オトーサンの2019年その2

ほのぼの映画批評

前口上

ハリウッド映画の3D化が進んでいます。
でも、相変わらず、CGに頼り過ぎが目立ちます。
ひとびとは、冴えた技術だけを見に行くのでしょうか?
好不況を問わず、どう生きるかを知りたいのでは?
薄っぺらな人間ばかりではなく、
本物の人間による本物のドラマを見たいのでは?
見る本数が増え、年齢を重ねる度に、
その思いが強くなってきました。

映画の採点簿へ
目次

6839 ホワイトアウト(TV 2009) 6838 座頭市 あばれ凧(BS 1964) 6837 劇場版ポケットモンスター みんなの物語(TV 2018) 6836 60セカンズ(BS 2000) 6835 マーシャル・ロー(DVD 1998)
6834 シュガー・ラッシュ:オンライン(DVD 2018) 6833 アパッチ(BS 1954) 6832 サイバー・リベンジャー(TV 2016) 6831 劇場版ポケットモンスター キミにきめた!(BS 2017) 6830 座頭市兇状旅(BS 1963)
6829 ストレイト・ストーリー(DVD 1999) 6828 ロスト・バケーション(TV 2016) 6827 影の軍隊(BS 1969) 6826 赤い河(BS 1948) 6825 フォーリング・ダウン(TV 1993)
6824 メリー・ポピンズ リターンズ(DVD 2018) 6823 国際市場で逢いましょう(BS 2014) 6822 スパイダーマン(TV 2002) 6821 ブルーサンダー(BS 1983) 6820 隣のヒットマン(BS 2000)
6819 張り込み(BS 1987) 6818 ザ・メキシカン(BS 2001) 6817 万引き家族(DVD 2018) 6816 ビバ!マリア(BS 1965) 6815 アラモ(BS 1960)
6814 ギャング・オブ・ニューヨーク(BS 2002) 6813 ムッソリーニとお茶を(DVD 1996) 6812 ロルカ、暗殺の丘(DVD 1996) 6811 ガリバー旅行記(DVD 2010) 6810 ぼくたちの家族(TV 2013)
6809 エネミーライン3 激戦コロンビア(TV 2009) 6808 シュリ(DVD 1999) 6807 ヒマラヤ杉に降る雪(DVD 1999) 6806 依頼人(TV 1994) 6805 ボルケーノ(BS 1997)
6804 大脱獄(BS 1970) 6803 踊る大捜査線 THE MOVIE(BS 1998) 6802 バンコック・デンジャラス(TV 2008) 6801 ボーイズ・ドント・クライ(DVD 1999) 6800 ターザン(DVD 1999)
6799 少林サッカー(BS 2001) 6798 五人の軍隊(BS 1969) 6797 エージェント・マロリー(TV 2011) 6796 スペシャル・フォース 壮絶!人質奪還作戦(TV 2011) 6795 沈黙の激戦(BS 2016)
6794 ルパン三世 DEAD OR ALIVE(BS 1996) 6793 キッド(DVD 1921) 6792 グリーンマイル(DVD 1999) 6791 マトリックス(TV 1999) 6790 ミケランジェロ・プロジェクト(BS 2014)
6789 シャンドライの恋(DVD 1998) 6788 ボヘミアン・ラプソディ(DVD 2018) 6787 新・荒野の七人/馬上の決闘(BS 1969) 6786 さらば、わが愛 /覇王別姫(BS 1993) 6785 喜劇 駅前怪談(TV 1964)
6784 キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(BS 2002) 6783 キャッツ&ドッグス 地球最大の肉球大戦争(TV 2010) 6782 レジェンド 狂気の美学(TV 2015) 6781 リプリー(DVD 1999) 6780 ザ・ビーチ(DVD 2000)
6779 空の大怪獣 ラドン(BS 1956) 6778 リベンジ・リスト(TV 2016) 6777 ワタシが私を見つけるまで(TV 2016) 6776 コブラ(TV 1986) 6775 アメリカン・ビューティ(DVD 1999)
6774 マグノリア(DVD 1999) 6773 太陽はひとりぼっち(BS 1962) 6772 サバイバー(TV 2015) 6771 ジャン=クロード・ヴァン・ダム/ファイナル・ブラッド(BS 2017) 6770 キング・オブ・デストロイヤー/コナンPART2(BS 1984)
6769 U-571(DVD 2000) 6768 コッホ先生と僕らの革命(TV 2011) 6767 オール・アバウト・マイ・マザー(DVD 1999) 6766 ザ・ファーム/法律事務所(BS 1993) 6765 遠い喇叭(BS 1964)
6764 雨あがる(BS 1999) 6763 スタンド・バイ・ミー(BS 1986) 6762 サイダーハウス・ルール(DVD 1999) 6761 アンナと王様(DVD 1999) 6760 アンダーカヴァー(TV 2007)
6759 名探偵コナン ゼロの執行人(TV 2018) 6758 ホットロード(TV 2014) 6757 復讐捜査線(TV 2010) 6756 バーティカル・リミット(DVD 2000) 6755 映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ 〜拉麺大乱〜(TV 2016)
6754 映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん(TV 2014) 6753 パシフィック・ウォー(BS 2016) 6752 シックス・デイ (DVD 2000) 6751 エントラップメント(TV 1999) 6750 決断の3時10分(BS 1957)
6749 オータム・イン・ニューヨーク(DVD 2000) 6748 ホワット・ライズ・ビニース(DVD 2000) 6747 仁義(BS 1970) 6746 ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(BS 2016) 6745 レッドタートル ある島の物語(TV 2016)
6744 チャーリーズ・エンジェル(DVD 2000) 6743 トランスポーター(BS 2002) 6742 この胸のときめき(DVD 2000) 6741 大いなる西部(BS 1958) 6740 初恋のきた道(BS 1999)


ホワイトアウト

オトーサン、
「邦画のほうが出来がいいね」
・ホワイトアウト 映画批評NO.69
原作は、真保裕一
監督は、若松節朗、
主演は、織田裕二でした。

原題:Whiteout (2009) 
監督:Dominic Sena
原作:Greg Rucka/ Steve Lieber
脚本:Jon Hoeber/Erich Hoeber/
Chad Hayes/Carey W. Hayes
Genre:Action/ Crime/ Horror
Country: USA / Canada / France / Turkey 
Language: English / Russian 
上映時間:101分
あらすじ:
南極大陸。
米国観測基地アムンゼン・スコットに滞在する
米国連邦保安官のキャリーは、
この世界にウンザリしていた。
6ヶ月続く白夜の冬が到来する前に、
最後の輸送機に乗って南極を出て、
この仕事を辞めるつもりでいた。
だが、彼女の帰郷を妨げる事件が発生する。
米国観測基地とロシア基地の間にある
氷床で死体が発見されたのだ。
血と氷によって地面に凍りついた
その死体の腕と足は奇妙にねじ曲がっていた。
犠牲者は、
隕石の破片を調査するチームのメンバーで
米国の地質学者のワイスという男。
調査によって、
沢山の砕けた骨と脚の生々しい傷が
雑に縫い合わされていること、
死因がアイスピッケルによる
深い胸の傷だということがわかる。
そして更なる謎は遺体の発見場所。
そこは、トラックも地図も装備も
周りに何もない場所だった。
そんなところで彼は一体何をしていたのか?
捜査の途中、キャリーはロシア基地にいた
国連調査員のプライス、
輸送機パイロットのデルフィと出会う。
さらにもう1人、キャリーとともに
基地に滞在していた
医師フューリーは、事件解決のため、
孤立無援の観測基地に取り残される。
そこには恐らく犯人も……。
極限状態の中、ホワイトアウトが発生。
その中では、殺人者の姿すら、
吐息が聞こえるほどの
距離にならなければ見えない・・・

出演者:
Kate Beckinsale ・・・ Carrie Stetko(キャリー) 
Tom Skerritt ・・・ Dr. John Fury(フューリー) 
Columbus Short ・・・ Delfy(デルフィ) 
Gabriel Macht ・・・ Robert Pryce(プライス) 
オトーサン、
「ケイト・ベッキンセイルは、まあまあ」
「パール・ハーバー」で、ヒロイン。
降板したシャーリーズ・セロンの代役でした。

その他の出演者:
Alex O'Loughlin ・・・ Russell Haden
Shawn Doyle ・・・ Sam Murphy
Joel Keller ・・・ Jack
Jesse Todd ・・・ Rubin
Arthur Holden ・・・ McGuire
Erin Hicock ・・・ Rhonda
Bashar Rahal ・・・ Russian Pilot
Julian Cain ・・・ Russian co-pilot
Roman Varshavky・・・Russian guard
Dennis Keiffer・・・Russian guard
Andrei Runtso ・・・Russian guard
Steve Lucescu ・・・ Mooney
Paula Jean Hixson ・・・ Lab Tech
Craig A. Pinckes ・・・ Craig Pinckes
Sean Tucker ・・・ Operations Tech
Marc James Beauchamp ・・・ Anton Weiss
Nick Villarin ・・・ Newbie
Louis Dionne ・・・ Man in Hall
Patrick Sabongui ・・・ Miami Prisoner

User Rating:5.5/10( 35,645 votes)IMDb
  User Rating:5.3/10( 268 votes) Yahoo!
オトーサン、
「狙いはいいが、撮影技術が追いついていない」

User Reviews 
callanvassさん 
2010年5月29日
悪くはない。
良い雰囲気だし、舞台がいい

人々は、悪いと主張するが、
私は、いい時間を過ごせた。
中盤がかったるいが、
エキサイティングなフィナーレが、
それを償っている。
キャストがいい。
こんなに過酷な天候下で、
撮影するのは大変だったろう。
残念ながら、ひねりが読めた。
主役のケイト・ベッキンセイルは、非常によい。
彼女は好ましく、勝気だ。
プライス役のガブリエル・マクトは、好演している。
かなりのカリスマだった。
トム・スケリットの医師役は、OK。
いい風貌だった。
デルフィ役のコロンバス・ショートも好ましい。
DVDで見るといい。いい時間を過ごせる。

オトーサン、
「同感」
画面が暗すぎたり、
逆にホワイトアウトだったり。

ジーナさん 
2010年11月18日
スッキリせず・・・

南極で起きた殺人事件に対処する
女性捜査官の姿を追ったサスペンスアクションです。
事件の裏に潜んだ計画や捜査官のトラウマなど
ストーリーは大まかで結構いいかげんな感じでした。
過去のつながりや犯人探しなど
もう少し丁寧に脚本を仕上げるべきだった
と思いますよ。
まぁ、この作品はストーリー云々ではなく
南極という舞台だけで
勝負してるようなもんですよね(爆)
過酷な状況下でどう生き残るかに
全てをかけてると言っても過言ではないでしょう。
だからストーリーになんの緊張感も無かったけど、
南極の厳しい自然は緊迫感がありました。
もちろん真っ白な世界を
素晴らしい眺めとして
楽しむこともできました。
ただね・・・見せ場であろう
肝心のホワイトアウトシーンは画面が白くなりすぎて
何がどうなってるのか
サッパリ分かりませんでしたよ(爆)
端整な顔立ちが美しく華やかな
ケイト・ベッキンセールは白い世界に
ばっちりハマる女優さんですね。
彼女のファンなら満足度は高まるかもしれません。
記憶に残るようなストーリーではありませんでしたが、
ケイト・ベッキンセールだけは覚えていられそうです(笑)
でも・・・キャラが立っていないので
折角の彼女の魅力も薄い印象でしかないのが
残念でなりません。
逃げ回れない環境というのはスリリングでしたが、
逆に動ける範囲が限られているというのが
作品のスケールを小さくさせてしまった気がします。
南極という広大でありながら
閉ざされた特殊な空間が良いほうにも悪いほうにも
転んでしまったのが勿体なかったですね。
1時間半強という短さは救いだった・・・か(爆)


座頭市 あばれ凧

オトーサン、
「これも、面白いね」
座頭市シリーズの第七作です。
題名は、「座頭市 あばれ凧」よりも、
「座頭市 あばれ花火」かな。

原題:座頭市 あばれ凧(1964)
監督:池広一夫  
原作:子母沢寛
脚本:犬塚稔
Genre:時代劇
上映時間:82分
あらすじ:
甲州の宿場外れでヤクザ清六から、
鉄砲で射たれた座頭市は、
救ってくれ治療費まで置いて行った
名も知らぬ恩人を追って鰍沢へ。
鰍沢は富士川を挟んで、
津向の文吉と竹居の安五郎が対立していた。 
文吉は、今年も河原で花火をあげて
近在の人々を喜ばせようと
江戸の花火師久兵衛を招き、
姉娘お国を迎えにやったのだが、
市を救ったのはこのお国だった。
これを知った市は、お国に厚く礼を言い、
按摩として文吉の家に厄介になった。
吃安と仇名さる安五郎は、
妹お仙が代官の妾という立場を利用して、
文吉の縄張りを狙い、
ことある毎に文吉に因縁をつけていた。 
だが、柔和な文吉は取り合わず、
血気にはやる乾分をなだめていた。
そんなところに清六が文吉の家に帰って来た。
清六は文吉の息子で、
親姉妹に迷惑をかけて出奔していた。
清六は市をみてびっくりした。
彼は渡世人の中で名高い座頭市を討って、
男をあげようとしたのだ。
だが、盲目の市は清六と会っても
己を射った人間だとは知る由もなかった。
この清六が、吃安の罠にかかって捕えられた。 
縄張りをよこすか、清六の命かという掛け合いに、
市は密かに吃安宅に侵入し無事清六を救出した。
吃安は、風のごとく清六を擢っていった按摩が、
兇状持で有名な座頭市と知って、
代官所に座頭市召捕りの願いを出した。
それを知った文吉は、市の身辺を慮って
事情を明かさず早立ちさせた。
邪魔者の市が去ったとみるや、
吃安一家は、用心棒の天玄を先頭に、
文吉宅に殴り込みをかけた。
不意討ちをうけた清六、文吉は倒された。 
だが、戦勝に酔う吃安宅に
怒りに身を奮わせた座頭市が・・・

出演者:
 勝新太郎 ・・・座頭市 
 久保菜穂子 ・・・お国 
 田島隆 ・・・清六
 遠藤辰雄 ・・・竹屋の安五郎
オトーサン、
「勝新、いいね」
遠藤辰雄の悪役ぶりも、なかなか。
ヤクザや悪役からコミカルな三枚目まで
演技幅は広いようです。

その他の出演者:
 渚まゆみ ・・・お志津 
 五味龍太郎 ・・・浪人 芝山天玄 
 中村豊 ・・・津向乾分 目吉 
 杉田康 ・・・竹屋の代貸 松次 
 香川良介 ・・・津向の文吉 
 左卜全 ・・・花火師久兵衛 
 越川一 ・・・竹屋の乾分 平太 

User Rating:6.0/10( 6 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:8.0/10( 9 votes) Yahoo!
オトーサン、
「水中での斬り合いは、斬新だね」

User Reviews
nabeさん 
2010年9月12日
死んでもらいます

あざやかにハエを切る冒頭のシーンから
一気にテンポ良く進んでいく。
安五郎と文吉のヤクザの縄張り争いに
座頭市が絡み、まるで東映の任侠映画のようだ。
いい方の親分が殺されたと知った市は、
仕返しに単身乗り込んでゆく。
その殺陣の鋭さは重厚な演出と相まって、
座頭市シリーズの白眉とよべる名場面に違いない。
そしてラストシーンのなんとシュールなことか。
初めて二度観たくなった座頭市である。

オトーサン、
「子母沢寛の原作がよくできている」

イニシャルKさん 
2005年11月18日
たけしの座頭市

1年ぐらい前に
たけしの座頭市をはじめて見たあとに見た
勝新の座頭市がコレ。
当時、勝新の座頭市をみるのは
1作目以来だったと思うけど、
劇中にある
「平手造酒を斬った兇状持ちの座頭市・・・」
みたいなセリフにニヤリとさせられた。
やっぱりたけしのよりはこっちのほうが面白かった。
悪役側に座頭市と対決する用心棒がいなかったのが
ちと残念と思うもののシリーズ初心者には
(当時、自分がこのシリーズを見るのは本作が3作目。)
これでちょうど良かったかもしれない。 


劇場版ポケットモンスター みんなの物語

オトーサン、
「文部省推薦映画みたいだね」
悩んでいる5人が再生に向けて一歩、
みんなの協力で、大きなことを成し遂げる。
なんて、いい話なんでしょう。

原題:劇場版ポケットモンスター みんなの物語(2018) 
監督:矢嶋哲生
原案:田尻智
脚本:梅原英司 / 高羽彩
Genre:アドベンチャー/ファミリー
上映時間:100分
あらすじ:
人々が風と共に暮らす街フウラシティ。
そこでは古くから1年に1度
“風祭り”が行われており、
祭りの最終日に姿を現す
伝説のポケモン“ルギア”から
恵みの風をもらっていた。
偶然、風祭りに参加していた
サトシとピカチュウは、
ポケモン初心者の女子高生リサ、
嘘をつくのがやめられないホラ吹き男のカガチ、
気弱で人付き合いが苦手な研究家のトリト、
ポケモンを毛嫌いするおばあさんのヒスイ、
そして幻のポケモン“ゼラオラ”と関係がある
謎の少女ラルゴの5人と出会う。
それぞれが悩みを抱え、
パートナーのポケモンと
一歩を踏み出せないでいたが・・・

声の出演者:
松本梨香 ・・・サトシ 
大谷育江 ・・・ピカチュウ
川栄李奈 ・・・リサ
大倉孝二 ・・・カガチ
オトーサン、
「挫折したリサ、嘘で固めたガガチ、
よく描きこまれているね」

その他の声の出演者:
 林原めぐみ ・・・ムサシ 
 三木眞一郎 ・・・コジロウ 
 犬山イヌコ ・・・ニャース 
 芦田愛菜 ・・・ラルゴ 
 川栄李奈 ・・・リサ 
 濱田岳 ・・・トリト 
 大倉孝二 ・・・カガチ 
 野沢雅子 ・・・ヒスイ 
 中川翔子 ・・・リク 
 山寺宏一 ・・・オリバー市長 

User Rating:6.1/10( 28 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:7.8/10( 916 votes) Yahoo!
オトーサン、
「高いスコアだね」

User Reviews 
民朗さん 
2008年8月6日
子どもには少々難しいお話

オリジナルとクローンの対立と共生、
自己の存在とは?
生まれてきた意味とは何か?
という子どもには少々難しいお話です。
それでも子ども向けアニメで
現代版フランケンシュタインを作る
小学館は侮れないし、その志を非常に高く評価したい。
しかし最後にサトシがポケモンから力を貰って
簡単に生き返ってしまうのは
少し苦言を呈したくなりましたが。 

オトーサン、
「同感」

yukinonさん 
2019年1月14日
近年のポケモン映画の中では良作

近年のポケモン映画は似たような内容が多く、
マンネリ状態に感じていたのですが、
今作はデザインもストーリーも
今までのポケモン映画とは大きく異なり
とても面白かったです。
驚きだったのは、
今までの映画作品においては
サトシがキーパーソンとして
活躍することが多かったのにも関わらず、
今作ではサブキャラクターたちも
サトシと同じくらい主人公をしていたところ。
かといってサトシの影が薄い訳ではなく、
サトシの言葉によって登場人物たちが勇気づけられ、
それぞれ新しい一歩を歩んでいくので
むしろ影が強いです。
今までのポケモン映画とは
一線を画する新しいポケモン


60セカンズ

オトーサン、
「2000年に見たね」
・60セカンズ 映画批評☆NO.77
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
「監督は、どういうひと?」
・誕生日:1949/4/26
・誕生日:オハイオ州ナイルズ 
代表作は、
・カリフォルニア
・60セカンズ
・ソードフィッシュ 映画批評☆NO335
・ホワイトアウト
・デビルクエスト 映画批評NO 6350

原題:Gone in Sixty Seconds (2000)
監督:Dominic Sena 
脚本:H.B. Halicki/ Scott Rosenberg   
Genre:Action/ Crime/ Thriller 
Country: USA 
Language: English 
上映時間:118分
あらすじ:
メンフィスは、高級自動車専門の窃盗。
今は、カートレース場を経営。
そこへ昔の仲間がやってきて
メンフィスの弟キップの命が危ないと告げる。
キップが車の窃盗に手を染めたものの
警察に見つかり、
地元を牛耳るカリートリーの怒りを
買ってしまったのだ。
本来ならカリートリーを経て
船積みされるはずだった
高級車50台を出航までに集め、
積み込まなければキップの命はない。
そこでメンフィスは昔の仲間を集めて
再び昔の稼業をすることになった。
修理工場を営んでいるオットーを訪ねるが、
みんな死んでいたり捕まっていたりで、
実際に集まったのは車の教習官をしているドニーと
解剖医をしているスフィンクスのみだった。
恋人スウェイに、キップらも加わり、
残された24時間で作業に取りかかる。
着々と船に積み込む
兄の仲間たちの足を引っ張るように、
盗みに手こずるキップの仲間たち。
メンフィスが再び車を盗むという
情報を聞きつけた警察も市内に捜査網を敷く。
警察に追われながらもやっとの思いで
最後の1台を納品。
だが約束の時間を10分オーバーしていた。
冷徹なカリートリーは弟に代わって
兄メンフィスの命を奪おうとし、
スクラップ工場で死闘のレースが繰り広げられる・・・

出演者:
Nicolas Cage ・・・ Randall "Memphis" Raines(メンフィス)
Giovanni Ribisi ・・・ Kip Raines(キップ)
Angelina Jolie ・・・ Sara "Sway" Wayland(スウェイ)
Robert Duvall ・・・ Otto Halliwell(オットー)
Christopher Eccleston ・・・ Raymond Calitri(カリートリー)
オトーサン、
「アンジェリーナ・ジョリー、目立たないね」

その他の出演者:
Will Patton ・・・ Atley Jackson
Delroy Lindo ・・・ Detective Roland Castlebeck
Vinnie Jones ・・・ Sphinx
Scott Caan ・・・ Tumbler
T.J. Cross ・・・ Mirror Man
James Duval ・・・ Freb
Timothy Olyphant ・・・ Detective Drycoff
Chi McBride ・・・ Donny Astricky
William Lee Scott ・・・ Toby
Grace Zabriskie ・・・ Helen Raines
Frances Fisher ・・・ Junie Halliwell
Stephen Shellen ・・・ Roger
Trevor Goddard ・・・ Don
Master P ・・・ Johnny B
Carmen Argenziano ・・・ Detective Mayhew
Bodhi Elfman ・・・ Fuzzy Frizzel
Arye Gross ・・・ James Lakewood
Dan Hildebrand ・・・ Saul
Michael Pena ・・・ Ignacio
John Carroll Lynch ・・・ Impound Manager

User Rating:6.5/10( 246,677 votes)IMDb
  User Rating:7.1/10( 629 votes) Yahoo!
オトーサン、
「車好きにはたまらんだろうね」
50台の高級車のリストには
ベンツ、ポルシェ、ジャガー、ロールス・ロイス、
フェラーリ、ランボルギーニなど。
日本車は、レクサス、インフィニティ、スープラ、ランクル。

MTVムービー・アワード ノミネート
・アクション・シーン賞    建築現場でのカチェース・シーン 

User Reviews 
MichaelM24さん 
2001年7月22日
 great? no. fun? hell yes! 
すばらしい?No.実に楽しい

本作は、ここ2、3年で見た最も楽しい映画。
少し冗長で、
最後の20分までアクション満載ではないが、
よく出来ていて、キャストもいい。
ニコラス・ケイジ、ウィル・パットン、
ロバート・デュヴァル、ジョヴァンニ・リビジ、
デルロイ・リンド、クリストファー・エクルストンなど。
アンジェリーナ・ジョリーが、唯一の弱い。
彼女に有能なヘアスタイリストが必要だったし、
よい女優ではないので、大した働きをしない。
見ている分にはいいが。
本作には、いいスタイルとよいペースがある。
素敵な窃盗シーも、ユーモアもある。

オトーサン、
「同感」

ジーナさん 
2008年6月26日
カーアクションはスリリング

時間との闘いがメインなんだから、
もっと時間的制限に対する
危機感を演出するべきでしたね。
敵ボスもなんかパッとしないし・・・。
展開が早いのはイイですが、
じっくり見せるところも作るなど
緩急の工夫も必要でしょう。
全体的に無理のアル設定でしたが、
カーアクションは迫力も爽快感もあって良かったです。
金髪アンジーのヤンチャぶりもクールでGOODですし、
主役のニコラス・ケイジも珍しくカッコ良く見えたし、
ロバート・デュヴァルの人間味溢れるキャラもホッと出来るし、
ジョバンニ・リヴィシの八の字眉は
兄役ニコラスと共通しているなどキャスティングは巧みです。
チームプレーなので他の面子の個性も引き出した方が
面白かったと思いますが(汗)
演出、設定以外にもストーリーにインパクトがないので
車が好きな人以外の記憶には
残りにくい作品かもしれません。


マーシャル・ロー

オトーサン、
「何度か見ているね」
・映画批評☆NO.マーシャル・ロー ☆53/2958
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
原作者のローレンス・ライトは、
ピューリッツァー賞作家です。

原題:The Siege (1998)
監督:Edward Zwick
原作:Lawrence Wright 
脚本:Lawrence Wright / Menno Meyjes / Edward Zwick
Genre:Action / Crime / Drama / Thriller 
Rated R for violence, language and brief nudity. 
Country: USA 
Language: English / Arabic/ Spanish
上映時間:116分
あらすじ:
ニューヨーク。
児童を満載したバスが爆破された。
アラブ系テロリストによる残忍な犯行だった。
FBIのハブ刑事は、現場で負傷した。
彼の前に現れたのは、CIA活動員のエリース。
アラブ系アメリカ人社会にコネクションを持っていた。
爆破テロは続き、FBI本部まで爆破される。
大統領は、戒厳令を発令し、ダウロー将軍が指揮をとり、
アラブ人を次々と検挙していく。
エリースは、アラブ人サミールから得た、
テロ活動についての情報をハブに伝えるのだが・・・
 
出演者:
Denzel Washington ・・・ Anthony 'Hub' Hubbard(ハブ)
Annette Bening ・・・ Elise Kraft / Sharon Bridger(エリース)
Sami Bouajila ・・・ Samir Nazhde(サミール)
Bruce Willis ・・・ Major General William Devereaux(ダヴロー将軍)
オトーサン、
「名優揃い踏みだね」

その他の出演者:
Tony Shalhoub ・・・ Agent Frank Haddad
Ahmed Ben Larby ・・・ Sheik Achmed Bin Talal 
Mosleh Mohamed ・・・ Muezzin 
Lianna Pai ・・・ Tina Osu 
Mark Valley ・・・  FBI Agent Mike Johanssen 
Jack Gwaltney ・・・  Fred Darius 
David Proval ・・・  Danny Sussman 
Lance Reddick ・・・  FBI Agent Floyd Rose 
Jeremy Knaster ・・・ INS Official 
William Hill ・・・  INS Uniform 
Aasif Mandvi ・・・ Khalil Saleh 

User Rating:6.3/10( 64,881 votes)IMDb
  User Rating:7.1/10( 386 votes) Yahoo!
オトーサン、
「もっと早く手を打つべきだったね」
1993年2月26日ぎ、テロリストの仕掛けた爆破物を
満載したバンがタワー直下の地下駐車場で爆発、
6人が死亡した。
この時、徹底的に対策していたら、
1999年9月11日の大惨事は防げたかもしれません。

User Reviews 
mlhenryさん 
2003年8月5日
本作は、問題を提起した。
9/11の悲劇の前に尋ねるべしと

本作は、アラブ系アメリカ人に軽蔑された。
私は、1993年のワールドトレードセンター爆破や
逮捕された犯人について、よく知らなかった。
夫と私にとって、本作は怖くて面白かった。
デンゼル・ワシントンは、またも熱演した。
他の出演者も素晴らしかった。
脚本は予言するかのようだ。
テロへの戦いが
ニューヨークで行なわれていたら
何かが起こるかもしれないと。
原作者のローレンス・ライトは、
現在どこにいるのだろう?

オトーサン、
「アネット・ベニング、そう悪くないけど」
アカデミー賞ノミネート
・主演女優賞 キッズ・オールライト    
・主演女優賞 華麗なる恋の舞台で    
・主演女優賞 アメリカン・ビューティー    
・助演女優賞 グリフターズ/詐欺師たち   

ジーナさん 
2010年2月20日
爆風を感じる?!

政府vsテロリストでもFBI対CIAでも
アメリカ軍vsテロ首謀者という訳でもなく、
それぞれが各々の思惑で対峙するので、、
善と悪が面と向って戦うような
分かりやすい作品ではありません。
連携の取れていないこの姿こそが
アメリカの実情だと思えば、
リアルなポリティカルドラマなのかもしれませんが・・・。
登場人物たちの立場や役職を考えると
結構スケールの大きな話になっているのですが、
展開自体は結構狭い範囲で行われています(笑)
CIA組織が絡んでくるでも
FBI組織が絡んでくるでもなく、
あくまでも個人単位で
テロに立ち向かっているのが何だかなぁ〜ですね。
非常時とは言え
軍隊に統治権をゆだねる危機感や恐怖、
誰を信じるべきなのか分からない
不安と緊張感を演出できていないのも
勿体ないですね。
脚本に問題点もあるでしょうが、
監督が違うだけで秀作になり得る
素質は十分あったと思いますよ。
役者さんに関してはデンゼル・ワシントンの独壇場。
正義感が強い情熱的な男を演じさせたら
右に出る者はそういないデンゼルさんの圧勝です。
ブルース・ウィリスなんて
役者としての力量を見せるほどの
見せ場も用意されていませんでした(爆)
アネット・ベニングに関しては、
ミスキャストとしか思えません。
トニー・シャブーフは脇役としての役割を
見事に果たせていました。
9.11以前と以降では、印象が変わる作品なので
忘れた頃に観てみるとイイかもしれません。
とにかく題材が良かっただけに
残念な部分が惜しまれる作品でした。
アクションを期待して鑑賞しないようにしましょう。


シュガー・ラッシュ:オンライン

オトーサン、
「前作は、面白かったね」
・シュガー・ラッシュ 映画批評NO.☆5663/☆6689
でも、この第2作は、どうしたことでしょう。
顧客より、スポンサーを大事にしています。

原題:Ralph Breaks the Internet (2018) 
監督:Phil Johnston/ Rich Moore    
原作:Rich Moore/ Phil Johnston/Jim Reardon 
 Pamela Ribon/Josie Trinidad
脚本:Phil Johnston/ Pamela Ribon  
Genre:Animation/ Adventure/ Comedy
Country: USA 
Language: English 
上映時間:112分
あらすじ:
アーケード・ゲームの世界に暮らす
親友のゲーム・キャラクター、
ヴァネロペとラルフ。
レースゲーム“シュガー・ラッシュ”の
天才レーサーにして
好奇心旺盛なヴァネロペに対し、
心優しいラルフは
いつも変わらぬ日常に幸せを感じていた。
ところが“シュガー・ラッシュ”の
ハンドルが壊れてしまい廃棄処分の危機に。
そこでヴァネロペは、
何でもあるというインターネットの世界で
新しいハンドルを手に入れようと、
ラルフと一緒にインターネットの世界へと飛び込んでいく。
すると目の前に広がる見たこともない
カラフルで巨大な世界にヴァネロペが大興奮する一方、
ラルフはすっかり圧倒され戸惑うばかり。
そんな中、オークションサイトで
無事にハンドルを見つけたが・・・

出演者:
John C. Reilly ・・・ Ralph (ラルフ)
Sarah Silverman ・・・ Vanellope (ヴァネロペ)
オトーサン、
「キャラクターはいいんだけど」

その他の出演者:
Gal Gadot ・・・ Shank.
Taraji P. Henson ・・・ Yesss
Jack McBrayer ・・・ Felix
Jane Lynch ・・・ Calhoun
Melissa Villasenor ・・・ Taffyta Muttonfudge
Alan Tudyk ・・・ KnowsMore
Alfred Molina ・・・ Double Dan
Ed O'Neill ・・・ Mr. Litwak.
Bill Hader ・・・ J.P. Spamley
John DiMaggio ・・・ Arthur

User Rating:7.1/10( 92,147 votes)IMDb
  User Rating:7.0/10( 2,052 votes) Yahoo!
オトーサン、
「スコア、高すぎる」

アカデミー賞 ノミネート
・長編アニメ賞 

User Reviews 
TheBigSickさん 
2018年11月25日
単なる広告

誰かが、本作が最悪のディズニー映画と言う。
それがフィルムでさえないので、
私は賛成できない。
こいつは、映画でない。
プロットが全然ない。
前半は、eBay、YouTube、instagramなどの
インターネットが出てくる。
後半は、Marvel、スター・ウォーズ、
およびディズニーのプリンセスなどが出てくる。
映画というより広告だ。
eBay、Google、Facebookから
ディズニーは、いくらお金をもらっているんだ
映画で、コマーシャルを見るなんて。

オトーサン、
「同感」

CECILさん 
2019年5月7日
ネット世界の描写は素敵

懐かしのゲームあるあるが面白くて
前作とても好きでした。
今回はそういったクスリと笑える
展開が少なかったです。
ネット世界の描写はワクワクしました。
知ってる企業がたくさん出てきたり、
でもそれだけなんですよね。正直、
ディズニープリンセスが出てきたとき、
これは客寄せだなと思わざるを得ないし、
ちょっとディズニーを馬鹿にしてない?
って思ってしまった。
ストーリーも友情がテーマだとは思うんですけど、
ヴァネロペの自己中ぶりがひどすぎて
ラルフが可愛そうでした。
そりゃ傷つくよ・・・
一言はやく相談したら良かったかもね・・・
今回はハッピーエンドと言えるのかな?
という内容でモヤモヤしました。
やっぱりディズニーは2は鬼門なんでしょうか。
アナ雪2が心配になりました


アパッチ

オトーサン、
「そうなんだ」
俳優バート・ランカスターが、
プロダクションを立ち上げて製作したもの。
意気込みは分かるが、空振りかも。

原題:Apache (1954) 
監督:Robert Aldrich 
原作:Paul Wellman
脚本:James R. Webb  
Genre:Western
Country: USA 
Language: English 
上映時間:91分
あらすじ:
アパッチ族は酋長ジェロニモ以下が
合衆国に降伏して捕らえられたが、
その中の1人マサイは列車護送中に脱走し、
故郷の西部アパッチへ帰りついた。
しかし、彼のいない間に故郷はすっかり変貌し、
マサイの恋人ナリンリの父サントスが、
名前だけの酋長にまつりあげられていた。
マサイはアパッチ族が自立するには
青年たちの意欲を農業に向かわせろと主張したが、
サントスに裏切られて再び敵に捕らえられる。
だが、マサイはまたもや護送中に脱走、
ただ1人山中に隠れて、
合衆国と裏切者に対する復讐に燃え立った。
そしてある日、ナリンリを誘拐して
隠れ家の廃鉱へ連れてきた。
次第に愛情を抱き合うようになり、
冬が来る頃には結婚して小さな小屋を営んだ。
春が訪れた頃、ナリンリは身篭っていた。
彼女が村へ下って食糧を盗んできたことから足がつき、
2人の小屋は合衆国軍に包囲された。
マサイは1人敢然と敵に立ち向かったが
衆寡敵せず重傷を負う。
マサイが最後の力をふりしぼって
敵に向かおうとしたとき、
突如赤ん坊の産声が一際高く聞こえた。
声の方をふりむくマサイを撃とうとする
合衆国兵士は、誰ひとりとしていなかった・・・

出演者:
Burt Lancaster ・・・ Massai(マサイ)
Jean Peters ・・・ Nalinle(ナリンリ)
オトーサン、
「よく頑張ったね」

その他の出演者:
John McIntire ・・・ Al Sieber
Charles Bronson ・・・ Hondo
John Dehner ・・・ Weddle
Paul Guilfoyle ・・・ Santos
Ian MacDonald ・・・ Clagg
Walter Sande ・・・ Lt. Col. Beck
Morris Ankrum ・・・ Dawson
Monte Blue ・・・ Geronimo

User Rating:6.4/10( 3,563 votes)IMDb
  User Rating:7.2/10( 30 votes) Yahoo!
オトーサン、
「貴重な西部劇だ」

User Reviews 
andyeveさん 
2007年11月16日
ウエスタンは
インディアンの視点からの最初の西部劇

青色の目のインディアンを
ランカスターとピーターズが演じるのには、
いくらか批判があるかもしれない。
だが、本作は、大ヒットした。
今日でも見る価値がある。
長所の多いアパッチの視点から
世界を見ることを可能にした最初の映画だった。
本作は、他の映画への道を切開いした。
インディアンの視点からの映画が、
今も作られている。
(例えば、ギブソンの「アポカリプト」など)
ランカスターとジーン・ピータースは
青色の目にもかかわらず素晴らしい演技をしている。
これが、この映画を見るもうひとつ理由だ。
2人は明らかにプロ。
難しいせりふを自然にこなしている。
アパッチは、尊厳あるひととして描かれている。
シナリオは非常に興味深い。
撮影開始時、
ランカスターは足を折ったが、
翌月には、撮影が再開された。
ジーン・ピータースは、
キャストとクルーに好かれていた。
撮影の最後の日々、
ランカスターに敵意を抱いていたナリンリは、
マサイに尽くすようになる。
その演技は、見事なものだった。
ロマンチックなシーンは、地味だが、
エンディングは素晴らしかった。
でも、好き好きかもしれない。

オトーサン、
「ラストが不自然だと思ったけど、
そんな事情があったんだ」

黒美君彦さん 
2014年7月29日
凡庸も納得

ロバート・アルドリッチの初期作品。
円熟期を迎えた当時40歳のB・ランカスターが
先住民族アパッチ族の戦士マサイを演じる、
というのはまあよしとして。
白人と共存(というか同化)することを選んだ
チェロキー族にトウモロコシの種を渡され、
あっさり宗旨替えしてしまうのがこの時代の限界か。
そもそも原作どおりであれば、
マサイは赤ん坊が生まれたから
闘うのをやーめたとはならず、
白人について軍人になりながらナリンリに惚れていたホンド
(まだ端役が主だったチャールズ・ブロンソン)に
マサイは殺されて終わるはずだったらしい。
それが反戦主義者だったB・ランカスターの思いのせいか、
突然平和的に戦いをやめる
ラストになってしまったのはやはり無理がある。
マサイはそれまでに討伐隊を何人も殺しているのに、
無罪放免?まさか。
とはいえ、ここにあるのは
B・ランカスターのマサイを殺したくないという
切なる思いに違いないのだ。
だが多用される目のアップで、
碧眼が強調されるのもさすがに違和感。
先住民の瞳がブルーっていうのもなあ。
作品としては凡庸、
といわれるのもわからないではない作品だ。


サイバー・リベンジャー

オトーサン、
「改めて勉強になるなぁ」
悪意のオタクに睨まれたら、
盗撮はされるわ、サイトは書き替えられるわ、
人生メチャメチャにされかねません。

原題:I.T. (2016) 
監督:John Moore    
原作:Dan Kay
脚本:Dan Kay/ William Wisher  
Genre:Crime/ Drama/ Mystery
Country: Ireland / France / USA 
Language: English 
上映時間:95分
あらすじ:
裕福な経営者のマイクは
重要なプレゼン中に発生した
ネットの障害を見事に解決した
一時雇用のITエンジニアの28歳のエドを気に入り、
自宅のホームセキュリティーや
ネット環境のメンテナンスを依頼。
エドはマイクのハイテク高級自動車の
ハッキング技術を得意げに披露しながら
高度なセキュリティーで守られた
マイクの豪邸のメンテナンスを行う。
作業中にプールサイドにいた
マイクの17歳の高校生のケイトリンに興味を抱く。
エドはカフェで働くお気に入りのウェイトレスを
盗撮するオタク。
ケイトリンにはSNSで友達申請しか出来なかった。
ケイトリンはその友達申請を承認し、
エドと少しチャットをして
「父親が厳しい」「助けて欲しい」と訴える。
舞い上がったエドはマイクのパーティーに顔を出すが、
マイクに家に入る事を拒絶され
ケイトリンには本気で来て欲しい気持ちが無かった事が
判明し激怒する。
この件でエドは会社を解雇される。 
怒り狂ったエドはケイトリンの周辺のハッキングを含む
ネットストーカーを開始し、
ケイトリンが出場するホッケーの試合に出没する。
そこでもマイクに「家族の時間に入ってくるな!」と拒絶される。
更にエドは本格的にマイクの豪邸へのハッキングを進めて
セキュリティや照明を狂わせた
シャワールームを覗き、
妻ローズの診断結果に乳癌と書き込み、
マイクの会社に関係する省庁へのハッキングで
営業停止させる。 
会社や家庭を滅茶苦茶にされたマイクは
エドの自宅に乗り込んで
暴力的にハッキングを止めるように迫るが、
エドに証拠が無いと白を切られる。
エドの攻撃は緩むこと無く、
今度はハッキングでシャワールームで盗撮した
ケイトリンのみだらな姿がネットの動画サイトに
アップロードされ、
高校で人気者だったケイトリンは停学処分となる。
怒り狂ったマイクは車を飛ばしてでエドの自宅へ急行するが、
エドに察知されハッキングで車で大事故を起こされる。
マイクはこの件を警察に相談しても相手にされなかった。 
追い詰められたマイクは
ITセキュリティーの専門家ヘンリックを雇う・・・

出演者:
Pierce Brosnan ・・・ Mike Regan(マイク)
James Frecheville ・・・ Ed Porter(エド)
Anna Friel ・・・ Rose Regan(ローズ)
Stefanie Scott ・・・ Kaitlyn Regan(ケイトリン)
オトーサン、
「ブロズナン、007の片鱗をみせるね」

その他の出演者:
Michael Nyqvist ・・・ Henrik
Adam Fergus ・・・ Sullivan
Jason Barry ・・・ Patrick
Clare-Hope Ashitey ・・・ Joan
Brian Mulvey ・・・ George
Austin Swift ・・・ Lance

User Rating:5.4/10( 13,456 votes)IMDb
  User Rating:5.8/10( 70 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ラストのドタバタは、疑問」」

User Reviews 
cosmo_tigerさん 
2016年11月1日
この映画は2度考えさせる。
テクノロジーをどう使うかについて

「不安」(1954)の
手に汗にぎるアップデート版
私は本当に満喫した。
「プライバシーは権利ではなく、特権」。
ピアース・ブロズナンが好きなので。
私が、見たかった映画だ。
見れば見るほど、好きになる。
緊迫し、リアル。
特に今日のインターネットの世界で。
この映画には、考えさせられる。
なお、本作は映画「不安」(1954)のリメイク。
いい映画だった。
トーンと感触が非常に類似している。
お勧めしたい。

オトーサン、
「同感」

HABBYさん 
2019年1月7日
VS 電脳オタクのサイコパス

スタイリッシュな映像&サウンド、
芸達者な役者、今風のわかりやすい脚本。
なかなか見ごたえあるサスペンス。
ジェームズ・フレッシュヴィルは、
コンピュータオタクのサイコパスを好演。
ステファニー・スコットは単純に可愛い。
ブロスナンは色気が衰えないなあ。


劇場版ポケットモンスター キミにきめた!

オトーサン、
「知らなかったなぁ、こんなにあるの?」
第1作「ミュウツーの逆襲」(1998年) 
第2作「幻のポケモン ルギア爆誕」(1999年) 
第3作「結晶塔の帝王 ENTEI」(2000年) 
第4作「セレビィ 時を超えた遭遇」(2001年) 
第5作「水の都の護神 ラティアスとラティオス」(2002年) 
第6作「七夜の願い星 ジラーチ」(2003年) 
第7作「裂空の訪問者 デオキシス」(2004年) 
第8作「ミュウと波導の勇者 ルカリオ」(2005年) 
第9作「ポケモンレンジャーと蒼海の王子 マナフィ」(2006年) 
第10作「ディアルガVSパルキアVSダークライ」(2007年) 
第11作「ギラティナと氷空の花束 シェイミ」(2008年) 
第12作「アルセウス 超克の時空へ」(2009年) 
第13作「幻影の覇者 ゾロアーク」(2010年) 
第14作「ビクティニと黒き英雄 ゼクロム/白き英雄 レシラム」(2011年) 
第15作「キュレムVS聖剣士 ケルディオ」(2012年) 
第16作「神速のゲノセクト ミュウツー覚醒」(2013年) 
第17作「破壊の繭とディアンシー」(2014年) 
第18作「光輪の超魔神 フーパ」(2015年) 
第19作「ボルケニオンと機巧のマギアナ」(2016年) 
第20作「キミにきめた!」(2017年) 
第21作「みんなの物語」(2018年) 
第22作目「ミュウツーの逆襲 EVOLUTION」(2019年) 

原題:劇場版ポケットモンスター キミにきめた!(2017)  
監督:湯山邦彦
原作:田尻智
脚本:米村正二  
Genre:Anime/Adventure/Family
上映時間:98分
あらすじ:
マサラタウンに住む少年サトシは
ポケモントレーナーの資格を得る。
10歳の誕生日に、
町に住むポケモン研究者のオーキド博士から
ポケモンを貰って旅立つことになっていた。
その旅立ちの朝に大寝坊、
慌てて研究所に向かったものの
ヒトカゲ、フシギダネ、ゼニガメは
全てライバル達に持って行かれた後。
そんなサトシに博士が差し出したのは、
ピカチュウ。
可愛らしい容姿にサトシは一目ぼれ。 
こうしてサトシの旅は始まったが、
相棒のピカチュウは心を開こうとしなかった。
ふとした事から起きたオニスズメの大群との
戦いを通して打ち解ける。
その後、伝説のポケモンのホウオウを目撃し
いつかホウオウに会いに行く事を誓う。 
ポケモントレーナーのマコトとソウジとの出会い、
謎のポケモン・マーシャドーや
強敵・クロスとの戦いを経て、
サトシとピカチュウは、
本当のパートナーになる・・・

声の出演者:
 松本梨香・・・ サトシ 
 大谷育江・・・ ピカチュウ
 山寺宏一・・・ マーシャドー
オトーサン、
「ピカチュウって、何だ?」
『ポケットモンスター』シリーズに
登場するキャラクターである。 
ポケモンを代表するキャラクターであり、
一種の象徴的な存在である。
最初は大福のような生き物で、
2回進化するポケモンだった 
そのポケモンにピカチュウと名付けたことで
ネズミのモチーフに変わっていった 
プランナーの西野氏の提案で
可愛いポケモンになるようデザインも変わった 

その他の声の出演者:
 林原めぐみ・・・ ムサシ 
 三木眞一郎・・・ コジロウ 
 犬山イヌコ・・・ ニャース 
 小桜エツコ・・・ ポッチャマ 
 愛河里花子・・・ キャタピー 
 かないみか・・・ プリン 
 三宅健太・・・ カビゴン 
 古島清孝・・・ ルカリオ 
 佐藤健輔・・・ レントラー 
 藤村知可・・・ ラプラス 
 真堂圭・・・ イーブイ 
 石川界人・・・ ルガルガン 
 武隈史子・・・ ディグタ 
 うえだゆうじ・・・ アナウンサー 
 豊島まさみ・・・ ハナコ 
 西村ちなみ・・・ 幼いソウジ 
 逢坂良太・・・ クロス 
 本郷奏多・・・ ソウジ 
 佐藤栞里・・・ マコト 
 中川翔子・・・ ジョーイ 
 古田新太・・・ ボンジイ 

User Rating:5.0/10( 1 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:7.9/10( 2,070 votes) Yahoo!
オトーサン、
「うーん」

User Reviews 
BLADEさん 
2018年8月20日
本筋とずれたりするのは…

序盤に見て以来、ポケモンは卒業して
アニメは見ていない。
今回見ることになったのは、
マコト役で出演した栞里ちゃん目的で、
地上波放送をチェック。
サトシとピカチュウとの出会いのエピソードを
元に描いたというもの。
最初の頃の話のリブートという感じで
懐かしさはありました。
オープニング曲もなついなついと
何度も言ってしまう。
それだけに、元々のエピソードと、
今回のストーリーとがごっちゃになって
しまってるというのはいただけない。
ヒトカゲのエピソードまでは良いとして、
キャタピーも入れてしまうというのは蛇足だな。
良いエピソードとはいえ、
元々のエピソードとミックスさせてしまい、
本筋を変えすぎて違和感を覚えてしまう。
それなら、初期で一緒に行動した
カスミやタケシとの3人でいいじゃん。
ぶっちゃけ彼らの登場のほうが、
より楽しかったなと思う。
ラストのピカチュウも、うーんでしたねw
これまでのポケモンの良さを
壊してしまってるようで感情移入できなかった。
栞里ちゃんも良かったですね。
もっと彼女のキャラの内面のエピソードが
あってほしかったな。
意外と古田新太さんも良かったね。

オトーサン、
「こういうフアンがいるんだ」

ねこたまさん 
2019年6月30日
手軽にあの頃の気持ちになれます。 

所謂初代世代アニメは
一話からヒロインがハルカの頃まで
熱心に観てました。
私の周囲の同世代には不評だったので
劇場へは行かずにいましたが、
我慢できずに購入。
まず、オーキド博士がゼニガメを連れてった
シゲルらしき後ろ姿を「時間通りに来た子」と
ヨソヨソしく言った瞬間に
「アニメ版の先入観を捨てなきゃ」と思いました。
タケシとカスミではなく
オリキャラであったことも、
新地方編の最初のような雰囲気がして、
新鮮な気持ちで観れました。
この件については一応回収されます。
私は満足できました。
手持ちのリストラは全然気になりませんでした。
健気で可愛いヒトカゲのイメージそのまま、
サトシに抱きつくリザードに好感が持てました。
むしろ、そんな可愛いリザードを
あんな扱いするサトシの方に違和感が。
唯一気になったところ。
閉ざされた世界(夢)のとこ、
やるならもうちょっと尺取れよ…….。
崩壊する街並みのスゲー映像
やりたかっただけみたいな、
変な二次創作を見せられてる気分になりました。
劇場で観ればもっと迫力があって
違う印象が持てたんでしょうね。
でも心配いりません。
ピカチュウの衝撃のシーンで
その辺は吹き飛んでしまいます。
サトシも何か言葉で応えて欲しかった。
懐かしいけど新しい、とても感動する作品でした。
私は4回泣きました。
アニメ初期への思い入れの強さによって、
アニメ版の記憶の鮮明さによって、
評価に差が出るとは思います。 


座頭市兇状旅

オトーサン、
「このシリーズ、案外見てるな」
・座頭市逆手斬り 映画批評NO.6199
・座頭市喧嘩旅 映画批評NO.☆6177
・座頭市地獄旅 映画批評NO.☆5629
・座頭市千両首 映画批評NO.6178
・座頭市血笑旅 映画批評NO.☆6108
・座頭市果し状 映画批評NO.6238
なお、北野武監督・主演の名作もあります。
・映画批評NO.座頭市 ☆1085

原題:座頭市兇状旅(1963)
監督:田中徳三
原作:子母沢寛
脚本:星川清司
Genre:時代劇
上映時間:86分
あらすじ:
夏の上州、
市は突然襲いかかってきた男を斬る。
斬られた男は喜助といい、
市の首に十両の賞金がかかっていること、
下仁田におまきというお袋がいることを
市に告げて息絶えた。 
市はおまきに詫びるため下仁田へとやってくる。 
下仁田では八幡宮の祭りが始まっていた。 
おまきは襲名披露を控える
土地の二代目・佐吉親分のもとで
準備に忙しかったが、
喜助を斬ったと名乗り出、
喜助からの預かり物だと十両を渡す市に
「仁義通りの勝負だったか」を尋ねただけで
怒りを押し殺した。 
旅籠・小幡屋に逗留した市は、
小幡屋の娘・おのぶと佐吉は恋仲であること、
おのぶの養父・島蔵は
かつて佐吉の父と争った元貸元で、
いまだに縄張りに未練があることを知る。 
さらに島蔵は佐吉に招待されている
親分衆の一人・矢切りの東九郎と組んで
浪人・棚倉蛾十郎を雇い、
二代目襲名披露の花会で佐吉に恥をかかせ
縄張りを奪い取り、佐吉の命を狙っていた。 
翌日開かれた佐吉の二代目襲名披露の花会。
蛾十郎が現れ、
佐吉は事態を収拾する事が出来ないでいたが、
現れた市が居合い斬りで蛾十郎を牽制、
其の場を収めた。 
小幡屋に帰った市は懐かしい女性と再会する。
かつて心を通わせた女・おたねだった。
蛾十郎の女となっていたおたねは
「私は変わってしまった、
市さんにだけは逢いたくなかった」と泣いた。 
祭りの夜、東九郎の手下に命を狙われた佐吉を
市が救う。
が、東九郎は今度は他の親分衆を抱きこんで、
佐吉に対し市を斬るように強要した。 
縄張りを狙う東九郎のたくらみと分かってはいるが、
どうすることも出来ない佐吉を見かねて
おまきは市に下仁田を去るよう懇願する。
自分が下仁田を去っても何も良くはならないと
市はおまきに詫びながら断った。 
翌朝、佐吉が小幡屋の市のところに駆け込んでくる。
おたねが東九郎らにさらわれたと言うのだ。 
飛び出していく市、先導する佐吉、二人を追うおのぶ。 
三人を待っていたのは・・・

出演者:
 勝新太郎・・・ 座頭市 
 万里昌代・・・ おたね
 北城寿太郎・・・ 棚倉蛾十郎
 村瀬幸子・・・ おまき
オトーサン、
「若いね、勝新!」

その他の出演者:
高田美和・・・ おのぶ 
成田純一郎・・・ 下仁田佐吉
小林勝彦・・・ 文珠の喜助 
名和宏・・・ 国定忠治 
松居茂美・・・ 小幡屋島蔵 
安部徹・・・ 矢切の東九郎 
水原浩一・・・ 沢形の伊作 
嵐三右衛門・・・ 大岸粂太郎 
若杉曜子(女優) 女郎 
近江輝子(女優) お里 
羅門光三郎・・・ つむぎの卯之助 
石原須磨男・・・ 儀十 
浜田雄史・・・ 駒八 
沖時男・・・ 小藤次 
堀北幸夫・・・ 岩松 
藤川準・・・ 商人 
岩田正・・・ 舟吉 
大杉潤・・・ 寅ン平 
越川一・・・ 千代松 
志賀明・・・ 清六 
加賀美健一・・・ 玄竜 
西岡弘善・・・  
山岡鋭二郎・・・ 雲斉坊 
黒木英男・・・ 菊三 
谷口和子・・・ お勝 

User Rating:6.6/10( 14 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:6.4/10( 15 votes) Yahoo!
オトーサン、
「脚本もいいね」

User Reviews 
なんのかんのさん 
2013年12月9日
三船そっくり

ライバル役棚倉の北城寿太郎って
昔の大映映画でしばしばお目にかかるが、
とくにこのころか、
なんか三船の雰囲気をそっくり真似していて
オリジナリティが出せなかった
気の毒な役者さん、という印象。
本人の狙いなのか、
会社にそうしろと言われていたのか。
階段のすれ違いでの殺気。
初めて剣を合わせ、市の手に傷がつく、
刀を収めた棚倉さんの同じところにも血がついている。
せっかく市の弱点である鉄砲が出てきたのに
中途半端な扱いになってしまったのが惜しい。
村瀬幸子のお婆さんが手堅く、
必ず凶行を導く祭りの夜ってのも間違ってない。 

オトーサン、
「このひと、詳しいね」

I&Mさん 
2017年10月9日
シリーズ分岐点

座頭市の第4作目だが、
これ以降は次第に娯楽性に比重が傾いてゆく
という意味でシリーズ分岐点となる。
またこれを境にして
それまでの座頭市を
清算する意味合いの強い作品でもある。
それが解るのがこれまで市が心を寄せていた 
おたねを用心棒の愛人にしたというのも
市に決別を促す為の哀しい設定のように思われ、
そのおたねが最後に斬られる事で
1作目から辛うじて繋がっていたエピソードは
完全に絶たれる。
ここでの市は表情も豊かで饒舌になり、
かつて見せたような人を斬る事への逡巡や戸惑い、
盲目である事の後ろめたさや負い目など
完全に吹っ切れたように正義感を前面に押し出し
自己主張や意思表示を明確にしている。
それも全て居合い切りの絶対的強さが
自信の裏付けとなって
その言動を支えているように見える。
ここから随所に渡り超人的強さを
認識させる展開となる。
それが終盤での大立ち回りである。
この河原で繰り広げられる派手な斬り合いは
解放感に溢れており、
遮蔽物の無い広大な空間を捉えた
カメラアングルを利用して思う存分斬りまくる。
そのロケーション効果を活かした
縦横無尽に躍動する姿には爽快感すら感じ取れる。
昔は如何に自然な形で
時代劇を撮る環境が整っていたかが解る。
こうして最後に控えた
用心棒との一騎打ちも見応え充分。
市の仕込みが折られ絶体絶命となった瞬間、
初めて解った柄における構造的脆さ、
これが一転してプラスに作用し
起死回生となる鮮やかな逆転劇。
この仕込みの特殊性が齎した意外性が面白い。


ストレイト・ストーリー

オトーサン、
「2000年に見たね」
・ストレイト・ストーリー 映画批評☆NO.44
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。

原題:The Straight Story (1999) 
監督:David Lynch 
脚本:John Roach/ Mary Sweeney  
Genre:Biography/ Drama
Country: France / UK / USA 
Language: English 
上映時間:112分
あらすじ:
アイオワ州ローレンスに
知恵遅れの娘ローズと住む
アルヴィン・ストレイト(73)は、
足腰が弱り、目も悪いので、
車の運転は、もうできない。
ある日、兄ライルが心臓発作で倒れた
という知らせが入る。
10年来仲違いをしていた兄に会うため、
アルヴィンは周囲の反対を押し切り、
時速8kmのトラクターに乗って
560km、6週間に及ぶ旅に出る。
ジョンデイア製66年型のトラクターに乗り、
夜は、コールマンのコンロで煮炊きし、
自作のトレ−ラーの箱で寝泊まりして・・・

出演者:
Richard Farnsworth ・・・ Alvin Straight(アルヴィン)
Sissy Spacek ・・・ Rose Straight(ローズ)
Harry Dean Stanton ・・・ Lyle Straight(ライル)
オトーサン、
「リチャード・ファーンズワース、最高!」 
永らく下積み人生を送り、。
52歳でようやくせりふつきの役を得て、
82歳にして人生の頂点を極めました。

その他の出演者:
Jane Galloway Heitz ・・・ Dorothy
Joseph Carpenter ・・・ Bud
Donald Wiegert ・・・ Sig
Ed Grennan ・・・ Pete
Jack Walsh ・・・ Apple
James Cada ・・・ Danny Riordan
Wiley Harker ・・・ Verlyn Heller
Kevin Farley ・・・ Harald Olsen
John P. Farley ・・・ Thorvald Olsen
Anastasia Webb ・・・ Crystal
Barbara E. Robertson ・・・ Deer woman
John Lordan ・・・ Priest
Everett McGill ・・・ Tom
Dan Flannery ・・・ Doctor Gibbons
Max the Wonder Dog ・・・ Farm Dog

User Rating:8.0/10( 74,810 votes)IMDb
  User Rating:8.5/10( :469 votes) Yahoo!
オトーサン、
「胸を打つ!」

アカデミー賞 ノミネート
・主演男優賞  リチャード・ファーンズワース    
カンヌ国際映画祭 ノミネート
・パルム・ドール  デヴィッド・リンチ 

User Reviews 
trimmtrabbさん 
2002年2月17日
実に素敵な映画

私は、デビッド・リンチのファン。
本作では、過去10年間で
有名なシュールレアリスム的なオーラのない
映画も作れることを批評家に証明した。
その才能、スタイル、芸術性や純粋さを持っているのだ。
本物の感情と力をみせるシーンで満ちている。
撮影はすごい。
リンチ作品の特徴であるモンタージュの
連鎖が息をのませる。
実にさわやかだ。
登場人物たちは、すべてフレンドリーで優しい。
リチャード・ファーンズワースは、見事な演技を示した。
娘ローズを演じるシシー・スペイセクもいい。
端役だが、重要な役は、ハリー・ディーン・スタントン。
本作によって、デビッド・リンチは、
80年代の作品「ブルーベルベット」、「エレファントマン」
「ツイン・ピークス-ローラ・パーマー最期の7日間」、
「ロスト・ハイウェイ」、
そして最近の「マルホランド・ドライブ」のように
賞賛を勝ち得た。
これまでに見た最も感動的な映画だ。
家族、友情、他人の親切についての
愛すべきストーリーがある。
強く推奨する。

オトーサン、
「音楽が心に沁みるね」

なべさん 
2002年1月14日
リンチ監督やるじゃない!

