オトーサンの2019年その1

ほのぼの映画批評

前口上

ハリウッド映画の3D化が進んでいます。
でも、相変わらず、CGに頼り過ぎが目立ちます。
ひとびとは、冴えた技術だけを見に行くのでしょうか?
好不況を問わず、どう生きるかを知りたいのでは?
薄っぺらな人間ばかりではなく、
本物の人間による本物のドラマを見たいのでは?
見る本数が増え、年齢を重ねる度に、
その思いが強くなってきました。

映画の採点簿へ
目次

6739 突撃隊(BS 1962) 6738 平成狸合戦(TV 1994) 6737 忍びの国(TV 2017) 6736 ヴェラクルス(BS 1954) 6735 オースティン・パワーズ(BS 1997)
6734 夜明け告げるルーの歌(BS 2017) 6733 夜は短し歩けよ乙女(BS 2017) 6732 マルコヴィッチの穴(DVD 1999) 6731 スラップショット(BS 1977) 6730 母と暮らせば(BS 2015)
6729 怪盗ルビイ(BS 1988) 6728 打ち上げ花火 下から見るか? 横から見るか?(BS 2017) 6727 蜘蛛巣城(BS 1957) 6726 ロードキラー(TV 2001) 6725 小さな恋のメロディ(BS 1971)
6724 ダンサー・イン・ザ・ダーク(DVD 2000) 6723 海の上のピアニスト(DVD 1998) 6722 名探偵コナン 世紀末の魔術師(TV 1999) 6721 ゲノムハザード ある天才科学者の5日間(BS 2013) 6720 ユニバーサル・ソルジャー/ザ・リターン(BS 1999)
6719 バッド・ジーニアス 危険な天才たち(DVD 2017) 6718 SING/シング (TV 2016) 6717 レッド・オクトーバーを追え!(BS 1990) 6716 ハリウッド玉手箱(DVD 1944) 6715 お米とおっぱい。(TV 2011)
6714 S.W.A.T. アンダーシージ(TV 2017) 6713 ペイル・ライダー(TV 1985) 6712 コップ・ベイビー(DVD 2017) 6711 大砂塵(BS 1954) 6710 東ベルリンから来た女(DVD 2012)
6709 ハード・ソルジャー 炎の奪還(TV 2012) 6708 交渉人(TV 1998) 6707 喜劇 駅前開運(BS 1968) 6706 あの日のように抱きしめて(TV 2014) 6705 地獄の黙示録(BS 1979)
6704 ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(BS 2016) 6703 孤独の暗殺者/スナイパー(BS 2015) 6702 ウインド・リバー(DVD 2017) 6701 ならず者たち(BS 1969) 6700 スカイスクレイパー(DVD 2018)
6699 ハッド(BS 1963) 6698 眠れぬ夜のために(BS 1985) 6697 先生と迷い猫(BS 2015) 6696 マン・ダウン 戦士の約束(BS 2015) 6695 スティーヴ・オースティン ザ・ストレンジャー(BS 2010)
6694 マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー(DVD 2018) 6693 未来のミライ(DVD 2018) 6692 デッド・オア・ラン(BS 2016) 6691 ウィッカーマン(TV 2006) 6690 ハートビート(BS 2016)
6689 シュガー・ラッシュ(DVD 2012) 6688 ボディガード(TV 1992) 6687 フラッシュダンス(BS 1983) 6686 ハングリー・ラビット(BS 2011) 6685 喜劇 駅前探検(BS 1967)
6684 ミッション:インポッシブル/フォールアウト(DVD 2018) 6683 暁の用心棒(BS 1967) 6682 シャイニング(BS 1980) 6681 緑の光線(BS 1986) 6680 マッキントッシュの男(BS 1973)
6679 喜劇 駅前学園(BS 1967) 6678 グレース・オブ・モナコ 王妃の切り札(TV 2014) 6677 イップ・マン 葉問(BS 2010) 6676 女神の見えざる手(DVD 2016) 6675 ジャンヌダルク(TV 1999)
6674 スティーヴ・オースティン ザ・ハンティング(BS 2010) 6673 たたり(DVD 1963) 6672 喜劇 駅前満貫(BS 1967) 6671 イップ・マン 序章(BS 2008) 6670 ヴァイラス(TV 1999)
6669 皆殺し無頼(BS 1966) 6668 マイ・カントリー マイ・ホーム(BS 2018) 6667 アントマン&ワスプ(DVD 2018) 6666 クライムダウン(TV 2011) 6665 バッチ・アダムス(BS 1998)
6664 眠狂四郎 多情剣(BS 1966) 6663 スピード2(BS 1997) 6662 ジャンゴ 繋がれざる者(DVD 2012) 6661 ルパン三世 イタリアン・ゲーム(TV 2016) 6660 アンコール!!(BS 2012)
6659 KANO 〜1931 海の向こうの甲子園〜(TV 2014) 6658 沈黙の粛清(BS 2016) 6657 喜劇 駅前番頭(BS 1966) 6656 ペレ 伝説の誕生(BS 2016) 6655 鳥(BS 1963)
6654 喜劇 駅前漫画(BS 1966) 6653 バトル・オブ・ザ・セクシーズ(DVD 2017) 6652 愛と哀しみのボレロ(BS 1981) 6651 喜劇 駅前飯店(BS 1962) 6650 フォレスト・ガンプ/一期一会(BS 1994)
6649 オーシャンズ8(DVD 2018) 6648 ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(TV 2016) 6647 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ(BS 1984) 6646 ハート・オブ・ウーマン(TV 2000) 6645 海よりもまだ深く(BS 2016)
6644 映画 かいけつゾロリ ZZ(ダブルゼット)のひみつ(TV 2017) 6643 ハドソン川の奇跡(BS 2016) 6642 アート オブ ウォー2(TV 2008) 6641 クロッシング・デイ(TV 2008) 6640 ブレードランナー(BS 1982)


突撃隊

オトーサン、
「監督は、ドン・シーゲルか」
クリント・イーストウッド主演の「ダーテイハリー」は、
あまりにも有名です。

原題:Hell Is for Heroes (1962) 
監督:Don Siegel
原作:Robert Pirosh
脚本:Robert Pirosh/ Richard Carr   
Genre:Drama/ War
Color: Black and White
Country: USA 
Language: English / Polish / German
上映時間:90分
あらすじ:
1944年、フランスのモンティニー。
ドイツ軍とアメリカ軍が連日の激戦。
アメリカ軍兵士たちは帰国を心待ちにしていた。
そこへ、上官に背いたかどで降格させられた
兵士リースが第二分隊に配属される。
第二分隊はリース、ヘンショーら6人、
1、2日間、前線を死守することが、任務だ。
指揮するのは、ラーキン軍曹だったが、
活躍していたのはリース。
だが、後方部隊のドリスコルが
ジープに乗って迷い込んだので、
ジープを改造し走らせ、ドイツ軍に戦車と見せかける。
また、ワイヤと繋げた金属製の箱を置き、
ワイヤを振ることで斥候部隊がいるかのように見せかける。
そんな時、ポーランド難民のホーマーらが合流。
その後、数人のドイツ兵がリースらの陣地へ。
侵入したドイツ兵を殺したが、仲間も一人殺され、
ドイツ兵ひとりを逃がしてしまう。
こちらの少人数がバレるのは時間の問題だった・・・

出演者:
Steve McQueen ・・・ Pvt. John Reese(リース二等兵)
James Coburn ・・・ Cpl. Frank Henshaw(ヘンショー伍長)
Harry Guardino ・・・ Sgt. Jim Larkin(ラーキン軍曹)
オトーサン、
「スティーブ・マックイーン、最高!」
名作が多数あります。
・砲艦サンパブロ 映画批評NO.☆1805
・シンシナティ・キッド 映画批評NO.☆3374
・華麗なる賭け 映画批評NO.☆4471
・ブリット 映画批評NO.☆3357
・ゲッタウェイ 映画批評NO.3344
・パピヨン映画批評NO.☆3353
・荒野の七人 映画批評NO.☆5490
・大脱走 映画批評NO.☆1040
・タワーリング・インフェルノ 映画批評NO.☆6261

その他の出演者:
Bobby Darin ・・・ Pvt. Dave Corby
Fess Parker ・・・ T/Sgt. Bill Pike
James Coburn ・・・ Cpl. Frank Henshaw
Bob Newhart ・・・ Pfc. James E. Driscoll
Mike Kellin ・・・ Pvt. Stan Kolinsky
Joseph Hoover ・・・ Captain Roger Loomis
Bill Mullikin ・・・ Pvt. Joe Cumberly
L.Q. Jones ・・・ Supply Sergeant Frazer
Michele Montau ・・・ Monique Ouidel
Don Haggerty ・・・ Captain Mace
Nick Adams ・・・ Homer Janeczek

User Rating:7.0/10( 5,843 votes)IMDb
  User Rating:7.1/10( 31 votes) Yahoo!
オトーサン、
「すごい!」

User Reviews 
RNMortonさん 
2005年6月1日
低予算映画だが、大迫力

マックイーン・フアンには必見。
人員不足のアメリカ軍部隊、
ドイツ軍に対して前線で戦っている。
キャストがみな頑張っている。
ハリー・ガーディノ、ジェームズ・コバーンが
主演している。
個人的な好きなニック・アダムスもいる。
特殊効果の欠如にもかかわらず
これまでに見た最もよい戦争映画だ。
マックィーンは一兵卒のリーズ役として光っている。
命令に従いたがらないことで降格された
有能な殺人者だ。
パーカーは、マックィーンと好対照の役。
ニューハートには、ユーモアがある。
強くお勧めする。

オトーサン、
「悲劇が似合うね」

シネラマンさん 
2006年9月20日
ただのプログラムピクチャーじゃない!

マックィーンが職人監督ドン・シーゲルと
組んだハードな傑作。
ドン・シーゲルは「ダーティハリー」に
代表される己の信念に忠実、決してなびかず、
けじめはきっちりつける(相手にもつけさせる)
そんな鉄の意志を持った男を描かせたら
最高のドラマを撮る監督。
一方のマックィーンもタフガイで売ってきた役者。
この二人が組んで撮ったのだから、面白くないはずがい!!
彼らの映画の中でもっともハードな部類に属すると思う。
冒頭左遷されてきたマックィーン、
酒場で女をあしらうシーンにすきのない男の
ハードなたたずまいに痺れる。
部隊の隊員が捕虜(だったかな?)に
親しみを持って接するもこの男だけは、
きっぱりと線を引く。
戦場では自分しか信用しないというプロ意識。
「戦争のはらわた」のコバーンは仲間を信頼したが、
マックィーンは仲間の干渉さえも拒絶する。
当然部隊では孤立する。
しかし戦闘となるとこの人間ほど頼りになる奴はいない。
マシンガンの扱い、身のこなし、きびきびとしたかっこよさ。
本当にマックィーンは銃器を持たせたら、サマになる。
だがシーゲルはこの男に作戦失敗という
最悪なプレゼントを用意した。
己の失敗は己でけじめをつける。
マックィーンは自ら爆弾抱えて敵のトーチカに向かい、
悲惨な最期をとげる。
一人の兵隊の死という点でこの映画の死に様は、
残酷さ、生々しさという点で群を抜いている。
予定調和(ハッピーエンド)をぶった切る
強烈なインパクトが脳裏に焼きつく傑作。


平成狸合戦

オトーサン、
「多摩ニュータウン、行ったなぁ」
叔父が住み始めたので、出かけたのです。
そして、次は、叔父の葬式で。
「小学生の頃、みんなで歌ったな」
♪たん たん たぬきの○○○○は
風もないのに ぶーらぶら

原題:平成狸合戦ぽんぽこ(1994)
POM POKO
監督・原作・脚本:高畑勲  
Genre:Animation/ Comedy/ Drama 
Rated PG for violence, scary images 
and thematic elements
Country: Japan 
Language: Japanese / English 
上映時間:119分
あらすじ:
昭和40年代。.
狸たちが楽しく暮らしていた多摩丘陵に、
ニュータウン建設による破壊が迫っていた。
狸たちは、総会を開いて開発阻止を決議する。
伝統的変化術である化学の復興と、
四国と佐渡の化け狸に助力を乞うことする。 
年が明けると、古狸の火の玉おろくから
化学を教わった狸たちは、建設工事への抵抗を始める。
開発業者のトラックを事故に追い込み、
地蔵や稲荷神社の狐に化けて住民の信仰心に訴え、
古典的なお化けにばけて人間を驚かした。 
二年目には玉三郎と文太が
それぞれ四国と佐渡に派遣される。
狸たちの抵抗運動は、
一部の地権者や作業員に工事を思い止まらせ、
「ニュータウンの怪」としてマスコミを賑わせるが、
全体としては開発を阻止できない。 
三年目、強硬派の権太と慎重派の正吉たちが
対立しているところに、四国から
太三朗禿狸、隠神刑部と六代目金長を伴って
玉三郎が帰郷する。
三長老の指導のもと、
狸たちが具現化した百鬼夜行がニュータウンを襲い、
作戦のさなか隠神刑部は精根尽きはて落命する。
しかし、ニュータウン住民には
拍手喝采のイリュージョンにしか映らず、
あげくにレジャーランドの宣伝に利用されてしまう。 
大作戦が失敗に終わると、
狸たちは意気消沈し結束が乱れていく。
レジャーランドの社長を抱き込んだ
多摩の化け狐竜太郎が金長に接触し、
化学を駆使して人間社会で生きる方がよいと唆すが、
金長とその娘婿となった玉三郎は
社長から一億円を巻き上げる。
太三朗禿狸は踊念仏をはじめ、
ついには宝船に変化して
多摩川に繰り出し死出の旅に出る
鶴亀和尚はテレビ局に犯行声明を送り付け、
カメラの前で訴えようとするが、
取材に訪れたのは興味本位のワイドショーだった。
権太たち強硬派は姿を表して工事現場に座り込み、
導入された警視庁機動隊と戦うが、
敗北の末に命を落としてしまう。 
四年目、佐渡の高名な変化狸も
既に落命していたことが明かになり、
苦心の末にその情報を得て佐渡から帰還した文太は
故郷の変わりように愕然とし、
まるで人間に化かされているようだと慟哭する・・・

声の出演者:
野々村真・・・ 正吉
桂米朝・・・ 六代目金長 
桂文枝・・・ 太三郎禿狸 
柳家小さん・・・ 鶴亀和尚
オトーサン、
「絵としては、三長老がいいね」

その他の出演者:
 村田雄浩・・・ 文太
 神谷明・・・ 玉三郎
 石田ゆり子・・・ おキヨ 
 三木のり平・・・ 青左衛門 
 清川虹子・・・ おろく婆 
 泉谷しげる・・・ 権太 
 芦屋雁之助・・・ 隠神刑部 
 林家こぶ平・・・ ぽん吉 
 福澤朗・・・ 竜太郎 
 山下容莉枝・・・ お玉 
 鈴木弘子・・・ 女タヌキ 
 矢田稔・・・ 屋台の客A 
 中庸助・・・ 屋台の客B 
 加藤治・・・ 林さん 
 北村弘一・・・ 土地の人 
 藤本譲・・・ 水木先生 
 岸野一彦・・・ 年上の警官 
 佐久間レイ・・・ 吟う女タヌキ 
 小関一・・・ 飯場のAさん 
 峰あつ子・・・ 女族長 
 林原めぐみ・・・ 佐助 
 西村智博・・・ 族長 
 菅原淳一・・・ 親衛隊A 
 石川ひろあき・・・ 親衛隊B 
 水原リン・・・ お福 
 森川智之・・・ 警官 
 坂東尚樹・・・ 男タヌキA 
 関智一・・・ 男タヌキB 
 江川央生・・・ 用心棒 
 黒田由美・・・ 小春 
 永衣志帆・・・ 花子 
 稲葉祐貴・・・ 化け子供A 
 江碕玲菜・・・ 化け子供B 
 林勇・・・ 兄 
 児玉英子・・・ 妹 
 劇団ムーンライト・・・ 群衆 
 舛方勝宏・・・ アナウンサー 
 芦沢俊美・・・ アナウンサー 
 石川牧子・・・ アナウンサー 
 保坂昌宏・・・ アナウンサー 
 永井美奈子・・・ アナウンサー 
 阿川佐和子・・・ キャスター 
 岩隈政信・・・ レポーター 
 井口成人・・・ レポーター 

User Rating:7.3/10( 19,231 votes)IMDb
  User Rating:8.0/10( 1,373 votes) Yahoo!
オトーサン、
「渾身の力作」
でも、いろいろ詰め込み過ぎだね。

日本アカデミー賞 受賞
・特別賞(作品) 

User Reviews 
frekusさん 
1999年11月29日
お気に入りのジブリ

他のジブリ作品と違って、ダイナミックな映画。
主題の自然vs.人間というプロットでは、
「もののけ姫」や「風の谷のナウシカ」に似ているが、
ユーモラスな主人公の活躍という点で、
多くの違った点がある。。
表面上、狸は、抱き締めたいほど可愛い
テディベアのように見えるかもしれないが、
人間との戦争において凶暴だ。
早変わりの場面のアニメーションとアクションショットが、
非常に魅力的だし、ナレーションは一流。
(特に3人の巨匠:太三朗禿狸/隠神刑部/六代目金長)!
日本人でない観客は、
日本の昔話しを事前に勉強しておくとよい。
沢山勉強したけど、頭を抱えたけどね。

オトーサン、
「沖縄の闘争に被るなぁ」

enj*****さん 
2018年8月5日
狸の目線で自然破壊を問う作品 

今から25年ほど前の映画とは思えないほど、
今見ても映像が綺麗。
ユーモラスなイラストタッチの狸、
実写に近いリアルな狸、
そしてジブリならではの
王道のアニメーションと、
色々な描き方で狸が出てきて、
それがどれも見事。
若干、日本昔話テイストもあり、
ゲゲゲの鬼太郎っぽさもあり、
そんな色々がごっちゃに混ざったアニメ。
音楽も南国の民謡や祭りっぽい、ゆるいテイスト。
でも、根底にあるのは
住宅造成などで自然が失われる悲しみ、
古き良き日本の暮らしや風景が
損なわれていくことへの警鐘。
狸の目線でありつつも、
真面目なテーマが隠れています。
そんな狸ですが、
アニメとしての可愛らしさはあまりないです。
垢抜けない、なんだかジジむさい狸ばかり。
でもそれもイイ味出していると思います。
私が好きな順に
ジブリアニメにランク付けするとすれば、
残念ながら上位というわけではないけれど、
忘れた頃に何となく見たくなる作品です。
数年に一回くらいの割合で観ています。


忍びの国

オトーサン、
「中村義洋作品、2勝2敗だね」
・アヒルと鴨のコインロッカー 映画批評NO.3179
・チーム・バチスタの栄光 映画批評NO.3738
・ゴールデンスランバー 映画批評NO.☆3506
・殿、利息でござる! 映画批評NO.☆6036

原題:忍びの国(2017)
監督:中村義洋
原作・脚本:和田竜  
Genre:Period Drama/Action
上映時間:125分
あらすじ:
戦国時代。
天下統一に突き進む織田信長。
次男の信雄も伊勢国を掌握し、
隣国・伊賀に次なる狙いを定めていた。
しかし、そこに住んでいたのは、忍者衆。
中でも無門という男は、伊賀一の凄腕にして、
どこまでも非情な忍びだった。
ところが普段は無類の怠け者で、
女房のお国にはまるで頭が上がらず、
尻に敷かれる毎日を送っていた。
そんな中、身内の死にさえ冷淡な
伊賀の気質に疑問を抱いた
下山平兵衛は織田軍に寝返り、
彼らを伊賀へと手引きしてしまう・・・

出演者:
 大野智・・・ 無門 
 石原さとみ・・・ お国 
 鈴木亮平・・・ 下山平兵衛 
 知念侑李・・・ 織田信雄 
オトーサン、
「なんだかなぁ、若手の演技」

その他の出演者:
 マキタスポーツ・・・ 長野左京亮 
 でんでん・・・ 下山甲斐 
 満島真之介・・・ 下山次郎兵衛 
 きたろう・・・ 音羽の半六
 立川談春・・・ 百地三太夫 
 國村隼・・・ 北畠具教 
 伊勢谷友介・・・ 日置大膳 

User Rating:6.9/10( 654 votes)キネマ旬報
User Rating:4.7/10( 12 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:5.6/10( 15,481 votes) Yahoo!
オトーサン、
「キネマ旬報、スコア高すぎる」

User Reviews 
えっくすわいえっくすさん 
2019年4月2日
忍法・変な映画の術 

一言で言うと、凄く変な映画である。
現実離れし過ぎない多彩な忍術がユニークだし
一騎討ちの戦いに迫力があって熱いし
単純にアクション映画として見れば
結構面白いじゃないかと思いきや、
リミッターを外した主人公が
遂に本気を出すぞという一番盛り上がる
一番肝心な所で時代劇感ゼロな
ディスコのダンスフロア風のふざけた演出に
突然切り替えて台無しにして
ズコ〜ッとさせてくるのである。
一体何考えてんだ・・。
ジャニーズだから?
ジャニーズは本気出せば
踊るように戦うってことか!?
「忍者はかっこいいヒーローなどではなく、
信念も忠義もなく金のことしか考えていない
クズの集団なのである」という
着眼点自体は興味深い。
ただし「興味深いかどうか」と
「面白いかどうか」は
全く別の問題である。
(たぶん小説なら向いている題材なのだろう)
宣伝では爽快な逆転劇を謳っているが
真に受けないほうがいい。
「忍者はクズ」ということが
最後に主人公と観客共々突き付けられて
爽快どころか自業自得というか
因果応報とでもも言うべき
ジメッとした暗い方向性で
「逆転」が描かれるのだから。
例えるなら主役側ではなく
敵側の組織の内紛を
ずっと見せられているようなもの。
なにかのスピンオフや番外編なら
違和感はないが、
一本で完結している映画では
相当に人を選ぶ作風である。
もしかしてコレ、
武将側を感情移入できる主役にして
忍び側を敵にすれば万人受けする
面白いものになったのでは・・?
最後の最後に至っては一番変で
全く予想し得ない斜め上の方向から
結論というかメッセージのようなものを
伝えてくるのだが、
あまりに唐突すぎて「はあそうですかあ・・」か
「・・だから何?」としか言いようがない。
・・ここまでひねくれていると
面白いかつまらないかよりも、
映画やドラマの製作にも
厳しく口を出すイメージが
あるジャニーズ事務所が
よくこんな万人向けしないどころか
反感を買いそうな
変な脚本によくゴーサインを出したな
という妙な感心と呆れのほうが先に出てしまう。
それとも大野君のファンなら
案外こんなひねくれた内容でも
全然OKなんだろうか?
まさしく忍術にかかって
化かされたような気分である(笑) 

オトーサン、
「時代劇も今風にか」

トントさん 
2018年5月26日
いや、これは面白かった!
キネ旬で評価が高かったので
観たが、面白かった。

嵐というグループの大野くんの個性が分かった。
なるほど、こういうキャラを任せると
ドンピシャな人なんだね。
平成の時代劇という感じで、
トップの人柄も仕える側の考え方も今風で
とても新しい時代劇という感じがした。
今の若者が忍びのように人でないのかどうかは
分かりかねるが(劇中そのようなシーンもあるが)、
僕は今の子にピッタシのドラマの在り方が
分かったという感じで、とても勉強になった。
アクションシーンも見事で、
合戦シーンも今風で、魔法など使わなくても
充分、新しい時代劇ができるんだと興奮しました。 


ヴェラクルス

オトーサン、
「名門の出だね」
ロバート・アルドリッチ
誕生日:1918/08/09ー1983/12/05
出身 : アメリカ/ロードアイランド州クランストン
受賞: : 
ヴェネチア国際映画祭 受賞
・イタリア批評家賞 攻撃    
・サン・マルコ銀獅子賞 悪徳    
ベルリン国際映画祭 受賞
・監督賞 AUTUMN LEAVES 

原題:Vera Cruz (1954)
監督:Robert Aldrich    
原作:Borden Chase 
脚本:Roland Kibbee/ James R. Webb  
Genre:Adventure/ Western
Country: USA 
Language: English / Spanish / French
上映時間:94分
あらすじ:
南北戦争後、
動乱のメキシコにやってきた
元将校のトレーンは、
ならず者のエリンと出会う。
マクシミリアン皇帝寄りの侯爵から
雇用の機会を得るが、
一方で革命軍の将軍に目をつけられる。
そんな中、伯爵令嬢のマリーが乗る馬車を
ヴェラクルスの港まで護衛する仕事を依頼され、
これに侯爵も加わり出発する。
道中、馬車の中に隠された大金を発見する。
その直後、将軍一味による襲撃に乗じて
侯爵がその金を強奪し逃走してしまう。
トレーンたちが将軍ら革命派に吸収される中、
金に目が眩んでいたエリンは
その奪還だけに執着していく・・・

出演者:
Gary Cooper ・・・ Ben Trane(トレーン)
Burt Lancaster ・・・ Joe Erin(エリン)
Denise Darcel ・・・ Countess Marie Duvarre(マリー)
Cesar Romero ・・・ Marquis Henri de Labordere(侯爵)
オトーサン、
「ゲイリー・クーパーはかっこいいね」
バート・ランカスターは、いつもと全く違う役で、
途中まで彼だと気付きませんでした。

その他の出演者:
Sara Montiel ・・・ Nina 
George Macready ・・・ Emperor Maximilian
Ernest Borgnine ・・・ Donnegan
Morris Ankrum ・・・ General Ramirez
Henry Brandon ・・・ Captain Danette
Charles Bronson ・・・ Pittsburgh 
Jack Lambert ・・・ Charlie
Jack Elam ・・・ Tex
James McCallion ・・・ Little-Bit
James Seay・・・ Abilene
Archie Savage ・・・ Ballard
Charles Horvath ・・・ Reno
Juan Garcia ・・・ Pedro

User Rating:7.1/10( 7,887 votes)IMDb
  User Rating:7.3/10( 42 votes) Yahoo!
オトーサン、
「面白いね」

User Reviews 
boston2stepさん 
2004年7月9日
鋭く響く1950年代の西部劇

本作は、50年代を代表している。
ロケーションが素晴らしい。
ゲイリー・クーパーは、
流石にプロフェッショナルだ。
バート・ランカスターも、見事。
その「微笑」は、彼のキャラを作っている。
そして、ユーモアを与えてくれる。
ボーグナイン&ブロンソンなどの
助演陣が好演している。
当時、私は15歳。
2時間も並んだものだ。
50年後の今、同じ興奮&興味をもち見る!
ハリウッドは、もうこのような映画を作れない。
現代の映画は、作ろうにも、答えを持っていない。

オトーサン、
「この2人、妙な関係だね」
相棒なのか、敵なのか。

ジーナさん 
2008年12月20日
前半とラストはパーフェクト

バート・ランカスターのニヤケ顔が
どうにもわざとらしくて気になりました。
強烈なキャラクターなのは分かるんですが、
演じ方が好みじゃないです。
控えめで渋いゲイリー・パーカーのほうが
私は好きですね。
派手に動き回るランカスターと
静かに事の成り行きを見守り頭を働かす
クーパーの対照的なキャラクター設定と
要所要所で比重が変わるダブル主演方式が上手い!
さらに・・・ひょんな事から知り合った
二人の友情が描かれていますが、
お互いに相手の力を認め合っているのだけど、
近からず遠からずな距離にいるのが
なんとも面白いです。
ランカスターと養父のエピソードを伏線として使ったり、
直接描いてはいないが
南北戦争を取り入れるなど
効果的な脚本に仕上がっています。
鮮やかな映像、見応えのあるガンアクション、
西部劇に機関銃という大胆さ、
交錯する思惑と探り合い・・・
全く飽きずに鑑賞できました。
テンポも良く、エンターテイメント性のある作品なので
最後の最後まで楽しむ事が出来ました。
女性でも楽しめると思いますが、
どちらかと言うと男性向けかもしれませんね。
とりあえず、勧善懲悪な西部劇に飽きた方にオススメです。


オースティン・パワーズ

オトーサン、
「続編を先に見ていたな」
・オースティン・パワーズ ゴールドメンバー 映画批評no.675
・オーステイン・パワーズ・デラックス  映画批評no.5 

原題:Austin Powers: International Man of Mystery (1997) 
監督:Jay Roach 
脚本:Mike Myers   
Genre: Adventure/ Comedy
Rated PG-13 for nudity, sex-related dialogue and humor
Country: USA / Germany 
Language: English 
上映時間:94分
あらすじ:
1967年のロンドン。
オースティンは、ファッション・カメラマン、
街を歩けばモテモテ、大勢の女がついてくる。
その正体は女王陛下のスパイ。
世界征服を画策するDr.イーブルを追いつめるが、
間一髪イーブルは自ら冷凍睡眠に入り逃亡。
イーブルの後追い、冷凍睡眠に入った。
そして1997年、
長い眠りから覚めたオースティンは、
バネッサとコンビを組み、
Dr.イーブルと闘う・・・

出演者:
Mike Myers ・・・ Austin Powers/Dr. Evil(オースティン/Dr.イーブル)
Elizabeth Hurley ・・・ Vanessa Kensington(バネッサ)
オトーサン、
「マイク・マイヤーズが、
一人二役とは、気が付かなかった」

その他の出演者:
Michael York・・・- Basil Exposition
Mimi Rogers ・・・ Mrs. Kensington
Robert Wagner ・・・Number Two
Seth Green ・・・Scott Evil
Fabiana Udenio ・・・ Alotta Fagina
Mindy Sterling ・・・ Frau Farbissina
Paul Dillon ・・・ Patty O'Brien
Charles Napier ・・・ Commander Gilmour
Will Ferrell ・・・ Mustafa

User Rating:7.0/10( 205,069 votes)IMDb
  User Rating:7.1/10( 213 votes) Yahoo!
オトーサン、
「パロディの新境地!」

MTVムービー・アワード 受賞
・ダンス・シーン賞  マイク・マイヤーズ
・悪役賞  マイク・マイヤーズ
同ノミネート 
・作品賞     
・コメディ演技賞  マイク・マイヤーズ    

User Reviews 
Smells_Like_Cheeseさん 
2002年7月28日
格好いいぜ、ベイビー!

「オースティン・パワーズ」に出会った時、
フロアは爆笑中。
印象的なせりふが多い。
マイク・マイヤーズは天才だ!
誰もが、本作で一度は笑っただろう。
ジェームズ・ボンド映画のパロディ。
オースティン・パワーズは、紳士的な国際的なスパイ。
Dr.イーブルは、強敵だ。
バネッサは、オースティンの魅力に抵抗し、
オースティンとはビジネス仲間でありたいと思っている。
Dr.イーブルには、息子のスコットがいる。
スコットは、父を尊敬していない。
オースティンは、子猫とともにいるDr.イーブルが
世界を支配する前に、彼を見つけなければならない。
私の好きなキャラクターは、スコットだ。
実に陽気だ。
「パパを抱き締めてください!」という
シーンなどは、実に愉快だ。
クラシック!

オトーサン、
「007フアンなら、もっと楽しめる!」

ASHさん 
2003年1月4日
国際的に謎の男

時代錯誤の英国諜報部員が
ドタバタを繰り広げる
おバカ映画として見ても
なんの遜色もないが、
根底にあるのは60年代のスパイ映画と
スウィンギング・ロンドンの時代、
そしてサイケデリック・エラへの愛と憧憬、
それが本当のところかな。
ただ、マイク・マイヤーズのギャグは
下品で少々ひつこいことでも有名で、
多くの日本人観客が拒絶反応を示すタイプの
コメディアンでもある。
まあ、そこが彼の魅力でもあるんだけどね。
というわけで、マイクを受け付けない人が
観てもな〜んも面白くもないだろうし、
不愉快だと思うのも分るけど、
そこをクリアできるのであれば
これほど良く出来たパロディ映画も
そうお目にかかれるもんじゃない、
と思えるでしょう(ホントか?)。
元ネタ探しが楽しめる人なら絶対笑えるって!
僕が面白いと思ったのは、
現代に甦ったオースティンの
アホな振る舞いよりも、
堅物だったバネッサが
オースティンと接してゆくうちに
彼の魅力に気付き惹かれていくというくだり。
バネッサは美人でエリートの諜報部員だが、
少々おふざけが足らないのだ(必要ないし)。
オースティンがバネッサを笑わせようと
一生懸命に芸(宴会芸に近い)を見せるシーンが
なぜか微笑ましいのだ。
あまり笑顔を見せなかったバネッサが
無邪気に笑うこのシーンは名場面だと思う。
まあ、真面目な映画ファンは
そうは思わんだろうけどさ。
また、60年代から甦ったオースティンが
90年代になじめずシンミリするシーンも
なんかいいんだよね。
鬼籍に入ったロック・スターを確認したり、
CD(バーズの「クレイテスト・ヒッツ」です)を
レコード・プレイヤーに乗せて
「ガガガガッ」とディスクを傷付けたり…。
バックに流れるバカラックのスコアが実に効果的で、
オースティンの孤独と疎外感がよく表れていた。


夜明け告げるルーの歌

オトーサン、
「ほう、洋画じゃないんだ」
「へぇ、アニメじゃないんだ」
監督は、
「ちびまる子ちゃん」の原画で世に出たひととか。

原題:夜明け告げるルーの歌(2017)
LU OVER THE WALL
監督:湯浅政明 
脚本:吉田玲子/ 湯浅政明 
Genre:Anime/Drama/Fantasy
Country: Japan 
Language: Japanese
上映時間:112分
あらすじ:
寂れた漁港・日無町で、
中学生カイは、父親や祖父と3人で暮らす。
両親の離婚が原因で東京から引っ越してきた
両親に対し複雑な思いを抱えながらも
口に出すことができず、鬱屈した日々を送っていた。
そんなある日、クラスメイトの国男と遊歩に誘われて
人魚島を訪れたカイは、人魚の少女ルーと出会う。
カイは天真爛漫なルーと一緒に過ごすうちに、
少しずつ自分の気持を言えるようになっていく。
しかし日無町では、
古来より人魚は災いをもたらすとされ・・・

声の出演者:
谷花音・・・ルー 
下田翔大・・・カイ 
寿美菜子・・・遊歩 
斉藤壮馬・・・国夫 
オトーサン、
「可愛いい人魚だね」

その他の声の出演者:
篠原信一・・・ルーのパパ 
鈴村健一・・・照夫 
伊藤静・・・伊佐木 
菅生隆之・・・会長 
チョー・・・社長 
青山譲・・・タコ婆 
佐々木睦・・・宮司 
堀井真吾・・・担任教師 
志村知幸・・・フグ田 
水野龍司・・・能登黒 
関貴昭・・・亀田 
各務立基・・・鯨井 
宮崎敦吉・・・推羅 
平林麗大・・・子供爺さん 
新谷真弓・・・ワン魚 
大悟江・・・曽島 
ノブ・・・髭の漁師 
平野潤也・・・青年 
伊原農・・・若い漁師 
杉浦慶子・・・おばさん1 
枝元萌・・・おばさん2 
松浦義之・・・密漁青年1 
あべそういち・・・密漁青年2 
浜添伸也・・・板前 
長谷川敦央・・・お客 
堀井茶渡・・・ナンパ男 
金城大和・・・警官 
中林俊史・・・取材者 
吉田健司・・・塾教師 
本多新也・・・警備員 
宇山玲加・・・女の子 
土井真理・・・爺さんの母 
尾畑美依奈・・・売店のおばさん 
橘あんり・・・母親 
伊沢磨紀・・・老女性 
須田祐介・・・海老名水産職員 
戸田めぐみ・・・若い母親 
小堀幸・・・幼女 
大町知広・・・男子生徒 
池田海咲・・・女子生徒 
柄本明・・・じいさん

User Rating:6.8/10( 994 votes)Imdb
  User Rating:7.4/10( 648 votes) Yahoo!
オトーサン、
「絵がきれい!」
ターコイズブルーの海の色が素敵です。

User Reviews 
alisoncさん 
2017年8月11日
少年は人魚と出会う、音楽とともに!

ルーは、音楽を愛している双つ尾の人魚。;
中学生カイ、国男と遊歩は、
ひそかに人魚島で、
(日無町の漁村近くの岩石)
インディーズのポピュラー音楽を演奏する。
すると、ルーは踊らずにいられなくなる!
尾は足に変り、ぐるぐる踊り狂う。
彼女は、みんなと友達になりたいと思っているが、
日無町の人々は、昔話で
人魚が人々を食べると聞かされている。
若者たちが彼女を救うことができないと、
ルーは、危機に陥るかもしれない。
本作は、美しいアニメ映画だ。
カラフルで、陽気なプロットがある。
ポピュラー音楽もいい。
大成功だ!

オトーサン、
「夜は短し歩けよ乙女も、湯浅作品なんだ」

hiromiさん 
2018年5月18日
湯浅作品好きです。

湯浅監督作品は前から好きで
映画をギリギリで観に行きました。
演出には詳しくないので書きませんが
同業者の私としては
昔から色の使い方がデザインちっくで好きです。
独特すぎて一般うけが遅かったように思いますが
くせになること間違いなしで
好きな人は好きだと思います。
私は完全に世界観が好きなので推してますが
昔の作品もかなりぶっとんでいて良いので
Amazonさんで取り扱っていただけたらと思います。
今回また見れて良かった。
とても勉強になりました。  


夜は短し歩けよ乙女

オトーサン、
「♪恋はやさしき 野辺の花よ」
田谷力三の歌を思い出しますね。
古さと新しさが妙に混じっているのが、
気になります。

原題:夜は短し歩けよ乙女(2017)
THE NIGHT IS SHORT, WALK ON GIRL
監督:湯浅政明
原作:森見登美彦
脚本:上田誠 
Genre:Anime/Romance/Comedy
Country: Japan 
Language: Japanese
上映時間:92分
あらすじ:
1年前から同じクラブの後輩
「黒髪の乙女」に恋をしている「先輩」は、
彼女という城の外堀を埋めるべく
日々彼女を追い掛け、
なるべくその目に留まろうと
「ナカメ作戦を実行していた。
(なるべく彼女の目に止まる)
しかし、その「黒髪の乙女」は
なかなか「先輩」の想いに気づかず、
好奇心のままに夜の先斗町を歩んでいった。
2人はそれぞれの場所で奇妙な人達と出会う。
酒の席、古本市、学園祭と、
それぞれが不思議な長い夜を過ごす・・・

声の出演者:
 星野源・・・ 先輩 
 花澤香菜・・・ 黒髪の乙女 
オトーサン、
「星野源の声はいいけど・・・」

その他の声の出演者:
 神谷浩史・・・ 学園祭事務局長 
 秋山竜次・・・ パンツ総番長 
 中井和哉・・・ 樋口師匠 
 甲斐田裕子・・・ 羽貫さん 
 吉野裕行・・・ 古本市の神様 
 新妻聖子・・・ 紀子さん 
 諏訪部順一・・・ ニセ城ケ崎 
 悠木碧・・・ プリンセスダルマ 
 本多力・・・ 蛾眉書房店主 
 小清水亜美・・・ 直子さん 
 中岡創一・・・ 高坂 
 コカドケンタロウ・・・ 学園祭事務局副長/オウム 
 家中宏・・・ 千歳屋 
 中博史・・・ 赤川社長 
 石原辰己・・・ 老学者 
 原田大輔・・・ 京福電鉄研究会学生 
 須田祐介・・・ 局長もどき 
 濱野大輝・・・ 案内人 
 今村一誌洋・・・ 局員 
 榛地良行・・・ 局員 
 内田紳一郎・・・ 給仕 
 虎島貴明・・・ 学生 
 落合福嗣・・・ 客引き男 
 広瀬裕也・・・ 詭弁論部員 
 島田岳洋・・・ 詭弁論部員 
 堀越富三郎・・・ 詭弁論部員OB 
 豊富満・・・ 詭弁論部員OB 
 安田カナ・・・ 詭弁論部員OG 
 れいみ・・・ 詭弁論部員OG 
 阿部竜一・・・ 閨房調査団 
 ハゼヤマ俊介・・・ 閨房調査団 
 菊地美香・・・ 劇団員女子 
 近松孝丞・・・ 劇団員男子 
 内藤有海・・・ 女子学生 
 のぐちゆり・・・ 女子学生 
 浜田洋平・・・ 男子学生 
 檜山修之・・・ ジョニー 
 山路和弘・・・ 東堂さん 
 麦人・・・ 李白さん 

User Rating:7.6/10( 1,965 votes)IMDb
  User Rating:6.7/10( 1,501 votes) Yahoo!
オトーサン、
「そういいとは思わないけど」

日本アカデミー賞 受賞
アニメーション作品賞 

User Reviews 
Evil_Herbivoreさん 
2018年8月2日
不条理がおいしい

本作は、京都のある夜の女の子の冒険談だ。
バーで飲んでいる若い女の子なんて
典型的な話しと見始めたが、
たちまち、ありへん世界の
クレージーなジェットコースターになる。
とても退屈できない。
絶えず、何が起こるかという感じがある。
飲む競技会、中古本販売、ゲリラ兵演劇、
魔法・・・・
キャラクターたちは、最高。
愛情、孤独、貪欲などの多くの重要な問題に触れる。
アニメーションは実に美しい。
カラフルで、見た目に非常に快い。
この手の話に最適だ。
リアルで伝統的なアニメーションと
不条理なアシッド・トリップのように見える
アニメーションが混在する。
本作を見るのは、本当に興味深い経験で、
絶体に忘れられない。

オトーサン、
「原作、読んでみるかな」

アンドレ・タカシさん 
2018年3月31日
原作は私のお気に入りの一冊です。

その映画化は
原作の内容をなぞってはいますけど、
鑑賞後に受ける印象は
かなり違うものに仕上がっていました。
森見登美彦の「四畳半」とこの「乙女」は
全く違うテーマを持った作品だと思いますが、
本作はTVアニメ「四畳半」のノリの延長上にあり、
それはそれでアリなのですけど、
若い男女がひとつのカップルに落ち着くまでの
互いの心情の機微が大味になっていて残念でした。
大味と云うより、ドタバタ劇の付加要素でしか無かったですね。
あくまで原作を読んでいる者の感想で
映画としてはそれなりにまとまってはいますが、
私は残念な気分でした。 


マルコヴィッチの穴

オトーサン、
「2000年に見たね」
・マルコヴィッチの穴 映画批評NO.☆74
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
学生時代、サルトル、カフカ、ロブグリエらの
実存主義作家に親しみましたが、
そんな味わいがあります。

原題:Being John Malkovich (1999)
監督:Spike Jonze 
脚本:Charlie Kaufman  
Genre:Comedy/ Drama/ Fantasy
Country: USA 
Language: English
上映時間:113分
あらすじ:
人形使いのクレイグ・シュワルツは、
ペットショップに勤める
妻ロッテと貧乏な二人暮らし。
定職に就こうと新聞の求人欄を広げ、
マンハッタンのビルの71/2階にある会社、
(71/2階:7階と8階の間、天井高は半分)
レスター社の職を得る。
そこで美人OLのマキシンに一目惚れし、
彼女を追いかけるが相手にしてもらえない。
そんな時、会社の一室で、
有名俳優ジョン・マルコヴィッチの頭の中に
15分間だけ入れる穴を見つけてしまう。
クレイグはそれを使って商売を始め、
次々と客をマルコヴィッチの穴に入れていく。
が、それに気付いたマルコヴィッチ本人が
自分の穴に入ってから事態はややこしくなってくる。
ロッテがその穴に入り、
男としてマキシンと性体験して
子供まで作ってしまったりとエスカレート。
クレイグは元の人形使いに戻り、
マルコヴィッチはねじれた世界へ突入していく・・・

出演者:
John Cusack ・・・ Craig Schwartz(クレイグ)
Cameron Diaz ・・・Lotte Schwartz(ロッテ)
Catherine Keener ・・・ Maxine Lund(マキシン)
John Malkovich ・・・ John Horatio Malkovich(マルコヴィッチ)
オトーサン、
「マルコヴィッチ、
この風貌、それだけで存在感があるね」

その他の出演者:
Orson Bean ・・・ Dr. Lester
Mary Kay Place ・・・ Floris
Charlie Sheen ・・・ himself
W. Earl Brown ・・・ First J.M. Inc. Customer
Carlos Jacott ・・・ Larry the Agent
Willie Garson ・・・ Guy in Restaurant
Byrne Piven ・・・ Captain James Mertin

User Rating:7.8/10( 287,022 votes)IMDb
  User Rating:6.8/10( 637 votes) Yahoo!
オトーサン、
「絶妙な浮遊感!」
スパイク・ジョーンズ監督の出世作です。

アカデミー賞 ノミネート
・助演女優賞  キャサリン・キーナー    
・監督賞  スパイク・ジョーンズ    
・脚本賞
ヴェネツィア国際映画祭 受賞 
・国際批評家連盟賞

User Reviews 
pikachuさん 
1999年11月23日
ジョン・マルコヴィッチになりたい

この映画、まったく信じられなかった。
どんな方法で公平に扱っても、
プロットを説明すると、空しさを覚える。
私は、数多くの映画を見てきた。
だが、こんな映画は見たことがない。
演技は、お見事。
容姿や行動とも
キャメロン・ディアスとは分からなかった。
ジョン・キューザックも、同じ。
ジョン・マルコヴィッチは、
自身を演じるという興味深い機会を与えられた。
彼は、見事に機会をつかんだようだ。
彼は、カメラの前では自身ではなくなり、
このすばらしいキャラクターになった。
私は、スパイク・ジョーンズ監督の仕事を賞賛してきた。
彼は、オリジナルで、美しく、ユーモラスで、
親切な映画づくりに成功てきた。
アカデミー賞の季節が到来すれば、
かならずや何らかの賞を勝ち取るだろう!

オトーサン、
「そうそう、禿げ頭だらけ!」

ローランドさん 
2016年1月17日
遺伝子め!

チンパンジーなど飼っているし
現実逃避型の変身願望の話かと思ったら
そんな単純なものではなくて、
力技でエレベーターを止めなければ
たどり着けない七階半という天井の低い
異次元のようなフロアに、
そこからまた別の異次元に移動する
ウサギ穴のような入り口があるっていう
良い意味で怪しい気配のイントロが
終いまで怪しく続いて、
観る前にはややこしそうだし
途中で眠くなるだろうと思っていたのが
最後まで面白く見終えました。  
マルコヴィッチが自身の頭の中に入り込み
レストラン中が禿げ頭だらけになるという
シュールで悪い夢を見ているようなところでは
笑ってしまったのだけど、
もう少し不条理なりの秩序があっても
良かったのではとの思い・・・ って、
この言いぐさも不条理だけど、
複数の人間に入り込まれてどうして?とか
物語を筋立てて考えてはいけないようで、
たいていの人間が心に秘めているだろう
変身や覗き見の願望から、
終いには不老長寿への憧れってことかな?と
思わせるところまであります。  
穴入りを何度も体験したがる人間に
マゾかって思うほど
異次元からの戻り方が痛そうで、
そのマゾっ気にレズっ気まである女が
カラーコンタクトを着けているのか
キャメロン・ディアスということが
分からなかったのだけど、
この女優さんは
目の色を変えて表情を穏やかにしたら
雰囲気がガラリ一変で
どんな役もこなせる人なのかもしれないです。  
やたら繁殖したがる人間を始めとして
生物なんてものは全てが
遺伝子の乗り物でしかないのだ
との冗談でもない話を
何かで目にしたことがあるけど、
この物語りもその遺伝子が主役と考えれば
ややこしさを整理できて
収まりがつくってことでしょうか。
収まりはしないか。


スラップショット

オトーサン、
「日本のアイスホッケー、冴えないね」
この映画をお手本にして、
もっとハチャメチャにしたら。

原題:Slap Shot (1977) 
監督:George Roy Hill 
脚本:Nancy Dowd  
Genre:Comedy/ Drama/ Sport 
Country: USA 
Language: English 
上映時間:123分
あらすじ:
全米プロ・アイスホッケーの
マイナー・リーグの
チャールズタウン・チーフスは
最下位の三流選手のチーム。
選手兼コーチのレジは頭がいたい。
スポンサーの鉄工場が不況で閉鎖する。
レジとネッドの2人は
チームの解散を覚悟するが、
マネージャーのジョーは、
解散どころか新しく3人を採用。
この3人組、ジャック、スティーブ、ジェフ。
モジャモジャ頭のガラの悪い馬鹿連中。
レジの私生活の方もうまくない。
女房のフランシーヌとは別居中で、
元どうりは不可能。
さてネッドの方も女房リリーと別居中。
翌日の試合も負け。
そして数日後の試合の時、
レジは相手チームのゴールキーパーに、
「お前の女房はレズだ」とののしり、
乱闘して勝利をものにする。
その日をさかいに、
チーフスのチームの売り物は暴力となった。
なかでも例の3人組のメタメタは素晴らしく、
チームは連勝につぐ連勝。
血をみてファンは熱狂した。
そんなある日、レジは現オーナーを訪ねる。
チームの今後につき話し合うためだ。
連勝のチームなのだから、
なんとか未来は明るそうだ。
しかし、オーナーが、
今までチームを持っていたのは、
税金対策のためだった。
黒字のチームはもういらない。
その夜、優勝決戦が開始された。
最後の試合こそクリーンに、
でも相手チームは悪ばかりだ。
再び血の世界。
チーフスはしかしクリーン精神を守る。
ブーブーいう観客。
と、突然ネットがリングでストリップを始め、
今度はエロで勝利をおさめる・・・ 

出演者:
Paul Newman ・・・ Reggie 'Reg' Dunlop(レジ)
Strother Martin ・・・ Joe McGrath(ジョー)
Jeff Carlson ・・・ Jeff Hanson(ジェフ)
Steve Carlson ・・・ Steve Hanson(スティーブ)
David Hanson ・・・ Jack Hanson(ジャック)
オトーサン、
「この3人組、最高!」

その他の出演者:
Michael Ontkean ・・・ Ned Braden
Jennifer Warren ・・・ Francine Dunlop
Lindsay Crouse ・・・ Lily Braden
Jerry Houser ・・・ Dave "Killer" Carlson
Andrew Duncan ・・・ Jim Carr
Yvon Barrette ・・・ Denis Lemieux
Allan F. Nicholls ・・・ Johnny Upton
Brad Sullivan ・・・ Morris Wanchuk
Stephen Mendillo ・・・ Jim Ahern
Yvan Ponton ・・・ Jean?Guy Drouin
Matthew Cowles ・・・ Charlie
Kathryn Walker ・・・ Anita McCambridge
Melinda Dillon ・・・ Suzanne Hanrahan
M. Emmet Walsh ・・・ Dickie Dunn
Swoosie Kurtz ・・・ Shirley Upton
Paul D'Amato ・・・ Tim "Dr. Hook" McCracken
Ronald L. Docken ・・・ Lebrun
Guido Tenesi ? Billy Charlebois
Jean Rosario Tetreault ? Bergeron
Christopher Murney ? Tommy Hanrahan
Blake Ball ・・・ Gilmore Tuttle
Ned Dowd ・・・ Ogie Ogilthorpe
Nancy Dowd ・・・ Andrea
Larry Block ・・・ Peterboro Referee
Paul Dooley ・・・ Hyannisport Announcer
Bruce Boudreau ・・・ Hyannisport player
Connie Madigan ・・・ Ross "Mad Dog" Madison
Joe Nolan ・・・ Clarence "Screaming Buffalo" Swamptown
Cliff Thompson ・・・ Walt Comisky
Dan Belisle, Jr. ・・・ Stickboy
Ross Smith ・・・Barclay Donaldson
Carol Shelton ・・・ fashion show commentator 
Dick Roberge ・・・ Referee Ecker

User Rating:7.4/10( 31,812 votes)IMDb
  User Rating:6.5/10( 93 votes) Yahoo!
オトーサン、
「愉快だね」

User Reviews 
dolphintanzさん 
1999年6月23日
みだらで、乱暴で、世俗的、
大笑いさせてくれる!

これまでに作られた最高のスポーツコメディ。
ユーモアは、塩辛い。
マイナーリーグのホッケーチーム。
このスポーツを好まなくても、
ラストは、最高に騒々しく、おかしい。
チームの老いたキャプテンは、
彼のまわりで起きる
クレージーな出来事にいつも驚く。
ニューマンは、いたずら好きで魅力的。
「ロンゲスト・ヤード」(1974)と
完全二本立てで、レンタルして。
クラシックだ。

オトーサン、
「まさか、最後にストリップとは」

dolphintanzさん 
2014年8月24日
映画史に残るラスト 

間違いない。サイコーです。
ハンソンブラザースが出てくるたびに笑える。
血だらけの国歌斉唱、バスの窓からのケツだし、
決勝戦での極悪選手たち、
どれもこれも何度見てもおかしい。
そしてラストの馬鹿っぽさときたら、
呆れて大笑いだ。
暴力肯定では全然なくて、
最後は徹底的に暴力を否定している。
こんな頭のいいロジックも素晴らしい。
暴力は、馬鹿以下ということ。
ポール・ニューマン、この時52歳ですか。
それも凄いな。
それにしても、
大作でも何でもない、名作でもない、
レンタル屋でも見たことない。
こういう良質な映画を、
ほんとにみんなに見て欲しいと思う。


母と暮らせば

オトーサン、
「舞台みたいな映画だね」
映画としては、動きが少ないし、
幽霊との対話シーンが多すぎますが、
これはこれで、良しとしましょう。

原題:母と暮せば(2015)
監督:山田洋次
脚本:平松恵美子   
Genre:ドラマ/戦争/ファンタジー
上映時間:130分
あらすじ:
1948年8月9日、長崎。
一人で慎ましく暮らしている助産婦の伸子。
夫と長男は戦死し、
次男の浩二も3年前の原爆で亡くなった。
浩二の恋人だった町子は
そんな伸子のことをずっと気にかけ、
足繁く通ってくれている。
そんなある日、伸子の前に
浩二が幽霊となってひょっこり姿を現わす。
以来、浩二はたびたび現われては、
伸子と思い出話に花を咲かせるようになる。
笑いの絶えない楽しい2人の会話だったが、
最後は決まって町子の幸せへと話が及んでいく・・・

出演者:
 吉永小百合・・・ 福原伸子 
 二宮和也・・・ 福原浩二 
 黒木華・・・ 佐多町子
オトーサン、
「二宮くん、最高!」
嵐が解散したって平気です。

その他の出演者:
 浅野忠信・・・ 黒田正圀 
 加藤健一・・・ 上海のおじさん 
 広岡由里子・・・ 富江 
 本田望結・・・ 風見民子 
 小林稔侍・・・ 復員局の職員 
 辻萬長・・・ 年配の男 
 橋爪功・・・ 川上教授 

User Rating:5.6/10( 11 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:6.8/10( 3,041 votes) Yahoo!
オトーサン、
「なるほど」

日本アカデミー賞 受賞
・主演男優賞  二宮和也
・助演女優賞  黒木華
同ノミネート
・作品賞     
・主演女優賞  吉永小百合    
・助演男優賞  浅野忠信    
・脚本賞  平松恵美子 山田洋次    
・撮影賞  近森眞史    
・照明賞  渡邊孝一    
・美術賞  出川三男    
・録音賞  岸田和美    
・編集賞  石井巌 

User Reviews 
とらやさん 
2016年1月8日
僕は本作を終始息子の立場から鑑賞していました。

愛する人を残してこの世を去った無念。
1人残された母を心配しながらも
まだまだ母の傍にいたい思い。
様々な感情が入り混じる息子の思いを
二宮和也が好演しています。
劇場には吉永小百合さん演じる母親と同年代、
あるいは年上の女性の方も
沢山見に来ておられました。
息子を失った癒えることの無い悲しみ。
終盤には劇場の至るところから
鼻をすする音が聞こえていました。
きっと皆さん、
母親の立場から
本作を見ておられたのでしょう。
ラストで
吉永小百合と二宮和也の母子の姿が消えていく。
戦後長い年月が経過し、
戦争の記憶も少しずつ薄れていく。
本作は松竹の120周年記念作品ということですが、
昨年は戦後70周年の節目の年でもありました。
このタイミングでの本作。
作品に込められた
戦争で亡くなられた方々への鎮魂の思い。
エンドロールの合唱には、
山田監督のそんな思いを特に強く感じました。 

オトーサン、
「秋篠宮妃・紀子さまがご鑑賞とか」
天皇陛下や安倍首相にも見てほしいね。

黒美君彦さん 
2015年12月17日
母と息子

井上ひさしは、名作『父と暮せば』
(2004年故黒木和雄監督が映画化)の対をなす
『母と暮せば』を構想していたといい、
その遺志を山田洋次監督が引き継ぎ
本作を映画化したという。
だが、ユーモアを前面に出し、
そこから背景の悲劇を浮き彫りにする
井上ひさしの作風はここにはほとんどなく、
山田洋次の直球といっていい
作家性が色濃く反映した作品となっている。
だから、原爆投下直後と
その後の被爆者のおかれた状況を
無数の証言から読み解いて台本に反映させた
井上ひさし作品に比べると、
この作品は寧ろ「母と息子」の情にこだわった
ウェットな映画に仕上がっている。
実際の年齢では相当無理があるはずの吉永小百合と
二宮和也が母子を好演。
そこに二宮和也演じる福原浩二の恋人佐多町子(黒木華)
や母伸子(吉永小百合)にほんのり思いを寄せる
「上海のおじさん」(加藤健一)らが、
現実を生きる人間として絡む。
町子が結婚を決意して黒田正圀(浅野忠信)を
伸子に紹介するシーンは、現実が刻む時間を象徴する。
生き残った者は生き続けなくてはならない。
死者は時間が止まったままだが、
生きるということは時計を前に進めるということなのだ。
それに対して、幽霊として現れた息子に、
何の違和感も抱かず思い出話を語る母は、
死者同様に時間が止まったままだ。
彼女に限らず、子どもを原爆で喪った母親たちは、
戦後どれほどの悲しみを抱き、
亡き子どもと語り続けたことだろう。
たとえ幽霊として現れなくとも、
母親たちは死んだ子どもと繰り返し繰り返し語り合い、
記憶を幾度もなぞったことだろう。
吉永小百合はそんな母親のひとりを体現している…。
二宮和也は甘える次男坊を見事に演じていて、
文句のつけようがない。
吉永小百合は少々美しすぎて庶民的とはいえないのが難。
例えば桃井かおりだったらどんな風に演じただろうか、
大竹しのぶならどうだったろうか、
と想像してみるのもいいかも知れない。
その場合恐らくシナリオも大きく変わるだろうから。
坂本龍一の音楽は、彼独特の自己主張がほとんどなく、
きわめて抑えたタッチ。
静かに場面に色を添えている程度なのだが、
ラストの合唱は思わず胸を衝かれた。
合唱の詩は、広島で被爆し、
のちに自死した詩人原民喜の『鎮魂歌』の最後の一節。
(……)僕は堪えよ、静けさに堪えよ。
幻に堪えよ。生の深みに堪えよ。
堪えて堪えて堪えてゆくことに堪えよ。
一つの嘆きに堪えよ。無数の 嘆きに堪えよ。
嘆きよ、嘆きよ、僕をつらぬけ。
還るところを失った僕をつらぬけ。
突き離された世界の僕をつらぬけ。
明日、太陽は再びのぼり花々は地に咲きあふれ、
明日、小鳥たちは晴れやかに囀さえずるだろう。
地よ、地よ、つねに美しく感動に満ちあふれよ。
明日、僕は感動をもってそこを通りすぎるだろう。
歌い上げる老若男女は、あの日生命を奪われた人々…
その彼らが明日への希望を歌い上げる。
どれだけ多くの悲しみと、どれだけ多くの嘆きが、
たった一個のプルトニウム爆弾によって生み出されたか。
上映中あちこちから鼻を啜る音が聞こえ、
隣の若い女性は最後には号泣していた。
核廃絶の意識が薄まる現代にあって、
山田洋次監督ならではの作品に仕上がっていると思う。


怪盗ルビイ

オトーサン、
「和田誠さんといえば・・・」
妻は料理愛好家・シャンソン歌手の平野レミ。
長男の妻は、上野樹里。
週刊文春の表紙イラストでおなじみです。
「映画に乾杯 : 歓談・和田誠と11人のゲスト」など
多数の著作があります。

原題:快盗ルビイ(1988)
監督:和田誠
原作:ヘンリィ・スレッサー
脚本:和田誠  
Genre:Comedy/Romance/Crime
上映時間:86分
あらすじ:
さえないサラリーマン林徹は、
マンションの上の階に引っ越してきた
スタイリストの加藤留美ことルビイと親しくなる。
ルビイは犯罪者になると打ち明け、
嫌がる徹を相棒にする。
しかし、ルビイが計画した
詐欺や銀行強盗は全て失敗。
ルビイは乃木坂の高級マンション
「ザナドゥ(xanadu)」に目をつけ、
空き巣に入るが、
徹が鍵のこわれた浴室に閉じ込められてしまう。
ルビイは修理業者に変装して徹を救出
なんとか逃げ出す。 
恋人と喧嘩して別れの手紙を出し、
後悔したルビイは
徹に手紙を取りもどしてくれるよう頼む。
恋人の郵便受けの前で張り込み、
手紙を盗んだ徹は通報され、
刑事に連行されるが、
鑑定医の機転で釈放される。
話を聞いたルビイは自分の気持ちに気付き、
徹に接吻する。
二人はまた新しい計画を練り始める・・・

出演者:
小泉今日子・・・加藤留美 
真田広之・・・林徹
オトーサン、
「小泉今日子は、まんまだけど、
真田広之は、うまく化けたもんだ」

その他の出演者:
名古屋章・・・白衣の男
天本英世・・・食料品屋の親父
水野久美・・・徹の母 
加藤和夫・・・徹の会社の上司 
伊佐山ひろ子・・・徹の会社の年上の女 
高見恭子・・・買物帰りの女 
吉田日出子・・・銀行の係の女 
斎藤晴彦・・・宝石店の店長 
奥村公延・・・マンションの管理人 
岡田眞澄・・・マンションの住人・男 
木の実ナナ・・・マンションの住人・女 
陣内孝則・・・留美の恋人 
冨士眞奈美アパートの主婦 
秋野太作・・・刑事 

User Rating:6.4/10( 19 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:6.3/10( 117 votes) Yahoo!
オトーサン、
「分かり易い!」
それに随所に映画狂の片鱗が出ています。

ブルーリボン賞 受賞
・監督賞  和田誠 

User Reviews 
itoさん 
2008年2月23日
怪盗ルビイ

こんなんで本当に泥棒できるのかよ
と言うような内容ですが、
そこはキョンキョンの可愛らしさと
真田さんの3枚目ぶり(気の弱い青年役)の巧さで
許しちゃいましょう。
何せあの真田さんが自転車に乗れない設定ですから。
岡田真澄の高級マンションに忍び込んだ徹(真田)が、
バスルームに閉じ込められたのに、
どういう心境なのかお風呂にまで入っちゃうのは笑える。
最後で手紙を盗んで捕まった徹に、
手紙についているという病原菌を警察の医者(名古屋章)が
「カンゲワチ」(痴話げんか)と名づけたのも
ウイットが効いてる。
内容は正直大したことないですが、
なかなかコミカルでオシャレに作られた映画ではありますね。
それにしても真田さんがかけてる分厚いレンズのメガネと
ハンフリー・ボガードの大きなポスターが妙に印象的です。

オトーサン、
「第1作は、傑作だったな」
・麻雀放浪記 映画批評NO.☆6081

イニシャルKさん 
2012年1月21日
「麻雀放浪記」に続く和田誠監督の第2作。

「麻雀放浪記」では渋い男たちの世界が
モノクロ画面の中に
これでもかと言わんばかりに展開されていたが、
この映画は小泉今日子主演のアイドル映画。
小泉今日子はさして好きな女優というわけではなく、
アイドル時代の出演作を見るのも初めてだったため、
ファン以外にはきつい映画かもしれないと
思いながら見始めたが、
なんともお洒落な映画でなかなか楽しめた。
ルビイこと加藤留美を演じる
小泉今日子がなんともかわいらしく、
それでいて真田広之演じる下の階のダメ男を
うまく自分の泥棒計画の相棒にしてしまうという
小悪魔的な女を演じており、すごく魅力的だし、
元々小悪魔的なイメージの強い人なのだが、
そのイメージはおそらく
この映画からできたものなのではと
思える部分もある。
対する真田広之の三枚目のダメ男も
思ったほど悪くなく、
この二人のやりとりを
見ているだけでもじゅうぶんに楽しめ、
主演のふたりが
「たとえばフォーエバー」を歌うシーン、
窓から二人で星を見ているエンドロールが素敵だ。
そのエンドロールでカーテンコールのように
出演者がクレジットされる演出もいい。
天本英世や名古屋章
(二人とも「麻雀放浪記」にも脇で出ていたな。)
といったチョイ出のわき役たちも光っている。
映画としては特に傑作というわけではないが、
サクッと見られる娯楽映画の王道的作品だろう。
面白かった。 


打ち上げ花火 下から見るか? 横から見るか?

