オトーサンの2018年その1

ほのぼの映画批評

前口上

ハリウッド映画の3D化が進んでいます。
でも、相変わらず、CGに頼り過ぎが目立ちます。
ひとびとは、冴えた技術だけを見に行くのでしょうか?
好不況を問わず、どう生きるかを知りたいのでは?
薄っぺらな人間ばかりではなく、
本物の人間による本物のドラマを見たいのでは?
見る本数が増え、年齢を重ねる度に、
その思いが強くなってきました。

映画の採点簿へ
目次

6378 ヒューゴの不思議な発明(BS 2011) 6377 トゥルー・ナイト(BS 1995) 6376 スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え!No.1!!(DVD 2012) 6375 ラ・ワン(DVD 2011) 6374 悪魔が来りて笛を吹く(BS 1979)
6373 バラバ(BS 1961) 6372 チェンナイ・エクスプレス〜愛と勇気のヒーロー参上〜(DVD 2013) 6371 ヴァン・ヘルシング(TV 2004) 6370 64-ロクヨン-後編(TV 2016) 6369 64-ロクヨン-前編(TV 2016)
6368 故郷(BS 1972) 6367 チェイス!(DVD 2013) 6366 マッキー(DVD 2012) 6365 清須会議(TV 2013) 6364 フライト・ゲーム(TV 2014)
6363 南極料理人(BS 2005) 6362 相棒− 劇場版IV− 首都クライシス 人質は50万人!特命係 最後の決断(TV 2017) 6361 白鯨との闘い(TV 2015) 6360 マダム・イン・ニューヨーク(DVD 2012) 6359 スタンリーのお弁当箱(DVD 2011)
6358 ちはやふる -下の句- (TV 2016) 6357 ちはやふる -上の句- (TV 2016) 6356 カウントダウン・トゥ・デス(TV 2016) 6355 プレイス・イン・ザ・ハート(BS 1984) 6354 暴走車 ランナウェイ・カー(TV 2015)
6353 リトルプリンス 星の王子さまと私 (TV 2015) 6352 恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム(DVD 2007) 6351 トリスタンとイゾルデ (DVD 2006) 6350 デビルクエスト(TV 2011) 6349 PAN 〜ネバーランド、夢のはじまり〜(TV 2015)
6348 路上のソリスト(TV 2009) 6347 カサブランカ(BS 1942) 6346 ダイバージェント(TV 2014) 6345 キング・オブ・エジプト(TV 2016) 6344 映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険(TV 2017)
6343 大人は判ってくれない(DVD 1959) 6342 ラビリンス/魔王の迷宮(TV 1986) 6341 僕がいない場所(DVD 2005) 6340 陰陽師 II(BS 2003) 6339 映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)(TV 2013)
6338 不機嫌なママにメルシィ!(TV 2013) 6337 明日の空の向こうに(DVD 2011) 6336 木洩れ日の家で(DVD 2007) 6335 戦場にかける橋(TV 1957) 6334 本能寺ホテル(TV 2017)
6333 パニック・トレイン (TV 2013) 6332 オックスフォード連続殺人(DVD 2008) 6331 ハリソン・フォード 逃亡者(BS 1993) 6330 天使にラブ・ソングを…(BS 1992) 6329 野菊の如き君なりき(DVD 1955)
6328 ニンゲン合格(BS 1999) 6327 旅情(BS 1955) 6326 ガトリング砲(BS 1971) 6325 キッド(BS 2000) 6324 気狂いピエロの決闘(DVD 2010)
6323 名探偵コナン ベイカー街の亡霊(TV 2002) 6322 ラン・オールナイト(TV 2015) 6321 シシリーの黒い霧(BS 1962) 6320 刑事フォイル シーズン1 第4話 「レーダー基地」(DVD 2002) 6319 炎の城(BS 1960)
6318 ヒロシマ・モナムール(BS 1959) 6317 コンテンダー(BS 2015) 6316 ジョン・ウィック:チャプター2(DVD 2017) 6315 刑事フォイル シーズン1 第1話「ドイツ人の女」(DVD 2002) 6314 31年目の夫婦げんか(BS 2012)
6313 野菊の墓(BS 1981) 6312 この首一万石(BS 1963) 6311 エージェント・ハミルトン 〜祖国を愛した男〜(BS 2012) 6310 エージェント・ハミルトン 〜ベイルート救出大作戦〜(BS 2012) 6309 ダンケルク(DVD 2017)
6308 アデライン、100年目の恋(DVD 2015) 6307 地下室のメロディー(BS 1963) 6306 サイドウェイ(BS 2004) 6305 フェア・ゲーム(TV 1995) 6304 ミッドナイト・ガイズ(TV 2012)
6303 スコア(TV 2001) 6302 バルタザールどこへ行く(BS 1966) 6301 ありがとう、トニ・エルドマン(DVD 2016) 6300 この世界の片隅に(DVD 2016) 6299 ホームアローン2(BS 1992)
6298 クロウ 復讐の翼(TV 2000) 6297 テルマエ・ロマエ(BS 2012) 6296 あの頃ペニー・レインと(BS 2000) 6295 スモーク・アンド・ミラーズ 1000の顔を持つスパイ(DVD 2016) 6294 クローズド・バル 街角の狙撃手と8人の標的(DVD 2017)
6293 言の葉の庭(TV 2013) 6292 星を追う子ども(TV 2011) 6291 ソーラー・ストライク(TV 2006) 6290 最高の花婿(TV 2014) 6289 バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(DVD 2016)
6288 ジョーのあした -辰吉丈一郎との20年-(BS 2015) 6287 ブンミおじさんの森(BS 2010) 6286 パイレーツ・オブ・カリビアン 生命(いのち)の泉(DVD 2011) 6285 合葬(BS 2015) 6284 ラルゴ・ウィンチ 裏切りと陰謀(TV 2011)
6283 ラルゴ・ウィンチ 宿命と逆襲 (TV 2008) 6282 TETON 山の声(BS 2016) 6281 映画 妖怪人間ベム(TV 2012) 6280 超高速!参勤交代リターンズ(TV 2014) 6279 ローカル路線バス乗り継ぎの旅 THE MOVIE(TV 2015)


ヒューゴの不思議な発明

オトーサン、
「映画は、いいね」
今まで行ったことのない場所に、連れて行ってくれるし、
今まで見たことがないものを、見せてくれる
まさにマーティン・スコセッシ監督の名作です。

原題:Hugo (2011)
監督:Martin Scorsese  
原作: Brian Selznick
脚本: John Logan 
Genre:Adventure, Drama, Family
Country: USA 
Language: English 
上映時間:126分
あらすじ:
1930年代のパリ。
父を亡くした少年ヒューゴは、
駅構内の時計台に隠れ住み、
時計の整備をしながら孤独な毎日を送っていた。
そんな彼の心のよりどころは、
父が遺した壊れたままの不思議な“機械人形”。
その修理に悪戦苦闘していたヒューゴは、
おもちゃ屋で万引きを働いて店主の老人に捕まり、
人形について書かれた大切な父のノートも
取り上げられてしまう。
そんな中、老人の養女イザベルと仲良くなり、
一緒に機械人形の秘密を探ってゆく・・・

出演者:
Asa Butterfield ・・・ Hugo Cabret(ヒューゴ)
Chloe Grace Moretz ・・・ Isabelle(イザベル)
Ben Kingsley ・・・ Georges Melies / Papa Georges(パパ・ジョルジュ)
Sacha Baron Cohen ・・・ Inspector Gustave Daste(鉄道公安官)
オトーサン、
「子役2人が巧いね」

その他の出演者:
Ray Winstone ・・・ Claude Cabret
Emily Mortimer ・・・ Lisette
Jude Law ・・・ Mr. Cabret
Helen McCrory ・・・ Jeanne d'Alcy / Mama Jeanne
Michael Stuhlbarg ・・・ Rene Tabard
Christopher Lee ・・・ Monsieur Labisse
Frances de la Tour ・・・ Madame Emile
Richard Griffiths ・・・ Monsieur Frick
Marco Aponte ・・・ a train engineer assistant
Kevin Eldon ・・・ policeman
Gulliver McGrath ・・・ young Tabard
Angus Barnett ・・・ a cinema manager
Ben Addis ・・・ Salvador Dali
Emil Lager ・・・ Django Reinhardt
Robert Gill ・・・ James Joyce

User Rating:7.5/10( 271,342 votes)IMDb
  User Rating:6.6/10( 1,210 votes) Yahoo!
オトーサン、
「変わった夢の世界へ」

アカデミー賞受賞 
・撮影賞 
・美術賞
・視覚効果賞
・音響賞(編集)
・音響賞(調整)
同ノミネート
・作品賞     
・監督賞  マーティン・スコセッシ    
・脚色賞 
・作曲賞
・衣装デザイン賞
・編集賞

User Reviews 
ccthemovieman-1 
2012年3月20日
映画狂への贈りもの

私は、多くのひとのように、映画館に入った。
マーティン・スコセッシ監督の
撮影と類い稀な良い話に魅了された。
何点かまずいところを発見したが、
がっかりしなかった。
あと10分カットしたら、解決したかもしれない。
とはいえ、1ヶ月後、私は再び見に行った!
最も興味深く、驚異的なシーンは、
若い2人の鉄道駅でシーンではなく、
最後の30分のシーン。
若い2人がどのようにそれらを作ったかだ。
信じられないほどカラフルで、マニアの勉強になった。
映画を愛し、美術史を高く評価する人は
この話の最後の部分を愛するべきだ。
話の大部分は、すばらしい風景と音を提供し、
俳優の誰も文句なし。
ヒューゴ役の子供とイザベル役の子供は、
どちらも13歳だが、前途有望だ。
サシャ・バロン・コーエンが
鉄道公安官役とは、思わなかった。
すばらしかった。
ベン・キングズレーもすばらしかった。
本作は、家族向け映画だが、おとなも楽しめる。
監督が、この手の題材をもっと扱ってくれたらと思う。

オトーサン、
「映画の父、ジョルジュ・メリエス
へのオマージュだね」

黒美君彦さん 
2012年3月19日
映画愛

映画愛に満ちた作品。
世界から忘れられたジョルジュ・メリエスに
再び光を当てるのは、
彼が残した作品によってであり、
彼の作品を子供の頃に観た人々が
彼に敬意を表するラストシーンは、
胸にこみあげてくるものがある。
そのことはつまり、
老境を迎えたスコセッシ監督自身の
偽らざる気持ちであるようにも見える。
やがて私がこの世から姿を消しても、
フィルムに遺されたわが作品が
何かをきっと残してくれるに違いない…と。
『ニュー・シネマ・パラダイス』に通じる
映画愛に満ちた作品だ。
それにしてもすでに指摘があるように
機械人形は、大正時代に
西村真琴博士(俳優・故西村晃の実父)が作った
「學天則」そっくり。
きっと何らかの影響は与えていると思うのだけど…。
追記:スコセッシ監督は
「映画愛」を描こうとしたつもりはない
と語っているそうで。
でも、私はやっぱりそうしたものを
たっぷり感じちゃったんだけどなあ。


トゥルー・ナイト

オトーサン、
「2001年に見たね」
・トゥルー・ナイト 映画索引NO.☆197
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
アーサー王と10人の円卓の騎士は、
騎士道文学の精粋ですが、
やがて、愛国主義のモチーフとして好まれ、
第二次世界大戦以降、ファンタジーのいい題材になりました。

原題:First Knight (1995)  
監督:Jerry Zucker  
原作:Lorne Cameron
脚本:David Hoselton  
Genre: Action / Adventure / Drama / Romance
Rated PG-13 for some brutal medieval battles. 
Country: USA / UK 
Language: English
上映時間:139分
あらすじ:
ランスロットは剣によって生きる。
村人のひとりで、当然ながら金のために戦う。
令嬢グイネヴィアは、アーサー王に嫁ぐ途中、
マラガント候に待ち伏せされて襲われる。
幸い、ランスロットが近くに潜んでいて、
彼は未来の女王を救う。
彼らは恋に落ちるが、
グイネヴィアは王冠を身につけることを選ぶ。
そこで、彼女はアーサーに騎士の名誉を与える。
王妃グイネヴィアがいつまで国王の忠実でいられるか
この可憐な女性は騎士の夫人に納まるだろうか?

出演者: 
Sean Connery ....  King Arthur アーサー王 
Richard Gere ....  Lancelot ランスロット 
Julia Ormond ....  Guinevereグイネヴィア  
ショーン・コネリー、
リチャード・ギア、
そして、ジュリア・オーモンド。
美男美女の熱演は、見ていて気持ちのいいものです。

その他の出演者:
Ben Cross ....  Prince Malagant  
Liam Cunningham ....  Agravaine  
Christopher Villiers ....  Sir Kay  
Valentine Pelka ....  Sir Patrise  
Colin McCormack ....  Sir Mador  
Ralph Ineson ....  Ralf  
John Gielgud ....  Oswald  
Stuart Bunce ....  Peter, King's stableman  
Jane Robbins ....  Elise  
Jean Marie Coffey ....  Petronella  
Paul Kynman ....  Mark  
Tom Lucy ....  Sir Sagramore  

User Rating:5.9/10( 60,527 votes)IMDb
  User Rating:5.5/10( 55 votes) Yahoo!
オトーサン、
「スコアは、上ってるね」
2001年時点のIMDbのスコアは、
・5.5/10 (3416 votes)
CGに頼らない戦闘シーンは、見応えがあります。

User Reviews 
KDB さん 
2005年2月16日
長年、私の好きな映画の1つ

この映画を愛しています!!
ジュリア・オーモンドとリチャード・ギアは、
この中世のアクション満載映画の中で失望させない。
愛情、名誉、行動、不安。
私は、「プリンセス・ブライド・ストーリー」と
「ブレイブハート」とともに
年に2、3回これを見ている。
ジュリアは傑出した演技をしている。
グウィネヴィアに深さを与えている。
円卓の騎士物語をめぐるラブストーリー。
多くの武力と戦闘がある。
ショーン・コネリーは、アーサー王に
完璧にマッチしている。
リチャード・ギアは、
正直で幸福な旅行者を演じていて、
グウィネヴィアに恋をする。
本作は、私が妻と一緒に見る
戦闘と武術を扱った唯一のアクション映画だ。

オトーサン、
・「アーサー王伝説の作品、2つみてるね」
・「キング・アーサー」映画索引NO.1473
・「円卓の騎士」映画索引NO.2239

gapperさん 
2010年4月7日
第一の騎士

ナイトの称号を受ける前の
ショーン・コネリーのアーサー王物語。
アーサー王の物語は、モデルはいるものの
史実ではなく多様なフィクションだが、
この作品はアーサー(ショーン・コネリー)が
結婚前でランスロット(リチャード・ギア)とも
知り合い出ないという所が独特。
魔法使いのマーリンも出てこず
ファンタジー系ではない。
王の剣エクスカリバーの王にしか抜けないという
逸話も無くリアル系で地味な印象。
アーサー王伝説の作品は、
「円卓の騎士」「王様の剣」「キャメロット」
「モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル」
「エクスカリバー」「キャメロット」「キング・アーサー」
「魔術師 MERLIN(マーリン)」といったものがあり
最近まで映画化されているのが分かる。
50年以前の古いものが見つからなかったが多分あるはずだ。
この作品では、題名通りアーサーよりも
ランスロットの方に焦点が当たっていて、
ランスロットの過去を盛り込み王女との悲恋としている。
円卓や鎧の衣装などブルー系統に統一されていて、これは見所だ。
しかし、肝心のランスロットは剣豪らしくないし
スマートな感じではあるが成り切れていなくて
少し中途半端なイメージが残る。
キャメロットもノイシュヴァンシュタイン城を
大きくしたような城で、
この作品の見所はやはり美術と思える。


スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え!No.1!!

オトーサン、
「学園ミュージカルだね」
いたって平凡なストーリーですが、
特筆すべきは、ナイスボディです。

原題:Student of the Year (2012) 
監督:Karan Johar
脚本:Renzil D'Silva 
Genre:Comedy/ Drama/ Romance 
Country: India 
Language: Hindi 
上映時間:146分
あらすじ:
名門私立学校聖テレーザ学園。
毎年、学力、ダンス、運動能力を競う
生徒No.1を決める大会が開催されていた。
優勝者には一流大学への推薦入学が約束される。
今年の注目はロハン。
父は、大実業家、フィアンセはシャナーヤ。
そんなとき、アビが転校してくる。
中流家庭出身だが、スポーツ万能、ダンスのキレ良し、
頭も良くてナイスガイだ。
アビとロハンは、良きライバルとなっていく。
だが、シャナーヤとアビが急接近、
3人の関係がぎくしゃくし始める。
そんな中、大会が開幕する。
生徒No.1は誰の手に・・・

出演者:
Sidharth Malhotra ・・・ Abhimanyu Singh(アビ)
Varun Dhawan ・・・ Rohan Nanda(ロハン)
Alia Bhatt ・・・ Shanaya Singhania(シャナーヤ)
オトーサン、
「シド・マルホトラ、これだけのナイスボディ、
ハリウッドにもいないのでは?」

その他の出演者:
Sana Saeed ・・・ Tanya Israni
Rishi Kapoor ・・・ Dean Yogendra Vashishth
Sahil Anand ・・・ Jeet Khurana
Manasi Rachh ・・・ Shruti Pathak
Kayoze Irani ・・・ Kaizad "Sudo" Sodabottleopenerwala
Manjot Singh ・・・s Dimpy
Ronit Roy ・・・ Coach Shah
Ram Kapoor ・・・s Ashok Nanda
Gautami Kapoor ・・・ Gayatri Nanda
Farida Jalal ・・・ Abhimanyu's grandmother
Akshay Anand ・・・ Abhimanyu's uncle
Manini Mishra ・・・ Abhimanyu's aunt
Prachi Shah ・・・ Coach Shah's wife
Nandini Sen ・・・ Shanaya's mother
Boman Irani ・・・ Harikishan Sanan

User Rating:5.5/10( 11,287 votes)IMDb
  User Rating:7.6/10( 27 votes) Yahoo!
オトーサン、
「歌と踊りだけだね」

User Reviews 
ypuskinsanさん 
2012年10月20日
その年の失敗作

私は、この失敗作が、カラン・ジョーハル監督作と知って
ショックを受けている。
伝説の「マイネーム・イズ・ハーン」と同じ監督だとは。
(訳注:映画批評NO.☆4957)
私は、彼のすべての作品をみている。
通常、経験とともに完璧になると言われるが、
彼の場合、監督すればするほど失敗作くになる。
彼は、もう監督をやめるべきだ。
そう、売り上げはいいかもしれない。
それは、過去の名声にひかれて初心者がみにくるからだ。
私のレビューを披露しよう。
脚本 - ないに等しい。
監督 - いないに等しい。
編集 - ひどいクリップをくっつけただけ。
演技 - OK
歌 - すばらしい
シナリオ - まぁOK
ダンス - OK
クライマックス - オルガズムなし。
この映画から何を得られるだろうか?
2人の逞しい男の戦い、B級ロマンス、
札付き美人のナンセンスだけだ。

オトーサン、
「そう、気軽なお楽しみだね」

mameiさん 
2015年2月7日
ロハンとアビの肉体美は必見!!

ロハンはインド系のイケメン(シャールクカーン的)
アビは西洋系のイケメンで二人ともヤバいです!
インド映画らしくダンスシーン満載で、
みていて楽しいです!
ヒロインのシャナーヤも
インド版ブレア(ゴシップガール)っぽくって可愛い!
インド映画なのでちょっと長いですが
軽くみれるので目の保養にいかがでしょう?


ラ・ワン

オトーサン、
「名作ロボットには、敵わんなぁ」
でも、子役が活躍しているので、
家族向け映画としてはいいのでは・・・

原題:Ra.One (2011) 
監督:Anubhav Sinha    
原作:Anubhav Sinha/Shah Rukh Khan/ Mushtaq Sheikh 
脚本:Kanika Dhillon  
Genre:Action/ Adventure/ SF
Country: India / USA 
Language: Hindi / Tamil / Telugu/ Chinese / English
上映時間:156分
あらすじ:
英国のバロン社は新技術の開発に成功する。
それは、デジタルデータを物質化できるという
画期的なものだった。
同じ頃、バロン社のゲームデザイナー シェカルも、
新しいゲーム「Ra.One」を完成させていた。
お披露目のパーティに招かれた
シェカルとソニアの息子プラティクは、
早速ゲームをプレイすることに。
ルシファーという名前でログインし、
最強の敵 ラ・ワンを圧倒するプラティク。
しかし、そのことが人工知能を持つ
ラ・ワンの“怒り"に火を付けてしまうのだった。
ラ・ワンは現実世界に実体を伴って復活。
ルシファー抹殺を誓い、プラティクの命を狙い始める・・・

出演者:
Arjun Rampal  ・・・ RA.One(ラ・ワン) 
Shah Rukh Khan  ・・・ Shekhar/G.One(シェカル) 
Kareena Kapoor Khan  ・・・ Sonia S. Subramanium(ソニア)  
Armaan Verma  ・・・ Prateek(プラティク) 
オトーサン、
「ラ・ワン、こわいね」
ハンパでないパワー、七変化ぶりに圧倒されます。

その他の出演者:
Sanjay Dutt  ・・・ Khalnayak, the Villainous Villain 
Priyanka Chopra  ・・・ The Damsel in Distress 
Shahana Goswami  ・・・ Jenny Nayar 
Tom Wu  ・・・ Akaashi 
Dalip Tahil  ・・・ Barron 
Suresh Menon  ・・・ Taxi Driver 
Satish Shah  ・・・ Iyer 

User Rating:4.8/10( 33,799 votes)IMDb
  User Rating:7.1/10( 61 votes) Yahoo!
オトーサン、
「評価は分かれるだろうね」

User Reviews 
guruprasadpl さん
2011年11月21日
脚本コースが必要だ

そう、この映画は、大当たりし、利益を上げた。
封切り初週の切符代は、多くの映画館で、二倍になった。
この映画は、これまでで最もでたらめだ。
ストーリーについて。
私は、監督が脚本コースに参加するよう提案したい。
シェカルの野郎が、ロンドンに住み、
ソフトウェアエンジニア/ゲームのクリエーターとして、
「キー」や「キス」の発音を知らない。
この出だしのシーンだけみても、
映画全体のステータスが分かる。
この種の拷問は、「マヌケプレス」に現れる。
(「クソ」「コンドームコンドーム」と
カリーナ・カプールがささやく)
ベストまたは最悪なのは、
このナンセンスを見たすべての人々が、
 "iski lee, uski lee, sabki lee" 
(プラティクが夢の中で"ブルース・リーの3人の友人"と戦う)
がよくて、切符代を払ったことだ。
こうした愚かさが除かれたならば、
この映画はよくなっただろう。
格付け:
コンセプトはよかったが、
その解釈は、インドのソープ・オペラ並みだ。
長尺すぎる。
下らんことを詰め込んでいる。 
演技は、2/10。
アルマーン・ヴェルマーとアルジュン・ラムパールの
演技はよかった。
シャー・ルク・カーンは・・・
初期の映画を見たほうがいい。
カリーナ・カプールは、演技というより目の保養。
他は、大したことはない。
ジャッキー・チェンも、出演を辞退した。
まぁ、とにかく、お金は大事だ。
格付け:0/10。
特殊効果:
映画のこの部分だけが意味があり、
人々が夢中になる。
そうでなければ、人々は幕間に映画館を去っただろう。
格付け:8/10。
私が同情したいのは、編集者だ。
このナンセンスな長さをカットして、
拷問を減らそうとしたのに、終わった。
シャー・ルク・カーンに首になるところだった。
忠告。
あなたが、
誰かを拷問したかったら、
この映画に連れていくとよい。
そのひとは、幕間に、
「あんたなんかダイキライ」と叫んで、
出ていってしまうだろう。

オトーサン、
「ロボットより気楽に見れるね」

前田有一さん 
2012年7月28日
もっと突き抜けててもいい
   
最近のテレビは
お年寄りの安否確認までするそうだが、
こうした細かいところに手が届く式の発想は
日本の良い所でもある。
だが、ときにこうした心遣いがおせっかいであったり、
息苦しく感じるのもまた事実である。 
その点、他国は皆おおらかである。
特にその最たる国といえばインド。
彼らは、あまり細かいことは気にしない。
それが映画作りにも現れているのが、
「ロボット」の姉妹編というべき「ラ・ワン」である。 
先日公開され話題となった
トンデモ超大作「ロボット」の姉妹編ということもあって、
アクションのむちゃぶり、唐突なミュージカルの挿入、
主人公の濃すぎるキャラ設定等共通する部分が多い。
こうした味わいの映画が
これほどの短期間に続けて味わえるというのは、
インド映画好きにはたまらない幸運である。 
前半はマイケル・ジャクソンのモノマネをするなど
コメディアン然としている主人公は、
後半になるといきなりイケメンキャラに豹変。
演じるシャールク・カーンはインド映画圏では
知らぬ者のいない大スターである。 
さて、この映画で全編にわたって繰り広げられる
「細かいことは気にしない」式は、
時折挿入されるミュージカルシーンにも適用される。
KARA顔負けのワイルドな尻振りは迫力満点だが、
踊る女の子のウエストの太さとか
ヒロインのぎこちない動きといった
日米その他の映画であれば華麗な修正テクで
なんとかしそうなテイクも堂々と採用している。
そんなことより明るい照明のもと華やかな絵作りをする
そこに重きを置いている模様である。 
笑いは全体的にキレがあり日本人でも大丈夫だが、
ダジャレレベルのくだらないギャグも少なくない。
そうしたものを物語の流れをぶった切るように
入れてくるあたりが何とも笑える。
中国を小ばかにするネタを忘れないあたりもインドらしい。 
本作はインド映画としては破格の大作だが、
どこか時代遅れな感じがする見てくれが微笑ましい。
話の設定じたい陳腐だし、劇中のゲーム画面も日本的。
その他のアクションシーンには
「アイアンマン」ぽさが入っていたり、
ちょいと古いが「マトリックス」も加わっている。 
世界のあちこちから面白そうのものを借用している感じだが、
細かいことは気にしない。
また何となく彼らがやると許せてしまうというのも不思議だ。
一見ありがちな要素でも、
インドらしい個性で包んでしまえば
別物に見えてしまうからだろうか。
どんな料理の個性もカレー粉をかけたら吹き飛ぶ、そんな感じか。 
アクションは「ロボット」同様、
車がふっとび、高層ビルをひとっ跳びというとんでも系。
ラジニカーントもワンシーン登場する。
どうせなら、もう少し活躍できる場面で
出してくれればなあという思いは残る。 
エンドロールではメイキング映像が見られるが、
これがまたこんな撮影は
危険すぎて普通しないだろうというものばかり。
最後の最後まで驚きにあふれている。 
このくらいのトンデモ作が定期的に見られるなら、
インド映画も日本市場でやっていける。
「ロボット」ほど吹っ切れてはいないけれども、
アクション映画として普通に楽しめる。
CGのチープ感もワイヤーの釣り丸出し感も、
どこか愛おしいものがある。


悪魔が来りて笛を吹く

オトーサン、
「日本を代表する推理作家だね」
横溝 正史
・誕生日  1902/5/24 -1981/12/28
・出身地 兵庫県神戸市 
・代表作
『本陣殺人事件』(1946)
 『獄門島』(1947)
 『八つ墓村』(1949)
 『犬神家の一族』(1950)
 『悪魔の手毬唄』(1957) 

原題:悪魔が来りて笛を吹く (1979) 
監督:斎藤光正
原作:横溝正史  
脚本:野上龍雄 
Genre:Mystery
上映時間:138分
あらすじ:
昭和22年、
銀座の宝石店で殺人事件が起きた。
店員が毒殺され、宝石が盗まれた。
子爵・椿英輔は、犯人と似ていたため、
取り調べを受けたが、アリバイがあった。
だが、英輔は娘の美禰子に遺書を残して失踪し、
2カ月後、死体となって発見された。
ところが、英輔の妻、秋子らが
英輔らしき人物を目撃する。
秋子は、彼の生存を占う儀式を行なった。
金田一耕助も、等々力警部の依頼で立会った。
その夜、出席者のひとり玉虫伯爵が殺された。
調査を進める金田一は、須磨に向かった・・・

出演者:
 西田敏行・・・ 金田一耕助 
 夏八木勲・・・ 等々力警部 
 小沢栄太郎・・・ 玉虫伯爵
 鰐淵晴子・・・ 椿秋子 
 斉藤とも子・・・ 椿美禰子 
オトーサン、
「西田敏行、イメージがあわないな」
「鰐淵晴子さんが、汚れ役とは・・・」

その他の出演者:
 仲谷昇・・・ 子爵・椿英輔 
 梅宮辰夫・・・風間俊六
 石浜朗・・・ 新宮利彦 
 村松英子・・・ 新宮華子 
 池波志乃・・・ 菊江 
 原知佐子・・・ 信乃 
 山本麟一・・・ 目賀重亮 
 宮内淳・・・ 三島東太郎 
 二木てるみ・・・ 三島種 
 浜木綿子・・・ 妻・敏江 
 北林早苗・・・ 妙子 
 中村玉緒・・・ 千代 
 加藤嘉・・・ 慈道 
 京唄子・・・ お玉 
 村田知栄子・・・ うめ 
 藤巻潤・・・ 山下刑事 
 三谷昇・・・ 沢村刑事 
 金子信雄・・・ 信州の仙人 
 中村雅俊・・・ 作造 
 秋野太作・・・ 電報局々員 
 中田博久・・・ 天銀堂店長
 角川春樹・・・ 植松 
 横溝正史・・・ 雑炊屋の親爺

User Rating:4.7/10( 19 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:6.1/10( 57 votes) Yahoo!
オトーサン、
「うーん」

User Reviews 
moc***** さん 
2017年2月20日
原作の雰囲気と西田敏行の演技力 

金田一シリーズといえば、
石坂浩二のイメージが非常に強いが、
実際の原作の金田一は
一見大した推理能力のありそうなタイプではないが、
なぜか人と打ち解けてしまう
パワフルな人物として描かれており、
今作の西田敏行のキャラクターが非常に合致していると思う。
演出、映像ともにテレビドラマ的な風味を感じて、
本格感に欠けるものの、西田の好演と、
原作の非常に凝ったプロットと併せて、
2時間超をしっかりと楽しませてくれる。 

オトーサン、
「同感」

イニシャルKさん 
2014年9月18日
浜ちゃんが金田一

金田一ものらしい
ドロドロしたストーリーなのだが、
明るすぎる画面からは
おどろおどろしさを感じることができず、
また、同時期に「西遊記」で
八戒を演じていた西田敏行が
演じる金田一は彼の持ち味を生かした
コミカルなキャラクター造型がされていて、
どちらかといえば金田一というよりは
イメージはのちに「釣りバカ日誌」シリーズで
演じる浜ちゃんに近く、
これはこれでアリだとは思うが、
やはり金田一のイメージでは無い。
(「八つ墓村」の渥美清の金田一は
もし寅さんが旅先で
殺人事件に遭遇したらという想定で
見ていくと違和感はそれほど感じないのだが、
西田敏行(浜ちゃん)の場合はそれは難しい。)
映画としてもこの二つの要因のせいか、
雰囲気が出ていないし、
「悪魔が来りて笛を吹く」という怖いタイトルに
内容が負けてしまっている。
それに本作だけでは重要な部分が
理解できないような構成は
原作を未読でありテレビドラマ版も
未見である身にはつらいものがある。
金田一を先生と慕うヒロインを演じる斉藤とも子も
「女王蜂」の中井貴恵ほどではないが
あまり魅力を感じなかった。
彼女の足を強調するようなカットが
何回か出てくるが、少しあざとい。
(単に監督が彼女のファンなだけ?)
宮内淳が重要な役柄で出演しているが
昔に再放送で見ていた
「太陽にほえろ!」のボンが懐かしい。
全体的に見てなんか横溝ブームの中で
東映が急いで作った感のある映画だったが、
同じ監督の「戦国自衛隊」よりはマシだったかな。
でも、出来れば市川崑監督と石坂浩二のコンビで
見てみたかった気がする。 


バラバ

オトーサン、
「この監督、どういうひと?」
リチャード・O・フライシャー
・誕生日 :1916/12/08 -2006/03/25
・出身地 :ニューヨーク市ブルックリン
・経歴 :
 父親は「ポパイ」で有名なアニメ作家。
 ブラウン大学を卒業後、RKOに入社。
 ニュース・フィルムを手掛け、
 1946年、“Child of Divorce”で監督デビュー。
 47年、“Design for Death”で
 アカデミー・ドキュメンタリー映画賞を受賞。
 代表作は、
 「海底二万哩」「ミクロの決死圏」、「トラ・トラ・トラ!」
 
原題:Barabbas (1961) 
監督:Richard Fleischer  
原作:Par Lagerkvist
脚本:Christopher Fry  
Genre:Adventure/ Biography/ Drama
Country: Italy / USA 
Language: English 
上映時間:137分
あらすじ:
2000年前のエルサレム。
盗賊の親玉バラバは獄中の身にあったが、
罪人を1人裁く代わりに
別の1人の罪人を釈放するという
年に一度のユダヤ民衆の慣習によって、
イエス・キリストと引き換えに
釈放されることになった。
自由になったバラバは
かつての愛人ラケルと再会するが、
彼女は既にキリスト教の信仰に目覚めており、
バラバにも改心するよう諭すが、
拒否し、キリストを口汚く罵る。
やがてラケルが他のキリスト教徒たちと共に
捕えられて処刑されると、
バラバは荒れて再び捕えられ、
シチリアの硫黄鉱で強制労働に従事させられる。
有毒ガスの渦巻く地獄のような労役を生き抜いた
バラバとキリスト教徒のサハクは
州総督のはからいによって、剣闘士養成所へ入れられる。
しかし、サハクは闘技場で相手を殺すことを拒んだため、
反逆罪に問われ、隊長のトルヴァドに処刑された。
怒ったバラバはトルヴァドと対決、彼を倒した。
皇帝の命によって自由人になったバラバが
サハクを葬った直後、ローマの炎上が始まった。
バラバは「今こそ古きものを焼き払うのだ」
神の声を聞いたように思い、
狂ったように火をつけて回り、三度捕えられた・・・

出演者:
Anthony Quinn ・・・ Barabbas(バラバ)
Silvana Mangano ・・・ Rachel(ラケル)
Vittorio Gassman ・・・ Sahak(サハク)
Jack Palance ・・・ Torvald(トルヴァド)
オトーサン、
「アンソニー・クインの最高傑作かも」

その他の出演者:
Arthur Kennedy ・・・ Pontius Pilate
Harry Andrews ・・・ Peter
Ernest Borgnine ・・・ Lucius
Katy Jurado ・・・ Sara
Norman Wooland ・・・ Rufio
Valentina Cortese ・・・ Julia
Arnoldo Foa' ・・・ Joseph of Arimathea
Michael Gwynn ・・・ Lazarus
Laurence Payne ・・・ Disciple
Douglas Fowley ・・・ Vasasio
Guido Celano ・・・ Scorpio
Carlo Giustini ・・・ Officer
Gianni di Benedetto ・・・ Officer
Robert Hall ・・・ Commander of Gladiators
Rina Braido ・・・ Tavern Reveler
Tullio Tomadoni ・・・ Blind Man
Joe Robinson ・・・ Gladiator
Frederich Ledebur ・・・ Officer
Spartaco Nale ・・・ Overseer
Maria Zanoli ・・・ Beggar Woman

User Rating:7.0/10( 4,591 votes)IMDb
  User Rating:7.5/10( 9 votes) Yahoo!
オトーサン、
「壮大で深淵な娯楽作だね」

User Reviews 
deedee2005さん 
2003年8月21日
クインの勝利

アンソニー・クイン・ファンだ。
最近このビデオをみつけ、レンタルした。
何を期待したらいいか確信がなかった。
だが、クインのまったく違う演技には、驚いた。
無愛想なシーンも多かったが、
混乱し苦悩するバラバの内面を見事に演じた。
最も印象的なシーンは、
信念、選択、関与の衝突を反映した時の
彼の顔の表情だ。
歴史上最も有名な1人であるバラバは、
不可解な人物として、
イマジネーション豊かに描かれている。
「ナザレのイエス」(1977)で、
イアン・マクシェーン演じるユダに匹敵する。。
すばらしい音楽と撮影だ。
特に映画の最初に注目したい。
苦しんでいるイエスの世話
苦悶のために絶叫している天使を除いて
支配する沈黙。
息を呑む。

オトーサン、
「実写のスケールすごいね」
バラバが実在の人物とは知りませんでした。
新約聖書の「福音書」に出てくるとか。

Ikedaさん 
2005年12月7日
アンソニー・クイン

キリストがらみの映画でも、
伝統的なイタリア史劇という感じで、
ハリウッド作品とどこか違っていて、
地味なカラーで神話らしい展開が良いです。
それに「イエスかバラバか」と問われて、
バラバを選ぶシーンがありますが、
人類は現代に至るまで、どちらを採るかとなると
バラバを選んで来た事実を示していて、
示唆に富んだ内容です。
それとは別に、この映画の皆既日蝕は
実際のものを撮ったそうですが、
キリストが張り付けになった後、
洞窟に閉じこめられるシーンを見ていると、
日本の天の岩戸神話とそっくりで、
古代神話というのは和洋を問わず
発想は同じだなと思いました。
映画としてはアンソニー・クインが適役で、
すごい熱演です。
シルヴァーナ・マンガーノはあまり目立ちませんが、
最後のジャック・パランスが風貌を生かして
好演だと思います。


チェンナイ・エクスプレス〜愛と勇気のヒーロー参上〜

オトーサン、
「ほんとかいな」
・インド映画歴代興収No.1
大した冒険もないし、ロマンスも半煮え。
でも、下記の事情が分かって、納得しました。
映画公開の一ヶ月前にはサントラが発売されて、
歌を覚えてから映画を観に行って、
劇場で一緒に歌うのだとか。
この映画そういう風にできています。

原題:Chennai Express (2013) 
監督:Rohit Shetty    
原作:K. Subhash
脚本:Yunus Sajawal/ Robin Bhatt   
Genre:Action/ Adventure/ Comedy
Country: India 
Language: Hindi / Tamil / English / Marathi 
上映時間:141分
あらすじ:
ラーフルは40歳になってもまだ独身。
友人とゴアへ遊びに行く計画を立てていたが、
祖父が100歳を前に頓死。
遺言で遺灰を南の聖地ラーメーシュワラムと
北のガンジス川に流す事になる。
ラーフルは友人とゴアに遊びに行く事に決めていたため、
ラーメーシュワラムに行くふりをして列車に乗り込む。
途中の駅で列車を降り、待ち合わせ場所に行こうとするが、
列車に乗り込もうとするミーナを助けている間に
降りるタイミングを逃してしまう。
ミーナは自分の望んでない結婚をさせられそうで、
逃げた先から連れ戻されるところ。
ラーフルは、ミーナの実家のある
タミルナードゥ州の村へ行くことになる・・・

出演者:
Shah Rukh Khan ・・・ Rahul Mithaiwala(ラーフル)
Deepika Padukone ・・・ Meenalochni "Meenamma" Azhagusundaram(ミーナ)
オトーサン、
「黄金コンビらしいね」

その他の出演者:
Nikitin Dheer ・・・ Tangaballi
Sathyaraj ・・・ Durgeshwara Azhagusundaram
Mukesh Tiwari ・・・ Inspector Shamsher
Kamini Kaushal ・・・ Rahul's grandmother
Lekh Tandon ・・・ Rahul's grandfather
Yogi Babu ・・・ Sri Lankan smuggler
Jasper ・・・ Henchman
King Kong ・・・ a passerby
Rakesh Kukreti ・・・ Bobby, Rahul's friend
Priyamani 

User Rating:6.0/10( 41,659 votes)IMDb
  User Rating:7.8/10( 23 votes) Yahoo!
オトーサン、
「楽しいね」

User Reviews 
Sunny Royさん 
2013年8月8日
チェンナイ急行 - Mindless以外何でもあり、お気楽に

約束通りの娯楽作。
ロヒット・シェッティ監督作だったので
ありえないスタントや無重力アクションを
期待して、映画館に入ったが、
トーンダウンしているので、本当に驚いた。
そう、アクションシーンがほとんどなく、
最高ではなかったが、お気楽だけの映画でもない。
シャー・ルク・カーンのコメディのタイミングは完璧
だが、最終的に、お目当ては、
ディーピカー・パードゥコーン。
彼女のかわいらしい演技に心が奪われる。
少し陽気で愉快な家族向け娯楽作だ。
知的な人を傷つけない笑いを愛する人々は
きっとこの映画を愛するだろう。

オトーサン、
「言語のすれ違いが愉快」
北部は、ヒンドゥ語、南部はタミル語。
全然通じないとは・・・

案山子さん 
2014年11月24日
「恋する輪廻」の黄金コンビ再び!

今回のシャー・ルク・カーンは
カッコいいヒーローではない「ただの男」なので、
いつものようなスカッとするアクションを期待すると
最初は裏切られてしまう。
そしてインド映画特有の
「最低でも2時間は楽しませなければ」
というサービス精神のために、前半はテンポが悪い。
しかし、インド映画である以上、
1時間半で終わるわけにはいかないので、
その点は大目に見なければなるまい。
そして、後半になると一気呵成に盛り上がるところが
インド映画ならではなのだ。
後半はロマンスも、アクションもほぼ完璧。
とても幸せな気分で作品を見終えることができた。
ひさびさに再会したディーピカー・パードゥコーンには、
美しさ、かわいらしさにまたノックアウトされた。
「恋する輪廻」のときは20歳だった彼女も、
この作品では27歳。
かつての初々しさは薄れてしまったものの、
あの大きな瞳を潤ませ、目で語る演技は健在。
また、この作品で美しいのは彼女だけではなく、
インド南部の景色もまたすばらしい。
景色以外にも各地の祭りなどをダンスの中に取り込み、
2人の逃避行というロードムービーとしての見所もたっぷり。
エンディング・ロールでは、
なぜかラジニカーントをリスペクトする楽曲で歌い踊る主演の2人。
ラジニの地元であるインド南部(タミル語圏)を
舞台にしているということで、
キングからボスへの挨拶代わりだったのだろうか。
これまでのシャー・ルク・カーンの作品でも
ラジニを意識した演出はあったが、
いかに彼がラジニを敬愛しているかがうかがえる。
最初から最後まで十二分に楽しめる作品だった。


ヴァン・ヘルシング

オトーサン、
「監督は、どういうひと?」
スティーヴン・ソマーズ
・誕生日:1962/3/20 - 
・出身地:インディアナ州、インディアナポリス
経歴:
St. John's University とスペインのUniversity of Sevilleで学び、
その後4年間を舞台俳優、及びロック・バンドのマネージャーとして
ヨーロッパ中を回る。
帰国後、南カリフォルニア大学で映画制作を学ぶ。
古典的なモンスター・ストーリーを
CGを駆使して蘇らせている。
主な監督作
「ジャングル・ブック」 (1994)
「ザ・グリード」 (1998)
「ハムナプトラ/失われた砂漠の都」(1999)
「ハムナプトラ2/黄金のピラミッド」(2001)
「ヴァン・ヘルシング」(2004)
「G.I.ジョー」(2009)
「オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主」(2013)

原題:Van Helsing (2004) 
監督・脚本:Stephen Sommers   
Genre:Action/ Adventure/ Fantasy
Rated PG-13 for nonstop creature action violence 
and frightening images, and for sensuality 
Country: USA / Czech Republic 
Color;Black and White
Language: English / Latin
上映時間:131分
あらすじ:
19世紀のヨーロッパ。
バチカンの秘密組織から命を受け、
世にはびこるモンスターたちを退治し、
彼らを恐れさせるハンター、ヴァン・ヘルシング。
ある日、バチカンの密命を帯び、
武器発明のエキスパートで
相棒の修道僧カールとともに
怪物伝説の土地トランシルバニアへ向かう。
目的は、邪悪なパワーで世界征服を企む
ドラキュラ伯爵を抹殺すること。
やがて彼らは、代々ドラキュラと闘い続けてきた
ヴァレリアス一族の末裔アナ王女と出会う。
その時、ドラキュラの花嫁たちがアナを襲い、
ヘルシングはカールの作った武器を手に花嫁たちと戦う。
アナは、一人でドラキュラを殺しに行こうとしたため、
ヘルシングに眠らされる。
夜になって目覚めたアナは、狼男に襲われる。
ヘルシングらは、いよいよドラキュラがいる
フランケンシュタイン城に向かう・・・

出演者:
Hugh Jackman・・・ Gabriel Van Helsing(ヴァン・ヘルシング) 
David Wenham・・・ Carl(カール)
Kate Beckinsale・・・ Anna Valerious(アナ)
Richard Roxburgh・・・ Count Vladislaus Dracula(ドラキュラ伯爵)  
Josie Maran・・・ Marishka(マリーシュカ)
オトーサン、
「ヒュー・ジャックマン、いいね」
「X-メン」のウルヴァリン役で、
ハリウッドに鮮烈デビューをしましたっけ。

その他の出演者:
Shuler Hensley・・・ Frankenstein's Monster 
Elena Anaya・・・ Aleera  
Will Kemp Velkan・・・ Valerious/Wolf Man  
Kevin J. O'Connor・・・ Igor  
Alun Armstrong・・・ Cardinal Jinette  
Silvia Colloca・・・ Verona  
Tom Fisher・・・ Top Hat  
Samuel West・・・ Dr. Victor Frankenstein 
Robbie Coltrane・・・ Mr. Hyde  
Martin Klebba・・・ Dwerger  
Stephen H. Fisher・・・ Dr. Jekyll 
Dana Moravkova・・・ Barmaid  
Zuzana Durdinova・・・ Opera Singer  
Jaroslav Vizner・・・ Gendarme  
Marek Vasut・・・ Villager  
Samantha Sommers・・・ Vampire Child  
Dorel Mois・・・ Dracula's Ball Performer  
Marianna Mois・・・ Dracula's Ball Performer 
Laurence Racine・・・ Dracula's Ball Performer  
Patrice Wojciechowski・・・ Dracula's Ball Performer  

User Rating:6.1/10( 217,056 votes)IMDb
  User Rating:6.3/10( 460 votes) Yahoo!
オトーサン、
「モンスター、多すぎ!」

User Reviews 
PeachRTさん 
2005年12月9日
人々は、時に的外れ

私は、この種のおふざけ映画を愛している。
「スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー」(2004)や
「リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い」(2003)
がそうだった。
鋭い寸言や視覚的な面白さだけを愛し、
すごいアクションだけの映画を作るのを止め、
人生の変化というメッセージを読みこもうとするならば、
より多くの楽しみを得るだろう!
この映画に出演している俳優の取りあわせがいい。
誰が誰を演じたか確認するために、
映画を見た後、私はすぐIMDbをチェックした。
この映画の出だしがいい。
何のクレジットも出ず、単刀直入だ。
出だしは、白黒だが、すぐにカラーになある。
格別目新しくはないが、
古いハリウッド映画を思い起こさせる。
見ていてほんとに楽しい。
私だけかも!

オトーサン、
「同感!」
確かに、怪物のCGの出来が悪いね。

gapperさん 
2012年12月1日
原題そのままの邦題

推定予算16,000万ドル、
総収益約30,000万ドル(2004年)。
フランケンシュタインに
ジキル博士とハイド氏、狼男、ドラキュラと
ユニバーサルの往年の怪奇物の怪物がずらりと並ぶ。
肝心の怪物のCGの出来が悪いのが、残念だが、
機械の造形や城、衣装などは
B−Movieテイストで良い出来。
深みの全くない、中身が全くない娯楽作品。
妙に深淵ぶっているが実は何もないと言う
紛らわしい作品の監督には見習って欲しい。
絶対ありえないクロスボウをマシンガン化したような武器や
ヒュー・ジャックマンの悪魔君的衣装など
漫画テイストを実写化で楽しめるのは楽しい。
ラストの対決では続編を連想させるセリフなのだが、
残念なことに作られそうにない。
ユニバーサルの怪奇物ファンとしては、残念。


64-ロクヨン-後編

オトーサン、
「前後編にする必要あったかな?」
三上と記者クラブの対決も、後編はお粗末。
目崎が、2000万円をドラム缶で焼き尽くすというのも、
なにか納得できません。

原題:64-ロクヨン-後編(2016)
監督:瀬々敬久   
原作:横山秀夫
脚本:瀬々敬久/久松真一 
Genre:Mystery/Drama/Suspence
上映時間:119分
あらすじ:
平成14年12月。
時効まであと1年と迫った
“ロクヨン”の捜査員激励と被害者・雨宮の慰問を
目的とした警察庁長官の視察が翌日に迫る中、
スポーツ用品店を営む目崎正人の長女が誘拐される。
犯人はロクヨンと同じように
「身代金2000万円をスーツケースに入れ、
父親が一人で運転して指定の場所に運べ」と言う。
三上は、報道協定を結ぶ必要に迫られるが、
捜査情報は提供されず、記者たちは反発、
各社が独自に動き出しかねない状況に。
そんな中、業を煮やした三上は、
ロクヨン捜査に関わった上司・松岡が指揮を執る
捜査車両に単身乗り込んでいく・・・

出演者:
 佐藤浩市・・・ 三上義信
 三浦友和・・・ 松岡勝俊
 永瀬正敏・・・ 雨宮芳男
 緒形直人・・・ 目崎正人
オトーサン、
「永瀬正敏、凄まじい執念だね」
犯人を突き止めるべく、
厚い電話帳を前に、一軒づつ無言電話をかけ、
聞き覚えのある犯人の声を探す。
なんと十数年もかけて成功するのです。

その他の出演者:
 綾野剛・・・ 諏訪 
 榮倉奈々・・・ 美雲 
 夏川結衣・・・ 三上美那子 
 窪田正孝・・・ 日吉浩一郎 
 金井勇太・・・ 蔵前 
 筒井道隆・・・ 柿沼 
 鶴田真由・・・ 村串みずき 
 赤井英和・・・ 望月 
 菅田俊・・・ 漆原 
 小澤征悦・・・ 御倉 
 菅原大吉・・・ 石井 
 柄本佑・・・ 落合 
 坂口健太郎・・・ 手嶋 
 芳根京子・・・ 三上あゆみ 
 瑛太・・・ 秋川 
 滝藤賢一・・・ 赤間 
 烏丸せつこ・・・ 日吉雅恵 
 奥田瑛二・・・ 荒木田 
 仲村トオル・・・ 二渡真治 
 吉岡秀隆・・・ 幸田一樹 
 
User Rating:5.2/10( 23 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating::6.3/10( :3,206 votes) Yahoo!
オトーサン、
「前編に比べて落ちるな」」

User Rating:5.9/10( 22 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:7.1/10( 4,326 votes) Yahoo!

User Reviews 
アンドレ・タカシさん 
2017年5月15日
あれ、原作はこんな終わり方だったかな?

文庫下巻を持ち出してパラパラと流すと
やはり全く違いました。
確かに原作の最後は主人公が
頭の中で色々と反芻する描写が多くて
映像化は難しいのですけど、
この解決はあまりに安直。
あれだけ大量の捜査員を投入しているのに、
広報員が犯人を捕まえたらダメですよ。
前編は仕事上の板挟みがテーマでしたが、
そこは半端に放り投げたままで
焦点がブレていると思います。
なんとなく口当たり良くまとめた印象。
TV局が製作に入ってる映画って
こういうのが多い気がしますね。
緒方直人の犯人役、
烏丸せつこの老け役に時の流れを感じました。 

オトーサン、
「同感!」
後編は、失速しているし、
無理筋です。

黒美君彦さん 
2016年6月23日
昭和64年にいる

昭和64年に発生した
身代金目的女児殺害事件を
そっくりトレースしたような事件が、
14年後発生する。
高校生の娘がさらわれ、
半狂乱になる目崎正人(緒形直人)。
「64」の実行犯が再び牙を向いたのか。
捜査本部が情報を一切出そうとしない中、
広報官三上はメディアとの報道協定に臨むが、
このままでは埒が明かないと捜査指揮車に乗り込む…。
前半は「64」と14年後の事件が、
実はつながっていることを示す重要な展開。
しかし真犯人は簡単には落ちない。
そこで三上がある手段に訴えるのだけれど、
そこから先はやや強引で雑な印象を受ける。
前編に比べると、後編はそこが難か。
緒形直人も印象薄いなあ。
とはいえ、前編・後編4時間を
ぐいぐい見せる作品の力は相当のもの。
中高年の男性には結構受けるだろうけれど、
女性には今ひとつ受けにくいかもしれない。
何せ女性の出演者がごく少ないし。
けれど佐藤浩市はシブい役回りを堂々の演技。
昭和64年に閉じ込められた事件を解放する…
という物語のシークエンスは
ほぼ達成できたといっていいのではないだろうか。
後編はやや失速の感があるものの、
全編通して観るとなかなか見応えのある作品だったと思う。


64-ロクヨン-前編

オトーサン、
「原作、読んだなぁ」
一時期、横山秀夫さんの本にはまりました。
・週刊文春ミステリーベスト10
2000年 - 『動機』3位
2002年 - 『半落ち』1位
2003年 - 『クライマーズ・ハイ』1位
     『第三の時効』6位
2005年 - 『震度0』3位
2012年 - 『64』1位

原題:64-ロクヨン-前編(2016)
監督:瀬々敬久
原作:横山秀夫  
脚本:瀬々敬久/ 久松真一 
Genre:Mystery/Drama/Suspence
上映時間:121分
あらすじ:
昭和64年1月5日。 
関東近県で漬物工場を営む
雨宮芳男(永瀬正敏)の娘・翔子が誘拐された。
犯人はサトウと名乗り、身代金要求額は2000万円。
翌日、犯人は金をスーツケースに入れ、
雨宮に車で運ぶことを指示した。
喫茶店や美容室など様々な店の電話を
次の指令の受け取り場所に指定して各所を移動させ、
警察の捜査班を翻弄する。
深夜、身代金の入ったスーツケースは
指示に従って川に投下され、
回収されたスーツケースから金は紛失していた。
後日、被害者の少女も死体となって発見される。
昭和天皇の崩御により、昭和64年はたった7日間で終わった。
そして迷宮入りとなったこの少女誘拐殺人事件は、
県警内部で「64(ロクヨン)」と呼ばれることになった。 
平成14年12月。 県警で、かつて刑事部の刑事として
「ロクヨン」の捜査にも加わっていた三上義信(佐藤浩市)は、
今は警務部秘書課広報室広報官のポストにあった。
現在、広報室はある交通事故の加害者を匿名で発表したため、
県警記者クラブからの突き上げにあっていた。
その急先鋒は東洋新聞キャップの秋川(瑛太)。
三上を始めとする諏訪(綾野剛)、美雲(榮倉奈々)らの
広報室スタッフは、事態を穏便に収めようとするが、
記者たちは加害者の実名発表を要求して譲らない。
そんな中、三上に新たな難題が持ち上がる。
1週間後に全国の警察を統括する警察庁長官が、
時効が1年後に迫った「ロクヨン」担当捜査員を
激励するために視察に訪れるというのだ。
その時長官は被害者である雨宮宅を慰問する予定なので、
雨宮の了解を取り付けろという命令が下される。
三上は「ロクヨン」事件以来、
10数年ぶりに雨宮の漬物工場を訪れる。
事件後、妻を病気で亡くし、
老け込んでしまった雨宮の姿に愕然とする。
長官視察の件を切り出すと、雨宮は断った。 
さらに記者クラブとの関係も最悪の状態となっていた。
例の匿名問題が、記者クラブ全員で
県警本部長に抗議文を持っていくまでに
話がこじれてしまったのだ。
記者クラブは実名発表されない限り、
長官視察の取材もボイコットすると強硬姿勢に出る。
八方塞がりとなった三上は、
まずは雨宮の態度を軟化させる手がかりをつかむため、
捜査一課長の松岡勝俊(三浦友和)をはじめ、
かつて「ロクヨン」捜査に関わった人々を訪ねて回る。 
そして、三上が複雑に絡み合う事態の収拾に奔走しながら迎えた
長官視察の前日。県内で少女誘拐事件が発生する。
サトウと名乗った犯人は、
身代金2000万円をスーツケースに入れ、
父親に車で運ぶことを要求した。
14年前の「ロクヨン」とまったく同じように・・・

出演者:
 佐藤浩市・・・ 三上義信
 永瀬正敏・・・ 雨宮芳男
 瑛太・・・ 秋川(東洋新聞キャップ)
 オトーサン、
「佐藤浩市さんの代表作になったね」
永瀬正敏と瑛太も、好演していました。

その他の出演者:
 椎名桔平・・・ 辻内欣司
 綾野剛・・・ 諏訪 
 榮倉奈々・・・ 美雲 
 夏川結衣・・・ 三上美那子 
 窪田正孝・・・ 日吉浩一郎 
 金井勇太・・・ 蔵前 
 筒井道隆・・・ 柿沼 
 鶴田真由・・・ 村串みずき 
 赤井英和・・・ 望月 
 菅田俊・・・ 漆原 
 小澤征悦・・・ 御倉 
 菅原大吉・・・ 石井 
 坂口健太郎・・・ 手嶋 
 芳根京子・・・ 三上あゆみ 
 椎名桔平・・・ 辻内欣司 
 滝藤賢一・・・ 赤間 
 烏丸せつこ・・・ 日吉雅恵 
 奥田瑛二・・・ 荒木田 
 仲村トオル・・・ 二渡真治 
 吉岡秀隆・・・ 幸田一樹 
 永瀬正敏・・・ 雨宮芳男 
 三浦友和・・・ 松岡勝俊 

User Rating:5.9/10( 22 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:7.1/10( 4,326 votes) Yahoo!
オトーサン、
「手に汗にぎるね」
登場人物が多すぎて、
誰が誰だかわからないきらいがあります。
予備知識が必要かも。

日本アカデミー賞受賞 
・主演男優賞  佐藤浩市
・新人俳優賞  坂口健太郎
同ノミネート
・作品賞     
・監督賞  瀬々敬久    
・脚本賞    
・音楽賞      
・撮影賞      
・照明賞     
・美術賞      
・録音賞      
・編集賞      
 
User Reviews 
アンドレ・タカシさん 
2017年5月14日
最近流行りの前後編に分かれた映画です。

その作り方には甚だ疑問を覚えておりますが、
本作はかなりマシな部類だと思いました。
結末には至りませんが、見応えがありました。
仕事に於ける「板挟み」がテーマでした。
上司、部下、遺族、記者、捜査現場、etc。
そられの順列組み合わせを網羅する勢いで
板挟みを重複設定して主人公を追い込みます。
そのストレスと主人公の対応が見どころでした。
中間管理的な立場にいるサラリーマンなら
共感する部分は多々あると思います。
主人公は被害者では無く、
自身の都合や思い込みが昂じて
立場を悪くしている部分もある。
つまり自業自得的な側面です。
それが分かりやすくストーリーに重みを付与しています。
「クライマーズハイ」でも思ったことですが、
この原作者は仕事上の立場と
「我」のアンバランスを描くのが上手ですね。
瑛太が格別に憎ったらしい。
憎ったらしい奴がいる映画は最低限の質が保証されます。
それにしても、娘がグレている理由が
主人公にとって救いようが無いほどに辛かった。
素直に同情。 

オトーサン、
「黒美さんは、記者に同情的だなぁ」

黒美君彦さん 
2016年5月16日
相当面白い

原作は未読だが、
昭和と平成の間に埋もれた「昭和64年」と
その14年後を舞台にしたこのサスペンスは、
わずか7日間で終わった年に着目した点で
すでに成功しているといっていい。
1989年1月初め、
天皇崩御のニュースに覆い尽くされた
身代金目的の女児誘拐殺人事件。
その捜査の過程で隠されてきた警察の失態と隠蔽。
それらが、時効を一年後に控えた14年後の2002年、
刑事部長ポストが警察庁人事にされるきっかけとなる
警察庁長官視察で一気に動き出す。
前編では、かつて「64」の捜査にあたった
広報官三上義信(佐藤浩市)が、
長官視察に際して訪問先の雨宮芳男(永瀬正敏)
の説得にあたるところから当時の事件との接点が改めて始まる。
一方で三上が抱えているのは広報官としてのジレンマだ。
重傷ひき逃げ事故の加害者を匿名で発表したことから、
地元の記者クラブは反発し、
本部長に直接抗議する動きまで見せる…。
テンポがよく、余計な説明を排しているので
片時も目を離せない緊張感が生まれている。
しかも俳優たちがみないい。
佐藤浩市はもちろん、永瀬正敏も、
イケズな警務部長の滝藤賢一、本部長の椎名桔平らが、
男の組織社会のイヤらしさを見事に体現している。
何を考えているのかわからない被害者遺族の
永瀬正敏も存在感がある。
前編では記者クラブが大きな位置を占めているが、
ここだけは違和感。
2002年当時、ここまで高圧的な
警察の記者クラブなどあり得ないからだ。
知り合いの元新聞記者は
「昭和30年代の記者クラブのイメージかなあ」と笑っていた。
そもそも昼間は記者たちは取材に出ていて、
記者クラブはほとんど人がいないはず。
デスクが全く仕切られていないのもちょっとなあ。
ただ、ひき逃げされた老人について
三上が語るシーンは良かった。
ストーリーの本筋とは無関係なのに、
いちばんぐっと来たなあ。
しかしちょっと前の小道具や、
少し色を落とした映像はなかなか。
2016年を代表する邦画の一作に挙げていい作品に
仕上がっていると思う。


故郷

オトーサン、
「民子三部作だってさ」
・「家族」(1970)映画批評 NO.4158
・「故郷」(1972)
・「遙かなる山の呼び声」(1980)映画批評 NO.2170/4245
ロケ地も、よく選ばれているね。
・呉市:倉橋島大向
・尾道市:向島(むかいしま) 
・広島市:原爆ドーム、路面電車

原題:故郷(1972)
監督:山田洋次
脚本:山田洋次/ 宮崎晃 
Genre:Drama
上映時間:96分
あらすじ:
瀬戸内海の小島、倉橋島。
精一、民子の夫婦は、
古い船で石を運び、生計を立てていた。
船のエンジンの調子が悪く、
荒れた海に出た日に船体も壊れてしまう。
耐用期間も過ぎた船体の修理には
多額の費用が必要であった。
悩む中、尾道市にある鉄工所を見て、
故郷を捨てる決心をする・・・

出演者:
 井川比佐志・・・ 石崎精一 
 倍賞千恵子・・・ 石崎民子 
 渥美清・・・ 松下松太郎
オトーサン、
「脇役人生、つかんだ主役!」
この映画の主人公は、はまり役ですね。

その他の出演者:
 伊藤千秋・・・・・・ 石崎光子 
 伊藤まゆみ・・・ 石崎剛 
 笠智衆・・・ 石崎仙造 
 前田吟・・・ 石崎健次 
 田島令子・・・ 石崎保子 
 矢野宣・・・ 石田耕司 
 阿部百合子・・・ 石田和枝 

User Rating:8/1/10( 17 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:8.2/10( 30 votes) Yahoo!
オトーサン、
「メッセージが伝わる」
一生懸命働いてきたのに、
なぜ故郷を捨てなければならないんだ。

User Reviews 
ESPERANZAさん 
2011年6月8日
こういった映画、好きだなあ、実にいい。
らないんだ
派手な所は一つもなく、淡々と進む物語。
描かれているのは古くなった石船と
そこで生活している船長の夫と機関長である妻、
そしてそれを取り巻く人々。
そして、故郷を離れなければならなくなった
家族のさびしい想い、
それらがひしひしと伝わってくる。
「時代の流れとか大きなもんには勝てんとか、
それは何のことかいのう」と。
そしてまたおなじみの寅さんとは
まったく違う役柄の渥美清、
よそ者でありながら、
奥さんの墓を守って島に住み着く姿もまた美しい。
「家族」という映画に深い感銘を覚え
、また「故郷」という映画で
さらに感動は大きくなった。
山田監督以下の
スタッフ・キャストのメンバーのすばらしさ、
私の「倍賞千恵子・山田洋次」のラインが
確立された映画であった。

オトーサン、
「加藤登紀子さん、この頃は、
まだ声に艶があったね」

verkhovenskyさん 
2009年9月22日
寅さんは出すべきでなかつたが

主人公夫婦は瀬戸内海で、
小船の甲板一杯に積んだ石を、港の埋め立て現場に運び、
船体を傾けて海中に落とす仕事をしてゐます。
この「石船」の労多くして功少ない作業が見どころです。
詩的であります。
冒頭と結末のこの描写だけで、「故郷」は価値があります。
小船はガタがきてをり、大型船に仕事を奪はれます。
夫は尾道の造船所で働くことになり、
妻と子を連れて故郷の島を出ます。
たつたそれだけの話で、ほかに何のドラマもありません。
しかしその感傷を、絵葉書のやうに素直に撮つた
瀬戸の風景と共に、心地よく描いてをります。
山田洋次の映画の中で、一番作為の少ない佳品です。
佐藤勝の音楽も、静かで控へめな曲は情緒があります。
加藤登紀子の主題歌もなかなか。
井川比佐志はせつかくの労働者らしい風貌ですが、
素人にまじると、やはり「俳優の演技」に見えます。
倍賞千恵子も笠智衆も同様。とはいへ3人とも上等。
しかし渥美清は...気の毒ながら
どうしても寅さんにしか見えない。辛い役者です。
「大きなものとは何ぢやらうのう」。
残念ながら、かういふ中学生向きの幼稚で
解りきつた台詞が、大目に見るしかないとはいへ、
山田を名匠たらしめぬ理由であります。


チェイス!

