新・ティーダとティータイム

(ティーダでサイクリング)

目次
1 レンゲ畑の復活を! 2 30kmの壁を突破!
3 ICレコーダー、以上 4 こいつは春から縁起がいいわ
5 強風下の印旛沼CR 6 コンクラーベ
7 印旛沼CR完走! 8 あなたボケたわね
9 手賀沼の源流へ 10 旅支度
11 あぁ、あずさ11号車 12 エルク・テスト
13 しかのみち 14 MOVEとティータイム
15 雨上りの朝 16 五月晴れ
17 あけぼの山農業公園 18 ジャガーの誘惑
19 想定の範囲外 20 カブリオレの誘惑
21 想定の範囲内 22 小貝川CR、その1
23 小貝川CR、その2 24 時速10km、バンザイ!
25 ローカル線の小さな旅 26 ジョイフル本田へ
27 ローカル線の小さな旅、その2 28 クルマで来てたらなぁ
29 クルマで行ってみよう 30 忍び音
31 定期点検の日は快晴 32 日本一のパン屋へ
33 またも小金原へ 34 栗山千明って、だあれ?
35 おお、姫、おいたわしや 36 ちょっと柏まで
37 背番号7 38 ちょっとそこまで
39 小言幸兵衛 40 小言幸兵衛、その2
41 若いってすばらしい 42 炎のメモリアル
43 風立ちぬ 44 風立ちぬ、その2
45 響きと怒り 46 明日がある
47 関宿へ、関宿へ 48 関宿へ、関宿へ、その2
49 日本人は勿体ない 50 幻の神津牧場
51 幻の神津牧場、その2 52 東京特許許可局
53 金脈道路 54 燃費18km
55 実況・北朝鮮戦 56 あやめまつり
57 止まない雨 58 梅雨の晴れ間
59 真夏日 60 あじさい寺へ
61 一年生になったら 62 心の青空
63 コソ練? 64 海へ、その1
65 海へ、その2 66 父の日
67 海へ、その3 68 海へ、その4
69 鶏か卵か 70 夏の新製品
71 成田空港Uターン 72 61歳の青春!
73 シンザカヤをめざして 74 ウィニング・ラン
75 印旛沼アゲイン、その1 76 印旛沼アゲイン、その2
77 大渋滞を叱る 78 コウノトリ
79 関宿アゲイン、その1 80 関宿アゲイン、その2
81 TANGOにしびれる 82 その調子、その銚子、その1
83 その調子、その銚子、その2 84 その調子、その銚子、その3
85 その調子、その銚子、その4 86 その調子、その銚子、その5
87 その調子、その銚子、その6


1 レンゲ畑の復活を!

オトーサン、 八ケ岳から帰ってきて、 朝から、太腿がうずきます。 ご心配なく、あやしい話ではありません。 「3日も、サイクリングしていないもんなぁ」 そこで、早速、サイクリング・ウェアに着替えて、 ホームグラウンドの手賀沼へ。 いつもの手賀大橋のふもとに駐車しました。 なぜか、パトカーがやってきます。 「事件もないのに...」 悪さはしていないので、堂々と撮影にかかります。 今日は、レンゲ畑がテーマ。 子供の頃、レンゲ畑は、桜と並ぶ春の風物詩でした。 「キレイだなぁ」 ○レンゲ  マメ科植物、  根には根粒菌が共生して根粒をつくり、  空気中の窒素を固定する。  これにより、肥料の節減ができ、  花の蜜はハチミツとして利用でき、  春になれば、美しい田園風景を形成する。 こんなに有用な植物なのに、 最近の農家は、手間ひまかかる作業をいやがります。 「困ったもんだ」 農家には農家の言い分もあるようですが、 もういちど、農薬漬けを再検討すべきでしょう。 オトーサン、 手賀沼の周囲を時速20kmで走り終えました。 「10km走ったのに、疲れんなぁ」 やはり、この歳になると、元気を回復するには、 数日の休息が必要なのかもしれません。 機嫌よく、帰路につきました。 途中、いつものガソリンスタンドへ寄りました。 「116円か」 セルフとしては、この辺の相場水準です。 「オイル交換するか」 もう6300kmも走りました。 その間、一度も交換しておりません。 ・モービル1 RP 3.5L     6980円  ・フラシュシング・オイル    1890円 ・オイルエレメント       2100円  ついでに、給油もしました。 ・レギュラー 29.37L 3407円 「おお、安くなった」 オイル交換をしたために、4円値引きの112円で買えました。 オトーサン、 オイル交換をしたティーダで走り出しました。 「エンジン音が静かだなぁ」 「燃費もよくなったかも」 普段、リッター11kmの場所で、17kmも出ました。 「でも、もうすこし、時間をかけて確認しないと...」 ご機嫌で帰宅して、 日産の株価をチェックしました。 「何?なに?ナニ?」 先々週は、上げ相場だったのに、 先週は、下げ相場でした。 4/4 1097円  5  1112  ↑ 6 1128  ↑ 7 1134  ↑ 8 1144  ↑ 11 1131円 ↓ 12 1116  ↓ 13 1107  ↓ 14 1101  ↓ 15 1092  ↓ そして、今日16日は..... 16 1049円↓ 「あーぁ、1日で43円も下げた」 10月12日に1209円で買ったのに、1049円とは。 「最安値だなー」 米国株式市場でも株価下落と このところの中国での騒ぎ拡大にイヤ気がさして、 東証株価も今年の最安値となりました。 オトーサン、 「素人が株に手を出しちゃいかんなー」 "やはり 野におけ レンゲ草"ではないですが、 "やはり 家におけ 退職金"でしょうか。


2 30kmの壁を突破!

オトーサン、 「明日から雨かぁ。 じゃ、今日は走っておかなければ...」 第2のホームグラウンドである利根運河へ。 ティーダのナビ表示によれば、 自宅から12kmの柏寿荘をめざします。 国道6号線を横切って国道7号線を北上します。 「布施と富勢か」 布施弁天、富勢商店街の看板があります。 この似たような地名の混在がいつも気になっていました。 そこで、調べたところ、 戦後直後の市町村合併のさい、 「布施町」に反対する村々を説得するために、 布施町と同じ読みもできるという苦肉の策で、 「富勢町」(とみせまち)が誕生したのです。 威勢のいい名前とは裏腹に、 さびれた店ばかりの富勢商店街が続きます。 「....布施弁天のたたりかも」 市町村合併で、由緒ある地名を捨てるなんて、 サイテーです。 オトーサン、 柏寿荘の駐車場からスタート。 利根運河を走ります。 「ここの景色は、雄大でいいなぁ」 ムルデルというオランダの技師が作っただけあって、 オランダの運河沿いを走っているような気になれます。 「おっ、キジだ!」 オスのキジがサイクリング・ロードを横切りました。 「かわいそうになー」 先週、山荘に行ったとき、 わが家の庭にキジの死骸がありました。 羽毛が玄関先に散らばっています。 奥方、 首や胴体を埋めながら、 「何にやられたのかしらねぇ?」 「さぁ?」 イヌか、キツネか、タヌキか、リスか、カラスか? 皆目、下手人の見当がつきません。 オトーサン、 「もう着いたか?」 江戸川まで7km。 最初はここから引き返して 利根運河往復14km走行で終えよう そう思っていたのですが、 急に気が変わりました。 「よーし、流山まで行ってみよう」 平和台には、イトーヨーカー堂があります。 「昼飯でも食べるとするか。  一休みすれば、元気回復して走りきれるだろう」 前を行く若者のロードレーサーの後をつけて 時速20km台をキープして走り続けました。 「まさに春だなぁ」 お花畑のなかを走っているみたいです。 オトーサン、 ヨーカ堂でTシャツを買い、 トイレで着替えてから、ドトールコーヒーへ。 ミラノサンドCとアイスコーヒーを注文。 買ったばかりのICレコーダーに、 小声で吹き込みました。 「オレも力ついたなぁ。  66歳なのに、若いもんに負けずに  7kmも、時速20kmをキ−プして走れたもん。 まさに、継続は力だ!」 ま、誰も聞いていないから、いいでしょう。 オトーサン、 帰路につきます。 「おー、着いた!」 柏寿荘まで戻って距離計をチェック。 「28.5kmか」 まだ、余力はありそうです。 「30kmの壁にチャレンジするか」 あと、たったの2kmだ」 追加して、利根川沿いを走ることにしました。 常磐道・利根川橋が前方にかすんで見えます。 「あそこまで行こう!」 橋の下をくぐりぬけました。 すぐ先に、つくばエキスプレスの鉄橋が見えます。 「あそこまで走ろう!」 オトーサン、 鉄橋下の草原にドテーン。 タンポポの花々のそばに横たわって、空を眺めました。 綿毛を吹くと、空に舞いあがっていきます。 「オレも、いずれ昇天か」 暗い思いを振りはらって、 「ご苦労さん!」 寝たまま、自転車を撮影しました。 結局、この日の走行距離は、31.45kmでした。 ついに、念願の30kmの壁を越えたのです。


3 ICレコーダー、以上

オトーサン、 「痛ぇ」 腰痛がぶりかえしました。 やはり、昨日のムリがたたったようです。 雨が降りそうなので、 柏松竹に映画を見にいく予定を変更。 「あの座席じゃなー」 アビエーターを見に行って、その狭さにコリゴリ。 今日行きでもしたら、腰痛で動けなくんるかも。 「どこに行こうか?」 シートがいいのは、ワーナー・マイカル・シネマズ。 「インファナル・アフェアV」をやっているのは、 このあたりにはなく、まあ、近そうなのは、 ユーカリが丘か、市川妙典。 オトーサン、 娘を駅に送ってから、 ナビに"市川市妙典4-1-1"と入力しました。 「6号線を走れ?」 南下すべきなのに、東の松戸に向かっています。 「昨日走った江戸川に出てしまうぞ」 千葉園芸学部の先で、左折します。 「江戸川そいの道じゃないか。 すると、松戸あたりに駐車すれば、 江戸川そいを市川妙典まで自転車で行けるかも」 頭にあるのは、サイクリングのことばかり。 ティーダのほうは、サッパリ。 そうそう、七瀬の交差点付近で、 シルバーのティーダが駐車場にとまっていました。 「増えたなぁ。外出すれば、必ず出会う」 ティーダ目撃情報も、もうニュースになりません。 「おっ!」 松戸街道を走って、市川市に入ると渋滞です。 わがティーダの前をタンクローリーが走っています。 その銀色のタンクのお尻が、 ピカピカの凸面鏡になっていて、 ティーダが写っているじゃないですか。 「しまった! 面白い写真が撮れたのに、残念!」 ICレコーダーはもってきましたが、カメラは忘れました。 しょうがないので、 今日は、代りに、せっせとICレコーダーを使いましょう。 「へぇ、こんなところに千葉商科学大学があるんだ。 国府台っていうところだ。江戸川へり。 以上」 「以上」を入れると、再生するときに、便利です。 「ナビの出来が悪いので、江戸川を渡ってしまいました。 以上」 「いま引き返して橋を渡っています。2車線ですね。 この橋、市川大橋というようです。 河川敷が見えます。 江戸川の本流は、千葉側を流れているようですね。 以上」. 「えー、ナビの地図をみていたら、 市川ICのそばで、江戸川は2つに分かれているようですね。 市川妙典は、その中州にあるような感じです。 以上」 オトーサン、 ナビをにらみます。 「新行徳橋を渡りました。  ここからは、あと1kmくらいですね。 以上」 「東京メトロの妙典駅にきました。 以上」 「えー。サテイ3番街の3階の駐車場に駐車しました。 駐車代がいくらかかるか心配です。 以上」 「えー、映画館がどこにあるかさっぱり分かりません。 いまから、サテイ2番街に向かいます。  以上」 「えー、ここは3時間まで駐車場は無料だそうです。  以上」 オトーサン、 11時45分の上映開始まで、 小1時間ほど、ミスタードーナツで過ごしました。 早めの中食。 「....ばてたなぁ」 予告編が15分も続いて、 本編開始の頃には、睡魔に襲われていました。 やはり、昨日の疲れがどっと出てきたようです。 座り心地がいいので、30分くらい寝てしまいました。 「おっ!ICレコーダーだ!」 映画のクライマックスです。 主人公2人が、ICレコ−ダーを振りかざしているではありませんか。 お互いにひそかに録音した相手の弱みを聞かせるのです。 「そうだ、オレも、使わなきゃ!」 そっとリュックサックから取りだして、 主題歌を録音しました。 録音時間6分31秒。 その後のエンディングも録音しました。 録音時間13分37秒 「いい歌だ。しみじみするなぁ」 読者のみなさん このステキな主題歌をお聞かせできるといいのですが、 これは違反だそうです。 「残念!」 オトーサン、 最後の録音フォルダーナンバーは、13。 「本八幡交差点の渋滞で、ノートに出会いました。 緑色。マスクもステキですね。 昨日もノートに1台出会いました。 ノートも増えてきたようですね。 以上」 ICレコーダを携帯していなければ、 こんなにいろいろ思い出せなかったはずです。 以上。


4 こいつは春から縁起がいいわ

オトーサン、 「痛ぇな」 腰痛がまだ残っています。 やはり、一昨日のムリがたたったようです。 「どこを走ろうか?」 お天気がいいので、頭の中は、サイクリングのことばかり。 それでも、久しぶりに、ティーダを水洗いしました。 「あれ、こんなところにも傷がある」 リアのタイヤハウスが擦れています。 「まあ、いいや」 朝っぱらから原因追求していては、 春の1日が台無しになります。 ホームグラウンドの手賀沼へ。 手賀沼大橋を渡ったところで、 シルバーのティーダ・ラティオとすれちがい、 水の博物館では、黄色いティーダを発見しました。 「いつもの奴かな?」 そうでした。 若葉マ−クで、前と後が凹んでいます。 「早う直せよ。みっともないだろうが....」 いつまでもこんな状態では、ティーダのイメージダウンです。 「我孫子の日産、タダで直してやれよ」 オトーサン、 手賀大橋を右折し、上手賀沼を走ろうとして、 気が変わりました。 「たまには、下手賀沼を走ろう....へぇ、こんなところに?」 手賀大橋の下に青いビニール。 ホームレスが住んでいるのを発見しました。 「自家用車も持ってるのか、贅沢だなー」 手賀沼沿いのサイクリングロードは工事中なので、 一般道を走りました。 「ペット霊園か。気味悪いなー」 やはり、ダンプなどが後ろから迫ってくると、 気が気ではありません。 「やーめよっと」 2kmくらい走ったところで、畦道へ 手賀沼に接近。 もう幅6mものサイクリング・ロードが出来ていました。 一休みすることにしました。 「とにかく自転車が重くて仕方ありません。 チェックしましたが、タイヤの空気は抜けていませんし、 ブレーキも別に問題ではありません。 やはり、一昨日の疲れが残っているのでしょうか? 以上」 休んだせいか、道のいいせいか、 その後、フィッシング・センターまでは 気持ちよく、時速20kmで走れました。 オトーサン、 手賀沼遊歩道に出ました。 並木道は、八重桜の花盛り。 この辺までくると、散歩中のひとが増えます。 ゆっくり走ることにしました。 「おっ、サギだ!」 その先では、掌大の亀が小径を横断中。 亀は触ったら、首を引っ込めました。 鷺は、撮影しようとしたら、飛び立ちました。 両方とも撮影しました。 「鷺と亀か、 鶴と亀なら、 こいつは春から縁起がいいわだったのになぁ。 めでたさも ちゅうぐらいなり おらが春。 以上」 オトーサン、 「じゃ、音楽でも聴きながら、のんびり走るか」 ICレコーダーのスイッチをvoiceからmusicへ切り替えました。 この製品、優れもので、録音も、音楽再生もできるのです。 先日、CDから一旦パソコンへ移動し、 そして、ICレコーダーに曲を移動しました。 走りながら聴く記念の1曲目は、 シャンソン「桜んぼの実る頃」です。 歌っているのは、コラ・ヴォケール。 ♪ Quand nous en serons au temps des cerises Et gai rossignol et merle moqueur Seron tout en fete (桜んぼの実る頃は   陽気なうぐいすも おしゃべりつぐみも みんな浮かれだす) オトーサン、 春の気分を満喫しながら、半周を終えて、 早目の昼飯を手賀沼公園前の松屋で。 豚丼(290円)とコップ2杯の水。 そのうまいこと! しばらく休んだら、元気回復。 「走り足りないなー、 よし、上手賀沼も走ってしまおう」 時速20kmで順調に走って、元の場所に戻ってきました。 走行距離計は、20.53kmを示していました。 「なーんだ。たったの20kmか」 30km走って腰痛で苦しんでいるくせに、 われながら、よく言うもの。 オトーサン、 クルマに乗り込んで、 「暑い! これって、何とかならないものでしょうか? 暑くてたまらんので、アサヒの若武者を飲みました。 これまでは、サントリーの伊右衛門のフアンでしたが、 宗旨変えをしました。 このほうが、ややおいしいような気がします。 以上」 オトーサン、 沼南町の老人福祉センターのいこい荘へ。 お風呂が大きいと聞いたので、 帰り道の途中でもあるので、寄ってみることに。 「えー、ここ、前を通ったことがありますね。 スーパーオートバックスかしわ沼南店のそばです。 もちろん、柏在住の60歳以上の市民は無料です。 へっへっ、以上」 「えー、お風呂に入ってまいりました。 浴槽はそう大きくありませんでした。 洗い場は6人くらい。 売り物は、北海道の二股温泉の湯の華を使っているので、 カルシュウムの含有量が多いとか。 どんな効能なのか分かりません。 帰ったら、調べてみましょう。 以上」   ○二股ラジウム温泉  北海道の有名な秘湯のひとつ。  道南の交通の要所、長万部から山奥へ18kmほど入ったところにある  一軒宿の温泉である。  周囲は深い原生林で、林道にはキタキツネがよく現れる。  泉質は特異で炭酸カルシウムが大量に含まれ、  それによって巨大な石灰華(石灰の湯の花)ができている。  この石灰華の上に温泉宿がある。  宿はずいぶ古びた湯治宿である。  明治時代に開かれ、  今でも重い病気の治療のために熱心に湯治する人がいる。


5 強風下の印旛沼CR

オトーサン、 「今日は、もう痛くないなぁ」 3日たったので、疲れがとれたのでしょうか? 「さて、今日は印旛沼遠征だ!」 昨夜、すでに印旛沼CRについて下調べをしました。 ・印旛沼サイクリングロード  http://seika43.hp.infoseek.co.jp/03-12.htm 読者のみなさん 「CRってナニだ?Customer Relationのことか?」 「いえいえ、Cycling Roadの略のようです」 上記のサイトの著者が使っていました。 オトーサン、 娘を南柏駅に送ってから、旧水戸街道を柏駅方面へ。 「おっ、黄色いティーダだ!」 相手のおばさんも、そう思ったようです。 でも、わざわざクルマをとめて 挨拶するほどのことはないでしょう。 手賀大橋を渡って、365号線へ。 静かな住宅街をぬけていく2車線の道路です。 南柏駅から1時間ほどで、 最初の目的地の木下駅に到着しました。 「さびしい駅だなぁ、何にもないや」 読者のみなさん、 「木下って、どう発音しますか?」 @きげ Aきね Bきのした Cこのした Dきおろし 正解は、Dのきおろし。 ○木下街道   木下は、木を下ろすことから命名された。  この地は、江戸と銚子の中間にあたり、   利根水運の中心地として賑わった。   急ぎの荷物(鮮魚)は、   関宿まで遡ると日数がかかるので、   木下河岸で下ろして江戸へ向かった。   木下街道は、鮮魚街道(なまみち)とも呼ばれた。 オトーサン、 「おっ、せんべい屋がある!」 元祖 木下名物手焼きせんべい川村商店。 店先で手焼きしているなんて、 江戸時代へタイムスリップしたみたいです。 早速、500円の割れせんべいを買いました。 オトーサン、 小雨がパラついてきたので、 引き返そうかと思いましたが、 「まあいいや、行ってみよう」 次なる目的地は、 千葉県老人休養ホーム「もとの荘」 昨日、沼南町の老人福祉センター・いこい荘で ここのパンフレットを貰って興味を持ちました。 「1泊2食つきで5000円!」 ナビの通りに走ったら、 小林牧場の敷地内にありました。 「すげえ!へぇ、そーなの?」 ○小林牧場  東京都大井競馬場の競走馬の育成牧場。  ソメイヨシノや八重桜など300本を越える桜があり、 牧場入口から桜のトンネルがつづき、 露店も出て賑わう。 オトーサン、 もとの荘のフロントで押し問答。 「一人でも泊まれますか?」 「いえ、お一人では、何かあったときに困りますので」 「でも、ご覧のように元気なんだけど」 結局、OKを貰いました。 「お風呂だけ利用できますか?」 「いいえ、お食事を取っていただかないと」 「すると、休憩料700円+一番安い天丼735円で、 1435円になりますね。 じゃ、印旛沼を走ってからきます」 「でも、いま、ご予約いただかないと」 「あっそう、じゃ、またきます」 公営施設は、手続きが面倒です。 読者のみなさん、 ここ、千葉県以外のひとでも、 老人でなくても泊まれるのですよ。 本埜村(もとのむら)の名物、 白鳥飛来地の見学には、もってこいです。 ○もとの荘  住所:千葉県印旛郡本埜村滝878  電話:0476-42-4126 客室数:18 オトーサン、 「次は、いよいよ印旛沼だ」 ナビに「佐倉ふるさと公園」と入力しましたが、 出てきません。 この事態を予期していたので、住所も調べておきました。 「佐倉市臼井田2714」 小林牧場から64号線を南下。 「おお、にぎやかだなー」 オランダの風車と広大なチューリップ畑。 露店も出て、大賑わいです。 ○オランダ風車リーフデ   http://www.city.sakura.lg.jp/shisetu_guide/liefde/liefde.htm オトーサン、 「さぁ、走るぞ!」 幸い、雲ひとつない晴天になりましたが、 問題は、強風。 当初は、印旛沼CR全22kmを走り終えるつもりでしたが、 ギブアップ。 ふるさと公園から阿宗橋までの7km、 その往復で14kmコースに切りかえました。 「道はよく整備されているなー」 幅2mで、道標が100mおきに立っています。 「風が強いなあ」 ローギアにして走りましたが、 正面から吹きつけてくるので、 どんどんスピードが落ちてきます。 漕ぐのをやめて、歩いてみましたが、吹き飛ばされそう。 「あと、2kmだ」 「あと、1.5kmだ」 「あと、700mだ」 「あと、400m。ホームストレッチにさしかかったぞ」 このあたり、佐倉ですから、 あの高橋尚子さんの練習コースもあるとか。 オトーサン、 息も絶え絶えに、阿宗橋に到着。 ベンチで本を読んでいたひとに取材しました。 「このあたり、いつも風が強いのですか?」 「いえ、今日は特別ですよ」 それを聞いて、なんだか安心しました。 読者のみなさんに、 ICレコーダーで録音した 風の音をお聞かせしたいほどです。 「さて、帰るか」 帰りの楽なこと! 追い風で、時速30kmが楽々と出るのです。 800mで八千代市から佐倉市へ。 3.95kmで、船戸大橋へ。 「うなぎでも食おう!」 CRから降りて、64号線脇の川ばた園へ。 トイレで着替えし、 うな重竹 1600円。 お味のほどは、 「我孫子の西周には敵わんなぁ」 昼食後は、シャンソンを聞きながら、走りました。 その気分に一番あっていたのは、 「幸福を売る男」 歌っているのは、シャンソンの友。 ♪ Je suis le vagabond Le marchand de bonheur je n'ai que des chansons A mettre dans les coeurs (私は行商    幸福を売る商人    私の売る品物は歌だけ      心の中に置いて行く歌だけ) オトーサン、 佐倉ふるさと公園から、 成田街道のユーカリが丘を経由して、 国道16号線を柏に向かい、小1時間で帰り着きました。 勝田台という看板をみて、 「息子の家のそばだなー。 しばらく会っていないなー。 電話してみるか。 佐倉のチューリップ畑みたか?って。 ま、いいか、幸せは強制しちゃいかん」


6 コンクラーベ

オトーサン、 「今日も、いい天気だ」 でも、風が強いので、 印旛沼CRの続きは、見送ることにしました。 「今日は、映画をみようーと」 でも、ちょっと走ってみたくなって、 近くのジョナサンまで自転車散歩をし、 朝食をとって、一旦、帰宅しました。 映画館に行く時間まですこし余裕があります。 駐車場のティーダをみやります 「だいぶ傷がついてるなぁ」 お尻のあちこちに傷があります。 自転車を出し入れするときに、ギアで擦ったのでしょう。 「そうだ、お肌の手入れでもするか」 必要な道具を用意しました。 ・タッチアップペイント ・歯ブラシと歯磨き ・雑巾 ・バケツに水 まず、タッチアップペイントを傷に塗ります。 しばらくおいてから、 歯ブラシに歯磨きをつけて、軽くこすります。 そして、雑巾で磨くのです。 「落ちないなぁ。落ちんぞ、こりゃ、根くらべだ」 30分くらい擦っていたでしょうか。 ローマ法王選出のコンクラーベほど、 手数はかかりませんが、指が痛くなってきました。 仕上げとして 雑巾にバケツの水を含ませて、 拭きとりました。 「大分、キレイになったなぁ」 読者のみなさん、 「大してキレイになってないじゃないか。  依然として傷が目立つぞ」 オトーサン、 ここで、猛然と反論。 「コンクラーベ、ご存知ですか?」 ○コンクラーベ Conclave  教皇選挙のこと。  選挙権は80歳未満の枢機卿で、定員は120人。  会場は使徒宮殿内のシスティーナ礼拝堂。  コンクラーベという言葉は、ラテン語に由来する。  ラテン語のクム(共に、一緒に、の意味)と、  クラービス(鍵、キーの意味)が一つの語になっている。  直訳すれば、「鍵と共に」。  なぜそういうのか。  1268年、教皇クレメンス4世が没し、  コンクラーベが行われた。  有権者は18人だったが、  イタリア派とフランス派に分かれて、  3年間空位が続いた。  数カ月経っても合意がないので、  当時のフランシスコ会の総長、聖ボナベントゥラの勧めで、  ビテルボの人たちは枢機卿たちを宮殿に閉じ込め、  鍵で閉めて(コンクラーベ)  外部との関係をいっさい絶たせ、食料もパンと水だけを供給し、  武装した人たちで城を囲ませ、他の食事を運び込ませなかった。  1271年9月、6人の枢機卿の妥協による選挙によって、  イタリア人の教皇グレゴリオ10世が選ばれた。  グレゴリオ10世は、教皇選挙の規則を作った。  教皇選挙(コンクラーベ)は、  前教皇の死去ないし退位により教皇空位が生じてから、  15日が過ぎてから、20日を過ぎないうちに開催される。  15日待つのは、教皇選出権を持つ枢機卿が  ローマに到着するのを待つ期間とされる。  コンクラーベで教皇が選ばれるには、  投票総数の3分の2以上の得票を得ることが必要。  投票は初日午後に1回行われ、  この投票で決まらなければ続く2日に、午前・午後2回ずつ行う。  3日間の投票で決まらない場合は、  最大1日の祈りの期間をおいてから、同じような方法で選挙をし、  7回の投票をしても決まらなければ、また1日おいて7回行う。  それでも決まらないと、また1日おいて7回行う。  それでも決まらなければ、  過半数の得票者ないし前回の投票の上位2名について行った  決戦投票で過半数を得た者を当選とする。  コンクラーベは教皇が選出され、  被選出者が教皇となることを同意したときに終了する。 出典:カトリック中央協議会  http://www.cbcj.catholic.jp/pope/setsumei.htm オトーサン、 よーく読めば、お分かりのように、 今朝の作業は、第1回にしかすぎません。 つまり、 初日に1回作業をし、 これでキレイにならなければ 続く2日に、午前・午後2回ずつ作業をし、 3日間でキレイにならない場合は、 最大1日の祈りの期間をおいてから、 同じような方法でキレイにし、 7回、同じことを繰り返しても、 キレイにならなければ、 また1日おいて7回作業を行うのです。 それでも、キレイにならないときは、 ディーラーに持っていくのです。 読者のみなさん、 「そんなアホな!」 オトーサン、 「野原一面に咲くチューリップ、 道端の植え込みの芝桜、 公園のつつじをみてください。 キレイでしょう。 花の数たるや膨大なものですよね。 でも、そのなかのたった1輪の花びらですら、 根気よい手入れのおかげで、 あのようにキレイになったのです」 オトーサン、 この日、映画を見終わってから、 スーパーオートバックスかしわ沼南店の ピットを覗きました。 シルバーのティーダがありました。 「どっかぶつけたのかな? それにしては、どこにも傷がついていないなー」 根気のいる修理作業が終わったにちがいありません。


7 印旛沼CR完走!