オトーサン、
「長ったしい題名だね」
青春物語にしては、不完全燃焼。
花火も美しくありません。

原題:打ち上げ花火 下から見るか? 横から見るか?(2017)
総監督:新房昭之
監督:武内宣之
原作:岩井俊二
脚本:大根仁
Genre:Animation/ Drama/ Family 
Country: Japan 
Language: Japanese
上映時間:90分
あらすじ:
中学1年の男子たちは、
夜に開催される花火大会を巡って
“打ち上げ花火は横から見たら丸いのか?
平べったいのか?”という話で盛り上がっていた。
典道たちはそれを確認するため、
灯台に登って花火を横から見ようと約束する。
一方、クラスのマドンナ的存在・なずなは、
母親の再婚が決まって転校することになり
思い詰めていた。
そんななずなから突然“かけおち、しよ”と誘われ、
町から逃げ出そうとする典道だったが・・・

声の出演者:
 広瀬すず・・・ 及川なずな 
 菅田将暉・・・ 島田典道 
 オトーサン、
「人物描写も、なんだかな」
なずなは、ともかく、典道が描ききれていません。

その他の声の出演者:
 宮野真守・・・ 安曇祐介 
 浅沼晋太郎・・・ 純一 
 豊永利行・・・ 和弘 
 梶裕貴・・・ 稔 
 松たか子・・・ なずなの母
 三木眞一郎・・・ なずな母の再婚相手 
 花澤香菜・・・ 三浦先生 
 櫻井孝宏・・・ 光石先生 
 根谷美智子・・・ 典道の母 
 飛田展男・・・ 典道の父 
 宮本充・・・ 祐介の父 
 立木文彦・・・ 花火師 
 斎藤千和・・・ 看護師 
 嶋村侑・・・ 看護師 
 新垣樽助・・・ 屋台の兄ちゃん 
 種崎敦美・・・ レポーター 
 井之上潤・・・ アナウンサー 
 小原好美・・・ 生徒 
 廣田悠美・・・ 生徒 
 内田修一・・・ 生徒 

User Rating:5.5/10( 1,370 votes)IMDb
  User Rating:6.4/10( 6,976 votes) Yahoo!
オトーサン、
「低いね」
習作の域を出ていません。

日本アカデミー賞 ノミネート
・アニメーション作品賞 

User Reviews 
reisparkleさん 
2018年12月2日
悪くはないが、素晴らしくもない

すばらしい出来のアニメ映画を見てきたが、
残念なことに、本作はそのリストに入らない。
ストーリー:
たくさんの可能性を持っていたが、
紆余曲折が多い。
よりゆっくり展開するほうがよかった。
全体として、そうひどくなかった。
視点:
登場人物の1人から
別の人に視点が跳んでいた。
なすなの視点を加えたなら、
プラスになっただろう。
キャラクターの深堀り:
なぜ男の子が女の子が好きになったか
もっと洞察してほしい。
「想像力に任せて」:
最後まで、ミステリーがなかった。
この2人がなぜクラスにいなかったか。
実写版は、説明していた。

オトーサン、
「実写版のほうが、よさそうだね」

HABBYさん 
2018年8月30日
3次元的奥行きを持つ2次元作品

実写版を観た直後に鑑賞。
イメージを大きく崩さず、
美しいアニメーションを携えて
うまくアップデートしたなという印象。
実写版を観たことない人や、
海外のアニメ好き(日本文化好き)にも
ダイレクトにアピールする作品だと思う。
実写版好き(25年前の思い出を大切にする人)や
『君の名は。』信者たちから
色々粗探しされディスられるのは目に見えているが、
そこを恐れずに企画してくれた
関係者たちの心意気に敬意を表するとともに、
今後もこうした作品をどんどん御披露目して
日本アニメの優秀さを世界に知らしめてもらいたい。


蜘蛛巣城

オトーサン、
「昔、見たなぁ」
黒沢時代劇のなかでは、演出が大仰と思いました。
巨額の費用をかけた割には、評判はいまいち。
ストーリーも腑に落ちません。

原題:蜘蛛巣城(1957)
監督:黒澤明
原作:ウィリアム・シェイクスピア
脚本:小国英雄/ 橋本忍 / 菊島隆三/ 黒澤明 
Genre:Period Drama
Color:  Black and White
Country: Japan 
Language: Japanese
上映時間:110分
あらすじ:
北の館の主・藤巻の謀反を鎮圧した武将、
鷲津武時と三木義明は、
喜ぶ主君・都築国春に召し呼ばれ、
蜘蛛巣城へ馬を走らせていたが、
雷鳴の中、慣れているはずの
「蜘蛛手の森」で道に迷い、
奇妙な老婆と出会う。
老婆は、武時はやがて北の館の主、
そして蜘蛛巣城の城主になることを、
義明は一の砦の大将となり、
やがて子が蜘蛛巣城の城主になることを告げる。
ふたりは一笑に付すが、
主君が与えた褒賞は、武時を北の館の主に、
義明を一の砦の大将に任ずるものであった。 
武時から一部始終を聞いた妻・浅茅は、
老婆の予言を国春が知れば、こちらが危ないと、
謀反をそそのかし、武時の心は揺れ動く。
折りしも、国春が、藤巻の謀反の黒幕、
隣国の乾を討つために北の館へやって来る。
その夜、浅茅は見張りの兵士たちを
痺れ薬入りの酒で眠らせ、武時は、眠っている国春を殺す。
主君殺しの濡れ衣をかけられた臣下・小田倉則安は
国春の嫡男・国丸を擁し、蜘蛛巣城に至るが、
蜘蛛巣城の留守をあずかっていた義明は開門せず、
弓矢で攻撃してきたため、2人は逃亡する。 
義明の強い推挙もあって、
蜘蛛巣城の城主となった武時だったが、
子がないために義明の嫡男・義照を養子に迎えようとする。
だが浅茅はこれを拒み、加えて懐妊を告げたため、
武時の心は又しても変わる。
義明親子が姿を見せないまま養子縁組の宴が始まるが、
その中で武時は、死装束に身を包んだ義明の幻を見て、
抜刀して錯乱する。
浅茅が客を引き上げさせると、
ひとりの武者が、義明は殺害したものの、
義照は取り逃がしたと報告する。 
嵐の夜、浅茅は死産し、
国丸、則安、義照を擁した
乾の軍勢が攻め込んできたという報が入る。
無策の家臣たちに苛立った武時は、
轟く雷鳴を聞いて森の老婆のことを思い出し、
一人蜘蛛手の森へ馬を走らせる。
現れた老婆は「蜘蛛手の森が城に寄せて来ぬ限り、
お前様は戦に敗れることはない」と予言する。
蜘蛛巣城を包囲され動揺する将兵に、
武時は老婆の予言を語って聞かせ、士気を高めるが、
野鳥の群れが城に飛び込むなど不穏な夜が明けた翌日、
浅茅は発狂し、手を「血が取れぬ」と洗い続ける。
そして寄せてくる蜘蛛手の森に恐慌をきたす兵士たち。
持ち場に戻れと怒鳴る武時めがけて、
味方達の中から無数の矢が放たれる・・・

出演者:
 三船敏郎・・・ 鷲津武時 
 山田五十鈴・・・ 浅茅
 浪花千栄子 物の怪の老婆
オトーサン、
「三船の芝居は鬼気迫るね」
浅茅の発狂シーンはなかなかのもの。

その他の出演者:
 千秋実・・・ 三木義明
 佐々木孝丸・・・ 城主都築国春
 志村喬・・・ 小田倉則保 
 久保明・・・ 義照(三木義明の嫡子) 
 太刀川洋一・・・ 国丸(都筑国丸の嫡子) 
 清水元・・・ 鷲津の郎党1 
 藤木悠・・・ 鷲津の郎党2 
 土屋嘉男・・・ 鷲津の郎党3 
 浅野光男・・・ 鷲津の郎党4 
 大友伸・・・ 鷲津の郎党5 
 佐田豊・・・ 鷲津の郎党6 
 高堂国典・・・ 武将1 
 富田仲次郎・・・ 武将2 
 稲葉義男・・・ 武将3 
 土屋詩朗・・・ 武将4 
 高木新平・・・ 武将5 
 増田正雄・・・ 武将6 
 松下猛夫・・・ 武将7 
 大友純・・・ 武将8 
 上田吉二郎・・・ 鷲津の親兵A 
 谷晃・・・ 鷲津の親兵B 
 堺左千夫・・・ 鷲津の親兵C 
 沢村いき雄・・・ 鷲津の親兵D 
 大村千吉・・・ 鷲津の親兵E 
 三好栄子・・・ 城の老女 
 恩田清二郎・・・  三木の郎党1 
 笈川武夫・・・  三木の郎党2 
 桜井巨郎・・・  都築の使武者1 
 井上昭文・・・  都築の使武者2 
 小池朝雄・・・  都築の使武者3 
 坪野鎌之・・・  都築の使武者4 
 加藤武・・・  都築警護の武士1 
 高木均・・・  都築警護の武士2 
 樋口迪也・・・  都築警護の武士3 
 大橋史典・・・  先ぶれの武者 
 木村功・・・  幻の武者1 
 宮口精二・・・  幻の武者2 
 中村伸郎・・・  幻の武者3 

User Rating:8.1/10( 39,337 votes)IMDb
  User Rating:8.1/10( 172 votes) Yahoo!
オトーサン、
「高いスコアだね」

User Reviews 
なんのかんのさん 
2012年11月6日

おそらく映像美としては黒澤最高作だろうが、
これ音もいいんだよ。
旗さしもののパタパタいうのから、
矢の突き立たる音まで、
なんというか、中世の渋い音が満ちている。
一番はマクベス夫人の衣擦れの音ね。
主人殺しの槍を持ってくるとことか、
ほんとに音だけで怖い。
浪花千栄子の魔女の声もある。
『羅生門』の巫女でも男声を使ってたが、
ああいう効果がある。
演出としては、モノノケの家が
ワンカットの間に取り除けられる
なんてのをやってた。
マクベス夫人の視線の演出も凄い。
話し相手には向けられない。
いつもどこか虚の一点を見詰めている。
旦那の目を見てものを言うのは
「酒を見張りの者たちにつかわそう」と
言外の意を含んでいるとき。
真意を眼で告げているわけで、
「企む女」の演出がここにキマる。
謀反の瞬間は、夫人の所作のみで見せていた。
ほとんど舞いである。
黒澤の能好きが一番生かされたフィルムで、
異なる芸術分野がひとつの作品に
理想的に結晶した稀有な例であろう。 

オトーサン、
「大酒をくらい、その勢いで
散弾銃を持って黒澤の自宅に押しかけ、
「こら! 出て来い!」と叫んだとか。

なんのかんのさん 
2008年10月16日
解りにくい

シェイクスピアの悲劇の中でも
「マクベス」は最も不吉と言われる作品だそうですが、
かなり原作にそった進行で作られている所が良いです。
ただ、最後に攻めてくる国丸側の動きと、
前半に好演の山田五十鈴演じる
浅茅の精神状態をもう少し丁寧に描いて
欲しかったとは思いました。
良く言われているように
台詞が聞き取りにくい欠点がありますが、
外国で上映される場合には
吹き替えか字幕付きだと思いますので、
外国人は我々より理解しやすかっただろうと思います。
字幕だけでなく、黒沢特有の解りにくい所もあって、
例えば城主都築国春を殺害した後の経過などは、
かなり不親切な展開です。
武時が矢ぶすまにあうシーンはかなり有名のようですが、
至近距離から名手が射たと言っても、
ここまでやる必要があったのかは疑問にも思います。
この撮影については三船も流石に腹を立て、
後に黒澤の自宅に押しかけたという話も聞きました。


ロードキラー

オトーサン、
「高速で追いかけてくる車、こわいね」
体験したことがありますが、
相手は、カッとなっているので、
何をするか分かりません。
本作は、そんなホラー映画です。

原題:Joy Ride (2001) 
監督:John Dahl 
脚本:Clay Tarver/ J.J. Abrams  
Genre:Mystery/ Thriller
Rated R for violence/terror and language
Country: USA 
Language: English
上映時間:97分
あらすじ:
ボストンの大学に通うルイスは、
ネブラスカへの帰省ついでに
コロラドに住む幼なじみヴェナを拾い、
大陸横断ドライブを楽しむことを計画する。
だが母から連絡が入り、
釈放された兄フラーをソルトレイクシティで
ピックアップすることになった。
強引なフラーはルイスをけしかけ、
無線で女のふりをして
トラッカーをからかい出す。
悪戯が度を過ぎた頃、
ラスティ・ネイルと名乗るトラッカーの
異常ぶりが明らかになる。
ヴェナと落ち合うが、
それは“恐怖のドライブ”の幕開けだった・・・

出演者:
Paul Walker ・・・ Lewis Thomas(ルイス)
Steve Zahn ・・・ Fuller Thomas(フラー)
Leelee Sobieski ・・・ Venna Wilcox(ヴェナ)
オトーサン、
「スティーヴ・ザーンが、いいね」
コメディアンのようです。
インディペンデント・スピリット賞 受賞
・助演男優賞 Happy, Texas
同ノミネート
・助演男優賞 戦場からの脱出    

その他の出演者:
Jessica Bowman ・・・ Charlotte Dawson
Matthew Kimbrough ・・・ Rusty Nail
Ted Levine ・・・ Voice of Rusty Nail
Stuart Stone ・・・ Danny, Lewis's roommate
Brian Leckner ・・・ Officer Keeney
Jim Beaver ・・・ Sheriff Ritter
Hugh Dane ・・・ Man at door
Jay Hernandez ・・・ Marine
Basil Wallace ・・・ Car salesman
Rachel Singer ・・・ Gas station manager
Satch Huizenga ・・・ Mr. Jones
Luis Cortes ・・・ Night manager
Kenneth White ・・・ Ronald Ellinghouse

User Rating:6.6/10( 59,742 votes)IMDb
  User Rating:6.7/10( 134 votes) Yahoo!
オトーサン、
「思ったよりも、面白いね」

User Reviews 
testbenchdudeさん 
2005年10月10日
この映画が好き

よいポップコーンスリラー。
サスペンスに満ち、
たくさんのアクションがある。
私は映画評論家ではない。
楽しませてくれる。
それが、私に重要なすべてです。
さらに、
私はひそかにリーリーを愛している。
私と結婚してください!
本作には、多くのサスペンスがある。
深遠な作品を捜していない限り、
これはあなたを満足させるだろう。
身も凍るホラー映画を
好む人もいるようだが、
私はちがう。
恐怖を加味した
純粋なエンターテインメントが好きだ。
私は、スティーヴ・ザーンを尊敬する。
ポール・ウォーカーも悪くない。
未知のトラッカーの脅威は適切だった。
幻覚性のスリラーを期待せず、
ライトを消して、彼氏か彼女とくつろいでほしい。
悪夢を与えない堅固なストーリー展開で
存分に面白い映画を楽しんで!

オトーサン、
「スピルバーグの初期の傑作より、面白いかも」
・激突! 映画批評NO.☆4948

ロビーJさん 
2007年9月16日
ザーンが素敵!

大好きな映画でDVDも持っています。
それに本作は名作の『激突!』と同じくらい
私は素敵な作品だとも思っています。 
何より本作で輝いているのは、
ダメダメ兄貴を演じたスティーヴ・ザーン。
彼の悪ふざけによって悪夢が始まるけれど、
彼の演技はマジで輝いているし、
私には最高にカッコよくも見えました。
そんな兄の悪ふざけに乗せられ、
大変な目に遭う弟を演じたポール・ウォーカーも
なかなかで、結構素敵にも感じました。
それからまったく関係ないのに巻き込まれてしまう
リリー・ソヴィエスキーも可愛らしくて素敵です!
とにかくハラハラドキドキする展開が
ラストまで続くので一瞬も目が離せません!
それは何度見ても感じることだし、
見る度に面白さも増していると思っています。
それにDVD特典には
何種類かのエンディングも収録されているので
なかなか面白いです。
なのでまたまた好きな作品だし、
実際にありそうな恐怖を
見事に描いたサスペンス映画です!
なので是非多くの方に
見ていただきたいと思っています。


小さな恋のメロディ

オトーサン、
「素敵な歌詞だね」
イン・ザ・モーニング
♪朝 月が眠るとき
  ぼくの一番大好きな時間
  見つめれば 日の光に虹が踊り
 寒い夜が過ぎて
  水たまりには氷が張っている
  朝 ぼくの人生の朝

  人生の朝に
  時はゆっくりと過ぎて行く
  でも生き急いだりしないで
  まだ朝だ
  これから人生の一日を
  生きていくんだもの

原題:Melody(1971) 
監督:Waris Hussein 
脚本:Alan Parker  
Genre:Comedy/ Drama/ Romance 
Country: UK 
Language: English 
上映時間:103分
あらすじ:
舞台はロンドン。
公立学校ながら厳しい教師と
生徒たちの対立がはじまっていた。
11歳のダニエルは、
同じ学校に通うメロディと出会う。
初めて心を許す相手を見つけたと感じた。
学校をさぼって海水浴場へデートに出かけ
校長先生に叱られ、
クラスメートたちにも散々笑い者にされる。
ダニエルは悪友オーンショーに
しつこくからかわれ、殴り合いの喧嘩も。 
事情を聴くこともなく押さえつけようとする
大人たちに対し、2人は一つの望みを口にする。
それは「結婚したい」という驚くべきもの。
ある日、教師が授業を始めようとすると、
教室はもぬけの空。
自分たちの手で2人の結婚式を挙げようと、
クラスの生徒が集団エスケープしたのだ・・・

出演者:
Mark Lester ・・・ Daniel Latimer(ダニエル)
Tracy Hyde ・・・ Melody Perkins(メロディ)
Jack Wild ・・・ Ornshaw(オーンショー)
オトーサン、
「子役たちがいいね」

その他の出演者:
Colin Barrie ・・・ Chambers
Billy Franks ・・・ Burgess
Ashley Knight ・・・ Stacey
Craig Marriott ・・・ Dadds
William Vanderpuye ・・・ O'Leary
Peter Walton ・・・ Fensham
Camille Davies ・・・ Muriel
Dawn Hope ・・・ Maureen
Kay Skinner ・・・ Peggy
Lesley Roach ・・・ Rhoda
Sheila Steafel ・・・ Mrs. Latimer
Keith Barron ・・・ Mr. Latimer
Kate Williams ・・・ Mrs Perkins
Roy Kinnear ・・・ Mr. Perkins
Hilda Barry ・・・ Grandma Perkins
James Cossins ・・・ Headmaster
Ken Jones ・・・ Mr. Dicks
June Jago ・・・ Miss Fairfax
June C. Ellis ・・・ Miss Dimkins
Tim Wylton ・・・ Mr. Fellows
John Gorman ・・・ Boys' Brigade Captain
Petal Young ・・・ Betty
Robin Hunter as George
Leonard Brockwell ・・・ Boys' Group
Stephen Mallett ・・・ Boys' Group

User Rating:7.8/10( 2,306 votes)IMDb
  User Rating:8.3/10( 472 votes) Yahoo!
オトーサン、
「初恋は、カルピスの味」

User Reviews 
Stuart Cさん 
1998年11月7日
ウエディング・ケーキのように甘い。

11歳の時に、この映画を見た。
27年前だが、いまだに好きだ。
27年間、見ていない。
私の姉の結婚式と時だった。
その週に5回見に行ったことを覚えている。
ポップコーンを買うゆとりがなかったので、
残り物のウエディングケーキの一切れを持って行った。
本作は、子供の愛の優しい話だ。
ハッピーエンドだ。
実にシンプル。
私は、幼い恋人たちと自分を同一視した。
女の子にのぼせあがっていたのだ。
私が、生きたかったおとぎ話を
私のために描いてくれていた。
そして、
ビージーズの歌!
私はいまだに「イン・ザ・モーニング」を歌う。
これを聞くためだけに、見る価値がある歌だ。
私は、ビデオやテレビで、見たことがない。
そうしたくないのだ。
再び見ると、たぶんがっかりするだろう。
スティーブン・キングの言葉でいえば、
以来、一度もこうした映画を見たことがない。
そう、見たのは、11歳の時だった・・・

オトーサン、
「Ikedaさん、童心に戻れない?」

Ikedaさん 
2007年12月7日
あまり

最初、見だした時には、
この邦題が良いなと思って見ていましたが、
中盤から短いカットの連続で、
これは漫画世代の人でないと
良さが解らないのではないかと思いだしました。
思春期の少年少女の描き方は良いと思いますが、
コチコチの教師が出てくるかと思うと、
やたらだらしない親が出て来て、
それに子供が反発する構図が作りすぎです。
ビージースの音楽は、
この時代らしさが出ていて良いですが、
画像の方はそれに合わせた感じの展開で、
ブツブツとぎれた演出です。
そしてラストに向けては
コメディとしか思えない進行なので、
ラストもさほど良いとは思えませんでした。


ダンサー・イン・ザ・ダーク

オトーサン、
「2000年に見たね」
・ダンサー・イン・ザ・ダーク 映画批評NO.☆102
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。

原題:Dancer in the Dark (2000) 
監督・脚本:Lars von Trier   
Genre:Crime/ Drama/ Musical 
Country: Denmark /Germany/Netherlands/Italy 
 USA//UK/France/Sweden/Finland/Iceland 
| Argentina | Norway | Taiwan | Belgium 
Language: English | German | Czech 
上映時間:140分
あらすじ:
チェコ移民セルマは、
息子ジーンと2人暮らし。
工場での労働は、楽しいものだった。 
キャシーが、困ったとき
いつも手助けしてくれるからだ。
セルマは先天性の病気で
今年中には失明する運命にあった。
ジーンもまた、
彼女からの遺伝により
13歳で手術をしなければ
いずれ失明してしまうため、
必死で手術費用を貯めていた。 
セルマは視力の悪化により
仕事上のミスが重なり、
ついに工場をクビになってしまう。
しかも、ジーンの手術費用として貯めていた金を
親切にしてくれていたはずの
警察官ビルに盗まれてしまう。
セルマはビルに金を返すよう迫り、
もみ合っているうちに拳銃が暴発し、
ビルは死んでしまった。 
セルマは殺人犯として逮捕される・・・

出演者:
Bjork ・・・ Selma Jezkova(セルマ)
Vladica Kostic ・・・ Gene Jezkova(ジーン)
Catherine Deneuve ・・・ Kathy(キャシー)
David Morse ・・・ Bill Houston(ビル)
オトーサン、
「役者起用は成功しているね」
ビョークは、アイスランドの国民的歌手。
監督は、当初、歌で起用することにしていましたが、
彼女の振舞をみて、主役に起用したとか。

その他の出演者:
Peter Stormare ・・・ Jeff
Jean-Marc Barr ・・・ Norman
Joel Grey ・・・ Oldrich Novy
Cara Seymour ・・・ Linda Houston
Siobhan Fallon ・・・ Brenda
Vincent Paterson ・・・ Samuel
Zeljko Ivanek ・・・ District attorney
Udo Kier ・・・ Dr. Pokorny
Jens Albinus ・・・ Morty
Reathel Bean ・・・ Judge
Michael Flessas ・・・ Angry man
Mette Berggreen ・・・ Receptionist
Lars Michael Dinesen ・・・ Defense attorney
Katrine Falkenberg ・・・ Suzan
Stellan Skarsgard ・・・ the doctor

User Rating:8.0/101( 92,672 votes)IMDb
  User Rating:6.8/10( :1,642 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ダンス・シーンが秀逸」
鉄橋を渡る列車をよけている盲目のセルマが
突然、歌い踊りはじめるのです

アカデミー賞 ノミネート
・歌曲賞  ビョーク I've Seen It All
カンヌ国際映画祭 受賞
・パルム・ドール  ラース・フォン・トリアー    
・女優賞  ビョーク 

User Reviews 
bandunkさん 
2001年3月26日
ビョークの演技は、オスカーに値する

ラース・フォン・トリアーは、
私の好きな監督だったが、
この映画を楽しめるかどうか分からなかった。
見終わった今、これまでに見た
最もよい映画の1つだったと断言できる。
ラルス・フォン・トリアーによる
手持ちカメラでの撮影には、感銘を受けた。
彼は、見事にスチールカメラを操作し、
見事な照明も加わって、
セルマのシュールな空想を表現している。
ビョーク演じるセルマは、
一連の悪い出来事に見舞われるが、
強い意志を持っている。
ビョークの演技を見ていると、
いたたまれなくなってくる。
ラース・フォン・トリアーの監督ぶり、
そして、助演陣のすばらしい演技!
本作は、この年の最もよい映画だ。
残念だ。
アメリカが、オスカーを与えなかったとは。

オトーサン、
「ラース・フォン・トリアー、すごいね」

Rakuさん 
2001年1月27日
得難い映画体験

観てから数日間、支配されてしまった。
楽しく唄い踊るシーンがはじまると、
逆に異常に悲しくなるというのも、
はじめての経験。
主人公の行動にはひどい矛盾があるが、
それを全部押し流してしまうほど、
ビョークの演技は、演技を通り越して本物だ。
役への感情移入が、ものすごかった。
すれっからしじゃないビョークが好きだが、
セルマ同様に思い込みが激しくて、
生きるのは大変そうだな…。
最初のミュージカルシーンから、
泣きっぱなしだったが、
彼女がかわいそうだからではない。
ある意味、彼女は、救われている。
途中からは、怒りながら泣いていましたね。
こんなの創るなよって。
多分泣いたのは、他人事とは思えなかったから。
リアルな演出のせいなのか、
歌のせいなのかわからない。
空想に逃げなくては、
やっていられないが、
逃げていると現実がどんどんダメになる・・・
たまらなかった。
あんな状況に、主人公を置いた監督には、
憎悪さえ覚えました。
純真さを利用したという気もするし。
一筋縄ではいかない映画だった。
あんな甘い空想をしてしまうセルマは、
どうも現実のひどさをわかっていても、
(鉄橋でのミュージカルシーンの歌詞に注目)
認めたくないんでしょうね…。
この時代のアメリカにしかなかった
キリスト教の問題もあり、
監督は「考えろ」って言うけれど、
いったい、どうさせたかったのか。
以前「フィオナの海」の評で、
淀川長治さんが、
「この監督は
女がものすごく嫌いなんじゃないかと思う」と
言ってましたが、実に気になるコメントです。
他の作品も観てみたくなりました。
複雑な魅力を持つ監督ですね。


海の上のピアニスト

オトーサン、
「2000年に見たね」
・海の上のピアニスト 映画批評NO.22
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
この映画、心に残る言葉がたくさんあります。
例えば・・・
「何かいい物語があって、
語る相手がいる限り、
人生捨てたもんじゃない」 

原題:La leggenda del pianista sull'oceano (1998) 
THE LEGEND OF 1900 
監督:Giuseppe Tornatore 
脚本:Alessandro Baricco/ Giuseppe Tornatore  
Genre:Drama, Music, Romance 
Rated R for language 
Country: Italy 
Language: English / French / Italian 
上映時間:170分
あらすじ:
1900年、
豪華客船ヴァージニアン号は、
大勢の移民たちを乗せて、NYへ。
自由の女神がみえると、
「あめりか!」と叫び歓喜に震える。
そんななか、黒人機関士ダニーは、
ダンス・ホールのピアノの上に
置き去りにされた赤ん坊を見つける。
ダニーはその子を
1900(ナインティーン・ハンドレッド)と名付けた。
ダニーが事故で死んだ後も、
一度も船を下りず船底で育った。
彼はある日、船内のダンスホールで音楽に魅了され、
ピアノに向かい、天才的な才能を開花させた。
27年にトランペッターとしてやってきたマックスも
彼の弾く美しい音楽に魅せられていった。
あるレコード会社の男が
彼の演奏をレコード録音するために乗船した。
録音機を前にしぶしぶと弾き始めた彼は、
ふと窓越しに美しい少女を見て、
彼女を思うかってないほど感動的な音楽を奏でた。
彼は彼女にレコードを渡そうとするが、
ごったがえす群衆の渦に引き離されてしまう。
その数年後、「いつか訪ねて来て……」と
言い残した彼女に会うため、
船から下りる決心をする。
盛大な見送りを受けるが、
タラップの端まで降りたところで
結局陸地には下りず、
船に逆戻りしてしまった
1946年。彼の思い出を語っていたマックスは、
第二次大戦下で酷使され、
老朽化したヴァージニアン号が
沖で爆破されるとを知り、港へ駆けつける。
マックスは蓄音機と思い出のレコードを片手に、
錆び付いたヴァージニアン号に乗り込むと、
そこには彼の姿が。
船を降りるよう説得するマックスだったが、
彼は船とともに生涯の幕を閉じることを選んだ。
港から爆破される船を見つめるマックスには、
彼の奏でるメロディが聞こえてくるようだった・・・ 

出演者:
Tim Roth ・・・ 1900(ナインティーン・ハンドレッド)
Pruitt Taylor Vince ・・・ Max Tooney(マックス)
Melanie Thierry ・・・ The Girl(少女)
Clarence Williams III ・・・ Jelly Roll Morton(ジェリー)
オトーサン、
「ティムロス、名演だね」
アカデミー賞 ノミネート)
・助演男優賞 ロブ・ロイ/ロマンに生きた男    

その他の出演者:
Roman Kuznietcov ・・・ 2 year-old 1900 
Easton Gage ・・・ 4-year-old 1900 
Cory Buck ・・・ 8-year-old 1900
Bill Nunn ・・・ Danny
Peter Vaughan ・・・ The Shopkeeper
Niall O'Brien ・・・ Harbor Master
Gabriele Lavia ・・・ Farmer
Sidney Cole ・・・ Musician
Harry Ditson ・・・ Captain Smith

User Rating:8.1/10( 51,185 votes)IMDb
  User Rating:8.3/10( 679 votes) Yahoo!
オトーサン、
「人生を、世界を、感じる」

ゴールデン・グローブ 受賞
・音楽賞  エンニオ・モリコーネ 

User Reviews 
ccthemoviemanさん 
2005年10月22日
驚くべきビジュアル、ユニークなストーリー

真価が長年認められなかった作品だ。
ほとんどの人々が耳にしなかった非常によい映画だ。
レビューした人は知っている。
それらのコメントを読めば、
どんなに好感を持たれているかわかる。
北米での題名は、"THE LEGEND OF 1900"。
映画は、間違いなくユニークだ。
豪華客船に乗って彼の一生を過ごした
すばらしいピアノ奏者についてのストーリー。
本作の最もよい点は、
私にとっては、ストーリーではなく、
撮影だった。
なんとかっこいい映画なのだろう。
メラニー・ティエリーの表情がいい。
残念ながら、彼女は端役だが。
ティム・ロスがいやな悪人役でないというのがいい。
クラレンス・ウィリアムズは、横柄にも
ピアノの決闘をロスに申し込むために、
乗船してくるピアノ奏者役だ。
トルナトーレ監督は、有名なイタリア映画
「ニュー・シネマ・パラダイス」を撮った。
本作は、それよりも、ずっと素敵だ!

オトーサン、
「ジュゼッペ・トルナトーレ監督作だったんだ」
名作「ニュー・シネマ・パラダイス」(1989)から
10年後の作品です。

ジーナさん 
2008年6月4日
ピアノ音楽好きは必見

ほとんどが船上での展開ですが全く飽きませんでした。
視点が主人公ではなく、
トランペット吹きというのも面白みの一つだったと思いますし、
現在と過去を巧く織り交ぜた構成も良かったです。
ニュー・シネマ・パラダイスとは別ジャンルの作品なので
比べてはいけませんが、
ジュゼッペ作品らしさは感じ取れると思います。
ただ、ラストの爆発シーンはいらなかったな・・・
そこは映像として見せず、
音だけの方が深みが出たと思いますね。
しかし今更、言うまでもなく
有名な揺れる船内での演奏シーンや
ジャズピアニストとの演奏対決など
印象的なシーンも多々ありました。
もちろんエンニオ・モリコーネさんですから
音楽も素晴らしいですよ。
それからティム・ロスの掴みどころのなさが
1900という役柄にピッタリでした。
虚ろなんだか見据えているんだか分からない目や
控えめな感情表現にとても惹きつけられましたね。


名探偵コナン 世紀末の魔術師

オトーサン、
{このシリーズ、いいね」

名探偵コナン 戦慄の楽譜(フルスコア) 3219
名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター) 4182
名探偵コナン 天空の難破船(ロスト・シップ) 4305
名探偵コナン 異次元の狙撃手 5308
名探偵コナン 時計じかけの摩天楼 ☆5649
名探偵コナン 業火の向日葵 5655
名探偵コナン 迷宮の十字路(クロスロード) 6015
名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア) ☆6024
名探偵コナン ベイカー街の亡霊 ☆6323
名探偵コナン から紅の恋歌 6401

原題:名探偵コナン 世紀末の魔術師(1999)
監督:こだま兼嗣
原作:青山剛昌  
脚本:古内一成 
Genre:Mystery/Family
上映時間:100分
あらすじ:
ある日の夜、
ベランダに人影が現れ、
吉田歩美が窓を開けると
白いマントに身を包んだ男が佇んでいた。
彼は中森警部に捕まる前に
ハンググライダーで飛び立っていった。
彼の名は怪盗キッド。 
キッドが狙うものはロマノフ王朝の秘宝
“インペリアルイースターエッグ”。
早速コナンらはエッグが展示されている大阪へ。
予告通りキッドは現れ、エッグを盗まれてしまうが、
ハンググライダーで逃走中に
キッドは何者かに狙撃され海に墜落する。
エッグを取り返すことには成功し
ひとまず安全な場所へ運ぶことになり、
コナン一行は豪華客船で神奈川へ。
だが船内では、
寒川竜の銃殺体が発見された・・・
一方、船内で殺人が起こる前に、
エッグの所有者だった香坂夏美は、
エッグの製作者である曽祖父が残した
エッグの設計図を面々に見せる・・・

声の出演者: 
高山みなみ・・・江戸川コナン 
山口勝平・・・怪盗キッド
岩居由希子・・・吉田歩美
篠原恵美・・・香坂夏美 
オトーサン、
「怪盗キッドがいいね」
ハンググライダーで飛翔するなんて素敵です。

その他の出演者:
山口勝平・・・工藤新一 
藤田淑子・・・清思青蘭 
山崎和佳奈・・・毛利蘭 
神谷明・・・毛利小五郎 
林原めぐみ・・・灰原哀 
堀川亮・・・服部平次 
田中信夫・・・茶木神太郎 
宮本充・・・西野真人 
依田英助・・・沢部蔵之助 
松岡文雄・・・鈴木史郎 
壤晴彦・・・セルゲイ・オフチンニコフ 
大塚芳忠・・・寒川竜 
大塚将一・・・乾将一 
茶風林・・・目暮警部
中森銀三・・・中森警部
緒方賢一・・・阿笠博士 
塩沢兼人・・・白鳥警部補 
松井菜桜子・・・鈴木園子 
中森銀三・・・中森銀三 
宮村優子・・・遠山和葉 
高木渉・・・小嶋元太 
高木渉・・・高木刑事 
大谷育江・・・円谷光彦 
中嶋聡彦・・・鑑識課長 
小山裕通・・・刑事 
井上隆之・・・刑事 
千葉一伸・・・刑事 
布目貞雄・・・刑事 
佐藤しのぶ・・・歩美の母

User Rating:9.2/10( 45 votes)Amazon
  User Rating:8.4/10( 318 votes) Yahoo!
オトーサン、
「面白い」

User Reviews 
無菌状態さん 
2015年5月13日
このキッドは好き 

私は銀翼以降のキッドは嫌いなんですが、
この作品のキッドは憎めません。
コナンとの関係に緊張感があって面白いです。
やはりライバルキャラは主役と
一定の距離感が無いと盛り上がりません。
キッドにフォローされながらも
狙われているという状況がいい。
今ではコナンと共謀したり、
正体をコナンが見破っても見逃したりとつまらない。
これ以降のキッドはキザな台詞を吐いて、
空を飛んでいるだけのキャラになってしまって残念。
あのキッドが撃ち落とされるなんて今じゃありえない。
復活し、ラストの登場シーンはアンチながら感動した。
そもそもキッドが暴れるのは最初の30分だけで、
居なくても充分成立するほどストーリーが面白い。
初登場ながらキッドに頼らない脚本は見事だと思う。
歴史ロマン溢れる作品。 

オトーサン、
「そういえば、NYで見に行ったな」、
・ファベルジェ美術館
9つのインペリアルイースターエッグを展示。
「ルネサンス・エッグ」
「ベイ・ツリー・エッグ」
「リリー・オブ・ザ・バレー・エッグ」が目玉。

nabeさん 
2013年11月18日
インディジョーンズもビックリ!

人気シリーズの第3作である。
オープニングは、怪盗キッドのスマートな登場、
いつものようにいいテンポで物語が展開していくが、
途中から怪盗キッドが一回休みとなり、
別のストーリーであるロマノフ王朝の宝を巡る
争奪戦に話はすり替わっていく。
ラストで怪盗キッドが重要な役割を演じるので、
決して一回休みではなかったことが分かるが、
ここのところがやや分かりづらく
つめこみ過ぎのような気がする。
それでも後半の推理展開は、
名探偵コナンの真骨頂である緻密さと
スマートさがたっぷりとあり、
最後まで楽しませてくれるのはさすがだ。
蘭と新一の心の綾もタイムリーに織り込み、
ぜひ実写版が観たくなるほど
粋なラストシーンの余韻が爽やかに残る。


ゲノムハザード ある天才科学者の5日間

オトーサン、
「2010年に行ったけど」
当時の日韓関係は、竹島、靖国神社や
歴史教科書問題もあったものの、
韓流ブームもありました。
だから、日韓合作映画も可能だったのでしょう。

原題:ゲノムハザード ある天才科学者の5日間(2013)
監督・脚本:キム・ソンス  
Genre:Sus@ence/Action
Country:Japan/South Korea
Language:Japanese/Korean
上映時間:120分
あらすじ:
帰宅した石神武人は妻の死体を発見。
そこへ電話が鳴る。
受話器から聞こえてきたのは、
目の前で死んでいるはずの妻の声。
直後、石神は警察を騙る2人組に
掠われかけるが間一髪で逃走し、
韓国人女性記者カン・ジウォンに助けられる。
2人は協力して事件の解明に乗り出すが、
次第に石神の記憶の混乱が明らかとなっていく。
何が本当の記憶で、自分は何者なのか、
真相の核心へ迫っていく石神だったが・・・

出演者:
 西島秀俊・・・ 石神武人/オ・ジヌ 
 キム・ヒョジン・・・ カン・ジウォン
 イ・ギョンヨン  シェトン社長
 伊武雅刀・・・ 佐藤英輔博士
オトーサン、
「西島くん、いい役者だね」
これまで記憶に残っていませんでしたが、
受賞作は、以下の通り。

日本アカデミー賞 ノミネート
・助演男優賞 散り椿    
日本映画プロフェッショナル大賞 受賞 
・主演男優賞 CUT    
・主演男優賞 帰郷 
・主演男優賞 ニンゲン合格 

その他の出演者:
 真木よう子・・・ 美由紀 
 浜田学・・・ 伊吹克彦 
 中村ゆり・・・ ハン・ユリ 
 パク・トンハ・・・ 警察を騙る男 

User Rating:5.0/10( 4 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:5.5/10( 479 votes) Yahoo!
オトーサン、
「低いね」

User Reviews 
鉄腕麗人さん 
2015年2月12日

今やトップ俳優の地位を確立した
西島秀俊を主演に配し、
韓国人スタッフを中心にした
サスペンス・アクションということで
一定の期待はしていたのだけれど、
どうやらどこまでいっても
日本製の娯楽大作というものは
世界標準に遠く及ばない作品しか
生み出せないらしい。
韓国映画界も、さすがに右から左まで
手練揃いというわけではないようだ。
どういう経緯での日韓合作なのか
よく分からないけれど、
西島秀俊のアジア向け
プロモーション映画という
範疇を出ない作品だ。
これを観て喜ぶのは、
ミーハーな彼のファンだけだろう。
原作小説の物語の完成度は
実はもう少し高いのかもしれないけれど、
少なくともこの映画化作品において、
取ってつけたような
ストーリーテリングの連続に対して、
サスペンスとしても、ミステリとしても、
ドラマとしても、
終始チープさを感じ続けてしまった。
エピローグも何やら綺麗めな着地を
演出しようとしていることは伝わってくるが、
まあ完全に失敗していると思う。
あと、個人的に伊武雅刀の“あいいう役柄”は、
もう散々見飽き過ぎていて、
本人のパフォーマンス自体の精度は別にして、
ただただ陳腐にしか見えない。
最終的には2時間サスペンスドラマの
オチのような顛末に失笑してしまう。 

オトーサン、
「見終わったけど、分からん」
サラリーマンの石神が、
妻が殺害される事件に巻き込まれ、
自分自身が記憶を”上書き”された
ジヌという天才科学者だと知らされる。
次の上書きが迫る5日間で、
真実を突き止めようとする…

前田有一さん 
2014年1月28日
日韓合作の良いところも悪いところも
   
韓流熱は急速に冷え込み、
政治家は挑発を繰り返す。
かつて無いほどギスギスしている
日韓関係だが、
映画会は何のその。
サントリーミステリー大賞読者賞を受賞した
司城志朗のサイエンスミステリ小説
『ゲノムハザード』の映画化は、日韓合作、
それも企画から配給まで
密接に共同作業を行う密着型で製作された。 
石神武人は帰宅した自室で妻の死体を発見する。
ところがそこで鳴った受話器をとると、
何も変わらない妻の声が聞こえてくる。
混乱する彼のもとに、怪しげな男たちが現れる。
危険を察知して逃げる石神は、
目の前にいた韓国人女性ジウォンの車に乗り込み
逃走を図るのだった。 
何かの理由で記憶がおかしくなった男の
自分を取り戻す戦いを描くサスペンス。 
撮影はほとんど日本、
台詞には韓国語が多少混じるものの、
出演者も西島秀俊はじめ日本人が多くを占める。
そのかわり、キム・ソンス監督以下スタッフは
韓国映画人が主力となる。
このため日本を舞台に日本人を撮っても、
どこか外国映画風に感じられるのはおもしろい。
序盤のカーチェイスも、
それほど大がかりなことは
していないにも関わらず、
邦画よりも緊迫感を感じさせてなかなかよい。
これは意外にも日韓共同作業、大最高か!? 
──などと思ったのもここまで。
韓国と組むと必ず負けるとの
マーフィーの法則的なジョークが
ネット上ではよく語られているが、
本作もそのワナにはまった様子。
ストーリーが進むにつれて、
いろいろな無理が露呈してくる。 
とくに、"衝撃の真相"が
明らかになってからの流れ。
ミステリにとって
もっとも盛り上がるはずの部分なのだが
ここがよくない。
ろくなヒントも伏線もなく、
唐突に新事実が次々と明らかになる展開に、
いったいどれだけのお客さんが
ついていけるだろう。 
そもそも驚きとは、
思いこんでいた常識、先入観を
ひっくり返されたときに感じるものである。
今まで言ってなかっただけのことをポン、と
目の前におかれても。
ああそうだったんだ、
初めて知ったよ、で終わりである。 
本作はもう少し原作を整理して、
切り捨てるべくは切り捨て、
何に焦点を当てるかを
はっきりさせたらよかった。
特にこの映画版は、
5日間でタイムアウトというスリル、
日韓をまたぐ壮大なストーリーと撮影、
そしてどんでん返しの衝撃
の3つが売りのはずである。 
ならば、それ以外の要素は
ばっさり切り捨てていかないと
時間は足りなくなるし見せ場の完成度も下がる。
リソースは限られているし、
スタッフキャストの意志疎通も
十分にはいかないのだから、
ここは大胆な割り切りが必要だった。 
現実世界同様、日韓コラボを
成功させるのはなかなか難しいか。


ユニバーサル・ソルジャー/ザ・リターン

オトーサン、
「へぇ、シリース化されてるんだ」
ユニバーサル・ソルジャー(1992)  映画批評NO.2812
ユニバーサル・ソルジャー II(1998)  
ユニバーサル・ソルジャー III(1998)  
ユニバーサル・ソルジャー/ザ・リターン(1999)  
ユニバーサル・ソルジャー:リジェネレーション(2009)  
ユニバーサル・ソルジャー 殺戮の黙示録(2012) 

原題:Universal Soldier: The Return (1999) 
監督:Mic Rodgers    
脚本:William Malone/ John Fasano  
Genre:Action/ SF
Rated R for nonstop strong violence, 
and for language and nudity 
Country: USA 
Language: English
上映時間:83分
あらすじ:
ライアン・ラスロップ軍事兵器研究所では、
コトナー博士が指揮を執り、
新型ユニバーサル・ソルジャー
“ユニソル2500”の開発プロジェクトが
進められていた。
ユニバーサル・ソルジャーとは、
死んだ人間を蘇生させて感情や記憶を消し、
マイクロチップを埋め込んで
作り出される改造戦士。
ユニソル2500は、
スーパーコンピューターSETH
によって管理されている。
初代ユニバーサル・ソルジャーだった
リュックは、人間に戻り、
テクニカル・エキスパートとして
プロジェクトに参加し、
相棒のマギーと共に
ユニソル2500の演習相手を務めている。
だが、国防総省は予算削減のため、
プロジェクトの中止を決定した。
それを知ったSETHは、
独自の意志でロミオをリーダーとする
ユニソル2500をコントロールする。
そしてシャットダウンを試みた
コトナー博士を抹殺し、
人類に戦いを挑んできた。
リュックは研究所の取材に来ていた
TVレポーターのエリン・ヤングを助け、
研究所の外に出た。
SETHは、8時間以内に
システムのコードを入力しなければ
自らがシャットダウンされることも、
コードを知っているのが
リュックだけだということも知っていた。
そこで人間の肉体を乗っ取って
実体化したSETHは、
リュックの娘ヒラリーを人質に取る・・・・

出演者:
Jean-Claude Van Damme ・・・・ Luc Deveraux(リュック) 
Bill Goldberg ・・・・ Romeo(ロミオ) 
Xander Berkeley ・・・・ Doctor Dylan Cotner(コトナー博士)
Karis Paige Bryant ・・・・ Hillary Deveraux(ヒラリー)
Michael Jai White ・・・・ S.E.T.H
オトーサン、
「バン・ダム、本領発揮だね」
スタントを使っているのでしょうか、
激しい格闘をやっています。

その他の出演者:
Heidi Schanz ・・・・ Erin Young 
Justin Lazard ・・・・ Captain Blackburn 
Kiana Tom ・・・・ Maggie 
Daniel von Bargen ・・・・ General Radford
James R. Black ・・・・ Sergeant Morrow 
Brent Anderson ・・・・ Technician #2 
Lyle Kanouse ・・・・ UniSol 2500 (voice) 

User Rating:4.2/10( 26,386 votes)IMDb
  User Rating:3.9/10( 45 votes) Yahoo!
オトーサン、
「低すぎないか」

User Reviews 
the amorphousmachineさん 
2000年8月22日
 So bad...its good!  
悪いけど、いい!

悪い演技とせりふ。
衝撃的なB級アクション映画だ。
バン・ダムは、さほどよくない。
SETH役のジェイ・ホワイトが、目立つ。
ビル・ゴールドバーグが愛らしい。
こっけいなほど悪い。
だが、最後は楽しく終わる。
気楽に見られ、笑える
安手の低予算アクション映画が好きならば、
見るのに値する!
私は、このジャンルのファンだが、
クソまじめに受け取らずに見るべし。

オトーサン、
「竜頭蛇尾だね」
最後のほうは、筋書がやり放題です。

ジーナさん 
2008年7月7日
連続性のあるアクションだけど・・・

序盤のアクションは爽快でGOOD
その後のアクションはいつものヴァンダムなので
特にコメントなし(笑)
とりあえず回し蹴りは美しかった。
内容の方は、かなりユルユル。
人工知能を持ったPCと肉体派のヴァンダムが
どう戦うのかチョット楽しみにしていたのですが、
残念ながらPCに肉体を与えちゃって終了。
で、アッサリSETH倒されちゃうし(爆)
ものものしい登場だった割に
SETHの見せ場は少なく、
正直ロメオ(ロミオだった?)の方が目立っていました(笑)
化学兵器や生物兵器があるから
爆破はダメだって言ってたのに、やっぱり爆破で終了。
電源を切るために基地内に入った兵士たちは、
まさかの無駄死にでした。
ユニソルはふっ飛ばすぐらい撃たないと
効かないって言ってたけど、
序盤の演習で至近距離からふっ飛ばされたユニソルは
「銃で撃たれたぐらいじゃ平気だ」とか言ってなかった!?
もう粗探しを始めたらキリがないほど、
とにかく脚本が雑。
基本的にアクションはツッコミどころがあるジャンルだけど、
これだけあると笑って誤魔化せませんよ。


バッド・ジーニアス 危険な天才たち

オトーサン、
「カンニング・シーンの緊張感、半端ない!」
学生としても、教師としても、
カンニングには無縁でしたが、
こんな秀逸なカンニングなら、
「カンニングは文化だ!」といいたくなります。

原題:Chalard games goeng (2017)
監督:Nattawut Poonpiriya    
脚本:Tanida Hantaweewatana/ Vasudhorn Piyaromna    
 Nattawut Poonpiriya/ Timothy Teo  
Genre:Comedy/ Crime/ Drama
Country: Thailand 
Language: Thai / English
上映時間:130分
あらすじ:
女子高生リンは、小中校と優秀な成績。
進学校に特待奨学生として転入。
テストの最中に友人のグレースを手助けし、
その噂を耳にしたグレースの彼氏パットは、
試験中にリンが答えを教え、
代金をもらうというビジネスを持ちかける。
さまざまな高度な手段を駆使し、
学生たちは試験を攻略。
リンの売り上げも増加していった。
そして多くの受験生の期待を背に受けたリンたちは、
アメリカの大学に留学するため
世界各国で行われる大学統一入試STICを攻略する・・・

出演者:
Chutimon Chuengcharoensukying・・・ Lynn(リン)  
Eisaya Hosuwan・・・ Grace(グレース)  
Teeradon Supapunpinyo・・・ Pat(パット) 
オトーサン、
「リン役の女優さん、初々しいね」

その他の出演者:
Chanon Santinatornkul・・・  Bank  
Thaneth Warakulnukroh・・・  Lynn's father  
Sarinrat Thomas・・・  Headmistress  
Ego Mikitas・・・  STIC Supervisor  
Pasin Kuansataporn・・・  Tong  
Sahajak Boonthanakit・・・  Pat's father  
Kanjana Vinaipanid・・・  Pat's mother  
Yuthapong Varanukrohchoke・・・  Mr. Sophon  
Nopawat Likitwong・・・  Exam Proctor  
Vittawin Veeravidhayanant・・・  Pat's friend  
Mahatthanachotwanich・・・  Pat's friend  
Narwin Rathlertkarn・・・  Pat's friend 

User Rating:7.7/10( 13,104 votes)IMDb
  User Rating:8.3/10( :489 votes) Yahoo!
オトーサン、
「青春映画だね」
受験社会へのプロテストにも思えます。

User Reviews 
stevenclayalcanderさん 
2017年9月7日
すべての面でよい組み合わせ
学校、試験、カンニングについての話は、
退屈で、きまり文句と考えていた。
でも、見終わって、私は間違っていた。
この映画のすべての面でよい。
よい話(友情や家族愛)であり、
よいユーモアもある。。
監督は、試験での不正行為について
とても強烈で、スタイリッシュに撮っている。
主演女優だけでなく、助演男優もいい。
キャラクター間の関係も、人格形成もカンペキ。
この映画には、すべてがある!

オトーサン、
「ナタウット・プーンピリヤ監督、前途有望だね」
長編デビュー作Countdownが
アカデミー賞外国語映画賞タイ代表
2作目となる本作が、タイでメガヒット!

黒美君彦さん 
2018年10月10日
エンタメ傑作

アジア各国で進む経済成長は、
同時に貧富の拡大と学歴偏重を生む。
タイも例外ではないそうで、
富裕層の家庭が子どもの入学のために
学校に賄賂を渡すことが恒常化しているのだと
ナタウット・プーンピラヤ監督は語っている。
そこから発想を飛ばして
カンニングをテーマにこれだけのエンタメ作品を
作り上げてしまうのだから大したものだ。
もともとは中国の集団カンニング事件を
ヒントにしたらしいが、
とにかく映像がスリリングにしてスタイリッシュ。
カンニングシーンが実に巧みだ。
ハラハラさせてしまう。
物語は貧しい天才女子高生リンが、
出来の悪い富裕層の子弟から金を貰って
カンニングを手伝うところから始まる。
この主役のチュティモン・ジョンジャルーンスックジンが
何ともカッコいい。
ルックスは決して魅惑的とはいえないのだけれど、
モデル出身ということで、9頭身!顔が小さい!
一度はカンニングがバレてしまうのだが、
親友のカップルに頼み込まれて
ボストンの大学への進学に必要なSTICという
各国で行われる大学統一入試での助けを求められてしまう。
リンはもうひとりの苦学生でライバルでもあるバンクを
仲間に引き入れ、いよいよ試験当日…というお話。
とにかくハラハラドキドキ感の演出が巧い。
だが悪いことは続かないもの。
終盤は意外な展開もあり、胸に迫ってくる。
金は人間を変えてしまう。
そのことに気づき、大切なものを見失いかけたリンは、
真面目だけが取り柄の父親に救われる。
最後には思わずほろっと来てしまう。
世界16の国と地域で大ヒットを記録したというこの作品、
タイ映画といえば『マッハ』シリーズで知られる
アクションもののほかには2010年にカンヌ映画祭で
パルム・ドールを獲った『ブンミおじさんの森』
(アピチャッポン・ウィーラセタクン監督)
くらいしか知らなかったが、
こうして観ると新たな才能が
各地で生まれつつあるのだと実感する。
エンタメの傑作です。


SING/シング

オトーサン、
「失敗した」
TVで見ました。
日本語吹き替えでした。
歌、下手だなと思いました。
DVDを借りて、英語版でみれば、感動したかも。
追記:
調べたら、DVDを借りていましたが、
なんと、日本語吹き替えで見てしまいました。
・SING/シング 映画批評NO.6278

原題:Sing (2016) 
監督:Garth Jennings/ Christophe Lourdelet
脚本:Garth Jennings  
Genre:Animation/ Comedy/ Family
Country: Japan/ USA 
Language: English /Japanese /Ukrainian 
上映時間:108分
あらすじ:
動物だけが暮らす世界。
コアラのバスター・ムーンが経営する
“ムーン劇場”は観客が減り、
倒産の危機を迎えていた。
なんとか劇場を立て直したいバスターに、
人生最大の歌のコンテストを開催するという
最後のチャンスが訪れる。
主要候補は6名。
ギャングファミリーから抜け出し
歌手を夢見るゴリラのジョニー。
25匹の子ブタたちの子育てに追われる
ブタの主婦、ロジータ。
傲慢なボーイフレンドと別れてソロになろうと
奮闘するパンク・ロッカーなヤマアラシのアッシュ。
極度のあがり症を抱える内気な10代のゾウ、ミーナ。
人をだますのも歌うのも、
同じくらい軽やかにやってのけるネズミのマイク。
超ハイテンションなシンガー兼ダンサーのブタのグンター。
彼らも人生を変えるチャンスが来たと信じて、
それぞれの思いを胸にバスターの劇場に集結する。
バスターは最終決戦に向け各々の参加者を指導するうちに、
救いを必要としているのは劇場だけではないことを感じ始める。
そんな時、トカゲの秘書、ミス・クローリーの手違いで
発表してしまった賞金の10万ドルを工面できないバスターは、
羊の親友エディの祖母である
元スター歌手の羊のナナを頼ろうとするが・・・

出演者:
Matthew McConaughey ・・・ Buster Moon(バスター・ムーン) 
Garth Jennings ・・・ Miss Crawlyミス・クローリー
John C. Reilly ・・・ Eddie(エディ) 
Jennifer Saunders ・・・ Nana(ナナ)
(主要候補6名)
Taron Egerton ・・・ Johnny(ジョニー) 
Reese Witherspoon ・・・ Rosita(ロジータ) 
Scarlett Johansson ・・・ Ash(アッシュ) 
Tori Kelly ・・・ Meena(ミーナ) 
Seth MacFarlane ・・・ Mike(マイク) 
Nick Kroll ・・・ Gunter(グンター) 
オトーサン、
「ゾウのミーナがいいね」
歌手のMISIAが吹き替えでした。

その他の出演者:
Peter Serafinowicz ・・・ Big Daddy
Beck Bennett ・・・ Lance 
Jay Pharoah ・・・ Meena's Grandfather.
Nick Offerman ・・・Norman .
Leslie Jones ・・・ Meena's Mother
Rhea Perlman ・・・ Judith.
Laraine Newman ・・・ Meena's Grandmother
Adam Buxton ・・・ Stan .
Brad Morris ・・・ Baboon
Bill Farmer ・・・ Bob
Tara Strong ・・・ Becky
Jim Cummings ・・・ the Russian bears

User Rating:7.1/10( 112,705 votes)IMDb
  User Rating:7.9/10( 5,980 votes) Yahoo!
オトーサン、
「高いスコアだね」

ゴールデン・グローブ ノミネート
歌曲賞    “Faith” 
アニメーション作品賞 

User Reviews 
vasanisalimさん 
2016年12月19日
素晴らしい映画 子供向け娯楽作

試写会で、子供たちと楽しんだ。
トイレユーモアで、笑いを取ろうとしていないのがいい。
エンターテインメントは、クリーンで
不要な性的参照が全然なし。
私は、インスピレーションを与える
子供向け映画が好きだ。
本作は、ドンピシャ。
子供たちが恐怖や困難を乗り越えて
トライする気にさせる。
登場するキャラは、それぞれ個性的で、
愛らしく、ユニークだった。
よい音楽があった。
映画の長さも、子供にはよかった。
最後まで退屈しなかった。
劇場の誰もが、よい時間を過ごしていた。
子供と見れば、良い満足感を得られる。
見に行くべし。

オトーサン、
「大人向けではないね」

黒美君彦さん 
2017年3月24日
予想通り

予定調和だし、
またまた動物キャラクターだし、
ということでさして期待せずに字幕版へ。
で、思った通りというか予想通りというか、
それなりに楽しめたし、
まあいいか、といった感じのアニメ。
よく知られているヒット曲が
ふんだんに使われているので、
音楽的にも楽しめる。
挿入曲はレディー・ガガに
エルトン・ジョンにケイティ・ペリー、
フランク・シナトラ、ビヨンセなどなど。
レッサーパンダ5匹組
(“キューティーズ”という名前らしい)は、
日本出身で英語はわからないので
いつもニコニコして踊り狂っている。
彼女(?)たちが歌うのは
きゃりーぱみゅぱみゅの「にんじゃりばんばん」
「きらきらキラー」「こいこいこい」の一部。
リース・ウィザースプーンや
スカーレット・ヨハンソンが
歌が巧いというのはわかったけれど、
全体としては割とありきたりのストーリー。
キャラクターももひとつこれ、
というのがなかったような。
もちろんアニメとしての完成度は決して低くないし、
最後まで面白く観ることができたんですけどね。


レッド・オクトーバーを追え!