 
オトーサン、
「これって、シリーズ第3作だったんだ」
日本では、前2作が公開されず、
Tsutayaでも、レンタルできません。

Dhoom (2004)   6.7/10/(15,282 votes)IMDb
Dhoom:2 (2006) 6.4/10( 19,812 votes)IMDb
Dhoom:3 (2013) 5.4/10( 37,813 votes)IMDb

原題:Dhoom:3 (2013) 
監督・脚本: Vijay Krishna Acharya    
原作:Vijay Krishna Acharya / Aditya Chopra
Genre:Action/ Thriller 
Country: India 
Language: Hindi / English / Tamil / Telugu / Arabic
上映時間:172分
あらすじ:
シカゴのサーカス団では、
サーヒルが手がけるマジックと
アリヤとのダンスショーが大人気。
実は、サーヒルは、幼い時に父を自殺に追い込んだ
銀行への復讐を誓い、金庫破りを繰り返していた。。
黒いハイテクバイクで逃走するサーヒルに
手も足も出ないシカゴ警察だったが、
現場に残された痕跡から
犯人はインド系であると判断し、
インドNo.1の刑事と言われる
ジャイとアリをシカゴへ招く。
だが、捜査に取りかかる二人に、
サーヒルの驚くべきトリックが待ち構えていた・・・

出演者:
Aamir Khan ・・・ Sahir Khan/Samar Khan( サーヒル/サマル)
Katrina Kaif ・・・ Aaliya(アリーヤ)
Uday Chopra ・・・ Ali Khan(アリ)
Abhishek Bachchan ・・・ DCP Jai Dixit(ジャイ)
オトーサン、
「アーミル・カーン、1人2役!」
経歴をみると、すごい俳優のようです。
誕生日:1965/3/14 - 
出身:インド・ムンバイ
父も叔父も映画監督だった。
「ラガーン」で、アカデミー賞外国語映画賞ノミネート。
全世界歴代興行収入1位を5回記録している。
1.2008年 「ガジニ」
2.2009年 「きっと、うまくいく」
3.2013年 「チェイス!」
4.2014年 「PK」
5.2016年 「ダンガル きっと、つよくなる」

その他の出演者:
Jackie Shroff ・・・ Iqbal Haroon Khan
Tabrett Bethell ・・・ Victoria Williams
Andrew Bicknell ・・・ Mr. Warren Anderson
Siddharth Nigam ・・・ Young Sahir Khan / Young Samar Khan

User Rating:5.4/10( 37,813 votes)IMDb
  User Rating:7.5/10( 241 votes) Yahoo!
オトーサン、
「評価が分かれるね」
172分は、長すぎます。

User Reviews 
sweet-yashriさん 
2013年12月22日
アーミルとカトリーナが、戻ってきた!

カトリーナに会うのは、
1年前の「タイガー〜伝説のスパイ〜」以来だ。
Mr.Perfectionistと呼ばれるアーミルに会うのは、
本当に久しぶりだ。
銀幕の上のアーミル・カーン!
2人が、本作で戻ってきたとは、
なんとラッキーなことだろう。
まだ本作を見ていないならば
座ってないで、映画を見に行ってほしい!
筋書は、複雑だが、興味深い。
音楽は非常に良く、ダンスはカンペキ!
唯一の欠点は、3時間という上映時間だ。
だが、このような傑作なら、我慢しよう。
本作は、物凄くすばらしい映画だ!!!
すべての登場人物は、役にフィットしているし、
ジャイとアリは、毎度のことだが、いいチームだ。
ビクトリア(Tabrett Bethell)も、
本作でボリウッド・デビューしたか、
すばらしい仕事をした。
カトリーナは、軽業師としてカンペキ!!
2人の主役女優は、終わりで重要な人物を演じた。
最後に言っておきたい。
アーミル・カーンは、まさに驚異的だった
昨日までアーミル・カーンがよい俳優だとは思っていたが、
時代を超えるボリウッドの名優だ!!!
スコアは、9.5/10。

オトーサン、
「HABBYさん、インド映画フアンなんだ」

HABBYさん 
2016年4月5日
大捕り物

いい塩梅のコメディ要素、
長尺、体を張ったアクションシーン、
エスニックな雰囲気の美人女優・・・
インド映画の醍醐味が全部凝縮されて詰まっている。
アメリカが舞台という点が
ある種のスパイスと機能しているが、
作品に通底する本質はやはりインド、である。
カトリーナ・カイフは「命ある限り」、
「タイガー〜伝説のスパイ〜」でも思ったが、
体全体からポジティブオーラが吹き出ている感じ。
すごい女優さんだわ。
日本人で比較できる女優はちょっと見当たらない。
ブロンド美女のタブレット・べセルもみめ麗しい。
シリーズ過去二作は未見。
チャンスがあれば是非トライしたい。


マッキー

オトーサン、
「ハエって気持ち悪いよなぁ」
食べものにたかったり、ブンブン飛び回る。
本作は、いかにもインドらしい転生した男の復讐劇
タバコの火を避け、踏んづける靴底をかわし、
ショットガンの散弾をかいくぐる・・・
ガチンコバトルが、たまりません!

原題:Eega (2012) 
監督:S.S. Rajamouli/ J.V.V. Sathyanarayana 
原案:Vijayendra Prasad
脚本:S.S. Rajamouli
Genre:Action/ Comedy/ Fantasy
Country: India 
Language: Telugu / Tami / Hindi / Urdu
Malayalam / Chinese /Thai/ Japanese / Portuguese 
上映時間:145分
あらすじ:
ジャニは、近所で暮らす
美女ビンドゥに思いを寄せていて、
彼女もジャニに思いを寄せようになる。
マフィアの建設会社社長スディープは、
二人が相思相愛になったことを知ると、
ジャニを殺害する。
ハエに生まれ変わったジャニは、
殺された恨みを晴らそうとする・・・

出演者:
Sudeep ・・・ Sudeep(スディープ)
Nani ・・・ Nani(ジャニ)
Samantha Ruth Prabhu ・・・ Bindu(ビンドゥ)
オトーサン、
「本作で、スディープ、大ブレイク!」

その他の出演者:
Adithya ・・・ Sudeep's business partner
Thagubothu Ramesh ・・・ a thief 
Santhanam ・・・ Pottu Govindan
Chandra Sekhar ・・・ Tantra, a sorcerer
Noel Sean ・・・ Nani's friend
Srinivasa Reddy ・・・ Sudeep's personal assistant
Sivannarayana Naripeddi ・・・ a temple priest
Devadarshini ・・・ Bindu's sister-in-law
Hamsa Nandini ・・・ Kala)
Crazy Mohan ・・・ a Malayali veterinarian

User Rating:7.8/10( 16,959 votes)IMDb
  User Rating:7.8/10( 178 votes) Yahoo!
オトーサン、
「アイデア満載だね」

ナショナル・フィルム・アワード受賞
・テルグ語映画長編映画賞 サーイ・コッラパーティ 
・最優秀視覚効果賞 マクタVFX 
 (インドのピクサーと呼ばれる)

User Reviews 
NoReasonToLiveさん 
2012年7月7日
ラージャマウリに脱帽

下記の要素は、ケーキを冷やすようなもの、
1. スディープがビンドゥと恋仲になるのを防止ぐべく
ハエのマッキーがベストを尽くす。
2. ハエのマッキーにからかわれる
スディープの身振りがおかしい。
ハエのマッキーは、英雄的オーラを振りまく。
3. スディープと競うハエのマッキーの
歌がよいペースで、映画の不可欠な一部となっている。
4. ビンドゥは、お見事。
スディープのすばらしい演技は、
各方面からべた賞めされ、観客の心を勝ち取った。
カルナータカ出身の彼のファンは、ぞくぞくする。

オトーサン、
「主題歌もいいね」
お経のルーツだから通じるのかも。

kin*****さん 
2017年12月27日
インド映画の中で最高 

久しぶりのインドのコメディ映画。
前から気になっていたのですが、
やっと今日観ることができました。
インド映画なので、
時折、歌や思わず笑ってしまう
男性の雄叫びのような音、
羊の鳴き声が面白かった!
歌は個人的に結構好き!
ハエに生まれ変わったジャニが
極悪社長を様々な方法で
こらしめる所は面白かったな〜(^^)
極悪社長を事故に遭わせた後に
恐ろしいメッセージを書いたり、
踊ったり、鍛えたり、
ハエは苦手ですが、可愛かったです。
極悪社長がだんだんハエを恐れるようになるのも
面白かったな〜
サウナでハエに襲われ、全裸でハエを追い払。うシーン。
股間に雑なモザイクがかかって、面白かった。
部下たち逃げてるし。
大事な会議にハエを気にするあまり
バイクのヘルメットを被って出席して大恥かいたり、
踏んだり蹴ったり…自業自得ですけどね。(笑)
あと、ジャニがハエに生まれ変わった事実を
ビンドゥが全然警戒せず、
すぐに受け入れた事がちょっと気になったけど、
まぁ〜いいか。
極悪社長が本気になってからから急展開!
ラストのハエvs極悪社長は最高。
ハエ一匹だけなのに、豪邸がめちゃめちゃになるとは。
最後の畳み掛けは爽快だったし、
素晴らしかった!


清須会議

オトーサン、
「三谷幸喜、才人だね」

日本アカデミー賞ノミネート 
・監督賞 ステキな金縛り    
・監督賞 ザ・マジックアワー    
・監督賞 THE 有頂天ホテル    
・監督賞 みんなのいえ    
・監督賞 ラヂオの時間    

原題:清須会議(2013)
監督・原作・脚本:三谷幸喜  
Genre:Period Drama/Comedy/Suspence
上映時間:138分
あらすじ:
天正10年(1582年)。
天下統一を目前にした織田信長が、
本能寺の変で命を落とす。
長男の忠信も討ち死にし、
織田家の後継争いが勃発する。
筆頭家老・柴田勝家と
明智を討伐した羽柴秀吉が後見に名乗りを上げ、
三男の信孝と次男の信雄を推して激しく対立。
そんな中、2人が共に秘かな思いを寄せる
お市様は、秀吉への恨みを晴らすべく勝家に加勢、
一方の秀吉は軍師・黒田官兵衛を使って
様々な奸計を巡らせていく。
互いに一歩も引かぬまま、清須会議が・・・

出演者:
 役所広司・・・ 柴田勝家 
 大泉洋・・・ 羽柴秀吉 
 鈴木京香・・・ お市様
オトーサン、
「大泉洋の名古屋弁、どえらいええね」

その他の出演者:
 小日向文世・・・ 丹羽長秀 
 佐藤浩市・・・ 池田恒興 
 妻夫木聡・・・ 織田信雄 
 浅野忠信・・・ 前田利家 
 寺島進・・・ 黒田官兵衛 
 でんでん・・・ 前田玄以 
 松山ケンイチ・・・ 堀秀政 
 伊勢谷友介・・・ 織田三十郎信包 
 中谷美紀・・・ 寧 
 剛力彩芽・・・ 松姫 
 坂東巳之助・・・ 織田信孝 
 阿南健治・・・ 滝川一益 
 市川しんぺー・・・ 佐々成政 
 染谷将太・・・ 森蘭丸 
 篠井英介・・・ 織田信長 
 津島美羽・・・ 三法師 
 戸田恵子・・・ なか 
 梶原善・・・ 小一郎 
 瀬戸カトリーヌ・・・ 小袖 
 近藤芳正・・・ 義兵衛 
 浅野和之・・・ 明智光秀 
 中村勘九郎・・・ 織田信忠 
 天海祐希・・・ 枝毛 
 西田敏行・・・ 更級六兵衛 

User Rating:5.8/10( 72 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:6.2/10( 1,869 votes) Yahoo!
オトーサン、
「うーん、消化不良だね」

日本アカデミー賞 ノミネート
・監督賞  三谷幸喜    
・脚本賞      
・音楽賞      
・美術賞      
・録音賞      
・編集賞   

User Reviews 
イニシャルKさん 
2015年8月13日
歴史マニアでもある三谷幸喜監督が
織田信長が死んだあとにその跡目をめぐって行われた
評定である清須会議を題材に執筆した小説を
自ら映画化した時代劇。

いつものコメディー調は控えめで、
実在の人物を登場させ、
(かなりデフォルメされてはいるが)
真面目に歴史の一幕を描いているのが
これまでの三谷監督の映画と比べれば
異色な感じがするが、
会議をめぐる駆け引きなどが
うまく描かれていて、
そのあたりは面白い。
しかし、それゆえに三谷監督が
本来得意とするコメディー部分が
足を引っ張っていて、
そのおかげでかなり間延びした印象がある。
とくに旗取り大会のシーンは
笑わせようという意図があるのは分かるのだが、
なかったほうが良かった気がするし、
会議終了後にもダラダラと映画が続くのは
前作「ステキな金縛り」以上のくどさを感じる。
もっと清須会議だけに的を絞ったほうが
ドラマとして面白くなったのではないかと思うのだが。
でも、三谷監督の映画では恒例となっている
前作の登場人物の登場は
今回は更科六兵衛(西田敏行)で、
いつもは若干の違和感を感じてしまうこともあったが、
これは時代劇であるせいか
これまででいちばん違和感がなかった。
(登場の必然性もなかったが。)
いつも豪華な面々が登場するわりに
印象に残るキャストが少ない三谷監督の映画だが、
昔からの常連のひとりである
鈴木京香演じるお市の方はなかなかはまっていたし、
松姫(剛力彩芽)と寧(中谷美紀)が言葉を交わし、
松姫が金平糖を食べるシーンも印象的で、
代表作になるというほどではないが、
女優陣はけっこう印象に残る。
それにしても秀吉(大泉洋)の軍師である
黒田官兵衛を寺島進が演じているが、
去年のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」を
ちょっとでも見ていると
やはりこの役は岡田准一のほうが良かったかもとか、
印象はまるで違うんだけど
中谷美紀は秀吉の妻じゃなくて
官兵衛の妻だよなと思えてくるのは仕方ないか。 

オトーサン、
「どっちつかずだね」
本格時代劇に特化したほうがよかったかも。

nabeさん 
2015年2月2日
三谷コメディの限界

三谷幸喜監督らしい時代劇コメディである。
織田信長が、本能寺の変で暗殺された後、
跡目争いをめぐって、羽柴秀吉と柴田勝家との間で、
それぞれ亡き織田信長の遺児を立てて争う・・・
といった、血生臭い展開は、三谷監督にはあり得ない。
内容は、史実を抑えているが、
そのドラマは、まさに現代の政治家たちの
権謀術数そのものである。
頑固な古武士の勝家に役所広司、
如才のない秀吉に大泉洋と、
それぞれ個性的な役者を配し、
脇を固める家老たちに
小日向文世、佐藤浩市、寺島進
といった演技派を配して、その配役は万全だ。
このメンバーを揃えて、
三谷監督が思う存分演出をすれば、
映画がツマラナイ訳がない、
と期待していた人は多いと思うが、
歴史上の有名人を実名で登場させているので、
それらの面々にコメディを演じさせるという難しさが
三谷監督をもってしても苦労をしたことだろう。
その時代劇ファンへの気遣いが、
全体を通していつもの三谷ワールドの
キレがない大きな原因だと思う。
登場人物を実名ではなく、
限りなく本人を匂わすフィクションにしておけば、
もっと脚本も自由自在に書けたことだろうし、
いくらでも勝手に脚色できたはずで、
さすがの名人も、今回は歴史の重みに
降参といったところかもしれない。


フライト・ゲーム

オトーサン、
「この監督の作品、案外見ているな」
ジャウム・コレット=セラ
誕生日:1974/3/23 - 
出身:スペイン・バルセロナ
・蝋人形の館 映画批評NO.3083
・GOAL!2 映画批評NO.3633
・アンノウン 映画批評NO.4719  
・ラン・オールナイト 映画批評NO.☆6322  
 
原題:Non-Stop (2014) 
監督:Jaume Collet-Serra    
原作:John W. Richardson / Christopher Roach
脚本:John W. Richardson/ Christopher Roach/ Ryan Engle  
Genre:Action/ Mystery/ Thriller
Country: UK / France / USA / Canada 
Language: English / German 
上映時間:106分
あらすじ:
ビルは、航空保安官。
一般の乗客を装い旅客機の警備に当たる。
酒が手放せない。
今回乗り込むのは、NY発ロンドン行きの便。
大西洋上空を飛行中、
ほとんどの乗客が寝静まっていた。
その時、ビルの携帯に不審なメールが届く。
指定口座に1億5000万ドル送金しなければ、
20分ごとに機内の誰かを殺す。
やがて、1人目の犠牲者が出てしまう。
そんな中、口座がビル名義と判明、
地上の保安局は、ビルが容疑者の筆頭と考え始める。
孤立無援の中、犯人の尻尾を掴もうと
懸命に捜査を続けるが・・・

出演者:
Liam Neeson ・・・ William "Bill" Marks(ビル)
Julianne Moore ・・・ Jennifer "Jen" Summers(ジェン)
Michelle Dockery ・・・ Nancy Hoffman(ナンシー)
オトーサン、
「リーアム・ニーソン、孤軍奮闘!」

その他の出演者:
Nate Parker ・・・ Zack White
Linus Roache ・・・ Captain David McMillan
Jason Butler Harner ・・・ the co-pilot
Scoot McNairy ・・・ Tom Bowen
Corey Stoll ・・・ Austin Reilly
Lupita Nyong'o ・・・ Gwen Lloyd
Anson Mount ・・・ Jack Hammond
Omar Metwally ・・・ Dr. Fahim Nasir
Corey Hawkins ・・・ Travis Mitchell
Quinn McColgan ・・・ Becca
Frank Deal ・・・ Charles Wheeler
Shea Whigham ・・・ Agent Marenick
Bar Paly ・・・ Iris Marianne
Jon Abrahams ・・・ David Norton
Cameron Moir ・・・ a steward

User Rating:7.0/10( 222,095 votes)IMDb
  User Rating:7.3/10( 1,704 votes) Yahoo!
オトーサン、
「手に汗握るね」
スマホを駆使してサスペンスを盛り上げる、
なんか現代的ですね。

User Reviews 
statuskuoさん 
2014年3月3日
どうなる

驚いた。
答えがわかっていると思わせておくが、
どんでん返しのある航空機スリラーだ。
わき筋がよく考えられている。
テロ行
為の背後にある理由は馬鹿気ているが、
とても楽しい。
集中する必要がある本当に精巧な舞台がある。
カメラの動きに詳しいひとは、
スペースについて考えてほしい。
360度でカメラは動く。
カメラの影は映らない。
カメラアングルは、ほとんど不可能だ。
視覚的に、実に精巧に出来ている。
閉所恐怖症を煽っている。
ジュリアン・ムーアは、いつものようにすばらしい。
ニーソンは、この役割に最適だが、
この巨躯がトイレに納まるのかと思ってしまう。

オトーサン、
「ははは、ニーソンの身長は193cm!」

Katsumi_Egiさん 
2014年12月19日
浮揚

リボン、バッジ、ライター、ピストル等々の
小道具の出し方や、
考え抜かれた人物設定の見せ方といった
プリプロダクションにおけるデザインのタマモノ
という部分に目が行きがちだが、
それだけではこゝまでの興奮には繋がらない。
矢張り、撮影現場のアイデアで実装された
画面造型をこそ称揚したい。
例えばそれはどこなのか。
数えきれないぐらいあるが、
例えば、狭いトイレの中での格闘シーンだ。
美術装置もさることながら、
カメラをどこに置くのか、
どう撮ったら狭さを強調し、痛さを出せ、
アクションを繋げることができるのか
アイデアがいっぱい詰まっているはずだ。
あるいは、2回ある、人が機内でいきなり浮揚する
シーンのスペクタキュラーはどうだろう。
1回目
(機長の急変により
機体のバランスを失うことが原因)で、
乗務員がいきなり宙に浮くアクションの衝撃
2回目(クライマックスの急降下シーン)の
爆発的なアクションの興奮を増幅している
(つまり1回目をはるかに超える大掛かりな
浮揚シーンに満足感が倍増する)と思うのだが、
いずれにしても、こういう画面の造型は
撮影現場の成果だろう。
だからこそ、これだけ面白いのだ。


南極料理人

 
オトーサン、
「原作者の西村淳さんは、南極料理人だったんだ」
第30次(1988年-1990年)と第38次(1996年-1998年)
南極地域観測隊に参加し、調理を担当。
第38次隊では、ドームふじ基地で越冬した。

原題:南極料理人(2009)
監督・脚本:沖田修一
原作:西村淳
Genre:Drama/Comedy
上映時間:125分
あらすじ:
-57℃の南極ドームふじ基地。
観測隊の一員、西村淳の任務は、
8名の男たちの食事を用意すること。
日本に残してきた妻と娘、
生まれたばかりの息子のことが気掛かりだ。
腕によりをかけた料理で隊員の胃袋を満たしていく。
食材の調達がきかない最果ての地で、
日々のメニューに変化を付ける。
想像を絶する過酷な生活で
疲労とフラストレーションはピークに・・・

出演者:
 堺雅人・・・ 西村淳(調理担当) 
オトーサン、
「堺雅人、うまい役者だね」

その他の出演者:
 生瀬勝久・・・ 本さん(雪氷学者)
 きたろう・・・ タイチョー(気象学者) 
 高良健吾・・・ 兄やん(雪氷サポート) 
 豊原功補・・・ ドクター(医療担当) 
 古舘寛治・・・ 主任(車両担当) 
 小浜正寛・・・ 平さん(大気学者) 
 黒田大輔・・・ 盆(通信担当) 
 小出早織・・・ KDDインマルサットオペレータの清水さん 
 西田尚美・・・ 西村の妻・みゆき
 小野花梨・・・ 西村の娘・友花
 宇梶剛士・・・ スズキ 
 嶋田久作・・・ 船長 

User Rating:7.0/10( 98 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:8.2/10( 1,859 votes) Yahoo!
オトーサン、
「若い男だちの楽しい日々!」
基地内の日常生活が活写されています。
・麻雀、漫画、ビデオ、音楽、ボウリング、バー

User Reviews 
とらやさん 
2014年10月5日
全体的にコメディタッチ

ユルい作風でまとめられていますが
そんなユルさの中にも、
南極勤務への複雑な思い、
家族と離れて暮らす淋しさ、
ストレス、厳しさが巧く織り交ぜられています。
もっと厳しい事は一杯あると思うけど
作品が重くなりすぎない
ちょうどいいところで描かれています。
日本でも一緒に働いていた気心の知れた仲間ではなく、
それぞれの専門分野で企業や研究所から派遣されてきた
男だけで寝食を共にする寄り合い所帯の難しさなんかも。
ムシャクシャしても飲みに行く所も
娯楽施設も何も無い南極。
日々の食事が最も大きな楽しみの1つであり、
今日の夕飯の食材が伊勢エビだと分かると
作業しながら「エビフライ!エビフライ!」と
みんなで合唱するくだりや、
終盤のラーメンからはそれがすごく良く分かります。
時には季節ごとの行事や誰かの誕生日を
みんなで祝い、御馳走を食べる。
食事って空腹を満たしたり
栄養をとったりするだけじゃないんだな。
そんな当たり前の食の大切さ、
ありがたさに改めて感謝したくなる。
長かった南極勤務が終わり、
空港での家族との再会と
「清水さん」の登場が良かったですね。
ラストの堺雅人の「旨っ!」も。 

オトーサン、
「撮影は、南極じゃないんだ」
・北海道網走市にある「能取岬」

黒美君彦さん 
2010年2月21日
オーロラ<ラーメン

無駄のない編集で
最後まで楽しく観ることができた。
主人公西村淳(堺雅人)が
ちょっといい人すぎるのがちょいと不満だが…。
男たちの閉鎖された空間での生活が、
そこに描かれない家族や
日本での日常を浮かび上がらせるという
指摘はまさにその通り。
それぞれ、自らの日常について
改めて語ることはほとんどない
(生瀬勝久が演じる本山が
夫婦の危機について語る場面はあるが)。
わずかなヒントやひと言で、
それぞれが置かれている状況が
透けて見えるのが巧みだ。
食についての欲望はよく描けているが、
もうひとつ性については
一切触れようとしないというのはどうなのだろう。
家族連れで観られるように、という配慮かとも思うが、
男ばかり8人もいれば避けて通れないように思う。
直接的に描かなくとも、
どこかでさらりと触れる手はあったのでは。
南極ロケではないのだから
ないものねだりではあるのだが、
「南極ならでは」のシーンが観たかった
というのも正直なところではある。
もっともオーロラなんかより
数か月ぶりのラーメンの方が大事
というのがこうした生活の偽らざる真実
ではあるのかも知れないけれど。
いずれにせよ逸脱を繰り返しながら
何とか一年を過ごす彼らの生活は、
どこか学生の寮生活にも似て楽しそうだ。
そんな姿を上手く描き上げた
31歳の若き監督、なかなか侮れない。


相棒− 劇場版IV− 首都クライシス 人質は50万人!特命係 最後の決断

 
オトーサン、
「金魚のフンみたいだね」
このシリーズ、題名の長さだけが売りかも・・・
・相棒劇場版  絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン 映画批評NO.2862/3801
・相棒劇場版U 警視庁占拠!特命係の一番長い夜 映画批評NO.4539
・相棒劇場版V 巨大密室!特命係絶海の孤島へ 映画批評NO.5293

原題:相棒− 劇場版IV−
首都クライシス 人質は50万人!特命係 最後の決断(2017)
監督:橋本一
脚本:太田愛  
Genre:Suspence
上映時間:120分
あらすじ:
英国で日本領事館関係者の
集団毒殺事件が起こり、
唯一の生き残りの少女・鷺沢瑛里佳が
国際犯罪組織“バーズ”に誘拐される。
事件は表沙汰になることがなかった。
7年後、バーズのリーダー、レイブンが
日本に潜伏しているとの情報を受け、
国連犯罪情報事務局の元理事マーク・リュウが来日、
特命係の杉下右京と冠城亘が案内役を務める。
外務省のホームページがハッキングされ、
鷺沢瑛里佳の現在の姿と
日本政府に身代金を要求する動画が公開される。
政府はテロ組織に対して毅然とした態度を示すが、
折しも銀座では、日本選手団の凱旋パレードが行われ、
つめかけた50万人の見物客を標的にした
大量無差別テロの可能性が明らかとなる。
タイムリミットが迫る中、
真犯人へと近づいていく右京だったが・・・

出演者:
 水谷豊・・・ 杉下右京 
 反町隆史・・・ 冠城亘
 鹿賀丈史・・・ マーク・リュウ 
 山口まゆ・・・ 鷺沢瑛里佳
オトーサン、
「水谷豊さん、声がいいね」

その他の出演者: 
 鈴木杏樹・・・ 月本幸子 
 川原和久・・・ 伊丹憲一 
 山中崇史・・・ 芹沢慶二 
 山西惇・・・ 角田六郎 
 六角精児・・・ 米沢守 
 神保悟志・・・ 大河内春樹 
 小野了・・・ 中園照生 
 片桐竜次・・・ 内村完爾 
 仲間由紀恵・・・ 社美彌子 
 及川光博・・・ 神戸尊 
 石坂浩二・・・ 甲斐峯秋 
 益岡徹・・・ 佐橋健作 
 江守徹・・・ 岩井孝信 
 北村一輝・・・ 黒衣の男 

User Rating:6.8/10( 18 votes)Amazon
  User Rating:7.4/10( 1,930 votes) Yahoo!
オトーサン、
「高すぎる」
TVドラマ「相棒」シリーズ人気のせいでしょう。

User Reviews 
naoさん 
2018年3月21日
映画版ならではの重厚なストーリー

流石映画版といった雰囲気で始まりますが
ストーリーはかなり重く
ドラマ版のような爽快感は皆無
珍しくアクションシーンなんかもありますが
後半右京さんが撃たれるシーンも
多分予想とは違う展開になると思います
結構犯人役も冒頭から出てきて
あらすじを導いてるパターンは多いです
やや政治的な話しにもなりますが
今の日本だと左翼のほうが
まともっていう流れがありますが
戦争反対っていうので自殺テロまでするのは
やっぱ右翼では考えられない気がしますわ 

オトーサン、
「龍頭蛇尾だね」

rat***** さん
2018年3月21日
今回の右京さんは、ちょっと違うような… 

恒例の「相棒‐劇場版‐」テレビ放映での鑑賞です。
いやー、このシリーズ、ホンッと面白い!
この劇場版シリーズを見るたびに、
テレビ本編を見ていれば、
もっと楽しめるだろうにと思うのですが、
何を今さらって感じもあって、
結局、テレビは見ていません。
でも、劇場版だけでも、充分楽しめるのが
この作品のスゴいところじゃないでしょうか。
今回のテロ事件も、二転三転の展開があり、
非常に楽しませてもらいました。
未だに戦争を引きずっているという言い方は、
適切でないかもしれませんが、
なぜこの時期にと考えさせられた部分もあります。
世界各地で報道されるテロ事件に対し、
確かに日本は平和ボケしている
と思うところはあります。
一石投じた作品として、
見るべきなのかもしれませんが、
ダメですね。
対岸の火事、危機感を感じることは
出来ませんでした。
それよりも、なんかご都合主義の
極みみたいな印象を受けてしまった。
右京さんの思い通りに事が進む。
一番身近にいた犯人に気がつくのが遅かったくせに…
おまけに今回の右京さん、
ちょっとカッコ良すぎはしませんか。
あの撃たれちゃうところなんて、鳥肌ものでした。
まぁ、熱中時代の頃からの水谷豊ファンとしては、
あの若々しい行動は思いっきりアリなんですが、
右京さんってあんなことするキャラなんですか?
映画しか見てない自分にとっては、
意外な行動だったのですが…
とは言うものの、とても解りやすい展開で
面白かったのは事実です。
反町さんの相棒もなかなか良いコンビですね。


白鯨との闘い

 
オトーサン、
「原作も読んだし、映画も見た」
・白鯨 映画索引NO.☆3062 
当時の監督は、ジョン・ヒューストンで、
主演は、あのグレゴリー・ペック。
だが、こちらは午後ロードで放映しているので、
低俗なモンスター映画かもしれません。

原題:In the Heart of the Sea (2015)
監督:Ron Howard    
原作:Nathaniel Philbrick
原案:Charles Leavitt/ Rick Jaffa/ Amanda Silver
脚本:Charles Leavitt  
Genre:Action/ Adventure/ Biography
Country: USA / Australia / Spain 
Language: English 
上映時間:122分
あらすじ:
1850年、次回作の構想を練る
新進作家ハーマン・メルヴィルは、
30年前にある捕鯨船を襲った悲劇を取材すべく、
その最後の生き残りであるニカーソンを訪ねる。
渋っていたニカーソンだったが、
やがてその重い口を開き始める。
1819年、新米船員ニカーソンを乗せた
捕鯨船エセックス号は、
アメリカのナンタケット島を出港する。
船長になれると思っていた一等航海士のオーウェンは、
経験の浅い名家の息子ジョージに
その座を奪われ苛立ちを隠せずにいた。
そんな彼らの航海はトラブル続きで、
鯨は一向に捕らえることができず、
焦りばかりが募っていく。
そんな中、寄港地で有力な情報を聞きつけ
一行は、鯨を追って太平洋へ・・・

出演者:
Chris Hemsworth ・・・ Owen Chase(オーウェン) 
Benjamin Walker ・・・ Captain George Pollard Jr.(ジョージ) 
Cillian Murphy ・・・ Matthew Joy(マシュー) 
Tom Holland ・・・ young Thomas Nickerson(ニカーソン) 
オトーサン、
「クリス・ヘムズワース、奮闘中!」
でも、主演はやはり、白鯨でしょう。

その他の出演者:
Brendan Gleeson ・・・ old Thomas Nickerson
Ben Whishaw ・・・Herman Melville
Michelle Fairley ・・・ Mrs. Nickerson
Gary Beadle ・・・ William Bond
Frank Dillane ・・・ Owen Coffin
Edward Ashley ・・・ Barzallai Ray
Charlotte Riley ・・・ Peggy Gardner Chase
Donald Sumpter ・・・ Paul Macy
Brooke Dimmock ・・・ Phoebe Chase
Jamie Sives ・・・ Isaac Cole
Joseph Mawle ・・・ Benjamin Lawrence
Paul Anderson ・・・ Caleb Chappel
Luca Tosi ・・・ William Wright

User Rating:6.9/10( 99,178 votes)IMDb
  User Rating:6.8/10( 1,136 votes) Yahoo!
オトーサン、
「よく出来ているね」
その昔、娘に案内されて
ナンタケット島ではなく、プロビンスタウンで、
ホエール・ウォチングしたときの
感激を思い出しました。

User Reviews 
leosmith-11166さん 
2015年12月3日
海のアート

きちんとした満足できる映画を期待していた。
間違ってた。
申し分なくよかったし、見事だった。
特殊効果は、その年で最高。
そして、クリス・ヘムズワースの演技は、傑出している。
ロン・ハワードは、いつも偉大な監督だった。
「ビューティフル・マインド」「アポロ13」を楽しんだ。
本作は、その年で最高。
時々非常に感情的で、
ストーリー展開は非常によく考え抜かれている。
アカデミー賞の視覚効果賞に値する。
本作は、テレビでなく、
大きなスクリーンで見るのがベスト。
手遅れになる前に、見にいくべし。

オトーサン、
「ロン・ハワード監督の力量を感じるね」

タミーさん 
2016年2月1日
白鯨のいた海

一部では反捕鯨映画とも言われているが、
当時の捕鯨が野蛮に(ありのままに)描かれながらも、
当時鯨油が生活必需品だったことも、
しっかり描かれている。
現代人だって街を照らして
テレビとインターネットをするために
捕鯨が必要なら反対しないだろう。
それでも中々強烈な捕鯨描写の後だと、
白鯨の登場には「ダークナイト・ライジング」の
バットマン初登場シーン並に興奮しちゃった。
白鯨が現れる時のBGMもかっこいいんだ。
白鯨にめっためたにやられた後は、長い漂流が始まる。
ここからがあんまり目新しい展開もなく、結構つらい。
トラがいるわけでもないし。
追いつめられてあるタブーを犯す展開も、
クジラに関してあそこまで描いておきながら、
そこのシーンをあっさりと流すのはフェアじゃないな。
最後の白鯨が襲撃をしなかったのは、
チェイスの態度から赦したからだろう。
白鯨は神の象徴で、
だからこそ白鯨からの赦しを得たチェイスは
審問会に堂々と証言し、その後も海に出たのだろう。
一方でニカーソンは人からの赦しに救われる。
人の存在も大きいのだ。


マダム・イン・ニューヨーク

オトーサン、
「いろいろあったなぁ」
NY初体験のトラブル。
・入国時の税関での質問
・地下鉄の乗り方
・街の歩き方
・カフェでの注文

原題:English Vinglish (2012) 
監督・脚本:Gauri Shinde   
Genre:Comedy/ Drama/ Family
Country: India 
Language: Hindi /English /French /Tamil /Telugu
上映時間:134分
あらすじ:
シャシは、専業主婦だ。
ビジネスマンの夫サティシュ、
年頃の娘、幼い息子がいる。
得意は、お菓子作り。
そんなある日、ニューヨークに暮らす
姉マヌから姪の結婚式の手伝いを頼まれ、
家族より一足先にニューヨークへ。
英語ができずトラブル続きで、
心はすっかりブルーになる。
「4週間で英語が話せる」という
英会話学校に通い始める。
各国から集まった生徒たちと交流し、
英語が少しずつ身についていく中で
フランス人シェフのローランが言い寄ってきて・・・

出演者:
Sridevi ・・・ Shashi Godbole(シャシ)
Adil Hussain ・・・ Satish Godbole(サティシュ)
Sujata Kumar ・・・ Manu(マヌ)
Mehdi Nebbou ・・・ Laurent(ローラン)
オトーサン、
「シュリデヴィ、きれいな人だね」
インド映画界の伝説的人気女優。
1997年に結婚・休業し、本作は15年ぶりの復帰作。
ところが、ドバイのホテルで入浴中に溺死。
享年54歳!

その他の出演者:
Navika Kotia ・・・ Sapna
Shivansh Kotia ・・・ Sagar
Adil Hussain ・・・ Satish Godbole
Mehdi Nebbou ・・・ Laurent, Shashi's classmate
Navika Kotia ・・・ Sapna, Shashi's daughter
Shivansh Kotia ・・・ Sagar, Shashi's son
Priya Anand ・・・ Radha, Shashi's niece
Cory Hibbs ・・・ David Fischer
Ruth Aguilar ・・・ Eva
Sumeet Vyas ・・・ Salman Khan
Rajeev Ravindranathan ・・・ Ramamurthy
Damian Thompson ・・・ Udumbke
Maria Romano ・・・ Yu Son
Neelu Sodhi ・・・ Meera
Ross Nathan ・・・ Kevin
Maria Pendolino ・・・ Jennifer
Sulabha Deshpande ・・・ Mrs. Godbole
Ashvin Mathew ・・・ Father Vincent

User Rating:7.9/10( 27,395 votes)IMDb
  User Rating:8.6/10( 224 votes) Yahoo!
オトーサン、
「楽しくて勉強になるね」

User Reviews 
Jhingalala Hmmさん 
2012年10月6日
拍手!!!

お見事!
すばらしい!
スタンディング・オベイションだ!
脚本から登場人物まで、
すべてはぴったりはまっている。
欠点など見つけづらい。
そんな必要は全くない。
英語が話せない
典型的なインド人主婦の旅を描いている。
映画に共感してしまう。
この映画で、最もよいのは、シュリデヴィ。
演技が、自然で、リアルだ。
15年ぶりの復帰作で、
いまだに、ボリウッドの女王であることを証明した。
今日、海外の劇場で、見た。
劇場は、中年の観客でいっぱいだった。
彼女のファンだ。
本作とシュリデヴィの演技は、アカデミー賞もの。
15年ぶりの復帰作
とくやったシュリデヴィ!

オトーサン、
「この映画、凡作だったな」
・雨の朝巴里に死す 映画批評NO☆284/3842
原題は、The Last Time I Saw Paris (1954) 
監督は、Richard Brooks

ローランドさん 
2015年2月18日
空っぽで気持ちよく爽やか

シネコン形式でなかった頃は
上映中に入館して観賞は当たり前で、
それもあってか
今でもいわゆるネタバレ≠ナ
価値が半減するようなのは本物ではないと
思っているのだけど、この作品を観て
いまさらながら映画って
視覚を満足させてくれるのが重要で、
それに良いサウンドで良い物語を
良い演出で良い俳優が演じて、
名作の誕生となるとの思いを新たにしました。  
高くすることが基本の日本人における
鼻の整形美容と違って、
外国では低く小さくするすることを求める
と言う話が良く分かる主役の女優さんが、
大きな眼が印象的な綺麗な顔で
カーストの贅肉を少し感じさせるボディーを
のぞかせたサリー姿で
ニューヨークの街を闊歩するのだけど、
危険な街だなんて誰が言ったのだとばかりに、
フランス人にしては手の遅い£jなどの
異邦人たちや良い人たちに囲まれて、
無意味に明るいインド映画特有の
空っぽで気持ちよいエンディングに流れ込みます。  
リズ・ティラー出演「雨の朝巴里に死す」が出てきて、
このタイトルだけで何かセンチメンタルで
お洒落な高級感をパリの街にイメージした
昔を思い出すのだけど、
物語としては空っぽのインド映画も雰囲気作りはうまくて、
特にパーティーの場面がそうなんだけど
全体に色彩感覚が良くて楽しく、
それに折々に入るお馴染みの
踊るインド映画≠フアクセントもいいし
何も考えないで頭を空っぽにして
気楽に楽しみたい時の観賞には打ってつけです。   


スタンリーのお弁当箱

オトーサン、
「この監督、どういひとかな」
アモール・グプテは、インドの脚本家、俳優、監督。
この映画の大ヒットで、初来日。
小津の東京、黒澤の東京、溝口の東京、大島の東京と、
日本の映画を通して東京に長年憧れていたとか。
串焼き、ラーメン、もんじゃ焼きを食べに行ったとか

原題:Stanley Ka Dabba (2011) 
Stanley's Tiffin Box
監督・脚本:Amole Gupte   
Genre:Comedy/ Drama/ Family
Country: India 
Language: Hindi / English / Gujarati 
上映時間:96分
あらすじ:
スタンリーは、昼食の時間になると
そっと教室を抜けだし、
水道水を飲んで空腹をしのいでいた。
クラスメートたちは、
お弁当を少しずつスタンリーに分けてあげる。
英語教師ロージーは、優しくて人気があるが、
国語教師のヴァルマーは、食い意地が汚い。
連日、生徒たちの弁当をかすめる。
生徒たちは、対抗して、
先生の見えないところで、
スタンリーにお弁当を分けてあげる。
だが、「弁当を持ってこられない生徒は
学校に来る資格などない」と叱りつける・・・

出演者:
Partho Gupte ・・・ Stanley Fernandes(スタンリー)
Divya Dutta ・・・ Rosy Miss (英語教師ロージー)
Amole Gupte ・・・ Babubhai Verma(ヴァルマー)
オトーサン、
「アモールとパルソーが、いいね」

その他の出演者:
Divya Jagdale ・・・ Mrs. Iyer (Science Teacher)
Raj Zutshi ・・・ Rajendranath Zutshi (History Teacher)
Abhishek Reddy   ...  Abhishek
Aditya Lakhia ・・・ Parshu (Peon)
Rahul Singh ・・・ the Principal
Shiv Subramaniyam ・・・ a Math Teacher
Kadambari Shantshree ・・・ an Art Teacher
Vidyut Jammwal ・・・ Rosy Miss's fiancee
Numaan Shaikh ・・・ Aman Verma

User Rating:7.9/10( 4,693 votes)IMDb
  User Rating:7.2/10( 138 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ハートウォーミングだね」
・ナショナルフィルムアワード受賞
 最優秀子役賞 パルソー・A・グプテ 

User Reviews 
pkt_kumar511さん 
2011年5月27日
おいしそうなお弁当がいっぱい!

素晴らしい仕事と重労働をした学童に
まる一日拍手したい。
土日と学校休日に、このドラマに参加したのだ。
子供たちに脱帽。
アモール・グプテ、ディヴィヤ・ダッタ、
そして他のスタッフの演技も素晴らしい。
そこが、映画の最もよいところだ。
上映時間は、もっと長くてもいいのでは。
だが、短くするのは、監督の狙いだったのだろう。
私は、ボリウッドが、
こうしたオリジナル作品をつくるのが誇らしい。
最優秀映画賞にふさわしい。
TZPチームが、またすばらしい仕事をやった。
この手の映画がもっと欲しい。
この映画は、最初から心を鷲掴みするだろう。
見逃すなかれ。

オトーサン、
「中学時代を思い出すなぁ」
水道水を飲んで空腹をしのいでいた
学友がいたなぁ。

黒美君彦さん 
2014年32月23日
ドキュメントタッチ

フィクションと断りをいれないと、
ドキュメンタリー映画と勘違いする
観客がいるかも(いるかよ)。
子供の搾取、労働力とみなされる子供、というのは、
この国でもついこの間まで普通のことで
(今でもそんな扱いを受けている子供は
少なくないが)、
この作品がそんな社会的アピールをするとは
思わなかった。
しかし、子供に食事をタカる
あんな教師が実際にいるのかね〜?
インド本国でヒットしたということは
それなりにリアリティがあったということか??
学校だって両親の状況くらいは把握しているだろうし、
どうもその辺が「??」なのだけど。
主役スタンリーを演じたパルソー君と
にっくきヴァルマー先生を演じた
この映画の監督アモール・グプテは、
実の父子なのだとか。
くりくりっとした瞳が印象的な
インドの少年たちの笑顔が印象的な作品。
インド映画もバリエーションがあって面白いなあ。


ちはやふる -下の句-

オトーサン、
「続編もあるのか」
TV放映するのわけは、
第3作があるためとか。

原題:ちはやふる -下の句-(2016)
監督・脚本: 小泉徳宏 :
原作:末次由紀  
Genre:Drama
上映時間:102分
あらすじ:
創部一年目にして強豪北央学園に勝利し、
東京都大会優勝を成し遂げ、
全国大会への切符を手にした
瑞沢高校競技かるた部。
千早はさっそく新に優勝の報告をするが、
“もうかるたはやらん”という
新のまさかの告白に動揺を隠せない。
それでも、太一やかるた部の仲間たちとともに
全国大会に向けて練習に励む。
そんな時、自分と同い年でありながら
クイーンに君臨する孤高の絶対王者
若宮詩暢の存在を知り、
頭から離れなくなっていく。
そして新の心を取り戻すためにも
クイーンに勝ちたいとの思いが募り、
いつしか周囲が見えなくなっていく・・・

出演者:
 広瀬すず・・・ 綾瀬千早 
 野村周平・・・ 真島太一 
 真剣佑・・・ 綿谷新 
 松岡茉優・・・ 若宮詩暢
オトーサン、
「目新しいのは、若宮詩暢だけ」

その他の出演者:
 上白石萌音・・・ 大江奏 
 矢本悠馬・・・ 西田優征 
 森永悠希・・・ 駒野勉 
 清水尋也・・・ 須藤暁人 
 松田美由紀・・・ 宮内妙子 
 國村隼・・・ 原田秀雄 

User Rating:7.6/10( 14 votes)Amazon
  User Rating:7.7/10( 3,256 votes) Yahoo!
オトーサン、
「そんなに高いかなぁ」

User Reviews 
ファントムさん 
2017年8月18日
綿谷新の登場の仕方がサイコーだったね

かるた名人を祖父に持つ新は、
祖父が病気に倒れてからは
かるたどころではなくなっていたが、
その祖父も亡くなると
かるたをやる意味を見失ってしまう
一方、小学時代は新への対抗意識で
かるたをやっていた太一だったが、
瑞沢高かるた部部長を務めるうち
千早にも感化され自らも情熱を燃やし始める
千早・太一・新の三人三様のかるたへの思い、
千早を挟む2人の千早への想い
脇をかためる3人の部員たちの個性もおもしろい
広瀬すずもいいがクイーンの松岡茉優も
魔性の女みたいでいい
ただあのルックスとキャラで
水筒を肩から掛けて歩く姿に、
なんだこのミスマッチはと思ったが
原作でもセンスが悪いという設定みたい

オトーサン、
「確かに、広瀬すずの瞳はいいけど・・・」

黒美君彦さん 
2016年5月6日
広瀬すずの瞳

終盤、クイーンに挑む
広瀬すずの瞳のアップに全てが収斂される。
物語自体は「上の句」を受けたものなので想像通り。
新たに高校生クイーンの若宮詩暢が登場するが
(高校生というにはちと苦しいが(笑))、
次々現れる強敵、というスポ根では不可欠な要素に過ぎない。
もっともこのライバル、徹底してクールな一方で
原宿のレアなタオルにはしゃぐところなど、
笑えるシーンも。
そうした青春ドラマのなかで、
涼やかな広瀬すずのきりっとした瞳のアップが
とにかくドキッとするほど美しいのだ。
前編に比べて「かるた」そのものの魅力が
語られることが減ったのが残念だが、
スポ根ものとしては十分楽しめた。
高校生であれば頭の中がいっぱいになるであろう
エロい要素が一切ない、というのもウソっぽいけれど清々しい。
何せ続編の制作も決定したとかで、
青春スポ根の亜流として記憶されていきそうな作品ではある。
個人的には楽しく観られた。


ちはやふる -上の句- 6357

オトーサン、
「昔やったけど、忘れたなぁ」
・千早ぶる 神代もきかず 龍田川
   からくれなゐに 水くくるとは
         在原業平
現代語訳
・さまざまな不思議なことが起こっていたという
 神代の昔でさえも、こんなことは聞いたことがない。
 龍田川が一面に紅葉が浮いて)
 真っ赤な紅色に、水をしぼり染めにしているとは。

原題:ちはやふる -上の句-(2016)
監督・脚本: 小泉徳宏
原作:末次由紀
Genre:Drama
上映時間:111分
あらすじ:
小学校時代、転校生の綿谷新から
“競技かるた”を教わり、
その魅力の虜になった綾瀬千早。
幼なじみの真島太一を巻き込み、
3人は競技かるたを通して
強い絆で結ばれていく。
しかし小学校卒業とともに
バラバラとなってしまい、
家の事情で故郷の福井に戻った新とは
遠く離ればなれに。
かるたを続けていれば
新と再会できると信じる千早は、
高校に入るとすぐに
“競技かるた部”の創設に乗り出し、
高校で再会した太一を再び巻き込み、
2人で部員集めに奔走する。
やがて古典大好き少女・大江奏、
経験者の“肉まんくん”こと西田優征、
秀才の“机くん”こと駒野勉の勧誘に成功し、
ついに千早悲願の競技かるた部が
産声を上げるのだったが・・・

出演者:
 広瀬すず・・・ 綾瀬千早 
 野村周平・・・ 真島太一 
 真剣佑・・・ 綿谷新
オトーサン、
「この娘、有望株なんだ」
広瀬すず
誕生日:1998/06/19
出身 : 静岡市
受賞歴
日本アカデミー賞受賞 
・新人俳優賞 海街diary 
ノミネート
・助演女優賞 怒り
・助演女優賞 三度目の殺人    
・主演女優賞 ちはやふる -上の句-  

その他の出演者:
 上白石萌音・・・ 大江奏 
 矢本悠馬・・・ 西田優征 
 森永悠希・・・ 駒野勉 
 清水尋也・・・ 須藤暁人 
 久家心・・・ 千早(少女時代) 
 山田瑛瑠・・・ 太一(少年時代) 
 加部亜門・・・ 新(少年時代) 
 坂口涼太郎・・・ 木梨浩 
 松田美由紀・・・ 宮内妙子 
 國村隼・・・ 原田秀雄 

User Rating:7.1/10( 29 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:7.9/10( 4,883 votes) Yahoo!
オトーサン、
「まぁまぁだね」

日本アカデミー賞受賞 
・新人俳優賞  真剣佑
同ノミネート
・主演女優賞  広瀬すず    

User Reviews 
forestcrownさん 
2016年5月27日
原作未読です。
ここでの評価がいいので見てみました。

漫画原作なので個性の強すぎるキャラ設定でも
問題なく見られました。
こういうスポ根・青春映画大好きですが、
これもバッチリはまりました!
すずちゃんは本当に可愛いし
主人公のキャラにあってると思います。
ただかなり変人っぷりで
コメディ寄りなのかなと思っていたら、
事実上の主人公太一と良キャラ駒野君に
私の心は持っていかれました。
ヘタレで卑怯だったり、
劣等感に押しつぶされて自暴自棄になったり
「ザ・青春」というシーンはわかっていても感動します。
団体戦のシーンも迫力とスピード感があっていいですね。
部員全員のキャラが立っており安心して楽しめました。
下の句も楽しみです。 

オトーサン、
「競技かるたで、映画ができちゃんだ!」
続編が、-下の句-というのも、おしゃれですね。

黒美君彦さん 
2016年4月21日
面白かった

29巻までで累計部数1400万部を超える
末次由紀の人気コミック「ちはやふる」が原作(未読)。
競技かるたというのは時々TVで見かけるけれど、
その集中力と瞬発力は凄まじい
くらいしか知らなかった。
その競技かるたに打ち込む高校生たちの
青春群像を描いたこの作品、
やはり綾瀬千早を演じる広瀬すずが格段に可愛い。
その広瀬すずをポジティブで、
時にKYな役柄にしているところが
この作品のうまいところ。
ところどころ登場する歌の薀蓄が語られるところは、
どこか「のだめカンタービレ」で語られる
クラシックの薀蓄につながるところがあって、
知識欲も多少充たしてくれる。
千早を中心にした幼なじみのなかの三角関係が
後編では中心になるんだろうけど、
彼女に思いを寄せる真島太一(野村周平)が
最初、千早に冷たく接するのがやや不自然。
彼女がその高校に進学するから、
中高一貫の学校からわざわざ違う高校に
やって来たというのに。
ま、でも彼が子どもの頃「ズル」をした記憶を
持っていてずっと罪悪感を抱いている
というのはいい設定。
基本「スポ根」の系譜につながる作品なのだが、
試合もそれなりに盛り上がったと思う。
小泉徳宏監督の演出は「間(ま)」や「ノイズ」が
巧みに使われているのが特徴だ。
本作でもところどころそうした演出で緊張感を生み、
その効果でメリハリが利いていたと思う。
青春期の胸キュンが少し甦ったぞ(笑)。
もう戻れないけど。
後編も観に行っちゃうかな〜。


カウントダウン・トゥ・デス

オトーサン、
「ジョン・ストックウェルか」
生年月日 1961/3/25-
出生地 テキサス州ガルベストン 
俳優、モデル、映画監督、脚本家。
父親は弁護士。
国際的なモデルとして活動していた時期もあり、
アンディ・ウォーホルとも交友があった。
1981年、「恋のジーンズ大作戦/ 巨人の女に手を出すな」
で俳優デビュー。
1983年、「爆笑!?恋のABC体験」で、トム・クルーズと共演。
ジョン・カーペンター監督「クリスティーン」で注目された。
1986年、「トップガン」でトム・クルーズと再共演。
近年では、映画監督や脚本家としても活躍。

原題:Countdown (2016) 
監督:John Stockwell  
脚本:Michael Finch/ Richard Wenk   
Genre:Action/ Crime/ Mystery
Rated R for violence and language 
Country: USA 
Language: English
上映時間:90分
あらすじ:
シアトル市警の刑事レイは過激な捜査が問題となり、
調査官ジュリアの内務調査を受けることになる。
ある日、幼い少年の身体に爆弾が巻き付けられた
脅迫動画が、ネットに投稿された。
爆発は7時間後。
身代金200万ドルの受け渡し役に指名されたレイは、
停職中ながらジュリアと共に捜査に乗り出す。
事件の背後では、ロシアンマフィアが暗躍していた。
幼い息子を亡くした過去を持つレイは、
どんな手段を使っても少年を助ける決意をする・・・

出演者:
Dolph Ziggler ・・・ Ray Thompson(レイ)
Katharine Isabelle ・・・ Lieutenant Julia Baker(ジュリア)
Luke Roessler ・・・ Anatoly(アナトリー)
オトーサン、
「ドルフ・ジグラーって、すごいアスリートなんだ」
・WWE世界ヘビー級王座:2回
・WWE IC王座:5回
・WWE US王座:2回
・世界タッグ王座:1回
・Mr.マネー・イン・ザ・バンク : 2012年
・トリプルクラウン達成
・グランドスラム達成

その他の出演者:
Josh Blacker ・・・ Detective Al Kendricks
Kane ・・・ Lieutenant Frank Cronin
Rusev ・・・ himself (cameo)
Lana ・・・ herself (cameo)
Alexander Kalugin ・・・ Nikolai
Michael Kopsa ・・・ Makarov
Alan O'Silva ・・・ Vladislav Pavel
Catherine Lough-Haggquist ・・・ Lilly
Jennifer Cheon ・・・ Rachel
Taras ・・・ Long-Haired Thug
Alexander 'Sasha' Mandra ・・・ Boris
Sarwan Badesha ・・・ Technician #1
Simon Hill ・・・ Technician #2

User Rating:4.9/10( 1,197 votes)IMDb
  User Rating:5.2/10( 20 votes) Yahoo!
オトーサン、
「低いね」

User Reviews 
TJMBuddlakeさん 
2016年4月19日
強烈なアクション映画

ドルフ・ジグラー、
最初の長編映画なのに
かなり驚異的な仕事をしたと思う。
いくつかのシーンでは、
ストイックで感動的でないと感じたが。
息子を失ったレイの感情の演技が輝いていた。
だが、改善する必要があり、
シアリアスな役もやれることを示してほしい。
ストーリーは、完全に強烈だった。
カーチェースから口論、
そして爆発シーンでのクレージーな脱出まで。
本作は、傑作ではないが、すばらしい警官映画だ。
手に汗にぎる展開とリアルな雰囲気がある。
唯一、失望したのは、WWEのライブイベント。
ジャン=クロード・ ヴァン・ダムの
「サドン・デス」のような設定にしようとしていた。
アクションは、前半にあったが、
後半も、同じくらい強烈だったた。
本作は、すばらしいが、
名作「ダイハード」には、及ばない。

オトーサン、
「同感!」
・午後ロード、めっちゃカットしすぎ!

rb2*****さん 
2018年3月14日
結局見てしまった 

毎週録画してる午後ロードでも、
これは観ずに消そうと思ってました。
が、観てしまった。。
B級のわりには筋書きがそんなに悪くなかった。
けど、終盤にやはりボロが出た。
その1
亡き我が子のことについて
いつ告白するのか待ちに待ってたら、
最悪のシーンで披露。
次の展開への伏線っていうのが露骨で
むしろ安っぽくなっていました。
その2
カーチェイスでは、
運転手ってそんな後ろ振り返る?
って思うぐらい振り返りすぎてて、
不自然の骨頂でした。
そもそもこのシーン不要。
その3
爆弾巻きつけた子どもを
なんの恐れもせず連れ出すという不自然さ。
前半であれだけ、
爆弾の種類的にこれ以上ないぐらいの悪質なものだと
言っていたにもかかわらず・・・
その4
準主役の女性警部補が最後に髪下ろして、
濃いリップをする意味って?
この人もこの映画で売り出そうとしたとか?
最後の最後で急に色気を出す警部補。
そんなキャラじゃなかったよね???
映画ってこんな適当でいいの?
もっと誇りを持って作って欲しい。
何度も言うように終盤がひどい。
予算なかったのか時間なかったのかわかりませんが、
やっつけ感しかないです。
「終わりよければー」でもないという・・・
そういう意味では最低な作品に近しいかもしれません。
ラスト20分弱でトドメのボロでした。
最後に、午後ロード、めっちゃカットしすぎ!
90分もないよ・・・ 


プレイス・イン・ザ・ハート

オトーサン、
「ロバート・ベントン監督か」
テキサス州立大学、コロンビア大学に学んだ後、
エスクワイア誌でイラストレイター兼ライター。
デヴィッド・ニューマンと知り合い、
二人で映画の脚本を書き始める。
「ボニーとクライド」がワーナーの目に止まり、
「俺たちに明日はない」として映画化された。
アカデミー脚本賞にノミネートされた。
72年に「夕陽の群盗」で監督業に進出。
79年の「クレイマー、クレイマー」で
アカデミー監督賞と脚本賞を受賞した。

原題:Places in the Heart (1984) 
監督・脚本:Robert Benton   
Genre:Drama
Country: USA 
Language: English
上映時間:111分
あらすじ:
30年代アメリカ南部テキサス。
酔っ払いの黒人によって誤って撃ち殺された
保安官ロイスの妻、エドナ。
間もなく銀行員がやってくる。
ika預金残高は116ドル、借金3681ドル。
期限までにお金を返さなければ
家を売るようにと言われる。
二人の子供フランクとポッサンを抱えて
途方にくれてしまう。
美容院を経営している姉マーガレットも
心配してくれるが、資金援助はムリ。
そんなある日、物乞いに現れた黒人モーゼスに
家の前の畑で綿花を育てればいい金になる事を教えられ、
彼を雇って畑仕事を開始する。
また、戦争で失明した青年ウイルに部屋を貸し
現金収入を得る。
大竜巻で、町は大きな被害を被り、
姉マーガレットの夫ウェインと
親友の妻ビオラの不倫も終わりを告げる・・・

出演者:
Sally Field ・・・ Edna Spalding(エドナ)
Lindsay Crouse ・・・ Margaret Lomax(マーガレット)
Danny Glover ・・・ Moses(モーゼス)
John Malkovich ・・・ Mr. Will(ウイル)
Ed Harris ・・・ Wayne Lomax(ウェイン)
オトーサン、
「可愛い女優さんだね」
サリー・フィールド
義父はターザン俳優のジョック・マホニー。
高校卒業後、コロンビア撮影所の演技教室で学び、
67年、「大西部への道」で映画デビュー。
77年、「トランザム7000」に出演して人気を得る。
79年、「ノーマ・レイ」ではアカデミー主演女優賞を受賞。
84年、「プレイス・イン・ザ・ハート」で再び同賞を受賞。
バート・レイノルズとのロマンスも。
TVシリーズ「ER 緊急救命室」に
ゲスト出演してエミー賞を受賞している


その他の出演者:
Amy Madigan ・・・ Viola Kelsey(ビオラ)
Ray Baker ・・・ Sheriff Royce Spalding
Yankton Hatten ・・・ Frank Spalding
Gennie James ・・・ Possum Spalding
Lane Smith ・・・ Albert Denby
Terry O'Quinn ・・・ Buddy Kelsey
Bert Remsen ・・・ Tee Tot Hightower
Jay Patterson ・・・ W.E. Simmons
Toni Hudson ・・・ Ermine
De'voreaux White ・・・ Wylie
Jerry Haynes ・・・ Deputy Jack Driscoll

User Rating:7.3/10( 8,723 votes)IMDb
  User Rating:8.1/10( 196 votes) Yahoo!
「ハートウォーミングな佳作」

アカデミー賞受賞 
・主演女優賞  サリー・フィールド
・脚本賞
同ノミネート
・作品賞     
・助演男優賞  ジョン・マルコヴィッチ    
・助演女優賞  リンゼイ・クローズ    
・監督賞  ロバート・ベントン    
・衣装デザイン賞     

ベルリン国際映画祭受賞 
・監督賞  ロバート・ベントン  

User Reviews 
lahabana51さん 
2006年1月29日
チャレンジしている人に、お勧め。
。
この映画が上映された時、20歳若かった。
好きだったが、よい映画という記憶はなかった。
今日再び見て、座席に釘付けになった。
ストーリー
はい。
演技のためだろうか?
はい。
それ以上に、主人公が直面した状況だった。
芸術は、人生を模倣する。
非常によい仕事をしている。
最も好きだったは、演技がストーリーから
離れなかったことだ。
人生は、突然、変わってしまう。
自身を深く見ることで、変わるべきなのだ。
個人的な価値についての映画だ。
最近、私が最も感動するのは、
描かれた時代であり、人間たちについてのお話だ。
すばらしい映画だった。

オトーサン、
「いいね!」

sachi823さん 
2013年1月19日
1930年代

1930年代のアメリカを舞台にした作品は、
文学、映画などジャンルを問わずいいものが多いです。
開拓精神の名残りと相互扶助、深い信仰、
人のぬくもりを感じさせる時代のせいかもしれません。
本作も不幸な未亡人の周囲に様々な善意ある人々が
関わることが見る者を暖かいほっとした気持ちにさせます。
戦争によって障害をもち、それ故か偏見に縛られず、
未亡人を助け自らも成長していく青年には、
非常に感銘を受けました。
ラストシーンは、演劇のカーテンコールのようで
やはりアメリカ映画はいいなぁと
心の中で拍手しました。


暴走車 ランナウェイ・カー

オトーサン、
「邦題が安っぽいね」
深夜のTV「映画天国」で放映されていました。
馬鹿にしてみはじめましたが、
面白い、面白い!

