オトーサンの2017年その3

ほのぼの映画批評

前口上

ハリウッド映画の3D化が進んでいます。
でも、相変わらず、CGに頼り過ぎが目立ちます。
ひとびとは、冴えた技術だけを見に行くのでしょうか?
好不況を問わず、どう生きるかを知りたいのでは?
薄っぺらな人間ばかりではなく、
本物の人間による本物のドラマを見たいのでは?
見る本数が増え、年齢を重ねる度に、
その思いが強くなってきました。

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目次

6212 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(DVD 2014) 6211 シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム (BS 2011) 6210 ドゥーマ(TV 2005) 6209 ショコラ(TV 2000) 6208 ランダム・ハーツ(TV 1999)
6207 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(DVD 2017) 6206 ジョン・カーペンターの要塞警察(BS 1976) 6205 フレンチ・ラン(DVD 2016) 6204 リベンジ・マッチ(BS 2013) 6203 PLANET OF THE APES 猿の惑星(TV 2001)
6202 ワイルド・アパッチ(BS 1972) 6201 ロマンシング・アドベンチャー/キング・ソロモンの秘宝(TV 1985) 6200 クレージーの無責任清水港(BS 1966) 6199 座頭市逆手斬り(BS 1965) 6198 ホームレス ニューヨークと寝た男(DVD 2014)
6197 リリーのすべて(DVD 2015) 6196 キングコブラ(TV 1999) 6195 龍三と七人の子分たち(TV 2014) 6194 ナタリー(TV 2011) 6193 大冒険(BS 1965)
6192 ジェイソン・ボーン(DVD 2016) 6191 雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(DVD 2015) 6190 サンダーアーム 龍兄虎弟(BS 1986) 6189 プロジェクトA(BS 1983) 6188 ボーン・レガシー(TV 2012)
6187 イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(DVD 2014) 6186 ジョイ(DVD 2015) 6185 花のお江戸の無責任(BS 1964) 6184 五福星(BS 1983) 6183 サクラサク(BS 2014)
6182 パッセンジャー(DVD 2016) 6181 トロールズ(DVD 2016) 6180 ラストミッション(BS 2014) 6179 子猫物語(BS 1986) 6178 座頭市千両首(BS 1964)
6177 座頭市喧嘩旅(BS 1963) 6176 奇跡の丘(TV 1964) 6175 ピクセル(TV 2015) 6174 マリリン 7日間の恋(TV 2011) 6173 ブリッツ(TV 2011)
6172 グレートウォール(DVD 2017) 6171 わたしは、ダニエル・ブレイク(DVD 2016) 6170 TAXi(TV 1998) 6169 オペラの怪人(DVD 1943) 6168 バトルシップ(TV 2011)
6167 ゴースト・イン・ザ・シェル(DVD 2017) 6166 ある愛の詩(BS 1970) 6165 理想の彼氏(TV 2009) 6164 デッドコースター(TV 2003) 6163 博士と彼女のセオリー(DVD 2014)
6162 映画 きかんしゃトーマス 探せ!! 謎の海賊船と失われた宝物(TV 2015) 6161 愛しのロクサーヌ(BS 1987) 6160 クリエイター(TV 1985) 6159 博士の異常な愛情/ または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(TV 1968) 6158 ハッピー フィート2 踊るペンギンレスキュー隊(TV 2011)
6157 ジュマンジ(TV 1995) 6156 ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密(TV 2014) 6155 きのうの夜は…(BS 1986) 6154 ドント・ブリーズ(DVD 2016) 6153 永い言い訳(DVD 2016)
6152 ディープ・ブルー(TV 1999) 6151 ダンディー少佐(BS 1965) 6150 デッドプール(DVD 2016) 6149 インフェルノ(DVD 2016) 6148 ALWAYS 三丁目の夕日'64(BS 2011)
6147 グッドモーニングショー(DVD 2016) 6146 HiGH&LOW THE MOVIE(TV 2016) 6145 ソルジャー(BS 1998) 6144 ドクター・ストレンジ(DVD 2016) 6143 われらが背きし者(DVD 2016)
6142 ニュースの真相(DVD 2015) 6141 蜩ノ記(BS 2013) 6140 怪談(BS 1965) 6139 大魔神逆襲(BS 1966) 6138 大魔神怒る(BS 1966)
6137 大魔神(BS 1966) 6136 ラ・ラ・ランド(DVD 2016) 6135 心の旅(TV 1991) 6134 月に沈む(DVD 2002) 6133 ビバリーヒルズ・コップ3 (BS 1994)
6132 ザ・ドア 交差する世界(TV 2009) 6131 ペギースーの結婚(BS 1986) 6130 モアナと伝説の海(DVD 2016) 6129 君の名は。(DVD 2016) 6128 イルカと少年(TV 2011)
6127 スティーブ・ジョブズ(BS 2013) 6126 王になろうとした男(BS 1975) 6125 カルテット!人生のオペラハウス(BS 2012) 6124 キングコング:髑髏島の巨神(DVD 2017) 6123 約束 ラ・プロミッセ(DVD 2000)
6122 スター・トレック イントゥ・ダークネス(BS 2013) 6121 ジョン・ウィック(BS 2014) 6120 イースター・パレード(BS 1948) 6119 エル・ドラド(BS 1967) 6118 海賊とよばれた男(DVD 2016)
6117 ポンペイ (TV 2014) 6116 約束(DVD 2006) 6115 カーズ2(TV 2011) 6114 ジャージー・ボーイズ(BS 2014) 6113 ガンマン大連合(BS 1970)


ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー

オトーサン、
「第2作を先にみたね」
まったく面白くありませんでした。
でも、この第1作は、キャラクターの紹介が
適切にされているので、面白く見られました。

原題:Guardians of the Galaxy (2014) 
監督:James Gunn    
原作:Dan Abnett/ Andy Lanning
脚本:James Gunn/ Nicole Perlman  
Genre:Action/ Adventure/ SF
Country: USA / UK 
Language: English 
上映時間:121分
あらすじ:
地球暦2014年、
銀河系の片隅に廃墟の惑星モラグ。
ここに、一人の男が降り立つ。
彼の名は、スターロードことピーター。
幼いころに、ヨンドゥに連れ去らたが、
いまや銀河を股に掛けて
活躍するようになったトレジャーハンターだ。
今回の獲物は、謎のストーン。
依頼主に届けようとザンダー星を訪れると、
暗殺者ガモーラに襲われる。
争いに、アライグマのロケットと
歩く樹木グルートが加わるが、
4人は、ノバ軍警察に逮捕され、刑務所に投獄される。
悪の化身ロナンに家族を殺された大男ドラックスと共に
脱獄に成功し、宇宙船ミラノ号でキルンを脱出し、
宇宙の果てのノーウェアへ到着するが、
ロナンは、ストーンを持ち去られてしまう。
このままでは銀河が危ない!
クイルは自分を追ってきたヨンドゥと停戦し、
ロナンを止めようと決心する・・・

出演者:
Chris Pratt  ・・・ Peter Quill/Star-Lord (ピーター)
Dave Bautista  ・・・ Drax(ドラックス)
Bradley Cooper  ・・・ Rocket Raccoon(ロケット)
Vin Diesel  ・・・ Groot(グルート)
Michael Rooker  ・・・ Yondu(ヨンドゥ)
Zoe Saldana  ・・・ Gamora(ガモーラ)
Lee Pace  ・・・ Ronan the Accuser(ロナン)
オトーサン、
「キャラクタ−が多彩だね」
負け犬軍団が、使命に目覚めるというのはいいね。

その他の出演者:
Karen Gillan  ・・・ Nebula 
Benicio Del Toro  ・・・ The Collector 
Djimon Hounsou  ・・・ Korath 
John C. Reilly  ・・・ Rhomann Dey 
Glenn Close  ・・・ Nova Prime 
Ophelia Lovibond  ・・・ Carina 
Gregg Henry  ・・・ Grandpa 
Josh Brolin  ・・・ Thanos 
Laura Haddock  ・・・ Meredith Quill 
Sean Gunn  ・・・ Kraglin/On Set Rocket 
Peter Serafinowicz  ・・・ Denarian Saal 
Christopher Fairbank  ・・・ The Broker 
Krystian Godlewski  ・・・ On Set Groot 
Wyatt Oleff  ・・・ Young Quill 
Janis Ahern  ・・・ Meredith's Mother 
Solomon Mousley  ・・・ Meredith's Brother 
Lindsay Morton  ・・・ Meredith's Best Friend 
Robert Firth  ・・・ Dr. Fitzgibbon 
Melia Kreiling  ・・・ Bereet 
Tom Proctor  ・・・ Horuz 
Nick Holmes  ・・・ Horuz' Mate 
Max Wrottesley  ・・・ Sacrificed Nova Corpsman 
Stan Lee  ・・・ Xandarian Ladies' Man 
Nicole Alexandra Shipley  ・・・ Pretty Xandarian 
Sharif Atkins  ・・・ Nova Arresting Pilot 
Brendan Fehr  ・・・ Corpsman Dey's Partner 
Tomas Arana  ・・・ Kree Ambassador 
Mikaela Hoover  ・・・ Nova Prime's Assistant 
Emmet Scanlan  ・・・ Head Riot Guard 
Dominic Grant  ・・・ Angry Guard 
Spencer Wilding  ・・・ Mean Guard 
Alison Lintott  ・・・ Sad Woman With Horns 
Alexis Rodney  ・・・ Moloka Dar 
Nathan Fillion  ・・・ Monstrous Inmate 
Keeley Forsyth  ・・・ Mottled Prisoner 
Frank Gilhooley  ・・・ Burly Prisoner 
Alexis Denisof  ・・・ The Other 
Enzo Cilenti  ・・・ Watchtower Guard 
Richard Katz  ・・・ One Legged Prisoner 
Enoch Frost  ・・・ Rifle Guard 
Ronan Summers  ・・・ "Drop the Leg" Guard 
Laura Ortiz  ・・・ Tortured Pink Girl 
Marama Corlett  ・・・ Pit Boss 
Rosie Jones  ・・・ Ladies Of The Boot of Jemiah 
Abidemi Sobande  ・・・ Ladies Of The Boot Of Jemiah 
Alex Rose  ・・・ Ladies Of The Boot Of Jemiah 
Ekaterina Zalitko  ・・・ Ladies Of The Boot Of Jemiah 
Emily Redding  ・・・ Ladies Of The Boot Of Jemiah 
Stephen Blackehart  ・・・ Knowhere Dispatcher 
Jennifer Moylan-Taylor  ・・・ Sad Krylorian Girl 
Bruce MacKinnon  ・・・ One-Eyed Ravager 
Ralph Ineson  ・・・ Ravager Pilot 
Rob Zombie  ・・・ Ravager Navigator Voice 
Naomi Ryan  ・・・ Nova Centurion 
John Brotherton  ・・・ Nova Starblaster Pilot 
Graham Shiels  ・・・ Alien Nova Pilot 
James Gunn (II)  ・・・ Maskless Sakaaran 
Doug Robson  ・・・ Maskless Sakaaran 
Rachel Cullen  ・・・ Corpsman Dey's Wife 
Isabella Poynton  ・・・ Corpsman Dey's Daughter 
Imogen Poynton  ・・・ Corpsman Dey's Daughter 
David Yarovesky  ・・・ Goth Ravager 
Miriam Lucia  ・・・ Crying Xandarian Citizen 

User Rating:8.1/10( 794,238 votes)IMDb
  User Rating:7.8/10( 2,554 votes) Yahoo!
オトーサン、
「評判いいはずだ」

アカデミー賞ノミネート
・メイクアップ&ヘアスタイリング賞
・視覚効果賞 

User Reviews 
marcus-blakelockさん
United Kingdom 
2014年7月31日
ずっと微笑んでいた

予想を超えていた。
すごく高かったのだが。
興奮していた。
「キャプテン・アメリカ ウィンターソルジャー」を見た後、
私は、マーベルはすごいと指を鳴らしていた。
笑わせるようにデザインされた映画に出会うと、
代金を損した気になるが、
本作では、友人と一緒に大笑いした。
笑うことが、心底、たやすい映画だ。
キャラクターが、実に微妙なので、ユーモアはとても微妙だ。
あまりアニメーション化せず、
あまりステレオタイプでもなく、
伝統的なスーパーヒーローでもない!
マーベルのファンならば、
見ていて新鮮で、さわやかだ。
すばらしい演技、すばらしいビジュアル、
スターたちの適切なアクション、
それに大笑いが加わって
実に楽しいSF映画だった。
大歓迎だ。
ありがとう、マーベル・スタジオ。

オトーサン、
「見慣れると、よくなるね」

前田有一さん 
2014年9月17日
見た目が気持ち悪いヒーロー
   
「アベンジャーズ」でおなじみの
マーベル・コミックス共通の世界観の中で、
宇宙を舞台にした異色のヒーローもの。
それが「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」だ。
いわば宇宙版アベンジャーズといったところだが、
だいぶとっちらかってきて
途中参加のハードル高いアチラと違い、
本作は誰もが笑って楽しめる
気軽なアクションものに仕上がっている。 
幼いころから宇宙で育ったピーターは、
今ではトレジャーハンター「スター・ロード」として
宇宙を飛び回っていた。
あるとき彼は宇宙の命運を握る
パワーストーンを手にするが、
それにより星間戦争に巻き込まれてしまう。 
さて、そんな主人公が組むことになる仲間たちがユニーク。
モンサントもびっくり、
口の悪い遺伝子組み換えアライグマや
その用心棒的存在の歩く植物。
女殺し屋に乱暴者ときた。
誰一人まともなやつがいない、
前科者と変わり者の集まりである。 
にょきにょき手足が伸びる気味の悪い木人間とか、
薄汚い獣とか、美人が出てきたと思ったら
全身グリーン姉さんとか、とにかく気持ちが悪い。
小さい子供が初めて見たら、
拒否反応を示しかねない豪華ラインナップである。 
おまけに彼らヒーロー軍団は
日本では知名度皆無なので、
この異様なムード(だけどホントはいいやつ)に
共感させるまでがちょいと手間取った感がある。 
出てくる団体名(?)も把握しにくいし、
見た目が悪党ということもあって、
世界観がすっきりと入ってこない。
なにか本当にこいつらが悪いことを
しているように見えてしまう。
やぼったい説明的シーンを減らしたことが、
今回ばかりはマイナスとなっている。 
主人公たちが殺す殺すいうから子供たちにも見せにくい。
いっそダーク仕立てにして切り捨てるか、
もう少しわかりやすく工夫してほしかったところ。
もっとも、2作目からは
こうした不満はないだろうから期待できそうだ。 
ともあれ、彼らに共感できてからは
何の問題もなく楽しめる、
オーソドックスなヒーロー映画になるので
存分に楽しんでいただきたい。 
ところでこの映画にはアメリカのアクション映画のド定番、
おなじみの特攻シーンが出てくる。
ところが本作のそれは、悪党が命じる形、
悪の特攻隊になっている。
これまで戦後のアメリカ映画は
日本コンプレックスをむき出しにした、
ヒーローによる特攻シーンを量産してきたが、
いよいよそうした傾向も
終わりつつあるということなのか。
少々気になる一本であった。 


シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム

オトーサン、
「第1作は、ありだったけど」
古臭いホームズものを、現代風に作り直す。
ガイリッチー監督は、
イングランド王エドワード1世の末裔で、
マドンナの旦那さん。

原題:Sherlock Holmes: A Game of Shadows (2011) 
監督:Guy Ritchie    
原作:Arthur Conan Doyle
脚本:Michele Mulroney/ Kieran Mulroney    
Genre:Action/ Adventure/ Crime 
Country: USA 
Language: English / French / Italian / German / Romany 
上映時間:129分
あらすじ:
19世紀末、世界各地で
連続爆弾テロをはじめ
不可解な事件が続発する。
一見バラバラに思われた一連の事件だが、
名探偵シャーロック・ホームズは
その裏に、数学者にして天才的な犯罪者
モリアーティ教授の影を感じた。
こんな大事なときに、
親友ワトソン博士は、新婚旅行へ。
ところが、モリアーティ教授に狙われ、
ホームズの機転で間一髪救われる。
ホームズは、謎のジプシー女シムと協力し、
教授の陰謀を阻止すべく行動を開始する・・・

出演者:
Robert Downey Jr. ・・・ Sherlock Holmes(シャーロック・ホームズ)
Jude Law ・・・ Dr. John Watson(ワトソン博士)
Jared Harris ・・・ Professor James Moriarty(モリアーティ教授)
Noomi Rapace ・・・ Madame Simza Heron(シム)
オトーサン、
「ロバート・ダウニー・ジュニア、ちがうだろう、お前!」
ホームズのように知的ではありません。
アクション重視で、推理はオマケ。

その他の出演者:
Kelly Reilly ・・・ Mary Morstan
Rachel McAdams ・・・ Irene Adler
Stephen Fry ・・・ Mycroft Holmes
Eddie Marsan ・・・ Inspector Lestrade
Paul Anderson ・・・ Sebastian Moran
Geraldine James ・・・ Mrs. Hudson
Thierry Neuvic ・・・ Claude Ravache
Fatima Adoum・・・  Manouche
Wolf Kahler ・・・ Dr. Hoffmanstahl

User Rating:7.5/10 ( 365,843 votes)IMDb
  User Rating:7.2/10( 1,161 votes) Yahoo!
オトーサン、
「若者向けか」

User Reviews 
picklechannさん
United States 
2011年12月16日
第1作よりもよい

この映画、すばらしかった。
永久にと思うほど待っていた。
失望しなかった。
ストーリー展開は、よかった。
ワトソンとホームズのダイナミズムは魅力的で、美しかった。
そして、特殊効果は、信じられないほどだった。
正直なところ、第1作のファンだったが、
この続編は、私の期待を上回っていした。
いくつか効果が時々不要でした、
このスタイルを楽しんだ。
編集がいい。
ジュード・ロウとロバート・ダウニー・ジュニアの
相性もいい。
助演男優たちも、いい。
私は笑い、叫び、泣いた。
魅力的で刺激的で、陽気で、涙を誘う。
最後まで喝采し、満足する。
正直、今年の最もよい映画の1つだ。

オトーサン、
「同感!」
これってホームズものじゃないよね。
最初から割り切って、
「007」やアイアンマン」と思えば、
それなりに楽しめるかも。

黒美君彦さん 
2012年3月24日
つまらん

一作目はそれなりに
英国の空気感を出そうとしていたように思うが、
第2作は完全にアクションに偏りすぎ。
ホームズというよりは
ジャック・バウアーかよ(古い)という印象。
仕込みの種明かしやら
スローの多用も度を過ぎ、
中味がすっからかんに感じてしまう。
人間くささが消え失せ、
単に超人が活躍するSFものとテイストは一緒。
個人的にはレイチェル・マクアダムスを
簡単に亡き者にしてしまうセンスも何だかな。
これはもうホームズである必然性がないでしょう。
ほんとに。


ドゥーマ

オトーサン、
「チーターって、飼えるの?」
世界最速のスピードで
大草原を駆け抜けるチーター。
さぞかし凶暴でしょうね。
でも、この映画にみるように、
幼児期に手に入れれば、ペットにできるそうです。

原題:Duma (2005) 
監督:Carroll Ballard    
原作:Carol Cawthra Hopcraft/ Xan Hopcraft 
脚本:Carol Flint/ Karen Janszen 
      Karen Janszen/ Mark St. Germain  
Genre:Adventure/ Drama/ Family
Country: USA 
Language: English 
上映時間:100分
あらすじ:
南アフリカに暮らす少年キサン。
父ピーターと一緒に、
親とはぐれた幼いチーターを保護する。
一家はそのチーターを
“ドゥーマ”と名付け世話をする。
いつしか、ドゥーマはすっかり家族の一員となり、
キサンとの間にも確かな友情が築かれていった。
そんなある日、ピーターが突然の病に倒れ
他界してしまう。
キサンとドゥーマは母に連れられ
大都会ヨハネスブルクへと引っ越しすることになる。
しかし、大きく成長していくドゥーマを
街で飼い続けることは困難だった。
捕獲されることを恐れたキサンは、
ドゥーマを安全な故郷のサバンナへ帰そうと決心し、
南アフリカを縦断する困難な旅に出る・・・

出演者:
Alexander Michaeletos ・・・ Xan(キサン)
Eamonn Walker ・・・ Ripkuna(リップ)
Campbell Scott ・・・ Peter(ピーター)
オトーサン、
「へぇ、そうなんだ」
キサンを演じた子役、南アに住んでいて、
野生動物があたりにいっぱいいるそうです。
そうでなければ、こわがる筈ですよね。

その他の出演者:
Hope Davis ・・・ Kristin
Mary Makhatho ・・・ Thandi
Nthabiseng Kenoshi ・・・ Lucille
Jennifer Steyn ・・・ Aunt Gwen
Nicky Rebelo ・・・ Coach Nagy
Garth Renecle ・・・ Hock Bender
Andre Stolz ・・・ Xan's Teacher
Charlotte Savage ・・・ Poetry Student
Ronald Shange ・・・ Policeman
Nadia Kretschmer ・・・ Tourist #1
John Whiteley ・・・ Tourist #2
Clive Scott ・・・ Tourist #3 
Catriona Andrew ・・・ Tourist #4 
Errol Ballentine ・・・ White Haired Doctor
Michele Levin ・・・ Doctor's Wife
Sam Ngakane ・・・ Old Man in Village
Adelaide Shabalala ・・・ Medicine Woman, Suliwa
Thokozani Ndaba ・・・ Rip's Wife, Melika
Wright Ngubeni ・・・ Rip's Son
Bernard Msimang ・・・ Rip's Father
Ivy Nkutha ・・・ Rip's Mother
Sheba ・・・ Young Duma

User Rating:7.3/10( 6,811 votes)IMDb
  User Rating:7.4/10( 28 votes) Yahoo!
オトーサン、
「家族向きだね」

User Reviews 
grchambrunさん
United States 
2005年10月14日
ドゥーマ、知らなかった

これは、素敵な映画だ。
17日後の10月16日(日)、
ニューヨークでの上映が終わる。
なぜ?
カウンターカルチャー・イーストヴィレッジは、
土曜日の午後、満員だった!
いい家族映画として、もっと広く上映され、
宣伝されるべきなのに。
私は、めったに映画に行かないが、
本作の上映を何ヶ月も待っていた。
少年キサンと彼のチータ、
キサンの父母、友人リップの間の
愛情、学習、冒険、ミステリー、敬意が描かれている。
放蕩息子というテーマもある。
撮影は、絶妙。
金色の眼の金色の猫、
永遠のような金色に輝くアフリカ砂漠やサバンナ。
愛情、親切、および慈悲を描く
美しく、ユーモラスで、優しく、
痛烈で、感動的な映画だ。
心底、愛情深い家族、成長する勇気。
こうした価値はハリウッドには、真実すぎて
一般大衆にリアルだろうか?

オトーサン、
「親子で観たほうが、楽しいだろうね」

nav*****さん 
2017年10月17日
親子で観たり、一人で観たり 

表題であるドゥーマの
よく懐いたチーターの愛らしさや
野生動物の活き活きとした姿を観て
非常に癒されました。
ストーリーには
あまり期待していなかったのですが
個人的には好みな内容でした。
慕っていた父の死とそれに伴って
急激に変わった生活環境に
思わず家出した先のアフリカの大地で
タフな危機に多く遭遇しますが、
一緒に旅するドゥーマと
行動を共にすることになった
黒人の男性リップと乗り越え、
少年は愛に気付き立ち直り、成長します。
少年の口数は多くありませんし、
過程が詳細に描写されているわけではありませんが、
それがいかにもリアルで、
少年の機微がよく分かるようでした。
成長したところが見られて良かったです。
個人的に印象に残ってるのは
終盤の祠?のシーンですかね。
少年の生命力の強さや工作能力の高さ、
リップの改心など
ツッコミどころもなくはなかったですが
まあいいかなと。
揚力で走るサイドカーとか、
子どもに教えながら観ると
良さそうだなって思いました。
総じて余白が多い映画ですが、
純朴な良さがあります。
エンタメ性を強く求めなければ
オススメします。


ショコラ

オトーサン、
「前に見たな」
・ショコラ 映画索引No.201
この映画をみると、なぜか「アメリ」(2001) を
連想してしまいます。
とにかく恋愛と美味しい食べ物、これあり!

原題:Chocolat (2000)  
監督:Lasse Hallstrom  
原作:Joanne Harris (I) 
脚本;Robert Nelson Jacobs  
Genre: Drama / Romance
Rated PG-13 for a scene of sensuality and some violence. 
Country: UK/ USA 
Language: English / French 
上映時間;121分
あらすじ:
ある日、冬の北風が運んできた、
ヴィアンヌが、チョコレート・ショップを開店する。
厳格なこの村に似つかわしくないチョコだったが、
客の好みにあったチョコを
見分ける魔法のような力で、
村人たちは、少しずつチョコの虜になってしまう。
娘から絶縁されているアルマンドには、
ひとときの安らぎとなった。
また、差別の対象となっているジプシーの青年ルーと
親しくなり、村中、大騒ぎとなる・・・

出演者:
Juliette Binoche・・・ Vianne Rocher(ヴィアンヌ) 
Johnny Depp・・・ Roux(ルー) 
Judi Dench ・・・ Armande Voizin(アルマンド)
オトーサン、
「ジュリエット・ビノシュがいいね」
誕生日 : 1964/03/09
出身地 : フランス/パリ
父は舞台監督、母は女優で演劇学校の講師。
12歳の時に舞台デビューし、
コンセルヴァトワールで演技を学ぶ。
83年、“Liberty Bell”で映画デビュー。
85年、初主演の「ランデヴー」で、セザール賞の主演女優賞にノミネート。
88年、「存在の耐えられない軽さ」でアメリカ映画へ進出。
代表作は、
・アカデミー賞主演女優賞ノミネート「ショコラ」 
・アカデミー賞助演女優賞受賞「イングリッシュ・ペイシェント」    
・カンヌ国際映画祭 女優賞受賞「トスカーナの贋作」 
・ヴェネチア国際映画祭女優賞受賞「トリコロール/青の愛」  
・ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞「イングリッシュ・ペイシェント」 

その他の出演者:
Lena Olin ・・・Josephine Muscat  
Alfred Molina ・・・ Comte de Reynaud  
Peter Stormare・・・  Serge Muscat  
Carrie-Anne Moss ・・・  Caroline Claimont  
Leslie Caron ・・・  Madame Audel  
John Wood (I)・・・  Guillaume Bierot  
Hugh O'Conor ・・・  Pere Henri  
Victoire Thivisol ・・・  Anouk Rocher  
Aurelien Parent-Koenig ・・・  Luc Clairmont  
Antonio Gil-Martinez ・・・ Jean-Marc Drou  
Helene Cardona ・・・ Francoise Drou  
Harrison Pratt ・・・ Dedou Drou  

User Rating:7.3/10( 159,026 votes)IMDb
  User Rating:7.4/10( 814 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ハート・ウォーミンングな傑作」
2000年時点のIMDbは、
User Rating:  7.6/10 (3721 votes) 

アカデミー賞ノミネート 
・作品賞     
・主演女優賞  ジュリエット・ビノシュ    
・助演女優賞  ジュディ・デンチ    
・脚色賞      
・作曲賞   

User Reviews 
mir-teさん
Helsinki, Finland 
2004年2月16日
なんてよくできた美しい映画なの!     

昨晩、見ました。
どんなに美しい映画か忘れていました!
昨今の人々には、こうした話が必要です。
筋書が読めるという不満もあるようですが、
平均的なハリウッド映画よりも、筋書が読めると思いません;
ほとんどのアクション映画は、ずっと筋書が読めます。
ハル・ストローム監督作の
この映画の最も美しいところは、
よく出来た心温まる話です:
愛情、誠実さ、寛容さ、公正さ。
信じるところを守り抜き、
友人たちとディナーを共にしたり、
チョコレートを食べるといった簡単なことが、
すばらしいのです。
ハル・ストローム監督のスタイルは、
微妙なニュアンスと彼の目の中のユーモアの輝き。
ジュリエット・ビノシュ、ジョニー・デップ、ジュディ・デンチ
そして、アルフレッド・モリナ、ヴィクトワール・ティヴィソルが、
すばらしかったです。

オトーサン、
「うれしいね、テレビ放映とは」

ロビーJさん 
2007年9月1日
レスリー・キャロンの登場に感動!

テレビで放送された時に録画して見ました。
なかなか良かったですが、
まぁ普通かなというのも正直な所です。
とりあえずあのチョコが
どんな味なのか食べてみたいですね。
私は甘い物がそれほど好きではないんですが、
チョコだけは何とか食べれるので
味がとにかく気になります(笑)。
まぁ何にしても最大の嬉しかったことは
レスリー・キャロンの出演!
登場シーンは決して多くはないけど、
おばあちゃんになっても美しくキュートな
彼女の姿に感動でした!
もうMGMミュージカル・ファンには堪らないですね!
もちろん、ジョニー・デップや
ジュリエット・ビノシュ、ジュディ・デンチなども
良い感じで楽しませてくれるし、
監督もラッセ・ハルストレムなので
私的には見やすかったです。
とにかく普通に楽しめる作品で、
見終わると温かい気持ちになれました。


ランダム・ハーツ

オトーサン、
「これ、見たな」
1999年、なんと映画索引連番No.20。
映画批評にもなんにもなってなくて、
ネタバレを延々と書きつらねていました。
日比谷みゆき座で見たあと、
路上駐車違反で、警官につかまり、
職業を「映画評論家」と自称したら、
無罪放免してもらったとありました。

原題:Random Hearts (1999) 
監督:Sydney Pollack    
原作:Warren Adler
脚本:Darryl Ponicsan/ Kurt Luedtke  
Genre:Drama/ Mystery/ Romance
Country: USA 
Language: English 
上映時間:133分
あらすじ:
ダッチは、巡査部長。
妻のペイトンは、出版社に勤務していた。
子宝には恵まれないが、夫婦仲は順調だった。
ある日、マイアミ行きの飛行機が
墜落したというニュースが入った。
帰宅後、留守電に妻がマイアミに向かったという伝言。
慌てて航空会社に問いあわせたが、
死亡名簿に妻の名前は載っていなかった。
勤務先の出版社に問い合わせると、
出張はしていないと言う。
やがて、夫婦の遺体が見つかる。
それは、妻の変わり果てた姿だった。
なぜ、妻は嘘をついたのか。
一緒の機に搭乗していたチャンドラーとの関係は?
その妻ケイは下院議員で、再選活動中の政治家。
ダッチは、ケイに執拗に真相解明を求めるが・・・

出演者:
Harrison Ford ・・・ Sergeant William "Dutch" Van Den Broeck(ダッチ)
Kristin Scott Thomas ・・・ Kay Chandler(ケイ)
Susanna Thompson ・・・ Peyton Van Den Broeck(ペイトン)
Peter Coyote ・・・ Cullen Chandler(チャンドラー)
オトーサン、
「ハリソン・フォード、巧いね」
「クリスティン・スコット・トーマス、美人だね」

アカデミー賞ノミネート 
・主演女優賞 イングリッシュ・ペイシェント    
セザール賞ノミネート  
・主演女優賞 サラの鍵    
・主演女優賞 熟れた本能)    
・主演女優賞 ずっとあなたを愛してる 

その他の出演者:
Charles S. Dutton ・・・ Alcee
Bonnie Hunt ・・・ Wendy Judd
Dennis Haysbert ・・・ Detective George Beaufort
Sydney Pollack ・・・ Carl Broman
Richard Jenkins ・・・ Truman Trainor
Paul Guilfoyle ・・・ Dick Montoya
Kate Mara ・・・ Jessica Chandler
Susan Floyd ・・・ Molly Roll
Dylan Baker ・・・ Richard Judd
Lynne Thigpen ・・・ Phyllis Bonaparte
Reiko Aylesworth ・・・ Mary Claire Clark
Edie Falco ・・・ Janice

User Rating:5.1/10( 17,813 votes)IMDb
  User Rating:5.4/10( 112 votes) Yahoo!
オトーサン、
「もっと高くていいのでは?」
演技もいいし、脚本も優れています。

User Reviews 
Logicalimanさん
United States 
2005年7月29日
ドラマ、ロマンス、
セックスとアクション控え目、
いい演技;2回見た。

確かに、いくつかアラはある。
あら探しをしたいひとには。
しかし、それらは重要ではない。
この映画の特徴は、ベテラン俳優の演技だ。
クリスティン・スコット・トーマスの役は、
美しく強いが傷ついた女性だ。
一方、ハリソン・フォードの役は、
女性にとって魅力的な男性だ。
配偶者によって生じた傷は、2人をおづおづと近づ、
互いにサポートしあうことになる。
2人は、傷つけられた感情と人間性を見事に演じる。
観客は、2人に共感し、声援を送りたくなる。
怒った悪徳警官に関連するアクションシーンがあるが、
これは、スパイスに過ぎない。
デーヴ・グルーシンが用意した
テレンス・ブランチャードのトランペットは、
音楽好きには、たまらないだろう。
見事なジャズだ。
本作は、ガッツや流血の愛好者には向いていない。
内なる感情を描く映画が好きなひとのは、
ハリソン・フォードや
青い目の美しい女優を見るのは、たまらないだろう。
できれば、ベッドの中で見てほしい。

オトーサン、
「ジーナさん、虫の居所が悪かったのかな?」
ハリソン・フォードが、内務調査部刑事。
とことん調べなければ、すまない性分。
それが、ドラマの動因になっているのです。

ジーナさん 
2010年4月25日
寂しい後味

愛していた妻の裏切り、
信頼していた夫の裏切りから始まる恋愛モノ。
慰めあう男女のドラマであれば
抵抗無く鑑賞できますが、ラ
ブストーリーにしてしまうと安直すぎるので
共感は得られないカナ・・・。
恋心を抱いたキッカケは?
お互いどこに惹かれたワケ??など
心の動きがアッサリなので、
二人の気持ちがしだいに深くなっていくのが
イマイチ伝わってきませんでした。
選挙戦に関しては上手く絡められていましたが、
何度もマイアミに行っていた理由が特に無かったり
主人公が捜査している事件が
全く本筋と関係無かったりと
無駄なエピソードが多いのも残念でした。
特に理由無くマイマミで密会していただけなら
各都市のホテルに行かせとけ!って思いますし、
飛行機事故と悪徳警官が繋がらないなら
適当に内務調査の仕事を描いとけ!!って思っちゃいます。
まるで伏線のような描き方をしているので
色々な要素が絡み合うストーリーなのかと
妙な期待をしてしまいました。
キャストに関しては・・・まず、
ピアスをしているような内務調査部刑事って
どうなの?!です(笑)
年寄りじみたハリソン・フォードが若作りのために
ピアスをするのは構わないですが、
TPOは守って欲しいモノですよ(爆)
クリスティン・スコット・トーマスは議員としての厳しい表情と
母親としての優しい表情、
女性として輝いた表情など
素晴らしい演技を見せてくれました。
正直、彼女の演技力と魅力があったから
最後まで観れたんだと思います。
実際、静かで落ち着いたラストに見せた
クリスティン・スコット・トーマスの穏やかな笑顔がステキだったので
評価は甘めになってます(笑)
90年代の恋愛ドラマ映画特有の色気ある音楽と
映像の質感は見事にマッチしていました。
ワシントンの肌寒い雰囲気も
よく伝わってくる映像だったと思います。
結論;情熱不足の手ぬるいラブストーリーにするぐらいなら、
全ての要素が一つに繋がるような
サスペンス仕立てにして欲しかったです。
とにかく、人と人の繋がりが荒っぽく雑で
調和の取れていない作品でした。
印象深いシーンもなかったので
今年中には観たことすら忘れると思います(爆)


ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス

オトーサン、
「第1作、みていないな」
・ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014)
 User Rating:8.1/10( 793,619 votes) IMDb
 User Rating:8.1/10(   2,547 votes) Yahoo!  

原題:Guardians of the Galaxy Vol. 2 (2017) 
監督・脚本:James Gunn   
Genre:Action/ Adventure/ SF
Country: USA / New Zealand / Canada 
Language: English 
上映時間:136分
あらすじ:
幼いときに宇宙海賊ラヴェジャーズ率いる
ヨンドゥによって地球から誘拐され、
彼のもとで育った
スター・ロードことピーター・クイル。
たまたま出会ったはみ出し者たちと手を組み、
思いがけず宇宙の危機を救ってしまう。
こうして結成された負け組ヒーロー・チーム
“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”は
家族のような強い絆で結ばれ、
今や銀河中にその名を轟かせていた。
ある日、黄金の惑星ソヴリンの指導者アイーシャの
依頼を受けるガーディアンズだったが、
毒舌アライグマ“ロケット”の軽はずみな行動で
逆に彼女の怒りを買い、
無敵艦隊の総攻撃を受けて
ピーターの宇宙船ミラノ号は
致命的な深手を負ってしまう。
そんなガーディアンズの危機を救ったのは、
“ピーターの父親”と名乗る男エゴだった。
やがてガモーラたち仲間の心配をよそに、
すっかりエゴに心を許してしまうピーターだった・・・

出演者:
Chris Pratt ・・・ Peter Quill/Star-Lord(ピーター・クイル)
Michael Rooker ・・・ Yondu Udonta(ヨンドゥ)
Kurt Russell ・・・ Ego the Living Planet(エゴ)
Karen Gillan ・・・ Nebula(ネビュラ)
Pom Klementieff ・・・ Mantis(マンティス)
オトーサン、
「パッとしないね」
ド派手なCGが目障り、
絶え間ない音楽が耳触りです。

その他の出演者:
Wyatt Oleff ・・・ Young Peter Quill 
Zoe Saldana ・・・ Gamora 
Dave Bautista ・・・ Drax 
Bradley Cooper ・・・ Rocket 
Vin Diesel ・・・ Groot 
Karen Gillan ・・・ Nebula 
Pom Klementieff ・・・ Mantis 
Elizabeth Debicki ・・・ Ayesha 
Chris Sullivan ・・・ Taserface 
Sean Gunn ・・・ Kraglin Obfonteri 
Sylvester Stallone ・・・ Stakar Ogord 
David Hasselhoff ・・・ Ego impersonating David Hasselhoff 
Aaron Schwartz ・・・ Young Ego 
Tommy Flanagan ・・・ Tullk 
Laura Haddock ・・・ Meredith Quill 
Evan Jones ・・・ Wretch 
Jimmy Urine ・・・ Halfnut 
Stephen Blackehart・・・s Brahl 
Joe Fria ・・・ Oblo 
Terence Rosemore ・・・ Narblik 
Steve Agee ・・・ Gef 
Mike Escamilla ・・・ Scrote 
Blondy Baruti ・・・ Huhtar 
Alex Klein ・・・ Zylak 
Michael Rosenbaum ・・・ Martinex T'Naga 
Ving Rhames ・・・ Charlie-27 
Michelle Yeoh ・・・ Aleta Ogord 
Miley Cyrus ・・・ Mainframe 
Stan Lee ・・・ The Watchers' Informant 
Nathan Fillion ・・・ Simon Williams 
Gregg Henry ・・・ Grandpa Quill 
Seth Green ・・・ Howard the Duck 
Jeff Goldblum ・・・ Grandmaster 

User Rating:7.8/10 ( 276,960 votes)IMDb
  User Rating:8.8/10( 3,165 votes) Yahoo!
オトーサン、
「評価、高すぎる!」
オープニングシースは、よかったけど。

User Reviews 
binqasimさん
United States 
2017年5月25日
時々、「トランスフォーマー」を見ていたように感じた。

パート1は、新鮮で、
他のスーパーヒーロー映画と違うと思った。
しかし、本作は、卓越したパート1をなぞっている。
音楽が多すぎる。
ビジュアルは、「トランスフォーマー」を思い出させた。
そして、ストーリーテリングは、まさに同じ。
ヨンドゥ、マンティス、ネビュラ、エゴ、
あまりにも多くのキャラクターと
その背景話を詰め込んでいた。
DVDを待つほうがいい。

オトーサン、
「異論あり!」
観客は、おっさんと中高生男子だけとか。

前田有一さん 
2017年5月12日
本流よりも面白い
   
マーベル・シネマティック・ユニバース
の中でも異彩を放つ
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズ。
だが普通の大人の観客にとっては、
その他の正統派ヒーローものを見るより、
よほど楽しめるかもしれない。 
宇宙海賊ラヴェジャーズを率いるヨンドゥに
育てられたピーター・クイル。
親父がろくでなしだったからか、
今では彼も銀河のはみ出し者と
ヒーローチームを組んでいる始末。
だがそんな彼の前に、
実父を名乗る男エゴが現れる。 
前作で色々あって、
生まれたてのベビー状態になってしまったグルート。
その可愛らしいダンスの背後で、
仲間たちが死闘を繰り広げるオープニングシーン。
これが実にいい。
とてつもない強敵と戦っているのに緊張感はゼロ。
この力の抜け具合が本シリーズの美点であると、
高らかに宣言して映画は始まる。 
本編もギャグシーンが散りばめられ笑いっぱなしだが、
とくにいけてるのがベビーグルートと
アライグマ(?)ロケットとの噛み合わないやり取り。
とくに爆弾ボタンをめぐる掛け合いは、
そのシリアスな状況とのギャップに爆笑必至である。 
CGキャラ同士の掛け合いが
一番面白いというのも皮肉な感じだが
、実写部分も決して手抜きはない。
なにしろ特殊メークでわかりにくいが
この映画はやたらとキャストが豪華である。 
ガモーラ役はゾーイ・サルダナ、
ドラックスにプロレス界の元スター、デイヴ・バウティスタ。
チョイ役でシルヴェスター・スタローンも出ているし、
声優としてヴィン・ディーゼルと
ブラッドリー・クーパーがメインキャストを張る。
主人公役のクリス・プラットがむしろ一番地味めという、
余裕ありすぎな金のかけ方がまた笑える。 
また、小さい子供には下手すりゃわからないような
シモネタも多数織り込まれる。
仲の良い、トモダチ親子的な父と息子が見るには
このくらいの毒はいいだろうと言わんばかりである。 
また、そうしたお父さんたちには、
懐かしいサプライズ出演も用意される。
映画好きのお父さんなら
きっと子供にもそれを見せているだろうから、
このネタはたぶん父子ともども楽しめる。
なお、映画データベースサイトでは
さすがの配慮で伏せているが
素人編集のウィキペディアには
堂々とこの情報は掲載されているので、
事前のチェックはお勧めしない。 
映画のテーマは、主人公が生みの親と育ての親の間で
アイデンティティーを見直すことになるというもので、
徹頭徹尾、父と息子で見に来る観客を意識している。
そう考えると38歳とは思えないセクシーな美尻を
こちらに向け続けるゾーイ・サルダナや、
ドラックスに不細工といじめられまくる
マンティス役ポム・クレメンティエフの
可愛らしい天然キャラなど、妙にお色気があるのも頷ける。 
他のマーベル映画が本気でヒーロー映画を作っているから、
こういう変化球にこれだけの金と労力をつぎ込める。
むろん、アクションや見せ場の迫力たるや半端ではない。
下手すりゃ本流作品以上に力を入れている。 
そこまでやってこそ遊びというのは面白いんだという、
わかっちゃいるけど真似出来ないこれぞ見本である。
その余裕に、羨ましいほどの地力を感じさせられる。
こういうものは、ハリウッドでも他ではそうそう作れない。 
来年公開の新作では、
いよいよこの愛すべきチョイ悪軍団が
本家アベンジャーズに登場するという。
本作を楽しんだ人は、
躊躇なく見に行ってしまうことだろう。 


ジョン・カーペンターの要塞警察

オトーサン、
「リメイク、先に見てる」
・「アサルト13 要塞警察」索引連番NO.2884
イーサン・ホーク主演ですが、いまいちでした。
なお、本作の元になっているのは。
ハワード・ホークス監督、ジョン・ウェイン主演の
西部劇の名画「リオ・ブラボー」(1959)。

原題:Assault on Precinct 13 (1976) 
監督・脚本:John Carpenter   
Genre:Action/ Crime/ Thriller
Country: USA 
Language: English 
上映時間:93分
あらすじ:
ストリートギャングに
アイスクリーム屋と一緒に娘を殺され、
犯人の一人を殺して追われる男が警察署に逃げ込む。
9分署は明日の移転を控えて電話も使えず、
わずかな署員が残るのみだった。
凶悪な「ストリートサンダー」と
呼ばれる男たちによって完全に包囲され、
やがて消音銃を使うギャングたちの攻撃が開始された。
黒人の囚人ナポレオンは「チョロ」と聞いて顔色を変え、
車で連絡に向かうが殺される。
偶然護送中に病気で収監されることになった死刑囚と
警部補になって初日の黒人警官イーサン・ビショップと
女性職員リーが協力して迎え撃つ。
巡回する警察官たちも異状を感ぜず、通り過ごして行く・・・

出演者:
Austin Stoker  ・・・ Ethan Bishop(イーサン・ビショップ)
Darwin Joston  ・・・ Napoleon Wilson(ナポレオン)
Laurie Zimmer  ・・・ Leigh(リー)
オトーサン、
「無名俳優が、頑張っているね」
ゾンビみたいなギャングたちも、見ものです。

その他の出演者:
Gilbert De la Pena  ・・・ Chicano Warlord 
Al Nakauchi  ・・・ Oriental Warlord 
Gil Rankin  ・・・ Bus Driver 
Martin West  ・・・ Lawson 
Tony Burton  ・・・ Wells 
Cliff Battuello  ・・・ First Bus Guard 
Horace Johnson  ・・・ Second Bus Guard 
Charles Cyphers  ・・・ Starker 
Nancy Kyes  ・・・ Julie 
Valentine Villareal  ・・・ Chicano Tough 
Peter Bruni  ・・・ Ice Cream Man 
Kenny Miyamoto  ・・・ Oriental Tough 
John J. Fox  ・・・ Warden 
John "Red" Fox  ・・・ Warden 
Jerry Viramontes  ・・・ Chicano Hood 
Len Whitaker  ・・・ Black Hood 
Kim Richards  ・・・ Kathy 
Henry Brandon  ・・・ Chaney 
Kris Young  ・・・ Gang Member 
Warren Bradley III  ・・・ Gang Member 
Joe Woo Jr.  ・・・ Gang Member 
Brent Keast  ・・・ Radio Announcer 
Maynard Smith  ・・・ Police Commissioner 
Peter Frankland  ・・・ Candell 
Randy Moore  ・・・ Gang Member 
Alan Koss  ・・・ Patrolman Baxter 
Frank Doubleday  ・・・ White Warlord 
James Johnson  ・・・ Black Warlord 
William Taylor  ・・・ Gang Member

User Rating:7.4/10( 34,806 votes)IMDb
  User Rating:7.4/10( 76 votes) Yahoo!
オトーサン、
「高いスコアだね」
シンセサイザーが緊迫感を強めています。

User Reviews 
randall pennington さん 
Chattanooga, Tennessee
2004年7月14日
控えめに言っても強烈

「遊星からの物体X」を除いて
カーペンターの最もよい映画だ。
包囲攻撃のすばらしい映画の1つだ。
キム・リチャーズとのシーンは、私のお気に入りの1つ。
すばらしい映画を作るために数百万ドルの予算や
有名人スターの必要がないことを証明している。
ローリー・ジマーの演技は、素晴らしかった。
彼女が他の映画に配役されなかったとは信じられない。
アクションとスリラーが好きならば
この映画は、間違いなく見るに値している。
完全ではないし、筋書にはいくつかの穴があり、
前提は、時にあやしい。
だが、俳優のすべては、信じられないほどいい演技をした。
特に、オースティン・ストーカー、ダーウィン・ジョストン、
そして、ローリー・ジマージマー。

オトーサン、
「このシーンは、背筋が凍る」
ギャングが、アイスクリームの交換に来た幼い少女を
撃ち殺すのです。

黒美君彦さん 
2016年10月24日
"Got a smoke?" 

ジョン・カーペンターの
初期傑作の呼び声高い作品。
リメイク作品は観たけれど、オリジナルは初見。
いや、よく出来ている。
低予算であっても、設定次第で
いくらでも面白くなるというお手本のような作品。
チョロ?とかいう半グレ武装集団は、
撃っても撃っても出て来るあたりが
まるでゾンビのよう。
ホラー映画か、これは。
知能犯にして粗暴犯と思しきナポレオン・ウィルソン
キザな野郎」の面目躍如。
常に冷静な警察職員リーとの微かな心の交流もなかなかいい。
それにしてもアイスクリームの交換に来た
幼い少女を一発で撃ち殺すならず者集団は、
いったいどうなってるんだ、という感じではありますが。
互いに流した血を混ぜ合わせるあたりは
ヤクザっぽいなあとも思ったりして。
しかも警察襲撃側からは
どこか反体制の匂いもしないではなく…。
それにしてもN・ウィルソンの台詞もなかなか深い。
「時間は女と同じだ。どちらも大切だが、
どちらも俺から去ってゆく」なんて。
ハードボイルドな夜が明け、
再び囚人に戻るナポレオンと警部補イーサン・ビショップ。
けれど助け合って生き抜いた二人には、
戦友同士のような友情が芽生えたのでした。
うーん、面白い。少女を撃ち殺すシーンだけは
ちょっとどうかと思ったけれど…。
"Got a smoke?" (タバコあるか?)と、
そればかりを繰り返すナポレオン。
そういえばタバコをくれたのは
リーだけだったもんなあ。
危機一髪の時間に一瞬男女に戻ったふたりも、
日常に戻れば囚人と警察職員だしなあ。
ナポレオンを巧演したダーウィン・ジョストンは
白血病で60歳で他界、
運の悪いウェールズを演じたトニー・バートンも
2016年78歳で亡くなった。
しかし、この作品は彼らの演技とともに
今後も評価され続けることだろう。


フレンチ・ラン

オトーサン、
「いまや、パリは、危ない」
原題のBastille Dayは、フランス革命記念日。
1789年7月14日、パリ市民は廃兵院を襲撃し、
武器を奪ってバスティーユ牢獄を襲撃した。
日本では、「パリ祭」の日。
---若い頃、口ずさんだなぁ
♪A Paris dans chaque faubourg
 Le soleil de chaque journee
 Fait en quelques destinees
  Eclore un reve d'amour
 Parmi la foule un amour se pose
 Sur une ame de vingt ans
 Pour elle tout se metamorphose
 Tous est couleur de printemps
  パリの街角に
 日が昇るごとに
 だれかの胸に
 愛が芽生える
 二十歳ともなればみな
 愛が芽生えるものよ
 何もかもめくるめき
 春の色に染まるわ

原題:Bastille Day (2016) 
監督:James Watkins  
脚本:Andrew Baldwin/ James Watkins  
Genre:Action/ Crime/ Drama
Country: UK / France / USA / Luxembourg 
Language: English / French 
上映時間:92分
あらすじ:
アメリカからパリに流れ着いた
スリの天才マイケルは、
たまたま置き引きしたバッグが
時限爆弾だったことからテロ容疑者として捕まる。
捜査を担当するのは
CIAきってのアウトロー捜査官、ショーン・ブライアー。
紆余曲折を経て、濡れ衣を訴えるマイケルの言葉を信じ、
逆に彼のスリの腕前を真犯人追跡に利用することに。
こうしてはみ出し者2人は、
“36時間後の革命記念日にパリの街を制圧する”という
犯行予告が出される中、
事件の真相を追ってパリの街を疾走する・・・

出演者:
Idris Elba ・・・ Sean Briar(ショーン)
Richard Madden ・・・ Michael Mason(マイケル)
Charlotte Le Bon ・・・ Zoe Neville(ゾーエ)
Thierry Godard ・・・ Rafi Bertrand(ラフィ)
オトーサン、
「イドリス・エルバ、有望株だね」

誕生日:1972/9/6 - 
出身: 英国ロンドン 
ロンドンでシエラレオネ出身の父と
ガーナ出身の母のもとに生まれる。
16歳、演劇コンクールで優勝。
19歳までナイトクラブでDJ。
夜間フォードの工場で働きながら
ナショナル・ユース・ミュージック・シアターで演技を学ぶ。
20代前半からTVドラマに出演するが、
なかなか役に恵まれず、米国に渡る。
TVシリーズ「THE WIRE ザ・ワイヤー」(02〜04)で注目を集め、
映画「28週後...」「アメリカン・ギャングスター」、
「ロックンローラ」などの話題作を経て、
「マイティ・ソー」シリーズ、「ゴーストライダー2」、
「プロメテウス」、「パシフィック・リム」など大作への出演が続く。
英BBCのドラマ「刑事ジョン・ルーサー」で、
ゴールデン・グローブ賞主演男優賞を受賞した。
2013年「マンデラ 自由への長い道」で
ゴールデン・グローブ 男優賞ノミネート、
2015年「ビースト・オブ・ノー・ネーション」で、
ゴールデン・グローブ 助演男優賞ノミネート。
次期7代目の007候補起用も噂されている。
身長190 cm!

その他の出演者:
Kelly Reilly ・・・ Karen Dacre
Jose Garcia ・・・ Victor Gamieux
Anatol Yusef ・・・ Tom Luddy
Eriq Ebouaney ・・・ Baba

User Rating:6.3/10( 23,857 votes)IMDb
  User Rating:7.2/10( :95 votes) Yahoo!
オトーサン、
「よく出来ている!」

User Reviews 
kosmaspさん 
2017年2月20日
エルバには、関わらないで

イドリス・エルバのカリスマと
スクリーンでの存在感は、驚異的だ。
彼は悪口を言い、人をにらみ倒せる。
多くを言わずに物事を行える。
こんな人に、狩られたら、逃げ出すことだ。
だが、これは単なる追跡映画ではない。
残念なことに、テーマであるテロ攻撃が、
いままさに現実となっているからだ。
パリや世界各地で起こった事を考慮すると、
みていて辛くなる。
だが、娯楽映画とみなせば、
サスペンスに満ちたストーリーが興味深い。

オトーサン、
「前田さん、激賞!」

前田有一さん 
2017年4月17日
現実との符号が怖いほど
   
世間じゃアメリカのトランプ大統領ばかりが話題だが、
フランスの大統領選挙もかなりホットな状況である。
4つどもえの候補者争いは横並びで全く予測がつかないし、
誰が当選するかで欧州の、
ひいては世界の未来にも多大な影響を及ぼす。 
(略 あらすじ紹介)
さて、そんな仏大統領選を前にぜひ見てほしいのが
この「フレンチ・ラン」。
一見ごく普通のサスペンスアクションだが、
わざわざ紹介するには理由がある。
それは、この映画が偶然とは思えないほど
色々と未来を言い当てているからだ。 
たとえばこの映画の最初に出てくる爆破テロの実行犯は、
オレオレ詐欺の出し子のようなもので、
犯行グループ本体に直結しない、
外部からスカウトされた末端の人間だ。
しかも彼女は見た目がきれいな若い女性であり、
自分が大量殺人鬼になろうとは夢にも思っていない。 
これは、まさに先日暗殺された金正男殺害事件の
実行犯そのものではないか。
むろん、例の女が末端なのか工作員なのかは
現時点では明らかではない。
ただ、表向きに喧伝されたストーリーを
この映画が預言していたのは事実である。 
更に本作のストーリーは、
革命記念日にテロを起こそうという恐ろしい話なのだが、
なんとフランス本国での映画公開翌日である
まさにその革命記念日。
南部のニースで花火見物客を狙ったテロ事件が発生、
84人が犠牲となった。
映画とのあまりの類似性にフランス国内は震撼した。 
さらに映画の中のテロリストは極右政党、
おそらく国民戦線をモデルとした
その本部ビルを標的とするが、
いまや国民戦線の党首マリーヌ・ル・ペンは
大統領選の有力候補にまで台頭した。 
ここまでくると、映画というものも馬鹿にはできない。
こういう作品は、とりあえず見ておいて
損はないというのが私の考え方だ。 
また、本作の時代性豊かな視点を一つ指摘しておきたい。
それは、極右と極左の対立を仕組むものがいると
看破している点である。 
いま世界中で極右的なものがもてはやされつつあるわけだが、
それは彼らがグローバリズムと対決する正義のヒーロー
とのストーリーを人々に信じさせた結果である。
愛国心を煽るにはどうするか、
それがいかに大衆を思うがままに操作する道具となるか。 
かつてナチスのゲーリングはそれを熟知しており
「国民は常に指導者の意のままになる」
との言葉を残しているが、本作も同じようなことを示唆している。
まさに今見ておくにふさわしい視点といえる。 
ところで主人公マイケルの特技スリとは、
ターゲットの目をよそにむけ、そのスキに奪い取る技術である。 
この映画が、わざわざそういう主人公を設定したことには
ちゃんと理由があるはずだ。 
そういう視点から「フレンチ・ラン」をみると、
案の定、まさにそのスリの仕組みが
重層構造のごとく何度も繰り返し提示されている。
それは今まさに、世界各国で同じことを
偉い人たちがやっているよと、
そういうメッセージにもなっているのである。 
お気楽なエンタメ作にしてこうしたエスプリを感じさせる。
フランスの映画というのも、なかなか洒落たことをする。 


リベンジ・マッチ

オトーサン、
「Grudge Match、どういう意味?」
邦題は、遺恨試合とするほうが、正しいかも。
デニーロとスタローン、
かつてボクシング映画の名作を生み出しました。

原題:Grudge Match (2013) 
監督:Peter Segal    
原作:Tim Kelleher
脚本:Tim Kelleher/ Rodney Rothman  
Genre:Comedy/ Drama/ Sport
Country: USA 
Language: English
上映時間:113分
あらすじ:
80年代に全盛を誇った伝説的ボクサー、
ヘンリー・“レーザー”・シャープと
ビリー・“ザ・キッド”・マクドネン。
1勝1敗で迎えた運命の第3戦を目前に、
突然シャープが引退を宣言、
誰もが望んだ決着は幻に終わった。
それから30年、
シャープが独り身の工場労働者なのに対し、
マクドネンはビジネスの成功者。。
そんな2人にひょんなことから世間の注目が集まり、
お調子者のプロモーター、ダンテ・スレート・Jrの計略で
30年越しの遺恨試合が実現することに。
サリーなど周囲の心配をよそに、
互いにプライドを懸けリングに上がるべく
必死のトレーニングを始める・・・

出演者:
Robert De Niro ・・・ Billy "The Kid" McDonnen(マクドネン)
Sylvester Stallone ・・・ Henry "Razor" Sharp(シャープ)
Kevin Hart ・・・ Dante Slate, Jr.(ダンテ)
Kim Basinger ・・・ Sally Rose(サリー)
オトーサン、
デニーロは、1943年生まれで、当時70歳!
スタローンは、1946年生まれで、当時67歳!

その他の出演者:
Alan Arkin ・・・ Louis "Lightning" Conlon
Jon Bernthal ・・・ B. J.
LL Cool J ・・・ Frankie Brite
Anthony Anderson ・・・ Mr. Sandpaper Hands
Camden Gray ・・・ Trey
Mike Tyson・・・ Himself 
Evander Holyfield・・・ Himself  

User Rating:6.4/10 ( 50,195 votes)IMDb
  User Rating:6.8/10( 268 votes) Yahoo!
オトーサン、
「楽しいね」

User Reviews 
vkupchanさん
Illinois
2013年12月25日
なぜ彼らは、やったのか?私には、分かる…

予告編をみた後、多くの人々のように、
私が、最初に考えたのは、
「なぜ彼らは、やったのか?」
「痛ましいことになるだろう!」。
私、妻、10歳の子は、初日に見に行って、
非常に楽しんだ。
安っぽいせりふと完全とは言えないシーンもあったが、
決して痛ましくはなかった。
とても好きになったので、
IMDbに、私の最初のレビューを書くことにした。
映画は、「なぜか」に答えている。
そして、なぜかの答えは、
映画がどう感じさせたかを書くのが、最もよい方法だ
そう、デニーロとスタローンは、
全盛期の「レイジング・ブル」(1980)や
「ロッキー」(1976)には敵わないが、見事だった。
楽しんでドラマを作った。
生きている限り楽しみたいと思っている。
人々が、楽しむのを助けたいと思っている。
年をとるのも、悪くないねぇ!

オトーサン、
「ラバーマッチ?」
三試合目という意味だそうです。

リベルタド!!さん 
2014年9月3日
因縁のラバーマッチ!

WOWOWエキサイトマッチを
毎週楽しみにしているボクシングファンとしては、
最高に楽しめた!
スタさんが「ロッキー」を
セルフパロディしちゃう余裕が素敵だわぁ。
アラン・アーキンとのやり取りは
“ロッキー&ミッキー”を思い出しジーンとしたさ。
今は亡きバージェス・メレディスに思いを馳せたよ。
アラン・アーキンは下ネタばっかりだったけどね。
スタさんが、UFCトップファイターの
チェール・サネンをノックアウトするのも最高!
デ・ニーロも演技派で堅物なイメージかなぐり捨てて、
いいかんじのダメオヤジが微笑ましい。
ラストは勝ち負けを超越した“ライバル”として
お互いを認めあう姿に、
男なら思わず熱いものが込み上げるはず。
オマケで出てきた“タイソン×ホリフィールド3”
これも究極の遺恨マッチ!
実現したら、こっちも映画になるかもね!


PLANET OF THE APES 猿の惑星

オトーサン、
「このシリーズ、名作ぞろい!」

第1作 猿の惑星(1968)  ☆1043
第2作 続・猿の惑星(1970)  ☆1044
第3作 新・猿の惑星(1971)  ☆1045
第4作 猿の惑星・征服(1972) ☆1046 
第5作 最後の猿の惑星(1973) ☆1047
リメイク PLANET OF THE APES 猿の惑星(2001) ☆276 
新シリーズ
第1作 猿の惑星:創世記(ジェネシス)(2011) ☆5069
第2作 猿の惑星:新世紀(ライジング)(2014) 5311
第3作 猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)(2017) 

原題:Planet of the Apes (2001) 
監督:Tim Burton    
原作:Pierre Boulle
脚本:William Broyles Jr./ Lawrence Konner/ Mark Rosenthal  
Genre:Action/ Adventure/ SF
Rated PG-13 for some sequences of action/violence
Country: USA 
Language: English 
上映時間:119分
あらすじ:
西暦2029年。
惑星間の偵察を行っていた
スペースステーション、オベロン号は、
宇宙空間の異常を認め、
チンパンジーのパイロット、ペリクリーズが偵察に向かう。
しかし、彼はそのまま消息を絶っていまい、
宇宙飛行士レオは彼の後を追って偵察ポッドに乗り込む。
しかし、彼の乗ったポッドは
謎の惑星に墜落、なんとか脱出したレオだったが、
彼はそこで猿に人間が支配されている光景を
目のあたりにするのだった。
その後、猿の軍隊に捕らえられたレオは、
猿の将軍・セードに危険人物として睨まれるが、
人間に好意的なチンパンジー・アリの助けを得て、
数人の仲間と共に街から逃走する。
そして、沼地に水没していた
ポッドから回収した通信端末を用い、
オベロン号もこの惑星に到着済みであることを知る。
レオは、地球帰還のために「禁断の地域」へ足を踏み入れるが、
そこにあったのは数千年前に不時着して
遺跡と化したオベロン号の残骸であった・・・

出演者:
Mark Wahlberg ・・・ Captain Leo Davidson(レオ・デイヴィッドソン大尉)
Tim Roth ・・・ General Thade(セード将軍)
Helena Bonham Carter ・・・ Ari(アリ)
Jonah ・・・ Pericles(ペリクリーズ)
オトーサン、
「メイクアップがいいね」
猿の将軍を演じたティム・ロス、
人間びいきのチンパンジー、アリを演じた
ヘレナ・ボナム=カーターは、お見事!
唯一、素顔のマークウォルバーグは、損していますね。

その他の出演者:
Michael Clarke Duncan ・・・ Colonel Attar
Estella Warren ・・・ Daena
Kris Kristofferson ・・・ Karubi
Cary-Hiroyuki Tagawa ・・・ General Krull
Paul Giamatti ・・・ Limbo

User Rating:5.7/10( 189,942 votes)IMDb
  User Rating:5.8/10( 483 votes) Yahoo!
オトーサン、
「異色作だね」

英国アカデミー賞ノミネート
・衣装デザイン賞     
・メイクアップ&ヘアー賞 
ラジー賞受賞
・ワースト・リメイク・続編賞 

User Reviews 
on_the_canさん
Canada 
2011年4月6日
評価が低すぎる

2001年春、古典となった「猿の惑星(1968)」を
ティム・バートンがリメイク。
期待がふくらんだが、
夏になると、みんなが、このリメイクを憎んでいた。
批判はフエアだったか?
私に言わせれば、違う。
リメイクの失敗は、力作だったためだ。
リメイクは、前作を踏襲するだけのものになりがちだが、
本作は、最終的に多くのリメイクと違って。
完全に新しい筋書に再構築されている。
私に言わせれば、さわやかだ。
現在、再び見ると、
この映画の数年後には、半数もの映画が
弱いだけのリメイクになっている。
本作は、ちょっと時間がかかるが、
バートンと彼の脚本家たちの陽気な集団が、
まったく違う映画のように、
つまり、オリジナル…としてを造り上げている。
しかし、これはまた本作の最大の欠点でもある。
財政的に、そうなのだ。
オリジナルは、カルト信奉者を持っていて、
「スター・ウォーズ」や「スタートレック」と
競争することがでた。
多くの聴衆は、現代的な特殊効果とメイクアップで、
大好きな話をみたかったのだ。
私は、そうは思わないのだが。
さて、2つの映画の筋書を比較し、
どちらが強いかを決める。
だが、これは、まったく別の議論がいる。
私は、この映画を他の映画と比較すれば、
よりよい理解が見つかるとは思わない。
はっきり言うと、この映画はかなりよく、
実のところ、悪くはない。
非常に楽しく、面白いアクション・アドベンチャー映画になっている。
視覚的に、典型的なバートン映画から離れているが、
多くの点では、その美術監督は明らかで、
ジャングル/砂漠/都市/ハイテク宇宙という
雰囲気は、本当に、注視するに値いする。
猿たちのメイクアップは印象的で、
ラテックスを通して働くキャストの個性、
すばらしい衣装、演技とマッチする種の選択も、創造的だ。
そして、ダニー・エルフマンの音楽を大声で賞賛したい。
彼のベストの1つかもしれない。
唯一の警告は、オリジナルの有名なひねりと
競うために考案されたエンディングの失敗だ。
だが、製作者は、財政的に成功する続編を計画しているのだろう。
その続編が作られたならば、たぶん、このひねりに
意味があるのだろう。
手短に言えば、この映画にフェアであってほしい。
欠点はあるが、どんな映画もそうだろう。
オリジナルと比較せず、ポップコーン片手に楽しんで。

オトーサン、
「期待し過ぎ!」

アンドレ・タカシさん 
2013年10月19日
リメイクとして情けない。

オリジナルを意識して作っているけど、
細かい設定の全てが言い訳がましい小細工に映る。
オリジナルでテイラーが言葉を発した時のカタルシスや
自由の女神の衝撃を期待したけど、落胆し脱力する。
主人公以外の人間にペラペラと喋らせた時点で激しく幻滅し、
自由の女神の代替に据えたリンカーン像はギャクに見えました。
敵ボスキャラを武闘派にしてアクション色を強調するけど、
その敵ボスはピョンピョンと飛び回るエテ公で威厳なし。
劣化コピーと云う言葉がシックリきます。
オリジナル未見の方は、是非観ていただきたい。 


ワイルド・アパッチ

オトーサン、
「変だな、見たはずなのに」
ロバート・アルドリッチは、名門の一族。
ヴェネチア国際映画祭では、 
 「攻撃」でイタリア批評家賞 受賞   
 「悪徳」でサン・マルコ銀獅子賞 受賞    
ベルリン国際映画祭では、 
「AUTUMN LEAVES」で、監督賞受賞  
ほかに、「何がジェーンに起こったか?」、
「特攻大作戦」、「飛べ!フェニックス」、
「北国の帝王」、「合衆国最後の日」など。

原題:Ulzana's Raid(1972) 
監督:Robert Aldrich  
脚本:Alan Sharp   
Genre:Adventure/ Western
Country: USA 
Language: English / Apache languages 
上映時間:107分
あらすじ:
インディアン居留区を出奔したウルザナは、
仲間とともに白人に対する復讐を始めた。
彼らの討伐のため、
老練なマッキントッシュが砦に呼ばれる。
騎兵隊の若き中尉デブリンを補佐しながら、
アパッチ族の協力者ケ・ニ・テイを連れて
凶悪なアパッチを追った・・・

出演者:
Burt Lancaster ・・・ MacIntosh(マッキントッシュ)
Bruce Davison ・・・ Lt. Garnett DeBuin(中尉デブリン)
Jorge Luke ・・・ Ke-Ni-Tay(ケ・ニ・テイ)
Joaquin Martinez ・・・ Ulzana(ウルザナ)
オトーサン、
「バート、最高!」
「ホアキン・マルティネス、見事な演技」

その他の出演者:
Richard Jaeckel ・・・ Sergeant
Lloyd Bochner ・・・ Capt. Charles Gates
Karl Swenson ・・・Lilly Rukeyser
Douglass Watson ・・・ Maj. Cartwright 
Dran Hamilton ・・・ Mrs. Riordan
John Pearce ・・・ Corporal
Gladys Holland ・・・ Mrs. Rukeyser
Margaret Fairchild ・・・ Mrs. Abbie Ginsford
Aimee Eccles ・・・ McIntosh's Indian woman 
Richard Bull ・・・ Ginsford 
Otto Reichow ・・・ 'Dutch' Steegmeyer 
George Aguilar ・・・ Indian Brave

User Rating:7.1/10( 4,077 votes)IMDb
  User Rating:7.8/10( 19 votes) Yahoo!
オトーサン、
「名画だ」

User Reviews 
DFC-2さん
United States 
1999年5月6日
厳しく、リアルで、中立的立場のゲリラ戦

多くの戦争映画にあるメロドラマはない。
本作は、必殺の日を描いている。
相手を憎悪する無分別さ、
民族紛争における勝利の不在、
これは、ベトナム戦争の寓意だ。
ロバート・アルドリッチとバート・ランカスターは、
アパッチの戦術に翻弄される騎兵隊の
息づまるドラマを作り出している。
撮影地は、アリゾナ州のコロナド国立森林公園とノガレス、
ネバダ州のバレー・オブ・ファイア州立公園。
衝突は、時間、持続、弾薬、および人的資源の続く限り、
最後までリアルに続く。
いくつかのシーンは、
ほとんどの戦争映画よりも、傑出している。
あるシーン。
ドイツの移民一家の運命を追う。
妻と子供が騎兵隊員に付き添そわれて、
馬に乗って走り去るが、
武装した夫は、家を守るために残る。
別のシーン。
中尉デブリンの命令で、
2人の兵士は傷ついたアパッチを追う。
両方のシーンで、アルドリッチは、
軍律の無情さを描いている。
本作は、最高の戦争映画だ。
DVDは、フルスクリーンのテクニカラーだ。

オトーサン、
「同感!」

Katsumi_Egiさん 
2003年11月4日
静謐かつ厳格

これは大変な傑作。
自作『アパッチ』(1954)への静かなるリベンジ。
『アパッチ』の丁度裏返しで
最後まで戦うインディアン戦士を
インディアン側の視点で描いていたのに対して、
本作『ワイルド・アパッチ』は
追撃する騎兵隊側の視点を中心に描いている。
そしてバート・ランカスターが『アパッチ』では
インディアンの勇士を演じ、
本作では追跡する白人を演じるというキャスティングの妙。
いずれにおいてもランカスターが
アルドリッチらしい聡明な複雑性を象徴する
人物として描かれている。
ただし『アパッチ』でのランカスターの複雑性は
ジーン・ピータースとの恋愛沙汰として
表出している部分が多く、
インディアンを描くという点では
どうにもピントが絞り切れていなかったのだが、
こゝでは異民族や異文化といった垣根を越えた
人間の光と闇を知る人として一貫して聡明に描かれている。
人間の闇の部分を描く手段として非情な暴力描写も多い。
流石に凄惨な殺人シーンはオフで処理されているのだが、
その結果である弄ばれた死体は目をそむけることなく
画面として提示される。
残虐行為はインディアン側だけでなく
騎兵隊の兵士たちも同様におこなう。
アルドリッチの演出は、
明らかに何かを告発する姿勢ではなく、
最後の最後まで静謐かつ厳格だ。


ロマンシング・アドベンチャー/キング・ソロモンの秘宝
オトーサン、
「キング・ソロモン、いい映画だった」
・King Solomon's Mines (1950)
 監督:Compton Bennett/Andrew Marton
 出演:Stewart Granger、Deborah Kerr
・アカデミー賞受賞
 撮影賞(カラー)
 編集賞
 同ノミネート
 作品賞  
  
原題:King Solomon's Mines (1985) 
監督:J. Lee Thompson    
原作:H. Rider Haggard
脚本:Gene Quintano/ James R. Silke  
Genre:Action/ Adventure/ Comedy 
Country: USA / South Africa 
Language: English 
上映時間:100分
あらすじ:
ソロモン王の秘宝が眠るという
アフリカの奥地ドンゴラへ旅立った
考古学者ヒューストン教授が行方不明になってしまう。
娘ジェシーは父を捜すため、
秘宝を求めて旅する
冒険家アラン・クォーターメインをガイドに雇う。
野性的なクォーターメインと
ウマが合わないジェシーは
衝突しながら現地へと向かうが、
食人族や猛獣の脅威に次々と襲われる。
さらに、秘宝の情報を持っている博士を誘拐した
謎の集団にも狙われてしまう・・・

出演者:
Richard Chamberlain ・・・ Allan Quatermain(アラン・クォーターメイン)
Sharon Stone ・・・ Jesse Huston(ジェシー)
Herbert Lom ・・・ Colonel Bockner(ボックナー大佐)
オトーサン、
「役者はいいね」
チェンバレンの冒険、ありへん世界そのもの。
突込みどころ満載です。
シャローン・ストーンは、お色気封印。

その他の出演者:
John Rhys-Davies ・・・ Dogati
Ken Gampu ・・・ Umbopo
June Buthelezi ・・・ Gagoola
Sam Williams ・・・ Scragga
Shaike Ophir ・・・ Kassam
Mick Lesley ・・・ Dorfman
Vincent Van der Byl ・・・ Shack
Bob Greer ・・・ Hamid
Oliver Tengende ・・・ Bushiri
Neville Thomas ・・・ German Pilot
Bishop McThuzen ・・・ Dari
Isiah Murert ・・・ Rug Carrier

User Rating:5.1/10( 10,526 votes)IMDb
  User Rating:5.9/10( :39 votes) Yahoo!
オトーサン、
「B級冒険活劇映画だね。
逆さ吊り族には、驚きました。
ハーバート・ロム、そんなに悪くないね」

ラジー賞ノミネート 
・ワースト助演男優賞  ハーバート・ロム    
・ワースト音楽賞 

User Reviews 
Doramiusさん
Las Vegas, NV 
2004年2月3日
低予算映画だが、素晴らしい

リアルにみえないとか、
インディ・ジョーンズに匹敵しないので、
この映画を低く評価しているならば、
これらの映画を評価するのをやめてほしい。
そう、見るために時間をかけず、
理解しようとしさえしなかった映画を
評価している人々がいるのだ。
これは低予算の映画であり、
リアルなアクションよりも、
ファンタジー/コメディ映画なのだ。
B級映画であり、このスタイルの映画の監督は、
安手にみえるようにするのが大好きなのだ。
出演者はすばらしい。
とくに、ストーンとチェンバレンの
ドライなユーモアは、尊敬に値いする
本作と「インディ・ジョーンズ」を比較はできない。
ルーカスフィルムは、ファンタジー世界を
できる限りの現実的にしようとしているからだ。
この映画は、完全に真反対だ。
すばらしい創造性がある。
ワイヤーやペイントされた背景を捜しているひとは、
映画を見ていないのだ。
大笑いしながら二回みてほしい。笑って示してください。
チェンバレン演じるアランは、
キング・ソロモンの秘宝探しにを夢中になった
父親を捜す若い魅力的な女性を手伝うように頼まれる。
他の誰かも、秘宝を捜していて、
秘宝を得るためには、どんな妨害もする。
本作を探して、いいパーティのー夜を過ごしてほしい。
古典的な楽しみを味わえるだろう。

オトーサン、
「ホント、パロディだね」

民謡から演歌までさん 
2009年5月31日
墓荒しな冒険活劇

(=インディアナジョーンズ)
〜魔宮の伝説から一年後の作品か…
いや雰囲気パクリまくりですが、
楽しいです…ってか笑えます。
主人公のピンチが結構なご都合主義で
回避されるんですが、
オープニングのホラーな仕掛けといい、
インディージョーンズ作りたいんだけど
何か面白いアイデアない?
〜なんて考えた脚本なんじゃないかと。
簀巻きのシャロンを間違うなんて
そっくりそのままじゃないか!…ってか
全編ソレともいえるのだが、
何故か異常に楽しいんだわ。
そのパロディとしてって訳ではなく
別の似た作品としてですが。
…いやパロディとして楽しんじゃうのもアリかもね。
ジェリー・ゴールドスミスっつー
著名な作曲家が
レイダースっぽい曲を付けてるのがまた凄い。
ただ最後の聖戦より前の公開作品…
似た展開があるっつーのが凄いじゃないか!
何よりシャロンストーンです。
髪の毛に付けたタマネギ?がチャームポイント。
ドイツ軍の戦闘機とチキンレースするし、
天窓にケツが挟まって?捕まるし、
結構なアクションを展開します。
逆さ族?は、
彼女のお姫様具合を
強調する為に存在するような…ってか
守護者ってお宝を探しに来た奴を
親切にする者のことですかい?
〜可憐な寝姿…絶体絶命に怯える姿〜
しかも学者先生ですよ〜
ラストのちゃっかり具合の楽しさも含めて結構な傑作です。
ハーバート・ロム(ピンクパンサーシリーズ)扮する
ドイツ軍将校がリヒャルトワグナーの蓄音機に
拘るのが可笑しい。
チェンバレンか〜
まぁワイルドで宜しいのでは?