オトーサン、
「2003年に見たね」
・レッド・オクトーバーを追え!映画批評NO.1000
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
ご存じ、トム・クランシーの
ベストセラー小説を映画化したものです。
以下の作品と比べてください。
・U・ボート 映画批評NO.☆5519

原題:The Hunt for Red October(1990)    
監督:John McTiernan
原作:Tom Clancy 
脚本:Larry Ferguson/Donald E. Stewart
Genre: Action /Adventure /Thriller
Country: USA 
Language: English / Russian  
上映時間:134分
あらすじ:
ソビエト、ムルマンスク沿岸。
副長ボロディンから出発の時を告げられた
ソ連の最新鋭原子力潜水艦
レッド・オクトーバーの艦長ラミウスは、
秘かな決意を胸に、艦の前進を命令する。
その頃、CIAのアナリスト、
ジャック・ライアンは、
ラミウスが亡命するつもりかと直感し、
北大西洋沖の米空母エンタープライズに向かった。
一方、モスクワから、
レッド・オクトーバー撃沈の命をうけた
ソビエト海軍の潜水艦コノヴァロフの
ツポレフ艦長は、
血眼になってレッド・オクトーバーを追っていた。
そんな折、レッド・オクトーバーの動きを察知した
ダラスの艦長バート・マンキューソは、
待ちぶせしようとする。
レッド・オクトーバーでは、
乗組員の中に破壊工作員がいることが判明し、
艦内は緊迫していた。
嵐の中、命からがらダラスに着いたライアンは、
駐米ソビエト大使の連絡をうけ、
レッド・オクトーバーの攻撃命令があったことを知る。
ライアンはマンキューソを説得し、
ラミウスとの接触を試み、
彼の真意が亡命にあることを確認する・・・

出演者:
Sean Connery・・・Capt. Marko Ramius(ラミウス艦長) 
Alec Baldwin・・・  Jack Ryan(ライアン)
Scott Glenn・・・  Cmdr. Bart Mancuso(マンキューソ艦長)
オトーサン、
「ショーン・コネリーの艦長役、
やはり存在感あるなあ」

その他の出演者:
Peter Firth・・・  Ivan Putin
Sam Neill・・・  Capt. Vasily Borodin 
James Earl Jones・・・  Adm. James Greer 
Joss Ackland ・・・ Ambassador Andrei Lysenko 
Richard Jordan (I)・・・National Security Advisor Jeffrey Pelt 
Tim Curry・・・  Dr. Petrov 
Courtney B. Vance ・・・Petty Officer 2nd Class Jones 
Stellan Skarsgard ・・・  Capt. Tupolev 
Jeffrey Jones ・・・  Skip Tyler 
Timothy Carhart ・・・ Bill Steiner 
Larry Ferguson・・・ Chief of the Boat Watson
Fred Dalton Thompson ・・・ Adm. Joshua Painter

User Rating:7.6/10( 162,988 votes)IMDb
  User Rating:7.8/10( 502 votes) Yahoo!
オトーサン、
「おお、高いスコアだ」

アカデミー賞受賞:
・音響効果編集賞
同ノミネート:
・音響賞
・編集賞

User Reviews 
FlickJunkieさん 
2000年8月286日
潜水艦ものクラシック

本作は、第二次世界大戦の「U・ボート」が
やったことを現代版にしたもの。
水面下の潜水艦で暮らす人々を
吹つ飛ばそうとしている人々の話しを
ほとんどの人々に身近に感じさせる。
サスペンスと興奮は極めて面白い。
トム・クランシーのスリリングな小説は、
大きなスクリーンに向いている。
彼は、国際的陰謀の物語を
もっともらしく見せる巨匠だ。
ソ連の潜水艦の艦長は、米国に亡命しようとしている。
ユニークなツイストがサスペンスを盛りあげる。
ジョン・マクティアナン監督は、
冒険アクションで、名声を博している。
本作は、潜水艦よりも、
国際的な陰謀により多く焦点を当てている。
マクティアナンは、ペースを維持し、
観客をサスペンスで釘づけにする。
スマートな魚雷が深海を通過して、潜水艦を追う。
ショーン・コネリーは、力強かった。
この潜水艦が
核のホロコーストを始めることのないようにと
決心している。
コネリーは、良心と非情さを演じる。
アレック・ボールドウィンは、好演している。
他のトム・クランシー作品のアクションヒーロー、
ハリソン・フォードと違って、
ボールドウィンは、本当の経験もなしに、
過酷な状況に押し込まれた
CIAのアナリスト役だ。
クランシーの原作のキャラクターを
よく体現していた、
非常に面白く、夢中にさせる映画だ。
アクションとサスペンスで、
観客を座席に釘付けする。

オトーサン、
「女性がほとんど出てないね」

ジーナさん 
2008年5月7日
男の匂いがプンプン

泳げない私にとって
潜水艦が舞台となる映画は、
演出以上に緊張感を感じられる(爆)
しかしこの作品は展開も早く、
見せ方が巧い上に男たちの思惑が
交錯するので泳げる人であっても
ジットリ汗ばむような感覚を味わえるだろう。
最初と最後だけロシア語で
あとは英語になってたって関係ありません(笑)
潜水艦以外に場所を移しても
アメリカとロシアの大使同士の腹の探りあいの会話を楽しめます。
ちょっと分かりにくい部分もありましたが
全体的にはシリアスで緊迫感もありつつ、
ユーモアを交えるなどバランスのとれた作品だと思いますね。
キャストに関してはショーン・コネリーの凄みや
哀愁をまずは存分に堪能し、
アレック・ボールドウィンの無鉄砲なジャック・ライアン、
知的で渋みのあるスコット・グレン、
テンパり気味なティム・カリーなど
脇を固める役者陣も魅せてくれます。
ただ・・・サム・ニールはどの出演作を観ても
一本調子に見えるのは私だけだろうか(爆)
惜しいところは、終盤の銃撃戦。
潜水艦VS潜水艦、国VS国という
精神的、政治的な攻防のまま幕を閉じてくれれば
ほぼ満点の最高に面白いポリティカルアクションになったかな。
とはいえジャック・ライアンシリース?では
一番味わい深い作品に仕上がっていると思ってます。


ハリウッド玉手箱

オトーサン、
「玉手箱なんて死語だね」
浦島太郎が、竜宮の乙姫から
もらって帰ったという箱。
原題のCanteenは、軍の慰問酒場。

原題:Hollywood Canteen (1944) 
監督・脚本:Delmer Daves   
Genre: Comedy/ Musical/ Romance 
Color:  Black and White
Country: USA 
Language: English 
上映時間:124分
あらすじ:
ニューギニア遠征中、
海兵隊の伍長スリムは、映画を見て
ジョーン・レスリーにあこがれる。
軽傷して軍曹ノーランと共に
カリフォルニアに帰ったスリムは、
ハリウッドの軍の慰問酒場で
ジョー・E・ブラウンや
バーバラ・スタンウィックや
ベティー・デービスや
ジョン・ガーフィールドに会い、
皆にジョン・レスリーに会いたいのだという
ガーフィールドは思いつきでクジを仕組み、
スリムを当選させる。
賞はジョーンのキスであった。
その話しをきいた軍曹ノーランは
慰問酒場へ出かけ居合わせた美人を口説いたが、
それはジョーン・クロウフォードと
アイダールビノだったのでムダだった。
しかしロイ・ロジャースの歌や
ジミー・ドーシーや
カルメン・カヴアラロの演奏を聞いた。
翌晩、スリムは酒場への
百万番目の訪問軍人の幸福を得、
自動車一台、ホテル、
好きな女と同伴を許される。
彼はジョーン・レスリーを選んで
ウォーナー・ブラザース撮影所を
一周見学する。
酒場の最後の晩には、
スリムは軍曹ノーランと共に、
ジャック・ベニーがヨゼフ・シゲティと
バイオリン二重奏するのを聞いた。
スリムはジョーンと恋仲になったが、
ジョーンの方は宣伝のために
真似しているのだと誰かに聞いて
スリムはがっかりして
書置きをして、停車場へ向かう。
ジョーンはガソリンがきれて遅れたので、
書置きを見ると停車場にかけつけ、
真実彼を愛しているから
凱旋の日まで待っていると告げた・・・

出演者:
Robert Hutton ・・・ Cpl. Slim Green(スリム)  
Joan Leslie  ジョーン・レスリー
Dane Clark ・・・ Sgt. Nowland(ノーラン) 
Joan Crawford ジョーン・クロウフォード
Joe E. Brown 大口ブラウン
Eddie Cantor 目玉のキャンター
オトーサン、
「出演陣、すごすぎる」
負傷兵スリムにとって、
まさに夢の日々でしょう。
有名スターに逢えるだけでも幸せなのに、
キスしてもらい、目の前で歌を聞き、
そしてデート!

その他の出演者:
Barbara Stanwyckバーバラ・スタンウィック
John Garfield ジョン・ガーフィールド
Bette Davisベティー・デービス
Jimmy Dorsey and His Orchestraジミー・ドーシー
Carmen Cavallaro and His Orchestraカルメン・カヴアラロ
Ida Lupino  アイダールビノ
Roy Rogers  ロイ・ロジャース
The Andrews Sisters
Jack Benny  
Kitty Carlisle  
Jack Carson  
Helmut Dantine  
Faye Emerson  
Victor Francen  
Sydney Greenstreet  
Alan Hale 
Paul Henreid  
Andrea King  
Peter Lorre  
Irene Manning  
Nora Martin  
Joan McCracken  
Dolores Moran  
Dennis Morgan  

User Rating:7.3/10( 1,614 votes)IMDb
  User Rating:8.0/10( 3 votes) Yahoo!
オトーサン、
「2度と出逢えぬ映画」

アカデミー賞 ノミネート
・ミュージカル映画音楽賞  レイ・ハインドーフ    
・歌曲賞  M・K・ジェローム 作曲 Sweet Dreams Sweetheart 
     テッド・コーラー 作詞  
・録音賞  

User Reviews 
manemuさん 
2000年9月12日
再び繰り返されることのない
純粋なエンターテインメント

サスペンス、ドラマ、興奮を望むなら
別の映画を見つけてください。
これは、最高の有名スター勢ぞろいの
純粋なエンターテインメントです。
有名人を並べるために筋書ができていまが、
気にする必要はありません。。
この歴史的な記録は、
「往時の良き人々」が、
どのように振舞うのかを実演しています。
戦争努力を鼓舞するために、
スターと一緒に過ごせる
軍慰問酒場が実在したのです。
私は、退役陸軍将校として
映画において示されたのと同じくらい
軍隊が尊敬されていたよき日々を覚えています。
今日の自己中心的なスターが、
このように振舞うのを
想像することができません。
ハリウッド万歳。 
真の才能を持つ人々による
本当のエンターテインメントです。

オトーサン、
「

Ikedaさん 
2002年12月21日
オール・スター・キャスト

評論家の評価は悪かった映画ですが、
本来、評論の対象になる映画では無いと思います。
兎に角、ワーナー・ブラザーズのスターが
ぞろぞろ出てくるので、
昭和23年の頃は
アメリカ映画ファンにとって必見と思っていました。
殊に、大口ブラウン、目玉のキャンター)、
ロイ・ロジャースなどに接したのは
良かったと思っています。
主役のロバート・ハットンも、
かなり良かったし、
ジョーン・レスリーや
ロイ・ロジャースの歌なども
楽しいものでした。
その他、スターが多く出ていますが、
顔見せ的な場合が多く
誰がどうだったということは憶えていません。 
これと同じような映画に
「ハリウッド宝船」がありますが、
共に日米戦争中の軍隊慰問と
国民の一致団結を求めて
製作されたものではないかと思っています。 


お米とおっぱい。

オトーサン、
「カメラを止めるな!が大ヒット。
俄然注目されたのが、上田慎一郎監督。
その初期の長編映画が本作です。

原題:お米とおっぱい。(2011)
監督・脚本:上田慎一郎  
Genre:Comedy
上映時間:102分
あらすじ:
ある会議室に集められた、
お互い名前も知らない5人の男たち。
彼らが集められた理由、
それはある議題を全員一致の決がでるまで
話し合うことだった。
その議題とは、
「“お米とおっぱい”
この世からどちらかが無くなるとしたら、
あなたはどちらを残しますか?」
というヘンテコなもの。
訳が分からないままに、
とりあえず議論を開始する男たち。
史上最もくだらない議論が幕を開ける・・・

出演者:
高木公佑(メガネのオタク青年:画家)
鐘築建二(白髪のおじさん:自営業の社長)
大塩武(議長のおじさん:心理学の先生)
山口友和(メガネのイケメン:職業不詳)
中村だいぞう(チャラ男:英語の通訳)
オトーサン、
「この2人、熱演しているね」
画家と自営業の社長。

その他の出演者:
リーマン・F・近藤 
おくゆみ 
泉水美和子 
吉崎未悠 
ふくだみゆき

User Rating:6.0/10( 2 votes)Amazon
  User Rating:4.3/10( 18 votes) Yahoo!
オトーサン、
「評価は分かれるね」
結論は、どっちも大好き。
最初から分かっていましたが、
お米か、おっぱいか。
2択で議論したからこそ、 
いい結論が出てきたのです。
国会も見習ってほしいですね。

User Reviews 
すづめさん 
2019年3月13日
"カメ止め"はまだ観ていないけれど

映画天国でやっていたので録画して観た。
最初に上田監督が
「おじさん4人がお米とおっぱいについて
100分議論するだけの映画」と言っていたので
耐えられるか心配していたけれど、
割りとあっと言う間だった。
低評価多いけれど
私はあれだけ狭い空間、少ない登場人物、小道具で、
これだけ内容を膨らませられる、
監督のポテンシャルの高さを感じた。
これは名作だ!!!という感想では
もちろんないけれど、じゅうぶん可能性は感じられたかな。
同じく録画してある"カメ止め"が楽しみ。
ちなみに私は女性で貧乳だけれど
嫌な気持ちにはなりませんでしたよ(笑)

オトーサン、
「同感!」
日テレの映画天国での放映もなかったでしょう。

K.K.Jさん 
2018年12月5日
オマージュ

上田監督がインタビューで答えていますが、
シドニールメットの「十二人の怒れる男」
三谷幸喜脚本の「12人の優しい日本人」が、好きで
そのオマージュとおっしゃってますが、
そのまんまです。
それを自主制作で、
議題を変えて作りましたっていう作品ですね。
しかし、残念ながら中途半端な出来に思えます。
どうせなら、もっとバカバカしく
振り切ってくれたほうが楽しめたと思います。
また、BGMの音が大きくて、
台詞が聞き取りにくかったり、
微妙なカメラの振動が気になったり。
「カメラを止めるな!」のヒットが
無ければDVD化されなかったでしょう。 


S.W.A.T. アンダーシージ

オトーサン、
「これって、シリーズなのかなぁ」
70年代のTVドラマ「特別狙撃隊 S.W.A.T.」が
映画化され、続編が出ているようですが。
・S.W.A.T.映画批評NO.1108
・S.W.A.T.闇の標的 映画批評NO.6430
・S.W.A.T..アンダーシージ 映画批評NO.6713
以下は、果たして続編なのでしょうか?
・S.W.A.T. vs デビル (2014)  
・S.W.A.T.ユニット571 人質奪還作戦 (2015)  
・S.W.A.T.ユニット887 24時間の奪還作戦(2014)  
・スティーヴ・オースティン S.W.A.T. (2011)  
・マキシマム・コマンドー S.W.A.T vs デルタフォース(2015)  

原題:S.W.A.T.: Under Siege (2017) 
監督:Tony Giglio 
脚本:Jonas Barnes/, Keith Domingue  
Genre:Action/ Crime/ Thriller
Rated R for violence and language throughout
Country: USA 
Language: English
上映時間:89分
あらすじ:
シアトル。
独立記念日の朝、
SWATの隊長トラヴィスは、
責任者ドワイヤーから任務を聞かされ、
密輸品を押収するため、閉鎖中の倉庫へ。
現場に到着するやいなや激しい銃撃戦が勃発、
トラヴィスは仲間の一人を失ってしまう…。
そんな中、彼らはコンテナの中で
謎の男を発見し署まで連行する。
スコーピオンと呼ばれるその男は
国家を揺るがす秘密を持っており、
彼を狙った武装集団によって署は包囲されてしまう。
スコーピオンとS.W.A.T.は協力して
署からの脱出作戦を決行する・・・

出演者:
Sam Jaeger ・・・ Travis Hall(トラヴィス)
Adrianne Palicki ・・・ Ellen Dwyer(ドワイヤー)
Michael Jai White ・・・ Scorpion(スコーピオン)
オトーサン、
「3人とも、B級俳優なんだ」
チャンスを求めて熱演してはいますが・・・

その他の出演者:
Kyra Zagorsky ・・・ Sophia Gutierrez
Ty Olsson ・・・ Ward  
Olivia Cheng・・・  Chu  
Zahf Paroo・・・ Hooks 

User Rating:4.5/10( 1,556 votes)IMDb
  User Rating:4.9/10( 13 votes) Yahoo!
オトーサン、
「最後がお粗末」

User Reviews 
.J.-4さん 
2017年8月1日
まあまあの脚本、いい俳優たち

この映画、楽しめた。
出来がよく、前提にも満足だ。
監督とせりふも、OK。
勿論、もっとよかったほうがいい。
まぁ、何でも改善できるが・・・
楽しい映画だった。
登場人物の何人かが心配になった。
撮影はよかった。
戦闘シーンは、充分よかった。
主役のサム・イェーガーは、すばらしかった。
エイドリアンヌ・パリッキは、いつ見ても楽しい。
マイケル・ジェイ・ホワイトも、驚くほどよい仕事をした。
見る価値がある!
 
オトーサン、
「同感」

amazoniaさん 
2018年6月25日
普通 

あらすじを読むと設定が
「要塞警察」みたいな感じで期待しましたが
警察署が広いし真っ昼間だし
設定を生かしているとは言いがたく、
要塞警察的な面白さはなかったです。
まあ普通のB級映画として見れば
そんなにつまらなくもなかったのですが
悪党集団が襲撃してくるクライマックスが
あっさりしすぎで、
いつの間にか悪党が全滅してるのは残念。 


ペイル・ライダー

オトーサン、
「2002年に見たね」
・ペイル・ライダー 映画批評NO.595
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。

原題:Pale Rider (1985)
監督:Clint Eastwood
脚本:Michael Butler (II)/Dennis Shryack 
Genre: Western 
Country: USA 
Language: English
上映時間:115分
あらすじ:
カリフォルニアのカーボン峡谷。
鉱山会社を経営するラフッド一家に
乗っ取られようとしていた。
この村に住む少女ミーガンと母のサラ、
そして彼女の婚約者ハルは、
ラフッド社の嫌がらせを受けていた。
ある時、救世主のごとく一人の流れ者が現われる。
そして、彼が次に姿を現わした時には
牧師の装いだったことから、プリーチャーと呼ばれる。
一方、ラフッド社は決着をつけようと
悪徳保安官ストックバーンらを使って攻勢に出る。
こうして、町中でプリーチャーと
保安官たちが相まみえ、激しい銃撃戦が始まる・・・

出演者: 
Clint Eastwood・・・The Preacher(牧師)  
Michael Moriarty・・・ Hull Barret(ハル) 
Carrie Snodgress・・・ Sarah Wheeler(サラ)
Sydney Penny・・・ Megan Wheeler(ミーガン)  
Richard A. Dysart・・・ Coy LaHood(コイ・ラフッド)
John Russell (I)・・・ Stockburn(ストックバーン)
「すご腕ガンマン、かっこいいね」
少女ミーガンに振り回されるあたり、
なかなかのものです。

その他の出演者:
Chris Penn・・・ Josh LaHood  
Richard Kiel・・・ Club  
Doug McGrath (I)・・・ Spider Conway  
Charles Hallahan・・・ McGill  
Marvin J. McIntyre・・・  Jagou  
Fran Ryan・・・ Ma Blankenship  
Richard Hamilton (I)・・・ Jed Blankenship  
Graham Paul・・・ Ev Gossage  
Chuck Lafont・・・ Eddie Conway  

User Rating:7.3/10( 47,105 votes)IMDb
  User Rating:7.5/10( :231 votes) Yahoo!
オトーサン、
「勧善懲悪が、気持ちいいね」

カンヌ国際映画祭 ノミネート
・パルム・ドール  クリント・イーストウッド 

User Reviews 
rahさん 
2004年4月10日
ペイル・ライダー
'  
セルジオ・レオーネの
60年代のマカロニ・ウエスタンの中で、
クリント・イーストウッドは
「名無しの男」で評判になった。
「ペイル・ライダー」において、
イーストウッドは、このキャラクターの
バリエーションを作った。
イーストウッドは、神秘的なガンマンを演じる。
その装いで、牧師と呼ばれる。
鉱山の町に到着し、
無慈悲な地主に抵抗するのを手助けする。
イーストウッドは、
普通のスクリプトにある登場人物を深堀りする。
特に牧師と金を採掘する一家に関係するシーンがいい。
イーストウッドはまた、強烈で暗い雰囲気づくりに成功する。
「ペイル・ライダー」は、彼の最も西部劇
「許されざるもの」や「アウトロー」ほど
よくないかもしれないが、
イーストウッドの輝かしいキャリアにおける
努力作とみなされる。

オトーサン、
「聖書の世界か」

黒美君彦さん 
2015年10月19日
見事

西部劇でありながら
西部劇の枠に留まらない傑作。
愛犬をならず者に殺された少女が
ヨハネの黙示録から
「見よ、青白い馬が出てきた。
そしてそれに乗っている者の名は『死』と言う。
それには黄泉が従っていた」と
第四の騎士のくだりを読むと現れる牧師。
背中に残る6つの弾痕は六芒星。
それは恐らく悪徳保安官ストックバーン
によって刻みつけられたもの。
そしてプリーチャーは、
復讐のために黄泉の国から甦ったかのようだ。
保安官が6人の手下を配しているのも、
恐らく何らかの寓意だろう
(何かはわからないけど…)。
そしてあっという間に
手下を撃ち殺してしまう牧師。
ラストシーンは明らかに
『シェーン』へのオマージュもあるんだけど、
少女の叫びはあたかも神への感謝だ
という解釈があって、なるほどと思った。
カメラも編集も、
それまでの西部劇とは明らかに違う印象を受ける。
クリント・イーストウッドの作り手としての
才能が大きく開花した作品として、
将来にわたって残る作品だと思う。


コップ・ベイビー

オトーサン、
「へぇ、珍しいね」
ロシア発のコメディ映画です。
監督んは、
アレクサンデル・アンドリュシュチェンコ。
調べましたが、どういう人か分かりません。

原題:Naparnik (2017) 
監督:Aleksandr Andryushchenko 
脚本:Andrey Zolotarev  
Genre:Adventure/ Comedy
Country: Russia 
Language: Russian
上映時間:95分
あらすじ:
潜入捜査に失敗した
組織犯罪課のクロモフ警部は、
占い師の呪いによって環境課に勤める
オレグ巡査部長の赤ちゃんバーニャと
体をすり替えられてしまう。
元の体に戻す為には
三合会の“ドラゴン"と呼ばれる
最も危険な犯罪組織のボスを
捕まえなければならない。
頼れるのはドジなパパだけ。
2人で力を合わせて、
不可能なミッションを遂行できるのか・・・

出演者:
Elizaveta Arzamasova・・・ Katya(カーチャ)  
Sergey Garmash・・・ Hromov(クロモフ警部) 
Andrey Nazimov・・・  Oleg(オレグ巡査部長)  
Alexander Petrov・・・ Baby(赤ちゃんバーニャ) 
オトーサン、
「アンドレイ・ナジモフ、頑張ってたね」

その他の出演者:
Kseniya Lavrova-Glinka・・・ Lyusya
Yan Tsapnik・・・ Drakonドラゴン  
Yang Ge・・・ Fortune teller占い師 

User Rating:4.6/10( 193 votes)IMDb
  User Rating:6.8/10( 15 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ずいぶん、スコアに差があるな」

User Reviews 
amさん 
2017年11月15日
ロシアの映画製作者は、
ウラジオストックで映画を作る

最近、ロシアで警察は大変に愛されている
そんなポジティブなイメージを促している!
すべてがクールだ。
ウラジオストックはよく描かれている。
訪問したいと思わせる。
中国と韓国の影響が見てとられる。
主人公が運転する車は、日本から輸入される。
ウラジオストックのほとんどの車は右ハンドルだ。
家族向け映画だ。

オトーサン、
「へぇ、そうなんだ」
東京からはソウルよりも近いとか。
「世界で最も美しい海辺の街」だそうです。

tokyo_syさん 
2018年11月26日
ロシア映画だったのか 

ロシア映画なので、吹替えが有り難かった。
ちなみに全然関係無いのですが、
提供が「ミキハウス」。
冒頭に赤ちゃんが色々出て来て真剣に見ていたら、
本編では無くコマーシャルでした・・
さて、本作品初レビューなので詳細にネタバレ含め。
以下、完全ネタバレ
警察官の夫婦。
主役の夫は環境課で
「駅や街の花壇や樹木の保全」係。
臨月の金髪美人妻はエリートで重犯罪課。
ウラジオストックの裏社会の極悪ボスを追う妻。
そしてそのボスは「花壇の花を踏んだ」等の
罪(笑)により、環境課の夫も追う事に。
そんなこんなで銃撃戦。
臨月の警官妻は破水、赤ちゃんが産まれるが・・
「瀕死の裏ボス」と
「新生児赤ちゃん」の中身が入れ替わる。
(多分、占い師婆の呪い?復讐?で)
一年経過し・・ボスは寝たきりで
ぬいぐるみを抱き入院中。
中身がボスの赤ちゃんは何故か野太い声で
(赤ちゃんの声帯で、何故こんな声が出るのかは不明)
父に「家族とは」「男女とは」と説教をしたり、
捜査の協力をしたりする。
環境課で自身も草食系のダメパパ警官は、
息子に振り回されアタフタ
そんなこんなで色々有り、
赤ちゃんとボスが心を通わせて
小指でゆびきりげんまんをすると、中身が元に戻り・・・
結局は、ラスボスは女性警視正。
ラストで裏ボス(中身もボスに戻っている)を
殺そうとしている所を隠しマイクで録音され、御用。
ラストもハッピーエンド。
妻役の女優さんが、そりゃもう滅茶苦茶美人さん。
一見の価値有。
赤ちゃんがフルCGらしいが、
実写としか見えない所も有り秀逸な出来。


大砂塵

オトーサン、
「ペギ−・リ−が主題歌を歌うなんて最高だね」
西部劇の形をしたラブストーリーですが、
赤狩りを批判したという説もあります。

原題:Johnny Guitar(1954) 
監督:Nicholas Ray 
脚本:Philip Yordan/ Roy Chanslor  
Genre:Drama/ Western
上映時間:110分
Country: USA 
Language: English 
あらすじ:
1890年代の西部。
ジョニー・ギターは、
やくざから足をあらい、
ギターを弾いて生計を立てている。
アリゾナの山奥の賭博場へやって来た。
店の女主人ヴィエンナは金銭に執着する女性。
ジョニーが着いた夜、
駅馬車襲撃の容疑者キッド逮捕に協力せよと
殺された男の娘エマや保安官たちが来た。
ヴィエンナはこれを拒絶し、
折から現れたダンンシング・キッドと
ジョニーのギターで踊りはじめた。
憤慨した保安官は3人に24時間以内に退去を命じた。
翌日キッド一味は銀行を襲ったが、
エマはこの事件にヴィエンナとジョニーも
関係しているといいふらした。
その夜、エマは自警団を組織してヴィエンナを追い、
保安官以下双方に死者が出た。
自警団はヴィエンナの店に火をつけ、
ヴィエンナは危いところをジョニーに救われて
キッド一味の隠れ家に逃れた。
そして追って来たエマとヴィエンナの一騎打は
一瞬早くヴィエンナの勝となった。
退去猶予の24時間がきれようとするころ、
新生活を求めて谷を去る
ヴィエンナとジョニーの姿が見られた・・・ 

出演者:
Joan Crawford ・・・ Vienna(ヴィエンナ)
Sterling Hayden ・・・ Johnny Guitar(ジョニー)
Mercedes McCambridge ・・・ Emma Small(エマ)
Scott Brady ・・・ The Dancin' Kid(キッド)
オトーサン、
「名女優だね」
ジョーン・クロフォード
アカデミー賞 受賞
・主演女優賞 ミルドレッド・ピアース
ノミネート
・主演女優賞 突然の恐怖    
・主演女優賞 失われた心    

その他の出演者:
Ward Bond ・・・ John McIvers
Ben Cooper ・・・ Turkey Ralston
Ernest Borgnine ・・・ Bart Lonergan
John Carradine ・・・ Old Tom
Royal Dano ・・・ Corey
Frank Ferguson ・・・ Marshal Williams
Paul Fix ・・・ Eddie
Rhys Williams ・・・ Mr. Andrews
Ian MacDonald ・・・ Pete
Robert Osterloh ・・・ Sam

User Rating:7.7/10( 13,647 votes)IMDb
  User Rating:6.3/10( 23 votes) Yahoo!
オトーサン、
「名作だ」

User Reviews 
krorieさん 
2006年2月2日
ダンンシング・キッド「弾けるか?"」
ジョニー・ギター「踊れるか?"」

この寓話的な西部劇は、どこかで聞いたが、
クリント・イーストウッドの
「ペールライダー」と「荒野のストレンジャー」
特に、後者には、類似点がある。
名監督ニコラス・レイは、自身を投入し、
芸術的な表現を探求している。
寓意の度が過ぎます。
「モビーディック」や
「ハックルベリー・フィン」などのよい寓意は、
控えめなのがいいのだ。
だが、本作では、単なる起用さや
創造的な傲慢さとなっている。
ジャンヌ・ダルクのような
黒衣集団は、観客の想像力を掻き立てない。
そうした部分を除けば、
本作は、よく出来ているし、
効果的なストーリーは、様々な解釈ができる

オトーサン、
「ジャニー・ギター、いい歌だねぇ」
歌ってください。

♪Play the guitar, play it again, my Johnny
Maybe you're cold but you're so warm inside
I was always a fool for my Johnny
For the one they call Johnny Guitar
Play it again, Johnny Guitar

What if you go, what if you stay, I love you
But if you're cruel, you can be kind, I know
There was never a man like my Johnny
Like the one they call Johnny Guitar

There was never a man like my Johnny
Like the one they call Johnny Guitar
Play it again, Johnny Guitar

Ikedaさん 
2004年3月4日
思ったより良い

この映画が公開された時、
その前に「砂塵」という良い西部劇を観ていて、
何か題名が二番煎じのようで気に入らなかったのと
スターリング・ヘイドンが
あまり知らない役者だったので観ませんでした。
ただペギー・リーの唄う
「ジャニー・ギター」の歌は好きでした。
然し最近観たら、思ったより良い映画でした。
まず、西部劇での女性同士の対決が珍しく、
ジョーン・クロフォードと
マーセデス・マッケンブリッジの二人が好演です。
マーセデスが酒場に火を付けるシーンなど
「レベッカ」のジュディス・アンダーソンを彷彿とさせます。
本来、善良であるべき市民が、
ダンシング・キッド達を無実の罪で追放しようとし、
それが銀行強盗をさせる結果となり、
釈放を条件に偽証をさせてから縛り首にしてしまうなど
かなり設定が大胆で、
「赤狩り」を皮肉っただけでなく、
現在、国際的にも通用しそうな
不正を告発しようとしているのが凄いです。


東ベルリンから来た女

オトーサン、
「黒美さんのお気に入り?」 
・あの日のように抱きしめて 映画批評NO.6706
ニーナ・ホスの代表作を1本借りることにしました。

原題:Barbara (2012) 
監督:Christian Petzold 
脚本: Christian Petzold/ Harun Farock  
Genre:Drama
Country: Germany 
Language: German
上映時間:105分
あらすじ:
女医バルバラは西側への出国申請を出したため、
東ベルリンの大病院から田舎町の病院に左遷される。
かつて犯した致命的な医療ミスのために
地方勤務と密告の義務を課せられている
同僚医師アンドレは、そんな彼女に惹かれるが、
彼女は頑なな態度を崩そうとしない。
実は、バルバラは
秘密警察シュタージの役人による
監視の目をかいくぐり、
西ドイツの恋人ヨルクと密会し、
彼が用意した逃走資金を預かるなど、
密出国の準備を進めていたのだ。 
バルバラが勤める病院に、
強制収容所から逃走し、
髄膜炎を発症した少女ステラが連れて来られる。
バルバラにだけ心を開くステラを、
バルバラは献身的に治療・看護するが、
ステラは強制的に退院させられ作業所に戻される。
次に3階から転落して脳に血栓ができた
少年マリオが運び込まれて来る。
マリオの開頭手術が決まるが、
その日はバルバラが
出奔することになっている日だった・・・

出演者:
Nina Hoss ・・・ Barbara Wolff(バルバラ)
Ronald Zehrfeld ・・・ Dr Andre Reiser(アンドレ)
Mark Waschke ・・・ Jorg(ヨルク)
Rainer Bock ・・・ Stasi Officer Klaus Schutz(シュタージの役人)
Jasna Fritzi Bauer ・・・ Stella(ステラ)
オトーサン、
「ニーナ・ホス、挙措が美しいね」

その他の出演者
Christina Hecke ・・・ Karin
Peter Benedict ・・・ Gerhard
Jannik Schumann ・・・ Mario
Alicia von Rittberg ・・・ Angie
Susanne Bormann ・・・ Steffi
Claudia Geisler ・・・ nurse Schlosser
Deniz Petzold ・・・ Angelo
Rosa Enskat ・・・ janitor Bungert

User Rating:7.2/10( 11,128 votes)IMDb
  User Rating:7.5/10( 117 votes) Yahoo!
オトーサン、
「しみじみ系だね」

ベルリン国際映画祭受賞 
・銀熊賞(監督賞)  クリスティアン・ペツォールト    
ヨーロッパ映画賞 ノミネート
・作品賞  クリスティアン・ペツォールト    
・女優賞  ニーナ・ホス    
・観客賞 

User Reviews 
georgepさん 
2012年12月28日
鉄のカーテンの後ろの医師

1980年を振り返ると
東ドイツの監督クリスティアン・ペツォールトは、
オーウェル的な世界を呼び起こす。
抑制された感情、秘密警察の浸透、
よりよき世界への煮えたぎる憧れ。
撮影技師は、ハンス・フロム。
無色のたそがれの雰囲気を作りだしている。
ペツォールト
ペゾルドの簡潔なシーンとロングショットは
遍在する抑圧とパラノイアをさりげなく描いている。
ニーナ・ホス演じる女医バルバラは、
美しく控え目な演技だ。
東ドイツを去りたいという願望によって、
罰せられ、田舎町の病院に左遷される。
彼女は、医師アンドレと出会う。
アンドレは、同情するが、
彼女は、彼をなかなか信頼できない。
ヤスナ・フリッツィ・バウアーは、若い娘ステラを演じる。
作業所からしょっちゅう逃亡する
マルク・ヴァシュケは、ヨルクを演じる。
バルバラを愛し、デンマークに脱出し、
一緒になろうと手助けする裕福な外国人だ。
レイナー・ボックは、シュタージの役人。
絶えずバルバラを監視し、悩まし、服従させる。
本作は、静かでシンプルな作品だ。
微妙で、神経質で、ヒューマンなドラマだ。
筋書主導の映画を好む観客には、向いていない。
今年の最もよい演技なので、
アカデミー賞に値いする。

オトーサン、
「やはり、借りてよかった」
ハリウッド映画にないよさがあります。

黒美君彦さん 
2013年8月30日
バルバラ

誰が監視しているかわからない…
そんな緊張感の絶えない東独を描いた作品。
舞台はバルト海沿岸の小さな町。
そこにある病院に東ベルリンの大病院から
赴任したバルバラ。
西独への移住申請を却下された彼女は
左遷されてきたのだ。
同僚のアンドレらと打ち解けない。
誰が監視しているかわからない密告社会において、
誰も信じることができないからだ。
田舎町を吹き抜ける風が、
殺伐としたバルバラの心象風景のようで
胸を締めつける。
西側への脱出を計画する彼女は、
医師としての良心とのジレンマに苦しむ。
作業所という名の収容所から
何度も逃亡する少女ステラを見殺しにして
脱出することはできるのか…。
劇中「タチアナ・カザンスキの金メダルなるか」
というラジオの実況が入り、
1980年のモスクワ五輪当時の物語であることが示される。
華やかな宣伝の場としてのモスクワ五輪。
冷たく閉ざされた東独の田舎町との対比が
鮮やかに描かれる。
東独の監視社会を描いた傑作といえば
『善き人のためのソナタ』がよく知られているが、
彼の作品が都会のインテリと
国家保安省の関係性に着目したのに対して、
この作品では国境脱出を目論む
女医のジレンマを演出で見せきった点に新しさがある。
面白い作品だった。


オトーサン、
「ヴァン・ダムもの、よくみているなぁ」

・ヴァン・ダム in コヨーテ 映画批評NO. 42
・サイボーグ 映画批評NO.1885
・マキシマム・リスク 映画批評NO.3074
・ダブルチーム 映画批評NO.1489/2526
・ハードターゲット 映画批評NO.1487/2813
・ジャン=クロード・ヴァン・ダム/アサシン・ゲーム 映画批評NO. 6486
・ジャン=クロード・ヴァン・ダム ザ・ディフェンダー 映画批評NO.5882
・ジャン=クロード・ヴァン・ダム ザ・コマンダー 映画批評NO.6433
・ジャン=クロード・ヴァン・ダム/アサシン・ゲーム 映画批評NO.6605
・その男ヴァンダム 映画批評NO.☆3951

原題:6 Bullets (2012) 
監督:Ernie Barbarash 
脚本:Chad Law/ Evan Law  
Genre:Action/ Crime/ Drama
Country: USA 
Language: English 
上映時間:115分
あらすじ:
ゴールは元傭兵。
今は凄腕のプロフェッショナルとして、
警察が解決できない事件を処理する闇の仕事人。
今回もある少年を救出する依頼を受け、
たった1人で敵地へと乗り込む。
組織のアジトから少年を救い出し、
目くらましのために爆破を起こして立ち去る。
翌日、警察から呼び出され現場へ行くと、
爆破の巻き添えになった罪のない少女たちの死体が。
自責の念にかられ、精肉店を営むようになっていた。
そんなある日、アメリカの格闘家、
アンドリュー・フェイデンが
試合のため妻モニカと娘をともなって
モルドバで試合に赴くが、娘が誘拐されてしまう。
警察は頼りにならず、
フェイデン夫妻は、ゴールを訪ね、
娘を探し出し、救って欲しいと懇願する。
だが、裏稼業はやめたと依頼を断る。
その後、息子セルウィンの説得もあり、
娘の行方を探し始める。
人身売買を行っている
組織のボス・ボグダノフの家に侵入する・・・

出演者:
Jean-Claude Van Damme ・・・ Samson Gaul(ゴール)
Joe Flanigan ・・・ Andrew Fayden(フェイデン)
Anna-Louise Plowman ・・・ Monica Fayden(モニカ)
Mark Lewis ・・・ Bogdanov(ボグダノフ)
オトーサン、
「ヴァン・ダム、演技がうまくなたね」

その他の出演者:
Charlotte Beaumont ・・・ Becky Fayden
Steve Nicolson ・・・ Inspector Kvitko
Uriel Emil Pollack ・・・ Vlad
Louis Dempsey ・・・ Stelu
Kristopher Van Varenberg ・・・ Selwyn Gaul
Bianca Van Varenberg ・・・ Amalia
Lia Sinchevici ・・・ Marina
Andrei Runcanu ・・・ Luca
Florin Busuioc ・・・ Hotel Manager
Matei Calin ・・・ Victor
Celesta Shanti Hodge ・・・ Fiona
Sorin Cristen ・・・ Lead Agent

User Rating:6.1/10( 13,051 votes)IMDb
  User Rating:7.0/10( 103 votes) Yahoo!
オトーサン、
「上出来!」

User Reviews 
kosmaspさん 
2012年9月30日
アクション・ドラマ

至近距離での戦闘を期待しないで。
殴り合いよりも、ガン・アクションが多い。
ヴァン・ダムの実の息子も出ている。
そして彼の娘も。
名前を変えたか、結婚したからか
定かではないが。
2人ともすばらしい俳優ではないが、
いい仕事をしている。
ヴァン・ダムも、好演している。
脚本は、やや超自然な感じだが、魅力的な話だ。
何人かの人々は、
本作を見てもヴァン・ダムについての
考えを変えないだろう。
だが、「エクスペンダブル2」で復活し、
彼にチャンスが出てきた。
次作は、コメディ、
彼が作りたくてたまらなかったものだ!
・サバイバル・ソルジャー(2013)

オトーサン、
「ネタバレだ」

池田耕一さん 
2017年10月30日
ヴァン・ダムのアクション映画としてはまあまあ

物語の場所は旧ソビエトのモルドバと言う設定で、
西欧民主主義国とはかなり政情が異なる国にいる
ロシアマフィア相手に本傭兵の主人公が一人で戦うと言う
バンダムやシュワちゃんやセガールなどの
マッチョなオヤジ向きのサスペンスアクションである。
その限りにおいてはとても楽しいし、
ヴァン・ダムのアクションはなかなかであるし、
ストリーも変にひねったところがなく、勧善懲悪。
最後は正義が勝つと言ったものである。
よって、この手の映画がお好きな方には
安心してみていもらえる作品である。
しかし、少しわかりにくいところもいくつかあった。
例えば、最後の戦闘シーンでは、
敵のアジトし忍び込んだ主人公なのに、
用心深いマフィアたちが慎重に設置した
監視カメラシステムにいつの間にか細工をして、
主人公がいつまでも同じところにいて
動かないように見せるための
トリックを組み込んでいると言うのは、
いくら百戦錬磨の傭兵と言えども
ちょっと無理がある気がしたし、
また、最後の最後に出てくるシーンで、
ロシアマフィアの黒幕だった政府高官が
自分のやった悪事を悔やんで、教会の懺悔室に入り、
「最悪の悪事をしたとしても神は許したもうであろうか」と
神父に懺悔をする場面があるが、
その懺悔を聞いていたのが神父でなくて、主人公で、
「神は許しても私は許さない」と言って、
その黒幕を射殺してしまうシーンがある。
これもいくら何でも無理があり過ぎる気がする。
まずは、大変なワルであったその黒幕が
彼の行為をそんなに簡単に反省し懺悔しに来るであろうか。
そして、その懺悔に来る教会を
主人公がどうしてい知っていたのであろうか。
さらには、本来神父がいる席に
どうして主人公が銃を携えて座っていられるのであろうか
、などなど、たくさんの疑問点がある。
しかし、神は許しても私は許さないと言う言葉は、
ワルたちのあまりの悪行にもやもやしていた
聴衆をすっきりした気持ちにさせてくれるので、
このシーンだけは「まあ、許すか」と言う気持ちになった。 


交渉人

オトーサン、
「2002年に見たね」
・交渉人 映画批評NO.686
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。

原題:The Negotiator(1998) 
監督:F.Gary Gray 
脚本:James DeMonaco /Kevin Fox (II)
Genre: Action /Drama /Thriller
Rated R for violence and language. 
Country: Germany / USA  
Language: English 
上映時間: 139分 
あらすじ:
シカゴ警察の人質交渉人ローマンは、
相棒のネイサンからと聞かされる。
警察の年金基金が何者かに盗まれ、
内務捜査局の人間が関わっているらしい。
約束の場所にローマンが行くと、
ネイサンは殺されていた。
殺人と横領の濡れ衣を着せられた彼は、
愛する妻との幸せのため最後の手段に出る。
連邦政府ビルの20階にある内務局に赴き、
タレ込み屋のルーデイや秘書のマギー
フロスト警視と共に
ニーバウムを人質にして立て籠もる。
警察内部にも裏切り者がいるため、
彼は西地区のトップ交渉人セイビアンを
指名するという大博打に出た。
ローマンはトラヴィス署長や
SWAT隊長ベックに、
真犯人と内偵者を探さないと
人質を順に殺すと挑発。
セイビアンも次々と手を打ち、
トップ交渉人同士の知力と頭脳の限りを尽くした
駆け引きが続けられた。
だが、鍵を握るニーバウムが
SWATの発砲によって死に、
警察とFBIはセイビアンを指揮者から解任。
ローマンの必死の叫びに
無関心でいられないセイビアンは、
ビルの内部に潜入して彼と対面する。
ふたりはニーバウムのデータを洗うが、
横領の証拠は消されていた。
セイビアンとローマンは、
データのコピーが残されている
ニーバウムの家に急ぐ。
やがてふたりの前にフロスト警視が現れた。
横領の黒幕は彼だった・・・

出演者: 
Samuel L. Jackson・・・  Lieutenant Danny Roman(ダニー)  
Kevin Spacey・・・  Lieutenant Chris Sabian(クリス) 
J.T. Walsh・・・ Inspector Terence Niebaum(ニーバウム)  
Ron Rifkin・・・  Commander Grant Frost(フロスト警視)
オトーサン、
「サミュエル・L・ジャクソン、すごいな」

その他の出演者:
John Spencer (I)・・・  Chief Al Travis  
David Morse・・・ Commander Adam Beck  
Siobhan Fallon・・・ Maggie  
Paul Giamatti・・・ Rudy Timmons  
Regina Taylor (I)・・・  Karen Roman  
Bruce Beatty ・・・  Markus  
Michael Cudlitz・・・  Palermo  
Carlos Gomez (II)・・・  Eagle  
Tim Kelleher (I)・・・ Argento  
Dean Norris ・・・ Scott  
Nestor Serrano ・・・ Hellman  

User Rating:7.3/10( 121,059 votes)IMDb
  User Rating:8.2/10( 750 votes) Yahoo!
オトーサン、
「傑作だ」

User Comments:
brinsleybさん
2005年1月23日
すばらしい映画

この映画がよくないと言う人は、
みんなクレージーにちがいない!
本作には、知能、愛情、怒り、
コメディ、サスペンス、アクションが
パッケージされている。
すごい映画だ。
クラシックのすべての特徴がある。
キャストもいい。
サミュエル・L・ジャクソンは、
交渉人ダニー役として、最高。
ケビン・スペイシーは、。
なんとかして真実を得ようとする
もうひとりの交渉人クリス役を力強く演じた。
多くの紆余曲折でいっぱいだ。
これまでで最もよいスリラーの1つ!
絶体に失望させないことを保証する!!!

オトーサン、
「日本では、交渉人は2005年から
置かれているとか」

###さん
2019年2月17日
交渉人二人の絶妙な関係性が最高 

終始適度な緊迫感を味わえた
組織的な隠蔽や汚職といった話は
胸糞感があるが、
だからこそ解決後の爽快感は大きくなる
最後にすっきりさせてくれるという
期待を頼りに見続けた
主人公が嵌められていく様子は
嫌な気分になるが、
これで主人公を信じれば
世論は身内に甘いと責め立てるだろうなあと
いろんな立場で考えさせられた
そして交渉人二人のやりとりは最高、
同職だが赤の他人という絶妙な関係性が
物語をとても面白くしてくれていた
正論と本音で戦うクリスがカッコいい、
ダニーはもうちょっと落ち着きが欲しかったかな
ラストは切なく、だが手のひらくるり警官に
ちょっと笑いつつ満足できた、面白かった!


喜劇 駅前開運

オトーサン、
「監督は、豊田四郎か」
代表作に、
・猫と庄造と二人のをんな
・雪国
・暗夜行路
・墨東綺譚
・夫婦善哉 
・台所太平記
・恍惚の人 映画批評NO.☆4138
文芸映画の巨匠です。

原題:喜劇 駅前開運(1968)
監督:豊田四郎
脚本:広沢栄  
Genre:Comedy
上映時間:95分
あらすじ:
終戦時の東京でヤミ屋をやっていた
孫作、次郎たちは、
今では赤羽商店街の経営者。
商店街の人たちの懸案は、
街の真中に建設中のゴミ焼却炉で、
孫作や次郎たちは共同で反対運動を進めている。
ある日、二人はもと赤羽工兵連隊長徳之助のアイディアで、
花村代議士に陳情作戦に出た。
だが、そう簡単にことは運ばなかった。
そんなかたわら、東口商店街の次郎と
西口商店街の孫作はお互にダンピングで
客を呼ぼうと懸命だった。
客の方は大喜びだが、
あわてたのは大手メーカーで、
ひそかにGメンを送り込んで内情を探らせた、
折りも折りいい品物を格安に卸すといううまい話を
早坂珠子と名乗る女が次郎に持込んできた。
この話に飛びついた次郎は、
早速、ミンクのコートなどを
半額以下の値段で売り出したから、
たちまち、評判になってしまった。
一方、これを指を喰わえて見ていた孫作も、
珠子と交渉を始め、品物を安く卸してもらった。
ところがまもなく、
かつてヤミ屋時代に次郎たちが世話になった
松木警官に、二人の店は再び手入れを受けた。
実は珠子は全国に指命手配中の
白浪お珠と呼ばれる万引き常習犯だったのだ。
しかし、次郎と孫作の店が閉じては
安い品物を貰えないと訴える主婦連の尽力で、
二人は翌朝、釈放された。
そして、激しい商戦で値くずれがつづいたため、
赤羽に物価安定促進会が生まれ、
初代会長に徳之助がおさまった。
一方ゴミ焼却炉の建設工事は、
反対運動にもかかわらず、着々と進んでいた。
しかし、こんなことでへこたれる彼らではない。
東西商店街連合会を誕生させた
次郎と孫作は、手を握って、
赤羽発展のために力を合わそうと誓う・・・

出演者:
森繁久彌・・・森田徳之助 
伴淳三郎・・・伴野孫作 
フランキー堺・・・坂井次郎
藤田まこと・・・藤田誠 
山茶花究・・・花村代議士
佐藤友美・・・早坂珠子
藤村有弘・・・松木警官 
オトーサン、
「今回は、伴淳が元気だったね」
藤田まことが、大活躍していました。
三木のり平や淡島千景がいないのが、
寂しい限り。

その他の出演者:
沢村貞子・・・伴野さだ 
頭師佳孝・・・伴野孫太郎 
森光子・・・原田せん子 
池内淳子・・・池田染子 
野川由美子・・・ノンコ 
大空真弓・・・西里由美 
岩倉高子・・・ひろ子 
赤木春恵・・・鈴江 
渋沢詩子・・・とみえ 
小鹿敦・・・カマキリ 
北浦昭義・・・黒メガネ 
中村是好・・・草加せんべいの親爺 
黒柳徹子・・・松木の妻・きよ 
三波伸介・・・武装警官A 
戸塚睦夫・・・武装警官B 
伊東四朗・・・武装警官C

User Rating:7.0/10( 8 votes)Tsutaya
  User Rating:-/10( - votes) Yahoo!
オトーサン、
「コメディではないね」

User Reviews 
幻想館さん 
-年-月-日
シリーズ第22作

第1作を担当した豊田四郎監督の手になる作品
さすがにシリーズもこのくらいの時期になると、
どこがどうと言うほどではないのだが、
微妙にパワーがなくなっているのが分かる。
やはり一番の原因は、メインの役者が年をとり、
初期の頃のような元気の良さがなくなっている事。
孫作を演ずる伴淳は当初から中年イメージだったので、
さほど老けた印象はないのだが、
フランキーは、はっきり分かるくらい容貌が変化している。
森繁も微妙に元気がなくなっており、
本作の役柄の設定同様、何となくはっきりしない
ぼんやりとした印象になっているのが寂しい。
時代の荒波にもまれ、
矛盾にまみれた住みにくい世の中になっても、
独自に懸命に生きようとする
そういうどこかうさん臭く、
正体不明の男の姿を描きたかった
と言う意図は分かるのだが、
それが、結果的に作品を面白くしているかと言われると、
ちょっとためらわれるような出来になっている。
正直、喜劇としては、
何となく散漫な印象に終わっている感じがする。
レギュラー陣の老いをカバーするように、
藤田まこと、黒柳徹子、
てんぷくトリオ(戸塚睦夫、三波伸介、伊東四朗)ら
若手が登場して賑やかしく頑張っている。 

オトーサン、
「赤羽か」
息子の車に乗せてもらって、
わざわざ、駅前の商店街を見に行きました
「このお店も、行ってみたいね」
・鯉とうなぎのまるます家 総本店
 食べログで、3.58

ひでさん 
2015年5月16日
今、赤羽がちょっとしたブームになっている。

きっかけは、「ちい散歩」や
「モヤモヤさまーず」のような街歩きの番組で
赤羽が紹介されるケースがたびたびあり、
「安くて昼間から飲める街」と取り上げられてきた。
さて、「喜劇駅前開運」。
赤羽の東口と西口の商店街の安売り対決を軸に
ごみ焼却場の公害問題を絡めて、
最後は「馬鹿祭り」まで登場している。
懐かしい赤羽の風景がそこかしこに出てくる。
映画の冒頭で、ビルの屋上から、
フランキー堺が赤羽の街を見下ろして、
政治家に赤羽の町を説明するくだりがある。
接待するキャバレーは、
今もある西口のキャバレー「ハリウッド」。
フランキー堺が「グレート・アカバ〜ネ」の説明をするのは、
かつての西友デパートの屋上と思われる。
森光子が経営しているうなぎのお店「染せん」。
これは「まるます家」がモデルか。
かつて軍隊で部下だったという設定の藤田まことが、
上官の森繁をもてなすシーン。
森繁の眼下には、自衛隊の駐屯地がある。
映画のクライマックス。
馬鹿祭りのシーンは、一番街の通りか。
赤羽駅東口もすっかり高いビルが建って様変わりした。
サウナ錦城の「自由の女神」もすっかり目立たない。


あの日のように抱きしめて

オトーサン、
「ナチの犠牲者がまだ・・・」
徴用工問題で、もめていますが、
被害者はいつまでも忘れないのです。
それこそ、孫子の時代まで。

原題:Phoenix (2014) 
監督:Christian Petzold    
原作:Hubert Monteilhet
脚本:Christian Petzold/ Harun Farocki  
Genre:Drama/ History/ Music
Country: Germany / Poland 
Language: German / English 
上映時間:98分
あらすじ:
敗戦直後のベルリン。
強制収容所から
奇跡的に生還を果たした元歌手のネリー。
顔に深い傷を負った彼女は、
親友のユダヤ人弁護士レネの助けを借りて
顔面の修復手術を受ける。
レネは新たにできるユダヤ人国家に
ネリーと一緒に行くことを夢見ていた。
一方、ネリーの望みは元の顔を取り戻し、
ピアニストの夫ジョニーのもとへと帰ること。
やがて顔の傷も癒えたネリーは、
ついにジョニーを見つけ出し、
最愛の夫と念願の再会を果たす。
しかし妻は収容所で亡くなったと
頑なに信じるジョニーは、
ネリーを妻に似ている別人と思い込んでしまう。
そして、妻が生きていたことにすれば、
一族の遺産を相続できるからと、
ネリーに妻のフリをしてほしいと持ちかける・・・

出演者:
Nina Hoss ・・・ Nelly Lenz(ネリー)
Ronald Zehrfeld ・・・ Johannes "Johnny" Lenz(ジョニー)
Nina Kunzendorf ・・・ Lene Winter(レネ)
オトーサン、
「ニーナ・ホス、きれいな女優さんだね」
顔の傷、そんなにひどくないですね。
お岩さんかと思いましたが。
後で気づきましたが、
「誰よりも狙われた男」に端役で出ていました。

その他の出演者:
Michael Maertens ・・・ Arzt
Imogen Kogge・・・  Elisabeth
Trystan Putter・・・ Soldat an der Brucke  
Felix Romer・・・ Geiger  
Uwe Preuss・・・  Clubbesitzer  
Valerie Koch・・・ Tanzerin  
Eva Bay・・・ Tanzerin  
Jeff Burrell・・・ Soldat im Club  
Nikola Kastner・・・  Junge Frau  
Max Hopp・・・ Der Mann  
Megan Gay・・・  Mitarbeiterin Zentralstelle Halensee  
Kirsten Block・・・  Wirtin  

User Rating:7.3/10(14,284 votes)IMDb
  User Rating:7.0/10( 227 votes) Yahoo!
オトーサン、
「佳作」

User Reviews 
tim-downieさん 
2014年11月22日
見るべし 

この映画弱い点は、
中心的なアイデアが、あまり信じられないことだ。
だが、他のすべては、お見事。
ナチスドイツ下のユダヤ人については、
多くの映画があり、相当数が
第2時世界大戦の余波が舞台だ。
だが、これは最初の映画。
戦後ドイツでのユダヤ人の生活と感情を探究している。
失われたお金を再利用しようとし、
未来の人生をどこで過ごすかを考る。
2つの反する見方を非常に力強く描いている。
演技、脚本、撮影、および監督は見事。
私は、クライマックスを予測したが、驚いた。
3つの主要な役のうちの2つが、女性だ。
しかも、最初の数分で登場する。
ベクデル・テスト(Bechdel Test)に合格している。
(訳注:ジェンダーバイアス測定のために用いられる。.
 最低でも2人の女性が登場するかどうか)

オトーサン、
「ニーナ・ホス、黒美さんのお気に入り?」 
彼女の出演作を1本借りることにしました。

黒美君彦さん 
2015年9月7日
スピーク・ロウ

顔が変わって収容所から生還した妻と夫の
虚々実々の心理的駆け引き…
予告編でそこまで読めてしまうので、
今ひとつ食指が動かなかったのだが、
結論としては観る価値のある作品だった。
『東ベルリンから来た女』(2012年)の
クリスティアン・ペッツォルト監督が、
再びニーナ・ホスとロナルト・ツェアフェルトを
起用した本作は、
前作同様静謐な心理サスペンスだった。
心理サスペンスの背景にあるのは、
人の心を捻じ曲げてしまう戦争の非人間性だ。
夫婦や家族の暮らしを徹底的に破壊するのみならず、
人の愛情や希望までも破壊したのが
あの戦争であったということ。
伏線がさりげなく配されているのも印象的。
原題の『PHONEX』は、
もちろんジョニーが働く連合軍相手のバーの名前だが、
同時に不死鳥のように甦ったネリーを
象徴しているタイトルであるのはいうまでもない。
そしてラストにネリーが歌う「スピーク・ロウ」。
この曲は1943年にブロードウエイ・ミュージカル
『ヴィーナスの接吻 One Touch of the Venus』
の中で発表されたもので、
ジャズのスタンダードナンバーとして知られる。
作曲したクルト・ヴァイルはユダヤ人で、
迫害を逃れ1930年代にアメリカに移住した。
彼が米国で市民権を得た頃の作品だという。
「愛を語るのならささやいて(speak low)」
という曲を歌いながら、
ジョニーは彼女こそが妻その人であると確信する。
そしてネリーは、
明るい日差しの中へと溶け込むように立ち去っていく。
かつて仲良く写った写真のなかに、
ナチス協力者がいるということ。
ネリーを迎える知人たちもまた、
当時何も助けてくれなかったこと。
複雑な生還が、当時どれほどあっただろう。
前作同様にニーナ・ホスが巧演。
整形後の顔が美しすぎるだろうとか、
体型で普通気づかんかとか、
突っ込みどころもないわけではないが、
じわじわと染みてくる佳作だと思う。


地獄の黙示録

オトーサン、
「2002年に見たね」
・地獄の黙示録 映画批評NO.452
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
この映画、公開当初にみて、
今度で、3度目になります。

原題:Apocalypse Now (1979)
監督:Francis Ford Coppola  
脚本:John Milius/Francis Ford Coppola  
Genre: Action / Drama / War
Rated R for disturbing violent images, language, 
sexual content and some drug use. 
Country: USA 
Language: English / French / Vietnamese 
上映時間:154分
あらすじ:
狂うような暑さのサイゴンの夏。
ブラインドの降りたホテルの一室で、
ウィラード大尉は空ろな視線を天井に向けていた。
505大隊、173空挺隊所属、特殊行動班員である彼に、
それからまもなく、
ナ・トランの情報指令本部への出頭命令が下った。
本部では3人の男が彼を待ちうけており、
そのうちの1人がウィラードに、今回の出頭目的を説明した。
それは第5特殊部隊の作戦将校
ウォルター・E・カーツを殺せという命令だった。
カーツはウェストポイント士官学校を主席で卒業し、
空挺隊員として朝鮮戦争に参加、
数々の叙勲歴を持つ軍部最高の人物であったが
現地人部隊を組織するという目的で
ナン川上流の奥地に潜入してからは、
彼の行動が軍では統制できない異常な方向へと進んでいった。
情報によると彼はジャングルの奥地で原地人を支配し、
軍とはまったく連絡を絶ち、自らの王国を築いている
というのだ。
そのアメリカ軍の恥である錯乱者カーツを
暗殺しなければならない、というのが軍の考えだった。
この密命を受けた若い兵士ウィラードは、
4人の部下を連れ、巡回艇PBRに乗り込んだ・・・

出演者: 
Martin Sheen ・・・  Captain Willard(ウィラード大尉) 
Robert Duvall・・・ Lt. Colonel Kilgore(キルゴア中佐) 
Marlon Brando・・・  Colonel Kurtz(カーツ大佐) 
「マーティン・シーン、いい目をしているね」

その他の出演者:
Frederic Forrest ・・・ Chef  
Albert Hall (I) ・・・ Chief  
Sam Bottoms ・・・  Lance  
Laurence Fishburne ・・・ Clean  
Dennis Hopper ・・・ Photo Journalist  
G.D. Spradlin ・・・ General  
Harrison Ford ・・・  Colonel  
Jerry Ziesmer・・・ Civilian  
Scott Glenn・・・  Colby  
Bo Byers ・・・ Sergeant MP #1  
James Keane (I)・・・ Kilgore's Gunner  
Kerry Rossall ・・・ Mike from San Diego  

User Rating:8.5/10( 539,098 votes)IMDb
  User Rating:7.8/10( 706 votes) Yahoo!
オトーサン、
「忘れ難いシーンがあるね」
戦闘中にサーフィンを楽しむなんて、
日本軍には、考えられません。

アカデミー賞受賞
・撮影賞
・音響賞
ノミネート
・作品賞
・監督賞:フランシス・F・コッポラ
・助演男優賞:ロバート・デュバル
・脚本賞
・美術監督・装置賞
・編集賞
カンヌ映画祭受賞
・グランプリ

User Reviews 
Theo Robertsonさん 
2004年6月23日
生涯のお気に入り映画

最初に見たのは、1985年。
英国のテレビで放送された時だ。
この傑作を見て、衝撃を受けた。
これに匹敵するのは
「ロード・オブ・ザ・リング」くらいだ。
技術的側面(特に音、編集、および撮影)を賞賛したい。
だが、他のみんなは、演技を賞賛したようだ。
特に名優ロバート・デュヴァルが注目されていて、
他のみんなは、荒涼としたドン・ロン橋の
イメージに言及している。
そして、国境を通過した後に
上流へ移動しているボートのモンタージュ。
コッポラは、監督としてよく知られているが、
シナリオライターとしての天才だ。
この映画を作ることが、
彼のすべての創造的な脳細胞が燃え尽きたようだ。
だが、彼の犠牲はそれだけの価値があった。
ジョン・ミリアスの草稿に
コッポラが手を入れ、
戦争のそのものを映す物語を追加した。
マッチョな海兵隊のキルゴア中佐が、
場違いの行為に及ぶ。
物語は、より衝撃的で狂気じみてくるのだ。
同じく、カーツ大佐の登場によって、
聴衆は、別次元の映画を見ることになる。
コッポラは、述べている。
「この映画は、ベトナムそのものだ」。
1960年代半ば、共産主義の侵略を破るために、
愛国的な戦争としてはじまった戦争は、
世界のアメリカに対する見方を変えた。
本作には、狂気の美があり、
それが本作を傑作にした。
戦闘の残忍さと政治家の偽善について、
多くが語られている。
マイケル・ムーアも、言う。
「大統領、あんたはベトナム戦争で
何をやらかしたんだ」

オトーサン、
「今は昔・・・」
アメリカの大統領が、ベトナムに親善訪問するなんて。

Ikedaさん 
2010年3月9日
あまり

評価は高い映画のようですが、
私はそれほどの作品とは思えませんでした。
前半、暗殺命令を受けたウィラード大尉が
PRB(パトロールボート・リバー)で川を遡り、
キルゴア中佐の隊に会いますが、
ここでのキルゴアの行動が、とても戦時とは思えず、
馬鹿らしくなりました。
勿論、代理戦争に直接介入したアメリカ兵で、
本来の戦争とは違って国を守るなどの意識が
兵士にないのは当然としても、
ベトナム反戦の波に迎合した
作りとしか思えませんでした。
途中、余分だと思えるエピソードの中、
カーツの築いた王国に着きますが、
これからがカンボジアの
仏教寺院もどきの風景を幽玄的に描き、
地獄の恐怖を絶望的なモノローグで
表そうとしているだけなので、退屈しました。
基本的にカーツの調査などで
上層部の批判などがあるものの、
結局、ベトナム戦争の意味について
ほとんど語られていないし、
ただ戦争の地獄さしか表現できていないので、
あまり価値のない作品だと思います。


ボブという名の猫 幸せのハイタッチ

オトーサン、
「へぇ、そうなんだ」
日本ではミニシアターでの上映、
だも、立ち見が出たとか。
猫好きには堪らないでしょうね。

原題:A Street Cat Named Bob (2016) 
監督:Roger Spottiswoode    
原作:James Bowen/ Garry Jenkins
脚本:Tim John/ Maria Nation  
Genre:Biography/ Comedy/ Drama
Country: UK 
Language: English 
上映時間:103分
あらすじ:
ロンドン。
プロのミュージシャンを目指すも、
夢破れてホームレスとなった青年ジェームズ。
薬物依存からも抜け出せず、
父親にも見放されて、その日の食事にも事欠く
どん底の日々を送っていた。
幸いソーシャルワーカーのヴァルから
住居をあてがわれる。
その夜、茶トラの野良猫が住居に侵入。
ケガをしていたその猫を、助けてあげると、
すっかり懐いて離れようとしない。
野良猫はボブと名付けられ、
ジェームズの肩に乗ってどこへでもついていく。
すると、これまでストリートで演奏しても
誰も立ち止まってくれなかったジェームズの周りに
人だかりが出来るようになる・・・

出演者:
Luke Treadaway ・・・ James Bowen (ジェームズ)
Bob ・・・ himself (ボブ)
Joanne Froggatt ・・・ Val (ヴァル)
オトーサン、
「ルーク・トレッダウェイ、歌うまいね」
双子の兄サムとバンドを組んでいたとか。
幼い頃から演劇学校に通っていたとか。

その他の出演者:
Ruta Gedmintas ・・・ Elizabeth "Betty" Robinson
Anthony Head ・・・ Jack Bowen, Bowen's remarried father
Beth Goddard ・・・ Hilary
Caroline Goodall ・・・ Mary
Darren Evans ・・・ Baz
Ruth Sheen ・・・ Elsie
Nina Wadia a・・・Bus Conductress

User Rating:7.4/10( 22,630 votes)IMDb
  User Rating:8.3/10( :1,417 votes) Yahoo!
オトーサン、
「いい感じ」

User Reviews 
astellさん 
2016年11月22日
本当に価値ある実話

ストリートライフと中毒の現実を描いているが、
過度な恐怖や絶望、メロドラマはない。
ストーリーは、誠実でリアルな感じがする。
明らかに、この話を盛り立てるのは、猫のボブ。
私は、猫狂いではないが、
ボブが非常にユニークな個性の
持ち主であることは明らかだ。
ローキーだし、過度にボブを擬人化していない。
- 彼は、単純で、簡単な
人間を養子にした猫
実に、シンプルだ。
この映画、もっと広く公開されるべきだ。
猫以外にも、多くがあるが、
自分で見て、自身の結論を下すべきだ。
ホームレスと野良猫について、
違ったふうに考え、
より同情するのを手助けするだろう。

オトーサン、
「日本で、こういうこと起きるかな」

黒美君彦さん 
2017年9月1日
名優ボブ

久しぶりに心が温まる映画に出逢った。
薬物依存症のストリート・ミュージシャンの
ジェームズが一匹の猫に出逢って、救われる話。
しかも実話だというからびっくり。
物語はきわめてわかりやすいけれど、
主人公の茶トラ猫ボブは、
自らの役をほとんど演じたというからこれまた驚き。
何せ猫は臆病だから、
大勢の人間の前ではパニクるのが普通だし、
自転車の前籠に入れていたら必ず出ようとするし、
とにかく気ままなので言うことを聞かないのが普通なのだ。
この映画のためにもカナダのバンクーバーから
7匹の訓練された猫を連れてきたそうだけど、
ボブとともに来日したジェームズ曰く
「(他の猫は)スタントはできても
ボブらしい振る舞いを演じることはできなくて。
その時にやっぱりボブは世界に1匹しかいないんだなって
みんな改めて実感した」のだとか。
とはいえ、ところどころこれは別の猫だな、
と感じるシーンが幾つかあったけれどね
(ことほど左様に猫は一匹一匹表情が違う)。
英国では薬物に対する許容度が日本よりはるかに低いので
だから『トレインスポッティング』(1996)
といった名作も生まれる。
こうした薬物依存の若者は決して例外的ではない。
実際ジェームズ本人も相当苦しい思いをして
薬物を手を切ったのだとか。
そこにボブという名の猫がいたから、というのは確かだ。
猫を飼う、ということは、
擬人化するまでもなくその命に責任を負う、ということだ。
そのためにはまず自らの足で立たなくてはならない。
その時に無条件に頼り、愛情を示してくれる
ボブのような存在がどれほど大きな役割を果たすことか。
ルーク・トレッダウェイは、気の弱い若者を巧演。
ベティもケバいけど、
心根の優しい隣人役にはまっていた。
テンポのいい展開も好感度大。
ジェームズが書いたノンフィクション
『ボブという名のストリート・キャット』は
2012年に出版され、販売部数は世界中で500万部、
続編2冊を合わせると計1000万部を越える
大ベストセラーになったのだとか。
ジェームズとボブは大英帝国勲章も貰い、
国会の上院にも行ったそうだ。
問題提起型もいいけど、
時にはこんなハートウォーミングな作品もいいよね。


孤独の暗殺者/スナイパー

オトーサン、
「こりゃ、フィルム・ノワールだね」
・虚無的・悲観的・退廃的な犯罪映画

原題:La resistance de l'air (2015) 
Sniper
監督:Fred Grivois 
脚本:Thomas Bidegain/ Noe Debre  
Genre:Drama 
Country: France / Belgium 
Language: French 
上映時間:98分
あらすじ:
ヴァンサンは射撃のチャンピオン。
愛する妻デルフィーヌと子供に囲まれ、
新居を郊外に建築するなど幸せな日々を過ごしていた。
ある日、ヴァンサンの唯一の肉親である
父親アルマンが病気で倒れ引き取ることになる。
父親の心は荒んでおり、金銭トラブルも抱えていた。
そんな父親との生活に慣れないデルフィーヌは、
次第にヴァンサンを責めるようになり、
ヴァンサンは、父を病院に預けようかと悩んでいた。
問題解決には多額の金が必要だった。
そんな時に、射撃の腕を見込んだ
ルノーから暗殺を依頼される・・・

出演者:
Reda Kateb・・・ Vincent(ヴァンサン)
Ludivine Sagnier・・・ Delphine(デルフィーヌ)
Tcheky Karyo・・・ Armand(アルマン)
Johan Heldenbergh・・・ Renaud(ルノー)
オトーサン、
「レダ・カテブ、変な名前だね」
誕生日:1977/7/27 -
出身:仏イヴリー=シュル=セーヌ
父親はアルジェリア人の俳優
チェコ・イタリアの血も引く]。
セザール賞 受賞
・助演男優賞 ヒポクラテス 
同ノミネート
・主演男優賞 永遠のジャンゴ    

その他の出演者:
Laure de Clermont-Tonnerre・・・ Valerie
Pascal Demolon・・・ JP
Matheo Capelli・・・ Moustachu
Lahcen Elmazouzi・・・ le tueur
Emmanuel Bonami・・・ Le tueur 
Jehon Gorani ・・・BoB
Sebastien Sisak・・・ le tireur de carabine de tir sportif
Milo Chiarini・・・ Michel
Stella Mancini ・・・: Femme d'affaires
Severine Poupin Veque・・・ Secretaire bureau des experts

User Rating:5.7/10( 453 votes)IMDb
  User Rating:5.9/10( 33 votes) Yahoo!
オトーサン、
「好きなひとには堪らんだろうね」」

User Reviews 
OJT さん  
2016年8月5日
Effective and believable, with great noir feeling  
ノワールの感じ、効果的で、信じられる

2、3人の評者が推察している。
ジェームズ・ハドリー・チェイスの小説
「射撃の報酬5万ドル」とプロットが同じ、
触発されているのではないか。
私は、その小説を読んでいない。
だから、映画をみた感想を述べよう。
私は、その小説に基づいている証拠を見つけられなかった。
だから、そうしたレビューは、変だと思う。
本作は、ドラマまたはスリラーとして、傑出している。
話が見えてくるのは遅いが、私は気にしていない。
射撃の名手が主人公ヴァンサンだ。
金銭上のトラブルや妻とのトラブルを抱えている。
彼自身の父との問題も抱えている。
そして、驚いたことに、
友人が助けを申し出てくる。
本作は、演技が非常によく、信じられる。
いくつかのレベルで考えさせられた。
射撃の名手が、どうやって冷酷な狙撃兵になるのか?
すべての問題が解決するために、
完全に違う役になるのは、そんなに容易なのだろう?
本作は、フレッド・グリヴォワの最初の長編映画であり、
非常によく出来ている。
音楽も完璧。
私が大好きなノワール感がある。
アクション満載ではなく、
リアルなサスペンスと考えさせる類の
映画を求めているならば、本作にチャンスを与えてほしい、
よくやった!