オトーサン、 「快晴だ!風もなさそうだ」 てなことで、印旛沼へ向かいます。 朝7時半に家を出て、 国道16号線から北総公団線沿いの464号線へ、 それから森の中の64号線を快調に飛ばしました。 8時20分、佐倉ふるさと公園に到着しました。 走行距離は、29km。 16.5kmの好燃費でした。 日曜の朝なので、空いていたのでしょう。 公園の駐車場もまだガラガラです。 オトーサン、 8時30分、 気持ちよく走りだしました。 名喰戸橋(なじきどばし)を渡ったところで、 西印旛沼を入れて、オランダ風車を撮影しました。 「何だか走らんなー」 ブレーキがタイヤに接触しているせいでしょうか。 風もないし、登り坂でもなさそうだし... 金メダルジョギングコース尚子コースという標識があります。 「これじゃ、尚子ちゃんより遅いなー」 彼女、時速20kmというのですから、大したもの。 いま、10kmしかスピードがでません。 ママチャリのおじさんにも抜かれてました。 オトーサン、 9時5分、まだ3.5kmしか走っていないのに、 息があがってきました。 「ハー、ハー、もうダメ、限界!」 道端に自転車をとめて、お茶をゴクゴク。 それでも、ちょっと休むと、自転車が軽くなります。 そんな風に、身体をだましだまし走って、 双子橋のたもとの山田休憩所に到着しました。 ここまでで、6Km弱。 前途が危ぶまれます。 ここには、ナウマン象の親子の石像があります。 この近くで、発掘された記念というわけ。 オトーサン、 「いい景色だなあ」 西印旛沼に別れをつげて、 北印旛沼に接続する印旛水路そいに走っています。 山田橋が前方に見えてきました。 水が満々と岸辺まであるというのは、 豊かで、爽やかな気分にさせるものです。 「えー、9時35分、ようやく北印旛沼に出ました。 えー、走り出して10km地点です。 ハー、ハー。 息が切れますね。 水面が広いですね。 ハーハー、ハーハー, 以上」 もう北印旛沼を撮影する気力もありません。 よろよろ10kmくらいで走り続けます。 「コンクラーベだ、根くらべだ、ハーハー」 オトーサン、 急停車しました。 「目の前にコブハクチョウがいて、 サイクリング道路の真中に立ちふさがっています。 写真を撮っても、動きません。 いま、おじさんがよけて走りぬけましたが、 びくともしません。 以上」 休憩するいい口実ができたので、 道端でまた一休み。 リュックサックの底を探ったら、 バウムクーヘンがありました。 袋を破って、ちぎってあげてみました。 「食べてます。 馴れ馴れしいですね。 どんどん近づいきます。 ちょっとコワイので、通過することにします。 以上」 オトーサン、 「えー、 ようやく酒直 ハー、 水門に、 ハー、 到着いたしました。 ハー、 これから先はもう一般道になってしまうんですね。 ハー、ハー、バテました。 あー、バテた、バテた。 全然、自転車が走らない。 あー、どうも自転車がおかしいですね。  以上」 時刻は、10時10分。 ここまでで、15km走ったことになります。 所要時間は....1時間40分。 道端で休むことにしました。 ゴクゴクお茶を飲んでから、 「バウムクーヘン、まだあるだろうなぁ」 ほんとうは、この場面、 休むことや、食うことばかり考えていないで、 歌の一首くらい詠むべきなのでしょうが、 それどころではありません。 「帰れるかなー」 15km走ってきたということは、 この先、さらに15km走ることを意味します。 呆然として、 前途に広がる おびただしい広大な空間を眺めやりました。 オトーサン、 11時30分、 佐倉ふるさと公園までたどりつきました。 「やはり帰りは下り坂だったようです。 ハー、ハー、ほんとにバテました。 何とかスタート地点に帰ってこられました。 途中、一輪車の女の子たちにも抜かれました。 時速20km、足を狂ったように上下させています。 若いもんには、敵いません。 尚子ちゃんようにオリンピックにでも出るのかなー。 以上」 オトーサン、 チューリップ畑をみながら、 昼食をとりました。 屋台のやきそば400円(不味い!) お茶一缶、200円(高い!) それでも、休憩して、食物をお腹にいれると、 不思議なもので、元気が戻ってきました。 「このまま終わっては、過去最高タイ記録だ。 よーし、もう一踏んばりするか」 てなことで、一昨日走った船戸大橋まで行き、 ふるさと公園まで引き返してきました。 「おー、35.52kmだ!新記録だ!」 あと、8km走れば、 「1日で、印旛沼CR全コース走破!」 偉業を達成したはずですが、やめました。 「死んだら、元も子もないぜ。 まぁ、2日がかりでも、完走は完走だ」 老人の冒険は、幽冥界と隣合わせなのです。


8 あなたボケたわね

オトーサン、 「海に飛ぶ夢」という名画を見に、 久しぶりに日比谷シャンテに行くつもりでした。 「でも、雨じゃ、傘差すのが面倒だ。 どこかクルマで行けるところないかなぁ?」 探すと、本八幡の映画館でやっているじゃありませんか。 しかも、朝の9時45分から。 「こりゃいい」 てなことで、TOHOシネマズ・市川コルトンプラザへ。 ナビに住所を入力。 市川市鬼高1-1-1 早速、ICレコーダを使いはじめます。 最近物忘れが激しくなったので、必需品になってきました。 「えー、コルトンプラザへ行きます。 13km先で、所要時間は50分、 これでは、自転車のほうが早いんではないでしょうか? 以上」 「朝8時30分です。 うちの近所から、もう渋滞がはじまっています。 小雨がパラつきはじめました。 えー、こういうときは、やはりクルマのほうがいいですね」 以上 「えー、ようやく花粉も減ってきたようですが、 念のため、クルマのなかでもマスクをします。 以上」  「えー、いま踏み切りで電車を撮影しようと思って、 カメラを取り出しましたが、カードが入っていませんでした。 何やってるんだろうね、最近のオレは? 以上」 オトーサン、 「えー、9時19分、ようやく着きました。  いま、2階の駐車場です、以上」 この後、映画館まで行くのが大変でした。 まず、どこにあるのか、さっぱり分かりません。 たどりついたエレベーターホールは、真っ暗で、動いていません。 階段で店にたどりつくと、まだ開店時間でないようで、 10人ほどが待っていました。 9時30分の開店時間まで、10分ほどあります。 雨がぱらついています。 掲示を読んで、やおらICレコーダーを取りだしました。 「オープンをお待ちのお客様へ。 壁際に沿って2列にお並びください。 ふざけたこというな、このバカ。 以上.」 ようやく開店時間になると、 女店員がえらそうに、 「お先に着かれた方からどうぞ」 と入りかけたひとを制止します。 オトーサン、 怒りが爆発しました。 「いい加減にせい!みんなイライラして待ってるんだぞ!」 映画館の受付でも、立腹しました。 「シルバーですか?なにか年齢を証明できるものを」 「いい加減にしろよ。見れば分かるだろうが。 後ろで待ってるひとがいるだろう」 どうも、このコルトンプラザ、 お高いとまっていて、客扱いがなっていません。 オトーサン、 それでも、映画のほうは、楽しめました。 「久しぶりだなー、寝なかった」 本当は、昨日の印旛沼CR完走!で 疲れているはずなのに、不思議です。 さきほど、怒ったのがよかったのでしょうか。 3時間駐車無料だったので、機嫌よく帰宅しました。 昼寝には早い時間なので、 近所の自転車屋さんへ。 ドリンクホルダーを装着してもらいました。 車庫にティーダを入れて、ハタと思い出しました。 「しまった、リュックを置いてきた」 数分後には、自転車屋さんへ。 「これでしょ、いま、お宅にお電話したところです」 「....」 「しないほうがよかったですか?」 「ああ」 帰宅すると、 奥方が出迎えました。 「あなた変よ、最近」 「ああ」 実は、一昨日、エンジンを切り忘れました。 数時間ものあいだ、アイドリング状態でした。 「あのクルマ、静かすぎるよなぁ」 「あたしも、ボンネットが暖かいから気づいたのよ」 奥方が気がつかなければ、一晩中アイドリング状態でした。 燃えていたかも。 読者のみなさん、 「あんた、ほんとにボケてきたんじゃないの? ま、どうでもいいことだけど」 オトーサン、 自分でも心配になって、 ネットに「痴呆症」と入力しました。 「おお、いいのがあった!」 ○ボケ予防  http://www.min-iren.gr.jp/search/06press/genki/161/genki161-06.html ●ボケの種類 @血管性痴呆 脳の血管の異常によるボケ。  従来、日本人のボケの約半数を占めるとされてきたが、  脳血管障害を合併した廃用型痴呆などが多く、厳密に調べると意外に少ない。 A廃用型痴呆 最もふつうのボケ。   従来「アルツハイマー型痴呆」と呼ばれてきたものの大部分はこれ。   全体の9割を占める。 Bアルツハイマー病 遺伝子の異常によるボケ。   40〜50歳代で突然ボケはじめ、急速に進行して数年で死亡する。   きわめてまれ。 オトーサン、 「オレは、どれかな? やはりAなんだろうなぁ?」 ●軽度痴呆の症状  1) 無表情・無感動の傾向がみられる  2) ぼんやりしていることが多い  3) 生きがいがない  4) 根気が続かない  5) 発想が乏しく、画一的になる  6) 「今日はあれをして、これをして」という一日の計画が立てられない  7) 仕事をてきぱきと片づけられない  8) 反応が遅く、動作がもたもたしている  9) 同じことを繰り返し話したり尋ねたりする 10) 相手の意見を聞かない オトーサン、 じっくり読んでみて、 「思いあたらんなぁ。 運動もしてるし、頭も冴えてるし.... 前頭葉も、前頭前野も元気だ。 でも、物忘れが激しい。  ほんとうに、ダイジョウブなのかな?」 さらに読み進むにつれて、 歓喜の表情が浮かんでまいりました。 「おお、オレは、ダイジョウブだ!」 ●物忘れはボケの始まりか  世界の痴呆学会における一般的な考え方によれば、  「痴呆とは、記憶をつかさどる海馬や、  認知機能をつかさどる大脳後半部の障害で起こる」ものであり、  最初の症状は「記憶障害=物忘れ」と  「見当識障害=時間・場所など周囲を認識できなくなる」であるとされています。  しかし、これは大きな誤りです。  最もふつうの老年期痴呆である廃用型痴呆では、  最初に前頭前野の機能だけが低下しはじめ、  痴呆が進むにつれて、大脳後半部機能も次第に低下してきます。  したがって最初に出てくる症状は  「自発性、計画性の低下」  「意欲の低下」  「機転がきかず、創作ができない」  といった人間だけがもつ最高の機能、つまり英知の低下なのです。


9 手賀沼の源流へ

オトーサン、 雨が上るのを待ちかねて、 ティーダを洗車しました。 冬の間は、雑巾を絞ると、手が凍るようだったのが、 ウソのようです。 「水ぬるむ春がきたんだ」 さあ、サイクリングに行こう!」 昨夜から花粉症の薬を飲むのをやめましたし、 体調は絶好調です。 印旛沼CR完走による筋肉の張りが残っている程度。 1年のうちで、一番元気な時期がやってきました。 自転車も元気です。 昨日自転車屋さんに行って、各部を増し締めし、 タイヤにも充分空気を入れてあります。 いつものガソリンスタンドで給油しました。 前にオイルを交換したので、 4円値引きしてくれて、109円。 「まずは、この辺では最安値ではないでしょうか。 以上」 手賀大橋を渡って北上。 356号線を成田方面へ。 古利根沼のほとりに駐車しました。 「いつきても、ここはいいなぁ」 大きいほうは鯉、小さいほうはクチボソ。 いろんな魚が釣れるそうです。 オトーサン、 利根川の堤防に登りました。 ここから利根大橋、そして布施弁天をへて、 利根運河までは、走ったことがあります。 「今日は、下流の木下まで走ってみよう」 10時20分に走りはじめました。 「おお、新車みたいだ!」 やはり、自転車、増し締めの効果は絶大です。 「おっ、ティーダだ!」 平行して走っている堤防下の道路に黄色いティーダ。 「まるで、自分のティーダみたいです。 まさか盗まれたんじゃないでしょうね、以上」 時速20kmをキープして、快調に走れます。 前に大きな橋が見えます。 栄橋です。 「ありゃ、道がなくなりました。 いま、10時53分、5.73km走ってきたところです。 もう引き返さなければならないのでしょうか? 以上」 でも、堤防を河原のほうに降りて、橋の下をくぐり、 また自転車を堤防の上に引きずり上げたら、 CRが復活していました。 「よかったぁ!」 オトーサン、 「いま、11時です。 走った距離は、7.96km。 利根川が大きく蛇行しております。 以上」 やおら、ナイキのボトルを自転車から取りはずしました。 「うまい! これ捨てないでよかったなぁ」 ナイキブームの頃、 NYの旗艦店開店時に買い求めたものです。 オトーサン、 木下駅そばのライフの看板を目印に、 利根川の堤防を下りました。 木下駅はすぐでした。 例の手焼きせんべい屋へ。 「おいしかったから、また来ました」 女店員さんたち覚えてくれていました。 「昼めしに、お蕎麦食べたいんだけれど、 どこかいいお店ありませんか?」 てなことで、紹介してもらったお蕎麦屋さんへ。 天ざる(1050円)。 お味はまあまあ。 お店の内部が広々して、雰囲気は最高。 ○柏屋   現在の旦那さんは、7代目。 木下河岸が流行っている頃の創業とか。   お店は、昭和2年に改築したもの。   住所:印西市木下1400 電話:42-2043  オトーサン、 帰路につきます。 「早いぞ!」 距離表示を速度表示に切り変えました。 「おっ、30km出ている!」 調子に乗って、 競輪選手のようにペダルを漕いでしまいました。 「おっ、水門だ!撮らなきゃ」 ここから、利根川の水が、 北千葉道水路で手賀沼に注いでいるのです。 おかげで、手賀沼は、よみがえったのです。 毎秒6立方メートルという電光掲示板がありました。 「国土交通省は金があまってるなぁ」 海から75km地点。 印西市と我孫子市の境です。 オトーサン、 途中、ハングライダーをみかけました。 撮影しようとしましたが、 小さいし、空高く飛んでいるので、 利根川が画面に入りません。 それでも、何とか、1枚撮れました。 オトーサン、 古利根沼の駐車場の近くに戻ってきましたが、 走り足りないので、利根大橋まで延長。 常磐線の電車を撮ろうと、土手で休憩しました。 「なかなかいい写真撮れんなぁ。 あっ、黒のティーダだ!」 これも、撮りそこないました。 東我孫子CCの河川敷でプレイヤーが 頑張っているのを撮ってみたりしながら、草原で休憩。 たんぽぽ、そして爽やかな風。 「ここ会員権相場いくらだったっけ? 確か、2万円、タダ同然ですね、 我孫子CCのほうは、1400万円です。 名門コースは、ちがいますな。 以上」 その後、古利根沼のティーダまで戻って、 距離計を見ました。 「24.09kmか、走り足りんなぁ。 ま、いいか、手賀沼の源流が見られたから」. 時計を見ると、もう午後1時でした。


10 旅支度

オトーサン、 朝から大忙し。 昨夜、急に八ケ岳の山荘に行くことが決まったのです。 ゴールデンウィークで高速道路は混むと予想されるので、 ひさしぶりに、スーパーあずさで。 「ティーダで行きたいんだけどなぁ」 そのほうが安くつくし、荷物も楽なのですが... 「DVDを借りなくては」 柏市沼南公民館へ行き、2本返し、2本借りてきました。 近所のビデオ屋に行き、4本返し、3本借りてきました。 その後、柏駅へ。 迷いましたが、電動自転車で。 オトーサン、 途中、日立サッカー場の前を通りすぎようとして、 先日の騒ぎが気になりました。 ○「入場禁止1年を検討」    サポーター乱闘で柏会長が陳謝   J1の柏−名古屋戦(23日、柏)で   柏のサポーターが名古屋の観客席に乱入して   18人が負傷した問題で、   柏の小野寺重之社長は、問題を起こしたサポーターに対し、   1年間の入場禁止の処分を科す。 「柵が低いって、ほんとかなぁ」 女子社員に制止されましたが、 サッカー場に入って撮影してきました。 オトーサン、 柏駅のみどりの窓口に並んで ようやくスーパーあずさの切符を購入。 「ああ、これで一安心」 急にお腹が減ってきて、大戸屋で昼飯。 「ここの焼き魚、うまいなぁ」 ○大戸屋  焼き魚さば   598円        住所:柏市柏1-5-20 プールドゥビル B1F  電話:04-7166-6521 その後、糖朝へ。 香港で、糖朝といえば、チョー有名店。 九龍尖沙咀広東道にあって、 そのスイーツのうまいこと。 その第一号店が青山に出来た聞いて、 よく通ったものです。 難は、待ち時間の長さと駐車料金の高さ。 その糖朝が柏にオープンしたのです。 「豆腐花、それからマンゴープリン!」 久しぶりに食して、 「うめえ、絶品だ!」 ○糖朝   ・豆腐花 450円(外税)   ・マンゴープリン 600円(外税)   場所:高島屋S館4F   電話:04-7144-1111   オトーサン、 マツモトキヨシへ。 超立体マスクと鼻炎スプレーを購入しました。 柏ではもう必要なくなりましたが、 山荘は、まだ花粉の季節でしょう。 その後、駅前に新開店のビックカメラで ICレコーダー用の単4電池の予備用に購入。 「柏も、便利になったもんだ」 普段、手賀沼、利根川、江戸川に生息しているものですから、 たまに都会の匂いに触れると、血が騒ぎます。 でも、都会の欠点は、金に羽が生えて飛んでいくこと。 変なひとがうろついていたり、治安も心配です。 オトーサン、 電動自転車が盗まれていなかったので、 一安心して、帰路につきました。 「たまには、裏道を走ろう!」 新柏駅まで裏道をゆったり走りました。 クルマの騒音や排気ガスとも無縁です。 春の日射しをあびて、爽やかな空気を胸いっぱいに。 「おっ、しゃれたお店がある! 美容室かしらん」 喫茶店でした。 外装も内装も、それは見事です。 「思ったより、中は広いなー」 ○珈琲亭 やまもも  コーヒー600円   住所:新柏1-16-1 電話:04-7167-8239 オトーサン、 お店の品のよい中年女性に伺いました。 「このお店、いいですね。 設計したのは、どなたですか?」 「いのうちあきらさんです」 「いのうち?」 「この雑誌をご覧になって」 入之内瑛さんの作品群が紹介されていました。 ・今週のインタビュー:入之内 瑛  http://www.mammo.tv/interview/112_IrinouchiA/ オトーサン、 「えっ、花パーク、フィオーレ小渕沢は、彼の設計?」 明日行くつもりだったんだ」 偶然って、おそろしいものです。


11あぁ、あずさ11号車

オトーサン、 久しぶりにバスに乗って、駅へ。 朝8時45分の常磐線がちょうど出たところ。 「おっ、Oさん!」 「あら、ご出張?」 「いえいえ、遊びに。こちらへ引っ越してきました」 「どうぞ、大学においでくださいな」 停留所で出会ったのは、麗澤大学の0教授。 もう20年近くお会いしていなかったのでは。 化粧美人になられていました。 いずれ、ゆっくりお会いすることにしました。 「こんな時間、こんな場所で出会えるとは」 日頃の行動をちょっと変えると、 小さな驚きに出会えるもんですなぁ。 オトーサン、 西日暮里までの30分は、立ちっ放し。 「昔は、こんなに空いていなかったなぁ」 九段に通っていた頃は、すし詰めでした。 4年間我慢して通勤しましたが、 名古屋から東京に舞い戻ってきたときには、 もう2度と「痛勤」しようとは思いまでんでした。 「ほー、中吊り広告か」 週刊誌、女性誌、ナショナルなど.... 通勤時のささやかな楽しみを思い出しました。 新宿発まで1時間弱。 10時30分スーパーあずさに乗車しました。 中央線開業(富士見〜岡谷)100周年とあります。 「100年経っても、シートが悪いなぁ。 ティーダには敵わんなぁ」 倒れるし、座面も動かせるようになりましたが、 フィット感がまるでダメです。 でも、空いていたので、 八王子から先は、前の座席を回転させて、 そこに足を乗せたので、ファーストクラス気分になりました。 もっぱら読書に精を出しました。 「名著だなぁ」 著者は、東京芸大助教授をへて、現在フリ−。 英語の藤村先生や漢文の福島先生など 名物教師の思い出を語っておられたので、 戸山高校の後輩だと分かりました。 自動車のエッセイも、面白く読みました。 エッセイの天才でしょう。 連休中の読み物としておすすめします。 ・林望「くりやのくりごと リンボウ先生家事を論ず」小学館 1998 ・林望「帰らぬ遠い日」講談社 1998 ・林望「リンボウ先生の役立たず試乗記」徳間書店 1997 オトーサン、 笹子トンネルを過ぎて、お弁当。 大月で、ウルサイ4人組中国女性が降りたので、 車内に静寂が戻りました。 どっかの国の外相が、 わが国は、いままで1度も日本人に迷惑をかけたことがないと 言っていましたっけ。 「深川めし、うまいなぁ」 新宿駅構内にフード・コンビニがあって、 その駅弁シリーズのなかから選びぬいたもの。 お茶は、伊右衛門。 手ぬぐいのおまけつきでした。 ライバル製品が発売されたので、サントリーも懸命です。 「この手ぬぐい、しゃれているなぁ」 オトーサン、 深川めしを食べ終わって、 「おい、もしかしたら、これ、先頭車両じゃないか?」 「そうよ」 「だって、切符には11号車とあるぜ」 「下りは、先頭になるのよ」 「...ダイジョウブかなぁ」 車掌さんの若いのも気になります。 「スピード出しすぎていないか?」 「いつもと同じよ」 「....そうか。 カーブへ100kmで突っこみ、 急ブレーキを踏むなんてなぁ」 ティーダだって、横転します。 12時35分、 無事、小渕沢に到着。 「暖かいなぁ。夏日かも」 駐車場のMOVEに乗って、白州の道の駅へ。 新鮮野菜をしこたま買い込み、 サントリーの白州の水と同じものをタダで、 10リットル・タンクに2本汲みました。 その後、フィオーレ小渕沢へ。 「4月16日オープン!。 チューリップフェスタ開催!」 とありましたが、 外から見る限りでは、花数の少ないこと。 佐原ふるさと広場の足元にも及びません。 奥方、 「まだ花を見るには早いわ。やめましょ。 第一、入園料700円は高過ぎるわよ」 てなことで、外から写真を撮るだけにしました。 1枚目は、白い芝桜の土手と八ケ岳。 2枚目は、入之内 瑛さん設計の建築。 昆虫美術館でしょうか。 オトーサン、 「桜はもう終わりだなー」 でも、山を登っていったら、 標高1000mになると満開でした。 今年、2度目のお花見を楽しみました。 奥方、 庭の見回りを終えて、 小1時間後、リビングに戻ってきます。 「ウチの桜も咲いたわよ」 「あぁ」 オトーサン、 もうそのときは、すでに、 睡魔に襲われていました。


12 エルクテスト

オトーサン、 「おお、花が満開だ」 山国の春は、平地に比べと1ケ月ほど遅いのですが、、 すべての花が一斉に開くのです。 桜も、八重桜,しだれ桜。 鮮やかなピンクのミツバツツジや芝桜、 黄色い水仙やレンギョウ、 白い芝桜、ユキヤナギ、モクレン、 真紅のボケ.... お昼ごろ、山荘を出て、茅野へ。 鹿の池へ寄って、池と桜と編笠山を撮影しました。 オトーサン、 「平成8年というと、何年前かな?」 「9年前よ」 「9年で、2万7000kmか。すると1年で3000kmか」 「何の話よ」 「このムーブのことだよ」 朝、久しぶりに洗車したついでに、 車検証をみたのです。 先日、車検を受けたばかり。 その際、ブレーキを修理し、タイヤを変えました。 「こうして、急坂を登り下りすると、ティーダよりもいいなぁ」 「急カーブも楽でしょ」 「ああ、いいクルマだよなぁ」 「この辺を走っている分には、最高よ」 「サスペンションもシートもひどいけどなぁ」 「長距離を走ると、腰が痛くなるけど」 オトーサン、 今朝読んだベストカーの記事を思い出します。 「ムーブは、何ってたって、ベストセラーの2位だからな」 「へぇ、そうなの?」 ○04年度 クルマ販売ランキング 1位 ワゴンR 21万5106台     2  ムーブ  15万1299 3  ライフ  14万0994  4  フィット 13万4842  5 ウィッシュ 11万2437  6 パッソ 9万7567  7 タント 9万1462  8 マーチ  8万8274  9 キューブ  8万4296 10 ヴィッツ   8万2050 読者のみなさん 「おい、カローラを忘れていないか?」 「カローラは、21位で6万3475台です」 「どうして?フィットといい勝負しているんじゃなかったか?」 「カローラセダンだけで計算するとこうなるようですよ」 「それにしても、こんなに少なかったか」 売れているのは、軽とコンパクトカーというのが、現実です。 自動車雑誌で騒いでいる高級車や輸入車なんて、 ほんのひと握りなのです。 なお、ティーダは、9月登場ということもあって 27位の4万7226台でした。 オトーサン、 気持ちよく、時速60kmで鉢巻道路を走ります。 からまつ、白樺、赤松に囲まれた林間道路です。 制限時速は50kmですが、信号がないので、 つい時速70km出してしまいます。 「あっ、危ない!」 2車線の道路をミニバンが追い越していくではありませんか。 「あれ、時速90kmは出てるな」 「この時期になると、変なクルマが増えるのよね」 いつもの松本、山梨ナンバーではなく、 足立、多摩、川崎といった連中が乱暴な運転をするのです。 「都会の殺気を持ち込むな!」 「鹿が飛び出してきたら、よけきれないわよね」 そうなのです。 何度も、この道では、鹿に遭遇しています。 その昔、初代ベンツA160が華々しく登場したものの、 登場後まもなくスウェーデンの自動車雑誌が行ったエルクテストで 横転するという事件が起きました。 時速80kmで、ヘラジカが突如路上に出現したとして、 緊急回避ができるかというテストでした。 重心の高いミニバンなんか、イチロコです。 読者のみなさん、 もし、このGW期間中に田舎の道路を走るならば、 この話は、他人事ではないですよ。 鹿に注意の標識は、ウソではないのです。 「あっ、鹿だ!」 そう気づいたときは、死のダイビング。 オトーサン、 諏訪ICそばのすしおんどで昼食。 茅野のユニクロ、西友で買い物して、 ミスタードーナツで一休みして、 景品のタオルをもらってきました。 山荘に戻ってきて、 「おお、からまつの芽吹きだ」 小さな芽が一斉にほころびはじめています。 からまつ林には、1万本以上のからまつがあり、 1本の木には、やはり1万以上の芽があるので、 からまつの芽吹きは壮観です。 薄緑に煙ったような色が、 ゴールデンウィークの最中にみるみるうちに、 濃緑に変わっていくのです。