デヴィッド・リンチが
こんな心温まり、安らぐ作品を創るなんて
ほんとにビックリです。
モンタナ州ミズーリ生まれということも
どこかに影響してるんでしょうかねぇ。)
彼の送り出す映像を
素直に(ストレイトに)受け止めれば、
人生の素晴らしさ、おもしろさ、
そしてはかなさに、感動し、
ホロリとし、そして心洗われます。
ラストの兄弟が見詰め合う寡黙なシーンは、
本当になんともいえない名シーンです。
このあっけなさがかえっていいのでしょう。
音楽も映画によくマッチし、
好印象を残しています。
作曲のアンジェロは
リンチ監督との繋がりが強いようで、
充分にツボを心得たスコア作りです。


ロスト・バケーション

 
オトーサン、
「サメ映画の傑作といえば」
・ジョーズ 映画批評NO.☆575
そこらの海水浴場にサメが現れたと聞くと、
あの流血シーンを思い出してしまいます。

原題:The Shallows (2016) 
監督:Jaume Collet-Serra 
脚本:Anthony Jaswinski  
Genre:Drama/ Horror/ Thriller
Country: USA 
Language: English / Spanish
上映時間:86分
あらすじ:
医学生のナンシーは、
亡き母が教えてくれた秘密のビーチで
休暇を満喫しようとしていた。
美しいロケーションと理想の波に、
時が経つのも忘れてサーフィンに興じた。
突然、何かにぶつかり脚を負傷してしまう。
慌てて近くの岩場に避難したものの、
傷口からは大量の出血が。
何よりも彼女を恐怖のどん底に陥れたのは、
目の前を悠然と泳ぐ巨大なサメの影だった。
岸までの距離はおよそ200メートル。
しかも徐々に潮が満ち始め、
岩場の面積はみるみる狭まっていく。
それでもラッシュガードで何とか止血し、
生き残るための方策を必死で考え抜いたが・・・

出演者:
Blake Lively ・・・ Nancy Adams(ナンシー
オトーサン、
「この女優さん、どんなひと?」
ブレイク・ライヴリー
誕生日:1987/8/25
出身地:カリフォルニア州ロサンゼルス
父親は俳優兼映画監督、母親はマネージャー。
5人兄弟の末っ子。 
レオナルド・ディカプリオと交際したが
5ヶ月で破局。
2012年、ライアン・レイノルズと結婚。
特技は、お菓子作り。

その他の出演者:
Oscar Jaenada ・・・ Carlos
Brett Cullen ・・・ Mr. Adams
Sedona Legge ・・・ Chloe Adams
Pablo Calva ・・・ Miguel, Carlos' son
Janelle Bailey ・・・ Mrs. Adams
Sully Seagull ・・・ Sully 'Steven' Seagull

User Rating:6.3/10( 107,492 votes)IMDb
  User Rating:7.1/10( 1,817 votes) Yahoo!
オトーサン、
「佳作!」

User Reviews 
final-fantasyxcjoさん 
2016年6月23日
「ジョーズ」以来の最もよいサメ映画

サメ映画をまじめに受け取れなくなったので、
この映画には、期待していなかった。
だが、「ジョーズ」以来の最もよいサメ映画であり、
この年の最もよい生き物映画だ!
上映時間は、わずか85分。
予算1700万ドルなのに、大したものだ
座席の肘に引き留めてくれる。
ブレイク・ライヴリーは、元気はつらつ。
スター街道まっしぐら。
出ずっぱりで、
何も話さなくても、意味が伝わる。
観客は、彼女を気遣い、生き残ってほしい。
監督は、称賛に値している。
このジャンルのクラシックを仕上げた。
サメは全く恐ろしい。
だが、サメと対決せざるを得ない。
何の備えもないのに、この状況を乗り越えなければならない。
実に、知的で、見事だ。
ジャウマ・コレット=セラ監督は、
ブレークして、ハリウッドで大作を獲得するようになるだろう。
本作は、手に汗にぎり、美しい風景、
生き残ろうという強い意志のすばらしい話だ。
どう猛で、恐ろしいサメも、迫力がある。

オトーサン、
「カモメがうまく使われているね」

HABBYさん 
2017年6月7日
カモメよカモメ

ありがちな海上パニックものだが、
陳腐さを感じさせないのは
主人公ライヴリー嬢の存在感(ナイスバディだわ)と
、彼女を医学の心得がある医大生に設定した
したたかな脚本、
起承転結軽快なテンポで進むメリハリの良さも大きいか。
主人公と同じく足を負傷し
羽ばたけなくなったカモメの存在も
お守り代わりとしてうまく作用している。
大作という位置付けにはならないだろうが、
彼女のファンであったり
この手のパニックものが好きな方には
満足できる作品だと思う。
個人的には『オープンウォーター』の第1作や
(舞台は海ではなく雪山だが)
『フローズン』を観た時と同様の緊張感と興奮を得られた。
エンディング曲はSIAの"Bird Set Free"。
作品の構成にぴったり。


影の軍隊

オトーサン、
「鬼気迫る映画だね」
メルヴィル監督自身も、
大戦中はレジスタンス活動を行っていたから。
思い入れは、相当なものです。

原題:L'armee des ombres (1969)
監督・脚本:Jean-Pierre Melville 
原作:Joseph Kessel
Genre:Drama/ War
Country: France / Italy 
Language: French / German / English / English
上映時間:145分
あらすじ:
フィリップ・ジェルビエは、
独軍に逮捕され、キャンプに入れられてしまった。
そして数ヵ月後、突然、
ゲシュタポ本部へ連行されることになった。
だが、一瞬のすきをみて、そこを脱出し、
抵抗運動に身を投じることとなった。
ある日、彼はマルセイユに行き、
フェリックス、ル・ビゾン、ルマスらと一緒に
裏切り者の同志ドゥナの処刑に立ちあった。
その後に、彼は、ジャン・フランソワに会った。
ジャンの仕事は、名高いパリの女闘士マチルドに、
通信機をとどけることだった。
彼はそのついでに、
学者である兄のリュック・ジャルディを訪ねたが、
芸術家肌の兄を心よくは思わなかった。
一方、新任務のためリヨンに潜入した
ジェルビエのところへやって来たのは、
意外にもジャンの兄のジャルディだった。
やがて無事、その任務を果したジェルビエのところへ
フェリックス逮捕さる、の報が伝えられた。
さっそく、救出作戦を展開したが、
ジャンの犠牲も空しく、失敗に終ってしまった。
ジェルビエが再び逮捕されたのは、
それから間もなくであった。
独軍の残虐な処刑に、
もはや最後と思っていた彼を救ったのは、
知略にすぐれたマチルドであった。
それからしばらくたった頃、
隠れ家で休養をとっていたジェルビエを、
ジャルディが訪ねて来た。
「マチルドが逮捕された。
口を割りそうだから射殺する
彼女も、それを望んでいる」
エトワール広場を歩く彼女に、
弾丸をあびせたのは、彼女を尊敬する
仲間たちだった。
だが、遅かれ早かれ、彼らにも、
同じような運命が待ち受けていた・・・...

出演者:
Lino Ventura ・・・ Philippe Gerbier(ジェルビエ) 
Paul Meurisse ・・・Luc Jardie(リュック・ジャルディ) 
Jean-Pierre Cassel ・・・Jean-Francois Jardie(ジャン・フランソワ) 
Simone Signoret ・・・Mathilde(マチルド) 
オトーサン、
「リノ・ヴァンチュラ、重厚な演技だね」
誕生日:1919/7/14 - 1987/10/22
出身地:イタリア・パルマ 
セザール賞受賞
・オマージュ 
「シモーヌ・シニョレも、いいね」
誕生日:1921/3/25 - 1985/9/30
出身地:ドイツ/ヴィースバーデン
幼い頃にパリへ移住。
タイピストや教師をしていたが、
演技に興味を持つようになる。
代表作は、
「嘆きのテレーズ」
「悪魔のような女」
「年上の女」
イヴ・アレグレ監督と結婚したが離婚。
イヴ・モンタンと再婚。
彼とマリリン・モンローとの噂で自殺未遂。

その他の出演者:
Claude Mann ・・・Claude Ullmann
Paul Crauchet ・・・Felix Lepercq
Christian Barbier ・・・Guillaume Vermersch
Serge Reggiani ・・・The hairdresser
Andre Dewavrin ・・・Colonel Passy 
Alain Dekok ・・・Legrain
Alain Mottet ・・・Camp commander
Alain Libolt ・・・Paul Dounat
Jean-Marie Robain ・・・Baron de Ferte-Talloire
Albert Michel ・・・Gendarme
Denis Sadier ・・・Gestapo prison doctor

User Rating:8.2/10( 18,040 votes)IMDb
  User Rating:9.4/10( 34 votes) Yahoo!
オトーサン、
「高いスコアだね」
でも、主要な賞をもらっていません。

User Reviews 
auberusさん 
2004年7月12日
傑作

フランスのレジスタンス映画が、
魅力的でなかったことはない。
ジャン・ピエール メルビルは、
フランスのギャング映画の父と言われる。
「いぬ」、「ギャング」、「サムライ」、
「仁義」、「賭博師ボブ」が
彼のギャング映画として、よく知られている。
だが、銃を持ったちんぴらの世界は
彼の作品のほんの一部だ。
影の軍隊は、彼の傑作であり、
戦時中のレジスタンス体験を書いたもの。
本作のすばらしいところは、
メルビルが、ケッセルの小説のなかの
暗い叙事詩を逸話のモザイクとして描いたこと。
エイゼ宮を行進するドイツ人たちの
身も凍るオープニングシーンから
仲間の抵抗者マティルデに関係する
ラストシーンまで、
理想を求めて戦うことが、
死と孤独につながることを証明している。
メルビルは、主人公が陥った袋小路への道を
教えている。 
これらの現実(死と孤独)を聴衆に体験させたのだ。
リノ・ヴァンチュラはじめ、
シモーヌ・シニョレ、クロード・マン、
ポール・クローシェらが好演している。
本作は、メルビルの最も偉大な映画であり、
レジスタンス精神を描いている。
フィクションが現実になる時、
俳優が彼らの自我を捨て、
ヒーローとして復活する時、
フィルムのカラーが魂を映す時、
沈黙が音楽になる時、
真実の映画が生まれる。
本作は、義務、勇気、意味ある放棄についての
戦慄すべき体験だ。

オトーサン、
「確かに、暗い画面が多いね」
レジスタンス活動家たちが
活躍するのは夜だから当然ですが。

Ikedaさん 
2009年9月236日
悲壮さを強調しただけ

ドイツ占領下にあった
フランスの国情は非常に複雑で、
ヴィシーとロンドンに二つの政府があり、
ドイツ自身もまだ英米と戦争中だったのですから、
我々には実感を持つのが難しい状況です。
その中でのレシスタンス運動が事実を元に
ドキュメンタリー・タッチで描かれているので、
確かに迫真力のある映画です。
ただ、そのためかも知れませんが、
暗闇の画面にしている所が多く、
潜水艦への乗船や落下傘降下のシーンなどは、
これなら省略した方が良いのではないかと
思える位でした。
更にリノ・バンチュラの処刑のシーンなどは
シモーヌ・シニョレが、
どのような計画を立てたのか、
何故逃げられたのかが、さっぱり解りませんでした。
そのような事は細かい事ですから良いとして、
映画全体として見ると、
彼等レジスタンスの成果が一切、説明されず、
仲間内の裏切りなどに話が集中しているの
が問題だと思います。
そのため彼等は単にドイツに反抗するという
ヒロイズムだけのために行動し、
無意味に死んでいったという印象を受けざるを得ません。
本来はフランスの為に戦った陰の戦士を顕彰するべき所が、
悲壮さを強調しただけに終わっている作品です。


赤い河

オトーサン、
「2002年に見たね」
・赤い河 映画批評NO.☆450
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
テキサス州のダラスのステーキハウスで、
400g平らげたのを、今でも鮮明に思い出します。

原題:Red River (1948)  
監督:Howard Hawks & Arthur Rosson  
脚本:Borden Chase
Genre: Western
Color: Black and White  
Country: USA 
Language: English / Spanish 
上映時間:133分
あらすじ:
南北戦争の14年前。
開拓者のダンスンとグルートは、
テキサスの緑野に大農場を作る希望に燃え、
赤い河に向かう途中、
少年マシュウに会いダンスンは彼を養子とした。
南北戦争も終わって、
ダンスンは、広大な土地と莫大な家畜を
持つようになっていたが
残念ながら、南部には牛肉を買う市場がなかった。
今は成人したマシュウが戦争から帰って来たとき、
ダンスンは北部や東部の市場へ鉄道の通っている
ミズーリへ家畜1万頭を移動させるという
大胆な計画を打ち明けた。
バスター、チェリイ、ダンらの牧童たちが雇われ、
大移動の旅が始まったが、
旅程は非常に困難で、
ダンスンは焦燥感が募って
あたり散らし酒に耽るようになった。
赤い河を渡る頃、3人の牧童が逃亡し、
ダンスンがとった非情な態度に
愛想をつかしたマシュウは、
自ら雇人側に立って指揮をとったので、
怒ったダンスンは何時かマシュウを殺すと公言した。
マシュウはミズーリ行きの予定を
新しく鉄道の敷かれたというカンサスに変更したので、
旅程は短縮されたが道はやはり険しかった。
一行は途中インディアンに襲われている馬車隊に出会い、
一緒に戦って撃退したが、
マシュウは馬車隊にいたテスと相愛の仲になった。
マシュウらは遂に鉄道のあるアビリーンの町に著き
ついに、牛の大移動に成功した。
ダンスンの公言どおり
マシュウの格闘が始まった。
だが、テスの計いで2人は和解して
ダンスン農場を協同経営することになり、
テスとマシュウも結ばれることになった・・・ 

出演者: 
John Wayne ....  Thomas Dunson(ダンソン)  
Walter Brennan ....  Nadine Groot(グルート)
Montgomery Clift ....  Matthew 'Matt' Garth(マシュウ) 
Joanne Dru ....  Tess Millay(テス)
オトーサン、
「ジョン・ウェインは、41歳、若いね」
美男俳優、モンゴメリー・クリフト、
大好きだったなぁ。

その他の出演者:
Coleen Gray ....  Fen  
Harry Carey ....  Mr. Velville
John Ireland ....  Cherry Valance  
Noah Beery Jr. ....  Buster McGee  
Harry Carey Jr. ....  Dan Latimer  
Chief Yowlachie ....  Quo  
Paul Fix ....  Teeler Yacey  
Hank Worden ....  Sims Reeves  
Mickey Kuhn ....  Matt (as a boy)  
Ray Hyke ....  Walt Jergens  
Wally Wales ....  Old Leather  

User Rating:7.8/10( 25,572 votes)IMDb
  User Rating:8.6/10( 72 votes) Yahoo!
オトーサン、
「勇壮だね」

アカデミー賞 ノミネート
・原案賞 
・編集賞 

User Reviews 
Lechuguillaさん 
2006年7月19日
歴史的な牛追い

19世紀のテキサス。
大牧場主ダンソンは、大きな夢を抱いて
牛の群れを追い、北に向かった。
ディミトリ・ティオムキンの雷のような曲が
この物凄い西部劇を盛り上げる
ダンソンはうだ。
本作を雄大な冒険にしているのは、
その高いクオリティだ。
ストーリーは、シンプル。
エキサイティングで、興味深い。
複雑な人物たちが力と弱さを示すあたり
とても共感がもてる。
ダンソンは、善人だが頑固で、強情。
彼の養子マットは優しく、銃の扱いがうまい。
ダンソンの仲間は、反っ歯のグルート老人らだ。
本作の魂は、これらの3人の人間関係だ。
途中で続けさまにトラブルが起き、
魅力的なドラマとユーモアが生まれる。
寂しいハイプレーンズが叙事詩的な話を盛り上げる。
ところどころで、近く起きる出来事が
要約して紹介され、理解を助けてくれる。
演技は素晴らしい。
ジョン・ウェインは、実に説得力がある。
ウォルター・ブレナンには、独特のおかしさがある。
そして、モンゴメリー・クリフトはすごい。
彼の表情ときたら、最高の俳優のそれだ。
本作に弱点があるとすれば、撮影かもしれない。
時々、俳優が、キャンバスの前に立っているようだ。
当時の技術の限界だったのだろう。
本作の白眉は、牛追いのシーンだ。

オトーサン、
「赤い河は、白黒映画だったんだ」

黒美君彦さん 
2016年7月11日
カウボーイ

西部劇に精通していない私には、
ジョン・フォード監督と
ハワード・ホークス監督の
西部劇の捉え方など理解しようがないのだが、
本来の意味での「カウボーイ」たちの
冒険とはかくのごとく苛酷であったかと思う。
1851年、ダンソンとグルートが
カリフォルニアへ向かう荷馬車隊から外れる。
自らの牧場を持とうと言うのだ。
そこに家族を失ったマシューが加わり、
あっという間に14年。
1万頭にまで増えた牛を金に変えるため、
市場のあるミズーリに向かうことを
決意するダンソン…。
苦難の旅を続けるダンソンらと
雇われた男たちだったが、
独裁者のごとく振舞うダンソンとマシューは
ついに決裂してしまう…。
とにかく牛たちの群れがすごい迫力。
ダンが巻き込まれて死んでしまう
スタンピード(群れの暴走)は怖い(笑)。
旅の途中、牛たちの餌はどうしたんだろうとか
不思議に思うところもあるけれど。
それにしてもこうやって大移動したり、
牛泥棒や先住民から守るために銃が不可欠であり、
銃の腕が自らの拠って立つところだった
というのもよくわかる。
ラストは思い切り殴り合って和解、というのが
悪役になりきれないジョン・ウェインの
西部劇らしいけれど、
徹頭徹尾カウボーイたちの生態に寄り添った
カメラが見事。
チザム交易路がこうして完成していったのかと
感慨深いものもあった。
西部劇の古典の傑作とされるのも頷ける作品。
個人的には途中で少しダレたところもあったけど…。
それにしても肩を矢で射抜かれても
平然としているテス・ミラリー、
西部の女は強いなあ。


フォーリング・ダウン

オトーサン、
「監督は、どういうひと?」
ジョエル・シューマカー 
誕生日:1939/8/29 
出身地:ニューヨーク 
パーソンズ美術大学で学び、
ファッション業界で働くようになる。
やがて映画やテレビの衣裳を手がけ、
脚本も書くようになる。
1980年、「縮みゆく女」で映画監督デビュー。 
代表作は、
「セント・エルモス・ファイアー」
「バットマン・フォーエヴァー」

原題:Falling Down (1993) 
監督:Joel Schumacher 
脚本:Ebbe Roe Smith  
Genre: Crime/ Drama/ Thriller 
上映時間:113分
Country: France / USA 
Language: English / Spanish / Korean 
あらすじ:
猛暑のロサンゼルス。
ハイウェイは大渋滞。
ニックネームで
Dフェンスと呼ばれる男が、
突然車を乗り捨てる。
別れた妻のベスと娘のアデルに
電話をしに行き、トラブルを起こし、
公衆電話を破壊する。
コンビニでは、両替を断られ、
しかたなくコーラを買おうとするが、
アジア系の店主は85セントを要求し、
小競り合いになる。
Dフェンスは店主から奪ったバットで
店内を破壊し、
コーラの代金50セントを置いて店を出た。
やっと電話をかけたDフェンスだったが、
相手は話し中。
からんできた2人のチンピラを撃退し、
再びベスに電話をかける。
アデルの誕生日プレゼントを渡したいと言うが、
家に来ることを拒否される。
しかし彼はその言葉を遮るように
プレゼントを持って訪ねると伝えた。
その時、先刻のチンピラが
仲間を連れて車で現れると
マシンガンを掃射。
Dフェンスは無傷だったが
市民に多数の死傷者が出た。
チンピラたちは車の運転を誤り、
事故を起こした。
Dフェンスは彼らのマシンガンを奪う。
ハンバーガー・ショップの店内で
マシンガンを乱射し、
払い下げ軍用品店店主ニックを殺害し、
バズーカ砲を奪い、
そのバズーカで道路を破壊する。
ロス市警のプレンダーガスト刑事は、
そんな一連の事件に共通するパターンを見て、
Dフェンスを調べあげ、
彼を慕うトーレス刑事と
Dフェンスの足どりを追った。
2人はDフェンスの元妻ベスが住む
ヴェニス・ビーチへ。
ベスは彼らから逃れるが、Dフェンスが現れ、
トーレス刑事を撃つ。
プレンダーガストは
Dフェンスを棧橋に追いつめ、
自首するように説得を試みる・・・

出演者:
Michael Douglas ・・・ William Foster(Dフェンス)
Barbara Hershey ・・・ Beth Trevino(ベス)
Robert Duvall ・・・ Sgt. Martin Prendergast(プレンダーガスト)
Rachel Ticotin ・・・ Det. Sandra Torres(トーレス)
オトーサン、
「名優だね、2人とも」

その他の出演者:
Tuesday Weld ・・・ Amanda Prendergast
Frederic Forrest ・・・ Nick
Lois Smith ・・・ Foster's mother
Joey Hope Singer ・・・ Adele Foster-Trevino
Michael Paul Chan ・・・ Mr. Lee
Raymond J. Barry ・・・ Capt. William Yardley
D. W. Moffett ・・・ Det. Lydecker
Steve Park ・・・ Detective Brian
Karina Arroyave ・・・ Angie
Brent Hinkley ・・・ Rick
Dedee Pfeiffer ・・・ Sheila Folsom
Vondie Curtis-Hall ・・・ "Not Economically Viable" Man

User Rating:7.6/10( 156,068 votes)IMDb
  User Rating:7.6/10( 364 votes) Yahoo!
オトーサン、
「そうそう、同じだ!」
日常的に感じる怒りを代弁してくれています。

カンヌ国際映画祭 ノミネート
・パルム・ドール  ジョエル・シューマカー 

User Reviews 
CharltonBoyさん 
2001年3月26日
時々、こんな風に感じていた!

この映画を見るほんの数時間前、
私は、マクドナルドの店内にいた。
フィレオフィッシュを注文したら、
8分かかると言われた。
なぜ用意していなかったと尋ねると、
アホな店員は、フィレオフィッシュは、
ランチタイムにポピュラーではないとほざきおった。
「いつも延々と待たせるじゃないか」と言うと
困ったような顔をしていた!
私は、いつもマイケル・ダグラスのように
振舞わないが、彼の気持ちはよく分かる!
本作は、今日の西欧社会が
貪欲や無作法、差別に直面している様を
彼を通じて教えてくれる。
非常によい映画だ。
マイケル・ダグラスとロバート・デュバルの
演技が特に見事だ。

オトーサン、
「現代社会は、ストレスが多いねぇ」

たんぼさん 
2018年10月11日
いちいち主張がもっとも

マイケルダグラス演じるキレたキャラ。
・渋滞にキレる。
・舐めた態度のコンビニ店員にキレる。
・難癖つけて来たチンピラにキレる。
・5分過ぎただけなのに
 モーニングメニューは出せないという店員にキレる。
・写真と違いすぎる商品にキレる。
・ナチを信奉する差別主義者にキレる。
・税金泥棒の道路工事にキレる。
彼のやっていることは正義とは
とても言えないめちゃくちゃな行いではあるが、
理不尽な無理難題を言ってるわけではないし、
被害者たちにも非があるし、
彼の主張にも一理あるしで嫌いになれない。
これが例えば完全な狂人の戯言なら
当然共感することもなかったはずだが、
彼は正気を失いかけているだけで、
しかもそれは家庭環境の不和のためだから
余計同情的になる。
彼を追う老刑事のキャラクターもいい。
職場では臆病者と馬鹿にされ、
伴侶は精神を病んでいる。
マイケルダグラスが
逆境に壊れてしまったのと対称的に
彼はなんとか踏み止まり己の職務を全うする。
ユーモア、サスペンス、ミステリー、アクション、ドラマ。
さまざまな要素が渾然一体となっていて
決してバランスを欠いていない。
よくまとめられた傑作なので
ぜひ見ることをおすすめする


メリー・ポピンズ リターンズ

オトーサン、
「第2作か」
・メリー・ポピンズ 映画批評NO.2047
その昔、柏市図書館沼南分館で、
1年待ちで、ようやくVTRを借りました。
VTRなんて、なつかしいですね。

原題:Mary Poppins Returns (2018) 
監督:Rob Marshallcre 
原作:P.L. Travers
脚本:David Magee/Rob Marshall/John DeLuca  
Genre:Comedy/ Family/ Fantasy/ Musical
Country: USA / UK 
Language: English 
上映時間:130分
あらすじ:
夜明けのロンドン。
点灯夫ジャックが街灯を消して回る。
バンクス家の長男マイケルは
今では父や祖父が勤めたフィデリティ銀行で
臨時の仕事に就き、家庭を持っている。
ロンドンは大暴落のあおりを受けていた。
妻を亡くし悲しみに暮れるマイケル一家に、
追い打ちをかけるように融資の返済期限が切れ、
家を失いかねない状況に。
そんな折、かつてバンクス家に来た
魔法使いのメリー・ポピンズが、
20年前と変わらぬ姿で空から舞い降りてくる。
バスタブの底を抜けて海底探検に向かったり、
絵画の世界に飛び込み
華麗なミュージカル・ショーを繰り広げたりと
一風変わった方法で子供たちのしつけをする。
彼女の魔法は日常をカラフルに変えていく・・・

出演者:
Emily Blunt ・・・ Mary Poppins(メリー・ポピンズ) 
Ben Whishaw ・・・ Michael Banks(マイケル) 
Lin-Manuel Miranda ・・・ Jack(点灯夫ジャック)
オトーサン、
「エマ・トンプソン、歌巧いね」
でも、メリー・ポピンズ(1964)の
ジュリー・アンドリュースには敵いません。

その他の出演者:
Emily Mortimer ・・・ Jane Banks
Julie Walters ・・・ Ellen
Pixie Davies ・・・ Annabel Banks
Nathanael Saleh ・・・ John Banks
Joel Dawson ・・・ Georgie Banks
Colin Firth ・・・ William "Weatherall" Wilkins
Meryl Streep ・・・ Topsy
David Warner ・・・ Admiral Boom
Jim Norton ・・・ Mr. Binnacle
Jeremy Swift ・・・ Hamilton Gooding
Kobna Holdbrook-Smith ・・・ Templeton Frye
Angela Lansbury ・・・ the Balloon Lady
Dick Van Dyke ・・・ Mr. Dawes Jr.
Noma Dumezweni ・・・ Miss Penny Farthing
Sudha Bhuchar ・・・ Miss Lark.
Steve Nicolson ・・・ the Park Keeper.
Tarik Frimpong a・・・Angus.

User Rating:6.9/10( 53,350 votes)IMDb
  User Rating:7.7/10( 3,231 votes) Yahoo!
オトーサン、
「いいシーンもあるけど」

アカデミー賞 ノミネート
・作曲賞
・歌曲賞
・美術賞
・衣装デザイン賞

User Reviews 
schwartz-normanさん 
2018年12月28日
がっかり!

オリジナルには比べようもない。
ストーリーが退屈だ。
最新テクノロジーを駆使しているが、
ハートがない。
歌も、どれも印象的でない。
サウンドトラックは失敗。
さらに、今回のメアリーポピンズは、
横柄で、堅苦しく、かわいくない
見るのは、時間の無駄。

オトーサン、
「原作、読んでないなぁ」

BOKUさん 
2019年6月3日
他人が何を言おうとも、
自分としては完璧な続編。 

前作のファンだったら
不満を感じるかもしれないが、
原作小説派としては素晴らしい出来だった。
前作と比べれば、
確かに冗長のところもあり
焼き直しに見えなくもないが、
前作のオリジナル要素
(銀行関連は元々原作にはない)を
メインとして拾いつつ、
原作の色んなエピソードを
上手く繋ぎ合せてくれて本当に有難いと思う。
前作と比べれば、
確かにテンポが悪いところはあるが、
その分原作のエピソードを
かなり再現してるからだと思う。
特に原作の《風船、風船!》の
エピソードの使い方は本当にずるい、
映画館で三回ぐらい泣いた。
前作は言わずとも名作だが、
今作は少し方向性を変え、
より原作寄りの雰囲気にしたのが
今作の見所だと思う。 


国際市場で逢いましょう

 
オトーサン、
「韓国映画か、やだなぁ」
昨今の反日運動に嫌気をさしているので、
見るのをやめようかと思いました。
でも、黒美さんが激賞しているので、
心変わりしました。

原題:Gukjesijang (2014)
ODE TO MY FATHER
監督:JK Youn 
脚本:Su-jin Park  
Genre:Drama/ War
Country: South Korea 
Language: Korean / English / German 
上映時間:126分
あらすじ:
朝鮮戦争時の興南撤収作戦による混乱の中、
父親そして妹のマクスンと
離ればなれになってしまったドクス。
母親と幼い弟妹と共に避難民として、
釜山の国際市場で
叔母が経営している露店「コップンの店」に
身を寄せることになる。
やがてたくましく成長したドクスは、
父親の代わりに家計を支えるため、
西ドイツの炭鉱への出稼ぎや
ベトナム戦争で民間技術者として従事するなど
体を張って働き、生死の瀬戸際に立たされる。
しかし彼は家族のために、
いつも必死に笑顔で激動の時代を生き抜いてきた。
「今からお前が家長だ。家族を守ってくれ。
いつか国際市場で逢おう」 
それが最後に交わした父との約束だった・・・

出演者:
Hwang Jung-min ・・・ Yoon Deok-soo(ドクス)
Jung Jin-young ・・・ Deok-soo's father(父親)
Jang Young-nam ・・・ Deok-soo's mother(母親)
Yunjin Kim ・・・ Young-ja(ヨンジャ)
Ra Mi-ran ・・・ Deok-soo's paternal aunt(叔母)
オトーサン、
「ファン・ジョンミン、熱演だね」

その他の出演者:
Kim Seul-gie ・・・ Kkeut-soon
Oh Dal-su ・・・ Dal-goo
Lee Hyun ・・・ Seung-gyu
Kim Min-jae ・・・ Yoon Do-joo
Tae In-ho ・・・ Yoon Gi-joo
Hwang Seon-hwa ・・・ Yoon Seon-joo
Uhm Ji-seong ・・・ young Deok-soo
Jang Dae-woong ・・・ young Dal-goo
Shin Rin-ah ・・・ young Mak-soon
Lee Ye-eun ・・・ Yoon Seo-yeon
Choi Jae-sub ・・・ Korean miner 1
Jung Young-ki ・・・ Korean miner 2
Yoo Jung-ho ・・・ Korean miner 3
Maeng Se-chang ・・・ Korean miner 4
Hong Seok-yeon ・・・ Deok-soo's uncle
Stella Choe Kim ・・・ Mak-soon Yoon
Matthew Douma ・・・ Mak-soon's American husband
Jeon So-mi ・・・ Mak-soon's eldest daughter
Evelyn Douma ・・・ Mak-soon's youngest daughter
Go Yoon ・・・ Hyun Bong-hak
Nam Jin-bok ・・・ Chung Ju-yung
Park Seon-woong ・・・ Andre Kim
Hwang In-joon ・・・ Announcer Kim Dong-geon
Park Young-seo ・・・ President of youth organization
Jung Yun-ho ・・・ Nam Jin

User Rating:7.8/10(3,156 votes)IMDb
  User Rating:8.4/10( 1,016 votes) Yahoo!
オトーサン、
「高いスコアだね」
子供たちが米兵にチョコレートをせびるシーン、
体験したことがあります。

User Reviews 
balbindersmith さん 
2015年1月15日
感動的

感動的で、心温まる映画だ。
だが、苦しい映画でもある。
友人が見たいというので、見た。
通常、私は外国映画を避ける。
字幕を読む必要があるので、嫌いなのだ。
この映画、テンポはかなり遅かった。
父に家族を守ると誓った韓国の少年の話だ。
彼は、一生それに拘って生きる、
演技は、すばらしい。
クルーや監督の名前を全く知らないが、
胸を打つ素晴らしいドラマだった。
映画館を去っても、頭から離れない。

オトーサン、
「韓国人が、西ドイツの炭鉱へ
出稼ぎに行っているとは知らなかったな」

黒美君彦さん 
2015年5月18日
見応え

韓国歴代2位となる,410万人を超す
観客動員を記録した作品。
プサンに実際にある国際市場とは
朝鮮戦争後、避難民が開いた闇市が
きっかけだという。
この物語は、国際市場の叔母の店
「コップンの店」に身を寄せた
ドクスの半生を追いながら、
韓国の現代史を俯瞰する形になっている。
朝鮮戦争で避難するときに、
父と妹マクスンとはぐれてしまったドクスは
すなわち韓国という国そのものでもある。
家長として長男のドクスは弟の学費を稼ぐために、
西ドイツの炭鉱に出稼ぎに行く。
この西ドイツの炭鉱への出稼ぎについては
トルコ映画『おじいちゃんの里帰り』
(2011年ヤセミン・サムデレリ監督)でも
観たことがあって、60年代前半、
西独が世界中から炭鉱夫を
かきあつめていたことが窺われる。
炭鉱事故で九死に一生を得たドクスは、
ドイツで知り合った
看護師ヨンジャと結婚する。
だが、今度は妹の結婚資金を稼ぐために
ベトナム戦争へと向かう。
そこでも危うく命拾いしたドクス。
彼は兵士としてではなく技術者として
ベトナムへ行ったはずなのだが、
戦場は後方支援も前線もない。
ましてやゲリラ戦が繰り広げられたベトナムで、
技術者だからといって安全だとは限らない…。
1983年になってKBSが中心に行った
離散家族探しの番組は、
詳細を知らなかったこともあり、胸が詰まった。
。朝鮮戦争の混乱下、
三十年以上も行方知れずの家族が
多数生まれていた悲劇。
父がドクスに「コップンの店」で
落ち合おうと言っていたから、
ドクスはひたすら店を守ろうとしていた
ということが明かされ、それもまた胸に迫った。
この作品は韓国現代史のなかで、
時代に翻弄された庶民の姿そのものを
映し出したからこそ大ヒットを記録したのかもしれない。
一方日本がほとんど登場しないなど、
韓国では政治的不在が問題にされた側面もあったという。
だが、ここにあるのは、
時代を超えた普遍的な家族の肖像だ。
いつも犠牲になるのは末端の庶民だ…と改めて思う。
韓国ではお馴染みの「現代」創業者チョン・ジュヨンや
韓国第一号のファッションデザイナー、
キム・ボンナム(アンドレ・キム)、
人気歌手のナム・ジンといった偉人
(もちろん本人ではないが)が
ちょこっと出演しているのもレトロ魂をくすぐるのかも。
ナム・ジン役は東方神起のユンホ。
彼目当てで若者も多く劇場に足を運んだのだそうだ。
見応えのある大河ドラマだった。


スパイダーマン

オトーサン、
「2002年に見たね」
・スパイダーマン 映画批評NO.217
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
ニューヨークの摩天楼を縦横無尽に跳びはねる
スパイダーマンは、最高です。
ソニー・ピクチャーズが
日米同時公開に踏み切ってくれたので、
感激しました。

原題:Spider-Man (2002)  
監督:Sam Raimi  
原作:Stan Lee / Steve Ditko 
脚本:David Koepp 
Genre: Action / SF / Adventure / Thriller
PG-13 for stylized violence and action. 
Country: USA 
Language: English
上映時間:
あらすじ:
高校生ピーターは、
放射性のクモに噛まれた後、
身体機能が劇的に変わって、
壁を登り、天井に張りつけるようになる。
伯父が犯罪者の手にかかって殺され、
巨悪と戦うためにその能力を使うことを誓う。
同じ頃、科学者兼実業家のオズボーンは、
実験中に神経ガスにやられて、怪物に変身。
怪力無双のグリーン・ゴブリンに!
ピーターは、今や、3つと戦わねばならない。
神経質なボスのもとで
地方紙での新しい仕事を続けるか、
怪物のグリーン・ゴブリンにどうしたら勝てるか、
無二の親友であり、
怪物の息子でハリーと戦って、
同級生メリーの愛情を勝ち取れるか・・・

出演者: 
Tobey Maguire ・・・ Spider-Man/Peter Parker(スパイダーマン/ピーター)  
Willem Dafoe ・・・ Green Goblin/Norman Osborn(グリーン・ゴブリン/オスボーン)  
Kirsten Dunst ・・・  Mary Jane Watson()
オトーサン、
「トビー・マグワイア、好感もてるね」
「ウィレム・デフォー、演技巧いね」

その他の出演者:
James Franco ・・・  Harry Osborn
J.K. Simmons ・・・  J. Jonah Jameson  
Michael Papajohn ・・・  The Burglar  
Randy Poffo ・・・  Bone Saw McGraw  
Joe Manganiello ・・・  Eugene 'Flash' Thompson  
Rosemary Harris ・・・  Aunt May  
Ted Raimi ・・・  Hoffman  
Cliff Robertson ・・・ Uncle Ben Parker  
Bill Nunn ・・・  Joe 'Robbie' Robertson  
Bruce Campbell (I) ・・・  Ring Announcer  

User Rating:7.3/10( 641,145 votes)IMDb
  User Rating:7.7/10( 1,759 votes) Yahoo!
オトーサン、
「スコアは下ってるね」
2002年のIMDbのUser Ratingは、
・8.1/10 (335 votes) 

アカデミー賞 ノミネート
・視覚効果賞 
・音響賞 

User Reviews 
Doylenfさん 
2002年12月15日
トビー・マグワイア、蜘蛛の糸に乗る
素晴らしく楽しい映画

古典コミックの映画化に成功。
ダニー・エルフマンの音響もいい。
信じられないほどリアルなCGI。
筋書は単純、善対悪だ。
トビー・マグワイアは、
オタクっぽいティーンエイジャーを演じる。
健康的で無邪気な雰囲気が、魅力だ。
その目は、この役を得た喜びを隠し切れない。
彼のガールフレンド、メアリージェーン役は、
キルスティン・ダンスト。
10代の売春婦のような服を着せられているが、
十分に好ましい仕事をしている。
恐ろしいグリーン・ゴブリンを演じる。
ウィリアム・デフォーは、賞賛に値いする。
新聞編集者役のJ. ジョナ・ジェイムソンは優秀だ。
ピーターの親友役のジェームズ・フランコもいい。
メッセージがやや曖昧な気もする。

オトーサン、
「やはり第1作から見るべし」

黒美君彦さん 
2005年9月30日
それなりに

またまた逆転現象で
『スパイダーマン2』を先に観てしまっていたので、
改めて一作目を観るとそれはそれで面白い。
スパイダーマンになってしまう偶然や苦悩、
正義に目覚めるシーンなどがすっと入ってくる。
ゴブリンの造形もそれなりに笑えるし。
アメコミ・ヒーローの系譜というのを研究したら
それなりに面白いかも。
生まれるずっと前から大衆から愛され、
繰り返し繰り返し映像化され、
意識に染み付いたアメコミ・ヒーローたちが
縦横無尽に飛び回る姿は、
それだけでカタルシスになるのかも知れない。
その辺、極東の島国では
なかなか共感しにくい部分があると思うが。


ブルーサンダー

オトーサン、
「すごいヘリだね」
全長12.0m、全高3.16m、全幅10.5m。
最大速度は時速320km、巡航速度は時速220km。
航続距離は800km、滞空時間は3時間。
最大高度は18,500フィート。 
機体前部の左右に備えられた
3000万カンデラのサーチライト、拡声器、
機体左側面に赤外線暗視装置、
機体右側面には室内の人物をカーテン越しに
撮影可能なサーモグラフカメラ、
コクピット上部に高感度マイクを装備。
カメラとマイクで捉えた内容は、
ビデオデッキで記録できる。
ウィスパーモードにすることで
ローター音を消すことができる。 
武装は、機首下部の20mm6銃身ガトリング砲1門。
毎分4000発を発射可能で、有効射程は1q。

原題:Blue Thunder (1983) 
監督:John Badham 
脚本:Dan O'Bannon/ Don Jakoby  
Genre:Action/ Crime/ Drama
Country: USA 
Language: English 
上映時間:109分
あらすじ:
来るロサンゼルスオリンピックに向けての
テロ対策と警備強化を名目に、
カリフォルニア州政府は陸軍と合同で
秘密裏に攻撃ヘリコプター、ブルーサンダーを開発し、
ロサンゼルス市警察に配備した。 
ベトナム帰還兵で現在は市警察航空隊に所属する
フランクは、州当局の意向で
ブルーサンダーのテストパイロットに選ばれる。
コンビを組む航空観測員リチャードを伴った
ブルーサンダーのテスト飛行中に、
連邦地方庁舎の一室で行なわれていた
州政府関係者の密議を盗聴、録画してしまう。
それは、ブルーサンダーの能力をアピールするために
ヒスパニック地区での暴動を煽動し、
また反対派を暗殺する騒乱鎮圧への
軍用ヘリ活用に関するものだった。
しかも、ベトナム時代の上官で
ブルーサンダーの開発にも携わる
陸軍大佐コクランが陰謀に一枚噛んでおり、
直前に起きていた市議会委員長殺害事件に絡む
謎の言葉“THOR”はこの陰謀の事だった。 
コクランらは証拠隠滅のためにリチャードを殺害、
マーフィーにその容疑がかけられる。
マーフィーはブルーサンダーを強奪して逃走すると、
別居中の妻ケイトにリチャードが
死の直前に隠した密議の録画ビデオを
テレビ局の報道キャスターに渡すよう託し、
自らはロサンゼルス上空で権力と
コクランの乗るOH-6Dとの孤独な闘いを繰り広げる・・・

出演者:
Roy Scheider・・・ Officer Frank Murphy(フランク)
Daniel Stern・・・ Officer Richard Lymangood(リチャード)
Malcolm McDowell・・・ Colonel F.E. Cochrane(コクラン)
Candy Clark・・・ Kate(ケイト)
オトーサン、
「ロイ・シャイダーがいいね」

その他の出演者:
Warren Oates・・・ Captain Jack Braddock
Paul Roebling・・・ Icelan
David Sheiner・・・ Fletcher
Joe Santos・・・ Montoya
Ed Bernard・・・ Sgt. Short
Jason Bernard・・・ Mayor
Mario Machado・・・ Himself
James Murtaugh・・・ Alf Hewitt
Pat McNamara・・・ Matusek
Jack Murdock・・・ Kress
Clifford A. Pellow・・・ Allen

User Rating:6.4/10( 15,209 votes)IMDb
  User Rating:7.5/10( 152 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ヘリ好きは堪らんだろうね」

アカデミー賞 ノミネート
・編集賞 

User Reviews 
whizzkidさん 
2001年12月15日
過小評価された珠玉の作品

子供の時に見て、大いに楽しんだ。
アクション/冒険シーンがいい。。
80年代前半の多くの映画を見たが、
これは本当にお気に入りだった。
本作は、よく考えられており、
慎重かつ精密につくられている。
多くのキャラクターが活躍して、
航空のドラマを強めている。
ロイ・シャイダーは、好きな俳優だが、
傑出した演技をしている。
皮肉なユーモアがある。
老いたのに主役として頑張っている。
マルコム・マクドウェルは、流石の悪役演技。
シャイダーの辛抱強いボス、
ウォーレン・オーツもいい・
ヘリコプターは、すごい装備だ。

オトーサン、
「ジーナさんのお気に入りだね」

ジーナさん 
2009年6月24日
ブルーサンダーよりも悪役が光る

政府、軍がなにやら悪巧みしているぞ・・・
という怪しい臭いがプンプンの分かりやすい演出など
全体的にやんわりした作品です(笑)
登場人物が多い上にキャラクターを掘り下げないまま
ストーリーが進んでしまうので
雑魚キャラが多い印象も受けました。
脇役とは言え、雑魚キャラの中でも
チョットは重要性の有無をつけるメリハリがあると
人物整理が出来てよかったでしょう。
しかし、何といっても立ち並ぶビルの間を
すり抜けるロサンゼルス市街地での空中戦は必見です。
意外にもブルーサンダーと互角に戦ってしまった
武装ヘリに関しては、
どういう見方をすればイイのか困りますが(笑)
こうなるとブルーサンダーの強みは
ターゲットを絞れる武器やら
何千発も撃てる武器ではなく、
盗撮&盗聴がウリになってしまいますからね(爆)
ラストの締め方は渋くてGOOD
そして、ロシ・シャイダー・・・カッコイイです。
警察ヘリに乗っている前半のロイ・シャイダーのほうが
個人的に余裕があって好きです。
軍が秘密裏に開発を進めてきた
最新のヘリコプター「ブルーサンダー」を
いとも簡単に乗りこなしてしまう
警察官と言うのはリアリティに欠けますが、
カッコイイから許します(笑)
敵役のマルコム・マクダウェルは十八番の悪役という事で
オーラが半端じゃありません。
まばたき一つせず主人公を追う
終盤の気持ち悪いほどの熱演には
目を奪われる事でしょう(笑)
ベトナム戦争時の出来事や陰謀に
関わっていた人たちの描写、
THORの全貌やヒロインと
息子のドラマなど細かいトコロまで
無駄にしない脚本だったら
高評価だったでしょうね。
だいぶ端折った感のする説明の足りない
エピソードが多すぎたように感じました。
陰謀自体も世界を揺るがすなんたら・・・
って訳ではなく、
小さい範囲で起こっているので
インパクトも小さいかな(笑)
1983年の公開時に観ていたら
大迫力の娯楽作品として
楽しめたかもしれませんが、
今観たところで新鮮味もありませんし、
完成度が高い作品とは言い難いモノがありました。
とりあえずヘリコプターによるアクションに
興味がある方のみにオススメします。
『ヘリコプターが宙返り』と言う言葉を見て
ワクワクした方はご覧下さい(笑)


隣のヒットマン

オトーサン、
「2001年に見たね」
・隣のヒットマン 映画批評NO.217
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
原題の意味は、「丸ごとひとりじめ」

原題:The Whole Nine Yards(2000)
監督:Jonathan Lynn  
脚本:Mitchell Kapner
Genre: Comedy / Crime 
Country: USA 
Language: English / French / Spanish
上映時間:98分
あらすじ:
カナダのモントリオールで
歯科医を開業中のオズは、
妻ソフィの父が残した借金を抱え
妻との仲も冷えきっていた。
そんな夫婦の隣に、
別名チューリップという殺し屋の
ジミーが引っ越してくる。
シカゴを牛耳るマフィアを
裏切ったうえ死刑に追いやり、
本人は刑期を終えて出所してきたばかり。
奇妙な隣人をいぶかるオズだったが、
なぜか通じるものを感じ始める。
しかしそれも束の間、
ソフィにそそのかされ報酬欲しさに
密告しようと、シカゴへ。
マフィアのヤンニとその右腕フランキーに
つかまるが、
オズの監視役となったのは、
なんと、ジミーの妻シンシアだった。
オズは彼女に惚れてベッドイン。
まもなく、ジミーがシカゴに乗り込んできて、
ヤンニだけでなく、シンシアも殺そうとする。
そして、妻のソフィが
自分を殺そうとしていることが分かる
雇われていたのは、歯科助手ジルだった・・・

出演者:
Bruce Willis ....  Jimmy Tudeski(ジミー) 
Matthew Perry ....  Nicholas 'Oz' Oseransky(オズ)
Rosanna Arquette ....  Sophie Oseransky(ソフィ)
Amanda Peet ....  Jill St. Claire(ジル)
Natasha Henstridge ....  Cynthia Tudeski(シンシア)
Michael Clarke Duncan ....  Frankie Figs(フランキー)  
Kevin Pollak ....  Janni Gogolack(ヤンニ) 
オトーサン、
「マシュー・ベリー、最高」

その他の出演者:
Harland Williams ....  Agent Hanson  
Carmen Ferland ....  Sophie's Mom  
Serge Christianssens ....  Mr. Boulez  
Renee Madeline Le Guerrier ....  Waitress  
Jean-Guy Bouchard ....  Mover  
Howard Bilerman ....  Dave Martin  
Johnny Goar ....  Hungarian Hood  
Deano Clavet ....  Polish Pug 

User Rating:6.7/10( 102,934 votes)IMDb
  User Rating:8/0/10( 303 votes) Yahoo!
オトーサン、
「傑作だね」

User Reviews 
bnl771さん 
2005年12月21日
効果的なスクリューボール・コメディ

本作は、「赤ちゃん教育」(1938)のような
クラシックを思い出させるが、
それよりは、道徳観念ばなく、死者数が多い。
最初は、俳優は、並列的な位置にある
物質的なしている
マシュー・ペリーは、スラップスティック・コメディで、
ブルース・ウィリスは、大真面目で、
ロザンナ・アークェットは、卑劣だ。
アマンダ・ピートは、
「ジャックとジル」的なキャラだ。
そして、ナターシャは、スーパーモデルのようだ。
そして、何かがクリック。
一転、ひたすら可笑しくなる。
私は、笑い転げた。
マイケル・クラーク・ダンカンが
おしゃれなスーツを着て現れる。
「グリーンマイル」の彼とは思えない。
彼の演技の幅が窺い知られる。

オトーサン、
「まさに、スクリューボール・コメディだね」
スクリューボール・コメディは
1930年代初頭から1940年代にかけて
ハリウッドでさかんに作られたコメディ映画。
住む世界が異なる男女のラブ・ロマンス、
常識にとらわれない登場人物、
テンポのよい洒落た会話、
つぎつぎに事件が起きる波乱にとんだ物語が特徴。

shiさん 
2019年6月26日
ベタですがとても良かった 

久々に見終わって幸せになれました。
こういう映画ならではの
スピーディーさとシンプルな面白さは、
あっという間に時間が過ぎ去って良いです。
それぞれのキャラも良く演じられていて、
ちょうど良いエンディングへ向かって行きました。
こういう、普通に面白い作品は
もう普通に作ることは出来ないのかなぁ。
3DCGとかVFX使わなくても、
見ごたえは十分だと思いました。


張り込み

オトーサン、
「有難いね」
張り込みプラスを先にみていましたが、
第1作をTVで放映していました。
・張り込みプラス 映画批評NO.2510

原題:Stakeout (1987) 
監督:John Badham 
脚本:Jim Kouf   
Genre:Action/ Comedy/ Crime
Country: USA 
Language: English 
上映時間:117分
あらすじ:
シアトル市警察のマヌケな刑事コンビ、
クリスとビルは上層部経由で
FBIからある特命を命じられる。
服役中の凶悪殺人犯スティックが
仲間の手助けで脱獄、
その立ち回り先として考えられる
元恋人マリアの家を
24時間態勢で監視せよというものだった。 
しかしクリスは監視を続けるうち、
マリアのあまりの美しさに惚れてしまい、
マリアもまたクリスに惹かれていき、
2人は本当の恋人のようになっていく・・・

出演者:
Richard Dreyfuss ・・・ Det. Chris Lecce(クリス)
Emilio Estevez ・・・ Det. Bill Reimers(ビル)
Madeleine Stowe ・・・ Maria McGuire(マリア)
Aidan Quinn ・・・ Richard "Stick" Montgomery(スティック)
オトーサン、
「リチャード・ドレイファスが光る!」

その他の出演者:
Forest Whitaker ・・・ Det. Jack Pismo
Dan Lauria ・・・ Det. Phil Coldshank
Earl Billings ・・・ Capt. Giles
Ian Tracey ・・・ Caylor Reese
Jackson Davies ・・・ FBI Agent Lusk

User Rating:6.6/10( 21,615 votes)IMDb
  User Rating:7.2/10( 139 votes) Yahoo!
オトーサン、
「楽しいね」

User Reviews 
rolanddddさん 
2013年5月15日
忘れられた80年代の珠玉の作品

米国の切符売り場でNO,1の売り上げで、
続編を可能にする十分な利益をスタジオにもたらした。
ストーリーは、シンプル。
独創的でなく、きまり文句でいっぱいだが、
非常に面白い。
上映時間2時間は、そんなに長い感じがしない。
興味を持続させてくれる。
リチャード・ドレイファスと
エミリオ・エステヴェスは、
驚くほどいいコメディアンだ。
ジョークと冷やかしが
コメディシーンを盛り立てる。
スリラーもある。
間抜けなスティックを演じる
エイダン・クインは、よい仕事をしている。
アクション・シースもいいし、
カーチェイス・シースもいい。
本作は、80年代の娯楽作だ。
お勧めだ!

オトーサン、
「ホンワカ・ムードが堪らないね」

ロビーJさん 
2007年3月13日
エミリオ&リチャード

かなり好きな映画で
DVDも買っちゃいました。
エミリオ・エステヴェスと
リチャード・ドレイファスのコンビは
息もぴったりで何度見ても楽しめます!
パート2も作られてるけど、
1の方が話がまとまっている気がします。
リチャードの恋人役のマデリーン・ストーも
かなりきれいでした。
そして悪役のアイダン・クインも素敵!


ザ・メキシカン

オトーサン、
「2002年に見たね」
・ザ・メキシカン 映画批評NO.184
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
メキシコが好きなひとには、いいかも。

原題:The Mexican(2001)  
監督:Gore Verbinski  
脚本:J.H. Wyman 
Genre: Action / Comedy 
Rated R for violence and language.
Country: USA / Mexico 
Language: English / Spanish 
上映時間:123分
あらすじ:
ジェリーは、
2つの最後通牒を突きつけられている。
ボスからは、メキシコに行って
「ザ・メキシカン」と呼ばれる
貴重なアンティーク・ピストルを持って帰れ
失敗したらひどい目に会うぞといわれている。
もうひとつの最後通牒は、
ガールフレンド、サマンサからのもので
マフィアと縁を切ってというものだった。
ジェリーは、生きているほうが大事だと思って
ガールフレンドが窮地に陥っているのをよそに、
国境の南を目指す。
ピストルを発見することは容易だったが、
家に持ち帰るのは別問題だった。
ピストルは、恐らく呪われていたにちがいない。
ピストルが無事戻ってくるまで
ゲイのヒットマン、リーロイによって
サマンサが人質として拘留されてしまう・・・

出演者:
Brad Pitt ・・・  Jerry(ジェリー)
Julia Roberts ・・・  Samantha(サマンサ)
James Gandolfini ・・・  Leroy(リーロイ)
オトーサン、
ブラッド・ビットとジュリア・ロバーツが共演!」
でも、当代随一の俳優の起用が裏目に出ましたね。

その他の出演者:
J.K. Simmons ・・・  Ted  
Bob Balaban ・・・  Nayman  
Sherman Augustus ・・・  Well Dressed Black Man (Leroy)  
Michael Cerveris ・・・  Frank  
Richard Coca ・・・  Car Thief  
David Krumholtz ・・・  Beck  
Castulo Guerra ・・・  Joe the Pawnshop Owner  
Mayra Serbulo ・・・  Emanuelle  
Salvador Sanchez ・・・  Gunsmith  
Alan Ciangherotti ・・・  Gunsmith's Assistant  
Melisa Romero ・・・  Gunsmith's Daughter  
Ernesto Gomez Cruz ・・・  Tropillo  

User Rating:6.1/10( 97,366 votes)IMDb
  User Rating:5.9/10( 446 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ごく普通の映画だね」

User Reviews 
Andyさん 
2002年1月22日
人々が言うほど悪くない。

私は、厳しい批評家だ
この映画が、ひどく受け取られているので、驚いた。
確かにもたもたして、興をそいでいた。
だが、何人かの興味深い登場人物、状況、風景がある。
ピットとロバーツはよい。
だが、他の映画ではもっとよい演技をみせている。
思うに、ピット、ロバーツ、ソプラノが出ているので、
みんなは、過剰な期待をか過ぎ、
批判したくなったのだろう:
要するに、いい映画だが、
特別なものは何もない。

オトーサン、
「同感」

映子さん 
2002年2月13日
キャストのわりに薄っぺら。 

この2人が主演だったら
前評判悪くてもやっぱり期待するでしょ。
でもやっぱりつまらなかった。
だって2人が絡んでないシーンの方が
面白かったりするし、
2人が喧嘩ばかりしてても
本当は愛し合っているという実感が
全然、感じられなかったです。
何よりもハラハラするシーンがあまりにも少ない。
コメディー?
それにしては人は殺さないでしょ?


万引き家族

オトーサン、
「ようやく借りられたな」
映画館で見るのは敵わず、
TSUTAYA待ち、1ケ月以上でした。
音声ガイドでみたので、
内容がよく分かりました。

原題:万引き家族(2018)
SHOPLIFTERS
監督・脚本:是枝裕和  
Genre:Drama
上映時間:120分
あらすじ:
高層マンションの谷間に
ポツンと取り残されたように建つ
古びた平屋の一軒家。
そこに治と妻・信代、息子・祥太、
信代の妹・亜紀、
そして家の持ち主である母・初枝の
5人が暮らしていた。
治は怠け者で甲斐性なし。
彼の日雇いの稼ぎは当てにならず、
一家の生活は初枝の年金に支えられていた。
そして足りない分は家族ぐるみで
万引きなどの軽犯罪を重ねて補っていた。
そんなある日、治は団地の廊下で
寒さに震えている女の子を見つけ、
彼女を家に連れ帰る。
ゆりと名乗るその女の子は、
両親のともに戻ることなく、
そのまま治たちと暮らし始める・・・

出演者:
 リリー・フランキー・・・ 治 
 安藤サクラ・・・ 信代 
 樹木希林・・・ 初枝 
 松岡茉優・・・ 亜紀
オトーサン、
「みんないい味出しているね」

その他の出演者:
 城桧吏・・・ 祥太 
 佐々木みゆ・・・ ゆり 
 池松壮亮・・・ 4番さん 
 柄本明・・・ 駄菓子屋店主
 高良健吾・・・ 警察官 
 池脇千鶴・・・ 警察官 
 緒形直人・・・ 柴田譲 
 森口瑤子・・・ 柴田葉子 
 山田裕貴・・・ 北条保 
 片山萌美・・・ 北条希 
 蒔田彩珠・・・ 柴田さやか 

User Rating:8.0/10( 32,051 votes)IMDb
  User Rating:8.1/10( 9,676 votes) Yahoo!
オトーサン、
「高いスコアは、カンヌ効果」

カンヌ国際映画祭受賞 
・パルム・ドール  是枝裕和
アカデミー賞 
・外国語映画賞  是枝裕和(日本) 

日本アカデミー賞受賞 
作品賞
主演女優賞  安藤サクラ    
助演女優賞  樹木希林  松岡茉優    
監督賞  是枝裕和
脚本賞  
音楽賞  
撮影賞  
照明賞  
ノミネート
主演男優賞  リリー・フランキー    
美術賞
録音賞
編集賞   

User Reviews 
jMotzfeldtさん 
2018年11月16日
血は水より濃い?

この映画が衝撃的だというレビューに
私も同じ意見だ。
並みはずれた撮影と音楽(!!!)に加えて
是枝裕和は、難しいが重要な問題を提起する。
あなた自身の道徳的な価値と家族観について考えさせる。
シンプルで、よく書かれて、美しいプロットだ。
私は、樹木希林の役の解釈について注目したい。
カンヌ映画祭のわずか4ヶ月後に、75歳で死んだ。
(あなたのすべてに感謝したい)
是枝裕和と樹木希林の二人とも、撮影中に
この事態を予想していたと思えてならない。
ありえないかもしれないが、
鑑賞中に、それを心に留めておいて。

オトーサン、
「擬似家族のほうが、ずっと豊かだね」

黒美君彦さん 
2018年6月4日
「棄てたんじゃなくて」

是枝裕和監督が、
ぐるりとまわって原点に戻ってきた…
と感じさせた。
擬似家族や親子の問題を
ずっと問い続けている是枝監督らしい作品だ。
だから、この作品にはこれまでの彼の作品に
似通ったシークエンスが随所に登場する。
親に棄てられた兄妹の話
『誰も知らない』(2004)はもちろん、
樹木希林と安藤サクラが
台所で雑談しているのは
『歩いても歩いても』での
樹木希林とYOUのやりとりを髣髴とさせるし、
リリー・フランキーと城桧吏の関係は
『そして父になる』に。
血縁関係にない姉妹は
『海街diary』の姉妹を思い起こさせるし、
取調べを受ける安藤サクラのひとり語りは、
『三度目の殺人』での拘置所でのシーンに重なる。
けれど、それぞれしっかりと
独自性を維持しているのは、
安藤サクラをはじめ、俳優たちが
しっかり地に足のついた演技をしているからだ。
多くの是枝作品に共通しているのは、
「本当の家族とは何か」
あるいは「“本当の家族”とは
幻想に過ぎないのではないか」という問いだ。
俳優陣はみな達者だが、
安藤サクラがとにかく素晴らしい。
5歳のりん(佐々木みゆ)の火傷の痕を
愛しそうに撫でる風呂のシーンや、
縁側で彼女を抱きながら
「好きだから叩く、なんてウソだからね」
というシーンは思わず胸が詰まった。
チームワークで万引きを繰り返す男と少年、
男は父になりたいと思うが、
父として伝えるべき言葉を持っていない
リリー・フランキーは結局父にはなれないし、
安藤サクラも自分のことは
「何者なんでしょうね」と涙する。
住んでいた高齢女性の遺体を敷地に埋めて、
5歳の他人の娘と一緒に住んでいれば、
客観的には何という犯罪的な一味だ
と非難されるだろう。
けれど、もし背景にこんな日常があったとしたら。
家の軒の間から、見えもしない花火の音
に表情を輝かせる“擬似家族”が
何と幸福そうに見えることか。
是枝ワールドの集大成ともいえるこの作品だが、
ふと山田洋次監督『男はつらいよ』
シリーズへの思いが重なった。
どちらも擬似家族の物語である。
車寅次郎はコミカルにポジティブに生きるが、
擬似家族のなかに
居場所を見つけきれないまま大人になる。
その物語のネガが、この『万引き家族』ではないかと。
その意味で、家族をめぐる物語は、
国境や時代を超えて永遠につきまとい続けるのだろう。
「棄てたんじゃなく、拾った」の意味。
棄てたのは誰か。棄てた痛みも知らず、
踏みつけ続けるのは誰か。
いろいろな思いに囚われる作品だった。


ビバ!マリア

オトーサン、
「へぇ、監督はルイ・マルか」
この監督は、初期の作品が好きです。
・死刑台のエレベーター(1957) 映画批評NO.☆4188
・恋人たち (1958)映画批評NO. ☆495/4462
・地下鉄のザジ (1960)映画批評NO.2180

原題:Viva Maria! (1965) 
監督:Louis Malle 
脚本:Louis Malle/Jean-Claude Carriere
Genre:Adventure/ Comedy/ Romance
Country: France/ Italy 
Language: French/ English/ Spanish/ German
上映時間:120分
あらすじ:
父親仕込みのはえぬきの
アナーキストのマリアは、
流浪の果てにたどり着いたメキシコで
警官に追われ、旅の一座に紛れ込む。
ちょうど一座の歌手が自殺してひと騒動の時で、
身代わりに花形女優のマリアとコンビで
舞台に出ることになった。
“マリアとマリア”で売り出して大人気の二人。
だが、アナーキスト・マリアが
保守派の暴行略奪を目撃し怒り心頭、
相方をしり目に派手にやった。
そして、革命派の指導者フローレスに
互いに惚れてしまったことで、
退くに退けない恋と
農奴解放の大闘争に参入していく・・・

出演者:
Jeanne Moreau ・・・ Maria I(マリア)
Brigitte Bardot ・・・ Maria II(マリア)
George Hamilton ・・・ Floresフローレス)
オトーサン、
「バルドー、単なるセックス・シンボルじゃないね」

その他の出演者:
Paulette Dubost ・・・ Mme Diogene
Claudio Brook ・・・ The Great Rodolfo
Carlos Lopez Moctezuma ・・・ Rodriguez 
Poldo Bendandi ・・・ Werther
Gregor von Rezzori ・・・ Diogene 
Francisco Reiguera ・・・ Father Superior
Jonathan Eden ・・・ Juanito Diogene
Roberto Pedret ・・・ Pablo
Jose Angel Espinosa 'Ferrusquilla' ・・・ The Dictator of San Miguel

User Rating:6.4/10( 2,996 votes)IMDb
  User Rating:8.0/10( 18 votes) Yahoo!
オトーサン、
「女優を楽しもう」

英国アカデミー賞 受賞
・女優賞(国外)  ジャンヌ・モロー
     ブリジット・バルドー 

User Reviews 
greenheartさん 
2007年2月6日
バルドーが武装し、危険

この映画、どんなジャンルか、分からない。
ボードビル、ブラックな笑劇、コメディミュージカルにして、
マカロニ・ウエスタンだ。
それが効果的なのだ。
バルドーは、銀幕を飾る
最も豪華な女性のひとり。
彼女から、目を離せない。
露出が多い衣類、ワイルドストロベリーの毛髪、
そして、手にする機関銃。
見た後には、冷たいシャワーが必要!
彼女がアイルランド系か確信がないが、
彼女のことなら何でも快く許せる。
すばらしいコメディシーンがある。
再び伝書バトを信頼するとは思えなくなる。
生真面目に受け取るなかれ。
本作は、大きな、大きな楽しみだ。

オトーサン、
「後半の疾走感がいいね」

Ikedaさん 
2011年4月16日
女闘士

アナキストの父と
子供の頃から行動を共にしていた
ブリジット・バルドーが、
父の爆死後、旅芸人一座の歌手
ジャンヌ・モローと知り合い、
マリア・アンド・マリアのコンビで
舞台で人気を博すが、
二人とも革命運動のリーダーになっていく
と言うのが面白いです。
中盤のラブロマンス的な進行は、
二人の舞台が主体であまり面白くありませんが、
最後の闘いになると、
正に現代的なドタバタで痛快です


アラモ

オトーサン、
「アラモの砦とは」
テキサス独立戦争に際し,
テキサス人の小部隊がたてこもった
サンアントニオの僧院。
これを包囲したサンタ・アナ率いる
約3000のメキシコ軍を相手に,
1836年2月23日から3月6日まで戦い,
指揮官トラビス、クロケット、ボウイを含む
187名が戦死した。
Remember the Alamo!は、
以後テキサス軍の合言葉となった。

原題:The Alamo(1960)  
監督:John Wayne  
脚本:James Edward Grant  
Genre: Action/Drama/War/Western 
Country: USA 
Language: English/Spanish 
上映時間:162分 
あらすじ:
1836年、
サンタアナ大統領率いるメキシコ軍は、 
テきサスを平定しつつあった。
それを阻止するために、
サム・ヒューストン将軍は、
隊形を整えるために、
しばらく時間かせぎをする必要があった。 
そのため、ウィリアム・トラビス大佐に 
いかなる犠牲を払おうと、
メキシコ軍のルートを、
その小隊で死守せよと命じた。
トラヴィスの小隊は、
ジム・ボウイやディビー・クロケットが属する
グループが加わって、人数が増えていた。 
しかし、状況は次第に絶望的になり、 
トラビスは、ついに、暫時撤退しても、
恥ずべきことではないと言ったが・・・ 
 
出演者: 
John Wayne ....  Colonel Davy Crockett(デイビー・クロケット)   
Laurence Harvey ....  Colonel William Travis(ウィリアム・トラビス)  
Richard Widmark ....  Jim Bowie(ジム・ボウイ) 
オトーサン、
「3者3様、いいトリオだね」

その他の出演者:
Linda Cristal ....  Flaca  
Frankie Avalon ....  Smitty  
Patrick Wayne ....  Captain James Butler Bonham  
Joan O'Brien (I) ....  Mrs. Dickinson  
Chill Wills ....  Beekeeper  
Joseph Calleia ....  Juan Seguin  
Ken Curtis (I) ....  Captain Almeron Dickinson  
Carlos Arruza ....  Lieutenant Reyes  
Jester Hairston ....  Jethro  
Veda Ann Borg ....  Blind Nell Robertson  
John Dierkes ....  Jocko Robertson  
Denver Pyle ....  Thimblerig, the Gambler  

User Rating:6.9/10( 13,188 votes)IMDb
  User Rating:6.5/10( 57 votes) Yahoo!
オトーサン、
「詰め込み過ぎ!」

アカデミー賞 受賞
音響賞 
ノミネート
作品賞
助演男優賞  チル・ウィルス    
撮影賞(カラー)    
劇・喜劇映画音楽賞    
歌曲賞
編集賞

User Reviews 
insptさん 
2004年4月16日
この映画を攻撃するな!