原題:El desconocido (2015) 
 Retribution
監督:Dani de la Torre  
脚本:Alberto Marini  
Genre:Mystery/ Thriller
Country: Spain
上映時間:102分
あらすじ:
その朝、銀行支店長のカルロスは、
娘サラと息子マルコスを学校に送るため
車を走らせていた。
突然鳴る、携帯電話。
「車のシートに爆弾を仕掛けた。
死にたくなければ、42万ユーロ用意しろ」。
犯人に監視され、何とか身代金を集めようとしながら、
ひたすら走り続ける。
やがて、同じ爆弾を仕掛けられた部下の車が爆発し、
その破片で息子マルコスが大怪我を負う。
犯人に監視される中、
カルロスは警察に通報することもできず
車を走らせ続ける・・・
やがて、警察の知るところとなり、
警部エスピノーサが、カルロスに車から降りろと命じる。
「信じてくれ、車から降りたら爆発する」
そこで、ベテランの女性爆弾処理係の
ベレンが到着し・・・

出演者:
Luis Tosar ・・・ Carlos(カルロス)
Paula del Rio ・・・ Sara(サラ)
Marco Sanz ・・・ Marcos(マルコス)
Elvira Minguez ・・・ Belen(ベレン)
Fernando Cayo ・・・ Espinosa(エスピオーザ)
オトーサン、
「主演のルイス・トサール、頑張ったね」

その他の出演者:
Javier Gutierrez ・・・ The stranger
Goya Toledo ・・・ Marta
Luiz Zahera ・・・Driver
Ricardo de Barreiro ・・・ Victor
Maria Mena ・・・ Julia
Antonio Mourelos ・・・ Angel
Jason Redshaw ・・・ David Park

User Rating:6.6/10( 6,242 votes)IMDb
  User Rating:5.7/10( 52 votes) Yahoo!
オトーサン、
「スペインでは、好評!」

ゴヤ賞受賞
・編集賞
・音響賞
同ノミネート
・主演男優賞 ルイス・トサール
・助演女優賞 エルビラ・ミンゲス
・新人監督賞 ダニ・デ・ラ・トーレ
・脚本賞
・プロダクション
・特殊効果

User Reviews 
GUENOT PHILIPPE 
2017年4月13日
合体する「フォーンブース」と
「オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分」

後者では、主演のトム・ハーディが、
運転中に携帯で話し続ける
前者では、ジョエル・シューマカー監督、
主演コリン・ファレルが、殺しの脅迫のため、
電話ボックスの中に閉じ込められる。
こちらは、爆弾ではなく狙撃兵だ。
OK、本作は、かなりよいサスペンスだが、
この数年で、同類の映画が多くつくられている。
携帯電話が、殺しの脅迫に使われる、
あるいは、未知の殺人者が
携帯電話を使って何人かの人々を殺そうとする。
こいつは、非常に予測できるテーマだ。
棺や地階の部屋に埋葬されても同じだろう…
予測できないエンディングだけが
サスペンスにスパイスを加えることができる。
本作は、スペインの経済危機が背景になっている。
貯金がなくなり女性が自殺に追い込まれる
そのため、銀行マンが脅迫されるのだ・・・

オトーサン、
「リーアム・ニーソンでリメイク?」
Retributionという題名で、2017年彼の出演が決まったとか。
舞台は、スペインでなく、ウォール街。

わいじょんさん 
2017年5月17日
すごいシーンがありますよ!

ストーリーはB級ワンシチュエーション映画。
でも、語り口がうまいので引き込まれますし、
車から出たとたん爆弾が爆発するというサスペンスも、
爆弾が本物かどうかなんていうくだりは
ダラダラさせずに序盤から
一気に畳み込んでくる展開が良かった。
でも私にとってこの映画が忘れられない
傑作アクションになったのは、
中盤に大きく話が動き出す時の、
ワンシーンワンカットの何気ないショットが
いつの間にか大作映画のような
スケールの大きなシーンにつながって
一気に空気が変わったところ。
この映画的な興奮にすっかりやられました。
このシーンが挟み込まれただけで
私はすっかりこの映画に嵌りましたので、
その後の父娘の愛情表現にも素直にぐっときましたし、
ひねりも何もないラストにも
単純に盛り上がることができました。
これリーアム・ニーソンでリメイクが決まったそうですが、
この鼻水たらしてベロベロ泣きながら親爺が奮闘する
この映画の何とも言えないテイストとは
真逆のものができそうで、
見る前から何か残念な気持ちになります。


リトルプリンス 星の王子さまと私

オトーサン、
「なつかしいね、授業で習ったな」
アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ
主要作品
南方郵便機(1929)
夜間飛行(1931)
人間の土地(1939)
戦う操縦士(1942年)
星の王子さま(1943)
「Citadelleは、無謀にも翻訳しようとしたなぁ」
・城砦(Citadelle、1948)

原題:Le Petit Prince (2015) 
      The Little Prince 
監督:Mark Osborne    
原作:Antoine de Saint-Exupery
脚本:Irena Brignull/ Bob Persichetti   
Genre:Animation/ Adventure/ Drama
Country: France / Canada / USA 
Language: French
上映時間:108分
あらすじ:
母親の押しつけの愛情によって
勉強漬けにされていた孤独な9歳の女の子。
名門校の学区内に引っ越した彼女は、
ひょんなことから隣に住む
風変わりなおじいさんと親しくなる。
かつて飛行士だったおじいさんが語ってくれる
小さな王子さまの物語にすっかり夢中になる。
ところがある日、おじいさんは病に倒れてしまう。
そこで女の子は、王子さまに会って
おじいさんを助けてもらおうと、
プロペラ機に乗り込み、大冒険へ・・・

出演者:
Paul Rudd ・・・ Mr. Prince(王子さま)
Mackenzie Foy ・・・ the Little Girl(女の子).
Jeff Bridges ・・・ the Aviator(飛行士)
オトーサン、
「星の王子さま、造形がいいね」

その他の出演者:
Rachel McAdams ・・・ the Mother
James Franco ・・・ the Fox
Marion Cotillard ・・・ the Rose
Benicio del Toro ・・・ the Snake.
Albert Brooks ・・・ the Businessman
Paul Giamatti ・・・ the Academy Teacher
Bud Cort ・・・ the King
Ricky Gervais ・・・ the Conceited Man
Jacquie Barnbrook ・・・ the Nurse.
Marcel Bridges ・・・ the Concerned Neighbour.
Jeffy Branion ・・・ the Policeman.

User Rating:7.8/10( 44,405 votes)IMDb
  User Rating:7.4/10(1,019 votes) Yahoo!
オトーサン、
「いい試みだね」

セザール賞受賞 
・アニメーション賞 

User Reviews 
Meiliana Kartaatmadjaさん 
2015年12月5日
人生についての哲学的映画

私は、原作未読だが、
ほんの小さな子供の頃から、耳にしていた。
有名な古典文学だ。
これが、映画にされて、とても興奮し、
見るのを待ちきれなかった。
見た後、全く後悔していない。
出来のよい映画だった。 
だが、子供には退屈だろう。
映画のペースは、まあ遅い。
女の子が暮らす現実世界はCGアニメで、
星の王子が出るパートはストップモーション・アニメで、
美しく仕上げられている。
話は、人生、幸福、悲しさについて、
私達に教えようとしている。
私達は、自分を忘れずに成長できるだろうか。
おとなの世界の一部となると、貴重な物事を忘れてしまう。
この映画を推薦する。
まだ小説を読んでいない人々、
美しいビジュアルに包まれた哲学物が好きな人々に。

オトーサン、
「彼は、たくさん名言を残しているね」
飛行士として、天空で孤独な時間を過ごすなか、
哲学者になったのでしょう。
・愛は、お互いを見つめ合うことではなく、
 ともに同じ方向を見つめることである。
・人生には解決法なんかないんだ。
 あるのは、前に進む力だけだ。
 解決法は、後からついてくるものさ。

ASHさん 
2015年11月11日
大切なものは、目に見えないんだよ

3D版にて鑑賞!! 
タイトルから勘違いしそうだけど、
サンテグの「星の王子さま」の
完全な映画化ちゅーわけではなく、
モチーフとしてストーリーに組み込んで、
原作の持つスピリットを謳い上げた映画
と捉えればいいんかね。
こんなことすんなら最初っから原作の映画化をしろよ
とサンテグのファンは言いたいところだろうけど、
コレをきっかけに若年層が原作を手に取ってくれれば、
それはそれで御の字なんじゃねぇの。
女の子が暮らす現実世界はCGアニメで、
星の王子が出るパートはストップモーション・アニメでと
違った手法で描くことで互いの世界観を際立たせている。
変わり者の老人から聞かされた
「星の王子さま」に夢中になる女の子。
彼女はあの歳で、毎日を決められたスケジュール通りに
生活しなければならないことを母親から強いられていて、
そのことに疑問も持たずに生きている。
大人になれば誰もがそうせざるを得なくなるのに、
あの歳でギチギチの生活をしてるんだもん、
短い子供時代をもっと謳歌しなくっちゃ!


恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム

オトーサン、
「元気で底抜けに明るいね」
いまや、ボリウッドのほうがハリウッドよりも、
勢いがいいのでは?
なかでも、「Filmfare awards(授賞式)」
踊りながら次々と有名スター達が登場します。
NHK紅白歌合戦も見習うべきでは・・・

原題:Om Shanti Om (2007) 
監督・原作:Farah Khan    
脚本:Mushtaq Sheikh/ Farah Khan  
Genre:Action/ Comedy/ Drama /Musical
Country: India 
Language: Hindi / Urdu 
上映時間:162分
あらすじ:
1970年代のボンベイ
端役の青年オームは
スター女優のシャンティに思いを寄せる。
実は、極秘で結婚していた彼女は
お腹に子どもまで宿していたが、
プロデューサーの夫に疎外されていた。
ある日、シャンティのセットで火災が発生。
オームはシャンティを助けようとして
炎の中に飛び込んでいく・・・

出演者:
Shah Rukh Khan ・・・ Om Prakash Makhija/Om Kapoor(オーム)
Deepika Padukone ・・・ Shantipriya/Sandy(シャンティ)
オトーサン、
「美男美女だね」
特に、シャー・ルク・カーンは、文武両道。
小柄ですが男前。人気が出るはずです。

その他の出演者:
Arjun Rampal ・・・ Mukesh Mehra
Shreyas Talpade ・・・ Pappu Master
Kirron Kher ・・・ Bela Makhija
Bindu ・・・ Kamini
Javed Sheikh ・・・ Rajesh Kapoor
Satish Shah ・・・ Partho Roy
Yuvika Chaudhary ・・・ Dolly
Nitesh Pandey ・・・ Anwar
Asawari Joshi ・・・ Mrs. Rajesh Kapoor
Nassar Abdulla ・・・ Nasser

User Rating:6.7/10( 32,585 votes)IMDb
  User Rating:8.7/10( 173 votes) Yahoo!
オトーサン、
「楽しい!」
ミュージカルとしても一級品です。

User Reviews 
springsunnywinterさん 
2007年11月10日
ディスコばかり、dard語なし

シャー・ルク・カーンの大ファンだ。
「Saawariya」(2007)も見るつもりだ。
本作は、楽しく、スタイリッシュで、カラフルで、
感動的で、非常に興味深い話だ。
また、いわゆるボリウッド映画ではない。
これは、ボリウッドの揺れる10年であり、
前半は70年代風で、エンディングは泣きたくなった。
後半はさらによい。
「Karan Arjun」(1995)を思い出す。
そう!終わりには、
あなたにショックを与えるツイストがある。
おいしいディナー後のおいしいデザートた。
私の最も好きな音楽監督Vishal & Shekharによる
音楽は、素晴らしい。
最もよい歌は、
・Ajab Si(不思議な魅力), 
・Deewangi Deewangi (陶酔感)
・Main Agar Kahoo(僕が言うとすれば)
Dard-e-disco(ざわめくディスコ)は、
この10年で最もよい!
約3時間の長尺物だが、それだけの価値があり、
退屈な無駄なシーンはなかった。
最もよいシーンは以下の通り。
・Dard-e-disco(ざわめくディスコ)
・Filmfare awards(授賞式)
・Deewangi Deewangi(陶酔感) 
30人のスターとエンディングがあったからだ。
サージド・カーンは、ファラー・カーンの弟であり、
「Heyy Babyy」(2007)では、
14人の女優がカメオ出演している。
私は、「Chak De India」(2007)を、まだ見ていないが、
本作が好きだ。
予想していたよりもよかった、
情熱に溢れていた。

オトーサン、
「巨大なシャンデリアが落下!」
オペラ座の怪人の有名なシーンを思い出すなぁ。

案山子さん 
2013年10月7日
もしかするとラジニカーントの
「ムトゥ踊るマハラジャ」を超える作品かもしれない。

シャー・ルク・カーンは、
脇役俳優のオームと
彼が転生した人気二世俳優のオームの
二役を演じている。素朴で好感の持てる青年から
嫌みな二枚目へと生まれ変わり、
さらに前世を思い出して真っ当な人間に戻って
正義を貫こうとするオームを演じるので、
作り手のねらい通り彼にすっかり感情移入してしまう。
ヒロインのディービカー・パードゥコーンも
美人であるだけでなく、なかなかの演技力。
いかにも「スター女優」という華やかさと、
内面の憂いを見事に演じている。
「妖艶」という言葉がふさわしいインド女優が多い中で、
キュートでセクシーな魅力を発揮している。
キャストの魅力もさることながら、
ダンスシーンを含めたストーリーと演出も完璧といっていい。
恋愛映画、コメディ映画、ミュージカル映画、サスペンス映画、
アクション映画、SF映画、宗教映画……と
あらゆるジャンルを融合した、
「笑いあり、涙あり」の感動作なのだ。
輪廻転生をテーマにした緻密な構成は、
タイムトラベルをテーマにした
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に匹敵。
キャラクターも善玉と悪玉がしっかり描き分けられているので、
見ていても素直に喜び、悲しみ、怒り、感動することができる。
インドの映画界を舞台にしていることもあり、
「アーティスト」にも通じる作り手たちの
「映画愛」のようなものも感じられる。
「フィルムフェア」賞授賞式後のパーティのシーンでは、
実際に人気俳優たちが特別出演で次々に登場し、
シャー・ルク・カーンとともに歌い踊るのだが、
出演者自身がいかにも楽しそうで、
曲そのもののノリの良さと相まって
見ている方まで踊りたくなってしまう。
歌と踊りでは、後半でムケーシュに罪を自白させようとして歌う
「オーム・シャンティ・オーム」が出色。
これは「オペラ座の怪人」に並ぶ名曲かもしれない。
一夜明けてもこの曲がいつまでも耳について離れない。
今年見た作品の中で最も感激した作品といっていい。
5年以上もこの作品の存在を知らなかったことが悔しくてならない。
BDにはたっぷり特典映像も入っているので、
未見の人にはBDの購入を勧めたい。


トリスタンとイゾルデ

オトーサン、
「あまりにも有名な楽劇」
・作曲は、リヒャルト・ワーグナー。
1857年から1859年にかけて作曲された。
1865年6月10日、ミュンヘンのバイエルン宮廷歌劇場で、
ハンス・フォン・ビューローの指揮で初演された。
演奏時間は約3時間55分!
「ありゃ、見ていた」
・トリスタンとイゾルデ 映画批評NO.2291

原題:Tristan + Isolde (2006) 
監督:Kevin Reynolds  
脚本:Dean Georgaris  
Genre:Action/ Drama/ Romance
Rated PG-13 for intense battle sequences and some sexuality 
Country: USA /  UK /  Germany/ Czech Republic 
Language: English 
上映時間:125分
あらすじ:
幼い頃に両親をアイルランド軍に殺され、
命の恩人である
コーンウォールの領主マークに育てられ、
勇敢な騎士へと成長したトリスタン。
ある時彼は、戦闘で瀕死の重傷を負い、
敵国アイルランドの海岸に流れ着く。
それを、アイルランド王の娘イゾルデが見つけ、
献身的に看病する。
やがて2人は情熱的に愛しあうようになる。
そんな時、イゾルデとマークの政略結婚という
皮肉な試練が2人の前に立ちはだかる・・・

出演者:
James Franco ・・・ Tristan Thomas(トリスタン)
Sophia Myles ・・・ Isolde(イゾルデ)
Rufus Sewell ・・・ Lord Marke of Cornwall(マーク)
オトーサン、
「ジェームズ・フランコ、いいね」
ジェームズ・デイーンに似ています。
「ソフィア・マイルズ、大抜擢だね」

その他の出演者:
Sangster ・・・ young Tristan
Mark Strong ・・・ Lord Wictred
Henry Cavill ・・・ Melot
David O'Hara ・・・ King Donnchadh
Bronagh Gallagher ・・・ Bragnae

User Rating:6.8/10( 47,453 votes)IMDb
  User Rating:7.9/10( 213 votes) Yahoo!
オトーサン、
「名画だね」

User Reviews 
nats_always_writeさん 
2006年1月14日
美しくエキサイティングで痛ましいかなわぬ恋物語

美しく、感情と感動に満ちている。
藤樹人物は、見事に描かれている。
そして、信じられる。
伝説にふさわしいが、過度に勇ましくないし、
やりすぎではない。
トリスタンとイゾルデの愛情は、
とても強力なので、彼らに同情せざるを得ない。
深く、イゾルデを愛しているマークが
気の毒だと感じないわけにはいかない。
伝説から離れているのは、
2人の間から、ほれ薬を除外するということ。
現代の聴衆にとって賢い選択だ。
ルーファス・シーウェルの唯一の同情を買う役で、
彼の演技を見るのは楽しみだ。
トリスタンとイゾルデの愛情が燃え盛る一方、
障害がいや増すのを見ると、心が引き裂かれそうになる。
映画には、暴力的な戦さのシーンもあるが、
見ていてつらくはない。
ドラマチックな映画だが、ユーモアもある。
全体として、最もよいロマンチックな歴史の映画の1つだ。
女性は、必ずやジェームズ・フランコに恋するだろう。
忘れられない話しだ。

オトーサン、
「そうか、あのロミオとジュリエットは、
ここから生まれたんだ」

ローランドさん 
2017年3月20日
ドロドロになりそうな愛憎劇

「どこかで生き抜いて私を思い出して
生は死よりもはるかに尊い、
だが、愛はそれよりもっと尊い」
こうやって文字にすると
気恥ずかしくなるセリフだが、
恋愛物語として良くできていて
悲恋の二人にわざとらしさは感じず、
愛が国を滅ぼしたと語り継がれぬよう
恋人を置いて死地に赴くトリスタンの美意識に
カッコつけてないで一緒に逃げればよいのにと思う。
幼少のトリスタンを守るために
片手を失った養父であるマーク国王も気高い。
ドロドロの愛憎劇が
上等で見どころの多い作品に仕上がっている。   
タイトルは、ワーグナーの楽劇でお馴染み。
だが、物語の内容は知らなかったし、
アイルランドのほうが、イギリスより強いというのも、
はじめて知った。
敵味方が入れ乱れて混沌としてしている状況も、
丁寧に重厚に作られている。
下調べをしておくか
二回目の観賞がより楽しめるのではないか。   
暮らすには厳しそうなアイルランドの景観や
戦場になる森の夜景などが美しく撮影されている。
壮大な歴史的恋愛悲劇の舞台としてうってつけだ。の
サウンドも「レ・ミゼラブル」や
「ブラック・ブック」の音楽に関わっていた
アン・ダッドリーが良い仕事をしている
これほどの作品が評判でないのはナゼ?
と首を傾げるくらいです。


デビルクエスト

オトーサン、
「魔女狩りがテーマか」
・ヨーロッパ15世紀には、
悪魔と結託してキリスト教社会の破壊を企む
背教者という「魔女」の概念が生まれるとともに、
最初の大規模な魔女裁判が興った。
そして16世紀後半から17世紀にかけて
大迫害時代になり、4-6万人が殺された。

原題:Season of the Witch (2011)
監督:Dominic Sena  
脚本:Bragi F. Schut  
Genre:Action/ Adventure/ Fantasy 
Country: USA 
Language: English / Latin 
上映時間:95分
あらすじ:
騎士のベイメンとフェルソンは、
十字軍遠征に参加し、罪なき者たちまでが
犠牲になる戦いに失望し、十字軍を離れる。
途中で立ち寄った町で
脱走兵として捕らえられてしまう。
そんな彼らに、枢機卿は特命を与える。
アナは、魔女と思われる。
修道院まで送り届けよ。
魔女は国中に蔓延する疫病の元凶であり、
修道院で魔女の力を封印する儀式を
執り行う必要があるというのだった。
こうしてベイメンとフェルソンは、
神父や騎士、道案内の詐欺師を従え、
修道院へとアナを護送する危険な旅へ。
道中、アナの不気味な言動が露になっていく。
檻から脱走し、狼の群れを呼び寄せる。
もはやアナが魔女なのは、疑いなかった・・・

出演者:
Nicolas Cage ・・・ Behmen von Bleibruck(ベイメン)
Ron Perlman ・・・ Felson(フェルソン)
Christopher Lee ・・・ Cardinal D'Ambroise(枢機卿)
Claire Foy ・・・ Anna(アナ)
オトーサン、
「ニコラス・ケイジ、頑張ってるね」

その他の出演者:
Robert Sheehan ・・・ Kay von Wollenbarth
Stephen Campbell Moore ・・・ Debelzaq
Ulrich Thomsen ・・・ Johann Eckhardt
Stephen Graham ・・・ Hagamar
Simone Kirby ・・・ Midwife in Villach
Nick Sidi ・・・ Priest in Villach
Rory McCann ・・・ Soldier Commander in Villach
Brian F. O'Byrne ・・・ Grand Master of the Teutonic Knights

User Rating:5.4/10( 81,856 votes)IMDb
  User Rating:5.3/10( 204 votes) Yahoo!
オトーサン、
「低いね」
最後、娘の正体は、魔女どころか、
もっと恐ろしい悪魔憑きだったのには、唖然。

User Reviews 
ManBehindTheMaskさん 
2011年1月14日
批評家が言うほど悪くない...

時を非常によく描き出している…
そして、アクセントはそんなに悪くない。
ニコラス・ケイジは、予想以上に頑張っていた。
いくらかの真実の感情を表わしている。
彼の髪は、さほど悪くない。
彼の出演作は、ヒット作と失敗作の繰り返し。
ヒット作は、
・バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト
失敗作は、
・叡智の道
本作は、彼の最高の演技ではないが、進歩している。
パールマンは、仲間/友人役として素晴らしい。
ほとんどのいいせりふを受け持っている。
特殊効果は、不十分。
もたもたするシーンがある。
本作は、安っぽいせりふはあるものの、
きちんとしたスリラーだ。
みんなが言うほど、悪くない。
私のように期待せずにみれば、
たくさんの楽しみを得られるだろう。

オトーサン、
「2000年にみたな」
・60セカンズ  映画索引NO.77
ドミニッウ・セナ監督、ニコラス・ケイジ主演の
なかなかいい映画でした。

McQueeeeeNさん 
2014年1月4日
1枚足りたい

全体的には面白い。
ロン・パールマンの使い方もいいし、
他の出演者もいい。
ただ、怖がらすカードが一枚足りない感じ...。
ボスキャラの容姿はあれで良かったのか? 
もう少し凝って欲しかったな。
あまり映画の情報を頭に入れずに鑑賞したが、
監督がドミニク・セナだと後から分かった。
どうりでテンポがいい映画だと思ったよ。
ただ、ドミニク・セナだとしたら、
もうちょっとCGを頑張って欲しかった。


PAN 〜ネバーランド、夢のはじまり〜

オトーサン、
「どれがいいのかな?」
・ピーター・パン(1924)7.4/10 IMDb
・ピーター・パン(1953)7.3/10 IMDb
・フック(1991)    6.7/10 IMDb
・ピーター・パン2 ネバーランドの秘密(2002)5.8/10 IMDb
・ピーター・パン(2003)6.9/10 IMDb
・ネバーランド(2004) 7.7/10 IMDb
・PAN ネバーランド、夢のはじまり(2015)5.8/10 IMDb

原題:Pan (2015) 
監督:Joe Wright  
脚本:Jason Fuchs,  J.M. Barrie  
Genre:Adventure, Family, Fantasy
Country: USA / UK / Australia 
Language: English 
上映時間:111分
あらすじ:
第二次大戦下のロンドン。
孤児院で暮らす12歳の少年ピーターは、
母が迎えに来てくれることを夢見ていた。
ある日、地下室で“別の世界で必ず会える”
と書かれた母の手紙を発見する。
そんな中、ピーターと親友のニブスは、
孤児院の子どもたちが空飛ぶ海賊船によって
さらわれていることを知ってしまう。
やがてピーターもさらわれ、
不思議な世界ネバーランドへ。
そこは、冷酷な海賊・黒ひげが支配していた。
母との再会を願いながらも、
黒ひげから追われる身となってしまう。
フック船長や女戦士タイガーとの出会いを通して、
自らの宿命を知ることになる・・・

出演者:
Levi Miller ・・・ Peter Pan(ピーター) 
Hugh Jackman ・・・ Blackbeard(黒ひげ) 
Garrett Hedlund ・・・ James Hook(フック) 
Rooney Mara ・・・ Tiger Lily(タイガー) 
オトーサン、
「いらいらさせるピーターパンだね」
ヒュー・ジャュクマンの悪役は、勿体ないです。

その他の出演者:
Adeel Akhtar ・・・ Sam "Smee" Smiegel
Kathy Burke ・・・ Mother Barnabas
Nonso Anozie ・・・ Bishop
Amanda Seyfried ・・・ Mary
Lewis MacDougall ・・・ Nibs
Jack Charles ・・・ Chief Great Little Panther
Cara Delevingne ・・・ the mermaids
Na Tae-joo ・・・ Kwahu
Bronson Webb ・・・ Steps
Kurt Egyiawan ・・・ Murray
Paul Kaye ・・・ Mutti Voosht
Emerald Fennell ・・・ Commander

User Rating:5.8/10 (51,701 votes)IMDb
  User Rating:6.7/10( 1,285 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ルーニー・マーラ、気の毒だね」
実力派なのに、使われ方がいまいち。
アカデミー賞ノミネート 
・助演女優賞 キャロル    
・主演女優賞 ドラゴン・タトゥーの女 

ラジー賞ノミネート
・ワースト助演女優賞  ルーニー・マーラ 

User Reviews 
Emily Chantryさん 
2015年10月22日
すばらしい映画、誤った観客

先週、甥と姪とで見に行った。
はっきりと分かったが、
幼児には、刺激が強すぎる!
幼年期物語「フック」(1991)は、
愉快でぞくぞくしたが、
そのリメイクを見に行くつもりだったら、
楽しい驚きが待っているだろう。
予告編を見ずに、幼児を連れて行った
両親たちの手厳しいレビューには、悲しくなる。
予告編が気に入ったひとなら、がっかりしないだろう。

オトーサン、
「主人公の性格付けがいまいちだね」

mrさん 
2018年3月6日
何故、ピーターパンの前日譚? 

今年のアカデミー賞で
「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」が
作品賞などにノミネートされ、作品賞は逃したが、
チャーチルを演じたゲイリー・オールドマンが
主演男優賞をめでたく受賞しました。
その映画の監督も同じジョー・ライトということで
この映画にも興味を持って観てみました。
ジョー・ライト監督は「プライドと偏見」とか
「アンナ・カレーニナ」のような文芸作品から、
「ハンナ」みたいなアクションも撮る器用な監督。
「じゃあ、今度はファンタジーに挑戦!」と
言うわけでもないだろうが、
テーマがピーター・パンの前日譚
というのが違和感ありだ。
一般的にはピーター・パンはネバーランドに住む
永遠に年齢をとらない空飛ぶ少年、の認識。
その少年の生い立ちには興味がない(笑)
アクション場面は豊富だが、
CGが鼻についてあまり楽しめない。
ピンチの少年を救うのが、
若き日のフック船長というのもわからない。
我々の知っているフック船長はピーターパンの宿敵。
この後、何があったのだろう?
この映画にはタイガー・リリーというキャラクターも出てきて、
演ずるのはルーニー・マーラだが、
そもそもタイガー・リリーとは
ネイティブ・アメリカンで酋長の娘だったはず。
ルーニー・マーラは白人なので、
このキャラ変更には批判もあったようだ。
この映画は、ピーター・パンとは関係ない、
孤児院出の少年の冒険物語だったら、無条件で楽しめたと思う。
ピーター・パン役の少年もちょっと魅力に欠けるかな・・・。 


路上のソリスト

オトーサン、
「この監督、いい映画つくるね」
ジョー・ライト
誕生日 : 1972/8/25
出身 : イギリス/ロンドン
監督作:
・プライドと偏見 (2005)映画索引NO.☆1987
・つぐない (2007)映画索引NO.☆2734
・路上のソリスト (2009)
・ハンナ (2011)映画索引NO.☆5708
・アンナ・カレーニナ (2012)映画索引NO.☆5981
・PAN ネバーランド、夢のはじまり (2015)
・ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男(2017)
  アカデミー賞受賞
 主演男優賞  ゲイリー・オールドマン    
  メイクアップ&ヘアスタイリング賞 辻一弘

原題:The Soloist (2009) 
監督:Joe Wright  
脚本:Susannah Grant  
Genre:Biography/ Drama/ Music 
Rated PG-13 for thematic elements, some drug use and language
Country: UK / France / USA 
Language: English 
上映時間:117分
あらすじ:
ロペスは、LAタイムズのコラムニスト。
同僚のメアリーとの結婚が破綻して以来、
やる気なしの毎日。,
ある日、2弦しかないバイオリンで
美しい音色を奏でるホームレスの男と出会う。
ナサニエルと名乗るその男が
名門ジュリアード音楽院に通っていたと知り、
久々に記者魂に火がつき、
ナサニエルの人生の謎を追って取材を開始し、
少しずつ彼の生い立ちを紐解いていく。
ナサニエルが音楽院を去り、
路上で暮らすようになった理由は、統合失調症。
だが、支援センターの責任者デイヴィッドは、
「必要ないのは彼を病人扱いする人間だ」と語る。
路上の天才音楽家ナサニエルを紹介した
彼のコラムは大きな反響を呼び、
連載を続けることにしたロペスは
取材を重ねる中で、ナサニエルをなんとかして
救いたいと願うようになる・・・

出演者:
Jamie Foxx ・・・ Nathaniel Ayers(ナサニエル)
Robert Downey, Jr. ・・・ Steve Lopez(ロペス)
Catherine Keener ・・・ Mary Weston(メアリー)
Nelsan Ellis ・・・ David Carter(デイヴィッド)
オトーサン、
「名優の競演、見応えあり」
ジェイミー・フォックス
主演男優賞受賞「Ray/レイ」(2004)
ロバート・ダウニー・Jr
主演男優賞ノミネート「チャーリー」(1992)    

その他の出演者:
Tom Hollander ・・・ Graham Claydon
Lisa Gay Hamilton ・・・ Jennifer
Rachael Harris ・・・ Leslie Bloom
Stephen Root ・・・ Curt Reynolds
Lorraine Toussaint ・・・ Flo Ayers
Justin Martin ・・・ Young Nathaniel Ayers
Octavia Spencer ・・・ Troubled Woman
Jena Malone ・・・ Cheery Lab Tech
Lemon Andersen ・・・ Uncle Tommy

User Rating:6.7/10 ( 46,641 votes)IMDb
  User Rating:6.5/10( 214 votes) Yahoo!
オトーサン、
「もっと高くていいのでは」

User Reviews 
bw11さn 
2009年5月12日
精神分裂症についての真実

私は時々精神分裂症患者と働いている。
本作は、重い精神病の人々と働くことの
真実を私たちに示している。
支援センターのデイヴィッドは、真実を話している。
薬品工業、精神医学、法律が、
私達に信じさせようとすることに反対している。
この映画において、デイビッドは私のヒーローだ。
映画は、ジェイミ・フォックスの幼年期の
トラウマと損失を入念に調べていく。
父がいないことや、燃えたトラックが、
彼の病気を引き起こしたトラウマとなったようだ。
精神病のホームレスの人々は、健全な幼年期をもっていない。
再三の幼年期トラウマが原因だ。
ハリウッドは、この話の中の辛い真理を隠さなかった。
ジェイミ・フォックスの母と彼の姉妹はよい人々だったが、
彼の障害を妨げなかった。
映画の終わりに、こうある。
「ロサンゼルスには、90,000人のホームレスがいる」
私たちは、この数値に圧倒され、
この実話に感激して映画館から出てきた。
精神分裂症について興味があるならば、
素晴らしいドキュメンタリーのDVDがある。
・ダニエル・マックラー"Take These Broken Wings: 
  Recover from Schizophrenia without Medication by Daniel Mackler
 (医薬品なしで精神分裂症から回復しよう)

オトーサン、
「社会派作品、もっと作ってほしい」

ジーナさん 
2010年5月9日

仕事も私生活も上手く先へ進まなくなった
コラムニストとホームレスの絶妙な距離感を描いたドラマです。
単なる取材対象から、
路上生活を改善させようと援助を試みたり
統合失調症を治療させようとしたりなど
公私の境無く近づいてしまうコラムニストの
スレスレ感があやうかったですね。
これがホームレスを救ってみんな幸せ♪な人情劇だったら、
お気軽すぎたかもしれません。
・・・とは言え、あまりに硬いだけのドラマだと
感情移入しづらいので
元奥さんとの関係や元奥さんの複雑な心情などを
描きこんでくれたほうが良かったでしょう。
演奏家ナサニエルの過去は時折はさまれていましたが、
コラムニストのほうはほとんど人物背景が描かれていませんからね。
事実を基にしている上に社会派な雰囲気を強めているので
あまりドラマチックな作品にはしたくなかったのかもしれませんが、
せめてメインキャラ二人に関しては
人物像の掘り下げが必要だったのではないでしょうか?
映像・構成もとても真面目な作品でしたが、
せっかく実在のコラムから映画化されているのですから、
もっとコラムの記事を交えながら展開させていくような
遊びのある編集が成されていたら面白みが増したでしょうね。
天才チェリストというナサニエルの演奏シーンも、
もう少しビックリするような深い感銘を受けられると良かったですね。
2本の弦で奏でるヴァイオリンの音色が素晴らしかったので、
その後に出てきたチェロにイマイチ揺さぶられませんでした。
熱意を感じられるジェイミー・フォックスと
意欲的なロバート・ダウニーJrの共演は見応えアリ。
特にジェイミー・フォックスの細部に行き届いた表現はお見事で、
時に衝撃すら受けましたね。
キャサリン・キーナーも好アシストでしたが、
いかんせんキャラ設定が曖昧だったので
勿体ない起用だったように感じます。
ホームレスの視点から見たロサンゼルスの生きた情景は
リアリティを感じられましたし、新鮮味もありました。
普段は映し出される事のない高架橋の下や街の騒音など
興味深かったです。
友情物語として観ると厚みを感じられないと思いますので、
社会派の趣を伴った実録ドラマとしてご鑑賞下さい。
悪くは無い作品ですが、チープなドラマにならによう
あえて抑え目で作られているのが鼻につきました(爆)


カサブランカ

オトーサン、
「2001年に見たね」
・カサブランカ 映画索引NO.☆291 
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
何度みても、こいつは名画ですね。

原題;Casablanca (1942)  
監督:Michael Curtiz  
台本:Murray Burnett Joan Alison
脚本:Julius J. Epstein/ Philip G. Epstein/ Howard Koch
Genre: Drama/ Romance
Country: USA 
Language: English / French / German / Italian
上映時間:102分
あらすじ:
第二次世界大戦中のカサブランカ。
リックは、以前は自由の闘士だったが、
人気が高いナイトクラブをやっていた。
たまたま2通の貴重な移民ビザを手にする。
ナチの市長・ストレーザーが、着任し、
警部ルノーは、彼を喜ばせるために
地下組織のリーダー、ラズロを拘留しようとする。
ラズロとともに、店にやってきたのは、
リックが、かって愛したイルザだった。
リックは、パリで彼を見捨てたイルザに冷たかった。
だが、彼女がそのわけを話したあと、
彼らは仲直りし、移民ビザを使って、
一緒に逃亡することを計画する・・・

出演者: 
Humphrey Bogart ....  Richard "Rick" Blaine(リック) 
Ingrid Bergman ....  Ilsa(イルザ) 
Paul Henreid ....  Victor Laszlo(ラズロ) 
Claude Rains ....  Captain Louis Renault(警部ルノー)
Dooley Wilson ....  Sam(サム)
オトーサン、
「ボガードとバーグマン、競演!」
警部ルノー役のクロード・レインズも、
味のある演技をみせています。

その他の出演者:
Conrad Veidt ....  Major Heinrich Strasser  
Sydney Greenstreet ....  Senor Ferrari  
Peter Lorre ....  Ugarte  
S.Z. Sakall ....  Carl, the Headwaiter  
Madeleine LeBeau ....  Yvonne  
Joy Page ....  Annina Brandel  
John Qualen ....  Berger  
Leonid Kinskey ....  Sascha  
Curt Bois ....  Pickpocket  

User Rating:8.5/10( 437,836 votes)IMDb
  User Rating:8.3/10( 513 votes) Yahoo!
オトーサン、
「高いスコアだね」
2001年のIMDbのUser Rattingは、
・8.8/10 ( 27,504 votes)

アカデミー賞受賞 
・作品賞
・監督賞  マイケル・カーティス
・脚色賞
ノミネート
・主演男優賞  ハンフリー・ボガート    
・助演男優賞  クロード・レインズ    
・撮影賞(白黒)      
・劇・喜劇映画音楽賞    
・編集賞 

User Reviews 
kdryan さん
2004年11月10日
永遠の傑作…

本作の半ばに、
「国歌の戦い」として
映画史に残る名シーンがある。
ドイツ兵たちが、リックの店に入ってきて
酔っぱらってドイツ国歌を歌い出す。
レジスタンスのリーダー、ラズロは
これに我慢できす、
フランス国歌を演奏するように命じる。
リックの了解を得て、
バンドは「ラ・マルセイエース」を演奏し、
ラズロに続いて、全員が声を限りに歌いはじめる、
ドイツ兵は、着席せざるを得なくなる。
このシーンは、本作の分岐点だ。
この映画を100回目に見た今夜、
私は、小さなシーンに気づいた。
端役のイボンヌのエピソードだ。
ワイン、歌、ギャンブルで騒がしい店に
入ってきた彼女は、ラズロの反抗的行為に
インスピレーションを与えられ、
涙を流しながら、声を限りに歌う。
表面上、本作は、ロマンスと陰謀の話しだが、
本作を偉大にしているのは、
インスピレーションと救済だ。
すべての登場人物は、カタルシスを感じ、
その人生が、変わってしまうのだ。
リックは、失った愛の思い出に隠れる代わりに
再び生きることを学ぶ。
自身のことよりも、
より高潔で、重要な世界があることを思い出し、
その一部でありたいと願う。
警部ルノーは、リックが払う犠牲に救われ、
レジスタンス側を選ぶ。
ストイックなラズロも、救われる。
数千人の人々が、期待する彼を生かすために、
妻のイルザが、自分の幸福を犠牲にしようとするからだ。
地元の犯罪リーダー、フェラーリも、救われる。
リックの店を買うことで、脱出資金を用意してやる。
ここが、本作の美しいところだ。
デートのときにはじめて見て以来、12年、
この映画は、ますます偉大な映画となってきている。

オトーサン、
「名せりふに溢れているね」
・ボガードがバーグマンに
 「君の瞳に乾杯!」
・ボガードがサムに
 「あれを弾いて、“As Time Goes By”」
 (時の過ぎ行くままに)

黒美君彦さん 
2006年5月6日
再見

「名作」の意味すら
理解できない頃に観て以来の再見。
つながらないながらも、
それぞれのシーンを覚えていることに驚いた。
改めて観ると「よく出来たメロドラマ」という称号が
如何にも似つかわしい。
舞台劇さながらの閉じられた空間での三角関係。
一見華やかな店。ピアノの生演奏。紫煙。
“As Time Goes By”・・・。
大人の恋愛を演じるハンフリー・ボガートの渋さ、
バーグマンの美しさについてはいうまでもない。
そして、現在に至るまで繰り返し囁かれた名台詞の数々。
実はこの作品が結末すら用意されないままにクランク・インし、
撮影しながらストーリーが組み立てられていったと聞くと
ただただ驚くしかない。
ラストも2通りが用意され、
ワンシーン(現存のほう)を撮ったところで
出来が良かったのでそちらを採用したのだとか。
そんないい加減な撮影だったので、
バーグマンはこの作品が気に入らず、
三十数年後に初めて見直して
「いい映画だったのね」と感想を述べたというのは
よく知られた話である。
さて改めて見直すと、何だ、
ボギー演じるアメリカ人リチャードは、
つまり当時のアメリカそのものにほかならないと
痛切に感じる。
ヨーロッパ戦線の拡大、
親独のヴィシー政権が樹立された仏を
はじめとした欧州各国の混乱。
米は様子見を決め込み、積極的に関与しようとはしない。
しかし、ボギー同様金は持っていて、
しかも「情けが深い」(ルノー署長の台詞)。
イルザ(欧州)は愛を囁くが、
ビクター・ラズロ(欧州の自由)を支えるのは
イルザ(欧州)自身だとリック(米)は突き放すのだ。
米は独とは違い、欧州を侵略しないのだ。
なるほど、四方田犬彦が見抜いたように
「第二次世界大戦における
アメリカのヨーロッパでの参戦を正当化すること」こそが
この作品の目的だったことがよくわかる
(『映画はもうすぐ百歳になる』筑摩書房)。
しかもこの作品が公開されたのが、
米英軍が独軍に占領されたカサブランカを含む
仏領北アフリカに上陸した直後だった。
この作品は、米国の大義と
ハンフリー・ボガートの苦渋に満ちた男らしさを
重ねているという意味で、
とりわけアメリカでは愛される作品になったわけだ。


ダイバージェント

オトーサン、
「へぇ、3部作なんだ」
原作は、全米で大ベストセラーとなったとか。
第1作 ダイバージェント(2014)  
第2作 ダイバージェントNEO(2015)  
第3作 ダイバージェントFINAL(2016)  

原題:Divergent (2014)
監督:Neil Burger    
原作:Veronica Roth
脚本:Evan Daugherty/ Vanessa Taylor  
Genre:Adventure/ Mystery/ SF
Country: USA 
Language: English / Spanish
上映時間:139分
あらすじ:
近未来。
人類は最終戦争の教訓を糧に、
国家や宗教という概念を捨て、
新たな社会体制を築き上げていた。
人類を性格ごとに
勇敢、高潔、平和、無欲、博学という
5つの共同体に振り分け、
それぞれが与えられた役割を担うのだ。
16歳になると性格診断テストを受け、
診断結果が示した共同体への所属を義務づけられる。
そして、その5つに該当しないた者は
異端者(ダイバージェント)と呼ばれ、
危険分子として秘密裏に抹殺される。
ベアトリスは、異端者と診断されてしまうが、
検査官トーリの計らいで判定は改ざん、
勇敢へと加入し、フォーの助言で、試験に合格する。
直後、勇敢の全員が注射を受け、操り人形になる。
博学のリーダー、ジャニーンの陰謀だった。
操られた勇敢は、無欲を血祭りに上げていく。
だが、トリスは、異端者だったので注射は効かず、
フォーも、同じく注射が効かなかった・・・

出演者:
Shailene Woodley ・・・ Beatrice(ベアトリス/トリス)
Theo James ・・・ Tobias "Four" Eaton(フォー)
Kate Winslet ・・・ Jeanine Matthews(ジャニーン)
Maggie Q ・・・ Tori Wu(トーリ)
オトーサン、
「あのケイト・ウィンスレットが悪役とは・・・」

アカデミー賞受賞 
・主演女優賞 愛を読むひと(2008)
同ノミネート
・主演女優賞 タイタニック(1997)
・主演女優賞 エターナル・サンシャイン(2004)
・主演女優賞 リトル・チルドレン(2006)    
・助演女優賞 いつか晴れた日に(1995)
・助演女優賞 アイリス(2001)  
・助演女優賞 スティーブ・ジョブズ(2015)

その他の出演者:
Ashley Judd ・・・ Natalie Prior
Jai Courtney ・・・ Eric Coulter
Ray Stevenson ・・・ Marcus Eaton
Zoe Kravitz ・・・ Christina
Tony Goldwyn ・・・ Andrew Prior
Ansel Elgort ・・・ Caleb Prior
Miles Teller ・・・ Peter Hayes
Mekhi Phifer ・・・ Max
Ben Lloyd-Hughes ・・・ Will
Christian Madsen ・・・ Al
Amy Newbold ・・・ Molly Atwood

User Rating:6.7/10( 378,580 votes)IMDb
  User Rating:5.7/10( 749 votes) Yahoo!
オトーサン、
「うーん、世相風刺ではあるが」

MTVムービー・アワード受賞 
・フェイバリット・キャラクター賞
  トリス(シェイリーン・ウッドリー) 

User Reviews 
heAnimalMother さん
2014年9月8日
"Don't Try And Define Me."

バーガー監督を製作者が使わないのは愚かだ。
彼は、すばらしい仕事をした。
私は、ティーン向けの映画を見ようとしていたが
ストーリーは、ティーン向け映画よりずっと優れている。
多くのティーン向け映画の感じがしない。
このファンタジーは、私達の社会の隠喩になっている。
価値のある映画だ。
狙い通りの監督だった。
確かにいくらか欠点があったものの、楽しい話だった。
政治哲学の論評であり、面白いアクション映画だ。
いくらかロマンチックな緊張もある。
私が見るところ、単純な「ハンガーゲーム」よりも
ずっと、ずっと優れていて、よりユニークだ。
シェイリーン・ウッドリーは、堂々としている。
多彩で複雑な人物を演じる能力がある。

オトーサン、
「不人気なのも分かるな」
暗いし、ひねりもないし・・・

黒美君彦さん 
2014年10月11日
つまらん

SFアクションものなんだけれど、
どう見ても運動音痴の
シェイリーン・ウッドリー演じる
主人公ベアトリスにまったく魅力を感じなかったので、
そこでもうぐだぐだ。
この作品の世界観との相性が悪かったのかな。
予定調和的展開にも魅力なかったなあ。
個人的には「つまらん」作品でした。


キング・オブ・エジプト

オトーサン、
「地上波、初放送!」
でも、2016年とまだ早い時期です。
これは、あやしいとIMDbのスコアをみると、
わずか5.4/10。
しかも、ラジー賞ノミネートです。

原題:Gods of Egypt (2016) 
監督:Alex Proyas  
脚本:Matt Sazama/  Burk Sharpless  
Genre:Action/ Adventure/ Fantasy
Country: USA / Australia 
Language: English 
上映時間:127分
あらすじ:
民から慕われてきたエジプト国王が
王座を息子のホルスに譲ることを決定する。
砂漠の神セトは、国王を殺し、
ホルスの両眼を奪い、王座を簒奪。
以来、暴君セトの圧政に人々は苦しめられる。
こそ泥の青年ベックが、
ホルスの片眼を神殿から盗み出すが、
恋人のザヤが命を落としてしまう。
ベックはホルスに盗んだ片眼を返し、
ザヤを生き返らしてほしいと願い出る。
こうしてベックとホルスは、
ザヤの命と王座奪還のために
過酷な冒険の旅へと繰り出す・・・

出演者:
Brenton Thwaites ・・・ Bek(ベック)
Courtney Eaton ・・・ Zaya(ザヤ) 
Nikolaj Coster-Waldau ・・・ Horus(ホルス) 
Gerard Butler ・・・ Set(セト)
オトーサン、
「ジェラルドバトラーが悪役とは・・・」

その他の出演者:
Bryan Brown ・・・ Osiris
Chadwick Boseman ・・・ Thoth 
Elodie Yung ・・・ Hathor 
Rufus Sewell ・・・ Urshu 
Geoffrey Rush ・・・ Ra 
Rachael Blake ・・・ Isis 
Emma Booth ・・・ Nephthys 
Alexander England ・・・ Mnevis 
Goran D. Kleut ・・・ Anubis 
Yaya Deng ・・・ Astarte 
Abbey Lee ・・・ Anat 
Kenneth Ransom ・・・ Sphinx 
Robyn Nevin ・・・ Sharifa 
Bruce Spence ・・・ Head Judge 
Harsh Kumar ・・・ Head Soldier 

User Rating:5.4/10( 83,482 votes)IMDb
User Rating:6.9/10( 1,277 votes) Yahoo!
オトーサン、
「こりゃ、堀出し物だね」
スコアは、Yahoo!の6.9/10が正解でしょう。


ラジー賞ノミネート 
・ワースト作品賞     
・ワースト監督賞  アレックス・プロヤス    
・ワースト脚本賞     
・ワースト・スクリーン・コンボ賞 

User Reviews
bbbl67さん
2016年3月2日
非常に面白い
批評家がなぜ好きでなかったか分からない

これは神話映画、いつも好かれている神話映画だ。
私は、批評を読まずに見に行き、
帰宅後に批評を読んだ。
多くの批評家が映画をけなしているのに驚いた。
彼らが言うには、
あまりに多くの白人優が出演している!
だが、過去には問題になっていなかった。
「タイタンの戦い」は、
わずか数年前の同様な神話映画だった。
白人俳優が出演していたが、誰も文句をつけなかった。
2016年のアカデミー賞授与式で、
黒人俳優や黒人を描いた映画が
まったくノミネートされなかったのが問題になった。
そうした騒動後に上映されたので、
不運にも巻き込まれたのではないか?

オトーサン、
「現代版エジプト物、成功しているね」

SetHABBYさん 
2017年10月14日
若者向けエジプト神話もの

こてこての神話アドベンチャー。
ハイテクを駆使した映像美と
生きの良い俳優陣とでなかなか魅せる
(肉体俳優のジェラルド・バトラーはともかく
ジェフリー・ラッシュもこういう作品に出るんだ)。
邦画がこういうのを真似したら
ショボくなるんだろうなあ、という事で
雰囲気イケメン、雰囲気美人といった雰囲気。
途中ゴールドを着飾った者たちが闘う場面、
『聖闘士星矢』の黄金十二宮編をなんとなく思い出し。
ザヤ役のコートニー・イートン、お胸がすごい。
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』にも出てたか。
そっちはあまり印象に残ってないなあ。
ウィキったら身長178センチもあるやんけ。


映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険

オトーサン、
「これで4本目だ」
・ドラえもん のび太と緑の巨人伝 映画索引NO.3139
・映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生 映画索引NO.☆5980
・映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)6339

原題:映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険 (2017) 
監督・脚本: 高橋敦史 :
原作: 藤子・F・不二雄  
Genre:Anime/SF/Adventure
上映時間:101分
あらすじ:
南太平洋に浮かぶ巨大な氷山で
遊んでいたのび太たちは、
10万年前の南極の氷に埋もれた
不思議な腕輪(リング)を発見する。
手がかりを探すため南極へと向かった一行は、
分厚い氷に覆われた巨大な都市遺跡と遭遇。
腕輪を落とし主に届けたいドラえもんたちは、
意を決して10万年前へとタイムトラベルするが、
そこで腕輪の謎を追う
異星人の少女カーラとヒャッコイ博士に出会い・・・

声の出演者:
 水田わさび・・・ ドラえもん 
 大原めぐみ・・・ のび太
 釘宮理恵・・・ カーラ 
 浪川大輔・・・ ヒャッコイ博士
 遠藤綾・・・ モフスケ
 平原綾香・・・ ブリザーガ
オトーサン、
「カーラとモフスケが、かわいいね」

その他の声の出演者:
 かかずゆみ・・・ しずか 
 木村昂・・・ ジャイアン 
 関智一・・・ スネ夫 
 三石琴乃・・・ のび太のママ 
 松本保典・・・ のび太のパパ 
 千秋・・・ ドラミ 
 遠藤綾・・・ モフスケ 
 東山奈央・・・ ユカタン 
 織田信成・・・ パオパオ 
 浅田舞・・・ パオパオ 
 八木真澄・・・ オクトゴン 
 高橋茂雄・・・ 怪鳥ヤミテム 

User Rating:7.0/10( 3 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:6.1/10( 1,783 votes) Yahoo!
オトーサン、
「うーん、評価に迷うな」

User Reviews 
tok***** さん 
2018年3月3日
普通に面白かった 

南極で遊園地を作る場面が
子どもの頃のワクワクを思い出させてくれる
夢のような世界だった
のび太たちが冒険でたどり着く
南極の古代都市も美しく、
こういうところに行ってみたいなあと、
おっさんながらにして思わされてしまう
ヒロインのカーラが可愛く、
声優がくぎゅううなので
アニオタなら悩殺されてしまうだろう
残念だったのはカーラとモフスケの別れが
割りと淡白だった点
しかし最後の10億光年離れた星が
今地球で見えているというシーンは感動した 

オトーサン、
「10万年前の南極が舞台、いいね」

鉄腕麗人さん 
2017年3月17日
実に15年ぶりのドラえもん映画の劇場鑑賞

15年前に観た作品は「のび太のロボット王国」。
既に藤子・F・不二雄先生のオリジナル原作ではなく、
ストーリーの陳腐さに大きく落胆したことを覚えている。
それ以来、新たなドラえもん映画を観ることはなかった。
そして、時は移ろい、時代は変わる。
声優陣は一新され、アニメーションの作画も変わり、
時折目にするテレビアニメでは、
新しいドラえもんが息づいていた。
旧アニメ版と原作コミックで育ってきた世代の者として、
その変容には寂しさを感じはしたけれど、
同時に、新しい世代に向けて新しいドラえもんが
生き続けてくれることの喜びが勝っていた。
より原作の世界観に近い
アニメーション表現とキャラクター描写は、
原作ファンとしては非常に好印象だったけれど、
既に大人になっていた僕は、
新しいドラえもんに親しむことを避けるように
十数年を過ごしてきた。
ただし、僕自身の人生と環境も変わる。
ドラえもんから離れたこの十数年の間に、
就職し、結婚し、子どもを二人授かった。
当然のごとく、子どもたちはドラえもんが大好きになり、
5歳になる長女がついに
「ドラえもん映画を観に行きたい」
と言ってくれるようになった。
新しいドラえもんから離れ、
大人ぶってあまり興味のないふりをしてきたけれど、
僕はずうっとこの機会を待っていたように思う。
子どもたちと一緒にテレビアニメも再び観るようになった。
そして、満を持して、この最新作を娘とともに劇場鑑賞した。
そこには、僕が愛してやまないドラえもんがいた
。僕以上にF先生の原作を愛してやまないのであろう
新しい世代のアニメーターたちが、
より一層原作に近いキャラクターと世界観を
最新の技術で表現し続けてくれていた。
ストーリーのロジックにおいて、
F先生ならでは科学的考察と小気味よさに溢れた
“巧さ”は無かったけれど、
題材と顛末には「ドラえもん」というSF作品の
真髄を追求しようとする姿勢と気概が見受けられた。
「10万年前の南極」を舞台とし、
「氷」という自然現象が持つ要素を生かし、
「時間」の超越とそれに伴うドラマと
タイムパラドックスまでを描き出す試みは、
F先生が描き続けたS・F(すこし・ふしぎ)性に
通ずるものであり、とてもロマンティックで、
壮大だったと思う。
あとほんの少しのストーリーテリングの巧さと
F先生の原作が持ち合わせていた毒気があれば
最高だったと思う。
(ニセドラえもんのくだりなどはとても惜しかったけれど)
ともかく、作品そのものに対する満足感というよりも、
僕の人生において、改めて「ドラえもん」に触れる
機会を得られたことが、何よりも嬉しく、満足感に溢れている。
来年以降も、子どもたちと一緒に映画館に足を運びたいし、
この空白の十数年の間のドラえもん映画も
今一度観ていきたいと思う。 


大人は判ってくれない

オトーサン、
「映画史を変えた男!」
フランソワ・トリュフォー
誕生日 : 1932/02/06-1984/10/21
出身 : フランス/パリ
後にヌーヴェル・ヴァーグを担う監督たちと知り合う。
失恋の痛手で発作的に軍隊に入るが、脱走して軍刑務所に。
批評家アンドレ・バザンの力添えで除隊を認められ、
彼の推薦で53年から“カイエ・デュ・シネマ”誌などに
映画批評を書く。
59年、「大人は判ってくれない」で監督デビュー、
一躍ヌーヴェル・バーグの旗手と目された。
代表作に、
「突然炎のごとく」未見!
「華氏451」映画索引NO.☆4987
「恋のエチュード」映画索引NO.☆683
「アデルの恋の物語」
アカデミー賞ノミネート 
監督賞/脚本賞 「映画に愛をこめて アメリカの夜」
 映画索引NO.☆1371/ 2135  

原題:Les quatre cents coups(1959) 
The 400 Blows
監督:Francois Truffaut    
脚本:Francois Truffaut/ Marcel Moussy
Genre:Crime/ Drama 
Color:  Black and White 
Country: France 
Language: French / English 
上映時間:109分
あらすじ:
アントワーヌ・ドワネルは
パリの下町に住む13歳の少年。
学校ではいつもいたずらばかりして
先生に目をつけられている。
共稼ぎの両親は、夫婦仲が余りよくなく
何かと口論ばかりしていた。
そんなある日、遊ぶ金に困った彼は
父の会社のタイプライターを盗んで
質に入れようとしたが、すぐにバレてしまい、
両親は彼を少年鑑別所に入れてしまう・・・

出演者:
Jean-Pierre Leaud ・・・ Antoine Doinel(アントワーヌ)
Albert Remy ・・・ Julien Doinel(父親)
Claire Maurier ・・・ Gilberte Doinel(母親)
Guy Decomble ・・・ School teacher(先生)
オトーサン、
「少年に感情移入できないね」

その他の出演者
Patrick Auffay ・・・ Rene Bigey
Georges Flamant ・・・ Monsieur Bigey
Pierre Repp ・・・ an English teacher
Daniel Couturier ・・・ Betrand Mauricet
Luc Andrieux ・・・ Le professeur de gym
Robert Beauvais ・・・ director of the school
Yvonne Claudie ・・・ Mme Bigey
Marius Laurey ・・・ L'inspecteur Cabanel
Claude Mansard ・・・ the examining magistrate
Jacques Monod ・・・ commissioner
Henri Virlojeux ・・・ the night watchman
Jeanne Moreau ・・・ a woman looking for her dog
Jean-Claude Brialy ・・・ a man trying to pick up a woman
Francois Nocher ・・・ a child
Richard Kanayan ・・・ a child
Renaud Fontanarosa ・・・ a child
Michel Girard ・・・ a child
Henry Moati ・・・ a child
Bernard Abbou ・・・ a child
Jean-Francois Bergouignan ・・・ a child
Michel Lesignor ・・・ a child
Jacques Demy ・・・ a policeman
Francois Truffaut ・・・ a man at the funfair
Philippe De Broca ・・・ a man at the funfair
Jean-Luc Godard ・・・ a voice
Jean-Paul Belmondo ・・・ a voice at the print works

User Rating:8.1/10 ( 81,787 votes)IMDb
  User Rating:8.1/10( 147 votes) Yahoo!
オトーサン、
「すごいスコアだね」

アカデミー賞ノミネート 
・脚本賞
カンヌ国際映画祭受賞 
・監督賞  フランソワ・トリュフォー    
・国際カトリック映画事務局賞  フランソワ・トリュフォー 

User Reviews 
Stroheimさん 
1999年10月1日
偉大な映画製作者による偉大な映画

本作は、アントワーヌ・ドワネルの半自伝だ。
権威に侮辱された人生に閉じ込められた
少年が反逆する。
トリュフォーは、本作がデビューだが、
映画への精通ぶりを示している。
いつも無表情な父親役の起用が成功している。
少年は、必ずしも聴衆の同情を得られないかもしれないが、
間違いなく共感を呼び起す。
先生と愛情欠如の母に支配された哀れな存在だ。
トリュフォーは、
主人公の幸福な暮らしの可能性を暗示するが、
そんな理想は、たちまち消え失せる。
シーン、音楽、および演技の対比によって、
ムードの変化が、見事に仕上がっている。
最初から最後まで、不可解な静かなショットまで、
本作は、フランス、そして世界の傑作だ。
ぜひ見るべし。

オトーサン、
「名画とは思えないなぁ」
ロケ撮影中心、同時録音、即興演出などの手法は、
もう当たり前になっています。

Ikedaさん 
2004年11月10日
ひどい仕打ち

カメラが非常に綺麗な映画です。
それに映画のストリーから言って当然ですが、
子供の描き方が良く、多かれ少なかれ
反抗期の頃の想い出が甦る人が多いと思います。
ただ、この邦題が名訳かどうか難しい所で、
原題を直訳すれば「ひどい仕打ち」という意味だと思いますが、
「大人は判ってくれない」と言われると、
登場する大人があまりに子供に理解がなさ過ぎます。
特に両親が無責任すぎて、これでは子供が盗みをしても、
おかしくない設定です。
もっとも、最近のニュースを見ていると、
日本でも、このような家庭が
増えているのかも知れませんが。
さらに、主役のジャン=ピエール・レオは
これ以後の作品は見ていませんが、
この映画で見る限り、
何があってもいつも冷めた表情で、
感情の変化がありません。
そのように演出したとしても、
さほどの子役とは思えませんでした。


ラビリンス/魔王の迷宮

オトーサン、
「困ったもんだ」
1988年3月、東京ドーム完成。
屋根付き球場になったので、
隣接するわが社のビルから無料観戦ができなくなりました。
そばを通ると、巨大イベント会場に早変わり。
4月11日には、美空ひばり不死鳥コンサート。
1990年5月には、デヴィッド・ボウイのコンサート。
「人気あるんだね」
その彼の主演映画が、本作です。

原題:Labyrinth (1986)
監督:Jim Henson    
原作:Dennis Lee/ Jim Henson
脚本:Terry Jones  
Genre:Adventure/ Family/ Fantasy
Country: UK / USA 
Language: English
上映時間:101分
あらすじ:
15歳のサラは、
異母弟トビーが泣き続けるので、
こんな弟なんかいらないと叫んでしまう。
その声を聞いたゴブリンの王ジャレスは、
サラの希望通り、赤ん坊を連れ去った。
サラはあわてて、弟を取り戻そうと、
ホグルに案内され、妖精界の城へと旅立つ・・・

出演者:
David Bowie ・・・ Jareth the Goblin King(ジャレス).
Jennifer Connelly ・・・ Sarah Williams(サラ
Toby Froud ・・・ Toby Williams(トビー)
Shari Weiser/Brian Henson ・・・ Hoggle(ホグル)
オトーサン、
「まんまだね、ボウイ」
ゴブリンの王に見えませんが、
フアンは、生の彼が見たいのです。
「そういえば・・・」
大島渚監督の「戦場のメリークリスマス」(1983)に
英軍将校役で、頑張っていましたっけ。

その他の出演者:
Christopher Malcolm ・・・ Robert.
Shelley Thompson ・・・ Irene.
Natalie Finland ・・・ the Labyrinth Fairies
Ron Mueck and Rob Mills ・・・ Ludo
Dave Goelz and David Barclay ・・・ Sir Didymus
Steve Whitmire and Kevin Clash ・・・ Ambrosius
Frank Oz ・・・ The Wiseman

User Rating:7.4/10( 105,322 votes)IMDb
  User Rating:7.2/10( 337 votes) Yahoo!
オトーサン、
「人畜無害のファンタジーだね」

User Reviews 
Lorx さん
2006年2月15日
まさに不思議

映画は、意外なすばらしい世界に誘う。
10歳の時に最初に見て、感動し、
12歳の時に、ドイツから注文した。
設定は、すばらしい;
恐ろしかったが、少年の魂を傷つけるほどではなかった。
デヴィッド・ボウイの演技は、スリリングだった。
そのユニークで、不思議な声もよかった。
ファンタジー好きならば、この映画が好きになるだろう。
ボウイ演じるゴブリンの王ジャレスは、完全な悪人だ。
時々、軽べつしたくなるのも分かるが、
私は、そうは思わない。
年をとるにつれて、私は彼に同情するようになった。
彼は、サラを助けようとしていると思う。
すばらしい視聴体験を祈る!