クレージーの無責任清水港

オトーサン、
「クレージーシリーズ第5作目か」
第1作と第3作は、未見ですが、傑作シリーズです。

第1作 クレージー作戦 先手必勝(1963)  
第2作 クレージー作戦 くたばれ!無責任(1963)索引NO.☆5336  
第3作  香港クレージー作戦(1963) 
第4作 大冒険(1965) 索引NO.☆6193 
第5作 クレージーの 無責任清水港(1966)索引NO.☆6200  

原題:クレージーの無責任清水港(1966)
監督:坪島孝
脚本:小国英雄  
Genre:Comedy/Period Dramaa
上映時間:94分
あらすじ:
追分の三五郎は、手持ちの金を使い果たして腹ペコ。
飯屋で無銭飲食をして牢に入れられるが、
そこで清水次郎長の子分森の石松と出会い、
意気投合する。
二人は釈放される事になったが、
牢暮らしが気に入っている三五郎は釈放を拒否する。
その後も得意の牢抜け術で
夜な夜な街へ出ては飲み食いしていたが、
その事でお上の信用が落ちると
三五郎はとうとう牢から叩き出されてしまう。
行き着いた先で再会した石松の家へわらじを脱ぎ、
次郎長一家と敵対する鷹岡の勘介一家との
闘争に巻き込まれていく・・・

出演者:
 植木等・・・ 追分の三五郎 
 谷啓・・・ 森の石松 
 ハナ肇・・・ 清水次郎長 
 団令子・・・ お蝶
 松本染升・・・ 鷹岡の勘助
オトーサン、
「植木等、サイコー」
谷啓の森の石松やハナ肇の清水次郎長は、
イメージとちがいますが、これもありかな。

その他の出演者:
 浜美枝・・・ お雪 
 平田昭彦・・・ 大政 
 中山豊・・・ 小政 
 当銀長太郎・・・ 増川仙右衛門 
 石田茂樹・・・ 法印大五郎 
 土屋嘉男・・・ 大瀬半五郎 
 高橋紀子・・・ お美代 
 横山道代・・・ お杉 
 沢村いき雄・・・ 松造 
 加藤春哉・・・ みろくの亀吉 
 藤木悠・・・ 大河原玄蕃 
 小杉勇・・・ 大場の熊蔵 
 安田伸・・・ 上州大間々の新助 
 石橋エータロー・・・ 清次(新助の弟) 
 田崎潤・・・ 横山隼人 
 関田裕・・・ 関東綱五郎 
 桐野洋雄・・・ 桶屋の鬼吉 
 犬塚弘・・・ 追分の三四郎(にせ三五郎) 
 田武謙三・・・ 目明かしの多吉 
 桜井センリ・・・ 紋太 
 谷晃・・・ 囚人 
 大村千吉・・・ 囚人 
 大前亘・・・ 囚人 
 大友伸・・・ 早立ちの旅人 
 渋谷英男・・・ 早立ちの旅人 
 向井淳一郎・・・ 牢番頭 
 岩本弘司・・・ 勘助の子分 

User Rating:6.0/10( 2 votes)IMDb
  User Rating:6.4/10( 5 votes) Yahoo!
オトーサン、
「もっと高いスコアでもいいのでは」
講談でおなじみの次郎長親分や森の石松。
なつかしいですねぇ。
駿河湾から見る富士山の絶景、
三保の松原や茶摘み風景・・・
舞台もなかなかのものです。

User Reviews 
本読みさん 
2006年10月9日
脚本にすき無し

さすが小国秀雄。
どこが凄いって
時代劇の定番的な演出の押さえどころ、
例えばハナ肇の次郎長が
もしそのままシリアスものになっても
おかしくない台詞でまとめ上げられているところだ。
これは谷啓や植木とて同じことで、
少し変えるだけで本格的な時代劇になる
構造と台詞の呼吸を持っている。
嘘だと思うなら他の次郎長ものを
どれでもいいから見てみるべきだ。
本作よりましな次郎長ものがどれほどあるか。
その上でしっかりクレージー色を染め上げている。
まあ、だまされたと思って見てみるべきです。
時代劇ファンにもクレージーファンにも、
どう考えても必見の作品です。 

オトーサン、
「そんなことがあったんだ」
でも、言われなければ、分からないです。

イニシャルKさん 
2008年2月19日
脚本が完成していない

クレージーキャッツの
時代劇コメディーシリーズ3作目で、
今回は清水次郎長のパロディー。
脚本が最後まで完成していない状態のまま
撮影を開始するなど
信じられない状況下での撮影だったらしいが、
スタッフの意気込みがやはり今とは違うのか、
多少のチグハグはあるものの、
それでも楽しめる映画になっているのは感心させられる。
先週見た「ホラ吹き太閤記」では
植木等とハナ肇が中心だったが、
この作品では植木等演じる追分の三五郎と
谷啓演じる森の石松が中心で二人のかけあいが面白い。
ただ、楽しかった反面、
何か物足りないような気がしないでもない。
本家の次郎長ものは見たことがないが、
「社長シリーズ」でやっていた
「サラリーマン清水港」のほうが面白かった。 


座頭市逆手斬り

オトーサン、
「シリーズ第26作の第11作目か」
これまで見たのは、5本。
ほとんど、☆がついています。
・座頭市 索引連番NO.☆1085
・座頭市喧嘩旅 索引連番NO. ☆6177
・座頭市地獄旅 索引連番NO. ☆5629
・座頭市千両首 索引連番NO.   6178
・座頭市血笑旅 索引連番NO. ☆6108

原題:座頭市逆手斬り(1965)
監督:森一生 
原作:子母沢寛
脚本:浅井昭三郎  
Genre:Period Drama
上映時間:78分
あらすじ:
もぐりバクチで捕った座頭市は、
牢内で無実の罪で
死刑を宣せられたやくざ島蔵から、
無実を証明する兄弟分・黒馬の仙八を
たずねてくれるよう頼まれた。
翌朝牢を出た市は、
若いやくざ百太郎と一緒になったが、
百太郎は、市が青田の鎌十から
下にもおかぬもてなしをうけるのに
腹をたてて市と別れる。
数日後、市は、大洗の宿で、
黒馬の仙八を訪ねあて、
島蔵のことを頼んだが、
なぜか、その夜、仙八らに寝込みを襲われる。
市は、居合斬りで刺客を蹴散らし、
仙八をしめあげ、
役人を買収し島蔵をおとしいれたのは、
荒磯の重兵衛であることを聞きだし、
監禁されていた妖艶な女お米を救けた・・・

出演者:
 勝新太郎・・・ 座頭市 
 藤山寛美・・・ 百太郎 
 原田玄・・・ 黒馬の仙八
 滝瑛子・・・ お米
オトーサン、
「うーん」
殺陣シーンは、物足りないし、
藤山寛美は、異質だし、
お米も、生きていないし・・・

その他の出演者:
 明星雅子・・・ お千代 
 石山健二郎・・・ 荒磯の重兵衛 
 島田竜三・・・ 木島の左平次 
 水原浩一・・・ 片瀬の鳥蔵 

User Rating:6.0/10( 6 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:7.7/10( 8 votes) Yahoo!
オトーサン、
「異色作だね」

User Reviews 
イニシャルKさん 
2008年12月8日
勝新が食われ気味

約1年半ぶりに見た「座頭市」シリーズだったが、
いたって普通の印象。
勝新の殺陣シーンは相変わらず凄いが、
時間がいつもより10分程度短いのもあってか
何かちょっと物足りない気がする。
百太郎のニセ座頭市は笑えるし、
市とのやりとりも楽しく、
演じる藤山寛美の魅力が伝わってくる。
しかし、少しキャラクターが立ちすぎな感じで
勝新が食われ気味なのが残念。
敵側に凄腕の用心棒がいないのも
このシリーズ見るの久しぶりだったからか
少しさびしいなあ。 

オトーサン、
「寛美と勝新との掛け合い、
まるで新国劇だね」

nabeさん 
2010年11月20日
名優登場

名優 藤山寛美が登場。
マンネリになりがちな座頭市シリーズに
新風を吹き込んでいる。
冒頭から寛美が登場し、
勝新との絶妙な掛け合いが始まる。
特に寛美がニセの座頭市に扮する場面は実に秀逸。
もしかしたらこれでもイイかも
と思わせるほど味がある。
でもやはり座頭市の見どころは
その惚れ惚れする太刀さばきだろう。
今回も逆手斬りの殺陣が冴えわたる。
まさに芸術品だ。


ホームレス ニューヨークと寝た男

オトーサン、
「長いこと、NYに行ってないなぁ」
その昔、娘のアパートに泊まって、
2週間ほど、街をぶらぶら散歩。
この映画は、素顔のNY紹介です。
ファッション・ウィークの模様が
みられたのは、収穫でした。

原題:Homme Less (2014) 
監督・脚本:Thomas Wirthensohn   
Genre:Documentary/ Biography 
Country: Austria 
Language: English / English 
上映時間:87分
あらすじ:
モデルや俳優としても活動する
52歳のマーク・レイは、
ハンサムでチャーミングなルックスに
ブランド物の高級スーツを着こなし、
一見すれば誰もがうらやむ「勝ち組」だが、
実はすでに6年間、家のない生活を続けている。
厳しい競争にさらされる現代社会を生き抜く上で、
レイは家族も恋人も持たず、
イースト・ビレッジのアパートの屋上で、
んpホームレスとして生活する
ライフスタイルを編み出していた・・・

出演者:
Mark Reay・・・ Himself(マーク)
オトーサン、
「ジョージ・クルーニーかと思った」
こんなイケメンでも敗者になる、こわいですねぇ。
気が多いんですね。
映画の公開で屋上で寝泊まりできなくなり、
アパートの部屋を又借りしたり、
友人の家を渡り歩いたりしているとか。

User Rating:7.2/10( 329 votes)IMDb
  User Rating:7.2/10( 59 votes) Yahoo!
オトーサン、
「高いスコアだけど、見ているひと少ないね」

User Reviews 
Mark Dujsik さん
2015年8月7日
ルーティン

オープニングシーンで、
私達は、男のクローズアップをみる。
その日の準備をするののだ。
彼は、髪を濡らし、
かっこいい製品で、後ろに撫でつける。
ネクタイを縛り、彼のズボンを修理し、
胸ポケットの中のハンカチが
きちんと四角く収まっていることを確かめ、
背広の上着を着る。
革靴のひもを結ぶ。
こうして、彼は、その日を迎える準備だできる。
そして、トーマス・ヴィルテンゾーン監督は、
環境に立ち向かう男を完全に描いている。
こうしたルーティンの後、
小ざっぱりしているように見える男は、
公衆トイレで、朝のルーチンを終える。
彼の名前は、マーク・レイ
誰が彼を非難でるだろうか?
彼は、友人のひとりが住む
マンハッタンのアパートの屋根の上の
小さなアルコーブで、眠る。
友人が休暇中はいつでも、
アパートに入れるように、
レイに建物のキーを貸してくれている。
階段を上るのを誰も見ないのを
確かめる必要がある。
彼は、警察が来るのを怯えている。
雑誌の「ストリート・スタイル」用に
ファッションを着こなしたかわいい女性の写真を
撮るため、毎日、通りを歩いていく。
それは彼の演技だ。
ファッションショーのイベントで、
彼は、写真撮影の仕事をこなす。
彼はまた演技にも手を出している。
俳優組合のメンバーシップで、
健康保険のディスカウントを受けることができる。
ある時点で、レイはモデルだったが
この仕事が、知的で刺激的とは思えなかった。
彼は、私達のホームレスの伝統的なモデルではない。
ごみを漁り、お金を求めるホームレスではない。
ヴィルテンゾーン監督は、
ユニークだが、
不確定な社会経済的な地位にいるレイについて
考えさせられる。

オトーサン、
「前田さん、大絶賛!」,

前田有一さん 
2017年4月20日
心揺るがすドキュメンタリー
   
実は私はこの映画を2016年のクリスマスに見た。
クリスマスにホームレスのドキュメンタリー試写にいく
映画批評家というのもなかなか切ないものがあるが、
そんなスケジュールを組んだ宣伝会社もまたもすごい。 
だが、結論としては彼らは正しかった。
この映画をこういう日に見られて、私は大変幸運であった。 
ここに出てくるマーク・レイという男は
ラテンな雰囲気のチョイワル男といった風貌で、
ユーモアはあるし話術は抜群。
主にカメラマンとしてショウビズ業界で活躍している。
実に魅力的だ。 
ところがまもなく彼が6年間も
ニューヨークのビルの屋上に忍び込み、
寝泊まりをしている
ホームレスということが明らかになる。 
この映画はそんな彼の境遇を知って
愕然とした友人のカメラマンが、
なんとかしてやりたいとの思いから
2年間、密着撮影して映画に仕立てた
友情のフィルムである。 
もっともフィルムとは言うが
デジタル一眼で撮影され、
映像は非常にスタイリッシュだ。
被写体のマークがカメラマン兼モデル兼俳優の
イケメン中年という事もあって、
悲壮感は全く感じられない。
──そう、最初だけは。 
観客でさえ、最初は一風変わった
ミニマリストの話かなと思うだろう。 
だがマークは、競争社会の敗者として
屈辱と苦しみの日々を送る、
まさにこの社会の最底辺、
弱者であることがやがてわかる。
彼のタイトなスーツ姿は、
都市でホームレスであることを
隠して生きるためのいわば鎧である。 
毎夜忍び込むビルの屋上にしても、
要するに不法侵入なのであり、
住民や警察に見つかれば一巻の終わりだ。
だがカメラはそんなことにお構いなく、
彼の生き様を見届けるように、
その生活のすべてを記録し続ける。
すなわちこれ、
見たいものは全部見られる映画である。 
と同時に、ここまで必死に隠し続けてきた
自分の生活をこれほどあからさまに
すべて見せるマークの姿に観客は不安になる。
これは失うものがなくなった
人間特有の行動ではないか。
こんな映画を公開してしまって、
いったい彼は今後どうするつもりなのか。
もうあの屋上には住めないではないか。 
ホームレスであることを隠したまま、
華やかなエンタメ業界ファッション業界を
走り回るマーク・レイ。
そのギャップにわたしたちは衝撃を受けるとともに、
これほど容姿や能力に恵まれた人間が、
いともかんたんに転落する
現代社会というものに恐怖する。 
彼には明らかに才能があり、
それなりに努力もして人脈も築いた。
チャンスも掴み、仕事も増やしてきた。
相当なタフな生き方をしてきただろう。
少なくとも、決して自堕落ではなかった。 
だが、人生のスタートラインに恵まれなかったマークは
それでも浮かび上がることが出来ず、
せっかく得た居場所に定着もできなかった。 
彼ほどの容姿もチャンスもない、
同じように貧乏な家庭に生まれたものは、
これを見て愕然とするだろう。
アメリカンドリームの、これが現実だ。 
この映画が私達の心をざわつかせるのは、
目の前の人物が同じ世界の住民、
すなわち普通の人だと感じられるからである。
通常、人はホームレスを見れば無意識のうちに
違う世界の住民だと思うものだ。
だがこの映画のマークと
トーマス・ヴィルテンゾーン監督は、
無関心になりがちな大衆の興味を
ここまでぐいっと引っ張り出して、
彼らに現実を見せつけることに成功した。 
マーク・レイがサンタの扮装をして、
小さい女の子に語る言葉がある。
映画の最後には、
感情をむき出しにしてはきだすセリフがある。
成功者が人前でのたまうきれいごととは、
明らかに次元の違う実態ある言葉だと感じられる。
真剣に人生を考え、生きているものほど
平然と聞くことはできないであろう
感動的な言葉である。 
まったくもってこの映画には胸を打たれたし、
苦しい気持ちになった。
と同時に、なぜか励まされたようにも感じるのである。
決して見逃してはいけない、見逃したくなかった
社会の一部というものを描いていた。
心から見てよかったと思える、
極めて数少ない映画である。 
紹介は遅れてしまったが、今からでも遅くはない。
心揺るがす映画を求めている人は、ぜひ見てほしいと思う。


リリーのすべて

オトーサン、
「デンマークが舞台か」
この国は、国連の世界幸福度ランキング1位!
・人口あたりGDP/ 社会的支援/ 健康寿命/人生選択の自由度
  寛容さ/ 信頼・裏切りのなさ(政府や企業の腐敗) 
ちなみに、日本は53位!

原題:The Danish Girl (2015) 
監督:Tom Hooper  
原作:David Ebershoff
脚本:Lucinda Coxon  
Genre:Biography/ Drama/ Romance
Country: UK / USA / Germany / Denmark / Belgium 
Language: English / French / German
上映時間:119分
あらすじ:
1926年、デンマークのコペンハーゲン。
風景画家のアイナーは
肖像画家の妻ゲルダと
仲睦まじい日々を送っていた。
ある日、ゲルダに頼まれて
女性モデルの代役を引き受け、
自分の中に潜んでいた女を自覚する。
最初は遊びのつもりでアイナーに女装をさせ、
リリーとして連れ出し楽しんでいたゲルダも、
次第にアイナーが本気だと気づく・・・

出演者:
Eddie Redmayne ・・・ Einar Wegener(アイナー) 
Alicia Vikander ・・・Gerda Wegener(ゲルダ)
オトーサン、
「美男美女、演技の競演」
・エディ・レッドメイン
「博士と彼女のセオリー」(2014)でアカデミー賞主演男優賞受賞
「リリーのすべて」(2015)で主演男優賞ミネート     
・アリシア・ヴィカンダー
・「リリーのすべて」(2015)で助演女優賞受賞

その他の出演者:
Matthias Schoenaerts ・・・ Hans Axgil
Ben Whishaw ・・・ Henrik Sandahl
Amber Heard ・・・ Ulla Paulson
Sebastian Koch ・・・ Dr. Kurt Warnekros
Pip Torrens ・・・ Dr. Jens Hexler
Nicholas Woodeson ・・・ Dr. Buson
Emerald Fennell ・・・ Elsa
Adrian Schiller ・・・ Rasmussen
Henry Pettigrew ・・・ Niels

User Rating:7.1/10( 117,536 votes)IMDb
  User Rating:7.7/10( :1,975 votes) Yahoo!
オトーサン、
「胸を打つ!」
デンマークの風景も、趣きがあります。

アカデミー賞受賞 
・助演女優賞  アリシア・ヴィカンダー 
同ノミネート
・主演男優賞  エディ・レッドメイン    
・美術賞     
・衣装デザイン賞   

User Reviews 
letig1994さん
Italy 
2015年9月6日
感動的で不安に

この映画、非常に感動的で繊細だった。
難しい問題を扱っている。
セクシュアリティとアイデンティティの発見だ。
実話であることが、
映画をいっそうリアルにする。
私は、この映画が完全であるとは思わないが、
演技、撮影、シナリオは、すばらしい。
特に中間部分がいい。
登場人物たちが、問題に直面し、
解決法を見つけようとしている。
ヴェニス映画祭の初日の
観客に大きな力を持っていたと思った。
エディ・レッドメインは、
アカデミ−賞ノミネートに終わったが、
2016年のベストだと思う!

オトーサン、
「性転換手術、いまでも危険らしいね」
性転換手術が盛んなタイ王国で受けるひとが
多いとか。

黒美君彦さん 
2016年4月5日
リリー・エルベ

1926年のデンマークで
実際に女性になろうとしたリリー・エルベと
その妻ゲルダを描いたこの作品、
観ているうちに奇妙な感覚に陥る。
風景画家アイナー・ヴェルナーの中にいた
リリーを呼び起こしたのは妻ゲルダであり、
そこからアイナーは次第にリリーとしての
人生を歩み始めるのだが、
当初はゲルダを愛するアイナーは
バイセクシュアルかと思う。
しかしどんどんリリーの存在が大きくなり、
ついには性転換手術を受けるまでになるのだ。
最終的に彼はトランスジェンダーと位置づけられる。
アカデミー賞助演女優賞を受賞した
アリシア・ヴィカンダーの熱演は確かに評価に値する。
エディ・レッドメインは綺麗ではあるが、
やはり体格や手の大きさは男であり、
彼が女性として美しく絵がかれれば描かれるほど、
A・ヴィカンダーが徹底的に「女」であることが
浮き彫りにされる。
では徹底的に「女」であるゲルダは、
元夫であるリリーをどう受けとめていたのか。
献身的な愛、といえばそれまでだが、
彼女の真意がついに私には捉えられなかった。
実在したリリー・エルベ(1882〜1931)は、
男性器の摘出だけでなく、
卵巣や子宮の移植手術を受けている。
まだ臓器移植のノウハウが成立する遥か以前の時代であり、
当然拒絶反応でリリーは落命する。
それでもゲルダは性転換手術を望むリリーを支えたという。
実はゲルダ自身がバイセクシャルだったという話もあり、
それなら理解できないこともない。
ただ、この作品では
ゲルダの戸惑いや苦悩が描かれているだけに、
彼女とリリーの新たな関係性が読み取れない。
「友愛」とでもいうべきものなのだろうか。
コペンハーゲンの風景はそこはかとなく美しいし、
エディ・レッドメインの「女」としての表情もまた素晴らしい。
目を離せなかったのは事実だ。
だが一方でどこか納得できないまま終わってしまったのが
何故なのか、今も考えている。
ちなみに性同一性障害とトランスジェンダーは
厳密には違うのだという。
彼の場合はどちらだったのかは判然としないが、
性の生物的な意味と、精神的な意味を考えてしまう。


キングコブラ

オトーサン、
「午後ロードか」
小池旋風を扱うゴゴスマと時間帯が重なるので、
一応、録画してみました。

原題:King Cobra (1999) 
監督・脚本:David Hillenbrand/ Scott Hillenbrand   
Genre:Horror/ Thriller/ SF
Rated PG-13 for monster violence and terror, 
      and for some sensuality 
Country: USA 
Language: English / Spanish
上映時間:93分
あらすじ:
生化学者のバーンズ博士は、
キングコブラとガラガラヘビのDNAを組み合わせ、
最強のヘビを誕生させる研究に取り組んでいた。
しかし、助手のマコーネルは、無謀な実験を試み、
事故が発生して研究室は焼失。
それから二年後.
町おこしのビール祭りに観光客がわく中、
突如、10メートルもの巨大なキングコブラが出現する。
この蛇こそ、無謀な実験によって生み出された化け物だった!
人佐は次々と餌食になってゆく。
やがて、町医者のブラッド・カーゲン、
その恋人で保安官助手のジョー・ビドルが
キングコブラを倒すために立ち上がる。
爬虫類学の権威ニック・ハシモトが
キングコブラ撃退に乗り出すことになって・・・

出演者:
Joseph Ruskin ・・・ Dr. Irwin Burns(バーンズ博士)
Courtney Gains ・・・ Dr. Joseph McConnell(マコーネル)
Scott Hillenbrand ・・・ Dr. Brad Kagen(ブラッド・カーゲン)
Casey Fallo ・・・ Jo Biddle(ジョー・ビドル)
Pat Morita ・・・ Nick "Hash" Hashimoto(ニック・ハシモト)
オトーサン、
「パット・モリタ、なつかしいね」

誕生日 : 1932/06/28 - 2005/11/24
出身 : カリフォルニア州
結核性脊髄炎のために11歳まで病床に。
第二次大戦の勃発で、日系人収容所に入れられる。
戦後は芸人として各地のナイトクラブ廻り、
やがて、スタンダップ・コメディアンとして活躍。
66年、「モダン・ミリー」で映画デビュー。
84年の「ベスト・キッド」で、
アカデミー助演男優賞にノミネート。

その他の出演者:
Hoyt Axton ・・・ Mayor Ed Biddle
Eric Lawson ・・・ Sheriff Ben Lowry
Erik Estrada ・・・ Bernie Alvarez
Nick Jameson ・・・ Jurgen Werner
Megan Blake ・・・ Grace Stills
Arell Blanton ・・・ Jesse
Jerry Kernion ・・・ Conrad
Michael Leopard ・・・ Buck
Cedric Duplechain ・・・ Deputy Bud Fuller
Paul Morgan Fredrix ・・・ Dr. Pat Kagen

User Rating:2.9/10( 1,861 votes)IMDb
  User Rating:4.5/10( 12 votes) Yahoo!
オトーサン、
「B級映画そのもの」

User Reviews 
sveknuさん 
2005年7月25日
他にやることがないなら、見るべし

低予算映画か?:
はい
演技は悪いか?:
はい
この映画は悪いか?:
はい
この映画は面白いか?:
はい
ただ、ごく短時間だけ。
「キングコブラ」を満喫したいなら、
すばらしい映画という期待をすべて捨てるべきだ。
以前に見たすばらしい映画の記憶を消去すべし。
そうすれば、楽しめる。
特殊効果は、さほど悪いとは思われない。
低予算なので、ヘビを大きく作れないし、
多く露出できない。。
オープニングは、
私が見た最悪のシーンだった。
映画の一部であったことは忘れるべし。

オトーサン、
「キングコブラの使い方はいいね」
ガラガラヘビのDNAを組み合わせたので、
ガラガラという音が忍びよってきます。
この音で、ホラー映画気分になれます。

OilRig8329さん 
2016年2月6日
キングコブラの造形はグッド!

アナコンダのような
キングコブラが出てくるのですが、ほとんどC級。
映画『アナコンダ』のように、
「生蛇うようよ」とか「悪人」、
「お色気」もありのバラエティさがほしかったね。
面白かったシーンと言えば、
若い医師がキングコブラの頭部に
ドロップキックをくらわす所。
それで奴がふっ飛ぶんだから笑っちゃう。
この映画の特典映像で、
蛇を作ってるところが出てましたが、
結構金かけてやっています。
確かに蛇は、うまいことできてました。
アニマトロニクスの頭は
よく出来てるけど、それに頼りすぎ。
ギミックだけで動きが全然感じられない。
カット割で苦労して表現しようとしてるのですが、
まるで古い映画の様。
尻尾の先だけずりずりの多用には
失笑してしまいました。
私的には、同じ蛇映画『アナコンダ』や
『パイソン』には及びませんが、
B級モンスターパニック好きは一度観ても良いかも??


龍三と七人の子分たち

オトーサン、
「大久保佳代子さん、いわく」
昔たけしさんが、言ってた。
「ジジイは先がないから何をやっても許されると思うし、
何かをやろうとして暴走したら一番恐いぞ」

原題:龍三と七人の子分たち(2014)
監督・脚本:北野武:
Genre:Comedy/Mafia
上映時間:111分
あらすじ:
かつてヤクザの組長を務めた龍三は
息子・龍平のもとで隠居生活を過ごしているが、
ヤクザの息子と白い眼で見られていた過去から
家庭の中でも窮屈な生活を送っている。
連休に龍平が妻の実家へ帰省、
留守を預かる最中に半グレ京浜連合から
オレオレ詐欺の電話がかかる。
示談金が揃えられない龍三は
元子分のマサと詫びとして指つめを行おうとし
受取人は恐れをなして逃げ出す。
その夜、かつての仲間だったモキチも
京浜連合とトラブルを起こし、
マル暴の刑事村上から彼らの存在を知った三人は
かつてのヤクザ仲間、敵対した組長達と
暴力団『一龍会』を結成し
京浜連合と抗争を開始する・・・

出演者:
 藤竜也・・・ 龍三親分 
 近藤正臣・・・ 若頭のマサ 
 中尾彬・・・ はばかりのモキチ 
 ビートたけし・・・ マル暴の刑事・村上
 萬田久子・・・ キャバクラのママ 
オトーサン、
「主要キャスト陣の平均年齢は72歳!」
若い京浜連合との抗争が愉快です。

その他の出演者:
 品川徹・・・ 早撃ちのマック 
 樋浦勉・・・ ステッキのイチゾウ 
 伊藤幸純・・・ 五寸釘のヒデ 
 吉澤健・・・ カミソリのタカ 
 小野寺昭・・・ 神風のヤス 
 安田顕・・・ 京浜連合ボス・西 
 矢島健一・・・ 京浜連合・北条 
 下條アトム・・・ 京浜連合・徳永 
 勝村政信・・・ 龍三の息子・龍平 
 
User Rating:5.3/10( 30 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:6.5/10( 1,651 votes) Yahoo!
オトーサン、
「異色作。よくできている」

User Reviews 
xek*****  
2017年9月3日
迷惑老人達の暴走劇 

もっとカッコよくてスッキリできるかと
期待していましたが、
リアルに適合できない爺さん達の暴走劇でしかなくて、
スッキリどころかなんだか
イタタマレナイ気持ちになりました。
刑事役で登場する北野監督が
一番いい役だったんじゃないかな?って、
そんな印象しかありませんでしたね。
少し離れた所から観ると、
中尾彬さんが昨今のバラエティ番組出演の印象からは
かなり掛け離れた小者の役を演じていたり、
藤さんや近藤さんはやっぱりカッコよかったり、
最近売れ売れのヤスケンさんが
敵役を熱演していたりと見どころはあるのですが、
如何せん設定とストーリーが
あまり演出というか、そもそもの構成の段階で
わりとダサくうだつの上がらない内容に
まとめられているので、
あまり期待していると
僕みたいに足元をすくわれます。 

オトーサン、
「北野監督の新境地?」
暴力が少なく、コメディはテンコ盛り!

イニシャルKさん 
2016年3月19日
ソフトな娯楽作

「アウトレイジ」シリーズとは一転して
引退した元ヤクザの老人たちを描いているが、
「アウトレイジ」と違い、
かなりソフトな娯楽作という印象で、
コメディー映画として肩の力を抜いて
最後まで楽しく見られた。
殺された仲間の一人であるはばかりのモキチの仇討ちに
京浜連合に殴り込みをかける後半の展開は
東映の任侠映画そのままなのだが、
モキチの遺体も殴り込みに参加させるという
ギャグはいかにもたけしらしいブラックユーモアだし、
キャバクラのママのマンションから龍三が
女装姿で逃げるシーンもバカバカしくて笑える。
主演の藤竜也をはじめ、近藤正臣や小野寺昭といった
ベテラン俳優たちが楽しそうに演じているのも印象に残る。
こちらとしては「座頭市」で
飲み屋のオヤジを演じていた樋浦勉が
座頭市を思わせる仕込みステッキを持った老人を
演じているのが小ネタ的配役で楽しかった。
ただ、面白かったのは事実だけど、
最初に書いたようにかなりソフトな作風で、
「アウトレイジ」や初期の監督作にはあった
緊張感や危うさといったものがなく、
それがたけしのヤクザ映画として考えた場合は
若干の物足りなさを感じなくはないのも確かではある。
 (まあ、比べたらいけないかもしれないが。)
たけし自身は主役ではなく、脇の刑事役で出演していて、
初期の「3−4X10月」を見たときも感じたことだが、
やっぱりたけしが自身の監督作で
一歩引いたような脇役を演じているのは新鮮に感じられた。 


ナタリー

オトーサン、
「この監督、知らんなぁ」
ダヴィド監督は、
ソルボンヌ大学で文学を専攻。
ジャズ・ギターのインストラクターを経て、
2002年に、"Inversion de l’idiotie"でデビュー。
2004年の"Le potentiel ´erotique de ma femme"で、
ロジェ・ニミエ賞受賞。
フランスでもっとも注目されている若手作家。
原作小説は、フランスで120万部のベストセラー。
本作が初監督。

原題:La delicatesse (2011) 
監督:David Foenkinos/ Stephane Foenkinos  
原作・脚本:David Foenkinos
Genre:Comedy/ Drama/ Romance 
Rated PG-13 for some strong language
Country: France 
Language: French / Swedish 
上映時間:108分
あらすじ:
最愛の夫フランソワを亡くして3年。
悲しみを乗り越えて
ナタリーは、仕事一筋に生きてきた。
ある日、部下のマーカスに突然キスをしてしまう。
密かにナタリーを狙っていた社長や、
周囲の人々は困惑するばかり。
それもそのはず、
マーカスは存在感の薄い
"このハゲー"男だったのだ・・・

出演者:
Audrey Tautou・・・Nathalie(ナタリー)
Francois Damiens・・・ Markus(マーカス)
オトーサン、
「魅力全開だね」
オドレイ・トトゥ
誕生日 : 1978/08/09
出身 : フランス/ボーモン
幼い頃から女優を志し、1996年にテレビ番組でデビュー。
「エステサロン/ヴィーナス・ビューティー」で映画デビュー。
セザール賞有望若手女優賞を受賞。
2001年、「アメリ」が世界的に大ヒットする。
英国アカデミー賞ノミネート 
・主演女優賞 ココ・アヴァン・シャネル    
・主演女優賞 アメリ 

その他の出演者:
Pio Marmai ・・・Francois
Josephine de Meaux・・・ Sophie
Bruno Todeschini・・・ Charles Delamain
Melanie Bernier ・・・Chloe
Ariane Ascaride・・・ la mere de Nathalie
Christophe Malavoy・・・ le pere de Nathalie
Monique Chaumette・・・ Madeleine
Audrey Fleurot ・・・Ingridn
Marc Citti・・・ Pierre
Vittoria Scognamiglio ・・・la mere de Francois
Alexandre Pavloff・・・: Benoit
Olivier Cruveiller・・・ le pere de Francois

User Rating:6.6/10( 11,081 votes)IMDb
  User Rating:7.3/10( 62 votes) Yahoo!
オトーサン、
「極上の恋愛愛映画だね」

セザール賞ノミネート
・脚色賞      
・新人監督作品 

User Reviews 
Kookyburraさん
United Kingdom 
2012年9月19日
楽しいフランスのロマンス

この映画は、多くの映画、
特にロマンチッ・クコメディを
悪くするのを正している。
いい関係になる2人の気持ちを捉えている。
初期の喜びとぎこちなさ。
続く、圧倒的な恐れの瞬間。
静かな内省時と嵐の瞬間。
不確実な開始の後に、
フィルムは、あとずさり扱いにくいけれども、
よい性質の人と関係を始める
自由に描いているのは、
美しい女性が衝動的に相手とはじめる関係だ。
彼は、醜いし、シャイだが、いい性質をもっている。
彼の善良さが光る。
無邪気な魅力で、女たらしを退けていく。
はーと。ウォーミングな映画だ。
大胆に愛し、大衆に流されずに、
幸福をつかむ必要があるのだ。

オトーサン、
「同感」
コメディ・フランセーズを飾った作家たち、
モリエール、ラシーヌ、ミュッセ、マリヴォー、
ヴォルテール、ユーゴーの心理劇の伝統を感じるね。

oka*****さん 
2017年10月3日
オドレイ・トトゥの魅力 

出会いも死も、
淡々と大きな波を立たずに進むストーリーに、
かったるいと感じる人もいると思いますが、
フランス映画が好きな私には
それが心地よく感じます。
町並みや、インテリア、ファッション、
とりわけオドレイ・トトゥの美しさに、
見る価値があったと感じました。


大冒険

オトーサン、
「豪華な顔ぶれだね」
本作は、クレージーシリーズ全14作の第4作。
クレージーキャッツ結成10周年記念映画ということで、
尋常でない力が入っています。
1964年10月1日、東京 - 新大阪間に開業した
ばかりの東海道新幹線での捕物劇もあって、
時代を感じさせます。

第1作 クレージー作戦 先手必勝(1963)  
第2作 クレージー作戦 くたばれ!無責任(1963)  
第3作 香港クレージー作戦(1963)  
第4作 大冒険(1965)  

原題:大冒険(1965)
監督:古澤憲吾
特技監督: 円谷英二 
脚本:笠原良三/ 田波靖男 
Genre:Action/Comedy
上映時間:105分
あらすじ:
新聞記者の植松は、
友人の発明狂・谷井の発明した
万能複写機で1万円をコピーしたところ、
ニセ札を発見。
国際ニセ札偽造団が暗躍しているのを知る。
警察では、花井部長刑事、乾、市橋が
事件を追いはじめる。
植松の命を狙う国際ニセ札偽造団だが、
植松は谷井の妹悦子に夢中。
そのとき、悦子がなにものかに誘拐される。
独自の捜査で悦子を探す植松と谷井。
だが、その怪しい行動が誤解を招き、
警察からも追われるハメになってしまう。
事件の謎を追い東京から神戸へ・・・

出演者:
 植木等 ・・・植松唯人 
 谷啓・・・ 谷井啓介 
 団令子・・・ 谷井悦子 
 ハナ肇・・・ 花井部長刑事 
 森繁久彌・・・ 総理大臣
 越路吹雪・・・ 森垣久美子
オトーサン、
「植木等の活躍、ハンパじゃないね」

その他の出演者:
 犬塚弘・・・ 乾刑事 
 石橋エータロー・・・ 市橋刑事 
 桜井センリ・・・ 加倉井編集長 
 安田伸・・・ 石崎 
 アンドリュウ・ヒューズ・・・ ヒットラー
 ザ・ピーナッツ・・・ クラブの歌手 
 佐々木孝丸・・・ 警視総監 
 高田稔・・・ 大蔵大臣 
 二瓶正也・・・ 黒服の男 
 伊藤久哉・・・ 日本艦隊将校 
 柳永二郎・・・ 日銀総裁 
 北龍二・・・ 通産大臣 
 村上冬樹・・・ 安岡捜査本部長 
 岡部正・・・ 特捜本部捜査官 
 由利徹・・・ 名古屋の警官 
 人見明・・・ パトカーの警官 
 広瀬正一・・・ ヒゲの交通警官 
 大前亘・・・ 指令室の警官 
 中村哲・・・ アジア地区隊長 
 桐野洋雄・・・ 隊員 
 荒木保夫・・・ 隊員 
 岡豊・・・ 隊員 
 伊藤実・・・ 隊員 
 清水元・・・ ビール会社社長 
 松本染升・・・ 日本艦隊司令 
 沢井桂子・・・ 車の女 
 井上大介・・・ トイレのボーイ 
 門脇三郎・・・ クラブマネージャー 
 一の木晶子・・・ ピンク・シックス 
 大友伸・・・ 艦長 
 ハンス・ホルネフ・・・ 副官 
 渡邊晋・・・ 仲人 
 渡邊美佐・・・ 仲人 

User Rating:6.6/10( 7 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:6.8/10( 16 votes) Yahoo!
オトーサン、
「すごいね」
植木の大暴れに、円谷特技監督!

User Reviews 
mal***** さん 
2011年4月30日
クレージーキャッツ結成10周年記念映画。 

クレージーキャッツ結成10周年記念映画として
公開された1965年の日本映画です。
ですから、映画のスケールも出演者も豪華です。
当時の東宝が誇る特撮技術と
娯楽映画の良いところだけを取り入れ、
それまでの成功&出世物語が主だった
クレージー映画よりも、
スケールアップで気合が入っております。
しかし、メインとなる展開は
東京から神戸間の果てしない追いかけっこ。
私はクレージーキャッツ映画は好きなんですが、
お金をかけた分だけストーリーも
広がりすぎてしまい、
映画のまとまりが
あまり感じられなかったのは残念です。
ただ、植木等が身体を張ったスタント・シーンは
素晴らしいです。
いまなら人気俳優やタレント自身で
スタント・シーンを演じる
ことになるんでしょうけど、
所属事務所の方針などで
そんな危険なことはさせないと思います。
だからこそ植木等の頑張りに
当時の映画人の情熱を感じました。

オトーサン、
「サイレント映画をよく勉強して
取り入れているね」

青観さん
2009年8月18日
バスター・キートン

植木等の身体能力の凄さは
バスター・キートン並の凄さ、素晴らしさを
この映画を見て思いました。
偽札犯と間違えられて警察に追われ、
本物の偽札犯からも命を狙われ、
逃げる。逃げる。ひたすら逃げる。
ビルからの落下、鉄橋からの落下、
汽車の上に乗っての逃亡劇、
何だかバスター・キートンの映画でも観ているようです。
そんな植木等が仲間である谷啓と
二人で神戸へと行く所までは物凄く面白いのに、
その後の展開があまりにも広げすぎ、強引で勿体無い。
それでも今時の邦画のコメディや
ハリウッドの品の無いコメディなんかよりはずっと良い。
死を前にしても平然としている。
けっして、悲しいという態度を見せない。
最後までとことん能天気なところが、
この映画の良いところである。
ところで姫路城の境内から逃げる植木等を見ていた
二人の警察の一人が言う台詞
「絶景かな、絶景かな」「よきにはからえ」て
何だか「クレヨンしんちゃん」みたいで笑える。
もしかして?クレヨンしんちゃんの原作者は
この映画好きなのかな?
それにしても植木等はやはり面白い。
存在そのものがコメディである。
そうそう、ちょっとしか出番の無い森繁久彌の
首相ぶりの存在感も忘れるわけにはいかない。
フランキー堺、渥美清に植木等といった
日本映画史に名を残す素晴らしい名喜劇役者は
今はもうこの世にいない。
森繁久彌という名喜劇役者には
彼ら三人の分まで長生きしてください
という気持ちでございます。 


ジェイソン・ボーン

オトーサン、
「シリーズ最新作だ」
・第1作 ボーン・アイデンティティー(2002)  
・第2作 ボーン・スプレマシー(2004)  
・第3作 ボーン・アルティメイタム(2007)  
・第4作 ボーン・レガシー(2012)  
・第5作 ジェイソン・ボーン(2016)  

原題:Jason Bourne (2016) 
監督:Paul Greengrass    
脚本:Paul Greengrass/ Christopher Rouse  
Genre:Action/ Thriller 
Country: UK / China / USA 
Language: English / Greek / German 
上映時間:123分
あらすじ:
全ての記憶を取り戻したジェイソン・ボーンが
消息を絶ってから何年もの月日が経った
ある日、元同僚のニッキーは
ギリシャに潜伏している彼との接触を試みる。
ニッキーはハッカーグループと手を組み、
CIAのサーバーから極秘情報を盗み出していた。
その中には“トレッドストーン計画”の全貌と
それに関わったボーンの父親の情報も含まれていた。
しかしCIA長官のデューイは
ニッキーの足取りを追跡し、
ギリシャに凄腕暗殺者アセットを送り込む。
そんな中、野心を秘めた
CAIの若手エージェント、ヘザー・リーは、
強引なデューイとは距離を置き、
ボーンを再びCIAに引き戻そうと画策する・・・

出演者:
Matt Damon ・・・ Jason Bourne(ジェイソン・ボーン)
Julia Stiles ・・・ Nicolette "Nicky" Parsons(ニッキー)
Tommy Lee Jones ・・・ Robert "Bob" Dewey(デューイ)
Alicia Vikander ・・・ Heather Lee(ヘザー・リー)
オトーサン、
「北欧美人だね」
アリシア・ヴィカンダー
誕生日 : 1988/10/03 -
出身 : スウェーデン
精神科医の父と女優の母の間に生まれる。
バレリーナを目指していたが、ケガで断念。
女優を志し、
2002年、TV映画「Min balsamerade mor」でデビュー。
2015年、「リリーのすべて」で、
アカデミー賞 助演女優賞受賞。    
「エクス・マキナ」で、助演女優賞、     
「リリーのすべて」で、女優賞、  
ゴールデン・グローブ ノミネート

その他の出演者:
Vincent Cassel ・・・ the Asset.
Riz Ahmed ・・・ Aaron Kalloor
Ato Essandoh ・・・ Craig Jeffers
Scott Shepherd ・・・ Edwin Russell
Bill Camp ・・・ Malcolm Smith
Vinzenz Kiefer ・・・ Christian Dassault
Gregg Henry ・・・ Richard Webb
Stephen Kunken ・・・ Baumen

User Rating:6.7/10 ( 163,451 votes)IMDb
  User Rating:7.2/10( 3,935 votes) Yahoo!
オトーサン、
「まぁまぁだね」
やたら追跡装置を使い過ぎ・・・

User Reviews 
B P さん
United Kingdom 
2016年8月1日
ボーンシリーズの中で最も悪い

私はボーン三部作の大ファン。
本作は、本当に楽しみだった。
失望というのは控えめな表現だ。
カメラをやたら振り回し、
ストーリーも監督も悪い。
この映画を作る時に、
監督のポール・グリーングラスが何を考えていたのか。
最も成功した三部作、その1つ後の
この映画をつくる際に考えていたのは、
ただ1つ、お金儲けだったのではないかと思う。
マット・ダモンは、いつもの彼ではなかった。
私のお気に入りのトミー・リー・ジョーンは、
ふさわしい役ではなかった。
アリシアは、まぁOKかな。
でも、もっと立派にやれたかもしれない。
その役割には、あまりにも若過ぎる。

オトーサン、
「同感!」

前田有一さん 
20116年10月3日
完成度は下がったが見られるのはうれしい
   
映画史上稀に見るテンションを保ったまま
完結したボーンシリーズ三部作。
しかしその後、世界観を同じくする
スピンオフ的作品「ボーン・レガシー」(2012)は、
三部作に比べればいまいちな反応であった。 
やはりファンはマット・デイモンのボーンを
待ち望んでいたわけだが、その希望がかない、
このたびポール・グリーングラス監督による
堂々の続編、新章が始まることとなった。 
世間から隠れてひっそり暮らすジェイソン・ボーンの前に
かつての同僚ニッキーが重大な情報を持ってくる。
彼女の情報には、
ボーンの父親に関する事柄が含まれていたのだった。
彼は、CIAから追われることになりながらも
新たな戦いへと旅だつのだった。 
政府寄りの映画を作ることが多いと
一部で囁かれるこの監督だが、
その他多くの今年のハリウッド映画と同じく
本作も民主党が喜びそうな女性推しの内容である。 
ただしヒロインとなるのは
、序盤にボーンに重要な情報をもたらす
旧知のCIA女職員ではなく、
その後にボーンを追跡する側に回る現役の職員リーである。 
このキャラクターは、
追跡者の代名詞のようなトミー・リー・ジョーンズ
(CIA長官ロバード・デューイ役)よりも
徐々に存在感を強めて行く。
上司の命令でボーンを追い詰めつつ、
自らの昇進を売り込んでいくその抜け目なさたるや、
独特のヒール的魅力に満ちている。 
見た目は最高、冷酷で冷静、ミスはしない。
そんな完璧超人を、ぴちぴちであどけないあの顔で
やってのけるのだからたまらない。
女子高生がターミネーターをやるくらい、
魅力的なギャップである。
それでもギリギリでボーン以上の扱いにはしないあたり、
さすが作り手は許されるレベルを心得ている。
脇役を立たせることは大事だが、
ヒーローを差し置いてはいけないということだ。 
さて、そんなナイスな新キャラクターが登場するわけだが、
結論を言えば三部作とは悪い意味で
次元の違う映画というほかない。
中でも最大の問題は、リアリティの出し方、
ハッタリのカマし方が下手ということである。 
たとえばこのシリーズの主人公は、
究極のもったいない精神を持ち合わせており、
武器などはそのへんの落し物やらガラクタなど
予想もつかないアイテムで十分だというタイプ。
その意外性に観客は驚かされ、
さすがボーン、しびれるゥ! となるわけだ。 
しかしそれは、あくまでボーンの拾い物、利用物が
「あんなもので良く戦えるよな」とのリスペクトを
感じさせるようなものだからだ。 
なのに本作ときたら、ボーンが偶然手にするのは
ほとんどチートアイテムような高性能なもので、
しかも使い方までなぜか最初から熟知している様子。 
つまりこの映画では都合のいいときに
都合のいいところに都合のいいものが落ちていて、
都合良く使い方を知っているボーンが
それを使って問題を解決する。 
もはや、観客に笑えと言っているとしか
思えないトンデモ度合いである。 
解体予定のホテル前で繰り広げられる
ご自慢の本物撮影カーチェイスだって、
あれで迫力を出したつもりかもしれないが、
ああいう見せ場はボーンシリーズにもとめられるそれではない。
素っ頓狂すぎる絵面を見て、
はて、これはマイケルベイ監督だったっけ、
と頭をひねる観客も少なくあるまい。 
車道の逆走シーンも安全速度がバレバレで、
どこか撮影の基本的なレベルの低さを感じさせる。
前三部作のカーチェースは
あんなに凄かったのにどうしてしまったのか。 
おなじみの"もったいない格闘"にしたって、
椅子の足を武器にして戦うとか、
お前は街の雑魚チンピラかと思うような
低レベルのアイデアのみでひねりが足りない。
アクション映画として平均は超えているかもしれないが、
前シリーズの水準には程遠い。 
それでもボーンのキャラクターは魅力的だし、
演じるマット・デイモンもいい感じだし、
これから俳優業は1年お休みだそうで、
ファンとしてはここで見ておくほかはない。 
一応、大画面で見ればそこそこの迫力を楽しめるし、
旬の女優アリシアも光っている。
切り捨てるには惜しいものも持ち合わせているのである


雨の日は会えない、晴れた日は君を想う

オトーサン、
「この監督、ドラマの名手だし、
俳優の使い方がうまいね」
ジャン=マルク・ヴァレ
誕生日:1963/3/9 - 
出身:カナダ・ケベック州モントリオール
主な監督作:
2009年「ヴィクトリア女王 世紀の愛」索引連番No.4224
2013年「ダラス・バイヤーズクラブ」 索引連番No.☆5317
2014年「わたしに会うまでの1600キロ」索引連番No.☆5636

原題:Demolition (2015) 
監督:Jean-Marc Vallee  
脚本: Bryan Sipe  
Genre:Comedy/ Drama
上映時間:101分
あらすじ:
エリート銀行員のデイヴィスは、
妻の運転する車で会社へ向かう途中で事故に遭い、
自分は助かったものの、妻を失ってしまう。
しかし、悲しみすら感じていない自分に気づいてしまう。
彼女を本当に愛していたのか?
やがて“心の修理も車の修理も同じだ、
まず分解して隅々まで点検し、再び組み立て直せ”との
義父フィルの言葉が引き金となり、
身の回りのあらゆる物を破壊し始める。
一方で、自動販売機から商品が出てこなかったと
苦情の手紙を会社に送ったことがきっかけで、
苦情処理係のシングルマザー、カレンと知り合い、
奇妙な交流を持つようになる・・・

出演者:
Jake Gyllenhaal ・・・ Davis Mitchell(デイヴィス)
Naomi Watts ・・・ Karen Moreno(カレン)
Judah Lewis ・・・ Chris Moreno(クリス)
Chris Cooper ・・・ Phil Eastwood(フィル)
オトーサン、
「このぉー、クソガキー!」
クリス・クーパー、末恐ろしい美少年です。
「ジェイク・ギレンホール、圧巻のクソ演技!」
99年、初主演映画「遠い空の向こうに」は、
最高で、ゆくゆくはアカデミー賞受賞と
信じていましたが・・・
アカデミー賞ノミネート 
・助演男優賞 ブロークバック・マウンテン    
ゴールデン・グローブ ノミネート
・男優賞(ドラマ) ナイトクローラー    
・男優賞(コメディ/ミュージカル)  

その他の出演者:
C.J. Wilson ・・・ Carl
Polly Draper ・・・ Margot Eastwood
Malachy Cleary ・・・ Davis' Dad
Debra Monk ・・・ Davis' Mom
Heather Lind ・・・ Davis’s wife

User Rating:7.0/10( 63,982 votes)IMDb
  User Rating:7.4/10( 293 votes) Yahoo!
オトーサン、
「繰り返し見ると、救いが見えてくるね」

User Reviews 
Red_Identityさん
United States 
2016年7月4日
ジェイク・ギレンホールは魅力的で、効果的

ストーリーとキャラクターが
多くの可能性を持っていたように感じる。
実際には、めちゃくちゃ。
編集に疑問がある。
だが、ジェイク・ギレンホール演じるデイヴィスに
興味をそそられた。
彼は、本当に力強い仕事をした。
キャラクターをもっとつかんでほしかった。
見応えがあるとは言えないが、
レビューの多くが示唆するよりもよいと言いたい。
私は、ジェイクが本作で、慌ただし年の瀬に、
良い結果を得るのを望むが、ムリかも。
彼は無限に魅力的で、シナリオより映画を良くしている。
本作は、えり抜きの少数だけが楽しめる映画かも。

オトーサン、
「破壊衝動の嵐の後に・・・」
ネットで、ブルトーザーを買い、
自宅を壊す、想像できない行為です。

前田有一さん 
2017年2月18日
妻が死んだのに涙が出ない
   
「ダラス・バイヤーズクラブ」の
ジャン=マルク・ヴァレ監督が、
「ナイトクローラー」(2014)など
近年高くその演技力が評価されている
ジェイク・ギレンホールを主演に作った
この「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」は、
その長ったらしい邦題同様、
よくまあこんなわけのわからない話を
これほど面白い映画にしたものだと
感心させられる佳作である。 
ウォール街の優秀な金融マン、ディヴィスは、
誰もが羨む成功した暮らしを送っている。
ところがあるとき妻が交通事故死。
だが彼は、その訃報に涙も出ず、
なんら感情を動かされることもなかった。 
おなじみブラックリスト掲載の
オリジナル脚本の映画化だが、
これはかなりうまくいった部類に入る。 
妻が死んだのに
何の悲しみもわいてこない男の話というと
西川美和監督の「永い言い訳」が記憶に新しい。
だが、最初から夫婦仲が終わっていた
あちらのわかりやすさに対し、
こちらの主人公は
なぜここまで妻の死に
心動かされないのかが不明瞭である。 
主人公本人でもわからないのだから
これは難解な謎解きだが、
観客はその謎を必死に考えつつ、
やがて奇行に走る彼の物語に夢中になる。
スーツを捨てワークウェアで過ごすようになり、
身の回りのものをなんでも分解し始める彼の行動に、
はたしてどんな意味があるのか。
それがいったいどんな「癒し」と「再生」につながるのか、
当初はさっぱりわからないだろう。 
そしてその最たるものが、
故障した自動販売機へのクレームを
延々と自分語りの手紙にしたためて
送ったことがきっかけで
知り合うカスタマーサービスの女性との奇妙な交流である。 
この手紙のやり取りが非常に面白いので
詳細は書かないが、
これを見るともしかしてこの二人が恋をして……
なんて陳腐なストーリーを
観客は想像するかもしれない。
むろん、演出家がそう誘導しているわけだが
コトはそう単純ではない。
なにしろオフィスのものまでなんでも分解してしまう、
完全にイっちゃってるような主人公だ。
まったく先の展開の予想はできない。 
これほどわけのわからない要素だらけの話に、
この監督はきっちりとオチをつけ、
猛烈な感動の仕掛けを施し、
時代に合ったテーマを忍び込ませる。
まったく大した腕前というほかない。 
だが、さらりと見ただけでは
なかなかわからないかもしれないので、
事前に読んでも興味をそがない程度の解説をしておこう。 
この話は要するに、偽善、欺瞞というものが
巻き起こす弊害とそこからの解放がもたらすものを
やや抽象的かつ肯定的に描いている。 
妻の死を何とも思わない男の話はとっぴだが、
それによって描かんとするこのテーマは普遍的で、
ある程度の人生経験を積んだ大人ならば合点がいくものだ。
人は多かれ少なかれ偽善を演じ、
そのストレスで消耗している。 
そしてこれは、特に今のアメリカでは
顕著な問題といえるのである。
たとえばポリティカル・コレクトネスの行き過ぎが、
かの国ではここ最近大きな問題となっている。 
これは簡単に言うと、
「いくら理屈では正しくても、
行き過ぎたタテマエは別の問題を起こす」ということ。
たとえば差別がよくないからと、
それを連想させる言葉を禁止にして
無難な新語に言い換える。
それがいきすぎれば言葉狩りとなって
別の差別やストレスを生むといった具合である。
また、報道でそれをやりすぎれば、
メディアの言葉の信用性が揺らぐ。 
それを大声で批判して当選したのがトランプであり、
その意味では本作のテーマは
きわめてタイムリーといえるのである。
もちろん本作は人間ドラマであって
社会批判の映画ではないが、
そのいわんとするところ、
価値観については今のアメリカ人にとっては
大いに共感できるはずなのである。
これを2015年の段階で発表したのだから、
この映画の作り手は
なかなか世の中を見る目が鋭いといえる。 
そんなわけで映画はLGBTの要素まで盛り込みながら、
予想外のフィナーレに向けて突っ走る。
特筆すべきは病院におけるナオミ・ワッツの演技で、
なるほどこのシーンのために彼女の演技力を温存したかと
思わせる見事な名場面となっている。
ぜひご覧あれ。 


サンダーアーム 龍兄虎弟

オトーサン、
「名場面集みたいな映画だね」
・オープニングの原住民との戦いとアクション。
・カーチェイス
・ジャッキー無双
・対アマゾネス4人組
・ジャッキーの気球へのダイブ

原題:Armour of God(1986) 
監督:Jackie Chan    
原作:Barry Wong
脚本:Edward Tang/Cheuk-Hon Szeto/Ken Lowe/John Sheppard  
Genre:Action/ Adventure/ Comedy
Country: Hong Kong / Yugoslavia 
Language: Cantonese / English 
上映時間:88分
あらすじ:
数千年前、世界中に散逸した5種の神の武器を集め、
世界を支配しようと企む邪教集団。
アジアの鷹との異名を持つ冒険家ジャッキーを利用しようと
ジャッキーの親友アランの恋人ローレライを誘拐し、
協力を強要する。
ジャッキーらは邪教集団の砦に進入し、
ローレライの居所をつきとめたが、
アマゾネス4人組が立ちふさがる・・・

出演者:
Jackie Chan ・・・ Jackie(ジャッキー)
Alan Tam ・・・ Alan(アラン)
Rosamund Kwan ・・・ Lorelei(ローレライ)
オトーサン、
「アランタム、虎じゃないね」
ルックスはかっこいいけど、カンフーはできない。

その他の出演者:
Lola Forner ・・・ May Bannon
Bozidar Smiljanic ・・・ Count Bannon
Ken Boyle ・・・ Grand Wizard
John Ladalski ・・・ Lama
Robert O'Brien ・・・ the African witch doctor
Boris Gregoric ・・・ Jackie's representative at the auction

User Rating:7.1/10( 13,958 votes)IMDb
  User Rating:6.7/10( 112 votes) Yahoo!
オトーサン、
「案外、高いね」

User Reviews 
modiusさん
United Kingdom 
1999年12月10日
良い楽しい映画

これは、私の大好きなジャッキー・チェン映画。
プロットは大したことないが、ジョークが素晴らしい。
最後の驚異的な仕掛け花火のアクション・シーン、
ここでのジャッキー・チェンは、見もの。
いくつか目立つシーンがある、
ジャッキーが4人のアマゾネスと対決し、
彼女らを破らなければならない!
すごくよいジャッキー・チェン映画を見たい、
プロットの良しあしは問わない。
そんなあなたにお勧めする。

オトーサン、
「そうなんだ」
原住民との戦いで、枝から枝へ飛び移るはずが、
落下して、頭がい骨骨折・・・

Johnnyさん 
2004年2月10日
大事故…

本作撮影中に、頭がい骨骨折の大事故で生死をさまよった
ジャッキー。もう、見れなくなるのかとショックを受けました。
でも、そこは超人ジャッキーで見事復活してくれて大変
うれしく思いました。本当にこの人のアクションにかける情熱には
頭が下がります。ラストのNGショットでこのシーンもあります。
復帰をして残りを撮ったので、いきなりショートヘアから
ロングヘアに変わります。(キズを隠す為かな)
もう、ジャッキーのショートは見れないのかな。
そんな本作は、事故にあったなんて少しも感じさせず
“ジャッキー版インディ・ジョーンズ”のノリでとても楽しめる
アクションアドベンチャーになってます!
『007』顔負けの車にアマゾネス軍団との対決、
ダイナマイトで大暴れ、ガムを使った小ネタなど
ハードアクションのあい間にチラリ笑いが入れられこれぞ!
ジャッキームービー!クライマックスは、
気球を使ったアクションで、見どころ満載です。
残念ながらこれ以降のジャッキーの映画は
あまり好きじゃありません。
ありがとう!ジャッキー・チェン!


プロジェクトA

オトーサン、
「のっけから息を呑む」
水上警察隊と陸上警官隊の整然たる行進、
一転して、両者の酒場での大乱闘!
ジャッキー・チェンの10周年記念作品だけあって、
命懸けで挑んでいるジャッキーに感動します。
もう、こんな名優でないでしょうね。

原題:PROJECT A (1983) 
監督:Jackie Chan    
脚本:Jackie Chan/ Edward Tang
Genre:Action/ Comedy
Rated PG-13 for violence
Country: Hong Kong 
Language: English / Cantonese
上映時間:105分
あらすじ:
20世紀初頭。
イギリス植民統治下の香港。
海賊が横行していた。
これを取り締まるドラゴンたち水上警察]は、
ヘマをして海賊に逃げられてばかり。
ジャガー隊長率いる陸上警察と酒場で大乱闘事件を起こし、
保有戦力の船艇が海賊に爆破されてしまうに至り、
遂に水上警察は、陸上警察へ吸収統合されてしまう。
海賊退治のため派遣されてきた
イギリス海軍の提督までも海賊たちに捕まり、
乗組員が人質になる。
香港総督は身代金を支払い穏便に済まそうとしたが、
ドラゴンの説得を受けて、
彼に旧水上警察部隊の指揮を一任。
お互いの正義を愛する心を知って和解したドラゴンとジャガー、
さらにドラゴンとは旧知の仲で、
海賊の財宝を狙うコソ泥フェイも加わったメンバーは、
乗組員の救出と海賊の全員逮捕を目的とした
プロジェクトAを発動させる・・・

出演者:
Jackie Chan ・・・ Sergeant Dragon(ドラゴン)
Sammo Hung・・・  Fei(フェイ)
Yuen Biao ・・・ Inspector Hong Tin-Tzu (ジャガー)
Dick Wei ・・・ Pirate Chief(海賊の首領)
オトーサン、
「弾ける若さ!」
ジャッキー・チェン、1954年生まれ、27歳!
サモ・ハン、1949年生まれ、34歳!

その他の出演者:
Kwan Hoi-san ・・・ Captain Chi
Hoi Sang Lee ・・・ Mr. Lee Cho-Kou
Mars ・・・ Big Mouth / Jaws
Isabella Wong ・・・ Winnie Shih
Tai Bo ・・・ Tai Bo
Lau Hak-suen ・・・ Admiral Shih
Wong Wai ・・・ Chou Wing Ling
Hon Yee-sang ・・・ Chiang
Ng Min-kan ・・・ Pirate
Kwan Yung-moon ・・・ Pirate
Chan Chi-fai ・・・ Pirate / Policeman
Law Ho-kai ・・・ Club Manager
Cheung Ng-long ・・・Assistant At Club
Wan Faat ・・・Assistant At Club
Wu Ma ・・・ Mahjong player
Lai Keung-kuen ・・・ Coast Guard
Danny Chow ・・・ Ling's thug
Johnny Cheung・・・- Ling's thug
Lola Forner ・・・ British Admiral's Daughter

User Rating:7.4/10( 11,755 votes)IMDb
  User Rating:8.7/10( 380 votes) Yahoo!
オトーサン、
「高いスコアだね」

User Reviews 
no-skylineさん
London, England 
2005年5月26日
ジャッキーのベスト

この映画が作られた時、
ジャッキー・チェン、ユン・ホウ、サモ・ハンは
みんな絶頂期にいた。
サモ・ハオの海賊映画のどれよりも、動きが早い。
他のマーシャル・アーツ映画はブッ飛ばされる。
ユーモア、サスペンス、きちんとしたプロット、
そして、見事なアクションがあり、
西洋の聴衆が最も近寄りやすいゴールデントリオ映画だ。
ユーモアの翻訳も巧みで、
時計台のシーン、
自転車が狭い街路を走る気狂いじみた追跡シーン、
大詰めのジャッキーによるサモ・ハンの敗北シーン、
この3つのアクションシーンは、傑出しており、
ジャッキーへのオマージュになっている。
ジャッキーは、スタントキャリアの頂点にあり、
これ以上の改良は、不可能だ。
誰もこのレベルに達するのはムリだ。
本当にユニークなので、
ジャッキー・チェン映画を1作だけ見たいなら、
この映画がイチオシ。

オトーサン、
「へぇ、初日の早朝に行列か」

服部弘一郎さん 
1996年12月8日
海上警察と海賊の対決を描く大活劇

日本のファンが選んだ、
ジャッキー・チェン映画のナンバーワン。
ジャッキーの新作映画『ファイナル・プロジェクト』公開を
記念したイベントだが、東宝はこれを「試写会」と呼んでいる。
(なぜだ?)『プロジェクトA』は
これが日本で最後の劇場上映になるとか。
通常の興行に支障をきたさぬようにとの配慮から、
朝7時に開場、7時半開映という「ケチ」を
絵に描いたようなイベントスケジュール。
松竹なら夕方から通常の興行を1回つぶして試写会やるぞ。
(これも余所の会場が借りられないからかもしれないけど……。)
冬の朝早くからの上映では、
どうせ人なんてほとんどいないだろうと
タカをくくっていたのだが、
香港映画ファン(ジャッキー・ファン)のパワーや恐るべし。
朝7時のニュー東宝シネマ1は、
すでにファンの熱気に包まれていた。
物語は今世紀初頭の香港が舞台。
海賊たちの横行に打つ手がない海上警察は、
その責任をとらされて活動を停止。
海上警察の隊員たちは、ライバルである陸上警察に編入される。
海上警察の代わりに海賊退治に派遣された英国海軍は、
逆に海賊たちに拿捕され、香港政府は窮地に追いつめられる。
提督は海賊たちとの裏取り引きまで考えるが、
それをジャッキーにたしなめられ、
秘密作戦「プロジェクトA」の発動を決意。
ジャッキー・チェンをリーダーに、海賊のアジトに急襲をかける。
話の骨組みがしっかりしている上に、
前編アクションテンコ盛りの娯楽大作。
酒場を舞台にした大人数での喧嘩シーンは、
次々に繰り出される古典的なドタバタとギャグで
大いに笑わせてくれる。
自転車を使った追っかけは、アイディアいっぱい。
大掛かりな自転車チェイス場面は、
この映画ぐらいでしかお目にかかれない。
海賊のアジトでのスピーディーな立ち回りもハラハラドキドキ。
以前ビデオで見た時は、
クライマックスで海賊の頭目ひとりに
大勢で組みかかる部分に引っ掛かりを感じた。
あれは卑怯なんじゃないか。
1対1で戦うのが本道なんじゃないかと思ったわけです。
でも今回改めて映画を見直すと、
これはこうするのが正しく思える。
まず第1に、あの海賊がやたらと強い。
大勢の無法者たちを、
己の腕力と胆力だけで束ねている男です。
それと1対1で戦えるほどジャッキーが強かったら、
この話そのものが成立しなくなってしまう。
第2に、この映画はチームプレーの物語です。
最後にジャッキーとあの頭目とを一騎打ちさせる方法は
いくらでも考えられるんでしょうけど、
最後の最後まで仲間とチームで戦うことに、
あえてこだわっているように思えました。
ジャッキー・チェンがただのアクションスターでないところは、
古今東西のアクション映画を
じつによく勉強していることでしょう。
時計台にぶら下がる場面は、
大昔のサイレント映画『ロイドの要心無用』に
出てきた場面からの引用です。
酒場の場面でのスラップスティックにも、
そうしたジャッキーの古典的素養を強く感じます。
「温故知新」という言葉が彼の映画には生きています。


ボーン・レガシー

オトーサン、
「ボーンシリーズ、名作続きだね」。
主演は、マット・デイモン。
ところが、本作では、ジェレミー・レナーに交替。
スピンオフ作品にしたのは、なぜでしょう?