多くの人々は、この映画がひどいと言う。
私は100パーセント、意見が異なっている。
ジョン・ウェインは、
この映画を作るため、製作費がかさんだので、
彼の財産のいくらかを売る必要があった。
ウエインは、すばらしい映画をつくったと思う。
歴史的にどれだけ正確かは確信がないが、十分によい。
アカデミー賞の撮影賞にノミネートされた。
助演陣はよかった。
そして、音響効果はすばらしかった。
戦闘シーンのすべては素晴らしく、
ディミトリ・ティオムキンのスコアは
アカデミー賞にノミネートされた。
見る価値がある。

オトーサン、
「ジョン・ウェイン、監督には向いていないよ」

gapperさん 
2011年12月24日
原題そのままの邦題

ジョン・ウェイン10年の執念。
DVDのメイキングによると
リパブリックともめたりとか、
50万ドルで宣伝を任せた者が
ひどかったなどトラブルも多かったようだ。
1200万ドルと言う制作費は
さすがのウェインにも重荷だったようだ。
製作、監督、主演の3役をこなして
「アラスカ魂(1960)」にも出演し
ご苦労様ジョン・ウェインだ。
アメリカ総収益は、約800万ドルで
世界規模でやっとトントンく
失敗作ということになるようだ。
前半は、ジョン・ウェイン西部劇のようで
男達の出会いとロマンスがメインとなっている。
後半は、騎兵隊の砦の攻防の戦争アクションで
1作品で2作品分楽しめる構成だ。
ジョン・フォードも勝手に来て
2,3日撮ったとのこと。
主人公が3人になっていて分散し、感情移入しにくい。
戦闘シーンには迫力もあるし良いカットも多い。


ギャング・オブ・ニューヨーク

オトーサン、
「2002年に見たね」
・ギャング・オブ・ニューヨーク 映画批評NO.29
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
移民排斥がこんなに酷かったとは。
今も同じ、胸が痛みます。

原題:Gangs of New York (2002)     
監督:Martin Scorsese
原作・脚本:Jay Cocks ほか
Genre: Crime / Drama 
Rated R for intense strong violence, 
sexuality/nudity and language.
Country: USA/Germany/Italy/UK/Netherlands 
上映時間:168分
あらすじ:
1864年、ニューヨーク
ファイヴ・ポイント地区の
支配権をめぐる戦いの中で、
アイルランド移民集団デッド・ラビッツのリーダー、
ヴァロン神父は、
アメリカ生まれの集団ネイティヴズのリーダー、
肉屋のビル・ザ・ブッチャーに殺される。
ヴァロンの幼い息子アムステルダムはそれを目撃。
15年後、少年院から出所してきた
アムステルダムは、復讐のため、
街のボスとして君臨する
ビルの組織に素性を隠して入り込む。
だがそこで、ビルと浅からぬ過去を持っていた
美しい女スリ、ジェニーと許されない恋におちる。
まもなくアムステルダムは、
ビルに正体がバレてしまい、拷問にかけられる。
ジェニーに介抱されたアムステルダムは、
陰で復讐の機会をねらう。
やがて南北戦争徴兵暴動が勃発。
その混乱の中で、アムステルダムはビルを刺殺。
そして暴動後、廃墟と化した街の中で、
アムステルダムとジェニーは
互いに肩を抱き寄せるのだった・・・ 

出演者:
Leonardo DiCaprio ・・・ Amsterdam Vallon(アムステルダム)
Daniel Day-Lewis ・・・ Bill the Butcher(ビル) 
Cameron Diaz ・・・ Jenny Everdeane(ジェニー) 
オトーサン、
「ダニエル・デイ・ルイス、やはり名優だね!」

アカデミー賞 受賞
・主演男優賞 リンカーン
・主演男優賞 ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
・主演男優賞 マイ・レフトフット
ノミネート
・主演男優賞 ファントム・スレッド    
・主演男優賞 ギャング・オブ・ニューヨーク    
・主演男優賞 父の祈りを    

その他の出演者:
Jim Broadbent ・・・  Boss Tweed 
John C. Reilly ・・・ Happy Jack 
Henry Thomas ・・・ Johnny Sirocco 
Brendan Gleeson ・・・ Monk 

User Rating:7.5/10( 371,977 votes)IMDb
  User Rating:6.6/10( 664 votes) Yahoo!
オトーサン、
「長すぎるけど」

アカデミー賞 ノミネート
作品賞
主演男優賞  ダニエル・デイ=ルイス    
監督賞  マーティン・スコセッシ    
脚本賞
撮影賞
歌曲賞
美術賞
衣装デザイン賞
音響賞
編集賞

User Reviews 
ccthemoviemanさん 
2005年11月17日
ダニエル・デイ・ルイス、すごい演技

ダニエル・デイ・ルイスが光っている。
「よい」、「非常によい」どころか「素晴らしい」!
まさに、完全に釘づけになる。
これまでに見た最も興味深い「悪人」だ。
彼がアカデミー賞を勝ち取らなかったのが残念。
彼は、表情だけで、爆笑させてくれる!
彼が演じたのは、ビル・"ザ・ブッチャー"・カッティング。 
汚い都会人だが、
この話の中には、本当に「善人」はいない。
ディカプリオ演じるは、ヒーロー。
復讐に燃える男だ。
登場人物には、泥棒、ギャングメンバー、
腐敗した政治家、堕落した警察官がいる。。
これは、マーティン・スコセッシ監督による
家族向け映画だ。

オトーサン、
「ニューヨーク子は、
この映画をみて、街の歴史を勉強するんだ」

ジーナさん 
2008年5月9日
視覚的には完璧

スコセッシ爺の思い入れを感じますね〜
特にニューヨークの街並みやセットは凄かったです。
他のスコセッシ作品のような
オープニングの目を奪われるカッコ良さはないですが、
相変わらずの音楽センスやBGMのタイミングには脱帽です。
キャストに関しても圧巻のダニエル・デイ=ルイスに
表情で見せるディカプリオと見応えタップリ。
ただ、ストーリーが・・・
何せこの作品は
激動の時代を生きた男のドラマなので
口数が少なく心情を読み取りづらい。
ディカプリオの心の迷いや決心したタイミング、
他の人々の気持ちの変化など
唐突に感じるため感情移入しにくい。
いろんなエピソードを詰め込みすぎて
散漫になってしまった印象も受けます。
まず、ラブはいらないですね(爆)
シンプルに男ふたりのドラマで見せた方が
熱くなれたと思います。
さらに言えば、ブッチャーの視点で描いた方が
深みのある作品になったでしょうね。
だから、何度観ても
舞台装飾やキャストの素晴らしさに
ストーリーが追いついてない印象を受けてしまいます。
でも・・・きっとスコセッシ爺は、この頃のニューヨークを
自分の手で再現できただけで満足でしょうから、
ストーリーを酷評されても
全く気にしないんでしょうね(笑)


ムッソリーニとお茶を

オトーサン、
「2000年に見たね」
・ムッソリーニとお茶を 映画批評NO.65
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
この映画、フィレンツエ観光を楽しめます。
・ドウモ(大聖堂)
・ミケランジェロ広場のダヴィデ、
・ウフッツイ美術館の名作の数々。

原題:Tea with Mussolini (1999) 
監督:Franco Zeffirelli 
Language: English | Italian 
脚本:John Mortimer/ Franco Zeffirelli  
Rated PG for thematic elements, language, 
brief nudity and some mild violence
Genre:Drama/ Comedy/ War
Country: Italy / UK 
Language: English / Italian 
上映時間:117分
あらすじ:
1935年、フィレンツェ。
在伊英国人で服地商パオロの秘書メアリーは、
パオロから彼の私生児ルカを
英国紳士に育てて欲しいと頼まれる。
メアリーは困惑しながらも
友人の芸術家アラベラ、
元大使の未亡人レディ・レスターを筆頭とする
英国貴婦人グループの協力を得て、
彼の教育を始める。
そこにはレズビアンの考古学者ジョージ、
元踊り子で富豪と浮名を流し続けるエルサら、
ラフな生き方を貫く米国人女性の一団もいた。
派手で奔放なエルサは
レディ・レスターからにらまれるが、
ルカには教育用の信託資金を提供してくれた。
やがて外国人排斥運動が起こると、
レディ・レスターらは
時の独裁者ムッソリーニに直談判に行き、
彼から英国式のお茶でもてなされた。
結局彼女らは語らいの場であった
ウフィッツィ美術館からも追い立てられた。
ルカは時流を読んだパオロによって
オーストリアに独語学習のため留学。
1940年6月。
成長したルカが帰国すると、
育ての親の貴婦人たちは
強制収容所に移送されるところだった。
サンジミニャーノの田舎町の粗末な施設での
暮らしを余儀なくされる英国貴婦人たち。
実はユダヤ人のエルサは
同胞を逃がすための活動を始めていて、
彼女をひそかに恋するルカは
偽造パスポートの運び役も引き受けた。
レディ・レスターらは
ある日施設からホテルに移されたが、
それもエルサのはからいだった。
かくして、戦況が激しさを増すなかにおいても、
貴婦人たちは運命に弄ばれながらも
自分流の生き方を貫いてみせ、
ルカは彼女たちから人生について
多くを学んだのだった・・・

出演者:
Dame Joan Plowright ・・・ Mary Wallace(メアリー)
Dame Maggie Smith ・・・ Lady Hester Random(レディ・レスター)
Cher ・・・ Elsa Morganthal Strauss-Armistan(エルサ)
Baird Wallace ・・・ Luca Innocente(ルカ)
オトーサン、
「英国を代表する女優が共演!」
・ジュディ・リンチとジョーン・プロウライト 
「シェールは、演技もうまいね」

アカデミー賞 受賞
・主演女優賞 月の輝く夜に    
ノミネート
・助演女優賞 シルクウッド    
カンヌ国際映画祭 受賞
・女優賞 マスク

その他の出演者:
Judi Dench ・・・ Arabella
Lily Tomlin ・・・ Georgina 'Georgie' Rockwell
Tessa Pritchard ・・・ Connie Raynor
Charlie Lucas ・・・ Luca Innocente(child)
Paul Chequer ・・・ Wilfred 'Lucy' Random
Paolo Seganti ・・・ Vittorio Fanfanni
Mino Bellei ・・・ Cesare
Massimo Ghini ・・・ Paolo Guarnieri Innocente
Michael Williams ・・・ the British Consul
Claudio Spadaro ・・・ Benito Mussolini
Pino Colizzi ・・・ Dino Grandi

User Rating:6.9/10( 10,367 votes)IMDb
  User Rating:7.0/10( 14 votes) Yahoo!
オトーサン、
「群像劇だね」

英国アカデミー賞 受賞
・助演女優賞  マギー・スミス
ノミネート
・衣装デザイン賞 

User Reviews 
FlorenceLawrenceさん 
2005年3月6日
面白く、教育的で、演技がいい

ジュディ・デンチには、いつも失望しない。
歴史の重要な一章に心を向け、
出来事を様々なパースペクティブから見られる。
本当に魅力的な映画だ。
撮影が美しい。
話が素晴らしい。
ペースもいい。
演技も最高。
主演から助演陣まですばらしい。
私は、シェールがそんなによい女優だと
気がつかなかった。
私は、事実に基づく話しが好きだ。
楽しくフィレンツェを描いているので、
どうしても訪れたくなるだろう。
無分別なアクションのない映画は、大歓迎。

オトーサン、
「歴史の勉強にもなるね」

JJさん 
2002年3月8日
お気に入りです。

オバちゃんがメインなんだけれど、
どのオバちゃんもいい味だしてて良かった。
とくに、タイタニックで
ローズの母を演じていたオバちゃんは、
相変わらず気位が高く、
ショコラで頑固なオバちゃんを演じていた
ジュディ・リンチは犬を溺愛している
変わったオバちゃんを演じていたし、
アメリカ人のあの夫人は、
とっても魅力的だったし。
少年もとても可愛くて、
大人になっても、イノセントな雰囲気のある
かわいらしい青年で、
これはいい映画を見た〜って
気分にさせてもらいました。
ところどころに入るシェイクスピアの
引用のセリフも良かった。


ロルカ、暗殺の丘

オトーサン、
「2000年に見たね」
・ロルカ、暗殺の丘 映画批評NO.29
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
当時、気になって、「ロルカ詩集」を
買いました。
この映画で引用される詩が出ています。
午後の五時は、闘牛の始まる時間。
そして、大量虐殺の内戦が始まった時間です。

午後の五時
午後のちょうど五時
少年がもってきた白い敷布
午後の五時
一籠の石灰、もう用意は出来た
午後の五時
のこるは死、死だけ
午後の五時

原題:The Disappearance of Garcia Lorca (1996) 
監督:Marcos Zurinaga    
原作:Ian Gibson
脚本:Marcos Zurinaga/ Juan Antonio Ramos/ Neil Cohen   .. 
Genre:Biography/ Drama/ Mystery
Rated R for bloody violence and a scene of sexuality 
Country: Spain / France / Puerto Rico / USA 
Language: English / Spanish 
上映時間:142分
あらすじ:
1936年8月19日未明、
グラナダのビスナールの丘。
天才詩人とうたわれたロルカは暗殺された。
彼に傾倒していたリカルド少年の一家は
その夜グラナダを脱出した。
親友のホルヘは混乱のなか兵士に銃殺され、
リカルドは罪悪感を抱きながら成長した。
18年後の1954年。
新聞記者になったリカルドは
ロルカの死の真相を探るべく故郷を訪れる。
ロルカの姿を最後に見たのは
闘牛士ガビーノだと知るが、
リカルドの行動は公安指揮官センテーノに
全て監視されていた。
警告の意味で拘留され暴行されたリカルドだが、
彼は決死の覚悟でガビーノに会い、
ついにロルカ暗殺の真相を聞く・・・

出演者:
Andy Garcia・・・ Federico Garcia Lorca(ロルカ) 
Esai Morales・・・ Ricardo(リカルド)
Emilio Munoz   ...  Gabino(ガビーノ)
Miguel Ferrer・・・  Centeno(センテーノ) 
オトーサン、
「ガルシア、甘いマスクだね」
ロルカ本人は、写真でみると細面です。

その他の出演者:
Naim Thomas・・・  Young Ricardo 
Gonzalo Penche・・・  Jorge Aguirre(ホルヘ)
Teresa Jose Berganza・・・  Mercedes 
Eusebio Lazaro・・・  Vicente Fernandez
Tony Plana・・・  Lorca's Friend Marcos  
Barbara Pilavin・・・  Old Woman in 'Yerma'  
Denise Blasor・・・  Yerma  
Moctesuma Esparza・・・  Angry Man  
Gonzalo Menendez・・・  Young Man  
Edward James Olmos・・・  Roberto Lozano  
James Patrick Stuart・・・  Stagehand  
Javier Grajeda・・・  Juan in 'Yerma'  

User Rating:6.3/10( 876 votes)IMDb
  User Rating:5.2/10( 7 votes) Yahoo!
オトーサン、
「時代背景を知ると知らないで、
評価が分かれるね」

User Reviews 
wobelixさん 
2004年3月5日
ある詩人の血

他の解説者は正しいかも。
本作は、歴史的にみて正確ではないと。
しかし、これは 映画なのだ。
素晴らしい詩人の生と死を描いている。
2つの筋書がある。
一番目の筋書は、
ロルカを覆い隠している。
そう、観客は苛立つ。
興味をそそるエキサイティングなやり方だ。
アンディ・ガルシアは、この数年良くないが、
いつも奇跡的な俳優だった。
他の出演者たちも、非常によい。

オトーサン、
「グラナダへ行ったなぁ」
当時、この映画の舞台とは知りませんでした。

NYYさん 
2003年12月25日
すごく面白い映画でビックリ

しっかりとしたドラマが前提になっていて、
非常に見応えのあるサスペンスだったと思います。
スペインの綺麗な風景なのに、
全編に重っ苦しい空気が漂っていたのが
Goodでした。
回想シーンでのロルカ役に
存在感のあるアンディ・ガルシアを
使ったのも成功してる
というか、アンディ・ガルシアがいなければ
この映画は物足りないものに
なってたのかも知れませんね。
確かに、前半は地味な展開でしたが、
少し我慢して見てたら、
そのうちにグイグイ引き込まれるような感じで
ハマってしまいました。
主人公が自らの過去に向き合おうとする姿は
普遍的なもので共感できたし、
スペインの歴史や
フランコ体制下のファシズム等についても
巧く描かれていたと思います。
単純に、謎解きとしても楽しめました。
サスペンスの答えはとても悲しいものでしたが、
最後は八ッピーな終わり方で良かったです。
ところで、詩人のロルカって
有名な人なんでしょうか? 
全然知りませんでした。
そのうち読んでみたいと思いました。
これもみな、アンディ・ガルシアのおかげです。


ガリバー旅行記

オトーサン、
「へぇ、リメイクされたんだ」
・ガリバー旅行記(1939)映画批評NO.☆477
西部のディズニーに対抗して、
東部のディスニーを目指した
おしゃれなフレッシャー兄弟の名作アニメです。

原題:Gulliver's Travels (2010) 
監督:Rob Letterman    
原作:Jonathan Swift
脚本:Joe Stillman/ Nicholas Stoller  
Genre:Adventure/ Comedy/ Family
Country: USA 
Language: English 
上映時間:85分
あらすじ:
レミュエル・ガリバーは、
ニューヨークの新聞社に勤める
郵便仕分け事務員。
片想いのダーシーに想いを伝えられずにいた。
ジャーナリストへの野心を抱いていた。
ある日、口から出まかせで、
謎のバミューダ三角地帯取材という
大仕事を手にする。
意気揚々と航海の旅に出たが、
大嵐に巻き込まれてしまう。
意識を取り戻すと
隣国ブレンスキー王国の手先と勘違いされ
牢屋送りにされてしまうが、
リリパット王国のメアリー王女に恋をして
牢屋送りになっていたホレイショと出会う。
二人は、メアリー王女の婚約者
エドワード将軍の命令で重労働の刑にされるが、
メアリー王女を誘拐しようとした
ブレンスキー王国のオーガスト王子の襲撃を撃退し、
放火された宮殿からセオドア王を救出したことから
崇められる存在に。
しかし、根が小心者の彼は、
予想外の敵の出現を前にして、
臆病風に吹かれて醜態を晒してしまう。
これによって、王国の人々を危機に陥れ、
信頼を失ってしまうのだが・・・

出演者:
Jack Black ・・・ Lemuel Gulliver(レミュエル・ガリバー)
Jason Segel ・・・ Horatio(ホレイショ)
Emily Blunt ・・・ Princess Mary(メアリー王女)
Billy Connolly ・・・ King Theodore(セオドア王)
Chris O'Dowd ・・・ General Edward Edwardian(エドワード将軍)
オトーサン、
「ジャック・ブラックのひとり芝居だね」

その他の出演者:
Amanda Peet ・・・ Darcy Silverman
Catherine Tate ・・・ Queen Isabelle
James Corden ・・・ Jinks
T. J. Miller ・・・ Dan

User Rating:4.9/10( 61,230 votes)IMDb
  User Rating:5.6/10( 525 votes) Yahoo!
オトーサン、
「作品世界にあわないね」

ラジー賞ノミネート
・ワースト主演男優賞  ジャック・ブラック 

User Reviews 
RainDogJrさん 
2011年1月3日
ああ、確かにピンとこなかったが、
楽しい素敵な家族向け映画だ

土曜日午後、3Dで見た。
最初に知るべきなのは、
3Dバージョンに余分な金を払う
理由はないということだ。
「トランスフォーマー」の真似をしている。
第二に知るべきなのは、
私は原作を読んでいないし、
「ガリバー旅行記」(1939)も見ていない。
そんなわけで、この映画に4点以上を与えたのは、
IMDbで私くらいなものだろう。
とにかく、本作には、驚くべきことはない。
話は、予測できるし、
ジャック・ブラックは、
ジャック・ブラックを演じている。
私達は、みんな知っていた。
見る前に、どうなるか分かっていた。
私は、承知で見に行った。
2010年のクリスマス映画だった。
そう、私は、ジャック・ブラックのフアンなのだ。
「スクール・オブ・ロック」が大ヒットして以来、
彼の大ファンになったのだ。
彼は、Guitar Hero や KISSの真似をしている。
小人にスターウォーズやタイタニックを演じさせている。
ポップ・カルチャーのオール真似ではないが、
間違いなく、やっちまっている。
本作は、ジャック・ブラックの
最もおかしな映画ではないかもしれないが、
思った通りの映画だった:
すぐ忘れられ去られるだろうが、
見ていて楽しい。

オトーサン、
「同感」

黒美君彦さん 
2017年10月23日
ヌルいなあ

ジャック・ブラックのための
ジャック・ブラックによるガリバー、という感じ。
新聞社でメール係として10年くすぶっていた男が
取材のため船に乗り込み、リリパット国へ…
とまあ、ガリバー旅行記の一部は
もちろん踏襲しているのだけれど、
味つけはあくまで今風。
王女役のエミリー・ブラントや
片思い相手のダーシー役にアマンダ・ピートと
それなりにキレイどころを配するのも
ジャック・ブラックらしい。
巨大少女がロボットをやっつけてくれる、
なんて展開もありだったかも。
数々の映画のストーリーで自らの半生を脚色してしまう
なんていういい加減な男が主人公なので、
どうしてもヌルい展開になってしまうのは致し方ないとして、
ガリバーの巨大ぶりはよく表現されていたように思う。
面白かったかと問われると答えには困るけれど。
映画の看板「ガバター」(もちろん元は『アバター』)
みたいな小ネタは楽しくないことはないんだけどね〜。


ぼくたちの家族

オトーサン
「見たくないなぁ」
癌患者の映画なんて、もういいよ。
自分が体験したから、勘弁してよ。

原題:ぼくたちの家族(2013)
監督・脚本:石井裕也
原作:早見和真
Genre:Drama
上映時間:117分
あらすじ:
ごく平凡に暮らしていた若菜家に、
ある日、激震が走る。
母・玲子(原田美枝子)に脳腫瘍が見つかり、
余命1週間を宣告されたのだった。
父(長塚京三)や独立した長男の浩介(妻夫木聡)、
大学生の次男・俊平(池松壮亮)は動揺。
玲子の病状は進み、浩介が誰だかわからなくなり、
ひた隠しにしてきた不満や本音を吐き出していく。
さらに父は多額のローンを抱え、
母はサラ金に通っていたことがわかり、
これまで波風立てずにやってきた若菜家は
大きな問題を抱えていたことを
浩介はまざまざと思い知らされる。
どうしたらいいのかわからないながらも、
浩介と俊平は何とかしようと動き始める・・・

出演者:
 妻夫木聡・・・ 若菜浩介 
 原田美枝子・・・ 若菜玲子 
 池松壮亮・・・ 若菜俊平 
 長塚京三・・・ 若菜克明 
オトーサン、
「みんな好演してるね」

その他の出演者:
黒川芽以・・・ 若菜深雪:
佐々木勝彦・・・ 深雪の父:
梅沢昌代・・・ 深雪の母:
ユースケ・サンタマリア
市川実日子・・・ 京子:
鶴見辰吾
板谷由夏
芹澤興人

User Rating:7.3/10( 13 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:7.8/10( 623 votes) Yahoo!
オトーサン、
「高いスコアだね」
ハッピーエンド、ウソ臭いですが、
救いがあります。

日本映画プロフェッショナル大賞 
・ベスト10    第6位 

User Reviews 
ESPERANZAさん 
2014年7月2日
家族とは何か
 
親の痴呆症を扱った映画は
めずらしくないが、
脳腫瘍が見つかって
1週間の命というのにはびっくり、
そしてまた1200万円という莫大な借金には
驚きを通り越してしまう。
こういう危機的な状況になったら、
私だったら何もできなくて
あきらめてしまうかもしれない。
この映画だってごく普通の家族である。
父親は行動力はないし、
兄は一人で抱え込むタイプで
引きこもりになったこともある。
弟は気ままな大学生、
当の母親は楽天的で
いつのまにかサラ金のカードの山、
こんなバラバラだった家族が不満を漏らし
本音をもらしていくうちに
少しずつまとまり必死になっていく、
その過程は美談でも何でもなく
リアルな現実そのものだ。
生まれてくる我が子のことだけしか
頭になかった長男の嫁も・・・。
感動させようと作られた映画ではなく、
家族とは何かを考え、
何度もかみしめて味わうような映画だと思う。 

オトーサン、
「黒美さんと同じだ、母の認知症」

黒美君彦さん 
2014年6月15日
現代の「東京家族」

邦画の佳作がまたひとつ生まれた。
脳腫瘍で余命一週間と診断された母。
とりあえずおろおろする父。
長男として正面から現実を
受け止めようとする浩介。
一見飄々と現実を受け入れているような俊平。
30歳の石井裕也監督、
前作の『舟を編む』もそうだったが、
脚本・演出とも実にうまい。
融通が利かない兄と、お調子者の次男。
でも、次男とて実はいろいろ心配もし、
希望を捨てずに動き回ったりもする。
ただそれをこれ見よがしにしないだけなのだ。
記憶が混乱する母親とのやりとりにも
それは表れる。
長男はつじつまの合わない会話に
困惑して押し黙ってしまうが、
次男は突っ込みを入れつつも
適当に話を合わせ、
母親の話したいように話させる。
個人的な話ではあるが、
かつて母の認知症発症に
立ち会ったことがあるだけに、
その時の記憶が蘇った。
この映画のように希望は生まれなかったが、
壊れていく母親を見守ることしか出来な
い厳しい現実があの頃あった。
どいつもこいつも…
という家族でありながら、
ひとりひとりは誠実に、
前向きに生きようともがいている。
母親の病をきっかけに
そのことを互いに確かめ合って、
みんながまたそれぞれ歩みを進めていく。
家族とはそんなものなのかも知れない。
一部で
「母の病がきっかけで
家族が壊れていたことが明らかに」
みたいな表現がされているが、
それは違うだろうと思う。
この家族、決して壊れていないぞ。
小津安二郎作品を現代風にアレンジした
山田洋次監督『東京家族』(13年)が
以前話題になったが、
寧ろ、この『ぼくたちの家族』こそが、
現代にふさわしい『東京家族』に
期せずしてなっているように思う。
秀れた作品だ。


エネミーライン3 激戦コロンビア

オトーサン、
「このシリーズ、4まであるようだね」
・エネミー・ライン 映画批評NO.2436
・エネミー・ライン2 -北朝鮮への潜入- 映画批評NO.3701
・エネミーライン3 激戦コロンビア
・エネミー・ライン4 ネイビーシールズ最前線
 
原題:Behind Enemy Lines: Colombia (2009) 
監督:Tim Matheson    
原作:James Dodson
脚本:Tobias Iaconis  
Genre:Action/ Thriller
Rated R for violence 
Country: USA 
Language: English 
上映時間:94分
あらすじ:
ある日、アメリカ海軍特殊部隊は、
コロンビアのボゴタで発生した
工場爆破事件の実行犯とされる
反政府ゲリラFARCの本部を偵察する
危険な任務を引き受ける。
そして、ショーン率いる
5人の精鋭部隊が到着すると、
そこではFARCと政府軍の和平交渉が行われていた。
その刹那、武装した何者かの奇襲で
交渉の場が壊滅、
ショーンの部隊も2名が死亡、
1名が人質に捕らえられてしまう。
さらには武装一味の手によって
この事件の首謀者に仕立て上げられてしまう。
米海軍の援護も得られず、
現地に取り残される羽目に。
それでも何とかして人質を救出し、
この地から脱出しようとする
ショーンとカーターだったが・・・

出演者:
Joe Manganiello ・・・ Lieutenant Sean Macklin(ショーン)
Ken Anderson ・・・ Master chief petty officer Carter Holt(カーター)
Keith David ・・・ Commander Scott Boytano(スコット・ボイタノ中佐)
オトーサン、
「ジョー・マンガニエロ、ハンサムだね」

その他の出演者:
Channon Roe ・・・ Chief Petty Officer Kevin Derricks
Yancey Arias ・・・ Alvaro Cardona
Chris J. Johnson ・・・ Petty Officer 3rd Class Steve Gaines
Antony Matos ・・・ Petty Officer 2nd Class Greg Armstrong
Jennice Fuentes ・・・ Nicole Jenkins
Steven Bauer ・・・ General Manuel Valez
Tim Matheson ・・・ Carl Dobb
Luzangeli Justiniano ・・・ Maria Cardona
Anibal O. Lleras ・・・ Carlos Rivera
Rey Hernandez ・・・ Ramirez

User Rating:4.8/10( 4,148 votes)IMDb
  User Rating:5.4/10( 38 votes) Yahoo!
オトーサン、
「いかにもB級映画だね」

User Reviews 
tvmovienewsさん 
2009年6月13日
安手のアクション/戦争映画

エネミー・ライン(2001)は、
オーウェン・ウィルソンとジーン・ハックマン主演。
本作は、その3作目だ。
続編があるのを私は知らなかった。
だが、今回の主演は、Mr.ケネディ。
(注:ケン・アンダーソンのリングネーム)
見ないわけにはいかない。
ストーリー展開は、ベーシック。
演技は、ひどかった。
ストーリー展開も、同じくひどかった。
DVDスルーも当然だ。
だが、私は安手のアクション/戦争映画が好き。
まさに、期待通りだ!

オトーサン、
「ジーナさん、ベタボメだね」

ジーナさん 
2009年12月31日
1>3>2

エネミーライン3の舞台をコロンビアにした事で、
アメリカの資金援助や
コロンビア国軍とゲリラ部隊の対立関係を
効果的に反映したストーリーになっているので
ストーリー背景にはリアリティがありました。
爆破テロやコロンビアに在中するアメリカ軍、
麻薬撲滅運動など
現実的な問題を取り入れていながら
ズッシリ来るような重みを与えないのも
気軽に観るという意味では良いと思います。
ゲリラ幹部たちが会合を持つという場所に
探りを入れに行ったら戦闘に巻き込まれ、
しまいには陰謀にも巻き込まれてしまう!!!
という展開はなかなか面白い。
まぁ、潜入系や陰謀絡みは
それなりに楽しめる題材ってだけの
ことなんですけど(爆)
捕虜となった仲間の救出どころか
自分達もアメリカから見放されてしまう状況は
エネミーラインシリーズの死と隣り合わせの脱出劇を
継投していてGOOD
敵地から逃れるというだけでなく、
そこに汚名返上という脱出劇を入れているのも
飽きずに鑑賞できて良かったです。
もちろん練りに練られたストーリーではありませんが、
押さえるべきべきポイントは
攻略している脚本だと思いますよ。
ただ・・・仲間がいる分、
助け合って危機を乗り越えられるので
第一作目のような絶体絶命の緊張感を
あまり感じられないのが残念でした。
上官との絆もイマイチだったし、
『誰これ???』といきなり電話に出た
軍関係者など粗さがある点が完成度の低さを
感じさせてしまったのでしょう。
アクションは銃撃戦がほとんどで、
その上アクションの頻度も高いので派手さがあります。
CGこそヒドイ出来ではありますが、
SEALS精鋭部隊のアイテムや連携プレイの数々を
十分に味わえるミリタリーアクションだと思います。
ただ・・・やはりここでも緊張感を抱けるような
工夫に欠けているのが惜しい。
カメラワークや演出などで、
もっとスリリング感を出せれば良かったでしょうね。
テンポは悪くないですが、
前半はもう少し短くしても
良かったんじゃないかしら?
その分、後半を長めに描いてもらえると
盛り上がったでしょうね。
第二作目が大ハズレだっただけに
私は意外と楽しめました。
細部までこだわったミリタリーアクションが
好きな方には不向きですが、
戦闘の血生臭さが苦手な方にはオススメできますね。
あっ、このシリーズは全3作とも
特に繋がりのある作品ではないので
過去2作品を観ていなくても
問題なく鑑賞できます(笑)
追記;第一作目が当たったアクション映画の続編を
低予算で地味に製作している
こういう類の作品を観るといつも思うのですが、
シリーズとして製作せずに
別物の小作品として世に出したほうが
観客の評価をそれほど下げずに
済むのではないでしょうか。


シュリ

オトーサン、
「2000年に見たね」
・シュリ 映画批評NO.☆31
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
北朝鮮との和解を進める
金大中大統領時代(1998 - 2003)を
背景にしています。

原題:Swiri(1999) 
監督・脚本:Je-kyu Kang
Genre:Action/ Thriller
Rated R for strong violence and some language 
Country: South Korea 
Language: Korean 
上映時間:125分
あらすじ:
1998年9月、ソウル。
2002年のワールドッカップのため
南北朝鮮統一チームが結成され、
南北交流試合開催のニュースに沸いていた。
韓国の情報部員ユ・ジョンウォンは
アクアショップを経営する
恋人イ・ミョンヒョンとの結婚を1カ月後に控えて、
北朝鮮の女工作員イ・バンヒを追っていた。
そんな矢先、驚異的な液体爆弾CTXが強奪される。
ジョンウォンは敵の首領が
北朝鮮第8特殊部隊長パク・ムヨンで、
爆破目標が要人も集う交流試合が
開催されるスタジアムと突き止めるが、
ここで衝撃の事実が発覚。
イ・バンヒの正体はイ・ミョンヒョンだったのだ。
かくしてスタジアムに乗り込んだジョンウォンは、
ムヨンを倒して寸前で爆破を阻止し、
要人を暗殺しようとしたイ・ミョンヒョンも
その手にかけ、全てを終わらせるのだった・・・

出演者:
Han Suk-kyu ・・・ Yu Jong-won(ユ・ジュンウォン)
Yunjin Kim ・・・ Lee Myung-hyun(イ・ミョンヒョン)
Choi Min-sik ・・・ Park Mu-young(パク・ムヨン)
オトーサン、
「ハン・ソッキュは、巧いね」

その他の出演者:
Song Kang-ho ・・・ Lee Jang-gil
Yoon Joo-sang ・・・ the chief agent
Park Yong-woo ・・・ Sik, a secret agent
Johnny Kim ・・・ Jung Dae-ho
Lee Seung-shin ・・・ a physician
Kim Su-ro ・・・ a North Korean terrorist

User Rating:6.7/10( 7,543 votes)IMDb
  User Rating:6.6/10( 471 votes) Yahoo!
オトーサン、
「すごいスリル」

日本アカデミー賞 ノミネート
・外国作品賞 

User Reviews 
ma-cortesさん 
2004年7月20日
アクションと暴力の素晴らしい韓国映画

クールな映画だ。
最初から終わりまで、ノンストップ・アクション。
液体爆弾でサッカー場を爆破せんとする
テロリストと戦う対テログループの話。
ジョン・ウー・スタイルだ。
銃撃戦がすごい。
アクション満載で、ラブストーリー、
裏切り、ドラマ、暴力が混りあい実に面白い。
アクション映画や香港映画好きにアピールするだろう。
アドレナリン愛好者のための
エキサイティングな映画だ。

オトーサン、
「韓国映画に負けたね、日本は」

黒美君彦さん 
2005年2月7日
アクションは見事

硬軟演じ分けるハン・ソッキュが見事。
伏線として水槽を巧みに使っていて、
後から考えると雨中のラブシーンも
水槽越しの視線だったことに気づく。
極端なほどの銃撃戦は迫力たっぷりで、
見応えがあった。
99年当時、南北朝鮮の近親憎悪を
白黒ではなく、人間ドラマとして、
なおかつアクションエンターテインメントとして
作り上げたカン・ジェギュ監督の力量は
なかなかだと思う。


ヒマラヤ杉に降る雪

オトーサン、
「2000年に見たね」
・ヒマラヤ杉に降る雪 映画批評NO.☆46
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
見終わった若いふたりが、
感激して、抱き合っていましたよー。

原題:Snow Falling on Cedars (1999) 
監督:Scott Hicks    
原作:David Guterson
脚本:Ronald Bass/ Scott Hicks  
Rated PG-13 for disturbing images, 
sensuality and brief strong language
Genre:Drama/ Mystery/ Romance
Country: USA 
Language: English / Japanese/ German
上映時間:127分
あらすじ:
1954年。
ワシントン州のサン・ピエドロ島で
第一級殺人の裁判が開かれる。
容疑者は日系人のカズオ。
漁師のカールを殺した罪に問われているのだった。
前日にカールに会っていた
カズオは不利な立場だった。
傍聴席に座る新聞記者のイシュマエルは
カズオの妻・ハツエ(工藤夕貴)と
十数年前、愛し合う仲だったが、
太平洋戦争が二人を引き裂き、
ハツエはカズオと結婚。
イシュマエルも戦争で片腕を失っていた。
イシュマエルはカズオが無罪だ
という証拠を握っていたが、
ハツエをいまだに愛している彼は
証拠を提出する決意がつかない。
日系人に対する差別が渦巻く法廷で、
カズオは孤立していた。
良心と過去の傷の間で、
イシュマエルは引き裂かれるが、
愛が運命を決めるのだった・・・

出演者:
Ethan Hawke ・・・ Ishmael Chambers(イシュマエル) 
Youki Kudoh ・・・ Hatsue Miyamoto(ハツエ) 
Rick Yune ・・・ Kazuo Miyamoto(カズオ) 
オトーサン、
「工藤夕貴は幸せだなあ」
こんないい作品の主役を射止めるなんて。

その他の出演者:
James Cromwell ・・・ Judge Fielding
Richard Jenkins ・・・ Sheriff Art Moran
James Rebhorn ・・・ Alvin Hooks
Sam Shepard ・・・ Arthur Chambers
Max von Sydow ・・・ Nels Gudmundsson
Celia Weston ・・・ Etta Heine
Normand Lavallee ・・・ Parade boy #2
Cary-Hiroyuki Tagawa ・・・ Zenhichi Miyamoto
Reeve Carney ・・・ Young Ishmael Chambers
Anne Suzuki ・・・ Young Hatsue Imada
Seiji Inouye ・・・ Young Kazuo Miyamoto

User Rating:6.8/10 ( 13,192 votes)IMDb
  User Rating:7.7/10( 73 votes) Yahoo!
オトーサン、
「感動もの、とくに日本人には」

アカデミー賞ノミネート) 
・撮影賞 

User Reviews 
Chris_さん 
2000年5月27日
寒冷地での恋

アカデミー賞撮影賞ノミネート作品。 
多くの批評家がかみついた。
だが、彼らは忙しすぎて
話の深さとその美しさを把握できなかった。
本作は、戦争開始によって、
複雑にされた異人種間の愛情を描いている。
ハツエとカズオは、
愛情がすばらしいものに変わり得るはずなのに、
犠牲によってしか夢を実現できなかった。
象徴がさりげなく描かれている。
(本作のなかで、雪は別のものを象徴している)
観客は「より深い意味」にとらわれずに、
エンターテインメントとして楽しむことができる。
風景描写がすばらしい。
主役の名前イシマエルは、
実は、「神は聞きたもう」という意味だ。

オトーサン、
「ひどい差別、忘れるなかれ」
1942年から1946年にかけて、
日系人や日本人移民は、
強制収容所に収監された。

黒美君彦さん 
2007年11月24日 
重層的

デイヴィッド・グターソンによる
原作を手にしたのは1996年秋のことだった。
ミステリーとして邦訳され、
『殺人容疑』(講談社文庫)などとという
およそ原題からかけ離れた邦題までつけられたのは、
日本では無名の作家だったからか。
ところがこの作品はミステリーの枠に収まらない
(“純文学だ”とする声も多かった)ものだった。
1954年、ワシントン州の小さな島を舞台にした
小さな殺人容疑事件。
罪に問われた日系二世の男カズオ・ミヤモト。
その妻ハツエ(工藤夕貴)と、
ハツエの幼なじみでかつて彼女と愛し合った
隻腕の地元紙記者イシュマエル。
作品は陰鬱な色調で、
回想シーンと現在とが重層的に描かれる。
全てが狂い始めた日米開戦。
翌42年、ルーズベルトは悪名高い
大統領行政令9066号にサインし、
敵性外国人の隔離を認めた。
独系や伊系がすぐに釈放されたのに対して、
日系人の多くは強制収容所に入れられ、
財産や市民権までも奪われた者も少なくない。
子供時代から心を通わせ、
森のヒマラヤ杉の秘密の場所で愛し合った二人も、
時代によって引き離され、
法廷で新聞記者と被告の妻という立場で再会する。
ハツエへの思いが断ち切れないイシュマエル…。
日系人の妻であり母である
現在の生活を守ろうとするハツエ…。
未練がましい?男と現実的な?女が対照的だ。
もうすべてがあの頃とは違う。
もうあの頃には決して戻れない。
そう悟ったとき、改めて前に歩みだすことができる。
少女時代のハツエを演じた鈴木杏が愛らしい。
イーサン・ホークの内省的な演技もいいし、
あの時代の日本人女性らしい
かたくなな演技の工藤夕貴も熱演
(ちょっと口紅が
濃すぎるんじゃないかとは思うけど…苦笑)。
重い色調の作品ではあるが、
きわめて誠実に作られた秀作である。
ただ一点、裁判長が「明日は真珠湾9年だ」
という言葉があったが、
時代設定は1950年?
原作は1954年なのだが…?
ちなみに日系人の市民権回復は
1952年まで待たなくてはならなかった。
さらに政府が日系市民に正式に謝罪し、
賠償に応じたのは1988年、
レーガン大統領によってだった。
当然米国にとって、
それは触れられたくない事実だ。
人種差別を行い、日系人差別を行った時代。
それ故、この作品も彼の国では殆ど黙殺された感がある。
原作を読んだ方が
より理解が深まるという面があるのは確かだが、
私はこの作品を高く評価する。


依頼人

オトーサン、
「ジョン・グリシャム原作か」
数多く映画化されています。
・ニューオーリンズ・トライアル (2003) 
・相続人 (1997)  
・レインメーカー (1997)  
・チェンバー/凍った絆 (1996)  
・評決のとき (1996)  
・依頼人 (1994)  
・ペリカン文書 (1993)  
・ザ・ファーム/法律事務所 (1993) 

原題:The Client(1994) 
監督:Joel Schumacher
原作:John Grisham
脚本:Akiva Goldsman/Robert Getchell   
Genre:Crime/ Drama/ Mystery  
Rated PG-13 for a child in jeopardy and brief language
Country: USA 
Language: English 
上映時間:119分
あらすじ:
テネシー州メンフィス。
マークは母親と弟のリッキーと
トレーラーハウスに暮していた。
好奇心からタバコに手をだして
ハウスの裏手にある森に入っていくが
弟もついてきてしまう。
森の窪地に大型高級車が止まり、
隠れるが、中にいた中年男が
排ガス自殺をしようとしていた。
男は酩酊していたため、
マークは排気パイプからホースを抜くが
見つかって車の中に引きずりこまれる。
恐怖のためリッキーは正気を失う。
男は拳銃を取り出した。 
その男、弁護士クリフォードは
雇い主であるマフィアの殺し屋
「剃刀」バリー・マルダーノの
上院議員殺しを知っていた。
警察は証拠となる死体を躍起となって探し回る。
逮捕されれば組織が自分を消すと
わかっているバリーだが
FBIが一挙一動を監視していたため
死体を動かせない。
危険な状況から逃げたジェロームだが
警察と組織の追及から逃れられないと
最後に故郷へ戻り人生を終えようとしていた。
しかし正気を失っていたことで
マークに死体を埋めた場所、
殺し屋の死命を決する秘密をしゃべる。 
クリフォードの隙をついてマークは逃げ出し、
弁護士は拳銃自殺を遂げた。
トレーラーハウスに戻ったマークだが
事件のショックでリッキーが病院に運ばれた。
現場に近い場所に住む一家の異変は
当局の知るところとなり、
マークは自殺現場を目撃しただけで
無関係と説明するが、
警察は病院でマークの指紋を採取し
車内に残された指紋と照合され
クリフォードとの接触が明らかになった。
真実を証言しなければ
司法妨害に問われるマークに
メンフィスの顛末を知った剃刀が手下を使い
「ばらしたら殺す」と脅しをかける。
家族を守るため戦うことを決意した少年は、
病院で拾ったチラシ広告から
弁護士事務所のあるビルを訪ねるが
子供のため相手にされず、
別の事務所を覗いたときに
レジー・ラブと出会う。
ークの目を見ながらレジーは
戦うには弁護士が必要だが
雇うカネはあるかと尋ねた。
少年のポケットには一ドルしかなかった。 
証人発見の報に事件解決を図る
検事の「牧師」ことロイ・フォルトリッグは
スタッフと共に乗り込む。
野心家の彼にとって手柄をたてるチャンスであり
子供から証言を引き出すことなど
問題ないはずだったが
弁護士のレジーにてこずらされる・・・

出演者:
Susan Sarandon ・・・ Regina "Reggie" Love(レジー)
Tommy Lee Jones ・・・ "Reverend" Roy Foltrigg(ロイ)
Brad Renfro ・・・ Mark Sway(マーク)
オトーサン、
「この子役、巧いね」
ブラッド・レンフロー、前途有望でしたが、
ドラッグ使用で、命を縮め、享年25歳。

その他の出演者:
Mary-Louise Parker ・・・ Dianne Sway
David Speck ・・・ Ricky Sway
Anthony LaPaglia ・・・ Barry "The Blade" Muldano
J. T. Walsh ・・・ Jason McThune
Anthony Heald ・・・ Larry Trumann
Bradley Whitford ・・・ Thomas Fink
Kim Coates ・・・ Paul Gronke
Anthony Edwards ・・・ Clint Von Hooser
Ossie Davis ・・・ Judge Harry Roosevelt
William Sanderson ・・・ Wally Boxx
Walter Olkewicz ・・・ W. Jerome "Romey" Clifford
Will Patton ・・・ Sergeant Hardy
Ron Dean ・・・ Johnny Sulari
Dan Castellaneta ・・・ Slick Moeller
William H. Macy ・・・ Dr. Greenway

User Rating:6.7/10( 54,568 votes)IMDb
  User Rating:7.6/10( 319 votes) Yahoo!
オトーサン、
「よく出来ているな」

アカデミー賞 ノミネート 
・主演女優賞  スーザン・サランドン 

User Reviews 
Silverzeroさん 
2003年3月17日
よい演技のスリラー
夢中にさせ、注目せずにはいられない

本作は楽しく、上出来のスリラーだ。
監督、脚本がすばらしい。
アカデミー賞レベルの演技がみられる。
子役のブラッド・レンフロは、生意気だが、
きちんとした演技をしている。
スーザン・サランドンは、アル中の弁護士役。
すごい演技だ。
トミー・リー・ジョーンズ演じる人物も、いい。
文句も言えるが、
ゆったり座って楽しめる。
華々しくはないが、よい映画だと思う。

オトーサン、
「同感!」

YSさん 
2005年8月3日
映画史に残る傑作!

……とまでは言いません(笑)
でもまぁ、安心して見ることのできる
小気味良くまとまった良作だとは思いました。
「生意気なガキ」を熱演しすぎたのか、
それともあれが地金なのか、
思わず首を絞めたくなること請け合いの
子役ブラッド・レンフロ君。
あそこまでがんばりすぎると、
FBIならまだしも、
マフィアの方に感情移入してきたりして……
スーザン・サランドンと
トミー・リー・ジョーンズの
存在感と演技には文句なし。
ただし「丁々発止の演技合戦」と言うよりは、
ベテラン俳優同士の余裕ある
ジャムセッションといった感じ。
撮影は楽しかっただろうなぁ。


ボルケーノ

オトーサン、
「2001年に見たね」
・ボルケーノ 映画批評NO.203
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
雲仙普賢岳、有珠山、三宅島の
噴火があったので、
溶岩流の怖さがいや増しました。

原題:Volcano (1997) 
監督:Mick Jackson    
原作:Jerome Armstrong
脚本:Jerome Armstrong/ Billy Ray
Genre:Action/ Drama/ SF
Rated PG-13 for intense depiction of urban disaster 
and related injuries 
Country: USA 
Language: English / Spanish / German
上映時間:104分
あらすじ:
地下工事が進むLAの街。
珍しく中規模の地震が起きた朝、
マッカーサー公園近くのマンホールの下から
作業員が火傷を負って這いだしてきた。
工事責任者は蒸気による事故だと報告するが、
回収された7体の遺体のブーツが
熱で溶けているのを見た
ロサンゼルス郡危機管理局の局長ロークは、
ただならぬものを感じる。
近くを走る地下鉄の運行を
休止するよう要請するが、
地下鉄事務局は3万人の足を
乱すわけにはいかないと、
聞き入れようとしない。
管理局の部下エミットと無線交信しながら、
耐熱服を着て地下道に潜ったロークは
送信機が溶けだすほどの異常な高熱に、
地質学研究所のエミー・バーンズ博士を呼ぶ。
彼女はロークの制止も聞かず、
同僚のレイチェルと共に調査に出掛ける。
ちょうどその時、再び大地震が起こり、
ロス全域が停電。
地下で硫黄のような物質を採取していたレイチェルは
噴き上がった蒸気に飲み込まれてしまう。
その頃、ロークは13歳の娘ケリーを連れて
管理局に向かっていた。
車がラ・ブレアのタール池近くに差しかかった時、
突然、マンホールの蓋が空中に舞い上がり、
タール池から火山弾が飛び出し、地面に落下し
溶岩となって街を炎に包んだ。
火山活動が発生したのだ。
車から降りたロークは、
応急手当てに当たっていた女医ジェイに
火傷を負ったケリーを頼むと、救助活動に向かう。
ウィルシャー通りを流れ始めた溶岩流を
ロークはコンクリート・ブロックで道をせき止め、
ビルの谷間にダムを作ることを思いつく。
いつもは反目している黒人青年と白人警官も
この時ばかりは力を合わせる。
エミーの助言で、
流れ込んだ溶岩に大量の水が放水され、
溶岩流は止まった。
周囲から歓声が上がるが、
これだけで終わるわけがないと言った
エミーの予感が的中。
溶岩流は地下鉄のトンネルを猛烈な勢いで流れ、
それが何かにせき止められた時に大噴火を起こす。
そして、トンネルの終着点は
巨大ショッピング・モールの
ビバリー・センターの真下で、
ケリーたちのいる病院も近くだった。
時間はあと30分しかない。
ロークは爆薬で溝を掘って溶岩流の流れを変え、
太平洋に流れ込ませる一か八かの賭けに出る・・・

出演者:
Tommy Lee Jones ・・・ Mike Roark(ローク)
Anne Heche ・・・ Dr. Amy Barnes(エミー)
オトーサン、
「トミー・リー・ジョーンズ、巧いね」

その他の出演者:
Don Cheadle ・・・ Emmit Reese
Gaby Hoffmann ・・・ Kelly Roark
Jacqueline Kim ・・・ Dr. Jaye Calder
Keith David ・・・ Lieutenant Ed Fox
John Corbett ・・・ Norman Calder
Michael Rispoli ・・・ Gator Harris
John Carroll Lynch ・・・ Stan Olber
Dayton Callie ・・・ Roger Lapher
Richard Schiff ・・・ Haskins
Valente Rodriguez ・・・ Train Driver
Marcello Thedford ・・・ Kevin
Bert Kramer ・・・ LA Fire Chief
Bo Eason ・・・ Bud McVie

User Rating:5.5/10( 67,409 votes)IMDb
  User Rating:7.5/10( 401 votes) Yahoo!
オトーサン、
「Yahoo!に1票」

ラジー賞ノミネート
・ワースト非人道・公共破壊貢献賞 

User Reviews 
ccthemoviemanさん 
2006年9月10日
良い点、悪い点

悪いニュース
あまりにも似合わない女性の主役アン・ヘッシュ
愚かなせりふの他のキャラクター。
娘を救うシーンは、予測できるエンディングだ。
良いニュース
物凄い災害シーン。
年を経る毎にハリウッドの特殊効果は
どんどん物凄くなっていく。
テンポが速く、適切な長さだ。
トミー・リー・ジョーンズは、
好ましい主役あった。
全体に、興味を保ち続けるが、
馬鹿なダイアログは、やめてほしい。

オトーサン、
「被災者が見たら、怒るかも」

ジーナさん 
2008年8月8日
ハツラツなトミー・リー爺

パニックアイテムを火山にした事で
面白みや興味を当時そそられてました。
パニックムービーは無難に鑑賞できるジャンルだと
思っているので大外しはないだろうぐらいに
思っていましたが、
噴火する映像は迫力があったし、
ところどころスリルがあって思いのほか楽しめました。
ドラマ的な事になると他のパニックムービーと
それほど変わらないですし、
主人公も英雄気取りですし、
展開自体もかなり無理やりで
褒められるモノではありませんが、
それでも飽きずに鑑賞できるのは、
溶岩が恐怖心をあおってくれるから♪
そしてコテコテながら、
あらゆるトコロで犠牲という名のヒーローが
存在するのがイイのかも←私ってミーハー(笑)
とにかくパニックムービーという括りの中では
優秀な作品だと思います。
特に灰だらけで迎えるラストは粋でした。


大脱獄

オトーサン、
「この監督は、人物描写が上手だね」
ジョセフ・L・マンキウィッツ
誕生日: 1909/02/11 - 1993/02/05
出身地:アメリカ/ペンシルヴェニア州
シカゴ・トリビューン紙の特派員としてベルリンに赴き、
映画の英語字幕翻訳をする。
帰国後は兄で脚本家の
ハーマン・J・マンキウィッツを頼って
パラマウント社に字幕製作者として入社。
やがてトーキーの時代に入り、
映画のシナリオを執筆するようになる。
46年、「呪われた城」で監督デビュー。
洗練された会話やしゃれた演出が特徴で、
49年の「三人の妻への手紙」と「イブの総て」で
アカデミー監督賞と脚本賞を獲得した。
「クレオパトラ」の演出で貧乏くじを引いたが、
72年の「探偵スルース」で再び評価を高めた。

原題:There Was a Crooked Man... (1970) 
監督:Joseph L. Mankiewicz 
脚本:David Newman/ Robert Benton   
Genre:Comedy, Western
Country: USA 
Language: English / Spanish 
上映時間:126分
あらすじ:
19世紀末。
パリスは、金満家から50万ドルを奪い、
銃弾をブチ込んだ卑劣漢フロイド、
常習詐欺師ダッドリー、
殺人狂の中国人らとともに
アリゾナ地方刑務所に収監された。
署長ルゴフの調べを受けた後、
キッド老人のいる監獄に入れられる。
パリスは、刑務所の構造を聞くが、
脱獄は絶望的だという答えが返る。
新入り6人に与えられた仕事は
石切場の重労働だった。
パリスは脱獄の仲間を増やそうと
フロイドに近づく。
ある日、所長に呼び出され、
脱獄の手助けと引きかえに
50万ドルの山分け話をもちこまれる。
パリスが断ると独房に入れられた。
ところがその間に暴動が起き、
所長は殺人狂の中国人にあっけなく殺される。
新所長のロープマンは、刑務所の改善を始め
模範囚パリスをリーダーに任命し、
食堂の建設を進める。
だが、パリスは着々と脱獄の用意を進めていた。
州のお偉方一行が所内視察にきて
新食堂で会食が始まると、
パリスは大暴動を仕掛ける。
あちこちでダイナマイトが炸裂した。
城壁に据えつけられたマシンガンの弾をくぐり、
パリスとフロイドたちが石切場まで逃げる。
激しい射ち合いが始まるなか、
パリスは、フロイドを殺し、
砂漠を逃げ切り、
美しい未亡人バラードの牧場に着き、
馬を替えて金の隠し場に向かった。
ガラガラ蛇を次々と仕留め、
会心の笑みを浮かべたが、
不覚にも1匹を見逃していて、
首に毒牙がかかった。
執念深く後をつけていた
ロープマンが着いたとき、
パリスはもうこと切れていた。
ロープマンは、メキシコの国境を越え、
奪った50万ドルに笑みを浮かべる・・・

出演者:
Kirk Douglas ・・・ Paris Pitman Jr.(パリス)
Warren Oates ・・・ Floyd Moon(フロイド)
Henry Fonda ・・・ Sheriff Woodward W. Lopeman(ロープマン)
Lee Grant ・・・ Mrs. Bullard(バラード)
オトーサン、
「大物2人の競演!」

その他の出演者:
Hume Cronyn ・・・ Dudley Whinner
Burgess Meredith ・・・ The Missouri Kid
John Randolph ・・・ Cyrus McNutt
Arthur O'Connell ・・・ Mr. Lomax
Martin Gabel ・・・ Warden Francis E. LeGoff
Michael Blodgett ・・・ Coy Cavendish
C.K. Yang ・・・ Ah-Ping
Alan Hale Jr. ・・・ Tobaccy
Victor French ・・・ Whiskey
Claudia McNeil ・・・ Madam
Bert Freed ・・・ Skinner
Jeanne Cooper ・・・ Prostitute
Barbara Rhoades ・・・ Miss Jessie Brundidge
Gene Evans ・・・ Colonel Wolff
Pamela Hensley ・・・ Edwina
J. Edward McKinley ・・・ The Governor
Ann Doran ・・・ Mrs. Lomax

User Rating:7.0/10( 3,5011 votes)IMDb
  User Rating:7.1( 13 votes) Yahoo!
オトーサン、
「愉快だね」

User Reviews 
michaelRokeefeさん 
2002年6月10日
犯罪はほとんど…割に合う

これは西部劇の素晴らしいコメディだ。
カーク・ダグラスは、矯正できない人物だが、
1800年代の好ましい銀行強盗を演じる。
ヘンリー・フォンダは、堅苦しい保安官役。
悪い泥棒たちを更生させようとする刑務所長だ。
ダグラスは、もちろん、脱出するつもり。
そして、隠した金のところに帰っていく。
彼はウォーレン・オーツ、バージス・メレディス、
ヒューム・クローニンらの助けを得る。
非常に楽しく、おかしな映画だ。
ダグラスの裸のお尻が見られる。
助演陣には、アーサー・オコンネルや
マーティン・ゲーベルがいる。
みるだけの価値はある。

オトーサン、
「70年代のほのぼの感を味わうべし」

al2さん 
2019年6月11日
大脱獄 

「イヴの総て」などの
名監督ジョセフ・L・マンキウィッツ
晩年のコメディ西部劇。
刑務所物、脱走劇、ガンファイト、
カーク・ダグラス主演、ヘンリーフォンダ共演。
面白い要素だらけですが
ふたを開ければコメディにしてはちょっと寒いし、
ガンアクションは地味、
前半の主人公ら犯罪者たちが
刑務所に収容されるまでの展開がだるい。
後半ようやく邦題通りの脱出劇から面白くなってきた。
主役の囚人カークダグラスのふてぶてしさと
生真面目刑務所長ヘンリーフォンダの対比も見もの。
時代がニューシネマ全盛期。
ドライなキャラと意外な結末が良かった。


踊る大捜査線 THE MOVIE

オトーサン、
「大ヒットしたんだ」
・TVドラマ「踊る大捜査線」の劇場版第1作。
・観客動員700万人、興行収入歴代第2位を記録

原題:踊る大捜査線 THE MOVIE(1998)
監督:本広克行
脚本:君塚良一  
Genre:Action/Suspence
上映時間:119分
あらすじ:
湾岸署管轄の境界線を流れる川で、
腹部に熊のぬいぐるみを詰められた
水死体が発見された。
時を同じくして、
署内では刑事課のデスクから
領収書や小銭入れが盗まれる窃盗事件が発生。
さらに、管轄内に住む警視庁副総監が
身代金目的で誘拐され湾岸署に捜査本部が設置されるが、
警視庁本庁捜査一課管理官の室井らは
極秘捜査を進めるばかりで
所轄の刑事たちに協力を求めようとしない。
そんな彼らに怒りを募らせながらも、
青島たちは、水死体事件の捜査に奔走する。
そして、事件の被害者達が
「仮装殺人事件ファイル」という
ホームページを閲覧していた事を突き止め、
その管理者テディ連絡を取ろうとするが、
テディを取り逃がしてしまう。
湾岸署内には、重い空気が垂れ込める・・・

出演者:
 織田裕二・・・ 青島俊作 
 柳葉敏郎・・・ 室井慎次 
 いかりや長介・・・ 和久平八郎 
 小泉今日子・・・  日向真奈美(テディ)
オトーサン、
「キャストがいいね」
若手俳優2人に、長老いかりや長介さん。
どんなにストーリーや演出がいい加減でも、
好きな俳優が出ているだけで、
フアンは満足するのです。

その他の出演者:
 深津絵里・・・ 恩田すみれ 
 水野美紀・・・ 柏木雪乃 
 ユースケ・サンタマリア・・・ 真下正義 
 佐戸井けん太・・・ 魚住二郎 
 小林すすむ・・・ 中西盗犯係長 
 北村総一朗・・・  神田署長 
 小野武彦・・・  袴田健吾 
 斉藤暁・・・  秋山副署長 
 浜田晃・・・  島津捜査一課長 
 筧利夫・・・  新城賢太郎 

User Rating:5.3/10( 316 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:7.4/10( 637 votes) Yahoo!
オトーサン、
「みんなのシネマレビューに1票!」

日本アカデミー賞受賞
助演男優賞  いかりや長介  柳葉敏郎
録音賞
ノミネート
作品賞
主演男優賞  織田裕二
助演女優賞  深津絵里
監督賞  本広克行
脚本賞
音楽賞
撮影賞
照明賞
編集賞

User Reviews 
dadadaさん 
2003年4月5日
微妙なあざとさ

テレビ視聴者向けの小ネタ、
小泉今日子にレクターもどきを
演じさせた安手の引用、
ラストの病院でのクドイやり取り
陳腐に見えるあざとさ、
そこそこグッと来るあざとさ
君塚良一の書く物語は
他のテレビドラマでもそうですが、
それらがない交ぜになっていて、
面白いんだか、つまらないんだか
結局は、受け手を惹きつける力が、
それなりにはあるんだろうけれど
何だか微妙。 