オトーサン、
「1986年がめっちゃ古い!のか」

hko*****さん 
2018年2月26日
古い映画もまた楽しい 

観ました。1986年の映画
めっちゃ古い!もう32年前の映画です(笑)
内容はすっかり忘れちゃっていましたけど、
主演のジェニファー・コネリーが
可愛かったのだけは記憶にある。
で、あらためて確認(笑)。
一昨年に亡くなりましたが、
ロックスター、デヴィッド・ボウイも
見られてよかったです。
おとぎ話映画だけど、
CGがまったくない時代ですね。
当然ですが、アナログがバリバリ。
スターウォーズなどの
ルーカスフィルムということもあってか、
出てくるクリーチャーみたいなものが
スターウォーズに出てくるものと
雰囲気が似ていますね。
ということで、昔の映画だけど、
かつては、VHSのレンタルビデオを
6対4のブラウン管テレビ画面で見ていましたけど、
今はアスペクト比(縦横比)が横に長い
ハイビジョンテレビで見ているので、
新しい発見がありますね。
大好きな映画「眼下の敵」なども
ブラウン管テレビで何度も見ましたが、
ハイビジョンで見て、改めて感動しました。
古い映画もまた楽しいです。


僕がいない場所

オトーサン、
「この監督は、いいね」
ドロタ・ケンジェルザヴスカ。
・木洩れ日の家で (2007) 映画索引NO.☆6336
・明日の空の向こうに (2011)映画索引NO.☆6337

原題:Jestem (2005)
 I AM
監督・脚本:Dorota Kedzierzawska   
Genre:Drama 
Country: Poland 
Language: Polish 
上映時間:93分
あらすじ:
詩人を夢見る多感な少年クンデル。
わけあって孤児院に預けられる。
他の子供たちと交わろうとせず、
やがてそこを抜け出し母のもとへ。
母親は町の男たちと自由奔放な生活を送っており、
クンデルは一人で生きていくことを決意する。
町はずれの川べりに捨てられた艀舟に住みつき、
集めた空き缶や屑鉄を売って生活する。
ある日、艀舟に一人の少女が姿を見せる。
少女は酔っぱらっていた。
近くに住む裕福な家の子、クレツズカ。
美しく賢い姉に劣等感を抱き、
傷ついた心を酒で紛らわそうとしていたのだ。
そんな2人は次第に絆を深めていく・・・

出演者:
Piotr Jagielski  ・・・ Kundel(クンデル)
Agnieszka Nagorzycka  ・・・ Kuleczka(クレツズカ)
Edyta Jungowska  ・・・ Kundel's Mother(クンデルの母親)
オトーサン、
「この子役、2人、素人だってね」
すばらしいキャステイングです。

その他の出演者: 
Barbara Szkaluba  ・・・ Kuleczka's Sister 
Pawel Wilczak  ・・・ Kuleczka's Father 
Marcin Sztabinski  ・・・ Chudy 
Lucjan Bienkowski  ・・・ Stary 
Agnieszka Podsiadlik  ・・・ Waitress 
Elzbieta Okupska  ・・・ Cook 
Janusz Chabior  ・・・ Guy 
Przemyslaw Bluszcz  ・・・ Policeman 
Tomasz Beker  ・・・ Young Policeman 
Kevin Rolof  ・・・ Young Kundel 
Piotr Andrykowski  ・・・ Gang Member 
Mateusz Andrykowski  ・・・ Gang Member 
Kamil Bitau  ・・・ Gang Member 
Lukasz Caban  ・・・ Gang Member 
Patryk Gola  ・・・ Gang Member 
Michal Hardzin  ・・・ Gang Member 
Dawid Kuszel  ・・・ Gang Member 

User Rating:7.5/10 ( 815 votes)IMDb
  User Rating:8.5/10( 53 votes) Yahoo!
オトーサン、
「心に残る児童映画だね」

・ベルリン国際映画祭
 ドイツ児童救済機関特別賞 優秀作品受賞

User Reviews 
Weredeguさん 
2007年3月12日
「問題のある親」の映画、まぁ平均より上

おなじみのテーマ:
子供は、愛が欲しい、面倒見が良い両親が必要だ。
ロケーションの北ポーランドに引きつけられる。
何が起こるか、すべての記憶は・・・
最初は、フェスティバルでの成功を目ざした
ありふれた「問題のある親」の映画のように見える。
出だしは、そういう疑いが消えないが、
やがて、生き延びるがテーマであることが分かってくる。
撮影は、非常に出来がよい。
茶色がかったフィルターをかけられたイメージが、
暖かい癒しを観客に与えてくれる。
我慢してみていると、突然、褒美をもらう。
子役2人とともに、腐敗から脱出し
束の間の平和を見つけるのだ。
だが、問題のある親になり代わって
仲間たちや国の組織が介入してくる
このエンディングを見ると、
最初の疑いが戻ってくるかもしれない。
だが、確かに見る価値がある映画だ。

オトーサン、
「やりきれないね」
こういう少年が世界にたくさんいるなんて!

Kurosawapapaさん 
2015年7月22日
少年の孤独に胸締めつけられる 

この映画は、少年の孤独を
ストーリー より “画” が醸し出す。
・朝霧の中、少年が線路の上を歩くシーン
・川べりに捨てられた艀舟の上で一人佇むシーン
白い吐息、枯れ葉で満たされた森、
季節は初冬だが、
時折、陽光やロウソクの灯りが温もりを感じさせる。
母親は、
与えられる愛を渇望し、与える愛の欠如した人間。
少年が、母親のことを遠くから見るシーンは、
二人の心の距離感を上手く描写。
「大人は誰も愛してくれない」
腐ったリンゴ、 捨て猫、 壊れたオルゴール、、、
少しずつ繊細に、負の感情を積み重ねていくドロタ監督。
それでも、少年の姿から悲壮感は漂わない。
彼の持つ 優しさ と 小さなプライド 。
あどけない一方で、生きる強さも感じさせる。
本作は、主人公一人を写すシーンの多い作品だが、
彼が関わる人間関係は意外に多い。
特に近くに住む家族との関係は、
孤児とそれを受け入れない社会の関係を如実に表している。
少年の存在を知りつつ、見て見ぬふり、
「ただのゴミだと思っている」と言う父親。
少年にとっての姉妹は、
妹は友人の対象、姉は恋の対象。
皮肉なことに、始めは笑顔を見せていた姉でさえ、
次第に少年のことを異質に感じていく。
「僕がいない場所」
僕がこの世にいてもいなくても、世界は何も変わらない、、、
そんなタイトル・メッセージ
自分の存在価値と居場所を求め、
浮遊する少年の心が、叙情的に描かれる。
本作のイメージ色は、モスグリーン と セピアカラー。
観賞後は、作品全体が悲哀に満ちた
一枚の絵画のように、フラッシュバックする。
映画としても、芸術としても、見事に昇華した作品。
少年の居場所の無さに、多々、胸を締めつけられます。 


陰陽師 II

オトーサン、
「羽生結弦、金メダル!」
五輪で陰陽師の衣装で、
「SEIMEI」の曲を舞い切りました。
興奮冷めやらぬ時期に、TV放映していました。
「ほう、第1作の評判がよかったか」
・陰陽師 〜おんみょうじ〜 映画索引NO.6237

原題:陰陽師 II (2003) 
監督:滝田洋二郎
原作:夢枕獏
脚本:夢枕獏/滝田洋二郎/江良至 
Genre:Perio-drama/ Horror/Suspence
上映時間:115分
あらすじ:
平安時代。
貴族たちの雅な世界の一方で、
鬼やあやかしが跋扈する世界があり、
邪悪な力を“呪”をもって制する
陰陽師と呼ばれる男たちがいた。
ある日、“日隠れ”が起き、
宮中の人々を次々と襲う鬼が現われ、
四人が、体を食いちぎられる。
阿倍晴明は、安麻呂の娘・日実子が
毎夜夢遊病のようにさまよい歩くことと、
鬼の事件との関係性を調べる。
一方、次々と奇跡を起こす幻角が、
人々に神のように崇められていた・・・

出演者:
 野村萬斎・・・ 安倍晴明 
 伊藤英明・・・ 源博雅
 深田恭子・・・ 日美子
 中井貴一・・・ 幻角
オトーサン、
「野村萬斎は、流石だね」
まさに、小説の記述通りでした。
・たおやかで、雅で、
 陰惨な闇の中を、風に漂う雲のように、
 飄ひょうと流れて行った男
幻角役の中井貴一、伊藤英明より上手ですが、
線が細い感じは否めません。
深田恭子の全裸シーンは、サービスでしょうね。

その他の出演者: 
 今井絵理子・・・ 蜜虫 
 古手川祐子・・・ 月黄泉 
 市原隼人・・・ 須佐 
 鈴木ヒロミツ・・・ 平為成・殿上人 
 山田辰夫・・・ 三善行憲・殿上人 
 伊武雅刀・・・ 藤原安麻呂・右大臣 
 螢雪次朗・・・ 帝
 津嘉山正種・・・ ナレーション

User Rating:3.6/10( 67 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:5.4/10( 147 votes) Yahoo!
オトーサン、
「第1作よりも、低いね」」

User Rating:4.7/10( 186 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:6.2/10( 246 votes) Yahoo!

日本アカデミー賞ノミネート 
・美術賞 

User Reviews 
パブロン中毒さん 
2005年12月26日
ああ不満 

真田よりはるかにマシな
中井貴一を出しながら、
このていたらく。なぜだ。
萬斎さんの美しさを生かさないばかりか
殺す方向へ行っとるじゃないかあ。
踊ってるだけじゃダメなんだって。
それなら狂言でも見れるんだから。
殺陣だってば。
狂言師が殺陣やるから、
プレミアがつくんじゃんか。
前作で爆発したあの美しいバトルシーンに
勝るものを期待していたのに。
フカキョンは目障りだったぞ。
萬斎さんの美しさを際立たせるなら、
ああいう吸引力のある女は余計。
ああ不満。 

オトーサン、
「意味不明、古事記を持ち出すとは・・・」
このシーンのCGが実にお粗末でした。

黒美君彦さん 
2006年9月18日
オロチ伝説

評判が芳しくなかったので
殆ど期待せずに観ましたが、
まあこんなものかと
それなりに観れました。
野村萬斎はやはり存在感があります。
彼はやはり声と所作のメリハリが
素晴らしいんだよね。
それとは比ぶべくもない
伊藤英明や深田恭子ではあるが、
それなりに頑張っていたのではないでしょうか。
ただフカキョンに対しては
誰も彼女に演技を求めていないのかな、と。
何せメイクからして、現代メイクのまんま。
しゃべり方もまんま。
でないとお子ちゃまには、彼女が誰か
わからなくなってしまうのでしょう(苦笑)。
出雲の神話と大和を絡めた
ストーリーは奇想天外で、
それなりに面白く拝見。
ヤマタノオロチ伝説は今だに様々な形で
伝奇作家に影響を与えているようです。
大和に誕生した中央集権が、
各地の抵抗勢力を弾圧していったことは
容易に推察できます。
そんなことまで
ちょっと思いを馳せてしまいました。


映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)

オトーサン、
「まだ2本しかみていない」
・ドラえもん のび太と緑の巨人伝 映画索引NO.3139
・映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生 映画索引NO.☆5980

原題:映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)(2013)
監督:寺本幸代
原作:藤子・F・不二雄  
原案協力:むぎわらしんたろう  
脚本:清水東 
Genre:Anime/Adventure
上映時間:104分
あらすじ:
ある日、怪盗デラックスによって
ドラえもんの鈴が盗まれてしまう。
ドラえもんとのび太らは、
ひみつ道具博物館に向かう。
全てのひみつ道具が展示されているのだ。
そこにも怪盗デラックスが現われ、
ひみつ道具が次々となくなってしまう。
そこで、ひみつ道具を取り戻すべく、
怪盗デラックスの行方を追っての大冒険へ・・・

声の出演者:
 水田わさび・・・ ドラえもん 
 大原めぐみ・・・ のび太 
 かかずゆみ・・・ しずか
 三瓶由布子・・・ クルト 
 千葉繁・・・ ペプラー博士
 土師孝也・・・ フィークス館長 
オトーサン、
「声質がちがうね」
大山のぶ代さんで有名なドラえもんの声は、
2005年4月15日から、水田わさびさんへ。
内定の瞬間号泣したとか。

その他の声の出演者:
 木村昴・・・ ジャイアン 
 関智一・・・ スネ夫 
 千秋・・・ ドラミ 
 向井理・・・ 向井おさる 
 三石琴乃・・・ のび太のママ 
 龍田直樹・・・ ゴンスケ 
 松本さち・・・ セワシ 
 堀江由衣・・・ ジンジャー 
 愛河里花子・・・ ポポン 
 石井康嗣・・・ ハルトマン博士 
 川村万梨阿・・・ 女神 
 高戸靖広・・・ ゴルゴンの首 
 飯田利信・・・ ルパン 
 上山千穂・・・ カーナビ 
 島本真衣・・・ お掃除ロボ・秘書 
 鈴木しおり・・・ 宇宙館ナレーション 
 松平健・・・ マスタード警部 

User Rating:6.7/10( 12 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:6.4/10( 379 votes) Yahoo!
オトーサン、
「次から次へ目まぐるしいね」

User Reviews 
ogi***** さん 
2018年2月20日
楽しいに特化させたドラえもん 

これまでのドラえもん映画の
どこかへ行って冒険する、何かが起きて解決する
というお決まりのテーマを取っ払って
単純に観客を楽しませることに特化させてます
招待状の車に乗って未来に行くシーンは
アトラクションに乗っているみたいでワクワクしますし、
ひみつ道具博物館の中を探索するシーンも楽しいです。
キャラクターも魅力的で面白い!
クルトは可愛いしペプラー博士も良いキャラしてるし
フィークス館長も面白いし、スネイプ先生の声だし
(注:土師孝也:ハリー・ポッターのスネイプ先生の声)
鈴のエピソードも感動的で暖かくて上手く作られてます。
最後の終わり方も秀逸だと思いました。
興行収入も大ヒットしたらしいですし、
個人的には声が変わってからの作品で
1、2を争うくらいに好きです 

オトーサン、
「しずかちゃんの全裸シーン、
DVDでしか拝めないんだってさ」

あろえりーなさん 
2013年9月10日
10年ぶり

ドラえもんの長編映画を見たのは
たぶん10年ぶりぐらいです。
声優さんが入れ替わってからは初めてかも。
なので、昔懐かしい気持ちと
新鮮さとの両方を感じながら鑑賞していました。
あ、ドラえもんって
こんなベタなギャグアニメだったんだな〜、
でもそれもなかなか面白いな〜なんて。
ストーリーそれ自体はたいしたことないですが、
のび太とドラえもんが仲良くなるきっかけになった
鈴の話が感動的でした。
あとはそうだなぁ。
しずかちゃんの衣服が掃除機に吸い取られて
全裸になるシーンはびっくりしました(笑)。 


不機嫌なママにメルシィ!

オトーサン、
「ふーん、フランスにもあるんだ」
入学試験時のイヤな思い出は、M検。
裸になって、一物を目視、触診されました。
この映画の主人公も、同じ目にあっていました。
性病に罹っていないか、欠損がないか、
あれば兵役免除になるわけ。
このM検、人権意識の高まりもあって
1957年の東大を皮切に廃止されていったとか。

原題:Les garcons et Guillaume, a table! (2013)
      Me, Myself and Mum
監督・脚本:Guillaume Gallienne      
Genre:Comedy
Country: France / Belgium 
Language: French / English / Spanish / German 
上映時間:85分
あらすじ:
エレガントなママに憧れ、
女の子のように育ったギヨーム。
家族は皆、彼はゲイと信じていた。
パパに無理やり男子校に入れられるもイジメに遭い、
イギリスに留学しても男子生徒相手に失恋。
いつしか自分のセクシャリティが
分からなくなり混乱していくギヨームは、
本当の自分を見つめ直そうと放浪の旅に出る・・・

出演者:
Guillaume Gallienne ・・・ Guillaume/ Mother(ギヨーム/ママ)
Andre Marcon ・・・ Father(パパ)
Francoise Fabian ・・・ Babou(祖母)
オトーサン、
「主人公は、女になりたいんだ」
ギョーム・ガリエンヌは、1人2役でした。

その他の出演者:
Nanou Garcia ・・・ Paqui
Diane Kruger ・・・ Ingeborg
Reda Kateb ・・・ Karim
Gotz Otto ・・・ Raymund
Francoise Lepine ・・・ Mom theater
Brigitte Catillon ・・・ the American aunt
Carol Brenner ・・・ the multi-lingual aunt
Charlie Anson ・・・ Jeremy

User Rating:6.7/10( 6,419 votes)IMDb
  User Rating:6.2/10( :84 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ま、こんなもんか」

セザール賞 受賞
・作品賞
・主演男優賞  ギョーム・ガリエンヌ
・脚色賞
・新人監督作品賞
・編集賞
同ノミネート
・監督賞  ギョーム・ガリエンヌ
・助演女優賞  フランソワーズ・ファビアン
・音響賞
・美術賞    
・衣装デザイン 

User Reviews 
nico-gordesさん 
2013年11月13日
微笑み、笑い、同情し、泣く

予告編は面白そうだった。
見に行ったが、期待以上だった。
陽気で、感動的だ。
この映画の主題は、ドラマに向いているが、
コメディとして完璧に仕上がっている。
あなたは微笑み、笑い、同情し、泣く。
感情、繊細さ、ウィットが沢山ある!
こいつは、映画の本質だ。
脚本もいいし、演技もいい。
そのうえ、監督もすばらしい。
音楽も、極めてよかった。
ギョーム・ガリエンヌ,でかした!
傑作を見せてくれた。

オトーサン、
「これで、めでたしめでたし」
女性の恋人ができ、無事結婚することで、
主人公は、ようやく母の呪縛から脱出できたのです。

いまそのときさん 
2015年4月3日
さすがフランス!!

この映画にセザール賞を与えた。
ヒット舞台劇の映画化。
母に対する敬愛と葛藤をユーモラスに描く。
男と女の狭間の中、2役を演じ分けるギョーム。
この感性はユニークだが男性だから描けた視点だろう。
母や女性に対する最上級のオマージュになった。
心の葛藤を自虐的に
しかし率直に分析して見せたところ、
不思議な体験でもあり新鮮な驚きだった。


明日の空の向こうに

オトーサン、
「この女流監督、いいね」
ドロタ・ケンジェジャフスカ?
誕生日:1957/6/1 -
出身:ポーランド、ウッチ
ウッチの国立映画学校で映画を学んだ後、
モスクワの映画研究所で制作・演出を学ぶ。
1994年、「からす達」で、
キャメリメージ国際映画撮影技術祭でグランプリ
子供たちや社会問題を扱った作品には定評がある。
監督作:
・Crows(からす達) (1994)
・僕がいない場所 (2005) 
・木洩れ日の家で (2007) 
・明日の空の向こうに (2011)

原題:Jutro bedzie lepiej (2011) 
      Tomorrow Will Be Better 
監督・脚本:Dorota Kedzierzawska   
Genre:Adventure/ Drama
Country: Poland 
Language: Russian / Polish 
上映時間:118分
あらすじ:
現代のロシア。
ポーランドと国境を接する貧しい村で
鉄道の駅舎を住処にする身寄りのない
10歳と6歳の兄弟、ヴァーシャとペチャ。
ある日、同じ境遇の友だちリャパに誘われ、
3人で国境を越えてポーランドへ行くことに。
外国に行けばより良い生活ができると信じて、
命がけの冒険に旅立つ3人だったが・・・

出演者:
Oleg Ryba・・・  Pietia(ペチャ)。
Jewgienij Ryba・・・  Waska(ヴァーシャ)
Akhmed Sardalov・・・  Liapa(リャパ)
オトーサン、
「子供たちが可愛いね」

その他の出演者:
Stanislaw Sojka・・・  Policeman 
Kinga Walenkiewicz・・・  Lala 
Zygmunt Gorodowienko・・・  Old man 
Aleksandra Billewicz・・・  Bride 
Antoni Lanczkowski・・・  Border guard 
Stanislaw Zawadzki・・・  Driver 
Angelika Kozic・・・  Girl with bread 
Maria Cichonczyk・・・  Aunt 
Waclaw Gladczyk・・・  Villager 
Grzegorz Sikorski・・・  Policman 
Krzysztof Boczek・・・  Guy 
Kamil Wrona・・・ Young border guard 

User Rating:7.1/10( 186 votes)IMDb
  User Rating:7.2/10( 24 votes) Yahoo!
オトーサン、
「心を打つ」

ベルリン国際映画祭受賞
・ジェネレーション部門グランプリ

User Reviews 
おさ さん 
2015年7月23日

ロシアのストリートチルドレンの話。
最初は、古ぼけた駅舎や
馬車などが出てくるため、
1930年代の話だろうかと思う。
ストーリーが進むにつれ、
ペットボトルや携帯電話などが出てきて
現代の話だと分かってくる。
駅舎で暮らす6歳から12歳くらいの
3人の子供たちは、
国境を越えればましな暮らしがあるのではと、
とにかく南へ向かい、
夜間に国境を越えようとする。
苦労の末、何とか国境は越えるのだが、
駆け込んだ先のポーランドの田舎の村の
いかにも冴えない中年太りの警察署長が
上部に電話すると、
本人が「亡命を希望する」と言わなければ、
ロシアに引き渡す規則だと言われて、
とても哀しそうにする。
少年3人に、そんな言葉を知っている
年齢の子供はいない。
ポーランドの村の子供は、
貧しいロシアの子どもということで
馬鹿にして囃し立てる。
現代にいたるまでの
ロシアとポーランドの関係が、
子供にまで及んでいるのだろう。
囃し立てる子供の妹の
いちばん小さい5歳くらいの少女は、
警察署までパンをあげるために持ってくる。
署長にしても、国境の向こうには、
飢えた子供たちが大勢居る事は知っていても
実際に目の前にいると、
出来れば何とか助けたくなるのだろう。
国によって、こんなに子供の暮らしが
酷くていいのだろうかと考えさせられる。
最後の3人の無邪気な明るさがいくらかの救いだった。
全体に映像が美しい映画だった。
この映画の他所のレヴューで、
子供に煙草を吸わせるシーンがあるのはけしからん、
と書いている方がいるが、
それどころの話じゃないだろう、と思った。

オトーサン、
「撮影もいいが、音楽もいいね」

陸将さん 
2013年1月19日
それでも、鶴は翔んでゆく

本作は3人の子供たちを中心とした
「ロードムービー」として展開していく。
特に1番年下のペチャに寄り添った視点になっている。
年上の2人は国境を目指すこの冒険から、
彼を置き去りにしようとする。
そこから子供特有の遊戯性、
あるいは兄弟愛が浮かび上がるが、
何といっても3人のじゃれ合いが
物語の推進力となっている。
やんちゃさや腕白さは言うな
れば彼らなりの処世術でもある。
その姿が実に可愛らしい。
だが、この旅路で
彼らが食料に困っている様子もなく、
疲れて歩けない素振りも見せない。
中盤までは
「過酷なものを極力見せないようにする」
演出に戸惑いを感じてしまう。
しかし、その演出には理由がある。
やっと目的地である国境に辿り着いた3人。
そこには夢や希望が満ち溢れているはずであった。
だが、3人を待ち受けていたのは、
この冒険の旅路よりもずっと過酷な現実である。
ここで、警察担当者の視点と
観客の視点が重ね合わせられる。
この子たちを何とか助けてあげたい。
だが、それを法律が阻んでしまう。
八方ふさがりの状況下で、
子供たちの「おねだり」の視線が胸を痛めつける。
だが、それでも子供たちはいつまでも悲観はしない。
車中の子供たちの笑顔に、観客は救われることになる。
『鶴は翔んでゆく』という歌に合わせて、
まだまだ未来は開けているという
希望が残されているのだ。
本作で特筆すべきは、
アルトゥル・ラインハルトによる撮影だ。
子供たちの表情のドキュメンタリックな切り取りかた。
夜空の表情の切り取りかた。
風景や屋内の画の切り取りかた。
それらを観るという一点だけにおいても、
一見の価値がある作品だ。


木洩れ日の家で

オトーサン、
「山荘暮らしで、死ねたらいいね」
木洩れ日の家で、愛犬と過ごす。
好きな家具に囲まれて、思い出に生きる・・・

原題:Pora umierac (2007) 
   Time to Die
監督・脚本:Dorota Kedzierzawska   
Genre:Drama
Color:  Black and White
Country: Poland 
Language: Polish
上映時間:104分
あらすじ:
91歳の女性、アニェラ。
ワルシャワ郊外の緑に囲まれた
古い屋敷で愛犬と暮らしている。
共産主義時代に政府から強制された
間借人も、ようやくいなくなり、
思い出の詰まった家で静かな余生を送っていた。
楽しみは、双眼鏡で両隣の家を覗くこと。
一方は、愛人を囲う成金の家、
もう一方は、若いカップル、
子どもたちのために音楽クラブを開いている。
ある日、成金の使いが、家を売ってほしいと
破格の値段を提示してくる。
言下に断るが、残り少ない人生を思い、
大切な我が家の行く末に不安が募る。
追い打ちを掛ける息子の思いがけない行動に
さらなるショックを受ける・・・

出演者:
Danuta Szaflarska ・・・Aniela Walter(アニェラ)
Krzysztof Globisz ・・・Aniela's Son(息子)
Patrycja Szewczyk ・・・Aniela's Granddaughter(孫娘)
オトーサン、
「この女優、大往生したんだ」
・ダヌタ・シャフラルスカ(1915/2/6 - 2017/2/19)
 「ポーランド映画界の生ける伝説」といわれた。

その他の出演者:
Marta Waldera ・・・Aniela's Daughter-in-Law 
Agnieszka Podsiadlik ・・・Girl 
Piotr Ziarkiewicz ・・・Trebacz
Kamil Bitau ・・・Dostojewski
Kai Schoenhals ・・・Aniela's Neighbour
Weronika Karwowska ・・・Aniela's Neighbour
Ma?gorzata Ro?niatowska ・・・Doctor
Wit Kaczanowski jr ・・・Young Aniela's Son
Joanna Szarkowska ・・・ Young Aniela

User Rating:7.6/10( 832 votes)IMDb
  User Rating:8.0/10( 65 votes) Yahoo!
オトーサン、
「豊かな時間だったね」

User Reviews 
Javier Kohenさん 
2007年11月4日
すばらしい"死ぬまでの時間"

ポーランド語の勉強に、見に行った。
期待していなかった映画だが、魅了された。
孤独な老婆のルーテインが輝きを放っている。
彼女の目を通して、
個人的な世界を見る機会が与えられる。
彼女の恐怖、彼女の喜び、彼女の記憶、
そして、彼女の夢さえも見ることができる。
彼女のルーテインは、全くの繰り返しではない。
いつも何か新しいことが起きる。
彼女の独白の相手は、愛犬だ。
すべての俳優は、すばらしい仕事をしている。
ペットも、そうだ。
老婆はとてもリアルなので、
スクリーンに話しかけたくなる。
注目すべきは、そのカメラ・ワーク。
すべての状況と感情を見事に捉えている。
白黒のテクスチャーが、いい。
最初から終わりまでビジュアルに魅惑された:
慎重に選ばれた構成とアングル、
いくつかのカメラトリック、
照明の異なる質感が印象的だ。
ガラス越しに、人物たちが紙人形のように動く
撮影は、非常に美しく、
胸を打つ写真のコレクションを見ているようだ。
残念なことに、私のポーランド語は下手なので、
半分しかせりふが分からなかった。
私がよく分かる言語の字幕をつけてほしい。
だが、まったく言葉が分からなくても、
この映画を見るように勧めたい。

オトーサン、
「犬にも、賞をあげたいね」

kuroさん 
2011年8月22日
老婆と犬の名演技

ラストは使い尽くされたオチなのですが、
懐古的な雰囲気を倍増させるモノクロ映像と、
実年齢が91歳の現役女優の演技が
とてもすばらしい映画です。
犬の演技もよかった。
ドッグトレーナーの腕がいいのでしょうね、
犬が脚本を理解しているような
見事な出来栄えでした。
ソ連圏に取り込まれなければ、
貴族として優雅な一生を送れたはずの老婆が、
全てを共産党に取り上げられても、
それも運命と耐え強く生きてきたものの、
残されたのは別居する一人息子と
老朽化した屋敷だけ。
貴族育ちだけに共産主義政権下では
言い知れぬ苦しみを味わったことでしょう。
料理も裁縫もできないお嬢様だったわけですから。
それが間借り人も出て行って、
晩節に忠実な犬が伴侶の
静かな暮らしを手に入れ、
若く美しかった頃の
自分や恋人との思い出に浸る時間が
唯一の楽しみになっているところに、
その唯一残された貴族だった証しである
思い出の屋敷を隣りの金持ちに売って、
他のところへ住んでくれと息子に言われたときには
大変なショックを受けます。
そのときは嫁にそそのかされたのだと
納得して許すのですが、
本当のことを知ったときの怒りは
とても91歳とは思えない馬力です。
そこが痛快な映画になっています。
この映画、日頃に観に行っている映画館で
並ぶほどの大勢の観客で人気です。
その映画館ではじめて見る光景でした。


戦場にかける橋

オトーサン、
「2001年に見たね」
・戦場にかける橋 映画索引NO.☆258
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
何度も見た戦争映画の傑作です。
主題歌の「クワイ川マーチ」の口笛が
流れだすと、わくわくします。

原題:The Bridge on the River Kwai(1957)  
監督:David Lean 
原作:Pierre Boulle  
Genre: Drama/ War 
Country: UK/ USA 
Language: English/ Japanese/Thai 
上映時間:161分
あらすじ
1943年、第二次世界大戦下のビルマ。
日本軍の斉藤大佐を長とする捕虜収容所に、
ニコルソン大佐率いる英軍捕虜が送られてきた。
鉄橋建設を急ぐ斉藤大佐は、
将校も建設現場で働けと命じるが、
ニコルスンは「ジュネーブ協定に反する」と
抗議するが、独房に閉じ込められてしまう。
そんななか、アメリカ海軍中佐シアーズは、
奇跡的に脱走に成功し、
イギリス軍傘下の軍病院に保護された。
負傷除隊の日を楽しみにしていたが、
米軍のウォーデン少佐から、現地に戻り
鉄橋爆破作戦に加わるよう指示される・・・

出演者: 
William Holden・・・ Commander/Major Shears(シアーズ中佐)  
Alec Guinness・・・ Colonel Nicholson(ニコルソン大佐) 
早川雪洲・・・  Colonel Saito(斎藤大佐) 
Jack Hawkins ・・・ Major Warden(ウォーデン少佐)
オトーサン、
「誇らしく思ったもんだ」
ハリウッドで、早川雪洲が大活躍。
いまの渡辺健さんより、騒がれていたっけ・

その他の出演者:
James Donald (I)・・・ Major Clipton  
Geoffrey Horne ・・・ Lieutenant Joyce  
Andre Morell ・・・ Colonel Green  
Peter Williams (II)・・・ Major Reeves  
John Boxer (II)・・・ Major Hughes  
Percy Herbert・・・ Grogan  
Harold Goodwin (II) ・・・ Baker  
Ann Sears ・・・ Nurse   
Heihachiro Okawa ・・・ Captain Kanematsu  
Keiichiro Katsumoto・・・ Lieutenant Miura  
M.R.B. Chakrabandhu ・・・ Yai  

User Rating:8.2/10( 168,811 votes)IMDb
  User Rating:7.9/10( 273 votes) Yahoo!
オトーサン、
「名画だね」
なお、2001年時点のIMDbのUser Rating
8.4/10 (8,685 votes)
top 250: #46

アカデミー賞受賞 
・作品賞     
・主演男優賞  アレック・ギネス    
・監督賞  デヴィッド・リーン    
・脚色賞    
・撮影賞  
・作曲賞     
・編集賞     
同ノミネート
・助演男優賞  早川雪洲    

User Reviews 
Spleenさん
1999年9月6日
今も新しい、ほぼ完璧だ

すべての戦争映画のなかで、
最もよいアイデアがある。
ひどい戦争映画を作ることが、
どれほど容易であるかを考えてほしい。
人々は橋を爆破しなければならない、
これは彼らの探求の話だ…
この前提がいい。
「ナバロンの要塞」と呼ばれ、緊急だった。
私達は、戦争の残忍さを間近で見る。
そして、その残忍さを再びもっと見る。
控えめなアメリカ兵は、頑固な実用主義から、
彼の上司の名誉と栄光を誇張する話し合いを拒絶し、
基本的な人間性を主張し、生き続けようとする。
私達は、イギリス人捕虜が、日本の残忍さを前に、
威厳を保つ様子をみる。
同時に、壮大で、長く、サスペンスに満ち
引き締まったストーリーをみる。
アメリカの実用主義者が、ヒーローとなるにしては、
やや貧相な印象を与えているが、
名誉と栄光についての誇張したストーリーが、
これによって、意味をもってくるのだ。
彼は、自分を強く律している。
素晴らしい演技、撮影、音楽。
唯一、良心の呵責となるのは、歴史的な正確さ。
この映画にあるようなことは、起きなかった。
それを承知で、監督は、誠実な映画をつくった。

オトーサン、
「国名は、いまはミャンマー」
ビルマから復員してきた叔父さんを
子供の頃、ビルマ叔父さんと呼んでいました。

ジーナさん 
2010年3月1日
意外にブラック

第二次世界大戦時、
日本兵と捕虜のイギリス兵がぶつかり合いながら
「橋」という目的に向って
力を合わせていく戦時ドラマです。
史実ドラマではないので御注意ください。
前半の展開の遅さのせいか
とにかく長く感じてしまいました。
この当時の作品
に現代のようなテンポの速さを
求めてはいけないのですが、
それでも前半は
もう少しテンポアップする必要があるのでは?
テンポのせいだけでなく、
実際にあと10〜15分短くまとめてくれると
良かったでしょう。
しかし、戦争の裏側に存在する人間の心理を
真面目に捉えながらも
コミカルに表現しているのはGOOD
自分達には何の得もなく
重労働を強いられるだけの橋の建設に対し、
すみずみまできちんと正確に処理し
素晴らしい橋を作ろうとする
英国将校の姿はイギリス人らしさが出ていて面白いです。
その橋の建設によって失われていた
軍人の秩序が戻っていく展開、
軍人としての誇り、情愛や気高さを描きこんだ
ストーリーには引き付けられました。
3つの視点が1つの橋に向けられている
ストーリーの組み立て方も上手いですね。
これが収容所内だけの話では
退屈してしまったと思います。
芸術作品を見ているような映像の美しさと
その雰囲気を高める効果音も見事でした。
構図と音の使い方に
監督のこだわりを感じることでしょう。
キャラクター性や登場人物の奥行きが
現在の映画に比べると粗く浅いため、
感情移入しにくいですが、、
発想や脚本は今でも新鮮だと思うので
リメイクしてみるとイイかもしれませんね。
まぁ・・・色々とうるさく言う人が多そうだから
今の時代に作れる内容じゃないでしょうが(爆)
そういう意味では貴重な映画かもしれません(笑)
ラストも何が正しいのかは判断できないように
誰の側にも偏る事なく作られた戦争モノとしては
珍しい作品だと思います。
押しつける事なく
戦争を上手に皮肉っているような作品ですが、
軽いテイストなので戦争映画=重厚でシリアスなもの!
と思っている方には不向きかもしれません。


本能寺ホテル

 
オトーサン、
「パクリ騒動だってね」
脚本は、プリンセストヨトミの万城目正さん。
ところが、ボツになってしまいました。
「いちばん仕事をしてはいけない相手と
関わってしまったうかつさ。
大失敗だった。
今も毎日後悔を繰り返しています」

原題:本能寺ホテル (2017) 
監督:鈴木雅之
脚本:相沢友子  
Genre:Comedy/Mystery
上映時間:120分
あらすじ:
会社が倒産して、倉本繭子は、
吉岡のプロポーズを受け入れ、京都へ。
ふとした手違いから
路地裏にあるレトロな本能寺ホテルに
チェックインする。
ホテルのエレベーターは、なんと
1582年の本能寺に繋がっていた。
やがて織田信長と出会った繭子は、
ふたりで京都の町を見物するなどして
彼の意外な人柄に惹かれていく・・・

出演者:
 綾瀬はるか・・・ 倉本繭子 
 堤真一・・・ 織田信長 
 平山浩行・・・ 吉岡恭一
オトーサン、
「綾瀬はるかの天然ボケがいいね」
自分探しというのが、いかにも・・・

その他の出演者:
 濱田岳・・・ 森蘭丸 
 田口浩正・・・ 大塚 
 高嶋政宏・・・ 明智光秀 
 近藤正臣・・・ 吉岡征次郎 
 風間杜夫・・・ 本能寺ホテル支配人 
 佐戸井けん太  
 平岩紙  
 迫田孝也  
 赤座美代子  
 曽我部洋士  
 豊田康雄  
 峰蘭太郎  
 永野宗典  
 八嶋智人  
 宇梶剛士  
 飯尾和樹  
 加藤諒  

User Rating:4.9/10( 15 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:7.6/10( 4,313 votes) Yahoo!
オトーサン、
「うーん」
脚本を担当したのは、相沢友子さん。
歌手、女優、小説家と多彩な才能の持ち主です。

User Reviews 
サンゴ さん 
2018年2月20日
綾瀬はるかは可愛いけどお話は陳腐すぎる 

全編に渡って綾瀬はるかは可愛い。
ファンの人なら見て損はない。
でもお話はとても陳腐で。
主人公がたいしたトリガーもなく
簡単に過去と現在を行ったり来たりして、
なんかタイムスリップものというより
遊園地のアトラクション程度にしか感じられなかった。
一番わけわからんと思ったのは、
信長に逆らって殺されそうになって
命からがら現代に逃げてきたというのに、
またうかうかと過去とつながってるらしき
エレベーターにのるわ、うかうかと外に出るわで、
いくらなんでもバカすぎ。
本能寺の変が終わって現代に戻ってきた後
あっさり結婚やめて歴史の教師になると
決めたのもしょうもなかった。
あんな経験しといて、
人生変えたことの象徴が
その程度なんだっていう脱力感。
最初から最後までヒロインはフワフワしてる。
ずっと脱力系。
それが案外受けが良かったのか?
なんでこんなに(Yahoo!の)評価点が高いのか
わからない映画の一つです。

オトーサン、
「ま、京都 信長 綾瀬はるか」
強力な3大ブランドが揃っているからな。

あにやんさんさん 
2017年2月15日
いかにもフジテレビ

良くも悪くも
(いや、良くもな部分は
ほぼ皆無に等しいのですが)
いかにもフジテレビな映画。
真面目に作ろうって気はあるのかいなぁ、
ってツッコミたくなるような作品で。
綾瀬はるかの役が素の彼女を活かしてか、
かなり天然系なんですよね。
なのでタイムスリップしても大して驚きゃしないし、
タイムスリップ先で最初に出会った人物(森蘭丸)に
いきなり自分の身の上話を始めちゃうし、
無礼者としてさっさと斬り捨ててくださいね、
と言わんばかりに信長の前で頭の悪い言動を繰り返すし。
現代の人間が信長の前にタイムスリップしちゃったら、
っていう話と言うより、世間がイメージしてる
綾瀬はるかが信長の前でボケかましまくったら、
っていう映画になっていて、
ゆるキャラものみたいなモンで。
実にフジテレビらしいです。
一方の信長は
タイムスリップしてきた娘の存在によって
何らかの意外な展開を見せる訳でもなんでもなくて、
なーんの変化もないままに
本能寺の変までを消化してゆくだけで、
面白味に欠けまくります。
ただ、信長というキャラの成り立ちについては
それなりに語ってみせてます、って、それだけ。
唯一、現代から持ち込まれた観光チラシが
キーアイテムのような存在に見えますが、
それもあまり上手く機能しているようには思えません。
タイムスリップの結果として、
このような事になりましたというオチが
存在していないんですよね。
綾瀬はるかは最終的に成長したような描かれ方をしますが、
それは別にタイムスリップによる作用でなくたって
何だっていい訳ですし。
明智光秀の謀反による本能寺の変について
説明を受けた上でも信長側の歴史は
改変される事はありませんし。
タイムスリップものとしての
面白味、醍醐味はほぼ皆無。
で、そんな作品でも
退屈はせずに見られたのでこの点数。
映画そのものが面白かったのではなくて、
好きな京都を舞台にしていて
(絵葉書的風景が羅列される映画ではありますが)
その歴史に想いを馳せる事ができた事、
綾瀬はるかのキャラものとしては楽しかった事、
その二点が良かった、ってそれだけ。
少し前に宝塚月組の『信長』も見ましたしね
(あれはあれでトップの退団公演なのに
信長から話が離れる時間が長過ぎたり、
この映画と同様に信長のキャラが
固まってて変化が無かったりで、
イマイチな舞台でしたが)。
まあ、人には決してお薦めできない映画ではあります。 


パニック・トレイン

オトーサン、
「うーん、いまさら」
秀作があるのに、駄作をつくるとは。
・サブウェイ・パニック (1974) 映画批評No.☆3395
・サブウェイ1・2・3 激突(2009) 映画批評No.☆3348
・暴走機関車(1985) 映画批評No.☆5877
・アンストッパブル(2010) 映画批評No.4613

原題:Last Passenger (2013) 
監督:mid Nooshin    
脚本:Omid Nooshin/ Andy Love/ Kas Graham  
Genre:Action/ Mystery/ Thriller
Rated R for language 
Country: UK 
Language: English 
上映時間:97分
あらすじ:
医師でありシングルファーザーのルイスは、
息子のマックスとロンドから
深夜の列車で家路に向かっていた。
停車中に誰かがブレーキを操作していることに
不審を覚えるも、列車は走り出す。
いつのまにか眠っていたルイスは
列車が止まらないことに気付き、
車内のインターフォンで運転室と連絡を取るが、
乗客の人数を聞かれるだけだった。
車内にはルイスと息子のマックス、
ルイスが好意を寄せている美女サラ、
反社会的で信用できない男カーマイケル、
初老の銀行家、心臓に病を抱えた老女の6名。
ブレーキの利かなくなった列車は
正体不明の男に操られ、踏切りにいた車を跳ね飛ばし、
ノンストップで暴走していく。
果たして暴走を続ける列車を止めることが出来るのか・・・

出演者:
Dougray Scott ・・・ Lewis Shaler(ルイス)
Joshua Kaynama ・・・ Max Shaler(マックス)
Kara Tointon ・・・ Sarah Barwell(サラ)
David Schofield ・・・ Peter Carmichael(カーマイケル)
オトーサン、
「演技は、いいけど・・・」

その他の出演者:
Iddo Goldberg ・・・ Jan Klimowski
Lindsay Duncan ・・・ Elaine Middleton
Samuel Geker-Kawle ・・・ Train guard

User Rating:5.8/10( 5,363 votes)IMDb
  User Rating:5.3/10( 106 votes) Yahoo!
オトーサン、
「やはり低いね」

User Reviews 
tkell31さん 
2017年7月30日
下らん筋書によって、よいアイデアが台無しに

すばらしい出演者の共演。
設定がどんなに愚かだったか、忘れそうになった。
この映画、
出演者が、映画作りを楽しみ、
心底、いっしょに働くことが好きだと分かる。
あいにく、設定が悪い。
自殺願望のある車掌と暴走列車に粘着してしまった。
何が起こっているか分かると、
もうサスペンスも緊迫感も全くない。
同じ出演者で、ボート、飛行機墜落事故、
ハイジャックに遭遇したら?
私が知らないこと、何か
アクションが無意味だ。
期待しないで見る分にはいいが。

オトーサン、
「そうなんだ」
この映画は予告編だけを先に作り、
世界中にクラウドファンディングで
資金を集めて製作された映画だとか。

TCYさん 
2017年5月8日
ラスト・パッセンジャー

低予算感ある映画だが
スピード感ある展開はなかなか楽しめた。
乗客がほとんど居なくなった状態で
ハイジャックするわけだが
犯人の「乗客は何人残ってる?」と聞くところ、
これは自殺志願の犯人が
乗客を極力巻き添えにしたくなかったからだろうか。
乗客6人となってからの
それぞれのキャラクターも良く描けている。
難を言えば犯人像の描写が全くなかったところ、
トンネル内で警察が仕掛けた罠で
一旦電車が止まったにも関わらず
その間に警察が何にも動かなかったところか。。
当初のトレイラーは500ポンドという超低予算。
しかし電車は無料で借りることができ、
予算のほとんどはスタッフの交通費と暖房費に消えたとか。。
吉崎アド氏のプロデューサー・デビュー作であるとともに
吉崎道代氏、長瀬文男氏なども名を連ねている。


オックスフォード連続殺人

オトーサン、
「この監督、すごいね」
アレックス・デ・ラ・イグレシア
気狂いピエロの決闘 ☆映画索引NO.6324
ヒッチコック風の作品があるというので、
この作品をTSUTAYAで借りてみました。

原題:The Oxford Murders (2008)
監督:Alex de la Iglesia
原作:Guillermo Martinez 
脚本:Alex de la Iglesia/ Jorge Guerricaechevarria  
Genre:Crime/ Mystery/ Thriller 
Rated R for language, sexual content/nudity 
and some violence/disturbing images 
Country: Spain / UK / France 
Language: English 
上映時間:104分
あらすじ:
世界的数学者のセルダム教授に憧れ、
英国のオックスフォード大学に留学した
アメリカ人青年マーティンは、
教授の古い友人イーグルトン夫人の家に下宿する。
介護疲れで娘のベスは夫人と不仲のようだ。
大学で、スカッシュで汗を流していると、
看護婦のローナに出会い、いい仲になる。
下宿先に戻ってきた彼は、
夫人のもとを訪ねてきたセルダムと出くわす。
一緒に夫人の部屋へ向かった2人は、
夫人の他殺体を発見する。
セルダムは、連続殺人事件を思わせる
謎めいたメモを受け取り、夫人宅に急行していたのだ。
その後も謎のメッセージとともに
不可解な殺人事件が続いていく。
シリアルキラーからの数学的な挑戦と
理解した2人は、真相究明に乗り出す・・・

出演者:
Elijah Wood ・・・ Martin(マーティン)
John Hurt ・・・ Arthur Seldom(セルダム教授)
Anna Massey ・・・ Mrs. Julia Eagleton(イーグルトン夫人)
Julie Cox ・・・ Beth Eagleton(ベス)
Leonor Watling ・・・ Lorna(ローナ)
オトーサン、
「ジョン・ハート、秀逸!」
アカデミー賞ノミネート 
・助演男優賞 ミッドナイト・エクスプレス 
・主演男優賞 エレファント・マン    
なお、ローナが裸にエプロン姿で、
マーティンといちゃつくシーン、
どこかで見たような気がします。

その他の出演者:
Dominique Pinon ・・・ Frank
Burn Gorman ・・・ Yuri Ivanovich Podorov
Jim Carter ・・・ Inspector Petersen
Alex Cox ・・・ Kalman
Bruce Jamieson ・・・ Steiner

User Rating:6.1/10( 24,679 votes)IMDb
  User Rating:5.7/10( 44 votes) Yahoo!
オトーサン、
「数式だらけ、難解だったね」
2度みれば、そうではなくなりますが・・・

User Reviews 
teemu-uusitaloさん 
2015年12月20日
この映画には、絶対的真実は全くない

ここにあるのは、アメリカ人学生をめぐる
英国風ミステリーだ。
アメリカと英国の奇妙なブレンドだ。
私が、英国の推理小説が好きなのは、
冷静で、テンポが遅く、洗練されていることだ。
一定のムードが作り出されている。
だが、そんな気分は、撮影によってすっ飛んでしまう。
テンポが早く、せわしない。
アメリカ人学生役のイライジャ・ウッドは、
セックスシーンを演じるが、
英国の推理小説には、全くふさわしくない。
気まずい感じがする。
監督は、スペイン人だが、
起用したスタッフが、よくない。
もちろん、いくらかいいところもある。
ジョン・ハートの演技がいい。
また、奇妙な数学が興味をそそるし、
私も、いくらかは理解できる。
要するに、私には、製作者の意図が分からない。
ミステリーというジャンルとしては、奇妙だし、
あまりにもテンポが早すぎる。
この映画、もっと好きになりたいが、
ひどく不調和だし、多くが場違いだった。
もっと美しくできただろうに。 

オトーサン、
「確かに、このシーンはいいね」

星六つ さん 
2014年2月7日
好きなシーン 

哀しげなチェロの旋律。
場所は楽団の練習場。
チェロを弾くのは一筋の涙を流す
イーグルトン夫人の娘ベス。。
カメラは夫人の傍を歩く女性に移り、
彼女の後ろ姿を追って練習場から外へ。
外に出るとすぐにカメラは女性から離れ、
通り過ぎた男の後ろにつく。
男は歩いて向かいの本屋に入る。
店員から注文した本を受け取っている
フランクから再びカメラは離れ、
奥から出てきたユーリに移る。
ユーリは、不機嫌な表情を浮かべながら
本屋から出て通りを歩く。
すると目の前に何かを見つけたのか
逃げるようにカメラから離れる。
カメラがユーリの目線の先に向きを変えると
向こうから歩いてくるのはセルダム教授。
教授は、途中、紙切れをごみ箱に捨てるが
速度を落とさずに歩き続ける。
教授とすれ違うように自転車に乗った
マーティンが登場し、カメラは彼に移る。
そして下宿に到着し自転車から降りる
マーティンからもカメラは離れ、
二階の窓から建物内に入り、
最後に映し出されたのは
第一被害者の死に顔。
この一連の流れが好きです。
終始カメラの長まわしというわけではなさそうですね。
巧く繋げていますね。
ストーリーの感想としては、
自分の言動には責任持ちたいですけど、
他人の行動には責任なんて持ちたくないですよ。 


ハリソン・フォード 逃亡者

オトーサン、
「2001年に見たね」
・逃亡者 映画索引NO.104
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
読み返してみると、
元旦に武蔵小山商店街を訪ねて
安売りコーナーで、ビデオを買ったのです。

原題:The Fugitive  (1993) 
監督:Andrew Davis    
原作:David Twohy
キャラクター創造:Roy Huggins
脚本:Jeb Stuart/ David Twohy    
Genre: Action/ Crime/ Drama  
Rated PG-13 for a murder and other action sequences 
      in an adventure setting 
Country: USA 
Language: English / Polish / Spanish 
上映時間:130分
あらすじ:
シカゴの高名な外科医リチャード・キンブル。
ある夜帰宅すると、
家から逃げ出す片腕の男を目撃、
邸内では妻が瀕死の状態で倒れていた。
そして間もなく彼女は息を引き取り、
キンブルはその容疑者として逮捕されてしまう。
無実を訴えるも虚しく死刑判決を受け、
刑務所へと移送されるが、
道中で護送車が列車と衝突し、
九死に一生を得たキンブルは
逃亡しながら片腕の男を探し求めていく。
一方、その事故現場からの脱走者がいることを知った
連邦保安官補のサミュエル・ジェラードは、
さっそく追跡を開始する。
こうして、ジェラードに幾度となく追いつめられるも
何とかその窮地を潜り抜けたキンブルは、
やがて片腕の男サイクスや
その黒幕を突き止めるのだが・・・

出演者:
Harrison Ford ・・・ Richard Kimble(キンブル) 
Tommy Lee Jones ・・・ Samuel Gerard(ジェラード) 
Andreas Katsulas ・・・ Fredrick Sykes(サイクス)
オトーサン、
「両雄、競演!」

その他の出演者:
Sela Ward ・・・ Helen Kimble
Joe Pantoliano ・・・ Cosmo Renfro
Jeroen Krabbe ・・・ Dr. Charles Nichols
Daniel Roebuck ・・・ Robert Biggs
Tom Wood ・・・ Noah Newman
L. Scott Caldwell ・・・ Erin Poole
Julianne Moore ・・・ Dr. Anne Eastman
Ron Dean ・・・ Detective Kelly
Joseph Kosala ・・・ Detective Rosetti
Jane Lynch ・・・ Dr. Kathy Wahlund

User Rating:7.8/10 ( 231,446 votes)IMDb
  User Rating:8.0/10( 648 votes) Yahoo!
オトーサン、
「今見ても、面白い」

アカデミー賞受賞 
・助演男優賞  トミー・リー・ジョーンズ
同ノミネート
・作品賞     
・撮影賞      
・作曲賞      
・音響賞     
・音響効果編集賞
・編集賞  
ゴールデン・グローブ受賞 
・助演男優賞  トミー・リー・ジョーンズ
同ノミネート
・男優賞(ドラマ)  ハリソン・フォード    
・監督賞  アンドリュー・デイヴィス 

User Reviews 
ovieman9さん 
1999年6月26日
この10年で最もよいアクション映画の1つ;

フォードとジョーンズが、最高のコンディションだ。
優れた知性をもつ2人が、ウィットを競う、
ぞくぞくする。
今日、多くの配給会社は
大ヒットするスリラーには、
複雑な筋書やテクノバブルは
必要ないと考えるようになった。
私などの映画評論家にとって、本作は、その好例だ。
私は、ハリソン・フォードと
トミー・リー・ジョーンズの演技に興奮した。
このセンセーショナルな映画における
ヒッチコック風のオーラに、ぞくぞくした。
テレビシリーズに基づいた多くの映画があるが、
「逃亡者」は確かに、テレビシリーズ以上だ。
フォードは、いつもドラマチックでないが、
このキンブルは、はまり役だ。
知能とスタイルを駆使して
逃走中の男の役をこなしている。
現在まで主役と見なされなかったジョーンズは、
ユーモラスで物静かで勤勉な役を演じている。
彼の唯一のゴールは、任務を果たすことであり、
ライバルの警察も、リチャード・キンブルも、
何者も彼の行く手を妨げることができない。
観客は、どちらか一方につくことができない。
フォードとジョーンズの両方を応援する。
映画のフィナーレは、コインの両側を満足させている。
アンドリュー・デイヴィス監督のファンではなかったが、
この作品で、彼に興味を抱いた。
彼は、「沈黙の戦艦」、「野獣捜査線」、
「刑事ニコ/法の死角」で、セーガルやノリスよりも
大物アクションスターと働くことができた。
爆発や銃撃よりも、陰謀と雰囲気によって
観客にサスペンスと興奮を与えた。
(ただ、オープニングには、すごい事故シーンがある)
早いテンポ、観客を飽きさせないストーリー展開、
すばらしい俳優によって、本作は、疑いもなく、
この10年で最もよいアクション映画の1つとなった。

オトーサン、
「同感!」

ジーナさん 
2010年5月23日
巧みなストーリー運び

最初から最後まで手に汗握る展開が続き、
テンポ良く進むのでダレる事なく鑑賞できました。
10年以上前の作品ですが緊迫感を
上手に演出できているので、
今観ても色褪せてません。
最近はCGを駆使した大掛かりなアクションが主流ですが、
この頃の生真面目な身体を張ったアクションも
味があって良いですね。
露骨なマネキン落下もご愛嬌ですよ(爆)
この頃、一番ノッていたと思われるハリソン・フォードと
冷静沈着なトミー・リー・ジョーンズ…
この作品での二人は見事にハマってました。
個人的にどちらも好きな俳優さんではないのですが、
追う側と逃げる側別々の視点で描かれているのが
緊張感を煽り、それがひとつになった時…
妙に二人に対して愛着がわくんですよね。
主人公があまりにタフすぎる事は黙認するとしても、
映像から時間の経過が伝わりにくかったのが
唯一残念だったカナ・・・。
しかし、程よいユーモアと程よいアクション、程よいスリル…
など全体的にバランスの良い作品だと思います。
何度もTVで放送しているのが
納得のアクションムービーですね。


天使にラブ・ソングを…

 
オトーサン、
「これ、見たよ」
ところが、映画索引に見当たりません。
録画して見ましたが、やはりよく出来た映画でした。
本場のゴスペルを聞いて、感動しましたっけ。

原題:Sister Act(1992) 
監督:Emile Ardolino  
脚本:Paul Rudnick   
Genre:Comedy/ Crime/ Family
Country: USA 
Language: English
上映時間:100分
あらすじ:
ネヴァダ州リノ。
カジノのクラブ・シンガー、デロリスは、
一帯の顔役で、愛人でもあるヴィンスが
組織の裏切り者を殺す現場を見てしまう。
警察へ駆け込んだデロリスを
サザー警部はサンフランシスコの修道院に匿う。
シスター・クラレンスとなったデロリスは、
修道院長の高圧的な態度にもめげず、
若い尼僧たちと親しくなり、
ラザラス尼から聖歌隊のリーダーを引き継ぎ、
歌のレパートリーにソウルや
ロックのナンバーを加え始めた。
やがて法王が訪米の際に、
修道院を訪問することになった。
その頃、ヴィンスの放った殺し屋が
デロリスを捕まえる・・・

出演者:
Whoopi Goldberg ・・・ Deloris Van Cartier(デロリス)
Harvey Keitel ・・・ Vince LaRocca(ヴィンス)
Bill Nunn ・・・ Lt. Eddie Souther(サザー警部)
Maggie Smith ・・・ Reverend Mother Superior(修道院長)
オトーサン、
「ウーピー・ゴールドバーグの出世作だ」