第1作 ボーン・アイデンティティー(2002)  映画索引No.☆830
第2作 ボーン・スプレマシー(2004)  映画索引No.☆1654
第3作 ボーン・アルティメイタム(2007) 映画索引No.☆2663 
第4作 ボーン・レガシー(2012)  
第5作 ジェイソン・ボーン(2016)  

原題:The Bourne Legacy (2012) 
監督:Tony Gilroy    
原作:Tony Gilroy 
脚本:Tony Gilroy/ Dan Gilroy 
Genre:Action/, Adventure/ Mystery
Country: USA 
Language: English/ Russian/ Filipino/ Ukrainian 
上映時間:135分
あらすじ:
アーロン・クロスは、
ジェイソン・ボーンのようにCIAに作られた暗殺者。
常人を超える戦闘能力と知力を有するが、
それを維持するために、
緑と青の錠剤を定期的に服用し続けなければならない。
手元の薬を無くしてしまい、薬を手に入れるために
連絡員のいる山小屋目指して雪山を走っていた。
その頃、内部調査局によって、
ボーンを産んだ暗殺者養成プロジェクト
トレッドストーン計画を告発されようとしていた
リック・バイヤーは、別の極秘プロジェクト
アウトカム計画にも調査の手が及ぶのを恐れ、
工作員を次々に暗殺し、計画の隠蔽を図る。
アーロンも山小屋にいたところをミサイルで攻撃されるが回避、
死を偽装しアメリカへと戻る。
アウトカム計画に関与していた製薬会社の関係者も命を狙われ、
唯一の生存者マルタは、自宅を訪れたCIA工作員に襲われるが、
駆けつけたアーロンに救われる・・・

出演者:
Jeremy Renner・・・ Aaron Cross(アーロン・クロス)
Edward Norton・・・ Retired Col. Eric Byer(リック・バイヤー) 
Rachel Weisz・・・ Dr. Marta Shearing(マルタ・シェアリング博士)
オトーサン、
「ジェレミー・レナー、悪くはないんだけど」
イラク戦争での爆弾処理エキスパートを演じて、
「ハードロッカー」でアカデミー賞主演男優賞にノミネート。

その他の出演者:
Joan Allen・・・ Pam Landy 
Albert Finney・・・ Dr. Albert Hirsch 
Stacy Keach・・・ Retired Adm. Mark Turso 
Scott Glenn・・・ Ezra Kramer 
Donna Murphy・・・ Dita Mandy 
Michael Chernus・・・ Arthur Ingram 
Corey Stoll・・・ Zev Vendel 
Alice Gainer・・・ Lean Forward MSNBC Anchor 
Prue Lewarne・・・ CNN Reporter 
Howard Leader・・・ MSNBC Man Analyst 
James Joseph O'Neil・・・ Sterisyn-Morlanta Gateman 
Tony Guida・・・ Dr. Benezara 
Sonnie Brown・・・ Dr. Lieberburg 
Neil Brooks Cunningham・・・ Dr. Dan Hillcott 
Zeljko Ivanek・・・ Dr. Donald Foite 

User Rating:6.7/10( 249,974 votes)IMDb
  User Rating:6.1/10( 930 votes) Yahoo!
オトーサン、
「うーん、もどかしいね」
トレッドストーン計画に続いて、アウトカム計画。
CIAの極秘計画って、多いんだね。

User Reviews 
rbrt_gilchristさん
Australia 
2012年8月29日
期待しずぎた

IMDbに一度もレビューを書いたことがないが、
この映画を援護しなければならないと感じた。
本作には、期待する要素がすべてあった。
前作には及ばなかったが、嵐が来ると告げてくれた。
ボーンの存在は、この話をアクションに繋げるもので、
完全にバランスが取れていたと思う。
私達は、みなボーンを望んでいるが、
これはアーロン・クロスのストーリーなのだ。
レナーとワイスはすばらしかったが、
脚本が、ひどかった。
アーロン・クロスの動機には、ムリがあると感じた。
幸運を祈ろう、
次作で、ボーンとクロスがペアになることを。
私達が、期待しなければ、
次作は、よりお粗末になるだろう!

オトーサン、
「同感!」
ジェレミー・レナー、小さな顔と可愛い目で、
主役を張るには、いまいち迫力不足です。

ローランドさん 
2012年9月30日
もう少し説明しても

これまでの三作と比較して、
かなり力も入っているし金もかかっているようなのだけど、
世間一般ではもてはやされる小さな顔と可愛い目も、
女優ならともかくも男優にとっては
マイナスになるのかもしれないと思わせる 
(そういえば長谷川一夫やH・ボガードは顔が大きいもんな・・・) 
ジェレミー・レナーが、脇役の時には
あれだけ存在感がありながら主役を張るには
いまひとつ貫禄不足って感じがあったせいか、
ボーンシリーズには欠かせないはずの
音楽担当ジョン・パウエルの名前が無いせいか、
はたまた監督としては経験不足のトニー・ギルロイが
ポール・グリーングラスほどの
緻密でテンポ良い流れを作れなかったせいか、
それとも勝手に期待を大きく膨らました鑑賞者のせいか、
いまひとつもの足りない心持で帰途に着きました。  
説明しすぎる映画もうんざりするけど、
ここでは、とくに前半、もう少し説明しても
良かったのではないかとの気がして、
クレジットを見ると、監督のトニー・ギルロイのほかに
脚本のダン・ギルロイに編集のジョン・ギルロイとあって、
監督の血縁かな?、身内引き立てのせいで
作品がいまひとつということになったのなら
けしからんことだぞって思ったけど、
このデーターベースでは何の関連もないことになってました。  
と、ケチばかりつけているみたいだけど、
これはあくまでも期待が大きかったせいなんであって、
昨今のこのての映画としては上出来のほうです。 
続編もありそうな終わり方なんだけど、
もしやるなら、監督はグリーングラスにお願いして、
ギルロイは脚本の練り上げに専念して欲しいものです。


イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密

オトーサン、
「41歳で自殺か」
ドイツの暗号機の解読に成功して、
1400万人の命を救った天才数学者。
同性愛者ゆえに迫害され、
青酸カリ入りのりんごを食べて自殺!
彼がいなかったら、コンピュータも、
インターネットも、iPad も存在しなかったのです。
異常なひとが世界をすばらしいものにしたのです。

原題:The Imitation Game (2014) 
監督:Morten Tyldum  
原作:Andrew Hodges
脚色:Graham Moore,  
Genre:Biography/ Drama/ Thriller
Country: UK / USA 
Language: English / German 
上映時間:114分
あらすじ:
1939年。
ドイツ軍と戦う連合軍にとって、
敵の暗号機“エニグマ”の解読は
勝利のために欠かせない最重要課題だった。
しかしエニグマは、
天文学的な組み合わせパターンを有しており、
解読は事実上不可能といわれた。
そんな中、イギリスではMI6のもとに
チェスのチャンピオンをはじめ
様々な分野の精鋭が集められ、解読チームが組織される。
その中に天才数学者アラン・チューリングの姿もあった。
しかし彼は、共同作業に加わろうとせず、
勝手に奇妙なマシンを作り始めてしまう。
次第に孤立を深めていくチューリングだったが、
クロスワードパズルの天才ジョーンがチームに加わると、
彼女がチューリングの良き理解者となり、
周囲との溝を埋めていく・・・

出演者:
Benedict Cumberbatch ・・・ Alan Turing(チューリング) 
Keira Knightley ・・・ Joan Clarke(ジョーン) 
オトーサン、
「2人とも、好演だね」
ベネディクト・カンバーバッチ 
アカデミー賞ノミネート
・主演男優賞 イミテーション・ゲーム    
キーラ・ナイトレイ
アカデミー賞ノミネート 
・主演女優賞 プライドと偏見
・助演女優賞 イミテーション・ゲーム    

その他の出演者:
Matthew Goode ・・・ Hugh Alexander
Rory Kinnear ・・・ Detective Nock
Allen Leech ・・・ John Cairncross
Matthew Beard ・・・ Peter Hilton
Charles Dance ・・・ Cdr. Alastair Denniston
Mark Strong ・・・ Maj. Gen. Stewart Menzies
James Northcote ・・・ Jack Good
Steven Waddington ・・・ Supt Smith
Tom Goodman-Hill ・・・ Sgt. Staehl
Alex Lawther ・・・ young Alan Turing
Jack Bannon ・・・ Christopher Morcom
Tuppence Middleton ・・・ Helen Stewart
David Charkham ・・・ Joan's Father
Victoria Wicks ・・・ Joan's Mother
Dominic Charman ・・・ Sherborne Student 1
James G. Nunn ・・・ Sherborne Student 2
Charlie Manton ・・・ Sherborne Student 3

User Rating:8.0/10( 546,998 votes)IMDb
  User Rating:8.3/10( 3,046 votes) Yahoo!
オトーサン、
「うわぁ、高いスコアだ」

アカデミー賞受賞 
・脚色賞
同ノミネート
・作品賞     
・主演男優賞  ベネディクト・カンバーバッチ    
・助演女優賞  キーラ・ナイトレイ    
・監督賞  モルテン・ティルドゥム    
・作曲賞      
・美術賞     
・編集賞   

User Reviews 
Calum Rhysさん
Worcester, United Kingdom 
2014年12月4日
素晴らしく出来がよい伝記映画

第二次世界大戦中に
ドイツの暗号機のコードを解読した
アラン・チューリングが率いるチームの物語を
見事に脚色している。
主演のベネディクト・カンバーバッチの演技が傑出している。・
力強い演技のキーラ・ナイトレイなど助演陣もいい。。
実話に基づくにしては、著しく出来がよい伝記映画だ。
「ヘッドハンター」の監督モルテン・ティルドゥムの英語デビュー。
この英国の第二次世界大戦スリラーは、
目もくらむ複雑な演技と
天才の孤独と苦悩がテーマが胸を打つ。

オトーサン、
「黒美さんは、実話縛りを感じたか」

黒美君彦さん 
2015年3月27日
「あなたがふつうじゃないから」

正直期待しすぎていたのか、
心を動かされるところまではいかなかった。
ドイツの暗号装置エニグマの解読に挑んだ
天才数学者アラン・チューリングの
人生を追った作品だが、
暗号の解読までの工程を追いながら、
実は主人公であるアランの解読にこそ
この作品の核はある。
アスペルガー症候群だという見方もある彼は、
他人の気持ちには全く無関心で、
子どもの頃から周囲や母親から
「変わっている」といわれ続けていた。
そんななか、彼に暗号解読につながる
パズルの面白さを教えた
クリストファー・モルコムにだけは心を許し、
いつしか恋をする。
しかしクリストファーは呆気なく死んでしまう。
そんなアランの良き理解者となったのが
ジョーン・クラーク(キーラ・ナイトレイ)。
アランが同性愛であることに気づきながら、
彼と結婚することを応諾する。
それは彼が「ふつうじゃないから」だった。
あれやこれやあって、
ある日閃いたアランはついにエニグマの解読装置
「クリストファー」によって暗号解読に成功するわけだが、
解読したことを知られてはならないため
敢えて独軍の攻撃を見過ごさなくてはならなかった…。
コンピューターの起源はチューリングに遡る…
程度の知識しかなかったので、
面白くないことはなかったのだが、
「暗号」でどのような情報がもたらされ、
その解読がどれだけ戦況に直結していたかを
もっと表現して欲しかった気がする。
大がかりな装置でエニグマの暗号のパターンを確かめていく、
というのはわかったのだが…。
同性愛者であったがゆえに犯罪者とされた1952年。
クリストファーの破壊ではなく、
ホルモンの強制接種を選んだアランの心境は
いかばかりだったろうか。
天才はどこかアスペルガー的な部分を持ち合わせている。
社会に適合できない不幸は現代にも通じる。
ベネディクト・カンバーバッチは、巧演とはいえ、
彼ならこのくらいは演じられるだろうと思ってしまう。
キーラ・ナイトレイは紅一点、輝いている。
ただ、何か物足りなかったのも確か。
サスペンスに史実の味つけをした
という印象だったのだけれど、
あくまで個人的な感想なのであしからず。


ジョイ

オトーサン、
「じゃ、借りるか」
先日、「パッセンジャー」をみて、
ジェニファー・ローレンスが気になったので、
その代表作を借りてみました。

原題:Joy (2015) 
監督:David O. Russell    
原作:Annie Mumolo/ David O. Russell
脚本:David O. Russell  
Genre:Biography/ Drama
Rated PG-13 for brief strong language
Country: USA 
Language: English / Spanish / French 
上映時間:124分
あらすじ:
シングルマザーのジョイは、
二人の子供など家族の面倒を見るため
懸命に働いていた。
ある日、割れたグラスの掃除に使った
モップを絞ろうとして手を怪我し、
触らずに絞ることが出来る
モップのアイデアを思いつく。
父親の恋人に投資を頼み、
父親ルディの工場でモップを生産するが、
誰も彼女の発明品には見向きもしなかった。
だが、ショッピングチャンネル「QVC」の
ニール・ウォーカーと知り合い、
彼女の発明品が番組で紹介されることになり、
ようやく成功したかのように思えたが・・・

出演者:
Jennifer Lawrence ・・・ Joy Mangano(ジョイ) 
Robert De Niro ・・・ Rudy Mangano(ルディ)
Bradley Cooper ・・・ Neil Walker(ニール・ウォーカー)
オトーサン、
「ジェニファー・ローレンス、共感できないね」
掃除のエキスパート、松井和代さんみたいです。
「ロバート・デ・ニーロ、生気ないね」

その他の出演者:
Edgar Ramirez ・・・ Tony Miranne
Diane Ladd ・・・ Mimi
Dascha Polanco ・・・ Jackie
Elisabeth Rohm ・・・ Peggy
Virginia Madsen ・・・ Terri Mangano
Isabella Rossellini ・・・ Trudy
Melissa Rivers ・・・ Joan Rivers
Donna Mills ・・・ Priscilla
Susan Lucci ・・・ Danica
Maurice Benard ・・・ Jared
Laura Wright ・・・ Clarinda
Alexander Cook ・・・ Bartholomew
Jimmy Jean-Louis ・・・ Toussaint
Drena De Niro ・・・ Cindy

User Rating:6.6/10( 102,020 votes)IMDb
  User Rating:6.8/10( 138 votes) Yahoo!
オトーサン、
「がっかりだ」

アカデミー賞ノミネート 
・主演女優賞  ジェニファー・ローレンス    
ゴールデン・グローブ受賞
・女優賞(コメディ/ミュージカル)  ジェニファー・ローレンス 
同 ノミネート
・作品賞(コメディ/ミュージカル)     
 
User Reviews 
JustGotToSayItさん
Canada 
2015年12月24日
かなり平均的な映画

大宣伝だ。
ストーリーは、前に何度もみた。
登場人物は、好きになれないし、
インスピレーションを与えてくれない。
演技は、大したものではない。
まさにフツー。
(あらすじ紹介)
ウィル・スミス主演の「幸せのちから」と
だいたい同じだ。
一言で言えば、このタイプは、こっけいだ。
成功談にトライし、失敗した例は、
枚挙にいとまがない。
大してトレーニングや教育もせず
ベンチャーして、
子供と家族の生活を窮地に陥れてしまう。
自分が特別な人間だと考えるからだ。
家族の人生を台無しにした敗者や無責任な人については、
まず耳にすることはない。
宝くじに当たった人を耳にするだけだ。
社会にとって、これは健全ではない。
アホが、他人より自分が優っていると思うなんて。
百万長者になろうとするなんて。
共和党に投票する奴らなんだろう。

オトーサン、
「実話縛り、この言葉使えるね」

pha***** さん 
2017年9月25日
アメリカンドリーム、面白いが構成に難。 

ジェニファー・ロレンス渾身の演技の
主婦のサクセスストーリー。
ちょっと内容も違うが
ジュリア・ロバーツにおける
「エリン・ブロコビッチ」の位置づけ。
主人公ジョイは今も現役で活躍されているようで、
通販番組をみるアメリカ人には有名なんでしょう。
ジャパネットたかたの社長みたいな存在?
ただこの映画、実話だから仕方ないんだろうけど、
最大の盛り上がり、売れないモップが
彼女自身がTVに出て紹介して、爆発的に売れたところ。
そのシーンがまだ中盤ってのが痛い。
そこから特許問題とかでまた振り出しに戻り、
最後は解決するも中盤ほどの面白さがないのだ。
よくわからないのは祖母の視点で描いたところ、
本人はほとんど出てこず、
途中で亡くなってしまうのあたりも
よく意図がわからなかった。
結局、腹違いの姉との関係は
あまりよくないままだったと思うし、
ブラッドリー・クーパーとも
ビジネススパートナーで友人のまま。
いわゆる実話縛りを感じずにはいられない。
前半もちょっとだらだらと長かった。 


花のお江戸の無責任

オトーサン、
「無責任男の時代劇あるんだ」
1964年 ホラ吹き太閤記 古澤憲吾 
1964年 花のお江戸の無責任 山本嘉次郎  
1966年 クレージーの無責任清水港 坪島孝  
1970年 クレージーの殴り込み清水港 坪島孝 

原題:花のお江戸の無責任(1964)
監督:山本嘉次郎
脚本:山本嘉次郎/田波靖男  
Genre:Period Drama/Comedy
上映時間:89分
あらすじ:
父親を殺した相手を捜し出して仇討ちをせよと、
母親からせっつかれていた侍、古屋助六は、
相手が江戸にすむ旗本らしいという情報を得る。
道中、病気の母親の薬代を紛失し、
身投げをしようとしていた娘てるを助け、
うっかり大金が入った方の小銭入れを渡してやったがため、
自分は文無しに近い状態になる。
鈴ケ森で、駕篭屋と料金をめぐって争っていた
白井村の権八と出会った助六は、
最後の一両を駕篭屋に与え、その場を丸く治めてしまう。
偶然、その様子を見ていた江戸の侠客、播随院長兵衛は、
助六の気っぷに惚れ、花川戸の自分の家に連れ帰る・・・

出演者:
 植木等・・・ 古屋助六 
 谷啓・・・ 白井村の権八 
 ハナ肇・・・ 播隋院長兵衛 
 高橋紀子・・・ てる
オトーサン、
「みんな若かったね」

その他の出演者:
 草笛光子・・・ 女房おぎん 
 団令子・・・ 揚巻 
 池内淳子・・・ 小柴 
 藤山陽子・・・ お菊 
 進藤英太郎・・・ 髭の意休 
 田崎潤・・・ 水野十郎左衛門 
 藤木悠・・・ 加賀爪四郎 
 有島一郎・・・ 青山播磨 
 北川町子・・・ 三浦屋の女将 
 若水ヤエ子・・・ リキ 
 田島義文・・・ 伯父 
 安田伸・・・ 放駒四郎五郎 
 桜井センリ・・・ 出ッ尻清兵衛 
 石橋エータロー・・・ 通人池野かえる 
 犬塚弘・・・ 唐犬の権兵衛 
 小杉勇・・・ 伯父 
 大泉滉・・・ 幇間 
 平凡太郎・・・ 宿屋の湯番 
 宮田羊容・・・ あたりや 
 石田茂樹・・・ 三浦屋の番頭 
 春風亭柳朝・・・ 灸の坊主 
 佐田豊・・・ 道具屋 
 山本廉・・・ 白壁組 
 吉川満子・・・ 助六の母ぬい 
 広瀬正一・・・ 白壁組 
 大村千吉・・・ かごや 
 草川直也・・・ 白壁組 
 桐野洋雄・・・ 白壁組 
 二瓶正也・・・ 白壁組 
 土屋詩朗・・・ 伯父 
 井上紀明・・・ 伝令の若侍 
 三田照子・・・ 三浦屋の仲居 
 中山豊・・・ かごや 

User Rating:6.3/10( 29 votes)TSUTSYA
  User Rating:6.0/10( 5 votes) Yahoo!
オトーサン、
「案外、しっかりしているな」

User Reviews 
かいとさん 
2015年11月8日

やっぱりクレイジーキャッツの曲が
映画用の音源なのがめちゃくちゃわくわくする。
クレイジー映画の中でも
このクサイドタバタ劇な感じがかなり好き。
歌舞伎みたいに見得を切るところとかみると、
やっぱり当時はまだ歌舞伎とかが
近い存在だったのだなと感じた。
息子に遊郭のシステムを教えながら見たい。
友達と見ると楽しい。

オトーサン、
「監督は、巨匠・山本嘉次郎!」

mal*****さん 
2010年11月8日
無責任な政府より責任感がある映画です。 

1964年に公開された東宝の娯楽映画です。
(たぶん正月映画だと思います)
植木等がいい加減な行動をしながらも、
成功するというサクセス・ストーリーのパターンは
継続されていますが、
舞台を江戸時代に設定をしたという点が
目新しくありますし、
小道具や衣裳のCGではない本物の豪華絢爛さは
観ていて楽しいです。
ただ植木等演じる主人公の目的が
最初から仇討ちとなっているので、
従来の「無責任」シリーズの痛快感が
多少希薄なのは少し残念です。
もう40年以上も前の映画なので、
出演者のほとんどが故人になっていますが、
そんなことすら感じさせない
娯楽に徹した演技と演出は、
いま観ても十分に楽しめると思いますよ。
元気とやる気がいっぱいの日本映画を観たいなら
(単純な内容ではありますが)、本作をおススメします。 


五福星

オトーサン、
「サモ・ハン・キンポーの映画だね」
誕生日:1949/12/11
出身 : 香港
生まれた時に髪の毛が三本生えていたため、
ニック・ネームが“サモ”(三毛)。
10歳で京劇を教える中国戯劇学院に入学。
厳しい修行を8年間続けた。
71年、武術指導兼役者として活躍しはじめる。
73年、「燃えよドラゴン」に出演。
「少林寺怒りの鉄拳」で監督デビュー。
以降、香港映画のリーダーとして、
製作、監督、俳優で活躍する。

原題:Qi mou miao ji: Wu fu xing (1983) 
   WINNERS AND SINNERS
監督・ 脚本: Sammo Samo Hung/
原作: Barry Wong
Genre:Action/ Comedy/ Crime
Rated PG-13 for martial arts violence and some nudity
Country: Hong Kong 
Language: Cantonese 
上映時間:108分
あらすじ:
刑務所仲間のサギ師五人組
−太っちょドロボーのポット、
自動車部品ドロのパイプ、
宝石ドロのワセリン、
政治犯のモジャ、
一番年長のルーキーは、
出所後、清掃会社を開業。
モジャの家をアジトに仕事に精を出すが
仕事のわりに儲からない。
そこで、金持ち達と会って顧客開拓しようと
パーティーに出かける。
だが、それはマフィア主催のもの。
闇取引で用意した偽札入りアタッシュケースを
盗んだと勘違いされ、
モジャの妹シャーリーを人質に取られてしまう・・・

出演者:
Sammo Hung ・・・ Teapot(ポット)
John Shum ・・・ Curly / Jack So(モジャ)
Richard Ng ・・・ Exhaust Pipe(パイプ)
Charlie Chin ・・・ Vaseline(ワセリン)
Stanley Fung ・・・ Rookie / Ranks(ルーキー)
Cherie Chung ・・・ Shirley(シャーリー)
Jackie Chan ・・・ Cop #7086(刑事7086番)
オトーサン、
「五人組がパッとしないね」
ドタバタ喜劇で笑えませんでした。

その他の出演者:
Yuen Biao ・・・ CID Agent
Moon Lee ・・・ CID Agent’s Girlfriend
Philip Chan ・・・ Inspector
James Tien ・・・ Jack Tar
Mars ・・・ Robber
Tai Bo ・・・ Chai
Fung Hak-on ・・・ Pat
Fung Ging-man ・・・ Angry Fisherman
Paul Chang ・・・ Inspector
Dick Wei ・・・ Henchman
Wu Ma ・・・ Postman

User Rating:6.8/10( 3,394 votes)IMDb
  User Rating:6.6/10( 113 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ま、普通だね」

User Reviews 
th3_d3mon_hunt3r-1さん
United Kingdom 
2005年9月6日
爆笑!!!

DVDのカバーは、ジャッキー・チェンだが、
これは明らかにサモ・ハン・キンポーの映画だ。
いくつかのきちんとした動きが両方によって使われる
チェンとサモは、ファーストフード店で少し戦うだけ。
最もおかしいシーンは、
パイプの演じる透明人間シーンと
パーティーでの控えめなボクシングシーンだ。
大したマーシャル・アーツはないが、
ジャッキー・チェンが、ローラースケート靴を使って
トラックの下を潜り抜けるシーンは、物凄い。
「ワイルド・スピード」に似ている。
すばらしいコメディだ。

オトーサン、
「ジャッキー・チェンの出番が少ないね」

hea***** さん 
2017年9月24日
なつかしい 

30年以上前の作品です。
昔の香港の風景や車や家具などが見れて嬉しい。
日本車も走ってましたね。
コメディ映画としては普通に楽しめます。
しかし、サモ・ハン・キンポーと
ジャッキー・チェンとユン・ピョウが
出ていなければただの凡作。
ジャッキー・チェンを知らない人は少ないだろうが、
サモ・ハン・キンポーとユン・ピョウって
今の人は全然知らないかもね。
この映画を見ただけで
タイムスリップしたような気になります。
昔はカンフー映画大好きだったんですが、
実戦では弱いと言うことを知ってしまってからは、
あまり楽しめなくなりました。
昔は良かった・・・ 


サクラサク

オトーサン、
「関白宣言で、さだまさしを知ったね」
いまどき、こんな宣言したら、
嫁にくるひとはいないでしょうね。
♪お前を嫁にもらう前に 言っておきたい事がある 
 かなりきびしい話もするが 俺の本音を聴いておけ 
 俺より先に寝てはいけない 俺より後に起きてもいけない 
 めしは上手く作れ いつもきれいでいろ  ...

原題:サクラサク(2014)
監督:田中光敏
原作:さだまさし
脚本:小松江里子  
Genre:Drama
上映時間:107分
あらすじ:
大崎俊介は、大手家電メーカー勤め。
仕事は順調で、取締役候補だ。
だが、妻との関係は冷え切り、
2人の子どもたちともギクシャク。
そんな時、父の俊太郎が痴呆症となってしまう。
家族は、手をさしのべる様子を見せず、
失望してしまう。
ある晩、会社からの帰り道、大介から
俊太郎が、行方不明と聞かされる・・・

出演者:
 緒形直人・・・ 大崎俊介
 藤竜也・・・ 大崎俊太郎
 南果歩・・・ 大崎昭子 
オトーサン、
「うーん、演技はいまいちだね」

その他の出演者:
 矢野聖人・・・ 大崎大介 
 美山加恋・・・ 大崎咲子 
 NAOTO(EXILE)・・・ 大森 
 津田寛治・・・ 宇多美康平 
 嶋田久作・・・ 山田 
 佐々木すみ江・・・ 老女 
 大杉漣・・・ 中川 

User Rating:3.0/10( 1 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:6.5/10( 102 votes) Yahoo!
オトーサン、
「低いね」
ラストのロケ地、福井・美浜町は、うれしいでしょうね。
さだまさしさんの父が引き揚げて、
一時期暮らしていたとか。
小生も、福井のお寺に疎開していたので、
なつかしい景色です。 

User Reviews
ぅめさん 
2015年1月26日
三代目のNAOTO目当て。
 
不純な動機で借りてしまいましたが、
内容はまぁまぁよかった方ではないでしょうか。
目当てのNAOTOは、前半にしか出てきませんが
途中からそうゆうの気にならなくなったぐらいでした。
ある家族の再生の物語ですかね。
でも、やっぱり映画の中のお話かなぁ
実際は、施設に入れるでしょうね。

オトーサン、
「やはり、体験したひとしか
分からないかも」

hea***** さん 
2017年9月20日
評価低すぎない? 

今は亡きうちの祖母も認知症で大変でした。
母が毎日何時間も祖母に怒号をあびせていました。
自分自身も母の怒号で神経を破壊されていたので、
祖母に向けて放たれた怒号で
こっちもやられてしまいました。
認知症は家族を破壊する病です。
癌のがよっぽどいいかもしれない。
死と言うゴールがあるので。
認知症を扱った映画は意外と少ない気がする。
「ペコロスの母に会いに行く」くらいしか思い出せない。
あれも良かったな。
壊れた家族の再生がテーマだが
妹と母の態度が急変したところだけは
ちょっとご都合主義だなと思いました。
結果を言えば
「ペコロスの母に会いに行く」のが良かったかな。
あと比較で「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」を
あげる人が多いがあれは全然別物だと思う。
あれはあれですごく良かったけどね。 


パッセンジャー

 
オトーサン、
「航空機の映画かと思ったけど」
モルテン・ティルドゥム監督の経歴を見てみましょう。

誕生日 :1967/5/19
出身地 :ノルウェー ベルゲン
NYのスクール・オブ・ヴィジュアル・アーツに学ぶ。
1990年代からTVシリーズやCMなどを手掛け、
2003年、「Buddy」で長編監督デビュー。
「ヘッドハンター」が地元ノルウェーで大ヒット。
2014年、「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」が
アカデミー賞にノミネート。
この作品は、未見ですが、面白そうです。
ドイツ軍と戦う連合軍にとって、
敵の暗号機“エニグマ”の解読は、
勝利のために欠かせない最重要課題だった。
それに成功したのが、天才数学者アラン・チューリング。
フォン・ノイマンと並ぶ電子計算機実用化の祖。

原題:Passengers (2016) 
監督:Morten Tyldum  
脚本:Jon Spaihts  
Genre:Adventure/ Drama/ Romance 
上映時間:116分
あらすじ:
近未来。
豪華宇宙船アヴァロン号は
5000人の乗客を乗せて地球を旅立ち、
遠く離れた移住地に向かって航行していた。
乗客は目的地に到着するまでの120年間を
冬眠装置の中で安全に眠り続けるはずだった。
ところが、航行中のアクシデントが原因で
一つのポッドが不具合を起こし、
エンジニアのジムだけが目覚めてしまう。
ほどなく自分以外に誰も起きていないことに気づく。
それもそのはず、
地球を旅立ってまだ30年しか経っていなかった。
ほかの乗客が目覚めるのは90年も先で、
たった一人きりで残りの一生を過ごさなければならない。
1年が過ぎ、孤独に押し潰されそうになっていたジムは、
目覚めたばかりの美しい女性オーロラと出会う・・・。

出演者:
Chris Pratt ・・・ Jim Preston(ジム)
Jennifer Lawrence  ・・・ Aurora Laner(オーロラ)
オトーサン、
「クリス・プラット、経歴が面白いね」
ハワイで、ホームレスだったとか。
「ジュラシック・ワールド」の大ヒットで、ブレイク。

「ジェニファー・ローレンス、いい女優さんだね」
アカデミー賞受賞 
・主演女優賞 世界にひとつのプレイブック 映画索引No.☆5550
同ノミネート
・主演女優賞 ジョイ    
・助演女優賞 アメリカン・ハッスル    
・主演女優賞 ウィンターズ・ボーン    
ヴェネチア国際映画祭 受賞
・マルチェロ・マストロヤンニ賞 
 あの日、欲望の大地で 映画索引No.☆5570

その他の出演者:
Michael Sheen  ・・・ Arthur
Laurence Fishburne  ・・・ Chief Gus Mancuso
Andy Garcia  ・・・ Captain Norris

User Rating:7.0/10( 234,338 votes)IMDb
  User Rating:7.5/10( 2,685 votes) Yahoo!
オトーサン、
「息もつけないほどだ」

アカデミー賞ノミネート 
・作曲賞     
・美術賞    

User Reviews 
steen-mpi
United States 
2016年12月23日
すばらしいSF

プロフェッショナルな映画評論家は愚かだ。
それが、この映画を見た後の結論。
ネガティブな批評を読んだので、
本作には、多くを期待していなかった。
しかし、驚いた。
映画はありうる。
ありうるどころか、リアルだ。
演技が、すばらしいので、
自分が宇宙船で目覚めたなら、
何が起こっているだろう、何をすべきか、
考えてしまうだろう。
もちろん、エイリアンも出てこないし、
目くらましのアクション・シーンも、
技術的ナンセンスもない。
美しいシーン、すばらしい演技、
もっともらしいプロット、驚くべきエンディングだ。
この映画を見に行ってほしい。
映画評論家がどれほど信じがたく愚かであるか
確かめてほしい。

オトーサン、
「美男美女にうっとり」

前田有一さん 
2017年3月28日
宇宙の果てで二人ぼっち
   
「パッセンジャー」は
抜群に面白いシチュエーション設定と
よくできたセット、
説得力をもって描かれた人間ドラマの
3点が揃った見事なSFである。 
(略 あらすじ紹介)
この映画はネタバレ厳禁事項があるので
紹介が難しいのだが、
一言で言えば最も重要なのは、
この二人の恋愛劇の側面といえるだろう。 
決して普通ではない出会い方をした
男女の関係がどう盛り上がり、破綻するのか。
あるいはかけがえのない関係にまで昇華するのか。
そのメカニズムと経過を見事に描いている。
宇宙船内部の探検や問題解決のための試行錯誤が
おもしろすぎるので一見目立たないが、
これこそが最大の見どころだと私は思う。 
ここがよくできているから、
この意外なラストにも人々は説得力を感じ、
大いに納得するはずだ。
さすがはブラックリスト脚本、
お話で勝負できる映画といえる。 
登場人物が極めて少ない密室劇を
とてつもないスケールの舞台でみせる点もまた面白い。
ヒロインのジェニファー・ローレンスが
キャリア最高レベルの魅力的な役作りで
仕上げてきた点も褒めておきたいところだ。 
気の強い有能な女が恋をする、
そして可愛い女に変わる。
その説得力とキュートさ。
白い水着が似合うセクシーな女でもあり、
男がその人生をかけてもモノにしたくなる説得力を有している。 
自分ならどうこの困難に立ち向かうか。
それが本作の基本的な楽しみ方だが、
同じようにこんなに完璧な女をどう落とすか、
その点をたっぷり妄想できるようになっている。 
まさに男のための妄想映画。
女性にとっては妄想される側ではあるのだが、
同じようにジェニファー・ローレンスに
感情移入して楽しむこともできるだろう。
ぜひカップルで楽しんでいただきたい。 


トロールズ

 
オトーサン、
「DREAM WORKSのアニメ、いいね」
代表作は、何と言っても、シュレック・シリーズ。
見る度に、CGがどんどん進歩していましたっけ。

原題:Trolls (2016) 
監督:Mike Mitchell/ Walt Dohrn
原作:Erica Rivinoja
脚本:Jonathan Aibel/ Glenn Berger 
Genre:Animation, Adventure, Comedy
上映時間:92分
あらすじ:
歌と踊りとハグが大好きなトロールたちは、
森の中で楽しい毎日を送っている。
一方、トロールを食べれば幸せになれると信じる
不幸な生き物ベルゲンの存在に脅かされていた。
トロールの王女ポピーは、
かつてベルゲンから仲間たちを守った父に
感謝を捧げるべくパーティを開くが、
ベルゲンに見つかり仲間たちがさらわれてしまう。
ポピーはひねくれ者ブランチの隠れ家に
無事だった仲間たちを隠し、
たったひとりで仲間の救出に向かう・・・

出演者:
Anna Kendrick ・・・ Princess Poppy(王女ポピー)
Justin Timberlake ・・・ Branch(ブランチ)
Zooey Deschanel ・・・ Bridget(ブリジット)
Christopher Mintz-Plasse ・・・ Prince Gristle王子(グリストル)
オトーサン、
「登場するキャラクター多いね!」
ミュージカルとして、楽しむのが、ベターでしょう。

その他の出演者:
Christine Baranski ・・・ Chef
Russell Brand ・・・ Creek
Gwen Stefani ・・・ DJ Suki
James Corden ・・・ Biggie
Jeffrey Tambor ・・・ King Peppy
Ron Funches ・・・ Cooper
Icona Pop ・・・ Satin and Chenille
Kunal Nayyar ・・・ Guy Diamond
Walt Dohrn ・・・ Mr. Dinkles
John Cleese ・・・ King Gristle Sr.
GloZell ・・・ Grandma Rosiepuff
Meg DeAngelis ・・・ Moxie Dewdrop
Ricky Dillon ・・・ Aspen Heitz
Kandee Johnson ・・・ Mandy Sparkledust
Quvenzhane Wallis ・・・ Harper
Mike Mitchell ・・・ Darius
Grace Helbig ・・・ Cookie Sugarloaf.
Curtis Stone ・・・ Todd
Rhys Darby ・・・ Bibbly

User Rating:6.5/10( 48,694 votes)IMDb
  User Rating:7.6/10( 5 votes) Yahoo!
オトーサン、
「案外、低いね」

アカデミー賞ノミネート 
・歌曲賞 “Can't Stop the Feeling”
ゴールデングローブノミネート 
・歌曲賞 “Can't Stop the Feeling”

User Reviews 
gtylerpayneさん
United States 
2017年1月6日
ポジティブな雰囲気と
創造的でカラフルなアニメを愛して!

私は30歳の男性だから
製作者の主要市場ではないだろうが、
この映画が大好きだ!
私は、自由奔放な人間なので、
トロールたちがサイケデリックなファンタジーの中に
躍動するのを見るのは楽しい。
ノンストップの音楽、踊り、ハグ、
トリッピーなヘアスタイル、
トロールたちは、PLURの保ち方を知っている!
私はミュージカルの大ファンではないが、
この映画は良い歌がたくさんあって、まさに楽しい。
退屈なシーンは、まったくない。
歌のほとんどは、きまり文句で、ポップな歌だが、
覚えやすく、陽気なので、不満はない。
アンナ・ケンドリックとジャスティン・ティンバーレイクは
すばらしく相性が合い、いろんな個性をもっている。
釘付けにされた。
この映画を作ったチームは、
ライティング、演技、アニメが協力して
たくさんの本当にすばらしく陽気なシーンを
作り出している。
ほとんどのコメディと違って、
見るたびに、どんどん愉快になる。
楽しい登場人物に逢えて
すばらしいシーンについて、一日中微笑んでいる。
"Sounds of Darkness"のような創造的なナンバーと
陽気なクラウド・雲がコメディシーンを盛り上げている。
私は、監督が才能豊かだと信じる。
この映画のUser Ratingが高くないので、驚いている。
その理由を思いつけないが、好き嫌いがあるせいだろう。
カルト・クラシックになるだろう。
ヒットして、続編が出来るのを望む!

オトーサン、
「歌だけでも、見る価値があるね」
TSUTAYAで、DVDを借りました。

カマンベールさん 
2009年2月16日
日本人ウケしないと、劇場未公開。

歌と踊りとハグが大好きな
妖精・トロールズ。
しかし、不幸だ、不幸だと、
ショボくれてるベルゲン国のベルゲンたちは、
トロールズを食べないと「幸福になれない」と、
固く信じてるのね。
それで、ベルゲンに捕まった仲間を助けるために、
お姫様のポピーと、偏屈者のブランチと協力して、
ベルゲンに立ち向かう冒険物語です。
作画というか、トロールズはともかくとして、
ベルゲンは、めちゃ可愛くない。
歌と踊りのノリは凄く良いけど、
内容が幼児的でメッセージ性が皆無・・・
それでドリームワークスのアニメは
日本人には、ウケないのかしらね。
アナ・ケンドリックの歌唱力と、
アカデミー賞の歌曲賞をとった、
ジャスティン・ティンバーレイクの主題歌。
他にも、シンディ・ローパーやアリアナ・グランデ
それにサイモンとガーファンクルまで、
カバー曲のオンパレード。
ノリノリで楽しかったです。


ラストミッション

 
オトーサン、
「監督の名がマックGだって」
ふざけた名前ですが、かなりの力があるひととです。
誕生日: 1968/8/9 - 
出身:ミシガン州カラマズ
カリフォルニア大学アーバイン校で、心理学専攻。
卒業後、音楽会社のカメラマンとしてスタート。
コーンやシュガー・レイのドキュメンタリー映画を製作。
また、メジャーリーグやコカ・コーラ、GAPなどの広告も手掛けた。
2000、「チャーリーズ・エンジェル」で映画監督デビュー。
日本のサブカルに造詣がある。
AKB48のライブを観に行った事も。
影響を受けた作品に、『七人の侍』と『美少女戦士セーラームーン』
監督作
「チャーリーズ・エンジェル」(2000)
「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」 (2003)
「マシュー・マコノヒー マーシャルの奇跡」 (2006)
「ターミネーター4 」(2009)
「Black & White/ブラック & ホワイト」(2012)
「ラストミッション」(2014) 

原題:3 Days to Kill (2014) 
監督:McG    
原作:Luc Besson
脚本:Adi Hasak/ Luc Besson  
Genre:Action/ Drama/ Thriller
Country: USA / France 
Language: English / French / German / Serbian 
上映時間:117分
あらすじ:
イーサンは、CIAエージェント。
ある日突然、余命数ヵ月と宣告されてしまう。
そこで危険な仕事から足を洗い、
残された時間を別れた家族と過ごしたいと願い、
パリへと向かう。
思春期の娘ゾーイとの溝は深まるばかり。
そんな時、女エージェントのヴィヴィが
延命を可能にする試験薬をエサに新たな仕事を持ちかける。
ターゲットは世界の命運を左右するテロリストのウルフ。
こうして、困難な暗殺計画に臨む凄腕エージェントと
娘の信頼を勝ち取るために奮闘するパパとした
過酷なミッションに挑む・・・

出演者:
Kevin Costner ・・・ Ethan Renner(イーサン)
Hailee Steinfeld ・・・ Zooey Renner(ゾーイ)
Amber Heard ・・・ Vivi Delay(ヴィヴィ)
Richard Sammel ・・・ the Wolf(ウルフ)
オトーサン、
「ケヴィン・コスナーは、名優だね」
アカデミー賞受賞
・監督賞 ダンス・ウィズ・ウルブズ 
同ノミネーt
・主演男優賞 ダンス・ウィズ・ウルブズ    

その他の出演者:
Connie Nielsen ・・・ Christine Renner
Marc Andreoni ・・・ Mitat Yilmaz
Eriq Ebouaney ・・・ Jules
Tomas Lemarquis ・・・ the Albino
Raymond J. Barry ・・・ the CIA Director
Jonathan Barbezieux ・・・ Louis
Jonas Bloquet ・・・ Hugh
Rupert Wynne-James ・・・ Hugh's father
Philippe Reyno ・・・ Young Agent
Eric Supply ・・・ Invite

User Rating:6.2/10( 74,964 votes)IMDb
  User Rating:7.7/10( 403 votes) Yahoo!
オトーサン、
「面白かった」

User Reviews 
bodnarhdさん
United States 
2014年2月21日
まじめに取らないで!

こいつは、笑いをとる点で、
「トゥルーライズ」に似ている。
アンバー・ハードは、はまり役だ。
ケビン・コスナーは、すばらしい。
イーサンは、仕事に多くの時間を費やし、
私生活には十分な時間を割かなかった。
私達のほとんどと同じだ。
わき筋について不満を言うひとがいるが、
映画を楽しくている。
性格俳優はすばらしい。
追跡シーンもいい。
話から離れて、特殊効果の大爆発がある。
ヘイリー・スタインフェルド演じる娘は、素晴らしい。
「トゥルー・グリット」では、マッティ・ロスを演じている。
ポップコーンを買って、ゆったり座り、大いに楽しんで。

オトーサン、
「リュック・ベッソン節、炸裂!」

nabeさん 
2014年6月29日
可哀そうなエージェント

K.コスナー主演のアクションサスペンスである。
熟年になったアクション俳優が、
昔ならではのイメージで出演する作品は
最近少なくないが、
かつてのカッコよさを知っているファンにしてみれば、
その衰えとともに寂しいB級作品と
なってしまっているケースが多い。
この作品もそういった類のひとつではあるが、
主人公が引退希望の元CIAエージェントという設定なので、
そこは無理なく観ていられるのは救いだ。
しかし本作品のK.コスナーは、
エージェントとしてのクールさよりも、
娘に翻弄される気弱な父親を演じる場面が多く、
リアルでサスペンスとしては中途半端なのが残念だ。
コメディタッチなのはいいとしても、
やはりハリウッドのアクションスターには華が欲しい。
女エージェント役のA.ハードがやたらセクシーで
画面に華を添えるが、演技的には見どころはなく、
むしろゾーイ役のH.スタインフェルドの方が
ワガママで可愛い娘を自然に演じていて好印象だ。


子猫物語

オトーサン、
「畑正憲さんの映画か」
北海道に作ったムツゴロウの動物王国、
夢があっていいですねぇ。
映画は約750万人を動員し、
配給収入約54億円という大ヒットでした。

原題:子猫物語(1986)
監督・脚本:畑正憲  
Genre:Adventure
上映時間:95分
あらすじ:
早春の北国、
牛舎の中で母猫に抱かれている子猫たち。
その中の一匹、茶虎のチャトランが脱け出て来て、
土間に転落した。
腕白ざかりのチャトランの親友は小犬のプー助。
二匹はぐんぐん大きくなっていく。
ある日、プー助と遊んでいたチャトランは、
川辺の木箱に入り込んだ。
突然、木箱は流れ出し滝つぼを落ちて行った。
驚いたプー肋は助けようとするが泳ぎが大の苦手。
必死に流れていく方へ走って行き木箱を見つけるが、
チャトランの姿はなかった・・・

声の出演: 
露木茂・・・ ナレーション 
小泉今日子・・・ 詩の朗読 

User Rating:4.2/10( 32 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:4.5/10( 69 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ありゃ、低いね」
北海道の大自然のなかでの、
子猫の成長物語なのですが・・・

User Reviews 
bas*****さん 
2016年11月21日
チャトラ〜ン 

これ映画館に見に行ったな。
何故行ったんだろう?
たぶん今みたいに猫の可愛い映像とかを
簡単に見る機会がなくて
それ見たさに行ったんだろうな。
数十年ぶりにテレビで見たら、
ストーリーも映像も
ほとんど忘れてたことにびっくりした!
内容ひどいな……
あまりに無茶苦茶で大笑いしてしまった。
それがすごい面白かったが!
いや〜ムツゴロウチャレンジャーだわ。
猫川に流したり崖から落としたり、
しっぽで魚釣りとかありえない映像……
こんな内容をお金払って見に行った
過去の自分にも衝撃でした。
チャトラン……
撮影に何匹用意したんだろう。
冥福を祈るしかない…… 

オトーサン、
「動物虐待映画だ!」
毒キノコを食べさせたり、
プー助を熊に襲わせたり。
なんでも、チャトラ〜ンは、死んでしまったとか。

イニシャルKさん 
2010年5月11日
見なきゃよかった

「協力監督 市川崑」という
クレジットに釣られて見てしまったが、
正直言って「南極物語」の大ヒットに
気をよくしたフジテレビが
2匹目のドジョウを狙った
映画としか思えなかった。
「南極物語」と違って
俳優を一切出さずに
動物だけ登場させて
擬似ドキュメンタリーのように
仕上げているが、
ブースケがチャトランを助けに
川へ飛び込むシーンとか
明らかに誰から見ても
作為的なシーンが多くてかなり気が滅入る。
(出てる犬や猫が可哀想。)
露木茂のナレーションも
最初は気にならなかったが、
だんだんうるさくなっていくように感じたし、
時折入る谷川俊太郎が書いた詩、
詩自体は深みがあって良かったが、
この映画の中に入れることで
何の効果があるのか意味不明。
さらにそれを朗読するナレーションが
アイドル時代の小泉今日子というのが
あからさまに彼女のファン層を
映画館に引き寄せようという意図が丸見え。
市川監督らしいショットは
ところどころにあり、
チャトランが崖から落ちるシーンも
そうなのだろうが、
そこだけは、
やはり市川監督の映像テクニック云々以前に
可哀想という言葉が先に出てしまう。
当時、日本映画界では動物映画を作れば
ヒットするというのがあったようだが、
まさに客さえ入れば、ヒットさえすれば
それでいいと言わんばかりの
製作者(フジテレビ)側の姿勢には驚くばかりだ。
おそらく市川監督の名前が無ければ
見なかったと思える映画だが、
本当に見なきゃよかったと思えるような映画だった。 


座頭市千両首

オトーサン、
「シリーズ第6作か」
大御所の島田正吾、勝新太郎の兄・若山富三郎出演という
豪華な顔ぶれです。
撮影は、世界の宮川一夫。
なんかすごい映画になりそうでしたが・・・

原題:座頭市千両首(1964)
監督:池広一夫
原作:子母沢寛
脚本:浅井昭三郎、太田昭和
Genre:Period Drama
上映時間:83分
あらすじ:
座頭市は、墓参に板倉村へ。
村では、百姓たちが汗水たらしてが貯めた
上納金の千両箱が強奪される事件が起きる。
犯人は、義賊・国定忠治とされ、
市も一味とされてしまう。
廓にやってきた市は、
犯人は、代官やその用心棒・仙場十四郎や
紋次親分と知る。
市は、忠治に知らそうと村へ急ぎ、
女馬子・お千代に案内された吊橋で
紋次一味に追われる・・・

出演者:
勝新太郎・・・座頭市 
坪内ミキ子・・・お千代
若山富三郎・・・仙場十四郎 
島田正吾・・・国定忠治 
オトーサン、
「若山富三郎と島田正吾、
さすがに主役の勝新の影が薄くなったね」

その他の出演者:
天王寺虎之助・・・ 紋次
長谷川待子・・・お吟 
石黒達也・・・日光の円蔵 
丹羽又三郎・・・板割の浅太郎 
片岡彦三郎・・・百姓岩次郎
植村謙二郎・・・ 松井軍太夫 
水原浩一・・・ 壷振り 
林寛・・・ 庄屋 

User Rating:6.7/10( 10 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:6.7/10( 8 votes) Yahoo!
オトーサン、
「勝新映画らしくなくなったね」

User Reviews 
ロベルト・バンジョー さん  
2009年8月2日
赤城の山も今宵限り 

あの歴史的ヒーロー”国定忠治”と
市のコラボです。
オープニング・クレジットの映像は
ある意味斬新。ちょっと面食らった。
全体的には少し残念だったかな。
結局、忠治はどうなったの? 
投げっぱなしジャーマン食らった感じです。
市とお色気ムンムン(古!)の女優さんとの
混浴シーンは、ティコティコティンになりそうでした。
ラストの対決は、卑怯者の”兄”若山富三郎のおかげで、
市が苦戦しますが、意外にアッサリでした。
これはシリーズの”谷間”だと思います。
ムンムン女優さんの”谷間”は良かったけどね。 

オトーサン、
「宮川一夫って、すごいんだ」
京都太秦、大映映画の時代劇のカメラマン。
陰影ある斬新な撮影により、
稲垣浩、溝口健二や黒澤明らの監督作品を
世界に知らしめた。

いのうえさん 
2007年7月1日
宮川一夫

撮影の宮川一夫は何がすごいって、
予告編で名前がクレジットされるのだね。
他のカメラマンではありえないことです。
ただこの作品、評価はわかれるだろうな。
個人的には、やはり宮川のカメラは、
監督としてクレジットしてもいいくらいの
抜群の安定感を示しているし、好きなのだけど、
わざわざ国定忠治を持ってきてまで
(シリーズ2度目の登場)
話を大袈裟にしなくてもよかったのになあ、とも思う。
島田正吾と勝新の競演が見られたのはよかったけど。


座頭市喧嘩旅

オトーサン、
「このシリーズ、いいね」
2本みていますが、いずれも☆印です。
・座頭市血笑旅 映画索引連番NO.☆6108 シリーズ 第8作
・座頭市地獄旅 映画索引連番NO.☆5629 シリーズ 第12作

なお、本作は、シリーズ第5作に当たっています。
座頭市物語(1962) シリーズ第1作 
続・座頭市物語(1962) シリーズ第2作 
新・座頭市物語(1963) シリーズ第3作 
座頭市兇状旅(1963) シリーズ第4作 
座頭市喧嘩旅(1963) シリーズ第5作 

原題:座頭市喧嘩旅(1963)
監督:安田公義  
原作:子母沢寛  
脚本:犬塚稔 
Genre:Period Drama
上映時間:87分
あらすじ:
座頭市は、喜助に頼まれた。
堂山一家に草鞋を脱いで欲しい。
一方、堂山一家と敵対する
下妻一家の代貸し・甚五郎は
浪人数人を雇い、市と喜助を襲わせる。
喜助を斬られた市は、居合いで浪人全員を倒す。
物陰から見ていた甚五郎と浪人の情婦だった
お久は恐れをなしてその場から逃れていった。
喜助の死を伝えるため堂山へと向かう夜道で、
市は侍達に追われていた
お美津という娘を助ける。
お美津は江戸の豪商の娘で、
若殿に手篭めにされそうになって
逃げてきたという。
市はお美津を江戸まで送ると約束する・・・

出演者:
 勝新太郎・・・ 座頭市 
 藤村志保・・・ お美津
 藤原礼子・・・ お久
 杉山昌三九・・・堂山の彦蔵
オトーサン、
「勝新の座頭市は、最高だね」
北野武の「座頭市」(2006)は、いまいちでした。

その他の出演者:
 島田竜三・・・ 岬の甚五郎 
 丹羽又三郎・・・ 山田 
 吉田義夫・・・ 籠屋留五郎 
 澤村宗之助・・・ 下妻の藤兵衛 
 水原浩一・・・ 鎌七 
 越川一・・・ 喜助 
  東良之助・・・惣五郎
 寺島貢・・・紅屋
 沖時男・・・三造
 堀北幸夫・・・河七
 木村玄・・・清野
 千石泰三・・・住之江
 志賀明・・・山三郎

User Rating:6.7/10( 10 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:8.0/10( 10 votes) Yahoo!
オトーサン、
「高いスコアだね」

User Reviews 
カスタマーさん 
2004年1月5日
磨かれた言葉 
 
台詞の言葉がよく磨かれていて、
コミカルな掛け合いから、シリアスな対決まで、
ダイアログ・シーンが素晴らしい。
特に、市が自分を信用しなかった娘に
悔しい思いを吐露するところは、名シーン。
かなりぐっときました。
配役では藤村志保のお嬢さん役以上に、
藤原礼子のハスッパな悪女が、決まっていると思います。  

オトーサン、
「藤村志保って、楚々としていいね」
ご指摘のもう1本は、これでしょう。
・座頭市鉄火旅(1967) シリーズ第15作 

イニシャルKさん 
2009年5月12日
藤村志保

シリーズ5作目。
今回も勝新演じる座頭市の存在感と殺陣に
相変わらず凄さを感じるし、
市がヤクザの抗争に
用心棒として参加するという展開は
新鮮に感じられる。
しかし、じゅうぶん楽しめる作品に
仕上がっていると思うものの、
まだ初々しさの残る藤村志保演じるヒロインが
あまりにもお姫様然としていてか弱すぎるし、
脚本的にもなにか強引さが感じられるのが残念だった。
それでも安田公義監督の演出は手堅く、
クライマックスの抗争前に
二つのヤクザが対峙しているシーンの緊張感や、
市が双方の親分を斬ってしまうシーンなどは
見ごたえがあり、
脚本が強引なわりに出来としては
そんなに悪くないと思うのでぎりぎり7点。
でも、1作目の脚本を書いていた犬塚稔脚本だっただけに
もう少しドラマに充実感が欲しかった気もする。
ところで安田監督はもう一本、藤村志保をヒロイン役に
「座頭市」シリーズを撮っているみたいなんで
そっちも見てみようかな。 


奇跡の丘

オトーサン、
「名監督なのに、作品をまったく見てないな」

ピエル・パオロ・パゾリーニ?
誕生日 : 1922/03/05 - 1975/11/02
出身 : イタリア/ボローニャ
詩人としてスタートし、第二次大戦中は教師などを務める。
戦後は文筆活動に励み、小説“生命ある若者”が
コロンビイ=クイドッティ賞を受賞。
フェリーニの「カビリアの夜」の脚本に参加した後、
61年に「乞食」で監督デビュー。
「アポロンの地獄」、「テオレマ」、「豚小屋」、
「アラビアン・ナイト」、
「ピエル・パオロ・パゾリーニ/ソドムの市」など
強烈な描写を含む問題作を連発した。
「ピエル・パオロ・パゾリーニ/ソドムの市」を撮った直後、
その作品にエキストラで出演していた
17歳の少年に撲殺される。
パゾリーニにはホモ・セクシュアルの性癖があったため、
この死は物議を醸し出した。

カンヌ国際映画祭受賞
・審査員特別グランプリ アラビアンナイト   
同ノミネート
・パルム・ドール アラビアンナイト    
・パルム・ドール 大きな鳥と小さな鳥    
ヴェネチア国際映画祭 受賞
・映画による芸術・文学・科学の普及国際委員会賞 アポロンの地獄    
・審査員特別賞 奇跡の丘    
・イタリア・シネクラブ連盟賞 マンマ・ローマ    
ベルリン国際映画祭受賞 
・金熊賞 カンタベリー物語    
・銀熊賞 デカメロン 

原題:Il vangelo secondo Matteo (1964)
   The Gospel According to St Matthew
監督・脚本:Pier Paolo Pasolini   
Genre:Biography/ Drama/ History 
Color:  Black and White 
Country: Italy / France 
Language: Italian 
上映時間:137分
あらすじ:
ベツレヘムの大工ヨゼフの婚約者のマリアが懐妊した。
ヨゼフはその姿を見て落胆するが、
彼の許へ主の使いが現れ、
彼女は精霊によって懐妊したこと、
それゆえ安心してマリアと結婚するように告げる。
イエス誕生後、再び主の使いが現れ
ヨゼフ達にエジプトへ逃げるように告げる。 
ヘロデ王がイエスの命を狙っていたからである。
ヨゼフはお告げ通りにエジプト へ逃げる。
ヘロデ王はベツレヘムと
その付近の地方のニ歳以下の男子の幼子を
ことごとく殺してしまう。
成人したイエスはヨハネによって洗礼を受ける。
その時、天の声が響いてイエスを我が子よと告げた。
イエスは40日間に亘る荒野での断食を行い、
悪魔の誘惑を断固として退けた。
そして12人の弟子を従えて、
民に神の国の福音を説き、数々の奇跡を行った。
しかし、そんなイエスを祭司や律法学者は快く思わない。
その頃囚われの身だったヨハネが斬首されてしまう。
律法学者らの欺瞞を糾弾すべく、
イエスは彼らに殺されることを承知でエルサレムへ・・・

出演者:
Enrique Irazoqui ・・・ Christ (キリスト)
Enrico Maria Salerno・・・  Christ's voice
Marcello Morante ・・・ Joseph (ヨゼフ)
Margherita Caruso ・・・ Mary (マリア)
Susanna Pasolini ・・・ older Mary (年老いたマリア)
オトーサン、
「みんな素人なんだって?」
キリストは、スペインの学生エンリケ・イラソキ。
ただ、キリストの声は、れっきとした俳優さんです。

その他の出演者:
Mario Socrate ・・・ John the Baptist 
Pino Locchi ・・・ John's voice
Settimio Di Porto ・・・ Peter
Alfonso Gatto ・・・ Andrew
Luigi Barbini ・・・ James
Giacomo Morante ・・・ John
Giorgio Agamben ・・・ Phillip
Guido Cerretani ・・・ Bartholomew
Rosario Migale ・・・ Thomas
Ferruccio Nuzzo ・・・ Matthew
Marcello Galdini ・・・ James, son of Alphaeus
Elio Spaziani ・・・ Thaddaeus
Enzo Siciliano ・・・ Simon
Otello Sestili ・・・ Judas Iscariot
Rodolfo Wilcock ・・・ Caiaphas
Alessandro Clerici ・・・ Pontius Pilate
Amerigo Bevilacqua ・・・s Herod the Great
Francesco Leonetti ・・・ Herod Antipas
Franca Cupane ・・・ Herod
Paola Tedesco ・・・ Salome
Rossana Di Rocco ・・・ Angel of the Lord
Renato Terra ・・・ Possessed one
Eliseo Boschi ・・・ Joseph of Arimathea
Natalia Ginzburg ・・・ Mary of Bethany

User Rating:7.9/10( 8,479 votes)IMDb
  User Rating:8.2/10( 22 votes) Yahoo!
オトーサン、
「名画だね」
音楽が、心に沁みるね。

アカデミー賞ノミネート 
・音楽(編曲賞)      
・美術監督・装置賞(白黒)   
・衣装デザイン賞(白黒)    
ヴェネチア国際映画祭受賞 
・審査員特別賞  ピエル・パオロ・パゾリーニ    
・国際カトリック映画事務局賞 

User Reviews 
axlgarland さん
London, England 
2005年8月10日
パゾリーニの情熱とイラゾクイの目

控えめに言って、
精神浄化作用を持っている映画がある。
本作は、その1つ。
唯一の考えられる説明は、作り手の情熱。
見はじめて、私はイエスと会ったと思った。
イエスとの私の関係は、拷問のよう。
私は、いつもできる限り、その病理から離れようと
謀反してきた。
パゾリーニは、マルクス主義者で同性愛者だ。
それには意味があり、感動した。
エンリケ・イラゾクイは、イエスを演じる。
彼の目の中には、一度も見たことがないものがある。
偽りのない同情。
それは、私をぞっとさせた。
私は彼を愛した。
彼について行きたかった。
パゾリーニは、何も売ろうとせず、
誰も変えようとしなかった。
彼は、本当のアーティストがすべきことをしていた。
彼は、私達とビジョンを共有していた。
これは、最初に私の心に浮かぶ映画体験だ。
本作をシェアできて、うれしい。

オトーサン、
「ドキュメンタリーだね」
聖書入門としても、なかなかのものです。

al2*****さん 
2017年9月16日
シンプルなキリスト物語 

キリスト教に疎い
私のような人間にも大変わかりやすく
イエス・キリストの生涯を追った作品。
無神論者といわれたパゾリーニ監督だからか
逆に余計な脚色などなく
淡々とマタイによる福音書を
映像表現したスタイルはきわめてシンプル。
キリストを演じたエンリケイラソキはじめ
出演者のほとんどが素人で
過剰な演技もなく逆にリアル。
年老いたマリアを演じたのも
監督の実母らしいが、その自然な表情が印象に残る。
キリストを題材にした作品は、ハリウッド大作や
センセーショナルな部分が話題になることが多いぶん
この「奇跡の丘」はまさに
このジャンルのバイブルとも言える名作。 


ピクセル

オトーサン、
「アイディアはいいけど・・・」
対象は、80年代にアーケードゲームを楽しんだひとかな。
監督は、なんと「ハリー・ポッターと賢者の石」を
ヒットさせたクリス・コロンバス。
自身、ゲームオタクだったそうです。

原題:Pixels (2015) 
監督:Chris Columbus    
原作:Patrick Jean短編/Tim Herlihy
脚本:Tim Herlihy/ Timothy Dowling   
Genre:Action/ Comedy/ Family 
Country: USA / China / Canada 
Language: English / Hindi / Japanese / English 
上映時間:105分
あらすじ:
1982年。
NASAは宇宙に向けて友好のメッセージを送った。
その中には、当時大流行していたゲームの映像も。
メッセージを受け取ったエイリアンは、
それを宣戦布告と誤解し、地球侵略に乗り出した。
彼らは“ギャラガ”でグアムの空軍基地を襲撃し、
“アルカノイド”がインドのタージ・マハルを崩壊させる。
そんなゲームキャラ型の謎の兵器に
軍隊はまるで歯が立たない。
元ゲームオタク少年で現・米国大統領ウィル・クーパーは、
サムやエディらかつてのゲーム仲間を集めて
“アーケーダーズ”を結成し、
この恐るべき破壊力のゲームキャラたちに
果敢に闘いを挑む・・・

出演者:
Adam Sandler ・・・ Sam Brenner(サム・ブレナー)
Kevin James ・・・ U.S. President Will Cooper(大統領ウィル・クーパー)
Michelle Monaghan ・・・ Lieutenant Colonel Violet van Patten(パッテン中佐) 
Peter Dinklage ・・・ Eddie Plant(エディ)
オトーサン、
「アダム・サンドラー、年とったなぁ」
往年のコメディアンの名残りもありません。
エディ役の俳優さん、身長132cm。小人症ですね。

その他の出演者:
Josh Gad ・・・ Ludlow Lamonsoff
Brian Cox ・・・ Admiral James Porter
Sean Bean ・・・ Corporal Hill
Jane Krakowski ・・・ First Lady Jane Cooper
Affion Crockett ・・・ Sergeant Dylan Cohan
Ashley Benson ・・・ Lady Lisa
Matt Lintz ・・・ Matty
Lainie Kazan ・・・ Mickey Lamonsoff

User Rating:5.6/10 ( 105,497 votes)IMDb
  User Rating:6,7/10( 2,512 votes) Yahoo!
オトーサン、
「低いね」

User Reviews 
milos-kstcさん
Serbia 
2015年8月16日
80年代生まれ

私は、恐ろしいシーンを待ち望んだが、
やって来なかった。
うん、この映画、オタク風だが、
Commodore時代に生まれた私達は、
単純なゲームを満喫したもんだ。
それらのゲームにはストーリーがなかったが、
発狂するほど楽しく、中毒性があった。
basketball V Haloに似ていた。
サウンドトラックはすばらしかった。
楽しいシーンもあったが、陽気ではなかった。
だが、時々、私は微笑んだ。
演技もよかったし、ペースもよかった。
見ていて楽しかった。
格付けと批評家は、無視しよう。
見に行っても後悔しないだろう。。
少なくとも、80年代生まれなら。

オトーサン、
「前田さんも、ゲームオタク?」

前田有一さん 
2015年9月8日
懐かしゲームが襲ってくる
   
「ピクセル」の原案というべき
2010年公開の短編ムービーは、
ゲームキャラの攻撃を受けると爆発する代わりに
キューブ上にばらけてしまうアイデアで意表を突いた。
日本のアニメ映画「ガリバーの宇宙旅行」(65年)にも
同様のアイデアが出てくるが、
こちらはファミコン世代になじみぶかい、
荒いドット絵に変身させられる点が
笑いと恐怖感を感じさせる。なかなか秀逸なものだ。 
NASAが外宇宙探査機に乗せた
地球外生命体への友好的メッセージ。
だがそれを曲解した宇宙人は、
そこに含まれていた
攻撃性の塊のような映像に自らの姿を変え、
地球へ先制攻撃を開始した。
緒戦で蹴散らされた米軍とアメリカ政府は、
彼らの姿が80年代のアーケードゲームそのものであることから、
当時の少年ゲームチャンピオンだった
サム・ブレナー(アダム・サンドラー)らを
人類最後の希望として招集する。 
短編映画のアイデアを膨らませ、
アダム・サンドラー映画としてまとめた「ピクセル」は、
日本人にもなじみ深いゲームがたくさん登場する
アクションコメディーだ。 
何しろここにでてくるのはパックマンやドンキーコングなど、
おじさん世代には涙がでるほどなつかしキャラクターばかり。
それらが町を襲う様子は、
血が流れないだけにどこかコミカルでほのぼのとしている。 
しかし、都市破壊のスペクタクルは
さすがハリウッドということで安っぽさはゼロ。
地球が侵略される系のエンターテイメント映画として、
見応えは十分だ。 
アダム・サンドラーは、
いつもながらの朴訥としたキャラクターで
ファンを安心させるものの、
さすがに年齢的にどうなのかというギリギリのところ。
こういう映画が作られるのも、
きっと残り少ないのではなかろうか。 
ゲームのセレクト的にはやはりアメリカ人向けということで、
微妙に日本人の好みからズレている気がするが、
日本でここまでのクォリティの映画は作れないのだから
我慢するしかない。
というより、このネタで日本人向けのやつを、
誰か作ってくれないものかと切に願う。
ゼビウスやグラディウス、スぺランカーにたけしの挑戦状と
さぞかし賑やかでシュールなことになるだろう。 
それにしても、こうした映画に各ゲーム会社は
よくぞキャラクターの使用許可を出したものだ。
その遊び心には敬意を表したい。 
主人公の親友が大統領という設定すら
荒唐無稽に見えないほどのとっぴな物語。
しかし見せ場に手抜きはなく、ギャグはキレキレ。
日本人のゲーム世代にとっては見逃せない、
二度とはなさそうなオモシロ企画といえる。 


マリリン 7日間の恋

オトーサン、
「36歳か、早死にしたね」
マリリン・モンロー
誕生日:1926/6/1 - 1962/8/5
出身地:米カリフォルニア州ロサンゼルス
本作の時期は、1956年。モンロー30歳。
劇作家のアーサー・ミラーと結婚した直後で、
すでに情緒不安定で、睡眠薬を飲み過ぎ。
後年の死を予感させます。

原題:My Week with Marilyn (2011) 
監督:Simon Curtis  
原作:Colin Clark
脚本:Adrian Hodges   
Genre:Biography/ Drama
Country: UK / USA 
Language: English / French 
上映時間:99分
あらすじ:
1956年、マリリン・モンローは、
ローレンス・オリヴィエ監督・主演作
「王子と踊り子」の撮影のため
ロンドンに降り立つ。
演技派への飛躍を胸に、
並々ならぬ意欲を見せていたが、
学んでいた演技法はオリヴィエに否定され、
プレッシャーから遅刻も常習化していく。
おまけに、結婚したばかりの夫アーサー・ミラーは、
情緒不安定なマリリンを持て余し、
さっさと帰国してしまう。
そんな中、撮影がはかどらず苛立つオリヴィエから
マリリンの見張り役を命じられる
第3助監督のコリン・クラークは・・・

出演者:
Michelle Williams ・・・ Marilyn Monroe(マリリン・モンロー)
Kenneth Branagh ・・・ Laurence Olivier(ローレンス・オリヴィエ)
Eddie Redmayne ・・・ Colin Clark(コリン・クラーク)
オトーサン、
「マリリンそっくりだね」
それに演技力もなかなかのもの。
ミシェル・ウィリアムズ
アカデミー賞ノミネート 
・助演女優賞 マンチェスター・バイ・ザ・シー    
・主演女優賞 マリリン 7日間の恋    
・主演女優賞 ブルーバレンタイン    
・助演女優賞 ブロークバック・マウンテン 

その他の出演者:
Judi Dench ・・・ Sybil Thorndike
Emma Watson ・・・ Lucy
Dominic Cooper ・・・ Milton H. Greene
Philip Jackson ・・・ Roger Smith
Derek Jacobi ・・・ Owen Morshead
Toby Jones ・・・ Arthur P. Jacobs
Michael Kitchen ・・・ Hugh Perceval
Julia Ormond ・・・ Vivien Leigh
Simon Russell Beale ・・・ Cotes-Preedy
Dougray Scott ・・・ Arthur Miller
Zoe Wanamaker ・・・ Paula Strasberg

User Rating:7.0/10( 75,255 votes)IMDb
  User Rating:7.1/10( 320 votes) Yahoo!
オトーサン、
「演技でみせるね」

アカデミー賞ノミネート 
・主演女優賞  ミシェル・ウィリアムズ    
・助演男優賞  ケネス・ブラナー    
ゴールデン・グローブ受賞
・女優賞(コメディ/ミュージカル)  ミシェル・ウィリアムズ 
同ノミネート
・作品賞(コメディ/ミュージカル)     
・助演男優賞  ケネス・ブラナー  

User Reviews 
Jim Beckerさん
United States 
2011年10月12日
目覚ましい演技!