13 しかのみち

オトーサン、 「池の水を替えなくては」 この仕事、気分悪いのです。 ガマの腐乱死体があったりするからです。 緑色に変色して異臭を放つ池の水を捨て、 苔や泥を雑巾でいやいや拭きとり、 ホースを伸ばしてきて、注水します。 みるみる水位が上がっていくのを眺めるのは、いい気分。 仕上げに、岩を2つ重ねてみました。 わずかに水面に出た部分に小鳥がとまって 水浴びもすれば、しめたもの。 「餌も、補給しなくては」 高さ1m半ほどの餌台は、アメリカで買ってきたもの。 幅30cm、奥行き20cm、高さ30cm. 小さな小屋の形をしています。 赤い屋根を取り外してから、ヒマワリの種を入れます。 「おっ、蜂だ!」 どういうわけか、屋根裏に1匹いました。 家のなかにも、何匹か弱ったヤツがいました。 「どこから入ってきたのかなぁ?」 「ストーブの煙突からじゃない?」 この山荘、 人里離れたからまつ林のなかにあります。 静かなもんです。 でも、いろいろなものが出入りしています。 まず、小鳥たちがやってきます。 いまのシーズンになると、朝からウグイスの囀りが聞こえます。 ツインツインと鳴くのは、でしょうか。 ときどきカラスがやってきます。 でも、一番、困っているのが、鹿。 ネットで、大事な樹木を囲うようにしていますが、 相手もさるもの。 ネットをどけて枝や樹皮を食べていきます。 コオロギも、洗面台の穴から出没していますし、 小型のねずみも、天井裏に住み着いているようです。 夜中にごそごそ動きまわる音がします。 そうそう、人間も出没します。 管理事務所のひとが、月1回、戸締りなどの点検にきます。 郵便屋さんもくるようです。 赤いポストを覗くと、 水道、電話、電気、プロパンガスの請求書が入っています。 屋根掃除やベランダの修理をしませんかという チラシがポストに入っているところをみると、 業者も回ってくるようです。 「何でこんなもの盗んでいくのかなぁ?」 家の外の水道栓のそばに置いてあるコンテナが 盗まれていました。 これで、2度目。 草刈り鎌、シャベル、ドライバーなどが入っていました。 「何で、こういうことするのかしらねぇ。 大した被害じゃないからいいけど...、 これからは、家のなかにしまわなくては。 いちいち、面倒ねぇ」 「今度、青酸カリでも入れとくか」 オトーサン、 庭の枯枝拾いも大仕事です。 集めてきて、長さをそろえて、たきつけにします。 山荘の敷地400坪。 買ったときは、大得意でしたが、 いまでは、広さをもてましています。 家の周りをきれいにするだけで、何日もかかるのです。 もっとお金があれば、人を雇えばいいのですが、 枯枝拾い、草取りなどで、途方もない時間が過ぎていきます。 「若いひとには、向かないかもなぁ」 この別荘地の住民も、みなシルバー世代です。 若いひとなんか,めったにみません。 オトーサン、 「散歩に行くか」 これまでの作業で疲れたので、 今日は、1.4kmコース。 ICレコーダ−でシャンソンを聴きながらの散歩です。 「おお、清水の舞台さん、来ている」 ご夫婦で、広いベランダのそうじをしています。 わが山荘と同じ建築家だったので、知りありました。 S高校の元教員。 「おっ、可愛いなー」 スミレを発見しました。 山菜類は、みんなが取っていくので、めっきり減りました。 「枝垂れ桜見事だなぁ」 ベンツがとめてあります。 現役商社マン。 たまにしか来られない方です。 そのお隣は、庄屋さん。 坂の上に林を見下ろすように山荘が立っています。 駐車場は枕木。 クルマは、大型ベンツと豪勢です。 出版社の社長だとか。 そのお隣りは、陶芸家。 わが山荘を手本につくられたので、行き来していましたが、 最近、お目にかかれなくなりました。 大病がぶりかえしたのでしょうか? 久しぶりに、しかのみちを歩いてみました。 舗装されていない道の感触って、いいものです。 「やつらも、この味を楽しんでいるのかなぁ?」 帰宅して、汗をぬぐってからベランダで昼食。 「外で食べると、うまいなぁ」 ありあわせの材料でつくった「たらこスパゲッティ」と わらびを茹でてかつお節をまぶせました。 「ちょっと苦いわね。でも、おいしい」 オトーサン、 この夜、花粉症がぶりかえしました。 この時期、戸外生活(アウトドア)には最適ですが、 あと10日ほどは、花粉の季節なのです。 鼻水をたらしながら、マガジンXをめくりました。 「ざ、総括」では、ヴィッツが酷評されていました。 「☆2つか、手抜きクルマなのか」 「ティーダのコンセプトモデルがNYショウに出てる!」 「ふーん、こんなベスト10もあるんだ」 軽自動車ぬき、単一車種で再集計したもの。 カローラセダンは、6万3475台。 ランク外で15位でした。 (自販連では、16万31811台で1位なのに) ティーダは、6万8924台で、13位。 「カローラに勝っていたんだ!」 ○04年 編集部調べ登録台数ランキング 1  フィット 14万7434台  2 ウィッシュ 11万2437  3 パッソ 9万7567  4 マーチ 8万8274  5 キューブ  8万4296 6 アルファード 8万3887 7 ヴィッツ   8万2050 8 オデッセイ 7万8813 9 イスト 7万8426 10 ノア 7万4183


14 MOVEとティータイム

オトーサン、 朝食時にぶつぶつ。 「明日の朝のパンがないなぁ」 奥方、 「この辺、おいしいパン屋さんないわねぇ」 山荘にくるときは、いつも東京で買ってくるのです。 「あそこに行くか」 「あそこ?」 「ほら、明野の」 「ああ、あそこのケーキおいしいわね」 「じゃ、パンを買いがてら、ケーキを食べにいくか」 てなことで、出かけました。 まず、山を下って国道20号線へ、 そして、白州の道の駅へ。 奥方、せっせと新鮮野菜を仕入れます。 やはり、GWです。 レジには、長い行列ができていました。 オトーサン、 「ここ安いなぁ」 わざわざ韮崎ICそばのESSOまで行きました。 「116円よ。10円も安いわ」 この後、韮崎ICから、須玉ICへ引き返します。 茅が岳へ向かって登っていきます。 ここが明野。 文字通り、明るい野原が広がっています。 「この辺、やめた畑が多いわね」 「別荘地には、いいと思うけどなぁ」 「でも、暮らしにくいわよ」 お目当ての山梨県立フラワーセンターへ。 「きれいねぇ」 門を入って、駐車場までいきましたが、引き返しました。 「すごい人出だ!やめよう」 でも、ここの500円は割安です。 とにかく、ふんだんに花にお金をかけています。 あまり知られていませんが、おすすめスポットです。 ・http://www.y-flower.jp/ 奥方、 「そうね、あのお店に行きましょう」 「ああ、パンが売り切れるといかんかならなぁ」 もう11時半になっています。i フラワーセンターの脇道を登っていきます。 およそ500mくらい。 白いシャレた建物があります。 その昔、偶然発見したのです。 いわば、穴場中の穴場。 何度か通っているので、若いご主人とは顔見知りです。 「パン、ありますか?」 「いえ、いまはやっていないんですよ」 「残念だなー。せっかく来たのに」 「6月頃になったら、はじめます」 菓子職人の奥さんが、子育てで忙しいそうです。 「生後7ケ月じゃ、大変よねぇ」 「じゃ、オレ、このミルフィーユにする」 「あたしは、レアチーズケーキ」 「お飲み物は?」 「あたしは、紅茶」 「じゃ、おれも同じで」 やがて、ケーキと紅茶が運ばれてきました。 「おいしいわねぇ」 「絶品だ。ここ最高」 「東京にも、こんな美味しいケーキ、そうないわよ」 奥さんは、パリで修業したとか。 美味しいケーキの秘密は、 いい材料、丁寧な仕事、そしてデザイン感覚。 「あと2つ買っていこう」 「そうね」 奥さんと可愛い7歳になる男の子を撮影しました。 ○Deux mille(ドゥ・ミール)  ・ミルフィーユ 350円  ・住所:北杜市明野村浅尾原5259-210  ・電話:0551-25-2889 オトーサン、 レジのそばに、同じ題名の本が3冊もあったので、 お茶を楽しみながら、パラパラとめくってみました。 本の半分は、手書きの気が遠くなるほど克明な図面集。 ・遠藤 勝勧「見る測る建築」TOTO出版 2000年 「このひと、菊竹清訓さんの右腕なのか。 どういう関係で、この本が置いてあるの?」 菊竹清訓さんといえば、わが国建築界の重鎮。 愛知万博総合プロデューサーです。 若いご主人、 「女房のおやじです、ぼくの義理の父親です」 「へぇ、すごいじゃん。 じゃ、この建物も、お父さんが作ったの?」 菓子職人の奥さん 「ええ、そうなんです」 「そうか、それで分かった。 あなたには、お父さんの血が流れているんだ。 いい手仕事の」 「ありがとうございます」 帰宅して、ネットで調べました。 ○遠藤 勝勧(えんどう しょうかん)   遠藤勝勧建築設計室   略歴 1934 東京に生まれる 1954 早稲田大学工業高等学校卒業      卒業設計最優秀  千葉県建設業会館競技設計 三位入賞  早稲田大学吉坂隆正研究室 国会図書館競技設計参加  早稲田大学武基雄研究室 AIU東京本社競技設計参加 1955 菊竹清訓建築設計事務所入所 1994 菊竹清訓建築設計事務所退所 1996 遠藤勝勧建築設計室設立 2002 学校法人桑沢学園 東京造形大学 専門学校桑沢デザイン研究所顧問 2003 法政大学工学部建築学科兼任講師 菊竹清訓建築設計事務所在籍中の主な作品 1956 石橋美術館 1959 蟻ビル 島根県立博物館 1963 出雲大社庁舎 館林市庁舎 1964 ホテル東光園 1966 都城市民会館 1967 岩手県立図書館 1968 島根県立図書館 萩市民館 1971 駿河銀行情報センター 1972 ベルナール・ビュッフェ美術館 1979 田部美術館 1981 出雲大社神殿 セゾン現代美術館 1987 銀座テアトルビル 1988 福岡市庁舎 川崎市民ミュージアム 1992 大分県マリンカルチャーセンター 1993 江戸東京博物館 1994 飯能くすの樹CC 久留米市庁舎 遠藤勝歓建築設計室の活動 1996 花井邸改装 1998 米原山荘(共同設計) 1999  S・T邸増築 I・T・DESIGN STUDIO H別邸(共同設計)  住友邸 2000 名取邸 松原邸改装 オトーサン、 「ベルナール・ビュッフェ美術館か。 それに石橋美術館も、江戸東京博物館も行ったことある!」 そういえば、同じ雰囲気が、このお店にも流れています。 この後、須玉ICから中央道に乗って、 MOVEで小渕沢ICまで飛ばしました。 最高時速110km。 途中、純白のティーダ・ラティオに追いぬかれました。 「いいのかなー。慣らし運転中だろうに」


15 雨上りの朝

オトーサン、 5時頃起きて、ストーブに火をおこし、 映画批評を書き、HPをUPしました。 「6時前に行かねば」 ローソンまで新聞を買いに行くのですが、 一昨日は、7時に買いに行ったため、 毎日とスポニチしか残っていませんでした。 記事にそう違いがあるわけではありませんが、 朝日と報知スポーツが好きなのです。 ドアを開けると、雨上がりの甘い空気。 ウグイスが盛んに囀っています。 オトーサン、 坂の途中で、 「おお、甲斐駒がキレイだ!」 写真を撮ろうとしましたが、 新聞を買ってからにしようと思い直しました。 それが、いけなかったのです。 1分も経過しないうちに、雲で覆われてしまいました。 帰宅したら、奥方がもう起きていました。 いつもは、8時に起きるのですが、 帰る日なので、早起きしたようです。 庭を見回っています。 「餌台にアカゲラがきてたわよ。 ほら、昨日の雨で、花がみんなうれしそうよ」 山梨のフラワーセンター周辺の農家で買った 草花を昨日植えたばかりです。 冬景色の残っていた庭が明るくなりました。 「じゃ、散歩に行ってくるわ」 「オレもつきあう、ちょっと待って」 2人で散歩するのは、久しぶりです。 奥方、 「あら、お隣さんが来てたわよ」 「ほんとだ。クルマ変えたのかなぁ」 冴えないプラッツが、赤いXートレイルに変わっています。 通り過ぎようとしたら、息子さん夫婦と坊やが出てきました。 「お早う!」 「お早うございます」 「両親は、明日きます」 「そうですか、残念だな。ウチは今日帰ります。 よろしくお伝えください」 オトーサン、 「エクストレイルもいいな」 ちょっと中をみさせてもらいました。 その後、奥方に追いついて、 「なに探してるんだい?」 「ワラビよ」 「もうないよ。みんな取られてしまった」 「すこしは残せばいいのにねぇ。 そうすれば、また来年楽しめるのにねぇ」 タラの芽も同じ。 2番芽まで摘んでしまから枯れてしまうのです。 「あら、ワラビがあったわよ」 「じゃ、写真に撮っておくか」 魚釣りでいえば、キャッチ&リリース。 オトーサン、 朝食の支度をします。 まぁ、これが山荘での任務。 といっても、簡単なもの。 ・パン(クロワッサン、ベーグル) ・コーヒー(ブルーマウンテン) ・野菜サラダ(サニーレタス、キューリ、トマト、赤カブ) ・茹で卵 ・納豆 今朝は、大根の煮物の残りが加わりました。 「熱々は、おいしいわね」 やはり、パンはストーブの上で暖めるべきです。 卵も、茹でたての半熟がイチバン。 コーヒーも、カップを予め暖めておいたので、熱々で。 この熱さときりっと冷えた野菜が似合うのです。 それも、新鮮なものをノー・ドレッシングで。 オトーサン、 朝食後、ソファにごろん。 マガジンXの「ざ・総括」を読みます。 「スバルのフォレスター、そんなにいいのか?」 ☆4つでした。 小型SUVのなかでは、段トツとありました。 「価格コムの評価はどうだろう?」 起き上がって、ネットでチェック。 「おお、ティーダと同じ正六角形だ!」 イバリ度がやや低いだけで、 価格、デザイン、走りの性能、乗りやすさ いずれも、高得点でした。 「あなた、また買い換えるの?」 「...いや」 そう官僚答弁しました。 同じスバルで評判のレガシーよりも、 ずっとまともなクルマと書いてありました。 ほんとうだとしたら、大したもの。 「加速もいいし、4WDというのも魅力的だなぁ」 山荘に冬にやってきても、安心でしょう。 自転車も楽々と積めそうです。 L.L.Bean仕様もあって、本皮も多用されています。 スバルの水平対抗エンジンの味を 死ぬ前に一度味わってみたかったのです。 「...試乗してみようか」


16 五月晴れ

オトーサン、 「おお、五月晴れだ!」 でも、この表現、間違っているそうです。 本来は旧暦の5月(さつき)に由来することばで、 梅雨の合間の晴れのことを指していたとか。 でも、固いこと言う必要ないでしょう。 爽やかな感じがするじゃないですか。 「どこへ行こうかなー」 もう心は決まっています。 昨夜、花粉症がぶりかえしたので、 鼻づまりのせいか、朝から軽い頭痛がします。 長距離のサイクリングは、控えたほうがいいでしょう。 オトーサン、 手賀沼に向けて走り出して、すぐティーダに出会いました。 「おっ、青いヤツだ。派手な色だなー」 黄色も派手ですが、青色も相当目立ちます。 「渋滞かよ、こんなところで」 国道16号線に出るまで、3信号も待たされました。 ようやく、信号が青になったので、右折。 オートバイが突っ込んできます。 「危ない!」 急停車して、事なきをえました。 白いヘルメット、白いYシャツの若者です。 だが、この若者、 オトーサンをにらみつけ、 あまつさえ、すれちがいざまボディを蹴って そのまま逃走していくではありませんか。 「この野郎!」 流石に血が上りました。 柏市沼南公民館へ。 駐車して、リアボデイ下部をチェックしましたが、 幸い、何ともありませんでした。 「まー、よかったな」 本とDVDを借りて、手賀沼へ。 漁協前広場の駐車場にとめます。 日曜日えも、ガラガラなのに、超満員。 どこから、クルマが湧いてきたのでしょう。 GWというのは、特別なのでしょう。 家族連れが、目立ちます。 オトーサン、 走り出して、手賀沼大橋へ。 「おお、遊覧船だ!はじめてみた!」 この船も、どこから湧いてきたのやら。 ヨットも、浮かんでいました。 この景色に気持ちもなごんで、 沼のほとりを走りだしました。 「走らんなー」 なかなか時速20kmが出ません。 「4日休んだので、体がなまったのか、 それとも、相当、体調が悪いのか。 変だなー」 それでも、我慢して走り続けました。 「おお、元気だな」 家族3人のサイクリング。 児童が両親に負けまいと走っているなんて、 ステキじゃありませんか。 中年夫婦がジョギングしています。 その年になって、 夫婦仲がいいなんてステキじゃないですか。 木陰のベンチで読書する老人、 ミニバンのドアを開け放って読書する中年男。 カネはないけど、時間はたっぷりあるよ。 哀愁を感じさせて、これも、いいじゃないですか。 「おっ!」 白衣の男性医師がつきそわれて、 老人が沼めざして懸命に歩いてきます。 沼南リハビリセンター病院から手賀沼までは、 たったの200m。 それが、この老人にとっては、長距離。 五月晴れで、日光を浴びたくなったのでしょう。 「...考えてみれば、こうやって走れるというのは、 幸せだなー」 その昔、大病を患って、 病院に閉じ込められていた時のことを思い出しました。 退院したときの陽射しのまぶしかったこと。 風を感じてうれしかったこと。 オトーサン、 我孫子側に回って、ついに停車。 ブレーキをチェックしました。 「やっぱり、そうか」 走らない理由が判明いたしました。 車輪にブレーキが接触していたのです。 ブレーキを掛けて走れば、重たいのは当たり前。 「どうも、最近、ボケてるなぁ」 さきほどは、ティーダのエアコンが効かないので、 腹を立てていました。 「音ばっかり高くて、ラジオも聞こえないじゃないか。 真夏になったら、どうしてくれる!」 恥ずかしながら告白すると、スイッチを入れ忘れていました。 もうひとつ、打ち明けると、 サイクリングが終わって、自転車を積み込んで、 駐車場を出ようとしたら、誰かがドアを叩くのです。 「車輪、忘れてますよ」 本体は、積みこんだのですが、前輪を忘れていました。 漁協前広場で、岡田農場が、となりのれんげ畑でとれた お米の販売をしていたので、それに気をとられたため。 ○岡田農場便り  http://okadafarm.com/ れんげ米 3kg 1200円         5kg 2000円  5kgは売り切れなので、3kgを買ってみました。 レンゲを使った無化科学肥料、低農薬のコシヒカリだそうですが、 「おいしいかなぁ?」 オトーサン、 話は、もとに戻りますが、 スバル・フォレスターに興味を持ちました。 「サイズも手頃だし、暴力的に走れるというのもいいなぁ」 でも、徳大寺さんの「間違いだらけのクルマ選び」では、 酷評されていました。 ・インプレッサにSUVボディを被せただけ ・こいつは、デザイン不在だ ・大パワーは、一部のユーザーを喜ばせるだけ でも、未練があるので、 手賀沼そばの千葉スバルに寄ってみました。 「えー、4月30日から5月5日まで休業とあります。 ヒドイもんですな。 以上」 隣接するトヨタも、日産も、営業しているというのに、 何たる怠慢ぶりでしょう。 フォレスターをガラス越しに見ましたが、 デザインは、まあまあでした。 車高を押さえ、最低地上高を上げています。 「室内は、狭いかもなぁ」


17 あけぼの山農業公園

オトーサン、 「おいしいパンが食べたいなー」 娘も海外から帰国したことだし、 日本にもおいしいパンがあることを知らしめねば。 てなことで、早朝7時には、小金原へ。 前にも、ご紹介したお店ですが、朝から行列していました。 ○Zopf 住所:松戸市小金原2-14-3 電話:047-343-3003 営業時間:6:00am-6:00pm 休日:木、第水木 わが家からナビで大回りしても、4km。 「この辺、うろちょろするなら、ティーダで充分だな」 暴力的な加速を味わいたくなったら、 レンタカーを借りればいいのです。 そう思いながらも、帰宅して、パソコンに向かいました。 「ティーダと、どこがどう違うんだろう?」 寸法仕様の比較表を作成してみました。  フォレスター     ティーダ 全長mm 4485(+280)      4205 全幅mm 1735(+ 40) 1695 全高mm 1590(+ 55) 1535 室内長(mm) 1795(-240) 2035 室内幅(mm) 1455(+ 65) 1390 室内高(mm) 1245(+  5) 1240 ホイールベース(mm) 2525(- 75) 2600 重量(kg) 1400(+260) 1140 最低地上高(mm)    205(+ 60) 145 最小回転半径(m)    5.4(+ 2) 5.2 エンジン SOHC水平対抗4気筒 DOHC直列4気筒 排気量(cc)         1994 1498  最高出力           140/5600        109/6000   最大トルク          19.0/4400 15.1/4400 10・15モード燃費      13.0 18.2 駆動方式           4WD            2WD  運転タイプ          4AT            CVT  ステアリング      ラック&ピニオン式    ラック&ピニオン式 前輪          ストラット式独立懸架   ストラット式独立懸架 後輪          ストラット式独立懸架   トーションビーム オトーサン、 「随分、性格がちがうなぁ」 @外形寸法は、フォレスターが一回り大きいのに、  室内長やホイールベ−スでは、ティーダが勝っている。  Aフォレスターは、SUVで、ティーダは小型乗用車。   最低地上高や4WDにそのちがいが出ている。 Bフォレスターは、走り屋向きで、馬力やトルクがすごい。  ティーダは、日常域重視で、小回りもきくし、燃費もいい。  「この2台、使いわけると最高なんだけどなぁ。  そうだ、山荘のMOVEをフォレスターに替えればいいんだ!  オフロードにいいし、雪道にも強いし、  中央道に近いから、ぶっ飛ばせるし。  ...でもなぁ」 問題は、山の神。 MOVEは、奥方のクルマです。 しかも、大変気に入っているのです。, 下手に切り出せば、必ずたたりがあります。 オトーサン、 「さてと...サイクリングに行かなくちゃ。  今日は、どこへ行くかな」 頭痛は治りましたが、 昨夜遅く、近所で騒ぎがあって、すこし寝不足。 なあにどうってこたぁないのですが、 酔っぱらい運転の男がクルマに閉じこもって 出てこないので、パトカーが4台も出動しました。 「それで、最後、どうなったの?」 「分からない、あたしも寝ちゃったから」 利根運河に行くことにしました。 往復14km。 昨日が、10km。頃合いでしょう。 9時30分、柏寿荘の駐車場へ。 「誰もいないな。そうか、今日はお休みか」 自転車を組立てて、走りだしました。 「向かい風が強いな」 「走らんなぁ」 「前輪が妙な動きをするなぁ」 「やっぱり、轢いてしまったのかなぁ」 「昨日のおばさんの話は、本当だったのかなぁ」 「こんなよろよろした車輪で走るのは、やめるか」 そんなことで、まだ2.34kmしか走っていないのに、 国道16号にぶつかった地点で引き返すことにしました。 「おっ!」 何が幸いになるかもしれません。 土手の下の野原をゆっくり走ってくるティーダを発見。 早速、撮影しました。 こんなに上から見下ろすアングルは、はじめてです。 オトーサン、 よろよろ柏寿荘に戻ってはきましたが、 「走り足りんなぁ」 ふと思いついて、前輪のブレーキを外しました。 「後輪のブレーキがあるから、ダイジョウブだろう」 試してみました。 まったく問題ありません。 タイヤにブレーキパッドが触れないので、 前輪の動きがよろよろしていますが、軽くなりました。、 「せめて、つくばエキスプレスの鉄橋まで行くか」 往復で、4kmくらい稼げるでしょう。 「おお、花がきれいだ」 黄色い花が川原一面を埋めつくしています。 早速、撮影しました。 一休みしたら、元気回復。 「布施弁天まで走ってみよう」 この利根川そいのCRでは、幸い風が横から吹いてきます。 速度も、20kmでます。 家族連れを追い越します。 パンツ一丁のおじさんが走ってきます。 ローラースケートのお兄さんにも出会います。 「変なひとがいるなー。GWだなぁ」 滅多にひとに出会わないCRが様子一変。 にぎやかなもんです。 11時10分、 布施弁天に無事到着。 「あけぼの山農業公園に行ってみるか」 布施弁天のとなりにあります。 佐原ふるさと公園ほどで広大ではありませんが、 一応チューリップと風車があります。 家族連れで大賑わい。 露天商も出ています。 オトーサン、 布施弁天前の弁天茶屋で、早めの昼食。 ・卵丼 580円 「変なひとがくるなー」 隣りあわせたのは、中年女性とその母親。 中年女性のいでたちは....ルノワールの絵そのもの。 日傘を差して、幅広帽子をかぶり、 白い手袋に、ロングスカート。 対するその母親はというと、農家のおばぁちゃん。 「GWだ。ま、いろいろあるさ」 オトーサン、 引き返して、利根川のCRに出ます。 堤防上では、ミニバンがあつまっていました。 バイクがたくさんあります。 河原がダートコースになっているのです。 バイクがでこぼこ道で跳びはねています。 「これも記録すべきだろうなー」 水上バイクで飛ばしているひともみました。 轟音と白い航跡。 河原の草原にビニールシートを広げて、 お弁当を食べている家族4人。 「撮りたいけど、面倒だなー」 撮影をさぼりました。 「だって、気持ちよく走れるんだもの」 黄色いお花畑。 時速20km。 爽やかな風。青空の下。 いつまでも走っていたい気分です。 12時15分、柏寿荘到着。 走行距離は、19.34kmにもなっていました。 帰路、 「おっ、フォレスターだ! 湘南ナンバーがなんでこんなところに? やっぱり、GWなんだなー」 車体色は、白。 XTとありました。 後で調べたら、最上級モデルで、 エンジンは、DOHC、ターボ。 お値段はというと、242万5500円でした。