その他の出演者:
Mary Wickes ・・・ Sister Mary Lazarus
Kathy Najimy ・・・ Sister Mary Patrick
Wendy Makkena ・・・ Sister Mary Robert
Robert Miranda ・・・ Joey
Richard Portnow ・・・ Willy
Rose Parenti・・・  Sister Alma
Joseph Maher・・・ Monsignor Bishop O'Hara
Jim Beaver ・・・ Clarkson
Jenifer Lewis ・・・ Michelle
Charlotte Crossley ・・・ Tina
A.J. Johnson ・・・ Lewanda
Lois de Banzie ・・・ Immaculata
Max Grodenchik ・・・ Ernie
Joseph G. Medalis ・・・ Henry Parker
Michael Durrell ・・・ Larry Merrick
Toni Kalem ・・・ Connie LaRocca
Eugene Greytak ・・・ Pope John Paul II
Isis Carmen Jones ・・・ Little Deloris Wilson

User Rating:6.3/10( 72,553 votes)IMDb
  User Rating:8.8/10( :1,046 votes) Yahoo!
オトーサン、
「実に愉快だね」

ゴールデン・グローブ ノミネート
・作品賞(コメディ/ミュージカル)     
・女優賞(コメディ/ミュージカル)  ウーピー・ゴールドバーグ 

User Reviews 
spankymacさん 
2005年4月17日
色んな理由で、すばらしい映画…

これは、まさにコメディ。
通路に転がるほどではないが、おかしい。
すごいのは、演技や監督のためではない。
ポジティブな変化の可能性を示しているのが、
筋書に不信感を抱かなければ、
夢中になれる。
シスターたちが味わう苦闘を分かってあげて。
普遍的なものだ。
すべての人間は、どこか機能障害で、
壊れ、死にかけている組織の中にいる。
誰もが、どんな感じか知っている。
誰もが、何かできたらと思っている。
すべての教会のすべてのメンバー、
つまり、ユダヤ教礼拝堂、モスク、礼拝の家、
市の組織、学校、委員会、あらゆる種類の組織を
椅子に縛りつけても、この映画を見せるべきだ。
ここには、可能性に対する賛歌やすばらしい激励がある。
人生は、よくなると信じたい。

オトーサン、
「歌がいいね」
♪Hail Holy Queen
♪My Guy(My God)
♪I Will Follow Him
♪Rescue Me 
♪Just A Touch Of Love
♪Gravy

ローランドさん 
2017年12月12日
音楽に力は偉大なり

オープニング・クレジットの前にある
教師の「使徒の名前を言って」に
女の子が「ジョンに、ポールに、ジョージ・・・ 
それにリンゴ」って答える。
この子、ウーピー・ゴールドバーグの幼いころの
映像なのかなと思ったほど似ていた。
聖書の名前には微笑んでいた教師が
最後のエルビス≠ノ怒り出す。
アバズレたちやギャングまでもが
キリスト教の肯定を強調した物語ということが
アメリカで大ヒットした一因なのかもしれない。    
人気のなかった聖歌隊が
新たに黒人の指導者を得て上達する。
リズムを強調したゴスペルのノリのよさが
世界中の人々を虜にする
ヒップホップミュージックの源泉を感じさせる。
物語としてはいい加減なところが多いが
軽く屈託なく楽しめる作品になっている。
音楽の力は偉大なりです。
音楽と映像のエキスを凝縮した
数分のミュージックビデオは、
数時間の映画よりも価値を感じられる。
良いものに人種は関係なし、
黒に白に茶色に黄色が混然一体となって
とても楽しい映画でした。


野菊の如き君なりき

オトーサン、
「伊藤左千夫の短歌、いいねぇ」
・秋草の いづれはあれど 露霜に
         痩せし野菊の 花をあはれむ
松田聖子主演の「野菊の墓」映画批評NO.6313
の口直しに、見ました。

原題:野菊の如き君なりき (1955)
監督:木下惠介 
原作:伊藤左千夫
脚色:木下惠介   
Genre:Drama/Romance
Color:Black and White
上映時間:92分
あらすじ:
河の流れに秋色が濃い。
渡し舟の客、斎藤政夫翁は老船頭に、
遠くすぎ去った想い出を語った……。
村の旧家の次男として政夫は育った。
十五歳の秋のこと、母が病弱のため、
近くの町家の娘で母の姪に当る民子が
政夫の家に手伝いにきていた。
政夫は二つ年上の民子とは幼い頃から仲がよかった。
それが嫂のさだや作女お増の口の端にのって、
本人同志もいつか恋を意識するようになった。
祭を明日に控えた日、母の吩咐で
山の畑に綿を採りに出かけ二人は、
このとき初めて相手の心に恋を感じ合ったが、
同時にそれ以来、仲を裂かれなければならなかった。
母の言葉で追われるように中学校の寮に入れられた
政夫が、冬の休みに帰省すると、
渡し場に迎えてくれるはずの民子の姿はなかった。
お増の口から、民子がさだの中傷で
実家へ追い帰されたと聞かされ、政夫は早々に学校へ帰った。
二人の仲を心配した母や民子の両親のすすめで、
民子は政夫への心をおさえて他家へ嫁いだ。
ただ祖母だけが民子を不愍に思った。
やがて授業中に電報で呼び戻された政夫は、
民子の死を知った・・・

出演者:
田中晋二・・・政夫 
有田紀子・・・民子 
杉村春子・・・政夫の母
笠智衆・・・老人 
オトーサン、
「若い2人も、ベテラン陣もいいね」

その他の出演者:
松本克平・・・船頭 
田村高廣・・・兄栄造 
山本和子・・・嫂さだ 
小林トシ子・・・お増 
浦辺粂子・・・民子の祖母 
高木信夫・・・民子の父 
本橋和子・・・民子の母 
雪代敬子・・・民子の姉 
渡辺鉄弥・・・常吉 
谷よしの・・・お浜 
松島恭子・・・お仙 
小林十九二・・・庄さん

User Rating:7.4/10( 22 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:8.2/10( 17 votes) Yahoo!
オトーサン、
「Yahoo!が高いスコアだね」
Yahoo!は、若いひとが多く、
古風な映画は?のはずですが、
いまはない純愛・・・
だからこそ泣けるのでしょうか。

User Reviews 
ESPERANZAさん 
2011年6月3日

夏目漱石が絶賛したという
伊藤左千夫の「野菊の墓」
その小説の持つ美しさ、悲しさを
見事に映し出した映画だと思う。
もし伊藤左千夫が生きていて
この映画を見たとしたら、
自分の思いが十分伝えられていると
感謝したのではなかろうか。(私の勝手な想像)
この映画のすばらしさは、飾らない、作らない、
自然にそのままの形で美しさを
表現していることだと思う。
映画は淡々に、まさに水が流れるかのように
淡々と進んでいる。
笠智衆のぶっきら棒の表情や歌詠みも、
主演の二人が名もない新人だということも、
すべてが良い方向に・・・。
したがって何の説明もいらず、
何の演技もすることなく、
主役の二人の純粋な思いも周囲のやっかみも
すべてが伝わってくる。
この時代は女子に学問は不要と考えられ、
二十歳前で嫁に行って
それが女の幸せと信じられていた時代であり、
「男女七歳にして席を同じうせず」が尊ばれ、
幼な馴染みと言えど、
年若い男女がいつまでも仲がよいことがねたまれ、
世間体が優先されていた時代でもある。
そういう時代の中で、
好きな者同士、女が男より年上ということが
そんなにいけないことなのだろうか。
とても寂しくとても悲しく胸を打つ。
良くできた映画の中でただ一つ気になるのは、
政夫の回想シーンを丸く囲んだこと、
作らない、飾らないことに逆らっているように
感じられて惜しい。

オトーサン、
「卵形マスク、うっとおしいね」
楕円形のフレーム、
これって、たまごスコープって言うんだそうです。

Ikedaさん 
2005年12月14日
20世紀一桁のベテラン

笠智衆が舟で故郷へ帰る所から始まり、
その後、想い出のカットバックに入ってからが
本筋です。
伊藤左千夫の純愛小説をうまく映画にしていますし、
田園風景も綺麗です。
それにも増して田中晋二と有田紀子の
主役二人の若さを生かしての演技が良いです。
それに笠智衆を含めて
あばあさん役の浦辺粂子、
お母さん役の杉村春子など
20世紀一桁のベテランが活躍しています。
ただ、人によって意見はあると思いますが、
カットバック総てに卵形マスクをかけているのが
気になりました。
想い出を強調するために使われる事はありますが、
すべてに適用するのは、
「カルメン純情す」の傾斜カメラと同じで、
木下監督の実験的にやってみるという良くない所です。
それに最後近く、カットバックの中で
更にカットバックするのも初めて見ました。 


ニンゲン合格

オトーサン、
「この監督、苦手だなぁ」
難解映画=考えさせる映画が売りで、
「トウキョウソナタ」は、
カンヌ国際映画祭「ある視点部門」審査員賞、
「岸辺の旅」(2015)が「ある視点」部門監督賞を受賞
・トウキョウソナタ(2008) 映画索引No.☆3009/4238
・完全なる首長竜の日(2013)映画索引No. 5626

原題:ニンゲン合格(1999) 
監督・脚本:黒沢清  
Genre:Drama
上映時間:109分
あらすじ:
吉井豊は、14歳で交通事故に遭い、
病院で10年間昏睡状態だった。
目覚めた彼のもとに加害者がやってくる。
父親の友人で産廃処理業を営む藤森も
10年分の雑誌やビデオを持って見舞いにくる。
だが、家族は顔をみせない。
家に戻ると、家の一部は釣り堀になっていて、
馬が迷い込んできたので、
ポニー牧場を作り始める。
やがて、宗教活動をしている父が
顔をみせ、これからアフリカに行くという。
アメリカへ留学していた妹の千鶴も
恋人とやってくるが、
すぐに、家を出ていってしまう。
豊は、千鶴に聞いた住所に
母・幸子を訪ねて行くのだが・・・

出演者:
西島秀俊・・・吉井豊 
役所広司・・・藤森岩雄 
りりィ・・・岩谷幸子 
麻生久美子・・・吉井千鶴
オトーサン、
「違和感があるなぁ」
主要な家族の顔がよくみえないのです。
最後に企みだったことが分かるのですが・・・

その他の出演者:
菅田俊・・・吉井真一郎
冬音ゆかり・・・看護婦 
橋本沙紀子・・・看護婦 
バター犬たろう・・・釣り堀の常連若者 
アル北郷・・・釣り堀の常連若者 
ガンビーノ小林・・・釣り堀の常連若者 
諏訪太朗・・・トラックに轢かれそうになるオヤジ
       ビアホールの花束を持った男 
大鷹明良・・・廃棄物トラックの運転手 
井上肇・・・役人 
岡村洋一・・・役人 
木村真有子・・・女子店員 
宮下周邦・・・ゲームセンターの高校生 
石橋正治・・・ニュースアナウンサー 

User Rating:6.8/10( 28 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:6.1/10( 62 votes) Yahoo!
オトーサン、
「うーん」

日本映画プロフェッショナル大賞受賞 
・主演男優賞  西島秀俊    
・ベスト10  第4位 

User Reviews 
目隠シストさん  
2007年3月22日
黒沢監督作品は、本作で自身6作目の鑑賞。

やはりこの監督とは相性がいいようです。
淡々とした語り口ながら、
気付いたらいつも物語に引き込まれています。
教え上手の先生の授業を受けているような感覚。
手取り足取り、懇切丁寧が良いとは限りません。
要所を押さえて適切なヒント。
考える時間が丁度いい。
答え合わせに喜びや驚きがあるので、
内容がどんどん頭に入ってくる。
(たまにヒントが少なかったり、
フォローが無かったりもしますが)
この先生は教材のセレクトも抜群。
役所広司の仕事ぶりは間違いないですし、
西島秀俊のハマリ具合は絶妙でした。
生徒を震え上がらせることでは定評のある先生。
本作ではいつもと違って、
かなりギャグをとばしています。
一般受けが良いかどうかは分かりませんが、
自分は結構笑いました。
確かにポニーじゃない(笑)。
タイトルをそのまま受け取るか、皮肉と取るか…。
今回の宿題も楽しめそうです。 

オトーサン、
「希薄な家族関係を描いているんだ」

クリモフさん 
2013年7月25日
きついのかも

淡々としている演出で妙に冷めているし
(まず主人公が)、
どこにも力点がないようなストーリーですが、
気付かないうちに
その鋭さに息苦しくなるような
感覚もある不思議な映画。
正直面白いのかは、かなり微妙で、
劇中カタルシスを得るような場面はほぼないし、
(的はずれながら)
貧乏ならこうはいかない
という感想も持ってしまいかねません。
まぁ結局ラストなんですが、これは反則気味。
でも何か「はっ」とさせる一枚のポストカード。
見せないということを
ここまで武器にしてくるとは思いもよりませんでした。
うーん、この後読感というか、
余韻でこれまでの話が少し違って見えてくるから不思議。
決して好きな映画ではないですが、
表面上は淡白なのに辛辣という、
独特の演出が気になる作品でした


旅情

オトーサン、
「舞台は、ヴェニスか」
ヴェニスには、2度行きました。
最初は、妻と。2度目は、娘たちと4人で。
「歩きに歩いたなぁ」
☆歩け!北イタリアの旅

原題:Summertime (1955) 
監督:David Lean    
原作:Arthur Laurents
脚本:H.E. Bates/ David Lean/Donald Ogden Stewart 
Genre:Romance/ Drama
Country: UK / USA 
Language: English / Italian 
上映時間:99分
あらすじ:
オールド・ミスのジェーンは、念願のヴェニスへ。
カメラ片手に、名所を撮影し、感動する。
カフェで、レナートと知り合う。
彼の案内でヴェニスを観てまわり、
次第にレナートに淡い恋心を抱いていく。
だが、レナートに息子が居ることを知り、
自分がからかわれていたと思い込み、
ヴェニスを立ち去る決心をする・・・

出演者:
Katharine Hepburn ・・・ Jane Hudson(ジェーン)
Rossano Brazzi ・・・ Renato de Rossi(レナート)
Gaetano Autiero ・・・ Mauro(マウロ) 
オトーサン、
「キャサリン・ヘプバーン、名女優だね」
ロマンスの相手役はロッサーノ・ブラッツィ。
グレゴリー・ペックだと言うことないのですが。

その他の出演者:
Isa Miranda ・・・ Signora Fiorini
Darren McGavin ・・・ Eddie Yaeger
Mari Aldon ・・・ Phyl Yaeger
Jane Rose ・・・ Mrs. McIlhenny 
MacDonald Parke ・・・ Mr. McIlhenny
Jeremy Spenser ・・・ Vito de Rossi
Virginia Simeon ・・・ Giovanna

User Rating:7.4/10( 6,389 votes)IMDb
  User Rating:7.6/10( 94 votes) Yahoo!
オトーサン、
「名監督によるラブストーリーの名作!」
何度見ても感動できること受け合います。

アカデミー賞受賞 
・戦場にかける橋(1952)
・アラビアのロレンス(1962)
同ノミネート
・逢びき(1946) 
・大いなる遺産(1947) 
・旅情(1955) 
・ドクトル・ジバゴ(1965)
・インドへの道(1982)

アカデミー賞ノミネート 
・主演女優賞  キャサリン・ヘプバーン    
・監督賞  デヴィッド・リーン 

User Reviews 
Nazi_Fighter_David さん
2008年6月1日
サンマルコ広場、実にユニーク

ジェーンは、中年のアメリカの学校教師。
長年の夢を実現してヴェニスに到着する。
最初の夕方、マウロと会う。
冒険好きのストリートチルドレンだ。
彼は、彼女の非公式な付き添い人になる。
夕方、混んでいるカフェで、
彼女は灰色のフランネルスーツを身に付けた
ハンサムな男に会う。
本能的に拒絶し、勘定を払い、視界から消え去る。
次の日の夕方、彼女は
サンマルコ広場でお茶を飲むために、
一人で座るが、目をキョロキョロする。
バイオリンが、"ヴェニスの夏"を演奏しはじめる。
その時、レナートが通り過ぎる。
心の高鳴りを感じる。
不安を隠すため、椅子を傾ける。
一緒になってくれないかしら。
ジェーンは、ハンサムなヒーローを見つけるために
ヴェニスに来たのだ・
だが、彼女は、憤慨している。
一体、あたし、何をしているの?
デビッド・リーン監督の「旅情」は、
寂しい女性を繊細に描いて、見事だ。
この哀れなヒロインは、ロマンスと冒険を求めるが、
文化的な違いに防げられる。
楽しい観光客役のキャサリン・ヘプバーンは、惹きつける。
ロッサノ・ブラッツィは、力強く、魅力的だ。
別れのとき、列車が速度を増し、
彼女は、駆け寄る彼が差し出す
白いクチナシの花をつかめない。

オトーサン、
「至福のひとときだったなぁ」
サンマルコ広場、ゴンドラ、リアルト橋・・・

Ikedaさん 
2003年8月26日
キャスリーン・ヘップバーン

矢張り、キャスリーン・ヘップバーンの
演技の映画だと思います。
長年の経験で、演技というより、
自然な動作が身に付いていて、
中年女性の気持ちを見事に表現しているのが
素晴らしいです。
ロッサーノ・ブラッツィは、
あまりうまい俳優ではないと思いますが、
この映画ではまずまずだと思いました。
それより、子役のガイターノ・アンディエロが好演です。
映画としては、ロマンスでも悲劇でもない所が良いですが、
ヴェニスの風景の撮影が綺麗です。
ただ公開された頃は、これで良いと思いますが、
今見ると観光案内的だなという気もしました。


ガトリング砲

オトーサン、
「大量殺りく兵器の草分けだね」
1861年にアメリカの医師リチャード・ジョーダン・ガトリングが
開発した最初期の機関銃。
複数の銃身を人力やモーターで回転させながら、
給弾・装填・発射・ 排莢のサイクルを繰り返す。
1分間に60発発射できる

原題:The Gatling Gun (1971) 
監督:Robert Gordon  
脚本:Joseph Van Winkle/ Mark Hanna  
Genre:Action/ Drama/ Western
Country: USA 
Language: English / Spanish 
上映時間:93分
あらすじ:
アパッチ族との戦闘に疲弊している
騎兵軍団を抱えるアメリカ政府は、
新兵器、ガトリング砲の配備を決める。
だが、こともあろうにアバッチに売られてしまう。 
犯人は、スニード二等兵らだった。
騎兵隊の精鋭兵士が選ばれ、
ガトリング砲奪回作戦がはじまる。
アメリカ人一家がトゥーナイフ率いる
アパッチに追跡されている。
やがて100騎に及ぶアバッチ軍団が現れ、
苦しい戦を与儀なくされる。
しかし、ようやく撃針を手に入れたマルコム中尉は、
アパッチの大群に対してガトリング銃で応戦する・・・

出演者:
Guy Stockwell・・・  Lt. Wayne Malcolm(マルコム中尉)
Phil Harris・・・  Luke Boland(ルーク)
Patrick Wayne・・・ Jim Boland(ジム)
John Carradine ・・・ The Reverend Harper(ハーパー牧師)
Robert Fuller・・・  Pvt. Sneed(スニード二等兵)
BarBara Luna・・・  Leona(レオーナ)
Carlos Rivas・・・ Two-Knife(トゥーナイフ)
オトーサン、
「主役に華がないね」
ガイ・ストックウェルは、
B級映画やテレビドラマを中心に出演。

その他の出演者:
Woody Strode・・・  Runner the Scout 
Pat Buttram ・・・ Tin Pot 
Tommy Cook・・・  Pvt. Elwood 
Steve Conte ・・・ Pvt. Mitchell 
David Cargo ・・・ Cpl. Benton 
Judith Jordan・・・  Martha Boland 

User Rating:5.1/10( 244 votes)IMDb
  User Rating:-/10( - votes) Yahoo!
オトーサン、
「レア物だね」

User Reviews 
vampi1960さん 
2006年7月1日
騎兵隊 vs アパッチ 

私は、あまり西部劇を見ない。
本作は、私が楽しんだ数少ない映画のひとつだ。
ガトリング砲がアパッチに変われてしまう、
ガイ・ストックウェル率いる騎兵隊は、
悪者の手に渡らないように、必死の努力をする。
ジョン・キャラダインが出ているというので、
見る必要があった。
キャラダインは、古今を通じて、
最もすばらしい俳優の1人で、牧師を演じている。
その他、出演者には、
パット・バトラム、ウディ・ストロード、バーバラ・ルナ、
パトリック・ウェイン(ジョン・ウェインの息子)がいる。
ワイルドな西部劇であり、
よい出演者がおり、ストーリーもいい。
非常によくできた西部劇だ。

オトーサン、
「同感、ひどい画質だ」

バンチョさん 
2014年9月15日
東京12チャンネルの
昼の洋画劇場を見るみたいな雰囲気で...

比較的安価な価格設定で販売されているには
「それなりのワケ」がある感じ...
まず本来の画面サイズはスコープですが、
収録は両端をカットしています。
同一画面上の人物が見切れていたりと、
演出家の構図、画面に込めた意図を
完全無視したカタチになっています。
画質はフィルム感バリバリで、
淡い色調だし、薄ぼんやりした映像でもあり、
けっして解像度が良い訳ではありません。
また傷やノイズも全編に渡り確認できます。
ただ、ダビングを重ねに重ねた
不明瞭窮まりないビデオ画像風ではなく、
上映回数を重ね、傷みが酷いフィルムを
名画座で鑑賞している体で、
疑似グラインドハウス体験と言えますね。
音声も一部がくぐもり割れた感じになり、
聞き取りにくい箇所も有ります。
なので原語鑑賞派の方々には要注意事項ですが、
私自身はオリジナル音声で鑑賞出来るくらい
英語に堪能なワケではなく、
さほど不満ではありませんでした。
内容は、懐かしや...
騎兵隊と攻めるインディアンたちとの攻防戦を
ロードムービー風体裁で描き、
温い部分も有りますが、
一直線な展開は退屈ではなかったです。
それに「力のぶつかり合いで知る戦いの虚しさ」を
悟らせる脚本の工夫はなかなかでしたね。
個人的には、ガトリング・ガンの遺棄が
和平への最善策だと信じ、
事件の発端をつくってしまう牧師役に
怪優ジョン・キャラダインが
扮していたのが嬉しかったです。
誰カレにでもオススメのソフトだとは言いませんが、
好事家の方々には一見の価値はありそうです。


キッド

オトーサン、
「2000年に見たね」
白内障の手術前検査の日。
丸の内ピカデリーで見たのです。
・キッド 映画索引NO.75
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。

原題:The Kid (2000) 
監督:Jon Turteltaub  
脚本:Audrey Wells  
Genre:Comedy/ Family/ Fantasy
Rated PG for boxing action and mild thematic elements
Country: USA 
Language: English 
上映時間:104分
あらすじ:
ラスは、有名人相手のイメージ・コンサルタント。
リッチな独身生活者で、自信満々。
父親とは長年疎遠だ。
アシスタントのエイミーからは、
「態度、改めなさい」といつもお説教されている。
ある夜、ラスは自宅で小さな男の子を目撃。
翌日、もう一度その少年に出会い、
少年が昔の自分ラスティであることを知る。
やがて、今の自分が子供の頃の夢を
ひとつも叶えていないことに、がく然とする。
パイロットを夢見ていたこと。
犬を飼おうと思っていたこと。
幸福な家族を作ること・・・

出演者:
Bruce Willis ・・・ Russell Morley "Russ" Duritz(ラス)
Spencer Breslin ・・・ young Rusty Duritz(ラスティ)
Emily Mortimer ・・・ Amy(エイミー)
オトーサン、
「ブルース・ウィリス、不器用なひとだね」
ラスティやエイミーへの愛情の示し方に
現れています。

その他の出演者:
Lily Tomlin ・・・ Janet
Chi McBride ・・・ Kenny
Juanita Moore ・・・ Kenny's Grandmother
Jean Smart ・・・ Deidre Lefever
Dana Ivey ・・・ Dr. Suzanne Alexander
Reiley McClendon ・・・ Mark
Steve Tom ・・・ Bruce, the Lawyer
Larry King ・・・ himself
Jeri Ryan ・・・ herself
Nick Chinlund ・・・ himself
Daniel von Bargen ・・・ Sam Duritz
Melissa McCarthy ・・・ Skyway Diner Waitress
Elizabeth Arlen ・・・ Gloria Duritz

User Rating:6.1/10( 36,562 votes)IMDb
  User Rating:7.2/10( 305 votes) Yahoo!
オトーサン、
「イマイチだね」

User Reviews 
KathNDさん 
2000年7月30日
単なる子供向け映画ではない
     
子供たちは映画を楽しんでいた。
(後でDVDを買いたいと言った)
実は、私のほうが、子供たちより多くを得たと思う。
出だしの空港のお店でのシーンは、
まさにわが家と同じだ。
本作は、中年にも満足感を与える映画だ。
やや甘ったるく、いくつかのシーンはいまいち。
(ママが死んでいると知った後、
ラスティはなぜブルース・ウィリスの所に泊まるか)
だが、まぁ、いい映画だ。
私達は、家族で話しあった。
子供たちは、私の人生が退屈と思っているだろうか?
彼らは40歳になったら、何になると期待しているだろうか?
子供と一緒によい会話を楽しめる。
この映画、とても好きだ。

オトーサン、
「子供の頃を思い出すなぁ」
いじめっ子に立ち向かったことがありました。
祖母の励ましのおかげで、負け犬にならすにすみました。

アキトさん 
2004年9月10日
現在・過去・未来3人のウィリス

ワイルドで紳士なブルース・ウィリス
めちゃ格好良かったです。
相手役のエミリー・モーティマーの
超可愛くて超美人で超キュートなところ
萌え萌え数値振りきっちゃってます^^
ところで彼女ってどことなく
前妻のデミームーアに似ていると思ったんですけど、
配役にはウィリスの希望が影響してるんでしょうか?
内容は、同時代に現在・過去・未来3人のウィリスが
現れて人生に影響を与え合うというものでした。
どうしてそういう不可思議なことが起きたのか
全く説明されていなかったので 
ほえ〜って見守るしかありませんでした。
まぁ、どうしてなんて疑問持って
この映画見たらダメなんでしょうけどね^^;
ビューティフルマインドみたいに、
統合失調症だって設定だと思って
レンタルしたので、そこに驚かされました。。 


気狂いピエロの決闘

オトーサン、
「まさに、ゲルニカの地獄図だ!」
1936年、スペインでは人民戦線内閣が誕生。
軍が各地で蜂起し、フランコ将軍が実権を握り、
独伊軍の支援も得て独裁体制を確立した。
このスペイン内戦の死者は、戦場で10〜15万人。
処刑/報復殺人は共和国側では2万、
反乱軍側では内戦後の処刑を含めて30〜40万人。 
ピカソの「ゲルニカ」は、ドイツ空軍にる
無差別爆撃を主題としている。

原題:Balada triste de trompeta (2010)
      The Last Circus
監督・脚本:Alex de la Iglesia   
Genre:Comedy/ Drama
Rated R for brutal and bloody violence throughout, 
   some strong sexual content, nudity and language 
Country: Spain / France 
Language: Spanish
上映時間:107分
あらすじ:
サーカス団員の中年男ハビエル。
人気道化師だった父は、
スペイン内戦の際に軍に連行され、
酷い傷を負っていた。
いつかは父のようにと思うハビエルだが、
実際は冴えない泣きピエロとして活動していた。
団の人気美女ナタリアを密かに慕っていたが、
ナタリアの愛人の道化師セルヒオが
暴力を振るうのを目撃してしまう。
彼女を介抱し、接近する二人。
それを知ったセルヒオの嫉妬と暴力は、
ハビエルにも向けられる・・・

出演者:
Carlos Areces ・・・ Javier(ハビエル)
Carolina Bang ・・・ Natalia(ナタリア)
Antonio de la Torre ・・・ Sergio(セルヒオ)
オトーサン、
「スペイン内戦下のすさまじい三角関係だね」

その他の出演者:
Manuel Tallafe ・・・ Ramiro
Alejandro Tejeria ・・・ Ghost Rider
Manuel Tejada ・・・ Ringmaster
Paco Sagarzazu ・・・ Anselmo
Santiago Segura ・・・ Clown
Fernando Guillen Cuervo ・・・ Military captain
Sancho Gracia ・・・ Coronel Salcedo
Enrique Villen ・・・ Andres
Gracia Olayo ・・・ Sonsoles
Raul Arevalo ・・・ Carlos
Joxean Bengoetxea ・・・ Millionaire
Terele Pavez ・・・ Dolores
Juana Cordero ・・・ Mum
Joaquin Climent ・・・ Dad
Luis Varela ・・・ Veterinary
Fran Perea ・・・ National Soldier

User Rating:6.6/10( 11,349 votes)IMDb
  User Rating:6.9/10( 54 votes) Yahoo!
オトーサン、
「まちがいなく金字塔」

ヴェネチア国際映画祭受賞 
・銀獅子賞  アレックス・デ・ラ・イグレシア    
・脚本賞 

User Reviews 
Russian-Reviewer-Mityaさん 
2011年3月16日
すばらしい、美しい、悲劇的!

恐怖、暗いユーモア、悲劇の魔法の物語!!
この映画、ロドリゲス、ジャームッシュ、
およびクストリッツァの混合のようだ。
心を鷲掴みし、力強い。
同時に暗く、ランダムで、恐ろしい。
ロマンチックと嫌悪が1つの映画のなかにある。
アレックス・デ・ラ・イグレシア監督は、
美しい映画をつくり、
全体がサーカスの演技のように見える。
すべての登場人物は、誇張され、
独裁者フランコさえ道化のようにみえてくる。
この映画は、万人向けではないと思う。
これは、スペイン内戦の恐怖時代の
愛情と戦争を独創的に興味深く描いていると思う。
ギレルモ・デル・トロの「パンズ・ラビリンス」との
コントラストが興味深い!

オトーサン、
「紛らわしい邦題だね」
・ジャン・リュック・ゴダール
 「気違いピエロ」Pierrot le fou (1965)  
  映画索引NO.884

かもしださん 
2013年3月7日
イグレシア監督の狂気上陸

三大映画祭週間2012で限定、
待ちに待ったスペインの奇才イグレシア監督の
新作が遂にDVDになりました。
完全にゴダール・ファンを敵にまわす様な
邦題になっちゃってますが、
喧嘩を売っている訳ではなく、
ある意味、的を射たタイトルとなっております。
オープニングから興奮しっぱなしでした。
久々にハイテンションな作品に触れた気がします。
様々な映画に精通しているのが
伺い知る事が出来るイグレシア監督ですが、
本作では、「13みんなしあわせ」や
「オックスフォード連続殺人」で見せた
ヒッチコック技法には蓋をして、
「ハイル・ミュタンテ!電撃XX作戦」や
大傑作「ビースト/悪魔の黙示録」など、
初期の名作で披露した残酷描写に
心血を注いだ怪作となっております。
ところが、初期の作品に見られた
笑いの要素は殆どなし。
ピエロの風貌からは想像も付かない
ストレートなホラー映画です。
ここへ来て、一見ふざけた邦題は、
直球で勝負する監督の思惑を見事に表現した
タイトルだと理解する事が出来るでしょう。
また、「気狂い」が表現する通り、
後半から一気に加速する
狂気の描き方は尋常ではありません。
これが、内戦や独裁を経験し、
人の死を身近に感じていた
国民のみが知る狂気なのかと感じました。
絵に描いたようなエロいシルエットの
ファック・シーンに始まり、
クラシカルな古典映画を彷彿させる
決闘場所に至るまで息を呑む大迫力。
2人の気狂いを通して、
圧倒的な狂気を描きながら、
闇を孕んだスペインの歴史を
白日の下に晒そうとしているのは明白で、
強権的な独裁と共産主義が
2人の姿に重なって見えてきます。
国土を荒廃し、国民を疲弊させた
スペイン内戦は、
結果、何も得る事はないままに、
ただ狂気が過ぎ去って行っただけであったという
監督の考え方がヒシヒシと伝わる傑作でした。


名探偵コナン ベイカー街の亡霊

オトーサン、
「ノアズ・アーク?」
ヒロキ・サワダが制作した人工頭脳。
名前は旧約聖書のノアの方舟に由来している。
個性を認めない日本のリセットを計画。
電話回線から逃亡し、。
「コクーン」のコンピューターに侵入後、
参加していた日本の二世・三世を人質にゲームを続けるよう命令。
勝たないと全員が死ぬ。

原題:名探偵コナン ベイカー街の亡霊(2002)
監督:こだま兼嗣
原作:青山剛昌  
脚本:野沢尚 
Genre:Anime/Mystery/Suspence
上映時間:107分
あらすじ:
IT業界の帝王と言われるシンドラーの下、
全く新しい人工知能プログラム
ノアズ・アークをたった10歳で開発した
天才少年、ヒロキ・サワダが謎の自殺を遂げてから2年、
東京都米花市の米花シティホールでは、
政界、財界、芸能界など有名人の子供たちが招待され、
体感シミュレーション・ゲーム
コクーンの発表会が開催されようとしていた。
だがその直前、コクーンの開発責任者・樫村忠彬が
その出資会社の社長シンドラーに殺害された。
樫村が残したダイイング・メッセージから、
事件の謎を解く鍵がコクーンの中にあると気づき、
ゲームに挑戦することになるコナン。
ところが、コクーンのコンピューターに侵入した
ノアズ・アークによってゲームは制御不能に。
ひとりでもゲームをクリアしないと、
日本の将来を担う50人の子供たちの頭が
破壊されるという事態に陥ってしまう。
しかし、シャーロック・ホームズが活躍した
100年前のロンドンを舞台に
ジャック・ザ・リッパーと闘う
ステージオールドタイム・ロンドンを選んだコナンは、
苦難の末に見事ゲームをクリアすることに成功し、
子供たちを無事救出。
ノアズ・アークは消滅し、
樫村殺しの犯人も、解明される・・・

出演者:
 高山みなみ・・・ 江戸川コナン 
 平田広明・・・ 樫村忠彬
 津嘉山正種・・・ トマス・シンドラー
 速水奨・・・ ジャック・ザ・リッパー
オトーサン、
「シンドラーが、興味深いキャラだね」

その他の出演者:
 山崎和佳奈・・・ 毛利蘭 
 神谷明・・・ 毛利小五郎 
 山口勝平・・・ 工藤新一 
 林原めぐみ・・・ 灰原哀 
 岩居由希子・・・ 吉田歩美 
 高木渉・・・ 小嶋元太 
 大谷育江・・・ 円谷光彦 
 折笠愛・・・ ヒロキ・サワダ 
 緒方恵美・・・ 諸星秀樹 
 高乃麗・・・ 滝沢進也 
 愛河里花子・・・ 江守晃 
 斎賀みつき・・・ 菊川清一郎 
 田中秀幸・・・ 工藤優作 
 緒方賢一・・・ 阿笠博士 
 茶風林・・・ 目暮警部 
 井上和彦・・・ 白鳥警部 
 松井菜桜子・・・ 鈴木園子 
 藤本譲・・・ モラン大佐 
 依田英助・・・ 江守頭取 
 堀部隆一・・・ 諸星警視副総監 
 千葉一伸・・・ 千葉刑事 
 小林清志・・・ モリアーティ教授 
 島本須美・・・ アイリーン 
 速見圭・・・ ハドソン夫人 
 宝亀克寿・・・ 謎の浮浪者 
 中嶋聡彦・・・ ギャンブラー 
 長嶝高士・・・ 会場スタッフ 
 細井治・・・ SP1 
 増谷康紀・・・ SP2
 MAI・・・ キャスター 
 百々麻子・・・ アナウンス 
 村井かずさ・・・ リポーター 
 蓮池龍三・・・ 司会者 

User Rating:6.1/10( 83 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:8.7/10( 391 votes) Yahoo!
オトーサン、
「野沢尚さんの脚本が秀逸だね」
江戸川乱歩賞を受賞した「破線のマリス」を
楽しく読みました。

User Reviews 
田舎人さん 
2007年7月30日
緊張しっぱなし

今まで見たコナン映画の中では
一番満足した映画でした。
どんどん仲間が消えていくという恐怖感、
さらにそれを煽るようなBGMなど
すごく全編を通してドキドキしていました。
自分はあまりホームズのことは詳しくないのですが、
あぁそーなんだ程度に
ホームズを知ることができました。
この非現実的なマシンが
ありえないという批判があるけれども
それは昔からコナンも使っていたと認識していたので、
特に気になりませんでした。
コナンがあきらめるシーンがありますが、
あのシーンがあるからこそ
最後の最後まで緊張しっぱなしだったのかなー
と考えています。 

オトーサン、
「バーチャルリアリティの世界が、
いまや現実化しているんだね」

nabeさん 
2014年6月22日
本家コナンとコラボ

人気シリーズ劇場版第6作である。
今回は、コナンや蘭たち
おなじみのレギュラーメンバーが、
最新式のバーチャル体験型ゲームに参加し、
仮想現実の世界で暴れまわるストーリーで、
ちょうど公開当時大ヒットしていた
「マトリックス」にヒントを得たのが良く分かる。
そのバーチャルリアリティの世界が、
シャーロック・ホームズと切り裂きジャックが
登場する19世紀末のロンドンだ。
しかしこのコナンの凄いところは、
コナン・ドイルの世界的な名作を堂々と使い、
アニメの主人公と合体して
新たな作品に仕立ててしまうところだろう。
考えてみるととんでもなく大胆であるが、
それが自然に納まってしまう点が
すでに我がコナンも
名作の道を歩み始めている証拠かもしれない。
切り裂きジャックの解釈に
コナン・ドイルの説を使ったりと、
作者のシャーロック・ホームズに対する
オマージュにあふれた佳作である。 


ラン・オールナイト

オトーサン、
「えっ、走るの? 一晩中?」
足を痛めるだろうと心配しましたが
その通りになりました。

原題:Run All Night (2015) 
監督:Jaume Collet-Serra  
脚本:Brad Ingelsby   
Genre:Action Crime, Drama 
Country: USA 
Language: English 
上映時間:114分
あらすじ:
ニューヨークのブルックリン。
親友でもあるマフィアのボス、ショーンに
長年仕えてきた殺し屋ジミー。
そんな父親を毛嫌いし、距離を置いて生きる
一人息子のマイク。
ある日、彼は運悪く殺人現場を目撃してしまい、
犯人から命を狙われてしまう。
そんな息子の窮地をジミーが救う。
しかし 、彼が返り討ちにした相手は
ショーンの息子ダニーだった。
それを知ったショーンは、
ジミーに“お前もマイクも両方殺す”と宣言。
配下のギャングばかりか、
買収した警察官や凄腕の暗殺者も動員し、
ジミー親子狩りに乗り出す。
街中が敵となる中、
ジミーは、必死に逃亡する。
マイクを守りながら・・・

出演者:
Liam Neeson ・・・ Jimmy Conlon(ジミー)
Joel Kinnaman ・・・ Mike Conlon(マイク)
Ed Harris ・・・ Shawn Maguire(ショーン)
Boyd Holbrook ・・・ Danny Maguire(ダニー)
オトーサン、
「豪華だね」
リーアム・ニーソンエド・ハリス。
加えて、若手も頑張っています。

その他の出演者:
Common ・・・ Mr. Price
Vincent D'Onofrio ・・・ Detective Harding
Bruce McGill ・・・ Pat Mullen
Genesis Rodriguez ・・・ Gabriela Conlon
Lois Smith ・・・ Margaret Conlon
Holt McCallany ・・・ Frank
Malcolm Goodwin ・・・ Colston
Beau Knapp ・・・ Kenan Boyle
Nick Nolte ・・・ Eddie Conlon

User Rating:6.6/10( 87,399 votes)IMDb
  User Rating:6.9/10( 961 votes) Yahoo!
オトーサン、
「高いスコアだ」

User Reviews 
Aodhanrooneyさん  
2015年3月14日
リーアム・ニーソンの傑作のひとつ!
    
リーアム・ニーソン演じるは、
辞めたヒットマン、ジェームズ・コンロン。
この数年で、最も素晴らしいすばらしい演技だ。
彼の息子、マイク・コンロン役の
ジョエル・キナマンも見事な演技だ。
「96時間」(2008)に続く
「96時間/リベンジ」(2012)、
「96時間/レクイエム」は、
期待外れだったが、
この最新作のニーソンは、明らかに良い。
過去10年間リリースされてきた
ありきたりのアクション映画とは違う。
何がいいかというと、
ニーソンの共演者として、
息子役のジョエル・キナマンを起用したことだ。
ありきたりのアクションスリラーの主人公とは
まったく違う映画体験が味わえる。
ジミー・コンロンは、
シルヴェスター・スタローンが「バレット」で演じた
ジミー・ボボと、とても似ている。
ジミー・ボボは、命じられた任務を果たす
高齢のヒットマンだった。
コンロンと比べると、より無表情で、無慈悲だ。
ニーソンのコンロンは、
まだどこかに心に善を持っていたのに対して、
ボボは、殺し、復讐を果たそうとするだけ。
本作のアクション・シーンは楽しく、ぞくぞくさせ、
演技はすばらしい。
監督と脚本は、佳境に入ると興味をそそる。
本作は、今年最もエキサイティングな映画の1つだ。

オトーサン、
「同感!」

tottokoさん 
2016年11月11日
役者の力量って、大事

今作については
リーアム・ニーソンとエド・ハリス。
その佇まい、存在感だけで
それまでの彼らの人生を体現できている。
脚本では、ニーソンの過去をいちいち語らない。
エドや刑事とのやりとりで
おぼろげに想像できる程度だが、
ニーソンの鬼気迫るくたびれ顔だけで、
説得力が再現ドラマの何倍もある。
下手に過去シーンを入れなくて正解であろう。
そして悩める親バカ エド・ハリス。
その苦渋の表情一本で、
親バカすら肯定する力がある。
それにしても年取ったなあ。
展開は正直ハラハラするほどのものでもなかった。
けれど、夜がほとんどの画が
夜景ならではのなめらかなキレイさがあって好きだし、
激渋俳優お二人の醸す人生のビターテイストが
心に沁みる一品だった。 


シシリーの黒い霧

オトーサン、
「シシリー島、行ってみたかったな」
あのアルキメデスが、ここの生まれです。
「シネマ・デ・パラダイス」の
ジュセッペ・トルナドーレ監督も、ここの生まれです。

原題:Salvatore Giuliano (1962) 
監督:Francesco Rosi    
脚本:Suso Cecchi D'Amico/ Enzo Provenzale    
      Francesco Rosi/ Franco Solinas  
Genre:Crime/ Drama/ History
Country: Italy 
Language: Italian
Color:  Black and White
上映時間:123分
あらすじ:
1950年7月5日。シシリー島。
民家の中庭でサルバトーレ・ジュリアーノの
射殺死体が発見された。
話は五年前にさかのぼる。
当時シシリー島には独立運動が渦まき、
独立義勇軍がマフィアや地主勢力と結んで、
ファシスト政府と戦っていた。
義勇軍は匪賊サルバトーレ・ジュリアーノ一味を味方にし、
独立達成の時は彼らを特赦することを約束していた。
だが、連合軍上陸と同時に
イタリア解放委員会第一次政府は、義勇軍を弾圧した。
そして五年後の今、中庭ではジュリアーノの検死がつづく。
彼は誰に殺されたのか。
遡って、1946年。
政府軍はシシリー独立義勇軍を攻撃した。
だがジュリアーノは最後まで戦った。
そしてシシリーには自治が認められた。
しかしジュリアーノ一味は匪賊とみなされ、特赦されなかった。
そして、再び1950年、
ジュリアーノの母は息子の死体にとりすがって泣く。
「彼を誰が殺したか!」と。
再び1949年。
第一回シシリー自治政府の選挙は
人民連合派の勝利に帰した。
共産党はメーデーを祝う。
その時、ジュリアーノ一味が集会を銃撃した。
そして今。ジュリアーノの死をめぐる裁判では
彼の片腕ピショッタが出廷し、
奇々怪々な当時の情勢が明るみに出る。
誰が彼にメーデーを襲撃させたか。
そして誰が、彼を殺したのか。
話はもう一度1950年に。
マフィアは憲兵隊と組んでジュリアーノ一味を追いつめた。
そして憲兵隊はかくれ家を襲いジュリアーノを殺した。
死体は中庭に引出された。
そして現在。
法廷で終身刑をいい渡されたピショッタは無実を叫ぶ。
だが、ジュリアーノ殺しは
一体、何のために、誰の手引きでなされたのか。
十年後の1960年。
当時を知るマフィア一味の一人が群衆の中で殺された。
未だに、ジュリアーノ殺しの真相は解っていない・・・

出演者:
Pietro Cammarata ・・・ Salvatore Giuliano(ジュリアーノ)
Frank Wolff ・・・ Gaspare Pisciotta(ピショッタ)
オトーサン、
「悲劇のひとは、みんな勇壮だね」

その他の出演者:
Salvo Randone ・・・ President of Viterbo Assize Court
Sennuccio Benelli ・・・ Reporter
Giuseppe Calandra ・・・ Minor Official
Max Cartier ・・・ Francesco
Fernando Cicero ・・・ Bandit
Bruno Ukmar ・・・ Spy
Cosimo Torino ・・・ Frank Mannino
Federico Zardi・・・ Pisciotta’s Defense Counsel
Francesco Rosi ・・・ Naration

User Rating:7.5/10( 2,246 votes)IMDb
  User Rating:5.6/10( 12 votes) Yahoo!
オトーサン、
「Yahoo!は、スコアが低いな」

ベルリン国際映画祭受賞 
・監督賞  フランチェスコ・ロージ 

User Reviews 
pauletさん 
2004年4月4日
監督がすばらしい 

この注目すべき映画は、
動的な流体のための
初期のエイゼンシュタインのダイナミックで、
迫力ある群衆の動きを思い出させる。
街路や起伏が多い地形を横切る兵士や山賊の動き
そして、ポルテッラ・ デッラ・ジネストラの虐殺シーン。
(訳注 ジュリアーノらが、
5月1日のメイデーの集会を襲撃し、
15歳以下の子ども4人を含む 11人を殺害、33人を負傷させた)
行きつ戻りつする物語の構造は
コスタ=ガヴラス監督の「Z」の作法に影響したにちがいない。
出演者はほとんど一般人だ。
彼らから目を奪う演技を引き出した
フランチェスコ・ロージの力量がすごい。
筋書は、ややこしい。
脚本や編集の不備というよりも、
いくつもの裏切りや重なる腐敗と共犯といった
状況の混乱のためだろう。
本作は、視覚的にエキサイティングだ。
頭上からのショットが引いていき、
ガンマンが、日に照り付けられた
人気のない通りを静かに歩いていく。
印象的な作品だ。

オトーサン、
「歴史を知ってからみるといいね」

なんのかんのさん 
2011年7月7日
ドキュメンタリータッチのカメラ

前半はほとんど顔のない映画で、
後半に至ってやっとピショッタが
「登場人物」らしく登場する。
ピショッタのほうがジュリアーノより印象深い。
C級戦犯的悲劇というか。
といってもそう善と悪が明確なわけではなく、
ジュリアーノにしたって、
最初はレジスタンスのようなスタートだったわけでしょ。
村人の支持もあったわけ。
村に軍隊が入ってくるシーンの緊張がすごい。
街に太鼓が轟いて、人が水汲みに出てきて、
銃声が聞こえてくるまでのワンカット。
人が引っ立てられていって、
街角を曲がるとずらっと兵士が向こうの果てまで並んでいる。
あきらかに最初は「人民」の支持があったのに、
メーデー虐殺事件などから怪しくなってくる。
あのシーンの終わりのパンがすごい。
死体や馬の影が長く伸びて。
とにかくこの映画、影と言うか、黒の印象が強い。
細くあけた窓のほかを全部黒が埋めてる感じ。
ドアの隙間とか。
正義の背後にある黒。
信頼の背後にある裏切り。
銃のすぐ脇から遠くを走るジープを捉えるなど、
ドキュメンタリータッチのカメラが生きてる。 


刑事フォイル シーズン1 第4話 「レーダー基地」
オトーサン、
「もう1本、見るか」
シーズン1 第2話と第3話のお届け率が100%でなかったので、
第4話をTsutayaで、借りました。

原題:Foyle's War Season1 "Eagle Day"(TV 2002) 
監督:Jeremy Silberston  
脚本:Anthony Horowitz  
Genre:Crime/ Drama/ Mystery
Country: UK 
Language: English 
上映時間:98分
あらすじ:
1940年8月。
空襲の焼け跡から刺殺体が発見される。
美術品を輸送する運転手デイビスだった。
フォイルは、捜査の手始めに、美術商を訪ねる。
また、デイビスが手に握りしめていたペンダントから
スミス宅を訪れる。
娘の遺品で、盗まれたものと感謝される。
一方、フォイルの息子アンドリューは
ヘイスティングズ近くの空軍基地に配属となり、
レーダー監視係のアンと仲良くなる
そこではドイツ軍との空中戦を制するため、
レーダーの開発を進めていた。
アンドリューは、夜間訓練飛行中、
味方であることを知らせる信号が
発信されず敵機と間違われ、撃墜されそうになる。
フォイルに相談しようとした矢先、
アンドリューは、スパイとして告発される。
最高機密のレイダーに関する資料が、
彼のロッカーの中から発見されたというのだ。
フォイルは、息子を助け出すだめに、
上官 グレイム大佐について調べる。
息子を訪ねてきたアンから、
彼が、刺殺事件の現場近くに住んでいたと知る。
そして、専属運転手のサムは、
父親の牧師から家に戻ってこいと命じられ、
最後の仕事に、グレイム大佐の後をつけ、
バーに入り、探りを入れるが、尾行がバレて
思いっきりつねられる・・・

出演者:
Michael Kitchen・・・  Christopher Foyle(刑事フォイル)
Julian Ovenden・・・  Andrew Foyle(アンドリュー)
Honeysuckle Weeks・・・  Samantha Stewart(サム)
Naomi Frederick・・・  Anne Roberts(アン)
Roger Allam・・・ Alastair Graeme(グレイム)
Geoffrey Hutchings・・・  Harold Smith(スミス)
オトーサン、
「ジュリアン・オヴェンデン、出番だね」
アンドリューは、刑事フォイルの一人息子です。
オックスフォード大学で数学を研究する秀才で、
在学中に英国空軍)に召集され、
スピットファイアのパイロットとして、
非凡な腕前をみせてくれます。
なんでも、プロのテナー歌手とか。
第8話では、サムとのロマンスもあるそうで、
借りてみたくなりました。

その他の出演者:
Bill Thomas・・・  Willis 
Katy Brittain・・・  Joyce Davies 
Fergus Webster・・・  PC Fisher 
Tom Bowles・・・  Graham Davies 
Jamie Parker・・・ Bruce Leighton-Morris 
Anthony Howell・・・  Paul Milner 
Hugh Lloyd・・・  Frank Watson 
Anthony Calf・・・  Martin Keller 
Louise Breckon-Richards・・・  Jane Holdsworth 
  
User Rating: 8.3/10( 436 votes)IMDb
  User Rating:-/10( - votes) Yahoo!
オトーサン、
「高いスコアだ」

User Reviews 
Brucey Dさん 
2018年1月7日
「実は、つねられて。
それも思いっきり。痛かった」

本作は、この素晴らしいシリーズのなかでも、
かなりよいエピソードだ。
アントン・レッサー、ロジャー・アラム、
スティーブン・ムーアといった助演陣がいい。。
第二次大戦マニアならば
様々な歴史的不正確さを見分けるだろうが、
一般の視聴者には、分からないだろう。
多くのシーンで見られたスピットファイアは、
この時代のものではないことに、私は、気づいた。
特別なラジエーターによって(よりのより)によって
スピットファイアMk IXは、1943年に供用開始し、
大砲、強力なマーリンエンジン、長い鼻先、
2ステージ・スーパーチャージャーが特徴だ。
1940年には、使われていなかった。
この筋書に、非常に複雑だが、
全体に、非常に楽しいエピソードだ。

オトーサン、
「事件が「勘違い」なんてどーかなー」
ネタバレになりますが、
冒頭で刺殺体で発見された運転手デイビスの住所は、
グレイム大佐の自宅のそばなのです。

探偵モノ語りさん 
2015年10月12日
識別信号の件、気のせいかよ!
どんなおぞましいトリックがあるかと
ワクテカしたのに。プンスカ。
刺殺事件は間違いだし、
復讐相手を間違えんなよ!ひどい!
もっとひどいのは被害者グレームですけどね。
復讐されんのもしょうがない!
むしろ一刺しですんだのが不思議なぐらいです。
もっとやれ!!
最後の空襲シーンといい
金かかってんなーと感心しましたよ。
舞台に金かけたぶん、
事件が「勘違い」なんていう
ちょっとアレなところがどーかなー、
つって。ぜーたく?(笑)


炎の城

オトーサン、
「ハムレットの翻案か」
名作中の名作ですから、絶対、面白いはず。
大川橋蔵がハムレットの狂気を演じています。
大河内傳次郎も、堂々たるもの。

原題:炎の城 (1960)
監督:加藤泰 
原作:シェイクスピア 
脚本:八住利雄  
Genre:Period Drama
上映時間:98分
あらすじ:
四百年の昔、
瀬戸内に偉容を誇る王見城。
城内は、明国から帰ってくる
若君である王見正人の噂でもちきり。
正人の留学中に、
父の勝正を謀殺し、
城主の位を奪った叔父 師景と
今は師景の妻となっている母 時子は、
帰国を不安の面持で迎えた。
正人は、師景の暴政の数々を耳にし、
狂気をよそおって帰城した。
ある夜、父の血にまみれた亡霊を見た。
正人は一計を案じ、猿楽の一座を招き、
天皇を刺し殺した后サビメの古事記の一節を見せた。
時子は悲鳴を上げ、師景は席を立った。
正人は、誤まって雪野の父 直之進を刺し
墓前で雪野に会った。
すべてを許す雪野を、振りはらう。
雪野は死んだ・・・

出演者:
大川橋蔵・・・ 王見正人 
三田佳子・・・ 六角雪野 
大河内傳次郎・・・ 王見師景 
オトーサン、
「いい役者をそろえたね」

その他の出演者:
高峰三枝子・・・ 王見時子 
明石潮・・・ 王見勝正 
薄田研二・・・ 六角直之進 
伊沢一郎・・・ 六角祐吾 
黒川弥太郎・・・ 多治見庄司 
香川良介・・・ 甚兵衛 
河野秋武・・・ 陀七 
水野浩・・・ 玄道和尚 
五里兵太郎・・・ 吉次 
鈴木金哉・・・ 弥太 
浜田伸一・・・ 茂平 
波多野博・・・ 詰所の侍 
河村満和・・・ 詰所の侍 
田中亮三・・・ 詰所の侍 
嵐歌之介・・・ 詰所の侍 
汐路章・・・ 城の者A 
智村清・・・ 城の者B 
石丸勝也・・・ 町人A 
滝川浩・・・ 町人B 
春路謙作・・・ 町人C 
源八郎・・・ 盲人A 
牧淳子・・・ 盲人B 
南郷京之助・・・ 侍 
神木真寿雄・・・ 近習 

User Rating:4.0/10( 2 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:7.1/10( 7 votes) Yahoo!
オトーサン、
「評価が分かれるね」

User Reviews 
あろえりーなさん 
2018年2月5日
胡散臭い

スタジオのセットがいかにもセットくさいし、
服装やメイクがなんだか現代的で
胡散臭いなと思っていたのですが、
古さも相まって、これはこれで
時代を感じて逆に魅力かなとも思いました。
ストーリーやセリフや行動など、
全く時代劇らしくなく、
言うならば外国の舞台映画みたいな感じと
思っておりましたが、
ハムレットを題材ですかぁ、なるほど。
主人公の心情とか行動を、
いちいち本人がセリフで言うもんだから
なんだか笑っちゃいましたね。 

オトーサン、
「ラストが安っぽい」

bakeneko さん 
2016年7月20日
和製ハムレットの舞台は彦根城! 