オトーサン、
「お台場に移転、
当時のフジテレビは勢いがあったね」

ESPERANZAさん 
2013年12月22日
人気番組ということで見たけど大変失望した。

コメディとしては笑うに笑えず、
刑事ものとしては緊張感も何もない。
TVの映画化だそうだが、
何となく馴れ合いでやっているように思えた。
犯罪ごっこでは楽しめない。
ところでいかりや長介さんは何なんだ。
指導員ということらしいが何を指導しているのだ? 
捜査の邪魔にしかなってないように見えるけど・・・。


バンコック・デンジャラス

オトーサン、
「どの呼び方が正しいの?」
・バンコック
・バンコク
「バーンマコーク」が訛った
「バーンコーク」がさらに訛ったもの。

原題:Bangkok Dangerous (2008) 
監督:Danny Pang/ Oxide Chun Pang
脚本:Jason Richman  
Genre:Action/ Crime/ Thriller
Country: USA / Czech Republic / Thailand 
Language: English / Thai 
上映時間:109分
あらすじ:
完璧な計画、痕跡の隠滅、契約の遵守、
という“殺しのルール”を自らに徹底し、
仕事のたびに雇うアシスタントさえも消してしまう
冷酷な暗殺者ジョー。
世界中で依頼を請け負い、
完璧にターゲットを仕留めてきたが、
腕が鈍る前に一線から身を引くことを決意。
そして、最後の仕事に臨むため、
バンコックに降り立つのだった。
4件の暗殺依頼を受けたジョーは、
いつものようにまず地元のアシスタント、コンを雇い、
さっそく1件目を片付ける。
またそんな中、耳の不自由な女性フォンと出会い、
いっとき張り詰めた警戒心を解くジョー。
こうして、第2、第3の依頼も難なく完遂し、
いよいよ最後の標的へ。
しかし、この時かつてない違和感を覚えるのだった。
それでもこれが人生最後と心に決め、
引き金を引こうとするジョーだが・・・

出演者:
Nicolas Cage ・・・ Joe(ジョー)
Charlie Yeung ・・・ Fon(フォン)
Shahkrit Yamnarm ・・・ Kong(コン)
オトーサン、
「いつものニコラス・ケイジだ」

その他の出演者:
James Wearing Smith ・・・ Chicago
Nirattisai Kaljaruek ・・・ Surat
Panward Hemmanee ・・・ Aom
Peter Shadrin ・・・ Anton
Dom Hetrakul ・・・ Aran
Napassakorn Midaim ・・・ Kong's Brother

User Rating:5.4/10( 52,871 votes)IMDb
  User Rating:5.4/10( 345 votes) Yahoo!
オトーサン、
「B級映画だね」

User Reviews 
Spikeopathさん 
2015年5月15日
4つのルールを教わった

パン兄弟監督は、「レイン」(2000)を
アメリカの聴衆のためにリメイクした。
ニコラス・ケイジがヒットマンを演じている。
彼は、この「ビジネス」で生き残るために、
4つのルールを守っている。
だが、彼はそのルールを破り、
彼の人生は脅威にさらされることになる。
パン兄弟監督は、
アクション・シーンに熟達していて、
そのビジュアルなスタイルは、おなじみのもの。
アクション映画には、
めったに新基軸がない。
深い感情を描き損なっている。
本作は、アクション映画狂向けだ。
ニコラス・ケイジは、その不機嫌さがよい。
忘れられやすい映画だが、
映画のスタイルは平均より上だ。

オトーサン、
「前田、ベタボメ」

前田有一さん 
009年5月9日
大人の男のための、本格ハードボイルド
   
いつも一人だからさびしいけど、
世界中に出かけられて、報酬はいい。
ニコラス・ケイジ演じる男が
そんな風に自分の仕事を紹介する場面からはじまる本作。
そんな仕事があったら応募が殺到しそうだが、
その業務内容はひとごろし。
『バンコック・デンジャラス』は、
引退を願う殺し屋の苦悩と恋心を描く、
大人の男のためのハードボイルドである。 
成功率100%を誇る凄腕の暗殺者ジョーは、
タイ・バンコクで請け負った4件の殺しを
最後に引退を決意する。
自らに厳しいルールを課すことで
生き抜いてきたジョーだったが、
口のきけない薬局の店員フォンの純朴でやさしい人柄にふれ、
惹かれあう状況の中で、完璧な計画に狂いが生じていく。 
ニコラス・ケイジの声には、
どこか安心させられるような魅力があり、
そのモノローグで進行する冒頭から、
観客はこのキャラクターに魅了される。 
彼の4つのルールとは、
「質問しちゃダメ」
「カタギとかかわっちゃダメ」
「跡を残すな」
「引き際をしりましょう」といったもの。
そのまま「不倫四か条」にしてもいいくらいの、
実用的なものばかりだ。 
ところがニコラス氏ときたら、
薬局で現地の美少女をナンパするなど
自分で決めたくせに片っ端から破りまくり。
自己抑制できぬダメ殺し屋に落ちぶれそうな勢いである。
さては、美少女揃いで知られるタイ国の熱気にやられたか。 
とはいえ、そのプロフェッショナルな仕事ぶりには
惚れ惚れするものがある。 
細部のリアリティにこだわった本格的な演出、
およびタイロケの効果を存分に生かした
熱気伝わる映像により、
全体的に色気たっぷりな映画作品となっている。 
とくに、ひとごろしトリビアというべき
数々の小ネタが面白い。
暗闇では先に撃たせ、
マズルフラッシュで位置特定するといった
マニアックなもの
(劇中で説明はされないので、
わかる人だけわかってね、といった扱い)から、
「ターゲットの顔は目を覚えろ、目は整形できない」といった
銀座のママが実践してそうなテクニックまで、
無数の感心ポイントを擁している。 
劇映画は基本的に"本物っぽく"みえれば合格だと思うが、
この作品はまさにそう見える。
殺し屋のストイックな暮らしぶりを、
存分に疑似体験できるだろう。 
耳が聞こえない美少女との恋、
デートのトキメキ具合も、オジサンたちを喜ばせるに十分。
こんな都合のいい女いねえ、
といったやぼなツッコミが、
女性方面から多数寄せられることは間違いないが、
ハードボイルドはそれでいい。 
主人公の最後の決断は、
彼が女の子に何を求めていたか、
どこに惚れていたかを考えれば大いに納得がいくもので、
「泣ける」とは違う意味の深い感動を得られる。
希望を感じさせる後味のよい終わり方もまたよい。 
香港出身で、タイでも活躍する
オキサイド・パン&ダニー・パンの兄弟監督は、
「レイン」(2000年、タイ)のセルフリメイクとなる本作で、
「オリジナルとはまったく違うストーリーで、
オリジナルよりいい物を作る」と意気込んでいたというが、
まったくその通りの傑作を作り上げた。 
彼らの代表作というべき「the EYE」シリーズの
惨憺たる状況を見て、もうだめかと思ったときもあったが、
幸いにしてそれは間違いであった。
ニコラス・ケイジおよび
ヒロインのチャーリー・ヤンの魅力による部分も大きいが、
伏線の的確な配置や凄みあるアクション演出など、
今回に限っては文句の付け所なし。
迷わず、映画館にGO!、だ。


ボーイズ・ドント・クライ

オトーサン、
「2000年に見たね」
・ボーイズ・ドント・クライ 映画批評NO.76
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
性同一障害者を扱ったのは、
キンバリー・ピアースという
32歳の女性監督。
差別に対して闘う姿勢が評価され
アカデミー賞受賞となりました。

原題:Boys Don't Cry (1999) 
監督:Kimberly Peirce 
脚本:Kimberly Peirce/ Andy Bienen  
Genre: Biography/ Crime/ Drama
Country: USA 
Language: English 
上映時間:118分
あらすじ:
ネブラスカ州のリンカーン
ブランドンは、
身体は女性ながら
本人は男性と思っている。 
軽犯罪を犯したために
街を出る必要に迫られ
フォールズタウンという街で
ならず者のジョンとトムに出会う。
ジョンの愛人の娘のラナと恋に落ちるが、
ある事件がきっかけでブランドンが
女性であることが明らかに・・・

出演者:
Hilary Swank ・・・ Brandon Teena(ブランドン) 
Chloe Sevigny ・・・ Lana Tisdel(ラナ) 
Peter Sarsgaard ・・・ John Lotter(ジョン) 
Brendan Sexton III ・・・ Marvin 'Tom' Nissen(トム) 
オトーサン、
「アカデミー賞女優は、すごいわ」

アカデミー賞受賞 
・主演女優賞 ボーイズ・ドント・クライ
・主演女優賞 ミリオンダラー・ベイビー    

その他の出演者:
Alicia Goranson ・・・ Candace
Jeannetta Arnette ・・・ Linda Tisdel
Matt McGrath ・・・ Lonny
Alison Folland ・・・ Kate Lotter
Lou Perryman ・・・ Sheriff Charles B. Laux
Cheyenne Rushing ・・・ Nicole
Libby Villari ・・・ the Nurse

User Rating:7.6/10( 87,110 votes)IMDb
  User Rating:7.5/10( 323 votes) Yahoo!
オトーサン、
「直視すべし」

アカデミー賞受賞 
・主演女優賞  ヒラリー・スワンク    
ノミネート
・助演女優賞  クロエ・セヴィニー    

User Reviews 
nickさん 
2000年2月9日
現実のドラマを見事に描く

ようやく、本作を見る機会が訪れた。
待つ甲斐があった。
ヒラリー・スワンクの演技は傑出している。
ブランドンは、間違いなくリアル。
微妙なテーマを描いた
キンバリー・ピアース監督は称賛に値する。
彼女は正しい。
ひとと異なるために被る危険に
立ち向かう勇気が必要だ。
私達は、こうした勇気を賞賛しなければならない。

オトーサン、
「当時の実情がよく出ているね」
最近になって、LGBTという言葉が
ようやく公民権を得てきました。
LGBTとは、
・Lesbian(レズビアン、女性同性愛者)
・Gay(ゲイ、男性同性愛者)
・Bisexual(バイセクシュアル、両性愛者)
・Transgender(生まれた時の性別と
自分自身が心で感じている性別や
生きていきたい性別が異なっている者)

篭瀬山さん 
2006年4月30日
一本取られた

私は最後の字幕でクズ二人
(ジョンとトム)のその後が示されるまで、
この映画が実話に基づくなんて
夢にも思わなかったので、
見方が引っくり返りました。
それまでどう思っていたかと言うと、
やはり彼(彼女)の生き方に関して、
性同一障害であるかどうかよりも、
こんな刹那的な生き方をしている事の方が
問題が大きいという見方をしていました。
好きな女の子と一緒になりたいなら、
その前に定職に就くなり学校に通うなりして
将来の展望を開いておかなけりゃ
駄目じゃないかとも思いましたし、
たまたまラナが性質の良い女性で、
彼が男か女かよりも、
彼の人間性の純粋さを見抜いて
そこに惚れてくれたか
ら良かったものの、
本来は事実を隠してアプローチすること
自体が間違いだと
早い段階で学ばなきゃいけないと思いました。
他方、ブランドンをレイプし、さらには殺害し、
仲間の一人で幼子の母である
キャンディスまで殺してしまう
クズ二人の存在を、
映画として取り上げること自体が、
気違い沙汰の行動原理の存在を
容認してしまっているように見え、
不愉快でたまりませんでした。
彼らの行動原理に立つと、
それなりに首尾一貫しているようにも思えましたが、
もし私が映画の中に入り込めるなら、
問答無用でこの二人をブチ殺し、
真っ逆さまに地獄へ突き落としてやるのにと
妄想することで、
かろうじて自分の気持ちを静めるほどでした。
しかし実話となれば話は違います。
彼(彼女)はまだ21歳と若く、
彼(彼女)自身の性癖もあって、
社会から受ける疎外から、
いろいろなことを学ぶのに時間がかかっていたのだと
考えられます。
むしろその初めの段階で
ラナのような女性に出逢えたのは、
彼(彼女)にとって幸せすぎたのかもしれません。
クズ二人の行動が、理解できないなりに
首尾一貫して見えたのももっともだった訳です。
つまりこれは悲劇ですね。
起きてはいけない悲劇が、
起こるべくして起こってしまった悲劇です。
これは実話に基づくんだよと
初めっから明らかにしといてくれれば
よかったのにと思わされました。
うまい構成ですね。
一本取られました。


ターザン

 
オトーサン、
「2000年に見たね」
・ターザン 映画批評NO.23
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
ターザン映画は、数多くつくられていますが、
「類猿人ターザン」(1932)が、その嚆矢です。
ジョニー・ワイズミュラーの叫び声が評判になりました。
彼が主演のシリーズ映画は12作品あります。

原題:Tarzan (1999) 
監督:Chris Buck/ Kevin Lima  
原作:Edgar Rice Burroughs 
脚本:Tab Murphy/ Bob Tzudiker/ Noni White  
Genre:Animation/ Adventure/ Family
Country: USA 
Language: English 
上映時間:88分
あらすじ:
親が海上で事故に遭い
アフリカのジャングルに残されていた赤ん坊。
その赤ん坊を助けた雌ゴリラのカーラは、
その子をターザンと名づけて大切に育てる。
ターザンがゴリラと人間という容姿や能力の違いから、
仲間から孤立し傷ついていても
カーラはそっと励ました。 
ターザンはお調子者のゴリラのタークや
心配性の象のタントーと仲良くなり、
ジャングルで生き残る術を身につけながら成長する。
たくましくなり、大人になったターザンは
凶暴なヒョウのサボーを倒すまでに成長した。 
そんな中、ジャングルに鋭い銃声が響き渡る。
ターザンは初めて「人間」の女性ジェーンと出会い、
自分の知らない世界がある事を知る・・・

声の出演者:
Tony Goldwyn  ・・・  Tarzan(ターザン)
Alex D. Linz  ・・・  Young Tarzan(赤ん坊)
Glenn Close ・・・  Kala(カーラ)
Minnie Driver ・・・ Jane(ジェーン)
オトーサン、
「キャラが立っている」

その他の声の出演者:
Brian Blessed ・・・  Clayton
Nigel Hawthorne ・・・  Professor Porter
Lance Henriksen ・・・  Kerchak
Wayne Knight ・・・  Tantor
Rosie O'Donnell ・・・ Terk
Frank Welker ・・・ Sabor

User Rating:7.3/10( 181,930 votes)IMDb
  User Rating:7.3/10( 203 votes) Yahoo!
オトーサン、
「CGがすばらしいね」」

アカデミー賞 受賞
・主題歌賞 "You'll Be in My Heart" 

User Reviews 
Seiferさん 
2009年4月13日
過小評価された良い映画

この映画は、たぶん誤解されている。
カバーを見ると、
ディズニーによって変更された
クラシックと思う。
だが、歩き回っている猿の歌や
多くの心痛で満たされる。
最初に、カーラが子供を失うシーンの
感情は素晴らしかった。
ターザンとジェーンのシーンンもいい。
本作は、単に子供向けではない。
おとなも、大いに得るところがある。
ストーリーは、テンポよく進む。
上映時間が短いが、見事な映画だった。
技術的な面は驚異的。
2Dと3Dアニメがシームレスに繋がっているあたり、
まさに並みはずれていた。
必見だ。

オトーサン、
「納得」
アーアーアー
これターザンの雄叫び。
それが、このディズニー映画には、
ないのです。

ASHさん 
2002年7月28日
ジャングルの王者

疾走感は素晴らしい。
木々を跳び、ジャングルを走り回る
ターザンのスピード感はアニメならではの描写。
ミニー・ドライヴァーが声を当てた
ジェーンのちょっと意地悪な感じの声質も悪くないね。
でも、ゴリラたちの演奏(?)シーン
はこッ恥ずかしくって観てらんないよ!
ディズニー・アニメの嫌いなところといえば、
こういうミュージカル風のシーン。
もちろん、これを楽しみにしている人たちも
いるんでしょうがね。
原作通り、あるいは往年の作品と同様に
ターザンをアニメ化しても誰も観ないでしょうが。
ディズニー印ということは、
観客層はファミリーというわけだから
ミュージカル・シーンを入れなければいけない
というのもよく分る。
欲を言えば、MGM映画ではないため
ターザンのあの雄叫びを聞けないのが
残念なのであ〜る。


少林サッカー

オトーサン、
「2003年に見たね」
・少林サッカー 映画批評NO.☆804
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
そういえば、
2002年のFIFAワールドカップは、
なんと日韓共催でした。

原題:Siu lam juk kau (2001)
   Shaolin Soccer
監督:Stephen Chow
脚本:Stephen Chow / Kan-Cheung Tsang 
Genre: Comedy / Action 
Rated PG for martial arts action 
and some thematic elements.
Country: Hong Kong 
Language: Cantonese 
上映時間:109分
あらすじ:
ファンは、かつてのサッカーの名選手。
黄金の右脚と呼ばれていた。
いまはサッカー界の首領ハンの雑用係だ。
自分を陥れたハンへの怒りを抱くファンは、
ある日、少林拳使いのシンに出会うが、
自分の不自由な体を指摘されてカッとなる。
ファンと別れたシンは、
太極拳を使って饅頭を作るムイと出会う。
彼女に好感を持つが、
ムイは顔中の吹き出物のせいで
心を閉ざしていた。
しかしシンの優しさにより、
少しずつ心を開いていく。
一方、ファンはシンの恐るべき脚力に気づき、
サッカー・チームを作ることをシンに持ちかける。
シンはメンバー集めのため、
かつて少林寺で修行した兄弟たちをスカウト。
それぞれ得意技を活かして勝ち進む少林チームは、
ついにサッカーの全国大会に出場を果たす。
決勝戦の相手は、ハン率いるデビルチーム。
だが、ハイテクトレーニングや筋肉増強剤の投与で
不死身と化していたデビルチームに
少林チームのメンバーは次々つぶされていく。
代わりの選手がいなくなり、
負けを覚悟したその時、
なんと坊主頭にしたムイがやってきた・・・

出演者:
Stephen Chow ・・・ Sing(シン)
Vicki Zhao ・・・ Mui(ムイ)
Man Tat Ng ・・・  Golden Leg Fung(ファン)
Yin Tse ・・・  Hung(ハン)
「へぇえ」
シン役のステファン・チョウは、
監督でもあり香港映画のスーパースター。

その他の出演者:
Hui Li  ・・・  Banana Peel Girl
Cecilia Cheung  ・・・  Team Moustache Player 1 
Karen Mok ・・・  Team Moustache Player 2
Vincent Kok ・・・  Team Puma Leader
Kai Man Tin ・・・  Iron Shirt Tin
Yat-Fei Wong ・・・  Iron Head
Tze Chung Lam ・・・  Light Weight
Kwok-Kwan Chan ・・・  Lightning Hands
Mei Lin Mo  ・・・  Hooking Leg
Ming Ming Zhang ・・・  Little Hung
Pu Ye Dong ・・・  Little Fung

User Rating:7.3/10( 68,687 votes)IMDb
  User Rating:8.3/10( 734 votes) Yahoo!
オトーサン、
「破天荒!」
つまらんサッカーをみるくらいなら、
本作を見るべし。

ブルーリボン賞 受賞
・外国作品賞 

User Reviews 
InzyWimzyさん 
2002年6月21日
キック炸裂コメディ

カンフー+サッカー = 大笑い!!
愉快、愉快、愉快。
非サッカーファンでないひと向き。
コメディと高空飛行サッカーアクションが
ブレンドし、すばらしいパフォーマンスだ。
シン役のチャウ・シンチーは、
ものすごい蹴り満載!!
ン・マンタとの相性もナチラル。
さらに、シンの少林拳兄弟もいい。
喜劇的息抜きが満載だ!!
サッカーのトレーニングから選手権試合まで、
クールなカンフーサッカーショットがある。
そして、ムイ役のヴィッキー・チャオが目立つ。
ブルース・リーのゴールキーパーシーンは、
値千金だ。
数回見れば、間違いなくもっと満足できる。

オトーサン、
「同感!」シン

黒美君彦さん 
2004年4月18日
大マジメ

あはは。ついつい観ちゃった。
アホやね〜と思わせるシーンを
大マジメに撮っているから笑えた。
「アホ」としか言いようがないから、
「アホ」になりきって観るべき作品。
ええやん、こんなんあっても。
昔懐かしのスポ根アニメを実写化したら、
こんな感じなのかな??  


五人の軍隊

オトーサン、
「ドン・テイラー監督作か」
誕生日 : 1920/12/13 - 1998/12/29
出身地 : ペンシルヴェニア州フリーポート
ペンシルヴェニア州立大で、法律、
そして、スピーチとドラマを専攻。
 Hitchhiking to Hollywood in 
1942年、ハリウッドまでヒッチハイクし、
MGMと契約。
俳優からスタートし、
TV監督として、Emmy賞。
代表作は、
・新・猿の惑星
・オーメン2/ダミアン

原題:Un esercito di 5 uomini (1969) 
THE FIVE MAN ARMY
監督:Don Taylor/Italo Zingarelli 
脚本:Marc Richards/ Dario Argento  
Genre:Action/ Adventure/ Western 
Country: Italy 
Language: Italian 
上映時間:105分
あらすじ:
メキシコ人ルイスは、
メシト、オーガスタス、サムライをつれて
彼等の雇い主ダッチマンとある集落で落合った。
そこで五人は、メキシコ軍に
処刑されそうになっていた革命党員を助け、
村人に歓迎された。
彼等はさっそく大仕事にとりかかった。
軍隊の護送する莫大な砂金の奪取だ。
五人のプロフェッショナルたちは、
それぞれの特技をもっている。
ダッチマンの頭脳、
ルイスのアクロバット、メシトの列車運転能力、
オーガスタスのダイナマイト、サムライの剣。
まんまと獲物を手中にしたが、
その配分について争いが起りかけた。
だが、メキシコ兵が砂金を取り返しにきたので、
五人は再び力を合せて、これを全滅させたが、
仲間争いはもはや避けられない・・・

出演者:
Peter Graves ・・・ Dutchman(ダッチマン)
James Daly ・・・ Augustus(オーガスタス)
Bud Spencer ・・・ Mesito(メシト)
Nino Castelnuovo ・・・  Luis Dominguez(ルイス)
Tetsuro Tanba ・・・  Samurai(サムライ)
オトーサン、
「へぇ」
丹波哲郎さん、当時、47歳。
列車を追って走る走る!
日本を代表する名優は、名ランナー?
・日本アカデミー賞受賞
  最優秀助演男優賞「二百三高地」

その他の出演者:
Claudio Gora ・・・  Esteban  
Carlo Alighiero ・・・  Gutierrez  
Giacomo Rossi Stuart ・・・  Mexican Officer  
Dan Sturkie ・・・  Carnival Barker  
Jose Torres ・・・  Mexican Spy (as Jose Torres)  
Marino Mase ・・・  Railroad Man (as Marino Mase)  
Annabella Andreoli ・・・  Perla  
Daniela Giordano ・・・  Maria  

User Rating:6.7/10( 1,276 votes)IMDb
  User Rating:6.0/10( 2 votes) Yahoo!
オトーサン、
「痛快!」

User Reviews 
poliesさん 
2001年7月1日
スパゲッティ・アメリカーナ

本作は、マカロニ・ウエスタン。
ドン・テーラー監督の後期作品だ。
ビジュアルは力強く、
イタリア、アメリカ、日本の俳優が、
共演しており、興味深い。
セルジオ・レオーネ・スタイルではないが、
初期のダリオ・アルジェントの脚本で、
エンニオ・モリコーネの見事な曲もある。
最初にドライブインで見て以来、
30年間、私の頭から離れなかった。
「続・夕陽のガンマン/地獄の決斗」(1966)と
同じくらい力強い。
すべてのキャラクターが、力強い。
演技がしっかりしている。
脚本の終わりに、意外なツイストがあり、
軽妙なせりふもある。
適度に堅いスパゲッティが好きな人には、
向かないかも知れないが、
私に似ている人なら
この旨いサイドメニューも味わってほしい。
「ミスター・ノーボディ」(1974)と
二本立てで見るのもよいだろう。

オトーサン、
「スパイ大作戦、まだ見ていないな」

トトCINEMAライフさん 
2019年6月4日
「スパイ大作戦」+西部劇

主役というか、五人グループのリーダーが
有名なドラマ「スパイ大作戦」の
ピーター・グレイブスなので、
まるで舞台を西部に変えたような
良い意味で見やすいドラマ
奇想天外、若干チープで雑な作戦や展開は
「スパイ大作戦を連想せずにはいられなかった(笑)
 彼らはアウトローだが五人それぞれが、
プロフェッショナルな特技を持っていて、
そういう連中が少数精鋭で
大軍に立ち向かうのは王道の中の一つ
一見、メキシコ人に見えない事も無い役作りで、
役名もサムライの丹波哲郎が、
登場時こそ「あれっ、中国人?」と思ったが、
直ぐに馴染んで堂々たる存在感を放っていた
…素晴らしい
走る走る目立つ長い長い…心臓爆発しちゃうよ
五人のキャラが立っていたので
割と感情移入して見られた。


エージェント・マロリー

オトーサン、
「いろんなジャンルを手掛けるね」
・スティーヴン・ソダーバーグ

アカデミー賞受賞 
監督賞 「トラフィック」
ノミネート
監督賞 「エリン・ブロコビッチ」    
脚本賞 「セックスと嘘とビデオテープ」    

カンヌ国際映画祭受賞 
パルム・ドール 「セックスと嘘とビデオテープ」
ノミネート
パルム・ドール 「恋するリベラーチェ」    
パルム・ドール 「チェ 28歳の革命」    

原題:Haywire (2011) 
監督:Steven Soderbergh 
脚本:Lem Dobbs  
Genre:Action/ Drama/ Thriller
Country: Ireland / USA 
Language: English | Spanish 
上映時間:93分
あらすじ:
スペイン、バルセロナ。
民間軍事企業の経営者ケネスは、
米国政府の実力者コブレンツと
スペイン政府関係者のロドリゴから、
凄腕の女性スパイ、マロリーを指名した
人質救出作戦の依頼を受ける。
ケネスからの連絡でバルセロナに乗り込んだ
マロリーは、アーロンを含む3人の工作員と合流。
監禁されていたジャーナリストのジャンを救出し、
身柄をロドリゴに引き渡す。
サンディエゴの自宅に戻ったマロリーの前に、
再びケネスが現れ、英国諜報機関MI-6から
請け負った新たな任務を指示。
2人は、かつて恋人同士だった。
ダブリンでの新たな任務は、
同業者のポールと新婚夫婦になりすまし、
フランス人男性スチューダーに接触するというもの。
だが、この任務に不信を抱いたマロリーが
周辺を探索すると、
バルセロナで救出したジャンの死体を発見。
しかも、その手には彼女が身に着けていた
ブローチが握られていた。
さらに、ホテルに戻った彼女を
突如ポールが襲撃してくる。
何とかポールを倒したマロリーが
彼の携帯を確認すると、
そこにはケネスからの着信履歴が・・・

出演者:
Gina Carano ・・・ Mallory Kane(マロリー)
Ewan McGregor ・・・ Kenneth(ケネス)
Michael Douglas ・・・ Alex Coblenz(コブレンツ)
Michael Fassbender ・・・ Paul(ポール)
オトーサン、
「この女優さん、いいね」
ジーナ・カラーノ
誕生日:1982/4/16
出身地:テキサス州ダラス 
総合格闘家。
ムエタイをバックボーンとした
スタンド打撃と確かな実力に加えて、
美貌、プロポーションによって、
アメリカの女子総合格闘技の主役として活躍していた

その他の出演者:
Bill Paxton ・・・ John Kane
Channing Tatum ・・・ Aaron
Antonio Banderas ・・・ Rodrigo
Michael Angarano ・・・ Scott
Mathieu Kassovitz ・・・ Eric Studer
Eddie J. Fernandez ・・・ Barroso
Anthony Brandon Wong ・・・ Jiang
Tim Connolly ・・・ Jason
Maximino Arciniega ・・・ Gomez
Aaron Cohen ・・・ Jamie
Natascha Berg ・・・ Liliana
Fergal O'Halloran ・・・ Hotel Clerk

User Rating:5.8/10( 78,655 votes)IMDb
  User Rating:5.1/10( 338 votes) Yahoo!
オトーサン、
「もう少し高くてもいいのに」

User Reviews 
imdb-12650さん 
2012年5月11日
本当に楽しんだ、その理由は

この映画はどんな映画よりも目立つ。
私が見た唯一の理由は、
戦っている人が本当に戦っていたことだ。
こんな映画、見たことがない。
誰かが本当に傷つこうとしているなんて。
これは、CGIに依存していない。
速いカットやスタントも使われていない。
スターは、有能で行動的な女性だ。
彼女は、実際、人々を傷つけていたと信じる。
最近の映画は、すべてマンガ的で、誇張され、
ある特定の型にはめられている。
信じられず、フェイクで、
ほとんどのアクション映画はひどく退屈だ。
切符売り場で売れ行きは芳しくなかったようだ。
残念だ。
フランチャイズ化したなら、
私は大ファンになるだろう。

オトーサン、
「女007!前途有望」

nabeさん 
2018年3月27日
香港アクション映画

美しすぎる格闘家ジーナ・カラーノの
デビュー作である。
凄腕の女スパイ、マロリーの物語だ。
MI−6にからんだメインミッションは、
スパイものの典型で
善玉か悪玉か判然としない人物が
出たり入ったりし混乱するが、
マロリーが片っ端から戦ってやっつけるので、
ストーリーの粗さはさほど気にならない。
主演のヒロイン、ジーナ・カラーノは、
確かにクールでセクシーだが、
いかんせん演技が素人なのと
自慢のアクションも格闘技オンリーなので、
香港の格闘技映画を観ているように
こじんまりしている。
せめてマイケル・ダグラスを悪役のボスにすれば、
もっとダイナミックな作品になったと
思うので残念だ。


スペシャル・フォース 壮絶!人質奪還作戦

オトーサン
「この監督、知らんなぁ」
ステファヌ・リボジャは、仏軍のルポルタージュで
有名だそうです。

原題:Forces speciales (2011) 
監督:Stephane Rybojad    
脚本:Stephane Rybojad/ Michael Cooper 
Genre:Action/ Drama/ War
Rated R for language and some violence 
Country: France 
Language: French / English
上映時間:109分
あらすじ:
コバックスとリュカは
フランス軍の精鋭で、
コソボでの任務を遂行し国に戻る。
コバックスは軍の仲間に誕生日祝いに
価値ある羅針盤を贈られていた。
その頃、アフガニスタンの首都カブールで
取材をしていた女性ジャーナリストのエルサが、
協力者のアミンと共にタリバン系の
過激な武装グループのリーダー、
ザイエフに拉致される。
エルサを救出するべくコバックスとリュカ、
そして若き狙撃手エリアスが加わり、
エルサが監禁されている
パキスタンの村へ救出に向かうべく
アフガニスタンへ。
かつて仲間として戦った
ティクタク、ビクトール、マリウスが待っていた。
精鋭6名はパキスタンの敵のアジトから
見事エルサとアミンの奪還に成功するが、
彼らを追うザイエフたちに
ヘリを攻撃され、回収に失敗、
パキスタンの山中に取り残される。
さらには無線機のトラブルで
本部との連絡手段を断たれてしまう。
ザイエフたちに追い詰められていく中、
一行は、険しい山を抜けての国境越えを決断する・・・

出演者:
Diane Kruger ・・・ Elsa Casanova(エルサ)
Djimon Hounsou ・・・ Kovax(コバックス)
Denis Menochet ・・・ Lucas(リュカ)
Raphael Personnaz ・・・ Elias(エリアス)
Benoit Magimel ・・・ Tic-Tac(ティクタク)
Alain Figlarz ・・・ Victor(ビクトール)
Alain Alivon ・・・ Marius(マリウス)
Raz Degan ・・・ Zaief(ザイエフ)
オトーサン、
「スペシャル・フォースの6人、健気だね」

その他の出演者:
Didier Flamand ・・・ Jacques Beauregard
Mehdi Nebbou ・・・ Amen
Morjana Alaoui ・・・ Maina
Tcheky Karyo ・・・ Admiral Guezennec

User Rating:6.4/10( 16,860 votes)IMDb
  User Rating:6.5/10( 121 votes) Yahoo!
オトーサン、
「まぁまぁだね」

User Reviews 
jerome-stampeさん 
2012年11月9日
嬉しい驚き

いくつかの欠点を持っていたが、
見るのを楽しんだ。
数人の俳優は説得力がないが、
彼らの戦術も疑わしい。
この映画が良いのは、
パキスタンのシーンの撮影を
タジキスタンで行ったことだ。
これで、話がリアルになった。
アメリカの映画は、
モロッコやヨルダンで撮影するが、
風景が違う。
本作で、もうひとつ良いのは、
シンプルなストーリー展開だ。
フランスのジャーナリストが
タリバンによって誘拐されて、
スペシャル・フォースのチームが、
彼女を救うために送られる。
わき筋や複雑な背景説明がない。
なお、言語は、英語に統一されていない。
最高のアクション映画ではないが、
恥じる必要はない。
「ネイビーシールズ」(2012)
期待はずれだった。

オトーサン、
「山越えが印象的だね」
パミール山脈には、
7,000m級の山々が連なるとか。

maxpitさん 
2012年9月2日
拉致奪還

タリバン系武装組織に拉致された
仏人女性ジャーナリストを
軍特殊部隊が救出するという
単純なストーリーだが、
日本でも以前NPOのボランティアが
拉致され殺害されたりして興味深いものがある。
また、危険を顧みず取材を続ける
ジャーナリストたちの勇気は
もちろん賞賛されるべきものであろうが、
救出に向った兵士達の死は
単なる任務中の事故として処理されるということも
この映画で伝えられ、
生き残った兵士たちが救出されるラストは
胸が熱くなるものがあった。
全体的にミリタリーアクションものとしては、
おとなしめで極平凡な出来。
しかし、舞台が砂と岩だけの
殺風景になりがちなアフガニスタンに、
パミール山脈越えといった
雪山の撮影も取り入れ、
サバイバルの要素も
映像に加えたところは好印象。
ダイアン・クルーガーは
どんな役柄でも美しいです(笑)


沈黙の激戦

オトーサン、
「この監督、セガールの盟友なんだ」
キオニ・ワックスマン
誕生日:1968年6月30日 -
出身地:ハワイ ホノルル
2009年の『沈黙の逆襲』以降は
スティーヴン・セガールと組んで映画製作を行うことが多い。
近年はセガール主演のシリーズ
『True Justice』シーズン2の製作総指揮を務めている。 

原題:Contract to Kill (2016)
監督・脚本:Keoni Waxman   
Genre:Action/ Adventure/ Thriller
Rated R for violence, language and brief sexuality
Country: USA / Monaco 
Language: English 
上映時間:90分
あらすじ:
一線を退き、
米国とメキシコの国境近くで
身を隠すように暮らす伝説の諜報員ジョン。
そんな彼に、米国麻薬取締局からの
協力要請が舞い込む。
イスラム過激派のテロ組織と
メキシコの麻薬王リベラが同盟を結ぼうとしており、
ジョンにそれを阻止してほしいというのだ。
ジョンは元恋人でもある
FBI女性エージェントのザラと
ドローンのスペシャリストであるマシューと
組み、危険なミッションに挑む・・・ 

出演者:
Steven Seagal ・・・ John Harmon(ジョン)
Jemma Dallender ・・・ Zara Hayek(ザラ)
Russell Wong ・・・ Matthew Sharp(マシュー)
Mircea Drambareanu ・・・ Jose Rivera(リベラ)
オトーサン、
「ドローンが活躍しているね」

その他の出演者:
Sergiu Costache ・・・ Ayan Al-Mujahid
Ghassan Bouz ・・・ Abdul Rauf
Andrei Stanciu ・・・ Matt Beck

User Rating:3.5/10( 1,226 votes)IMDb
  User Rating:6.0/10( 15 votes) Yahoo!
オトーサン、
「凡庸だね」

User Reviews 
shakercoolaさん 
2018年9月25日
セーガルは、イスラム教徒のテロ計画を阻止

セーガルは、妥当な演技をしている。
非情でクール。
戦いのシーンは、カメラアングルが悪く
印象的であるとは言えない。
彼の売りである運動能力が、しなやかではない。
プロットは、冗長。
追跡と監視の連鎖がいくらか興味をそそる。
せりふには、幻滅した。
プロットをダイレクトに説明している。
技術的に見ると、
CGIも、サウンドもよくない。
特にセーガルのせりふはひどい。

オトーサン、
「低予算にしては、よくやっている」

オーウェン さん 
2018年1月12日
セガールのミッション・インポッシブル 

任務を請け負って仲間を集め、
敵の組織を壊滅させる。
やってることは
ミッション・インポッシブルのようなものだが、
違いはセガールが主演ということ(笑)
予算も少ないしアイデアもほとんどないが、
最近の他作品よりは
数段増しで見れる代物になっている。
全編に渡ってセガールが出ているし、
格闘もしっかりこなしている。
結局力業になる最後はいつものセガールらしい出来。
エンドロールにはNG集が付いており、
セガール作品らしからぬサービスぶりでした。


ルパン三世 DEAD OR ALIVE

オトーサン
「珍しいね」
原題の「DEAD OR ALIVE:生死を問わず」というのは、
ルパンをひっとらえれば、
死んでいても、懸賞金を払うという意味。

原題:ルパン三世 DEAD OR ALIVE(1996)
監督・原作:モンキー・パンチ
脚色:柏原寛司 
Genre:Animation/ Action/ Adventure 
Country: Japan 
Language: Japanese / English 
上映時間:97分
あらすじ:
ズフ国は国王と王子パニシュが殺害されて以来、
首狩り将軍による独裁政権が敷かれていた。
将軍は国王が漂流島に隠したといわれる
財宝を狙っていたが、軍隊をもってしても
その財宝を手に入れられなかった。
無数の白骨が転がるこの島に
ルパン達も足を踏み入れたが、
島に備えられた驚異的な防御システムを前に
撤退を余儀なくされたのだった。 
この島の防御システムの正体は何なのか。
ルパン達はその鍵を握るとされる
将軍の娘エメラに接近するが、
銭形が仕掛けたおとり作戦にはまってしまい、
アジトを将軍の軍隊に急襲される。
そしてエメラの囮となって
ルパンのアジトに潜入した
女性工作員オーリエンダーは
ルパンたちから奇妙な話を聞かされる。
将軍に殺されたはずのパニシュ王子を
街で見たというのである。
王子に対して特別な感情を抱く
オーリエンダーは
彼を求めて街へ繰り出す。
同時期ルパンには100万ドルの懸賞金が懸けられ、
銭形やズフ国家警察長官クライシスだけでなく、
賞金稼ぎにも追われる身となる。
そして物語は王子の出現に伴うズフ国の動揺と
ルパンの仕事とが並行して展開していく・・・

声の出演者:
 栗田貫一・・・ ルパン三世
 銀河万丈・・・ 首狩り将軍
 納谷悟郎・・・ 銭形警部 
 野沢那智・・・ 国家警察長官クライシス 
 古谷徹・・・ 王子パニシュ
 高山みなみ・・・ オーリエンダ
オトーサン、
「栗貫の吹き替え、最高だね」

その他の出演者: 
 小林清志・・・ 次元大介 
 増山江威子・・・ 峰不二子 
 井上真樹夫・・・ 石川五右ヱ門 
 横山智佐・・・ エメラ 
 千葉繁・・・ スパンキー 

User Rating:7.0/10( 403 votes)IMDb
  User Rating:7.0/10( :119 votes) Yahoo!
オトーサン、
「面白い」

User Reviews 
mrincodiさん 
2001年4月5日
良いアニメ映画

本作は、ルパン三世伝説の良い映画だ。
島の上での興味をそそる冒険がある。
冒頭の戦いの場面のほかに
クリーンな映画と呼ぶものがある。
間違いなく、宮崎駿ものではない。
誰が監督しているか知らないが、とにかくよい映画だ。
テンポ少しより遅いのがやや不満。
レンタルしてほしい
つけ(私は、アニメを捜して難局を持っていたけれども、
私は、スペイン語版を探すのに苦労したが、
英語版ならさほど難しくはないだろう。

オトーサン、
「モンキー・パンチさんとは」
・本名は加藤 一彦、
東京工科大学修士過程終了。
テクノロジーに強いはずです。

黒美君彦さん 
2008年12月29日
メカは秀逸

モンキーパンチ初監督作品ということで、
キャラはそれぞれ原作に近いイメージを保っている。
ストーリーに最先端テクノロジーを
無理やり入れ込もうとするから、
歳月が経つとその辺りがさすがに古びてしまうし、
ルパンの変装を見抜けない
ナノマシーン防御システムってどうよ(笑)
とも思うけど。
一方で車や武器類のメカの描写は秀逸。
そのあたりは生みの親らしいこだわりということで。
そこそこ楽しめました。


キッド

オトーサン、
「名作が生まれたわけは・・・」
・研究家の多くは、チャップリンの第一子が
制作開始の直前に死んでいることが、
この映画での子供への親密な愛情表現に
つながっていると指摘している

原題:The Kid (1921) 
監督・脚本:Charlie Chaplin  
Genre:Comedy/ Drama/ Family
Color:  Black and White
Country: USA 
Language: English
上映時間:68分
あらすじ:
ある日、街を散歩していた
チャーリーの耳に
赤ん坊の泣き声が聞こえてきた。
生まれたばかりの赤ん坊が捨てられている。
抱き上げた彼の前に、
パトロール中の警官が通りかかった。
警官は彼が赤ん坊を捨てにきたと勘違い
仕方なく自分のボロ・アパートに連れ帰った。
それから5年後
その子はチャーリーの仕事を手伝う程成長していた。
彼が石を投げてガラスを割った後、
なにくわぬ顔でガラス屋のチャーリーが
修理して回るという段取りで、
2人は貧しいながらも幸せに暮らしていた。
そんなある日、
急病の坊やを医者に見せたことから
捨て子だったことが分かり、
坊やは孤児収容所に送られそうになる・・・

出演者:
Charlie Chaplin ・・・ The Tramp(チャーリー)
Jackie Coogan ・・・ The Child(キッド)
Lita Grey ・・・  Angel in Heaven scene(天使)
オトーサン、
「この2つのシーンがいいね」
・キッドとチャーリー
・天使とチャーリー

その他の出演者:
Edna Purviance ・・・ The Woman
Carl Miller ・・・ The Man
UncreditedTom Wilson ・・・ The Policeman
Henry Bergman ・・・ Night shelter keeper / Professor Guido
Charles Reisner ・・・ Neighborhood bully
Raymond Lee ・・・ Bully's little brother
Jules Hanft ・・・ the country doctor
Frank Campeau ・・・ Welfare officer
F. Blinn ・・・ Welfare officer's assistant
Jack H. Coogan Jr. ・・・ Pickpocket / Guest / Devil
Granville Redmond ・・・ The Man's friend
May White ・・・ Edna's maid
Silas Hathaway ・・・ Infant The Kid
Albert Austin ・・・ Man in Shelter/The Car Thief

User Rating:8.3/10( 96,589 votes)IMDb
  User Rating:9.1/10( 166 votes) Yahoo!
オトーサン、
「高いスコアだ」

User Reviews 
didi-5 さん 
2003年10月18日
チャップリンとクーガンのチームは、
クラシック

チャーリー・チャップリンが
ストリートキッドと協力する。
ユーモアと哀感が漂う。
彼の最もよい仕事。
見事にやってのけた。
放浪者はいつも、心を締め付ける。
この映画が作られた4年後に
チャップリンの2番目の妻になる
リタ・グレイが天使シーンで出ている。

オトーサン、
「同感」

Ikedaさん 
2005年2月24日
出来すぎクーガン

人情味という点では、
チャップリンの作品の中でも
トップクラスではないでしょうか。
ドタバタ的な要素はありませんが、
ユーモアを交えたヒューマニズムは最高です。
それにジャッキー・クーガンの可愛らしさが、
目立ちます。
彼は「一日の行楽」などにも出ていますが、
これがデビューと言っても良いと思います。
ラストへの持っていき方には賛否両論あるようで、
切れが良いとも言えますが、
私は矢張り物足りない感がしました。


グリーンマイル

オトーサン、
「2000年に見たね」
・グリーンマイル 映画批評NO.45
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
当時、不機嫌になりました。
上映時間は、なんと3時間8分。
11時から午後2時まで。
「昼飯はどうしてくれるんだ」

原題:The Green Mile (1999)
監督・脚本:Frank Darabont 
原作:Stephen King
Genre:Crime/ Drama/ Fantasy 
Country: USA 
Language: English / French 
上映時間:189分
あらすじ:
1995年。老人ホームの娯楽室で
名作「トップ・ハット」を見た
ポールの脳裏に60年前の記憶が甦る……。
大恐慌下の1935年。
ジョージア州コールド・マウンテン刑務所の
看守主任ポールは、
死刑囚舎房Eブロックの担当者だった。
死刑囚が電気椅子まで最後に歩む
緑のリノリウムの廊下は
グリーンマイルと呼ばれていた。
部下は副主任のブルータルはじめ
頼れる連中ぞろいだが、
州知事の甥である新人パーシーだけは
傍若無人に振る舞う。
そんなある日、コーフィなる
大男の黒人がやってきた。
幼女姉妹を虐殺した罪で死刑を宣告され、
手を触れただけで相手を癒すという
奇跡の力を持っていた。
彼はポールの尿道炎を治したのを皮切りに、
パーシーに踏み潰された
同房のドラクロアが飼っていた
ネズミのミスター・ジングルズの命を救った。
ドラクロアはその翌日処刑されたが、
パーシーは残酷にも細工をして
彼を電気椅子で焼き殺した。
コーフィの奇跡を目の当たりにしたポールらは
パーシーを拘禁室に閉じ込めて
コーフィをひそかに外へ連れ出し、
刑務所長ムーアズの妻で脳腫瘍で死の床にあった
メリンダの命を救わせた。
房に帰ったコーフィは、
拘禁室から解放されたパーシーを
いきなりつかまえるや、
メリンダから吸い取った病毒を吹き込んだ。
するとパーシーは、凶悪犯ウォートンを射殺し、
そのまま廃人になった。
ウォートンこそ幼女殺しの真犯人だったのだ。
ポールはコーフィに手をつかまれ、
彼の手を通じて脳裏に流れ込んで来た
映像で真実を知った。
ポールは無実のコーフィを処刑から救おうとする。
だが、彼は「全てを終わらせたい」と自ら死刑を望み、
最後の望みとして
映画「トップ・ハット」に見入ってから死に赴いた。
それから60年。
コーフィが与えた奇跡の力はポールに宿る・・・

出演者:
Tom Hanks ・・・ Paul Edgecomb(ポール)
David Morse ・・・ Brutus "Brutal" Howell(ブルータル)
Doug Hutchison ・・・ Percy Wetmore(パーシー)
Michael Clarke Duncan ・・・ John Coffey(コーフィ)
オトーサン、
「白熱の演技!」

その他の出演者:
Dabbs Greer ・・・ Old Paul
Bonnie Hunt ・・・ Jan Edgecomb
James Cromwell ・・・ Warden Hal Moores
Michael Jeter ・・・ Eduard Delacroix
Graham Greene ・・・Arlen Bitterbuck
Sam Rockwell ・・・ William "Wild Bill" Wharton
Barry Pepper ・・・ Dean Stanton
Jeffrey DeMunn ・・・ Harry Terwilliger
Patricia Clarkson ・・・ Melinda Moores
Harry Dean Stanton ・・・ Toot-Toot
Bill McKinney ・・・ Jack Van Hay
Brent Briscoe ・・・ Bill Dodge
Eve Brent ・・・ Elaine Connelly
William Sadler ・・・ Klaus Detterick
Paula Malcomson ・・・ Marjorie Detterick
Evanne ・・・Kathy
Bailey Drucker ・・・ Cora Detterick
Gary Sinise ・・・ Burt Hammersmith

User Rating:8.6/10(1,010,759 votes)IMDb
  User Rating:8.1/10( 2,818 votes) Yahoo!
オトーサン、
「見直すと、なかなかいいね」

アカデミー賞 ノミネート
作品賞
助演男優賞  マイケル・クラーク・ダンカン
脚色賞
音響賞

User Reviews 
alan photogさん 
2000年1月9日
「グリーンマイル」は傑作

アートとしても、最高。
全員が、素晴らしい演技をみせている。
本作は、特別なもの
俳優を満喫したいなら、本作を見よう。
出演者の沈黙が、大きな力を生み出している。
特に、オープニングシーンがいい。
とりわけ、マイケル・クラーク・ダンカンがすごい。
彼の感情をユニークで、
魅力的なキャラクターにもたらしている。
本作は、喜び、笑い、多くの涙を誘発する。
ブラボー!

オトーサン、
「超絶技巧のキング作品」

黒美君彦さん 
2003年11月25日
ヒーリング

彼の国はやはりこうした奇跡が好きですね。
ダラダラしながら観る分には十分楽しめました。
人物の背景を一切省略して
刑務所内に絞った構成が、
よく言えばすっきりと、
悪く言えば物足りなく感じさせましたが・・・。
ただ、暗くなりがちな刑務所内のストーリーに
ユーモアをまぶした展開は悪くありませんでした。
トム・ハンクスも適役ではないでしょうか。
ラストで老人がぼそぼそ呟く独白があったから
まだ救われた感があります。
ヒーリングの力が、彼にとっては
神からの罰になるという逆説。
善対悪の構図に収めない点は評価できます。


マトリックス

オトーサン、
「2000年に見たね」
・マトリックス 映画批評NO.☆4
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
感激して、叫びました。
・スターウォーズ以上の収穫、
 そう言い切ってもいいだろう。

原題:The Matrix (1999)
監督・脚本: Lana Wachowski/ Lilly Wachowski 
Genre:Action/ SF
Country: USA 
Language: English 
上映時間:136分
あらすじ:
近未来。
プログラマーのトーマスは
裏稼業ではネオと呼ばれる名うてのハッカー。
ある日、美女トリニティの接触を受け、
モーフィアスなる人物に会う。
彼はトーマスが生きているこの世は、
実はコンピュータが創造した仮想世界で、
実際は彼らが造り出した巣の中で
夢をみせられているだけだという
恐るべき真実を告げる。
トーマスことネオは
コンピュータの支配を覆す救世主と目されて
彼らの仲間に迎え入れられ、
仮想空間でコンピュータと
格闘できるだけの訓練を受けた。
だが、モーフィアスに引き合わされた予言者は
ネオに「あなたは救世主ではない」と告げた。
ほどなく、コンピュータの手先である
エージェント・スミスに籠絡された
サイファーの裏切りで、仲間は次々に消され、
モーフィアスは敵の手中におちる。
ネオは自分は救世主ではないと
トリニティに事実を告げながらも、
モーフィアスを救出するため、
エージェント・スミスらの元に
彼女と共に乗り込む。
見事モーフィアスを救出したネオだが、
そこにエージェント・スミスが立ち塞がった。
激闘の末、マンションの一室に
逃げ込んだネオは
スミスの銃弾の前にあえなく倒れる。
だが、ここで奇跡が。
予言者はトリニティに彼女が愛する者が
救世主となると告げていたのだ。
そして彼女はネオを愛するようになっていた。
かくしてここにネオは救世主として再生し、
スミスらを倒し、
新たにコンピュータに戦いを挑んでいく・・・

出演者:
Keanu Reeves ... Neo(ネオ) 
Laurence Fishburne ... Morpheus(モーフィアス) 
Carrie-Anne Moss ... Trinity(トリニティ)
Hugo Weaving ... Smith(スミス)
オトーサン、
「みんな演技、最高!」

その他の出演者:
Joe Pantoliano ... Cypher
Gloria Foster ... Oracle 
Marcus Chong ... Tank 
Julian Arahanga ... Apoc 
Matt Doran ... Mouse 
Belinda McClory ... Switch 
Anthony Ray Parker ... Dozer 
Paul Goddard ... Brown 
Robert Taylor ... Jones 
David Aston ... Rhineheart 
Marc Gray ... Choi 
Ada Nicodemou ... Dujour 
Deni Gordon ... Priestess 
Rowan Witt ... Spoon Boy 
Bill Young ... Lieutenant 
David O'Connor ... FedEx Man 
Jeremy Ball ... Businessman 
Fiona Johnson ... Woman in Red 
Harry Lawrence ... Old Man 
Steve Dodd ... Blind Man 
Luke Quinton ... Security Guard 
Lawrence Woodward ... Guard 
Michael Butcher ... Cop Who Captures Neo 
Bernie Ledger ... Big Cop 
Nigel Harbach ... Parking Cop 

User Rating:8.7/10( 1,503,906 votes)IMDb
  User Rating:8.4/10( 2,022 votes) Yahoo!
オトーサン、
「そうなんだ」
ウォシャウスキー兄弟は、
子供の頃から熱狂的な映画ファン。
日本のアニメや香港映画の影響を受けている。

アカデミー賞 受賞
・視覚効果賞
・音響賞
・音響効果編集賞
・編集賞

User Reviews 
Xophianicさん 
2000年2月2日
私のお気に入りの1つ

最初は、興味なかった。
だが、批判がほとんどなかったので、
試してみることに決めた。
最初に見たときには、
戦い、グラフィックス、
キャラクターを好きになったが、
二回目には、プロットが分かったので、
いっそう楽しく見ることができた。
善人も悪人も、すべてのキャラクターは
非常に興味深く、クールだった。
演技は、素晴らしかった。
キアヌ・リーブス、最高!
最もよかったのは、
ローレンス・フィッシュバーンと
キャリー・アン・モスだった。
ヒューゴ・ウィーヴィングも素晴らしかった。
プロットは、これまでに見た最良のもの。
この映画の好きなところは、
何度見ても、学ぶことがあること。
プロットが複雑すぎるので、嫌いなひともいるだろうが、
映画好きなら、すぐに買いに行くように勧める。

オトーサン、
「CGIとカンフーアクションを融合!」

黒津明二郎さん 
2010年1月23日
傑作

今、改めて再見すると
懐かしさも感じてしまうが、
やはり一時代を築いた
SFアクションであることに異論はない。
何やら意味深で哲学そうなテーマも、
結局は‘最後は愛が勝つ‘と
いうことになってしまったわけだが、
それでもあの斬新な映像や
CGIとカンフーアクションを融合させた
そのセンスは画期的だった。
緑を基調としたポープのキャメラもいい。
演技陣。
キアヌ、キャリー、ヒューゴ
いずれも健闘だが、
特にローレンスの男振りが良かった。
「地獄の黙示録」のヤンチャな少年兵が
20年後、立派になったよねー


ミケランジェロ・プロジェクト

オトーサン、
「原作、読んでみたいね」
・ロバートM.エドゼル 高儀進
 ナチ略奪美術品を救え 
 特殊部隊「モニュメンツ・メン」の戦争
 白水社 2010年

原題:The Monuments Men (2014) 
監督:George Clooney    
原作:Robert M. Edsel/ Bret Witter
脚本:George Clooney/ Grant Heslov  
Genre:Comedy/ Drama/ History
Country: USA / Germany 
Language: English/German/Russian/French/Flemish/Dutch 
上映時間:118分
あらすじ:
第二次世界大戦末期のヨーロッパ。
ヒトラーの命を受けたナチスドイツは、
侵攻した各国で歴史的名画や彫刻など
数々の美術品の略奪を繰り返していた。
これに危機感を募らせた
ハーバード大学付属美術館の館長ストークスは、
大統領ルーズベルトに直談判し、
ナチスに奪われた美術品の奪還作戦を認めさせる。
結成された特殊部隊“モニュメンツ・メン”は、
メトロポリタン美術館主任学芸員
グレンジャーをはじめとする
芸術のエキスパート7人。
ただし戦場ではズブの素人ばかり。
貴重な美術品の行方を追って
ヨーロッパ各地の前線へと乗り込んでいく・・・

出演者:
George Clooney ・・・ Lt. Frank Stokes(ストークス) 
Matt Damon ・・・ Lt. James Granger(グレンジャー) 
Cate Blanchett ・・・ Claire Simone(シモーネ) 
オトーサン、
「みんな冴えないね」

その他の出演者:
Nick Clooney plays ・・・ aged Stokes
Bill Murray ・・・ Sgt. Richard Campbell
John Goodman ・・・ Sgt. Walter Garfield
Jean Dujardin ・・・ 2nd Lt. Jean-Claude Clermont
Bob Balaban ・・・ Pvt. Preston Savitz
Hugh Bonneville ・・・ 2nd Lt. Donald Jeffries
Serge Hazanavicius ・・・ Rene Armand
Sam Hazeldine ・・・ Colonel Langton
Dimitri Leonidas ・・・ Pvt. Sam Epstein
Grant Heslov ・・・ the Army Field Surgeon
Miles Jupp ・・・ Major Fielding
Justus von Dohnanyi ・・・ Viktor Stahl
Zahari Baharov ・・・ Commander Elya

User Rating:6.1/10( 117,499 votes)IMDb
  User Rating:6.8/10( 1,185 votes) Yahoo!
オトーサン、
「平凡だね」

User Reviews 
napierslogsさん 
2014年2月8日
 Telling an historical story comedically 
and missing a level of entertainment  
史実を喜劇的に語るが、
エンタメとしては、レベル低し

“モニュメンツ・メン”は、
実際は、350人くらいだったようだが、
この映画では、7人。
略奪された美術品を奪還する話を
喜劇的に語ると決めた。
この仕事を引き受けるひとを
集めるまでに、時間がかかりすぎる。
最悪の部分は、グレンジャーとクレアの
ラブストーリー。
クルーニーは、史実に80%正確だという。
だが、問題はそんなことではない。
問題は、たちの悪いユーモア
ヒトラーを殺したいというせりふのみ。
全く面白くない。
面白くなるのは、
モニュメンツ・メンが、
ドイツ人が美術品の隠し場所を発見してから。
歴史の重要な一コマを提起して、
戦争のコストについての討論を引き起こす、
それには賛成だ。

オトーサン、
「クルーニー、監督には向いてないぞ」

はちかつぎひめさん 
2016年10月9日
オーシャンズ11を彷彿

まずこの映画の美術はすごいと思う。
美術品はもとより、
第二次大戦後の街の風景や兵士たちの服装まで、
全然手抜きがない。
最初のシーンからそこにひきこまれていった。
しかし、ジョージクルーニーと
マットデイモンが出ている時点で、
オーシャンズ11を彷彿とさせ、
またチームものということもあって、
ソダーバーグの二番煎じという気持ちは抜けなかった。
原作が面白そうなだけ、
もっとうまく料理できればという感じがする。
淡々と描きたいのか(ドキュメント風に)、
エンターテイメントなのか、中途半端。
俳優としてのジョージクルーニーは
とても尊敬しているので
(マイレージ、マイライフなど)、
ちょっと失望した。
やはり映画は
誰にでも撮れるものではないのだなあと思う。
でもキャストが豪華だし、楽しめる作品ではある。 


シャンドライの恋

オトーサン、
「2000年に見たね」
・シャンドライの恋 映画批評NO.36
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
イタリアの巨匠、ベルナルド・ベルトルッチの作品。
「ラスト・タンゴ・イン・パリ」で
一躍世界的名声を獲得しました。

原題:L'assedio (1998) 
監督:Bernardo Bertolucci    
原作:James Lasdun
脚本:Clare Peploe/ Bernardo Bertolucci 
Genre:Drama/ Romance
Rated R for brief sexuality 
Country: Italy / UK 
Language: English / Italian / Swahili
上映時間:93分
あらすじ:
アフリカで政治活動をしていた
夫が逮捕され、
シャンドライは単身ローマに渡り、
イギリス人音楽家のキンスキーの屋敷で
使用人の仕事をしながら
医学の勉強に励んでいた。
無口な主人キンスキーと
シャンドライが会話を交わすことは
ほとんどなかった。
だがある日、突然キンスキーは
シャンドライに求婚する・・・

出演者:
Thandie Newton ・・・ Shandurai(シャンドライ)
David Thewlis ・・・ Jason Kinsky(キンスキー)
オトーサン、
「黒人女性が可愛らしい」

その他の出演者:
Claudio Santamaria ・・・ Agostino
John C. Ojwang ・・・ Singer
Massimo De Rossi ・・・ Patient
Cyril Nri ・・・ Priest

User Rating:7.0/10(4,360 votes)IMDb
  User Rating:7.3/10( 70 votes) Yahoo!
オトーサン、
「高いね」
らせん階段が舞台のドラマです。

User Reviews 
mifunesamuraiさん 
2003年2月7日
ベルトルッチの低予算映画

シャンドライは、中央アフリカ生まれ。
軍政下、彼女の人生をめちゃくちゃになる。
そして、イタリアに到着。
ここは、シャンドライが逃げ場を見いだす場所だ。
風変わりな怠け者の英国ピアノ奏者が
同じアパートに暮らしている。
彼女は、メイドとして働く。
これは、ベルトルッチ映画です。
「ラストタンゴ・イン・パリ」ではない。
シンプルそのもののベルトルッチ。
望まれない老人の愛情を忍耐強く克服する
ミステリー仕立てだ。
シャンドライの決心への旅に誘う
デヴィッド・シューリスの演技は、実に効果的だ。
ベルトルッチによる快い感覚の映画。

オトーサン、
「巨匠の腕が冴える」

Katsumi_Egiさん 
2002年2月12日
ジャンプカット

赤い花(蘭)から赤い雨傘への繋ぎや
ビールの泡から洗剤の泡への繋ぎの鮮やかさ。
全編を通してのジャンプカットや
スローモーションの瑞々しさ。
実に魅力的な重層構造を持った建築物。
その空間の高低を巧妙に利用して
登場人物の感情の変化をフィルムに定着させ、
観客の心を揺すぶる演出の手練手管は
矢っ張り大したもんだと思う。
しかしだ、なぜ今さら
このような演出の若々しさを装うのかと
どうしても思ってしまう。
ジャンプカットをこれほど繰り返す必要性があるのかと。
#ジョン・コルトレーンの
「My favorite things」を使って
マッコイ・タイナーのピアノ・ソロ部分しか
聞かせないなんて何とも狡猾。
コルトレーンのサックスの音色がいつ出るか
ドキドキしながら見せられてしまった。


ボヘミアン・ラプソディ

 
オトーサン、
「クイーンってなんだ?」
クイーン (Queen) は、
ロンドン出身の男性4人組ロックバンド。 
イギリス、アメリカ、日本をはじめ、
世界中で成功したバンドの一つ。
これまでに15枚のスタジオ・アルバム、
その他多くのライブ・アルバムや
ベスト・アルバムを発表。
アルバムとシングルのトータルセールスは
1億7千万枚以上。

原題:Bohemian Rhapsody (2018) 
監督:Bryan Singer
原作:Anthony McCarten/ Peter Morgan
脚本:Anthony McCarten  
Genre:Biography, Drama, Music
Country: UK / USA 
Language: English 
上映時間:134分
あらすじ:
1970年のロンドン。
ルックスや複雑な出自に劣等感を抱く
フレディは、ボーカルが脱退したという
ブライアン・メイと
ロジャー・テイラーのバンドに
自分を売り込む。
類いまれな歌声に心を奪われた二人は
彼をバンドに迎え、
さらにジョン・ディーコンも加わって
クイーンとして活動する。
やがて「キラー・クイーン」のヒットによって
スターダムにのし上がるが、
フレディはスキャンダル報道や
メンバーとの衝突に苦しむ・・・

出演者:
Rami Malek as Freddie Mercury(フレディ)
オトーサン、
「ラミ・マレック?知らんなぁ」
誕生日 : 1981/05/12
出身地 : カリフォルニア州ロサンジェルス
エジプト移民の両親のもとに生まれる。
カリフォルニアのノートルダム高校では
一学年下のキルステン・ダンストと
同じミュージカル・シアター・クラスを専攻。
エジプト王アクメンラーを演じた
「ナイト ミュージアム」シリーズで知られる、
TVシリーズ「MR. ROBOT/ミスター・ロボット」で
エミー賞主演男優賞を受賞してブレイク。

その他の出演者:
Gwilym Lee ・・・ Brian May, Queen's lead guitarist
Ben Hardy ・・・ Roger Taylor, Queen's drummer
Joe Mazzello ・・・ John Deacon, Queen's bass guitarist
Lucy Boynton ・・・ Mary Austin
Allen Leech ・・・ Paul Prenter
Aidan Gillen ・・・ John Reid
Tom Hollander ・・・ Jim "Miami" Beach, 
Mike Myers ・・・ Ray Foster
Aaron McCusker ・・・ Jim Hutton
Meneka Das ・・・ Jer Bulsara
Ace Bhatti ・・・ Bomi Bulsara
Priya Blackburn ・・・ Kashmira Bulsara
Tim Plester ・・・ Roy Thomas Baker
Dermot Murphy ・・・ Bob Geldof
Dickie Beau ・・・ Kenny Everett
Jack Roth ・・・ Tim Staffell
Max Bennett ・・・ David
Neil Fox-Roberts ・・・ Mr. Austin
Michelle Duncan ・・・ Shelley Stern
Adam Lambert ・・・ Truck Stop Guy

User Rating:8.1/10( 338,147 votes)IMDb
  User Rating:9.1/10( :22,014 votes) Yahoo!
オトーサン、
「めちゃめちゃ高いスコアだね」

アカデミー賞 
・主演男優賞  ラミ・マレック    
・音響賞(編集)   
・音響賞(調整)   
・編集賞 
ノミネート
・作品賞

User Reviews 
nanciさん 
2018年11月12日
75歳の私のお気に入りの1つ

私は75歳のおばあちゃん。
息子と孫とで、この映画を見た。
よかった!
私が働いて、4人の子供を育てた頃、
クイーンの音楽が流れていた。
でも、どんなバンドか知らなかった。
息子は、クイーンのフアン。
孫は、息子がクイーンの曲を弾いていたので、
クイーンを知っていた。
この映画は、ファミリー向けだ。
ファミリーや友人、忠誠や団結についてのもの。
今日、本当に必要な何かを描いている!!
典型的なバンド映画には、
ブレイクしたあと、名声を失墜するものが多い。
2時間15分はあっというまに過ぎた。
もっともっと見たかった。
フレディ役のラミ・マレックは、凄い!
彼、3人の共演者、ディレクター、
音楽ディレクター、クルー全員は
アカデミー賞ノミネートに値している!
是非、劇場で見てください。
すばらしいサウンオ。
音楽の深さを高く評価することができる!