ミルヴァレー映画祭で見て、ぶっ飛んだ。
期待していなかった。
出だしは、それを実証するようだった。
非常に有名な俳優を演じる有名俳優は損だと思う。
だが、ケネス・ブラナーとミシェル・ウィリアムスは
見事な仕事をした。
ミッシェルは新境地を開いた。
彼女は完全にマリリンになり切った。
その気難しさ、弱点、悪知恵、甘さ、不安。
これはアカデミー賞ものの稀有な演技だ。
映画の作りにも注目せずにはいられない。
その人格と課題が浮き彫りになったよくできた話だ。
エディ・レッドメインは、すばらしかった。
ナレーターであり、主要人物である。
ジュディ・デンチはすばらしく、賢明だった。
おなじみのすばらしい性格俳優が多い。
私と弟は、「国王のスピーチ」よりいい映画だから、
アカデミー賞を受賞すべきだと思った。
面白く、感動的な夜だった。
 
オトーサン、
「マリリンは、恋多き女だったと思うな」
あるいは、斎藤由貴のように恋愛依存症なのかも。

前田有一さん 
2012年9月14日
世界一の萌えキャラ
   
ミシェル・ウィリアムズが
往年の大スター、マリリン・モンローを演じて
高く評価されたこの映画は、
しかしマリリン世代以外の若い人にとっても
楽しめるユニークな恋愛ドラマである。 
1956年、ハリウッドのスーパースター、マリリンは、
映画「王子と踊り子」撮影のためイギリスへとやってきた。
だが、監督でもあるローレンス・オリヴィエとはそりが合わず、
セックスシンボル脱却を目指す演技面でも満足がいかない。
神経症的な彼女はやがて仕事をボイコットし、
雑用担当の若者スタッフ、コリンとお忍びデートを始める始末だった。 
この物語は、実際にマリリンが1956年に主演した
「王子と踊り子」の助監督だったコリン・クラークによる
原作を元にしている。
彼が23才だった頃、その映画の撮影中に起きた
知られざる2人の恋愛の様子を、瑞々しい純愛物語に仕上げたものだ。 
主演のミシェル・ウィリアムズは
マリリン・モンローを演じるため、
モンローウォークに代表される
あの色っぽいしぐさをマスターすべく練習を重ねた。
彼女自身、モンローのファンだったと語っているが、
その役作りはただ似せるのではなく、
似ていないのにモンローに見えるを目指したもので、
みごとに成功している。 
顔つきも体形もビミョーに異なるのに、
彼女がオールヌードでバスタブに入り、
こちらを誘惑するように見つめる目は
どこから見てもマリリン・モンローである。
この点、マーガレット・サッチャーを演じて
主演女優賞を受賞したメリル・ストリープを
髣髴とさせるアプローチであるが、
それに勝るとも劣らないパフォーマンスといえる。
もしこういうカノジョがいたら、
週代わりで佐々木希やあっちゃんになりきってもらえるので
お得であろう。
ミシェル・ウィリアムズ級のカメレオン美女がいたら
当方まで即連絡を。 
なおこの映画の撮影は当時と同じ撮影所を使い、
ミシェルもマリリンが使った楽屋をそのまま使用したという。
実物の調度品も集められるなど、
細部まで細やかな気づかいがなされている。
そうした本格的な画づくりもまた話題である。 
しかし、そうした格調高い雰囲気とは裏腹に、
物語自体はまるで日本のラノベのような、
いわば萌え系の恋愛ドラマとみることもできる。 
「ノッティングヒルの恋人」ではないが、
アイドルと現実に恋をするというのは、
男の妄想としてはド定番のメニュー。
会いに行けるアイドル"AKB48"が
全年齢的に人気を博しているのを見れば、それは証明されている。 
この映画でも、2人が人目を忍んでデートする場面は
このうえなくロマンチック。
なにしろデート場所は伝統ある全寮制学校で知られる
イートン校やらウィンザー城ときた。
ちなみに実際にロケ撮影をしたというから驚きだが、
その誰もいない水辺で2人が繰り広げるあることなどは、
たまらない胸キュン展開である。 
ましてこのヒロインは、実在の、しかも世界一の萌えキャラである。
この映画では、彼女が恥ずかしげもなく
主人公の若者の前で服を脱ぎ、
その豊満なボディをスクリーン上でさらす。
見ている男の観客たちも主人公同様、目がハートである。
試写室の横の席で見ている50代のおじさんも
そんな思いをしてるのかと思うと大変気持ちが悪いが、
実際これは全年齢向けラノベムービーといっても
過言ではない萌えっぷりである。 
そもそもこの原作じたい、どこまで本当なのか証明しようがない。
書いたコリン・クラーク自身は、これを知られざる逸話、
40年間胸に秘めてきた秘密の物語などと言っているものの、
もしかしたらほとんど妄想かもしれないし、
実際はこんなプラトニックではなく、
ヤりまくっていたかもわからない。
そんなものを美談にしているのかこのオッサンはなどと思うと、
物語に没頭できないので注意が必要である。 
そうした原作者の顔を脳裏に思い浮かべなければ、
この映画は男にとって最高にロマンティックな恋愛ドラマである。 
ただユニークなのは、あくまで男視点で語られるこの物語は、
彼女の本心が最後までどうだったのか
神秘のベールに包まれていることである。 
いかな原作者とはいえ、あのマリリン・モンローの
内面描写まで踏み込めるはずはないので、
これは脚本としては適切な処理であろう。 
見終わった後、観客たちはマリリンが
この恋をどう思っていたのか、
どう感じていたのかと思いをはせる。
その解答もしくはヒントは、
マリリンが彼氏に自分を何と呼ばせていたか、
そこに表れているような気がするが、
果して皆さんはどのように感じるだろう。 


ブリッツ

オトーサン、
「午後ロードかぁ」
B級映画が多いので、警戒しています。
さらに、ゴゴスマと時間帯がダブルので、
困るのです。
でも、本作は、ステイサム主演作。
間違いなく面白いでしょう。

原題:Blitz (2011) 
監督:Elliott Lester
原作:Ken Bruen
脚本:Nathan Parker  
Genre:Action/ Crime/ Thriller
Country: UK / France / USA 
Language: English 
上映時間:97分
あらすじ:
サウスロンドン警察のブラント刑事は、
犯罪者への容赦のない暴力が
たびたびマスコミで非難の的となっているが、
正義感と仲間を思う気持ちは人一倍で、
同僚たちとは揺るぎない絆で結ばれていた。
そんな中、警官ばかりを狙った
狡猾な殺人鬼“ブリッツ”による連続殺人事件が発生、
ブラントは新任のナッシュ巡査と
コンビを組み捜査に当たる。
やがてブリッツの正体が、
バリー・ワイスであることが判明する・・・

出演者:
Jason Statham ・・・ Detective Sergeant Tom Brant(ブラント刑事)
Paddy Considine ・・・ Sergeant Porter Nash(ナッシュ巡査)
Aidan Gillen ・・・ Barry "Blitz" Weiss(ブリッツ)
オトーサン、
「ステイサムがいいけど、
アラン・ギレンも、いい味出しているね」

その他の出演者:
David Morrissey ・・・ Harold Dunlop
Zawe Ashton ・・・ Police Constable Elizabeth Falls
Luke Evans ・・・ Detective Inspector Craig Stokes
Mark Rylance ・・・ Chief Inspector Bruce Roberts 
Nicky Henson ・・・ Superintendent Brown
Ned Dennehy ・・・ Radnor
Ron Donachie ・・・ Cross

User Rating:6.2/10( 72,512 votes)IMDb
  User Rating:6.3/10( 391 votes) Yahoo!
オトーサン、
「変化球だから、やや低いね」

User Reviews 
Alex Cutlerさん
Bath, England 
2011年5月31日
不道徳で現実的、なぜか注目せずにはいられない

ステイサムのベストの1つ。
今回は、彼の最もリアルな役回りだろうが、
いつものジェイソンだ。
ワイヤーアクションも、カンフーも、第六感もない。
不健康で、アル中で、ならず者の警官役だ。
不道徳ではじまり、ポジティブな不道徳で終わる。
希望を持つ人物は少ない。
みんな泥沼に引き落とされる。
ロンドンは恐ろしく、憂うつで、トラブルだらけ。
だが、見たくなる映画だ。
アクションは売りではない。
スカッとするアクション映画の喜びよりも、
苦い味が待っている。
ステイサム映画では、アクションが売りなので、
批評家には叩かれるだろうが、
実は、かなり考えさせる映画になっている。

オトーサン、
「そう、英国の場末風景、味があるね」

ビンスさん 
2013年2月16日

ブリッツ。
「ツ」なんですね。
最初は「ト」だと思ってました。
「ブリット」だと思ってました。
あのマックィーン主演の作品のリメイクだと。
じゃあ、つまんねぇだろうなぁと。
そしたら「ツ」だったので、一安心。
お話もそんなに悪くない感じでした。
ステイサムの魅力を結構な割合でそぎ落とした。
その割には面白かったですね。
目をみはるアクションシーンなんて出てきません。
ただの荒くれ刑事がステイサム。
もうヤクザやマフィアやチンピラと変わらない言動。
そんなヤツがバッジもってるだけという(笑)
セクシーヴォイスだけが変わらぬ魅力でしょうか。
警官殺しの「ブリット」を捕まえるというのが基本ライン。
そのさしたる驚きのない展開なんですが。
ラストの結末だけはシニカル効いてて良かったです。
あととても強く感じたのはイギリス臭。
イギリス臭強いですねぇ。
くさやぐらいの強烈さです。
プンプン臭います。
どんどん臭い増す。
パブの雰囲気。
サントラ。
服の着こなし。
これぞイギリスって感じでした。
とくに服の着こなしなんかもうサイコー。
アメリカンとはまた違った着こなしの汚らしさ。
素肌にパーカーの感じ。
ヨレヨレすぎるウィンドブレーカーの中に柄シャツ!
しかもチョイスしてるウィンドブレーカーも柄シャツも
「これぞ!」ってピカイチさ。
ということでボクの中の助演男優賞は。
あのハルクホーガン・ヘアーのおっさんに決定。
イイ味出しまくりでした。
スルメのように。
噛めば噛むほど旨味が出てきそうでした。


グレートウォール

オトーサン、
「チャン・イーモウ監督作か」
北京五輪の開会式を手掛けるなど、
あまりにも、有名な監督になりましたが、
初期の作品のほうが好きです。
1988年 「紅いコーリャン」 ベルリン国際映画祭金熊賞 
1991年 「紅夢」 ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞
1992年「秋菊(しゅうぎく)の物語」ヴェネチア国際映画祭 金獅子賞 
1990年 「菊豆(チュイトウ)」カンヌ国際映画祭パルム・ドール ノミネート 
1994年 「活きる」カンヌ国際映画祭パルム・ドール ノミネート
1995年 「上海ルージュ」カンヌ国際映画祭パルム・ドール ノミネート
1999年「あの子を探して」 ヴェネチア国際映画祭金獅子賞  
2000年 「初恋のきた道」カンヌ国際映画祭  審査員特別賞 

原題:The Great Wall (2016) 
原作:Max Brooks/ Edward Zwick/ Marshall Herskovitz
脚本:Carlo Bernard/ Doug Miro/ Tony Gilroy  
Genre:Action/ Adventure/ Fantasy
Country: USA / China / Hong Kong / Australia/| Canada 
Language: English / Mandarin / Spanish 
上映時間:103分
あらすじ:
宋王朝時代。
黒色火薬を求めて宋に辿り着いた
欧州の傭兵ウィリアムとトバールは、
途中で馬賊に襲われ命からがら脱出する。
その夜、二人は正体不明の怪物に襲われ、
ウィリアムは怪物の腕を切り落とす。
翌朝、馬賊に発見された二人は逃亡の途中で
万里の長城に辿り着き、
長城を守護する禁軍に捕縛される。
禁軍はウィリアムの切り落とした怪物の正体を知っており、
二人の話から怪物の襲来が近いことを知る。
軍師のワンは、
怪物は饕餮(とうてつ)と呼ばれるものだと語り、
禁軍は襲来した饕餮を迎え撃つ。
ウィリアムは禁軍と行動を共にしていた
白人バラードに解放され、
襲いかかる饕餮を倒して
シャオ将軍と腹心のリン隊長に実力を認められる。
捕縛の身から解放された二人の元をバラードが訪れ、
「自分も黒色火薬を求めて旅をしていた」と語り、
「次の饕餮襲来の際に火薬を手に入れて逃げ出そう」
と持ちかける。
同じ頃、シャオ将軍は饕餮の罠にかかり命を落とし、
次の将軍にリンを指名する。
ワンはウィリアムに対し、
「饕餮は60年ごとに現れる怪物」と語り、
「饕餮の女王が繁殖を行えば人間世界は破壊される」と告げる。
対策を考えるリンたちの元を皇帝の特使シェンが訪れ、
900年前の書物に饕餮の力を封じ込める策が
書かれていることを伝える・・・

出演者:
Matt Damon ・・・ William Garin(ウィリアム)
Pedro Pascal ・・・ Pero Tovar(トバール)
Andy Lau ・・・ Wang(ワン)
Zhang Hanyu ・・・ General Shao(シャオ将軍)
Jing Tian ・・・ Commander Lin Mae(リン司令官)
Willem Dafoe ・・・ Sir Ballard(バラード)
オトーサン、
「なんだかなぁ、マットデイモン」
人物がみな将棋の駒になっています。
饕餮(とうてつ)なる怪物の造形がいまいち。

その他の出演者:
Lu Han ・・・ Peng Yong
Eddie Peng ・・・ Commander Wu of the Tiger Troop
Kenny Lin ・・・ Commander Chen of the Eagle Troop
Wang Junkai ・・・ The Emperor
Zheng Kai ・・・ Shen
Huang Xuan ・・・ Commander Deng of the Deer Troop
Cheney Chen ・・・ Commander of the Imperial Guard

User Rating:6.0/10 ( 80,062 votes)IMDb
  User Rating:7.2/10( 841 votes) Yahoo!
オトーサン、
「低いね」
万里の長城も、迫力なし。

User Reviews 
captainpat さん
Sydney 
2016年12月29日
非常に面白い映画

コンスタントに映画をよく見に行く人として、
私はこの映画に本当に感銘を受けました。
面白かった。
秘せられて伝説というのがいい。
演技はすばらしかった。
そして、特殊効果は本当に印象的でした。
バンコクの大スクリーンで見て、楽しみました。
サウンドも、印象的でした。
ネガティブなレビューが多いか理解できません。
外国の俳優が出ているのを呪っています。
そして、政局など。
監督は、可哀そうに、むち打ちされています。
危うく悪いレビューのために見逃すところでしたが、
見る決心をしてよかった。
見に行ってください。

オトーサン、
「臭いね、プロパガンダ」

前田有一さん 
2017年4月9日
チャイナマネーの力
   
「グレートウォール」は
まごうかたなき中国プロパガンダ映画の超大作だが、
その出来たるや隙のない
まさにお手本というべき傑作であり、
その点は高く評価せざるを得ない。 
弓の名手で傭兵のウィリアムは、
仲間とともに黒色火薬を求めて中国大陸にやってきた。
彼らはやがて異民族に追われ
万里の長城の警備隊に助けを求める。
完全武装の中国軍の大軍勢に圧倒されるウィリアムらは、
かれらが60年に一度襲い来る、
饕餮(とうてつ)なる獣への
迎撃準備をしていることを知るのだった。 
万里の長城を「人類を守ってきた最後の防壁」と位置づけ、
中国伝統の怪物=饕餮と決死隊の
ド派手なバトルの連続で見せる熱いストーリー。 
チャン・イーモウは五輪開会式を手がけるなど、
中共政府にも好意的な大作を手がけることの多い映画監督。
実力は折り紙付きで、
本作でも完璧なエンターテナーとしての力を見せつける。 
103分と短めの上映時間に巨大な見せ場を連続させる、
太く短いコンセプト。
製作費は潤沢なのに、惜しむことなく戦力を一括投入する。
実に潔い横綱相撲を味わえる。 
特に素晴らしいのは最初の長城防衛戦。
ばかげた人数の中国軍が、
まるで北朝鮮のマスゲームのような完璧な統制のもと、
奇想天外かつ常軌を逸したスケールの総攻撃を仕掛ける。 
敵の饕餮もそれらを上回るほどの数と戦闘力で攻めてくるが、
中国兵たちは全く動じない。
死を覚悟した数百万の軍勢が、
末端の兵士に至るまで鬼神のような奮戦をみせる。
なるほど、60年間も準備したに値する、
これはものすごい戦いだ。 
「統制」と「覚悟」は関連する要素であり、
その両者を、それも凡人にはとても及ばぬ
ハイレベルなそれを擬似的に味わえる。
これぞ集団戦闘の白眉というべき名場面である。 
ここにある種の客人、傍観者として参加することになる
欧米人の二人も、素性はよくわからぬながらも
なかなかの奮戦を見せる。
彼らは観客の一次的感情移入先なので、これも快い。
その活躍を認められ、やがて共闘する展開も
たいへん盛り上がる。 
とてもかなうはずのない化物が相手だが、
偶然にも彼らがその弱点を発見するという、
新参者でも認められる理由付けもちゃんとある。 
「グレートウォール」は、
物語を盛り上げるために必要なことには、
ことごとく布石を売ってある。
シンプルかつそつのない演出。
これだけの大作なのに、
完璧にコントロールが効いている。
こういう映画は見ていて気持ちが良い。 
現場の名もなき人間たちの奮戦と犠牲と対比して、
中央のお偉方の堕落ぶりも描かれる。
現場マンセー労働者マンセーは、
いかにも中国大衆向けの
プロパガンダ映画の特徴である。
さすが、この監督は愛国・愛郷心の
鼓舞の仕方というものを熟知している。 
なにしろ本作は、
エンタメ映画としての面白さが半端ではない。
こういうものがハリウッドとの合作映画として
これからどんどん全世界に公開されてゆく。
恐るべしチャイナマネーのパワー、である。 


わたしは、ダニエル・ブレイク

 
オトーサン、
「ゆりかごから墓場まで」
かつて英国は、福祉国家と言われました。
この映画を見る限り、
もはや雲散消滅したようです。
この冷酷な現実、日本も例外ではないようです。

原題:I, Daniel Blake (2016) 
監督:Ken Loach  
脚本:Paul Laverty  
Genre:Drama
Country: UK / France / Belgium 
Language: English 
上映時間:100分
あらすじ:
イギリス北東部ニューカッスル。
59歳のダニエル・ブレイクは、
40年間大工として働き、妻に先立たれた後も、
税金もきちんと納め、
真っ当な人生を歩んでいた。
ところが、心臓病を患い、
医者から仕事を止められる。
仕方なく国の援助を受けるべく
手続きをしようとすると、
お役所仕事の高い壁に次々と阻まれる。
職業安定所に行くと、長い行列。
職員が若い女性へつれない対応をしている。
遅刻したせいで
給付金を受けられないばかりか
減額処分になる違反審査にかけられという。
それを見たダニエルは、怒りを爆発させる
これをきっかけに、
シングルマザーのケイティと
幼い子供デイジーとディランとの交流が始まる・・・

出演者:
Dave Johns ・・・ Daniel Blake(ダニエル)
Hayley Squires ・・・ Katie Morgan(ケイティ)
Dylan McKiernan ・・・ Dylan Morgan(ディラン)
Briana Shann ・・・ Daisy Morgan(デイジー)
オトーサン、
「デイヴ・ジョーンズって誰?」
イギリス出身のコメディアン。
1989年からイギリスの劇場で舞台に立ち人気を博し、
香港やオーストラリアなど
世界のコメディ・フェスティバルに招待される。
舞台「カッコーの巣の上で」への出演や、
舞台版「ショーシャンクの空に」では
共同脚本を手がけるなど、多彩な才能の持ち主である。
映画初出演の今作で、
英国インディペンデント映画賞の主演男優賞を受賞。

その他の出演者:
Kate Rutter ・・・ Ann
Kema Sikazwe ・・・ China
Steven Richens ・・・ Piper
Gavin Webster ・・・ Joe

User Rating:7.9/10( 30,020 votes)IMDb
  User Rating:8.2/10( 475 votes) Yahoo!
オトーサン、
「現代社会批判!」

カンヌ国際映画祭受賞
・パルム・ドール  ケン・ローチ 

User Reviews 
SinghNo1 さん
London 
2016年9月28日
力強いリアルな演技

この映画は力強く、痛ましく、
心が裂け、思わず泣いてしまった。
当局が尊敬すべき人物を手荒く扱う。
実に痛ましい。
近年起こったことに基づいている。
ポール・ラヴァティが取材メモを書き、
ケン・ローチが最高の方法で映画化した。
他のコメントに賛同する。
一般大衆だけでなく当局もぜひ見るべきだ。
私達が見た劇場では、最後に喝采が起きた。
ケン・ローチは、見事にリアルな映画を作った。

オトーサン、
「まったく同感!」

前田有一さん 
2017年3月28日
世界中で起きている福祉現場の悲劇
   
日本では、数%に満たぬ生活保護不正受給問題を
ことさら大きく扱いたがる人々が目立つ。
小田原では「生活保護舐めんな」とのメッセージが
書かれた自作ジャンパーやマグカップを
担当職員らが作って人事異動の記念品にしていたが、
この職員を擁護するネット世論が幅を利かせている。 
いつからこの国はこんなに寛容の精神がない国に
なってしまったのか。
嘆いている人もきっと少しは残っているだろう。
そんな人に「わたしは、ダニエル・ブレイク」は、
この上ない肯定感と自信を与えてくれる傑作である。 
(略 あらすじ紹介) 
カンヌ映画祭で最高賞パルムドールをとった
「わたしは、ダニエル・ブレイク」は、
しかし決して満場一致の選出というわけではなかった。
それでも異論の中、これを最高賞に選んだ審査員の目は
確かだったと私は思うし、
実際この作品のテーマは普遍的かつ今日的である。
一度は引退を決意したケン・ローチ監督が、
悪化する現実社会にいても立ってもいられず
この脚本を映画化した気持ちもよく理解できる。 
本作が描くのは、弱者を保護してやれなどといった
短絡的な問題ではない。 
緊縮経済政策とは、真っ先に福祉を削るものだという現実。
それにより余裕のなくなった現場の職員たちが、
助けを求めてやってくる人々に向き合うことができなくなり、
やがて対立する羽目になっている問題。
そうした事柄をまずは不条理劇のように
コミカルに描いてみせる。 
言い換えれば、逆境においても
自らの足で立とうとする誇りある人間を
いかに福祉行政の現場が見下し、打ち砕いているか。
世界中でいま起きている、
まさにリアルタイムなレポートである。 
主人公ダニエル・ブレイクは、
決して福祉にぶら下がろうとか、
楽をしようと考えている人間ではない。
彼が福祉事務所で最初に出会う
移民系のシングルマザーにしてもそれは同じだ。 
この世界は完璧ではなく、
努力をしていても、真面目に働いていて
もうまく行かないときもある。
そういうときに支えとなるのが福祉であり、
それはいわば戦場における病院の如きものだ。
傷つき敗れた労働者はここでいったん休み、
英気を取り戻し、また社会へと戻ってゆく。
そういう存在であるべきである。 
だから実際には職員らも心に余裕がなく、
無礼なジャンパーを作るほどに追い込まれている。
追い詰められた人間を、追い詰められた人間が
門前払いする地獄絵図が展開されている。
それを助長する政策を、
グローバリストの政治家たちが推進する。
英国でも、そして日本でも今まさに行われていることだ。 
ダニエル・ブレイクは、
そんな閉塞感あふれる福祉現場へ必死の抵抗を試みる。
彼には長年大工として働いてきた誇りと自信、
そこからくる自らの権利への確固たる信念がある。
卑屈になることなく、堂々と誤りを正そうとする。 
そんな彼が直面する恐るべき壁の高さ、分厚さに
観客は驚愕することだろう。
彼らはあの手この手で援助を出し渋る。
労働者の誇りを粉砕し、乞食のそれへと落とそうとする現実に
序盤のコメディーシーンで爆笑していた観客も
やがて怒りで震えるようになる。 
私はこの映画を一人でも多くの人に見てもらいたいので、
シーンごとの詳細はあえて記していないが、
本作における驚きの実態というものは、
ケン・ローチとそのチームが英国で取材した事実に基づいている。 
いくつも印象的で胸を打つ場面があるが、
なかでも貧しくて靴を買えない家の娘がいじめられる下りは
涙無しには見られない。
世界一の靴を作る国で、靴が買えないだけで
あんな目に合う家族がある。とてつもなく残酷な話である。 
個人的に忘れられないのが、
缶詰に食らいつく母親にダニエルが語りかけるセリフと
その後にダニエルが彼女へ生い立ちを語った後のセリフである。
あの秀逸な言い回し、
ああ、こういう言い方ができるものかと、
これを書いた脚本家と監督の知性、人間観察力には
頭が下がる思いであった。
福祉事務所を訪れるほど弱っている、
困っている人に対して、もっとも必要な言葉がこれだと私は思う。 
圧倒的な信念で、立場の弱い人たちと彼らの尊厳を守る。
「わたしは、ダニエル・ブレイク」は、
なんたるパワフルな映画だろうか。
この80歳の英国の監督の才能には、いつもながらに圧倒される。 
これほどの傑作を目の当たりにすると、
どうしても考えてしまうのが冒頭に書いた
我が国の惨憺たる現状である。
はたしてこの映画ほどの優しさ、説得力、寄り添う心をもった
政治家が、日本にどれほどいるだろう。 
英国労働党首はメイ首相に「この映画を見ろ」と
議会で言ってのけたという。
私も同様に、あらゆるなりすまし保守、
世間知らずの自己責任論者、
新自由主義者の総理大臣に
「この映画を10億回見ろ」と言っておきたい。
見終わるまで彼らが復帰しなけりゃ、
世の中少しは良くなるだろう。


TAXi

オトーサン、
「2003年に見たね」
このシリーズ、愉快なので、再見することに。
・TAXi      連番No. 2423
・TAXi2    連番No.☆2923
・TAXi3    連番No.  2590
・TAXi4    連番No.  2591
・TAXI NY  連番No.  2811

原題:Taxi (1998)
監督:Gerard Pires
脚本:Luc Besson 
Genre:Action / Comedy / Crime more 
Country:France 
Language:French / German / Korean
上映時間:86分
あらすじ:
マルセイユ。
ダニエルは、ピザの配達係。
仕事を変えて、タクシー運転手になる。
彼の夢は、F1レーサー。
早速、スピード違反で警察につかまって、
ドイツ人銀行強盗団を追跡するために
運転下手の刑事エミリアンを手伝う羽目になる。
そうすれば、免許を取り上げられずにすむし、
仕事も失わずにすむというのだ。
ただ、恋人のリリーは、反対する・・・

出演者:
Samy Naceri ...  Daniel Morales(ダニエル)
Frederic Diefenthal ...  Emilien Coutant-Kerbalec(エミリアン) 
Marion Cotillard ...  Lilly Bertineau(リリー) 
オトーサン、
「マリオン・コティヤールが出ていたんだ」
・アカデミー賞受賞 
 主演女優賞 エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜 
「この男、血気盛んだね!」
SAMY NACERI 
サミー・ナセリ
16歳で学校をやめて工事現場で働き始める。
両親の離婚をきっかけに荒レ出し刑務所入り。
俳優学校で演技を学んだあと、
1994年、リュック・ベッソンの「レオン」に端役で出演。
1997年、リュック・ベッソン製作の「TAXi」の主役でトップスターに。
2002年、「デイズ・オブ・グローリー 」で、
カンヌ国際映画祭で男優賞受賞。 
セザール賞有望若手男優賞にノミネート。
2005年4月、コカイン所持で逮捕された。
暴行事件、飲酒運転、スピード違反、
警察官への侮辱罪、喧嘩相手をナイフで刺し有罪判決。
おかげで、「TAXI NY」への出演を棒に振る。

誕生日 1961/7/2  
出身 仏パリ 
出演作 
1994年「レオン」
1997年「TAXi」「ナインハーフ2」
2000年「TAXi2」
2002年「スズメバチ」「ザ・コード」「愛のはじまり」
2003年「TAXi3」
2006年「デイズ・オブ・グローリー 」
2007年「TAXi4」

その他の出演者:
Manuela Gourary ...  Camille Coutant-Kerbalec 
Emma Sjoberg ...  Petra 
Bernard Farcy ...  Commissaire Gibert 
Georges Neri ...  Joe 
Guy Quang ...  Pizza Joe motorcyclist 
Maurice Murcia ...  Pensioned Taxi Driver 
Sabine Bail ...  Femme Prefecture 
Dan Herzberg ...  Paulo 
Sebastien Thiery ...  Driving Instructor 
Eric Berenger ...  Butcher 
Philippe Du Janerand ...  Passenger To Airport 
Christophe Fesquet ...  Flic Radar 1 

User Rating:6.9/10( 65,421 votes)IMDb
  User Rating:7.1/10( 403 votes) Yahoo!
オトーサン、
「この10年で、スコアが上がったな」
・2007年のUser Rating: 6.6/10 (9,518 votes) 

User Reviews 
cooper-daleさん
United Kingdom 
2006年5月3日
最高に素晴らしい映画..
.
私は、フランス映画だと気づかずに、
偶然、この映画を買った。
食器棚に飾って、誰かにやろうと思ったい。
数ヶ月後、それを広げて、見ることにした。
何を買ったかをわかったほうがよいと思ったからだ。
この映画は素晴らしく、実にうれしかった。
外国映画狂への道を踏み出すきっかけになった。
ハリウッドが考えるような巨額の予算を使っていないが、
息をのむアクションや陽気なコメディシーンがある。
素晴らしい。
撮影は、マルセイユ、マリーナ、地方など・・・
見事なアクション、コメディ、かなりのセクシーさ、
本作は、理想的な映画だ。
Tres bon! 

オトーサン、
「リュック・ベッソン作品は、
間違いなく面白いね」

とらやさん 
2016年10月4日
脳天気具合がたまらない

近年シリーズ化された作品では、
「96時間」のようにシリアスになることなく、
あくまでもカーアクション・コメディに徹する。
彼らしい勢いの良さもバッチリはまっている。
リュック・ベッソンは
こういう感じが一番いいんじゃないでしょうか。
ただのタクシーかと思いきや、
序盤の「急いで空港まで行ってくれ!」という客を乗せる、
そして明らかになる改造タクシーの全貌。
この脳天気具合がたまらない。
街を爆走するフランスの老舗メーカー、
プジョーのタクシーが最高にカッコいい。
そしてフランス語の響きも大きいとは思うのですが、
さりげない台詞の中にあるユーモアや、
挿入されるギャグも冴えている。
ハリウッド製のこの手の映画とは一味違う空気もまた良し。
免許の再交付はダメ!でも、
思いもよらないとっても素敵な転職先をご紹介。
ラストはユーモアたっぷりのオチもばっちり決まりました。 


オペラの怪人

オトーサン、
「ブロードウェイのは、よかったなぁ」
・オペラ座の怪人(1925) 連番No.☆5033
・オペラ座の怪人(2004) 連番No. ☆1647
・オペラ座の怪人 25周年記念公演 in ロンドン 連番No.☆5041

原題:Phantom of the Opera (1943) 
監督:Arthur Lubin    
原作:Gaston Leroux 
脚本:Eric Taylor/ Samuel Hoffenstein  
Genre:Drama/ Horror/ Music
上映時間:92分
あらすじ:
エリックは、オペラ座の
プリマ・ドンナ、ビアンカロリの代役を勤める
クリスティンの隠れた実父だった。
娘の勉学費を稼いでいたが、
交響楽団員をクビになり、金を稼ぐために。
ピアノ演奏曲を書き上げた、
音楽出版社プレイエルに持ち込んだが
その曲を盗まれ、その怒りから彼を殺害する。
女秘書に硫酸をかけられ、
オペラ座の地下室に逃げ込み、
以来、怪人となる。
娘に出番を与えるため、ビアンカロリを殺し、
劇場の大シャンデリアを落とした。
クリスティンに恋するオペラ歌手アナトールは、
オペラの怪人をおびき出すために
彼の作曲した子守歌の演奏を
フランツ・リストに頼んだ。
それを聞いたクリスティンは、
幼い日の子守歌だと気づく・・・

出演者:
Claude Rains・・・Erique Claudin(エリック/怪人)
Susanna Foster ・・・ Christine DuBois(クリスティン) 
Nelson Eddy ・・・ Anatole Garron(アナトール)
オトーサン、
「名脇役なんだ」
クロード・レインズ
アカデミー賞助演男優賞ノミネート 
・1939年  スミス都へ行く
・1943年  カサブランカ    
・1944年  愛の終焉    
・1946年  汚名   

その他の出演者:
Edgar Barrier ・・・ Raoul Dubert
Jane Farrar ・・・ Biancarolli
J. Edward Bromberg ・・・ Amiot
Fritz Feld ・・・ Lecours
Frank Puglia ・・・ Villeneuve
Fritz Leiber, Sr. ・・・ Franz Liszt
Steven Geray ・・・ Vercheres
Miles Mander ・・・ Maurice Pleyel
Hume Cronyn ・・・ Gerard

User Rating:6.5/10( 4,877 votes)IMDb
  User Rating:6.8/10( 7 votes) Yahoo!
オトーサン、
「変化球だね」

アカデミー賞受賞 
・撮影賞(カラー)
室内装置賞
同ノミネート
・ミュージカル映画音楽賞      
・録音賞 

User Reviews 
Neil Doyle さん
U.S.A. 
2001年4月14日
ホラーは減ったが、音楽は輝かしい

クロード・レインズの演技を評価するために、
本作をもう一度見直してみた。
彼は、虐待されたバイオリン奏者を演じたが、
同情を感じさせることができるまれな俳優のひとりだ。
観客は、彼がなぜ怪人の変るかを理解できるだろう。
その演技は、有名な物語を見事にテクニカラーに
脚色した本作の財産だ。
なぜ、このバージョンが出来たのか?
一連のオペラシーンを追加したことで、
これは、面白いメロドラマになっている。
ネルソン・エディの声はすばらしい。
スザンナ・フォスターは、その歌う役に応えた。
コメディシーンは、少しやりすぎだ。
それらがする時に、
本作の唯一の弱さは、
ネルソン・エディとエドガー・バリアが
フォスターの愛を得るために
無分別な競いをするあたりだ。
それはともかく、パリ・オペラ座を背景にした
恐ろしいストーリーが満喫できる。
舞台は豊かで、よく出来ている。
当然ながら、本作は、アカデミー賞の
撮影賞(カラー)と室内装置賞を勝ち取った。
エドワード・ワードも、音楽賞にノミネートされ、
全体の楽しみに大いに寄与している。
ホラーは減ったものの、
豊かな音楽的なハイライトがそれを補っている。
興味深いエンターテインメントだ。

オトーサン、
「いまいちだね」
怪人の正体が、先に割れるのが原因です。

Ikedaさん 
2006年6月8日
スザンナ・フォスター

有名なロン・チェニーのサイレントに比べると、
大分娯楽的要素が多くなっていて、
少なくともガストン・ルルーの原作の
雰囲気とは全く違うものになっています。
なぜ怪人となったかを含め説明的なので、
解りやすいとは言えますが、
逆に物足りない感じがしました。
最近「オペラ座の怪人」の題名で
ミュージカルとして
リメイクされた時には驚きましたが、
確かにオペラ座が舞台なので、
この映画を見て成る程と思いました。
クロード・レインズは良く演じていると思いますが、
マスク姿では、
やはりロン・チェニーの怪演には及びません。
ヒロインのスザンナ・フォスターは
俳優学校でミッキー・ルーニーや
ジュディ・ガーランドと一緒だった人らしいですが、
この映画ではディアナ・ダービンの代わりに
出演したそうです。
綺麗ですし、ソプラノもかなりのものなので、
それで良かったと思います。
因みにこの映画のオペラ座のセットは、
1925年のロン・チェニーの時と同じもので、
現在残っている映画のセットとしては
最古のものだそうです。


バトルシップ

オトーサン、
「リムパックって、すごいね」
・世界14カ国の海軍将兵2万人が参集する環太平洋合同演習
こんな大規模な軍事演習をみせつけられたら、
中国も、北朝鮮も、戦意喪失するのでは?

原題:Battleship (2012) 
監督:Peter Berg  
脚本:Jon Hoeber/ Erich Hoeber  
Genre:ction/ Adventure/ SF
Country: USA 
Language: English / Japanese
上映時間:132分
あらすじ:
ハワイ沖に、各国の軍艦が集結し、
大規模な合同軍事演習が行われようとしていた。
血気盛んな米海軍の新人将校アレックスは、
日本から参加した自衛艦艦長のナガタに
激しいライバル心をむき出しにする。
そんな中、演習海域に正体不明の巨大な物体が出現する。
アレックスの乗る駆逐艦とナガタの自衛艦、
それにアレックスの兄ストーンが艦長を務める
サンプソン号の3隻が偵察に向かう。
その正体は、地球に飛来したエイリアンの母船だった。
やがて母船は巨大なバリアを築き、
人類はそこに閉じ込められた3隻以外に
反撃の手段を失ってしまうのだった・・・

出演者:
Taylor Kitsch ・・・ Lieutenant Alex Hopper(アレックス) 
Alexander Skarsgard ・・・ Commander Stone Hopper(ストーン) 
浅野忠信 ・・・ Captain Nagata(ナガタ) 
オトーサン、
「名優・浅野忠信、B級映画に出演か」

その他の出演者:
Rihanna ・・・ Cora Raikes
Brooklyn Decker ・・・ Samantha "Sam" Shane.
Hamish Linklater ・・・ Cal Zapata.
Liam Neeson ・・・ Admiral Terrance Shane.
Peter MacNicol ・・・ U.S Secretary of Defense  
John Tui ・・・ Chief Petty Officer Walter "Beast" Lynch
Gregory D. Gadson ・・・ Retired Lieutenant Colonel Mick Canales
Adam Godley ・・・ Dr. Nogrady
Jesse Plemons ・・・ Jimmy "Ordy" Ord
Joji Yoshida ・・・ Chief Engineer Hiroki

User Rating:5.8/10( 213,061 votes)IMDb
  User Rating:6.7/10( 1,565 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ラジー賞のオンパレードだね」

ラジー賞受賞
・ワースト助演女優賞  リアーナ    
               ブルックリン・デッカー 
同ノミネート
・ワースト作品賞     
・ワースト監督賞  ピーター・バーグ    
・ワースト助演男優賞  リーアム・ニーソン 
・ワースト脚本賞     
・ワースト・アンサンブル演技賞 

User Reviews 
Pozzible Movie Criticさん 
Phoenix, Az
2012年5月21日
やましい楽しみ

多くの人が好きでないとレビュー。
大変だ!
私は、この映画が好きなのだから。
その理由は、
1. 期待していなかった
  退屈で、冗長で、ひどいかったが、好きになった。
  ジョークに笑い、俳優に共感し、アクションに興奮した。
  きまり文句が多いが、筋書は興味深い。
2. 俳優たちは、よい仕事をした。
  テイラー・キッチュは、よい仕事をしたし、
  リアーナも、そんなに悪くはなかった。
  脇役の役目をきちんと果たした。
3. 大切なことが伝わらない? 
   ゲームを映画にしようとした?
  やや安手だが、楽しい、楽しい。
  最後に、ストーリーにうまくはまっていた。
要するに、本作は、ライドを楽しむ夏休み映画だ。
期待せずに見にいくべし。
「ネイビーシールズ」ほど愛国心をかき立てないし、
欠点がないわけではないが、
それは、どんな映画で同じだ。

オトーサン、
「リメンバー、パールハーバー!」
ホノルルへいくと、戦艦ミズーリが展示してあります。
この映画のクライマックスは、この老朽艦を
退役軍人のおじいさんたちが、動かすあたりです。

黒美君彦さん 
2015年5月12日
何だかな

ド派手なCGが示す通り、大味な物語。
日米同盟でエイリアンとも
こんな風にタッグを組んで戦うわけね。
登場するエイリアンが不思議な存在で、
攻撃性を持っていないと判定すると
(判定が緑だと)攻撃しないんだよね。
実に優しいエイリアン。
だのに、タイヤだかコマだかよくわからない
ぐるぐる回るヤツは高速道路とか無差別に破壊するわけで、
うーん首尾一貫性がない。
何が目的で地球に来たのだか。
浅野忠信は何だかおいしい役どころだけど、
主役のテイラー・キッチュにもひとつ魅力が乏しいし、
お決まりのロマンスは何だかとってつけたみたいだし。
展示してある古い戦艦「ミズーリ」で
闘って勝っちゃうのも「宇宙戦艦ヤマト」チックで、
何だかな。。
あっという間に記憶から消えてしまいそうだけど、
ぼーっと観る分には楽しいのかも。


ゴースト・イン・ザ・シェル

 
オトーサン、
「押井学バージョンは、傑作だったな」
・GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊 連番No.2945
世界的に評判になったので、ハリウッドが、
目をつけて、実写版にしました。

原題:Ghost in the Shell (2017)
監督:Rupert Sanders 
原作:士郎正宗
脚本:Jamie Moss/ William Wheeler/ Ehren Kruger  
Genre:Action/ Crime/ Drama
Country: USA / India / China / Japan / Hong Kong 
     UK / New Zealand / Canada / Australia 
Language: English / Japanese 
上映時間:107分
あらすじ:
近未来。
悲惨な事故から生還した草薙少佐の体は、
脳の一部を除いて全身が義体化されていた。
彼女は、公安9課を率いる荒巻課長の下、
凶悪なサイバーテロ犯罪に立ち向かっていた。
ハンカ・ロボティックス社の関係者が
何者かに襲われる事件が発生。
捜査を進める草薙少佐の前に、
凄腕のハッカー、クゼが浮かび上がる。
クゼに迫っていく中、
脳に残るわずかな記憶に疑念を抱く・・・

出演者:
Scarlett Johansson ・・・ 草薙少佐
ビートたけし ・・・ 荒巻課長
Michael Carmen Pitt ・・・ クゼ
オトーサン、
「スカーレット・ヨハンソンは、ごひいきだけど・・・」

その他の出演者:
Andrew Morris ・・・ young Hideo
Pilou Asbak ・・・ Batou
Chin Han ・・・ Togusa
Juliette Binoche ・・・ Dr. Ouelet
Peter Ferdinando ・・・ Cutter
桃井かおり ・・・ 草薙素子の母
Lasarus Ratuere ・・・ Carlos Ishikawa
Danusia Samal ・・・ Ladriya
Anamaria Marinca ・・・ Dr. Dahlin
泉原豊 ・・・ Saito
Tawanda Manyimo ・・・ Borma
Daniel Henshall ・・・ Skinny Man
Rila Fukushima ・・・ 芸者robot
Pete Teo ・・・ Tony
Yuta Kazama ・・・ Data Host
Chris Obi ・・・ Ambassador Kiyoshi
Adwoa Aboah ・・・ Lia

User Rating:6.5/10 ( 114,293 votes)IMDb
  User Rating:7.8/10( 2,686 votes) Yahoo!
オトーサン、
「高いスコアだね、変だね」
ロケ地の香港、安っぽいね。

User Reviews 
krogchoi-69376さん
France 
2017年3月29日
寿司のマクドナルド・バージョン

もしマクドナルドが寿司を作ろうとしたなら、
オリジナルをこうつくり変えたにちがにない。
要するに、映画はレベルダウンされたバージョンであり、
筋書が大きく変わっている。
大好きな「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」(1995)は、
視覚的に美しく、快よい。
実写版の本作は、
レストランのシーンは、すばらしかったが、
特に都市のビジュアルが安っぽく、あまり好きではない。
監督が挑戦したのかも知れないが、魂を欠いている。
注1:
バトウを演じている男は、いい。
注2 :
キタノのせりふは、ひどい。
これは、日本語なのか、英語なのか。
「タケシは、英語を話したくなく、
キャストは、日本語を学びたくなかった」
と金切り声で言う。
まさしく気まずい感じがした。

オトーサン、
「前田さん、怒ってるね」

前田有一さん 
2017年4月8日
白いブラックウィドウ
   
「攻殻機動隊」は、
日本よりも海外で話題になりそうなタイトルなのだが、
その実写版「ゴースト・イン・ザ・シェル」は、
肝心のアメリカ市場でよもやの大苦戦である。
日本ではなおさら一般受けしにくいコンテンツなだけに、
先行きが不安なスタートといえる。 
脳以外、人工的な義体で生きている少佐。
義体が珍しいものではないこの時代でも
彼女の能力は群を抜いており、
彼女が所属する公安9課でも不可欠な戦力となっていた。
9課を率いる荒巻大輔(ビートたけし)も彼女を高く評価し、
今日もサイバーテロ集団と対峙するのだった。 
士郎正宗による原作漫画とも、押井守らによる
アニメ版とも距離を取った内容のハリウッド実写版。
もはや主人公の名前すら違うわけだが、
そのあたりは物語が進むと
徐々に目指す方向性がわかってくる。
要はこのハリウッド版は、
"少佐"の自分探しの物語、ということである。 
映画版の世界観は、
いかにも80年代らしい爛漫さを感じさせた漫画版とも、
哲学的ハードボイルドな押井守版とも微妙に異なるもの。
現実味も生活感もなく、
どことなく不安感を与える退廃的な近未来。
若いクリエイターが好みそうなダークなルックの映像だ。 
そこにスカーレット・ヨハンソンの少佐が
光学迷彩スーツで大アクションを繰り広げるコンセプトだが、
これがまた原作ファンの不評を買いそうな見た目である。 
スカーレットさんはこのためにわざわざ太ったのか、
あるいは衣装が膨張色の白だからそう見えるだけなのか、
やたらとムッチムチ。
原作のエロエロな雰囲気を醸し出しているといえば
そう見えなくもないが、
スタイリッシュなヒロインアクションが全盛の今、
鈍重な見た目はどうにも気になる。 
気になるといえば彼女の黒髪厚化粧姿、
日本人の自分には
どうもタレントの久本雅美に似ている感じを受ける。
外人にはああいうのが受けるのかもしれないが、
共感の邪魔になってしかたがない。 
まあ、それは映画の出来には関係ないのでいいとして、だ。
白い全身スーツは意図的に引きの画面では
全裸に見えるように撮られていて、やたらとエッチである。
ルパート・サンダーズ監督は、
よほど原作漫画のエロシーンが好きなのだろう。 
もう一人の重要人物荒巻も、
演じるビートたけしは見た目は狂気を感じさせて面白いのだが、
しゃべるとどうしてもお笑い芸人の印象が強く、
日本人観客の目にはかなり厳しいものがある。 
このあたりからも、本作が外国向けであることを痛感させられる。
というか、そもそも荒巻を
北野映画的な狂気をはらむキャラにする必要が
あったのかという気もするが……。 
いずれにせよ、この二人のコレジャナイ感に比べれば、
少佐の相棒バトーのちんけなヤンキームードなどは
大した問題ではないように思われる。 
それにしても、原作が何度も映像化されているとの事実以上に、
この実写版の世界観は既視感に満ちている。
ディテールへのこだわりが感じにくく、
あちこちに矛盾を感じるのもよろしくない。
ストーリー面も、ネタバレなので詳しくはかけないが、
肝心の真相に説得力がまるでないのは痛い。 
結論として本作は、原作やアニメのファンが、
ハリウッドレベルの実写映像を
とりあえず確認に行く用途向け、といえる。 
それ以外の一般の方は、
むっちりスカヨハの全裸風アクションだけに
お金を払う結果となっても
かまわないという人にならばすすめられる。 


ある愛の詩

オトーサン、
「♪命短し恋せよ乙女だね」
韓国では、純愛映画のお手本、パクりが横行。
この映画、何といっても、フランシス・レイの曲です。
♪海よりも 美しい愛があるのを
 おしえてくれたのは あなた
 この深い愛を私は 唄うの
 いつかしら 最初に声かけてくれた
 あの時のあなたは 私の世界に
 光といのちを与えた
 大きな その不思議な力で
 心みたし 愛してくれたの
 私はもう こわくない
 あなたの いる方へ
 手を出せば とどくから
 もうなにも この世で欲しいものはない
 美しい愛は続くの
 星が夜空に燃え尽きる時まで

原題: Love Story(1970) 
監督: Arthur Hiller  
脚本: Erich Segal   
Genre:Drama/ Romance
Rated PG for language and a love scene
上映時間:109分
あらすじ:
オリバーがジェニーに出会ったのは
大学の図書館だった。
名家の四世とイタリア移民の娘という
余りにも身の上の違う2人だったが、
彼らは次第に惹かれ合っていった。
父の反対を押し切ったオリバーは、
ジェニーと結婚。
送金は中止されるが、
学費や生活費の為にジェニーは働き、
貧しいながらも幸せな日々を送っていた。
やがてオリバーは
ハーバードの法律学校優秀な成績で卒業、
法律事務所へ勤めるため、めた
ニューヨークで新生活を始めた矢先、
ジェニーの余命が短いのを知らされる・・・

出演者:
Ali MacGraw ・・・ Jennifer "Jenny" Cavalleri(ジェニー)
Ryan O'Neal ・・・ Oliver Barrett IV(オリバー)
オトーサン、
「2人とも、素人っぽいのがいいね」

その他の出演者:
John Marley ・・・ Phil Cavalleri
Ray Milland ・・・ Oliver Barrett III
Russell Nype ・・・ Dean Thompson
Katharine Balfour ・・・ Mrs. Barrett
Sydney Walker ・・・ Dr. Shapely
Robert Modica ・・・ Dr. Addison
Walker Daniels ・・・ Ray Stratton
Tommy Lee Jones ・・・ Hank Simpson
John Merensky ・・・ Steve
Andrew Duncan ・・・ Reverend Blaufelt

User Rating:6.9/10( 24,454 votes)IMDb
  User Rating:7.4/10( 114 votes) Yahoo!
オトーサン、
「名画だ!」

アカデミー賞受賞 
・作曲賞  フランシス・レイ
同ノミネート
・作品賞     
・主演男優賞  ライアン・オニール    
・主演女優賞  アリ・マッグロー    
・助演男優賞  ジョン・マーレイ    
・監督賞  アーサー・ヒラー    
・脚本賞

User Reviews 
Jack "Rainman" Oates
2004年3月6日
これまでに作られた最も素晴らしいロマンス

上映の約25年後でも、
本作は、最も素晴らしいロマンスであり続ける。
エリック・シーガルは、その偉大な才能を駆使して、
最も素晴らしいロマンス小説の1つを脚本にした。
力強い演技と感動的なストーリーによって、
本作は、ハリウッドを高みに上げた。
ライアン・オニール、美しいアリ・マッグロー、
レイ・ミランド、ジョン・マーリーらの出演者によって、
本作は、最高の映画のなかでもユニークなものとなった。
マッグローとオニールは、
キャリアで最高の演技をみせた。
スクリーン上の最もロマンチックな
カップルとして記憶されるだろう。
エリック・シーガルの筋書は、見事で、
私はその世界の中に住み、去り難く思う。
何度も何度もみたい映画だ。
オリバーとジェニーの真実の愛と相性が輝く。
よい時も、悪い時も、悲しい時も、
すべてをカバーしている。
オニールとマグロー、作家、そして監督の才能の証左だ。
本作は、ロマンスドラマのお手本だから、
みんなが、見るとよい。

オトーサン、
「若い頃、純愛に感動したな」
今回、老年になってみましたが、
ジェニーの父親役ジョン・マーレイの渋い演技に、
涙します。

sachi823さん 
2013年2月23日
メロドラマ

70年代の代表的な恋愛映画というと
やはりこの作品でしょうか。
ニューシネマで映画館から遠ざかった若者を
再び映画館に引き寄せたという点でも
非常に意味深い作品だと思います。
監督がどう意図したかは別にして、内容(ストーリー)や
俳優の魅力、甘美な音楽や美しい映像など観客が求める
すべてがこの映画にはつまっているように思います。
実話をもとにしているそうですが、こんな恋愛、
自分もしてみたかったと、当時見ていた観客は
たぶん同じように思っていたと思います。


理想の彼氏

オトーサン、
「あれの続編かな?」
・理想の恋人.com 映画索引連番No.3999
  Must Love Dogs (2005)
  監督・脚本::Gary David Goldberg

原題:The Rebound (2009) 
監督・脚本:Bart Freundlich   
Genre:Comedy/ Romance
上映時間:95分
あらすじ:
幸せに暮らしていたサンディは、
夫の浮気発覚で離婚を決意し、
子供たちを連れてニューヨークへ。
40歳のシングルマザーだ。
スポーツ・チャンネルへの就職も決まり、新生活をスタート。
24歳のフリーター、アラムは、
アパートの1階にあるカフェで働く
フランス人の妻に逃げられ、両親と同居し、
傷心の日々を送っていた。
そんな中、サンディとアラムは意気投合、
彼女の留守中はアラムが子供たちの面倒を見るなど
家族ぐるみで交流を深めていく・・・

出演者:
Catherine Zeta-Jones ・・・ Sandy(サンディ)
Justin Bartha ・・・ Aram Finklestein(アラム)
オトーサン、
「美人女優だね」
ニコール・キッドマンかとも思いましたが、
キャサリン・ゼータ・ジョーンズでした。

その他の出演者:
Kelly Gould ・・・ Sadie
Art Garfunkel ・・・ Harry Finklestein
John Schneider ・・・ Trevor
Marcel Simoneau ・・・ Henri
Joanna Gleason ・・・ Roberta Finklestein
Steve Antonucci ・・・ Waiter, Aram´s Friend
Lynn Whitfield ・・・ Laura
Stephanie Szostak ・・・ Alice
Rob Kerkovich ・・・ Mitch
Alice Playten ・・・ Sensei Dana
Sam Robards ・・・ Frank
Andrew Cherry ・・・ Frank Jr., age 7

User Rating:6.4/10( 41,509 votes)IMDb
  User Rating:7.1/10( 280 votes) Yahoo!
オトーサン、
「よく出来ている」

User Reviews 
yoghurtgirlさん
Los Angeles, California 
2009年3月12日
ここ数年で最もよいロマンチック・コメディ!

30代後半の友人と見に行った。
私は20代半ばで、2人でとても激しく笑った。
ロマンチックコメディが持つ商業性も、
インチキ臭さもなく、
妙におかしくしようとしていない。
私達の時代向けの大胆なロマンチックコメディだ。
おとなも子供もすばらしい演技だ。
ジャスティン・バーサは好きにならないではいられない。
キャサリン・ゼータ・ジョーンズも最高の演技みせている。を
「ディボース・ショウ」より百万倍もいい。
興味深いストーリー展開、ニューヨークの良いイメージ、
また見たい映画だ!

オトーサン、
「幹事長を棒に振った山尾さんも、
肉食系女子って書かれてたね」

ジーナさん 
2010年11月27日
肉食系女子キャサゼタ

完璧な夫と可愛い子供たちに囲まれた
最高の家庭が夫の裏切りによって崩壊、
心機一転シングルマザーとなった女性が
出会った男性は16歳年下、、
さてどうする?といったロマコメ作品です。
主人公の40歳という年齢は
日本でもアラフォーなんて呼ばれてフィーチャーされてましたね。
まぁ、この作品は四十路女の苦悩というより、、
経済的にも精神的にも自立した年上女性が
若い男の子を彼氏にする‘クーガー’に
目を向けてる感じなのでアラフォードラマとして観ると
共感できる部分がかなり少ないと思います。
ただ、とにかくキャサゼタのクーガーぶりが見事です(爆)
だから歳の差を超えた本物の愛云々ではなく、
いかにしてキャサゼタがキュートな青年との距離を
縮めていくかという作品になってます(笑)
距離の取り方があまりに自然で驚きますよ。
ドラマどころか恋愛感情の動きすら説得力に欠けるので、
主人公の女性だけではなくコーヒーショップで
アルバイト生活を送る若者のほうにも感情移入は難しいでしょう。
これまで女子の小遣い稼ぎだったベビーシッターを
男の子がするというのは面白みがありましたが、
心情の変化が掴みにくい上に
ありふれた設定というワケではないので
スンナリ入ってはいけなかったです。
キャサゼタは相変わらず華があって艶っぽくて
見とれるほど美しかったですね。
夫に本心を言えない内向的な妻なんて
キャラにおさまるようなキャサゼタじゃないので
ハマリ役かどうかは微妙ですが、クーガーには適役でございました。
こんなスペシャル美女を主人公にしたロマコメに感情移入なんて
最初から無理なワケですからミスキャストとも言えるんですけどね(笑)
年下の彼のキャラは控えめで健気で品があって善人で・・・
本当に理想の彼氏像でした。
そんなキャラに穏やかで物腰柔らかなジャスティン・バーサの雰囲気が
ピッタリだったと思います。
笑いのネタはシニカルなのでニヤリとするセリフも多かったですが、
子供たちに毒を吐かせてしまうのはどうなんですかね・・・。
どんなに風刺の効いたコメディでも
子供には子供らしくあって欲しいなぁ〜
下ネタも結構あるので一緒に観る人によっては
気まずい思いをするかもしれません。
これといって印象に残るようなストーリーではありませんでしたが、
王道の内容を手際の良い演出で
90分ちょっとにまとめているので飽きずに鑑賞できました。
作風にもう少し温かみや気配りがあると良かったですが、
キャサリン・ゼタ=ジョーンズのファンの方や
女友達の恋愛話を聞かされるのが苦じゃない方にはオススメできます。
結論;年齢に関係なく心が広く包容力のある男性は魅力的。


デッドコースター

オトーサン、
「この邦題、よくないね」
午後ロードで、この邦題だったので、
なめてかかりましたが、どうしてどうして。
まさか、傑作の続編とは・・・
・ファイナル・デスティネーション 連番No.4446  
「このシリーズ、まだまだ続くんだ」
・第1作 ファイナル・デスティネーション(2000)  
・第2作 デッドコースター(2003)  
・第3作 ファイナル・デッドコースター(2006)  
・第4作 ファイナル・デッドサーキット 3D(2009)  
・第5作 ファイナル・デッドブリッジ(2011)  

原題:Final Destination 2 (2003)r
監督:David R. Ellis    
原作:J. Mackye Gruber/ Eric Bress/ Jeffrey Reddick  
脚本:J. Mackye Gruber/ Eric Bress  
Genre:Horror/ Thriller 
Country: USA / Canada 
Language: English 
上映時間:90分
あらすじ:
180便の事故から一年後。
キンバリーは、
友人たちとドライブ旅行に出掛けた。
運転する車がハイウェイに差し掛かった時、
突然恐ろしい予知夢を見る。
大型トラックの荷台から落ちた
丸太が後続車に激突したのを皮切りに、
周囲の車が次々と衝突、炎上、
最後にはキンバリーたちも
その犠牲に遭うという凄惨な連鎖事故だった。
我に返ったキンバリーは事故を未然に防ぐため、
パトカーのバーク保安官に、
「これから事故が起きる」と訴える。
生き残ったキンバリーは、謎を解くべく
飛行機事故の唯一の生き残りクレアがいる
精神医療センターを訪ねる・・・

出演者:
A.J. Cook ・・・ Kimberly Corman(キンバリー)
Michael Landes ・・・ Officer Thomas Burke(バーク保安官)
Ali Larter ・・・ Clear Rivers(クレア)
オトーサン、
「役者がみんな頑張ってるね」

その他の出演者:
T.C. Carson ・・・ Eugene Dix 
Jonathan Cherry ・・・ Rory Peters 
Keegan Connor Tracy ・・・ Kat Jennings 
Tony Todd ・・・ William Bludworth 
Lynda Boyd ・・・ Nora Carpenter 
David Paetkau ・・・ Evan Lewis 
Justina Machado ・・・ Isabella Hudson 
James Kirk ・・・ Tim Carpenter 
Sarah Carter ・・・ Shaina 
Alex Rae ・・・ Dano 
Shaun Sipos ・・・ Frankie 
Andrew Airlie ・・・ Mr. Corman 
Noel Fisher ・・・ Brian Gibbons 

User Rating:6.2/10( 128,533 votes)IMDb
  User Rating:7.1/10( 122 votes) Yahoo!
オトーサン、
「高いスコアだ」

User Reviews 
Tom Smithさん
New Hampshire 
2004年2月15日
優れた続編、素晴らしいスリラー

あなたが「ファイナル・デスティネーション」が好きだったら、
本作も好きになるだろう。
コマーシャルを覚えていたので、
この続編のスリルを台無しにしないか心配してた。
従って、劇場で見なかったのだが、間違っていた。
コマーシャルは、映画の映像を使ったので、
不意打ちはいっそう効果的だった。
脚本、演技、監督、みなよかった、
時代を超えて最もよい映画というわけではないが、
本作は、すべての面において目的を果たした。
多くのすばらしいアクション、予測不可能な不意打ちで
いっぱいのスリラーだった。
時間を全く浪費せず、
最初から終わりまで、いいペースだった。

オトーサン、
「同感!」

ジーナさん 
2010年8月24日
ファイナルデスティネーションには劣る

やはり続編という事で衝撃度は落ちますが、
グロい死に方やアクションなどは前作を上回っています。
このシリーズは全作通して
冒頭のきっかけ事故に並々ならぬ力を注いでいると思うので、
私はそこが毎回楽しみだったりします。
もちろん第2弾のアクシデントも大迫力で満足でした。
ただ・・・その後をあまり楽しめなかったのが惜しいところ。
まず、登場人物の年齢が上がったために
若干ですが作品のテンションが落ちてしまったように感じました。
さらに…ストーリー展開は基本的に同じなので、
魅せるとすれば冒頭の事故シーンと
各々の死に方だと思うのですが、
前作のような偶然から死に至るという
細やかな施しがされておらず、
ただバタバタと人が死んでいってるので、
巧妙さに欠けるんですよね。
私はこのシリーズはストーリー云々よりも
人の死に様に期待しているので、
このあり得なさにはちょっとガッカリでした。
派手さは増していますが、緊迫感がなくなった…
というまさにシリーズ第2弾といった感じですね(笑)
解決の仕方もどうなんだろう・・・。
しかし、全作から引き続いて出演している
役者さんもいますし相変わらず展開も早いので
続編としてつまらない訳ではありません。
派手な作風が好きな方であれば、
おそらく前作よりこちらの方が楽しめるでしょうね。


博士と彼女のセオリー

オトーサン、
「この女優さん、演技上手だね」
かの有名なトム・ハンクスに負けない演技でした。
・インフェルノ 連番NO.6149
そこで、彼女の代表作を借りることにしました。

原題:The Theory of Everything (2014)
監督:James Marsh  
原作: Jane Hawking 
脚本:Anthony McCarten  
Genre:Biography/ Drama/ Romance
Country: UK / Japan / USA 
Language: English / French / Latin / Italian 
上映時間:123分
あらすじ:
1963年、イギリス。
名門ケンブリッジ大学大学院で
理論物理学を研究する天才学生スティーヴン・ホーキング。
彼は、パーティで出逢った女性ジェーンと恋に落ちる。
だが、スティーヴンの体調に異変が起き始める。
やがてALSと診断され、余命2年と宣告されてしまう。
将来を悲観し、ジェーンとの未来も諦めるが、
ジェーンはひるむことなく、
周囲の反対を押し切ってスティーヴンと結婚する。
結婚2年目には長男のロバートも誕生し、
当初の余命を越えて生き続けるスティーヴンは、
ジェーンの励ましに支えられ、
研究者として実績を上げていく・・・

出演者:
Eddie Redmayne ・・・ Stephen Hawking(スティーヴン)
Felicity Jones ・・・ Jane Hawking(ジェーン)
オトーサン、
「エディ・レッドメイン、すごいね」
経歴をみたくなりました。
・エディ・レッドメイン
 Eddie Redmayne
 誕生日 : 1982/01/06
 出身地 : イギリス/ロンドン
  イートン校やケンブリッジ大学トリニティ・カレッジに学ぶ。
 サム・メンデス演出による“Oliver!”で初舞台。
 “Red”でトニー賞の演劇助演男優賞を受賞。
 06年、「ザ・デンジャラス・マインド」で映画デビュー。
 代表作は、
 アカデミー賞
 主演男優賞受賞 博士と彼女のセオリー 
 同ノミネート
 主演男優賞 リリーのすべて    

その他の出演者:
Charlie Cox ・・・ Jonathan Jones
David Thewlis ・・・ Dennis Sciama
Simon McBurney ・・・ Frank Hawking
Emily Watson ・・・ Beryl Wilde
Maxine Peake ・・・ Elaine Mason
Harry Lloyd ・・・ Brian
Guy Oliver-Watts ・・・ George Wilde
Abigail Cruttenden ・・・ Isobel Hawkingr
Charlotte Hope ・・・ Phillipa Hawking
Lucy Chappell ・・・ Mary Hawking
Christian McKay ・・・ Roger Penrose
Enzo Cilenti ・・・ Kip Thorne
Georg Nikoloff ・・・ Isaak Markovich Khalatnikov
Alice Orr-Ewing ・・・ Diana King
Frank Leboeuf ・・・ Swiss doctor
Michael Marcus ・・・ Ellis

User Rating:7.7/10( 307,702 votes)IMDb
  User Rating:7,8/10( 1,437 votes) Yahoo!
オトーサン、
「よく出来ているね」

アカデミー賞受賞 
・主演男優賞  エディ・レッドメイン
同ノミネート
・作品賞     
・主演女優賞  フェリシティ・ジョーンズ    
・脚色賞    
・作曲賞      

ゴールデン・グローブ受賞 
・男優賞(ドラマ)  エディ・レッドメイン
・音楽賞 
同ノミネート
・作品賞(ドラマ)     
・女優賞(ドラマ)  フェリシティ・ジョーンズ    

User Reviews 
Richard von Lustさん
Germany 
2014年11月26日
アカデミー賞に値する     
エディ・レッドメインの驚くべき演技

私達は、スティーブン・ホーキングのことに精通している。
彼の草分け的な仕事「ホーキング 、宇宙を語る 
ビッグバンからブラックホールまで」と難病は、
大衆によく知られ、不滅の名声をもたらした。
だが、私達のほとんどは彼の私生活や
25年以上も犠牲になってきた妻からの離婚という
衝撃的な成り行きの複雑さを理解できない。
そのエピソードは、国際的な名声を得た彼の評判を落とした。
本作は、最後までよく書かれた脚本といいペースで
すばらしい出来栄えだった。
ホーキングの人生の重要な転機を説明している。
とりわけ、彼を支えた妻によって書かれただけに、
より説得力がある。
だが、本作を高みに昇らせたのは、
ホーキング役のエディ・レッドメイン息を飲むような演技だ。
ホーキングほどの有名人をまねするのは難しく、
しかも、筋萎縮性側索硬化症による衰弱と、
その徐々に増す影響を演じることは、よりいっそう難しい。
ホーキングがその苦難の旅において経験した
深い感情と内側の苦しみを見るにつけ、
私は、思わず涙にむせんでしまった。
これは、芸術作品だ。
ハンカチを用意すること。

オトーサン、
「難解なセオリーだね」
その昔、博士の本を手に取ってみたけど、
サッパリ分からなかったなぁ。

黒美君彦さん 
2015年3月19日
時間小史

英国映画らしい端正な作品。
アカデミー賞主演男優賞を受賞した
エディ・レッドメインの熱演は当然だが、
妻・ジェーンを演じたフェリシティ・ジョーンズもいい。
伝記映画はどうしてもエピソードを
駆け足で積み上げる形になりがちだが、
この作品ではシーンを巧みに重ねているので流れがいい。
あざといカットなども多用せず、
じっくりと撮影している点が好感度大。
スティーヴン・ホーキングの宇宙論の
どこが如何にセンセーショナルだったかが
よくわからなかったところが残念だったが
(とはいえ解説されてもどこまで理解できたか…(笑))。
ALSによって自由を奪われても、
自らを憐れむことなく、
ユーモアに溢れたやりとりをする主人公は
きわめて魅力的だ。
ただ、ジェーンが疲れ果て、
他の男性に心を動かすのも非難できない。
そのことを十分理解して離婚するというのも
よく描けているが、
犠牲になることが大好きな
(あるいは他人が犠牲になる物語が大好きな)人には
なかなか共感できないんだろうなあ。
実在している人物の評伝は難しいものだが、
ホーキングを神格化していない点が高く評価できる。
ここに描かれているのは
ホーキングが語った理論物理学における「時間」ではなく、
ひと組の男女が過ごした時間の濃淡、あるいは揺れ動きである。
ストーリーテリングがきわめて巧みで、
最後までスクリーンから目が離せなかった。
肉体が衰えても精神は拡大していったといわれるホーキング。
それを静かに綴ったこの作品は
名作のひとつとして名を連ねるだろう。


映画 きかんしゃトーマス 探せ!! 謎の海賊船と失われた宝物

オトーサン、
「たった1時間なのに劇場公開か」
トーマス大好きの子供たちにせがまれて、
親御さんたちが、見に行ったのでしょうね。

原題:Thomas & Friends: Sodor's Legend of the Lost Treasure (2015) 
監督:David Stoten    
原作:Rev. W. Awdry
脚本:Andrew Brenner  
Genre:Animation/ Adventure/ Comedy 
Country: UK 
Language: English 
上映時間:63分
あらすじ:
ふざけすぎたトーマスは
急行客車を脱線させてしまい、
トップハム・ハット卿に叱られ、
罰として新しい支線工事を手伝う事になる。
その途中で大きな穴に落ち、
そこで大きな海賊船を目撃した。
そんな時、船乗りジョンらが来島し、
トーマスは海賊の宝物を探している彼らと
宝探しの旅に出かけることとなるが・・・

声の出演者:
Joseph May・・・Thomas(トーマス)
Keith Wickham・・・Sir Topham Hatt(トップハム・ハット卿)  
John Hurt ・・・Sailor John(船乗りジョン)
オトーサン、
「トーマスのやんちゃぶりがいいね」

その他の声の出演者:
Kerry Shale・・・Gordon
Jamie Campbell Bower・・・Skiff
Mark Moraghan ・・・ Narrator 
Eddie Redmayne・・・Ryan
Olivia Colman・・・Marion 
David Bedella・・・Victor 
Jonathan Broadbent・・・Bill and Ben 
Nathan Clarke・・・Alfie 
Jules de Jongh・・・Emily 
Teresa Gallagher・・・Daisy/ Annie and Clarabel/ Children
William Hope・・・Edward/ Toby 
Steven Kynman・・・Duck 
David Menkin・・・Jack 
Joe Mills・・・Donald and Douglas/ Oliver/ Toad 
Rob Rackstraw・・・James 
Christopher Ragland・・・Percy 
Tom Stourton・・・Rex 
Tim Whitnall・・・Mike/ Oliver 
Matt Wilkinson・・・Cranky
Glenn Wrage・・・Cranky

User Rating:6.3/10( 179 votes)IMDb
  User Rating:7.6/10( 36 votes) Yahoo!
オトーサン、
「高いスコアだね」

User Reviews 
feyipukさん
London 
2015年7月26日
普段より少し暗いが、幸わせにしてくれる
小さな島のために、
Sodorは多数のトラックと列車を持っているが、
今回、いつもより多い。
本を読んだり、テレビで見たひとには、明らかな
再利用されたプロットが少しある。
すべてのクルーが、スクリーンに顔を出す。
数個のエンジンに「しばらくぶりだね」のせりふ。
新しいタンクエンジンや新しいタイプの乗り物は
かわいく、イマジネーション豊かだ。
ストーリーでは、前回は恐竜だったが、今回は海賊。
船乗りジョンは、おとなを考えさせるかもしれない。
彼は、通常のトーマスよりも悪い 
失われた宝物についての背景の話が進む間、
説明が全然ない。
アートは非常にかわいい。
特に、日の出や雰囲気に富んだ夜のショット、
そこでの歌がいい。
モンティ・パイソンらしくないし、
教会にふさわしい。
映画館でみたが、
大きなスクリーンでは、いっそうよりよく見えた。
あなたの子供が鉄道シリーズが好きなら、
この話に煩わされすぎることはありそうにない。
前作を繰り返しみているならば、
こうしたバリエーションもいいのでは。

オトーサン、
「息子と見に行ったんだ」
息子が喜べば、親も喜こばなくてはね。

mit*****さん 
2016年4月24日
トーマス好きなら是非
 
幼少のころからトーマス大好きな息子と、見に行きました。
映画後、トーマスと撮影会もあり、とっても満足。。。
新キャラのライアンを、daigoが吹き替えていて、
思った以上に役に合っていて、良かった^^
内容も、映像もDVDでは味わえない醍醐味あり、
トーマス好きなら、やっぱり映画館で見るのお勧めです。
テーマソングも良いです♪
かわいいパーシーが、
今回はあまり出てなかったのが少し残念かなあ^^ 


愛しのロクサーヌ

オトーサン、
「2005年に見たね」
・愛しのロクサーヌ 連番No.☆1645
かの有名な「シラノ・ド・ベルジュラック」の現代版です。
ただ、決定版は、何といっても、
ジェラール・ドパルデュー主演映画
「シラノ・ド・ベルジュラック」 (1990)でしょう。
カンヌ国際映画祭で、
ジェラール・ドパルデューが男優賞を受賞しています。
・映画索引 連番No.☆1646

原題:Roxanne (1987)
監督:Fred Schepisi
戯曲:Edmond Rostand 
脚本:Steve Martin 
Genre: Comedy / Romance 
上映時間:107分
あらすじ:
C.D.は、消防署長であるが、
生まれつき、どういうわけか鼻が非常に高い。
新人クリスを雇う。
クリスは、ハンサムで有能だが、女性には初心。
ロクサーヌは、天文学者で、町にきたばかりだが、
クリスを見初める。
クリスは、C.D.にロクサーヌへの求愛の支援を頼む。
C.D.がロクサーヌに狂っていて、
どう打ち明けようか悩んでいるとは、露知らない。

出演者::  
Steve Martin ....  C.D. Bales(C.D.)
Daryl Hannah ....  Roxanne Kowalski(ロクサーヌ)
Rick Rossovich ....  Chris McConnell(クリス)
オトーサン、
「スティーブ・マーティン、好きだなぁ」

STEVE MARTIN 
スティーブ・マーティン 
誕生日 1945/8/14  
出身 米テキサス州ウェコー 
幼少期にディズニー・ランドの近くへ引っ越し、
ショービジネスの世界に憧れるようになる。
大学では哲学を専攻していたが、
中退してUCLAで脚本の勉強をしながら、
ナイトクラブなどに出演し始める。
「サタデー・ナイト・ライブ」に、ゲスト出演し、
人気が急上昇。
1969年、TVの脚本でエミー賞を受賞し、
1977年と1978年にはグラミー賞のコメディ・レコード賞を受賞。
無邪気な笑顔や独特の身体の動き
ゴールデン・グローブに、4度ノミネートされている。
・1984年  オール・オブ・ミー/突然半身が女に!   
・1987年  愛しのロクサーヌ    
・1989年  バックマン家の人々  
・1995年  花嫁のパパ2 
出演作 
1978年「サージャント・ペッパー」
1979年「マペットの夢見るハリウッド」「天国から落ちた男」
1981年「四つ数えろ」「ペニーズ・フロム・ヘブン」
1983年「二つの頭脳を持つ男」
1984年「オール・オブ・ミー/突然下半身が女に!」「ロンリー・ガイ」
1985年「映画の作り方教えます」
1986年「リトルショップ・オブ・ホラーズ」「サボテン・ブラザース」
1987年「愛しのロクサーヌ」「大災難P.T.A.」
1988年「ペテン師と詐欺師/だまされてリビエラ」
1989年「バックマン家の人々」
1990年「マイ・ブルー・ヘブン」
1991年「L.A.ストーリー/恋の降る街」「わが街」「花嫁のパパ」
1992年「ハウス・シッター/結婚願望」「奇跡を呼ぶ男」
1994年「ミックス・ナッツ」「パパとマチルダ」
1995年「花嫁のパパ2」
1996年「SGT.ビルコ/史上最狂のギャンブル作戦」
1999年「アウト・オブ・タウナーズ」「ビッグ・ムービー」
2001年「ノボケイン/局部麻酔の罠」
2003年「女神が家にやってきた」「12人のパパ」
          「ルーニー・テューンズ:バック・イン・アクション」 
2005年「12人のパパ2」「Shopgirl/恋の商品価値」)
2006年「ピンクパンサー」
2008年「ベイビーママ」 
2009年「恋するベーカリー」「ピンクパンサー2」 
2010年「ビッグ・ボーイズ しあわせの鳥を探して」
2016年「ビリー・リンの永遠の一日」

その他の出演者:
Shelley Duvall ....  Dixie 
John Kapelos ....  Chuck 
Fred Willard ....  Mayor Deebs 
Max Alexander ....  Dean 
Michael J. Pollard ....  Andy 
Steve Mittleman ....  Ralston 
Damon Wayans ....  Jerry 
Matt Lattanzi ....  Trent 
Shandra Beri ....  Sandy 
Blanche Rubin ....  Sophie 
Jane Campbell ....  Dottie 
Jean Sincere ....  Nina 
 
User Rating:6.6/10( 34,664 votes)
  User Rating:7.7/10( 55 votes) Yahoo!
オトーサン、
「2005年より、スコアは落ちたね」
・2005年 6.8/10 (7,132 votes) IMDb

ゴールデン・グローブノミネート 
・男優賞(コメディ/ミュージカル)  スティーヴ・マーティン 

User Reviews
Steve Gruenwaldさん
Illinois, USA
1999年8月5日
時を超えた物語の効果的な現代版

私は、スティーヴ・マーティンのフアンではないが、
本作の敏感さと手際の良さに感銘を受けた。
現代版シラノ・ド・ベルジュラックを演じている。
脚本は、古風でも、奇抜でもないが、
オリジナルの登場人物に驚くほど忠実だ。
多くの名場面は、エドモン・ロスタンの戯曲そのまま。
だが、舞台を見ていないひとは、
それらがどの場面か全く分からないだろう。
詩、きらめくイマジネーション、
戯曲の豊かなロマンチックな本能が、
愛をこめて、精妙に再現されている。
ダリル・ハンナは、まさに完全な現代のロクサーヌだ。
世界にまだ、ロマンスがあるのだ。
舞台を知らなくても、
この機知に富むおかしな映画を楽しむことができる。
見ていたら、一層楽しめるだろう。
2015年の追記:
1999年に上記を書いた頃、
スティーヴ・マーティンは、
まだ最高の演技をみせていなかった。
だが、私は依然として、本作の彼の演技を気に入っている。

オトーサン、
「ダリル・ハンナ、可愛いね」
こんなに愛されるなんて、生活でもないでしょう。

ASHさん 
2002年3月2日
小品佳作

オリジナルの戯曲なんて知らん。
(存在そのものは知っているよ)
2本もある映画版も観たことなんかない。
これは、そういった大多数の人のために脚本を手掛けた
S・マーティンが分り易く、
現代版に改めたロマンチック・コメディの傑作。
殆ど展開はオリジナル戯曲をなぞっているので、
新味はないのかもしれない。
主演の2人もいいけど、
ルックスだけのバカ男を演じたR・ロソビッチが出色。
この頃くらいまでのD・ハンナは
本当に愛らしかったと思います。
ちなみに、POLICEのあの曲とはまったく関係ない。


クリエイター

オトーサン、
「美少女だねぇ」
この映画、ピーター・オトゥールが主役ですが、
見落とせないのが、ヴァージニア・マドセン。
ひたすら純情で、美しい肢体を惜しげなくみせるし、
死の床から、奇跡的に生き返るあたり、感動的です。
小林真央さんも、そうなって欲しかったなぁ。

原題:Creator (1985) 
監督:Ivan Passer  
原作・脚本:Jeremy Leven  
Genre:Comedy/ Romance/ SF
上映時間:107分
あらすじ:
ノーベル賞受賞科学者ハリー博士は、
自宅裏の秘密研究所で、亡妻の細胞を培養し、
彼女を蘇らせようとしていた。
ハリーの実験に必要な若い女性の卵子を
提供することになったのは、メリ。
一方、ハリーのライヴァルのシド博士は、
ハリーの行動に不審をいだき、身辺調査を開始し、
結果、ハリーは大学を追われることになる。
その頃、バイト学生ボリスの婚約者バーバラが
事故で植物人間となるが、ハリーの力で元に戻った。
かくて、いつしか目芽えたメリの愛に応えるハリーは、
亡妻との愛は胸に刻み込むにとどめる・・・

出演者:
Peter O'Toole・・・ Dr. Harry Wolper(ハリー博士)
Mariel Hemingway・・・ Meli(メリ)
Vincent Spano・・・ Boris Lafkin(ボリス)
Virginia Madsen・・・ Barbara Spencer(バーバラ)
David Ogden Stiers・・・ Dr. Sid Kuhlenbeck(シド博士)
オトーサン、
「名優ピーター・オトゥールの経歴をみておこう」
 Peter O'Toole
誕生日 : 1932/08/02 - 2013/12/14
出身 : アイルランド/コネーマラ
地元の新聞社に入社し、アマチュア劇団にも参加。
海軍に従軍して除隊後、王立演劇アカデミーに入学。
シェイクスピア劇を中心に活躍。
60年、「海賊船」で映画デビュー。
代表作は、
アカデミー賞ノミネート 
・主演男優賞 ヴィーナス    
・主演男優賞 MY FAVORITE YEAR    
・主演男優賞 スタントマン    
・主演男優賞 THE RULING CLASS    
・主演男優賞 チップス先生さようなら    
・主演男優賞 冬のライオン    
・主演男優賞 ベケット    
・主演男優賞 アラビアのロレンス 

その他の出演者:
John Dehner・・・ Paul
Kenneth Tigar・・・ Pavlo
Rance Howard・・・ Mr. Spencer
Ellen Geer・・・ Mrs. Spencer
Jeff Corey・・・ Dean Harrington
Eve McVeagh・・・ Woman with monkey 
Karen Kopins・・・ Lucy
William Bassett・・・: Dr. Sutter

User Rating:6.1/10( 2,605 votes)IMDb
  User Rating:5.6/10( 18 votes) Yahoo!
オトーサン、
「地味な名作だね」

User Reviews 
kafcookさん
Vicksburg, MS 
2003年6月10日
One of My Favorites!     
私のお気に入りの1つ!