“ハムレット”を東映時代劇風に翻案した作品で、
戦国時代の瀬戸内城下での陰謀劇が展開します。
ハムレット:大川橋蔵、
オフィーリア:三田佳子、母(后):
高峰三枝子、叔父(王):
大河内伝次郎…と登場人物も頑張って
原作のキャラクターを和風解釈で再現していますが、
当時の日本の状況を取り入れて、
主人公は明からの留学帰り、
領民は悪政に苦しめられて一揆に蜂起
倭寇の跋扈
隣国とは戦闘状態
となっています。
主役の大川橋蔵は狂人の振りをして
悩みぬく主人公を熱演していて、
原典からの台詞では、
“生きるべきか死ぬべきか?”は
残念ながら出てきませんが、
“弱きもの汝の名は女なり”や
“尼寺へゆけ”などが使われています
(尼寺へ行けが“お寺に行こっ?”になっているのは笑えます)。
そのまま翻案して最後までいくのかな〜と思って観ていると
クライマックスの決闘シークエンスからの
オリジナル展開に驚かされる作品で、
音楽担当の伊福部昭がまんま「ゴジラ」の音楽を
使用する中で炸裂する怒涛のアクションに
活目する映画となっていますよ!
ねたばれ?
三田佳子:オフィーリアが入水する場面に
伊福部音楽が重なると、
ゴジラが水中に引き上げるシルエットとダブるんですけど…


ヒロシマ・モナムール

オトーサン、
「この題名、よくないよ」
NHK BSプレミアムの題名は、
ポルノ映画を思わせる「二十四時間の情事」。
どこから、こういう発想が出てきたのか、
理解に苦しみます。
なお、原題は、当初「ピカドン」Pickadonだったとか。
 
原題:Hiroshima mon amour(1959)
監督:Alain Resnais  
脚本:Marguerite Duras  
Genre:Drama/ Romance
Color:  Black and White
Country: France / Japan 
Language: French / Japanese / English
上映時間:90分
あらすじ:
独軍の占領下にあったフランスの田舎で、
敵兵と密通して断罪された過去を持つ女優が、
ロケのために広島を訪れ、
日本人の建築家と一日限りの情事に耽ける。
そして知る、広島の悲劇。
時あたかも8月6日。
原水禁運動を背景に、二人の孤独な会話が続く。
焦土から奇跡の復興を遂げたその町は、
死の影を決して忘れることはない・・・

出演者:
Emmanuelle Riva ・・・ Elle(彼女:女優)
岡田英次 ・・・ Lui(彼:建築家)
オトーサン、
「岡田英次、フランス語猛勉強したのかな」

その他の出演者:
Bernard Fresson ・・・ L'Allemand
Stella Dassas ・・・ La Mere
Pierre Barbaud ・・・ Le Pere 

User Rating:8.0/10( 22,387 votes)IMDb
  User Rating:7.6/10( 51 votes) Yahoo!
オトーサン、
「高いスコア」
アラン・レネ監督の「去年マリエンバートで」は、
大好きな作品です。


アカデミー賞ノミネート 
・脚本賞  マルグリット・デュラス    
カンヌ国際映画祭受賞 
・FIPRESCI(国際映画批評家連盟)賞  アラン・レネ    
・映画テレビ作家協会賞  アラン・レネ 

User Reviews 
Reine_Nustさん 
2005年5月4日
見に行こう
     
これは、最も印象的な映画iの1つだ。
ある女性を非常に印象的に描いている。
普通のラブ・ストーリーではない。
傷つけられた都市と出会った傷ついたひとの話だ。
平和によって傷ついた2人についての話だ。
40年以上も古い映画だが、驚くほど新しい。
2人の恋人が愛し合うシーンからはじまる美しい撮影、
マルグリット・デュラスの常ならざる脚本のおかげだ。
ジョルジュ・ドルリューの音楽が盛り上げて、
オペラのように感じる。
魅了され、何日か心から離れなかった。

オトーサン、
「正論だ」
オバマ大統領がヒロシマにきて、
原爆資料館を見学し、核廃絶を訴えたのに、
トランプ大統領は、小型核爆弾の通常兵器化に
踏み出しました。

黒美君彦さん 
2002年5月3日
最も深くヒロシマを読み取った作品

昭和34年。戦争が終わって14年。
ようやく深い絶望と諦念から
立ち上がろうとしていた時代。
そんな時代に、
アラン・レネとマルグリット・デュラスが
天才であることを遺憾なく発揮したのが
この「ヒロシマ・モナムール」だと断言したい。
日本人離れした肉体美を誇る岡田英次演じる「彼」は、
彼女と情交を繰り返しながら、
幾度となく「きみはヒロシマでは何も見なかった。何も」と囁き、
彼女は「私はすべてを見たの。すべてを」と応じる。
そこには決定的な記憶の段差と、拒絶がある。
ヌヴェールでのおぞましい記憶
(しかしそれは、一瞬の光に人々がかき消された核を思う時、
なんと人間的記憶だろうか!)と、
極東の小さな島国の「現実」としての記憶。
互いに想像されることすらも拒むこの決定的な段差は、
私が見聞きしたあらゆる論文や評論、声を超えて、
「ヒロシマ」の意味を明確に表現している。
愛欲を交わす西欧的なるものと、醜いアジア的なるもの。
その邂逅は、やがて記憶の段差を乗り越える。
しかし、それは「忘却」という、
もうひとつの「死」によってしか成立しない。
彼は、いう。「ヒロシマでは、決して夜は終わりにならないよ」。
それは、嘘だ。
夜は終わり、時間は忘却されていく。
いま、「忘却」されていこうとしている「ヒロシマ」は
二度目の死を迎えようとしているのだろうか。
デュラスとレネは、明らかにこの作品で、
「現在」−すなわち当時にとっての「未来」−を
明らかに預言していた。


コンテンダー

オトーサン、
「ああ、あの大事故ね」
・メキシコ湾原油流出事故(2010)
 沖合80km、水深1,522mの海上で
 海底油田掘削作業中だった石油掘削施設
 「ディープウォーター・ホライズン」の不手際から
  海底油田から逆流してきた天然ガスが引火爆発し、
  海底へ伸びる掘削パイプが折れて
  大量の原油がメキシコ湾へ流出した。
 1991年の湾岸戦争に次ぐ規模で、
 1989年のアラスカ州のエクソンの事故をはるかに超えた。

原題:The Runner (2015) 
監督・脚本:Austin Stark   
Genre:Drama
Country: USA 
Language: English
上映時間:90分
あらすじ:
ルイジアナで、BP社による原油流出事故。
下院議員コリン・プライスは、
沿岸住民救済に立ち上がる。
一躍注目を集め、念願の上院への進出が
現実味を帯びてくる。
だが、不倫スキャンダルが発覚、
一夜にしてキャリアも、妻も失い、
政治生命の危機を迎える。
元市長の父レイン・プライスの助言を得て、
再起に向けて動き出すのだが・・・

出演者:  
Nicolas Cage ・・・ Colin Pryce(コリン・プライス)
Peter Fonda ・・・ Rayne Pryce(レイン・プライス)
Sarah Paulson ・・・ Kate Haber(ケイト・ハーバー)
オトーサン、
「ニコラス・ケイジ、頑張ってはいるけど」
「ピーター・フォンダ、っていえば」
 父は名優ヘンリー・フォンダ、姉はジェーン・フォンダ。
「サラ・ポールソン、っていえば」
.31歳年上の女優(74歳)と恋愛関という驚き。

その他の出演者:
Connie Nielsen ・・・ Deborah Pryce
Wendell Pierce ・・・ Frank Legrand
Bryan Batt ・・・ Mark Lavin
Dana Gourrier ・・・ Daria Winston
Wanetah Walmsley ・・・ Layla

User Rating:4.7/10( 4,134 votes)IMDb
  User Rating:5.2/10( 141 votes) Yahoo!
オトーサン、
「低いね」
主人公が、最後に裏切ったりして、気分悪し。
テンポもまだるっこしいのです。

User Reviews 
John Davisさん 
2015年8月12日
ここ数年でのニコラス・ケイジのベストの1つ

人々は、ニコラス・ケイジ出演作をけなすのが大好き。
私は、彼のファンだが、
最近は、ひどい映画続きだと認めざるを得ない。
だが、うれしいことに、本作での彼の演技は、
ここ数年で最高だ。
映画は、2010年のBP石油流出事故の時に起こる
南部での熱い政治ドラマを扱っている。。
石油流出事故と政治を知的に切り取っている。
予告編が言うスリラーではない。
時に悲しい静かな映画だ。
確かに万人向けではない。
出演者は、本当にすばらしい。
特に、サラ・ポールソンとピーター・フォンダがいい。
政治ドラマに夢中ならひと、
ニコラス・ケイジを過去に好きだったひとに
この映画を強く推奨したい。

オトーサン、
「同じ見るなら、こちらを」
・バーニング・オーシャン(2016)
 (原題: Deepwater Horizon)

黒美君彦さん 
2018年1月12日
面白くできたはずなのに

このところ今ひとつ精彩を欠くニコラス・ケイジ。
彼が下院議員を演じる政治サスペンス、
さらにピーター・フォンダも出演というので
少しは期待したのだが…。
それにしても実話ベースの物語だというけど本当かな。
ちっともいい話じゃないんだけど。
(略 あらすじ紹介)
ニコラス・ケイジ演じる下院議員のキャラクターが
今ひとつよくわからないところが弱点。
ルイジアナ州選出議員として地元住民のために
獅子奮迅活躍する彼は、信念を持った政治家に見える。
TVのインタビューで、黒人の多い選挙区で
どうして勝利できるのかと問われ、
「みなリーダーを求めているからだ」と言い切るコリン。
ところが下半身は滅法だらしなく、
不倫スキャンダルで失脚。
断っていたアルコールを再び飲み始め、
家を追い出されて売春婦を安宿に呼ぶ。
ピーター・フォンダは「女好きは俺に似たな」とうそぶく。
気にすることはない、昔の英雄は900人の子をなしたと言うし、
チンギス・ハーンに至っては
われわれの20人に1人は血を引いていると
言われているくらいだからな。
そうか、そうなんだ、と俄然元気になるコリン。
ということで事務所のコンサルタント、
ケイト・ハーバーとも関係しちゃう。
でも、父は死んでしまうし、
ケイトは別居中だった夫とよりを戻してしまうし、
今さら行く宛てもなくなったコリンは、
閉め出された家に車で突っ込み、妻と和解(笑)。
心を入れ替えて、油田排除から石油産業推進に宗旨替え、
贈賄事件で失脚した上院議員の後釜を狙って再び走り出す。
「コンテンダー」とはボクシング用語で
チャンピオンに挑む挑戦者を指すそうだが、
原題は“The Runner”。
タイトルはどっちもどっちかなあと思うけど。
とにかく首尾一貫して笑わず、
常に難しい顔をしているニコラス・ケイジが
今いち弾けず盛り上がらないまま終わってしまった。
それと音楽がとにかく過剰。
余程演出に自信がなかったのか?と思わせるほど。
面白くなる要素はあっただけに、
中途半端感が拭えない作品だった。


ジョン・ウィック:チャプター2

オトーサン、
「すごいね、殺しまくるね」
なんでも、前作では、
93分間で84人を殺したのに対して、
本作では、122分で141人だとか。
予定されている第3作では、
一体、何人殺すのでしょうね。
参考:世界大量殺人ランキング
(戦争によるものではない)
1位は、2011年7月、アンネシュ・ブレイビクが
ノルウェーの首都オスロ政府庁舎で起こしたもの。
爆破により8人、銃乱射により69人。

原題:John Wick: Chapter 2 (2017) 
監督:Chad Stahelski  
脚本:Derek Kolstad  
Genre:Action/ Crime/ Thriller
Country: USA / Hong Kong 
Language: English / Italian / Russian
上映時間:122分
あらすじ:
壮絶な復讐劇から5日後、
ジョン・ウィックの元に、
イタリアン・マフィアのサンティーノが
殺しの依頼にやって来る。
サンティーノは、
ジョンから預かった「誓印」を取り出し、
借りを、今こそ返せと迫った。
平穏な暮らしを望むジョンは依頼を断るが、
サンティーノは、ジョンの家を焼き尽くす。
ジョンは、ギャングの有力者でもある
コンチネンタルホテルの支配人
ウィンストンに助けを求めるが、
裏社会で何よりも大切な「誓印」は
当人同士でやりとりするべきものだといわれる。
ジョンは、サンティーノに会い、依頼内容を聴く。
「姉のシアナを殺してくれ」
シアナは、近々、ギャング組織「カモッラ」の
主席に就任するが、サンティーノは、それを阻止し、
自分が主席に就任したいのだ。
ジョンは、イタリアに飛び、
ローマのコンチネンタルホテルに宿泊し、
地下組織の仲間を回り、必要な武器を調達し、
仕立て屋で、特注の防弾チョッキ機能がついた
スーツをオーダーする。
厳重な警戒をかいくぐり、ジアナに会う。
サンティーノに依頼され、殺しに来たと告げる。
死が逃れられないと悟ったジアナは、
殺されるよりも、自ら死を選び、手首を切った。
仕事を終えたジョンが会場を出る時、
護衛役のカシアンに狙撃されたが、素早く身を交わす。
手下たちに追われるが、地下道へ誘い込み、殲滅した。
だが、それで終わりではなかった。
サンティーノの腹心の部下、
アレスがジョンへ襲い掛かってきたのだ。
ジアナの殺害後は、ジョンを始末するよう
サンティーノから言われていたのだ・・・

出演者:
Keanu Reeves ・・・ Jonathan "John" Wick(ジョン・ウィック)
Riccardo Scamarcio ・・・ Santino (サンティーノ)
Ian McShane ・・・ Winston(ウィンストン)
Claudia Gerini ・・・ Gianna(シアナ)
Common ・・・ Cassian(カシアン)
Ruby Rose ・・・ Ares(アレス)
オトーサン、
「キアヌ、かっこいいね」
現代の007かも。

その他の出演者:
Lance Reddick ・・・ Charon
Laurence Fishburne ・・・ The Bowery King
Tobias Segal ・・・ Earl.
John Leguizamo ・・・ Aurelio
Bridget Moynahan ・・・ Helen Wick
Thomas Sadoski ・・・ Jimmy
Erik Frandsen ・・・ Numismatic
David Patrick Kelly ・・・ Charlie
Perry Yung ・・・ Doctor
Franco Nero ・・・ Julius
Youma Diakite ・・・ Lucia
Peter Serafinowicz ・・・ the Sommelier
Luca Mosca ・・・ Italian Taylor
Peter Stormare ・・・ Abram Tarasov

User Rating:7.5/10 ( 212,710 votes)IMDb
  User Rating:7.5/10( 1,504  Yahoo!
オトーサン、
「高いスコアだ」
なお、第1作のIMDbのスコアは、
・7.3/10 ( 371,990 votes) 

User Reviews 
Al Leongさん 
2017年2月9日
これまでに見た最もよいアクション映画の1つ
 
私は41歳に辞めて、昼も夜も映画をている。
アクション映画には目がない。。
「ダイハード」「ディトリクト13」「ランボー」「96時間」
本作は、私が見た最もよいアクション映画の1つだ。
古き良き80年代のアメリカのアクション映画といえる。
「ジョン・ウィック 1」は、あなたをファンにし、
「ジョン・ウィック 2」は、あなたの魂を満たす。
80年代のアメリカのアクション映画を
2017年に仕立て直して、大当たりしたのだ。
これは、男のなかの男向けの映画。
たっぷりしたステーキディナーの後に満喫するとよい。
今夜の私のように。 

オトーサン、
「前田さん、ベタボメだね」 

前田有一さん 
2017年7月22日
今からでも参加したい良シリーズ

ストリクトなアクションシーンと
シュールでくすっと笑える世界観。
シャレのわかる大人向けキアヌ・リーヴス映画の第二弾だが、
こうしたコンセプトが観客の支持を受けたことに
チャド・スタエルスキ監督らが自信を得たか、
一作目よりも良い仕上がりである。 
前作のラストから5日後。
殺し屋ジョン・ウィックは、
イタリアンマフィアのサンティーノから汚れ仕事を強要される。
業界の掟をやぶり依頼を断ったジョンに対し、
サンティーノは自宅爆破という制裁を加える。
さらに7億円もの賞金首となったジョンは、
世界中の殺し屋から追われる羽目になる。 
ドラクエの武器屋に入るときのような
無駄なワクワク感を感じさせるテーラーなど、
いくら前作でウケたからと言って
ふざけすぎの世界観拡充にまずは苦笑。 
このテーラー、妙に裏地にこだわるところで、
銃弾を通さぬ生地を使った防弾仕様のスーツを
オーダーできたりする業界御用達。 
いくら弾を通さないと言ったって、
そんなペラペラな布越しに被弾したら
ただじゃすまないだろうという
まっとうな常識を持つ観客を尻目に、
上着で頭を防護しながら敵陣に乗り込む
斬新なスタイルの銃撃戦が展開される。 
これは、おバカながら映画的には
なかなか良いアイデアである。
なにしろ銃撃戦アクション最大の問題は、
一発被弾したらほぼ終わりという点。
だから主人公の弾は百発百中だし、
敵の弾は芸術的なまでにヒーローを避けてゆく。
どんなリアル志向の映画でも、
基本的にはご都合主義が常となる。 
ところがこのフルオーダースーツをきていれば、
適度にキアヌを被弾させることができる。
そのたびイテッ、イテッ、となるものの、
なんとか命を落とさずに先に進める。
死なないにせよ撃たれるものだから
適度に緊張感も演出できる。 
まさにテレビゲーム的感覚、
ライフゲージがゼロになるまではやられても平気。
映画によくぞこんな仕組みを取り入れたものだと感心する。 
ほかにも45ACP弾7発だけで
大組織と戦う前代未聞の現地調達戦闘とか、
妙に実力ある感をかもしだすライバル、
謎のスタイル抜群女、鏡の国での戦闘など
バラエティに富んだ戦い、アクションの数々にお腹いっぱい。 
一作目では、あれでも実は様子見していた監督が、
期待通りの絶賛評価を見て温めていた引き出しを
いよいよ開放した。そんな印象の2作目である。 
ストーリーの荒唐無稽さもまたすごい。 
とくに今回の悪役の馬鹿っぷりはひどい。
前回のロシアンマフィアが、犬一匹で
甚大な被害を被ったのを見ていないのかと
思わず突っ込みたくなる。
なにしろ今回の悪役ときたら、
犬どころか思い出の詰まった家全体をふっ飛ばしてしまう。 
しかも、おもしれーから
こいつの家やっちまおうぜ的な中二病なのりときた。
一作目を見た我々観客は、
目を覆ってその後の彼らの運命に同情する仕組みである。 
かくして知能指数0のバカ敵を、
われらがジョン・ウィックが成敗する、
スケールアップした二番煎じを楽しむことになる。
前作のイタリア語版を彼らが見ていたら
あんな目にも合わなかったろうに、お気の毒なことである。 
ともあれ、このシリーズは
他に類を見ないアイデアを豊富に持っており、
監督の実力と意欲もまだまだ大丈夫といった感じ。
今後も期待できそうで、
まだ見ていない人は前作も含めて
今のうちに参加しておくことをすすめておきたい。


刑事フォイル シーズン1 第1話「ドイツ人の女」

オトーサン、
「試しに第1話だけ見てみるか」
TV映画のシリーズものは、
原則としてみないのですが、
黒美君彦さんが「ダンケルク」の映画評で
言及されていたので、Tsutayaで借りることに。

原題:Foyle's War:Season1 "The German Woman"(TV 2002) 
監督:Jeremy Silberston  
脚本:Anthony Horowitz  
Genre:Crime/ Drama/ Mystery
Country: UK 
Language: English 
上映時間:90分
あらすじ:
イギリス南部の町ヘイスティングズ。
ドイツの空襲がはじまり、、
パブに爆弾が投下され、若い女性が犠牲になる。
地元の大物貴族で判事ヘンリー・ボーモントの
ドイツ人の妻グレタは、
町で憎しみに満ちた視線を浴びていた。
そのドイツ人妻グレタが乗馬中に殺される。
殺害現場に残されていたカギ十字の印。
動機は、ドイツ人に対する怨恨なのか?
捜査を進める中、第二の殺人が起きる。
グレタ殺害事件との関係は?
刑事フォイルは部下のミルナー刑事と
専属運転手のサムの助力を得て真犯人を捜し出す・・・

出演者:
Michael Kitchen   ...  Christopher Foyle(刑事フォイル)
Honeysuckle Weeks   ...  Samantha Stewart(サム)
Anthony Howell   ...  Paul Milner(刑事ミルナー)
Robert Hardy   ...  Henry Beaumont(ヘンリー・ボーモント)
Joanna Kanska   ...  Greta Beaumont(グレタ)
Rosamund Pike   ...  Sarah Beaumont(サラ)
Benedict Sandiford   ...  Mark Andrews(マーク)
オトーサン、
「刑事フォイル、渋い英国紳士だね」
息子とフライフィッシングに興ずるシーンは、
微笑ましいものでした。

その他の出演者:
David Horovitch   ...  Thomas Kramer 
Elizabeth Bell   ...  Elsie Kramer 
Robert Pickavance   ...  Eric Stephens 
Dominic Mafham   ...  Michael Turner 
Robert Goodale   ...  Bob Keegan  
Edward Fox   ...  Asst. Commissioner Summers 
Neil Conrich   ...  Policeman 1 
Sam Troughton   ...  Policeman 2  
Andrew Powell   ... Official 1 
Paul Putner   ...  Official 2 
Julian Ovenden   ...  Andrew Foyle 
Philip Whitchurch   ...  Ian Judd 
Nancy Lodder   ...  Tracey Stephens 
James McAvoy   ...  Ray Pritchard 
Tom Chadbon   ...  Dr. Julian Groves 
Jonathan Hackett   ...  Doctor 

User Rating:8.2/10( 603 votes)IMDb
  User Rating:-/10( - votes) Yahoo!
オトーサン、
「高いスコアだ」
Yahoo!が未評価というのは、残念です。
ga
User Reviews 
maralexさん 
2002年11月2日
素晴らしい演技、見る喜び

素晴らしい犯罪ドラマ。
アガサ・クリスティ・スタイルだが、
もっと見応えがある。
刑事フォイルを演じたマイケル・キッチンは
見事だし、助演者すべてが力強い。
ロバート・ハーディ演じるヘンリー・ボーモントは、
物静かで、非常に効果的な演技だった
シリーズ4の第1作。
第1次世界大戦勃発後の小さな村における
緊張と疑惑がその背景をなす殺人事件を扱っている。
いい筋書だし、満足できる出演者群だ。
フォイルの刑事という職業面だけでなく、
人間的な側面も垣間見ることができる。
マイケル・キッチンは、
考えていることを言葉でなくても
伝えられる俳優だ。
私は、彼の演技とシリーズは、
疑いなく見るに値していると思う。
見るのは喜びだ。

オトーサン、
「そばかす娘、専属運転手のサムも、
 可愛いね」

pumpkinさん 
2014年4月276日
イギリスならでは

刑事物では珍しい、
第二次世界大戦下のイギリスが舞台で、
心ならずも軍ではなく警察に奉職した3人の物語です。
まず歴史の勉強になります。
イギリスでも銃後は混乱していたのだとわかりますし、
敵性国の人たちを収容所へ送っていたことも
初めて知りました
(アメリカで日系人が収容所へ送られたことは
知っていましたが)。
さらに空襲で多くの人が犠牲になる中、
殺人捜査をすることの意味を考えさせられたり、
犯人が自分は戦争に勝つために
不可欠な人間だと居直ったり、
普通の刑事物ではあり得ないことが起こります。
ドラマとしては、
日本ではなじみのない2人の俳優がすばらしい。
フォイルのマイケル・キッチンと
サムのハニーサックル・ウィークスです。
特に後者は赤毛でそばかすだらけ、
美人でないけれど、はなはだ魅力的。


31年目の夫婦げんか

オトーサン、
「いろんな夫婦の形、あるね」
おしどり夫婦、戦友、同居人、仮面夫婦・・・
この映画の夫婦は、
セックスレスからの脱出を図っています。
セラピストに頼るあたり、
いかにもアメリカらしいですね。

原題:Hope Springs (2012) 
監督:David Frankel  
脚本:Vanessa Taylor  
Genre:Comedy/ Drama/ Romance
Country: USA 
Language: English 
上映時間:100分
あらすじ:
アーノルドとケイは、結婚31年目。
子供たちは独立し、夫婦ふたりで毎日同じ生活。
寝室は別で、一緒に寝たいと伝えても
あっさり拒絶されてしまったケイは、
夫婦関係を見直すべく
結婚生活のカウンセリング本を購入。
嫌がるアーノルドを説き伏せ、
著者のフェルド医師が主催する
“カップル集中カウンセリング”に参加することに。
フェルド医師が提示する課題に挑む二人だったが・・・

出演者:
Meryl Streep  ・・・ Kay(ケイ)
Tommy Lee Jones  ・・・ Arnold(アーノルド)
Steve Carell  ・・・ Doctor Feld(フェルド医師)
オトーサン、
「名優のかけあい漫才!」

その他の出演者: 
Ben Rappaport  ・・・ Brad, Their son 
Jean Smart  ・・・ Eileen, Kay's friend 
Marin Ireland  ・・・ Molly, Their Daughter 
Patch Darragh  ・・・ Mark, Their Son-in-law 
Brett Rice  ・・・ Vince, Arnold's Friend 
Becky Ann Baker  ・・・ Cora, the Waitress 
Elisabeth Shue  ・・・ Karen, the Bartender 
Charles Techman  ・・・ Charlie, the Docent 
Daniel Flaherty  ・・・ Danny, the Bookstore Clerk 
Damian Young  ・・・ Mike, the Innkeeper 
Mimi Rogers  ・・・ Carol, the Neighbor 
Ann Harada  ・・・ Ann, the Happy Wife 
Jack Haley  ・・・ Jack, the Happy Husband 
Susan Misner  ・・・ Dana, Doctor Feld's Wife 
Rony Clanton  ・・・ Ronnie, the Taxi Driver 
John Srednicki  ・・・ John, the Waiter 
Madeline Ruskin  ・・・ Maddie, Brad's Girlfriend 
Lee Cunningham  ・・・ Lee, the Unhappy Wife 
Paul Letersky  ・・・ Paul, the Unhappy Husband 
Rogina Bedell-O'Brien  ・・・ Rogina, the exiting patient 
Rogina Bedell  ・・・ O'Brien-Rogina, the Exiting Patient 
Stephen Lee Davis  ・・・ Steve, the Grocery Shopper 

User Rating:6.3/10( 36,984 votes)IMDb
  User Rating:6.2/10( 255 votes) Yahoo!
オトーサン、
「もっと高くていいのでは」

ゴールデン・グローブ ノミネート
・女優賞(コメディ/ミュージカル)  メリル・ストリープ 

User Reviews 
badawiさん 
2012年8月8日
素晴らしい演技、素晴らしいせりふ

プロットは至極簡単。
トラブルに遭った結婚だ。
だが、ストリープとジョーンズの共演なら、
楽しみが期待できるし、失望することはない。
フェルド医師と面談しているシーン、
ぴりぴりした空気が漂っている。
ストリープは、まさに輝いているし、
ジョーンズの我慢の境地がいい。
こういう夫を演じることは難しいのに、すばらしいかった。
映画体験の深さは、あなたの気持ち次第だし、
性、年齢、人種、住んでいる場所による。
私の前に座っているカップルは年配で、
映画が進むにつれ、
妻は頭をパートナーの肩に置くようになった。
この映画を見れば、
あなたのパートナーを高く評価し、
自分たちの欠点を我慢することにも
感謝するようになるだえおう。
これは現実の人々のためのリアルな映画だ。
エンジョイ!

オトーサン、
「脚本もいいね」
ヴァネッサ・テイラーは、
「シェイプ・オブ・ウォーター」(2017)で、
アカデミー賞 脚本賞にノミネートされています。

al2*****さん 
2018年1月30日
熟年夫婦の危機 

日本でも最近増えてる熟年夫婦の危機がテーマ。
日本では夫があまりにわがまま、
妻はそんな旦那に触れられたくもない
というのが一般的だが
この映画では逆にかまってくれない旦那に
妻が寂しく感じる日々。
そんな夫婦があるカウンセラーを訪ね・・・
メリルストリープとトミーリージョーンズという
名優の初顔合わせはなかなか新鮮。
さすがベテラン二人だけあって
まるで本物の長年連れ添った夫婦に見えます。
コメディという面白さより
世間一般にある夫婦のリアルなテーマが
うまく描けていて面白かったです。 


野菊の墓

オトーサン、
「野菊の墓文学碑、掃除したなぁ」
細川たかしさんの歌で有名になった矢切の渡し、
何度も、行きました。
渡し船に乗って、伊藤左千夫さんの
原作の風景を偲びました。
「これはちがう!アイドル映画にするな」
冒頭、松田聖子歌う主題歌が流れてきて
憤然としました。
・花一色〜野菊のささやき〜

原題:野菊の墓(1981)
監督:澤井信一郎
原作:伊藤左千夫
脚本:宮内婦貴子  
Genre:Romance
上映時間:91分
あらすじ:
斎藤政夫は、お遍路の途中、回想していた。
十五歳のとき、病弱な母きくを看病するため、
従姉で十七歳の民子が家に住み込むことに。
二人は仲よくなり、母から会わないように言われる。
中傷する声も聞こえてきたため、
母は、政夫を全寮制の中学に入れ、
民子の縁談を進めた。
それを知った政夫は急いで戻るが、
民子が吉岡家に嫁いで行った後だった・・・

出演者:
松田聖子・・・ 民子 
桑原正・・・ 斎藤政夫 
オトーサン、
「ど素人を起用するな」
でも、物語が進むにつれて、
だんだんと可愛く見えてくるからふしぎです。
「脇役陣がいいいね」
母役の加藤治子、女中役の樹木希林、
嫁ぎ先の姑役の北城真記子が好演しています、

その他の出演者:
加藤治子・・・ 斎藤きく
樹木希林・・・ お増
北城真記子・・・ 吉岡家の姑
島田正吾・・・ 斎藤政夫(老年期)
村井国夫・・・ 斎藤喜一郎 
赤座美代子・・・ 斎藤初子 
丹波哲郎・・・ 斎藤剛三郎 
湯原昌幸・・・ 常吉 
愛川欽也・・・ 戸村新吉 
常田富士男・・・ 渡しの乗客B 
叶和貴子・・・ 瞽女 

User Rating:6.4/10( 17 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:5.5/10( 34 votes) Yahoo!
オトーサン、
「変だよ、」
政夫の家は、松戸の矢切村)、
民さんの家は市川市。
信州の雪山が見えるはずがありません。
。
User Reviews 
kun***** さん 
2018年1月30日
サンミュージック提携第一回作品 

文学と流行を合体させたヒットですね。
正直期待以上。
松田聖子映画、
前面に彼女を打ち出す映画ですから、
当時なら絶対見に行く事は無かった流行映画です。
お話は何となく何処かで聞いた様な記憶が有るけど、
詳しい筋は知らなくて
良く出来たストーリーだと感心しました。
泣かせ上手。
全ての事が無駄なく絡み合い、何度も泣ける。
クライマックスは手紙と萎れた花。
「かわいそうなゾウ」に近い切ない気持ちに成りました。
中高生頃にこんな相思相愛に憧れていたものですが、
思ってる人には思われず、思わない人から思われる。
大体皆こんな感じの青春時代じゃ無かったかと。
それからうん十年年金暮らし、
青春時代を思い出す事も滅多になくなり、
切ない愛の感情も良く分からなくなってきました。
どちらと言えばお母さんの立場で見る感じ。
申し訳なかった、と悔やむ方。
松田聖子さんの顔の変貌前が驚くほど少女。
小学生ででもいい様な幼顔。
エロとは無縁。
ご本人は其れが気にくわなかったのでしょうね。 

オトーサン、
「木下恵介の映画、みたくなった」
・野菊の如き君なりき (1955)
この方が、原作の明治時代の雰囲気に
忠実でしょう。

放浪紳士チャーリーさん 
2004年12月4日
皮肉なモンですね、

本人が過去のフィルモグラフィーから
抹消したいであろう映画が
作品としての評価は一番高いとは・・・。
ここで褒め称えたいのは
これが監督デビュー作となった
澤井信一郎監督の職人的手腕である。
当時の松田聖子の凄まじい人気を考えると、
どんないい加減な駄作を作ったとしても
一応はヒットしたとは思うが、
単なるアイドル映画に貶める事なく
映画の文法をきちんと踏まえた正統派の演出は
素晴しいと思います。
澤井監督の今現在に至るまでのご活躍も、
これを見ればうなずけます。
もう亡くなってずいぶん経つけど、
明治生まれの俺のばあちゃんもこれ見て泣いてました。
それ以来松田聖子がテレビに出るたんびに
「あの民さんがねえ・・・」と
ニコニコ笑って応援してましたもん。
その後スキャンダル等に巻き込まれる姿を見る事無く
ばあちゃんは天寿をまっとうして逝きましたが、
それはそれでよかったのかなあ・・・
なんて考えてしまいます。
(追記)澤井監督の演出術の本が出ましたよね。
この作品や「Wの悲劇」等を高く評価してる
立ち読みですが、興味深く拝見させて頂きました。 


この首一万石

オトーサン、
「この監督、覚えてほしね」
・伊藤大輔
 誕生日 1898/10/12 - 1981/7/19
  出身  愛媛県宇和島市
 「時代劇の父」と呼ばれる。 
 1926年、日活太秦撮影所に移り、
 新人だった大河内傳次郎とコンビを組み、
 激しい乱闘シーンや外国映画の影響を受けた
 大胆なカメラワークで注目を浴びる。
 1927年、映画史上に残る傑作『忠次旅日記』三部作を発表。
 左翼思想が当局によって弾圧の対象とされた。

原題:この首一万石 (1963) 
監督・原作・脚本:伊藤大輔  
Genre:Peiod Drama
上映時間:93分
あらすじ:
井筒屋の抱え人足、槍の権三と
町娘ちづは恋仲だったが、
ちづの父、凡河内典膳は浪人侍で、
武士でなければ娘はやれないと頑なだった。
そんな折、権三は九州帰国のための人足として、
小大名小此木藩に雇われ、仲間の助十や半七たちと旅に出た。
ちづのこともあり、「武士になりたい」と漏らした権三に、
小此木藩の山添志津馬は
「武士がそんなにいいか」と笑うのだった。
一行が三島の宿に着くと、
四七万石の大名渡会藩が本陣を明渡すよう求めてきた。
一万石余の小藩を馬鹿にされたと感じた一行は、
「東照神君由来の名槍阿茶羅丸を捧げての道中だ」と
うそをついてこれを拒んだが、結局金で本陣を引渡すことに。
そんなこととは知らず、遅れて本陣に到着した権三は、
槍を本陣に置き、女郎屋へ出かけたために大騒ぎに・・・

出演者:
 大川橋蔵・・・ 槍の権三 
 江利チエミ・・・ ちづ/宿場女郎、ちづる 
 オトーサン、
「江利チエミが出ている!」
 美空ひばり、雪村いずみと「三人娘」と呼ばれ、
 一世を風靡。高倉健と結婚。.

その他の出演者:
 堺駿二・・・ 半七 
 平幹二朗・・・ 御所内 
 藤原釜足・・・ 助川助右衛門 
 水原弘・・・ 山添志津馬 
 大坂志郎・・・ 助十 
 原健策・・・ 岡部勝之進 
 東野英治郎・・・ 凡河内典膳 
 原田甲子郎・・・ 大野十郎兵衛 
 河野秋武・・・ 菅田万騎太 
 香川良介・・・ 池津内蔵太 
 赤木春恵・・・ お増 
 吉田義夫・・・ 安長 

User Rating:8.0/10( 2 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:6.6/10( 3 votes) Yahoo!
オトーサン、
「名作だね」

User Reviews 
イニシャルKさん 
2006年8月18日
大川橋蔵と江利チエミという
2大スター共演の時代劇。

この組み合わせだと
単純明快なものを想像しそうだけど、
悲劇性の高いシリアス時代劇というのが
けっこう意外だった。
伊藤大輔監督の格調高い演出もあいまって
なかなかの傑作に仕上がっている。
ラストの立ち回りのシーンは
真っ赤な血が吹き出たりして
この頃の東映時代劇にしては
描写が残酷なのには驚いた。
「椿三十郎」の影響がちょっとあるのかもしれない。 

オトーサン、
「同感!」

黒美君彦さん 
2006年5月23日
のんびり一変壮絶

(前掲 あらすじ紹介)
「鑓(やり)の権三」という台詞も登場するが、
近松門左衛門の『鑓の権三重帷子』とは全く違う
伊藤大輔オリジナルの物語。
冒頭から七割方はどこか笑えるコメディータッチなのだが、
ラストの立ち回りは壮絶きわまりなく、
「残酷時代劇」とまで評されるほど。
のんびりほんわかした筆致が一変し、
リアルな殺し合いへと展開していくので、
観る側はただ唖然とするばかりだ。
武家の建前と矜持を守るため、
「武士になりたい」と口走った権三を武士に仕立て上げ、
その首を先方に届けようと考える小藩。
その端緒が「本陣を譲れ」「譲らない」、
「槍を返せ」「返さない」という
くだらない意地の張り合いなのだが、
その結果「人足は人間以下の存在なのだから」と
考えるのだからやりきれない。
権三は死に物狂いで抵抗し、小藩の武士を次々殺していくが、
その殺し方が凄まじいのだ。権三も右目に剣を受け、
全身ぼろぼろにされた挙句に、
代官(平幹二朗)の指示で銃弾を浴び息絶える。
代官は内々に処理することを約し、
何事もなかったかのように小此木藩の九州への旅が続く…。
誰も責任をとろうとしない無責任体制を
痛烈に批判したこの作品は、
封建社会の内部に巣食う宿痾ともいえる
保身をあからさまにする。
権三に優しい声をかけていた山添ですらも、
最後には「観念せえ」と斬ろうとするのだ。
救いのない作品ではあるが、
伊藤大輔の鋭い批判眼を感じられる秀作である。


エージェント・ハミルトン 〜祖国を愛した男〜

 
オトーサン、
「スエーデン映画、珍しいね」
いま、スエーデンの作家ハニング・マンケルに
凝っているので、興味シンシンでした。
北欧の国も、国際政治の渦中にあるのです。

原題:Hamilton: I nationens intresse (2012) 
監督:Kathrine Windfeld  
原作:Jan Guillou
脚本:Stefan Thunberg   
Genre:Action/ Drama/ Thriller
Country: Sweden 
Language: Swedish / English / Russian / Arabic 
上映時間:109分
あらすじ:
ハミルトンは、スウェーデンの工作員。
ロシアマフィアに潜入し、
アフガニスタン国境での
スウェーデン製ミサイルの密輸取引現場へ。
ロシアマフィアとタリバンの取引が成立したが、
その直後、謎の武装集団が現れ、
居合わせた人間を皆殺しにしする。
間一髪で、逃れたものの、
ミサイルの行方を見失ってしまう。
後日、そのミサイルがテロに使用!
上司から叱責され、辞職を考える。
4か月ぶりに再会した
外科医で恋人のサラに身分を明かし、
これからは普通の生活へ戻るとを約束する。
サラが緊急オペで病院へ。
彼女の帰宅を待つ間、リンゴを食べようと
果物ナイフを握ったまま熟睡してしまう。
帰宅したサラが起こそうとすると、
反射的に、ナイフで彼女の喉を切り裂いてしまう。
長年身に付けた自己防衛が仇となってしまったのだ。
サラの死でハミルトンは、絶望の淵を彷徨う。
そんな彼に、上司は言う。
「あれは事故だったことにしろ」
そして、次の任務が与えられる。
一方、エチオピアでは
米系軍事企業セクトラゴン社の社員リーが、
ミサイルをソマリア市街地に向けて発射しろと
指示されて拒否する。
GPS追跡専門家ラガバックとともに逃げるが、
逮捕され刑務所にぶちこまれる。
スウェーデン情報部は、ラガバックを救出し、
盗まれたミサイルの行方を追うため、
セクトラゴン社を雇い、ハミルトンを送る。
協力関係にあるPLOのモナに会って情報を得た後、
ハミルトンは、ソマリア入りし、
セクトラゴン社のハートらと合流し、
刑務所を襲い、ラガバックを救出する。
ハートは、リーも連れ出す。
「2人をセクトラゴンの施設に置こう」
その言動を不審に思い、ヘリを奪い逃げる・・・

出演者:
Mikael Persbrandt ・・・ Carl Hamilton(ハミルトン)
Pernilla August   ...  Sara Landhag(サラ)
Saba Mubarak ・・・ Mouna al Fathar(モナ)
Jason Flemyng ・・・ Legosoldaten RobHart(ハート)
Ray Fearon ・・・ Benjamin Lee(リー)
Gustaf Hammarsten ・・・ Martin Lagerback(ラガバック)
オトーサン、
「ハミルトン、渋いね」

その他の出演者:
Lennart Hjulstrom ・・・ DG (Den Gamle)
Peter Andersson ・・・   Staffan Warnman 
Aleksandr Nosik ・・・ Krutov
David Dencik ・・・ Vice statsministern
Leo Gregory ・・・ Miller, Spectragon
Dan Ekborg ・・・ Claes Olofsson, VD for Nordfors
Liv Mjones ・・・ Johanna Runestam, poliskommissarie
Fanny Risberg ・・・ Maria Solska
Sandra Andreis ・・・ Anna Sjostrom
Kevin McNally ・・・ Harold Smith
Michael Anthony Brown ・・・ Richard Daniels
Anders Ahlbom ・・・ Johannas poliskollega
Ulf Friberg ・・・ polischef
Tommy Sporrong ・・・ Sapo
Terry Carter ・・・ Josef Bekele

User Rating:6.3/10( 7,182 votes)IMDb
  User Rating:6.0/10( 33 votes) Yahoo!
オトーサン、
「まぁまぁのスコアだね」
有名俳優が出ていれば、7点台は確実でしょう。

User Reviews 
Robert Roninさん 
2012年5月16日
スウェーデン版ジェームズ・ボンド

スウェーデンからの非常に良い映画。
批評家をちょっと見て、言いたくなった。:
スウェーデンはアクション映画で有名ではない。
だが、こういう映画を撮るならば、事態は変わる。
非常に良い撮影だし、出演者もいい。
プロットについて不満を言う意味が分からない。
ジェームズ・ボンドやボーンに似ている。
スウェーデンでは、上映2週間後で36万人もが入場した。
本作は、ジャン・ギユーの小説に基づく三部作の第1作だ。
より多くのスウェーデン映画が国際市場をめざしてほしい。

オトーサン、
「主人公が苦悩する姿がいいね」

直いい親父さん 
2013年2月8日
地味で重く暗い展開ですが、
それなりに楽しめる作品です!!

これは珍しい!
スウェーデン製のスパイ・アクション映画。
主演は、ミカエル・パーシュブラント、
製作にはミレニアム・シリーズの製作スタッフが関与。
スウェーデンではBOX OFFICEで2週間連続1位を記録し、
3部作の第1弾です。
スウェーデンの諜報員のハミルトンは、
ロシアのマフィアに潜入して、
アフガンの国境付近での武器取引の一員に加わります。
しかし、取引の途中謎の武装集団の襲撃を受け、
ハミルトン以外は全員殺害され、ミサイルが略奪されます。
しかも、この強奪されたミサイルが
ソマリアでのテロに使用されたとの情報が入ってきます。
一方、ハミルトンは、長年の諜報員生活にピリオドを打ち、
結婚することを考えますが、
自身の起こした事件でそれは叶わぬ夢に終わり、
故国のためこの事件解決の作戦に参加することになりますが・・・ 
いかにもスウェーデン映画らしく、
主人公もストイックで(007とはえらい違いです)、
映画自体も重く暗い展開です。
この種の映画は、一時の007シリーズのように
荒唐無稽なスパーマン的なものになるか、
実録風のものにするかどちらかでしょうが、
本作は明らかに後者を目指しています
(といってもその活躍は相当スーパーマン的ですけど)。
銃撃戦、アクション・シーン、カー・チェイスもあり
一応楽しめる展開になっています。
最後に、今まで仕事を続けるか否かで悩んでいた
ハミルトンが、打って変わった行動、言葉を残すのは、
続編を意識してのことですかね?
スウェーデンには、時折、「笑う警官」「ミレニアム」
のような世界的ヒット作が出現します。
少し地味ですが、本作もそうなるのかな?


エージェント・ハミルトン 〜ベイルート救出大作戦〜

オトーサン、
「ハミルトンものの第2作だ」
スエーデンといったら、IKEAやVOLVOの国ですが、
地図を確認すると、西に、デンマーク
東に、フィンランド、海を隔ててバルト3國、
南に、海を隔てて、オランダ、ドイツ、ポーランド。
ロシア、アラビア半島、アフリカとも、
案外近いので、難しい問題を抱えているのです。

原題:Hamilton: Men inte om det galler din dotter (2012) 
監督:Tobias Falk  
原作:Jan Guillou
脚本:Stefan Thunberg  
Genre:Action/ Drama/ Thriller
Country: Sweden 
Language: Swedish / English / Arabic
上映時間:90分
あらすじ:
中東会議に出席中のPLOの大使が
テロリストに襲撃された。
PLO工作員モナからの情報を受けて
諜報員カール・ハミルトンと
公安警察のエヴァは協力して、
犯人スレイマンが射殺する。
イスラム教徒を殺したということで、
エヴァは、マスコミから集中非難を浴びる。
一方、サウジアラビア北部では、
今回のテロの黒幕ラーマンの元に
任務失敗の話がもたらされる。
ラーマンは、報復として、
エヴァの娘ナタリーを誘拐してしまう。
エヴァの友人で、ナタリーの名付け親でもある
ハミルトンは、ナタリーを助け出そうとするが、
誘拐の裏には大きな陰謀が隠されていた!

出演者:
Mikael Persbrandt ・・・Carl Hamilton(ハミルトン) 
Saba Mubarak ・・・Mouna al Fathar(モナ) 
Frida Hallgren ・・・Eva Tanguy(エヴァ) 
Nadja Christiansson ・・・ Nathalie Tanguy(ナタリー)  
Said Legue ・・・ Suleiman Al-Obeid(スレイマン) 
Milind Soman ・・・ Abdul-Rahman(ラーマン)  
オトーサン、
「ミカエル・パーシュブラント、渋いね」

その他の出演者:
Reuben Sallmander ・・・Pierre Tanguy
Lennart Hjulstrom ・・・DG
Nadja Christiansson ・・・Nathalie Tanguy
Steven Waddington ・・・ McCullen
John Light ・・・ Jason Fox
Peter Eggers ・・・ Patrik Warnstrand
Cal Macaninch ・・・ Harold Finley
Sven Ahlstrom ・・・ Cedervall
Maria Langhammer ・・・ Helene Bostrom

User Rating:5.6/10( 2,709 votes)IMDb
  User Rating:5.5/10( 28 votes) Yahoo!
オトーサン、
「低すぎる」

User Reviews 
OJTさん 
2013年8月26日
原作ほど映画には夢中になれない

私は、2年前にヤン・ギィユーの小説を読み、
好きになった。
この映画は、原作に忠実だ。
(テクノロジーとコーヒー・マシンを
使わないのを除いて)
ミカエル・パーシュブラントは、
エージェント ハミルトンを好演していると思う。
だが、出だしが洗練されていない。
少女が誘拐されるあたりで、
何とか同情を引こうと頑張ってはいたが、
主人公には気の毒なことに
スリラーとして失敗している。
まさに、典型的な失敗例だ。

オトーサン、
「意識のズレだよね」
テロに立ち向かうという
公安警察のエヴァの発言が、
民主主義陣営とイスラムの対立に中立と
信じていた国民を驚愕させたのです。
ノーベル賞の国が、どちらかのサイドに
肩入れするなんて・・・

みむPさん 
2013年11月12日
あの発言が政治的にNGなのか 

前作、本作ともに
渋谷で上映していたにもかかわらず、
時間が合わず行けず、DVDで鑑賞。
2作目ですが、前作を観ていなくても、
特に大筋把握には支障ないように思えます。
パレスチナでテロ犯を殺したのが
スウェーデン諜報部員だったことで
その諜報員の娘がテロ犯に誘拐されてしまう。
その娘の父代わり的な存在のハミルトンさん、
助けに乗り込むわけですが
実は事件の裏には陰謀が・・・。
前作に引き続き、
スウェーデン版007のような感じも引き継ぎつつ、
やっぱり、スウェーデン版ともなると地味!!!
なんて思いますねえ。
そこそこのハラハラドキドキもあるので
最後まで楽しめることは楽しめるんですが、
シリーズ2作目ともなると、
ちょっと飽きてきますね・・・・
スケール的にも画的にも、
もう少し変化が欲しいところ。
スウェーデンでは人気作品みたいなので、
これ、3作目もあるかしら?
次はもう少し派手に盛ってもいいかもね!?
もしくは、ボーン路線の
バリバリフィジカルアクション寄りに
してみるかなんてねー(笑) 


ダンケルク

オトーサン、
「バットマン・ビギンズの監督だ」
クリストファー・ノーラン
誕生日: 1970/7/30
出身: イギリス/ロンドン
アカデミー賞ノミネート 
・監督賞 ダンケルク    
・脚本賞 インセプション    
・脚本賞 メメント 

原題:Dunkirk (2017) 
監督・脚本:Christopher Nolan   
Genre:Action/ Drama/ History
Country: UK / Netherlands / France / USA 
Language: English / French/ German 
上映時間:106分
あらすじ:
1940年、フランス北端の港町ダンケルク。
ドイツ軍に追い詰められた
英仏連合軍40万の兵士たちは絶体絶命!
若き英国兵トミーが街中を必死で逃げ回り、
ようやく辿り着いた海岸には、
おびただしい数の兵士たちが救助の船を待っていた。
しかし彼らに残された時間は限られていた。
ドーバー海峡を挟んだ対岸のイギリスでは、
民間の船までをも総動員した救出作戦が決行される。
民間船の船長ミスター・ドーソンもそれに呼応し、
息子ピーターとともに危険を顧みず
同胞が待つダンケルクへ向け船を走らせる。
そして最新鋭戦闘機スピットファイアの
パイロット、ファリアーもまた、
味方の撤退を援護すべくイギリスから飛び立つ・・・

出演者:
Fionn Whitehead ・・・ Tommy(トミー)
Mark Rylance ・・・ Mr Dawson(船長ミスター・ドーソン)
Tom Glynn-Carney ・・・ Peter(ピーター)
Tom Hardy ・・・ Farrier(ファリアー)
Cillian Murphy ・・・ Shivering Soldier(震える英国兵)
オトーサン、
「役者は、大したことないね」

その他の出演者:
Jack Lowden ・・・ Collins
Harry Styles ・・・ Alex 
Aneurin Barnard ・・・ Gibson
James D'Arcy ・・・ Colonel Winnant
Barry Keoghan ・・・ George Mills
Kenneth Branagh ・・・ Commander Bolton

User Rating:8.1/10( 328,156 votes)IMDb
  User Rating:7.8/10( 6,942 votes) Yahoo!
オトーサン、
「わっ、高いスコアだね」
いまひとつ戦争映画の狂気が伝わってきません。

アカデミー賞ノミネート 
・作品賞     
・監督賞  クリストファー・ノーラン    
・撮影賞    
・作曲賞      
・美術賞   
・音響賞(編集)    
・音響賞(調整)    
・編集賞   

User Reviews 
Cameron Clayさん 
2017年7月196日
登場人物から目が離せない
感情を廃した技術の傑作、

天邪鬼のように聞こえる危険を冒すが、
私はこの映画を好きではない。
諸要素を愛しているか?
はい。
これは五つ星の傑作ですか?
あいにく、ノー.
撮影はみごと。
クリストファー・ノーラン監督は、
すばらしいスペクタクルを創造した。
効果は息をのむ。
6,000人もの出演者
フランスのダンケルクでのロケ
第二次世界大戦の本物の乗り物と銃撃は
大きなスケールだ。
有り難いことに、
ノーランは、CGIに依存している
近年のアクション映画の流行に抵抗している。

オトーサン、
「いまいちだね」
戦争映画なら"プライベートライアン”で、
口直ししたほうがいいね。

黒美君彦さん 
2017年9月14日
リアリティ

いきなり戦場に放り込まれる恐怖。
少年兵といっていいトミーは、
銃弾を逃れて走るしかない。
そこから観る者は逃げるトミーの視点で
ダンケルクの砂浜を見る。
説明的な台詞を削ぎ落としたそれぞれのシーンは、
ノーラン監督らしくリアリティに満ち、
CGでは決して表現し得ないであろう
戦場の質感に溢れていた。
陸・海・空の3つの視点で、
ダンケルクの大撤退を描いたこの作品では
陸は1週間、海は1日、空は1時間という
それぞれの時間軸で描かれ、
それが絡み合って、この作品に仕上がっている。
1940年5月のダンケルクの大撤退に関しては
これまで数々の映画が制作されているようだが、
殆どが未見。
たまたまドラマシリーズ『刑事フォイル』のエピソードで
記憶に刻まれてはいたが、
詳細については知らないまま観た。
実際には第二次世界大戦初めに
ナチス・ドイツが圧勝した「ダンケルクの戦い」で
追いつめられた英仏連合軍40万人の大救出作戦が、
この「ダンケルクの大撤退」(作戦名:ダイナモ作戦)だった。
英首相チャーチルが兵士に戦うことを強いるのではなく、
敢えて「撤退」命令を出したのだ。
その際、多数の民間船を含む900隻の船が救出に向かい、
33万人を超える兵士を救出。
人的損害を最小限に抑えたことが、
後の戦闘にも大きな影響を与えることになる。
その民間船の一隻「ムーンストーン号」を操る
ドーソンが印象的だ。
息子のピーター、そして息子の友人ジョージとともに
ダンケルクに向かう彼は、
背景らしきものが唯一語られる人物だ。
船尾に掲げられている旗が
「ブルー・エンサイン」と呼ばれるもので、
この旗は退役した海軍軍人が掲げられるものだという。
さらに長男が英空軍所属で
ハリケーンに乗って戦死したという台詞もあるからだ。
Uボートに撃沈された船に残っていた
震える英国兵を救った後、
「英国に向かえ」と暴れる彼に突き飛ばされ、
頭を強打して死んでしまうジョージが哀れだったが、
それはあたかも戦場の死には「運」しかない、
と突き放しているかのよう。
実際、爆弾がどこに落ちるのか、
銃弾がどこを貫くのかで生死は決まってしまう。
空軍のファリアとコリンズを描いた
空中戦シーンも迫力に富んでいる。
ダンケルクからの撤退を阻止しようとする
ドイツ空軍との戦い。
燃料が尽き、プロペラの回転が止まった状態で
滑空するスピットファイアは何とか着陸するが、
ファリアは飛行機に火を放ち、胸を張って捕虜となる。
IMAXならではの大画面とサウンドが
この作品にはマッチしていた。
さりげなくケネス・ブラナーが美味しい役どころ。


アデライン、100年目の恋

オトーサン、
「そうか」
ずっと若くいられる・・・
万人の夢かと思いましたが、
パートナーが先に老いていき、
別れを味わわなければなりません。
苦しまずにぽっくり逝きたいし、
家族に囲まれながら死にたい。
なかなか思いを遂げるのは、簡単ではないですね。

原題:The Age of Adaline (2015) 
監督:Lee Toland Krieger    
原作:J. Mills Goodloe/ Salvador Paskowitz
脚本:J. Mills Goodloe/ Salvador Paskowitz
Genre:Drama/ Fantasy/ Romance
Country: USA / Canada 
Language: English / Portuguese/ Italian 
上映時間:112分
あらすじ:
アデラインは、1908年に生まれ。
21歳で結婚し、娘フレミングを産んだ。
結婚8年目に夫が亡くなり、
アデラインが自動車事故に遭い、川に転落。
低体温症で心臓が止まるが、
雷に打たれ、奇跡的に息を吹き返す。
不思議なことに、その肉体は29歳のまま衰えなくなる。
中年になると、周囲から怪しまれるようになる。
10年ごとに名前と住居を変えた。
その秘密を知るのは、娘のフレミングだけ。
ある日、エリスから熱烈にアプローチされ、
禁を破って相思相愛の仲になる。
彼の両親の結婚40周年パーティーに行くと、
なんと、そこにいた彼の父親は
かつて自分が去った相手、ウィリアムだった・・・

出演者:
Blake Lively ・・・ Adaline Bowman(アデライン)
Ellen Burstyn ・・・ Flemming Prescott(フレミング)
Michiel Huisman ・・・ Ellis Jones(エリス)
Harrison Ford ・・・ William Jones(ウィリアム)
オトーサン、
「ブレイク・ライヴリー、美人だね」
レオナルド・ディカプリオと交際していとか。
2012年、俳優のライアン・レイノルズと結婚。

その他の出演者:
Anthony Ingruber ・・・ young William
Izabel Pearce ・・・ Young Flemming
Kathy Baker ・・・ Kathy Jones
Amanda Crew ・・・ Kikki Jones
Lynda Boyd ・・・ Regan
Anjali Jay ・・・ Cora
Richard Harmon ・・・ Tony
Mark Ghanime ・・・ Caleb
Barclay Hope ・・・ Stanley Chesterfield
Chris William Martin ・・・ Dale Davenport
Hiro Kanagawa ・・・ Kenneth
Lane Edwards ・・・ Dr. Larry Levyne
Peter J. Gray ・・・ Clarence James
Jane Craven ・・・ Miriam Prescott

User Rating:7.2/10( 123,156 votes)IMDb
  User Rating:7.5/10( 1,090 votes) Yahoo!
オトーサン、
「気分よくみられる」

User Reviews 
georgebaldwinさん 
2015年5月3日
この感動的なタペストリーを満喫して

この映画には、感動した。
サンフランシスコに住んでいたので
「逃してしまった人」は、
まるで、ブレイク・ライヴリーのようだった。
そして、非常に幸福な結婚をした私は、
この映画のハリソン・フォードに似ている。
ブレイク・ライヴリーは、嫌になるほど美しかった。
降参するか、逃げ出すか。
展開していくこの物語のタペストリーは、感動的だった。
過去のひとハリソン・フォードとの遭遇は、
2人にとって力強い。
彼女の不滅の美しさは、楽しい驚きだった。
ずっと涙がこぼれそうだったし、
最後には、微笑むことができた。
ロマンチストにとって、最後の数分は特に美しい。
本当に楽しめる甘い映画だ。

オトーサン、
「ブレイク・ライヴリー、ほんとうに綺麗だね」

HABBYさん 
2016年12月30日
おかえり

『ゴシップガール』主演女優という
大役の重みから解放されたからか、
ブレイク・ライヴリーの美しさが
さらに際立っているように感じた。
役柄もあって、
様々な時代、様々な環境に置かれた
彼女の振る舞いが見られるのも
ファンとしては涙モノ。
ミキール・ハースマンも健闘しているが、
大切な役どころを演じた
ハリソン・フォードの渋さとオーラは
さらに一枚上をいっている。
彗星のエピソードも美しい。
家族や友人に自信を持って薦められる
傑作ラブロマンス作品だと思う。


地下室のメロディー

オトーサン、
「ヘッドライト、よかったな」
アンリ・ヴェルヌイユ監督作でした。
本作で復活し、以後ギャバン、ドロン主演による
刑事・犯罪物で本領を発揮した。

原題:Melodie en sous-sol (1963) 
監督:Henri Verneuil    
原作:Zekial Marko
脚本:Albert Simonin/ Michel Audiard
Genre:Crime/ Drama/ Romance
Color:  Black and White
Country: France / Italy 
Language: French / English 
上映時間:118分
あらすじ:
老獪なギャングのシャルルは、
生涯最後の仕事として、
カンヌのカジノの地下金庫から
10億フランを強奪する綿密な計画を立て、
チンピラの青年フランシスと、
その義兄のルイを仲間に引き入れた。
金持ちの青年を装い、
カンヌのホテルに滞在するフランシス。
カジノの踊り子ジネットと親しくなることで、
フランシスは一般客が立ち入れない
カジノの舞台裏に出入りする口実を設けた。
カジノのオーナーが売上金を運び出す日を狙って、
地下金庫を襲撃するシャルルたち。
10億フランの札束をバッグに詰め、
何食わぬ顔でホテルに戻るが・・・

出演者:
Jean Gabin ・・・ Monsieur Charles(シャルル)
Alain Delon ・・・ Francis Verlot(フランシス)
Maurice Biraud ・・・ Louis Naudin(ルイ)
Viviane Romance ・・・ Ginette(ジネット)
オトーサン、
「名優、共演!」
ギャバン59歳、ドロン28歳。

その他の出演者:
Carla Marlier ・・・ Brigitte
Dora Doll ・・・ Comtesse Doublianoff
Henri Virlogeux ・・・ Mario, l'ex-truand malade
Jose Luis de Vilallonga ・・・ M. Grimp, le patron
Rita Cadillac ・・・ Liliane
Anne-Marie Coffinet ・・・ Marcelle
Jean Carmet ・・・ le barman
Henri Attal ・・・ un copain de Francis
Michel Magne ・・・ le chef d’orchestre du Palm-Beach
Germaine Montero ・・・ Mme Verlot, la mere de Francis
Dominique Davray ・・・ Leone, la femme de Mario
Laure Paillette ・・・ L'habilleuse
Claude Cerval ・・・ Le commissaire
Georges Wilson ・・・ Walter, le riche soupirant
Paul Mercey ・・・ Le cafetier
Jean-Jacques Delbo : Le choregraphe
Robert Rollis・・・: Le representant dans le train
Jean Gold ・・・ Le maitre d'hotel
Robert Secq ・・・ L'employe des bains-douches
Jean Minisini ・・・ L'employe de surveillance aux bains-douches
Olivier Mathot ・・・ Le receptionniste de la residence
Jacques Bertrand : Un comptable de M. Grimp
Marc Arian ・・・ Un autre comptable
Alain Janey ・・・ Le barman de la residence
Pierre Collet ・・・ Camille
Adrien Cayla-Legrand ・・・ L'employe du casino
Jimmy Davis ・・・ Sam
Rudy Lenoir ・・・ Le caissier de M. Grimp
Edouard Francomme ・・・ Marcel
Jean-Pierre Zola : Le client des bains-douches

User Rating:7.4/10( 2,191 votes)IMDb
  User Rating:8.3/10( 78 votes) Yahoo!
オトーサン、
「高いスコアだね」

ゴールデン・グローブ受賞 
・外国映画賞(外国語) 

User Reviews 
mariemounier さん
2016年5月16日
お見事

そう、出所したギャバンは、
最後のヤマを、アラン・ドロンと組むことにする。
カンヌのカジノ、パームビーチの金庫から強奪するのだ。
本作のタイトルそのものが見事だ。
ジャン・ギャバンにアラン・ドロン。
この二人は、存在感たっぷりだ。
ギャバンは、いつも私の祖父、本物の男を思い出させる。
ドロンは、いつも立派だ。
私は、60年代の古いフランス、その衣服、巻きタバコ、
ピックアップ、ジャズ音楽、怠け者の話が好きだ…
そして、私達はミシェル・オディアールを味わう。:
"You raves not on the sea, 
it has always been there" 
何度も見よう。


オトーサン、
「カンヌの風景、なつかしいね」
悪銭身に付かず、ラストシーン最高ですね。
盗んだお札がプールの底からこぼれ出て
犯人と警官たちの目前で水面を埋め尽くすのです。

黒美君彦さん 
2007年8月186日
ギャバン&ドロン

ジャン・ギャバンにアラン・ドロン。
存在感たっぷりのこの二人に
ミシェル・マーニュのモダン・ジャズ。
もう眺めているだけで至福。
アンリ・ヴェルヌイユ監督も
コメディぎりぎりのノワールを見事に作り出している
(というよりコメディだといってもいいかも)。
エスプリを利かしながら
ぐいぐい犯行シーンまで引っ張っていく。
特徴的なのは鏡の使い方。
数回鏡に反射した人物との会話のシーンを織り込み、
トリッキーな映像空間を意識的にみせている。
監督もまた楽しみながら
この映画を作っているように思えた。
ラストシーンは、どことなく
S・キューブリック監督
『現金に体を張れ!』(56年米)を思わせた。
『現金に…』のラストは舞い上がる札束だったが、
この作品ではゆっくり浮かび上がってくる札。
拡散することで収拾がつかなくなる
という共通点があるが、
どこまで意識されたものだったか。
ストーリーにはちょっと難があるとはいうものの、
十分楽しめる愛すべき作品だと思う。


サイドウェイ

オトーサン、
「2005年に見たな」
・サイドウェイ  映画索引NO.☆1806
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
「この監督、才人だね」
アレクサンダー・ペイン 
誕生日: 1961/02/10
出身 : アメリカ/ネブラスカ州オマハ
ギリシャ系。スタンフォード大学や
スペインのサラマンカ大学に学び、
UCLA Film Schoolで美術修士号を取得。
「ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!」や
「アバウト・シュミット」が数々の映画賞を受ける。
「ファミリー・ツリー」も、アカデミー賞にノミネート。

原題:Sideways (2004)
監督:Alexander Payne
原作:Rex Pickett
脚本:Alexander Payne /Jim Taylor
Genre: Adventure / Comedy / Drama 
Rated R for language, some strong sexual content and nudity.
Country: USA 
Language: English / Armenian 
上映時間:123分
あらすじ:
男やもめのマイルズは、
英語教師で、作家志望だ
売れっ子だった俳優ジャックと
カリフォルニアのワイナリーツアーへ。
ジャックは、来週の結婚を控えているのに、
ウェイトレスのマヤに目をつけるが、
彼女はワイン通であるマイルスの知り合いだった。
ジャックは、マヤの友人ステファニーをナンパ。
マイルズは、マヤとの仲を深めていくが・・・

出演者:  
Paul Giamatti・・・ Miles Raymond(マイルズ)
Thomas Haden Church・・・  Jack(ジャック) 
Virginia Madsen・・・  Maya(マヤ)
Sandra Oh・・・ Stephanie(ステファニー)
オトーサン、
「ジアマッティとチャーチの掛け合いがいいね」
なお、サンドラ・オーは、当時監督の奥さん。

その他の出演者:
Marylouise Burke・・・  Miles' Mother 
Jessica Hecht・・・ Victoria 
Missy Doty・・・  Cammi 
M.C. Gainey・・・  Cammi's Husband 
Alysia Reiner・・・  Christine Erganian 
Shake Tukhmanyan・・・  Mrs. Erganian  
Duke Moosekian・・・  Mike Erganian 
Robert Covarrubias・・・  Mike's Building Manager 
Patrick Gallagher・・・  Gary the Bartender 
Stephanie Faracy・・・  Stephanie's Mother 
Joe Marinelli・・・ Frass Canyon Pourer 

User Rating:7.5/10( 160,911 votes)IMDb
  User Rating:7.1/10( 261 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ワイン談義が楽しいね」
2005年のIMDbノスコアは、
・8.0/10 (20,915 votes)  

アカデミー賞受賞:脚色賞 
同ノミネート
・作品賞
・監督賞: アレクサンダー・ペイン 
・助演男優賞:トーマス・ヘイデン・チャーチ 
・助演女優賞:バージニア・マドセン 

User Reviews 
tfrizzellさん
2005年4月16日
すべてをボトルに入れて. 

