オトーサンの2017年その4

ほのぼの映画批評

前口上

ハリウッド映画の3D化が進んでいます。
でも、相変わらず、CGに頼り過ぎが目立ちます。
ひとびとは、冴えた技術だけを見に行くのでしょうか?
好不況を問わず、どう生きるかを知りたいのでは?
薄っぺらな人間ばかりではなく、
本物の人間による本物のドラマを見たいのでは?
見る本数が増え、年齢を重ねる度に、
その思いが強くなってきました。

映画の採点簿へ
目次

6278 SING/シング(DVD 2016)
6277 フィラデルフィア(DVD 1993) 6276 パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊(DVD 2017) 6275 パディントン(TV 2014) 6274 天使のくれた時間(BS 2000) 6273 スパイダーマン:ホームカミング(DVD 2017)
6272 湯を沸かすほどの熱い愛(TV 2016) 6271 ホーム・アローン3(BS 1997) 6270 スコーピオン・キング4(TV 2015) 6269 ラストベガス(BS 2013) 6268 ホーム・アローン(BS 1990)
6267 ライフ(DVD 2017) 6266 続アドベンチャー・ファミリー/白銀を越えて(DVD 1978) 6265 グランド・マスター(BS 2013) 6264 スティーヴ・オースティン S.W.A.T.(TV 2011) 6263 マッド・マックス(BS 1979)
6262 K−9 はみだしコンビ大復活!(TV 2002) 6261 タワーリング・インフェルノ(BS 1974) 6260 アドベンチャー・ファミリー(DVD 1975) 6259 ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ(DVD 1997) 6258 錨を上げて(DVD 1945)
6257 ボビーZ(TV 2007) 6256 ジンジャーの朝 〜さよなら、わたしが愛した世界(TV 2012) 6255 トッツィー(BS 1982) 6254 夜の豹(DVD 1957) 6253 上海から来た女(DVD 1947)
6252 ナバロンの要塞(BS 1961) 6251 ザ・ガンマン(TV 2015) 6250 フランス 幸せのメソッド(TV 2011) 6249 グラディエーター(BS 2000) 6248 ザ・ロック(TV 1996)
6247 わが命つきるとも(DVD 1966) 6246 デッド・リミット(TV 1999) 6245 ギルダ(DVD 1946) 6244 コン・エアー(BS 1997) 6243 トゥルー・クライム(BS 1999)
6242 デスノート Light up the NEW world(TV 2016) 6241 カバーガール(DVD 1944) 6240 晴れて今宵は(DVD 1942) 6239 ヘッドライト(DVD 1956) 6238 座頭市果し状(BS 1968)
6237 陰陽師 〜おんみょうじ〜(BS 2001) 6236 マディソン郡の橋(BS 1995) 6235 恋人たちの予感(DVD 1989) 6234 マイティソー(DVD 2011) 6233 シャロン砦(BS 1955)
6232 襲われた幌馬車(BS 1956) 6231 エルダー兄弟(BS 1965) 6230 ショーシャンクの空に(BS 1994) 6229 LION/ライオン 〜25年目のただいま〜(DVD 2016) 6228 5つの銅貨(DVD 1959)
6227 駅馬車(BS 1939) 6226 無宿 やどなし(BS 1974) 6225 永遠に美しく…(TV 1992) 6224 LOGAN/ローガン(DVD 2017) 6223 トスカーナの贋作(DVD 2010)
6222 レインマン(BS 1988) 6221 炎のランナー(BS 1981) 6220 ブルース・ブラザース(BS 1980) 6219 荒野の七人/真昼の決闘(BS 1972) 6218 パリで一緒に(BS 1964)
6217 ノスタルジア(BS 1960) 6216 ブルーサンダー(BS 1983) 6215 HIGHJACK ハイジャック(TV 2007) 6214 続・激突!/カージャック(BS 1974) 6213 サバイバルファミリー(DVD 2017)


SING/シング

オトーサン、
「2度みるべきだね
登場するキャラが多すぎて、
誰が誰やら分かりませんでした。
のど自慢大会だから、大勢出るのは、
仕方ないのでしょうが・・・

原題:Sing (2016)  
監督:Garth Jennings/  Christophe Lourdelet 
脚本:Garth Jennings   
Genre:Animation/ Comedy/ Family
Country: Japan/ USA 
Language: English / Japanese / Ukrainian 
上映時間:108分
あらすじ:
動物たちが人間そっくりな生活を送る世界。
コアラのバスター・ムーンは
潰れかけた劇場の支配人。
かつての賑わいを取り戻そうと、
歌のオーディションを開催することに。
すると劇場で働くおっちょこちょいの
ミス・クローリーのせいで
募集チラシに2ケタ多い優勝賞金額が書かれてしまい、
劇場に応募者が殺到する事態に。
そうとは知らず大喜びのバクスター。
こうして、あがり症の内気なゾウのミーナや
パンクロックを愛するヤマアラシの少女アッシュ、
ギャング団のボスを父に持つゴリラの青年ジョニーら、
様々な思いを胸に秘めた参加者たちが集い、
オーディションが盛大に始まるのだった・・・

出演者:
Matthew McConaughey ・・・ Buster Moon(コアラのバスター・ムーン)
Tori Kelly ・・・ Meena(ゾウの少女ミーナ)
Reese Witherspoon ・・・ Rosita(ブタの主婦ロジータ)
Nick Kroll ・・・ Gunter(ブタの男性グンター)
Scarlett Johansson ・・・ Ash(ヤマアラシの少女アッシュ)
Taron Egerton ・・・ Johnny(ゴリラの青年ジョニー)
オトーサン、
「感情移入できたのは、ミーナとジョニーだね」

その他の出演者:
Seth MacFarlane ・・・ Mike 
John C. Reilly ・・・ Eddie Noodleman 
Nick Offerman ・・・ Norman 
Garth Jennings ・・・ Karen Crawly 
Peter Serafinowicz ・・・ Big Daddy 
Beck Bennett ・・・ Lance 
Leslie Jones ・・・ Meena's mother 
Jay Pharoah ・・・ Meena's grandfather 
Jennifer Saunders ・・・ Nana Noodleman 
Jennifer Hudson ・・・ Young Nana Noodleman 
Rhea Perlman ・・・ Judith. 
Laraine Newman ・・・ Meena's Grandmother 
Brad Morris ・・・ a Baboon. 
Bill Farmer ・・・ Bob 
Adam Buxton ・・・ Stan. 
Oscar・・・ Rosita & Norman's children
Leo・・・ Rosita & Norman's children
Caspar・・・ Rosita & Norman's children
Asa Jennings・・・ Rosita & Norman's children
The Q-Teez・・・ レッサーパンダ5人ユニット

User Rating:7.1/10( 89,433 votes)IMDb
  User Rating:8.0/10( :5,036 votes) Yahoo!
オトーサン、
「高い評価だね」

ゴールデン・グローブ ノミネート 
・歌曲賞    “Faith” 
・アニメーション作品賞 

User Reviews 
vasanisalimさん 
2016年12月19日
素晴らしい映画、子供向け無害なエンターテインメント

メーカーとAMCによって企画された無料試写会で見た。
わが子と映画を見て、本当に楽しんだ。
トイレユーモアに頼らなかったことを高く評価したい。
エンターテインメントは無害だった。
不要あ性的表現が全くなかった。
インスピレーションを与える子供向け映画が好きだ。
そして、本作がそうだった。
子供たちが、恐怖や困難を乗り越えて
トライする気にさせてくれた。
キャラクターは、個性的で愛らしく、ユニークだった。
非常によい音楽が流れた。
映画の長さも、子供のためを考えていたので、
素晴らしかった。
わが子は、映画体が終るまでじっと座っていた。
退屈しなかったし、終わりまで落ち着いていた。
誰もが、よい時間を過ごしたようだった。
子供と見れば、満足できる映画だ。
見にいくべし。

オトーサン、
「のど自慢大会に、ひと味つあけだけ」

黒美君彦さん 
2017年3月24日
予想通り

予定調和だし、またまた動物キャラクターだし、
ということでさして期待せずに字幕版へ。
で、思った通りというか予想通りというか、
それなりに楽しめたし、
まあいいか、といった感じのアニメ。
よく知られているヒット曲がふんだんに使われているので、
音楽的にも楽しめる。
挿入曲はレディー・ガガに、エルトン・ジョンに
ケイティ・ペリー、フランク・シナトラ、ビヨンセなどなど。
レッサーパンダ5匹組(“キューティーズ”という名前らしい)は、
日本出身で英語はわからないので
いつもニコニコして踊り狂っている。
彼女(?)たちが歌うのは
きゃりーぱみゅぱみゅの「にんじゃりばんばん」
「きらきらキラー」「こいこいこい」の一部。
リース・ウィザースプーンやスカーレット・ヨハンソンが
歌が巧いというのはわかったけれど、
全体としては割とありきたりのストーリー。
キャラクターももひとつこれ、というのがなかったような。
もちろんアニメとしての完成度は決して低くないし、
最後まで面白く観ることができたんですけどね。


フィラデルフィア

オトーサン、
「この監督って、どういうひと?」
ジョナサン・デミ
誕生日:1944/02/22 - 2017/04/26
出身 : 米ニューヨーク州ロングアイランド
フロリダ大学卒業後、エンバシー社やUAの宣伝部で働く。
74年、「女囚刑務所・白昼の暴動」で監督デビュー。
76年、「怒りの山河」でメジャー監督入り。
91年、「羊たちの沈黙」が世界的ヒット、
93年の「フィラデルフィア」で社会派作品に挑んだ。

原題:Philadelphia (1993) 
監督:Jonathan Demme  
脚本:Ron Nyswaner   
Genre:Drama 
Rated PG-13 for some graphic language and thematic material 
Country: USA 
Language: English
上映時間:125分
あらすじ:
べケットは、一流法律会社務め。
エイズと宣告され、解雇される。
損害賠償と地位の保全を求めて訴訟を決意。
だが、次々と弁護を断わられ、
敵同士として渡り合ったやり手の弁護士ミラーを訪ねる。
ミラーはエイズに対して、抜きがたい恐怖を感じていた。
しかし、世間の冷たい視線に対しても毅然と対処し、
熱心に資料を漁るべケットの姿に、弁護を引き受ける。
母のサラをはじめ、ベケットの肉親たちは
彼に熱い支援を約束する。
解雇から7カ月後、フィラデルフィアで注目の裁判が開廷。
ミラーは解雇が明らかな法律違反だと主張したが、
対する会社側の主任弁護士ベリンダは、
彼の弁護士としての不適格性を激しく突く。
予断を許さぬ裁断の行方と並行して、
ベケットの症状は次第に悪化していく。
裁判を優先させて本格的治療を先に延ばそうとする彼に、
恋人でライフパートナーのミゲールは苛立つ。
ベケットは恋人のため、自分のためにパーティを開く。
ベケットは裁判中に倒れ、病院に運ばれた・・・

出演者:
Tom Hanks ・・・ Andrew Beckett(べケット)
Denzel Washington ・・・ Joe Miller(ミラー)
Mary Steenburgen ・・・ Belinda Conine(ベリンダ)
Antonio Banderas ・・・ Miguel Alvarez(ミゲール)
オトーサン、
「トム・ハンクス、鬼気迫る演技だね。
 デンゼル・ワシントンも、いいね」

その他の出演者
Jason Robards ・・・ Charles Wheeler
Joanne Woodward ・・・ Sarah Beckett
Robert W. Castle ・・・ Bud Beckett
Ann Dowd ・・・ Jill Beckett
Charles Napier ・・・ Judge Lucas Garnett
Roberta Maxwell ・・・ Judge Tate
Karen Finley ・・・ Dr. Gillman
Robert Ridgely ・・・ Walter Kenton
Bradley Whitford ・・・ Jamey Collins
Ron Vawter ・・・ Bob Seidman
Anna Deavere Smith ・・・ Anthea Burton

User Rating:7.7/10( 193,459 votes)IMDb
  User Rating:7.7/10( 506 votes) Yahoo!
オトーサン、
「名作だね」

アカデミー賞受賞 
・主演男優賞  トム・ハンクス
・主題歌賞  Streets of Philadelphia
同ノミネート
・脚本賞
・メイクアップ賞
ベルリン国際映画祭受賞 
・男優賞  トム・ハンクス 

User Reviews 
The_Scientistさん
2004年8月23日
ああ驚いた!ハンクス最高の演技!!

最近この映画を見た。
たったの£5.99で、特別版DVDを買ったのだ。
すばらしかった。
ジョナサン・デミの監督が、すばらしかった。
エイズにかかった弁護士役のトム・ハンクスの演技、
そしてプルース・スプリングスティーンの歌もいい。
「シンドラーのリスト」のリーアム・ニーソンの演技が、
1993年のアカデミー賞を取るべきと思っていたが、
本作を見て、ハンクスがなぜ勝ったか分かった。
同性愛を嫌うが、協力することになった
弁護士役のデンゼル・ワシントンも、すばらしい。
ハンクス、ワシントン、およびデミの3人が、
よいチームを作っている。
すばらしい映画だ。

オトーサン、
「エイズ騒動、すごかったね」
教員時代、エイズをテーマに
とりあげたことがありましたっけ。


ジーナさん 
2011年1月22日
法廷モノを期待しなければ・・・

トム・ハンクスの力量を観るには
この作品が一番ではないかと思います。
体重の減少を除いても
オスカー納得の演技でございました。
脇を固めたデンゼル・ワシントンやアントニオ・バンデラスなども
絶妙なキャスティングだったのではないでしょうか。
内容のほうもエイズ、偏見、同情、愛…と
ヒューマンドラマとしてかなり見応えがありました。
今観るには差別具合に時代を感じさせますが、
80年代の社会がどんな感じだったのかを
知るには観て損なしでしょう。
緻密な演出と効果的な音楽のおかげで
何度観てもラストには胸が熱くなります。
ただ、弁護士vs弁護士の割に法廷のシーンが
意外とそっけないのが残念でした。
逆に言えば難しい事はほとんどなく、
倫理観に訴える作品になってるので
法廷モノが苦手な方でも入り込めると思います。  


パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊

オトーサン、
「第4作、見逃したな」
1パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち 映画索引連番NO.1059
2パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト 映画索引連番NO.2199
3パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド 映画索引連番NO.☆2495
4パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉 .

原題:Pirates of the Caribbean: Dead Men Tell No Tales(2017) 
監督:Joachim Ronning/ Espen Sandberg
キャラクター:Ted Elliott/ Terry Rossio/ Stuart Beattie / Jay Wolpert
原作:Jeff Nathanson/ Terry Rossio 
脚本:Jeff Nathanson  
Genre:Action/ Adventure/ Fantasy
Country: USA 
Language: English / Spanish 
上映時間:129分
あらすじ:
かつてジャック・スパロウにハメられ、
海の地獄“魔の三角海域”に幽閉されていた
“海の死神”サラザールが解き放たれ、
残忍な手下を率いて海賊の絶滅と
ジャックへの復讐へと動き出す。
そんなサラザールの脅威から逃れる唯一の道は、
どんな呪いも解くことができる
“ポセイドンの槍”を手に入れること。
一方、かつてジャックと冒険を共にした
ウィル・ターナーの息子ヘンリーもまた、
呪いをかけられた父を助けるために
“ポセイドンの槍”を探していた。
すると彼の前に、“槍”の謎を解く鍵を握る
天文学者カリーナが現われる。
ジャックは合流し、3人で
“ポセイドンの槍”を求めて
危険な航海へと繰り出す・・・

出演者:
Johnny Depp ・・・ Captain Jack Sparrow(ジャック・スパロウ)
Javier Bardem ・・・ Captain Armando Salazar(サラザール)
Brenton Thwaites ・・・ Henry Turner(ヘンリー)
Kaya Scodelario ・・・ Carina Smyth(カリーナ)
オトーサン、
「デップ、覇気がないね」
「ハビエル・バルデムの特殊メイク、すごいね」

その他の出演者:
Geoffrey Rush ・・・ Captain Hector Barbossa
Lewis McGowan ・・・ a young Henry
Kevin McNally ・・・ Joshamee Gibbs.
Golshifteh Farahani ・・・ Shansa
David Wenham ・・・ Lieutenant John Scarfield
Stephen Graham ・・・ Scrum
Martin Klebba ・・・ Marty
Giles New and Angus Barnett as Murtogg and Mullroy
Orlando Bloom ・・・ Captain William "Will" Turner Jr.
Keira Knightley  ・・・ Elizabeth Swann
Adam Brown・・・members of Jack's crew
Danny Kirrane・・・members of Jack's crew
Delroy Atkinson appear・・・ members of Jack's crew
Paul McCartney  ・・・ Jack's paternal uncle, Uncle Jack
Alexander Scheer ・・・a young Captain Edward Teague

User Rating:6.7/10 ( 164,324 votes)IMDb
  User Rating:8.1/10( 5,376 votes) Yahoo!
オトーサン、
「高いスコアだね」

User Reviews 
Henrik Haugenさん 
2017年5月23日
昔のジャックが恋しい

海賊シリーズの第5作。
第4作よりは、ステップアップしている。
シリーズでは、続編がリリースされる時に、
最高作と比較するのまぁ義務だ。
この海賊シリーズでは、
間違いなく誰もが、第1作がいいと合意する。
今や、それが現実となった。
サラザールの復讐には、華々しいシーンがある。
視覚効果は本当に驚異的で、
これまでに見たなかで、最高だ。
よい印象を与えている。
私は、カリブの海賊が好き。
本シリーズに希望するのは、
エレガントで、機知に富んだせりふであり、
すごい海上での戦いとジャック・スパロウだ。
私が考えるに、これが最大の失敗理由だ。
ジョニー・デップは、道に迷った。
結局、それは当然で、
13年も、ジャック・スパロウを演じているのだから。
彼は、本当に歳をとった。
お粗末な脚本と相俟って失敗している。
彼は、半分は完全に酔っぱらっている。
半分は、悪いジョークを言っている。
ジャック・スパロウのような天才キャラクターには、
ふさわしくない。
映画の出だしはいい。
いいねと思ったが、
話の途中から、分裂し始めて、
よいリズムが失われた。
さらに、ストーリーに関係ない人物がやたら出てくる。
ユーモアも、ダイナミズムも、加えないのに。
ウィル・ターナーを演じるオーランド・ブルームが
戻ってくるというのは、基本的にはよい決定だ。
だが、関与の仕方に落胆した 。
フィルムを促進し、より多くのためにに、
ディズニーが彼を戻したのは、
宣伝のためであり、高齢のファンを呼び戻すためだった。
彼が関係するならば、主要な役をを持つべき。
ハビエル・バルデムは、悪漢としてよい仕事をするが、
記憶に残ることはない。
要するに、落胆した。
大して期待していなかったが、
それにしても、思ったほどでなかった。
基本的に、本作は、視覚効果の技術をひからかすだけ。
私が望んでいるものではなかった。

オトーサン、
「イマイチだった」
CGへの過度の依存は、もうやめにして。

黒美君彦さん 
2017年7月5日
楽しめる

シリーズ第5弾となるこの作品。
これまでの作品を知らなくても
十分楽しめるところが素晴らしい。
ジョニー・デップのジャック・スパロウを軸に、
彼への復讐を目指すサラザール。
かつて海賊たちを恐れさせた「海の処刑人」。
“魔の三角海域”で呪いをかけられ、恨みを育ててきた。
彼が操る幽霊船サイレント・メアリー号で
ってくるところは迫力十分。
驚いたのはジャック・スパロウの叔父の役で
思わぬ人が出演しているところ。
エンドクレジットで「え?」とびっくりしてしまった。
ちょっとした余興というところか。
若手のノルウェー人監督コンビだが、
面白く仕上げていると思う。
ブレントン・スウェイツ、カヤ・スコデラーリオも
ほどほどの存在感で頑張っている。
ジェフリー・ラッシュやハビエル・バルデムの
熱演には勝てないけれど。
それにしてもこうしたファンタジー・アクションは
大きなスクリーンで観るに限る。
なかなか楽しい作品だった。


パディントン

 
オトーサン、
「クリスマス映画なんだ」
クリスマスに放映されていました。
クリスマス特赦でしょうか、
ペルーのフジモリ元大統領(79)が、
亡命先の日本を離れた2005年以来
12年ぶりに自由の身となりました!

原題:Padinton (2014) 
監督・脚本:Paul King  
原作:Michael Bond 
原案:Hamish McColl/ Paul King
Genre: Animation/ Adventure/ Comedy
上映時間:95分
Country: UK / France / USA 
Language: English 
あらすじ:
真っ赤な帽子を被り礼儀正しいクマは、
イギリスの探検家に会うため
ペルーのジャングルから
はるばるロンドンまでやって来た。
大きな駅で途方に暮れているところを
挿絵画家のブラウン夫人に助けられる。
駅名にちなんで、パディントンと名付けられ、
ブラウン家の屋根裏に泊めてもらう。
お風呂の使い方が分からず、
家中を水びたしにしてしまい、
ブラウン氏はカンカン。
家から追い出されそうになる。
しかも、博物館の剥製師ミリセントが
剥製にするために捕まえようとしていた・・・

出演者:
Ben Whishaw a・・・ the voice of Paddington Bear(パディントン)
Hugh Bonneville ・・・ Henry Brown(ブラウン氏)
Sally Hawkins ・・・ Mary Brown(ブラウン夫人)
Nicole Kidman ・・・ Millicent Clyde(ミリセント)
オトーサン、
「可愛い熊だね」

その他の出演者:
Madeleine Harris ・・・ Judy Brown
Samuel Joslin ・・・ Jonathan Brown
Julie Walters ・・・ Mrs. Bird
Theresa Willson ・・・ Young Millicent
Jim Broadbent・・・ Samuel Gruber
Peter Capaldi ・・・ Mr. Curry
Imelda Staunton ・・・ the voice of Aunt Lucy
Michael Gambon ・・・ the voice of Uncle Pastuzo
Tim Downie ・・・ Montgomery Clyde
Simon Farnaby ・・・ Barry
Matt Lucas ・・・ Joe
Matt King ・・・ Andre the Thief
Geoffrey Palmer ・・・ Head geographer
Michael Bond ・・・ the Kindly Gentleman

User Rating:7.2/10( 59,819 votes)IMDb
  User Rating:8.2/10( :2,040 votes) Yahoo!
オトーサン、
「名作!」
移民に寛容だった英国が、
不寛容になっている様子が活写されています。

英国アカデミー賞ノミネート 
・脚色賞    
・作品賞 

User Reviews 
talentgirlさん 
2014年11月28日
たちまち古典作品に

私は、本作を好き。
夫と2人、子供ぬきで見ていました。
出来のよいファミリー映画は、
世の中で最も満足できるもの。
くまのパディントンは、
控えめに言っても可愛い。
心暖かく、抱き締めたいほど可愛い。
心底、彼に夢中になった。
私は私のすばらしい老齢にさえPBを
歳をとっても、
クリスマスの望みリストに、
くまのパディントンを加えたい。
大人向けコメディは、
いくつかの笑いを生むことができる。
でも、本作の場合、観客は最後まで笑い放しだった。
すべてがよかった:
カラーも出演者も。
ただ、私はニコール・キッドマンのファンではないので、
その生意気な鼻、生意気な怠け者ぶり、おしゃべりがキライ。
もう一度言おう、
私はくまのパディントン暖かさにうっとりした。
皆さん、お歳を召しても、子供さんと見に行って。
きっと大好きになるだろう。
夫は、はじめは見たくなかったけれど、完全に楽しんだ。
強くお勧めしたい。
この先何年もの間、クリスマスに
多くのテレビで放映されるものと確信している。

オトーサン、
「2作目が来年1月に公開!」

pin*****さん 
2017年12月6日
シニカルだけど、楽しめる快作。 

名作児童文学、『くまのパディントン』
僕は読んだことがないの実写映画。
僕は大好き、録画を繰り返して見ちゃいました。
根本的な問題は、パディントンが頼ってきた
探検家が善意の人だったのに、
その娘が父の善意を逆恨みして、
ゆがんだ性格になってしまっていたこと。
最後のカタルシスのためには、
やはり、パディントンを受け入れてくれる
探検家の存在が欲しかった。
冷たい美貌のニコール・キッドマンは、
はまり役で演技もよかった。
いかにもイギリスのコメディらしく、
どこかシニカルなところがいいですね。
原作の温かい雰囲気とは
違うものになったと思いますけど。
パディントンを受け入れる家族の一人一人の個性が
いかにもイギリス的。
特に、お父さんは最高。
お父さんがクマ語を話そうとするシーンは
妻と大爆笑してしまいました。
近く2作目が公開されるらしいので、今から楽しみ。
今度は映画館で見ようねと妻と話しています。 


天使のくれた時間

オトーサン、
「クリスマスに放映か」
監督は、ブレット・ラトナーか」
「ラッシュアワー」シリーズ、
「レッド・ドラゴン」で有名です。
「X-MEN:ファイナル ディシジョン」を大ヒットさせた。

原題:The Family Man (2000)
監督:Brett Ratner 
脚本:David Diamond/ David Weissman  
Genre:Comedy/ Drama/ Fantasy 
Rated PG-13 for sensuality and some language 
Country: USA 
Language: English / Italian
上映時間:125分
あらすじ:
ジャックは、恋人ケイトと別れロンドンへ。
13年後、大手金融会社の社長として、
独身生活を満喫していた。
クリスマス・イブ、
ケイトから電話があったが、
かけ直すことはしなかった。
立ち寄ったスーパーでキャッシュと出会う。
その夜、自宅で眠りについたが、
目覚めると、ケイトと我が子2人に囲まれた
家庭人ジャックになっていた・・・

出演者:
Nicolas Cage ・・・ Jack Campbell(ジャック)
Tea Leoni ・・・ Kate Reynolds(ケイト)
Don Cheadle ・・・ Cash(キャッシュ)
オトーサン、
「ティア・レオーニ、美人だね」
誕生日 1966/2/25 
出身:ニューヨーク州 
父親は、イタリア人とポーランド人の血を引く。
サラ・ローレンス大学へ進学するが、中退。
「サンタバーバラ」でTVデビュー。
1991年「スウィッチ/素敵な彼女?」で映画デビュー。
1998年「ディープ・インパクト」で主演。
コメディエンヌで才能を発揮。
夫は、「X-ファイル」のディヴィッド・ドゥカヴニー。
(2014年に離婚)

その他の出演者:
Makenzie Vega ・・・ Annie Campbell
Jake and Ryan Milkovich ・・・ Josh Campbell
Jeremy Piven ・・・ Arnie
Lisa Thornhill ・・・ Evelyn Thompson
Saul Rubinek ・・・ Alan Mintz
Josef Sommer ・・・ Peter Lassiter
Harve Presnell ・・・ Ed Reynolds
Mary Beth Hurt ・・・ Adelle
Francine York ・・・ Lorraine Reynolds
Amber Valletta ・・・s Paula
Ken Leung ・・・ Sam Wong
Kate Walsh ・・・ Jeannie
Gianni Russo ・・・ Nick
Tom McGowan ・・・ Bill
Joel McKinnon Miller ・・・ Tommy
Robert Downey Sr. 'A Prince' ・・・ Man in house
Paul Sorvino ・・・ Sydney Potter

User Rating:6.7/10( 91,624 votes)IMDb
  User Rating:8.3/10( 950 votes) Yahoo!
オトーサン、
「高いスコアだね」

User Reviews 
OriginalMovieBuff21さん 
2004年9月26日
大好きな映画
     
本当にこの映画が好きだ。
特に、ニコラス・ケイジの演技はすごかった。
愉快な映画だった。
ニコラス・ケイジは、本当に愉快で、
ティア・レオーニは、おもしろいせりふがあった。
なぜ、6.5の格付けなのか分からない。
私は、すばらしいと思った。
欠点など見つけられなかった。
笑いを望むひとに、この映画を推奨したい。

オトーサン、
「共感するなぁ」
誰しも、もし・・・と思うことあるよねぇ。

ジーナさん 
2009年5月26日
If・・・

全く正反対の人生を垣間見る事で
忘れていた温かさを得るハートウォーミングな作品。
雪が舞い降りるシーンなど美しく印象的な映像もGOOD
ニュージャージーの子供から見たら
NYシティの金持ちが宇宙人に見える、
または宇宙人だよと言っても成り立ってしまう
生活の違いがシニカル&コミカルで微笑ましく面白いですね。
ニコラス・ケイジはハマり役で途方に暮れる姿が
観ていて楽しかったですが、
とにかくティア・レオーニの魅力が全開でした。
愛おしそうに見つめる表情が本当に美しかった☆
唯一、妻や子供に対する愛情の芽生え方が
唐突でチョット雑に感じてしまうのが残念です。
もう少し、この部分に丁寧さがあれば
いくつかの感動シーンが生まれたハズです。
「たら・れば」の世界を描いた
現実味の無いファンタジックな内容ですが、
ラブの要素・夫婦愛・家族愛の
ポイントを押さえた心温まるストーリーでした。
ライトでユル〜イ作品なので気軽に観れるのも良いですし、
その後ふたりがどんな人生を歩むのか
余韻に浸れるラストの締め方も良かったですね。
クリスマスシーズンにほのぼの鑑賞するのがオススメです。
余談;自分にとって何が大切で幸せなモノなのか
気づく事が出来たら、もっと時間を有効に使えるし、、
無数の選択肢から正しい答えを
確実に選んでいけるのになぁ・・・。
私の大切なモノって?幸せって??・・・
なんて考えてたら頭痛がしてきた(笑)
とりあえず、今までしてきた選択が
間違っていない事を祈るッ(爆)


スパイダーマン:ホームカミング

 
オトーサン、
「すごいシリーズだね」

スパイダーマン 映画索引☆550
スパイダーマン2 映画索引☆1430
スパイダーマン3 映画索引2482
アメイジング・スパイダーマン 映画索引4675
アメイジング・スパイダーマン2 映画索引5054
アイアンマン  映画索引☆2999
アイアンマン2 映画索引☆4380
アイアンマン3 映画索引5407

原題:Spider-Man: Homecoming (2017)
監督:Jon Watts 
原作:Stan Lee/ Steve Ditko
原案:Jonathan Goldstein /John Francis Daley  
脚本:Jonathan Goldstein/ John Francis Daley/ Jon Watts  
      Christopher Ford/ Chris McKenna/ Erik Sommers   
Genre:Action/ Adventure/ SF
Country: USA 
Language: English / Spanish 
上映時間:133分
あらすじ:
15歳の高校生ピーター・パーカーは、
憧れのトニー・スターク=アイアンマンに見込まれ、
彼が開発した特製スーツに身を包み、
スパイダーマンとして街のパトロールに精を出しながら、
早くアベンジャーズの一員になりたいと夢見ていた。
そんな中、スタークに仕事を奪われ
復讐に燃える男エイドリアン・トゥームス=バルチャーが、
地球外の物質から強力な武器を作り出し、
ニューヨークを危機に陥れようとしていた。
アベンジャーズに任せろとのスタークの忠告にもかかわらず、
一人前のヒーローとして認められたいと焦るピーターは、
たった一人で敵に立ち向かおうとする・・・

出演者:
Tom Holland (II) ・・・ Peter Parker/Spider-Man (ピーター・パーカー/スパイダーマン)
Robert Downey Jr.・・・ Tony Stark/ Iron Man (トニー・スターク/アイアンマン)
Michael Keaton ・・・Adrian Toomes / The Vulture (エイドリアン・トゥームス/バルチャー)
Jacob Batalon ・・・ Ned Leeds (ネッド・リーズ)
Laura Harrier・・・ Liz Allan (リズ・アラン)
オトーサン、
「トム・ホランド、好青年だね」

その他の出演者:
Zendaya・・・ Michelle 
Donald Glover・・・Aaron Davis
Tony Revolori・・・ Flash Thompson 
Tyne Daly ・・・ Anne Marie Hoag
Bokeem Woodbine ・・・ Herman Schultz / Shocker 
Marisa Tomei・・・s Aunt May 
Jon Favreau・・・ Happy Hogan 
Gwyneth Paltrow・・・ Pepper Potts 
Abraham Attah・・・ Abe 
Hannibal Buress ・・・ Coach Wilson  

User Rating:7.6/10( 250,747 votes)IMDb
  User Rating:7.6/10( 3,521 votes) Yahoo!
オトーサン、
「高いスコアだね」
フツーの若者の生態と
アイアンマンやバルチャーと葛藤する
スパイダーマンとのバランスがいいですね。

User Reviews 
ubaid_samadiさん 
2017年7月19日
これまでで最もよい!

具合が悪いものも、悪いものも、何もない。
機知に富んでいて、コミカルで、おかしかった。
多くの紆余曲折があった。
私は何年もの間大ファンだった。
本作は、トビー・マグァイア主演の
「スパイダーマン」よりも、正直、よかった。
アンドリュー・ガーフィールド主演の
「アメイジング・スパイダーマン」よりずっとよい。
根底にあるコミカルに拘ったからだ;
本作のスパイダーマンは、
実力を証明しようとしている若者。
「アメイジング・スパイダーマン」人シリーズは、
アクションに焦点を合わせ過ぎ、
3-Dでクールに見せようとし、
ストーリー展開に集中しなかった。
本作は、アクション、ドラマ、ストーリー展開が
完全にブレンドされていて、
すばらしい映画に仕上がっている。
.
オトーサン、
「同感!」
次作に期待というところでしょうか。

黒美君彦さん 
2017年9月1日
白人だけじゃない

さんざんこれまでに実写化されてきた『スパイダーマン』。
ただ今回は他の「マーベル・コミック」との融合を図った
ワンエピソードとして描かれているところが
過去の実写化作品と大きく異なる。
スパイダーマンになる経緯は大胆に割愛し、
アベンジャーズの一員になるべく奮闘する
ピーター・パーカーの活躍が活き活きと
時にコミカルに描かれる。
この作品で特徴的なのは、
ハリウッド映画で度々批判される
白人優先主義に対抗するかのように、
アフリカ系やアジア系が多数登場するところだ。
ピーターが好きになるリズ・アランはアフリカ系とのハーフだし、
学校の校長は日系のモリタ先生。
親友の肥満児ネッド・リーズはフィリピン系…といった具合。
正直いうとアクション部分がやや単調な印象があった。
CGがメインになればなるほど、動きが人間離れして
アニメを観ているような気がしてくるのだ。
もうひとつは登場人物が
誰も死なないようにみえることへの違和感。
基本的に子ども向けなのだから
それでいいのだといえばいいんだけれど、
どんな極端な打撃を受けても平気というのは、
逆に人間の脆さを隠す結果になりはしないか。
人間は簡単に死んでしまう、
本当はそんな生き物なのだけど。
マイケル・キートンはもちろん、
マリサ・トメイといったベテラン勢はさすがの存在感。
ま、マーベルっぽい作品には違いないんだけど、
個人的には上映時間が長く感じてしまったのはなぜだろう。
年齢のせいにしたくはないのだけど・・・


湯を沸かすほどの熱い愛

オトーサン、
「この子、どこかで見たなぁ」
そうそう、「味の素 Cook Do」のCMでした。
名前は、杉咲花!
「杉に咲く花で花粉症だね」と言われることも多く、
自身も花粉症だとか。

原題:湯を沸かすほどの熱い愛 (2016) 
監督・脚本:中野量太  
Genre:Drama
上映時間:125分
あらすじ:
銭湯“幸の湯”を営む幸野家。
父の一浩が一年前に蒸発してしまい、
銭湯は休業状態に。
母の双葉は代わりにパン屋でパートをしながら
中学生の娘・安澄を育てている。
ある日、突然倒れた双葉は、
ガンで余命2ヵ月と非情な宣告を受ける。
ショックを受けつつも、現実に気丈に立ち向かい、
家出した夫の捜索や銭湯の再開、
学校でイジメに遭っている娘を叱咤して
独り立ちさせる、といった
やらなければならないことをリストアップし、
すぐさま行動に移すのだったが・・・

出演者:
 宮沢りえ・・・ 幸野双葉 
 杉咲花・・・ 幸野安澄 
オトーサン、
「宮沢りえか、もう47歳か」
1992年11月27日、いま話題の貴乃花親方と婚約発表。
たった3ケ月で婚約解消なんて事件もありました。
日本を代表する女優さんになりましたね。
日本アカデミー賞受賞 
・新人俳優賞 ぼくらの七日間戦争(1988年)
・主演女優賞 たそがれ清兵衛(2002年)    
・主演女優賞 紙の月(2016年) 
・主演女優賞 湯を沸かすほどの熱い愛(2016年)    
同ノミネート 
・主演女優賞 オリヲン座からの招待状(2007年)    

その他の出演者:
 篠原ゆき子・・・ 酒巻君江 
 駿河太郎・・・ 滝本 
 伊東蒼・・・ 片瀬鮎子 
 松坂桃李・・・ 向井拓海 
 オダギリジョー・・・ 幸野一浩 

User Rating:6.2/10( 14 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:7.9/10( 3,351 votes) Yahoo!
オトーサン、
「うーん、評価は分かれるね」
監督が自己陶酔している感、なきにしも非ず。

日本アカデミー賞受賞 
・主演女優賞  宮沢りえ    
・助演女優賞  杉咲花   
・新人俳優賞  杉咲花 
同ノミネート2016年 
・作品賞     
・監督賞  中野量太    
・脚本賞     

User Reviews 
コナンが一番さん 
2017年5月5日
中野量太 脚本、監督 作品..

この映画の脚本には、難がある。
登場人物たちの言動がとても変でおかしい。
序盤、絵の具をかけられ、双葉 が学校に駆けつけ、
最初に発した言葉が、「何色が好き?」
この台詞を聞いた瞬間、「んっ?」って思った。
そのまま観ていくと
ダメだこりゃって、気づいてしまった。
脚本がダメダメ、普通の人の感覚とは、かなりズレがある。
さらに都合良過ぎてリアリティーゼロ。
変なところを書き出してみる。 
安澄は、母親のことを 「お母ちゃん」 と呼ぶ。
いつの時代の話だ? 
今時、そんな呼び方をする娘はいないだろ。
(田舎をバカにしてるのか?) 
安澄がいじめ にあっているわけだが、
いじめ の対象になる要素がまったく無い。
いじめ ありきになっている。
性格も良いし、容姿も普通、
物語の都合でそうなっているとしか考えられない。
双葉は、安澄に、
いじめ に立ち向かえ、学校に行け、と言うが
いじめ をしている奴が悪いのだから、
親として、それを排除する方が先でしょう!
安澄が意を決して いじめ に対抗する手段が、
服を脱ぐって.陳腐、理解不能。.
それで制服が返ってくるって、どういうこと? 
こんなやわな奴らが、
あんな陰湿であからさまないじめは、しないだろう。
鮎子がアパートの玄関で母親を待ってて、
双葉が駆け寄ると、おもらし。
これは監督の実体験か?
(こんなことってあるのか?) 
次の朝、鮎子が、ここで暮らしたいと言うが
あんな敬語をつかった長々とした台詞を言うか?
小学生が・・・
拓海(松坂桃李)何であんなに都合よく現れた?
(そもそもこの物語りに必要か?) 
拓海の境遇を知って、
双葉は突然、拓海を抱きしめる。
オイオイ、普通そんなことするか?
(ここは日本だろ、欧米じゃあるまいし、洋画の観過ぎだ) 
銭湯、いまだに薪を使ってる?
石油とかガスじゃないの?
(調達するにも、経済的にも、大変だろ) 
銭湯を再開したら、
何事も無かったように客がたくさん風呂にやってくる。
1年も休んでて、何で客がくるの?
(みんな別の風呂を確保してるでしょ? 
そもそも銭湯の需要なんてないし) 
探偵の滝本親子、何でいつも親子で行動してるの?
(仕事中は子供じゃまでしょ) 
一浩の真夜中の人間ピラミッド、 陳腐。
笑えない、感動もない
最後の双葉の病床シーン リアル過ぎて、怖い。
きれいに死なせてやれよ。
問題のラスト!
“ ナイ ” でしょう〜.
風呂の釜で、火葬なんて
それで、みんなで、お風呂に入る?
う〜ん、ホラーだ..理解不能(−3点)
このように、変なところだらけ。
監督の素養や性格がひねくれているのか、
実体験があるのか、知るところではないが、
リアリティーを求めている割には、
かなり常識から離れてしまっている。
それは、個性だし、その人の感性ではあるが、
本作では、使い方を間違っている、残念。
最後に良かったシーンを一つだけ
安澄が産みの親と再会し、手話で会話をするシーン
ここだけは共感した。

オトーサン、
「感慨深いか、分かるね」

黒美君彦さん 
2016年11月18日
母 宮沢りえ

小悪魔的な存在を長く続けた宮沢りえが、
立派に母親役を演じていて感慨深いものがあった。
もともと細すぎる印象のある彼女だけに、
病身は適役(笑)。
しかもあの細さで
肝っ玉母さんを演じるのだから大したもの。
これが商業映画デビューとなるという
中野量太監督・脚本ということだが、
デビュー作とは思えない演出。
舞台は街の銭湯「幸の湯」。
幸野双葉(宮沢りえ)と、
女には滅法だらしないけれど
基本的に優しすぎる一浩(オダギリジョー)、
いじめに遭っている高校生の娘安澄(杉咲花)、
そして一浩がよそで作った(のかも知れない)
小学生の片瀬鮎子(伊東蒼)という、
不安定なようで実は磐石の家族
…それは母双葉の存在があればこそだった。
それにしてもこの家族は複雑だ。
実は双葉自身、母親に捨てられた記憶を抱えている。
安澄は聾唖の母・酒巻君江(篠原ゆき子)が残していった娘。
ということで、
実は双葉には血のつながった家族はいない、
という事実を観る者は突きつけられる。
けれどそれを受け容れた上で、
母親として健気に振舞う彼女の姿に
客席のあちこちから鼻を啜る音がした。
子どもを残して出て行く母親、
という回想シーンが何回か出て来るが、
これが実は双葉の回想だったことが明らかにされる。
そして彼女の決意は、生き別れの母親をひと目見ること。
こうなってくると昔の人情話そのままなんだけど。
それにしてもオダギリジョーが演じた男に
相当問題があると思ってしまう。
松坂桃李の役は必要だったのかな。
双葉を取り巻く人物がみないい人ばかり、
というのが良いのか悪いのか、
個人的には涙するところまではいかなかったけれど、
何となくいいお話。
ラストは是非が分かれるところかな。
人もまた燃料なりってか? 
個人的にはそんな湯に入りたくないけどね。
2016年11月に64歳で亡くなったりりィが
ごく短い時間出演していたのが印象に残った。


ホーム・アローン3

オトーサン、
「2001年に見たね」
・ホーム・アローン3 映画索引NO.386
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。 
当時は、気がつきませんでしたが、
スカーレット・ヨハンソが、
アレックスの姉役で出ていました。
1984年生まれですから、13歳!