この映画は、我が生涯のお気に入りの1つ。
スイートで、希望があり、考えさせられる。
提起された問題は、タイムリーだ。
私なら死んだ愛する人をクローン技術で再生するだろうか?
そんなに遠くない未来に、決めなければならない問題だ。
ヴァージニア・マドセンは、恋愛対象として良い。
ヴィンセント・スパーノは
ピーター・オトゥールのフランケンシュタインに
対するイゴールを演じる。
マリエル・ヘミングウェイは、色情狂として楽しい。
フットボールの試合でのタッチダウンには、驚いた。
そして、「M*A*S*H」のファンなら、
ピーター・オトゥールの「マッドサイエンティスト」
の引き立て役としての
デイヴィッド・オグデン・スティアーズが好きになるだろう。
この映画は、さわやかで、ドラマチックで、さりげない。
私は、大好きだ!
20年後でも感動する!
サウンドトラックも高く評価したい!
マーク・カーギルによる"String Trio Rock"は、
最後まで流れる。
映画が終わった後も、心に残る!

オトーサン、
「もう古い映画なのかな」

ラーションさん 
2005年2月1日
ラストが名シーン

小学生の時、上半身だけの男の子「ケニー」の
同時上映で見て以来、20年振りに見た。
当時は哀しくも前向きなラストにジーンときたものだが、
今見るとそれぞれの人物設定が
何とも中途半端で伝わりづらい。
30年前に妻を亡くした博士は妙に明るい人だが、
それが悲しみを紛らわせているポーズ
というエピソードは無い。
ただそういう人としか思えない。
他の登場人物も突然怒り出したり興奮したり、
感情の動きに説得力がイマイチかけているのだ。
映画に都合のいいように人間が
単純にできているわけではないけど、
そういう深さは無く単に詰め切れなかったのだろう。
助手の恋人の病気もいらないと思う。
しかしそれらの不満点を差し引いても
海岸での決意のラストが
しっとりとした名シーンであるという感想は、
20年の月日を経ても全く変わらなかった。 


博士の異常な愛情/ または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか

オトーサン、
「長ったらしい題名だね」
キューブリックは、名作「2001年宇宙の旅」で
よく知られていますが、代表作は、
アカデミー賞受賞
・特殊視覚効果賞 2001年宇宙の旅 
同ノミネート
・脚色賞 フルメタル・ジャケット    
・監督賞 バリー・リンドン    
・脚色賞 バリー・リンドン    
・監督賞 時計じかけのオレンジ    
・脚色賞 時計じかけのオレンジ    
・監督賞 2001年宇宙の旅    
・脚本賞 2001年宇宙の旅    
・監督賞 博士の異常な愛情/
 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか    
・脚色賞 

原題:Dr. Strangelove or: How I Learned to Stop Worrying and Love the Bomb (1964) 
監督:Stanley Kubrick    
原作:Peter George
脚本:Stanley Kubrick/ Terry Southern /Peter George  
Genre:SF/Suspence/Comedy
Color:  Black and White 
Country: USA / UK 
Language: English / Russian 
上映時間:95分
あらすじ:
合衆国の戦略空軍基地。
リッパー将軍の副官マンドレイク英空軍大佐は、
突然「R作戦」開始の命令をうけて愕然とした。
ソ連攻撃に備えた緊急かつ最高の報復作戦
「R」を下令するのだ。
基地は完全に封鎖され、厳戒態勢がとられた。
また哨戒飛行機の全機も通信回路が遮断され、
基地からの指令だけしか受けられない状態になり、
50メガトンの水爆を搭載、
直ちにソ連内の第1目標に機首を向けた。
その直後、大佐は司令官が精神に異常をきし、
敵の攻撃もないのに
独断でこの処置をとったことを知ったが、
手遅れだった。
その頃国防省の最高作戦室では、
大統領を中心に軍部首脳と政府高官が事態の処理をめぐって
激論を交わしていた。
議長のタージッドソン将軍は時間の緊迫を訴え、
編隊の呼戻しが不可能な以上、
全力をあげソ連に先制攻撃をかける以外道のないことを説いた。
しかし、大統領はソ連大使に事態を説明、撃墜を要請した。
だが、1発でも水爆が落ちれば全世界は死滅する。
解体は不可能なのだ。
米国兵器開発局長官ストレンジラブ博士はこの存在を証明した。
同じ頃、大統領の命令をうけたガーノ陸軍大佐指揮下の部隊は
基地接収のため交戦中だった。
やがて基地警備隊は降伏、司令官は自殺、
マンドレークは呼返しの暗号を発見した。
ミサイル攻撃を受け、通信機に損傷を受けた、
キング・コング少佐の機だけは目標に直進していた・・・

出演者:
Peter Sellers ・・・Group Captain Lionel Mandrake(マンドレイク英空軍大佐)
          President Merkin Muffley(大統領)
          Dr. Strangelove(ストレンジラブ博士)
オトーサン、
「すごいね、ひとり3役!」

その他の出演者:
George C. Scott ・・・ General Buck Turgidson
Sterling Hayden ・・・ Brigadier General Jack D. Ripper
Keenan Wynn ・・・ Colonel Bat Guano
Slim Pickens ・・・ Major T. J. "King" Kong
Peter Bull ・・・ Soviet Ambassador Alexei de Sadeski
James Earl Jones ・・・ Lieutenant Lothar Zogg
Tracy Reed ・・・ Miss Scott, General Turgidson's secretary and mistress
Shane Rimmer ・・・ Capt. Ace Owens

User Rating:8.5/10( 371,903 votes)IMDb
  User Rating:8.2/10( 400 votes) Yahoo!
オトーサン、
「名画だね」
とくに、北朝鮮と米国の核戦争が懸念されている
今日においては、背筋が凍る映画です。

アカデミー賞ノミネート 
・作品賞     
・主演男優賞  ピーター・セラーズ    
・監督賞  スタンリー・キューブリック    
・脚色賞 

User Reviews 
Sickfrogさん
Norfolk, VA 
1998年8月14日
恐怖の笑い

この映画をパワフルするは、
リリース時に作ったメッセージだ。
キューバミサイル危機、原子力と冷戦のパラノイアが
高まった頃だ。
本作は、政府の過ちや外交の誤りの結果、、
核のホロコーストという恐ろしい悲劇を生じさせる。
だが、なぜパニックを引き起こさなかったのか?
キューブリックが皮肉として見事に描き切ったからだ。
このフィルムの最も恐ろしいところは、
冷戦の差し迫った運命を描き出すかではなく
ユーモアをの力で、いかに観客を笑わせるかにあった。
核兵器開発競争は、まさに、笑劇でもあったのだ。
他のどんな映画も、これほど戦争の不合理さを捕らえてはいない。
キューブリックは、これ以来一度もよい映画を作っていない。
ピーター・セラーズと同様、
ジョージ・C・スコットが驚くほどの演技をみせている。
そして、スターリング・ヘイドンは、
核攻撃を指示した重大な役だが、
同時に陽気な役もやっている。
「フッソ化合物投入に用心しよう!」

ローランドさん
2017年7月1日
上意下達が機能しない怖さ

ストレンジラブ博士役の狂気を帯びた怪演と対照的な
もの静かで理詰め思考の大統領役に他にも軍人役をと
三人を演じ分けているピーター・セラーズの
カメレオンぶりが楽しい上に、
臨戦態勢に入り通信を特殊モードにしたりする描写なども
真に迫っているようで面白く映像もサウンドも
低予算そのものと感じさせながらも
最初から最後まで気をそらさずに
見入ってしまうだけのものがありまして、
冒頭のこの映画に描かれているような事故は
絶対に起こりえないと合衆国空軍は保証する
との文言からしてそうなんだけど、
前半はコメディーというよりもシリアスドラマみたいで、
ソビエト連邦が消滅したら
世界に平和が訪れるだなんて単純無邪気な考えでいた頃を
思い出したりしていたのが、
終盤になって異常愛博士がヒトラーの優性政策や
黙示録のハルマゲドンを思わせる言動をする
コメディー色が強くなった辺りからが
かえって怖さが生じてくるという展開で、
やはりキューブリックだけのことはあって
凡庸な終わり方はしません。   
重大事項のR作戦発動の指令が出ても
上意下達が機能しなく悪ふざけはよせ
と現場が信じなく本気にならないところで、
今の日本も同じようなことに・・・ 
との思いがしました。   
繰り返し流されるマーチの 『ジョニーが凱旋する時』 に
戦意を高揚させるような気がしないのは、
悲しい映画の 『ジョニーは戦場に行った』 と
被ってしまうからかな?って思いもしたけど、
この曲自体がもともと戦意高揚を意図したものでは
なかったってことのようで、
勇壮というよりもむしろ哀愁感のある旋律が
この物語に合っていますね。

オトーサン、
「♪WE'LL MEET AGAIN、恐ろしい歌だね」
そっか、こーゆー風にして世界は終わるのか〜。
全世界が水爆の雲に覆われているなか、
流れるのです。

♪We’ll meet again,
  Don’t know where, 
  don’t know when.
  But I know we’ll meet again, 
  some sunny day.僕達はまた会えるよね 
 どこか分からないし 
 いつになるのか分からないけれど 
 でも僕には分かるのさ 
 僕達はまた会えることを 
 ある晴れた日に 

Ikedaさん 
2013年1月21日
それほど

非常に評価の高い映画ですが、
私には、それほど面白くない作品でした。
とにかく、かなり深刻な問題を茶化しているのが
気に入りませんでした。
また役名にしてもキング・コング、ジャック・リッパー
(切り裂きジャック?)、マンドレイク(毒草)、
タージドソン(膨れた息子?)などは、ふざけすぎです。
ピーター・セラーズの三役にしても、
知らなければ解らないのは、
これだけメイクをすれは当然で、
逆に意味のないことだと思います。
単に、こんな事も出来ると言うことを
見せたに過ぎないと思いました。
なお、最後に「We'll Meet Again」が流れ、
これはヴェラ・リンが本家ですが、
私は戦後ペギー・リーの唄で覚えた曲です。


ハッピー フィート2 踊るペンギンレスキュー隊

オトーサン、
「第1作は、愉快だったな」
みんなに愛されているペンギンが主人公。
歩く姿も可愛いし、水中を飛ぶように泳ぐ。
ところが、本作では、空を飛ぶのです。
絵として、面白くなるハズです。
なお、第3作が2018年に公開予定とか。
今度は、モグラみたいに地中を進むのかな?

原題:Happy Feet Two (2011) 
監督:George Miller/ Gary Eck/ David Peers
脚本:George Miller/ Gary Eck/ Warren Coleman/ Paul Livingston 
Genre:Animation/ Comedy/ Family
Country: Australia 
Language: English 
上映時間:100分
あらすじ:
タップダンスの達人マンブルの息子エリックは
踊りができずに悩んでいた。
自分の居場所が見つけられず、家出をしてしまう。
空を飛べる不思議なペンギン、スヴェンと出会い、
カリスマ的なスヴェンを
人生のお手本にしようとするエリックに
為す術のないマンブルだった・・・

出演者:
Elijah Wood ・・・ Mumble(マンブル)
Ava Acres ・・・ Erik(エリック)
Hank Azaria ・・・ The Mighty Sven(スヴェン)
オトーサン、
「やはり、空を飛ぶペンギンいいね」

その他の出演者:
Robin Williams ・・・ Ramon and Lovelace
Pink ・・・ Gloria
Brad Pitt ・・・ Will the Krill
Matt Damon ・・・ Bill the Krill
Sofia Vergara ・・・ Carmen
Meibh Campbell ・・・ Bodicea "Bo"
Benjamin "Lil' P-Nut" Flores Jr. ・・・ Atticus
Richard Carter ・・・ Bryan the Beach Master
Magda Szubanski ・・・ Miss Viola 
Hugo Weaving ・・・ Noah the Elder
Common ・・・ Seymour
Anthony LaPaglia ・・・ Alpha Skua
Jai Sloper and Oscar Beard ・・・ Weaner Pups
Carlos Alazraqui ・・・ Nestor
Johnny A. Sanchez ・・・ Lombardo
Lombardo Boyar ・・・ Raul
Jeffrey Garcia ・・・ Rinaldo
Danny Mann ・・・ Brokebeak
Lee Perry ・・・ Francesco

User Rating:5.9/10( 34,801 votes)IMDb
  User Rating:7.2/10( 89 votes) Yahoo!
オトーサン、
「IMDのスコア、低いね」

User Reviews 
celiktugceさん
Turkey 
2012年5月27日
本当に楽しめる

まず言いたい。
私は、アニメ映画が好きで、
本作は、第1作よりも、好きだ。
登場人物は、より改善したと思う。
彼らは、より興味深い旅をする。
この映画は、子供に嘘を言うな、
友情がどんなに大切かを示そうとしている。
しかし、粗雑で手厳しいコメントには驚く。
何人かの批評家は、よく見ようとしない。
通常のタイプの子供アニメでないからだ。
第1作がアカデミー賞を取ったこともあるだろう。
私はこの映画を愛していて、
「ランゴ」「カーズ2」「ロメオとジュリエット」
よりずっと優れていると思う。
アニメーションは驚異的。
出来がよく、2011年のすべてのアニメ映画
よりもよいと思う、
ストーリーは、複雑で多彩で詳細で、
第1作よりも、有意義だ。
コミュニティ、チームワーク、勇敢さ、
困難の克服、環境問題という、
重要なテーマとメッセージがある。
私は、ペンギンたちのために笑い、泣き、共感した。
この映画は、たくさんのソウルとハートを持っている。

オトーサン、
「同感、ポイントを突いているね」

maxpitさん 
2012年5月12日
充分楽しめる

ストーリーラインは、前作よりは落ちると思う。
本筋は氷山に閉じ込められた
ペンギンの仲間を助け出すと言うだけ。
でも、オキアミの冒険などのサブストーリーも
絡めてあるので、広がりはもたせてある。
そちらの友情と冒険の話もなかなか面白い。
団結すれば何でもやり遂げられる。
自分のベストを尽くせなど、
子供に見せるには絶好のテーマで、
ファミリー映画としての評価は非常に高い。
同時に、環境保護や地球温暖化などの問題も語られ、
単なるエンターテイメントだけでもない。
ダンスで氷山を割るという解決策はよく考えたものだ。
突拍子もないようだが、
歌とダンスをテーマにしたこの映画で、
このアイデアは絶妙である。
しかし、ゾウアザラシの説得シーンで
オペラ風に台詞をいう部分も、本当に鈴木福くんなの? 
うますぎ(笑)
ピクサーの独壇場だった
アニメ界に新風を巻き起こした前作は、
かなり評判が高かったが、
今回も、別段、失速することなく
充分楽しめるアニメだと思う。


ジュマンジ

オトーサン、
「前に、見たな」
・ジュマンジ 連番No.1315
魔法のタブレットは、鮮明に覚えていましたが、
その他は、忘却の彼方でした。

原題:Jumanji (1995)     
監督:Joe Johnston
原作:Chris Van Allsburg)
映画台本;Greg Taylor/Jim Strain/Chris Van Allsburg  
脚本:Jonathan Hensleigh/Greg Taylor/Jim Strain
Genre: Family / Adventure / Action / Fantasy  
Rated PG for menacing fantasy action and some mild language.
Country: USA 
Language: English / French 
上映時間:104分
あらすじ:
1869年、深夜の森を馬車に乗って進む2人の少年たち。
なぜか怯えた様子の彼らは、
持っていた木箱を地面に掘った穴に埋めて足早に立ち去った……。
それから100年後、大規模な製靴工場を経営し、
町の名士の息子アランは、
厳格な父親に反感を抱いていた。
いじめっ子にいじめられた彼は
工場の近くにある工事現場で太鼓のような音を聞き、
土の中から古い木箱を掘り出した。
中には「ジュマンジ」という名のボードゲームが入っていて、
興味本位で友達の少女・サラと共にゲームを始めてみると、
次々と不思議なことが起きた。
26年後の1995年。
かつてアランが住んでいたパリッシュ邸に、
ジュディとピーターという姉弟が引っ越してきた。
彼らは両親を亡くして心を閉ざしていたが、
ある時屋根裏部屋で不思議な太鼓の音がするボードを発見する。
それは「ジュマンジ」と書かれたゲーム盤だった。
ゲームを始めた2人は、
「巨大な蚊」や「イタズラ好きな猿」「ライオン」を
ゲーム盤から召喚してしまう。
その際、サイコロの5の目を出したことから、
26年ぶりに大人になったアランがジャングルから呼び戻される。
ジュマンジをクリアするには、
26年前のプレイヤーであるアランとサラを加えて、
4人でゲームを進める必要があったのだ。
しかし、屋敷は「巨大な食虫植物」が生い茂り、
アランを執拗に付け狙う冷酷非情なハンター
「ヴァン・ペルト」が現れたり、動物たちが暴走したり、
洪水になってワニに襲われたりと、
様々な試練が4人に襲いかかり、街は大パニックになる・・・

出演者:
Robin Williams ....  Alan Parrish(アラン1995)
Bonnie Hunt ....  Sarah Whittle(サラ1995)
Kirsten Dunst ....  Judy Shepherd(ジュディ)
Bradley Pierce ....  Peter Shepherd(ピーター)
Jonathan Hyde ....  Hunter Van Pelt(ヴァン・ペルト)
オトーサン、
「ロビン・ウィリアムス、若いね」
マガジントークではなく、好人物で勝負しています。

ROBIN WILLIAMS
ロビン・ウィリアムス 
誕生日 1952/7/21 
出身 米イリノイ州シカゴ 
ジュリアード学院で学ぶ。
テレビシリーズの「ハッピー・デイズ」の
ゲスト出演がブレイクのきっかけ。
80年「ポパイ」で映画デビュー。
代表作は、
アカデミー賞受賞 
・助演男優賞 グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち    
同ノミネート
・主演男優賞 フィッシャー・キング    
・主演男優賞 いまを生きる    
・主演男優賞 グッドモーニング,ベトナム 
主な出演作 
1980年「ポパイ」
1982年「ガープの世界」
1983年「ロビン・ウィリアムスの大混乱サバイバル特訓」
1984年「ハドソン河のモスコー」
1985年「タッチダウン90’」
1986年「クラブ・パラダイス」
          「ミッドナイト・ニューヨーカー」
1987年「グッドモーニング、ベトナム」
1989年「いまを生きる」「バロン」
1990年「愛と死の間で」「キャデラック・マン」
          「レナードの朝」
1991年「フィッシャーキング」「フック」
1992年「トイズ」
1993年「ミセス・ダウト」
1995年「9ヶ月」「ジュマンジ」「3人のエンジェル」
1996年「バードケージ」「ジャック」「ハムレット」
     「シークレット・エージェント」
1997年「ファーザーズ・デイ」
     「グッド・ウィルハンティング/旅立ち」
     「フラバー」
1998年「パッチ・アダムス」「奇跡の輝き」
1999年「聖なる嘘つき その名はジェイコブ」
     「アンドリューNDR114」
2002年「インソムニア」「ストーカー」「デス・トゥ・スムーチー」
2004年「最高のともだち」「ファイナル・カット」「NOEL ノエル」 
2005年「ビッグホワイト」「エマニュエルの贈りもの」
2006年「RV」「ロビン・ウィリアムズの もしも私が大統領だったら・・・」
     「ハッピー フィート」「ナイト ミュージアム」 
2007年「奇跡のシンフォニー」「ライセンス・トゥ・ウェディング」
2009年「オールド・ドッグ」「精神科医ヘンリー・カーターの憂欝」
     「ビッグショットダディ」「ナイト ミュージアム2」  
2011年「ハッピー フィート2 踊るペンギンレスキュー隊」 
2013年「フェイス・オブ・ラブ」「大統領の執事の涙」
     「グリフィン家のウエディングノート」 
2014年「シークレット・ロード」
     「ロビン・ウィリアムズのクリスマスの奇跡」 
     「ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密」「余命90分の男」)

その他の出演者:
Bebe Neuwirth ....  Aunt Nora Shepherd 
David Alan Grier ....  Carl Bentley, 
Patricia Clarkson ....  Carol Anne Parrish 
Adam Hann-Byrd ....  Alan Parrish 1969 
Laura Bundy ....  Sarah Whittle, 1969 
James Handy ....  Exterminator 
Gillian Barber ....  Mrs. Thomas, Real Estate Agent 
Brandon Obray ....  Benjamin 
Cyrus Thiedeke ....  Caleb 
Gary Joseph Thorup ....  Billy Jessup the Bully 

User Rating:6.9/10( 230,225 votes)IMDb
  User Rating:7.8/10( 655 votes) Yahoo!
オトーサン、
「だんだん評価が高くなっているね」
・2004年時点のIMDbは、6.0/10 (11,363 votes)

User Reviews 
ccthemovieman-1さん
United States 
2006年2月17日
これまで最良の純粋なエンターテインメントに

私が見た数千の映画のなかで
この映画はエンターテインメントップクラスだ。
出来がいいし、知的で恐ろしくおかしくい。
よい特殊効果が特徴だ。
100分の現実逃避を楽しめる。
実のところ、ライオンなどは、
現在の物に比べて、かなりいんちきに見える。
この映画の魅力は、特殊効果ではなくストーリーだ。
とても楽しく、展開が早い映画だ。
時間は飛び過ぎていく。
とてもこっけいなので、分析しないほうがいい。
ファンタジー・アドベンチャーのジャングル・ライドで、
笑いとスリルを楽しめる。
すばらしいアトラクションだ:
冒険とコメディが見事に組み合さっている。
もちろん、不満もある。
ボニー・ハントのオカルト好きと、
ハンターの演技がやりすぎだった。
とても面白かったので、何べんも見た。
ロビン・ウィリアムズ、デイビッド・アラン・グリアー、
2人の子供、クリスティン・ダンスト、ブラッドリー・ピアースは
この冒険を共有するすばらしい役者たちだった。
本作は、まさに、エンターテインメントだ!

オトーサン、
「そんなに見れば飽きるだろう」

ロビーJさん 
2007年5月2日
大好きだった映画。

小学生の頃ハマリまくっていた映画です。
録画したビデオで何十回も見てました。
主演のロビン・ウィリアムズが大好きだったし
ストーリーも楽しかったものです。
今見るとどこがそんなに面白かったのかなぁ〜と
思ってしまいますが
時間と共に好きなジャンルや
映画の見方が変わっていくのがとても面白いです。
今面白くないと思っている映画でも
いずれは好きになるかもしれないんですからね!
映画って本当に素敵なものです。
この『ジュマンジ』には少女時代の
キルスティン・ダンストも出てましたね!
この頃から私は彼女の事が好きだったので
今彼女の人気が高くなっているのも嬉しい限りです。


ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密

オトーサン、
「これが第3作か」
・ナイト ミュージアム(2006)
・ナイト ミュージアム2(2009)
・ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密(2014)
第4作もあるようです。
・新ナイト・ミュージアム インカの呪い

原題:Night at the Museum: Secret of the Tomb (2014) 
監督:Shawn Levy    
原作:Mark Friedman/David Guion/ Michael Handelman
脚本:David Guion/ Michael Handelman  
Genre:Adventure/ Comedy/ Family
Country: UK / USA 
Language: English 
上映時間:98分
あらすじ:
ニューヨークのアメリカ自然史博物館。
夜警のラリーが準備に奔走した
プラネタリウム新設祝賀パーティは、
テディら展示物が暴走して大失敗。
どうやら、展示物に命を吹き込んでいた
エジプト王の石版“タブレット”が
魔力を失いつつあるらしい。
さっそく前任の老警備員に相談すると、
秘密を解く鍵は大英博物館にあるという。
そこで、仲間たちを救うためロンドンへ。
テディらいつもの仲間たちに
高校生になった息子を加えたラリーらは、
大英博物館への侵入に成功するが・・・

出演者:
Ben Stiller ・・・ Larry Daley(ラリー)
Robin Williams ・・・ Theodore Roosevelt(テディ)
Owen Wilson ・・・ Jedediah(ジェデダイア) 
Dan Stevens ・・・ Sir Lancelot(ランスロット)
オトーサン、
「よぼよぼじゃん、ロビン・ウィリアムズ!」

その他の出演者: 
Steve Coogan ・・・ Octavius
Ricky Gervais ・・・ Dr. McPhee
Rachael Harris ・・・ Madeline Phelps.
Rebel Wilson ・・・ Tilly
Skyler Gisondo ・・・ Nick Daley.
Rami Malek ・・・ Ahkmenrah
Patrick Gallagher ・・・ Attila the Hun
Mizuo Peck ・・・ Sacagawea
Ben Kingsley ・・・ Merenkahre
Dick Van Dyke ・・・ Cecil "C.J." Fredericks
Mickey Rooney ・・・ Gus
Bill Cobbs ・・・ Reginald
Andrea Martin ・・・ Rose.
Brennan Elliott ・・・ Robert Fredericks.
Matt Frewer ・・・ Archibald Stanley.
Anjali Jay a・・・Shepseheret.
Crystal the Monkey ・・・ Dexter

User Rating:6.2/10( 77,307 votes)IMDb
  User Rating:7.1/10( :764 votes) Yahoo!
オトーサン、
「出がらしのお茶みたいだね」
世界最大の博物館の展示物が、
夜になると、生き返るという仰天の発想!。
第1作の歴史的重みが、いまや紙芝居へ。

User Reviews 
monstermayhem32さん
United States 
2014年12月19日
三部作へのふさわしい結論

見ていると少し悲しい。
第1作でガスを演じたミッキー・ルーニー、
セオドア・ルーズヴェルトを演じたロビン・ウィリアムズの
最後の演技をみての感想だ。
いつものようにエネルギッシュではないのだが、
頑張ったと思う。
本作では、夜の博物館で展示品を生き返らせる
タブレットのパワーが落ちはじめる。
そこで、魔法が消えるのを防ぐ唯一の方法は
大英博物館に行くことにする。
ラリーが出演する幕は閉じるが、お話しはまだ続く。

オトーサン、
「大英博物館まで出てきたのに・・・」
偉大な円卓の騎士ランスロットを
売れない芸人仕立てにするとはみやはや。

nabeさん 
2015年4月12日
倦怠期

ロンドンを舞台にした第3作である。
ニューヨークの博物館のいつものメンバーが、
エジプト王子の両親に会うために
ロンドンの大英博物館に行くが、
そこでも例によって騒動を引き起こしてしまう。
しかし、期待に反して中身のパンチ力は
前作、前々作を大きく下回り低調だ。
せっかくのロンドンロケも、
主演俳優たちへのご褒美にしか見えないし、
天下の大英博物館での騒動にしても、
いつものドタバタと何ら変わることが無く、
シナリオの粗さが目立ってしまい残念だ。
名優R.ウィリアムズとM.ルーニーの遺作として、
本作はアメリカ映画史に名前を残すことになった。
サプライズ出演のH.ジャックマンもイイ感じだ。


きのうの夜は…

オトーサン、
「いい映画撮ってるね」
戯曲の映画化なので、せりふが多彩です。

エドワード・ズウィック
誕生日: 1952/10/8 - 
出身:イリノイ州シカゴ
ハーバード大学卒業。
1986年、「きのうの夜は…」で監督デビュー。
代表作に、
・グローリー  ゴールデングローブノミネート
・レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い
       ゴールデングローブノミネート
・マーシャル・ロー 
・恋におちたシェイクスピア
・トラフィック
・アイ・アム・サム
・ラストサムライ
・ブラッド・ダイヤモンド 

原題:About Last Night... (1986) 
監督:Edward Zwick    
戯曲台本:David Mamet 
脚本:Tim Kazurinsky/ Denise DeClue  
Genre:Comedy/ Drama/ Romance
上映時間:113分
あらすじ:
シカゴに暮らすダニーは
恋愛に対して真剣になれず、
遊び目的で女性と付き合っていた。
バーで出会ったデビーと一夜限りのつもりで
関係を持ったのだが、いつもと違う感情が生まれ・・・

出演者:
Rob Lowe ・・・ Danny Martin(ダニー)
Demi Moore ・・・ Debbie Sullivan(デビー)
オトーサン、
「若い頃から演技はうまいね」

その他の出演者:
James Belushi ・・・ Bernie Litko
Elizabeth Perkins ・・・ Joan Webber
George DiCenzo ・・・ Mr. Favio
Robin Thomas ・・・ Steve Carlson
Megan Mullally ・・・ Pat
Rosanna DeSoto ・・・ Mrs. Lyons 
Tim Kazurinsky ・・・ Colin
Kevin Bourland ・・・ Ira
Catherine Keener ・・・ Cocktail Waitress

User Rating:6.2/10( 12,252 votes)IMDb
  User Rating:6.6/10( 34 votes) Yahoo!
オトーサン、
「すこし中だるみかな」

User Reviews 
Jeremy Perkinsさん
Aberystwyth, Wales 
2004年11月5日
1980年代の関係の正確な描写 - 興味深い親友と!

1980年代のシカゴで、2人の魅力的な若者が
まさしく1980年代ならではの関係を発展させる。
出会ってすぐにベッドイン。
試験的な関係を通して、関係が深まっていく。
一緒に住みはじめ、同居を解消し、
そして、おずおずと和解へと歩みはじめる。
舞台である1980年代を正確に観察し、
その時間を呼び起こしてくれる映画だ。
デミ・ムーアとロブ・ロウは、力強い演技をみせる。
その成功や混乱をはっきり発音している。
主役、とくにムーアは、危機を考えることができる。
本作には、2つの構造上の問題がある。
第一に、長すぎる。
男の子は、さっさと追い払った女の子の前でひれ伏している
起こるかもしれない緊張は、ゆるんでしまう。
第二に、義務的な親友が、やや強烈すぎる。
ロブ・ロウの仲間ジェームズ・ベルーシは、
排外主義者で、だらしない奴だが、魅力がある。
気の利いたせりふを吐く。
ムーアの親友エリザベス・パーキンスは、
口やかましい女であるが、実に魅力的だ。
これら2人は最初から互いを強烈に嫌いになり、
ロマンスが行き詰まると面白くなり、
憎みあうことで、よりポジティブな関係になる!

オトーサン、
「80年代の歌、のどかでいいね」

クリモフさん 
2013年10月19日
まぁまぁ

普通の80s青春モノ。
ただ純朴時代のデミ・ムーアがみれるという点では
ある意味価値のある作品かもしれません。
ロブ・ロウも地味にかっこいい兄ちゃんを好演。
しっかり主役二人を親友が固めて、
出会い、恋人、衝突と進んでいく話は
極めてオーソドックス。
突出したものはありませんが、
昨今のややこしい映画を見慣れると、
この携帯電話の無い一昔前のラブストーリーが
少し新鮮に感じられてしまいました。
まぁ、甘いバラードをフルコーラスで流して、
延々モンタージュという恥ずかしい演出もあるけど、
まずまずの作品。
かなりベル―シ弟が頑張ってます。


ドント・ブリーズ

オトーサン、
「この邦題は、いかがなものか」
原題は、Don't Breathe。
つまり、息を止めて。
なお、次作も予定されているので、
息を止めて待ちましょう。

原題:Don't Breathe (2016) 
監督:Fede Alvarez  
脚本:Fede Alvarez/ Rodo Sayagues  
Genre:Crime/ Horror/ Thriller
Country: USA 
Language: English / Ukrainian 
上映時間:88分
あらすじ:
荒廃した街デトロイト。
少女ロッキーと恋人のマニー、
友人のアレックスの3人は、空き巣を繰り返していた。
自堕落な親を見限り、幼い妹を連れて
出て行こうと考えていたロッキーには
まとまった金が必要だったが、
そこへマニーが強盗話を持ちかけてきた。
ターゲットは孤独な盲目の老人で、
娘を事故で失った彼は、賠償で得た大金を
自宅の地下室に隠し持っているらしい。
最初は嫌がっていたアレックスも加わり、
真夜中の老人宅に侵入した3人だったが、
すぐに彼らは自分たちが相手にしている男が、
目の見えない無力な老人ではないことを悟る・・・

出演者:
Jane Levy ・・・ Rocky (ロッキー)
Daniel Zovatto ・・・ Money (マニー)
Dylan Minnette ・・・ Alex (アレックス)
Stephen Lang ・・・ The Blind Man (盲目の老人)
オトーサン、
「演技は大したことがないけれど、
演出がすごいね」

その他の出演者:
Franciska Torocsik  ・・・ Cindy Roberts
Emma Bercovici ・・・ Diddy
Christian Zagia ・・・ Raul
Katia Bokor ・・・ Ginger
Sergej Onopko ・・・ Trevor

User Rating:7.2/10( 134,385 votes)IMDb
  User Rating:7.3/10( 1,936 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ま、いいんじゃない」

User Reviews 
moviewizguyさん
United States 
2016年3月17日
信じられないほど強烈なスリラー

フェデ・アルバレス監督は、
「グリーンルーム」同様、満足できる。
信じられないほど強烈なサスペンスだ。
ここ数年で見た最もよいスタジオ製作のスリラーだ。
前提は簡単で、:
10代のグループは、金を盗むために
目が不自由な人の家に侵入する。
だが、老人は、思ったよりも、上手だ。
設定は、月並だが、
話が転がり始めたら、88分、休みなし。
また、できるだけ知らないで見るのがベストだ。
暴力的「死霊のはらわた」のリメイク以来の作品で、
彼にとって、3年ぶりの映画だ。
明らかな才能を持つ人だから、。
インスピレーションはベスト作品から得ている。
- ヒッチコック、フィンチャー、「暗くなるまで待って」
だが、アルヴァレズは、
彼自身のユニークなビジョンを提供している。
本作は、まさに映画的だ。
せりふに頼るのではなく、
ビジュアルなストーリーテリングと音に頼っている。
撮影は創造的なサウンドデザインと同様に驚異的。
出演者は、少人数だが、すばらしい。
ジェーン・レヴィは、この世代の絶叫クイーンだ。
ディラン・ミネット演じるアレックスは、同情を呼ぶ。
この2人の若い俳優は、地獄めぐりをし、
その肉体的演技は、騒々しいきびしい試練が売り物だ。
しかし、本作の輝かしいスターは、スティーブン・ラングだ。
敵対者として、印象的で、恐ろしく、威力がある。
彼が存在しないシーンでさえ、それを感じる。
本作についての不満があるとすれば、
うまくいかないどんでん返しだ。
だが、些細な不満だ。
本作は、技術の勝利だ。
「グリーンルーム」のように、
大宣伝に巻き込まれないように。
トレーラーを見ないように。

オトーサン、
「これだけ警告されると、
予告編も見たくなるね」

前田有一さん 
2016年12月21日
強盗に共感してしまう映画
   
「ドント・ブリーズ」は今年最後にやってきて、
年間ベスト級の大傑作だが、
宣伝にネタバレが含まれているので
完全に味わうには
当記事だけを参考に出かけたほうが良い。 
(略 あらすじ紹介)
空き家だらけの町。人目はない。家には盲目の老人だけ。
万が一この住人に見つかっても顔を見られる心配はない。
強引に突破してしまえばこちらのもの。 
誰がどう見ても余裕とおもいきや、
この老人はとんでもない相手であった。
なんと元軍人で中東で実戦経験ありの歴戦の勇者。
老人のくせにやたらとマッチョだし、
視力を失ったとはいえ動物的な危機感地能力を持っている。
なにより組み合ったらその白兵戦能力は
素人のかなうところではない。
それでも元気な若者3人でかかれば
なんとか有利と思いきや、明かりを失ったとたん、
彼らのわずかなアドバンテージは消し飛んでしまう。 
いやはや、みるからに目の前にありそうなアイデアを
よくぞ拾い上げブラッシュアップして
見事なサスペンスに仕立て上げたものだ。 
目が見えない、老人、一人。
パッと見だけで人は判断できない、
そのこととを私たち大人は大なり小なり誰でも知っているが、
ここまで極端な「聞いてないよ!」的展開が続くと、
恐怖を通り越して痛快極まりない。 
また、上記あらすじから
多くの人が想像するであろうもろもろを、
はるかに上回る工夫が凝らされているのも素晴らしい。
相当に考え抜いた脚本であろうことは、見ればすぐにわかる。
フェデ・アルバレス監督は
かのサム・ライミの信頼厚い人物だが、それもよくわかる。 
大胆な伏線の数々、二転三転する驚愕の展開、
この手の映画に人々が期待する楽しさをすべて兼ね備えている。
個人的にもっともうならされたのは、
地下室である人物が撃たれた直後に男が叫ぶ言葉、である。
見終わった後にこの段落を思い出せば、
きっとあなたも同感と言ってくれるだろう。 
さて、これ以上語りたいところだがあえてやめておこう。
作品を楽しむために絶対にばらしてはいけない
最重要な3文字を、私はここまで一度も書いていない。
アマプロ問わずブログや紹介サイトも
公式資料を引き写すだけだから、
きっとネット中にその3文字は踊りまくっていることだろう。
私以外の普通の映画紹介者たちは、
よもや公式資料を疑うなんてことはしないのだから当然だ。 
その点、超映画批評を真っ先に読んでいる
あなたは常に情報強者、勝ち組である。
90点をたたき出したこの傑作エンタメサスペンスを
100パーセント楽しむことができるのだから。 
さあ、冬休みはなにより先に「ドント・ブリーズ」から。
敬愛なる読者のみなさんが、
どうか途中でネタバレに出会うことなきよう。


永い言い訳

オトーサン、
「西川美和か、若手女流監督だね」
美人で、独身を貫く、これも潔い生き方ですね。

西川美和
誕生日:1974/7/8 
出身:広島県 
早稲田大学第一文学部美術史学専修卒業。
映画製作を志し、テレビマンユニオンの
面接担当だった是枝裕和監督に見出され、
映画「ワンダフルライフ」にスタッフとして参加
代表作は、みんな見ていました。
日本アカデミー賞受賞 
脚本賞 ディア・ドクター 
同ノミネート
・監督賞 ディア・ドクター    
ブルーリボン賞 受賞 
・監督賞 ディア・ドクター    
・監督賞 ゆれる    
日本映画プロフェッショナル大賞受賞 
・新人監督賞 蛇イチゴ
 主演は、なんと「雨上がり決死隊」の宮迫博之
・監督賞 ゆれる    

原題:永い言い訳(2016)
監督・原作・脚本:西川美和  
Genre:Drama
上映時間:124分
あらすじ:
人気作家の衣笠幸夫。
美容師の妻との間に子どもは作らず、
夫婦関係もすっかり冷え切っていた。
ある日、妻が旅先でバス事故に遭い、
一緒に行った親友とともに亡くなってしまう。
そのとき幸夫は不倫相手と密会中だった。
後ろめたさは感じつつも、素直に悲しめない。
そんなある日、遺族への説明会で、
幸夫とは対照的に激しく取り乱す
妻の親友の夫・大宮陽一と出会う。
トラック運転手として働く陽一は、
まだ手のかかる2人の子どもを抱え、
途方に暮れていた。
すると幸夫は自分でも驚いたことに、
子どもたちの世話を自ら買って出る・・・

出演者:
 本木雅弘・・・ 衣笠幸夫 
 深津絵里・・・ 衣笠夏子 
 竹原ピストル・・・ 大宮陽一
オトーサン、
「本木雅弘くん、名優だね」
しぶがき隊での活躍がウソのようです。
代表作は、日本アカデミー賞受賞の 
・助演男優賞 日本のいちばん長い日    
・主演男優賞 おくりびと    
・主演男優賞 シコふんじゃった。    

その他の出演者:
 藤田健心・・・ 大宮真平 
 白鳥玉季・・・ 大宮灯 
 堀内敬子・・・ 大宮ゆき 
 池松壮亮・・・ 岸本信介 
 黒木華・・・ 福永智尋 
 山田真歩・・・ 鏑木優子 
 松岡依都美・・・ 栗田琴江 
 岩井秀人・・・ 桑名秀人 
 康すおん・・・ 大下潤之介 
 戸次重幸・・・ 田原尚也 
 淵上泰史・・・ 甲斐くん 
 ジジ・ぶぅ・・・ 増田耕作 
 小林勝也・・・ 山本康三 
 
User Rating:6.9/10( 12 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:7.6/10( 1,710 votes) Yahoo!
オトーサン、
「説得力ある作品だね」

日本アカデミー賞ノミネート 
・助演男優賞  竹原ピストル    
日本映画プロフェッショナル大賞 
・ベスト10    第8位 

User Reviews 
黒美君彦さん 
2016年10月15日
人生は他者である

意識的にか無意識的にか、
ずっと“ウソ”をテーマに
映画を製作して来た西川美和監督である。
この作品は一見そうした
“ウソ”から離れているようで、
実はやはり深く“ウソ”に支配された映画だ
といえるかも知れない。
それは例えば「ペンネーム」というウソであり、
夫婦生活のウソである。
遺族として悲しむウソであり、
他人を思いやるウソである。
そもそも主人公が
小説家という“ウソ”を生業にした男なのだ。
ウソをつけないのはひょんなことから
面倒を見るようになった
子どもの相手をするときだけ。
彼らの前で、衣笠幸夫(本木雅弘)は
本音で向き合い、心底「いい人」になる。
だから幸夫が
「子どもなんて欲しくない人間もいるんだ」と
酔って言い放つ時も、
そこには子どもたちがいなくてはならなかった。
子どもたちに触れて彼は真実を大宮陽一に語る。
事故の時、俺はあいつのベッドでセックスしていたんだ、
あんたとは違うんだ、と。
子どもを登場させるのはズルい。
子どもにちゃんと向き合う人間は
「いい人」にしか見えないのだから。
結局彼は衝動に駆られて小説を書き、
それが賞を受けたところで物語は終わる。
「私小説」と帯にはあったが、
結局彼は虚構(=“ウソ”)の世界で
生きるしかなかったのではないか。
妻と自分の物語を小説家として再構成したところで、
それは主人公にとっていったい何なんだろう。
これはハッピーエンドなのか?
何かが変わったのか?
結局変わっていないのではないか?
バスの中で「人生は他者である」と
書き留めた主人公の作家津村啓。
何だその空虚なフレーズは?と思ってしまった。
結局何も彼は学んでいないのではないか??
この作品を観ていて、
是枝裕和監督の作品に
そこはかとなく空気感が似ている、と思った。
と思ったら、エンドクレジットで
「企画協力」に是枝裕和の名があったので
びっくりしたけれど。
だから例えば本木雅弘の役を
阿部寛が演じたとしたらどうだろう。
多分違和感はさほどない。
それほど描き方が「是枝ワールド」っぽかったのだ。
そんなわけで個人的には面白くはあったが、
何かオリジナル感に欠けるような、そんな印象を抱いた。
西川美和監督にはもっともっとイジワルな
鋭い切り口で撮って欲しい気がする。

オトーサン、
「ベタボメだね」
前田有一さんは、熱烈な西川監督のフアンです。

前田有一さん
2016年10月21日
中年男が見たらうならされるドラマ
   
西川美和監督自ら書いた
ベストセラー小説を映画化した「永い言い訳」をみると、
本当にこの監督は男を描かせたら一流だとわかる。
一方、女性キャラは冒頭、あっという間に退場する。
いかに女に興味がないかも良くわかる。 
人気小説家として活躍する衣笠幸夫(本木雅弘)は、
美容師の妻・夏子(深津絵里)をバス事故で失う。
だが二人の仲はもともと冷え切っており、
事故当時、幸夫は浮気相手と情事のさなかであった。
だが世間の注目は
愛する妻を失った人気小説家に注目しており、
意に反して彼はよき夫を
演じ続けなくてはならないのだった。
そんな彼はあるとき同じ事故の遺族、
陽一(竹原ピストル)に出会う。
対照的に妻を愛していた彼の姿が
心のどこかに引っかかった幸夫は、
やがてその子供たちの面倒を見ることを申し出る。 
よりにもよって、こんなにややこしい状況に陥った
男の心理になぜ興味を持ったのか、
私は西川美和監督に聞いてみたい。 
これだけでも普通の女性離れした感性だが、
彼女はこの男の本質を際立たせるため、
対照的な大宮陽一というキャラクターを登場させる。 
見るからにがさつな肉体労働者で、
脳内筋肉とでもいうべき単細胞な男だが、
心はまっすぐで子供達と死んだ奥さんを愛し続けている。
そのまっすぐさにはこちらも劇中何度も心打たれるのだが、
それにしてもマンガチックすぎるほどに
類型的なキャラクターである。
確信的にそうしているのだろうが、
それにしてもこの人物に彼女は見事に命を吹き込み、
魅力的な人物に描いている。 
西川美和の映画は
決して切れたギャグがあるわけでもないのに、
随所に観客(男性)の琴線に触れる
何かがちりばめられており、
気づけば強い共感とともに物語に没頭させられている。
そして、常に画面に適度な緊張感が漂っている。
こうしたテクニックを持つ監督は、
現在ほかにあまり思い当たらない。 
二人の男は外見からなにから対照的に描かれるが、
とくにうまいのが住んでいる部屋だ。
奥さんを失ってから幸夫の清潔で整った部屋は、
男手だけで小さい子供達を育てる陽一の住む団地のように
散らかってゆく。
だが、たとえ雑然としていても幸夫の部屋が
陽一のそれに近づくことは全くない。 
これはつまり、荒廃と混沌は
似て異なるということを言いたいのであり、
それを両者の決定的な差として描くことで
観客を愕然とさせている。
そして両者がなぜ違うのか、
その理由はただ一つ、愛する者と
暮らしているかどうか、それだけだ。 
ほかにいくつか感心したシーンをあげると、
まずレストランで子供にトラブルが起きる場面。
そして、突発的かつ激しい兄弟喧嘩に幸夫が狼狽する場面、
さらには長男が降り損ねたバスを追いかけた後の
二人の会話、などがある。 
どれもよくぞこんなものを思いつくなと思うほど的確で、
またそこで描かれる主人公の心情たるや、
ぐうの音も出ないほどに説得力があるものばかり。
やはり西川美和の中には40代のおっさんが入っている
私の仮説は日増しに信ぴょう性を増すばかりである。 
今回、多少マイナスだったと思うのは、
特に後半、子供と主人公の会話などにおいて、
少々言葉に頼りすぎているのではないかという点。
先ほどの兄弟げんかの時に本木雅弘が見せた絶妙な表情とか、
さりげなく絵で見せる部分は素晴らしいのだが、
しゃべりの中ではあまりに上手いことを言いすぎて
逆に刺さってこない、そんな部分がいくつか見受けられた。 
ラストも、絵的にはいいがこれまでの西川作品が
ミリ単位のコントロールで完璧に決めてきたことを考えると、
ほんのちょいと響かない感じ。 
それでも幸夫が悪い酔い方する場面のハラハラ感は
下手なスリラー以上だし、
全体的には極めて満足度の高い人間ドラマと言える。 
私の場合は西川作品に求めるハードルが極めて高いので
常に辛めの点数になりがちだが、
毎度ながら見ておいて損のない、
よくできた日本映画である。
また、これもいつもながらの話だが、
やはり男性にこそ彼女の映画は見て欲しいと強く思う。
西川美和監督の真骨頂は、
こうした「女性による男性のための男性映画」なのである。 


ディープ・ブルー

オトーサン、
「前に見たな」
この映画批評をはじめてから、7本目。
エッセイなので、現在のフォーマットで、
書き直すことにしました。
1999年に、映画館でみましたが、
今回は、午後のロードショウでのTV鑑賞です。

原題:Deep Blue Sea(1999) 
監督:Renny Harlin    
脚本:Duncan Kennedy/ Donna Powers/Wayne Powers  
Genre: Action/ SF/ Thriller
Rated R for graphic shark attacks, and for language
Country: USA 
Language: English / Spanish 
上映時間105:分
あらすじ:
太平洋上に建造された
巨大な海洋医学研究施設アクアティカでは、
サメの脳組織から、
アルツハイマー病の新薬を製造する研究が
て進められていた。
しかしある時、第1世代のサメ1頭が脱走し、
クルージングを楽しんでいた若者たちを乗せた
ヨットを襲撃するという事故が発生した。
"サメの番人"であるカーターがサメを捕獲し、
事態を収拾したが、
アクアティカを所有する製薬社長のラッセルは
この事態を重く見て、施設の全面閉鎖を宣告する。
だが、スーザン博士は反発し、、
スーザンDNAを操作した結果、
サメは巨大化しただけでなく
高度な知能までも手に入れてしまった。
やがて、太平洋に巨大な嵐が来襲。
トラブルが重なり半ば水没した施設内には
凶暴な殺戮マシーンと化したサメが侵入した・・・

出演者:
Saffron Burrows ・・・ Susan McAlester(スーザン)
Thomas Jane ・・・ Carter Blake(カーター)
Samuel L. Jackson ・・・ Russell Franklin(ラッセル)
オトーサン、
「こりゃ、驚いた」
大物俳優サミュエル・L・ジャクソンが、
早々と死ぬのには、驚きました。
社員に向かって、
「いいかお前ら!雪に比べりゃ水なんて怖くねぇ、
雪ってのはなぁ…」なんてエラソーに訓示しだし・・・
いきなり、ガブッと。爆笑シーンです。

その他の出演者:
LL Cool J ・・・ Sherman "Preacher" Dudley
Jacqueline McKenzie ・・・ Janice Higgins
Michael Rapaport ・・・ Tom Scoggins
Stellan Skarsgard ・・・ Jim Whitlock
Aida Turturro ・・・ Brenda Kerns

User Rating:5.8/10 ( 104,840 votes)IMDb
  User Rating:7.4/10( 357 votes) Yahoo!
オトーサン、
「評価が分かれるな」

User Reviews 
alexkolokotronisさん
Queens, New York 
2008年4月19日
CGIの傑作

確かにそうなのだが、
といって、すばらしい映画だとは言えない。
サメ映画としては、特殊効果がすばらしかった。
「ジョーズ」シリーズの先を行っていると思う。
監督は、まあまあ楽しませてくれた。
だが、スピルバーグの傑作「ジョーズ」は期待しないで。
平均よりよかったのは、予期でぬ殺しのシーン。
恐ろしいというよりは、可笑しかった。
演技は平均的。
いい出演者ではないが、ストーリー展開を見るならば、
衝撃的すぎてはいけない。
技術的側面については、取りあげる価値がない。
見てほしい。
そうすれば、なぜCGIの傑作であるかわかるだろう。

オトーサン、
「いろんなサメ映画、見比べると
面白いかも」

坂本さん 
2006年7月9日
少しだけ意外な結末

この手の映画は
ラストに女子供は生き残るのですが、
ヒロインは食われて死にます
(普通だったら死なないはずのシーンで)。
そこでアハハと爽やかに終わるのはどうだろう。
ヒゲ男が食われた時は悲しんであげてたのに。
これは男女平等というより科学を信じすぎたものへの
罰という意味だったかと思うのですが、
それほどの深い思想性はこの映画にはないとも思う。
あとまだ中盤あたりでいきなりサミュエルが死にます。
他の方も書いてらっしゃいますが、
訓示をたれている途中にぱっくんちょされたので
爆笑この上なかったです。
笑うとこじゃないんだけど。
それ以外はB級娯楽として十分に楽しめますし、
後腐れのないエンターテイメント作品です。
正直、スクリーンで見たらもっと
評価は上がっていたと思う。
そこが心残りです。
それにしてもなぁ、コック強すぎ・・・・


ダンディー少佐

オトーサン、
「いわくつきの作品だね」
サム・ペキンパー
誕生日 : 1925/02/21- 1984/12/28
出身 : アメリカ/カリフォルニア州フレズノ
第二次世界大戦で海兵隊に従軍後、舞台演出を学ぶ。
テレビ局に裏方として出入りするようになり、
61年、「荒野のガンマン」で監督デビュー。
64年の「ダンディー少佐」で
編集権をめぐりプロデューサーと衝突、
トラブル・メイカーとして干されるが、
69年、「ワイルドバンチ」で返り咲いた。

原題:Major Dundee (1965) 
監督:Sam Peckinpah    
原作:Harry Julian Fink
脚本:Harry Julian Fink/ Oscar Saul/ Sam Peckinpah    
Genre:Adventure/ War/ Western
Country: USA 
Language: English / French / Spanish 
上映時間:123分
あらすじ:
南北戦争中の1864年、
北軍のベンリン砦に第五騎兵隊の中隊が
狂暴なアパッチの族長チャリバの奇襲を受けて
全滅したとの知らせが届く。
指揮官のダンディー少佐は
チャリバ討伐の志願兵を募る。
志願兵の中には南軍の捕虜や脱走兵もまじっていた。
その中の一人・南軍大尉のタイリーンは、
かつてダンディーと親友であったが、
ダンディーの裏切りで軍を追放されたことを
逆恨みしており、復讐の機会をうかがっていたものの、
チャリバ討伐のため、一時的に手を組むことを決める。
チャリバがメキシコに逃げたという知らせを受けた
ダンディーは討伐に向かうが、大敗をこうむった上、
当時メキシコで行われていた、
フランス軍と自由メキシコ軍との戦いに巻き込まれ、
星条旗をフランス軍に奪われてしまう・・・

出演者:
Charlton Heston ・・・ Major Amos Charles Dundee(ダンディー)
Richard Harris ・・・ Captain Benjamin Tyreen(タイリーン)
Michael Pate ・・・ Sierra Charriba(チャリバ)
オトーサン、
「ヘストン、偉丈夫だけど・・・」
規律違反で、部下を射殺するのに、
当人は、女医と恋する始末。
どうにも感情移入できない役でした。

その他の出演者:
Jim Hutton ・・・ Lieutenant Graham
James Coburn ・・・ Samuel Potts
Michael Anderson, Jr. ・・・ Trooper Tim Ryan
Senta Berger ・・・ Teresa Santiago
Mario Adorf ・・・ Sergeant Gomez
Brock Peters ・・・ Aesop
Warren Oates ・・・ O.W. Hadley
Ben Johnson ・・・ Sergeant Chillum
R.G. Armstrong ・・・ Reverend Dahlstrom
L.Q. Jones ・・・ Arthur Hadley
Slim Pickens ・・・ Wiley
Dub Taylor ・・・ Benjamin Priam
John Davis Chandler ・・・ Jimmy Lee Benteen
Karl Swenson ・・・ Captain Frank Waller
Albert Carrier ・・・ Captain Jacques Tremaine
Jose Carlos Ruiz ・・・ Riago
Begona Palacios ・・・ Linda
Aurora Clavel ・・・ Melinche
Enrique Lucero ・・・ Doctor Aguilar
Francisco Reiguera ・・・ Old Apache

User Rating:6.8/10( 5,735 votes)IMDb
  User Rating:7.0/10( 8 votes) Yahoo!
オトーサン、
「案外、スコアが高いね」

User Reviews 
bkoganbingさん
Buffalo, New York 
2004年3月22日
一緒に作った

チャールトン・ヘストンは自伝の中で、
この映画について多くを割いている。
解説者は、誰かが監督を引き継いだように
見えると言っている。
解説者は、非常に注意深かった。
サム・ペキンパーは、興味を失い、
メキシコロケで悪行に耽りはじめたので、
ヘストンが、監督を引き継ぐ必要があった。
ヘストンの本を読んでほしい。
彼は、わけあってセットに行けなかったのだ。
ヘストンは、ペキンパーが作っていたとも言い、
確かにそのようだ。
インディアンが、混成クルーと出くわす状況で
筋書は、漂流する。
ヘストンは、こうも言っている。
完全な脚本なしに、決して映画を始めてはいけない。
そうした彼自身のルールに違反してしまった。
素晴らしく有能な出演者の信じられない浪費だ。
私も、本作には、可能性があったのに、
サム・ペキンパーが、台無しにしてしまったと思う。

オトーサン、
「いい作品になったのに・・・」

ジーナさん 
2009年4月14日
やっつけ仕事?