幻滅し、憂うつな高校教師で作家志望のマイルズは
親友ジャックとカリフォルニアのワインカントリーへ旅をする。
ジャックは、結婚を控えているのに、女漁りに精を出す始末だ。
この対照的な2人は、数多くの冒険と災難に会う。
2人は、気になる2人の女性に出会う。
離婚で傷いたポール・ジアマッティは、
おずおずとヴァージニア・マドセンに近づくが、
トーマス・ヘイデン・チャーチは、
サンドラ・オーとたちまち熱愛。
さて、今週、何が起きるのだろう?
アレキサンダー・ペインの監督は、いい。
コメディとドラマのツボを心得ている。
その脚本は、思ったよりも、深い。
「ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!」
や「アバウト・シュミット」同様に
本作は、成功している。
登場人物は、奇抜で、陽気であるが、
また無防備で、リアルなのだ。
チャーチは、目立つし、
マドセンは、キャリアで最高の仕事をした。
ジアマッティは、物静かで、誠実な役だから、
同情し、気になる。
知的なおとなをテーマにしたコメディ/ドラマだ。

オトーサン、
「監督の脚本もいいね」
実に洗練されて機知に富んでいます。

黒美君彦さん 
2005年2月9日
誰の中にもいるふたり

巷間で評価の高かった『アバウト・シュミット』を、
私は全く受け容れられなかった。
そのアレクサンダー・ペイン監督の新作だったので、
「各賞総なめ・批評家絶賛」の前評判でも
眉に唾して観たのだが・・・。
正直、この作品は面白い!
前半は若干退屈だったが、
主演のマイルズ(ポール・ジアマッティ)と
その親友ジャック(トーマス・ヘイデン・チャーチ)が
マヤ(ヴァージニア・マドセン)と
ステファニー(サンドラ・オー)を
ナンパしたあたりからぐいぐい面白くなっていく。
人間はふと気づくと人生の半ばをとうに過ぎている。
20代、30代とは異なり、「40代」は突然やってくる。
もう夢や希望も消えかけている。
新たな挑戦を試みる気力と体力の衰えをはっきり感じる。
激しい焦燥感。
その意味で「これまで自分は何も達成していない!」
と叫ぶマイルズの言葉は自分の言葉だとも感じた。
結婚に踏み切るプレイボーイの
元人気俳優ジャックとて同じこと。
精力の衰えを恐れるように
さんざんナンパに精を出しておきながら、
結婚相手を失うことをもっとも恐れる中年男・・・。
自らの限界を痛切に感じ、臆病になっていく男と
モテる男であることを確認するためにナンパし続ける男。
どちらも自分の中にいる。
そしてこの世代の誰の中にもいる。
だから共感する。
ワインにはあまり興味がないが、
マイルズが語る薀蓄は人生とも重なって楽しい。
そしてマヤの言葉は言語を超えて私たちの心に染み込み、
元気づけられる。
ラストシーンでオチをつけようとする演出は
『アバウト・シュミット』と同じだが、はるかに良い出来だ。
ただし、女性から観ると
異論反論かなりありそうな気がするが・・・(笑)
追記・A・ペイン監督とサンドラ・オー、
この映画がきっかけ(?根拠ありません・・・笑)で
05年に離婚したとか。
上の書き込みで初めて知りました。
僅か2年余りの結婚生活でした。


フェア・ゲーム

オトーサン、
「2003年に見たね」
・フェア・ゲーム 映画索引NO.875
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
なお、同名の「フェア・ゲーム」は、傑作です。
・フェア・ゲーム(2010) 映画索引NO.☆5643

原題:Fair Game (1995)     
監督:Andrew Sipes
原作:Paula Gosling 
脚本:Charlie Fletcher 
Genre: Action 
Rated R for intermittent strong violence, 
        language and a scene of sexuality.
Country: USA 
Language: English / Russian
上映時間:91分
あらすじ:
マックスは、優秀な警官。 
弁護士のケイトを抹殺しようとする
KGBの魔手から守ろうとする。
エキサイティングなチェースが続く。
KGBチームは、電子追跡システムをもっており、
3ウェイの会話盗聴装置で監視を続けている。
冷たいシャワーが熱感知装置を無効にするものの、
それもつかの間、次々と爆破が起きる。
ケイトの豪邸もクルマも船も爆破される・・・

出演者:
William Baldwin・・・  Max Kirkpatrick(マックス)
Cindy Crawford・・・  Kate McQueen(ケイト)
Steven Berkoff・・・ Colonel Ilya Kazak(カザック)
オトーサン、
「マックス、不死身の大活躍だね」
「ケイト、生意気だ」
辣腕弁護士には、全く見えません。
でも、美しい肢体なので、
シャワーシーンは、楽しませてくれます。
リチャード・ギアと1991年に結婚し、
1995年に離婚。

その他の出演者:
Christopher McDonald ・・・  Lieutenant Meyerson 
Miguel Sandoval (I) ・・・  Emilio Juantorena 
Johann Carlo ・・・  Jodi Kirkpatrick 
Salma Hayek ・・・  Rita 
John Bedford Lloyd ・・・  Louis 
Olek Krupa ・・・  Zhukov 
Jenette Goldstein ・・・  Rosa 
Marc Macaulay ・・・  Navigator 
Sonny Carl Davis ・・・  Baker 
Frank Medrano ・・・  Graybera 
Don Yesso ・・・  Beanpole 
Paul Dillon (I) ・・・  Hacker 

User Rating:4.2/10( 10,787 votes)IMDb
  User Rating:5.9/10( 50 votes) Yahoo!
オトーサン、
「低いスコアだね」
でも、2003年のIMDbのスコアは、
・3.8/10 (1,694 votes)

ラジー賞ノミネート 
・ワースト主演女優賞  シンディ・クロフォード    
・ワースト新人賞  シンディ・クロフォード 

User Reviews 
Brian T. Whitlock さん 
2007年10月27日
この映画、感謝していいのでは!

この映画、なぜ厳しい批判を受けるのか。
キャストの選択がすばらしかった。
タフな警官役をウィリアム・ボールドウィン、
女弁護士役をシンディ・クロフォードが演じている。
この映画は、アクション満載で、スリル満点。
警官と女弁護士が乗った列車シーンが好きだ。
過激なKGBエージェントを追いかけるのは、厳しい仕事だ。
彼らは、行きあたりばったりに殺し回る。
最初、ケイトとマックスの仲はよろしくない。
だが、悪いKGBが、ケイトの姉を殺すと、
2人は、互いに信頼しはじめる。
いくつかのシーンは、「ガントレット」と
「バニシング・レッド」を思い出させる。
大きな取引が何だったか分かりにくい。
モデルが、演技に入ると決める時に、
たくさんの役を当てたためだろう。
シンディ・クロフォードが、見事だった。
批評家が何と言おうが気にしない。
この映画、劇場ではヒットしなかったが、
家で見る分には、ヒット作だ!

オトーサン、
「うるさいこと言わなけりゃ、
楽しめるね」

the hysteric greenさん 
2003年6月6日
アクション満載で面白いけど

最初から最後まで話しのテンポが良く、
次から次へとハデなアクションシーンが
展開されて面白い。 
さすがジョエル・シルバーってトコか。 
ただ後半のお色気シーンには唖然。
あの状況でエッチするなんて
いくら映画とはいえ
あの2人がバカとしか思えない。 
あんなムダなサービスなくても十分イイ映画なのに。 
あとラスト、敵のボス弱すぎて情けない。 
全体的にはよく出来たアクション映画。


ミッドナイト・ガイズ

 
オトーサン、
「原題、どういう意味かな?」
stand-up comedianは、
ギャグを使う芸人
でも、内容からすると、
決起する男たちではないかと。

原題:Stand Up Guys (2012) 
監督:Fisher Stevens  
脚本:Noah Haidle  
Genre:Comedy/ Crime/ Thriller 
Country: USA 
Language: English / Belarusian 
上映時間:95分
あらすじ:
ギャングのヴァルは、
仲間の罪を被って28年間服役した。
出所し、ギャング仲間ドクと感動の再会。
出所祝いでハメを外して楽しむ2人だったが、
ドクは彼らのボスから翌朝10時までに
ヴァルを始末するよう命じられていた。
だが、ヴァルを前にしては非情になることができず、
事実を打ち明けてしまう。
2人はスポーツカーを盗み出すと、
老人ホームにいる仲間ハーシュを連れ出し、
もうひと暴れしようと
夜の街へと繰り出していく・・・

出演者:
Al Pacino ・・・ Valentine "Val"(ヴァル)
Christopher Walken ・・・ Doc(ドク)
Alan Arkin ・・・ Richard Hirsch(ハーシュ)
オトーサン、
「名演技、それに名せりふ」
最後に残したい言葉の数々に感動しました。

その他の出演者:
Julianna Margulies ・・・ Nina Hirsch
Mark Margolis ・・・ Claphands
Katheryn Winnick ・・・ Oxana
Vanessa Ferlito ・・・ Sylvia
Addison Timlin ・・・ Alex
Lucy Punch ・・・ Wendy
Bill Burr ・・・ Larry
Courtney Galiano ・・・ Lisa

User Rating:6.5/10( 48,390 votes)IMDb
  User Rating:7.5/10( 238 votes) Yahoo!
オトーサン、
「歌もいいね」

ゴールデン・グローブ ノミネート
・歌曲賞  ジョン・ボン・ジョヴィ “Not Running Anymore” 

User Reviews 
fingersv1さん 
2013年1月17日
ウォーケンとパチーノ、
ベーコンとエッグみたいに素敵

この映画、素敵な感じだ。
すばらしいストーリー、すばらしい演技、
映画と登場人物を盛り上げるすばらしいサウンドトラック。
私自身、登場人物に吸い込まれたし、
ウォーケンのアクションとせりふを楽しんだ。
パチーノも、また素晴らしかった。
彼は、怒り狂ったギャングではなく、
私が思うに、最高に気分のいい犯罪者だ。
ウォーケンは、慣れている古い話を与えず、
まさに完璧な存在だった。
この映画に、暴力とアクション満載は、期待しないで。
円熟のキャリアとハートを味わってほしい。
違う出演者によって作られたならば、
テンポが遅く、失敗しやすい映画になったと思う
ウォーケンとパチーノが出演すると、
本物の映画になるのだ。

オトーサン、
「ガムを噛むか暴れるか、
ガムはない。では、暴れよう」

リベルタド!!さん 
2014年10月8日
ガムを噛むか暴れるか。

たった1日弱の物語だけど、
次から次とトラブル?が起きて、
いや、起こして夜の街を行ったり来たりする。
オスカー受賞の三大俳優が、
すっかりおじいちゃんなんだけど、
少年のように見えてくる。
ガキの頃から付き合いのある親友とは
ジジイになってもその関係は変わらないものなんだな。
最近では「エクスペ」のスタさんにも共通してるけど、
何気ないセリフに説得力があるっていうか胸にしみる。
アル・パチーノ扮するヴァルも名言を連発、
受けるウォーケン扮するドクの孫を思う心に涙。
アーキン扮するハーシュの絶倫ぶりは
もっと詳しく観たかった!?
アル・パチーノ作品では
「セントオブウーマン」くらい気に入った!
余談だが「ER」のハサウゥイが出てきて驚いたよ!


スコア

オトーサン、
「2001年に見たね」
・スコア 映画索引NO.315
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
最後まで見て、すっかり忘れているのに
驚きました。
 
原題:The Score(2001)  
監督:Frank Oz  
原作:Daniel E. Taylor 
脚本:Kario Salem  
Genre: Crime / Drama / Thriller 
Rated R for language. 
Country: USA / Germany 
Language: English / French
上映時間:123分
あらすじ:
モントリオール。
ニックは、プロの犯罪者。
足を洗うことに決めている。
ジャズクラブを経営し、
ダイアンと平和に暮らすのだ。
その矢先、親友のパートナー
マックスが断り切れない申し出をしてきた。
税関の監視下にあって、
フランスに返還されようとしている。
貴重品を奪って、大金を山分けしよう。
マックスの若い泥棒仲間ジャッキーも加わる・・・

出演者:
Robert De Niro ・・・ Nick(ニック) 
Edward Norton ・・・ Jack(ジャッキー) 
Marlon Brando ・・・ Max(マックス) 
Angela Bassett ・・・ Diane(ダイアン) 
オトーサン、
「デ・ニーロとノートンの競演だね」
ブランドは、顔見せ程度。
紅一点のアンジェラ・バセットも、中途半端。

その他の出演者:
ary Farmer ・・・ Burt  
Jamie Harrold ・・・  Steven  
Paul Soles ・・・  Danny  
Serge Houde ・・・ Laurent  
Jean-Rene Ouellet ・・・ Andre  
Martin Drainville ・・・ Jean-Claude  
Claude Despins ・・・  Albert  
Richard Waugh ・・・  Sapperstein  
Mark Camacho ・・・ Sapperstein's Cousin  
Marie-Josee D'Amours ・・・ Woman in Study  
Gavin Svensson ・・・  Man in Study   

User Rating:6.8/10 ( 108,185 votes)IMDb
  User Rating:6.8/10( 236 votes) Yahoo!
オトーサン、
「オチは安易すぎるね」
2001年時点のIMDbのスコアは、
・User Rating:  7.2/10 (2,825 votes) 

User Reviews 
ccthemoviemanさん
2006年7月21日
モダーンなクライム・ムービー

この控え目な強盗映画、
見せ場は、素晴らしい演技。
最後の30分でトップギアに入る。
いくつかの良い紆余曲折がある。
さもなければ、おしゃべり映画だ。
エドワード・ノートンの見事な演技のおかげで、
興味深いものになっている。
彼が演じるジャックは、非常に興味をそそる。
ロバート・デニーロが演じるニックがいい。
彼は、退屈させない。
3番目は、マックス役の有名なマーロン・ブランド。
アピールする役ではないが、
60年代以来、頑張ってきた。
舞台は、カナダのモントリオール。
すばらしい景色が見られる。
DVDの写真は、都市美を誇る。
アクション満載を期待してはいけない。
だが、すばらしい演技に興味がある人々に、
この映画は必見だ。

オトーサン、
「ブランドは本作が遺作だったのか」

ロビーJさん 
2007年6月10日
デ・ニーロ、ノートン、ブランド最高!

いやぁ〜面白かった。
もうホントに思っていた以上の出来!
大好きなロバート・デ・ニーロに
エドワード・ノートン、
しかもあのマーロン・ブランドまで登場!
こんな豪華共演が見れるだけでも幸せです。
ストーリーの方も目の離せない展開で
どんどん話に引き込まれていきます。
ここまで一つの計画を飽きさせないで
見せる事自体が凄いし、
すべてのシーンに無駄がなく、見逃せません。
デ・ニーロもマジでカッコよくて
金庫破りのプロそのもの!
ノートンも素敵で演技の方も文句なし!
ブランドは本作が残念ながら
遺作になってしまったけれど、
年を感じさせないカッコよさで最高だった。
あとアンジェラ・バセットも綺麗!
まさかフランク・オズに
こんな映画が撮れるとは思わなかったな。
マジでクライム・サスペンスの傑作だと思うし
何度も見たくなる映画です!
絶対オススメ!


バルタザールどこへ行く

オトーサン、
「着眼点が秀逸だね」
マーパッサンの「女の一生」の
ロバ版とでも、言えるでしょう。
「ロバの一生」を通じて、
壊れゆく世界を描写しています。

原題:Au hasard Balthazar(1966) 
監督・脚本:Robert Bresson   
Genre:Drama 
Color:  Black and White
Country: France / Sweden 
Language: French / Latin 
上映時間:95分
あらすじ:
ピレネーの小村。
教師の娘マリーは農園主の息子ジャックと共に、
生まれたばかりのロバに“バルタザール”と
名前をつけ可愛がる。
ある日ジャックが引っ越すことになり、
バルタザールもどこかへ行ってしまう。
10年後、鍛冶屋の労役に使われていた
バルタザールが逃げ込んだ所は、
美しく成長したマリーのいる農園。
マリーが喜んであちこち“彼”に馬車を引かせ
出かけるのを見て、
彼女に思慕を寄せる不良のジェラールは嫉妬し、
バルタザールを痛めつけ、
実家のパン屋の仕事にこき使う。 
身体の弱ったバルタザールは
ジェラールの仲間であるアルノルドに引き取られる。
アルノルドは普段は大人しく、
バルタザールの面倒を見るが、
酒が入ると人が変わったかのように狂暴に扱う。
逃げ出したバルタザールはサーカスに拾われるが、
程なくバルタザールは再びアルノルドに飼われることに。
やがてアルノルドは叔父の遺産を相続して
貧困生活から脱出するが、
酔っ払ってバルタザールの背中に乗り、転落死。
その後バルタザールは、競売で老人に引き取られる。
その頃、マリーはジェラールに誘惑され
交際を始めるが、程なく捨てられてしまう。
やがてマリーの父が訴訟に敗れると、
ジャックは必ず問題を解決することを約束、
マリーにプロポーズする。
マリーはジェラールのもとに話をつけるため出向くが、
ジェラールの仲間たちに暴行され、
村から失踪し、マリーの父は失意のあまり死んでしまう。
一方、バルタザールは再びジェラールに引き取られ、
密輸の手伝いをさせるが、
ピレネー山中で税関員に発見され、
ジェラールは撃たれバルタザールも流れ弾に当たり、
羊の群れの中でひっそりと息を引き取る・・・

出演者:
Anne Wiazemsky・・・ Marie(マリー)
Walter Green・・・ Jacques(ジャック)
Francois Lafarge・・・ Gerard(ジェラール)
Jean-Claude Guilbert ・・・ Arnold(アルノルド)
オトーサン、
「アルノルドに、注目あれ!」

その他の出演者:
Philippe Asselin ・・・ Marie's father
Nathalie Joyaut ・・・ Marie's mother
Pierre Klossowski ・・・ the grain dealer
Jean-Joel Barbier ・・・ the priest
Francois Sullerot ・・・ the baker
Marie-Claire Fremont ・・・ the baker's wife
Jacques Sorbets ・・・ the gendarme
Jean Remignard ・・・ the attorney

User Rating:7.9/10( 13,538 votes)IMDb
  User Rating:7.0/10( 29 votes) Yahoo!
オトーサン、
「最初から最後まで名画の香気」

ヴェネチア国際映画祭受賞 
・審査員特別表彰  ロベール・ブレッソン    
・イタリア批評家賞  ロベール・ブレッソン    
・国際カトリック映画事務局賞  ロベール・ブレッソン 

User Reviews 
Robert Bloomさん 
2008年11月29日
素晴らしい

ジャン・リュック・ゴダールが、言った。
「この映画を見る人はみな完全に驚くだろう。
1時間半で世界を描いている」
ロベール・ブレッソンの1966年の傑作は、
贖罪と救済の話であり、簡単に分析できない。
ロバのバルタザールが、田舎娘、悪魔の義務不履行者、
高徳の馬鹿といった何人かの主人の手に渡る。
たぶん、ロベール・ブレッソンの最高傑作だろう。
本作は、難しいが、報われる映画体験だ。
監督は、前作よりも、彼の映画の哲学を実践した。
つまり、メディテーションが可能になている。
豪華で充実した内容の優れたDVDがある。
ゴダール、マル、およびブレッソンのコメントが入っている。
決して見逃すなかれ。

オトーサン、
「ラストがいいね」
天国に行けたのは、ロバだけかも、

sachi823さん 
2016年8月5日
贖罪と救済

この監督自身は
深い信仰をもっていたのでしょうか。
見ていてふとそんなことも思いました。
キリスト教が心の奥まで染み込んだ作品
という感じがします。
従ってよく理解できないところもあります。
共感できない露悪な人間が登場して、
彼らの浅ましさや罪過が
容赦なく次々と突き放したように描かれますが、
説明の部分があまりなく、
それ故に分かり難い作品です。
ラストの羊の群れの中で横たわり
頭を垂れる主人公の姿は大変悲しく美しく感じられ、
情感が高まりますが
鑑賞中は多くの場面が大変心苦しく感じられ
鑑賞後は後ろめたいような気持ちに支配されます。
あの驢馬くん、少女に生まれ変わったのかな。


ありがとう、トニ・エルドマン

オトーサン、
父親が、久しぶりにあった娘にこう問いかけます。
「お前、幸福か?」
「お前、人間か?」
この単刀直入な問いに娘は、答えられません。

原題:Toni Erdmann(2016) 
監督・脚本:Toni Erdmann  
Genre:Comedy /  Drama 
Country: Germany / Austria/ Switzerland /Romania / France 
Language: German / English / Romanian 
上映時間:162分
あらすじ:
初老の男性ヴィンフリートは、
ドイツに暮らしている。
ルーマニアのブカレストにいる
娘イネスのもとをサプライズ訪問する。
イネスは、コンサルタント会社に勤め
大きな仕事を任され、忙しく働いている。
連絡もなくいきなり現われた父を持て余し、
ぎくしゃくした数日間を過ごす。
ようやく帰国してくれたとホッとしたのも束の間、
父は変なカツラを被り、
トニ・エルドマンと名乗って再登場する。
行く先々に神出鬼没に現われ、
悪ふざけを繰り返すのだった・・・

出演者:
Peter Simonischek ・・・ Winfried (ヴィンフリート)
Sandra Huller ・・・ Ines Conradi(イネス)
オトーサン、
「変なおやじだね」
ドイツ大使を騙ったり、
巨大なぬいぐるみを着て現れたり・・・
「クソ真面目な娘だね」
そんなおやじの行動につきあう気など
さらさらないキャリア一筋の職業人なのです。
この2人の対比が絶妙です。

その他の出演者:
Ingrid Bisu ・・・ Anca
Lucy Russell ・・・ Steph
Michael Wittenborn ・・・ Henneberg
Thomas Loibl ・・・ Gerald
Trystan Putter ・・・ Tim
Hadewych Minis ・・・ Tatjana
Vlad Ivanov ・・・ Iliescu
Victoria Cocias ・・・ Flavia

User Rating:7.5/10( 31,911 votes)IMDb
  User Rating:7.2/10( :201 votes) Yahoo!
オトーサン、
「各種の賞を総なめらしいね」

アカデミー賞ノミネート 
・外国語映画賞  マーレン・アデ 

カンヌ国際映画祭ノミネート 
・パルム・ドール  マーレン・アデ 

User Reviews 
Red_Identity  
2016年12月25日
Lovely and touching 
愛らしく、感動的

この映画、どこか不思議なところがある。
私はそれに傾けられたそんなに
本作について、多くの賞賛を聞いたが、
その筋書を一度も読んだことがなかった。
見終わって、愛らしく、感動的で、見事なドラマと気付いた。
コメディとして、実にいい。
この映画の本当の贈り物は、
過度にキュートでセンチメンタル過ぎずに、
感動的で魅力的なことだ。
シナリオがいい。
主人公とともに、紆余曲折のあるライドを楽しめる。
ペーター・シモニシェックと
サンドラ・ヒュラーは本当にすばらしい。
2016年の最高のペアの1つだろう。
大事にし、崇拝すべき映画だ。
必ず多くの聴衆が見つかると確信している。
再見するのを待ちきれない。

オトーサン、
「分かりにくいのが狙いだね」
マーレン・アデ監督は、作中にもあるように、
ドイツの劇作家ブレヒトの影響を受けています。
役への感情移入を否定し、
出来事を客観的・批判的に見るよう観客に促すのです。
見慣れたものに対して奇異の念を抱かせる
「異化効果」が、主な手法です。

黒美君彦さん 
2017年7月3日
うーん

予告編とタイトルからすると、
生きる目的を失った
娘と父の愛情溢れるお話のようだが、
どうもそういうわけではない。
正直こんな父親が職場に現れたらめんどくさい。
なぜイネスがキレないのか不思議なくらい。
父と娘は必ずしも巧くいっているわけでもない。
だが、娘を気にして、
つかず離れずで神出鬼没の父に、
娘は思わず抱きつくのだ。
うーん。これは欧米だと受けるのか。
父が名刺を受け取った相手の家に押しかけていき、
挙句の果てに父がピアノの伴奏をして
イネスがホイットニー・ヒューストンの
「Greatest Love of All」を歌う。
♪誰にも頼らないで生きていく
 誇りを捨てずに自分を信じて生きていく
 とても素晴らしい愛があることに気付いたから…
ふと自分自身を押し殺していたことに気づくイネス。
歌い終わってさっさと出て行ってしまう
(そんな失礼な)。
自宅で同僚を招いて
パーティーを開くべきだと言われたイネスが、
突然服をすべて脱いで
ヌードパーティーにしてしまうのは、
自分を解放しようとしたから
という解釈もあるけれど、
唐突過ぎてついていけなかった。
少々上映時間も長いし、個人的には
もうひとつ入りきれなかったというのが正直なところ…。


この世界の片隅に

オトーサン、
「知らなかったなぁ、この映画」
クラウドファンディングで出来た映画だそうですが、
大ヒットし、評価も高いようです。
戦争を生きた世代としては、
反戦映画という感じはしませんでした。
「こんなもんじゃないぜ、戦争は」

原題:この世界の片隅に(2016)
      IN THIS CORNER OF THE WORLD
監督・脚本: 片渕須直
原作:こうの史代  
Genre:Anime/Drama/War
Country: Japan 
Language: Japanese 
上映時間:129分
あらすじ:
1944年(昭和19年)2月。
絵を描くことが好きな18歳のすずは、
急に縁談話が持ち上がり、
広島市から海軍の街・呉に嫁にやってくる。
彼女を待っていた夫・北條周作は
海軍で働く文官で、
幼い頃に出会ったすずを忘れられずにいた
一途で優しい人だった。
すずは、見知らぬ土地での生活に戸惑いつつも、
健気に嫁としての仕事をこなしていく。
戦況が悪化し、配給物資が次第に減っていく中でも、
すずは様々な工夫を凝らして
北條家の暮らしを懸命に守っていく。
そんなある日、道に迷っていたところを
助けられたのがきっかけで、
遊女のリンと仲良くなっていく・・・

声の出演者
 のん・・・ 北條すず 
 細谷佳正・・・ 北條周作 
 岩井七世・・・ 白木リン 
オトーサン、
「この少女のようなすずはいいね」
に通じるものがあります。

その他の声の出演者:
 稲葉菜月・・・ 黒村晴美 
 尾身美詞・・・ 黒村径子 
 小野大輔・・・ 水原哲 
 潘めぐみ・・・ 浦野すみ 
 牛山茂・・・ 北條円太郎 
 新谷真弓・・・ 北條サン 
 小山剛志・・・ 浦野十郎 
 津田真澄・・・ 浦野キセノ 
 京田尚子・・・ 森田イト 
 佐々木望・・・ 小林の伯父 
 塩田朋子・・・ 小林の伯母 
 瀬田ひろ美・・・ 知多さん 
 たちばなことね・・・ 刈谷さん 
 世弥きくよ・・・ 堂本さん 
 澁谷天外 

User Rating:7.9/10( 2,705 votes)IMdb
  User Rating:7.9/10( 22,534 votes) Yahoo!
オトーサン、
「高い評価だね」
新海誠さんの映画の絵には、敵いません。

日本アカデミー賞受賞 
・アニメーション作品賞
同ノミネート
・音楽賞  コトリンゴ  『悲しくてやりきれない』 
ブルーリボン賞受賞
・監督賞  片渕須直 

User Reviews 
auroraさん 
2017年2月21日
民間人たちの目から見た戦争

これは、第二次世界大戦期の
日本の暮らしについての日本からの
最初のアニメ映画ではない。
高畑勲の「火垂るの墓」(1988)と類似点があるが、
また、多くの違いがある。
主役はすず。
第二次世界大戦前、間、後の
呉や広島での彼女の人生が描かれる。
パールハーバー攻撃に関する言及が全然ないが、
日本本土へのアメリカの攻撃は、あざやかに詳細に示されている。
映画の焦点は、民間人の困難と苦しみであり、
間違いなくパンチは手加減されていない。
すばらしいアニメ映画だ。
個人的に 私が、片渕須直の監督映画をもっと見たい。

オトーサン、
「海外で広く自主上映されているみたいだね」

みつあき 
2017年2月10日
女性の描いた戦争ドラマ

戦争ドラマだと妙に悲惨だったり、
思想的だったりして正直「説教くさくて嫌」だが
この作品は鑑賞後にほっこりと
心が温かくなる良い作品だと思う。
良くも悪くも女性作家の
「自分の身の回り3メートルしか
描写できない特徴を」開き直って
その世界の中で「戦争」を精一杯に表現している。
ちなみに映像は別にアニメじゃなくて、
実写でも描けそう…
と思ったら5年前に実写化されている。
まぁ、最近は時代劇でも実写→アニメに
傾いているので時代の流れ…というか。
(最近は、実写をCG処理で修正するより、
アニメの方がコストが安くなってしまっている)
それに流石まるさんのトコなので、
アニメという特性を充分に生かした画を作っているしネ。
あと、能年玲奈(のん)はプライベートでは
いろいろアレだけど、やっぱり上手いね。


ホームアローン2

オトーサン、
「2001年に見たね」
・ホーム・アローン2 映画索引NO.251
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。 
この映画、立派なNYの観光案内になっています。
自由の女神、タイムズスクエア
セントラル・パーク、プラザホテル、
ロックフェラー・センターのクリスマスツリーなど。

原題:Home Alone 2: Lost in New York (1992)  
監督:Chris Columbus  
脚本:John Hughes  
Genre: Family / Comedy
Country: USA 
Language: English / French 
上映時間:120分
あらすじ:
マカリスター一家は、
クリスマス休暇にフロリダへ。
ケビン少年は、空港ではぐれてしまい、
何とか航空機に乗り込んだが、
それはNY行きだった。
でも、念願のプラザホテルに
パパのクレジットカードで泊まり、 
大いにエンジョイする。
でも、泥棒たちが脱獄してやってきていた。 
クリスマスイブにNY最大の玩具店で
盗みをやろうというのだ。
ケビン少年は、それを発見し、 
泥棒2人組の計画をおじゃんにしようとする。 
一方、泥棒2人組ハリーとマーヴは、
ケビン少年を始末しようとするが、
鳩おばさんに救われる・・・

出演者: 
Macaulay Culkin・・・Kevin McCallister(ケビン) 
Catherine O'Hara・・・.Kate McCallister(ケイト)  
John Heard・・・.Peter McCallister(ピーター)  
Joe Pesci・・・Harry(ハリー) 
Daniel Stern・・・Marv(マーヴ)
Donald J. Trump ・・・ Donald Trump(ドナルド・トランプ)
オトーサン、
「カルキンくん、可愛いね」

その他の出演者:
Devin Ratray・・・ Buzz McCallister  
Hillary Wolf・・・ Megan McCallister  
Maureen Elisabeth Shay・・・ Linnie McCallister  
Michael C. Maronna ....  Jeff McCallister  
Gerry Bamman・・・ Uncle Frank McCallister  
Terrie Snell (I)・・・ Aunt Leslie McCallister  
Jedidiah Cohen・・・ Rod McCallister  
Senta Moses ・・・ Tracy McCallister  
Daiana Campeanu・・・ Sondra McCallister  
Kieran Culkin・・・ Fuller McCallister
Brenda Fricker ・・・Pigeon Lady(鳩おばさん)    

User Rating:6.6/10( 235,994 votes)IMDb
  User Rating:7.6/10( 489 votes) Yahoo!
オトーサン、
「大分評価が上ってきたね」
2001年時点のIMDbのUser Ratingは、
・4.6/10 (4,108 votes)

User Reviews 
themovieman3000さん
2006年1月21日
第1作よりよい。
良いファミリー映画だ

第1作もOKだったが、
よりよい筋書で、断然、愉快だった。
登場人物は、第1作と同じ。
コンシエルジュ役の
ティム・カリーのよい演技が、楽しさを手助けしている。
私は、「ホームアローン」をみて成長した。
好きな映画と言えば、「ホームアローン」だ。
(第4作くは、例外)
カルキンは、今回、家に置いていかれるのではなく。
間違った飛行機に乗って、ニューヨークに来てしまう。
同じ泥棒に出会い、やっけようとする。
見応えがある。
どの映画よりも、多く見た。
誰が、本作を嫌うことができるのだろう?
OK、何遍もみれば、歳をとれば、
愉快さは減るかもしれないが、
私は、そう思わない。
残念なのは、カルキンは、大金を稼いだおかげで、
俳優人生を棒に振ってしまった。

オトーサン、
「トランプさん、ホテルのロビーにいたよ」
ケビンくんに聞かれて、受付の位置を教えていました。
当時、プラザホテルのオーナーだったのです。

paradoxさん 
2017年12月19日
メリークリスマス、ケビン 

クリスマスシーズンと言えば
やはりホームアローンだよね!
前作同様に今回もクリスマスには
トラブルに巻き込まれる運命のようです。
今回の仕掛けは前作と比べて
短期間であれだけ用意周到にトラップ作るのは
すげーわ(笑)
ケビンよりもあそこまで殺人級のトラップに
ボコボコになっても立ち上がるあのタフさに二人に乾杯。
イタズラ小僧でも人として心の暖かさと良心は持ってるのね…
あの鳩おばさんにも幸せになってほしいの。
さて、問題です!
現在、米大統領になった
ドナルド・トランプが登場しています!
一体どこに登場しているでしょうか? 


クロウ 復讐の翼

オトーサン、
「劇場版シリーズ第3作なんだ」
IMDbでの現時点でのスコアをみると、
ジリ貧になっています。
第1作 クロウ/飛翔伝説(1994)  7.6/10( 146,837 votes) 
第2作 THE CROW/ザ・クロウ(1996)  4.6/10( 16,919 votes) 
第3作 クロウ 復讐の翼(2000) 5.0/10( 9,572 votes ) 
第4作 クロウ -真・飛翔伝説-(2005) 3.0/10( 7,411 votes) 

原題:The Crow: Salvation (2000) 
監督:Bharat Nalluri  
原作:James O'Barr
脚本:Chip Johannessen  
Genre:Action, Crime, Fantasy
Rated R for pervasive strong violence, 
      and for sexual content and language 
Country: Germany / USA 
Language: English 
上映時間:102分
あらすじ:
ソルトレイクシティ。
アレックスは恋人ローレンをメッタ刺した
容疑で逮捕され、死刑を宣告される。
無実を訴えながら電気椅子にかけられたが、
電気が体を貫き息絶える瞬間に
死刑立会い人席の中に、
真犯人の証拠、特殊な傷のある腕を見かける。
死者の魂を冥界へ導くカラスの力で、
アレックスは、不老不死の闇の狩人クロウとして蘇る。
死んだ恋人の妹エリンにまで魔の手が伸びた今、
アレックスは復讐の鬼と化す・・・

出演者:
Eric Mabius・・・ Alex Corvis(アレックス)
Kirsten Dunst・・・ Erin Randall(エリン)
Jodi Lyn O'Keefe・・・ Lauren Randall(ローレン)
Fred Ward・・・ Police Captain John(警部ジョン)
オトーサン、
「キルステン・ダンスト、よく出演承諾したなぁ」
・カンヌ国際映画祭女優賞受賞
 「メランコリア」    
・ゴールデン・グローブ助演女優賞
 「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」ノミネート

その他の出演者:
William Atherton・・・ Nathan Randall
K. C. Clyde・・・ Brad
Bruce McCarthy・・・ Madden
Debbie Fan・・・ Barbara Chen
Dale Midkiff・・・ Vincent Erlich
David Stevens・・・ Tommy Leonard
Grant Shaud・・・ Peter Walsh
Bill Mondy・・・ Phillip Dutton
Walton Goggins・・・ Stan Roberts
Britt Leary・・・ Stacey
Tim DeKay・・・ Martin Toomey

User Rating:5.0/10( 9,572 votes)IMDb
  User Rating:5.6/10( 12 votes) Yahoo!
オトーサン、
「低いスコアだね」

User Reviews 
The Garthster 
20 January 2001
2009年2月16日
ベストではないが、一見に値する

私は「クロウ/飛翔伝説」(1994)が好きだ。
それを上回る続編ができるとは、思えなかった。
本作は、第2作「THE CROW/ザ・クロウ」(1996)とちがって、
「クロウ/飛翔伝説」を上回ろうとはしていない…
登場人物は手堅く、演技はすばらしく、
アクションはノンストップだ。
だが、この映画を際立たせるのは、そのストーリーだ。
それはストーリーだが、他の「クロウ」映画ではない。
監督は、第1作「クロウ/飛翔伝説」を思い出させる。
暗く明快で、第2作のようにザラザラしていない。
そして、トリッキーはカメラアングルと
印象的な特殊効果が混じりあって
超自然的な感じとヒューマンな話が展開する。
私はビデオ屋で働いていて、
ビデオスルのあらゆる種類の映画を見る。
なぜか、良いものも混じっている。
いい感じなのだ。
適切な時に上映されたら、
大ヒットしないにしても、
そこそこヒットしただろう。
そして、それ確信は採り入れません
本作は、オリジナルと同じくらいだから、
見るように強く勧めたい。
第1作がいいと思っていても、
少し視野を広げて、
ありのままに見ようとしてほしい。
これは、すばらしい映画の続編で、
かなりよい映画なのだ。

オトーサン、
「第1作 クロウ/飛翔伝説は、よかったらしいね」
MTVムービー・アワード受賞 
・歌曲賞“Big Empty”
同ノミネート
・作品賞     
・男優賞 ブランドン・リー

ラン さん 
2009年2月16日
♪カラスぅ〜なぜ鳴くの〜 

あ〜こういうの大好き
理不尽で、悲しくて、残酷で、容赦なくて。
なにげに復讐ものが好物なんかな
ついでに多分、白塗りメイクフェチ。
アレックスを演じたエリック・メビウスの
鬼気迫る表情は悪くはない。
恋人を殺し、自分を罪人にでっち上げた者たちを
捜し出し、追い詰め、殺していく姿は
なかなかのセクシー&ダーク。
痛いシーンも少々あり、プチなグロもちょっぴり。
そうそう、ローレンの妹エリンの縫われた口は・・・
ちぃとばかり笑っちまいました。
普段、嫌われ者のカラスもこの映画では大活躍
地獄の使者か、正義の化身か
『クロウ』だけだよねぇ、カラスが美しく見えるのって。
ただねぇ……
やっぱり、ブランドン・リー版の
『クロウ 飛翔伝説』と比べちゃうと
美しさもストーリーも迫力も及ばないんだなぁ。


テルマエ・ロマエ

オトーサン、
「変だね」
見たはずなのですが。
あるいは、TVCFかTVドラマをみていたのかも。

原題:テルマエ・ロマエ(2012)
監督:武内英樹  
原作:ヤマザキマリ  
脚本:武藤将吾 
Genre:Comedy/Fantasy
上映時間:108分
あらすじ:
古代ローマ帝国。
浴場設計技師のルシウスは
流行に乗り遅れて職場をクビになってしまう。
気分転換にと友人に誘われ、
公衆浴場(テルマエ)にやってきたが、
溺れてしまった彼は、なぜか現代日本の銭湯にタイムスリップ。
漫画家志望の山越真実ら、
見たこともない平たい顔ばかりを前に途方に暮れるが、
ローマよりも進んだ風呂文化を目の当たりに。
古代ローマに戻ったルシウスは、
日本の風呂文化を採り入れた浴場を設計し、
皇帝ハドリアヌスに認められる・・・

出演者:
 阿部寛・・・ ルシウス
 上戸彩・・・ 山越真実
 市村正親・・・ ハドリアヌス
オトーサン、
「阿部寛、いい役者だね」

その他の出演者:
 北村一輝・・・ ケイオニウス 
 竹内力・・・ 館野 
 宍戸開・・・ アントニヌス 
 勝矢・・・ マルクス 
 キムラ緑子・・・ 山越由美 
 笹野高史・・・ 山越修造 

User Rating:5.7/10( 125 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:7.1/10( 2,491 votes) Yahoo!
オトーサン、
「評価が分かれるね」

User Reviews 
いまそのときさん 
2013年5月14日
阿部寛だから面白かった

一言で言えば、こういう濃い系が、
平たい一族と張り合う、
とんでもないスチュエーションそのものが、
面白かったということだろう。
コテコテ洋画を思い切り飛び超えた想像力だ。
いま、お湯文化大国の日本に、
なんでローマ帝国なのなんて、
そんなこと誰も言わせない
ミスマッチの開放感が味わえる。
ただ後半以降は、ダレてダレまくった。
イカ八朗以下平たい一族面々を、
なんでローマに転送する必要があったんだろう。
前半の意外性でヒッパって興味を引いた分、
持続するには筋書きその展開が、
もう一ひねり、2ひねり、欲しかった。
残念だが、そこら辺からは、
すっかり興味が失せてしまった。
さて、来年公開の続編どうなるか、楽しみだね。 

オトーサン、
「トイレネタが愉快だった」
古代ローマ人がウォシュレットに驚嘆!

鱗歌さん 
2016年10月15日
もう、バカバカしくって楽しくって。

風呂ネタ(一部トイレネタ)で
ここまで楽しませてくれるなんて、
いやはや、想像を絶する世界ですよこれは。
古代ローマの設計技師ルシウスが、
なぜか現代の日本にタイムスリップしてきて、
騒動を巻き起こす前半。
すべて一人合点で勘違いしまくってるのだけど、
日本の爺さんたちも負けじと勘違いしまくってる楽しさ。
究極のすれ違いの果てに、
「おフロ最高!」というキーワードを接点にした
奇妙な意気投合が垣間見える、アホらしさ。
ときどき現れる謎のオペラ歌手
(歌ってるのはアイーダの第3幕終盤ですかね)。
ははは、もうこれ以上、笑わせないでください。
そんでもって、中盤からは、
上戸彩が「ラテン語を勉強してきた」とか言って
いきなりペラペラと阿部寛演じるルシウスと話しだす。
そんなアホな、と思うけど、
しかし実際、ここで物語がギアチェンジしたような印象があり、
グッと我々を引き込んでくれます。
で、ドラマチックな盛り上がりを見せたのち、
最後は、前半で互いに勘違いしまくりだった
ルシウスと日本の爺さんたちとの、
お風呂好きパワーが見事に融合するという大団円。
一体、何ちゅう作品なんでしょね。 


あの頃ペニー・レインと

オトーサン、
「2001年に見たね」
・あの頃ペニー・レインと 映画索引NO.☆162
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
「邦題、秀逸だね」
邦題ベスト10
1位 俺たちに明日はない 
2位 明日に向かって撃て! 
3位 未知との遭遇 
4位 突然炎のごとく 
5位 悪魔のいけにえ 
6位 ランボー 
7位 恋愛小説家 
8位 招かざる客 
9位 激突!) 
10位 バタリアン

原題:Almost Famous (2000)
監督・脚本:Cameron Crowe  
ジャンル: Romance / Drama / Comedy
Rated R for language, drug content and brief nudity.
Country: USA 
Language: English / French 
上映時間:123分
あらすじ:
15歳のウィリアムは
「ローリング・ストーン」誌の記者に抜擢され、
ロック・ジャーナリストとして、
人気急上昇中のバンド・スティルウォーターの
ツアーに密着取材することになった。
そこでグルーピーのペニー・レインと出会い、
恋心を抱くようになるが、
彼女はバンドのギタリスト、ラッセルと
付き合い始める・・・

出演者: 
Patrick Fugit・・・  William Miller(ウィリアム) 
Kate Hudson・・・  Penny Lane(ペニー・レイン)
Billy Crudup・・・  Russell Hammond(ラッセル)  
Frances McDormand・・・ Elaine Miller(エレイン)  
オトーサン、
「ケイト・ハドソンのベスト!」
その後、NYで彼女を目撃しました。
パトリック・フュジットや
ビリー・クラダップにとっても、
本作は、ベストでしょう。
 
その他の出演者:
Philip Seymour Hoffman・・・ Lester Bangs  
Jason Lee (I)・・・  Jeff Bebe  
Zooey Deschanel ・・・  Anita Miller  
Michael Angarano ・・・ Young William  
Noah Taylor・・・ Dick Roswell  
John Fedevich・・・  Ed Vallencourt  
Mark Kozelek・・・  Larry Fellows  
Fairuza Balk・・・  Sapphire  
Anna Paquin・・・  Polexia Aphrodesia  
Olivia Rosewood・・・  Beth from Denver  
Jimmy Fallon・・・  Dennis Hope  

User Rating:7.9/10 ( 222,776 votes)IMDb
 User Rating:7.6/10( 587 votes) Yahoo!  
オトーサン、
「あれ、スコアが少し下ったね」
2001年時点のIMDbのUser Ratingは、
・8.5/10 

アカデミー賞受賞 
・脚本賞
同ノミネート
・助演女優賞  フランシス・マクドーマンド    
              ケイト・ハドソン    
・編集賞 

User Reviews 
Chrysanthepopさん 
2007年9月1日
すごいロックンロールと盛り沢山

キャメロン・クロウ監督自身の脚本家としての
体験に基づいた、恐るべき作品だ。
大人になっていく話。
主人公のラブストーリーとコラージュしている。
ロック・ミュージックに虜になったウィリアム、
ロックスターとその世界、
ミュージシャンとバンドエイドとの関係、
母や姉との関係、彼の好奇心や興奮が語られる。
監督は、このドリームプロジェクトに心血を注ぎ、
ロックンロールに深い理解を示している。
本作が他のロック映画と違うのは、
ドラッグやセックスなどに集中していないことだ。
確かに、描いてはいるけれど、
善と悪など、他のことも、たくさん描いている、
監督は、何がロック世界に人々を引き付けるかを示す。
すべての俳優は、すばらしい仕事をしている。
制限されたスクリーン時間を持つそれらさえ
マリファナタバコの吸いさし用パイプなど、
デシャネルとフェルザ・バルクは、
出番は少ないが、傑出している。
もちろん、見事なせりふが登場人物を深堀りしている。
ケイト・ハドスンは、すばらしい。
はまり役だ。
微妙な表現が絶妙で、共演者との相性がすばらしい。
ビリー・クラダップは、ギター奏者として見事。
みんなによって愛されていて、
自分が最高と感じている。
フィリップ・シーモア・ホフマン、ジェイソン・リー、
ノア・テイラーテーラーは、非常によい。
フランシス・マクドーマンドは、卓越している。
ウィリアムの母親役を愛さずにはいられない。
そして最後になるが、
彼のことに、
ウィリアム役のパトリック・フュジットは
楽々と少年のぎこちなさや
純潔を失う初期の不安を見事に演じている。
恋をし、それを理解するのだ。
先に述べたように、脚本は、すばらしい。
エレーン・ミラーのアンチロックを風刺している。
母としては、息子を堕落させると心配しているのだ。
ママを憎む反抗的なティーン役の
アニタ・ミラーについても、十分な配慮がなされている。
せりふは、演技をよりユニークにさせている。
例えば、エレーン・ミラーが、車から息子に絶叫するシーン。
「ドラッグをやらないで」
あるいは、ロックバンドのメンバーたちが
荒天で墜落寸前の機中で、白状するシーン。
サウンドトラックもいい。
「買わなきゃならない」
もっとたくさん書くことがあるが、ここで止めよう。
この映画が、他のロック映画と変わらないと思うひとは、
間違っている。
本作は、愉快で、ドラマそのもので、
すばらしい登場人物、すばらしい音楽がある。
ロックンロールだ!

オトーサン、
「ジーナさん、絶賛!」

ジーナさん 
2009年1月24日
テンポがイイ

厳格な母と普通を求める姉とキュートでピュアな少年…
まずこの家族構成で魅せてくれます。
さらにロックバンドの裏側、メンバーそれぞれの苦悩と思い…
そこにいるジャーナリストの少年…
ここもまた魅せてくれます。
そしてケイト・ハドソン率いるバンド・エイドたちとバンドメンバー、
少年の淡い恋心…
これまた青春モノっぽさがあってGOOD!!
他にも先輩ジャーナリストであるシーモア・ホフマンとの信頼関係や
ローリング・ストーン誌とのやりとりなど
笑いもありつつ楽しませてくれる
青春ドラマ(ロードムービー)でした。
今では信じられないくらい何かに夢中になっていたあの頃や
今では可笑しくもなんでもない事に笑い転げていたあの頃や
今では微動だにしない事で騒ぎ立て泣いていたあの頃を
思い出させてくれる作品でもあります。
新鮮味はありませんが、
誰もが持っている懐かしさを感じられると思いますよ。
それほど好みでは無いケイト・ハドソンですが、
この作品の彼女はとても魅力的♪
カリスマ性もあって不思議なセクシーさがある彼女は
役得とは言え、ファンは必見でしょう。
劇中で流れる70年代テイストの楽曲も良かったし、
何よりツェッペリンが効いてました。
映画を観ながら豊富に流れる音楽を楽しめる作品なので
ロックファンにはお得で嬉しい内容になっていると思います。
もちろんロックファンでなくても楽しめますし、
一度観ると自分のお気に入りシーンが
何個も出来ること必至です。


スモーク・アンド・ミラーズ 1000の顔を持つスパイ

オトーサン、
「この監督、どういうひと?」
アルベルト・ロドリゲス
誕生日:1971/5/11 - 
出身:スペイン・セビリア
セビリア大学で映像学と音響学を学ぶ。
2000年、「El factor Pilgrim」で
サン・セバスティアン国際映画祭で
審査員特別新人監督賞を受賞した。
2005年、「7人のバージン」で、
ゴヤ賞の監督賞と脚本賞にノミネート。
2009年、「After」で脚本賞にノミネート。
2012年、「UNIT 7 ユニット7/麻薬取締第七班」で、
ゴヤ賞で最多の16部門にノミネート
2016年、「スモーク・アンド・ミラーズ 1000の顔を持つスパイ」で
ゴヤ賞で11部門にノミネートされ、2部門で受賞。

原題:El hombre de las mil caras (2016) 
      Man Of A Thousand Faces 
監督:Alberto Rodriguez    
原作:Manuel Cerdan 
脚本:Rafael Cobos/ Alberto Rodriguez  
Genre:Biography/ Thriller
Country: Spain 
Language: Spanish / French / English
上映時間:123分
あらすじ:
スペイン政府管轄の秘密組織に属し、
世界を股にかけ活動してきたスパイのパエサ。
政府の裏切りにより、私財を差し押さえられ、
国外生活を余儀なくされていた。
やっとスペインに戻ったパエサの元に、
治安警備総局の局長ロルダンが現れる。
政府の実力者であったが、
その裏では内務省の公金を横領し、
裁判所に召喚される寸前だった。
パエサに横領した大金を守ることと、
国外逃亡の手助けを頼む。
パエサはロルダン夫妻をパリのアパートに匿い、
夫妻の信頼を勝ち取る。
そんななか、ロルダンの妻ニエベスが妊娠。
今後の身の振り方の不安を覚える夫妻は、
パエサの口座に横領した15億ペセタを移す。
それは後にスペイン全土を驚愕させた
最大の詐欺事件へと発展する・・・

出演者:
Eduard Fernandez ・・・ Francisco Paesa(パエサ)
Jose Coronado ・・・ Jesus Camoes(カモエス)
Carlos Santos ・・・ Luis Roldan(ロルダン)
Marta Etura ・・・ Nieves Fernandez Puerto(ニエベス)
オトーサン、
「エドゥアルド・フェルナンデス、渋いね」

その他の出演者:
Luis Callejo ・・・ Juan Alberto Belloch
Emilio Gutierrez Caba ・・・ Osorno
Enric Benavent ・・・ Casturelli
Pedro Casablanc ・・・ Abogado de Paesa
Alba Gaocha ・・・ Beatriz
Jimmy Shaw ・・・ Inversor
Santiago Molero ・・・ Inversor
Tomas de Estal ・・・ Bermejo
Israel Elejalde ・・・ Gonzalez
Philippe Rebbot ・・・ Jean-Pierre Pinaud

User Rating:7.0/10( 3,744 votes)IMDb
  User Rating:6.1/10( 26 votes) Yahoo!
オトーサン、
「面白い!」

User Reviews 
feelinesoundさん 
2017年3月4日
スタイリッシュなスパイ/詐欺師スリラー

この映画がなぜ注目を得ていないか分からない。
実に興味深い実話に基いていていて、
よい演技もあって上出来な作品だ。
感情的に深入りせず、淡々と話が進む。
実にスタイリッシュで、エキサイティングだ。
すばらしいヨーロッパ・ロケのショットもあり、
乾いた奇妙なスペイン風ウィットが散りばめられている。
主役のエドゥアルト・フェルナンデスは、
控えめなすばらしい演技を見せる。
そして、流れるサーフロックも、スタイリッシュ。
見ていて実に楽しい。
スペインの重厚なドラマや芸術映画の入門によい。

オトーサン、
「手口があまりに複雑巧妙だから、
解かり難いね」

fg9***** さん 
2017年10月23日
ナレーションがあっても解かり難い 

レビュー数は未だ6件のみだ。
よっぽど人目に付かない作品なのだろう。
1990年代にスペインで実際に起きた
「ロルダン事件」の真相を暴いた作品らしい。
普通は話の流れを解かり易くするために
ナレーションが必要とされるのだが、
本作では随所にナレーションが入ってくるものの、
それでも解かり難い。
このナレーションを主人公・パエサの
相棒のパイロットが担当しているのだが、
なかなか渋い面相と声でチョッピリ魅かれたっけな。
この相棒がパエサを裏切らんとする場面は
結構ハラハラドキドキした。
で、ドンパチとかのアクションを期待すると拍子抜けするが、
金の所在を解かり難くするために、
姪っ子を使って海外の銀行にまで金を移動する
知恵はなかなか愉しめた。
結局のところ、ロルダンの横領した
15億ペセタもの大金を秘匿してやるふりをして、
パエサが自らの懐に治めてしまうのだった。
また、ロルダンの刑期も最長5年になるようにすべく、
海外の警察に一旦自首をした後の逮捕という方法を画策
(実際は騙しのテクニック)をするも、
ロルダンは30年の求刑(15年に短縮)を
言い渡されてしまうのだった。
で、やがてパエサは病気で亡くなってしまうのだが、
パリで別人として悠々自適の人生を送っている
というラストは爽快だった。
でも、ストーリーの展開は
ナレーションがあっても解かり難い作品だった。 


クローズド・バル 街角の狙撃手と8人の標的

オトーサン、
「スペインで、バルへ行ったな」
食堂とバーが一緒になったような飲食店です。
カウンターがあり、ゲームマシンが置かれていたりします。
監督は、スペインの鬼才アレックス・デ・ラ・イグレシア。
「気狂いピエロの決闘」で、
ヴェネチア国際映画祭で、
銀獅子賞と脚本賞を受賞しています。

原題:El bar (2017) 
監督:Alex de la Iglesia  
脚本:Jorge Guerricaechevarria/ Alex de la Iglesia   
Genre:Comedy/ Horror/ Thriller
Country: Spain / Argentina 
Language: Spanish 
上映時間:102分
あらすじ:
マドリードの交差点に店を構えるバル。
いつものように常連たちで賑わう。
美女エレナが、立ち寄ると、
続いて広告デザイナーのナチョや
浮浪者イスラエルが入ってくる。
なかには、大慌てでトイレだけ借りる男も。
そんななか、一発の銃声が。
バルにいた客が店を出て行った途端、
頭を撃ち抜かれたのだ。
全員、店の奥に避難するが、
ひとりの客が撃たれた男の様子を見に行く。
だが、さらなる銃弾で、その客も殺されてしまう。
どこから狙われているのか分からないので、
外へ逃げることもできない。
店長や店員、客たちがパニックに陥る中、
ふと見ると、店の前に転がっていた
二人の死体が跡形も無く消えていた・・・

出演者:
Blanca Suarez ・・・ Elena(エレナ) 
Mario Casas ・・・ Nacho(ナチョ) 
Jaime Ordonez ・・・ Israel(イスラエル) 
オトーサン、
「ブランカ・スアレス、うまいね」
スペインの若手女優で前途有望だそうです。

その他の出演者:
Alejandro Awada ・・・ Sergio
Carmen Machi ・・・ Trini
Terele Pavez ・・・ Amparo
Joaquin Climent ・・・ Andres
Secun de la Rosa ・・・ Satur

User Rating:6.4/10( 8,977 votes)IMDb
  User Rating:6.5/10( 43 votes) Yahoo!
オトーサン、
「衝撃作だね」
出だしから、度肝をぬかれます。
ウィルスや寄生虫のタイトルバックが
延々流れますが、話しの肝を暗示しているのです。

User Reviews 
ashlyn-m-gehrettさん 
2017年5月25日
残忍だが、ユーモラスな心理的スリラー

まず、言いたいのは、万人向けの映画ではない。
私は、大いに楽しんだ。
筋書は、マドリッドのバルに
何人かのよそ者がいるのが面白いアイディアだ。
銃撃がドアの外で起こり、
彼らは、一緒に閉じ込められてしまう。
理由はネタバレになるので、伏せる。
人間性についての心理的な神経戦のスリラーで、
こんなことが起きたら、どうするというタイプの
ストーリー展開になる 。
ユーモアのシーンが、よく書かれている。
話としてますますより堅く取り出されている
サスペンスが途切れず、信じられないほどよい。
間違いなく残忍だ。
ミスは、まったく犯せない。
私は、夢中になった。
最後の最後までライドを楽しんでいた。

オトーサン、
「人生が嫌でも、人に顔をむけろ」は、
浮浪者イスラエルの警句ですが、
このひとの言動は、要注目です。

まなぶらすとさん 
2017年9月3日
人生が嫌でも、人に顔をむけろ

私は結構、おもしろく観られた。 
アルバトロス(配給会社)は、ハズレが多いが
たまにある「アタリ」映画ではないか。
結構良くできているし 名セリフあり・・・
友人の勧めで観たが、なるほど面白い。
女優さんが美人なのに
どろどろ、グチャグチャで頑張るのも良かった 
よりキレイに見えたりして。


言の葉の庭

オトーサン、
「万葉集の短歌、出ていたな
・雷神(なるかみ)の 少し響(とよ)みて さし曇り 
 雨も降らぬか 君を留めむ
 (雷が鳴って 雲が広がり 
  雨が降ってくれたら 帰ろうとしているあなた
  きっと引き止められるのに)
                柿本人麻呂歌集
この返歌、切ないね。
・雷神(なるかみ)の 少し響(とよ)みて 降らずとも
 われは留らむ 妹し留めば     
:(雷が鳴らなくても 雨が降らなくても
  君が引き止めてくれたなら 僕はここにいるよ)

原題:言の葉の庭 (2013)
監督・原作・脚本:新海誠  
Genre:Roamance
上映時間:45分
あらすじ:
学校をサボり、公園の日本庭園で
靴のスケッチを描く高校生のタカオ。
靴職人を目指すタカオは
そこで、缶ビールを飲む女性、ユキノと出会う。
ユキノはタカオに
「また会うかもね。雨が降ったら」と告げ、
その場を後にした。
こうして二人は約束もないまま、
雨の日の公園で逢瀬を重ねるようになる。
歩き方を忘れたというユキノのため、
タカオは靴を作ろうとするのだったが・・・

声の出演者:: 
 入野自由・・・ 秋月孝雄(タカオ) 
 花澤香菜・・・ 雪野由香里(ユキノ) 
オトーサン、
「まさに、純愛」

その他の出演者:
 平野文・・・ タカオの母 
 前田剛・・・ タカオの兄 
 寺崎裕香・・・ タカオの兄の彼女 
 井上優・・・ 松本 
 潘めぐみ・・・ 佐藤 
 小松未可子・・・ 相沢 
 早志勇紀・・・ 森山 

User Rating:6.0/10( 44 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:7.1/10( :4,456 votes) Yahoo!
オトーサン、
「青春してるなぁ」

User Reviews 
たっぴたっぴー さん 
2018年1月18日
絵を描く事が好きな者として 

絵がとても美しく、
街並み電車公園の木々・・どれも素敵ですが、
雨の景色の描き方が素晴らしい。
どうやって描けば
あのようにリアルに描けるのか、
何層かのセルを少しずつずらしながら
写して遠近感を出していたり技術も素晴らしい。
淡々とした内容ですが
最後はしっかり泣かせてくれる。
続けて3回観ました。 

オトーサン、
「たった45分で、名画ができるんだ」

黒美君彦さん 
2013年6月6日
ロマンティシズム

光や大気を見事に描き出してきた新海誠。
この作品では「水」を徹底的に描き出し、
ただただその微細な美しさに心を奪われた。
雨滴や水面の波紋、冠状に飛び跳ねる水滴、
さらには列車の窓ガラスを流れ落ちるしずくまで…
それらの水はどれひとつ同じものはない。
連続しないのに連なる水の運動を
ここまでアニメで表現できるとは…。
切ないラブストーリーはこれまで通り内向的で、
好き嫌いはそこで分かれるように思うが、
ここまでロマンティシズムを徹底されると、
映像の美しさと相まって文句のつけようがない。
主人公の秋月孝雄が雪野由香里の靴を脱がすシーンは、
禁欲的な物語のなかにあって
唯一エロティックなシーンで、思わずドキリとしてしまう。
アニメの表現世界はどこまでいくのだろう…、
すぐれて抒情的な本作は
芸術としてのアニメのもつ可能性をますます強く感じさせた。
秀作だ。


星を追う子ども

オトーサン、
「新春の大盤振舞だね」
「君の名は。」の3日よる9時からの放送を記念して
1月2日に、先行4作品が一挙に放映されました。
うち、2本は幸い、未見でした。
・秒速5センチメートル 映画索引NO.☆5997
・星を追う子ども
・言の葉の庭
・雲のむこう、約束の場所 映画索引NO.4575

原題:星を追う子ども(2011)
監督・原作・脚本: 新海誠 
Genre:Adventure/Fantasy/Drama
上映時間:116分
あらすじ:
山間で育った少女アスナは、母と2人暮らし。
ある日、父の形見の鉱石ラジオから
聴こえてきた不思議な唄が忘れられなくなる。
そんな時、彼女は“アガルタ”と呼ばれる
地下世界から来た少年シュンに出会う。
心を通わせる2人。
シュンはこの世界の素晴らしさを知るが、
アスナの前から突然姿を消してしまう。
もう一度シュンに会いたいと願うアスナ。
その目の前に、シュンと瓜二つの少年シンが現れる。
そして、もう1人。
若い頃に亡くなった妻との再会を切望し、
アガルタを探すアスナの学校の教師モリサキも。
彼らの前に開かれるアガルタへの扉。
3人はそれぞれの想いを胸に、伝説の地へ旅に出る・・・

声の出演者
 金元寿子 ・・・アスナ 
 入野自由 ・・・シュン/シン 
 井上和彦 ・・・モリサキ 
オトーサン、
「キャラクターに感情移入できないね」

その他の声の出演者
 島本須美 ・・・リサ 
 日高里菜 ・・・マナ 
 竹内順子 ・・・ミミ 
 折笠富美子 ・・・アスナの母 

User Rating:4.3/10( 21 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:6.7/10( 1,491 votes) Yahoo!
オトーサン、
「低いね」

User Reviews 
HABBYさん  
2017年11月6日
星になったあの人を想いつつ
今を生きるべし

新海監督がある程度自覚して
ジブリ・リスペクトした作品。
宮崎駿の世界観と比較すると…
という声があるようだが、
これはこれで命の灯火の美しさ有難さを伝える
優れたファンタジー世界だと思う。
少年少女向け、情操教育用作品と言ったところか。
実写とアニメという違いこそあれ、
話しの奥行きとしては少なくとも
『インディージョーンズ』や
『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』、
『ダ・ヴィンチ・コード』と言った
ハリウッド系のSF作品と同レヴェルの厚みは
携えているように感じた。
物語の核心部分をもう少し丁寧に、
抑揚をつけて描いても良かったかな。
夷族(イゾク)との関係(出逢いと別れ)や
生死の門でのラストシーンなど
淡々と描かれ過ぎていて、
初見だと全貌を理解できないまま
通過してしまいそう。
自分はウィキであらすじを追いながら
観たため理解できましたが。

オトーサン、
「監督も、求めてるぞ」
・僕たちのスタッフの中にも、
 世界名作劇場やジブリで仕事をしてきた
 スタッフが大勢いるので、
 スタッフにとって描きやすい、
 演技をさせやすいキャラクター画にしたいという
 気持ちもあったので、
 打ち合わせの段階から、
 作画監督・キャラクターデザインの西村貴世さんと
 「意図的に世界名作劇場を連想させる絵にしましょう」
 話し合いました。

アンドレ・タカシさん 
20012年6月20日
らしくない

この監督さんにしては
「らしくない」モノを作ったなぁ、という印象です。
これまでの作品は、舞台の世界観から離れたところで
登場人物たちの内面の機微を演出することに
主眼が置かれていたように思います。
センチメンタルな喪失感に支配された語り口は、
昔の村上春樹の小説のようでした。
それらに比べると、本作はとても「普通」に見えるし、
逆に主人公の求めるものが見えにくい。
「私、淋しかったんだ」と彼女は言いましたが
それが実感として伝わって来ず、
心情と離れたところで舞台と状況が転換して行きます。
冒険と主人公の動機がリンクしていないので、
盛り上がりに欠ける。
過去の宮崎アニメが3つくらい、
入れ替わりに意識される設定が苦しく、
わざと特定できないようにしたと思える時代設定も、
テーマの不明瞭さを助長しているだけでした。
作風の幅を拡げたかったのかも知れませんが、
本質的な個性は大事にして欲しいです。
エールのつもりです。 


ソーラー・ストライク

オトーサン、
「なんか前にみたようだね」
・ソーラー・ストライク(2005)  
・ソーラー・ストライク セカンド・メルトダウン(2006)  
・ソーラー・ストライク サード・インパクト(2008) 
・ソーラー・ストライク 2013(2013) 映画批評NO.4980

原題:Solar Strike (2006) 
監督:Paul Ziller  
脚本:Michael Konyves/ Miguel Tejada-Flores  
Genre:Action/SF/Thriller
Rated PG for some disaster peril and mild language
Country: Canada 
Language: English 
上映時間:91分
あらすじ:
ルーカス・フォスターは。
地球への危機を伝えなければと
研究所を去り、大金を投じてロケットを飛ばし、
オゾン層のメタンガスを調べようとする。
だが、ロケットは墜落!
墜落原因は、太陽から放出されたコロナが
大気圏にあるメタンガスに引火し、
大爆発を起こすためだった。
ルーカスは、警告を出すが、
元いた研究所の所長ブラッド・スタンプスに、
相手にされない。
大統領に直訴するが、動きはない。
何とかしないと地球上に住む生物が
火のために絶滅してしまう。
フォスターは、
元妻で研究所の博士ジョアンナ・パークスと
旧知のロシアの原潜艦長の助けを借りて、
北極の氷を核ミサイルで爆破しようとするが・・・

出演者:
Mark Dacascos ・・・ Dr. Lucas Foster(ルーカス)
Joanne Kelly ・・・ Dr. Joanna Parks(ジョアンナ)
Louis Gossett Jr. ・・・ President of the U.S. Ryan Gordon(大統領)
Bill Lake ・・・ Captain Misha Gregorovitch(グレゴロビッチ艦長)
オトーサン、
「へぇ、そうなんだ」
マーク・ダカスコスの母方の祖母は広島出身で
原爆投下時に広島にいた。
両親がカンフーの師範だったため、
4歳から格闘技を習う。
18歳、カンフーのヨーロッパ選手権で優勝。

その他の出演者:
Kevin Jubinville ・・・ Brad Stamp
Sugith Varughese ・・・ Patel
Craig Eldridge ・・・ Jim Leeburg
Tim Post ・・・ Joe Aguilar
Stephen McHattie ・・・ Admiral Lawrence
Conrad Coates ・・・ Colonel Alby
Damir Andrei ・・・ Russian President Yuri Ilyushin
Gen?dijs Dolganovs ・・・ Lt. Troiska
Romas Stanulis ・・・ Russian Crew Member
Ronn Sarosiak ・・・ Captain Wade
Duane Murray ・・・ Lt. Copeland
Jason Knight ・・・ Delta Pilot
Bill Hall ・・・ Reporter
Gordon Masten ・・・ Hot Dog Man
Neil Crone ・・・ Security Guard

User Rating:4.1/10( 809 votes)IMDb
  User Rating:4.8/10( 31 votes) Yahoo!
オトーサン、
「低いね」

User Reviews 
tracy_enterさん 
2006年5月26日
ストーリー展開は良いが、せりふが悪い

昨晩、見続けた。
他に何もなかったせいだ。
映画の前提は、クール。
コロナが大気圏にあるメタンガスに引火し、
地球上の生物を絶滅させかねない。
せりふは、ひどかった。
筋書は、感動と迫力を欠いていた。
せりふは、もっと良くなったかも。
演技はよかった。
ルイス・ゴセットJr.は大統領役だが、
端役だった。
曲は、ひどかった。
映画には、強烈な音楽が必要だった。
より感動的なせりふ。
この映画は、迫力を欠いていた。
残念なことに、カナダで作られた
低予算映画並みだった。

オトーサン、
「ロシアの原潜が核ミサイルを発射したら、
米国との核戦争の引き金になる」

メモワール美術館 さん 
2015年10月13日
役者がいい感じ 

この手のチープな
「地球の終末の危機」的な映画は
たくさん見てきた。
大作もあるが、
大半が低予算のテキトーな作品である。
そんなチープな作品群の中で、
最後まで見切ることができるものの一つである。
大富豪役とロシア潜水艦の艦長役の俳優が、
個人的には好きだ。
最後のほうでの二人の駆け引きがなかなか面白い。
脚本はチープなので、
細かい点、科学的な根拠などを無視すれば、
それなりに楽しめる。


最高の花婿

オトーサン、
「こちらの邦題のほうが、いいね」
・ヴェルヌイユ家の結婚狂騒曲
 (フランス映画祭2015)
フランスでは、2014年興行収入No.1に輝き、
1300万人の観客数を突破の大ヒット作です。
娘の相手が、外国人!なんて、びっくりしますが、
移民が増えれば、起こりうる事態です。

原題:Qu'est-ce qu'on a fait au Bon Dieu? (2014) 
監督:Philippe de Chauveron  
脚本:Philippe de Chauveron/ Guy Laurent  
Genre:Comedy
Country: France 
Language: French 
上映時間:97分
あらすじ:
フランスのロワール地方。
クロードとマリーのヴェルヌイユ夫妻は、
敬虔なカトリック教徒。
三女の結婚式にもどこか浮かぬ顔。
というのも、長女と次女の花婿がアラブ人とユダヤ人で、
今度は中国人。
差別主義者ではないものの、
娘の結婚式をカトリックの教会で挙げるという
マリーの夢もいまだ叶わぬまま。
そんな夫妻にとって、いまや最後の砦となった
末娘がついに結婚することに。
相手はトリック教徒と聞いた夫妻は大喜び。
ところが挨拶にやってきた婚約者シャルルは、
コートジボワール生まれの黒人だった・・・

出演者:
Clavier ・・・ Claude Verneuil(クロード)
Chantal Lauby ・・・ Marie Verneuil(マリー)
Frederique Bel ・・・ Isabelle Ben Assem Verneuil(イザベル)
Julia Piaton ・・・ Odile Benichou Verneuil(オディル)
Emilie Caen ・・・ Segolene Ling Verneuil(セゴレーヌ)
Elodie Fontan ・・・ Laure Verneuil(ロール)
オトーサン、
「クリスチャン・クラヴィエ、はまり役だね」
彼の母親は、ギリシャ、イタリア、トルコ系だとか。

その他の出演者:
Medi Sadoun ・・・ Rashid Ben Assem
Ary Abittan ・・・ David Benichou
Frederic Chau ・・・ Chao Ling
Noom Diawara ・・・ Charles Kofi
Pascal N'Zonzi ・・・ Andre Kofi, Father of Charles
Salimata Kamate ・・・ Madeleine Kofi, Mother of Charles
Tatiana Rojo ・・・ Viviane Kofi, Sister of Charles
Elie Semoun ・・・ the Psychologist
Loic Legendre ・・・ the Priest of Chinon
Yvonne Gradelet ・・・ a tourist
David Salles ・・・ a gendarme
Axel Boute ・・・ the young "albino" person in cell

User Rating:7.0/10( 29,618 votes)IMDb
  User Rating:7.7/10( 213 votes) Yahoo!
オトーサン、
「高いスコアだね」

User Reviews 
IndustriousAngelさん 
2014年8月5日
テンポが速く、好演されたファミリーコメディ

非常にポピュラーな成功した人種差別コメディ。
独創的で、不意打ちがあり、
ギャグと筋書が魅力的だ。
容赦ないパンチ、パンチ、パンチ…
退屈なシーンは、まったくない。
キャストとキャラクターがいい。
非常に愛らしい人たちだ。
最初はよくないが、ハッピーエンドだ。
スイートで、良い演技と速いペース。
お薦めしたい!

