうものだぞと
痛烈に「マジカル・ガール」はつきつけてくる。 
一番暴力的な連中が見えない、見えにくいというのも
彼らが築き上げた現実社会そのもの。
ショーウインドウのあちらとこちらというのも、
格差社会を感じさせるモチーフである。 
とかく思わせぶりで、語りたいことが溢れてくる。
痛快さや感動、そういうものとは無縁の映画だが
優れた作品であることは疑いようがない。 


ブリッジ・オブ・スパイ

オトーサン、
「変だなぁ」
このDVDを借りようとしたら、
Tsutayaのサイトに、こんな表示が。
・ご利用いただいたことがあります。
索引をチェックしましたが、みた形跡がありません。
ま、それはともかく、
この映画、メンバーが豪華です。
監督は、スピルバーグ、脚本はコーエン兄弟、
主演は、名優トム・ハンクス!

原題:Bridge of Spies (2015) 
監督:Steven Spielberg    
脚本:Matt Charman/ Ethan Coen/ Joel Coen   
Genre:Drama/ History/ Thriller
Country: USA / Germany / India 
Language: English / German / Russian 
上映時間:144分
あらすじ:
米ソ冷戦下の1957年、ニューヨーク。
アベルという男がスパイ容疑で逮捕される。
国選弁護人として弁護を引き受けたのは、
保険を専門に扱う弁護士ドノヴァン。
ソ連のスパイを弁護したことで
アメリカ国民の非難を一身に浴びたが、
弁護士としての職責をまっとうし、
死刑を回避することに成功する。
5年後、アメリカの偵察機がソ連領空で撃墜され、
パイロットのパワーズがスパイとして拘束されてしまう。
アメリカ政府はパワーズを救い出すために
アベルとの交換を計画、
交渉役として白羽の矢を立てたのは、
一民間人のドノヴァンだった。
交渉場所は、壁が築かれようとしていた東ベルリン。
身の安全は誰にも保証してもらえない
極秘任務に戸惑いつつも、危険な交渉へと臨む・・・

出演者:
Tom Hanks ・・・ James B. Donovan(ドノヴァン)
Mark Rylance ・・・ Rudolf Abel(アベル)
Austin Stowell ・・・ Francis Gary Powers(パワーズ)
オトーサン、
「トム・ハンクス、名演だね」

その他の出演者:
Amy Ryan ・・・ Mary McKenna Donovan
Sebastian Koch ・・・ Wolfgang Vogel
Alan Alda ・・・ Thomas Watters
Scott Shepherd ・・・ CIA Agent Hoffman
Billy Magnussen ・・・ Doug Forrester
Eve Hewson ・・・ Carol Donovan
Jillian Lebling ・・・ Peggy Donovan
Noah Schnapp ・・・ Roger Donovan
Jesse Plemons ・・・ Joe Murphy
Michael Gaston ・・・ Williams
Peter McRobbie ・・・ Allen Dulles
Domenick Lombardozzi ・・・ Agent Blasco
Will Rogers ・・・ Frederic Pryor
Dakin Matthews ・・・ Judge Mortimer W. Byers
Stephen Kunken ・・・ William Tompkins
Joshua Harto ・・・ Bates
Mark Zak ・・・ Soviet Judge
Edward James Hyland ・・・ Chief Justice Earl Warren
Mikhail Gorevoy ・・・ Ivan Schischkin

User Rating:7.6/10( 219,092 votes)IMDb
  User Rating:7.8/10(2,983 votes) Yahoo!
オトーサン、
「変だね」
トム・ハンクス、貰いすぎているから、
今回は、パスされたのでしょうか?

アカデミー賞受賞 
・助演男優賞  マーク・ライランス
同ノミネート
・作品賞     
・脚本賞     
・作曲賞     
・美術賞    
・音響賞(調整)
ゴールデン・グローブノミネート 
・助演男優賞  マーク・ライランス 

User Reviews 
tjgoalie13さん
United States 
2015年10月18日
好演された冷戦スリラー

本作は、よく演じられたスリリングで、スマートな冷戦ドラマ。
トム・ハンクスのアカデミー賞級の演技が見られる。
本作は、米国とロシアの冷戦中のスパイ交換の話で、
実話に基づいている。
時間はとても張り詰めていたので、
フィルムがそのトーンを捕らえることができる時に、
それは通常特別で、その存在は、
実に緊張した当時の雰囲気をありありと伝えている。
トム・ハンクスの演技とスピルバーグの円熟した監督が
実にいい。
中だるみと思えたときも、ユーモアや見事な演技が、
そう思わせないですんでいる。
最後は。もう少しよくなったかもしれないが、
2015年のアカデミー賞で、間違いなく注目を浴びるだろう。

オトーサン、
「いまどき、なぜ冷戦もの?」

前田有一さん 
2016年2月23日
平和の価値を感じさせる
   
冷戦期の捕虜交換の話を映画化すれば、
ふつうは橋でのスリリングな交換場面を
クライマックスにする。
だがスピルバーグの非凡なところは、
物語の力点をそのあとに持って行ったところである。 
トム・ハンクス演じる人のいい民間人弁護士が、
やがて捕虜交換の交渉役として
ベルリンの壁のこっちとあっちを行き来する展開になる。 
政府機関が表立って動くわけにはいかない案件のため、
やむなく彼の肩に人質の命という重責がかかるわけだが、
はたしてトムハンクス弁護士は
このやっかいな任務をはたすことができるのか?! 
という、実話を基にした美談の映画化である。 
もっとも、トム・ハンクスのような善人顔が演じているが、
実在のドノヴァン弁護士は欧州版東京裁判とでもいうべき
ニュルンベルグ裁判で検事を務めたり、
CIAの前身組織OSSの顧問を務めたりしていたわけで、
どう考えても単なる民間人ではない。
むしろアチラ側の人だろうと思うわけだが、
映画はそういうことは露ほども言わない。
美談で突っ走る方向である。 
まあそれはそれとして、
この作品は平和と日常というものを
重要な題材としてベースに描いている。
壁の向こうとこちら側で、
同じように走る子供たちを眺めるシーンもそうだし、
前述したようにクライマックスを捕虜交換ではなく、
その後のニュース画面においたところもそうだ。 
スピルバーグ監督は、平和な日常の価値というものを
これ見よがしに見せることで、
観客に問題提起をしようとしている。
すなわち、なぜこの話のようなトラブルが起きるのか
ということだ。 
その答えや解釈をあえて書くことはしないが、
スピルバーグとコーエン兄弟は、
映画の中盤のサスペンスシーンの要素に
それを練りこむというしゃれたことをやっている。
ポイントは、"知らない & 知る"、という要素である。 
年明けにいきなり見ごたえのある諜報ものということで、
昨年からのスパイ映画ブームの継続を思わせるが、
娯楽度の高い昨年の作品より重厚で、
多少は頭を使う映画になっている。 
東ドイツの偽家族の場面など、
乾いたコメディシーンには
コーエン兄弟の筆を思わせる部分もある。
ダブルネームというべきスピルバーグ監督とのコンビは、
なかなか上々といえる。


ゲームの規則

オトーサン、
「ジャン・ルノワール?」
印象派絵画の巨匠オーギュスト・ルノワールの次男。
2世ですが、親爺の血を引いてか、
根っからの芸術家ですね。
多くの名画をつくりました。
「どん底」、「大いなる幻影」、「獣人」、「河」、
そして、アメリカへ移って「南部の人」。

原題:La regle du jeu (1939) 
   RULES OF THE GAME
監督:Jean Renoir  
脚本:Jean Renoir/ Carl Koch   
Genre:Comedy/ Drama
Color: Black and White 
Country: France 
Language: French / German / English 
上映時間:90分
あらすじ:
アンドレは、大西洋を23時間で横断し
熱狂した群衆に迎えられた。
「自分がこの冒険に挑んだのは
ある女性のためだったが、
その彼女が出迎えに来ていない」と不満を表明した。
その女性、候爵夫人クリスチーヌは、
パリの邸で、そのラジオ放送を聞いた。
二人の仲は、夫のロベールも承知している。
そのロベールには、愛人ジュヌビエーブがあった。
アンドレの親友オクターブは、
クリスチーヌに働きかけて、
狩猟の集いにアンドレを招待させる。
狩猟の日、別れること決めたロベールは
ジュヌビエーブと別れのキスを交す。
それをクリスチーヌが偶然に目撃してしまう・・・

出演者:
Nora Gregor ・・・ Christine(クリスチーヌ)
Roland Toutain ・・・ Andre Jurieux(アンドレ)
Jean Renoir ・・・ Octave(オクターブ)
Marcel Dalio ・・・ Robert(ロベール)
Mila Parely ・・・ Genevieve de Marras(ジュヌビエーブ)
オトーサン、
「オクターブ役のルノワール監督、太っちょなんだ」

その他の出演者:
Paulette Dubost ・・・ Lisette
Julien Carette ・・・ Marceau
Gaston Modot ・・・ Edouard Schumacher
Anne Mayen ・・・ Jackie
Pierre Magnier ・・・ The General
Leon Larive ・・・ the cook
Henri Cartier-Bresson ・・・ the English servant
Marguerite de Morlaye ・・・ a guest
Pierre Nay ・・・ Monsieur de St. Aubin
Richard Francoeur ・・・ Monsieur La Bruyere
Odette Talazac ・・・ Madame de la Plante
Claire Gerard ・・・ Madame de la Bruyere
Lise Elina ・・・ the radio reporter at the airport
Eddy Debray ・・・ Corneille
Geo Forster ・・・ the effeminate guest
Tony Corteggiani ・・・ Monsieur Berthelin
Nicolas Amato ・・・ Cava
Jenny Helia ・・・ Germaine
Andre Zwoboda ・・・ Andre's engineer at the airport
Camille Francois ・・・ a radio reporter (voice)

User Rating:8.1/10( 21,754 votes)IMDb
  User Rating:8.3/10( 30 votes) Yahoo!
オトーサン、
「名作だけど・・・」
1939年の上映当時は、不評だったそうです。

User Reviews 
Michael Openさん
Belfast, NI 
2009年2月16日
うんざりするほど、すばらしい

この映画の夢をどう公平に伝えられるだろうか?
すべてが正しかった映画は、
映画史において、1ダースかそこらしかない。
映画は、技術的にみて、いい流れだし、
脚本は、当時最高の出来だ。
性格づけは、カンペキだ。
これほど豊かな登場人物のある映画を思いつけない。
メイドのリゼット、不誠実な候爵夫人クリスチーヌ、
侵入者のマルソー、
痛ましい事件の引き金になるルノアール演じるオクターブ
本作は、偉大なドラマチックな芸術だ。
間違いなく映画の最も素晴らしい例であり、
アイロニーが効いている。
最後の25分は、センセーショナルだ。
敵が友人に、友人が敵になる。
その時、映画は、離陸し、
夢にも思わない高さに、飛翔していく。
あまりに完璧なので、泣きたくなる。

オトーサン、
「狩りのシーン、残酷だね」
うさぎ、鹿、野鳥が次々に射殺されます・・・
いまは、映倫でカットされるかも。

Ikedaさん 
2004年7月20日
恋愛ゲーム

上流社会での恋愛ゲームを
題材にしている点では、
これより一年前に作られた
イングリッド・バーグマンが出演している
スエーデン映画「ドル」と同じで、
共に複数の夫婦が入り乱れて出てきますので
細かい所が解りにくい映画です。
主要な登場人物が多くて切り替えが早く、
更に台詞が非常に多いので、
余程気を付けて見ないと
誰がどうなっているか解らなくなります。
役者としてのジャン・ルノワールは初めてでしたし、
他に知っている俳優としては、
ダリオとガストン・モドー位ですから余計です。
最初に「モラルの研究ではない」と
断り書きが出てきますが、
愛情関係の退廃と貴族の没落の風刺を
ルノワールは目指したのだと思います。
愛情の縺れ以外に、狩りのシーンでは残酷さを強調し、
場合によっては人間も野の兎と同じように扱ってしまう
貴族に対する皮肉は強烈です。
モドーが下僕を追いかけるシーンなどは
喜劇タッチにしていますが、さほど違和感はありませんし、
ラスト・シーケンスは少々作りすぎの感がありますが、
意外性があって面白いです。


ダブル・ジョパディー

オトーサン、
「1999年に見た」
映画批評が、
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
・ダブル・ジョパディー 連番No.38
ダブル・ジョパディー、聞き慣れない言葉ですが、
合衆国憲法修正第5条に、
“二重処罰”の禁止が定められています。
つまり、同一の犯罪で二度有罪にはならないのです。

原題:Double Jeopardy (1999) 
監督:Bruce Beresford  
脚本:David Weisberg/ Douglas Cook  
Genre:Crime/ Drama/ Mystery
Rated R for language, a scene of sexuality and some violence 
Country: USA /Germany / Canada 
Language: English 
上映時間:105分
あらすじ:
リビーは夫ニックと幼い息子マティと幸せに暮らしていた。
豪華ヨットで航海中、目覚めると血痕とナイフ。
リビーは夫殺しという身に覚えのない罪で逮捕される。
友人のアンジーにマティを預けて刑務所に収監されるが、
服役中にアンジーとマティは音信不通になってしまう。
刑務所仲間の協力を得て2人を探し出したリビーは、
驚くべき真相を知る。
実はニックは生きており、
アンジーと不倫の仲だったため、
リビーを罠にはめたのだ。
刑務所仲間から“二重処罰の禁止”の事を聞き、
ニックへの復讐を決意する。
6年後、仮出所したリビーは、
保護観察官レーマンの監視下に置かれながらも、
復讐をしようと、リビーはニックの居場所を探し始める。
アンジーが勤務していた事務所に侵入し、保安官に捕まる。
レーマンに引き渡されたが、移送途中に
手錠に繋がれたまま車ごと海に落ち、
フェリーから逃亡する・・・

出演者:
Ashley Judd ・・・ Libby Parsons(リビー)
Tommy Lee Jones ・・・ Travis Lehman(レーマン)
Bruce Greenwood ・・・ Nick Parsons(ニック)
Annabeth Gish ・・・ Angie Green/Angie Ryder(アンジー)
オトーサン、
「アシュレイ・ジャッド、必死さがいい!」
 Ashley Judd
 誕生日;1968/4/19 - 
  出身;アメリカ・カリフォルニア州
  イタリア系アメリカ人の父と、
  カントリーミュージシャンの母の間に生まれる。
 両親の離婚で、ケンタッキー州に移住。貧しい生活を送る。
 大学入学前からモデルの仕事を始める。
 ケンタッキー大学でフランス語を専攻し、
 人類学と女性学、美術史、そして演劇を副専攻にした。
 フランスに留学したが、大学を中退し、ハリウッドへ移住。
 ウェイトレスなどの仕事をしながら、演技の勉強をした。
 2010年、ハーバード大学大学院で行政学修士を取得した。
 1992年、「Kuffs」でデビュー。
 2001年、「恋する遺伝子」で主役。
 幼少時代に性的虐待やネグレクトを受けた。

その他の出演者:
Roma Maffia ・・・ Margaret Skolowski
Jay Brazeau ・・・ Bobby Long
Michael Gaston ・・・ Cutter
Bruce Campbell ・・・ Bartender at Party
Daniel Lapaine ・・・ Handsome Internet Expert
Dave Hager ・・・ Jim Mangold
Benjamin Weir ・・・ Matty Parsons - Age 4
Spencer Treat Clark ・・・ Matty Parsons - Age 11
Davenia McFadden ・・・ Evelyn Lake
Betsy Brantley ・・・ Prosecutor
Babz Chula ・・・ Ruby

User Rating:6.4/10( 59,293 votes)IMDb
  User Rating:6.6/10( 117 votes) Yahoo!
オトーサン、
「もっといいスコアでいいのに」

MTVムービー・アワード ノミネート
・女優賞  アシュレイ・ジャッド 

User Reviews 
Samanthaさん
Brentwood, TN 
2002年8月2日
あんたら、どこが具合が悪いの?

信じられない。 
コメントのほとんどが、ネガティブ。
これは、私の好きな映画の1つだ!!
完全に愛していた。
アシュレー・ジャドは、素晴らしい女優だ。
彼女が演じるリビーは、好きだ。
この映画は、夢中にさせる。
最終的に夫と息子を見つけるまでの
彼女が踏むステップが、たまらなくいい。
私はただ、半分の時間のような
「行け行け!リビー!」と金切り声を上げたい気分だった。
リビ−は、なんて強く、スマートなのだろう。
不当な扱いを断固拒否する。
みんなが、なぜ、この映画が好きになれなかったかわからない。
すばらしく、母親の愛情を感動的に描いていると思う。
他のコメントがどう言おうと、見に行ってほしい!!
絶対、退屈しない、すばらしい映画だ!!

オトーサン、
「うーん、ジーナさんは褒めると思ったけど」

ジーナさん 
2008年6月8日
リアリティや深みはナシ

「ダブルジョパディー」という
法律に着目した点が面白い作品ですね。
旦那の計画がどういったモノだったのかなども
明かしてくれれば作品の質も上がったと思います。
そういった点で現実味が伴わなかったのが残念ですね。
ラストもグズグズだったし(汗)
復讐と母性という正反対の顔を見事に見せてくれた
アシュレイ・ジャッドは素晴らしかったです。
頭と身体の両方を使って
ピンチを乗り越えていく展開は、スカッとします。
それまでセレブ妻だっただけの女が
こんなに強く逞しくなれるのかってトコロにも
現実味がありませんが(爆)
戦うアシュレイにしかり、追うトミー・リーにしかり、
キャスティングは各々の役柄のスペシャリストが揃ったという印象。
よって安定感は凄まじいですが、新鮮味がありません(爆)
細かいことを気にしなければ楽しめます♪・・・
と言いたいところですが、
サスペンスで細かいトコロを気にしないってどうなんだろ(笑)


男性の好きなスポーツ

オトーサン、
「巨匠ハワード・ホークスの映画だ!」

ハワード・ホークス
Howard Hawks
誕生日:1896/05/30 - 1977/12/26
出身 : アメリカ/インディアナ州
大学時代、映画会社の小道具係のアルバイト。
第一次大戦後に除隊し、パラマウントの脚本家に。
MGMを経て、26年に20世紀フォックスで
「栄光への道」で監督デビュー。
代表作は「暗黒街の顔役」、「三つ数えろ」、
「紳士は金髪がお好き」、「リオ・ブラボー」など

アカデミー賞受賞 
・名誉賞     
同ンミネート
・監督賞 ヨーク軍曹    
ヴェネチア国際映画祭 受賞
・社会的映画賞 永遠の戦場 

原題:Man's Favorite Sport? (1964) 
監督:Howard Hawks    
原作:Pat Frank
脚本:John Fenton Murray/Steve McNeil    
Genre:Comedy/ Romance 
上映時間:120分
あらすじ:
ロージャーは、釣道具の敏腕セールスマン。
彼の著した「釣りの秘訣」はベストセラー。
ある日、ワカプーギー湖で催される
競技会にゲストスターになってくれるよう、
主催者側のイージーとアビーに口説かれる。
本当は、一度も釣の経験がなく、魚は大嫌い。
競技会の前の晩、アビーが言い寄ってくる。
翌朝、テックスが彼の部屋を訪れると、
アビーがベッドにいて、テックスはカンカン。
競技会が始まった。
初日は、魚がかかって木の枝から湖に転落して2位。
2日目は、川に流された拍子に魚がかかって1位。
3日目は、熊に襲われそうになって大きな魚が釣れて
まさかの優勝が・・・

出演者:
Rock Hudson ・・・ Roger Willoughby(ロージャー)
Paula Prentiss ・・・ Abigail Page(アビー)
Maria Perschy ・・・ Isolde 'Easy' Mueller(イージー)
Charlene Holt ・・・ Tex(テックス)
オトーサン、
「ロック・ハドソン、いい俳優だね」
アカデミー賞ノミネート 
・主演男優賞 ジャイアンツ    
ゴールデン・グローブ受賞 
・世界でもっとも好かれた男優
 (1958/59/60/52年)

その他の出演者:
John McGiver ・・・ Cadwalader
Roscoe Karns ・・・ Major Phipps
James Westerfield ・・・ Policeman
Norman Alden ・・・ John Screaming Eagle
Forrest Lewis ・・・ Skaggs
Regis Toomey ・・・ Bagley
Tyler McVey ・・・ Customer Bush
Kathie Browne ・・・ Marcia

User Rating:7.2/10( 3,727 votes)IMDb
  User Rating:7.0/10( 10 votes) Yahoo!
オトーサン、
「いい時代の映画だね」

User Reviews 
williwawさん
United States
2011年6月12日
ポーラ・プレンティスは、輝かしいスターだった

私は、大スター時代のポーラ・プレンティスに夢中だった。
華々しく美しく、テキサスなまりがあって、
プレンティスは、偉大なセクシーな喜劇女優だった。
本作は、ハワード・ホークス監督での最もいい役割だ。
最初、プレンティスとケーリー・グラントで
パラマウントで撮影されるはずだったが、
パラマウントは、プレンティスの起用を断った。
そこで、監督は、ユニバーサルに持って行き、
ロック・ハドソンとプレンティス主演とした。
本作は、ユニバーサルの最高傑作となり、
2人のスターは、互いに火花を散らした。
プレンティスは数年後、インタビューで、
ハドソンに紹介された時、口がきけなかった言った。
スクリーンの上よりも、実物がすっとよかったからだ。
ハドソンの容姿は、とてもすばらしく、理解の域を超えていた。
ハドソン、見事な演技をみせた。
本作は、巨匠ハワード・ホークスの
素晴らしい風変わりなコメディで、
プレンティスの最も素晴らしい演技が見られる。
プレンティスは、ロック・ハドソンと並んで、
ドル箱スターとなった。
ハワード・ホークスが、自説に固執し、
プレンティスを強く押したのがうれしい。
ポーラ・プレンティス、万歳。

オトーサン、
「確かに、あれは傑作だったね」
・赤ちゃん教育(1938)
 監督 ハワード・ホークス、
 主演 ケイリー・グラント/キャサリン・ヘプバーン
  元祖ドタバタ喜劇です。

ほーりー
2017年6月3日

ハワード・ホークス監督の
キャリア後年のドタバタコメディ。
これ、くだらなくて好きです。
釣りの経験がないのに書いた釣りのハウツー本が
ベストセラーになった主人公。
一躍、釣りのプロに祭り上げられた彼は
ある釣り大会に出場する羽目になり…
どうしたらこういう設定考え付くんだろうね、
昔の脚本家たちは。
おまけに魚が嫌い、泳げないで、何で釣り本書いたの?
とツッコミたくなる主人公を演ずるのはロック・ハドソン。
「赤ちゃん教育」のケイリー・グラントなみに
受難が連続するが(同じギャグもあるし)、
何処と無くルックスもグラントを彷彿させる。
もはや飛び道具レベルと言ってもいい
カツラやクマのギャグを初め、
結構コメディとしてよく出来ているのだが、
トラブルメーカーであるヒロインの行動がよく判らず、
モヤモヤ感が残った。
「赤ちゃん〜」もヒロインが無茶苦茶なのだが、
あちらはキャサリン・ヘップバーン、
やはり藝の上手さでカバーしていたんだと改めて感じた。


運命のボタン

オトーサン、
「心配だね」
いろいろと物議をかもしているアメリカの大統領。
核のボタンを押さないといいのですが。

原題:The Box (2009) 
監督・脚本:Richard Kelly  
Writers: Richard Kelly (screenplay),  
原作:Richard Matheson
Genre:Drama/ Fantasy/ Mystery
上映時間:115分
あらすじ:
1976年12月16日、朝5時。
ヴァージニア州郊外に暮ら
すルイス夫妻宅の玄関のベルが鳴る。
妻のノーマが出ると、そこには誰もおらず、
ひとつの四角い箱が置かれているだけ。
夫のアーサーがその箱を開けると、
中には赤いボタンが付いた
奇妙な木製の装置が入っていた。
午後5時、夫妻宅に
スチュワードが訪ねてくる。
夫妻に、赤いボタンを押せば
2つのことが起きると告げる。
第1にどこかで見知らぬ誰かが死に、
第2に現金100万ドルが夫妻のものとなる。
決断の期限は24時間。
経済的に追いつめられていた2人は、
ついにボタンを押してしまう・・・

出演者:
Cameron Diaz ・・・ Norma Lewis(ノーマ)
James Marsden ・・・ Arthur Lewis(アーサー)
Frank Langella ・・・ Arlington Steward(スチュワード)
オトーサン、
「キャメロン・ディアス、花があるね」
1972年生まれですから、37歳。
往年の輝くようなお肌は、ありませんが、
演技力は向上しているようです。
演技力といえば、フランク・ランジェラ。
ベテラン舞台俳優で、「フロスト×ニクソン」で
アカデミー賞主演男優賞ノミネートです。

その他の出演者:
Sam Oz Stone ・・・ Walter Lewis
James Rebhorn ・・・ Norm Cahill
Gillian Jacobs ・・・ Dana/Sarah Matthews
Deborah Rush ・・・ Clymene Steward
Ryan Woodle ・・・ Jeffrey Carnes
Holmes Osborne ・・・s Dick Burns
Celia Weston ・・・ Lana Burns
Andrew Levitas ・・・ Black Ops Carson
John Magaro ・・・ Charles
Frank L. Ridley ・・・ Detective Starrs

User Rating:5.6/10( 78,870 votes)IMDb
  User Rating:4.6/10( 635 votes) Yahoo!
オトーサン、
「低評価だね」
最後がドタバタになってしまいました。

User Reviews 
manicman84さん
Poland 
2010年3月21日
気味悪く、奇妙で、全体に不吉、
首尾一貫せず、焦点が合っていない

リチャード・ケリーの最新の超自然のスリラーは、
気味悪く、奇妙で、全体に不吉で、
首尾一貫せず、焦点が合っていない。
映画についての意見は、
その奇妙な概念を受け入れるかどうかで分かれる。
私は、最初、映画の奇妙な旧式なトーンに魅惑されてた。
ケリーが敬意を払ってきた1970年代のSF映画だ。
フランク・ランジェラの独特で恐ろしい演技が目立つ。
ミステリーを盛り上げている。
だが、興味をそそる概念が、
最後の一連のこっけいなイベントで、薄められてしまった。
まるで違う映画になったようだ。
本作は、間違った領域に接近する傾向があり、
焦点が合っていない。
観客の注意を引くケリーの能力は認めざるを得ない。
彼の妄想は、多くの人々によって
共有されないかもしれないが、
彼は、見事に彼らに説明する。
欠点があるが、この映画、十分楽しめる。

オトーサン、
「テーマは、いいんだけど・・・」

CYBERTIGERさん 
2014年1月6日
人間の悪意とは・・・

自分の身近にいる人にさえ
平気で悪意を向ける人間がいる。
どこにでもいるイジッメコたちや、
この映画に出てくる気味の悪い少年のように。
しかし、自分の行為が見知らぬだれかの不幸を
招くと分かっていても、
どこの誰かも知らない人間の不幸のことなど
真剣に考える人は少ない。
ましてや、それによって莫大な利益が得られるとしたら。
「その状況なら誰でもボタンを押すわ」
この映画はそれこそが人間の原罪だと
言いたいのではないだろうか。
この映画は、非常にキリスト教的だと思う。
「他人の不幸のために、
自分の利益を我慢しようとする人間が出てこないかぎり
この連鎖は続く」
少し記憶が曖昧だが
作中にこのようなセリフが出てくる。
リチャードマティスンの短編からひねりの効いた
皮肉な結末を大幅に変えることで、
人間の業を浮き彫りにした作品いえる。
説教調にならず寓話というスタイルを取ることで
視聴者に考え込ませることに成功した作品だろう。
画面全編に垂れ込めている陰鬱な雰囲気は秀抜である。
おしむらくは、本筋とのつながりが
分かり難いストーリー展開が散見されるため
少し分かり難くなっている。
原罪も人間の、あるいは文明の
一つの”選択”という主張も入っているのだろうか?
となるとこの部分は実存主義的? 


砂上の法廷

オトーサン、
「砂上の楼閣ならぬ法廷か」
原題は、The Whole Truth、全ての真実。
このほうが、リアリティがあったかも。.

原題:The Whole Truth (2016) 
監督:Courtney Hunt  
脚本:Nicholas Kazan  
Genre:Crime/ Drama/ Mystery
上映時間:93分
あらすじ:
巨額の資産を持つ大物弁護士が自宅で殺害され、
17歳の息子マイク・ラシターが容疑者として逮捕される。
何も語ろうとしないマイクの弁護を引き受けたのは
敏腕弁護士のラムゼイ。
法廷では検察側の証人がマイクに不利な証言をし、
有罪は間違いないと思われた。
しかしラムゼイは証言のわずかなほころびを
見逃すことなく、証人たちの嘘を暴いていく・・・

出演者:
Keanu Reeves ・・・ Richard Ramsay(ラムゼイ)
Renee Zellweger ・・・ Loretta Lassiter(ロレッタ)
Gabriel Basso ・・・ Mike Lassiter(マイク)
オトーサン、
「2人とも、中年になったね」
1964年生まれのキアヌ・リーブスは、52歳。
1969年生まれのレニー・ゼルウィガーは、47歳。
激変しているのは、男運に恵まれないせでしょう。

その他の出演者:
Gugu Mbatha-Raw ・・・ Janelle Brady 
Jim Belushi ・・・ Boone Lassiter
Jim Klock ・・・ Leblanc
Sean Bridgers ・・・ Arthur Westin
Christopher Berry ・・・ Jack Legrand

User Rating:6.1/10( 10,939 votes)IMDb
  User Rating:6.4/10( 340 votes) Yahoo!
オトーサン、
「今時、地味な映画だね」

User Reviews 
paulijcalderonさん
Sweden 
2016年8月21日
シンプルそのものだが、魅力的なシーンがある

法廷ドラマは、興味深いが、
素晴らしい1本が加わった。
ファンシーでも、過度にスタイリッシュでもないが、
非常に、シンプルなスタイルを持っている。
だが、それはこの映画では有効だ。
シナリオと会話は、よく考え抜かれている。
観客も、何度か考えてしまう。
いくつかのシーンは、強い緊迫感や陰謀がある。
特に、法廷シーンがそうだ。
誰かが証言する時に、恐怖感から
嘘をついているかも知れないときの説明だが、
もっとうまくやれたかも知れない。
古臭いと言われもするが、
キアヌ・リーブスは、よい仕事をしている。
いくつかの映画の彼は古臭いかもしれないが、
この映画の彼は、各段の進歩をとげている。
当初、この役には、ダニエル・クレイグが予定されていたが、
間違いなく、彼のスタイルは、役に似合っていた。
彼が最後の瞬間にドロップアウトしたのは残念だが、
キャラクターを彼自身のものにしているので、
観客は、彼の動機を理解できるだろう。
エンディングは予想外で、小さいツイストがある。
無しで済ましてもよかったかも知れないが、
意外に効いている。
この映画、興味深い。
魅力的な裁判所シーンがあるので、
どんでんかえしのあるミステリー好きに向いている。

オトーサン、
「前田さん、激賞している」

前田有一さん 
2016年8月13日
キアヌに騙される
   
2月末にアカデミー賞授賞式があるため、
3月は社会派ものとか賞レースに絡んだ
地味な映画が多い。
気軽なエンタメが見たい映画ファンは4
月のGWまで待たなきゃならない事が多いのだが、
『砂上の法廷』はこの時期には珍しい
娯楽色の強い法廷サスペンスである。 
恩師だった弁護士殺害事件で起訴された
彼の息子の弁護を引き受けた弁護士ラムゼイは、
証人たちのウソを見抜くが、
なぜか被告人は固く口を閉ざしたままだった。 
事件じたいは単純な殺人事件。
傲慢な性格で亭主関白だった大物弁護士が
自宅で刺殺され、
傍らには血まみれの息子と凶器の包丁。
しかも息子は「自分がやった」と言っている。
ほとんど現行犯だし、
争う余地などないように見える。 
ところがこの事件、登場人物同士の相関関係が
なかなか複雑。 
たとえば弁護士ラムゼイは被害者の一番弟子。
つまりラムゼイは、"恩師殺害犯の弁護"をする立場となっている。 
本来なら、ラムゼイは息子の無実を証明して
恩師殺害事件の真実に迫りたいところだが、
その息子が自白しているからやっかいだ。
しかもラムゼイに対してすら黙秘を続けている。
そんな状況で、いったいどう弁護をすればいいのか。 
いかな凄腕といえど難仕事だが、
しかしキアヌ弁護士は、
証人たちが語るわずかな矛盾をとらえ、
抜群の弁舌力で陪審員の感情をコントロールし、
逆境を跳ね返す。 
このジャンルを得意とするアメリカ映画らしく、
裁判シーンは迫力満点。
たとえば何気なく雇ったかのように見えるアシスタント。
経験も浅く頼りない女の子なのになぜ……と思うが、
彼女は黒人かつ美人であり、
有色人種の陪審人の同情と共感を集める局面で
"利用できる"とラムゼイは計算していたのだった。
このえげつなさこそ、アメリカ裁判というものだ。 
正直者のイケメンヒーロー的な役柄が多かった
キアヌだからこその意外性だし、
詳しくは言えないがオチにも
そのイメージは寄与している。
結末はそう簡単には読み切れない。 


レジェンド・オブ・ゾロ

オトーサン、
「マスク・オブ・ゾロの続編だね」
正直、期待外れでした。
ゾロも歳をとりました。
最愛の息子には正体を明かせず、悩んだり、
最愛の妻には、引退を強要されたり・・・
なんかホームドラマみたいです。
冒険活劇ですから、そんな女々しい設定は、
ノー!

原題:The Legend of Zorro (2005) 
監督:Martin Campbell    
原作:Roberto Orci/Alex Kurtzman/Ted Elliott/Terry Rossio
脚本:Roberto Orci/ Alex Kurtzman  
      Johnston McCulley(character)
Genre:Action/ Adventure/ Western
Rated PG for sequences of violence/peril and action, 
         language and a couple of suggestive 
Country: USA 
Language: Spanish / English 
上映時間:129分
あらすじ:
1850年。
カリフォルニアが合衆国31番目の州にという
住民投票を妨害しようとする
アルマン伯爵らの勢力がいた。
そこへ、正義のヒーロー、ゾロが登場、
民衆の敵を蹴散らし投票の成功を後押しする。
彼の正体はデ・ラ・ベガ邸の主、アレハンドロ。
息子ホアキンのために
ゾロを“引退”すると妻エレナに約束していたが、
各地の投票が終わるまではゾロを続けるとエレナに告げる。
それを聞いたエレナは激怒し、邸を出てしまう・・・

出演者:
Antonio Banderas ・・・ Don Alejandro de la Vega / Zorro(アレハンドロ/ゾロ)
Catherine Zeta-Jones ・・・ Elena de la Vega(エレナ)
Adrian Alonso ・・・ Joaquin de la Vegaホ(ホアキン)
Rufus Sewell ・・・ Count Armand(アルマン伯爵)
オトーサン、
「歳とったな」
バンデラス45歳、34歳。
俳優業ですから、お肌の衰えが感じられます。
それを補おうと、スタントが大活躍します。

その他の出演者:
Nick Chinlund ・・・ Jacob McGivens
Julio Oscar Mechoso ・・・ Padre Felipe
Leo Burmester ・・・ Colonel Beauregard
Tony Amendola ・・・ Padre Quintero
Pedro Armendariz, Jr. ・・・ Governor Riley
Michael Emerson ・・・ Harrigan
Shuler Hensley ・・・ Pike
Giovanna Zacarias ・・・ Blanca Cortez
Raul Mendez ・・・ Ferroq
Alberto Reyes ・・・ Padre Ignacio

User Rating:5.9/10( 76,124 votes)IMDb
  User Rating:6.9/10( 290 votes) Yahoo!
オトーサン、
「最近の映画だね」
お金はかけているけど、魂の抜け殻。
CGで冒険しても、冒険活劇にはなりませんよ。

User Reviews 
mls-11さん
United States 
2005年10月28日
第1作と比較しないで

地元の劇場で本作をみた。
アントニオ・バンデラスと
キャサリン・ゼタ・ジョーンズの
続編を長い間心待ちにしていたのだ。
広い心でみる必要がある。
第1作にあった荒々しさ、情熱、挑発はないからだ。
といって、悪い映画ではない。
この映画の力は、アレハンドロとエレナ、
この2人のスターによる見事な演技が売りだ。
2人の相性は、第1作ほどではないが、
はっきりとスクリーンにあらわれている。
スタントは、よかった。
ただ、ド派手で、ありえないものもあった。
期待外れは、脚本と出演者の選び方。
例えば、若いホアキンの話し方は、
2005年のもの。150年、早い。
脚本を作成する段階で、
当時話されている言葉に注意すべきだった。
私の目に誤りがない限り、
ホアキンの先生役である司祭の1人は、
第1作に出ていた。
どうして、そういう起用をしたのか、
理解に苦しむ。
この映画、少しだらだら進んでいた。
2時間かける必要はなかった。
ま、そう言ったけれども、見る価値はある。
第1作の「ゾロ!」の大ヒットは期待しないで。

オトーサン、
「黒毛の馬11頭も使ったのか」

黒美君彦さん 
2005年11月11日
子供連れでもOK

ゾロ映画はこれまで殆ど観たことがないが、
(というよりヒーロー・アクション系が
あまり好きでなかったせいだ)
意外にもこの作品は面白かった。
のっけからアクロバティックな剣劇で
ぐっと惹きつけられ、
ゾロの知られざる家庭の悩みに涙し(うそ)、
コミカルなシーンに大笑い。
アントニオ・バンデラスは
くたびれてはいるが頑張っているし、
キャサリン・ゼタ=ジョーンズもなかなかの活躍。
しかしそれにもましてピカいちだったのが
10歳の息子、ホアキン・デ・ラ・ベガを
演じるアドリアン・アロンソ。
メキシコ生まれの彼は、
この作品の撮影まで英語を話したことがなかったそうだが、
立派に役をこなしている。
今後の活躍は約束されたようなものだ。
アクションやコントまでこなしてしまう
何とも可愛い男の子なのだ。
ゾロの愛馬トルネードもなかなか微笑ましい。
実際には似た黒毛の馬11頭を使ったらしい。
とにかく娯楽大作としては上々の出来だと思う。
エッチなシーンは殆どないし
(ぶちゅーっという接吻はあるが)、
血飛沫が上がるような過度に残酷なシーンもないので、
子供連れでもOKではないだろうか。
人畜無害ではあるがそれなりに楽しかった


ミニー&モスコウィッツ

オトーサン、
「このひとは、才能豊かだね」
監督、脚本、俳優となかなかのものです。

ジョン・カサヴェテス
John Cassavetes
誕生日:1929/12/9 - 1989/2/3
出身:ニューヨーク市
両親はギリシャ移民。
高校卒業後、
アメリカン・アカデミー・オブ・ドラマティック・アーツに入り、
1954年に映画俳優としてデビュー。
1956年、「暴力の季節」で注目を集める。
1959年、監督処女作「アメリカの影」で、監督デビュー。
1968年、抵当に入れた自宅を舞台に
インディペンデント映画「フェイシズ」を製作した。
1980年、「グロリア」がヒットする。

主な受賞歴
ベネチア国際映画祭
・金獅子賞  グロリア(1980)
ベルリン国際映画祭
・金熊賞 ラヴ・ストリームス(1984)  

アカデミー賞ノミネート
・監督賞  こわれゆく女(1975)  
・助演男優賞 特攻大作戦(1968)  
・脚本賞 フェイシズ (1969)
ゴールデングローブ ノミネート
・最優秀助演男優賞 特攻大作戦(1968)
・最優秀脚本賞 ハズバンズ(1970)
・最優秀監督賞 こわれゆく女(1975) 
・最優秀脚本賞 こわれゆく女(1975)

原題:Minnie and Moskowitz (1971) 
監督・脚本:John Cassavetes   
Genre:Comedy/ Drama/ Romance
上映時間:114分
あらすじ:
美術館に勤務する女性ミニーは、
妻子持ちのジムと付き合っていたが、
喧嘩別れをし、女友達の紹介で、
ゼルモとブラインドデートをする。
一方的にしゃべりまくる相手にへきえきして、
レストランから立ち去ると、
男は追いかけてきて、ミニーを殴る。
窮地に陥ったミニーを偶然救ったのは、
駐車場でバイトをしていたモスコウィッツ。
モスコウィッツは、ミニーに心を奪われるが、
ふたりはうまく交流できない・・・

出演者:
Gena Rowlands ・・・ Minnie Moore(ミニー)
Seymour Cassel ・・・ Seymour Moskowitz(モスコウィッツ)
John Cassavetes ・・・ Jim(ジム)
Val Avery ・・・ Zelmo Swift(ゼルモ)
オトーサン、
「へぇ、そうなんだ」
ミニー役のジーナ・ローランズは、
ジム役のカサヴェテス監督の奥さんです。
モスコウィッツ、粗野で騒がしく、行動が突飛すぎ、
なかなか共感できませんでした。

その他の出演者:
Timothy Carey ・・・ Morgan Morgan
Katherine Cassavetes ・・・ Sheba Moskowitz
David Rowlands ・・・ Minister
Alexandra Cassavetes ・・・ Young girl in ballet tutu
Zoe R. Cassavetes ・・・ Baby girl 
Lady Rowlands ・・・ Georgia Moore
Holly Near ・・・ Irish
Judith Roberts ・・・ Wife

User Rating:7.5/10( 3,049 votes)IMDb
  User Rating:6.4/10( 9 votes) Yahoo!
オトーサン、
「あれだけ喧嘩していたのに、4日で結婚?」
この結末をどう評価するかで、スコアが変わるかも。

User Reviews 
shepardjessicaさん
sparks, nevada 
2004年7月10日
カサヴェテス描く魅惑のミスマッチ!