オトーサン、
「射撃、習いたいね」

aimさん 
2016年6月26日
リアルな銃操作と巧みなストーリー 

ヒットマンって
案外こんな人なのかなってリアルに思わされる。
自分の大好きな射撃の腕を生かすことで
借金地獄から抜け出せるのだから、
大抵の人間はこの誘惑に勝てないのではないだろうか。
銃を操作する場面がとても手慣れていてカッコいい。
以前、射撃場に通っていた頃のことを思い出した。
英国がEU離脱を決めたが、
EU域内移動がフリーだと犯罪捜査が難しいだろうと
本筋には関係ないがちょっと感じた。
フランス映画特有の暗く淡々とした画面が
物語を盛り上げている。
秀逸な映画だと思います。


ウインド・リバー

オトーサン、
「テイラー・シェリダン、知らんなぁ」
1970誕生日:1970年5月21日
出身:アメリカ/テキサス州
90年代後半に俳優としてキャリアをスタートさせ、
TVシリーズ「ヴェロニカ・マーズ」(05〜07)や
「サンズ・オブ・アナーキー」(08〜10)などに出演。
その後脚本家に転身し、
メキシコの麻薬カルテルと
米国土安全保障省の攻防を描いた
「ボーダーライン」で米脚本家組合賞ノミネート。
「最後の追跡」で、アカデミー脚本賞にノミネート。
本作で監督デビュー。

原題:Wind River (2017) 
監督:脚本:Taylor Sheridan   
Genre:Crime/ Drama/ Mystery
Country: UK / Canada / USA 
Language: English 
上映時間:107分
あらすじ:
ワイオミング州ウインド・リバー。
ここで野生生物局の職員として活動している
地元の白人ハンター、コリーは、
雪の上で凍りついている
ネイティブアメリカンの少女の死体を発見。
亡くなったコリーの娘エミリーの
親友ナタリーだった。
やがてFBIから
新米の女性捜査官ジェーンがやって来る。
検死の結果、ナタリーは生前にレイプされていた。
犯人からの逃亡中に死亡したのは明らかだったが、
直接の死因はマイナス30度にもなる
冷気を吸い込んだことによる肺出血。
そのため、FBIの増援を受けられないまま、
ジェーンがひとりで捜査を続けることに。
そこでこの土地に詳しいコリーに協力を要請、
2人で事件の真相に迫っていくのだったが・・・

出演者:
Jeremy Renner ・・・ Cory Lambert(コリー) 
Elizabeth Olsen ・・・ Jane Banner(ジェーン) 
Kelsey Chow ・・・ Natalie Hanson(ナタリー) 
オトーサン、
「ジェレミー・レナー、巧いね」
アカデミー賞 ノミネート
・助演男優賞 ザ・タウン    
・主演男優賞 ハート・ロッカー    
ゴールデン・グローブ ノミネート
・助演男優賞 ザ・タウン 

その他の出演者:
Graham Greene ・・・ Ben Shoyo 
Gil Birmingham ・・・ Martin Hanson
Julia Jones ・・・ Wilma Lambert.
Martin Sensmeier ・・・ Chip Hanson
Althea Sam ・・・ Annie Hanson.
Teo Briones ・・・ Casey Lambert.
Apesanahkwat ・・・ Dan Crowheart.
Tantoo Cardinal ・・・ Alice Crowheart.
Jon Bernthal ・・・ Matt Rayburn.
James Jordan ・・・ Pete Mickens
Hugh Dillon ・・・ Curtis.
Matthew Del Negro ・・・ Dillon.
Austin Grant ・・・ Carl.
Ian Bohen ・・・ Evan
Eric Lange ・・・ Dr. Randy Whitehurst.
Tyler Laracca ・・・ Frank Walker.
Gerald Tokala Clifford ・・・ Sam Littlefeather

User Rating:7.7/10( 161,988 votes)IMDb
  User Rating:7.8/10( 937 votes) Yahoo!
オトーサン、
「鮮烈!」

User Reviews 
Fella_shibbyさん 
2017年12月17日
捕食者を狩ることに熱中している
ジェレミー・レナー演じる壊れた男
テイラー・シェリダンの見事な脚本
ワイオミングの雪景色が、必見だ

私は数日前、ブルーレイで見た。
テイラー・シェリダンの貪欲なファンとして
本作を楽しみにしていた。
非常に美しく撮影され、よく演じられた
悲惨な犯罪ドラマだ。
広大な風景は、単なる背景というよりも、
それ自体が、映画の登場人物だ。
テイラー・シェリダンの監督と
ストーリーテリングの力を感じる。
暗い国境(Sicario)から
テキサスの灼熱の平原に
そして凍結した山。
まさに、風景が登場人物になっている。
ジェレミー・レナーは、捕食者を狩ることに熱中している
壊れた男の演技は、アカデミー賞に値する。
筋書については言うまい。
筋書を読むよりも、映画を見る必要がある。
非常に強い社会的なメッセージがある。
結論には、恐るべき悲しみがある。

オトーサン、
「羊たちの沈黙の後継かな」
・羊たちの沈黙 映画批評NO.☆116/☆3624

Katsumi_Egiさん 
2018年8月2日
羊たち

息子に馬の扱いを教えるという
感動的な場面を持つ、
雪のワイオミングを舞台にした現代西部劇。
しかし、西部劇的意匠以上に、
『羊たちの沈黙』の後裔であるという感覚が強い。
ずばり、羊の群れの場面から始まるのだ。
主人公はあくまでもハンターのジェレミー・レナーであり、
基本的にはレナーの過去の出来事を絡めながら、
彼のプロとしての振る舞いでプロットを牽引する。
一方、若い女性のFBI捜査官として、
エリザベス・オルセンが登場し、
彼女の成長がもうひとつの焦点となるのだが、
未熟な女性FBI捜査官という意味で、
ジョディ・フォスターを継承するだけでなく、
演出的な最大の見せ場が
『羊たちの沈黙』でジョナサン・デミが行った
時空の「すり替え」の継承なのだ。
それもあからさまに、
ドアのノックというアクション、
ドアの内外という異空間を起点にするところまで同じ。
模倣じゃないかとも思われるが、
本作では、全編で唯一こゝだけが
フラッシュバックで繋がれる処理ということもあって、
その演出効果の鮮やかさにおいて、
甲乙つけがたい出来だと思うのだ。 
さて、このトレーラーハウスのドアを挟んだ
銃撃戦シーンの演出についても銘記しておくべきだろう。
オフからの2つの銃撃が見事だ。
初っ端の、ドアの向こうから、オルセンが撃たれる部分と
トレーラーの外部にいるレナーが、内部へ撃ちこみ、
敵が吹っ飛ばされるカットを指している。
簡潔かつスピード感溢れる巧い演出だと思う。 
尚、エピローグでレナーのネイティブの友人が
「死の化粧」をしており、
「教えてくれる人がいなかったから、
見よう見まねでやった」というような科白があるのだが、
これは複雑な情感をもたらす科白で唸った。
このエピローグもとてもいい。 


ならず者たち

オトーサン、
「そうか、これがキーワードか」
デイヴィッドの母親の言葉が重たいですね。
「(家族)全員が死ぬまで
殺し合いが繰り返される宿命」

原題:The Desperados (1969) 
原作:Clarke Reynolds
脚本:Walter Brough  
Genre:Western
Country: USA 
Language: English
上映時間:91分
あらすじ:
ガルト一家は、南軍の不正規部隊、
北軍の町を次々襲い、
殺戮や略奪の限りを尽くしていた。
父のジョシア、息子のデイヴィッド、
ジェイコブ、アダムがガルト一家である。
ある時、アダムが酔って少女を犯そうとし、
止めた母を殺そうとし、
デイヴィッドが間に入ったことから
仲間割れとなり、
デイヴィッドは一味から逃れた。
南北戦争が終わった。
ガルト一味は、お尋ね者となってしまった。
そして年月が流れ、テキサスのチサン。
デイヴィッドは、妻ローラと息子と暮らす、
信望厚い男となっていた。
ある日、彼はガルト一味を見かける。
保安官キルパトリックに告げて、
ジェイコブとアダムは捕まった。
だが、そのことでデイヴィッドの正体が知れ、
さらに2人が脱獄すると、
彼は一味の1人としてリンチされそうになった。
それを救ったのが、キルパトリックだった。
デイヴィッドとキルパトリックは一味を追った。
ジェイコブ、アダムとデイヴィッドを射殺し
ついに父ジョシアと対決することになった・・・

出演者:
Vince Edwards ・・・ David Galt/Gant(デイヴィッド)
Sylvia Syms ・・・ Laura Gant(ローラ)
Jack Palance ・・・ Parson Josiah Galt(ジョシア)
Neville Brand ・・・ Marshal Kilpatrick(キルパトリック)
オトーサン、
「主役のヴィンセント・エドワーズ、
なんともにやけてるね」
名優ジャック・パランスが、敵役というのは、
ミスキャストですね。

その他の出演者:
Benjamin Edney ・・・ Pauly Gant
Sheila Burrell ・・・ Emily Galt
George Maharis ・・・ Jacob Galt
Kate O'Mara ・・・ Adah (Jacob's girl)
Christian Roberts ・・・ Adam Galt
Kenneth Cope ・・・ Carlin
Patrick Holt ・・・ Haller
Christopher Malcolm ・・・ Gregg
John Clark ・・・ Todd
John Paul ・・・ Sheriff Lacey
David Thomson ・・・ Deputy Tate
Elliott Sullivan ・・・ Jennison

User Rating:4.7/10( 365 votes)IMDb
  User Rating:4.2/10( 10 votes) Yahoo!
オトーサン、
「低いスコアだね」

User Reviews 
dbdumonteiさん 
2015年2月12日
一家の中に憎悪が走る

ジャック・パランスは、家長にしては若過ぎる。
ジョシア、デイヴィッド、ジェイコブ、アダムが
悪しきガルト一家を構成しているが、
何とも信じられない。
他のすぐれた監督の手になれば、
ジャック・パランスは偉大だったかもしれない。
彼は、よい息子への呪いを過剰演技している。
聖書のカインを思い出させる。
彼の息子と子分が町を捜し回った後、
ジャック・パランスは、
聖書にある「ソドムは神の怒り」と比較する。
兄弟の嫉妬は、聖書のジョセフの兄弟を思い出す
本作は、暴力的な映画であり、
ハッピーエンドでないので、聴衆は戸惑う
また、シルヴィア・シムズは、川で裸で水泳を楽しむ。
よい監督とよい作家に恵まれれたならば、
やりがいのある作品が産まれたかもしれない。
だが、ストーリーは、散漫で、
フラッシュバックの出来が悪い。
反復するシーンが多く、
ドラマチックな構造を欠いたので、
興味深い映画になり損なっている。

オトーサン、
「同感!」

kunさん 
2018年11月27日
結構大がかり 

はぐれ南軍みたいな感じなんだろうか?
制服制帽を着用しそれらしい軍団だけど
やってる事が強盗団。
悪の限りをつくしてる。
そこの指揮官親子の葛藤が話の主軸。
騎馬群が100騎位走って来て
町を襲うシーンはかなりのスケール。
結構お金の掛かった映画だから、
スペクタクル観を狙った物かな?
半分位はそこそこ流れが有って
それなりに見られたけど後半グダグダ。
眠気が来てしまった。
連邦保安官が絡む辺りから話が散漫になって、
そこそこの料理に良かれと贅沢
材料を入れてかえって、
不味くなった料理の様に締まりがなく成って行く。
娼婦が銃を持ち活躍するのも取ってつけた様で、
シナリオをいじくりまわし、混乱。
最後は、日本の刑事物ドラマのお粗末シーン。
転落シーンは人形さん。
お人形さんは無かった方が良かったな。
二人重なって顔を見合わせ
覚悟を決めたカットの後
落下して死んでしまったので良いと思う。
そんな風にしたとしても、
グダグダは治らないでしょうけどね。


スカイスクレイパー

オトーサン、
「比べちゃいけないのかな?」
・タワリング・インフェルノ 映画索引NO.225/☆6261
本作のほうが、ビルがはるかに高いのですが、
作品の質ははるかに劣ります。 

原題:Skyscraper (2018) 
監督・脚本:Rawson Marshall Thurber   
Genre:Action/ Adventure/ Thriller
Country: USA 
Language: English / Cantonese/ Mandarin 
上映時間:102分
あらすじ:
男が元妻と息子を人質に立てこもり。
ウィル・ソーヤー隊長率いる
FBIの制圧部隊が出動するが、犯人は自爆。
10年後、爆発で左足膝下を失ったウィルは
FBIを退職し、FBI時代の同僚ベンの紹介で
香港のザ・パールのオーナー、ジャオに雇われ、
ハイテクを駆使したセキュリティ担当となり、
220階立ての超高層ビルに、
妻のサラと娘と息子と住むこととなった。 
サラたちがパンダ見物へいくなか、
ウィルはベンとともにスターフェリーに乗る。
下船時にテロリストの一味に鞄を奪われ
腕を傷つけられる。
ベンのアパートで腕の手当てをするが、
突然、ベンが、セキユリティ用タブレットを奪おうとする。
実は、ベンはテロリストの一味だったのだ。
だが、銃が暴発し、べンは致命傷を負う。
その頃、テロリストのリーダー、コレス率いる一団が
ザ・パールに侵入していた・・・

出演者:
Dwayne Johnson ・・・ Will Sawyer(ウィル)
Neve Campbell ・・・ Sarah Sawyer(サラ).
Chin Han ・・・ Zhao Long Ji(ジャオ).
Roland Moller ・・・ Kores Botha(コレス)
オトーサン、
「ドウェインのひとり芝居だね」
タワリング・インフェルノのほうは、
ポール・ニューマン、スティーブ・マックウィーン、
ウィリアム・ホールデンと名優3人が揃い踏みです。

その他の出演者:
Noah Taylor ・・・ Mr. Pierce
Byron Mann ・・・ Inspector Wu.
Pablo Schreiber ・・・ Ben Gillespieベン
Hannah Quinlivan ・・・ Xia
Matt O'Leary ・・・ Skinny Hacker.
McKenna Roberts ・・・ Georgia Sawyer
Noah Cottrell ・・・ Henry Sawyer
Adrian Holmes ・・・ Ajani Okeke
Tzi Ma ・・・ Fire Chief Shen
Kevin Rankin ・・・s Ray
Venus Terzo ・・・ Hostage Negotiator

User Rating:5.9/10( 70,859 votes)IMDb
  User Rating:7.1/10( 964 votes) Yahoo!
オトーサン、
「スコアは、IMDbに軍配だね」

User Reviews 
parduetさん 
2018年8月14日
見たまんま!

カンヌ映画祭やアカデミー賞受賞とは無縁。
みんなが言うには、「ダイハード」だとか。
ありふれたシーンと先が読める展開のだ。
アクション映画だ。
摩天楼は、とてもクールだった!
演技はそう悪くなかった。
ドウェインは、何をやっても、すばらしく見える。
そう、アーノルドとスタローンも、
シェイクスピア俳優ではないぞ!!
私は、数多の平凡なアクション映画を見てきたが、
本作は、こっけいで、無分別で、
楽しいアクション映画だと思う。
くつろいで、見てほしい。
満喫できるだろう。

オトーサン、
「中国の覇権を感じる」
各地で、超高層ビルがニョキニョキ。

裸足のラヴァースさん 
2019年2月19日
人生は再起動する

アヴァンタイトル。
人質救出は、最近あまりなかったのでは。 
職務遂行における失敗、トラウマ、 
ヒーローの再生なるか?
そして現在は、中国を象徴するハイタワー。 
「タワリング・インフェルノ」に 
付け加えたのは、義足とガムテープ。
この小物アイテムは笑えるが
実に映画的で目の付け所に期待が持てる。 
さて、ドウェインは香港で何をしている?
ジェイソン・ステーサムと
同じく中国映画に出ているのだ。
中国とアメリカのハイブリッド映画、 
これが21世紀の風景だ。
まあ面白く進行するし 
102分がクレバーに思えるが
エンドに向けて
数々の難所をクリアするプロットに飽き飽き。 
例えば寸断された空中回廊に
木材で橋を渡した場面の呆れる凡庸さ。
火はCGで、凡庸。 
無機質なガラスの表面は滑りやすく
その存在は「ダイハード」よりも
優れているのではなかろうか。 
ラストは「上海から来た女」の鏡の部屋となり
「燃えよドラゴン」にオマージュを捧げる。
ラストショットで星は四つ。


ハッド

オトーサン、
「ポール・ニューマンの西部劇、珍しいね」
彼が演じるハッドが、どんなにジコチューで、
屈折した若者かを見事に描き出しています。

原題:Hud (1963) 
監督:Martin Ritt    
原作:Larry McMurtry
脚本:Irving Ravetch/ Harriet Frank Jr.  
Genre: Drama
Color: Black and White
Country: USA 
Language: English 
上映時間:112分
あらすじ:
テキサス。
ハッドは、牧場主むバノン・ホーマー息子。
毎夜、町へ繰り出し酒と女に入り浸っていた。
一代で大牧場を築き上げた父ホーマーとは、
折り合いが悪い。
ある日、飼い牛に口蹄疫が発生、
政府の殺戮令に親子は衝突してしまう。
これを機に牧場主の名義を
自分にしようとするハッドに対し、
実兄を無謀運転でハッドが死なせたことを
忘れられないホーマーは、心情を吐露する。
ハッドは平静を失い、
思いを寄せていた家政婦アルマを襲う。
好意を抱いていたが、彼女は拒絶する。
兄の息子ロンは、騒ぎに駆けつけ、制止する・・・

出演者:
Paul Newman ・・・ Hud Bannon(ハッド)
Melvyn Douglas ・・・ Homer Bannon(ホーマー)
Patricia Neal ・・・ Alma Brown(アルマ)
Brandon deWilde ・・・ Lonnie Bannon(ロン)
オトーサン、
「脇役陣が好演!」
こういう映画は、名画になります。が

その他の出演者:
Whit Bissell ・・・ Mr. Burris
Crahan Denton ・・・ Jesse
John Ashley ・・・ Hermy
Val Avery ・・・ Jose
George Petrie ・・・ Joe Scanlon
Curt Conway ・・・ Truman Peters
Sheldon Allman ・・・ Mr. Thompson
Pitt Herbert ・・・ Mr. Larker
Carl Low ・・・ Mr. Kirby
Robert Hinkle ・・・ Radio Announcer Frank
Don Kennedy ・・・ Charlie Tucker
Sharyn Hillyer ・・・ Myra
Yvette Vickers ・・・ Lily Peters

User Rating:7.9/10( 17,246 votes)IMDb
  User Rating:7.3/10( 15 votes) Yahoo!
オトーサン、
「すごいね」

アカデミー賞 受賞
・主演女優賞  パトリシア・ニール    
・助演男優賞  メルヴィン・ダグラス
・撮影賞(白黒) 
ノミネート
・主演男優賞  ポール・ニューマン    
・監督賞  マーティン・リット    
・脚色賞
・美術監督・装置賞(白黒) 

ヴェネチア国際映画祭 受賞
・国際カトリック映画事務局賞  マーティン・リット 

User Reviews 
zetesさん 
2002年9月13日
Great American prose poem  
すばらしいアメリカの散文詩

なんていう映画だ。
ほとんどかンペキだ。
ポール・ニューマン、メルヴィン・ダグラス、
ブランドン・デ・ワイルドは、
牧場経営の3世代の家族を演じている。
ダグラスは、家長であり、強いが、
もう人生の終わりに近づいている。
ポール・ニューマンは、生き残った次男坊だ。
親子の間には、明らかに無言の衝突がある。
ブランドン・デ・ワイルドは、その間に入っている。
映画の実質的な主役だ。
彼が若かった時に、彼の父ニューマンの兄が死んで、
ダグラスの影になって成長してきた。
彼はその男をニューマンを崇拝し、
彼の道徳律を真似しようとする。
ニューマンを一種の庶民の英雄と考えている。
パトリシア・ニールは、一家のメイドを演じる。
叔父と甥の両方が、好きになり、
もうひとつの衝突が、生じる。
ポール・ニューマンは、感情を爆発させる点で、
第2のジェイムズ・ディーンになるチャンスがある。
尖ったシーンは、もちろん素晴らしい。
微妙な映画だ。
映画製作者は、曲のすばらしい使用に関して、
賞賛されるべきだ。
本当に美しいスコアがあるが、
一度、聴衆の感情を操縦するためには使われない。
90%は、BGMがない。
アメリカの傑作だ。

オトーサン、
「初めて見た」
口蹄疫で牛を殺処分する話は、
我が国でも、何度もニュースで報道されていますが、
そのシーンが、延々と撮られています。
まるで、ホロコーストです。

Ikedaさん 
2004年5月11日
もやもや

昔風の牧場主メルヴィン・ダグラスと
遊び歩く息子ポール・ニューマンとの
反目が主体の映画ですが、
お互いの言動に一貫性がなく、
全体の流れからくみ取れるものがありません。
台詞も取ってつけたようなものが多く、
脚本にも問題があります。
パトリシア・ニールは大好きな女優ですし、
この位の演技は当たり前だと思いますが、
この映画でオスカーというのも変な気がします。
考えすぎかも知れませんが、
ゲイリー・クーパーとの仲で、
一方的にハリウッドから半ば追放された
彼女に対する慰安の意味があるのかなとさえ思います。
また、ニューマンはニールより丁度一つ年上なのに、
やたら若く、逆にニールの方は老けすぎの感じがしました。
勿論、役割から仕方ないのかも知れませんが、
或る意味ではニールにとって、
この役が自分の体験の具現化かとも感じました。
もやもやしたまま終わってしまった作品ですが、
最近アメリカでも問題になっているBSEにからんで、
口蹄疫で牛を始末するカットには興味を持ちました。


眠れぬ夜のために

オトーサン、
「ジョン・ランディス監督作か」
マイケル・ジャクソンの
プロモーションビデオ「スリラー」で有名。
本作には、名監督が多数カメオ出演!
そのわけは・・・同情心から。
「トワイライトゾーン/超次元の体験」撮影中に、
ヘリコプターの落下事故に主演俳優と子役2人が死亡。
過失致死罪と児童労働法違反で起訴され、
多額の損害賠償に苦しむことに。

原題:Into the Night (1985) 
監督:John Landis 
脚本:Ron Koslow  
Genre:Comedy/ Drama/ Thriller
Country: USA 
Language: English / Persian / French / Spanish 
上映時間:115分
あらすじ:
不眠症に悩むエドは、
ある晩、当てのないドライブに出た。
妻の浮気を目撃したこともあって
不眠症が深まっていたのだ。
いつの間にか空港に向かっていた
彼の車の前に、美女が出現。
「追われている」
彼女を車に乗せた彼は、
4人の殺し屋に追われる身となった。
彼女を家に送ろうとするが、
彼女には帰るべき家がないことを知る。
その美女は、ダイアナと名乗る。
彼女が頼りにしている友人で
女優の卵クリスティの撮影現場へ。
クリスティは、プロデューサーの恋人。
ダイアナは、大事な品物を預かってという。
実は、ダイアナが密輸してきた
イラン王家伝来の秘宝、6つのエメラルド。
ダイアナは、国際密輸組織の運び屋だったのだ。
一味の1人に渡すことになっていたが、
その直前で彼はイラン秘密警察に暗殺され、
彼女も生命を狙われていたのだ。
ダイアナは、国際シンジケートの大物に
保護してもらおうと考え、
エドはその使者として話しをまとめた。
途中、エドは、殺し屋コリンに
銃をつきつけられるが、無事にきりぬける。
しかし、ダイアナもコリンにつかまり、
エドはコリンとの死闘の末、ダイアナを救い出す・・・

出演者:
Jeff Goldblum ・・・ Ed Okin(エド)
Michelle Pfeiffer ・・・ Diana(ダイアナ)
David Bowie ・・・ Colin Morris(コリン)
Roger Vadim ・・・ Monsieur Melville(メルヴィル)
Kathryn Harrold ・・・ Christie(クリスティ)
オトーサン、
「ゴールドブラム、猿人だ」
それに対して、ファイファーの美しいこと!

その他の出演者:
Dan Aykroyd ・・・ Herb
Bruce McGill ・・・ Charlie
Richard Farnsworth ・・・ Jack Caper
Vera Miles ・・・ Joan Caper
Irene Papas ・・・ Shaheen Parvici
Clu Gulager ・・・ Federal Agent
Stacey Pickren ・・・ Ellen Okin
Art Evans ・・・ Jimmy
John Hostetter ・・・ Aerospace Engineer

User Rating:6.5/10( 9,504 votes)IMDb
  User Rating:6.4/10( 59 votes) Yahoo!
オトーサン、
「うーん、評価しにくいね」

User Reviews 
ODDBearさん 
2006年1月27日
おかしく、サスペンスに満ちたコメディ

ジェフ・ゴールドブラムは、不眠症患者を演じる。
ある夜、気まぐれにベガスに行こうと空港に行き、
積極的なファイファーに偶然出会う。
そして、彼は、最も印象的な夜を過ごす。
ジョン・ランディス監督は、
ユーモアと暴力と釣り合わせる時に成功している。
本作は、楽しさとサスペンスに満ちた映画だ
印象的なシーンがある。
ゴールドブラムとファイファーは、相性がいい。
助演陣が数多く、みんな非常によい。
カメオ出演で、特に印象的なのは、
殺し屋役のデヴィッド・ボウイだ。
いくつかのシーンは、後味が悪いが、
全体に、よく書かれている。
座席にしがみつくだろう。

オトーサン、
「映画通だね、シネマAさん」

シネマAさん 
2006年8月22日
いろんな意味で愉しめますっ……!?

これって、いわゆる巻き込まれ型スリラーの
カルト映画、といっていいかなあ。
喜劇調、オフビートな展開、
というと聴こえはいいですが、
じつは好い加減なシナリオ。
現場でのおもいつきで
即興的に撮っているような脱力感がある。
お好きなかたはどうぞ。
構成は弛緩してるけれど、
みんなでワイワイガヤガヤ楽しんで製作したという
お遊び感覚がおもしろい。
ハリウッド近辺でほぼオールロケして撮りきったみたい。
中途半端に引いたキャメラの撮影は
私の好みではないですが、
北野武の演出は
たぶんジョン・ミリアス監督作品からの影響を
受けているとおもいます。
有名監督が大挙してカメオ出演。
もし全員見つけられたなら、
あなたは猛烈にディープな映画ファン。
主演のふたりと
デヴィッド・ボウイしかわからなかったひとは、
これからお勉強しましょう。
焦る必要はないですよ、別に。
役者顔負けにキャラ立ちしてる
監督がいるかとおもえば、
エキストラよりも空気にちかい
親方もおみえになりますね。
プレイボーイ監督として名を馳せた
ロジェ・ヴァデムが、
いちばん印象に残ったかな。
いかにもワルそうなフランス人オヤジ。
クローネンバーグ、ドン・シーゲル、
ポール・マザースキーは
判ったけど、ジョナサン・デミや
ローレンス・カスダンなんて、
いちど観たくらいではわからない。
まったく、もう。クイズじゃないんだから。
ミリアス本人は追っ手のひとりの役。
たくさん映ってたわりに最期のシーン以外は
影が薄い。ご苦労さま。
ジェフ・ゴールドブラム。初主演にして好演。
現場の空気が読めずに
終始ボケッと突っ立っている
不眠症のエンジニア。
絶妙な表情と間のとりかた。笑えた。
後年『ザ・フライ』の蝿男の役で
ブレイクするまでは、
長身(194cm)で個性的なマスクの脇役としか
記憶してなかったけど。
謎の女の役にミシェル・ファイファー。
当時すでに何本か出演作はあった。
美人だけど演技はいまいちパッとしない
という程度の一般的評価だったか。
一所懸命なんだけど下手。
それが『危険な関係』『恋のゆくえ』あたりから
大化けしていつしか中堅女優としての
風格までついてきたのは、うれしい驚き。
そういえば、
ファイファーのお宝ヌードが見られますよ。
均整のとれた肢体。
シャワーを浴びて全裸のまま室内を闊歩していた。
ま、たったそれだけなんですが。
蛇足。
ファイファーの実の妹ディーディーも
街娼の役でチラッと顔見せしています。
普通わからんって。


先生と迷い猫

オトーサン、
「のどかな時代になったなぁ」
終戦直後のノラ猫群は獰猛で、
ネズミを追いつめ、食い殺すのを
何度も見たもんです。

原題:先生と迷い猫(2015)
監督:深川栄洋
原案:木附千晶
脚本:小林弘利
Genre:Drama
上映時間:107分
あらすじ:
校長先生を定年退職した森衣恭一は、
妻に先立たれてひとり暮らし。
近所でも浮いた存在で、孤独な日々を送っていた。
そんな森衣の家に毎日姿を見せるのが、
亡き妻がかわいがっていた三毛猫のミイ。
しかし妻を思い出すのが辛い森衣は、
いつもミイを追い払ってしまう。
するとついにミイはぱったりと来なくなる。
そうなると反対に気になってしまい、
ミイを捜し回るハメに。
やがて森衣は、ミイが町のあちこちで
様々な名前で呼ばれ、可愛いがられていたことを知る。
皆、ミイが突然姿を消して心配していた。
そんな町の人たちと一緒に必死になってミイを捜すうち、
少しずつ頑なな心に変化が生じていく・・・

出演者:
イッセー尾形・・・森衣恭一
北乃きい・・・松川真由美
もたいまさこ・・・森衣弥生
染谷将太・・・小鹿祥吾 
オトーサン、
「下手な役者がいると白けるな」

その他の出演者:
ピエール瀧・・・広川 
岸本加世子・・・井上容子
嶋田久作 
佐々木すみ江 
カンニング竹山 
久保田紗友 

User Rating:6.6/10( 18 votes)Amazon
  User Rating:6.4/10( 400 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ま、こんなものかも」

User Reviews 
さん 
2018年1月7日
猫の演技がすばらしい

イッセー尾形の演技が
一人芝居の舞台そのままという感じで
ちょっと過剰に思えました。
ある程度デフォルメしないと
もたない話だとは思いますが、
それでもやはりお腹いっぱいという感じでした。
それにくらべて猫の演技のすばらしいこと。 

オトーサン、
「猫好きは多いから、受けるんだろうね」

HABBYさん 
2016年11月7日
猫が取り持つ縁

ポカポカと胸が温められる作品。
ネコ好き人間は必見。
ただし飼っている猫と一緒に観る場合は、
猫たちが飛び跳ねて
TV画面にダイブする危険性があるので注意。
それくらい画面の中の猫たちが
生き生きと闊歩、愛嬌を振りまいてます。
偏屈校長先生を演じるイッセー尾形が良い味。
犬好きはどちらかというと社交的な人間が多く、
それに対して猫好きはシャイな人間が多いもんね。
懐中電灯片手に3時間も4時間も
飼い猫を探して近所をほっつき歩いたこともあるけど、
猫は意外と近くにいるんだな。
人間のルートだとウン百メートル離れてても、
猫のルートだと狭い裏道一つでスッと行き来出来たりね。
猫を飼うと近所の抜け道とか近道の裏技とか、
地理事情に強くなることもあるというあるあるネタ(笑)。


マン・ダウン 戦士の約束

オトーサン、
「アフガニスタンか」
同時多発テロからはじまって、
米史上最長の戦争となりました。
退役軍人の5人に1人は、PTSDにかかり
ホームレスになったり、自殺したり、
まさに、アフガン・エレジーです。

原題:Man Down (2015) 
監督:Dito Montiel    
原作:Adam G. Simon
脚本:Adam G. Simon/ Dito Montiel  
Genre:Drama/ Thriller
Country: USA 
Language: English 
上映時間:90分
あらすじ:
ガブリエルは、親友の誘いに乗って、
愛妻ナタリーと息子ジョナサンを故郷に残し、
アフガニスタンでの任務へと旅立った
米軍海兵隊の兵士として
死と隣り合わせの戦場で過酷な体験をする。
ようやく妻子の待つ故郷に帰還したが、
そこに待っていたのは、
終末世界を思わせる荒れ果てた街の姿。
姿を消した妻子を求めて
共に帰還した戦友デビンと荒廃した街を彷徨う・・・

出演者:
Shia LaBeouf ・・・ Gabriel Drummer(ガブリエル)
Kate Mara ・・・ Natalie Drummer(ナタリー)
Charlie Shotwell ・・・ Jonathan Michael Drummer(ジョナサン)
Jai Courtney ・・・ Devin Roberts(デビン)
オトーサン、
「シャイア・ラブーフ、アホだね」
誕生日:1986/6月/11 
出生地:カリフォルニア州ロサンゼルス 
、フランス系の父親とユダヤ系の母親の間に生まれる。
両親はヒッピーで、幼い頃に離婚している
2005年、「コンスタンティン」で、キアヌ・リーブスと共演。
「ディスタービア」で主演、大ヒット。
「トランスフォーマー」も、大ヒット
シリーズ三部作にわたって主演した。
2008年日、路上喫煙で、違反切符を切られる。
また、酒気帯び運転で逮捕される。
この事故で、左手の指を2本失った]。 
2015年、酩酊行為でテキサス州で逮捕された。

その他の出演者:
Gary Oldman ・・・ Captain Peyton
Clifton Collins, Jr. ・・・ Charles
Tory Kittles・・・ Sergeant Miller  
Jose Pablo Cantillo・・・  2nd LT. Taylor  
Justin Smith・・・ Stanton  
Paul Sado・・・ Spori  
Pierre Kennel・・・ Officer Walnum  
Ned Yousef・・・ Officer Osiris  
Jaylen Moore・・・ Swat Captain Perez  
Jim Klock・・・ Police Officer  

User Rating:5.9/10( 8,007 votes)IMDb
  User Rating:6.9/10( 254 votes) Yahoo!
オトーサン、
「アメリカでの評価は低いね」

User Reviews 
TheTopDawgさん 
2017年2月21日
過小評価された映画

批評家たちは、この映画に手厳しい。
だが、見てみたら、素晴らしかった。
私は、シャイア・ラブーフの大ファンではないが、
彼の演技は、傑出していた!
何らかの賞を勝ち取ってほしい。
本作の出だしは、少しゆっくりだったが、
時制を前後するのが、興味深かった。
次に何が起こるかサスペンスたっぷりだった。
退役軍人とPTSDについて伝えたのは、非常によかった。
監督、演技、撮影は最高だった!
必見!

オトーサン、
「マン・ダウン、愛している」

tweさん 
2019年1月27日
戦争は悲しく切ない 

マン・ダウンとは愛息との合言葉である。
家族愛を感じるも、父親は海兵隊員であり
母国のために戦地へ向かう日が来て離れ離れになる。
戦地での孤独感・戦友の死と妻との秘密を知るなど
複雑な人間ドラマを描いている。
現代社会では企業戦士に重なる部分もある。
また、退役後のPTSDによる異常な精神状態に陥る主人公。
ラストは愛息子の言葉にただただ涙するでしょう。


スティーヴ・オースティン ザ・ストレンジャー

オトーサン、
「スティーヴ・オースティンもの、案外見ているね」
・スティーヴ・オースティン S.W.A.T.映画批評NO. 6264  
・スティーヴ・オースティン ザ・ストレンジャー 映画批評NO. 6695 
・スティーヴ・オースティン ザ・ダメージ
・スティーヴ・オースティン ザ・ハンティング映画批評NO. 6674  
・スティーヴ・オースティン ノックアウト  
・スティーヴ・オースティン 復讐者 映画批評NO. 4911  
 
原題:The Stranger (2010) 
監督:Robert Lieberman 
脚本:Timothy Scott Bogart  
Genre:Action/ Thriller
Rated R for violence and some language 
Country: Canada / USA 
Language: English
上映時間:91分
あらすじ:
シアトルで少女の誘拐事件が発生、
被害者を救い出したのは
正体不明の男性だった。
FBIの調査により、
その男性は元FBI捜査官のトムと判明。
彼はかつて任務遂行中に
凄惨な体験から記憶を失い、
別の人格を作り上げて
あてもなくさまよい続けていたのだ。
FBI捜査官メイソンは、
トムの失われた記憶の中にあるはずの
重要な情報を得るために、
トムの担当医グレースの協力を得て、
その行方を血眼で追う・・・

出演者:
Steve Austin ・・・ Tom Tomashevky(トム) 
Erica Cerra ・・・ Grace Bishop(グレース) 
Adam Beach ・・・ Mason Reese(メイソン) 
オトーサン、
「エリカ・セラがいいね」
ヴァンクーバー生まれ。
8歳で演技に興味を抱く。
CM出演後、一時、演技を中止。
22歳でカンバックし、
Larry MossとGina Chiarelliに師事。
近作に、「ブレードIII」など。

その他の出演者:
Ron Lea ・・・ Chief Picker
Viv Leacock ・・・ Agent Fleming
Jason Schombing ・・・ Agent Daniels
Stephen Dimopoulos ・・・ Mikhail
Dalila Bela ・・・ Granddaughter  
Anthony Harrison ・・・ Max  
Andrew Wheeler ・・・ Smoker  
Samantha Page ・・・ Little Girl  
G. Michael Gray ・・・ Driver  
Tim Perez ・・・ Police Chief  
Adrien Dorval ・・・ Gas Attendant  
Geoff Gustafson ・・・ Harris Green  

User Rating:4.8/10( 2,915 votes)IMDb
  User Rating:6.1/10( 15 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ま、こんなものかも」

User Reviews 
Hey_Swedenさん 
2015年8月28日
91分つぶすのに苦痛なし

プロレスラー、スティーブ・オースティン主演の
お定まりのアクション・スリラー。
彼は、クロスカントリーを旅するなか、
アイデンティティと仕事を変更し続ける。
彼は、スクリーンを圧倒し、演技にとまどいはない。
その上複数言語を話す。
エリカ・セラは、真剣な精神医で、
彼の真実のアイデンティティ回復を手助けしようとする。
その他のよく顔を出すキャラクターは、
FBI捜査官役のアダム・ビーチ。
助演陣には、ロン・リー、ヴィヴ・リーコック、
ジェイソン・ションビング、ジェイソン・ションビング。
映画のペースは悪くはないが、
ストーリーは、先が読めて、こっけい。
本作は、見づらい。
目まぐるしい編集と
無秩序なカメラワークの乱用のせいだ。
まぁ楽しいが、直ちに忘れる代物。
舞台は、米国となっているが、
明らかにカナダで撮影されている。
 
オトーサン、
「同感!」

てるるさん 
2016年12月3日

記憶喪失のストンコが新しい人格を作って逃げる。
(注:”ストーンコールド”ことスティーブ・オースチン)
それを追いかけるFBI捜査官と
彼の主治医である女性カウンセラー。
彼が記憶喪失に陥った原因とその裏に潜む陰謀とは…。
自分で書いててスゴイ面白そうなストーリーだな!
と思ったけど、そこはB級なので期待は禁物。
期待しなければそこそこ観られるけど、
やはり午後ローレベル。
あとフラッシュバックシーンが多過ぎて
暗いとこで観てたら
ポケモン状態になりそうなので気を付けましょう!


マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー

オトーサン、
「おお、新作登場!待ってました」
ブロードウェイで舞台を見て感激、
NY滞在中にビデオを借りました。/
・マンマ・ミーア!映画批評☆No.3018

原題:Mamma Mia! Here We Go Again (2018) 
監督・脚本:Ol Parker    
原作:Richard Curtis/ Ol Parker/ Catherine Johnson  
Genre:Comedy/ Musical/ Romance
Country: UK / USA 
Language: English / French / Greek
上映時間:114分
あらすじ:
ギリシャのカロカイリ島で
念願のホテルを完成させたソフィは、
オープニングパーティの準備に追われていたが、
母ドナの親友ロージーとターニャもやってきて、
久々の再会を喜ぶ。
そして、ドナの母親でソフィの祖母ルビーも。
しかし、ニューヨークにホテルビジネスを
学びにいっている夫のスカイから、
一緒にニューヨークで暮らさないかと誘われる。
そんな彼女に、ロージーやターニャ、
そして3人のパパ、サムとハリーとビルは、
若き日の物語を話し始める・・・

出演者:
Amanda Seyfried ・・・ Sophie Sheridan(ソフィ)
Dominic Cooper ・・・ Sky(スカイ)
Christine Baranski ・・・ Tanya Chesham-Leigh(ターニャ)
Julie Walters ・・・ Rosie Mulligan(ロージー)
Pierce Brosnan ・・・ Sam Carmichael(サム).
Colin Firth ・・・ Harry Bright(ハリー).
Stellan Skarsgard ・・・ Bill Anderson(ビル)
Cher ・・・ Ruby Sheridan(ルビー).
Andy Garcia ・・・ Fernando Cienfuegos(フェルナンド).
オトーサン、
「アマンダ・セイフライド、天性の明るさ!」
歌唱力は、シェリーがダントツでした。

その他の出演者:
Meryl Streep ・・・ Donna Sheridan-Carmichael
Omid Djalili ・・・ a Greek customs officer.
Celia Imrie ・・・ a university Vice-Chancellor
Maria Vacratsis ・・・ Sofia.
Panos Mouzourakis ・・・ Lazaros
Gerard Monaco ・・・ Alexio.
Anna Antoniades ・・・ Apollonia.
Jonathan Goldsmith ・・・ Raphael Cienfuegos.
Bjorn Ulvaeus ・・・ a university professor.
Benny Andersson ・・・ the pianist.

User Rating:6.8/10( 53,001 votes)IMDb
  User Rating:7.8/10( 1,977 votes) Yahoo!
オトーサン、
「夢のようだね」
ABBAのヒットメドレー、全18曲!
なかでも、やはり素敵なのは、
・.恋のウォータールー 
・.アイ・ハヴ・ア・ドリーム 
・ Mamma Mia 
・.ダンシング・クイーン 
・.Super Trouper 

User Reviews 
lee_murcuttさん 
2018年7月21日
さあ。さあ 

114分間、ゆったり座って
狂った世界の実生活を忘れられた。
とっても素敵だった。
シンプルな時間に、
ABBAのすばらしい音楽に出会う。
いろんな感情を通り抜けて、
最後に、またねと思う。
キャストは、私達と同じくらい
大いに楽しんでいたように見えた。
みんなガンバッテいる。
若いドナ役のリリー・ジェームズは、
傑出していた。
私たちは、微笑みを浮かべて
現実の世界に戻ることができる、
本作は、そうしたレアな映画だ。

オトーサン、
「メリル・ストリープが他界とは、
残念だね」

黒美君彦さん 
2018年8月27日
あれから10年!?

ご機嫌なミュージカルムービー
『マンマ・ミーア!』
前作公開からもう十年も経つのか…
と感慨深いものも。
ついこの間観たような記憶があるけど、
確かにアマンダ・セイフライドは
10歳齢を重ねた感じ…。
メリル・ストリープが演じるソフィの母ドナは、
既に他界したという設定。
そのギリシャの島で母が熱望したホテルを作り上げて
お披露目に奔走するアマンダと、
ハチャメチャな?ドナの青春を
幾層にも重ね合わせた構成だが、
二人の女優の顔立ちがまったく異なるので
さほど混乱することはない。
盛り上がるのはやはり船と岸での群舞。
ABBAのヒットメドレーも懐かしい。
そして満を持して登場するメリル・ストリープ。
その前のシェールも相当なものだけれど、
最早“御大”のような扱い(笑)。
とはいえ、それもまたテンションがあがる。
メリル・ストリープとシェールといえば
1983年の社会派映画『シルクウッド』
(マイク・ニコルズ監督)以来の共演か??
ドナの若い日々を演じた
リリー・ジェームズも頑張っている。
ソフィの三人の父親、
ピアース・ブロスナン、コリン・ファース、
ステラン・スカルスガルドも健在。
脇役にアンディ・ガルシアとは贅沢な。
ギリシャの入管係官を演じたイギリスのコメディアン、
オミッド・ジャリリが最後の最後に笑わせてくれるので、
スタッフロールの後もお楽しみに。
何も考えずに地中海の美しい景色と美男美女、
そしてABBAのメロディに身を委ねたら心地いい…
続編はパワーが落ちるものだけれど、
予想以上に楽しめた。


未来のミライ

オトーサン、
「すごいね」
細田守監督作品、アカデミー賞を取るかも。
いよいよ、世界的な監督になってきました。

原題:未来のミライ(2018)
MIRAI
監督・原作・脚本:細田守  
Genre:Animation/ Adventure/ Drama 
Country: Japan 
Language: Japanese / English/| Russian
上映時間:98分
あらすじ:
とある都会の片隅。
小さな庭に小さな木の生えた
小さな家に暮らす4歳のくんちゃんは、
生まれたばかりの妹に両親の愛情を奪われ、
戸惑いの日々を過ごしていた。
そんな彼の前に学生の姿をした少女が現れる。
彼女は、未来からやってきた妹ミライだった。
ミライに導かれ、時を越えた冒険に出た
くんちゃんは、かつて王子だったという
謎の男や幼い頃の母、青年時代の曽祖父など
不思議な出会いを果たしていく・・・

声の出演者: 
 上白石萌歌・・・ くんちゃん 
 黒木華・・・ ミライちゃん 
 星野源・・・ おとうさん 
 麻生久美子・・・ おかあさん
オトーサン、
「くんちゃんの嫉妬ぶり、半端じゃないね」
監督の子育て奮闘記でもあります。

その他の出演者:
 吉原光夫・・・ 謎の男 
 宮崎美子・・・ ばあば 
 役所広司・・・ じいじ 
 福山雅治・・・ 青年 

User Rating:7.1/10( 2,857 votes)IMDb
  User Rating:5.9/10( 5,509 votes) Yahoo!
オトーサン、
「後半失速したね」

アカデミー賞ノミネート 
・長編アニメ賞 

User Reviews 
nethy-nhoさん 
2019年2月19日
すべての兄弟・姉妹が見るべき美しい話

すばらしい絵だ、
キャラクターも効果的だ。
狂った方法が、やや混乱させるが、
時がたつにつれて、理解し始める。
この経験がよりよくみえてくる。
私は主人公が好き。
新しい赤ん坊がやって来れば、嫉妬する。
よくあることだ。
だが、より年上のものが
学んでいく様子は驚異的だ。
非常にかわいい映画。

オトーサン、
「まさか、まさか」

黒美君彦さん 
2018年7月27日
半端じゃない期待はずれ

久しぶりの細田守作品。
山下達郎の予告編も
ワクワクさせてくれたんだけど…
期待外れ感は半端じゃなかった。
幼児向けの道徳アニメ素材みたいな
(あくまで個人的印象です)、何が何だか。
まずは「くんちゃん」役に
上白石萌歌を使ったのはなぜ。
ミライちゃん役でいいじゃん。
彼女の声は「少女」の声であり、
男の子の声になっていない。
しかもあれだけ演技を求められる役柄なら、
ちゃんとプロの声優を使うべきではないでしょうか。
麻生久美子の声も何だかなあという印象。
星野源と福山雅治、役所広司
といった男性陣はよかったけど。
雛人形を仕舞い込むエピソードなんて
どうでもいい、という感じ。
4歳の子にあんな片づけ方はそもそも無理だし。
ファンタジーの設定も中途半端。
設定が4歳?だから仕方ないとはいえ、
観ている側はいらいらするばかり。
ひいじいちゃんとのタイムスリップのエピソードも、
4歳には難し過ぎるだろ。
「ミライの東京駅」のエピソードは面白かったから、
寧ろその路線で進めた方が良かったのか…。
CGアニメも何だか平面的。
盛り上がりにも欠けてがっくり。
製作費は相当かかっているらしいけど、
これはしんどいだろうなー。


デッド・オア・ラン

オトーサン、
「この監督、知らんなぁ」
ピーター・ビリングスリー
誕生日: 1971/4/16
出身:ニューヨーク
子役として活躍し、
2005年、TVシリーズ"Dinner for Five"で、共同製作者として、
エミー賞にノミネート。
「アイアンマン」 (2006)の共同製作者。

原題:Term Life (2016) 
監督:Peter Billingsley    
原作:Andy Lieberman/ Nick Thornborrow 
脚本:Andy Lieberman  
Genre:Crime, Drama, Thriller
Rated R for violence, and language 
including a sexual reference Country: USA 
Language: English 
上映時間:99分
あらすじ:
ニックは、犯罪プランを考案し、
売ることで生計を立てていた。
ある日、ニックが立てた
計画に基づいて行われた犯罪で、
ギャングのボスの息子が殺害される事態が発生。
ニックはギャングに命を狙われることを確信し、
50万ドルの生命保険をかけ、
自身が殺された際には、
長らく疎遠になっていた娘ケイトに
保険金が行くように手配したが、
生命保険が有効になるのは契約から
21日後だった。
ギャングはケイトの命をも狙い始めた。
ニックはケイトと自分の命を守りながら
21日間を耐えきる羽目になった。
しかも、警察にも目を付けられ・・・

出演者:
Vince Vaughn ・・・ Nick Barrow(ニック)
Hailee Steinfeld ・・・ Cate Barrow(ケイト)
オトーサン、
「ヴィンス・ヴォーン、いいね」
でも、目立つ出演は、この程度です。
・ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク
「ヘイリー・スタインフェルドも、いいね」
下記作品での演技は、見事でした。
・トゥルー・グリット

その他の出演者:
Bill Paxton ・・・ Detective Keenan
Jonathan Banks ・・・ Harper
Mike Epps ・・・ Darryl Mosley
Jordi Molla ・・・ Victor Vasquez
Shea Whigham ・・・ Matty Miller
Jon Favreau ・・・ Jimmy Lincoln
William Levy ・・・ Alejandro Vasquez
Taraji P. Henson ・・・ Samantha Thurman
Annabeth Gish ・・・ Lucy Barrow
Terrence Howard ・・・ Sheriff Braydon
Cain Velasquez ・・・ Marco
Manuel Garcia-Rulfo ・・・ Pedro
Brent Briscoe ・・・ Murphy
Brian F. Durkin ・・・ John Stasio

User Rating:5.5/10( 5,796 votes)IMDb
  User Rating:5.6/10( 17 votes) Yahoo!
オトーサン、
「まぁまぁ」

User Reviews 
rjspearさん 
2016年6月11日
楽しい。
何人かのすばらしい俳優がいい

驚くべき映画。
父娘の不安定な関係がメイン。
すばらしい出演者が寄与している。
彼らは、互いが好きで、お金目当てででない。
低予算だが、
風景とセットを巧く使っている。
私はヴィンス・ヴォーンのファンではない。
だが、彼が好きになった。
主役を食ったのは、ヘイリー・スタインフェルド。
脇役陣もいい。
ビル・パクストン、ジョン・ファヴロー、
ヴォーンの気難しい友人/師匠役の
偉大な性格俳優ジョナサン・バンクス。
タラジ・P・ヘンソン、
テレンス・ハワードも面白い。
出だしは、ありきたりだが、非常に面白い。
他のレビューが言うよりも、
もっと生き生きしていると思う。
思いきってトライしてほしい。
きっと驚くだろう。

オトーサン、
「縦糸と横糸か」
うまいことを言いますね。

毒猿さん 
2017年3月19日
派手なアクションなしでも
存分に楽しめる脚本がいい映画

悪徳警官に利用され
強盗殺人トラブルに巻き込まれる
逃亡ストーリーを縦糸にして、
娘との親子の関係、絆が横糸になり絡み合い
よく練られた脚本で
派手なアクションがないのに
グイグイ引き込まれる作品です。
セリフのひとつひとつが
各場面の伏線になっていて、
主役の親子を演じるヴィンス・ヴォーン、
ヘイリー・スタインフェルドの2人も
観ているうちにすごくよく見えてくる。
最近観た映画の中では稀に見る良品で素晴らしい。


ウィッカーマン

オトーサン、
「オリジナルは、名作らしい」
・User Rating:7.6/10(57,755 votes)IMDb
70年代で最もエロティックな恐怖映画と呼ばれ
スコットランド民謡を基調とした
サウンドトラックの効果抜群とか。

原題:The Wicker Man (2006) 
監督:Neil LaBute
脚本:Neil LaBute/ Anthony Shaffer 
Genre:Mystery/ Thriller
Rated PG-13 for disturbing images and violence, 
language and thematic issues 
Country: USA/  Germany/  Canada 
Language: English 
上映時間:102分
あらすじ:
エドワードは、カリフォルニアの白バイ警官。
ぬいぐるみを投げ捨てた車を停車させるが、
そこには女と子供が乗っていた。
そこへダンプが突っ込んできて、
親娘が犠牲となる。
この後遺症で、幻覚と不眠に悩まされ、休職。
姿を消した婚約者ウィローから
娘のローワンが行方不明になったので
探し出して欲しいとの手紙が届く。
親娘の暮らすワシントン州の
孤島サマーアイル島に向かったが、
そこは女性が支配的な地位を占め、
奇妙な風習が目につく不思議な島だった。
携帯電話も通じないうえに社会から隔絶されていた。
ローワンの手がかりを探すエドワードを、
島民たちは巧みにはぐらかす。
やがて、エドワードはローワンが存在するという
確かな証拠を掴むが、
ウィローはローワンが2人の娘であると告げた。
娘が生贄にされようとしていると
確信したエドワードは、救出を試みるが、
島の支配者シスター・サマーズアイルの
仕掛けた巧妙な罠にはまってゆく・・・

出演者:
Nicolas Cage ・・・ Edward Malus(エドワード)
Kate Beahan ・・・ Sister Willow Woodward(ウィロー)
Ellen Burstyn ・・・ Sister Summersisle(シスター・サマーズアイル)
オトーサン、
「ひとり頑張っているニコラス・ケイジ」

その他の出演者:
Leelee Sobieski ・・・ Sister Honey
Frances Conroy ・・・ Dr. T.H. Moss
Molly Parker ・・・ Sister Rose / Sister Thorn
Diane Delano ・・・ Sister Beech
Mary Black ・・・ Sister Oak
Christine Willes ・・・ Sister Violet
Erika Shaye Gair ・・・ Rowan Woodward
Michael Wiseman ・・・ Officer Pete
David Purvis ・・・ Ivy
Sophie Hough ・・・ Daisy
Aaron Eckhart ・・・ Truck Stop Patron
George A. Murphy ・・・ Virginity Protector
Matthew Walker ・・・ Sea Plane Pilot
James Franco ・・・ Bar Guy #1
Jason Ritter ・・・ Bar Guy #2

User Rating:3.7/10( 59,442 votes)IMDb
  User Rating:4.1/10( :395 votes) Yahoo!
オトーサン、
「拍子抜け」

ラジー賞ノミネート
・ワースト作品賞     
・ワースト主演男優賞  ニコラス・ケイジ    
・ワースト脚本賞    
・ワースト・スクリーン・カップル賞  
  ニコラス・ケイジと彼のクマの着ぐるみ 
・ワースト・リメイク・盗作賞  

User Reviews 
murraydeschotさん 
2006年8月26日
オリジナルは、イギリス映画

イギリス映画「ウィッカーマン」(1973)を
知らないひとでも、本作は、お粗末と感じるだろう。
オリジナルのファンだった私は、
がっかりして、映画館を去った。
オリジナルでは、
スコットランドの辺鄙なサマーアイル島が舞台。
女性が法と力で支配し、
異教的な野蛮な儀式が行われていた、
本作では、米国のメイン沖が舞台になって、
オリジナルよりマイルドな仕上がりになっている
関係者よ、恥を知れ。

オトーサン、
「オリジナル、見てみよう」

ジーナさん 
2008年11月2日
またまた女は怖い系

怪しい宗教の臭いがプンプンする離島の雰囲気は、
ヴィレッジの世界観が好きな方にはハマると思います。
ただしヴィレッジほどキャラクターが確立されていないので
面白みに欠けるかもしれません。
もっともっと島民たちにエピソードを与えて
キャラを作り上げたほうが良かったでしょうね。
そうしないと何となく皆似てて不気味って事しか
印象に残りませんもん(泣)
でも、元ネタは観ていないので比較できませんが酷評される
(私の周りでは不評の嵐)ほど退屈な作品ではないと思います。
結構重要なシーンかと思いきや全く意味が無かったり、
意図が見えないシーンがあったりなど
脚本の粗さはありますが
サスペンスとしての演出は悪くないと思いますよ。
男って・・・女って・・・と深く感じることも出来ましたし・・・。
ただ・・・よくよく考えると
この作品全部が無駄とも言える(汗)
そもそも島全体で大掛かりに行動するより
「娘に会いにきて」の一言で事は簡単に済んだろ(爆)
そう考えると島民たちの無駄に頑張ってる姿が滑稽に映り、
違った意味で面白いです(笑)
キャストに関しては・・・この手の巻き込まれ型哀れキャラが
得意なニコラス・ケイジは期待を裏切らない出来ばえですが
何と言ってもメイドで登場のリリー・ソビエスキーの存在感がGOODです。
特にラストで見せる女の顔は必見ですね。
最初から評価の低い作品として観れば、
損した気分にはならないと思いますが
オススメ出来るか?って言われたら出来ないですね(笑)
※ジェームズ・フランコの出演はほんのチョットなので
ファンの方はそこを目的に観るとガッカリします。


ハートビート

オトーサン、
「ニューヨークは、本場だからね」
郷 ひろみさんも、1年ほどNYに行って、
ダンスを習いましたよね。

原題:High Strung (2016) 
監督:Michael Damian 
脚本:Janeen Damian/ Michael Damian  
Genre:Drama/ Music/ Romance
Country: Romania / USA 
Language: English 
上映時間:96分
あらすじ:
ニューヨーク。
ルビーは、プロのバレエダンサーを
目指して練習に励む。
地下鉄で演奏するイギリス人バイオリニストの
ジョニーと出会い、一目惚れ。
グリーンカードを得るため必死に頑張っていた
ジョニーだったが、
大切なバイオリンを盗まれ窮地に陥ってしまう。
そんなジョニーに、
“弦楽器&ダンスコンクール”への出場を提案する・・・

出演者:
Keenan Kampa ・・・ Ruby(ルビー)
Nicholas Galitzine ・・・ Johnnie Blackwell(ジョニー)
オトーサン、
「ダンス、巧いね」
キーナン・カンパは、米ワシントンDC出身。
17歳の時にサンクトペテルブルクの名門
ワガノワ・バレエ・アカデミーに入学。
その後、世界三大バレエ団の一つ
ロシアのマリインスキー・バレエに
アメリカ人として初めて入団を果たす。
「ニコラス・ガリツィン、憂い顔がいいね」
何か月間もバイオリンを猛特訓したとか。

その他の出演者
Jane Seymour ・・・ Oksana
Sonoya Mizuno ・・・ Jazzy
Richard Southgate ・・・ Kyle
Paul Freeman ・・・ Kramrovsky
Maia Morgenstern ・・・ Markova
Ian Eastwood ・・・ Rik
Anabel Kutay ・・・ April
Marcus Emanuel Mitchell ・・・ Hayward Jones III
Comfort Fedoke ・・・ PopTart
Simon A. Mendoza ・・・ Ollie
Miranda Wilson ・・・ Mary
Dave Scott ・・・ Macki
Andrew Pleavin ・・・ Slater
Tomi May ・・・ Detective Mullen
David Lipper ・・・ Sam
Nigel Barber ・・・ Mr. Peterson

User Rating:6.5/10 (7,269 votes)IMDb
  User Rating:7.9/10( 251 votes) Yahoo!
オトーサン、
「脚本はイマイチだけど」

User Reviews 
englchenさん 
2016年10月2日
すばらしい音楽とすばらしい踊り

この映画がなぜ宣伝されず、
少しの劇場で上映されるだけなのか分からない。
耳にしていなかったが、
Netflixで、出くわし、
オンラインで買う必要があった。
この映画の音楽は、素晴らしい。
創作されて、美しく、
ジョニーは、音楽によって自己解放する。
息をのませる情熱で、
ジョニーはバイオリンを弾く。
ルビーのダンスはすばらしく、
カンペキなファム・ファタールだった。
地下鉄での2つの競うダンスチームの
オフのダンスは予想外だった。
ジョニーの1階下にいる主要なダンスチームより
よいダンサーだと気付いた。
最後のダンスシーンは感動的で、
これまで見たベストの1つ。
他のダンス映画よりもいい。
必見!