原題:Home Alone 3 (1997)  
監督:Raja Gosnell  
脚本:John Hughes 
Genre: Family / Comedy
Rated PG for slapstick violence, language and mild sensuality. 
Country: USA 
Language: English / Polish 
上映時間:102分
あらすじ:
産業スパイ4人組は、
極秘のマイクロチップを盗み、
税関をだますために、玩具の車のなかに隠す。
空港で、手荷物が混乱して、
オールドミスのヘスに玩具が渡り、
彼女は、隣に住むアレックスに与えてしまう。
スパイたちは玩具を取り戻すために
近所のすべての家を調べ、
ついにアレックスが持っているのを突き止める。
家族はみんな留守。
アレックスは、単身、猛反撃を開始する。

出演者: 
Alex D. Linz ....  Alex Pruitt(アレックス
Haviland Morris ....  Karen Pruitt(カレン)  
Marian Seldes ....  Mrs. Hess(ヘス)  
オトーサン、
「この坊やも可愛いね」
アレックス・D・リンツ
誕生日: 1989/1/3 - 
出身地:米カリフォルニア州サンタバーバラ
父親はユダヤ系の心理学者、母親は弁護士。
5歳からCMに出演。作は
1996年、「素晴らしき日」で、映画デビュー。
カリフォルニア大学バークレー校に在学中。

その他の出演者:
Scarlett Johansson ....  Molly Pruitt 
Kevin Kilner ....  Jack Pruitt  
Seth Smith ....  Stan Pruitt  
Olek Krupa ....  Petr Beaupre  
Rya Kihlstedt ....  Alice Ribbons  
Lenny von Dohlen ....  Burton Jernigan  
David Thornton (I) ....  Earl Unger  
Christopher Curry ....  Agent Stuckey  
Baxter Harris ....  Police Captain  
James Saito ....  Japanese Mob Boss  
Kevin Gudahl ....  Techie  
Richard Hamilton ....  Taxi Driver  

User Rating:4.3/10( 84,945 votes)IMDb
  User Rating:7.2/10( 217 votes) Yahoo!
オトーサン、
「評価が分かれるな」
2001年当時のIMDbの評価は、
・ 3.6/10 (1,163 votes) 

ラジー賞ノミネート 
・ワースト・リメイク・続編賞 
  
User Reviews 
manofhollywoodさん 
2002年11月5日
この映画は、そんなに悪くない

誰もが、この映画がろくでもないと言う。
私は、全くそう考えない。
マコーレー・カルキンが出演していない。
もう18歳、子役は無理だ。
ホームアローンの心意気を生かす
ニュー・ファミリーが必要になった。
子供向け映画だし、
悪者がより高度に進化している。
連中は、ハイテク機器をもっていて、クールだ。
この映画は、新しく、新鮮で、いい演技があり、
監督もよかった。
ジョン・ヒューズの脚本は秀逸!

オトーサン、
「気持ちはわかるけど・・・」
産業スパイ4人組の間抜けぶり、
なかなかのものです。

ロビーJさん 
2007年9月4日
やっぱマコーレー達じゃなきゃね!

まったく期待しないで見たけど、
思った通りの出来で
私的には呆れかえってしまいました。
もうキャストを一新してまで、
このシリーズを続けるべきなのでしょうか?
前2作は私も大好きで、
ビデオもDVDも持っています。
だからこそ思い入れがあったし、
昔から大好きなシリーズでした。
何より主人公のマコーレー・カルキンの愛らしさと
間抜けな泥棒、そして心温まるラストが
魅力のシリーズなのに、
本作は見事にその素晴らしさを
破壊してしまったようにしか感じませんでした。
ストーリー自体に面白味がなく、
あまりにも大人たちがバカ過ぎではないかと思います。
なので私には度を越しているようにしか感じず、
改めてジョー・ペシとダニエル・スターンの
コンビがいかに素晴らしかったかを感じさせられました。
とにかく別に3なんて
作んなくても良かったのでは?と思います。


スコーピオン・キング4

オトーサン、
「午後ロードか」
IMDbのスコアも、4.2/10と低く、
ビデオスルーということもあって
正直、見るのをやめようかと。
allcinemaをはじめ、主要サイトで
あらすじ紹介が少なく、
まとめるのに苦労しました。

原題:The Scorpion King: The Lost Throne (2015) 
監督:Mike Elliott  
脚本:Michael D. Weiss  
Genre:Action/ Adventure/ Fantasy
Rated PG-13 for sequences of violence, 
   and some suggestive material 
Country: USA 
Language: English 
上映時間:105分
あらすじ:
スコーピオン・キングことマサイアスは、
相棒のドレーゼンに裏切られ、
秘宝の壺を北の王国に持ち去られてしまう。
マサイアスは、ザクール王のもとに向かい
その命令で、和平の使者として
北の王国ノルヴァニアへ行くことになる。
だが、現れたドレーゼンは、
父王を殺し、マサイアスに濡れ衣を着せる。
獄中で、女囚バリーナに出会う。
脱獄し、彼女の父親であり
かつての王であったラスコフのもとへ。
彼らは、力を合わせて、
火を吹くドラゴンと戦い、ついに
古代のパワーを受け継ぐ・・・

出演者:
Victor Webster ・・・ Mathayus, the Scorpion King(マサイアス) 
Will Kemp ・・・ Drazen(ドレーゼン) 
Ellen Hollman ・・・ Valina Raskov(バリーナ) 
Barry Bostwick ・・・ Sorrell Raskov(ラスコフ) 
オトーサン、
「このひと、知らんなぁ」
ヴィクター・ウェブスター
・誕生日 : 1973/02/07
・出身 : カナダ/アルバータ州カルガリー
1973年、カリフォルニア州サンクレメンテへ。
カレッジ卒業後、株式仲買人になり、貿易会社を経営。
1998年、ロスに移り、俳優志望に。
テコンドーの黒帯をとる。
People Magazineで、
"50 Most Eligible Bachelors"に選出される。
(イケメン独身男子).

その他の出演者:
Rutger Hauer ・・・ King Zakkour
Royce Gracie ・・・ Anngar
Esme Bianco ・・・ High Priestess Feminina
Michael Biehn ・・・ King Yannick
Lou Ferrigno ・・・ Skizurra
M. Emmet Walsh ・・・ Gorak
Brandon Hardesty ・・・ Boris
Rodger Halston ・・・ Roland
Eve Torres ・・・ Chancara
Ian Whyte ・・・ Prince Duan
Leigh Gill ・・・ Chief Onus
Corneliu Ulici ・・・ Radu
Roy Nelson ・・・ Roykus
Antonio Silva ・・・ Cronkus
Don "The Dragon" Wilson ・・・ Gizzan

User Rating:4.2/10( 1,954 votes)IMDb
  User Rating:6.4/10( 9 votes) Yahoo!
オトーサン、
「IMDbの評価低いな」

User Reviews 
jacobさん 
2017年1月20日
すばらしい映画

なぜ、4.2どまりなのか。
すばらしい映画なのに。
アクション満載だし、
すばらしい筋書だ。
演技も素晴らしい。
「スコーピオン・キング」は、よりよい。
「スコーピオン・キング2」は、よりよい。
「スコーピオン・キング3」も、よりよい。
本作も、またすばらしい映画だ。
私の採点は、7点。
4.2は、過小評価だ。
物凄い映画なのに。
嫌いなわけが分からない。
よいファンタジー映画が好きならば
この映画を見るべし。
2015年の最高のファンタジー映画だ。
非常に恐ろしい映画でもある。

オトーサン、
「結構、このシリーズ人気あるね」

man*****さん 
2017年1月1日
USJにコスプレの人が来るまで応援します 

なんと言っても音楽がよし。
自称、王女様は腹筋見せっぱなし。
ズルい王子様はマサイアスを無実の罪で投獄します。 
半裸の女性しか居ない寺院に女装して潜入します。
小人の村では全員捕まります。
火を吹くドラゴンと戦います。
そして、古代パワーを受け継ぐのは誰なのか?
格闘技界のスターと思われる人達が
惜しみ無く出てきます。
レプリカントのリーダーだった人が王様です。
未来から来た戦士カイル・リースが王様です。
CGじゃない本物のハルクだった人が王様です。
ロッキー・ホラー・ショーで
スーザン・サランドンの婚約者だった人が王様です。
ですが、誰も軍隊を出しません。
前作ではロン・パールマンが出陣しましたが。
ちなみに一作目を☆5とすれば二作目は☆2で、
マサイアスの若い頃の話。
三作目は☆3でカサンドラが
死んだ後戦士に戻り冒険をする話。
次回作こそ面白くなるのを期待してます。 


ラストベガス

オトーサン、
「中堅どころの監督か」
ジョン・タートルトーブ
誕生日: 1963/08/08
出身 : アメリカ/ニューヨーク市
父は、TVシリーズのプロデューサー。
USC大学院の映画学科を経て映画界入り。 
90年、「バーバリアン・ブラザーズのシンクビッグ」で監督デビュー。
92年、「クール・ランニング」がヒット。
代表作は、「あなたが寝てる間に」、「フェノミナン」
「ナショナル・トレジャー」など。 

原題:Last Vegas (2013) 
監督:Jon Turteltaub  
脚本:Dan Fogelman  
Genre:Comedy
Country: USA 
Language: English 
上映時間:105分
あらすじ:
ビリー、パディ、アーチー、サムは
悪ガキ時代からの親友4人組。
ある日、唯一独身を貫いていたビリーが、
若い恋人とついに結婚を決意、
ラスベガスで独身最後のバカ騒ぎをしようと
他の3人に久々の招集をかける。
パディは妻の葬儀にビリーが欠席したことを
今も根に持っていたが、
アーチーとサムに説得され渋々参加する。
ところが、いざラスベガスに来てみると
ホテルはどこも満室。
アーチーがいきなりカジノで大勝ちし、
ホテルの高級スイートに泊まれることに。
そのまま景気よくクラブに繰り出し、
若い娘をナンパしようと張り切る。
最初はその輪にも加わらず、
終始浮かぬ顔だったパディも、
次第に穏やかな気持ちを取り戻していく・・・

出演者:
Michael Douglas ・・・ Billy Gherson(ビリー)
Robert De Niro ・・・ Patrick "Paddy" Connors(パディ)
Morgan Freeman ・・・ Archibald "Archie" Clayton(アーチー)
Kevin Kline ・・・ Sam Harris(サム)
Mary Steenburgen ・・・ Diana Boyle(ダイアナ)
オトーサン、
「老人の生理が出てるね」
病との戦い、人間関係の変化、避けられない死。

アカデミー賞俳優5人、揃い踏み!です。
アカデミー賞受賞 
主演男優賞 
・マイケル・ダグラス「ウォール街」(1987年)
・ロバート・デニーロ「レイジング・ブル」(1980年)   
助演男優賞 
・モーガン・フリーマンミリオンダラー・ベイビー」(2004年)
・ケヴィン・クライン「ワンダとダイヤと優しい奴ら」(1988年)    
助演女優賞 
・メアリー・スティーンバージェン「メルビンとハワード」(1980年)

その他の出演者:
Jerry Ferrara ・・・ Dean
Romany Malco ・・・ Lonnie
Roger Bart ・・・ Maurice
Joanna Gleason ・・・ Miriam Harris
Michael Ealy ・・・ Ezra Clayton
Bre Blair ・・・ Lisa
April Billingsley ・・・ Bachelorette's Maid of Honor
Andrea Moore ・・・ Bachelorete
Redfoo ・・・ himself
50 Cent ・・・ himself (cameo)

User Rating:6.6/10( 115,076 votes)IMDb
  User Rating:7.5/10( 500 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ハングオーバー!の老人版 」
はじけないので、不満でした。
・ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い  
 映画索引NO.☆4619

User Reviews 
amaste-saliさん 
2013年11月2日
この映画を愛するには若すぎるひと、待って。

本作は、今年見たうちで最も持ち上げたい映画。
齢を重ねたので、さわやかに見ることができた。
出演者は、すばらしい。
メアリー・スティーンバージェンは、純粋な喜び。
歌手役で、最近の音楽をスクリーンに持って来た!
デニーロは、けんか腰の男やもめ、すばらしい。
モーガン・フリーマンは、いつものようにレジェンド。
ケヴィン・クラインはいつも、見ていて楽しい、
マイケル・ダグラスは、老いに抵抗している人を
好演している。
この映画が、完全でないと思うあなた、
たぶん、若すぎる。
60歳になるまで待つとよい。
よいと感じたいなら、ドアの外に向かい、
本作を楽しんで!

オトーサン、
「脚本がいまいちだね」

ローランドさん 
2015年6月12日
好もしいジジイども

オープニング・クレジットバックの
少年時代のテンポ良い動きを面白く見ていたのに
一転して突然58年後になり、
わざわざ目を背けたくなるような爺さん婆さんを
選んだのではないかと思わせる老体を
プールに浮かべたりして羅列するのは
主役のジジイどもを引き立たせるためかなって気もするけど、
映画観賞の主たる年代層には
このあたりで嫌気を与えるのかも知れないですね。  
高齢になって元気に活躍している人も
孫の話をするようになったら注意したほうがよいと
思っているのだけど、
この映画はそういった世間一般の俗ごととは
かけ離れた世界で展開されまして、
物分りの良い妻に励まされ背中を押されて
羽目をはずしにきたのに、
クラブのお姉ちゃんにクスリある?≠ニ言われて
血圧の?≠チて、
まったくもう不良になれないジジイどもだなって
笑わせてくれたり、
他にも面白く無邪気に騒ぎながらも
大人としての思いやりもある
物語の大筋はとても良いのだから、
もっと時間をかけて脚本を練ったなら
最上等の作品になったのにって、
これだけの顔ぶれでもったいないなって気になります。  
やたら人前で歌いたがる俗人を
増殖させたカラオケのせいか、
ビールの栓を抜くのとタバコに火をつけるのだけが
仕事のようになった会話術も何もない酒場には
もう何年間も行ってはいないのだけど、
この映画での、周囲に気を使い
その場その場の状況に対応して
機転の利いた会話をする酒場の歌手に、
こんな店なら遊びに行きたいなって気になりまして、
その歌手が幸せになるエンディングが
良かったので星の数は半個オマケです。


ホーム・アローン

オトーサン、
「2001年に見たね」
・ホーム・アローン 映画索引NO.☆242
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
カルキンくんの活躍で、世界中で大ヒットとなり、
世界一有名な子役(ギネスとななりました。
・ホーム・アローン2 映画索引NO.251(1992)
・ホーム・アローン3 映画索引NO.386(1997)
・ホーム・アローン4  <TV> (2002)  
・ホーム・アローン5  <TV> (2012)  

原題:Home Alone (1990)  
監督:Chris Columbus  
脚本:John Hughes
Genre: Family / Comedy
Country: USA 
Language: English 
上映時間:105分
あらすじ:
8歳のケビンは、
クリスマス休暇をフランスで過ごそうと
家族が大慌てで出発したため、
ひとり家に置き去りにされた。
少年は、大家族の束縛から解放され、
ひとり暮らしに大はしゃぎ。
だが、ハリーとマーヴの泥棒2人組が
クリスマスの留守宅を狙って、
ついにケビンの家に侵入しようとすくる。
彼は、断固、わが家を守ろうとする・・・

出演者: 
Macaulay Culkin ....  Kevin McCallister(ケビン) 
Joe Pesci ....  Harry(ハリー) 
Daniel Stern ....  Marv(マーヴ)
オトーサン、
「カルキンくん、将来が楽しみだね」
ところが、世の中、うまく行かないもの、
マネジャーだった父親の非常識な要求で
オファーが減少。
両親が別れ、カルキンくんが稼いだ17億円を巡って
裁判が泥沼化し、休業を発表した。

その他の出演者:
John Heard ....  Peter McCallister  
Roberts Blossom ....  Old Man Marley  
Catherine O'Hara ....  Kate McCallister  
Angela Goethals ....  Linnie McCallister  
Devin Ratray ....  Buzz McCallister  
Gerry Bamman ....  Frank McCallister (Uncle Frank)  
Terrie Snell (I) ....  Leslie McCallister (Aunt Leslie)  
Hillary Wolf ....  Megan McCallister  
Larry Hankin ....  Sergeant Larry Balzak  
Michael C. Maronna ....  Jeff McCallister  
Kristin Minter ....  Heather  
Daiana Campeanu ....  Sandra  

User Rating:7.5/10( 357,984 votes)IMDb
  User Rating:8.3/10( 748 votes) Yahoo!
オトーサン、
「いまや古典だ」
2001年時点のIMDbのスコアは、
・6.1/10 (7,355 votes)

アカデミー賞ノミネート 
・作曲賞    
・主題歌賞   Somewhere in My Memory 
ゴールデン・グローブ ノミネート
・作品賞     
・男優賞  マコーレー・カルキン 

User Reviews 
MisterWhiplashさん
2000年11月4日
上出来の家族向けコメディ

この手の家族向けコメディは
引立て役がよければ、上出来になる。
というのも、本作は、ドタバタ喜劇が
たくさん盛り込まれているからだ。
子供向けというよりも、
両親も好きになる映画だと思う、
良くも悪くも、信じ難い話しだが、
いい気分で見られることは間違いない。
もし、両親が、息子が侵入する泥棒2人組を
撃退したと知ったら、びっくりするだろう。
ジョー・ペシは、頭に火が点いたし、
ダニエル・スターンは、女の子のように絶叫していた。
脚本家ジョン・ヒューズの傑作だ。

オトーサン、
「そうね、泥棒2人もよかったね」

エル・オレンスさん 
2017年6月10日
ジョー・ペシ最高。 

本編全体は、
監督がクリス・コロンバスということもあり、
『ミセス・ダウト』(1993)や
『ハリー・ポッター』シリーズ(2001-2002)にある
アクの強いコメディ作風を彷彿させます。
個人的にこの監督のコメディ要素は寒くて苦手です。
ですが、本作の裏の主役とも言える
憎めぬ窃盗団2人組を好演したジョー・ペシは、
『グッド・フェローズ』(1990)で
アカデミー助演男優賞に輝くなど、
キャリアの絶頂期でしたね。 
ダニエル・スターンの掛け合いが最高でした。
ジョン・ウィリアムズが手掛けた
かの有名なテーマ曲は勿論、
劇中で流れるスコアもどれも耳に残るものばかりです。
あと米国家庭では、現在でもフランク・キャプラの
あの名作を観るのは定番中の定番なのでしょうかね。 


ライフ

オトーサン、
「素っ気ない題名だね」
検索しても、なかなか映画にたどりつけませんでした。
名優ジェイク・ギレンホール主演ということで、
余程、自信があるのでしょうか。

原題:Life (2017)
監督:Daniel Espinosa  
脚本:Rhett Reese/ Paul Wernick  
Genre:Horror/ SF/ Thriller
Country: USA 
Language: English / Japanese / Vietnamese 
上映時間:104分
あらすじ:
国際宇宙ステーション(ISS)のクルーは
火星探査機の回収に成功した。
探査機が持ち帰ったサンプルを分析した結果、
地球外生命体の存在を示すものであることが判明した。
喜びに沸く6人のクルーだったが、
地球外生命体は、細胞分裂を繰り返し多細胞生物へ。
実験スペースで飼われているマウスを捕食。
手のひらサイズに大きくなる。
クルーがラボに入り、気絶した生物学者を救出。
だが、足に巻きつき、実験スペースで隔離される。
殺すためにガスバナーを使うが、ダメージはなく、
背後から襲われ、体内へ侵入され、死んでしまう。
栄養を得て大きくなる。
やがて、地球から救助がやってきて、
地球を守るためにISSごと深宇宙へと押し出す・・・

出演者:
Jake Gyllenhaal ・・・ Dr. David Jordan, USA, ISS medical officer(デビッド・ジョーダン)
Rebecca Ferguson ・・・ Dr. Miranda North, UK, CDC quarantine officer(ミランダ・ノース) 
Hiroyuki Sanada ・・・ Sho Murakami, Japan, ISS systems engineer(ショウ・ムラカミ)
オトーサン、
「うーん」
せっかくの出演者が、影が薄くなっています。
ジェイク・ギレンホールもそうですが、
真田広之も、下働きでした。
主人公は、地球外生命体、
そして複雑な国際宇宙ステーションの構造です。

その他の出演者:
Ryan Reynolds ・・・ Rory Adams, USA, ISS flight engineer
Ariyon Bakare ・・・ Dr. Hugh Derry, UK, ISS exobiologist
Olga Dihovichnaya ・・・ Ekaterina Golovkina, Russia, ISS Mission Commander 

User Rating:6.6/10(136,994 votes)IMDb
  User Rating:6.9/10( 1,186 votes) Yahoo!
オトーサン、
「地味だね」
エリリアンも、タコみたいで、魅力なし。

User Reviews 
mpcoe2003さん 
2017年3月24日
監督が下手

リドリー・スコットの「エイリアン」(1979)などで、
何度も話された簡単なストーリーだ。
宇宙飛行士のグループが、地球外生命体を発見するが、
結局、それは彼らの人生への脅威になる。
はじめは、十分に興味をそそる筋書だ。
クルーが、火星からの土のサンプルを収めた
破損した衛星を回収しようとする。
サンプルを取り戻すと、
科学者は、サンプルが知的な生命体に
変化していくのを発見しはじめる。
本作は、残念なことに、豪華な出演者を生かせず、
古典的なエイリアン対人間のストーリーを
新鮮なものにすることができなかった。
簡単に言うと、監督が下手だ。
登場人物たちと共感できなかったし、
サスペンスは、無理やりつくらされ、
ひねりは効果をあげす、エンディングも寂しい。
TV放映まで見るのを控えたほうがいい。

オトーサン、
「好意的な批評もあるんだ」

Daikiさん 
2017年12月16日

人間の好奇心の果てに人類は滅亡する。
人は未知なるものに惹かれる。
知りたいという探求心に駆られる。
常に上であるという傲慢さを持つ。
人の性が生む好奇心は、いとも簡単に砕かれ、
絶望に変貌するという警告を与えていた。
『エイリアン』や『ゼロ・グラビティ』など、
同じ系譜の作品は過去にも多数存在し、
本作に対する目新しさ、新鮮味はない。
それでも、火星で見つけた
炭素生命体「カルビン」がどんどん成長し、
どうすれば動きを止めれるのか分からず、
ひたすら逃げ惑うしかない、
いつの間にか人間が隔離されていく状況は
非常にスリルがあった。
ただでさえ限定された空間が狭まっていくのに加え、
地球に還ることが正解ではないという無力感は、
なかなか他の宇宙が舞台の作品で
味わうことができないのでは。
あまり恐ろしさを感じない生命体のフォルムに、
自然のドキュメンタリー映画のような
タイトルとの温度差が功を奏したと思う。
タイトルの『ライフ』は、
ただ単に生命体の「LIFE」だけを
意味しているのではない気がする。
何か含みがありそうなシンプルな原題から
更しなかったことで、想像を膨らませながら
悪趣味なSFスリラーを楽しめた。
クソみたいな邦題や副題つけて、
なんでも教えようとするタイトルなんかより、
掴めないままにしておくのは実に立派。
分からないから知りたくなるというのは
本作の内容と一緒である。


続アドベンチャー・ファミリー/白銀を越えて

オトーサン、
「子供の頃、雪国で暮らしたなぁ」
とくに晴れた日の雪景色は、サイコー。
吹雪に閉じ込められ、心細い思いをしたのが、
ウソのようです。

原題:The Further Adventures of the Wilderness Family (1978) 
監督:Frank Zuniga  
脚本:Arthur R. Dubs  
Genre:Adventure/ Family
Country: USA 
Language: English 
上映時間:105分
あらすじ:
初めてのロッキーの冬を過ごす
ロビンソン一家のために
友人の医師が、プレゼントをもってやってくる。
スキップは、もらったガイドブックを参考に
スノー・シューズ作りにとりかかった。
トビーは、父に射撃練習に連れていってもらう。
ブーマーじいさんがラバを蓮れて現われ、
冬の厳しさ、狼の危険性を語った。
警告した通り、鶏小屋が襲われる。
初雪が山々をおおい、本格的な冬が到来。
晴れた日に釣りを楽しんでいる時、
一家は、狼の群れに襲われる。
危地は脱したものの、
パットの苛立ちは強まるばかりだった。
貯蔵していた肉が、狼に奪い去られ、
スキップは食料を求めて猟に出かける。
ラジオは、「向こう傷のオヤジ」と呼ばれる
老狼による各地の被害を報じていた・・・

出演者:
Robert Logan・・・ Skip Robinson(スキップ)
Susan Damante-Shaw・・・ Pat Robinson(パット)
Heather Rattray・・・ Jenny Robinson(ジェニー)
Ham Larsen・・・ Toby Robinson(トビー)
George Buck Flower・・・ Boomer(ブーマー)
Brian Cutler・・・  Doctor(医師)
オトーサン、
「危険いっぱいだね」
前作と同じ一家がロッキーの冬の怖さを体験します。
・半端じゃない寒さ(水道が凍る)
・雪崩、除雪
・交通が途絶、病気になったら大変
・狼の襲来etc
それを乗りこえて、家族の絆が強くなります。

User Rating:6.4/10( 460 votes)IMDb
  User Rating:6.6/10( 3 votes) Yahoo!
オトーサン、
「前作と同じ、楽しいね」

User Reviews 
a_and_p_gagnonさん 
2006年2月15日
続編
     
10歳の時に見て、
最もよい映画の1つと思った。
一家は、美しい人生を過ごしていた、
彼らのような生活を送れたらと思う
みんながロビンソン一家に倣ったら、
この世界は、もっと平和になるだろう。
この世界は、貧しい愛情と憎悪、離婚に満ちている。
一家は、真実の愛情で結ばれている。
まさに、アメリカのファミリーに欠如しているものだ。 。
願わくば、この映画がカナダの棚に戻ってきて、
私達が、買うことができるように。
人々が立ちどまり、一家のような愛情を回復せんことを。
そうすれば、この世界は、住みやすい良い場所になる。

オトーサン、
「父親が頼りだね」
亭主元気で留守が良いなんて
とても言えません。
誰も守ってくれないからです。

晴雨堂ミカエル さん 
2007年7月1日
父親の姿に注目 

好評だった「アドベンチャーファミリー」の続編で
雪景色バージョン。
前作ではスモッグでやや画面が霞んでいる
灰色の大都会から緑豊かなロッキーの山奥に
景色が変わるところに清々しさを感じた。
今回は白い雪に覆われたロッキー山脈の美しさが観れる。
物語は基本的に前作と変わらない。
大自然の中での生活、家族を狙う猛獣の影、
猛獣との戦いとヒステリーを起こす妻、
立ち直る家族。今回も同じ展開だ。
だから景色が変わっただけの映画なので、
新鮮味を感じない人もいるかもしれない。
ただ、良い場面がある。
必死に家族を守ろうとするロバート=ローガン
扮する父親だが、彼は決して猛獣を殺そうとはしない。
「消えうせろ!」と叫びながら威嚇射撃をするだけだ。
当時、TVの洋画劇場で放送され家族で見ていたのだが、
父母は「何で撃ち殺さへんねん?」と苛ついていたが、
私は父親の強靭な「優しさ」ではないかと
妙に記憶に印象に残っている。
実際問題で威嚇が通用するのかどうかは別にして、
激しく怒り攻撃性を露にしていても、
空に向けて撃つだけで決して殺そうとはしない父親。
肉にして家族で食べる獣は撃つが、
そうでない獣は断固として撃たない信念すら感じる。
70年代後半は既に銃社会の弊害は深刻になっていた。
作中の父親のようでありたい
アメリカ人の願望が滲み出ている。


グランド・マスター

オトーサン、
「名監督の作品だけど」
ウォン・カーウァイ
誕生日: 1958/07/17
出身 : 中国/上海
五歳のときに香港へ移住し、香港理工学院へ入学。
卒業後はテレビの現場を経験し、
脚本家として映画界へデビュー。
88年、「いますぐ抱きしめたい」で監督デビュー。
代表作
カンヌ国際映画祭受賞 
・監督賞 ブエノスアイレス
同ノミネート
・パルム・ドール ブエノスアイレス (1997年)
・パルム・ドール 花様年華(2000年) 
・パルム・ドール 2046(2004年)    
・パルム・ドール マイ・ブルーベリー・ナイツ(2007年)    
ヴェネチア国際映画祭 受賞
・金オゼッラ賞(撮影) 楽園の瑕(1994年)

原題:Yi dai zong shi(2013)
   THE GRANDMASTER
監督・原作:Kar-Wai Wong
脚本:Kar-Wai Wong/ Jingzhi Zou/ Haofeng Xu  
Genre:Action/ Biography/ Drama
Country: Hong Kong / China 
Language: Mandarin / Cantonese / Japanese 
上映時間:130分
あらすじ:
1930年代の中国。
北の八卦掌の宗師、ゴン・パオセンは
引退を決意し、生涯をかけた
南北統一の使命を託す後継者を探す。
第一候補は一番弟子のマーサン。
一方、ゴン・パオセンの娘で奥義六十四手を
ただ一人受け継ぐゴン・ルオメイも、
父の反対を押して後継争いに名乗りを上げる。
そんな中、ゴン・パオセンが指名したのは、
南の詠春拳の宗師で人格的にも優れた
イップ・マンだった。
納得のいかないマーサンは、
師であるパオセンへの恨みを募らせる。
一方、諦めきれないゴン・ルオメイも、
イップ・マンを秘かに呼び出し、
みごと八卦掌奥義六十四手で勝利を収めるが・・・

出演者:
Tony Leung Chiu-Wai ・・・ Ip Man(イップ・マン)
Zhang Ziyi ・・・ Gong Er(ゴン・ルオメイ
Wang Qingxiang ・・・ Gong Yutian(ゴン・パオセン)
オトーサン、
「名優競演!」
トニーレオンは、
カンヌ国際映画祭受賞 
・男優賞 花様年華(2000年)
チャン・ツィイーは、
「初恋のきた道」「グリーン・デスティニー」が代表作。
ゴールデン・グローブ ノミネート
・女優賞 SAYURI (2005年)

その他の出演者:
Zhang Jin ・・・ Ma San
Song Hye-kyo ・・・ Cheung Wing-sing
Chang Chen ・・・ "The Razor" Yixiantian(カミソリ)
Zhao Benshan・・・ Ding Lianshan
Yuen Woo-ping ・・・ Chan Wah-shun 
Xiaoshenyang ・・・ Sanjiangshui
Cung Le ・・・ Tiexieqi
Shang Tielong ・・・ Jiang
Lo Hoi-pang ・・・ Uncle Deng
Chin Shih-chieh ・・・ Gong clan elder
Wang Jue ・・・ Gong clan elder
Lau Ga-yung ・・・ Yong
Lau Shun ・・・ Rui
Zhou Xiaofei ・・・ Gu

User Rating:6.5/10( 26,841 votes)IMDb
  User Rating:5.8/10( 377 votes) Yahoo!
オトーサン、
「大衆向けではないね」

アカデミー賞ノミネート 
・撮影賞
・衣装デザイン賞 

User Reviews 
rblenheimさん 
2014年10月26日
このレビューは、国際版によるもので、
ハーヴェイ・ワインスタイン版によるものではない

香港の伝説的監督が
マーシャル・アーツの偉大なグランドマスター、
イップ・マンの伝記を撮ったものだ。
強烈で、雰囲気に富み、成功している。
ウォン・カーウァイ監督は
「花様年華」の詩的な美しさを
この中国のアクション・ジャンルにもち込んだ
舞台は、第二次世界大戦の日本の侵略期だ。
精密なリズミカルな高まりは、
サム・ペキンパー監督の全盛期を思い出させる。
主役は、トニー・レオンと
父に復讐するカンフーの女主人チャン・ツィー。
これは、傑作だ!
注記::
ある評者が、エンディングの編集を批判していた。
高望みは、避けられないものだが、
本作の編集は、見事だ。
ウォン・カーウァイは、完全主義者で、。
偉大な作曲家と同じくらい精密なテンポと間を重んじ、
映像を彼特有のリズミカルな詩に仕上げるのに数年もかける。
あなたが見ているのは、彼の個人的なビジョンだ。
当然、好き嫌いはあるだろうが、
本作は、風変わりだが、稀有な映画アーティストによる
完璧なダイヤモンドなのだ。

オトーサン、
「同感!失敗作だね」
みるなら、これ!
・「花様年華」映画索引連番NO.196

いまそのときさん 
2014年12月18日
ウォン・カーウァイ、トニー・レオン

コンビは互いに安心できる相手。
高倉健と降旗康男監督に似ている。
この作品は伝説のカンフー達人
イップ・マンの生涯を描いている。
カーウァイらしい映像は流石で、
したたる水滴のカットを含め冒頭から目をみはるが、
人間ドラマの厚みはそれほどでもない。
カンフーの技を楽しむ分にはいいが、
歴史的背景や対立したカンフー一家たちの配置は
大仰で散漫だ。
映画的な装飾がちょっと過ぎた感あり。
スタイル作家らしい拘りは
「花様年華」に成果あり。


スティーヴ・オースティン S.W.A.T.

オトーサン、
「午後ロードか」
評価をみると、軒並み低いので、
みるのをやめようと思いました。
夜、みたいTV番組が消えたので、
仕方なくみはじめたら、面白く、
すっかり夢中になりました。

原題:Tactical Force (2011) 
監督・脚本:Adamo P. Cultraro  
Genre:Action/ Comedy/ Crime 
Rated R for violence and language throughout
Country: Canada 
Language: English
上映時間:91分
あらすじ:
フランク率いるSWATチームは、型破りで。
事あるごとに事件現場で損害を出していた。
所長から再訓練を言い渡される。
再訓練のために用意された廃倉庫は
敵対するイタリアとロシア・マフィアの取引現場だった。
SWATチームの接近に気づき
マフィア達は息を殺し身を潜めるが、
何も知らないSWATチームは訓練を開始してしまう。
一階にはマフィア達、二階にはSWATチームが。
このままやり過ごすつもりだったマフィア達だが、
小競り合いを始めてしまう。
不審な物音に気づいたフランクは
ブランコに一階の様子を調べてくるように指示する。
倉庫内を捜索するブランコだったが、
マフィア達の先制攻撃を受け、ブランコは死亡してしまう。
彼の装備品を調べたマフィア達は、
SWATチームが訓練用のペイント弾しか持っていないと知り、
彼らの抹殺を計画する・・・

出演者:
Steve Austin ・・・ SWAT Captain Frank Tate(フランク)
Michael Eklund ・・・ Kenny(ケニー)
Candace Elaine ・・・ Ilya Kalashnikova(イリヤ)
Michael Shanks ・・・ Demetrius(デミトリアス)
オトーサン、
「スティーヴ・オースティン、すごい肉体だね」
最高のプロレスラーと言われていました。
演技力もあって、大したものです。

その他の出演者:
Michael Jai White ・・・ SWAT Sergeant Tony Hunt
Lexa Doig ・・・  SWAT Member Jannard
Steve Bacic ・・・  SWAT Member Blanco
Darren Shahlavi ・・・ Storato
Adrian Holmes ・・・ Lampone
Keith Jardine ・・・ Tagliaferro
Peter Kent ・・・ Vladimir

User Rating:4.8/10( 5,107 votes)IMDb
  User Rating:5.0/10( 36 votes) Yahoo!
オトーサン、
「低すぎる」

User Reviews 
Invister Dさん 
2011年8月16日
これ、好き
     
まったく期待していなかった。
午前2時、眠つけなかったので、
睡眠用に見始めたが、
事態はすっかり変わった。
最初は印象的でなく、俳優らが青臭いと思った。
だが、ストーリーが形をとり始めると、
興味深くなった。
プロットはよい。
非武装のSWATチームが、トレーニングキャンプで
本当のアクションに直面するとは、
想像できなかっただろう。
イタリア人の男は、よかった。
最も印象的な役は、ケニーだった。
すべてのシーンで、目だった。
全体として、私には、よい映画だった。
私は、スティーブ・オースティンのファン。
監督は、肉体的な戦いを短くし、成功した。
スーパーヒーローでない限り、
物理的なアクションは、2分以上続かないと
誰もが、知っているからだ。
私は、この映画の格付けを見てショックを受けた。
6.5以上のはず。
とにかく良い映画だった。

オトーサン、
「そう道化役が活躍すると、
映画は面白くなるね」

samineko7さん 
2012年2月15日
ストーリー展開の予想がつきにくく
テンポも良かった。

問題児?のスワットチームが 
再訓練の演習を命じられます。
ただ、演習の現場が
マフィアの取引現場だったからさぁ大変!
という明快なストーリー。
先が読みづらく興味が続きます。
アクションシーンは、おとなしめな印象です。
ただし 爆破シーンと肉弾戦のシーンは
見ごたえがあります。
特に、肉弾戦は骨太な格闘シーンで大満足。
元プロレスラー万歳です。
個人的には、演習の教官(お目付け役)がいれば、
もっと面白かったと思います。
教科書しかしらない教官が
現場でオロオロしたら、面白かったと思いません?


マッド・マックス

オトーサン、
「2002年に見たね」
・マッド・マックス 映画索引NO.419
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
以後、ヒットシリーズになるとは・・・i
・マッドマックス2 映画索引NO.☆4696
・マッドマックス/サンダードーム 映画索引NO.☆4996
・マッドマックス 怒りのデス・ロード 映画索引NO.☆5650

原題:Mad Max (1979)  
監督:George Miller  
原作:George Miller/Byron Kennedy  
脚本:James McCausland/George Miller
Genre: Action / SF
Country: Australia 
Language: English 
上映時間:88分
あらすじ:
近未来の荒廃したオーストラリア。
暴走族による凶悪事件が多発。
警官殺しの凶悪犯ナイトライダーは、
暴走族専門の特殊警察から、
追跡用に改造されたパトカーを奪って逃走。
警官マックスは追いつめたが、
ナイトライダーは事故死する。
友人だったナイトライダーの死を知った
トーカッター率いる暴走族は、報復に向かい、
追跡中の隊員グースが横転させられ、
火を点けられ、殺される。
マックスは、自身も暴走の狂気に囚われると危惧し
辞職を申し入れるが、上司は、休暇を与える。
だが、トーカッター一味が
マックの息子の命を奪い、愛妻ジェシーは重体。
特殊追跡車インターセプターをぶっ飛ばし、
トーカッター一味と対決する・・・

出演者: 
Mel Gibson ....  'Mad' Max Rockatansky(マックス)   
Joanne Samuel ....  Jessie Rockatansky(ジェシー)  
Hugh Keays-Byrne ....  Toecutter(トーカッター)   
「メル・ギブソン、若いなぁ」
1956年生まれですから、当時21歳! 
まさか、この若造が、
アカデミー賞俳優、そして監督になるなんて
思ってもいませんでした。

アカデミー賞受賞 
・監督賞 ブレイブハート(1995年) 
同ノミネート 
・監督賞 ハクソー・リッジ (2016年)

ゴールデン・グローブ受賞 
・監督賞 ブレイブハート(1995年)  
同ノミネート
・男優賞 身代金(1996年)
・男優賞 ハート・オブ・ウーマン (2000年)
・監督賞 ハクソー・リッジ (2016年)

その他の出演者:
Steve Bisley ....  Jim Goose  
Tim Burns (I) ....  Johnny the Boy  
Roger Ward (I) ....  Fifi Macaffee  
Lisa Aldenhoven ....  Nurse  
David Bracks ....  Mudguts  
Bertrand Cadart ....  Clunk  
David Cameron (IV) ....  Underground Mechanic  
Robina Chaffey ....  Singer  
Stephen Clark (I) ....  Sarse  
Mathew Constantine ....  Toddler  
Jerry Day ....  Ziggy  
Reg Evans ....  Station Master  

User Rating:7.0/10( 165,040 votes)IMDb
  User Rating:8.3/10( 9,671 votes) Yahoo!
オトーサン、
「いまや古典だね」
2002年時点のIMDbのスコアは、
・6.9/10 (5,196 votes) 

User Reviews 
Dan_the_DutchManさん 
2008年1月11日
30年後でも、すばらしい高速トリップ

初めてDVDで見た。
7年間、見ていなかった。
荒廃した近未来が舞台で、
マッスルカーに乗ったハイウェー警官と
バイク乗りのギャングとの
エキサイティングな冒険談だった。
本作が、時の試練に耐えたのは、すばらしい。
高速とパワーは、過去も未来も、魅惑する。
本作で撮られたハイウェーでの
アクションは、実に爽快。
その猛スピードのチェースは、最高。
バイクやV8-エンジンの音とともに、
カメラがハイウェーの白線を追う。
気違いじみて、無秩序だが、クール。
映画のペースは、かなり早い。
70年代のファッションとヘアスタイルは、
当然ながら時代遅れだ。
演技はハイテンションで、
何人かの登場人物は、
コミックから抜け出したようだ。
ストーリーは、深くも難しくもない。
アクション・スリラーであり、SFアドベンチャーだ。
アンチモラルが楽しく、弱点をカバーしている。
心臓部は、マックスなるヒーローだ。
このスピード狂の警官は、
法を破る狂人をハイウェーで狩る。
妻と息子がいる幸せなマイホームパパでもある。
この二重性が、マックスを印象的にし、永遠にする。
いくつかの場面において、
メル・ギブソンは、ルーキーにしては、
よい仕事をしている。
他方、バイク乗りギャングたち、
特に、落ちこぼれ軍団のリーダー、
トーカッターの恐ろしさは、ハンパじゃない。
今みても、彼らのアクションには、胸が騒ぐ。
彼らとマックスの戦いに、
観客はスクリーンに釘づけになる。
言いたいことは多々あるが、
何はさておき、ぜひ見るべし。
30年後でも、楽しいカルト・クラシックだ。

オトーサン、
「大陸だからね」
オーストラリアも、大陸だから、
宗主国である島国の英国よりも、
自動車文化は、米国に似るのでしょう。

レインバードさん 
2006年9月17日
オーストラリアの自動車文化

これ、今見てもかなり楽しめる映画です。
吹き替えだったとは知りませんでしたが、
当時は夢中で観たものでした。
車好きな方(特にアメ車)にもお薦めです。
オーストラリアってイギリスから来たのに、
車文化に関しては左側通行を別にすれば
アメリカの影響が大きい事が判ります。
当時マスタングだと言われていた
インターセプター(黄色いのも)は、
オーストラリア・フォードのファルコンで
本国のファルコンとは別物なので
当時は判らなくても不思議ではありませんでした。
59年型シヴォレー・インパラの右ハンドル!
オーストラリア政府が異常に左ハンドルを嫌うので、
こんなのが見られます。
マックスの黒いインターセプターのOFF・ONできる
スーパー・チャジャーは、本当は出来ないらしいのですが、
“ここぞ”って時に、ヒュイーンと回るのは楽しいですね。
暴走族のカワサキZも、カッコイイです、
しかもあれだけ数が揃えば壮観です。
ともかくメル・ギブソンが
後にアメリカで大成功を修めるとは、
知るよしもなかったですが、好きな俳優さんの一人です。
2作目は違った意味で楽しめますが、
ティナ・ターナが出るに到っては…。


K−9 はみだしコンビ大復活!