アパッチ族が最初から悪として
取り上げられていましたが、
略奪や虐殺シーンは冒頭だけで
その後は一切登場しないなど
アパッチ族をそこまで敵視するには
描写が足りない気がしました。
途中に出てくるアパッチ族の老人のように
「自分たちの土地を守るために戦っている」
なんて言われちゃったら
余計に悪人としての設定が揺らいじゃいます。
しかも、南北戦争のさなかに
命令もないままアパッチ族を追う・・・
という展開から救いのヒーローというより
エゴイストにしか主人公が見えませんでした。
無理やり兵士を集めたかと思えば、
女とイチャついて、酒びたり・・・って
何をどう見たらこのエゴイストに
好感が持てるんでしょうか?(爆)
だからなのかチャールトン・ヘストン自体にも
魅力を感じませんでしたね。
その代わり、リチャード・ハリスは素敵でした。
本当の敵が誰なのか、みんなの敵が一致しているのか、、
がハッキリしないので感情移入も出来なかったです。
もう少し具体的に少佐と大尉が昔は盟友であった事や
南北戦争によって引き裂かれた事などを
見せたほうが深みのあるドラマを味わえたでしょうね。
少佐と大尉以外の登場人物たちもいじり甲斐のある
キャラが揃っていたのですが、キャラを確立する事無く終了しました。
片腕の兵士や黒人兵士、ラッパの若者など
面白い逸材キャラだと思ったんですがね・・・。
フランス軍にいたっては、
あまりのも大雑把な描き方にチョット笑えました(爆)
しかし、躍動感あふれる合唱曲は印象に残っています。
全体的に脚本、構成ともに未完成な感じがしましたね。
展開も遅い上にストーリーの軸がしっかりしていないので
退屈してしまったのも事実です。


デッドプール

 
オトーサン、
「新人監督なんだ」
長編映画監督デビューとはいえ、
ティム・ミラー監督は、実はベテラン。
1995年にCG映像制作スタジオ「Blur Studio」を設立し、
150人ものスタッフを抱えています。
本作の大ヒットで、次作が決定しましたが、
ティム・ミラー監督は、引き受けないそうです。

原題:Deadpool (2016) 
監督:Tim Miller  
脚本:Rhett Reese/  Paul Wernick  
Genre:Action/ Adventure/ Comedy
上映時間:108分
あらすじ:
特殊部隊の元傭兵ウェイド・ウィルソン。
引退後は、悪い奴らをこらしめ、
金を稼ぐ気ままな日々を送っていた。
娼婦ヴァネッサと出会い、本当の愛を知る。
結婚を決意した矢先、末期ガンで余命わずか。
怪しげな治療に最後の望みを託すが、
それは被験者を無敵の戦闘マシンに改造してしまう
恐ろしい人体実験だった。
エイジャックスによって実行された実験で
不死身の肉体を手にしたウェイドは、
全身の皮膚がただれた醜い姿となってしまう。
愛するヴァネッサに会うことも出来きず、
マスクを被ってデッドプールとして生きるのだ。
自分を騙したエイジャックスに復讐すべく、
その行方を追うが・・・

出演者:
Ryan Reynolds・・・   Wade Wilson/Deadpool(ウェイド)
Morena Baccarin・・・   Vanessa Carlysle/Copycat(ヴァネッサ)
Ed Skrein・・・   Ajax(エイジャックス)
オトーサン、
「ライアン・レイノルズ、渾身の演技!」
若手有望株が、ようやく本作でブレイク。
08年に、スカーレット・ヨハンソンと結婚(10年離婚)

その他の出演者:
T.J. Miller・・・   Weasel 
Gina Carano・・・   Angel Dust 
Brianna Hildebrand・・・   Ellie Phimister 
Karan Soni・・・   Dopinder 
Michael Benyaer・・・   Warlord 
Style Dayne・・・   Jeremy 
Andre Tricoteux・・・   Piotr Rasputin/Colossus 
Taylor Hickson・・・   Meghan Orlovsky 
Jed Rees・・・   The Recruiter 
Paul Lazenby・・・   Flight Deck Guard 
Ben Wilkinson・・・   No5 Orange Manager 
Kyle Cassie・・・   Gavin Merchant 
Hugh Scott・・・   Cunningham 
Stefan Kapicic・・・   Voice of Colossus 
Ayzee・・・   Teen Girl #1 
Naika Toussaint・・・   Teen Girl #2 
Randal Reeder・・・   Buck 
Isaac C. Singleton Jr.・・・   Boothe 
Justyn Shippelt・・・   Arcade Ticket Taker 
Donna Yamamoto・・・   Oncologist 
Cindy Piper・・・   Chinatown Merchant 
Emily Haine・・・   Whisper Girlfriend 
Amir Aatash・・・   Whisper Boyfriend 
Chad Riley・・・   Pool Hall Goon 
Paul Belsito・・・   Fight Club Boss 
Darcey Johnson・・・   Garbage Truck Driver 
Leslie Uggams・・・   Blind Al 
Kyle Rideout・・・   Super Soldier #1 
Jason Day・・・   Super Soldier #2 
Stan Lee・・・   Strip Club DJ 
Rachel Shaw   Strip Club Worker 
Rob Hayter・・・   Bob 

User Rating:8.0/10 ( 657,568 votes)IMDb
  User Rating:7.6/10( 4,876 votes) Yahoo!
オトーサン、
「愉快だね」
他のマーベル作品を皮肉ってみたり、
おふざけや自虐ネタ満載です。
例えば、ライアン・レイノルズのことを
「顔はいいが、演技はさっぱり」なーんちゃって。

ゴールデン・グローブノミネート 
・作品賞(コメディ/ミュージカル)     
・男優賞(コメディ/ミュージカル)  ライアン・レイノルズ 

User Reviews 
jelimafishさん 
2016年2月17日
これまでにみた最高の映画

汚い言葉とセックス・シーンがあるので、
星ひとつとしたレビューがあった。
9歳の子供に不適当なのを知らなかったのか。
本作は、R指定。
だから、向いているかは、即座に分かるはず。
筋書には触れないが、演技と脚本はすばらしかった。
ライアン・レイノルズは、この役割を見事に演じた。
暴力、 汚い言葉、裸に、腹が立つひと向きだはないが、
ユーモアのセンスがあり、2時間の余裕があるなら、
この映画は好きになるだろう。

オトーサン、
「そんなにテンション上げなくても、
楽しく見られるよ」

前田有一さん 
2016年8月13日
観る前にテンションを上げないと
   
世界中でR指定映画としての
興行記録を塗り替えている「デッドプール」を
徹底的に楽しむには、酒でも飲んで
テンションをアゲてからの方がよい。
でないと私が見た試写室のように、
皆でそろって沈黙することになりかねない。 
元傭兵のウェイド・ウィルソンは、
今は不死身のデッドプールとして
お気楽に悪党をぶちのめしている。
だが彼はヒーローを自覚しておらず、
単にある男を探し追いかけているだけなのであった。 
間違っても子供に見せてはいけない、
大人のためだけのアメコミ映画である。
戦いの途中でおっぱいポロリはあるわ、
人体爆裂グロシーンは多発するわと
そのつきぬけぶりは
スカウトに来たX-MENもビックリである。
これが同じ世界観というのだから仰天企画といってよい。 
観客とスクリーンの間、すなわち第四の壁を突き抜ける
このキャラクターの特徴は、
いまや映画ではよくある演出ではあるが、
軽妙なコメディ色を感じさせつつ、
チョイワル主人公に共感させる効果としては抜群である。 
それにしても、このキャラクターをどうしてもやりたくて
11年間も奔走していた主演ライアン・レイノルズという男も
たいがいである。
そんなことではブラック・ウィドウに
愛想をつかされるぞと言いたくなる。
手遅れかもしれないが。 
とはいえ、さすが思い入れがあるだけあって
しっかり身体も絞ってきたし、
役作りは頑張りの跡がうかがえる。 
アクション、とくにオープニングの
カーチェイスのスピード感は相当なもので、
みなさんきっと度肝を抜かれることだろう。
難しいのは、その前にあるスタッフ名のギャグが
日本人にはなかなか笑えないお寒いものばかりだということ。
本当はここで爆笑して一気にテンションをあげて
このアクションシーンを楽しめれば最高なのだが。
先に酒でも飲んで、と言いたくなるのもこれが理由の一つ。
無理やり勢いをつけてでも不謹慎なギャグに笑いまくる。
それが本作を楽しむコツである。 
それができれば、そのあとには
意外なほどの感動と共感が待っている。
たまにはこういう変な映画があってもいい。
ようは適切な楽しみ方をガイドできればいいだけだ。 


インフェルノ

オトーサン、
「そうか、第3作か」
 ダ・ヴィンチ・コード(2006年) 第1作
 天使と悪魔(2009年) 第2作
  インフェルノ(2016年) 第3作
ダン・ブラウンの本は、謎ときがメインだから、
映画には、向いていないのかも。

原題:Inferno (2016) 
監督:Ron Howard  
原作: Dan Brown
脚本: David Koepp 
Genre:Action/ Adventure/ Crime
Country: USA / Hungary 
Language: English / French/| Italian/ Turkish
上映時間:121分
あらすじ:
ハーバード大学ラングドン教授が目覚めたのは、
フィレンツェにある病院の一室だった。
過去2日間の記憶がない彼は、
謎の刺客に命を狙われるも、
女医シエナの手を借り、
どうにか病院から脱出する。
何も思い出せない彼のポケットには
1本のペンライトが。
そして映し出されたのは、
ダンテの神曲“地獄篇”を模した
『地獄の見取り図』。
そこに刻まれた“暗号”を探るうち、
ダンテのデスマスクの持ち主で
大富豪の生化学者ゾブリストに辿り着く。
彼は人口爆発による人類滅亡を回避する
唯一の解決策だとして、ウィルス拡散による
大量殺人を目論んでいた。
WHOは、ウィルス拡散阻止に動くが、
その一員ブシャールは、
自らの利益の為にウィルスを追う。
ウィルス拡散装置をめぐって
イスタンブールのアヤソフィア地下宮殿で、
最後の戦いがはじまる・・・

出演者:
Tom Hanks ・・・ Dr. Robert Langdon(ラングドン)
Felicity Jones ・・・ Dr. Sienna Brooks(シエナ)
Ben Foster ・・・ Bertrand Zobrist(ゾブリスト)
Omar Sy ・・・ Christoph Bouchard(ブシャール)
オトーサン、
「トム・ハンクスも、年取ったな」
1956年生まれですから、もう還暦です。
「この女優さん、いいね」
フェリシティ・ジョーンズ
誕生日:1983/10/17
出身 : イングランド バーミンガム
2014年、「博士と彼女のセオリー」で、
アカデミー賞主演女優賞ノミネート。

その他の出演者:
Sidse Babett Knudsen ・・・ Elizabeth Sinskey
Irrfan Khan ・・・ Harry "The Provost" Sims 
Ana Ularu ・・・ Vayentha

User Rating:6.2/10( 107,793 votes)IMDb
  User Rating:6.5/10( 3,024 votes) Yahoo!
オトーサン、
「スコアが伸びないね」

User Reviews 
zeki-4さん
Denmark 
2016年10月9日
監督のせいで、栄養価がなくなった

スピルバーグが「ゴッドファーザー」を、
コッポラが「インディ・ジョーンズ」を監督したら?
2人とも偉大な監督だが、うまく行かないだろう。
同じことは、本作にあてはまる。
「ダ・ヴィンチ・コード」、「天使と悪魔」と同様、
監督が不出来だ。
そう、ラングドンの映画は、速いペースが売り物だが、
観客は、たまには、一息つきたいのではないか。
最初の2作のように、
物事は、2回説明されるので、どんなアホな観客でも、
何が起こっているかはわかる。
そして、最初の2作のように、シネマスコープでなく、
ワイドスクリーンで撮るのは、間違いだ。
世界中のすばらしい風景を撮る場合、
シネマスコープは向いていない。
原作で最もよい公園が完全に省略されている。
どういう議論をして、避けたのだろうか。
だが、ハンス・ジマーのスコアは、
いつものようにすばらしかった。
最初の2作のIMDbのUser Ratingは、6、6どまり。
次作「ロスト・シンボル」(Lost Symbol)で
よいRatingを得たいなら、監督を代えるべきだ。

オトーサン、
「そんなに、いいかなぁ?」
でも、ドローンでの撮影は、大きな可能性があります。

前田有一さん 
2016年10月24日
シリーズで最もライトユーザー向き
   
ロバート・ラングドン教授が
アカデミックな観光名所で
知的な大冒険を繰り広げる
『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズの第3弾は、
上映時間短め、アクション風味強めの、
万人が等しく楽しめる良質な娯楽映画になっている。 
病院で目覚めたラングドン教授は、
ここがどこなのか、なぜここにいるのかなど、
記憶の一部を失っていた。
だが確実なことは、
自分が何者かに狙われているということ。
その謎を考える暇もなく襲撃された教授は、
担当女医のシエナ・ブルックスを巻き込んで
激しい逃亡劇へと放り出されるのだった。 
面白さだけなら間違いなくシリーズ一番。
とくに序盤からのノンストップ感がものすごい。
なにしろあのラングドンが登場した時から重症で、
やたらと気の利く美人女医と逃げまくる。
追いかけてくるのはこれまたT-Xのごとき、
おっかない美人である。
伝統的な巻き込まれ型サスペンスとでもいおうか、
中高年でも若者でもすんなり入り込める
見事な冒頭部といえる。 
だいたいこのオッサンはいつでもそうなのだが、
風光明媚な名所でばかりトラブルに巻き込まれる。
本作でもフィレンツェを皮切りに、
バディア・フィオレンティーナ教会、ボーボリ庭園、
ヴェッキオ宮殿、そして幻想的というほかない
イスタンブール地下宮殿と、
よくぞまあこれほど素晴らしいものを
たったの1800円で見られるものだと
うっとりするばかり。 
しかもそうしたロケ地と、
セット撮影であろう場面のつなぎ部分は
さっぱりわからないほどよく出来ている。
撮影方法もトム・ハンクスの視線で動き回ったり、
低空飛行のドローンを使ったりと
大画面で見るにふさわしい、
工夫を凝らしたもととなっている。 
最近はアニメの舞台を回るマニアが
増えているというが、
確実にかの地の旅行代理店から感謝されるであろう、
これぞ聖地巡礼ツアーの最高峰である。
有名な観光地の舞台裏に入ったり、
秘密の通路があったりと、
わくわく感が尋常ではない。 
そういう仕掛けを熟知していて
我が家のように突き進む
あの教授のような物知り君と
こうしたアカデミックな場所を巡ったら、
どんなにか面白いだろうと
ヒロインを羨ましく思うのは
私だけではあるまい。
まあ、そんなに羨ましかったら
この映画を見れば済むことなのだが。 
脚本面、謎解き面でもこの映画は大変に親切。
わかりやす過ぎて前作までの鑑賞すらまったく不要だ。
事前には、ラングドンという歩く辞典のようなおじさんが、
観光地を回ってなにか大事な謎を解く映画と
それだけ知ってれば問題ない。 
ミステリとしてのトリック部分は、
この映画がダンテの神曲の地獄篇を
モチーフにしている時点で
ある程度予想ができてしまうものなので少々弱い。
逆に言えば、この1文を読んでもピンとこない人は、
何も予習せず見に行けば、びっくり仰天できるかもしれない。 
最大の見どころはやはり地下宮殿での攻防戦。
シンプルに見えながら複雑な、
まさに攻防戦になっていて見ごたえ十分。 
それにしてもこの映画の素晴らしいところは、
流行の細かいカット割りなんぞなくても、
スタントが地味でも、
ものすごいアクション映画を見た気になる
満足感を得られるところである。 
それはトム・ハンクスのような共感力の高い役者による
濃厚な感情移入のたまものであるが、
逃亡しながら大急ぎで各所をめぐる展開、
だからこそ必死に隅々まで見逃すまいとこちらも集中する、
そんな適度に緊張感をもたらす作り手との
やりとりにもあるのかもしれない。 


ALWAYS 三丁目の夕日'64

オトーサン、
「あれ、第3作もあるんだ」
ALWAYS 三丁目の夕日(2005) 第1作 
ALWAYS 続・三丁目の夕日(2007) 第2作 
ALWAYS 三丁目の夕日'64(2011) 第3作 

原題:ALWAYS 三丁目の夕日'64(2011)
監督:山崎貴
原作:西岸良平
脚本:古沢良太/ 山崎貴 
Genre:Drama/Comedy
上映時間:142分
あらすじ:
昭和39年。オリンピック開催を控え、
東京はのビルや高速道路の建設ラッシュ。
そんな中、東京の下町、夕日町三丁目に暮らす
小説家の茶川竜之介は結婚したヒロミと
高校生になった淳之介と楽しい毎日を送っていた。
しかもヒロミのお腹には、新しい命も宿っていた。
しかし連載中の『銀河少年ミノル』が、
謎の新人作家・緑沼アキラに人気を奪われ窮地に陥る。
一方、お向かいの鈴木オートでは、
すっかり頼もしくなった従業員の六子に、
青年医師・菊池孝太郎との初々しいロマンスが
芽生えようとしていた・・・

出演者:
 吉岡秀隆・・・ 茶川竜之介 
 小雪・・・ 茶川ヒロミ
 堤真一・・・ 鈴木則文 
 堀北真希・・・ 星野六子 
 森山未來・・・ 菊池孝太郎
オトーサン、
「吉岡秀隆くん、大きくなったね」
2005年の 第1作では、子役でした。
「堀北真希の映画だね」
2015年8月、俳優の山本耕史と電撃結婚!
芸能界引退、1児出産!!
「堤真一さん、この演技は最高だね」

その他の出演者:
 もたいまさこ・・・ 大田キン 
 三浦友和・・・ 宅間史郎 
 薬師丸ひろ子・・・ 鈴木トモエ 
 須賀健太・・・ 古行淳之介 
 小清水一揮・・・ 鈴木一平 
 染谷将太・・・ ケンジ 
 マギー・・・ 精肉店・丸山 
 温水洋一・・・ 自転車屋・吉田 
 神戸浩・・・ 電報局員 
 飯田基祐・・・ 中島巡査 
 ピエール瀧・・・ 氷屋 
 蛭子能収・・・ 電気屋 
 正司照枝・・・ 産婆 
 大森南朋・・・ 富岡 
 高畑淳子・・・ 奈津子 
 米倉斉加年・・・ 茶川林太郎 

User Rating:6.7/10( 621 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:7.7/10( 1,800 votes) Yahoo!
オトーサン、
「思ったよりも、いいね」
142分は、長すぎると思いましたが、
成長物語を描くのには、必要な時間でした。

User Reviews 
アンドレ・タカシさん 
2013年11月7日
堀北真希

あざとい脚本が鼻に付くシリーズです。
本作でも、淳之介を追い出すところとか、
婚約者の素性の勘違いとか、とてもワザとらしい。
でも、それらを補う描写があちこちにあって、
悪口を言う気が失せます(笑)。
今のテレビは量販店で買って持ち帰り、
壁の端子にコードを繋いだら見られるけれど、
昔は買った日から一週間以上経ってから
電気屋さんが運んで来て、
屋根に上ってアンテナ工事をして
初めて見られる代物でした。
そのテレビに映像が映った時の興奮は、
家電製品がひとつ増えただけでは無く、
生活の向上や社会の成長が実感できる
証拠のようなものだったと思います。
私は40年ほど前の我家にカラーテレビが
やって来た日をまざまざと思い出しました。
5年前に製作された前作から、
劇中でも同様に5年の歳月が流れていることも
上手く活かしていました。
子供たちが育ち、青森から集団就職で上京した
堀北真希が嫁に行く。
演技者の成長と劇中の成長を重ねられる作品は、
最近では「ハリーポッター」くらいだろうか。
「1」のレビューに「堀北真希が一皮むけた感じ」
なんて書いたのだけど、
若手を代表する女優になりました。
今後も大きく期待できることが嬉しかったりする。 

オトーサン、
「東京五輪か、思い出すなぁ」
代々木の会場のすぐそばに住んでいたのに、
五輪なんてと毛ぎらいしていました。

黒美君彦さん 
2012年6月17日
時代はまわる

東京五輪の時代ともなれば、
すでに高度経済成長真っ盛りの頃。
昭和30年代末は、庶民の生活にも多少余裕が芽生え、
「レジャー」なる言葉が市民権を得ようとしていた頃か。
世界はどんどん変わっていくが、
この映画で描かれる世界は
まだ「サザエさん」的風景のまま変わらない。
三作目でありながら、既視感が拭えないのは
そうした「変わらない世界」に
この作品の舞台が留まっているからだろう。
時代の先端がカラーテレビやブルーインパルス、
そして東海道新幹線に代表されてはいるが、
それらは時代を示すアイテムに過ぎず、
物語は旧態依然とした落語のエピソードそのままだ。
しかし、それでもこの頃は
まだ奇妙な右肩上がり感が強かった時代だといえるのだが、
その一方で「金持ちになることが幸せ」という共通認識に、
ふと立ち止まる余裕が生まれた時代だともいえる。
若い世代はこの作品から何を感じ取るのだろうか。


グッドモーニングショー

オトーサン、
「あれ、どうもちがうな」
河瀬直美監督作品ではなかったようです。
君塚良一監督は、欽ちゃんの台本作家をへて、
テレビ業界で活躍してきたひと、
フジテレビ「踊る大捜査線」では脚本。
2008年、「誰も守ってくれない」で、モントリオール世界映画祭
ワールド・コンペティション部門最優秀脚本賞を受賞。

原題:グッドモーニングショー(2016)
監督・脚本:君塚良一  
Genre:Comedy
上映時間:104分
あらすじ:
澄田真吾は、朝のワイドショー番組
“グッドモーニングショー”のメインキャスター。
いつものように深夜3時に起床し、
タクシーでテレビ局に向かっていたところ、
サブキャスターの小川圭子から電話で、
2人の仲を今日の生放送で発表すると宣言されてしまう。
必死に説得するものの、圭子はすっかり盛り上がってしまう。
そこへ来て今度は、プロデューサーの石山から
番組の打ち切りが告げられる。
そんな中、都内のカフェで立てこもり事件が発生。
人質を取った犯人の要求は、
なんと澄田に会わせろ、というものだった。
過去の事件のトラウマから現場に出ることを
極端に恐れていた澄田だったが、
成り行きから現場でリポートするハメに。
こうして嫌々ながらも、
マイク片手に武装した犯人のもとへと向かう・・・

出演者:
 中井貴一・・・ 澄田真吾 
 長澤まさみ・・・ 小川圭子 
 濱田岳・・・ 西谷颯太 
オトーサン、
「中井貴一、いい役者なんだけど」
もうひとつを期待するのは、ムリでしょうか。
日本アカデミー賞受賞
・新人俳優賞 連合艦隊
・主演男優賞 壬生義士伝
・助演男優賞 四十七人の刺客    
同ノミネート
・主演男優賞 柘榴坂の仇討    
・助演男優賞 亡国のイージス    
・主演男優賞 梟の城    
・主演男優賞 マークスの山

「長澤まさみ、美人女優だね」 
日本アカデミー賞 
・新人俳優賞 ロボコン
・助演女優賞 世界の中心で、愛をさけぶ    
同ノミネート
・助演女優賞 海街diary    
・主演女優賞 モテキ    
・主演女優賞 涙そうそう    

その他の出演者:
 志田未来・・・ 三木沙也 
 池内博之・・・ 秋吉克己 
 林遣都・・・ 松岡宏二 
 梶原善・・・ 館山修平 
 木南晴夏・・・ 新垣英莉 
 大東駿介・・・ 府川速人 
 吉田羊・・・ 澄田明美 
 松重豊・・・ 黒岩哲人 
 時任三郎・・・ 石山聡 

User Rating:5/0/10( 4 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:6/0/10( 1,164 votes) Yahoo!
オトーサン、
「内幕ものとしては、楽しいね」

User Reviews 
牛若丸さん 
2017年5月13日
末期症状となったテレビ

いまや迷走中のテレビが
自虐的な作品を作ってみたところ、
出来たものはやはりこんな程度かと・・・
そんな感想です。
進行のテンポが悪く実に退屈で、
コメディ度合、感動度合、ブラック度合などなど
すべてが中途半端に思えました。
気の利いた展開をしているつもりが、
ことごとく滑りまくっているのも痛々しい。
また、けっこうな実力派の出演者を並べつつも、
見せ場は少なく実に勿体ない扱い。
それこそ 視聴者(鑑賞者)が
観たいものを届けてくれ!と言いたいです。
末期症状となった
今のテレビを象徴するような作品でした。 

オトーサン、
「同感」
悪役を深堀りしなかれば・・・

前田有一さん 
2016年10月3日
テレビ局制作映画だからこその強みをみせた
   
テレビ局による映画製作は、
映画マニアからは
何かと批判されることが少なくない。
だが、長年テレビ業界での経験がある
君塚良一監督のフジテレビ製作映画
「グッドモーニングショー」は、
逆にテレビをよく知る彼らが作ったからこそ
これほど面白くなった
珍しい成功例と言えるだろう。 
朝のワイドショーのキャスター澄田真吾は、
起き掛けに同居する息子から
デキ婚の意思を伝えられて狼狽する。
おまけに共演する女子アナの圭子からは、
不倫関係を生放送中に公表するなどと
一方的に通告されてしまう。
散々な一日になりそうだと思った彼だが、
本当のド不幸は放送開始後に待ち構えていた。 
序盤はキャスターである主人公が
朝の3時に目覚めてから本番までを、
ディテール豊かに描く完全なお仕事ムービー。
もしあなたがテレビ関係者なら、
きっと息子に見せたくなるであろう。
職場の格好よさを見事に描いた映像となっている。 
たとえば壁に貼る放送用の新聞にはアイロンをかける。
その日の話題の順番を決めるための激しい、
しかし無駄のないハイスピードな打ち合わせにも、
業界人以外は面食らうだろう。
ほかにも出演者が読むカンペの文字サイズ、
フォントから出し方まで、
すぐれた経験則的合理主義によるものだということも、
これを見るとよくわかる。
多少ながらこうした現場を知るものとしても、
非常にリアルだということがわかる。
と同時に、誰もが目的を1つにしている
現場ならではの小気味よい一体感のようなものに、
観客も入っていけることだろう。 
この臨場感が出せたのは、
この映画のスタッフがテレビ出身だからと断言できる。
この空気感とディテールを、
テレビ局関係者以外が作るのは相当難しいはずだ。 
長澤まさみ演じる共演の女子アナとの不倫ネタがあるので
中学生以上向きではあるが、
それがなければテレビ局に興味がある小学生でも
楽しめるであろうと思わせる。
それくらいよくできた導入部である。 
やがて生放送が始まるが、
テレビ局近くのカフェに男が猟銃とともに立てこもっている
臨時ニュースとともに状況は一変する。 
突発的な大ニュースによりレギューラーコーナーが、
その準備の苦労とともに吹っ飛ぶなど、
ここでもトリビアを織り交ぜながら、
映画は犯人を、素人である主人公が
説得するサスペンスへと突入する。
なんと籠城男は、番組のキャスターを名指しで
交渉人に指名したのである。 
このパートは正直、
よく見るとご都合主義が目立つ非リアルなものだ。
たとえばあんなものをつけたまま
現場への突入を警察が許すはずはないだろうし、
銃口を振り回す犯人と民間人を
これほど近づけるはずもない。 
だがこれらは、鑑賞中の興味や共感を削ぐような
マイナスポイントとはなっていない。なぜなのか? 
その答えを言うと、
ようするに前半のリアルすぎるお仕事ムービーパートが
すこぶる面白く、
同時に「この映画はリアルな映画なんだ」との認識が
観客の中に残像として残っているからである。 
その勢いのまま事件パートに突入しているので、
こちらもなんとなくリアルな感じをキープして
最後まで楽しめるという仕組みである。
直近では「シン・ゴジラ」がとった
(定番の)演出手法である。
あちらでは石原さとみのバカキャラ登場が
現実パートと妄想パートの
明確な入れ替わりサインとして使われている。 
惜しむらくはこの後半パート、
犯人の動機という物語一番の肝が弱い。 
真相自体はいいと思うのだが、
そこに多少なりとも真実味をもたらすためには、
この犯人が受けた苦しみについての演出を
もっときっちりやらないといけなかった。
そこがこの映画はとても弱い。 
おそらく彼のようなにんげんの境遇
というものに対する理解が、
この映画の作り手には足りないのではないか。
だから結果的にそれを表すのが、
演じる濱田岳のセリフによる説明だけになってしまっている。 
いうまでもなく濱田岳はいい役者だが、
残念ながら本作での演技は、
苦しんだ人間の魂の叫びというべき
レベルまでは見せられていない。
それがあれば映画全体の完成度はぐっと上がったのだが、
それ以前に映画のキモが
彼一人の演技頼りというのも問題であろう。 
結局こういうところに、
フジテレビ特有の軽さのようなものが悪く出ている。
大衆に寄り添う温かさと大衆への理解、
そういうものが主人公の番組同様、
この映画には足りないのであり、
そしてそれは、視聴率競争に敗れ続ける
現実のフジテレビの問題点でもある。 
ただ幸いにして、そんな軽さが軽妙さとして
幾多の笑いを生んでいるのもまた事実。
その意味では、マイナス点と相殺されているのが本作を救った。 
とくに長澤えんじる女子アナが、
隙あらば生放送でキャスターとの不倫関係を
自ら暴露しようとするくだり。
ここは爆笑確実なやりとりが楽しめる。
こういうメンヘラ地雷女が長澤にはぴったりとハマる。
こういう役は、数年前までの彼女には、
ここまで似合うことはなかったのではないか。
出演ドラマなど彼女の仕事すべてを
追いかけているわけではないが、
なんとなく新しい魅力を発見した思いがする。 
そしてこの騒動を受ける奥さん役、
吉田羊のあの睨みつけるような表情。
これがまたすばらしく魅力があるのである。
笑顔以外に武器となる表情をもつ女優は強いと
つくづく思わされる。彼女にはそれがあるから、
これほどたくさんの映画に呼ばれるくらい人気があるし、
年下のアイドルもぞっこんになるのである。 
非常に見ていて面白い映画で、
とくにテレビ業界に興味がある人にはたまらない。
だからこそ、もう少し完成度を高められればな
との思いはあるが、
こういうことを感じるのは良作の証拠。
期待して見に行って欲しいと思う。 


HiGH&LOW THE MOVIE

オトーサン、
「EXILE TRIBEって、何だ?」
EXILEグループの関連アーティストの総称
本作は、ドラマやライブツアーなどが連動する
一大プロジェクトの映画版とか。
見る映画がなくなったので、仕方なく見ましたが、
時間と労力のムダでした。

原題:HiGH&LOW THE MOVIE(2016) 
監督:久保茂昭
脚本:渡辺啓/ 平沼紀久/ Team HI-AX 
Genre:Action
上映時間:130分
あらすじ:
最強グループ「ムゲン」が
「雨宮兄弟」と激しい抗争を繰り広げた後、
ムゲンが解散し雨宮兄弟も姿を消す。
その後、頭角を現した五つのチーム
「山王連合会」「White Rascals」「鬼邪高校」
「RUDE BOYS」「達磨一家」の頭文字を取り
街は、SWORD地区といわれ、
「G-SWORD」と呼ばれるグループが
互いにしのぎを削っていた。
そこへ「ムゲン」の総長・琥珀が戻ってきたことで、
SWORD地区には不穏な空気が漂い始める。
龍也、九十九を襲った悲劇を境に
表舞台から姿を消していたが、
SWORD地区の支配を目論む李と手を組み、
湾岸地区「MIGHTY WARRIORS」、
TOWN地区の「DOUBT」を引き連れSWORDを急襲。
RUDEBOYSは早々に報復に乗り出すも、
MIGHTY WARRIORSのICEと劉に苦戦し、
スモーキーは負傷してしまう。
一方、これまでの数多の戦いを経て、
戦い傷付くことに逡巡するSWORD他チーム。
そして山王連合会のコブラとヤマトも
かつて自ら慕った琥珀と対峙することに
なかなか踏み切れないでいた。
そんな中、琥珀や李と行動を共にしていた九十九は
彼らにタイムリミットを告げる。
2日後に琥珀は
MIGHTYWARRIORS、DOUBT総勢500名を引き連れ
SWORD地区を襲撃するというのだ。
街と仲間のため、今立ち上がるしかないと
動き出すコブラとヤマト。
それに呼応する山王連合会他メンバーとSWORD各チーム。
ついに今まで戦いを繰り返していたSWORDが一つになり、
そこに琥珀と並び最強と称された雨宮兄弟も参戦。
SWORD地区は未だかつてない事態へと突入する・・・

出演者
斎藤工・・・雨宮尊龍
TAKAHIRO・・・雨宮雅貴 
登坂広臣・・・雨宮広斗
AKIRA・・・琥珀
井浦新・・・龍也 
YOU・・・寿子 
小泉今日子・・・BAR小竹のママ
オトーサン、
「大勢出ていて、誰が誰やら分からんな」

その他の出演者:
青柳翔・・・九十九 
高谷裕之・・・太田 
岡見勇信・・・古西 
岩田剛典・・・コブラ 
鈴木伸之・・・ヤマト 
町田啓太・・・ノボル 
山下健二郎・・・ダン 
佐藤寛太・・・テッツ 
佐藤大樹・・・チハル 
岩谷翔吾・・・ケン 
山本彰吾・・・光 
黒木啓司・・・ROCKEY 
遠藤雄弥・・・KOO 
鬼龍院翔・・・AIZAWA 
喜矢武豊・・・BITO 
歌広場淳・・・ENARI 
樽美酒研二・・・SHIMURA 
稲葉友・・・キジー 
蜿r太郎・・・カイト 
山田裕貴・・・村山良樹 
鈴木貴之・・・古屋英人 
一ノ瀬ワタル・・・関虎太郎 
鈴木昴秀辻・・・龍柳 
前田公・・・輝轟 
窪田正孝・・・スモーキー 
永瀬匡・・・シオン 
佐野玲於・・・タケシ 
ZEN・・・ピー 
林遣都・・・日向紀久 
遠藤要・・・右京 
阿部亮・・・平左京 
小澤雄太・・・加藤鷲 
ELLYICE・・・ 橘ケンチ
早乙女太・・・一劉 
大屋夏南・・・セイラ 
野替愁平・・・パール 
白濱亜嵐・・・バーニー 
ANARCHY・・・9(ナイン) 
秋山真太郎・・・高野真人 
武田航平・・・平井 
中村達也・・・家村 
橘ケンチ・・・二階堂 
小野塚勇人・・・キリンジ 
松澤一之・・・川田 
西岡徳馬・・・石井 
小島藤子・・・純子 
工藤綾乃・・・明日香楓芝 
佐藤晴美・・・押上 
山口乃々華・・・ノノリキ 
城戸愛莉・・・石川 
八木将康・・・伊集院甲 
加藤歩・・・伊集院殻人 
坂東希・・・伊集院仁花 
V.I・・・李 
白竜・・・張 
豊原功補・・・西郷 
天野浩成・・・尾沢 
藤井夏恋・・・ナオミ 
藤井萩花・・・ララ 

User Rating:3,0/10( 1 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:4.9/10( 2,322 votes) Yahoo!
オトーサン、
「メチャメチャだね」
ファンには、たまらないのでしょうが・・・

User Reviews 
ぶーちゃん 
2017年3月1日
がんちやん大好き、三代目JSB、
ハイアンドロー大好きです

三代目JSBの大のがんちゃんファンです。
三代目の皆も好きですが。
去年は2回も映画ハイアンドローを観に行きました。
がんちゃんがめっちゃくちゃかっこ良かったけど、
出演者皆もかっこ良かったです。
私の影響で息子までも、映画ハイアンドローにはまりだし、
三代目JSBのファンになってしまいました。
ハイアンドローレッドレインは二人観に行きました。
また映画ハイアンドローレッドレインのDVDが
発売するのが楽しみです。
ハイアンドロー最高です。
がんちやんも三代目JSBも大好きです。
本当にありがとうございました。 

オトーサン、
「日本テレビ放映は、ひどいね」

ユーカラさん 
2016年8月13日
気障なオニーチャン達のプロモーション

冒頭でこれまでのドラマの顛末らしきものや
多極的な勢力図らしきものを説明してくれるのだが、
この時点で脱落しそうになる。
どうやら、五つのグループ+αの抗争となるらしい。
案の定、話は中途半端な場面で
あちらへ飛びこちらへ飛び、
過去に飛んではさらにその又過去へと飛ぶ。
とにかく散漫でストレスばかり溜まる。
おまけに、のべつ幕無しに音楽が鳴りっぱなしで鬱陶しい。
どうやらこの気障なオニーチャン達のプロモーションらしい。
とにかく苦痛でストレスばかり溜まる。
そして、キーワードは
例によって仲間、仲間、俺たちは仲間。まただよ。
それにしても、とにかくよく殴りよく蹴る。
話をしていても脈絡なく殴りだしてしまう、というのが凄い。
まるでミュージカル映画が突然歌いだすように。
いわゆるバイオレンス・ミュージカルか。
当人達はあくまで真剣だ。
ここでは大乱闘も盛大な舞踊なのである。
俳優らの周囲にはスモークが焚かれ、
美術もいい仕事をしている。
女優たちに当てられる照明も配慮が行き届いている。
スタントも結構無茶をやって
頑張っているのが何よりである。 


ソルジャー

オトーサン、
「この監督なら面白いだろう」
・ポール・W・S・アンダーソン
 Paul W.S. Anderson
 誕生日: 1965/03/04
 出身 : イギリス ニューカッスル・アポン・タイン
  ウォーリック大学で映画の学位を修得。
  TVドラマの脚本やドキュメンタリーで注目される。
 1993年、「ショッピング」で監督デビュー。
 2002年、ミラ・ジョヴォヴィッチ(のちに結婚)主演の
 「バイオハザード」が大ヒット。

原題:Soldier (1998) 
監督:Paul W.S. Anderson  
脚本:David Webb Peoples  
Genre:Action/ Drama/ SF
Rated R for strong violence and brief language
Country: UK / USA 
Language: English 
上映時間:99分
あらすじ:
近未来社会。
人は誕生と同時に将来を決められた。
戦士に選ばれた者は人間の心を剥奪され
史上最強の殺戮精鋭部隊の
一員となるべく教育を受けた。
成人まで生き延びられるのはわずか。
ベテラン・ソルジャー、トッド3465はそのひとり。
だが、ミーカム大佐率いる新世代のソルジャーが出現し
ケイン607に旧ソルジャーは負け、廃棄された。
地球のゴミを廃棄する星で目覚めたトッドは、
理想郷を求め地球を飛び出した移民の一団に助けられ、
人間らしさを取り戻す。
移民の居住区を襲う新ソルジャーたちに
トッドはひとり立ち向かう・・・

出演者:
Kurt Russell ・・・ Sgt. Todd 3465(トッド3465)
Jason Scott Lee・・・ Caine 607(ケイン607)
Jason Isaacs ・・・ Col. Mekum(ミーカム大佐)
Connie Nielsen ・・・ Sandra(サンドラ)
オトーサン、
「カート・ラッセル、いいね」
寡黙な男をやらせたら天下一品です。
惜しむらくは、他の出演者が描けていません。

その他の出演者
Sean Pertwee ・・・ Mace
Jared & Taylor Thorne ・・・ Nathan
Mark Bringelson ・・・ Lt. Rubrick
Gary Busey ・・・ Capt. Church
K. K. Dodds ・・・ Lt. Sloan
James R. Black ・・・ Riley
Corbin Bleu ・・・ Johnny
Mark De Alessandro ・・・ Goines
Vladimir Orlov ・・・ Romero
Carsten Norgaard ・・・ Green
Duffy Gaver ・・・ Chelsey
Brenda Wehle ・・・ Hawkins
Michael Chiklis ・・・ Jimmy Pig
Elizabeth Dennehy ・・・ Jimmy Pig's wife
Paul Dillon ・・・ Slade
Max Daniels ・・・ Red

User Rating:6.0/10( 45,988 votes)IMDb
  User Rating:7.0/10( 80 votes) Yahoo!
オトーサン、
「よくできているね」
上映時間が長くないのも、好感がもてます。

User Reviews 
Illbuddhaさん
Unincorporated, Washington 
2001年6月6日
何を期待する?

すばらしい映画ではない。
憎む人たちにも、正当な理由がある。
だが、事前の予想がとても低かったので、
正直、驚いて好きになった。
第一に、美術監督がしっかりしていr。
SFの背景、デザインがよく、
そのジャンルに叶っている。
セット、衣装、武器、小物デザインが、いい。
私は、未来の軍隊方式のすべてを
愛するわけではないが、その努力に感銘を受けた。
見る価値があった。
第二に、私はカート・ラッセルのファンだ。
私は、彼の印象的な映画を見て、育った…
「ハダシの重役」やジョン・カーペンター映画だ。
本作は、本質的にアクション映画であり、
トッド3465役は、アクションヒーローだ。
アカデミー賞には無縁だが、
カート・ラッセルは、せりふがほとんどないのに、
説得力のある感情表現をしていた。
第三に、ファイトシーンの振り付けがいい。
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ外伝
/アイアンモンキー」でも、「マトリックス」でもないが、
このジャンルでは、平均的なレベルをはるかに上回っている。
まだ見ていないSFアクション映画好きなら、
ぜひ見てほしい。
次の「ブレードランナー」を期待しないで。

オトーサン、
「将来の戦争は、
ロボットVSロボットになるんだろうね」
でも、被害者は、人間・・・

ジーナさん 
2010年9月24日
男としての勇ましさ

近未来を舞台にした
旧ソルジャーvs新ソルジャーvs人間の戦いを描いた
SFアクションです。
戦闘シーンに派手さはありますし、
スリリング感を得られる演出なので
近未来アクションが好きな方なら満足度は高いと思います。
ただ、1998年製作のわりには古臭いかな・・・。
感情を持たないソルジャーが人との交流を通して
人間らしくなっていくドラマ性はGOOD
産まれた時からソルジャーとして教育され、
向いていない者は抹殺される過酷な状況を
生き延びオッサンになった現在までソルジャー現役だった人間が、
これほど簡単にまともになれるのかは疑問ですが、
ほぼ初めて出会ったであろう人間らしい女性を慕う
カート・ラッセルにグッときました。
初恋に似た想いもありつつ、
母性を感じ母親を思うような表情も
交える繊細さがお見事でした。
音楽も意外とイイですよ。
ありがちなストーリー展開ではありますが、
産業廃棄物など有害視されるモノは
宇宙に捨てるという設定と発想は面白かったです。
主人公のソルジャーを演じたカート・ラッセルは
セリフがほとんど無いという難しい役柄でしたが、
強靭な肉体とピュアな精神を持つキャラを
素晴らしい感情表現で演じきっていました。
地味さはありますが味わい深い役者さんですね。
ひとりぼっちになった時の表情なんて
ホントに捨てられた子犬のようでキュンときますよ(笑)
B級感漂う作品ですが、
余分なエピソードの無いタイトな作品ですから
飽きずに鑑賞できるでしょう。
90分強と短めの作品なので
暇な時にチェックしてみて下さい


ドクター・ストレンジ

オトーサン、
「ニューヨークが舞台か」
特殊効果オンパレードで、眼が疲れました。
そのなかで、眼を見張ったのが、
FLAT IRONビルが裂けて、ゆがむシーンでした。

原題:Doctor Strange (2016) 
監督:Scott Derrickson 
原作:Stan Lee/Steve Ditko
脚本:Jon Spaihts/ Scott Derrickson / C. Robert Cargill  
Genre:Action/ Adventure/ Fantasy
上映時間:115分
あらすじ:
ストレンジは、NYの病院で働く天才外科医。
交通事故に遭い、両手を負傷する。
輝かしいキャリアを失った彼は、
あらゆる治療法を試し、
最後にカトマンズの修行場カマー・タージに辿り着く。
そこで神秘の力を操るエンシェント・ワンと巡り会い、
未知なる世界を目の当たりにして衝撃を受け、弟子入り。
過酷な修行の末に魔術師として生まれ変わる。
そんな彼の前に魔術の力で世界を破滅に導こうとする
闇の魔術師カエシリウスが現われ、
人類の存亡をかけた戦いに巻き込まれていく・・・

出演者:
Benedict Cumberbatch・・・Stephen Vincent Strange(スティーヴン・ストレンジ)
Tilda Swinton・・・The Ancient One(エンシェント・ワン)
Mads Mikkelsen・・・ Kaecilius(カエシリウス)
オトーサン、
「役者がいまいちだね」
主役がオッサンだし、
導師のワンも、なよなよしています。

その他の出演者:
Rachel McAdams  ・・・ Christine Palmer 
Chiwetel Ejiofor  ・・・ Baron Mordo 
Michael Stuhlbarg  ・・・ Nicodemus West 
Benedict Wong  ・・・ Wong 
Zara Phythian  ・・・ Brunette Zealot 
Alaa Safi  ・・・ Tall Zealot 
Katrina Durden  ・・・ Blonde Zealot 
Topo Wresniwiro  ・・・ Hamir 
Umit Ulgen  ・・・ Sol Rama 
Linda Duan  ・・・ Tina Minoru 
Mark Anthony Brighton  ・・・ Daniel Drumm 
Meera Syal  ・・・ Dr. Patel 
Amy Landecker  ・・・ Dr. Bruner 
Adam Pelta  ・・・ Pauls-Nurse Billy 
Adam Pelta-Pauls  ・・・ Nurse Billy 
Sarah Malin  ・・・ Dr. Garrison 
Eben Young  ・・・ Dr. Weiss 
Kobna HoldbrookSmith  ・・・ Smith-Physical Therapist 
Kobna Holdbrook-Smith  ・・・ Physical Therapist 
Elizabeth Healey  ・・・ Concerned Doctor 
Guillaume Faure  ・・・ Reluctant Surgeon 
Daniel Dow  ・・・ Mugger 
Ezra Khan  ・・・ Kamar-Taj Librarian 
Kimberly Van Luin  ・・・ Bullet Patient's Wife 
Kimberly VanLuin  ・・・ Bullet Patient's Wife 
Pat Kiernan  ・・・ Himself 

User Rating:7.6/10( 331,011 votes)IMDb
  User Rating:7.5/10( 3,190 votes) Yahoo!
オトーサン、
「若いひと向けだね」
火炎の描写を生かすために、暗い画面です。

アカデミー賞ノミネート 
・視覚効果賞 

User Reviews 
ibynadatさん
Blackburn, Lancashire, England 
2016年10月20日
素晴らしく、魅力的な一流映画

ベネディクト・カンバーバッチは一流俳優だ。
ストレンジは、はまり役だ。
やすやすと演じている。
彼の演技が私達に与える印象は、
生まれながらの神経外科医出身の魔法使いだ。
主役とは、そういうものだ。
だから、映画全体が、よくなるのだ。
映画ウォッチャーなら、アクション、ユーモア、冒険、
およびファンタジーを愛するだろう。
マーベルの映画世界に堅実な新しい登場人物が現れた。
ベネディクト・カンバーバッチ演じる
スティーヴン・ストレンジは、
ロバート・ジョン・ダウニー・ジュニア演じる
トニー・スタークのように
マーベルの映画世界に確固たる地位を占めるだろう。

オトーサン、
「お粗末すぎるストーリーだね」

ローランドさん 
2017年2月6日
せっかくの視覚効果も

予告編で観た映像が
あまりにも魅力的だったので、
物語性はどうでもいいから
視覚効果を楽しむだけで価値があると
観賞に赴いたわけなんだがまさにその通りで、
物語は差し置いて映像の方は、
特に都市の景観が上下左右からの視点が
入り乱れて漂うところなんか感動的で
ピカソが観たらこういう手法ワシも
使ってみたかったぞって
悔しがるのではないかと思ったくらいなんだけど、
ではそれで満足心を得て
帰路についたかというとそうでもなかった・・・。   
こういうのは何でもありなんだからと思ってはいても、
物語の整合性はともかくとして
少し勝手にやりすぎてせっかくの視覚効果も
あり来たりの部分が多くなってしまったって気になるし、
それにエンドクレジット終了後に追加映像がある
とわざわざ始まる前に提示しておくくらいなんだから、
きっと本編中のを凌駕するほどの映像が
あるに違いないと長いエンドクレジットを
我慢していたらスッテンコロリと
ズッコケさせてくれたのも印象悪くしました
ということで星の数は6個以上7個未満です。
それにしてもね、2Dでしか観ていないのに
余計なことを言うみたいだけど、
これを3Dで観るのは苦行に近いのではなかろうか。


われらが背きし者

オトーサン、
「ル・カレの映画化作品、いいね」
映画索引をみたら、ほとんど映画批評が載っています。
・寒い国から帰ったスパイ(1965年) 連番NO☆5699
・鏡の国の戦争(1968年)連番NO☆4892
・リトル・ドラマー・ガール(1984年)
・ロシア・ハウス(1990年)連番NO4897 
・パナマの仕立て屋/テイラー・オブ・パナマ(2001年)連番NO260
・ナイロビの蜂(2005年)連番NO2124 
・裏切りのサーカス(2011年)連番NO☆4886
・誰よりも狙われた男(2014年)連番NO☆5280 
・われらが背きし者(2016年)連番NO☆6143

原題:Our Kind of Traitor (2016) 
監督:Susanna White  
原作:John le Carre
脚本:Hossein Amini  
Genre:Crime/ Drama/ Thriller
Country: UK / France 
Language: English / Russian / French
上映時間:108分
あらすじ:
英国人大学教授ペリーは、
弁護士である妻ゲイルとの関係修復を図るべく、
モロッコへと休暇にやってきた。
ロシア人のディマと知り合い、心を許していく。
そんなペリーに、ディマは思いも寄らぬ告白を始める。
実は彼は、ロシアン・マフィアで
マネー・ローンダリングを担当していたが、
今は組織から命を狙われる身となっていたのだ。
そこで自分と家族の英国亡命を希望する彼は、
組織の情報が入ったUSBメモリーを
MI6に渡してほしいとペリーに依頼する。
ディマの家族の命がかかっていると知り、
MI6諜報員のヘクターに渡したのだが・・・

出演者:
Ewan McGregor ・・・ Perry MacKendrick(ペリー)
Naomie Harris ・・・ Gail MacKendrick(ゲイル)
Stellan Skarsgard ・・・ Dima(ディマ)
Damian Lewis ・・・ Hector(ヘクター)
オトーサン、
「この2人は、うまいね」
・ユアン・マクレガとステラン・スカルスガルド ディマ 
でも、ナオミ・ハリスは、ミスキャストでは? 

その他の出演者:
Khalid Abdalla ・・・ Luke
Velibor Topic ・・・ Emilio Del Oro
Alicia von Rittberg ・・・ Natasha
Mark Gatiss ・・・ Billy Matlock
Mark Stanley ・・・ Ollie
Jeremy Northam ・・・ Aubrey Longrigg
Grigoriy Dobrygin ・・・ the Prince
Marek Oravec ・・・ Andrei
Katia Elizarova ・・・ Katia
Christian Brassington ・・・ Secretary to the Cabinet
Pawel Szajda ・・・ the Blue-Eyed Killer
Alec Utgoff ・・・ Niki

User Rating:6.2/10( 13,382 votes)IMDb
  User Rating:7.0/10( 286 votes) Yahoo!
オトーサン、
「好事家向きかな」

User Reviews 
dellfamilyさん
Bath 
2016年5月27日
失望したが、見て損はない
   
ル・カの・ファンだ。
原作にほぼ忠実なのは、いいが、
問題は、原作の地味な冒頭がド派手になり、
ステラン・スカースガードを除いて、
他の俳優たちは、演じた役がしっくりしていないようだ。
原作より映画をよくすることは可能だが、
監督は、原作者の意図を誤解したまま、
ストーリーをより信用でき、
興味深くしようと試みている
ペリーは、善人過ぎる。
ナイトを演じようとした時は、混乱していた。
ダミアン・ルイスの演技には、当惑する。
上流階級を演じているが、MI6スパイに似合わない。
全体に、失望した。
最近、テレビで「ナイト・マネジャー」(2016)を
見た後だったので、なおさらだった。

オトーサン、
「そうね、007みたいだね」

前田有一さん 
2016年10月21日
中高年男性でも楽しめる娯楽作
   
元MI6の作家ジョン・ル・カレ原作の
スパイサスペンス「われらが背きし者」は、
彼の小説の最近の映画化の例に漏れず、
非常に見応えのある大人向けの
傑作エンタテイメントに仕上がっている。 
大学教授ペリーは妻とモロッコに休暇にやってきた。
そこで知り合った妙にきっぷのいい男ディマに
後日誘われ、ゴージャスなパーティーに圧倒される。
その場で彼はディマに、
彼がロシアンマフィアの金庫番であること、
組織に命を狙われていること、
家族を救うため、秘密が入ったメモリスティックを
MI6に届けてほしいことを頼まれる。 
どこかの国の人気コミックと違って、
ジョン・ル・カレの映画化作品に外れはない。
どこかの国の人気コミックを実写化する人たちは、
大いに参考にしたらよい。 
それはともかく、こうした小説や映画で
扱われることからわかる通り、
ロシアという国は最近ますます存在感を強めている。 
無視できない国、
しかし完全に信頼できるかといえばそうではない。
こういう微妙なポジションは、
エンタメにとってはぴったりな舞台といえる。
本作でもロシアからの貴重な告発者を信じきれない、
そんな登場人物たちの様子に描かれている。 
この映画の場合、やがてその背景に
ロシアンマフィアと西側政府の癒着が
あることが明らかになるが、
こうしたスケールの大きな陰謀論的展開は
ル・カレの独壇場。
強いリアリティと説得力があるから
映画自体に緊張感がもたらされるし、
大人でも最後まで興ざめしないで
見ることができる。 
国際的な謀略の戦いの中に
ど素人の一般人が巻き込まれる話は、
なんといっても導入部こそが大事であるが、
その点この映画はよくできている。 
だいたい、180万円のワインをふるまわれながら
「俺たち一家の命を救ってくれ」なんて言われたら、
ユアン・マクレガーならずとも
なんとかしてやりたいと思うのが人というものだ。
人間、気前がよく嘘をつかない人間には
憧れの念とともに強い魅力を感じるもの。 
こうしたマフィアの男との偶然の出会いも
旅先ならさもありなんといった感じで、
我々一市民としても、我が事のように
感情移入して楽しむことができるだろう。 
家族思いのマフィアを演じた
ステラン・スカルスガルドは
最近ではマイティ・ソー関連作品の
エリック・セルヴィグ教授役で知られるが、
どこかチャーミングでほどよく共感できる点が、
本作のエンタメ度をうまい具合に高めている。 
ワンマンだが決断が早くブレがない。
予定を明日に伸ばすのではなく今日やる、
そんなパワフルさには、男性ならば
だれもが思わず惹かれてしまうことだろう。 
そんなわけで「われらが背きし者」は、
他のスパイ映画の例に漏れず、
おじさん世代が夢中になれる
良質なサスペンスアクションになっている。
主人公の奥さん役ナオミ・ハリスが
出てきたときには、
思わずお前こそMI6のスパイじゃねーのと
思ったりもするが、
もちろんそんな裏設定はない。 
そんな007ファンも含めて、
だれもがストレートに楽しめる映画だとお勧めしたい。 


ニュースの真相

オトーサン、
「こうやって、大事な疑惑はうやむやになるのか」
この映画では、ブッシュの軍歴そのものの疑惑は
議論の外に置かれてしまい、些細なミスが問題化します。
首相や夫人の関与が、うやむやにされる
森友学園問題とおんなじですね。
権力側はますます狡猾になっています。

原題:Truth (2015) 
監督・脚本:James Vanderbilt  
原作:Mary Mapes
Genre:Biography/ Drama
Country: Australia / USA 
Language: English 
上映時間:125分
あらすじ:
ジョージ・W・ブッシュ大統領が
再戦を目指していた2004年。
ブッシュ大統領の軍歴を巡る疑惑を追及していた
CBSニュースのベテラン・プロデューサー、
メアリー・メイプスは、その決定的な証拠を入手、
伝説的ジャーナリスト、ダン・ラザーが
アンカーマンを務める番組でそのスクープを放送する。
番組は大反響を呼ぶが、
その直後、保守派ブロガーの指摘をきっかけに、
“新証拠”に対する疑惑で大混乱となり、
事態収拾のため、ヘイワードら上層部は
内部調査委員会を設置し、調査を開始する・・・

出演者:
Cate Blanchett ・・・ Mary Mapes(メアリー・メイプス)
Robert Redford ・・・ Dan Rather(ダン・ラザー)
Bruce Greenwood ・・・ Andrew Heyward(ヘイワード)
オトーサン、
「ケイト・ブランシェット、大女優だ!」

その他の出演者:
Topher Grace ・・・ Mike Smith
Dennis Quaid ・・・ Colonel Roger Charles
Elisabeth Moss ・・・ Lucy Scott
David Lyons ・・・ Josh Howard
John Benjamin Hickey ・・・ Mark Wrolstad
Stacy Keach ・・・ Bill Burkett
Noni Hazlehurst ・・・ Nicki Burkett
Dermot Mulroney ・・・ Lawrence Lanpher
Rachael Blake ・・・ Betsy West
Andrew McFarlane ・・・ Dick Hibey
William Devane ・・・ Gen. Hodges(voice)

User Rating:6.8/10 ( 13,648 votes)IMDb
  User Rating:7.4/10( 379 votes) Yahoo!
オトーサン、
「興味深いね」

User Reviews 
ozjosh03さん
London 
2016年1月30日
きちんとした映画、すばらしい演技

思慮深く、微妙で、静かで、力強い映画だ。
最近では、珍しい。
これは、ジャーナリズムの権利の乱用についてであり、
「大統領の陰謀」や「ニュースの天才」に似ている。
最近数十年のニュースに起こったことだ。
本当の問題、議論、真理が見失われて、
浅薄なヘッドラインや30秒のつかみに適したほうが
「ガッチャ!」のゲームになったのだろうか。
そして、ニュースの方針は、
政治、企業の要求、エンターテインメント価値によって。
決められるのか。
この映画のいいところは、
スマートで、生き生きしたシナリオと
ケイト・ブランシェットの驚くべき演技だ。
彼女が「キャロル」の胸を打つ演技で、
アカデミー賞にノミネートされなかったなら、
本作でノミネートされるべきだ。

オトーサン、
「ネット炎上で、大事な疑惑はうやむやか」

前田有一さん 
2016年8月16日
ジャーナリズムに興味ある人は必見
   
米大統領選が近づくと
政治的な映画が増えてくるのが常だが
「ニュースの真相」もその一つといえるだろう。
何しろこの映画はジョージ・W・ブッシュの
スキャンダルをすっぱ抜いた
テレビジャーナリストの実話を映画化したものだ。 
2004年、CBSの報道番組『60ミニッツII』に、
再選を目指すジョージ・W・ブッシュ大統領の
軍歴詐称疑惑の情報が寄せられた。
プロデューサーのメアリーと
盟友であり父親的存在でもある
看板キャスターのダン・ラザーは
協力して調査にあたる。
やがて決定的な新証拠を発見するが、
メアリーは完全な裏取りができぬまま、
それでも他局に先駆け報じることを決定する。 
この映画ではいくつかの重要な問題が提起されている。 
まず、誤報を報じてしまったジャーナリストは
どこまで責任を負えばいいのかという問題。
日本でも先ごろ朝日新聞が
従軍慰安婦関連での誤報を認めたが、
その責任を十分にとったのかという点では
いまだ批判がやまない。
比べてこの映画で同じような窮地に立たされた
ジャーナリストたちはどう責任を取ったのか。
国益を害するレベルの大誤報をしでかした
大新聞のその後とあわせて比較してみると、
より考えさせられるはずである。 
次に、インターネット時代において、
メディアに求められる情報の確度が
際限なく上がっている問題。
この映画で描かれる誤報問題を発見、検証したのは
インターネットのブロガーである。
朝日新聞の慰安婦報道、
あるいは東京五輪のロゴ盗作問題などについても、
ネットにおける無数の検証者が
主力となったことは疑いようもあるまい。 
そして、政治的リーダーの経歴詐称問題について。
日本でも安倍首相、麻生副首相の両トップが、
公式プロフィールの留学部分を
かなり"盛って"いたことが報道されている。
安倍首相はともかく、五輪にまで出た麻生大臣に
経歴コンプレックスなど無いと思うのだが、
そういう話ではない、
彼ら独特の経歴詐称の
動機というものがあるのかもしれない。
ただいえることは、そんな政府をもつ国民としては
大変情けない気持ちになるというだけである。 
CBSのスタッフたちは、
ブッシュ元大統領の
州空軍パイロット時代の経歴を疑い、報じた。
インタビュー打診の仕方、調査の仕方など、
ディテール豊かにそれは描かれ、
まがりなりにも報道番組に出ている私が見ても
いくつか参考になる描写もあった。 
このようなリアリティは、
原作がメアリー自身の手記だからである。
当事者なのだから細部まで
本物なのは当たり前、ということだ。 
ただし、それは同時にこの事件の見方が公平ではなく、
一方からの偏った視点という意味でもある。
その点は重々承知の上で鑑賞する必要がある。 
じっさいメアリーたちは証拠集め、
つまり裏取りの段階で大きなエラーを犯したが、
今でも彼女たちはブッシュのこの疑惑自体は
真実だったと思っているようだ。
ブッシュの大統領時代のエピソードには
それを裏付けるような無能っぷりを示すものが
少なくないからさもありなん、といった気もするが。 
そんなわけで「ニュースの真相」の
メアリーとダン・ラザーは、
本当に格好いい、ジャーナリストの鑑のような
ヒーローとして描かれている。
こんな仕事をする人たちがいるなんて、
アメリカのマスコミってすごい! うらやましい! 
なんて思ってしまうような映画になっている。 
むろんそれは、自分たちの手記が元なのだから
当たり前ではあるが、
ジェームズ・ヴァンダービルト監督の
デビュー作とは思えない
しっかりとした演出のおかげでもある。 
ちなみに主演のケイト・ブランシェットは、
先日アンジェリーナ・ジョリーの後をついで
国連の親善大使になった。
ロバート・レッドフォードは
昔から有名な民主党支持者のリベラルで、
政治映画にかかわることも非常に多い。 
大統領選の年にふさわしい、よくできた政治映画。
この記事を読んで興味を持った人なら、
きっと楽しめる一本になると思う。 


蜩ノ記

オトーサン、
「ひぐらしと読むのか」
蜩は、難読文字のひとつですが、
カナカナ、カナカナと鳴くセミです。
最近は、鳴き声を聞くこともなくなりました。
正統派日本映画や正統派ライフスタイルも、
同様の運命をたどるのでしょうか?
原作は、葉室麟の直木賞受賞作、
なかなかのものです。

原題:蜩ノ記(2013)
監督:小泉堯史
原作:葉室麟
脚本:小泉堯史/ 古田求 
Genre:Period Drama
上映時間:129分
あらすじ:
檀野庄三郎は、城内で刃傷沙汰を起こす。
家老 中根兵右衛門に罪を免じられ、
幽閉中の戸田秋谷の監視を命じられる。
かつて郡奉行だった秋谷は、
側室と不義密通し、小姓を斬り捨てるという
前代未聞の事件を起こし、
10年後の切腹までの間、
藩史編纂を命じられていた。
いま、その切腹の日は3年後にまで迫っていた。
秋谷一家と暮らし始めた庄三郎は、
ひたむきに淡々と家譜づくりに勤しむ
秋谷の姿にいつしか感銘を覚え始める。
やがて7年前の事件に疑問を抱き、
監視の立場を超えて真相を探り始める・・・

出演者:
 役所広司・・・ 戸田秋谷 
 岡田准一・・・ 檀野庄三郎 
 堀北真希・・・ 戸田薫
 寺島しのぶ・・・ 松吟尼
オトーサン、
「みんな巧いね」

その他の出演者:
 原田美枝子・・・ 戸田織江 
 青木崇高・・・ 水上信吾 
 三船史郎・・・ 大殿・兼道 
 井川比佐志・・・ 慶仙和尚 
 串田和美・・・ 中根兵右衛門 
 吉田晴登・・・ 戸田郁太郎 

User Rating:5.9/10( 15 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:7.5/10( 732 votes) Yahoo!
オトーサン、
「作品賞を受賞しても、いいのになぁ」
永遠の0が受賞したようです。
岡田准一くんは、永遠の0で、主演男優賞受賞と、
当たり年でした。

日本アカデミー賞受賞 
・助演男優賞  岡田准一
同ノミネート
・作品賞     
・主演男優賞  役所広司    
・監督賞  小泉堯史    
・音楽賞     
・撮影賞      
・照明賞      
・美術賞      
・録音賞      
・編集賞 

User Reviews 
ESPERANZAさん 
2014年10月14日
正統派日本映画

選び抜かれたロケ地、
日本の美しい自然をこれ以上はないというほど
美しく描き出される。
そして人物もまた奇をてらうことなく、
綿密に丁寧に表現され重厚というほかない。
これぞまさしく正統派日本映画と
言って良いのではなかろうか。
予告編で大変良い感触を受けていたが、
本編はそれ以上のものだった。
日本の伝統や文化、風習、礼儀作法にいたるまで、
家族愛や師弟愛を含め
武士道とは何かを考えさせられる。 

オトーサン、
「日本の自然も伝統文化も、
残すべきものは残さないとね」

nabeさん 
2015年1月22日
武士の鑑

小泉堯史監督らしい重厚な時代劇である。
過去に殿中で事件を起こし、
蟄居幽閉されている初老の武士と、
彼を見張るために送り込まれた若い武士の物語だ。
幽閉されている秋谷は、
藩主に命ぜられて藩史を編纂している。
そのために行なう取材を通じて、
次第に知ってはならない藩の秘密を
知ってしまう・・・という、
サスペンス仕立てのストーリーなのが、
なかなかウマい。
役所広司演じる主人公の秋谷は、
実にシブく、まさに武士の鑑のような実直ぶりであり、
次第に彼に魅かれてゆく岡田准一演じる庄三郎も、
実に凛々しくてクールだ。
さらに、秋谷が密通したとされる元側室が寺島しのぶ、
秋谷の娘が堀北真希と、リアルな美男美女を配し、
気品のある映像美を醸し出している。
ただ残念なのは、彼らに対抗する
悪役の串田和美が小粒なことだろう。
ここは、やっぱり役所広司並の
大物俳優が欲しいところだ。
ラストで、晴れやかに切腹に赴く秋谷と
彼を包み込む木々の緑が実に清々しい。


怪談

オトーサン、
「3時間の大作なんだ」
小林正樹監督は、高峰秀子のコネで、松竹に入社。
木下恵介監督の下で頭角を現し。名作を手掛ける。
本作は、航空機の格納庫に大規模なセットを組み、
長期に亘る撮影を敢行、800名にもおよぶ大編成のため、
製作費が大幅に膨らみ、プロダクションが倒産したとのこと。

原題:怪談(1965)
    Kaidan 
監督:小林正樹  
原作:小泉八雲  
脚本:水木洋子 
Genre: Drama /Fantasy /Horror 
上映時間:181分
あらすじ:
黒髪
昔の京都。貧しかった武士の男は、
妻を捨てて遠い任地に向かい、良い家柄の娘と結婚する。
しかし、その娘はわがままで冷酷な女だった。
男はいつも前の妻のことを思い出し、
自分の身勝手さを反省した。
やがて任期を終えて京にもどった男は妻のいる家に向かうが、
そこには機織をしている妻の姿があった。
男は今までの自分を詫び、妻をいたわり、一夜を共にするが、
夜が明け男が目を覚ますと横に長い黒髪があった。
それは妻の髑髏の頭から生えていた。
雪女
武蔵国の巳之吉は、茂作と森へ薪を取りに行くが吹雪にあい、
森の中の山小屋に一泊することになった。
その夜、巳之吉は白い着物姿の女を目撃する。
女は茂作に白い息を吐いて凍死させ、
巳之吉に「今夜見たことを誰にも話してはいけない。
もし話したらお前を殺す」と言って小屋から消えた。
一年後、森へ薪を取りに行った巳之吉は、
その帰り道で若くて美しいお雪という女性に出会い、
彼女と結婚し3人の子宝に恵まれた。
村の女たちからも羨ましがられて幸せに暮らしてい
たある吹雪の夜、巳之吉はお雪の顔を見て、
ふと10年前に山小屋で会った雪女のことを
面白可笑しく話し出してしまう。
戸惑いながらも話を聞き終えたお雪は「その女は私。
さても子らを不幸せにすれば命は無いものを・・・・」と
言い残して吹雪の中へ消えていった。
耳無芳一の話
盲目の琵琶法師の芳一は、
ある夜、彼の前に現れた甲冑姿の男に
「高貴な人に琵琶を聴かせるために迎えに来た」と言われ、
ある場所に連れていかれる。
芳一はそこで『平家物語』の壇ノ浦の合戦のところを
琵琶で奏でて唄う。
それから武士は毎晩芳一を迎えに来、
芳一も繰り返し琵琶を奏でるのだった。
寺の住職は毎晩どこかに出かける芳一を心配して
寺男の矢作と松造に芳一の後をつけさせる。
その夜、芳一の後をつけた寺男が見たのは、
人魂が飛び交う平家の墓場の前で琵琶を奏でる彼の姿だった。
住職は平家の怨霊に取り憑かれた芳一の体全部に
般若心経を書きつける。
その夜、いつものように芳一を迎えに来た武士は
何度も芳一の名を呼ぶが、返事がない。
しかし、空中に耳が二つ浮かんでいたので
その耳を引きちぎって持って帰っていった。
両耳を押さえ悶絶する芳一。
住職は芳一の耳にだけお経を書くのを忘れていたのである。
その後芳一は耳無芳一と呼ばれ、
その名声は遠方まで聞こえたという。
茶碗の中
中川佐渡守の家臣の関内は、
年始廻りの途中、茶店で水を飲もうと茶碗に水を汲み、
顔を近づけるが、茶碗の水に見知らぬ男の顔が
映っているのに気付く。
水を入れ替えたり茶碗を変えたりしても
同じ男の顔が映っていた。
結局彼は男の顔が映った水を飲み干した。
その夜、夜勤している関内のもとに
式部平内と名乗る一人の若侍が現れる。
その男は昼間茶碗の中に現われた男だった。
関内は彼を斬りつけるが消えてしまった。
屋敷に戻った関内は三人の侍の来訪を受ける。
平内の家臣と称する三人は
「主人があなたに斬られて療養中である。
来月十六日に必ず恨みを果たしに来る」と言った。
関内は三人に斬りつけるのだった……。
この物語は、明治32年、
作家が結末のない奇怪な物語として書いたものである。
作家のもとに版元が訪ねる。
おかみさんは作家を探すがどこにもいなかった。
版元は作家の書きかけの原稿を手にした。
『人の魂を飲んだ者の末路は……』
そのとき、おかみさんが水瓶を指さして悲鳴を上げた。
版元も水瓶に近づくと、水瓶の中に作者が映り、
手招きをしていたのである

出演者:
三國連太郎・・・  武士(黒髪) 
新珠三千代・・・  妻(黒髪)
岸惠子・・・  雪女(雪女)
仲代達矢・・・  巳之吉(雪女)
中村嘉葎雄・・・  耳無抱一(耳無抱一)
志村喬・・・  住職(耳無抱一)
夏川静江・・・   貮位お尼(耳無抱一)
村松英子・・・   建札門院(耳無抱一)
中村翫右衛門・・・ 関内(茶碗の中)
滝沢修・・・  作者(茶碗の中)
オトーサン、
「いい役者を揃えたね」

User Rating:8.0/10( 11,121 votes)IMSb
  User Rating:8.7/10( 53 votes) Yahoo!
オトーサン、
「すごいね」

アカデミー賞ノミネート 
・外国語映画賞     
カンヌ国際映画祭受賞 
・審査員特別賞  小林正樹 

User Reviews 
rogierrさん
Amsterdam, Netherlands
2001年8月2日
すごいおとぎ話:監督と撮影がすばらしい

この傑作のビジュアルのほとんどは、
明らかに小林監督によってつくられてが、
撮影の宮島義勇は信じられない仕事をした。
スタジオ作品だが、
これまでに見たことのない背景を作ることで、
映画を進歩させた。
彼の妙技は、すばらしい照明効果だ。
美しい色で魅了し、恐ろしい体験を迫る。
「マルコ・ポーロ大冒険」(1964)は、
美しい環境撮影、東西の話のミックス、歴史で。
本作のビジュアルを思い出させる。
「カオス・シチリア物語」(1984)は、
エピソード構造、おとぎ話、撮影が似ている。
本作には、恐ろしい音楽と音響効果が、
おそろしい効果をあげている。
ホラー映画にしては、ペースが少し遅かったと思うが、
見逃せない映画だ。
俳優たち(志村喬など)は熱狂的に納得させてくれ、
映画を面白くしている。
User Ratingによると
小林監督は、「人間の条件」「上意討ち 拝領妻始末」
「切腹」といった名作を撮っている。
それらも、ぜひ見てみたい。

オトーサン、
「オムニバスだけど、耳無芳一の話だけで、
撮っても、よかったかも」

Ikedaさん 
2008年8月19日
耳無抱一

オムニバスにしては、
あまり一貫性のない作り方に感じましたが、
逆に言えば変化があって
飽きさせない利点があるかも知れません。
「黒髪」と「雪女」はストーリーが
単純なので映像を主体とした演出になりますが、
その意味では音楽と共に、成功していると思います。
ただ、割合知られている話なので、
その方面に興味がないと退屈するかも知れません。
「耳無抱一」はもっと良く知られた話だと思いますが、
私はこの挿話が一番面白く見られました。
中村賀津雄本人の声かどうか知りませんが、
平家物語の壇ノ浦の件(くだり)の弾き語りは、
最近あまり聴かない琵琶による語りなので
楽しく聞きました。
逆に、最初の壇ノ浦の戦いのシーンが、
かなり長く時間をとっているのがどうかとは思いました。
「茶碗の中」は初めて聞いた話で、
原作がどうなっているのか解りませんが、
面白い事は確かですが、
中村翫右衛門に二役までやらせているからには、
もう少し、うまく纏められなかったのかな
という不満はあります。
国宝です

オトーサン、
「すごいね。この音楽評!」

あろえりーなさん 
2008年8月13日
世界の武満徹の音楽

美術やセットなどが特筆される本作ですが、
私はやっぱり音楽に注目したい。
この作品、言わずと知れた世界の武満徹が
音楽を担当しているわけですが、
聞いてお分かりの通り、
一般的なホラー映画のサウンドトラックとは
一線を画している。
つまりは通常のオーケストレーション、
楽音ではないサウンドなわけですが、
劇中の世界での音と、付随音楽とが
分離不可分になっている。
つまりは音楽でありながら効果音、
効果音でありながら音楽、
音響的音楽、音楽的音響とでもいうような
サウンドになっている
(特に一話目の「黒髪」がそうです)。
こういった音作りは、
まさに、日本でのミュージック・コンクレートの
先駆者の一人であった武満氏ならではの独創性であり、
また和楽器の使い方に長けていた彼だからこそ
なし得る仕事だろうと思うんです。
この作品を観ていて、
改めて日本の伝統音楽というものの
奥深さを感じざるをえないのです。
よく「和音が西洋で、音色が東洋で、リズムがアフリカ」
だなんて言われますけど、実験音楽が語られる以前から、
すでに日本の伝統音楽というのは、
ある種の「環境音楽」的な要素を持ち合わせていたのです。
それはおそらく、自然と人間を分離する西洋と違い、
自然と人間を一体と考える東洋独自の思想が
影響しているのかもしれません。
そのような伝統音楽が持つ固有のファクターを
上手に活かしながら、なおかつ武満氏の実験精神が
働いているのも見逃してはなりません。
それはつまり、伝統楽器の音色が持つ
固有の文化性や伝統性というものを洗い流し、
純粋な「音」だけの世界にしようとする
試みが行われているのです。
それによって、全く新しいランドスケープを
作り上げようという意欲を強く感じます。
昨今、ジャパニーズ・ホラーなどと言われて
日本の恐怖映画が世界に羽ばたいておりますけど、
なぜ日本のホラー映画が
世界に注目される様になったのかと言えば、
それはやはりこの作品にあるような、
西洋にはない日本独自の精神性及び蓄積というものが
あったからだと思うんです。
ちょっとオーバーかも知れませんが、
私はこの作品を観ていて、
独創性におけるジャパニーズ・ホラーと
武満徹のこの数十年のタイムスケール、
日本の伝統音楽と思想という数百年のスケール、
環境音及び人間が持つ本能的恐怖感覚の構成という
数万年のタイムスケール、
それら点が線となって繋がる様を垣間みた様な気がして、
なんだか考え深いものがありました。 


大魔神逆襲

オトーサン、
「監督は、森一生か」
森一生(もり かずお)
誕生日:1911/1月/15 - 1989/6/29
出身:愛媛県松山市
京都帝国大学文学部を卒業後、日活太秦撮影所に入社]。
伊藤大輔、犬塚稔らの助監督を経て、
1936年、「仇討膝栗毛」で監督デビュー。
その後、大映に移籍し、「大阪商人」などを監督。
復員後は、多くの映画を手掛けた。
1959年、勝新太郎と市川雷蔵の「薄桜記」を監督。
大映倒産後は、テレビドラマ「木枯し紋次郎」、
「座頭市物語」、「横溝正史シリーズ」など手がけた。

原題:大魔神逆襲(1966)
    MAJIN STRIKES AGAIN
監督:森一生  
脚本:吉田哲郎 
Genre:Fantasy
上映時間:87分
あらすじ:
瓜生の村人たちは、荒川飛騨守の命令で
地獄谷での武器作りに狩り出される。
逃げ出そうとした木樵りの三平は
捕えられて殺された。
救出しようにも、崇りを恐れられている
魔神の山を越えねばならず、
しかも飛騨守の軍勢が警護を固めている。
金太、鶴吉、大作、杉松は、地獄谷に向った。
魔神の山の崇りを説く老婆をふり切り、
地崩れを切り抜けて頂上に着いた時、
そこには、優しい顔立ちの武神像があり、
神のお使い番といわれる大鷹が舞っていた。
だが、地獄谷に向った四人は
飛騨守の兵に追われて激流を下ったが、
金太が流れに呑まれ、杉松、大作も
奥山の深い雪の中で気を失った。
少年たちを追う兵たちは、
現われた大鷹に喉を食い破られ、
鶴吉は助かったが、
大鷹もまた、瀕死の兵の一弾に、
雪を紅く染めて死んだ。
その鷹を葬った鶴吉は、
魔神の崇りに触れたと思い、
断崖から身を躍らせた。
その頃、村人たちが少年の身を案じて
山の頂上に来た時、
武神像の額から血が滴たるのを見た。
そして、武神像は一瞬の間に、
魔神の形相に変ると、
地響きと共に地獄谷に歩き出した・・・

出演者:
 二宮秀樹・・・ 鶴吉 
 堀井晋次・・・ 大作 
 飯塚真英・・・ 金太 
 長友宗之・・・ 杉松 
 安部徹・・・ 荒川飛彈守 
オトーサン、
「子役は、頑張っているけれど」

その他の出演者:
 山下洵一郎・・・ 庄八 
 仲村隆・・・ 三平 
 名和宏・・・ 松永大膳 
 北林谷栄・・・ 老婆かね 
 早川雄三・・・ 吉兵衛 
 堀北幸夫・・・ 矢田 
 玉置一恵・・・ 城下の侍 
 浜田雄史・・・ 小六 
 石原須磨男・・・ 吾十 
 南部彰三・・・ 名主善右ェ門 
 守田学・・・  黒木東馬

User Rating:6.3/10( 396 votes)IMDb
  User Rating:6.7/10( 32 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ま、こんなものかも」

User Reviews 
ebiros2さん
United States
2011年4月28日
大魔神、雪の中で戦う

大魔神三部作の3番目だ。
3つの話は、筋書でつながっていない。
大魔神は、高さ50ftの石像だ。
無実の人々が、悪人と戦い、圧迫される時、
大魔神は、動き出す。
(略 あらすじ紹介)
出来は、前作よりよくない。
4人の子役の演技力に多くを依存しているからだ。
彼らは、驚くほどよい演技をしていたが、
「タクシードライバー」のジョディ・フォスターではない。
他の俳優もよくない。
特殊効果は、よい。
60年代の最良の着ぐるみ映画だ。
同時期大映でつくられた「ガメラ」シリーズよりもよい。
ともあれ、傑作ではない。
だが、約半世紀後でも、存在感を放っている。
最近のテレビ番組「大魔神カノン」は、
着ぐるみでなくCGでつくられている。
大魔神シリーズへのオマージュだ。

オトーサン、
「同感」
子供向け映画になっている。

黒美君彦さん 
2006年3月13日
雪の大魔神

第一作では土くれに、
第二作では光とともに消え、
第三作では雪つぶてとなって姿を消す大魔神。
姿の消し方も印象的だ。
この作品ではかなり子供を前面に出し、
前二作に比べると子供向けっぽくはなっているが、
親達を捜しに行く子供4人のうち、
ひとりが河の流れに呑まれてしまうなど
シビアなストーリー。
ただ、前二作に比べると大魔神の怒りも
やや理不尽でなくなる分だけ畏怖感が乏しくなる。
ビジュアル的にも雪の中の暴れ具合が今ひとつかも。
しかし子供の頃観たときに印象に刻まれた、
人間に比してどでか過ぎる宝剣で
領主を貫くシーンがあった(苦笑)。
あちこちでいわれていることではあるが、
どこが「逆襲」なのだろうか?
神の遣いである鷹が撃たれたことに対する
「逆襲」という意味か?