この軽妙でホットなラブストーリーは楽しい。
ジーナ・ローランズとシーモア・カッセルの
すばらしい演技が見られる。。
ローランズは、鬱屈した30年半ばの女性。
シーモアと出会って、より美しくなる。
カッセルは、すさまじいエネルギーと
ロマンチックな考えの持ち主だ。
すばらしい助演陣がいる。
ゼルモ役のヴァル・アヴェリー 、
毎度、異常なティモシー・ケイリー。
これだけでも、見る価値がある。
本作は、「ハズバンズ:と「こわれゆく女」(1974)
の間で作られたカサヴェテス作品としては、
最もアクセス可能な映画だ。
誰にとっても感動的だろう。
長すぎて、重たいとカサヴェテスを嫌う人にとっても、
受け入れられやすいだろう。
本年の私のトップ10だ。
もっとみんなが見てほしい。

オトーサン、
「こういう連中、多いね」
運が悪いのか、自業自得なのか。
いい意味でも、悪い意味でも、現代人を描いています。

pumpkinさん 
2017年5月28日
心の闇

人生は生きにくいものですが、
それにしてもカサヴェテス映画の
登場人物の生きにくそうなことはどうでしょう。
駐車場係のモスコウィッツはともかく、
美術館に勤めていて、
部屋には本がいっぱいのインテリのミニーは
どうしてこんなに生きるのがつらいのでしょうか。
その気持ちは
カサヴェテスの心の闇そのものなのでしょう。


パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間

オトーサン、
「ケネディ暗殺か、いろんな映画があるな」
9本中、見たのは、4本でした。

・JFK (1991) 連番NO.287
・ダラスの熱い日(1973)
・ダラスの長い日(1978)
・ジャック・ルビー (1992) 
・ザ・シークレット・サービス (1993) 連番1269
・タイムクエスト(2000)
・ウォッチメン  (2009) 連番3189
・パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間(2013)連番
・ジャッキー ファーストレディ 最後の使命(2017)

原題:Parkland (2013)
監督:Peter Landesman  
原作:Vincent Bugliosi
脚本:Peter Landesman/  Vincent Bugliosi  
Genre:Drama/ History/ Mystery
上映時間:93分
あらすじ:
1963年11月22日、ケネディ大統領が、
ジャクリーン夫人とともにダラスの地に降り立つ。
昼過ぎ、パレードを撮影しようと待ち構えていた
8mmカメラ愛好家のザプルーダーは、
大統領を乗せたリムジンを視界に捉える。
その時、3発の銃弾が鳴り響き、一帯はパニックに陥る。
シークレットサービスや地元警察が、
パークランド病院に大統領が運び込む。
医師たちの懸命の治療も空しく、大統領は死去する。
ダラス市警察とFBIは、オズワルドを大統領暗殺の容疑で逮捕する。
逮捕の速報をラジオで聞きつけたオズワルドの兄は、
面会を許されるが、拘置所へ移送される際に
リーは、ジャック・ルビーによって射殺されてしまう・・・

出演者:
Paul Giamatti ・・・ Abraham Zapruder(ザプルーダー)
Billy Bob Thornton ・・・ Secret Service Agent Forrest Sorrels
           (シークレットサービス フォレスト・ソレルズ) (
Zac Efron ・・・ Dr. Charles James "Jim" Carrico
         (チャールズ・“ジム”・カリコ医師)
Colin Hanks ・・・ Dr. Malcolm O. Perry(ペリー医師)
Marcia Gay Harden ・・・ Head Nurse Doris Nelson(ドリス・ネルソン婦長)
オトーサン、
「群像劇だね」
関係者の痛みが伝わってきます。

その他の出演者:
James Badge Dale ・・・ Robert Edward Lee Oswald, Jr.
Jackie Earle Haley ・・・ Father Oscar Huber
Tom Welling ・・・ Secret Service Agent Roy Kellerman
David Harbour ・・・ James Gordon Shanklin
Ron Livingston ・・・ James P. Hosty
Jeremy Strong ・・・ Lee Harvey Oswald
Jacki Weaver ・・・ Marguerite Oswald
Dana Wheeler-Nicholson ・・・ Lillian Zapruder
Bitsie Tulloch ・・・ Marilyn Sitzman
Brett Stimely ・・・ President John F. Kennedy
Kat Steffens ・・・ First Lady Jacqueline Kennedy
Gil Bellows ・・・ David Powers
Sean McGraw a・・・ Lyndon B. Johnson
Rory Cochrane ・・・ Earl Rose
Mark Duplass ・・・ Kenneth O'Donnell
Jimmie Dale Gilmore ・・・ Reverend Saunders
Matt Barr ・・・ Paul Mikkelson
Jonathan Breck ・・・ Winston Lawson
Gary Grubbs ・・・ Dr. Kemp Clark
Bryan Batt a・・・Malcolm Kilduff
Glenn Morshower ・・・ Mike Howard
Armando Gutierrez ・・・ Officer Glen McBride
Austin Nichols ・・・ Secret Service Agent Emory Roberts
Gary Clarke a・・・Admiral George Burkley

User Rating:6.3/10( 12,480 votes)IMDb
  User Rating:6.7/10( 168 votes) Yahoo!
オトーサン、
「よくまとまっているね」
その昔、TV中継をみましたっけ。 
初の日米宇宙中継ということで、
祝賀ムードでしたが、暗転しました。

User Reviews 
clarkjさん
Canada 
2013年10月5日
Abraham, Martin and John     
エイブラハム、マーティン、およびジョン

ケネディ大統領が暗殺された時に、私は12歳だった。
私はカナダ人だが、甚大な打撃だった。
私は、1962年頃、大統領とジャクリーン夫人が
ウェストマウント・モントリオールの
教会から出てくるのを見たのを覚えている。
群衆も、セキュリティもいなかったが、
何かエキサイティングなものが感じられ。
北アメリカは、その後、大きく変わった。
この映画は、ダラスで起きた事件について、
どのような説も出していない。
だが、実に正確に、人々が、
異常な出来事によって影響を受けたかを描いている。
どんなに事態に備えていても、
惨事が起きる時、油断があり、続いてカオスが起きる。
私達は、最近、同じようなの出来事を見る。
資料映像が見事に駆使され、
本当のそこにいたと思ってしまう。
恐ろしい状況にもかかわらず
普通の人々の単純な行動のなかに、
誰もが、人間性を失ったわけではないことが分かる。
演技は見事だ。
特に、マルシア・ハーデン、ビリー・ボブ・ソーントン、
ポール・ジアマッティ、ザック・エフロンがいい。

オトーサン、
「この事件は、人生も世界も変えたね」

黒美君彦さん 
2014年7月15日
現場の目撃者たち

1963年11月22日。
ダラスでのJFK暗殺事件は、
半世紀以上経った現在において、
二十世紀最大の事件のひとつとして記憶されている。
いまだに謀殺説が語られる謎の多い事件だが
(とはいえ、最新の様々な研究で
リー・ハーヴェイ・オズワルド単独犯行説が
有力になりつつある)、
この作品ではそうした謎解きは描かれない。
最大の権力者であり、国民の人気を一身に集めていた
米大統領の銃撃によって、人々はどう巻き込まれていったか。
この作品ではパークランド記念病院の
医療スタッフ、大統領付けのシークレットサービス、
シークレットサービスのダラス支局、
オズワルドの肉親、オズワルドをマークしながら
暗殺を防げなかったFBIダラス支局、
銃撃の瞬間を8ミリカメラで撮影していた婦人服製造業者…。
事件に関わったあらゆる人々が傷つき、
その後の人生も大きく変えていった。
この作品はドキュメントタッチで
そうした人々の姿を淡々と描いていく。
P・ジアマッティは太って
(特殊メーキャップ?)ザプルーダーを好演。
ザック・エフロンは担当の研修医を熱演している。
こんな役もこなす俳優になったんだ、と感じ入った。
もうひとり、居ずまいがトム・ハンクスを
思わせると思ったチーフの医師マルコムは、
トム・ハンクスの息子、コリー・ハンクスで、
そりゃ似てるわけだ(笑)。
大統領の救急処置をしたパークランド記念病院に、
今度は暗殺犯と目されるオズワルドが搬送されて来る。
混乱のきわみ。様々な思惑を巻き込んで、
ひとつの時代の終わりと転換点がつぶさに描かれる。
元ジャーナリストだという
ピーター・ランデズマンの演出もなかなか重厚。
自分もまた、あの日の目撃者になった気がした。


ギャンブラー

オトーサン、
「名匠の異色西部劇だね」

ロバート・アルトマン受賞歴
カンヌ国際映画祭受賞 
・監督賞 ザ・プレイヤー
・パルム・ドール M★A★S★H マッシュ
同ノミネート
・パルム・ドール カンザス・シティ    
・パルム・ドール ザ・プレイヤー    
・パルム・ドール アリア    
・パルム・ドール フール・フォア・ラブ    
・パルム・ドール 三人の女    
・パルム・ドール ロバート・アルトマンのイメージズ    
ヴェネチア国際映画祭受賞 
・金獅子賞・特別功労賞     
・金獅子賞 ショート・カッツ    
ベルリン国際映画祭受賞 
・国際評論家連盟賞 SECRET HONOR    
・金熊賞 ビッグ・アメリカン   受賞辞退 

アカデミー賞受賞 
・名誉賞     
同ノミネート
・監督賞 ゴスフォード・パーク    
・監督賞 ショート・カッツ    
・監督賞 ザ・プレイヤー    
・監督賞 ナッシュビル    
・監督賞 M★A★S★H マッシュ 
ゴールデン・グローブ受賞 
・監督賞 ゴスフォード・パーク    
・脚本賞 ショート・カッツ    
・監督賞 ザ・プレイヤー 

原題:McCabe & Mrs. Miller (1971)
監督:Robert Altman    
原作:Edmund Naughton  
脚本:Robert Altman/ Brian McKay     
Genre:Drama/ Western 
Country: USA 
Language: English / Cantonese 
上映時間:120分
あらすじ:
賭博師マケイブは、雪深い鉱山町で、
坑夫相手に酒場と賭博場を建設し始める。
海千山千のコンスタンス・ミラーがやってきて、
女郎屋の共同経営の話を持ちかける。
風呂付きのシックな雰囲気で、大儲け。
そこで、不動産業者シアーズが店を買収にくる。
言い値では不充分とハッタリをかますと、
先方は、殺し屋を差し向けてきて、
やむなく決闘に臨む羽目に・・・

出演者:
Warren Beatty ・・・ John McCabe(マケイブ)
Julie Christie ・・・ Constance Miller(コンスタンス)
Michael Murphy ・・・ Eugene Sears(シアーズ)
オトーサン、
「終盤の決闘シーンで、盛り上がるね」
雪中をまろび転びつのウォーレン・ベイティ、
ご苦労様です。

その他の出演者:
Rene Auberjonois ・・・ Sheehan
Antony Holland ・・・ Ernest Hollander
Bert Remsen・・・ Bart Coyle
Shelley Duvall ・・・ Ida Coyle
Keith Carradine ・・・ Cowboy
Hugh Millais ・・・ Butler
Jace Van Der Veen ・・・ Breed
Manfred Schulz ・・・ Kid
Corey Fischer ・・・ Rev. Elliot
William Devane ・・・ Clement Samuels, Esq
John Schuck ・・・Smalley
Jackie Crossland ・・・ Lily
Elizabeth Murphy ・・・ Kate
Carey Lee McKenzie ・・・ Alma
Thomas Hill ・・・ Archer
Linda Sorenson ・・・ Blanche
Elisabeth Knight ・・・ Birdie
Janet Wright ・・・ Eunice
Maysie Hoy ・・・ Maisie
Linda Kupecek ・・・ Ruth
Jeremy Newson ・・・ Jeremy Berg
Wayne Robson ・・・ Bartender
Jack Riley ・・・ Riley Quinn
Robert Fortier ・・・ Town Drunk
Wayne Grace ・・・ Bartender
Rodney Gage ・・・ Sumner Washington
Lili Francks ・・・ Mrs. Washington
Wes Taylor ・・・Shorty Dunn

User Rating:7.7/10( 17,379 votes)IMDb
  User Rating:5.4/10( 7 votes) Yahoo!
オトーサン、
「文芸調。評価が分かれるね」
・教会が燃えるシーン
・アコースティックギターに乗せたカントリー・ソング

アカデミー賞ノミネート 
・主演女優賞  ジュリー・クリスティ 

User Reviews 
Tycheさん
Mountains, Utah 
2000年1月19日
ユニークで、完璧で、楽しめる

アカデミー賞にノミネーされた
ジュリー・クリスティの見事な演技に惹かれて、
この映画をみることになった。
予告編では、彼女が強調されていた。
そこで、注目することになった。
以来、私は、映画愛好者に、推薦している。
「映画学校の学生」も、そうだ。
この傑作を見ていない人々の数が多いので、
いつも驚いている。
4半世紀、そのすごいシーンと暮らしている。
その深い、新しい魅力を見出している。
開幕シーンのいい感じの歌詞、
突然の肝を冷す出会い
最後の画面を覆い隠大吹雪シーンまで、
この映画は、心のなかに棲みつく。
もし、あまのじゃくなら、
50回見た後で、この悪しきリメイクもみるだろう。
照明係から撮影助手まで、
俳優から デザイナーまで、。
ドキュメンタリーが、純粋に徹底している。
得難い豊かな映画体験を味わえる。
この映画ほど愛している映画は、まずない。

オトーサン、
「Ikedaさんは、激賞すると思ったのに」

Ikedaさん 
2011年4月11日
面白くない

評価は比較的高い作品のようですが、
私には、あまり面白くない映画でした。
前半が冗長で、
後半になると面白くなってきますが、
ウォーレン・ベイティとジュリー・クリスティの
ロマンスが曖昧で、最後の決闘などは、
男の意地を表現しているとは言え、
あまり迫力を感じませんでした。
しかし何よりも全体的に照明を落として、
ロー・キー調になっているため、
場面によっては、
台詞に頼った撮影または演出しているのが、
私には気に入りませんでした。
やはり映画ですからクローズ・アップだけでしか、
演技を見る事ができないのは、どうかと思います。


バニシング in 60"

オトーサン、
このリメイク、
2000年に名古屋の映画館でみました。
客の入りが悪く、たったの2人でした。
ニコラス・ケイジ、ロバート・デュバル、
そして、アンジョリーナ・ジョリーと
豪華メンバーなのにね。

原題:Gone in 60 Seconds (1974) 
監督・脚本:H.B. Halicki 
上映時間:105分
あらすじ:
ペイスは元カーレーサー。
今は、保険会社の属託調査員。
だが、本業は、クルマの窃盗団のボスだ。
ディーラーから頼まれた高価希少車
黄色の1973年型フォード・マスタングが、
なかなか入手できない。
そんななか、仲間に密告され、警察に追われる。
ロサンゼルスを舞台にカーチェイスが展開され、
地元ラジオ局は、目撃者や被害者の情報を実況する。
必死の逃亡劇のなかで、
警察車両と一般車を巻き込む事故が次々と発生、
ペイスは、損傷したエレノアで逃走し続ける。
もうダメと思った時、
洗車場で、無傷のエレノアを発見する。
警官に停止を命じられたが、無事に通過し、
ハイウェイを逃走する・・・

出演者:
H.B. "Toby" Halicki ・・・Maindrian Pace(ペイス)
オトーサン、
「ホンモノのスタントマンが、
監督・脚本・主演しています。
なお、ハリッキーさん、
1989年、次作で、スタント撮影中に事故で死亡!

その他の出演者:
Marion Busia ・・・Pumpkin Chase 
Jerry Daugirda ・・・Eugene Chase 
James McIntyre ・・・Stanley "Sage" Chase 
George Cole ・・・Atlee Jackson 
Ronald Halicki ・・・Corlis Pace 
Markos Kotsikos ・・・Uncle Joe Chase 
Christopher J.C. ・・・Agajanian Himself 
Gary Bettenhausen ・・・Himself 
Parnelli Jones ・・・Himself 
Terence H. Winkless ・・・Lyle Waggoner's Car Cleaner 
Butch Stockton ・・・1-Baker-11 Detective (Driver) 
Phil Woods・・・ 1-Baker-11 Detective (Passenger) 
Wally Burr ・・・Male Police Dispatcher 
Hal McClain ・・・Himself (K-Fox announcer) 
Jonathan E. Fricke ・・・Himself (K-Fox interviewer) 
J.C. Agajanian, Jr.・・・ Light Blue Unmarked Detective 
Sak Yamamoto ・・・Himself (City of Carson mayor) 
Edward Abrahms ・・・Harold Blight Smith 
Edward Booker ・・・Lowrider 
Anthony Cole ・・・Lowrider 
Michael Cole ・・・Lowrider 
Mark Cole・・・ Lowrider 

User Rating:6.5/10( 6,801 votes)IMDb
  User Rating:7.7/10( 45 votes) Yahoo!
オトーサン、
「すごいや」
ぶっ壊したクルマ、なんと93台とか。

なお、盗まれクルマは、全部で48台。
クルマ好きのために、転載しましょう。
1 1974 Cadillac Fleetwood 75 Marion 
2 1974 Cadillac Fleetwood 75 Barbara 
3 1973 Cadillac Fleetwood 75 Lindsey 
4 1972 Cadillac Fleetwood 75 Dianne 
5 1971 Cadillac Fleetwood Seventy-Five Nicole 
6 1972 Cadillac Fleetwood Seventy-Five Ruby 
7 1972 Lincoln Continental Julie 
8 1971 Freightliner WFT 6364 Frances 
9 1973 Cadillac Coupe DeVille Mary 
10 1972 Mercedes-Benz 450SE Joanne 
11 1930 Hudson Motor Car Company Beverly 
12 1974 Cadillac Coupe DeVille Patricia 
13 1974 Lincoln Continental Mark IV Ruth 
14 1927 Citroen B14 Conduite Elizabeth 
15 1971 Rolls-Royce Silver Shadow Terri 
16 1924 Rolls-Royce Silver Ghost Eileen 
17 1972 Plymouth Barracuda Susan 
18 1970 Jaguar E-Type Claudia 
19 1959 Rolls-Royce Phantom V Rosie 
20 1970 Rolls-Royce Silver Shadow Maria 
21 1972 Ferrari Daytona 365 GTB/4 Sharon 
22 1970 Rolls-Royce Silver Shadow Kathy 
23 1953 Chrysler Coupe Elegance Alice 
24 1973 Cadillac Fleetwood Station Wagon Leona 
25 1971 Rolls-Royce Silver Shadow Kelly 
26 1971 Cadillac Eldorado Nancy 
27 1973 Jensen Interceptor Betty 
28 1971 Citroen SM Patti 
29 1962 Ferrari 340 America Judy 
30 1966 Rolls-Royce Silver Cloud II Carey 
31 1966 Rolls-Royce Silver Cloud III Jackie 
32 1973 Cadillac Eldorado Laurie 
33 1972 Maserati Ghibli Coupe Sandy 
34 1971 Chevrolet Vega Christy 
35 1969 Chevrolet Corvette Stingray Michelle 
36 1967 Lamborghini Miura Tracy 
37 1969 De Tomaso Mangusta Marilyn 
38 1971 De Tomaso Pantera Maxine 
39 1968 Intermeccanica Italia GFX Lorna 
40 1971 Chevrolet Corvette Stingray Jean 
41 1949 Ferrari V12 Paula 
42 1966 Lotus Europa S1 Renee 
43 1974 Manta Mirage Annie 
44 1971 Ford "Big Oly" Bronco Janet 
45 1972 Stutz Blackhawk Karen 
46 1957 Mercedes-Benz 300SL Dorothy 
47 1973 Stutz Blackhawk Donna 
48 1973 Ford Mustang "Eleanor 

User Reviews 
Glenn Andreievさん 
(Huntington, NY
2001年3月11日
The original car-jack classic.     
カージャックの古典映画

2000夏リリースのリメイクをみている。
大きな予算で、MTVスタイルの編集で
大スターが出演している。
この自動車泥棒のスリラー映画は、
ハリッキーの1974年のリメイクった。
このいいところは、低予算映画ということだ。
オートオークションやラジオDJのスタジオ・シーンが、
いい味を醸し出している。
だが、本作の前半は、素人っぽい。
(シーン全体がひどくピンぼけ)
本職でないハリッキーの筋書はわかりにくい。
後半は、信じられないほど見応えにあるカーチェイス!
40分にわたり、およそ90台の車が、
いくつかの都市をまたいで、カーチェースを繰り広げる。
高速道路、駐車場、公園・・・
いい加減な映画だが、
本作には、きちんとした魅力がある。

オトーサン、
「爆走シーンが、延々!」

ボッシュさん 
2003年1月27日
すごい!

この映画は完全に趣味で作られた映画。 
カースタントマンであるハリッキーが
監督、制作、脚本等などすべて担当し、 
壮絶なカーチェイスが展開される。 
特に、70年代の名車の数々、
パツ金ミニスカ美女たちが時代を感じさせて 
楽しませてくれる。 
車好きのためだけに作られた、
カーアクションの最高峰。 
よって半分以上が爆走シーンという豪華作品。 
もうストーリーなんて特にありません。 
まさかあのカーチェイスが
最後まで続くとは思わなかったw 
これ以上の車映画はありません


キャロル

オトーサン、
「この監督、力あるね」
トッド・ヘインズ
Todd Haynes
誕生日:1961/1/2 - 
出身地:アメリカ、ロサンゼルス
高校在学中に短編「The Suicide」を製作。
ブラウン大学で記号学を専攻し、
「Assassins: A Film Concerning Rimbaud」を製作。
バード大学に入学。
インディペンデント映画界に関わるようになり、
「Superstar: The Karen Carpenter Story」を発表。
1991年、長編デビュー作「ポイズン」を発表。
1998年、「ベルベット・ゴールドマイン」で、
カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で
芸術貢献賞を受賞した。
2002年、「エデンより彼方に」で、
インディペンデント・スピリット賞作品賞・監督賞などを受賞。
2007年、「アイム・ノット・ゼア」で、
ヴェネツィア国際映画祭では審査員特別賞を受賞。
2015年、「キャロルで、
カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で
クィア・パルム賞を受賞した。

カンヌ国際映画祭受賞
・芸術貢献賞 ベルベット・ゴールドマイン
同ノミネート 
・パルム・ドール キャロル    
・パルム・ドール ベルベット・ゴールドマイン    
ヴェネチア国際映画祭受賞 
・審査員特別賞 アイム・ノット・ゼア    

アカデミー賞ノミネート 
・脚本賞 エデンより彼方に  

ゴールデン・グローブノミネート 
・監督賞 キャロル    
・脚本賞 エデンより彼方に 

原題:Carol (2015) 
監督:Todd Haynes  
原作:Patricia Highsmith
脚本:Phyllis Nagy  
Genre:Drama/ Romance
Country: UK / USA / Australia 
Language: English 
上映時間:118分
あらすじ:
1952年、クリスマス目前のニューヨーク。
高級百貨店のおもちゃ売り場で
アルバイトをしているテレーズ。
フォトグラファーという夢を持ち、
恋人のリチャードからは結婚を迫られる。
だが、どこか満たされない日々を送っていた。
ある日、毛皮のコートを着たキャロルが、
娘のクリスマスプレゼントを探しに
彼女の売り場へやって来る。
その美しく優雅な佇まいに目を奪われ、強い憧れを抱く。
後日、キャロルにランチに誘われ、
彼女が夫ハージとの愛のない結婚生活に苦しんで、
ついに離婚を決意したことを知る・・・

出演者:
Cate Blanchett ・・・ Carol Aird(キャロル)
Rooney Mara ・・・ Therese Belivet(テレーズ)
オトーサン、
「この若手女優、うまいね」

ルーニー・マーラ
Rooney Mara
誕生日: 1985/04/17
出身: ニューヨーク州
曾祖父はNFLチーム創設のメンバー。
ニューヨーク大学在学中に女優を志し、
姉のケイト主演の「ルール 封印された都市伝説」でデビュー。
「ER 緊急救命室」などTVシリーズのゲスト出演も経て、
2009年の「Tanner Hall(原題)」で映画初主演。
リメイク版「エルム街の悪夢」で主要キャラのひとりを演じ、
「ソーシャル・ネットワーク」では、元恋人に扮した。
「ドラゴン・タトゥーの女」のヒロインに抜擢、
アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。
非営利団体を創設し、ケニアでの慈善活動も行っている。
出演作:
2009年「プリティ・フープ」)
2010年「ソーシャル・ネットワーク」「エルム街の悪夢」  
2011年「ドラゴン・タトゥーの女」 
2013年「her/世界でひとつの彼女」「セインツ -約束の果て-」
     「サイド・エフェクト」 
2014年「トラッシュ! -この街が輝く日まで- 」 
2015年「キャロル」「PAN 〜ネバーランド、夢のはじまり〜」  
2016年「LION/ライオン 〜25年目のただいま〜」 
2017年「ザ・ディスカバリー」  

その他の出演者:
Sarah Paulson ・・・ Abby Gerhard
Jake Lacy ・・・ Richard Semco
Kyle Chandler ・・・ Harge Aird
John Magaro ・・・ Dannie McElroy
Cory Michael Smith ・・・ Tommy Tucker
Carrie Brownstein ・・・ Genevieve Cantrell
Kevin Crowley ・・・ Fred Haymes
Nik Pajic ・・・ Phil McElroy

User Rating:7.2/10( 78,139 votes)IMDb
  User Rating:7.2/10( 1,571 votes) Yahoo!
オトーサン、
「道理で、巧いはずだ」
トッド・ヘインズ監督は、ゲイ。

カンヌ国際映画祭受賞 
・女優賞  ルーニー・マーラ
同ノミネート
・パルム・ドール  トッド・ヘインズ    
 
アカデミー賞ノミネート 
・主演女優賞  ケイト・ブランシェット    
・助演女優賞  ルーニー・マーラ    
・脚色賞    
・撮影賞     
・作曲賞   
・衣装デザイン賞 

ゴールデン・グローブ ノミネート
・作品賞(ドラマ)     
・女優賞(ドラマ)  ケイト・ブランシェット    
            ルーニー・マーラ    
・監督賞  トッド・ヘインズ    
・音楽賞  

User Reviews 
ldevethさん
The Netherlands 
2015年11月9日
Lovely movie, subtle, must see     
素敵な映画、微妙、必見

オランダ映画祭で、
この映画を見るチャンスがあった。
まず、「必見」と言っておきたい。
同性愛映画は、非常にきわどいと思った。
ケイトとルーニーの演じ方、
2人の相性に息を呑んだ。
ルーニーとケイトは、恋に落ちる様を見事に演じている。
この進展が、どのように人生に影響するかに魅了される。
それは、なるべくしてなるものであり、
微妙な映画であるが、決して間延びせず、
最初から終わりまで、夢中になる。
また、サラ・ポールソンとカイル・チャンドラー演じる役も、
なかなかのもの。
こうした愛らしい映画は、久しぶりだ。

オトーサン、
「前田さん、絶賛か」 

前田有一さん 
2016年2月8日
日本の大女優は見習え
   
アカデミー賞演技部門の受賞が期待される
ケイト・ブランシェット&ルーニー・マーラの
二大演技派女優共演「キャロル」は、
日本の大女優さんたちが
見たら恥ずかしくなるほどの、
迫真の演技を堪能できる傑作恋愛映画である。 
1952年のクリスマス、
貴婦人然として美しい女性が子供用のプレゼントを選んでいる。
夫と離婚調停中で娘との面会もままならない
その女性キャロル(ケイト・ブランシェット)は、
デパート店員テレーズ(ルーニー・マーラ)に
親切にしてもらったのが縁で、友人関係を築いていく。 
実績も人気も演技力もあるこの二人ほどの女優が、
同性愛をテーマにした映画で堂々と全裸の濡れ場を演じる。
CMスポンサーを失いたくない周りが
必死で止めるであろう日本の女優界では、
まず真似できない芸当である。 
見ればわかるが、それを演じたからと言って
二人のイメージが下がるとは到底思えないし、
スポンサーがいたとしても降りるとは思えない。
それほどに二人の演技は素晴らしく、
映画の演出も完璧で、そしてなにより美しい。 
めくるめくようなほめ言葉で愛するものを慈しみ、思いやる。
なにより必然性が感じられるし、
そのうえここまでやるかとの意外性でこちらを驚かせてくれる。
恋愛ムービーかくあるべしというお手本といえるだろう。
あちらの一流女優のこういう凄い気迫を見てしまうと、
わが国は色々と成熟が必要だと痛感させられる。 
それにしても、同性愛であり不倫でもある二人の恋愛に、
なぜ私たちは不快感を感じないのだろうか。
彼女たちと、ゲスの極みベッキーとの違いは
いったいどこにあるのか。
ルーニーさんの底上げ気味の美巨乳のおかげなのか。 
否。この関係が不快でないのは
決してベッキーよりルーニーさんの胸が大きいからではなく、
それよりも二人の関係に身勝手さがない事が大きい。 
それは登場時から感じられる洗練された
ケイト・ブランシェットのふるまい、
言葉の選び方は言うに及ばず、
すべての鎧をはぎとられちっぽけな少女のように
追い詰められた後の態度からも感じられる。
どんなに不利な状況に追い込まれても、
彼女は愛に誠実で、自分が大切にする人間関係を守り抜こうとする。
そこに観客は共感し、涙するのである。
その価値の前には性別の違いだの既婚だのは
なんら影響を与えることがない。
本物の恋愛関係というものがあるだけだ。
そういうものを知る人がこれを見たら、
確実に大満足を得られるだろう。 
つまるところ、人々の心を動かすには
センテンススプリングに
感謝しているようなレベルではまるで駄目で、
簡単にはできないことをしなくてはならない、愛の力で。 
もしこの映画が50年代にあったならば、
同性愛者への偏見も随分減ったかもしれない。
いや、それを言うなら現代も同じことだ。
「キャロル」はそういうものに興味がないとか
偏見を持つ人にこそすすめたい、
まごうかたなき本物の恋愛映画である。
ひさびさにうならされる、見応えある一本であった。


マスク・オブ・ゾロ

オトーサン、
「これ、見た覚えがある」
ほのぼの映画批評をはじめたのは、1999年。
1998年の映画ですから、
名古屋の栄か今池の映画館で見たのかも。

原題:The Mask of Zorro (1998) 
監督:Martin Campbell    
原作:Johnston McCulley
      Ted Elliott/ Terry Rossio/ Randall Jahnson
脚本:John Eskow / Ted Elliott / Terry Rossio  
Genre: Action/ Adventure/ Comedy
Rated PG-13 for some intense action and violence
Country: USA/ Germany 
Language: English 
上映時間:136分
あらすじ:
スペインの植民支配から独立したメキシコ。
かつてゾロとして彼と対決したディエゴは、
カルフォルニア再統治をたくらむ
元知事モンテロの野望を挫くべく、
盗賊あがりの若者アレハンドロを
後継者に育て上げようとする。
20年前、ディエゴはモンテロによって投獄され、
愛妻を失っていた。
一方アレハンドロも、
モンテロ配下の者によって兄を殺されていた。
ディエゴの厳しい訓練により、
新たなゾロとなったアレハンドロは、
ディエゴの娘エレナを救うため、
そして自らの復讐のために
モンテロに闘いを挑んでゆく・・・

出演者:
Antonio Banderas  ・・・ Alejandro/Zorro (アレハンドロ/ゾロ)
Anthony Hopkins  ・・・ Don Diego (ディエゴ)
Catherine Zeta-Jones  ・・・ Elena (エレナ)
Stuart Wilson  ・・・ Montero (モンテロ)
オトーサン、
「美男美女、見ていて楽しいね」

その他の出演者:
Matt Letscher  ・・・ Capt. Love 
L.Q. Jones  ・・・ Three-Fingered Jack 
Maury Chaykin  ・・・ Prison Warden 
Tony Amendola  ・・・ Don Luiz 
Pedro Armendariz Jr.  ・・・ Don Pedro 
William Marquez  ・・・ Fray Felipe 
Victor Rivers  ・・・ Joaquin Murrieta 
Julieta Rosen  ・・・ Esperanza 
Moises Suarez  ・・・ Don Hector 
Humberto Elizondo  ・・・ Don Julio 
Erika Carlson  ・・・ Don Pedro's Wife 
Jose Maria de Tavira  ・・・ Young Alejandro Murrieta 
Diego Sieres  ・・・ Young Joaquin Murrieta 

User Rating:6.7/10( 142,277 votes)IMDb
  User Rating:7.7/10( 236 votes) Yahoo!
オトーサン、
「よくできた娯楽作だ」

アカデミー賞ノミネート 
・音響賞     
・音響効果編集賞     
ゴールデン・グローブ ノミネート
・作品賞(コメディ/ミュージカル)     
・男優賞(コメディ/ミュージカル)  アントニオ・バンデラス    

User Reviews 
Andreitaさん
Minneapolis, MN 
1998年8月3日
上から目線の皮肉屋は無視すべし

すばらしい映画だ。
見ていて豊かな気持ちになる・
よく書かれているコメディだ。
アクション、ロマンスが良くブレンドされている。
ホプキンズは、すばらしい;
彼との彼女の場面における
トレーニング中のゾロ役のバンデラスも、
ゼタ・ジョーンズは、彼と一緒に輝いている。
流血やヌードも、ほとんどない。
いいプロットが続くだけだ。
私が、これまでに見た最もよい映画だ。
注:
プレビューをみると、面白くなさそうだ。
ホプキンズとバンデラスのコミック・シーンは、
最高の出来だ。

オトーサン、
「レジェンド・オブ・ゾロ、見なくては」

黒美君彦さん 
2006年2月20日
楽しいゾロ

『レジェンド・オブ・ゾロ』(05年)を
先に観てしまったので、
改めてバンデラス版ゾロの誕生秘話と、
キャサリン・ゼタ・ジョーンズとの
なれそめに“なるほど”。
それにしてもアンソニー・ホプキンスが素晴らしい。
こんな役も嬉々としてこなしている彼には、
さすがというかもう唸るしかない。
予定調和とはいえ、アクションも楽しいし、
娯楽作品としては上出来だ。
そんな短い期間で気品溢れるゾロが
完成するかどうかはともかくとして
(この辺はスポ根ものと同じ…苦笑)、
家族で楽しめる作品だ。
続編まで7年の間隔が空いたのが残念。


家族はつらいよ

オトーサン、
「あ、これって宣伝していたな」
この前、娘たちと行った山田洋次ミュージアムで
番宣を盛んにやっていましたっけ。

原題:家族はつらいよ(2016)
監督:山田洋次
脚本:山田洋次/ 平松恵美子 
Genre:Comedy
上映時間:108分
あらすじ:
平田一家は、三世代同居。
当主の周造は引退し、ゴルフと酒に明け暮れる。
妻・富子の気持ちなど知る由もない。
周造に似て頑固な長男・幸之助は仕事一筋。
2人の子どもと家の中のことは
専ら妻の史枝に任せきり。
家を出て税理士としてバリバリ働く長女・成子は、
夫・泰蔵との喧嘩が絶えない。
独身でいまだ実家暮らしの次男・庄太は、
看護師の恋人・憲子との結婚を決断しようとしていた。
そんなある日、いきなり富子が周造に離婚を突きつけた。
思いも寄らぬ妻の離婚宣言に周造はオタオタ。
子どもたちにとっても青天の霹靂で、
離婚を思い止まらせようと家族会議が開かれる・・・

出演者:
 橋爪功・・・ 平田周造 
 吉行和子・・・ 平田富子
 妻夫木聡・・・ 平田庄太 
 蒼井優・・・ 間宮憲子
 小林稔侍・・・ 探偵事務所所長・沼田
オトーサン、
「この5人がいいね」

その他の出演者:
 西村雅彦・・・ 平田幸之助 
 夏川結衣・・・ 平田史枝 
 中嶋朋子・・・ 金井成子 
 林家正蔵・・・ 金井泰蔵 
 風吹ジュン・・・ 女将・かよ 
 中村鷹之資・・・ 平田謙一 
 丸山歩夢・・・ 平田信介 
 木場勝己・・・ 高村 
 笹野高史・・・ 警備員 
 笑福亭鶴瓶・・・ 医師 

User Rating:6.4/10( 13 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:7.0/10( 1,064 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ま、傑作ではないね」

日本アカデミー賞ノミネート 
・作品賞 
・脚本賞 
・撮影賞 
・照明賞 
・美術賞 
・録音賞 
・編集賞 

User Reviews 
とらやさん 
2016年3月17日
楽しみにしていた山田監督の人情喜劇。

いやいや、笑わせてもらいました。
今時珍しくなった、3世代、
まだ結婚していない次男坊までもが同居する大家族。
予想以上のドタバタ喜劇でしたが、
作品に流れる「昭和」の空気が心地いい。
映画の中でこんなベタベタのズッコケ久々に見たな
というような昭和的ギャグもどこか懐かしい。
このあたりは評価が分かれるかもしれませんね。
笑いに関しては家族全員が重要登場人物。
全員がちゃんと笑いに絡んで貢献している。
キャラクターも実に分かりやすい。
唯一、笑いにはあまり絡まないのが
妻夫木演じる次男ですが、
アクの強いキャラ揃いの平田家にあって、
一家の良心ともいうべき彼と婚約者。
これからの時代に新たに家族を作っていこうとしている
2人の価値観や存在が効いています。
天気のいい休日にも関わらず深刻な家族会議。
両親の離婚問題を話し合っているはずが
お約束のように話は脱線しまくり。
この家族会議の役割分担もバッチリです。
また、小林稔侍演じる探偵、
笹野高史演じる市民ホールの警備員のおじさん、
病院で「あんな落語家みたいな顔した先生が・・・」
という後にお約束のように登場する人まで・・・。
この家族の物語にスポット参戦するおじさんたちも
皆がいい味を出しまくっています。
本作のタイトルといい、
登場する場末の二番館(これも昭和ですね…)
のポスターにDVDに
うなぎ屋の出前の男が歌う
「男はつらいよ」。山田監督、
やっぱり今でも寅さんが懐かしいのかな。
でも、寅さんが大好きな僕にとっては
こんな寅さんの挿入がとても嬉しく感じられました。
本作は「東京家族」(未見です)のキャストが
そのまま再登場ということですが、
最後には思いもしなかった、笠智衆さんまで登場されます。
平田家の前の道路を歩く近所の人が
お年寄りばかりだな・・・。と思っていたら、
最後に「このあたりも空家が増えてきて・・・」と。
昭和の空気の中に現代の庶民の抱える事情が
やんわりと挿入されていました。 

オトーサン、
「共感ポイントが多いな」
・納豆は、大粒がいい。
・このあたりも空家が増えてきて、
 みんな老人ホームに入っちゃって

nabeさん 
2016年7月2日
驚異の二刀流

山田洋次監督久々のコメディである。
前作「東京家族」で、小津安二郎ばりの
円熟さを示した山田洋次監督が、
なんと同じメンバーで喜劇を作ってしまった!
これには本当にビックリである。
味わい深いシリアスなドラマと、
一転して真逆な喜劇を
立派に作品として成立させる演出力は、
もはや名匠山田監督ならではの世界であり、
この二刀流は確かに凄い!
今回も、タイトルの通り、
昭和の寅さん一家を彷彿とさせるような展開で、
ドタバタと楽しめる内容になっている。
もともとそれぞれの役者たちが芸達者な名優たちなので、
笑いあり涙ありの山田ワールド全開だ!
マドンナ役の蒼井優もカワイイ。


マギー

オトーサン、
「この映画、スティーブン・キング原作かな?」
ホラーの盛り上げ方が、よく似ています。
でも、ちょがうようです。
監督のヘンリー・ホブソン、無名です。

原題:Maggie (2015) 
監督:Henry Hobson  
脚本:John Scott 3  
Genre:Drama/ Horror
Country: USA / Switzerland 
Language: English 
上映時間:95分
あらすじ:
ある日、アメリカの田舎町に暮らす
16歳のマギーも感染してしまい、
感染者を隔離する特別病棟に収容される。
しかし、父のウェイドはマギーを捜し出し、
我が家へと連れ帰る。
マギーのゾンビ化がゆっくりと進行する中、
彼女を隔離しようとやって来た
地元警察とも激しく衝突する・・・

出演者:
Arnold Schwarzenegger ・・・ Wade Vogel(ウェイド)
Abigail Breslin ・・・ Maggie Vogel(マギー)
オトーサン、
「この女優、巧いね」

ABIGAIL BRESLIN 
アビゲイル・ブレスリン 
誕生日 1996/4/14  
出身 米ニューヨーク州 
兄は「キッド」で子役を演じたスペンサー・ブレスリン。
3歳からCM出演。
2002年「サイン」で映画デビュー。 
2006年「リトル・ミス・サンシャイン」で
アカデミー賞助演女優賞にノミネート。
2010年「奇跡の人」のヘレン・ケラー役で
ブロードウェイデビューを果たした。
性的暴行の被害にあったことを告白している。
出演作 
2002年「サイン」
2004年「プリティ・プリンセス2/ロイヤル・ウェディング」
     「プリティ・ヘレン」
2006年「リトル・ミス・サンシャイン」
     「ウォルト・ディズニーのサンタクローズ3 クリスマス大決戦!」 
2007年「幸せのレシピ (2007) 
2008年「キット・キトリッジ アメリカン・ガール・ミステリー」 
     「ラブ・ダイアリーズ」「幸せの1ページ」 
2009年「ゾンビランド」「私の中のあなた」 
2011年「ニューイヤーズ・イブ」 
2013年「8月の家族たち」「ハウンター」「エンダーのゲーム」 
     「ザ・コール [緊急通報指令室] 」 
2014年「ファイナルガール」
2015年「マギー」

その他の出演者:
Joely Richardson ・・・ Caroline Vogel
Douglas M. Griffin ・・・ Sheriff Ray Pierce
J.D. Evermore ・・・ Holt
Rachel Whitman Groves ・・・ Bonnie
Jodie Moore ・・・ Dr. Vern Kaplan
Bryce Romero ・・・ Trent
Raeden Greer ・・・ Allie
Aiden Flowers ・・・ Bobby Vogel
Carsen Flowers ・・・ Molly Vogel

User Rating:5.6/10( 34,029 votes)IMDb
  User Rating:5.4/10( 151 votes) Yahoo!
オトーサン、
「幕切れ、物足りないね」

User Reviews 
mike-assimさん
United States 
2015年4月23日
ゆったり座って、この映画を楽しんで

まず、言いたい。
これは、私の最初のレビューだ。
昨晩、トライベカ映画祭で、
世界初演に立ち合った。
私は、アーノルドの大ファンだ。
彼がドラマチックでない役を演じるのを
見るのはすばらしかった。
撮影は完全にすばらしかった。
田舎町や古い家でのロケは、
見事にまとめられていた。
キャストもすばらしかった。
アーノルドは、すばらしい仕事をしした。
しかし、この映画の焦点は、
アビゲイル・ブレスリンだ。
彼女は人気をさらった。
その役に、観客はみな共感した。
中に、そしてあまりにも多くを授与せずに、
アビゲイルが一人だけというシーンも多く、
観客は、彼女の痛みを感じ、理解することができた。
マギーは、本当にゾンビのジャンルに
新しい光を当てた。
どんなに、家族は、感染に深く影響されたか。
父と娘のきずなは愛情と勇気に満ち、
相性が実によかった。
ヘンリー・ホブソンの監督も、よかった。
この映画、推薦したい。
登場人物の深堀り、すばらしい撮影手法、
よく書かれた脚本、有意義なエンディングだ。
この映画、ゾンビ・アクション映画ではない。
アーノルドは、将来、この映画のような役を
もっと演じてほしい。
アビゲイルは、前途有望だ。

オトーサン、
「いい指摘だね」
・俄かに解決できない問題への向き合い方

前田有一さん 
2016年2月8日
究極のリバタリアニズムかと思いきや
   
アーノルド・シュワルツネッガーの
役者としてのブレイク以来、
もっとも低予算の映画である「マギー」は、
彼にとって初めてのゾンビ映画でもある。 
人間をゾンビ化するウィルスが蔓延するアメリカ。
田舎の農場で暮らすウェイドの1
6歳になる娘マギーも、
今まさにゾンビにかまれ感染してしまった。
決まりでは、感染者はいずれ発症前に
隔離所に連れ去られる運命だが、
ウェイドはその運命に必死に抗いつつ、
最愛の娘を前に自分が何をするべきか激しく葛藤する。 
シュワがギャラゼロ円で出演したため
低予算映画になったわけだが、
じっさい彼が出たおかげでこの地味なドラマに華がうまれた。
と同時にアーノルド・シュワルツネッガーにとっては、
キャリア最高の演技力を見せつける場となった。 
この映画は、かつてのアクションスターが出演しながら、
ショッピングモールに立てこもって
大勢のゾンビをなぎ倒すアクションなどは存在しない。 
しかしながら、シュワ演じる
主人公ウェイドは心も身体も頑健で、
ゾンビとのタイマンで引けを取ることはない。
ものすごいタフネスである。 
だが、どんなに筋肉があっても、戦闘力が高くても、
感染したわが子を救う手立ては見つからない。
この構図がまずは思わせぶりである。 
いってしまえば本作は、
勝つ可能性すらみじんもない相手と
対峙する男の物語。
それをアメリカ黄金時代を象徴する
マッチョスターが演じることで、
今のアメリカが直面する情勢の
比喩としているわけである。
つまり現代は、勝ち目のない戦いや
解決法のない問題と
それでもそれらに立ち向かわねばならない時代であると
こういうことだ。 
長年の主治医ですら、
薬より"そちら"を使えと言わざるを得ない。
彼が指差したショットガンを手に、父親は何を思うのか。 
それは世の父親ならば痛いほどにわかるだろう。
この問題は誰にも頼めない、
自分がけりをつけなくてはならない。
国家にも、科学にも頼ることはできない。
自分のことは自分でやる。
究極のリバタリアニズムといってよいが、
しかし本作はその先にまで踏み込む。
そこまで責任感をもってしても、
なすすべのない状況に、
はたしてどう立ち向かえばいいのか、だ。 
徐々に人間らしさを失ってゆく
アビゲイル・ブレスリンはいうまでもなく、
アーノルド・シュワルツネッガーの演技が素晴らしい。
人の心を打つ演技には意外性がある必要があるが、
シュワの場合は普通に演技ができればそうなるので
ある意味恵まれているといえなくもない。
……が、そんなことは抜きにしても
本作の彼は役者として見せに魅せる。 
ある場所に立ち入ったとき、
そこに自分たちの未来をみたときの表情、
これはとくに胸を打つ。
そしてなによりラスト近く、娘と近づく椅子のシーン。
この場面での父親の心情はもう、
びしびしと伝わってくる。
その後、本当に愛する家族のために
男は何をするべきか、何をすればいいのか、
そして何ができるのかを示唆して映画は終わる。 
切ないピアノの旋律がよく似合う、
いつまでも心に残る佳作である。
アーノルド・シュワルツネッガーのファンや、
父親世代の男性にはとくに強く本作をすすめる。
見て絶対に損はない。 


超高層プロフェッショナル

オトーサン、
「やだねぇ」
友人が、ゼネコンに就職して、
新入社員研修で、高所作業を体験させられたとか。
最初は、とても、怖かったそうです。
「でも、いまは、慣れたね」

原題:Steel (1979) 
監督:Steve Carver    
原作:Peter S. Davis/ Rob Ewing / William N. Panzer
脚本:Leigh Chapman  
Genre: Action/ Adventure/ Crime
上映時間:102分
あらすじ:
高層ビルの鉄骨組立て期限が迫っている中、
建設会社のボス、ルー・キャシディが
転落死してしまう。
葬儀後ルーの娘キャスは、
期限の3週間内に鉄骨を組立てるため、
後を継ぐことを決意し、
現場監督に腕利きのマイク・キャットンを担当させ、
彼と昔仕事をした仲間を呼び集める。
一方、ルーの弟エディは仕事を奪うため、
期限までに完成しないように妨害する。
マイクたちは、期限に間に合うか・・・

出演者:
Lee Majors ・・・Mike Catton(マイク)
Jennifer O'Neill ・・・Cass Cassidy(キャス)
Harris Yulin ・・・Eddie Cassidy(エディ)
オトーサン、
「リー・メジャー、知らんなぁ」

その他の出演者:
Art Carney ・・・Pignose Moran
George Kennedy・・・ Big Lew Cassidy
R. G. Armstrong ・・・Kellin
Redmond Gleeson ・・・Harry
Terry Kiser ・・・Valentino
Richard Lynch ・・・Dancer
Ben Marley ・・・The Kid
Roger E. Mosley ・・・Lionel
Albert Salmi ・・・Tank
Robert Tessier ・・・Cherokee
Hunter von Leer ・・・ Surfer

User Rating:6.1/10( 365 votes)IMDb
  User Rating:6.6/10( 23 votes) Yahoo!
オトーサン、
「地味な映画だね」
でも、こういう類いの映画、珍しいのでは。

User Reviews 
ballplayerさん
United States 
2008年12月22日
リー・メジャースは、鉄の男

「600万ドルの男」が、鉄の男を演じる。
どれほどカンペキ?!
この映画は、リー・メジャースの
故郷ケンタッキーでロケをした。
当時建築中のキンケイドタワーを実際に使った。
セットは、イースト・ケンタッキー大学の
一番上の屋根の上に作られ、撮影された。
批判家に受けず、大ヒット作ではなかったが、
最もよいアクション・ドラマだった。
メジャースは、プロデュースし、主演した。
彼の長い役者人生の頂点だろう。
彼がどんな種類の俳優だったかが分かる。
彼は、このタイプの役に向いてる。
彼は、男のなかの男であったが、利己的ではなかった。
彼は、肉体的にも精神的にもタフな男だった。
無防備だったが、友人を尊敬し、正しいことをやろうとした。
期限に間に合うために、建築するために、
職長として困難を乗り越えて戦う。
摩天楼ビジネスにおいて最もクレージーなクルーを集める。
それは、時間との競走だ!
この70年代の究極の男の映画だ。
愛すべき本物のアメリカ人だ。
彼、ロバート・ミッチャムと「THEエージェンシー」、
バージス・メレディスと「ラスト・カーチェイス」に出演した。
この2作は、ヒットしなかったので、
テレビ映画に戻り、大成功した。
リー・メジャースは、本作で唯一の鉄の男ではなかった。
大勢の鉄の男たちが出演している。
「ハリーとトント」で、
アカデミー賞を受賞したアート・カーニー、
「暴力脱獄」で、
アカデミー賞を受賞したジョージ・ケネディだ。
この映画は、A.J. BAKUNISに捧げられている。
彼は、ジョージ・ケネディのスタントとして、
建物のてっぺんから落ちて死亡した。
本作は、70年代の人気のない映画のひとつだが、
DVDで入手可能だ。

オトーサン、
「現場作業員の雰囲気がいいね」

al2*****さん 
2017年5月25日
リーメジャース主演 

70年代にテレビシリーズ「600万ドルの男」で
人気を得たリーメジャース主演。
高層ビル建設半ばで
現場監督が不慮の死を遂げ、
このままではあきらめるしかないところを
彼の娘が妨害やトラブルにもめげず
”鉄の意志”でビル完成を目指すストーリー。
リーは苦い過去を知るかつての仲間たちとともに
彼女に協力する雇われ現場監督。
現在の厳しい建築基準、安全基準と違い
かなりゆるいのんびりした
建設現場風景が見れておもしろい。
まさか建築屋、鉄骨屋が映画になるとは、
と見る前はつまらないんじゃないかと思ってたが
実際見てみるとオーソドックスながら
ちゃんと起承転結がある脚本と
リーメジャース、ジェニファーオニールら、
出演俳優たちの作品を楽しんでる雰囲気が
伝わってきて意外と面白かったです。
高層ビルが現場なので
当然目のくらむようなカメラワーク、
高所恐怖症の人には苦手なシーンも多く出てきます。
撮影中スタントマンが転落死しており
エンディングで彼に捧げられています。
窮地に陥ったものを救うため
その道のプロたちをかき集め
困難に立ち向かって目的を達成する。
改めて黒澤の「七人の侍」が
いかにその後の映画史に
大きな影響を与えたか、という一本。 


エンド・オブ・キングダム

オトーサン、
「いやな世のなかだね」
これを書いているとき、イギリスで爆弾テロ発生!
どんなに、取り締まりを強化しても、
テロリストたちは、その網をかいぐぐって、
流血を追い求めるのです。
そういう意味で、共謀罪も、無力かも。

原題:London Has Fallen (2016) 
監督:Babak Najafi    
原作:Creighton Rothenberger/ Katrin Benedikt
脚本:Creighton Rothenberger/ Katrin Benedikt
      Christian Gudegast/ Chad St. John  
Genre:Action/ Crime/ Drama
Country: UK / USA / Bulgaria 
Language: English / Italian / French / Japanese 
上映時間:109分
あらすじ:
ホワイトハウス陥落の悪夢から2年。
英国首相が不可解な死を遂げ、
ロンドンで葬儀が執り行われる。
米大統領はじめ
世界各国の首脳が葬儀に参列するが、
厳戒態勢のなか、同時多発テロが勃発!
西欧諸国の首脳が次々と犠牲となる中、
シークレットサービス、マイク・バニングは、
武器商人バルカウィらテロリストの攻撃から
大統領を護り切れるだろうか・・・

出演者:
Gerard Butler ・・・ Secret Service Agent Mike Banning(マイク・バニング)
Aaron Eckhart ・・・ US President Benjamin Asher(米大統領)
Alon Moni Aboutboul ・・・ Aamir Barkawi(バルカウィ)
オトーサン、
「ジェラルド・バトラー、ハンサムだねぇ」
ドンパチが主人公みたいでした。

その他の出演者:
Angela Bassett ・・・ Secret Service Director Lynne Jacobs
Morgan Freeman ・・・ US Vice President Allan Trumbull
Alon Moni Aboutboul ・・・ Aamir Barkawi
Tsuwayuki Saotome ・・・ Japanese Prime Minister
Robert Forster ・・・ US Army General Edward Clegg
Melissa Leo ・・・ Secretary of Defense Ruth McMillan
Radha Mitchell ・・・ Leah Banning
Charlotte Riley ・・・ MI6 Agent Jacqueline "Jax" Marshall
Jackie Earle Haley ・・・ White House Deputy Chief of Staff DC Mason
Sean O'Bryan ・・・ NSA Deputy Director Ray Monroe
Waleed Zuaiter ・・・ Kamran Barkawi, Aamir's son and sub-commander
Mehdi Dehbi ・・・ Sultan Mansoor, the terrorist hacker
Colin Salmon ・・・ Commissioner Kevin Hazard, head of the Metropolitan Police
Patrick Kennedy ・・・ MI5 Counter-Intelligence Chief John Lancaster
Bryan Larkin ・・・ SAS Lieutenant Will Davies
Adel Bencherif ・・・ Raza Mansoor, Sultan's brother and a terrorist
Michael Wildman ・・・ Secret Service Agent Voight
Andrew Pleavin ・・・ Secret Service Agent Bronson
Deborah Grant ・・・ Doris, Leah's mother
Clarkson Guy Williams ・・・ British Prime Minister Leighton Clarkson
Penny Downie ・・・ Home Secretary Rose Kenter
Philip Delancy ・・・ French President Jacques Mainard
Alex Giannini ・・・ Italian Prime Minister Antonio Gusto
Nancy Baldwin ・・・ German Chancellor Agnes Bruckner
Nigel Whitmey ・・・ Canadian Prime Minister Robert Bowman

User Rating:5.9/10( 100,675 votes)IMDb
  User Rating:7.1/10( 771 votes) Yahoo!
オトーサン、
「こいつは、お粗末だ!」

ラジー賞ノミネート
・ワースト主演男優賞  ジェラルド・バトラー  
 
User Reviews 
phil-sydneyさん
Australia 
2016年4月15日
D級映画、DVDスルーでお蔵入りさせよ

「エンド・オブ・ホワイトハウス」は、よかった。
そう思ったひとは、大いにがっかりするだろう。
本作は、最初から最後まで安っぽい。
オリジナルのオープニングシーンでの、
信念をもったテロリストの攻撃が、衝撃的だった。 
本作は、その愚かさ、予測可能性、貧しいCGI、
リアリズムの無視、そして退屈なアクションシーンが
衝撃的だった。
まるで、ヴァンダム映画の新作のようだ。
この映画、選ぶ必要は全くない。
すべてが無分で、退屈で、ハチャメチャ。
この映画のスコアが、6.0だって?
私の理解を超えている!