オトーサン、
「このシリーズ、みんなみている」
・K−19 映画索引NO.787
・K−9/友情に輝く星 映画索引NO.☆6106
・K−9 はみだしコンビ大復活!
ワンちゃんが、実に優秀なのです。
・ジャーマン・シェパード・ドッグ
 知的で忠誠心と服従心に富み、訓練を好むので
 災害救助犬・軍用犬・警察犬・麻薬探知犬など
 特殊訓練を必要とする作業犬として活用されている

原題:K-9: P.I. (2002) 
監督:Richard J. Lewis    
原作:Gary Scott Thompson 
脚本:Gary Scott Thompson/ Ed Horowitz  
Genre:Action/ Comedy/ Crime
Rated PG-13 for violence and sexual humor 
Country: USA / Canada 
Language: English
上映時間:95分
あらすじ:
ドゥーリー刑事は
相棒の警察犬ジェリー・リーが年老いたので、
辞職を決意した。
サンディエゴ警察の同僚たちに
引退パーティを開いてもらった。
その帰り、ドゥーリーとジェリー・リーは
コンピューター会社の強盗事件に遭遇し、
犯人を追跡するが、取り逃がしてしまう。
FBIに容疑者としてマークされ、
自宅謹慎処分を命じられ、年金も凍結。
そこで、生活費をジェリー・リーの
種付けで稼ぐことにする。
種付け料が入り、探偵引き受けの広告を出すと、
現れたローラは、とんだ食わせ者だった・・・

出演者:
James Belushi ・・・ Thomas "Stooley" Dooley(ドゥーリー)
King ・・・Jerry Lee(ジェリー・リー)
Kim Huffman・・・ Laura Fields(ローラ)
Christopher Shyer・・・Charles Thyer(シャイアー)
オトーサン、
「ベルーシ以外は、無名だね」

その他の出演者:
Gary Basaraba・・・ Pete Timmons
Jody Racicot・・・ Maurice
Barbara Tyson・・・ Catherine
Blu Mankuma ・・・ Captain Thomas
Duncan Fraser・・・ Frankie the Fence
Jason Schombing・・・ Carlos Cuesta
Kevin Durand・・・ Agent Verner
Matthew Bennett・・・ Agent Henry
Jay Brazeau・・・ Dr. Tilley
Sarah Carter・・・ Babe
Terry Chen ・・・Sato
Dean Choe・・・ Thief
Michael Eklund・・・ Billy Cochran
G. Michael Gray ・・・ Junkie
Ellie Harvie・・・ Jackie Von Jarvis
Dee Jay Jackson ・・・ Auto Pool Guy
David Lewis ・・・ Jack Von Jarvis
Angela Moore ・・・ Angie
Natassia Malthe・・・ Dirty Dancer

User Rating:5.8/10( 2,697 votes)IMDb
  User Rating:6.2/10( 3 votes) Yahoo!
オトーサン、
「スコア、よくないね」
でも、犬好きには、こたえられないでしょう。

User Reviews 
xredgarnetx さん 
2008年4月27日
ゆったりしている

ドゥーリーと相棒の警察犬ジェリー・リーが、
第3作くに戻ってきて、
今回は、彼らは泥棒と戦う。
盗まれたコンピュータ・チップという筋書は、
お粗末だ。
ベルーシは、特に太っているように見える。
警察を引退し、私立探偵(P.I.)として働く。
タイトルは、そこから来ている。
最初の映画にあった興奮と行動、コメディは、
もはやない。
はてしない誇張と貧弱なジョークに置き替えられている。
まずまずの出来だが、それもかろうじて。
前半は、コンピュータ・チップの強奪事件だが、
ドゥーリーは偶然巻き込まれてしまう。
後半は、年金が凍結され、
お金を得るため種付け業に乗り出し、
ジェリー・リーを派手に飾り立てる。
このわき筋がだらだら進むので、
アクションがなくなり、
最後に、かろうじて復活する。
ベルーシの体形をからかうつもりはないが、
老けて見える。

オトーサン、
「なんで、興行成績がいいの?」

あんたにグラッツェさん 
2013年10月13日
また作ったのか

「K-9 友情に輝く星」に始まった
シリーズの第3作。
第1作が、誉めるところがないユルユルの
ポリス・アクション・コメディだったのに、
興行成績が良かったのか、、
こうして再び続編が製作されてしまった
主演のジェームズ・ベルーシは、続投。
監督は、主にテレビドラマの演出を担当している
リチャード・J・ルイスに交代している。
相変わらずのユルさだ。
ポリス・アクションとしても
アクション・コメディとしても
バディ・ムービーとしても、
動物映画としても失敗している。
動物映画はよほどのことが無い限り
興行的に失敗することはないが、
批評的、作品的に成功していない。
昔から「子役と動物には敵わない」
という言葉があるほどだが、本作もその一つ。
(森繁久弥は、子役と動物との共演を嫌っていた)。
オリジナルビデオであるから、
スケール感の小ささは否めない。
出ている俳優も完全に「誰? こいつら」状態だ。
麻薬探知犬であったはずのジェリー・リーが、
ただの警察犬になってしまっている。
それじゃK-9の名が泣くぞ。
それにしても老けたなぁ、ベルーシ。


タワーリング・インフェルノ

オトーサン、
「2001年に見たな」
・タワリング・インフェルノ 映画索引NO.225
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
この映画を見た直後、2001年9月11日
世界貿易センターに、航空機が突込み、
数千人が死にました。
この映画の死者数は、200人でしたが、
それを遥かに上回る惨事が起きたのです。

原題:The Towering Inferno (1974)
監督:Irwin Allen John Guillermin  
原作:Richard Martin Stern
脚本:Thomas N. Scortia  
Genre: Action / Thriller / Drama
Country: USA 
Language: English 
上映時間:165分
あらすじ:
サンフランシスコ、
ビルの設計者ロバーツとオーナーのダンカンは、
タワー屋上に立って眼下に広がる市の光景を見下ろしていた。
135階の会場に300名の来賓を招いた落成式が始まる頃、
ビル地下室の発電機が故障した。
50階にある中央保安室の保安係主任は、
警報装置に、異常な反応があったのに気が付く。
報告を受けて地下に走ったロバーツは、
配線工事が自分の設計通りに行われておらず、
配線の規格も設計したものより細いことに
気付き憤然となった。
ダンカンの娘婿で、ビル建設責任者のシモンズが、
行った手抜き工事が原因となり、
81階の物置室で火災が発生していたのだ。
落成式を直ちに中止して避難するよう進言するが、
ダンカンは全く耳を貸さなかった。
落成式には、上院議員、市長、ビルの住人クレイボーン
富豪の未亡人などが居並んでいたからだ。
警報を受けて駆け付けた消防責任者のオハレランは
救出活動が極めて困難なことに気づく・・・

主な出演者:
Paul Newman ....  Doug Roberts(ロバーツ)  
Steve McQueen ....  Michael O'Hallorhan(オハレラン)  
William Holden ....  James Duncan(ダンカン) 
Richard Chamberlain ....  Roger Simmons(シモンズ) 
Fred Astaire ....  Harlee Claiborne(クレイボーン) 
オトーサン、 
「名優ぞろいだね」
ポール・ニューマン、スティーブ・マックウィーン、
それに、ウィリアム・ホールデン。
ダンカンの娘婿の悪役ぶりは見ていて、
腸が煮えくりかえる思いでした。
娘婿を要職につけてはいけません。

その他の出演者:
Faye Dunaway ....  Susan Franklin  
Susan Blakely ....  Patty Simmons  
Jennifer Jones (I) ....  Lisolette Mueller  
O.J. Simpson ....  Harry Jernigan  
Robert Vaughn ....  Senator Gary Parker  
Robert Wagner ....  Dan Bigelow  
Susan Flannery ....  Lorrie  
Sheila Allen (I) ....  Paula Ramsay  
Norman Burton ....  Will Giddings  
Jack Collins (V) ....  Mayor Robert Ramsay  

User Rating:6.9/10( 32,810 votes)IMDb
  User Rating:8.6/10( 646 votes) Yahoo!
オトーサン、
「古典にんってきたね」
2001年時点のIMDbのスコアは、
 6.2/10 (2141 votes) でした。  

アカデミー賞受賞  
・撮影賞 
・歌曲賞 We May Never Love Like This Again 
・編集賞 
同ノミネート
・作品賞     
・助演男優賞  フレッド・アステア    
・作曲賞
・美術監督・装置
・音響賞

User Reviews 
david.clarkeさん 
2003年12月27日
いまだに印象的

1975年、感受性の強いティーンエイジャーの頃、
本作を4回見た。
いまだに、4回見たのは、記録だ。
年月が流れ、中年で疲れ切っているが、
いまだに、ぞくぞくさせる。
特殊効果がとてもリアルだった。
まだ、CGIはなかった。、
登場人物がよく描かれていた。
エンディングで、火が消えるか、
いまだに決めかねているが、それはさておき、
そのカウントダウンにはグッと来る。
ポール・ニューマンが
いかに見事に演じていたかを忘れていた。
フレッド・アステアも忘れ難い。
流れるような演技だ。
すばらしい映画だ。
ところどころ、気違いじみているが、
最良の映画は、いつもそうだ。

オトーサン、
「そう、迫力十分だね」

Ikedaさん 
2008年12月22日
ニューマンとマクイーン

「ポセイドン・アドベンチャー」の好評に
刺激されて作られたと思われる映画なので、
矢張り比較したくなりますが、
海上でのパニックに対し、
こちらは空中でのアクションが多いだけに、
迫力としては上だと思います。
一方、前者のシェリー・ウィンタースなどの
活躍などが印象に残るのに対し、
こちらはシモンズ役のリチャード・チェンバレンの
悪行が目立ち、自業自得的な行為で
済ましているあたりが気に入りませんでした。
この映画でもスティーヴ・マックィーンが
ジェニファー・ジョーンスと
二人の子供を助け出すシーンが
それに匹敵する部分だと思いますが、
パラレル・アクションの切り替えが頻繁すぎますし、
地上からの別の救援隊の行動とが
うまく結びついていないなど、
この辺の演出がスムースではありません。
ワーナー・ブラザーズと20世紀フォックスという
メジャー2社が協同製作した事は初めて知りましたが、
そろそろ映画産業も下火になって来た時代を感じます。
それと同時にスター・システムなるものも
崩壊してきているので、
ポール・ニューマンと
スティーブ・マクイーンの二人も
大分張り合っていたようです。
報酬もピッタリ同じだったようですし、
クレジットの順も画面では、
左下と右上に表示されていて、
どちらが上かは解らないようにと、
苦心の跡が見えます。
俳優の格から言えば
ウィリアム・ホールデンの方が上でしょうが、
晩年に近いので3番目は当然として、
少々、気の毒な役でした。
フレッド・アステアとジェニファーのエピソードも
適当な挿入だと思いますが、
特にジェニファーは若いころの面影を想い出して
懐かしく思いました。


アドベンチャー・ファミリー

オトーサン、
「Wildernessって、深い意味があるんだ」
19世紀アメリカにおいては、
過酷な自然を「楽園」に変えようとする
西部開拓によって「フロンティア」が消滅しようとしていた。
R・W・エマソンやH・D・ソローは、
野生のなかにこそ世界が保たれると主張した。
J・ミューアとA・レオポルドは、
時の大統領に働きかけて、ウィルダネス保護運動に尽力した。

原題:The Adventures of the Wilderness Family (1975) 
監督・脚本:Stewart Raffill  
原作:Arthur R. Dubs
Genre:Family/ Adventure/ Drama
Country: USA 
Language: English 
上映時間:100分
あらすじ:
ロスアンゼルスで働くスキップは、
妻と相談し、娘ジェニーの健康を考え、
ロッキーの山中に移住する。
古い小屋は狭いので、スキップは増築にとりかかった。
ある日、スキップとトビーは親グマをなくした子グマを連て帰る。
家が完成した日、町から初めての郵便が飛行機より投下された。
友人からの手紙、学校からの教科書。
ひさしぶりの都会の匂いだ。
ピクニックなどの楽しい日々、
40キロ離れたところのブーマー爺さんは、
人喰いグマがいるからと忠告してくれた。
数日後、人喰いグマが現われ、
パットとジェニーは命からがら逃げ出す・・・

出演者:
Robert Logan ・・・ Skip Robinson(スキップ)
Susan Damante-Shaw・・・ Pat Robinson(パット)
Hollye Holmes・・・ Jenny Robinson(ジェニー)
Ham Larsen ・・・ Toby Robinson(トビー)
George Buck Flower・・・ Boomer(ブーマー)
オトーサン、
「よく生き残ったね、この一家」
でも、映画ですから、安心してみていました、
よく熊や狼たちを飼いならしたもんだ。

その他の出演者:
William Cornford・・・ Pilot 
John F. Goff・・・ Doctor #1 
Herbert F. Nelson・・・ Doctor #2  

User Rating:6.4/10( 1,056 votes)IMDb
  User Rating:7.9/10( 21 votes) Yahoo!
オトーサン、
「素敵な映画!」

User Reviews 
theclaywellsさん
Avondale, Arizona 
2004年9月7日
家族のためのすばらしい、健全な映画

子供の頃、大好きだった映画だ。
パパとバックパックを背負って
ロッキー山脈を旅したことがある。
いま、すべてを捨てて山を目指そう。
最近、本作とその続編を見て、
わが子に見せたら、好きになるだろうと思った。
健全な映画だ。
キャンプしに出かけたくなる。
米国に残ったわずかな荒野を満喫したい。
準備、探検、釣り、植菜、学習など、
この映画には、すべてが詰まっている。
おとな向けアクション映画ではなく、
すべてのファミリー/子供向け映画だ。
子供のいる家族にお勧めしたい。

オトーサン、
「3本とも、見たくなるね」
・アドベンチャー・ファミリー(1975)  
・続アドベンチャー・ファミリー/白銀を越えて(1978)  
・ロッキー・アドベンチャー(1979) 

figatin さん 
2011年3月24日
子供にみせたい映画です 

小学生のころ、父親に連れられて
ファミリーで見に行きました。
ロッキーの大自然がとても美しいし、
時には牙を向く大自然や
動物たちが迫力あって
心にいつまでも残る名作です。
大人になってからは見ていません。
あえて見ないようにしているというか、
色あせてしまいそうで。
ヒグマ、ピューマがとても怖かったですが、
一番怖かったのは白銀の雪景色をバックに
牙をむく黒い狼です。
思えば昔は、ファミリーで見る
良い映画がたくさんあったな〜。 


ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ

 
オトーサン、
「2003年年に見た」
・ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ映画索引NO.834 
トランプさんが、この政治風刺を現実にし、
日常茶飯事にすらしてしまいました。
残念ながら、本作は、ますます存在価値を高めています。
異端児バリー・レヴィンソン監督の代表作は、
アカデミー賞受賞 
・監督賞 レインマン(1988年)
同ノミネート
・脚本賞 ジャスティス(1979年) 
・脚本賞 ダイナー(1982年) 
・脚本賞 わが心のボルチモア(1990年)    
・監督賞 バグジー(1991年)   
ベルリン国際映画祭 受賞
・金熊賞 レインマン(1982年) 
・銀熊賞 ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ(1997年)     

題名:Wag the Dog (1997)     
監督:Barry Levinson
原作:Larry Beinhart 
脚本:Hilary Henkin/David Mamet
Genre: Comedy
Rated R for language.
Country: USA 
Language: English / Albanian 
上映時間:97分
あらすじ:
選挙前にスキャンダル!
大統領再選の目がなくなった。
アドバイザーのブリーンが、
ハリウッドの名プロデューサー、モッツに出会い、
アルバニアでの戦争をでっちあげる。 
マスメディアを翻弄して、
大統領を英雄に仕立てようというのだ・・・

出演者:
Dustin Hoffman ....  Stanley Motss(モッツ)
Robert De Niro ....  Conrad Brean(ブリーン)
Anne Heche ....  Winifred Ames(エイムス)
オトーサン、
「名優、みごとな演技合戦!」

その他の出演者:
Denis Leary ....  Fad King 
Willie Nelson ....  Johnny Dean 
Andrea Martin (I) ....  Liz Butsky 
Kirsten Dunst ....  Tracy Lime 
William H. Macy ....  CIA Agent Charles Young 
John Michael Higgins ....  John Levy 
Suzie Plakson ....  Grace 
Woody Harrelson ....  Sergeant William Schumann 
Michael Belson ....  President 
Suzanne Cryer ....  Amy Cain 
Jason Cottle (I) ....  A.D. 
David Koechner ....  Director 

User Rating:7.1/10 ( 71,211 votes)IMDb
  User Rating:6.3/10( 94 votes) Yahoo!
オトーサン、
「もっと高いスコアでもいいはず」

2003年当時のIMDbは、
・User Rating:  6.9/10 (10,763 votes)  

アカデミー賞ノミネート 
・主演男優賞  ダスティン・ホフマン    
・脚色賞 
ベルリン国際映画祭 受賞
・銀熊賞  バリー・レヴィンソン    

User Reviews 
camachoborracho さん
Los Angeles, CA 
2004年11月25日
ストレンジラブ博士以来の最もよい政治風刺

風刺で笑え、同時に
未来について心配させられる映画は、
めったにない。
バリー・レヴィンソン監督映画は、
まさにそれに該当し、
すばらしい出演者と脚本で、成功している。
レビューの多くが、ありえないと主張している。
だが、投稿者たちは、風刺が最高で
極端なことが起こりうることに気がつかないのだ。
クリントンのセックス・スキャンダル、
ジョージ・ブッシュのそれと関連している。
どんな大統領であろうと、起こり続けるのだ。
また、大衆を愚弄していると思うかもしれないが、
特に、彼らがだまされ、情報が抑えられているならば、
ありうるうのだ。
ただ、レポーターが誰もアルバニアに飛ばなかったのは、
おかしいし、他の国が疑いを否定しなかったというのは、
信じ難い。
だが、これらは些細なことだし、
ライバル候補、ニュースレポーター、CIA朝刊が、
否定するシーンもある。
この映画が好きになれないひとがいるとは・・・
素晴らしい演技と監督によって、
スマートで、おかしく、恐ろしい映画が誕生した。
時が経つにつれて、悲しいことに、
このアメリカの政治風刺は、古典になりつつある。
DVDを買ってほしい。
この政治風刺が現実になる前に借りてほしい。

オトーサン、
「Wag the Dog、この題名、意味深だね」
Why does a dog wag its tail?
Because a dog is smarter than its tail.
If the tail were smarter,the tail would wag the dog.
(なぜ犬は尻尾を振るのか?
それは尻尾より犬が賢いから。
尻尾のほうが賢けりゃ尻尾が犬を振る)
犬=国民、尻尾=大統領として、
読み替えてください。 

ローランドさん 
2016年8月25日
プロデューサー

大統領のスキャンダル隠しのために
敵は? 今から考える
とお手軽に戦争をでっち上げる出始めは
とても面白そうで期待をさせるのだが、
CIAが絡んでくる辺りから
いくらコメディーとはいえど
荒唐無稽な臭いばかりが強くなってきて
終盤になるとアレレ・・・
これではと、笑えない作風になってしまって、
大統領官邸よりも豪華な屋敷に住んでいる
ダスティン・ホフマン演じる
大物プロデューサーをエンディングに
どう持って行って面白くするかと
苦労をしたのだろうけど、
コメディーでもシリアスドラマでもない
作品になって終わっている。   
ダイアー・ストレイツのマーク・ノップラーと
音楽担当が大物だけの事はあって、
ウィリー・ネルソンが芸達者なところを見せての
時流に合わせての音楽つくり、
とくにUSAフォー・アフリカの
「ウィ・アー・ザ・ワールド」を模した楽曲が
よいスタジオの様子が面白いし、
デ・ニーロが機転を利かし饒舌で
CIA部員をやり込めるところは愉快だし、
もう少し上手く出来上がらなかったものかと
惜しい気がします。   
丸谷才一さんのエッセイで読んだのだが
『仕事帰りに下着を買って、
電車の時間があるので駅前のスナックで
ちょっと一杯のつもりが飲みすぎてしまって
翌朝目覚めたら下着が無い。
あのスナックに忘れてきたみたい。
というのを悪意を持って
下着を買って≠フ部分を省いて語られたら
いかがわしい誤解が広がることになるが、
語った人間は別に嘘を言ったわけではないと
逃げられる』というのがあり、
自身誤解されやすいタイプなので、
この映画のタイトルから
そういった狡猾な人間をやり込める内容かと
期待をしたのだけど、
そのような日常の些事とは違った
大きな事を扱ったものでした。
タイトルは不適切です。   


錨を上げて

オトーサン、
「2001年に見たな」
・錨を上げて 映画索引NO.487
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
なお、題名となっているのは、
アメリカ海軍の勇壮な行進曲です。

♪錨を上げて 若者よ
広い海へ 船出の時がきた
沖をめざし まっしぐら
希望を胸に なにものも恐れずに
ヨーホー たとえ海が荒れたとても
ヨーホー たとえ風が激しくとも
進め船よ 我らをのせて ヘイ!

原題:Anchors Aweigh (1945) 
監督:George Sidney  
原作:Natalie Marcin
脚本:Isobel Lennart  
Genre:Comedy/ Fantasy/ Musical 
Country: USA 
Language: English / Spanish 
上映時間:140分
あらすじ:
4日間の特別休暇を与えられた
水兵クラレンスとジョゼフは、ハリウッドへ。
陽気で行動的なジョゼフは
美人の女友達ローラと楽しく過ごそうと大はしゃぎ。
内気で不器用なクラレンスも女友達をつくろうと思い、
迷子の子を家まで送り、スーザンと知り合う。
彼女は、歌手の卵で、
ピアニストのホセ・イタルビに憧れていた。
クラレンスは、スーザンに一目惚れ、
ローラとのデートの時間を間違えた
ジョゼフも、スーザンに惚れてしまう・・・

出演者:
Frank Sinatra ・・・ Clarence(クラレンス)
Gene Kelly ・・・Joseph(ジョゼフ)
Kathryn Grayson ・・・Susan(スーザン)
Jose Iturbi ・・・ Himselfホセ・イタルビ
オトーサン、
「水を得た魚のようだ」
ジーン・ケリー、ダンスシーンは、圧巻です。
「キャスリン・グレイソン、歌巧いなぁ」
それもそのはず、ソプラノ歌手です。
"ジェラシー"の歌唱には、感動しました。

その他の出演者:
Jose Iturbi ・・・ Himself
Dean Stockwell ・・・ Donald Martin
Billy Gilbert ・・・ Cafe Manager
Pamela Britton ・・・ The Girl From Brooklyn
Leon Ames ・・・ Admiral's aide who reads citation for medals
Grady Sutton ・・・ Bertram Kraler
Rags Ragland ・・・ Police Sergeant
Sara Berner ・・・ Jerry Mouse 

User Rating:7.2/10( 6,556 votes)IMDb
  User Rating:7.6/10( 18 votes) Yahoo!
オトーサン、
「贅沢な映画だね」
戦勝国の浮かれた気分が横溢しています。

アカデミー賞受賞 
・ミュージカル映画音楽賞
同ノミネート
・作品賞 
・主演男優賞  ジーン・ケリー
・歌曲賞   I Fall in Love Too Easily 

User Reviews 
D.S. Bertolotti さん 
flint mi
2000年2月21日
最高のミュージカル

ここには、ミュージカルのすべてがある。
ジーン・ケリーは、ステップをミスせず、
フランク・シナトラは、音を間違えない。
2人が一緒のシーンは、非常によい。
筋書が多少変でも、才能がそれを乗り越えていく。
シナトラの"I Fall in Love Too Easily"は、
彼の最良の歌だ。
ケリーのメキシコの女の子との
"Mexican Hat Dance"は楽しい。
ケリーは、主演男優賞にノミネートされた。
そして、次のような愉快なラインがある:
"You think the navy takes dopes?"
"You think anybody sings a sailor to sleep?"
"We got in a little trouble, we picked up a little kid".
これは、完全に楽しい映画だ。
まさに最近終わった第二次世界大戦の
塵を振り払うのにぴったりだ。

オトーサン、
「本当に素晴らしい!」
ホセ・イタービが「ハンガリア狂詩曲」を弾くシーン、
ピアノ20台もの連弾、これも圧巻です。

Ikedaさん 
2005年2月9日
ホセ・イタービ

40年代のMGMのミュージカルは
戦後の日本には色々輸入されましたが、
この作品の公開はかなり後になったので、
最近初めて見ました。
内容的には他の作品と同じようなものですが、
題名を含めて
米国海軍を持ち上げている感じがありますので、
日本を刺激させない為に、
CMPEが公開させなかったのだと思います。
ジーン・ケリーとフランク・シナトラが
水兵で主演していて、かなり面白い映画です。
ただ、シナトラは役柄もありますが
ケリーが演技の主導権を握っています。
相手役で「チンクシャ」の
キャスリン・グレイソンを私は好きでしたが、
得意のソプラノで唄う「ジェラシー」が素晴らしいです。
一番良いのは、ホセ・イタービが、
かなりの役で出演している事で、
かなりの曲を指捌きを含めて見られるのが最高です。
特に「ハンガリア狂詩曲」を弾くシーンが良いですが、
もしかすると「オーケストラの少女」の
レオポルド・ストコフスキーを
意識しているのかなとも思いました。
ただ、解説にあるように
「20台ものピアノを弾きこなす」
訳ではありませんので、念のため。
子役のディーン・ストックウェルも
見せ場は少ないけれども矢張りうまいです。
ただ何と言っても、この映画が一般的に有名なのは、
ケリーがジェリー・マウスと踊るシーンで、
当時としてはアニメとの合成に新味があったと思います。
その後に踊るフラメンコも良くて、
ケリーは飛んだり跳ねたりするのが
得意なので迫力があります。


ボビーZ

オトーサン、
「午後ロードか」
どうせB級映画だろう。
さほど期待しなかったせいか、面白く見られました。
でも、「15ミニッツ」を手掛けた監督にしては、
いまいちでした。

原題:The Death and Life of Bobby Z (2007) 
監督:John Herzfeld    
原作:Don Winslow
脚本: Bob Krakower/ Larry Schapiro  
Genre:Action/ Crime/ Thriller
Country: USA / Germany 
Language: English 
上映時間:97分
あらすじ:
元海兵隊員のカーニーは、長期服役中
ギャングのリーダーMaddog を殺してしまい、
もはや塀の中でも命の保障がない。
そんなカーニーが伝説的麻薬ディーラー
ボビー・Zに似ていることに目をつけた
DEA(麻薬取締局)のクルーズ捜査官が、
ボビー・Zに成りすまし、あるミッションを遂行すれば
自由の身にしてやると言ってきたのだ。
イチかバチか、その提案を受けるものの、
想像を超えた危険とき陰謀が待ち構えていた・・・

出演者:
Paul Walker ・・・ Tim Kearney(ティム・カーニー)
Laurence Fishburne ・・・ Tad Gruzsa(クルーズ捜査官)
Jason Lewis ・・・ Bobby Z(ボビーZ)
Olivia Wilde ・・・ Elizabeth(エリザベス)
オトーサン、
「ポール・ウォーカー、主役か」
気のいい兄ちゃんなので、感情移入できます。
ローレンス・フィッシバーンは、名脇役ですね。
オリビア・ワイドルは、興ざめでした。

その他の出演者:
J.R. Villarreal ・・・ Kit
Chuck Liddell・・・  Maddog  
Rebekah Chaney・・・  Ashley  
Jason Flemyng ・・・ Brian
Keith Carradine ・・・s Johnson
Joaquim de Almeida ・・・ Don Huertero
Jacob Vargas ・・・ Jorge Escobar
Michael Bowen ・・・ Duke
M.C. Gainey ・・・ Boom Boom
Josh Stewart ・・・ Monk

User Rating:5.9/10( 12,766 votes)IMDb
  User Rating:5.8/10( 82 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ま、こんなものかも」

User Reviews 
stanman90048さん
United States 
2006年6月2日
これは楽しかった

ポール・ウォーカーは、アクションがうまい。
楽しい驚きだ。
私は、彼が美男子だから起用されたと思ったが、
演技もうまいことが分かった。
映画はおかしく、よく出来ていて、楽しんだ。
キッチンでのアクションシーンはすばらしく強烈で、
椅子の肘にしがみついたほどだ。
ローレンス・フィッシバーンは、
いつものことながら、すばらしい!
堅実な俳優で、DEAエージェン役はうまい。
ポール・ウォーカーと元恋人役のオリビア・ワイドルの
相性はよくなかった。
チャック・リデルは、はじめに顔を出しただけだったが、
いい演技だった・
それのより多くを見るために私が持っている ように 
アシュリーと名付けられた女の子もいた。
彼女はホットだ!
どこで会ったか覚えていないが、
息子(J.R. Villarreal)は、有望だ。
息子とポール・ウォーカーの関係は、信じられる。
この映画、流れがいい。
ミステリーで始まり、フラッシュバックで
次に何が起ころうとしていたかよくわかった。
この映画、好きだ。
次は、大スクリーンで、すぐに見たいものだ。

オトーサン、
「同感!」
肝心のボビーZが、
カーニーと似てないなんて・・・

ジーナさん 
2009年1月27日
ポールのロン毛はナイな(爆)

最近流行りの細身の俳優を主人公にした
アクションムービーは個人的に良いと思っている。
完全に私個人の趣向によるものですが(笑)
で、この作品も流行りなスタイルのアクションだと思って鑑賞した私・・・
が、アクションにスマートさやスタイリッシュさはなく
予想に反して泥臭い格闘を見せていました。
目つぶし!とか金蹴り〜とか意外と地味な感じです(爆)
ストーリーのほうも誰がハメているのか、コイツの意図は何なのか?
など核となる部分をハッキリ見せていないので
脚本の段階ではもっと緊張感があったハズなのですが、
演出が悪いのか構成が悪いのか、、
どうもスッキリ、シックリこない仕上がりでした。
擬似親子愛で温かみを出すなど
ドラマ性も取り入れてはいるのですが、
息子役がどこからどう見ても可愛くないから
イマイチ入り込めないし、
恋愛もチラホラ絡んでくるけどヒロインが
美人という訳でもキュートな訳でもないので
これまた入り込めずでした(爆)
息子と彼女のビジュアルがもっと魅力的なら、
心情描写がほとんど無いままの展開でも
『ま・・・可愛いしな♪』で済んだハズ(笑)
とは言え・・・テンポは良いですから、
何か暇つぶしに爽やかなイイ男が出てる
アクション映画を観よう!と思った時には
ちょうどイイ作品でしょう。
根本的な事を最後に書きますが・・・
SATCのスミス・ジェロット役ジェイソン・ルイスと
ポール・ウォーカーは果たして似ているのでしょうか?(爆)


ジンジャーの朝 〜さよなら、わたしが愛した世界

オトーサン、
「自伝の要素があるかも」
監督のサリー・ポッターは、1949年生まれ。
キューバ危機が1962年でしたので、
13歳と多感な頃でした。
それが、この映画をつくらせたのかも。
この監督の代表作は、
・耳に残るは君の歌声(2000) 映画索引NO.☆397

原題:Ginger & Rosa (2012) 
監督・脚本:Sally Potter    
Genre:Drama 
Country: UK / Denmark / Canada / Croatia 
Language: English 
上映時間:90分
あらすじ:
1960年代のロンドン。
幼なじみのジンジャーとローザは、
同じヘアスタイルとファッションで、
いつも一緒だった。
ラジオでは、連日、核の脅威が報道され、
二人は反核集会に参加するようになる。
やがて意見の相違から、二人の友情に亀裂が。
ローザが自分の父ローランドと関係していると知り、
またキューバ危機勃発もあり、
ジンジャーの世界は、崩壊寸前になる・・・

出演者:
Elle Fanning ・・・ Ginger(ジンジャー)
Alice Englert ・・・ Rosa(ローザ)
Alessandro Nivola ・・・ Roland(ローランド)
オトーサン、
「美少女だね」
姉のダコタ・ファニングは、
天才子役といわれていますが、
姉に負けない女優さんになれそうです。

その他の出演者:
Annette Bening ・・・ May Bella
Timothy Spall ・・・ Mark
Oliver Platt ・・・ Mark II
Christina Hendricks ・・・ Natalie, Ginger's mother
Jodhi May ・・・ Anoushka, Rosa's mother
Luke Cloud ・・・ Rosa's father

User Rating:6.3/10( 8,839 votes)IMDb
  User Rating:6.5/10( 79 votes) Yahoo!
オトーサン、
「うーん、見るひとを選ぶかな」

User Reviews 
kinolieberさん
New York City 
2012年10月8日
NY映画祭で、最高の映画

「ジンジャーとローザ」のスコアは、4.8!
誰がこんな点をつけたのか。
だが、これは非常に素晴らしい映画だ。
洞察力があり、おかしく、ワイズだ。
演技は、驚異的!
長いリハーサルをやったのだ。
すべてのショットは、実生活を捉えている。
エル・ファニングは、13歳。
これまでに見た最高の子役だ。
感動的で、驚異的で、おかしく悲しく、美しい。
すばらしい脚本、豪華な撮影、およびデザイン、
当時の音楽が絶妙に選ばれている。。
ぜひ見るべし。
エル・ファニングの出世作だ。

オトーサン、
「キューバ危機か」
世界の終わりだから、何やってもいいんだ。
自暴自棄になりかけたひとも、いましたっけ。

HABBYさん 
2016年2月29日
純真無垢からの脱皮

核兵器反対運動というテーマや、
家族という枠組みを「個人を抑圧する器」と
登場人物に語らせてることも含め、
この時代ならではのアカい雰囲気が感じられます
(キューバ危機自体が自分の生まれる前の話なので
漠然としたイメージしか持てないのですが)。
全体を通してオサレなフランス映画のような雰囲気。
女性を同性の監督が描く時、
時としてこの手のミラクルが起こります。
うまく言葉では説明できないけど、
男性の目線だとどうしても邪で卑猥な感情が
(部分的にせよ)浮き出てしまい、
ここまでイノセントには撮れないような。
対照的に、本作で描かれる男性は
徹底的に現実主義的で、物質主義的。
宗教や死後の世界に否定的なことや、
女性を性の対象と見る
(娘の友達と関係を持ってしまうところが、
本作のサブテーマ)ところにも
この女性監督の「男」に対する観念が
投影されているように思いました。
冒頭で挿入されるヒロシマのキノコ雲映像は
やや唐突ながら、本作の世界観に合致します。
母役の女優が、お美しい。
どストライク。今後注目。
本作で長編デビューのアリス・イングラートは
日本人好みの顔立ちで、
(ジェニファー・ローレンスに雰囲気似てるかも)
エル・ファニングとはちょうど釣り合いが取れた
キュートな女優さん
(二人のキスシーン見ていて
ロシアのポップデュオt.A.T.uを
なんとなく思い出しちゃったり)。
こちらの今後の活躍にも期待します。


トッツィー

オトーサン、
「2001年に見たな」
・トッツィー 映画索引☆348
現在のフォーマットになっていないので、
BS放映を機に、見直すことにしました。
なお、映画のなかで、「トッツィー」と
呼びかけられて、むかつくシーンがありました。
米俗語で、ねえちゃん、売春婦という響きがあるそうです。

原題:Tootsie (1982)  
監督:Sydney Pollack  
原作・脚本:Don McGuire/Larry Gelbart  
脚本:Larry Gelbart /Murray Schisgal  
Genre: Comedy / Romance
Country: USA 
Language: English 
上映時間:119分
あらすじ:
マイケルは、トラブルメーカー。
40歳になっても、芽が出ない。
オーディションを受けるサンディに
演技指導をしてやるが、彼女は落第。
翌日、女装して行くと、採用される。
看護婦役のジュリーに、一目惚れする。
「病院物語」は大ヒットし、
一躍スターとなったマイケルに仕事が殺到する。
いまさら、女装していると言えず、 
ジュリーに、どう愛を告白すべきか・・・ 

出演者: 
Dustin Hoffman ....  Michael Dorsey(マイケル) 
Jessica Lange ....  Julie Nichols(ジュリー) 
Teri Garr ....  Sandy Lester(サンディ)
オトーサン、
「ダスティン・ホフマン、名優中の名優だね」
アカデミー賞受賞 
・主演男優賞 クレイマー、クレイマー(1979年)
・主演男優賞 レインマン(1988年)
同ノミネート
・主演男優賞 卒業(1967年)
・主演男優賞 真夜中のカーボーイ(1969年)
・主演男優賞 レニー・ブルース(1974年)
・主演男優賞 トッツィー  (1982年) 
・主演男優賞 ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ (1997年)   

その他の出演者:
Dabney Coleman ....  Ron  
Charles Durning ....  Les Nichols  
Bill Murray ....  Jeff Slater  
Sydney Pollack ....  George Fields  
George Gaynes ....  John Van Horn  
Geena Davis ....  April  
Doris Belack ....  Rita  
Ellen Foley ....  Jacqui  
Peter Gatto ....  Rick  
Lynne Thigpen ....  Jo  
Ronald L. Schwary ....  Phil Weintraub  
Debra Mooney ....  Mrs. Mallory  

User Rating:7.4/10( 83,587 votes)IMDb
  User Rating:7.6/10( 268 votes) Yahoo!
オトーサン、
「いつ女装がばれるか、興味シンシンだね」

なお、IMDbのスコアが下がっています。
2001年時点は、7.5/10 (6,866 votes) でした。

アカデミー賞受賞 
・助演女優賞  ジェシカ・ラング    
・助演女優賞  テリー・ガー
同ノミネート
・作品賞     
・主演男優賞  ダスティン・ホフマン    
・監督賞  シドニー・ポラック    
・脚本賞      
・撮影賞  オーウェン・ロイズマン    
・歌曲賞  君に想いを It Might Be You 
・音響賞   
・編集賞

User Reviews 
IAIN SENIORさん
NORTH WALES
2001年10月9日
THE COMMENTS OF A FILM ADDICT
映画狂のコメント

ワーオ!
この映画を見たひとなら、私に賛成するだろう。
様々な場所で、この映画は感動させてくれる。
おかしく悲しいが、様々な人に魅力があるだろう。
ダスティン・ホフマンは、見事。
ジェシカ・ラングもそう。
一緒の時も、一人の時も面白い。
いつも感動的なシーンだ。
特に、パーティーシーンで、
ジュリーが、シャンパンをマイケルにかけるあたり、
とてもおかしい。
ホフマンのルーム・メイト役のマレーは、よい。
監督のシドニー・ポラックは、端役だが、
ホフマンのエージェントで、仕事をみつけてやれない。
みんな日常生活において苦労しているのだ。
また、ロマンスもある。
この製作チームは一体となって、
笑ったり泣いたりしたい人向けに、
おかしく、イマジネーション豊かな映画を作った。
大いにお勧めする!

オトーサン、
「シドニー・ポラックって、長身だね」
182cmもあります。
ダスティン・ホフマンが小柄(167cm)だから、
並ぶと、なおさら、そう思います。

いまそのときさん 
2011年4月21日
やはり

ホフマンの代表作でしょう。
当時46歳でこのパワーです。
29年経過してニューヨーカーたちも
少し変わったでしょうが、
コメディの呼吸はしっかり今も楽しめます。
好きなのはC・ダーニング。
プールバーでマイケルに再会するシーンは
この映画最高の面白さです。何度見ても笑える。
シドニー・ポラックって役者としてもなかなかです。
2008年に癌で亡くなりましたね。
彼の代表作「ひとりぼっちの青春」
もう一度見たいなぁ。


夜の豹

オトーサン、
「"Pal Joey"、どういう意味かな?」
どうやら、芸人ジョーイが夢みていた
自分がオーナーの高級クラブのようです。
しがない芸人は、いつでもクビになりますから、
なんとか、のし上がろうとしたのです。

原題:Pal Joey (1957) 
監督:George Sidney  
原作:John O'Hara
脚本:Dorothy Kingsley  
Genre:Drama/ Musical/ Romance
Country: USA 
Language: English 
上映時間:111分
あらすじ:
ナイト・クラブの芸人ジョーイは
エゴイストで女に手が早い。
サンフランシスコに流ててきたが、
旧知のネッドがバンドの指揮をしている
六二六クラブに司会者として勤めることができた。
ジョーイは、6人のコーラス・ガールを魅きつけたが、
新人のリンダだけは、何の興味も示さなかった。
ある日、金持未亡人ヴェラの慈善パーティに
出演を頼まれて行った。
ヴェラを見てジョーイは驚いた。
売れっ子のストリッパーで、ジョーイの昔馴染みだった。
パーティの募金が予定額に達しないことを聞き、
ヴェラがストリップをやると言って金を集めた。
ヴェラは立腹するが、ジョーイに魅かれていた・・・

出演者:
Rita Hayworth ・・・ Vera Prentice-Simpson(ヴェラ)
Frank Sinatra ・・・ "Pal" Joey Evans(ジョーイ)
Kim Novak ・・・ Linda "The Mouse" English(リンダ)
オトーサン、
「フランク・シナトラも、のし上がったなぁ」
晩年は、ラスベガスでド派手な興行、
音楽史にその名を遺すまでになりました。

その他の出演者:
Bobby Sherwood ・・・ Ned Galvin
Barbara Nichols ・・・ Gladys
Judy Dan ・・・ Hat Check Girl 
Hank Henry ・・・ Joe Muggins

User Rating:6.8/10( 3,816 votes)IMDb
  User Rating:6.4/10( 5 votes) Yahoo!
オトーサン、
「出来はいまいちだね」

アカデミー賞ノミネート 
・美術監督・装置 
・衣装デザイン賞     
・編集賞     
・録音賞  
ゴールデン・グローブ受賞 
・男優賞  フランク・シナトラ 

User Reviews 
Paul Marinaroさん
Buffalo, NY 
2000年1月12日
豪華な女性たち、豪華な撮影、そしてシナトラ!!!

購入した。
映像とカラーは息をのむ。。
デジタルワイドスクリーンで、
1957年のフリスコスコープを見るのはすばらしい。
ミュージカルを期待する向きは、失望するかもしれない。
歌のある気軽な映画なのだ。
なんという素敵な歌。
ロジャース&ハートの曲を
シナトラが甘やかに唄うのを見るのは、楽しい。
1957年、彼はピークだった。
映画の感じは現代的で、スクリプトは内気で、セクシー。
気軽なエンターテインメントだ。
みんな素晴らしい仕事をしている。
望むらくは、シナトラカタログの残りを
急いでDVD化し、リマスターしてほしい。
次は、「波も涙も温かい」をみたい。

オトーサン、
「同感!」

Ikedaさん 
2006年8月29日
あまり

シナトラが好きな人には良いかも知れませんが、
私はさほどではないので、
あまり面白くありませんでした。
確かに「There\'s A Small Hotel」や
「The Lady is a Tramp」などは好きな曲ですが、
ジョー・スタッフォードや
ビング・クロスビーの唄の方が良いと思っています。
それでもシナトラの唄が他にも聞けるのは良いですが、
キム・ノヴァクの「Bewitched...」や
リタ・ヘイワースの「My Funny Valentine」が
両方とも吹き替えなのが不満でした。
それにしても、この作品から
ミュージカル・ナンバーをカットしてしまったら、
良さが全然なくなってしまうと思います。
ストリップ・ショウをストーリーの中に取り入れている所が
この映画ののポイントなのでしょうが、
それが利いていないし、
キムとリタがからむロマンスもジメジメしていて、
ミュージカルらしさがありません。
それとは別にロジャース&ハートが
キャストの記載に漏れていたのは問題ですが、
音楽編曲を担当しているネルソン・リドルは
あまり有名ではありませんが、
かなり有名なバンドリーダでシナトラの歌を
フィーチャしたアルバムも作っている人です。


上海から来た女

オトーサン、
「上映時間、87分とは、短いね」
天才オーソン・ウェルズ、スタジオと不仲で、
60分もカットされたとか。
そのため、米国では不評だった。

原題:The Lady from Shanghai (1947) 
監督・脚本:Orson Welles  
原作:Sherwood King
Genre:Crime/ Drama/ Film-Noir
Color:  Black and White
Country: USA 
Language: English / Cantonese 
上映時間:87分
あらすじ:
セントラルパークを散歩中に、
マイクは、エルザと出会う。
冷たくあしらわれたが、
しばらく後、彼女の悲鳴が聞こえた。
暴漢に襲われてるエルザを見た。
彼女を助け駐車場まで送った彼は、
彼女が弁護士で資産家のバニスターの妻と知る。
翌日、船員斡旋所にバニスターも来た。
ヨットで、カリブへ遊びに行き、
サンフランシスコに向かうという。
航海中、マイクとエルザは親密になる。
気がかりなのは、バニスターの顧問弁護士を
自称するグリズビーの存在だった。
マイクは、奇妙な申し出をうけた。
「グリズビーを殺したのは私です」という書類に
サインすれば5千ドル与えるというのだ・・・

出演者:
Rita Hayworth ・・・ Elsa(エルザ)
Orson Welles ・・・ Michael O'Hara(マイク)
Everett Sloane ・・・ Arthur Bannister(バニスター)
Glenn Anders ・・・ George Grisby(グリズビー
オトーサン、
「オーソン・ウェルズ、存在感あるね」
アカデミー賞受賞 
・脚本賞 市民ケーン
同ノミネート
・主演男優賞 市民ケーン    
・監督賞 市民ケーン 
カンヌ国際映画祭受賞 
・グランプリ オーソン・ウェルズの オセロ 
同ノミネート
・パルム・ドール オーソン・ウェルズのフォルスタッフ    
リタ・ヘイワースは、彼の妻。
離婚寸前だったとか。

その他の出演者:
Ted de Corsia ・・・ Sidney Broome
Erskine Sanford ・・・ Judge
Gus Schilling ・・・ "Goldie" Goldfish
Carl Frank ・・・ District Attorney Galloway
Louis Merrill ・・・ Jake
Evelyn Ellis ・・・ Bessie
Harry Shannon ・・・ Cab Driver

User Rating:7.7/10( 21,191 votes)IMDb
  User Rating:6.8/10( 24 votes) Yahoo!
オトーサン、
「名作だね」

User Reviews 
ccthemovieman-1さん
United States 
2005年10月13日
ワイルドで、クレージーなフィルム・ノワール!