18 ジャガーという誘惑

オトーサン、 昨日、自転車を修理に出したので、 せっかくの好天なのに、サイクリングはお預け。 しょうがないので、今朝は、 電動自転車で、近所をひと回りしました。 「いい季節だなぁ」 住宅街を流していると、ツツジの植え込みをよく見ます。 「フン、ツツジか」 鼻を鳴らしたのは、安い樹木の筆頭だからです。 クリスマスツリーの出来損ないみたいな 常緑樹を並べて誤魔化している家もあります。 家を建てたときは、誰でも お金がなくなるから、そうなるのでしょうが、 少しは予算を樹木に残しておいてほしいもの。 「見識の問題だなー」 「おお、この家、ハナミズキが満開、いいなぁー」 褒めたのは、その昔、会社勤めをしていた頃、 全国の販売店がチャリティの一環として、 自治体にこの樹木を贈るイベントを展開したからです。 日本がワシントンのポトマック河畔に桜を贈ったお返しが、 このハナミズキ(Dogwood tree)でした。 国会議事堂の尾崎記念館のそばに植えてあります。 それは見事なもの。 白もいいですが、薄紅色もステキです。 両方植えると、紅梅白梅屏風図になりそうです。 わが家にも植えましたが、 今日現在、まだ花が咲いていません。 「日当たりが悪いし、土質もよくないのよ」 「.....」 ひとの悪口を言うものではありませんな。 お金をケチっているだけなのです。 オトーサン、 カメラを取り出しました。 「この家は、ちょっと迫力に欠けるなー」 やはり、常緑樹だけというのは、さびしいものです。 「3段飾りか。お雛さまでもあるまいに」 プランターを数多く積み重ねているお宅がありました。 稀に、5段飾り、7段飾りというのもありますな。 イングリッシュ・ガーデンに憧れたのでしょうか、 生垣にバラを這わせているお宅も。 「もうすこし、バラの数と種類を増やさなくては」 余計なお世話でしょう。 でも、読者のみなさんも、 そう思いながら、通り過ぎておられるのでは。 「おお!こりゃ見事だ!」 家を覆いつくす藤棚です。 ここまでやると、一種の狂気を感じます。 道行くひとが、みんな立ち止まってみています。 その昔、 ニュージーランドのクライストチャーチに行きました。 ガーデニング・ツアーに参加しましたが、 どのお庭も、それはそれは見事なものでした。 市が見事な庭を毎年表彰する制度があるのです。 「....一流になるには、狂わないと」 あるお宅のお爺さんがそう述懐されていました。 こういう狂気なら、大歓迎です。 国や地方公共団体の公園整備もいいですが、 やはり、民間の個々の住宅のお庭が見事でなくては。 いいお庭の多い国をみると、民度の高さを感じます。 国連の常任理事国には、こういう国を選ばなくては。 オトーサン、 8時32分スタートします。 市川妙典へ映画を見に行きます。 リチャードギア主演の「Shall we dance?」 先日、湾岸エリアの不動産広告に出ている関係で、 来日し、ついでに小泉首相とダンスしたので、 ご記憶の方もあるでしょう。 市川妙典までは、 ナビをみると距離17km。 到着予定時間は、9時15分。 やはり、休日の朝なので、空いているのでしょう。 県道51号、柏・市川線を走っていきます。 この道、ところどころ県道らしい道幅になるのですが、 大部分は、大型トラックがすれちがえない広さ。 そこを自転車で平気で走っているのですから、 神経がすり減ります。 「注意一秒、怪我一生だなー。気をつけて走らねば」 さきほどまで、庭木を観察していたので、 ついそちらに気がとられます。 「庭木が1本もない家が多いなー」 市川へ近づくと、地価の関係で敷地が狭くなります。 30坪の敷地に、目一杯家を建てれば、樹木の余地はありません。 「さびしい風景だな。おっと!」 対抗車線でオートバイが追越しをかけてきました。 こちらが、減速しないと、正面衝突というケースです。 「何を甘えているんだろうな、こいつ」 こういう手合いは、 警官は、すぐ逮捕し、鞭打ち100回の刑に処し、 しかる後、交通安全標語を1000回復唱させるべきです。 ・飛ばしたい抜きたい気持ちにブレーキを 「おお、おお!」 肝心の警官のオートバイが危険運転をしています。 直前を右折して、セブン-イレブンへ。 「いいのかなぁ。公務執行中に、私用で立ち寄って」 私用と判明したのは、渋滞していたからです。 タバコを買って出てくるのをしかと見届けましたぞ。 オトーサン、 「いま、北方十字路というところで、渋滞中です。 そうですね、500mくらいの渋滞でしょうか。 以上」 「前方国道14号線と交差しているのは、木下街道。 利根川の木下(きおろし)から市川まで、 鮮魚を陸路で運んだ街道ですな。  へぇ、こんなところを走っているんだ。 以上」 ○木下街道   行徳みち、鮮魚街道とも呼ばれた。 銚子で水揚げされた鮮魚を木下河岸で陸揚げし、 大森ー白井ー鎌ケ谷ー八幡ー本行徳を経由して、 小名木川をさかのぼり、日本橋の魚市へ。 「威勢のいい馬子歌が聞こえたんだろうなぁ。  三社詣での旅人の賑わい、 飯盛り女の嬌声、馬糞の匂い。 ああ、中山競馬場のそばなのか。  ♪この道は、いつか来た道、ああそうだよー。 以上」 競馬場に来たのではなく、会社の社宅にやってきたのです。 部下の家によく立ち寄ったものです。 「かれ、元気にしているかなー?」 オトーサン、 無事、映画館について、 ときどき笑いながら映画を見終えて、 帰路につきました。 「このナビ、また本八幡駅前を通るのかよ」 いつも渋滞するのですから、 ちょっとは工夫・改善をしてもいいと思うのですが.... 「おっ、ジャガー市川だ! ジャガーが415万円?ほんとかよー」 ジャガーといえば、 一声500万、二声1000万、三声で1500万円の世界。 そう思いこんでいました。 それが、たったの415万円。 大幅値引きで、300万円台。 中古で買えば、その半値。 早速、帰宅して価格コムで調べました。 以下のような書き込みを発見しました。 ○エステート乗りさん 2004年 9月 20日 9 ちょっと前からエステート(2.1リットル)に乗っています。 自分も、その前は国産車(トヨタ)の2.5リッターの ステーションワゴンで、そこからの買い替えです。 まだそんなに乗っていないので感覚的なところになりますが、 @ゆったり乗る車   車重が重いので、信号での発信とかはゆったり。   (デパート等での自走式Pで、遅いと思いました。別に構わないけど)   ただいったん走り出してしまえば、普通には走ります。   ジャガーは、ゆったりと紳士らしく乗るのが似合う車です。 A内装最高   個人の趣味の問題ですが、ジャガーは内装が最高です。   ウッドと皮を使わせたら、英国車が一番だと私は思います。 Bライバルからの利点   ジャガーは本皮シートとナビが標準です。   自分もベンツCクラス、アウディA4(あとボルボも)と比較しましたが   ベンツに、本皮シートとナビを付けた見積もりを見てみましょう。   (本皮シートがつけられるグレードも限られています)   エンジンも2.4にならないと、4気筒。   アウディも2.0だと、4気筒エンジンです。   プレミアムな気分に浸るには、6気筒エンジンのほうがベターですよね。 C注意点   これはジャガーというより、輸入車全般になるかもしれませんが  ・機械としての信頼性をどこまで求めるか     私は、別に車が無くても不自由しない地域に居住し、 日常生活をしています。 ある意味、ジャガーは道楽(趣味)の範疇です。     どうしても輸入車は、故障・トラブルの確率は国産よりも高いと思います。 そこは買う前に覚悟しておいたほうがいいと思います。    (私のエステートでは、まだメジャーなトラブルは無いですが)  ・燃費や車検費用は気にしないように    車検費用は具体的にはわかりませんが、当然高いでしょう。    燃費は走り方にもよるでしょうが、悪そうです。  まとまっていませんが、まずはこんなところで オトーサン、 「ジャガーか。ジャグワーという手もあるな」 その昔、2000GTをデザインされた野崎喩さんが、 オンボロのジャガーに乗っておられました。 早朝7時に九段の会社の駐車場に到着して、 始業時まで、ジャガーのなかで過ごすのです。 当時、一緒に仕事をしていた仲なので 「なんで、そんな狭いクルマのなかにいるの?」 「男の隠れ家なんですよ」 1年ほどで手放されましたが、 仕事なんか放り出して、いつまでも閉じこもっていたい。 そう思わせるクルマだったそうです。


19 想定の範囲外

オトーサン、 「新聞休刊日か。しょうがないなー。 スポーツ紙でも買いに行くか」 電動自転車のバッテリーの残量が少なくなっているので、 近くのコンビニまで、ティーダで出かけました。 その後、小金原団地のパン屋へ。 ナビをみたら、3.1km。 一昨日は、4km。 「変なナビだなー」 その途端、オーバーヘッドコンソールの蓋がパカッと開きました。 お守りをいくつか入れているのですが、 幸い、ひとつも落ちませんでした。 「不具合なのかな?」 まったくの想定の範囲外でした。 オトーサン、 パン屋につきました。 財布を出そうと手間どっていると、 後ろに、白いクルマが駐車しました。 降り立って、ふとグリルをみやると、 見たようなマーク。 後ろに回って、フォレスターと再確認しました。 ジャガーに傾いていたのに、何というタイミングでしょう。 「浮気はダメよ」 浮気現場に奥方が顔を出したようなもの。 想定の範囲外でした。 「すみません、ちょっとお伺いしていいですか?」 「何ですか?」 ドアガラスを開けて顔をのぞかせたのは、 30代の色白の実直なサラリーマン風のひと。 「あのー、このクルマに興味があるんですが、 よく走りますか?」 「いえ...ターボなら走るでしょうけど」 「燃費はどうですか。街乗りで?」 「もう4年乗っていますが、 そうですね、注意深く走って、リッター13くらいでしょうか」 「すみません。娘がリアシートに乗りたがるので、  リアシートをちょっと見せていただけますか?」 「どうぞ」 リアドアを開けて、覗きこみました。 出来れば、ちょっと座ってみたかったのですが、 座れそうにありません。 「運転席を目一杯に後ろにやっているんで狭いでしょう」 「そうですね。やはり、狭いですね」 2+2と割り切るべきなのでしょう。 「自転車は積めますか?」 「ええ、横倒しで」 焼きたてパンを買ってから、 またフォレスターの運転席を覗きこみます。 彼、再びガラス窓を開けて、 「何ですか?」 「あのー、フォレスター撮影させていただいていいですか?」 「どうぞ」 気軽に了承してくれました。 「いい奴だなぁ」 パンを買って店から出てきた奥さん、 ジーパンを履いていて、ボーイッシュな感じ。 人柄もよさそうでした。 オトーサン、 「さぁ、今日は走るぞ」 昨日、自転車屋さんに行ったら、 車輪の修理が終わっていました。 「部品替えたら、5000円するけど、  勿体ないから、直したよ。えらい手間がかったけど」 「おいくらですか?」 「1000円でいいよ」 「ほんとにいいんですか」 「ああ、いいよ」 このお値段も、想定の範囲外でした。 そんなわけで、 修理した後の走り具合を確かめるためにも、 今日は走らねばなりません。 Yahoo!で、天気を見ます。 柏市は、午前中は曇り。 夕方から雨。 東北東の風、風速2m。 Livedoorで、利根運河の地図を見ます。 「利根運河は、東南東、 利根川と江戸川は、北東か。難しい判断だな」 「まあいいや、利根運河に再チャレンジだ」 一昨日、途中で引き返して、悔しい思いをしました。 柏高校の女子高生にも追いぬかれたのです。 「よーし、リベンジだ! 行きは、向かい風を覚悟しよう」 その代わり、 帰りは追い風で楽になります。 オトーサン、 10時15分、ようやく自転車の組み立てを終えて、 スタートしました。 「何で、あんなに時間がかかったのだろう」 これも、想定の範囲外でした。 利根運河をスイスイ走ります。 「うむ、完全に直っている。 あのおじさん、いい腕しているなあ」 一昨日、10kmしか走れなかったというのに、 何と時速30kmも出るのです。 11時28分、運河橋を通過。 11時40分、江戸川に到着。 雨が上流で降ったのでしょうか、満々たる水量です。 「えー、この7km.、極めて楽でした。 どうも、追い風だったようですね」 東北東の風をまったく反対に受けとっていました。 これは、想定外というより、ただの勘違い。 帰路につきます。 「やっぱり、向かい風だ」 時速15kmがいいいところです。 すぐ息切れ状態になってしまいました。 ものの1kmも走らないで、一休み。 「おっ、白鷺だ! 右側の田植えの終わった田んぼに、コサギの群れがいます。 1、2、3、4、5、6、7、8、.... 10、11、12、13、14羽もいますね。 こんなにたくさんいるのは、はじめてみました。 カメラの望遠を最大にして撮影しましたが、 果たして、撮れているでしょうか。 以上」 オトーサン、 途中すれちがったきれいな娘さんから、 会釈されて、いい気分になりました。 この想定外の事態に気をよくして、 かねて気になっていた割烹旅館・新川を覗いてみました。 利根運河全盛期の面影を残す唯一の旅館です。 ○割烹旅館 新川   ・住所:流山市西深井805 ・電話:04-7152-1008    ・炭火で焼いた蒲焼 2000円 ・緑豊かな2000坪の敷地に建つ    創業明治25年の老舗。 別館の和室に座ると、眼下に利根運河が。 お食事は3500円〜要予約。 営業:11時30分〜午後10時 12時15分、 運河駅前のパン屋「オープンフレッシュキッチン」着。 昼食は、コーヒー(240円)とパン2ケ。 くるみあんぱん(126円)、美味しゅうございました。 クロックムッシュ(147円)は、想定以下のお味でした。 「学校があるのでしょうか。 このお店、学生さんで繁盛していますね。 あの窓際に座っている方は、東京理科大の教授ですかね。 それとも、若いからまだ助教授かなぁ? 以上」 オトーサン、 昼食後、時速15kmを何とかキープして スタート地点の柏寿荘に戻ってきました。 「えー、いま利根川の筑波エキスプレスの橋の下です。 ちょっと走り足りないので、風向きを確認しがてら、 ここまで走ってきました。 完全に横風ですね。 実に気持ちよく走れます。 ここまでの距離が16.47km。 ここから引き返して、20kmに届かないかもしれないのde, もうちょっと走ることにします。 以上」 「えー、1時20分、新大利根橋まで足を伸ばしました。 布施弁天はそぐそこです。 いつも橋の下をくぐり抜けるのですが、 橋の上を横断できるかチェックしにきましたが、 通行禁止になっていました。 有料道路なので、すごいスピードでクルマが走り過ぎていきます。 向こう側は立派な歩道があるのに残念! しょうがない、橋の下をくぐって、 あの歩道に行ってみましょう。 橋を渡って、対岸の茨城県に行ってみましょう。 お茶の飲めるところがあるのかどうか、分かりませんが。   以上」 オトーサン、 「あっ、雨だ!」 雲の具合から、まだ降らないと思っていましたが、 雨がパラつきはじめました。 これこそ、想定の範囲外の事態です。 ズブ濡れになったら、 ご自慢の自転車も、サイクルウェアも、台無し。 風邪を引くかも。 全速力で引き返えすことにしました。 時速25km以上をキープしました。 目の前の道路の舗装の色が、 白から黒へ変わっていくではありませんか。 あわててICレコーダをウエアのなかに収納しました。 「えー。 全速力で走ってまいりました。 いま筑波エキスプレエスの橋の下です。、 雨宿りをしようかと思ったのですが、 不思議なことに、この先の道路は乾いています。 以上」 オトーサン、 1時40分、柏寿荘に戻ってきました。 走行距離26.48km! 想定の範囲を超えていました。 「これから、一風呂浴びるか」 そう思ったら、強い雨! これも、想定の範囲外でした。 駐車場から柏寿荘まで200mくらいあるのです。 「傘ももってないし、しょうがないなぁ。 ウチでシャワーでも浴びるか」 お風呂はあきらめて、 シャツだけ着替えて、ティーダで帰路につくことにしました。 「ハックション!」 「おー、寒いなー」. 気づいてエアコンを消しました。 それでも、寒いので、ヒーターをつけました。 「5月にヒーターか」 これまた想定の範囲外。  オトーサン、 帰宅して、久しぶりに日産の株価を見ました。 「おっ、上っている、35円も上った」 想定の範囲外でしたので、 気をよくして、ホリエモンのブログをみました。 ・堀江貴文ブログ http://career.livedoor.com 「また、六本木で旨いもん食ってるかな。 えーつ????」 ホリエモン、ボラボラ島にいました。 南太平洋の青いサンゴ礁の海にもぐって、 ダイビングのライセンスを取得しているではありませんか。 これも、想定の範囲外でした。


20 カブリオレの誘惑

オトーサン、 手のひらに雨滴を感じました。 「ああ、雨だ。まだ降っているのか!」 これでは、サイクリングはできそうもありません。 いま、朝の6時。 6時といえば、まだ早朝でしょう。 でも、起きたのは、4時半。 一仕事が終わって、すでに空腹です。 「パンでも買いに行くか」 奥方、すっかりZopfのパンがお気に入り。 ティーダの窓ガラス、バックミラーを拭きます。 「おっと、バックビューモニターのカメラの雨滴も拭きとらねば」 読者のみなさん、 安全走行のため、この程度の拭き掃除はお忘れなく。 オトーサン、 ナビのルートではなく、 自転車ルートをなぞるように走りました。 「おお、2,9kmで着いた!」 昨日は、3,1kmでしたから、200m短縮しました。 「おお、もう人が来てる!」 早朝6時30分というのに、大したもの。 奥方の希望したクロワッサンがまだ焼き上っていないので、 ミニクロワッサンやデニッシュ類を買いました。 代金は、しめて、960円。 帰路、ジョナサンの前を通り過ぎようとして、 「入るか、腹減った」 帰宅して、シャッタ−を開け、お茶を沸かすのが面倒です。 空腹です。 ほぼ限界状況です。 「ま、たまには、いいか」 いつもは、よくデニーズに行くのですが、 ジョナサンは、ご無沙汰。 主みたいないおじわるおじいさんがいつも座っているので、 このところ敬遠していたのです。 「気味悪いなー」 椅子に横たわっているカップル。 24時間営業のファミレスを仮眠所と心得ているようです。 早速、モーニングメニューを開いて、 一番安いセットを注文しました。 目玉焼き2ケ、フライドポテト、ベーコン、 野菜、パン、そしてフリードリンク。 しめて、お値段は、556円。 「デニーズより、いいなー」 デニースでは、600円が最低です。 朝日新聞を開きます。 まだ、JR西日本の事故が大きく紙面を占めています。 職員が慰安で、ボウリング大会をやっていたとか、 2次会、3次会までやったとか。 「....袋叩きだなぁ」 107名の死亡は、痛ましいことですが、 糾弾すべき不幸な事件は、ほかにも沢山あるでしょうに。 オトーサン、 「へぇ、307ccの広告だ」 7段広告です。 輸入車にしては、力が入っています。 「いくらするんだ?」 ・307CC (2.0L 4AT 2ドア) 3,780,000円 その昔、206を試乗したとき、 この307CCの試乗が終わった客がいて、 幌が電動でするすると持ち上って格納されるのをみて 仰天したことを思い出しました。 「カブトムシみたいだなー」 オトーサン、 帰宅して、価格コムをチェック。 ○疑問解消さん  2005年3月3日  307ccオーナー歴満1年になろうとしています。  後部、キャビン、天井、ドアなどの 「カタカタ」「ゴトゴト」は沢山ありました。  現在も許容範囲で「何なりかの音?」がしています。  ご質問の後部のみについて経験上感じた  「音の原因」と思われるものを書きますので確認してみてください。  1.スペアタイヤ及び工具の固定バンドの緩み(カーブ時に音発生)  2.トランクヒンジの干渉(金属同士の接触)・・大きい音発生  3.トランクフタ?と車体の接触(金属部にキズ発生)  4.不安定な荷物の掲載   以上、経験した音の原因です。  2.3.についてはディラーで修理調整してもらいました。  ただし、一回では直らず、数度の入庫調整が必要でした。  近々、満1週年の集大成の総括を投稿するつもりです。  不具合も数えきらず発生してはディーラー通いしましたが、  307ccは魅力的で最高の車で満足しています。 「そうか、異音が絶えないのか」 購入意欲がいちじるしく減退いたしました。 「プジョーでなくて、ルノーを見てみよう」 価格コムで、メガーヌ グラスルーフ・カブリオレをチェック。 「3,885,000円か。307CCと似たようなもんだな」 オトーサン、 書き込みに目を通しましたが、 数も少なく、さしたる内容もないので、 本腰を入れて、他のサイトを探索しました。 「うーむ、これは内容が充実している!」 Carviewの試乗レポートです。 ・http://www.carview.co.jp/review/megane_gc/03.asp 「そうか、メガーヌのほうが後発なんだ」 「乗り心地は、最高か」 「収納も、こっちのほうがいいんだ」 「おっ、デザイン、いいなぁ」 こりゃ、一度、見に行かねば」 オトーサン、 両車の仕様性能の比較をはじめました。  メガーヌ・カブリオレ  307CC 全長mm 4370      4380 全幅mm 1775 1760 全高mm 1405 1435 ホイールベース(mm) 2520 2610 重量(kg) 1520 1490 最高出力           133/5500    137/6000   最大トルク          19.5/3750 19.4/4100 運転タイプ          4AT     4AT  佳境に入っていたその時、 「あなたー、行く時間よ」 奥方の声です。 娘と2人、新宿にお買い物に行くので、 最寄の駅まで送っていけというのです。 「チッ、しょうがねえなー」 無事送り届けて、帰宅すると、もう出かける時間です。 松戸へ映画を見にいくことにしていました。 初回上映が、10時50分から。 切符を買うことを考慮すると、1時間前には出なくてば。 「映画はやめてディーラーに行くか」 大急ぎで、ルノーのサイトをチェック。 「何?千葉は、2ケ所だけ、幕張と千葉中央のみ? カブリオレのあるのは、幕張だけ?」 ・http://www.renault.jp/index.cfm?category=362 オトーサン、 急に、行く気も、買う気も失せました。 そうなのです。 せっかく日産と提携したのに、 ルノーは、売る気がまったくないのです。 値引きも期待できないとか。


21 想定の範囲内

オトーサン、 花粉症がぶりかえしましした。 すべては、気の緩みのせいです。 すべては、想定の範囲内。 昨日、雨があがって、いい夕方になったので、 光ケ丘団地そばの珈琲屋「はみんぐばーど」まで遠征。 美味しいコーヒーを飲みながら、読書三味。 最近は、林望さんのエッセイに凝っています。 「そうだったんだ。 彼とは縁が深いなー 高校の後輩というだけでなく、 林雄二郎さんの息子さんだったんだ」 「社会工学」の提唱者・林雄二郎さんに注目して、 初代のトヨタ財団の理事長にお願いしに行ったものです。 「子供の頃、大田区に住んでいた? すぐそばだったんだ」 「いまは、白州町の山荘住まいか。近いなー」 ・林望 「リンボウ先生の閑雅なる休日」 PHP書房 1999年 オトーサン、 目が疲れたので、 やおらICレコーダーを取り出して、 「Shall we dance?」で盗みどりした音楽に耳を傾けます。 「あれからもう40年以上、踊っていないなぁ」 ちょうど今頃でした。 学生時代、五月祭りでエキジビション・ダンスを踊ったのは。 「さて...と、帰ろうか」 行きとは、ちがう道を開発することにしました。 光ケ丘団地に出たところで、 「おやっ?」 読者のみなさん、 「何のお店だと思います?」 「どうせ、お前のことだから、食い物がらみ。 和菓子屋だろうが」 「へ、へ、へ。想定内の答えだった」 実は、これ、ダンスホールだったのです。 ○ひぐらし  住所:柏市光ケ丘2-17-13 電話:04-7175-9898 1F 社交ダンス  2F 個人レッスン室(要予約)  3F カラオケ 「へぇ、ダンスホールねぇ」 感慨深く入り口を見ていると、 映画のシーン同様、スレンダー美人が出てきました。 「どうぞ、お入りなさいな」 「いや、ちょっと興味を抱いただけなんで」 「入場料は1000円ですの」 「もう何年も踊っていないから」 「そうですの、踊ってらしたんだ」 「あぁ、そのうちお邪魔します」 逃げるように、その場を離れました。 「ダンスを再開するか」 むかし、立教大学の総長さんが もう70歳くらいのいいお歳なのに、ダンスを披露されました。 「うまいなぁ、見事だなぁ、清々しいなぁ。枯れてるなぁ。 おれも年とったら、ああいう風になりたいな」 なーんて、思ったものです。 ダンスといえば、立ってするセックスの一種。 そんな偏見を吹き飛ばすような楽しげな姿でした。 前置きが長くなりましたが、 この一件で気分が高揚してしまったので、 「えい、ままよ」 マスクを外したまま、自転車に乗ってしまったのです。 五月の風の爽やかなこと。 案の定、「ハクション!」の連発。 今朝は、鼻水も止まりませんでした。


22 小貝川CR、その1

オトーサン、 かねがね利根川に注ぐ小貝川に注目していました。 取手市・布川で合流するのです。 「ぜひ、その合流地点をみたいものだ」 対岸の我孫子・布佐側から遠望しても、イマイチ。 やはり、左岸へ行かねば。 そんなことで、下調べをしました。 「えっ、小貝川にCRがあるの?」 それも、100kmくらい上流まで延びているのです。 「こりゃ、走らなきゃ」 血が騒いできました。 印旛沼CRの22kmなんてメじゃありません。 印旛沼CRを幕下とすれば、 小貝川CRは、東の横綱格。 「へぇ、すごい人がいるもんだなー」 舗装状況までつぶさに調べているのです。 ○小貝川サイクリングロード  ・http://www1.plala.or.jp オトーサン、 「小貝川CRを走ってみるか」 まず、Yahoo!で、今日の天気と風模様を調べます。 「茨城県取手市は、曇り。 東北東、風速5kmか」 地図上で、走る方向を確認しました。 「北上するから、風の影響は少ないだろう」 風は、サイクリングの天敵。 慎重な上にも慎重を期さなければ。 8時44分、自宅をスタート。 ティーダのナビに目的地を入力しました。 ・茨城県取手市小文間1210 21km先、到着予定時刻は、9時25分でした。 日曜朝なので、6号線も空いていました。 制限速度が50kmなので、 60kmで走っていたら、どんどん抜かれました。 「おいおい、みんな! 80kmも出していいのかよ」 取手駅東口を右折して、利根川沿いの道へ。 途中、旧取手宿本陣の大きな標識。 「ふーん、面白そうだな」と言いながら通過。 5分くらい早く戸田井橋に到着しましたが、 「どこか停める場所ないかなー」 10分くらい走りまわって、 ようやく松陽高校の門の前へ。 「ここならいいだろう」 日曜日なので、誰もいません。 自転車を組立てて、戸田井橋へ戻ります。 「これが小貝川かー。 "おがいがわ"でなく、"こかいがわ"って、読むんだ」 そういえば、昔は、蚕飼川や子飼川と呼ばれていたとか。 戸田井橋に立つ標識を撮りました。 「どこが利根川と小貝川の合流地点かなぁ?」 これも、ようやくみつけました。 オトーサン、 「おお、左岸は、いいCRなんだ。 ちょっと走ってみるか」 左岸の利根川CRは、森と葦原のなかを走るのです。 高台の東京芸大取手キャンパスの瀟洒な建物が見え隠れします。 実に、静かで気持ちのいい広い道です。 小鳥のさえずりのなかを走るのです。 「まるで、フランスの田舎のようだ」 そんなわけで、 さきほどティーダで走ってきた 取手駅東口方向へどんどん戻っていきます。 「おお、野球やってる!」 多摩川の河川敷に似ています。 河川敷が野球やサッカーなどの運動公園になっているのです。 駅に近ずくと、さらに賑やかになってきます。 河岸にびっしりクルマが駐車しています。 子供野球を応援する声。 常磐線の線路が行く手をふさいでいます。 CRがとぎれています。 「さて、どう行ったものか」 幸い、すぐ横にレンタサイクルステーションがありました。 客もいず、暗いハウスのなかに、おじさんがぽつん。 「すみません、線路の向こうへ行きたいんですが」 おじさん、地図をくれて、 「小堀の渡し、行ったかね?」 「小堀の渡し?」 「ああ、対岸の小堀へ渡し船が出ているよ」 「へぇ」 「毎時00分に小堀を出て、 こちらの取手ふれあい桟橋からは、40分に出る」 「毎日出てるの?」 「水曜はお休み」 「料金は?」 「100円、小堀のひとはタダ、自転車もタダ」 「へぇ」 静寂そのものの古利根沼。 そのほとりにある小堀の集落は、 我孫子市への編入を拒みつづけています。 頑として、対岸の取手市にとどまっているのです。 取手市も、渡し船の料金をタダにして、引き留め工作。 おじさん、よほど、ヒマなのでしょう。 外へ出て、渡しを教えてくれました。 「で、常磐線をくぐるには?」 「ここを降りて、一般道に出ればいいよ」 「クルマが多いでしょう」 「立派な歩道があるから、ダイジョウブですよ」 言われた通りにしました。 「なーんだ。さっきティーダで走った道じゃないか。 本陣の標識がある」 常磐線の下をくぐりぬけ、 河川敷きのゴルフ場の前を走りぬけました。 「利根パークゴルフか」 河川敷にしては、うっそうと樹木が茂り、 プレイをしたら、気持ちよさそうな感じです。 でも、堤防に戻ると、草っ原に土の道があるだけ。 自動車のタイヤ幅、さらに自転車のタイヤ幅へと縮小。 まさに、先細りとはこのこと。 そして、その先たるや砂利道で、工事中。 マウテンバイクの3人組が強行突破を図っていました。 守谷まで行くとか。 「引き返そう」 ここまでで、10km走りました。 オトーサン、 「トイレに行きたいなー」 てなことで、利根川の堤防から降りて、取手駅へ。 ここへ来たのは、はじめてです。 「おお、大都会じゃん!」 柏駅のように人工地盤ができていて、 2階部分で、駅と百貨店のとうきゅうが直結されていました。 ついさっきまで、大自然のなかにいたのに、 わずか300mほど移動しただけで、大都会。 妙な浮遊感を味わいました。 「ちょうど11時か」 ミスタ・ドーナツ取手駅前ショップで、 トイレを借りがてら、早目の昼食。 ・天津麺 399円。 利根の川風に吹きさらされて、体が冷えきっています。 味は、たいしたもんじゃありませんが、 暖かい汁ものは、こういう場合、旨いもんですな。 オトーサン、 11時58分、戸田井橋に戻ってきました。 「ちょうど、20.01kmだ。. 走るのやめるか。 でもなぁ...せっかく小貝川にきたんだから、 利根川だけ走って終わるのもなぁ」