オトーサン、
「同感!」
特に、群舞のシーンは、圧巻です。

ダンスGO×3さん 
2017年3月22日
ダンスファンなら見てちょーだ

ダンス・ミュージカルや
映画がめっちゃファンのあなた!
もう王道中の王道ストーリーだし、
ダンスは圧巻だし
きゅんきゅんきちゃうこと間違いないからーー♪
全国ロードショーにならなかったのが不思議です
DVDディレクターズカット盤も出して欲しい。
ストーリーがもっとあったと思うもったいない!


シュガー・ラッシュ

オトーサン、
「ファミコン、少しやったな。
任天堂のスーパーマリオ、面白かったな」
そんな程度の理解ですが、
この映画、
ビデオゲームと映画が融合しているあたりが
新らしいところでしょう。
いかにも、ディズニーが考えそうな。

この映画、既に見ていました。
・シュガー・ラッシュ 映画批評NO.5663

原題:Wreck-It Ralph(2012) 
監督:Rich Moore    
原作:Rich Moore/ Phil Johnston/ Jim Reardon
脚本:Phil Johnston/ Jennifer Lee     
Genre:Animation/ Adventure/ Comedy
Country: USA 
Language: English
上映時間:101分
あらすじ:
アクションゲームの
悪役キャラのラルフの願いは、
愛されるヒーローになること。
ついにラルフは我慢ができなくなり、
自分のゲームを飛び出してしまう。
迷い込んだのは、
お菓子の国のレースゲーム“シュガー・ラッシュ"。
そこでラルフが出会ったのは、
不良プログラムであるために
レースに出場できない少女ヴァネロペだった。
嫌われ者のラルフと、仲間はずれのヴァネロペ
孤独な2人は次第に友情の絆で結ばれていく。
だが、ラルフの脱走はゲームの掟に反し、
このままではゲームの世界全体に
災いをもたらすことになってしまうのだ。
ゲーム・キャラクターたちがパニック状態に陥る中、
ラルフは“シュガー・ラッシュ"と
ヴァネロペに隠された恐るべき秘密を知ってしまう。
果たしてラルフはヴァネロペを救い、
ゲーム界の運命を変えることができるのだろうか?
“本当のヒーロー"になることができるのだろうか・・・

出演者:
John C. Reilly ・・・as Wreck-It Ralph(ラルフ) 
Sarah Silverman ・・・ Vanellope von Schweetz(ヴァネロペ) 
Jack McBrayer ・・・ Fix-It Felix Jr.(フェリックス) , 
Jane Lynch ・・・ Sergeant Tamora Jean Calhoun(カルホーン軍曹) 
オトーサン、
「画像としてみれば、
キングコング→ドンキーコング→ラルフだね」
「ラルフ、そりゃ、ヒーローになりたいよね」
下積みの生活を送っているひとへのエールです。

その他の出演者:
Alan Tudyk ・・・ King Candyキャンディ大王
Mindy Kaling ・・・ Taffyta Muttonfudge
Joe Lo Truglio ・・・ Markowski.
Ed O'Neill ・・・ Mr. Stan Litwak
Dennis Haysbert ・・・ General Hologram.
Adam Carolla ・・・ Wynnchel
Horatio Sanz ・・・ Duncan
Rich Moore ・・・Sour Bill
Edie McClurg・・・ Mary   
Raymond S. Persi・・・ Gene / Zombie  
Jess Harnell ・・・ Don   
Rachael Harris・・・ Deanna   
Skylar Astin・・・ Roy  
Adam Carolla・・・ Wynnchel 
Brian Kesinger・・・ Cyborg 

User Rating:7.7/10( 333,577 votes)IMDb
  User Rating:8.3/10( 1,930 votes) Yahoo!
オトーサン、
「高いスコアだね」

アカデミー賞 ノミネート)
・長編アニメ賞 

User Reviews 
FairlyAnonymousさん 
2012年11月3日
予想よりよい、ゲーマー向け

アニメーションは、CGIのユニークなブレンド。
手描きのように見える。
唯一のわずかな問題は、
終わりにクレージーになったこと。
信じられなくなった。
でも、キュートだ。
ゲーマーなので、見に行くと決めた。
アクション、ユーモア、声、プロット、
アニメーション、すべてがすばらしかった。
たくさんのカメオとジョークが飛び交っていた。
有り難いことに、カメオに依存していない。
ラルフは非常に美しく、
テレビゲームの世界の描写は、すばらしい。
3Dで見なかったが
3Dならもっと驚異的に見えただろう。
それぞれのテレビゲーム世界は、
まったく別のものに見えた。
私がプレイした実際のテレビゲームの感触がある。
1つ問題があるならば、
プロットが“シュガー・ラッシュ"にやや集中し過ぎ。
ラルフのユーモアがよい。
粗野なユーモアと不満を言うひともいたが、
私には問題なかった。
ラルフのプロットの興味深いところは、
全くと言っていいほど外部との衝突よりも、
内部のものだということだ。
悪者たちと大災害が
キャラクターの深堀りに役立っている。
すべての声優は、本当に出来がよかった。
うるさい登場人物はいなかった。
映画に追加します。
プロットのもうひとつ良いところは、
主要な悪者が映画の最後の最後まで
明らかにされなかったことだ。

オトーサン、
「緑色の球体サワー・ビル、確かに可愛いね」

黒美君彦さん 
2018年11月5日
レトロ・ゲーム

いろいろなゲームが融合したという設定なので、
そのキャラの多様なところがとにかく楽しい。
「フィックス・イット・フェリックス」というゲームで
悪役である「壊し屋」を演じる大男ラルフの冒険譚。
悪役同士で愚痴をこぼしあうも、
ヒーローに憧れるラルフは、
自分のゲームを飛び出してしまい、
別ゲーム「ヒーローズ・デューティ」の世界へ。
そこで誤って敵キャラの
サイ・バグの卵を孵化させてしまい、
そのままサイ・バグの幼生を連れて
「シュガー・ラッシュ」の世界へ。
サイ・バグ退治にカルホーン軍曹が登場。
凛々しい彼女に、
ラルフを捜しに来たフェリックスが
惚れてしまうというのが面白い。
ラルフは不具合のあるバグとして扱われる
ヴァベロペと知り合い、
彼女のレース参加を助けようとするが…。
いろいろなゲーム世界があるということで、
ここで描かれるのはいってみればパラレルワールド。
しかもサイ・バグという敵キャラも配して
スリリングな展開もあり。
この辺はピクサーならではの作りこみ。
子どもの頃は誰もがおもちゃに人格を投影したはずだけど、
このゲームの世界も同じ。
このゲームのキャラが、
こちらのゲームに移ったらどうなるのか
なんて誰もが一度は考えること。
それを具現化したのがこの作品だ。
難しいことは考えずに楽しんだらそれでいい。
個人的には「飴玉」サワー・ビルのキャラが好みでした。
レトロなゲームは、
誰でも参加できるハードルの低さが魅力だなあ。


ボディガード

オトーサン、
「ほんとかね」
ケビン・コスナーが、
ホテルのマッサージ師に
性的行為を行ったと非難されたとか。

原題:The Bodyguard (1992) 
監督:Mick Jackson 
脚本:Lawrence Kasdan  
Genre:Drama/ Music/ Romance
Country: USA 
Language: English
上映時間:129分
あらすじ:
フランクは、屈指のボディガード。
スーパースター、レイチェルの護衛を依頼される。
脅迫状が送られて来たのだ。
レイチェルの邸宅を訪れるが、
ずさんな警備体制に驚き、
ボディガードとなる決心をする。
だが、レイチェルは、
フランクの目をかすめて
ライヴハウスでコンサートを行い、
舞台に上がった男から客席につき落とされる。
錯乱状態になった彼女を介護するフランク。
レイチェルは、初めて心を開く。
フロリダのコンサートで脅迫電話がかかり、
フランクは、父が住む雪深いオレゴンに
一時レイチェルを隔離する。
レイチェルの息子フレッシャーと
レイチェルの姉のニッキーと過ごすが、
フレッシャーが勝手に乗ったボートが
突然爆発して・・・

出演者:
Kevin Costner ・・・ Frank Farmer(フランク)
Whitney Houston ・・・ Rachel Marron(レイチェル)
DeVaughn Nixon ・・・ Fletcher Marron(フレッシャー)
Michele Lamar Richards ・・・ Nicki Marron(ニッキー)
オトーサン、
「へぇ、そうなんだ」
ホイットニー・ヒューストン
新曲6曲を収録したサウンドトラックは
全世界で4,200万枚を売り上げ、
日本でも洋楽史上最高の280万枚を売り上げた。
「オールウェイズ・ラヴ・ユー」は
全米シングルチャートで14週連続No.1を記録する
自身最大のヒット曲になった。

その他の出演者:
Gary Kemp ・・・ Sy Spector
Bill Cobbs ・・・ Bill Devaney
Ralph Waite ・・・ Herb Farmer
Tomas Arana ・・・ Greg Portman
Mike Starr ・・・ Tony Scipelli
Christopher Birt ・・・ Henry Adams
Tony Pierce ・・・ Dan (the stalker)
Gerry Bamman ・・・ Ray Court
Joe Urla ・・・ Minella
Charles Keating ・・・ Klingman
Nathaniel Parker ・・・ Clive Healy
Richard Schiff ・・・ Skip Thomas 
Donald Hotton ・・・ Reverend Hardy
Rollin Jarrett ・・・ Miami Reporter
Robert Wuhl ・・・ Academy Awards Host
Chris Connelly ・・・ Academy Awards Arrivals M.C.
Debbie Reynolds ・・・ herself

User Rating:6.2/10( 106,499 votes)IMDb
  User Rating:7.2/10( 805 votes) Yahoo!
オトーサン、
「歌はいいけど」

アカデミー賞ノミネート
・主題歌賞   I have Nothing 
         Run to You 
ラジー賞ノミネート 
・ワースト作品賞     
・ワースト主演男優賞  ケヴィン・コスナー    
・ワースト主演女優賞  ホイットニー・ヒューストン    
・ワースト脚本賞
・ワースト音楽賞  Queen of The Night 
・ワースト新人賞  ホイットニー・ヒューストン 

User Reviews 
dbborroughsさん 
2005年2月12日
思ったよりもよい

ボディガードに恋するスーパースター歌手の話は
災難かもしれない。
プレビューをみて、そう考えた。
だが、映画は昔にものだが、
楽しく見られたので驚いた。
ロマンスとよいスリラーだった。
もちろん、あくまでもハリウッド映画だが。
上映中、ずっと夢中になった。
ホント、思ったよりよかった。
唯一の問題は、少し長すぎること。
問題は、序盤で、話の紹介になっていた。
ポップコーンを買って、エンジョイしてね。

オトーサン、
「ジーナさん、ケビン・コスナーにメロメロ」

ジーナさん 
2011年1月24日
無口な男が似合うね

一流シンガーであり
オスカーにノミネートされるような女優であるスターと
彼女のボディガードの恋を描いたサスペンス風ラブストーリーです。
女子が一度は憧れたであろう
ポイントが盛りだくさんなので、
懐かしい気分に浸れます(笑)
お姫様抱っこ、守られたい願望、命令されたい願望などなど・・・
何かしらくすぐられると思いますよ。
ホイットニー・ヒューストン×ケヴィン・コスナーの組合せに
ロマンチックな印象を受けないのが残念。
ただ、ラブストーリーのケヴィン・コスナーは最高です!
今作のキャラは常に冷静沈着で
いざと言う時は命をかけて女を守る
素敵な男性なので魅力度もUPしてます。
さらにいつもの眼差しをプラスしてくるワケですから、
もうメロメロですよ(笑)
正直、ヒロインよりセクシーです(爆)
ホイットニー・ヒューストンの歌唱力は
今さら言うまでもないですが、聴いててウットリできました。
実際にシンガーとして知名度の高かった彼女を
キャスティングしたのは面白みになってますね。
まるでホイットニー・ヒューストンの映画みたいに感じられますから、
ファンにとっては彼女の私生活を観ているようで
楽しいんじゃないでしょうか。
たとえファンでないとしても
(恋愛モノのヒロインとしてはどうかと思いますが)
彼女の歌声を存分に味わえると思いますよ。
キャラ的には共感できるようなタイプじゃないですし、
どちらかと言うと嫌われるタイプの女性像なので、
設定でだいぶ損しちゃったかもしれませんね。
サスペンス調のストーリーはメリハリが無く
イマイチ盛り上がりに欠けましたが、
素晴らしい音楽が上手く変化の乏しい展開に貢献してくれました。
犯人探しで楽しめなくても、演出に緊張感が無くても、
それをフォローできるだけの音楽だったと思います(笑)
唯一ステージ上のシーンは臨場感がありましたからね。
単純なストーリーで意外性はゼロですが、
エンターテイメント性のあるラブストーリーに仕上がっています。
2時間超えにする必要は全く無かったと思いますが、
それなりに楽しめました。


フラッシュダンス

オトーサン、
「ピッツバーグが舞台か」
訪問した80年代は、鉄鋼業の都市。
煙がもうもう。
いまは、再生したとか。
・ハイテク、保健、教育、金融、サービス業

原題:Flashdance (1983) 
監督:Adrian Lyne    
原作:Thomas Hedley Jr.
脚本:Thomas Hedley Jr./Joe Eszterhas  
Genre:Drama/ Music/ Romance
Country: USA 
Language: English 
上映時間:95分
あらすじ:
アレックスは、
昼は製鉄所で溶接工、
夜はキャバレーでセクシーなダンサー
倉庫を改装した家で愛犬と暮らしている。 
プロ・スケーターを夢見るジェニー、
ジェニーの恋人リッチーと親しくしていた。 
ある夜、製鉄所の社長ニックが。
従業員と気付き、言い寄ってくる。
ダンスの師ハンナに会った後、
ダンサー養成所のオーディションを受けようとするが、
用紙にダンス経験や教育の有無を記入する欄があり、
独学で練習を続けてきたアレックスは、
自信を喪失し、そのまま帰ってきてしまう。 
ある日、ジョニー・Cに絡まれるが、
ニックが助けたことで、2人の関係が始まる。 
ジェニーはスケートの競技会に出場するが敗北。
リッチーはコメディアンになるためロサンゼルスへ。
アレックスは、ニックが見知らぬ女性といるのを見かけ
腹いせに彼の家の高価な窓ガラスを割る。
だが、その女性は彼の元妻、慈善行事に同行していただけ。
アレックスとニックは仲直りをし、
ダンサー養成所のオーディションに再び挑戦する・・・

出演者:
Jennifer Beals ・・・ Alexandra "Alex" Owens(アレックス) 
Michael Nouri ・・・ Nick Hurley(ニック) 
Lilia Skala ・・・ Hanna Long(ハンナ) 
オトーサン、
「ジェニファー・ビールス、ダンスすごいね」
と思ったら、経歴をみてがっかり。
なーんだ、代役だったんだ。

誕生日;1963/12/19
出身 : イリノイ州シカゴ
父は、インディアンの血を引く黒人
母は、アイルランド系白人。
高校時代からファッション・モデルとして活躍。
イェール大学に進学し、
傍ら演技の勉強を重ねる。
「フラッシュダンス」にオーディションに合格して主演。
ダンス・シーンはプロ・ダンサーが代役。
一躍スターの仲間入り。
その後はヒット作なし。

その他の出演者:
Sunny Johnson ・・・ Jeanie Szabo
Kyle T. Heffner ・・・ Richie Blazek
Lee Ving ・・・ Johnny C.
Ron Karabatsos ・・・ Jake Mawby
Belinda Bauer ・・・ Katie Hurley
Malcolm Danare ・・・ Cecil
Phil Bruns ・・・ Frank Szabo
Micole Mercurio ・・・ Rosemary Szabo
Lucy Lee Flippin ・・・ Secretary
Don Brockett ・・・ Pete
Cynthia Rhodes ・・・Tina Tech
Durga McBroom ・・・ Heels
Stacey Pickren ・・・ Margo
Liz Sagal ・・・ Sunny

User Rating:6.2/10( 42,115 votes)IMDb
  User Rating:7.1/10( 293 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ダンスは最高、脚本は最低」

アカデミー賞受賞 
・歌曲賞 Flashdance...What a Feeling
ノミネート
・撮影賞    
・編集賞  

ラジー賞 ノミネート
・ワースト脚本賞 

User Reviews 
pzivojinovicさん 
2016年5月4日
よい映画とは、楽しく、面白く、
手に汗にぎるものであり、好ましく、感動的

本作は、疑いもなく、この5ッに当てはまる。
レトロで、安手で、面白い。
1980年代の非常にクリアなシンボルであり、
当時のエキゾチックなナイトクラブだ。
ジェニファー・ビールスは、
ダンサーとして女優として、すばらしい演技だ。
ストーリーは、厳しい現実を表わしているが、
頑張れば望みが叶うというもの。
いくつか欠点もあるが、
きちんとした楽しい映画だ。
80年代を愛している人に強く推薦する。

オトーサン、
「同感!」

gapperさん 
2012年1月13日
煌きのダンス

1980年代を代表するダンス映画。
ミュージカルがナンバーの良し悪しで
作品の良し悪しが決まるように、
ダンス映画はダンスで決まると言っていいだろう。
この作品のダンスは素晴らしいのでいい作品だ。
たとえダンスが吹き替えでも
筋書きが予定調和でも変わらない。
だがポップダンサーが、
クラシックバレエのオーデションを受ける
と言うのはさすがに変だ。
サッカー選手が大リーグの試験を受けるような物だろうし、
審査員が乗ると言うのもあり得ないだろう。
 ダンスと言っても決定的に異なるからだ。 
トゥシューズも履いたことが無いような者が、
受かるはずも無い。
最初から完璧に踊れると言うのも違和感がある。
青春物の定番として成長が
ダンスの部分で語られて居ないのは、少々残念。
音楽も素晴らしい。
特にタイトルとエンドは同じテーマ曲なのだが、
その編曲が秀逸。
さびまでの部分が、
タイトル部は盛り上がりが大きく
エンドでは盛り上がりを押さえ気負いの無い物になっている。
(僅かだがスローにもなっているようだ)
こういった編曲の扱いは、
1950年代半ばまでは無く
単純なスローや短調への変換などだった。
完成された映画音楽の編曲手法を最大限に生かしている。
「フットルース(1984)」と共に
1980年代ダンス映画の代表作品。


ハングリー・ラビット

オトーサン、
「ニューオーリンズか」
お祭り、バーボン、ジャズ・・・
舞台としては、実に魅力的です。

原題:Seeking Justice (2011)
監督:Roger Donaldson    
原作:Robert Tannen
脚本:Todd Hickey/ Robert Tannen  
Genre:Action/ Crime/ Drama
Country: USA 
Language: English
上映時間:105分
あらすじ:
ニューオーリンズ。
高校教師ウィルは、愛する妻ローラと
幸せな毎日を送っていた。
そんなある日、ローラが何者かに暴行され、
重傷を負って病院に運ばれる。
突然の悲劇に、ウィルは動揺する。
そこへ謎の男サイモンが近づき、
犯人を探し出し、殺してやると
代理殺人の契約を持ちかけてくる。
代金は不要だ。
動物園で、この写真の男を見かけたら、
「空腹の兎は跳ぶ」と言ってくれ。
ウィルは、その提案を受け入れてしまう・・・

出演者:
Nicolas Cage ・・・ Will Gerard(ウィル)
January Jones ・・・ Laura Gerard(ローラ)
Guy Pearce ・・・ Simon/Eugene Cook(サイモン)
オトーサン、
「ニコラス・ケイジ主演、つい見てしまうね」
「敵役のガイ・ピアース、いい役者だね」

ガイ・ピアース
誕生日 : 1967/10/05
出身地 : イギリス
父は英軍のパイロット、母は教師。
3歳の時に父の任地オーストラリアに移住。
7歳の時に飛行機事故で父が死亡。
10代からジムに通い始め、
16歳の頃にボディビル大会で優勝。
94年、「プリシラ」で注目を浴び、
「L.A.コンフィデンシャル」でハリウッド・デビュー。

その他の出演者:
Harold Perrineau ・・・ Jimmy
Jennifer Carpenter ・・・ Trudy
Xander Berkeley ・・・ Lieutenant Durgan
IronE Singleton ・・・ Scar
Cullen Moss ・・・ Jones
Marcus Lyle Brown ・・・ Detective Green
Dikran Tulaine ・・・ Sideburns

User Rating:6.2/10( 42,493 votes)IMDb
  User Rating:6.3/10( 353 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ま、こんなものかも」

User Reviews 
GabrielaRodさん 
2012年3月10日
さほど悪くない
 
最近、ニコラスがよい映画に出ていないので、
見ようかどうかためらってしまった。
本作は、良くも悪くもなかった。
終わりがどうなるか期待できたし、
解釈が少し弱いが、
プロットがよく、演技は非常によい。
アクションは、実に印象的だ。
私は、ガイ・ピアースに1月に会うのを予定している。
細かな欠点はあるものの、いい映画だ。
ニコラスの映画をもっと見たい。
彼は、昔、すばらしい映画に出演していた。
いい俳優なのだから、いい映画に出てほしい。

オトーサン、
「同感。後半失速」

通りすがリーマンさん 
2013年5月9日
微妙

前半はどんどん引き込まれて見ていたが、
後半はクライマックス感がない。
あれ?ラストはどうなったんだっけ?
と早くも忘れてしまうぐらい印象が薄かった。
ガイ・ピアース率いる「闇の組織」の実態が
よく分からなかった上に、
こんな組織が存続し得るほど
被害者が利用するか?という疑問が邪魔するからだ。
警察内部にも
この組織の内通者がいるというのも不思議。
…などなど、現実離れしていて、
個人的には最後シラけて終わった映画だった。
最近のハリウッド映画にありがちな
ギャラ抑制のため主役に超大物を据え、
あとは無名ないし中堅俳優…というのは、
キャスティングのバランスとしてどうなんだろう。
ま、本作は豪華キャストを配するような
ジャンルの映画ではないかもしれないが。


喜劇 駅前探検

オトーサン、
「駅前シリーズ、第20作か」
今回から監督が交代し、
佐伯幸三から井上和男に。
前作に感心しなかったので、
見るのをやめようかと思いましたが、
よくぞ修正してきました。

原題:喜劇 駅前探検(1967)
監督:井上和男
原案:桑田忠親  
脚本:藤本義一/ 
Genre:Comedy
上映時間:94分
あらすじ:
質屋の孫作の顧客に、
鉱山師の徳之助や
考古学教授の次郎などがいた。
孫作は自慢にしている
春画の絵草紙の間から、
一枚の古文書を見つけた。
次郎がそれを埋蔵金のあり場を書いた
古文書だと言い出したため、
大騒ぎになった。
次郎の判読では、三万七千両の軍資金が
何処かに隠されているということだった。
ところが、その場所は
古文書がちぎれていて分らず、
孫作は研究費を出して
次郎に調査を依頼した。
絵草紙の元の持主は
割烹旅館「千成」の女将圭子、
豊臣家の血筋をひくことから、
埋蔵金は豊臣家の軍資金であることが分った。
一方ペテン師グループの
三井、山根、砂山たちは、
徳之助や次郎たちが
埋蔵金を探して歩く先々で見張っていた。
次郎や徳之助たちは
ようやく古文書の続きを見つけ出し、
江戸と富士山を結ぶ線上が
隠し場所であることを知った。
そして、探検の途中で金の瓢箪を発見し、
その中に書かれた地図が、
すべての鍵であることも判明した。
ところが、三井たちが
この瓢箪を盗み出してしまった。
幸いコピーを取っておいた徳之助は
地図の解読により、
「千成」の地下が目ざす場所であると言った。
一方、三井たちも、いち早く地図を解読し、
「千成」の地下は、
彼ら一攫千金を夢みる欲深い連中の手で、
時ならぬ埋蔵金発掘にわいた・・・

出演者:
森繁久彌・・・森田徳之助
伴淳三郎・・・伴野孫作
フランキー堺・・・坂井次郎
淡島千景・・・大島圭子 
三木のり平・・・三井三平
野川由美子・・・野村弓子
オトーサン、
「三木のり平は、やはり必要不可欠だね」

その他の出演者:
京塚昌子・・・森田お信 
松山英太郎・・・森田徳一郎 
池内淳子・・・池ノ内染子 
中村メイコ・・・伴野お浜 
吉野謙二郎・・・野村青二斎 
山茶花究・・・山根九太郎 
砂塚秀夫・・・砂山六平太 
原保美・・・新聞記者A 
園井啓介・・・新聞記者B 
滝田裕介・・・新聞記者C 
近藤洋介・・・新聞記者D 
中原成男・・・新聞記者E 
守田比呂也・・・新聞記者F 
谷幹一・・・新聞記者G

  User Rating:6.0/10( 2 votes) Yahoo!
オトーサン、
「まあまあ」

User Reviews 
平田均さん 
2010年10月31日
埋蔵金を巡って珍争奪戦!
何をしでかす駅前一家の大騒動!!

今回の駅前トリオの舞台は、
東京にあるモグラ長屋。
鉱山師・質屋・考古学者の3人は、
ひょんなことから
豊臣家の埋蔵金の秘密を手に入れる。
しかし、これを取り込み詐欺を繰り返している
インチキ商事会社の3人組が嗅ぎつけて
暗躍するからもうキラい!!
さぁさぁ、
こらまたいったいどういうことになるのか?
今回はその名の通り、
山奥から都心を中心に穴掘り合戦・・・
じゃなかった発掘作業が繰り広げられる。
それでも、ロケのみならず
セットでも緻密な描写を披露し飽きさせない。
出演者も基本メンバーは変わらないが、
中村メイコ・野川由美子・松山英太郎・京塚昌子
といった新顔に加えて、
砂塚秀夫といった異彩が揃っている。
しかも、往年の人気番組だった
『事件記者』の出演者も出ている。

オトーサン、
「同感!」
野川由美子の祈祷師がいいですね。
お祈りの文句に、思わず笑ってしまいました。
♪じゅげむ じゅげむ ごこうのすりきれ. 
かいじゃりすいぎょの 
すいぎょうまつ. うんらいまつ ふうらいまつ. 
くうねるところに すむところ. 
やぶらこうじの ぶらこうじ. 
パイポパイポ. パイポのシューリンガン. 
シューリンガンのグーリンダイ・・・

幻想館さん 
-年-月-日 
2009年2月16日
井上監督になって2本目

前作以上にスケールも大きくなり、
かなりアイデアに富んだ
ドタバタコメディになっている。
前作「駅前学園」が
「若大将」風のイメージだったとするならば、
今回は若干「クレージーもの」の匂いがする。
前回大人しかった森繁だが、
今回は久々にロケ先の山で馬に跨がり、
歌を披露するなどサービス満点。
伴淳、フランキー、三木のり平らも元気一杯で、
久々にテンションの高い作品になっている。
今回も、野川由美子が色っぽくて
怪し気な祈祷師として、
新たに組んだ小学生雷門ケン坊との
珍妙なコンビで登場、
その人を喰ったような怪演で笑わせる。
淡島千景も、豊臣ファンの女将と、
回想シーンでのおかかの方の二役で登場、
存在感を見せつける。
ただ、家庭を顧みない山師として
描かれている森繁が、本来の無類の女好き
という設定からやや離れていたり、
全く鉄道や駅らしきものが
登場するシーンがないので、
「駅前」らしさは薄いと
感じる向きもあるかも知れない。
往年のNHKの人気ドラマ「事件記者」の面々
(原保美、園井啓介、滝田裕介、近藤洋介)や、
警官役として谷幹一がゲスト出演している。 


ミッション:インポッシブル/フォールアウト

オトーサン、
「このシリーズ、長い間楽しませてくれるね」

・ミッション:インポッシブル(1996)  
・M:I-2(2000)  
・M:i:III(2006)  
・ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011)  
・ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション(2015)  
・ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018)

原題:Mission: Impossible - Fallout (2018)
監督:Christopher McQuarrie 
脚本:Christopher McQuarrie/ Bruce Geller  
Genre:Action, Adventure, Thriller
上映時間:147分
あらすじ:
何者かによってプルトニウムが盗まれ、
イーサンの奪還作戦は失敗に終わる。
3つの都市を標的にした
同時核爆発テロの危機が迫る中、
IMFのチームと阻止に奔走するが、
CIAからは彼に疑惑の目を向ける
最強のエージェント、ウォーカーが
監視役として送り込まれる。
猶予は72時間。
手がかりは、正体不明の男ジョン・ラークと
謎の女ホワイト・ウィドウのみ。
イーサンは、ホワイト・ウィドウの信頼を得るため、
収監中の敵“ソロモン・レーン”の脱出に手を貸すが、
味方のスパイ、イルサと対立してしまう
絶体絶命の中で、チームの仲間や
愛する妻の命まで危険にさらされるなど
いくつものフォールアウト(影響)が
イーサンに降りかかる・・・

出演者:
Tom Cruise ・・・ Ethan Hunt(イーサン)
Henry Cavill ・・・ August Walker(ウォーカー)
Rebecca Ferguson ・・・ Ilsa Faust(イルサ)
Sean Harris ・・・ Solomon Lane(ソロモン・レーン)
Vanessa Kirby   ...  The White Widow(ホワイト・ウィドウ) 
オトーサン、
「トム・クルーズ、半端ない!」

その他の出演者:
Ving Rhames・・・  Luther Stickell.
Simon Pegg ・・・ Benji Dunn
Angela Bassett ・・・ Erika Sloane
Vanessa Kirby ・・・ Alanna Mitsopolis
Michelle Monaghan ・・・ Julia 
MeadeAlec Baldwin ・・・ Alan Hunley
Wes Bentley ・・・ Erik
Frederick Schmidt ・・・ Zola Mitsopolis

User Rating:7.8/10 (213,235 votes)IMDb
  User Rating:8.5/10( 6,656 votes) Yahoo!
オトーサン、
「アクション満載!」

User Reviews 
pranayjalviさん 
2018年7月15日
速いペース、ぞくぞくさせるアクション

年をとらない、釘づけ、止まらない。
トム・クルーズは、この任務でも力技をみせる。:
シリーズ第6作は、
疲れさせる最高のアクション・シーン
生死にかかわる賭け、
登場人物の巧みなドラマが相俟って、
傑出した作品になっている。
2時間半、野心を感じる。
クリストファー・マッカリー監督は、
悲劇を織り込み、
アクション満載の犯罪スリラーに、
政治的な論評を添えた。

オトーサン、
「自分の老いを感じてしまう」

黒美君彦さん 
2018年8月23日
これはもう“伝説”だ

いやー堪能しました。
御歳56歳(撮影時はも少し若いか)の
トム・クルーズがスタントなしで
自らの限界に挑んだという、
ぶっ飛んだアクションが
これでもかこれでもかと続くMI第6作。
何でもストーリーは後づけで、
アクションメインで撮り始めて、
あとから辻褄を合わせていったという
(監督は今作では物語が先だと
話しているみたいだけど)から、
これはもうジャッキー・チェンも
真っ青のアクション至上主義作品。
超高空からのスカイダイビング
(“HALO”というらしい)は、
何と撮影のために100回繰り返したのだとか。
本当だか何だかわからないけれど、
もうこの際どうでもいい(笑) 
ヘリコプターを使ったアクションのために
ヘリ操縦ライセンスをとったトム・クルーズは
もう伝説、レジェンドなのだ。
バイク、車を使ったパリ市街のカーアクションなんて、
こんな撮影が何故可能なのか知りたくなったほど。
限界はないのかと思ったら、
ビルからビルに飛び移るシーンで
さすがのトム・クルーズも足を骨折。
あ、このシーンね、と思ったので、
その瞬間思わず声を出してしまった。
無茶するなあ本当に。
町山智裕は
「離婚もして子どももとられて
自棄になっているトム・クルーズを
誰か止めた方がいい」
とコメントしているが、心からそう思う。
死んじゃうぞ、いつか。
このシリーズでさらに徹底しているのは
一般の人間を無闇に殺さないこと。
ミッションに遭遇した警官は殺さないけど、
殺し屋には容赦ない。
そこがはっきりしているので後味も悪くない。
それにしてもスゴい。参りました。


暁の用心棒

オトーサン、
「ルイジ・バンツィ監督、経歴不詳だね」
分かっているのは、こんな作品。
・世界の夜 (1961) 
・狂った大陸/これがアメリカだ (1966) 
・暁の用心棒 (1966) 
・1931/ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ニューヨーク(1972)

原題:Un dollaro traidenti(1967) 
A Stranger in Town
監督:Luigi Vanzi
脚本:Warren Garfield/ Giuseppe Mangione  
Genre:Action/ Drama/ Western
Country: Italy / USA 
Language: Italian 
上映時間:86分
あらすじ:
アメリカとの国境に近いメキシコの寒村に
よそ者と呼ばれる若い男が姿をあらわした。
その頃、アギラとその手下たちは
アメリカ政府がメキシコ政府に貸与する金貨を
横取りしようと計画していた。
折から到着したメキシコ政府の兵士を射殺した
アギラらは衣服をはぎとって
政府軍兵士になりすました。
ことの次第を見守っていたよそ者は、
酒場にやってきたアギラに、
合衆国将校といつわり、
分け前を出すなら
金貨の横取りに協力しようともちかけた。
間もなくアメリカ軍がやって来て
よそ者の大芝居のおかげで、
金貨の横取りは計画どおりに運んだが、
アギラは約束の分け前をわたすどころか、
よそ者を殺そうとした。
よそ者はすきをみて金貨をうばって逃げ、
若い女チーカの家にころがりこんだ。
しかし、アギラらに包囲され、
チーカの生命の危険を考え屋根伝いに逃げた。
アギラたちはチーカをともなって
かくれ家に帰り計画の成功を祝った。
その頃、後をつけて来たよそ者は
かくれ家の倉庫にしのび込み
金貨を手中におさめたが、
今一歩というところで発見され、
とらえられてしまった。
だが、すきをみて脱出し、火楽庫を爆破させ、
アギラらがそれに注意をうばわれている間に、
金貨を奪い、チーカを救いだした・・・

出演者:
Tony Anthony ・・・ The Stranger(よそ者)
Frank Wolff ・・・ Aguilar, the "Fair Man"(アギラ)
Jolanda Modio ・・・ Chica(チーカ)
オトーサン、
「トニー・アンソニー、愛嬌のある顔だね」
ジュリアーノ・ジェンマやフランコ・ネロのほうが、
ヒーローとしての華があります。
「悪役のフランク・ウォルフ、いいね」
遅咲きで、早死に。
代表作は、「シシリーの黒い霧」
ローマのホテルで自らの命を絶ったとか。

その他の出演者:
Gia Sandri ・・・ Maria "Maruka" Pilar
Raf Baldassarre ・・・ Corvo
Aldo Berti ・・・ Marinero
Lars Bloch ・・・ Captain Ted Harrison/"George Stafford"
Salvatore Puntillo ・・・ Priest
Fortunato Arena ・・・ Captain Cordoba
Giovanni Ivan Scratuglia  ・・・ Aguilar Henchman

User Rating:6.2/10(372 votes)IMDb
  User Rating:5.2/10( 5 votes) Yahoo!
オトーサン、
「思ったより低いね」

User Reviews 
ma-cortesさん 
2014年4月3日
暴力的なマカロニ・ウエスタン

スリル、半狂乱のアクション、
ものすごい殺害、たくさんの銃撃。
必殺のガンマンよそ者と
きたない山賊アギラと手下のちんぴらが対決する
オフビートの西部劇だ。
銃の撃ち合い、アクション、
悪寒、血まみれのスペクタクル。
テンポは遅いが、
最後の撃ち合いが結果として生きていて、
実に楽しめる。
セルジオ・レオーネ流だ。
クローズアップ、ズーム、決闘の振付。
トニー・アンソニーは、非常に見事だ。
皮肉屋のタッチもある。
彼がスクリーンを破壊し、ヒット・エンド・ランし、
最終的に、彼自身の手で法を守る。
復讐者、アンチ・ヒーロー、
暴力的シーン、動きの早いシーン
誇張された悪役など、普通の西部劇と同じだ。
まずまずのセット・デザイン、
Eliosスタジオでの撮影、
思い出させるミュージカルの曲、
見知らぬガンマンという前提の脚本が興味深い。
それは、古典「荒野の用心棒」と同様だ。
主演トニー・アンソニーと
悪党として人気をさらう
フランク・ウォルフの息をのませる対決が
エキサイティングだ。
トニー・アンソニーは、
いくつかのいい西部劇に主演し、有名だ。
アギラの子分役や女優陣も、よい。
マルチェロ・マシオッキの撮影も、よい。
モリコーネ・スタイルの口笛、大声は
ベネデット・ギリアの手になるもの。
監督は、ルイジ・バンツィ。
シニカルで、暴力的で、ユーモアもあり、
多くの行動が緻密に詰め込んだ。
職人で、カメラワークがよい。

オトーサン、
「ガトリング銃は、花形だね」
メキシコ政府軍をが皆殺しになるあたり、
目を覆います。

しん爺さん 
2009年2月16日
意外な小傑作!

主人公のガンマンが悪党一味に捕まり、
一味のサディスティックな女にいたぶられる。
このあたり、イーストウッドの『ルーキー』にも
似たシーンがあったなぁ。
そして、主人公がひとりひとり一味を
始末していく終盤も
イーストウッドの『ペイルライダー』みたいだ。
偶然にすぎないのだろうけれど、
不思議なほど淡々とした
映画のリズムとあいまってなかなかの魅力。
特に、悪党のボスが撃つ
ガトリング銃の銃声が廃墟に響き、
それをトロッコに乗った主人公が追いつめていく
クライマックスには眼が釘付けだ。
確かにランク的には「Bの下」くらいの映画だろうけど、
不思議と忘れ難い味わいがある。


シャイニング

オトーサン、
「すごい顔ぶれだなぁ」
原作 スティーブン・キング
監督 スタンリー・キューブリック
主演 ジャック・ニコルソン

原題:The Shining (1980) 
監督:Stanley Kubrick
原作:Stephen King
脚本:Stanley Kubrick/ Diane Johnson  
Genre:Drama/ Horror
Country: UK / USA 
Language: English 
上映時間:146分
あらすじ:
コロラド州のロッキー山上にある
オーバールック・ホテル。
小説家志望のジャックは、
雪深く冬期には閉鎖されるこのホテルへ、
管理人としての職を求め
家族を引き連れ訪れた。 
支配人のアルマンは、
「このホテルは前の管理人が、
家族を斧で惨殺し、自殺したという
いわく付きの物件だ」と語るが、
ジャックは気にも留めず、
妻のウェンディ、一人息子のダニーと
住み込むことを決める。
ダニーは不思議な能力「シャイニング」を持つ少年、
この場所で様々な超常現象を目撃する。 
ホテル閉鎖の日、料理長ハロランは
ダニーとウェンディを伴って、ホテルの中を案内する。
自身も「シャイニング」の能力を持つハロランは、
ダニーが自分と同じ力を持つことに気付き、
「何かがこのホテルに存在する」と彼に語る。
そして、猛吹雪により外界と隔離された
ホテルで、3人だけの生活が始まる。 
怪異で徐々に精神を病んだジャックは
謎の存在に命じられるまま
妻と息子を手に掛けようとする・・・

出演者:
Jack Nicholson ・・・ Jack Torrance(ジャック)
Shelley Duvall ・・・ Wendy Torrance(ウェンディ)
Danny Lloyd ・・・ Danny Torrance(ダニー)
Scatman Crothers ・・・ Dick Hallorann(ハロラン)
オトーサン、
「ニコルソンの怪演!」
真に迫っていた理由があるそうです。
撮り直しの多さと、撮影期間の延長、
私生活のあれこれで疲れ切り、
本当に変になっていたんだとか。

その他の出演者:
Barry Nelson ・・・ Stuart Ullman
Philip Stone ・・・ (Delbert) Grady
Joe Turkel ・・・ Lloyd
Anne Jackson ・・・ Doctor
Tony Burton ・・・ Larry Durkin
Lia Beldam ・・・ Young Woman in Bath
Billie Gibson ・・・ Old Woman in Bath
Barry Dennen ・・・ Bill Watson
David Baxt ・・・ Forest Ranger #1
Manning Redwood ・・・ Forest Ranger #2
Lisa Burns ・・・ Grady Daughter #1
Louise Burns ・・・ Grady Daughter #2
Robin Pappas ・・・ Nurse
Alison Coleridge ・・・ Secretary
Burnell Tucker ・・・ Policeman
Jana Sheldon ・・・ Stewardess
Kate Phelps ・・・ Receptionist
Norman Gay ・・・ Injured guest

User Rating:8.4/10( 762,137 votes)IMDb
  User Rating:7.8/10( 1,851 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ホラーの名作だ」

ラジー賞ノミネート
・ワースト主演女優賞  シェリー・デュヴァル 
・ワースト監督賞  スタンリー・キューブリック 

User Reviews 
yancyscottさん 
2007年4月19日
永遠の恐怖

25年前の古い作品だが、
ジャック・ニコルソンが狂気に陥る
幻覚体験に挑戦してほしい。
このユニークな作品、見逃すなかれ。
その昔のポップ・カルチャーの中に
浸ることができる。
双子、
血のエレベーター、
殺人(RedRum = Murder)、
クレージーでナンセンスな「脚本」…
日常生活における気配を理解すべし。
恐ろしく、サスペンスに満ち、
美しく、心理的に興味をそそる。
ヒッチコックの古典的なミステリーの味がある。
そして現代スリラーの恐怖も。
本作には、ホラー映画にないものがある。
すばらしい脚本だ。

オトーサン、
「ここは、ゾットしたなぁ」
タイプライターで書いていた長編小説、
なんと同じ文章の限りなき繰り返しでした。

ふじこさん 
2004年8月25日
ぞくぞくッ

怖くて面白かった。
まずシェリー・デュヴァルと
ジャック・ニコルソンが夫婦だって事からして
何かとんでもない事が起こりそうな予感がする。
雪山の山荘、タイプライターなどの小道具、
あのカメラワーク、
だんだん変わってゆくニコルソンの表情・・
面白くないわけがなかった。
昔しばらくの間ニコルソンを見ると、
このシャイニングの怪優ぶりを思い出して
ゾッとしたものだった。


緑の光線

オトーサン、
「見たことないなぁ」
太陽が沈む最後の瞬間に、
緑の光線が見られるとか。
本作は、オールロケで、
ドキュメンタリーのようなものです。

原題:Le rayon vert (1986) 
監督:Eric Rohmer 
脚本:Eric Rohmer/ Marie Riviere  
Genre:Drama/ Romance
Country: France 
Language: French
上映時間:99分
あらすじ:
夏のパリ。
秘書のデルフィーヌは、20歳前半。
ヴァカンスを前に胸をときめかせていた。
7月に入って間もない頃、
ギリシア行き約束していた女友達から、
キャンセルの電話が入る。
いよいよヴァカンス。
女友達のベアトリスが
シェルブールに誘ってくれたが、
独り海を見つめるだけ。
太陽はまぶしく海は澄み渡っているが、
デルフィーヌの心は晴れない。
彼女は、人気のないパリに戻った。
公園を独りで歩いていると、
見知らぬ男が付いてきて不安になる。
8月、山にでかけたが、1日で帰ってしまう。
その後、ビアリッツの海岸へ行った。
そこで、老婦人たちが話しているのを聞く。
ジュール・ヴェルヌが
「緑の光線」で書いている。
太陽が沈む最後の瞬間に放つ
緑の光線は、幸運の印だという。
パリに戻ることにして駅の待合室で、
本を読む青年と知り合いになった。
初めて他人と意気投合し、
自分からジャックを散歩に誘った。
夕方、海辺を歩く二人は
目のまえの光景に目を見張った。
太陽が沈む瞬間、緑の光線が放たれた・・・

出演者:
Marie Riviere ・・・ Delphine(デルフィーヌ)
Beatrice Romand ・・・ Beatrice(ベアトリス)
Vincent Gauthier ・・・ Jacques in Biarritz(ジャック)
オトーサン、
「へぇ、そうなんだ」
デルフィーヌのセリフは、
マリー・リヴィエールの言葉を
そのまま採用している箇所が多いとか。
それにしても、フランスの長いヴァカンス、
うらやましい限りですが、
半面、どう過ごすかという
恐怖もあることを知りました。

その他の出演者:
Carita ・・・ Lena
Rosette ・・・ Francoise in Paris
Vincent Gauthier ・・・ Jacques in Biarritz
Amira Chemakhi ・・・ a woman in Paris
Maria Luisa Garcia ・・・ Manuella in Paris

User Rating:7.8/10( 5,221 votes)IMDb
  User Rating:6.9/10( 106 votes) Yahoo!
オトーサン、
「こういう撮り方もあるんだ」

エリック・ロメール監督受賞作
カンヌ国際映画祭
・審査員特別グランプリ O侯爵夫人
ヴェネチア国際映画祭 
・金獅子賞・特別功労賞     
・金獅子賞 緑の光線    
・国際評論家賞 緑の光線    
ベルリン国際映画祭 
・国際評論家連盟賞 冬物語 コンペ部門  
・監督賞 海辺のポーリーヌ    
・国際評論家連盟賞 海辺のポーリーヌ    
・銀熊賞 LA COLLECTIONNEUSE    

User Reviews 
Traneさん 
1998年10月1日
ごく自然に美しく描かれた孤独感

現代生活の背後に隠れている
魔法、寂しさ、疑い、情熱を見つける
普通の人々をロメールは描いている。
スーパースターも。すばらしい音楽も、
壮大なせりふもない。
まさにリアルで、自然で、普通のイメージだ。
それは正確に並みはずれます。
その単純さのゆえに、傑出している。
孤独に向き合い
田園風景のなかで風の音を聞いている
若い女性のイメージは、
わが人生で、最もすばらしいシーンだった。

オトーサン、
「ジーナさんは、女性だったのか」

ジーナさん 
2008年9月18日
人生が私に譲らない(名言)

孤独を感じる女性の心境を丁寧に綴り、
恐ろしいほど繊細に描いた作品です。
そうそう彼氏のいない(恋をしていない)時の
長期休暇って苦痛よね〜と
序盤から共感できました(爆)
出会いを求めて旅するものの、思うようにいかず、
さらに孤独が増す悪循環・・・分かります(汗)
一人で家に居るよりも、
人に囲まれた場所で一人を感じるほうが
寂しいですもんね。
優しくされると気を遣われてるようで居心地が悪いし、
放っておかれると無性に腹が立つ・・・
女ってワガママだわ〜(笑)
正直、友達がこんな状況の女性を旅行に連れてきたら
本気で怒ります(爆)
自分の気分がいくら落ちていても空気は読んで、
協調性を持つのが大人のルールってもんです。
そのへんが日本人とフランス人の違いなんですかね・・・?
出会いがないわけではないけれど、
踏み出せない気持ちも分かります。
周りに言わせれば『理想が高い』のかもしれませんが、
そうではなくチョット神経質でチョット夢見がちなんですよ。
だから、取っ掛かりまでの行動はとれるんだけど、
いざ自分に目を向けられると
逃げたくなっちゃうんですよね。
そして・・・いろんな我慢や不安が溜まって
人知れず泣いてしまう。
限界点を超えると人前でも泣くことが出来てしまう・・・
すごくはた迷惑な女だけど、
一回出ちゃうと止まらない涙ってありますよね(泣)
年齢を重ね、恋愛の傷を重ねた女性には、
心に響く数々の言葉たちやリアルな女心
が沁みる作品に仕上がっていると思います。
男性や若い女性には面白みが、
あまり伝わらないかもしれません。
・・・高めの評価をつけてる時点で、
私は若い女性の部類には入らないって事ですね(爆)
とりあえず、緑の光線は一見の価値アリです。
ほんの一瞬でこれだけ幸せな気分になれる映画って
他には無いですもん。
学習;踏み出せるきっかけは、
意外と簡単なものなのかもしれない。
そして女は知性のある男に弱い?(笑)


マッキントッシュの男

オトーサン、
「原作は、デズモンド・バグリィか」
本格冒険小説で有名とか。
原作を図書館で借りようとしましたが、なし。
そこで、AMzonで、購入することに。

原題:The MacKintosh Man (1973) 
監督:John Huston 
原作:Desmond Bagley
脚本:Walter Hill  
Genre:Thriller
Country: UK / USA 
Language: English 
上映時間:98分
あらすじ:
イギリスの国会議員ウィーラー卿は
ソ連スパイのスレード逮捕を受けて
国家の財産を守る重要性を力説した。
泥棒のリアデンは、
マッキントッシュに呼ばれ、
その秘書スミスの協力により
時価10万ポンド宝石強盗を成功させる。
ところが、リアデンは、逮捕され、
裁判で禁固20年の刑を言い渡される。
だが、獄中のリアデンとスレードは、
囚人たちが騒ぎを起こしている隙に脱獄。
二人は待ち構えていた一味に
睡眠薬を盛られてアジトへ連れて行かれる。
偽名とアメリカの市民権が与えられる。
実は、リアデンは、諜報部員。
スレードを暗殺する任務を背負っていた。
リアデンの正体を怪しんだブラウンは、
彼に拷問を加える。
リアデンは、隙を突いてブラウンらを倒し、
アジトに火を放って逃走。
スミスと合流し、ウィーラーのヨットに忍びこむ・・・

出演者:
Paul Newman ・・・ Joseph Rearden(リアデン)
Dominique Sanda ・・・ Mrs Smith(スミス)
James Mason ・・・ Sir George Wheeler(ウィーラー卿)
Harry Andrews ・・・ Mackintosh(マッキントッシュ)
オトーサン、
「ニューマン、かっこいいね」

その他の出演者:
Ian Bannen ・・・ Slade
Michael Hordern ・・・ Brown
Nigel Patrick ・・・ Soames-Trevelyan
Peter Vaughan ・・・ Inspector Brunskill
Roland Culver ・・・ The Judge
Percy Herbert ・・・ Taafe
Robert Lang ・・・ Jack Summers
Leo Genn ・・・ Rollins
Jenny Runacre ・・・ Gerda
John Bindon ・・・ Buster
Hugh Manning ・・・ The Prosecutor
Wolfe Morris ・・・ Malta Police Commissioner
Noel Purcell ・・・ O'Donovan
Donald Webster ・・・ Jervis
Keith Bell ・・・ Palmer
Niall MacGinnis ・・・ Warder
Eddie Byrne ・・・ Fisherman
Shane Briant ・・・ Cox
Michael Poole ・・・ Mr Boyd
Eric Mason ・・・ The Postman
Ronald Clarke ・・・ Attendant
Antony Viccars ・・・ Salesman
Dinny Powell ・・・ Young
Douglas Robinson ・・・ Danahoe
Marcelle Castillo ・・・ Madeleine
Nosher Powell ・・・ Armed Guard
Terry Plummer ・・・ Dark Man

User Rating:6.3/10( 3,688 votes)IMDb
  User Rating:5.6/10( 24 votes) Yahoo!
オトーサン、
「盛り込み過ぎかも」
リアデンが、泥棒でなくて、
諜報部員というのには、呆気にとられました。

User Reviews 
omcgさん 
2006年62月23日
一見に値する

全編で演奏された音楽が特徴の映画。
音楽は精神を静める。
音楽との奇妙なペアリングによって
観客は、懲役と脱出、厳しい現実と残虐行為の
ライドを楽しむ。
ロンドン、アイルランド、マルタでのロケが美しい。
観客は、裏道と人里離れた場所、
地元住民が知っている場所に連れて行かれる。
スパイゲームは、定番の味がある。
だが、新鮮で、控えめだ。
ポール・ニューマン演じる主人公は、
無実と正義を当局に納得させようとする。
それに失敗する時には、
1つのオプションしか残されていない。
20世紀の巨匠2人が集まって、
満足できるスリラーをつくりあげた。。
ニューマン演じる主人公は、
悪人が跳梁する世界を受け入れ、また拒絶している。

オトーサン、
「同感!」
でも、ジョン・ヒューストンは、
好きな監督のひとりです。

アカデミー賞 監督賞受賞
・黄金
ノミネート
・女と男の名誉    
・赤い風車    
・アフリカの女王    
・アスファルト・ジャングル    

ジーナさん 
2009年9月28日
原作読まずに理解できるか・・・?

巻き込まれ型サスペンスアクションとしての
取っ掛かりは良かったものの、
スパイ戦になってからの展開がイマイチ分かりにくい。
そもそも様々な説明が無いままに
ストーリー展開していくので、
色んなトコロで「???」になりました。
誰が密告したの?
どうして匿った人たちに襲われてるの?
ナゼこのコはスレードの存在を知っていたの?
など完全に置いていかれました。
絡み合う登場人物の関係が掴みにくかったし、
急展開するストーリーの変化に
ついていくのが大変でした。
やっぱり映画は原作を読んでいない人にも
親切に作って欲しいと切に思いましたね(泣)
主人公のキャラもなんだか地味でした。
ポール・ニューマンはいつも通り素敵だったけど、
女好きな面とか中途半端なキャラ設定だったかな。
最後の最後までイイとこ無しなストーリーだったし・・・。
作品に娯楽性は全くないですが
ロケーションや映像は良かったですし、
音楽も印象深いものがありました。
とりあえず冒頭の時点で
登場人物たちの人物像を見せたほうが
入り込みやすかったでしょうし、
中盤ぐらいには人物相関図を
明らかにしたほうが
良かったでしょうね。
この内容を100分におさめてしまう事に
無理があると思うわ・・・。


喜劇 駅前学園

オトーサン、
「駅前シリーズ、第19作か」
今回から監督が交代し、
佐伯幸三から井上和男に。
正直、あまり感心しない作風です。

原題:喜劇 駅前学園(1967)
監督:井上和男 
原作:八住利雄  
脚本:井上和男/新井一 
Genre:Comedy
上映時間:92分
あらすじ:
かもめ学園の老教頭春元が
体育の時間に生徒の七色パンティを発見して驚き、
早速女生徒の下着検査をした。
そのため、怒った女生徒は、
「女生徒も女である。故に七色パンティを認めよ」と
大デモンストレーションを挙行した。
そんな時学園の体育教師として赴任して来た
次郎がデモ隊を説得し、解散させたことから、
生徒と同僚の絶大な信頼を得た。
一方、園長の景子は赤字経営に悩み
事務長山本と町の有力者・簡野に金策を頼んでいたが、
他方では学園の宝の骨董品を手離そうと
古美術鑑定家の徳之助に鑑定を依頼していた。
学園の卒業生で景子を愛している徳之助はそれを断った。
その頃、次郎は三沢屋・孫作の家に下宿しながら
体育の授業には猛烈なファイトを燃やし、
ケガ人が出るほど生徒をシゴいていた。
厳格な春元教頭もこれには反対で、
何かと対立するのである。
そしてある日、二人は全生徒立会のもとで、
試合をすることになった。
春元のナギナタと次郎の柔道の対決だったが、
相討ちに終り、
次郎は美人の事務員・由美に介抱されるのだった。
その由美が、ある日山本と簡野が
二重帳簿のカラクリをしているのを知って、
帳簿を秘かに盗み出し、次郎に見せた。
驚いた次郎は徳之助に連絡し、
山本と簡野の撃退策を練った。
翌日、山本と簡野を呼び出し、
コテンパンにやっつけた次郎たちは、
景子を訪ねた。
当の景子は自分の経営能力に見切りをつけて、
引退を決意していた。
実は、景子は徳之助と結婚して
次の園長を徳之助に譲ることを決めていたのである。
また次郎も由美とすっかり仲良くなり、
結婚することになった。
こうして山本と簡野を追い払った学園の校庭には、
生徒たちのフォークソングの大合唱が、
二組の結婚を祝うように流れていた・・・

出演者:
森繁久彌・・・森田徳之助 
淡島千景・・・青山景子
伴淳三郎・・・伴野孫作
小沢昭一・・・小原金助
フランキー堺・・・坂井次郎
左卜全・・・春元教頭
乙羽信子・・・小原駒江
池内淳子・・・池沢染子
山茶花究・・・山本久三
オトーサン、
「アクが強すぎるよ、小沢昭一さん」
三木のり平のほうが、軽妙で味がありました。

その他の出演者:
野川由美子・・・森田道子 
京塚昌子・・・伴野正子 
松尾嘉代・・・伴野菊子 
藤江リカ・・・小原晴美 
山田吾一・・・山田伸吉 
愛京子・・・池沢たよ 
大空真弓・・・村里由美 
須賀不二男・・・簡野掃次 
北浦昭義・・・松川先生 
旭瑠璃・・・ルリ 
藤岡きつこ・・・サツキ

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  User Rating:-/10( - votes) Yahoo!
オトーサン、
「誰も見てないなぁ」
明らかに、従来路線を変更しています。

User Reviews 
nabeさん 
2011年9月4日
コントの原点

今回は美人の学園長を
乗っ取りを企む一派から守ろうと、
お馴染みの近所の面々が
あれこれと世話を焼くお話し。
いつものように森繁、伴淳、フランキー堺は
実にたのしそうにコメディを演じている。
華を添える美女軍団も、
淡島千景、池内淳子、乙羽信子と賑やかだ。
今日のコントの原点ともいえるシンプルなギャグと
しっかりした演技に裏打ちされた
軽妙なセリフのやり取りをぜひ堪能したい。

オトーサン、
「井上和男監督か」
1948年早稲田大学商学部卒業後、
松竹大船撮影所に入所、脚本部に入る。
新藤兼人の勧めで受けた助監督試験に合格。
渋谷実、川島雄三、小津安二郎監督などにつく。
1958年、「野を駈ける少女」で監督デビュー。
1971年、独立プロダクション「蛮友社」を設立。
同社から『小津安二郎・人と仕事』を出版する。
1986年、小津監督のドキュメンタリー
「生きてはみたけれど・小津安二郎伝」を監督。
2011年6月26日、肺気腫のため死去

幻想館さん 
-年-月-日さん 
今回から、井上和男監督にバトンタッチ

学園が舞台で、
フランキーが体育教師として登場するという
設定は「駅前大学」と同じ。
そのフランキーと左卜全扮する老教師が、
全校生徒が見守る中、体育館で勝負をするシーンは、
かなりドタバタ調で楽しく作られているのだが、
「駅前」というよりは
「若大将シリーズ」のような雰囲気。
骨董の鑑定人として登場する森繁と
淡島千景が絡む設定は
「珍品堂主人」(1960)を連想させるが、
両者とも元気がないように描かれているので、
観ていて、ちょっと物足りなくもある。
森繁が、野川由美子演ずる娘の服を
脱がしてやるシーンなど
観客から観ると色っぽいシーンなのだが、
もはや森繁に、かつての「女好きキャラ」の
イメージのかけらすらなく、
ひたすら真面目なキャラクターになっているため、
ハラハラした雰囲気にも笑いにも繋がらず、
ひたすら、しみじみ感傷的になるだけ。
このシリーズ、森繁の印象が薄い回は、
作品自体のテンションも低く感じがち。
やはり、シリーズでは新人監督だけに、
大御所の役者たちに遠慮があったのかも知れない。
レギュラー的存在の一人、三木のり平に代わり、
小沢昭一が同じようなポジションを担当しており、
彼とフランキーの元気良さが、
全体を引っ張っているような展開になっている。
野川由美子、松尾嘉代ら、
女子大生たちの登場シーンが多い事もあって、
従来の「駅前」とは、かなり雰囲気も違っているが、
これはこれで楽しい一編になっている。
山田吾一が男子学生として登場したり、
女子大生の一人として、
ボンド・ガール松岡きっこが出演しているのが珍しい。


グレース・オブ・モナコ 王妃の切り札

オトーサン、
「モナコ、行ったなぁ」
モナコ大聖堂では、グレース王妃のお墓もみました。
この映画、批判も多いようです。
なかでも、グレース・ケリーとレーニエ3世の実子
アルベール2世、カロリーヌ公女、ステファニー公女の3人は、
「必要以上に美化され、史実に対して不正確」と批判したとか。

原題:Grace of Monaco (2014) 
監督:Olivier Dahan 
脚本:Arash Amel  
Genre:Biography/ Drama/ Romance
Country: France / Switzerland/ Belgium/ Italy 
Language: English / French / Italian 
上映時間:103分
あらすじ:
1956年、オスカー女優のグレース・ケリーは、
モナコ大公レーニエ3世と結婚。
1961年12月、二人の子供に恵まれるも
王室の中で孤立していたグレースの前に、
脚本を手にしたヒッチコックが現れる。
「マーニー」という新作映画の出演依頼に訪れたのだ。
そんな中、モナコ公国に危機が降りかかる。
アルジェリアの独立戦争で戦費が必要になった
フランスが、無税の国モナコに移転した
フランス企業から税金を徴収して支払うよう要求、
「従わなければモナコをフランス領とする」
と声明を出したのだ。
戦争になれば、軍隊もない小国モナコは、
一瞬で占領されてしまう。
政治で頭がいっぱいのレーニエに無視され、
ますます居場所を見失ったグレースは
ハリウッド復帰を望むが、
国家の危機的状況に発表は控えられる。
だが宮殿から情報が漏れ大々的に報道、
グレースの相談役で後見人のタッカー神父は、
フランスのスパイがいると警戒する。
1962年7月。国民の公妃への不満が高まる中、
励ましてくれるのは義姉のアントワネットと、
オナシスの愛人マリア・カラスだけだった。
やがてレーニエはフランス企業への課税を了承。
しかしド・ゴールは、モナコ企業にも課税して
フランスに収めろと脅し同然の要求を突き付ける。
レーニエは行き場の無い怒りをグレースにぶつけ、
映画界からの引退を迫る。
結婚式の記録映像を見ながら離婚を考え、
涙にくれるグレースの傍らで優しく見守る神父は
「人生最高の役を演じるためにモナコに来たはずだ」と諭す。
数日後、神父はグレースを外交儀礼の専門家である
デリエール伯爵の元へ連れて行く。
モナコの歴史、王室の仕組み、完璧なフランス語、
公妃の作法、正しいスピーチ
グレースの夏は厳しい特訓で過ぎていった。
9月22日、レーニエはヨーロッパ諸国の代表に
軍事支援を募るサミットを開くが、
ド・ゴール暗殺未遂の報せが入り失敗。
さらに王室内の裏切り者が判明し、
レーニエとグレースは深い衝撃を受け、
二人は絶望の中で長らく眠っていた互いの愛を確認し合う。
翌朝、グレースはヒッチコックに電話をかけて出演を断り、
国際赤十字の舞踏会開催を発表、
世界中の要人に招待状を発送する。
1962年10月9日、侵攻を目前にモナコで開かれたパーティは
大変な盛況を博し、そこにはド・ゴールの姿もあった。
マリア・カラスの魂を震わす歌の後、
主催者のグレースが舞台に上がり、
この日のために練り上げたスピーチが・・・

出演者:
Nicole Kidman ・・・ Grace Kelly(グレース・ケリー)
Tim Roth ・・・ Rainier III, Prince of Monaco(レーニエ3世)
Frank Langella ・・・ Father Francis Tucker(タッカー神父)
オトーサン、
「キッドマンは、グレイス・ケリーじゃない!」

その他の出演者:
Parker Posey ・・・ Madge Tivey-Faucon
Milo Ventimiglia ・・・ Rupert Allen
Derek Jacobi ・・・ Count Fernando D'Ailieres
Paz Vega ・・・ Maria Callas
Geraldine Somerville ・・・ Princess Antoinette of Monaco
Robert Lindsay ・・・ Aristotle Onassis
Nicholas Farrell ・・・ Jean-Charles Rey
Roger Ashton-Griffiths ・・・ Alfred Hitchcock
Jeanne Balibar ・・・ Countess of Baciocchi
Yves Jacques ・・・ Mr. Delavenne
Olivier Rabourdin ・・・ Emile Pelletier
Flora Nicholson ・・・ Phyllis Blum
Andre Penvern ・・・ Charles de Gaulle
Philip Delancy ・・・ Robert McNamara
Jean Dell ・・・ Denard
Pascaline Crevecoeur ・・・ Grace Kelly's dresser

User Rating:5.7/10( 16,192 votes)IMDb
  User Rating:7.3/10( 740 votes) Yahoo!
オトーサン、
「評価が分かれるね」

カンヌ国際映画祭 ノミネート
・パルム・ドール  オリヴィエ・ダアン 

User Reviews 
Figgyさん 
2014年6月11日
 Worth watching for the story  
話を待ち構える価値があります

今夜、ザ・プラザ・ドーチェスターで
この映画を見た。
批評家が酷評していたが、
まずは見ると決めたが、正解だった。
真実のイベントに基づいた虚構の話だ。
この楽しい映画は、
ハリウッドのプリンセスから、
モナコ王妃になるまでのグレイス・ケリーと
その後の難題までを描いている。
シャルル・ド・ゴールが、モナコを
支配下に置こうとしていた時に、
グレイス・ケリーは、自分を見失っていた。
彼女の結婚も失敗だったし、
彼女のアイデンティティも失われしまった。
ニコール・キッドマンは、ベテラン女優だから、
上手に着こなしてプリンセスのようではあったが、
私は、納得できなかった。
まず、彼女の髪は赤すぎた。
グレイス・ケリーはブロンドだった。
れっきとした見事なブロンドだった。
また、彼女は、グレイス・ケリーだったと信じられなかった。
だが、王妃をとりまくすべてと
王室の歴史を見ることができた。
とはいえ、王妃・グレイスの役を
他の誰が演じられたかは分からない。
そう!グレイス・ケリーだけだ!