1940-50年代のすべてのフィルム・ノワールのなかで、
最も奇妙なもので、必見の楽しい作品だ。
4人の主演俳優がいい。
オーソン・ウェルズ、リタ・ヘイワース、
エヴェレット・スローン、そしてグレン・アンダース。
最初の2人の名前はみんながよく知っているが、
この映画を面白くしているのは、あとの2人、
特にグレン・アンダースだ。
彼が演じるグリズビーは、
これまでにみた最も奇妙な1人だ。
その声、彼が言ったことは、信じ難い。
エヴェレット・スローンは、さほど奇妙ではない。
リタ・ヘイワースは短い金髪でさほど魅力的ではないが、
それでも、ヘイワースだ。
男なら色目を使うだろう。
オーソン・ウェルズは。いつもと同じく魅力的。
ところで、DVDを持っているならば、
英語のサブタイトルを選んで。
マイクはアイルランド人なので、
彼が言うすべてを理解するためには、
サブタイトルが必要だ。
監督ウェルズは、すばらしいカメラ・アングルと
すばらしい顔のクローズアップを使っている。
鏡の間での決闘シーンは、
視覚的にユニークなエンディングだ。
すばらしい映画だ!
このフィルムがそうであり、私がまだ、
終わり近くの道化者風のお祭り気分がまだ印象に残っている。
すばらしいエンンターテインメントだ。

オトーサン、
「同感!」

Ikedaさん 
2005年1月10日
映画らしい映画

最初からキビキビした展開で
映画らしい映画です。
その辺にオーソン・ウェルズの
映画的センスの良さが感じられます。
最後の鏡の間を含むお化け屋敷でのシーケンスなどは
特に、この時代としては新鮮だったと思います。
離婚寸前で別居中だったウエルズと
リタ・ヘイワース夫妻の主演ですが、
二人とも好演だと思います。
特にリタはシンボルの一つだった
長い髪の毛を切ってしまいましたが、
「ギルダ」の時より綺麗に感じました。
それに古い時代のサウサリートのヨット・ハーバーや
サンフランシスコの坂を登って
チャイナタウンの風景が見られるのも楽しいです。
ただ、この映画は公開前に
かなりカットされているせいかも知れませんが、
入り組んだストーリーなので、
特に後半は解りにくい所があります。


ナバロンの要塞

オトーサン、
「2001年に見たな」
・ナバロンの要塞 映画索引NO.216
現在のフォーマットになっていないので、
BSで放映されていたので、見直すことにしました。
アリステア・マクリーンの原作は、
冒険&戦争小説の傑作で、手に汗にぎる展開!
楽しく鑑賞できました。

原題:The Guns of Navarone(1961)  
監督:J. Lee Thompson  
原作:Alistair MacLean
脚本:Carl Foreman  
Genre: Action / Drama / War 
Color:  Black and White/ Color
Country: USA / UK 
Language: English / Greek/ German 
上映時間:158分
あらすじ;
第二次世界大戦中の1943年、
イギリス軍の将兵2,000名がドイツ軍占領地に囲まれた
ギリシャ・エーゲ海のケロス島で孤立した。
そこから海路脱出するには、
その南にあるナヴァロン島に配備された
2門の巨砲の射程内を通過しなければならない。
ナヴァロンの巨砲にはすでに巡洋艦や駆逐艦が
何隻も撃沈されており、この巨砲を無力化しない限り、
ケロス島からの脱出は不可能だった。
イギリス海空軍は何度もナヴァロン攻撃を試みたが、
その巨砲は岩肌をくりぬいて作られた穴に設置された
難攻不落の要塞に置かれており、
爆撃も空挺降下もことごとく失敗してしまう。
万策尽きたまま、ドイツの総攻撃まであと1週間
そのとき最後の部隊が投入される。
世界的な登山家マロリー率いる一隊だ。
彼らは、登攀不能と思われているため
そこだけドイツ軍の警備が行われていない
ナヴァロン島南面の400フィートの断崖をよじ登り、
島に侵入しようというのである。
偽装した老朽漁船でナヴァロン島に辿り着いた彼らは、
嵐の中、苦闘の末に断崖を登りきるが、
自分たちの行動が敵に筒抜けになっていた・・・

出演者:
Gregory Peck ....  Captain Keith Mallory(キース・マロリー大尉) 
David Niven ....  Corporal Miller(ミラー伍長)  
Anthony Quinn ....  Colonel Andrea Stavros(アンドレア・スタブロス大佐)
オトーサン、
「名優トリオ、贅沢だね」

その他の出演者:
Stanley Baker ....  Private "Butcher" Brown  
Anthony Quayle ....  Major Roy Franklin  
James Darren ....  Private Spyros Pappadimos  
Irene Papas ....  Maria Pappadimos  
Gia Scala ....  Anna  
James Robertson Justice ....  Commodore James Jensen RN  
Richard Harris ....  Squadron Leader Howard Barnsby RAAF  
Bryan Forbes ....  Cohn  
Allan Cuthbertson ....  Captain Baker  
Michael Trubshawe ....  Weaver  
Percy Herbert ....  Sergeant Grogan  
George Mikell ....  Sessler  

User Rating:7.6/10( 38,853 votes)IMDb
  User Rating:7.7/10( 93 votes) Yahoo!
オトーサン、
「よく出来ている」
2001年時点よりスコアが上昇。
・User Rating:  7.4/10 (1455 votes)

アカデミー賞受賞 
・特殊効果賞
同ノミネート
作品賞     
監督賞  J・リー・トンプソン    
脚色賞     
劇・喜劇映画音楽賞     
衣装デザイン賞(白黒)  
音響賞  
編集賞  

User Reviews 
M J Warehamさん 
Milton, Ontario, Canada
2006年8月31日
いまだにエキサイティングで、素晴らしい演技!

私は、この映画のクルーのひとりだった。
単なる労働者だったから、クソ面白くなかった。
だが、すばらしい経験だと思うようになった。
これまでに製作された最もよい戦争映画の1つだ。
実に友好的なセットで、
すべてのスターたちは、初から最後までプロだった。
多くのアクショがあり、エキサイティングだった。
私は、10点を与えたい。
何度見ても楽しめる。
素晴らしい映画づくりに参加できて、よかった。
撮影終了後のパーティーの話は、別の機会にしよう。
約束する。

オトーサン、
「Ikedaさんも太鼓判!」

Ikedaさん 
2008年3月8日
面白い

グレゴリー・ペック、
デヴィッド・ニーヴン、アンソニー・クインという
三枚看板での戦争映画で、非常に面白い映画です。
小舟でケーロス島へ向かい、
絶壁をよじ登るシーンから始まる前半は
特にスリル満点です。
後半に入ると、
多少、話を作り過ぎているきらいはありますが、
スパイなどを含めて娯楽映画として良く出来ています。
主役三人がベテランなので安心して見ていられますが、
面白い事に、
この映画はニーヴンが煙草を吸わない唯一の作品だそうです。
ギリシャの結婚式が出てきたり、
エーゲ海を中心とした風景など、カメラも良いと思いました。
また、クインがペックに憎しみを持っていることが絡んでいたり、
負傷した少佐のアンソニー・クェイルの処置についての
各人の考え方が、ストーリーの展開に味を付けています。


ザ・ガンマン

オトーサン、
「ピエール・モレル監督か」
誕生日:1964/5/12 - 
出身:フランス 
映画学校を出た後に、
2000年、カメラ・オペレータとしてデビュー。
その後、ルイ・ルテリエ、アレック・ケシシアン、
リュック・ベッソンといった
監督の下で、映画撮影技師を勤めた。
監督作は、
・「アルティメット」 (2004) 映画索引NO.3944
・「96時間」 (2008)  映画索引NO.3337:
・「パリより愛をこめて」(2010) 映画索引NO.3597
いずれも、ハリウッドから俳優を招いて、
ハリウッド風のアクション映画をフランスで撮った。

原題:The Gunman (2015) 
監督:Pierre Morel    
原作:Jean-Patrick Manchette 
脚本:Don MacPherson/ Pete Travis / Sean Penn  
Genre:Action/ Crime/ Drama 
Country: USA / Spain / UK/ France 
Language: English / Spanish 
上映時間:115分
あらすじ:
アフリカのコンゴ共和国で
大臣の暗殺という極秘任務を遂行した
特殊部隊の傭兵ジム・テリア。
謎のクライアントとの仲介者フェリックスから、
そのまま国外へ逃亡するよう命じられ、
恋人アニーとの悲しい別離を余儀なくされる。
8年後、身を潜めて暮らしてきたジムは、
NGOのメンバーとしてアフリカに舞い戻り、
慈善活動に精を出していた。
そんなある日、武装した男たちの襲撃を受ける。
男たちを返り討ちにしたジムは、
自分を狙った敵の正体を突き止めようと、
バルセロナへ。
そこで、発見したのは、恋人のアニーが
元上司フェリックスの妻になっていたことだった。
そして、また殺し屋軍団が襲ってくる。
元傭兵仲間のコックスが、企業家になっていて、
大きな取引のために過去を消そうとしていたためだった・・・

出演者:
Sean Penn ・・・ Jim Terrier (ジム・テリア)
Jasmine Trinca ・・・ Annie (アニー)
Javier Bardem ・・・ Felix (フェリックス)
Mark Rylance ・・・ Cox(コックス)
オトーサン、
「ショーン・ペン、名優だね」
以下の作品はみなみています。
アカデミー賞受賞 
・主演男優賞 「ミスティック・リバー」(2003)
・主演男優賞 「ミルク」(2008)
同ノミネート
・主演男優賞 「デッドマン・ウォーキング」(1995)
・主演男優賞 「ギター弾きの恋」(1999)  
・主演男優賞 「I am Sam アイ・アム・サム」(2001)

その他の出演者:
Ray Winstone ・・・ Stanley
Mark Rylance ・・・ Cox
Idris Elba ・・・ Jackie Barnes
Peter Franzen ・・・ Reiniger
Billy Billingham ・・・ Reed
Daniel Adegboyega ・・・ Bryson
Ade Oyefeso ・・・ Eugene

User Rating:5.8/10( 32,779 votes)IMDb
  User Rating:5.8/10( 289 votes) Yahoo!
オトーサン、
「低いね」
いい俳優をそろえていますが、
出だしで、つまづきました。

User Reviews 
David Dixonさん
San Antonio, TX 
2015年3月21日
リアルなアクション映画

私の最初のレビュー。
悪いスコアをつけたフェイクレビューがある。
俳優が好きでなく、映画も見なかったにちがいない。
彼がシャツを着ないで外で働いていたので
彼のワイシャツの袖が短かったので、怒るのか?
私は、スコアが1か2の多くのスター映画を見てきたが、
本作は、それに当てはまらない。
レビューから知りたいのは、見る価値があるかどうか。
私はアクション映画が好きで、
ショーン・ペンは嫌いでない。
この映画には、高層ビルから落下するクルマ、
100フィート落下しても元気に歩き去るひとたち、
最後まで結果がわからないフェイク競争はない。
見つけるのは、リアルな方法で必要なアクションだ。
ショーン・ペンの役割は、
スーパーマンよりランボーに似ている。
アクションはオリジナルで、賢明だ。
せりふはリアルで、演技はすばらしい
私が8または9点を与えなかった唯一の理由は、
短時間にあまりにも多くを詰め込もうとしたせいだ。
本当は、5時間かかるところだ。
最初の20分は、2時間映画に相当する。
背景話は、もっと省略できそうだ。
土曜の午後、楽しいことを捜しているならば、
この映画を見るといい。

オトーサン、
「同工異曲だね」

HABBYさん 
2016年11月28日
良く出来ました

スピーディでトントン拍子に事が進む
アクション・陰謀もの。
気を衒わない、手慣れた造り。
ただコンゴ共和国や現地の人間をこのように描くのは、
賛否両論あるんぢゃないかなあ
どこか白人のおごりが滲み出ているような
気もしないでもない。
どことなく古風で、
80年代、90年代風の薫りがするのは
この監督ピエール・モレルの好みによるものなのか。
鑑賞者がショーン・ペンに望むもの
(女たらし、無敵の振る舞い、勧善懲悪)が
凡そすべて体現されていて、
『96時間』のリーアム・ニーソンや
『パリより愛をこめて』のジョン・トラボルタが見せた
格好良い大立ち回りと同ベクトルの振る舞いが、
ショーンを通して"再現"されている。
分かりやすい流れだが、
反面サプライズが少なく予定調和と
見る向きもあるかもしれない。
ショーンが憎いほどのイイ男であるのに対し、
ヒロイン役のジャスミン・トリンカも
憎いほどのイイ女である。
また悪役ハビエル・バルデム、
物語の中盤で命を落としてしまうが、
キザな死にっぷりを見せるところも含めて
流石の存在感。


フランス 幸せのメソッド

オトーサン、
「この監督、普段着のパリを描いているね」
・セドリック・クラピッシュ
 誕生日:1961/9/4-
 出身:仏ヌイイ=シュル=セーヌ
 ニューヨーク大学で映画制作を学ぶ。
 1992年、「百貨店大百科」で監督デビュー。
 セザール賞ノミネート
 1996年、「猫が行方不明」で
 ベルリン国際映画祭の映画批評家協会賞を受賞。
 毎回自作にワンカットほど顔を見せている。
見たのは、2本。
・パリの確率 (1999) 映画批評連番NO.109
・PARIS(パリ) (2008)映画批評連番NO.4423
未来は、パラダイスでもなければ、
カタストロフィでもないという立場でした。

原題:Ma part du gateau (2011) 
   My Piece of the Pie 
監督・脚本:Cedric Klapisch   
Genre:Comedy/ Drama
Country: France 
Language: French / English 
上映時間:109分
あらすじ:
シングルマザーのフランスは、
三人の娘を女手一つで育てている。
二十年勤めてきた工場が倒産したショックから、
自殺未遂騒ぎを起こしてしまう。
娘や妹夫婦、仕事の同僚にまで励まされ、
単身パリで出稼ぎをすることに。
腕利きの金融トレーダーであるスティーヴは
十年間のロンドン勤務を終えてパリへ戻り、
家政婦としてフランスを雇い入れる。
別れた妻から息子アントンを押しつけられたスティーヴは、
その子守もフランスに頼む。
当初は意見が合わず対立する二人だったが、
徐々に距離は縮まっていく・・・

出演者:
Karin Viard ・・・ France(フランス)
Gilles Lellouche ・・・ Steve Delarue(スティーヴ)
オトーサン、
「カリン・ヴィアール、知らんなぁ」
実は、「しあわせの雨傘」に出ていたのですが、
記憶に残っていませんでした。:  

セザール賞受賞  
・主演女優賞 Haut les coeurs! (1999年)
・助演女優賞 Embrassez qui vous voudrez(2002年)
同ノミネート
・助演女優賞 パティーとの二十一夜 (2004年)   
・助演女優賞 PARIS(パリ)(2008年)
・助演女優賞 しあわせの雨傘 (2010年)
・主演女優賞 パリ警視庁:未成年保護部隊 (2011年)
・主演女優賞 エール! (2014年)  
・主演女優賞 Le Role de sa vie (2015年)

その他の出演者:
Lunis Sakji ・・・ Alban Delarue
Audrey Lamy ・・・ Josy
Jean-Pierre Martins ・・・ JP
Zinedine Soualem ・・・ Ahmed
Raphaele Godin ・・・ Melody
Marine Vacth ・・・ Tessa
Tim Pigott-Smith ・・・ Mr. Brown
Alex Lutz ・・・ the important man
Philippe Lefebvre ・・・ the manager at the party

User Rating:5.8/10( 1,677 votes)IMDb
  User Rating:6.6/10( 41 votes) Yahoo!
オトーサン、
「大衆向けではないね」
邦題の「フランス 幸せのメソッド」とは、
まったく違う映画です。
原題の"Ma part du gateau"は、
ケーキの分け前。 
貧富の格差を風刺した作品です。

User Reviews 
gerryさん
Scunny England 
2014年5月25日
すばらしい映画
     
これは、すばらしい映画だ。
誰かが低い点をつけたようだが、理解できない
会社をクビになった女性が、
トレーダーの家政婦になる物語だ。
テーマは、階級闘争、ファミリー、
グローバリゼーション、愛情、無力な個人。
トレーダーも犠牲者として描いている。
過去1年で見た最もよい映画かも。

オトーサン、
「同感!」

笑子さん 
2013年7月8日
集客の為のタイトルなら酷すぎる!

他の評価が低いのは、
タイトルからハリウッド的ストーリーを
期待したせいかなと思います。
とんでもない!
これは格差社会を問題提起した映画で、
恋愛映画では全くないし、
結末もある程度の爽快感はあるものの、
問題の深刻さを引きずる気持ちの方が大きいです。
とはいえ、軽いタッチで、娯楽作としても楽しめ、
そこが素晴らしいのに、故意かちゃんと観賞してないのか、
ハリウッド的映画と勘違いさせるタイトルをつける日本では、
そのテクニックが裏目に出てしまったといえるでしょう。
かくいう自分も、先入観で、
格差のある男女がくっつく話と思い込み、
フランスも陳腐な映画を作るようになったんだなと
思っていたので(屋根裏部屋のマリアにはそう感じたし)、
嬉しい裏切りでした。
このトレーダーの男性も決して極悪人ではないのですが、
だからといって、まるで違う世界の主人公と
簡単にわかり合ったり、対等に付き合ったりなんて、
滅多にないし
(だからこそ最強のふたりが実話である事に皆感動するのでしょう)、
プレイボーイならなおさらです。
勿論彼女も恋人になろうなんて思ってない。
でもそれとは別に、自分の事を影で侮辱する態度は許せない。
勿論彼女にとって、それ以上に倒産問題の方が余程大事ですが、
最終的に復讐の引き金を引いたのは、その個人的感情だと思います。
そこら辺もリアルでとってもよいと思います。


グラディエーター

オトーサン、
「2000年に見たな」
・グラディエーター 映画索引NO.58
現在のフォーマットになっていないので、
BS放映を機に、見直すことにしました。
この映画を見たのは、
なんと松本市の縄手通りにある松本中劇。
大正ロマン漂う古びた映画館。
2004年2月に閉館してしまいました。

原題:Gladiator (2000) 
監督:Ridley Scott    
原作:David Franzoni 
脚本:David Franzoni/ John Logan/William Nicholson  
Genre:Action/ Adventure/ Drama
Rated R for intense, graphic combat 
Country: USA / UK 
Language: English 
上映時間:155分
あらすじ:
西暦180年。ローマ帝国。
歴戦の勇士として名声を馳せる
将軍マキシマスは、遠征先のゲルマニアの地で、
皇帝マルクス・アウレリウスから
次期皇帝の座を託したいと要請を受ける。
だが、これを知った
野心家の皇帝の息子コモドゥスは、
老父をひそかに殺して自ら後継者を宣言、
マキシマスは処刑を命じられた。
処刑者の手を逃れたマキシマスだが、
故郷に帰り着くと愛する妻と息子は惨殺されていた。
絶望と極度の疲労の末に倒れた彼は、
気づけば奴隷商人に捕らわれの身に。
剣闘士を養成する奴隷商人プロキシモに買われた。
持ち前の技量で一躍剣闘士として頭角を現す。
いっぽう、皇帝となったコモドゥスは
元老院の反対を無視し、
首都ローマの巨大コロシアムで剣闘試合を開催。
プロキシモに連れられ、
図らずもローマへ帰還したマキシマスは、
死闘の果てに勝利をおさめ、
仇敵たる皇帝コモドゥスと対面を果たす。
その夜、かつて恋仲だった
コモドゥスの姉の王女ルッシラの訪問を受ける。
コモドゥスはルッシラの息子ルシアスを
亡き者にしようとしており、
彼女はそれを阻止するため、彼に協力を求めたのだ。
姉の裏切りを察知したコモドゥスは策を弄した末、
コロシアムでマキシマスと直接対決。
かくしてマキシマスはコモドゥスを倒し、
自らも果てる・・・

出演者:
Russell Crowe  ・・・ Gen. Maximus (マキシマス)
Joaquin Phoenix  ・・・ Commodus (コモドゥス)
Connie Nielsen  ・・・ Lucilla (ルッシラ)
Oliver Reed  ・・・ Proximo (プロキシモ)
Richard Harris  ・・・ Marcus Aurelius (マルクス・アウレリウス)
オトーサン、
「ラッセル・クロウ、ここにあり!」
アカデミー賞受賞
・主演男優賞 グラディエーター(2000年)  
同ノミネート
・主演男優賞 インサイダー (1999年)
・主演男優賞 ビューティフル・マインド(2002年)
 
その他の出演者:
Derek Jacobi  ・・・ Gracchus 
Djimon Hounsou  ・・・ Juba 
David Schofield  ・・・ Falco 
John Shrapnel  ・・・ Gaius 
Tomas Arana  ・・・ Quintus 
Ralph Moeller  ・・・ Hagen 
Spencer Treat Clark  ・・・s Lucius 
David Hemmings  ・・・ Cassius 
Tommy Flanagan  ・・・ Cicero 
Sven Ole Thorsen  ・・・ Tiger 
Omid Djalili  ・・・ Slave Trader 
Nicholas McGaughey  ・・・ Praetorian Officer 
Chris Kell  ・・・ Scribe 
Tony Curran  ・・・ Assasin No. 1 
Mark Lewis  ・・・ Assassin No. 2 
John Quinn  ・・・ Valerius 
Alun Raglan  ・・・ Praetorian Guard No. 1 
David Bailie  ・・・ Engineer 
Chick Allen  ・・・ German Leader 
David Nicholls  ・・・ Giant Man 
Al Ashton  ・・・ Rome Trainer No. 1 
Billy Dowd  ・・・ Narrator 
Ray Calleja  ・・・ Lucius' Attendant 
Giannina Facio  ・・・ Maximus' Wife 
Giorgio Cantarini  ・・・ Maximus' Son 

User Rating:8.5/10( 1,091,504 votes)IMDb
  User Rating:8.6/10( 1,284 votes) Yahoo!
オトーサン、
「男の生きざま!」

アカデミー賞受賞 
・作品賞 
・主演男優賞  ラッセル・クロウ 
・衣装デザイン賞    
・視覚効果賞
・音響賞 
同ノミネート 
・助演男優賞  ホアキン・フェニックス    
・監督賞  リドリー・スコット    
・脚本賞
・撮影賞
・作曲賞
・音響賞
・編集賞

User Reviews 
gregatoryさん
Royal Oak, MI 
2000年5月3日
ハラハラする強烈な現代の叙事詩!

ほとんどの映画は、観客が登場人物に心を奪われ、
自分と同一視することで成り立つ。
さもないと、観客は去る。
ラッセル・クロウは、
愛されている将軍、後に奴隷となる人物を
演じ、魅力的で説得力があった。
今日の最もすばらしい俳優の1人であり、
この叙事詩的な映画を、盛り上げている。
うまく行ったのは、彼だけの功績ではない。
助演陣がいい。
特に、王女ルッシラ役のコニー・ニールセンは、
新しいパースペクティブをもたらした。
ホワキン・フェニックスは、間違いなく主役を食っている。
この映画の本当のスターは、
信じられないアクション・シーンだ。
マクシムスが、ローマ帝国の至宝であると示す
オープニングシーンに観客は、魅了される。
リドリー・スコットのカメラ・ワークは、
ゾクゾクさせる光景を描き出す。
ラッセル・クロウは、尊敬に値する。
偉大な演技だ。
2時間半は、長く忘れられた古典的叙事詩の
カムバックを示している。
マクシマス万歳!

オトーサン、
「流石、リドリー・スコット!」

アカデミー賞ノミネート 
・監督賞 ブラックホーク・ダウン(2001年)    
・監督賞 グラディエーター(2000年)    
・監督賞 テルマ&ルイーズ (1991年)   
カンヌ国際映画祭ノミネート 
・パルム・ドール デュエリスト/決闘者(1977年)

ジーナさん 
2008年9月17日
余韻がほしいトコロ

史実とは無関係のフィクション作品ですが、
面白い角度からローマ帝国を描いていると思います。
命がけの格闘シーンなど
序盤から惹きつけられる迫力もありました。
ただ・・・お金のかかってそうな映像や
素晴らしい音楽、悪くない脚本にも関わらず、
それほど深みや重みを感じられなかったのが残念でした。
熱いモノは伝わってはくるのですが、
何となく少年漫画でも読んでるような
感じなんですよね(笑)
そういう意味では女性より男性向けかもしれません。
しかし、何といっても愛への渇望、
妬みを存分に表現したホアキン・フェニックスの演技(
(怪演?)が素晴らしい!!!
彼の存在のおかげで
随分タイトなイメージになったと思いますよ。
正直、ラッセル・クロウのオスカー獲得より
ホアキンの助演のほうが印象深いモノがありました。
でも、ラッセル・クロウも流石にカッコ良く見えました。
役に恵まれたとも言えますが、
グラディエーターでのラッセルが一番魅力的なんじゃないでしょうか。
個人的には好みじゃないけど、
この人は寡黙でタフな役柄が本当に似合いますね。
ジャイモン・フンスーに関しては、
もっと露出があって良かったと思う(笑)
感情移入もしやすいですし、
見せ方も上手いので娯楽作品として
観る分には見応えもあり、
十分に質の高い作品に仕上がっています。
重厚な歴史モノが好きな方には
不向きだと思いますが、
歴史モノが苦手な方にも
楽しめる作風になっていると思います。


ザ・ロック

オトーサン、
「2001年に見たな」
・ザ・ロック 映画索引NO.172
現在とフォーマットがちがっているので、
見直すことにしました。
監督は、マイケル・ベイ。
プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーに見出され、
「アルマゲドン」や「パール・ハーバー」を監督。
世界のヒットメーカーとなった。

原題:The Rock (1996)  
監督:Michael Bay  
原作:David Weisberg (I)
脚本:Douglas Cook (I)  
Genre: Action / Thriller
Rated R for strong violence, language and a sex scene 
Country: USA 
Language: English 
上映時間:135分
あらすじ:
海兵隊の1グループが決起する。
サンフランシスコ湾にあるアルカトラーズ島を占拠し、
化学兵器を持ち込み、81人の観光客を人質にする。
リーダーは、武勲のある前将軍ハメル准将だった。
秘密作戦で死んだのに、未払いになっている
補償金1億ドルを遺族に支払えと要求する。
さもなければ、サンフランシスコ湾エリアに向けて
致死性VX神経ガスを積む
15機のロケットを発射すると脅かす。
エリートSEALチームが、
FBI化学戦争専門家スタンリー・グッドスピード博士と
アルカトラーズ島から唯一の脱獄者
ジョン・パトリック・メイソンの
支援を受け、アルカトラーズ島に潜入する。
テロリストたちの防衛線を突破して、
時間切れ前に、ロケットの脅威を取り除こうとする。

出演者: 
Sean Connery ....  John Patrick Mason(メイソン) 
Nicolas Cage ....  Dr. Stanley Goodspeed(グッドスピード博士) 
Ed Harris ....  General Francis X Hummel(ハメル准将) 
オトーサン、
「ショーン・コネリー、千両役者だね」

その他の出演者:
John Spencer (I) ....  FBI Director James Womack  
David Morse ....  Major Tom Baxter  
William Forsythe ....  Ernest Paxton  
Michael Biehn ....  Commander Anderson  
Vanessa Marcil ....  Carla Pestalozzi  
John C. McGinley ....  Marine Captain Hendrix  
Gregory Sporleder ....  Captain Frye  
Tony Todd (I) ....  Captain Darrow  
Bokeem Woodbine ....  Sargeant Crisp  
Jim Maniaci ....  Private Scarpetti  
Greg Collins (II) ....  Private Gamble  
Brendan Kelly (I) ....  Cox  

User Rating:7.4/10 ( 275,932 votes)IMDb
  User Rating:8.5/10( 1,088 votes) Yahoo!
オトーサン、
「評価が上っているね」

2001年のIMDbのスコアは、 
・User Rating:  7.0/10

アカデミー賞ノミネート 
・音響賞 

User Reviews 
F0RCEさん
Poughkeepsie, NY
2001年3月21日
間違いなく過小評価!

本作は、アクション、冒険、コメディ、ロマンス、
特殊効果、すばらしいプロットが結びついている。
この数十年で、世界的に大ヒットしたアクション映画の1つだ。
主演のショーン・コネリーに
ニコラス・ケイジ、エド・ハリス、
ジョン・スペンサー、ウィリアム・フォーサイス、
デイヴィッド・モースといったすばらしい助演陣が加わる。
2時間を楽しく過ごせる。
この映画のいいところは、
ほとんどのアクション映画が無視するなかで、
登場人物を時間と労力をかけて描きこんでいるところだ。
間違いなく過小評価されている。
もっと多くの賞賛に値している。

オトーサン、
「アルカトラーズ島、懐かしいね」
若い頃、サンフランシスコの
フィッシャーマンズワーフから見たもんです。
ガイドさんから、脱出不可能の刑務所という
説明を受けましたっけ。

ジーナさん 
2009年11月11日
篭城・・・そして潜入

舞台をアルカトラズにした事、
テロリストを現役軍人にした事、
科学担当のFBI捜査官と元諜報員と言う設定が
この作品の面白みでしょうね。
アルカトラズ側と政府側の思惑に時間制限を交えた
緊張感のある内容は飽きずに鑑賞できますし、
テロ首謀者の動機づけはドラマも見えてくるのでGOOD
中盤以降のスピーディな展開とテンポに合った音楽、
マイケル・ベイ監督らしいド派手なアクションと演出など
全体のバランスがとても良いと思います。
専門外の事に戸惑いながらも奮闘するニコラス・ケイジの姿は
彼独特のユーモアも出ていてイイ味になってたし、
ショーン・コネリーは相変わらず素敵で美味しいとこどりだし、
エド・ハリスもカッコ良くて魅力的・・・と、キャストも素晴らしいです。
特に薄汚い風貌からこざっぱりと散発を終えた後の
コネリー爺はキラキラ輝きを放つ紳士ぶりでした。
正直、コネリー爺とエド・ハリスの存在感が
この作品の印象をグッとUPさせていると思います。
これが他のキャストだったら、ニコラス・ケイジが入った途端に
彼の人間臭さが鬱陶しくなったりするんだけど、
2人のおかげで今作では『人間味』として
ニコラスを鑑賞できます(笑)
欲を言えば、反逆者となった他の隊員たちにも
それぞれ見せ場が欲しかったカナ・・・。
若干、前半がダラダラしてしまった感じがするのと
荒っぽさを感じる部分があったのが惜しいですが、
アクション映画が好きな方なら満足できる作品でしょう。
10年以上前の作品ではありますが、
今観ても色あせてはいません。


わが命つきるとも

オトーサン、
「命をかけて信念を貫く!」
本作の主人公トマス・モア(1478年 - 1535年)は、
イングランドの法律家、思想家、人文主義者。
ユートピア(Utopia)は、モアの造語。

原題:A Man for All Seasons (1966) 
監督:Fred Zinnemann  
脚本:Robert Bolt 
Genre:Biography/ Drama/ History
Country: UK 
Language: English / Latin / Spanish / French 
上映時間:120分
あらすじ:
1528年、イングランド国王ヘンリー8世は
宮廷の女官アン・ブーリンに恋をし、
一向に世継ぎを生まない
王妃キャサリンとの離婚を一心に望んでいた。
しかし、当時はカトリックが国教であり、
離婚は不可能でローマ法王の許しが必要だった。
法王に対して国王の離婚を弁護できるのは、
偉大な文学者トーマス・モアだけであった。
宗教界の実力者ウルジー枢機卿はモアを呼び出し、
大法官秘書のクロムウェルを介して
国王の離婚を法王が承認するように
取り成してくれるように依頼したが、
モアはこれを拒絶し、枢機卿の怒りを買ってしまう。
ウルジーの死後、モアは大法官に任命された。
そんな中、ヘンリー8世がモアの屋敷を訪れ、
直接ローマ法王に離婚の取り成しを依頼するが、
モアはこれを拒否したため国王は激怒。
離婚を認めないローマ法王に業を煮やした
ヘンリー8世は、
イングランド国教会を設立して首長に就任し、
キャサリンとの離婚及びアンとの結婚を執り行う。
モアは自らの信念に従い大法官を辞任し、
国教会やアンとの再婚を認めなかった。
クロムウェルは、反逆罪でモアを告訴、
法廷は死刑を宣告する・・・

出演者:
Paul Scofield ・・・ Sir Thomas More(モア)
Wendy Hiller ・・・ Alice More(アリス)
Robert Shaw ・・・ Henry VIII(ヘンリー8世)
Leo McKern ・・・ Thomas Cromwell(クロムウェル)
オトーサン、
「ポール・スコフィールド、すごいね」
シェイクスピア役者として活動。
「わが命つきるとも」でアカデミー主演男優賞受賞。
「クイズ・ショウ」でもアカデミー助演男優賞にノミネート。

その他の出演者:
Orson Welles ・・・ Cardinal Wolsey
Susannah York ・・・ Margaret More
Nigel Davenport ・・・ the Duke of Norfolk
John Hurt ・・・ Richard Rich
Corin Redgrave ・・・ William Roper (the Younger)
Colin Blakely ・・・ Matthew
Cyril Luckham ・・・ Archbishop Thomas Cranmer
Vanessa Redgrave ・・・ Anne Boleyn
Jack Gwillim ・・・ Chief Justice
Michael Latimer ・・・ Norfolk's Aide
Thomas Heathcote ・・・ Boatman
Yootha Joyce ・・・ Averil Machin
Anthony Nicholls ・・・ King's Representative
John Nettleton ・・・ Jailer
Eira Heath ・・・ Matthew's Wife
Molly Urquhart ・・・ Maid
Paul Hardwick ・・・ Courtier
Philip Brack ・・・ Captain of the Guard
Martin Boddey ・・・ Governor of Tower
Eric Mason ・・・ Executioner
Matt Zimmerman ・・・ Messenger

User Rating:7.9/10( 25,609 votes)IMDb
  User Rating:7.9/10( 49 votes) Yahoo!
オトーサン、
「まさに本格物」
唯一の不満は、DVDに日本語吹き替えがなく、
字幕が、細かくて見辛いこと。

アカデミー賞受賞 
・作品賞     
・主演男優賞  ポール・スコフィールド
・監督賞  フレッド・ジンネマン    
・脚色賞    
・撮影賞(カラー)    
・衣装デザイン賞(カラー 
同ノミネート
・助演男優賞  ロバート・ショウ    
・助演女優賞  ウェンディ・ヒラー    
  
User Reviews 
tomreynolds2004さん
Washington DC 
2004年3月4日
究極の主役の演技

脚本は、ロバート・ボルト、
監督は、フレッド・ジンネマン、
サー・トマス・モア役の
ポール・スコフィールドの演技は、
映画史において最高のドラマチックな演技だ。
すばらしい。
彼は、まさにサー・トマス・モアそのものだ。
私達は彼の希望、疲れ、情熱、美徳、防御、道徳、困惑を感じる。
そう、彼は次から次へと見事に述べ立てる。
彼は、ロバート・ボルトのせりふのために作られ、
ボルトのせりふは、
スコフィールドの完璧な演技によって
私達の意識に永久に刻まれる。
すべては、ここにある。
レオ・マッカーンは、政治家であり、
検察官クロムウェル卿を見事に演じる。
ナイジェル・ダヴェンポートは、
微妙だが、いくらか良心の人を見事に演じる。
クロムウェル卿による誘惑に屈した野心的なリッチ役、
ジョン・ハートも忘れられない。
昨年死亡したウェンディ・ヒラーは、
スコフィールドの妻の役。
彼女のシーンは、どれもすばらしい。
スザンナ・ヨークは、スコフィールドの娘役。
学者の論理と正義熱の間で、危ない橋を渡る。
ヘンリー8世役のロバート・ショウと
ウールジー枢機卿役のオーソン・ウェルズは、
あまりに短い芸術の巨匠として注目せずにはいられない。
撮影はすごい。
サウンドトラックは、考証的にも正確だ。
キーとなる音は、爆発的なインパクトがある。
映画は、歴史の叙事詩でり、技術的にも完璧。
この映画、まさに絶妙だ。
振り返る度に、私は、スコフィールドのたぐいまれで
息をのむ演技に畏敬の念を抱く。

オトーサン、
「王より神のため...異教徒としては、
分からない世界だね」

ジーナさん 
2011年4月10日
王より神のため

16世紀初頭のイギリスに君臨した
ヘンリー8世の宗教改革を下敷きに
それに抵抗した一人の男性トマス・モアの
生き様を描いた史実モノです。
セリフ回しや演出がやはり演劇くさいのが難点・・・。
演劇っぽいというだけで、
登場人物に人間らしさを感じなくなってしまうのは
私だけでしょうか?
それ以外にも、宗教観が違うので
強い意志で国王に立ち向かうトマス・モアに
日本人は感情移入できないのもイマイチな点でしょう。
家族よりも大切な信仰心と言われても
共感しづらいですよね。
キャラクター性も善悪の付け方がありきたりで
深みがありませんでした。
ヘンリー8世vsカトリック教会でもなければ、
ヘンリー8世vsトマス・モアでもなく、、
ほとんどがトマス・モアvs王の側近クロムウェルという
図式になっているのでスケールが
小さく感じてしまうのも勿体なかったカナ・・・。
宗教臭くなってしまうのは仕方がないとしても、
もう少し政治的な側面から
それぞれの対立を観たかったです。
離婚と再婚のためだけに
国の宗教を変えてしまったヘンリー8世の人物像は
とても興味深かったです。
最近では後妻のアン・ブーリンのほうが
知名度が高いかもしれませんが・・・。
上品な衣装や暮らしぶりなどの時代感、
華やかで美しい美術セットなど
映像は芸術的で見応えがありました。
しかし、一番の見どころは役者の力量かもしれません。
トマス・モアを演じたポール・スコフィールドは
抑え目ながら輝いていますし、
威厳を感じさせるロバート・ショウは
豪快で絶対的なヘンリー8世にピッタリでした。
オーソン・ウェルズやジョン・ハートなど
他のキャストたちも印象深かったです。
ゆったり落ち着いたテンポに目立った音楽も無いので
チョット退屈してしまいましたし、
重々しい雰囲気と後味に気分が沈みました。
個人的にオススメはしませんが、
アカデミー作品賞を受賞した作品なので
宗教改革やヘンリー8世に興味がある方は
チェックしてみるとイイかもしれません。


デッド・リミット

オトーサン、
「核テロって、ありうるのかな」
1.核兵器の盗難
2.核物質の盗難による核兵器の製造
3.放射性物質の盗難による「汚い爆弾」の製造
4.原子力施設や放射性物質の輸送船などに対する妨害破壊行為
どうやら、今そこにある危機のようです。

原題:Diplomatic Siege (1999)
監督:Gustavo Graef Marino    
原作:Mark Amin
脚本:Robert Boris/ Mark Amin/ Kevin Bernhardt/ Sam Bernard  
Genre:Action/ Thriller 
Rated R for violence and some language
Country: USA 
Language: English 
上映時間:90分
あらすじ:
セルビア軍の大佐が米国に拘束された。
数カ月後、囚われた大佐の釈放を求めて、
テロリストがルーマニアの米国大使館に攻撃を仕掛けた。
占拠された大使館の地下には、
秘密裏に核弾頭が安置されていた。
核テロの脅威を阻止するため、
核兵器のシステム解除エンジニア、スティーブと
美人プログラマー、エリカ、
そして、スェイン将軍の精鋭部隊が立ち向かう・・・

出演者:
Peter Weller  ・・・ Steve (スティーブ)
Daryl Hannah  ・・・ Erica Long (エリカ)
Tom Berenger  ・・・ Gen. Buck Swain (スェイン将軍)
Uwe Ochsenknecht  ・・・ Colonel Peter Vojnovic(大佐)
Adrian Pintea  ・・・ Terrorist (テロリスト)
オトーサン、
「トム・ベレンジャー、かっこいいな」

その他の出演者:
Jeremy Lellliott  ・・・ Chris 
Irina Movila  ・・・ Petra 
Radmar Agana Jao  ・・・ Tim 
Brion James  ・・・ Stubbs 
Frances X. McCarthy  ・・・ Parker 
Steve Eastin  ・・・ Bates 
J. Patrick McCormack  ・・・ Dalton 
Mircea Bodolan  ・・・ Gannon 
Francisco Reyes  ・・・ Pascal 
Audrey Rimbaud  ・・・ Nicole 
Serban Cellea  ・・・ Vasilescu 
Radu Banzaru  ・・・ Altshculer 
Theodor Danetti  ・・・ Curator 
Gelu Nitu  ・・・ Police Chief 
Nastase Constantin  ・・・ Granger 
Mihai Raducu  ・・・ Brane 
Mihai Baranga  ・・・ Dughan 
Mihai Verbitschi  ・・・ Sid 
Radu Zettu  ・・・ Jovan 
Vlad Ivanov  ・・・ Cosic 
Gabriel Spahiu  ・・・ Jan 
Jaffa Jane Levy  ・・・ Tomberlin 
Ionel Popescu  ・・・ Commando 
Dan Badaru  ・・・ Major 
Aurelian Burtea  ・・・ Weil 
Mirela Popescu  ・・・ Corina 
Lia Bugnar  ・・・ Cello Player 

User Rating:3.9/10( 1,204 votes)IMDb
  User Rating:4.2/10( 10 votes) Yahoo!
オトーサン、
「随分、低いスコアだね」

User Reviews 
Luigi Di Pillaさん
Riehen, Switzerland 
2004年11月15日
多くは期待しないで

私は、この映画が
劇場映画かテレビ映画か知らない。
なぜ劇場公開できなかったのだろうか。
通常の映画のような素晴らしい映画写真と
よいオーディオに欠けていた。。
舞台も、貧弱でマンガチックだった。
アイデアはオリジナルだったが、
テロリストは無害すぎた。
特殊効果はなかった。
予算がもっとあったなら、いい出来になっただろう。
多くのツイストとプロットがあって、
最後まで、見てしまった。
ケーブルTVでやっていて、
何もやることがないならば、見るといい。
だが、レンタルする価値はない。
IMDbのスコアは、過小評価で、
私の妻と私は、5.0/10を与える。

オトーサン、
「ラストが、しょぼいね」

大人にはなれないさん 
2012年1月14日
80年代風!
オーソドックスなスパイアクション!

「核爆弾」を中心に、
テロと政府の駆け引きが面白いアクション映画!
(ドンパチのセンスもなかなかです☆)
主人公が「2人」いますが、どちらも魅力的です。
(1人はロボコップの「ピーター・ウェラー)
ヒロインは年増の女性ですが、とても可愛らしい。
知的さが光り、セクシーです。
最初っから最後まであっという間。
「さっぱりした味付け」と「テンポの良さ」、
そして「わかりやすい話」が売りです!
(観賞後の心地よさもバッチリ)
感動する映画じゃないですが、
「どこか懐かしさ」があるのがイイですね♪
「80年代の映画好きだった」方なら、
なおさらオススメですね!