オトーサン、
「海外で暮らしていたわが娘たちも、
外国人と結婚するチャンスは、あり得たのかも」

spr*****さん 
2017年11月26日
偏見は誰もが持っている 

文化の違いは恐怖です。
知らないものは怖い。
知ったら意外と気が合うかもしれない。
でも、かもしれないに賭ける努力は疲れる。
放課後に受ける苦手教科の補習授業みたいに、
必要なのはわかるけどグッタリです。
勉強から解放された放課後は、
心ゆくまで同士と遊びたいですよね。
美人4姉妹を育てた両親も
フランス人(同士)との結婚を望んでいました。
しかし、娘たちはみんな違う国の人と結婚します。
文化の違い、宗教の違い、
普段使うちょっとした言葉が冗談にならない。
ストレスですね。
途中、母親が鬱になるのもわかる気がします。
それでも、愛娘のために歩み寄る、
父親と母親の姿が素敵でした。
そういう両親だからこそ、
4姉妹も国や文化の違いで足踏みすることなく、
愛する人のもとへいけたのでしょう。
だって、父親がしてたのは反対じゃなくて心配ですもんね。
自分を落ち着けるために、
木を切るとか、釣りに行くとか、微笑ましかったです。
外国人嫌いのうちの祖母に観せたい映画でした。 


オトーサン、
「バットマン vs スーパーマン、いいね」
出だしの911拡大版のようなシーンは、
迫力十分でした。
ところがその後がいけません。
だらだらしているうえに、
アメコミの読者でないので、
さっぱり展開が分かりませんでした。
夜と雨のシーンが多く、何が起きているのか
分からなさに拍車をかけていました。

原題:Batman v Superman: Dawn of Justice(2016) 
監督:Zack Snyder    
原作:Bob Kane/ Bill Finger
      Jerry Siegel/ Joe Shuster  
脚本:Chris Terrio/ David S. Goyer  
Genre:Action/ Adventure/ SF
Country: USA 
Language: English 
上映時間:151分
あらすじ:
メトロポリスで新聞記者として働く
真面目な青年クラーク・ケント。
クリプトン星人スーパーマンだ。
彼は、ゾッド将軍の侵略を阻止し、
地球の危機を救ったものの、
その戦いの被害は甚大だった。
バットマンは、自社ビルを破壊され、社員を失い、
スーパーマンの力を危険視しするようになった。
ロシアの武器密売人がレックス・コープの社長
レックス・ルーサーJr.と接触していることを知る。
ルーサーJr.は、ゾッド将軍がテラフォーミングしようとした
インド洋から引き揚げられたクリプトナイトが
抑止力になると主張する。
バットマンが、レックス・コープのパーティへ潜入し、
メインフレームコンピュータから
機密データを盗み取っていた時、
古美術ディーラーのダイアナ・プリンスと接触する・・・

出演者:
Ben Affleck ・・・ Bruce Wayne/Batman(ブルース・ウェイン/バットマン)
Henry Cavill ・・・ Clark Kent/Superman(クラーク・ケント/スーパーマン)
Gal Gadot ・・・ Diana Prince/Wonder Woman(ダイアナ・プリンス/ワンダーウーマン)
Jesse Eisenberg ・・・ Lex Luthor(ルーサーJr.)
オトーサン、
「ベン・アフレックは、まぁまぁ」
ヘンリー・カヴィルって魅力のない男ですね。
なんで起用したのか、疑問です。
ジェシー・アイゼンバーグの演技については、
意見が分かれるところでしょう。
ワンダーウーマンは、いいとこ取りでしたね。

その他の出演者:
Amy Adams ・・・ Lois Lane 
Laurence Fishburne ・・・ Perry White 
Diane Lane ・・・ Martha Kent 
Jeremy Irons ・・・ Alfred Pennyworth 
Tao Okamoto ・・・ Mercy Graves 
Holly Hunter ・・・ June Finch 
Callan Mulvey ・・・ Anatoli Knyazev 
Scoot McNairy ・・・ Wallace Keefe 
Ezra Miller ・・・ Barry Allen/The Flash 
Jason Momoa ・・・ Arthur Curry/Aquaman 
Ray Fisher ・・・ Victor Stone/Cyborg 
Jeffrey Dean Morgan ・・・ Thomas Wayne 
Lauren Cohan ・・・ Martha Wayne 
Robin Atkin Downes ・・・ the voice of Doomsday 
Harry Lennix ・・・ Secretary Calvin Swanwick 
Christina Wren ・・・ Major Carrie Farris 
Carla Gugino ・・・ Ship's voice 
Kevin Costner ・・・ Jonathan Kent 
Chris Pine ・・・ Steve Trevor
Jena Malone ・・・ Jenet Klyburn 

User Rating:6.6/10( 516,011 votes)IMDb
  User Rating:6,4/10( 4,593 votes) Yahoo!
オトーサン、
「大作にしては、低いスコアだね」

ラジー賞受賞 
・ワースト助演男優賞  ジェシー・アイゼンバーグ    
・ワースト脚本賞     
・ワースト・スクリーン・コンボ賞  ベン・アフレック   
                    ベン・アフレック&ヘンリー・カヴィル 
                    ヘンリー・カヴィル    
・ワースト・リメイク・盗作・続編賞   
同ノミネート
・ワースト作品賞     
・ワースト主演男優賞  ベン・アフレック    
             ヘンリー・カヴィル    
・ワースト監督賞  ザック・スナイダー    
 
User Reviews 
Robbie Grahamさん 
2016年3月20日
面白い。
今年の好きなスーパーヒーロー映画

見る前は、神経質になったが、
私の好きなスーパーヒーロー映画だった。
この先何年もそうだろう。
この映画の興味深い面は、
コミックワールドの第1回の欠点を用い、
さらによいもの、より注目せずにはいられない
ストーリーを作ろうとしていることだ。
別の目立った面は、クリス・テリオのおかげでせりふが、
改善されていることだ。
これらの面は本当に出来がよかったが、
私を引きつけたのは、俳優だった。
主に、ジェシー・アイゼンバーグと
ベン・アフレックの演技だった。
彼らは、数多くの見せ場で大いに注意を引いた。
また、ガル・ガドットの演技が、
すばらしく、衝撃的だった。
ファイト。シーンも、すごかった。
映画全体は、速いペースで、
退屈なシーンはなかった。
撮影はすばらしく、記憶に残った。
全体として、この映画については、
もう言うことはない。
唖然としている。

オトーサン、
「まったく同感!」

nabeさん 
2016年7月2日
打倒!アベンジャーズ

DCコミックスが誇る2大ヒーローの共演作である。
バットマンとスーパーマンの共演というのは、
確かにゴジラとガメラの共演ほど
インパクトのある企画だが、肝心な脚本となると難しい。
そこを強引にやってしまったのが本作だが、
やはりかなり無理があり、
結局最後はCGだよりの派手な
B級アクションになってしまったのが残念なところだ。
正義のヒーローであるスーパーマンの存在価値を認めながらも、
その副作用である甚大な破壊の影響をたてに
糾弾する場面は、いかにもアメリカらしい場面であり
違和感はないが、
それを観たダークヒーローのバットマンが、
スーパーマンを殺そうと単純に思うというのには、
やはり違和感がある。
しかし、それでも二人の対決を丁寧に描いていけば、
結構いい作品になったと思うが、
やがて共通の敵が現れて、
最後は共同で退治する
お子様向けストーリーになってしまう。
おまけに終盤になると、
ガル・ガドット扮するワンダーウーマンまで現れて、
まるでアベンジャーズのようだ。
次作は、死んだスーパーマンが生き返り、
地球上に散らばっている超人達を加えて、
まさにアベンジャーズ化しそうな雰囲気になっている。
アメリカの偉大な2大ヒーローが、
どこまでアベンジャーズに迫るか、
これはこれで今後が楽しみだ!


ジョーのあした -辰吉丈一郎との20年-

オトーサン、
「あの網膜剥離になった選手だね」
第50代日本バンタム級、
第18代・第24代WBC世界バンタム級王者。
愛称は浪速のジョー。

原題:ジョーのあした -辰吉丈一郎との20年-(2015)
監督:阪本順治  
Genre:Documentary/Sport
上映時間:82分
あらすじ:
1995年から20年に渡り、
いまだ引退宣言しない天才ボクサー
辰吉丈一郎を密着取材した。
その人間性、ボクシングに対する考え、
父と子の絆、家族に対する思い、
1人のボクサーとしての心境の変化を、
インタビューを中心に追う・・・

出演者:
辰吉丈一郎
阪本順治
辰吉寿以輝
豊川悦司・・・ナレーション:
オトーサン、
「選手として、父親として、人間として。
すごいね」

User Rating:7.6/10( 15 votes)amazon
  User Rating:4.9/10( 165 votes) Yahoo!
オトーサン、
「映画としての評価は、低いね」

User Reviews 
リベルタド!!さん
2016年6月21日
ファイティング・スピリッツ健在

度重なる挫折をものともせず、
いまだに現役であり続けるメンタルが脅威的。
かつての実力は衰えたかもしれないが、
“ネバーギブアップ”精神は超一流。
そんなオヤジの背中を見て育った
ジュニアの活躍に注目。 

オトーサン、
「いま、脳障害らしいね」
長年パンチをあびたせいで、
ろれつが回らなくなっているとか。

勝沼悠さん 
2016年8月26日
辰吉まだ現役だったのである

網膜剥離や年齢にも関わらず引退を拒み
46歳の今も現役でい続ける辰吉丈一郎への20年の
インタビューをドキュメンタリー映画化。
辰吉まだ現役だったのである。
海外で試合をし、ファンらしき人達が
外国まで今も応援に来ている。
辰吉が確固たる信念で引退しないというよりは、
なんか違うぞみたいな感じで続けてる感じがして、
そこがリアルでよかった。
インタビューがほとんどで、
毎年インタビューしてるわけでもないので、
映画としてはちょっと微妙か。


ブンミおじさんの森

オトーサン、
「カンヌ国際映画祭で、パルム・ドール!」
どんなにスゴイ映画かと思ってみましたが、
日本人には、おなじみの世界でした。
万物に精霊が宿っているとか、輪廻転生など・・・
但し、タイに生まれ育ったひとほど、
心身に刷り込まれてはいないのですが。

原題:Uncle Boonmee Who Can Recall His Past Lives (2010) 
監督・脚本::Apichatpong Weerasethakul  
原作:Phra Sripariyattiweti
Genre:Comedy/ Drama/ Fantasy
Country: Thailand / UK / France / Germany / Spain / Netherlands 
Language: Thai / French / Lao 
上映時間:114分
あらすじ:
タイ東北部。
腎臓病を患い、自らの死期を悟ったブンミは、
妻の妹ジェンと弟トンを農園に呼ぶ。
食卓を囲んでいると、幽霊が出る。
19年前に亡くなった妻のフエイだった。
そして、行方が分からなかった
息子のブンソンが猿に姿を変えて現れる。
愛する者たちを取り戻したブンミは、
4人で森の中に入っていく・・・

出演者:
Thanapat Saisaymar・・・ Boonmee(ブンミ)
Jenjira Pongpas・・・ Jen(ジェン)
Sakda Kaewbuadee・・・ Tong(トン)
WallGeerasak Kulhong・・・ Boonsong(ブンソン)
Natthakarn Aphaiwonk・・・ Huay(フエイ) 
オトーサン、
「無名俳優ばかりだね」
演技は、大したことありません。

その他の出演者:
apa Mongkolprasert・・・ Princess 
Kanokporn Tongaram・・・ Roong
Samud Kugasang・・・ Jaai 
Sumit Suebsee・・・ Soldier 
Mathieu Ly・・・  Farmer 
Vien Pimdee・・・ Farmer  

User Rating:6.6/10( 10,528 votes)IMDb
  User Rating:5.8/10( 89 votes) Yahoo!
オトーサン、
「うーん、微妙だね」

カンヌ国際映画祭受賞 
・パルム・ドール  アピチャッポン・ウィーラセタクン 

User Reviews 
Jay Rodriguezさん 
2011年9月21日
とらえづらい

一貫せず、予測不能、神秘的。
だが、独創的だ。
寓意と神話的なトーンの気配を漂わせた
心に響く映画の試みだ。
本作を見た後、これは万人向けでないという結論に至った。
超自然の生き物、精霊、仏教哲学、カルマ、再生といった
奇妙なテーマにもかかわらず、
親切さと豪華な自然によって、リフレッシュさせてくれる。
欠点がないわけではないが、
親密で、驚くほどエレガントです。
テレンス・マリックの「生命の木」のように、
この映画には直線的な語りはない。
私達のほとんどが映画に求めている筋書がない。
ワイドフレームに捉えられた催眠的なイメージに依存し、
観客が耐えられないほど長い間引きずる。
大した音楽もない。
最後の数分まで音楽を聞くことはない。
せりふのほかに聞くのは、こおろぎ、木の葉のさらさら、
水牛、ハエたたきの音、歩み、
外観を損なわれたプリンセスとセックスした滝、
および話すマズだけだ。
実にシンプルで、野心的、原始的で、現代的だ;
不気味さ、癒し、ダルときらめき。
このタイ映画は、一種独特の視聴経験を与えてくれる。
難解な芸術映画に夢中ならば、強く推奨したい。
意味を全然持たない映画がキライなひと向きではない。
本作は、理解しようとせず、ただ感じればいい。

オトーサン、
「同感!」

黒美君彦さん 
2012年5月21日
ヘンな映画

カンヌでグランプリという
ミーハー気分で観た…と正直に告白しよう。
カンヌだからこそエキゾチックな不可思議な
アジアンテイストの作品が評価されやすい
といえるのかも知れない。
森も好きだし
(某日本の女流監督がグランプリをとったのも
『殯の森』を思い出した…(笑))。
タイの様々な歴史的、社会的な背景や、
信仰を織り込んだ作品なのだろうが、
正直私の能力ではついていけなかった。
あの王女のエピソードもどう受け止めれば良いのか…。
死や生、性までも森の中で一つに交わり、
そして拡散していく…のだろうけど、
やはり消化しきれなかったというのが率直な感想だ。
とはいえ、最後まで眠ることなく観ることができたのだから、
画に力がある作品であることは確かなのだけど。


パイレーツ・オブ・カリビアン 生命(いのち)の泉

オトーサン、
「見逃していた、第4作だ」
1 パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち 映画索引NO.1059
2 パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト 映画索引NO.2199
3 パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド 映画索引NO.☆2495
5 パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊 映画索引NO.6276

原題:Pirates of the Caribbean: On Stranger Tides(2011)
監督:Rob Marshall    
原作:Tim Powers
脚本:Ted Elliott/ Terry Rossio   
Genre:Action/ Adventure/ Fantasy
上映時間:136分
Country: USA / UK 
Language: English / Spanish
あらすじ:
ジャック・スパロウは、相棒ギブスを救うべくロンドンに。
そこで、かつて愛した女海賊アンジェリカと
思わぬ再会を果たす。
彼女は父親である最恐の海賊・黒ひげのために、
永遠の生命をもたらすという
“生命(いのち)の泉”を目指そうとしていた。
ただ一人、泉の場所を知るジャックは、
そんなアンジェリカと黒ひげの泉探しの旅に
無理やり協力させられるハメに。
しかし、泉を目指していたのは彼らだけではなかった。
ライバル心を燃やすスペインとイギリスの両海軍も
泉の発見を巡り、激しい争いを繰り広げていた。
しかも英国海軍を率いるのは、
なんと英国王に忠誠を誓い、海軍将校となった
ジャックの宿敵、バルボッサだった。
そんな中、黒ひげは泉の謎を解く鍵といわれる
人魚の捕獲に乗り出す・・・

出演者:
Johnny Depp ・・・ Captain Jack Sparrow(ジャック・スパロウ)
Penelope Cruz ・・・ Angelica(アンジェリカ)
Geoffrey Rush ・・・ Captain Hector Barbossa(バルボッサ)
Ian McShane ・・・ Blackbeard(黒ひげ)
オトーサン、
「顔ぶれが素敵だね」

その他の出演者:
Kevin McNally ・・・ Joshamee Gibbs
Sam Claflin ・・・ Philip Swift
Astrid Berges-Frisbey ・・・ Syrena.
Stephen Graham ・・・ Scrum
Greg Ellis ・・・ Lt. Cmdr. Theodore Groves .
Damian O'Hare ・・・ Lt. Gillette
Oscar Jaenada ・・・ The Spaniard.
Richard Griffiths ・・・ King George II
Keith Richards ・・・ Captain Edward Teague
Gemma Ward ・・・ Tamara: A mermaid.
Judi Dench ・・・ Society Lady
Ian Mercer ・・・ the Quartermaster.
Robbie Kay ・・・ the Cabin Boy
Christopher Fairbank ・・・ Ezekiel
Yuki Matsuzaki ・・・ Ghareg
Bronson Webb ・・・ The Cook
Steve Evets ・・・ Purser
Derek Mears ・・・ the Master-at-Arms
DeObia Oparei ・・・ the Gunner
Sebastian Armesto ・・・ King Ferdinand 
Anton Lesser ・・・ Lord John Carteret
Roger Allam ・・・ Prime Minister Henry Pelham
Paul Bazely ・・・ Salaman

User Rating:6.6/10( 415,460 votes)IMDb
  User Rating:6.7/10( 2,289 votes) Yahoo!
オトーサン、
「人魚の集団襲撃、よかった!」
最後の“生命の泉”のシーンは、
手が込みすぎていました。
人魚の涙を入れた聖杯で泉の水を飲んだものが、
別の聖杯で泉の水だけ飲んだ者の
現在の年齢+余命を自分のものに出来る

User Reviews 
Fairyangel24さん 
2011年5月6日
キャプテン・ジャックが帰ってきた

昨晩、ハリウッドのエル・キャピタン劇場で
試写会を見たが、よかった。
キーラ・ナイトレイとオーランド・ブルームがいないが、
「パイレーツ・オブ・カリビアン」のリメイクという
感じはない。
ペネローペ・クルスとイアン・マクシェーンが
大いに寄与しているし、
サム・クラフリンの演技がよかった。
もちろん、ジョニー・デップは、
彼なしでは映画が成り立たない。
ジェフリー・ラッシュは、いつものようにすばらしい。
つまり、本作には、「パイレーツ・オブ・カリビアン」に
期待するすべてがある。
暴れん坊、海の生き物、剣劇、たくさんのコメディ。
新しい出演者が、新鮮な感じを醸し出している。

オトーサン、
「ペネロペ・クルス、野性的だね
この映画、やはり劇場の巨大スクリーンで、
みるべきでしょうね。
部屋のTVをシネマモードにして見ました。

ローランドさん 
2011年5月26日
ペネロペパイレーツの

ペネロペ・クルスが海賊だなんて
天職みたいなもの、
演技なしの地のままで役をこなせるのでは
と言ったら叱られそうだけど、
ペネロペパイレーツのイメージはいかにも楽しそうだし、
お子様向き映画と避けていた
このシリーズの初鑑賞と相成りましたが、
やはりお子様向き、
物語の内容もその流れもドタバタ主体だし、
人魚の胸の処理の仕方などから提供する側も
ターゲットはそっちのほうで、
少なくともいい歳したオッサンに観てもらおうとは
考えてはいないようですね。 あたりまえか・・・。  
それでも二時間強を腰を上げることなく過ごせたのは、
やはり映画館の大画面と優れた音響のたまものです。
べつにヘソ曲りではないつもりなんだけど、
いつも観客の少ない作品ばかりを観ているせいか、
今回のような人気作で
シネコンの一番大きなスクリーンのところで
鑑賞に及んだのは初めてでして、
その良さに、そうか、いつも一番良いところはと、
なにやら複雑な気持ちもありました。  
2Dのほうを鑑賞したのだけど、
時間が重なって3Dも上映しているのに
一番大きなところで2Dをやるってことは、
そろっと3D人気にも陰りが出たかなって、
個人的にはとても良いことだと喜んでおります。


合葬

オトーサン、
「杉浦日向子さんていえば・・・」
仲間と「ソ連」(ソバ好き連)を結成した方。
「ソバ屋で憩う」を読んで、
そこに紹介された蕎麦屋を訪ねたもんです。
江戸時代考証家であり、本職は、漫画家。
本作は彼女の「合葬」という漫画が原作。

原題:合葬(2015)
監督:合葬
原作:杉浦日向子  
脚本:渡辺あや 
Genre:	Period drama
上映時間:87分
あらすじ:
慶応四年、第十五代将軍・徳川慶喜は
江戸城を無血開城し、
300年にわたる江戸幕府は終わりを告げた。
将軍と江戸市中を守るために
有志によって結成された“彰義隊”も、
新政府にたてつく反乱武装集団との立場に
追いやられていく一方、
彰義隊内部でも新政府との徹底抗戦派と、
衝突回避派に分裂する事態に。
そんな中、あくまでも将軍に忠誠を誓う極、
養子先を追い出された征之助、
強硬派の極を案じる悌二郎も、
時代の荒波に否応なくのみ込まれていく・・・

出演者:
 柳楽優弥・・・ 秋津極 
 瀬戸康史・・・ 吉森柾之助
 岡山天音・・・ 福原悌二郎
オトーサン、
「柳楽優弥(やぎら・ゆうや)君も、
大きくなったな」
1990年生まれですから、もう25歳。
14歳で、カンヌ史上最年少となる男優賞受賞。

その他の出演者:
 門脇麦・・・ 福原砂世 
 桜井美南・・・ かな 
 オダギリジョー・・・ 森篤之進
 井之脇海  
 高山侑子  
 藤原令子  
 隆大介  
 飴屋法水  
 峯村リエ  
 小市慢太郎  
 りりィ  

User Rating:5.0/10( 1 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:6.2/10( 200 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ひどい映画だね」
画面が9割方暗くて、みえません。
柳楽君以外の役者は、みんな学芸会レベル。

User Reviews 
hoc***** さん
2017年11月4日
意図がよくわからない 

原作もあまり明るい話ではないですが、
ただただ暗いアレンジがされている。
柳楽優弥の切腹シーンは際立って印象的だった。
それはそれでよかったが意図が
よくわからないところがいくつかあり、
まず奇妙な音楽のチョイスと、原作にあった、
最後に行き倒れになった主人公を
親子が見つけるちょっと救われるシーン
秋津が家族からの手紙を固く折るシーンなど
いろいろな部分を端折った代わりに入れられる
謎の濡れ場(恋愛ものというほどでもない)
なんだかそうする意図を
すごく聞いてみたくなる感じではあった。 
 
オトーサン、
「音楽もデタラメだね」
ASA-CHANG&巡礼という
前衛ユニットが手掛けたもの。

ユーカラさん 
2017年3月7日

手前の座敷、奥の中庭を
縦の構図で繋いだルノワール的なショットや、
格子窓を介した内と外のやりとりなど、
美術とキャラクターをよく組み合わせ、
さらに雨もふんだんに降らせるなどして
丁寧に画面をつくっている。
そしてブルーを基調とした画面や、
睡蓮の花のイメージ、
そして独特の音楽の響きが怪異譚交じりのドラマを
良く引き立てているが、
上野戦争の場面で、
逃走する柳楽らを追う新政府軍側を
画面に登場させない趣向なども
作品のテイストに適っている。
朝帰りシーンの、
どことなく70年代風のアンニュイなムードがいい。 


ラルゴ・ウィンチ 裏切りと陰謀

オトーサン、
「続編も期待できるかな?」
最後のドンデン返しは不自然に感じましたが、
権力と莫大な富の背後には、必ず
犯罪のひとつやふたつ存在していると思えば、
ごく無理のない筋の運びだったのかも。

原題:Largo Winch II (2011)
監督:Jerome Salle    
原作:Jean Van Hamme/ Philippe Francq 
脚本:Julien Rappeneau/ Jerome Salle   
Genre:Action/ Adventure/ Thriller
Country: France / Belgium/ Germany 
Language: French / English / Thai/ Serbian 
上映時間:104分
あらすじ:
世界有数の巨大財閥、Wグループ。
その総裁が暗殺され、
新たなトップに任命されたラルゴ・ウィンチ。
彼はその地位と莫大な利権奪取を企む敵から、
命を狙われる日々を送っていた。
望まぬ権力を手にしたラルゴは、
世界経済をも揺るがす大発表をする。
グループを売却し、
その資産を慈善事業に投資するというのだ。
この慈善団体の元代表アレクサンドルは、
ラルゴの父の旧友なのだ。
その売買契約が行われようとしていた船上に、
突然、国際刑事裁判所のフランケン検事が現れ
ラルゴの身柄を拘束する。
容疑はミャンマーのカレン村大虐殺への関与。
バンコクの国連内にある裁判所に
出廷することになったラルゴは、
そこで3年前にミャンマーで出会い
恋に落ちた美しい娘マルナイと再会する。
しかし、彼女はラルゴがスパイであると嘘の証言をする。
Wグループの力で一時的に釈放されたラルゴは、
執事のゴーティエに無実の証人でもある
シモンの捜索を命じ、
自らは強制送還されたマルナイを救出するため、
ミャンマーに向かう。
だが、彼の行く手にはさらなる罠が待ち構えていた・・・

出演者:
Tomer Sisley ・・・ Largo Winch(ラルゴ・ウィンチ)
Sharon Stone ・・・ Diane Francken(ダイアナ・フランケン)
Laurent Terzieff ・・・ Alexandre Jung(アレクサンドル)
Napakpapha Nakprasitte ・・・ Malunai(マルナイ)
オトーサン、
「シャロン・ストーンも、落ちぶれたね」

その他の出演者:
Olivier Barthelemy ・・・ Simon Ovronnaz
Ulrich Tukur ・・・ Dwight Cochrane
Nicolas Vaude ・・・ Gauthier
Clemens Schick ・・・ Dragan Lazarevic
Nirut Sirichanya ・・・ General Kyaw Min
Dmitry Nazarov ・・・ Virgil Nazatchov
Francois Montagut ・・・ Clive Hanson
Anatole Taubman ・・・ Baumont
Praptpapol Suwanbang ・・・ Kadjang
Weronika Rosati ・・・ Anna
Carlo Brandt ・・・ Freddy Kaplan
Elizabeth Bennett ・・・ Pennywinckle
Philippe Van Kessel ・・・ Vladimir Podolsky
Charlie Dupont ・・・ Podolsky's assistant

User Rating:6.2/10( 6,732 votes)IMDb
  User Rating:4.8/10( 18 votes) Yahoo!
オトーサン、
「低いスコアだね」
舞台となったタイやミャンマーの奥地の
描き方、「地獄の黙示録」のパロディみたい。

User Reviews 
bruba1さん 
2011年9月23日
がっかり     

第1作を3回みた。
ストーリーがよかった。
ハリウッドとは多少違うストーリーだ。
本作に期待していたが、間違っていた。
第1作には、新鮮で新しいアイデアがあった。
この続編には、何ら新しいものがない。
それどころか、主流と時代精神を追っただけ。
同じ思考様式なら、わずらわしいが我慢できる。
だが、より重大なのは、演技が悪い。
せいふもひどいし、ストーリーも悪い。
それが事実だ。
誰にも推薦できない。

オトーサン、
「変だね」
出来のいい方が公開されず、悪いほうが公開されるとは。

maxpitさん 
2012年6月3日
パワーダウン?

ベルギーやフランスで
人気のコミックスの映画化のようだ。
当然、原作は読んでいない(笑) 
第一作目の「ラルゴ・ウィンチ 宿命と逆襲」は
劇場未公開。
二作目の「ラルゴ・ウィンチ 裏切りと陰謀」は
去年、劇場公開されている。
主演はフランス・アクション界の
ニュー・スター、トメル・シスレー。
今回は日本でもエロっぽいので
人気のあったシャロン・ストーン大姉御の登場。
しかし、いまひとつ盛り上がらない。
ラルゴが悪事に絡んでいるのではと執拗
に追いかける女検事役なんだけれど、
見かけ倒しでほとんど活躍の場なし。
ストーリー自体も、
巨大財閥の後継者となったラルゴが
3年前のビルマ大虐殺に父親と共に
関わっていたのではないかという疑惑を絡めて
さまざまな陰謀が繰り広げられるのだが...
舞台はロシア・ビルマ・タイと飛び回り
大掛かりな話になっているわりに、
前作ほどの面白みを感じない。
アクションもスカイダイビングでの格闘などの
見せ場もあるが、全般的にパワーダウンに感じる。
シリーズものとしては、
いよいよ正念場の3作目に期待といったところかな?


ラルゴ・ウィンチ 宿命と逆襲

オトーサン、
「深夜放映か」
B級映画に決まっていますが、
思ったよりも、出来がよく楽しめました。
監督も、あまり聞いたことのないひと。

原題: Largo Winch (2008) 
監督:Jerome Salle    
原作:Jean Van Hamme/ Philippe Francq
脚本:Julien Rappeneau/ Jerome Salle     
Genre:Action/ Adventure/ Thriller
Country: France / Belgium 
Language: French / English / Serbian / Portuguese 
上映時間:108分
あらすじ:
巨大財閥の創始者ネリオ・ウィンチが
何者かに暗殺された。
莫大な遺産の後継者として指名されたのは、
父親と縁を切っていたため
誰にもその存在を知られずにいた養子ラルゴ。
権力や金に興味を示さなかったラルゴだったが、
その陰では彼が継いだ大企業を乗っ取ろうとする
陰謀が渦巻いていた。
父の棺の前で、仇を討つことを決意したラルゴは、
女性取締役アンの協力を得て、
無謀とも思われる逆襲を試みる・・・

出演者:
Tomer Sisley ・・・ Largo Winch(ラルゴ)
Kristin Scott Thomas ・・・ Ann Ferguson(アン)
Miki Manojlovic ・・・ Nerio Winch(ネリオ)
オトーサン、
「トム・シスレー、好男子だね」
このひとも、あまり聞いたことのないひと。

その他の出演者:
Kerian Mayan ・・・ Largo Winch as a child
Melanie Thierry ・・・ Lea/Naomie
Bojana Panic ・・・ Melina
Karel Roden ・・・ Michail Korsky
Radivoje Bukvic ・・・ Goran
Elizabeth Bennett ・・・ Miss Pennywinkle
Steven Waddington ・・・ Stephan Marcus
Ivan Marevich ・・・ Josip
Anne Consigny ・・・ Hannah
Gilbert Melki ・・・ Freddy
David Gasman ・・・ Meyer
Nicolas Vaude ・・・ Gauthier
Jefferson Cortez ・・・ Brazilian Police Man
Emerson Cortez ・・・ Brazilian Police Man

User Rating:6.5/10( 12,018 votes)IMDb
  User Rating:8.0/10( 26 votes) Yahoo!
オトーサン、
「堀出し物だね」

User Reviews 
morpiさん 
2010年6月11日
すばらしい映画、ハリウッドのスタイルではない。

この映画は、「バットマン」、「スーパーマン」、
「ジェームズ・ボンド」と同じでない。
そういう不満をもつ向きが多いようだ。
IMDbのスコアが。6点台というのは、おかしい。
あなたは、District 8の震えるハンドカメラワークが好きだ。
あなたは、タランティーノの時間飛び越えシーンが
好きなので、この映画に不満なのだ。
私にとって、本作は、リアルだ。
レーザー武器を使うのは男ではないし、
爆発物を満載してる飛ぶ車を使うのも男ではない。
彼は、飛べない。
刑務所に入っているから。
彼にとって、お金がすべてではない。
この映画は、感情を満載している。
この映画のスコアが低すぎると思う。
「スーパーマン」や「Xメン」といったアクション映画の
古典的なハリウッド・シナリオとはちがう。
リアルにだから、彼のトラブル脱出法に不満なのだ。
最初から最後まで楽しめた。
先が読めず、演技も演出もいい。
なお、コミックが原作とは知らなかった。

オトーサン、
「コミックの作者も、
あまり聞いたことのないひとだね」

jig***** さん 
2012年10月8日
戦える富豪は頭も冴えてる 

巨大財閥の創始者の死を機に、
彼のグループ企業の買収が進む。
創始者の後継者はいないとされていたが、
彼には秘密にしていた養子がおり、
養子のラルゴは後継者として
父親を殺した人物を探すと言い出すが・・。
ということで、
ヨーロッパの人気コミックがもとの作品だそうで、
養子になった経路も描かれてはいますが、
そんな決め方なの!?と、若干驚き。
そこは富豪に上り詰めた男の
ひらめきってやつなんでしょうね。
私もついでに養子にしてくれれば・・
あぁコミックの話だからフィクションか。
それにしても養子になった男性は
えらく戦いなれているというのか
襲ってくる悪漢どもを撃退していて、
富豪の後継者なのにすげーと舌を巻きます。
それがあるゆえのアクションシーンが映えるわけですね。
コミックにする分にもネタとして面白い逸材だと思います。
お金持ってて格闘もこなせるなんて、
どこぞの蝙蝠男みたいでいかしてます。
主演の男性ですが、なかなかの色男でして
無精ひげがよく似合う男でした。
父親を殺した相手を探そうと・・と
お金持ちなんだから誰か雇えばいいのに
自分から動く動く。彼の行動力のすばらしさったらもうね、
どこかの国で脱獄騒ぎやらかすくらいの行動力です。
脱獄できる腕前の富豪って・・素敵。
な〜んてあちらでは人気なのかもしれません。
彼自身が後継者に指名されたことにより、
命を狙われつつも真相に彼自身が迫っていくというところが、
アクション織り交ぜてかっこよく描かれているので、
この手の作品が好きな人にはよいかも。
現代、過去と時間がいったりきたりしますが、
パズルのピースを徐々に集めていると思えば、
後々ピースが集まったときになるほどとなるのかなと。
すでにシリーズ化されているようで
『ラルゴ・ウィンチ 裏切りと陰謀』(原題:LARGO WINCH II)
なんてものがあるようです。
主演のトメル・シスレーは4ヶ国語も話せてアクションもいける
文武両道の俳優さんらしいので今後も注目ですかね。 


TETON 山の声

オトーサン、
「ログハウス、どこに建てたの?」
浜野さん、うれしそうに
「ワイオミング州ティトン国立公園
"シェーン"の舞台ですよ」
ティトン山脈の最高峰が、GRAND TETON(4,197m)。 
フランス人の猟師が、
その山容から、tetons(おっぱい)と命名。

原題:TETON 山の声(2016)
監督:浜野安宏  
撮影監督:ふるいちやすし 
Genre:Documentary
上映時間:85分
あらすじ:
フライフィッシングが生きがい。
浜野は、日本の河川の汚染に絶望し、
アメリカの大自然への旅に出る。
大事な友に会い、愛すべき場所を見出し、
GRAND TETONに正面に向け、ログハウスを建てる。
それから30年。
湾岸戦争後の高慢なアメリカ、
迫りくる観光地化を前に、
ついに愛する地に別れを告げる・・・

出演者:
浜野安宏
オトーサン、
「浜野さん、75歳か」
いい歳して、頑張っているなぁ、

その他の出演者:
ふるいちやすし
月尾嘉男
Yvon Chouinard
Douglas Tompkins
Jim Dolan
Joe Fay
Dr.Bluce Hayse
David Brookover
Yuko Brookover
Kenneth Thomasma.
Aki Yorihiro
Bob Koedt
Peter Koedt

User Rating:-/10( - votes)Yahoo!
オトーサン、
「あれ、スコアがないな」
自主上映のためでしょう。

沖縄国際映画祭 特別参加作品

User Reviews 
よつばうしさんさん 
2009年8月8日
 
イエローストーンのすぐ南には
グランドティトン国立公園が広がってます。
「アメリカで一番美しい国立公園」と
いわれてるだけに素晴しい景色が広がる。
映画「シェーン」の撮影が行われた美しい公園です。
イエローストーンと合わせて訪れたいね?

オトーサン、
「八ヶ岳の山荘暮らし、思い出すなぁ」

浜野安弘さん 
2009年8月17日
グランドティトンに初冠雪

ロッキーに早い秋が忍び寄っている。 
2009年8月17日は私がグランドティトンに
夏 棲むようになって最も早い冠雪を見た。
この日はそれだけではない。
不調だったスネークリバーで美しく
大きいカットスロート鱒が
グラスホッパー(バッタ)に疑いも無くヒットした。
今まで見た事の無いほど大きな角を持った
ムース(ヘラジカ)が
猛烈な勢いでハコヤナギを食べているのを見た。
フラットクリークで
PMD(ペール・モーニング・ダン)の
ハッチ(羽化)がやっと始まった。 
6月に雨が多かった。
ロッキーでは通常5月から8月は乾ききっている。
虚構の経済が破綻したアメリカだが、
大自然に癒しを求める人は異常に多かった。
それでも、いっぱいなのは
ジャクソンの街、名勝看板だけ。
自然は入ってこない人には何も教えてくれない。 
ウォールストリートや兜町の事は
インターネットをざっと閲覧するだけでわかる。 
自然のこのデリケートで、偉大な変化の方が
もっと大きなビジョンを問いかけてくる。
Thinking like a mountain 
Just exist with the river 
あの50歳の誕生日、
グランドティトンの頂上でこれからの人生、
どう 生きるのか?山の声を聞いた。 
そのように18年間、生きて来た。
はたらき方も変えた。自分の会社から退職した。
わずか数人の組織と世界の友人、
プロを生き物のように組織して
チームハマノでやってきた。 
私の自然流は
家族や従業員に迷惑をかけて来た、友人にも、
私のビジョ ンやコンセプトを
ディープに受け止めてくれた
次世代のリーダーたち、 慕ってくれる若者にも・・・
時に方向感覚をなくしているのではないか?
と感じさせるような言動もとって来た。
22年間この山に教えられて来た。
山のように考える思考の磁場が見えるようになった。 
自分が山になり、山のように考えるのだ。 
川とともにただ在ることは幸せだが、スネークリバーが
ささくれ立つほどの雨の中で
私は大きなスプルースの陰に横たわり、
雨音を聞き雷が天空を突き破る稲妻を光らせるのを
感動的に見ているうちに気持ちよく寝てしまったらしい。
私は身震いして目覚めた。目覚めなかったら・・・  


映画 妖怪人間ベム

オトーサン、
「妖怪人間ベムか」
江戸川乱歩の小説の題名みたいですが、
実は、1968年から半年間、
月曜日19時30分-20時00分に放送された
テレビアニメ。
醜い体に正義の心を宿すヒーロー・ベムが好評。
そこで、狩山俊輔監督が映画化したもの。
スピルバーグ監督の「E.T.」を参考にしたとか。

原題:映画 妖怪人間ベム (2012)
監督:狩山俊輔
原作:アサツー ディ・ケイ  
脚本:西田征史 
Genre:Drama/Fantasy/Advennture
上映時間:124分
あらすじ:
ベム、ベラ、ベロは、名前の無い男との戦いの後、
人間になることよりも人間を守って生きていく道を選び、
友人 夏目刑事たちの前から姿を消した。
バスジャック犯を退治したにもかかわらず、
その醜い容姿ゆえに、人間に恐れられ、
逃げるように放浪していいるなか、
一連の怪事件に遭遇する。
共通点は巨大な爪痕と、
被害者が大手製薬会社の社員であること。
そんな中、ベロは街で出会った
上野みちるに恋心を抱き、間になりたいとの思う。
みちるの父は製薬会社の研究者・上野達彦だった。
“永遠の命を持つ緑の葉”の登場により、
新たに人間になる方法を見つけ、
その葉を介して妖怪化した人間、
上野小百合と遭遇する。
彼女は、自動車事故で行方不明になっていたのだ。
ベムは、上野家と一連の怪事件との関連を疑う・・・

出演者:
 亀梨和也・・・ ベム 
 杏・・・ ベラ 
 鈴木福・・・ ベロ 
 北村一輝・・・ 夏目章規
 観月ありさ・・・ 上野小百合 
 畠山彩奈・・・ 上野みちる
オトーサン、
「亀梨和也って、知らんなぁ」
人気グループ「KAT-TUN」では、
「所さんのニッポンの出番!」に出ていた
中丸雄一くんしか知らないなぁ。
「杏も知らんなぁ」
父は俳優の渡辺謙だそうです。
父の不倫報道で苦しんだのかな?

その他の出演者:
 柄本明・・・ 名前の無い男
 筒井道隆・・・ 上野達彦
 石橋杏奈・・・ 緒方小春 
 永岡佑・・・ 辻尚樹 
 杉咲花・・・ 夏目優以 
 堀ちえみ・・・ 夏目菜穗子 
 広田レオナ・・・ 町村日出美 
 あがた森魚・・・ 緒方浩靖 
 中村橋之助・・・ 加賀美正輝 

User Rating:4.8/10( 4 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:7.4/10( 294 votes) Yahoo!
オトーサン、
「評価が分かれるね」
往年のテレビアニメのフアンは、
スケールアップしたので、うれしいでしょう。

User Reviews 
目隠シストさん 
2015年1月15日

オリジナルアニメ(昭和43年放映)はもとより、
実写ドラマ版も未見ですが、
設定といい、キャラクターのビジュアルといい、
物悲しいストーリーといい、
今の時代むしろハイセンスな印象を受けます。
実写化が成功しているかどうかは別にしても、
埋もれていた秀作にスポットが当たるのは
喜ばしい事だと思いました。
闇夜に3人が飛び上がるシルエットは実に美しかったです。
個人的な好みを言わせていただければ、
ベムは新井浩文にお願いしたいです。 

オトーサン、
「あまり出来のよくない映画だね」

dadadaさん 
2013年1月5日
DARK KNIGHTS

小学生の娘を含む家族揃って劇場鑑賞。
正月休みのお手軽家族サービス。
映画のほうは、
テレビ版の世界観そのままに、まあまあかな。
ただ、120分超の上映時間は、いささか長い。
実際、格闘シーンを含め、
ほぼ全シーンがやや間伸びしている感じ。
それぞれ2−3カットでも刈り込んだら、
もう少し締まったのでは?
しかしながら、鑑賞後は
ワイワイと映画の話で盛り上がる。
亀梨の台詞回しはテレビと同じだけど、
劇場で観ていると可笑しくってしょうがないなぁ。
同様に北村一輝のやりすぎ演技も鼻につくなぁ。
クライマックスは、
ユニバーサルスタジオの
「ターミネーター3D」みたいだけど、
3D製作に挫折したのかなぁ。
「これで終わる」って惹句だけど、
お話は全然完結しない。
だけど、福君の成長を考えると
これで終わりってことかなぁ。
筒井君は、いつまでたっても
同じような役しかやらないんだなぁ。
正月の邦画は、
「大奥」といい、「ワンピース」といい、
テレビの延長ばっかだなぁ。
(シネコンで鑑賞したので、改めて実感)
てなことで、家族サービスとしては、それなりに...


超高速!参勤交代リターンズ

オトーサン、
「第1作はよかったな」  
超高速!参勤交代 映画索引NO.☆5791
 日本アカデミー賞受賞 
・脚本賞  土橋章宏
  同ノミネート
・主演男優賞  佐々木蔵之介    
・監督賞  本木克英

原題:超高速!参勤交代リターンズ(2014)
監督:本木克英
脚本:土橋章宏  
Genre:Period drama /Comedy
上映時間:119分
あらすじ:
磐城国の湯長谷藩。
藩の金山を狙う
幕府老中・松平信祝の陰謀にもめげず、
無事に“参勤”を果たし、
胸をなで下ろす藩主・内藤政醇と家臣たち。
しかし参勤交代は江戸への“参勤”だけでなく、
江戸から国元に帰る“交代”が
終わって初めて完結するもの。
凄腕の抜け忍・雲隠段蔵に旅先案内されて
さっそく帰路についた政醇一行だったが、
その道中、湯長谷で一揆が発生したため、
往路の倍の速さで帰らねばならないハメに。
ところが、命からがら辿り着いた時には、
城は乗っ取られた後だった。
藩への復讐に燃える信祝が黒幕だった・・・

出演者:
 佐々木蔵之介・・・ 内藤政醇 
 深田恭子・・・ お咲 
 伊原剛志・・・ 雲隠段蔵 
 陣内孝則・・・ 松平信祝
オトーサン、
「深田恭子がよくないね」

その他の出演者:
 寺脇康文・・・ 荒木源八郎 
 上地雄輔・・・ 秋山平吾 
 知念侑李・・・ 鈴木吉之丞 
 柄本時生・・・ 増田弘忠 
 六角精児・・・ 今村清右衛門 
 古田新太・・・ 大岡忠相 
 近藤公園・・・ 瀬川安右衛門 
 渡辺裕之・・・ 諸坂三太夫 
 中尾明慶・・・ 森極蔵 
 橋本じゅん・・・ 福田弥之助 
 宍戸開・・・ 柳生幻道 
 富田靖子・・・ 荒木富江
 市川猿之助・・・ 徳川吉宗 
 石橋蓮司・・・ 松平輝貞 
 西村雅彦・・・ 相馬兼嗣 

User Rating:6.0/10( 4 votes)IMDb
  User Rating:7.7/10( 2,723 votes) Yahoo!
オトーサン、
「第1作より劣るね」
てんこ盛りで、スピード感がなくなったね。

User Reviews 
目隠シストさん 
2017年4月15日

これは懐かしの『桃太郎侍』や『暴れん坊将軍』、
『水戸黄門』路線の娯楽時代劇。
細かい時代考証は言いっこなしヨの世界観。
久しくエンターテイメント時代劇から
遠ざかっていたため逆に新鮮で、大変楽しめました。
特に『情けは人の為ならず』な
最期の大名行列にはグッときましたね。
ただ、個人的にはもっとバラエティ豊かに
クセ者役者を揃えても良かったかなあと。
一番アクの強いキャラが陣内孝則の松平信祝では、
少々弱いです。
上地雄輔が生きていたのには単純にビックリしました。 

オトーサン、
「今回もチャンバラが貧弱だったね」

ASHさん 
2016年9月10日
存分に、お相手いたす

タイトルの「リターンズ」が続編を意味することと、
参勤を終えた湯長谷藩の面々が来た道を帰るという意味と
ダブルミーニングになってんのな。
行きにあれだけ苦労したってのに、
帰りはもっと苦労させられるハメになる。
それでもヘコたれない連中には見習うもんがある。
もっとも、支えあう仲間がいるってのが大切なことなんだけど。
今回はコメディ指数が若干、後退し、
アクション指数がグッと上がった。
前作にあったノホホンとした笑いは俺好みだったんだけど、
それなりの水準が保たれた続編となってる。
深キョン演じる役柄を「うざったい」と
評していたフトドキ者がいたが、
確かに、うざった指数は上がってる。
足手まといになるからと急にフテ腐れたり、
殿様が必死で戦ってる最中に、
気持ちを確かめる言葉を聞こうとしたりと、
「嗚呼、女って面倒くせぇ〜!!」。
しかし、ここが愛い奴と思えたのなら、
お前は立派な大人だ(なんで?)。
武闘派の荒木さんが、久しぶりに対等に戦える相手に
出会て嬉しくってしようがないというくだりに、
武士道の本質を見た!(気がする)。


ローカル路線バス乗り継ぎの旅 THE MOVIE

オトーサン、
「神対応だったな」
奥さんの不倫疑惑に対する、
太川陽介さんのせりふにしびれました。
「誰が見ても怪しいでしょ?
でも、オレは信じるよ
だって、カミさんだもん」
てなことで、
太川さん主演映画をみることにしました。

原題:ローカル路線バス乗り継ぎの旅 THE MOVIE (2015) 
演出:鹿島健城
構成:釜澤安季子  
Genre:Documentary/Comedy
上映時間:119分
あらすじ:
リーダーシップと計画性の太川、
自由すぎる蛭子のでこぼこコンビに、
マドンナ・三船美佳を迎え、日本を飛び出し、
路線バスだけを乗り継ぎ3泊4日で台湾縦断を目指す。
しかし台風が台湾を直撃し、バスは全線運休となる。
史上最大の危機に見舞われ、
3人はゴールできるのか・・・

出演者:
 太川陽介  
 蛭子能収  
 三船美佳 
 キートン山田・・・ナレーター: 
オトーサン、
「ま、いつもの調子だね」 

User Rating:3,8/10( 4 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:6.7/10( 386 votes) Yahoo!
オトーサン、
「評価が分かれるね」
映画としてみれば、低いでしょう。

User Reviews 
tot***** さん 
2017年11月18日
このコンビのTV版がいい・・・ 

太川・蛭子コンビ+マドンナ三船、
このキャストはいいです。
しっかりリーダータイプの太川、
思ったことをなんでもそのまま言ってしまう蛭子、
前向きで明るい三船。
でも今回は海外台湾、しかも台風が近づいている時に・・・
でも台風でほとんど1日潰れた割にはゴールもでき、
もともとは簡単に達成できるルートだったみたい。
内容的には、やはり通訳が入る分、国内よりテンポ悪い。
バス交通が発達しているため、乗り継ぎトラブルが少ない。
この2つの要素は大きく、
通常のTV版よりも面白味がグッと減った。
映像も少し粗くて良くなかった。
TVシリーズは太川・蛭子コンビの引退でガッカリだけど、
このコンビでのTVシリーズは面白いと思っているので
TV版より出来が悪くても☆3つです。 

オトーサン、
「懐かしいなぁ」
プラス査定ポイントは、
桃園、台北、台南、高雄・・・
かつて訪問した光景に会えました。

目隠シストさん 
2016年10月5日

(『THE MOVIE』と名が付けば、
何でも映画と呼んで良いのかという疑問はありますが、
劇場公開もされておりますので登録させていただきました。
劇場版制作にあたり、ルート設定をどうするか、
誰をマドンナにするか、その企画会議の様子が目に浮かぶような
制作サイドが狙ったであろう予想通りの展開
(台風直撃を除く)
と想像通りの面白さ(ツマラナさ)であったと感じます。
プラス査定ポイント:
目新しい海外風景、美味しそうな食べ物、民宿泊まりに泣く蛭子。
マイナス査定ポイント:
いつも以上にちゃんとしている蛭子、
ウザイ三船の善人キャラ、
ミッションクリアの本気度アップ=ゆるい雰囲気の低下。
率直に言うならTVレギュラーよりも
“ややツマラナイ”回であったワケです。
そんな映画版をわざわざ劇場で高いお金を払って
観る価値があるかと問われると難しいですが、
少なくとも私は普段絶対に手を出さない
『新作』の段階でDVDをレンタルしたので
(少なくともファンにとっては)、
まだまだ魅力あるコンテンツだとは思います。
劇場版第2弾(があるとしたら)おそらくまた海外が舞台でしょう。
蛭子さんには劇場版の気負いを捨て、
失言失態が期待できる平常運転をお願いしたいところ。
是非ともルート上にカジノを入れましょうね。
しっかり太川さんをブチ切れさせてください。
あとはマドンナの人選次第。
今回の三船は劇場版用に
“置きに行った”キャスティングだったので、
次回は攻めの姿勢が欲しいです。
個人的には、神田うの、あびる優、沢尻エリカ、RIKACO、
いや海外ですから外タレ枠でパリス・ヒルトンあたりを
ブッキングしての“地獄篇”を希望します。 


映画の採点簿

ローカル路線バス乗り継ぎの旅 THE MOVIE****
超高速!参勤交代リターンズ****
映画 妖怪人間ベム****
TETON 山の声****
ラルゴ・ウィンチ 宿命と逆襲*****
ラルゴ・ウィンチ 裏切りと陰謀****
合葬***
パイレーツ・オブ・カリビアン 生命(いのち)の泉****
ブンミおじさんの森****
ジョーのあした -辰吉丈一郎との20年-****
バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生****
最高の花婿*****
ソーラー・ストライク****
星を追う子ども***
言の葉の庭*****
クローズド・バル 街角の狙撃手と8人の標的*****
スモーク・アンド・ミラーズ 1000の顔を持つスパイ****
あの頃ペニー・レインと*****
テルマエ・ロマエ*****
クロウ 復讐の翼***
ホームアローン2*****
この世界の片隅に****
ありがとう、トニ・エルドマン*****
バルタザールどこへ行く*****
スコア*****
ミッドナイト・ガイズ*****
フェア・ゲーム****
サイドウェイ*****
地下室のメロディー*****
アデライン、100年目の恋*****
ダンケルク****
エージェント・ハミルトン 〜ベイルート救出大作戦〜****
エージェント・ハミルトン 〜祖国を愛した男〜****
この首一万石*****
野菊の墓****
31年目の夫婦げんか*****
刑事フォイル シーズン1 第1話「ドイツ人の女」*****
ジョン・ウィック:チャプター2*****
コンテンダー****
ヒロシマ・モナムール*****
炎の城****
刑事フォイル シーズン1 第4話「レーダー基地」*****
シシリーの黒い霧*****
ラン・オールナイト*****
名探偵コナン ベイカー街の亡霊*****
気狂いピエロの決闘*****
キッド****
ガトリング砲***
旅情*****
ニンゲン合格***
野菊の如き君なりき*****
天使にラブ・ソングを…*****
ハリソン・フォード 逃亡者*****
オックスフォード連続殺人****
パニック・トレイン***
本能寺ホテル***
戦場にかける橋*****
木洩れ日の家で*****
明日の空の向こうに*****
不機嫌なママにメルシィ!****
映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)****
陰陽師 II***
僕がいない場所*****
ラビリンス/魔王の迷宮****
大人は判ってくれない****
映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険*****
キング・オブ・エジプト****
ダイバージェント***
カサブランカ*****
路上のソリスト*****
PAN 〜ネバーランド、夢のはじまり〜****
デビルクエスト****
トリスタンとイゾルデ*****
恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム*****
リトルプリンス 星の王子さまと私*****
暴走車 ランナウェイ・カー*****
プレイス・イン・ザ・ハート*****
カウントダウン・トゥ・デス***
ちはやふる -上の句- ****
ちはやふる -下の句- ****
スタンリーのお弁当箱*****
マダム・イン・ニューヨーク*****
白鯨との闘い*****
相棒− 劇場版IV− 首都クライシス 人質は50万人!特命係 最後の決断****
南極料理人****
フライト・ゲーム*****
清須会議****
マッキー*****
チェイス!*****
故郷*****
64-ロクヨン-前編*****
64-ロクヨン-後編**** 
ヴァン・ヘルシング**** 
チェンナイ・エクスプレス〜愛と勇気のヒーロー参上〜*****
バラバ*****
悪魔が来りて笛を吹く***
ラ・ワン**** 
スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え!No.1!!**** 
トゥルー・ナイト**** 
ヒューゴの不思議な発明*****

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