オトーサン、
「モナコは、観光立国」
ローマ時代から、周辺諸国に何度も占領されました。
よくぞ、独立したもんです。
オンリーワン モナコ公国万歳!

nabeさん 
2017年8月14日
小国の悲劇

グレース王妃の自伝的作品である。
1962年のモナコを舞台に、
ハリウッドから嫁いで6年経った
グレース・ケリーの苦悩を描いている。
王室の疎外感に悩み、
国事優先の夫との不和も深刻となり、
相談相手は唯一アメリカ人の神父だけという閉塞感の中で、
彼女がいかにそれを克服していったかを
当時のモナコとフランスとの緊張状態を絡めて進めているので、
とても分かりやすく、ドラマとしてもよくできている。
グレース王妃役のニコール・キッドマンもまさにはまり役で、
この伝説の美女を彷彿とさせる美しさと気品さが絶品だ。
ティム・ロスが、当時のモナコに降りかかった
政治的危機に呻吟する大公をクールに演じていて印象的。
地中海を望むモナコの景色も実に美しい。


イップ・マン 葉問

オトーサン、
「イップ・マン三部作だ」
・イップ・マン 序章(2008)映画批評NO.☆6671
・イップ・マン 葉問(2010)映画批評NO.☆6677
・イップ・マン 継承(2015)映画批評NO.☆6439

原題:Yip Man 2 (2010) 
監督:Wilson Yip    
脚本:dmond Wong  
Genre:Action/ Drama/ Sport
Country: Hong Kong/ China 
Language: Cantonese/ Mandarin/ English 
上映時間:108分
あらすじ:
1950年、イギリス統治下の香港。
イップ・マンは、家族と広東省佛山より移住、
さっそく詠春拳の武館を開いた彼のもとに
血気にはやる若者ウォンが弟子入りする。
そんなイップに、
香港武術界を仕切る洪拳の師範ホンは
武館開設のための掟を告げる。
それは、他流派の師範たちの挑戦を受けるというもの。
イップは立ちはだかる挑戦者たちを次々と退け、
ついにホンとの一騎打ちを迎える・・・

出演者:
Donnie Yen ・・・ Ip Man (イップ・マン)
Sammo Hung ・・・ Hung Chun-nam (洪震南)
Huang Xiaoming ・・・ Wong Leung (ウォン).
Darren Shahlavi ・・・ "The Twister"(ツイスター)
オトーサン、
「ツイスターとの死闘シーン、いいね」

その他の出演者:
Lynn Hung ・・・ Cheung Wing-sing.
Li Chak ・・・ Ip Chun
Simon Yam ・・・ Chow Ching-chuen.
Ashton Chen ・・・ Tsui Sai-Cheong
Kent Cheng ・・・ Fatso.
Dennis To ・・・ Cheng Wai-kei
Ngo Ka-nin ・・・ Leung Kan.
Louis Fan ・・・ Kam Shan-Chau.
Calvin Cheng ・・・ Chow Kwong-yiu.
Charles Mayer ・・・ Wallace.
Lo Mang ・・・ Master Law.
Fung Hak-on ・・・ Master Cheng.
Brian Burrell ・・・ the emcee and translator of the match.
Jean Favie ・・・ the judge 

User Rating:7.6/10( 84,939 votes)IMDb
  User Rating:8.1/10( 330 votes) Yahoo!
オトーサン、
「人情物でもあるね」

User Reviews 
chinahengstさん 
2010年7月4日
家に帰りたい

本シリーズは、
私にとって、すばらしいトリップだった。
私はブルース・リーとともに成長し、
監督に魅了された。
史実に基づいているかどうかはさておき、
映画がどこに向かうかはわかっていた。
西洋のボクサーと
70年代のアジアのマーシャル・アーツと
試合は、死闘だった。
私は、アジアで育ったので、
対戦者が試合前に死を覚悟する
書類にサインしたのを知っている。
従って、この映画のシーンには、驚かない。
当時、テレビはなかったので、
ラジオで試合を聞くのはスリルだった。
監督が、歴史を広く捉えているのに共感した。

オトーサン、
「ブルースリー少年が最後に・・・」

リEガンさん 
2011年2月176日
サイモン・ヤムの「ワイルド・ブリット」

「SPL/狼よ静かに死ね」のドニー・イェンと
サモ・ハン・キンポーの対決は、
その決着も含め、驚きに満ちて凄まじかった。
詠春拳の達人で、伝説の武術家イップ・マンを描いた
この作品でも、
二人は円卓上でスリリングなアクションを展開。
随所にアイデア満載の娯楽武闘映画だ。
「燃えよドラゴン」の冒頭でブルース・リーに
あっさり負けてから40年近く経つが、
還暦過ぎてもサモ・ハンの動きは未だに唸らせる。
ドニー・イェンも素晴らしい。
チョウ・ユンファやアンジェリーナ・ジョリー、
水野美紀との共演もある
香港映画界の名バイプレーヤー、サイモン・ヤム。
特に凄腕のスナイパーを演じた
ジョン・ウー監督作品での印象が深いが、
本作では「序章」に引き続き、
これまでにない役柄で出演していて興味深い。


女神の見えざる手

オトーサン、
「実力派監督だね」
・ジョン・マッデン
誕生日: 1949/04/08
出身地 : イギリス/ポーツマス
アカデミー賞 ノミネート
・監督賞 恋におちたシェイクスピア 

原題:Miss Sloane (2016) 
監督:John Madden 
脚本:Jonathan Perera  
Genre:Drama/ Thriller
Country: France / USA 
Language: English 
上映時間:132分
あらすじ:
スローンは、花形ロビイスト。
巧妙な戦略と妥協のない仕事ぶりで
高く評価されている。
ある日、銃擁護派団体から
銃規制法案の成立阻止の
依頼を受けるが、きっぱりと断り、退社。
その情報を聞きつけた
新興ロビー会社のCEOシュミットから
誘いを受け、部下を引き連れ電撃移籍。
銃規制法成立に向け、
大胆で巧妙なロビー活動を開始する・・・

出演者:
Jessica Chastain ・・・ Elizabeth Sloane(スローン)
Mark Strong ・・・ Rodolfo Schmidt(シュミット)
Gugu Mbatha-Raw ・・・ Esme Manucharian(エズメ)
オトーサン、
「ジェシカ・チャステイン、すごいね」
アカデミー賞 ノミネート
・主演女優賞 ゼロ・ダーク・サーティ    
・助演女優賞 ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜 

その他の出演者:
Alison Pill ・・・ Jane Molloy
Michael Stuhlbarg ・・・ Pat Connors
Sam Waterston ・・・ George Dupont
John Lithgow ・・・ U.S. Senator Ron M. Sperling
David Wilson Barnes ・・・ Daniel Posner
Jake Lacy ・・・ Forde
Raoul Bhaneja ・・・ R.M. Dutton
Chuck Shamata ・・・ Bill Sanford
Douglas Smith ・・・ Alex
Meghann Fahy ・・・ Clara Thomson
Grace Lynn Kung ・・・ Lauren
Al Mukadam ・・・ Ross
Noah Robbins ・・・ Franklin Walsh
Lucy Owen ・・・ Cynthia Green
Sergio Di Zio ・・・ Little Sam
Joe Pingue ・・・ Big Sam
Michael Cram ・・・ Frank McGill
Dylan Baker ・・・ Moderator
Zach Smadu ・・・ Ramirez
Austin Strugnell ・・・ Travis
Alexandra Castillo ・・・ Pru West
Jack Murray ・・・ Buzzcut
Christine Baranski ・・・ Evelyn Sumner
Aaron Hale ・・・ Junior Spencer
Greta Onieogou ・・・ Greta

User Rating:7.5/10( 49,859 votes)IMDb
  User Rating:8.5/10( 1,608 votes) Yahoo!
オトーサン、
「現代の名作誕生!」
ゴールデン・グローブ ノミネート
・女優賞(ドラマ)  ジェシカ・チャステイン 

User Reviews 
ipekevamyさん 
2017年1月27日
すばらしい映画、
ジェシカ・チャステインの傑出した演技! 

力強い女性スローン演じる政治ドラマ。
ジェシカの最高の演技の1つ。
彼女のスキルにより、多くのことが明らかになる。
彼女はとても信じられて、
彼女が出すすべてのニュアンス、
すべてのせりふは、完璧だ。
すべての賞にノミネートされるべきだった。
本作のペースは、非常に速い。
次に何が来るか予測できない。
すべてのキャストの演技がすばらしい。
悪いレビューを忘れて。
政治が好きでなくても、
本作は、興味を抱かせるだろう。

オトーサン、
「見ておくと、いいですね」
マイケル・ムーア 監督の名作
高校生が学友に向かって銃を乱射!
・ボウリング・フォー・コロンバイン 映画批評No.☆926
銃規制が叫んだのに、
一向になくなりません、

Katsumi_Egiさん 
2017年11月9日
サイコパス

歩く人の映画。
また、強い顔の映画。
そして卓越したカッティングの映画である。
ロング、フルからミディアムへのカッティング。
はたまた深い俯瞰や仰角の使い方。
見応えがある。
例えば、一日目の聴聞後、
エレベーター前での弁護士とのやりとりの
カッティングの冴えに唸る。
あるいは、オフィスの盗聴器(疑惑)を避けるために、
戸外にメンバーを集めるシーンだとか。
ホテルで会うエスコートサービスの男
フォード−ジェイク・レイシーの
エンディング近くの扱いに快哉を上げる
観客も多いだろうが、私はこゝはワザとらしく感じる。
単純に、彼とのホテルのシーンの淫靡なプロットは
良いアクセントとなっており、好ましいと思う。
また、エズメが銃を向けられるシーンからの
一連の流れも、この展開はちょっと臭い。
しかし何と云っても、
ジェシカ・チャステインの造型の複雑さが
本作の面白さを押し上げているということで、
大方の観客は異論がないだろう。
ある意味、レクター博士レベルのサイコパスなのだ。
そんな複雑なキャラではあるにも関わらず、
ヒーローとして描き切っている
というところがエライと思うのだ。


ジャンヌダルク

オトーサン、
「1999年に見たね」
・ジャンヌダルク 映画批評NO.188
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。

原題:Joan of Arc (1999) 
監督:Luc Besson 
脚本:Andrew Birkin/ Luc Besson  
Genre:Adventure/ Biography/ Drama
Country: France/ Czech Republic 
Language: English/ Latin 
上映時間:158分
あらすじ:
15世紀、英仏百年戦争下のフランス。
小さな農村に生まれた信仰深い少女ジャンヌは
17歳を迎えて神の声を聞き、
シノンの城で王太子シャルルに謁見。
自分は神の使者だと語るジャンヌに
国母ヨランドと重臣らは不安を抱きつつも、
彼女に軍を率いることを許す。
白い甲冑に身を固めたジャンヌは
デュノア伯ジャンらが待つ前線に向かい
兵士を鼓舞、みごとに勝利した。
英国軍との激戦のさなか、
ジャンヌは矢に胸を貫かれながらも命をとりとめ、
英国軍を退却させた。
この勝利で王太子はシャルル7世として即位。
その間もジャンヌは進撃を続けたが、
ヨランドらはジャンヌの人気を危惧し、
彼女を裏切って敵に売ろうとしていたため、軍は疲弊。
気づくと、ジャンヌは国内の敵たる
ブルゴ−ニュ派の黒頭巾の謎の男の手中に落ちて、
囚われの身となっていた。
異端審問にかけられ、
一度は改悛の宣誓書を書かされたジャンヌだが、
やがて良心が打ち勝ち、彼女は宣誓を拒否。
かくして1431年ルーアンで火刑台に上り、
19歳の生涯を閉じるのだった・・・

出演者:
Milla Jovovich ・・・ Joan of Arc(ジャンヌ)
John Malkovich ・・・ Charles VII of France(シャルル7世)
Faye Dunaway ・・・ Yolande of Aragon(ヨランド)
オトーサン、
「ミラ・ジョヴォヴィッチ、熱演!」

その他の出演者:
Dustin Hoffman ・・・ The Conscience
Andrew Birkin ・・・ John Talbot
Vincent Cassel ・・・ Gilles de Rais
Pascal Greggory ・・・ John II, Duke of Alencon
Richard Ridings ・・・ La Hire
Desmond Harrington ・・・ Jean d'Aulon
Timothy West ・・・ Pierre Cauchon
Gina McKee ・・・ Duchess of Bedford
Tcheky Karyo ・・・ Jean de Dunois
Joseph Malerba ・・・ Beaurevoir's Guard

User Rating:6.4/10( 60,603 votes)IMDb
  User Rating:6.6/10( 605 votes) Yahoo!
オトーサン、
「面白いね」

セザール賞受賞 
・音響賞    
・衣装デザイン賞

ラジー賞 ノミネート
・ワースト主演女優賞  ミラ・ジョヴォヴィッチ    

User Reviews 
stepさん 
2005年4月28日
非常に印象的で、知的な飛躍

伝説の人ジャンヌ・ダルクは、
戦士、狂人、異端者、聖人などと評された。
ミラ・ジョヴォヴィッチが
ジャンヌを見事に演じている。
本作は、期待に反して典型的なヒーローものはない。
多くの考えさせるものを持っている。
ジャンヌについて、自分の考えを作る余地を与えている。
そして、これこそが、
私が本作で最も好きだった理由だ。
あなたは、感じとれる。
この非常に若い女性が、
戦場において思ったにちがいないもの
すなわち、彼女のビジョン、信頼。
われわれは、戦いのシーンや
神のためフランスのために戦う
その使命に興奮する。
たくさんの戦いを見るだけでなく、
すばらしいビジュアルと印象的な演技を
堪能できる。

オトーサン、
「宗教問答は、いまいち分からん」

黒美君彦さん 
2000年5月21日
いまなぜジャンヌか

予告編では美しいジャンヌの
カリスマ的戦闘シーンばかりが
強調されている感があるが、
実際には神との対話ともいえる、
ある意味ではきわめて現代的な映画である。
最終的には、神の存在を問いかけるジャンヌの問いは、
そのまま神なき不条理に満ちたいまに通じる。
「見たいものを徴(しるし)として
見ただけではなかったのか」
というジャンヌへの問いは、
神とは何か、現代における信仰とは何かを、
鋭く切り込んでいる。
エンターテイメントとしてだけではなく、
そうした深い命題を提示した点で、
問題作といっていいだろう。


スティーヴ・オースティン ザ・ハンティング

オトーサン、
「スティーヴ・オースティン?」
プロレス界のスーパースターです。
2作品、既に見ていました。
・スティーヴ・オースティン 復讐者  映画批評NO.4911
・スティーヴ・オースティン S.W.A.T. 映画批評NO.6264

原題:Hunt to Kill (2010) 
監督:Keoni Waxman 
脚本:Frank Hannah   
Genre:Action/ Thriller
Country: Canada 
Language: English
上映時間:98分
あらすじ:
ジムは、モンタナ州の国境警備隊員。
相棒のリーを亡くし、
一人娘キムとの関係もうまくいかず、
仕事に没頭する日々を送っていた。
仲間を裏切って金を独占せんと
ローソンが森に逃げ込む。
1,000万ドルを追って強盗団が現れる。
バンクス一味は裏切り者の
国境越えを阻止するため、
居合わせた市民を人質に取り、
ジムに道案内を強制する・・・

出演者:
Steve Austin ・・・ agent Jim Rhodes(ジム)
Marie Avgeropoulos ・・・ Kim Rhodes(キム)
Michael Hogan ・・・ Lawson(ローソン)
Gil Bellows ・・・ Banks(バンクス)
オトーサン、
「デッカイね」
スティーヴ・オースティン
身長188cm 体重116kgの巨漢です。
ギル・ベローズは、強盗団バンクス役ですが、
優男で、ムリがあります。

その他の出演者:
Eric Roberts   ...  Lee Davis  
Gary Daniels ・・・ Jensen
Michael Eklund ・・・ Geary
Eric Roberts ・・・ agent Lee Davis
Adrian Holmes ・・・ Crab
Emilie Ullerup ・・・ Dominika

User Rating:5.2/10( 5,807 votes)IMDb
  User Rating:5.1/10( 39 votes) Yahoo!
オトーサン、
「低いね」

User Reviews 
Wizardさん 
2011年4月16日
いくつかよい点もあるが、全体にがっかり

いくつかの否定的な批評に出会った後、
本作を見るのを長い間延ばしてきて、
先日レンタルしたところだ。
非常に安くレンタルできた。
見た後、否定的な批評のわけが判明した。
公平に見て、すべてが期待外れではない。
つくりはかなりよい。
ロケ地のブリティッシュ・コロンビア州は
魅力的だ。
スティーブ・オースティンは、
タフでカリスマ的な主人公を巧く演じている。
よい脚本と監督に恵まれれば、
前途有望だろう。
残念なことに、本作は、そうではなかった。
出だしから、登場人物たちの言い争いが、
驚くほど退屈だし、
アクションも、カメラアングルと編集が
お粗末で、見栄えがよくない。
エリック・ロバーツのファンは、ご用心。:
出番は、ほんの2、3分だけだ。

オトーサン、
「尻つぼみだ」
最後のシーンは、見るに耐えません。
B級アクション映画からも転落していきます。

eryさん 
2011年12月10日
無難なおもしろさ。

良くできたB級という作品です。
序盤は山の中をうろうろ追跡するサバイバルモノ。
後半からは主人公がとある事情で悪人達から離脱。
その後ランボーのように覚醒して
ボウガンなどを駆使して
悪人達を一人づつこっそり倒していくす。
まぁ良くある山岳アクションに
途中からランボーをくっつけたような話です。
丁寧に作られているので割と面白いです。
お金出すような内容かは・・・その人次第です。
個人的にレンタルで3本借りたうちの
1本としてなら大満足な出来です。


たたり

オトーサン、
「リメイクを先に見たな」
・ホーンティング 映画批評NO.2828
本作は、オリジナルで、
名監督ロバート・ワイズの傑作です。

原題:The Haunting(1963) 
監督:Robert Wise 
原作:Shirley Jackson
脚本:Nelson Gidding  
Genre:Horror 
Color:  Black and White 
Country: UK / USA 
Language: English 
上映時間:112分
あらすじ:
ニューイングランド。
人里離れた場所に、
大きな館「丘の家」が立っていた。
そこは住む者すべてが不慮の事故死をとげた。
持ち主の寡婦サナーソン夫人さえも
住む気になれなかった。
だが、借り手がついて夫人が驚愕。
人類学教授ジョン・マークウェイ博士だ。
幽霊屋敷こそ、心霊研究格好の場所と考えたのだ。
博士は、この心霊調査のため、
子供の頃に不思議な経験をしたエレナーと、
超感覚的な優れた感受力を持つセオドーラを
助手として選んだ。
心霊調査グループが、顔を合わせた最初の夜、
女たちは超自然的現象の恐怖に脅かされる。
しかし、エレナーはその恐怖の中に
拒むことのできない魅力にとらわれてしまう。
翌日博士の夫人グレースが突然やって来た。
その夜、霊の巣食う所とされる育児室に1人で寝たが、
夜半異様な胸騒ぎにエレナーが駆けつけると、
夫人の姿がなかった・・・

出演者:
Julie Harris ・・・ Eleanor "Nell" Lance(エレナー)
Claire Bloom ・・・ Theodora "Theo"(セオドーラ)
Richard Johnson ・・・ Dr. John Markway(マークウェイ博士)
オトーサン、
「女優陣がいい」
ジュリー・ハリスは、
『エデンの東』で、ジェームズ・ディーンの相手役。
クレア・ブルームは、
『ライムライト』で、チャップリンの相手役。

その他の出演者:
Russ Tamblyn ・・・ Luke Sanderson
Fay Compton ・・・ Mrs. Sanderson
Rosalie Crutchley ・・・ Mrs. Dudley
Lois Maxwell ・・・ Grace Markway
Valentine Dyall ・・・ Mr. Dudley
Diane Clare ・・・ Carrie Fredericks
Ronald Adam ・・・ Eldridge Harper

User Rating:7.6/10( 30,833 votes)IMDb
  User Rating:7.2/10( 13 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ホラー映画のベスト10に入る」
参考;ベスト5
1位:「エクソシスト」
2位:「リング」)
3位:「シャイニング」
4位:「悪魔のいけにえ」
5位:「羊たちの沈黙」)

User Reviews 
Rossさん 
1999年4月15日
まる2時間、座席に釘つけ!

本作をみるのは、驚きだ。
80ー90年代のくだらないホラー映画とはちがう。
この珠玉の作品は、ビデオ屋の棚の上で目立たないし、
最新の流血映画ファンには、アピールしないかも。
だが、本作には楽しい不意打ちが待っている。
超自然の話だ。
特殊効果や流血はない。
恐慌は、素晴らしい撮影に頼っている。
ユニークなカメラアングルと白黒の組み合わせで、
丘の家は不気味で、ほとんど神秘主義的な外観だ。
演技は、時にありきたりかもしれないが、
幽霊を示さずに、着実に緊張感を盛り上げている。
最後まで座席に釘つけされる。
主役のエレナーは、
過度に神経過敏で、偏執病の登場人物だが、
見事な演技だ!
残念なことい、丘の家に人気をさらわれるが。
心臓がとまるほどぼ映画を望むなら、
灯りを暗くし、音量を上げるといい。

オトーサン、
「終盤のシーンは、映画史に残るね」

一人旅さん 
2014年3月12日
死ぬかと思った

米製ホラーにしては珍しく気配系ホラーだった。
霊の姿は一切見せないが、
視覚以外の要素で怖がらせてくる。
屋敷の一角に漂う冷たい空気、大きな足音、
はるか昔屋敷に住んでいた一家の彫像。
不気味な雰囲気が醸成されていて、
アメリカお得意のホラームービーを装った
モンスターパニックとは一線を画している。
エレノアとセオドラが眠る寝室の扉がガンガン叩かれ、
明らかに何者かが近付いてくる足音も聞こえるのに、
最終的になぜか二人は空耳扱いする。
笑えるくらいポジティヴだ。
また、終盤にはビックリさせるポイントが
一つ用意されている。
そのシーンから10分くらい
心臓が痛くなって死ぬかと思った。
調べたらロバート・ワイズって
『サウンド・オブ・ミュージック』も
監督してるんですね。
明るく希望に満ちた映画とは
真逆の作品も撮れるなんて多才だ。


喜劇 駅前満貫

オトーサン、
「家族マージャンしかやったことないな」
PCソフトのマージャンもやりましたが、
満貫は出したことがありません。
トーシロなのです。

原題:喜劇 駅前満貫 (1967)
監督:佐伯幸三 
脚本:藤本義一
Genre:Comedy
上映時間:94分
あらすじ:
マージャン屋満貫荘は、
パイを型どった看板をぶらさけ、大繁昌。
主人徳之助は、
女房の景子には頭が上らなかった。
近所にはミカン農家の孫作と
アイデア・センターの次郎らがいた。
次郎は人工胸毛など新製品を発明し
失敗ばかりで、出資者の孫作はヒヤヒヤ。
そんな時、艶っぽい染子が
女ぐせの悪い亭主三平にアイソをつかし、
旧友の景子の所に転がりこんできた。
こうなると徳之助がオカシクなってくる。
亭主の三平は、昔の主人孫作の口ききで
次郎の事務所で働くことになったが、
バーのホステス鹿子に熱をあげ始めた。
三平と鹿子のバーで一夜を明かす破目になった
徳之助が、景子にシゴかれたり、
三平は仲人の孫作/駒江夫婦にナジられる。
次郎は携帯用マージャン機械の発明の
資金ほしさに景子の所に行く。
次郎を染子の部屋に閉じ込めたが
次郎は恋人・千代子を想い
ワナにかからないようガンバル。
やがて次郎の携帯マージャン機が完成、
新製品の特許を得て
香港に売りこんで大儲け。
三平と染子も、もとのサヤに、
かくして、すべてメデタシの大満貫・・・...

出演者:
森繁久彌・・・森田徳之助 
フランキー堺・・・坂井次郎 
伴淳三郎・・・伴野孫作 
三木のり平・・・松木三平
淡島千景・・・景子 
池内淳子・・・染子
野川由美子・・・鹿子 
都はるみ・・・本人
オトーサン、
「池内淳子がきれいだね」
野川由美子が、いい味を出しています。
都はるみさん、1948年生まれですから、
当時19歳、めんこいなぁ。

その他の出演者:
山茶花究・・・山本久造
乙羽信子・・・駒江 
松山英太郎・・・徳一 
北浦昭義・・・桜井 
松尾嘉代・・・松田千代子 
横山通乃・・・バーのママ 
金子勝美・・・バーのホステス 
正司歌江・・・バーのホステス 
正司照枝・・・バーのホステス 
正司花江・・・バーのホステス 

User Rating:6.8/10( 4 votes)Tsutaya
  User Rating:9/0/10( 2 votes) Yahoo!
オトーサン、
「上出来!」

User Reviews 
bakenekoさん 
2016年6月15日
まだ全自動麻雀卓は発明されていません 

1976年にミシンメーカーのシンガーの子会社
渡辺製作所から発売されました。
また、かしまし娘はやはり三人いないと…と
本作で元気な姿を見せている
三人を観ながら思いました。
他にゲスト出演は都はるみが
唄声を聴かせてくれます。
『駅前』シリーズ第18作で、
改築(1997年)前の
恵比寿駅周辺が舞台となっています。
企業宣伝は伊豆の蜜柑園で、
東京をターゲットにした近郊栽培が
盛んであることが分かります
(童謡“みかんの花咲く丘”♪の舞台も
この地方のみかん畑由来です)。
佐伯幸三監督の遺作でもある本作は、
藤本義一の脚本で
生き生きとした恋愛スクランブルとなっていますし、
劇中で森繁久弥が淡島千景に、
“昔は「夫婦善哉」だったじゃないか”と言ったり、
フランキー堺が、
(「私は貝になりたい」の台詞)
“深い深い海のそこにと呟いたり、
当時のヒット曲「君といつまでも」(加山雄三)の
音楽に乗って「僕ァ、幸せだなァ…」と言ったり
パロディの要素も盛り込まれています。
あまり駅やマージャンには関係ない作品ですが、
松尾嘉代、野川由美子ら
新しい顔も元気一杯に笑わせてくれますよ!

オトーサン、
「脚本の藤本義一さんは、放送作家。
『鬼の詩』で直木賞受賞。
11PMの司会者でした。
なお、アシスタントだったのが、松居一代。

伊達屋酔狂さん 
2006年6月25日
喜劇は控えめ

シリーズ最多監督(24作中11作)を勤めた
佐伯幸三監督のシリーズでの最後の作品。
喜劇は控えめで、夫婦の機微を描いた
人間ドラマなのが良かった。
浮気性の夫・三平の元から家出した染子が、
かっての仕事の先輩・景子のもとに相談に行き、
そのまま2階に間借りしてしまうところから
物語が始まります。
景子の夫・徳之助は、
景子の尻に敷かれっぱなしの雀荘の主人。
この徳之助、大阪の化粧品問屋の
ボンボンという設定なんですけど、
これって夫婦善哉を連想させますよね。
この雀荘に出入りする発明家・次郎は
電子麻雀卓の開発に夢中。
次郎に出資しているミカン農家・孫作と駒江の夫婦は
三平・染子夫婦の仲人で、二人の復縁を願っていてと
駅前メンバーがうまく配置されています。
ゲストのかしまし娘のワンポイントリリーフも面白かったし、
バーのママの横山道代や
やり手ホステスの野川由美子もいい味出してます。
染子が景子の下に相談にやってくる時の
一連のカメラ割りや、
ラストでの徳之助・景子、三平・染子の
二組の夫婦をとらえるカメラワークは
詩的でとても印象的でした。


イップ・マン 序章

オトーサン、
「イップ・マン三部作だ」
・イップ・マン 序章(2008)
・イップ・マン 葉問(2010)
・イップ・マン 継承(2015)映画批評NO.☆6439

原題:Yip Man (2008) 
監督:Wilson Yip 
脚本:Edmond Wong/ Tai-lee Chan  
Genre:Action/ Biography/ Drama
Country: Hong Kong / China 
Language: Cantonese / Mandarin / Japanese 
上映時間:106分
あらすじ:
1930年代の中国・広東省佛山。
詠春拳の達人イップ・マンは、
家族とともに平穏に暮らしていた。
武術の実力と人格によって
人々の尊敬を集める一方、
彼を倒して名を上げようとする武術家も多かった。
しかしイップ・マンはそんな武館荒らしたちを、
ひとひねりに倒してしまうのだった。
1938年、日中戦争が勃発し、佛山は日本軍に占領される。
家屋を取り上げられたイップ・マンは、
家族を養うために慣れない炭鉱労働に勤しむが、
一家は困窮する。
そんな折り、イップ・マンの実力を知った
日本軍将校・三浦は、
日本兵たちに武術を教えるよう迫る。
それを拒否したイップ・マンは、
空手の名手・三浦と生死をかけた勝負に挑む・・・

出演者:
Donnie Yen ・・・ Ip Man(イップ・マン)
Lynn Hung ・・・ Cheung Wing-sing(その妻)
池内博之 ・・・  三浦
オトーサン、
「イップ・マン、まさに風林火山
疾きこと風の如く、
徐かなること林の如く、
侵し掠めること火の如く、 
動かざること山の如し

その他の出演者:
渋谷天馬 ・・・ 佐藤.
Gordon Lam ・・・ Li Chiu
Fan Siu-wong ・・・ Kam Shan-chu
Simon Yam ・・・ Chow Ching-chuen
Xing Yu ・・・ Master Lam
Wong You-nam ・・・ Yuan
Calvin Cheng ・・・ Chow Kong-yiu
Chen Zhihui ・・・ Master Liu

User Rating:8.0/10( 193,651 votes)IMDb
  User Rating:7.9/10( 424 votes) Yahoo!
オトーサン、
「名作!」
侵略者の日本人としては、
その暴虐さに、顔をそむけたくなりますが。

香港電影金像奨 
・最優秀作品賞

User Reviews 
minluさん 
2009年1月1日
感動的な映画

アクション映画にしては、
感動的で、穏やかさに満ちている。
知恵、勇気、優雅さ、ユーモア…
これらすべてが、ミックスし、
間違いなく感動させてくれる。
すべての俳優はすばらしい仕事をした。
ドニー主演の最もよい映画だと信じる。
今回、彼はただの戦士ではない。
賢明で、優しく、良心的な男、よい夫である。
観客は、拍手し、泣いた。
私は、2度見た。
DVDが発売されれば、3度見ようと思う。
本作は、派手な宣伝はなかったが、
間違いなくダークホースだ。
本当に見る価値がある。

オトーサン、
「そうなんだ」
あのブルース・リーの師なんだ。

タニさん 
2011年1月7日
おもしろいよ!

主役の葉問とは武術家であり、
ブルース・リーの師。
伝記映画ですね。功夫たっぷりの。
日本公開が決まる前、
輸入DVD(香港版、英語字幕)にて見た。
映画の前半部分は古き良き中国の生活を描く。
まるで關徳興(クワン・タッヒン)主演の
黄飛鴻映画※のように中国的道徳観念が描かれる。
かといって説教臭いわけではない。
あったかみのある感じ。
そして、日本軍の占領が始まる。
ここから画面は色彩もぐっと抑えて、
重量感を帯びてくる。
葉問は炭鉱での労働に従事せざるを得なくなり、
そこで改めて佛山の隣人たちの現状を知る。
やがて葉問は日本軍の試合場へ赴き、
空手との格闘を演じる。
ここのシーン、素晴らしい。
およそ格闘映画ファン、功夫映画ファンと
公称する方々には是非見てもらいたい。
観客に見せやすいために遅くしたり、
無意味なスローや馬鹿げたワイヤーは勿論ない。
速い。カットによっては目視が難しい。
怖い。実践的で拳が凶器であることが伝わってくる。
そして、美しい。
葉問の用いる詠春拳とは
元来、女性の護身用として開発された功夫。
故に、派手な足技がない。
手技が中心で、動きは小さく、少ない。
しかし、精妙。そんな功夫が、
大の男たちをバッタバッタと打ち破る面白さ!
サモハンの動作導演、ドニーの格闘家としての腕。
この二人でなければ実現不可能な映画であると
深くうなずかせるシーンでした。


ヴァイラス

オトーサン、
「Virusならウイルスだろうが」
ヴァイラスは、ラテン語の発音かも。
監督は、ジョン・ブルーノ
「ターミネーター2」の視覚効果を担当したひと。
監督デビュー作です。

原題:Virus (1999) 
監督:John Bruno    
原作:Chuck Pfarrer
脚本:Chuck Pfarrer/ Dennis Feldman  
Genre:Action/ Horror/ Thriller
Country: USA / UK / Germany/ Japan/ France 
Language: English / Russian 
上映時間:99分
あらすじ:
1999年。
ロシアの宇宙ステーション・ミールを
有害電磁波で形成された知的生命体が襲撃。
それはパラボラ・アンテナを通じて地球に侵入し、
現人類を絶滅させ、
自身の末端として働く機械と人間の融合である
新たな種の創造をもくろんでいた。
それはほどなく、南太平洋上で折からの
超大型ハリケーンで通信が断たれた
衛星探査船ブラディスラブ・ボルコフ号に降り立ち、
軍事衛星を経由して世界中を取り巻く
死の結界を張り巡らせた。
かくして、航海士フォスター、
機関士スティーヴ、
強欲なエバートン船長、
ロシア衛星探査船で唯一の生存者ナディアらは、
その魔手から逃れ、
人類を救うべく決死の戦いを挑む・・・

出演者:
Jamie Lee Curtis ・・・ Kelly "Kit" Foster(フォスター)
William Baldwin ・・・ Steve Baker(スティーヴ)
Donald Sutherland ・・・ Capt. Robert Everton(エバートン船長)
Joanna Pacula ・・・ Nadia Vinogradova(ナディア)
オトーサン、
「いい役者は揃えたけど」

その他の出演者:
Marshall Bell ・・・ J. W. Woods Jr.
Sherman Augustus ・・・ Richie Mason
Cliff Curtis ・・・ Hiko
Julio Oscar Mechoso ・・・ Squeaky
Yuri Chervotin ・・・ Col. Kominsky
Keith Flippen ・・・ Capt. Lonya Rostov
Levan Uchaneishvili ・・・ Alexi

User Rating:4.9/10 ( 24,391 votes)IMDb
  User Rating:5.7/10( :71 votes) Yahoo!
オトーサン、
「得意なはずの視覚効果がお粗末だね」
「ターミネーター2」ほど
予算が潤沢でなかったせいでしょう。

User Reviews 
utgardさん 
2014年4月24日
評判よりはよい

きちんとしたSFホラー映画/スリラーだ。
OK、そう秀逸ではない。
IMDbのスコアほどお粗末ではない。
読んだレビューで判断すると、
すごくお粗末なのかと思ったが、
このジャンルとしては、上出来だった。
面白さは、さほどではないが、ダルではない。
キャストは悪くない。
ジェイミー・リー・カーティスは大変よい。
ドナルド・サザーランドは、
魅力的なアクセントで、好演している。
そこで、みんなに尋ねたい。
なんで楽しくないの?
人々が嫌っているのは、
「ばかなアクション映画」とみなしたからだろう。
SFファンは時々怒りっぽくなるのだ。

オトーサン、
「同感!」

トリガーさん 
2003年1月9日
アホ映画・・・

ロシア船に乗り込んでから
船内を詮索するまでの緊張感は 
はじめからB級と割り切って観ていたので、
信じられないくらいよかったが 
そこで何が出てくるのかと思ったら・・・
プラモ?? のようなチャチい出来の機械生命体。
まぁそこまでは許せたが 
なんとキャタピラの上に
あのターミネーターを乗せた新型が出現。 
(なんと監督は「ターミネーター」のSFX担当・・・) 
そこで笑ってしまったのだが次の瞬間、内臓ブチまけ。 
怖くない。笑えない。面白くない。
かつての名優サザーランドも・・・。 
調子悪いくらい揺さぶられるアホSF。


皆殺し無頼

オトーサン、
「皆殺しとは物騒な」
事実、悪党ども皆殺しなのです。
ラストーシーン、殺しの連続で、
その振り付けが見事でした。

原題:Johnny Yuma(1966) 
監督:Romolo Guerrieri    
脚本:Fernando Di Leo/ Romolo Guerrieri
 Sauro Scavolini/ Giovanni Simonelli  
Genre:Western/ Action/ Drama
Country: Italy 
Language: Italian 
上映時間:100分
あらすじ:
ジョニー・ユーマは、
伯父の遺産が狙われていると知る。
敵は殺し屋キャラダインを雇うが、
ジョニーを気に入った彼は寝返り、
ジョニーとともに悪党どもをなぎ倒す。
事件の黒幕は伯父の妻サマンタと判明、
だが、油断したキャラダインは彼女に撃たれる。
瀕死の彼は、馬車で逃走するサマンタを撃つが、
当たらない。
彼女を追ったジョニーは、
キャラダインの弾で穴の空いた水筒と、
砂漠でひからびたサマンタの遺体を発見した・・・

出演者:
Mark Damon ・・・ Johnny Yuma(ジョニー)
Lawrence Dobkin ・・・ Linus Jerome Carradine(キャラダイン)
Rosalba Neri ・・・ Samantha Felton(サマンタ)
オトーサン、
「マーク・ダモン、男臭い汗ばんだ顔立ち、堪らんね」
殺し屋キャラダインのクールさと対照的です。
サマンタは、さほどの悪女ではありません。

その他の出演者:
Luigi Vannucchi ・・・ Pedro
Fidel Gonzales ・・・ Dorito
Gustavo D'Arpe  ・・・ Pitt
Dada Gallotti ・・・ Flaminia Jandolo
Gianni Solaro・・・  Hans Vander Oder  
Ferdinando Poggi・・・  Sugar
Dada Gallotti・・・  Susan  
Mirella Pamphili ・・・ Saloon girl  
Franco Lantieri・・・  Sancho  
Anthony La Penna・・・  Thomas Felton  

User Rating:6.3/10 ( 311 votes)IMDb
  User Rating:5.8/10( 11 votes) Yahoo!
オトーサン、
「なかなかいい」

User Reviews 
Bunuelさん 
2008年2月9日
アメリカの俳優マーク・ダモンのヨーロッパ出演作

彼は様々なジャンルで演じた。
(歴史の叙事詩やホラー映画など)
いくつかのマカロニ・ウエスタンにも出演した。
例えば、セルジオ・コルブッチの
陽気な「リンゴ・キッド」(1966)だ。
また、「殺して祈れ」(1967)は、
政治に興味をもたせるもので、
彼は悪漢を演じた。
私の借りたDVDでは、オープニングタイトルの
馬上であてもなくうろついているジョニー・ユマの
シーンが、省略されていた!
監督のロモロ・グェッリエリと  
脚本家のフェルナンド・ディ・レオにとっては、
大したことのない筋書の楽な仕事だった。
映画は、生真面目かおおふざけか、
決めかねている。
傷つけられたヒーローをかくまった
子供殺しを感傷している。
ここには、もっと深いものが意図されていたかもしれない。
物語の舞台、メキシコのプエブロには
西洋の雰囲気がある。
クライマックスの銃撃戦のための
理想的な設定でもある。
ノラ・オーランドによるスコアは悪くない。
主題歌の歌詞は、走り書きされたよう。
映画のアクションとは、関係ない!

オトーサン、
「ノラ・オーランドの曲は、
エニオ・モリコーネ風だね」

al2さん 
2019年1月22日
典型的なマカロニマカロニ・ 

遺産相続に絡む
牧場主の争いに巻き込まれる主人公。
彼を殺すべく雇われた男との奇妙な友情。
クリント・イーストウッド、フランコ・ネロ、
ジュリアーノ・ジェンマなど
イケメンでニヒル、
ガンさばきもかっこいい
ヒーローが活躍する
マカロニ・ウエスタンのひとつで
主役は「リンゴキッド」など
B級ウエスタンに出ているマーク・ダモン。
上の3人に比べると今いち地味だが
ガンさばきなどは悪くない。
正直ストーリーは平凡。
音楽や映像などマカロニの雰囲気は楽しめる。


マイ・カントリー マイ・ホーム

オトーサン、
「ミャンマーが舞台か」
昔は、ビルマと呼んでいました、
叔父のひとりが、戦時中、情報将校
として赴任していたちか。
その後は、軍事政権に対する
アウン・サン・スー・チーの抵抗運動に
注目していました。
高校時代、通学路だった高田馬場が
リトル・ヤンゴンになっていたとは・・・

原題:My Country My Home (2018) 
監督・脚本:Kyi Phyu Shin   
Genre:Drama
Country: Japan / Myanmar 
Language: Burmese / Japanese 
上映時間:130分
あらすじ:
ヤン・アウンは、
リトル・ヤンゴンと呼ばれる高田馬場で、
ミャンマー料理店を経営している。
彼は、軍事政権下のミャンマーで
学生時代の政治活動によって
祖国を追われ難民として日本に移住したのだ。
同志でもあった妻を病気で失った。
女子高生の娘ナンは、
産まれた時から日本で暮らしてきた。
料理学校に通い、パティシェを志している。
J−POPアーティスト木村アウンのフアンだ。
父親から、民主化されたミャンマーに帰国しようと
言われて、愕然とする。
自分を日本人だと思って生きてきたのだ。
そんなナンだったが、
店の従業員の留学生トゥラの付き添いで、
ミャンマーに旅行することになる・・・

出演者:
Yan Aung・・・  サイ     
Wutt Hmone Shwe・・・ナン    
Aung Ye Lin・・・ トゥラ   
森崎ウィン・・・ 木村アウン
オトーサン、
「透けるような肌がいいね」
ナン役は、ミャンマーの人気女優
ウィッモンシュエイー。
森崎ウィンは、ミャンマー生まれ、
小学校4年生の時に来日]。
ミャンマー語、英語、日本語を話せる。
2008年にPrizmaXに加入。
イベントやライブ出演などで活動し、
俳優としてもデビュー。
2012年、尾崎豊追悼映画『シェリー』で
初めて主演を務める。 

User Rating:4.8/10( 9 votes)IMDb
  User Rating:6.4/10( 5 votes) Yahoo!
オトーサン、
「評価が分かれるね」

User Reviews 
wtokeさん 
2018年11月296日
The Bad Movie That I Watch  
この映画、よくない

見ていて眠くなった。
かったるい映画だ。
森崎ウィンが気の毒だ。
キミは、ミャンマーの監督とは、
仕事をしないほうがいい。 。
この映画、ミャンマーに友好的でないと思う。
日本人監督が非常に悪い。
もっといい俳優と女優を選べ。

オトーサン、
「難民問題を考えさせられるね」

はぐみさん 
2019年1月25日
森崎ウィン出演ということで
なんだかとても気になっていた作品。

たまたま放送日に気づいて本当に良かった。
難民、国籍という重い内容だが、
美しい映像(ミャンマーのシーンはまた格別)と
音楽の助けでじっくりと見ることができた。
主人公の洋服もいつもかわいくて目の保養。
(左右非対称のTOPS以外 笑)
主人公ナンが森崎ウィン(アイドルかな)に
きゃ???となる場面は、二人ともかわいくて
見ているこちらもほくほく。
鎌倉、そして夕暮れの浜辺シーンでは
真剣に誠実に、国籍について話し合っていた。
トゥラさんからナンへのせつない恋心
ナンとアウンさん(森崎ウィン)のキラキラシーン
おいしそうなケーキ
最初に述べた美しい映像、音楽、
主人公ナンのファッションなど
そういうものと、国籍や難民などの問題が
一緒に描かれている作品だからこそ、
私には理解しやすかったし、
今もまた思い出してじわじわきている。


アントマン&ワスプ

オトーサン、
「第1作は、面白かったな」
・アントマン 映画批評No.☆5573
蟻男というアイディアが秀逸でした。

原題:Ant-Man and the Wasp (2018) 
監督:Peyton Reed
原作:Stan Lee/ Larry Lieber/ Jack Kirby
脚本:Chris McKenna/ Erik Sommers/ Paul Rudd   
Andrew Barrer/ Gabriel Ferrari     
Genre:Action/ Adventure/ Comedy
Country: USA 
Language: English / Spanish 
上映時間:118分
あらすじ:
スコットは、バツイチで無職。
愛娘のキャシーにもなかなか会えない。
ピム博士が開発した特殊スーツを身にまとうことで、
身長1.5cmのヒーロー“アントマン”として活躍するも、
ある事件のせいでFBIの監視下に置かれるハメに。
そんな中、ピム博士から新たな任務が与えられる。
アントマンの秘密が詰まった博士の研究所が、
あらゆるものをすり抜ける
謎の美女“ゴースト”などに狙われているというのだ。
博士の娘で自らも最小最強のヒロイン
“ワスプ”となって戦うホープと力を合わせ、
危険な敵に立ち向かっていくアントマンだった・・・

出演者:
Paul Rudd ・・・ Scott Lang/Ant-Man(スコット/アントマン)
Evangeline Lilly ・・・ Hope van Dyne(ホープ)
Michael Douglas ・・・ Dr. Henry "Hank" Pym(ピム博士)
オトーサン、
「うーん、冴えないね」
蟻男を感じさせるシーンが少なく、
カーチェースシーンだけが豊富です。

その他の出演者:
Corey Stoll ・・・ Darren Cross
Bobby Cannavale ・・・ Paxton
Michael Pena ・・・ Luis
T.I. ・・・ Dave
Anthony Mackie ・・・ Sam Wilson/Falcon
Wood Harris ・・・ Gale
Judy Greer ・・・ Maggie
David Dastmalchian ・・・ Kurt

User Rating:7.1/10( 185,482 votes)IMDb
  User Rating:8.0/10( 2,127 votes) Yahoo!
オトーサン、
「高すぎる」

User Reviews 
mathiasさん 
2018年7月19日
 Really solid movie  
本当に手堅い映画

いい善映画だ。
ストーリーは、もう少しよくなったかもしないし、
悪漢どもは、Thanosレベルではなかったが、
いい仕事をしている。
CGIは本当によかった。
よい笑いを望んでいるならば、
これは最もおかしな
マーヴェル・シネマティック・ユニバースの
1つだと思う。
ポール・ラッドとマイケル・ダグラスの
すばらしい演技を賞賛したい!
マーヴェルのファンなならば、
100%満足させるだろうし、
家族とリラックスして、楽しみたいなら、
こいつは、クールだ。
マーヴェル・シネマティック・ユニバースとは
異質だが、
「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」が少しある。
エンド・クレジット後に流れる
最初のポストクレジットシーンに、ご注目あれ!

オトーサン、
「量子世界、ウソくさいな」

バッハ。 バッハ。さん 
2018年9月29日
軽くていい、軽いのがいい。 

マーヴェルヒーローも百花繚乱、
観る側にしても全部追いかけるのは大変だし
『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』の
余韻と重みはなかなか解消されれないしで、
ここいらでマーヴェル・シネマティック・ユニバースとの
付き合い方が試されている気がしてならない。
そんな中で『アントマン』と『アントマン&ワスプ』は
本当に付き合いやすい相手だと思う。
なんとも軽やかで、深刻になり過ぎず、
それでいて目にも楽しい。
マイケル・ダグラスやミシェル・ファイファーみたいな大物も、
ここでは力まず羽を伸ばしているように見える。
おそらく「アベンジャーズ」に混ざる時も、
きっとアントマンはいい息抜きをさせてくれるだろうし、
そのノリを脚本にもがっつり関わっている
主演のポール・ラッドが支えてる。
なんとも頼もしい座長ではないか。
GOTの座組がガタガタしている中、
「アントマン」にはこの調子で
定期的に楽しませに戻ってきて欲しい。


クライムダウン

オトーサン、
「出だしはいいね」
名作クリフハンガーを思い出しました。
シルヴェスター・スタローンが、 
冬のロッキー山脈に登攀していました。
追記:
既に見ていました。
・クライムダウン 映画批評NO.4934

原題:A Lonely Place to Die (2011) 
監督:Julian Gilbey 
脚本:Julian Gilbey/ Will Gilbey  
Genre:Adventure/ Crime/ Thriller
Rated R for language and some strong violence
Country: UK 
Language: English / Serbian 
上映時間:99分
あらすじ:
スコットランド高地。
アリソン、ロブ、エドは
高山を機材を取り付けながら登る。
エドが落ちかけ、ロブが戻ってきて助ける。
3人はジェリーとアレックスがいる山小屋へ
北尾根を目指す途中、昼食をとっていると、
エドがかすかな声を聞く。
声のもとを辿って行くと、
地中に少女が監禁されていた。
少女を助け出し、急いで麓の村を目指す。
だが、村まで25キロ。
悪魔の壁と呼ばれる絶壁を越えれば
早く着くことができる。
ロブとアリソンは、ロープで降下するが、
ロープが何者かによって切られ
ロブが滑落死する。
アリソンは頭に石がぶつかり激流に落ちる。
なんとか這い上がり、川を挟んで、
ジェリー、アレックス、エドと接触出来る。
アリソンたちを狙っていたのは、
国際的な誘拐組織のキッドらで、
少女アンナは東欧から誘拐された人質だった・・・

出演者:
Melissa George ・・・ Alison(アリソン)
Ed Speleers ・・・ Ed(エド)
Alec Newman ・・・ Rob(ロブ)
Kate Magowan ・・・ Jenny(ジェリー)
Garry Sweeney ・・・ Alex(アレックス)
Holly Boyd ・・・ Anna Rakovic(少女アンナ)
Sean Harris ・・・ Mr. Kidd(キッド)
オトーサン、
「メリッサ・ジョージ、運動神経バツグンだね」
オーストラリアの
ローラースケート・チャンピオンだったとか。

その他の出演者:
Stephen McCole ・・・ Mr. Mcrae
Karel Roden ・・・ Darko
Eamonn Walker ・・・ Andy
Paul Anderson ・・・ Chris
Matthew Zajac ・・・ Mr. Rakovic
Eric Barlow ・・・ Sergeant Gray
Douglas Russell ・・・ Hunter 1
Alan Steele ・・・ Hunter 2
Gillian MacGregor ・・・ Policewoman

User Rating:6.3/10( 25,216 votes)IMDb
  User Rating:5.0/10( 198 votes) Yahoo!
オトーサン、
「後半ダウン」

User Reviews 
Robstonさん 
2011年9月9日
よい努力だが期待外れ

この映画は、興味深いアイデアでスタートしたが、
半ば過ぎから、変になった。
メリッサ・ジョージと彼女の友人らは
スコットランドで登山に行く。
そして、森に埋められた秘密に出くわす。
彼らは助けを呼びに行こうとするが、
彼らだけでないことに気づく。
でこぼこのの多くの広範なショットによって、
ゆっくり燃えて、をめぐらすこととして、
映画は、スコットランドの風景のなかでの
策略からはじまる。
後半になると、その微妙さがすべて失われ、
銃によるありきたりの追跡ものになる。
聴衆が少し退屈するかも知れないと
怖じ気づいた監督が、
血と栄光をテーマにすると決めたかのようだ。
いくつかの場面は、追加されたようだ。
誰かが殺され、映画の終わりまでに
戦死者数は増えていく。
演技は素晴らしい。
脚本については、あまり言うことはないが、
もう少しよいスリラーになりえたと思う。、
半ばまでよい映画だが、後半は先が読める。

オトーサン、
「同感!」

ちきゅうのいきものさん 
2018年7月17日
山のシーンは美しい

私のように、見る動機が山のシーンだった人は
十分満足すると思います。
日本の山とは全然違う、
スコットランド高地の険しい光景が美しいです。
本筋の犯罪サスペンス&アクションドラマとしては、
粗雑で浅くてB級ないしC級かな。
でも、完全スッピン==完全ノーメークで
アクション映画の主役を張れる
メリッサ・ジョージという女優は初めて見たので、
主役映画をあと数本見たくなりました。
ハリウッドのくだらない女性主役アクション劇と違って、
メリッサ・ジョージには、人間的リアル感があります。


バッチ・アダムス

オトーサン、
「2001年に見たね」
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
・バッチ・アダムス 映画批評NO.☆581
ロビン・ウィリアムス主演です。
アカデミー賞の司会者をしたり、
人気者でした。

原題:Patch Adams (1998)  
監督:Tom Shadyac  
原作:Patch Adams / Maureen Mylander
脚本:Steve Oedekerk  
Genre: Comedy / Drama
Rated PG-13 for some strong language and crude humor. 
Country: USA 
Language: English 
上映時間:115分
あらすじ:
1969年。
自殺未遂の果て、
精神病院入りのアダムスは、
ジョークで患者たちを笑わせ、
心を癒す能力に目覚める。
そんな彼に富豪で天才病の患者アーサーは
「パッチ(傷をなおす)」
というニックネームをつける。
2年後、パッチは精神科医を目指し、
バージニア大学医学部に入学。
同級生トルーマンと白衣を着て病院に潜入し、
患者たちの心を掴んでいく。
パッチの笑いの療法が次第に功を奏し、
ベテラン看護婦たちも温かな目で
見守ってくれるようになる。
冷淡な同級生カリンへ思いを募らせるパッチは
彼女の誕生日を温かく祝い、心を通わせるようになる。
病院や医療制度の理不尽さから
無料の病院を作りたいと考えるようになる。
精神病院で患者同士として出会った
富豪アーサーの出資により、夢が現実となる。
トルーマン、カリンと共に
さまざまな患者を無料で受け入れてきたが、
ある患者がカリンを殺し自殺するという事件が起こる。
ショックから診療所を閉め病院もやめる決心をするが、
再び患者の心を捉えたことをきっかけにやり直すことに。
しかし、そんな時、医師免許も無いうちに
無料で診察していたことを理由に退校が申し渡される。
医師会の裁定に判断を仰いだパッチは、
裁定の場で医者と患者は対等であり、
心を癒すが何よりの治療になると主張する・・・

出演者: 
Robin Williams ・・・  Hunter 'Patch' Adams(アダムス) 
Monica Potter ・・・  Carin Fisher(カリン) 
Daniel London ・・・  Truman Schiff(トルーマン)
オトーサン、
「洋風・赤ひげ先生が大活躍」

その他の出演者:
Philip Seymour Hoffman ・・・ Mitch Roman  
Harve Presnell ・・・  Dean J.P. Anderson  
Bob Gunton ・・・  Dean Walcott  
Josef Sommer ・・・  Dr. Eaton  
Irma P. Hall ・・・  Joletta  
Frances Lee McCain ・・・  Judy  
Daniella Kuhn ・・・  Adelane  
Peter Coyote ・・・  Bill Davis  
James Greene (I) ・・・  Bile  
Michael Jeter ・・・  Rudy  
Harold Gould (I) ・・・  Arthur Mendelson  
Bruce Bohne ・・・  Trevor Beene  
 
User Rating:6.7/10( 92,991 votes)IMDb
  User Rating:8.3/10( 762 votes) Yahoo!
オトーサン、
「評価が上ってるね」
2001年のIMDbのスコアは、
・User Rating:  6.2/10 (6824 votes)

アカデミー賞 ノミネート
・音楽賞 

User Reviews 
Kev-2000さんさん 
2001年9月15日
笑いは最もよい薬

人々を助けるのが大好き。
だから、医者になろうと決心した人の
素敵な実話だ。
医学界は、
アダムスの患者を癒す方法を好まない。
みんながそれを評価し、
それがやれる唯一の人だというのに・・・
主演のロビン・ウィリアムズは、
パッチ・アダムズ役で、
いつものように見事な仕事をしている。
すばらしい、そして愉快な俳優だ。
フィリップ・シーモア・ホフマンと
モニカ・ポッターもいい。
ぜひ見るべし。


オトーサン、
「納得!医は仁術」

民謡から演歌までさん 
2005年3月13日
感動の名作

思いっきり笑える〜そして…泣ける。
こんな奴いねぇ〜うさんくせい、
とかいう現実派以外の
全ての人にお勧めの感動作だ。
…カリンの死は遣り切れないよね。
でも、遣り切れない気持ちにさせる
この映画はやはり名作だ。
その後のコメディーで
素直に笑えなくなるかも知れないが…
泣き笑い状態だったね。
僕的には法廷シーンの方が
どうでも良いかに思えたが…
まぁ、ちゃんと白黒付ける所を
見せたかったのだろうね
…結末のカタルシスというか…
無免許が何故いかんのか?
それは法を犯すからである。
何故、法は犯してはいけないのか?
誰かを不幸にする可能性があるから。
(お上には逆らってはいけない、
そこに法があるからetc.)
無免許医療行為は悪事には思えなかった。


眠狂四郎 多情剣

オトーサン、
「週刊新潮に連載されてたなぁ」
そんな思い出もあって、つい見てしまいます。

眠狂四郎 円月斬り 映画批評NO.5741
眠狂四郎 炎情剣 映画批評NO.☆4732
眠狂四郎 女地獄 映画批評NO.4755
眠狂四郎 殺法帖 映画批評NO.4697
眠狂四郎 勝負 映画批評NO.☆4702
眠狂四郎 無頼剣 映画批評NO.4745
眠狂四郎 魔性剣 映画批評NO.4922

原題:眠狂四郎 多情剣(1966)
監督:井上昭   
原作:柴田錬三郎  
脚本:星川清司 
Genre:Period Drama
上映時間:85分
あらすじ:
将軍家斉の息女・菊姫は、
かつて自分の醜い顔を暴いた
眠狂四郎に対する復讐の念に燃えていた。
ある日、菊という差し出し人から
岡場所の娼家への招待状を
受け取った狂四郎は、
指定の場所に赴くが
そこで黒覆面の忍者たちに襲われる。
辛くも敵を撃退したが、
娼家で客を取らされそうになっていた
生娘はるを身請け、
三ノ輪浄閑寺の住居に連れ帰った・・・

出演者:
市川雷蔵・・・眠狂四郎 
水谷八重子・・・おひさ
中谷一郎・・・下曽我典馬 
毛利郁子・・・菊姫
オトーサン、
「この眠狂四郎は、いまいちだなぁ」
むしろ、将軍の落とし種・菊姫が主役です、
お岩さんみたいに、顔に見にくい火傷跡があって。
その恨みで淫蕩にはまって、相手を殺す・・・

その他の出演者:
五味龍太郎・・・赤松勘兵衛 
香山恵子・・・お酒落狂女 
田村寿子・・・はる 
戸田皓久・・・檜喜平太 
水原浩一・・・岡っ引平八 
寺島雄作・・・居酒屋甚助 
木村玄・・・地廻り 
藤春保・・・忍組十三番 
橘公子・・・中臈 
若杉曜子・・・娼家の女将

User Rating:4.6/10( 5 votes)Amazon
  User Rating:6.0/10( 5 votes) Yahoo!
オトーサン、
「こんなものかも」