ギルダ

オトーサン、
「こういわれると、見たくなるね」
・第二次大戦後まもない頃の彼女は
ずぬけたセックス・シンボルで、
代表作は何を置いても本作、
ヘイワースと言えば「ギルダ」なのである

原題:Gilda (1946) 
監督:Charles Vidor    
原作:E.A. Ellington 
脚本:Jo Eisinger/ Marion Parsonnet  
Genre: Drama/ Film-Noir/ Romance
Color:  Black and White 
Country: USA 
Language: English / Spanish / French / German 
上映時間:110分
あらすじ:
ジョニイは、アメリカから
南米の賭博場へ流れついた。
いかさま賭博が露見して殺されかかった時、
大きな賭博場のオーナー、マンドソンに救われ、
そこで働くこととなる。
彼は奇妙な哲学者のポーター、アンクル・ビオや、
賭博場のオブレゴンと知り合いなる。
マンドソンは、店をジョニイに任せて旅に出たが、
帰って来た時には、美しい花嫁ギルダが一緒だった。
彼女は、ジョニイのかつての妻だった・・・

出演者:
Rita Hayworth ・・・ Gilda Mundson Farrell(ギルダ) 
Glenn Ford ・・・ Johnny Farrell(ジョニイ) 
George Macready ・・・ Ballin Mundson(マンドソン) 
オトーサン、
「ヘイワース、一番いいね」
特に、"Put The Blame On Mame"を
身体をくねらせながら歌うシーンは、圧巻です。
「グレン・フォードも、いいね」
父は鉄道会社の重役で、叔父は首相という
育ちのよさが魅力です。

その他の出演者
Joseph Calleia ・・・ Det. Maurice Obregon
Steven Geray ・・・ Uncle Pio
Joe Sawyer ・・・ Casey
Gerald Mohr ・・・ Capt. Delgado
Mark Roberts ・・・ Gabe Evans
Ludwig Donath ・・・ German
Don Douglas ・・・ Thomas Langford
Lionel Royce ・・・ German
George J. Lewis ・・・ Huerta

User Rating:7.8/10( 22,582 votes)IMDb
  User Rating:6.8/10( 10 votes) Yahoo!
オトーサン、
「映画史に残る名作!」
Film-Noirなのもも、いい感じです。

User Reviews 
scotty12 さん 
2002年6月21日
私達の時代とは、比較にならない

1940年代と50年代は、
美しくセクシーな女優の魅力的な演技が生まれた。
「ギルダ」のリタ・ヘイワースは、
最も挑発的なものの1つだった。
映画はよくできていて、深味がある。
主演男優グレン・フォードもよい。
ヘイワースの演技は、実にすばらしく、忘れ難い。
彼女は、ではなかったかもしれない。
40年代で最も美しい女優といえば、
ジーン・ティアニーとヴェロニカ・レイク。
しかし、ヘイワースは、
こうした古典的な美女ではなく、
スィートで傷つきやすい派手な美女を
見事に演じている。
彼女は、男の観客をいらいらさせる。
彼女に比べると、
リンダ・フィオレンティーノや
シャロン・ストーンといった
現代のfemme fatales(運命の女)は、影が薄い。
現代の魅力は、セックスとヌードでしかない。
悲しみと弱さがないように思える。
40年代ノワールの魅力を味わおうとしたら、
本作を見るといい。

オトーサン、
「そういう意味なのか」
メイムのせいなのよ、お兄さんたち、
メイムのせいなの。
メイムが町に来た仲買人にキスしたら、
そのキスがシカゴを焼き尽くしたの。
だからメイムのせいなのよ、お兄さんたち、
メイムのせいなの。

黒美君彦さん 
2010年3月27日
"Put The Blame On Mame"

リタ・ヘイワースの代表作といわれるだけあって、
例えば彼女が"Put The Blame On Mame"を
歌うシーンは素晴らしいとしか表現しようがない。
逆にいえばグレン・フォードや
ジョージ・マクレディの存在が飛んでしまうほど。
とはいえ、1944年頃のアルゼンチンの
カジノを舞台にした物語は、
どこか怪しく危うげで魅力的だ。
主人公ジョニー・ファレルを
ずっと見続ける狂言回し、
カジノで働くピオも、いいスパイスになっている。
リタ・ヘイワースはよくいわれるように
ファム・ファタールとしての一面と、
健気な女としての一面を演じ分け、
その魅力を余すところなく銀幕に灼きつけた。
歌は吹き替えらしいが、
当時米国のセックス・シンボルに上り詰めた
その官能的な姿態は永遠だ。
不思議な魅力にあふれた逸品である。


コン・エアー

オトーサン、
「2002年に見た」
・ コン・エアー 映画索引NO.515
現在とフォーマットがちがっているので、
見直すことにしました。
見直して幸いでした。
これは、5つ☆にふさわしい映画です。
サイモン・ウェスト監督のデビュー作、
いきなり大ヒットとなりました。

原題:Con Air (1997)  
監督:Simon West (I)  
脚本:Scott Rosenberg 
Genre: Action / Thriller 
Rated R for strong violence and language 
Country: USA 
Language: English / Spanish
上映時間:115分
あらすじ:
軍を除隊したキャメロン・ポーは、
酒場で妻トリシアにからむ酔っぱらいと揉め、
はずみで相手を殺害してしまう。
8年後、仮釈放され、わが家に帰るために
囚人専用の輸送機コン・エアーに搭乗する。
だが、そこにはサイラスら凶悪犯たちも。
離陸後、サイラスらによって
飛行機がハイジャックされてしまう。
地上では異変に気づいた連邦保安官ラーキンらが、
追跡を開始する・・・

出演者: 
Nicolas Cage ....  Cameron Poe(ポー)
Monica Potter ....  Tricia Poe(トリシア)  
John Malkovich ....  Cyrus "The Virus" Grissom(サイラス)  
John Cusack ....  U.S. Marshal Vince Larkin(ラーキン)
オトーサン、
「いい役者をそろえたね」

その他の出演者:
Landry Allbright ....  Casey Poe  
M.C. Gainey ....  Swamp Thing  
Danny Trejo ....  Johnny 'Johnny-23' Baca  
Steve Buscemi ....  Garland 'The Marietta Mangler' Greene  
Steve Eastin ....  Guard Falzon  
Rachel Ticotin ....  Guard Sally Bishop  
David Chappelle ....  Joe "Pinball" Parker  
Ving Rhames ....  Nathan "Diamond Dog" Jones  
John Malkovich ....  Cyrus "The Virus" Grissom  
Renoly Santiago ....  Ramon "Sally-Can't Dance"  
Nick Chinlund ....  William "Billy Bedlam" Bedford  
Mykelti Williamson ....  Mike "Baby-O" O'Dell  

User Rating:6.8/10( 240,822 votes)IMDb
  User Rating:7.8/10( 610 votes) Yahoo!
オトーサン、
「評価が高くなっている!」
2002年時点ののIMDbスコアは、
・User Rating:  6.3/10 (13,668 votes)

アカデミー賞ノミネート 
・主題歌賞  ダイアン・ウォーレン   "How Do I Live" 
・音響賞 

User Reviews 
gfhrt435さん
United States 
2006年11月116日
評価が低すぎる
 
ジョン・マルコヴィッチは、
サイラス役として画期的な演技をする。
こんな演技、まず見られないだろう。
彼とジョン・キューザックは
ニコラス・ケイジの影を薄くしてしまう。
この映画は、終始一貫、楽しませてくれる。
もう一度、見たくなること請け合いだ。
これだけスターが揃った映画は、めったにない。
ストーリーはよく、アクションはさらによい。
撮影とシナリオは、最高。
この映画、ヒットした。
なぜ低く評価されたか、理解できない。

オトーサン、
「ジーナさんが褒めている!」

ジーナさん 
2010年9月25日
エキサイティング

犯罪者に乗っ取られた機内
という限られた空間で
仲間も無く奮闘する男を描いたスカイアクションです。
リアリティはないですが、
斬新な発想と確立されたキャラクター設定で
楽しませてくれます。
粗さはあるものの展開は速いですし、
ちょっとしたユーモアも含まれているので
飽きる事無く鑑賞できますよ。
アクションも迫力満点&見応え十分です。
ほとんどが爆破と破壊ですが、
不思議と魅せられました。
不満点だったのは凶悪犯だと
散々あおっていた囚人たちが、
意外と大暴れしなかった事ですかね。
レクター博士なみに拘束されていたアレなんて、
見かけだおし以外の何ものでもないでしょう。
ジョン・マルコヴィッチの悪役ぶりや
シャープな刑事を演じたジョン・キューザックは魅力的☆
スティーヴ・ブシェミの病的な風貌も最高です!
彼のままごとシーンはハマりすぎて鳥肌もんですね(笑)
他にもコワモテ俳優ダニー・トレホやヴィング・レイムスなど
とにかく役者陣が最大の見せ場と
言っても過言ではない顔ぶれでした。
ニコラス・ケイジは好みが分かれるところなのでノーコメント(爆)
彼の暑苦しさが好きな方は、
マッチョ化した肉体も拝めるので必見でしょう。
巧みなストーリー展開に派手なアクション、
安心して楽しめる構成や緊張感ある演出など
一気に観れる娯楽作品に仕上がっていますので
未見の方は是非チェックしてみて下さい。
ただし、アクションの主役はカッコ良くなきゃ!!!
と思っている方にはオススメできません(爆)
序盤の第一印象で諦めずに観続けていれば、
もしかするとカッコ良く感じられるかもしれませんが(笑)


トゥルー・クライム

オトーサン、
「2000年に見たな」
・トゥルー・クライム 映画索引NO.27
現在のフォーマットになっていないので、
BS放映を機に、見直すことにしました。
ほとんど内容を忘れてしまいましたが、
死刑執行方法は、覚えていました。
絞首刑や電気椅子でなく、薬物注射なのです。
第1段階 バルビタール(麻酔)
第2段階 臭化パンクロニウム(筋肉弛緩)
第3段階 塩化カリウム(心停止)

原題:True Crime (1999) 
監督:Clint Eastwood    
原作:Andrew Klavan
脚本:Larry Gross/ Paul Brickman /Stephen Schiff   
Genre:Crime/ Drama/ Mystery 
Country: USA 
Language: English 
上映時間:127分
あらすじ:
北カリフォルニアのオークランド。
地元紙のヴェテラン記者スティーヴは、
最近は酒とデスクの妻に手を出す始末。
編集長の命令で、死刑囚フランクの取材に赴く。
事故で急死した同僚の女性記者の代役だ。
サン・クエンティン刑務所で、明日0時1分に
死刑執行が決まっていた。
事件を調査し直すと、
物的証拠と証言に誤りがあるのを発見。
午後4時、フランクと面会し、無罪を確信。
知り合いの地方検事から
現場に黒人少年がいることを知り、
事件の洗い直しに取りかかる。
残りはわずか12時間・・・・

出演者:
Clint Eastwood ・・・・ Steve Everett(スティーブ)
Isaiah Washington ・・・・ Frank Louis Beechum(フランク)
Lisa Gay Hamilton ・・・・ Bonnie Beechum(ボニー)
オトーサン、
「イーストウッド、演技はフツーだね」

その他の出演者:
Denis Leary ・・・・ Bob Findley
James Woods ・・・・ Alan Mann
Bernard Hill ・・・・ Warden Luther Plunkitt
Diane Venora ・・・・ Barbara Everett
Francesca Eastwood ・・・・ Kate Everett
Marissa Ribisi ・・・・ Amy Wilson
Michael McKean ・・・・ Reverend Shillerman
Mary McCormack ・・・・ Michelle Ziegler
Michael Jeter ・・・・ Dale Porterhouse
Hattie Winston ・・・・ Angela Russel
Penny Bae Bridges ・・・・ Gail Beechum
Frances Fisher ・・・・ D.A. Cecilia Nussbaum
Christine Ebersole ・・・・ Bridget Rossiter
Tom McGowan ・・・・ Tom Donaldson
Lucy Liu ・・・・ Toy Shop Girl

User Rating:6.6/10 ( 27,460 votes)IMDb
  User Rating:7.1/10( 214 votes) Yahoo!
オトーサン、
「よく出来ている」

User Reviews 
gottogorunningさん
United States
2005年8月16日
Fairly Engaging
かなり面白い

本作は、かなり魅力的な映画だ。
よい演技がみられる。
イーストウッド監督は、いいアクションで、
話を進めていく。
娘を動物園に連れて行くシーンだけ、
やや勢いが失われているが、
スティーブの置かれた立場をよく説明している。
彼は、娘のために時間を作ろうとするのだ。
イーストウッドは、女遊びにふける飲んだくれという
難役を演じるのを楽しんでいる。
助演陣も、まぁまぁ。
唯一の問題は、上映時間を短くすべきだということ。
もっと切迫したストーリー展開にすべきだった。
死刑執行まで、時計がチクタク。
だが、監督は、背景に重点を置くほうを選んだ。
30年後、お金を儲けたイーストウッドは、
望み通りのことをやれるようになった。

オトーサン、
「今見ると、確かに、古典的だね」

黒美君彦さん 
2006年7月30日
ある意味で古典的

今や巨匠の域に
達してしまったかのようなイーストウッドだが、
同時に彼の中には如何ともしがたいB級サスペンスや
アクションへの欲求があるのだろう。
サスペンスとしては、あまりの御都合主義に
頭が痛くなりそうなのだが、
時間的束縛の中でのヒーローの活躍を
追求したと考えれば、
なんだ、ドン・シーゲル的じゃん、とも思えてくるのだ。
その意味では古典的な作りとさえいえるかも知れない。
彼の時として難解な、晦渋に充ちた作品とは
相性の合わない私だが、それならそれで楽しんじゃうか
と肩の力を抜いて向き合えるのだから。
そしてこの作品に関しては、それで十分なのかも知れない。


デスノート Light up the NEW world

オトーサン、
「第2作はみている」
・DEATH NOTE デスノート the Last name(2006)
 映画批評索引NO,2327
さして感動しませんでしたが、
第3作が、テレビ初放映とあったので、
録画してみました。
テレビスルーは、不人気だったのでしょう。

原題:デスノート Light up the NEW world (2016) 
監督:佐藤信介
原作:大場つぐみ/ 小畑健  
脚本:真野勝成 
Genre:Horror/Suspence
上映時間:135分
あらすじ:
2人の天才キラの対決から10年。
警視庁には、夜神総一郎が立ち上げた
<デスノート対策本部>が存続していた。
すでに亡くなった総一郎に代わり、
キラ事件に精通する“デスノートオタク”の
三島が特別チームを率いていた。
やがて本部にLの後継者である名探偵・竜崎と
彼に心を通わせる白装束の死神アーマが登場し、
6冊のデスノートがバラまかれたことが判明。
三島は、6冊すべてを回収して
デスノートを封印しようとする。
そんな彼の前に、キラを“神”と崇め、
その復活を目論むサイバーテロリスト紫苑と
彼に憑りついている死神リュークが立ちはだかる。
こうして、キラの復活を望む者と、
それを阻止する者たちによる
究極の争奪戦が始まる・・・

出演者:
 出昌大・・・ 三島創 
 池松壮亮・・・ 竜崎 
 菅田将暉・・・ 紫苑優輝 
 中村獅童・・・ リューク
 沢城みゆき・・・ アーマ
オトーサン、
「若い役者さんか」
松山ケンイチや藤原竜也のほうが巧いね。
リュークとアーマの2死神、
ただの飾り物、コケオドシでした。

その他の出演者:
 川栄李奈・・・ 青井さくら 
 藤井美菜・・・ 七瀬聖 
 青山草太・・・ 松田桃太 
 竹井亮介・・・ 黒元晋 
 大迫一平・・・ 浦上衛 
 金田明夫・・・ 須加原順郎 
 松山ケンイチ・・・ L・竜崎 
 藤原竜也・・・ 夜神月 
 戸田恵梨香・・・ 弥海砂(ミサミサ) 
 船越英一郎・・・ 御厨賢一 
 阪口大助・・・ ニア 
 松坂桃李・・・ ベポ 

User Rating:4.0/10( 8 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:5.4/10( 5,569 votes) Yahoo!
オトーサン、
「低いね」
大勢のひとを失望させたようです。

User Reviews 
tak***** さん 
2017年11月20日
池松さんは良かったけどな 

やはり、藤原・松山コンビには敵わない。
戸田さんも良かったけれど、
何だか話に無理がある。
以前のデスノートの予備知識が無ければ、
本当に意味不明だろう。
映画の前に突然放送したドラマも
どうした?と思ったけれど、
主演の窪田さんが凄まじく良かった為、
それはそれで納得できた。
若手の俳優さんを揃えて、
悪くは無いのに勿体ない感じに・・・。
デスノートはやっぱり2冊くらいで丁度よい。
もうデスノートでをおもちゃにするのは止めましょうね。 

オトーサン、
「前田さん、もっと怒れ!」

前田有一さん 
2016年10月24日
原作を超える脚本を作れた確信をもってから映画化すべし
   
非難ごうごう炎上確実な人気漫画の実写版の中で、
「デスノート」シリーズの実写版は
珍しく賛否両論である。
私のように評価しないものもいれば、
これは成功例、などとほめる人も多い。
そして、原作から完全に離れたオリジナルストーリーによる
続編「デスノート Light up the NEW world」の評価も、
おそらくそうなるだろうと予測できる。 
夜神月とLの死闘から10年が過ぎたころ、
再び人間界でデスノートによる殺人事件が始まった。
かつて日本の警察内に設立されたデスノート対策本部は、
キラ事件をマニアックに研究し続けてきた三島を中心に、
前回の教訓を生かした対抗措置によって
必死にそれを阻止せんとする。
だが、今回人間界にばらまかれたデスノートは、
彼らが予想していた以上の冊数であった。 
この映画シリーズは本作含め、
映像が思わせぶりでよく出来ているため、
高校生くらいまでの子供が見れば
それなりに楽しめるようになっている。
だが、原作漫画の持つポテンシャルは
子供どころか大人まで十二分に楽しませるものがあるのであり、
私のような違いの判るダンディな大人が読んでみれば、
結局のところ映画版の力がはるかに弱いことがわかる。
これが、このシリーズが賛否両論となっている理由である。 
子供も含めてダメさバレバレの類似品に比べれば
いくらかマシなのは確かだが、
それにしても本作も大人が鑑賞するには厳しいものがある。 
一言でその理由を言えば、
デスノートを拾うのがことごとく馬鹿ばかり
という点に尽きる。
ついでに、それを追いかける警察もあまり頭がよろしくない。
それが興ざめする最大の理由である。
原作には少なくとも、その点をうまくカバーする
演出なりの配慮がなされていた。 
だいたい映画だってもう4本目なのだから、
そろそろデスノートの弱点や限界、注意点を
作り手も"熱烈なファン"と同レベルくらいには
共有してほしいと思う。 
その、いわばデスノートゲームの最重要点というものを
一言でいうなら「デスノート利用者の優位というのは
ステルス性がすべて」ということである。
つまりこの物語は所有者も追う側も
ステルス性こそが生命線なのであり、
そこを極めてこそのスリル、サスペンスなのである。 
なのに、この映画に出てくる警官たちはひじだけ
で顎(顔の下半分)を隠して所有者を追いかけてみたり、
のほほんと素顔で会いに行ってみたり、
対応が雑なことこの上ない。 
キラ登場から10年も経つんだから、
対策チームなんていうならば
こちらが想像する以上のものすごい、
それこそ完璧すぎるデスノート対策くらいしておけと、
100ぺんくらい脳内で突っ込みたくなること確実である。 
そのうえで、それを上回る所有者の戦術とアイデア、
それを見せてこそ原作超えのエンタテイメントが
できるというものではないか。
観客の予想を超える攻防戦を見せてこそ、
わざわざオリジナル続編を作る意義というもの。
それができないなら、
できる脚本アイデアが出てくるまで
映画化を我慢することも大切だ。
それがファンへの最低限の敬意、というものであろう。 
たとえば「シン・ゴジラ」ではないが
現実の日本にこんなノートが現れたら……という点を
徹底的に突き詰めてみたらどうか。
なにしろこの映画に出てくる警察はとても非現実的だ。
とくにある女を無罪放免にする設定などは
あまりにもありえない。
現実に、冤罪が疑われる死刑囚が
どれだけいる(いた)と思っているのか。
やるときは、どんな言いがかりをつけても
永久に逮捕拘束するのがニッポン流というものだ。 
この点をもう少し言及すると、
現実にデスノートが現れた場合、
一番怖がるのはいわゆる上級国民であることが
誰にでもわかるだろう。
どこかの首相なんぞは、
真っ先に100回くらい殺されていても不思議じゃない。
芸能人も、アンチが多い映画批評家も、
あっという間にあの世行きだろう。 
逆に言えば、デスノートを社会のどの階層が拾うかで
階級闘争が起きるのであり、
その結果、善政になるのか、
ウォール街が庶民のフリマ場になるのか、
いずれにせよこんなものが本当にあったら……
そんな禁断の妄想を満足させる部分があってもよかった。 
あとこの映画の作り手は、
ハッカーを神様か何かと思っているふしがある。
どうみてもこの映画に出てくるそれは、
デスノート以上に無敵である。
だいたいあんな技術があったらデスノートなんていらないだろと
再び脳内でつっこまざるをえない。
こうした抜けた演出がまた、物語から緊張感を奪っている。 
かようにいろいろと惜しい点はあるわけだが、
もともと原作超えなんて無理だろうとの低いハードル感が
これだけ蔓延していると、
今更ファンからさほどの反発を生むこともあるまい。
それはそれで悲しい話ではあるが。 


カバーガール

オトーサン、
「カバーガールって?」
雑誌の表紙を飾る美女ですね。
有名雑誌に載れば、もう出世は約束されたもの。
有名な作曲家ジェローム・カーンつながりで、
この映画をみつけました。

原題:Cover Girl (1944) 
監督:Charles Vidor    
原作:Erwin S. Gelsey
脚本:Virginia Van Upp/Marion Parsonnet/ Paul Gangelin  
Genre:Comedy/ Musical/ Romance
Country: USA 
Language: English 
上映時間:107分
あらすじ:
ラスティは、コーラス・ガール。
舞台監督で恋人のダニーとジーニアスは、
ショーが終わると、行きつけのレストランで
1日の疲れをいやしている。
ブロードウェイを心ざすみるラスティは、
雑誌のカバーガール・コンテストに。
雑誌の発行人クデアに気に入られ、
カバーガールに選ばれ、人気者になる。
出演するクラブ・シドーも大繁盛。
ブロードウェイのプロデューサー
ノエルが彼女のもとにやって来る。
スターへの道を歩もうとするラスティを
ダニーとジーニアスは複雑な気持ちで見つめた。
やがて、ダニーと別れて仕事をすることを渋っていた
ラスティをくどき落とすため、
ノエルは彼女を自分の劇場へつれていく。
ラスティにとっては夢にみた場所。
翌朝、リハーサルに遅れたラスティをダニーはなじった。
泣きながら去っていくラスティ。
やがてそんな彼女もブロードウェイのスターに。
だが日々は淋しい。ダニー達がいないからだ・・・

出演者:
Rita Hayworth ・・・ Rusty Parker(ラスティ)
Gene Kelly ・・・ Danny McGuire(ダニー)
Lee Bowman ・・・ Noel Wheaton(ノエル)
オトーサン、
「ジーン・ケリー、懐かしいね」
中学校で、道玄坂の映画館に見にいきました、
「雨に唄えば」に主演し、
主題歌"Singin' in the Rain"は、忘れられません。
♪I'm singing in the rain
  Just singing in the rain
  What a glorious feelin'
  I'm happy again
  I'm laughing at clouds
  So dark up above
  The sun's in my heart
  And I'm ready for love

その他の出演者:
Phil Silvers ・・・ Genius
Otto Kruger ・・・ John Coudair
Eve Arden ・・・ Cornelia "Stonewall" Jackson
Jess Barker ・・・ young John Coudair
Edward Brophy ・・・ Joe, Oyster Cook

User Rating:6.9/10( 3,744 votes)IMDb
  User Rating:8.4/10( 13 votes) Yahoo!
オトーサン、
「"晴れて今宵は"のほうが、面白かったな」

アカデミー賞受賞 
・ミュージカル映画音楽賞
同ノミネート 
・撮影賞(カラー) 
・歌曲賞  アイラ・ガーシュウィン 作詞 Long Ago and Far Away 
        ジェローム・カーン 作曲  
・室内装置賞   
・録音賞 

User Reviews 
movibuf1962さん
Washington, DC 
2003年5月7日
ジーン・ケリーは重要な役、
リタ・ヘイワースは最高に魅力的

本作の重要性は、原作のオリジナリティではなく、
スターに起こったことにある。
MGMのボス、L.B.メイヤーが彼のスタジオを
あまり使わなかった時に、
ジーン・ケリーが、外に貸し出されたのだ。
彼の‘第二の我’ダンスの演技は、画期的で、大成功。
その結果、MGMは、ついに彼を大事にするようになり、
「錨を上げて」、「踊る大紐育(ニューヨーク)」、
「巴里のアメリカ人」のヒットにつながった。
同様に、コロンビアは、リタ・ヘイワースを;
何年もの間、訓練していたが、出演はB級映画にとどまっていた。
本作は、輝かしいテクニカラーの主役に彼女を引き上げた。
セックシンボルとなった「ギルダ」の成功への道を開いた。
彼女とケリーは、素敵なカップルになり、
"Put Me To The Test"と
新鮮でエネルギッシュな"Make Way For Tomorrow." という
見事なダンスを踊った。
最も感動的な歌曲は、"Long Ago and Far Away"だ。
もうひとつのよい歌曲は、"Cover Girl"だ。
ヘイワースは、金のドレスに身を包み、
金髪をなびかせて、ランナウェイに最後に登場する。
テクニカラーの中の夢だ!!

オトーサン、
「同感」

Ikedaさん 
2005年1月10日
可もなく不可もない

カラーを含めた画像が非常に良い映画で、
かなり楽しみましたが、ミュージカルとしては
可もなく不可もない映画だと思いました。
リタ・ヘイワースはジンジャー・ロジャースが
フレッド・アステアとのコンビを解消した
後釜としてパートナーを組んだという印象が
強かったですが、
この映画でもご自慢の髪を振り回しての
踊りは良いと思います。
但しジーン・ケリーと組んだ踊りは、
音楽は良いが振り付けが今一つかなという気がしました。
それと、ミュージカルなので
ストーリーが単調なのは仕方ないとして、
先が見えすぎて面白くないのは
演出またはジーンの演技力の問題かなと思いました。


晴れて今宵は

オトーサン、
「素敵な邦題だね。古風だけど」
原題"You Were Never Lovelier"を直訳すると、
・あなたは決してより美しくありませんでした。
有名な作曲家ジェローム・カーンつながりで、
この映画をみつけました。

原題:You Were Never Lovelier (1942) 
監督:William A. Seiter    
原作:Carlos A. Olivari/Sixto Pondal Rios
脚本:Michael Fessier/ Ernest Pagano/ Delmer Daves  
Genre:Comedy/ Musical/ Romance 
Color:  Black and White 
Country: USA 
Language: English 
上映時間:97分
あらすじ:
NY第一のダンサー、デイヴィスは、
ブエノス・アイレスへ遊びに来たが、
競馬で一文無しになってしまう。
ホテルのナイト・クラブに出演して、
帰りの旅費をかせごうと思ったが、
社長のアクーニャに断れてしまう。
ナイト・クラブに出演している
バンドリーダーのクガートに出会い
その計らいで、
アクーニャの長女の結婚式の余興に出演する。
アクーニャには、四人の娘がいるが、
次女マリアだけは男を寄せ付けない。
夢見がちな理想を抱いているせいと
アクーニャは、マリアに匿名で蘭の花と手紙を送ると、
デイビスが送り主と思い込み、恋してしまう。
一方、デイビスはアクーニャと契約したいために
その嘘に乗っかり、あとで後悔する羽目に・・・

出演者:
Fred Astaire ・・・ Robert Davis(デイヴィス)
Rita Hayworth ・・・ Maria Acuna(マリア)
Adolphe Menjou ・・・ Eduardo Acuna(アクーニャ)
Xavier Cugat ・・・ himself(クガート)
オトーサン、
「リタ・ヘイワース、見直したね」
戦時中は、セックス・シンボルとして有名でしたが、
この映画では、初心でチャーみングです。

その他の出演者:
Isobel Elsom ・・・ Maria Castro
Leslie Brooks ・・・ Cecy Acuna
Adele Mara ・・・ Lita Acuna
Gus Schilling ・・・ Fernando
Barbara Brown ・・・ Mrs. Delfina Acuna
Douglas Leavitt ・・・ Juan Castro

User Rating:7.3/10( 2,562 votes)IMDb
  User Rating:7.5/10( 4 votes) Yahoo!
オトーサン、
「楽しいね」

アカデミー賞ノミネート 
・ミュージカル映画音楽賞  リー・ハーライン    
・歌曲賞  ジェローム・カーン 作曲
     『愛しの君』 Dearly Beloved 
・録音賞 

User Reviews 
abcj-2さん
United States 
2011年4月12日
ミュージカル好きでないひとにも、
ぴったりの映画

甘いラブストーリー。
私は、リタ・ヘイワースとフレッド・アステアが大好き。
アドルフ・マンジュウ演じる横暴な父親もいい。
助演陣がすごい。
この映画を所有している。
通常、本当に好きでないと買わないのだが!
踊りのほうは、アステアと
ジンジャー・ロジャーズ共演のほうがいいが、
こちらもそう悪くはない。
独特のロマンスの雰囲気がいい。
ヘイワースは美しいだけではなく、
女優として魅力的だ。
私は、音楽狂ではないが、
本作は、数少ない例外の1つ。
ダンスナンバーよりも、
ストーリーとロマンスがたっぷりだ。
これら出演者のフアンや
コメディ/ドラマ/ロマンスタイプミュージカルの
ファンに大いに推薦したい。

オトーサン、
「へぇ、そうなんだ」
ザビア・クガート
誕生日;1900/1/1 - 1990/10/27
出身、スペイン
アメリカ合衆国で活躍したラテン音楽楽団のバンドリーダー
ルンバの王様と言われた。

Ikedaさん 
2006年10月30日
ザビア・クガート

フレッド・アステアが
リタ・ヘイワースと組んだ第2作です。
リタが男に興味を示さないのを
父親アドルフ・マンジュウが
心配して策略を巡らすが、
アステアがそれに巻き込まれて話が進行します。
マンジュウの癇癪持ちの社長は、
彼らしさがないとも言えますが、なかなか面白いです。
それにザビア・クガートが、
かなりの役で出演しているのが見所です。
アステア、ヘイワースの踊りは当然ながら立派なものですが、
面白そうなストーリーの割に中盤がすこし冗長な気がしました。
同年に作られて、日本でも同じ年に公開された
ビング・クロスビーとの共演作「スイングホテル」と比べると
楽しさの点で落ちます。
それにアステアが、かなり唄っていて、
悪くはありませんが、
やはりBC(Before Crosby)の歌い方なので、
マイクをうまく使ったクロスビーには
かなわない事もあります。


ヘッドライト

オトーサン、
「移民は苦労するねぇ」
・誕生日 : 1920/10/15 - 2002/01/11
・出身 : トルコ/テキルダー
アルメニア系の家庭に生まれる。
子供の時にトルコ政府の弾圧を避けて
マルセイユに移住。
エクサン・プロヴァンスの工芸学校を卒業。
ジャーナリストとして活動。
1952年、La Table aux crevesで監督デビュー。
1954年、Le Mouton a cinq pattesが
ロカルノ国際映画祭を受賞し、
アカデミー賞脚本賞にノミネートされた。
「ヘッドライト」「地下室のメロディー」が評判に。
以後ギャバン、ベルモンド、アラン・ドロン主演の
刑事・犯罪物で本領を発揮。
1979年、I... comme Icareが
セザール賞には監督賞を含む5部門でノミネート。

原題:Des gens sans importance (1956)
      People of No Importance
監督:Henri Verneuil    
原作:Serge Groussard
脚本:Henri Verneuil/Francois Boyer  
Genre:Drama 
Color:  Black and White 
Country: France 
Language: French 
上映時間:101分
あらすじ:
パリとボルドー間を走る初老のトラック運転手ジャン。
街道筋の常宿でふと一年前の出来事に思いを馳せた。
あの日もこの宿を訪れた彼は、
そこで年若い女中クロチルドと出会い、恋に落ちた。
冷たく暗い家庭に嫌気が差していた
妻子持ちのジャンにとって、
彼女は掛け替えのない存在となっていく。
こうして新しい人生を歩む決心をするジャンだが、
その矢先に職を失い、クロチルドとの連絡を絶ってしまう。
クロチルドは妊娠していたが、
彼の失業を知ると心配かけまいと、
密かに堕胎医を訪れるのだが・・・

出演者:
Jean Gabin ・・・ Jean Viard(ジャン)
Francoise Arnoul・・・ Clotilde Brachet(クロチルド) 
オトーサン、
「渋いね、ジャン・ギャバン」
ヴェネチア国際映画祭受賞 
・男優賞 現金に手を出すな    
・男優賞 われら巴里ッ子    
・男優賞 夜は我がもの    
ベルリン国際映画祭受賞 
・男優賞 LE CHAT    
・男優賞 放浪者アルシメード 

その他の出演者:
Pierre Mondy ・・・ Pierrot Berty
Paul Frankeur ・・・ Emile Barchandeau
Yvette Etievant ・・・ Solange Viard
Dany Carrel ・・・ Jacqueline Viard
Lila Kedrova ・・・ Mme Vacopoulos
Robert Dalban ・・・Gilier
Nane Germon ・・・Mme Cussac
Pierre Fromont・・・ Bregier
Max Megy :・・・Philippe
Helena Manson ・・・ Germaine Constantin
Marcelle Arnold ・・・la concierge des Viard
Gabriel Gobin ・・・l'homme de ≪ La croix de Briac ≫
Edmond Ardisson ・・・le routier qui recoit la gifle
Jean Blancheur ・・・ Monsieur Constantin

User Rating:7.2/10( 302 votes)IMDb
  User Rating:7.3/10( 26 votes) Yahoo!
オトーサン、
「名作!」
若い頃、名古屋の映画館でみて、感激しました。

User Reviews 
wvisser-leusdenさん
Netherlands 
2010年5月136日
もうひとつのジャン・ギャバンの名画

本作は、伝統的な1950年代の映画だ。
撮影は、白黒。
よく構成されたプロットとよい演技。
伝説のジャン・ギャバンは、トラック運転手役。
主演女優フランソワーズ・アルヌールは、
はまり役で、ジャン・ギャバンの結婚生活を乱す。
この映画は、"自然主義"が旗印だ。
自然主義は、19世紀フランスの偉大な作家
エミール・ゾラによってひらかれたアートスタイルで、
可能な限りリアルであり、醜さを描くことをためらわない。
ペシミズムが根底にあって、
私達は、人間の幸福は、はかなく過ぎていくことを学ぶ。

オトーサン、
「下積みの生活を活写!」

Ikedaさん 
2008年5月17日
ペシミズム

戦後10年経って作られた作品ですが、
戦前のフランス映画のペシミズムを
彷彿とさせている所が素晴らしいです。
最初の方でアメリカ兵が出てくるシーンなど無ければ、
もっと古い時代の映画化と思ってしまいます。
アンリ・ヴェルヌイユという監督の作品は
あまり見ていませんが、
大体において良い演出をする人だなと思いました。
ジャン・ギャバンは女性がらみの悲哀を表現するの
が得意なので当然、名演ですが、
相手役のフランソワーズ・アルヌールも
ギャバンに合わせた控えめな演技が良いです。
控えめといえばジョセフ・コズマの音楽も
良い雰囲気を出しています。
また、この邦題は名訳だと思います。


座頭市果し状

オトーサン、
「シリーズは、全第26作か」
監督を代え、出演者を代え、工夫しています。
本作では、名優・志村喬が出演し、
気になる存在・野川由美子が出演しています。

原題:座頭市果し状(1968)
監督:安田公義
原作:子母沢寛  
脚本:直居欽哉 
Genre:Perio Drama /Action
上映時間:83分
あらすじ:
市は、秩父街道の宿場町に着いた。
百姓が浪人・弦八郎や松五郎一家に
斬られたのに出くわし、医者にかつぎ込み、
医師・順庵の家に滞在することに。
間もなく、市のところへ、
松五郎から迎えが来て、
用心棒になってほしいというのだった。
そんな市に、弦八郎の女・お秋は警告した。
直後、弦八郎は松五郎の依頼で、庄屋を斬殺。
市は、弦八郎と対峙したが、短銃で射たれ
肩先に弦八郎の刀を受けてしまった。
市の手当てをしたのはもちろん、順庵だが、
松五郎たちはすぐさま追ってきた。
しかし、市の姿は順庵の家から消えていた。
順庵と娘は松五郎の機織場に連れこまれ、
拷問を受けた。
一方姿を隠していた市は
知らせを受けて松五郎一家に乗り込む。
順庵と娘を逃がすと、斬って斬って斬りまくった。
やがて現われた弦八郎に
市の仕込杖がキラリと光った・・・

出演者:
 勝新太郎・・・ 座頭市 
 志村喬・・・ 順庵 
 野川由美子・・・ お秋 
 待田京介・・・ 弦八郎 
オトーサン、
「志村喬、名優だね」
もう少し見せ場があってもいいのでは?

英国アカデミー賞男優賞ノミネート 
1955年 「七人の侍」 
1959年 「生きる」

その他の出演者:
 三木本賀代・・・ お志津
 井上昭文・・・ 粂次 
 千波丈太郎・・・ 己之吉 
 北城寿太郎・・・ 源太 
 小松方正・・・ 勘造 
 土方弘・・・ 大宮ノ松五郎 
 水原浩一・・・ 仙之助 
 山本一郎・・・ 伊助 
 舟橋竜次・・・ 丑松 
 南部彰三・・・ 徳左衛門 
 堀北幸夫・・・ 亥之吉 
 原聖四郎・・・ 坂田 
 織田梨枝子・・・ お清 
 水町由香里・・・ よしだ屋の女中 
 近江輝子・・・ おさと 
 越川一・・・ 清作 
 石原須磨男・・・ 吾助 
 芝田総二・・・ 藤兵衛 
 春日清・・・ 正助 
 勝村淳・・・ 半次 
 西岡弘善・・・ 岩松 
 籔内武司・・・ 寅八 
 山岡鋭二郎・・・ 金太 
 暁新二郎・・・ 竹 
 長友宗之・・・ 為吉 
 藤春保・・・ 伝次 
 芦川進・・・ 直吉 

User Rating:6.0/10( 4 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:7.8/10( 8 votes) Yahoo!
オトーサン、
「まぁ、まぁだね」

User Reviews 
イニシャルKさん 
2005年2月28日
志村喬

医者とヤクザ者である座頭市とのふれあいを
中心に描くシリーズ第18作。
医者の役に志村喬を起用しているため、
黒澤の初期の傑作「酔いどれ天使」を
彷彿とする内容になっている。
しかし出来はイマイチだった。 

オトーサン、
「鉄砲は、ありないよ」

nabeさん 
2011年2月20日
満身創痍

座頭市シリーズ第18作。
宮川一夫のカメラワークが光るシュールな作品である。
座頭市シリーズは毎回監督が代わるため、
その都度色々な個性が楽しめる。
今回の安田公義監督は、コメディタッチを徹底的に廃し、
東映のヤクザ映画ばりのシリアスな筋立てとしている。
座頭市も基本的にヤクザなので、
ストーリーはヤクザ同士の血みどろの果し合いであるが、
その果し合いが、これでもか、というように
繰り返されるので、中盤多少飽きが来てしまう。
しかし、市が不覚にも鉄砲に撃たれて重傷を負う場面から、
最後のクライマックスまで持っていくあたり、
さすがに手慣れた脚本だ。
市との暗闇のやり合いで鮮やかに浮かび上がる
野川由美子のあでやかさが、
宮川一夫のカメラワークが冴えて印象的である。


陰陽師 〜おんみょうじ〜

オトーサン、
「滝田洋二郎監督か」
誕生日:1955/12/4 - 
出身:富山県高岡市
1974年、獅子プロに助監督として入社。
1981年、「痴漢女教師」で監督デビュー。
成人映画の監督として注目された。
ミステリ喜劇からハードサスペンス、
時代劇まで、非常に幅広い作風を示す。
日本アカデミー賞監督賞受賞 
・2008年「おくりびと」    
同ノミネート
・1993年「眠らない街 新宿鮫」
・2001年「陰陽師 〜おんみょうじ〜」    
・2003年「壬生義士伝」  

原題:陰陽師 〜おんみょうじ〜(2001)
監督:滝田洋二郎
原作:夢枕獏  
脚本:福田靖/ 夢枕獏/ 江良至 
Genre:Drama/SF/Horror
上映時間:116分
あらすじ:
この世とあの世が交差し、
魔物たちが人と混在した平安時代。
そんな暗黒の世を鎮め、
ふたつの世界の調和を保つ能力をもつ
“陰陽師”と呼ばれる男たちがいた。
ある日、内裏では陰陽頭、道尊が
ある儀式を行い<都の守り人>の出現を予言する。
その守り人は帝の子を宿した藤原師輔の娘、
任子のお腹の子を指しているかに思われた。
だが、娘が既に帝の子をもうけていた
右大臣・ 藤原元方はこの事態に自らの将来を案じ、
何やら不穏な動きを始める。
やがて魔物たちが蠢き始めたことを感じる晴明。
ある夜、生まれたばかりの帝の子、
敦平親王の身に異変が起きる。
都の危機を感じた右近衛府中将、
源博雅は当代切っての陰陽師、
安倍晴明に助けを求める・・・

出演者:
 野村萬斎・・・ 安倍晴明 
 伊藤英明・・・ 源博雅 
 小泉今日子・・・ 青音 
 真田広之・・・ 道尊 
オトーサン、
「野村萬斎、はまり役だね」
能楽師だけあって、所作がきれいです。

その他の出演者:
 今井絵理子・・・ 蜜虫
 夏川結衣・・・ 祐姫 
 宝生舞・・・ 瓜の女 
 矢島健一・・・ 藤原師輔 
 石井愃一・・・ 藤原兼家 
 石丸謙二郎・・・ 陰陽頭 
 国分佐智子・・・ 任子 
 螢雪次郎・・・ 源忠正 
 下元史朗・・・ 小野清麻呂 
 八巻健弐・・・ 橘右近 
 木下ほうか・・・ 垣武天皇 
 立原瞳・・・ 綾子 
 萩原聖人 早良親王 
 柄本明・・・ 藤原元方 
 岸部一徳・・・ 帝 

User Rating:4.7/10( 186 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:6.2/10( 246 votes) Yahoo!
オトーサン、
「うーん」
ストーリーも地味だね。

日本アカデミー賞受賞 
・録音賞
・新人俳優賞  野村萬斎
同ノミネート
・主演男優賞  野村萬斎    
・助演女優賞  小泉今日子    
・監督賞  滝田洋二郎    
・音楽賞      
・撮影賞      
・照明賞      
・美術賞      
・編集賞   

User Reviews 
民謡から演歌までさん 
2006年5月27日
「呪」の罠

夢枕獏の原作は好きだな。
岩崎陽子の『王都妖奇譚』も面白い。
稲垣吾郎版(蘆屋道満!)、
 三上博史版(橘影連!陣内孝則)もTVで観てた。
つまりは安倍晴明という
超能力キャラが好きなのさ、多分。
で、本作なのだが、
そういう贔屓目もあるかも知れないが、
ストーリーは面白く、
映画としては「?」なCGはあるかも知れないが、
真田広之のエキセントリックな悪役キャラといい、
野村萬斎の華麗な舞、
小泉今日子の八百比丘尼もどき設定だが
献身的キャラといい、実に物語を盛り上げる。
伊藤英明は確かに弱すぎる…が、
まぁ良い人キャラという事で、嵌っていない事はないね。
今井絵理子は中国から渡ってきた蝶なんだよ。
どんな演技をしろってのよ?
〜源博雅との絡みは楽しいし、良いんじゃないの?
エキセントリックだけが秀逸な演技なのか?
つまりこれは重厚で妖しい時代ムービーではなく、
超能力ファンタジー・ドラマなんだよ。
晴明屋敷で博雅がからかわれる〜コミカルだね〜
そういう意味でも伊藤英明が効いてる。
そこに歴史的な早良親王の恨み、守る街が平安京、
「あの男」が天皇、
寵愛を求める女御、更衣、博雅と笛、
そして鬼と化す女心?
〜皇太子を巡る政治化の争い、
そして権力を掴もうとする
黒魔術師が彩りに絡むってだけ…
それも、まぁ魅力的なのだが。

オトーサン、
「同感!」
下手なCG、使わなくていいのに。

aksweetさん 
2007年9月20日
CGが陳腐で安っぽい

野村萬斎の立ち振る舞いが
「陰陽師」のイメージ通りで驚いた。
伊藤英明のゴツい割りに笛達者という配役も
意外と悪くなく、真田広之の悪役もイイ感じでした。
だがしかし、陰陽術を駆使するシーンでのCGが
致命的に陳腐で安っぽく、
鑑賞対象年齢を「これでもか!」
というくらいに下げている感じ。
要するに「東映ヒーロー祭り」的な
クオリティとでもいうか。
残念。
アクションもイマイチだったので、
オバサン向け耽美作品に特化させても
面白かったんじゃないかな・・・と
思ってみたり。 


マディソン郡の橋

オトーサン、
「2001年に見た」
・ マジソン郡の橋 映画索引NO.☆243
現在とフォーマットがちがっているので、
見直すことにしました。
なお、 邦題の表記は、マジソンではなく、
マディソンに改めます。

原題:The Bridges of Madison County (1995)  
監督:Clint Eastwood  
原作:Robert James Waller
脚本:Richard LaGravenese  
Genre: Drama / Romance
Rated PG-13 on appeal for some sexuality 
      and brief strong language. 
Country: USA 
Language: English 
上映時間:135分
あらすじ:
フランチェスカは平凡な主婦。
結婚して、イタリアの町から
アメリカのアリゾナの田舎町にやってきた。
思春期を迎えた息子と娘がいる。
ロバートは、カメラマン。
ジョンソン農場を通りかかり、
フランチェスカに、
ローズマン・ブリッジの場所を聞く。 
ナショナル・ジオグラフイック誌の仕事で、
マジソン郡の橋を撮影しにきたという。 
彼女は、橋まで案内し、
4日間の、はかないロマンスが花開く・・・ 

出演者: 
Clint Eastwood ・・・ Robert Kincaid(ロバート)
Meryl Streep ・・・  Francesca Johnson(フランチェスカ) 
「名演技だね」

その他の出演者:
Annie Corley ・・・  Caroline  
Victor Slezak ・・・  Michael Johnson  
Jim Haynie ・・・  Richard Johnson  
Sarah Kathryn Schmitt ・・・  Young Carolyn  
Christopher Kroon ・・・  Young Michael  
Phyllis Lyons ・・・  Betty  
Debra Monk ・・・  Madge  
Richard Lage・・・  Lawyer  
Michelle Benes ・・・  Lucy Redfield  
Alison Wiegert ・・・ Child  
Brandon Bobst ・・・  Child  
Pearl Faessler ・・・  Wife  
R.E. 'Stick' Faessler ・・・  Husband  

User Rating:7.6/10 (59,366 votes)IMDb
  User Rating:7.8/10( 819 votes) Yahoo!
オトーサン、
「古典になったね」
なお、2001年のIMDbは、
User Rating:  6.7/10 (3400 votes)

アカデミー賞ノミネート 
主演女優賞  メリル・ストリープ 

User Reviews 
ccrivelli2005さん
Rome, Italy 
2005年8月29日
メリル、イタリア人のスタイル

メリル・ストリープは、本当に驚異的だ。
開始から10秒で、有名女優なのを忘れた。
オープニングの朝食シーン。
すべてが彼女の顔に描かれている。
イタリア人の私は、これは演技でないと思う。
イタリア人女性を演じていて、
「ベリッシマ」(1951)の
アンナ・マニャーニを思い出させる。
そこには、偽りがない。
クリントは、この映画を彼女にささげた。
その結果は、純粋な魔法だ。
映画は読めない本に基づくが、
スターの強い相性のおかげで、クラシックになった。
映画好きなら、ぜひ見るように。
メリルの目の中にある真理に魅せられて
彼女のシーンのすべてを見てほしい。
彼女が冷蔵庫のドアを大笑いながら閉める、
クリントが彼女の故郷バリに滞在したと気づく時の
彼女の反応を見てほしい。
彼が、ただそこがきれいと思っただけなのに。
彼女の手、彼女の歩き方を見てほしい。
そして、彼女の目に戻ってほしい。
クリントの最初の注文は、みものだ。
背後で、カメラがすごい仕事をしている。
あなたが若者であっても、情熱的に推奨したい。

オトーサン、
「Ikedaさん、純情な時にみたんだ」
いま、こんな古風な恋愛ありえません。
それに、不倫したら、週刊誌に袋叩きされかねません。

Ikedaさん 
2008年11月27日
火葬

公開されてから間もなく、
テレビで見た映画で、
かなり面白い映画だと思いましたが、
最近見直したら、あまり面白くありませんでした。
やはりクリント・イーストウッドとメリル・ストリープ二人が
殆どのシーンを作っていますので、
特に二人の会話が長く続くと、
まだある程度覚えている進行なので退屈しました。
それに、イーストウッドが落ち着いた演技をしているのに比べ
メリルの方が熱演とは言え、
オーバーアクションなのも気になりました。
また、前には気になりませんでしたが、
主役以外の人物に対する演出が希薄で、
あまり意味がないなとも思いました。
もう少し、その辺のエピソードを、うまく織り交ぜたら、
もっと面白い作品になったのではないかと思います。
なお、最初に息子と娘が火葬を嫌うと言うのが
我々の常識では不思議に思いますが、
キリスト教徒や回教徒は、死者の復活という意味で、
元の体が必要だと考えられているため、今でも土葬が多いようです。
キリストが単なる磔刑だったけれども、
ジャンヌ・ダルクが火あぶりの刑になったのは
相当な極刑だったのだと思います。
逆にヒンズー教では火葬にして、
その灰をガンジス川に流すのが最も丁重な葬儀なので、
もしかすると、それがヒントだったのかなという気もします。


恋人たちの予感

オトーサン、
「ロブ・ライナー、名監督だね」
ゴールデン・グローブ監督賞ノミネート 
・1986年「スタンド・バイ・ミー」 
・1989年「恋人たちの予感」    
・1992年「ア・フュー・グッドメン」
・1995年「アメリカン・プレジデント」
ウディ・アレンだったら、どう撮るかな?