オトーサン、
「同じ門外漢として・・・」

黒美君彦さん 
2018年12月25日
いいのはいいけど

知り合いの中には
もう5回もこの映画を劇場で観た
という者もいるし、
観た者はほぼ例外なく「良かった」
という感想を漏らす。
クイーンに対して
さほど思い入れのない者にとっては、
やや期待が過大だったといえるかも知れない。
もちろん彼らの楽曲は幾度となく耳にしたし、
その存在感は認める。
決して出来が悪いわけではないし、
あの時代のフレディ・マーキュリーの
爆走の再現は印象的だ。
彼が「家族」と呼ぶバンドの仲間との和解は
感動的でもある。
ライブ・エイドの再現も見事だ。
ただやはり、
クイーンへの思い入れの有無によって
評価は変わるように思う。
物語はある意味淡々と展開する。
万能感に溢れた若者の成功、
嫉妬や愛憎、挫折、和解…と、
この手の伝記的な映画で欠かせない要素が
ちゃんと網羅されている。
楽曲もふんだんに使われ観ていて飽きないし、
よく出来た作品であることは確か。
ここまでの大ヒットの理由はよくわからないのだけど…。
人物が似ている、というのもよく言われること。
でも顔認証能力が低い自分にはうーん、よくわからない。
きっとそうなんでしょう。
ライブ・エイドで
観客とステージが一体になった瞬間は
ぞくっとする感動があったんだけどねー。


新・荒野の七人/馬上の決闘

オトーサン、
「ニューヨーク・タイムズの批評に一票!」
・この映画は生産性の低い脚本で作られ、
新しい俳優が古いカウボーイの衣装を着ているだけ
。 
原題:Guns of the Magnificent Seven(1969) 
監督:Paul Wendkos 
脚本:Herman Hoffman  
Genre: Action/ Western
Country: USA 
Language: English / Spanish 
上映時間:105分
あらすじ:
キンテロは、農民を各地でまとめ、
反政府組織と連携しようとしていた
ディエゴ大佐率いるメキシコ軍に捕まり、
刑務所「ネズミの巣」へと送られる。
居合わせた若い農夫マックスは、
キンテロから預かった軍資金600ドルを持って
メキシコ軍から逃れ、
反政府勢力への協力を申し出ていた
山賊のロベロに助けを求める。
ロベロは大量の銃火器を買って来るように命令する。
しかし、マックスは町で「農民の友」と噂される
クリスにキンテロの救出を依頼し、
クリスは5人のガンマンを加え、農民の篭る山へ向かう。 
クリスはマックスを連れて「ネズミの巣」の偵察に向かい、
そこで農民たちが虐殺される現場を目撃する。
山に戻ったクリスは、
彼らの力を見くびるロベロからの増援の申し出を断り、
「ネズミの巣」に連行される途中だった
農民たちを助け出し、戦力として訓練する。
少数だが戦力を整えたクリスは、
週に1日だけ警備の緩む日を狙い
「ネズミの巣」への奇襲を計画する・・・

出演者:
George Kennedy ・・・ Chris Adams(クリス) 
Reni Santoni ・・・ Maximiliano "Max" O'Leary(マックス) 
Fernando Rey ・・・ Angel Quintero(キンテロ)
Michael Ansara ・・・ Colonel Diego(ディエゴ大佐) 
Frank Silvera ・・・ Lobero(ロベロ) 
オトーサン、
「ジョージ・ケネディは、違和感があるね」

その他の出演者:
James Whitmore ・・・ Levi Morgan
Monte Markham ・・・ Keno
Joe Don Baker ・・・ Matt Slater
Bernie Casey ・・・ Cassie
Scott Thomas ・・・ P.J. Scurlock
Tony Davis ・・・ Emilio Zapata
Wende Wagner ・・・ Tina
Sancho Gracia ・・・ Miguel
Luis Rivera ・・・ Lieutenant Prensa
George Rigaud ・・・ Gabriel
Peter Lawman ・・・ Carlos

User Rating:5.7/10 ( 2,087 votes)IMDb
  User Rating:4.6/10( 20 votes) Yahoo!
オトーサン、
「低いね」

User Reviews 
Bilwickさん 
2006年1月10日
評価が低すぎる

私はユル・ブリンナーの「クリス」の大ファンだ。
だから、ケネディの「クリス」役には、違和感があった。
だが、彼は非常によい仕事をしたと思う。
たぶん、レニ・サントーニの役と間違われるだろう。
ケネディは、不器用な男を演じてきたが、
この役では、カリスマ的なリーダーをやってみせた。
本作は、第2作よりずっと面白く、
駄作の第4作よりもいい。
本作の七人は、他の続編の七人よりも
興味深く、相性もいい。
何よりも本作がいいのは、刑務所要塞への攻撃。
すばらしいクライマクスだ。
監督も脚本家によって、
周到で、うまく計画されていた。
第1作の撃ちあいと同じくらいエキサイティングだった。

オトーサン、
「同感」

平民愚平さん 
2013年7月5日
B級だが続編の中ではBEST

黒澤明"七人の侍"の翻案西部劇
"荒野の七人"の続編の一本。
"荒野の七人"映画シリーズ
今までの所、全4本ある。
・荒野の七人"
・続・荒野の七人
・新・荒野の七人 馬上の決闘
・荒野の七人 真昼の決闘
40年前に名画座で初鑑賞。
黒澤明リスペクトの延長として、
最近DVDを購入して再鑑賞。
当然ながら、シリーズ2作目以降は
御多分に漏れずB級映画。
リーダーのクリス役は、
ユル・ブリンナー(1作目、2作目)、
ジョージ・ケネディ(3作目)、
リー・バン・クリーフ(4作目)と変遷。
元々が"七人の侍"だから、
リーダーは武士道を究め、東洋的に達観した哲人キャラ。
ユル・ブリンナーが
自ら翻案権を入手しただけにあり、はまり役。
しかし、流石にアカデミー賞俳優は
3作目以降を引き受けなかったものと見え
(と云いながら、その後もユル・ブリンナーは
"ウエスト・ワールド"やマカロニウエスタンで
類似キャラを随分やっているが・・・)、
コストダウンを兼ねて哲人キャラとは程遠く、
ベタベタにアメリカンなジョージ・ケネディに交代。
これはこれで嫌いじゃぁない。
"七人の侍""荒野の七人"では
七人の個性と、戦闘の戦術が見どころ。
シリーズ2作目以降はこれらが果然トーンダウンするが、
2、3、4作の中ではこの作品に結構工夫が見られる。
メンバーに(無理矢理っぽいが)メリハリが有り、
捕虜の奪還による戦力補強、
野武士軍団を味方につける等、
多勢の軍隊に対抗する戦法として説得力を持たせている。
続編3本の中ではBEST。
B級作品としては楽しく観られるレベル。


さらば、わが愛 /覇王別姫

オトーサン、
「2000年に見たね」
・さらば、わが愛 /覇王別姫 映画批評NO.882
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
京劇などみたことがなかったのですが、
歌舞伎よりも、もっと活劇的だと思いました。
それに、役者自身が歌うのも違います。

原題:Ba wang bie ji (1993)     
   Farewell My Concubine
監督:Kaige Chen
原作:Lillian Lee (II) 
脚本:Lillian Lee (II) / Wei Lu 
Genre: Drama / Romance 
Rated R for language and strong depiction 
of thematic material.
Language: Mandarin 
上映時間:171分
Country: China / Hong Kong:
あらすじ:
1925年、北京。
娼婦の母親に連れられ、
孤児や貧民の子供たちが集まる
京劇の養成所に入った9歳の少年・小豆子。
他の子供たちからいじめられたが、
彼を弟のようにかばったのは小石頭だけだった。
2人は成長し、女性的な小豆子は女役に、
男性的な小石頭は男役に決められる。
小豆子は「女になれ」と老師爺に躾られ、
数え切れないほど殴られた。
彼らは演技に磨きをかけ、小石頭は小楼、
小豆子は蝶衣と芸名を改め、
京劇『覇王別姫』のコンビとして人気を博す。
段小はある日、しつこい客に絡まれていた
娼婦の菊仙を助けたことをきっかけに、
彼女と結婚する。
少年時代より小楼にほのかな恋情を覚えていた
蝶衣は2度と共演はしないと捨てゼリフを吐いて去る。
その日北京は日本軍に占領された。
ある日小楼は楽屋で騒動を起こし連行されてしまう。
菊仙は日本側に取り入ってもらえるのだったら
小楼と別れてもいいと蝶衣に告げるが、
彼の協力で釈放された小楼は
日本のイヌと彼を罵り菊仙を連れて去る。
深く傷ついた蝶衣はアヘンに溺れる。
そんなことがありながらも2人は和解へと進む。
その後老師爺はこの世を去り、
日本軍の敗退で抗日戦争は終わる。
49年、共産党政権樹立。
蝶衣と小楼は再び舞台に立つが、
京劇は新しい革命思想に沿うよう変革を求められていた。
変革に懐疑的な蝶衣は小楼に批判され、
そればかりか彼に『覇王別姫』の虞姫役を奪われてしまう。
ショックを受けた蝶衣は芝居をやめてしまう。
66年、文化大革命。共産党の厳しい政治的圧力を受け、
小楼は蝶衣の過去の罪を摘発せよと強制される。
小楼はそれに屈するが、同時に彼も激しく批判され、
娼婦だった菊仙など愛していないと言ってしまう。
彼の言葉を聞いた菊仙は自殺してしまう。
77年、蝶衣と小は無人の体育館におもむき、
11年ぶりに2人だけで最後の『覇王別姫』を演じる。
舞い終わった時、蝶衣は自らの命を断った・・・ 

出演者:
Leslie Cheung ・・・ Cheng Dieyi (蝶衣) 
Li Gong・・・ Juxian(菊仙) 
Fengyi Zhang ・・・ Duan Xiaolou (小楼)
オトーサン、
「うーん、名優だ」
レスリー・チャンが、
京劇の女形を演じているのですが、
ぞっとするほどの色気を感じました。
「へえ、コン・リーも出ている!」
彼女は、中国を代表する名女優です。

その他の出演者:
Qi Lu ・・・  Master Guan 
Da Ying ・・・  Manager 
You Ge ・・・  Master Yuan 
Chun Li ・・・  Xiao Si (in his teens) 
Han Lei ・・・  Xiao Si (adult) 
Di Tong ・・・  Zhang the Eunuch 
Mingwei Ma ・・・  Douzi as a Child 
Yang Fei ・・・  Shitou as a Child 
Zhi Yin (I)・・・  Douzi as a Teenager 
Hailong Zhao・・・  Douzi as a Teenager 
Dan Li (II)・・・  Laizi/Peking Opera schoolboy 
Wenli Jiang ・・・  Douzi's Mother 

User Rating:8.1/10( 22,107 votes)IMDb
  User Rating:8.9/10( 478 votes) Yahoo!
オトーサン、
「スコアが高くなっている!」 

2003年のIMDbのスコアは、
・User Rating:  7.6/10 (2,021 votes)

アカデミー賞 ノミネート
・外国語映画賞     
・撮影賞      
カンヌ国際映画祭 受賞
・パルム・ドール  チェン・カイコー    
・国際映画批評家連盟賞  チェン・カイコー    

User Reviews 
mac_alainさん 
2005年2月17日
Opening and closing scenes 
オープニングとラスト・シーン

tedgさんからの引用:
「オープニングシーンは、魅惑的で約束」。
彼らは話の世界を観客に伝えてくる。
アートそのもの。
オープニングシーンは、これまでに見たベスト。
演技、政治、愛情の世界を観客に伝えてくる。
性的に多義的な兄弟関係と裏切り。
たったの2、3分ですべてが明らかになる。
ああ、置いてください。
また顕著です
映画の終わりと、オープニングシーンは、
合わせ鏡のようだ。
まったく巧妙だ。
私達、西洋人は、中国現代史について
多くを学んでいる。
それは、中国が目指す方向を考えると、
そう悪いことではない。
そして、レスリー・チャン!
 彼のご冥福をお祈りする。
その演技は、傑出している。
しかし、演技はまわりですべて一流です。
これは、ものすごい映画だ。

オトーサン、
「主人公に感情移入してしまうね」

NYYさん 
2003年12月20日
よくできた映画

劇中劇、覇王別姫のテーマは
「人はそれぞれ自分の運命に
責任を負わなければならない」ということだそうだ。
しかし、自分の運命に責任を負うとは、
かくも重く苦しいことだったんですね。
日本軍の占領時代、国民党、共産党へと
中国の時代が移り変わっていく中で、
若いときのままで変わらずに
運命を引き受ける三人。
ところが終盤、石頭が小豆を裏切ったことで、
三人の関係は崩壊してしまう。
つまり、石頭が自らの運命から逃げ出したせいで、
菊仙を失うことになってしまう。
運命を引き受けて生きるとは
とても苦しいことだが、
そこから逃げ出してしまえば
大事なものが失われてしまう。
だから、人はどんな運命の下に生まれたとしても、
どんなに苦しくても、
それを引き受けなくてはならない。
でも、人生は苦しいことばかりではない。
それは、この映画の三人が
いつまでも若く輝いてるところに
現れてると思う。
特にレスリー・チャンは魅力的だ。
三人を見てると、人生は苦痛だが、
生きるに値するものだと思えてくる。
心に残る良い映画だったと思うけど、
個人的には少し胸が痛みました。
私自身、自分の運命から
逃げ出したいと思ってるせいか、
運命を引き受ける人よりも、
そこから逃げ出す人の方に
人間的な魅力を感じてしまうのです。
この映画の中で何度も見せられた
石頭のどうしようもなさに共感しました。


喜劇 駅前怪談

オトーサン、
「知らなかったなぁ」
信玄の隠し湯は、
増富温泉だけと思っていましたが、
山梨県内には多数存在しているようです。
・湯村温泉
・下部温泉
・嵯峨塩鉱泉
・増富温泉
・岩下温泉
・橋倉鉱泉
・田野鉱泉

原題:喜劇 駅前怪談(1964)
監督:佐伯幸三 
脚本:長瀬喜伴  
Genre:Comedy
上映時間:92分
あらすじ:
レジャー・ブームで、
村に観光会社が乗りこんで来た。
村は、地価が上ると喜ぶ地主側と
しまやの主人で助役の徳之助や、
駅前食堂の孫作のように、
商売上ったりと猛反対するグループと
二派に別れた。
そんな時、信玄の隠し湯を代々守っている
おくまの孫娘みどりが、
東京から帰って来た。
みどりは、温泉の権利を売って
東京へ出たがったが、
おくまは、婿養子をもらって、
土地に住みつくよう説得して欲しいと
徳之助と孫作に頼んだ。
そうすれば、
温泉の権利を二人にまかせるという。
一方、村にやってきた作家の三井は、
ガールハントに精を出していたが、
幽霊にたたられると大騒ぎする。
創立総会の夜、京子が飛んできて
おくま婆さんが観光会社に
温泉の権利を売って逃げたと告げる・・・

出演者:
森繁久彌・・・森田徳之助 
伴淳三郎・・・伴野孫作
乙羽信子・・・京子
淡路恵子・・・みどり
沢村貞子・・・おくま
三木のり平・・・三井正平
オトーサン、
「いつもの主役が冴えないね」
おくま、みどり、三井が活躍しています。

その他の出演者:
フランキー堺・・・坂井次郎 
淡島千景・・・圭子 
池内淳子・・・染太郎 
久慈あさみ・・・藤子 
島かおり・・・由美 
松村達雄・・・藤山会長 
加東大介・・・高林区長 
山東昭子・・・八重 
北あけみ・・・明美 
田中志幸・・・信玄公 
利根はる・・・恵女将 
三遊亭小円馬・・・観光会社の部長 
つくば兄弟・・・流しの兄弟 
松波志保・・・しまやの女中

User Rating:4.0/10( 4 votes)映画com
  User Rating:4.0/10( 2 votes) Yahoo!
オトーサン、
「肝心の幽霊騒動がお粗末」

User Reviews 
hi6さん 
2010年6月2日
濫作時代の一本 

濫作してレベルの低い
駅前シリーズのシリーズ8作目。
64年だけでも4本撮られている。
ギャグも話もしまりがない。
結局、森繁、伴淳、フランキーの
大げさなコメディシーンを
つなげているだけのものである。
淡路恵子の色っぽいダンスくらいが
珍しい程度。 

オトーサン、
「同感」

無限館さん 
ー年 -月 -日
シリーズ8作目。

今回は甲府が舞台の
地方色豊かな内容となっている。
恋人との仲でもめる
不器用な青年役のフランキーや
森繁、伴淳らレギュラー陣は、
大体いつものキャラクターのままなのだが、
沢村貞子が老け役を演じているのがちょっと珍しい。
そうした中、今回の見所といえばやっぱり、
恐がりの三木のり平をからかう
お化け騒動のドタバタ部分だろう。
あくまでもおふざけの趣向であり、
タイトルで謳っている怪談という程のものではない。
笑いの要素としてはそこ以外には特になく、
全体の印象としてはやや弱い感じがする。


キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン

オトーサン、
「2003年に見たね」
・キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン 映画批評NO.903
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
題名の意味は、「できるもんなら捕まえてみろ」
小切手詐欺で知られる若者の実話です。
臨時教員を手始めに、
航空機パイロット、医師、連邦刑務局職員、弁護士など
8回の身分詐称を行なったとか。

原題:Catch Me If You Can (2002)     
監督:Steven Spielberg
原作:Frank Abagnale Jr./Stan Redding
脚本:Jeff Nathanson 
Genre: Adventure /Thriller /Crime /Drama
Rated PG-13 for some sexual content 
and brief language.
Country: USA 
Language: English / French 
上映時間:141分
あらすじ:
1963年、NY州ブロンクスヴィル。
16歳のフランク・ジュニアは、
両親の離婚ショックから家を飛び出し、
生きるために小切手詐欺を思いつく。
パイロットの制服を手に入れ、
人々をあざむきつつ、
提携する航空会社の飛行機で
世界中をタダで飛び回る。
やがてFBIが動き出す。
ベテラン捜査官のカールは
躍起になって犯人を追うが、
なかなか正体をつかめない。
そんな中、フランクは偶然行った病院で
新米看護婦ブレンダに一目惚れし、
その瞬間、小児科医に変身する。
ブレンダの心も手に入れ、
彼女の父親が検事だと知ると、
今度は弁護士になりすまし、
ブレンダの父が経営する法律事務所に就職する。
ブレンダとの婚約パーティーの時、
ついにカールらFBIが乗り込んできた。
フランクはブレンダに裏切られ、
ついに逮捕されてしまう。
しかしフランクは、
偽造小切手を見破る能力を高く評価され、
FBIで働くようになる・・・

出演者:
Leonardo DiCaprio ....  Frank Abagnale Jr.(フランク・ジュニア)
Tom Hanks ....  Carl Hanratty(カール)
Christopher Walken ....  Frank Abagnale, Sr.(フランク) 
オトーサン、
「いい役者を揃えたね」
クリストファー・ウォーケンが、
不肖の息子を抱え、傷ついた父親役として、
光っていました。

その他の出演者:
Martin Sheen ....  Roger Strong 
Nathalie Baye ....  Paula Abagnale 
Amy Adams (III) ....  Brenda Strong 
James Brolin ....  Jack Barnes 
Brian Howe ....  Earl Amdursky 
Frank John Hughes ....  Tom Fox 
Steve Eastin ....  Paul Morgan 
Chris Ellis (I) ....  Special Agent Witkins 
John Finn ....  Assistant Director Marsh 
Elizabeth Banks (II) ....  Lucy 
Nancy Lenehan ....  Carol Strong 
Ellen Pompeo ....  Marci 

User Rating:8.1/10( 715,435 votes)IMDb
  User Rating:8.1/10( 2,569 votes) Yahoo!
オトーサン、
「スコアが高くなっているね」
2003年のIMDbのスコアは、
User Rating:  7.6/10 ( 10,462 votes)  
アカデミー賞 ノミネート
・助演男優賞  クリストファー・ウォーケン    
・作曲賞

User Reviews 
mjwさん 
2005年1月17日
信じ難い

これらの出来事がどれほど正確か分からない。
フランク・アバグネイル・ジュニアの
記述に基づいて視聴者のために、
脚色されたものと思われる。
人々がとてもナイーブで
フランク・ジュニアのやりたい放題を
許したというのは、信じ難い
しかし、彼がシステムの裏をつき、
上流社会に這い上がろうとしたのは、
よく分かる。
ディカプリオは、すばらしい仕事をした。
ハンクスとウォーケンにとっては、
物足りない役だったが、見事な演技だった。
これは素晴らしい映画だ。
多くの人が楽しめるだろう。

オトーサン、
「スピルバーグの遊び心が、
よく出ているね」

黒美君彦さん 
2003年4月1日
いいじゃん。

「大作」と名の付くものではなく、
さりげなくこんな佳作を作り上げる
スピルバーグはやっぱりなかなかですな。
久々に軽く楽しめる好編でした。
トム・ハンクスはおじさん役が似合う齢になって
最もいい役柄だったし。
個人的には彼はこのくらいの軽い
(ユーモラスな)脇役がいちばん似合うように思う。 
アメリカに帰り、
フランクが母親の家で全てを諦めるシーンは秀逸。
「信頼」を悪用した詐欺師が、
唯一「信頼」できる友を見つけ、
孤独な旅の物語を終える・・・
なるほど、60年代というのは、
そんなことが許された
最後の時代だったのかも知れないね。


キャッツ&ドッグス 地球最大の肉球大戦争

オトーサン、
「前作のほうが、面白いね」
・キャッツ&ドッグス 映画批評NO.923
すごく手がこんでいて、
多くの動物を出演させる割りには、
効果が上がっていません。

原題:Cats & Dogs: The Revenge of Kitty Galore(2010)
監督:Brad Peyton    
キャラクター創造:John Requa/ Glenn Ficarra
脚本:Ron J. Friedman/ Steve Bencich  
Genre:Action/ Comedy/ Family
Country: USA / Australia 
Language: English
上映時間:82分
あらすじ:
宿敵のライバルである犬と猫は
人間の知らない所で密かに
過激な戦いを繰り広げてきた。
警察犬のディッグスは
人質を取って立て籠もった爆弾魔の逮捕に急行。
出しゃばったせいで爆弾のスイッチを押してしまい
事務所が吹き飛んでしまう。
度重なる失敗でクビを宣告されて施設送りに。
ドッグ秘密基地はボスに昇格したルーの指令で
ブッチを送ってディッグスをスカウト。
軍事基地から機密情報を盗んで逃げた猫キティガロアは
「犬にしか聞こえない周波数でノイズを送って
世界中の犬を狂わせる。
そうすれば地球は猫の天下よ」と
世界中の猫にメッセージ動画を送る。
鍵を握るハトのシェイマスを追って展望台へ。
猫のキャサリンの邪魔が入って取り逃がすが
一人乗り飛行機で追跡して確保。
キャサリンを尋問するとニャオのメンバーだと判明。
共通の敵であるキティの捕獲のため手を組むことに。
キティは元々ニャオのメンバーだったが
任務でしくじって除毛クリームの上に落下して
買い主から気持ち悪がられたのを恨んで
今回の計画を思い立った。
アルカトラズ島に幽閉されてる
Mr.ティンクルズを訪ねた帰りに
キティが送り込んだ殺し屋の襲撃を受けるが撃退。
ディッグスはキティが送った動画内のキティに映った
買い主の顔からキティが遊園地にいると割り出す。
衛星に信号を送ってノイズを世界中に撒き散らす計画。
アトラクションに見せかけた発射装置で
キティとニャーミネーターと格闘。
最後はキティがずっとイジメ続けた
ネズミのジューシーの裏切りで
キティはアトラクションから振り落とされ装置は停止。
本部に脱走したMr.ティンクルズから
犯行声明のビデオメッセージが届く・・・ 

声の出演者:
Bette Midler  ・・・ Kitty Galore(キティ)
James Marsden ・・・ Diggs(ディッグス)
Sean Hayes ・・・ Mr. Tinkles(Mr.ティンクルズ)
オトーサン、
「キティ、可愛くないね」
ほかの動物は、リアルなのですが、
キティだけ、CGかも。,
「Mr.ティンクルズ、愉快だね」
・「羊たちの沈黙」のハンニバル・レクターです。

出演者:
Chris O'Donnell ・・・ Shane Larson, a police officer
Jack McBrayer ・・・ Chuck, Kitty's new owner 
Fred Armisen ・・・ Friedrich
Paul Rodriguez ・・・ Crazy Carlito
Kiernan Shipka ・・・ a young girl .
Betty Phillips ・・・ Cat Lady

その他の声の出演者:
Nick Nolte ・・・ Butch(ブッチ).
Christina Applegate ・・・ Catherine(キャサリン)
Katt Williams ・・・ Seamus(シェイマス)
Neil Patrick Harris ・・・ Lou(ルー).
Wallace Shawn ・・・ Calico
Roger Moore ・・・ Tab Lazenby, the head of M.E.O.W.S. HQ
Joe Pantoliano ・・・ Peek.
Michael Clarke Duncan ・・・ Sam
Elizabeth Daily ・・・ Scrumptious
Phil LaMarr ・・・ Paws, a robotic Maine Coon
Christopher L. Parson ・・・ Hep Cat / Cat Spy Analyst
Bonnie Cahoon ・・・ Dog HQ PA
J.K. Simmons ・・・ Gruff K-9
Carlos Alazraqui ・・・ Cat Gunner
Michael Beattie ・・・ Angus MacDougall
Jeff Bennett ・・・ Duncan MacDougall
Grey DeLisle ・・・ Security English Bulldog
Roger Jackson ・・・ Fat Cat Inmate
Bumper Robinson ・・・ Cool Cat
Andre Sogliuzzo ・・・ Snobby K-9
Rick D. Wasserman ・・・ Rocky

User Rating:4.3/10( 12,587 votes)IMDb
  User Rating:6.1/10( 101 votes) Yahoo!
オトーサン、
「デジタル3Dによる実写映画なんだ」

ラジー賞ノミネート
・ワースト3D作品賞 

User Reviews 
NinjaGirlさん 
2010年8月8日
キャッツ&ドッグス  

こんなに低い評価とは信じられない。
子供向け映画だぜ!
ありのままにみてほしい。
魂をゆさぶる映画じゃないんだぜ。
かなりおかしかったので、楽しめた。
最近リリースされている子供向け映画よりもいい。
素晴らしかった。
Mr.ティンクルズの演技が人気をさらっていた。
何度も泣き笑いしたシーンがあった。
あなたが子供向け映画が好きでないなら
見ないで!
私のようにキュートなコメディが好きなら、
見てね。
おとな向けの多くのコメディよりも、
愉快だった。

オトーサン、
「007ばりのスパイ兵器、笑えるね」

毎度さん 
2009年2月16日
なんだかんだで、やっぱお子様向け映画

イヌとネコの戦いをCGで描いた
コメディの続編とか…!
そんなんあったっけぇ?
イヌ・ネコとは言え、
007ばりのスパイ兵器の数々で楽しませてくれよりま。
トイストーリー同様に人目を忍び、
人前ではイヌはお知りの嗅ぎ合いっこっちゅう設定が
よろしおまんなぁ〜。
なんとなぁくあり得るかもと思うてまいます。
が、所詮はお子様映画!
各シーンがショボイ、
勿論、人もイヌもネコもハトも何もかも死にまへん。
子供だましの映画ですわぁ〜。
所々に、観たことのあるシーンや
懐かしの名作ワンカットが大人を楽しませてよりま。
この優越感!
子供を引率してきた大人へのサービスでんなぁ〜。
けど、映画館は子供、ジュニア、ファミリーばっか、
やっぱ大人一人で観るようなさくひんとはちゃいまんなぁ〜。


レジェンド 狂気の美学

オトーサン、
「実話がベースなんだ」
1960年代にロンドンの場末に育った
クレイ兄弟は、這いつくばって生きるのではなく、
アメリカのギャング、アルカポネに憧れ、
ロンドン中に睨みをきかせるギャングになった。

原題:Legend (2015) 
監督・脚本:Brian Helgeland 
原作:John Pearson
Genre:Biography/ Crime/ Drama
Country: UK / France / USA 
Language: English 
上映時間:132分
あらすじ:
1960年代初頭のロンドン。
華やかで活気にあふれたこの街で、
裏社会を支配していたのが
双子のギャング、レジーとロン。
強い絆で結ばれたクレイ兄弟だったが、
その性格は対照的。
理知的で商才にも長けた兄レジーに対し、
弟ロンはひたすら凶暴で、すぐにキレてしまう。
そんな中、レジーは、部下の妹フランシスと
恋に落ちる。
フランシスに悪事と手を切ると約束した
レジーはナイトクラブの経営に注力するが、
それが気にいらないロンは破滅的な行動を連発。
組織内に不協和音が生まれてきた。
さらに警察の執拗な捜査が迫り、
兄弟の絆と栄華は脅かされようとしていた・・・

出演者:
Tom Hardy ・・・ Ronald "Ronnie" Kray(ロン) 
Tom Hardy ・・・ Reginald "Reggie" Kray(レジー)
Emily Browning ・・・ Frances Shea(フランシス)
オトーサン、
「トム・ハーディ、熱演してるね」
その代表作は、
MTVムービー・アワードノミネート 
・格闘シーン賞 「マッドマックス 怒りのデス・ロード」
 シャーリーズ・セロン対トム・ハーディ 
・悪役賞 「レヴェナント:蘇えりし者」
・格闘シーン賞 「ダークナイト ライジング」
  クリスチャン・ベイル vs トム・ハーディ 
・悪役賞 「ダークナイト ライジング」    
・格闘シーン賞 「ウォーリアー 
 トム・ハーディvsジョエル・エドガートン 
・名セリフ賞 「インセプション」

その他の出演者:
Christopher Eccleston ・・・ Leonard "Nipper" Read
David Thewlis ・・・ Leslie Payne
Taron Egerton ・・・ Edward "Mad Teddy" Smith
Paul Bettany ・・・ Charlie Richardson
Colin Morgan ・・・ Frankie Shea
Tara Fitzgerald ・・・ Mrs. Shea.
Aneurin Barnard ・・・ David Bailey
Paul Anderson ・・・ Albert Donoghue
Duffy ・・・ Timi Yuro
Kevin McNally ・・・ Harold Wilson
John Sessions ・・・ Lord Boothby
Alex Giannini ・・・ Antonio Caponigro
Sam Spruell ・・・ Jack McVitie
Adam Fogerty ・・・ Big Pat

User Rating:7.0/10( 138,224 votes)IMDb
  User Rating:6.7/10( 475 votes) Yahoo!
オトーサン、
「リアルな人間像が描かれている」

User Reviews 
quincytheodoreさん 
2015年12月1日
トム・ハーディのすごさ

眼鏡とヘアスタイルの変化が、
違う個性を生み出すことができる。
トム・ハーディの素晴らしい演技力が見られる。
精神分裂症気味だが、
ややユーモラスな面もある。
伝記映画といえば、
「ブラック・スキャンダル」(2015)は、
マフィアのライフスタイルを深く描いている。
だが、本作は兄弟を注視するほうを選択し、
主演俳優を完全に活用している。
トム・ハーディは表情とメイクの変化で
レジーとロンの2役を演じ分ける。
これは、滅多にないことだ。
ナレーションは、フランシス。
レジーの恋人で、事件の静かな証人だ。
双子のシーンは、特殊効果で演じられるが、
対話している2人のように見える。
この1人2役は、犯罪シーンよりも、
フランシスがからむ私生活シーンに多く見られる。
「アメリカン・ハッスル」(2013)のような
複雑な内部情報はない。
暴力的なシーンは、ほとんどない。
本作は、ノワールというよりも、イベントの連続だ。
トム・ハーディは興味深い役を演じたが、
どれも間違いなく複雑なレベルではない。
本作は、スクリーンでのキャリアを固めることになる。

オトーサン、
「そうなのか」
イビサ島は、戦後、欧州のヒッピー文化
の中心になった。
1980年代末、その伝統的な独特の自由な
ダンス音楽スタイルとクラブシーンの雰囲気により、
英国の若者たちのパーティー・アイランドとなる。
フランソワは、恋人のレジーが経営する
ナイトクラブを、暴力とは無縁の
イビサ島のクラブにしたかったのだ。 

黒美君彦さん 
2016年6月30日
イビサ島

1960年代初頭にロンドンで
その名を挙げた実在の双子のギャング
クレイ兄弟を描いた作品。
トム・ハーディがレジー(レジナルド)と
ロン(ロナルド)の二役を演じたことで話題になったが、
なるほどこれはほとんどトム・ハーディの
ひとり芝居みたいなものだ。
理性的なレジーと凶暴なロン。
トム・ハーディは巧みに二人を演じ分けてみせるが、
二人の殴り合いのシーンは
ロンの眼鏡が飛んだ後はどっちがどっちだか(笑)。
同じ遺伝子を抱えているのだから、
理性的といわれるレジーの中にも
ロンの凶暴性は秘められているわけで、
フランシスに暴力的に接したレジーには
ロンの影がちらつく。
まあ、ありがちなギャングものでがあるが、
双子ゆえのフレームアップした性格づけや
行動、言い回しに思わず笑ってしまうシーンも数多く、
何ともブラックでありながら
ユーモラスな作品に仕上がっている。
何せ劇中自ら命を絶つフランシスが語りを務めるのだから。
今をときめくトム・ハーディは
限られた撮影日数で二役を演じ分ける必要があったが、
監督のブライアン・ヘルゲランドによると、
演じる前から彼はレジーとロンになりきっていたとか。
E・ブラウニングは身長157cmと小柄なところが印象的。
彼女が最後に行きたがった「イビサ島」は
スペインの沖合いに浮かぶリゾート地だが、
どうしてイビサ島だったんだろ。


リプリー

オトーサン、
「2000年に見たね」
・リプリー 映画批評NO.68 
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
この映画、アラン・ドロン主演作の
リメイクです。
・太陽がいっぱい 映画批評NO.☆827

原題:The Talented Mr. Ripley (1999) 
監督・脚本::Anthony Minghella 
原作:Patricia Highsmith
Genre: Crime/Drama/Thriller 
Rated R for violence, language and brief nudity  
Country: USA 
Language: English /Italian 
上映時間:分
あらすじ:
1958年、ニューヨーク。
貧乏青年リプリーは、
ガーデンパーティで、
日銭稼ぎのピアノ伴奏をしていると、
造船業界の大物グリーンリーフから
放蕩息子ディッキーを
連れ戻してほしいと依頼される。
早速ナポリへ飛び、ディッキーに会うと、
作家の卵のマージと同棲生活を送っていた。
彼は、リプリーがジャズ・ファンと知るや、
ジャズクラブを連れ回す。
ほどなくリプリーは邪魔者扱いされ、
サンレモへ小旅行に出かけ、
ボートで海上に出て言い争いになり、
はずみでリプリーはディッキーを
オールで撲殺し、死体とボートを沈める。
ホテルのフロントでディッキーに
間違われたことで、
ディッキーになりすますことにする。
そんなリプリーを怪しみはじめた
ディッキーの旧友フレディを
事故死に見せかけて殺害。
ローマでは、名家の令嬢メレディスと再会。
彼女をエスコートしていたピーターと知り合い、
やがてお互いに好き合う仲になるのだが・・・

出演者:
Matt Damon ・・・ Tom Ripley(トム・リプリー
Gwyneth Paltrow ・・・ Marge Sherwood(マージ
Jude Law ・・・ Dickie Greenleaf(ディッキー
Cate Blanchett ・・・ Meredith Logue(メレディス)
オトーサン、
「それぞれに名演技だね」

その他の出演者:
Philip Seymour Hoffman ・・・ Freddie Miles
Jack Davenport ・・・ Peter Smith-Kingsley
James Rebhorn ・・・ Herbert Greenleaf
Sergio Rubini ・・・ Inspector Roverini
Philip Baker Hall ・・・ Alvin MacCarron
Celia Weston ・・・ Aunt Joan
Ivano Marescotti ・・・ Col. Verrechia of the carabinieri

User Rating:7.4/10( 160,964 votes)IMDb
  User Rating:6. 5/10( 663 votes) Yahoo!
オトーサン、
「スコア、もっと高くてもいい」
この映画、ヴェニスのシーンが素敵です。
・サンマルコ広場から海を臨む夕焼け

アカデミー賞 ノミネート
・助演男優賞  ジュード・ロウ    
・脚色賞    
・音楽賞    
・美術賞    
・衣装デザイン 

User Reviews 
robinsonfさん 
2000年2月24日
アカデミー賞キャストの素晴らしいアンサンブル

この映画を2回見た。
稀なことだ。
俳優たちは、成功した映画や舞台の演技を見せ、
それぞれの個性を出しあっていた。
マット・ダモンのリプレー役には、驚いた。
ジュード・ロウは、才能を証明した。
パルトロウとブランシェットも、お見事。
映画が原作と違うと非難する向きもあるようだが、
私は、ミンゲラのスクリプトを賞めたいし、
監督ぶりも支持する。
暴力シーンも、受け入れられる。
本作には、ひとつのムダもない。
アカデミーが本作を見過ごしたのには驚いた。
ぜひ見に行ってほしい。

オトーサン、
「ジーナさんは、ジュード・ロウ派か」

ジーナさん 
2008年9月7日
面白いんだけど・・・

マット・デイモンの素晴らしい演技力のおかげで
『リプリー』が非情に不気味なモノに仕上がった。
しかし、その不気味さを生理的に受け付けられず
常に嫌悪感を抱くハメに(汗)
デイモンの演技力が
これほど素晴らしいモノでなければ、
危険な人間関係をスリリングに鑑賞できたでしょう。
そう・・・演技力があるがため、
あまりにリプリーが気持ち悪すぎてしまったのだ。
勘違いぶりといい、しつこさといい、
空気が読めない事といい、
とにかく人に嫌われる全てを持った男が
主人公なのです。
だから、いつまでイタリアにいるんだよ(怒)
ウザ!キモ!!ってジュードの気持ちが
手に取るように分かりますし、
グウィネス・パルトローの
『どうしてこんなに分かりやすい嘘に
騙されてしまったのか(泣)』
という気持ちにも共感できましたし、
『おいおい、なんて場違いなダサい男に
ディッキーは懐かれちまったんだ』っていう
シーモア・ホフマンの鼻で笑う気持ちもよく分かりました。
要するに、主人公以外の登場人物に
感情移入できる作品なんですね(笑)
ジュード・ロウ+イタリアの各都市は
眩しいほどの華々しさがあってGOOD
ジュードのファンであれば
彼の自由奔放なお坊ちゃまぶりは必見でしょう♪
作品自体は完成度も高く
豪華キャストなのでオススメですが、
私はもう観ないと思います(爆)
何度も観たらマット・デイモンを嫌いになりそうなので(笑


ザ・ビーチ

オトーサン、
「2000年に見たね」
・ザ・ビーチ 映画批評NO.50
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
映画館は、「タイタニック」(1997)で、
爆発的人気のレオ様をみようと
若い女性とおば様方で、満員でした。

原題:The Beach (2000) 
監督:Danny Boyle 
原作:Alex Garland
脚本:John Hodge  
Genre:Adventure/ Drama/ Romance
Rated R for violence, some strong sexuality, 
language and drug content 
Country: USA  UK 
Language: English/French/Swedish/Thai/Serbian
上映時間:119分
あらすじ:
何かを求めるように、
一人旅でタイにやってきたリチャードだが、
新しい事をしようとしても、
結局、同じ事の繰り返し。
そんな時、カオサン通りの安宿で
ダフィという奇妙な男と知り合う。
ダフィは伝説のビーチについて
とり憑かれたように語る。
そこは、美しすぎるほどに美しく、
日常の全てから解放される夢の楽園。
だが、その翌日、
ビーチの場所を記した地図を残し、
ダフィは変死していた。
ビーチの存在に半信半疑なリチャードだったが、
ダフィの死をきっかけに、
隣室にいたフランス人のカップル、
フランソワーズとエティエンヌと共に、
楽園を探す旅へ出かける事になる。 
島にたどりついた3人が見たものは、
女性リーダー、サルが率いる
20人ほどの若者のコミュニティだった。
楽園のような暮らしを楽しむリチャードたち。
だが、次第にコミュニティの影の部分が・・・

出演者:
Leonardo DiCaprio ・・・ Richard(リチャード)
Virginie Ledoyen ・・・ Francoise(フランソワーズ)
Guillaume Canet ・・・ Etienne(エティエンヌ)
Tilda Swinton ・・・ Sal(サル)
オトーサン、
「レオ様、少し太ったね」

その他の出演者:
Robert Carlyle ・・・ Daffy
Paterson Joseph ・・・ Keaty
Lars Arentz-Hansen ・・・ Bugs
Daniel Caltagirone ・・・ Unhygienix
Staffan Kihlbom ・・・Christo
Jukka Hiltunen ・・・ Karl
Magnus Lindgren ・・・  Sten
Victoria Smurfit ・・・ Weathergirl
Zelda Tinska ・・・Sonja
Lidija Zovkic ・・・  Mirjana
Samuel Gough ・・・ Guitarman
Peter Youngblood Hills ・・・Zeph
Jerry Swindall ・・・  Sammy
Saskia Mulder ・・・Hilda
Simone Huber ・・・ Eva
Peter Gevisser ・・・ Gregorio
Abhijati 'Meuk' ・・・Jusakul 

User Rating:6.6/10( 207,571 votes)IMDb
  User Rating:6.3/10( 952 votes) Yahoo!
オトーサン、
「そう悪くはない」

ラジー賞ノミネート
・ワースト主演男優賞  レオナルド・ディカプリオ 

User Reviews 
Juliさん 
2002年4月14日
タイで、バックパッカー、いいね!

私がタイを旅行していた時
誰もが「ビーチ」について話していた。
すべてのバックパッカーは、
その撮影場所をめざしていた。
プーケットのピピ島だ。
バンコクのカオサンロードや
マレーシアのペナンのツーリストカフェで
私はたくさんのよい映画を見たが、
「ビーチ」は見落とし、
どんな映画かなと思って帰宅した。
昨日、ついに見た。
いくつか欠点があったが、心底楽しんだ!
第一に、タイの雰囲気が出ている。
金色仏、小さな部屋、迎賓館、市場、
インターネットカフェ、観光客の衣服、
ゲストカフェの薄いパーティション・・・
第二に、景色がすばらしい。
レオ様は、かなりよい。
彼のキャリアでは、もっといい映画もあるが、
この役は、間違いなく説得力がある。
フランソワを演じている娘も、魅力的。
それに、ファニーだ。
第三に、道徳的なメッセージがある。
「蠅の王」などの伝統に従って、
それは疎外されたコミュニティの危険性を示している。
専制的なリーダーの下では、
人命などちっぽけなものとなる。
憧れの天国は、実際のところ、
そんなに生きやすくないかもしれない。

オトーサン、
「同感」

zawさん 
2018年10月14日
問題作にして傑作 

イギリスが生んだ天才映像作家
ダニー・ボイルの
リスキーでスタイリッシュな問題作。
海などの自然やバンコクの街並みを
くまなく写した映像は圧巻で、
全体を通して
まるでディズニー映画を見ているような
神秘性を感じた。
その一方「地獄の黙示録」や
「ディア・ハンター」などの
名作戦争映画を彷彿とさせる
危ない雰囲気を随所で匂わせているのが
一筋縄ではいかない感じがしてGOOD。
また主役を演じたディカプリオの
迫真演技は本当に見もの。
後に「ジャンゴ」や
「ウルフ・オブ・ウォールストリート」
でも披露したクレイジーな男キャラが
この時からすでに完成されているのが驚きだった。
そして映画自体直接的な暴力描写が
ふんだんにある訳では無いにも関わらず、
キャラクター同士の会話や行動で
人間が本来もっている狂気的な部分を
引き出しているのが非常によく、
「誰にも干渉されない
永遠の楽園など存在するのか?」
という映画のメッセージがとても映えていた。
まさに傑作と呼ぶに相応しい作品。 


空の大怪獣 ラドン

オトーサン、
「怪獣映画、ベスト3は?」
1位:ゴジラ(1954)映画批評NO.2222
2位:シン・ゴジラ(2018)映画批評NO.☆6050
3位:ガメラ 大怪獣空中決戦(1995)映画批評NO.☆5038

原題:空の大怪獣 ラドン (1956) 
監督:本多猪四郎
特技監督:円谷英二
原作:黒沼健
脚本:村田武雄/馬淵薫  
Genre:Adventure / Drama / Horror/ SF 
上映時間:82分
Country: Japan 
Language: Japanese / Mandarin / Tagalog
あらすじ:
九州のある炭鉱で突然、出水。
技師の河村繁が現場に急行、
そこに鉱夫・由造の死体を発見。
警察が捜査に乗出したが、
由造と一緒に入坑して姿を見せぬ五郎が犯人と目された。
ところが捜査に入坑した警官が更に惨殺された。
その晩、ボタ山附近から巨大な怪獣が
鋏を振りあげ警官隊に迫ってきた。
拳銃を射っても手応えがなく怪獣は坑内に逃込んだ。
河村は機関銃を構えた警官と坑内に入ると、
そこに五郎を鋏で押えつける怪獣がいた。
機関銃で怪獣を倒し五郎を救い出そうとした瞬間、
河村は落盤と共に穴へ落ちた。
洞窟の中には無数の怪獣がうごめき、
更にそれをついばみ
今しも孵化しようとする巨大な生物がいた。
河村は気を失った。
数日後、繁は火山研究所の所員に救われた。
しかし記憶喪失症にかかっていた。
鉱山では古生物学者の柏木博士らを招き
怪獣について研究した。
博士は、前世紀にメガヌロンと呼ぶ
巨大なトンボがいて、
石炭の中に埋れていたその卵が
水爆実験による地核の変動で
孵化したのではないかと結論した。
一方福岡の自衛隊ではジェット機の一倍半の
超音速で飛ぶ怪物体を確認、
外電はマニラ市の全壊、
奄見大島に津波襲来などの被害を報じた。
河村は漸く記憶を回復、彼の証言と洞窟内の卵の殻から、
柏木博士は空飛ぶ物体をプテラノドンと断定した。
プテラノドン略称ラドンとは中世紀に棲息した
飛竜の一種で翼長三〇〜五〇フィート、
始祖鳥としては最大のものだが、
これが地底で孵化し
全長二七〇フィート、体重百トンを超える
巨大さに異常生長したものと推定された。
ラドンの飛ぶ速さは音速を超え、衝撃波を起し、
そのため東南アジア一帯に被害を生じたのである。
航空自衛隊は、阿蘇山付近にラドンがいるとの報
にジェット機を向けて攻撃したが
三機ほど瞬く間に叩き落された。
しかし巧みな攻撃に
ラドンは翼のつけ根にロケット弾を打込まれ
佐世保西海橋付近の海中に大津波を起して突込んだ。
が、ラドンは辛くも舞上り西海橋を真二つにして
博多市に現われた。
地上すれすれに飛ぶ断末魔のラドンの羽ばたきで
高層ビルが倒れ市内は阿鼻叫喚の巷と化した。
その時、もう一羽のラドンが現れ、
手負いのラドンを救出して去った。
対策本部は再びラドンの襲来を予想し
阿蘇山火口の巣を攻撃。
ロケット砲とジェット機の猛攻で火口底は火の海。
さすがのラドンも、大噴火のもと、
遂に熔岩の奔流に押し流されていった・・・

出演者:
佐原健二・・・河村技師 
平田昭彦・・・柏木博士
オトーサン、
「やはり、主役は、ラドンだね」
ゴジラ、モスラと共に東宝の三大怪獣。 

その他の出演者:
田島義文・・・井関 
松尾文人・・・葉山 
草間璋夫・・・須田 
山田巳之助・・・大崎 
小堀明男・・・西村 
村上冬樹・・・南 
高木清・・・水上 
三原秀夫・・・航空自衛隊司令 
津田光男・・・航空自衛隊幕僚武内 
千葉一郎・・・警察署長 
向井淳一郎・・・防衛隊幹部 
熊谷二良・・・田代巡査 
今泉廉・・・石川技師 
門脇三郎・・・同僚 
須田準之助・・・検屍官 
松本光男・・・磯川教授 
白川由美キヨ・・・(坑夫五郎の妹) 
水の也清美・・・お民(坑夫由造の妻) 
河崎堅男・・・常さん(組長) 
如月寛多・・・捨やん(炭坑夫) 
中谷一郎・・・仙吉(炭坑夫) 
榊田敬二・・・多平(炭坑夫) 
緒方燐作・・・五郎(炭坑夫) 
鈴川二郎・・・由造(炭坑夫) 
重信安宏> ・・・別の坑夫 
黒岩小枝子・・・看護婦 
大仲清治・・・若い男 
中田康子・・・若い女 
宇野晃司・・・新聞記者

User Rating:6.4/10( 3,786 votes)IMDb
  User Rating:7.7/10( 73 votes) Yahoo!
オトーサン、
「かなり高いスコアだね」

User Reviews 
Honusさん 
2003年9月11日
怪獣を楽しむ
 
私は、1950年代の怪獣映画のフアンだ。
怪獣は、実はゴム製スーツを着た男と知っている。
本作は、私のお気に入り映画だ。
相当古い特殊効果だし、
建物は、明らかにミニチュアで
セットは安物。
演技も、もちろんお粗末だ。
だが、依然として、見ていて楽しい。
結末には、涙があふれてきた。
2羽のラドンが、運命を共にするのだ。
これは、私のライブラリに加わる。
できれば、オリジナルの日本語版がいい。
それは、高価で、英語のサブタイトルがないが、
違う表情のストーリーを味わえる。

オトーサン、
「炭鉱事故、脳裏に焼き付いているね」

・1963年 三井三池炭鉱(福岡県)死者458人。
・1965年 三井山野炭鉱(福岡県)死者・行方不明者237人。
・1981年 北炭夕張新炭鉱(北海道)死者は93人

kotさん 
2017年8月16日
意外に深い特撮物

単に怪鳥,ラドンを主体に描くのではなく、
映画の前半は突如炭鉱から現れた
メガヌロンの幼虫が
人々を襲いはじめるパニックを描き、
後半にラドンが暴れだし、
更なるパニックに拡大するという段階をおった
構成になっており、
拡大していくストーリーが楽しめます。
ラストでは、阿蘇山の噴火に巻き込まれた
一羽を助けようとしたもう一羽のラドンも
溶岩流に巻き込まれるシーンがあり、
そこに自然の驚異や立ち向かう勇気,
情といったところまで描いており、
単なる特撮物に留まらない
意外に深い作品だなと思わせてくれます。
特撮怪獣物としては「ゴジラ」が有名ですが、
こちらの作品のクオリティも高いです。


リベンジ・リスト

オトーサン、
「トラボルタ主演なのに・・・」
相手がチンピラではねぇ。
セットが安手で薄暗く、
外のシーンも、薄汚れた街角。
低予算B級映画なのがみえみえです。

原題:I Am Wrath (2016) 
監督:Chuck Russell 
原作:Yvan Gauthier
脚本:Paul Sloan  
Genre:Action/ Crime/ Drama
Country: USA 
Language: English 
上映時間:92分
あらすじ:
オハイオ州、コロンバス市。
州知事は犯罪増加に立ち向かうと
テレビを通じて市民に約束する。
元特殊部隊員スタンリーは、
車工場の工場長職の面接から帰り、
空港で妻ビビアンに迎えられる。
駐車場で車に乗り込もうとしたとき、
暴漢3人組に襲われ、ビビアンが死ぬ。
警察に呼ばれ、連れてこられたた男らの中に、
ビビアンを刺した男を見つけるが、
ギルモア刑事は、
その男チャーリーを釈放してしまう。
そこで、かつての相棒で散髪屋を営んでいる
デニスに助けを求める。
やがて、背後にギャングのレミー K、
ビビアン殺しに深くかかわる
州知事がいる事実を発見する・・・

出演者:
John Travolta ・・・ Stanley Hill/Wrath(スタンリー)
Rebecca De Mornay ・・・  Vivian Hill(ビビアン)
Christopher Meloni ・・・  Dennis(デニス)
Paul Sloan ・・・  Lemi K(レミー K)
Patrick St. Esprit ・・・  Governor John Meserve(州知事)
オトーサン、
「クリストファー・メローニがいいね」
プライムタイム・エミー賞 
・主演男優賞 LAW & ORDER:性犯罪特捜班

その他の出演者:
Sam Trammell ・・・  Detective Gilmore
Amanda Schull ・・・  Abbie Hill
Luis Da Silva ・・・  Charley
James Logan ・・・  Lars (Tattoo Artist)
Thomas Newhard ・・・  Bar Patron/ Drunk
Melissa Bolona ・・・  Reporter #1

User Rating:5.4/10( 11,109 votes)IMDb
  User Rating:6.1/10( 225 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ストーリーがありきたりだね」

User Reviews 
Nestorさん 
2017年1月16日
面白くない

非常に感動的だ。
最初の15分の後、もう見たくなくなった。
何とか終わりまでじっとしていた。
これは、ひどいパロディ版だ。
ニコラス・ケイジの「ジョン・ウィック」は
復讐映画として、クールだったが、
本作は、クールを気取ったが、
水牛を食べようとしている歯がないワニだ。。
トラボルタとクリストファー・メローニは、
いい相性だが、脚本がお粗末。
俳優が、取り組むのに値いしない。kann
オープニングから、すべてのツイストが
予想されるし、きまり文句だらけ。
まったく不要な映画だ。
ジョン・トラヴォルタのかつらのための映画だ。

オトーサン、
「確かに必見だね」
・パルプ・フィクション 映画批評NO.☆2218
カンヌ国際映画祭パルムドール受賞 
アカデミー賞受賞
・オリジナル脚本賞
同ノミネート
・作品賞
・監督賞:クエンティン・タランティーノ
・主演男優賞:ジョン・トラボルタ
・助演男優賞:サミュエル・L・ジャクソン
・助演女優賞:ユマ・サーマン
・編集賞 
・オリジナル脚本賞

kur*****さん 
2019年5月216日
大物俳優なのに 

大好きなジョン・トラボルタだけど
脚本・監督・演出が凡人だと
こうなるという典型的な作品。
ジェイソン・ボーンのように
記憶がなくても数人の悪党を無意識に倒せるのに、
記憶があるのにいきなり頭なぐられて
気を失ってはいけません。
大きな陰謀があって妻を殺害したんでしょ?
どうして目撃した唯一の夫が
生きているんでしょうかね。
ですから”お約束”の亡き妻への
思いにふけるシーンでも
今ひとつ感情移入できないジョン・トラボルタが
そこに居ます。
ハッキリ言って不死身の相棒が
居なきゃとうにやられています。
今回の映画でジョン・トラボルタを知った若者よ
「パルプ・フィクション」を見たまえ。 


ワタシが私を見つけるまで

オトーサン、
「この娘、半端じゃないね」
渡辺直美さん風で、メッチャ自己肯定派。
ここまで図々しいと、尊敬してしまいそう。

原題:How to Be Single (2016) 
監督:Christian Ditter    
原作:Liz Tuccillo
脚本:Abby Kohn/ Marc Silverstein/ Dana Fox  
Genre:Comedy/ Drama/ Romance
Rated R for sexual content and strong language throughout
Country: USA 
Language: English
上映時間:110分
あらすじ:
アリスは、彼氏が途切れたことがない
自分を見つめ直すべく
同棲中の恋人と距離を置くことを決め、
ニューヨークで暮らす
産婦人科医の姉メグの家に転がり込む。
アリスが就職した法律事務所の同僚ロビンは、
毎日のように違う男性と
一夜限りの関係を楽しんでいる。
一方、ロビンが通うバーの上で暮らす
ルーシーは結婚願望が強く、
デート相手紹介サイトで
夫探しに明け暮れていた・・・

出演者:
Dakota Johnson ・・・ Alice(アリス)
Leslie Mann ・・・ Meg(メグ)
Rebel Wilson ・・・ Robin(ロビン)
Alison Brie ・・・ Lucy(ルーシー)
オトーサン、
「気になる存在だね」
レベル・ウィルソン
誕生日:1980/3/2
出身地」オーストラリア・シドニー
両親はプロの犬の調教師。
数学者志望だったが、
ニューサウスウェールズ大学で、
法学と演劇を専攻。
ニコール・キッドマンが設立した
若き俳優志望の学生への奨学金を得て、
ニューヨークへ。
即興コメディ集団のセカンド・シティへ所属。
2011年、「ブライズメイズ 
史上最悪のウェディングプラン」でブレイク。
2012年、「バチェロレッテ
あの子が結婚するなんて!」で”勝ち犬”役を熱演。
同年の「ピッチ・パーフェクト」で大ブレイク。

その他の出演者:
Damon Wayans, Jr. ・・・ David
Anders Holm ・・・ Tom
Nicholas Braun ・・・ Josh
Jake Lacy ・・・ Ken
Jason Mantzoukas ・・・ George
Colin Jost ・・・ Paul
Brent Morin ・・・ Lucy’s Date

User Rating:6.1/10( 73,987 votes)IMDb
  User Rating:6.5/10( :146 votes) Yahoo!
オトーサン、
「まぁまぁだね」

User Reviews 
gasiさん 
2016年9月14日
よい映画+レベル・ウィルソン = 悪い映画

レベル・ウィルソンがいなかったら
大いにこの映画を楽しめただろう。
彼女が演じるロビンは、とてもわずらわしかった。
家族は、もう少しで、見るのをやめそうになった。
彼女は、いつもわずらわしい役なのだが、
依然、使われるのだ。
ロビンは、一方的に、
パーティで、みんなをからかう。
何を言っても、やっても許される。
プロットはあまり複雑でない。
一回見る分には、そんなに悪くない。
いくつかのよいジョークがあった。
エンディングは、興味深かった。

オトーサン、
「半端じゃないね、結婚願望」

HABBYさん 
2017年9月18日
自分を真摯に見つめよう

女目線での独身を貫くことへの応援賛歌。
人生いろいろ、
独身者には伴侶を持つ生活が羨ましく思えるし、
逆もまた然り。
どちらが良いとは
一概には言えないんじゃないのかな。
女優陣がそれぞれ個性的で魅力的な演技。
ダコタ・ジョンソンは
『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』のあの娘かぁ。
こういうイノセントな役柄がお似合いだな
(今ググったら『フィフティ〜』の続編が作られるのかw)。
テイラー・スウィフト、フィフス・ハーモニー、
ハート、ボーイ、チャーリーXCX、
ヘイリー・スタインフィールドetc
作中かかる楽曲がナウい女性ポップス中心。
この作品にはぴったり。
ラストシーンの無限の拡がりは
この作品の世界観を表しており、印象に残る。


コブラ

オトーサン、
「2002年に見たね」
・コブラ 映画批評NO.465
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
この映画、「ダーティハリー」の
スローン版を意識して製作されたとか。

原題:Cobra (1986)  
監督:George P. Cosmatos  
原作:Paula Gosling
脚本:Sylvester Stallone  
Genre: Action/ Crime/ Thriller
Country: USA / Israel 
Language: English 
上映時間:87分
あらすじ:
犯罪都市ロス。
狂信的な殺人集団による連続殺人が続発し、
市民を恐怖のどん底にたたきこんでいた。
「未来はオレたちのものだ。ブタどもを殺せ」と
叫ぶナイト・スラッシャーに率られた一団で、
手あたり次第に市民を虐殺していった。
ロス市警の刑事マリオン・コブレッティは、
市警内外にその名も高き一匹狼。
誰もが敬遠する毒蛇のような執念さから
通称「コブラ」と呼ばれている。
ある日、例の殺人凶行現場を
偶然に1人の女性が目撃した。
モデルを職業にしているイングリッドだ。
そして彼女は、ナイト・スラッシャーの標的となり、
深夜の帰途、危機一髪のところを警察に救われた。
イングリッドのガードを担当したコブラは、
一大殺人軍団を叩きつぶそうと行動を開始した。
自宅にパソコンを持ち犯人割り出しに急ぐコブラ。
一方、負傷して病院に入っていたイングリッドが
その頃狙われたが、再び危機一髪のところを、
コブラがかけつけた。
相棒の刑事と婦警を引き連れ、
山の中のモーテルに逃げ込むコブラ。
そこにナイト・スラッシャーの大軍団が攻めてきた。
相棒の刑事がやられ、
婦警が軍団の手先であったことがわかる。
イングリッドと車で逃げるコブラは、
製鉄所に逃げ込み、残りの軍団と死闘を展開する・・・

出演者: 
Sylvester Stallone ....  Marion Cobretti〔マリオン・コブレッティ)  
Brigitte Nielsen ....  Ingrid(イングリッド)  
Brian Thompson (I) ....  Night Slasher(ナイト・スラッシャー)
オトーサン、
「スタローン、かっこいい!」

その他の出演者:
Reni Santoni ....  Gonzales  
Andrew Robinson ....  Detective Monte  
John Herzfeld ....  Cho  
Lee Garlington ....  Nancy Stalk  
Art LaFleur ....  Captain Sears  
Marco Rodriguez (I) ....  Supermarket Killer  
Ross St. Phillip ....  Security Guard  
Val Avery ....  Chief Halliwell  
David Rasche ....  Dan  
John Hauk ....  Low Rider  
Nick Angotti ....  Prodski  
Nina Axelrod ....  Waitress  

User Rating:5.7/10( 60,769 votes)IMDb
  User Rating:6.1/10( 312 votes) Yahoo!
オトーサン、
「評価が上ってるね」
スタローンの長年の苦闘が評価されたのでしょう。

2002年のIMDbのスコアは、
・User Rating:  4.0/10 (2,427 votes) 

ラジー賞ノミネート
・ワースト作品賞     
・ワースト主演男優賞  シルヴェスター・スタローン    
・ワースト主演女優賞  ブリジット・ニールセン    
・ワースト助演男優賞  ブライアン・トンプソン    
・ワースト脚本賞
・ワースト新人賞  ブライアン・トンプソン

User Reviews 
Kryptik Kritikさん 
2000年10月15日
ランボーに要警戒 

ランボー映画を3、4本撮られ後に、
「コブラ」が出現した。
これは、スタローンの最悪の映画ではない。
1986年当時、最も暴力的で、
不快な主流映画と考えられていた。
だが、ファンにとっては、すばらしい映画だ。
次のようなせりふ、いいねぇ。
「あんたは病気だ」。
「いや、治った」。
「法律がダメなら、オレがやる」。
「ダーティ・ハリー」からの
何人かのメンバーが出ている。
アンドリュー・ロビンソンは、
危険な連続殺人者だった。
とにかく、時間つぶしに、
ケーブルテレビでみるか、
50セントで借りるかするといい。

オトーサン、
「よく出来ていると思うけどなぁ」

ちゃぷりんさん 
2012年10月7日
リーダー不在の武装集団

とにかく脚本が酷い。
武装カルト集団が馬鹿で弱すぎるし、
信条としている物が全然解らない。
リーダー役にインパクトのある俳優を
起用しなかったのが失敗だった。
一番の不備はコブレッティが
普段から武装強化している理由
(ニトロで加速度が増す愛車)が解らない事。
普通なら自分の恋人を連中に殺された
過去があるとかするのに、
作品を盛り上げる基本的な事を
敢えてシナリオに書かなかったのは何故? 
鋳物工場の映像は「ブラック・レイン」を
撮った時のリドリー・スコットに
何かしら影響を与えたかも。


アメリカン・ビューティ

オトーサン、
「2000年に見たね」
・アメリカン・ビューティ 映画批評NO.30
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
監督のサム・メンデスは、
ケンブリッジ大学卒業後、
ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの演出家。
本作は、監督デビュー作。

原題:American Beauty (1999) 
監督:Sam Mendes 
脚本:Alan Ball  
Genre:Drama
Country: USA 
Language: English 
上映時間:122分
あらすじ:
広告代理店に勤め、
シカゴ郊外に住む
42歳のレスター・バーナム。
幸せな家庭を築いているように見える。 
不動産業を営む妻のキャロラインは
見栄っ張りで自分が成功することで頭がいっぱい。
娘のジェーンは典型的なティーンエイジャーで、
父親のことを嫌っている。
レスター自身も中年の危機を感じていた。 
そんなある日、レスターは
娘のチアリーディングを見に行って、
彼女の親友アンジェラに恋をしてしまう。
そのときから、諦めきったレスターの周りに
完成していた均衡は徐々に崩れ、
彼の家族をめぐる人々の
本音と真実が暴かれてゆく 

出演者:
Kevin Spacey・・・ Lester Burnham(レスター)
Annette Bening・・・ Carolyn Burnham(キャロライン)
Thora Birch・・・・・ Jane Burnham(ジェーン)
Mena Suvari・・・Angela Hayes(アンジェラ)
オトーサン、
「主役2人がいい」
ケヴィン・スペイシーとアネット・ベニング。

その他の出演者:
Wes Bentley・・・ Ricky Fitts
Chris Cooper・・・ Col. Frank Fitts
Peter Gallagher・・・ Buddy Kane
Allison Janney・・・ Barbara Fitts
Scott Bakula・・・ Jim Olmeyer
Sam Robards・・・ Jim Berkley

User Rating:8.4/10( 985,959 votes)IMDb
  User Rating:7.5/10( 1,486 votes) Yahoo!
オトーサン、
「5部門受賞、3部門ノミネート!」

アカデミー賞 受賞
・作品賞     
・主演男優賞  ケヴィン・スペイシー    
・監督賞  サム・メンデス    
・脚本賞      
・撮影賞      
同ノミネート  
・主演女優賞  アネット・ベニング 
・音楽賞 
・編集賞 

User Reviews 
bootsyさん 
1999年12月14日
その年の断然よい映画

この映画、お尻にズシンときた。
何も知らずに映画館に入ったが、
入場料には値していると確信していた。
見終わった時、実に幸わせになった。
実は、2回見ることになった。
この映画は、カンペキだ。
演技は見事で、話はすばらしく、
語り口も見事だった。
構造がすごい。
とくに、最近の20分がいい。
撮影の見事さにも驚いた。
このような性格劇では、珍しい。
すべてのシーンで何か興味深いことが起こる。
これは、稀有なことだ。
この年の監督デビュー作には、秀作がある。
(「ジョン・マルコヴィッチ」や「スリーキングス」)
だが、サム・メンデスは、それらすべてにまさる。
これから「グリーンマイル」や「マグノリア」を
見に行くが、本作よりも、いいとは思えない。

オトーサン、
「赤い薔薇!」
花びらが散ると、そこには赤い血が・・・

ASHさん 
2002年1月28日
家族の崩壊

アンチ・アカデミー派なので
作品賞他主要部門受賞という
前知識で構えて鑑賞したけれど、
結論からいって
これは90年代を代表するアメリカ映画の秀作。
主要キャストたちのアンサンブルが
素晴らしく、脚本構成も秀逸。
個人的に若手3人が最も印象的で、
屈折した若者をT・バーチ、W・ベントリーが
それぞれ好演。
お色気女子高生役M・スヴァーリもよい
(いろんな意味で)。
勿論、主演男優賞のK・スペイシーの
可笑しさと哀しさの入り混じった演技も
特筆ものです。
衝撃的なラストの彼のモノローグは
特に素晴らしいです。
風に舞うビニール袋が本当に美しい。
「死霊のしたたり」のおかしな引用も
印象的です。
未見の人は、ぜひ一度観ておいてください。
必見です。


マグノリア

 
オトーサン、
「2000年に見たね」
・マグノリア 映画批評NO.40
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
「ああ、あの日だったんだ」 
名古屋女子国際マラソンで、
高橋尚子選手が、優勝!