オトーサン、
「前田さん、こんな映画をすすめてはダメ」

前田有一さん 
2016年8月13日
突っ込みどころ満載で面白い
   
9.11同時多発テロ事件の発生は、
アメリカ映画に大きな影響を与えた。
007シリーズをはじめとする
アクション作品はとくにそうで、
荒唐無稽な悪役は姿を消し、
全体的に深刻なムードをまとうようになった。 
しかし、本当はご都合主義満載の
ノーテンキなものだって見たい。
そんな人に「エンド・オブ・キングダム」は最適だ。 
ホワイトハウスがアジア系テロリストに占拠される
ショッキングな設定で話題を呼んだ
「エンド・オブ・ホワイトハウス」の続編だが、
ストーリーは独立しているので
この2作目から見ても全く問題ない。
前作から大幅に増えた予算にモノを言わせ、
火薬と銃弾をひたすら消費して盛り上げてくれる。
質より量で勝負の、まさに特盛ポリティカルアクションだ。 
英国首相の葬儀に集まった
各国首脳を狙った同時多発テロが発生。
シークレットサービスのマイクと米大統領も
孤立無援となり、徐々に追い詰められてゆく 
この序盤のテロ攻撃がとんでもない見せ場になっていて、
それぞれのVIPとともに
ロンドンの瀟洒な建築物が盛大に爆破されてゆく。
国のお偉いさんが、
そんなところで何やってんのと思うものの、
迫力だけはすごい。 
中でもわが日本国の首相が壮絶な討死を遂げるシーンは
前半の大見せ場といっていい。
場所といい爆発の大きさといい、
いくらなんでもやりすぎで、
もはや笑いしか出ないほどのド迫力。 
対テロ戦争後の映画らしく、
「終わらない復讐の連鎖」的なテロリストの言い分にも
耳を傾けるシーンがあったりして
一応の公平性を見せてはいるものの、
類似作品と異なるのはその後の展開。
「だから何なんだよ」といわんばかりに
主人公がテロリスト軍団をゴミのごとく蹴散らし、
アメリカこそ地上ナンバーワンの国家だと謳いあげる。
その傲慢さには思わず脱帽だ。 
ここまで自由に作られると、
リアリティがどうこうなんて野暮なことを
言う気はなくなってくる。
たまにはこういう、
突き抜けた娯楽映画を男一人で見に行きたい。


美女と野獣

オトーサン、
「随分、映画化されているな」
・美女と野獣(1991)ディズニー/アニメ
・美女&野獣 (2009)オーストラリア
・美女と野獣(2014)フランス
・美女と野獣(2017)ディズニー/実写版
本作のクリストフ・ガンズ監督の代表作は、
「ジェヴォーダンの獣」。
暗いところが、どこか似ていますね。

原題:La belle et la bete (2014) 
監督:Christophe Gans    
原作:Jeanne-Marie Leprince de Beaumont 
脚本:Sandra Vo-Anh/ Christophe Gans  
Genre:Fantasy/ Romance
Country: France / Germany 
Language: French / English 
上映時間:112分
あらすじ:
都会で裕福な暮らしをしていた商人一家が、
貿易船を大嵐で失い、破産してしまう。
田舎に移り住むと、贅沢に慣れきった
3人の兄と2人の姉が不満を募らせる。
一方、末娘のベルだけは、
家族で一緒にいられることに幸せを感じていた。
ある日、森で吹雪に見舞われた父は、
偶然見つけた古城に逃げ込み九死に一生を得る。
いくら探しても主人の姿は見えず、
父は帰り際に庭で美しいバラを目にして、
思わずベルの土産にと一輪手折る。
その瞬間、世にも恐ろしい野獣が姿を現わし、
バラの代償に商人の命を要求する。
1日だけ猶予を与えられ帰宅した父から
事情を聞いたベルは、自ら身代わりを買って出て
野獣の城へと駆けつける。
しかし、死を覚悟するベルに対し、
野獣が求めたのは、ディナーを共にすることだけだった・・・

出演者:
Vincent Cassel ・・・ La Bete/ Le Prince(野獣/王子)
Lea Seydoux ・・・ Belle(美女)
オトーサン、
「主人公たちに、感情移入できない」
レア・セドウ、マリー・アントワネットの
朗読係を演じていましたね。
美女というより、可愛い系。
ヴァン・サンカッスルは、ミス・キャスト。
王子に見えません。

その他の出演者:
Andre Dussollier ・・・  Belle's Father
Eduardo Noriega ・・・ Perducas
Audrey Lamy ・・・ Anne
Sara Giraudeau ・・・ Clotilde
Nicolas Gob ・・・ Maxime
Myriam Charleins ・・・ Astrid
Jonathan Demurge ・・・ Jean-Baptiste
Louka Meliava ・・・ Tristan
Yvonne Catterfeld ・・・ The Princess
Dejan Bucin ・・・ Louis

User Rating:6.4/10( 14,952 votes)IMDb
  User Rating:5.9/10( 1,124 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ファンタジーの使い方に疑問あり」
美術や衣装デザインは、大したもの。
ファッションの国フランスだけあります。

セザール賞受賞 
美術賞
同ノミネート
・撮影賞     
・衣装デザイン賞  

User Reviews 
TMBTM TMBTMさん
France 
2014年2月22日
映画の美しい映画、だが何かが失われている

よく知られている話のバージョンだが、
私が問題にしたいのは、
野獣への美女の愛の深まりを感じられないことだ。
彼女は、夢で、野獣をすでに身ているので、
私達は、彼女が恋に陥るのは誰かすでに分かっている。
だが、彼が本当に誰であるかは、分かっていない。
これは、非常によく出来た家族向け映画だ。
子供には、ト−ンが少し暗い。
だが、ガンスの映画はいつも美しい
野獣は、CGIだが、よい趣味だ。
私は彼のスタイルを愛しているので、
ガンスが寡作というのは、残念だ。
今回、もう少しいい作品を期待していた。

オトーサン、
「同感!」

kun*****さん 
2017年5月23日
この題名映画、何本作れば気が済むのかな 

つり合いのとれない、夫婦を揶揄する時、
美女と野獣豚に真珠とか申しますが・
ストーリーは初めて見るけど、
野獣は神罰を受けた王子様なんですね。
この手の話はおとぎ話にはよくある。
最後は罪が解けめでたし、
幸せに暮らしました、ですよね。
今も変身ってアニメ等に多いけど、
変身願望は原始時代から変わらない人間の願望。
もしも何なんに変身出来たらとか、
あいつを豚に変えたらとか、
自分も学生時代その空想でしばしボートして、とか
今もそういえば時々寝る前など睡眠剤代わりですね。
TVCMはディズニー版でこれはフランス製。
相当落ちる作品なのか?とおもったけど、
さにあらず、堂々した作品で、多分
ディズニーと比べでもそう遜色は無いのでしょうね。
おとぎ話なのでCGファンタジー。
この手のCG作品もいささか食傷気味で、
どんな大がかりな映像でも、CGだし
と驚く事はもう有りませんね。
石造巨人が人間を踏み潰すしーんとか、
スペクタクルですけど、自分の中ではすべり落ちるだけ。
多分子供裸も見慣れてしまい、
胸躍らせる事も無いのでしょうね。
ハリポタ等作品群と言っていいほどの量でマンネリですよ。
じゃどんなのを作れば良いのか 
テメーとお怒りでしょうが
それが判ればわたす天才で、
こんな暇つぶしなんかしてないでしょうww


ジャングル・ブック

オトーサン、
「何本も映画化されているね」
・ジャングル・ブック (1942)
・ジャングル・ブック (1994)
・ジャングル・ブック (2016)

原題:The Jungle Book (2016) 
監督:Jon Favreau  
原作:Rudyard Kipling
脚本:Justin Marks  
Genre:Adventure/ Drama/ Family
上映時間:106分
あらすじ:
人間の赤ん坊、モーグリは、
ジャングルにひとり取り残された。
黒ヒョウのバギーラに拾われ、
母オオカミのラクシャに育てられ、
ジャングルの子としてたくましく成長していく。
ところが、人間に対する復讐心を募らせる
恐ろしいトラ、シア・カーンが現われ、
モーグリをジャングルの敵とし、命を狙う。
ラクシャやバギーラら愛する者たちのことを思い、
モーグリは、ジャングルを去る決断をした。
後ろ髪を引かれながらも、
同行を申し出たバギーラとともに
人間の村を目指して旅に出る・・・

声の出演者:
Neel Sethi ・・・Mowgli (モーグリ)   
Ben Kingsley ・・・ Bagheera (バギーラ) 
Lupita Nyong'o ・・・ Raksha (ラクシャ) 
Idris Elba ・・・ Shere Khan (シア・カーン) 
オトーサン、
「この少年、元気だね」
樹木から樹木へジャンプしたり、
細い枝の上を駆け抜けたり・・・・
身障者には、うらやましい限りです。

その他の声の出演者:
Bill Murray ・・・ Baloo
Scarlett Johansson ・・・ Kaa
Giancarlo Esposito ・・・ Akela
Christopher Walken ・・・ King Louie
Garry Shandling ・・・ Ikki
Brighton Rose ・・・ Grey Brother
Jon Favreau ・・・ Fred
Sam Raimi ・・・ giant squirrel
Russell Peters ・・・ Rocky
Madeleine Favreau ・・・ Raquel
Sara Arrington ・・・ Nilgai Antelope

User Rating:7.5/10( 198,098 votes)IMDb
  User Rating:7.6/10( 1,950 votes) Yahoo!
オトーサン、
「よくできているな」

アカデミー賞受賞 
・視覚効果賞 

User Reviews 
mehmet-46991さん
Turkey 
2016年4月29日
ワーオ、素晴らしい!

(略 あらすじ紹介)
少年は、自己発見の旅を楽しみ、
冒険を続ける間に、人生の貴重な教訓を学ぶ。
ディズニーは、いい会社だ。
ファミリー映画をつくれば、ピカ一だ。
この映画、すべてが素晴らしい。
アカデミー賞をたくさん獲得するだろう。

オトーサン、
「全部、CGか!」

前田有一さん 
2016年8月10日
子供以外全部CG
   
「ジャングル・ブック」は、
かつてディズニーアニメにもなった
ラドヤード・キプリングの古典を、
先鋭的な技術で実写化した
いかにもディズニーらしい映画作品である。 
(略 あたすじ紹介)
映画は人間の村を目指してバギーラと
旅に出たモーグリの冒険と成長、
そして追うシア・カーンとの戦いを
アクションたっぷりで見せる娯楽作品である。
モーグリ以外はすべてCGという、
きわめて前衛的な形で実写化された。 
しかもこの挑戦は予想以上によくできており、
子役とCG動物との演技上のからみには、
まったく違和感など感じられない。
はやりのアメコミ映画もそうだが、
これからの役者の必須スキルには、
その場にいない登場人物に対しても
しっかり演技をする
というものが求められる。
その究極の姿がここにある。 
動物たち同士のやりとりにも
問題なく没頭できるし、
彼らが子供を思う姿には思わず涙も誘われる。
また、子供たちと観賞するお父さんには
スカーレット・ヨハンソンが声をあてる
セクシーな大蛇の登場が
大きな見どころになるだろう。
彼女のトレードマークである
ハスキーボイスが活きている。 
クライマックスのバトルシーンも迫力があるし、
クマなど巨大な野生動物の動きにも、
大げさなくらい重低音を強調した
SEを重ねていることもあって
CGぽい軽さは感じない。
本当によくできている。 
むしろ冒頭のジャングル疾走シーンで
モーグリがパルクールの動きで飛び回るのを
みたときのほうがよほど萎える。
大変な時代になったものである。 
全体的には小学生向きで、
まっとうな教訓を得られるディズニー映画である。 
掟には、そしてそれを守ることには意味があること。
一人では決して生きられないこと。
身勝手なことをすれば社会には滅びが訪れること、
大きな力を得るためには責任が伴うこと。
そうしたメッセージが見て取れるだろう。
あくまでジャングルが舞台だが、
これは人間界も同じだよと親御さんは
フォローしてやるとよいだろう。 
大サルが求めるものを
自分が持っていないと気づいたモーグリは、
おそらく自分が人間としても半人前だと気づいたろう。
やがてゼウスに背いたプロメテウスの逸話のように
扱いきれないものを手にした時、
それに見合った責任能力と知識を身に着ける
重要性にも気づいたろう。 
ディズニー映画だから危機や失敗には
ご都合主義的なフォローが入るものの、
モーグリの気づきを通して
この映画を見る子供たちも大事なことに思い至れば、
それはとても良い教育となる。 
その意味でも中だるみしつつある
夏休みの後半にふさわしい、
いかにもディズニーらしい映画といえるわけだ 


マリー・アントワネットに別れをつげて

オトーサン、
「運の悪い女性だね」
政略結婚の犠牲者にして、革命でギロチンへ。
民衆に嫌われたその発言は、、
・パンがなければお菓子を食べればいいじゃない
そんなことは言っていないようですが・・・

原題:Les adieux a la reine (2012) 
監督:Benoit Jacquot    
原作:Chantal Thomas
脚本:Benoit Jacquot/Gilles Taurand   
Genre:Drama/ History/ Romance
Country: France / Spain 
Language: French / English / German / Italian 
上映時間:100分
あらすじ:
フランス王妃マリー・アントワネットの
朗読係を務める若い女性シドニーは、
王妃を心から敬愛し、王妃の側で働けることに
至上の幸せを感じていた。
1789年7月14日、バスティーユ襲撃をきっかけに
フランス革命が始まると、
ヴェルサイユ宮殿内は騒然となる。
貴族たちが次々と王を見捨てて逃げ出す中、
王妃は民衆の憎悪の対象となっている
愛人、ポリニャック夫人に国外に逃げるように言う。
ポリニャック夫人が召使いの振りをして
馬車で逃げるのに伴い、
王妃はシドニーにポリニャック夫人の服を着て
身代わりになるように命じる。
激しいショックを受けたが、貴婦人を演じ切り、
ポリニャック夫人と共に脱出に成功する・・・

出演者:
Lea Seydoux ・・・ Sidonie Laborde(シドニー)
Diane Kruger ・・・ Marie-Antoinette(王妃)
Virginie Ledoyen ・・・ Gabrielle de Polastron(ポリニャク夫人)
オトーサン、
「うーん、みんな同じに見える」
豪華な衣装に身を包むと、せっかくの個性が
みな消えてしまいます。

その他の出演者:
Xavier Beauvois ・・・ Louis XVI
Gregory Gadebois ・・・ Louis
Francis Leplay ・・・ Charles
Noemie Lvovsky ・・・ Jeanne-Louise-Henriette Campan
Vladimir Consigny ・・・ Paolo
Julie-Marie Parmentier ・・・ Honorine
Michel Robin ・・・ Nicolas Moreau
Lolita Chammah ・・・ Louison
Marthe Caufman ・・・ Alice
Jacques Boudet ・・・ Monsieur de la Tour du Pin
Martine Chevallier ・・・ Madame de la Tour du Pin
Jacques Nolot ・・・ Monsieur de Jolivet
Serge Renko ・・・ Marquis de la Chesnaye
Anne Benoit ・・・ Rose Bertin
Dominique Reymond ・・・ Madame
Jean-Chretien Sibertin-Blanc ・・・ Monsieur de Polignac
Jacques Herlin ・・・ Marquis de Vaucouleurs
Pierre Rochefort ・・・ Le valet Antonin

User Rating:6.3/10( 6,521 votes)IMDb
  User Rating:5.5/10( 129 votes) Yahoo!
オトーサン、
「拍子抜けだね」
大して盛り上がりもなく、終わってしまいました。

セザール賞受賞 
・撮影賞
・美術賞
・衣装デザイン賞
同ノミネート
・作品賞     
・監督賞  ブノワ・ジャコー    
・主演女優賞  レア・セドゥ    
・脚色賞 
・音楽賞 
・音響賞 
・編集賞 

User Reviews 
K Galeさん
United States 
2012年8月7日
さよなら、私の王妃・・・宮廷の数日

本作は、マリー・アントワネットの
朗読係シドニーの3日をカバーするフランス映画だ。
彼女の目を通して見たフランス革命初期だ。
忠告するが、
これはマリー・アントワネットの映画ではない。
「ダウントン・アビー」シリーズや「上と下」を
楽しんでいたら、宮廷の内幕を一見しても、
失望しないだろう。
最初に何の説明もない。
せりふは、フランス風英語のサブタイトル。
基本的な歴史に精通しておくほうがいい。
フランス革命の立役者たちを知らなかったなら、
映画を見る前に、この時代について予習するといい。
語りと音がミステリーを盛りあげる。
王妃と使用人の対比、
衣装、セット、撮影を楽しめる立派な映画だ。
ダイアン・クルーガーとレア・セドゥの演技は、
効果的で、共感させてくれる。

オトーサン、
「黒美さんらしいね」
・当時は口コミがほぼ全て
そう、マスコミも、ブログもなかったのです。

黒美君彦さん 
2013年8月30日
宮殿の舞台裏

フランス革命時の
ヴェルサイユ宮殿の裏側を描いた異色作。
絢爛豪華なイメージが先行していて、
もちろんそれはそうなのだけど、
裏側では様々な使用人たちが
暗い小部屋で生活をしている。
革命を受けて、老若男女を問わず使用人たちが
ひそひそと噂話をしている光景が印象的。
当時は口コミがほぼ全てだ。
マリー・アントワネットを演じた
ダイアン・クルーガーが好演。
どこか拗ねたような表情を見せる
朗読係のレア・セドゥが、
いってみれば天上人である王妃に
恋慕の情を抱くというのも面白い設定だ。
アイディア勝負の作品である。


三国志英傑伝 関羽

オトーサン、
「古典のなかの古典だね」
三国とは、魏(ぎ)・呉(ご)・蜀(しょく)。
この三つが、争ったのです。
名だたる武将が出てきますが、
なかでも、関羽は、
人並み外れた武勇や義理を重んじたことで、
有名です。
近所の中華料理店には、
関羽の人形が飾ってあります。

原題:Guan Yun Chang (2011) 
   The Lost Bladesman
監督・脚本:Felix Chong/ Alan Mak   
Genre:Action/ Biography/ Drama 
Country: China / Hong Kong 
Language: Mandarin 
上映時間:109分
あらすじ:
後漢末期。一度は手を組みながらも、
敵対する関係となった曹操と劉備。
その劉備に仕える関羽は、
劉備の許嫁である綺蘭らとともに
曹操の捕虜となっていた。
関羽を高く買う曹操は再三にわたり、
自らの配下となるよう説得する。
しかし義を重んじる関羽は決して受け入れず、
曹操は綺蘭と関羽に劉備のもとに戻ることを許可する。
ところが、曹操の部下たちは
この命令を無視して関羽の命を狙うべく、
その道中で待ち構えていた・・・

出演者:
Donnie Yen ・・・ Guan Yu(関羽)
Jiang Wen ・・・ Cao Cao(曹操)
Sun Li ・・・ Qilan(綺蘭)
オトーサン、
「ドニー・イェンは、関羽らしくないね」
長いヒゲを生やしてはいますが・・・

その他の出演者:
Chin Siu-ho ・・・ Yan Liang.
Alex Fong ・・・ Liu Bei
Andy On ・・・ Kong Xiu.
Shao Bing ・・・ Zhang Liao.
Calvin Li ・・・ Qin Qi
Wang Po-chieh ・・・ Emperor Xian of Han
Wang Xuebing ・・・ Wang Zhi
Chen Hong ・・・ Lady Gan
Zhao Ke ・・・ Lady Mi
Dong Yong ・・・ Xun You
Nie Yuan ・・・ Han Fu.
Heizi ・・・ Meng Tan.
Yu Ailei ・・・ Bian Xi.
Sang Ping ・・・ Xu Chu.
Zhou Bo ・・・ Pujing.

User Rating:6.0/10( 3,344 votes)IMDb
  User Rating:6.5/10( 52 votes) Yahoo!
オトーサン、
「」

User Reviews 
kosmaspさん 
2012年3月4日
孤独な武将

ドニー・イェンは、マーシャル・アーツが得意だ。
だが、非常によい俳優であると思わない人もいる。
だが、本作の関羽は、よい。
彼は孤独な武将を演じて、よくマッチしている。
アクションシーン、予期されたように驚異的。
そして、ストーリーもよい。
傑作ではないが、よい映画だと思う。
すばらしいストーリー、紆余曲折。
分かっていても、圧倒される。
再度みても、面白い。
筋が分かっているだけに、
細部の小さな感触を楽しめた。

オトーサン、
「関羽は、死して名を残す!」

民謡から演歌までさん 
2014年4月29日
最後の誘惑

関羽が劉備の妻子を捕虜となす曹操の元へ下り、
顔良を斬って義理を果し、
劉備の居場所を知るや曹操の元を出てゆく
…行く手には関羽の命を狙う武将達が。
本作で描くのは関羽と曹操。
つまりが曹操の元での関羽のエピソード
関羽千里行〜5関突破…しか描いてません。
何故関羽が北へ向かったのか?
劉備の妻子はどうなったのか?
曹操が禁止したにも拘わらず
何故に関羽は命を狙われたのか?
関羽の劉備夫人への恋心を絡めて描いた
「アクション大作」
アラビアのロレンスじゃないですが、
冒頭いきなりの葬式で面喰らう
いや、彼らの人となりがしっかりと描かれた
最後に成る程ねと話が繋がります。
義を通す意志と武術が超強いのは
間違いないが関公も人の子。
気になる女性を夢に登場させるし、
何度も殺されかける
劉備の許婚がとる態度・感情、そしてその行動!
ある意味、自分に惚れている筈の
カタブツが好きになった女は
不幸を地でゆくストーリーかも知れません。
…コメントタイトルは
ウィレムデフォーのアレですが、
やっぱり関公は人じゃないのでは?
だけど曹操による関公の葬儀は
人間を超越したものに対するもの
それがまた曹操を語ってる訳で…
いやこの曹操は超ウマい。
姜文は、現代の中国を代表する俳優の1人。
関公が行く手を阻むモノに対して如何に対峙するか?
ドニー・イェンの華麗なアクションも
相俟って、それはそれは面白いです


ときめきサイエンス

オトーサン、
「この邦題、サイコー!」
原題のWeird Scienceは、
直訳すると、奇妙な/不可思議な科学。
ときめきは、魔法の言葉。
雷に打たれてひらめいたのでしょうか。
「エレクトリック・ビーナス」という
邦題もありますよ。

原題:Weird Science (1985) 
監督・脚本:John Hughes   
Genre:Comedy/ Romance/ SF 
上映時間:94分
あらすじ:
ゲイリーとワイアットは、
女の子にモテない高校生。
兄のチェットに、いじめられている。
理想の女性像のデータを
コンピュータにインプット。
そこへカミナリが落ち、
コンピュータの中から女性が飛び出してくる。
リサと名付けられた彼女は、二人の尻を叩いて、
自信に溢れる青年に仕立て上げていく・・・

出演者:
Anthony Michael Hall ・・・ Gary Wallace(ゲイリー)
Ilan Mitchell-Smith ・・・ Wyatt Donnelly(ワイアット)
Kelly Le Brock ・・・ Lisa(リサ)
Bill Paxton ・・・ Chet Donnelly(チェット)
オトーサン、
「リサ役のケリー・ルブロック、いいね」
スティーブン・セィーガルの奥さんですって。

その他の出演者:
Robert Downey Jr. ・・・ Ian 
Robert Rusler ・・・ Max
Suzanne Snyder ・・・ Deb
Judie Aronson ・・・ Hilly
Vernon Wells ・・・ Lord General
Britt Leach and Barbara Lang ・・・ Gary's parents
Ivor Barry and Ann Coyle ・・・ grandparents
Doug MacHugh and Pamela Gordon ・・・ Wyatt's parents
Michael Berryman ・・・ Mutant Biker
John Kapelos ・・・ Dino
D'Mitch Davis ・・・ Bartender
Jill Whitlow ・・・ Susan
Wally Ward ・・・ Art
Renee Props ・・・ a member of The Weenies

User Rating:6.6/10( 63,721 votes)IMDb
  User Rating:6.6/10( 6 votes) Yahoo!
オトーサン、
「着想がいい!」

User Reviews 
abhilash7さん 
2003年12月23日
Really Good     
本当によい
これまでで最もよいファンタジー/SFの映画の1つ。
80年代の映画だ。
おかしな冗談と笑いが満載。
アンソニー・マイケル・ホールと
イラン・ミッチェル・スミスは、陽気なオタク役で、
よい仕事をしている。
サイバー女子リサ役の、
ケリー・ルブロックは、すごくホット。
巨匠ジョン・ヒューズの脚本の
いい感じの80年代の映画。
ぜひ見るべし。
最近は、こんな映画もう作れないだろう。
私は80年代映画を愛している。

オトーサン、
「ときめかない?」
ま、女性の好みは、ひとによってちがうからね。

西澤晋さん 
2011年9月17日
うむむむ・・・
ときめかないぞエレクトリック・ビーナス。

監督は『ブレックファースト・クラブ』や
『フェリスはある朝突然に』のジョン・ヒューズ。
この監督さん、燃える映画はむちゃくちゃ燃えるのに
はずす時はからっきしハズす。
今回のこの映画も題材的には
とってもときめくはずのお話なのに、
内容的には全く燃えない駄作だった。
ま、そもそもナンセンスコメディなので
それでもいいのだけど、
ちょっと理屈がとおらなさすぎないか。
だいたいこの世界には質量保存の法則があるのだから、
具現化したものの質量はどこからでてきたんだ。
理屈ぬきなのファンタジーでも、
最低限度の<コトの言い訳>がない
ファンタジーというのはひたすらつまらないものである。
そうしてあらわれたのがグラマー美人がケリー・ルブロック。
スティーブン・セィーガルの奥さん(笑)。
このグラマーガールに描き方が無用なファンタジーてんこもりで、
オンボロ車を新車に変えたり、
暴走族の悪漢を奇怪な怪物に変身させたりとか・・・、
ここまで来ると、子供向け作品を作るの時の
最低限度の鉄則を放棄してくれている。
せっかく主人公を高校生にしてるのだから、
高校生の夢を具現化する方向でつくってほしいのに、
幼稚園児の夢を、彼女で具現化させてるという最悪の展開。
ジョン・ヒューズの幼児性が悪い方向にでた映画でした。
もう一回作り直してほしい! 


すてきな片想い

 
オトーサン、
「監督は、ジョン・ヒューズ!」
「ホーム・アローン」シリーズは、あまりにも有名です。
「ベートーベン」シリーズも、大好きです。、
セント・バーナード犬の名がベートーベンで、
筆名を巌窟王のエドモンド・ダンテスとするなど、
お茶目なひとでした。
コピーライター出身だからでしょうか。

原題:Sixteen Candles (1984) 
監督・脚本:John Hughes   
Genre:Comedy/ Romance
上映時間:93分
あらすじ:
16歳のバースディを迎えたサム。
姉の結婚式を翌日に控えた家族たちは
彼女の誕生日を忘れ去っていた。
学校では、片想いのジェイクに振り向いて貰えず、
帰りのバスでお調子者のジムにまとわりつかれる。
帰宅すると、祖父母がやって来ていて最悪。
その晩、学校でダンス・パーティー。
おめかしして出掛けたが・・・

出演者:
Molly Ringwald ・・・ Samantha "Sam" Baker(サム)
Michael Schoeffling ・・・ Jake Ryan(ジェイク)
Paul Dooley ・・・ Jim Baker(ジム)
John Cusack ・・・ Bryce(ブライス)
Joan Cusack ・・・ Geek Girl(ギーク)
オトーサン、
「モリー・リングウォルド、いまいちだね」
ジョン・ヒューズ監督の秘蔵ッ子として
「ブレックファスト・クラブ」、
「プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角」でブレイク。
ティーン・エイジャーの人気者になったとか。
若い頃のキューザック姉弟が、
端役で出ていました。

その他の出演者:
Anthony Michael Hall ・・・ Ted, aka "Farmer Ted"
Carlin Glynn ・・・ Brenda Baker
Justin Henry ・・・ Mike Baker
Haviland Morris ・・・ Caroline Mulford
Blanche Baker ・・・ Ginny Baker
Gedde Watanabe ・・・ Long Duk Dong
Edward Andrews ・・・ Grandpa Howard Baker
Billie Bird ・・・ Grandma Dorothy Baker
Carole Cook ・・・ Grandma Helen
Max Showalter ・・・ Grandpa Fred
Liane Curtis ・・・ Randy
John Cusack ・・・ Bryce
Darren Harris ・・・ Cliff (Wease)
Deborah Pollack ・・・ Marlene, aka "Lumberjack"
Joan Cusack ・・・ Geek Girl
John Kapelos ・・・ Rudy Ryszczyk
Jami Gertz ・・・ Robin
Brian Doyle-Murray ・・・ Reverend
Zelda Rubinstein ・・・ Organist

User Rating:7.2/10( 80,005 votes)IMDb
  User Rating:6.2/10( 51 votes) Yahoo!
オトーサン、
「うーん」
初監督作品だからかな。

User Reviews 
beeble_beeさん
Australia 
2005年4月14日
私の意見…

80年代の映画は、クールで、良いプロットがあり、
リアルな人々とキュートな男が出てくる!
80年代の映画は、音楽的で、ダンスと笑いがあり、
本当によい演技で、小道具の使い方がうまい。
古い古典的な映画のようであってほしい。
このごろの映画は、法外だ。
ほとんどの映画がコンピュータ化している。
美容整形やダイエットに溢れている。
古い映画を振り返るなら、
レディーは、自然に美しく、良い毛髪ときらめきがある。
みんなロマンチックだっは。
本作を初めて見て、楽しんだ。
私は、「プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角」のほうが、
好きだが、本作は、本当に愉快で、甘くロマンチックだ。
オタクと初心な娘たちが、愉快だ!
私は、古典的な映画が好きだ。
「ダーティ・ダンシング」「ゴースト」、「グレムリン」・・・
あなたが古典的な映画を見るのが好きでないならば、
この映画を14歳以上の子供に推薦しないだろう。
だが、80年代にティーンだったひとなら、
高校時代の記憶を蘇らせるかもしれない。
本当に陽気だ。
あなたは、エンディングは予想できるが、
ギークたちが、実にいい。

オトーサン、
アメリカ人の女子にとって16歳の誕生日は、
特別なイベントということを知りませんでした。

ジーナさん 
2010年7月30日
キューザック姉弟にビックリ

感受性豊かな女の子が、
タイトル通り「すてきな片想い」をする
淡〜い青春ロマコメです(笑)
16歳の誕生日を迎えた
朝から翌日までのチョットした間に起きた
恋模様を描いているのでアッサリ感は否めませんが、
ライトな作品を観たい時には
ちょうどイイかもしれません。
16歳というあどけなさの残る一方、
身体的な変化が多い年頃に
スポットを当てているのが効いていますね。
この頃って1学年上はすごく大人に見えて、
1学年下はものすごく子供に見える
微妙な時期なんですよねぇ〜
性的な興味をリアルに抱く年齢なんだけど、
まだまだガキっぽいところがある、、
みたいなバランスがとにかく良かったです(爆)
胸が小さい事を気にしている次の瞬間、
誕生日を忘れられてふくれっ面していたりと
主人公が可愛いんですよ。
母親に対して姉に対して祖父母に対して
不満顔なのが可愛かったですね。
下ネタやお馬鹿な笑いではなく、
品良く可愛らしいコメディになっているので
学園コメディが好きな方なら無難に鑑賞できると思います。
発想もユニークでイチイチ笑えました。
中でも「ボイ〜ン」な効果音には吹き出しましたね(笑)
時代を感じさせる音楽も良かったですし、
際立ったキャラクターたちが明るく生き生きしているのも
楽しめた要因の一つでしょう。
ジョン・ヒューズ監督のミューズと言われている
モリー・リングウォルドは表情や言動が愛らしい上に
笑いを誘っていてGOOD
思うようにならずイライラしている姿が
とてもナチュラルでした。
全体的に彼女の演技は
虚飾や誇張がなくて好感が持てますね。
最近ではメッキリ姿を見なくなりましたが、
この時代の学園コメディにはやっぱりハマる女優さんです。
すてきな片想い・・・ではなく、
すてきな両想いなのを分かっている上で
鑑賞しなければならないので
主人公が苦悶する姿に同調することは出来ませんでしたが、
爽やかで気持ちのよい作品だったと思います。
まぁ、片想いとか両想いとか言うレベルのお話なので
内容の濃い見応えのある作品では無いですが(爆)
父親とのひとこまは短いながら素晴らしいシーンでした。


レナードの朝

オトーサン、
「2001年に見た」
映画批評が、
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
・レナードの朝 連番 No.211
やはり、掘り出し物でした。

原題:Awakenings (1990)  
監督:Penny Marshall  
原作:Oliver Sacks
脚本:Steven Zaillian  
Genre: Drama
上映時間:121分
あらすじ:
セイヤー博士の新しい赴任先は、
脳後遺症患者でいっぱいの療養型病棟だった。
どんな治療法もきかない。
悩むなか、博士は、
化学的な治療法の手がかりを発見し、
院長からひとりの患者に実験する許可を受ける。
30年間昏睡状態だった男レナードが、
奇跡的に意識を回復した。
博士の治療が功を奏したのだ。
博士はその治療を、他の患者にも適用し
めざましい効果をあげるが・・・

出演者: 
Robert De Niro・・・  Leonard Lowe(レナード) 
Robin Williams・・・  Dr. Malcolm Sayer(セイヤー博士) 
オトーサン、
「名優、競演!」
デ・ニーロが快方に向かい、
外出許可を求めると、
施設側は、拒否します。
失望し、怒り狂う様は、迫力があります。
施設入居者としては、身につまされる名シーンです。

その他の出演者:
Julie Kavner・・・  Eleanor Costello  
Ruth Nelson・・・  Mrs. Lowe  
John Heard・・・  Dr. Kaufman  
Penelope Ann Miller ・・・ Paula  
Alice Drummond ・・・ Lucy  
Judith Malina ・・・  Rose  
Barton Heyman ・・・ Bert  
George Martin (II)・・・ Frank  
Anne Meara ・・・ Miriam  
Richard Libertini・・・ Sidney  
Laura Esterman ・・・ Lolly  
Dexter Gordon (I)・・・ Rolando  
Jane Haynes ・・・ Frances  

User Rating:7.8/10( 98,368 votes)IMDb
  User Rating:8.7/10( 984 votes) Yahoo!
オトーサン、
「名作だ。大勢のひとがみている」
2001年時点で、7.4/10 (5,062 votes) IMDb  

アカデミー賞ノミネート 
・作品賞     
・主演男優賞  ロバート・デ・ニーロ    
・脚色賞    
ゴールデン・グローブ ノミネート
・男優賞(ドラマ)  ロビン・ウィリアムズ 

User Reviews 
clawpackさん 
Atlanta
2009年2月16日
魅力的で、感動的な話

これまでに見たなかで、最も感動した映画だ。
動いたり、何かをする能力を失った人の
最悪の恐怖を掘り下げている。
だが、わざとらしくなく、巧みだ。
重苦しいメッセージやモラルもない。
魅力的な話が、見事に語られている。
演技は、稀に見る素晴らしさ。
ロバート・デ・ニーロは、手際良い。
その役のすべての感情と肉体の挑戦を
演じ切っている。
ロビン・ウィリアムズは、
彼がコメディアンだけではなく、
俳優であることを納得させてくれる。
最初はオタクっぽいが、
その状況におかれた医師が経験するにちがいない
希望、恐怖、陽気さ、苦悶を演じ切っている。
本作は、実話に基づいている。
実際の出来事は、
いつも最もよいフィクションよりも力強い。
有名タレントが出演し、
アカデミー賞にノミネートされている。
だが、本作が大ヒットせず、
ビデオレンタルでも、
ポピュラーになっていないのは、残念だ。
誰もが、この映画を見るべき。
長い間、記憶に残り、考えることになるだろう。
秀作映画リストのトップにある。

オトーサン、
「見事なコメントだね」

ジーナさん 
2008年12月7日
生きるとは・・・がテーマ

実話がベースである事を踏まえて観ると
患者の辛さや医師の葛藤が
痛いほどに伝わってきます。
患者側の失われた30年という
想像も出来ない喪失感、
目覚めても普通の生活が出来る訳では無い拘束感、
そして再びその眠りについてしまう恐怖感・・・
要所要所でこれらの感情を
見事に表現できている作品だと思います。
医師側の希望や困惑、不安や後悔も
描かれているので、
どちらかに偏ることなく
両者の抱える問題をバランス良く観られるのもGOOD
しかし、辛いだけではなく
患者さん達と医師や看護士たちの交流は
心温まるモノがありました。
音楽の質も作風に合っていましたし、
使い方も効果的でしたね。
さりげないですが的を射た演出や
一切無駄の無い脚本、
印象的なセリフや散りばめられた感動など
完成度の高い映画だと思います。
深く掘り下げている訳では無いのに
主要キャラクター以外の人物の思いも
容易に理解できる描き方をしているのも
素晴らしいです。
ただ後半の展開を『薬の副作用』で
括ってしまったのが唯一残念でした。
もう一つ言うと、映画に込めたメッセージを
セリフにしてしまうのもどうかと思います。
ロビン・ウィリアムズ&ロバート・デ・ニーロの
期待を裏切らない共演は見応えありです。
ロビン・ウィリアムズは内気なキャラクターを
見事に演じていましたし、
後半になるにつれのデ・ニーロの演技は
目を逸らしたくなるほどの説得力がありました。
単純に、感動したとは言えない作品ですが、
観客に考える機会を与えてくれる
ヒュアーマン系が好きな方にはオススメです。
ダンスシーンは映画史に残したいぐらい
感動的な美しいシーンです。


バトルランナー

オトーサン、
「原作は、あのスティーブン・キングか」
彼の映画化作品は、実に多いのです。
ホラーの名手ですから、
どうしても、映画化したくなるようです。

キャリー Carrie (1976年)
シャイニング The Shining (1980年)
クリープショー Creepshow (1982年)
クジョー Cujo (1983年)
デッドゾーン The Dead Zone (1983年)
クリスティーン Christine (1983年)
チルドレン・オブ・ザ・コーン Children of the Corn (1984年)
炎の少女チャーリー Firestarter (1984年)
キャッツ・アイ Cat's Eye (1985年)
死霊の牙 Silver Bullet (1985年)
地獄のデビルトラック Maximum Overdrive (1986年)
スタンド・バイ・ミー Stand by Me (1986年)
クリープショー2/怨霊 Creepshow 2 (1987年)
バトルランナー The Running Man (1987年)
ペット・セメタリー Pet Sematary (1989年)
フロム・ザ・ダークサイド/3つの闇の物語 
   Tales from the Darkside: The Movie (1990年)
地下室の悪夢 Graveyard Shift (1990年)
ミザリー Misery (1990年)
IT It (1990年)
スリープウォーカーズ Sleepwalkers (1992年)
バーチャル・ウォーズ The Lawnmower Man (1992年)
ダーク・ハーフ The Dark Half (1993年)
ニードフル・シングス Needful Things (1994年)
ショーシャンクの空に The Shawshank Redemption (1994年)
マングラー The Mangler (1995年)
黙秘 Dolores Claiborne (1995年)
スティーヴン・キング/痩せゆく男 Thinner (1996年)
ナイトフライヤー The Night Flier (1997年)
ゴールデンボーイ Apt Pupil (1998年)
グリーンマイル The Green Mile (1999年)
アトランティスのこころ Hearts in Atlantis (2001年)
ドリームキャッチャー Dreamcatcher (2003年)
シークレット ウインドウ Secret Window (2004年)
ライディング・ザ・ブレット Riding the Bullet (2004年)
1408号室 1408 (2007年)
ミスト The Mist (2007年)
ドランのキャデラック Dolan's Cadillac (2009年)
キャリー Carrie (2013年)
ビッグ・ドライバー Big Driver (2014年)
セル Cell (2016年)

原題:The Running Man(1987) 
監督:Paul Michael Glaser  
原作:Stephen King
脚本:Steven E. de Souza  
Genre:Action/ SF/ Thriller
上映時間:101分
あらすじ:
2017年、独裁政権が支配し
社会経済が混乱したアメリカでは、
テレビだけが民衆に与えられた娯楽であった。
正義感に溢れる警官ベン・リチャーズは、
食料を求めて暴動を起こした
一般市民への発砲を拒否したため、
無実の罪を着せられ、強制労働所へ収容された。
施設で知り合った反政府組織の仲間と結託して
脱獄を果たし、弟の住んでいたアパートに侵入。
そこへ住人である
テレビ局員アンバー・メンデスが帰宅し、
ベンにエドワードは既に連行されたと告げる。
ベンは国外へ逃亡すべく、
アンバーを連れて空港へ向かうが、
警備員に捕らえられた。
人気司会者デーモン・キリアンが率いる
「凶悪犯と正義の戦士との戦い」を放映する
テレビ番組『ランニング・マン』のスタッフ達は
ベンに目をつけ、彼を新たなチャレンジャーとして
ゲームに参加させる。
『ランニング・マン』は
地下に広がる巨大なコースを舞台に、
トラップとストーカー(死のハンター)を突破して、
ランナーが三時間の制限時間内に
ゴールできるかを競うゲームだった。
凶悪犯であるランナーは
ゲームオーバー=死亡だが、
無事に脱出できれば無罪放免され、
膨大な賞金を手に入れる事ができる。
ベンはストーカー達に仲間を殺されながらも
コースを走るが、
ベンの濡れ衣の証拠を掴んでしまったせいで
プレイヤーに仕立て上げられたアンバーと再会する。
TVの中継器を使って
真相を報道しようと走り続ける・・・

出演者:
Arnold Schwarzenegger ・・・ Ben Richards(ベン・リチャーズ)
Maria Conchita Alonso ・・・ Amber Mendez(アンバー・メンデス)
Richard Dawson ・・・ Damon Killian(デーモン・キリアン)
オトーサン、
「シュワちゃんは、いつも通りだけれど」
TV司会者が、実によくトランプ大統領に似ています。

その他の出演者:
Yaphet Kotto ・・・ William Laughlin
Marvin J. McIntyre ・・・ Harold Weiss
Mick Fleetwood ・・・ Mic
Professor Toru Tanaka ・・・ Professor Subzero
Gus Rethwisch ・・・ Eddie "Buzzsaw" Bitowski
Jesse Ventura ・・・ Captain Freedom
Jim Brown ・・・ Fireball
Erland Van Lidth De Jeude ・・・ Dynamo
Dweezil Zappa ・・・ Stevie
Kurt Fuller ・・・ Tony
Rodger Bumpass ・・・ Phil
Sven-Ole Thorsen ・・・ Sven

User Rating:6.6/10( 117,982 votes)IMDb
  User Rating:6/1/10( 149 votes) Yahoo!
オトーサン、
「面白い!」

User Reviews 
wierzbowskisteedmanさん
England 
2004年9月30日
なんと過激な!

(略 あらすじ紹介)
私は、スティーブン・キングの原作を読んでいない。
これは、実にすばらしい映画だ。
アーノルドのベストの1つだろう。
彼は、見事にアクション役を演じた。
死ぬ運命にあるランニンング・マンになった。
ワイヤー男に首を絞められ、苦痛にあえいだ後、
そのやっかいの種をに絞殺する。
チェーンソー男も、撃退した。
ドーソンは、テレビ司会者役だ。
実に、いらいらさせる。
すべてのストーカーたちは、噴飯物。
暴力的なアクションが多いが、
それは本作のポイントだ。
映画のペースは、速く、90分間、ダレルことがない。
監督は、「刑事スタスキー&ハッチ」のポール・マイケル・グレイザー。
「ターミネーター」の成功を受けて、
アーノルドのために製作されたのだろう。
今日、テレビを見る人は、
誰でも、映画が現実に近づいているか分かる。
その事態に、私は驚かない。
近い将来、この手のショーが増えるだろう。
憂うつだが、
80年代のアーノルド作品として推奨する。
こっけいなアクション映画や暴力映画、そして
よいアクション映画が好きな人に向いている。

オトーサン、
「ストーカーって、性的犯罪者だよね」
吹き替えでは、「死のハンター」となっています。

zakさん 
2017年3月4日
「I'll be back.」もあるよ! 