23 小貝川CR、その2

オトーサン、 未練がましく、小貝川をみやります。 「せっかく来たんだから、ちょっとだけ遡ってみるか」 リュックのポケットに入れてあるメモを取り出しました。 小貝川サイクリングロード舗装状況を書き写してきたのです。 標識   左岸 0.00km   ☆   戸井田橋 01.0     ☆   豊田堰 02.0   ☆ 03.0    ☆ 高須橋 04.0   ☆ 05.0   ☆ 06.0   ☆ 07.0   ★ 文巻橋 ☆舗装有り ★舗装なし 「豊田堰が1km先か。舗装有り。 するとあれかも...。あそこまで行ってみよう」 オトーサン、 豊田堰へ。 「うわっ、大きな堰だなー」 堰の上流は、川幅が広く、満々たる水を湛えています。 水害を防ぐために水量の調整をしているのです。 「大変な難工事だったんだろうなー」 ○赤松宗旦(1806-1862)   郷土史家。「利根川図誌」で有名。   その「布川案内記」に、豊田堰の記述あり。 寛文2年、押付より新川を穿りて、十六島に達す。  布佐の高台と、布川の間に堤をして川を塞ぎ、水を新川に入る。    然れども太直にして、水渇き易く、舟行に便ならざるを以って    同九年塞を去り、新川の口を塞ぎ、別に羽根野に水門を開きて 蚕飼川の水をせき入れ、用水の便とす。 その後、天保十年この堰を止め、豊田村に移す。   今これを豊田堰といふ。    オトーサン、 「もうちょっと走るか」 壮大な豊田堰を築いたひとびとの苦労をしのぶと、 疲れたなんて言ってられません。 風がアゲインストです。 「変だな。まあいいか、 とかく浮世は、風まかせ。 心まかせに行くべし」 遠くまで走っていったら、帰りが大変なんて、 計算していては、浮世を楽しめません。 「おお!」 この想いが天に通じたのか、 すばらしい景色が広がってきました。 一面の水田、その果てに浮かぶのは筑波山か。 「爽快だなー」 宇宙のなかに存在するのは、自分だけ。 そういう境地です。 「行き行きて、なお行く」 何時間走っても、一向に景色の変わらない アメリカの田舎みたいです。 「小腹が減ったなぁ、 ここらでアンパンでも食すか」 高須橋は、とうに後ろです。 読者のみなさん、 甘いものって、すぐエネルギーに変わりますなー。 また、元気になってしまいました。 メモをみつめます。 「よーし、いっそ文巻橋まで行くか」 ぐんぐん走ります。 スピードが増加してきました。 小貝川が蛇行しているので、横風に変ったようです。 「おお、カワウだ、コサギもいる!」 秘境に分け入ったような気持ちになってきました。 「そうだ、ICレコーダー、使わねば」 この大自然の音を記録せねば。 オトーサン、 「お、おっ、あれは何だ? 前方に巨大な高層マンション群があらわれました。  1、2、3...4棟もあります。  それから、前方の橋を電車が通過しました。 何線でしょうか、何の街でしょうか? 以上」 「11時35分、常磐線の鉄橋に到着しました。 ちょうどいま、利根川から7km地点ですね あー、6号線がみえます。  ここ、どこなのでしょうね。 以上」 オトーサン、 「しょうがねえなぁ」 この先、道がないのです。 メモにも、★印が出ています。 堤防を降りて、大嫌いな一般道へ。 「おお、おおっ」 何たるトンネルでしょう。 クルマもすれちがえない幅なのに、 轟音をあげて、クルマが次々と通過していきます。 呆然として、立ち尽くしました。 「危ないぞ!」 身をねじってよけたのですが、 あやうくダンプの荷台で頭をカチ割られそうになりました。 それでも何とかくぐり抜けて、 住宅街の路地をぬけて、堤防にのぼり、国道6号線に出ました。 「 おお、ここが藤代か!  この辺のマンションは、  結局、藤代駅近接を謳い文句に出来たものでした。   以上」 建築中のが2棟。 「常磐線で、東京に通勤するんだろう。 取手も遠いと思ったけど、いまや藤代か。 以上」 「えー、雨がぱらつき出しました。 距離計は、27.45kmを指しています。 もうこの辺で、引き返さないと、明日ダウンすると思われます。 以上」 オトーサン、 1時20分、 取手松陽高校に戻ってきました。 置きっ放しのティーダも無事でした。 距離計をみると、35.33km。 帰宅して、チェックして 「しまった!あと200m走れば、新記録だったんだ!」 過去最高が、印旛沼CRの35.33kmでした。 後の祭りとは、このこと。 でも、まあまあでしょう。 取手駅と藤代駅の間を川沿いに往復したことになります。


24 時速10km、バンザイ!

オトーサン、 「オレも年か」 一昨日、35.33kmを走った反動が、 昨日の夜になって出てまいりました。 体が重たいのです。 重たくて、身動きするのも億劫なほど。 年をとると、疲れが後から出てくるといいますが、 やはり、悲しいかな、本当なのですなぁ。 「さて、出かけるか」 1日おいて、朝になると、少し元気回復しました。 「手賀沼でいいやな」 半周10kmのホームコースです。 「風はどうかな?」 風が強ければ、この10kmが20kmに相当しますし、 弱ければ、楽チンとあいなります。 Yahoo!の天気予報をチェック。 「ふーん、風速0mか」 でも、国道16号の交差点にきたら、 カーコンビニの幟が大きくはためいています。 「風速0mってこたぁ、ないよな」 オトーサン、 10時50分、親水広場をスタート。 手賀大橋を渡り、途中工事に行く手をはばまれましたが、 手賀沼の沼南側を走りはじめました。 果たして、強い向かい風です。 田植えの終わった田圃の旗を見れば一目瞭然。 明らかに強い風です。 でも、撮影していると、旗が時々垂れたりします。 「ふーん、風て、しょっちゅう変わるんだ」 オトーサン、 「走らんなー」 スピードメーターをみると、時速10km。 これでは、速歩にも及びません。 でも、疲れが残っているので、ムリしたくない心境。 「おお、カメだ!」 撮影を口実に早くも2度目の休憩を取りました。 石碑に説明が書いてあります。 ○黄金の亀  昭和3年3月7日毎夕新聞によると、  同年3月5日午後3時、風早村太井の森さんの庭先で  全身純金色の全長約8寸の亀を子供が発見、  これを捕獲しました。  昔から手賀沼の深いところには、浦方の亀と称する  黄金の亀が生息していると伝えられていたそうです。 「亀か、どうってこたぁない伝説だなー」 「ふむ、風早という地名の由来が分かったぞ。  ここらは、風が早いからなんだ」 アホなことを言っていると、自転車が風で倒れました。 「そーか、ゆっくり走れっていうお告げかもなー。 たまには、亀のスピードで走るのも、いいかも」 妙に納得して、時速10kmでゆっくり走ることにしました。 オトーサン、 「なーるほど」 おじさんが、缶コーヒーを飲みながら走ってきました。 この速度だと、片手ハンドルでも、OKなようです。 そこで、紛失しないようにクビにかけたICレコーダーを 左手にもって、走りながら録音することにしました。 「えー、風も爽やかだし、天気もいいし、」 でも、沼をみると、白波が立っています。 「そうだ、紀文の帆足さん、どうしてるかなぁ?  以上」 その昔、ご一緒にアメリカに視察に行き、親しくなりました。 一夕、銀座あたりの料亭でご馳走していただいたとき、 沖の白波の話になりました。 なんでも、熱海の伊豆山に海を見晴らす保養所があって、 毎朝、そこの管理人から電話がくるそうです。 沖の白波の立つ日は、舟が出ないので、 漁獲量が減って、値段も上がる。 それを知って仕入れをしている。 「さすが、商売人は、目のつけどころがちがうなぁ」 大変感心したもの。 でも、昔も今もそうですが、 オトーサンにとっては、手賀沼沖の白波など無関係。 得も損もなし、ただ、興味を覚えるのみ。 走りながら、手短に録音を続けます。 「えー、こういう風の強い日は、鳥も翼を休めているんだなー。 以上」 「うーむ。こういう風の強い日は、あの辺で釣りをするんだ。  以上」 オトーサン、 我孫子側にやってきました。 こうなると、得手に帆をあげての状態。 追い風ですから、時速20kmが出ます。 「えー、今日は、時速10kmに徹してみたいと思います。  以上」 「おーっ、根戸新田のキグナスのガソリンスタンド、  安いですね。レギュラー113円です。  以上」 沼南の行きつけのガソリンスタンド、 この辺では最安値を誇っていましたが、 さきほど通りかかると、一挙に7円あがって130円になっていました。 「こりゃ、日本でもSUVが売れなくなるかも」 アメリカでは、ガソリン値上がりでSUVが売れなくなり、 いまやGM株は屑同然とか。 トヨタがその救済のために、 ハイブリッド技術を供与すると新聞に出ていました。 オトーサン、 「おお、抜かれました!  スレンダー美人に追いこされました。  さて、どうしましょうか。  以上」 競争社会の申し子として、 いつもなら抜き返すところですが、 グッと我慢しました。 みるみる姿が小さくなっていきます。 「えー、白い長袖シャツ、黒い細身のジーンズ、長い髪。 すらっとした美人です。  やっぱり、追いつこうかなー。  以上」 スピードをあげて、メーターをみると、 彼女、なんとママチャリなのに、17.5kmで走っています。 「いまさら、この年になって女を追いかけるのもなぁ。  以上」 でも、幸いなことに、 彼女、手賀沼公園で交差点を渡るために停止していました。 「ふーん、髪は茶色じゃないんだ。  以上」 自転車を降りて、ユニクロに入っていきました。 と、その時、目の前で千葉県警のパトカーが停止しました。 オトーサン、 まんざら、身に覚えもないこともなく、一瞬、冷や汗。 お巡さん、松屋に入っていきます。 「おいおい、勤務中に昼メシかよ」 敵失に乗じて、態勢をたてなおし、 豚めし290円を食べる予定だったので、続いて店内に入りました。 お巡さん、 小柄な赤シャツのおばあさんの横に立っていました。 何か、盛んに聞いています。 注文した豚めしが出てきました。 その時、お巡さん、 赤シャツおばあちゃんを連行し、パトカーのリアシートへ。 「ねぇ、どうしたの?」 顔見知りの女店員に小声で質問しました。 「名前も、住所も、思い出せないんですよ。 入ってきて、じっと座っているだけで....」 「そうなの」 「徘徊老人みたいです」 「そうか」 名札を首にぶらさげておかねば、 オレのICレコーダーみたいに携帯用のストラップで。 そう発言しようとして、自重しました。 明日はわが身かも。 ICレコーダで取材するのもいいですが、 氏名・住所・電話番号くらいは、吹き込んで置くべきなのかも。 オトーサン、 やや暗い気持ちになって、自転車に乗ります。 「おお、黄色いティーダだ。  なんで、あんな高いガソリンスタンドで入れるのでしょう。  レギュラー130円なのになぁ。  以上」 黄色いテーダ、 走り去っていきます。 先程の自転車とはちがって、今度の相手はティ−ダ。 そう簡単に追いつける相手でないことは、承知しております。 読者のみなさんも、同様のご意見でありましょう。 ところが、どっこい。 「おー、オランダ屋に停車しました!」 ここも、食後のケーキを食べに立ち寄る場所。 いつも、豚どんの後は、ケーキ(280〜330円)と決めております。 オトーサン、 ストーカーのように女性の後をつけてお店に入りました。 幸い、女店員は、みんな顔なじみ。 「変わったおじいさんね。  いつもひとりで来て、ケーキを注文して、  タダのコーヒー飲んで帰るのよ」 そう言われているであろうことは、承知の助。 「知らざぁ、言って聞かしやしょう」 先日、名誉挽回を意図して、 若い女店員に、こう告げてあります。 「オレ、細木和子の同級生だったんだ」 「へぇ、アタシ、細木センセイのご本、買ってますよー。  テレビも見てますよー」 以来、信用バツグンとあいなりました。 ですから、その妙齢の女性に 声くらいかけても、ダイジョウブなのです。 何も怪しまれることなどないのです。 「ちょっといいですか、  実は、ボクも黄色いティーダなんです」 そんなことで、楽しいおしゃべりができました。 オトーサン、 「今日は、楽しかった」 12時40分、親水広場に帰着。 走行距離は、10.13kmでした。 時速10kmで走っていなければ、 亀の石碑文にも気づかなかったでしょうし、 自転車に乗ったスレンダー美人にも、 徘徊老人事件にも立ち会えず、 さらに妙齢の女性と親しくお話しする機会もなかったでしょう。 時速10km、バンザイ!,


25 ローカル線の小さな旅

オトーサン、 昨日、 国道16号に出ようとして交差点で、 エルグランドにいじわるされました。 「そこどけ、そこどけ、オイラが通る」 馬鹿でかいクルマに乗った馬鹿野郎でした。 その前日には、 手賀大橋で、ティーダに出会いました。 その先の橋のたもとで、一車線になるのに、 猛烈な速度で次々と追い抜いていくのです。 その後、たまたま後ろについたので、 お尻を見ると、ティーダ・ラティオ。 「ふーん、習志野ナンバーか。  ラティオで4WDとはなー。  日産車のドライバーは、ガラが悪いなぁ。  カネのないやつが、マツダに乗り、  トヨタの販売店で断わられた奴が、  日産車を買うんじゃあるまいなー」 ほんの一握りのワルに出会っただけなのでしょうが、 頭にきて、ついそう毒づきたくなりました。 オトーサン、 そんなことで、クルマに乗っていると、 不愉快な目に会うこと、しきり。 今日は、敢て、「クルマ断ちの日」としました。 それに、小貝川CRの続きを走ろうと、 Yahoo!の天気予報をみたら、曇りはいいとして、 東北東の風、風速7mとありました。 これでは、真向かいの風。 辛いサイクリングになってしまいそうです。 でも、未練気に、藤代周辺の地図を探って見ました。 「おっ、これは何だ?」 竜ケ崎線なるものがあるじゃありませんか。 にわかに興味をもって調査続行。 「何?たったの4.5kmしかない?  流山鉄道より短いんじゃないの?」 日本一短いといわれる流山鉄道は、5.7km。 「こりゃ、乗るべし、乗りに行くべし」 オトーサン、 10時30分のバスで南柏駅へ出て、 常磐線の佐貫まで切符(400円)を買いました。 ところが、柏ー北柏と停まって、我孫子が終点。 別のホームへ移動して待つこと、10分。 ヒマなので、看板を眺めました。 「我孫子駅徒歩2分、3LDK、71.48m2、2160万円. ふーん、ここまでくると、マンションも安いなー」 土浦行きの快速電車が到着というとき、 キオスクの裏手に立ち食いそばをみつけました。 「えー、駅に立ち食いそばがありますね。  かけそば220円、安いですね。  ぼくがはたらいていた弥生軒のおそばはおいしいよ。  山下清。変わった宣伝もあります。へぇー。  食べてみたいなー。  でも、乗り遅れるので...残念。  以上」. 読者のみなさん、 山下清画伯をご存知ですか? ○山下清(1922-71)   裸の放浪画家、日本のゴッホ。   浅草生まれ。 34年 千葉県の養護施設「八幡学園」入園。 39年 放浪の旅へ(〜54) 59年 ヨーロッパ9カ国を訪問。   49歳で他界。   大好きな花火のように、その人生は一瞬のきらめきだった。 常磐線の快速電車は、 天王台ー取手ー藤代と各駅停車に変わりました。 陸橋を渡ると、見覚えのある風景。 高い視点からですが、自転車で走った風景です。 佐貫が近づくと、子供がはしゃぐ声がしました。 「あっ、たんぼ。お母さん、また田圃だよ!」 11時20分、佐貫駅に到着。 竜ケ崎線の乗り場か分からないので、 荷物をたくさん持ったおばさんに聞きました。 「そこよ、すぐそこ」 なるほど階段を下りた右手が改札。 「何しに行くの?何もないよ。それなのに高いのよ」 終点の竜ケ崎まで190円でした。 電車が一両だけ停まっていますが、 プラットフォームには、人影がありません。 「いつ出るのかなー?えっ、30分後?  11時15分の後は、49分までない?  ほとかよー。  以上」 オトーサン、 しょうがないので、駅前をぶらぶら。 バス乗り場、タクシー乗り場、一日駐車500円の看板。 「へぇ、こんなところにも大学があるんだ。  流通経済大学。直通シャトルバスで12分。  学生がいるんだろうか?  以上」 しがないビジネスホテルが1軒。 2分もたつと、もはや見るものなし。 佐貫駅の陰にベーカリーを発見! 「砂漠にオアシスの心境です。 時間つぶしに食べていきましょうか。 以上」 おいしいパンでした。 好みのパンを値段に関係なく2ケ選んで、 まあまあのコーヒーも飲んで、350円! 馬鹿安ではないでしょうか。 ○ハースブラウン佐貫店  電話:0297-60-2671 菓子パン(2ケ) 315円 商品ドリンク   35円   オトーサン、 いよいよ乗車しました。 「おお!」 感激しました。 たった1両しかないのに、 サイクル優先コーナーがあるじゃないですか。 生まれてはじめてみました。 しかも、自転車は無料! サイクリストのハシクレとしては、夢のようです。 「そうだよなー。女性専用車なんかいらないから、 サイクル専用車を設けるべきだよなー。 以上」 車内を見回しました。 乗客は、12人。 半分が地元の農家のおばさん風、 あとは、若い学生とおじいさんが2人。 これだけの人数で、採算が取れるのか心配です。 電車がスタ−ト、録音を開始しました。 読者のみなさん、 これから、ローカル電車の旅を実況中継します。  ぴーぽん、ぴーぽん(ドアの閉まる音) がー、があっ、があぁ、(加速) この電車は、竜が崎行きのワンマンカーでございます。 次の駅は、入地(いれじ)でございます。 (女声アナ)  ????(轟音で聞き取れず)  ざぁ、ざぁ、ざぁ.................................(走行音)  沿線は、結構、家がありますね。    かん、かん、かん(踏み切りの音)  えー、水田もあります。  ざぁ....................(走行音)  えー、アパートもあります。  ざぁ....................(走行音)  ぷーっ、ぷわーっ(警笛)  ぷーっ、ぷわーっ(警笛)  盛んに警笛を鳴らしますね。  クルマと衝突しないといいのですが。  がたっ、ごとっ、がたっ、ごとっ......(走行音)  えー、この辺にくると、もう完全に田圃ですね。  何にもありません、空と向こうの林の列と田圃。、  えー、しばらくは、電車の音をお楽しみください。  ざぁ............  がたっ、ごとっ、がたっ、ごとっ  ぷーっ、ぷわーっ  ご乗車ありがとうございました。  いれじ、いれじでございます。  お出口は、進行方向、右側でございます。  あれっ、誰も降りないし、乗らないよ。  ...せっかく案内してるのになぁ。 オトーサン、 そんな風にして、終点の竜ヶ崎に到着。 時計を見ました。 「えっ、たったの5分で終わり?  まるで、遊園地の電車みたいですね。  以上」 この竜ケ崎駅、まるで何もありません。 タクシーが3台待っていますが、 もちろん、乗る人なんかいません。 駅裏の駐車場料金が、1ケ月3500円なのです。 奇妙な飲食店がひとつ。 ○ピロシコ−バヤ  ・ピロシキ 150円  ・ボルシチ 210円 オトーサン、 30分後の電車に乗って帰路につきました。 「やぁ、楽しかったなぁ。 たまには、こういう日があってもいいなー 以上」 佐貫駅で電車を待っていると、 プラットフォームに相撲取りの姿がみえました。 後で調べたら、近くに式秀部屋がありました。 駅に置いてあったパンフレットを手にとると... ○パルスグランレジオ  全101邸のビッグ・コミュニティ。   佐貫駅徒歩6分、3LDK1700万円より。  上野まで50分! 新しい日常のご提案」 オトーサン、 「我孫子だと2160万円、ここだと1700万円。  その差額は、えーと、460万円。  エルグランドが買えるなー。  新しい日常、一瞬のきらめきか。  エ、ヘ、ヘ」 ティーダで行けば、自宅からたったの17km。 電車でいけば、半日がかり。 でも、世の中、早けりゃいいってもんじゃないでしょう。 時速108kmでカーブ曲がったって自慢になりません。 読者のみなさん、 カネなし、ヒマもちの定年後に備えて、 いまからスローライフのノウハウを蓄積しませんか。


26 ジョイフル本田へ

オトーサン、 かねがね奥方から示唆されております。 「ジョイフル本田、しばらく行ってないわねぇ...」 花壇の花が交替期を迎えたのです。 チューリップの代わりに、何か植えなくては。 華やかな花なので、後がさびしくなります。 「夕方には雨が降りそうだから...」 「ああ、早く出ような」 1を聞いて10を知る。 夫婦というものは、こうあらねばなりませんな。 今朝のニュースでは、 78回目の結婚記念日を迎えた方がおられるとか。 ギネス記録だと出ていました。 「すごい忍耐力だなー」 オトーサン、 そんなことで、ジョイフル本田へ。 「ガソリン、いくらかなぁ?」 沿道のガソリンスタンドをチェックします。 「ここ113円、安いなー」 「120円は、ひどいわね」 そんなことを言い合いながら、目的地に到着。 「やっぱり、ここは安いなー」 「110円ね。ちょっとトイレに行ってくるわ」 その間に給油しました。 「しまった!」 給油口にきちんとノズルを入れていなかったのでしょうか、 ガソリンが盛大に漏れました。 「あーあ」 この失態、奥方には、ヒ、ミ、ツ。 何を言われるか分かりません。 「わざわざ、遠くまで入れにきて、  結局、高くついたじゃないの」 ガーデンセンターへ。 奥方、花好きですから、もう夢中です。 あちこち気ままに移動します。 最初のうちは、 付き合っていましたが、忍耐力にも限度があります。 「ちょっと、トイレに行ってくる」 「ああ、いいわよ」 こうなれば、しめたもの。 どこへ行こうと、カラスの勝手でしょ。 ベンチをみつけて、 持参したお茶をごくごく、お菓子をムシャムシャ。 犬連れに話しかけたり、 きれいな女性をじっと眺めたり.... たまに気に入った花をみたりもします。 「おお、忘れな草か」 この花、可憐で好きです。 名前も、いいですねぇ。 そんな名前の歌もありましたよね。 確か、梓みちよさんと菅原洋一さんのデュエット。 ♪ 別れても 別れても 心の奥に   いつまでも いつまでも   憶えておいて ほしいから   幸せ祈る 言葉にそえて   忘れな草を あなたに あなたに  いつの世も いつの世も 別れる人と   会う人の 会う人の   運命は常に あるものを   ただ泣きぬれて 浜辺に摘んだ   忘れな草を あなたに あなたに 喜びの 喜びの 涙にくれて   抱き合う 抱き合う   その日がいつか 来るように   二人の愛の 思い出そえて   忘れな草を あなたに あなたに (忘れな草をあなたに  作詞:木下竜太郎 作曲:江口浩司) オトーサン、 この草をみて、 昨日の出来事を思い出しました。 佐貫から常磐線に乗ると、ボックス席でした。 「なつかしいなあ」 昔の長距離列車は、みんなこうでした。 たまたま座り合わせた見知らぬ相手と 話しに花を咲かせたもの。 今日は、 不機嫌そうな若い男が先客でした。 2駅ほど過ぎて、我孫子だったでしょうか、 小柄なおばあさんが乗りこんできて、 「スイマセンネエ」と真向かいに座ります。 「どうぞ、どうぞ」 本音はともかく、ここは明るく明るく。 柏駅で、みんな降ります。 柏は、千葉県北部の中核都市、買い物のメッカ。 おばあさんも降りました。 「しめしめ」 乗り込んできたのは、女子大生。 おまけに、美人で長身。 さらに言えば、キムタクを女にした感じ。 キムタクの妹かも。 その彼女の膝が当たるのです。 「ふーむ、微妙だなー」 当てにいったのではないのです。 彼女が当ててきたのです。 読者のみなさん、 こういう場合、どうしたらいいのでしょうね? @膝が当たったままにする A自分の膝をどける B相手の膝を引っこめさせる C席を立つ オトーサン、 解決策を模索していて 降りるはずの南柏で降りそこないました。 4駅も先の松戸まで緊張して座っていました。 ジョイフル本田風に言えば、 このバーゴラで過ごしたような気分でしょうか。 (お値段は、24万9000円) そして、忘れものをしてしまいました。 口をつけたばかりのペットボトルを 車内に置き忘れてしまったのです。 「お待たせ!」 おお、その声の主は? 満面の笑みの奥方でした。 大型カートに花や苗木を満載。 「あらっ、このバーゴラ、いいわねぇ」 「あぁ...」 生返事をしかけて、 「うん、山荘に置いたら、いいかもな」 明るく明るく返事をしました。 キムタクの妹、 それを主題とする夢想にふけっていて、 すっかり奥方の存在を忘れていたなどとは、 決して、相手に気づかせてはなりません。 何しろ、今日は、 40回目の結婚記念日なのですから。 「よくも我慢したもんだ」 わが目下の愛車、ティーダですら、 半年もたつと、やや飽きがきているというのに。 奥方とは、40年も... これも運命(さだめ)なのでしょうか。 ♪ いつの世も いつの世も 別れる人と   会う人の 会う人の   運命は常に あるものを