原題:Magnolia (1999) 
監督・脚本:Paul Thomas Anderson   
Genre: Drama
Rated R for strong language, drug use, sexuality 
and some violence 
Country: USA 
Language: English / German / French 
上映時間:188分
あらすじ:
クイズ王の天才少年スタンリー、
人気司会者のゲイター、
癌で臨終の大物プロデューサーのアール、
迫り来る夫の死が受け入れられない若妻のリンダ、
アールの付き添いの看護士フィル、
女の口説き方を伝授するセックス界の教祖フランク、
おっちょこちょいな警官ジム、
コカイン中毒の女クローディア、
バーテンの若い男に恋心を抱く中年男ドニーなど、
LAを舞台に様々な苦悩を抱える9人の
不器用な人間たちが
訳ありの過去を持ち、後悔に苦しみながらも
彼らは自分なりのやり方で
状況と折り合いをつけようとする・・・。

出演者:
Jeremy Blackman ・・・ Stanley Spector(スタンリー)
Philip Baker Hall ・・・ Jimmy Gator(ゲイター) 
Jason Robards ・・・ Earl Partridge(アール)
Julianne Moore ・・・ Linda Partridge(リンダ)
Philip Seymour Hoffman ・・・ Phil Parma(フィル)
Tom Cruise ・・・ Frank T.J. Mackey(フランク)
John C. Reilly ・・・ Officer Jim Kurring(ジム)
Melora Walters ・・・ Claudia Wilson Gator(クローディア)
William H. Macy ・・・ "Quiz Kid" Donnie Smith(ドニー)
オトーサン、
「みんな最高の演技!」

その他の出演者:
Melinda Dillon ・・・ Rose Gator
April Grace ・・・ Gwenovier
Luis Guzman ・・・ Luis
Thomas Jane ・・・ Young Jimmy
Ricky Jay ・・・ Burt Ramsey / Narrator
Benjamin Niedens ・・・ young Donnie
Alfred Molina ・・・ Solomon Solomon
Michael Murphy ・・・ Alan Kligman, Esq.
Michael Bowen ・・・Rick Spector
Henry Gibson ・・・ Thurston Howell
Felicity Huffman ・・・ Cynthia
Eileen Ryan ・・・ Mary
Danny Wells ・・・ Dick Jennings

User Rating:8.0/10( 269,204 votes)IMDb
  User Rating:7.2/10( 746 votes) Yahoo!
オトーサン、
「すごい映画だ!」

アカデミー賞 ノミネート
・助演男優賞  トム・クルーズ    
・脚本賞    
・主題歌賞  エイミー・マン   "Save Me" 
ベルリン国際映画祭 受賞
・金熊賞  ポール・トーマス・アンダーソン 

User Reviews 
gogoschkaさん 
2018年2月11日
たちまちクラシック

音楽、カメラの動き方、演技、:
このアンサンブル作品は、驚異的な新次元だ。
ロバート・アルトマンや
マーティン・スコセッシの影響が
全体に感じられるが、
単なるコピーに終わっていない。
P.T.アンダーソン監督自身のテクニックを駆使し、
ユニークなブランドを作りあげている。
多くの独創的な発想や傑出したシーンがある。
アンダーソンの世代の映画製作者は、
「ナッシュビル」(1975)や
または「グッドフェローズ」(1990)に
インスピレーションを受けているが、
次世代の向上心に燃えた監督たちは、
本作を引用することになるだろう。
傑作ではないが、クラシックだ。

オトーサン、
「竜巻のいたづら?」

Katsumi_Egiさん 
2002年3月16日
傑作

これは実に力のある映画だ。
特にクイズ番組が佳境になるあたりまでの
登場人物それぞれをパラレルに繋いだ
クロス・カッティングの迫力なんて大したモノです。
確かに後半で少々中だるみするのだけれど、
ジョン・C・ライリーが運転する車の
フロント・ガラスに空からの落下物がぶちあたってから、
観客の想像を絶する未曾有のファルス(笑劇)が現出する。
この唐突さもいい。
傑作でしょう。


太陽はひとりぼっち

オトーサン、
「名監督なんだ」
ミケランジェロ・アントニオーニ
誕生日: 1912/9/29-2007/7/30
出身地 : イタリア/フェルラーラ
ボローニャ大学に入り、
ギリシャ・ラテン語科、工学部、経済学部を卒業。
学生時代からイタリアの地方紙に映画批評を寄稿し、
39年に映画雑誌“チネマ”の編集部員となる。
42年にロベルト・ロッセリーニ監督のもとで
シナリオを執筆、
同年にマルセル・カルネ監督の「悪魔が夜来る」に助監督、
50年に「愛と殺意」で監督デビュー。
現代人の孤独や絶望感を描く鬼才。

アカデミー賞 受賞
・名誉賞
ノミネート
・監督賞 脚本賞 欲望    
カンヌ国際映画祭 受賞
・審査員賞 情事    
・パルム・ドール 欲望
ノミネート
・パルム・ドール ある女の存在証明    
・パルム・ドール Professione: reporter    
・審査員特別賞 太陽はひとりぼっち 
ヴェネチア国際映画祭 受賞
・サン・マルコ銀獅子賞 女ともだち
・サン・マルコ金獅子賞 赤い砂漠
国際評論家賞 愛のめぐりあい    
・ベルリン国際映画祭受賞 
・金熊賞 夜    

原題:L'eclisse(1962) 
THE ECLIPSE 
監督:Michelangelo Antonioni    
脚本:Michelangelo Antonioni/ Tonino Guerra  
      Elio Bartolini/ Ottiero Ottieri  
Genre:Drama/ Romance
Color:  Black and White 
Country: Italy / France 
Language: Italian / English 
上映時間:126分
あらすじ:
婚約者と別れたばかりのヴィットリア。
証券取引所にいる投資家の母は、
彼女の話を聞こうとはしない。
女友達のアパートでふざけたり、
その夫の操縦するセスナに乗ったりと
気分転換を図るも、
別離の後の倦怠感は消える様子を見せない。
取引所では株が暴落し、
ヴィットリアの母は今にも自殺せんばかりだ。
そんな中ヴィットリアは、
以前からたびたび見かけていた
仲買所に勤めるピエロと親密になり、
新しい愛を始めようとする。
しかし、実は何も変化が起こっていないように、
無常に日々は流れていくのだった・・・

出演者:
Alain Delon ・・・ Piero(ピエロ)
Monica Vitti ・・・ Vittoria(ヴィットリア)
オトーサン、
「ヴィットリア、七変化!」
大笑し、じゃれあい、キスし、
別れた途端に冷めた表情に変わる。
どれが本当の彼女なのか?

その他の出演者:
Francisco Rabal ・・・ Riccardo
Louis Seigner ・・・ Ercoli
Lilla Brignone ・・・ Vittoria's Mother
Rosanna Rory ・・・ Anita
Mirella Ricciardi ・・・ Marta

User Rating:7.9/10( 14,800 votes)IMDb
  User Rating:6.5/10( 99 votes) Yahoo!
オトーサン、
「秀逸」

カンヌ国際映画祭 受賞
・審査員特別賞  ミケランジェロ・アントニオーニ 

User Reviews 
paveltsvetkovさん 
2006年12月8日
白黒映画だが、カラフル

本作は、万人向けではない。
テンポが遅いので、見続けるには
意識的な緊張を必要とするかもしれない。
だが、価値がある経験だ。
テンポが遅い映画のベストかもしれない。
絶望的なほどやさしい映画だ。
アラン・ドロンとモニカ・ヴィッティは、
若く、美しく、同時、純真だ;
カメラショットは、長く、多義的で、
言葉は少ない。
じゃれあうようで悲しい不確かな愛し合っている状態
を描いている映画があったならば、
本作が、それに該当するにちがいない。
本作は、あなたの心を必ず傷つけ…
あるいは、癒す。
エンディングは、神の技のように神秘的だ。
私を地球につなぎとめる音楽がなかったなら、
私は、自分が死んだと思ったかもしれない。

オトーサン、
「風景描写がそのまま心象風景になっている」

黒美君彦さん 
2006年10月15日
疎外と倦怠

M・アントニオーニの愛の不毛を描いた
「愛の4部作」の一作品だとか。
浅学ゆえ、これより以前の『情事』『夜』、
この後の『赤い砂漠』は未見なので、
そうした関連性では何も語れないのだが。
何とも人工的な匂いの漂う作品である。
「人工的」でありながら、
ひどく「非人間的」な舞台装置。
冒頭の別れのシーンで、
窓のむこうに立つグロテスクな建物が目を惹く。
キノコ型の建物は男根のようでもあり、
きのこ雲のようでもある。
ことほど左様に、
この作品では外部から見た
建物の中の人間が随所に登場する。
外部から隔絶され、外との接触を絶った人間。
もちろん、主人公のモニカ・ヴィッティ演じる
ヴィットリアも例外ではない。
そこにあるのは救いようのない倦怠である。
アラン・ドロンは
投資家の金の売買で商売をする仲買人。
証券取引所はまさにギャンブルだ。
競馬場か何かのような狂騒に包まれ、
株の暴落で個人投資家は大損をする。
そこにあるのは数字をめぐって
取り憑かれたように売買を繰り返す、
まさに資本主義のもたらした
人間疎外ともいえる状況。
その意味ではこの作品は、
60年代の思想を色濃く落としている。
異様に静寂に充ちた世界は、
奇妙に人工的に整然としているが、
背後ではいつも不穏に木々の梢が風に揺れている。
ヴィットリアがアラン・ドロン演じる
ピエロに見せる笑顔もその嬌声も、
どこか薄ら寒く、人間同士のつながりを感じさせない。
映画の終わり近く、
核競争についての見出しが躍る新聞を
敢えて見せたアントニオーニは、
人間が介在しない世界のシステムの中で、
隔絶された人間の不毛を描こうとしたように思える。
物語として観ようとすると
この作品は退屈極まりないかも知れない。
しかし、ひとつひとつの醒めたカットは、
物語を超えた力を示していると私は感じた。


サバイバー

オトーサン、
「この監督、知らんなぁ」
ジェームズ・マクティーグ
誕生日:1967/12/29-
出生地:オーストラリア シドニー 
「マトリックス」、
「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」
などでアシスタントディレクター。

原題:Survivor (2015) 
監督:James McTeigue 
脚本:Philip Shelby  
Genre:Action/ Crime/ Thriller
Country: USA / UK 
Language: English / Pushto / Mandarin 
上映時間:96分
あらすじ:
ケイトは、有能な外交官。
ロンドンの米国大使館に派遣され、
テロリストの不正入国を防ぐ任務に就く。
年末の12月29日、
ビザ申請された
ルーマニアの医師バランに不審を抱き、
入国承認を保留するが、
クレイン駐英大使から異議が出て、
入国させることに。
すると、爆破テロが起き、
大使館員たちが犠牲となり、
ケイトは、間一髪で助かる。
それは凄腕の殺し屋“時計屋”が
ケイトを狙ったものだった。
さらに、同僚のビルにも銃を向けられる。
もみ合いの中でビルが銃弾に倒れ、
ケイトは爆破テロと殺人の容疑で指名手配されてしまう。
殺し屋ばかりか英米の捜査当局からも追われる中、
大晦日のタイムズスクエアを狙った
巨大テロ計画を突き止めたケイトは、
たった一人でその阻止へと動き出す・・・

出演者:
Milla Jovovich ・・・ Katherine "Kate" Abbott(ケイト)
Robert Forster ・・・ Bill Talbot(ビル)
Pierce Brosnan ・・・ Nash / "The Watchmaker"(“時計屋”)
Angela Bassett ・・・ Maureen Crane(クレイン駐英大使)
Roger Rees ・・・ Dr. Emil Balan(医師バラン)
オトーサン、
ミラ・ジョヴォヴィッチ、もう40歳か」
「バイオハザード」の大ヒットで、
ハリウッド・トップ・スターに。
私生活も波乱万丈です。
「バッド・チューニング」で共演の
ショーン・アンドリュースと結婚、即離婚。
リュック・ベッソンと再婚、離婚。
「バイオハザード」の監督、
ポール・W・S・アンダーソンと婚約中に
娘を出産した。

その他の出演者:
James D'Arcy ・・・ Inspector Paul Anderson
Antonia Thomas ・・・ Naomi Rosenbaum
Frances de la Tour ・・・ Sally
Dylan McDermott ・・・ Sam Parker
Genevieve O'Reilly ・・・ Lisa Carr
Rege-Jean Page ・・・ Robert Purvell
Jing Lusi ・・・ Joyce Su
Paddy Wallace ・・・ Johnny Talbot
Parker Sawyers ・・・ Ray
Sean Teale ・・・ Alvin Murdoch

User Rating:5.6/10( 28,481 votes)IMDb
  User Rating:5.7/10( 533 votes) Yahoo!
オトーサン、
「低すぎないか」

User Reviews 
 sri_charanさん 
2015年6月6日
A Good Thriller 
よいスリラー

多くの人のネガティブな反応が
理解できない。
よい映画なのに。
私は、自分の判断をよしとする。
ミラ・ジョヴォヴィッチのアクションは、
いつ見てもいいし、
ピアース・ブロズナンの今度の役は、
期待外れではない。
脚本も、監督もいい。
すべてのシーンに、
強烈なロジックとアクションを入れたら、
多くの点で、もっとよくなっていたかもしれない。
だが、批評家はともかく、
一般人はそんなことを気にしない。
この映画は、時間つぶしに最適だ。

オトーサン、
「ブロスナン、悪役も上手いね」

よねさん  
2018年11月14日
ダークヒーローの
ピアース・ブロスナンが魅力的だ 

ピアース・ブロスナンがすき。
二枚目なのに、どこか引かれている。
彼の仕草や知的な表情がすきなんだと思う。
この映画ではめずらしく
爆弾の製造者であり一流の狙撃者。
表向きは古い時計の修理業者で
プロフェッショナル。
暗号名は「時計屋」で暗殺者。
設計されたキャラクターがすごくいい。
実際にスイッチを押しレストランで
爆発が起きたときの
すこしほほえんだ彼の表情がすごかった。
申し訳ないけど、
主人公にも物語にもあまり興味がなくて、
忘れていたくらい。
つまりこの映画について、彼しか思い出せないた。
ひさしぶりみて物語的な面や
テンポのあるシーンチェンジを思い出した。
レストランでの爆発までは
緊張感のある展開で申し分ない。
手慣れた感じのつくり方だが、
それでも充分に楽しめる。
しかし、タイムズスクエアあたりからは凡庸で、
クローズは物足りない。
まあ、ブロスナンがいたから満足している。


ジャン=クロード・ヴァン・ダム/ファイナル・ブラッド

オトーサン、
「ヴァン・ダムもの、結構見てるな」
・ユニバーサル・ソルジャー 映画批評NO.2812
・ユニバーサル・ソルジャー/ザ・リターン 6720
・ジャン=クロード・ヴァン・ダム/アサシン・ゲーム 6486
・ジャン=クロード・ヴァン・ダム ザ・ディフェンダー 5882
・ジャン=クロード・ヴァン・ダム ザ・コマンダー 6433
・ジャン=クロード・ヴァン・ダム/アサシン・ゲーム 6605

原題:Kill'em All (2017) 
監督:Peter Malota    
Genre:Action/ Crime/ Mystery
脚本:Jesse Cilio/ Brian Smolensky/ Craig Stewart  
Genre:Action/ Crime/ Mystery
Rated R for violence and language 
Country: USA 
Language: English 
上映時間:96分
あらすじ:
ある朝、ロサンゼルスのERに
瀕死の状態の負傷者達が運び込まれた。
その中の一人、フィリップが、
看護師スザンヌの手当てを受けていると、
黒ずくめの男達が彼を殺そうと現れ、
病院内は激しい乱闘状態に。
スザンヌは巻き込まれるも、たった一人生き残った。
一体、病院内で何が起こったのか?
なぜ彼は奴らに追われ、闘っていたのか?
FBI庁舎取調室。CIAのホルマン捜査官は、
唯一の生存者スザンヌに疑いをかけ、
尋問を始める・・・ 

出演者:
Jean-Claude Van Damme・・・  Phillip(フィリップ) 
Autumn Reeser・・・  Suzanne(スザンヌ) 
Peter Stormare・・・  Agent Mark Holman(ホルマン捜査官)
オトーサン、
「ヴァン・ダム、哀れ」

その他の出演者:
Maria Conchita Alonso・・・  Agent Linda Sanders  
Daniel Bernhardt ・・・  Radovan Brokowski  
Kris Van Damme  ・・・  Dusan  
Mila Kaladjurdjevic ・・・  Almira (as Mila Kali)  
Paul Sampson ・・・  Klaus  
Kieran Gallagher ・・・  Zoran Brokowski  
Peter Organ  ・・・  Ivan  
Eddie Matthews  ・・・  Dimitri Petrovic  
Dominic Salvatore ・・・  Young Phillip  
Nikki Caruso ・・・  Phillip's Mother  
David Maitland ・・・ Dr. Todd  
Talia Andrews ・・・  FBI Asst. Laura Berns  

User Rating:4.3/10( 1,715 votes)IMDb
  User Rating:4.6/10( 24 votes) Yahoo!
オトーサン、
「よくないねぇ」

User Reviews 
ActionFan-Reviewsさん 
2017年6月11日
ヴァン・ダムもののワースト

残念なことに、
これは、ヴァン・ダムもののワーストだ。
夜遊びで思う存分はじけた後の彼は、
かなりみじめに見える。
「ユニバーサル・ソルジャーII」が
全盛期だったと思えてくる。
予告編をみると、安っぽく出来が悪く見える。
90年代の先祖帰りのアクション映画だは、
ただただ出来が悪い。
きちんとした助演陣だし、
いくつかのいいアクションシーンもあるが、
スティーヴン・セガール物よりも、
少しよかった程度だ。
残念だ。
「ジャン=クロード・ヴァン・ジョンソン」
(TV 2016〜2017)路線を狙ってほしかった。
だが、本作によって、
かつての彼のアクション・キャリアは、
もはや、なくなってしまった。

オトーサン、
「演出も、よくない」 

ムービークリニックさん 
2018年12月3日
ほし みっつ 

ヴァンダムさんが
もうだいぶ歳とった印象が強く出てしまう。
アクションはそこそこ迫力あるが、
パンチを受けてもビクともしないレスラー風、
残忍風全開の格闘美女、
あとはイケメン2人はあんた誰状態が強い。
ガンガン殴る蹴る、がなかなか効かない。
格闘を長く見せたいが故だが、
いまいち強靭過ぎる。
病院職員の説明に沿っての映像リンクが実に見づらい。
 主人公エピソードが軽いので良くわからない。
これはもう雰囲気で観るしかない。
父の狙撃から母の行動、軍事訓練、組織の潜入、
全てがわからない。
思い入れを全く考えず、
軽いアクションものと理解しよう。
どんでん返しは少しあるので、
食後のデザート的に感じれば楽しいね。 


キング・オブ・デストロイヤー/コナンPART2

オトーサン、
「原作者って、どういうひと?」
ロバート・E・ハワード
誕生日:1906/1/22ー 1936/6/11(30歳)
出生地:テキサス州 ピースター 
パルプ・フィクション作家。
「英雄コナン」シリーズで最もよく知られ、
「剣と魔法」ジャンルの創始者と見なされている。 

原題:Conan the Destroyer(1984)
監督:Richard Fleischer    
原作:Robert E. Howard 
原案:Roy Thomas/ Gerry Conway
脚本:Stanley Mann   
Genre:Action/ Adventure/ Fantasy
Country: USA / Mexico 
Language: English 
上映時間:103分
あらすじ:
泥棒のマラクと行動を共にしていた
コナンは謎の兵士たちに襲われる。
彼らを差し向けたのは女王タラミスで、
コナンの腕試しだった。 
コナンの技量を認めたタラミスは、
彼にジェナ姫の旅に同行し、
「眠れる神」ダゴスを復活させるための
角を持ち帰るよう依頼する。
タラミスは、ダゴスが復活すれば、
その力によりコナンの死んだ恋人ヴァレリアを
蘇らせることができるという。 
引き受けたコナンは、マラク、ジェナ姫と
その守り役ボンバータと共に出発する。 
途中、コナンは旧知の魔法使いアキロ、
さらには女戦士ズーラを仲間に加え、
魔法使いのトスアモンの城へ向かう・・・

出演者:
Arnold Schwarzenegger ・・・ Conan the Destroyer(コナン)
Olivia d'Abo ・・・ Princess Jehnna(ジェナ姫)
Tracey Walter ・・・ Malak(マラク)
Sarah Douglas ・・・ Queen Taramis(女王タラミス)
Andre the Giant ・・・ Dagoth(ダゴス)
オトーサン、
「筋肉マンのシュワちゃん、頑張れ」
七難八苦を物ともせず、突き進む勇者です。

その他の出演者:
Grace Jones ・・・ Zula
Wilt Chamberlain ・・・ Bombaata
Mako ・・・ Akiro
Pat Roach ・・・ Toth-Amon
Jeff Corey ・・・ Grand Vizier
Sven-Ole Thorsen ・・・ Togra
Ferdy Mayne ・・・ The Leader

User Rating:5.9/10( 71,085 votes)IMDb
  User Rating:6.3/10( 68 votes) Yahoo!
オトーサン、
「演技はお粗末、ストーリーはいい」

User Reviews 
AMarさん 
2012年6月11日
面白いが、
「コナン・ザ・グレート」と同様、良くない

何年もの間,コナンの勇ましい
ファンタジー世界に魅惑されてきた。
この映画、6/10と評価する。
だが、第一作の続きを期待しないで。
本作は、軽薄すぎて、
コナンは同じ人物とは思えない。
悪者は、恐ろしくない。
グレース・ジョーンズとサラ・ダグラスに、
会えてよかった
コナンの友人が、しゃれたせりふを吐くので、
おかしかった。
(注)
デストロイヤーというタイトルは、誤解を招く。
コナンの原作を読んだ私達にとって、
コナンは、彼自身の動機によって戦うのだ。
破壊のためではなく、必要に迫られたからだ。
配給業者は、他のタイトルを選んだほうが、
PRになったかもしれない。

オトーサン、
「同感!」

ジーナさん 
2008年7月15日
意外と音楽はGOOD

前作よりも筋肉の見せ方が
パワーアップしております。
そして今作もセリフは少なく、
表情の乏しいシュワちゃんであります(爆)
強靭な肉体を持つコナンを筆頭に
魔術師、お調子者、姫とその護衛、
女戦士が行く先々で仲間になっていくという
ロールプレイングさながらの世界。
前作の蛇に比べ、
今回は秘宝探しなので
ソコもさながらアドベンチャーゲームの様です。
一般的な評価は前作の方が良いみたいですが、
個人的にはこちらの方が
娯楽性や笑いに富んでいて飽きなかったかな。
でもシュワちゃんとさほど背丈が変わらない
モンスター?ってのはいかがなものだろう・・・。
サイズが同じなら醜いだけの存在で
危機感がないに決まってるじゃん(爆)
それからコナンの頭の悪さはキャラとして
確立しているのでイイが、
姫も頭が悪そうなのがどうにもいただけない。
純情=頭が悪そうっていう図式なのかしら(爆)
オリヴィア・ダボさんには、
007で見事に清純な女性を演じた
お姉ちゃんを見習ってほしいものです。
アクションに関しては、重い筋肉によるモノですから
キレやスピード感はほとんど感じられません。
力でねじ伏せるといった一本調子なのでシ
ュワちゃんファン、もしくはマッチョ好きにしか
楽しめない作品だと思いますね。
余談;とりあえず女に着せている服がかなり猥雑。
センスが良い服はセクシーと呼んでもらえるが、
センスが悪いと卑猥と呼ばれるというのを
この作品で学びました(笑)
女戦士の衣装に至っては、
露出がどうのとかいうよりも
単なる布あてと化しています。
そしてこの女戦士は角刈りです(爆)


U-571

オトーサン、
「Uボート、すごい脅威だったんだ」
ドイツ潜水艦のこと。
第一次大戦では約300隻が建造され、
商船約5,300隻、戦艦10隻ほかを撃沈!
第二次大戦では1,131隻が建造され、
商船約3,000隻、空母2隻、戦艦2隻を撃沈!

原題:U-571 (2000) 
監督原作:Jonathan Mostow
脚本:Jonathan Mostow/ Sam Montgomery/ David Ayer  
Genre:Action/ War
Rated PG-13 for war violence
Country: France / USA 
Language: English / German 
上映時間:116分
あらすじ:
1942年4月、
第二次世界大戦下のヨーロッパ戦線。
米海軍は戦況打破のため、
ナチスドイツが誇る
暗号解読機エニグマを奪取すべく、
北大西洋上で故障して
停泊中の停泊中の独海軍が誇る
Uボート、U―571への潜入作戦を敢行。
タイラー大尉は
歴戦の強者であるクロフ軍曹ら乗組員と共に、
上司ダルグレン大佐に従い、
巡洋潜水艦S―33で友軍を装いU―571に接近。
嵐の中、同行者の海兵隊少佐クーナンの指揮の元、
首尾よくU―571に潜入し、エニグマを奪った。
たが、事態は急変。
S―33が別の独軍潜水艦に撃沈されたのだ。
U―571に閉じ込められたことで
九死に一生を得たタイラーたちだったが、
これで敵からも味方からも攻撃される運命に・・・

出演者:
Matthew McConaughey ・・・ Lieutenant Andrew Tyler(タイラー) 
Bill Paxton ・・・ Lieutenant Commander Mike Dahlgren(ダルグレン大佐) 
Harvey Keitel ・・・ Chief Gunner's Mate Henry Klough(クロフ軍曹) 
オトーサン、
「みんなパッとしないね」

その他の出演者:
Jon Bon Jovi ・・・ Lieutenant Pete Emmett
David Keith ・・・ Major Matthew Coonan
Jake Weber ・・・ Lieutenant Michael Hirsch
Jack Noseworthy ・・・ Seaman Bill Wentz
Tom Guiry ・・・ Seaman Ted "Trigger" Fitzgerald
Will Estes ・・・ Torpedoman Ronald "Rabbit" Parker
T. C. Carson ・・・ Seaman Eddie Carson
Erik Palladino ・・・ Seaman Anthony Mazzola
Dave Power ・・・ Motor Machinist Charles "Tank" Clemens
Derk Cheetwood ・・・ Seaman Herb Griggs
Matthew Settle ・・・ Ensign Keith Larson
Thomas Kretschmann ・・・ Kapitanleutnant Gunther Wassner
Gunter Wurger ・・・ Oberleutnant zur See Kohl
Oliver Stokowski ・・・ Electro-Obermaschinist Hans
Burnell Tucker ・・・ Admiral Duke

User Rating:6.6/10( 72,449 votes)IMDb
  User Rating:7.4/10( 220 votes) Yahoo!
オトーサン、
「音がスリリング」

アカデミー賞 受賞
・音響賞(編集)
同ノミネート
・音響賞

User Reviews 
eschylusさん 
2001年8月9日
音響の使い方が上手

スリラーとして、よく作られた映画。
史実は、ひどく不正確だが、
すばらしい劇場体験が味わえる。
アカデミー賞の音響賞を受賞したが、
確かに、音がキモだ。
登場人物も、プロットもシンプル。
後を引くことはないだろう。
ゆったり座って、
閉所恐怖症のセット、
耳をつんざくような音響効果、
ノンストップのアクションを楽しんで。

オトーサン、
「3作とも見たね」
・眼下の敵 映画批評No.☆2930
・U・ボート 映画批評No.☆5519
・K−19 No.映画批評787

gapperさん 
2009年12月20日
娯楽作

傑出しているわけではないが、
やはり面白い潜水艦物。
「眼下の敵」「U・ボート」「K-19」
どれも面白い。
ドラマとしては、
副長のアンディ・タイラーが
船長に足りない資質をこの作戦で得るのだが、
この辺が弱く感じた。
S−33の船長を正しくてもいやな奴にし、
U−ボートの船長から思い知らされるようにした方が
ドラマチックだ。
あまり懲りすぎていないのも良い。
それでいて、出てくるバイクや時限装置など
珍しいアイテムを使用していて興味をそそる。
この作品は、あくまでも気楽に見る娯楽作品で、
それを勘違いしてしまうと
残念な結果になってしまうようだ。
ジョン・ウェイン作品のように
気楽に見れる娯楽作を現在作ってと言う感じ。


コッホ先生と僕らの革命

オトーサン、
「そんなことがあったんだ」
日本にサッカーを教えたのがドイツ人・クラマー。
日本サッカー界初の外国人コーチであり、
日本サッカーリーグの創設にも尽力したことから
「日本サッカーの父」と呼ばれた。
そのドイツにサッカーを教えたのが
発祥の地、イギリスでした。

原題:Der ganz grose Traum (2011) 
Lessons of a Dream
監督:Sebastian Grobler    
原作:Sebastian Grobler/ Raoul B. Reinert
脚本:Philipp Roth/ Johanna Stuttmann   
Genre:Drama/ Sport 
Country: Germany 
Language: German / English 
上映時間:113分
あらすじ:
19世紀後半、
普仏戦争でフランスに勝利し
自信を深めた帝政ドイツでは、
イギリスとの覇権争いへと関心が向かい、
国民の反英感情が高まりを見せていた。
そんな中、イギリスに留学していた
青年コンラート・コッホが、
名門カタリネウム校に
ドイツ初の英語教師として赴任してくる。
すぐに、生徒たちのイギリスに対する強い偏見と
階級による露骨な差別意識に直面する。
さらに、規律を重んじ、
教師への絶対服従を強いる
学園の封建的な雰囲気にも不満が募る。
そこでコッホは授業にサッカーを採り入れ、
生徒の自主性を引き出すとともに
フェアプレーの精神とチームワークを
学ばせることを思いつく。
最初は戸惑っていた生徒たちも
いつしかすっかり夢中になり、
サッカー用語を通じて
英語も学ぶようになっていく・・・

出演者:
Daniel Bruhl・・・ Konrad Koch(コッホ)
オトーサン、
「ダニエル・ブリュール、巧いね」
誕生日:1978/6/16
出生地:スペイン バルセロナ 
父親は、イツ人舞台演出家、
母親は、カタルーニャ人。
生まれてすぐにドイツのケルンに移り、
そこで育った。
スペイン語・英語・フランス語・カタルーニャ語を
流暢に話し、ポルトガル語を理解できる。
10代よりテレビなどで端役で出始めた。 
2003年、「グッバイ、レーニン!」が世界的にヒット
ゴールデン・グローブ ノミネート
・助演男優賞 ラッシュ/プライドと友情    
ヨーロッパ映画賞 受賞
・観客賞(男優賞) 青い棘 
・男優賞 グッバイ、レーニン!    
同ノミネート
・男優賞 ベルリン、僕らの革命    

その他の出演者:
Theo Trebs・・・ Felix Hartung
Adrian Moore・・・ Joost Bornstedt
Burghart Klausner・・・ Gustav Merfeld
Thomas Thieme・・・ Dr. Roman Bosch
Jurgen Tonkel・・・ Dr. Jessen
Justus von Dohnanyi・・・ Richard Hartung
Kathrin von Steinburg・・・ Klara Bornstedt
Axel Prahl・・・ Schricker Sen.
Till Winter・・・ Otto Schricker
Tim Blochwitz・・・ Claasen
Fabio Seyding・・・ Hans Schwertfeger
Lennart Betzgen・・・ Emanuel
Josef Dragus・・・ Zumbrink
Sten Horn・・・ Wilhelm
Henriette Confurius・・・ Rosalie
Josef Ostendorf・・・ Pfarrer Werners
Anna Stieblich・・・ Frau Salchow
Milan Peschel・・・ Profalla
Tomas Spencer・・・ Ian
Max Gertsch・・・ Reporter Rodenstock
Michael Hanemann・・・ Tuchowski
Rudiger Kuhlbrodt・・・ Diener Stollberg
Christoph Zapatka・・・ Delegationsleiter
Aljoscha Stadelmann・・・ Kutscher
Christian Vitu・・・ Aufseher in Fabrik
Vincent Kastner・・・ Offizier zu Hohenlohe

User Rating:6.8/10( 1,835 votes)IMDb
  User Rating:8.4/10( 183 votes) Yahoo!
オトーサン、
「爽やかな一品」

User Reviews 
hanno-wupperさん 
2015年12月25日
いまを生きる

そう、本作は「いまを生きる」のドイツ版だ。
一方が好きならば、他も好きになる。
両方とも、教育について。
そして、若い先生、年上の先生、生徒、両親の
関係を扱っている。
若い先生は、現代的なアイデアや
教育目標を持っている。
年上の同僚のほとんどは、
それを理解できず、恐れている。
生徒は、何を学んでほしいかを理解するまで
しばらく時間がかかりる。
先生を学校から追い出そうと、
保守的な両親がやっきになる。
同じような映画なので
アメリカとドイツの社会の違いが明瞭になる。
エンディングは異なるが、大して重要ではない。

オトーサン、
「これ、見てるな」
・いまを生きる 映画批評NO.☆818

ESPERANZAさん 
2014年10月17日
心温まる実話

今でこそドイツはサッカーの強豪国だけど、
こんな歴史があったとは大変な驚きだ。
器械体操を取り入れたドイツ体操が幅を効かせる中、
学校教育にも服従精神が貴ばれていた。
それに風穴を開けるような英国の自由主義。
実在の人物コンラート・コッホは
サッカーを通して、フェアプレーの精神、
チームワークの大切さを教えていく、
心温まる実話である。
青少年の健全映画として申し分ないのだけど、
実力者の息子フェリックスと
労働者階級の子ヨストが
同級生にとても見えないほど違いすぎること。
このほかにも極端すぎるところがちょっとひっかかった。 
サッカーがボール蹴りゲームになっているのは
初期の時代だから仕方ないけど、
それで英国と勝負になるのだろうか。
それと「蛍の光」は日本では別れの歌だが、
「オールド・ラング・サイン」は
旧友と再会し酒を酌み交わす歌なのだ。


オール・アバウト・マイ・マザー

オトーサン、
「2000年に見たね」
・オール・アバウト・マイ・マザー 映画批評NO.52
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
「アルモドバル監督、いまや世界の巨匠だね」
誕生日 : 1949/09/24
出身地 : スペイン/ラ・マンチャ
漫画や短編小説を書き、
8ミリ映画を撮る放蕩時代を経て、
独学で映画作りを学ぶ。
80年より映画監督をするようになり、
三作目の「バチあたり修道院の最後」、
87年の「神経衰弱ぎりぎりの女たち」がヒット、

アカデミー賞 受賞
・脚本賞 トーク・トゥ・ハー
ノミネート
・監督賞 トーク・トゥ・ハー    
カンヌ国際映画祭受賞
・脚本賞 ボルベール <帰郷> 映画批評NO.☆2533
・監督賞 オール・アバウト・マイ・マザー 
同ノミネート
・パルム・ドール ジュリエッタ    
・パルム・ドール 私が、生きる肌 映画批評NO.☆4887  
・パルム・ドール 抱擁のかけら 映画批評NO.☆3507  
・パルム・ドール ボルベール <帰郷>    
・パルム・ドール オール・アバウト・マイ・マザー    
ヴェネチア国際映画祭 受賞
・脚本賞 神経衰弱ぎりぎりの女たち 

原題:Todo sobre mi madre (1999) 
監督・脚本:Pedro Almodovar   
Genre:Drama 
Rated R for sexuality including strong sexual dialogue,
language and some drug content 
Country: Spain / France 
Language: Spanish / Catalan 
上映時間:101分
あらすじ:
マヌエラは、マドリードに住む移植コーディネーター。
作家志望の息子エステバンを女手一つで育ててきた。
エステバンの誕生日、
二人は『欲望という名の電車』の舞台を観に行く。
そして、マヌエラが息子に今まで話さなかった
父のことを話そうと決心したとき、
エステバンは舞台の主演だった
大女優ウマ・ロッホにサインをもらおうとして
車にはねられ、そのまま亡くなってしまう。 
息子の死を行方不明となっている父に伝えるため、
バルセロナへ旅立ったマヌエラは、
ひょんなことから息子の死の原因となった
ウマの付き人になる。
バルセロナでマヌエラは、
ウマのレズビアンの恋人で麻薬中毒の若手女優ニナ、
性転換した明るいゲイの娼婦アグラード、
エイズを抱えて妊娠した純朴なシスター・ロサ、
その母親でボケの進んだ夫に手を焼く厳格な贋作画家、
そして、今では「ロラ」という名の女性となり
ロサにエイズをうつした息子と同名の元夫
といった様々な女性たちと出会い、
やがて人生への希望を取り戻していく・・・

出演者:
Cecilia Roth ・・・ Manuela(マヌエラ)
Eloy Azorin ・・・ Esteban(エステバン)
Antonia San Juan ・・・ Agrado(アグラード)
Penelope Cruz ・・・ Rosa(ロサ)
Candela Pena ・・・ Nina Cruz(ニナ)
Marisa Paredes ・・・ Huma Rojo(ウマ)
オトーサン、
「母は強いねぇ」

その他の出演者:
Rosa Maria Sarda ・・・ Rosa's mother
Fernando Fernan Gomez ・・・ Rosa's father
Toni Canto ・・・ Lola

User Rating:7.9/10( 80,382 votes)IMDb
  User Rating:7.2/10( 302 votes) Yahoo!
オトーサン、
「高いスコアだ」
ちょっと受け狙いが気になりますが。

アカデミー賞 受賞
・外国語映画賞     
カンヌ国際映画祭 受賞
・監督賞  ペドロ・アルモドバル
同ノミネート
・パルム・ドール  ペドロ・アルモドバル    

User Reviews 
willittsさん 
2003年4月2日
あなたと私

アルモドヴァルの映画で、
これが最も好きだ。
というのも、あなたをつかみ、
あなたが知らない世界に引っぱっていき、
人々の暮らし、感情、人間関係に向き合わせる
やり方がすごいからだ。
マヌエラは、
最初、自分をコントロールできる母親で、
息子を熱愛し、あなたと私によく似ている…
私たちは、
彼女の人生がどのように流れてきたか、
そして、いまの彼女になったのか
それを理解しようと努める、
冬のバルセロナの風景が見事だ。
古い友情を暖めなおし、
新しいものが芽生えてくる背景となっている。
そして、不意に・・・
本作には、真実味がこもっている。
私達は、決してカンペキではなく、
ともに愛し、暮らし、
避け、後で後悔するとことを遅れて認識する。
アルモドヴァルは、人間の条件を観察し、
慎重に描いている。

オトーサン、
「みんな違って、みんないい」

クリモフさん 
2008年9月13日
やられた

これは良かったなぁ。
アルモドヴァルが
一般的に認知されるようになった作品ですね。
息子の死をきっかけに
さまざまな女性達が結びついていく女性賛歌。
彼がこういう作品を撮るようになったのって、
まぁ過去の作品から
前兆のようなものがあったんだけど、
大幅な進化ですよね。
過去の作品で見せていたユーモアや毒、サスペンスが
息子と死別した母を軸とした物語を
魅力的にする要素として効果的に機能しています。
いきなり集大成な雰囲気。
出てくる女性達もとても良い、
欠点もあるし問題も抱えている彼女達が
ちゃんと映画の中で生きている。
だから感情移入できる。
このへんのリアリティはアルモドヴァルが
人間をとても生々しく描き続けてきたのが
結実したんだろうな。
女同士でソファに腰掛けるシーンは良いね。
私は男ですけど、この映画にはぐっときた!
いまのとこアルモドヴァルの中ではベストです。
イブの総てや欲望という名の電車へのオマージュにも
アルモドヴァルの映画への愛があふれています。


ザ・ファーム/法律事務所

オトーサン、
「映画化作品、多いね」
ジョン・グリシャム
・相続人(1998)
・レインメーカー(1998)映画批評NO.152
・チェンバー 凍った絆(1997)
・評決のとき(1996)
・依頼人(1994)
・ペリカン文書(1994)映画批評NO.150/☆4705
・ザ・ファーム 法律事務所(1993)
・ニューオーリンズ・トライアル(2004)映画批評NO.☆1243
・クランク家のちょっと素敵なクリスマス(2004)

原題:The Firm (1993)
監督:Sydney Pollack
原作:John Grisham
脚本:David Rabe/ Robert Towne/David Rayfiel
Genre:Drama/ Mystery/ Thriller
Rated R for language and some violence 
Country: USA 
Language: English 
上映時間:154分
あらすじ:
ハーバード大学の法科を
優秀な成績で卒業したミッチは、
破格の待遇を提示されたテネシー州メンフィスの
税務中心の法律事務所に就職する。
妻アビーと共に新天地へ移った彼は、
トラーら同僚の弁護士たちに
温かく迎え入れられ仕事に打ち込む。
ところが、以前に事務所の弁護士2人が
事故死したことを知る。
不安を覚えるミッチにFBI捜査官ウェインが接触し、
彼らが事故死ではないこと、
そして事務所に裏の顔があることを教える・・・

出演者:
Tom Cruise ・・・ Mitch McDeere(ミッチ)
Jeanne Tripplehorn ・・・ Abigail "Abby" McDeere(アビー)
Gene Hackman ・・・ Avery Tolar(トラー)
Ed Harris ・・・ Agent Wayne Tarrance(ウェイン)
オトーサン、
「若きトム・クルーズが、いい!」

その他の出演者:
Holly Hunter ・・・ Tamara "Tammy" Hemphill
Hal Holbrook ・・・ Oliver Lambert
Jerry Hardin ・・・ Royce McKnight.
David Strathairn ・・・ Ray McDeere
Terry Kinney ・・・ Lamar Quinn
Wilford Brimley ・・・ Bill DeVasher
Sullivan Walker ・・・ Thomas Abanks
Gary Busey a・・・Eddie Lomax.
Steven Hill ・・・ F. Denton Voyles
Margo Martindale ・・・ Nina Huff
Paul Sorvino ・・・ mob boss Tommy Morolto
Joe Viterelli ・・・ mob boss Joey Morolto
Jerry Weintraub ・・・ businessman Sonny Capps
Tobin Bell ・・・ the Nordic Man, Morolto hitman
Dean Norris ・・・ the Squat Man, Morolto hitman
Karina Lombard ・・・ a girl

User Rating:6.8/10( 105,440 votes)IMDb
  User Rating:6.8/10( 403 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ホリー・ハンター、目立なかったけど」

アカデミー賞 ノミネート
・助演女優賞  ホリー・ハンター
・作曲賞

User Reviews 
smeeさん 
2001年5月31日
原作よりよい!

見た後に、原作を読んだ。
シドニー・ポラックが、すばらしい映画に仕立てている。
ミッチは、臆病者であり、
FBIに会社を売ることで反逆者でもある。
ミッチは、ヒーローだ。
FBIも、マフィアも勝たないが、ミッチは勝つ。
トム・クルーズは、強烈なカリスマで、
ミッチ役を見事に演じている。
ホリー・ハンターは、一流。
ミッチの秘書役タミーを演じる。
ジーン・ハックマンは、ミッチとアビーに同情する
悪者としてスクリーンに輝く。
キーマン諸島での彼のシーンは、見る価値がある。
アビー役のジーン・トリプルホーンもいい。
シドニー・ポラックもいい。
特にオープニングは、彼の最もよい仕事のひとつだ。
たった10分間で、ミッチを説明している。
見事な脚本によってよくなった映画だ!

オトーサン、
「原作を読んだけど、忘れたなぁ」,

ルルースペシャルさん 
2017年11月25日
演技派トム・クルーズ

様々な法律事務所から引く手あまたの
成績優秀な苦学生ミッチが選んだのは、
破格の条件を提示したメンフィス事務所。
裕福な生活と引き替えに多忙を極める毎日。
妻との大切な時間もとれない毎日。
貧乏生活からの大出世を感じるのも束の間、
ミッチの正義感が生活を一変させる事態に。
地位と名誉、それとも愛。
ど派手なアクションはなく、
スパイ映画のような銃撃戦もない。
若き日のトム・クルーズの演技がモノを言う
シリアスなストーリー。
トムの上司を演じるのは、
人間味のあふれるジーン・ハックマン。
トムの引き立て役ながらも、
深みのある演技に注目したい。


遠い喇叭

オトーサン、
「この監督、よく知らんなぁ」
ラオール・ウォルシュ
誕生日:1887/3/11 - 1980/12/31
出身地:ニューヨーク市
テキサス州でカウボーイをしていたが、
地方巡業の劇団に入り、ニューヨークへ戻った。
メキシコ革命の英雄パンチョ・ビラの
ドキュメンタリー映画 Life of Villa(1912)
のロケ隊に加わり、映画界入り。
グリフィス監督の「國民の創生」(1915)で助監督。
 「バグダッドの盗賊」 (1924) の監督に抜擢され、
大成功を収めて名監督としての地位を確立した。
フィルム・ノワールや西部劇、ギャング映画で知られ、
監督した作品は100本以上。 
「映画芸術科学アカデミー」の創設会員36名の1人。  
代表作は、
「バグダッドの盗賊」映画批評NO☆1782
「白熱」映画批評NO☆5683

原題:A Distant Trumpet (1964)
監督:Raoul Walsh    
原作:Paul Horgan
脚本:John Twist  
Genre:Western
Country: USA 
Language: English
上映時間:117分
あらすじ:
陸軍士官学校を卒業したマットは少尉に任官され、
南アリゾナのデリバリー砦に就任した。
砦にはまだ新任の隊長が着任しておらず、
メンウェアリング中尉が隊長代理をしていた。
まもなく中尉は軍馬補給のためベイヤード砦に向かい、
翌日中尉の妻キティは休暇でワシントンに発つ。
同じ日マットも建築用材伐採に出た。
途中マットの一隊はアパッチに襲われ、兵は逃走し、
マットは1人窮地を脱した。
そして、アパッチのために馭者も護衛も殺され
、1人馬車を走らせるキティを救った。
砦への道を探す2人は、ある夜嵐にあい、
洞穴で愛の一夜を過ごした。
砦に戻ったマットは軍紀の乱れをただすため、
猛烈な訓練をはじめた。
そんなある日隊長に任ぜられた少佐夫妻とともに、
マットの婚約者ローラが到着した。
しかし最早マットの心を
キティから取り戻すことはできなかった。
そして数日後中尉の一隊もアパッチに襲われ全滅した。
守備隊はただちにアパッチ討伐に向かったが
アパッチの反撃にあって逃げ帰った。
これを知った総指揮官クェイト将軍はマットを使者にたて、
話し合いでアパッチをアリゾナの居留地に帰そうとした。
マットは酋長に平和の尊さを説き、
熱意にうたれて酋長は承諾した。
しかし国境に来ると命令は変更されていた。
怒ったマットはワシントンに帰った将軍を追いかけ、
インディアンに対する不当な扱いを訴えた。
命令は再び変更され、アパッチは無事アリゾナに向かった。
マットはしっかりとキティを抱きしめた・・・...

出演者:
Troy Donahue ・・・ Lt. Matthew Hazard(マット)
Suzanne Pleshette ・・・ Kitty Mainwarring(キティ)
Diane McBain ・・・ Laura Frelief(ローラ)
James Gregory ・・・ Maj. Gen. Alexander Quaint(クェイト将軍)
オトーサン、
「トロイ・ドナヒュー、両手に花!」

誕生日:1936/1/27-2001/9/2
出身地:ニューヨーク州 
ジェネラル・モーターズの
映画部長の息子として生まれ、
コロンビア大学でジャーナリズムを学ぶが、
演劇に転向する。
1957年、「翼にかける命」で映画デビュー。
北欧系で、金髪で碧眼、
端正な顔立ちとスラリとした筋肉質の長身。
1950年代後半から60年代前半まで
青春スターとして活躍する。

その他の出演者:
William Reynolds ・・・ Teddy Mainwarring
Claude Akins ・・・ Seely Jones.
Kent Smith ・・・ the U.S. Secretary of War
Judson Pratt ・・・ Capt. Cedric Gray MD  
Bartlett Robinson ・・・ Maj. Hiram Prescott  
Bobby Bare ・・・ Pvt. Cranshaw  
Larry Ward ・・・ Sgt. Kroger  
Richard X. Slattery ・・・ Sgt. Fry  
Mary Patton ・・・ Mrs. Jessica Prescott  
Russell Johnson ・・・ Capt. Brinker  
Lane Bradford ・・・ Maj. Miller  

User Rating:6.4/10( 739 votes)IMDb
  User Rating:6.0/10( 3 votes) Yahoo!
オトーサン、
「本格西部劇だけど・・・」

User Reviews 
AndersonWhitbeckさん 
2007年9月9日
トロイ・ドナヒュー主演
ラウール・ウォルシュの熱い西部劇

トロイ・ドナヒューとワーナー・ブラザースの
コラボは、すばらしかった。
「避暑地の出来事」に始まり、
「二十歳の火遊び」、「スーザンの恋」
「恋愛専科」、そして「パームスプリングの週末」へ。
トロイの名前は、いつもクレジットの序列一番だった。
クローデット・コルベール、カール・マルデン、
アンジー・ディキンソンらよりも、上だった。
ワーナーは、トロイ・ドナヒューに梃子入れした。
伝説の監督ラウール・ウォルシュを起用したり、
(エロール・フリンなどの名優を監督してきた)
名撮影技師ウィリアム・H・クローシアも、
起用した。
ワーナーは、お金もかけた。
素晴らしいアクション・シ−ンを
みれば、一目瞭然だ。
助演陣も、最高。
マックス・スタイナーのテーマ音楽も一流。
1960年代のワーナーは、
素晴らしい契約俳優グループを持っていて、
ダイアン・マクベインとウィリアム・レイノルズも、
投入した。
本作は、ダイアン・マクベインにとって、
トロイ・ドナヒューとの2度目の共演。
スザンヌ・プレシェットは、
「恋愛専科」の撮影後に、
トロイ・ドナヒューと結婚した。
非常に印象的な西部劇だ。

オトーサン、
「インディアン討伐は古いよなぁ」

Lionsboyさん
2013年4月2日
正統派西部劇

この映画の公開当時、
騎兵隊によるインディアン討伐西部劇は、
反省される傾向が強まっていたが、
この映画はそんな時代の傾向などお構いなしに、
トロイ・ドナヒュー指揮する騎兵隊が
インディアンを討伐し、
スザンヌ・プレシェットと結ばれるという
言ってみればまったくおめでたい映画。
しかし、私はこういう古いタイプの西部劇が好きだなあ。
ラオール・ウォルシュの演出は歯切れが良く、
マックス・スタイナー作曲の行進曲風のテーマ音楽も
小気味良い。
もっと古い時代に作られていたら
名作と呼ばれたかもしれないが、
時代に適合していなかった。


雨あがる

オトーサン、
「2000年に見たね」
・雨あがる 映画批評NO.33
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
世界のクロサワ、1998年死去!
本作は、助監督として脚本執筆を手伝った
小泉が黒澤黒澤明の遺稿を元に完成させた。 
フランス資本の援助でようやく製作にメド。

原題:雨あがる(1999)
監督:小泉堯史
原作:山本周五郎
脚本:黒澤明
Genre:Drama
Country: Japan / France 
Language: Japanese 
上映時間:91分
あらすじ:
職もなくあてのない旅をする
三沢伊兵衛とその妻たよ。 
大雨で足止めを喰らい、
立ち寄った宿で、
おきんの喧嘩に出くわし、仲裁に入る。
翌日、早朝の散歩に出た伊兵衛は、
若侍たちの果たし合いに遭遇し、
仲裁に入る。
その一部始終を目撃した
藩主・永井和泉守は、
剣術指南番として迎い入れようとする。 
だが、事態は望まぬ方向へと進む。 
そして、雨上がる。 
再び当てのない旅に出る夫婦の心は
いつにもまして晴れやかだった・・・

出演者:
 寺尾聰・・・ 三沢伊兵衛 
 宮崎美子・・・ 三沢たよ 
 三船史郎・・・ 永井和泉守重明 
 原田美枝子・・・ おきん(夜鷹)
オトーサン、
「主演が寺尾聡?もうあかん」
でも、これはこれでありでした。

その他の出演者:
 吉岡秀隆・・・ 榊原権之丞(近習頭) 
 檀ふみ・・・ 奥方 
 井川比佐志・・・ 石山喜兵衛(家老) 
 加藤隆之・・・ 内藤隼人(小姓) 
 松村達雄・・・ 説教節爺 
 仲代達矢・・・ 辻月丹(剣豪) 

User Rating:7.8/10( 3,505 votes)IMDb
  User Rating:7.7/10( 337 votes) Yahoo!
オトーサン、
「人情物としてよし」

ヴェネチア国際映画祭 受賞
・緑の獅子賞     
日本アカデミー賞 受賞
・作品賞
・主演男優賞  寺尾聰 
・助演女優賞  原田美枝子
・脚本賞  黒澤明
・音楽賞
・撮影賞
・照明賞
・美術賞
同ノミネート   
・主演女優賞  宮崎美子
・助演男優賞  三船史郎
・監督賞  小泉堯史
・録音賞
・編集賞

User Reviews 
LalitRaoさん 
2013年5月18日
小泉堯史は、師・黒沢明の期待通りの手法で
「雨あがる」を監督した。

小泉監督は、
2つの異なる機会に遭遇したと言える。
第一に、師・黒沢明が本作のシナリオを
書いた後、死んだので、ショックを受けた。
黒沢明が望んだのと同じ手法で、
監督することは難しい挑戦だった。
第二に、静かに流れる手法は、
観客に、動きがないと疑わせる。
ドラマと暴力があるシーンでさえ、
静寂が行きわたっている。
非常に哲学的な物語だ。
主人公は、人生で最も厳しい困難に直面し、
サムライとしての真実の価値を見出だす。
本作には、エンターテインメントとユーモアがある。
また、夫に完全に頼っている女の重要性を描いている。
彼女は、危険に陥る夫を支えるパートナーなのだ。
寺尾聰と宮崎美子は、見事な演技だった。

オトーサン、
「黒沢組も、高齢化か」

ESPERANZAさん 
2011年5月20日
黒沢劇場

脚本は黒澤明だし、
キャストからスタッフまで
黒沢劇場という感が強い。
主役は三船俊郎ではなく寺尾聰、
三船の息子史郎が出ている。
これでは監督もさぞやりにくかっただろう。
映画は黒沢映画らしいコミカル調で、
おもしろいと言えばおもしろい。
しかし、どうしても作りすぎ、作為感が強い。
その中で剣の達人ながら
人情家の主人公を演じる寺尾聰が光る。
ミュージシャンに転向かと思っていたら、
さすが宇野重吉の息子である。
宮崎美子はさておき、
原田美枝子にはもう少し活躍してほしかった。 


スタンド・バイ・ミー

オトーサン、
「2001年に見たね」
・スタンド・バイ・ミー 映画批評NO.☆220
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
「主題歌Stand By Me、最高!」

♪When the night has come and the land is dark 
夜が訪れて 大地が暗くなるとき 
And the moon is the only light we'll see 
月明りしか見えなくなる 
No I won't be afraid, no I won't be afraid 
恐れはしない 恐れはしないさ 
Just as long as you stand, stand by me 
ただ君がそばに そばにいてくれれば 
So darlin', darlin', stand by me, oh stand by me 
だから愛する人よ そばにいて 僕のそばに 
Oh stand by me, stand by me 
そばにいてくれ 僕のそばに そばにいてほしい 

原題:Stand by Me (1986)  
監督:Rob Reiner  
原作:Stephen King
脚本:Raynold Gideon  
Genre: Adventure / Drama
Country: USA 
Language: English 
上映時間:89分
あらすじ:
1959年オレゴンの小さな町。
ゴーディとクリス、テディ、バーン
12才の仲良し4人組は、
行方不明になった少年が列車に轢かれて
野ざらしになっているという情報を手にする。
死体を発見すれば一躍ヒーローになれる!
4人は不安と興奮を胸に未知への旅に出る。
たった2日間のこの冒険が、
少年たちの心に忘れえぬ思い出を残した・・・

出演者: 
Wil Wheaton ・・・  Gordie Lachance(ゴーディ)  
River Phoenix ・・・  Chris Chambers(クリス)  
Corey Feldman ・・・  Teddy Duchamp(テディ)  
Jerry O'Connell ・・・  Vern Tessio(バーン)  
オトーサン、
「この少年4人組、よく喧嘩するなぁ」

その他の出演者:
Kiefer Sutherland ・・・  Ace Merrill  
Casey Siemaszko ・・・  Billy Tessio  
Gary Riley (I) ・・・  Charlie Hogan  
Bradley Gregg ・・・  Eyeball Chambers  
Jason Oliver (I) ・・・  Vince Desjardins  
Marshall Bell ・・・  Mr. Lachance  
Lee McCain ・・・  Mrs. Dorothy Lachance  
Bruce Kirby ・・・  Mr. Quidacioluo  
William Bronder・・・  Milo Pressman  
Scott Beach ・・・  Mayor Grundy  
Richard Dreyfuss ・・・ Gordon Lachance/Narrator  
 
User Rating:8.1/10( 331,751 votes)
  User Rating:8.4/10( 2,495 votes) Yahoo!
オトーサン、
「どんどん評価が上っていくね」
2001年のIMDbのスコアは、
・User Rating:  7.8/10 (11,791 votes)
アカデミー賞 ノミネート
・脚色賞 

User Reviews 
yummyballerinaさん 
2004年12月9日
クラシック、見るべし!  