あえてこの2017年にこそ観たい
シュワちゃんSFアクションの決定版!?
80年代独特のセンスと
ブラックユーモアに満ち溢れながらも
変な所ばかり妙に的中した
「近未来2017年」を舞台に
チャージマン研のような衣装で
肉体美を見せびらかすように
走り闘うシュワちゃんと
トランプ大統領にしか見えない
TV司会者キリアンが送り込む
キン肉マン級のド級センスに溢れた
追跡者達との激闘を堪能せよ!
カタルシス重点の細けぇことはいいんだよ精神で
締めくくるラストと
皮肉が効いたエンディングも必見!
「I'll be back.」もあるよ! 


沈黙の傭兵

オトーサン、
「ゴゴスマのほうを見よう」
同じ時間帯なので、
午後ロードはあきらめていましたが、
チェックすると、録画されていました。
トクした気分になりました。

原題:Mercenary for Justice (2006) 
監督:Don E. FauntLeRoy    
脚本:Steven Collins  
Genre:Action/ Drama/ Thriller
Rated R for violence and language 
Country: Aruba / USA / South Africa 
Language: English 
上映時間:91分
あらすじ:
腕利きの傭兵ジョン・シーガー。
独裁政権を倒すとの目的の下、
アフリカの小国で極秘任務に当たっていた。
やがて、それがCIA高官ドレシャムが
仕掛けた罠だと気づくも、時すでに遅く、
大切な戦友を失ってしまう。
帰国後、友の復讐と
遺された家族を守り抜くと誓ったが、
そんな彼に新たなミッションが下される。
それは脱獄不可能といわれる南アの刑務所から
要人アーメト・ダサンの息子を
奪還せよというものだった。
守るべき戦友の家族を人質に取られ、
シーガーはやむなくミッションを遂行する・・・

出演者:
Steven Seagal・・・.John Seeger(シーガー) 
Jacqueline Lord・・・Maxine Barnol(マキシン)
Luke Goss・・・Dresham(ドレシャム)
Peter Butler   ...  Ahmet Dasan(ダサン)
オトーサン、
「セガール、見せ場あるね」

その他の出演者:
Adrian Galley・・・Bulldog
Roger Guenveur Smith・・・Chapel
Michael Kenneth Williams・・・Samuel
Langley Kirkwood・・・Kreuger
Jeannie de Gouveia・・・Bank assistant

User Rating:4.2/10( 3,312 votes)IMDb
  User Rating:5/1/10( 30 votes) Yahoo!
オトーサン、
「低いね」

User Reviews 
mickeyshamrockさん
United States 
2006年4月19日
セーガルファンは喜んでいるか?
正しい方向へのステップで・・・

あなたが、セーガルのビデオスルー好きなら、
本作は、確かに正しい方向への一歩だ。
勿論、すばらしい映画ではない。
だが、彼のほとんどの作品よりも、ずっといい。
第一に、何よりも撮影の出来が本当によい。
第二に、合気道や銃の撃ち合いがあるが、
すべての彼自身のアクション・シースというのがいい。
戦いの振付は、比較的古典的なセーガルだ。
第三に、セーガルの声は、ダビングされていない。
悪いもの、いつもの混乱したストーリー、
貧弱な助演陣、そしてせりふ。
最初の20分は、統一感のある設定を欠く。
セーガルは最初の11分まで出てこない。
オープニングは、また、低予算を露呈している。
それから、同じスタントのさまざまなショットがある。
要点:
彼のフアンなら、がっかりしないだろう。
私のお気に入りセーガル映画は、
「アウト・フォー・ジャスティス」と
「沈黙の聖戦」だ。

オトーサン、
「よく言ってくれた!」
セガール、馬鹿にしていても、
つい見てしまいます。

ナットウさん 
2007年8月17日
いつも思う。「また観てしまった」。

なぜ観てしまうのだろうか「沈黙シリーズ」。
1992年の「沈黙の戦艦」以来、
主人公の圧倒的強さとシンプルストーリーが
お気に入りなのだ。
今回は本題に入るまでの前置きが
いつに無く長かった。
本編だと思って観ていた前半、
それはなんと「前置き」だった。
いつものように頭の中を空っぽにして
観ていたのではわからなくなってしまう作品だった。
予想外に凝った作品を見せられてしまって
戸惑ったけれど、
たまにはこんなのもいいのかもしれない。
勿論「こんなばかばかしいシリーズ」
という御意見もあろうが、
私はあえて反論はしない。私もそう思うから。
しかしそう思いながらも、
私は次回作品もきっと観てしまうだろう。
ブツブツ言いながらも、
このシリーズの不思議な安心感が魅力。 


アフリカの女王

オトーサン、
「贅沢な顔ぶれだね」
あのハンフリー・ボガードとキャサリン・ヘプバーン。
そして、監督は、ジョン・ヒューストン。
アカデミー賞俳優に女優、そして監督。

原題:The African Queen (1951) 
監督:John Huston    
原作:C.S. Forester
脚本:James Agee/John Huston  
Genre:Adventure/ Drama/ Romance 
Country: USA / UK 
Language: English / German / Swahili 
上映時間:105分
あらすじ:
一九一四年、欧州で戦乱が起った頃、
アフリカのドイツ領コンゴでは、
ドイツ軍が村の掠奪を行い、
宣教師はそのショックで死んでしまった。
彼の妹ローズ・セイヤアは
天涯孤独の身となった処を
カナダ生れの飲んだくれ男
チャリイ・オルナットに引き取られた。
チャリイは村々に食糧や郵便をくばる
川蒸気「アフリカの女王」号を操っていたが
戦争の終るまで仕事をやめて引こもろうと決心した。
しかしローズは、川を下って下流の湖に碇泊している
ドイツ砲艦「ルイザ」に近づき、
舟もろとも魚雷をぶつけて撃沈しようと言い張った。
やっとみこしをあげたチャリィは、
彼女と共に川を下りはじめたが、
雨が降っても彼女の居る被いの中には入れて貰えず、
秘蔵のジンは川に捨てられてしまう始末だった。
やがて舟はドイツ砲台の前を通過、
エンジンをこわされ、やっと逃れると
激流にはまって矢のように岩の間を滑り出した。
エンジンが直った時二人は思わずキスし、
以後、曲ったスクリュウを一週間もかかって叩き直したり、
マラリアにおかされたチャリイを
ローズが必死に看護したりする苦労を重ねて、
ようやく湖にすべりこんだ・・・

出演者:
Humphrey Bogart ・・・ Charlie Allnut(チャリイ)
Katharine Hepburn ・・・ Rose Sayer(ローズ)
オトーサン、
「夢の競演、見応えあるね」

その他の出演者:
Robert Morley ・・・ Rev. Samuel Sayer
Peter Bull ・・・ the Captain of the Konigin Luise
Theodore Bikel ・・・ the First Officer of the Konigin Luise
Walter Gotell ・・・ the Second Officer of the Konigin Luise
Peter Swanwick ・・・ the First Officer of Fort Shona
Richard Marner ・・・ the Second Officer of Fort Shona

User Rating:7.9/10( 60,803 votes)IMDb
  User Rating:7.2/10( 72 votes) Yahoo!
オトーサン、
「楽しいね」
アフリカ旅行まで楽しめするのですから。

アカデミー賞受賞 
・主演男優賞  ハンフリー・ボガート   
同ノミネート
・主演女優賞  キャサリン・ヘプバーン    
・監督賞  ジョン・ヒューストン    
・脚色賞

User Reviews 
Snow Leopardさん
Ohio 
2001年8月2日
すばらしい古典作品、望みうるすべてがある

演技の達人である2人の素晴らしいスター
冒険、ドラマ、ユーモア、ロマンス満載のストーリー。
見ていて、とても楽しい。
それらをミックスした手練れの手法!
ボガートとヘップバーンは、
すばらしい演技をするだけでなく、
息がぴったりあっている。
彼らの関係が発展するのを見ることはすばらしい。
彼らが見つける冒険は、彼らが気になるだけに、
ずっと面白くなる。
ストーリーは、エキサイティング。
ヒーローのためのたくさんの紆余曲折だある。
さらに、野生動物のたくさんの素晴らしいショットや
ジャングルの風景まである。
見るものがいっぱいあって、
アクションのいい舞台となっている。
そのどれもが、
「アフリカの女王」を見る価値があるようにし、
すごい映画に仕立てあげている。
古典映画ファンには、必見。
何度見ても楽しめる。

オトーサン、
「ドイツを悪者?」
1951年といったら、
英米は、まだ戦勝気分です。
止むを得ないでしょう。

Ikedaさん 
2003年6月30日
ヘップバーンとボガード

50年位前に見ましたが、
あまり印象に残っていません。
最近、テレビで見ましたが、
映画全体としては、
やはり、こんなものだったなと思いました。
ジョン・ヒューストン監督も
当時は評判が高かった人ですが、
この映画の場合は原作の筋にそって
作っているだけのように思えます。
気になるのは、イギリスの映画だけあって、
植民地は我々が先輩だという感じで、
アフリカの風物を見せ物にし、
ドイツを悪者にしている所です。
それと、ゴードンのジンの瓶を全部、捨てられても、
その割に平気な顔をしている所などは
喜劇的だと思いました。
然し、1930年代の初めにオスカーを得ている
キャサリーン・ヘップバーンと
「カサブランカ」から約10年、
この映画で主演男優賞を受けた
ハンフリー・ボガードの二人の演技は見事だと思います。
この二人のベテランは見せ場の多いこの映画では、
演技が楽しくて仕方がなかったのではないでしょうか。


シン・ゴジラ

オトーサン、
「話題作!」
今頃、見るようでは手遅れですが、
北朝鮮の脅威が深刻化しただけに、
いろいろ考えさせられる映画になっています。

原題:シン・ゴジラ(2016)
      Shin Gojira
監督:庵野秀明 樋口真嗣
脚本:庵野秀明  
Genre:Action/ Adventure/ Drama
Country: Japan 
Language: Japanese / Japanese Sign Language / English / German 
上映時間:120分
あらすじ:
東京湾・羽田沖。
東京湾アクアトンネルが崩落!
総理以下、各閣僚が出席する緊急会議が開かれ、
地震や火山などの原因が議論される中、
内閣官房副長官・矢口蘭堂は
未知の巨大生物の可能性を指摘し、上官にたしなめらる。
その直後、実際に巨大不明生物が海上に姿を現わし、
政府関係者を愕然とさせる。
ゴジラは陸に上がると、街を蹂躙していく。
政府は緊急対策本部を設置するが、対応は後手後手に。
一方、米国国務省が女性エージェントの
カヨコ・アン・パタースンを派遣するなど、
世界各国も事態の推移に強い関心を示す。
そんな中、様々な思惑が交錯する関係機関をまとめ上げ、
ゴジラによる破壊を食い止めようと奔走する矢口だった・・・

出演者:
 長谷川博己・・・ 矢口蘭堂(内閣官房副長官)  
 石原さとみ・・・ カヨコ・アン・パタースン(米国大統領特使) 
 市川実日子・・・ 尾頭ヒロミ(環境省自然環境局野生生物課課長補佐) 
オトーサン、
「この2人、なかなかやるね」
長谷川博己くんは、舞台で力をつけてきたのでしょう。
石原さとみさんは、英語習得が実ったのでしょう。

その他の出演者:
 竹野内豊・・・ 内閣総理大臣補佐官 赤坂秀樹
 高良健吾・・・ 内閣官房副長官秘書官 志村祐介 
 松尾諭・・・ 保守第一党政調副会長 泉修一 
 余貴美子・・・ 防衛大臣 花森麗子 
 國村隼・・・ 統合幕僚長 財前正夫 
 平泉成・・・ 農林水産大臣 里見祐介 
 柄本明・・・ 内閣官房長官 東竜太 
 大杉漣・・・ 内閣総理大臣 大河内清次 

User Rating:6.9/10( 8,184 votes)IMDb
  User Rating:7.7/10( 26,325 votes) Yahoo!
オトーサン、
「高いスコアだ」
「君の名は」とともに、一世を風靡しただけに、
投稿数は、多いですね。

日本アカデミー賞受賞 
・作品賞
・監督賞  庵野秀明(総監督)樋口真嗣(監督)
・撮影賞
・照明賞
・美術賞
・録音賞
・編集賞
同ノミネート
・主演男優賞  長谷川博己    
・助演女優賞  石原さとみ    
・音楽賞  

ブルーリボン賞受賞 
・作品賞 

User Reviews 
GODZILLA_Alpha_Predatoさんr
Canada 
2016年10月24日
「ゴジラ」(1954)の現代化されたリメイク

これは、ゴジラ神話の非常にユニークな現代のスピンオフだ。
「ゴジラ」(1954)は、広島への原爆投下の余波を扱っていた。
「シン・ゴジラ」は、日本の官僚制の政治的な情勢と
自然災害への反応をより多く取り組んでいる。
はっきりしたのは、。
ハリウッド版のようなアクション満載の大ヒット作ではない。
80%が、政治的なドラマだ。 
日本政府は、ゴジラ襲来をどう処理しようとするのか。
会議につぐ会議がはじまる。
承認までに時間がかかるのだ。
最初の1時間の社会的・政治的状況の描写には、いらいらする。
後半は、重大局面に立ち至ったとき、
国際法に妨げられ、無能ぶりを露呈する。
他国が、ゴジラを破滅しようとするに至って
事態は、複雑化する。
「登場人物」は非常に誇張されている。
米国の特使である女性は、
明白な理由もないのに、英語を話す。
「登場人物」の驚愕の表情をみよ。
これが、実に愉快だった。
そして、もちろん「ゴジラ」がやってくる。
このゴジラのデザイン、気に入らなかった。
あまりにも不可思議に見えた。
だが、この奇妙なデザインは、実際には機能した。
突然変異により醜悪なものとなり、
絶えず発展する有機体として紹介される。
巨大で不器用なウナギのような生き物から
「神々しい」までの変化は新鮮で
照明が、ゴジラの恐ろしさを描き出している。
これは、ゴジラの最も恐ろしく、破壊的な具現だ。
そして、破壊が起きる
ゴジラがやすやすと東京を燃やし、不安と恐怖に満ちた時、
私は興奮のあまり、喝采できなかった。
ゴジラが実際に存在していたならば、
人類は重大なトラブルに陥るだろう。
これは、最もよいゴジラ映画だろうか?
いいえ。
「ゴジラ」(1954)が、いつも私のお気に入りだ。
ハリウッドリメイク版(2014)よりも、いいか?
それは、言い難い。
両方とも、ゴジラのスクリーンでの出現時間が短く、
登場人物が退屈だ。
「シン・ゴジラ」は、
政治的・社会的テーマで釘付けにし、非常に示唆に富む。
今年の最もよい映画ではないが、
ゴジラ・フアンならば、間違いなく見た方がいい。

オトーサン、
「前田さんは、激賞しているな」

前田有一さん 
2016年7月29日
ハリウッド版をすら凌駕する、
これぞ2016年の日本にふさわしい新ゴジラ
   
私は「シン・ゴジラ」が完成した直後、
その事をある制作スタッフから聞いた。
やがて試写予定についても
別会社のスタッフから知らされていた。
だが結局、公開までに
通常の大々的なマスコミ向け試写会は行われなかった。 
あの庵野秀明総監督の事だから、
完成といいつつポスプロの沼に嵌ったか、
あるいは初号試写を見た宣伝チームが
急きょ事前に我々に見せることをやめる判断をしたのか。
いずれにしても映画ライターの間では
こういう場合、ろくな結果にならないとの経験則がある。 
しかも、たまたま見に行った
都心の映画館の入りがきわめて悪かった事もあり、
(上映10分前の段階でなんと私一人)
不安は増大する一方だったが、なかなかどうして、
「シン・ゴジラ」は
期待をはるかに上回る大傑作に仕上がっていた。 
(略 あらすじ紹介)
ゴジラシリーズは回を重ねるごとに子供だましな作風になり、
やがて飽きられてシリーズ休止。
そして10年単位で休んだ後に再開の流れを繰り返してきた。
その都度マンネリの反省を踏まえた力作が
登場することになるわけだが、
「シン・ゴジラ」はそんな復活作の中でも
別格の出来栄えである。 
序盤は有事発生を受けた官邸内のあわただしい動きを
これまたあわただしいカット割りで
ものすごいテンポで追いかける
完全にポリティカルサスペンスである。
膨大な数の官僚、政治家が登場して
専門用語を織り交ぜた会話を繰り広げるが、
そのたびに人物の肩書と名前が
庵野作品らしい明朝体のテロップで仰々しく表示される。 
ところがそれが画面に出るのは
せいぜい1秒とかそんなものである。
とてもじゃないが読み切れないし覚えきれない。
しまいには兵器名や型番まで出まくって、
この文字が画面に出てくるたびにこちらは爆笑するほどになる。
なるほど、これは完全に確信犯。
最初から読ませる気も、覚えさせる気もないということだ。 
ところが、最初こそ笑っていたこの演出こそ、
この映画の真のテーマを暗に伝えた、見事な演出なのであった。 
覚えきれないのにわざわざ個人名まで出すこの高速テロップは、
ようするに日本人の強さとは「個」ではない
(だからさほど気にする必要はない)
という事を伝えているのである。 
これがアメリカ映画ならば、
主人公なりヒロインなりが出てきて、
強力なリーダーシップをふるい、
オタク然としたIT技術者が画期的なサイバー攻撃を仕掛ける、
なんてお定まりの展開になる。
つまり「個」の能力によって事態を切り開くわけだ。 
ところが「シン・ゴジラ」は違う。
主人公らしき人物も、個性的な技術者や学者も出てくるが、
彼らは決して「個」で活躍することはない。
それぞれ所属の各省庁だったり、内閣だったり、
あくまで「塊」として、ひとかたまりとして力を発揮する。 
なにしろそうした「組織」になじまない
はみだしものたちを集めた緊急対策チームでさえそうなのである。
一人ひとりに名前はあるが、
彼らは最後まで「集団」としてゴジラと対峙する。 
「次のリーダーがすぐに決まるのが強みだな」というセリフは、
日本における組織運営がトップダウンではないことを皮肉りつつ、
しかしその裏に潜む「日本という国家の強靭さ、しぶとさ」を
意識させる名セリフであろう。 
そんなわけでこの映画には、登場人物というよりは
登場人物「群」がおり、
人間ドラマではなく人間「群」ドラマがあるとみるべきである。
そしてそれは、まさに日本人の本質を言い当てている。
これを外国人、とくに個人プレーの国アメリカの映画業界人が見たら
相当な衝撃を受けるだろう。 
この映画のゴジラは放射能をまき散らしながら破壊を続ける、
まるで天災のようだが、
それが何を表しているのかは観客にゆだねられる。 
だがそれに対処する人々の動きを描いたこの映画のテーマは
「有事における安全保障、危機管理」であり、
これはとてもタイムリーだ。 
国会前のデモや対馬で怪しい動きをするどこかの国など、
いまどきの映画らしい小ネタもギャグ的にはさみながら、
ここで描かれる日本の問題点、
そして強みは大きな問題提起となるだろう。 
とくに画期的なのは、
この映画が強く意識したであろう安保法制問題の、
意図的かどうかはともかく
化けの皮をはいでしまっていることである。 
具体的に言うと、日本単独で対処できない問題を
同盟国や多国籍軍との連携でカバーするという
集団的自衛権の欺瞞と恐ろしさを、端的に表現している。
他国に頼ることでどれほどの国益を失うかを、
きっちりと描いている。
だから日本は日本人で守らなければならない。
日本人だけで守れなくなった時の絶望感を、
これほど正確に描いた映画はあまりない。
この点は高く評価すべきである。 
さらにこの映画に出てくる日本政府は、
憲法9条の有無などお構いなしに(議論にすら出てこない)
平気で自衛隊を防衛出動させている。
その名目は有害鳥獣駆除ということになっているが、
これはきわめてリアルである。 
日本人という民族は、いざとなれば9条があろうがなかろうが、
必要なことを必要な時にやれると、この映画は言っている。
そしてそれは事実であろう。 
そうして起こした事実上の軍事行動に対し、
この国の為政者たちは手持ちの法律をこねくりまわし、
うまいこと合法のお墨付きを与える。
そういう悪知恵(?)について、
日本の官僚の右に出る者はいない。
それが日本人、日本というものなのであり、強みなのである。 
実際私は防衛省の、
それもかなりえらい人に直接聞いたことがある。
自衛隊は北朝鮮との戦争だろうが尖閣有事だろうが、
現在の法体制下で、完全に必要なことをする、
出来るシミュレーションを終えている、と。 
憲法9条は足かせにならないのかと問うと、まったく問題ない、
改憲の必要なぞゼロだと笑った。
むしろ変えるべきではないとまで言った。 
それは当然だ。
米国の属国同然の現在、改憲などしようものなら
さらに「宗主国」にとって有利な形に
「憲法改悪」されるに決まっている。
そういうことを、この国を実際に守っている人たち、
現実主義者はわかっている。
そこをわかっていない首相が
トップの現在は、だから危険なのである。 
(あるいはわかっていて改憲に突き進む)
そんなわけで映画の前半、
ゴジラとの第一ラウンドまでは
きわめてリアルな日本政府の姿が
描かれているといえるだろう。
だが過剰なまでに外連味あるこの演出には
もう一つの理由があって、
それは後半の、あまりにぶっ飛んだ
総力戦を楽しくみられるため、である。 
じつは「進撃の巨人」に続き、
崩壊一歩手前のおバカ演技をみせる石原さとみの
素っ頓狂なキャラクターの登場とともに、
「シン・ゴジラ」は
ちょっぴりずつトンデモモードに突入する。 
だが、前半の過剰リアル政治ドラマの印象が残る観客は、
きっとそう感じずにトンデモバトルに
没頭し、感動し、大興奮するに違いない。
もしあのバトルを最初から見せていたら、
こうはいかなかっただろう。 
この最終バトルは、まさに先ほどのコンセプト
「日本vs.ゴジラ」の具現化である。
いかにも日本らしい戦い方だし、
予想もつかない戦術で楽しませてくれる。
怪獣映画に詳しい
庵野秀明&樋口真嗣監督の真骨頂といえるだろう。
ここについてはネタバレを避けたいので
詳しいことは避ける。 
ただ、ちょうど私が見ていた映画館のあたりが
ゴジラによって壊滅させられるシーンでは、
あまりの偶然に思わず笑った。
そういう楽しみ方ができるのも、
日本製エンターテイメントの良さだ。 
電線や工場のパイプだらけのショットだとか、
いかにも庵野総監督が好む風景が多数登場し、
しかもそれが活躍する。
怪獣とのバトルシーンの豊富なアイデアや
怪獣自体のデザイン、カット割りや聞き覚えのある音楽など
エヴァンゲリオンシリーズを強く意識させる
いかにも庵野色の強いゴジラ。批判もあるだろうが、
映画作家が自分らしい映画を作るのは当然であるから、
それは基本的には良いことである。
「シン・ゴジラ」からはとくに、
ゴジラ一作目がもっていた反骨精神や、
時代の本質を見通す目を感じられる。 
なにより54年版の主張を繰り返すだけの縮小再生産だった
先日のハリウッド版に比べ、
本家日本がまったく新しい、
現代日本らしさと時事的な問題を凝縮させた
堂々たる「新(真)・ゴジラ」として
これだけのモノを提案したことに
私は本作にかかわった映画人の意地を見る。 
それは他の99%の邦画ができなかったことであり、
それを最大手東宝のゴジラがやったことに大変な意義がある。 
残念なのは、こうした作風だから
子供向けの怪獣映画を期待する小学生には
なかなか理解できないだろうし、
難しくて楽しむのは困難だろうということだ。
というより、中学生でもどうかというレベルである。
じっさい私の前の席の父子連れは、
ひっきりなしに子供がお父さんに質問ばかりしていたし、
小学生同士と思しき子供たち二人組も、
終わった後は生まれて初めてサピックスの上位クラスの
講座を聞いた後のような表情をしていた。 
とはいえそれはそれで微笑ましいものがあるし、
大人たちが本気で作った、大人の鑑賞に堪える怪獣映画を
背伸びして体験するのもまた貴重な夏休みの思い出かもしれない。 
いずれにせよ、これだけの映画が空席だらけというのは
絶対にあってはならない。
この夏最大のオススメとして、
気になった人は迷わず映画館にGO! である。


キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー

オトーサン、
「あれは、傑作だったな」
・「アベンジャーズ」(2012)
そこで、派生作品として、
「キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー」が誕生。
でも、これはみていません。
本作は、その続編になります。
国民の監視と脅威の事前排除との戦い。
共謀罪に反対するひとは、必見です。

原題:Captain America: The Winter Soldier (2014)
監督:Anthony Russo/ Joe Russo    
原作:Joe Simon/ Jack Kirby 
脚本:Christopher Markus/Stephen McFeely  
Genre:Action/ Adventure/ SF 
Country: USA 
Language: English / French 
上映時間:136分
あらすじ:
キャプテン・アメリカは、第二次大戦の英雄。
アベンジャーズの戦いから2年。
ブラック・ウィドウとともに
国際平和維持組織“シールドの一員として活動するが、
現代に馴染めず、自分の役割に戸惑っていた。
ニック・フューリー長官が語る
巨大空中母艦・ヘリキャリアによる
全人類の監視計画にも疑問を感じてしまう。
そんな中ついに、味方だと思っていた
シールドの仲間たちから命を狙われ、
アベンジャーズ以外誰も信用できない窮地に。
そして、さらなる強大な敵が姿を現わす・・・

出演者:
Chris Evans  ・・・ Captain America/Steve Rogers(キャプテン・アメリカ) 
Samuel L. Jackson  ・・・ Nick Fury(ニック・フューリー)
Scarlett Johansson  ・・・ Natasha Romanoff/Black Widow(ブラック・ウィドウ)
Sebastian Stan  ・・・ Bucky Barnes/Winter Soldier(ウィンター・ソルジャー)
オトーサン、
「クリス・エヴァンス、凄い肉体美だね」
スカーレット・ヨハンソンは、渾身のアクション。
大変ですねぇ。

その他の出演者:
Anthony Mackie  ・・・ Sam Wilson/Falcon 
Robert Redford  ・・・ Agent Alexander Pierce
Frank Grillo  ・・・ Brock Rumlow 
Cobie Smulders  ・・・ Agent Maria Hill 
Georges St-Pierre  ・・・ Georges Batroc 
Hayley Atwell  ・・・ Peggy Carter 
Toby Jones  ・・・ Arnim Zola 
Emily VanCamp  ・・・ Agent 13 
Maximiliano Hernandez  ・・・as Agent Jasper Sitwell 
Stan Lee  ・・・ Smithsonian Guard 
Callan Mulvey・・・ Jack Rollins 
Jenny Agutter  ・・・ Councilwoman Hawley 
Bernard White  ・・・ Councilman Singh 
Alan Dale  ・・・ Councilman Rockwell 
Chin Han Ng  ・・・ Councilman Yen 
Garry Shandling  ・・・ Senator Stern 
Salvator Xuereb  ・・・ French Pirate #1 
Brian Duffy  ・・・ French Pirate #2 
Zack Duhame  ・・・ Engine Pirate 
Adetokumboh M'Cormack ・・・ French Radio Pirate 
Christopher George Sarris  ・・・ Skinny Steve 
Aaron Himelstein  ・・・ Launch Tech #1 
Allan Chanes  ・・・ Launch Tech #2 
Gozie Agbo  ・・・ Dr. Fine 
Christopher Markus  ・・・ SHIELD Interrogator #1 
Stephen McFeely  ・・・ SHIELD Interrogator #2 
Pat Healy  ・・・ Scientist #1 
Ed Brubaker  ・・・ Scientist #2 
D.C. Pierson  ・・・ Apple Employee 
Danny Pudi  ・・・ Com Tech #1 
Bernard Zilinskas  ・・・ Com Tech #2 
Branka Katic  ・・・Renata 
Angela Russo  ・・・ Otstot-Garcia 
Angela Russo Otstot  ・・・ Garcia 
Jon Sklaroff  ・・・ Charlie XO 
Chad Todhunter  ・・・ Charlie Weapons Tech 
Abigail Marlowe  ・・・ SHIELD Tech 
Jeremy Maxwell  ・・・ Lead SHIELD Pilot 
Emerson Brooks  ・・・ Senior SHIELD Agent 
Evan Parke  ・・・ SHIELD Agent 
Ricardo Chacon  ・・・ Strike Sgt. #1 
Griffin M. Allen  ・・・ Strike Sgt. #2 
Ann Russo  ・・・ Strike Agent 
Joe Rosalina  ・・・ Strike Agent 
Jody Hart  ・・・ 25th Floor Strike Agent 
Steven Culp  ・・・ Scudder 
Derek Hughes  ・・・ Human Resources Executive 
Wendy Hoopes  ・・・ Doctor 
Ethan Rains  ・・・ Lead EMT 
Dominic Rains  ・・・ CIA Instructor 
Charles Wittman  ・・・ Capitol Hill Police 
Andy Martinez Jr.  ・・・ Capitol Hill Police 
Michael DeGeus  ・・・ FBI Agent 
Terence O'Rourke  ・・・ FBI Agent 
Anne Grimenstein  ・・・ Committee Member 
Dante Rosalina  ・・・ Little Boy in The Smithsonian 
Robert Clotworthy  ・・・ Fury Car Voice 
June Christopher  ・・・ SHIELD Computer 
Gary Sinise  ・・・ The Smithsonian Narrator 

User Rating:7.8/10( 540,730 votes)IMDb
  User Rating:8.4/10( 1,436 votes) Yahoo!
オトーサン、
「肉弾戦、銃撃戦、空中戦・・・」
壮絶なアクションシーン!は、必見です。

アカデミー賞ノミネート 
・視覚効果賞    

User Reviews 
Sahl_95さん
United Kingdom 
2014年3月25日
純粋に凄い

多くを期待せずに、この映画をみた。
「キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー」
が「アベンジャーズ」フェーズ1の中で、
出来が悪かったからだ。
だが、この映画はマーベル映画のベストの1つだった。
まず、映画におけるアクションと戦いの場面は物凄く、
映画全体にわたって多くのアクションが楽しい。
それに釣り合わった十分なユーモアもある。
登場人物は、すべて見せ場があり、演技はきちんとしている。
ニック・フューリーには、多くに出会え、彼は物凄かった。
ブラック・ウィドウの出番も多く、
こわもてで、キャプテンのストーリーを多く話す。
サム・ウィルソンはすばらしく、
いくつかの大きなアクションシーンに関係している。
この映画の、悪人は物凄かった。
話も、まあまあ楽しめた。
予想外のツイストもあった。
そして、最後の3番目の予期しないツイストは、
まさに叙事詩的だった。
これは、キャプテン・アメリカとウィンター・ソルジャーの
ストーリーだけではなく、
より暗い力が背後に働いていて、
キャプテンに、危険な質問をさせる。
この映画は非常に面白く、話はきちんとしていて、
エンディングは物凄く、満足できる。
これを見るように勧めたい。
きちんとした政治的なスリラーでもある。
私の好きな映画の1つになる。

オトーサン、
「黒美さんも、楽しめたか」

黒美君彦さん 
2016年11月4日
楽しめた

第1作は観ていないのだが、
台詞の端々から何となく出自は
理解できるので十分楽しめた。
超人が好きなマーベルっぽい設定で、
アクションも展開もスピーディ。
悪役がロバート・レッドフォードというのも
思いがけない配役。
どう見ても運動音痴としか思えない
スカーレット・ヨハンソンが渾身の?アクション。
ブラック・ウィドー役をしている限り、
彼女はマーベルの各作品で
アクションスターでなくてはならないわけだし、
大変だなあ(笑)
しかも他の作品と整合性をつけなきゃいけないから、
設定も大変だろうな、と思うけど、
あんまり深く考えずにすむのが
このシリーズのお気楽なところ。
ド派手なVFXに身を任せ、
ハラハラしながら正義の味方が
勝利するのを見ていればいいのだから。
それにしてもテロリスト候補を含めて殲滅する作戦って、
意外にあり得る設定だったりして。怖い怖い。


ある日どこかで

オトーサン、
「やられた!」
ラフマニノフのパガニーニの主題による狂詩曲が、
大事な場面で流れはじめました。
こういう大好きな曲は、確実に心を昔日に戻します。

原題:Somewhere in Time (1980) 
監督:Jeannot Szwarc  
原作・脚本:Richard Matheson
Genre:Drama/ Fantasy/ Romance 
上映時間:103分
あらすじ:
1972年ミルフィールド大学で
脚本家志望のリチャード・コリアーの処女作
上演は、大成功に終わった。
彼を会場の隅から見守る上品な老女がいて、
リチャードに歩み寄り、懐中時計を手渡し、
Come back to meという言葉を残して去っていった。
グランドホテルの自室に戻ると、
リチャードの書いた脚本を胸に抱いて、
思い出の曲を聴きながら、静かに息を引き取った。
8年後の1980年、
脚本家となったリチャードのオフィスには、
彼の大好きな曲が流れていた。
仕事も私生活も行き詰まっていた彼は、
編集者から逃げて、車で旅に出た。
通りかかったグランド・ホテルに宿泊し、
ふと立ち寄った歴史資料室で、
背中に熱い視線を感じて振り向くと、
そこには若く美しい女性の写真が飾られていた。
老ボーイに、その名を尋ねると、
1912年にホテル内の劇場で公演をした
女優エリーズ・マッケナだという・・・

出演者:
Christopher Reeve・・・ Richard Collier(リチャード)
Jane Seymour・・・ Elise McKenna(エリーズ)
Christopher Plummer・・・ William Fawcett Robinson(ロビンソン)
オトーサン、
「スーパーマンだ!」
クリストファー・リーヴ、熱演していますが、
既存のイメージが、つきまとって損をしています。
「クリストファー・プラマー、名優だね」

その他の出演者:
Teresa Wright・・・ Laura Roberts 
Bill Erwin・・・ Arthur Biehl 
Susan French・・・ Older Elise 
George Voskovec・・・ Dr. Gerard Finney 
Eddra Gale・・・ Genevieve 
Tim Kazurinsky・・・ Photographer, in 1912 
Bruce Jarchow・・・ Bones, in 1912 

User Rating:7.3/10( 21,946 votes)IMDb
  User Rating:8.2/10( 283 votes) Yahoo!
オトーサン、
「こういう恋愛映画、好きだな」
1920年代の衣装が、素敵です。

アカデミー賞ノミネート
・衣装デザイン賞 

User Reviews 
ccthemovieman-1 さん
United States 
2005年11月26日
感動的なタイムトラベル物語

タイムトラベル物語好きだから、
この映画が大好きなのは不思議でないが、
私を惹きつけたのは、興味深い「時間」だけではなく、
稀にみる感動的なラブストーリーだという事実だ。
私は、ロマンス話の大ファンではないが、
別の評者が言うように、男の視点だから感動した。
本作は、すばらしい旧式なタイプで、
1912年というのが、本当に良い感じだ。
ゆったりした話を気持ちよく、楽しんだ。
今日の子供たちは、本作を好むだろうか?
あまりにテンポが遅すぎると思うだろう。
おかしい。
私は、かなり早いテンポだと思った。
100分は、たちまち過ぎ去った。
クリストファー・リーヴは、本作のスターだが、
個人的には、ジェーン・シーモアと
クリストファー・プラマーがもっと面白いと思った。
テーマソングの"Somewhere In Time,"は、
最高に愛らしい歌の1つ、
悲しく苛立たしいロマンスを盛り上げている。
せりふは、ありきたりで、甘ったるいが、
センチメンタルな人々にとっては、良い映画だろう。
私の唯一の不満は、DVDの不出来だ。
2つのDVDが発売されているが、両方とも、ざらざらしている。
鮮明な映像ならもっと良く見えるだろうに。
注:
2014年3月に、ブルーレイがリリースされた。
すばらしい出来だ!

オトーサン、
「繰り返し見たくなるね」
リチャードが一目惚れする写真、いいですね。
どうやって撮られたか?
彼女は何を見ていたのか?
ぜひ、本作をみて、確かめてください。

ロビーJさん 
2007年6月27日
時を越えた愛。

友達に薦められて見た映画です。
予想以上に良かったです。
ここまで一途に時を越えて
愛し合う男女の姿は本当に美しいです。
そして、その男女をクリストファー・リーヴと
ジェーン・シーモアが演じているというのも
素晴らしく合っていて素敵でした。 
映画の雰囲気は見事にクラシカルに表現されていて、
違和感がなく、どのシーンも美しいです。
とは言ってもラストのリーヴの姿は、
取りようによっては悲惨かもしれません。
あまりにも一人の女性を愛しすぎて自らが・・・
という風に取ることも出来ると思います。
私は最初に見た時は感動で涙、涙でしたが、
2、3度見ると悲惨な風に見えてしまったのも正直な所です。
とはいえ、一つの愛の形なので文句はないですし、
すべてが美しくて見応えがあったのも事実です。
なのでラヴ・ストーリーとしての出来は
かなりのものだと思います。


アウトロー

オトーサン、
「監督は、クリストファー・マッカリーか」
「ユージュアル・サスペクツ」で、
アカデミー賞脚本賞を受賞しています。
でも、この映画、不入りだったとか。
トム・クルーズ主演というのに、変ですね。  

原題:Jack Reacher (2012) 
監督・脚本: Christopher McQuarrie  
原作:Lee Child
Genre:Action/ Crime/ Mystery
上映時間:130分
あらすじ:
ピッツバーグ近郊。
対岸にいた5人の男女が銃殺される。
現場に残された証拠から、
元米軍スナイパーのバーが逮捕された。
エマーソン刑事と
地方検事のアレックス・ロディン警部が
尋問すると、バーは黙秘を続け、
“ジャック・リーチャーを呼べ”とメモを残し、
護送中に瀕死の重傷を負ってしまう。
警察がリーチャーの行方を掴めずにいるところ、
突然、リーチャーが現われる。
元米軍憲兵隊捜査官で、現在は流れ者となっていた。
リーチャーは、バーの弁護士で
地方検事の娘であるヘレンと会い、
協力して事件を調べ始めた・・・

出演者:
Tom Cruise ・・・ Jack Reacher(リーチャー)
Rosamund Pike ・・・ Helen Rodin(ヘレン)
Richard Jenkins ・・・ Alex Rodin(アレックス)
David Oyelowo ・・・ Emerson(エマーソン)
Joseph Sikora ・・・ James Barr(バー)
オトーサン、
「トム・クルーズが冴えないな」
バーの弁護士ヘレンとの相性もいまいちでした。

その他の出演者:
Werner Herzog ・・・ Zec Chelovek
Jai Courtney ・・・ Charlie
Robert Duvall ・・・ Martin Cash
Vladimir Sizov ・・・ Vlad
Michael Raymond-James ・・・ Linsky
Alexia Fast ・・・ Sandy
Josh Helman ・・・ Jeb Oliver
James Martin Kelly ・・・ Rob Farrior
Nicole Forester ・・・ Nancy Holt

User Rating:7.0/10( 250,228 votes)IMDb
  User Rating:6.7/10( 1,383 votes) Yahoo!
オトーサン、
「うーん」
カーチェースや銃撃シーンは、よく出来ていますが、
ストーリーがいまいちでした。

User Reviews 
Fluke_Skywalkerさん
United States 
2013年5月4日
ジャック・リーチャーは、
面白い。昔を思い出させる

時は 80年代か?
インチキCGI、手振れカム、余計な編集で
アクション映画を楽しませようとする必要がなかった時代。
彼らはまた、10街区を破壊する必要がなく、
大虐殺を正当化する社会的メッセージをつける必要がなかった。
そう、必要だったのは、
あるよいステーキとジャガイモ時代のアクションであり、
それをうまく演じられるスターだった・
2012年のジャック・リーチャーは、
そうした切り札を持っていた。
刺激好きなE世代にはアピールせず、
それ以外の私達のためのものだろう。
本作は、昔を思い出させる良き映画だ。

オトーサン、
「原作、面白そうだね」
原作を読んでから、もう一度映画をみるといいのかも。
・リー チャイルド著 小林 宏明訳
 「ネバー・ゴー・バック(上下) 」講談社文庫 2016年

リEガンさん 
2013年2月8日
One Shot

原作ファンとしては、
身長195p、体重110s以上の巨躯と
明晰な頭脳を駆使して、沈着冷静、
時には冷酷無比となって難事件を解決する
孤高のヒーローをトム・クルーズが演じる
と聞いた時は、違和感を覚え、不安を感じたが、
それほど悪くはなかった。
特に、自分を陥れるために少女サンディを殺した相手を
『一線をこえてしまった』と、怒りの追撃を開始する
原作にはないカーチェイス・シーンは、
映画ならではの迫力と面白さに満ちていた。
シボレー・シェベルSSと言うのがまたいい。
文庫本で上下巻の長編だけに、
容疑者の妹、陸軍時代の元恋人、TVリポーター、
黒幕の右腕といった登場人物や、
推理サスペンスの要素をかなり刈り込んで、
ストレートでシンプルな
アクション・エンタテインメントに仕上げている。
もちろんその分、原作を読んでいない観客には
やや不親切な部分があるだろう。
全米興行が不振と聞いて難しそうだが、
ほとんどスタントなしだった
トム・クルーズの意気込みは立派。
是非シリーズ化を期待したい。


疑惑のチャンピオン

オトーサン、
「生きる希望をくれたのになぁ」
癌の闘病中に、娘がランス・アームストロングの本を
買ってきてくれて、むさぼるように読みました。
血のにじむようなリハビリに感動しました。
・ランス・アームストロング「ただマイヨ・ジョーヌのためでなく」
 講談社、2000年

原題:The Program (2015) 
監督:Stephen Frears  
原作:David Walsh
脚本:John Hodge  
Genre:Biography/ Drama/ Sport
Country: UK / France 
Language: English 
上映時間:99分
あらすじ:
25歳で発症したガンを克服した
自転車ロードレース選手ランス・アームストロングは、
1999年から2005年、世界最大のレース、
ツール・ド・フランス7連覇の偉業を達成する。
競技外ではガン患者のサポートに尽力。
世界中から尊敬されるスーパーヒーローだった。
だが、薬物使用疑惑がつきまとっていた。
デイヴィッド・ウォルシュ記者が、疑惑を追究。
選手仲間フロイドの告白によって、
スポーツ界を揺るがす事態に・・・

出演者:
Ben Foster ・・・ Lance Armstrong(アームストロング)
Chris O'Dowd ・・・ David Walsh(デイヴィッド)
Jesse Plemons ・・・ Floyd Landis(フロイド)
オトーサン、
「ベン・フォスター好演!」
レースシーンでも、本人のように見えるから不思議です。

その他の出演者:
Guillaume Canet ・・・ Michele Ferrari
Lee Pace ・・・ Bill Stapleton
Denis Menochet ・・・ Johan Bruyneel
Dustin Hoffman ・・・ Bob Hamman
Edward Hogg ・・・ Frankie Andreu
Elaine Cassidy ・・・ Betsy Andreu
Laura Donnelly ・・・ Emma O'Reilly
Sam Hoare ・・・ Stephen Swart
Kevin Hulsmans ・・・ Filippo Simeoni
Alex Croft ・・・ Unspecified European Cyclist
Matthew Radford ・・・ Unspecified Mountain Bike Rider
Josh O'Connor ・・・ Rich
Nathan Wiley ・・・ Charles Pelkey

User Rating:6.5/10( 11,144 votes)IMDb
  User Rating:7.2/10( 296 votes) Yahoo!
オトーサン、
「後半が残念」

User Reviews 
Tom Dooleyさん
London, United Kingdom 
2016年3月9日
かなり良いランス・アームストロングの伝記映画

これはランス・アームストロングの話だ。
デイヴィッド・ウォルシュ記者の著書
「7つの大罪」に基づいている。
ウォルシュは、サンデー・タイムズの記者で、
クリス・オダウドが見事な演技をみせている。
ウォルシュは、平凡なヒルクライマーから、
山岳王と呼ばれるようなり、
ツール・ド・フランスで無敵となったったアームストロングの
驚異的な上昇を疑った数少ない1人である。
さて、話は、嘘と偽りと悪事に満ちており、
マキャベリ的なツイストがある。
だが、正直なところ、やや単調だ。
話は興味深いが、ドラマチックなクレッシェンドに欠ける。
問題は、私達がみなこの話を知っていることで
新味がなく、ショックを乗り越えていたことだ。
何年もの間、犯罪が続いていたことにうんざりしてきた。
スポーツ選手が、そんなに堕落していたのかと思う。
そうは言うものの、本作は本当に楽しめた。
ベン・フォスターは、二枚舌のアームストロング役を
見事に演じた。
癌病床での演技も、説得力があった。
だが、ぶっ飛ぶような映画ではなかった。

オトーサン、
「巧いこと言うね」
・表ナシの国ニッポン

前田有一さん 
2009年7月14日
悪いのは選手なのか
   
自転車レースの最高峰"ツール・ド・フランス"で
前人未踏の7連覇を成し遂げた
名選手ランス・アームストロング。
「疑惑のチャンピオン」は、
そんな"伝説の男"が題名通りドーピング事件で
すべてを失った衝撃の半生を描いた実録ドラマである。 
若年性のガンを患った
自転車レース選手ランス・アームストロングは、
驚くべき回復力で周囲を驚かせる。
それどころかレース最高峰
「ツール・ド・フランス」を制するなど、
その快進撃はとどまるところを知らない。
だがその復活劇の裏では、医師を味方につけた
組織的なドーピングが行われていたのだった。 
ランス・アームストロングという人は
25歳で精巣がんによって生死をさまよった人だ。
それどころか脳に転移するという
無理ゲーから生還したのだから只者ではない。 
映画は彼が、そんなどん底からのし上がっていく
成功物語としての面白さと、
薬物に手をだし効果を上げてゆく内幕暴露ものの興味の
二本立てで楽しく見せてくれる。 
USポスタルという弱小チームでしかも病み上がり。
体質的にもトップ選手には程遠い資質の持ち主。
だがランスには、目的達成のために
何かを(この場合は健康と余命)犠牲にしなくてはならない
トップアスリートとして当然持つべき覚悟があった。 
演じるベン・フォスターは上半身ガチムチ&キレキレの
2バージョンを披露する役作りで、
決してほめられたものではない行動をとる主人公に
多大な共感を集めることに成功した。
さすがは16のころから大作小品双方で活躍する、
長いキャリアを誇る俳優である。 
スポーツマンというものを、
とかくメディアは聖人君子のように伝えたがる。
それはスポーツというものが
健全で健康なものだというイメージによるものである。 
だがそれは一般人の健康づくりレベルでの話で、
トップクラスのスポーツ選手はときに
健康維持とは矛盾するトレーニングをしなくてはならないし、
競技によってはドーピング、
すなわちドラッグのスタック選別や
インジェクションは必須のスキルとなる。
ましてランスはガンで睾丸摘出をおこなっている。
テストステロン産生に多大な影響があることは間違いないだろう。
それを努力や練習でカバーすることは不可能である。 
作中でも主人公が、ほかの連中がやっているのに
やらずに勝てるかと叫ぶ場面があるが、全くその通り。
観客は人間離れしたパフォーマンスなり肉体を見たがっている。
選手は人類の頂点に立ちたい。
この時点では利害が一致している。 
ところがそこに選手の健康を大切に、などと
第三者が口をはさむからややこしいことになると、
そういうことを言っているわけだ。 
この問題については古くから議論があるが、
ランスの言い分にも一理ある。
彼はツール・ド・ランスといわれるほどの英雄で、
同時にセレブであり、ガン撲滅の慈善事業でも功績がある。
あまりに目立ちすぎたがために狙い撃ちされただけだという意見も
あながち間違いではあるまい。 
この映画のいいところは、
だれもがクリーンだと思っていた
スポーツの裏側を暴いた告発手記や調査レポートを
基にしている圧倒的なリアリティ。
それをもとに、人物の内面ではなく起きた出来事ベースで
ストーリーを進めるわかりやすさである。
だから「なぜこんなことをやったんだ」との疑問を
観客が想像する余地がある。 
メインテーマはメジャースポーツの闇、
というようなものだが、
それにしてもこれは選手個人の問題なのだろうか。
映画は競技団体が主人公の薬物検査陽性を見逃す場面などで
スポーツビジネスそれ自体の問題点を提起する。 
今の時期、日本人がこれをみると、
おのずと東京五輪の不正招致問題を思い出さずにいられない。
スポーツで儲けようという輩が、
選手の勝ちたい心、感動を味わいたい観客の心を利用して、
不祥事が起きる。
その点で共通していると言わざるを得ない。 
重要なのは、こうしたスキャンダルで晒しあげられるのは
常に選手だけであり、
その背後で選手以上に利益を得てきた連中が
おとがめなしということではないのか。 
ロシアのドーピング問題を調査していたフランス当局が、
日本の五輪招致における不正送金を発見したことが
ニュースになっている。
だが日本には、ランスのようなわかりやすい生贄はいない。
だからJOC会長、組織委員会会長、広告代理店など
裏側でうごめく者たちの罪は暴かれることなく、
このままもみ消されていくことだろう。
それが表ナシの国ニッポンである。 
そんなことを考えさせられる、
なかなかタイムリーな映画であった。 