27 ローカル線の小さな旅、その2

オトーサン、 「ふーん、取手から出ているのか」 一昨日の竜ケ崎線の小さな旅で、すっかり味をしめました。 今日の目的地は、常総線で水海道へ。 朝方、出かける前に下調べをしました。 ○常総線(じょうそうせん)  茨城県取手市の取手駅から筑西市の下館駅までを結ぶ、  関東鉄道が運営する鉄道路線である。  路線名は、取手が下総国、筑西が常陸国であり、  両国を結ぶ路線であることによる。  近年、常総線沿線には常総ニュータウンが造成され、  多くの人々がこの路線を利用している。  距離:51.1km  駅数:24駅  複線区間:取手〜水海道 17.5km  取手〜水海道(複線、その先は単線)  日中は1時間に2〜5本、ラッシュ時は最大5〜10分間隔。  最大4両編成。  出典: フリー百科事典『ウィキペディア  ・http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%B8%E7%B7%8F%E7%B7%9A オトーサン、 10時40分、 柏駅に出て、いわき行きの快速電車に乗車。 12分で取手駅へ。 「SUICAは、使えません」 常総線の駅員にいわれました。 料金は、630円。 「高いなぁ、たったの17.5kmで」 なんでも、全国で2番目に高いとか。 11時台だと1時間に3本。 発車まで16分待ち。 その間、取手駅構内をウロウロしました。 「へぇ、成城石井がある、スタバもある!」 プチ東京気分になれます。 でも、いったん、常総線のプラットフォームに下りるや、 ローカル気分が横溢しています。 「2両連結だ!」 オトーサン、 乗車して、ICレコーダーに録音開始。 遠慮することはありません。 何しろ、こちらの車両は、7人、 あちらの車両は10人しか乗っていないのですから。 「えー、出発いたします。  では、常総線の小さな旅をお楽しみください。  ぴーぽん、ぴーぽん(ドアの閉まる音) びー、びーっ、びーっ、(加速)  毎度、常総線をご利用いただきまして、ありがとうございます。 この電車は、水海道行きのワンマンカーでございます。  車内でのお煙草はご遠慮下さい。  またケイタイ電話のご利用は、ほかのお客様の迷惑となりますので、  ????(轟音で聞き取れず) 次の駅は、西取手でございます。 (女声アナ)  ごとん、ごとん.................(レールの継ぎ目の音)  かたかたかた(連結部の音)  JRの払い下げでしょうか、だいぶ老朽化しているのかも。  何か、変だな。  スイカイドウのことをミツカイドウって言わなかった?  それに、電車の音がどこかちがうなー」  そうか、電化されていないんだ、ディーゼル車なんだ。  道理で、大型トラックのようなエンジン音がするはずだ。   以上」 オトーサン、 寺原駅で、気づきました。 「やけに駅の間隔が近いなぁ」 取手駅 西取手駅 1.6km 寺原駅 0.5km 新取手駅 1.3km 稲戸井駅 2.0km 戸頭駅 0.9km 南守谷駅 1.1km 守谷駅 2.2km 「えー、守谷駅に着きました。  つくばエキスプレスかと接続します。  すごい構造物ですね、新幹線みたいだ。  駅舎の2階で接続しています。  秋葉原まで何分で行くのでしょうか?  この辺り、新興住宅地ですね。  ものすごい勢いで、建売住宅やアパートが建っています。  以上」 新守谷駅 1.8km 小絹駅 1.6km 「えー、小絹駅をすぎると田舎です。  田圃があります、ヨシ原が続きます。  おお、電車が何台もあります。  電車基地でしょうか。  うーん、12台はありますね。  鉄道マニアが喜びそうですね。  以上」 水海道駅 4.5km 「えー、スイカイドウ駅に着きました。  ちがう、ミズカイドウだ。  いや、ミツカイドウだ。  ややこしいね。  以上」 駅の案内板にミツカイドウと書いてありました。 オトーサン、 切符を渡しながら、駅員に質問します。 「車内のポスターに、  お客様専用無料駐車場を設置しましたとあったけれど、  どこにあるの?」 「いいえ、この駅にはありません」 「どこの駅に?」 「下館とか....」 「ああ、そうか、ミツカイドウよりも遠い駅なんだ」 「まあ、そういうことになります」 「この駅だと、いくらになるの?」 「1日600円です」 「月額では?」 「えー、場所にもよります」 「いくらなの? 「えー、6000円、5500円、4000円となります」 「その4000円というのは、どこにあるの?」 「その先の横断歩道を渡ったところです」 「じゃぁ、駅裏ってわけだ。  ありがとう」 さびしい駅前です。 観光案内所を発見。 おばさんから、”水海道 Tourist guidance”を入手。 「ところで、満月って、どちらの方に行けばいいのですか?」 「満月さん、その先の県道294号線沿いに15分ほど歩いてください」 「あのー、自転車を無料で貸しているそうだけど、 身分証明書がいるの?」 「いえ、住所氏名と電話番号を書いていただければ。  自転車で行かれますか?」 「いや、徒歩でいきます」 「そうですよね。そのほうがお腹が空いてちょうどいいですよね」 オトーサン、 1kmほど県道の路肩をとぼとぼ歩きました。 東南東方向に向かっています。 「さびしいところだなぁ」 あるのは中古車屋。それも20万円以下のボロクルマのみ。 「誰が買うのかなー」 "横綱"なるラーメン屋、間口1間半。 「誰が食べるのかなぁ、あんなところで」 行く手に日産のディーラーが見えました。 「おお、ここだ! 割烹寿司 満月。思ったより大きな店です。  以上」 築地あたりの料亭と比べても遜色ありません。 「お一人ですか?  すみません、カウンター席でよろしいですか?」 「あー、いいですよ。  この店、はじめてなんだ。インターネットで見つけた」 「まぁ、そうですか!」 「じゃ、あなご丼を」 「かしこまりました」 ○満月  ・http://www.mercury.sannet.ne.jp/k-numa/showpage/store1.html  住所: 茨城県水海道市天満町1807-2  電話:0297-22-3055  営業時間 11:00から22:00  定休日 水曜日  ランチ: 満月ランチ 890円      あなご丼  560円  コース料理:3650円(7品)〜5250円(10品) 和洋個室、200人収容の大広間、 オトーサン、 昼食を終えて、店の外へ。 おばさんたちが群がっています。 「繁盛してるんだ。 それにしても、560円はメチャ安だなー」 まず、お茶がよかった。  すし屋の茶碗だったもんな。  あなご、大きかったなぁ。うまかった。  小鉢もついてたし、  お吸い物というのか、あら汁というのか、いい味だった。  デザートも、メロン、キウイ、さらんぼ。  最後に、コーヒーも、出た。おいしかったなぁ。  東京のホテルだったら、コーヒーだけで600円するよなぁ。  おしぼりは、ちゃんとしたタオルだったし、  お箸も、料亭の吟味したもの。  いやぁ、驚きました。  以上」 それに、女将が何度も挨拶にきました。 こんなバリュー・フォー・マネー体験は、はじめて。   オトーサン、 「じゃ、鬼怒川を拝みにいくか」 途中、水海道市立図書館の 案内標識をみたので、県道を右折。 「なに?開館は午後1時から?」 あと5分待つだけなので、ぶらぶら。 図書館の向かいの芝生広場に洋館を発見! 開館を待っているおじさんに聞きました。 「すいません、このきれいな洋館なんですか?」 「ああ、あれか。二水会館。昔の町役場だよ」 「へぇ、バルコニーもある」 ”風とともに去りぬ”のタラの家のようです。 大正2年(1913年)に建てられたもので、 この水海道が、鬼怒川水運の中心地だった 往時の栄光が感じられます。    オトーサン、 図書館の係員にたづねました。 「柏からきたのですが、  スイカイドウと呼ぶのかと思ったら、  ミツカイドウでした。  地名の由来を書いた本はないでしょうか?」 親切に調べてくれて、 郷土史家の本を探し、コピーしてくれました。 ○地名の由来  時代    地名記録   呼び方        資料  鎌倉    水交門    ミツカヘト   宗任神社水帳  室町    水海道    ミズカイドウ  天満宮縁起ほか  江戸中期  御津街道    ミツカイドウ  報国寺朱印状ほか  明治    水海道    ミツカイドウ 町村地域台帳 「ふーん、最初の名前は、水交門か」 鬼怒川と小貝川が交差している 水運の中心地である集落という意味でしょうか。 別の説としては、今から1200年前、 坂上田村麿が東夷(アイヌ)征伐のさいに、 この地の井戸で馬に水飼えをしたので、 水飼戸(水かへと)と呼ばれるようになったとか。 「地名の由来って、面白いなー」


28 クルマで来てたらなぁ

オトーサン、 その後、駅のほうに戻りました。 この県道330号線、歩いて楽しい道ではありません。 食事して、運動すれば、出るのが当然ですが。 汗が出てきました。 「クルマで来てればなぁ。すぐの距離なのに」 それでも、我慢して歩き続けます。 「せっかく来たんだから、鬼怒川を撮影しよう」 この一念に燃えております。 ようやく354号線に出て、 しばらく歩くと、のぼりになっていて、鉄橋が見えました。 「あれだ!豊水橋だ」 クルマが勢いよく通過していくので、 まるで邪魔者のように道路脇を歩きます。 橋の上へ。 「おお、鬼怒川だ」 「ここじゃ、眺めがいまいち」 「ここは川が2筋になるのを撮れるけど、筑波山が入らない」 「うん、ここか」 結局、橋をほとんど渡り切ったところで、撮影しました。   オトーサン、 橋の上で、川風に吹かれて、体が冷えてきました。 「これじゃ、風邪引くかも。クルマで来てればなぁ」 ティーダには、いつも着替えが入っています。 ところが、今回のローカル線の旅では、 荷物が増えるので、もってきませんでした。 悪いことに冷えると思って、下着を1枚増やしたのが、 裏目に出たようです。 駅へ急ぎます。 「何?日本初の絵画の道?」 幟につられて、左折し、宝町へ向かいます。 商店街のあちこちに、絵が飾られています。 「これ、さっきの鬼怒川の景色だ。  桜の頃は、きれいなんだろうなぁ。  それに、筑波山がクッキリ見える!」 オトーサン、 「下手な絵だけど、これって、千姫かな?」 ”大奥物語”といった類の番組に夢中の奥方ほど詳しくありませんが、 千姫の生涯については、一通り知っております。 ○千姫(せんひめ)  慶長二年(1597)、  徳川秀忠(二代将軍)とその正室於江与との間に  徳川家の伏見の第で生まれる。  7歳の時に、祖父徳川家康の婚姻政策により  豊臣秀吉の子秀頼のもとへ嫁ぐ。  大坂冬の陣が起きた年には18歳となっていた。  翌年、大坂夏の陣において秀頼とその母淀君が自害するに及んで  遂に豊臣家は滅ぶ。  辛くも千姫は、落城する大坂城から救い出される。  その後、江戸へ戻る途中本多忠刻と出会い、再婚する。  一男一女をもうけるが、長男幸千代はわずか3歳で亡くなる。  夫忠刻もその5年後に他界する。千姫30歳の時であった。  千姫は姫路城を去り、落飾して天寿院と号して  江戸城竹橋御殿で余生を送る。  江戸に戻ってから40年、寛文六年(1666)死去、  享年70歳であった。    出典:姫路城  ・http://www.himeji-castle.gr.jp/JAPANESE/sen.html さきほど観光案内所でもらった ”水海道 Tourist guidance”にも、 図書館でもらった「広報みつかいどう」にも、 千姫まつりの写真が誇らしげに掲載されています。 どうやら、千姫、この水海道の目玉のようです。 今年は、第5回。 きらびやかな朱色の衣装を身にまとった 5人の千姫を先頭に、行列が市街地を練り歩いたそうです。 ●水海道と千姫  水海道市豊岡町にある浄土宗の弘経寺(ぐぎょうじ)は 徳川家康の孫・千姫ゆかりの寺として知られ、 千姫の墓や愛用の紫龍石、千姫姿絵などを伝えている。 境内には江戸初期に千姫寄進によって再建されたという 葵の紋入りの本堂や山門などがある。 弘経寺の中興上人でもある十世・了学は、家康の信頼が厚く、 千姫落飾の際にはその導師もつとめた。 その関係もあり、千姫はここを菩提寺と定め、 兵火で焼けたままになっていた伽藍の造営に寄与した。  寛文6年、千姫が天寿を全うすると徳川家の慣習により、 遺骨は小石川の伝通院に埋葬されるが、 その一部は遺言に従い、弘経寺に納められた。  主を失った江戸城竹橋の御殿は解体され、 縁の深い4つの寺院に移された。 このうちの一つの寺院が弘経寺であるが、 明治39年に花火が原因で焼失してしまった。 ・http://www.mitsukaido.or.jp/kiji/senhime/senhimematsuri.html オトーサン、 「千姫の菩提寺があるのか。  行ってみよう」 でも、とても、徒歩圏内ではなさそうです。 「クルマで来ていればなぁ」 ふたたびボヤきました。 「じゃ、近くの千姫なごみ館に寄ってみるか」 みるからに古いビルへ。 その3階にあると書いてあります。 階段を登る元気はもうないので、 エレベーターを探します。 「えー、このホール、蛍光灯もついていませんね。 30mほど暗闇のなかを歩いてきました。  つまづかないで、無事、エレベーターにたどり着きました。  左手は、資材置き場。  千姫まつりの看板などが乱雑に積みあげてあります。  このエレベーター、汚いですね。  ボタンを押しました。  動いているのかしらん。  あ、やっとドアが開きました。  中も薄暗いですね。  えー、いま3階につきました。  ここも暗いです。相当暗いです。  ドアが左右にありますが、開きません。  どうしたことでしょう。  しょうがありません。戻ることにします」 「千姫となごみの街」どころではありませんでした。 オトーサン、 駅へ急ぎます。 「煎餅が名物のようだけどなぁ」 あいにく、工事中でした。 「ここに入るか」 比較的大きな本屋さんがあったので、 郷土史の本を探しました。 おばさんも、親身になって一緒に探してくれます。 「じゃ、これください」 茨城の川と文学なる章もあって、 利根川、小貝川、鬼怒川などが出ています。 ・堀江信男「常世の国茨城 文学に描かれた風土」筑林書林 1994年 「あのー、妙なことをお訊きしますが、  さっき、ブラジルのお店を見たんだけど、  ここら、ブラジル人、多いの?」 「えー、ブラジルの銀行もあるし、  駅前には、ブラジル人向けのスーパーもありますよ」 「へぇ、見に行ってみよう。どっちの方角ですか?」 歩くことしばし、 BANCO DU BRASILの看板を発見! ブラジル人とおぼしきおばさん3人が、出てきました。 入口には、ブラジル銀行東京支店水海道支店とありました。 オトーサン、  駅に戻ります。 「ここか。一等地だ!」 ブラジル・スーパー”TAKARA”が、 水海道駅と並んでいるではありませんか。 「入ってみよう」 突撃取材を敢行いたしました。 入ってすぐ左手は、 家電製品、ゲームソフトなどの日本製品コーナー。 ここだけ蛍光灯が明るくて、 あとの食材などのスーパーは薄暗いのです。 突き当たりにパン屋がありました。 ブラジル人の若い男がせっせと働いています。 「フランスパンか、うまそうだなぁ」 でも、外れだったら、 一斤も買ってもしょうがないので、 にぎりこぶし大の丸パン(5ケ入り1袋)を買いました。 ・PAO DE QUEIJO 260円 レジへ。 20歳前の小柄なブラジル美人。 名前は、CARLA。 来日二年、日本語は不得手なようです。 英語は、見事に通じます。 「日本にきて、どのくらいになるの?」 "Two years" 「どう、お金、たくさん入る?」 "Ye-s!" ニッコリ笑いました。 「この娘、希望にあふれているなぁ」 どこの国のひとであれ、 若いひとが希望を持てるのは、いいことです。 うれしくなりました。 発車時間まで、時間があるので、  再び観光案内所に寄って取材しました。 「満月、行ってきましたよ」 「遠かったでしょう、歩いていかれると」 「いやぁ、そうでもなかったですよ。  10分くらいで着きました」 「そうですか、15分かからなかったですか」 「ええ。  向かいのあのブラジル・スーパーに寄って、  このパン買ってみたけど、おいしいかなぁ?」 「知りません!一度も入ったことありませんよ」 「そう?  この街、ブラジル人が多いようだけど。  どのくらいいるの?」 「4000人くらいじゃないですか、市の人口の1割くらい」 「へぇ、そんなにいるの?」 「いまは、日本中、同じようなものじゃないですか」 おばさん、急に、不機嫌になりました。 オトーサン、 帰宅して、水海道市のホームページを探しましたが、 ブラジル人の数は出ていませんでした。 恥ずかしいのでしょうか。 茨城県のホームページで、市町村別データを発見。 さらに、法務省の詳細なデータも探り当てました。 ○水海道市のデータ  ・人口:42463人(平成17年.4月.1日)   外国人登録数:2900人(平成15年12月末)   外国人比率:6.8% 毎年、500人づつ増加しているようなので、 おばさんの言うように、 現時点では、4000人になっていて、 1割に達しているかも知れません。 ○茨城県のデータ (2003年末) 1位 つくば市    7050 2 土浦市    3324  3 水海道市   2900 4 水戸市    2862 5 神栖町    1854 6 石下町    1644 7 下妻市    1549 8 結城市    1506 9 日立市    1393 10  下館市    1301  11 ひたちなか市 1241 オトーサン、 この表をまとめていて、ふと気づきました。 「そうだ。水海道市は、最近、石下町と合併したんだ。  すると、2900+1644=4544。  2位に踊り出て外国人比率は、10%を超える」 でも、つくば市は人口が多く、  2005年5月1日現在で、 19万8151人。  外国人数は、7050人ですから、比率にすると、3.5%。 「そうか、水海道市が茨城県でイチバンなんだ」 ○都道府県別のデータ(2003年末)           外国人登録数    外国人比率   1位 東京都 342437人     17.9%    2    大阪府 211491     11.0 3    愛知県 167270    8.7 4    神奈川県 144509    7.5 5    兵庫県 101853    5.3 6  埼玉県 98552    5.1 7 千葉県 91788    4.8 8 静岡県 82472    4.3 9 京都府 56127    2.9 10 茨城県 48994    2.6 オトーサン、 日本全体では、 191万5030人で、1.5%だけれど、 大都市とその近郊で、モーレツに増えているんだなぁ。 「モノやカネだけでなく、ヒトの国際化にどう対処するか、  日本人はよく考えなくては」


29 クルマで行ってみよう

オトーサン、 「やっぱり、風邪を引いたなー」 昨日、汗をかいて川風に吹かれたせいでしょうか。 それとも、このところ急に温度が下ったせいか。 「ちょっとだけ出かけるか、  千姫の菩提寺もみたいし、うつぎも買ってこなきゃ」 実は、昨日、満月で食事したあと、 となりの植木屋で撮影した写真をみせたのです。 「これ、いくら? たったの500円!  ジョイフル本田で買ったでしょう。 あんなチッポケなのが、609円もしたのよ」  この"うつぎ"なら、欲しいわね」 ○うつぎ  ・開花時期は、5/20頃〜6/5頃。   茎や根の中心が空洞になっているので、  「空ろ木(うつろぎ)」が変化して「空木」になった。   材質は硬く、腐りにくい。   昔から木くぎや神事の杵に使われた。 読者のみなさん、 ご存知ですか、この童謡。 実は、「うつぎ」の花は、卯の花のこと。 旧暦4月は、別名、卯月(うづき)ですが、 うつぎは、卯月に咲くので、 卯の花と呼ばれるようになったのです。 ♪卯の花の匂う垣根に   ほととぎす早も来鳴きて   忍音もらす夏は来ぬ   さみだれのそそぐ山田に   早乙女が裳裾ぬらして   玉苗植うる夏は来ぬ   橘の薫る軒ばの  窓近く蛍飛びかい  おこたり諌むる夏は来ぬ                   楝散る川辺の宿の  門遠く水鶏声して  夕日涼しき夏は来ぬ     五月やみ蛍飛びかい  水鶏鳴き卯の花咲きて  早苗植えわたす夏は来ぬ                  (作詞:佐佐木信綱 作曲:小山作之助) オトーサン、 8時50分スタート。 ナビに、「満月」の住所を入力。 距離は、21km (後に31kmと再表示。どうなっているのでしょう?) 到着予定時刻は、9時50分。 「やっぱり、クルマのほうが早く着くなぁ」 でも、国道16号線に出る手前で渋滞1km。 「 しまった。土曜日でした。  ナビのルートじゃダメだったのに、忘れていました。 TOYOTAのつなぎを着て歩いている  若いひとに追い越されました。  以上」 週末になると、クルマが湧いてくるのです。. 「週末にクルマに乗ってはいかんなぁ。  以上」 呼塚から国道 6号線へ出て取手へ。 「大きな橋ですね。  その名のとおりの大利根橋を渡ります。  "とうきゅう"が見えます  この前、寄りましたね。  すでに10分ほど遅れています。  以上」 取手から、左折して、県道294号線へ。 このまま北上すれば、「満月」につきます。 取手市役所を通過すると、 「昨日乗った常総線の脇を走っていますね。 へぇー、以上」 「守谷駅にきました。 すごいですね、混みますね。 どこもかしこも工事中です。. つくばエキスプレスの開業にむけて、 駅前整備と道路の拡幅工事が同時に行われています。 ナビに工事中の表示が出ています。 はじめてみました。 この辺、自動車ディーラー、洋服屋、食い物屋ばかりですね。 シダックスのカラオケなんていうものもありますね。 以上」 オトーサン、 10時07分、ようやく「満月」に到着しました。 「疲れたなぁ」 まだ、軽い頭痛が残っています。 運転していて、ふらふらするときがあります。 さて、今日のお目当ては、「満月」のおとなり。 早速、うつぎを2鉢買って、ティーダに積み込みました。 「こういうときは、クルマは便利だなぁ」 あらためて、クルマの便利さを確認しました。 鬼怒川にかかる豊水橋を渡って、 354号線を西へ。 「クルマだと早いな、あっという間だ。  昨日、汗を流して歩いていたのがウソみたいだ  以上」 途中、お金を下ろそうと、コンビニに寄りました。 「すみません、ウチには、ATM置いていないので」 「そうなの...」 落胆して、店を出ると、 「おっ、こりゃ何だ!  へぇ、ガマ蛙みたいな顔をしてる!  こんなクルマ見たことないぞ!!」 お尻をみると、ムルティプラ。 「へぇ、こんな田舎だというのに、  こんなに変わったくるまに乗っているとは」 思わず、運転席にいる若いママさんに 拍手してしまいました。 目をクルマの向こうにやると、 「おお!」 またもや、ブラジルのお店が。 「水海道は、いばらきのブラジルなんだ!」 オトーサン、 度重なる小さなショックを克服して 右折して、134号線を北上します。 「静かな道だなぁ、  おお、一面の麦畑です。  よく伸びているなぁ。  ♪誰かさんと誰かさんが、麦ばたけー。  懐かしいなぁ。  ドリフターズ。  加藤茶が歌うと、いやらしくないんだよね。  この辺では、いまでも若いもんが麦畑のなかで  ナニしてるのかねぇ」 他愛のないことを言っているうちに、 目的の千姫の菩提寺に到着しました。 ○弘経寺(ぐぎょうじ)  応永21年(1414年)に嘆誉良肇が創建した浄土宗の巨刹で、  関東十八壇林のひとつに数えられている。  九世・存把のときに天正の兵火に罹り、堂塔をことごとく焼失し、  その後、十世・了学が再興するまではしばらく無住時代が続いた。  了学は徳川家康・秀忠・家光の三代にわたって厚遇された高僧であるが、  特に家康の孫である千姫の深い帰依は、  本堂・鐘楼等の再建への徳川家からの莫大な寄進につながる。  弘経寺の再建・修復工事は、  寛永6年(1629年)から10年まで、二代にわたる大工事だった。  本堂は、桁行11間、梁間8間、入母屋造、正面3間向拝付の建物。  向拝屋根は大棟に直交して入母屋風をなし、  中央に唐破風を付けている。  内陣は江戸初期の寺院建築の粋を極めたもので、  出三斗の組物をおき、彩色が施され、正面に菱格子欄間が入れてある。  須弥壇を囲む柱は丸柱とし金箔が施され、他は角柱を用いてある。  豪華な仏具、釘隠など金具・調度品の隅々に至るまで、  徳川幕府の威光が感じられる。 オトーサン、 「なーんだ。修理中か」 それでも、一応、本堂の写真を撮りました。 「おっ、この樹は、大きいなー」 由来やサイズを知りたかったのですが、 どこにも書いてありません。 境内には、誰もいませんが、誰か出てきました。 「すいません、この樹木、すばらしいですね。  どのくらいの胴回りなのでしょうか」 作業衣の小柄なおじいさんです。 案内板を指さして、 「そこに書いてあるよ」 ○来迎杉  天然記念物。目通り幹囲11.53m。  樹高約33m。 「それにしても、スゴイ杉ですね」 「ああ」 おじいさん、うれしそうです。 もうひとり作業衣のひとが出てきました。 「このひとが、本堂を拝見したいと言うとる」 そんなことは言った覚えもないのですが、 損な話ではないので、大きくうなずきました。 「どうぞどうぞ」 親切にスリッパを差し出してくれます。 頭がピカピカ光っているところをみると、 どうやら住職さんのようです。 「ほーっ、  この本堂、スゴイですね。  広いですねぇ、立派ですねぇ」 ご本尊を拝んでから、気になった仏像群に近寄ります。 「お写真、撮らせていただいていいですか?」 「どうぞどうど」 住職さん、あくまでも親身です。 何度も住職さんにお礼を言ってから、 境内の千姫の墓所へ。 「立派なもんだ」 千姫さまも、ざぞお喜びでしょう。 オトーサン、 この後、ナビに「きぬの湯」と入力。 何でも、茨城初の源泉かけながしの湯があるそうです。 入湯料は、1200円と高めです。 「おかしいなー、出てこない」 水海道のガイドブックを取り出して、、 「きぬの里」のそばにあることを確認して、再入力。 「ありゃ!」 きぬの里特別老人養護施設と出てくるではありませんか。 「や−めた」 頭痛もしているので、早々と帰ることに。 帰りは、ナビの意に反して 谷和原から常磐道に乗ってみました。 110kmで走って、あっという間に、柏ICへ。 12時12分、帰宅しました。 「ナビの言うこときかなくてよかったですね。  30分も短縮できました。  以上」 オトーサン、 その夜、ちょっと咳が出てきました。 でも、気になっていた外国人問題を 引き続き研究いたしました。 こんなデータをみつけました。 OECD諸国の外国人比率と失業率の相関グラフです。 「日本や韓国は、数%だ。 フランスは6%、ドイツは10%。 最高は、スイスの20%。へぇー」 夕食時に事情通の娘に聞きました。 「スイスの外国人比率、20%だそうだけど、  そんなに高くて、何か問題が起きていないのかい?」 「起きてないわよ」 「どうして?」 「まず、税金が安いから、世界中からお金持ちがくるのね。 つぎに、国際機関が多いから、専門職が集まるの。 それから、ウエイトレスなんかは、みんなイタリア人ね。  最後に、伝統的に難民を数多く受け入れてきているのよ」 「そこだよ。難民が問題を起こさないのか。  警官を襲って拳銃を奪ったりさ」 「スイスは、連邦国家だから、各州の権限が強いのよ。  だから、難民がくると、  州や市の広報紙に顔写真や個人データを公示して  受け入れの賛否を住民に投票させるわけ」 「ひとりずつ?」 「勿論。  それに学費は収入に応じて払うようになっているから、  難民もきちんと勉強できる機会が与えられているのよ」 「そんなことしたら、州は赤字だろうが」 「その代わり、お金持ちからしっかり取るのよ」 「へぇ、共産党より過激じゃないか」 「......」