好演された光る傑作!
最も感動したのは、クリス役の 
故リバー・フェニックスの演技。
若い俳優たちの演技も、信じられなかった。
ディズニー映画や干からびたハリウッド映画ではない;
幼年期を痛切にとらえた映画だ。
私は、数ヶ月前に初めて見て
そのスタイルと演技にぶっ飛ばされた。
新鮮で、リラックスした演技が光る。
最近の映画ではないが、
本物で、インスピレーションを与えてくれる。
ハリウッド映画と違ってさわやかだ。
そのメッセージと演技に
100+を与えたい。

オトーサン、
「同感」

黒津明二郎さん 
2011年7月23日
秀作

キングの原作に負う所、大だが
ライナーの淡々とした演出が
好印象の青春映画の小品だ。
オレゴンの現地ロケを生かした
ルースのソフトなキャメラが何とも云えない
ノスタルジーをいざなう。
パイ投げコンテストのエピソードも良かったが、
食料品店のシーンが好きなんだよな。
様々な物が所狭しと置いてあって
コーラのガラス瓶やバーガー肉を
店のオヤジが
ブッチャーペーパーで包装するなど
あの雰囲気、いいね。
演技陣。四人の少年それぞれ好演だが、
メガネ姿のフェルドマンが一番かな。
後は短い出番ながら
ドレイファスがビシッと締めている。


サイダーハウス・ルール

オトーサン、
「2000年に見たね」
・サイダーハウス・ルール 映画批評NO.62
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
最初のシーン 
雪が残る山のなかの駅の駅長役は、
ジョン・アーヴィング本人です
 
原題:The Cider House Rules (1999) 
監督:Lasse Hallstrom 
原作:John Irving
脚本:John Irving
Genre:Drama/ Romance
Rated PG-13 for mature thematic elements, 
sexuality, nudity, substance abuse and some violence
Country: USA 
Language: English 
上映時間:126分
あらすじ:
メイン州ニューイングランド。
ホーマーはセント・クラウズの孤児院で生まれ育った。
親代わりのラーチ院長の仕事である助産と
当時は禁止されていた堕胎の仕事を手伝うが、
やがて自身の将来に不安を抱き始める。
ある日、ホーマーは手術に訪れた
若い女性キャンディとその恋人の軍人ウォリーと共に
孤児院を飛び出した。
彼はウォリーの誘いで
彼の母親オリーヴが経営するリンゴ園で働き、
収穫人たちの宿舎サイダーハウスで暮らし始めた。
収穫作業のボス、ミスター・ローズは
様々なルールをホーマーに教えた。
リンゴ園での生活にも慣れた頃、
ウォリーは再び戦地へ戻り、
キャンディは寂しさを紛らわせるために
ウォリーを遊びに連れ出す。
キャンディは純粋なホーマーに好意を抱き、
ホーマーもまた彼女に初めての恋をし、
ふたりは結ばれた。
こうして1年が過ぎ、カリフォルニアに移動していた
ミスター・ローズらが戻ってきたが、
彼の娘ローズ・ローズは妊娠していた。
ホーマーは彼女に力を貸してやると励ます。
そんな折り、ウォリーが
戦地から帰還するという知らせが入る。
かくしてホーマーは新たな人生において
重要な決断を迫られるのだった・・・ 

出演者:
Tobey Maguire ・・・ Homer Wells(ホーマー)
Michael Caine ・・・ Dr. Wilbur Larch(ラーチ院長)
Charlize Theron ・・・ Candy Kendall(キャンディ)
Paul Rudd ・・・ Lt. Wally Worthington(ウォリー)
Delroy Lindo ・・・ Arthur Rose(ミスター・ローズ)
Erykah Badu ・・・ Rose Rose(ローズ・ローズ)
オトーサン、
「マグワイアとケインがいいね」

その他の出演者:
John Irving ・・・  Stationmaster  
Heavy D ・・・ Peaches
K. Todd Freeman ・・・ Muddy
Kieran Culkin ・・・ Buster
Jane Alexander ・・・ Nurse Edna
Kathy Baker ・・・ Nurse Angela
Kate Nelligan ・・・ Olive Worthington
Paz de la Huerta ・・・ Mary Agnes
J. K. Simmons ・・・ Ray Kendall
Evan Parke ・・・ Jack
Jimmy Flynn ・・・ Vernon
Erik Per Sullivan ・・・ Fuzzy Stone
Skye McCole Bartusiak ・・・ Hazel
Spencer Diamond ・・・ Curly

User Rating:7.4/10 ( 87,901 votes)IMDb
  User Rating:7.9/10( :596 votes) Yahoo!
オトーサン、
「高いスコアだね」

アカデミー賞 受賞
・助演男優賞  マイケル・ケイン 
・脚色賞
ノミネート
・作品賞
・監督賞  ラッセ・ハルストレム    
・音楽賞
・美術賞
・編集賞 

User Reviews 
preppyさん 
1999年12月27日
感動作

ジョン・アーヴィングの最も難しい本を
濃縮するなんて、信じられない
すべての演技はすばらしい。
(特に、トビー・マグワイアと
マイケル・ケインの控えめな演技)
バーモント、メーン、マサチューセッツの
美しいショット
映画にぴったり合うスコア
人物が深堀りされている。
プロットに新しいものは何もない。
(世界を見るために、若い人が家出し、
自分を発見する)
だが、キャストが新しいように見せる。
その役割には、深みがある。
特に、ケインは、非常に説得力のあり、
完璧なメーン訛りだ!
ティッシュがたくさん要る。
悲しく、心をかき乱す。
だが、ハッピーエンド。
十分に見る価値がある。
巨大スクリーンで見よう。
すべての美しいショットが、
テレビで見られるわけはない。

オトーサン、
「やはり映画館でみなければ・・・」

黒美君彦さん 
2004年4月29日
ディケンズ的

孤児院で育った
ホーマー・ウェルズのささやかな冒険譚・・・
傑作『ガープの世界』の例を挙げるまでもなく、
ジョン・アーヴィングの作品は
どこかディケンズ的だ。
作品の中でホーマーが朗読してみせるのが
『デイヴィッド・コパフィールド』
というのもさもありなん、という感じだ。
無垢なる生命を宿した人間が、
成長する過程で直面する矛盾。
愛と友情、父と子、人種差別、中絶、ジェンダー、戦争・・・。
小さな旅を通してホーマーが見つけたのは、
そうした矛盾を抱えた世界の広がりと複雑な人間模様、
そして自らの生きるべき道と
そのために自分に課すべき「ルール」だった。
その旅の終わりに、
父親代わりだったDr.ラーチの深い愛情に包まれるホーマー。
「おやすみ、ニューイングランドの王」・・・
言葉を引き継ぎ、孤児院で新たなホーマーが育っていく。
ユーモラスでありながら現実を見据える
アーヴィングの世界を見事に映像化した
ラッセ・ハルストレム監督の手腕を讃えたい。
マイケル・ケインを筆頭に脇役達がみないい。
素晴らしい作品である。


アンナと王様

オトーサン、
「2000年に見たね」
・アンナと王様 映画批評NO.32/☆5982
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
「王様と私(1956)」を思い出すなぁ。
王様役ユル・ブリンナーの
眼光、見事な禿げ頭、演技力!
時代は変わって、いまや渡辺謙さんが、
王様役が話題になっています。

原題:Anna and the King (1999) 
監督:Andy Tennant    
原作:Anna Leonowens
脚本:Steve Meerson/ Peter Krikes  
Genre:Drama/ History/ Romance
Rated PG-13 for some intense violent sequences
Country: USA 
Language: English / Thai / French 
上映時間:148分
あらすじ:
19世紀。夫を亡くしたアンナは、
一人息子ルイを連れ、
シャムのモンクット王の依頼で
バンコックにやってきた。
王子たちの教育係として招かれたが、
何十人もの側室や子供たちに驚く。
環境の違いにとまどったが、
やがて王の聡明な人柄に惹かれていく。
外国の優れた知識に学ぶべきだと考えていた
モンコック王は、
イギリス人をはじめ諸外国の要人を招いた夜会を計画。
アンナに指導を任せる。
夜会は大成功し、
アンナと王はお互いの気持ちを秘めたままダンスを踊る。
ある日、側室のタプティムが頭を剃り
尼僧として生きようと宮殿を脱出、捕らえられてしまう。
恋人との仲を疑われたタプティムは、
アンナが口を出したために王の恩赦を受ける機会を失い、
処刑されてしまった。
この事件をきっかけに、アンナは帰国を考えるようになる。
そんな中、平和な王朝に不満をもつアラク将軍が
クーデターを起こす。
危機一髪の場面で王を救ったのは、アンナの機転だった。
最後の夜、アンナと王は静かにダンスをする・・・

出演者:
Jodie Foster ・・・ Anna Leonowens(アンナ)
Chow Yun-Fat ・・・ King Mongkut(モンクット王)
Randall Duk Kim ・・・ General Alak(アラク将軍)
Bai Ling ・・・ Tuptim(タプティム)
オトーサン、
「アカデミー賞の名優、そろい踏み!」

その他の出演者:
Tom Felton ・・・ Louis T. Leonowens
Kay Siu Lim ・・・ Prince Chaofa, King Mongkut's Brother
Melissa Campbell ・・・ Princess Fa-Ying
Deanna Yusoff ・・・ Queen Thiang
Geoffrey Palmer ・・・ Lord John Bradley
Ann Firbank ・・・ Lady Bradley
Bill Stewart ・・・ Mycroft Kincaid, East India Trading Co.
Sean Ghazi ・・・ Khun Phra Balat
Syed Alwi ・・・ The Kralahome, Prime Minister
Ramli Hassan ・・・ King Chulalongkorn
Keith Chin ・・・ Prince Chulalongkorn
Alif Silpachai ・・・ Chulalongkorn's brother
Kenneth Tsang ・・・ Justice Phya Phrom
Shantini Venugopal ・・・ the nanny
Goh Yi Wai ・・・ Mongkut's daughter
Harith Iskander ・・・ Nikorn

User Rating:6.7/10( 34,053 votes)IMDb
  User Rating:7.0/10( 148 votes) Yahoo!
オトーサン、
「お金も、工夫もかけているね」

アカデミー賞ノミネート 
美術賞   
衣装デザイン賞 

User Reviews 
Burmeseさん 
1999年12月13日
見事な演技と撮影

映画館に入って、
私はジョディ・フォスターと堅実な演技と
きちんと撮影されたシーンを期待していた。
でも、それ以上だった。
チョウ・ユンファは、いつも観客の注目を集める。
堂々とした冷淡な存在だ。
ジョデイとチョウの相性はいい。
アンソニー・ホプキンスのレクターに対して
身構えた演技とは別の顔をみせる。
脚本は堅固で、いいペーだ。
せりふがいい。
主役たちと脇役たちの相互作用もいい。
撮影はタイでなく、マレーシア。
撮影と衣装は、アカデミー賞ノミネートに値いする。
それを言うなら、ジョデイとチョウ2人に
アカデミー賞を献上したい。。
すばらしい映画だ。
DVDの発売を楽しみにしている!

オトーサン、
「すごいお金をかけてるね」
マレーシアのリゾート地につくった王宮。
19頭の象のパレードをはじめとする多くのロケ。
戦闘シーンに使った橋とその爆破費用。
国王の専用船の建造費。
国王の23人の妻、42人の側室、
58人の子供たちの衣装代だって
生地の長さが15キロメートルというから
半端ではありません。

Ikedaさん 
2009年4月10日
フィクション

この原作は「アンナとシャム王」
「王様と私」に続く3回目の映画化ですが、
何れもタイ政府が史実と違うと
ボイコットしているものです。
もともとアンナ・レオノウエンスの日記に
基づいているので実録だと言われていますが、
彼女がシンガポールにいた時に
タイの王様に呼ばれた事は確かですが、
かなり創作的な内容のようです。
まず、彼女の生まれはインドなのに
イギリスに変え、年も3才若くし、
この映画にも出てくる側室タプティムの処刑も、
そのような事実はなかったそうです。
「王様と私」はミュージカルですから
比較になりませんが、
内容的には「アンナとシャム王」の方が、
これよりは優れていたように思います。
この映画は前記の事情でタイにロケする事が出来ず、
マレーシアで撮ったそうですが、
回教国なので仏教圏をあちこち廻って
撮影している点に苦心の跡が見えます。
その点「アンナとシャム王」の
タイの雰囲気のないセット撮影に比べて
見栄えはよく出来ています。
ただし、皆さんが感じているように、
西洋人臭さが鼻についてくるのは
この映画も同じだなと思いました。


アンダーカヴァー

オトーサン、
「この監督、知らんなぁ」
・ジェームズ・グレイ
誕生日:1969/4/14 
出身地:ニューヨーク・クイーンズ 
南カリフォルニア大卒。 
25歳、「リトル・オデッサ」で長編映画監督デビュー、
カンヌ国際映画祭ノミネート 
・パルム・ドール エヴァの告白    
・パルム・ドール トゥー・ラバーズ    
・パルム・ドール アンダーカヴァー    
・パルム・ドール 裏切り者    
ヴェネチア国際映画祭j受賞
・銀獅子賞 リトル・オデッサ 

原題:We Own the Night (2007) 
監督・脚本:James Gray   
Genre: Crime/ Drama/ Thriller
Country: USA 
Language: English /Russian/ Spanish 
上映時間:117分
あらすじ:
1988年、ニューヨーク。
警官一家に生まれるものの
その道を外れたボビーは、
名字を変えて素性を隠し、
ロシアンマフィアと通じる
ナイトクラブのマネージャーとして働いていた。
一方、彼の兄でニューヨーク市警の
エリート警官ジョセフは、
2人の父親である警視監バートと共に
ロシアンマフィアの撲滅へ麻薬取締班を組織する。
その標的は、ボビーのクラブに入り浸る
ニジンスキーだった。
そしてジョセフ指揮の下、
ボビーのクラブが一斉検挙される。
しかし、ニジンスキーを取り逃がしたジョセフは、
何者かに襲われ瀕死の重傷を負ってしまう。
捜査協力を断っていたことから自責の念に駆られるボビー。
やがて、ジョセフ襲撃の黒幕がニジンスキーで、
次に父が狙われていると知ったボビーは
一味の壊滅を決意、警察の囮として
ロシアンマフィアの麻薬工場へ潜入する・・・

出演者:
Joaquin Phoenix ・・・ Robert "Bobby" Green/Grusinsky(ボビー)
Mark Wahlberg ・・・ Captain Joseph "Joe" Grusinsky(ジョセフ)
Eva Mendes ・・・ Amada Juarez(アマンダ)
Robert Duvall ・・・ Deputy Chief Albert "Burt" Grusinsky(警視監バート)
Alex Veadov ・・・ Vadim Nezhinski(ニジンスキー)
オトーサン、
「ホアキン・フェニックス、名優だね」
アカデミー賞 ノミネート
・主演男優賞 ザ・マスター    
・主演男優賞 ウォーク・ザ・ライン/君につづく道    
・助演男優賞 グラディエーター    

カンヌ国際映画祭 受賞
・男優賞 ビューティフル・デイ    
ヴェネチア国際映画祭 受賞
・男優賞 ザ・マスター 

その他の出演者:
Dominic Colon ・・・ Freddie
Danny Hoch ・・・ Louis "Jumbo" Falsetti
Oleg Taktarov ・・・ Pavel Lubyarski
Moni Moshonov ・・・ Marat Buzhayev
Antoni Corone ・・・ Lieutenant Michael Solo
Craig Walker ・・・ Russell De Keifer
Tony Musante ・・・ Captain Jack Shapiro
Yelena Solovey ・・・ Kalina Buzhayev
Coati Mundi ・・・ Himself
Former New York City Mayor Ed Koch ・・・ himself.

User Rating:6.9/10( 79,625 votes)IMDb
  User Rating:6.7/10( 166 votes) Yahoo!
オトーサン、
「人間が描けている!」

カンヌ国際映画祭 ノミネート
・パルム・ドール  ジェームズ・グレイ 

User Reviews 
Melvilleさん 
2007年6月3日
総立ちの拍手喝采

本作は、カンヌ国際映画祭の初日に上映され、
ヨーロッパの批評家たちが総立ちの拍手喝采をしたとか。
私は、米国の試写会で、拍手喝采を目撃した。
聴衆はすっかり、の映画に夢中になった。
「ゴッドファーザー」を見たときの聴衆を思い出させた。
本作は、犯罪映画と家庭ドラマだ。
いくつかの素晴らしいアクションシーンがある。
フォアキン・フェニックス、マーク・ウォールバーグ、
ロバート・デュヴァルの演技がいいが、
特にエヴァ・メンデスは最高だった。

オトーサン、
「フラーティさん、学識があるね」
カインとアベルは、旧約聖書『創世記』に登場する。
アダムとイヴの息子たちで兄がカイン、弟がアベル。
人類最初の殺人の加害者・被害者とされている

フラーティさん 
2009年12月31日
カインとアベル

家族愛を軸に、
怒りと悲しみを瞳に湛える
ダークヒーローと
ロシアンマフィアとの死闘を描く
ハードボイルド映画。
原題“We Own the Night”は
当時のNYPD(ニューヨーク市警)の標語で、
制服のワッペンに記されていた。
邦題の「アンダーカヴァー」とは
警察の潜入捜査官のこと。
主役のボビー・グリーンは
囮捜査時にまだ民間人だったので、
内容を表すタイトルとしてはやや不正確。
いずれにせよ本作は、「社会正義の実現」を描いた
ポリス・アクション映画のように見えて、
その実、極めて私的な「敵討ち」を
主題としている点に注意を要する。
話の展開には若干無理も感じるが
(ボビー個人の活躍を際立たせるためか
警察組織が信じがたいほど無能な点など。
本作の本質が警察vsマフィアではなく、
家族愛に基づく復讐劇なので仕方ないのだが。
それにしても、そもそもあんなに簡単に警官になれるの?)、
アクション・シーンは切れ味鋭い。
派手さはないが、緩急が巧みで緊迫感が良く出ている。
また、父子の絆や兄弟の和解が愛情ベタベタではなく、
重厚に描かれており、静かに胸に迫る。
BGMの使い方も格好良い。
主演のホアキン・フェニックスが素晴らしい。
『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』
の時も感嘆したが、とにかく渋い。
序盤のやさぐれ加減
(優等生な兄へのコンプレックス)も
中盤の動揺っぷりも、
ラストの面構えも、完璧に決まっている。
「繊細なタフガイ」という複雑な役柄を
見事に演じきっている。
ヒロインのエヴァ・メンデスもセクシーで○
ロバート・デュヴァルと
マーク・ウォールバーグもハマリ役。


名探偵コナン ゼロの執行人

オトーサン、
「大ヒットしたんだ」
劇場版『名探偵コナン』シリーズの22作目。
興行収入は91.8億円とシリーズ最高興収を記録!

原題:名探偵コナン ゼロの執行人(しっこうにん)(2018)
監督:立川譲
原作:青山剛昌
脚本:櫻井武晴
Genre:Mystery/Suspence/Adventure.
上映時間:109分
あらすじ:
江戸川コナンら少年探偵団は、
阿笠博士が開発した高性能ドローンの
飛行テストに付き合っていた。
そのころ、少年探偵団のまとめ役・灰原は
テレビを見ていた。
サミットが開催施設や
火星から帰還する無人探査機
はくちょうの話題が
放送されていた。
コナンも合流して見始めた直後、
国際会議場で大規模爆発があり、
警察官が死傷というニュースが流れる。
灰原は、現場の監視カメラの映像に
一瞬だけ安室の姿があったと指摘する。
コナンはテロの可能性を考えるが、
爆破がサミット当日ではないことに疑念を抱く。 
捜査会議が開かれ、
施設の地下でのガス爆発が原因とされた。
だが、事件現場の遺留品から採取された指紋が
毛利小五郎のものと一致し、
押収された毛利小五郎のパソコンから
東京サミットの日程表や爆発現場の見取り図と
爆発現場のガス栓にアクセスした痕跡が発見され、
小五郎は、公安に逮捕される。
コナンは、安室に証拠捏造ではないかと問い詰めるが、
警察庁警備局警備企画課「ゼロ」に所属する
公安警察捜査官安室は、その答えをはぐらかす・・・

声の出演者:
 高山みなみ・・・ 江戸川コナン
 林原めぐみ・・・ 灰原哀 
 小山力也・・・ 毛利小五郎 
 古谷徹・・・ 安室透 
オトーサン、
「安室さん、人気出そうだね」

その他の出演者:
 山崎和佳奈・・・ 毛利蘭
 上戸彩・・・ 橘境子 
 博多大吉・・・ 羽場二三一 
 茶風林・・・ 目暮警部 
 緒方賢一・・・ 阿笠博士 
 岩居由希子・・・ 吉田歩美 
 高木渉・・・ 小嶋元太 
 大谷育江・・・ 円谷光彦 

User Rating:6.4/10( 7 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:8.2/10( 5,399 votes) Yahoo!
オトーサン、
「いやぁ、面白かった」
原作の雰囲気や空気感を大切にしているらしい。
また、アクションと推理シーンのバランスを
実によく考慮しています。

User Reviews 
AKUROさん 
2018年5月16日
過去最高クラスのおもしろさ

本作はすばらしい出来で、
過去の劇場版で
一、二位を争う作品になったと思います。
とりわけ、ストーリーがおもしろいです。
サミット会場を狙った爆破テロ事件と思わせて
話が展開していきますが、
毛利さんがなぜか犯人として逮捕されたり、
公安関係者をめぐる人物たちの
真意の見えない怪しい動きがあったりして、
謎をはらんだまま話が二転三転していきますので
ストーリーにぐいぐい引き込まれていきました。
最後の最後まで目が離せない展開でした。
しかも、今回は、ストーリーを牽引する
公安とその協力者の人物像にも
十分にスポットが当たっており、
人間ドラマとしても見応えがあった点が
良かったと思います。
過去作では、犯人やその周辺のドラマ性に
不満を感じていたのですが、
今回は文句なし。
とくに、最後の橘さんの叫びなど鳥肌ものでした。
映像もすごみがあり、ラストのシークエンスでは
安室の危険運転が大爆発しますが、
ハリウッドでもこのカースタントはできないでしょう(^_^;)
スペクタクル感も抜群でした。
今回、監督さんが交代しているのですが、
良かったと思います。
次回作にも期待したいです。
それにしても、ラストの安室のせりふは、
本気のコナン君を事件に
巻き込みたかっただなんて、
コナン君も思わず「買いかぶりすぎだぜ」と
照れるほどの殺し文句でしたね
劇場にはアラサーの女子がたくさんで、
5−6名のグループの女性が
目立っていたことも印象的でした。
来年は久々のキッド登場となりそうで、
まだまだ劇場版コナンの快進撃は続きそうです。

オトーサン、
「勉強になる
公安警察とは警察庁と都道府県警察の公安部門を指す俗称
主に国家体制を脅かす事案に対応する。 
外国政府による対日工作、国際テロリズム、
極左暴力集団、朝鮮総連、共産党、学生運動、
市民活動、新宗教団体、右翼団体などを対象に
捜査・情報収集を行い、法令違反があれば事件化して
違反者を逮捕することもある。
警察庁警備局を頂点に、
警視庁公安部
各道府県警察本部警備部
所轄警察署警備課で組織される。
東京都を管轄する警視庁では
警備部と別に公安部として特に独立しており、
所属警察官約1100名を擁し、
都内の所轄警察署警備課と合わせて2000人以上となり、
日本の公安警察の中では最大の組織である。 

53羽の孔雀さんさん 
2019年1月24日
おお、面白いやん!

これでコナン映画で好きな作品が
「摩天楼」「絶海」「ゼロ」と3作になりました。
話、人物相関および人物の立場と思惑が
それぞれ複雑なため、お子様には若干難しいかも。
構成がちゃんとしており、
推理パートがキッチリあり、テーマ性があり、
身内が巻き込まれ、安室が活躍し、
ドローンや無人探査機の帰還や
爆破テロやサイバーテロなどの現代要素が入れ込まれ、
映画ならではの規模の事件、アクション、
映像クオリティが相まって、
飽きさせず目が離せない満足のいく作品でした。
本作は公安警察、公安検察がメインとなっており、
公安警察側として安室が、公安検察側として
日下部検事が対立軸として描かれる。
そこに、本作のキーパーソンである橘弁護士、
および羽場氏がそれぞれ公安警察、公安検察の
「協力者」として重ね合わせられるわけだが、
その描き方、構図が上手い。
また、某「純黒」のように
「あれ?安室さん別に登場させる必要無かったんじゃね?」
ということがなく、
安室さんもキッチリ事件に関わっている立場であることから、
登場し、メインキャラクターとして活躍することに違和感がない。
安室さん、こりゃあ確かに人気出そうだ。
前半の、事件発生→逮捕→送検→起訴→公判前までパートも、
小五郎のおっちゃんが容疑をかけらていることから普通に面白い。
安室とコナンを2人同時に立てようと思えば
小五郎のおっちゃんの推理ショー展開にはできないから、
映画の構成的に上手く要素を使ったと思える。
また、逮捕→送検→起訴までのある程度具体的なやり方や
警察庁警視庁検察庁それぞれの公安部の説明、
公安警察と公安検察の実質的な上下関係、
公安事件の特殊性まで、本当かどうかはともかくとして、
個人的に興味があったし勉強にもなった。
推理パートをキッチリ終えてからの
最終版の10分はアクションシーンタイム。
まあコナン映画伝統のパートであり、いわばオマケだが、
アクションシーンのクオリティも中々に高かった。
映像技術の進化ってすごい。
いつも通りキッチリ唐突に蘭が巻き込まれるわけだが、
あくまでコナンと安室の視点を重視し、
無理矢理展開な格闘シーンを入れ込むことも
無かったため、好印象だった。
劇中に弁護士の勝率的な話があったが、
警察が容疑者を逮捕し、
事件を警察から検察に送り(送検)、
検察が「よっしゃ裁判するぜ!(起訴)」と
判断する流れとなるため、
つまるところ検察からすれば
「有罪に決まってるやろ」という事件しか起訴しない、
言い換えれば基本的に検察が自信ある事件しか
裁判の場に出てこないわけだから、
「90%は弁護士は負ける」というのは至極当然の話、
っていう。弁護士の仕事は有罪を無罪にすることじゃなく、
有罪は有罪なんだけど刑の重さを軽減すること、らしい。


ホットロード

オトーサン、
「暴走族か」
もう絶滅したかと思いましたが、
全国に193グループ(2016年)あるとか。

原題:ホットロード(2014)
監督:三木孝浩
原作:紡木たく  
脚本:吉田智子 
Genre:Romance
上映時間:119分
あらすじ:
幼い頃に父親を亡くし、
母親と2人暮らしの14歳の少女、和希。
母親が恋人に夢中なことに心を痛め、
学校も馴染めず孤独な日々を送っていた。
そんなある日、和希は夜の湘南で
Nightsという暴走族の洋志と出会う。
最初は互いに反発していたが、
次第に惹かれ合っていく。
春山がNightsのリーダーになったことで、
敵対するチームとの抗争に
巻き込まれていく・・・

出演者:
 能年玲奈・・・ 宮市和希 
 登坂広臣・・・ 春山洋志 
オトーサン、
「この娘、有望株なのかね」

その他の出演者:
 鈴木亮平・・・ 玉見トオル 
 太田莉菜・・・ 宏子 
 竹富聖花・・・ えり 
 山田裕貴・・・ 金パ 
 落合モトキ・・・ リチャード 
 野替愁平・・・ 赤根 
 遠藤雄弥・・・ 永山 
 鷲尾真知子・・・ おばさま先生 
 野間口徹・・・ 医者 
 利重剛・・・ 高津 
 松田美由紀・・・ 春山の母 
 小澤征悦・・・ 鈴木 
 木村佳乃・・・ ママ 

User Rating:4.0/10( 12 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:6.5/10( 2,391 votes) Yahoo!
オトーサン、
「うーん」

日本アカデミー賞 受賞
・新人俳優賞  能年玲奈   登坂広臣 

User Reviews 
あろえりーな さん
やんちゃなのが市民権 

2016年7月19日
能年ちゃん、いろいろあって
「のん」に改名したそうですけど、
まぁ本作見てると女優としては
いいもの持って入るなと思いますけどね。
ホットロード、もとは80年代のコミックってことで、
暴走族の少年と恋に落ちる。
あぁ、時代を感じるなという題材ですね。
ヤンキー雑誌とかもあって、
やんちゃなのがそれなりに市民権を得ていた時代。
ただ今の感覚で見ると、
「そういうことに巻き込まれるのは規定路線よね?」
なんて思っちゃうんですけど。
ただまぁ、題材は古くても、
映像的にはすごく今風でして、
爽やかな色合いの青春映画に
仕上がってるんですよね。
恋愛よりも
家族の話の方がわりとしんみりできる内容。 

オトーサン、
「ノンちゃん雲に乗る(1951)なんて、
若いひとは知らないだろうね」

黒美君彦さん 
2016年7月19日
のん

2016年、所属事務所との
あれこれあって独立した能年玲奈は、
芸名を「のん」にするそうで。
だからどうってことはないのですが。
原作は1980年代後半に大ヒットした
少女コミックだそうですが未読。
家庭に恵まれない女子中学生と、
バイクで暴走する不良の純愛…
この設定だけで昭和の香りがぷんぷんするけれど。
能年玲奈の真っ直ぐな視線が印象的。
ただ、こんな垢抜けない娘が
この映画の主役というところに違和感もあったが、
原作者が彼女を指名したというのだから、
原作イメージには合っているのでしょう。
ところどころ美しい風景が挿入され、
内省的な独白がそこに重なるのは悪くないけれど、
個人的には全体的にたるく感じる映画でした。


復讐捜査線

オトーサン、
「午後ロードか」
メル・ギブソンが出ているので、みることに。
こんな娯楽作にメルとは、勿体ない。
もっとも、TVシリーズ「刑事ロニー・クレイブン」
のフアンだったので、出演を希望したのだとか。

原題:Edge of Darkness (2010)
監督:Martin Campbell
原作:Troy Kennedy-Martin   
脚本:William Monahan/Andrew Bovell  
Genre:Crime/ Drama/ Mystery
Country: UK/| USA 
Language: English 
上映時間:117分
あらすじ:
トーマス・クレイブンは、
ボストン警察殺人課のベテラン刑事。
久々に帰省した一人娘のエマを駅に出迎えた。
24歳のエマは大学を卒業し、
ワシントンDCのある企業で研修生として働き始めていた。
クレイブンにとって、彼女は自分の命よりも大切な存在だった。
ある日、エマが体調を崩して、嘔吐を繰り返す。
病院へ連れて行こうと彼女を抱えて玄関を出た
そのとき、“クレイブン!”と呼ぶ大きな声とともに、
家の前に止まっていた車からショットガンが発射される。
弾丸が命中したのはクレイブンではなく、エマの胸だった。
家の中に吹き飛ばされる娘の身体。
クレイブンはとっさに銃を抜くが、
犯人の車は急発進で去ってゆく。
エマは、父の胸の中で息を引き取る。
クレイブンの親友で同僚のビルが
事件を担当することになった。
捜査陣もマスコミも、クレイブンに恨みを持つ者の犯行で、
彼を狙った弾がエマに当たったものと見ていたが、
クレイブンには心当たりがない。
規則によって捜査に加わることができなかったが、
署の誰もクレイブン彼を止められなかった。
最愛の娘を殺した犯人を
自分の手で探し出すと心に誓う。
捜査を進めるうちに
浮かび上がってきたのは意外な事実。
事件の裏に、エマが勤務していた
軍需企業の犯罪的行為と
国家の安全保障に影響を及ぼす
巨大な陰謀が潜んでいたのだ。
それに気付いたエマは、
真実を暴露しようとして
謀殺されたというのだ。
真実を知ったクレイブンは、仇を討つべく
軍需企業のトップに迫っていくが、
そんな彼を抹殺する仕事をジェドバーグが
引き受ける・・・

出演者:
Mel Gibson ・・・ Thomas "Tom" Craven(クレイブン) 
Bojana Novakovic ・・・ Emma Charlotte Craven(エマ) 
Jay O. Sanders ・・・ Bill Whitehouse(ビル) 
Ray Winstone ・・・ Darius Jedburgh(ジェドバーグ)
オトーサン、
「さすが、名優!」

その他の出演者:
Denis O'Hare ・・・ Moore
Danny Huston ・・・ John "Jack" Bennett
Gabrielle Popa ・・・ Young Emma 
Shawn Roberts ・・・ David Burnham
David Aaron Baker ・・・ Millroy
Caterina Scorsone ・・・ Melissa
Gbenga Akinnagbe ・・・ Darcy Jones
Damian Young ・・・ Senator Jim Pine
Frank Grillo ・・・ Agent One.
Peter Epstein ・・・ Agent Two
Wayne Duvall ・・・ Chief of Police
Frank L. Ridley ・・・ Automatic Weapons Cop

User Rating:6.6/10( 84,434 votes)IMDb
  User Rating:7.2/10( 302 votes) Yahoo!
オトーサン、
「よくできているね」

User Reviews 
Matt_Laydenさん 
2011年3月8日
私は・・・メルを歓迎

メル・ギブソンは、
「サイン」(2002)以来の主役だ。
「アポカリプト」(2006)や
「パッション」(2004)では、黒子になった。
いまや、銃をもってカンバックしてきた。
誰が娘を殺したか、
そして、何故かを見つけ出そうとする。
誰もがよいミステリー映画を愛している。
刑事は、隠ぺいの背後にある真実を探す。
一人娘は彼の腕の中で死んだ、
死の願望のなか、復讐を誓う。
ギブソンのボストンなまりが少し気になる。
本作は、夢中にさせる。
だが、数日後に話し続けさせるほど
すばらしくはない。
時間つぶしに、楽しむとよい。

オトーサン、
「暴力はダメ。でも、才能は惜しい」

メカゴジラさん 
2011年12月15日
まあまあ

久しぶりの
M.ギブソン主演作品ということで
DVDをレンタル。
パッケージや惹句からすると、
主人公の刑事が撃ちまくって復讐を果たす
アクション映画みたいだが、
内容はもっとミステリー寄り。
自宅の玄関で、娘をショットガンで射殺
(このシーンは壮絶)された主人公。
核関連の企業でインターンをしていた娘が
なぜ殺されたのかを追ううち、
陰謀が徐々に明らかになる展開は
なかなかスリリングで引き込まれる。
ラストは決してハッピーエンドではないが、
病院の中を娘と二人で幸せそうに歩く
あのシーンは素直にイイ。
暴言だのDVだので
ずいぶんお久しぶりのM.ギブソンだけど、
やはりこの人はいい俳優だと思う。
髪の毛は少々寂しくなったけど、
娘が幼い頃の幻を見て弱音を吐くシーンの切なさや
アクションでの殺す気満々の獰猛な表情を見ると、
まだまだ老けこむには早い。
いろいろと難しいのかもしれないが、
もっと映画にどんどん出てほしいもんだ。


バーティカル・リミット

オトーサン、
「2000年に見たね」
・バーティカル・リミット 映画批評NO.96
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
「なんか、誇らしかったなぁ」
ソニーがコロンビアを買収したおかげで、
日米同時公開となったのです。

原題:Vertical Limit (2000) 
監督:Martin Campbell    
原作:Robert King
脚本:Robert King/ Terry Hayes  
Genre:Action/ Adventure/ Drama
Rated PG-13 for intense life/death situations 
and brief strong language 
Country: USA / Germany 
Language: English / Urdu 
上映時間:124分
あらすじ:
3年前、ピーターはロッククライミング中の事故で、
自分と妹のアニーを救うため、父親の命綱を切った。
その苦悩から逃れようとするピーターは、
山を拒否し、写真家として荒野に身を置いていた。
一方アニーは登山家になり、
世界一高い山頂に挑むという父親の夢を追っている。
しかし彼女は登山中、
標高8000メートルの氷に閉ざされた
クレパスに閉じ込められてしまった。
そこでピーターは、ベテラン登山家のスキップと
看護婦で登山家のモニク、ポーターのカリームほか、
計6名で救出部隊を結成。
3組に別れ、それぞれが岩を吹き飛ばすための
ニトログリセリンを持って、
世界第二位の高峰K2の遭難地点を目指すことになった。
タイム・リミットは22時間。
アニーを救出できるだろうか・・・

出演者:
Chris O'Donnell ・・・ Peter Garrett(ピーター)
Robin Tunney ・・・ Annie Garrett(アニー)
オトーサン、
「そこに山があるから登るか」
でも、この映画のひとたちは、
復讐とか金のために山に登るのです。

その他の出演者:
Robert Taylor ・・・ Skip Taylor
Izabella Scorupco ・・・ Monique Aubertine
Alexander Siddig ・・・ Kareem Nazir
Bill Paxton ・・・ Elliot Vaughn
Scott Glenn ・・・ Montgomery Wick
Temuera Morrison ・・・ Major Rasul
Stuart Wilson ・・・ Royce Garrett
Nicholas Lea ・・・ Tom McLaren
David Hayman ・・・ Frank 'Chainsaw' Williams
Ben Mendelsohn ・・・ Malcolm Bench
Steve Le Marquand ・・・ Cyril Bench
Roshan Seth ・・・ Colonel Amir Salim
Ed Viesturs(cameo)・・・a mountain trainer

User Rating:5.9/10( 55,035 votes)IMDb
  User Rating:6.4/10( 418 votes) Yahoo!
オトーサン、
「低いね」

英国アカデミー賞 ノミネート
・特殊視覚効果賞 

User Reviews 
robertdegruijlさん 
2001年7月2日
説得力がないので、エンジョイできない。

先が読める薄つぺらいプロット
ステレオタイプの登場人物が主人公だ。
素敵な一連のイベントすらない。
監督は、観客を見くびっている。
がっかりだ。
世界第2番の高山8,611mに登る
本当のスリル、興奮、困難が描かれていない。
完全な失敗作だ。
「エベレスト死の彷徨」(1997)や
「エベレスト」(1998)のような映画をみれば、
登山者の手足を切り取る恐れがある
ヘリコプターのローターブレードや
爆発する不安定なニトログリセリンなど
必要ないことがすぐに分かる。
マーティン・キャンベル監督は、
K2に登る技術や物質的・精神的挑戦の感覚を
観客に与えることができなかった。

オトーサン、
「聖なる山を馬鹿にするな!」

ロビーJさん 
2007年6月24日
見せ場は凄いけどね・・・

先日、テレビでやっていたので見ました。
まぁ普通ですかね。
映画だからしかたないけど、
かなり無理のある映像もあります。
だから現実味に欠けすぎているようにも感じます。
主演のクリス・オドネルは好きな俳優だし、
本作での彼もカッコよかったです。
妹役のロビン・タネイも
まぁなかなかだったのではないでしょうか。
それにスコット・グレンも素敵でしたね。
でもこの他の俳優は最悪に思えてしまいました。
ビル・パクストンの酷すぎる役も面倒だったし、
取って付けたかのような
イザベラ・スコルプコとクリスの恋・・・。
微妙すぎです。
せっかくのCGで凄い映像を見せているのに、
人間関係の無理な展開のせいで面白味に欠けているのは、
もったいないように感じます。
それに映子さんも言われている通り、
帰りは本当に疑問。
何だかここまで見せといて、
ラストはなんだよ!って感じだった。
すべてにおいて“もったいない”映画に感じます。


映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ 〜拉麺大乱〜(TV 2018)

オトーサン、
「初めて見るけれど・・・」
なぜ舞台が、埼玉県春日部市なの?
作者の臼井儀人が春日部育ちだから。
いまや、市のイメージキャラクターとなり、
第1児童センター敷地内に、
しんのすけらと、かすかべ防衛隊の
モニュメントが設置されています。

原題:映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ 〜拉麺大乱〜(2018)
監督:高橋渉
原作:臼井儀人  
脚本:うえのきみこ 
Genre:Comedy/Action/Family
上映時間:104分
あらすじ:
春日部にある中華街“アイヤータウン”に
やってきたしんのすけたちカスカベ防衛隊は、
マサオの誘いで
伝説のカンフー“ぷにぷに拳”の修行に励むことに。
一方街では、一度食べたらヤミツキになる
“ブラックパンダラーメン”が大流行していたが、
それは食べた人を凶暴化させてしまう
恐ろしいラーメンだった。
ラーメンパニックに陥った街を救うため、
カスカベ防衛隊は覚えたてのカンフーの技を
駆使して戦いに挑む。
カンフー娘で師匠の一番弟子タマ・ランは、
中国にあるぷにぷにの精・プンプンがいる祠へと向かうが、
「心が柔らかくない」と見限られ
「勇者の秘薬」はしんのすけに与えられる。
だが、しんのすけが飲むのを拒否したために
代わりに秘薬を飲んでぷにぷに真掌の力を得る。
帰国後、ブラックパンダラーメンヒルズに乗り込み、
その力でドン・パンパンとの決戦に打ち勝つも、
秘薬の副作用により「過剰なる正義」が暴走して
ほんの小さな出来事でも「悪」とみなして
成敗する残酷な性格へと変貌し、孤立してしまう・・・

声の出演者:: 
 矢島晶子・・・ しんのすけ 
 一龍斎貞友・・・ マサオくん
 関根勤・・・ 師匠
 潘めぐみ・・・ タマ・ラン
 廣田行生・・・ ドン・パンパン
 水島裕・・・  ぷにぷにの精
オトーサン、
「こども向け映画だろ、いいのかね」
ドン・パンパンに、
秘孔を突かれた相手は
「パン・ツー・まる見え」と叫ぶ・・・。

その他の声の出演者::
 ならはしみき・・・  みさえ 
 森川智之・・・  ひろし 
 こおろぎさとみ・・・  ひまわり 
 真柴摩利・・・  シロ/風間くん 
 林玉緒・・・  ネネちゃん 
 佐藤智恵・・・  ボーちゃん 
 真殿光昭・・・  ヌン 
 置鮎龍太郎・・・  チャック 
 七緒はるひ・・・  よしなが先生 
 富沢美智恵・・・  まつざか先生 
 三石琴乃・・・  上尾先生 
 鈴木れい子・・・  隣のおばさん 
 阪口大助・・・  ヨシりん 
 大本眞基子・・・  ミッチー 
 伊倉一恵・・・  ふかづめ竜子 
 星野千寿子・・・  魚の目お銀 
 むたあきこ・・・  ふきでものマリー 
 京田尚子・・・  かすかべ書店店長 
 稀代桜子・・・  中村 
 桜井敏治・・・  四郎 
 大塚みずえ・・・  神田鳥忍 
 片岡富枝・・・  アグネス 
 宮澤正・・・  チョウ 
 木村雅史・・・  ワン 
 勝杏里・・・  地上げ屋 
 大西健晴・・・  TVCM 
 五島慎・・・  パジャマの男 
 橘U子・・・  眉なし園児 
 花藤蓮・・・  リーゼント園児 
 町田政則・・・  店長 
 後藤光祐・・・  客引き 
 利根健太朗・・・  研究員A 
 山本格・・・  研究員B 
 園部好徳・・・  研究員C 
 古川裕隆・・・  研究員D 
 浅利遼太・・・  イケメンA 
 菅原雅芳・・・  イケメンB 
 船木まひと・・・  店員A 
 武内健・・・  店員B 
 板取政明・・・  店員C 
 北村謙次・・・  店員D 
 中村精道・・・  店員E 
 岩端卓也・・・  青年 
 設楽麻美・・・  女性アナウンサー 
 百田夏菜子・・・  くろぐろクローバーZ 
 玉井詩織・・・  くろぐろクローバーZ 
 佐々木彩夏・・・  くろぐろクローバーZ 
 高城れに・・・  くろぐろクローバーZ 
 みやぞん・・・  ミヤ・ゾン 
 あらぽん・・・  あらぽん 

User Rating:7.6/10( 5 votes)みんなのシネマレビュー
  User Rating:8.5/10( :1,340 votes) Yahoo!
オトーサン、
「へぇ、スコア、高いんだ」

User Reviews 
ガラムマサラさん 
2019年4月18日
まさかのカンフークレヨンしんちゃん

しんのすけたちがカンフーを学んで敵と戦う
といういたって単純なプロットの本作。
登場する拳法は『ぷにぷに拳』とかいう
クレしんらしいふざけた名前の拳法ですが
その動きはなかなかのもの。
いやはやここまでしっかりとした
カンフーが観れるとは……!
まぁ土台は下ネタとギャグですけど。
それでもクレしん史上
最も派手なアクション描写かもしれません。
家族やカスカベ防衛隊など映画によって
しんのすけ以外の活躍するキャラクターは変わりますが、
今回は主にマサオ君にスポットライトが当たります。
泣き虫で臆病だけどカンフーを学んで
成長しようとするマサオ君
しかし後から修業を始めたほかのメンバーに
どんどん追い抜かれてしまう……。
その不安、焦り、嫉妬、人間の負い目となる感情の中で
マサオ君がどういう選択肢を選び、成長していくのか。
派手なカンフーアクションをしんのすけたちが
やっている裏で、マサオ君がドラマパートを育てていました。
カスカベ防衛隊の一メンバーが取り上げられて
成長を描かれるってのはなかなか今までなかった気もするので、
そういった意味でも面白い作品です。
それでも映画の割には
ちょっとこじんまりと纏まっているような気がして
物足りなさはありますが、
絵的な映えはカンフーアクションが補っているので
目で見て楽しめる作品としてなかなか面白かったですね。
映画ファン的にちょっとうれしかったのは、
カンフーの説明の際、
往年のカンフーアクションスターが映ったことですかね!
ブルース・リー、ジャッキー、チャウ・シンチー、
サモハン、ジェットリー、ドニー・イェン!
いやはやチャウ・シンチーはちょっと意外でしたね! 

オトーサン、
「このシリーズ、作風が変化しているようだね」

あにやんさん 
2018年4月26日

今回はカンフー映画ベースの世界ですが、
単純にカンフー映画のパターンをなぞるのではなくて、
物語にヒネリが加えてあって、
奥行きのあるテーマを投げかけてきます。
でも、それは功罪相半ば、という感じ。
正義というものについて、
多面的な描き方をしていて、
色々考えさせるメッセージが織り込まれている一方、
明快さがなくなって、
見終って澱のような、わだかまりが残るような作品になって。
『クレヨンしんちゃん』ならではの
気持ち良さに欠ける感がなきにしもあらずです。
物語途中で悪は駆逐され、
正義の名の元に力で支配されてゆく、
その恐怖を描くのに『クレヨンしんちゃん』という器が
相応しかったのかどうか。
唐突な解決は物語をキチンと閉じる
という事が蔑ろにされてしまっていますし。
時間を置けば凶暴化は治るという設定は語られていますが、
その逆側で自我を奪われた人々が治る道筋は
ちゃんと語られないまま、みんなで踊れば解決、ですからねぇ。
それから、前作の『シリリ』同様、
今回も野原しんのすけが物語上の主役ではないのですよね。
ゲストキャラこそが主役で。もう26作重ねて、
しんのすけで描けることもなくなってきちゃったのかな? 
作品内で成長を見せたとしても
毎回毎回リセットされてしまいますし。
今回、ここぞというところは肉弾戦なので
しんのすけは出る幕がなくなっちゃうわけで。
それは例えば『ブタのヒヅメ大作戦』の
クライマックスでも見られた状況ですが、
やっぱりしんのすけが
主役として活躍する物語が見たいですね。
見る前に抱いた「今回はカスカベ防衛隊がメイン?」って
期待もスカされちゃった感じですし。
色々と考えて苦心して続いてるシリーズなのだと思います。
でも、子供を笑わせてナンボという
基本中の基本は絶対に忘れて欲しくないところです。 


映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん

オトーサン、
「いきなり、ギックリ腰かよ」
「続いて、怪しげなエステかよ」
低俗な出だしでしたが、
禍を転じて福と為すで、
最後は、父子愛に涙そうそう・・・

原題:映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん(2014)
監督:池端たかし
原作:臼井儀人  
脚本:中島かずき 
Genre:コメディ/アドベンチャー/ファミリー
上映時間:97分
あらすじ:
ギックリ腰で腰を痛めたひろしは
突如現れた謎の美女に連れられ、
マッサージも兼ねて
エステの「無料体験」を受けることに。 
エステを終えて家に着いたひろしだったが、
そこで自分の体がロボットになっていることに
気づき驚く。
ロボットになった自分を前に
警戒心むき出しのみさえに対し
大喜びのしんのすけ。 
そんななか、ひろしは、
自分の体がロボットになった原因が
あのエステサロンであったことに気づく。
それは、邪険に扱われる
日本の弱い父親達の復権を企てる
『父ゆれ同盟』の恐るべき陰謀だった。 
「家族は、オレが守る!!」 
崩壊寸前のカスカベを前に
ロボットになったひろし=ロボとーちゃんが、
しんのすけと共に立ち上がる・・・

声の出演者: 
 矢島晶子・・・ しんのすけ 
 藤原啓治・・・ ひろし/ロボひろし 
 ならはしみき・・・ みさえ 
 大和田伸也・・・ 鉄拳寺堂勝
 遊佐浩二・・・ 黒岩仁太郎
オトーサン、
「みんな活躍しているね」

その他の出演者:
 こおろぎさとみ・・・ ひまわり 
 真柴摩利・・・ シロ/風間くん 
 林玉緒・・・ ネネちゃん 
 一龍斎貞友・・・ マサオくん 
 佐藤智恵・・・ ボーちゃん 
 納谷六朗・・・ 園長先生 
 寺田はるひ・・・ よしなが先生 
 富沢美智恵・・・ まつざか先生 
 玉川砂記子・・・ 風間ママ 
 萩森イ旬子・・・ ネネママ 
 大塚智子・・・ マサオママ 
 鈴木れい子・・・ 隣のおばさん 
 中村大樹・・・ 川口 
 三浦雅子・・・ 草加ユミ 
 大滝進矢・・・ カンタムロボJr. 
 檜山修之・・・ 山田ジョン青年 
 立木文彦・・・ アコギデス 
 武井咲・・・ 段々原照代 
 コロッケ・・・ 頑馬博士 
 一木美名子・・・ 小女鹿蘭々 
 清川元夢・・・ 薄田修 
 田口昂・・・ サル親父 
 星野充昭・・・ ジャージ親父 
 隈本吉成・・・ ポーチ親父 
 小田敏充・・・ 生ビール親父 
 伊藤史隆・・・ 伊藤アナウンサー 
 佐藤裕二・・・ 佐藤アナウンサー 
 久保田直子・・・ 久保田アナウンサー 
 神代知衣・・・ バギーの主婦 
 茂呂田かおる・・・ 犬の散歩主婦 
 沢海陽子・・・ 子連れ主婦 
 青山桐子・・・ 息子 
 深田愛衣・・・ 娘 
 
User Rating:8.8/10( 100 votes)Amazon
  User Rating:8.9/10( 1,463 votes) Yahoo!
オトーサン、
「うわー、高いスコアだね」

User Reviews 
らすかるさん 
2016年11月10日
個人的感想 

ロボットと人間のヒューマンドラマ
に感動は当たり前で、
しかもテンプレなので
ストーリー的な驚きはありません。
私は、クレしんで育ち、
野原ひろしに憧れを持っているので
個人的に最高の映画でした。
クレしん映画で1番です。
映画館では3回観に行って号泣でした。
テレビ放送でも号泣でした。
クレしん映画で感動作好きで、
ひろし好きならたまらんと思います。
きゃりーぱみゅぱみゅは嫌いですが
この主題歌のときだけ好きになりました。  

オトーサン、
「すごいフアンがいるんだ」

映画で学ぶ己の価値観 さん 
2019年4月3日
過去最高の笑いと感動のバランス 

今まで感動するクレしん作品はあったが、
本来のカラーである低俗なコメディーを
後半抑えた印象が強い。
しかし今作はクライマックスで
すげぇバカな展開に笑えて
なおかつ、涙するというクレしんとしての
理想的な作品ではないかと思う。
冒頭からカンタムロボ、くだらねー(笑)
ひろしロボ覚醒直後の見せ方が
ロボ面線でいいなと思った。新鮮。
「ギリギリの注油」にも笑う。
しかし序盤のドデカシティでの
ヴィラン関係ない事故には
違う意味でリアルな怖さを感じて
ちょっと引いてしまった。
個人的にだが、
マジの命の危険を描くのはタブー感を感じる。
ロボ父ちゃんにみさえが抱きつくシーンは
ステキだった。
でもその後に「車は直して」と
ちゃんとオチをつける所はクレしんらしくて好き。
その後も低俗なネタで笑わせてくれる。
「ちちゆれ」いいね。
よく鉄拳寺をラスボスにしなかったなと思う。
その後の展開に今作の面白みが詰まっているので
とてもいい噛ませ役だった。
しんのすけへのもっとも残忍な刑として
「ピーマン炒め」って(笑)
「うちの子の命が!」のようなみさえたちが笑える。
しかしロボ父ちゃんを救うため
必死にピーマンを食べるしんのすけに感動…。
でもちゃんとオチをつける。
「おぇー」さすが。
そしてここからがこの作品の賞賛すべき所。
コロッケロボ登場!!
あの顔!こぶしウェーブ!あの顔!しかも長い!(笑)
クレしんシリーズで一番笑ったかもしれない。
ぶっ込みのナンセンスギャグに
シリーズのアイデンティティさえ感じ感動すらした。
黒岩の声もコロッケがやればいいのに。
最後に「どうだお前の父ちゃんつえーだろ」と言い
ロボ父ちゃんが眠りにつく。
これ、頭の中はひろしと一緒なのだから
「ひろしが死ぬ」と同等の描写。
これこそタブーで反則。
描いてはいけないんじゃないかとすら思ったが、
ロボが居なくならないと終われないので、
当然の結末でもあると言う所をついている。
少し残酷で心が締め付けられ涙。
しかし最後が最初と同じロボ目線なのがとてもいい。
最後にみさえが男たちに
「ほんとおバカ」と言うシーンもしみじみする。
今作はみさえがいつも以上に
「女または妻」に見えるのも印象的だった。
今作は父親としての昔の理想と
今の理想というテーマも描かれるが、
いい具合に答えを出さない。
この映画で言えるのは、
そりゃ何でもかんでも完璧を求め過ぎたら
ロボになるよなって事。
ひろしに対してみさえ目線から感じる
「情けないけど大切な存在」。
それでいいんだよなと思った。
ロボ父ちゃんとの別れは「悲劇」としての涙だったが、
ひろしとみさえの絆は本当の「感動」が詰まっていたと思う。
ただ、黒岩がお父さんに見えない(笑)
お兄さんにしか見えない。
そして劇中でも言っていたように
「レディースデー」を設けるなら
「メンズデー」もセットで設けるべきだと
強く同感した。


パシフィック・ウォー

オトーサン、
「へぇ、そうなんだ」
インディアナポリス号は、米海軍の重巡洋艦。
1945年7月26日にテニアン島へ原子爆弾を運んだ後、
7月30日フィリピン海で
日本の潜水艦伊58(回天特別攻撃隊・多聞隊)の
雷撃により沈没した。
第二次世界大戦で敵の攻撃により沈没した
最後のアメリカ海軍水上艦艇である。 

原題:USS Indianapolis: Men of Courage (2016) 
監督:Mario Van Peebles 
脚本:Cam Cannon/ Richard Rionda Del Castro  
Genre:Action/ Drama/ History
Country: USA 
Language: English 
上映時間:128分
あらすじ:
太平洋戦争末期の1945年、
アメリカは日本との戦争を終結させるため
原子爆弾の使用を決断、
巡洋艦インディアナポリスに
原子爆弾をテニアン島の基地へ
運搬するという極秘任務を与える。 
マクベイ艦長の指揮のもと、
艦は日本軍との激しい戦いをくぐり抜けて
テニアン島に到着、任務を遂行した。 
艦は次の目的地へと出発するが
日本海軍の伊号第五十八潜水艦の
魚雷攻撃を受けて沈没してしまう。 
マクベイ艦長と兵士たちは、漂流する羽目に。
飢えと喉の渇き、サメに襲われ、
次々と命を落としていく。
漂流5日目、アメリカ軍爆撃機が漂流者を発見。
生存者317名がグアム島の海軍病院に運ばれる。
マクベイ艦長は、軍法会議にかけられる。
通信兵のバマは、兄弟同然だったダントニオを失い悲しむが、
ダントニオの赤ちゃんを身籠もるクララに
勇気を持ってプロポーズする・・・

出演者:
Nicolas Cage ・・・ Captain Charles B. McVay III(マクベイ艦長)
竹内豊 ・・・ Commander Hashimoto(橋本艦長)
Adam Scott Miller ・・・ D'Antonio(ダントニオ)
Emily Tennant ・・・ Clara(クララ)
Matt Lanter ・・・ Chief Petty Officer Brian "Bama" Smithwick(バマ)
オトーサン、
「ニコラスケイジ、艦長には見えないね」

その他の出演者:
James Remar ・・・ Admiral William S. Parnell
Brian Presley・・・ Waxman
Tom Sizemore ・・・ Chief Petty Officer McWhorter
Thomas Jane ・・・ Lt. Adrian Marks
Johnny Wactor ・・・ Connor
Cody Walker ・・・ Lieutenant West
Callard Harris ・・・ Lieutenant Standish
Mandela Van Peebles ・・・ Theodore
Craig Tate ・・・ Garrison
Joey Capone ・・・ Alvin
Shamar Sanders ・・・ Quinn
Max Ryan ・・・ Lt. Wilbur "Chuck" Gwinn
Patrice Cols ・・・ Jean-Pierre
Currie Graham ・・・ Captain Ryan
Matthew Pearson ・・・ Duece
Timothy Patrick Cavanaugh ・・・ Cdr. Cavanaugh
Jose Julian ・・・ Sanchez
Weronika Rosati ・・・ Louise, McVay's wife
Mattie Liptak ・・・ Paul
Justin Nesbitt ・・・ Lindy

User Rating:5.2/10( 9,340 votes)IMDb
  User Rating:5.7/10( 246 votes) Yahoo!
オトーサン、
「低いスコアだね」

User Reviews 
moreirajfさん 
2016年10月22日
ストーリーはよいが、CGIと小道具がお粗末

私は、この映画に興味をもっていた。
だが、おやまあ、どうなっているんだ。
これまでに見た最悪のCGI作品の1つだ。
船は、くたびれているし、
環境とマッチしていない。
すべてのアクションシーンは、
CGIで安っぽく処理している。
デッキ上の爆発は、はっきりと花火!
信じられない。
しかも、いくつかのシーンは繰り返し!
自分の目で確かめて。
なんたる失望!

オトーサン、
「実話とは知らなかった」

smizushimaさん 
2017年6月16日
歴史的事実

出だしの巡洋艦や戦闘機や潜水艦の
CGのB級感にくじけそうになりましたが…
途中でやめなくてよかった。
「ジョーズ」でも言及されていた
インディアナポリスの史実を知ることができました。
戦争における人間の醜さだけでなく、
亡くなった親友の子を身ごもった女性に
「俺のことは愛さなくてもいいから」と
プロポーズする男や、
巡洋艦の艦長と日本軍の潜水艦艦長の
和解のくだりなど
人間の良い面も観ることが出来きました。
戦争映画を見終わった後は
いつも戦争のむなしさを感じます。
本編の中で「戦争には勝ったが、
戦争がなくなることが真の勝利だ」
というせりふが印象的でした。
艦長が自決してしまったのがかわいそうですが
2000年 に名誉が回復されたのはなによりです。
2017年8月21日のニュースで
フィリピン沖の海底5500メートルの海底で
インディアナポリスが発見されたと聞きました。 


シックス・デイ

オトーサン、
「2000年に見たね」
・シックス・デイ 映画批評NO.103
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
この映画で興味深いのは、
ホログラフィーが使われていること。
従姉が、その道の権威なのです。
・東海大学名誉教授 佐々木政子

原題:The 6th Day (2000) 
監督:Roger Spottiswoode 
脚本:Cormac Wibberley/ Marianne Wibberley  
Genre:Action/ Mystery/ SF
Rated PG-13 for strong action violence, 
brief strong language and some sensuality 
Country: USA / Canada 
Language: English 
上映時間:123分
あらすじ:
クローンを禁止する
シックス・デイ法のおかげで、
社会はかろうじて秩序を守っていた。
飛行士のアダムは、
ヘリのチャーター会社をやっている。
大金持ちのドラッカーから
仕事の依頼を受けるが、
誕生日なので、
同僚のハンクに仕事を代わってもらって
早目に帰宅すると、
そこには自分のそっくりさんがいた。
愛する妻ナタリーや娘、
そして、ご近所さんたちが
彼の誕生日パーティを開いていた。
呆然と立ちすくむところに
2人組みの男女がやって来て、
連れ去られそうになる。
何とかハンクの家に逃げ込むが、
そこでも、襲われる。
誰が自分のクローンを作り出したのか。
事件の秘密を探るため、
ウィアー博士の研究室に忍びこむ・・・

出演者:
Arnold Schwarzenegger ・・・ Adam Gibson / Clone(アダム)
Wendy Crewson ・・・ Natalie Gibson(ナタリー)
Michael Rapaport ・・・ Hank Morgan(ハンク)
Tony Goldwyn ・・・ Michael Drucker(ドラッカー)
Robert Duvall ・・・ Dr. Griffin Weir(ウィアー博士)
オトーサン、
「シュワちゃん、頑張るねぇ」

その他の出演者:
Taylor Anne Reid ・・・ Clara Gibson
Michael Rooker ・・・ Robert Marshall
Sarah Wynter ・・・ Talia Elsworthr
Rodney Rowland ・・・ Wiley
Terry Crews ・・・ Vincent
Ken Pogue ・・・ Speaker Day
Colin Cunningham ・・・ Tripp
Wanda Cannon ・・・ Katherine Weir
Jennifer Gareis ・・・ Virtual Girlfriend

User Rating:5.9/10( 110,058 votes)IMDb
  User Rating:6.2/10( 247 votes) Yahoo!
オトーサン、
「出来が悪いね」
シュワちゃんとそっくりさんが並ぶと、
オエーです。

ラジー賞ノミネート)
・ワースト主演男優賞  アーノルド・シュワルツェネッガー   
          本物のアダム・ギブソンに対して 
・ワースト助演男優賞  アーノルド・シュワルツェネッガー   
          クローンのアダム・ギブソンに対して 
・ワースト・スクリーン・カップル賞  
          アーノルド・シュワルツェネッガー
           本物のアダム・ギブソンとクローンのアダム・ギブソンに対して 

User Reviews 
ccthemoviemanさん 
2006年8月18日
クローンは是か非か

こいつは、楽しいシュワルツェネッガー映画だ。
アクション・シーンは、よくできていて、
多少のユーモアもある。
「クローン技術で人間を作っていいのかどうか」
これが、本作のトピックだ。
ハリウッドが、道徳の側に立つなんて、
ワーオ、衝撃的だ。
左翼の狂信者が、
この話を好まなかったのも無理はない。
本作は、典型的な「ランボー」アクション映画だ。
アーノルドのアクセントが気になる。
悪人がすべて効果的に描かれている。
楽しい映画だ。
そして、ブルーレイには、
すごい5.1サラウンドとシャープなビジュアルだ!