エクス・マキナ

オトーサン、
「このひと、工夫したね」
よく練った脚本を書いて、自分で監督する。
いい撮影監督と少数のいい俳優を起用する。

アレックス・ガーランド
Alex Garland
誕生日:1970年 
出身:イングランド ロンドン 
マンチェスター大学を卒業。
2002年、「28日後...」の脚本を手がける。
2012年、「ジャッジ・ドレッド:の脚本を手がけた。
2015年、「エクス・マキナ」で、監督デビュー。
映画
2000年「ザ・ビーチ」原作
2002年「28日後... 」脚本
2003年「テッセラクト」原作
2007年「28週後...」製作総指揮
     「サンシャイン」脚本
2010年「わたしを離さないで」脚本・製作総指揮
2012年「ジャッジ・ドレッド」脚本・製作
2014年「ビッグゲーム 大統領と少年ハンター」製作総指揮
2015年「エクス・マキナ」監督・脚本

原題:Ex Machina (2014) 
監督・脚本:Alex Garland    
Genre:Drama/ Mystery/ SF
Country: UK 
Language: English 
上映時間:108分
あらすじ:
ケイレブは、世界最大の検索エンジンを運営する
ブルーブック社のプログラマー。
選ばれて、社長のネイサンが隠遁生活を送る
山荘に招かれ、1週間滞在することに。
そこは、人工知能を開発するための研究施設。
ケイレブに与えられた役目は、
ネイサンが開発した人工知能の実用性と
人間性についてのテストに協力すること。
そんなケイレブの前に、
美しきロボット“エヴァ”が姿を現わす。
精巧なエヴァに興味を抱き、戸惑いつつも
彼女との会話を重ねていくケイレブだった・・・

出演者:
Alicia Vikander ・・・ Ava(エヴァ)
Domhnall Gleeson ・・・ Caleb Smith(ケイレブ)
Oscar Isaac ・・・ Nathan Bateman(ネイサン)
オトーサン、
「ロボットの造形が素晴らしい」
セックスシーンもありますが、透明感があります。
アリシア・ヴィカンダーの控え目な演技も、
効果的でした。

その他の出演者:
Sonoya Mizuno ・・・ Kyoko
Symara A. Templeman ・・・ Jasmine
Elina Alminas ・・・ Amber
Gana Bayarsaikhan ・・・ Jade
Tiffany Pisani ・・・ Katya
Claire Selby ・・・ Lily
Corey Johnson ・・・ Jay the helicopter pilot

User Rating:7.7/10( 338,037 votes)IMDb
  User Rating:7.3/10( 1,207 votes) Yahoo!
オトーサン、
「禅的世界がひろがる」
いずれ、人間はロボットの一部品に組み込まれるのかも・・・
エヴァは、新世界のイブかも。

アカデミー賞受賞 
・視覚効果賞
同ノミネート
・脚本賞  
ゴールデン・グローブ ノミネート
・助演女優賞  アリシア・ヴィカンダー 

User Reviews 
chriscrudelliさん
UK 
2015年1月24日
監督・脚本のアレックス・ガーランドは、すごい才能

世の中、屑映画が多いので、
私は、レビューをしないが、本作は推奨したい。
監督・脚本のアレックス・ガーランドは、
驚異的な仕事をした。
であることは美しく撃たれて、空想的に点火されて、
撮影は、輝き、脚本は、理詰め、編集がオリジナルで大胆。
余分なものは何もなく、禅のような質をもっている、
訓練された精神の明確なアプリケーションがある。
映画は、面白く、見応えがある。
登場人物は、少ないが、複雑にして多層的だ。
甘ったるくなく、完全なバランスをとっている。
レベルを落とさず、芸術的すぎない。
私がみたベストな映画だと思う。

オトーサン、
「前田有一さん、絶賛!」

前田有一さん 
2016年6月24日
妙にリアリティのあるAIもの
   
「エクス・マキナ」は
「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」など
並みいる超大作を押し退けて
アカデミー視覚効果賞を受賞したわけだが、
なるほどB級な筋書きに
超A級の見た目をくっつけたようなユニークなSF映画である。 
検索エンジン最大手企業の社員ケイレブは、
大富豪で知られる創業者社長のネイサンの山荘に招かれる。
この施設で彼は、なんとAI(人工知能)を搭載した
精巧な女性ロボット・エヴァを完成させていた。
若き優秀なプログラマーであるケイレブは、
彼女との会話を通じて最終チェックをするため、
全社員から抜擢されたのであった。 
あれだけの機密を指紋や網膜認証のひとつもなく、
ローテクなカードキーだけで守っているなど、
突っ込みたい部分は多々ある。
しかし、脱ぐべきときに脱ぐべき人が
ちゃんとすべてを見せてくれるつくりなので、
多少のあらは許すことにする。 
さて、この映画は流行りの"人工知能"を、
エヴァとの会話という形で取り扱っているが、
人間が本能的にAIにたいして感じている
不気味さの正体をうまく描いている。 
それは「機械が合理的でない判断をするかもしれない」
ということにつきるわけだが、
たしかに彼らがそういうことをし始めたら、
人間にとってはアイデンティティー喪失の危機である。
それはスカイネットが核ボタンを押そうとするより、
ある意味恐ろしいことかもしれない。 
そんな、人間とAIの境界線が曖昧になる恐怖を
この映画では主人公が腕を切り始める場面で
端的に表現している。
このあたりから、とてつもない真相と
どんでん返しの予感が匂いたちはじめるが、
それについてはあえてなにも言及しないでおくとしよう。 
ともあれ、そうした哲学的なテーマについては
映画を見てから考えればいい。
それ以前に「エクス・マキナ」は、
じつに面白いストーリーをもつスリラーである。
舞台は外界から閉ざされた山荘、
登場人物はわずか数名。
こういうミニマムな舞台なほど、
サスペンスは工夫をこらされ面白くなる。 
グーグルやアップルを思わせる設定、
浮世離れした経営者が登場するのも楽しい。
今どきの映画のリアリティとは
こういう設定から生まれるというわけだ。
私たちが持っているスマホがじつは……
というショッキングな話も、
「シチズンフォー スノーデンの暴露」をみたあとでは
絵空事と笑ってはいられない。 
そんなわけで、人工知能のりんなちゃんに
怖い話を聞くのが大好きなアナタにはとくにおすすめの一本。
わくわくするほど現代的な世界観とストーリー、
そして全ハリウッドが認めた最高級の映像クオリティ。
おまけに目の保養というほかない美しいヌードの数々……。
興味を持った人は、迷わず映画館にGOだ。 


トランスポーター イグニション

オトーサン、
「期待していたんだけどな」
かのリュック・ベッソンも、名義貸し業へ?
本作は、続編でも、リメイクでもなく、リプート。
停滞するようになったシリーズを
救済する試みだったはずですが・・・

原題:The Transporter Refueled (2015) 
監督:Camille Delamarre    
脚本:Adam Cooper/ Bill Collage/ Luc Besson/ Robert Mark Kamen 
Genre:Action/ Crime/ Thriller
Country: France / China / Belgium 
Language: English / Russian / French 
上映時間:96分
あらすじ:
プロの運び屋フランクのもとに、
美女アンナから依頼が入る。
時間通りに到着すると、
3人の美女が彼の愛車アウディS8に乗り込んだ。
そして銃を突き付けられ、
人質に取られ猛毒がまわり命の期限が
12 時間に迫った父親の映像を目にする。
ルールを侵され怒るフランクだが、
アンナたちはフランクの特殊部隊時代のライバルだった
カラソフ率いる巨大売春カルテルに命を狙われていた。
流儀や使命、命が脅かされている父の間で揺らぎながら、
愛車を駆るフランク。
そんな彼に、裏切りが待ち受ける・・・ 

出演者: 
Ed Skrein ・・・ Frank Martin(フランク)
Ray Stevenson ・・・ Frank Martin Sr.(フランク・シニア)
Loan Chabanol ・・・ Anna(アンナ)
Radivoje Bukvi ・・・ Arkady Karasov(カラゾフ)
オトーサン、
「エド・スクレイン、魅力なし」
運動神経で起用されたのでしょうか。
頬骨がこけていて、華がありません。

その他の出演者:
Gabriella Wright ・・・ Gina
Tatjana Pajkovic ・・・ Maria 
Yu Wenxia ・・・ Qiao
Noemie Lenoir ・・・ Maissa
Lenn Kudrjawizki ・・・ Leo Imasov
Yuri Kolokolnikov ・・・ Yuri
Samir Guesmi ・・・ Inspector Bectaoui
Anatole Taubman ・・・ Stanislav Turgin

User Rating:5.1/10( 30,625 votes)IMDb
  User Rating:6.3/10( 868 votes) Yahoo!
オトーサン、
「低いスコアだね」
アウデイ社は、いいPRだと喜んでいるでしょうね。

User Reviews 
DarkVulcan29さん 
2015年9月9日
Not awful, but I miss Jason Statham
恐ろしくない。
ジェイソン・ステイサムが恋しい。

エド・スクレインは、
ジェイソン・ステイサムに似せようとしているが
ほど遠く、恐ろしくない。
レイ・スティーブンソンは、フランクスの父親役で、
目をひく俳優だ。
彼が、フランクを演じるべきだった 。
本作には、「トランスポーター」映画に期待する
ものがないではない。
強烈で、サイコーのアクション、
物凄いファイトシーン。
私は、この映画が怖いと言うか?
ノーだ。
すばらしいと言うか?
これも、ノーだ。
これは、時間つぶし映画で
アクションシーンだけをみればいい。
どうせなら、
「ヒットマン:エージェント47」(2015)を見たほうがいい。

オトーサン、
「美女3人、この出血大サービスが、
この映画を安っぽくしています。

EOSさん 
2016年9月12日
主人公に華が無さすぎです。

怒っている顔は拗ねているようにしか見えないし、
ずっと利用され続けで、
ひとつも彼の意志で動いた部分がありません。
ラストシーンは
1作目のオマージュという見方もありましたが、
もし制作陣がそのつもりなら、何かはき違えてます。
1作目は娘が親を撃ったところに意味があるのに。
それに対して、親父の方はキャラが立っていて面白いです
(簡単に誘拐されるってのが元スパイにしては???ですが)。
ぶっちゃけ親父メインでスピンオフを作った方が面白そうです。
それはそれとして、すっとぼけた味のサルコジじゃない
タルコニ刑事のような役回りの人もいないので見ていて疲れます。
そういや刑事の人が強面すぎて、悪者と区別がつかなかった。
キャラ配置も脚本も、ちょっとなあという感じ。 


映画 ひつじのショーン 〜バック・トゥ・ザ・ホーム〜

オトーサン、
「Eテレで、映画やってるんだ」
調べたら、このTVシリーズを放映していたとか。
子供たちは、幸せですね。

原題:Shaun the Sheep Movie (2015) 
監督:Mark Burton / Richard Starzak    
原作:
脚本:Mark Burton/ Richard Starzak/ Nick Park  
Genre:Animation/ Adventure/ Comedy
Rated PG for rude humor 
Country: UK / France 
Language: None  
上映時間:85分
あらすじ:
イギリスの羊の牧場。
リーダー格のショーンと愉快な仲間たちが
のんびり過ごしていた。
牧場主に忠実な牧羊犬のビッツァーは、
監督に余念がない。
ある日、ショーンのイタズラがもとで、
眠ったままの牧場主が乗るトレーラーが大暴走!
大都会へと向かってしまう。
うるさい牧場主とビッツァーがいなくなって
羽を伸ばすショーンだったが、
責任を感じて2人を捜しに行くことに。
こうして路線バスに乗り込んだショーンは、
仲間たちを率いて、大都会へと繰り出す・・・

出演者:
Justin Fletcher・・・  Shaun / Timmy(ショーン)
John Sparkes・・・  The Farmer / Bitzer(牧場主)
Omid Djalili・・・  Trumper(動物捕獲員) 
オトーサン、
「なんか、ミニオンみたいだ」
その他の動物たちも、多士済々で、
きちんと描き分けられています。

その他の出演者:
Richard Webber・・・ Shirley  
Kate Harbour・・・ Timmy's Mum / Meryl  
Tim Hands ・・・ Slip  
Andy Nyman ・・・ Nuts  
Simon Greenall ・・・ Twins
Emma Tate・・・  Hazel  
Jack Paulson・・・  Celebrity with Hair Trouble 
Sean Connolly・・・  Maitre D / Golfer / Stylists 
           Angry Panto Horse / Hospital Characters /  
Henry Burton・・・ Junior Doctor / Animal Containment Visitor 
Dhimant Vyas・・・  Hospital Consultant  
Sophie Laughton・・・  Animal Containment Visitor 
Nia Medi James・・・  Operatic Sheep 
Stanley Unwin・・・  Bus Station Announcer /
                     Hospital Announcer (archive footage)  

User Rating:7.4/10( 27,045 votes)IMDb
  User Rating:8.3/10( 747 votes) Yahoo!
オトーサン、
「サイレント映画が、現代によみがえる」

アカデミー賞ノミネート 
・長編アニメ賞     
ゴールデン・グローブ ノミネート
・アニメーション作品賞     

User Reviews 
P Brennan さん
N. Ireland 
2015年2月8日
遠出

これは、土曜午後の映画だ。
パートナーと息子と2時間過ごせる。
正直に言って、どんな映画でもいいのだ。
映画は、物静かに始まる。
だが、ペースが早まり、複雑さを増し、
最後まで、聴衆は大笑いしていた。
私を含めたおとなも子供たちも。
子供とおとな向けのすべてがある。
品の悪い冗談、アダルト映画への引用。
多面的な悪人、ヒーロー、そして喜劇のキャラクター。
アニメーションは、すばらしかった。
だが、アニメーションを見るのはやめて、
ストーリーとキャラクターに夢中になった。
たぶん、それが一番いいのだ。
誰にとっても、1時間かそこらを過ごす価値がある。

オトーサン、
「動物保護センターのおじさん、
気の毒だね、職務をまじめにやっているのに」

カーティスさん 
2009年2月16日
台詞なしでもここまでできる! 

ひつじのショーンのまさかの劇場版。
台詞がまったくないのに90分も持つのだろうか…?
と見る前は心配だったのですが、杞憂でした。
笑えてハラハラできて
最後はちょっとホロリとさせられる、
そんな上質なエンタメに仕上がっています。
話自体はとても単純なのですが、
至る所に伏線が張りめぐらされている脚本と
芸が細かい演出のおかげでまったく飽きません。
台詞がない分、映像で楽しませようと
頑張るスタッフの気合いがひしひしと感じられます。
個人的に好きなのは、動物保護センターにいる
動かない犬のシーン。
オチも含めてツボにはまりました。
所詮子ども向け…と見くびってはいけません。
大人も十分楽しめます。 


バックドラフト

オトーサン、
「2001年に見た」
映画批評が、
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
・バックドラフト 連番No.322
2001年9月11日、アメリカ同時多発テロ。
この数日前に、NYから帰国したのです。
あのビル火炎、いまでも、ぞっとします。

原題:Backdraft (1991)
監督:Ron Howard  
脚本:Gregory Widen 
Genre: Action / Drama / Mystery / Thriller
Rated R for language and a scene of sensuality
上映時間:132分
あらすじ:
幼い頃に殉職した父の後を継いで
ブライアンは、消防士になろうとシカゴに戻る。
配属先の17小隊には、兄のスティーブンや
父の部下だったアドコックスらがいた。
着任早々、火災現場で、兄の英雄的な活躍を目にする。
一方、自分は勇敢にも、マネキンを助け出して、
笑い者になる。
自信を失ったブライアンは消防士を辞め、
恋人のジェニーから紹介された
火災捜査官助手の職に就く事を決断する。
その頃、火炎調査官のリムゲールは
続発する火災は、放火と断言。
それは“バックドラフト”と呼ばれる
逆気流現象を伴うものだった。
ブライアンは、放火常習者ロナルドの助言を得て、
犯人を探す・・・

出演者: 
William Baldwin ・・・Brian McCaffrey(ブライアン)  
Kurt Russell ・・・Stephen 'Bull'McCaffrey(スティーブン"ブル"マカフレイ)
Scott Glenn ・・・  John 'Axe' Adcox(ジョン"アックス"アドコックス)
Jennifer Jason Leigh ・・・Jennifer Vaitkus(ジェニー)
Robert De Niro ・・・ Donald 'Shadow' Rimgale(ドナルド"シャドー"リムゲイル) 
Donald Sutherland ・・・ Ronald Bartel(ロナルド・バーテル)
オトーサン、
「ボールドウィン、若い頃は、やせていたね」
賞には、無縁ですが、憎めない人柄です。
カート・ラッセルとの兄弟愛、泣かせますね。

WILLIAM BALDWIN 
ウィリアム・ボールドウィン 
誕生日 1963/2/21  
出身地 : ニューヨーク州ロングアイランド
ニューヨーク州立大学の政治学科
在学中は、レスリングの選手だった。
俳優の兄や弟の影響を受けて俳優の道へ。
TVCMやモデルをする中、
TVM「プレッピー・マーダー」に出演。
「N.Y.捜査線 ナイトハンター/女子学生殺人事件」などの作品を経て
「7月4日に生まれて」で映画デビュー。
その後「バックドラフト」、「硝子の塔」などの話題作に出演した。
95年に歌手のチャイナ・フィリップスと95年に結婚。
一児の父でもある。
出演作
1989年「7月4日に生まれて」
1990年「背徳の囁き」「フラットライナーズ」
1991年「バックドラフト」
1993年「硝子の塔」「スリー・オブ・ハーツ」
1995年「恋する放火犯」「フェアゲーム」
1996年「フェティッシュ」「悪夢の破片」
1999年「ヴァイラス」「ブラザーフッド/殺人結社」
     「N.Y.殺人捜査線2」 
2002年「プリティ・イン・ニューヨーク」
2004年「策謀のシナリオ」 
2005年「イカとクジラ」
2006年「10人のワケあり男女」
2007年「NOISE ノイズ」
2008年「寝取られ男のラブ♂バカンス」 
2013年「アブノーマル・バケーション 〜ある女優が堕ちるまで〜」

その他の出演者:
Rebecca De Mornay ・・・  Helen McCaffrey  
Jason Gedrick ・・・  Tim Krizminski  
Anthony Mockus Sr. ・・・ Chief John Fitzgerald  
Cedric Young ・・・  Grindle  
Juan Ramirez (I)・・・  Ray Santos  
Kevin Casey (I) ・・・ Nightingale  
Jack McGee ・・・  Schmidt  
Mark Wheeler (I) ・・・ Pengelly 

User Rating:6.7/10( 60,517 votes)IMDb
  User Rating:8.4/10( 621 votes) Yahoo!
オトーサン、
「消防士になりたいひとが、出てくるね」
2001年時点での IMDbのスコアとvotes数は、
User Rating: 6.5/10 (6,084 votes) 
以後、多くのひとがみていますね。

アカデミー賞ノミネート 
視覚効果賞
音響賞
音響効果編集賞    

User Reviews 
PersianPlaya408さん
Milpitas, California 
2005年8月8日
ロン・ハワードの映画は、思ったよりも手堅い。

ロン・ハワードのアクション/スリラー。
いくらかの違いがあるが、
2人の兄弟(ボールドウィンとラッセル)は、
担当地区で起きた最近の放火犯を見つけ出すために
いっしょに働く必要がある。
よく出来ている映画だ。
総じて演技はいいし、
見事な監督ときちんとしたシナリオだ。
ボールドウィンは、最初、にやにやしていて、
気に入らなかったが、
次第に改善され、満足のいく演技だった。
ラッセルは、消防士として、手堅い演技をした。
多くの危険を冒している。
女性陣の演技は、平均的で、
ジェニファー・ジェイソン・リーは、
ボールドウィンを助ける恋人役だった。
ラッセルの元妻役は、レベッカ・デモーネイだった。
ロバート・デニーロは、すばらしい演技だった。
この事件を解決しようとしている火炎調査官役だ。
J.T.ウォルシュも、「ネゴシエーター」より、いい役だ。
消防士役のスコット・グレンは、
この映画で最高の演技をみせた。
私は「炎のメモリアル」を見ていないが、
本作は、現時点で、お気に入りの消防士映画だ。
驚いたのは、ジェニファー・ジェイソン・リーと
ボールドウィンのせりふが、
「ゴッドファーザーパート1」に似ていたことだ。
ハンス・ジマーの音楽は、すばらしい。
撮影も非常によかった。
特に火災シーンで、
ミカエル・サロモンは、よい仕事をした。

オトーサン、
「消防士を削減してはいかん」
なお、米国の消防士は、120万人、
日本は、86万人。

ジーナさん 
2008年11月5日
男のドラマにハズレ無し

他にも消防士を描いた映画はあるけど、
炎の生々しさや火災の迫力は
これが一番だと思います。
飲み込まれてしまいそうな炎の勢い、
それと同時に炎の美しさも見せるなど
炎に対する表現力がとにかく上手いです。
さらに、そこに合わせられた効果音も見事だったし、
音楽も盛り上げてくれますので
目と耳でシンプルに味わえる作品に
仕上がっていると思います。
ストーリーも兄弟のドラマ、放火犯探しのサスペンス、
火事に立ち向かうアクションと
盛りだくさんな内容ですが
ゴテゴテしていませんし、テンポ良く描いているので
飽きることなく鑑賞できます。
人物描写も細かくはないけど、
必要最低限の範疇で丁寧に描いているので
説明が無くても何となく、
その人となりを掴む事が出来ました。
ただ・・・正直、女の登場はいらなかった。
奥さんにしろ、元彼女にしろ、、
この男たちの熱きドラマには
不必要な存在だったと思います。
現に女が出てくるシーンになると、
それまでイイ感じだったトーンが安っぽくなっていました。
これだけ素晴らしい映像力があるのだから、
物語は男だけのストレートな展開にして
良かったんじゃないですかね。
弟を心配していながらそれを伝える事の出来ない兄と
兄を尊敬していながらそれを伝えられない弟という
不器用な兄弟の行き違いは、もどかしさ満点。
仲がイイんだか悪いんだか・・・ってぐらい
二人の距離がつかず離れずなトコロも
兄弟らしくてイイですね(笑)
ベタではあるけど話が進むにつれ、
兄を演じたカート・ラッセルの表情が優しくなっていくので
温かい気持ちになれるし、
一方の弟ウィリアム・ボールドウィンの表情は
逞しくなっていくのも印象的でした。
特に最後に見せたボールドウィンの表情は
ホレボレするほどカッコイイです♪
他にもデニーロからドナルド・サザーランド、スコット・グレンに至るまで
実力ある豪華な役者陣が揃っているので見応え抜群です。
熱き男たちによる娯楽作品を
ご覧になりたい時にピッタリの作品ですね。
おそらく女性よりも男性のほうが感動できそうだし、
兄弟のいる方であれば尚更ハマると思いますよ。


わたしのハワイの歩きかた

オトーサン、
「地球の歩き方には、お世話になったな」
ハワイへはじめて行ったとき、
空港でレイを首にかけてもらいました。
これには、感動しました。
何度か行きましたが、ビーチがいですね。
暑さが和らぐ、夕方もいいですね。

原題:わたしのハワイの歩きかた (2014) 
監督:前田弘二
脚本:高田亮  
Genre:Comedy/Romance
上映時間:119分
あらすじ:
みのりは、出版社の編集者。
仕事も恋も思い通りに行かない。
ハワイで挙式する友人・愛子に頼まれ、
2次会のセッティングを引き受ける。
ハワイ特集を企画し、取材にかこつけて
会社の経費でハワイを満喫しようと思い立つ。
現地で出会ったハワイ在住の女性・茜は、
ハワイで玉の輿を狙う婚活女子。
2人はすぐに意気投合し、
みのりは彼女に取材のコーディネートを依頼する。
2人でグルメにパーティにと
バカンス気分で大いに楽しむ・・・

出演者:
 榮倉奈々・・・ 小山田みのり 
 高梨臨・・・ 吉村茜 
 瀬戸康史・・・ 鎌田勉
オトーサン、
「榮倉奈々って、どうなんだろう」

その他の出演者:
  宇野祥平・・・ 本間忠義 
 池松壮亮・・・ 田嶋祐一 
 上原美佐・・・ エミ姐 
 吉永淳・・・ マコちゃん 
 佐藤みゆき・・・ 遠藤加代子 
 中村ゆり・・・ 早川愛子 
 安田顕・・・ 塚原聡 
 鶴見辰吾・・・ 大橋社長 
 加瀬亮・・・ 阿部知哉 

User Rating:3/0/10( 1 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:6.4/10( 373 votes) Yahoo!
オトーサン、
「お粗末極まりない」
せりふが生煮えで、不愉快でした。

User Reviews 
プルメリア さん  
2017年5月2日
ハワイに行きたくなる 

ハワイが好きでたまらん。
だから綺麗な映像といつもの風景が
見れただけでもうけもん。
榮倉奈々さんを始め、
今をときめく若手俳優、
女優さんもフレッシュで良かった。
ただ、ハワイが好きなだけに
ストーリーはもうちょっとシリアスなのが良かったかな… 
 
オトーサン、
「監督さん、ハワイへ息抜きに行ったのかね」

mhiroさん 
2017年5月1日
監督さん、

あんたらこんだけ美男美女をハワイに集めて
いったい何させとんねん!
とツッコミたくなるようなB級映画。
とくに主人公の榮倉奈々という
国民的美少女をさまざまな男とくっつけ、
さんざん毒づきさせるという悪態ぶり。
高梨臨の馬乗りシーンなどかなり無理があり、
最初は退屈極まりなかった。
ところが見ているうちに彼女たちの本音トークに
なぜか惹き込まれる自分がいた。
言いたいことを我慢して抑えてしまいがちな日本を離れて、
開放的なハワイの空気がそうさせたのか?
はじめはばっちりロングドレスで決めて
どこか無理していた主人公も、
時が進むにつれて本来の自分の意思に
忠実になる生きかたを選んでいく。
豪華男優もいい。
まったくおすすめはしないが、
とりあえず録画はしてみた。 


ヘラクレス

オトーサン、
「ヘーラクレースって、発音するんだ」
ギリシア神話の英雄で、
多くの半神半人の英雄の中でも最大の存在だとか。

原題:Hercules (2014) 
監督:Brett Ratner    
原作:Steve Moore
脚本:Ryan Condal/ Evan Spiliotopoulos  
Genre:Action/ Adventure 
上映時間:98分
あらすじ:
全能の神ゼウスと人間との間に生まれた
半神の英雄ヘラクレスは恐るべき魔物たちを相手に
12の難業を成し遂げ、伝説となった。
時は流れ、彼は、5人の傭兵仲間を率いて
数々の戦場を渡り歩く。
そんなある日、彼らはトラキアの王女ユージニアから、
父コテュス王に反旗を翻した反乱軍から
国を守ってほしいと頼まれる。
ヘラクレスは高額な報酬と引き換えに引き受ける・・・

出演者:
Dwayne Johnson ・・・ Hercules(ヘラクレス)
John Hurt ・・・ Cotys, King of Thrace(コテュス王)
Rebecca Ferguson ・・・ Ergenia(ユージニア)
オトーサン、
「ドウェイン・ジョンソンは、はまり役だね」
敵役のコテュス王を演じるジョン・ハートが、
うまいので、随分、助かっています。

その他の出演者:
Ian McShane ・・・ Amphiaraus the seer
Rufus Sewell ・・・ Autolycus the rogue
Aksel Hennie ・・・ Tydeus the wild child/barbarian
Ingrid Bolso Berdal ・・・ Atalanta the archer
Reece Ritchie ・・・ Iolaus the storyteller
Joseph Fiennes ・・・ King Eurystheus
Tobias Santelmann ・・・ Rhesus
Peter Mullan ・・・ Sitacles
Isaac Andrews ・・・ Arius
Joe Anderson ・・・ Phineas
Steve Peacocke ・・・ Stephanos
Irina Shayk ・・・ Megara
Barbara Palvin ・・・ Antimache
Caroline Boulton ・・・ Vixen

User Rating:6.0/10( 122,400 votes)IMDb
  User Rating:6.7/10( 337 votes) Yahoo!
オトーサン、
「楽しいね」

User Reviews 
851222さん
Lithuania 
2014年11月2日
楽しめる

リトアニアからのお便り。
本作は、最初から最後まで、ポップコーン映画だ。
脳を空に楽しんで。
ヘラクレス役のドウェイン・ジョンソンが
クールなアクションをみせており、
助演陣も、いい。
予言者役のイアン・マックシェーンが、
「俺は、死ぬ、死ぬ」と言うたびに笑えた
実に愉快な奴だ。
この映画は、今年出た「ヘラクレスの伝説」よりも
ずっといい。
今年の最もよい夏の映画ではないが、
90分を費やす価値がある。
何人かの友人とビールを呑みながら、
夕方を過ごすのに、適している。
本作は、偉大な芸術作品ではない。
印象的なポップコーン映画ではないが、
見ている間中、楽しませてくれる。
洗練されてはいないが、楽しい映画だ。

オトーサン、
「男は、最後に勝負する」
前田さんが、激賞しています。

前田有一さん
2014年10月19日
男の子が学ぶべきものがある映画

ギリシャ神話に登場する英雄で、
ゼウスと人間の女アルクメネの間に生まれたヘラクレス。
その勇姿と英雄伝説は多くの映画で見ることができるが、
今年は奇しくも2作品がほぼ同時期に公開される
ヘラクレスイヤーとなった。 
並外れた戦闘力を持つヘラクレスは、
5人の仲間たちとともに傭兵稼業にいそしんでいた。
やがて彼らはその強さを見込まれ、
トラキア王の兵たちを鍛える任務に就く。 
王道のギリシャ神話映画である
「ザ・ヘラクレス」(レニー・ハーリン監督 公開中)に比べ、
こちらはかなりの異色作。
なにしろドウェイン・ジョンソン演じる主人公は
「自称」英雄ヘラクレス。
その無敵伝説でハッタリをきかせ、
自分たちの生業である傭兵稼業の営業をしている男である。
これではギリシャ神話ではなく、詐欺師の映画である。 
ところがおもしろいもので、
王道のギリシャ神話映画「ザ・ヘラクレス」の凡庸さにくらべ、
こちらは抜群によく出来ている。 
無駄な残酷ショットもなく、
それどころか男の子育て映画として
推奨できるほどにまっとうなテーマを持っている。 
すなわち、男は出自など関係ない、
男の人生とはなにをしたか、
その行動次第で決まるというメッセージである。
そしてさらに大事なことは、
行動を起こすためには力が絶対に必要だと伝えていることだ。 
いまの世の中には、
ザ・綺麗ごとばかりがはびこっている。
そんな、世界に一つだけの花的なメッセージとは対極にある、
これぞ父親が息子に伝えたい本当の真実というもの。 
この役を生涯のはまりやくと考え、
並々ならぬ意気込みで演じるドウェイン・ジョンソンが
映画を通じて伝えたいことも、
おそらくそういうことなのだろう。 
彼は長年、一見たわいもない
ファミリー向け映画への出演を続けているが、
それにはどこか確固たる信念を感じさせる。
そのためだけにあれほど見事な肉体を維持し続けている、
そのストイックさを見ても明らかである。 
とくに42歳でさらなるバルクアップを果たした本作は、
過去最高のコンディションといってもいいほど。
なによりそうした姿を見せ続けることで、
子供たちのあこがれでい続ける、
その思いこそがこの作品のテーマとリンクし、
強い説得力となっている。 
アカデミー賞とは無縁だが、尊敬に値する映画スター、
生粋のエンターテナーといえるだろう。 
英雄伝説の裏側・現実をみせるエンドロールの
コミック映像の、なんとも誇らしく気持ちのいいことよ。
利己的を絵に描いたようないまのアメリカ社会で、
野心無く家族主義に徹する主人公のキャラクターは、
誰もが自然にもり立てたくなる。 
むなしい理想主義などとくさしたくはない、
なんともすがすがしい映画である。 


スパルタンX

オトーサン、
「香港映画の舞台がスペインとは」
お金が儲かったので、たまには海外で、
そんなことでしょうか。
でも、ガウディ建築の前に、
ジャッキー・チェンがあらわれるなんて、
素敵じゃないですか。
3人が、フェンシングで戦うシーンも、愉快です。

原題:Kuai can che(1984)
      WHEELS ON MEALS 
監督:Sammo Kam-Bo Hung  
脚本:Edward Tang/ Gwing-Gai Lee   
Genre:Action/ Comedy/ Crime
Country: Hong Kong 
Language: Cantonese / English 
上映時間:108分
あらすじ:
スペインのバルセロナ。
小粋な町並みを臨むパン屋の2階に下宿する
トーマスといとこのデビッドは、
町なかの公園広場にキッチン・カーを止め、
ハンバーガーやコーヒーを売っていた。
スケートボードを乗りこなして注文を取るトーマスと
車中で料理をこなすデビッド。
ある日突然、シルビアが助けを求めて逃げ込んできた。
その頃、二人の友人で私立探偵事務所の見習いモビーは
大仕事にありついた。
上品な紳士がセピア調の写真を持って
仕事を依頼してきたのだ・・・

出演者:
Jackie Chan・・・ Thomas(トーマス)
Yuen Biao・・・ David(デビッド)
Sammo Hung・・・ Moby(モビー)
Lola Forner・・・ Sylvia(シルビア)
オトーサン、
「キッチン・カーも、主人公だね」
映画をみなくてはわかりませんが、
このキッチン・カー、PCの画面操作で、
いろいろ作動するのです。

その他の出演者:
Benny Urquidez・・・ Thug #1
Keith Vitali・・・ Thug #2
Herb Edelman ・・・Henry Matt
Jose Sancho ・・・ Mondale
Susanna Sentis ・・・Gloria
Paul Chang ・・・David's father
Amparo Moreno ・・・Susana
Richard Ng ・・・Mental Patient (Brilliant)
John Shum ・・・Mental Patient (Laughing)
Wu Ma ・・・Mental Patient (Clock)
Lau Sau-leung ・・・Mondale Punk
Blackie Ko ・・・Delinquent Biker

User Rating:7.3/10( 8,631 votes)IMDb
  User Rating:7.8/10( 168 votes) Yahoo!
オトーサン、
「愉快だね」

User Reviews 
rbclarkeさん
Leeds, England 
2001年5月9日
古典的なドタバタ喜劇

本作のあらすじは次の通り。
ジャッキー・チェンとユン・バイオウは、
バルセロナの街頭でキッチン・カーで、
バーガーを売っている中国移民だ。
サモ・ハンも、中国移民で、私立探偵だ。
ひどい着こなしをしている。
サモ・ハンは、山高帽の怪しげな紳士に雇われて、
ある娘を探すことになる。
なつかしいスケートボードのシーンが出てくる。
愉快なカーチェースがあり、最高のファイトがある。
本作は、コメディ・カンフーとナイーブなドタバタ喜劇の
究極の組み合わせだ。
初期作品のようなマーシャル・アーツ映画ではない。
3人のスターに、注目あれ。
本作の価値は、古いギャグから新しいものを
取り出したところになる。
変な帽子が非常におかしい。

オトーサン、
「ジャッキームービーとしては、異色作だね」

クリモフさん 
2010年4月14日
生身の迫力

多小なりとも映画が好きって人なら
しっかり幼少時代に観ていて、
マスト過ぎてかえって感想も書かないジャッキームービー。
また、熱烈なファンがいるであろう作品で、
今更って感じですが自分は初見。お恥ずかしい。
何の思い入れもなく、
完全に物心付いた年齢で鑑賞したわけですが、
なるほど、これは面白い。
いや、楽しいです。
わかりやすくキャラ立ちしまくった三人が
非常に息の合ったギャグ、アクションを繰り広げる痛快さ。
予想できたり、ベタな笑いがほとんどですが、
どれも熱気と勢いが凄い。
本気のアクションの面白さを再発見しました。
もちろん、格闘そのものも驚き。
とんでもない切れ味ですね。
昨今のワイヤーアクションが陳腐に思えました。
ジャッキー、ユン・ピョウ、キンポー等の
身のこなしに軽く感動。
うーん、思春期前くらいに観たかったなぁ、本当に。
絶対はまってたはず。
特に興味のないジャンルですが、
良いものは良いと思わされました。
ヒロインも美人だし、THE娯楽作ですな。


ロブスター

オトーサン、
「この奇妙な映画の監督、どういうひと?」
・ヨルゴス・ランティモス
 誕生日:1973/5/27 - 
  出身地:ギリシャ・アテネ
 下流階級の家庭で育っ。
  Stavrakos Film Schoolで、映画・TVの監督術を学ぶ。
 ダンスビデオ、ミュージックビデオ、TVコマーシャル、
 短編映画をつくる。
 2009年、「籠の中の乙女」が
 カンヌ国際映画祭にて「ある視点」部門のグランプリを受賞。
 ギリシャの経済危機がきっかけで、ロンドンへ移り住む。
 2015年、「ロブスター」で、
 カンヌ国際映画祭にて審査員賞を受賞した。
 監督作:
 2001年「Ο καλ τερ μου φλο」
 2005年「Κινττα」
 2009年「籠の中の乙女」
 2011年「Αλπει」
 2015年「ロブスター」

原題:The Lobster (2015) 
監督:Yorgos Lanthimos
脚本:Yorgos Lanthimos/ Efthymis Filippou  
Genre:Comedy/ Drama/ Romance
上映時間:119分
Country: Greece / Ireland / Netherlands / UK / France 
Language: English / French 
あらすじ:
デヴィッドは、突然妻に去られた。
兄である犬とともにホテルに送られる。
45日以内にパートナーを見つけなければ、
希望した動物へと姿を変えられてしまうのだ。
デヴィッドの希望はロブスター。
パートナー探しは思うようにいかず、
ついにホテルを脱走し、森へと逃げ込む。
そこには独身者たちが隠れ住んでおり、
女性リーダーを中心にコミュニティが築かれていた。
そこでは逆に、カップルになることが禁じられていた。
そんな中、デヴィッドは、近視の女と恋に落ちてしまう。
恋人同士であることがバレて、近視の女は、失明されてしまう。
デヴィッドは、リーダーの寝込みを襲い、墓へ放り込む。
森から脱出し、街へ向かった。
夫婦を装い、街のファミリーレストランに入る。
店員にナイフとフォークを借りたデヴィッドは、
トイレに行き、失明した女と同様に視力を失うため、
自らの瞳にフォークを突き刺した・・・

出演者:
Colin Farrell ・・・ David(デヴィッド)
Rachel Weisz ・・・ Shortsighted Woman(近視の女)
Lea Seydoux ・・・ Loner Leader(リーダー)
オトーサン、
「コリン・ファレル、好演!」
ぶざまなまでに、不器用でまじめな男です。
お腹をぷくっと、役づくりで、増量したのでしょうね。

その他の出演者:
Jessica Barden ・・・ Nosebleed Woman
Olivia Colman ・・・ Hotel Manager
Ashley Jensen ・・・ Biscuit Woman
Ariane Labed ・・・ the Maid
Angeliki Papoulia ・・・ Heartless Woman
John C. Reilly ・・・ Lisping Man (Robert)
Ben Whishaw ・・・ Limping Man (John)
Michael Smiley ・・・ Loner Swimmer
Roger Ashton-Griffiths ・・・ Doctor
Ewen MacIntosh ・・・ Hotel Guard

User Rating:7.1/10 ( 119,470 votes)IMDb
  User Rating:6.4/10( 260 votes) Yahoo!
オトーサン、
「万人受けはしないね」

アカデミー賞ノミネート 
・脚本賞 
ゴールデン・グローブ ノミネート
・男優賞(コメディ/ミュージカル)  コリン・ファレル 
カンヌ国際映画祭受賞 
・審査員賞  ヨルゴス・ランティモス
同ノミネート
・パルム・ドール  ヨルゴス・ランティモス    

User Reviews 
Chris Allenさん
United Kingdom 
2015年10月18日
まことに奇異な映画

「ロブスター」は、
今日の人間関係の常識を逆手に取った
根底からの風刺となっている。
茶番の「ホテル」は、独身者たちが
期限の45日までに、パートナーを組めれば、
ここから出ていくことができる。
これがストレスを引き起こし、
欺瞞や真の感情の抑圧が生じてくる。
コインの裏は、森で生きる追放された種族。
恋を弄ぶことは、罰せられる。
すべての登場人物のせりふは、冷たく硬く、
状況の不合理を強調し、
ジョークをいっそうおかしくしている。
リチャード・アイオアディの「嗤う分身」以来、
無器用なユーモアは、さほど効果的ではない。
この映画の背景は、ディストピア社会。
人間関係の移り気な性質について、多く語っている。
撮影は、平坦。
登場人物たちが住む無感情の静かな世界を
効果的にしている。
エンディングは、驚くほど美しく多義的です。
控え目はシーンが緊張を呼ぶ。
弦楽器のメロディーから
イタリアのオペラに変るる曲は、
不可思議アートフィルムの感覚を高めている。:
「ロブスター」は、注意深く見る必要がある。
オープンな気持ちでアートに酔うといい。
奇異な映画だ。

オトーサン、
「奇妙奇天烈。最後にホロッとするね」

前田有一さん 
2016年2月29日
素っ頓狂な世界設定

突拍子もない設定のドラマ「ロブスター」は、
その比喩する現実がなにかを考えながら見ると
より楽しめる、知的興奮ムービーである。 
独身者は街での生活を許されない時代。
身柄を拘束されたデヴィッドは、
郊外のホテルで45日間の猶予を与えられる。
この間、独身者のみ集められた
このホテルの滞在者の誰かと結婚をきめなくては、
彼はかつての兄のように動物に変えられてしまうのだ。
そして周囲の森には、
逃げ出した独身者たちがコロニーを作って
ひそかに暮らしているといううわさが流れていた。 
相手を見つけないと動物変身罰ゲームというホテル。
かたやおひとりさまでないと、
裏切り者として恐ろしい粛清が加えられる森。
どっちにいってもろくでもないこの世界を、
主人公はさ迷い居場所を探し続ける。 
この世界観を素直にみれば、
家族主義と個人主義のカリカチュア
として描いていると思うだろう。
しかし、見ようによっては色々なものの例えにも見える。
そこがユニークだ。 
たとえば日本では今、自民党が家族主義をおしすすめ、
個人の人権を後退させる形での憲法改正を目指している。
「家族にあらずんば人にあらず」とでもいうべき
この映画の世界観における"体制側"は、
これら片寄った右派全般を指しているようにも見える。 
一方、あさま山荘リンチ事件を思わせる
森の中の恐怖統治は、左翼リベラルというものが
一見個人の自由を尊重するようにみえて、
仲間から外れる者に厳しいその特徴を表しているかのよう。
ときに異様な残酷さを見せるあたり、
まさにその悪しき特徴そのものである。 
不自由で押し付けがましい体制側からあぶれた人々の
受け皿になってはいるが、
ある意味体制側よりも恐ろしい本質を隠れ持つ。
なかなかリアルである。 
映画には、この両勢力を代表する
ヒロインがそれぞれ出てくる。
体制側には、主人公が「死ぬよりはまし」と妥協して
伴侶に選んだ冷酷な女性。
ゲリラ側には、森を統治している女リーダー。その二人だ。 
彼女たちを比較してみると、いろいろと考えさせられる。
前者の冷血さは性癖というか、
ほとんど性格破綻者なのだが、
偶然にも今の体制にぴったり合致した特性なので、
この世界では極めて優秀な人間と言うことになっている。 
一方、後者の女性はあきらかに本能とは違うことを、
こうあるべきという思想のもとに仲間に強いている。
自分はそれに染まっているからいいが、
息苦しい決まりに拘束される周りはたまったものではない。 
これは、つまり人間の良し悪しを見るには、
その属する社会をまずは見なくてはならないということ。
世間的に立派と言われている人が
本当に尊敬に値するかは、そうしなくてはわからない。 
いかれた世の中では、
そこで評価される人間もいかれていると言うこと。
当たり前のことだ。
では、果たしてあなたがすんでいるその世界は、
いかれていないと言い切れるだろうか? 
主人公は、そのいかれた世界で、
はじめてまっとうな愛に出会う。
それを守るならば、
常識ではいかれてるとしか思えないような
ことをしなくてはならない。
それははたして正しいのか否か。 
結末は観客に委ねられる。
最初から最後まで、大いに考えさせられる
大人向けの知的な作品と言える。
いろいろ妄想を膨らませる人には
ぴったりな作品である。


電話で抱きしめて

オトーサン、
「2001年に見た」
映画批評が、
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
・電話で抱きしめて 連番No.272
監督のダイアン・キートンは、
名監督ウディ・アレンのパートナー。
監督をやってみたくなったようです。
名女優、必ずしも名監督ならず。

原題:Hanging Up (2000)  
監督:Diane Keaton  
原作・脚本:Delia Ephron
Genre: Comedy / Drama
Rated PG-13 for language and some sex-related material. 
Country: Germany / USA 
Language: English 
上映時間:94分
あらすじ:
イヴは、夫と一人息子がいて、
イベント業の仕事を抱えながら
家族のトラブルも一人で処理していた。
姉も妹も自分のことばかりで
ボケの進行したパパの面倒はイヴに任せきり。
3人を繋いでいるのは電話だけ。
イベントの仕事が大変なところに、
電話は遠慮なく難問やトラブルを
次々と持ち込んでくる・・・

出演者: 
Meg Ryan ・・・ Eve(イヴ) 
Diane Keaton ・・・ Georgia(ジョージア) 
Lisa Kudrow ・・・  Maddy(マディ) 
Walter Matthau ・・・ Lou(ルー) 
オトーサン、
「この作品が遺作か」
ウォルター・マッソー、得難い役者でした。