原題:When Harry Met Sally(1989)
監督:Rob Reiner  
脚本:Nora Ephron  
Genre:Comedy/ Drama/ Romance
Country: USA 
Language: English 
上映時間:96分
あらすじ:
77年のシカゴ、
大学を卒業したばかりのハリーとサリーは、
ハリーの恋人がサリーの親友であったことから
経費節約のために同じ車でニューヨークへ。
事あるごとに2人は衝突する。
5年後、ジョン・F・ケネディ空港。
出張の見送りに来てくれた恋人と
長いキスを交わしているサリーのもとに
ハリーが姿を現わした。
2人はお互いが相手の名前を覚えていたことに驚くが、
飛行機の中でも、またしても口論、
もうすぐ結婚するというハリーの様子は
以前とは違ってみえた。
さらに5年後。
離婚直前のハリーとサリーが再会する・・・

出演者:
Billy Crystal ・・・ Harry Burns(ハリー)
Meg Ryan ・・・ Sally Albright(サリー)
オトーサン、
「メグ・ライアン、いいねぇ」
1961年生まれですから、当時28歳。
この頃から、ロマコメクイーンとしての
大活躍がはじまります。
「おいおい、それありかよ」
レストランでメグ・ライアンが
オルガズムを実演!
周囲の顰蹙を買いますが、
老婦人のせりふに笑いました。
「彼女の食べているの、食べたい」

その他の出演者:
Bruno Kirby ・・・ Jess Fisher
Carrie Fisher ・・・ Marie Fisher
Steven Ford ・・・ Joe
Lisa Jane Persky ・・・ Alice
Michelle Nicastro ・・・ Amanda Reese
Kevin Rooney ・・・ Ira Stone
Harley Kozak ・・・ Helen Hillson

User Rating:7.6/10 ( 162,455 votes)IMDb
  User Rating:7.8/10( 295 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ノーラ・エフロン、いい女流脚本家だった」

誕生日 1941/5/19 - 2012/6/26 
出身 ニューヨーク 
両親共に脚本家。2人の姉妹も脚本家
ユダヤ系で、ビバリーヒルズで育つ。
ウェルズリー大学で学び、
インターンとしてホワイトハウスに入ったこともある。
ニューヨーク・ポスト記者からシナリオ・ライターに転進した。
1983年、共同脚本「シルクウッドがアカデミー賞にノミネート。
「恋人たちの予感」「めぐり逢えたら」でも脚本賞にノミネート。
1992年、『ディス・イズ・マイ・ライフ』で監督デビュー。
「めぐり逢えたら」「ユー・ガット・メール」が大ヒット
ウォーターゲート事件の記者、カール・バーンスタインと
結婚していた時期がある。

アカデミー賞ノミネート 
・脚本賞  ノーラ・エフロン    
ゴールデン・グローブ ノミネート
・作品賞     
・男優賞  ビリー・クリスタル    
・女優賞  メグ・ライアン    
・監督賞  ロブ・ライナー    
・脚本賞  ノーラ・エフロン 

User Reviews 
LebowskiT1000さん
Escondido, California, 
2002年8月1日
これまでで最もよいロマンチックコメディ!

先頃、ようやくこの映画を見ることができた。
最初に見た後、よかったと思った。
2度目に見た後、好きになった。
非の打ちどころがなくすばらしい映画だ!
話は非常に面白く、終始一貫、登場人物に興味を抱く。
次のシーン、何が起こるか、興味シンシン。
もう1時間も経ったのか、
あっという間に終わってしまう映画の1つだ。
よい映画の証左だ。
ストーリーの流がい。
それに、登場人物がすばらしい。
ビリー・クリスタルは、最高の演技だった。
冗談ばっかり。
メグ・ライアンは、美しく見える。
それに、かわいい。
ブルーノ・カービーとキャリー・フィッシャーも、
称賛に値する。
ロブ・ライナー監督は、すばらしい仕事をした。
ロマンチック・コメディに夢中なら見るべきだ。

オトーサン、
「この脚本は、誰も真似できないね」

黒美君彦さん 
2004年11月11日
まとまっている

エスプリが効いた
軽めのラブ・コメディーとしては上々の出来。
会話だけでなく
テンポで笑わせてくれる脚本が秀逸。
メグ・ライアンが
時間の経過とともにしくなっていくのがいい。
公開から歳月が経てば、
多少古びて来るのは仕方がないが、
当時愛された「サリー」の魅力は今も褪せてはいない。
改めて20代は、恋愛やセックスのことなんて
何もわかっちゃいないんだなーと、思う。
(自分も含めて)
ニューヨークの情景や
年代ごとのメグ・ライアンのファッションも
見どころだ。
よくまとまっていると思う。


マイティソー

オトーサン、
「ケネス・ブラナー監督作か」
アメコミ映画まで手掛けるとは、才人ですね。
誕生日:1960/12/10
出身 : 北アイルランド ベルファスト
ローレンス・オリヴィエの再来”と呼ばれ、
シェイクスピア役者として名を馳せるイギリスの演技派俳優。
監督としても活躍する。
アカデミー賞ノミネート 
・助演男優賞 マリリン 7日間の恋    
・脚色賞 ハムレット    
・主演男優賞 ヘンリー五世    
・監督賞 ヘンリー五世    
カンヌ国際映画祭ノミネート 
・パルム・ドール から騒ぎ    
ヴェネチア国際映画祭受賞 
・オゼッラ・ドゥオロ賞 世にも憂鬱なハムレットたち  

原題:Thor (2011) 
監督:Kenneth Branagh    
原作:J. Michael Straczynski/ Mark Protosevich
脚本: Ashley Miller/ Zack Stentz/ Don Payne  
Genre:Action/ Adventure/ Fantasy
Country: USA 
Language: English 
上映時間:115分
あらすじ:
神の世界“アスガルド”で最強の戦士ソー。
強すぎ、傲慢さゆえに無用な争いを引き起こし、
神々の王である父オーディンの怒りを買い、
王位継承権を剥奪され、
最強の武器“ムジョルニア”も奪われ、
地球に追放されてしまう。
しかし、そこで出会った天文学者のジェーンによって
少しずつ分別と他者への思いやりを身につけていく。
一方アスガルドでは、
ソーの弟ロキによって恐るべき陰謀が企てられ、
父オーディンの身に危機が迫る。
さらにロキは、力を失ったソーにも
最強の刺客を送り込もうとしていた・・・

出演者:
Chris Hemsworth ・・・ Thor (ソー)
Natalie Portman ・・・ Jane Foster (ジェーン) 
Tom Hiddleston ・・・ Loki (ロキ) 
Anthony Hopkins ・・・ Odin (オーディン)
オトーサン、
「脇役がアカデミー賞役者2人!」

その他の出演者:
Stellan Skarsgard ・・・ Erik Selvig 
Colm Feore ・・・ Laufey 
Ray Stevenson ・・・ Volstagg 
Idris Elba ・・・ Heimdall 
Kat Dennings ・・・ Darcy Lewis 
Rene Russo ・・・ Frigga 
Tadanobu Asano ・・・ Hogun 
Josh Dallas ・・・ Fandral 
Jaimie Alexander ・・・ Sif 

User Rating:7.0/10( 589,691 votes)IMDb
  User Rating:7/1/10( 1,269 votes) Yahoo!
オトーサン、
「いい線いってる」

User Reviews 
sidfargasさん
Australia 
2011年4月18日
知的で、楽しい漫画本ポップコーン叙事詩!

予期していたよりずっとよかった。
ノルウェー人神話とマーベルコミック世界との
バランスを取っているとは知らなかった。
マーベルは、キャラを知っており、
私達が、何を見たいかを知っているのだ。
「スパイダーマン」は、
スーパーヒーロー映画というジャンルの
新しいスタンダードとなった。
「アイアンマン」は、要求水準を上げた。
本作は、バーをより高くした。
私は、再び見るのが楽しみだ。
そして、口コミの評判がいいので、続編が待たれる。
「アイアンマン」と同じくらいよく、脚本がすばらしい。
ノルウェーの神トール役のクリス・ヘムズワース、
そして、彼の極悪な弟ロキ役のトム・ヒドルストンは、
強烈な印象を与え、すばらしい演技力を示した。
未来の珠玉のスターになれるだろう。
アカデミー賞受賞者アンソニー・ホプキンスと
ナタリー・ポートマンがいいのは当然だが、
この無名な2人も、すばらしい・
脚本は、彼らのために書かれているが、
2人は、期待に応えた。
クリス・ヘムズワースとトム・ヒドルストンは、
映像化の1年前に配役されたので、
登場人物の研究をしたり、
シェイプアップする時間があったと聞く。
長期に亘るマーベルの名声に寄与することができた。

オトーサン、
「なるほど、アメコミ映画なのに、
下敷きは、ちゃんとしたシェイクスピア劇!」

陸将さん 
2012年7月28日
愛嬌のある「シェイクスピア劇」

これは単なるヒーローの物語ではない。
王位をめぐる父との確執。
実は敵側の血をひいていた弟との争い。
これはヒーローものを装った、シェイクスピア劇だ。
何故この題材にケネス・ブラナーが
興味を持ったのかがよく分かる。
王にふさわしい男とは一体何なのか。
それは闇雲に自らの力を誇示するような人物ではない。
あらゆる力を持つ者としての意志や行動や制御。
それを追放先の人間界で学び、また天上界へと戻っていく。
非常にキレイな形を取った構成である。
本作で最も魅力的なのは、やはり主人公のソーであろう。
序盤でいきなりその傲慢さが提示される。
だが、彼を見ていてもどこか嫌いになれない。
それは傲慢さの中に、
愛嬌や茶目っ気が含まれているからであろう。
粗野に見えるが、その澄んだ青い目からは、
少年のような純粋さも見てとれる。
どこか放っておけない存在だと
説得力を持たせることに成功しているからこそ、
次第にナタリー・ポートマンが彼に惹かれていく過程も
すんなりと受け入れることができる。
ラストは善悪の問題ではなく、
親子や兄弟の物語へと収斂していく様は
いかにもケネス・ブラナーらしい。
それ故、他のキャラクター描写が
おざなりになってしまったのは気にかかる。
だが、シェイクスピア劇という重厚さや
取っつき難さは微塵も感じさせない。
誰でも楽しめるようなライトなエンターテインメントに
味付けしてことが、彼の1番の功績だ。 


シャロン砦

オトーサン、
「監督は、アンソニー・マンか」
誕生日 : 1906/06/30 - 1967/04/29
出身地 : カリフォルニア州サンディエゴ
両親は、オーストリアから移住したユダヤ人。
オフ・ブロードウェイなどの舞台で活躍。
1940年代前半に助監督となる。
ジェームズ・ステュアートとのコンビによる
西部劇でヒット作を連発した。
1967年4月29日、ベルリンで「殺しのダンディー」
撮影中に心臓発作で急死。

原題:The Last Frontier (1955) 
監督:Anthony Mann    
原作:Richard Emery Roberts
脚本:Philip Yordan/ Russell S. Hughes  
Genre:History/ Romance/ Western
Country: USA 
Language: English
上映時間:98分
あらすじ:
山で狩猟をしながら、
野生児のように暮らすジェドとマンゴとガス。
ある日、3人は先住民に馬や銃を奪われてしまう。
先住民の怒りの原因が軍にあることを知った3人は、
シャロン砦を訪れて軍に補償を求める。
応対に出たリオーダン大尉は、
補償はできないが軍の斥候員として雇ってやると言い、
ジェドらは、軍を手伝うことに。
森の反対側にあるメドフォード砦が
インディアンの攻撃を受け、
部隊長マーストン大佐が敗残兵とともに
シャロン砦に撤退してくる。
大佐は、メドフォード砦奪回のために、
先住民襲撃を決行しようとする。
大佐の妻コリーナは、無謀な攻撃に反対する
ジェドに好意を抱くようになる・・・

出演者:
Victor Mature ・・・ Jed Cooper(ジェド)
Pat Hogan ・・・ Mungo(マンゴ)
James Whitmore ・・・ Gus(ガス)
Guy Madison ・・・ Captain Glenn Riordan(リオーダン大尉)
Robert Preston ・・・ Colonel Frank Marston(マーストン大佐)
Anne Bancroft ・・・ Corinna Marston(コリーナ)
オトーサン、
「ヴィクター・マチュア、いい味だね」
ジョン・フォードの「荒野の決闘」で
ドク・ホリデイを演じて注目され、
歴史映画「サムソンとデリラ」や「聖衣」で活躍する。
「アン・バンクロフト、若いね」
その後、「奇跡のひと」で、アカデミー賞主演女優賞受賞。
他に、主演女優賞ノミネート4回!
・アグネス    
・愛と喝采の日々    
・卒業    
・女が愛情に渇くとき    

その他の出演者:
Russell Collins ・・・ Captain Phil Clarke
Peter Whitney ・・・ Sergeant Major Decker
Manuel Donde ・・・  Red Cloud  

User Rating:6.6/10( 1,089 votes)IMDb
  User Rating:6.5/10( 4 votes) Yahoo!
オトーサン、
「異色作だね」

User Reviews 
dougbrodeさん
United States 
2006年3月17日
3人の山男たちが、
軍隊のために偵察活動を引き受ける

アンソニー・マン監督は、
通常、大物俳優を使って西部劇を作ってきた。
(ジェームズ・スチュアート、ゲイリー・クーパー、
そして、ヘンリー・フォンダ)
しかし、このB級映画では、違うものに取り組み、
ある種の西部劇をつくりあげ、成功を収めた。
主役のヴィクター・マチュアは、猟師で山男役だ。
通常は、「大いなる勇者」のロバート・レッドフォード
のようにロマンチックに描かれる。
ヒーローは、実のところ典型的な山男ではなく
英雄・詩人物なのだ。
本作の主人公は、本物の山男で、
下品で、飾らす、獣のようだ。
以後、この名演技で、
ヴィクター・マチュアは、いい役を与えられる。
演技が本当に目立つのは、
自己陶酔のマーストン大佐役のロバート・プレストン 、
ガス役のベテラン、ジェームズ・ホイットモア、
彼は、敵意あるインディアンと
接近する文明の力の間に閉じ込められる。
非常に若いアン・バンクロフトは、
大佐の妻として印象的だ。
彼女は、野蛮なジェドに惹きつけられ、
上辺だけの文明に気付き、ショックを受ける。
ジョン・フォードは、「アパッチ砦」で、
辺境の要塞を見事に画面に捉えた。
戦闘シーンは、大規模で、暴力的で、印象的なので、
できれば、 ワイドスクリーンでみるといい。
全般に、よいショーで過小評価された映画だ。

オトーサン、
「冒頭シーン、よかったね」

TNOさん 
2011年8月6日
フロンティアの消滅

狩猟を生業に山中で生きる3人組の男たち
3人の肩の力の抜け方がいい。
3人3様の個性もよい。
冒頭の先住民たちとの
コミュニケーションの取り方は秀逸。
取り囲まれても
平然と腰をおろして干し肉を食べ始める3人。
おもむろに酋長レッド・クラウドが現れて
やっと話しを始める。
獲物の毛皮や馬も全て取られて
先住民の領地から追い出される。
シネマスコープで展開する美しい風景に彩られて
西部劇の名手アンソニー・マンの特徴もでている。
フロンティア精神を体現していたマチュアが、
最後には文明の象徴である
軍隊に取り込まれてしまうのは、
時代の流れを表わしている。
頑固親父ロバート・プレストン、
優男ガイ・マディソンといたB級西部劇に
おなじみの骨のある俳優達を配しているのもよい。
若きアン・バンクロフトは、位置づけが不明瞭。
マチュアと最後に結ばれたのかどうかも不明のまま。
ジェームズ・ホイットモアは、いい味出しているが、
実年齢ではマチュアより7歳も若いが
この映画では育ての親というのは、少々無理があるか。 


襲われた幌馬車

オトーサン、
デルマー・デイヴィス監督は、
誕生日:1904/7/24 - 1977/8/17
出身; アメリカ/サンフランシスコ
「折れた矢」「襲われた幌馬車」「縛り首の木」
といった西部劇を多く手がけた。

原題:The Last Wagon (1956) 
監督:Delmer Daves    
原作:Gwen Bagni
脚本:James Edward Grant/ Delmer Daves/ Gwen Bagni 
Genre:Adventure/ Drama/ Western
Country: USA 
Language: English 
上映時間:98分
あらすじ:
コマンチ族に育てられた
白人コマンチ・トッドは、
ハーパー4兄弟を殺したが、
保安官ブルに捕えられ、
馬につなげて引きずっていると、
トゥーソンへ向かう東部からの移民たちと
ノーマンド大佐率いる幌馬車隊と遭遇する。
トッドの非人道的な扱いをジェニーらに咎められ、
ブルは、馬車に縛り付けるだけにしたが、
少年ビリーが、トッドに食事を与えると発砲し、
たばこを吸わせようとするクリントに殴りかかる。
トッドは落ちていた斧をブルに投げつけ殺し、
両手を鎖で拘束される。
その夜、川遊びに出かけた
ジェニーとビリー、ジョリーたちが、
夜が明けてから幌馬車に戻ると、
ノーマンド大佐たちが虐殺されていた。
トッドは、断崖に落ちた馬車につながれていた。
トッドはアパッチ族がやったというのだが・・・

出演者:
Richard Widmark ・・・ Comanche Todd(トッド)
Felicia Farr ・・・ Jenny(ジェニー)
Tommy Rettig ・・・ Billy(ビリー)
Susan Kohner ・・・ Jolie Normand(ジョリー)
George Mathews ・・・ Sheriff Bull Harper(保安官ブル)
オトーサン、
「ウィドマーク、大活躍!」
白人の先住民への扱いだけでなく、
先住民の豊かな生き方、サバイバル術、
そして死生観を知り尽くしているのです。

誕生日: 1914/12/26 - 2008/03/24
出身地 : アメリカ/ミネソタ州サンライズ
アカデミー賞ノミネート 
・助演男優賞 死の接吻 

■没年 : 
その他の出演者:
Stephanie Griffin ・・・ Valinda Normand
Ray Stricklyn ・・・ Clintr
Nick Adams ・・・ Ridge
Carl Benton Reid ・・・ Gen. Oliver O. Howard
Douglas Kennedy ・・・ Col. Normand
James Drury ・・・ Lt. Kelly
Ken Clark ・・・ Sergeant
Timothy Carey ・・・ Cole Harper
Juney Ellis ・・・ Mrs. Clinton
Abel Fernandez ・・・ Apache Medicine Man
George Ross ・・・ Sarge

User Rating:7.0/10( 2,065 votes)IMDb
  User Rating:7.0/10( 2 votes) Yahoo!
オトーサン、
「よく出来ている!」
若いひとたち、もっと見てほしい。

User Reviews 
Wuchakさん
Ohio/PA border 
2011年8月19日
50年代の最もよい西部劇

ずっと前にテレビでみた。
私が覚えているのは、
最初から終わりまで迫力満点ということ。
昨晩、再び見た
1956年と大分前のものだが、いまでも鑑賞に耐える。
第一に、
オーククリーク・キャニオン、
アリゾナのセドナでのロケシーンが、壮大だ。
次に、筋書が素晴らしく、
キャラクター、キャスト、すべてがいい。
1800年代末に戻ったようだ。
当時の西部旅行は、こんなに大変だったのか。
助演陣では、フェリシア・ファーとスーザン・コーナーが
信じられないほど美しい。
若者たちは、それぞれ問題を抱えていて、
恐ろしい状況下で、トッドと対峙することで成長していく。
例えば、ジョリーは
インディアンのハーフであることを恥じている。
だが、トッドは自尊心を忘れないようにと教える。
他の若者たちは、トッドを憎悪しているが、
やがて間違っていることを知る。
一方、トッドは、復讐の霧の中で迷子になっているが、
新しい潜在的な家族を見出す。
キリスト教とキリスト教徒が、ポジティブに描かれている。
すばらしい!
インディアンの信念も習慣も、同様にポジティブだ。
本作は、移住者および先住民が、
死の谷を越えていく様を見事に描いている。
50年代の西部劇では、インディアンの
無分別な描写が眼に余るが、
本作では、現実的に描かれている。

オトーサン、
「差別と偏見の雪解けがいい!」

Ikedaさん 
2012年6月28日
楽しい映画

確かにリチャード・ウィドマークの
独り舞台という感じの映画ですが、
コマンチ育ちの彼が
移民達にインディアンの生き方を教え、
最初はインディアンを毛嫌いしていた連中が、
次第にウイドマークの考えに
従っていくのが面白い作品です。
最初からウイドマークが
ハーパー4兄弟を仇討ちしますが、
あの荒野の中で他の目撃者がいない筈なのに、
後半、輸送部隊が現れたとき
隊長がいきなりコマンチ・トッドが
お尋ね者だと知っているなど、
おかしな所もありますが、
デルマー・デイヴィスらしい
大自然の綺麗な映像が見られ、
話の進行もスムースで楽しい映画でした。


エルダー兄弟

オトーサン、
「めずらしい映画だね」
エルダー4兄弟の母ケイティの遺徳が
映画のドライブになっているのです。
監督のヘンリー・ハサウェイは、
冒険活劇や西部劇、フィルムノワールの分野で活躍た。
代表作は、アカデミー賞ノミネートの 
「ベンガルの槍騎兵」です。

原題:The Sons of Katie Elder (1965) 
監督:Henry Hathaway    
原作:Talbot Jennings
脚本:William H. Wright/ Allan Weiss/ Harry Essex  
Genre:Western 
Country: USA 
Language: English
上映時間:122分
あらすじ:
ジョン、トム、マット、バドのエルダー4兄弟は
母親の葬儀に参列するため、
故郷テキサス州クリアウォーターの町に帰って来た。
ところが、父親も何者かに背後から撃たれて
この世に亡く、両親の経営する牧場も、
町の実力者モーガン・ヘイスティングスの
銃器製造所になっていた。
4人が父親殺しの犯人探しを始めたことに
ヘイスティングスは復讐を警戒し、
郡外から雇った殺し屋カーリーに挑発させ、
兄弟4人を排除する策を巡らせる。
ジョンと懇意だった保安官ビリーを殺された罪も、
4人兄弟に着せられ、
ジョンを敵と狙う副保安官ベンの手によって、
遂に投獄されてしまう。
郡刑務所移送中に、
襲ってきた荒くれ者との撃ち合いや
橋のダイナマイト爆破で、三男のマットは絶命し、
最年少18歳のバドは重体となる。
ヘイスティングスの息子を人質に取り、
弁護士ハリーの前ですべての事実を自白させたトムも、
背後から撃たれていた弾傷で床に突っ伏した。
ジョンは単身、自宅に立て籠もる
ヘイスティングスとのもとへ挑んでいく・・・

出演者:
John Wayne ・・・ John Elder(ジョン)
Dean Martin ・・・ Tom Elder(トム)
Earl Holliman ・・・ Matt Elder(マット)
Michael Anderson, Jr. ・・・ Bud Elder(バド)
James Gregory ・・・ Morgan Hastings(ヘイスティングス)
オトーサン、
「枯れたジョ・ンウェインもいいね」
共演のディーン・マーチンは、さほど見せ場がありません。

その他の出演者:
Martha Hyer ・・・ Mary Gordon
Jeremy Slate ・・・ Ben Latta
Paul Fix ・・・ Sheriff Billy Wilson
George Kennedy ・・・ Curley
Dennis Hopper ・・・ Dave Hastings
Sheldon Allman ・・・ Harry Evers
John Litel ・・・ Minister
John Doucette ・・・ Hyselman
James Westerfield ・・・ Mr. Vennar
Rhys Williams ・・・ Charlie Striker
John Qualen ・・・ Charlie Biller
Rodolfo Acosta ・・・ Bondie Adams
Strother Martin ・・・ Jeb Ross
Percy Helton ・・・ Mr. Peevey
Karl Swenson ・・・ Doc Isdell

User Rating:7.2/10( 11,581 votes)IMDb
  User Rating:7.0/10( 14 votes) Yahoo!
オトーサン、
「高いスコアだね」

User Reviews 
SmileysWorldさん
United States 
2002年4月22日
デュークから、もうひとつの傑作

この映画における最初のシーンは、
殺し屋カーリーを痛めつけているジョン・ウェインだ。
みていて顎が痛くなる。
ジョン・ウェインが、ディーン・マーチン、アール・ホリマン、
マイケル・アンダーソンJr.演じる
3人の弟たちの助けによって悪者をやっつける。
彼らは完璧ではないが、
亡くなった両親を悼み、間違いを正そうとする。
母親ケイティについては、
映画が彼女の葬式から始まるので、
決して、彼女と会えない。
しかし、映画が終わるまでに、
私達は、彼女の素晴らしさにについて
多くを知ることになる。
この映画は、非常に大胆だ。
ほとんどのデューク映画のように
時々悲しく、時間がかかり、
ところどころでコミカルだ。
この映画を見ると、私は悲しくなる。
デュークは、初めて癌になったことに気づく。
この映画は、ジョン・ウェイン・ファンには、必見だ。

オトーサン、
「デュークの癌からの復帰第一作」

黒美君彦さん 
2005年6月2日
ケイティの息子たち

原題にあるケイティというのが
エルダー兄弟の母親。
その葬式から映画は始まる。
身長194センチの体躯を誇る長兄ジョン、
賭博好きの次兄トム、三男がマット、
そして末っ子バドという
ひと癖ありそうな勢揃いはなかなかの壮観だ。
テキサスの乾いた大地と空が印象的。
誰もが褒め称える母ケイティの思いに添おうとしながら、
一方で両親から全てを奪った相手を許せない4兄弟は、
次第に父親を殺した相手に迫っていく。
ドラマ展開は若干単調だし、
当時58歳のジョン・ウェインと
末っ子(設定では18歳)が兄弟
というのはかなり無理がある。
長兄は40歳くらいの設定なのだろうが、
さすがに還暦間近のウェインでは・・・。
しかし、彼の暴れぶりや撃ち合いのシーンはなかなか。
最後の仇を討つシーンは、
銃で仕留めて欲しいとは思ったが(苦笑)。
ちなみに若き日のデニス・ホッパーが
端役(でも大事な役回り)で出演している。
ジョン・ウェインの枯れた?魅力も感じられる作品だ。


ショーシャンクの空に

オトーサン、
「2001年に見た」
・ショーシャンクの空に 映画索引NO.☆379
現在とフォーマットがちがっているので、
見直すことにしました。
当時、世界の名画 top 250の2位でした。

原題:The Shawshank Redemption (1994)  
監督:Frank Darabont  
原作:Stephen King  
脚本:Frank Darabont
Genre: Drama
Country: USA 
Language: English 
上映時間:142分
あらすじ:
アンディは、妻とその不倫相手のプロゴルファーを
殺した容疑で逮捕され、終身刑の判決を受け、
ショーシャンク刑務所に収監される。
この大規模な刑務所ではノートン所長が
絶対的な権力を振っていた。
服役囚に対する刑務官の暴力や、
囚人同士のけんかや暴行が日常茶飯事だった。
日用品やタバコ、映画女優のポスターまで
外部から調達してくる"調達屋"レッドがいた。
アンディと同じ終身刑を宣告されたレッドは
二十年以上もこのショーシャンクで服役していたが、
仮釈放の見込みがいっこうに立たなかった。
レッドと知り合ったアンディは少しずつ、
刑務所の生活になじんでいく。
やがて、銀行の副頭取だったアンディは
刑務所長の会計係を務めるようになって・・・

出演者:
Tim Robbins ....  Andy Dufresne(アンディ) 
Morgan Freeman ....  Ellis Boyd 'Red' Redding(レッド) 
Bob Gunton ....  Warden Samuel Norton(ノートン所長)
オトーサン、
「2大名優、見事な共演!」
ティム・ロビンス アンディ 
アカデミー賞受賞 
・助演男優賞 ミスティック・リバー 
モーガン・フリーマン 
アカデミー賞受賞 
・助演男優賞 ミリオンダラー・ベイビー 

その他の出演者:
William Sadler ....  Heywood, Inmate 32365  
Clancy Brown ....  Captain Byron Hadley  
Gil Bellows ....  Tommy Williams, Inmate 46419  
Mark Rolston ....  Bogs Diamond, Inmate 31804  
James Whitmore ....  Brooks Hatlen  
Jeffrey DeMunn ....  1946 D.A.  
Larry Brandenburg ....  Skeet  
Neil Giuntoli ....  Jigger  
Brian Libby ....  Floyd  
David Proval ....  Snooze  
Joseph Ragno ....  Ernie  
Jude Ciccolella ....  Guard Mert 

User Rating:9.3/10( 1,874,378 votes)IMDb
  User Rating:9.1/10( 4,610 votes) Yahoo!
オトーサン、
「こんなにいい映画だったか」
2001年当時よりも、
評価が上っています。
・User Rating:  9.0/10 (60,926 votes)

アカデミー賞ノミネート 
・作品賞     
・主演男優賞  モーガン・フリーマン    
・脚色賞     
・撮影賞    
・作曲賞     
・音響賞    
・編集賞 

User Reviews 
carfloさん
Texas 
2003年11月26日
これまでに見た最もよい映画だ

なぜ234番目のコメントを書くのか?
この映画については、言い尽されている。
コメントを書いた多くの人々のように、
私も、描かれた希望と友情と償いに深く感動した。
同じくらい感動した唯一の映画は、
「アラバマ物語」(1962)だけだ。
両方とも、見た後、クリーンになった。
この映画を見るつもりはなかった:
刑務所映画が好きでなく、普通見ない。
私は図書館の分館で働いているが、
ある日、年上の後援者の1人に言われた。
「憂うつな時、いつも、この映画をチェックし、
見た後、気分よくなるの」
変なこと言うなぁと思った。
ある日、テレビで見るものがなかったので、
彼女の言ったことを思い出して、見ることにした。
以来、何度も見直しているが、見る度によくなる。
アクションも特殊効果もない
囚人たちが話しあっているだけ。
本作と「アラバマ物語」は、
これまでに見た最もよい映画だ。
技術的にいいというのではない。
「市民ケーン」や「ゴッドファーザー」が
最高の映画と言われてきたが、
確かに、技術的に優れているし、有名であることは、
間違いないが、ベストではない。
最もよい映画は、魂に触れるものだ。
魂に触れるには、本作のような映画が必要だ。

オトーサン、
「名脚本家の初監督とは・・・」 

服部弘一郎さん 
2015年6月17日
原作はスティーブン・キングの
「刑務所のリタ・ヘイワーズ」。

相棒を黒人にしたアイディアが成功した。
キングの原作は日本語訳が出た直後に読んでいたが、
それがこんな素敵な映画になったとは。
同じアンソロジーから映画化された
『スタンド・バイ・ミー』より、
ひょっとしたらこの映画の方が
できがいいかもしれない。
この功績の半分は、
やはりキングの原作にあるだろう。
残り半分は、原作の持ち味を殺すことなく
脚本に仕上げ、演出もこなした
フランク・ダラボンにある。
この脚本自体は何年も前から
完成していたようですが、
何がなんでも自分で監督するために
映画化が先送りになっていたのだそうですね。
構想○年の類の映画は作者の思いこみだけが
先走って失敗することが多いし、
ましてやダラボン監督はこれが長編映画デビュー作。
それがこんなにまとまりのいい映画を
作ってしまっていいんでしょうか。
ほとんど職人監督のような、
手慣れた演出手腕に驚きました。
舞台になっているショーシャンク刑務所は、
原作者と脚本家が
イメージで作り上げたフィクションで、
実際の刑務所を入念に取材したりすることは
あえてしなかったそうです。
キングの小説は過去の映画や
小説からのイメージを引用踏襲して、
そこに新たな物語の命を吹き込むことを
得意とする作家ですが、
このショーシャンク刑務所の中で
繰り広げられるエピソードの数々も、
ほとんどが過去の映画等からの引用で
できあがっています。
たぶん、映画が大好きな人たちが観ると、
どこかでお目にかかったエピソードや
描写のオンパレードで、
ニヤニヤしてしまうんじゃないでしょうか。
こうしたあからさまな引用やほのめかしが、
一般観客にとってはむしろフィクションとしての
リアリティを生むのでしょうね。
刑務所の中の描写に関しては、
『告発』に登場するアルカトラズ刑務所より、
このショーシャンク刑務所の方が
観客にとってなじみやすいものです。
主人公のアンディを演じたティム・ロビンスは、
一見ぼんやりしているけれど芯に強いものを
秘めた人物を演じるとうまいんだよなぁ。
役柄としては『未来は今』や
『星に想いを』の延長にあるんでしょうが、
今回は感情を抑えた静かな演技に徹している。
ただ、刑務所の中で感情を押し殺していた彼が、
最後の最後に大逆転劇を演じるあたりは、
もっと観客に壮快感があってもいいはずなのに、
なぜかそうしたスカッとした気分にはなれなかったなぁ。
よかったね、というレベルに終わってしまう。
たぶん、脱走劇や復讐劇より
刑務所の中の囚人同士のエピソードが
面白すぎるんだよね。
囚人仲間レッドにモーガン・フリーマンを
キャスティングするセンスは抜群だけど、
「アイルランド系さ」という彼の台詞を
そのまま生かしたセンスも最高! 
この一言で、彼のちょっと斜に構えた諧謔性が
見事に表現されるんだよな。
監督は偉い。


LION/ライオン 〜25年目のただいま〜

オトーサン、
「どこにも、ライオン出てこないね」
最後に判明するのですが、サルーの本当の名前が、
ライオンを意味する現地語だったようです。
グーグル・アースを使うあたり、現代的でした。
Googleは、いい宣伝になったでしょうね。

原題:Lion (2016) 
監督:Garth Davis  
原作:Saroo Brierley
脚本:Luke Davies  
Genre:Biography/ Drama
Country: UK / Australia / USA 
Language: English / Hindi/ Bengali 
上映時間:118分
あらすじ:
インドの田舎町に生まれたサルーは
5歳の時、不運が重なり兄とはぐれ、
たったひとり回送列車に閉じ込められて、
遥か遠くのカルカッタに運ばれてしまう。
言葉も通じない大都会で過酷な放浪の末、
オーストラリア人夫婦ジョンとスーに
養子として引き取られたのだった。
ある時、サルーの脳裏にこれまで押しとどめていた
そんな少年時代の記憶が強烈によみがえる。
インドの家族への思いが募り、
わずかな記憶を頼りに、
グーグル・アースで、故郷の家を見つけ出そうとする・・・

出演者: 
Sunny Pawar ・・・ young Saroo Brierley(少年サルー)
Dev Patel ・・・ Saroo Brierley(サルー) 
Nicole Kidman ・・・ Sue Brierley(スー)
David Wenham ・・・ John Brierley(ジョン)
オトーサン、
「キッドマンは、いまいち」
インド人を救ってやった、西洋文明がすごい、
オーストラリアは、こんなにいいところなのよ。
上から目線に抵抗を感じました。

その他の出演者:
Rooney Mara ・・・ Lucy
Abhishek Bharate ・・・ Guddu Khan
Divian Ladwa ・・・ Mantosh Brierley
Keshav Jadhav ・・・ Young Mantosh
Priyanka Bose ・・・ Kamla Munshi
Deepti Naval ・・・ Saroj Sood
Tannishtha Chatterjee ・・・ Noor
Nawazuddin Siddiqui ・・・ Rama
Benjamin Rigby ・・・ Waiter
Riddhi Sen ・・・Cafe Man
Kaushik Sen ・・・ Police Officer
Rita Boy ・・・ Amita
Pallavi Sharda ・・・ Prama
Sachin Joab ・・・ Bharat
Arka Das ・・・ Sami
Emilie Cocquerel ・・・ Annika

User Rating:8.1/10( 138,559 votes)IMDb
  User Rating:8.2/10( 2,121 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ノミネートに異議あり」
5歳のサルーを演じたサニー・パワールでしょう。

アカデミー賞ノミネート 
・作品賞     
・助演男優賞  デヴ・パテル    
・助演女優賞  ニコール・キッドマン    
・脚色賞      
・撮影賞      
・作曲賞   

User Reviews 
jvcksonsmth さん
2016年9月14日
本当に例外

不公平でネガティブな様々なレビューに驚いた。
この映画、平均的どころか、すばらしい。
今や、みんなが概要を知っていると思われるので、
まだ見ていない人々に、付け加えておきたい。
視覚的にすばらしく、演技が見事だったと。
5歳のサルーを演じたサニー・パワールが、特にいい。
ストーリーは、心をつかみ、感動的だ。
感動的なクライマックスでは、
わが家には、誰もドライアイではなかった。
これを見て以来、ずっと考えている。
そう、ドラマあり、ミステリーあり、ロマンスがあり、
2時間に及ぶ感動の旋風があった。

オトーサン、
「8万もの子供が行方不明!」
そんななかで、奇跡が起きたというわけか。

s.mizushimaさん 
2017年10月19日
世界は人であふれている

サルーは不幸に見舞われたけど
小さな女の子が言っていたとおり「運がいい」
あの地下通路や親切にみえた男女に
捕らえられていたらどうなったんでしょう?
「スラムドッグ・ミリオネア」にも似たシーンがありました。
8万もの子供が行方不明になるインドにおいて
親切でやさしいオーストリアの養子先も見つかったし。
袋の牛乳が貴重なインドから
ヨットまで持っている夫婦に引きとられたんですから。
でもやはり本当の家族のもとへ帰ったんですね。
お兄ちゃんに会えなかったのは残念でした。
時代もよかったですね。
グーグル・アースがなければ
こうはいかなかったかもしれないし。
しかし、グーグル・アースは便利ですね。
自分の部屋にいながら
世界旅行をした気分になれます。


5つの銅貨

オトーサン、
「懐かしいなぁ」
社交ダンスに狂っていた頃、
ダンスのパートナーと見に行きました。
ストーリーも、俳優も、すべて忘れましたが、
主題歌"FIVE PENNIES"だけは、
鮮明に記憶に残っていました。

♪This little penny is to wish on
 この小さな銅貨は 強く願うということ
 And make your wishes come true
 君の願いを叶える
 This little penny is to dream on
 この小さな銅貨は 夢見るということ
 Dream of all you can do
 君ができるすべてを夢見てごらん
 This little penny is a dancing penny
 この小さな銅貨は 踊る銅貨