大魔神怒る

オトーサン、
「三隅研次監督作品か」
勝新太郎を主演に起用した「座頭市」シリーズなどで
知られる時代劇の巨匠です。

原題:大魔神怒る(1966)
   THE RETURN OF GIANT MAJIN
監督:三隅研次  
脚本:吉田哲郎  
Genre:Drama /  Fantasy 
上映時間:80分
あらすじ:
戦国時代、名越一族と千草一族は、
八雲の湖をはさんで暮らしていた。
そして湖の中央にある神の島に祭られる
武神像により、平和を守られていた。
そんな中、千草家の跡取り息子 時貞と
名越家の娘 早百合は結婚することとなっており、
両家の長期にわたる幸福な関係は
約束されているかにみえた。
ところが彼らは思わぬ侵略にさらされる。
隣国の領主 御子柴弾正は、
まず千草一族、続いて名越一族を倒し、
その領地を手に入れる。
さらに両家を守り続けてきた武神像を破壊し、
湖に捨ててしまう。
そして邪魔になった時貞と早百合を処刑しようとする。
絶体絶命と思ったその時、
湖がまっぷたつに割れ、大魔神が現れる・・・

出演者:
 本郷功次郎・・・ 千草十郎時貞 
 藤村志保・・・ 名越早百合 
 神田隆・・・ 御子柴弾正 
オトーサン、
「本郷功次郎は、柔道家の役のほうが似合うね」
「藤村志保といえば、NHKの大河ドラマ「太閤記」の
 ねね役が、いいね」

その他の出演者:
 丸井太郎・・・ 度々平 
 内田朝雄・・・ 名越兵衛 
 北城寿太郎・・・ 鬼子嶋玄蕃 
 藤山浩二・・・ 新井一角 
 上野山功一・・・ 名越勝茂 
 橋本力・・・ 池長俊平 
 平泉征・・・ 田部隼人 
 水原浩一・・・ 土肥嘉門 
 神戸瓢介・・・ 茂八 
 黒木英男・・・ 太助 
 三木本賀代・・・ とよ 
 橘公子 くめ(度々平の母) 
 加賀爪清和・・・ 度々平の弟 
 小柳圭子・・・ しげ 
 高杉玄・・・ 吾藤三郎太 
 寺島雄作・・・ 鐘撞き和助 
 杉山昌三九・・・ 梶浦有助 

User Rating:6.5( 418 votes)IMDb
  User Rating:7.1/10( 37 votes) Yahoo!
オトーサン、
「かなりよく出来ているね」

User Reviews 
OllieSuave-007さん
California, USA 
2016年5月21日
神のまわりで、めちゃするな!

本作は、大魔神の続編だ。
村民たちは、時貞を守るために悪い領主の命令に反抗する。
だが、悪い領主と彼の兵士によって残酷に攻撃されてしまう。
村民たちは、大魔神の石像に祈る。
第1作と同じく
筋書は、サススペンスに欠け、充実していなかった。
というのも、「お前たちのヒーローを寄こせ。
さもないと、村をつぶすぞ」というのは、
ありきたりだからだ。。
だが、多くの剣さばきが見られる。
フィルムを魅力的にしておく
善人対悪人のアクションは、魅力的だし、
大魔神が目覚めて、汚い悪人たちを
懲らしめるように応援したくなる。
演技はかなりよく、撮影は見事で、特殊効果はきちんとしていた。
過去の東宝映画の再利用か、再加工ではあるが、
伊福部昭の音楽が実にいい。
全体として、日本のSF/ファンタジー映画ファンは、
楽しめるだろう。

オトーサン、
「海外で放映されるのは、
キリストの磔やモーゼの十戒を思わす
シーンがあるからだろうね」

黒美君彦さん 
2006年3月5日
よく出来ている

第一作とは無関係に進む筋がよい。
前回が山に鎮座していたのが、
今回が湖の島に変わったわけだが、
大セットがよく出来ている。
筋立てそのものは前作とほぼ同じだが、
諸賢ご指摘のように『十戒』を思わせる
湖が割れるシーンなどなかなかカッコいい。
怪獣映画なら、西洋の神様か何か持ってきて
(『妖怪大戦争』みたいに)、
大魔神と戦わせたくなってしまうところだが、
そのような稚拙な話にせず、
徹底して勧善懲悪の伝奇ロマンに
仕立て上げているところが素晴らしいと思う。
ちょっと褒めすぎ?の感もあるが(苦笑)、
その意味では大魔神は66年の三作で
終わって正解だと感じた。
伝説は伝説のままがいい。


大魔神

オトーサン、
「へぇ、そうなんだ」
メジャーでも活躍した佐々木投手、
横浜ベイスターズ時代の綽名が「ハマの大魔神」。
その由来は、この映画「大魔神」に風貌がに似ていたからとか。

原題:大魔神(1966)
      MAJIN. MONSTER OF TERROR
監督:安田公義  
脚本:吉田哲郎   
Genre:Drama/ Fantasy/ Horror 
上映時間:84分
あらすじ:
戦国の世、丹波の国で謀反が起こった。
前主を弑して新しく領主の座にのぼった
左馬之助は、過酷な労役を領民に課し、
村の守り神たる魔神像をも破壊しようとした。
だが、額にくいを打ち込んだ途端、
突如として山崩れが起こり、
人足たちは土砂に呑み込まれてしまう。
左馬之助は魔神像の破壊をあきらめたが、
前主の係累に対する追及はやめなかった。
ついに遺子・忠文を捕らえ、
忠臣・小源太とともに磔刑に処することを決定する。
忠文の妹・小笹は、魔神像に助けを求める・・・

出演者:
 高田美和・・・ 花房小笹 
 青山良彦・・・ 花房忠文 
 藤巻潤・・・ 猿丸小源太 
 五味龍太郎・・・ 大館左馬之助 
オトーサン、
「可憐ま高田美和、はまり役だね」
父は往年の時代劇スター・高田浩吉です。

その他の出演者:
 島田竜三・・・ 花房忠清 
 遠藤辰雄・・・ 犬上軍十郎 
 伊達三郎・・・ 中馬逸平 
 出口静宏・・・ 竹坊 
 二宮秀樹・・・ 忠文の少年時代 
 月宮於登女・・・ 信夫 
 香山恵子・・・ 悠乃 
 尾上栄五郎・・・ 吾作 
 橋本力・・・ 元木半蔵 
 黒木英男・・・ 原田孫十郎 
 杉山昌三九・・・ 梶浦有助 
 伴勇太郎・・・ 小郡主水 
 木村玄・・・ 茂助 

User Rating:6.8/10( 902 votes)IMDb
  User Rating:7/9/10( 63 votes) Yahoo!
オトーサン、
「意外にもよく出来ている」

User Reviews 
Russell Davidsonさん
Mountain View, CA 
2002年10月21日
いい映画
     
モンスターが暴れ回る映画のファンだ。
(60年代後半から70年代に、日本でつくられた)
大いに期待して、見ることにした。
オープニングシーンの後、
大魔神が、どんなに強力かが示される。
(巨大な怪物というよりも、自然の力だ)
私は、完全にやみつきになった。
全シリーズは、かなり不吉だ。
大魔神が、よい男でも悪者でもないのが気に入った。
それが、悪人が彼を怒らせたことであるとしても、
いかなる理由で、為すべきことをやるす。
受難の女性に同情する。
これは、芸術映画ではない。
後のゴジラ映画のキッチュでもない。
強くお勧めしたい。
 
オトーサン、
「アメリカでも、上映されているなんて」

黒美君彦さん 
2006年3月2日
見事な造形

いや〜、子供の時分に観て以来ですが、
久しぶりに観るといいですね〜。
まず、埴輪の武人像をもとにした
大魔神の造形が素晴らしい。
大きさもほどほどで、
怪獣みたく高さ40メートルとかでないのが
またいいですね。
ストーリーもきわめてシンプル。
勧善懲悪ではありますが、
一度怒り始めると止まらなくなる
大魔神がいかにも不条理でいい感じです。
時代劇特撮としては、大変良く出来ていると思います。
当時19歳の高田美和の大きな瞳から
零れる涙がまたいいんだな〜。


ラ・ラ・ランド

 
オトーサン、
「そう、思い出すなぁ」
晴れ渡った青空、壮大なハイウェイ
ヤシの街路樹、プールがある家々・・・
敗戦国の貧しい青年にとって、
ロスは地上の楽園でした。

原題:La La Land (2016) 
監督・脚本:Damien Chazelle   
Genre:Comedy/ Drama/ Music
上映時間:128分
あらすじ:
夢を追う人々が集う街、ロサンゼルス。
女優志望のミアは映画スタジオのカフェで働きながら、
いくつものオーディションを受ける日々。
なかなか役がもらえず意気消沈、
場末のバーから流れてくるピアノの音色に心惹かれる。
弾いていたのは、以前フリーウェイで
最悪な出会いをした相手セバスチャンだった。
彼も自分の店を持って思う存分ジャズを演奏したい
という夢を持ちながらも、厳しい現実に打ちのめされていた。
そんな2人はいつしか恋に落ち、
互いに励まし合いながら
それぞれの夢に向かって奮闘していくのだったが・・・

出演者:
Ryan Gosling ・・・ Sebastian Wilder(セバスチャン)
Emma Stone ・・・ Mia Dolan(ミア)
オトーサン、
「美男美女ではないけど、演技がうまいね」
エマ・ストーンの代表作は
「アメイジング・スパイダーマン」と
「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」。
ライアン・ゴズリングの代表作は
「完全犯罪クラブ」と「きみに読む物語」

その他の出演者:
John Legend ・・・ Keith
Rosemarie DeWitt ・・・ Laura Wilder
Finn Wittrock ・・・ Greg Earnest
Jessica Rothe ・・・ Alexis
Sonoya Mizuno ・・・ Caitlin
Callie Hernandez ・・・ Tracy
J. K. Simmons ・・・ Bill
Tom Everett Scott ・・・ David
Meagen Fay ・・・ Mia's Mom
Damon Gupton ・・・ Harry
Jason Fuchs ・・・ Carlo
Josh Pence ・・・ Josh

User Rating:8.2/10( 290,951 votes)IMDb
  User Rating:7.9/10( 10,189 votes) Yahoo!
オトーサン、
「こういう宣伝に弱いんだよな」
・アカデミー賞最多6部門受賞!

アカデミー賞受賞 
・主演女優賞  エマ・ストーン    
・監督賞  デイミアン・チャゼル  
・撮影賞 
・作曲賞 
・歌曲賞 
・美術賞
同ノミネート    
・作品賞     
・主演男優賞  ライアン・ゴズリング    
・脚本賞    
・衣装デザイン賞  
・音響賞(編集)  
・音響賞(調整  
・編集賞     

ゴールデン・グローブ受賞 
・作品賞(コメディ/ミュージカル)     
・男優賞(コメディ/ミュージカル)  ライアン・ゴズリング    
・女優賞(コメディ/ミュージカル)  エマ・ストーン    
・監督賞  デイミアン・チャゼル    
・脚本賞 
・音楽賞 
・歌曲賞 “City of Stars” 

ヴェネチア国際映画祭受賞 
・女優賞  エマ・ストーン    

User Reviews 
marcus-749-184404さん
United Kingdom 
2016年10月10日
6歳で見た「スター・ウォーズ」以来の
最も印象的な映画経験

6歳の私は「スター・ウォーズ」を見た。
まさか。再びその感覚に出会うとは。
別の世界に運ばれる感覚だ。
オープニングシーンに息をのんだ。
最後まで、目が回る思いだった。
魂、ウィット、魅力、スタイル、
そして、愛のある美しい映画だった。
mさに、すばらしい!
大胆で、すばらしく、空想的だ。
私は引き立て役であるけれども、
ライアン・ゴズリングがいい。
彼は憂うつな天才であり、
エマ・ストーンは、詩神だ。
この映画はジャンルを超えた傑作。
みんなに勧めたい。
ラッキーなことに、ロンドン映画祭で
見ることができた。
本作をみて、5日経過したが、
まだ、それについて考えをめぐらしている。
魂をゆさぶる歌曲を口ずさんでいる。
大空の音楽だ。
大空を飛翔し、夢を追っている。
デイミアン・チャゼル監督に感謝。

オトーサン、
「同感!」
監督の才気が、鼻につきます。
ミュージカルシーンがイマイチでした。

前田有一さん 
2017年2月28日
一般人の感覚とズレた業界人が過大評価
   
アマチュアの映画ファンは
「これはボクのために作られた映画だ!」と感じた時、
盲目的なまでに絶賛しがちである。
我々プロはそういう映画評は
見ればすぐにわかるし、
自分が書くときはそうならないよう、
気に入った作品ほど
距離を置いて冷静にみつめる癖がついている。 
しかし「ラ・ラ・ランド」は
一部、いやそうとうな数のプロたちの
そうした習性を突き破ってしまった点で、
特筆すべき作品といえるだろう。 
女優志望のウェイトレス、ミアは、
ジャズバーでピアニストのセバスチャンと出会う。
決して素敵な出会い、ではなかったが
彼らは再会し、
夢を追う過程の中で互いの距離を縮めてゆく。 
ツイッターその他で私は本作を平凡と評したが、
他の人たちは思っていても
なかなかそれを言い出す勇気はなかったことだろう。
それくらい映画業界における
「ラ・ラ・ランド」狂想曲は凄まじかったし、
物言う評論家たちも絶賛の嵐であった。 
もっともそうなることは見た瞬間、
私はすぐに予想できたし、
理由もはっきりとわかった。
結論から言えば、
本作はとくにアメリカ在住の中年以上の業界人、
ようするにオスカー会員のような人たちから
確実に「愛してもらえる」要素を、
きわめて計算的に盛り込んだ作品ということである。 
ロサンゼルス、
すなわち夢の国を意味するタイトルからして、
そうしたコンセプトだと明言しているのであり、
それを完璧に具現化した
デイミアン・チャゼルの手腕は見事といえる。 
故郷を離れ、世界中から集まる
ハリウッドの住人たちは、
映画の二人のように忘れられない出会い、
そして成功と挫折を繰り返してきた。
そういう人たちがこれを見たら、
いいようのないノスタルジーを感じ、
幸福な思いに包まれることだろう。
ロスの名所を巡り、感情移入しやすい
王道のミュージカル演出とリズムで彩る。
85年生まれの監督だから
決してリアルタイムで体験したはずもない
古典ミュージカルのオマージュもキッチリ盛り込む。
そして投票権を持つおじさんたちの
脳内思い出がセピア色でなく、
テクニカラーだということも
この理論派監督は完璧に理解している。
コロリとしてやられた業界人が多数いることを見れば、
監督賞にふさわしい才能であることは間違いない。 
だが、監督が優秀だからと言って
本作が誰にでもすすめられる傑作ということにはならない。 
確実に本作を楽しめるのは、まず第一に映画業界
(できればアメリカ)の住人であること。
そうでない場合でも、彼らのように
「孤独と隣り合わせで夢を追いかけた」経験者であること、
これが大事だ。
そうでなければこの、いい大人なのに
青臭いボーイミーツガールなストーリーには耐えられまい。 
逆に、見たこともない斬新なミュージカル映画を
体験したいとか、ハイレベルなダンスを見たいとか、
面白いストーリーを楽しみたいとか、
前作「セッション」のような
才気を感じてみたいといった人に
全く本作は向いていない。
ミュージカルならなんでも大好きな人でもなければ
おそらく冒頭の高速道路ダンスと、
ラストのそれ以外は
少々退屈な時間を過ごすことになるだろう。


心の旅

オトーサン、
「何が幸いか、分からないね」
主人公は、狙撃され、記憶喪失します。
すべてを新しくはじめなければならないのです。
結果として、人生をやり直す最高の方法でした。
でも、仕事人間は、この映画を見ても、
変わらないでしょうね。

原題:Regarding Henry (1991) 
監督:Mike Nichols  
脚本:J.J. Abrams   
Genre:Drama/ Romance 
上映時間:105分
あらすじ:
ヘンリー・ターナーは、
ニューヨークのエリート弁護士。
今日も大病院の失態の責任を救うと、
訴えていた患者を後に裁判所を出た。
家では毎日仕事で奔走する為、
浮気をし、妻や娘をかえりみない。
ある深夜、タバコを買いにストアに行き、
居合わせた強盗に撃たれ脳に重傷を負い、記憶を失う。
病院でPTのブラッドレーから
集中的なリハビリを受け、徐々に機能を取り戻していくが、
以前の彼とは違う優しさを身につけるようになる・・

出演者:
Harrison Ford ・・・ Henry Turner(ヘンリー)
Annette Bening ・・・ Sarah Turner(サラ)
Mikki Allen ・・・ Rachel Turner(レイチェル)
Bill Nunn ・・・ Bradley(ブラッドレー)
オトーサン、
「2人とも、地味な役だね」

その他の出演者:
Rebecca Miller ・・・ Linda
Bruce Altman ・・・ Bruce
Elizabeth Wilson ・・・ Jessica
Donald Moffat ・・・ Charlie Cameron
John Leguizamo ・・・ Convenience Store Robber
Robin Bartlett ・・・ Phyllis
James Rebhorn ・・・ Dr. Sultan
J. J. Abrams ・・・ Delivery Boy 

User Rating:6.7/10 ( 24,747 votes)IMDb
  User Rating:7.4/10( 135 votes) Yahoo!
オトーサン、
「考えさせるね」

User Reviews 
prehistoricplagueさん
United States 
2009年5月17日
満足感を与える映画、すばらしいキャスト、感動的な話

この映画についての批評は、
甘ったるい、先が読めるというものだ。
それは本当だが、
このタイプの映画がキライならば、
これは、あなた向きの映画ではない。
だが、ハッピー・エンドが好きなら
がっかりしないだろう。
最近は、ハッピー・エンドでない映画が多いが、
教訓を学べる映画って、いいものだ。
(例:「素晴らしき哉、人生!」)
大いに楽しんだ。
強く推奨したい。
演技はすばらしく、感動的な話で、
難局の乗り越え方がよくわかる。
(私のパパは、社会復帰をなしとげた)
だが、この点に合意しないひとには向いていない。

オトーサン、
「原作者が若くなかったら、
もう少し味わい深い映画になったかも」

なんのかんのさん 
2013年2月6日
脳障害の記憶喪失から立ち直っていく話

未知の人たちを
いかにファミリーとして受け入れていくか
ってところが眼目と思ってたら、
仕事人間が真人間になるストーリーで、やや興ざめ。
病院から退院するのを怖がるヘンリー。
親の決めた知らない家へ嫁がされる
花嫁のようなH・フォード。
この人もともと何かに怯えているような
感じがあるから自然。
字も読めなくなってる。
字の読めない者にとっての街の風景なんて
もっと展開できたのでは。
自分の過去もだんだん分かってくる怖さと面倒くささ。
その面倒くささを振り捨てて再出発するとなると、
その基盤はファミリーなんだな。
シナリオのJ・エイブラムスは当時23歳だったそうで、
基本の伏線の張り方なんかを、
一生懸命型通りにやっている。
ジュースをこぼすとか、犬のお座りとか。
妻のA・ベニングは好きなんだけど、
これはちょっとテレビ的だったかな。 


月に沈む

オトーサン、
「行定勲監督作品か」
世界の中心で、愛をさけぶや、GO、北の零年で有名。
恋愛映画の名手ということになっています。
本作は、浜崎あゆみのレコード大賞受賞曲
「Voyage」のプロモーションビデオ(PV)です。
手元に見る映画がなくなったので、. 
リサイクルショップで、100円で買いました。

原題:月に沈む (2002)
監督・脚本:行定勲  
Genre:Fatasy/Romance
上映時間:40分
あらすじ:
精神病院に入院している少女・みなもは、
同じ夢で毎晩うなされていた。
彼女は夢の中では「かがり」という名前を名乗り、
古代儀式の生贄として湖に沈められようとしていた。
そこへ彼女を救おうと尊臣が現れる・・・

出演者:
 浜崎あゆみ・・・ みなも/かがり
オトーサン、
「初主演映画か」
ま、歌手に専念したほうが、無難でしょうね。

その他の出演者:
 伊勢谷友介・・・ 昭午/尊臣 
 中村久美・・・ うつせみ 
 香川照之・・・ 佐古 
 糸井重里・・・ 精神科医 

User Rating:2.5/10( 2 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:8.8/10( 7 votes) Yahoo!
オトーサン、
「評価が分かれるね」
たった5日で撮り上げたとか。

User Reviews 
knlnlnkn さん 
2015年11月17日
ファンもそうではない人もオススメです 

女優としての浜崎あゆみが見られます。
映像も、音楽も、ストーリーも素敵です。
星を引く理由ありません。
また観たいなぁと思える映画です。
個人的には、あゆはデビューの時は、
お姫様系の可愛らしい女性だったけど、
めっちゃ綺麗になったなぁと、感動しました。

オトーサン、
「同感!」

黒猫嬢さん 
2005年2月24日
PVとしても邦画としても中途半端
 
浜崎あゆみさんのファンだし、
行定勲監督が何かと話題になっているので、
ビデオ版をレンタルしました。
@映画としての評価
 脚本が説明不足で、
 物語に深みや広がりが有りません。
 本当は色々な設定が有るだろう
 長編映画のダイジェストを見せられた気分です。
 浜崎あゆみと糸井重里の演技が下手です。
 むしろ、香川照之さんの渋い立ち回りに
 目が行きました。
 映画として観た場合、かなり物足りないと思いますよ。
A浜崎あゆみさんのPVとしての評価
 過去編は、豪華で細かい所まで
 丁寧に制作された美しい衣装と
 浜崎あゆみにしっかり白塗り厚塗りメイクをした為か、
 浜崎あゆみの無機質な美しさが素晴らしく、
 魅せられてしまいます。
 浜崎あゆみ演じるかがりと伊勢谷友介演じる
 尊臣の美男美女の悲しい恋愛にうっとりしてしまいます。
 しかし、現代編は、簡素な衣装の上に、
 演出上浜崎あゆみに白塗り厚塗りメイクが出来ない為か、
 浜崎あゆみの肌の疲れが全面的に見られ、
 プロモーションどころか逆に老けて見えてしまいます。
 浜崎あゆみの肌の疲れが気になり、
 浜崎あゆみ演じるみなもと伊勢谷友介演じる
 昭午の恋愛に引き込まれませんでした。
ストーリーの最後に『Voyage』が掛かりますが、
ストーリー→歌の流れが綺麗で
『Voyage』が強い印象に残ります。
PVとして観ても邦画として観ても、
映像はとても綺麗です。
しかし、浜崎あゆみさんのファンが観るにせよ、
行定勲監督の作品を期待して観るにせよ、
どちらにしても全くお薦め出来ません。


ビバリーヒルズ・コップ3

オトーサン、
「エディ・マーフィの当たり役だね」
・ビバリーヒルズ・コップ  (1984) シリーズ第1作 
・ビバリーヒルズ・コップ2(1987) シリーズ第2作 
・ビバリーヒルズ・コップ3(1994) シリーズ第3作
残念ながら、本作は、失敗作だとか。
うれしいことに、 シリーズ第4作が公開予定とか。

原題:Beverly Hills Cop III (1994)
監督:John Landis    
脚本:Steven E. de Souza  
Genre:Action/ Comedy/ Crime 
Rated R for language and some violence
上映時間:104分
あらすじ:
アクセルは、仲間の刑事と
盗難車の部品を売りさばく組織のアジトを急襲するが、
上司のトッド警部が彼の眼前で、
組織を牛耳る男、デウォルドに射殺されてしまう。
現場に残された手掛かりから、
アクセルは犯人一味を求めてビヴァリーヒルズへ。
昇進した元同僚で盟友ピリーと
ベテラン刑事フリントが迎える。
デウォルドの表の顔はなんと、
テーマパーク、ワンダーワールドの
保安課長だった。
彼の正体を暴くべく、
ワンダー・ワールドに潜入した
アクセルは、オーナーのサンダーソン一味が
遊薗地を隠れ蓑に、
偽造紙幣を製造していることを突き止める。
だが、偽造団の証拠はなかなか掴めず、
同じく彼らを追っていたFBI捜査官も干渉してきた。
アクセルは、園内の讐備システムを菅理する
美人職員のジャニスから
内部の見取り図を提供され、
遊園地の創立者アンクル・デイヴから
動かぬ証拠のメモを入手する。
だが、アンクル・デイヴが
デウォルドに撃たれて重傷を負い、
アクセルの怒りは爆発する。
彼は旧友のオカマのセルジュに
用意してもらった武器を手に、
再びワンダーワールドに乗り込む・・・

出演者:
Eddie Murphy ・・・ Axel Foley(アクセル)
Judge Reinhold ・・・ Billy Rosewood(ピリー)
Hector Elizondo ・・・ Jon Flint(フリント)
Timothy Carhart ・・・ Ellis DeWald(デウォルド)
オトーサン、
「エディのマガジントーク、冴えないね」
脇役陣も、冴えません。

その他の出演者:
John Saxon ・・・ Orrin Sanderson
Theresa Randle ・・・ Janice Perkins
Alan Young ・・・ Uncle Dave Thornton
Stephen McHattie ・・・ Steve Fulbright
Bronson Pinchot ・・・ Serge
Gil Hill ・・・ Todd
Jon Tenney ・・・ Levine
Lindsey Ginter ・・・ Holloway
Dan Martin ・・・ Cooper
Al Green ・・・ Minister
Joey Travolta ・・・ Giolito
Hattie Winston ・・・ Mrs. Todd
Helen Martin ・・・ Grandma
George Lucas cameos ・・・ husband .
Barbet Schroeder ・・・ Porsche driver

User Rating:5.5/10( 64,330 votes)IMDb
  User Rating:5.6/10( 111 votes) Yahoo!
オトーサン、
「期待外れだね」
カリフォルニアのサンタ クララにある
グレイト・アメリカという
人気の遊園地のPR映画みたいです。

ラジー賞ノミネート
・ワースト監督賞  ジョン・ランディス    
・ワースト・リメイク・続編賞 

User Reviews 
gibbogさん
St. John's, NL 
2007年1月1日
かなりつまらない

昨晩初めて見て、かなりがっかりした。
BHC 1&2の三通の請求書!の上に、このDVD。
ブラボー、新年を迎えた。
本作は、おかしくないし、
悪人も迫力不足だ。
ジョン・サクソンは、いつもも悪者らしょくな。)
ティム・カーハートは、
「CSI:科学捜査班」ではよかったが。
無理やり演じさせられているようで、
間違いなく、最初の2作を成功させた
フォーリー・ロースウッド/タガート刑事の
相性が見えない。
ヘクター・エリゾンドは、
ジョン・アシュトンの代役になっていない。
セルジュ役でブロンソン・ピンチョットが戻ってきたが、
見るのがつらかった。
エディ・マーフィの演技があるから、
10点満点で5点だ。

オトーサン、
「音楽はいいね」

ジーナさん 
2010年9月28日
コメディ<アクション

テーマパークを舞台にみたびビバリーヒルズにやってきた
アクセル刑事の奮闘を描いたポリスアクション第三弾です。
序盤はうっかりすると泣きそうなしんみり具合ですが、
それ以降はいつものご都合主義になってます(爆)
スケールの大きな話にしたかったのかもしれないけど、
焦点がブレ気味なので
まとまり悪く感じてしまったのが残念だったかな・・・。
展開はいつも通り速いので飽きずに鑑賞できましたが、
印象には残りにくいですかね。
実際「ビバリーヒルズコップ3」だけは、
あらすじを読まないと内容を思い出せません(爆)
アクションは3作品で一番派手だし迫力もあるのですが、
質より量といった感じでそれほど魅力を感じられず
物足りなさが残りました。
何がダメとはハッキリ言えませんが、
なんかこう1&2にはあった活気が無くなってるんですよね。
前作から間が空きすぎたのも原因の一つでしょうが、
演出や作風も問題だったのでしょう。
すっきり垢抜けたエディ・マーフィは
相変わらず芸達者なのですが、
イマイチ面白みを感じませんでしたし、
ローズウッド刑事は引き続き登場するの
にタガート刑事が出てこないのも不満点にはなってます。
懐かしい音楽やジョージ・ルーカス監督などのカメオ出演に
楽しませてもらいましたが、
前2作に比べると見劣りしちゃいますね。
・・・とは言え、ベタなポリスアクションなので
単体で観れば及第点だと思います。


ザ・ドア 交差する世界

オトーサン、
「この男、何者?」
バイキングの末裔なのでしょうか、
身長183cm。
ガタイが大きいので、どうしても注目してしまいます。
午後ロードで、ドイツ映画とは、
めずらしいケースです。

原題:Die Tur (2009) 
監督:Anno Saul  
原作:Akif Pirincci
脚本:Jan Berger  
Genre:Drama/ Mystery/ SF
Country: Germany 
Language: German 
上映時間:103分
あらすじ:
自らの不倫中に娘レオニーを事故で亡くし、
妻マヤに愛想を尽かされた画家ダビッド。
自殺を試みるが、そこで不思議な扉を発見する。
扉は、娘を失ったあの日に繋がっていた。
信じられない思いながらも、
ダビッドは扉のあちら側にいる娘を
救出することに成功する。
ところが、不審人物と見なされ襲われ、
相手を殺してしまうが、
なんと相手は“もう1人の自分”だった・・・

出演者:
Mads Mikkelsen・・・ David Andernach(ダビッド)
Jessica Schwarz・・・ Maja Andernach(マヤ)
Valeria Eisenbart・・・ Leonie Andernach(レオニー)
オトーサン、
「このひと、巧いね」
・マッツ・ミケルセン
 Mads Mikkelsen
 誕生日: 1965/11/22
 出身: デンマークコペンハーゲン
 経歴:
 父は銀行員、母は看護師。
 体操選手、プロのダンサーとして活躍。
 オーフスの国立演劇学校で学び、
 短編映画数作に出演した後、
 1996年、「プッシャー」で、映画デビュー。
  2006年、「007 カジノ・ロワイヤル」の悪役に抜擢された。
受賞作:
カンヌ国際映画祭受賞 
・男優賞  偽りなき者    
セザール賞ノミネート 
・主演男優賞  バトル・オブ・ライジング コールハースの戦い

その他の出演者:
Thomas Thieme・・・ Siggi Butschma
Tim Seyfi・・・ Max Oelze
Stefan Gebelhoff・・・ Paul Wiegand
Suzan Anbeh・・・ Susanne Wiegand
Heike Makatsch・・・ Gia

User Rating:6.7/10( 4,132 votes)IMDb
  User Rating:6.7/10( 104 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ま、地味な映画だね」

User Reviews 
kalynskyy_n さん
United Kingdom 
2016年3月26日
シンプルで、美しい

平均的スコアだが、
SFフィクションが好きなので、見た。
私は、私がそれを見るであろうと思いました。
予期していたより、ずっとよかった。
それは非常にシンプルで、力強い。
強いメッセージがある。
非常にエキサイティングで、
ストーリーが予測不可能なのがいい。
最後の最後まで、夢中になる。
それは別として、
それは別として
特筆すべきは、すばらしい演技だ。
感情を細やかに描いている。
SFフィクションのファンに推薦したい。

オトーサン、
「知的興味をそそられるね」

黒美君彦さん 
2016年11月30日
SFっぽいけど

パラレル・ワールドや
「自分を殺す」という意味では
のちのの『ランダム 存在の確率』
(ジェームズ・ウォード・バーキット監督、2013年米)
にも影響を与えたのではないかと
勝手に思ってしまった低予算SFっぽい映画。
「トンネル」を抜けると、
そこは雪国ならぬ5年前の自宅周辺。
当時愛人と情事に耽っている間に
プールで溺れ死んだ娘レオニーを、
今度こそ救うダヴィッド。
しかしそこに帰ってきた自分と揉み合いになって
誤って自分を殺してしまう。
娘が事故死したことから
何もかも失ってしまったダヴィッドだが、
娘が死なず、妻を愛せばすべては好転する。
5年前の自分とまんまと入れ替わったダヴィッドだが、
どうやら隣人のシギーだけは
そんなダヴィッドの秘密を知っているようだ…。
終盤はこれまたよくいわれることだが、
SF映画の古典的名作
『ボディ・スナッチャー 恐怖の街』
(ドン・シーゲル監督、1956年米)っぽいお話に。
つまり、既に多くの人が「トンネル」を使って、
もともといた世界から「5年前」の世界に
やって来ていて、みな「自分」を殺し、
なりすましているのだった…。
そして、生きている娘にひと目逢いたいと、
もとの世界から元妻のマヤも
「5年前」の世界にやってきて、
「自分」に出会ってギョッ。
どうもパラレルワールドものでは、
「自分を殺す」というのがひとつの醍醐味らしい(笑)。
しかしたまらんな。相手は「自分」だぞ。
自分の死に顔を見るだけでなく、
自分の遺体を処理しなきゃいけないなんて気が狂いそうだ。
しかしみんな「5年前」の世界に戻ってきたら、
「5年後」の世界はどんどん人口が減ってしまいそうだ(笑)。
SFというには何の説明もないし、
ダーク・ファンタジー、って感じ?か、
またはショートショートっぽいといえばいいのかな。
5歳急に歳をとったダヴィッドに気づくのが、
娘のレオニーだけ、というのも、
なりすましに気づいたのは犬だけ、というのと同じこと。
幸せな妻と娘を、5年後の世界に逃がした後、
妻と娘はどう生きるのだろう。
まず学校がいきなり5学年上だから困るよな
(ってそういう問題じゃないし。
そもそもどうやって「生存証明」を示すのだろう)。
マッツ・ミケルセンは酷薄な男を好演。
じわじわと迫ってくる心理サスペンスとしては
そこそこ楽しめた。


ペギースーの結婚

オトーサン、
「2001年に見た」
映画批評が、
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
・ペギースーの結婚 連番No.186
まったく覚えていなかった映画です。
当時、ニコラス・ケイジの叔父が、
フランシス・フォード・コッポラ監督とは、
知りませんでした。
身内に甘いのは、
どこかの首相だけではなさそうです。

原題:Peggy Sue Got Married (1986)  
監督:Francis Ford Coppola  
脚本:Jerry Leichtling Arlene Sarner  
Genre: Comedy / Drama
上映時間:104分
あらすじ:
夫チャーリーは、女遊び。
別居中の妻ペギー・スーに、
高校の同窓会の知らせが届いた。
パーティーに出席し、
懐かしい面々と昔話に花を咲かせる。
高校当時のようにキングとクイーンを選ぶ
メイン・イベントでクイーンに選ばれ、
興奮のあまり倒れてしまう。
やがて、目を覚ますと、
20年以上前の高校三年の時代に
タイムスリップしてしまっていた・・・

出演者: 
Kathleen Turner ....  Peggy Sue Kelcher Bodell( ペギー・スー) 
Nicolas Cage ....  Charlie Bodell(チャーリー)
オトーサン、
「せりふが心に響くな」  
人生をやり直せたら・・・どんなにいいか!

キャスリン・ターナー
KATHLEEN TURNER キャスリン・ターナー 
誕生日 1954/6/19 
出身 米ミズーリ州スプリング・フィールド 
代表作:
アカデミー賞ノミネート 
・主演女優賞 ペギー・スーの結婚    
ゴールデン・グローブ受賞 
・女優賞 女と男の名誉 
・女優賞 ロマンシング・ストーン/秘宝の谷
同ノミネート
・女優賞(コメディ/ミュージカル) ローズ家の戦争    
・女優賞(コメディ/ミュージカル) ペギー・スーの結婚    

その他の出演者:
Barry Miller ....  Richard Norvik  
Catherine Hicks ....  Carol Heath  
Don Murray ....  Jack Kelcher  
Barbara Harris ....  Evelyn Kelcher  
Jim Carrey ....  Walter Getz  
Wil Shriner ....  Arthur Nagle  
Maureen O'Sullivan ....  Elizabeth Alvorg  
Leon Ames ....  Barney Alvorg  
John Carradine ....  Leo  
Joan Allen ....  Maddy Nagle  
Kevin J. O'Connor ....  Michael Fitzsimmons  
Lisa Jane Persky ....  Delores Dodge  
Lucinda Jenney ....  Rosalie Testa  
 
User Rating:6.3/10( 28,332 votes)IMDb
  User Rating:6.5/10( 94 votes) Yahoo!
オトーサン、
「スコア、低いなぁ」
2001年当時のUser Ratingは、
 6.2/10 (2545 votes) でした。 

アカデミー賞ノミネート 
・主演女優賞  キャスリーン・ターナー    
・撮影賞      
・衣装デザイン賞     
ゴールデン・グローブ ノミネート
・作品賞(コメディ/ミュージカル)     
・女優賞(コメディ/ミュージカル)  キャスリーン・ターナー 

User Comments:
bsincさん
Ljubljana, Slovenia
2003年4月20日
暖かい映画、過小評価だ

キャスリーン・ターナーが、すばらしい。
彼女はかなりいい仕事をした。
過去を変え、人生を追体験するティーンエイジャーらしい。
フランシス・フォード・コッポラ監督は、
いいせりふを引き出すポイントを正確に知っている。
そう、心が暖まったり、心が冷えたりするときだ。
芸術的な知識とテイストの持ち主だ。
この映画には印象的な引用文が満ちている。
「ママ、私のためのゼリーですって、もう沢山よ!」
このシーン、実に愉快だ。
見覚えがある顔ぶれが、すばらしい演技をしている。
ニコラスケイジは、はじめはいらいらさせるが、
最後に好ましい人物になる。
すばらしい歌、心温まる話、手堅い演技、そしてノスタルジア。
この映画、何度も見るに値する。

オトーサン、
「ああ、青春時代は帰ってこない・・・」
そう、60年代は、もう帰ってこないのです。
周囲をみれば、
「このハゲーーー!」と言いかねない女性ばかり。

ロビーJさん 
2007年4月29日
キャスリーンが素敵!

だいぶ前にテレビでやっていた時に見ました。
その頃はジム・キャリーにハマっていたので
この作品に少し出るという事だったので
楽しみにしていました。
ジムの登場シーンは少なかったけど面白かったです。
この作品を見る前に『シリアル・ママ』を見ていたので
キャスリーン・ターナーのイメージが微妙だったのですが
『シリアル〜』の時とはまったく違う
青春映画のヒロインになっていました。
ストーリーもユニークで何度見ても感動します。
相手役のニコラス・ケイジは微妙でしたが
雰囲気的に高校生に見えないキャスリーンが
とにかく可愛かったです。
それから『ハムナプトラ』などの
ケヴィン・J・オコナーの登場も嬉しいし、
若いヘレン・ハントも素敵!


モアナと伝説の海

オトーサン、
「主題歌が実にいいね」

"How Far I'll Go"
 I've been staring at the edge of the water
 'Long as I can remember, never really knowing why
 I wish I could be the perfect daughter
 But I come back to the water, no matter how hard I try
 私は水の境界に立っていたのよ
 私が覚えている限りだと
 本当になんでかわからないの
 完璧な娘になれたらよかったのになあ
 でも私はその水に戻るのよ どんなにハードでも私は挑戦するの

 Every turn I take, every trail I track
 Every path I make, every road leads back
 To the place I know, where I cannot go
 Where I long to be
 どんな順番も受け入れる
 どんな糸口も追いかける
 どんな道も私がつくるの
 全ての道は導き戻してくれるの
 私の知ってる場所 私じゃ行けないところにね
 私が焦がれている場所にもね

原題:Moana (2016)
監督:Ron Clements/John Musker  
原作:Ron Clements/ John Musker/ Chris Williams  
      Don Hall/ Pamela Ribon/ Aaron Kandell/ Jordan Kandell
脚本:Jared Bush  
Genre:Animation/ Adventure/ Comedy
上映時間:107分
あらすじ:
神秘的な伝説が息づく南海の楽園、モツゥヌイ島。
16歳の少女モアナは、幼い頃のある体験がきっかけで
海と特別な絆で結ばれていた。
村長である父親のトゥイから、
外洋に出ることが固く禁じられていたが、
好奇心旺盛なモアナは、
いつか外の海を見てみたいとの思いを募らせていた。
そんな中、島で不穏な出来事が起こり始める。
それは、かつて半神半人のマウイが
命の女神テ・フィティの“心”を盗んだために
生まれた暗黒の闇が、
島にも迫っていることを示していた。
モアナは祖母タラに背中を押され、
伝説の英雄マウイを見つけ出し、
テ・フィティに“心”を返すために
大海原へと飛び出していく・・・

出演者:
Auli'i Cravalho ・・・ Moana(モアナ)
Dwayne Johnson ・・・ Maui(マウイ)
Temuera Morrison ・・・s Tui(トゥイ)
Rachel House ・・・ Tala(タラ)
オトーサン、
「透き通ったいい声だね」
アウリイ・クラヴァーリョ。
誕生日:2000年/11/22
出身:ハワイ島コハラ生まれ、オアフ島育ち

その他の出演者:
Jemaine Clement ・・・ Tamatoa
Nicole Scherzinger ・・・ Sina
Alan Tudyk ・・・ Heihei
Oscar Kightley ・・・ Fisherman
Troy Polamalu ・・・ Villager No. 1
Puanani Cravalho ・・・ Villager No. 2

User Rating:7.7/10( 140,964 votes)IMDb
  User Rating:7.9/10( 4,248 votes) Yahoo!
オトーサン、
「魅力にあふれた映画だ!」
南洋に旅した気分になれます。

アカデミー賞ノミネート 
・歌曲賞   
・長編アニメ賞     
ゴールデン・グローブノミネート 
・歌曲賞    “How Far I'll Go” 
・アニメーション作品賞 

User Reviews 
snpereraさん
United States 
2017年2月8日
なんという喜び!

ワーオ、なんてすばらしい映画なの!
ビジュアルは息をのむわ!!
とてもゴージャス!
ビジュアルだけでなく、
ハートと想像力と創造性があるのよ。
モアナ、好ましく、スマートで、話題の娘。
モアナの声は、とっても甘く、とってもよい。
モアナとマウイの相性は、素晴らしく、ナチュラル。
主題歌は、とっても魅力的、覚えやすく、楽しいの!
“How Far I'll Go”は感動的でハートのある歌。
“Let It Go!”よりも好き!
モアナの歌に、うっとりしてしまう!!
ワーオ、この映画、大好き。
カンペキに、子供とおとなにぴったりよ。
大好きだから、また見たい!

オトーサン、
「そうなんだ」
海水の表現が素晴らしいのには、
理由があったのです。
・水の透明度の違いを測るため、
 彼らは大掛かりな測定装置を開発し、

前田有一さん 
2017年3月28日
優等生なアニメではあるが
   
「モアナと伝説の海」は、
ディズニーアニメらしく時代の空気を反映した脚本に、
少しだけ新しいチャレンジを加えた
高品質なアニメーション映画だ。
過去の成功例の積み重ねによる安定感も高く、
非の打ち所がない優等生映画となっている。 
海が大好きな少女モアナは、
族長の父親により外洋に出ることを固く禁じられていた。
だが女神テ・フィティの「心」が
盗まれた事により世界の均衡は崩れ、
彼女はそれを食い止めるため伝説の英雄マウイを求めて
旅立つ決意を固めるのだった。 
本作には「アナと雪の女王」など
過去のディズニーアニメ成功作の長所が
ふんだんに取り入れられており、
誰が見ても十分共感できるようになっている。
彼らは長年の蓄積を基に
きわめてロジカルな映画作りをしており、
毎年成功の方程式を更新しているようなものなので、
もはや駄作が生まれる余地はほとんどない。 
かつて黒澤明は
「どんな名監督でも脚本がダメなら名画は撮れない」と言ったが、
いまのディズニーアニメ製作チームなら、
どんなダメ脚本でもそれなりに見せてしまうのではないか。
技術的には海が舞台とあって海水の表現にこだわったという。
地域による水の透明度の違いを測るため、
彼らは大掛かりな測定装置を開発し、
サンディエゴはじめ世界数カ所でそれを使った。
たかがアニメ映画のためにそこまでやる。
とんでもないことである。
物語はポリネシアの神話をもとにしたもので、
異国情緒も感じられて心地よい。
それによると、彼らは3000年前に
突然航海をやめてしまったという。
まだニュージーランドもハワイも発見される前のことである。
その謎めいた話が、外洋航海を禁じられている
主人公モアナの島の設定に反映されている。 
と同時にこれは、国単位で引きこもる自国優先主義、
保護主義のダブルミーニングとなっているわけで、
トランプ時代の今となっては
みごとなタイミングというほかはない。 
モアナの父親は島ごと引きこもってしまっているが、
グローバルな世界に憧れるモアナは果敢に外に出ようとする。
まさに、我が島ファーストな父を、
グローバリストのヒロインが説得する構図である。 
こういう映画を、大統領選挙の翌週に公開するのだから
アメリカという国は面白い。 
さて、現実のヒロイン(ヒラリー)は負けてしまったが、
はたしてモアナは世界の危機を救うことができるのか。
深読み好きな大人もアクション好きな子供も楽しめる、
隙のない一本である。 


君の名は。

オトーサン、
「ようやくDVDレンタル開始か」
興収歴代2位、社会現象となった映画、
みないわけにはいきません。
戦後、女風呂が空になったという
伝説の「君の名は」のリバイバルということで、
老若男女が、映画館に足を運ぶことに。
「ある日突然男女が入れ代わり?」
中高年は、ハテナマークになったのでは・・・

原題:君の名は。(2016)
      YOUR NAME.
監督・原作・脚本:新海誠  
Genre:Animation/ Drama/ Fantasy/Romance
Country: Japan 
Language: Japanese / Chinese 
上映時間:107分
あらすじ:
千年ぶりに彗星が接近。
それを1ヵ月後に控えた日本。
山深い田舎町で鬱屈した毎日を過ごし、
都会の生活に憧れを抱く女子高生の三葉。
ある日、夢の中で自分が
東京の男子高校生になっていることに気づき、
念願の都会生活を満喫する。
一方、東京の男子高校生・瀧は、
山奥の田舎町で女子高生になっている夢を見る。
そんな奇妙な夢を繰り返し見るようになった2人は、
やがて自分たちが入れ替わっていることに気がつく。
戸惑いつつも、メモを残してやりとりしながら、
少しずつ事実を受け止めていく瀧と三葉。
ところが、互いに打ち解けてきた矢先、
2人の入れ替わりは突然起こらなくなってしまう。
そこで瀧は、夢の記憶を頼りに
三葉に会いに行こうと決心する・・・

声の出演者:
 神木隆之介・・・ 立花瀧 
 上白石萌音・・・ 宮水三葉 
オトーサン、
「若いひとは、スマホ、使うのうまいね」

その他の声の出演者:
 長澤まさみ・・・ 奥寺ミキ 
 市原悦子・・・ 一葉 
 成田凌・・・ 勅使河原克彦 
 悠木碧・・・ 名取早耶香 
 島崎信長・・・ 藤井司 
 石川界人・・・ 高木真太 
 谷花音・・・ 宮水四葉 
 てらそままさき・・・ 宮水トシキ 
 大原さやか・・・ 宮水二葉 
 井上和彦・・・ 瀧の父 
 茶風林・・・ 勅使河原の父 
 かとう有花・・・ 勅使河原の母 
 花澤香菜・・・ ユキちゃん先生 

User Rating:8.5/10( 43,362 votes)IMDb
  User Rating:8.1/10( 45,464 votes) Yahoo!
オトーサン、
「高いスコアだね」
大ヒットという煽りの割には、
評価はさほどでなかったようです。

日本アカデミー賞受賞 
脚本賞
音楽賞
同ノミネート 
・アニメーション作品賞     
・監督賞  新海誠    

ブルーリボン賞受賞 
・特別賞 

User Reviews 
A_Different_Drummerさん
North America 
2017年2月2日
時代を超えた最高のラブストーリーかも

最も競争力があるフィクションのエリアは
宇宙空間からの侵略ではないし、。
話す犬やミッション・インポシブルではない。
むしろ、最も基本的な物語ラブストーリーだ。
ここは超満員のフィールドで、いい仕事がしづらい。
ストーリーは並みはずれている。
「猟奇的な彼女」を思い出させる。
世界中の想像力を刺激して、
定番になったアジアからのラブストーリーだ。
何度もそうコピーされている。
また、リチャード・マシスンの古典小説
「BID TIME RETURN」のラブストーリーを思い出させる。
(映画化作品は、「ある日どこかで」(1980)。
ここでは、時間の並置が使われている。
アニメーションは、すばらしく、
この一種独特の物語に息吹を与えている。。
いろいろ考えると、
私は、日本のアニメーション・スタジオが
他よりよいか、悪いかという進行中の議論を避けたい。
むしろ、ひたすら感謝したい。
日本のアニメは存在感を示している。
アニメ形式で、こんなに力強く感動的な作品を
つくり出せる国を想像できない。

オトーサン、
「黒美さんは、高評価か」
映像美と喪失感で、B級ファンタジーが
グレードアップしました。 

黒美君彦さん 
2016年9月5日
結ぶ

期待通りの画の美しさは比類ない。
空、太陽、雲、水、街、
それらが醸しだす「空気」は
そこはかとなく美しく、
画面に果てしない広がりを加える。
これまで徹底的に内向的な自意識を
映像化してきた新海誠だが、
この作品では画に淫することなく、
しっかり物語を紡いでいるところが
これまでとは大きく異なる。
彼はこれまでも「喪失感」が
重要なテーマだったが、
この作品では「ひとつの町の喪失」が描かれる。
そこには東日本大震災の影響もあるのだろうか。
飛騨の田舎町で生まれ育った宮水三葉の日常が
詳細に描かれれば描かれるほど、
3年前に町を襲った悲劇の重さに目を奪われる。
ひとつの町がなくなり、
日常を生きていた人々の命が
瞬時に奪われることの恐怖。
観る者も「どういうこと?」と戸惑い、
立花瀧との交流が、
ずれた時間軸を介していたことに気づく。
そこからはSFファンタジーの様相。
彗星によって奪われた町を救うために、
古(いにしえ)から繰り返されてきた
「他者」との入れ替わり…。
まあ、その辺はあんまり深く突っ込んでも
仕方ないんだけど(笑)。
ある種のタイムパラドックスが
生じるはずなんだけど、
そこはファンタジーですから。
「結ぶ」ことの意味を
一葉ばあさんが語るシーンもなかなか奥深い。
組み紐が意味する「時間」の形も
「組み紐理論」を知らずとも魅せられる。
小道具として巧いのが「夢」の使い方だ。
夢の中の記憶は、どんどん喪われて行く。
忘れないように、と自ら言い聞かせても、
目覚めるとどんどん忘れていく。
その「夢」の特徴を「入れ替わり」
の記憶と重ねることが、
逆に説得力を生む。
神木隆之介、上白石萌音はいずれも巧い。
青春のドキドキ感やら孤独感やら一生懸命な感じが
よく表現されている。
ふるさとを根こそぎ奪われる感覚…
これはあの震災で感じた切なさと共通する。
逢えない人を捜しつづける…
というのも新海誠作品に共通するテーマであるが、
ハッピーエンドなのでちょっとひと安心。
レイトショーでもほぼ満席の劇場を見ると、
当面はこの作品が新海誠監督の代表作として
紹介されることになりそうだ。
それにしてもアニメでありながら、
その空気感や奥行きは相変わらず素晴らしい。
新海アニメのひとつの頂点であることは確かだ。


イルカと少年

 
オトーサン、
「サンディゴのシーワールド、楽しかったな」
イルカやシャチやトドが様々な曲芸をみせてくれました。
ところが、近年は、動物保護団体の抗議もあり、
年々入場者が減少しているそうです。
大きな方向転換を迫られているとか。

原題:Dolphin Tale (2011) 
監督:Charles Martin Smith  
脚本:Karen Janszen/ Noam Dromi  
Genre:Drama/ Family
Country: Canada / USA 
Language: English 
上映時間:113分
あらすじ:
フロリダで暮らす内気なソーヤーは、
勉強きらいで、母親ロレーヌを悩ませていた。
浜辺で大怪我を負ったイルカを発見する。
このとき、クレイ医師の娘・ヘイゼルと出会い、
2人は友達になる。
保護されたイルカはウィンターと名づけられ、
海洋生物専門の病院で治療を受けるが、
傷の状態が悪すぎたため、
命を救うために尾びれを切断するしかなかった。
尾びれを失うことは致命的だが、
ソーヤーはウィンターのために
人工尾びれを開発することを思いつく。
博識の海洋生物学者と熟練の義肢装具士に
協力を依頼したソーヤーは、
ウィンターが再び泳げるようになるよう奮闘する・・・

出演者:
Nathan Gamble ・・・ Sawyer Nelson(ソーヤー)
Cozi Zuehlsdorff ・・・ Hazel Haskett(ヘイゼル)
Harry Connick, Jr. ・・・ Dr. Clay Haskett(クレイ医師)
Ashley Judd ・・・ Lorraine Nelson(ロレーヌ)
オトーサン、
「イルカも、子役もかわいいね」

その他の出演者:
Kris Kristofferson ・・・ Reed Haskett.
Morgan Freeman ・・・ Dr. Cameron McCarthy.
Jim Fitzpatrick ・・・ Max Connellan.
Ray McKinnon ・・・ Mr. Doyle
Austin Stowell ・・・ Kyle Connellan
Michael Roark ・・・ Donovan Peck.
Frances Sternhagen ・・・ Gloria Forrest.
Austin Highsmith ・・・ Phoebe.
Betsy Landin ・・・ Kat.
Juliana Harkavy ・・・ Rebecca
Tom Nowicki ・・・ Philip J. Hordern.
Richard Libertini ・・・ the fisherman.

User Rating:6.9/10( 18,927 votes)IMDb
  User Rating:7.6/10( 52 votes) Yahoo!
オトーサン、
「安心してみられる楽しい映画」

User Reviews 
huntclan-148-10669さん
United States 
2011年8月31日
すべてがいい!

8歳の娘を連れて試写会に行きました。
2人とも、気に入りました。
カンペキなファミリー映画です。
大いに推奨したいと思います。
メッセージはポジティブで、
いくつかの重たいトピックもありましたが、
それがメインではありませんでした。
良い感じの出来事がたくさんありました。
決してあきらめるなという映画ではなくて、
セルフイメージ、プライド、違う人々の受容、自尊心、
よい家族とそのパワーの重要性といった
本当の問題を見事に扱っていました。
家族関係、友情、公立学校の諸問題、
さらにもっと多くの問題も扱っていました。
ストーリーを楽しめるし、
子供と議論するきっかけにもなります。
9月になったら、また見に行きたいです!

オトーサン、
「3Dで撮影したのか」

アイロンマンさん 
2013年6月1日
ファミリーで、そして大人も楽しめる3Dの良作

日本では劇場公開されなかったのですね。
もともとが水族館が好きですので、
多少はずれでもいいやで買ってみたら・・。
まずは、冒頭の海中シーンがI
MAX3D系の海もののようにとても綺麗で
しかも3D感を思いっきり楽しめます。
この作品でもやはり監督が
「2Dで撮るか3Dで撮るか迷ったが、
観客に世界観に没入してほしかったので
3Dで撮影することにした」
と言っているように、3Dの効果が上手く使われています。
登場人物がとても多く、味のある役者さんが演じています。
出てくる2家族、本当のファミリーのようです。
それぞれの家族にストーリーがあります。
いじめっ子たちもでてきますが、
陰湿なイジメシーンはありません。
ピンチや災害が盛り込まれていますが
安心して見ていられます。
展開も早くあっという間に見てしまいました。
主人公の少年をぐいぐいと引っ張るのが
とっても元気で、可愛い女の子です。
子供たち二人を味のある大人たち、
そしてイルカが囲んでいます。
映画全編に、家族愛、勇気が盛り込まれており、
ファミリーで見るのにうってつけの作品です。
シーワールドなどに行ってイルカに会いたくなります。
いい映画です。 


スティーブ・ジョブズ

 
オトーサン、
「面白そうだ」
Macは使いませんが、
ウォルター・アイザックソンの書いた伝記は、
読み通しました。
監督のジョシュア・マイケル・スターンの
インタビューを読みましたが、勉強不足の感あり。

原題:Jobs (2013) 
監督:Joshua Michael Stern  
脚本:Matt Whiteley   
Genre:Biography/ Drama 
Country: USA / Switzerland 
Language: English 
上映時間:128分
あらすじ:
スティーブ・ジョブズは、
大学を中退しゲームメーカーに就職。
トラブルを引き起こす厄介者だった。
1976年、ジョブズは、はみ出し者の友人たちを集めて
アップルコンピュータを設立する。
その後アップル社はヒット商品を連発、
わずか4年で株式の上場に成功する。
だが、独裁的な経営は多くの敵をつくり、
ついには自分の会社から追い出されてしまう・・・

出演者:
Ashton Kutcher ・・・ Steve Jobs(ジョブズ)
Josh Gad ・・・ Steve Wozniak(ウォズニアック)
Lesley Ann Warren ・・・ Clara Jobs(クララ)
Dermot Mulroney ・・・ Mike Markkula(マークラ)
Matthew Modine ・・・ John Sculley(スカリー)
オトーサン、
「アシュトン・カッチャー、美男子だね」
ひと癖もふた癖もある偉人役は、ムリでした。

その他の出演者:
Lukas Haas ・・・ Daniel Kottke
Victor Rasuk ・・・ Bill Fernandez
Eddie Hassell ・・・ Chris Espinosa
Ron Eldard ・・・ Rod Holt
Nelson Franklin ・・・ Bill Atkinson
Elden Henson ・・・ Andy Hertzfeld
Lenny Jacobson ・・・ Burrell Smith
Giles Matthey ・・・ Jonathan Ive
J. K. Simmons ・・・ Arthur Rock
Kevin Dunn ・・・ Gil Amelio
Brett Gelman ・・・ Jef Raskin
John Getz ・・・ Paul Jobs
Abby Brammell ・・・ Laurene Powell Jobs
Annika Bertea ・・・ Lisa Brennan-Jobs (adult)
Ava Acres ・・・ Lisa Brennan (child)
Ahna O'Reilly ・・・ Chrisann Brennan

User Rating:5.9/10( 82,356 votes)IMDb
  User Rating:6.0/10( 592 votes) Yahoo!
オトーサン、
「もっと低くていいのでは?」

ラジー賞ノミネート 
・ワースト主演男優賞  アシュトン・カッチャー 

User Reviews 
oalhinnawiさん
United States 
2013年8月16日
スティーブのよい映画を望んでいるなら、
「バトル・オブ・シリコンバレー」を見よ

いい感じの世紀の悲劇に、
お金を出す必要はない。
一体なぜ、この映画を作ったのか!?
アップルとスティーブ・ジョブズについてなら、
テレビドキュメンタリーで、十分だ!
アシュトンカッチャー版は、本当に必要なのか。
たくさんの映画化された男についての映画を作るのに、
850万ドルも使ったとは。
スティーブ・ジョブズを
ある種のヒーローとしてなぜ描くのか?
そう考えると、腹が立つ。
より正確なアップル創業のストーリーにならば、
14ドル払ってもいいが、
こんなものなら、なにか美味いものを食べたほうがいい。

オトーサン、
「同感!」
ジョブズについて知っているひとなら、
がっかりするでしょう。
どうせ見るなら「スティーブ・ジョブズ」(2015)のほうが、
お勧めです。
役者も一流です。
・アカデミー賞ノミネート 
 主演男優賞  マイケル・ファスベンダー    
  助演女優賞  ケイト・ウィンスレット 

メモワール美術館さん 
2017年4月26日
単なるジョブズのダイジェスト 

Appleが好きで、マッキントッシュが好きで、
もちろん偶像としてのスティーブ・ジョブズも好きで、
上下巻に分かれているハードカバーの単行本も買いました。
人となりに問題がないとは言えませんが、
世の中にはこういう人も必要だと思っています。
でも、この作品の価値は分かりませんでした。
単なるジョブズの一生のダイジェストでしかなく、
もっと違う内容を期待していたので、残念でなりません。
配役は素晴らしく、いい演技をしていると思います。
でも、この映画で何を言いたかったのかが
見えてこないのです。
内容が薄すぎます。
広く浅くではなく、
狭くても深い内容を描いて欲しかったです。
ジョブズとしては、ネクスト社前後の苦悩が
人生の中でも深いものだったはずで、
でもこの作品では、サラッと流しています。
ウォズとの出会いから軋轢までの心理変化も
イマイチ分かりづらく、
なぜウォズはジョブズから離れていったのか、
描ききれていないのです。
2時間前後という制約の中で、
ジョブズの多面性をそれぞれ描き切ること不可能でしょう。
だからこそ、もっとテーマを絞った上で
掘り下げて欲しかったと思います。


王になろうとした男

 
オトーサン、
「キプリング、ノーベル文学賞受賞者なんだ」
・ジョセフ・ラドヤード・キプリング
 誕生日:1865/12/30 - 1937 1/18
  出身:インド
 イギリスの作家、詩人。。
 「ジャングル・ブック」が有名。
 帝国主義の擁護者。

原題:The Man Who Would Be King (1975) 
監督:John Huston
原作:Rudyard Kipling 
脚本:John Huston/ Gladys Hill
Genre:Adventure
Country: UK / USA 
Language: English 
上映時間:129分
あらすじ:
「あの国をいただこうっていうんだ。
もちろん俺たちが王様になる」。
そんな気違いじみた計画を真剣に話していた
ドレイボットとカーネハンは冒険の旅に出た。
ヒマラヤの奥地、神秘の国カフリスタンを目指し、
その巨万の富を手に入れ、王に君臨しようとする。
ある時は灼熱の太陽が照りつける荒野を越え、
またある時は激流に押し流され、
やっとのことでカフリスタンにたどり着く・・・

出演者:
Sean Connery ・・・ Daniel Dravot(ドレイボット)
Michael Caine ・・・ Peachy Carnehan(カーネハン)
Christopher Plummer ・・・ Rudyard Kipling(キプリング)
Shakira Caine ・・・ Roxanne(ロクサヌ)
オトーサン、
「このハゲー  ショーン・コネリー」
若い頃のマイケル・ケイン、美男子ですね。

その他の出演者:
Saeed Jaffrey ・・・ Billy Fish
Doghmi Larbi ・・・ Ootah
Jack May ・・・ District Commissioner
Karroom Ben Bouih ・・・ Kafu Selim
Mohammad Shamsi ・・・ Babu
Albert Moses ・・・ Ghulam
Paul Antrim ・・・ Mulvaney
Graham Acres ・・・ Officer
The Blue Dancers of Goulamine ・・・ Dancers

User Rating:7.9/10( 37,796 votes)IMDb
  User Rating:7.3/10( 41 votes) Yahoo!
オトーサン、
「童心に帰って冒険を楽しもう」

アカデミー賞ノミネート 
・脚色賞
・美術監督・装置賞
・衣装デザイン賞 
・編集賞

User Reviews 
黒美君彦さん 
2010年11月1日
文明開化?

未開の地を征服し、文明を授けて王として君臨する…
というのは帝国主義の典型的な見果てぬ夢、
ということでしょうか。
キプリングの先輩にあたるコンラッドの作品でも
そうした側面が色濃く出たものがありましたっけ。
とはいえ、ショーン・コネリー、マイケル・ケインが
最も脂が乗った時期の大作であることは間違いないでしょう。
もちろんご都合主義なのですが、
奇想天外な冒険譚として観れば十分楽しめる作品です。
一方で現地人を「教育」する先進国の驕りも
また、存分に感得することができます。
それにしてもアレクサンダー大王の足跡って、
現代にも残っているのでしょうか??

オトーサン、
「こんなひとも、いるんだ」
User Reviewを読む醍醐味ですね。
.. 
Sam Sloanさん
Bronx, NY, United States 
2004年3月8日
この話の場所は、実在する!