WALTER MATTHAU 
ウォルター・マッソー 
誕生日1920/10/1 - 2000/07/01
出身 米ニューヨーク 
出演作
1955年「ケンタッキー人」「赤い砦」
1956年「群衆の中の一つの顔」「黒い報酬」
1958年「水兵さんには暇がない」「闇に響く声」
1960年「逢う時はいつも他人」
1962年「脱獄」「浮気の計算書」
1963年「シャレード」
1964年「さよならチャーリー」「未知への非行」
1965年「蜃気楼」
1966年「恋人よ帰れ!我が胸に」「プレイラブ48章」
1968年「おかしな二人」「キャンディ」
1969年「ハロー・ドーリー!」「サボテンの花」
1971年「おかしな求婚」「おかしなホテル」
     「コッチおじさん」
1973年「おかしな結婚」「突破口!」
     「マシンガン・パニック」
1974年「サブウェイ・パニック」「大地震」
     「フロント・ページ」
1975年「ニール・サイモンのサンシャイン・ボーイズ」
     「放浪紳士チャーリー」(ナ)
1976年「がんばれ!ベアーズ」
1978年「すばらしき仲間たち」「カリフォルニア・スイート」
1979年「ホップスコッチ」
1981年「バディ・バディ」
1982年「わたしは女優志願」
1983年「大奮戦サバイバル特訓」
1985年「映画の作り方教えます」
1986年「ポランスキーのパイレーツ」
1988年「カウチ・トリップ」
1991年「JFK」「わんぱくデニス」
1994年「星に想いを」「ラブリー・オールドメン」
1995年「ラブリー・オールドメン釣り大将LOVELOVE日記」
1996年「I'M NOT RAPPAPORT」「グラス・ハープ」
1997年「カリブは最高!」
1998年「おかしな二人2」
2000年「電話で抱きしめて」 

MEG RYAN メグ・ライアン 
誕生日 1961/11/19  
出身 米コネチカット州フェアフィールド 
ジャーナリスト志願でニューヨーク大学で学んでいたが、
エージェントに見いだされ女優に。
1981年、「ベストフレンズ」で映画デビュー
「恋人たちの予感」(1988)「めぐり逢えたら」(1993)で
ゴールデン・グローブ賞にノミネートされる。 
ラブコメ映画に欠かせない女優。
賞には恵まれないが、
天性の演技力は、アカデミー賞女優に決して劣っていない。 
1991年、デニス・クエイドと結婚。
一児をもうけるが別居生活を経て、00年7月離婚。
出演作
1981年「ベストフレンズ」
1983年「悪魔の棲む家3」
1986年「トップガン」「私立ガードマン/全員無責任」
1987年「インナースペース」
     「プロミストランド/青春の絆」
1988年「D.O.A.死へのカウントダウン」
     「プレシディオの男たち」
1989年「恋人たちの予感」
1990年「ジョー、満月の島へ行く」
1991年「ドアーズ」
1992年「キスへのプレリュード」
1993年「フレッシュ・アンド・ボーン/渇いた愛の行方」
     「めぐり逢えたら」
1994年「男が女を愛する時」「星に想いを」
1995年「恋の闇 愛の光」「フレンチ・キス」
1996年「戦火の勇気」
1997年「アナスタシア」(声)「恋におぼれて」
1998年「シティ・オブ・エンジェル」
     「ユー・ガット・メール」
1999年「キャスティング・ディレクター」
2000年「電話で抱きしめて」
     「プルーフ・オブ・ライフ」 
2001年「ニューヨークの恋人」
2002年「デブラ・ウィンガーを探して」  
2003年「イン・ザ・カット」 
2004年「ファイティング×ガール」「ハリウッドセレブ恋愛裏事情」) 
2007年「ランド・オブ・ウーマン/優しい雨の降る街で」) 
2008年「あいつはママのボーイフレンド」 
     「ハリウッド式 恋のから騒ぎ」「明日の私に着がえたら」 
2009年「メグ・ライアンの 男と女の取扱説明書」 

その他の出演者:
Adam Arkin ....  Joe  
Duke Moosekian ....  Omar Kunundar  
Ann Bortolotti ....  Ogmed Kunundar  
Cloris Leachman ....  Pat  
Maree Cheatham ....  Angie  
Myndy Crist ....  Dr. Kelly  
Libby Hudson ....  Georgia's Assistant  
Jesse James (I) ....  Jesse  
Edie McClurg ....  Esther  
Tracee Ellis Ross ....  Kim  
Celia Weston ....  Madge Turner  
 
User Rating: 
User Rating:4.7/10( 10,471 votes)IMDb
  User Rating:6.4/10( 62 votes) Yahoo!
オトーサン、
「女3人寄れば、かしましい」
2001年時点での IMDbのスコアとvotes数は、
4.6/10 (1,407 votes) 
多くのひとが、以後見ていますね。

User Reviews 
moonspinner55さん
las vegas, nv
2005年9月4日
トーンの変化がよくない
浮き沈みのあるコメディドラマ

ダイアン・キートン監督映画。
この中で最もよいシーンは、
ウォルター・マッソーの飲んだくれっぷり。
子供の誕生会に現れて、
怒鳴ったり、下品な話しをしたりする。
だが、これはコメディではない。
ダイアン・キートン主演の
「シュート・ザ・ムーン」(1981)に、
似ているが、より暗いトーンだ。
本作は、感情のやり場がない。
全く一貫したリズムを保てない。
不幸な3人姉妹の長女としての演技は、生気がない。
だが、次女のメグ・ライアンには、
いくつかのすばらしいシーンがある。:
彼女は、コーヒーマシンを抱きすくめたり、
壊れたトラックを運転している夫を納得させようとしたり、
父のウォルター・マッソーを叱ったり、泣き出したりする。
彼を愛しているのだ。
これは、十分に見る価値がある演技だが、
映画のほうは、しっかりした監督が必要だった。

オトーサン、
「痴呆症の老人ぶり、他人事じゃない!」

ジーナさん 
2010年4月12日
単調・・・

2000年の作品とは思えないほど
古臭い雰囲気が漂っていますね(爆)
ファッションや電話機器など
10年でこんなに変わっちゃうんですな・・・。
主人公を演じたメグ・ライアンは
四十路前という事でだいぶタルミが出ていますが、
彼女らしい魅力は健在でした。
毛束感のあるヘアースタイルも可愛かったですね。
ちなみに終盤までメグが末っ子だと思って観てました(爆)
父親に可愛がられるのも、
損な役回りが来るのも末っ子じゃないのか?!
二女って次男と同じで
要領よく立ち回れるって思われているのは
日本だけなのでしょうか???
メグの姉にしては歳が離れすぎなダイアン・キートン・・・
正直、母親のほうがシックリ来る(爆)
まぁ、監督も務めていたので
誰も言えなかったのでしょう(笑)
二人から見ると実力も知名度も劣りますが、
姉達からまともに相手にされない末っ子というキャラは
リサ・クドローにハマっていましたし、、
コメディではやはり安心して観ていられる女優さんだと思います。
演技なのか地なのか分からないほど
老いて弱ったウォルター・マッソーは、
見ているのが気の毒なぐらいでしたね。
この作品が遺作というのも何だか可哀想な気がします。
ハマリ役かどうかはさておき、
実力ある役者さんたちなので
落ち着いて観ていられるキャスティングでした。
内容のほうは、もう少し夫とメグの関係や
一人息子の存在を絡めた脚本でも良かったですね。
メグと父親、メグと姉妹に重点を置きすぎたカナ・・・?
って感じがしちゃいました。
しかも重点を置いたわりに深みや重厚さは無いんですよ。
記憶障害が入る前から酒びたりで
トラブルメイカーの父親であった事が明かされれば明かされるほど、
主人公がナゼこれほど熱心に父親の面倒を看るのか
理解できませんでした。
幼い頃のイイ思い出や
母親の愛情が薄かった事を入れたとしても、
私には共感できないですね。
愛する妻に捨てられただけで
こんな迷惑ヤローになった父親も父親だし、
文句垂れながら父親の面倒を看る主人公も
主人公な感じでした。
だから、何でもかんでも抱えてしまう主人公を
優しい女性というより頼まれたら断れない
お人好しにしか見えませんでした。
父子家庭で三人の娘を育て上げた父親像や
過去のエピソードなどもう少し主人公に感情移入しやすいドラマがあれば
印象が変わったかもしれませんが、
私は長女や三女の態度(反応)のほうに共感してしまいました。
あ・・・一番共感したのは母親のキャラだ!(爆)
過去と現在の構成もあまり良くないので
1時間半の作品のわりに長く感じました。
回想シーンを入れるタイミングが悪いから
全体的に間延びしたと言うのもありましたし、
過去の描き方も髪形を変えたぐらいの変化しかないので
面白みがありませんでしたね。
メグ・ライアンの混乱状態を楽しむコメディと割り切って観るには
複雑な親子関係が絡んでるし、
親子のドラマとして観るには内面の描写が薄すぎますかね。
このとっ散らかった感じが
女同士の会話だとでも言いたいのかもしれませんが、
底抜けに陽気なコメディにするか
感動的なドラマにするか、、
もっと的を絞った脚本にするべきだったと思います。
それでも許せるのが家族・・・って思えるようになったら
もう一回観てみますが、
心の狭い私には分からない家族の姿でした(笑)


殿、利息でござる!

オトーサン、
「題名より、ずっといい内容だね」
歴史学者の磯田道史センセイが、
仙台藩の「無私の日本人」の記録を本にしたもの。
ご本人も、出演しています。

原題:殿、利息でござる!(2016)
監督:中村義洋
原作:磯田道史
脚本:中村義洋/鈴木謙一 
Genre:Period-Drama/Comedy
上映時間:129分
あらすじ:
江戸時代中期の仙台藩。
百姓や町人には重税が課され、
破産や夜逃げが相次いでいた。
貧しい宿場町・吉岡宿も例外ではなく、
造り酒屋を営む穀田屋十三郎は、
そんな町の行く末を深く案じていた。
ある時彼は、知恵者の茶師・菅原屋篤平治から、
町を救うアイデアを打ち明けられる。
藩に大金を貸し付け、
その利息で町を再建するという前代未聞の奇策。
計画に必要な額は、なんと千両(約3億円)。
宿場の仲間たちを説得し、必死の節約を重ね、
家財も投げ打ってひたすら銭集めに奔走する・・・

出演者:
 阿部サダヲ・・・ 穀田屋十三郎 
 瑛太・・・ 菅原屋篤平治 
 千葉雄大・・・ 千坂仲内
 羽生結弦・・・ 藩主・伊達重村
オトーサン、
「そうか、羽生結弦くんは、
仙台出身だったんだ」
映画初出演にしては、見事に藩主を演じきりました。

その他の出演者:
 寺脇康文・・・ 遠藤幾右衛門 
 きたろう・・・ 穀田屋十兵衛 
 橋本一郎・・・ 早坂屋新四郎 
 中本賢・・・ 穀田屋善八 
 西村雅彦・・・ 遠藤寿内 
 堀部圭亮・・・ 橋本権右衛門 
 斎藤歩・・・ 八島伝之助 
 芦川誠・・・ 大工の忠兵衛 
 中村ゆうじ・・・ 三浦屋惣右衛門 
 山本舞香・・・ なつ 
 岩田華怜・・・ 加代 
 妻夫木聡・・・ 浅野屋甚内 
 竹内結子・・・ とき 
 上田耕一・・・ 瑞芝和尚 
 重岡大毅・・・ 穀田屋音右衛門 
 松田龍平・・・ 萱場杢 
 草笛光子 きよ 
 山崎努・・・ 先代・浅野屋甚内 
 磯田道史・・・ 今泉七三郎

User Rating:6.8/10( 13 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:8.0/10( 3,485 votes) Yahoo!
オトーサン、
「感動のドミノ!」
ありへん世界で、なかったのはすごいですね。

日本アカデミー賞受賞 
・新人俳優賞  千葉雄大
同ノミネート
・美術賞 

User Reviews 
Kanameさん 
2016年12月11日
面白かった! 

歴史実話物のシリアスさと面白味のさじ加減が
うまく飽きずに鑑賞できました。
出演の俳優の皆さまの演技力の確かさも素晴らしい。
おまけにラストのお殿様が
なんとあの!羽生くんとは!! 
素でビックリ・・・油断してました(笑)
そんな羽生くんの映画デビューを祝して
プラス2点の8点で。 

オトーサン、
「羽生くんが出ているとは思わなかったなぁ」

前田有一さん 
2016年8月13日
中身はマジメ

江戸中期の仙台藩に、
重税に苦しむ人々のため
無私の心でつくした名もなき男たちがいた──。
「殿、利息でござる!」は、
そんな知られざる感動の実話をもとにした歴史映画。
興収15億円のヒットを飛ばした「武士の家計簿」の
原作者・磯田道史による評伝を、
「予告犯」の中村義洋監督が実写化した時代劇だ。 
舞台となる宿場町「吉岡宿」は
慢性的な不景気で夜逃げが後を絶たず、
じわじわと戸数を減らしていた。
とりわけ「伝馬」と呼ばれるお上からの課役が
住民に重くのしかかり、宿場の衰退に拍車をかけていた。 
造り酒屋の穀田屋十三郎と知恵者の菅原屋篤平治は打開策として、
大金を藩に貸し付けその利息で伝馬の負担を賄う
前代未聞のアイデアを考える。
さっそく彼らは基金に必要な1000両を集めるため、
出資者を探し始めるが……。 
随所に笑いをちりばめてあるが、
主演の阿部サダヲの演技は抑制が効いているし、
原作は歴史家によるノンフィクションだから考証もバッチリ。
信じられない感動の展開も実話ならではの重さで迫ってくる。
おちゃらけたタイトルで損をしている気がするが、
今年の邦画ベスト3に入ろうかという傑作だ。 
それにしても重税と苦役にまみれたこの時代の庶民が、
逆に藩にカネを貸し付けるなんて
あまりに突拍子もない話だ。
ただ「基金を運用して宿場を運営する」との考え方は
資本主義的な発想で先進的だし、合理的なやり方ともいえる。 
とはいえ問題は、現代の貨幣価値に換算して
3億円という莫大な金を、
ビンボー宿場の町人たちがどう工面するのかという点。
主人公らがこの金策に奔走する流れが面白い。 
まず少しでも儲かっている者がいれば仲間に引き込み、
この「貧しい者を救うファンド」への出資を募る。
だがこの基金は、リターンのすべてを
百姓や奉公人の課役に充てるため、
出資者には1円の戻りもない。
つまりカネだけ出して、
永遠にそれは戻ってこないというムチャな話だ。 
そんな出資話に乗る商人がいるわけないと思うが、
なんと次々と仲間は増える。
みな町の名士であると同時に、
貧しい百姓たちとも運命共同体なのだという
当事者意識をしっかり持っていたのだ。
その態度は今どきのリーダーや金持ちよりよほど立派で、
どこかの元都知事に見せてやりたいほどだ。 
かつてこの国には、ここまで「無私」になれる人間がいた。
その事実に涙が止まらなくなると同時に、
あまりにかけ離れた現代の惨状を思うと強く打ちのめされる。 
現代の高度な資本主義社会においては、
自分さえ儲かればいいとの強者の論理が
破滅的な格差を生み出している。
だがその先駆けというべき素朴な基金を発明した
昔の日本人たちは、
はるか江戸時代にひとつの経済的奇跡を起こしていた。
これを見た現代人は、確実に大きなショックを受けるだろう。 


わさお

オトーサン、
「秋田犬か」
飼い主に忠実な忠犬ハチ公も、
確か、秋田犬でしたね。
犬を主人公にした映画、間違いなく受けます。
自分の愛犬を思い出すからでしょう。
このわさお、観光大使になったり、
ねぶた祭りの山車になったり、
鰺ヶ沢の町おこしのヒーローです。

原題:わさお(2010)
監督:錦織良成  
脚本:小林弘利 
Genre:drama
上映時間:116分
あらすじ:
白神山地の北端の漁師町、鰺ヶ沢。
白いフサフサの毛に覆われた犬が出没するとの噂。
その犬と出会ったイカ焼き屋を営むセツ子は
“わさお”と名付け、愛情深く接していく。
ところが、犬がこの町にやってきた目的は、
少年・アキラが深く関わっていた・・・

出演者:
きくやわさお・・・ わさお
薬師丸ひろ子・・・ 菊谷セツ子
伊澤柾樹・・・田川アキラ 
オトーサン、
「薬師丸ひろ子、演技がうまくなったね」

その他の出演者:
シロわさお・・・わさお(子犬) 
平田満・・・ 菊谷浩
甲本雅裕・・・ 達也 
佐野史郎・・・ 茂夫 
吉永淳・・・ 田川真希 
嶋大輔・・・ 井原(保健所職員) 
大沢樹生・・・ 谷岡獣医 
尾美としのり・・・ 田川剛 
河原さぶ・・・ 老人 
不破万作・・・ 老人 
上田耕一・・・ 老人 
笹野高史・・・ 長谷川 (マタギ)
井之脇海・・・ トモヤ 
鈴木砂羽・・・ 尚子 
クノ真季子・・・ 田川美佐子 
伊藤幸純・・・祖父 

User Rating:8.0/10( 4 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:6.4/10( 112 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ま、6点台だね」

User Reviews 
fg9***** さん 
2017年2月7日
観る人により評価が分かれる 

「わさお」のプロモーション・フィルムに、
ストーリーを無理無理縫い合わせた感じで☆一つ。
でも、「わさお」が海を眺める表情、
星空のもとに佇む姿は、
狷介孤高の一匹狼ならずとも
悠然たる風情が感じられたので☆二つ。
また、エンドロール中の薬師丸の歌声が、
相も変わらず透明感に溢れていて
素敵だったので、☆三つ。
エンドロール終了後の
「わさお」の何とも言い難い「ブサかわ顔」に、
思わずクシュッと笑ってしまったので☆四つ。
観る人によって、☆一つから☆四つまで、
いかようにでも評価が分かれる作品だった。 

オトーサン、
「同感」

もとやさん 
2012年2月16日
敗因

わさおというタイトルの割には
わさお中心に物語が進んで行かない。
どちらかと言うと
町の人々の群像劇に近い構成だろうか。
キャストが豪華なので安定感はあるけれど、
シナリオ的には盛り上がりに欠ける印象。
わさおor少年に感情移入して鑑賞するというより、
第三者的に見守る感じになってしまって、
いまいち感動できなかったです。
最後もどうせ無事なんでしょって
冷めた目で見てしまった。
東京から戻ってきたとか、
どうにも信じられない設定が邪魔して、
シロ=わさおという認識が薄かったのも敗因かも。 


プロジェクトA2/史上最大の標的

 
オトーサン、
「順番が逆だね」
プロジェクトAをみていないのに、
プロジェクトA2が放映されていないのに、
見ることになりました。
前作をみていれば、満州族や海賊の動きが
分かったかも。

原題:'A' gai wak 2 (1987)
   Project A 2 
監督:Jackie Chan
脚本:Jackie Chan/Jack Maeby(english adaptation)  
      Edward Tang/ Yu Ting(dialogue)  
Genre:Action/ Comedy/ Crime
Rated PG-13 for violence
Country: Hong Kong 
Language: Cantonese 
上映時間:101分
あらすじ:
20世紀初頭、清朝末期の香港。
犯罪多発地区である西地区を統治する
警察署長のチンは暗黒街のボスと結託して
絶大な権力を握っていた。
その無法ぶりに頭を悩ませた警察局長は
海賊の討伐に貢献した
水上警察のドラゴンを新署長に任命する。
ドラゴンはまず警察と黒社会の癒着を断ち、
見事に犯罪組織の一掃に成功する。
続いて警視総監邸で行われる舞踏会の警備に取り掛かるが、
そこには彼の活躍に恨みを抱く
チンの陰謀が待ち構えており、
ドラゴンは宝石泥棒の冤罪をきせられてしまう。
更にチンはドラゴンを抹殺するため、
刑務所に連行する途中で袋詰めにして川に投げ込むが、
その様子を見ていた倒朝派の革命党員達に
ドラゴンは救出される。
一方チンは清朝の密偵らと手を結び、
倒朝派の革命党員とその支持者の狩り出しを始める。
打倒チンという面で
革命派と利害が一致しているドラゴンは
彼らと協力して立ち向かうが、
彼らの前には清朝の密偵や、
果てはドラゴンに討伐された
海賊の残党までもが立ちはだかった・・・

出演者:
Jackie Chan ・・・Sergeant Dragon Ma(ドラゴン)
Bill Tung ・・・Chief Inspector / Chief Tung(チン)
Maggie Cheung・・・ Yesan / Maggie(マギー)
Rosamund Kwan・・・ Miss Pak(パク)
オトーサン、
「ジャッキー・チェン、空回り」

その他の出演者:
David Lam ・・・Superintentant/Inspector Chun
Carina Lau ・・・Carina
Ray Lui・・・ Mr. Man Tin-ching
Regina Kent ・・・Regina
Mars ・・・Mars / Jaws
Kenny Ho ・・・Shi King
Yao Lin Chen・・・ Awesome Wolf
Chris Li ・・・Mr. D 
Fan Mei-sheng ・・・Black Bear
Lee Hoi-san ・・・Choy
Tai Bo ・・・Mr. B
John Cheung ・・・Bodyguard
Chen Ti-ko ・・・Python
Benny Lai ・・・Pirate No.1
Rocky Lai ・・・Pirate No.2
Johnny Cheung・・・ Pirate No.3
Lai Sing-kong ・・・Pirate No.4
Frankie Poon ・・・Pirate No.5
Sun Wong ・・・Sgt. Ching
Wan Fat ・・・Wan Sam Mun
Len Wen-wei ・・・Sung
Ben Lam ・・・Brawns
Lo Wai-kwong ・・・Brains
Anthony Chan ・・・ Cop #365
Nicky Li ・・・Hotel Receptionist
Kwan Hoi-san ・・・ Chi
Lau Siu-ming ・・・The Prince
Isabela Wong ・・・Winnie Chi
Ricky Hui ・・・Cop #364
Sammo Hung ・・・Fei)
Yuen Biao ・・・Captain Tzu 
Dick Wei ・・・San Pau 

User Rating:7.2/10( 6,888 votes)IMDb
  User Rating:7.4/10( 111 votes) Yahoo!
オトーサン、
「こんなにいいかな?」

User Reviews 
jzathajeniousさん
Adelaide Australia 
2003年7月26日
ジャッキー・チェンの傑作のひとつ 

正直に言って、こんなに多くの人々が
この映画を憎悪しているか分からない。
本作は、私のお気に入りのひとつ。
タイガーと彼の部下との戦いは、サイコー。
斧を持つ海賊との戦い、
家のなかで互いに避けあうシーンは、お見事・・・
最後の対決は、迫力不足だが、
満州人は、かなりよかった。

オトーサン、
「同感!」

一人旅さん 
2015年7月11日
登場人物多いよ! 

ジャッキー・チェン監督作。
『プロジェクトA』の続編で、
警察署長に任命されたドラゴンと
悪の組織の対決を描いたアクション。
登場人物がやたら多いのが特徴
(しかも説明不足な点が多い!)で、
警察・革命軍連合VS政府・マフィア連合の図式で
格闘メインの大混戦が繰り広げられる。
ジャッキー・チェンが見せる
本格アクションもさることながら、
香港アクションで毎度お馴染みの
イスやソファーといった小道具を
臨機応変に利用した変則的な戦い方が
対決を盛り上げてくれる。
もちろんコミカルな動きやセリフも満載だ。
いつもの香港アクション映画以上でも以下でもないが、
ジャッキーらしさ溢れた笑える娯楽作に仕上がっている。


駆込み女と駆出し男

 
オトーサン、
「浅薄な題名だね」
井上ひさしさん原作の「東慶寺花だより」、
この方が断然いいですね。 

原題:駆込み女と駆出し男(2015)
監督・脚本:原田眞人
原作:井上ひさし
Genre:Period Drama
上映時間:143分
あらすじ:
天保十二年、江戸時代後期。
質素倹約令が発令され、庶民の暮らしに暗い影が。
当時、妻のほうからの離縁はダメ。
鎌倉の尼寺、東慶寺は、幕府公認の縁切寺。
寺に駆け込み、2年を過ごせば離婚が成立した。
駆け込み女たちはまず御用宿に預けられ、
そこで身元の調査が行われる。
戯作者に憧れる見習い医師の信次郎は、
御用宿の柏屋に居候だ。
叔母である柏屋の主人、三代目源兵衛の
離縁調停作業を手伝い始める。
そんなある日、顔が火ぶくれの鉄練りのじょご、
そして、足を怪我したお吟が、
東慶寺に駆け込んでくる・・・

出演者:
 大泉洋・・・ 中村信次郎 
 戸田恵梨香・・・ 鉄練りのじょご 
 満島ひかり・・・ お吟
 樹木希林・・・ 三代目柏屋源兵衛 
オトーサン、
「樹木希林さんの演技を前にすると・・・」
大泉洋も、戸田恵梨香も、満島ひかりも、
一段落ちますね。

その他の出演者:
 内山理名・・・ ゆう 
 陽月華・・・ 法秀尼 
 神野三鈴・・・ おゆき 
 武田真治・・・ 重蔵 
 北村有起哉・・・ 鳥居耀蔵 
 中村育二・・・ 水野忠邦 
 山崎一・・・ 石井与八 
 堀部圭亮・・・ 寺役人 
 松岡哲永・・・ 田の中勘助 
 螢雪次朗・・・ 蘭丸 
 大鳥れい・・・ 法光尼 
 赤間麻里子・・・ 法鈴尼 
 キムラ緑子・・・ お勝 
 木場勝己・・・ 利平 
 高畑淳子・・・ 女貸本屋 
 橋本じゅん・・・ 近江屋三八 
 井之上隆志・・・ 鼻山人 
 山路和弘・・・ 渓斎英泉 
 でんでん・・・ 為永春水 
 嵐芳三郎・・・ 松の湯の男 
 麿赤兒・・・ 清拙 
 中村嘉葎雄・・・ 風の金兵衛 
 堤真一・・・ 堀切屋三郎衛門 
 山崎努・・・ 曲亭馬琴 

User Rating:6.2/10( 13 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:7.9/10( 2,525 votes) Yahoo!
オトーサン、
「6点台だね」
芝居ッ気たっぷりなのは、いいですね。

日本アカデミー賞ノミネート 
・主演男優賞  大泉洋    
・助演女優賞  満島ひかり    
ブルーリボン賞受賞 
・主演男優賞  大泉洋   

User Reviews 
あにやんさん 
2015年5月246日
野暮がいっぱい

役者は皆とても良かったと思います。
題材もいいですし。
だけど脚本、演出、カメラ、編集には疑問湧きまくり。
冒頭で市川崑監督リスペクトを
高らかに宣言しているのですが、
ならば中途半端はやめようよ、と。
「なんなのよ、
そのちょっとだけ市川崑風味な原田眞人作品は」みたいな。
カメラ動かし過ぎだし、微妙な高さからの俯瞰が多過ぎるし、
編集のリズムは乱れまくりだし。
ライティングだってもっと工夫して欲しいし、
女優の顔はもっともっと印象的に撮って欲しいし。
市川作品のモダンなスタイルに及ばない野暮がいっぱい。
複数のエピソードが同時進行してゆきますが、
それが多層的に絡んで大きなドラマを織り成している
感じではないんですよね。
もうブツ切れで並んでる状態で、
いちいち話がいきなり飛ぶ飛ぶ。
だからせっかくの感動的なエピソードも突如山場が訪れたり、
ブッツリ切れて余韻無しで終わったり。
戸田恵梨香、満島ひかり、内山理名、陽月華といった
女優陣のせっかくの印象的な好演がもったいなくて。
せっかくいい素材を贅沢に集めたのに、
それを生かしきるには色々と足らない感じの映画でした。 

オトーサン、
「井上ひさしの名声に負けたか」

黒美君彦さん 
2015年5月27日
べったべっただんだん

あまり期待していなかったのだが、
いい意味で裏切られた。
時代劇でありながら、テンポアップした展開。
でありながら、時代考証を踏まえた
正統派の時代劇として構築され、
最後まで飽きさせない演出は見事。
大泉洋は予想通り軽妙な役回りに徹するが、
妾離縁を図る満島ひかりのお吟、
浜鉄屋の腕利き鉄練り職人じょごの戸田恵梨香が
それぞれいい演技。
満島ひかりはさすがだが、
戸田恵梨香なんて、
これまでヘンな役柄を演じさせた作品が
多かったのが腹立たしいほどの巧演で、思わず見直した。
さらには周辺の登場人物たちも実に活き活きとしている。
樹木希林、山ア努、木場勝己、キムラ緑子、
内山理名、陽月華ら、クセのある俳優陣が、
それぞれきちんと役を演じ分けていて個性が際立っている。
駆け込んだお吟が実は…とか、
厳しい東慶寺の法秀尼が実は…とか、
巧みに配された伏線も心憎い。
時代劇といえば、どことなく類型的であることが多いが、
この作品、隅々にまで神経が行き届いていて映像も美しい。
「いつもいつもありがとう」を「べったべっただんだん」と
じょごが教え、お吟が最後にその言葉をかけるのが心に残る。
判じ絵のように、幾つもの物語がこの作品には隠されている。
それをひとつひとつ読み明かしていくには、
一回観ただけではついていけないかもしれない。
そのくらい餡子がつまった作品だ。
それにしても封建的な時代に、
縁切り寺法を守った東慶寺の存在に着目した
原作の井上ひさしの慧眼には恐れ入る。


フェイス/オフ

 
オトーサン、
「2001年に見た」
映画批評が、
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
・フェイス/オフ 連番No.159
何度観ても飽きないですねぇ。

原題:Face/Off (1997)  
監督:John Woo  
曲本:Mike Werb & Michael Colleary  
ジャンル: Action / Drama / Thriller
Rated R for intense sequences of strong violence, 
      and for strong language. 
Country: USA 
Language: English / Latin 
上映時間:138分
あらすじ:
FBI捜査官ショーン・アーチャーは、
テロリストのキャスター・トロイに狙撃され、
最愛の息子を失った。
飛行場での追撃戦の末、トロイを捕らえるが、
彼がLAに細菌爆弾を仕掛けている事が判明。
当のトロイは植物人間となっており、
唯一の情報源は獄中にいるトロイの弟ポラックスだけ。
FBI特殊班はアーチャーに
トロイの顔を移植して刑務所に潜入させ、
ポラックスから爆弾の設置場所を聞き出そうとする。
だが、昏睡状態のトロイが覚醒し、医師を脅迫し
保存されていたアーチャーの顔を自分の顔に移植させる・・・

出演者: 
John Travolta ....  Sean Archer(ショーン・アーチャー)  
Nicolas Cage ....  Castor Troy(キャスター・トロイ)  
オトーサン、 
「両雄、並び立つ!」

その他の出演者:
Joan Allen ....  Dr. Eve Archer  
Gina Gershon ....  Sasha Hassler
Alessandro Nivola ....  Pollux Troy
Dominique Swain ....  Jamie Archer  
Nick Cassavetes ....  Dietrich Hassler  
Harve Presnell ....  Victor Lazarro  
Colm Feore ....  Dr. Malcolm Walsh  
John Carroll Lynch ....  Prison Guard Walton  
CCH Pounder ....  Dr. Holllis Miller  
Robert Wisdom ....  Tito Biondi  
Margaret Cho ....  Wanda  
Jamie Denton (I) ....  Buzz  
Matt Ross (I) ....  Loomis  
 
User Rating:7.3/10( 295,647 votes)IMDb
  User Rating:8/4/10( 862 votes) Yahoo!
オトーサン、
「よく出来ているねぇ」
流石、爆発シーンの名手、ジョン・ウー監督。
飛行機が車との正面衝突を急カーブで避けて、
建物に突っ込んで爆発炎上!

以下は、「虹の彼方に」がうまく使われていての
ノミネートでしょう。

アカデミー賞ノミネート 
・音響効果編集賞 

User Reviews 
abgkasjlkasjlaさん
Denmark 
2004年7月29日
これまでに作られた
最もすばらしいアクション映画の1つ

ジョン・ウーは、
スタイリッシュないいアクション映画の
作り方を知っている。
そして、まさに、この映画がそう;
クールでよいスタイリッシュなアクション。
プロットは、素晴らしい。
かなり心理学的で、まったく興味深い。
速いペースだ。
すごいアクション・シーンが、
30分以上途絶えることはない。
4つから5つの決闘と2つのチェースシーンがある。
それぞれ数分の長さだ。
演技は、素晴らしい。
すべての重要な役が、うまく演じられている。
ジョン・トラヴォルタ、ニコラス・ケイジ、
ジョーン・アレン、アレッサンドロ・ニヴォラ、
ジーナ・ガーション、ドミニク・スウェイン・・・
みんな見事な演技をする。
なかでも、トラボルタとケイジは最高;
本当に素晴らしい演技だ。
そして、端役までよく書きこまれている。
アクションはクールで、非常にスタイリッシュ。
テーマが、素晴らしい。
もちろん、顔を取り替えるなんて
完全にありえない話だ。
だが、不信を払拭すれば、楽しめる。
脚本は、素晴らしく、
多くのアクション、ドラマ、スリラーがいい。
強烈な撃ちあいの間、
子供に甘いポピュラー音楽を聞かせるシーンがいい。
すばらしい映画だ。
アクション映画ファンに推薦したい。

オトーサン、
「へぇ、そうなんだ」
ジーナさん、
ジョン・ウー監督作品で、これが一番好きなんだ。

ジーナさん 
2010年9月25日
悲哀感を伴う娯楽作品

リアリティはないですが、
やはり斬新な発想と設定が
最大の魅力と言えるでしょう。
いくらなんでもそれは無理だろ、それは無いよ、、
などツッコミどころ満載の映画が嫌いな方は観ないほうがイイですよ。
とにかく現実味の無いストーリーですから(爆)
それでも夢中で観ていられたのは様々な魅力ゆえですが・・・
まずは迫力のガンアクション、派手なカーチェイスやボートチェイスなど
アクションの流麗さがお見事です。
ずっと趣向を凝らしたアクションを見てきただけに、
最後の最後でスケールダウンしてしまったのは
勿体なかったですが、アクション好きなら要チェックでしょう。
そして、近からず遠からずな絶妙な距離感で
二人を捉えた撮影やスローモーションなど
ジョン・ウーらしい映像と緊張感のある演出は
印象深く一見の価値ありです。
そしてそして、
ジョン・トラヴォルタとニコラス・ケイジのバランスが素晴らしいんです。
なんと言っても二人ともが
善玉と悪玉の両方を張れる役者であることが、
この作品にはピッタリでしたね。
二人ともよっぽど演じていて楽しかったのか、
他では見ないぐらい生き生きしてました。
二人の競演を観るだけでも損は無いですよ。
他にもジョーン・アレンやジーナ・ガーションなど
それぞれのヒロインも味わい深く、見応えのあるキャスティングでした。
思いもよらない着眼点を下敷きに
家族愛を多めに描いた事で
ドラマチックなサスペンスアクションに仕上がっています。
展開も速いですし、飽きずに鑑賞できると思いますよ。
個人的に、ジョン・ウー作品ではこれが一番好きです。


アイアムアヒーロー

オトーサン、
「なーんだ、邦画か」
I am a heroだから、てっきり洋画かと思いました。
主人公の名前が、英雄だから ヒーロー。
分かってみれば、他愛ない題名でした。

原題:アイアムアヒーロー(2015)
監督:佐藤信介
原作:花沢健吾
脚本:野木亜紀子  
Genre:Horror/Suspence/Drama
上映時間:127分
あらすじ:
35歳の鈴木英雄は、漫画家のアシスタント。
ある日、徹夜仕事から帰宅し
異形の姿に変貌した恋人に襲われかける。
辛くも逃げ出した英雄は、
女子高生・比呂美と出会い、
御殿場のアウトレットモールで
看護師・藪と出会い、行動を共にする。
やがて感染パニックが
日本中で起きていることが分かる。
標高が高いところは
感染しないという情報を頼りに、
英雄と比呂美は、富士山を目指す・・・

出演者:
 大泉洋・・・ 鈴木英雄 
 有村架純・・・ 早狩比呂美
 長澤まさみ・・・ 藪 
オトーサン、
「大泉洋、ほんとにヒーローだったね」
こんな役、いくら貰っても、ご免ですが、
ノリに乗っている役者は、すごいですね。
有村架純さんは、存在感薄いので、がっかり。

その他の出演者:
 吉沢悠・・・ 伊浦 
 岡田義徳・・・ サンゴ 
 片瀬那奈・・・ てっこ 
 片桐仁・・・ 中田コロリ 
 マキタスポーツ・・・ 松尾 
 塚地武雅・・・ 三谷 
 風間トオル・・・ 千倉 
 徳井優・・・ アベサン 

User Rating:7.1/10( 48 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:6.8/10( 5,987 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ゾンビの造形と大群が秀逸!」
ただ舞台となった御殿場のアウトレットモール、
"御殿場プレミアム アウトレット"に思えますが、
こんなことして、営業に差し支えないのでしょうか?
いい思い出を汚されたみたいで、不愉快でした。

シッチェス・カタロニア国際映画祭
・コンペティション部門・観客賞
・コンペティション部門・最優秀特殊効果賞

User Reviews 
rhforever 
2017年3月5日
普通に面白かった。

特に冒頭近くの日常が
非日常に変化していく街頭のシーン、
邦画にありがちな安っぽさを感じさせず、
洋画とは一味違った非常にリアリティのある無秩序さ。
そのあたりからぐいぐい引き込まれて、
そのままのテンションで最後まで見ることができた。
主人公の覚醒を本当にじれったいくらい
ぎりぎりまで引っ張ったのも良かった。
女優好きの自分としては長澤はまあまあ、
それよりも有村を最初から素直に可愛いと思えたのが収穫。
書き忘れて追加
一番つぼにはまったのは、
有村のスマホの2ch?に出てた
赤ん坊のころ階段から落として足を不自由にした妹が
扉をがんがん蹴ってるんだけど、
あけてあげようと思ってるっていうような書き込みでした。
皆さんお気づきでした?
映画はそりゃ映画館で見るのが一番に決まってるけど、
こういう細かいところに気付き確認できるのは
録画したものを観賞するならではの楽しみですね

オトーサン、
「自己宣伝臭が鼻につくね」

前田有一さん 
2016年4月19日
ネタバレ前に見に行こう

海外の映画祭で観客賞など高い評価を得た
「アイアムアヒーロー」は、
なかなかよく出来ているが
楽しむためにはいくつかの注意点があるので、
公式サイトを含め他の紹介記事を読む前に
このページを一読しておくとよい。 

30代も半ばの鈴木英雄(大泉洋)は、
15年前に新人賞をとったものの
その後はアシスタント生活で全く目が出ない漫画家。
長年つきあって同棲しているガールフレンドはいるが、
生活が成り立たない状況から彼女との仲は最悪。
最後の望みだった新作の持ち込みも編集者から一蹴され、
ついに彼女から部屋を追い出されてしまう。 

さえない男が巻き込まれるとんでもない運命。
この後の展開は原作未読者には
なかなか予測しがたいものとなる。
人によっては仰天することだろう。 
さて、私が記事の冒頭から
この映画がどんなジャンルかとか、
原作者の名前とか、映画賞の名前すら書かずにいるのは
本作を楽しむため絶対避けねばならない
"ネタバレ"をしないためである。 
有名ベストセラーコミックの映画化である本作に
そこまで配慮するのはやりすぎという声もあろうが、
この映画の対象客層には有村架純&長澤まさみの
ダブルヒロインに惹かれてやってくる
ライトユーザーが多く含まれているのは明白。 
そういう人たちに、
原作第一巻の衝撃を味わってもらうためには
このくらいするのが、
観客第一主義のポリシーを持つ
超映画批評の基本的スタンスなのである。
公式サイトふくめ他の紹介者は
こういう配慮はまずしないので、
映画選びの際には当サイトをファーストチョイスとすることを
情報強者の皆様には改めてオススメしておきたい。 
本作は、邦画としては、との枕詞はつくものの
なかなかの描写力とアクションシークエンスを持っている。
主人公のキャラクター、役者の演技など総合的に見れば、
類似作品の中では海外と比べても
トップレベルの面白さだと保証する。
こういうチャレンジが日本映画の中から出てくるのは
素晴らしいことで、高く評価する。 
とはいえ、最初に述べた原作第一巻の衝撃を表現するには
映画版はかなり荒っぽい作り。
漫画と映画では伏線の目立ち方が段違いなので、
もうすこし控えめに張らねばならない。
これでは何のためにあのシーンを引っ張っているのかが
さっぱりわからないほどあからさますぎる。 
映像的には頑張っているが、引っかかる場所はいくつもある。
たとえばクラッシュシーンはやりすぎで、
あれで中の人が無傷というのは興ざめする。
もっとも有村架純のまぶしい太ももが無事なのは
男性ファン的には正義ともいえる。 
それでも高跳びの場面はご都合主義を感じさせてよろしくない。
身体能力の変化については最初のひとりが示唆してはいるが、
それだけでは不十分だ。
こういう重要な局面で説得力を感じさせないというのはまずい。 
それでも、英雄が決意してくりひろげる
モール地下のシークエンスなどは見事なものだ。 
ここを筆頭に、今回の大泉洋の演技は絶賛してよい。
邦画界最強クラスのダブルヒロインがありながら、
なんとその二人を完全にわきに追いやるほどの魅力を発揮。
数年前の(本作の撮影は14年)、
ルックス最強時代の有村架純でさえかすむその演技は圧巻であった。 
二人のヒロインはどちらもいいが、
もはや見飽きてしまったサバサバ長澤より、
旬な華を感じさせるのは有村架純だ。
2タイプの性格を演じ分けているが、
とおりすがりの女子高生に中年男がこれほど入れ込む
説得力皆無な展開を、まったくそう感じさせない。
きっと本作でさらにファンを増やすだろう。 
まとめると、原作未読者で
この映画がどういう内容か知らない人は、
迷わずこの記事だけ読んで
予告編もチラシも地下鉄広告も一切見ずに映画館にゴー!だ。
そういう人がおそらくこの映画をいちばん楽しめる。 
それ以外の人も、多少は満足度が下がるだろうが十分イケるだろう。
現状ではこれ以上は望みにくい。
そんなコミックの実写版、数少ない成功例といえる。


あまくない砂糖の話

オトーサン、
「あかん、砂糖はあかん」
昼食用に、あんぱんとあんドーナツを買うはずが、
あんぱんをやめました。

原題:That Sugar Film (2014) 
監督・脚本:Damon Gameau   
Genre:Documentary 
Country: Australia 
Language: English 
上映時間:90分
あらすじ:
オーストラリア人のデイモン・ガモー監督は、
妻の妊娠を機に安全な食生活について考え始める。
この奥さんはなかなか優秀で、
ガモー家の食生活に特段の問題点はないようにみえる。
だが生まれてくる子供のための食事はどうだろう。
世間に溢れる子供用の加工食品、
健康によいとされるシリアルやジュース。
そういうものに問題はないのか、
もっというなら、それらに大量に含まれる
シュガー(砂糖、果糖)は安全なのか。 
そして彼は決意する。
シュガーを自ら60日間とり続けて
人体実験してみようと。 
結果は・・・
体重が8.5キロ増加し、腹囲も10センチ増、
肝機能が悪化し脂肪肝に、中性脂肪の値も1,5倍に。
2型糖尿病の初期症状と診断される。
実験開始から35日目ぐらいに、
気分的な落ち込みややる気が出なくなった。
すると、甘いものがまた食べたくなるという
中毒症状が出てきた・・・

出演者:
Damon Gameau・・・  Himself(デイモン・ガモー)
オトーサン、
「自分で人体実験、えらいね」

その他の出演者:
Stephen Fry ・・・  Himself
Isabel Lucas ・・・ Herself
Jessica Marais ・・・ Herself
Brenton Thwaites ・・・ Himself
Hugh Jackman ・・・ Himself  
Zoe Tuckwell-Smith・・・  Herself 
Milla Bakaitis ・・・ Sugar Devil 
Richard Davies ・・・ Sugar Shopper 
Skylar Delphinus ・・・ Sugar Dancer & Shopper 
Christina Evans ・・・ Sugar Dancer & Shopper 
Lisa Gloufchis ・・・  Sugar Dancer 
Benjamin Hancock ・・・ Sugar Dancer 
Zelia Kitoko ・・・ Sugar Dancer & Shopper 

User Rating:7.4/10( 5,389 votes)IMDb
  User Rating:8.1/10( 87 votes) Yahoo!
オトーサン、
「工夫している!」
ドキュメンタリーとして
オーストラリア史上最高の動員記録!