30 忍び音

オトーサン、 「気になるクルマだなぁ。 あんなクルマ、見たことないや」 昨日、水海道でみかけたフィアットのムルティプラのことです。 早速、Googleで検索し、試乗記を探しました。 「おお、あるある!」 ・野田の試乗日記  motors.co.jp/articles/noda/rjjvqh0000023x2j.html ・MOTOR DAYS 週刊新車試乗記  http://motor.days.co.jp/ncarimp/multipla20030425/ ・ムルティプラ、一週間試乗記  http://allabout.co.jp/auto/italiancar/closeup/CU20030221B/ ○フィアット ムルティプラELX  ・全長4005mm   全幅1875mm   全高1670mm   ホイールベース2665mm  ・乗車定員:6名  ・車重:1360kg  ・エンジン:1596cc・DOHC   最高出力:103ps(76kW)/5750rpm、   最大トルク:14.8kgm(145Nm)/4000rpm  ・10・15モード燃費:?   使用燃料:ハイオク ・5MT  ・タイヤ:185/65R15(ピレリ P6000)  ・249万円 <ここが○>  ・あっと驚くデザイン、目立ちたがり屋向き!  ・広大な荷室 <ここが×>  ・前席も、3人掛け  ・AT車なし  ・ハイオク、燃費悪そう  ・イタリア本国では、5年前に発売されたモデル。   ホンダがエディクスを出したので、出したとか。  ・フィアットの経営不安 <総合評価>  ・買う気にはなれないが、一度乗ってみたい。 オトーサン、 「自動車評論家でなく、ユーザーの声が聞きたいな」 そこで、価格コムも検索しました。 「ありゃ、画面が出ない!」 翌日になって、こういう画面が出ました。 ●重要なお知らせ   当社運営サイトに対する不正アクセスと サイト一時閉鎖に関してのご報告 2005/5/15 「ははーん、やっぱり狙われたなー。 巨大サイトなのに、何の対策もしてなかったのか」 思わず、笑ってしまいました。 でも、読み進んで、顔をしかめました。  当社サイトを閲覧されたお客様が  ウィルスファイルを取込んでしまった可能性があります。  判明しているウィルスは  「trojandownloader.small.AAO」「PSW.Delf.FZ」の2種類であり、  アンチウィルスソフト「NOD32」にて対処可能な事を確認しております。  NOD32アンチウイルス体験版ダウンロード(Windowsユーザーのみ)  http://canon-sol.jp/product/nd/trial.html  また、この不正アクセスを通じ当社の保有するメールアドレスが  閲覧された形跡がありました。  尚、メールアドレス以外の個人情報等に関しましては  閲覧された形跡はございません。 「おいおい、冗談じゃないぜ!」 とりあえず、推奨しているウィルス対策ソフトをインストールしました。 オトーサン、 天気が回復してきたので、柏沼南公民館へ。 用事をすませてから、手賀沼へ。 「おお、何かやってる!」 手賀沼公園で、我孫子福祉まつりをやっていました。 おかげで、付近の道路は大渋滞。 そばにあるスーパー”ライフ”の駐車場に何とか駐車して、 昼食がてら、見物に行きました。 「何を食おうかなぁ?」 やきそば(200円!)にも、心惹かれたのですが、 「本格」のほうに惹かれました。 ・本格スープ・スパゲッティ 300円 でも、誇大宣伝もいいところ。 そこらのカップ麺のほうが美味でした。 でも、手賀沼をみながら、ノンビリできました。 この季節、戸外での食事は最高です。 オトーサン、 いったん帰宅しました。 風邪気味なので、昼寝をしましした。 5時、庭に出て、昨日買ってきた「うつぎ」に水やり。 「♪卯の花の匂う垣根に...  たった3鉢じゃ、垣根にはならんなぁ」 夕方の光のあまりの美しさに魅せられて 風邪を押して、電動自転車で散歩することにしました。 かねて気になっていた洋菓子店へ。 ティーダで娘を送るとき、看板はよく目にしていたのですが、 肝心のお店がどこにあるか分からなかたのです。 「なーんだ。ここか! それにしても、店名も書いてないとは」 「ふーん、ウチから2kmか」 電動自転車にも、距離計をつけてもらったのです。 郵便局、和菓子屋、スーパー、銀行、駅..... それらのお店や施設までの距離はすでに測定済みです。 オトーサン、 入り口を探して、店内に入りました。 「思ったより広いじゃん」 ケーキを並べたケースだけでも、3間はあるでしょう。 その奥が喫茶コーナーで、大テーブル1つと小テーブルが3つ。 1つだけ空いていたテーブルに座りました。 となりの大テーブルでは、おばさんたち7人が、 おしゃべりに花を咲かせています。 オトーサン、 ケーキ(カシス)とコーヒーを注文しました。 ○オペラ座  住所:柏市つつじが丘4-2-3  電話:04 7171 1213  ・カシス   315円 ・ミルフィーユ  315円  ・コーヒー    315円 「この店、繁盛店だな−」 店員5人、ケースで並んでいる女性4人と家族1組。 ケーキが、なかなか、やってきません。 最近、読みはじめた本を、リュックから取り出しました。 ・林望「テーブルの上の雲」新潮社 1993年 読書三味の境地になってきましたが、 お隣りの元娘7人組の声が、ますます大きくなってまいりました。 「うるせえんだよなー」 集団になると、どうしてこう傍若無人になるのでしょう。 あまつさえ、歌いはじめます。 「おい、ここは、カラオケ喫茶じゃないんだぞ!」 席を蹴って、一喝しようとしました。 実際、立ちかけたのです。 ところが....、 耳に聞こえる歌声は、 ♪ 卯の花の匂う垣根に   ほととぎす早も来鳴きて   忍音もらす夏は来ぬ 何という偶然でしょう! 昨日、うつぎを買ったばかり。 さっき、うつぎに水をやったばかり。 インターネットで、空木=うつぎ=卯の花を調べたばかり。 リーダーの太ったおばさん、 「すいません。うるさかったですか」 オトーサン、 「いえいえ、とんでもない、お上手で」 質問した背景を手短に説明したあと、 「....ところで、何で、その歌を歌われたのですか? 「6月15日に合唱サークルの発表会があるのよ。  今日も猛練習してきたところです」 「へぇ、そうなの。  じゃ、お伺いしますが、  卯の花の匂う垣根にという歌詞のなかにある  ”匂う”っていうのは、どういう意味か、ご存知ですか?」 「匂うでしょ、そりゃ、香りという意味でしょ」 「ちがうんだなー、それが」 「ほんと?」 「卯の花は、無数の花びらがあるでしょ。  だから、美しさが、内からただよい出るという意味なんですよ。  例えば、匂うばかりの美少女っていうでしょ」 「.....」 オトーサン、 ちょっと不適切な例をあげてしまったかと反省しました。 おばさん、 「じゃ、歌詞のなかの”忍び音”の意味、ご存知ですよね」 オトーサン、 初夜の新妻の押し殺したあえぎ声を連想しました。 「なに言わせるんだ。 女は、こわいなぁ。年とると」 おばさん、 「お分かりにならない?そう。    ウグイスの初音のことなんですよ。  歌はやはり歌詞の意味をよく知って歌わないとねぇ」 手厳しいしっぺ返しでした。 オトーサン、 帰宅して、ニュースをみると、 やはり、価格コム事件が出ていました。 ●カカクコム、サイトを閉鎖・不正アクセスで改ざん  カカクコムは16日、運営する価格比較サイトが  外部からの不正アクセスで改ざんされ、 対策を施すためサイトを一時閉鎖したと発表した。 サイトを通じて閲覧者にコンピューターウイルスが  無差別に送りつけられた可能性があり、 同社が保有するメールアドレスの一部も閲覧された形跡がある。 同社は「サイバーテロ的な攻撃を受けた」として、 情報漏洩などの被害程度を調査している。  同社によると、サイトのプログラム異常が発覚したのは11日。 穐田誉輝社長を委員長とするセキュリティ委員会を設置し 犯人の究明と対抗策を講じてきたが、 その後も不正アクセスがやまず改ざんの範囲が拡大したため  14日にサイトを閉鎖した。 復旧には1週間程度かかるという。 (日経 5月16日 10:41) オトーサン、 「ユーザー登録なんかはじめるからだよ」 大量の個人情報を無防備に蓄えはじめたのですから、 犯罪者集団に狙われないほうが不思議です。 今回の事件は、起こるべくして起きたもの。 「大体、けしからんよ、穐田さん」 価格コム、それまでは自由に投書できたのに、 先月あたりから、身元を詳しく入力して ユーザー登録しないと、投書できないシステムになりました。 最近流行しているユーザーの”囲い込み”というやつ。 「それにしても、登録とは、いやな言葉だなー」 登録とは、お上が大好きな言葉です。  ユーザー登録、外国人登録、新車登録.... オトーサン、 そんなこともあって、 絶対に、新車”登録”台数とは言わないのです。 新車”販売”台数ということに決めているのです。


31 定期点検の日は快晴

オトーサン、 「今日こそ、行かなきゃ」 日産のWJくんから、再三、留守電が入っています。 「早いもんだなー」 ティーダを買ってから、6ケ月も経過したのです。 連休前に、ガソリンスタンドでオイルを交換し、 オイルフィルターも替えたので、 定期点検といっても、形だけでしょうが、 そこはそれ、念には念をいれてということで... 娘を駅に送って、その足で行きました。 ちょうど、WJくんが出社したところ。 元気そうです。 「お久しぶり!」 「お久しぶりです!  スイマセン、サービスのほうは10時からなんですが」 「定期点検、どのくらい時間がかかるの?」 「40分くらいです」 「それじゃ、どっか散歩に行ってくるよ。  おっと、その前に取材しなければ」 「どうぞ」 WJくん、このサイトのフアンですから、万事承知の助です。 ICレコーダーをマイクのように突き出します。 まず、聞きたいのは、4月の日産の低調な販売台数。 トヨタにいいようにやられています。 ○価格コムへの投書  オトーサン、  4月の新車販売ベスト10を速報します。  ティーダは、7位。  6,0439台とは減りましたね。  3月の反動もあるのでしょうが。  価格コムの書き込みも減りましたね。  さびしい限りです。 1 ヴィッツ ------ 13,344 2 カローラ ------ 11,187 3 フィット ------ 8,891 4 アイシス ------ 6,743 5 ノート ------ 6,670 6 パッソ ------ 6,319 7 ティーダ ------ 6,043 8 クラウン ------ 5,926 9 ウィッシュ------ 5,801 10 マークX ------ 5,643 「4月は、どうだった?日産は、ボロ負けのようだったけど」 「3台でした」 「3台?ひどいじゃないか。ハッハッハ!  いつも、7〜10台は売っているのに。  で、何と何と何?」 「えーと、ノートとティーダとラフェスタです」 「新しいモデルだけじゃないか」 「まー、毎年、3月に4月分も売ってしまうものですから、  4月、5月は、つらい月なんです」 「日産は、悪いクセがついているねぇ」 「それにしても、激減っていうカンジだよね」 「ええ、激減です」 「ネットでティーダの販売台数見たら、 ラテイオを抜くと、3723台だったぜ。  もう売れなくなってきたの?  ノートに食われた?」 「そうですね」 「だって、あとちょっと頑張れば買えるのに」 「やっぱり、マーチを買う気できて、ノートにする  お客さんにとってみれば、さらに10万円は厳しいようです」 「なるほど、そういえば、マーチも減ったね。  4月は、3993台だもんなぁ」 「マーチ、劇減ですよ、マーチのお客さんは、  ほとんどノートに流れていってしまいますから」 「そうなの」 オトーサン、 「えー、いま、9時5分過ぎですが、  6号線を馬橋駅に向かって歩いています。  いま武蔵野線のガード下を通り過ぎました。  いい天気ですねー。  雲ひとつありません。  こういう日は、自動的に国民の休日にしたらどうでしょうか。  以上」 「えー、いま、6号を渡ったところです。  交差点で、自転車に幼児をのせたママさんたちに道を聞きました。  前と後ろに年子を乗せていました。危ないですね。  以上」 「いま、二三ケ丘幼稚園の前を通りかかりました。  幼児の泣き声をお聞きください。  うぇーーーーん。うぇーーん。 . 最近のママさんたちは、幼児が泣いても気にしませんね。  ママさん同士のおしゃべりに夢中です。  以上」 オトーサン、 この後、2回ほど道をたづねて、 9時35分、ようやく馬橋東口駅前に到着しました。 もう汗が出ています。 「えー、さびしい駅前ですね。  タクシーが、1,2,3,4,5,6,7、そう8台停まっています。  この辺、交通の便の悪いところのようです。  以上」 コーヒー屋さんに入ることにしました。 「カステラとお餅のパイ」なるものを注文。 このパン、アンコとカステラとパイの3つを 同時に楽しめる優れものでした。 新作とか。 ○ルブラン馬橋東口駅前店  住所:松戸市馬橋117 電話:047-351-5024  ・モーニングセット    580円   ・ブレンドコーヒー    420円  ・カステラとお餅のパイ 105円 オトーサン、 一休みして元気回復、帰路につきます。 「さっきとは違う道を行こう」 必ず、新しい発見があるはず。 「えー、松戸税務署の馬橋支所にきました。  えーと、看板に税金は納期までに納めましょうと書いてあります。  へぇ−、県税・市民税の納期は、6月、8月、10月、12月の4回なのか。  今年は、税金がないのかと思ってたけど、6月だったんだ。  以上」 「えー、お寺にぶつかりました。  こちらの納期は、いつなんでしょうね。  万満寺。  立て札をよみましょう。  鎌倉時代、建長八年、1256年に、  小金城主であった千葉介頼胤が、  鎌倉極楽寺の良観房忍性を招いて堂宇を修め、  真言宗の大日寺を開いたのが始まり」 仁王門の両脇に金剛力士像を発見しました。 「暗くて、おまけに細い金網じゃ、よく見えんなぁ」 撮影しようとすると、ガラスが反射してしまいました。 「もっと見えるように工夫せい!」 後で分かったのですが、 このお寺の金剛力士像は、 大正時代には、国宝に指定されていたのです。 ○松戸市・国指定重要文化財一覧   名称                    指定日 @ 木造金剛力士像 馬橋 万満寺 1950/8/29 A 大学三郎御書(日蓮筆) 平賀 本土寺 1968/4/25 B 諸人御返事(日蓮筆) 平賀 本土寺 1968/4/25 C 梵鐘 (建治四年在銘) 平賀 本土寺 1977/6/11 D 千葉県幸田貝塚出土品 千駄堀 松戸市立博物館    1994/6/28 オトーサン、 この後、ぶらぶらと散歩。 静かな住宅街です。 家のつくり、門構、植木、鉢物、駐車してあるクルマ。 丁寧にみていくと、興味は尽きません。 でも、段々、日が高くなるにつれ、気温も上昇してきました。 風邪気味の身体には、歩行が辛くなってきました。 ようやく、6号にちかずきました。 「あれが、武蔵野線か、もうすぐではあるが...」 国道6号線に出るには、階段を登らねば。 それがすでに億劫です。 「おっ、日産の試乗車だ!」 ノートが、目の前の家に停車しました。 「試乗訪問かな?」 思わず、近寄ります。 幸い、見た顔のセールスマンです。 「すいません、WJくんのところに定期点検できたんだけど、  送ってもらえますか?」 「いいですよ」 「試乗はいいのですか?」 「ちょっと本を取りに寄っただけですから」 「ご自宅?」 「いいえ」 てなことで、あっという間に、デーラーへ戻りました。 昨日の♪卯の花騒動に続き、今日も。 「偶然続きだ、何かあるのかなぁ?」 オトーサン、 ディーラーに戻った時点で、時計をみました。 馬橋駅から40分ほどかかった計算になります。 WJくん、 「洗車しておきました。  どこも悪いところはありませんでした。  当たり前ですけど」 彼、何か忙しそうです。 千葉日産サティオ本社で行われる表彰式に参加するとか。 「すごいじゃない、表彰されるなんて」 彼、照れています。 セールスマン・オブ・ザ・イヤーにはなれなかったようですが、 トップ10に入るなんて、大したもの。 「お金でも、もらえるの? 「いやぁ....」 内容は、漏らしたくないようです。 「じゃ、また!」 別れを告げて、常盤平方向へ。 両側の桜並木が緑のトンネンルを形成しています。 それが、何キロも続いているのです。 「そうだ、昼めしは、煮物天むすにしようっと!」 ママーズ・キッチンに行くことにしました。 小金原公園の緑陰のベンチに腰かけて、 広場をみながら食べたら、さぞ美味しいでしょう。 「えー、この公園、できてから40年。  大きな樹木の下は、なぜか気持ちいいですね。  以上」 「この天むす、うまいなー。  鳥の唐揚げ、 卵焼き、  こんにゃく、里芋、インゲン、人参の煮物、  大根のなますか。  味つけも、栄養のバランスもよく考えてあるし、  つくりたてで暖かいし、ワカメのみそ汁もついているし...  以上」 外見は、お世辞にもキレイとは言い難い店ですが、 この道、20年、一徹な気質のおばさんが頑張っています。 土地建物が原価償却済みの店だからこそ、 このお値段で、これだけのものを提供できるのです。 ○ママーズ・キッチン  住所:松戸市小金原6-11-1 電話:047-343-4282  煮物天むす 504円 「おお」 匂いを嗅ぎつけて、鳩が3羽飛んできました。 カラスも、1羽。 「ないの。もうないの。  みんな食べちゃったから、手遅れなの」 丁寧に言いきかせても、そばを離れようとしません。 気の毒なので、近くのパン屋へ。 「おお、懐かしい、甘食がある!」 1ケ分を細かくちぎって鳩だけにやりました。 残りの3ケは、家に帰ってから、 終戦後の食料難の時代を思い出しながら、 自分だけで食べてしまいました。


32 日本一のパン屋へ

オトーサン、 「だめだ、花粉病だ」 朝方、鼻水が次から次へとまりません。 「昨日、小金原公園で弁当食べたのが、よくなかったのかなぁ?」 弁当を食べるには、マスクを外す必要がありますよね。 風邪の咳のほうは、少しよくなったのですが、 「これじゃぁ、本格的なサイクリングは、ムリかも...」 断腸の思いで、中止しました。 でも、太腿四頭筋がうずくので、 電動アシスト自転車で近所を走ることに。 まず、朝食を摂りに、近くのデニーズまで。 「うーん、これで往復2kmか。走り足りんなぁ」 てなことで、昼前に家を出て、小金原団地へ。 ○小金原団地   松戸市の北部にあたり、柏市と隣接している。   1960年の常盤平団地に続いて、1969年に入居がはじまった。   起伏にとみ、よく整備された広い道と美しい街路樹が特徴。 オトーサン、 15分かそこらで到着。 「ここは、電動自転車に向いてるなぁ」 家から2度ほど県道を横切る以外は、 自動車の来襲に悩まされることもなく、気持ちよく走れます。 適度に起伏があるので、電動アシストが活用できます。 「よーし、あのパン屋まで、最短距離で行ってみよう」 何か目標がないと、生きていけないタチなのでしょうか? これまで、ティーダで、確か2.9kmが最短距離でした。 先日、ご報告した通り、電動自転車に距離計をつけたので、 これからは、心おきなく、距離を計測できます。 「しまった!あーぁ」 殿内(とのうち)交差点を右折すべきを左折してしまいました。 これで、最短距離達成はおじゃん。 「あーあ、3.19kmだった」 読者のみなさん、 前にご紹介したこのお店、行きましたか? 「行ってないよ。勿論。  冗談じゃない、そんなローカルなパン屋なんか」 ○Zopf 住所:松戸市小金原2-14-3 電話:047-343-3003 営業時間:6:00am-6:00pm 休日:木、第三水木 では、まず、次のサイトをお読みください。 ○Backstube Zopf (パン焼き小屋 ツォップ)  小金原団地の北側,市道57号線沿いにあります。  新京成バス小金1,3系統  (JR常磐線北小金駅南口と小金原団地バス案内所間)  表門停留所から通り沿いに2ブロックほど北。  山小屋を模した黒っぽい板張りに  小麦やパンのイラストが書かれた外装。  店名の表示は地味なので良く見ないと分からないかもしれません。  パンの種類というか系統そのものが多様,  細かく数えると100や200は種類がありそう。  クラストを思い切りシッカリ焼き上げたハードなフランスパン,  バターたっぷりのクロワッサンやブリオシュなど  白い小麦粉のパンと応用のデニッシュ類,  フルーツや雑穀を使った黒っぽい生地のフランスの田舎やドイツ風のパン,  餡こタップリのアンパンなど日本式の菓子パン調理パン,  更にキッシュやケーキなどの焼き菓子まで。  いずれも粉や酵母から吟味した生地の香ばしさ肌目の細かさが魅力。  店内は横長のスペースになっていて,  入って左側がレジ。  後は周辺全体が棚になっていて  中央のテーブルと併せて各種のパンを並べてあります  (中央卓はサンドイッチや調理パン,キッシュというように  パンの傾向別にある程度固めてあります)。  ほとんどトングを使って自分で取れますが,  大型のパイやケーキは  奥の壁棚にあり頼まないと手が届かない。  小型のパンは60〜100円台中頃まで。  大型パンでも200〜300円。  多分一番高いのがチョコケーキのホールで  800円(ピース売りもあるので安心)。  2003年2月末のかしわそごうの改装に伴い、  地下1階食品売り場の自由が丘ガーデン内で  Zopfのパンも販売されるようになりました。  本店に比べると遥かに点数は少ないのですが,  バゲットなど食事用のシンプルな堅焼きのパンを中心に  10種くらい並んでいます。 出典:松戸のおいしいもの ・http://www004.upp.so-net.ne.jp/mar/kas/kdf/mafal.htm 読者のみなさん、 「読んでやったぞ。 柏そごうに出店?それがどうした?  ローカルに変わりはないぞ」 オトーサン、 「じゃ、次のデータをみてよ。 この店で働きたくて、東京から転居してきた娘さん、 この店のパンを毎朝食べたくて、 近所に引っ越してきたひともいるんですよ」 ○読者が選ぶお気に入りパン屋さんとパン   好きなパン屋さん(BEST20)  出典:All About 2004/12/24 1位 Zopf (松戸)    2位 VIRON (渋谷)    3位 メゾンカイザー (白金高輪)    4位 ameen's oven (西宮)    5位 チクテベーカリー (町田)    6位 NICOLAS (水海道)    7位 ブランジュリ タケウチ (大阪)    7位 ブランジェリー コム・シノワ   (神戸)    7位 PAUL (東京、大阪)    10位 アンデルセン(青山)   11位 パティスリーペルティエ(赤坂、銀座)   11位 ルヴァン(富ヶ谷・上田)    13位 トラン・ブルー(飛騨高山)   13位 ユーハイム(丸の内)    13位 ブノワトン(伊勢原)    16位 たま木亭(京都)   17位 ポワンタージュ(麻布十番)   18位 ペリカン(田原町)   18位 墨繪(新宿)   20位 アコルト(青山)   20位 ベッカライ徳多朗(たまプラーザ)   20位 ドゥース・フランス ビゴの店(銀座)   20位 ル・シュクレ・クール(大阪) オトーサン、 奥方に命じられたパンをゲットしました。 「暑い、暑い!」 店の外に出て、ほっとしました。 数えたら、狭い店内に12人も入って満員。 ひといきれに加えて、パンを焼く熱気。 「あそこへ行ってみよう!」 向かったのは、殿内交差点角のリハツ。 看板には、1000円とありますが、 値上げして、1050円でした。 「節約できるところは、節約しなくてはなぁ」 散髪を終えて、すぐそばのキッチンへ。 「ものは、試しだ」 この好奇心が、Zopf(松戸)の発見につながったのです。 で、結果はどうかというと、 外から見たよりも、内部は広いものでした。 愛嬌のある娘さんもいたし。 「すくなくとも、松戸一じゃないなー。  でも、ピラフに、ちゃんとしたスープ、サラダ、コーヒーがついて、  630円は、お値打ちかもなー」 ○キッチン・ポム 住所:松戸市小金原 6-12 電話:047-342-2085   営業時間:11:30-22:00 ・ピラフランチ   630円   ・特製オムライス 840円 オトーサン、 食後の散歩がてら、小金原団地の周囲をうろうろ。 「ふーん、ここらは、ユーカリの並木か。  ユーカリは、早く育つというけれど、 巨木に育ったもんだ。  以上」 「ふーん、空き部屋が出てきてるんだ。 高優賃入居者募集とあるなー。 かつこ書きで、高齢者向け優良賃貸住宅とある。 この団地、出来てから、もう.....36年だろ。 すると、当時の入居者は、いいお年になっているはず。 以上」 オトーサン、 帰宅してから、その高齢者向け優良賃貸住宅募集を調べてみました。 住む気はありません。 例の好奇心から。 ・小金原 2DK〜3K  床面積:41.56〜48 54m2  家賃:43,100〜54,100円 共益費:2060円  管理開始:昭44.5〜昭44.6  現地案内所は開設しておりません    出典:UR都市機構関東エリア:千葉:松戸柏  ・http://www.ur-net.go.jp/akiya/chiba/list_a05.html その後、お隣の常盤平団地もサーチ。 この団地の入居開始は、1960年とか。 45周年記念行事が目白押し。 いろんな面で、小金原団地の先輩です。 「おお!ここまで来たか!」 ●孤独死ゼロ作戦4つの課題   1.孤独死を発生させる社会的状況を見極める    @高齢化の進展及びひとり暮らしの増加    A世界一の長寿国 (平均寿命・女性84.93歳 男性78.07歳)    B核家族化の状況を把握    C長期不況とリストラ  2.孤独死の実態把握    @ひとり暮らしの実態把握と「登録」状況    A事例を深く知り、学んで生かす(事例研究)    Bサービス制度、システムの活用  3.7つの対策    @65歳以上ひとり暮らし「登録」呼びかけ    Aひとり暮らしへの対応(訪問、助け合い活動、見守り活動、安否      確認、各種サービス制度の紹介、介護保険の活用等)    B「通常時」及び「緊急時」の通報ネットワークの活用    C「向こう三軒両隣り」の呼びかけ(地域コミュニティーの推進)    D福祉よろず相談業務の充実    E関係団体との連携    F行政との協働と役割分担  出典:常盤平団地自治会  ・http://www.ne.jp/asahi/toki/jiti/ オトーサン、 「オレも、”登録”されてしまいそうだなー」 「ティーダに、お金注ぎこむのもいいけれど、  みんなの老後の備えは、どうなっているのかな?  ダイジョウブなのかなぁ?」 このデータでみると、 若いひとほど、公的年金はアテにならないので、 「貯蓄の引き出し」で老後を乗り切ろうとしているようです。 ○老後の収入源 @   A   B  C D  E  F  20〜29歳 13.0 35.4 10.7 17.0 1.3 1.0 0.7  30〜39歳 12.7 42.2 11.2 18.2 0.7 0.9 0.9  40〜49歳 9.3 56.5 11.0 11.8 1.0 1.0 0.7  50〜59歳 8.8 65.3 9.5 7.5 0.8 1.2 0.9  60〜69歳 5.4 75.9 3.6 4.3 2.5 1.8 1.5  70歳以上  3.7 75.5 1.9 4.3 6.1 2.0 1.7  @本人や配偶者の就労による収入  A公的年金による収入 B企業年金、退職金による収入  C貯蓄の引き出し、 D個人年金による収入  E子供などの収入  F家賃や地代などの財産収入  出典:厚生労働省:平成12年「社会保障に関する意識等調査」  ・http://wwwdbtk.mhlw.go.jp/toukei/kouhyo/indexkk_13_3.html