User Reviews 
MMYSさん 
2014年10月17日
カッコよさに免じて
脚本がイマイチ。

元来の眠狂四郎のキャラを、
かなり壊してしまっているのが致命的。
いつもの狂四郎なら
ニヒルにうすら嗤うだけところを
やたらと説明口調で
自分の心理や行動を多弁に語りつくす。
「そんな関わりは御免こうむる…」と
冷たく背を向けるのがふさわしい場面で、
自ら積極的に他者と関わってゆく。
そのために、たとえ背を向けても
渦中に引きずり込まれてゆくような
人間関係の機微や
ストーリー展開の巧みさが必要なくなり、
物語が単純単調に堕してしまっている。
ただ、眠狂四郎シリーズには欠かせない
妖しい女性キャラは忘れることなく配されている。
恥辱をあたえられた狂四郎に
激しい憎悪を抱きながらも、
屈折した思慕の念も秘めている殺人鬼・菊姫、
侍に憎悪をもつ可憐な町娘、
妖艶な佯狂の女刺客…。
これらの女性陣を
もう少し紆余曲折のある展開のなかで
キャラ立ちさせていれば、
敵役の中谷一郎の熱演も生きて、
もっと面白い作品に
なっていたのではないかと惜しまれる。 

オトーサン、
「部分部分はいいんだけれど・・・」

Katsumi_Egiさん 
2010年9月28日
赤い襦袢

殆ど全てのカットが実によく考えられている。
気合入りまくりの構図、
格子や戸や木立などでマスキングされた画面。
歩く人物の横移動のトラベリングも目を引くし、
また手持ちのセンスもいい。
冒頭、狂四郎が地廻りの木村玄らに
そそのかされて生娘を買うことになるが、
この娘が登場するカットで
唐突に手持ちカメラのブレ映像が使われる。
これなんかは娘の持つ不安感・嫌悪感を
見事に表現した演出だ。
あと、五味龍太郎らに襲われる夜のシーン
手前にまばらな竹が映り、奥に武家屋敷か寺社の塀がある、
シネスコの画角を最大限に活かした
横の構図の画面も特筆に価する。
そして演出で最も瞠目したのは雷蔵が
酌婦・水谷良重の着物を脱がして抱こうとするシーンだ。
水谷が雨戸を閉め部屋を暗くする
照明の変化の演出もグッと来るが、
雷蔵と赤い襦袢姿の水谷が右の画面外へ出て
画面には畳と脱いだ着物だけが映る。
この空ショットだけでもかなり穏やかでない
(胸騒ぎさせる)ものだと思うが、
さらに、不意に雷蔵が座りながら
後ずさったかたちで胸から下が画面に入るのだ。
雷蔵の顔が映らない!
なんて艶かしい演出だろう。
当時の大映でよくこんなことができたものだと思う。
恐るべし井上昭。


スピード2

オトーサン、
「柳の下にドジョウが2匹」
「スピード」は、キアヌ・リーブス主演。
かれが降板したので、
代役に起用されたのが、ジェイソン・パトリック。
大柄なのに、印象に残らないのです。

原題:Speed 2: Cruise Control (1997) 
監督:Jan de Bont 
 Jan de Bont/ Randall McCormick
脚本: Randall McCormick/Jeff Nathanson  
Genre:Action/Adventure/Crime
Rated PG-13 for frenetic disaster action and violence. 
Country: USA 
Language: English / American Sign Language / Portuguese 
上映時間:121分
あらすじ:
アニーと警官のボーイフレンド、アレックスは、
一緒にロマンチックなカリブ海クルーズへ。
乗客の1人、コンピュータ・オタクのガイガーが
船を乗っ取り、操縦不能にする。
アレックスは、ガイガーの計画を封じ込めて、
安全を回復した乗客を陸に連れていかねばならない。
しかし、どうやったら、
キーボードで船をコントロールしている
オタクの裏をかくことができだろうか・・・

出演者: 
Sandra Bullock ・・・ Annie Porter(アニー)  
Jason Patric ・・・  Officer Alex Shaw(アレックス) 
Willem Dafoe ・・・  John Geiger(ガイガー) 
オトーサン、
「名優ウィレム。デフォーも、 形無しだ」

その他の出演者:
Temuera Morrison  ・・・ Juliano 
Brian McCardie  ・・・ Merced 
Christine Firkins  ・・・ Drew 
Mike Hagerty  ・・・ Harvey 
Colleen Camp  ・・・ Debbie 
Enrique Murciano Jr.  ・・・ Alejandro 
Kimmy Robertson  ・・・ Liza 
Bo Svenson  ・・・ Capt. Pollard 
Tamia  ・・・ Sheri Silver 
Tim Conway  ・・・ Mr. Kenter 
Lois Chiles  ・・・ Celeste 
Francis Guinan  ・・・ Rupert 
Jeremy Hotz  ・・・ Ashton 
Jessica Diz  ・・・ Isabel 
Connie Ray  ・・・ Fran Fisher 
Patrika Darbo  ・・・ Ruby Fisher 
Charles Parks  ・・・ Frank 
Susan Barnes  ・・・ Constance 
Royale Watkins  ・・・ Dante 
Alex Montesino  ・・・ Control Room Chief Engineer 
Mark Adair-Rios  ・・・ Engine Room Crew Member No. 1 
Glenn Plummer  ・・・ Maurice 
Allison Dean  ・・・ Marifa 
Michael Robinson  ・・・ Muster Deck Officer No. 1 
Joe Foster  ・・・ Pool Officer 
Richard Speight Jr  ・・・ `C' Deck Officer 
Michael O'Hagan  ・・・ Supertanker Captain 
Christopher Wynne  ・・・ Supertanker Officer No. 1 
Thomas J. Huff  ・・・ Diaper Van Driver 
Jay Lacopo  ・・・ Real Estate Salesman 
Alexander De Bont  ・・・ Little Boy at Condo 
Kathryn Rossetter  ・・・ Mother at Condo 
Mark Beltzman  ・・・ Convertible Owner 
Mark Kriski  ・・・ News Reporter 
Ben Meyerson  ・・・ Bridge Officer No. 1 
Jennifer S. Badger  ・・・ Passenger No. 1 
Wilma Edward  ・・・ Woman on Phone 

User Rating:3.8/10( 68,209 votes)IMDb
  User Rating:5.2/10( 401 votes) Yahoo!
オトーサン、
「うーん」

ラジー賞賞受賞 
・ワースト・リメイク・続編賞
同ノミネート
・ワースト作品賞     
・ワースト主演女優賞  サンドラ・ブロック    
・ワースト監督賞  ヤン・デ・ボン    
・ワースト助演男優賞  ウィレム・デフォー    
・ワースト脚本賞
・ワースト音楽賞  「My Dream」  
・ワースト・スクリーン・カップル賞  
  ジェイソン・パトリック  サンドラ・ブロック    

User Reviews 
dbdumonteilさん 
2003年9月14日
slower, poorer... 
のろい、お粗末…

「スピード」(1994)の大成功で、
お粗末な続編が作られることになった。
脚本家たちは、視野狭窄だった。
バスは観光船に取り替えてしまった。
観光船はバスほど速くない。
キアヌ・リーブスの不在がまざまざと感じられる。
そのため、サンドラ・ブロックもさえない。
本作は、サスペンス映画と謳っているが、
一体、どこがサスペンスなのか?
映画製作者は、サスペンスづくりに失敗し、
心配な雰囲気も作りだせなかった。
船がドックに入ってきて、すべてを破壊する。
実に、こっけいだ。
これまでに作られた最悪の続編の1つ。

オトーサン、
「言えてる」 
・スピードの続編としてではなく
別物として公開しなかった事が敗因かも。

ジーナさん 
2008年7月7日
狙いがミエミエの演出

斬新な発想や緊張感という意味で
脚本は「スピード」に劣りますし、
キアヌが続投していないのは残念ですが、
これはこれで面白いです。
バスから豪華客船になった分、
スピード感が失われてしまいましたが
迫力は増していると思います。
スピード2なのにスピード感がないというのは
致命的かもしれませんが(汗)
思いっきり個人的趣向の問題ですが、
あのジャック&アニーが別れたというのも
受け入れがたい事なのに、
新しい彼氏がジェイソン・パトリックだなんて!
画面に彼とアニーが出てきた瞬間、激しく落胆しました。
が・・・見慣れてくるとカッコよく見えてくるから不思議(笑)
しかし、ウィレム・デフォーが完全に主役を食ってました。
悪役を演じる彼って
どうしてこんなに気持ち悪いんでしょうか(爆)
アニーことサンドラ・ブロックの続投は嬉しい事ですが、
一度悪夢のような経験をしているので
今回のアニーは強い強い(笑)
途中から彼女が何とかしてくれる的な
見方をしてしまいました(爆)
前作ほどあり得ない描写の数々ではありませんが、
今作でも港に突っ込むシーンなどヤ
ン・デ・ボンらしさがありました。
全体的にユーモラスでライトなので気軽に観れるアクションですね。
スピードの続編としてではなく
別物として公開しなかった事がこの作品の敗因かも。


ジャンゴ 繋がれざる者

オトーサン、
「タランティーノ作品か」
一緒に楽しもうぜ!というノリが堪りません。
アカデミー賞 受賞
・脚本賞 ジャンゴ 繋がれざる者 
・脚本賞 パルプ・フィクション
同ノミネート
・監督賞 イングロリアス・バスターズ    
・脚本賞 イングロリアス・バスターズ    
・監督賞 パルプ・フィクション    
カンヌ国際映画祭 受賞
・パルム・ドール パルプ・フィクション 
同ノミネート
・パルム・ドール イングロリアス・バスターズ    
・パルム・ドール デス・プルーフ in グラインドハウス    

原題:Django Unchained(2012) 
監督・脚本:Quentin Tarantino   
Genre:Drama/ Western
Country: USA 
Language: English / German / French / Italian 
上映時間:165分
あらすじ:
南北戦争勃発前夜の南部。
賞金稼ぎのドイツ人歯科医シュルツは、
お尋ね者三兄弟の顔を知る
黒人奴隷ジャンゴを見つけると、
彼の鎖を解き放ち、三兄弟の追跡に繰り出す。
その後、ジャンゴの腕を見込んだシュルツは、
彼を賞金稼ぎの相棒にして2人で旅を続けることに。
しかし、そんなジャンゴが真に目指す先は、
奴隷市場で生き別れた最愛の妻ヒルダのもと。
やがて、彼女が極悪非道な農園領主
キャンディに売り飛ばされたことを突き止める。
キャンディに近づくため、
ある周到な作戦を準備する・・・

出演者:
Jamie Foxx ・・・ Django Freeman(ジャンゴ)
Christoph Waltz ・・・ Dr. King Schultz(シュルツ)
Leonardo DiCaprio ・・・ "Monsieur" Calvin J. Candie(キャンディ)
Kerry Washington ・・・ Broomhilda "Hildi" von Shaft(ヒルダ)
オトーサン、
「いい役者、そろえたね」

その他の出演者:
Samuel L. Jackson ・・・ Stephen
Don Johnson ・・・ Spencer "Big Daddy" Bennett
Walton Goggins ・・・ Billy Crash
James Remar ・・・ Ace Speck and Butch Pooch
Dennis Christopher ・・・ Leonide "Leo" Moguy
James Russo ・・・ Dicky Speck
David Steen ・・・ Mr. Stonecipher
Tom Wopat ・・・ U.S. Marshal Gill Tatum
Dana Gourrier ・・・ Cora
Nichole Galicia ・・・ Sheba
Laura Cayouette ・・・s Lara Lee Candie-Fitzwilly
Ato Essandoh ・・・ D'Artagnan
Sammi Rotibi ・・・ Rodney
Clay Donahue ・・・ Fontenot
Escalante Lundy ・・・ Big Fred
Miriam F. Glover ・・・ Betina
Quentin Tarantino ・・・ Robert (Bag Head #1) and Frankie
Omar J. Dorsey ・・・ Chicken Charlie
Franco Nero ・・・ Amerigo Vessepi

User Rating:8.4/10( 1,177,755 votes)IMDb
  User Rating:8.0/10( 1,710 votes) Yahoo!
オトーサン、
「上出来!流石、タランティーノ」

アカデミー賞 受賞
・助演男優賞  クリストフ・ヴァルツ    
・脚本賞  クエンティン・タランティーノ    
ノミネート 
・作品賞
・撮影賞      
・音響賞(編集)    

User Reviews 
mashaさん 
2012年12月26日
いい!ヒット作だ!

この映画、全編すばらしい。
私はタランティーノの映画に夢中ではないが、
これまでで、最高だ。
俳優の選択がカンペキ。
映画の全体の経験は驚異的です。
私達は、見に行った時、
最初は、やや懐疑的だった。
1時間で映画館を後にすると思っていたが、
だが、まるまる3時間、私は釘つけになって、
トイレに行くのも控えたほどだ。
私は、うるさい方なので、
私を満足させる映画はほとんどない。
だが、本作は、明らかにトップ5だ。
サウンドトラックは、カンペキ。
家に帰って、リサーチをたくさんしたが、
一層、好きになった!
強く推奨したい!

オトーサン、
「なるほど」

nabeさん 
2009年2月16日
ヤクザ映画&マカロニウェスタン

タランティーノ監督の痛快な西部劇である。
元奴隷のジャンゴとドイツ人歯科医のシュルツとの
賞金稼ぎコンビの西部劇だが、
ユニークなのは、ジャンゴが黒人だということだろう。
確かに、過去西部劇映画は星の数ほどあったが、
黒人のガンマンは存在しない。
それもそのはずで、黒人は当時奴隷だったからだ。
この珍しい黒人のガンマンを引き連れているのが、
ドイツ人だという設定も、
タランティーノ監督の芸の細かいところだ。
もし、これがアメリカ人だと、
まったくリアリティが無くなってしまうだろう。
生き別れになった最愛の妻を取り戻しに
悪の巣窟に二人で乗り込むところや、
妻をなかなか取り戻せないうちに正体がバレて、
逆に捕まってしまうところなどは、
タランティーノ監督の好きな
日本のヤクザ映画を彷彿とさせて楽しい!
ジャンゴのガンファイトも痛快だ。
ジャンゴの妻役の、K.ワシントンがキュートだ。
ディカプリオの悪役もがんばっている。


ルパン三世 イタリアン・ゲーム

オトーサン、
「ルパン三世 TV版か」
TV版をはじめてみました。
・ルパン三世 映画批評NO.5836
・ルパン三世 カリオストロの城 映画批評NO.☆2857
・ルパン三世 VS 名探偵コナン 映画批評NO.4162

原題:ルパン三世 イタリアン・ゲーム (2016) 
監督:矢野雄一郎 
原作:モンキー・パンチ  
脚本:高橋悠也  
Genre:Action/Comedy
上映時間:54分
あらすじ:
サンマリノ共和国の名家に生まれ、
イタリア最大手のホテルチェーンを経営する
ロッセリーニ財閥の若き会長であり、
スーパーモデルなどとしても活躍する
お騒がせセレブのレベッカが誘拐された。
レベッカの熱狂的なファンの犯人は、
彼女に結婚を迫り列車を制御不能状態に!
あるお宝を狙い、彼女を追っていたルパンは、
何の因果か銭形と一緒に、
暴走列車に監禁されたレベッカを救いだすため
暴走列車とカーチェイスをする羽目に。
実は誘拐犯を裏で操っていた謎の人物がいた。
その人物は仮面伯爵と名乗り、
レベッカ誘拐事件の前に、
ルパン三世に挑戦状を出していた。
その内容とは「あるお宝」を
どちらが先に手に入れるか勝負しようというもの。
そして、「あるお宝」とは、
かの有名な「カリオストロ伯爵の遺産」!
「カリオストロ伯爵の遺産」を巡り
様々な人間が交錯していく。
孤高のガンマン・次元大介、
居合抜きの達人・石川五ェ門、
男心を惑わす小悪魔・峰不二子、
そしてルパン最大のライバルである
ICPOの敏腕捜査官・銭形警部といった
おなじみのメンバーに、
イギリス秘密情報部MI-6 ニクスや、
イタリア警察のセルジオ、
レベッカを追うパパラッチ・サロや、
カリオストロ伯爵の子孫ガスパーレ、
さらに、ルパンと電撃結婚をした
お騒がせセレブのレベッカ。
信頼と裏切りが錯綜し、スリリングな展開に!
果たして仮面伯爵は一体誰なのか?
そして、張り巡らされた仮面伯爵の罠に、
ルパンは打ち勝つ事ができるだろうか・・・

声の出演者:
 栗田貫一・・・ ルパン三世 
 山寺宏一・・・ 銭形警部
 藤井ゆきよ・・・ レベッカ・ロッセリーニ
 津田健次郎・・・ 仮面伯爵
オトーサン、
「レベッカ、キャラ立ちしてるね」

その他の出演者:
 小林清志・・・ 次元大介 
 浪川大輔・・・ 石川五エ門 
 沢城みゆき・・・ 峰不二子 
 山野井仁・・・ ロブソン・ズッコーリ 
 かぬか光明・・・ ピエトロ・パニーニ 
 藤真秀・・・ パーシバル・ギボンズ 
 津田健次郎・・・ 仮面伯爵 
 島田敏・・・ ガスパーレ・バルサモ 
 石塚運昇・・・ サロ 
 宮内敦士・・・ セルジオ・カルドーネ 

User Rating:6.0/10( 9 votes)Amazon
  User Rating:6.1/10( 91 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ま、こんなものか」

User Reviews 
Matthewさん 
2019年1月19日
イタリアの街を舞台

気障で馬鹿げていて、
でもどことなくカッコよく決めちゃう
ルパンらしさが随所に見られる作品。
ストーリーは凝ったものでないものの、
イタリアの街を舞台に繰り広げられる展開は
そこそこ面白いです。
肩の力を抜いてほっと一息鑑賞したい時におすすめ。

オトーサン、
「変なつくりかたしてるなぁ」

えっくすわいえっくす さん 
2019年1月18日
パッチワーク・ゲーム 

ウィキペディアによると
イタリアでの放送を重視した作風で
30年ぶりの新たなTVシリーズとして製作された
「ルパン三世 PART4」の
日本では未放送の第0話「ノンストップランデブー」と
第1話「ルパン三世の結婚」と
第3話「生存率0.2%」と
新規パートを合わせた作品だそうです。
最初の30分が小気味いいアクションと
同じネタをしつこく繰り返す天丼ギャグが
絶妙に合わさって凄く面白いじゃないか!
と思ったらイタリアだけの回だったのね。
日本未放送の回は
それと合わせてもう一つあるんだそうな。
なんかズルいなぁ〜そっちばっかり(笑)
一話完結形式の三つの話を
強引に一つにしたパッチワークのような作品なので
脈絡がない話の流れになってしまい
無理矢理話をまとめる最後の新規パートも
セリフでの説明ばかりで動きが少なく地味でイマイチ。
結局PART4面白いから観てねの一言に尽きるでしょう。
途中からいきなり出てきて決着着かずで
結局何だったのコイツとなるMI6のニクスは
愛する家族を守るために
ブチ切れながら戦う良きパパなんですよ。
ワガママでいまいち好感がもてない
ゲストヒロインのレベッカも
スリルを追い求めるのには
意外とこじんまりとした理由があるとわかるんですよ。
最後にはルパン三世における
ヒロインらしさを発揮するんですよ。
そりゃあ最初のほうの数話だけじゃ
何もかも足りないよね〜・・。
でも本作にしかない見所はちゃんとあります。
それは本作オリジナルのオープニングクレジットです!!
本編とは全く関係が無くて詐欺だけど
滅茶苦茶面白そうな場面がお馴染みのテーマと共に
次々と疾走感全開で流れて最高のワクワク感!!
(過去作に元ネタがあったりするんだろうか?)
詐欺だけど!!
詐欺師がテーマなだけに!!


アンコール!!

オトーサン、
「いいね!」
老人ホームでは、古臭いナツメロばかり。
ところが、本作では、ロックを歌うのです。

原題:Song for Marion (2012) 
監督・脚本:Paul Andrew Williams   
Genre:Comedy/ Drama/ Music
Country: UK / Germany 
Language: English 
上映時間:90分
あらすじ:
ロンドン。
アーサーは、気難しい頑固老人。。
妻のマリオンを心から愛していたが、
気持ちを素直に表現することができず、
いつも不機嫌そうにしていた。
一方のマリオンは病弱ながら、陽気で社交的。
音楽教師エリザベスが指導する
地元のシニア合唱団“年金ズ”に参加し、
人生を謳歌していた。
練習に通うマリオンをアーサーは送り迎えするが、
年甲斐もなくロックやポップスを歌う
奇妙な合唱団には面食らうばかり。
ある日、マリオンのガンが再発してしまう・・・

出演者:
Terence Stamp ・・・ Arthur(アーサー)
Vanessa Redgrave ・・・ Marion(マリオン)
Gemma Arterton ・・・ Elizabeth(エリザベス)
オトーサン、
「テレンス・スタンプ、最高!」
意固地な老人の繊細な心のヒダが、
よく出ています。

その他の出演者:
Barry Martin ・・・ Timothy
Taru Devani ・・・ Sujantha
Anne Reid ・・・ Brenda
Elizabeth Counsell ・・・ Cheryl
Ram John Holder ・・・ Charlie
Denise Rubens ・・・ Marge
Arthur Nightingale ・・・ Terry
Jumayn Hunter ・・・ Steven
Christopher Eccleston ・・・ James
Orla Hill ・・・ Jennifer
Bill Thomas ・・・ Bill
Willie Jonah ・・・ Robert
Calita Rainford ・・・ Doctor
Federay Holmes ・・・ Day Care Nurse
Calum Sivyer ・・・ Heavy Metal Kid
Alan Ruscoe ・・・ Judge
Sally Ann Matthews ・・・ Playground Monitor
Paul Andrew Williams ・・・ Delivery Guy
Caroline Bartleet ・・・ Runner
Brian Shelley ・・・ Choir Organiser
Christopher Terry ・・・ Male Compere
Melanie Cripps ・・・ Female Compere
Stephen Quinnell ・・・ Spectator
Dominic Kemp ・・・ Doctor
Peter M. Quinn ・・・ Theatre Crowd

User Rating:7.0/10( 6,614 votes)IMDb
  User Rating:8.0/10( 648 votes) Yahoo!
オトーサン、
「実話の強み!」

User Reviews 
gsawrieさん 
2013年7月2日
満喫した!

数ヶ月前に試写会で見た。
何人かの人々に話し、
上映された時、みんなに推めた。
年配のグループが聖歌隊を結成し、
ロックとポピュラー音楽を歌う。
ドキュメンタリー
「ヤング@ハート」(2007)を思い出す。
本作は、年配のカップルと、
その息子と孫娘の日常を追う。
聖歌隊を指導するのは、若い女性。
お気に入りのポップとロックを歌うよう促す。
映画の冒頭、マリオンはすでに聖歌隊の中にいて、
愛するアーサ−に参加するように言うが、
気難しいアーサーは、参加しない。
筋書は、予測できるが、
登場人物がいい。
気持ちを暖めてくれる。
選ばれた歌は、すばらしかった。
特に、聖歌隊メンバーの反応がいい。
時が経つにつれて、アーサーが、
前向きになるのを見られて楽しかった。
パフォーマンスがすばらしい!

オトーサン、
「"True Colors"を歌ったのは、
テレンス・スタンプなのでは?」

新生さん 
2013年12月19日
歌への思い、人生への思い
そして愛する夫への思い

イギリス映画は、
「ブラス!」「リトルボイス」など
歌・音楽による人生の再生劇が
とてもうまいです。
それだけ音楽が日常生活に
浸透しているのでしょう。
主演は「裸足のイサドラ」「ジュリア」の
バネッサ・レッドグレープ、
「コレクター」「テオレマ」のテレンス・スタンプと
私が若い時から好きな俳優で、
この映画でもよく活かされています。
 特にレッドグレープは、
私生活でもよく自己主張をし、
私の関心を引きます。
また、今年76歳になるのに全く整形などしない、
皺のある自然のままの容姿がとてもよい。
彼女はこの作品で死期の近づいた病人の役だが、
身長も体格も立派なので、
痩せているテレンス・スタンプに支えられても
どちらが支えられているのか分からないほどです。
レッドグレープ演じるマリオンは、
明るく社交的な性格で、
近所の老人たちとコーラスを歌うことを
生きがいにしています。
それに対し、スタンプ演じる
亭主のアーサーは偏屈で頑固。
その性格はコーラスの老人たちも受け付けず、
息子との親子関係も最悪にしている。
この老人たちのコーラスが実に面白い!
なんとハードロックで歌の題名も
「Let\'s talk about sex」と
破格の歌とスタイルで
コンクールの優勝を目指します。
マリオンが途中で
「True Colors」を歌うシーンがありますが
これは心に沁み、泣けます。
「アンコール!!」は、実にイギリス映画らしく
日常生活をリアルに細かく描いています。
例えば、マリオンが倒れて
入院しているシーンがありますが、
病室が10人位の大部屋で両隣、向かいが
一枚のカーテンだけで仕切られており、とても狭い。
普通の映画は、
病室のシーンはいつも個室で現実感がない。
この映画を観て、ロンドンでも庶民の生活は
日本と同じなんだと変に感心させられました。
この作品は、偏狭な性格のアーサーが
歌を通して変化していく様を描いているので、
アーサーの方が出番は多いのですが、
主演はマリオンだと思います。
それはマリオンの歌への思い、人生への思い、
そして愛する夫への思いが
全編にわたって描かれているから・・・


KANO 〜1931 海の向こうの甲子園〜

オトーサン、
「そうなんだ」
台湾で公開されるや大ヒットしたとか。
台湾の親日ぶりは、貴重です。
同じ植民地にされた韓国とは、
大違いです。

原題:KANO 〜1931 海の向こうの甲子園〜(2014)
KANO 
監督 Chih-Hsiang Ma
脚本:Ruby Chen/ Te-Sheng We  
Genre:Biography/ Drama/ History
Country: Taiwan 
Language: Japanese / Min Nan 
上映時間:185分
あらすじ:
中等学校野球の名門・松山商業の監督
近藤兵太郎は、台湾南部・嘉義の学校で
簿記を教えていた。
地元の嘉義農林学校から
野球の指導を乞われていたものの、
過去の出来事から頑なに拒否していたが、
ある日、野球部の練習を目にし、
野球への情熱が再燃、監督を引き受ける。 
近藤は、鬼監督と呼ばれながらも
「甲子園出場」を目標に掲げ、
打撃力のある台湾人(漢人)
俊足の台湾原住民、
守備に長けている日本人と 、
3民族のそれぞれの強みを生かし、
選手達を分け隔てなく特訓した。
近藤の猛特訓によりチームの絆は深まり、
実力をつけ、全島大会に臨んだ。 
そして、台湾予選大会決勝戦で、
日本人の常勝チーム・台北商業を打ち負かし、
南部の学校として初めて優勝を果たす。
優勝旗を誇らしげに掲げ嘉義へと戻ってきた
彼らを待っていたのは、
市民を挙げての大祝賀パレ ードと、
水利技術者の八田興一が
長い年月をかけて完成させた
烏山頭ダムから流れ出る水が
田畑を潤す光景だった。 
1931年夏。
ついに甲子園への切符を手にした
嘉農野球部は、台湾代表チームとして日本へ。 
甲子園で、嘉農野球部は次々と強豪を破り、
マスコミや観衆も一躍注目する。
エースピッチャー呉の熱投、
選手たちのプレイに人々は熱狂する。 
そして決勝戦、呉の投球に異変が・・・

出演者:
永瀬正敏 ・・・ 近藤兵太郎  
坂井真紀 ・・・ 近藤兵太郎の妻
大沢たかお ・・・ 八田興一  
Yu-Ning Tsao ・・・ 呉明捷
オトーサン、
「演技は、まぁまぁ」

その他の出演者:
Judy Hsu ・・・ 近藤兵太郎の娘
Tender Huang ・・・ Young Doctor - Jing's Husband  
Bamboo Chu-Sheng Chen ・・・  Farmer  
Sam Chang  ・・・ Farmer  
Hsing-Chen Yeh ・・・ Ching  
Fion Sun ・・・  Tsai Chao-Chao  
Man-Chiao Wang ・・・ So's grandmother  
伊川東吾 ・・・ Coach Sato 
渋谷天馬  ・・・  Representitve of citizen  
青木謙 ・・・  Josha Hiromi, soldier / pitcher from Hokkaido  
吉岡そんれい ・・・  Hamada Jimino, teacher  
大倉裕真 
山室光太朗
蔭山征彦

User Rating:7.8/10( 1,898 votes)IMDb
  User Rating:8.4/10( 797 votes) Yahoo!
オトーサン、
「植民地問題が身近になる」

User Reviews 
chloeさん 
2018年3月27日
歴史上の出来事に基づく深く愉快な映画

これは、野球映画だ。
それはまた、スポーツ倫理、情熱、夢、決意、親交、
そして、最も重要なのは、人種の壁の打破だ。
この映画が植民地時代の植民地のひとによって。
作られたことを忘れないで
せりふのほとんどは日本語で書かれたが、
台湾の多くの言語が含まれている。。
彼らは、彼らが果たしている役割と
同じ民族的特性を持っている俳優を見つけた。
せりふは、文化の心を示して、すばらしい。
ナショナリズの映画ともいえる。
それは、ブラックパンサーが黒人だと言い、
映画史におけるその意義を無視するかのようだ。
本作は、歴史上の実話と個人の挑戦について話す。
植民地で成長する日系人、
植民地化された人々、
または台湾の先住民を描く。
夢を失ったが、若者によって触発されて人を描く。
スタジオがもっとお金を持っていたば
良いCGIを駆使し、世界公開もできただろう。
だが、本作のメッセージは、
単なるエンターテインメントよりも、
もっと役に立ち、未来に強く話しかけている。
旧植民地人が植民地開拓者とより一緒になれるといい。

オトーサン、
「これで事情がよく分かるね」

黒美君彦さん 
2015年2月2日
熱い!

子供の頃、高校野球フリークだった私は
戦前の記録もつぶさに見ていたこともあり、
「嘉義農林」の名前は記憶に刻まれていた。
台湾で大ヒットしたというこの作品、
台湾映画でありながら
9割以上の台詞が日本語(!)という破格の作品。
1895年日清戦争後の下関講和条約で
台湾・澎湖諸島が日本の統治となったが、
必ずしもそれがスムーズに進んだわけではない。
台湾義勇軍の抵抗や抗日武装ゲリラによって
統治は困難をきわめ、
武装闘争がほぼ終息したのは、20年後の1915年頃といわれる。
しかしその後も断続的にゲリラ活動は続き、
日本人が百人以上殺される事件
(霧社事件・1930年)も発生している。
一方、後藤新平が台湾総督府の民政長官に就任した時期には、
鉄道や港湾といったインフラ整備や
医療や衛生面での施策が進められた。
台湾には十数年前に一度行ったきりだが、
観光名所には必ずといっていいほど日本語の説明がつき、
後藤新平を讃える説明板などがあって驚いた記憶がある。
それにしてもこの作品では、
当時の植民地政策の光の部分にのみ
スポットがあたっていて、いいのか?と思ってしまうほど。
当時台湾の人口(約300万人)のうち、
9割は中国人(漢人)で十数万人が先住民族だったという。
というわけで、映画そのものは
そうした歴史背景はほどほどに、
日本人、先住民族、漢人の混成部隊だった
嘉義農林野球部が監督・近藤兵太郎の指導のもと、
弱小チームから甲子園で優勝を争う
強豪に変わる様子を追った青春ストーリー。
レフトの平野保郎は先住民族のアミ族、
センターの蘇正生は漢人、
ショート上松耕一も先住民族プユマ族、
そして投手の呉明捷は漢人、
捕手東和一とサードの真山卯一も先住民族アミ族、
ファーストの小里初雄とセカンドの川原信男、
ライトの福島又男が日本人という陣容。
上映時間3時間あまりというのは
さすがに長過ぎるように思うが、
いろいろな要素を入れてしまったわりには
さほどゴチャゴチャしていない。
笑わない鬼監督を永瀬正敏が好演。
末娘が可愛かったなあ。
主人公呉明捷(ツァオ・ヨウニン)が
心を通わせる古本屋の娘が見合いで嫁いでいくのは、
当時それが当然だったということだろうか。
呉明捷を演じたツァオ・ヨウニンは
現役の大学野球の外野手で、演技は初めて。
U21のW杯ベースボールで
最優秀外野手に選ばれたというのだから、相当の実力。
イケメンだし、これから人気が出そう。
嘉義農林の野球部に憧れる少年呉波は、
のちに巨人や阪神で活躍する呉昌征(1916〜87)がモデル。
台湾と日本と野球といえば、
何といっても王貞治が想起されるが、
この頃の台湾中等学校野球については
初めて知ることばかりだった。
CGとかがやや残念だったが、
若い熱気を感じる作品だったことは確か。
ちなみにこの時期のラジオ放送は
確か「解説者」はまだいなかったはずだし、
甲子園の土を持ち帰るという習慣もなかったはず。
ま、そこは微笑ましい脚色ということで(笑)。


沈黙の粛清

オトーサン、
「セガ゙ールの沈黙シリーズか」
沈黙とあると、つい見てしまいます。
なお、実際の「沈黙シリーズ」は、
「沈黙の戦艦」「暴走特急」のみで、
あとは日本の配給会社がつけたのだとか。

原題:Code of Honor (2016) 
監督・脚本:Michael Winnick   
Genre:Action/ Crime/ Thriller
Country: USA 
Language: English 
上映時間:106分
あらすじ:
街で次々とギャングが殺される事件が発生。
捜査線上に米軍特殊部隊出身の
ロバート・サイクス大佐が浮上する。
ギャングに最愛の家族を殺された彼は
復讐の鬼と化し、街の悪党どもを
次々と処刑していたのだった。
サイクスの元同僚でFBI捜査官ポーターが、
彼の暴走を食い止めようと奔走する。
そんな中、部下を殺されたマフィアのボス
ロマノもサイクス抹殺に動き出す・・・

出演者:
Steven Seagal ・・・ Col. Robert Sikes(サイクス)
Craig Sheffer ・・・ William Porter(ポーター)
James Russo ・・・ Romano(ロマノ)
オトーサン、
「主人公は、ポーターかも」
ところが、このひと魅力がないのです。

その他の出演者:
Helena Mattsson ・・・ Keri Green, a stripper
Louis Mandylor ・・・ Det. James Peterson
Griff Furst ・・・ Jerry Simon, a reporter
Rafael Petardi ・・・ Carlos, Romano's ally
Michael Flynn ・・・ Capt. Connely
R.D. Call ・・・ Mayor Randolf
Scott Takeda ・・・ Johnny Ito

User Rating:4.3/10( 1,893 votes)IMDb
  User Rating:7.1/10( 57 votes) Yahoo!
オトーサン、
「評価に差があるね」

User Reviews 
subxerogravityさん 
2016年5月7日
さほどひどくないセーガル映画かも・・・

分かってる、あんたが何を考えているか。
セーガル映画だから、ひどい必要があるよね?
本作は、抜け目がない。
プロットのほとんどは罰する人を演じている
セーガルと関係を持っている。
海外にいた兵士は、
家族が安全だと思っていたが、
ギャングに銃撃され殺されてしまう。
彼は、ギャングどもを殺すために、
自警団員の改革運動を開始する。
本作を興味深いセーガルものにしているのは、
セーガルが敵役を演じていることだ。
彼は、正しいことをしていると思っている。
だが、焦点が当たるのは、
彼をやっつける役を割り当てられた警官だ。
セーガルのシーンは、ほとんど似ている。
映画が仕上げられた後に、挿入されるからだ。
映画製作者は、ひどい映画を作り、
セーガルを雇うお金を見つければ、
ましな映画になると思ったのだ。
ありきたりのもので、彼を撮影する。
悪漢としておいてから、
安手の合気道映画にすべく、編集する。
セーガルだけではなく、バン・ダムも同じ。
残念なことに、ビデオスルーのために
非常に素人っぽく見えた。
だが、音響効果と視覚効果がよかった。
どんでん返しが興味深いが、
演技が本当に悪いので、落第だ。
見ないほうがいい。

オトーサン、
「ひねりは、なかなか」

毘沙門天さん 
2017年1月15日
最近のセガール!

久しぶりにセガール映画を購入。
この映画はGUNマニア向きなのかも。
セガールと言えば格闘技と思いきや、
この映画では、GUNアクションが多いです。
相変わらず「無敵」「スッキリ」「爽快」ではありますが、
セガールさんも年齢的に格闘シーンがキツイのかな?
保安官も引退したのかな?
でも面白かったですね!!


喜劇 駅前番頭

オトーサン、
「箱根か」
日本旅館に泊まったことないなぁ。
富士屋ホテルや山の上ホテル、
あとは、会社の保養所。
そうそう私学会館の宿にも泊まったっけ。

原題:喜劇 駅前番頭(1966) 
監督:佐伯幸三  
脚本:長瀬喜伴 
Genre:Comedy
上映時間:91分
あらすじ:
坂井次郎はアメリカの大学を終え、
箱根の老舗旅館「一心亭」の
番頭試験を受けて合格。
「一心亭」の主人徳之助は、無類の女好き、
古くからいる支配人の孫作に旅館を任せている。
徳之助の女房圭子は、主人の女ぐせに悩む。
そんなところへ入った次郎は、
三人から三様の期待をかけられることになった。
ある日次郎は、観光協会へ行くと偽って、
芸者の染子と遊ぶ徳之助のお伴で
湖畔の旅館へ行ったが、
翌日早速、圭子に問いつめられ、
徳之助の行動を逐一報告してくれと懇願された。
ある日、孫作の家に招待された次郎は、
亡き母親がわりになって台所仕事をする
孫作の娘由美の美貌にひかれた。
またある日、
トム・一の瀬が率いるフラダンスチームが
泊ることになり、徳之助の浮気の虫が起きる。
数日後、徳之助は、佐島マリーナに
出演しているフラダンスチームを追う。
ついて行った次郎は、そこで孫作が
以前「一心亭」で働いていた
女中の藤子と睦まじくしているのを目撃。
徳之助は、辞表を出そうという孫作と
藤子をめあわせようと努力する。
また徳之助は、病気になった次郎を
看病する由美の姿にうたれ、
サービスこそ第一と、サービス学校を作る・・・

出演者:
 森繁久彌・・・ 森田徳之助
 淡島千景・・・ 圭子
 伴淳三郎・・・ 伴野孫作
 フランキー堺・・・ 坂井次郎
 三木のり平・・・ トム・一の瀬
 池内淳子・・・ 染子 
 大空真弓・・・ 由美
オトーサン、
「今回は、フランキー堺と
淡島千景が活躍するね」

その他の出演者:
 中村メイコ・・・ 藤子
 山茶花究・・・ 山本久造 
 立原博・・・ 青田 
 松山英太郎・・・ 木村 
 北あけみ・・・ 雪子 
 赤木春恵・・・ よね子 
 宮地晴子・・・ 浩子 
 水上竜子・・・ メアリー 
 旭ルリ・・・ 交換手 
 北浦昭義・・・ 青年 
 須賀不二男・・・ 池上 
 金子勝美・・・ ポン太 
 小桜京子・・・ 講師の女史 

User Rating:8.4/10( 3 votes)Amazon
  User Rating:10.0/10( 1 votes) Yahoo!
オトーサン、
「見ている人、少ないね」

User Reviews 
bakeneko さんさん 
2010年1月1日
ちゃんと役職名で呼び合っているんだ 

前作「喜劇 駅前漫画」が
実験的であったことの反動なのか、
落ち着いた人情喜劇となっています。
「夫婦善哉」のカップルが旅館経営をしていたら
きっとこんなだよなーと思わせる、
森繁久彌と淡島千景の夫婦に、
いつになく実直な伴淳三郎、
いつものように大忙しのフランキー堺と
ライバル役の山茶花究、
艶やかな池内淳子と爽やかな大空真弓に、
怪しげな三木のり平が絡んで展開する喜劇は、
(経済問題や人命、災害などの)
大きな起伏はほとんど無くて、
長閑で愉快なエピソードの積み重ねで
進んでいきます
(これほど登場人物達が
葛藤を抱えない作劇も珍しい!)。
逆に言えば、作為的なイベントではなくて
役者の名人芸&味のアンサンブルで
幸福感溢れる笑いを作って、
当時の喜劇映画の演出&役者のレベルの高さを
見せてくれるのであります。
また、箱根や近隣の海岸の業者と
タイアップした作品でもあるので、
当時の風景も興味深いものですし、
旧旅籠の間取りや構造も懐かしいものであります。
全世代的にお勧めの良くできた喜劇ですが、
お子様にはちょっと早いかも!
ねたばれ?
若き日の春川ますみの水着ダンスを見られます

オトーサン、
「中村メイコも、目立つね」

幻想館さん 
-年-月-日
シリーズ16作目。

互いに牽制しあう三人が仕切る旅館に
就職してしまったため、
その各人に振り回されて
心理的に追い込まれていく
真面目人間の姿を描いた内容だが、
登場人物たちが全員、
比較的普通のキャラに作られているため、
喜劇味は薄く、大人しい作品となっている。
森繁は、いかにも世間知らずのボンボンで
遊んでばかりいる主人役、
伴淳が、無学ながらも真面目一筋という番頭役。
異常なまでに嫉妬深い女房役を演じる淡島千景と
フランキーに一方的に惚れ、
積極的に迫る北あけみが、ちょっと目立つくらいか。
三木のり平が途中、賑やかしとして登場するが、
二世役という役柄は前例がある上に、
特に目新しい笑いを提供している訳でもない。
いつもは存在感を見せる山茶花究も、
本作では印象が薄い。
後半は、普通の人情話みたいにおさまっていき、
特に盛り上がるような見せ場が
用意されている訳でもない。
喫茶店の女主人役で宮地晴子、
漫才のリーガル天才・秀才など、
珍しい顔がゲスト出演している。 


ペレ 伝説の誕生

オトーサン、
「ペレといったら・・・」
20世紀最高のサッカー選手。
身長171センチと小柄だが
バランス感覚に優れ、
大柄な相手の激しいタックルにも
当たり負けしない。
打点の高いヘディングも得意、
リズムを急激に変え、マークを外すドリブル突破や
左右両足から放つ正確なキックも得意。

原題:Pele: Birth of a Legend (2016) 
監督・脚本:Jeff Zimbalist/ Michael Zimbalist   
Genre:Biography/ Drama/ Sport
Country: USA 
Language: English 
上映時間:107分
あらすじ:
ペレ少年は、洗濯物を丸めて
ボール代わりにサッカーを楽しむ日々。
1950年。自国開催で優勝を義務付けられていた
ブラジル代表は決勝戦で敗れ、
国民は悲しみのどん底に。
このマラカナンの悲劇を目の当たりにしたペレ少年は、
自分がブラジルを優勝させると父に約束する。
スラムという過酷な環境の中、
ボールもスパイクも持たないペレだったが、
ボールの代わりにマンゴーの実を蹴って技術を磨き、
ついには名門FCサントスから声をかけられるまでに。
最初はサッカー選手になることに反対していた母も、
一番のサポーターとなってペレを支えていく・・・

出演者:
Leonardo Lima Carvalho ・・・ Pele(ペレ少年)
Kevin de Paula ・・・ Pele(ペレ) 
Seu Jorge ・・・ Dondinho(父親)
Mariana Nunes ・・・ Celeste(母親)
オトーサン、
「躍動するペレ!」

その他の出演者:
Vincent D'Onofrio ・・・ Feola
Milton Goncalves ・・・ Waldemar de Brito
Diego Boneta ・・・ Jose Altafini "Mazzola"
Colm Meaney ・・・ George Raynor
Felipe Simas ・・・ Garrincha
Fernando Caruso ・・・ Zito
Rodrigo Santoro ・・・ Brazilian announcer
Pele ・・・ Man sitting in hotel lobby

User Rating:7.2/10( 13,295 votes)IMDb
  User Rating:8.2/10( 316 votes) Yahoo!
オトーサン、
「感動!」

User Reviews 
elyobjさん 
2016年4月28日
観客の中にスターがいたらなぁ!

ニューヨークのトライベカ映画祭で
試写会に招待された。
そう、招待されたのだ。
私の人生の魅力的な出来事だった。
職場の同僚にはできない。
彼は、私が要求を叶えたと知った。
映画上映のすぐ前に、
あの男が立ち上がり、観客に手を挙げた。
350人の人々は、望んでいたものを得た。
そう、ペレが観客の中にいたのだ。
私は、ペレのサッカー人生をほとんど知らなかった。
17になって、1958年のスウェーデンでの
ワールドカップでプレイするまでを描いている。
本作には、ユーモア、笑い、ドラマ、および情熱がある。
観客は喝采した。
画面上のペレが得点した時、聴衆は喝采した。
彼の手が上がり、声援がより騒々しくなった。
上映後、外で待って、
彼から、サイン入りのサントスのシャツをもらった。

オトーサン、
「ジンガがベースにあるんだ」
ブラジルの伝統的な格闘技、踊りである
カポエイラの基本的なステップが、ジンガ。

オーウェンさん 
2017年11月17日
ブラジルサッカーの原点 

サッカー映画って
どうしたって役者の演技と
スポーツ的側面が噛み合わないパターンが多い。
具体的に言うと試合のシーンの撮り方が
現実のそれとまるで違う。
ただこの映画ペレの伝記ではあるが、
ストリートの側面から
サッカー選手へと変わっていく過程の中で、
ブラジルの現状をじっくり見せられる。
特にOP子供たちのリフティングを
街中で見せる件は、
リズムと相まって非常に心地よい感覚。
マラカナンの悲劇から
父親のためにW杯優勝を公言する。
それを実現させるからこそ
ペレが偉大なわけで、試合シーンも迫力ある。
更にその決勝の前にホテル内で
チームメイトとのリフティングゲーム。
これこそブラジルのサッカーであり、
原点であるジンガを感じさせる表現。
サッカー映画の中でも相当良く出来た作品だと思う。 


オトーサン、
「ヒッチコックの名作!」
ユニバーサル・スタジオのツアーで、
「鳥」で使った屋敷を見ましたっけ。
後年、老人ホーム付近や手賀沼で
鳥の大群に出くわすようになりました。

原題:The Birds (1963)     
監督:Alfred Hitchcock
原作:Daphne Du Maurier 
脚本:Evan Hunter 
Genre: Horror  
Country: USA 
Language: English 
上映時間:119分
あらすじ:
メラニーは、いたずら好き。
サンフランシスコの
ペット・ショップでミッチと出会う。
彼は、妹の誕生日の記念に、
ラブバード(ボタンインコ)のつがいを
買おうとしていた。
メラニーは、ミッチを驚かそうと
彼の自宅を突き止め、
ボートでボデガ湾を渡り、
彼の家にしのびこみ、鳥籠を置いて
立ち去る。
だが、その直後にカモメに襲われる。
それは、鳥たちによる攻撃の始まりだった・・・

出演者:  
Tippi Hedren ・・・ Melanie Daniels(メラニー) 
Rod Taylor ・・・ Mitch Brenner(ミッチ) 
オトーサン、
「主役は、鳥の大群だね」

その他の出演者:
Jessica Tandy ・・・ Lydia Brenner
Suzanne Pleshette ・・・ Annie Hayworth 
Veronica Cartwright ・・・  Cathy Brenner 
Ethel Griffies ・・・ Mrs. Bundy 
Charles McGraw ・・・ Sebastian Sholes 
Ruth McDevitt ・・・ Mrs. MacGruder 
Lonny Chapman ・・・ Deke Carter 
Joe Mantell ・・・ Traveling Salesman 
Doodles Weaver ・・・  Fisherman 
Malcolm Atterbury ・・・ Deputy Al Malone 
John McGovern (I) ・・・ Postal Clerk 
Karl Swenson ・・・ Doomsayer in Diner 
Richard Deacon ・・・  Mitch's City Neighbor 

User Rating:7.7/10( 151,590 votes)IMDb
  User Rating:7.5/10( :448 votes) Yahoo!
オトーサン、
「鳥の羽音!」
バーナード・ハーマンに音楽を作曲させないで
音響コンサルタントで起用!

アカデミー賞ノミネート 
・特殊効果賞 

User Reviews 
Gommyさん 
1999年5月31日
非常に革新的な恐怖

このアイデアを
映画スタジオに売ろうとしている
ヒッチコックを想像してほしい。
危険な鳥に攻撃され、
のどかな生活が粉砕される。
なぜ?
特定の理由はない。
次は、何か?
鳥たちは飛び去り、それから?
彼らは再び戻り、攻撃する・・・
これは不可能なプロットのように思われるが、
ヒッチコックは挑戦する。
緊張がゆっくりと増していく。
若い視聴者は、オープニングシーンののろさに、
いらいらするかもしれない。
美しくこっけいな結論に至ると、
TVを壊したくなるかも知れない。
だが、鳥たちが攻撃し始めると、
すべての視聴者は、釘付けになる。
本作は、ヒッチコックの素晴らしい革新だ。
このスリムで、ナンセンスな話を
神経質なスリラーに仕立てあげた。
だが、最も偉大な革新は、歌曲だ。
実は、何もない。
音楽によって知られる監督はそうい居ないが、
本作で、ヒッチコックは恐怖を引き起こした。
それは、独特で静かだ。
偉大なヒッチコックは、
沈黙の雰囲気の力を高く評価したのだ。

オトーサン、
「いいなぁ、ロケ地へ行ったんだ」

Ikedaさん 
2003年3月15日
ボデガ湾

この映画が名作かどうかとか、
ヒッチコックらしいかどうかについては
何とも言えませんが、
見た人はまず忘れられない映画でしょうから、
何等かの意味で傑作なのだろうと思います。
兎に角、怖い映画でしたね。
今でも鳥が怖い事があります。
私ごとですが、この映画については、
想い出があります。
この映画を見てから7,8年後(1971年)に
サン・フランシスコの北、
サンタ・ローザへ出張した時、
この近くのボデガ湾に連れていってもらいました。
ここがロケ地だったそうで、
映画の中で子供達が逃げ込む教会がありました。
今はどうなっているかは知りませんが、
その時は中にオブジェのようなものを並べた
商業美術館になっていました。
今考えると、記念に何か小さい物でも
買ってくれば良かったと思いますが、
仕事中の休日ですから、そこまでは考えませんでした。
この辺はリゾート地らしく、
釣りなどしている人も見かけましたが、
当然カモメなどの鳥も飛んでいたので、
多少、気味が悪かったです。
なお、映画の中で「ロシア川」という言葉が出てきますが、
これも実在の川で、
昔はロシア人がこの辺まで来ていたという話を聞きました。


喜劇 駅前漫画

オトーサン、
「こりゃ異色作だね」
人情話や色恋よりも、
オバQなど漫画の世界が展開するので、
ビックリ。

原題:喜劇 駅前漫画 (1966) 
監督:佐伯幸三
漫画:赤塚不二夫/ 藤子不二雄  
脚本:長瀬喜伴 
Genre:Comedy
上映時間:95分
あらすじ:
駅前新開地に、
坂井次郎はサカイ・マンガ・コウボウという
週刊誌相手の漫画グループを主宰し、
ミミ子、イタ子、マスオという三人の弟子をもち、
事務所の屋根裏の紐を引けば何でも出来る、
合理的な部屋に住んでいた。
また伴野孫作が経営する伴野商会は
オモチャを作る町工場で、
藤子とオバQにそっくりな息子久太郎と暮していた。
この久太郎には親友の紙箱屋三平の息子音松かいるが、
漫画おそ松君にかぶれて、
自分にも、あと兄弟が五人欲しいと三平を困らせていた。
この三平と孫作は、仕事の方はまるでだめで、
納めた品物はすぐ返品され、
孫作にいたっては、大人気もなく、
未だ夢を見ては、夜中に寝ぼけるほど。
そんなある日、駅前商店街に景子の妹で美人の染子が、
コーヒー店“Q”を開店することになった。
次郎は、すぐさま、染子に一目ぼれして、
何回となく“Q”に通い、
胃を悪くするほどコーヒーをがぶ飲みする始末。
また、市会議員で、この街の実力者
イヤミ・ストアー社長井矢見も金と権力で染子を狙うが、
染子は童画家森田徳之助を尊敬していた。
この徳之助の娘由美は、絵描きでありながら、
感覚が古く、うだつのあがらない毎日を送っていた。
しかし、ある日、染子の店に飾ってあった絵が、
雑誌社の目にとまり、
由美は一躍流行画家となりショボクレムードは一変した。
また一方の孫作も、彼の力作、オバQで成功し、
次郎も、音松と久太郎をモデルにしたマンガが売れ、
晴れて染子と結ばれることになった・・・

出演者:
森繁久彌・・・森田徳之助
伴淳三郎・・・伴野孫作 
フランキー堺・・・坂井次郎
池内淳子・・・染子 
黒柳徹子・・・ミミ子
オトーサン、
「若き黒柳徹子さん、こんな顔!」

その他の出演者:
三木のり平・・・松木三平 
淡路恵子・・・藤子 
中村メイコ・・・秋子 
大空真弓・・・由美 
頭師佳孝・・・久太郎 
蔵忠芳・・・音松 
山茶花究・・・井矢見社長 
中谷清昭・・・チビ太 
横山通乃・・・イタ子 
松山英太郎・・・マスオ 
市村俊幸・・・編集長 
旭瑠璃・・・編集部員山木ルリ子 
人見きよし・・・犬をつれた男 
左卜全・・・いやみ湯の番頭 
曽我町子・・・Q太郎の声

User Rating:9.2/10( 5 votes)Amazon
  User Rating:6.0/10( 2 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ま、珍品だね」

User Reviews 
幻想館さん 
-年-月-日
シリーズ15作目。

少年コミック誌ブームを背景に作られた
ファンタジー色の濃い異色編。
オバケのQ太郎がアニメと実写で登場し、
伴淳やフランキーと絡むサービスシーンもある。
井矢見を演じる山茶花久は、
見た目は普通の紳士風だが、
言葉は「おそ松くん」のイヤミと同じ。
後半で、「シェー!」も披露してみせる。
フランキー演じる漫画家、
零細玩具工場の主人を演じる伴淳が、
マンガ関連の仕事なのに対し、
森繁扮するのは、マンガとは違って、
レトロな童画風の絵を描く売れない中年画家の役。
これは、明らかに「週刊新潮」の表紙画で
お馴染みだった谷内六郎さんをモデルにした
キャラクターだと思われる。
実際、劇中でも、洗湯に飾られた
その画風は谷内氏の作風そのものだし、
雑誌の表紙を飾るようになるというエピソードも同じ。
この森繁が、子供達と戯れる様は、
叙情的でほのぼのとした気分にさせられる。
フランキーのアシスタント役で登場する
奇抜なファッションに身を包んだ
若き日の黒柳徹子が見物。 

オトーサン、
「谷内六郎さんか」
週刊新潮の表紙絵で有名でした。
そして、なんと、職場の彼女が
谷内六郎さんの従妹だったんです。
もし、彼女と結婚していたら、
親戚になっていたんですね。

bakeneko さん 
2010年1月1日
シェー! 

駅前シリーズの第15作目で、
漫画を話の軸にするのみならず、
多くの漫画キャラクターの特別出演に加え
演出法まで漫画のリズムにしてしまった
怪作であります。
1960年代に子供をやっていた人集まれ〜。
懐かしさ満点のアイテム&映像を
堪能できる変な映画だよ〜。
と言うわけで、
1966年に人気の有ったキャラクター&絵画が
大挙して引用されている作品であります。
オバケのQ太郎、おそ松くん、ゴルゴ13、
谷内六郎らのキャラクターが
アニメーションや実写化されて出てくる展開は、
とんでもない違和感と共に
当時のブームを知っている者には
ノスタルジーを感じさせてくれます
(特に劇中で新品として光っている、
ブリキのおもちゃやキャラクターグッズ、雑誌などは、
“今だったらお宝物”の豪華さです)。
そして、主要登場人物が
色々なキャラクターの格好をしていたり、
まんま“実写化”された漫画のキャラクターだったり、
漫画化してアニメーションとして動いたりする等、
徹底的に漫画にこだわった映像と作劇に
ちょっと面喰わされます。
更に多くの演出が大げさで、
漫画のコマワリや演出をそのまま実写化しています。
これは当時としては画期的で
実験的な手法だったのでしょうが、
作劇に不自然さをもたらす結果と成っていて、
実写化された漫画のキャラクターの異様さと相まって
“とんでも感覚”を刺激してくれます
(でも良く考えたら、現在の邦画の多くが
基本的な手法として取り入れていることばかりですよね
(この冬にも…)、
若い方には違和感が無い普通の演出なのかもしれません)。
そして、役者陣はいつもの森繁久彌、
フランキー堺、伴淳三郎、三木のり平、
左卜全、山茶花究、淡路恵子、中村メイコ、
池内淳子、大空真弓に加えて、
若き日の黒柳徹子と横山道代を見つけることが出来ます
(特に黒柳徹子はちょっと驚きますよ!)。
きちんとした駅前喜劇シリーズを期待すると
呆れるかもしれませんが、
珍品&ノスタルジー作品に刺激を求める方には
お勧めの怪作であります。
ねたばれ?
実写化したオバQは“パイラ人”みたいでちょっと怖い! 


バトル・オブ・ザ・セクシーズ

オトーサン、
「分かりやすい映画だね」
最近の映画は、やたら奇を衒ったり、
複雑にみせると売れると思っているようです。
でも、たまには、こうした清涼飲料のような
映画もみたいものです。

原題:Battle of the Sexes (2017) 
監督:Jonathan Dayton/ Valerie Faris 
脚本:Simon Beaufoy  
Genre:Biography/ Comedy/ Drama
Country: UK / USA 
Language: English 
上映時間:121分
あらすじ:
73年、女子テニスの世界チャンピオン
ビリー・ジーンは、
女子の優勝賞金が男子の8分の1という
テニス界の現状に異議を唱え、
仲間とともにテニス協会を脱退して
「女子テニス協会」を立ち上げる。
そんな彼女に、元男子世界チャンピオンの
ボビーが男性優位主義の代表として
挑戦状を叩きつける。
ギャンブル癖のせいで
妻から別れを告げられたボビーは、
この試合に人生の一発逆転をかけていた。
一度は挑戦を拒否したビリー・ジーンだったが、
ある理由から試合に臨むことを決意する・・・

出演者:
Emma Stone  ・・・ Billie Jean King(ビリー・ジーン) 
Steve Carell  ・・・ Bobby Riggs(ボビー) 
オトーサン、
「エマ・ストーン、うまいけれど、
選手の筋肉はないね」

その他の出演者:
Andrea Riseborough  ・・・  Marilyn Barnett  
Natalie Morales  ・・・ Rosie Casals  
Sarah Silverman  ・・・  Gladys Heldman  
Bill Pullman  ・・・ Jack Kramer  
Alan Cumming ・・・  Cuthbert 'Ted' Tinling  
Elisabeth Shue ・・・  Priscilla Riggs  
Eric Christian Olsen  ・・・ Lornie Kuhle  
Fred Armisen  ・・・  Rheo Blair  
Martha MacIsaac  ・・・ Jane 'Peaches' Bartkowicz  
Lauren Kline ・・・  Nancy Richey  
Mickey Sumner  ・・・ Valerie Ziegenfuss  
Fidan Manashirova ・・・  Judy Tegart Dalton  
Jessica McNamee ・・・  Margaret Court  

User Rating:6.7/10( 40,162 votes)IMDb
  User Rating:7.5/10( 376 votes) Yahoo!
オトーサン、
「いいね!」

User Reviews 
Jared_Andrewsさん 
2017年12月19日
いい感じのシンプルなストーリーだが、
いくつか微妙な問題が

軽快で甘い楽しみ。
確かに男女の戦いは、庶民感情を揺さぶる。
キャンディー映画は、内容が乏しい。
だが、本作はおなじみの実話がベースなので、
ほとんどの観客が納得できるだろう。
2016年の隠れた映画好きなら、
これは、あなたのための映画だ。
努力が報われ、満足が得られるシーンで終わる。
ヒロインは、女性差別主義者を打ち負かす。
善は、悪に勝利する。
だが、深味も正直さもない。
実話の調査は表面的なものにとどまる。
基本的に、本作はシンプルすぎる。
だが、男性至上主義とそれが引き起こす問題は複雑だ。
本作では、すべてがいやになるほど明らかにされる。
性差別的な登場人物は恥知らずで、こっけいだ。
善人は悪人を破り、誰もが喝采する。
このおとぎ話しのエンディングは歓声!
だが、リアルではない。
権力をもった性差別主義者は、
こんなに鈍感なやりかたで
その感情を公言しない。
そんな登場人物が出てくると、
目が点になるだけだ。
状況を分かりやすくするために、
誇張された登場人物やシーンが使われるのだろうが、
もう少し微妙なほうがいい。
巨大な斧で材木を切り出すように、
男性至上主義と同性愛の抑制という
トピックを処理するのは、間違っている。
だが、本作には良い点もある。
スティーブ・カレルとエマ・ストーンが魅力的。
ボビーは、彼の愛国心を見せびらかす。
ビリー・ジーンとの男性対女性のテニス試合に
興味を引き付けるために、そう言うのだ。
ストーリーテリングは、クリア。
いつもスムーズなわけではなくても。
テニスの試合やビリー・ジーンの人生を変える
ロマンスの組み合わせは、まあまあ。
隠れた映画好きならば、男女の戦いを好きになるだろう。
若い女の子へのメッセージもあるる。
その点で、私は本作を賞賛する。
欠点もあるが、知る価値がある話だ。

オトーサン、
「こんなことがあったんだ」

mmmmmさん 
2019年1月9日

テニスは好きだが、
70年代にこんな事が起こっていたとは知らなかった。
確かに賞金は8分の1って随分差がある。
(けど現代女子のパワーテニスと違って
昔は技術もかなり差があるような気もしますが…)
「ドリーム」(昨年ベスト)のような
女性の活躍劇かと思いつつ
思っていたよりLGBT色が強め。
最近はこういった映画もたくさん出てきて
慣れてきてはいるけれど、
この時代では本当に大変だったはず。
でもそこを乗り越えて自分を貫く
ビリー・ジーンは
やはり孤高の女王にふさわしい精神力の持ち主であり、
やはり何かを成し遂げる女性だったんだなと。
エマ・ストーンの役作りも必見です。


愛と哀しみのボレロ

オトーサン、
「ラベル作曲の“ボレロ、いい調べだね」
ささやくような小太鼓のリズムで始まり、
弦楽器がピチカートで加わる。
フルートが有名な旋律を奏で、
次にクラリネットが同じAのメロディを
その後でファゴットがBのメロディ・・・
最後にオーケストラの総奏(トゥッティ)となって、
ホ長調に転調し、堂々と締めくくられる。
全編を通じて、この名曲が流れて、
踊りがみられますが、
内容の半分ほどは、戦争の悲劇。
ナチの暴虐への告発です。

原題:Les uns et les autres (1981) 
BOLERO
監督・脚本:Writer: Claude Lelouch   
Genre:Drama/ Music
Country: France 
Language: French / English / German / Russian 
上映時間:184分
あらすじ:
1936年、タチアナは
モスクワのボリショイ劇場の
プリマドンナの選考に漏れるものの
審査員のボリスの目に留まり、
後に彼と結婚する。
1937年、パリのミュージック・ホール
「フォリー・ベルジェール」の
バイオリニストのアンヌは、
やがてピアニストのシモンと結ばれる・・・

出演者:
Rita Poelvoorde ・・・ Tatiana Itovitch(タチアナ)
Jorge Donn ・・・ Boris Itovitch(ボリス)/ Lead Dancer of Bolero 
Robert Hossein ・・・ Simon Meyer(シモン)
Nicole Garcia ・・・ Anne Meyer(アンヌ)
オトーサン、
「時代の証言だね」
過酷な時代に流されていくひとびとの
哀感が漂っています。

その他の出演者:
Geraldine Chaplin ・・・ Suzanne Glenn / Sarah Glenn
James Caan ・・・ Jack Glenn / Jason Glenn
Daniel Olbrychski ・・・ Karl Kremer
Jean-Claude Bouttier ・・・ Philippe Rouget
Macha Meril ・・・ Magda Kremer
Evelyne Bouix ・・・ Evelyne / Edith
Francis Huster ・・・ Francis
Raymond Pellegrin ・・・ M. Raymond
Marthe Villalonga ・・・ Edith's grandmother
Paul Preboist ・・・ Edith's grandfather
Jean-Claude Brialy ・・・ Lido's director
Fanny Ardant ・・・ Veronique
Jacques Villeret ・・・ Jacques
Richard Bohringer ・・・ Richard
Nicole Croisille ・・・ Herself
Ginette Garcin ・・・ Ginette
Jean-Pierre Kalfon ・・・ Antoine's father
Genevieve Mnich ・・・ Jeanne, Jacques' mother
Eva Darlan ・・・ Eva
Ernie Garrett ・・・ Bobby
Valerie Quennessen ・・・ Francis Huster's girlfriend
Sharon Stone ・・・ girl in bed with Glenn senior

User Rating:7.4/10( 2,144 votes)IMDb
  User Rating:8.7/10( 232 votes) Yahoo!
オトーサン、
「大河ドラマだね」

カンヌ国際映画祭 受賞    
・フランス映画高等技術委員会賞  クロード・ルルーシュ (音楽) 
同ノミネート
・パルム・ドール  クロード・ルルーシュ

User Reviews 
talltaleさん 
2003年12月10日
第二次世界大戦の「風とともに去りぬ」

うわーっ。
10年前、この驚異的な映画を見た。
今、完全版を見て、畏敬している。
歳月を経るにつれて、
クロード・ルルーシュを高く評価するようになった。
これは彼の傑作かもしれない。
3世代の4家族(ドイツ、フランス、米、およびロシア)
が織られている。
監督・脚本家は、激しいロマンスから
エレガントな領域までを演出している。
引き離された母と息子の和解場面に注目。
卓絶している音楽が、
すべてのパートを結びつけている。
DVDが出ている。
お薦めしたい。
映画愛好者はラッキーだ。

オトーサン、
「同感!」
なぜか、内村航平さんなら
もっと巧く踊れるかと思いました。

Stingr@yさん 
2004年6月3日
ジョルジュ・ドン

ラストのモーリス・ベジャールの振り付けで
ジョルジュ・ドンが踊る「ボレロ」は圧巻。
それで米題は「Bolero(ボレロ)」になったが,
原題は「あんな人たち、こんな人たち」で
ボレロとは関係ない。
ストーリーもボレロとは関係ない。
注意して観れば簡単に分かるストーリーで,
(1)フランス人シャンソン歌手
(モデルはエディット・ピアフ?)
(2)ドイツ人指揮者(モデルはカラヤン)
(3)ロシア人ダンサー
(4)アメリカ人ジャズミュージシャン
(モデルはグレン・ミラー)
(5)ユダヤ人楽団員
という5つの家族の歴史物語が同時並行で進行する。
彼らは敵味方となって第2次世界大戦を経験した。
 歳月が経って,
(1)の娘はアナウンサーになる
(2)は本人
(3)の息子はやはりダンサーになる
(モデルはルドルフ・ヌレエフ)
(4)の娘はポップス歌手になる
(モデルはカーペンターズ)
(5)が捨てた赤ん坊は弁護士となり,
その息子がフレンチポップス歌手になる
(モデルはミッシェル・ポルナレフ?)
そうして,彼らは共同して
「ボレロ」という作品を作り上げる。
親達が敵味方となって戦った過去を乗り越えて,
ユニセフのチャリティーのために,
新たな世界を目指して……。
「話が3つまでなら同時並行しても何とか理解できるが,
5つになると混乱してしまう」という人のために,
ルルーシュはわざわざ(2)と(3)の出番を
少なくしているのだから,
皆さん,ストーリーにちゃんとついて来るように!