User Reviews 
randymcbeastさん
United States 
2015年9月2日
This movie changed my life     
この映画は私の人生を変えました。

はい、そう言いました。
この映画は私の人生を変えました。
それを認めます。
制作陣に、大きな感謝を捧げたい。
映画を見てから、私はダイエットを変更しました。
このレビューを書くのを約1ヶ月待ったのは、
それが定着したのを確かめるためです。
実際、私の人生を変えました。
現在、この映画のメッセージは、
本当に深く私の中に入りました。
大きな声ではっきりと受け取りました。
実際のところ、数十年の身体への損害、
実に愚かだったと感じています。
砂糖について無知でした。
私達が毎日消費する製品だというのに、
私はまた社会によって裏切られたと感じています。
もっと早くこれを知るべきなのに何もしなかった。
なぜそんなに愚かなのでしょう?
砂糖は、私達を殺しています。
誰も、何もしていません。
一握りのメーカーは自覚しています。
私は、役割を果たします。
あなたが健康人生を気にするならば
あなたの家族と友人の健康を気にするならば、
この映画を見るように命ずるはずです。
その言葉を広めるように命じてください。

オトーサン、
「厚生省は、何しとる!」
砂糖規制を打ち出せば、国民医療費は確実に減ります。

前田有一さん 
2009年2月16日
日本じゃ作れないだろう

04年の「スーパーサイズ・ミー」を
ヒントに作られた
「あまくない砂糖の話」は、
ライザップブームはじめ
糖質制限ダイエット全盛の
現代日本にこそふさわしい、
タイムリーなドキュメンタリーである。 
(前掲 あらすじ)  
「スーパーサイズ・ミー」との違いは、
あきらかに害だとわかっているジャンクフードではなく、
ありふれた食材、調味料たる砂糖ということ。
さらに無謀な量ではなく、
オーストラリア人の平均摂取量ジャストを
毎日とると決めたこと。
ちなみにこの量は、日本人とも大差がないという。 
その結果、どうなったか。
その衝撃の結果は映画館でぜひご確認を。 
ポップな映像とわかりやすいCG、
ユーモア溢れるナレーションや
ハイスピードで無駄のない展開。
あらゆるドキュメンタリー作品のなかでも
娯楽性の高さではトップクラス。
お勉強臭さはゼロだ。
まるでバラエティ番組を見るかのように楽しめるだろう。 
その一方で、字幕版では
たとえば"ジュース"が加糖した清涼飲料水なのか、
100パーセント果汁なのかが
わかりにくいなどの問題が残る。
何を食べているのかは重要なポイントなので、
できれば情報量が多い吹き替え版のほうがいいのだが、
公開時にはまだ存在しない。
この点は映画会社にも提案したが、
なかなか予算的に難しい部分もあるわけで、
DVD化の際に期待したい。 
さて、高脂肪低糖質の食事から、
低脂肪高糖質の食事にかえる。
つまりこれまでの食事から
「脂肪」を減らした分を「糖質」に変更する。
一昔前の栄養学なら理想に近い。
だが実際はどうだろう。 
ボディビルの世界では、
炭水化物を減らすダイエット法は
大昔からの常識であった。
ライザップのメソッドも、
もちろんそれを参考にしたものだ。
よってそれを趣味とする私も
長年糖質を制限(ゼロではない)する
食事法を続けている。 
そもそも体内にほとんど貯めておけない
炭水化物というエネルギー源を主食とすることじたい、
生物として理に適っていないのである。
貯めておけない理由の第一は貯める必要がない、
つまりいつでも他の栄養素から変換できるからである。
さらにいえば、貯めておくと害をなすから、
との推論も成り立つ。 
それでも一般に主食=炭水化物と信じられているのは、
ヒトが農耕を発明して以来、
たんに一番簡単に大量に生産できたのが
穀物だったからというだけの理由だ。
生物学的な必然性ではなく、
たんなる社会学的理由なのだから、
それが実は肉体にとってとりすぎれば
害をなす成分だったとしても何の矛盾もない。 
ヒトの身体は糖の代謝にたいし、
きわめて貧弱な処理システムしか持ち合わせていない。
なのに長期間の大量摂取でそれを酷使するから、
数十年もすれば簡単に故障してしまう。
現代医学はそれを糖尿病と名付けている。 
そうした思想を持つ立場から見ると、
砂糖の精神に与える影響や中毒性、
カロリーを増やしていないのに太るメカニズムなど
、ことごとくこの映画の主張には頷くことばかりで、
自分が実践してきた理論を再確認するような
楽しさを感じられた。 
だがそうでない観客にとっては、
きっと旧来の価値観の破壊をともなう
再構築ということになるだろう。
その意味でこれは、
炭水化物信仰、脂肪悪玉論に毒されている人々には、
人生を変える作品にすらなる可能性がある。 
じっさい本国オーストラリアでは、
この作品は大ヒットして社会的な影響を与える結果となった。 
監督に直接会って話した印象は、
いかにも好奇心旺盛な若い映像作家といった感じで
とてもそんな大それたことを達成したように見えなかったが、
彼の挑戦はそうとう野心的であった。
なにしろ豪州は世界第3位の砂糖生産国。
そこで砂糖業界を敵に回す映画を作ればどうなるか。
まして世界的企業を本作では名指しで批判している。
タブーを犯すからには、大変な苦労があったのではないか。 
少なくとも、とてもじゃないが日本ではできない。
事実、これほどブームになっているのに
砂糖や炭水化物の害に目をつける監督すらいないし、
いたとしても資金を集めることすら難しいだろう。 
その結果、親たちは
「砂糖は脳みその唯一の栄養素」などという
大昔のプロパガンダを有り難がり、
子供に砂糖菓子を与え続けている。 
私に言わせれば小さい子供にとっての砂糖は、
大人にとっての麻薬と同じくらいの
中毒性を引き起こすものだ。
100害あって一利なし、
可能な限り高い年齢まで
カットしなくてはならない性質のものであり、
多くの困難を乗り越えそれを実践している一部の親たちに
私たち情報発信者は寄り添い、応援すべきなのである。 
「あまくない砂糖の話」は、
その精神的支えとなってくれる心強い映画である。
おちゃらけたノリだが、その思想と意気込みは骨太だ。
極端な情報に見えるかもしれないが、
そのうちこれが普通になる日が来るだろう。 
お腹が大きくなっていく姿をパンツ一枚で見せてくれる
美人の奥さんのみならず、
監督の実験を支える医者や専門家が美人揃いというのも
目の保養になって実によろしい。
こうしたキャスティングのやりかた、
それぞれのキャラを意図的に立てている点など、
この監督は発信者、扇動者としてかなりの手練れだ。 
日本でもこれくらいのものを作る人が出てこないものか。
この分野はブルーオーシャン、
若くて野望溢れる映画作家にとっては早い者勝ちである。
タブーを恐れず突き進んでほしいものだが。 


シンデレラ

オトーサン、
「シンデレラか」
あまりにも有名な話です。
原作者は誰かな?
グリム兄弟かな、アンデルセンかな、
あるいはディスニーかな?
調べてみましたが、どうやら民間伝承のようです。

原題:Cinderella (2015)
監督:Kenneth Branagh  
脚本:Chris Weitz  
Genre:Drama/ Family/ Fantasy
Country: USA / UK 
Language: English 
上映時間:105分
あらすじ:
エラは、幼くして母を亡くす。
父の再婚で、継母と2人の姉ができる。
父が亡くなると、まま母と義姉たちは
エラに辛く当たるようになる。
お城で舞踏会が開かれることになり、
エラにも招待状が届くが、
舞踏会に行きたいという願いは
継母に阻止されてしまう。
悲しみに暮れるエラの前に
魔法使いが現われる。
その魔法によって、エラは
華麗なドレスとガラスの靴を身にまとい、
美しく変身し、カボチャの馬車に乗り、
舞踏会へと向かう・・・

出演者:
Cate Blanchett ・・・ Stepmother(継母)
Lily James ・・・ Cinderella (シンデレラ)
Richard Madden ・・・ Prince(王子)
オトーサン、
「えっ?」
ケイト・ブランシェットが、シンデレラと思いましたが、
底意地の悪い継母役でした。
民間伝承では、
継母を衣装箱に挟んで
首を折って殺害するシーンがあるそうですが、
ほんとうに、そうしたくなるほどでした。
でも、ディズニーですから、
シンデレラは、最後に「許す」というのです。

その他の出演者:
Eloise Webb ・・・ Ella (10 years)
Helena Bonham Carter ・・・ Fairy Godmother
Nonso Anozie ・・・ Captain
Stellan Skarsgard ・・・ Grand Duke
Sophie McShera ・・・ Drisella
Holliday Grainger ・・・ Anastasia
Derek Jacobi ・・・ King
Ben Chaplin ・・・ Ella's father
Hayley Atwell ・・・ Ella's mother
Rob Brydon ・・・ Master Phineus
Jana Perez ・・・ Princess Chelina of Zaragosa
Alex Macqueen ・・・ Royal Crier

User Rating:7.0/10( 115,769 votes)IMDb
  User Rating:8.0/10( 3,556 votes) Yahoo!
オトーサン、
「よく出来ている!」

アカデミー賞ノミネート 
・衣装デザイン賞 

User Reviews 
3DSpecsさん
United Kingdom 
2017年1月1日
ディズニーが、またやった!

批評家たちが、この完璧な作品に、
文句をつけたと聞いて、がっかりした。
登場人物の性格づけは、よく考えれれていて、
継母とその娘たちを風刺している。
現代的技法とプロセスのおかげで、
19世紀に灰かぶり姫(Cinderslut)で知られる
「シンデレラ」のリメイクは、完璧だった。
すばらしい作品は、しばしば、
いくつかの小さな弱点をもっている。
編集でディテールが、切り取られたり、
長くしたりすることがある。
だが、ディズニー映画では、そんなことはない。
最初から終わりまで、ソフトで愛情深く
かゆいところまで行き届いている。
ウォルトの最初の意図に忠実な家族向け映画だ。
この印象的な映画が、上映される!
なんて、すばらしい幸運なんだ。

オトーサン、
「このひとは、優しいね」
継母の横っ面をひっぱたきたくなる程度ですもん。

リベルタド!!さん 
2016年5月13日
なるほど、灰かぶり姫

“今さら感”はハンパなかったけど、
やっぱりみはじめると観ちゃうんだなぁ。
「小公女セーラ」「ペリーヌ物語」とか、
過酷な状況から大逆転するカタルシスは
「シンデレラ」が元祖だもんな。
意地悪な継母たちが、
もっと酷い目にあえば良かったのにと思うのは、
“人” としてダメなことかな?
だって、あっさり“許す”んだもん!
せめて横っ面ひっぱたいてから許せばいいのに。
そんなこと言っていたら、
本作のテーマ“優しさと勇気”に反しちゃうか。
吹替で観たけど、
とと姉ちゃん・高畑充希、なかなか良かった。


大統領の陰謀

オトーサン、
「2001年に見た」
映画批評が、
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
・大統領の陰謀 連番No.355

原題:All the President's Men (1976)  
監督:Alan J. Pakula  
原作・Carl Bernstein 
脚本:Bob Woodward (I)
Genre: Drama / Thriller 
Country: USA 
Language: English / Spanish 
上映時間:138分
あらすじ:
1972年の大統領選挙の最中。 
ワシントン・ポストのボブ・ウッドワード記者は、 
民主党本部へのちいさな侵入事件を担当していた。 
取材に行って驚いたのは、
トップクラスの弁護士が弁護団に加わっていること。 
共和党の選挙資金の住所氏名を探っていくと、 
疑惑はますます深まっていった。 
ポスト紙の編集主幹のベン・ブラッドリーは、
この事件を追うことに決め、 
ボブ・ウッドワードと
カール・バーンスタインを担当にする。 
事件は、ついにホワイトハウスにつながる・・・

出演者:
Dustin Hoffman ・・・ Carl Bernstein(ボブ・ウッドワード)
Robert Redford ・・・ Bob Woodward(カール・バーンスタイン) 
Jason Robards・・・  Ben Bradlee(ベン・ブラッドリー) 
Jane Alexander・・・ Judy Hoback(ジュディ)
オトーサン、
「いい役者をそろたね」

その他の出演者:
Jack Warden・・・ Harry M. Rosenfeld  
Martin Balsam ・・・Howard Simons  
Hal Holbrook ・・・ Deep Throat  
Meredith Baxter・・・ Debbie Sloan  
Ned Beatty ・・・ Martin Dardis  
Stephen Collins・・・ Hugh W. Sloan Jr.  
Penny Fuller・・・ Sally Aiken  
John McMartin ・・・ Foreign Editor  
Robert Walden ・・・ Donald H. Segretti  
Frank Wills ・・・ Frank Wills 
F. Murray Abraham・・・  Sergeant Paul Leeper  

User Rating:8.0/10( 78,849 votes)IMDb
  User Rating:7.0/10( 124 votes) Yahoo!
オトーサン、
「見るひとがうなぎのぼりだ」
2001年時点での IMDbのスコアとvotes数は、
・User Rating:7.9/10 (5,690 votes)

アカデミー賞受賞
・助演男優賞  ジェイソン・ロバーズ 
・脚色賞
・美術監督・装置 
・音響賞
同ノミネート
・作品賞     
・助演女優賞  ジェーン・アレクサンダー    
・監督賞  アラン・J・パクラ    
・編集賞

User Reviews 
mikepwong さん
Whistler, BC, Canada
2008年5月28日
エキサイティングな調査報道

監督は、アラン・パクラ。
ロバート・レッドフォードは、
ボブ・ウッドワード役で、すばらしい仕事をしている。
有能なダスティン・ホフマンは、カール・バーンスタイン役で、
素晴らしい演技をしている。
この映画が、調査報道のよいガイドになっていると。
ウォーターゲート事件で、夜盗逮捕のすぐ後に、
2人のジャーナリストが協力して
手掛かりを追うことになるが、袋小路で、パズルは複雑だった。
だが、ウォーターゲート事件の夜盗は、
共和党とホワイトハウスとに結び付く。
アラン・パクラは、サスペンスに満ち、興味をそそる
素晴らしい映画を作った。
観客は、固唾を呑んで、2人のジャーナリストが
陰謀を暴露していくかを見守る。
2人の性格は対照的だ。
バーンスタインは粘り強く、時々大胆だ。
ウッドワードはリラックスし、魅力的だ。
ウッドワードは、ホワイトハウスにつながる
ディープ・スロートに暗い駐車場でひそかに出会う。
彼の顔ははっきりと見えず、彼は荒っぽい耳障りな声で話す。
ディープ・スロートは、間接的な方法で
ウッドワードに情報を提供し、正しく道を指し示す。
このタイプの情報提供者は、テレビシリーズ「Xファイル」や
サスペンス映画で、何度も複製されている。
ワシントン・ポスト紙のベン・ブラッドリーは、
編集主幹としての見事な働きをみせる。
ウッドワードとバーンスタインは、確かな証拠を得たと思うが、
情報提供者は、誰も記録を提出しないので、
彼は、イライラする。
ジェイソン・ロバーズは、アカデミー賞の助演男優賞を受賞した。
この映画、見ていて、決して退屈しない。
まだ見ていないひとには、みる幸せが待っている。

オトーサン、
「わが国の記者は、何しとる!」

Ikedaさん 
2009年3月18日
新聞記者の取材

「オール・ザ・キングスメン」をもじった原題ですが、
ウォーターゲート事件を題材にした
セミ・ドキュメンタリーなので、
こちらの方が迫力のあることは確かです。
この事件の捜査過程など私はあまり興味がなく、
ほとんど知らなかったので、その意味では面白かったです。
ただ、ここに描かれているのは
新聞記者の取材に基づくフィクション的な部分が多いと思われ、
それも長尺の映画なので、
結果が解っているだけに最後は退屈しました。
そして最後にニクソンが逮捕されるまでの経過を
新聞記事だけで済ましてしまっているのに
拍子抜けの観があります。
この部分を画像で処理しようとすれば、
当然、実在した人物を登場させざるを得ず、
個人的な問題になるので無理だったと思いますが、
その辺に、この作品の限界を感じました。


デイライト

オトーサン、
「2001年に見た」
映画批評が、
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
・デイライト 連番No.303
この時点、ワールドトレードセンター(WTC)は、
まだ崩壊していません。

原題:Daylight (1996)  
監督:Rob Cohen  
脚本:Leslie Bohem 
Genre: Drama / Action / Adventure / Thriller
Rated for disaster-related peril, death and destruction. 
上映時間:115分
あらすじ:
逃亡する宝石強盗が車を暴走し、
NYトンネル内で爆薬満載のトラックに衝突する。
トンネルが崩壊し、両方の出口がふさがれ、
火の海のなか、生存者が置き去りにされる。
元レスキュー隊のチーフだったキットは、
この惨事に出くわし、救出にあたる。
だが、続く爆発で、トンネルが水びたしに。
果たして、彼は、生存者を外に連れ出すことが
できるだろうか?・・・

出演者: 
Sylvester Stallone ・・・ Kit Latura(キット) 
Amy Brenneman ・・・ Madelyne Thompson(マデリン) 
「スタローンは、見せ場をつくるね」
映画史に残る「ロッキー」シリーズの後なので、
やや中だるみ感はありますが・・・

その他の出演者:
Viggo Mortensen ・・・ Roy Nord  
Dan Hedaya ・・・  Frank Kraft  
Jay O. Sanders ・・・  Steven Crighton  
Karen Young (I)・・・  Sarah Crighton  
Claire Bloom ・・・  Eleanor Trilling  
Vanessa Bell Calloway ・・・ Grace  
Renoly Santiago ・・・ Mikey  
Colin Fox (I) ・・・ Roger Trilling  
Danielle Harris ・・・ Ashley Crighton  
Trina McGee-Davis ・・・ LaTonya  
Marcello Thedford ・・・ Kadeem  
Sage Stallone ・・・ Vincent  
Jo Anderson (I)・・・  Bloom  
 
User Rating:5.8/10 ( 55,298 votes)IMDb
  User Rating:7.3/10( 185 votes) Yahoo!
オトーサン、
「評価がうなぎのぼり?」
2001年時点での IMDbのスコアは、
User Rating:5.4/10 (2,955 votes)
監督名をみると、あのロブ・コーエンです。

アカデミー賞ノミネート 
・音響効果編集賞
ラジー賞ノミネート
・ワースト主演男優賞  シルヴェスター・スタローン    
・ワースト音楽賞   

User Comments:
R_O_U_S さん
United Kingdom
2004年2月3日
黄金時代以来の最もよいパニック映画

1996年までは、
スタローンのアクション映画に、
誰も大して期待していなかった。
本作は、旧式のパニック映画だが、
予想を大いに裏切っている。
オープニングシーンは、すばらしい。
私達は、多くのひとびとを次々に紹介される。
みんな、ニューヨークトンネルに入っていて、
こっぱみじんに吹き飛ばされたのだ。
その後、スタローンに助けられ、
自由になる生存者の努力を描く。
すべてのジャンルの定型を巧みに使っている。

オトーサン、
「この映画を見た後、リンカーントンネルを
抜けるとき、怖かったなぁ」

gapperさん 
2012年4月9日
日の光

スタローンがリーダーとなり
トンネルからの脱出を指揮する脱出ムービー。
「ポセイドン・アドベンチャー (1972)」に
似ていると評判の本作だが、
他にも参考にされている作品はありそう。
スタローンは救急隊の元リーダーだが、
昔のテロ対策訓練を持ち出し
管制室のリーダーとやり合ったりする。 
この辺は、「タワーリング・インフェルノ」(1974)を思わせる。
ラストは、驚きの「地底探検 (1959)」だ。
悪いわけではないが、
大した長さのトンネルではなく古いトンネルが舞台。
ディザスター・フィルムは、
最新鋭のテクノロジーに対する
警鐘が定番であるし、小粒感は否めない。
題名が、余り生かされていないと言うのもある。


シャークネード

オトーサン、
「すごいね、TVシリーズ化か」
空飛ぶサメというアイディアが秀逸ですね。
・シャークネード カテゴリー2(2014)
・シャークネード エクストリーム・ミッション(2015)
・シャークネード4(2016)
・シャークネード5(2017)

原題:Sharknado (2013) 
監督:Anthony C. Ferrante  
脚本:Thunder Levin  
Genre:Comedy/ Horror/ SF 
上映時間:86分
あらすじ:
メキシコ湾で発生したハリケーンが
ロサンゼルスへと迫る。
竜巻は、サメたちを吸い上げる。
市民は暴風と豪雨だけでなく
サメたちの襲撃に悩まされる。
バーを経営するフィンは、家族を守るべく、
空を舞うサメとの死闘に臨む・・・

出演者:
Ian Ziering ・・・ Finley "Fin" Shepard(フィン)
Tara Reid ・・・ April Wexler(エイプリル)
オトーサン、
「演技は、みるべきものがないな」

その他の出演者:
John Heard ・・・ George
Cassie Scerbo ・・・ Nova Clarke
Jaason Simmons ・・・ Baz
Aubrey Peeples ・・・ Claudia Shepard.
Chuck Hittinger ・・・ Matt Shepard.
Christopher Wolfe ・・・ Collin
Robbie Rist ・・・ Robbie.
Alex Arleo ・・・ Bobby.
Connor Weil ・・・ Luellyn
Julie McCullough ・・・ Jonni Waves.
Adrian Bustamante ・・・ Kelso

User Rating:3.3/10( 36,956 votes)IMDb
  User Rating:5.6/10( 74 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ありへん世界だ」

User Reviews 
halen13420さん
New Orleans, Louisiana
2013年7月11日
「ファインディング・ニモ」みたいだが、
サメの群れと竜巻が・・・

こいつは、心温まる大人向けのお話し。
母なる大自然の脅威、
サメの大群が、竜巻で空に吹き飛ばされ、
絶望的に海へと戻ろうと、人を襲う。
B級俳優たちは、逆境とトラブルと戦う。
主人公は、サメの口に飛び込んで
チェーンソーを振り回し、
窮地を脱出しようとする。
サメと竜巻を愛しているひとなら、
そう、選ぶ必要はない!
オスカーを獲得する前に、見てほしい!
本作は、一生ものの映画体験だ。

オトーサン、
「午後ロードの題名は・・・」
・シャークネード サメ台風
メキシコ湾で発生するのは、ハリケーン。
台風とは、呼びません。

kun***** さん 
2016年10月11日
最低の映画でも偶に見てね。 

何が最低か?全て。
気持ちがいい程の屑映画。
状況がきちんと説明出来て無いので
意味が呑み込めない。
登場者の心理が有りえないので、
気持ちが全く掴めない。
下らんとリタイヤするのも良し、
せっかく電波に載せた作品だし、
まあいいじゃないですかと、
どれだけ下らないか
批判的に見るのも又良いと思う。
この世は玉石混交だし偶にこんなカスも有る。
光陰矢の如し時間がもったいないと
常に前進する事のみを信条に生きてる人は
題名を見れば避けるでしょうww
大半の人はそれを承知でみるのだから、
期待しない通り全く違和感は無い。
そりゃ、ひょっとしてと思わなく無いことも無いけど、
題名通り何の期待にも
答えられない清々しい作品です。 


リンカーン弁護士

 
オトーサン、
「リンカーンと言えば、大統領だけど」
その名を冠したフォードのフラッグシップカーが、
リンカンーン・コンチネンタル。
GMでは、キャデラック。
トヨタなら、レクサスにあたる最高級車。
勿論、手の届くクルマではありませんが、
このイエローキャブに、NYで乗ったことがあります。

原題:The Lincoln Lawyer (2011) 
監督:Brad Furman  
原作:Michael Connelly
脚本:John Romano  
Genre:Crime/ Drama/ Thriller
上映時間:118分
あらすじ:
ミックは、やり手弁護士。
収入は苦しく誇れる地位もない。
リンカーン・コンチネンタルの後部座席を
事務所代わりにLAを駆け回り、
司法取引を利用して軽い刑で収める。
ある時、資産家の御曹司ルイス弁護という
おいしい話が舞い込む。
ルイスが女性を殴打し重傷を負わせたとされるもの。
いつものように司法取引をまとめるだけで
高額の報酬が舞い込むはずだった。
ところがルイスは司法取引を拒否し、
ミックの戦略に狂いが生じ始める。
さらにルイスが、4年前にミックの担当した殺人事件の
真犯人としても浮上し、追い込まれてしまう・・・

出演者:
Matthew McConaughey ・・・ Mickey Haller(ミック)
Marisa Tomei ・・・ Margaret McPherson(マギー) 
Ryan Phillippe ・・・ Louis Ross Roulet(ルイス)
William H. Macy ・・・ Frank Levin(フランク)
オトーサン、
「いい役者になったね」
・マシュー・マコノヒー
 誕生日: 1969/11/04 -
  テキサス州ウバルデ
  オースティン大学で心理学と哲学を学び、
  法曹界に進むのを断念し、俳優へ。
 93年の在学中、「バッド・チューニング」で映画デビュー。
 96年、「評決のとき」で、頭角。
 「コンタクト」「アミスタッド」「エドtv」と話題作に出演。
 「リンカーン弁護士」で高い評価を受ける。
 13年、「ダラス・バイヤーズクラブ」で、
 アカデミー賞主演男優賞を受賞。

その他の出演者:
Josh Lucas ・・・ Ted Minton
John Leguizamo ・・・ Val Valenzuela
Michael Pena ・・・ Jesus Martinez
Bob Gunton ・・・ Cecil Dobbs
Frances Fisher ・・・ Mary Windsor
Bryan Cranston ・・・ Detective Lankford
Trace Adkins ・・・ Eddie Vogel
Laurence Mason ・・・ Earl
Margarita Levieva ・・・ Regina "Reggie" Campo
Pell James ・・・ Lorna Taylor
Shea Whigham ・・・ Dwayne Jeffrey "DJ" Corliss
Katherine Moennig ・・・ Gloria
Michael Pare ・・・ Detective Kurlen
Michaela Conlin ・・・ Detective Heidi Sobel
Mackenzie Aladjem ・・・ Hayley Haller

User Rating:7.3/10( 180,781 votes)IMDb
  User Rating:7.5/10( 277 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ラストが秀逸だね」

User Reviews 
Neil Doyleさん
U.S.A. 
2011年3月25日
マシュー・マコノヒーの素晴らしい演技と
大いにひねったエンディングがある
堅実な法廷スリラー…

アガサ・クリスティは、
本作のエンディングに感心するだろう。
この映画、最高で、スマートだ。
「真実の行方」と「情婦」以来、
最も見事に精密につくられた法廷スリラーで、
多くの紆余曲折がある。
カリスマ的なスター俳優マシュー・マコノヒーの
キャリアを再び輝かせている。
堕落した弁護士を演じるにもかかわらず、
スムースで、魅力的だ。
お金さえ払ってくれれば、
有罪のクライアントを弁護するのを全くためらわない。
彼がためらうのは、殺人とレイプ容疑で、
ライアン・フィリップを弁護した後だけだ。
そして、どんでん返し!
マイクル・コナリーの原作とジョン・ロマーノの脚本が、
最大のショック効果をあげている。
ブラッド・ファーマンは、力強く、すばやく動く。
マコノヒーを囲む出演者は注意深く選ばれていて、
みんなリアルな演技をみせる。
マリサ・トメイは、主人公の欠点を分かっているが、
彼に未練がある元妻役として魅力的だ。
ウィリアム・H・メイシーは、
調査協力者として堅実な演技をみせている。
ライアン・フィリップは、うわべはいいが、
事実を偽っているクライアント役を素晴らしく演じている。
フランシス・フィッシャーは、端役だが、
若者を熱愛する重要な母親役として傑出している。
「真実の行方」と「情婦」以来、
本作より知的な脚本は、少ない。
一連の驚くべき不意打ちを解明するなかで、
観客を惑わすのだ。

オトーサン、
「マイクル・コナリーの原作、読んでみたくなったね」
当代きってのハードボイルドの名手だそうです。

ペドロ さん 
2013年9月29日
ひさびさに「スカっとした」と思える一本

リンカーンを事務所がわりに乗り回す、
型破りな弁護士の話ですが、
これが勝つためなら手段を選ばない
俗物なのかと思いきや、正義感と信念を持つ
(しかしチョイ悪で、取れるところからは取る)
弁護士のストーリー。
無実なのに罪を着せられること、
事件を解決するために
無理矢理犯人をデッチあげる警察や検察に反発し、
被告の人権を第一に考える弁護士であります
(彼がそうなったには理由があり、
いくつかは劇中で語られる)。
金になる案件だと思い自分を売り込んだところ、
それは自分をはめるためにもとから巧妙に仕組まれた罠で、
それによって彼は殺人罪の嫌疑までかけられ、
絶体絶命にまで陥りかけるのですが、
そこは機転で一発逆転。
ストーリー自体は結構複雑ではありますが、
余計な説明っぽさはなく、
ダイナミックかつテンポが良い展開です。
ほどよい危機感やハラハラ感があり、
観ていて飽きない仕掛けが施されています。
映像も素晴らしく、場面に応じてコミカルに、
そしてスリリングに切り替わる
カメラワークは映画ならでは。
自らの頭脳を頼りに事件の真相に近づき、
弁護士ならではの方法で自分をハメた相手を
法で裁くやりかたは新しいヒーローの誕生を予感させますが、
もともと数々の賞を受賞した同名小説の映画化で、
小説自体はシリーズ化されているようですね。


名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)

オトーサン、
「大ヒットしたらしいね」
コナン映画も、これで20作目ですから、
従来の固定フアンに加えて、
20代のOLもフアン化しているようです。

原題:名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア) (2016)   
監督:静野孔文
原作:青山剛昌  
脚本:櫻井武晴 
Genre:Anime/Mystery/Suspence/Action
上映時間:112分
あらすじ:
世界各地で謎の暗殺事件が発生。
被害者はいずれも黒ずくめの組織に潜入していた
各国諜報機関のスパイだった。
そんな中、リニューアルオープンした
東都水族館に少年探偵団とともにやって来たコナン。
ケガをして記憶喪失になっている女性と出会う。
彼女の記憶の回復を手助けしようとするが、
灰原が彼女の瞳が左右で色の異なることに気づく。
その特徴から、正体不明の組織のキュラソー
ではないかと警戒する・・・

声の出演者:
 高山みなみ・・・ 江戸川コナン
 林原めぐみ・・・ 灰原哀
 天海祐希・・・ キュラソー 
 堀之紀・・・ ジン
オトーサン、
「キュラソーが魅力的だね」

その他の声の出演者: 
 山崎和佳奈・・・ 毛利蘭 
 小山力也・・・ 毛利小五郎 
 山口勝平・・・ 工藤新一 
 緒方賢一・・・ 阿笠博士 
 岩居由希子・・・ 吉田歩美 
 高木渉・・・ 小嶋元太/高木刑事 
 大谷育江・・・ 円谷光彦 
 立木文彦・・・ ウォッカ 
 小山茉美・・・ ベルモット 
 井上喜久子・・・ キャンティ 
 木下浩之・・・ コルン 
 飛田展男・・・ 風見裕也 
 茶風林・・・ 目暮警部 
 湯屋敦子・・・ 佐藤刑事 
 千葉一伸・・・ 千葉刑事 
 松井菜桜子・・・ 鈴木園子 
 榎本充希子・・・ 榎本梓 
 土師孝也・・・ ジェイムズ・ブラック 
 一城みゆ希・・・ ジョディ・スターリング 
 梁田清之・・・ アンドレ・キャメル 
 三石琴乃・・・ 水無怜奈/キール
 池田秀一・・・ 赤井秀一/ライ 
 古谷徹・・・ 安室透/バーボン
 
User Rating:5,6/10( 3 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:8.4/10( 4,974 votes) Yahoo!
オトーサン、
「高いスコアだ」

User Reviews 
ねじまき さん 
2017年4月16日
娯楽映画として優良 

コナン映画20作目の記念作品ということで、
テレビでやっていたものを観ました。
今まで何作か見た結果、
「コナン映画は面白くない」という
結論に達していたのですが、
すいません。謝ります。
本作は、大変面白く鑑賞させていただきました。
特に、ラム、キュラソー、バーボン辺りの人物が
どのような関係になっていくのか、
予測ができず、緊張感ありました。
子どもには少し複雑すぎるかと思いますが、
子どもは子どもで、なんとなく楽しめるんだろうと
思います。
キュラソーの最期など、わかりやすい展開もありますし、
何より、アクションや音楽は迫力満点。
娯楽映画として、優良な映画だったと思います。
シリーズ最高の興行収入も納得。

オトーサン、
「脇役陣が工夫されているね」

nabeさん 
2016年7月2日
子供とスパイ

人気シリーズ第20作である。
名探偵コナンも、毎年新作を重ねながら
20年にわたりヒットを続けていて、
もはや立派にアニメ史上に残る名シリーズとなっている。
今回のストーリーも、巨大な観覧車を舞台に、
悪の組織が暗躍するといういつものパターンであるが、
マンネリズムを超越した質の高い脚本と、
迫力満点の演出にファンも大満足だろう。
登場する組織の関係がやや複雑なので、
適時説明を挟んではくれるものの、やや分かりづらい。
しかし、すぐにその圧倒的なスピード感と、
ヒロインのキュラソーや、
赤井、安室といった魅力的なキャラクターたちに
グイグイと引き込まれていくのでとても心地良く、
まさにハリウッド顔負けの演出力だ。
エンディングのB\'zのテーマ曲が、
クールな余韻をいつまでも残してくれる。
子供たちに癒されるキュラソーが、実に魅力的だ。


悪徳

 
オトーサン、
「アルドリッチの名作をみよう」
劇場では、不入りだったそうですが、
批評家受けして、近年は再評価が進んでいるとか。

原題:The Big Knife (1955) 
監督:Robert Aldrich  
台本:Clifford Odets
脚本:James Poe  
Genre:Crime/ Drama/ Film-Noir
Color:Black and White
上映時間:111分
あらすじ:
ハリウッドでスター俳優として成功した
チャールズ・キャッスルは、
妻マリオンとの離婚危機にあった。
チャールズは大物映画製作者スタンリー・ホフから、
彼のプロダクションとの長期契約更改を迫られていたが、
マリオンからは「スターの名声と引き換えに
理想主義者としての己を見失っている」と、
長期契約による束縛を拒否するよう懇願されていた。
チャールズは妻の助言に従い契約更新を断わるが、
スタンリー側は過去に揉み消した
彼の不祥事をちらつかせて契約更新を迫る・・・

出演者:
Jack Palance ・・・ Charlie Castle(チャールズ)
Ida Lupino ・・・ Marion Castle(マリオン)
Rod Steiger ・・・ Stanley Shriner Hoff(スタンリー)
オトーサン、
「ジャック・パランス、ド迫力!」
・Jack Palance
 誕生日: 1919/02/18 - 2006/11/10
  出身: ペンシルヴェニア州ラティマー
  フットボールの奨学金を得て
  ノース・キャロライナ大学に入学するが、中退。
 炭坑夫やコック、セールスマンや
 プロ・ボクサーなど様々な仕事に就く。
 第二次大戦中は空軍に入隊したが、
 搭乗した爆撃機の火災で顔を負傷し整形手術を受ける。
 戦後はスタンフォード大学に入学して演劇を学び、
 多くの舞台に出演。
 50年、「暗黒の恐怖」で映画デビュー。
 52年、「突然の恐怖」と53年「シェーン」で
 アカデミー助演賞ノミネート。
 91年、「シティ・スリッカーズ」でアカデミー助演賞受賞。

その他の出演者:
Wendell Corey ・・・ Smiley Coy
Jean Hagen ・・・ Connie Bliss
Shelley Winters ・・・ Dixie Evans
Ilka Chase ・・・ Patty Benedict
Everett Sloane ・・・ Nat Danziger
Wesley Addy ・・・ Horatio "Hank" Teagle
Paul Langton ・・・ Buddy Bliss
Nick Dennis ・・・ Mickey Feeney
Michael Winkelman ・・・ Billy Castle

User Rating:6.9/10( 2,451 votes)IMDb
  User Rating:7.0/10( 2 votes) Yahoo!
オトーサン、
「丁々発止!」
まるで、ブロードウェイの舞台をみているようです。

ヴェネチア国際映画祭受賞 
・サン・マルコ銀獅子賞  ロバート・アルドリッチ 

User Reviews 
inframanさん
the lower depths 
1999年7月24日
物凄く力強い映画

多くの俳優が、演じたくてたまらない役だ。
ジャック・パランスが、驚くべき演技をしている。
当時の多くの俳優を思い浮かべられる。
カーク・ダグラス、バート・ランカスター、マーロン・ブランド
だが、誰も、パランスよりよい演技はできない。
次から次へ展開するすばらしいせいふに釘づけになる。
その幅、深さ、パワー・・・
まるで、シェイクスピア劇だ。

オトーサン、
「S&Sさん、内情に詳しいね」

S&Sさん 
2014年5月26日
まず邦題にひとこと。

この映画を観て
『悪徳』という邦題をつけると言うのは、
ちょっと凄いセンスですね、
まったく意味が通らないし、
映画の内容が伝わってこない。
もっとも原題の“Big Knife”というのも
相当に意味不明なんですがね。
内容はハリウッド・スターの内幕もので、
アカ狩りでハリウッドから追放された
クリフォード・オデッツの舞台劇が原作です。
主役のチャールズ・キャッスルというスターを
ジャック・パランスが演じているのですが、
このキャッスルのモデルは
やはりアカ狩りでキャリアを潰された
伝説の名優ジョン・ガーフィールドであることは明白です。
自分が主演しているボクシング映画を観るシーンが有り、
もうこれが『ボディ・アンド・ソウル』の
ラストシーンそのまんまなんですから判り易い。
アルドリッチは『ボディ・アンド・ソウル』で
助監督してましたから、
ガーフィールドにはいろいろ思い入れが
有ったのかもしれません。
芸術性を追求する映画を選ぶか
カネを優先して安易なスター映画に出続けるか、
あのいかつい顔のジャック・パランスが
苦悶する芝居を見せてくれます。
ロッド・スタイガーも海千山千のプロデューサー役で
粘着質な演技でジャック・パランスを苦しめます。
奥さん役のアイダ・ルピノも含めて
みんな大芝居な演技なんですが、
ほとんど同じ部屋での室内劇なので
観ていてあまり苦にならないのは
アルドリッチの腕もあるでしょう。
イメージと違ってジャック・パランスが
なかなか高度な演技力を持った俳優だったんだと
再認識させられました。 
この映画は色んなところでフィルム・ノアールと
紹介されていますが、
ちょっとそれは違うんじゃないかなと思います。 


テキサスの四人

オトーサン、
「アルドリッチ監督の映画をみよう」
すっかり気に入ったので、これを探し出しました。
大掛かりなセットやクレーンを使っての撮影など、
大金をかけています。
でも、シナトラ一家がやりたい放題だったので、
監督が怒って、コミカルな西部劇になり損ねたようです。

原題:4 for Texas (1963)
監督:Robert Aldrich  
脚本:Teddi Sherman/  Robert Aldrich   
Genre:Western/ Comedy
上映時間:124分
あらすじ:
銀行の用心棒で賭博師のザックとジョーは,
偶然、駅馬車に乗り合わせた。
途中マトソン一味に襲われるが、
2人の手練に彼らは死人を残して去る。
一味は馬車の大金を奪いザックを殺すよう
銀行家バーデンに命令されたのだった。
ジョーは隙をうかがって金を横取りして逃げた。
ザックは愛人イーリアの所へ帰るが、
ジョーが町へ現れたと聞き、腹心らとジョー攻撃を考えた。
ザックはジョーと会うために
レストランを指定して落ち合ったが、
その暗闇からマトソンの銃口が
ザックに向いているのを認めたジョーは
素早くマトソンを撃った。
2人は妙な別れ方をした。
マクシンは、賭博師の未亡人で
河船の上で賭博場を開くための出資者を探していたが、
ジョーはその美しさに魅せられて
金を出すことを引き受けた。
その頃、バーデンはザックと
蒸気船を乗っ取る計画を立てていたが、
ザックの副業である仲買いの綿の陸上げのとき、
船を沈没させザックに罪名をかぶせた。
蒸気船乗っ取りを防ぐ手を考えていたジョーは、
犯罪証拠をバーデンにつきつけ、
船着場を99年間借りることに成功した。
蒸気船の就航祝いの日、
怒ったザックは乗り込んで船員と乱闘を始め、
ジョーとザックは殴り合って船内倉庫に転落、
そこで沈没した綿を発見、バーデンの悪企みに気づいた。
そこへバーデン一味も殴り込んで来て、
仕方なくジョーとザックは手を結んで応戦、
2人の勝利がバーデンの悪事を証明した。
ザックとイーリア、ジョーとマクシンは結ばれた・・・

出演者:
Frank Sinatra ・・・ Zack Thomas(ザック)
Dean Martin ・・・ Joe Jarrett(ジョー)
Anita Ekberg ・・・ Elya Carlson(イーリア)
Ursula Andress ・・・ Maxine Richter(マクシン)
Charles Bronson ・・・ Matson(マトソン)
Victor Buono ・・・ Harvey Burden(バーデン)
オトーサン、
「いい俳優を揃えているんだけどなぁ」
テキサスの4人というのは、上記の4人で、
フランク・シナトラ、ディーン・マーチン、
そして、グラマー女優アニタ・エクバーグ、
初代ボンドガールでセクシー女優ウルシア・アンドレス。
でも、腹が立ったのは、あのブロンソンが悪役で、
あろうことか馬鹿まる出しに描かれていることです。

その他の出演者:
Edric Connor ・・・ Prince George)
Nick Dennis ・・・ Angel
Richard Jaeckel ・・・ Pete Mancini
Mike Mazurki ・・・ Chad 
Wesley Addy ・・・ Winthrop Trowbridge
Marjorie Bennett ・・・ Miss Emmaline
Virginia Christine ・・・ Elya Carlson's maid
Ellen Corby ・・・ Widow
Jack Elam ・・・ Dobie
Jack Lambert ・・・ Monk

User Rating:5.6/10( 2,363 votes)IMDb
  User Rating:4.0/10( 1 votes) Yahoo!
オトーサン、
「どうしたんだろうね?」
現金強奪や、蒸気船リフォームのシーンは、
楽しかったのですが。

User Reviews 
bob the mooさん
United Kingdom
2003年11月14日
膨らんだスター映画

(略 あらすじ紹介)
「悪がきども」映画のファンとして見た
彼らの生意気で、辛辣な言葉や、軽口、
そして、ユーモアのセンスを期待していた。
だが、本作には、まったく、それがない。
オープニングの15分を除いて、ほぼ完全に楽しめない。
映画は、ザックとジョーが、強盗事件で出くわすが、
その後は、猫と鼠のゲームが繰り返されるだけで、
面白くない。
アクションも対話も、楽しくない。
マーティンの蒸気船は重くて鈍い
何があっても絶え間なく前進するのみ。
これでは、西部劇のコメディになりえない。
私は、この映画が好きになりたかったが、
あまりにも価値が少なかった。
主役2人は、OKだが、
実際には、かみあっていない。
スタート時は、いいシーンだったが、
以後は、空回りするだけだった。
チャールズ・ブロンソン、ジャック・イーラム、
ヴィクター・ブオノ、ウルスラ・アンドレスら、
助演陣は、かなり無駄になっていて、
大した仕事をすることがない。
全体有名スターを見るだけの映画だ。
脚本が悪い。
もう少しウィットや火花が散る対話があれば、
よくなっただろう。

オトーサン、
「そんな事情があったのか」

Ikedaさん 
2013年4月2日
退屈

ザックとジョーが乗り合わせた幌馬車が
マットソン一味に襲われる序盤は
面白そうだと思って見ていました。
しかし黒幕の銀行家バードンが出てくるあたりからは、
話を込み入らせようとしているだけで、
だらだらした進行なので見ていて退屈しました。
特にブロンソンが馬鹿みたいな役どころで、
こんな形で良く出演したと思います。
アニタ・エクバーグとウルスラ・アンドレスが
ヒロインとして登場して、凝った衣装などは良いですが、
最初はこの2人のヌードのシーンがあったのを
検閲でカットされたそうです。
せめて、それが残っていれば、
まだ見所があったかも知れません。
監督のアルドリッチとしても最下位に近い作品ですが、
彼はアステアのプロらしくない態度が気にいらなかったようで、
やる気がなかったのかも知れません。
ラスト近くでショウ・ボートが
繋留されている所に建っているビルに
「SAM」という字が書かれていますが、
これは、この映画のために
アステアとマーティンが設立した
プロダクション会社の名前だそうで、
それも関係あるような気がしました。


砂漠の流れ者

オトーサン、
「この監督、好きだなぁ」
・サム・ペキンパー?
 誕生日: 1925/02/21 - 1984/12/28
  出身地: カリフォルニア州フレズノ
  第二次世界大戦で海兵隊、その後、舞台演出を学ぶ。
 テレビ局の裏方で、ドン・シーゲル監督と知り合い。
 56年「ボディ・スナッチャー/恐怖の町」の脚本を手掛ける。
 61年「荒野のガンマン」で監督デビュー。
 「ダンディー少佐」でプロデューサーと衝突し、干される。
 69年の「ワイルドバンチ」で返り咲いた。
 「ゲッタウェイ」、「ビリー・ザ・キッド/21才の生涯」、
 「ガルシアの首」、「戦争のはらわた」と男臭い作品を輩出した。

原題:The Ballad of Cable Hogue (1970)
監督:Sam Peckinpah  
脚本:John Crawford/  Edmund Penney  
Genre:Comedy/ Drama/ Romance 
上映時間:101分
あらすじ:
西部開拓時代の末期。
砂金掘りのケーブル・ホーグは、
仲間のボウエンとタガートに騙されて
砂漠のど真ん中に取り残される。
復讐を誓いながら砂漠を彷徨うなか、
砂嵐の中で奇跡的に水源を発見し、
そこに駅馬車の中継駅を作って定住する。
心優しい娼婦のヒルディに恋し、
インチキ牧師のジョシュアと意気投合して、
静かな生活の時を刻んでいくが、
決して復讐を諦めたわけではなかった。
やがて、彼の前に、
駅馬車に乗ったボウエンとタガートが現われる・・・

出演者:
Jason Robards ・・・ Cable Hogue(ケーブル・ホーグ)
Stella Stevens ・・・ Hildy(ヒルディ)
David Warner ・・・ Joshua(ジョシュア)
Strother Martin ・・・ Bowen(ボウエン)
L. Q. Jones ・・・ Taggart(タガート)
オトーサン、
「ジェーソン・ロバーズ、男のなかの男だね」
どこかモーゼを想起させます。

その他の出演者:
Slim Pickens ・・・ Ben Fairchild
Peter Whitney ・・・ Cushing
R. G. Armstrong ・・・ Quittner
Gene Evans ・・・ Clete
William Mims ・・・ Jensen
Kathleen Freeman ・・・ Mrs Jensen
Susan O'Connell ・・・ Claudia
Vaughn Taylor ・・・ Powell
Max Evans ・・・ Webb Seely
James Anderson ・・・ Preacher
Felix Nelson ・・・ William
Darwin Lamb ・・・ The Stranger
Mary Munday ・・・ Dot
William D. Faralla ・・・ Lucius
Matthew Peckinpah ・・・ Matthew
Easy Pickens ・・・ Easy

User Rating:7.3/10( 6,629 votes)IMDb
  User Rating:8.8/10( 23 votes) Yahoo!
オトーサン、
「西部劇の傑作だ!」

User Reviews 
Bob-45さん
Savannah, GA 
2006年4月14日
サム・ペキンパーの多層的な傑作

勝利を得た「ワイルドバンチ」、
そして驚くべき「わらの犬」の前に、
サム・ペキンパーは、この新鮮「小品」を作った。
「ワイルドバンチ」と「わらの犬」は、
すごい映画だが、本作は、そのなかで一番の出来だ。
テーマ的に分類することは確かに難しい。
以下のジャンルにまたがっている:
・暴力的な西部劇
・スラップスティック・コメディ
・洗練されたコメディ
・ロマンチック・トコメディ
・ラブストーリー
・社会的な論評
・黒人霊歌
サム・ペキンパーは、これらの要素を見事に、処理している。
社会的な論評、スピリチュアルな要素、およびラブストーリー 。
素晴らしいキャストだ。
ステラ・スティーヴンスとデイヴィッド・ワーナーは、
アケデミー賞ノミネートに値していた。
スティーブンスは、娼婦のヒルディ役で、
「黄金の心」を演技し、幸運と信頼をもたらしている。
彼女の演技は、最高のもの。
ワーナー演じるニセ伝道師、ジョシュは
機知に富んでいて、多淫で、高潔で、深い。
最もうまく、あなたが彼の性格を愛していたならば、
「ケーブル」がそうである時に、
ジェーソン・ロバーズについて言えば、
「ワンス・アポン・ア・タイム」や「シャイアン」 での
人物を好きならば、本作も好きになるだろう。
この映画の筋書を読まないで。
そうすれば、男ならそそられ、感動し、楽しみ、悲しむだろう。
すべてが、ここにある!
そんな映画ってあるか?