多くの観客が、本作について分かってないのは、
伝説上の場所が実在するということだ。
ルドヤード・キップリングは、
話を書いた時、そう考えていなかった。
というのも、白人は誰もそこに行けなかったからだ。
当時、そこは、カフィリスタンとして知られ、
いまは、ヌリスタンとして知られている。
チトラルの隣、東アフガニスタン、
パキスタン北東部にある。
映画に出てくるKamdeshとBashgalは、
本当はヌリスタンにある。
ビリーフィッシュが報告している
死んだとされる探検家ロバートソンは、
実際は、死んでいなかった。
だが、キプリングが話を書いた後の1895年、
英国軍によって救われた。
ヌリスタンの人々は、紀元前328年にやってきた
アレクサンダー大王の子孫と信じている。
1892年にイスラム教に強制的に改宗させられるまで、
古い宗教の信者だった。。
パキスタンのKalashバレーでは、
いまだに、何人か古い宗教の信者がいる。
私が詳しいのは、そこに住み、
現地のHonzagoolという女性と結婚したからだ。
映画のショーン・コネリーの妻のように、
私の妻は、私に噛みつくことはなかった。


カルテット!人生のオペラハウス

 
オトーサン、
「カルテット、どういう意味かな?」
・四重奏。四重唱。また、その楽団・合唱団
ここでは、四重唱のようです。
監督は、これが初監督の名優ダスティン・ホフマン。
みんな、監督をやってみたいんですね。

原題:Quartet  (2012)
監督:Dustin Hoffman  
原作脚本:: Ronald Harwood
Genre:Comedy/ Drama
Country: UK 
Language: English / Italian / Polish / French 
上映時間:94分
あらすじ:
老人ホーム"ビーチャム・ハウス"には、
引退した音楽家仲間の
レジー、シシー、ウィルフが暮らしている。
そこへもう一人の仲間ジーンが入居してきた。
彼女は、かつて仲間たちを裏切り、傷つけ、
大スターになっていた。
そんな中、老人ホームが閉鎖の危機を迎える。
存続の条件は、四重奏のコンサートを成功させること。
だが、ジーンは過去の栄光に縛られ、
歌を封印してしまっていた・・・

出演者:
Maggie Smith ・・・ Jean Horton(ジーン)
Tom Courtenay ・・・ Reginald "Reg" Paget(レジー:ジーンの元夫)
Billy Connolly ・・・ Wilfred "Wilf" Bond(ウィルフ)
Pauline Collins ・・・ Cecily "Cissy" Robson(シシー)
オトーサン、
「4人とも、名優だね」
舞台は、イギリス南部タプロウのヘッソーハウス。
老人ホームというより貴族の邸宅です。

その他の出演者:
Gwyneth Jones ・・・ Anne Langley
Michael Gambon ・・・ Cedric Livingstone
Sheridan Smith ・・・ Dr Lucy Cogan
Andrew Sachs ・・・ Bobby Swanson
Trevor Peacock ・・・ George
David Ryall ・・・ Harry
Luke Newberry ・・・ Simon
Michael Byrne ・・・ Frank White

User Rating:6.8/10( 16,669 votes)IMDb
  User Rating:6.8/10( 157 votes) Yahoo!
オトーサン、
「感動的な演技の数々!」
若い人には、もうひとつピンとこないでしょうが、
老人ホーム入居者には、うれしい映画でした。

ゴールデン・グローブ ノミネート
・女優賞(コメディ/ミュージカル)  マギー・スミス 

User Reviews 
jennysquibさん
New Zealand 
2012年12月27日
強くさりげなく感動的 - ただ美しい

「すべてのシーンが好き」と言える映画は、稀有だ。
ダスティン・ホフマン監督は、少しも、
乱れたドラマやまやかしの感傷に迷い込んでいない。
監督は控えめで、さりげない。
たくさんユーモアがあるが、
その背後に、力強い感情のパンチがある。
これだけのキャストが揃えば、鬼に金棒ではないか?
単なるスターたちではない。
彼らは、すばらしい満足できる人物を作利上げたが、
端役も、また、カンペキだ。
さらに舞台がいい!!
私のような老人には、ビーチャムハウスに行き、
急いで入居を申し込みたくなった!
すばらしいアンサンブル・キャストだ。
特に、ポーリン・コリンズは、傑出していた。
おかしく、感動的だ。
また、見たい。

オトーサン、
「使われているサウンド、すごいね!」

曲目 
1 ヴェルディ:歌劇《椿姫》 第1幕~〈乾杯の歌〉
 ジェームズ・モーガン:指揮、デンマーク国立室内管弦楽団 
2 マリアネッリ:リフトで降りるウィルフ(スコア) 
3 シューベルト:シルヴィアに D.891
 ヘルマン・プライ(バリトン)、カール・エンゲル(ピアノ) 
4 ヴェルディ:歌劇《リゴレット》第3幕~〈女心の歌〉
 ジェームズ・モーガン:指揮、デンマーク国立室内管弦楽団 
5 サリヴァン:喜歌劇《ミカド》第2幕~〈春に咲く花は〉
 ヴァレリー・マスターソン、ペギー・アン・ジョーンズ、コリン・ライト、
 ジョン・リード、ケネス・サンフォード、ロイストン・ナッシュ
 指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、ドイリー・カート・オペラ・カンパニー 
6 マリアネッリ:ジーンの到着(スコア) 
7 サン=サーンス:組曲《動物の謝肉祭》~第13曲〈白鳥〉
 クリストファー・ファン・カンペン(チェロ)、パスカル・ロジェ(ピアノ) 
8 サリヴァン:喜歌劇《ミカド》~〈閣下、私どものご無礼を後悔します〉
 ヴァレリー・マスターソン、ポーリーン・ウェルズ、ケネス・サンフォード、
 ベキー・アン・ジョーンズ、ロイストン・ナッシュ
 指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、ドイリー・カート・カンパニー 
9 ボッケリーニ:弦楽四重奏曲ト長調Op.13-5~第3楽章〈メヌエット〉
 カール・ミュンヒンガー:指揮、シュトゥットガルト室内管弦楽団 
10 マリアネッリ:気を悪くしないで(スコア) 
11 ハイドン:交響曲第100番《軍隊》~第2楽章〈メヌエット〉
  アンタル・ドラティ:指揮、フィルハーモニア・フンガリカ 
12 ハイドン:弦楽四重奏曲 第78番 変ロ長調 op.76-4《日の出》 
  第1楽章〈アレグロ・コン・スピリト〉
  タカーチ弦楽四重奏団 
13 ハイドン:弦楽四重奏曲 第78番 変ロ長調 op.76-4《日の出》 
  第2楽章〈アダージョ〉
  タカーチ弦楽四重奏団 
14 ハイドン:弦楽四重奏曲 第78番 変ロ長調 op.76-4《日の出》 
  第3楽章〈メヌエット-アレグロ〉/タカーチ弦楽四重奏団 
15 ハイドン:弦楽四重奏曲 第78番 変ロ長調 op.76-4《日の出》 
   第4楽章〈アレグロ・マ・ノン・トロッポ〉
   タカーチ弦楽四重奏団 
16 サリヴァン:喜歌劇《ミカド》~第2幕〈川のそばの木の上に(小雀)〉
   ジョン・リード、
   ロイストン・ナッシュ指揮 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 
17 ヴェルディ:歌劇《リゴレット》第1幕~〈慕わしき御名〉
   イレアナ・コトルバス(ソプラノ)
    カルロ・マリア・ジュリーニ:指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
18 ロッシーニ:歌劇《セビリャの理髪師》
   第2幕~〈ああ! 何という思いがけない幸福でしょう!〉
   ジャンナ・ダンジェロ(ソプラノ)、レナート・カペッキ(バリトン)、
   ニコラ・モンティ(テノール)、ブルーノ・バルトレッティ
   指揮、バイエルン放送交響楽団 
19 フェイン:アー・ユー・ハヴィン・エニー・ファン
   トレヴァー・ピーコック&デヴィッド・リアル(ヴォーカル)、
   ジャック・ハニーボーン(ピアノ)、ロニー・ヒューズ(トランペット ) 
20 マリアネッリ:ジーンの決意(スコア) 
21 J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
   レオン・チャールズ(ピアノ)、ジョン・ジョージアディス(ヴァイオリン)、
   イタ・ハーバート(ヴァイオリン)、グレアム・スコット(ヴィオラ)、
   ジョン・ヘリー(チェロ) 
22 ヴェルディ:歌劇《椿姫》第1幕~〈乾杯の歌〉
   ジョーン・サザーランド(ソプラノ)、ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール)、
   リチャード・ボニング指揮、ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団、
   ロンドン・オペラ・コーラス 
23 プッチーニ:歌劇《トスカ》第2幕~〈歌に生き恋に生き〉
   キリ・テ・カナワ(ソプラノ)、
   サー・ゲオルグ・ショルティ:指揮、ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団、
   ウエールズ・ナショナル・オペラ合唱団 
24 ヴェルディ:歌劇《リゴレット》第3幕~〈艶っぽいお嬢さんよ〉
   ジョーン・サザーランド(ソプラノ)、ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール)、
   ユゲット・トゥーランジョー(メゾ・ソプラノ)、
   シェリル・ミルンズ(バリトン)
    リチャード・ボニング:指揮、ロンドン交響楽団 

ESPERANZAさん 
2013年6月23日

ヴェルディ生誕200年を記念するとともに、
名優ダスティン・ホフマンが
監督としてメガホンをとった映画。
この映画はかつての名音楽家や名優がたくさん登場するが、
それだけでも大変な興奮を覚える。
さてカルテットを組む4人、
それぞれの生き方が有り、
過去のこだわりや迫り来る老化など、
悲喜こもごもの生活がユーモラスに
また皮肉っぽく語られるのが実に良い。
私は事前に有名な四重唱「美しい恋の乙女」を聴いてから
映画館に出かけたのだが、そこまでする必要はなかった。
なお彼らと同年代のギネス・ジョーンズは本物の歌手で、
彼女の歌うアリアは少しも衰えを感じさせない。
なおビーチャム・ハウスのトーマス・ビーチャムは、
モーツァルトやベートーヴェンら古典を大変得意にしていた
私の大好きな英国の名指揮者である。 


キングコング:髑髏島の巨神

オトーサン、
「怪獣映画のスターだよね」
どれをみても、楽しめました。
・キングコング(1933) 連番NO.434
・キングコング(1978) 連番NO.2551
・キングコング(2005) 連番NO.1962
ただ、地獄の黙示録みたいなシーン、
爽快ですが、パクリは白けます。

原題:Kong: Skull Island (2017) 
監督:Jordan Vogt-Roberts    
原作:John Gatins
脚本:Dan Gilroy/ Max Borenstein/ Derek Connolly  
Genre:Action/ Adventure/ Fantasy 
Country: USA / China / Australia / Canada 
Language: English / Vietnamese 
上映時間:118分
あらすじ:
泥沼のベトナム戦争が終結を迎えていた。
南太平洋上に未知の孤島が発見され、
米国政府特務機関“モナーク”によって編成された
調査隊が派遣される。
リーダーを務めるのは、
ジャングルでのサバイバルに精通した
英国陸軍特殊空挺部隊の元兵士コンラッド。
メンバーは、特務研究機関モナークのランダ、
獣医のウィーバー、
ベトナム帰りの米軍ヘリ部隊を率いる
パッカード大佐といった面々。
調査のために爆破を繰り返す一行の前に
突如、巨大な生物キングコングが現われ、
ヘリコプターを次々と破壊し始める。
その圧倒的な破壊力に為す術もない人間たちは、
この恐るべき生物から逃げ延び、
一刻も早く島から脱出すべく
決死のサバイバルを繰り広げる・・・

出演者:
Tom Hiddleston・・・   Captain James Conrad(コンラッド)
Samuel L. Jackson・・・   Lt. Col. Preston Packard(パッカード)
Brie Larson・・・   Mason Weaver(ウィーバー)
John Goodman・・・   Bill Randa(ランダ)
オトーサン、
「うーん、主役はキング・コングだね」
スケルバッファロー(水牛)、巨大クモ、
翼手竜、樹の枝に擬態した虫、宿敵スカル・クローラーなど
人間そこのけで大活躍していました。
そうそう、日本兵や食人族も出てきましたっけ。

その他の出演者:
John C. Reilly・・・   Lt. Hank Marlow
Corey Hawkins・・・   Houston Brooks
John Ortiz・・・   Victor Nieves
Jing Tian・・・   Lin San
Toby Kebbell・・・   Maj. Jack Chapman 
Jason Mitchell・・・   Warrant Officer Glen Mills
Shea Whigham・・・   Capt. Earl Cole
Thomas Mann・・・   Warrant Officer Reg Slivko
Eugene Cordero・・・   Reles
Marc Evan Jackson・・・   Landsat Steve
Will Brittain・・・s   Young Marlow/Marlow's Son
MIYAVI・・・   Gunpei Ikari
Terry Notary・・・   Kong (motion capture)

User Rating:6.8/10( 136,089 votes)IMDb
  User Rating:7.6/10( :3,104 votes) Yahoo!
オトーサン、
「愉快!」
ジャングル風景、ハワイ島でロケしたとか。

User Reviews 
Andrew Marksさん 
2017年3月4日
コングのスタイリッシュ・バージョン
これもありか

人々が映画に行くのは、
見事な演技、痛ましく、よく書かれたストーリー、
出来のよさに、ワーォといわされるためだ。
本作の特殊効果はよい。
演技は悪くないが、賞は勝ち取らないだろう。
(略 あらすじ紹介)
時は、1973年。
最新のCCRがああり、懐かしい古いテクノロジーがある。
髑髏島は、黙示録の世界だ。
コングはよく出来ている。
出現するすべての生き物はクールに見える。
ミネアポリスのIMAX3Dで見たが、
彼らの戦いは、すごかった。
背景色の緑色スクリーン効果はよくなかった。
細かいことを気にしないならば、
特殊効果に酔えるだろう。
登場人物は、ジャングルよりも希薄で、
ストーリーは、平凡だが、
何といっても、特殊効果が圧倒的だ。
提案:見るべし! 
賞を勝ち取るよりも、大ヒット作を狙っている。

オトーサン、
「確かに、コング巨大すぎるね」
高層ビルほどの大きさですから、
腕を一振りすれば、ヘリも炎上します。
でも、このシーン、爽快でしたね。

前田有一さん 
2017年3月28日
オタク製怪獣映画
   
当サイトではずっと指摘しているように
ハリウッドでは今、強いヒロインが流行している。
個人的にはもうそれも終わりだろうと思っているが
「キングコング:髑髏島の巨神」もそんな流行品のひとつ。
囚われの姫君の代名詞のようなキングコング映画も
2017年に作れば真逆のカタチになる。 
コンラッドは、未知なる生物を探すため
パッカードら軍人を巻き込み
未踏の地「髑髏島」へとヘリ部隊で向かう。
島を破壊するような乱暴な調査を開始すると、
彼らの前に巨大すぎるキングコングが出現、
部隊は激しい攻撃を受けるのだった。 
中国資本に買収された
レジェンダリー・ピクチャーズによる
今年公開される超大作の一つ。 
本作はベトナム戦争映画に怪獣映画を
かけあわせるコンセプトで作られているが、
あまり成功しているとも、新鮮味があるとも思えない。 
冒頭、これまでのコング映画の恨みを晴らすように
天敵の航空機相手に大暴れする場面があるが、
これがまずいけない。 
航空戦力にも負けないコングを見せることで
意外性を出そうとの狙いにこだわり過ぎた結果、
至近距離まで無防備にヘリ軍団が近づいていく
リアリティゼロな戦闘シークエンスになってしまった。
お前たちの機銃の射程距離は20メートルか。 
立派な軍人たちが指揮する攻撃ヘリが、
次々とコングのリーチに入って叩き落されているのを見ると、
観客としてはドッチラケである。
後々生きてくる指揮官の異常性を演出したい気持ちもわかるが、
それなら他にやりようがあるというものだ。 
サミュエル・L・ジャクソン演じるこの指揮官だが、
彼がコングを付け狙う動機づけおよびキチガイ度合いが
弱いので悪役としても中途半端。 
ただ、このキャラクターが出ているおかげで
後半の転調に成功しているのも事実なので、
決して悪いことばかりではない。 
そんなわけでこの映画は前半と後半で全く違った視点となり、
二本のシリーズ映画を一本で楽しめるようになっている。
エンタメ映画としてのサービス精神はきわめて旺盛で、
見せ場もたくさんある。
驚くような怪物が出てきてコングとバトルを繰り広げる。 
新鋭ジョーダン・ヴォート=ロバーツ監督は
自他共に認めるオタククリエイターで、
趣味全開の怪獣映画としてこの
シン・キングコングを作り上げた。 
なおこの怪獣映画シリーズは
今後いくつも作られる予定となっている。
今回のコングは巨大さも神々しさも、
次回作でゴジラと戦うにふさわしいものがあり、
大いに期待を高めてくれる。
対象年齢層も小学中学年くらいからいけそうだし、
春休みのお供とするには、まあまあな選択肢といえる。 


約束 ラ・プロミッセ

オトーサン、
「しまった!」
2015年に見ていました。
・約束 ラ・プロミッセ 連番NO.5292
何度みても感動するフランス映画の傑作です。

原題:Le monde de Marty (2000)
      Marty's World
監督:Denis Bardiau  
脚本:Denis Bardiau/ Alexandre Jaffray  
Genre:Drama
Country: France 
Language: French 
上映時間:89分
あらすじ:
小児ガンに冒された10歳の少年マーティ。
いまの彼にはこの病院の中だけが世界のすべて。
は病院の職員や看護婦も手を焼くワガママ少年。
ある日、高齢者病棟に忍び込み、
動くこともしゃべることもできない老人ベランと出会う。
格好の遊び相手を見つけてしまったマーティ。
以来、動けない老人を相手にイタズラの限りを尽くす。
初めは、少年に苛立ち疎ましく思い、
心の中で悪態をつくベランだったが、
マーティとの触れ合いの中から
次第に生きる喜びを見出し始める。
いつしか二人は言葉がなくとも
心が通じ合うまでになっていく・・・

出演者:
Michel Serrault・・・ Antoine Berrant(ベラン)
Jonathan Demurger・・・ Martin Sauvier dit Marty(マーティ)
オトーサン、
「ミシェル・セロー、名優だね」
誕生日:1928/1/24 - 2007/7/29
出身:フランス・エソンヌ県ブリュノワ 
代表作は、
・セザール賞受賞 
1995年 主演男優賞 「とまどい」    
1981年 主演男優賞 「検察官」    
1978年 主演男優賞 「Mr.レディMr.マダム」 

その他の出演者:
Annick Alane・・・ Suzanne Berrant
Camille Japy・・・ Claire Sauvier
Jacques Dynam・・・ Charles Dancourt
Patrick Bouchitey・・・ le professeur Zilberman
Christian Charmetant・・・ le professeur Roland Leguen
Florence Hebbelynck・・・ Myriame
Jean-Christophe Barc・・・ Bricourt
Marie-Ange Dutheil・・・ Madame Plantier
Myriam Moszko・・・ Josiane
Jean-Paul Bonnaire・・・ Rene
Bernard Cheron・・・ Paul
Claire Hammond・・・ Benedicte
Anais Demoustier・・・ Jennifer Royer

User Rating:6.8/10( 144 votes)IMDb
  User Rating:8.5/10( 29 votes) Yahoo!
オトーサン、
「名画だね」
アメリカで、上映されていないのが、
残念です。

User Reviews 
Tenant_Uenさん 
2001年12月20日
目が開かれる映画、演技もい

驚き!
私が、この映画についてコメントする
最初のユーザーだったとは。
なぜ、誰もコメントしないのだろう。
低い評価にも当惑する。。
筋書に興味をもったので、
ガールフレンドと映画を見に行った。:
重い病気のために話す能力を失った老人と
病気の少年の信じられない親交。
同じようなテーマの映画を見たことがあある。
口もきけない主人公を扱ったものはない。
例えば、「この命尽きるまで」(1989)の
ティモシー・ダルトンは、重病の患者を演じている。
最後の息をあえいで言う前に、
荒野と微光の最後の瞬間を楽しむために
別の囚人と病院から逃走している
だが、それは、運命の日が差し迫ったためのことだ。
本作では、老人は、死を知らない子供によって
インスピレーションを与えらる。
子供は、遊びたい盛りなのだ。
観客は、こっけいな場面もあるが、
2人のヒーローの悲しい結末を予期すると思う!
冒頭で、健康状態が明される。
ミシェル・セローは、驚異的な演技をみせる。
だが、結末に、観客はいぶかっていた。
ファミリー向けのよい映画だと思うが、
監督が結末をぼかしたほうが、よかったかもしれない。
子供は、より深い次元で、
人生を熟考するチャンスが与えられるのだから、
混乱している子供の問題に
両親は、振り回される必要はないと思う。

オトーサン、
「福祉施設の新しいあり方かも」
老人と少年が、隣り合わせで暮らす・・・

JJさん 
2002年1月31日
心が温かくなるステキな作品!

私の出会った映画の中で、最高傑作のうちの一つ。
小児ガンの少年と、寝たきりで口のきけない老人
という設定だけ聞くと、
すごく暗く悲しいお涙頂戴系かと思いきや、全然違う。
いたるところに笑いがあふれていてとっても明るく、
それでいてちょっと切ないという、
笑いと切なさの絶妙なバランスが最高!
この映画の監督のドニ・バルディオは、
イギリス映画(とくに『ブラス!』)が大好きだそうで、
イギリス映画っぽいフランス映画を作ってみたかったらしく、
まさにそのとおりの映画でした。
老人役のミシェル・セローは、
わずかな顔の動きだけで驚くほど豊かな感情を表現し、
その演技力は本当に素晴らしい。
やんちゃな少年のジョナサン・ドマルジェは、
ものすごくキレイな顔立ちに透き通るような
白い肌でビジュアル的にも愛くるしく、
やんちゃっぷりもカワイイ
(幼き日のディカプリオを彷彿させるような印象?)
少年のお母さんや、看護婦さんたちの脇役も
それぞれがとても魅力的で、
私の出会った映画の中で、最高傑作のうちの一つ。


スター・トレック イントゥ・ダークネス

オトーサン、
「第2弾だね」
・スター・トレック(2009) 第1作 
・スター・トレック イントゥ・ダークネス(2013) 第2作 
・スター・トレック BEYOND(2016) 
監督のジェイ・ジェイ・エイブラムズの代表作は、
・「フォーエヴァー・ヤング/時を越えた告白」
「アルマゲドン」
「M:i:III」

原題:Star Trek Into Darkness (2013)
監督:J.J. Abrams    
原作:Gene Roddenberry
脚本:Roberto Orci/ Alex Kurtzman/ Damon Lindelof  
Genre:Action/ Adventure/ SF
Country: USA 
Language: English / Klingon 
上映時間:133分
あらすじ:
西暦2259年。
USSエンタープライズのクルーたちとともに
惑星ニビルを探査中のジェームズ・T・カークは、
副艦長スポックの窮地を救うために
重大な規律違反を犯してしまう。
地球に帰還したカークはその責任を問われ、
艦長を解任される。
その頃、ロンドンでは恐るべき陰謀が進行していた。
やがて首謀者ジョン・ハリソンは惑星クロノスに逃亡。
この緊急事態に、再びUSSエンタープライズの
艦長に復帰したカークは、ジョン・ハリソンを追って
クリンゴン人が支配するクロノスへと向かう・・・

出演者:
Chris Pine ・・・ Captain James T. Kirk(カーク)
Zachary Quinto ・・・ Commander Spock(スポック)
Benedict Cumberbatch ・・・ John Harrison / Khan(ハリソン)
オトーサン、
「若手にしては、いいね」
クリスパインの父はハリウッド俳優、母はハリウッド女優。
その縁でか、テレビドラマ「ER緊急救命室」でデビュー。
スター・トレックシリーズで、名をあげました。

その他の出演者:
Simon Pegg ・・・ Lieutenant Commander Montgomery "Scotty" 
Karl Urban ・・・ Lieutenant Commander Dr. Leonard "Bones" McCoy
Zoe Saldana ・・・ Lieutenant Nyota Uhura
Alice Eve ・・・ Lieutenant Dr. Carol Marcus
John Cho ・・・ Lieutenant Hikaru Sulu
Peter Weller ・・・ Fleet Admiral Alexander Marcus
Anton Yelchin ・・・ Ensign Pavel Chekov
Bruce Greenwood ・・・ Admiral Christopher Pike

User Rating:7.8/10( 420,839 votes)IMDb
  User Rating:7.9/10( 1,517 votes) Yahoo!
オトーサン、
「分かり易い宇宙物だね」

アカデミー賞ノミネート 
・視覚効果賞 

User Reviews 
alison-465-684768さん
Great Malvern, UK 
2013年5月9日
批評家を無視して!

2013年5月9日午後、「スタートレック」を見た。
多くのひとが、この新作をみていないと思うので、
具体的な紹介は控えよう。
興味深く、見事な映画だったのに、
批評家は、同じ映画を見たのか、心底疑った。
眠っていたのか、推測で批評したのか。
本作は、早いペースのアクション映画だ。
主要人物と彼らの相互関係や人格形成を扱い、
人間的興味を引く場面が多い。
フレーズ「砲火のなかの絆」は、いいね。
この映画を見るのを思いとどまらないでほしい。
批評家は、ジーン・ロッデンベリーの理想に気付かず、
ジェイ・ジェイ・エイブラムズを馬鹿にする。
私は、66歳。
「スタートレック・シリーズ」と映画を見てきた。
だから、アドバイスしたい。
この映画は、「スタートレック・シリーズ」で
カーク役だったウィリアム・シャトナーの重大な反省と、
クリス・パインの成熟を結びつけているのだ。
従って、ジーン・ロッデンベリーが、
オリジナルのスタートレックシリーズに深くかかわっていたので、
私は、彼が、エイブラムズが「スタートレック」の新作の
監督になるのを認めるだろうと信じる。
「スター・トレック イントゥ・ダークネス」、いい題名だ。
プロットのディテールが豊かで、エキサイティングだ。
多くの人々が、見ていて、椅子にしがみつくだろう。
戦いに巻きこまれた登場人物たちが成功するよう祈るだろう。
ベネディクト・カンバーバッチが好演する悪人でさえ、
公正な人なら、ある程度、同情するにちがいない。
私のアドバイス。
見に行ってほしい。
見事な映画に、震えてほしい。
私は、また見に行くぜ!!
関係者全員に感謝したい。
すばらしい仕事だ!

オトーサン、
「冒頭の火山、桜島だったの」

前田有一さん 
2013年8月22日
どうせならIMAXの3Dで見たいところ
   
以前、渡辺謙にインタビューしたとき言っていたのだが、
ハリウッド映画は邦画と違って
娯楽映画にも社会的なテーマをこめるのがうまいという。
私も大いに同意したものだが、こ
の夏の超大作「スター・トレック イントゥ・ダークネス」も
そうした含みを持つ一本である。 
(略 あらすじ紹介)
冒頭の桜島火山からの救出アクションは
アイマックスフォーマットで撮影されたということで、
ひときわ高精細な3Dが楽しめる。
ハリウッド作品でもなかなか見られないものなので、
わざわざIMAX劇場に出向く価値が有るだろう。 
このオープニングアクションは、
決まりを無視してでも親友、
あるいは家族というべきスポックを救おうとする
カークの愛を描いているが、
この構図は本作のテーマであり
このあと何度も繰り返されるので注意しておきたい。
家族愛の映画は近年のトレンドだが、
本作品はそれを一歩進め、
家族愛というものは本当に疑いもなく
常に正しいものなのか? と問いかけてくる。 
これは突き詰めれば、
民族単位の家族愛のため爆弾を抱えてバスに乗り込む
テロリストに正義はあるのか? 
を問うているのであり、
きわめて時代性豊かな問題提起といえる。 
とくにそれを強く感じさせるのが、
新たな悪役ジョン・ハリソンの登場で、
見ればわかるがこのキャラクターは
きわめて異質な設定をもつ。
あまり解説するとマニアたちの興味を
そぐことになりかねないので難しいのだが、
この悪者はもともと悪だったわけではなく、
ある事情があって惑星連邦側に背を向けた人物。
テロリズムをにおわす2013年の映画で
こうしたキャラクターが出てくる場合、
多くのアメリカ人があの男の暗喩ではないかと思うに違いない。
「ゼロ・ダーク・サーティ」なんて映画も
公開されたばかりなのでなおさらだ。 
合理主義者で杓子定規に規律を守ろうとするスポック、
その正反対のジョン、両者の間で揺れるカーク。
この3人に、対テロ戦争後のアメリカ国内の
揺れる価値観を暗喩して物語は進む。 
ただし、こうした深読みと映画の面白さが
イマイチつながっていないのはマイナス。
それは各見せ場におけるわずかな違和感や、
ちょっと違うんだよな、的な印象によるものだ。 
冒頭の火山アクションにしても、
前作の艦隊戦闘のような熱さに欠けるし
(温度という意味では熱いが…)、
ある種のオマージュとなっている放射能関連の見せ場も、
3.11後に見ると描写の生ぬるさにしらける限り。
円盤を縦にして建物の隙間を抜けるなんて
スカイアクションは、もはやギャグの域だ。 
CGよりもセット撮影を選んだ
実感重視のアナログ手法は正解だと思うし、
キャラクターの魅力も相変わらずだから
平均より満足度はかなり上回る。
だがマニア向けのサービスを増やした結果、
ライトユーザーには少々ひっかかりが多くなり、
のどごしのよさは大きく失われたパート2、
といえるのではないだろうか。


ジョン・ウィック

オトーサン、
「ははは」
どなたかが、言っていました。
復讐なんか考えずに
新しい犬を引き取れば
あんなに大勢死ななくてもすんだんじゃない?

原題:John Wick (2014) 
監督:Chad Stahelski  
脚本:Derek Kolstad   
Genre:Action/ Crime/ Thriller
Country: USA / China 
Language: English / Russian / Hungarian 
上映時間:101分
あらすじ:
ジョン・ウィックは妻が遺してくれた
子犬・デイジーと平穏に暮らしていた。
ある夜、ロシア人の若者が
ジョンの愛車69年式マスタングを気に入り、
売ってほしいとしつこく迫ってくる。
マフィアのボスヴィゴ・タラソフを父に持つ
この男ヨセフは、ジョンに断られるや
夜中に彼の自宅を襲撃し、
マスタングを奪い去っていく。
その際、子犬も殺されてしまう。
ジョンは、復讐のため、
裏社会へ戻ることを決意するが、
旧知の女暗殺者ミズ・パーキンズに
命を狙われる・・・

出演者:
Keanu Reeves  ・・・ John Wick(ジョン・ウィック)
Michael Nyqvist  ・・・ Viggo Tarasov(ヴィゴ・タラソフ)
Alfie Allen  ・・・ Iosef Tarasov(ヨセフ・タラソフ)
Adrianne Palicki  ・・・ Ms. Perkins(ミズ・パーキンズ)
オトーサン、
「やはり、キアヌは、魅力的だなぁ」

その他の出演者
Bridget Moynahan  ・・・ Mrs. Wick 
Dean Winters  ・・・ Avi 
Ian McShane  ・・・ Winston 
John Leguizamo  ・・・ Aurelio 
Willem Dafoe  ・・・ Marcus 
Omer Barnea  ・・・ Gregori 
Toby Leonard Moore  ・・・ Victor 
Daniel Bernhardt  ・・・ Kirill 
Bridget Regan  ・・・ Addy 
Lance Reddick  ・・・ Hotel Manager/Charon 
Keith Jardine  ・・・ Kuzma 
Tait Fletcher  ・・・ Nicholai 
Kazy Tauginas  ・・・ Ivan 
Alexander Frekey  ・・・ Alexander 
Thomas Sadoski  ・・・ Jimmy 
Randall Duk Kim  ・・・ Continental Doctor 
David Patrick Kelly  ・・・ Charlie 
Clarke Peters  ・・・ Harry 
Kevin Nash  ・・・ Francis 
Gameela Wright  ・・・ Delivery Man 
Vladislav Koulikov  ・・・ Pavel 
Munro M. Bonnell  ・・・ Priest 
Patricia Squire  ・・・ Elderly Woman 
Vladimir Troitsky  ・・・ Team Leader 

User Rating:7.3/10( 342,559 votes)IMDb
  User Rating:7.2/10( 2,273 votes) Yahoo!
オトーサン、
「スコア、高いなぁ」
ラジー・リディーマー賞とは、
2014年度から設定されたラジー・名誉挽回賞。
(The Razzie Redeemer Award)
ラジー賞の常連や、有名な俳優や監督を対象とし、
その年にアカデミー賞ノミネートなどの功績を挙げて
「名誉挽回」した者に送られる特殊な賞。

ラジー賞ノミネート
・ラジー・リディーマー賞  キアヌ・リーヴス 

User Reviews 
Artas Belekoksさん
WorldWideWeb 
2014年11月13日
悪い冗談

15歳なら、この映画、見てもいいだろう。
サイテーの演技、愚かで馬鹿なギャング、ひどいプロット。
これが、ロシア語?
ハリウッドは、
まともなロシア語を話す人を雇えないのか?
「Hellooo??!!」
これがほんの一例だが・・・
ジョン・ウィックは殺人者、ゴーストであり、
鉛筆だけを使って武装した3人を殺すことができる。
それなのに、家に侵入してきた数人の愚かな暴漢を見過ごし、
殴られ、愛犬を殺され、車を盗まれるのか。
ジョン・ウィックは、有名で、
警察官、バーテン、マフィア、町中の人々が
彼を知っていた。
それなのに、マフィアボスの息子が
耳にしてなかったとは!
ジョン・ウィックは、非常に熟練している。
不可能な仕事もやり遂げられる。
暗闇でも、ひとの頭を撃ちぬける。
だが、街路でヨセフを撃つのに、
5回も続けて失敗してしまう。
ジョン・ウィックは冷酷な殺人者であり、
みんなを殺したいと思っているのに、
女暗殺者を殺さず、生かしまま別れる。
なんて、感動的なのか。
マフィアのボス、ヴィゴは、多くの殺し屋を雇い、
ジョンの首に400万ドルの懸賞金をかけるが、
せっかくジョンを捕らえたのに、
いたぶっておけと言って、
ほんの2人の愚かな護衛者の手にゆだねる。
2、3個を超える脳細胞を持っているなら、
このゴミ映画に時間とお金を浪費しないでほしい。

オトーサン、
「映画としてアリ?」

movie海馬さん 
2016年9月11日
エンタメとしてはアリ

漫画の様なゲームの様な描写や世界観で
エンタメ映画としてなかなか面白かった。
心配してたキアヌの身体の硬さもさほど目立つ事もなく、
なかなかのアクションを見せてくれましたし。
どこかアジア映画の様な雰囲気がしてましたが、
香港ノワールの影響でしょうかね。
続編も決定という事でたぶんそれも観るでしょう。
前半は凄く引き込まれましたが、
ジョンがケガをしてからくらいの展開が出来る殺し屋ではなく、
冷静さを失い計画性もはちゃめちゃになってしまいやや残念。
個人的には出来る殺し屋ってのは、
『そつなく接近して静かに』か
『遠方からのスナイパー』の様に
コソコソしてる感がリアルだと思うので、
怒りに任せるジョン・ウィックは
やっぱりアクション映画の中の殺し屋だなとは思いました。
でもエンタメとしてはアリでしたよ。 


イースター・パレード

オトーサン、
「五番街でパレード、みたっけ」
wikiによれば、イースターとは、
・十字架にかけられて死んだイエス・キリストが
三日目に復活したことを記念・記憶する、
キリスト教において最も重要な祭。

原題:Easter Parade (1948) 
監督:Charles Walters    
原作:Frances Goodrich/ Albert Hackett
脚本:Sidney Sheldon/ Frances Goodrich/ Albert Hackett  
Genre:Musical/ Romance
Country: USA 
Language: English / French / Italian 
上映時間:107分
あらすじ:
イースター・サンディを明日に控えた日に
ダンサーのドン・ヒューゲルは、
恋人でもあるパートナーのナダインから
コンビの解消を伝えられ、 落ち込んでしまう。
酒場でドンはコーラス・ガールのハンナを見出し、
ナダインの後継者に仕立てることとする。
ところが、テストをすると踊りの基本も知らず、
憂鬱になったドンは街に出てみると、
5番街はイースター・パレードで賑わっており、
カメラマンに取り巻かれている女性はナダインだった。
それを見たドンは闘志を燃やし、
来年のイースターでは、ハンナを女王にすると誓った。
猛特訓した甲斐があってドンとハンナのコンビの評判は高まり、
興業主のデリンガムと契約した二人は、
ボストン、フィラデルフィア等でロードショーを行い、
イースター・サンディの前日に
ブロードウェイに進出することになった。
ロードショーは大成功であり、
ブロードウエィでもドンとハンナのコンビは好評だった.
この成功を知ったナダインは
ドンとよりを戻そうとやっきになり、
ドンのほんとうの気持ちをしらないハンナは
自ら身を引こうとする・・・

出演者:
Judy Garland ・・・ Hannah Brown(ハンナ)
Fred Astaire ・・・ Don Hewes(ドン)
Ann Miller ・・・ Nadine Hale(ナダイン
オトーサン、
「可愛いね、演技もうまいし」
ジュディ・ガーランドの代表作は、
アカデミー賞ノミネート
・助演女優賞 ニュールンベルグ裁判    
・主演女優賞 スタア誕生 
「すごいダンスだね」
フレッド・アステアの代表作は、
・トップ・ハット
・イースター・パレード
・バンド・ワゴン
・ザッツ・エンターテインメント

その他の出演者: 
Peter Lawford ・・・ Jonathan Harrow 
Jules Munshin ・・・ Francois
Clinton Sundberg ・・・ Mike the bartender
Jimmy Bates ・・・ the boy in the toy shop

User Rating:7.5/10( 6,920 votes)IMDb
  User Rating:7.8/10( 35 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ミュージカル映画の全盛期!」
アカデミー賞受賞
・ミュージカル映画音楽賞      

User Reviews 
Incalculacableさん 
2006年3月11日
これまでで最も壮大なミュージカルの1つ!

本作には、映画史上最も有名な
エンタテイナー2人が出ている。
すばらしい音楽、新鮮なテクニカラー、
そしてサプライズ、
驚異的なダンスには、
楽しませられ、驚かされる!
創造的で、楽しく、眩惑させる色、
衣装、そしてダンス、
なんてすばらしいんだ。
(略 あらすじ紹介)
どんなに信じ難くても、
シンプルで、スィートなストーリーだ。
筋書は、気にしないことだ。
華々しい歌、ダンス、衣装、
そして色の世界が明らかになるからだ、
特筆すべきは、3つの音楽シーンだ。
第一は、アン・ミラーの告白、
'Shakin' the Blues Away'を
歌いながらのタップダンス。
すばらしい歌だけでなく信じられないダンスも。
次は、玩具店でのフレッド。
タイミング、音楽、装飾、ダンスは
信じられないほど完璧だ。
それは普通のタップダンスではない。
彼は、リズム、ドラム、機器を使って、
いい味を出している。
正直なところ、
どうやったらできるのか分からない。
最後に、'Down the Avenue'は、
私の好きな歌の1つです。
私は、ジュディ・ガーランドとフレッド・アステアあ、
正装するのを見るたびに、笑う!!
非常に有名で、華々しいダンス、最高だ。
それに笑いもある。
ガーランドは、コメディエンヌだし、アイキャンディ。
だから、この映画を見る。
現実を忘れて、
壮大なMGMミュージカルの世界に飛び込もう。

オトーサン、
「なんて贅沢な映画なんだ」
歌もダンスも、衣装も楽しめます。

Ikedaさん 
2003年5月20日
音楽映画の最高潮

この映画が公開された頃になると
カラーの使い方も完成されて、
音楽と踊りが融合され
音楽映画の最高潮だったと思います。
ただアステアもアン・ミラーと組んで
踊っている時は良いですが、
もう50才ですから、
ソロででタップを踏むと、
多少衰えたかなと言う気がしました。
面白かったのは、右も左も解らない
ジュディ・ガーランドにダンスを教えるシーケンスでした。
ガーランドが、おかめ面をして歩く所や
公演が滅茶苦茶だったあと
「首をしめないで呉れ」とか
「今度は犬を使うか」などの台詞が
特に面白かったです。
更にウエイターのジュールス・マッシンの
サラダの作り方の説明なども愉快でした。
「Easter Parade」という歌は
アーヴィング・バーリンの1933年の作品で、
ダン・ドノヴァンやビング・クロスビーが唄っていますが、
日本では、この映画で有名になったのだと思います。
私が好きなのは「アラバマ行きの夜行列車」ですが、
あまり有名ではないようです。
また、アステアとガーランドが浮浪者になって
「Walk up the avenue」 と唄うカットも
アメリカのショーらしくて面白いですが、
歌の題名は「A Couple of Swells」です。


エル・ドラド

 
オトーサン、
「エル・ドラド、黄金郷だね」
wikiによれば、大航海時代にスペインに伝わった
アンデスの奥地に存した伝説上の土地。
監督は、あのハワード・ホークス。
「紳士は金髪がお好き」、「リオ・ブラボー」など
数々の名作を手掛けました。

原題:El Dorado (1967) 
監督:Howard Hawks  
原作:Harry Brown
脚本:Leigh Brackett  
Genre:Drama/ Romance/ Western
Country: USA 
Language: English / Spanish 
上映時間:126分
あらすじ:
ガンマンのコールは、
テキサスのエル・ドラドを久々に訪れた。
水の利権を巡って係争中である
牧場主ジェイソンの救援にやって来たのだ。
だが、旧友のハラーが保安官だと知り、手を引くことに。
それを知らないジェイソンの係争相手である
マクドナルドの娘に襲われ、傷を負ってしまう。
すると、今度はジェイソン一味に
マクドナルドの息子が捕らえられ、交渉の切り札にされる。
こうしてエル・ドラドは決戦の場と化し、
コールとハラー、そしてミシシッピたちは
マクドナルド側を救援、
激しい銃撃戦が繰り広げられる・・・

出演者:
John Wayne ・・・ Cole Thornton(コール)
Robert Mitchum ・・・ Sheriff J.P. Harrah(ハラー)
James Caan ・・・ Mississippi(ミシシッピ)
Ed Asner ・・・ Bart Jason(ジェイソン)
オトーサン、
「名優の対決シーン、しぶれるな」
ジョン・ウェインも、ロバート・ミッチャムも、
アカデミー賞俳優です。

その他の出演者:
Charlene Holt ・・・ Maudie
Paul Fix ・・・ Dr. Miller
Arthur Hunnicutt ・・・ Bull Harris
Michele Carey ・・・ Josephine "Joey" MacDonald
R. G. Armstrong ・・・ Kevin MacDonald
Christopher George ・・・ Nelse McLeod
Marina Ghane ・・・s Maria
Robert Donner ・・・ Milt (McLeod gang)
John Gabriel ・・・ Pedro
Johnny Crawford ・・・ Luke MacDonald
Jim Davis ・・・ Jim Purvis (Bart Jason's foreman)
Adam Roarke ・・・ Matt MacDonald
John Mitchum ・・・ Elmer (Jason's bartender)
Chuck Roberson ・・・ Jason's gunman
Don Collier ・・・ Deputy Joe Braddock
Olaf Wieghorst ・・・ Swede Larsen

User Rating:7.6/10( 19,176 votes)IMDb
  User Rating:8.1/10( 53 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ザ・西部劇だね」

User Reviews 
cowboypimpin58さん
United States 
2006年8月6日
偉大な西部劇の1つ…

すべての一度と間
私と父は、西部劇の古典となれば、
すべて買いあさってきた。
いま、わが家にやってきた「エル・ドラド」は、
最初期待していなかったが、、
ジョン・ウェインとロバート・ミッチャムという
2人の名優が出演していると知って、うれしくなった。
私は、16歳だが、
見事に張り合っている俳優をみれば、
いい俳優だと分かる。
それに、名優ジェームズ・カーンも、出ている、
すべての登場人物は完璧に演じられている。
特に失恋して酒びたりになっている保安官を演じた
ミッチャムは、光っている。
雇われた殺し屋役のジョン・ウェインも、すばらしい。
だが、私の好きな役は、ジェームズ・カーン演じるミシシッピだ。
彼は、この役で、驚異的な仕事をした。
特に、彼とウエインとのシーンは光っていた。
年配の婦人や紳士方は、16歳の推薦に従えないかもしれないが、
本作は、真面目に、私と私の父のお気に入りの1つ。
アクションシーンは本当によく演じられていた。
気づかない人も多いだろうが、
わずかに編集上の問題があった。
(映画が作られたのは、1967年なのを考慮すべし)
ありがとう。
本作は、必見。
主役の間の戦いなんて、
今日では見ることができない。

オトーサン、
「出だしの音楽、しびれるね」
雄大な西部の風景を描いた油絵をバックに
ジョージ・アレキサンダーが力強く歌うのです。

gapperさん 
2010年6月18日
原題と同じ邦題

音楽が、エレキなどを使っていて、
今となっては逆に古さを感じさせる。
また、パーカッションなども使用していて、
西部劇と言うよりスパイ物か何かの感じがある。
ロバート・ミッチャムは、
ディーンよりダメ男ぶりに関しては劣るように思う。
自堕落な感じは、マーティンには勝てない。
コロラドに対する、ミシシッピも
若さという観点からは劣ると言えるが、
ナイフと銃身を短くしたショットガンと
言うのは良いと思う。
ただ、派手すぎる嫌いはあるけど。
不思議なことに、
この映画は前半の方が記憶している部分が多かった。
ジョンウエインが、腰を打たれ
その為に最後まで弱点として引きずってしまう。
記憶になかったが、ミッチャムも撃たれ
二人とも同じように松葉杖を使うと言う
お笑い的な部分もある。
リオ・ブラボーにはかなわないが、
娯楽西部劇としてトップクラスなのは間違いない。
ガンファイトが多くなったのは、
やはりリオ・ブラボーを意識してのサービスだろう。
ただ、随所にある為に散漫になってしまった感がある。
ラストの山場として、生かしきれなかったのは、残念だ。
もう少し話を削ってスリムにし、
その分見せ場を存分に見せるような
感じにした方が良かったと思う。


海賊とよばれた男

オトーサン、
「ベストセラーの映画化か」
原作者の百田直樹さん、右翼的言動で有名。
好きになれませんが、主人公のモデルとなった
創業者・出光佐三(1885/8/22 - 1981/3/7)は、
尊敬すべき人物です。
給油でお世話になったし、出光美術館も、
何度も行きましたっけ。

原題:海賊とよばれた男(2016)
監督・脚本:山崎貴
原作:百田直樹
Genre:Grama
上映時間:145分
あらすじ:
1945年の敗戦。
地獄のような爆撃のなか
歌舞伎座裏に国岡商店ビルは焼け残った。
国岡鐡造が演説する。
「愚痴をやめよ、
戦争に負けてすべてを失おうとも
日本人がいる限りこの国は再び立ち上がる。
日本は石油を求め、石油をめぐる戦いに敗れた。
今後この国が復活するためには石油が必要になる。
だからこそ我々が働かなければならない」
主要燃料が石炭だった時代から、
石油の将来性を予感して石油業に邁進してきた鐡造は、
戦後、石油の販売ができない時にも
誰一人クビにすることなく、
ラジオ修理などあらゆる業種に仕事を見出しながら
店員たちを鼓舞。
GHQや官僚的な石油公団にも屈することなく
独自の経営哲学とその行動力により、
石油販売網を拡大していく。
だが、アメリカ石油資本のメジャーは
鐡造を警戒し敵視するようになり、
その圧倒的な包囲網で
国岡商店の石油輸入ルートはすべて封鎖されてしまう。
そんな八方塞がりの状況の中、
鐡造は国岡商店の至宝である「日章丸」を
英国に拿捕される危険を冒し、
イランに送り、原油を輸入しようとしていた。

出演者:
 岡田准一・・・ 国岡鐡造 
オトーサン、
「力みすぎて、共感できない」

その他の出演者:
 吉岡秀隆・・・ 東雲忠司 
 染谷将太・・・ 長谷部喜雄 
 鈴木亮平・・・ 武知甲太郎 
 野間口徹・・・ 柏井耕一 
 ピエール瀧・・・ 藤本壮平 
 黒木華・・・ 小川初美 
 光石研・・・ 国岡万亀男 
 綾瀬はるか・・・ ユキ 
 堤真一・・・ 盛田辰郎 
 近藤正臣・・・ 木田章太郎 
 國村隼・・・ 鳥川卓巳 
 小林薫・・・ 甲賀治作 

User Rating:6.2/10( 8 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:7.9/10( 4,455 votes) Yahoo!
オトーサン、
「失敗作だね」
ALWAYS 三丁目の夕日の山崎貴監督作なのに、
残念です。

日本アカデミー賞ノミネート 
主演男優賞  岡田准一    
音楽賞 
撮影賞 
照明賞 
録音賞 
編集賞 

User Reviews 
mem***** さん 
2017年7月18日
乾いた涙 

原作を読んでから見るべきだったのか、
構成のせいだったのか、
上滑りなストーリーで底が浅い感じがした。
派手な前宣伝もあり、百田直樹の口車に乗り(笑)、
そもそも初めから、感動するに違いないとか、
泣けるに違いないという先入観があったから尚更のこと。
やたらと重厚な音楽が、すごい大作なんだぞ〜、
感動のシーンなんだぞ〜と盛り上げてくれるものの、
最後まで劇中と一体になれずに客観視状態。
それでも百田のあざとさに負け、
どういうわけか気持ちが伴わないのに
涙が出るから凄い!
その泣かせるツボはどこなんだろうと
妙に感心した映画だった。

オトーサン、
「同感!」

コナンが一番さん 
2017年7月15日
期待してたのに..ハズレだった..

それぞれのエピソードは問題ないのだが、
脚色と思われる演出が、あざとい..
やり過ぎ感が強く、リアリティーがない..
伝記ものにありがちな、詰め込み感もマイナス..
物語が散らかり、淡泊で浅く物足りない..
しかも、すべて唐突なので、結論を出す過程や葛藤、
それがほとんど描かれていない..
緊張感も、切迫感も、まったく伝わってこない..
物語として見せどころなのに、全然盛り上がらない..
脚本がダメダメ..監督の演出もダメダメ
(実話ものとしてはNG、歌ったり掛け声かけたり、
ありえんだろ〜 リアルさを追究する拘り、
シリアスさが足りない)..
伝記ものとして、中途半端..
エンターテイメントとしても、中途半端..残念... 


ポンペイ

オトーサン、
「ポンペイ、行きたかったな」
子供の頃、「ポンペイ最後の日」を読んで、
是非、一度行ってみたいと思いましたが、
いまだに果たされていません。
ヴェスヴィオ火山は、
火口まで登山電車で行けるそうです。
♪赤い火をふくあの山へ登ろう 登ろう
 そこは地獄の釜の中
 のぞこう のぞ こう
 登山電車ができたので誰でも登れる
 流れる煙は招くよみんなを みんなを
 いこう いこう 火の山へ
 いこう いこう 火の山へ
 フニクリ フニクラフニクリ フニクラフニクリ・フニクラ

原題:Pompeii (2014) 
監督:Paul W.S. Anderson    
脚本:Janet Scott Batchler/ Lee Batchler/ Michael Robert Johnson    
Genre:Action/ Adventure/ Drama
Country: Canada / Germany / USA 
Language: English 
上映時間:105分
あらすじ:
西暦79年。
ローマ帝国が誇る大都市ポンペイ。
かつてローマ人に一族を虐殺された
ケルト人騎馬族の生き残り、マイロ。
奴隷として売られた彼は、復讐を胸に秘め、
無敵の剣闘士として成長する。
そんなある日、街の有力者の娘カッシアと出会い、
2人は身分の違いを超えて惹かれ合う。
だが、カッシアは、好きでもない相手コルヴス
との結婚を強いられる。
8月24日、ついにヴェスヴィオ火山が火を噴き、
巨大な火山岩がポンペイの街に降り注ぐ・・・

出演者:
Kit Harington ・・・ Milo(マイロ)
Emily Browning ・・・ Cassia(カッシア)
Kiefer Sutherland ・・・ Senator Quintas Attius Corvus(コルヴス)
オトーサン
「カッシア、いまいちだね」
悲劇の女主人公は、美人で演技がうまくないと・・・

その他の出演者:
Dylan Schombing ・・・ young Milo
Carrie-Anne Moss ・・・ Aurelia
Jared Harris ・・・ Severus
Adewale Akinnuoye-Agbaje ・・・ Atticus
Jessica Lucas ・・・ Ariadne
Joe Pingue ・・・ Graecus
Currie Graham ・・・ Bellator
Sasha Roiz ・・・ Marcus Proculus
Dalmar Abuzeid ・・・ Felix
Jean-Francois Lachapelle ・・・ Milo's Father
Rebecca Eady ・・・ Milo's Mother
Dinesh Singh ・・・ Koyochi
Nimish Kelkar ・・・ Jambola

User Rating:5.5/10( 91,044 votes)IMDb
  User Rating:6.4/10( 383 votes) Yahoo!
オトーサン、
「やはり低いね」
ポンペイの街が壊滅する。
結果が読めるのが、難しいところです。

ラジー賞ノミネート 
・ワースト助演男優賞  キーファー・サザーランド 

User Reviews 
g_caletti
Brazil 
2014年3月1日
時間の無駄

熱狂的ファン向け大作は、なんというナンセンス。
初日の無料チケットを貰っていなければ、
お金の無駄費いをしなかっただろう。
さて、とにかく時間の無駄だった…
筋書は愚かさそのもの。
薄っぺらなキャラクターと予測できるストーリー、
監督は、何を考えていたのだろう。
ポンペイとその運命の歴史は、完全に無視された。
(私はポンペイを訪問したことがある) 
津波のシーンは、ナンセンスの極み。
結末も馬鹿気ている。
私は、終わったので安心した。
時間を浪費したいひと向けだ。

オトーサン、
「そうなんだ、勉強になった」

fg9*****さん 
2017年4月26日
人型の石膏部分は史実に近いとは、驚異 

冒頭に人型の石膏が映し出されるが、
結末でその意味を理解する作りになっている。
真の主役は『ヴェスヴィオ火山』だ。
噴火と火砕流と津波により、
ポンペイの町が丸ごと呑み込まれてしまうのだ。
ジャック・バウアーをやっつけた
マイロと彼女も逃げ切れず、
一瞬のうちに火砕流に呑み込まれてしまう。
非情とか凄惨とかのどんな言葉をも呑み込んでしまう、
自然という名の破壊神の前にあっては
人間の無力さを痛感してしまう作品だった。
で、冒頭と結末の人型の石膏が気になったので、
ウィキで調べてみた。
『79年の爆発のときに発生した火砕流の速度は
時速100 km以上であり市民は到底逃げることはできず、
一瞬のうちに全員が生き埋めになった。
後に発掘されたときには遺体部分だけが腐ってなくなり、
火山灰の中に空洞ができていた。
考古学者たちはここに石膏を流し込み、
逃げまどうポンペイ市民が死んだときの形を再現した。
顔までは再現できなかったが、
恐怖の表情がはっきり分かるものもある。
母親が子供を覆い隠し、
襲い来る火砕流から子供だけでも守ろうとした様子も
飼われていた犬がもだえ苦しむ様子も生々しく再現された。
この様子は火砕流が一瞬にして
ポンペイ市を埋め尽くしたことを示している。』
ドラマ部分はさておいて、
人型の石膏部分は史実に近いとは・・・


約束

オトーサン、
「約束が反故に・・なぜか?」
北朝鮮がやっても、誰も驚きません。
常套手段だからです。
拉致家族、返す返すといいながら。
つい恨み節も出てきますが、
この映画の約束は、結婚の約束。
北朝鮮に残してきた恋人との固い約束。
それが、守られませんでした。
守りたくても守れなかったのでしょうか?

原題:Gukgyeong-ui namjjok (2006) 
   OVER THE BORDER
監督:Pan-suk Ahn  
脚本:Pan-suk Ahn/ Yu-jeong Jeong   
Genre:Drama 
Country: South Korea 
Language: Korean 
上映時間:109分
あらすじ:
2001年、北朝鮮のピョンヤン。
キム・ソノは、家族が南に住む祖父と行った
秘密の連絡が保衛部に発覚し、一家で南に逃亡する。
そのため、結婚の約束をした恋人イ・ヨナと離ればなれに。
必ず迎えに行くと約束したキムは、
韓国でヨナの脱北費用を稼ぐため懸命に働くが、
そんなとき、ヨナが結婚したとの報せが届く・・・

出演者:
Cha Seung-won ・・・ Kim Sun-ho(キム・ソノ)
Jo Yi-jin ・・・ Lee Yeon-hwa(イ・ヨナ)
オトーサン、
「大根役者だね」
北朝鮮の暮らしと、
韓国の暮らしの対比が鮮やかです。

その他の出演者:
Shim Hye-jin ・・・ Seo Kyung-joo
Song Jae-ho ・・・ Sun-ho's father
Won Mi-won ・・・ Sun-ho's mother
Yoo Hae-jin ・・・ Sun-ho's brother-in-law
Lee Ah-hyun ・・・ Sun-ae
Kim Cheol-yong ・・・ Guide
Jo Mun-ui ・・・ Broker
Lee Sang-ju ・・・ Conductor
Park Hyuk-kwon ・・・ Detective in charge of Yeon-hwa
Son Jin-ho ・・・ Photographer
Boom ・・・ Reporter
Choi Dae-woong ・・・ Grandfather
Yang Ji-woong ・・・ Driver
Gu Bon-im ・・・ Chinese restaurant owner
Kim Sang-ho ・・・ Drunk (cameo)
Son Beom-soo ・・・ Announcer (cameo)

User Rating:7.0/10( 136 votes)IMDb
  User Rating:5.1/10( 19 votes) Yahoo!
オトーサン、
「評価が分かれるね」

User Reviews 
Green_Deathさん
Canada 
2006年12月5日
人々は大きく変わる

いい映画だ。
ある人間が国を移動する時、
起こる変化を描いている。
主人公は食べ、歩き、議論し、テクノロジーを使う。
表面的にはそう見えるが、彼はプライドをもって、
それらに固執し、混乱が生じる。
北朝鮮のガールフレンドが、再び現れる時、
和解のチャンスが、遠のく。
誰もが共感できる方法で描いているのは、
大きなプラスに値する。
私は、いくつか韓国映画を見てきたが、
詳しくないので、これを選んだ。
目にしたのは、さわやかな変化。
感動させるには至らないが、
人々がどのように新しい国で変わるかを描いた
いいストーリーだった。

オトーサン、
「ロミオとジュリエットになれず」

黒美君彦?さん 
2013年1月1日
今ひとつはっきりせず

れた婚約者…なんて聞くと、
政治的な物語を思い浮かべてしまうが、
脱北の苦労はそこそこに、
どちらかというと悲恋に重きがおかれている作品。
脱北したキム・ソノは、
婚約者イ・ヨナを迎えに行こうとするが、
詐欺に遭ってしまい、
必死で働くなかでヨナの結婚を姉から告げられる。
そこで韓国で親身に助けてくれた女性と
結婚したところで、脱北してきたヨナと再会。
彼女は結婚していなかった…という話。
戦死したと思って再婚したら男が生還した
の逆をいくような話ですね。
深刻な話も、脱北者たちの韓国での戸惑いなどを
コミカルに描き、
そこはチャ・スンウォンが相変わらずの上手さではある。
ただ、チャ・スンウォンが演じたはっきりしない男同様、
何だか南北朝鮮問題を描きたかったのか、
単なる悲恋を描きたかったのかがもやもやしている感じ。
今ひとつ突き抜けなかったというのが率直な感想だ。


カーズ2

オトーサン、
「うーん、期待したんだけど」
クルマメーカーに在籍し、レース場開発も担当したので、
クルマが活躍する映画は、大歓迎です。
でも、ドラマの部分が弱く、007が出てきたりして
感動できませんでした。
東京の街が出てきたり、ウォシュレットのパロディなど、
興味深いシーンもありましたが・・・

原題:Cars 2 (2011) 
監督:John Lasseter/ Brad Lewis
原作:John Lasseter/ Brad Lewis/ Dan Fogelman 
脚本:Ben Queen  
Genre:Animation/ Adventure/ Comedy
Country: USA 
Language: English / Japanese/ Italian / French 
上映時間:106分
あらすじ:
天才レーサーにして
ラジエーター・スプリングスの人気者
ライトニング・マックィーンは、
ひょんな成り行きから
ワールド・グランプリに出場することに。
そこで、大親友にして
おんぼろレッカー車のメーターをピット・クルーに。
日本を皮切りに、フランス、イタリア、イギリスと
各地を転戦しながら
トップレーサーたちがしのぎを削る
レースの世界に田舎町からやって来たメーターは
戸惑いを感じるばかりで、
マックィーンの足を引っ張ってしまい、
フランチェスコ・ベルヌーイの優勝を許してしまう。
そんな時、英国のスパイ・コンビ、
フィン・マックミサイルとホリー・シフトウェルに
アメリカのスパイと誤解され、
メーターは、スパイ戦に巻き込まれてしまう・・・

出演者:
Larry the Cable Guy・・・ Mater(メーター) 
Owen Wilson・・・ Lightning McQueen(ライトニング・マックィーン) 
John Turturro・・・ Francesco Bernoulli(フランチェスコ・ベルヌーイ) 
Emily Mortimer・・・ Holly Shiftwell(フィン・マックミサイル) 
Bonnie Hunt・・・Sally Carrera(ホリー・シフトウェル)  
オトーサン、
「主人公のメーターがなぁ」
脇役なら、通用しますが、主人公としてはイマイチ。

その他の出演者:
Eddie Izzard・・・ Miles Axlerod
Michael Caine・・・ Finn McMissile
Tony Shalhoub・・・Luigi 
Cheech Marin・・・Ramone
Jason Isaacs・・・ Siddeley/Leland Turbo 
Joe Mantegna・・・ Grem 
Peter Jacobson・・・Acer 
Guido Quaroni・・・Guido 
Thomas Kretschmann・・・ Professor Zundapp 
Paul Dooley・・・Sarge 
Jenifer Lewis・・・Flo
Katherine Helmond・・・Lizzie 
Franco Nero・・・ Uncle Topolino
Vanessa Redgrave・・・ The Queen/Mama Topolino
Michel Michelis・・・ Tomber
Jeff Gordon・・・ Jeff Gorvette

User Rating:6.2/10( 113,528 votes)IMDb
  User Rating:7.1/10( 559 votes) Yahoo!
オトーサン、
「1作目より低いね」

User Reviews 
thomsedaviさん
New Zealand 
2011年6月24日
欠点はあるが、楽しい

ピクサー映画の中で最もよい作品は、
非常に大きな世界の小さな一部であり、
信じられないオッズに対して
無力な主人公を持っている。
(「トイ・ストーリー」、「ウォーリー」、
「ファインディング・ネモ」など)
本作の主人公は、非常に小さな世界での大物。
やはりピクサー。
同じ素材をうまく処理している。
「カーズ」と「カーズ2」は、
理性的な脚本で、実に多くが詳細に詰め込まれている。
この映画は、一作目の続編というよりは
車の宇宙で展開される愛情のこもった
ジェームズ・ボンドのパロディと言える。
一作目は、テーマの提示までが遅く、
辛抱強さを要求されたのに対して、
この二作目は、意図的に逆方向を目指している。
一作目、二作目、どちらを好むかは
好みの問題であり、一方が他よりよいとは言えない。
それぞれ、いい点も悪い点もある。
本作の主な弱さは、登場人物たちに好意をもてないことだ。
彼らは孤独ではなく、迷っていないし、
状況を打開するために、友人や同盟国や資源を持っている。
トイ・ストーリーのように、
本当の危険にさらされているようには思えない。
一作目が登場人物を描きこんだのに対して、
本作では、マックィーンとメーターの
長年の友情をわき筋にしている。
この点が特に弱いように思われる。
だが、本作は楽しい。
注意をそらすことなく、
賢いアイデアがいつも用意されている。
彼らは、この世界とまったく新しい方向にも
快く行けることを証明した。
おそらく、3作目を作るならば、
ピクサーの名に値する作品を作ることができるだろう。
他のピクサー映画に比べると、スコアは低いが、
5〜7点に値すると思う。

オトーサン、
「やはり、不評だね」

hea***** さん 
2017年7月17日

前作から5年後に作られた続編です。
正直、時間が経ちすぎて
前作の内容はあんまり覚えていない。
相変わらずCGはすごいが
完全子供向きで大人の鑑賞には堪えない。
平均評価も平均星3.52と
ディズニー・ピクサー作品としてはかなり低めのようだ。
日本のシーンもあるが、
相変わらずハリウッドナイズされた変な日本だ。
スパイを出したり燃料問題を出したりして
少し大人向けにしようとしたようだが、
あんまり評判は良くないようだ。
それなのに3作目も制作されている。
失敗作でも製作費を回収し、
さらに利益まで出せるアメリカのシステムには感服する。
結果としては平凡以下の続編と言ったとこだろう。
メインテーマはメーターとの友情なんだろうが、
多すぎる複数の要素を詰め込み過ぎて
結果ダメになってしまった感じだ。
レースも結局は結果が出ず、
フランチェスコ・ベルヌーイの立場も微妙な感じだ。
メーターを見ているとスター・ウォーズの
ジャー・ジャー・ビンクスを思い出してしまった。
3作目は今回の失敗を顧みて良い出来になっているといいな。 


ジャージー・ボーイズ

オトーサン、
「ああ、この歌なら聞いたことある!」

♪Sherry, Sherry baby
  Sherry, Sherry baby
  Sherry baby (sherry baby) baby (Sherry baby)
  Sherry can you come out tonight?
 (Come, come, come out tonight)
  Sherry baby (Sherry baby)
  Sherry can you come out tonight?

原題:Jersey Boys (2014) 
監督:Clint Eastwood    
原作・脚本:Marshall Brickman/ Rick Elice  
Genre:Biography/ Drama/ Music
Country: USA 
Language: English / Italian 
上映時間:134分
あらすじ:
ニュージャージーの最貧地区ベルヴィル。
イタリア系移民が多く住む街は犯罪が日常茶飯事。
1951年、チンピラのトミーは、
美しいファルセットを響かせる少年フランキーを
自分のバンドに迎え入れる。
その歌声はマフィアのボス、デカルロも魅了。
才能豊かなソングライター、
ボブ・ゴーディオと出会い、転機を迎える。
ヴォーカルのフランキー、ギターのトミー、
ベースのニックに、キーボードと作曲を担当する
最年少のボブが加わり、
バンド名を“フォー・シーズンズ”と改め、
「シェリー」でヒット!
以後ヒットを連発して、スターダムへ・・・

出演者:
John Lloyd Young ・・・ Frankie Valli(フランキー)
Erich Bergen ・・・ Bob Gaudio(ボブ)
Michael Lomenda ・・・ Nick Massi(ニック)
Vincent Piazza ・・・ Tommy DeVito(トミー)
Christopher Walken ・・・ Gyp DeCarlo(デカルロ)
Freya Tingley ・・・ Francine Valli(フランシーヌ)
オトーサン、
「フランキー、よくこんな高音が出るなぁ」

その他の出演者:
Renee Marino ・・・ Mary Delgado
Kathrine Narducci ・・・ Mary Rinaldi
Lou Volpe ・・・ Frankie's father
Mike Doyle ・・・ Bob Crewe
Rob Marnell ・・・ Joe Long
Johnny Cannizzaro ・・・ Nick DeVito
Donnie Kehr ・・・ Norm Waxman
Jeremy Luke ・・・ Donnie
Joey Russo ・・・ Joe Pesci
James Madio ・・・ Stosh
Erica Piccininni ・・・ Lorraine
Steve Schirripa ・・・ Vito
Barry Livingston ・・・ Accountant
Miles Aubrey ・・・ Charles Calello
Kim Gatewood ・・・ Angel#1
Troy Grant ・・・ Ed Sullivan
Heather Ferguson Pond ・・・ Miss Frankie Nolan
Hayden Fein ・・・ The Good Jersey Boy
Zack Firtel ・・・ Another Good Jersey Boy
Matt Colton ・・・ A Jersey Boy
Andrew Ward ・・・ the Bad Jersey Boy
John Griffin ・・・ Billy Dixon
Chaz Langley ・・・ Hal Miller
Billy Gardell ・・・ Our Sons Owner
Francesca Eastwood ・・・ Waitress
Sean Whalen ・・・ Engineer

User Rating:6.8/10( 27,318 votes)IMDb
  User Rating:8.2/10( 1,343 votes) Yahoo!
オトーサン、
「日本の評判はいいね」
でも、歌だけならYOU TUBEで聞けば済みますし、
後半の内輪もめや家族崩壊は、ありきたりでした。

日本アカデミー賞受賞 
・優秀外国映画賞
ブルーリボン賞受賞 
・外国作品賞 

User Reviews 
ssweet-26-519348さん
Michigan 
2014年6月12日
もう一度、彼らの音楽を愛させる

映画を見に行った。
フォー・シーズンズの音楽が好きだったが、
映画が好きになれるか、分からなかった。
(1番みたいのではなく、2番目だった)
朝の回で見ることができた。
よかった!
好きだった歌がすべて出てきた。
いい感じのユーモアもあった。
ブロードウェイのミュージカルは見ていない。
彼らの音楽が好きならば、見る価値がある。
レコーディング風景が見られる。
ボブ役のエリッヒ・バーゲンの演技が目立った。
私は、クリント・イーストウッドの映画を
一度も見たことがない。
最初は、警戒したが、完全に楽しめた。
推奨したい。

オトーサン、
「ラストシーン、ミュージカルの再現だね」

黒美君彦さん 
2014年11月6日
君の瞳に恋してる

舞台のミュージカルを映画化した作品。
C・イーストウッド監督作品としては
きわめてわかりやすい作品だが、
米国では今ひとつ受けなかったのだとか。
浅学にして「フォー・シーズンズ」も
フランキー・ヴァリもボブ・ゴーディオも、
オリジナルのミュージカルも詳しく知らなかったので、
その意味では新鮮だったかも。
頂点に上り詰めた若者たちの成功と挫折、
ショー・ビズのダークな部分…
この手の作品にはつきものの物語の
展開だったことは確かだが、
演出は手堅く、それなりに楽しめた。
でも、原曲を知っているのと
そうでないのとでは楽しみ方もずいぶん違ってきそう。
「シェリー」(1962年)や、
数え切れないくらいカバーされてきた
「君の瞳に恋してる」(1967年)がかかると、
やっぱり楽しくなってくるもんな。
クリストファー・ウォーケンまでが踊りだす
ラストシーンもミュージカルっぽくて楽しい。
さすが音楽にも詳しいイーストウッド。
彼の『ローハイド』がちらっと映るシーンも
何だか微笑ましかった。


ガンマン大連合

オトーサン、
「この監督、知らんなぁ」
・セルジョ・コルブッチ
 Sergio Corbucci
誕生日:1927/12/6 -1990年/2/1
出身:イタリアローマ 
最初にマカロニ・ウェスタンを撮った
・グランド・キャニオンの虐殺
・ミネソタ無頼
ほとんどが暴力的で、なおかつ知的なアクション映画で、
その多くは左翼的な社会批評を背景に持っている。
(実際、コルブッチは共産主義者)

原題:Vamos a matar, companeros (1970)
監督:Sergio Corbucci    
脚本:Arduino Maiuri/ Massimo De Rita/  
 Fritz Ebert/ Sergio Corbucc  
Genre:Action/ Comedy/ Western
Country: Italy / West Germany / Spain 
Language: Italian / Spanish 
上映時間:118分
あらすじ:
メキシコ革命時代。
金の亡者の武器商人ペンギンと
モンゴ将軍の副官になった能天気なバスコが、
金庫の開け方を知っているザントス教授を
取り戻しに行く。
そこに命の尊さをとくサントス教授、悪党モンゴ将軍、
ペンギンを追い回す鷹使いのガンマン、ジョン
革命軍の美女ローラが絡んで、事態は複雑に・・・

出演者:
Franco Nero ・・・ Yodlaf "Penguin" Peterson(ペンギン)
Tomas Milian ・・・ El Vasco( バスコ)
Jack Palance ・・・ John(ジョン)
Fernando Rey ・・・ Prof. Xantos(サントス教授)
Iris Berben ・・・ Lola(ローラ)
Jose Bodalo・・・ Gen. Mongo(モンゴ将軍)
オトーサン、
「6人とも、キャラが立っているね」

その他の出演者:
Eduardo Fajardo・・・ Colonel
Karin Schubert ・・・ Zaira
Gino Pernice・・・ Tourneur
Gerard Tichy ・・・ Lieutenant
Alvaro de Luna ・・・ John's henchman
Tito Garcia ・・・ Pepito Tigrero
Lorenzo Robledo ・・・ Captain Jim

User Rating:7.5/10( 2,966 votes)IMDb
  User Rating:7.6/10( 21 votes) Yahoo!
オトーサン、
「愉快な映画だね」

User Reviews 
Indio500さん
London 
2004年3月20日
最も美しい西部劇の1つ

真の傑作であり、
間違いなくセルジオ・コルブッチの最高作。
セルジオ・レオーネは、誰もがマカロニ・ウエスタンと
結び付ける名前だが、本当に、すごい。
コルブッチの西部劇というと、
「ジャンゴ」と「殺しが静かにやって来る」だが、
本作は、おそらく彼の最高傑作だ。
前2作よりも、ずっと軽快だ。
ほとんどのコルブッチ西部劇のように、
一応、メキシコの革命をめっぐる筋書だ。
(コルブッチが2年前に監督した
「プロフェッショナル」に類似)
チェ・ゲバラそっくりのトマス・ミリアンは、
コミカルな革命家バスコ役だ。
コルブッチの常連フランコ・ネロは、
超クールなスウェーデンの金の亡者の武器商人役で、
ともに、見事な演技をみせる。
2人は、ジャック・パランス演じる
マリファナ喫煙精神病質者に追われる。
その結果、西部劇きっての大爆発が起きる。
さらに、特筆すべきは、
伝説のエンニオ・モリコーネのみごとな曲だ。
1週間後でも、このテーマソングを歌っているだろう!
時代を超える最もよい西部劇の1つだ。
本当に楽しい映画、
マカロニウェスタンのフアンは、必見だ。

オトーサン、
「よく出来ているね」

りかさん 
2017年5月11日
傑作だなこれ

ほぼ勢いの銃撃戦で
こんなに興奮したのは人生で初めて。
崩れ落ちる瓦礫、築かれる死体の山。
のたうち反り返る馬。
鬼神の如く暴れまわるフランコ・ネロ。
歯を食いしばっているかと思えば、
不敵に笑っているかのよう。
そこにあの刹那的で疾走感あふれるテーマ曲が
融合して息もつかせぬ興奮体験へ…。
快作にして傑作だなこれ。
オールタイムベストや。DVD買わな。
笑い、怒り、涙、アクション、お色気、恋、
悪党、追跡者、Good Music、
面白い映画に必要なもの全てがキラキラと輝いてる。
盛り上がるクライマックスのカタルシスが異常なレベル。
目にも止まらぬ銃撃戦の合間に
ペンギンの荒い息遣いをわずかにはさむ監督のセンス。
それにあの疾走感あふれる音楽と静寂との緩急のつけ方。
センスが神がかってると思う。
モンゴが追い詰められる直前、
弾が尽きた銃をバスコにぶん投げるところも
なんか器の小ささみたいなのが出てていいわ。
EDからOPヘと見直すと
これがまたイィ??具合につながってるんだな。
最高だよ。最高。センス抜群だよ監督。
最高だ。何度でも見たい。


映画の採点簿

ガンマン大連合*****
ジャージー・ボーイズ****
カーズ2****
約束****
ポンペイ****
海賊とよばれた男****
エル・ドラド*****
イースター・パレード*****
ジョン・ウィック****
スター・トレック イントゥ・ダークネス*****
約束 ラ・プロミッセ*****
キングコング:髑髏島の巨神*****
カルテット!人生のオペラハウス*****
王になろうとした男****
スティーブ・ジョブズ***
イルカと少年*****
君の名は。*****
モアナと伝説の海*****
ペギースーの結婚****
ザ・ドア 交差する世界****
ビバリーヒルズ・コップ3****
月に沈む***
心の旅****
ラ・ラ・ランド*****
大魔神*****
大魔神怒る*****
大魔神逆襲****
怪談*****
蜩ノ記*****
ニュースの真相*****
われらが背きし者*****
ドクター・ストレン****
ソルジャー****
HiGH&LOW THE MOVIE**
グッドモーニングショー****
ALWAYS 三丁目の夕日'64****
インフェルノ****
デッドプール*****
ダンディー少佐****
ディープ・ブルー****
永い言い訳*****
ドント・ブリーズ*****
きのうの夜は…****
ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密****
ジュマンジ****
ハッピー フィート2 踊るペンギンレスキュー隊*****
博士の異常な愛情/ または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか*****
クリエイター****
愛しのロクサーヌ****
映画 きかんしゃトーマス 探せ!! 謎の海賊船と失われた宝物***
博士と彼女のセオリー*****
デッドコースター****
理想の彼氏****
ある愛の詩*****
ゴースト・イン・ザ・シェル***
バトルシップ****
オペラの怪人****
TAXi*****
わたしは、ダニエル・ブレイク*****
グレートウォール****
ブリッツ****
マリリン 7日間の恋*****
ピクセル****
奇跡の丘*****
座頭市喧嘩旅*****
座頭市千両首****
子猫物語****
ラストミッション*****
トロールズ****
パッセンジャー*****
サクラサク***
五福星****
花のお江戸の無責任****
ジョイ****
イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密*****
ボーン・レガシー****
プロジェクトA*****
サンダーアーム 龍兄虎弟****
雨の日は会えない、晴れた日は君を想う*****
ジェイソン・ボーン****
大冒険*****
ナタリー*****
龍三と七人の子分たち****
キングコブラ***
リリーのすべて*****
ホームレス ニューヨークと寝た男*****
座頭市逆手斬り****
クレージーの無責任清水港*****
ロマンシング・アドベンチャー/キング・ソロモンの秘宝****
ワイルド・アパッチ*****
PLANET OF THE APES 猿の惑星****
リベンジ・マッチ*****
フレンチ・ラン*****
ジョン・カーペンターの要塞警察*****
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス****
ランダム・ハーツ*****
ショコラ*****
ドゥーマ*****
シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム****
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー*****

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