喜劇 駅前飯店

オトーサン、
「駅前シリーズ、楽しいね」
喜劇 駅前医院 映画批評NO.6615
喜劇 駅前温泉 映画批評NO.5353
喜劇 駅前音頭 映画批評NO.6602
喜劇 駅前金融 映画批評NO.☆6623
喜劇 駅前競馬 映画批評NO.☆5890
喜劇 駅前大学 映画批評NO.6631
喜劇 駅前天神 映画批評NO.6608
喜劇 駅前弁天 映画批評NO.6637
喜劇 駅前弁当 映画批評NO.5889

原題:喜劇 駅前飯店(1962)
監督:久松静児
脚本:長瀬喜伴  
Genre:Comedy
上映時間:95分
あらすじ:
不動産屋に勤める中国人の周四方は、
横浜の中華街で中華料理店を経営している
友人、孫と、新しい飯店を作ろうと計画していたが、
紅生姜という怪し気な占師から、
友だちに気をつけるよう御告げを受ける。
店の陰で聞いていた紅生姜の夫で、
こちらも怪し気な中国人の林は、周の話に興味を持つ。
翌日、周は、船員から安く手に入れた牡蠣油を売りに
孫の店を訪れるが、孫の息子で高校生の健太郎から、
かねがね巨人軍の王選手を連れてくると
約束していたことを蒸し返される。
健太郎はプロの野球選手を目指していた。
さらに、孫の長女の久美子が、
恋人の村木五郎を連れてきて、母などに紹介する。
周は孫に占いのことを話すのだが、
二人が気を付けなければならない友だちとは、
女たらしのコック徳清波しかいなかった。
その徳は、勤務先の中華料理店で、
料理の味を誉めてくれた女客から、
近々、徳自慢の小唄を聞かせて欲しいから
自宅に来てくれと名刺を手渡されて
鼻の下を伸ばしていたが、
その女客は陰で林とつながっている様子。
徳は、日本人の妻、けい子にやらせている
味楽軒という店で周に会ったので、
そのまま、彼を馴染みの料亭に連れて行く。
周は、そこで、馴染みの芸者染太郎と出会い、
たちまち一目惚れ。
後日、中華街の孫の店に、
周は、本当に王選手を連れてくる。
中華理髪館の店主、珍屯謝も、
有名人の来訪に大興奮。
健太郎は、その王選手の推薦もあって、
数日後、多摩川グランドで、
巨人軍のテスト生として試験にのぞむ・・・

出演者:
キャスト
森繁久彌・・・徳清波 
伴淳三郎・・・孫五林 
フランキー堺・・・周四方 
王貞治・・・王選手
オトーサン、
「芸達者トリオ!」

その他の出演者:
淡島千景・・・けい子
乙羽信子・・・とめ 
池内淳子・・・染太郎 
森光子・・・紅生姜 
山茶花究・・・林奇根 
大空真弓・・・久美子 
高橋元太郎・・・健太郎 
杉幸彦・・・村木五郎 
三木のり平・・・陳屯謝 
淡路恵子・・・白川藤子 
柳家金語楼・・・陸金楼 
沢村貞子・・・金太郎 
三原葉子・・・洋子 
岡村文子・・・お花 
村松恵子・・・ぼたん 
中原成男・・・毛 
小桜京子・・・光子 
田辺元・・・張 
羽柴久・・・善吉 
伊藤正博・・・柳永 
米倉斉加年・・・船員 
加藤春哉・・・梅 
月野道代・・・待合の女将 
小野松枝・・・婆あや 
天津敏・・・上田部長 
川久保とし子・・・個室の女客 
沢村いき雄・・・喫茶バーの主人 
歌川千恵・・・女中 
永井柳太郎・・・富三 
大木伸夫・・・市川英三郎 
おさげ姉妹・・・歌い手

User Rating:7.0/10( 9 votes)Tsutaya
  User Rating:7.0/10( 2 votes) Yahoo!
オトーサン、
「懐かしい場所だね」
主要なロケ地
・周のオフィス:横浜・伊勢佐木町の裏通り
・孫の店『大元』:横浜中華街の横丁 
・徳の店『雲燕大飯店』::芝公園の『留園』 
・けい子の『味楽軒』:三軒茶屋付近の通り。 
・金太郎姐さんの置屋『よし金』:渋谷・丸山の花柳街 
・伊豆スカイライン、多摩川グランドなど

User Reviews 
いっぷくさん 
2015年8月25日
即席ラーメン記念日に鑑賞 

8月25日は、即席ラーメン記念日だそうですね。
1958年に、日清食品が世界初の即席ラーメン
「チキンラーメン」を発売した日。(
新東宝や東映のグラマラス女優で
一世を風靡した三原葉子が、
麺をそのままポリポリ食べていて、
それをフランキー堺にあげるシーンや、
どんぶりに作ってフランキー堺が食べようとした時、
山茶花究がやってきて、
2人で「ブタブタコブタ、こいつにきめた ぶー」という
当時はやっていたコマーシャルを口ずさむのです。
53年たった現在でも、スギちゃん編のエースコックの
ワンタンメンのCMでは使われているみたいですね。
それにしても、このシリーズは、
エースコックのインスタントラーメンと縁があります。
その6年後に上映された『喜劇駅前開運』では、
東京・赤羽東西商店街の対立がテーマだったのですが、
やはりフランキー堺の食料品店が、
「駅前ラーメン」を販売しているというストーリーで、
エースコックから実際に同名の商品が販売されました。

オトーサン、
「王選手にサインボールもらったっけ」

篭瀬山さん 
2003年12月20日
しつこい

全体的に乱雑でやっつけ仕事みたいに見える。
主演級三人(森繁、フランキー、伴淳)が
全編中華風日本語というか
中国人が喋る風日本語と似非中国語で喋る。
三人それぞれなかなか的確(雰囲気)で
初めのうち笑っていたが、
いつまでもやっているので
次第に飽きてきて終いには不愉快になる。
そういう企画なので合わなかったと言うほかない。
騒々しいだけでした。
世界の”王”がちゃんと演技してるので、
王貞治ファン必見かも。


フォレスト・ガンプ/一期一会

オトーサン、
「2002年に見たね」
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
・フォレスト・ガンプ/一期一会 映画批評NO.☆745
ロバート・ゼメキス監督は、o
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で有名。

原題:Forrest Gump (1994)     
監督:Robert Zemeckis
原作:Winston Groom 
脚本:Eric Roth
Genre: Drama / Comedy  
Black and White / Color  
Country: USA 
Language: English 
上映時間:142分
あらすじ:
フォレスト・ガンプは、知能が低かったが、
母親に普通の子どもと同じように育てられた。
小学校で少女ジェニーと運命的な出会いを果たす。
大学ではアメフトのスター選手として活躍。
卒業後は軍隊に入り、
ベトナム戦争でダン中尉らを救って勲章をもらい、
除隊後は、ダン中尉とエビ漁を始めて大成功。
しかし、幼い頃から思い続けている
ジェニーとは、再会と別れを繰り返し・・・

出演者:  
Tom Hanks ・・・  Forrest Gump(フォレスト) 
Robin Wright Penn ・・・Jennifer 'Jenny' Curran(ジェニー) 
Gary Sinise ・・・  Lieutenant Dan Taylor(ダン中尉) 
Sally Field ・・・  Mrs. Gump(母親)
オトーサン、
「トム・ハンクス、最高の演技!」

その他の出演者:
Mykelti Williamson ・・・  Benjamin 'Bubba' Bufford-Blue 
Rebecca Williams ・・・  Nurse at Park Bench 
Michael Conner Humphreys ・・・  Young Forrest 
Harold G. Herthum ・・・  Doctor (as Harold Herthum) 
George Kelly (II) ・・・  Barber 
Bob Penny ・・・  Cronie 
John Randall (I) ・・・  Cronie 
Sam Anderson (I) ・・・ Principal 
Margo Moorer ・・・  Louise, Mrs. Gump's Maid 
Ione M. Telech ・・・  Elderly Woman 
Christine Seabrook ・・・ Elderly Woman's Daughter 

User Rating:8.8/10( 1,556,036 votes)IMDb
  User Rating:8.4/10( 3,108 votes) Yahoo!
オトーサン、
「不朽の名作!」
 
2002年のIMDbノスコアは、
・User Rating:8.0/10 (50,760 votes)  
     
アカデミー賞 受賞
・作品賞  
・監督賞 ロバート・ゼメキス
・主演男優賞 トム・ハンクス 
・脚色賞
・特殊視覚効果賞  
・編集賞
同ノミネ−ト
・助演男優賞 ゲイリー・シニーズ 
・美術監督装置賞 
・撮影賞 
・音響賞 
・作曲賞 
・音響効果編集賞 
・メイクアップ賞   

User Reviews 
fernandezさん 
2006年12月22日
トム・ハンクス、最高の演技

この凄い映画は、
無邪気な男についてのもので、
世界がどうあるべきかを表している。
彼は忠実で、控え目で正直で、
決して不正を行ったり嘘を言ったりしない。
黄金のハートをもっている。
そして、人生で最も重要な仕事で成功する。
アメリカでだけ、
彼はそのような興味深い生活を送ることができた:
エルヴィス・プレスリー、ケネディ大統領、
ジョン・レノンらと会う。
彼はベトナムの戦争に行き、
命令ではなく自分の気持に従って、すべてをなし、
アメリカのヒーローになる。
ゲイリー・シニーズは、すばらしい俳優だ。
ベトナムでフォレストの上官として、
部下を守り、国のために戦うヒーローだった。
本作は、みんなのための、
特に非アメリカ人のための映画だ。
アメリカの歴史を学ぶだけでなく、
アメリカの文化とアイコンを楽しむ、
実に有益だ。

オトーサン、
「多面発光体の映画だね」
Drama/Comedy/Romance/War/Fantasy 

ジーナさん 
2008年6月13日
手が込んでます

変化する時代の流れや
社会的背景など興味深く鑑賞できました。
それに合わせた楽曲のチョイスもイイですね。
ただ、当時のアメリカ社会や情勢、文化を知らないと
イマイチ楽しめないかも・・・。
公開時、話題だった記録フィルムとの合成は、
今観ても違和感がないほど精巧です。
ストーリーも主人公の半生だけではなく、
周りの人々のドラマも交えているので厚みがあります。
語り手がフォレストなので彼から見た各キャラクターたちや
彼から見たアメリカ社会という描き方になっています。
そのおかげで温かい笑いや
優しい眼差しが生まれるんでしょうね。
アップルのくだりとか最高です(笑)
キャストに関しては、これが演技だとは
信じがたいぐらい自然なトム・ハンクスは文句なし!
他にも・・・
自由奔放なジェニー役のロビン・ライト、ゲーリー・シニーズの落差、
愛情深い母親サリー・フィールドなど脇を固める役者陣も
見応えタップリです。
映像としても楽しめるし、
キャスティングも音楽も着眼点も良い、
笑いあり感動ありの壮大で秀逸なヒューマンドラマです。
高校生の頃、観た時は
長くて退屈〜なんて思っていましたが
年齢を重ねるにつれジワジワと
この作品の良さが伝わってきました。
今では・・・温かいんだけど寂しくて、
辛いんだけど前向きになれる、
大きな感動じゃないんだけど沁みる作品になってます。
フォレストは演説で何を語ったのか・・・
それだけはいつも気になる。


オーシャンズ8

オトーサン、
「柳の下になんとやら」
オーシャンズ・シリーズが成功したので
その女性版をつくったわけですが・・・

原題:Ocean's Eight (2018) 
監督:Gary Ross
キャラクター創造:
George Clayton Johnson/Jack Golden Russell    
原作:Gary Ross
脚本:Gary Ross/ Olivia Milch  
Genre:Action/ Comedy/ Crime
Country: USA 
Language: English/ Hindi/ French/ German/ Chinese 
上映時間:110分
あらすじ:
デビー・オーシャンは、
5年の刑期を終え、出所した
かつて“オーシャンズ”を率いた
ダニー・オーシャンを兄に持つ、
生粋の強盗ファミリーの一員だ。
出所早々、刑務所の中で考え抜いた
プランを実行に移すべく、
ナイトクラブを経営しているルーを訪ね、
個性豊かな犯罪のプロたちに声を掛け、
“オーシャンズ”を新結成する。
集まったのは、一流の才能を持ちながら、
冴えない生活を送るハッカーやスリ師、
盗品ディーラー、ファッションデザイナー、
宝飾デザイナーといった面々。
彼女たちのターゲットは、
世界最大のファッションの祭典メットガラで
ハリウッド女優ダフネが身に着ける
1億5000万ドルの宝石。
しかしその前には、
網の目のように張り巡らされた
防犯カメラに加え、屈強な男たちという
世界一厳しいセキュリティが立ちはだかる。
たった1秒の狂いが命取りになる。
しかも、この祭典は世界中に生配信される・・・

出演者:
Sandra Bullock ・・・ Debbie Ocean(デビー)
Cate Blanchett ・・・ Lou Miller(ルー)
Anne Hathaway ・・・ Daphne Kluger(ダフネ)
オトーサン、
「大姉御ってわけか」
サンドラ・ブロック、
1964年生まれですから、54歳!

その他の出演者:
Mindy Kaling ・・・ Amita
Sarah Paulson ・・・ Tammy
Awkwafina ・・・ Constance
Rihanna ・・・ Nine Ball/Leslie.
Helena Bonham Carter ・・・ Rose Weil
Richard Armitage ・・・ Claude Becker
James Corden ・・・ John Frazierr.

User Rating:6.2/10( 116,475 votes)IMDb
  User Rating:7/1/10( 2,145 votes) Yahoo!
オトーサン、
「IMDbのほうが低いスコアだね」

User Reviews 
Tweetienatorさん 
2018年7月17日
死んで死んで、オーシャンズ8

クリントンは大統領選挙に負けたのは、
人々が女性が好きでないからだ。
(有権者の50%が女性なのに)
そして、人々は「オーシャンズ8」を否定する。
ヒーローに女性を望んでいないからだ。
8人というのは、最悪のアイデアではないが、
成功するには、よいストーリーや
よい脚本が必要だ。
だが、本作にはそんなものはない。
先が読めるし、退屈だ。
よい女優たちが出ているのに、見せ場がない。
本作は、起死回生の試みだったが、
製作会社のマーケティング・スタッフが
無理やり「発明」しただけに終わった。
全くよくないアイデアの
全くよくない映画だ。

オトーサン、
「ま、ラインダンスの一種だね」

matさん 
2019年1月6日
頭からっぽにして
コメディ気分で楽しむ映画 

オーシャンズではあるが
前作までと違って言うほど
緻密に練られた計画があるわけでもなく、
ご都合主義にご都合主義を重ねた展開が多い
え?それでいけんの?
っていう場所がたくさんあった
しかし、盗みに入ってからの
テンポの良さは相変わらず楽しくて
配役の良さも相まって
飽きずに見入ることが出来た
初メンバーということもあり、
中々全員の個性を出し切ることは
出来なかったと思うが、
それでも一人一人魅力的に感じた
次回作があれば
アン・ハサウェイの活躍に期待したい 


ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ

オトーサン、
「マックか」
ハワイではじめてマックに出会いました。
陽光に黄色いアーチ、新鮮な食体験。
そして、1971年7月20日、
銀座三越店前に日本の1号店が開店。
初日に、食べました。

原題:The Founder (2016) 
監督:Director: John Lee Hancock 
脚本:Robert Siegel  
Genre:Biography/ Drama/ History
Country: USA 
Language: English / Yiddish
上映時間:115分
あらすじ:
1954年、アメリカ。
52歳のレイ・クロックは、
シェイクミキサーのセールスマンとして
中西部を回っていた。
ある日、ドライブインレストランから
8台ものオーダーが入る。
どんな店なのかと向かうと、
マックとディック兄弟が経営する
ハンバーガー店“マクドナルド”があった。
合理的な流れ作業やコスト削減・高品質という
革新的なコンセプトに勝機を見出したレイは、
壮大なフランチャイズビジネスを思いつき、
兄弟を説得、契約を交わすのだった。
フランチャイズ化は次々に成功していくが、
利益を追求するレイと兄弟との関係は急速に悪化。
やがてレイは、自分だけのハンバーガー帝国を創るため、
兄弟との全面対決へと突き進んでいく・・・

出演者:
Michael Keaton ・・・ Ray Kroc(レイ)
Nick Offerman ・・・ Dick McDonald(ディック)
John Carroll Lynch ・・・ Mac McDonald(マック)
オトーサン、
「達者なもんだ、マイケル・キートン」
重たいシェイクミキサーを売ろうと
広大なアメリカを駆けずり回る。
売れない日々、それどころか返品や滞納。
そんな人生が52歳になって好転!
マックの伝道師となって、
全米にフランチャイズを拡大していきます。

その他の出演者:
Linda Cardellini ・・・ Joan Smith
B. J. Novak ・・・ Harry J. Sonneborn
Laura Dern ・・・ Ethel Kroc
Justin Randell Brooke ・・・ Fred Turner
Kate Kneeland ・・・ June Martino
Patrick Wilson ・・・ Rollie Smith
Wilbur Fitzgerald ・・・ Jerry Cullen

User Rating:7.2/10( 90,758 votes)IMDb
  User Rating:7.6/10( 723 votes) Yahoo!
オトーサン、
「短時間に圧縮している社史」

User Reviews 
eddieさん 
2016年11月24日
キートン、この魅力的な伝記映画で輝く

今日、多くの人が
持ち帰り料理の便利さを楽しんでいる。
しかし、人類史のある段階で
バーガーというアイデアが生まれたのだ。
ほんの数秒で用意できるフライや
氷のように冷たいコーク。
これは、世界を制覇するアメリカ帝国を
席巻したアイデアだった。
60年以上にわたって
マクドナルド・レストランは、
日常生活のメインとなった。
若者や若い心をもつ人々に
美味しいチーズバーガーや
パリパリしたフライドポテト、
清涼飲料水を提供しつづけてきた。
マックを食べる時、
多くのひとは、この会社がいつ誕生したのか、
知りたいと思うだろう。
そう、すごい困難があったのだ。

オトーサン、
「大学の授業で上映していたかもな」

R2D2さん 
2018年9月5日
優れた物語かつケーススタディ

物語としてもケーススタディとしても面白い。
主人公も何だかんだ憎めないし、
事業の立ち上げ(創業者兄弟)、拡大(主人公)
それぞれが最適化された行動を取ってることからも、
共感と戒めの複雑な思考が残る、あまりない作品。


ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ

オトーサン、
「セルジオ・レオーネ監督作か」
マカロニ・ウエスタンの名作で有名です。
・荒野の用心棒 映画批評NO.☆1088/☆6635

原題:Once Upon a Time in America (1984) 
監督:Sergio Leone    
原作:Harry Grey
脚本:Leonardo Benvenuti/Piero De Bernardi/ Enrico Medioli    
   Franco Arcalli / Franco Ferrini/ Sergio Leone   
Genre:Crime/ Drama 
Country: USA / Italy 
Language: English / Italian / French 
上映時間:229分
あらすじ:
ヌードルスはユダヤ移民の子。
1923年、17歳のヌードルスは
マックスとその仲間に出会う。
パッシィー、コックアイ、年少のドミニク、
親が経営するバーを手伝うモー、
ヌードルスが憧れているモーの妹デボラ、
ケーキ1個で誰にでも身体を許してしまうペギー。
禁酒法が施行され、彼らは、酒の密売で儲ける。
地元のやくざバグジーたちの襲撃で、
ドミニクが殺されてしまう。
怒ったヌードルスはバグジーを刺し殺す。
刑期は6年だった。
1931年、刑務所から出てきたヌードルスも、
迎えに来たマックスもすっかり成長していた。
デボラも少女から成熟した美しい娘へと変貌し
、彼女への愛が再び燃え上がった。
再会の喜びにひたる間もなく、
ヌードルスは新しい「仕事」にひき入れられた。
デトロイトのギャング、ジョーが持ってきた
宝石店襲撃だ。
事は手順どおり運んだが、
店の主人の妻キャロルの抵抗にあい、
ヌードルスは彼女を犯す。
禁酒法時代はやがて終焉を迎え、
彼らは次の仕事に着手した。
多発する労働争議への裏からの介入だ。
しかし、ヌードルスの心は充たされなかった。
デボラの愛が欲しかったのだ。
しかし彼女はハリウッドに行って
女優になるという幼い頃からの夢を実現するために、
彼の前から姿を消した。
ある日、マックスが全米一の警備を誇る
連邦準備銀行を襲撃する計画を打ち明けた。
ヌードルスは頑強に反対したが、
マックスは言い出したらひき下がらない男だ。
マックスの愛人になっているキャロルは
警察に密告してマックスの計画を潰す以外に
彼の命を助ける方法はないとヌードルスに懇願した。
ヌードルスはキャロルの願いを聞き入れ、ダイヤルを回した。
1968年、60歳を越したヌードルスは
1通の墓地の改葬通知を手にしてニューヨークにやってくる。
彼は、密告によって警察に殺された
マックス、パッツィー、コックアイが眠る墓地で
1個の鍵を発見した・・・

出演者:
Robert De Niro ・・・ Noodles(ヌードルス)
Scott Tiler ・・・ Young Noodles(若きヌードルス)
James Woods ・・・ Max(マックス) 
Elizabeth McGovern ・・・ Deborah(デボラ)
オトーサン、
「デニーロ、若いね」
1943年生まれですから、当時41歳! 

その他の出演者:
Rusty Jacobs ・・・ Young Max/David Bailey
Jennifer Connelly ・・・ Young Deborah
Treat Williams ・・・ Jimmy O'Donnell
Tuesday Weld ・・・ Carol
Burt Young ・・・ Joe
Joe Pesci ・・・ Frankie
Danny Aiello ・・・ Police Chief Aiello
William Forsythe ・・・ Cockeye 
Adrian Curran ・・・ Young Cockeye
James Hayden ・・・ Patsy 
Brian Bloom ・・・ Young Patsy
Darlanne Fluegel ・・・ Eve
Larry Rapp ・・・ Fat Moe 
Mike Monetti ・・・ Young Fat Moe
Richard Bright ・・・ Chicken Joe
Amy Ryder ・・・ Peggy 
Julie Cohen ・・・ Young Peggy
Olga Karlatos ・・・ Woman in the Puppet Theatre
Noah Moazezi ・・・ Dominic
James Russo ・・・ Bugsy

User Rating:8.4/10( 269,103 votes)IMDb
  User Rating:8.4/10( 487 votes) Yahoo!
オトーサン、
「意外に、賞が少ないね」i 

ゴールデン・グローブ ノミネート
・監督賞  セルジオ・レオーネ    
・音楽賞  エンニオ・モリコーネ 

User Reviews 
trainspottingさん 
2005年10月25日
退屈で、過大評価

「ゴッドファーザー」(Part1と2)、
「グッドフェローズ」
「スカーフェイス」(1933/1983)のような
よいギャング映画を見た上で、
本作をみることにした。
というのも、セルジオ・レオーネは、
「ゴッドファーザー」の監督を逃し、
後に本作を監督したのだ。
本作は、IMDbで、TOP115にランクされている。
だが、信じられないほど退屈だ。
カタツムリが100ヤードをダッシュするのを
見るのに似ている。
4時間後になっても、
どのキャラクターにも共感できなかった。
ヌードルスは、不名誉な暴漢だ。
映画の終わり、清掃車の後ろに押し込むべきだった。
非常に高評価されているが、
レオーネのウエスタンにも及ばない。

オトーサン、
「もう少し短ければ、名作になったかも」

オカジイさん 
2018年5月21日
いつまでも忘れない映画

この題名は、いつも心の片隅にありました。
ブルーレイの再生機器を手に入れて、
観たいと思う映画は音楽も素敵なものと言う事で、
エンリオモリコーネの本作となりました。
テレビで観た映画は、当時の僕には意味が分かりかね、
女性においても、友達においても未熟だった僕には、
分からないけどいい映画でした。
今回カット部分を含めて見る事で解る部分が増えました。
来年には更にカット部分を足して上映されるとの事で、
良いタイミングで購入出来たと思っております。
古い映画なのにロバート・デニーロだけが
新しく見えました。
観終わった後も口笛の音が鳴り響きます。


ハート・オブ・ウーマン

オトーサン、
「2000年に見たね」
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
・ハート・オブ・ウーマン 映画批評NO.1154
みどころは、盗み聞きの面白さ。
懐かしかったのは、シナトラの歌の数々。

原題:What Women Want (2000) 
監督:Nancy Meyers    
原作:Josh Goldsmith/ Cathy Yuspa/ Diane Drake
脚本:Josh Goldsmith/ Cathy Yuspa  
Genre:Comedy/Fantasy/ Romance
Country: USA 
Language: English / French 
上映時間:127分
あらすじ:
ニックは、公私共に絶好調。
次は、クリエイティブ・ディレクターと
ウワサされている。
ところが、会社は、女性層獲得に方針転換し、
ライバルの広告代理店から
ダーシーをヘッドハンティング。
昇進がなくなって落ち込んだ彼は、
ひょんなことから女性の心の声が聞こえる
不思議な能力を身に付ける。
ダーシーの不安や孤独を知り心惹かれ、
ダーシーも気持ちを理解してくれる
ニックに安らぎを見出す。
ライバルの二人はいつしか恋に落ちていく・・・

出演者:
Mel Gibson ・・・ Nick Marshall(ニック)
Helen Hunt ・・・ Darcy McGuire(ダーシー)
オトーサン、
「メル・ギブソン、コメディも上手いね」
口紅を縫ったり、パンストを履いたり、
ブラジャーをつけてみたり・・・

その他の出演者:
Marisa Tomei ・・・ Lola
Alan Alda ・・・ Dan Wanamaker.
Lauren Holly ・・・ Gigi.
Robert Briscoe Evans ・・・ Ted
Ashley Johnson ・・・ Alexandra "Alex" Marshall
Mark Feuerstein ・・・ Morgan Farwell
Delta Burke ・・・ Eve
Valerie Perrine ・・・ Margo
Judy Greer ・・・ Erin
Sarah Paulson ・・・ Annie
Ana Gasteyer ・・・ Sue Cranston
Diana-Maria Riva ・・・ Stella
Lisa Edelstein ・・・ Dina
Loretta Devine ・・・ Flo
Eric Balfour ・・・ Cameron
Logan Lerman ・・・ Young Nick Marshall
Alex McKenna ・・・ Alex's friend

User Rating:6.4/10( 177,301votes)IMDb
  User Rating:7.1/10( 246 votes) Yahoo!
オトーサン、
「発想が面白いね」

ゴールデン・グローブ ノミネート
・男優賞 メル・ギブソン 

User Reviews 
jwells97さん 
2014年12月21日
大笑い

この1年で、最も楽しめた映画。
キャラクターが、
「オー、ノー!」とか
「気をつけて!」と話すので、大笑い。
次に何が起こるの?
女というものは、理解しづらい。
言っていることと考えていることがちがうから。
女性は、何を望んでいるの?
出演者は、すばらしく、
演技は見事で、監督はカンペキ。
当初、ティム・アランが主役と考えられたとか。
彼も、いい選択だったでしょう。
でも、メル・ギブソンもいい選択でした。
メデタシ、メデタシ!
ところで、男性が考えていることを
聞いている女性という映画は、いかが?
シャーリー・テンプルが
大恐慌からアメリカ人の気散らしに寄与したように
悲惨なこと(911)から気を散らすために、
このようなコメディがもっと必要です。

オトーサン、
「男性、必見!」

ジーナさん 
2009年12月20日
女心は怖いんです

女心を分からずして
好色男になれるものなのかは疑問ですが、
女の考えが聞こえると言う
ファンタジックな題材にするためには
仕方が無い措置だったのでしょうね。
いくら外見が魅力的でも、
朝から香水つけすぎで退屈なジョークを言う
軽口ばかりの男なんて拒否モンでしょ(爆)
さて本題に入りますが・・・
予定調和なストーリーでも
最後まで楽しめたのは、
監督がナンシー・マイヤーズという事で
女の本音を的確に表現しているからでしょう。
冒頭のローレン・ホリーの語りから始まり、
こんなに女は頭の中で
独り言を言っているのか?!・・・
そりゃ聞こえちゃったら
パニくるわな・・・から、
脱毛のくだりまで
女性なら共感に似た笑いを味わえるハズです。
色恋沙汰や仕事関係だけでなく、
父親と娘のドラマが見れるのもイイですね。
しかも、娘役のコが妙に親近感のわく
ビジュアルなのがまたイイんだわ(爆)
他にもコーヒーショップの店員や
地味すぎる雑用係など
いくつかの登場人物にスポットを当て広がりを
見せているのがGOOD
特にマリサ・トメイとメルによる女と男の駆け引き、
娘の友達&娘の反応を意識するメルは
面白かったです。
登場時間は少ないですがカウンセラーのベッド・ミドラーの
コミカルな演技も印象に残る可笑しさでした。
ストーリー自体が斬新な訳ではありませんが、
メル・ギブソンとヘレン・ハントの組み合わせが今観ても新鮮♪
メル・ギブソンの単純な男脳
、外見とはウラハラに意外と純情なヘレン・ハントのキャラクターが
ストーリーに勢いを出しているのは事実でしょう。
フランク・シナトラの曲はへんにゴージャス感が出ちゃって
浮いたりする事がありますが、
この作品に限ってはスタンダードな音楽が
見事にマッチしていました。
軽やかなセリフ回しと
洗練された皮肉の効いたロマコメなので
気軽にオススメできる作品ですが、
若い方よりも三十路を過ぎてからのほうが
リアルに笑える部分が多いと思います(爆)
セックス時の女の気持ちなど
男性にとっては恐ろしいモノがあるかもしれませんが、
いたって明るく楽しい作品になっています(笑)
ラストがもっと心惹かれるような締め方だったら、
確実に評価UPでした・・・惜しい。


海よりもまだ深く

オトーサン、
「2018年に見たね」
・海よりもまだ深く 映画批評NO.6443
そのすぐ後の9月15日に、
樹木希林さんが亡くなられたし、
それに是枝監督の「万引き家族」が
カンヌ国際映画祭でパルム・ドール受賞の快挙
見直すことにしました。

原題:海よりもまだ深く(2016)
監督・脚本:是枝裕和
Genre:Drama/Comedy
上映時間:117分
あらすじ:
自称作家の中年男、篠田良多。
15年前に新人賞を受賞したものの、
その後は鳴かず飛ばず。
ギャンブル好きで、
今は“小説のための取材”と称して
探偵事務所で働く日々。
妻の響子には愛想を尽かされ、
一人息子の真悟を連れて家を出て行かれる。
その真悟との月に1度の面会が
何よりの楽しみでありながら、
肝心の養育費はまともに払えず、
おまけに響子にも未練タラタラで、
彼女に恋人ができたと知り、
本気で落ち込んでしまう始末。
そんな甲斐性なしの良多にとって
頼みの綱といえるのが母の淑子。
夫に先立たれ、
団地で気楽なひとり暮らしをしている
彼女の懐を秘かに当てにしていた。
そんなある日、真悟との面会の日を
淑子の家で過ごす。
真悟を迎えに響子もやって来るが、
折からの台風で3人とも足止めを食らう。
こうして図らずも一つ屋根の下で、
一晩を過ごすハメになる・・・

出演者:
阿部寛・・・ 篠田良多
樹木希林・・・ 篠田淑子 
真木よう子・・・ 白石響子
吉澤太陽・・・ 白石真悟
オトーサン、
「やっぱり巧いね、希林さん」
どんなにボンクラ息子でも、かわいいんだなぁ。

その他の出演者:
小林聡美・・・ 中島千奈津 
リリー・フランキー・・・ 山辺康一郎 
池松壮亮・・・ 町田健斗 
橋爪功・・・ 仁井田満 

User Rating:7.8/10( 29 votes)Amazon
  User Rating:7.5/10( 2,167 votes) Yahoo!
オトーサン、
「私小説だね」

User Reviews 
勝沼悠さん 
2017年6月6日
別に何も起きない、
感動もないんだけど見てしまう。
静かな家族の映画。

是枝裕和監督のテーマである
血縁な家族と家族的なものがよく描かれている。
親子は好き嫌いを超えて
血のつながりがあって似ていて、
しかも一生関係が消えない。
逆に夫婦なんてものは家族であっても
吹けば飛ぶような関係性でもあるわけだけど、
そういう血縁なきつながりが大きかったりもする。
しょうもない主人公を軸に
そういう二つの家族の縁を描いていて、
色んな関係性に目がいく。
舞台は清瀬駅周辺のいわゆる昭和の団地で、
かつての家族の場所の象徴だった場所。
そういうとこもうまいなぁと思う。

オトーサン、
「島尾敏雄、阿部寛には合わないね」
特攻隊長から浮気で妻の死・・・
底なしの暗い人生ですから。

黒美君彦さん 
2016年6月6日
タコ山

傑作「歩いても歩いても」(2007)
の流れを汲む作品。
阿部寛演じる主人公が姓こそ違うが
「良多」という名前だというのも、
それを意識してのことだろう。
ということで
阿部寛と樹木希林という
センター部分は変わらないので、
印象としては「歩いても歩いても」の
空気感の延長線上にある。
「なりたい大人になれるわけじゃないんだ」というのが、
是枝監督の頭に最初に浮かんだフレーズだというが、
50歳前後になって人生の残り時間を意識し始めると、
誰もが似た思いを抱く。
「こんなはずじゃなかった」という
悔恨の苦い思いも同時に…。
そこに監督自身が幼少期を過ごした「団地」が登場する。
1960年代から70年代にかけて
日本住宅公団などによる「団地」が各地に林立した。
急増する人口と都市化で
効率的な住宅供給が必要になったからだ。
一方でそういった住宅に入居できるのは
ある程度の収入が前提となったため、
一時は中流層の憧れの的ですらあった
(さらに公務員宿舎も
「団地」として建てられるケースが急増した)。
今や前時代的な集合住宅とみられる「団地」には
公園が付設されていて、
この映画に登場するようなタコ型の山が
60年代にあちこちに設置された
社会主義国で多く見られる高層の集合住宅が
日本で数多く建てられた、
というのは、
「中流」で紐づけられる同調意識が
そこにあるようで興味深いテーマではあるが、
それはともかく、
「団地」には老いた母親が独居し、
凍ったカルピスに代表される
得体の知れないおやつが、
昔のように出てくる。
母親と息子、その別れた妻、孫。
そんな家族の関係が、すでに壊れているにも拘わらず、
奇妙な結びつきを見せる。
阿部寛、樹木希林はいうまでもなく、
真木よう子、小林聡美も巧いし、
脇役のリリー・フランキーや
ミッキー・カーチス、中村ゆりもいい。
その意味では安定した作品ではあるのだけれど、
こうした家族の変遷は『歩いても歩いても』で
きわめて巧く描かれていたので、
この作品ではさほど驚きはなかった。
もうひとつ何か強いエピソードがあれば…
というのはないものねだりだろうか。
ところで、主人公の阿部寛が演じるのは、
島田紳助文学賞ならぬ(笑)
島尾敏雄文学賞という
架空の文学賞を15年前に獲ったけれど、
泣かず飛ばずなので
探偵業をしている篠田良多、という役柄。
人間観察という手段が
いつの間にか目的になってしまった中年男の悲哀。
必死でその事実を否定しようとするのだが…。
しかし「島尾敏雄」の名を冠した文学賞なら、
もうそこそこ中堅の作家だと思うけどな(笑)。


映画 かいけつゾロリ ZZ(ダブルゼット)のひみつ

オトーサン、
「ZZって、どういう意味?」
・ゾロリとゾロリーヌの頭文字
・ママ・・・ダブルゼットのひみつ

原題:映画 かいけつゾロリ ZZ(ダブルゼット)のひみつ(2017)
監督:藤森雅也
原作:原ゆたか
脚本:吉田玲子  
Genre:Adventure/Family/Comedy
上映時間:70分
あらすじ:
ゾロリとイシシ&ノシシは、
ひょんなことから過去の見知らぬ町へと
タイムスリップしてしまう。
ゾロリは素敵な女性ゾロリーヌと
出会って心惹かれるが、
なんと彼女は若き日のゾロリの母親だった。
そんな折、突然現れた謎の怪獣に
ゾロリーヌが飲み込まれてしまい、
ゾロリたちはトレジャーハンターの
ゾロンド・ロンと協力して
彼女を助けようとするのだが・・・

声の出演者:
 山寺宏一・・・ ゾロリ 
 愛河里花子・・・ イシシ 
 くまいもとこ・・・ ノシシ 
 百田夏菜子・・・ ゾロリーヌ 
オトーサン、
「イシシ&ノシシがねぇ」
サツマイモが好きで、おならをよく出すのです。:
なんと、双発ジェット機の噴射エンジンです。

User Rating:9.4/10( 4 votes)Amazon
  User Rating:8.4/10( 96 votes) Yahoo!
オトーサン、
「下らんダジャレが効果的だね」

User Reviews 
zorさん 
2018年8月11日
愛の物語 

今回の映画はオリジナルストーリーだと
聞いて敬遠していたが、ついにDVDを自宅で視聴。
これまでの映画と比較して感動的な描写が多く、
ママの愛情、パパの愛情、ゾロリの愛情が
たっぷりと伝わってくる。
特にゾロリとパパの掛け合いはお見事。
山寺さんの一人二役に注目です。
主題歌はミュージカル調で歌詞もいい。
思わず口ずさみたくなります。
(やっぱりゾロリが歌わなくちゃね)
後半の展開は言うことなしですが、
前半が淡々としすぎてしまったのが残念。
おならと親父ギャグは健在です!

オトーサン、
「ラストシーンは泣けるね」

NOV!さん 
2018年11月4日
子供大喜び大人号泣の
ゾロリファン必見の大傑作

テレビのゾロリはほぼ観ていたし、
劇場版もうちゅうの勇者たち以外は観ました。
「ZZのひみつ」も知ってましたが
地元では映画館上映も無く
DVDが出たらまたいつか借りよう、と思ってました。
先日脚本が吉田玲子のオリジナルと知り、
躊躇無くポチりました。
再生20分から既に涙腺が緩み始め。
昭和40年半ばみたいな時代へのオマージュが
多いのは監督・脚本の世代の関係から?
ゾロリ達は相変わらず暴れまくるし、
小さいカットでTV版アニメのキャラも出てくるし、
たまりません。
砂に描いた「ZZ」の文字の一部が
ひととき波で消されて意味が変わる時は涙腺が崩壊します。
それにしても山ちゃんの歌は巧い。
子守歌をpppで歌っても
正確に正しく歌えるなんて超一流の証。


ハドソン川の奇跡

オトーサン、
「奇跡の生還、ニュースで見た」
機長の冷静な判断と優れた技量なくして、
全員無事なんてありえません。
でも、国家運輸安全委員会は、
ラガーディア空港に戻れたはずと
機長の責任を問うたのです。

原題:Sully (2016)
監督:Clint Eastwood    
原作:Chesley Sullenberger/ Jeffrey Zaslow
脚本: Todd Komarnicki  
Genre:Biography/ Drama
Country: USA 
Language: English
上映時間:96分
あらすじ:
2009年1月15日、。
ニューヨーク発シアトル行きの
USエアウェイズ1549便。
マンハッタン上空850メートルで
突如、航空機の全エンジンが停止し、
制御不能となって墜落し始める。
サレンバーガー機長と副機長ジェフの機転で、
機体はハドソン川に着水。
乗員乗客155名は、全員無事だった。
着水後も、乗客の避難を指揮した機長は、
国民的英雄として称賛を浴びる。
だが、その裏では、彼の判断を巡って、
国家運輸安全委員会の厳しい追及が行われていた・・・

出演者:
Tom Hanks ・・・ Chesley "Sully" Sullenberger(サリー)
Aaron Eckhart ・・・ Jeff Skiles(ジェフ)
オトーサン、
「機長は、トム・ハンクスだったのか」

その他の出演者:
Laura Linney ・・・ Lorraine Sullenberger
Blake Jones ・・・ Sully (16 years old)
Anna Gunn ・・・ Dr. Elizabeth Davis
Autumn Reeser ・・・ Tess Sosa
Ann Cusack ・・・ Donna Dent
Holt McCallany ・・・ Mike Cleary
Mike O'Malley ・・・ Charles Porter
Jamey Sheridan ・・・ Ben Edwards
Jerry Ferrara ・・・ Michael Delaney
Molly Hagan ・・・ Doreen Welsh
Max Adler ・・・ Jimmy Stefanik
Sam Huntington ・・・ Jeff Kolodjay
Michael Rapaport ・・・ Pete the Bartender
Wayne Bastrup ・・・ Brian Kelly
Valerie Mahaffey ・・・ Diane Higgins
Jeff Kober ・・・ L. T. Cook
Molly Bernard ・・・ Alison
Chris Bauer ・・・ Larry Rooney

User Rating:7.5/10( 191,726 votes)IMDb
  User Rating:8.3/10( 6,397 votes) Yahoo!
オトーサン、
「佳作」

アカデミー賞ノミネート 
音響賞(編集) 

User Reviews 
seshasai-trisさん 
2016年9月6日
すばらしいシナリオ、そして強烈な演技と感動

私は、ボストンで試写会に出席できた
ラッキーな少数のひとりだ。
私は、事故のニュースをフォローしていた。
テレビでカバーされたし、
ヒアリングはYouTubeに載った。
YouTubeの映像を5時間分も見たので、
映画が新しいことを提供できるか懐疑的だった。
だが、圧倒された。
本当に明らかにされない話があった。
終始、ドラマ、アクション、強さがあった。
多くの聴衆は、泣いていた。
IMAX版だったので、音響効果がリアルだった。
シナリオはユニークで、
イーストウッドは、傑出した監督で
人の心をつかむ物語に仕上げた。
トム・ハンクスは、映画の核心だった。
演技は最高。
サレンバーガー機長とのミーティングが
大いに寄与したにちがいない。
副機長役アーロン・エッカートも、
さりげないユーモアのある
すばらしい仕事で、存在感をしめしていた。
イーストウッド監督は、YouTubeでのヒアリング映像を
巧みに使っている。
すばらしい演技、見事なシナリオ、きちんとした編集、
すばらしくビジュアル、音響効果もあって、
2016年で最高の映画だ。
とりわけ、ハートがある!

オトーサン、
「同感!」

黒美君彦さん 
2016年10月20日
208秒

ギリギリの状況でギリギリの決断をする…
英雄ともてはやされたパイロットに
「その決断は本当に正しかったのか」と問う
国家運輸安全委員会(NTSB)。
冷静にそれに反論するチェスリー・サレンバーガー機長。
コンピューターによるシミュレーションの結果から、
疑義を示すNTSBに対し
「人が関わっている要因が抜けている」と反論する。
世界中がシステムに覆われている中、
時にシステムや機械の無謬性が
人間の判断を誤りとみなす恐れが常につきまとう。
巨大システムである旅客機であれば尚更そうだろう。
この作品では208秒の決断が問われるが、
最後に責任を負うのはシステムでも機械でもなく、人間だ。
機長はある種のPTSDのような幻覚に襲われる。
ひとつ間違えていたら、
9.11テロのように
高層ビルに突っ込んでいた可能性があったのだ。
その瞬間は考えなかったとしても、
省みて恐怖に襲われることは十分考えられる。
トム・ハンクスは安定した演技で、
時折不安に襲われる機長を巧演している。
クリント・イーストウッド監督は、
職人技で「いい話」を葛藤の物語として描いてみせている。
が、きわめてわかりやすいストーリーで
これまでの彼の作品のような多義性はない。
こんな映画も作れるよ、といったところか。
暗くよどんだ空気に、一服の清涼剤。
プロって何だ?ということを問いかけてくる佳作。


アート オブ ウォー2

オトーサン、
「ウェズリー・スナイプス主演作か」
ブレイド三部作で、格闘アクションスターとしての
地位を確立しまた。

格闘アクション・スター
原題:The Art of War II: Betrayal (2008) 
監督:Josef Rusnak 
脚本:Keith Shaw/Jason Bourque  
Genre:Action/ Thriller 
Country: Canada 
Language: English 
上映時間:103分
あらすじ:
ニールは、
国連の特殊諜報部員だったが、
同僚の手によって罠に堕ち、引退。
現在は、アクション映画のアドバイザーとして
生計を立てている。
ある日、ショーのマーシャルアーツの
恩師の訃報が届く。
その散骨の場で、恩師の娘メリナは、
父親の死にショーの過去が関係していると告げる。
一方、政界進出の野心を抱く
アクションスター、ギャレットは、
ニールに女性スキャンダルのもみ消しを依頼する。
これを機にニールは、再び諜報の世界に身を投じ、
かつての仲間ティム神父らと調査を進める。
そうして、上院軍事委員会を牛耳る議員と
軍需産業ライカー社の会長が
絡む汚職事件と陰謀が浮かび上がる・・・

出演者:
Wesley Snipes ・・・ Agent Neil Shaw(ニール)
Athena Karkanis ・・・ Melina Cruz(メリナ)
Lochlyn Munro ・・・ Garret(ギャレット)
Winston Rekert ・・・ Reverend Tim(ティム神父)
オトーサン、
「ウェズリー・スナイプス、残念なことになったね」
・08年、脱税が発覚して禁固3年の実刑判決た。

ヴェネチア国際映画祭受賞 
・男優賞 ワン・ナイト・スタンド

その他の出演者:
Ryan McDonald ・・・ Alex
Rachel Hayward ・・・ Senator Carlson
Scott Heindl ・・・ Graham
Michael Ryan ・・・ Senator Phillips
Olivia Cheng ・・・ Geena
Paul Bae ・・・ Stan
Clifford W. Stewart ・・・ Mom
Anna Mae Routledge ・・・ Tammy
Eric Brecker ・・・ Becker
Kenneth Yanko ・・・ General
Dean Redman ・・・ Team Leader
Michael Phenicie ・・・ Sallas

User Rating:4.3/10( 3,335 votes)IMDb
  User Rating:4.7/10( 44 votes) Yahoo!
オトーサン、
「低いね」

User Reviews 
originalikoさん 
2008年10月29日
あんたが期待していた通りだろ

この映画の悪い評価が分からん。
この手の映画を期待していたんだろう。
見る価値がある平均的な映画だ。
演技は、フツー、プロットはOK。
この映画ジャンルのテストケースだ。
主役を殺したい悪人どもがいる
いくらかプロットに穴があり、
状況の急転がある。
ドラマチックすぎることもなく、
まさに、期待していた通りのもの。
ウェズリー・スナイプスは、
いつもとまったく同じ表情だ。
彼のファンなら、
彼がもう一度戦うのを見られて
楽しめるだろう。
何といったって、
これよりずっと悪い映画、ゴマンとある。

オトーサン、
「シリーズなんだ」
第1作 アート オブ ウォー  (2000)  
第2作 アート オブ ウォー2(2008)  
第3作 アート オブ ウォー3(2009)  

BLADEさん 
2010年1月21日
こんなもんか

シリーズ化するとは、思わなかった。
数あるスナイプスのキャラで良くあるものだしね。
別に前作見てなくても影響なし。
出演陣の顔ぶれをみると、
前作より予算は少ないようだ。
出だしのアクションがシルエットになっていたり、
細かいカットになっていたりする。
なんか良く分からない。
ラストのどんでん返しも冷める。


クロッシング・デイ

オトーサン、
「自伝なんだ」
ブライアン・グッドマンが監督・脚本・出演し、
犯罪に手を染めて育った自分の半生を映画化した。
紆余曲折の末、足を洗えたのは、すごいですね。

原題:What Doesn't Kill You (2008) 
監督:Brian Goodman    
脚本: Brian Goodman/ Paul T. Murray/ Donnie Wahlberg 
Genre:Crime/ Drama 
Rated R for language, drug use, 
some violence and brief sexuality 
Country: USA 
Language: English 
上映時間:100分
あらすじ:
ブライアンとポールは、
サウスボストンの貧困街で育った。
幼い頃から犯罪に手を染めていた。 
ブライアンは幼馴染みのステイシーとの間に、
2人の子をもうける。 
ブライアンとポールが犯罪で稼いだ金は、
ギャングへの上納金でほとんど自分たちには残らない。 
副業を始めるが、コカイン中毒になる。 
やがて2人は逮捕され、5年間の実刑となり服役する。
ところが、2人は服役中にも問題を起こし、
ポールはブライアンをかばうため
1人で罪を被り刑期が延びる。 
先に出所したブライアンは更生しようと努めるが、
生活は苦しい。
ギャングに戻るか、貧しくとも普通に生きるか、悩む。 
ポールが出所すると、
ブライアンは現金輸送車襲撃を持ちかける・・・

出演者:
Mark Ruffalo  ・・・ Brian(ブライアン)
Ethan Hawke  ・・・ Paulie(ポール)
Amanda Peet  ・・・ Stacy(ステイシー)
オトーサン、
「イーサン・ホークもいいけど、
マーク・ラファロも、いいね」
イタリア系アメリカ人。下積みが長かった。
脇役が多かったが、
・「キッズ・オールライト」で
アカデミー賞助演男優賞ノミネート。

その他の出演者:
Will Lyman  ・・・ Sully 
Donnie Wahlberg  ・・・ Det. Moran 
Brian Goodman  ・・・ Pat 
Lenny Clarke  ・・・ Hogie 
Angela Featherstone  ・・・ Katie 
Lindsey McKeon  ・・・ Nicole 

User Rating:6.6/10( 10,841 votes)IMDb
  User Rating:6.2/10( 76 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ま、こんなものかも」

User Reviews 
guiltronさん 
2010年1月22日
誠実にしてタフな作品

この力強い実話は、
監督の思い入れもあるが、
マーク・ラファロとイーサン・ホークの
すばらしい演技によって命を吹き込まれている。
すべてがリアル!
運の悪いカードを配られた人生。
この2人のストーリーのキーは、リアリズム。
ブライアンのような人生は、珍しくない。
そんな男女は、無数にいる。
犯罪以外に稼ぐ方法を知らない。
貧しくとも人生を頑張って送る方法を
知らずに成長したのだ。
本作は、初めから私を捕らえた。
キャラクターのリアリズムのためだ
たとえ許すことができなくても、
かれらの行動は理解できる。
すべて実話であるという事実は
ストーリーにインパクトを与えている。

オトーサン、
「地味だけど、良作だね」

kunさん 
2018年1月23日
家庭が大事なギャング 

全体淡々として衝撃的な物は余り無い。
ノンフィクションを少し脚色したので
ギャングだって人の子だ、
そう大して変わらないと訴えてる様な。
セリフが多く殆ど会話の展開で、
其れも日常的な物。
お金が足りない、これから如何する、
真面目に働く、いい話が有る、嘘ばかり
いい加減にして、
夫婦の会話、仲間の会話がほとんど。
放送欄の映画紹介の衝撃的ラスト
・・・何もない。宣伝は嘘 
BS放送は地上波より、荒んでる。


ブレードランナー

オトーサン、
「2003年に見たね」
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
・ブレードランナー 映画批評NO.☆424
ブレードランナーとは
レプカリントの犯罪や叛逆にそなえ、
彼らを識別し抹殺する刑事のこと。
レプリカントとは、
遺伝子工学でつくられた人造人間で、
宇宙探索や植民地惑星での危険な労働に従事し、
あらかじめ死期もセットされている。

原題:Blade Runner (1982)  
監督:Ridley Scott  
原作:Philip K. Dick
脚本:Hampton Fancher
Genre: Action / SF / Drama 
上映時間:117分
あらすじ:
2019年。
地球人は宇宙へ進出し、
残された人々は高層ビルの林立する
ロサンゼルスに住んでいた。
デッカードは、元上司のブライアントに、
レプリカント4名が地球に侵入したので、
彼らを見つけ出せと命じられる。
彼は、レプカリント製造の
最大手タイレル社に行き、
タイレル博士とレイチェルに出合う。
彼は、レイチェルをテストし、
彼女がレプカリントであることを知るが、
彼女自身はそれを知らなかった。
デッカードはスネーク・ダンスを踊っていた
レプリカントの1人ゾーラを射殺。
レオンに襲われるが、
危ういところをレイチェルに救われた。
その後、2人はアパートで結ばれる。
レプリカントのリーダー
バッティは、自分の死期を知ろうと
タイレル社長と対面し、タイレルを惨殺。
デッカードは、レプリカントのプリスを倒し、
バッティと対決する。
デッカードを追いつめながら
死期を悟ったバッティは、彼を見逃す・・・

出演者:
Harrison Ford ・・・  Rick Deckard(デッカード) 
Sean Young ・・・ Rachael(レイチェル)
Rutger Hauer ・・・  Roy Batty(バッティ)  
Daryl Hannah ・・・ Pris(プリス)
オトーサン、
「レプカリントが生き生きしているね」

その他の出演者:
M. Emmet Walsh ・・・ Bryant
Joe Turkel ・・・  Eldon Tyrell 
Edward James Olmos ・・・  Gaff  
William Sanderson ・・・ J.F. Sebastian  
Brion James ・・・  Leon  
Joanna Cassidy ・・・  Zhora  
James Hong ・・・ Hannibal Chew, Eyemaker  
Morgan Paull・・・  Holden  
Kevin Thompson (II)・・・ Bear  
John Edward Allen ・・・ Kaiser  
Hy Pyke ・・・ Taffey Lewis 

User Rating:8.2/10( 609,994 votes)IMDb
  User Rating:7.9/10( :1,850 votes) Yahoo!
オトーサン、
「名作!」

アカデミー賞 ノミネート
・美術監督・装置 
・視覚効果賞     

User Reviews 
marntfieldさん 
2005年7月14日
永遠

この映画については、
すでに10年間に言い尽されている。
本作は、独創的な「暗い」SFであり、
ジャンルを超えた叙事詩的なストーリーがあり、
時の試練に耐えている。
オリジナルのリリース以来、
フィルムノワール、SF、
そして、現代を最も冷静に象徴的で、
アカデミックに分析した物語があり
今日のCGIに負けないビジュアルもあり、
そこらの大ヒット作をしのぐ。
新しいディレクターズカットは、
多くの映画のリメイクとは違って、
筋書をより明確化し、
すばらしいフィルムを一層よくし、現代化した。
気難かしく理想主義的でない
新世代の観客のために磨きをかけている
ヴァンゲリスの曲は、
1980年代の純粋さを表現し、
ディレクターズカットの
テクスチャーと気分にあう。
DVDコレクションに加えれば、
趣味がよいと言われるだろう。
本作のコンセプトを理解するには、
ニーチェ、ミシェル・フーコー、
デカルト、キルケゴール、
実存主義の哲学者の書に触れるとよい。

オトーサン、
「あの自転車、優れものだったね」
ブランド名「Tyrell(タイレル)」は、
映画ブレードランナーに登場する
アンドロイド製造会社の名前。

ジーナさん 
2009年10月12日
ファイナル版には劣るが・・・

CGではない
と言う事を前提に観ると感動しますね。
中国のような日本の描写やそのセンスはさておき、
スケールの大きな映像と絶妙な光の使い方は
素晴らしいと思います。
そこに流れる音楽も最高です。
とにかく、今観ても通じる映像力から
監督やスタッフたちの並々ならぬ努力を
感じずにはいられませんね。
設定は近未来のロサンゼルスですが、
発展と退廃のどちらも混在する世界観が絶妙です。
昼間のシーンが無いのは残念ですが、
CGじゃないので仕方がないですね。
感情を持つロボット(レプリカント)と言うのは
現在では何の新鮮味もないですが、
レプリカントが感情をもち思考するようになると
人間には不都合と言う理由で
短い寿命になっているのがGOOD
その設定のおかげで
完全な善と悪になっていないのが
深みを出せていると思います。
まぁ、善悪が曖昧なので
スッキリ爽快とは行かず後味は悪いですがね(汗)
それぞれを演じた役者さんの熱演も
見事なものでしたが、
なかでもルトガー・ハウアーとダリル・ハンナは
一見の価値アリでしょう。
特にルトガー・ハウアーのラストカットは額に入れて
飾っておきたいほど絵になります(笑)
彼の存在感が凄すぎるのでハリソン・フォードに
何のオーラも感じませんでした(爆)
ちなみに何度観てもショーン・ヤングの魅力と
演技力が私には見出せません。
前半のストーリーは安っぽくて好きじゃないですが、
後半になるにつれ滲み出る悲哀感は
味わい深いモノがあります。
ただ・・・ロマンス部分はかなり強引だし、
対決シーンに関しても一方的だったり
逃げているだけなので
それほど良く出来た脚本には思えません。
宇宙から侵入したレプリカントたちと言う割には
一切宇宙の話が出てこないし、
舞台もロサンゼルスだけで地球全体が
どんな感じなのかもセリフにさえ出てこないなど
物足りない部分もありました。
予算のほとんどを映像に費やしたのでしょうから
ストーリーの詰めが甘いのは
仕方が無いかもしれませんがチョット残念です。
熱狂的なファンも多いし、
一般的な評価も高い作品ですが、、
正直、映像とルトガー・ハウアーが
評価のほとんどを占めていると言っても
過言ではないでしょう。
追記;哲学的でもあり、職人技の光るSF作品ですが
個人的にナレーションに違和感があったので
評価はファイナルカット版より低くさせていただきました。


映画の採点簿

ブレードランナー*****
クロッシング・デイ****
アート オブ ウォー2***
ハドソン川の奇跡*****
映画 かいけつゾロリ ZZ(ダブルゼット)のひみつ*****
海よりもまだ深く****
ハート・オブ・ウーマン****
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ****
ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ*****
オーシャンズ8****
フォレスト・ガンプ/一期一会*****
喜劇 駅前飯店****
愛と哀しみのボレロ*****
バトル・オブ・ザ・セクシーズ*****
喜劇 駅前漫画****
*****
ペレ 伝説の誕生*****
喜劇 駅前番頭****
沈黙の粛清****
KANO 〜1931 海の向こうの甲子園〜****
アンコール!!*****
ルパン三世 イタリアン・ゲーム****
ジャンゴ 繋がれざる者*****
スピード2****
眠狂四郎 多情剣****
バッチ・アダムス*****
クライムダウン****
アントマン&ワスプ****
マイ・カントリー マイ・ホーム****
皆殺し無頼****
ヴァイラス****
イップ・マン 序章*****
喜劇 駅前満貫*****
たたり*****
スティーヴ・オースティン ザ・ハンティング****
ジャンヌダルク****
女神の見えざる手*****
イップ・マン 葉問*****
グレース・オブ・モナコ 王妃の切り札****
喜劇 駅前学園***
マッキントッシュの男****
緑の光線*****
シャイニング*****
暁の用心棒****
ミッション:インポッシブル/フォールアウト*****
喜劇 駅前探検****
ハングリー・ラビット****
フラッシュダンス****
ボディガード****
シュガー・ラッシュ*****
ハートビート****
ウィッカーマン***
デッド・オア・ラン****
未来のミライ****
マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー*****
スティーヴ・オースティン ザ・ストレンジャー****
マン・ダウン 戦士の約束****
先生と迷い猫***
眠れぬ夜のために****
ハッド*****
スカイスクレイパー****
ならず者たち****
ウインド・リバー*****
孤独の暗殺者/スナイパー****
ボブという名の猫 幸せのハイタッチ****
地獄の黙示録*****
あの日のように抱きしめて****
喜劇 駅前開運****
交渉人*****
ハード・ソルジャー 炎の奪還****
東ベルリンから来た女****
大砂塵*****
コップ・ベイビー****
ペイル・ライダー*****
S.W.A.T. アンダーシージ****
お米とおっぱい。****
ハリウッド玉手箱*****
レッド・オクトーバーを追え!*****
SING/シング****
バッド・ジーニアス 危険な天才たち*****
ユニバーサル・ソルジャー/ザ・リターン****
ゲノムハザード ある天才科学者の5日間****
名探偵コナン 世紀末の魔術師*****
海の上のピアニスト*****
ダンサー・イン・ザ・ダーク*****
小さな恋のメロディ*****
ロードキラー****
蜘蛛巣城****
打ち上げ花火 下から見るか? 横から見るか?***
怪盗ルビイ*****
母と暮らせば*****
スラップショット*****
マルコヴィッチの穴*****
夜は短し歩けよ乙女****
夜明け告げるルーの歌****
オースティン・パワーズ****
ヴェラクルス*****
忍びの国***
平成狸合戦****
突撃隊*****

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