原題:The Five Pennies (1959) 
監督:Melville Shavelson    
原作:Robert Smith
脚本:Jack Rose/ Melville Shavelson    
Genre:Biography, Drama, Music
Country: USA 
Language: English 
上映時間:117分
あらすじ:
1920年代のアメリカ。
コルネット奏者の青年レッドは、
ウィル・パラダイス楽団に入る。
そこで知り合った歌手ウィラとデート。
ルイ・アームストロングの出演する闇酒場で、
飛び入りで見事なセッションをしたことから
実力を認められる。
バンド“ファイブ・ペニーズ”を結成して、
ジミー・ドーシーやグレン・ミラーも加わり、
彼の楽団の巡業は成功した。
娘ドロシーも生まれ、順風満帆にみえたが、
ドロシーが小児麻痺になってしまう。
レッドはバンドを解散し、
ドロシーの病気を治すことに専念する。
やがて第2次大戦が始まった頃、
職工となっていたレッドは
妻の計らいで場末のクラブに出演、
久々に演奏するのだが・・・

出演者:
Danny Kaye ・・・ Red Nichols(レッド) 
Barbara Bel Geddes ・・・ Willa Stutsman(ウィラ) 
Susan Gordon ・・・ Dorothy Nichols(6歳のドロシー) 
Louis Armstrong ・・・ Himself(ルイ・アームストロング) 
オトーサン、
「ダニー・ケイって、いい役者だね」

その他の出演者:
Harry Guardino ・・・ Tony Valani
Bob Crosby ・・・ Will Paradise
Bobby Troup ・・・ Artie Schutt
Tuesday Weld ・・・ Dorothy Nichols(13歳)
Ray Anthony ・・・ Jimmy Dorsey
Shelly Manne ・・・ Dave Tough
Ray Daley ・・・ Glenn Miller
Valerie Allen ・・・ Tommye Eden
Bob Hope ・・・ Himself (cameo)

User Rating:7.3/10( 1,363 votes)IMDb
  User Rating:8.4/10( :37 votes) Yahoo!
オトーサン、
「絶対、おすすめの名画です!」
こんなに見ているひとが少ないのは、
信じられません。

アカデミー賞 
撮影賞(カラー)      
ミュージカル映画音楽賞    
歌曲賞   
衣装デザイン賞(カラー)   

User Reviews 
Jessicaさん
Wilmington, Delaware 
2000年1月30日
This is what classics are made of...     
こうして、クラシックが作られる…

15歳のとき、。
この映画を初めて見て、大好きになった。
コメディ、ロマンス、およびドラマが
完全に結びついている。
いま、私は作家になっている。
この映画に描かれた感情のすべてを
自分のストーリーに、いつも、加味している。
そうすると、感動的で信じられ、リアルになる。
私は、いま、ダニー・ケイのファン。
彼は、すばらしい俳優でもあり歌手でもある。
TVチャンネルを回しているとき、
彼に会うと、いつも、ストップし、彼を見る。
私は、また、1930年代以降のクラシック映画のファンだ。

オトーサン、
「そうそう、思い出した」
2人とも、見終わって泣いていたっけ。

なるせたろうさん
2003年12月4日
ああ、もう、これは思い出すだに泣けてくるよね。
当時人気絶頂だったコルネット奏者レッド・ニコルズが、
娘の病気の治療のために
大好きな音楽(JAZZ)を棄てるんだ。
でも、昔の仲間(サッチモ、シェリー・マンなど)や
奥さんらの協力で見事復帰を果たすのだけれど、
そのシーンでの娘とのやり取り
(絶対言えないよ、これだけはね!)がさあ、いいんだよー。
とにかく、独身の頃に観てもわんわん泣けたのに、
今観たらもうほんとにだめだろうな。
だめだわ、既にこれ書いてるだけで、もう泣けてきたよ。
しかも、娘が出来たらきっと真似をしようと心に誓って、
本当に娘を授かって、
それが初めて実現した時は、嬉しかったなあ
(『グレン・ミラー物語』の夢は実現しなかったけれど)。
もちろん、主題歌は我が心の応援歌です。 


駅馬車

オトーサン、
・駅馬車 映画索引NO.☆300
「2001年にみたな」
現在とフォーマットがちがっているので、
見直すことにしました。
勇壮な主題歌が流れてくると、
一挙に生まれた頃に戻ります。

原題:Stagecoach (1939)  
監督:John Ford  
原作:Ernest Haycox 
脚本:Dudley Nichols  
Genre: Western
Color: Black and White
Country: USA 
Language: English 
上映時間:96分
あらすじ:
1885年、
アリゾナからニューメキシコへ向かう駅馬車に、
騎兵隊の夫を訪ねる妊娠中の妻、
酒に目がない医者ブーン、
町を追放された酒場女ダラスなど
それぞれに事情を抱えた男女8人が乗り合わせる。
途中、お尋ね者のリンゴ・キッドも乗り込んだ
駅馬車は、次の町にたどり着くが、
ルーシーの夫は、インディアンに襲われ負傷し、
遠くの町へ運ばれていた・・・

出演者: 
John Wayne ・・・ The Ringo Kid (リンゴ・キッド) 
Thomas Mitchell ・・・ Doc Boone(医者ブーン)
Claire Trevor ・・・ Dallas(ダラス) 
オトーサン、
「ジョン・ウェインもいいけど、
医者役のトーマス・ミッチェルがいい味だね」

その他の出演者:
Louise Platt ・・・Lucy Mallory
Andy Devine ・・・ Buck
John Carradine ・・・ Hatfield
George Bancroft ・・・ Marshal Curly Wilcox
Donald Meek ・・・ Samuel Peacock
Berton Churchill ・・・ Henry Gatewood
Tim Holt ・・・ Lieutenant Blanchard
Tom Tyler ・・・ Luke Plummer
Chris-Pin Martin ・・・ Chris, innkeeper
Elvira Rios ・・・ Yakima, Chris' Apache wife
Brenda Fowler ・・・ Mrs. Gatewood
Nora Cecil ・・・ Boone's housekeeper
Francis Ford ・・・ Billy Pickett, innkeeper
Marga Ann Deighton ・・・ Mrs. Pickett
Vester Pegg ・・・ Ike Plummer
Joe Rickson ・・・ Hank Plummer
Jack Pennick ・・・ Jerry, barkeeper in Tonto
Duke R. Lee ・・・ the Sheriff of Lordsburg
Chief White Horse ・・・ Geronimo
Chief John Big Tree ・・・ Indian Scout

User Rating:7.9/10( 34,110 votes)IMDb
  User Rating:8.3/10( 124 votes) Yahoo!
オトーサン、
「多彩な人物がよく描かれているな」
2001年当時のIMDbのUser Ratingは、
8.1/10 (2200 votes)

アカデミー賞受賞 
・助演男優賞  トーマス・ミッチェル
・作曲・編曲賞
同ノミネート 
・作品賞     
・監督賞  ジョン・フォード    
・撮影賞(白黒)    
・室内装置賞    
・編集賞 

User Reviews 
Peter J. Eyreさん
Lincoln, England
2002年3月26日
すばらしい映画、すばらしいウエスタン

1939年、私は9歳の時「駅馬車」を見た。
先日の午後、再びTVで見た。
技術的には古臭い。
63年も経ったのだもの。
出演者たちは、もうこの世にいない。
だが、本作は、依然として
スクリーンを飾る最も偉大な西部劇の1つだ。
インディアン攻撃、救助に向かう騎兵、飲んだくれの医師、
優しい心を持つバーの売春婦、賭博師、
「人として為すべきことをやる」と言い、
かすり傷一つなく脱出するヒーロー。
西部劇の古典だ。
誇張しすぎるシーンは、ひとつもなく、
無駄なショットもない。

オトーサン、
「いまや、インディアン=悪者説は、消えたね」
例えば、人気俳優のジョニー・デップは、
母方の曾祖母がチェロキー族、
父も同じくチェロキー族の血を引いている。
その妻だったアンジェリーナ・ジョリーも、
母はフランス系カナダ人とイロコイ族の血を引く。

Ikedaさん 
2004年2月29日
助演陣が素晴らしい

この映画は昭和26年に見ましたが、
それまでに、これを手本にしたかも知れない
西部劇を色々見た後だったのと、
あまりに有名な映画のこともあって、
思ったほど感動しませんでした。
ただ、印象に残っているのは、
トーマス・ミッチェル(医者)と
ドナルド・ミーク(酒商)の掛け合いと
ミッチェルが酔いを醒ますためコーヒーを
がぶがぶ飲む所でした。
最近、見直してみて、
アパッチの襲撃、最後の決闘のシーンなども
迫力があって出色の出来だと思いましたが、
矢張り、ジョン・ウェインと
クレア・トレヴァーの愛情の描き方の良さが
大きいと思います。
それに上記以外のジョン・キャラダイン
他の助演陣が素晴らしく、
これがジョン・フォードの演出と相俟って
名画になっていると思います。
アメリカをインドと間違えて、
そこに住んでいた人をインディアンと称し、
それを駆逐しておいて悪人扱いをするとは
誠に身勝手な話ですが、
この時代の西部劇として、
この程度は仕方のない事だと思います。


無宿 やどなし

オトーサン、
「この邦題、意味不明だな」
見終わっての正直な感想です。
勝新の無宿者というイメージを出したかったのも。
無宿、やどなし、どちらかでいいのでは?
意外なラストシーンに、注目あれ。

原題:無宿 やどなし(1974)
監督:斉藤耕一
脚本:中島丈博/蘇武道男
Genre:Drama/Mafia
上映時間:97分
あらすじ:
昭和12年。
刑務所で同じ釜の飯を食った
錠吉と玄造がともに出所。
錠吉は、兄貴分を殺した仇敵を探し
売春婦に身を落とした兄貴分の女房を訪ねるが
すでに彼女は死亡。
そこで出会った売春婦のサキエから
自分を助けて欲しいと頼まれ、
折しもその売春宿に遊びに来ていた玄造と
一致協力してサキエを足抜けさせることに成功する。
やがて3人はひょんなことから知った
海底に沈む財宝探しに夢中になる・・・

出演者:
高倉健・・・穴吹錠吉 
勝新太郎・・・駒形玄造 
梶芽衣子・・・サキエ 
オトーサン、
「名優そろいぶみ。
動と静、その対比が心地いいね」
高倉健が、静。勝新太郎が動です。

その他の出演者:
藤間紫・・・板東梅之丞 
山城新伍・・・安 
栗崎昇・・・百合香 
中谷一郎・・・辰平 
大滝秀治・・・大場親分 
荒木道子・・・女郎屋の女将 
木下サヨ子・・・遺手姿さん 
今井健二・・・磯吉 
石橋蓮司・・・勇作 
伊吹新吾・・・玉井組乾分 
南部彰三・・・住職 
神津善行・・・ガセネタ売り 
殿山泰司・・・為造 
藤春保・・・門三郎 
三上真一郎・・・常泰 
安藤昇・・・斐川仙蔵

User Rating:6.4/10( 5 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:7.6/10( 29 votes) Yahoo!
オトーサン、
「佳品だね」
人物がけし粒のように見える
遠景のカメラワーク、最高です!

User Reviews 
イニシャルKさん 
2008年8月116日
冒険者たち

アラン・ドロン主演の
「冒険者たち」を焼き直した
勝新太郎と高倉健の共演作
監督は勝新が「旅の重さ」に
惚れ込んで抜擢したという斎藤耕一。
「旅の重さ」が瑞々しい青春映画だったので
ちょっと心配だったが、
大物スターの共演作で感じがちな
大味感や冗長さが感じられず、
逆に「冒険者たち」にもひけをとらない
なかなか完成度の高い作品になっていると思う。
勝新と健さんは二人並ぶと
なにか異様な迫力を感じて
やっぱり二人とも存在感のある
いい俳優だと思ってしまうが、
やはりこの監督は「旅の重さ」でも思ったけど、
今回も海や砂浜の映像が美しく、
風景描写のうまい監督だとあらためて感じた。
ヒロイン役の梶芽衣子は本作で初めて見た。
聞くところによると、
アクション映画で主役を演じていたり、
東映のヤクザ映画に何本か出てるみたいだけど、
この映画ではそんな感じは全くなく、
全編に渡ってどこか儚げな感じで
ラストのあのやりきれない悲しげな表情が印象的で
すごく良かったと思う。
これも「旅の重さ」で高橋洋子の瑞々しさを
見事に引き出していた斎藤監督の腕だろう。
映画の全体的な雰囲気も「旅の重さ」同様良かった。 

オトーサン、
「冒険者、みてるな」
・冒険者 映画索引NO.791
あらすじをみる限り、
これが下敷きとは思えません。
ローランとマヌーは、
凱旋門を軽飛行機での潜り抜けに失敗、
航空免許を取り上げられる。
その折り、ふと気になる噂が。 
コンゴ沖に航空機が墜落し、
巨万の富が海底に眠っている。
宝さがしには、女性芸術家レティシアも同行する・・・

nabeさん 
2012年9月10日
圧倒的な存在感

日本映画界の至宝、
高倉健と勝新太郎唯一の共演作である。
主演の健さんは十八番のシブいヤクザ。
一方の勝新は一攫千金を夢見る
これまた十八番のアプレ役。
二人とも当時43歳の男盛りらしい
匂いがプンプンと画面から伝わってきて、
たまらなくセクシーだ。
またこの二人を取り持つ女である梶芽衣子が、
これまた色っぽくてセクシーである。
映画というものが、
これほどの存在感がある俳優たちが出演すると、
ストーリーは二の次になってしまういい見本だろう。
ぜひこの貴重な映像を堪能して欲しい。


永遠に美しく…

オトーサン、
「2002年に見た」
・永遠に美しく 映画索引NO.616
現在とフォーマットがちがっているので、
見直すことにしました。
なお、 邦題の読みは、
「永遠(えいえん)に美しく」ではなく
「永遠(とわ)に美しく…」でしたので、
索引をあ行から、た行に変更します。

原題:Death Becomes Her (1992)  
監督:Robert Zemeckis  
脚本:Martin Donovan (I)/ David Koepp
Genre: Comedy / Fantasy
Country: USA / Argentina  
上映時間:103分
あらすじ:
ヘレンとマデリーンは、お互い大キライ。 
マデリーンは、ヘレンの元カレ、外科医アーネストと結婚。
ふたりともアーネストの美容整形手術を受けている。
マデリーヌが老化治療を受けると、ヘレンも倣う。 
ふたりは、不老不死になって、
人生は2度と取り戻せないことを知る・・・ 

出演者:
Meryl Streep ・・・ Madeline Ashton(マデリーン)  
Goldie Hawn・・・ Helen Sharp(ヘレン)
Bruce Willis ・・・ Dr. Ernest Menville(アーネスト) 
オトーサン、
「実に愉快だな」
メリル・ストリープが下手な女優役で、
ブルース・ウィルスが臆病な男役なんて・・・

その他の出演者:
Isabella Rossellini ・・・Lisle Von Rhoman  
Ian Ogilvy ・・・  Chagall  
Adam Storke ・・・ Dakota  
Nancy Fish ・・・  Rose  
Alaina Reed Hall ・・・  Psychologist  
Michelle Johnson ・・・  Anna  
Mary Ellen Trainor ・・・ Vivian Adams  
William Frankfather・・・  Mr. Franklin  
John Ingle ・・・  Eulogist  
Clement von Franckenstein ・・・ Opening Man  
Petrea Burchard ・・・  Opening Woman  
Jim Jansen ・・・ Second Man  

User Rating:6.5/10( 86,019 votes)IMDb
  User Rating:7.1/10( 348 votes) Yahoo!
オトーサン、
「評価が上ったね」
2002年のIMDbのUser Ratingは、
5.5/10 (5473 votes)でした。

アカデミー賞受賞 
・視覚効果賞
ゴールデン・グローブ ノミネート
・女優賞(コメディ/ミュージカル)  メリル・ストリープ 

User Reviews 
juliereed50さん
United States 
2007年11月10日
A Cult Classic     
カルトクラシック

どこかで読んだレビューがよくなかったので、
本作を見なかった。
なんというひどい誤りだったの!
これは、大きなスクリーンで見たい映画だ。
脚本は、輝いていて頭がいい。
馬鹿バカしいコメディを装っている
だが、有名俳優によって
重大なテーマの世界が広がる。
特にメリル・ストリープ
才能のない女優を見事に演じている。
私は、カリフォルニアが干ばつを通り抜けていた時に、
風雨のロサンゼルスを舞台に設定したのを
批評家がクサしたのを覚えている。
魔法のコメディが
天候のあれこれについて悩むべきだろうか。
実のところ、本作のロサンゼルスは、
リアルな映画よりもロサンゼルスの感じがする。
そして、大胆なウィットが光る。
「12年、ロサンゼルスにいて、隣人に会ったことがある?」
メリル・ストリープは、臆病なブルース・ウィルスに叫び。
実に楽しい。
他にシドニー・ポラックが出ている。
非常にセクシーな76歳のイザベラ・ロッセリーニが愉快だ。
新しいカルトクラシックだ。
必見だ。

オトーサン、
「2大女優のエゴ剥き出しの戦いが凄まじいね」

ジーナさん 
2009年9月15日
キャスティングの妙

永遠に美しく・・・まさに女の夢ですね(笑)
そんな欲求を満たそうとするオバちゃん2人を描いた
ブラックユーモアたっぷりのドタバタコメディです。
・・・とは言え、このオバちゃん2人が
メリル・ストリープとゴールディ・ホーンなので
不老不死にならなくても完璧に美しいです(笑)
正直、クスリを手に入れて若返った映像を見ても
それほど変化が見えなかったです。
だって元から若々しく魅力的なんですもん。
さすがに粗の見える映像ですがストーリーが斬新ですし、
冴えない中年を演じたブルース・ウィリスと
美女2人の掛け合いが面白いですね。
久々の友との再会時に見せる女の本音
(相手が醜くなっていると嬉しい 爆)、
サイボーグと化してからもメイクを気にするあたり・・・
シュールです。
とにかく2人の美しい女優が
「美」の執念を燃やすオカルトぶりが楽しめますし、
今観てもインパクトのある作品でしょう。
結論;女と張り合うのは男を落とすよりも大変(笑)


LOGAN/ローガン

オトーサン、
「長ーい、シリーズの最後か」

ウルヴァリン:X-MEN ZERO(2009) 第1作 
ウルヴァリン:SAMURAI(2013) 第2作 
LOGAN/ローガン(2017) 第3作 

X-メン(2000) オリジナル・シリーズ第1作 
X-MEN2(2003) オリジナル・シリーズ第2作 
X-MEN:ファイナル ディシジョン(2006) オリジナル・シリーズ第3作 

X-MEN:ファースト・ジェネレーション(2011) シリーズ第1弾 
X-MEN:フューチャー&パスト(2014) シリーズ第2弾 
X-MEN:フューチャー&パスト ローグ・エディション(2014) シリーズ第2弾・別バージョン 
X-MEN:アポカリプス(2016) シリーズ第3弾 

原題:Logan (2017) 
監督・原作:James Mangold    
脚本:Scott Frank/ James Mangold/ Michael Green  
Genre:Action/ Drama/ SF
Country: Canada / Australia / USA 
Language: English / Spanish 
上映時間:137分
あらすじ:
2029年。
ミュータントの大半が死滅。
超人的な治癒能力を失いつつあったローガンも
長年酷使してきた肉体が衰えていた。
リムジンの運転手で日銭を稼ぎ、
メキシコ国境近くの寂れた荒野で
年老いたチャールズ・エグゼビアの
面倒を見ながらひっそりと暮らしていた。
ある日、ガブリエラが現われ、
謎の少女ローラをノースダコタまで
送り届けてほしいと依頼する。
冷酷非情な男ピアースが
武装集団を率いて迫り来るなか、
ローガンは渋々ながらも
ローラ、チャールズとともに、
過酷なアメリカ大陸縦断の旅に出る・・・

出演者:
Hugh Jackman ・・・ Logan(ローガン)
Patrick Stewart ・・・ Charles Xavier(チャールズ)
Dafne Keen ・・・ Laura Kinney(ローラ)
オトーサン、
「ヒューらしくないね」
衰えている彼なんか見たくないなぁ。

その他の出演者:
Stephen Merchant ・・・ Caliban
Richard E. Grant ・・・ Zander Rice
Boyd Holbrook ・・・ Donald Pierce
Elizabeth Rodriguez ・・・ Gabriella
Eriq La Salle ・・・ Will Munson
Elise Neal ・・・ Kathryn Munson

User Rating:8.2/10( 399,875 votes)IMDb
  User Rating:8.0/10( 2.237 votes) Yahoo!
オトーサン、
「高いスコアだ!」

User Reviews 
UMWolvie2442さん
Go Blue!
2017年2月18日
くたくたになる傑作!

Holy Cow!(なんてこった!)

ついに待っていたウルバリン映画がきた!
マンゴールト監督は
登場人物とアクションで観客を釘付け、
ヒュー・ジャックマンは、
まさにウルバリン映画そのもの。
真実の登場人物を演じてみせた。
はい、私達は見事な走りとひらめきをみせた。
一般の映画ファンが、
この映画を崇拝できなかったのは、
なぜか?
たくさんのジャンルのせいだろう。
ローガンは、ジャンルを定義した。
登場人物、アクション、ストーリーは、
すべて傑出していた。
観客はライドに連れて行かれ、
もう一度ローガンと会えた。
演技は見事で、せりふも適切だった。
すべての登場人物は信じられる。
観客は、ローガンの目を通してストーリーに身を委ねる。
この映画は、感動的で、重要で、ユニークで、
これまでのX-Menよりいい。
戦いのシーンとペースは、お見事。
正直なところアカデミー賞ノミネートレベル。
洗練されていて、雄大で、悲劇だ。
アクションが決まってきるが、
何よりストーリーが先だ。
他の「暗い」フィルムと違って、
トーンはカンペキで、登場人物にふさわしい。
脇役陣も、みんないい。
私は、この映画のすべてが好きだ。
ヒュー・ジャックマンの走りのカンペキな終わりとなった。

オトーサン、
「この程度なら、
いまどきの子供へっちゃらでは?」

前田有一さん 
2017年5月296日
子供お断りの完結編
   
「X-MEN」シリーズを支えてきた
主人公ウルヴァリンにとっての完結編「LOGAN/ローガン」、
ジェームズ・マンゴールド監督は
当初からR指定を条件にスタジオ側と交渉していたという。
一方演じるヒュー・ジャックマンも
自身のギャラを減らしてまで、その点にこだわった。
この二人にとって、
子供の観客を切り捨てないと描けないことが、
どうしてもあったということである。 
ミュータントが滅びつつある近未来。
ローガンの治癒能力はほぼ失われ、
チャールズ・エグゼビアも、
もはや能力の制御が困難となっていた。
かつての仲間たちもすでになく、
チャールズは最後の願いとして少女ローラを
守り切れとローガンに託す。 
この少女に隠された謎、チャールズの思いとは何なのか。
戦闘力のほとんどを失ったローガン、ウルヴァリンは
彼らを守りきることができるのか。
正真正銘、最後の一本である。 
のっけからローガンの、今にも死にそうな衰弱ぶりに
シリーズファンは驚くことになる。
と同時に、首や四肢が飛びまくる残酷描写の数々にも。
だがそれ以上にショッキングなのは、その内容だろう。 
何しろ本作ではあのチャールズが
自らの人生を悔いているのである。
ミュータントたちを差別と迫害から守り、
生きる目的と誇りを与えるため学園を設立。
あらゆる人々の幸福のために貢献してきた
自らの人生を後悔している。
ましてローガンなど、もとより生きる気力と希望を失っている。 
これでは全シリーズ、およびヒロイズムの否定である。
なるほど子供の観客には精神的にキツいだろう。
少年たちはまだ、ヒーローの正義を信じているくらいでいい。
これならR指定を大前提するのも当然と思わせる。 
ここまで見てきたファンは、
内臓を締め付けられる思いで
この最後のドラマを鑑賞することになるだろう。
いったいなぜ二人はこんなに追い詰められているのか。
ほかの仲間たちはどうなってしまったのか。 
「自分たちと違うもの」を迫害する多数派。
その構図を描き続けてきたこのシリーズは、
現実の社会問題を反映している。
来日したジェームズ・マンゴールドと
ヒュー・ジャックマンは、そう名言した。 
「LOGAN/ローガン」にもその色は濃い。
とくに今回私が感じたのは、
3人を追う側の人間たちが人工的に作り出した
ミュータント兵士のことを「特許品」と呼ぶシーンである。
ここで観客のだれもが感じるであろう
嫌悪感に注目すべきではないか。 
遺伝子を組み替えた人間を特許品と呼ぶのも、
遺伝子を組み替えた小麦をそう呼ぶのも、
根本的には大差がない。
そういう世界に現実の私たちも生きている。 
シリーズ中、何度も登場しロケ地にまでなった通り、
ローガンのキャラクターは日本と切り離せない。
その日本では今、国内農業を守ってきた種子法を廃止し、
その根幹を外資に明け渡す政策が行われようとしている。 
一貫して米国に従属して国益を献上し続けてきたリーダーと
本作の黒幕と、いったい本質的に何が違うのか。
日本的要素を擁するローガンのラスト作品で、
おそらく偶然にも
こうしたテーマが扱われるというのだから映画は面白い。 
ヒュー・ジャックマンは現在48歳だが、
お得意のサムライレシピを活用したか、
年齢からは考えられないバルキーな肉体をリビルドし、
このキャラクターに挑んできた。 
彼が世に出たのはローガンを演じたのがきっかけであり、
結局俳優人生のうち17年間を共に歩むことになった。
その思い入れたるやハンパではあるまい。
実際、今回は「孫に見せても恥ずかしくないものを」
作ろうとしたと言っている。ちなみに彼にまだ孫はいない。 
かように力の入った一作だが、
残念なのはクライマックスのドーピングバトルに
やや盛り上がりが欠ける点か。 
この映画には痛快さというものが殆どなく、
おそらく最後の最後で爆発的にカタルシスを感じさせるのが
監督らの狙いではなかったかと思われる。
だが実際にはそこまで中途半端にウルヴァリンが強く、
この最終局面との差、ギャップがあまり無いため不発である。 
この場面は、それこそ全シリーズの見せ場を
まとめてもかなわないような
エモーショナルかつ悲壮的な"最後の戦い"を見せてほしかったところ。 
それにしても、本作の大胆なコンセプト、
迷いのなさはラストウルヴァリンとして十分なもの。
R指定ながら全世界で大ヒットした「デッドプール」の成功が
そのかじ取りに大きな力となったと思われる。 
客層は17年間見続けてきた大人のファンが中心となるが、
子供たちももう少し成長したら、
ぜひこの完結編を味わってほしいと思う。 


トスカーナの贋作

オトーサン、
原題を訳すと「真正な複製」
複製といえば、本物ではない。
インチキという響きがありますが、
本物そのもの、いやそれ以上の複製もあるのです。

原題:Copie conforme (2010) 
監督:Abbas Kiarostami  
脚本:Caroline Eliacheff/ Abbas Kiarostami
Genre:Drama
Country: France / Italy / Belgium / Iran 
Language: French / English / Italian 
上映時間:106分
あらすじ:
イタリア、南トスカーナ地方の小さな村。
本物と贋作についての新刊を発表した
英国作家ジェームズの講演が行われた。
その講演を聞きに来ていたギャラリーの女主人は
メモを残し息子と共に退席する。
やがて、女のギャラリーにジェームズが現われ、
2人は彼女の案内で近くの名所ドライブに。
車中では本物と贋作を巡る議論が熱を帯びていく。
その後、カフェで一服する2人は、
店主に夫婦と誤解されたのを機に、
ゲームを楽しむように
長年連れ添った夫婦を演じ始める・・・

出演者:
William Shimell・・・James Miller(ジェームズ)
Juliette Binoche ・・・la galeriste(ギャラリーの女主人)
オトーサン、
「素顔のジュリエット・ビノシュ!」
1964年生まれですから、2010年当時56歳。
色香のただよう中年の素敵なおばはんです。

その他の出演者:
Jean-Claude Carriere・・・ l'homme de la place
Agathe Natanson ・・・la femme de la place
Gianna Giachetti・・・ la patronne du cafe
Adrian Moore・・・ le fils ado de la galeriste
Angelo Barbagallo・・・ le traducteur
Andrea Laurenzi ・・・le guide
Filippo Trojano ・・・le marie

User Rating:7.3/10( 16,345 votes)IMDb
  User Rating:7.0/10( 91 votes) Yahoo!
オトーサン、
「評価が高いね」
せりふが多く、へきえきしますが、
倦怠期を迎えた中年夫婦には参考になるのでは。

カンヌ国際映画祭受賞 
女優賞  ジュリエット・ビノシュ
同ノミネート
パルム・ドール  アッバス・キアロスタミ    

User Reviews 
kepotazさん
Finland 
2010年6月28日
キアロスタミ・スタイルのロマンチックなコメディ

イランの監督アッバス・キアロスタミの
映画に精通しているならば、
本作は、彼の通常の仕事からの大きく離脱している。
イタリアで撮影され、
ジュリエット・ビノシュといい男との
ロマンチックコメディだが、
ハリウッドのようなものではない。
(リチャード・リンクレイター「ビフォア・サンセット」
を思い出させるが、ジュリア・ロバーツや
サンドラ・ブロックとはかけ離れている)
お話しの思いがけない展開が、本当に楽しい。
すべてが解釈・説明されるわけではなく、
観客をこんがらがせる。
実におかしく、強烈だ。
夢中になったので、上映時間を約10分短く感じた。
私は、男女関係についての知的な映画の大ファンだ。
実にいい脚本で、男女のいい演技のシーンがある。
監督と撮影技師は、お見事。
キアロスタミが前に使ったロングショットがあるが、
話の文脈の中で見事に使われている。
「ママ ボクを見て、時間通りに彫刻してるよ」
この映画を見たカップルと議論したが、
彼らは、好きでないと言う。
でも、本当によい映画だ。

オトーサン、
「冬枯れの庭も美しい」
中高年ならではの美意識に溢れています。

黒美君彦さん 
2011年9月2日
冬枯れの庭

アッバス・キアロスタミ監督らしい
諧謔味に溢れたドライブ?ムービー。
英国人作家ジェームズ・ミラーと
イタリアに住む骨董品店の仏人オーナー。
前半の移動の車のシーンでは
フロントガラスにトスカーナの風景を反射させ、
二人の会話を聞きながら、
同時にトスカーナの空気を感じられるというニクい演出。
あくまで知的に会話を進めるジェームズに対して、
その話の腰を折って白けさせてしまう女。
次第にうんざりし始めるジェームズ。
はじめはナンパされた有名作家と
美人の熟女の会話だったのが、
カフェで夫婦に間違えられた辺りから
本格的な「痴話けんか」へと発展していく。
知的・論理的なジェームズも、
非論理的で感情的な女の前では無力だ。
まあ、男女の関係は
表面的なやりとりをしている間は「贋作」で、
痴話げんかをするようになって
初めて「本物」になるのかも知れないが…(笑)
痴話げんかになると、互いに母国語で怒鳴り合うし(苦笑)。
ジェームズを演じたウィリアム・シメルは
英国人オペラ歌手(バリトン)で、
この作品が映画デビューだとか。
知的でダンディ。なかなか良かった。
イランの詩として、
「冬枯れの庭が美しくないとどうして言える?」
(うろ覚え)
とジェームズが語ったシーンが印象に残った。


レインマン

オトーサン、
「2003年に見てるね」
・レインマン 映画索引No.☆975
ところで、レインマン(Rain Man)、
どういう意味なのでしょうか。
チャーリーは、脅えた時はいつでも、
「雨男」と称する架空の子供時代の仲良しを思い出すのです。
映画の最後、チャーリーは、架空の雨男が、
実際は、レイモンドだとわかってきるのです。

原題:Rain Man (1988)     
監督:Barry Levinson
原作:Barry Morrow 
脚本:Ronald Bass/ Barry Morrow 
Genre: Comedy / Drama
Country: USA 
Language: English / Italian  
上映時間:133分
あらすじ:
利己的なヤッピー、チャーリーの父が死んだ。
あとには、莫大な遺産が残された。
だが、その贈与先は、レイモンドだった。 
自閉症で施設に収容されているが、
奇妙にも博識の兄で、チャーリーは、
その存在すら知らされていなかった。
ふたりは、大陸横断の旅に出る。

出演者:
Dustin Hoffman...  Raymond Babbitt(レイモンド)
Tom Cruise ....  Charlie Babbitt (チャーリー)
オトーサン、
「名演技!」

その他の出演者:
Valeria Golino ....  Susanna 
Gerald R. Molen ....  Dr. Bruner 
Jack Murdock ....  John Mooney 
Michael D. Roberts ....  Vern 
Ralph Seymour ....  Lenny 
Lucinda Jenney ....  Iris 
Bonnie Hunt ....  Sally Dibbs 
Kim Robillard ....  Small Town Doctor 
Beth Grant ....  Mother at Farm House 
Dolan Dougherty ....  Farm House Kid 
Marshall Dougherty ....  Farm House Kid 
Patrick Dougherty ....  Farm House Kid 
John-Michael Dougherty ....  Farm House Kid 

User Rating:8.0/10( 410,026 votes)IMDb
  User Rating:8.3(1,149 votes) Yahoo!
オトーサン、
「名画中の名画だ!」
アカデミー賞をほぼ独占しています。

アカデミー賞受賞:
・作品賞:
・監督賞:バリー・レビンソン
・主演男優賞:ダスティン・ホフマン
・オリジナル脚本賞
同ノミネート 
・美術監督装置賞
・撮影賞
・作曲賞
・編集賞

オトーサン、
「」

User Reviews 
SmileysWorldさん
United States 
2001年12月28日
これまでに見た最もよい演技

レイモンドを演じたダスティン・ホフマン。
ホフマンよりも、登場人物にこんなに深く入り込んだ
俳優を見たことがありません。
彼は優秀だ。
まさしく、オスカーに値していた。
子供っぽく性急な弟役の
トム・クルーズの演技も、注目に値する。
次第に何も知らなかったの悟っていく様子を見るのは、
大いなる喜びだ。
まだ見ていないなら、もう自制しないで。
DVDを買って、大事にして。

オトーサン、
「兄弟って、いいね」

ジーナさん 
2010年2月22日
構成力

表面的に観ると
父は冷酷で
兄は孤独で
弟は自分勝手
に映るかもしれないですが、
その奥深くには父親の愛情や
兄との温かい思い出、可愛い弟が存在する…
そう思って観ると出だしから
切なさに押し潰されそうになります。
そういう意味では初めて観るよりも
二度目、二度目よりも三度目というように
鑑賞を重ねていく毎に
評価が上がっていく作品かもしれません。
それぞれの想いや愛情表現が露骨じゃないあたりに
私は気品を感じます。
言うまでもなく見事な演技を披露しているダスティン・ホフマン・・・
彼が演じるレイモンドの微妙な変化にいつも心がほっこりします。
ダスティンの陰に隠れてしまった形のトム・クルーズですが、
彼のレイモンドに対するイライラはリアルに伝わってきますし、
躊躇していない姿勢はなかなか素晴らしいと思いますよ。
忘れていた子供時代を思い出すかのように
(もしくは取り戻すかのように)
小競り合ったりハシャギ合ったりしながら旅をする
二人のロードムービーは、
全てのエピソードの一つひとつが重要で
喜怒哀楽のたっぷり詰まった
見応えのあるドラマに仕上がっています。


炎のランナー

オトーサン、
「2001年に見たなぁ」
・炎のランナー 索引連番NO.☆239
現在のフォーマットになっていないので、
再見しました。
本作に出てくるパリ五輪は、1924年。
2020年の東京五輪の次は、2024年のパリ五輪。
あれから、もう100年,
オリンピック運動の創始者クーベルタンが唱えた
アマチュアリズムは、いまいずこ?

原題:Chariots of Fire (1981)  
監督:Hugh Hudson  
脚本:Colin Welland  
Genre: Biography/  Drama /  Sport 
Country: UK 
Language: English / French 
上映時間:124分
あらすじ:
1919年、ハロルドは、ケンブリッジ大に入学、
ユダヤ人であることを強く意識し、
アングロ・サクソンの差別に反発し、
鬱憤を発散するため走った。
同じ頃、スコットランドでは、
エリックが駿足を謳われていた。
宣教師の家庭に生まれ、
走ることは神の思寵をたたえることだった。
23年、ロンドンでの競技会で、
エリックとハロルドは対決。
わずかの差でエリックに負けたハロルドは、
サムのコーチを受けることになった・・・

出演者: 
Ben Cross ....  Harold M. Abrahams(ハロルド) 
Ian Charleson ....  Eric Liddell(エリック)  
Ian Holm ....  Sam Mussabini(サム)
オトーサン、
「若いひとの一生懸命さ、いいね」
♪若いときゃ 二度ない
 どんとやれ 
 男なら
 人のやれないことをやれ 

その他の出演者:
Nicholas Farrell ....  Aubrey Montague
Nigel Havers ....  Lord Andrew Lindsay  
John Gielgud ....  Master of Trinity  
Lindsay Anderson ....  Master of Caius  
Nigel Davenport ....  Lord Birkenhead  
Cheryl Campbell ....  Jennie Liddell  
Alice Krige ....  Sybil Gordon  
Dennis Christopher ....  Charles Paddock  
Brad Davis ....  Jackson Scholz  
Patrick Magee (I) ....  Lord Cadogan  
Peter Egan ....  Duke of Sutherland  
Struan Rodger ....  Sandy McGrath  

User Rating:7.2/10( 44,412 votes)IMDb
  User Rating:7.2/10( 167 votes) Yahoo!
オトーサン、
「名画だ」

アカデミー賞受賞  
・作品賞
・脚本賞  コリン・ウェランド    
・作曲賞      
・衣装デザイン賞
同ノミネート 
・助演男優賞  イアン・ホルム    
・監督賞  ヒュー・ハドソン    
・編集賞
      
カンヌ国際映画祭受賞 
・助演男優賞  イアン・ホルム    
・アメリカ批評家賞
同ノミネート
・パルム・ドール  ヒュー・ハドソン    

User Reviews 
Julie-30さん
Florida, USA
2003年1月26日
本当に傑出した映画

何人かの評者と私の意見は異なる。
この映画は刺激がないとは言えないし、
プロフェッショナリズム対アマチュアリズムという
テーマを扱っているだけではない。
この映画は、人々を駆り立てるものをテーマにしている。
オーブリーが神の栄光のために走るのに対して、
反ユダヤ主義であった社会において、
自分の価値を証明するために、ハロルドは走る。
彼らは違う理由のために走るが、
彼らを駆り立てるのは、やる気と決意だ。
自分が信じているものを守り、
原則を犠牲にすることを断る。
助演陣がいい。
ナイジェル・ヘイヴァース、ニコラス・ファレル、
イアン・ホルム、サー・ジョン・ギールグッド。
この映画には、不要なものは何ひとつない。
ライティング、監督、演技、せりふ、
すべて傑出している。
それから、魅力的な音楽がある。
もう一度言おう。
本当に傑出した映画だ。
時間と場所を超越している。

オトーサン、
「昔、見たとき、気づかなかったけで、
深い意味があったんだなぁ」

黒美君彦さん 
2015年2月18日
かかとに翼を

1919年から1924年のパリ五輪まで、
英国を舞台に二人のアスリートを描いた
この作品は、その時代背景との関係がきわめて濃密だ。
ハロルド・エイブラムズはユダヤ系金融業者の父を持ち、
そのコンプレックスゆえケンブリッジ大で
最も早い健脚を披露する。
一方スコットランド長老派教会の
司祭補エリック・リデルは、
宣教の道具としてトップアスリートとしての能力を
最大限に活かそうとする。
当時は第一次世界大戦が終わり、
ヨーロッパは「戦後」をいかに有利に展開するかをめぐり
各国が競っていた。
スポーツもまたその例外ではあり得ない。
アメリカは独自の路線でまさに勃興しつつあり、
斜陽の英国(ブリテン)とは対照的でさえあった。
五輪での英米の闘いは、
その意味では政治状況をも映し出している。
ましてや英国のオリンピック委員会は、
超エリート集団であり、
徹底したアマチュアリズムにこだわっていた。
それはスポーツが「エリートの余技」であった
前近代的な考え方に基づくものであり、
エイブラムズのようなユダヤ人が、
プロのコーチの指導を仰ぐことは
あってはならない状況だった。
リデルの存在もまた、英国にとっては異端だ。
スコットランド人であることに誇りを持つリデルは、
本来なら英国のアスリートの資格を持たない。
だが、その実力を無視することは、
闘わずしてアメリカに敗北することを意味する。
そうした妥協の産物として、
エイブラムズ、リデルが五輪に参加するのだ。
安息日に走ることを拒否するリデルと、
王と国家への忠誠を優先せよという
オリンピック委員会のせめぎ合いは、
まさにそうした「個人」対「英国」の
象徴ともいえるシーンだ。
細部に至るまで当時の英国を再現したこの作品は、
そんな20世紀の一段面を鮮やかに表現していて、
その意味ではやはり無視できない作品なのだと思う。


ブルース・ブラザース

オトーサン、
「2003年に見たな」
・映画索引NO.☆1175
最初の歌からぶっ飛んでいます。
・Somebody Loan Me a Dime (Fenton Robinson)
 シーン:ジェイクが刑務所で看守に起こされる
最後もまた刑務所でぶっ飛んでいます。
・Jailhouse Rock 監獄ロック (The Blues Brothers Band)
 シーン:刑務所にて演奏する曲

原題:The Blues Brothers(1980)     
監督:John Landis
脚本:Dan Aykroyd /John Landis 
Genre: Action / Comedy / Musical  
Country: USA 
Language: English 
上映時間:148分
あらすじ:
ジェイクが釈放され、
弟のエルウッドとともに昔のホームを訪ねる。
尼さんに育てられた孤児院なのだが、
売却されようとしていた。
取りやめるには、固定資産税5000ドルを
11日以内に支払わねばならない。
兄弟は、何とかしたいと願い、 
かつて世話になったカーティスに相談すると、
ジェームス牧師の礼拝に出席するよう勧められる。
牧師の説話を聞いていたジェイクは、
突然神の啓示を受ける。
「汝 光を見たか?」「そうだ!バンドだ!」
ふたりは、昔のバンド仲間を、
あの手この手でバンドに引き入れる。
その途中でパトカーとトラブルを起こし、
二人は追われる身になった。
さらに若い謎の女が現れて、
いきなり火炎放射器で命を狙われる・・・

出演者:
John Belushi・・・Joliet' Jake Blues(ジェイク) 
Dan Aykroyd ・・・ Elwood Blues(エルウッド)
Cab Calloway Curtis(カーティス) 
James Brown ....  Reverend Cleophus James(ジェームス牧師)
オトーサン、
「全編ノリノリ、言うことなし!

その他の出演者:
Ray Charles ....  Ray 
Aretha Franklin ....  Mrs. Murphy 
Steve Cropper ....  Steve 'The Colonel' Cropper 
Donald Dunn ....  Donald 'Duck' Dunn 
Murphy Dunne ....  Murph 
Willie Hall ....  Willie 'Too Big' Hall 
Tom Malone ....  Tom 'Bones' Malone 
Lou Marini ....  'Blue Lou' Marini 
Matt Murphy ....  Matt 'Guitar' Murphy 
Alan Rubin ....  Mr. Fabulous 
Carrie Fisher ....  Mystery Woman 
 
User Rating:7.9/10( 154,163 votes)IMDb
  User Rating:8.4/10( 621 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ド迫力だ!」
この名画、見なきゃ損です。

User Reviews 
mjw2305さん
England 
2005年1月16日
お気に入りの映画

1 この映画の音楽は傑出している。
  アレサ・フランクリン、キャブ・キャロウェイ、
  ジョン・リー・フッカー、レイ・チャールズなど、
  本当に驚く。
2 映画において最も素晴らしいカーチェイスが見られる。
3  ジョン・ベルーシは、喜劇の天才だ。
4 幾つもの印象的なシーンがある。
5  スティーブン・スピルバーグ、ツィッギー、
   フランク・オズなどがカメオ出演している。
6  復讐に燃える元カノ女キャリー・フィッシャー。
見て好きになって!