オトーサン、
「がらがら蛇から、自動車の時代へ」

Ikedaさん 
2010年8月6日
ドラマ

この時代になると
コメディックな西部劇が多くなっていますが、
これもそうで、舞台は西部になっていますが、
むしろドラマといった方が当たっていると思います。
確かに最後に復讐のシーンはあるものの、
中枢はジェイソン・ロバーズと
ステラ・スティーヴンスのロマンスで、
それにデイヴィッド・ワーナーと
スーザン・オコンネルのつき合いが絡んでいるので、
西部劇のつもりで見ると面白くもありません。
それでもワーナーがスーザンの部屋に入ってから慌て出したり、
最後の弔辞のシーンなど面白い所はあって、
気楽に見れば楽しい映画です。
駅馬車の停車場で料理を出すが
材料がガラガラ蛇、リス、ヒキガエル、
バッタも使っていると聞いた客が
気持ち悪くなって馬車に戻ってしまうのも面白いですが、
この時残って食べている少年は
監督ペキンパーの息子マシューで、
「ワイルドバンチ」に続く2本目の出演です。


OK牧場の決斗

オトーサン、
「昔、見たな」
見直してみると、
Frankie Laineの主題歌が素敵です。
映画史に残る名曲です。
シズル感たっぷり、
要所要所で、見事に使われていました。

♪O.K. Corral O.K. Corral
 There the outlaw band make their final stand
 O.K. Corral
 Oh my dearest one must die
 Lay down my gun or take the chance of losing you forever
 Duty calls
 My backs against the wall
 Have you no kind word to say
 Before I ride away
 Away
 Your love your love
 I need
 Your love
 Keep the flame let it burn
 Until I return
 From the gunfight at O.K. Corral
 If the lord is my friend
 We'll meet at the end
 Of the gunfight at O.K. Corral
 Gunfight at O.K. Corral
 Boot hill Boot hill
 So cold so still
 There they lay side by side
 The killers that died
 In the gunfight at O.K. Corral
 O.K. Corral
 Gunfight at O.K. Corral

原題:Gunfight at the O.K. Corral (1957) 
監督:John Sturges  
原作:George Scullin
脚本:Leon Uris  
Genre:Biography/ Drama/ Western
上映時間:122分
あらすじ:
ワイアット・アープは、
牛泥棒のクラントン一家を追って
フォート・グリフィンにやって来た。
町民にリンチされそうになっていた
賭博師ドク・ホリデイを
彼の情婦ケイトの協力で救い出す。
以来、ドクとワイアットには、信頼関係ができる。
ダッジ・シティで女賭博師ローラと出会い、
彼女と第二の人生を歩もうと決意するが、
そこへトゥームストンの町で保安官をしている
兄から救援の報が届けられる。
クラントン一家との対立が激化してきたのだ。
ワイアットは、ドクと敵地へ・・・

出演者:
Burt Lancaster・・・  Wyatt Earp(ワイアット・アープ)
Kirk Douglas・・・  Doc Holliday(ドク・ホリデイ)
Jo Van Fleet・・・  Kate Fisher(ケイト)
Rhonda Fleming・・・  Laura Denbow(ローラ)
オトーサン、
「カーク・ダグラス、出色の演技!」

その他の出演者:
John Ireland・・・  Johnny Ringo 
Lyle Bettger・・・  Ike Clanton 
Frank Faylen・・・  Cotton Wilson 
Earl Holliman・・・  Charles Bassett 
Ted de Corsia・・・  Shanghai Pierce 
Dennis Hopper・・・  Billy Clanton 
Whit Bissell・・・  John P. Clum 
George Mathews・・・  John Shanssey 
John Hudson・・・  Virgil Earp 
DeForest Kelley・・・  Morgan Earp 
Martin Milner・・・  James Earp 
Kenneth Tobey・・・  Bat Masterson 
Lee Van Cleef・・・  Ed Bailey 
Joan Camden ・・・ Betty Earp 
Olive Carey・・・  Mrs. Clanton 
Brian G. Hutton・・・  Rick 
Nelson Leigh・・・  Mayor Kelley 
Jack Elam・・・  Tom McLowery 
Don Castle・・・  Drunken Cowboy 
Mickey Simpson・・・  Frank McLowery 
Charles Herbert・・・  Tommy Earp 
Tony Merrill・・・  Barber 
Lee Roberts・・・  Finn Clanton 

User Rating:7.2/10( 10,829 votes)IMDb
  User Rating:7.4/10( 68 votes) Yahoo!
アカデミー賞ノミネート
・編集賞
・録音賞

オトーサン、
「変だな、主題歌が最高なのに」
ティオムキンは、作曲賞受賞ものです。
アカデミー賞受賞歴 
・劇・喜劇映画音楽賞 老人と海    
・劇・喜劇映画音楽賞 紅の翼    
・劇・喜劇映画音楽賞 真昼の決闘  
ゴールデン・グローブ  受賞歴
・音楽賞 ローマ帝国の滅亡    
・歌曲賞 サーカスの世界 
・音楽賞 ニュールンベルグ裁判    
・歌曲賞 非情の町  
・音楽賞 アラモ    
・音楽賞 真昼の決闘 
・特別賞     

User Reviews 
bkoganbingさん
Buffalo, New York 
2005年8月9日
ランカスターとダグラス --- アープとホリデイ
    
コラムニストのヘッダ・ホッパーは、
その著書の1章を「OK牧場の決斗」に割いて、
アープとホリデイをひどい双子と呼んだ。
彼女は、古いスタジオシステムの擁護者なので、
バートとカークは、ハリウッドを裏切ったと考えた。
だが、この2人は、自身の運命を切り開く術を
熟知していたと思う。
この映画は、その好例だ。
大ヒットし、お金もうけになった。
有名な銃撃戦の話をこれほど、完全に正確に描いた映画はない。
魂をとらえる。
2人が役を交換しても、この映画は成功したと思う。
ワイアット・アープを演じる場合の俳優の主要な仕事は、
ダッドリードゥーライト(高潔ぶった人)でなく演じることだ。
バート・ランカスターは、有能だから、やってのけた。
だが、ワイアット・アープは、最も複雑でない役だっただろう。
カーク・ダグラスは、これまでで最高のドク・ホリデイだった。
極度のアルコール中毒患者で、女性虐待者だ。
ジョー・ヴァン・フリートを塵芥のように扱うから、
ドンデン返しで仕返しされる。
ダグラスは、誰よりも、激怒を巧く表現した。
アープの弟が殺された後の、ヴァンフリートと彼を見てほしい。
今日なら、彼女は、さしずめ「DV」の犠牲者だ。
彼女は、カーク・ダグラスの次にいい演技をした。
ロンダ・フレミングは、女賭博師役。
ランカスターが惚れてしまうだけあって、
なまめかし、美しく見える。
それだけの存在だが、大衆受けした。
彼女は、19世紀の解放された女性を演じる右翼だった。
ランカスターが、政治的な自由主義者だったというのも
皮肉な話だ。
そして、もちろん、フランキー レーン。
すばらしい主題歌を歌っている。
ティオムキンは、最高の映画音楽の作曲者で、
多くの映画に特別なエネルギーを与えた。

オトーサン、
「ワイアットが脇役っぽいのが欠点だね」

ジーナさん 
2008年12月11日
男のロマン

ワイアット・アープとドク・ホリデイの
不思議な友情はイイ感じでしたが、
クラントン一家との因縁や怨恨がイマイチ伝わりにくかったかな。
決斗に向かう男4人の姿は印象に残りましたが・・・。
それから、メインは保安官と殺し屋の友情なんだろうけど
ワイアット・アープの家族にもう少し焦点を当てても良かったのでは?
家族思いなのは十分に伝わってきましたが、
家族のほうのエピソードがほとんど無いので
絆が見えて来なかったです。
編集が流麗でない事と主役の演技が劇場的なのは、
この時代特有なので目を瞑ります(笑)
ガンアクションは盛りだくさんだし、
貫禄たっぷりバート・ランカスターと洗練されたカーク・ダグラスは
カッコ良かったです。
特にカーク・ダグラスの荒っぽさと紳士的なバランスが絶妙でした。
ショットグラスで酒を飲む姿も素敵でしたねぇ〜★
でも、早撃ちはそれほど無かったような・・・。
この頃の西部劇に恋愛はそれほど絡んで来ないようですが、
この作品に関しては全くいらなかったと思います(爆)
基本的に西部劇の音楽はイイですなぁ〜♪
歌詞を読むと展開をそのまま歌にしているだけなので
カッコイイものではないのですが、
西部劇の雰囲気にピッタリ合っていて
『あぁ〜私、西部劇観てるんだぁ〜』と
耳から感じることが出来ますね(笑)
ラストの見せ場に向けて盛り上がるシナリオ・・・
これこそ正統派ウエスタンムービーって感じなので
根っからの西部劇ファンの方には最高の作品でしょう。
私は、もう少しストーリーやドラマを重視し始めた
60後半〜70年代の西部劇のほうが好みですが・・・。
余談;死ぬ時はベッドの上希望(笑)
できれば柔らかいベッドで(爆)


ワイルド・アパッチ

オトーサン、
「この監督、すごい家柄だね」
・ロバート・アルドリッチ
 誕生日: 1918/08/09 - 1983/12/05
 出身: ロードアイランド州クランストン
  叔父はロックフェラー・センターの創設者、
  ジョン・D・ロックフェラーJr。
  その息子でニューヨーク州知事や副大統領になった
  ネルソン・A・ロックフェラーは従兄弟。
 バージニア大学経済学部を卒業後、映画界に入る。
 チャップリンの「ライムライト」などの助監督を経て、
 53年の“Big Leaguer”で監督デビュー。
 代表作は、「何がジェーンに起こったか?」、「特攻大作戦」、
 「北国の帝王」、「合衆国最後の日」など。
 人間の執念、憎悪、激怒を骨太に描写した作品が特徴。

原題:Ulzana's Raid (1972)
監督:Robert Aldrich  
脚本:Alan Sharp  
Genre:Adventure. Western
Country: USA 
Language: English / Apache languages 
上映時間:103分
あらすじ:
西部開拓時代の末期。
アパッチ族の凶暴な戦士ウルザナが、
息子や部下を引き連れ、居留地から逃亡。
騎兵隊を率いる若き指揮官デブイン中尉と
その補佐役でアパッチ族に詳しい
ベテランの斥候マッキントッシュが討伐に向かう。
マッキントッシュの予想通り、
ウルザナ一味は先々で凄惨な殺戮を繰り返していく・・・

出演者:
Burt Lancaster ・・・ MacIntosh(マッキントッシュ)
Bruce Davison ・・・ Lt. Garnett DeBuin(デブイン中尉)
Joaquin Martinez ・・・ Ulzana(ウルザナ) 
オトーサン、
「やはり、ランカスターは巧い!」

その他の出演者:
Jorge Luke ・・・ Ke-Ni-Tay
Richard Jaeckel ・・・ Sergeant
Lloyd Bochner ・・・ Capt. Charles Gates
Karl Swenson ・・・ Willy Rukeyser
Douglass Watson ・・・ Maj. Cartwright
Dran Hamilton ・・・ Mrs. Riordan
John Pearce ・・・ Corporal
Gladys Holland ・・・ Mrs. Rukeyser
Margaret Fairchild ・・・ Mrs. Abbie Ginsford
Aimee Eccles ・・・ McIntosh's Indian woman
Richard Bull ・・・ Ginsford
Otto Reichow ・・・ 'Dutch' Steegmeyer
George Aguilar ・・・ Indian Brave

User Rating:7.1/10 ( 3,919 votes)IMDb
  User Rating:7.7/10( 7 votes) Yahoo!
オトーサン、
「西部劇の傑作だね」

User Reviews 
sychonicさん
2001年4月9日
最もよい西部劇に属する

アクション満載の映画だ。
アパッチを保留地に連れ戻すよう派遣された
若き指揮官デブイン中尉を追う。
ジェロニモを思い出させるウルザナは、
インディアンの小集団を率いて、
移住者一家を急襲し、血まみれにする。
稀有な映画の1つで、
非常に整然とした筋書だ。
ランカスターは、疲れているベテランを好演している。
ブルース・デビッドソンは、
理想主義的な兵士を好演しており、
彼の世界は、現実によって激しく揺さぶられる。
アパッチの描写は、驚くべきものだ。
彼らは、初期の西部劇における野蛮人でない。
いつも人道的ではないが、
「小さな巨人」や「ダンス・ウィズ・ウルブズ」における
フラワー・チルドレンの風刺画はない。
極めて暴力的で、無情で、残酷だ。
だが、彼らを必ずしも悪者として描いていない。
まさにライヴァルなのだ。
マッキントッシュは言う。
「アパッチを憎む?
 水がなくても、砂漠は砂漠、それで砂漠を憎むか?」。
白黒の決着はない。
2グループの猫と鼠のゲームが行われ、
スタミナ、策略、および戦術が駆使される。
いくつかの暴力的なシーンは、
決して不要なものではない。
心をかき乱すが、ぞっとするようなものではない。
出来がよい映画だ。

オトーサン、
「指揮官デブイン中尉の若気の至り!」
それが、どんな結果をもたらすのか、
マッキントッシュには、分かっていたのに、
突き進むのです。
どこかの独裁国家の若き指導者が思い浮かびます。

Katsumi_Egiさん 
2003年11月4日
静謐かつ厳格

これは大変な傑作。
アルドリッチにとっては多分不満だったろう
自作『アパッチ』(1954)の静かなるリベンジ。
映画の切り口は『アパッチ』の丁度裏返しで
『アパッチ』が最後まで戦うインディアン戦士を
インディアン側の視点で描いていたのに対して、
本作『ワイルド・アパッチ』は
追撃する騎兵隊側の視点を中心に描いている。
そしてバート・ランカスターが
『アパッチ』ではインディアンの勇士を演じ、
本作では追跡する白人を演じるというキャスティングの妙。
いずれにおいてもランカスターが
アルドリッチらしい聡明な複雑性を象徴する人物
として描かれている。
ただし『アパッチ』でのランカスターの複雑性は
ジーン・ピータースとの恋愛沙汰として表出している部分が多く、
インディアンを描くという点では
どうにもピントが絞り切れていなかったのだが、
こゝでは異民族や異文化といった垣根を越えた
人間の光と闇を知る人として一貫して聡明に描かれている。
人間の闇の部分を描く手段として非情な暴力描写も多い。
流石に凄惨な殺人シーンはオフで処理されているのだが、
その結果である弄ばれた死体は目をそむけることなく
画面として提示される。
残虐行為はインディアン側だけでなく
騎兵隊の兵士たちも同様におこなう。
アルドリッチの演出は明らかに何かを告発する姿勢ではなく、
最後の最後まで静謐かつ厳格だ。
その透徹した厳格さは
『ソルジャー・ブルー』(1970)のような
幼稚な構図置換の映画とは比較にもならない。
この『ワイルド・アパッチ』を前にすると
『ダンス・ウィズ・ウルブズ』(1990)なんて
子供騙しの似非アンチヒロイズムとしか思えない。


ディッキー・ロバーツ 俺は元子役スター

  
オトーサン、
「監督の出演作をみてやろう」
「スタン・バイ・ミィー」で有名なロブ・ライナーは、
1947年生まれですから、すでに56歳。
つるっ禿の好々爺です。

原題:Dickie Roberts: Former Child Star (2003) 
監督:Sam Weisman  
脚本:Fred Wolf/ David Spade  
Genre:Comedy
Rated PG-13 for crude and sex-related humor, 
      language and drug references
上映時間:96分
あらすじ:
ディッキー・ロバーツは、
70年代に活躍した元子役スター。
35歳となった彼にはかつての輝きはない。
エイジェンシーのシドニーの尽力で、
新作映画のオーディションを受けることに。
“普通の男”を演じるにあたって、
“普通の大人”になりきれてないと
ロブ・ライナー監督に指摘される。
そこで役作りの為、昔体験できなかった
普通の少年時代を過ごし直そうと、
広告を出して、家族を募る。
選んだのは、ジョージ、グレース夫妻と
息子サム、娘サリーの一家だった・・・

出演者:
David Spade ・・・ Dickie Roberts(ディッキー) 
Craig Bierko ・・・ George Finney> (ジョージ) 
Mary McCormack ・・・ Grace Finney(グレース) 
Scott Terra ・・・ Sam Finney(サム) 
Jenna Boyd ・・・ Sally Finney(サリー) 
Jon Lovitz ・・・ Sidney Wernick(シドニー)
Rob Reiner ・・・ himself(監督本人)
オトーサン、
「デヴィッド・スペード、好かんな」
Saturday Night Live (1975)で、頭角を現したようです。
もっとも、コメディアンというのは、
アクが強くて、ジム・キャリーも、そうですが、
最初はキライだったのが、
何本もみているうちに、そのアクに慣れて、
好きになるケースもあるから、
当てになりませんが・・・

その他の出演者:
Alyssa Milano ・・・ Cyndi
・カメオ
Leif Garrett
Doris Roberts
Emmanuel Lewis
Tom Arnold
Barry Williams
Danny Bonaduce
Corey Feldman
Brendan Fraser
Dick Van Patten
Sasha Mitchell
Dustin Diamond
Florence Henderson
Rachel Dratch
Aerosmith
Butch Patrick
Gary Coleman
Maureen McCormick
Todd Bridges
Christopher Knight
Michael Buffer
Corey Haim
Fred Berry
Peter Dante
Jeff Conaway
Erin Moran
Jay North
Jonathan Loughran
Tony Dow
Barry Livingston
Adam Rich
Eddie Mekka
Ron Palillo
Jeremy Miller
Haywood Nelson
Rodney Allen Rippy
Marion Ross
Ernest Lee Thomas
Charlene Tilton
Jay Leno
David Soul

User Rating:5.6/10( 12,095 votes)IMDb
  User Rating:7.3/10( 3 votes) Yahoo!
オトーサン、
「評価が別れるな」

User Reviews 
joebuaさん
Fountain Valley, CA 
2003年9月5日
実にすばらしかった、エコヒイキしていないぞ

暑い日、映画をみると決めた。
本作に、いい時間に、偶然出会った。
好きになるとは、期待していなかった。
すばらしい脚本、カンペキな配役(特に子供)
そして、本当に心が温まる。
ポップ・カルチャー好きならば
ポーカーシーンや最後のシーンで、
子役スターに会えて、びっくりするだろうう。
デヴィッド・スペードは、完璧な演技だった。
ジョン・ロヴィッツは、いつもながら傑出している。
見に行ってくれ。
さあ、どうぞ。

オトーサン、
「ロビーJさんは、ファンなんだ」

ロビーJさん 
2007年5月6日
スペードのための映画。

デヴィッド・スペードのファンなので見ました。
なかなか日本に来なかったので
心配してたのですが
DVDが発売されると分った時は
本当に嬉しくて、
発売日に飛びついたほどでした!
スペードの映画はどれも楽しくて
温かい気持ちになれるものばかりなので
今回の作品も期待して見ました。
その結果は思った通り素敵な映画でした。
元子役スターが本当に大切なものを知り
復帰していく物語で
とても温かい気持ちになれます。
それはスペードが演じたからこそ
感動も何倍にもなったのでしょう。
子供たちとのやり取りも楽しくて、
チアリーダーの振り付けを手伝ったり、
恋のキューピットになったりと
今回も大活躍のスペードです!
後、ロブ・ライナーやブレンダン・フレイザー、
トム・アーノルド、そして本当の元子役スター達が
本人役で登場するのも見所!!
ジョン・ロヴィッツも素敵!!


シュア・シング

オトーサン、
「Sure Thing?]
確かなこと,もちろん!という意味ですが、
字幕には、大本命とありました。
簡単に(寝るのを)OKする女の子らしいですね。

原題:The Sure Thing (1985) 
監督:Rob Reiner  
脚本: Steve Bloom/Jonathan Roberts   
Genre:Comedy/ Drama/ Romance
上映時間:100分
あらすじ:
ウォルターは、東部の大学の新入生。
女の子への挑戦は空振りつづき。
トープ教授の授業を一緒にとっているアリソンに
心奪われて、英語の個人授業を頼む。
だが、勉強よりも愛を語ろうと試みて失敗する。
高校の同級生ランスが西海岸の大学に行っていて
「こっちにはシュア・シングがいっぱいだ」
という手紙を寄こした。
で、冬休みに西海岸に行くことにし、
ヒッチハイク広告に電話をした。
寒い朝、その車に乗り込んだら、アリンンがいた。
彼女は恋人の法学生に会いに行くのだ。
2人の冷たい戦いはエスカレートし、
運転していたアベックも我慢ならず、2人を追い出した。
道路の真ん中で途方にくれる2人。
アリソンだけが、中年男の自動車にヒッチハイクした。
男が途中で彼女に言い寄り、
あやういところでウォルターに救出された。
バスで西海岸へ行くことにしたが、
ウォルターが所持金が足りなくて
バスに乗れないことを知ったアリソンもバスを見送った。
夜はモテルにとまったが、そこに財布を忘れてしまった。
雨の中で口論する2人。
やがて彼女は
クレジット・カードを持っていることに気づき、
食事をし、モテルにとまった。
1つのベッドに寝たが、何もしなかった。
トラックに同乗して2人は西へ向かう。
運転手と「西海岸でシュア・シングとやるんだ」と
話し合うウォルター。
後で寝ていると思ったアリソンが、それを聞いていた。
カリフォルニアにつくと、
アリソンはぷいっと怒って去っていった。
だが、恋人のジェースンに会っても、
堅物の彼がじれったい。
彼をひっぱってパーティに行くと、そこにウォルターがいた。
彼はランスに紹介されたシュア・シングに
何の興奮も感じなかった。
だが、ジェースンとこれみよがしに抱きあうアリソンを見て、
シュア・シングをつれて寝室へ。
休暇が終り、彼がシュア・シングと寝なかったことがわかった。
ジェースンと別れたアリソンとウォルターの間に
真の愛が芽生え始めた・・・.

出演者:
John Cusack ・・・ Walter "Gib" Gibson(ウォルター)
Daphne Zuniga ・・・ Alison Bradbury(アリソン)
オトーサン、
「若い時のジョン・キューザック、素敵だね」
演技も、うまいですね。

その他の出演者:
Viveca Lindfors ・・・ Professor Taub
Anthony Edwards ・・・ Lance
Nicollette Sheridan ・・・ "The Sure Thing"
Tim Robbins ・・・ Gary Cooper
Boyd Gaines ・・・ Jason
Lisa Jane Persky ・・・ Mary Ann Webster
Fran Ryan ・・・ Lady in Car
Larry Hankin ・・・ Trucker
Sarah Buxton ・・・ Sharon

User Rating:7.0/10( 16,103 votes)IMDb
  User Rating:6.7/10( 20 votes) Yahoo!
オトーサン、
「素敵な青春映画だ!」

ちびしーさん 
2015年9月22日
隠れた名作
 
学生の時に劇場で観てから
約30年ぶりにブルーレイで観ました。
後腐れなく、必ずやらせてくれる女”を求めて、
ジョン・キューザックが旅をするというテーマが
印象に残っていたぐらいで、
ストーリーはほとんど忘れてました。
改めて観て、よく出来た映画だと思いました。
ひととき青春時代に戻れ、幸せな気分になれました。
あまり知られていない名作です。

オトーサン、
「Tsutayaで、借りてよかった」
ロブ・ライナー監督が、
名作「スタンド・バイ・ミー」(1986)でブレイクする
前年の作品です。

User Reviews 
TeaBunnyさん
NYC, USA 
2000年4月23日
この映画、楽しみを求めて見てください!!!

80年代の10代映画には、
とても楽いのが、いくつかがあります。
本作は、とりわけ大好きな映画だ。
新しい種類の男が出てくる。
缶ビールを変なやり方で開けるクールな奴。
以来、ジョン・キューザックが好きになった。
この映画、何度見ても、新鮮で、陽気だ。
ジョンは、美しいブロンドの夢のような女の子に
出会うために、米国を頑張って横断しする
フツーの大学生を絶好調に演じている。
筋書は、予測できる。
だが、「馬鹿な女の子を探す男の子が、スマートな女の子と結ばれる」
というこのバージョンは、本当に機知に富んでいて、すごい。
ダフネ・ズニーガは、ジョンの魅力的なまぬけさを
相手にしないが、結局、楽しみを見つける。
彼は、まったくの冗談男ではないとわかるのだ。
すべての登場人物が、引用したくなるせりふを吐く。
空を見上げながら、
スプリッツァーを飲みながら、この映画を見てほしい。
(訳注:白ワインにソーダ水を注いだカクテル)


レイクサイド マーダーケース

オトーサン、
「なーんだ、邦画か」
湖畔殺人事件といえばいのに、
レイクサイド マーダーケース。
青山真治監督は、
カンヌ国際映画祭で、受賞したので、
日本語を避けたのでしょうか。 

国際批評家連盟賞受賞
・EUREKA ユリイカ (2000) 
・パルム・ドール ノミネート 月の砂漠(2001)    

原題:レイクサイド マーダーケース(2004)
監督:青山真治
原作:東野圭吾  
脚本:青山真治/ 深沢正樹 
Genre:Mystery/Suspence
上映時間:118分
あらすじ:
中学受験生を持つ3家族が塾の講師を招き、
湖畔の別荘で勉強合宿を開く。
別居中の並木俊介は、お受験に疑問を持つが、
妻・美菜子と娘のために、合宿に参加。
講師・津久見の指導のもと、
勉強や面接の訓練などに打ち込む。
俊介の仕事仲間で愛人の英里子が、
突然、別荘にやって来る。
その夜、リビングに英里子の死体!
美菜子が犯行を告白する中、
スキャンダルを恐れた他の親たちは
積極的に事件の隠蔽工作進める・・・

出演者:
 役所広司・・・ 並木俊介 
 薬師丸ひろ子・・・ 並木美菜子 
 眞野裕子・・・ 高階英里子
 豊川悦司・・・ 津久見勝
 柄本明・・・ 藤間智晴
オトーサン、
「何か、声が・・・」
役所広司さんは、舞台劇みたいに
怒鳴り散らしているし、
柄本明さんの声は、低過ぎて聞こえないし。

その他の出演者:
 黒田福美・・・ 藤間一枝
 村田将平・・・ 藤間直人
 鶴見辰吾・・・ 関谷孝史 
 杉田かおる・・・ 関谷靖子 
 馬場誠・・・ 関谷拓也 
 牧野有紗・・・ 並木舞華 

User Rating:5.2/10( 64 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:5.5/10( 163 votes) Yahoo!
オトーサン、
「低いスコアだ」
ストーリーがお粗末ですね。

日本映画プロフェッショナル大賞 
・ベスト10  第8位 

User Reviews 
アンドレ・タカシさん  
2008年12月4日
お受験

最近は「お受験」という言葉が
あまり聞かれなくなった。
すでに一般化したということか…。
この映画はサスペンスとしては
突っ込みどころがいくつかあったけど
「お受験」が抱える問題点に迫っていると思う。
生徒と親と講師が合格という目標に向かって
邁進する合宿であるが、
全員が心をひとつにしているかというと、
そうではない。
そのことが死体の隠滅工作をめぐる
遣り取りから露見し、
疑念が子供たちに向いた段階で、
彼らの心の内も闇の中に霞む。
この映画は殺人の動機という踏み絵によって、
お受験に関わる人たちの混濁した
思惑のすれ違いを見せてくれる。
問題は、目標が同じでも
方法論や執着度合に格差があることだろう。
その結果として殺人が起こる。
関係者が同じ気持ちを持って臨まない限り、
お受験とはやはり不健全なトライアル
という気がしてならない。 

オトーサン、
「裏口入学・・・
こんなことまでして、
名門校のお受験に狂う必要あるのかね」

黒美君彦さん 
2006年7月10日
迫力不足

可もなく不可もない凡庸なサスペンス…
というのが第一印象。
形としては舞台劇のような作り。
お受験合宿の3組の親子と塾の講師、
そして殺されてしまった主人公の愛人。
死体を湖に沈め、犯罪を隠蔽しようとする親たち。
このあたり、推理劇というよりは、
心理劇として観た方がよいのだろうが、
役所広司、薬師丸ひろ子、柄本明あたりはともかく、
他の役者がもひとつ。
心理劇にもなりきれていないのがつらいところ。
「本当の父親になる」ということの意味が、
もうひとつのポイントだが、そこも何だか浅いし、
「子供のことがわからない」という親の呻きも、
何を今さら、だし。
田村正毅のカメラは悪くないが、
今ひとつあっさり味。
インパクトには欠けるように感じた。


名探偵コナン 迷宮の十字路(クロスロード)

オトーサン、
「劇場版第21作の公開記念か」
・名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)(2017)  
おかげで、ただでTVで鑑賞できました。
子供向けアニメ映画ですが、
これまでに結構、見ています。
・名探偵コナン 時計じかけの摩天楼 映画批評連番No.5649
・名探偵コナン 戦慄の楽譜(フルスコア) No.3219
・名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター) No.4182
・名探偵コナン 天空の難破船(ロスト・シップ) No.4305
・名探偵コナン 異次元の狙撃手  No.5308
・名探偵コナン 業火の向日葵  No.5655

原題:名探偵コナン 迷宮の十字路(クロスロード)(2003)
監督:こだま兼嗣
原作:青山剛昌  
脚本:古内一成 
Genre:Anime/Mystery/Suspence/Family
上映時間:107分
あらすじ:
ある日、東京郊外の神社で密談していた
3人の男たちが殺された。
犯人は翁の能面をつけ、
日本刀と弓矢で一瞬のうちに3人の命を奪った。
時を同じくして大阪、京都でも殺人事件が発生。
やがて殺された5人は、
有名な仏像や美術品の窃盗を繰り返してきた
盗賊団のメンバーであることが判明する。
彼らはお互いを義経や弁慶、
あるいはその家来たちの名前で呼び合っていた。
その頃コナンたちは、
8年前に山王寺から盗まれた
国宝級の仏像の捜索を依頼され、
京都を訪れていた。
コナンは仏像を盗んだ犯人を窃盗団と疑い、
早速捜査を開始するのだったが・・・

声の出演者:
 高山みなみ・・・ 江戸川コナン
 堀川りょう・・・ 服部平次 
 宮村優子・・・ 遠山和葉
 井上和彦・・・ 白鳥警部 
オトーサン、
「主人公は、服部平次だね」

その他の出演者:
 山崎和佳奈・・・ 毛利蘭 
 神谷明・・・ 毛利小五郎 
 宮村優子・・・ 遠山和葉 
 山口勝平・・・ 工藤新一 
 林原めぐみ・・・ 灰原哀 
 岩居由希子・・・ 吉田歩美 
 高木渉・・・ 小嶋元太/高木刑事 
 大谷育江・・・ 円谷光彦 
 茶風林・・・ 目暮警部 
 緒方賢一・・・ 阿笠博士 
  松井菜桜子・・・ 鈴木園子 
 湯屋敦子・・・ 佐藤刑事 
 中村大樹・・・ 竜円 
 鈴置洋孝・・・ 西条大河 
 安達まり・・・ 千賀鈴 
 亀井三郎・・・ 桜正造 
 遊佐浩二・・・ 水尾春太郎 
 井原啓介・・・ 円海 
 置鮎龍太郎・・・ 綾小路文麿 
 鈴木弘子・・・ 山倉多恵 

User Rating:5.3/10( 52 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:8.7/10( 207 votes) Yahoo!
オトーサン、
「評価が分かれるね」
京都好きのひとは、加点しています。

User Reviews 
空耳さん 
2011年10月8日
第七作目。一転して和風。

舞台は京都だし、武器は真剣(怖)だし。
真剣ときたら剣道の達人の出番ということで
服部君が大活躍というか、主役の扱いで
コナンが脇役に回ってしまっている。
そのせいか少年探偵団も京都までやってきたわりには
ただ「出てるだけ」で、実質何にもしていない。
京都の通りの名前などが重要な鍵になっているから
その辺を熟知した京都人には受けがいいのかもしれない。
京都人ではない私はどうかというと、
始終まったりした気分で鑑賞できました。
いくら体重の軽い子供でも
矢に乗っかって折れないのはどうかと思ったけど。
一つ不満なのはこれだけ和風なのに
題名が全然和風じゃないこと。
そもそも「迷宮」でもないのでは? 
もっと京都っぽい和風っぽい
横溝正史っぽい題名にするべきだった。
「薬師如来の手鞠歌(適当)」とか。 

オトーサン、
「すごい気に入っている!」

えっくすわいえっくすさん 
2017年4月7日
京都チャンバラミステリー 

しかも舞台は現代。
ラブストーリーでホロリもあるよ!
情緒ある雰囲気の中で
落ち着いたペースで進められる謎解きミステリーと
剣道をベースにしたスピード感のある
チャンバラアクションの融合。
コナンのシリーズ中どころか映画史上においても、
こんな斬新な組み合わせのジャンルの映画が
他にあるだろうか?
意外とないんだなコレが。
京都のオリエンタルな雰囲気のおかげで
違和感を消しているけれど、
よくよく考えたら
この現代において能のお面をつけた悪役軍団が
京都弁を話しながら刀で襲いかかってきたり
消火器で必死に消火活動したりする光景は
とんでもなくシュールかつ異様ではないだろうか?
もちろんそれこそが独特の味わいを生み出していて
本作にしかないオンリーワンの魅力になっているのだ。
とはいえ他の劇場版コナンのように
爆発が起きたり建物が壊れたり
スケボーで走り回ったりしないので
人によっては地味に感じてしまうかもしれない。
それにも関わらずシリーズの中で最も人気が高いのは、
いまだに本編でろくに進展する気配がない恋愛要素を
一歩踏み込んで描いていることも大きいのだろう。
新一の姿に戻って果たす一瞬の再開も、
推理バカのコナン君と服部が珍しく
恋バナをしているのも見られるのはこの映画だけ!
更に付け加えると、剣道押しなのは
原作者の青山剛昌が以前連載してアニメ化もされた
剣道少年が主人公のバトル漫画「ヤイバ」がルーツであり
本作のテーマである弁慶もヤイバの劇中にて
敵キャラとして登場していたりする。
そんな繋がりもファンを嬉しくさせるのだろう。
そしてなんといっても
忘れちゃいけないのがエンドロール。
なぜか劇場版コナンのエンドロールは
実写映像が流れるのがお決まりになっているが、
本作のものが実写の効果が一番発揮されているはず。
京都の美しい風景に合わさる儚げな主題歌
終わり良ければ全て良し。
例え本編が面白くなかったとしても、
もうこれだけで名作を観た気分にさせてくれる。
どんな映画もこれくらい
エンドロールに凝ってほしいものである。


フィールド・オブ・ドリームス

オトーサン、
「これ、見たよ」
でも、映画批評に掲載されていません。
映画批評をはじめた1999年より前に、
どこかで見たのでしょう。
ラストシーンに感動した記憶が残っていましたが、
反戦運動の時代の産物ということを
すっかり忘れていました。

原題:Field of Dreams (1989) 
監督・脚本:Phil Alden Robinson  
原作:W.P. Kinsella
Genre:Drama/ Family/ Fantasy
上映時間:107分
あらすじ:
アイオワ州の田舎町。
レイ・キンセラは、農業でなんとか暮らしている。
若い頃に父親と口論の末に家を飛び出し、
以来生涯に一度も父の顔を見る事も、
口をきく事すらもなかった事を悔やんでいる。
ある日の夕方、ウモロコシ畑を歩いていると
ふと謎の声を耳にする。
「造れば、彼はやってくる」
強い啓示を受け、妻アニーの支えで、
トウモロコシ畑をつぶし、野球場を造り上げる。
その結果、周囲の人々があざ笑われ、
収入減のため、家屋敷を手放さざるを得ない事態に。
そんなある日、球場で夕闇に動く人影をみつける。
そこにいたのは、八百長事件で球界を永久追放された
シューレス・ジョーの亡霊だった。
その日を境に、ホワイトソックスのメンバーが
次々と姿を現わした。
思っていたレイはまたしても謎の声を聞く。
「彼の苦痛を癒せ」
レイは、黒人作家テレス・マンのことだと確信し、
彼に会いにいく・・・

出演者:
Kevin Costner ・・・ Ray Kinsella(レイ)
Amy Madigan ・・・ Annie Kinsella(アニー)
Ray Liotta ・・・ Shoeless Joe Jackson(シューレス・ジョー)
James Earl Jones ・・・ Terence Mann(テレンス・マン)
Dwier Brown ・・・ John Kinsella(父親ジョン)
オトーサン、
「ケヴィン・コスナー、最高だね」

その他の出演者:
Burt Lancaster ・・・ Archibald "Moonlight" Graham
Timothy Busfield ・・・ Mark
Kelly Coffield Park ・・・ Dee
Frank Whaley ・・・ Archie Graham
Gaby Hoffmann ・・・ Karin Kinsella
Fern Persons ・・・ Annie's mother
Ben Affleck ・・・ extras in the scene at Fenway Park.
Matt Damon ・・・ extras in the scene at Fenway Park.
Art LaFleur ・・・ Chick Gandil
Michael Milhoan ・・・ Buck Weaver
Steve Eastin ・・・ Eddie Cicotte
Charles Hoyes ・・・ Swede Risberg

User Rating:7.5/10( 89,552 votes)IMDb
  User Rating:8.0/10( 632 votes) Yahoo!
オトーサン、
「心の故郷を思い出させる秀作!」

アカデミー賞ノミネート 
・作品賞     
・脚色賞    
・作曲賞   

User Reviews 
Steveさん 
England
2001年12月1日
時に、夢は実現する!

ある意味を持つそんな映画に
稀に出会うことがある。
父が生きていた時と、死んだ時に。
最初にこの映画を見た時、父はまだ生きていて、
もう8年間も話したことがなかった。
キュートな映画だなと考えたが、
当時は、実生活について何も知らなかた!
再び見た時に、父は1年前に死んでいて、
私は赤ん坊のように泣いた。
私はイギリス人なので、
野球シーンは忘れてしまったが、
ある自覚があった。
私達すべては、傷をもっていると。
年をとるにつれて、
両親が抱いた期待を
達成しようとしていることに気が付く。
これは野球についてではない。
それは第二のチャンスについてだ!
「はーい、パパ」というチャンスだ。
当時は、気付かなかった。
だが、いま私は、年をとって、
世の中について、もっと理解している。
ケヴィン・コスナーにとって、
これは映画での一番いい役だ。
(訳注:TV「アンタッチャブル」の
エリオット・ネスは、歴史に残る当たり役)
ドク・グレアム役のランカスターは、
本当になんとすばらしい俳優だったのだ。
作家役のジェームズ・アール・ジョーンズは、カンペキ。
すばらしい映画だった。
ジェームズ・ホーナーの主題曲はすばらしい。
ビジュアルも、すばらしい。
演技は、望みうる限りよい。
満足感を与える映画だ。
私にとって、これはある啓示だ。
償いをするのに決して遅すぎることはない。
ひたすら父が恋しい。

オトーサン、
「子供の頃、野球やったなぁ」
夕暮れで球がみえなくなるまで
弟とキャッチボールをしたっけ。
陸将さんには、もっとよい思い出があったようです。

陸将さん 
2010年3月2日
野球ファンとして

本作に関しては、
1人の映画ファンとしてではなく、
1人の野球ファンとして感想を綴りたい。
本作を7年ぶりに観賞して、
こんなに素晴らしい作品だったのか、と再認識させられた。
7年前の時点で、僕はすでに野球ファンであった。
ただし、生でプロ野球を観戦する機会は滅多になかった。
だから、漠然といい映画としか思わなかった気がする。
しかし、この7年間で僕の野球に関する環境は大きく変化した。
新たなプロ野球チームが地元に誕生し、
生でプロ野球を観る喜びを何度も味わった。
そんな経験を経たからこそ、
今回観賞した時に全く違う印象を受けたのだろう。
往年の名選手たちが、全盛期の姿で目の前でプレーする。
これ以上の野球ファンにとっての贅沢、
夢が果たしてあるだろうか。
その選手たちを観ながら、観客は彼らを、
それぞれの思い入れのある選手にダブらせることだろう。
それは、稲尾であり、金田であり、長嶋であり、
王であり、張本であり、野村であるかもしれない。
はたまた、落合であり、原であり、掛布であり、
門田であるかもしれない。
世代ごとに、個人個人スーパースターは違う。
ただ、その伝説と記憶が脈々と、
例えば父から子へと語り継がれていく。
それが野球であり、ベースボールである。
当時のVTRや、記録集や、
頭の中に薄っすらと残った記憶でしか、
当時の彼らに出会えることはない。
だからこそ、スーパースターの野球人生の去り際では、
大の大人が人目もはばからず涙を流すのである。
そんな選手たちが目の前にいるという奇跡。
スクリーンの中の大人たちも、
童心に帰ったように目を輝かせている。
その気持ちが痛いほど分かるからこそ、
とめどなく涙が溢れてくる。
僕のような野球ファンは絶対分かるはずだ。
想像してみてほしい。
あの阪急が、南海が、そして近鉄が復活している姿を。
あの東京時代の日ハムが、弱小ロッテが、
そして初年度の史上最弱と揶揄された楽天の面々が
目の前で溌剌とプレーしている姿を。
そりゃ誰だって遠方から観に行くだろう。
そして、当時の選手を見ながら、
当時味わった感動や興奮、怒りや悲しみが、
さらには当時の自分の人生が、蘇ってくるのだろう。
そんな思いを馳せながら、ずっと本作を観ていた。
そして、あのトウモロコシ畑の球場の美しさに見とれてしまった。
何故かどこか懐かしい気持ちにさせられた。
雲ひとつない大空に高々と舞い上がる白球。
さらにはカクテル光線で照らされたグラウンド。
野球場には独特の時間が流れている。
まさに、非現実空間であり、神秘的かつ魅力的な空間である。
だから人々は飽きもせずに、
何かの力に引きつけられるかのように足を運ぶのであろう。
芝の香り、バットの乾いた音。
選手の一挙手一投足に固唾を呑み、歓声をあげる。
世の中の雑音や厳しさから一瞬逃れて、
夢を見させてくれる場所。それが野球場である。
だからこそ、この超自然的な物語も受け入れられる。
本作を観ていると、
いつの間にかノスタルジックな気持ちになる。
それは、日本人の心に野球、
アメリカ人の心にベースボールが宿っている証拠だろう。
間違いなく大傑作である。


最高の人生のはじめ方

オトーサン、
監督のロブ・ライナーの三部作は、
「最高の人生の見つけ方」
「素敵な人生のはじめ方」
そして、この「最高の人生のはじめ方」で、
みんな見ることになります。
・ロブ・ライナー
誕生日; 1947/03/06 -
出身地: ニューヨーク市ブロンクス
ゴールデン・グローブ監督賞ノミネート
・1986年 スタンド・バイ・ミー
・1989年  恋人たちの予感 
・1992年  ア・フュー・グッドメン 
・1995年  アメリカン・プレジデント    

原題:The Magic of Belle Isle (2012) 
監督:Rob Reiner  
脚本:Guy Thomas  
Genre:Comedy/ Drama
Rated PG for mild thematic elements and language 
     including some suggestive comments 
上映時間:109分
あらすじ:
有名な小説家モンテ・ワイルドホーンも、
今ではアルコールにおぼれ創作意欲を失っていた。
孤独な毎日を過ごす彼に、
甥のヘンリーは避暑地で夏を過ごすことを提案。
モンテは美しい湖畔にあるキャビンを訪れるが、
その隣家へ魅力的なシングルマザーのシャーロットが
三人の娘を伴ってやってくる。
シャーロットたちと徐々に交流を深めるようになるうち、
創作意欲と優しい心が戻ってくるのを感じる・・・

出演者:
Morgan Freeman ・・・ Monte Wildhorn(モンテ・ワイルドホーン)
Virginia Madsen ・・・ Charlotte O'Neil(シャーロット)
オトーサン、
「モーガン・フリーマン、名演技だね」
味わい深い語り口が、実に心地よいですね。
「ヴァージニア・マドセンも、まぁまぁ」
2004年に「サイドウェイ」で、アカデミー賞と
ゴールデングローの助演女優賞ノミネート。

その他の出演者:
Emma Fuhrmann ・・・ Finnegan "Finn" O'Neil
Madeline Carroll ・・・ Willow O'Neil
Nicolette Pierini ・・・ Flora "Flor" O'Neil
Kenan Thompson ・・・ Henry
Kevin Pollak ・・・ Joe Viola
Fred Willard ・・・ Al Kaiser
Ash Christian ・・・ Carl Loop
Jessica Hecht ・・・ Karen Loop
Boyd Holbrook・・・ Luke Ford

User Rating:7.0/10( 13,916 votes)IMDb
  User Rating:7.7/10( 177 votes) Yahoo!
オトーサン、
「流れるような時間!」

User Reviews 
rsvidorさん 
2012年7月12日
憂うつな作家はキャビンに行き、
住み、書くことを学ぶ

本作は、特にシニアにすばらしい満足感を与える映画だ。
私達4人は、いい気分で出席し、映画館を去った。
風景とセットは、非常にリアル。
演技は見事で、特に子供たちがいい。
多くのテーマがあった:
現実vs想像力、アル中、配偶者の死、離婚、
育児、犬の訓練、野球選手の問題、
ハンディキャップとの生活など。
シニア、夫婦、子供のいる家族に推薦したい。
この作家が、子供向けに書き続けたら
自分が持っていたことに気がつかなかった
別のポジティブな才能を発揮したにちがいない。

オトーサン、
「車椅子生活だって・・・
まったく新しい人生がみえてくるんだ」
・車いすの大統領、誕生へ 南米エクアドル

リベルタド!!さん 
2013年8月1日
ベルアイルの魔法

“ひとつのドアが閉まると、別のドアが開く・・・”
この映画が教えてくれた前向きなモットー。
モーガン・フリーマンはいつも素晴らしい!
映画の中の三姉妹&母親と同じように、
すっかり彼の言葉の虜。
しっかし、水をさすのは邦題の芸のなさ!
「最高の人生の見つけ方」
「素敵な人生のはじめ方」
そして「最高の人生のはじめ方」。
全部モーガン・フリーマン出演作。
どの作品もとっても素晴らしいのに、
まるでパチもん?扱い・・・。
せっかくの映画が台無しだよ(涙)。


映画の採点簿

最高の人生のはじめ方*****
フィールド・オブ・ドリームス*****
名探偵コナン 迷宮の十字路(クロスロード)****
レイクサイド マーダーケース***
シュア・シング*****
ディッキー・ロバーツ 俺は元子役スター****
ワイルド・アパッチ*****
OK牧場の決斗*****
砂漠の流れ者*****
テキサスの四人****
悪徳*****
名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)*****
リンカーン弁護士*****
シャークネード***
デイライト*****
大統領の陰謀*****
シンデレラ*****
あまくない砂糖の話*****
アイアムアヒーロー****
フェイス/オフ*****
駆込み女と駆出し男****
プロジェクトA2/史上最大の標的****
わさお****
殿、利息でござる!*****
電話で抱きしめて****
ロブスター*****
スパルタンX*****
ヘラクレス*****
わたしのハワイの歩きかた***
バックドラフト*****
映画 ひつじのショーン 〜バック・トゥ・ザ・ホーム〜*****
トランスポーター イグニション****
エクス・マキナ*****
疑惑のチャンピオン*****
アウトロー****
ある日どこかで*****
キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー*****
シン・ゴジラ*****
アフリカの女王*****
沈黙の傭兵****
バトルランナー****
レナードの朝*****
すてきな片想い****
ときめきサイエンス****
三国志英傑伝 関羽****
マリー・アントワネットに別れをつげて****
三国志英傑伝 関羽****
ジャングル・ブック*****
美女と野獣****
エンド・オブ・キングダム***
超高層プロフェッショナル****
マギー****
家族はつらいよ****
マスク・オブ・ゾロ*****
キャロル*****
バニシング in 60"*****
ギャンブラー****
パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間*****
ミニー&モスコウィッツ****
レジェンド・オブ・ゾロ****
砂上の法廷*****
運命のボタン****
男性の好きなスポーツ*****
ダブル・ジョパディー*****
ゲームの規則*****
ブリッジ・オブ・スパイ*****
マジカル・ガール*****
あしたのパスタはアルデンテ*****
プロゴルファー織部金次郎2 パーでいいんだ***
麻雀放浪記*****
レッド・ムーン****
ウルヴァリン:SAMURAI****
フィフス・ウェイブ***
ザ・ウォーク*****
インサイド・ヘッド*****
ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン*****
ブローバック***
レイクサイド マーダーケース****
マン・オン・ワイヤー*****
サイレント・ランニング*****
10 クローバーフィールド・レーン****
アルバート氏の人生*****
ロミオ・マスト・ダイ****
炎の人ゴッホ*****
刑事ジョン・ブック/目撃者*****
マルタの鷹*****
俺物語!!*****
心が叫びたがってるんだ。*****
ダーク・シャドウ****
SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁****
スローターハウス5*****
スリーデイズ*****
ASSASSIN −アサシン−****
日本で一番悪い奴ら*****
K−9/友情に輝く星*****
真昼の用心棒****
座頭市血笑旅*****
シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ****
裏切りの荒野****
僕だけがいない街***
野獣暁に死す****

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