オトーサン、
「名優ロバート・デュバルの見せ場がないね」

ジーナさん 
2010年7月15日
ラジー賞作品のわりには・・・

恐るべきクローン社会を描いた
近未来SFサスペンスアクションです。
CGも結構良かったですし、
近未来の生活スタイルは面白みがありました。
ちょっとリアリティを感じられる
陰謀や記憶まで移植できるクローン技術など
現実離れしたストーリーの中にある
設定の怖さも光っていたと思います。
ただ・・・全体的にドラマが薄いです。
特にロバート・デュヴァル演じる博士と
妻のドラマをもう少し見せて欲しかったです。
軽めのノリで進むのは構いませんが、
見せるトコロは見せるメリハリをドラマで出せると
深みのある作品に仕上がったと思いますよ。
音楽・アイデアは良かったのですが、
いまいちインパクトに欠けるのが残念でした。
演出に緊張感がないのも問題ですが、
ラストが違えば少しは印象が変わったかもしれません。
心温まる幕引きではなく、
クローン社会を批判するような
衝撃的な終わり方のほうが良かったでしょうね。
・・・っていうか、シュワちゃんが二人もいるんだから
もっと派手にアクションを入れるべきだったのでは・・・?
終盤まで目立ったアクションもないなんて、
ずいぶん控えめで地味ですよね(爆)
まぁ粗のある作品とは言えシュワちゃん映画ですから、
無難に楽しめるレベルだと思いますよ(爆)


エントラップメント

オトーサン、
「1999年に見たね」
・エントラップメント  映画批評NO.3
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
舞台は、クアラルンプールの
ペトロナス・ツイン・タワー。
高さ452mは、当時世界一。
ミレニアムを迎えての打ち上げ花火は、
感動ものでした。

原題:Entrapment (1999) 
監督:Jon Amiel    
原作:Ronald Bass/ Michael Hertzberg
脚本:Ronald Bass/ William Broyles Jr.  
Genre:Action/ Crime/ Romance
上映時間:113分
あらすじ:
ニューヨークの高層ビルから
レンブラントの名画が盗まれた。
美貌の保険調査員ジンは、
犯人は美術品専門の怪盗マックと目星をつけ、
上司クルーズに中国の黄金のマスクを餌に
マックを罠にかけることを提案。
自らマックに接近し、彼の相棒となり、
犯行の確証をつかもうとする。
老練で慎重そのもののマックは、
最初はジンを信用しなかったものの、
彼女に泥棒の資質があることを見抜いて
パートナーにする。
訓練が続くがその過程でマックは
ジンが保険会社の調査員だと知り、尋問するが、
彼女はセキュリティコードを盗むための方策だと抗弁。
嫌疑を晴らしたジンはニューヨークの銀行から
2000年1月1日にコンピュータの誤作動を起こさせて
80億ドルもの巨額を強奪する計画を持ちかけた。
マックの相棒のティボドーは、
ジンの正体を疑って彼に忠告するが、計画は進められる。
かくしてふたりは互いの腹のうちを探りつつ、
前代未聞の巨大な罠を仕掛けるのだった・・・

出演者:
Sean Connery ・・・ Robert "Mac" MacDougal(マック)
Catherine Zeta-Jones ・・・ Virginia "Gin" Baker(ジン)
Will Patton ・・・ Hector Cruz(クルーズ)
Ving Rhames ・・・ Aaron Thibadeaux(ティボドー)
オトーサン、
「69歳、ショーン・コネリー、渋い魅力だね」
「キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、素敵!」
そのあやしい瞳、しなやかな肢体、俊敏な動きに
すっかり魅せられました。

その他の出演者: 
Maury Chaykin ・・・ Conrad Greene
Kevin McNally ・・・ Haas
Terry O'Neill ・・・ Quinn
Madhav Sharma ・・・ Security Chief
David Yip ・・・ Chief of Police
Tim Potter ・・・ Millennium Man
Rolf Saxon ・・・ Director

User Rating:6.3/10( 99,962 votes)IMDb
  User Rating:6.9/10( 312 votes) Yahoo!
オトーサン、
「もっと高いスコアを」

ヨーロッパ映画賞 受賞
・観客賞  ショーン・コネリー    
  キャサリン・ゼタ・ジョーンズ 

User Reviews 
perfectbondさん 
2003年9月7日
登場人物がすべて

本作の最もよい点は、
ショーン・コネリーとキャサリン・ゼタ・ジョーンズ
そのすばらしい控え目のロマンス。
実に、感動的だった。
他の映画のそれとは、比較にならない。
ゼタ・ジョーンズは非常に魅力的で、
気どった衣服をたくさんまとっていた。
コネリーはくたびれていて、控え目だ。
それが、年の差ロマンスを盛り上げる。
ヴィング・レイムスは、いつものタフで賢明な役。
かなり善がこのタイプの他の映画においてと同じくらい
アクション・シーンは、
さほどエキサイティングでもサスペンスフルでもない。
だが、楽しめた。
お勧めだ。

オトーサン、
「虚々実々+2転3転!」

埼玉のビール人さん 
2013年4月25日
面白いです

キャサリン・ゼタ・ジョーンズの魅力満載の映画です。
美貌+身体のしなやかさは抜群です。
赤外線を避ける練習時のセクシーさは
特筆すべき箇所です。
ショーンコネリーとの虚々実々の駆け引き。
2転3転する展開。
各所に引かれている伏線。
テンポも良くあっという間のラスト。
面白く肩が凝らない映画です。 


決断の3時10分

オトーサン、
「リメイクのほうも傑作!」
・3時10分、決断の時 映画批評NO.☆2736
本作の監督、デルマー・デイヴィスは、
1943年に映画監督デビューし、
以後、多くの西部劇を手がけた。
その代表作は、
・折れた矢 映画批評NO.☆2293
・襲われた幌馬車 映画批評NO.☆6232 
・縛り首の木 映画批評NO.縛り首の木 ☆3231
 
原題:3:10 to Yuma (1957) 
監督:Delmer Daves  
原作:Elmore Leonard
脚本:Halsted Welles  
Genre:Drama/Thriller/Western 
Color:  Black and White
Country: USA 
Language: English 
上映時間:92分
あらすじ:
アリゾナでは、
ベン率いる強盗一味による
駅馬車襲撃が横行していた。
しがない牧場主のダンは、
その一部始終を目撃するが、
自分のことで手一杯のため
凶行を食い止めることが出来ない。
だが、ベンが町の酒場にやってきた。
ダンの通報で、保安官はベンを逮捕する。
手下に気付かれないよう
刑務所のあるユマまで護送する必要があった。
そこで、保安官の代わりに
ダンら2人の一般人が
ベンの護送を務める羽目になる。
ユマ行きの汽車が発車する
3時10分まで、あと2時間。
ダンは、ベンに大金をやると言われ、
妻のアリスが駆けつけてきて、
危険な護送役はやめてと言われる・・・

出演者:
Glenn Ford ・・・ Ben Wade(ベン)
Van Heflin ・・・ Dan Evans(ダン)
Leora Dana ・・・ Alice Evans(アリス)
オトーサン、
「ヴァン・ヘフリン、いい役者だね」
1942年「ジョニー・イーガー」で
アカデミー助演賞受賞。
名脇役として多くの作品に出演。
代表作は「シェーン」では、
あの叫ぶ少年の父親役。
「シェーン...シェーン、カムバック!」

その他の出演者:
Felicia Farr ・・・ Emmy
Ford Rainey ・・・ Marshal of Bisbee
Robert Emhardt ・・・ Mr. Butterfield
Henry Jones ・・・ Alex Potter
Richard Jaeckel ・・・ Charlie Prince
George Mitchell ・・・ Mac
Robert Ellenstein ・・・ Ernie Collins
Woodrow Chambliss ・・・ blacksmith 

User Rating:7.6/10( 16,437 votes)IMDb
  User Rating:7.8/10( 23 votes) Yahoo!
オトーサン、
「手に汗を握る」

User Reviews 
kayakerさん 
2007年10月4日
いまだにオリジナルは最高

リメイクされるずっと前から
私は、この珠玉の作品を大事にしていた。
最初の陰気で痛ましいな雰囲気から、
痛烈なフィナーレに至るまで、
夢中になり、釘つけになる。
アリストテレスの「三一致の法則」が適用されている。

訳注:劇中の時間で
1日のうちに(「時の単一」)
1つの場所で(「場の単一」)
1つの行為だけ(「筋の一致」)

そう、「真昼の決闘」(1952)と明らかに
パラレルである。
グレン・フォードは、
そのキャリアにおける唯一の悪人役、
その自然さが好感をもてる。
ヴァン・ヘフリンは、ヒーローではないが、
必死な状況で英雄の片鱗をみせる。
家族愛もすばらしい。
本作には、何ら悪い演技がない。
フェリシア・ファーは、
寂しいバーの女給役として、
グレン・フォードに
最後の良き時間を過ごさせてくれた。
フォード・レイニーは、
ごつごつ顔の保安官として渋い演技をみせる。
深いフォーカスショットと
俳優の顔のクローズアップをミックスさせた
撮影手法は、
セルジオ・レオーネのマカロニ・ウェスタンへの
インスピレーションとなっている。

オトーサン、
「なるほど、そういう意味か」
・Good Bad Man
人には、良い部分も悪い部分もある」

Ikedaさん 
2013年1月5日
グッド・バッド・マン

典型的な「Good Bad Man」の西部劇で
グレン・フォードが
最初に強盗ながら誤って撃ち殺した
手下を馬に乗せて運ばせるだけなのに、
駅馬車の御者の遺体を
故郷に埋めてやってくれと言うあたりから、
それが出ています。
一方、金のためだけに護送を引き受けた
ヴァン・ヘフリンが、
最後は良識や平和のためにと
危険な仕事を続けるという男をうまく演じていて、
私の見た彼の映画の中では最高です。
コンテンションのホテルに監禁してからシーンは
少々西部劇らしくないですが、
悠々としているフォードと
金に釣られそうになるジョンソンとのやりとりが面白く、
次第に仲間が減っていくあたりは、
実際にはそうだろうなと思えるシーンが続いています。
この辺はデルマー・デイヴィスに、
うってつけの進行で彼の演出が
西部の風景描写と共に成功していると思いました。


オータム・イン・ニューヨーク

オトーサン、
「2000年に見たね」
・オータム・イン・ニューヨーク 映画批評NO.☆73
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
劇場は、女性でほぼ満員。
監督は、「シエイシエイの恋」で
鮮烈なデビューをしたジョアン・チェン。
はじめてNYへ行ったときの感動を
画面に焼きつけたかったとか。

原題:Autumn in New York (2000) 
監督:Joan Chen 
脚本:Allison Burnett  
Genre:Drama/ Romance
Rated PG-13 for language and some sensuality 
Country: USA 
Language: English 
上映時間:103分
あらすじ:
木々が色づく秋のセントラル・パーク。
恋人に別れを告げたばかりのウィルは、
ひとりボートに乗っている
悲しげな美女に目をとめる。
ウィルは有名レストランのオーナー.
これまで真剣な恋などせず、
何人もの女性と刹那的な恋愛を繰り返していた。
後日、彼の店でシャーロットに再会。
22歳の帽子デザイナー。
昔、愛し合って別れた女性の子供で、
母親にそっくり。
ウィルは新たな恋を確信し彼女に近づく。
やがて二人は恋に落ちるが、
ウィルは、シャーロットが
余命1年と聞かされ動揺する・・・

出演者:
Richard Gere ・・・ Will Keane(ウィル)
Winona Ryder ・・・ Charlotte Fielding(シャーロット)
オトーサン、
紅葉のセントラル・パークを
静かに肩を寄せ合って歩む二人。
「リチャード・ギア 年をとっても、素敵だなぁ」
お相手のウィノナ・ライダー、
1990年「恋する人魚たち」で注目され、
1993年「エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき事情」で
(映画批評NO.☆980)
アカデミー賞にノミネートされました。
将来を担う若手女優として人気を集めたものの、
2001年、ロスのサックス・フィフス・アベニューで万引
窃盗罪で逮捕、起訴されました。
残念です。

その他の出演者:
Anthony LaPaglia ・・・ John Volpe
Elaine Stritch ・・・ Dolores "Dolly" Talbot
Vera Farmiga ・・・ Lisa Tyler
Sherry Stringfield ・・・ Sarah Volpe
Jill Hennessy ・・・ Lynn McCale
J.K. Simmons ・・・ Dr. Tom Grandy
Sam Trammell ・・・ Simon
Mary Beth Hurt ・・・ Dr. Paul Sibley
Kali Rocha ・・・ Shannon
Steven Randazzo ・・・ Alberto
George Spielvogel III ・・・ Netto
Ranjit Chowdhry ・・・ Fakir
Audrey Quock ・・・ Eriko
Tawny Cypress ・・・ Melissa
Daniella van Graas ・・・ Model at Bar
Rachel Nichols ・・・ Model at Bar
Liza Lapira ・・・ Charlotte's birthday friend

User Rating:5.6/10( 23,211 votes)IMDb
  User Rating:5.5/10( 213 votes) Yahoo!
オトーサン、
「低いなぁ」

ラジー賞ノミネート
・ワースト・スクリーン・カップル賞
  リチャード・ギア   ウィノナ・ライダー 

User Reviews 
Mattさん 
2000年8月13日
大好き

この映画には多くの弱点がある。
でも、本当に優れている点もある。
否定的な側面で、
人々が言っていることはすべて本当だ。
せりふは気障でださいし、先が予測できるし、
2人の相性がさほどよくない。
一方、主役2人のカリスマはすばらしく、
私は、シャーロットに恋をした。
監督は、新天地を開けなかったが、
その代わりに、すばらしい俳優、
良い衣装、素敵な舞台、
標準的なラブストーリーを洗練させた。
誰もが分かる素敵なものだ。
その結果、私は、そのマジックに酔いしれた。
成功作だと思う。

オトーサン、
「同感!」
摩天楼のなかに広大な公園がある。
NYは、素敵です。
因みに、2017年のNY市への訪問者数は、
過去最多の6,280万人を記録しました。
東京都のそれは、1377万人です。

Mangekyouさん 
2000年10月28日
美!

本当にきれいでした。
紅葉真っ盛りのセントラルパーク、
木々に降り積もる雪・・・
レストランやシャーロットの部屋などの場面も、
全てが美しさで満たされていました。
でも、その景色以上に美しかったのは、
あんなにも深く愛を貫いた二人の心。
愛する心のすばらしさに浸ることができました。
それだけで私は十分楽しめたのですが、
ストーリー的に物足りないという意見も。
シャーロットの母とウィルの関係など、
周辺のエピソードを
生かしきれていなかったからでしょうか。
でも、映画には雰囲気を観るっていう
楽しみ方もあると思うので・・・
その点今の季節にぴったり。
「トーマス・クラウン・アフェアー」が
好きな人ならきっと気にいると思います。
実はここのみなさんの感想を見て、
映画館に行くのを迷いました。
でもやっぱり自分が気になってたものは
観に行くべきですね。


ホワット・ライズ・ビニース

オトーサン、
「2000年に見たね」
・ホワット・ライズ・ビニース  映画批評NO.98/6432
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
見るのは、これが3回目。
和訳すると、「下には何が横たわっている?」
監督は、ロバート・ゼメキス。
「フォレスト・ガンプ」で
アカデミー賞を受賞しました。

原題:What Lies Beneath (2000) 
監督:Robert Zemeckis    
原作:Clark Gregg
脚本:Clark Gregg/ Sarah Kernochan  
Genre:Drama/ Fantasy/ Horror
Country: USA 
Language: English 
上映時間:130分
あらすじ:
著名な科学者ノーマンと
元チェリストのクレアは、
ヴァーモント州の湖畔に臨む
美しい屋敷に引っ越してきた。
娘のケイトリンが大学進学のために
離れていったので、寂しいが
恋人同士の時代に戻ったような気もする。
だが、ヒマをもてあまし、
隣家の住人の不審な様子が気になってくる。
家の中では、奇妙な出来事が次々と起こる。
ノーマンに訴えるが、大事な論文を執筆中と、
取り合ってくれないので、不満が募る。 
やがて、忘れていた
1年前の自殺未遂事件の記憶が蘇ってきた。
なぜ忘れていたのか、
どういう事情があったのだろうか・・・

出演者:
Harrison Ford ・・・ Dr. Norman Spencer(ノーマン).
Michelle Pfeiffer ・・・ Claire Spencer(クレア)
オトーサン、
「水攻め、よくやるなぁ」
ミシェル・ファイファー、
高いギャラをもらっているのでしょうが、
私だったら、出演辞退します。(笑)
ハリソン・フォードは、新境地を開きました。
強さ、優しさに、渋さ、危うさが加わりました。
でも、日本語吹き替えの磯部勉さんは、
感心しませんでした。

その他の出演者:
Katharine Towne・・・ Caitlin Spencer  
Diana Scarwid ・・・ Jody.
Miranda Otto ・・・ Mary Feur.
James Remar ・・・ Warren Feur
Katharine Towne ・・・ Caitlin Spencer.
Ray Baker ・・・ Dr. Stan Powell
Joe Morton a・・・Dr. Drayton
Amber Valletta ・・・ Madison Elizabeth Frank
Wendy Crewson ・・・ Elena

User Rating:6.6/10( 109,747 votes)IMDb
  User Rating:6.1/10( 360 votes) Yahoo!
オトーサン、
「ま、こんなところか」
130分は冗長で、90分に圧縮したら、
名画になっていたかも。

User Reviews 
elleさん 
2000年7月22日
刻一刻を満喫した

しばらくの間、映画を見に行きませんでした。
若者向けばかりだったから。
本作は、はハリソン・フォード(58)主演!
そして、ミシェル・ファイファー(43)。
映画館は新しく、巨大スクリーンには、
耳をつんざく音でした。
ミステリー・スリラーにふさわしい設定です。
このミステリーで、ファイファーが変わりゆく様を
見るのはエキサイティングでした。
ハリソン・フォードは、58歳とはいえ、
日焼けして、すばらしい様子です。
私の夫は、ミシェル・ファイファーを楽しんでいました。
ミッシェルが水に飛び込むシーン、
本当に彼女だったら、ダイビングを特訓させるでしょう!
演技は、信じられるものでした。
ハリソン・フォードは、時々生硬でした。
夫は、彼の口のものまねをします。
かなりよい映画!
この映画のすばらしい家、
ゴーストなしだったら、持っていたいものです!

オトーサン、
「ハリソン・フォードが、実は悪役とは・・・」

Katsumi_Egiさん 
2002年1月13日
アナクロ

本質的には幽霊譚にもかかわらず、
ヒッチコック風のサイキック・スリラーと
見紛わせる描写がなされており
少々戸惑いを覚えてしまう。
しかし、各シーンの画面は
実にきめ細かに造型されていて見応えは充分だ。
ストーリ的な破綻はいくつか指摘できるけれど、
そんなことはどうでもよい映画だと思う。 
ゼメキス+ドン・バージェスの仕事は悪くない。
アナクロじゃないか、と言えばそれまでだが、
最新のCG技術を使って
ヒッチコックがやろうとした視点移動や
画面の転換を易々とやってのける。
例えば、走行する自動車の空撮から、
ドアの窓を抜けダッシュボードに置いてある
携帯電話までをワン・カットで見せる場面や、
幽霊(死体)の描写の素早いディゾルブ。


仁義

オトーサン、
「邦題の仁義はいただけないね」
まるで、東映ヤクザ映画のようです。
メルヴィル監督は、フィルム・ノワールを
完成させた孤高の映画作家で、名前は」
「白鯨」のメルヴィル船長に因んでいる。

原題: Le cercle rouge(1970) 
監督・脚本:Jean-Pierre Melville   
Genre:Crime/ Drama/ Thriller
Country: France / Italy 
Language: French
上映時間:140分
あらすじ:
コレーは、マルセイユ近郊の刑務所を出所。
かつての仲間リコを訪ね、
大金を手に入れると、パリへ向かう。
その途中、パリに列車で護送中に脱走した
ヴォーゲルが車のトランクに潜り込んでくる。 
コレーはリコの追手に捕えられるが、
ヴォーゲルに助けられたことで、
2人の間に友情が芽生える。
しかし、この時の銃撃戦で
コレーがリコからせしめた札束が穴だらけになり、
使い物にならなくなってしまう。 
コレーは出所直前に看守から持ちかけられていた
宝石店を襲う仕事のことを思い出す。
一度は断ったコレーであったが、
一文なしとなり背に腹は変えられず、
その仕事を決行することを決意、
新たな仲間としてヴォーゲルの昔の仲間で
元警官のジャンセンを加え、計画を進めるのだが、
ヴォーゲルを追うマティ刑事はある策をめぐらし、
罠にはめようとしていた・・・

出演者:
Alain Delon ・・・ Corey(コレー)
Yves Montand ・・・ Jansen(ジャンセン)
Gian Maria Volonte ・・・ Vogel(ヴォーゲル)
Andre Bourvil ・・・ Inspector Mattei(マティ刑事)
オトーサン、
「アラン・ドロンはいいね」

その他の出演者:
Andre Ekyan ・・・ Rico
Paul Crauchet ・・・ the receiver
Paul Amiot ・・・ Chief of Police
Pierre Collet ・・・ prison guard
Jean-Pierre Posier ・・・ Mattei's assistant
Francois Perier ・・・ Santi
Yves Arcanel ・・・ committing magistrate
Rene Berthier ・・・ Judiciary Police Director
Jean-Marc Boris ・・・ Jean-Marc Santi
Jean Champion a・・・level-crossing guard
Yvan Chiffre ・・・ a policeman
Anna Douking ・・・ Corey's old girlfriend 
Robert Favart ・・・ Mauboussin's clerk
Edouard Francomme ・・・ billiard hall watchman
Jean Franval ・・・ hotel receptionist
Jacques Galland ・・・ train conductor
Jean-Pierre Janic ・・・ Paul, Rico's henchman
Pierre Lecomte ・・・ Internal Affairs Deputy
Jean Pignol ・・・ court registry clerk
Roger Fradet ・・・ a policeman
Jacques Leonard ・・・ a policeman
Jacques Leroy ・・・ a policeman
Robert Rondo ・・・ a policeman

User Rating:8.1/10( 19,042 votes)IMDb
  User Rating:8.1/10( 50 votes) Yahoo!
オトーサン、
「非常に高いスコアだね」

User Reviews 
writers_reignさん 
2003年7月28日
最高に素晴らしい

本作は、IMDBでチェックした2番目の映画。
両方ともユーザーコメントは、ネガティブだった。
コメントしている人は、少し狂信的でした。
フランス映画に偏見を持っているようだ。
私はイギリス人で、
フランスの映画をあまり見ることはできないが、
イギリス、アメリカ、フランス、イタリア人の
いい映画をなかなか見ることができない。
あなたが、どう見ようと、本作は傑作だ。
監督の能力は、抜群に高い。
クールで、スタイリッシュで、プロフェッショナルだ。
勝者だ。
誰もが、最高のゲームをしている。
特に、ブールヴィルの演技は、ストレートだ。
彼は、コメディアンとしてよく知られ、
その出演作は、大ヒットしている。
メルヴィル監督のおはこのセットプレーは、
ヴァンドーム広場の上の宝石類強盗だ。
「男の争い」(1955)の宝石強盗は、
完全な沈黙下でなされたが、
本作はそれを上回る。
薄暗く、消音されたトーンが、
実にクールで、メランコリックだ。
想像不可能な悲劇的な結末。
今年1つだけ映画を見るとすれば、
その男が言ったように、これだ。

オトーサン、
「原題は、因果は巡るか」
仏教用語で、因果応報とは、
全ての物事には因果関係かあり、
現世の幸不幸は前世の行いの報いである。

gapperさん 
2011年5月13日
赤い輪

アラン・ドロンとイヴ・モンタン共演の
メルヴィル監督作品。
台詞は、かなり少ない。
メルヴィル監督作品で、
そうくればどんな作品か予想できる。
例によって登場人物の意図や心情の表現は
最小限で、特に女性などには、
理解しがたいと思われる。
雰囲気や余韻、台詞の代わりに行動で
という作り方なので
話の割りに長い作品になってるので
人によっては退屈と感じるだろう。
男のための男の作品。
分かるものには、分かる。
理解できないものが、理解しようとするな。
そんな作品。
だから、三脚をわざわざ持ってきて
使わないのだ!
(1時間52分ごろ)
だから、長い間使っておらず
埃やクモの巣が張っている部屋なのに
窓が開いていてカーテンが揺れていても
良いのだ!
(55分ごろ)
【原題の考察】
原題は”赤い輪”で
最初の説明で出てくる
必然的に巡り合うという意味だ。
邦題はそれを”仁義”としたわけだが、
内容にあっていないし
やくざ映画のようで気に入らない。


ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅

オトーサン、
「ハリー・ポッターシリーズ、楽しませてもらった」
・ハリー・ポッターと賢者の石 映画批評NO.363
・ハリー・ポッターと秘密の部屋 映画批評NO.763
・ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 映画批評NO.☆1416
・ハリー・ポッターと炎のゴブレット 映画批評NO.☆1949
・ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 映画批評NO.☆2546
・ハリー・ポッターと謎のプリンス 映画批評NO.3298
・ハリー・ポッターと死の秘宝 映画批評NO.☆3771

原題:Fantastic Beasts and Where to Find Them (2016) 
監督:David Yates 
脚本:J.K. Rowling  
Genre:Adventure, Family, Fantasy
Country: UK / USA 
Language: English / Khmer
上映時間:133分
あらすじ:
魔法使いのニュートは、
優秀だけどおっちょこちょい、
そして魔法動物をこよなく愛する変わり者──。
 世界中を旅しては魔法動物を研究し、
不思議なトランクの中に保護している。
ある時ニュートは、
旅の途中でニューヨークへ立ち寄ったが、
ひょんなことから自分のトランクが
普通の人間(ノー・マジ)のトランクと入れ替わってしまう! 
トランクの中から魔法動物たちは逃げ出してしまい、
ニューヨーク中がパニックに。
ニュートは魔法使いのティナとクイニーや
人間のジェイコブと協力して
逃げた雷鳥ら魔法動物たちを追っていくのだったが・・・

出演者:
Eddie Redmayne ・・・ Newt Scamander(ニュート) 
Katherine Waterston ・・・ Tina Goldstein(ティナ) 
Alison Sudol ・・・ Queenie Goldstein(クイニー) 
Dan Fogler ・・・ Jacob Kowalski(ジェイコブ) 
オトーサン、
「エディ・レッドメイン、演技はうまいけど・・・」
天才物理学者スティーヴン・ホーキング博士を熱演した
「博士と彼女のセオリー」(2014)で
アカデミー賞主演男優賞を受賞。
「ジェイコブがいいね」
好人物のフツーのオジサンで、共感できます。

その他の出演者:
Ezra Miller ・・・ Credence Barebone
Samantha Morton ・・・ Mary Lou Barebone
Jon Voight ・・・ Henry Shaw Sr.
Carmen Ejogo ・・・ Seraphina Picquery
Colin Farrell ・・・ Percival Graves
Ron Perlman ・・・ the voice of Gnarlack.
Ronan Raftery ・・・ Langdon Shaw
Josh Cowdery ・・・ Henry Shaw Jr.
Faith Wood-Blagrove ・・・ Modesty Barebone
Jenn Murray ・・・ Chastity Barebone
Kevin Guthrie ・・・ Mr. Abernathy
Johnny Depp (cameo) ・・・ Gellert Grindelwald
Zoe Kravitz (cameo) ・・・ Leta Lestrange

User Rating:7.3/10( 359,457 votes)IMDb
  User Rating:7.6/10( 11,251 votes) Yahoo!
オトーサン、
「うーん」
スピンオフ作品で、魅力半減だね。

アカデミー賞 受賞
・衣装デザイン賞 
同ノミネート
・美術賞

User Reviews 
Arisさん 
2016年11月18日
魅力的で、かわいらしい!

劇場に入って行った。
非常に興奮していたが、多少不安でもあった。
だが、悩む必要はなかった。
信じられないほど楽しかった!
ローリングの不思議な世界は。
相変わらず魅力的で、楽しい!
「ハリー・ポッターと死の秘宝」を除いて
アクションのほとんどは、
ホグワーツ魔法学校のなかに閉じ込めらた。
学校を出ると、
未成年の主要なキャラクターは、
魔法をすることを許されなかった。
本作の目新しさは、
本格的なおとなの魔法使いについて行くこと。
まったく新しい環境における
不思議な社会の力学と働きを観察してほしい。

オトーサン、
「ビーストたち、魅力がないね」

HABBYさん 
2017年12月4日
新しいお話の始まり始まり

今のエディ・レッドメインの
飛ぶ鳥を落とす勢いを象徴した主役抜擢かな。
彼はこのシリーズで何十億ゲットするんだろう。
JKローリングも巧みにお話を作ってくるなあ。
彼女はこのシリーズで果たして何百億手にするんだろう。
心温まるファンタジー話なのに、
なぜか下世話な事ばかり想像しちゃった。
日本国内というより、やっぱり本場の海外で
このシリーズがどのように受け止められるのかが興味深い。
『ハリ・ポタ』をリアルタイムに経験した
ティーン〜20代が見飽きる事なく追従していくのか。
『ハリ・ポタ』を楽しめなかった
今のローティーンたちは
果たしてこのシリーズに興味を示すのかetc。
英米共同製作だが、
枢要なキャラは大英帝国の俳優陣で占められてて、
ある種のプライドを見て取った。
会話の端々で現れるイントネーションも
イギリス英語のあの高貴さ。


レッドタートル ある島の物語

オトーサン、
「へぇ、そうなんだ」[
スタジオジブリの鈴木敏夫に打診され、
東京都小金井市に転居し、製作したとか。
マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィットは、
オランダ出身のアニメーター。
「岸辺のふたり」(2000)で、
アカデミー賞短編アニメーション映画賞受賞。

原題:La tortue rouge (2016) 
THE RED TURTLE
監督・原作:Michael Dudok de Wit   
脚本:Pascale Ferran/ Michael Dudok de Wit  
Genre:Animation/ Fantasy
Rated PG for some thematic elements and peril 
Country: France / Belgium / Japan / 
Poland / Netherlands / Hungary / UK / Germany 
China / Thailand / Italy / Denmark / USA 
上映時間:80分
あらすじ:
嵐で大荒れた海に放り出され、
今にも溺れそうな1人の男がいた。
男は近くにあった小舟につかまり、
九死に一生を得る。 
男が目を覚ますと、
そこはウミガメやカニ、鳥たちが暮らす
不気味な無人島だった。
男は島からの脱出を試み、
竹で作ったいかだで海に出るが、
何者かによりいかだを壊され、
島にもどらざるをえなくなる。
そのあと、再び作ったいかだで海に出たが、
またも壊されてしまう。
絶望的な状況に陥った男は、
死んだアシカを見つけると
再び島からの脱出を決意。
だが、巨大ないかだを作って海に出た男の前に、
赤い大きなウミガメが現れる。
そのウミガメがいかだを壊したかどうかは不明だが、
再びそれが壊され、男は島に戻る。
赤いウミガメがそれを壊したと思い、
激しく怒った男は、浜辺で見つけた
赤いウミガメをひっくりかえし、
数日放置してしまう。
すると赤いウミガメは死に、男は後悔する。
そんなある日、赤いウミガメが消え、
残った甲羅の中に意識のない1人の女が現れた。
男は、正体も分からないその女を必死に看病する。
数日後、男に看病された女は目覚め、2人は恋に落ちる。 
数年後、無人島には息子に恵まれ
幸せな生活を送る3人家族の姿があった。
ある日、島に漂着したびんを見つけた息子は、
島の外の絵を父親に見せられる。
息子は、外の世界に興味津々な様子。
息子も成長した数年後、突然津波が島を襲う。
津波に飲み込まれた3人だが、
なんとか再会を果たした。
その後、失くしたびんを発見した息子は、
外の世界へ旅立つことを決意。
翌日、3匹のウミガメと共に島を出ていった。 
そして、島に残った男と女は年を取り、
ある日、男は月を見ながら静かに天国へと旅立つ。
残された女は悲しみ、男の手をなでると
赤いウミガメの姿にもどって海へと帰っていった・・・

声の出演者:
Emmanuel Garijo   ...  The Father
オトーサン、
「海の描写が最高!」
フランス映画の傑作「グラン・ブルー」(1988)を
思い出しました。

その他の出演者:
Tom Hudson   ...  The Son
Baptiste Goy   ...  The Son (child)
Axel Devillers   ...  The Baby  
Barbara Beretta   ...  The Mother

User Rating:7.5/10( 24,591 votes)IMDb
  User Rating:6.6/10(1,001 votes) Yahoo!
オトーサン、
「一般向けではないね」

アカデミー賞 ノミネート
・長編アニメ賞 
カンヌ国際映画祭受賞
・ある視点部門特別賞

User Reviews 
ayoreinfさん 
2016年7月15日
純粋な映画

スタジオジブリが、
日本以外の監督と協力したのは、
これがはじめてらしい。
これは、自然について、そして人間についての
寓話/おとぎ話だ。
漂流し生き残った男が無人島にたどりつき、
その後の人生を描いている。
この映画には、せりfがない。
言葉は不要のようだ。
アニメーションだが、
子供向けではなく、大人向けだ。
エルサレム映画祭での上映は、
子供たちで満員で、何の不満も聞かれなかった。

オトーサン、
「ロビンソン・クルーソーに
星の王子さまのテイストかな」

みーたんぶーたんさん 
2018年7月8日
物語のすべてがここに 

ロビンソン・クルーソーも、
浦島太郎も、かぐや姫も、
形を変えて混ざり合い、
物語という語り方で、
人生が綴られているのだと思います。
すべては、ある一人の気の毒な男の
夢だったのかもしれないし、
愛する者と共に生きた
幸福な一生だったのかもしれない。
人生とは何か、幸せとは何か、
物語が物語るのは、過酷な現実を超えて、
私たちの本質にある問いかけ。
語れぬほどに過酷な事実を語るためにも、
生きる勇気の夢のためにも、物語は生まれました。
物語が美しいのは、人生が悲しいからです。
物語のすべてがここにあると思います。
アニメーションも音楽も素晴らしいです。
引き込まれます。
興行的には成功しなかったようですが、
名作は、ときどきそういう目にあうものです。
制作者に敬意を捧げたい。 


チャーリーズ・エンジェル

オトーサン、
「2000年に見たね」
・チャーリーズ・エンジェル 映画批評NO.☆89
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
「007の女性版みたいだね」
美女探偵3人の息がぴったり合っています。

原題:Charlie's Angels (2000) 
監督:McG    
脚本:Ryan Rowe/ Ed Solomon/John August  
Genre:Action/ Adventure/ Comedy 
Rated PG-13 for action violence, innuendo 
and some sensuality/nudity 
Country: USA / Germany 
Language: English / German / Finnish 
Japanese / Cantonese 
上映時間:98分
あらすじ:
チャーリー・タウンゼント探偵社で働く
女探偵のナタリー、ディラン、アレックスの三人は
今日も任務をそつなく遂行していた。
そこへ一つの依頼が舞い込む。
通信ソフト会社の創設者、ノックスの救出である。
ボスレーと三人のエンジェルは、
ノックスのライバルである
コーウィンに的を絞り、接近する・・・ 

出演者:
Cameron Diaz ・・・ Natalie Cook(ナタリー)
Drew Barrymore ・・・ Dylan Sanders / Helen Zass(ディラン)
Lucy Liu ・・・ Alex Munday(アレックス)
Bill Murray ・・・ John Bosley(ボスレー)
Tim Curry ・・・ Roger Corwin(コーウィン)
オトーサン、
「美女3人が大活躍!」

その他の出演者:
John Forsythe ・・・ Charlie Townsend (voice)
Sam Rockwell ・・・ Eric Knox
Kelly Lynch ・・・ Vivian Wood
Crispin Glover ・・・ Thin Man
Matt LeBlanc ・・・ Jason Gibbons
Luke Wilson ・・・ Peter Kominsky
Tom Green ・・・ Chad
LL Cool J ・・・ Mr. Jones
Alex Trebek ・・・ Himself
Karen McDougal ・・・ Roger Corwin's Girlfriend
Melissa McCarthy ・・・ Doris

User Rating:5.5/10( 162,118 votes)IMDb
  User Rating:7/1/10( 792 votes) Yahoo!
オトーサン、
「Yahoo!のスコアに賛成」

MTVムービー・アワード 受賞
・ダンス・シーン賞  キャメロン・ディアス 
  オープニングのダンス・シーン 
・チーム賞  キャメロン・ディアス    
     ルーシー・リュー    
     ドリュー・バリモア
同ノミネート
・格闘シーン賞  ドリュー・バリモア    
・カメオ出演賞  トム・グリーン    
・名セリフ賞  キャメロン・ディアス  
 “I signed the release, 
so you can stick anything you want in my slot!” 
・衣装賞

User Reviews 
tomimtさん 
2006年4月12日
ミュージック・ビデオ・エンターテインメント

顔を出さない神秘的なチャーリーの下で
働く3人の女探偵のTVシリーズは、
ややシアリアスでコミカルだった。
そして、本作は、ユーモア、セックス、クールさを加えて、
TVシリーズをアップデートしたバージョンだ。
キャメロン・ディアス、ルーシー・リュー、
ドリュー・バリモアが女探偵だ。
ボスは、まだチャーリー。
そして、その右腕がボスレーを演じるのは、
ビル・マーレイ。
すじがき紹介は、省略。
正直なところ、映画としては、トラブルを抱えている。
アクションと小道具が入っている
巨大なミュージック・ビデオのようだ。
女の子はかわいく、いくつか素敵なせりふを投げ、
アクションが実に素晴らしい。
だが、真実は、何度も見るには耐えられない。
ファーストフード・フィルム。

オトーサン、
「キャメロン・ディアスは、魅力全開だね」

ジーナさん 
2010年4月6日
陽気なガールズ

とにかく元気な作品で
「細かい事をガタガタ言うなよ!」ってノリで
最初から最後まで突っ走ってくれるし、
だらける前に終わってくれる
程よい長さなので製作者の思惑通りに楽しめます(笑)
ミッションだけではなく、
キッチリ恋愛を絡めているあたりも抜け目なしです(爆)
エンジェルそれぞれの個性の融合、
着せかえ人形のような衣裳チェンジ、
迫力はないけどキレのある女の子アクションなど
昔のアニメでも観ているかのような童心にかえれましたね。
キャメロンは可愛いし、ルーシーはクールだし、
ドリューは…ポッチャリだし?(爆)
とりあえず・・・とりわけ人目を引くスパイ達よね(笑)
3人とも魅力的だけれど、
やっぱり一番キャメロン・ディアスが光ってますね。
手足の長さを活かした華麗なアクションなど
スタイルの良さを際立たせていますし、
キュートな笑顔炸裂なので、、
キャメロン・ディアスの映画の中ではトップ3に入る
ファン必須作品だと思います。
ストーリーの作りこみがどうのとか、
アクションがファンタジックすぎなんて事は・・・
まぁ、全ては愛敬♪で済ませてしまう作りが
微笑ましいじゃないですか(笑)
何も残らないけど何も考えなくて
イイ気軽さがGOODです。
もちろんドラマ版を観ていなくても
理解できますので気負いせずご鑑賞ください。


トランスポーター

オトーサン、
「2003年に見たね」
・トランスポーター 映画批評NO.873
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
共同監督のルイ・レテリエは、
リュック・ベッソンに抜擢され、
29歳にして初監督となりました。

原題:The Transporter(2002)     
監督:Louis Leterrier/ Corey Yuen
脚本:Luc Besson/ Robert Mark Kamen 
Genre: Action / Thriller / Crime
Rated PG13 for violent sequences and some sensuality. 
Country: France / USA 
Language: English / French / Mandarin
上映時間:94分
あらすじ:
元特殊部隊員のフランクは、
南仏で、おだやかな生活をしている。
だが、高額報酬で何でも運ぶトランスポーター。
契約厳守、名前は聞かない、依頼品を開けない。
この3つのルールを完璧に守るプロの運び屋だ。
最新の仕事も、いつもと変わらぬように見えた。
雇い主は、アメリカの実業家ウォル・ストリート、
預かった荷物が動くのに気づいたフランクは、
ルールに背いて依頼品を開けてしまう。
そこには中国美人ライが・・・ 

出演者:
Jason Statham・・・   Frank Martin(フランク) 
Qi Shu・・・  Lai Kwai(ライ)
Matt Schulze・・・  Wall Street(ウォール・ストリート)
オトーサン、
「ジェイソン・ステイサム、いいね。
新たなボンド役者誕生!と言えるでしょう。
ライ役のスー・チーは、台湾を代表する女優。
悪役のアメリカ人実業家の名前が、
ウォール・ストリート、いいですねぇ。

その他の出演者:
Francois Berleand・・・ Tarconi 
Ric Young・・・ Mr. Kwai 
Doug Rand・・・  Leader 
Didier Saint Melin・・・ Boss 
Tonio Descanvelle・・・ Thug 1 
Laurent Desponds・・・  Thug 2 
Matthieu Albertini・・・  Thug 3 
Vincent Nemeth・・・  Pilot 
Jean-Yves Bilien・・・  Little Thug 
Jean-Marie Paris・・・  Giant Thug 
Adrian Dearnell・・・  Newscaster 
Alfred Lot・・・  Cop 1 

User Rating:6.8/10( 267,910 votes)IMDb
  User Rating:7.6/10( 1,380 votes) Yahoo!
オトーサン、
「評価は、高くなっているね」
2003年のIMDbのスコアは、
・User Rating:  5.8/10 (1,842 votes) 

User Reviews 
ccthemoviemanさん 
2005年6月18日
いまだに高評価したい

最後の10分が手に負えなくなり
クレージーなアクションになる。
過度なアクションで
悪い奴がいい奴を逃し続ける
近視眼的なメンタリティ。
実際、多くの映画はそうだ。
だが、楽しい映画ならば、気にしない。
ジェイソン・ステイサムは、非常にクールな主役。
スー・チーは、非常にかわいい;
フランソワ・ベルレアンの機知に富んだ会話、
共同監督ルイス・ルテリエとコリー・ユエンは、
ヒップでスタイリッシュな演出をしている。
リュック・ベッソンの脚本もいい。。
行動場面のいくつかがとんでもない。
ステーサムが偉いのは、
アクションシーンのほとんどを自分で演じていることだ。
彼は、実生活でもタフガイなのだろう。
頭を使わなくてもよい、楽しい映画だ。

オトーサン、
「リュック・ベッソン節、炸裂!」

ジーナさん 
2010年6月24日
リズミカルで小気味よい音楽

高級スーツに身を包み、
ソツなく荷物を運ぶフランクがとにかく素敵です。
カッコ良いだけじゃなく純真な心を持つがために
笑えるキャラに仕上がっているのが
この作品の大きな魅力でしょうね。
渋みのあるジェーソン・ステーサムには、
こういう寡黙で運の悪い役がとても似合いますし、
肉体美も拝めてファンには堪らないです。
ヒロインのスー・チーはキュートさとセクシーさが
イイ感じに合わさっていて魅力的でした。
脚フェチには堪らないであろう
美脚も披露してくれています。
欲を言えば、
もう少し警部のキャラを際立たせて欲しかったです。
中盤辺りからチープなストーリーが入りますが、
それまではスタイリッシュな映像と
華麗なカーアクションでグイグイ引き込まれました。
ストーリー展開の粗さや人物描写の掘り下げ不足など
マイナス点はありますが、
設定と演出は効果的だったと思います。
スー・チーの正体が明かされたあたりから
定番なアクションムービーになってしまったのが残念ですが、
神業的なドライビングとカンフーやガンアクションなどを
たっぷり堪能できるのでアクション映画が好きな方は
十分楽しめるでしょう。
トランスポーター2の派手さがお好みの方には
物足りないかもしれませんが、
冒頭から終盤までアクションを盛り込み
テンポ良く展開するので
飽きずに鑑賞できると思いますよ。


この胸のときめき

オトーサン、
「2000年に見たね」
・この胸のときめき 映画批評NO.☆90
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
「女流監督作か、めずらしいね」
なんでも、2016年に製作された主な映画のうち、
女性監督によるものは、たったの4.2%とか。
 
原題:Return to Me (2000) 
監督:Bonnie Hunt    
原作:Bonnie Hunt/ Don Lake/ 
Andrew Stern/ Samantha Goodman
脚本:Bonnie Hunt/ Don Lake  
Genre:Comedy, Drama, Romance
Rated PG for language and thematic elements 
Country: USA 
Language: English / Italian 
上映時間:115分
あらすじ:
動物行動学者のエリザベスは
交通事故に遭い脳死状態となり、
心臓は臓器提供者を待つ名も知らぬ患者のもとへ
運ばれていった。
夫ボブはただ悲しみに暮れるばかりだった。
それから1年、エリザベスの心臓を移植された
グレースはすっかり元気になり
祖父の経営するレストランを手伝っていた。
ある日、そのレストランにたまたまやって来たボブは、
グレースに不思議な親しさを感じる。
やがて二人は恋に落ちた。
だが、ふとしたことから二人は
衝撃の事実を知ってしまう・・・

出演者:
David Duchovny ・・・ Bob Rueland(ボブ)
Minnie Driver ・・・ Grace Briggs(グレース)
オトーサン、
「いちゃいちゃしおって!」

その他の出演者:
Carroll O'Connor ・・・Marty O'Reilly
Robert Loggia ・・・ Angelo Pardipillo
Bonnie Hunt ・・・ Megan Dayton
David Alan Grier ・・・ Charlie Johnson
Joely Richardson ・・・ Elizabeth Rueland
Eddie Jones ・・・ Emmett McFadden
James Belushi ・・・ Joe Dayton
William Bronder ・・・ Wally Jatczak
Marianne Muellerleile ・・・ Sophie
Dick Cusack ・・・ Mr. Bennington

User Rating:6.9/10( 18,396 votes)IMDb
  User Rating:7.1/10( 29 votes) Yahoo!
オトーサン、
「そんなにいいかなぁ」

User Reviews 
fransegさん 
2005年11月26日
Still love this movie 
いまも、この映画を愛している

私のオフィスの20歳のインターンと
昨日再びこの映画を見た。
感謝祭後の> 静かな日で、
2人とも楽しんだ。
ユニークなプロット、
デビッド・ドゥカブニー、
デイヴィッド・アレン・グリーアが素敵だし、
犬がドアで待ち続けるのも、いい。
愛している人が死んだ後、
私たちは、ちょうどその犬のように
なってはいないだろうか?
またレストランの老人たちもいい。
南ニューイングランドの何人かの
年配の人を思い出させる。
どこの民族かというのがは大事な議題になる。
結婚式も素敵だった。
ミニ・ドライバーーは、素敵。
ボニー・ハントは、すべての賞を勝ち取るべきだった。
ボニー、もっと多くの映画を作ってね!

オトーサン、
「じいさん4人衆はいいね」
いい歌手はみなイタリア系だと
自慢しあうのです。
・ディーン・マーチン、フランク・シナトラ、
ババロッティ

williamさん 
2005年2月23日
グッド・ボニー・ハント

ストーリーはシンプルで単純だけど、
爽やかで暖かみのある作品。
「グッド・ウィル・ハンティング」の
ミニー・ドライバーが好演。
また、じいさん4人衆をはじめ、
脇役達にも個性があってなかなか面白い。
実力派女優のボニー・ハントが
監督となって手がけただけのことはある。
ちなみに心臓移植をすると患者が
生前の臓器提供者の性格に似てきて、
今まで全く興味の無かったことに
傾倒するようになるとか、
全く好みでは無かったタイプの異性を
好きになるといったことが実際にあるそうです。


大いなる西部

オトーサン、
「2002年に見たね」
・大いなる西部 映画批評NO.☆789
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
名匠ウィリアム・ワイラー監督、
名優グレゴリー・ペック主演と
名画「ローマの休日」の豪華コンビです。
インディアンとの戦いなどではなく、
人間ドラマに仕上がっています。

原題:The Big Country (1958)     
監督:William Wyler
原作:Donald Hamilton  
脚本:James R. Webb/ Sy Bartlett
Genre: Drama / Romance / Western
Country: USA 
Language: English / Spanish 
上映時間:165分
あらすじ:
引退した船長マッケイは、
パットと結婚するため、
大いなる西部に到着する。
牧童頭リーチには、
マッケイの価値観や流儀は不可思議に見え、
たちまち、マッケイをきらいになる。
パットは、甘ったれ娘で、
まだ裕福な父親のテリルから自立できないでいる。
テリルは、荒くれ一族の長ルーファスと
双方の中間にある牧場の水利権をめぐって争っている。
持ち主の女教師ジュリーは
血を流し合う事がないようにと願う。
だが、血気にはやるテリルとヘネシーは、
峡谷で対決するに至る・・・

出演者:  
Gregory Peck・・・  James McKay(マッケイ) 
Carroll Baker・・・  Patricia Terrill(パット)
Burl Ives・・・  Rufus Hannassey(ヘネシー)
Charles Bickford・・・ Major Henry Terrill(テリル)
Jean Simmons・・・  Julie Maragon(ジュリー)
Charlton Heston・・・  Steve Leech(リーチ)
オトーサン、
「テリルとヘネシーの決闘シーン、最高!」

その他の出演者:
Chuck Connors (I)・・・  Buck Hannassey
Alfonso Bedoya ・・・ Ramon Guiteras 
Chuck Hayward ・・・ Rafe Hannassey 
Buff Brady ・・・ Dude Hannassey 
Jim Burk・・・  Blackie Hannassey 
Dorothy Adams・・・  Hannassey Woman 
Chuck Roberson ・・・  Terrill Cowboy 
Bob Morgan (I)・・・  Terrill Cowboy 
John R. McKee ・・・  Terrill Cowboy 

User Rating:7.9/10( 13,792 votes)IMDb
  User Rating:7.5/10( 1,181 votes) Yahoo!
オトーサン、
「やはり名画だ」

アカデミー賞 受賞
・助演男優賞  バール・アイヴス    
同ノミネート
・劇・喜劇映画音楽賞  ジェローム・モロス    

User Reviews 
Poseidonさん 
2002年2月4日
すばらしいエンタメ、すばらしい音楽

何人かの登場人物が言う。
「ここはでっかい国だ」
そして、これは、どえらい作品で、
ワイドスクリーンでみれば、最高。
キャラクターの多くが、際立っている。
頑固なペック、炎のベーカー、憤慨しているヘストン、
フエアなシモンズ、怒りっぽいアイブズ・・・
だが、広大な景色を前にすれば、小さく見える。
背が高い人、馬、樹木、および家のイメージは、
巨大なアリ塚の上にいる多くの蟻のように見える。
注目せずにはいられないストーリー、
緊迫した人間関係、ライバル関係は、
こうしたアプローチによって強化される。
映画の終わり近くのブランコ・キャニオンのシーンは、
畏敬の念を起こさせる。
ペックは、堅苦しい男で、
この荒っぽい場所では、居心地がよくない。
美しいシモンズは、好ましいヒロイン。
そして、ベーカーは、効果的なお父さん子。
ルーファスの卑劣な息子コナーズが好演している。
ヘストンは、強くない。
牧場に安住し、格好よくなかった。
(ペックにヘストンが起こされるシーンを見よ!)
テリル(ビックフォード)とヘネシー(アイヴス)は、
水と油、宿敵だ。
前篇は、2人が犬猿の仲になったわけを見せている。
コナーズ兄弟がペックをあざけるシーンは、
実に印象的だ。
ヘストンとペックの伝説的な戦いのシーンに、
アイブズが堂々と入ってくる。
上記のすべては、映画史における
最高にすばらしい音楽によって、
いっそうより高い水準に引き上げらている。
ジェローム・モロスは、いくつかのテーマ曲を作曲した。
(オープニングタイトルは、最もよく知られている)
この年のアカデミー賞は、「老人と海」が受賞したが、
本作の音楽は、ダントツだ。
本作の唯一の欠点は、長尺であることだが、
正直、省いてもかまわないシーンなどない。

オトーサン、
「スケール感がすごい」

ジーナさん 
2008年12月12日
本当の男とは・・・

まるで大陸移動しているかのような
スケールの大きさを感じられる西部劇でした。
全編を通して
とにかく広大な土地で展開していますが、
特に谷間を縫って馬を走らせるシーンが
印象的だったかな。
人間たちの争いを横目に、
悠々と流れる川も美しかったです。
いわゆる荒くれ者と保安官のパンパン西部劇が
好きな方にどう評価されるかは分かりませんが、
一族と一族、その中に属する様々な人間たちの
交錯したドラマを堪能でき見応えがありました。
登場人物は多いですが、
キャラ設定・ストーリーともに分かりやすく
ストレートに描いているので
抵抗無く鑑賞もできます。
粗野な人間こそヒーローだ!みたいな西部の風習と
東部からやってきた紳士のバランスも
良かったですし、
見た目は立派だが金の亡者である父親と
見た目とはウラハラに
意外と筋の通っている父親という
対照的な二人も良いアクセントになってました。
グレゴリー・ペックの紳士ぶりは期待を
裏切らない仕上がり♪
海を相手にしてきた男にとっては、
西部の土地なんて
猫の額のようなモノだったんでしょうね。
やっぱり男はこれくらい心が広く、
懐が深くないとねぇ〜
婚約者も含めてどうしようもない奴らが多いので
余計に彼の良さが際立っていました(笑)
キャロル・ベイカーのわがままっぷりには
イライラさせられっ放しですから(爆)
ハナシー一家の親父さんは、
主役を抑えてしまうぐらいナイスなキャラでした。
本物の男とは、主役のグレゴリーか
ハナシーの親父かラモンかって感じです(笑)
オープニングから映像にマッチした音楽が流れると、
この作品イケる☆って思えるのですが、
この作品はその点でも完璧でしたね。
西部劇というと埃っぽくて荒っぽい内容を
イメージすると思いますが、
この作品はどこか品があって
知的な雰囲気漂う作風なので
女性でも鑑賞できると思います。
ただ、170分弱ですので
時間がある時じゃないとキツイですね(汗)
余談;一番の演技派は
暴れ馬のサンダーかもしれません(笑)


初恋のきた道

オトーサン、
「2001年に見たね」
・初恋のきた道 映画批評NO.☆111 
現在のフォーマットになっていないので、
見直すことにしました。
この映画、10回は泣きました。

原題:Wo de fu qin mu qin (1999) 
THE ROAD HOME
監督:Yimou Zhang 
原作・脚本:Shi Bao 
Genre:Drama/ History/ Romance
Country: China 
Language: Mandarin 
Color:  Black and White/ Color
上映時間:89分
あらすじ:
都会で暮らすユーシェンは、
父親の訃報を聞き、
遥々母のいる小さな農村へと帰郷した。
父はこの村の小学校を40年以上、
一人で支えた教師だったが、
校舎の建て替えの陳情のために
町に出かけた際に、心臓病で急死した。 
父の遺体を町から
トラクターで運ぶという村長たち。
だが、母のチャオディは、
伝統通りに葬列を組み、
棺を村まで担いで戻ると言い張った。
葬列を組もうにも、
村の若者は出稼ぎに出て人手が足りない。
困り果てたユーシェンは、
母と父の、若かりし日の出逢いを追想する。 
母のチャオディが18歳の頃に、
この村に初めて小学校が建つことになった。
町から来た教師は、20歳の青年チャンユーだった。
一目ぼれしたチャオディは、
自分の数少ない服を、
急いで赤から華やかなピンクに着かえた。
古い時代のこの村では自由恋愛は稀で、
アピールの方法もなかったのだ。 
総出で校舎の建築を始めるチャンユーと村の男たち。
女たちの役目は家で昼食を作り、持ち寄ること。
チャンユーが食べるとは限らないのに、
心を込めた料理を作業現場に運ぶチャオディ。
学もなく、素朴な彼女に出来ることは、
水汲みやキノコ採りの際にすれ違うことぐらいだった。 
実はチャンユーも、村に着いた時に見た
赤い服のチャオディが目に焼き付いていた。
だが、チャンユーは文化大革命の混乱に巻き込まれ、
町へ連れ戻されることになった。
チャオディに、赤い服に似合うヘアピンを贈り、
村を去るチャンユー。 
高熱があるのに、
チャンユーを探しに町へ行こうとして
倒れるチャオディ。
二日間、眠り続け、目覚めたとき、
小学校から授業をする
チャンユーの声が聞こえて来た。
チャオディの病気を伝え聞いたチャンユーは、
連れ戻されるのを覚悟で、
許可も受けずに町から戻って来たのだ。 
追想から覚めたユーシェンは、
町から続く道が持つ母にとっての意味に気づき、
村長に無理を言って葬列を組んだ。
息子や教え子たちと共に、
夫の遺体を村へ連れ帰るチャオディ。
都会に戻る前にユーシェンは、
建て替えの決まった古い校舎で
一度だけ授業を開くのだった・・・

出演者:
Ziyi Zhang・・・ Zhao Di(チャオ) 
Hao Zheng・・・  Luo Changyu(チャンユー)
オトーサン、
「このチャン・ツィイーが最高!」
本作で映画デビュー、一躍若手女優の筆頭へと躍り出ました。
以後、「グリーン・デスティニー」
ハリウッドデビュー作く「ラッシュアワー2」など
次々と話題作に抜擢され、国際派女優へ。

その他の出演者:
Honglei Sun・・・ Luo Yusheng 
Yulian Zhao・・・  Zhao Di, Old 
Bin Li・・・ Grandmother  
Guifa Chang・・・  Mayor, Old  
Wencheng Sung・・・  Mayor  
Qi Liu・・・  Carpenter Xia, Old  
Bo Ji・・・ Carpenter Xia  
Zhongxi Zhang・・・  Crockery Repairman  

User Rating:7.8/10( 11,619 votes)IMDb
  User Rating:8.3/10( 551 votes) Yahoo!
オトーサン、
「実によく出来ている」
北京五輪開会式の演出を担当するなど、
国家的な英雄になりました。

ベルリン国際映画祭 受賞
・審査員特別賞  チャン・イーモウ 

User Reviews 
InzyWimzyさん 
2002年7月5日
Moving endearing story 
感動的なかわいらしい話

無邪気さと愛情のストーリー。
だが、過度にセンチメンタルではない。
演技は、正直で誠実。
カラーの変化が非常に象徴的。
幸福な思い出はカラーで描かれる。
チャン・ツィイーは、その断固とした決意がすばらしい。
ますます好ましく思える。
その甘い微笑みは、すぐにアピールする!
彼女が偶然倒れた時、私は感動した。
バッグを落し、心をこめてつくった
お椀に入った料理が台無しになる。
実に感動的なシーンだ。
チャンイーモウ監督は称賛に値する。
見事なストリーテラーだ。
春から冬までの季節の変わる色、
微風があふれる小麦畑、
明るい葉の林、
すばらしいビジュアルだ。
サウンドトラックも心地よい。
見る価値がある映画だ。
私の恋人チャン・ツィイー、
是非見てほしい!

オトーサン、
「同感!」

黒美君彦さん 
2006年2月21日
叙情性豊か

毀誉褒貶、いろいろな言われ方をしているが、
私個人はすっかりひきこまれた。
美しい華北の村の風景と映像美。
素朴すぎるほど素朴な人々の生活。
表情と仕種で語る物語。
現在をグレーを基調にしたモノクロで描き、
過去の最も輝いていた時期を
色彩豊かに謳い上げる巧みな演出。
申し分がない。
既に言い尽くされていることだが、
チャン・ツィイーがとにかく健気で可愛い。
純朴な村の少女を好演している。
彼女のプロモビデオだという批判もあるようだが、
ヒロインの美しさを際立たせれば、
必然的にそうなるのではないだろうか。
恋する少女の美しさ、強さ、寂しさ、全てが愛おしい。
面倒くさいことを言い出す年老いた母親。
彼女の最も輝いていた青春に思いを馳せ、
息子はその気持ちを尊重したい、と思う。
知っているようで知らない、若き日の父と母の恋。
教壇に立つ息子のシーンが心に染みた。
サン・パオによるメロディアスな音楽も
実に効果的。叙情性を高めている。
誰もが思いあたる美しき日々を
叙情豊かに描いた傑作だ。


映画の採点簿

初恋のきた道*****
大いなる西部*****
この胸のときめき****
トランスポーター*****
チャーリーズ・エンジェル*****
レッドタートル ある島の物語*****
ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅****
仁義*****
ホワット・ライズ・ビニース****
オータム・イン・ニューヨーク****
決断の3時10分*****
エントラップメント*****
シックス・デイ****
パシフィック・ウォー***
映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん*****
映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ 〜拉麺大乱〜****
バーティカル・リミット****
復讐捜査線*****
ホットロード***
名探偵コナン ゼロの執行人*****
アンダーカヴァー*****
アンナと王様*****
サイダーハウス・ルール*****
スタンド・バイ・ミー*****
雨あがる****
遠い喇叭****
ザ・ファーム/法律事務所*****
オール・アバウト・マイ・マザー*****
コッホ先生と僕らの革命****
U-571****
キング・オブ・デストロイヤー/コナンPART2****
ジャン=クロード・ヴァン・ダム/ファイナル・ブラッド***
サバイバー****
太陽はひとりぼっち*****
マグノリア*****
アメリカン・ビューティ*****
コブラ****
ワタシが私を見つけるまで****
リベンジ・リスト****
空の大怪獣 ラドン****
ザ・ビーチ****
リプリー*****
レジェンド 狂気の美学****
キャッツ&ドッグス 地球最大の肉球大戦争****
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン*****
喜劇 駅前怪談***
さらば、わが愛 /覇王別姫*****
新・荒野の七人/馬上の決闘***
ボヘミアン・ラプソディ****
シャンドライの恋*****
ミケランジェロ・プロジェクト***
マトリックス*****
グリーンマイル*****
キッド*****
ルパン三世 DEAD OR ALIVE*****
沈黙の激戦****
スペシャル・フォース 壮絶!人質奪還作戦****
エージェント・マロリー****
五人の軍隊*****
少林サッカー*****
ターザン****
ボーイズ・ドント・クライ*****
バンコック・デンジャラス****
踊る大捜査線 THE MOVIE***
大脱獄*****
ボルケーノ*****
依頼人*****
ヒマラヤ杉に降る雪*****
シュリ*****
エネミーライン3 激戦コロンビア****
ぼくたちの家族****
ガリバー旅行記****
ロルカ、暗殺の丘****
ムッソリーニとお茶を****
ギャング・オブ・ニューヨーク*****
アラモ****
ビバ!マリア*****
万引き家族*****
ザ・メキシカン****
張り込み*****
隣のヒットマン*****
ブルーサンダー****
スパイダーマン*****
国際市場で逢いましょう*****
メリー・ポピンズ リターンズ****
フォーリング・ダウン*****
赤い河*****
影の軍隊*****
ロスト・バケーション****
ストレイト・ストーリー*****
座頭市兇状旅****
劇場版ポケットモンスター キミにきめた!****
サイバー・リベンジャー****
アパッチ****
シュガー・ラッシュ:オンライン***
マーシャル・ロー****
60セカンズ****
劇場版ポケットモンスター みんなの物語****
座頭市 あばれ凧****
ホワイトアウト****

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