オトーサン、
「最後に、大御所続々登場!」

Ikedaさん 
2007年12月29日
大御所の演奏

ブルース・フラザーズというグループは
初めて見ましたが、
リーダーのジョン・ベルーシと
ダン・エイクロイドの活躍や
大御所の演奏があって面白い映画でした。
キャブ・キャロウェイが「ミニー・ザ・ムーチャー」で
ハイディホーを披露していますが、
これを初めて演奏したのは1930年頃の事で、
既に50年経っていて、
既に70才を越えているのですから感心します。
彼に比べれば大分若いけれどもソウルの神様と言われ、
ジョージア州歌「わが心のジョージア」を作った
レイ・チャールズが「Shake A Tail Feather」を
唄っているのも楽しいですが、
盲目の彼がピストルを撃って
万引き少年をおどかすシーンには笑いました。
また、シャウト唱法で知られる
ジェームス・ブラウンが「The Old Landmark」
という歌を唄っていますが、
黒人教会の説教師らしい面白さが出ています。
アクションの方は底抜けに派手で、
車や店がやたらに壊れるかと思うと
火炎放射器や爆破まで起きるので、
スラップスティックというより
スクラップスティックと言いたくなる展開です。
登場するのも警官に加えてネオ・ナチも出てきて、
最後には軍隊がでてきますが、
MPまで参加してくるのが面白いです。
カー・アクションでは
シカゴ・リバーのはねあげ橋を
飛び越えるシーンがありますが、
これで思い出した事があります。
私は隅田川にかかっている勝鬨橋を渡って
通勤していましたが、
まだ時々開閉をしている頃、それに遭遇してしまうと、
隣に佃大橋が出来るまでは
待っていなければなりませんでした。
それも近くにいると、
橋から埃が凄い勢いで流れてくるので、
かなり離れて待っていました。


荒野の七人/真昼の決闘

オトーサン、
「邦題は、誇大広告だね」
「荒野の七人」も、「真昼の決闘」も、
名画中の名画です。
でも、男前のリー・ヴァン・クリーフが大活躍するので、
十分、楽しめました。

原題:The Magnificent Seven Ride!(1972) 
監督:George McCowan  
脚本:Arthur Rowe  
Genre: Action/ Western 
Country: USA 
Language: English / Spanish 
上映時間:100分
あらすじ:
剛腕の保安官クリスは、
元新聞記者ノアから伝記出版の誘いを受け、
渋々同行を許す。
そこへ、元賞金稼ぎで保安官のジムがやってきて、
山賊団からたびたび略奪を受けて、
困っているので助けてくれと言われる。
翌日、新妻アリラから
「まだ子供だから」と懇願されて
釈放した強盗犯シェリーによって
クリスは撃たれ、アリラは無残な死体で発見される。
復讐に燃えるクリスは、シェリーの追跡を続ける中、
ジムの率いる村の男たちが山賊団に皆殺しされ、
女たちは陵辱されていた。
クリスは、村の女ローリーの頼みを受けとめ、
仮釈放させた無法者たちを率い、山賊団と戦う・・・

出演者:
Lee Van Cleef ・・・ U. S. Marshal Chris Adams(クリス) 
Mariette Hartley ・・・ Arilla Adams(アリラ) 
Michael Callan ・・・ Noah Forbes(ノア) 
Ralph Waite ・・・ Jim Mackay(ジム) 
Darrell Larson ・・・ Shelly Donavan(シェリー) 
Stefanie Powers ・・・ Laurie Gunn(ローリー) 
「リー・ヴァン・クリーフ、最高!」

オトーサン、
その他の出演者:
Ron Stein ・・・ Juan De Toro
Luke Askew ・・・ Mark Skinner
James Sikking ・・・ Captain Andy Hayes
Pedro Armendariz Jr. ・・・ Pepe Carrall
William Lucking ・・・ Walt Drummond
Ed Lauter ・・・ Scott Elliott
Melissa Murphy ・・・ Madge Buchanan
Allyn Ann McLerie ・・・ Mrs. Donavan
Gary Busey ・・・ Hank Allan
Robert Jaffe ・・・ Bob Allan
Elizabeth Thompson ・・・ Skinner's Woman
Carolyn Conwell ・・・ Martha
Rita Rogers ・・・ De Toro's Woman
Jason Wingreen ・・・ Warden of Tucson Territorial Prison

User Rating:5.6/10( 1,976 votes)IMDb
  User Rating:5.5/10( 19 votes) Yahoo!
オトーサン、
「低すぎる」

User Reviews 
ster2001さん
new york 
2004年8月4日
ヴァン・クリーフが女の子をつかまえる!

リー・ヴァン・クリーフ好きなら、DVDをみるべし。
これは、一見、TV映画のように見える。
筋書は、ありふれているが、
ヴァン・クリーフが素晴らしい演技をしている。
いろんな面で手堅い西部劇で、みんなよい演技をしている。
70年代の性格俳優がいい。
(ジェームズ・シッキング、エド・ローター)
そして、若きゲイリー・ビジーが出ている。
いいせりふが、いくつかある。
クリスがノアとともに、
妻の死体を見つけるシーンがいい。
ヴァン・クリーフの抑えた演技に、感動する。
ラブ・シーンもいい。
ローリーがすばらしい、クリフは男気を感じる。
2人の愛情が伝わってくる。
スクリーンでの存在感を知りたかったら
このシーンをチェックすべきだ。
この2つのシーンだけでも、見る価値がある。
"エンジェル・アイズ"のファンなら、必見だ。

オトーサン、
「このテーマ曲は、いいね」

鱗歌さん 
2004年7月3日
冒頭に流れるお馴染のテーマ曲! 

しかし何故か現れたるはリー・ヴァン・クリーフ!?
いいじゃないのリー・ヴァン・クリーフ、
カッチョいいぜ、まさに男が惚れる男と言えよう(笑)。
いやいや、笑ってはいけない(笑)。
さて、本作のテーマだが、
日本の現代社会の抱える問題と同じ、少年法である。
微妙に美人の若妻を少年たちに殺された主人公の復讐譚・・・
のハズだったが、妙な展開へ。
そして主人公はとにもかくにも7人組にならないと
話が始まらないので、助っ人を集めに行くわけですが、
ここからの展開、いや〜まいりました。
ネタバレ表示してツッコミ入れてもいいのだけど、
勿体無いのでやめます、未見の方はご自身の目でご確認ください。
ポンコツ7人組、ダイナマイトまで使って派手に戦いを挑むものの、
どうも迫力ないばかりか、緊迫感もない。まるでコントみたい。
この映画の邦題を変更させてもらえるなら、
『荒野の七人だョ!全員集合!!』あたりでいかがでょう。
まあ、内容よりも存在自体が面白い映画と申せましょう。 


パリで一緒に

オトーサン、
「リチャード・クエィンか」
キム・ノバクと婚約、
そんな関係でか、彼女の主演映画の監督を
引き受けています。
・逢う時はいつも他人 映画索引No.☆3385

原題:Paris - When It Sizzles (1964) 
監督:Richard Quine    
原作:Julien Duvivier/ Henri Jeanson
脚本:George Axelrod  
Genre:Comedy/ Romance
Country: USA 
Language: English 上映時間:110分
あらすじ:
パリのホテルで新作映画の執筆に
悪戦苦闘する脚本家ベンスン。
何とか期限に間に合わせるため、
臨時速記者を雇うことに。
採用されたガブリエルのおかげで
台本作りは順調に進んでいく。
国際警察に追われているリックという男が
ギャビーという女性を騙し、共犯で窃盗を企むが、
実は彼女は警察の協力者だったという構想だ。
一方、その物語を気に入ったガブリエルは
ベンスンに恋心を抱き始める・・・ 

出演者:
Audrey Hepburn・・・ Gabrielle Simpson/ Gabby(ガブリエル/ギャビー)
William Holden・・・ Richard Benson/ Rick(ベンスン/リック)
Tony Curtis・・・ Gabby's narcissistic boyfriend(ガブリエルの友人)
オトーサン、
「まだ、みてないヘプバーン映画あったんだ」
前半は素顔、後半はよそいきのヘプバーンがみられます。

その他の出演者:
Gregoire Aslan・・・ Police Inspector Gilet 
Raymond Bussieres・・・ Francois, the gangster 
Maurice・・・the second policeman 
Noel Coward Alexander Meyerheim・・・ The Producer 
Marlene Dietrich・・・ Herself 
Mel Ferrer・・・ Costume Party Jekyll & Hyde 
Frank Sinatra・・・  Singer  

User Rating:6.4/10( 6,254 votes)IMDb
  User Rating:6.2/10( 44 votes) Yahoo!
オトーサン、
「評価低いね」

User Reviews 
cowgirllさん
Wisconsin, USA 
2003年7月2日
評価が低い
     
チョコレートをはじめて味わった時、
涼しい風を感じた時、
おかしな冗談に笑った時、
そんな時を思い出せたらと思う。
悲しいことに、できないが、
本作をはじめて見た時、
上記の3つに同じような感じを抱いた。
この映画を見ると、;
甘く、うれしく、少し退廃的な恋をしたような気になる。
本作には、しばしば不当な非難が寄せられが、
私はどうしても理解できない。
これは、美しく、気軽なロマンチックコメディで、
オードリー・ヘップバーンとウィリアム・ホールデンの
たぐいまれな相性の良さが見てとられる。
本作は、勿論ヘップバーン/ホールデンの
「麗しのサブリナ」ではないが、真のクラシックだ。
両スターのキャリアのハイライトであることは間違いない。
トニー・カーティスは、純粋なコメディ。
オードリーのフアンならば、自分の眼で確かめてほしい。
楽しい驚きが待っているだろう。

オトーサン、
「後半、面白くなってくる」
豪華メンバーを惜しげなく投入しています。

gapperさん 
2011年2月7日
パリ−焦がれる時

オードリー・ヘプバーンのおしゃれなコメディ。
ヘップバーン主演であり
映像やセット、衣装ともにファッショナブルで鮮やか。
地中海辺りの風景やパリの有名な建物など
観光的な映像も豊富で気楽に楽しめる作品になっている。
昔は、こういったおしゃれなコメディが多かった。
「媚薬(1958)」、「泥棒貴族(1966)」などで好きな作品だが、
この作品はコメディ色が強く
ドタバタ気味で好みから外れる。
パロディもオマージュでなく冷やかしに感じた。
たとえばドラキュラが出てくるが、
「魔人ドラキュラ(1931)」を模しているようだが
フランケンシュタインに出てくるような
実験室のセットで混ぜている感じがある。
トニー・カーティス、マレーネ・ディートリッヒ、
フランク・シナトラの歌など有名俳優を贅沢に使ってもいる。
ヘップバーンのお腹が見えてしまうのはどうかと思うが、
衣装やセットなど贅沢な感じは味わえる。
タイトルクレジットで Courtesy of ava recorders として
Fred Astaire の名があるが、どういう意味?


ノスタルジア

オトーサン、
「映画史に残る名監督なのに、
1本しか見ていないね」

アンドレイ・アルセーニエヴィチ・タルコフスキー
誕生日:1932/4/4 - 1986/12/29
父はウクライナの詩人。
赤貧のうち母親に育てられる。
芸術学校で音楽を志したが、家にピアノが無いので断念。
絵の勉強を始めるが結核。
東洋大学のアラビア語に入学するが中退。
西洋文化にかぶれ、ジャズと女性が好きな不良少年となった。
心配した母親がシベリア地質調査隊に入隊させる。
その後、映画大学への進学を決意。
父親の尽力もあって、全ソ国立映画大学に入学。
ソ連を代表する映画監督となるアンドレイ・コンチャロフスキーや
その弟のニキータ・ミハルコフらと親交を結ぶ。
卒業制作の短編「ローラーとバイオリン」は、
ニューヨーク国際学生映画コンクールで第一位を受賞。
「僕の村は戦場だった」で長編映画デビューし、
ヴェネチア国際映画祭でサン・マルコ金獅子賞を受賞。
歴史大作映画「アンドレイ・ルブリョフ」は、
当局より「反愛国的」とされ、5年間上映されなかったが、
海外では高い評価を受け、
カンヌ映画祭で国際映画批評家賞受賞。
「惑星ソラリス」は、カンヌ国際映画祭審査員特別賞受賞。
その後、表現の自由を求め、ソ連からイタリアへ。
「ノスタルジア」で、カンヌ国際映画祭で監督賞受賞。
スウェーデンで「サクリファイス」を撮り、
カンヌ国際映画祭審査員特別大賞受賞。
末期の肺癌で死去。
黒澤明監督が「デルス・ウザーラ」の撮影でソ連に来た際、
歓待し、その後長く親交を結んだ。
監督作
・ローラーとバイオリン(1960)
・僕の村は戦場だった(1962)映画批評NO.1734
・アンドレイ・ルブリョフ(1967)
・惑星ソラリス(1972) 
・鏡(1975)
・ストーカー(1979)
・ノスタルジア (1983) 
・サクリファイス(1986)

原題:Nostalgia (1983)  
監督:Andrei Tarkovsky 
脚本:Andrei Tarkovsky/Tonino Guerra   
Genre:Drama
Color:  Black and White / Color
Country: Italy / Soviet Union 
Language: Italian / Russian 
上映時間:125分
あらすじ:
ロシア人作家アンドレイは
通訳のエウジェニアと伊シエーナを訪れる。
教会のマドンナ・デル・バルトの聖母画を見るためだった。
だが、アンドレイは
「君たちの美を見るのにはうんざりだ」と一人外を歩き回る。
その日の夜に泊まったホテルで、
アンドレイは自分の故郷の夢を見る。
霧に包まれ、走り回る少女と森の風景が広がっていた。
二人は旅の最後に立ち寄った小さな温泉街
バーニョ・ヴィニョーニにたどりつき、
老人ドメニコに出会う。
ドメニコはアンドレイに第九を聴かせ、
「蝋燭に火を灯し、
広場の温泉を渡りきることが出来たら、
世界は救済される」と告げた。
アンドレイは宿に戻るが、
エウジェニアは「恋人が待つローマに戻る」と言い残して、
アンドレイの元を去る。
アンドレイもローマを訪れ、
エウジェニアから一本の電話を受け取る。
「ドメニコがローマに渡り、
演説を3日間に渡って続けている。
自分があなたに言った事をしたかと尋ねている」
ドメニコは、マルクス・アウレリウス像に上り、
演説を続けていた。
「私たちは無駄と思える声に耳を傾けなければならない」
「私たちの耳と目に大いなる夢の始まりを満たすのだ」
そして、ドメニコは、焼身自殺を図る。
一方、温泉街に戻っていたアンドレイは、
蝋燭に火を付けて温泉を渡りきる試行を行っていた。
三度目に遂に温泉を渡りきったが、
心臓発作で、突然倒れてしまう。
その時、アンドレイは故郷の夢を見ていた。
そこでは、雪が永遠に降り続けて・・・

出演者:
Oleg Yankovsky ・・・ Andrei Gorchakov(アンドレイ)
Erland Josephson ・・・ Domenico(ドメニコ)
Domiziana Giordano ・・・ Eugenia(エウジェニア)
オトーサン、
「演技というより詩的な映像がすごいね」

その他の出演者:
Delia Boccardo ・・・ Zoe
Patrizia Terreno ・・・ Andrei's Wife
Laura De Marchi ・・・ Chambermaid

User Rating:8.2/10( 15,388 votes)IMDb
  User Rating:7.6/10( 1301 votes) Yahoo!
オトーサン、
「忘れ難い1本!」

カンヌ国際映画祭受賞 
・監督賞  アンドレイ・タルコフスキー    
・FIPRESCI(国際映画批評家連盟)賞  アンドレイ・タルコフスキー    
・全キリスト教会審査員賞 
同ノミネート 
・パルム・ドール  アンドレイ・タルコフスキー    

User Reviews 
RobertF87さん
Scotland 
2004年4月18日
美しく、奇妙で、力強く、忘れ難い傑作

「天才」の賞賛に値する人は、ほとんどいないが、
亡くなったロシアの映画監督アンドレイ・タルコフスキーは
明らかにそのひとりだった。
彼は、映画のスクリーンに
これまでで最も美しいイメージを作り出した。
「ノスタルジア」は、ロシアの詩人を扱っている。
イタリアで死んだロシアの作曲者の人生を研究するために、
イタリアを訪れる。
同伴するのは、彼に引き付けられたイタリア人通訳。
詩人は、ロシアへの強いホームシックを感じ、
残してきた妻と子供を恋しく思う。
本作は、タルコフスキーが、ソ連以外で撮った
最初の映画だったが、
明らかに水と火のイメージがあふれている。
ここには、われわれが見慣れている
美しく、強い日差しを浴びたイタリアがない。
灰色で、湿っていて、霧に覆われている。
タルコフスキー映画につきものの
カラーと白黒の間に、多くの変化がある。
詩人のロシアの記憶は、モノクロで示される。
すべてのタルコフスキー映画と同様に
本作は、観客に多くを要求する。
とてもゆっくり動いているので、
多くの忍耐と集中を必要としている。
タルコフスキーは、
映画を「エンターテインメント」ではなく、
芸術形式と考えている。
私のアドバイスは、努力し、集中するようにだ。
本作は、偉大な芸術作品なのだ。

オトーサン、
「胸に沁みるせりふがあったね」
・自由を知らないひとは、自由の使い方を知らない。

momonさん 
2008年6月10日
芸術

タルコフスキーは、この作品の撮影中、
インタビュアーに対し、暫し黙した後、
ノスタルジーは「狂気」だと語る。
ロシア(旧ソ連)人にとって、祖国への郷愁は狂気だと。
少なくともタルコフスキーにとって、
ノスタルジアとは狂気であり、
その狂気とは何かということの彼自身の答えが、
この映画に顕現するアウラにあるのだろう。
色々な所でレビューや評判を聞くと、
タルコフスキーに対し、
自己満足という批判がなされることもあるようだ。
しかし、彼は決して観客を無視していたわけではない。
俗に言うエンターティメント映画に求められる、
聴衆の数を目的とした、より多くの人に
気に入られるよう作られる作品の商業的重要性も心得ている。
その上で、「映画」そのものの
芸術的可能性を追究していく作品を求める者も、
例え少数派であれ、彼自身を含め存在しており、
そのような者に何かしらできる限りの提示をし、
共に芸術を追究したい、という謙虚かつ真面目な姿勢で
作品に向っているのである。
少数派は抹殺して大衆迎合化に甘んじるべきだという議論は
それはそれでなされようし、
「退屈」「稚拙」だと思うのは個々人の全くの自由であり
それにいいも悪いも優劣もない。
しかし少なくとも、タルコフスキーを揶揄する人々も、
上記のタルコフスキーの態度を認める位の器量は
あってもいいのではないだろうか。


ブルーサンダー

オトーサン、
「最近、よくヘリが墜落するなぁ」
本作では、主人公のフランクが
宙返り飛行をしたということで、英雄視されています。
「そんなことありうる?」
Yahoo!知恵袋に聞いてみたら、
・最新の軍用ヘリは、軸出力の高い
ターボ・シャフト・エンジンをダブルで装備しているので、
アパッチ、ガゼール、ホーカム、いずれも宙返りは可能です。

原題:Blue Thunder (1983) 
監督:John Badham  
脚本:Dan O'Bannon/  Don Jakoby   
Genre:Action/ Crime/ Drama
Country: USA 
Language: English 
上映時間:105分
あらすじ:
迫るロスオリンピック、
カリフォルニア州政府は、陸軍と合同で秘密裏に
攻撃ヘリコプター、ブルーサンダーを開発し、
ロサンゼルス市警察に配備した。
ベトナム帰りの警察航空隊員フランクは、
テスト飛行中に、
州政府関係者の密議を録画してしまう。
ブルーサンダーの能力をアピールするため
ヒスパニック地区で暴動を起こし、
反対派を暗殺しようとするものだった。
ベトナム時代の上官で、
ブルーサンダー開発に携わる
陸軍大佐・コクランが、陰謀に一枚噛んでいた。
コクランらは、証拠隠滅のために
マーフィーを殺害しようとする。
マーフィーはブルーサンダーを奪い、
別居中の妻ケイトに密議の録画を
テレビ局の報道キャスターに渡すよう託す。
そして、コクランの乗る軍用ヘリと戦う・・・

出演者:
Roy Scheider ・・・ Officer Frank Murphy(フランク)
Candy Clark ・・・ Kate(ケイト)
Malcolm McDowell ・・・ Colonel F.E. Cochrane(コクラン)
オトーサン、
「ロイ・シャイダー、いい役者だね」
1971年、アカデミー賞助演男優賞ノミネート  
・フレンチ・コネクション 
1979年、アカデミー賞主演男優賞ノミネート 
・オール・ザット・ジャズ    

その他の出演者:
Daniel Stern ・・・ Officer Richard Lymangood
Warren Oates ・・・ Captain Jack Braddock
Joe Santos ・・・ Montoya
Paul Roebling ・・・ Icelan
David Sheiner ・・・ Fletcher
Anthony James ・・・ Grundelius
Ed Bernard ・・・ Sgt. Short
Jason Bernard ・・・ Mayor
Mario Machado ・・・ Himself
James Murtaugh ・・・ Alf Hewitt
Pat McNamara ・・・ Matusek
Jack Murdock ・・・ Kress
Clifford A. Pellow ・・・ Allen

User Rating:6.4/10( 13,448 votes)IMDb
  User Rating:7.6/10( 91 votes) Yahoo!
オトーサン、
「すぐれた航空ドラマだね」

アカデミー賞ノミネート
・編集賞 

User Reviews 
Tom Hadley さん
2001年12月15日
過小評価された宝石

私は、子供の頃、本作を見て、
当時を代表する
アクション/アドベンチャーシーンを楽しんだ。
80年代前半から多くの同じような映画ができたが、
本作は、本当のお気に入りだった。
そのわけを理解したのは、最近見た時だった。
本作は、よく考えられており、
慎重な方法で、精密につくられている。
実のところ、もう少アクションがほしいところだが。
その代わり、多くの登場人物が深堀りされた
すぐれた航空ドラマになっている
私は、ロイ・シャイダーが大好きだ。
傑出した演技をしている。
彼が演じるマーフィーは、非常に人間的で、ユーモアがある。
マルコム・マクドウェルの悪役ぶりは、彼ならではのもの。
ボンド映画の悪漢に起用すべきでは?
そして、ロイ・シャイダーの辛抱強いボス役の
ウォーレン・オーツも、いい。
ヘリコプターが、物凄く見えるが、
真の主役は、やはり、ロイ・シャイダーだ。
「トップ・ガン」、「アパッチ」
「超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ」もいいが、
本作は、第1級の航空映画だと思う。

オトーサン、
「同感!」

ジーナさん 
2009年6月24日
ブルーサンダーよりも悪役が光る

政府、軍がなにやら悪巧みしているぞ・・・
という怪しい臭いがプンプンの分かりやすい演出など
全体的にやんわりした作品です(笑)
登場人物が多い上にキャラクターを掘り下げないまま
ストーリーが進んでしまうので雑魚キャラが多い印象も受けました。
脇役とは言え、雑魚キャラの中でも
チョットは重要性の有無をつけるメリハリがあると
人物整理が出来てよかったでしょう。
しかし、何といっても立ち並ぶビルの間を
すり抜けるロサンゼルス市街地での空中戦は必見です。
意外にもブルーサンダーと互角に戦ってしまった武装ヘリに関しては、
どういう見方をすればイイのか困りますが(笑)
こうなるとブルーサンダーの強みはターゲットを絞れる武器やら
何千発も撃てる武器ではなく、
盗撮&盗聴がウリになってしまいますからね(爆)
ラストの締め方は渋くてGOOD
そして、ロシ・シャイダー・・・カッコイイです。
警察ヘリに乗っている前半のロイ・シャイダーのほうが
個人的に余裕があって好きです。
軍が秘密裏に開発を進めてきた最新のヘリコプター「ブルーサンダー」を
いとも簡単に乗りこなしてしまう警察官と言うのは
リアリティに欠けますが、カッコイイから許します(笑)
敵役のマルコム・マクダウェルは十八番の悪役という事で
オーラが半端じゃありません。
まばたき一つせず主人公を追う
終盤の気持ち悪いほどの熱演には目を奪われる事でしょう(笑)
ベトナム戦争時の出来事や陰謀に関わっていた人たちの描写、
THORの全貌やヒロイン?と息子のドラマなど
細かいトコロまで無駄にしない脚本だったら高評価だったでしょうね。
だいぶ端折った感のする説明の足りないエピソードが
多すぎたように感じました。
陰謀自体も世界を揺るがすなんたら・・・って訳ではなく、
小さい範囲で起こっているのでインパクトも小さいかな(笑)
1983年の公開時に観ていたら
大迫力の娯楽作品として楽しめたかもしれませんが、
今観たところで新鮮味もありませんし、
完成度が高い作品とは言い難いモノがありました。
とりあえずヘリコプターによるアクションに興味がある方のみにオススメします。
『ヘリコプターが宙返り』と言う言葉を見てワクワクした方はご覧下さい(笑)


HIGHJACK ハイジャック

オトーサン、
「あれ、見たばかりじゃん」
・HIGHJACK ハイジャック 映画索引NO.5973
テレビ欄には、ハイジャックとあったので、
心ならずも、また見る羽目に。

原題:Final Approach (2007) 
監督:Armand Mastroianni  
脚本:Adam Armus/  Nora Kay Foster  
Genre:Action/ Crime/ Thriller
Country: USA 
Language: English 
上映時間:86分
あらすじ:
ニューヨークからロサンゼルスへ向かう732便が、
ギリアド率いるテロ集団にハイジャックされる。
乗員・乗客だけでなく
地上にいる乗客の親族までもが人質になるほか、
機内には小型核爆弾が持ち込まれてしまう。
そんな中、その便に乗っていた
元FBI交渉人のジャックは、
ギリアドたちの動機が政治目的でないことに気付く。
連邦航空局に勤める妻アリシアを通じて
その事実を訴えるが、
米政府は732便の撃墜を決定してしまう・・・

出演者:
Dean Cain ・・・ Jack Bender(ジャック)
Lea Thompson ・・・ Alicia Bender(アリシア)
Anthony Michael Hall ・・・ Greg Gilliad(ギリアド)
オトーサン、
「ま、みんな頑張っているけれど」
アンソニー・マイケル・ホール、
なかなかいい役者ですが、作品に恵まれていません。
経歴をみると、納得。
ジョン・ヒューズの目に留まって
ヒューズ監督の青春作品「ブレックファスト・クラブ」に出演して
スターの座を得たものの、
スタンリー・キューブリック監督の「フルメタル・ジャケット」で、
主役に抜擢されたが監督との折り合いがつかなくなり、
降板させられるとありました。

その他の出演者:
Ernie Hudson ・・・ Agent Dawson
Shailene Woodley ・・・ Maya Bender
Sunny Mabrey ・・・ Sela Jameson
William Forsythe ・・・ Silas Jensen
Barry Livingston ・・・ Brian Fields

User Rating:4.8/10 ( 547 votes)IMDb
  User Rating:5.4/10( 33 votes) Yahoo!
オトーサン、
「低いスコアだね」

User Reviews 
edwagreenさん
United States 
2008年5月31日
シートベルトを締めてください。

すばらしいアクション映画だ。
筋書の展開は、すべて刺激的で、興味深い。
カルト教団銃撃にあまりにも熱心だったので、
解雇された男が、
飛行機のハイジャックで、再び現われる。
パイロットが気絶し、
興奮しているスチュワーデスが、目立つ。
心臓発作の患者、
人種差別で患者を助けられなかった医師、
ハイジャック犯たちの間のの意見の相違、
犯人の目的は、政治的主張なのか、
単なる銀行強奪なのか?
こうした興奮が、この映画を盛りあげている。
キャストは、完璧。
もちろん、飛行機を着陸させられる人が出てくる。

オトーサン、
「そうか!TV映画か」
1−2部に分かれているんだ。
IMDbの上映時間は、4時間!

こうさま さん 
2008年8月15日
なにか足りない

航空パニック作品で1−2部に分かれている。
お決まりのハイジヤック手法で、
乗客の中にスーパーマン的な男がいて
危機を脱するというパターンながら
飽きさせないで最後まで面白く見させてくれる。
しかしイマイチ迫力に欠け
飛び切りオモシロイという印象が無いのは
何故なのだろう。
なんか足りないものがあると感じてならない。
少し古い作品だが「大空港」なんていうのは
飛び切り面白かったし
「タービュランス」なんていうのも
結構面白かったのだが、
あまりにもこの作品は
教科書どうりに作られているからだろうか。
このジャンルがお好きな方はどうぞ。


続・激突!/カージャック

オトーサン、
「邦題は、ダメ!」
いかにも、TV映画「激突!」( 1971)の続編のようですが、
間違っています。
スピルバーグの記念すべき劇場映画の第一作です。

原題:The Sugarland Express (1974) 
監督:Steven Spielberg
原作:Steven Spielberg/ Hal Barwood/Matthew Robbins
脚本: Hal Barwood/ Matthew Robbins  
Genre:Crime/ Drama 
Country: USA 
Language: English 
上映時間:110分
あらすじ:
ルー・ジーンは、子供の養育権を取り上げられた。
子供を養子に出される前に取り返そうと、
刑務所に服役中の夫クローヴィスを脱獄させ、
車を乗っ取り、子供が保護されている
シュガーランドを目指す。
パトカーに見つかるが、
脱獄で捕まると勘違いした夫婦は
警官・スライドもろともパトカーを奪う。
人質を取られ、陣頭指揮を取るタナー警部は
仕方なく封鎖を解いて彼らを自由にする。
事件も世間に知れ渡ったことから、
いつしか夫婦のパトカーの後ろには
野次馬の車が多数連なっていく。
こうして、ついにシュガーランドに到着する・・・

出演者:
Goldie Hawn ・・・ Lou Jean Poplin(ルー・ジーン)
William Atherton ・・・ Clovis Michael Poplin(クローヴィス)
Michael Sacks ・・・ Patrolman Maxwell Slide(スライド巡査)
Ben Johnson ・・・ Captain Harlin Tanner(タナー警部)
オトーサン、
「ゴールディ・ホーン、綺麗だね」
誕生日:1945/11/21
出身 : アメリカ/ワシントンDC
父親はミュージシャン。
3歳からダンスを習い、16歳で舞台デビュー。
アメリカン大学を中退して
ニューヨークでコーラス・ダンサー。
TVのお笑い番組でレギュラーの座を得て人気者に。
67年、「ファミリー・バンド」で映画デビュー。
69年、「サボテンの花」ではアカデミー助演女優賞を受賞。
80年、「プライベート・ベンジャミン」で
アカデミー主演女優賞にノミネート。
おきゃんな役どころが得意。
娘は、女優ケイト・ハドソン。
カート・ラッセルとは、長年のパ−トナー。

その他の出演者:
Gregory Walcott ・・・ Patrolman Ernie Mashburn
Steve Kanaly ・・・ Patrolman Jessup
Louise Latham ・・・ Mrs. Looby
Harrison Zanuck ・・・  Baby Langston 
A.L. Camp ・・・  Mr. Alvin T. Nocker 
Jessie Lee Fulton  ・・・  Mrs. Nocker 
Dean Smith  ・・・  Russ Berry 
Ted Grossman  ・・・  Dietz 
Bill Thurman   ・・・ Hunter 

User Rating:6.8/10( 12,346 votes)IMDb
  User Rating:7.1/10( 127 votes) Yahoo!
オトーサン、
「面白いね」

カンヌ国際映画祭受賞 
・脚本賞
同ノミネート
・パルム・ドール  スティーヴン・スピルバーグ    

User Reviews 
joshbaileynchさん
United Kingdom 
2008年6月6日
スピルバーグの忘れられた最初の映画

TV映画「激突!」(1971)の成功を受けてつくられた。
批評家には受けたが、切符売り場では完全に失敗した。
実のところ、これはすばらしい佳作だ。
監督スピルバーグに興味をもっている人には
魅力的だろう。
彼を突き動かすテーマ「ファミリー」の原型がここにある。
幼年期、親の立場、部外者、アメリカ、そしてアメリカーナなど。
panaflexカメラが使われた最初のハリウッド映画だ。
これによって、スピルバーグは、
閉じ込められた車のなかでさえ、
素敵で精巧で、流れるようなショットを可能にした
(タナー警部が最初にクローヴィスと話す時の
彼の車に取り付けられた360度の移動撮影を見よ)
クレーンショットやトラッキングショットは、
スピルバーグの特徴になった撮影手法で、
映画に一味加えている。
スピルバーグの空と「神の光」(夜霧のなかの一条の光)も、
大きな効果をあげている。
興味深いことだが、本作の基本構造と登場人物は、
「セルマとルイーズ」に影響していると思う。
タナー警部の振舞いは、
リドリー・スコットの映画における
ハーヴェイ・カイテルの警察官と似ている。
ベン・ジョンソン、ゴールディ・ホーン、
そして、ウィリアム・アザートン、
全員、すばらしい演技だ。
本作は、最初から終わりまで、
非常に愉快で、悲しく、魅力的。
スピルバーグファンには、語り尽せぬ魅力がある。

オトーサン、
「実話だってね」
射殺すればいいのに、しなかったあたり、
いい時代だったんですね。

青観さん 
2012年1月14日
爺さん、前見て運転しなさい。

高速道路でゆっくり走るなんてのは
他の車に迷惑なのでやめなさい。
何の為の高速道路なんだと言いたい。
たった二人の逃走犯相手に(警官一人を人質)
あんなにも大勢のパトカーで出動するって、
しかも、あれだけ大勢で追っていながら
ちっとも捕まえられないというのは
やはりアメリカって国、アメリカ人は変わってるなあ!
数が多ければ良いってもんじゃないでしょ?
逃走犯と警官が仲良くまでなって、日本じゃ考えられない。
この映画はアメリカという国と
そこに住む人達の変な人間性というものを
描き出した映画として観れば文句なしだろうけど、
サスペンス映画なのに妙にまったりしている。
1対1で逃げる。
追う前作の「激突」のような緊張感の持続に欠ける。
近年の説教臭くて、賞狙い見栄見えのスピルバーグよりは
ずっとずっとましだけど、
それでも私としてはそんなに手放しで
絶賛することなど出来ない。
まあ、普通に楽しめた程度の評価です。 


サバイバルファミリー

オトーサン、
「ありゃ、日本映画だったか」
主演は、やさしい小日向文世さん。
好感がもてるロードムービーです。
矢口史靖監督の代表作は、
・日本映画プロフェッショナル大賞
 新人監督賞 「裸足のピクニック」(1993)で、
・「ウォーターボーイズ」(2001)で、
 日本アカデミー賞監督賞ノイネート
・「スウィングガールズ」(2004)で、
  日本アカデミー賞監督賞ノイネート。

原題:サバイバルファミリー(2017)
監督・脚本:矢口史靖  
Genre:Comedy/Panic/SF
上映時間:117分
あらすじ:
東京に暮らす鈴木家は、
父の義之、母の光恵、息子の賢司、娘の結衣の4人家族。
仕事一筋の父親・義之はどこか頼りなく、
家族の心はすっかりバラバラ。
ある日、いきなり電気が消える異常事態に遭遇、
電池も使用不能で、
電化製品、電車や自動車に加え、ガスや水道
全てのライフラインも止まってしまう。
しばらくすれば復旧すると思っていたが、
状況はいよいよ深刻の度を増していく。
水も食料も容易には入手できず、
義之は東京を離れることを決断する。
一家は自転車で、祖父のいる鹿児島へ・・・

出演者:
 小日向文世・・・ 鈴木義之 
 深津絵里・・・ 鈴木光恵 
 泉澤祐希・・・ 鈴木賢司 
 葵わかな・・・ 鈴木結衣
オトーサン、
「俳優が主役じゃないよね」
シチュエーション・ドラマですから。

その他の出演者:
 時任三郎・・・ 斎藤敏夫 
 藤原紀香・・・ 斎藤静子 
 大野拓朗・・・ 斎藤涼介 
 志尊淳・・・ 斎藤翔平 
 渡辺えり・・・ 古田富子 
 宅麻伸・・・ 高橋亮三 
 柄本明・・・ 佐々木重臣 
 大地康雄・・・ 田中善一 

User Rating:6.6/10( 151 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:7.6/10( 2,014 votes) Yahoo!
オトーサン、
「田舎暮らし賛美かな」

User Reviews 
青観さん 
2017年2月15日
もしも、この映画と同じ事が実際に起きたら
人はどういう行動を起こすだろう?

そう思うと何とも怖い映画である。
全ての電気が止まり、それも自分の家だけでなく、
回りも全て同じ事が起きたら
誰でも頭が変になる事間違いない。
何処からの噂、情報による大阪まで行けば
電気の付く生活を味わえて
普通の生活が出来るという事を信じて
東京から西日本へと行こうとする大勢の人、
高速道路を歩く人、自転車で走る人、
空港から飛行機でと考えてる事は皆、同じである。
そんな中で長崎のおじいちゃんの所まで行こうとする
この作品の主人公である四人の一家が
雨に打たれても何とかしようとする中で出合う人達が
良い人ばかりなのでサバイバルとしての
ハラハラ感という意味で物足りない。
一人ぐらいはこいつはと思わせる憎い奴が出てきて欲しかった。
矢口監督の相変わらずの着目点の素晴らしさ、発想の面白さは
今作品でも健在なだけに不満の残る出来です。
娘が父への不満を言うと
それに対しての母(深津絵里)の放つ台詞、
ここがこの作品の中で一番笑えました。 

オトーサン、
「元自転車乗りとしては・・・」
映画とはいえ、自転車で、
東名高速道路を走れるなんて、夢のようです。
長期工事中など、開放してくれないかな?

前田有一さん 
2017年2月19日
現代人なら大いに共感できるテーマ
   
「なんらかの原因で"電気"を失ったら、
日本の都市生活者はどんな運命をたどるのか」
それをある平凡な一家の視点で描いた
シミュレーションムービー。 
いい企画というものは、
こんな風に1行の説明を聞いただけで
「見たい」と思うものだ。 
と、なぜそんなことを最初に書くかといえば、
日本映画にはそういう当たり前の映画が
あまりに少なすぎるからだ。
ましてオリジナル脚本のそれとなれば、
ほとんど皆無といってよい。 
(略 あらすじ紹介)
「ハッピーフライト」(2008)の矢口史靖監督らしい
徹底取材によるリアリティと、
小学生に見せても大丈夫な健全なコメディー、
そしてしっかりとしたテーマを持つ良質なオリジナル作品。
こういうものを見たかったと
手を叩きたくなる面白い一本だ。 
まずは鈴木家に感情移入させるため、
いかにも都会暮らしにありがちな危機感のなさで笑わせる。
じっさい停電ごときでは出勤をやめないのが東京人だし、
交通網が止まっていたって
お店に食料がなくなってきたって屁でもない。
いつかは誰かが何とかしてくれると思い込んでいるから
暴動も奪い合いも起こらない。
日本以外の国の映画だったら
わずかな物資を取り合う銃撃アクションか
悲惨な殺し合いになるところだろう。 
日本が舞台だからこそ、
これほどユーモラスな映画になっているのであり、
だから「サバイバルファミリーは
なによりも日本らしさにあふれている。
もっとも、徐々に深刻さを増してくる最終局面では
少々恐ろしい場面もあったりするので、
決して能天気なだけの映画ではない。 
さて、話を戻すと鈴木家は漁師をやってる
おじいちゃんを頼りに、遠い実家への旅を
始めるわけだが、
この旅路は実際にスタッフが
同じような装備で体験したそうなので
「リアル」なはずである。
サバイバルの小ネタとして覚えておくと、
何かの役に立つかもしれない。
高速道路を自転車で旅するシーンは
絵的にもインパクトがあるし、
とにかくこの前半は思い切り感情移入して
楽しむことができる。
単純にサバイバル劇として面白い。特に都市生活者は。 
さて、そうした真実味あるシーンとは裏腹に、
画面に映っていない部分がどうなっているのか
という疑問も常に頭にちらつく。
警察や自衛隊も少しだけ出てくるが、
現実はあんなものではすむまい。
都市で群衆が飢えはじめたら
さすがの日本とて大パニックになるだろう。 
だがこの映画のカメラ
はあくまで一家に寄り添うばかりなので
そうした「その他の人々」はあまり描かれることはない。
それをやり始めたらこの予算では足りないし、
脚本もややこしいことになるし、なにより主題からずれる。 
私が本作で最も評価しているのは
この「主題」についてである。
この楽しい映画を観終わったとき、
観客は不思議な感情にとらわれるだろう。
同時に、最後にアレがおこったときの人々が、
意外な表情をしていたことに気づくかもしれない。
そういう人は、映画の本質を正確に見抜くセンスを持った人である。 
この映画で一番重要なのは、
あの村における、アレがおきたときの人々の表情である。
その直前の、子供たちが魚を運ぶときの表情と対比になるよう
この監督はあえてわかりやすく演出している。 
にんげんの幸福のために真に必要なものとは何なのか、
あなたがずっと考えていたそれがそうなのかい? 
と矢口史靖監督はまさにこのとき問いかけているのである。 
そしてこのシーンに至るまでの旅路の途中で、
その答えをすでに観客は知っている。
言葉にできないほど美しく、猛烈な感動を巻き起こす
"農家におけるある場面"がそれだ。
具体的に書かなくても見ればきっとわかるだろう。 
このとき、私たちの暮らしの中に
すでにどれほどの幸福があったのか、
それに気づいていなかった鈴木家とともに、
私たち観客も強烈に思い知らされる。
だからわけもわからなく涙が出てくる。 
私たちがとるに足らないもの、
過去のものだと馬鹿にして捨ててきたものに
圧倒的なリスペクトをささげる矢口史靖監督の視点は、
幸福というものを見失いつつある
現代の日本人にとって絶対的に必要なものである。 
こうした難しい問題を、これほどわかりやすく、面白く、
そして小学生でも楽しめる形で映画にする。 
私の知る限り、今の日本映画界には
矢口史靖監督しか思い浮かばない。
まさに唯一無二のオリジナルな作風であり、
全面的に支持するとともに
可能な限り作り続けてほしいと願う。 


映画の採点簿

サバイバルファミリー****
続・激突!/カージャック****
HIGHJACK ハイジャック***
ブルーサンダー*****
ノスタルジア*****
パリで一緒に****
荒野の七人/真昼の決闘****
ブルース・ブラザース*****
炎のランナー*****
レインマン*****
トスカーナの贋作*****
LOGAN/ローガン****
永遠に美しく…****
無宿 やどなし****
駅馬車*****
5つの銅貨*****
LION/ライオン 〜25年目のただいま〜****
ショーシャンクの空に*****
エルダー兄弟*****
襲われた幌馬車*****
シャロン砦*****
マイティソー*****
恋人たちの予感*****
マディソン郡の橋*****
陰陽師 〜おんみょうじ〜***
座頭市果し状****
ヘッドライト*****
晴れて今宵は*****
カバーガール****
デスノート Light up the NEW world***
トゥルー・クライム*****
コン・エアー*****
ギルダ*****
デッド・リミット****
わが命つきるとも*****
ザ・ロック*****
グラディエーター*****
フランス 幸せのメソッド****
ザ・ガンマン****
ナバロンの要塞*****
上海から来た女*****
夜の豹****
トッツィー*****
ジンジャーの朝 〜さよなら、わたしが愛した世界****
ボビーZ****
錨を上げて*****
ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ*****
アドベンチャー・ファミリー*****
タワーリング・インフェルノ*****
K−9 はみだしコンビ大復活!***
マッド・マックス*****
スティーヴ・オースティン S.W.A.T.****
グランド・マスター****
続アドベンチャー・ファミリー/白銀を越えて*****
ライフ****
ホーム・アローン*****
ラストベガス****
スコーピオン・キング4****
ホーム・アローン3*****
湯を沸かすほどの熱い愛****
スパイダーマン:ホームカミング*****
天使のくれた時間*****
パディントン*****
パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊****
フィラデルフィア*****
SING/シング****

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