33 またも小金原へ

オトーサン、 早一番、午前7時。 「すぐ行かなきゃ!」 というのも、昨夜、気づいたのです。 もうひとつのパン屋さんが小金原にある事実を。 ○紫苑  松戸市小金原7-34  休み不明  小金原団地周りの住宅地の中です。  県道57号線の笹塚交差点近く,  県道から住宅の並ぶ坂を上がっていく横道へ  東側に入り右側2軒目くらいです。  手作りのパン屋さんですが 一見鉢植えが沢山飾られたお洒落な住宅  (と言うより,住居の道路側を改造して販売スペースを設けてある)。  木彫りの看板も控え目で,  むしろ窓から覗く焼き立てパンの包みが認識用マークになりそう。  餡パンの種類が豊富 (つぶし,粒,白,うぐいす,あともう1つくらいあったような),  お馴染みのへそパンから木の葉型など 中身ごとに異なる形に作られています。  食パンはどのパンもしっかり水気を飛ばした香ばしい焼き上がり。  自家製ラスクもなるほどサクっとカリっとおいしい。  店内は,以前はダイニングキッチンのダイニング側だったのかなと  思わせるスペース周辺に棚を設け,パンが並べてあります。  食パンなど大型のものが200〜300円。  小振りの餡パンは1つ120円とか140円とかでした 出典:松戸のおいしいもの ・http://www004.upp.so-net.ne.jp/mar/kas/kdf/mafal.htm オトーサン、 「紫苑?知らんなー。 小金原7-34?どこだ?」 小金原なら、15分からそこらで着くので、 自転車で行くことに決めていましたが、 場所を探すには、ティーダのナビが便利です。 「自転車用のナビ、ないかなぁ?」 大型オートバイ用のが開発されたそうですが...、 技術的にも、価格的にも難しいのでしょう。 てなことで、小金原へ。 ナビの示す地点へ。 県道57号線の笹塚交差点近くに駐車しました。 「わからんなー」 バス待ちのサラリーマンや、 通学中の小学生や、認可、認可 散歩中のおばさん2人連れに聞いたのですが、 「さぁ?」の連続。 「....ないのかも」 インターネットを信用したの自分がアホだったのかも。 「もうちょっと丁寧に探そう」 一帯の路地をくまなく歩きました。 こんなことなら、自転車で来たっておなじことです。 ナビの精度って、もうちょっとよくならないものでしょうか? 「おお!」 こりゃ、分かるはずないよなー」 なーんだ、やってないや」 確かに、普通の住宅でした。 よくみれば、ちょっと小奇麗にしてある程度。 パン焼きが趣味の有閑mダムがやっているのでしょうか。 オトーサン、 午前11時40分、電動自転車でスタート。 「いくら何でも、お昼になりゃ、やってるだろう」 お昼は、パン屋さんのかき入れどきのはず。 「えー、風が強いですね。  まるで、春の嵐。  こういう日は、電動自転車が最高ですね。  天気もいいし。  以上」 「いま、11時50分です。  ウチから2kmで、松戸市に入りました。  広い道路ですね。  歩道だけでも、幅3mはあるのではないでしょうか。  車道は、幅16mはあるでしょう。 しかも、行き止りだものですから、  クルマの往来も少なく、自転車には最高ですね。  以上」 「いま、殿内交差点です。  ここで距離が、2,26kmですね。  ハーッ、ハーッ。  坂を登ってきたところなので、ハーハー言っています。  目の前に、ママーズ・キッチンがあります。  以上」 「11時54分。2.61km!  例の日本一のパン屋さんの前です。  新記録ですね。ついに、3kmの大台を割りました。  以上、パン焼き小屋 ツォップの前から中継いたしました。  あーそれから、今日は休みですね。  第3水曜木曜ですから。  以上」. オトーサン、 「そうか、ここか!」 われながら、気の多いひとです。 今度は、インターネットに出ていて、 気になっていたラーメン屋さんをみつけました。 「もう、お昼だから先に食べていこう」 ○らーめん将  住所:松戸市小金原6-12  電話:?(公開せず)    営業時間 11:30〜14:00,18:00〜24:00  定休日 月曜  ・しょうゆラーメン 600円  ・ごま辛ラーメン  750円  ・ごま辛つけ麺  800円  皆さんから遅れること10日程、ようやく「将」に行ってきました。  場所は小金原団地の一角。  皆さんが悩まれていた「みそ!?」を食べてみたのです。  出てきたラーメン見て  「あっはっは♪こりゃみそ!?だわ」と思いました。  スープは白濁豚骨なんですよ。白いスープなんです。  その上に味噌が乗っている(爆)  「よく溶かして食べて下さい」これは面白いなぁ。  色々と考えてオリジナリティを追求しよう、  という気概が感じられる店だったので、  個人的には好きなお店でした。 頑張って欲しいですね♪  出典:拉麺店情報  ・http://www.chibaraumen.com/report/sho.html オトーサン、 暑かったので、ごま辛つけ麺を食べて、 早々に店の外へ出ました。 女性が2人、店に入ろうかどうか迷っています。 「やってるのですか?} 「どうして?」 「だって、試合中って書いてあるでしょう」 「はっ、はっは。営業中のシャレですよ。  この店のオーナーが広島カープの熱狂的なフアンだから、  こう書いたらしいですよ」 「あたし、1,5玉なんて食べられないわ」 「ダイジョウブですよ。1玉って言えばいいのですから。  もっとも、その分、安くしてはくれないけど。  でも、麺も、つけ汁も、美味かったですよ」 女性2人、入って行って、すぐ出てきました。 「どうしたの?」 「満員だから、ちょっと外で待ってといわれたんです」 カウンターに5人、4人掛けのテーブルが3つ。 若い男が2人で頑張っている繁盛店でした。 オトーサン、 その後、紫苑へ。 今度はやっているようです。 ドアを開けて入ると、上品なマダム。 朝方来たけれども、やっていなかったというと、 気色ばんで、 「アタシは朝4時に起きてパンを焼いていますよ。  ドアを開けてくださればよかったのに」 「だって、無闇に人の家のドアを開けるなんて」 「そうですか」 この時点で、 「こりゃあかんわ」と思いました。 こういう気位ばかり高い女性は、苦手です。 でも、苦労してみつけた記念に少し買ってみました。 ・あんぱん(栗) 136円×2 ・あんぱん(胡桃)  126円×3 ・ラスク      100円×1 なお、定休日は、月曜日。 営業時間は、5am〜5pm。売り切れ次第閉店。 予約をどうぞとのこと。 そう言いながら、電話番号も教えず。 オトーサン、 帰路について、 「おっ、ここも、チェックしてみるか」 店内は、ケーキ17-18種類。お菓子少々。 席数は、まあ、8人か。 古いタイプのお店です。 「若いひとがこなくてねえ」 肥えた気のよいおばさんが、こぼしていました。 聞けば、亀戸でやっていて、1987年にここへ来たとか。 卵は、筑波山麓の千代田農場の地卵を使用。 素材には、自信があるとのこと。 ○洋菓子 クローネ  住所:松戸市北小金7-  電話:047-343-4879  営業時間:10:00-21:00 定休日:木曜日  ・シュークリーム  150円  ・モンブラン     330円 記念に、団地の案内図を撮影しました。 案内板自体が、もう、古びて時代物になっています。 外壁修復中のアパート棟も目立ちます。 さびしい風景です。 「午後1時20分、家に着きました。  走行距離は、6.93kmですね」  昨日は、何だかんだで、14km走ったのですが。  以上」 オトーサン、 このエッセイを書き終えて、 部屋に飾ってあるお袋の写真をみました。 「そういえば、晩年は、  さっきのおば−さんと同じだったなー」 洋菓子クローネに影のように入ってきたおば−さん、 やせこけて、脚の肉がけっそり削げ落ちています。 肥った気の良いおばさんが唯一の話相手のようです。 「この頃、寒くてね。何をしていても、冷えるのよ」 数年前に亡くなったお袋も、厚着していました。 背中にパネルヒータを置いて、こたつに入りっぱなしでした。 「運動できるうちが、花だなぁ」 こうして、ティーダを運転し、自転車をこげるのも、束の間。 その後には、過酷な時間が待っています。 ♪ One day you'll look to me I've gone For tommorow may rain So i'll follow the sun And now the time has come, and so my love, I must go


34 栗山千明って、だあれ?

オトーサン、 たまに、Googleに「オトーサン」と入力します。 「おお、まだ、トップに出ている!」 このニックネームを考えついたのは、およそ5年前。 NYで、娘の知人と会食後、ひらめいたのです。 「そうか、誰にでもなじみがあって、  しかも、ありふれていないネーミングが、  インターネットの世界で勝ち残るのだ」 ほかにもいくつか候補がありました。 ・お父さん ・おとうさん ・おとーさん ・おとーさーん ・オトウサン ・オトウサーン ・オトーサーン ・オートサン ・オートーサーン ・オ、オ、オトーサン ・オトッツァン でも、最近、ライバルが出てきました。 ・オトーサンの生態学 ・オトーサンのためのインターネット講座   「しょうがねえなぁ。違法だろうが、人真似は」 商標登録しておけば、よかったのかも。 まあ、受理されないでしょうが(笑) そこで、気になりはじめたのは、 この「ティーダとティータイム」というタイトルも、 同じ憂き目に会うのではないかということです。 もう、半年以上、連載を続けているので、 そこはかとない愛着が出てきております。 で、ある日、チェックしたみたと思し召せ。 「おお、ほぼ独占だ!」 5件ヒットして、うち4件は、わがもの。 @TIIDA Aシネマ・パラダイス of オトーサン Bティーダについてのくちコミ【価格.com】 Cくるま(本体) 日産についてのくちコミ【価格.com】 D栗山千明さん応援blog「GO!GO!C.K」  http://ck.cocolog-nifty.com/go/2005/02/post_17.html オトーサン、 「栗山?こいつは、何だ?」 急遽、鋭意、捜索態勢に入りました。 ○ティーダがアタマから離れない  『私にティーダをすすめてみて』ってコンセプトで  日産のTIIDA BLOGがコメント・トラバ企画をやってます。  対象は…  ・30代前半の女性  ・独身  ・両親と同居  ・趣味はゴルフとお菓子づくり  ・身長は160cm弱。  ・現在は両親と2000ccのワゴン(1999年式)を共用  ・性格はわりと勝ち気で男っぽい。サバサバしているとよく言われる  ・長期の休みは海外旅行に行くことが多い(特にヨーロッパがお気に入り)  ふむ…C.Kとはかなり条件が違いますし、  fanサイトとしての趣旨とか色々ありますが…たまにはいいでしょ!(爆)  一応C.Kの10年後って設定で…  どうやって薦めるかということで会話形式で進めてみましょう…  10年後の女優:栗山千明に友達になってティーダを薦める妄想(爆)  「車買うの?」  「そうなのぉ!でも選ぶの大変で…」  「新車?」  「うぅん…どうしようかな?一応大きなのは両親のワゴンがあるのよね」  「そっか。ゴルフの時はワゴン使うというテもあるな。   あ、でもさ、撮影とかで最近結構長距離走らない?」  「そうそう!こないだなんか名古屋まで往復運転しちゃった!   結構ハマるんだよね。車の運転。   国際免許も取ったし今度の映画の撮影イギリスだから運転させて貰おうかなぁ」  「ふぅん。じゃ長く乗っても疲れない車が良いね。ティーダなんかどう?」  「えぇ!なんかオジさん臭いからやだ!」  「そっかな?去年Naviの撮影あった時見たけど、  黒いヨーロッパ車って結構似合ってたじゃん?  ただ、日本じゃあのテのエンスーの車って維持が大変なんだよねぇ」  「そうそう、結局ガレージの中に入れたままになっちゃう   …なんかこう…小粋でしゃれた車ってないのかなぁ?」  「気使わなくていいじゃん?ティーダ。一度乗ってみなよ」    試乗中  「へー…以外と力強いんだぁ。この車。  それになんかしっくり来るね。このインテリア。  シートも安っぽくなくてゆったりしてるぅ♪  運転もしやすいんだぁ…」  「気楽に長く運転しても疲れないと思うよ。  路地裏とかちっちゃい道くるくる運転するにはちょっと横幅大きいけど、  意外と運転しやすいでしょ?感覚が車と一致するっていうか…」  試乗を終え  「後ろに人乗せる事ってある?」  「あんまり乗せないなぁ…あ、でも荷物は衣装とか結構乗せるよ」  「そんな時はこうやってシートを一番前にスライドさせると…」  「あ!取り出しやすぅい…へぇ後部座席ってこんなに動くんだぁ!   あ、フックも付いてる。これポイント高いんだよ。」  「ティーダとティータイムってサイトの受け売りだけどね。   それにこうすると荷物が沢山積めるし、ゴルフバックなんかも…」  「あ、本当だぁ!シートを後ろまで下げて  マネージャーさんに運転して貰ってふんぞり返ってるのも良いかも(笑)」  「それ、ウチのカミさんじゃん(笑)」  「色は…」  「サファイヤブラック。   光の加減で紫っぽく見える時があって、   こないだ染めてた髪の色(ダークプラム)ともマッチしてて素敵だと思うよ。」  「決めたわ!」  「でね…エンジンとかオプションとか…」  「やっぱり名前が『ティーダ』ってところが素敵よ!」  「え??」  FINAL FANTASY X  「やっぱりFINAL FANTASY Xよね!  主人公の名前が『ティーダ』ですもの。  ゲームマニアの私としては買わなきゃ気が済まないわ!」  ってそこにオチがあるんかい!(゜;)\(--;)オイオイナニイッテンダヨ  そういうことで、日産自動車殿  C.Kをティーダのイメージキャラクタに如何でしょう?(爆)  Posted by たっくん  on 2005.02.28 オトーサン、 「ま、いいか、好意的に引用してくれているんだから。  しかし、このCKこと、栗山千明って、だれだ?  知らんぞ」 そこで、公式サイトを探しました。  ・栗山千明   http://www.spacecraft.co.jp/chiaki_kuriyama/   ○profile  栗山 千明(くりやま ちあき)  生年月日:1984年10月10日  血液型: A型  星座:天秤座  趣味:長風呂、スポーツ、 クラシックバレエ、新体操 ○career(映画)  ・「いつかA列車に乗って」(荒木とよひさ監督)  ・「KILL BILL.vol.1」(クエンティン・タランティーノ監督)  ・「バトルロワイアル」(深作欣二監督)  ・「仮面学園」  ・「死国」(長崎俊一監督) オトーサン、 「あー、あの娘か。 KILL BILLに出てた」 女子高生の刺客を演じていました。 「ま、関係ない娘ということで」 でも、念のために、 自分の「ほのぼの映画批評」に収録した「キルビル」をチェック。 ・http://www32.ocn.ne.jp/~tytya/CINE034.html#h432 「そうか、この娘の役名は、Go Go Yubari だったんだ。  だから、  栗山千明さん応援blogの名称が  「GO!GO!C.K」になっていたんだ」 分かったところで、別にどうってこたぁないのですが、 そはそれなりに、うれしかったということで。 読者のみなさん、 ところで、昨日の英語の歌、 出典を書きもらしましたが、 誰が歌っているか、お分かりでしたか? ♪ One day you'll look to me I've gone For tommorow may rain So i'll follow the sun And now the time has come, and so my love, I must go 好奇心旺盛な方、 下記のサイトをどうぞ。 ○I am the beatles  "I'll Follow The Sun"  A song by Paul  October 18, 1964. ・http://www.iamthebeatles.com/article1005.html 好奇心旺盛な方に、おまけ。 ・紀宮さま、ご結婚式は、11月15日に帝国ホテルで ・ご結婚後に備えて皇居内で、クルマの運転練習 とうにご存知ですよね。 では、愛車は、次のうち何になるのでしょう?  @ピンクのヴィッツ  Aイエローのティーダ  Bブルーのティアナ  Cブラックのフーガ  D赤のロータス・エリーゼ


35 おお、姫、おいたわしや

オトーサン、 興に乗って、今度は、「ティーダ」と入力。 「あるある!」 9万7600件もあるじゃないですか。 自動車評論家の書いた記事が多く目につきます。 @日産:ティーダ ホーム A日産:ティーダ公式ブログ TIIDA BLOG Bティーダ ユーザー評価 【carview】 日産 ティーダ - ユーザーレポート C日産:TIIDA DUAL FEEL D日産 ティーダ [新型車徹底解説] E・Car@nifty:試乗レポート:日産 ティーダ このなかでは、 やはり、Bのcarviewが出色で、 なかでも、ヒデボーさんの燃費調査は大したもの。 みんなに協力してもらって、 平均車速と燃費の相関グラフを作成しているのです。 「うーん、やっぱりな」 燃費が一番よくなるのは、 時速80kmではなく、75kmあたりなのです。 そのときの、燃費は20.5km/L 経験では、もうすこし伸びて、22kmまで行くと思います。 回転数は、1750rpm。 オトーサン、 「はは、これって、愉快だなー」 やはり、機械で自動検索すると、 ちがうジャンルが出てくるのは、防げないのかも。 「西表島って、どこにあるんだ?」 ・ラ・ティーダ西表 オトーサン、 どんどん検索してきました。 「おお、こりゃ、すごい!  このお尻をむけて、  エンジンルームをのぞいているひとがやってるのかな?」 ・ティーダ画像館  http://www.nissan-fan.com/tiida/ 次は、yahoo!に「ティーダ」と入力。 12万2775件もあるじゃないですか。 「なに?もう中古車が出回っているのか?」 その昔、「至福の経営」なる本を出版したら、 数ケ月後、神田の古本屋の店先に出回っているのを発見。 思わず、買ってしまいました。 「何が気にいらないんだ?  苦労して書いたものを粗末にしやがって」 日産ティーダの開発者も同じ気持ちかもね。  ・カーといえばGooの中古車情報  ティーダの在庫192台、本日なんと118万円から!  http://www.goo-net.com 試みに千葉県をクリック。 「おお、5台もある!」 「おおおお、姫、おいたわしや...! 何と変わりはてたお姿で!」  ・ティーダ15S/17年3月登録車 ホワイトパール3P/走行距離13Km/132.3万円 「たった13kmしか走ってないとは。  3月か、...さては、自社登録分か?  あるいは、緊急に手放さなければならない事情が?」  愛するティーダが 展示場に粗末に置かれているのをみると、 胸が痛みます。  ♪She was a girl in a million, my friend,    I should have known she would win in the end    I'm a loser, and I lost someone who's near to me    I'm a loser, and I'm not what I appear to be


36 ちょっと柏まで

オトーサン、 このところ風邪気味で、サイクリングを自重。 すこし快方に向かってきたので、 今日は、ちょっと柏まで電動自転車で。 長いことサボっていた残高記入をしてから、 モスバーガーの新型店舗をみつけて昼食。 「この店、最高にオシャレだなー」 これで、客筋がよければ、六本木ヒルズにいるようです。 「あのばばぁが、いなけりゃなぁ」 相手は、 「あのじじいが、いなければねぇ」 そう思っているかも。 ○柏東口店  住所:柏市柏2-3-4 電話:047-7167-6781  ・モスバーガーセット 620円 ・パオチキン  380円  ・パオスブタ 380円  ・匠味     1000円(1400から40食限定販売) 4月22日からの期間限定のパオチキンに、 サラダセットをつけて、お値段は、700円也。 「うーん、美味いとはいいかねるなぁ。 量も少ないし」 旧水戸街道の歩道をゆったり走っていて、 「ふむ、ここに寄ってみるか」 沖縄料理の店が去年の暮れに出来ています。 ○城 今帰仁  沖縄料理と島歌ライブの店  住所:柏市中央2-10-5 電話:04-7166-3640 ・泡盛         600円  ・沖縄そば      650円  ・ゴーヤチャンプル 780円 ・ラフティ 350円 オトーサン、 居酒屋風のカウンターに座りました。 座敷をみまわして 「へぇ、昼間っから客が大勢いるんだ」 沖縄そばを注文しました。 豚の角煮とさつまあげが美味で、 頼りないの感じの麺とつゆをカバーしていました。 「写真、撮っていいですか?」 「どうぞ、どうぞ!」 店員が笑顔で歓迎してくれます。 沖縄ならではの暖かい空気がながれているようです。 「しばらく、沖縄に行ってないなー」 「いいところですよ、ぜひ」 「でも、これから梅雨の時期でしょう」 「6月からホタルが飛び交うんですよー」 「へぇー」 ○今帰仁城(なきじんじょう)  今帰仁城は、琉球が中山に統一される前の 「三山時代」には北山の拠城とし、 また中山が三山を統一後には琉球王府から派遣された 監守という役人の居城であった。 外郭を含めると7つの郭からなり、面積は首里城とほぼ同規模。  城を囲む石垣は地形を巧みに利用し曲線を描き、  城壁のディテールは美しく、沖縄屈指の名城である。  2002年12月に世界遺産リストに登録された。  三百余といわれるグスクの中でも保存状態もよく、  多くの自然景観を保持し、重要な聖地として参詣者が絶えない。  出典:今帰仁村役場(今帰仁城跡)  http://www.nakijin.jp/nakijin_home.nsf/doc/WorldHeritage?OpenDocument オトーサン、 今度は、お腹がいっぱいになったので、 さらにゆっくりペダルを踏みます。 「一軒屋カフェ?」 案内看板をみて好奇心に駆られて、路地裏へ。 「なんだこりゃ、この二階家は?  あーぁ、こんなに真っ赤に塗りたくっちゃって」 周囲の民家から抗議されなかったのでしょうか? 記念に、コーヒーでも飲んでいこうと思いましたが... OPENしていませんでした。 「午後3時から?遅いなー」 ○ 一軒屋カフェ LOUEK(ルーク)  ・http://www.mapfan.com/index.cgi?CTB=1&u1=/kutikomi   /index.html&s1=%A5%AF%A5%C1%A5%B3%A5%DF%C6%C3%BD%B8&u2=   /kutikomi/feature2.html&s2=%C2%CE%B8%B3%A1%F9%A5%AF%A5%C1%   A5%B3%A5%DF%A3%D3%A3%F0%A3%EF%A3%F4&SPOTCODE=SUH3K5GXI オトーサン、 「あれは何だ?」 またまた一風変わった店です。 おそるおそる中へ。 「古道具屋かな?  すみませーん。誰かいませんか?」 しばらくして、 「は−い」 声はすれども姿は見えず。 暗い店内で、しばし、スリルを味わいました。 「はーい、お待たせしました」 2階から下りてきたのは、黄色のTシャツの若いひと。 店内を案内してくれます。 「ここいらが、雑貨スペースです」 「こちらにどうぞ」 「ここが、ライブスペースです」 見ると、奥にドラムなど楽器が一揃い。 「ギターのライブをやってます。よろしかったら、おいでください」 「いつやるの?」 「不定期なんですが。仲間が集まったとき」 「ところで、このお店、誰がやっているの? 「ボクともうひとりでです」 「キミ、いくつ」 「22です」 「22歳で、オーナーか。いいなー」 そのもうひとりもやってきました。 「2階も見てやってください。ギャラリーになっています」 雑貨を買って、写真を撮っていいかと聞くと、 「勿論です!」 そして、2人で、大きなドアを外そうとします。 「いいのに。そんなにまでしてくれなくても」 「いえ、構いません」 雑貨を並べたところも撮ってほしかったようです。 「このお店、前は何だったの?」 「貸し倉庫でした」 「自分たちで改造したんでしょう」 「はい、大変でした」 その昔、NYのソーホーは、みんな廃ビルや倉庫でした。 それを若いアーチストたちが、ステキな都市空間に改造したのです。 「やっぱりなー。  建築家じゃ、こういうデザインは考えつかないよ」 「建築家ですか?」 「いや、そうじゃないけどさ。  キミたち、将来、絶対成功するよ。  ホリエモンみたいに長者になれるよ、頑張れよ!」. ○第三世代空間 弾け処隠れ家「モナイゾ」  住所:柏市若葉町3-3  電話:04-7139-5855 営業時間:11:00-20:00/土曜日は2400まで。 定休日:月曜日 ・SHOP ・GALLERY ・COFFEE TIME SPACE  ・PATRY LOUNGE ・http://members3jcom.home.ne.jp/monaizo/  ・http://blog.livedoor.jp/earthship4/archives/21360614.html オトーサン、 「柏にも、裏原宿が育ってきてるんだ!」 若いひとたちの頑張りを、 このHPを通じて応援してあげたくなりました。 読者のみなさん、 好奇心旺盛な方、 下記の地図を参考にお出かけください。 柏駅東口下車、徒歩7分くらいですよ。 旧水戸街道を南柏方面へ。 ローソンの角を左へ曲がってください。 ケーヨーD2まで行くと、行きすぎです。 一軒屋カフェ LOUEK(ルーク) の目と鼻の先。 クルマでお出でかけの場合は、 ケーヨーD2の駐車場に入れるという手もありますが、 きちんと近くの有料駐車場を利用してください。 ティーダ・オーナーなら、 イメージ・ダウンになるようなことはしませんよね。


37 背番号7

オトーサン、 昨日ちょっと柏へ行く途中、 日立柏サッカー場の前にさしかかりました。 「なんだ、ありゃ?」 テントが3張り。若い男女が道端にたむろ。 「さては、試合があるな」 サッカー場に隣接するセブン・イレブンへ。 店長さんに聞きました。 「明日の試合、切符ある?」 「ありますよ」 てなことで、 明日の柏レイソルと大分トリニーダの券を 衝動買いいたしました。 「どの席にしますか?」 バックスタンド中央SF席、前売り3000円を買いました。 その足で、柏東口のそばにあるレイソリスタへ。 ここ、柏レイソルの直売店です。 愛想のいい女店員に聞きます。 「黄色いTシャツの一番安いヤツない?  明日見に行くんだけど、着てないと危ないからネ」 「ははは」 「じゃ、これなんかいかがですか?」 「うん、これにしよう、明神選手のに」 「いい選択ですね」 プレイヤーズTシャツ明神 NO.7(3045円)を買いました。 明神選手といえば、日本代表のひとり。 オトーサン、 「サッカーを見に行く日だ」 遠足に行く子供のように、翌朝は早起き。 血がたぎるので、例のパン屋までサイクリング。 陽のあたる坂道を下ったり、黒い森に迷いこんだり... 10kmも走ってしまいました。 昼寝をして、午後3時からの試合観戦に備えます。 日立柏サッカー場には、30分前に到着。 「厳重な警戒だなー」 警備員の多いこと! 手荷物検査を受け、電動自転車が盗まれても困るので、 一時預かりにした後、係員の誘導で指定席へ。 「お−っ」 ホームとアウェイでは、こうも違うのでしょうか。 一方は、超満員、他方は、ガラガラ。 オトーサン、 昔のサッカーの試合しか知りませんから、 「へぇ、試合がはじまる前から、賑やかなもんだなー」 ♪おーおーおー、かしわ  おーおーおー、かしわ ♪ららら らら ららららー   (You are my sunshineの曲にのせて) ファンファーレの後、アナウンス開始。 「2005年ヤマザキ・ナビスコカップ予選リーグ第3節。  スターティング・メンバーの発表です。  はじめに大分のメンバーの発表から」 ぱらぱら拍手。 「お待たせしました。  われらを勝利に導くメンバーの発表です」 こちらは、天にも届けよの拍手喝采。 オトーサン、 目を丸くしています。 「プロレスの呼びあげみたいだな」 ひとりひとり、選手名が呼びあげられる毎に、 ウワーっという雄たけび。 キャプテンの明神選手が出ているかどうか聞き漏らしました。 「今日も勝つぞー。  か、し、わ、れいそるずー!」 レイくんが愛嬌を振りまいたり、 「グラウンドには絶対下りないで下さい」 そう大書したプラカードが場内を一周したり... 「例の騒ぎの後遺症か」 オトーサン、 「暑いなぁ」 快晴にめぐまれたので、 炎天下では、ノドが乾きます。 「おビール、いかがですかぁ?」 「へぇ、女の子にあんな重いものしょわせて。  おーい、おネエーチャン」 1年ぶりでしょうか、生ビールを飲みました。 「今日は、クルマで来てないし、 試合が終わる頃には、酔いもさめるからいいだろう」 読者のみなさん、 この娘さんの時給いくらか、ご存知ですか? 1試合あたり6000円ということでした。 「コンビニのバイトよりも、いいね」 「ええ」 そういえば、 昔、受けもっていたゼミの学生3人組が、 中日球場で同じようなバイトをしていて、時給3000円。 他の学生に、うらやましがられていましたっけ。 午後3時、試合開始。 「応援は一流だけど、選手は二流だなぁ」 トヨタカップやW杯の試合と 比べちゃいけないのかも知れませんが、 草野球ならぬ草蹴球。 パスは回しているだけだし、 ボールは、簡単に取られるし、 どこへいくやら赤トンボのヘッディング。 あせって打つもんだから、シュートは必すし、 せっかく相手陣営に攻め込んでも、後の選手が続かず。 おとなしいというか、動きが鈍いというか。 「気合入れてやれーっ」 スタンドから罵声が飛ぶところをみると、 柏レイソルズ、主力選手を欠いた影響ありあり。 大分トリニーダのほうも、似たりよったりで、 見せ場もなく、前半が終了。 「もっとよく考えて、プレイしなきゃ」 そうそう、これ岡野コーチの口ぐせでした。 東大サッカー部にいた頃、教わったっけ。 ○岡野俊一郎(おかの しゅんいちろう)  1931年8月28日ー  東京都出身の日本の元サッカー選手・サッカー監督。  日本サッカー協会の元会長であり、現在は名誉会長である。  実家は和菓子の老舗「岡埜栄泉」。  経歴  1949年、東京大学に入学。サッカー部に入部。  1953年、全日本大学サッカー選手権大会で優勝。  1957年、東京大学卒業。  1961年、AFCユース選手権にユース日本代表監督として参加。  1962年、日本代表コーチとなる。(当時の監督は長沼健)  1964年、東京オリンピックで日本代表がベスト8の快挙を成し遂げる。  1968年、メキシコオリンピックで日本代表が銅メダルを獲得。  1970年、日本代表監督に就任。(〜1971年)  1974年、日本サッカー協会の理事に就任。        日本オリンピック委員会(JOC)の常任理事にも就任。  1987年、日本サッカー協会副会長に就任。  1995年、ワールドカップ組織委員会委員に就任。  1998年、日本サッカー協会会長に就任。  2002年、東アジアサッカー連盟初代会長に就任。        日本サッカー協会名誉会長に就任。  2003年、日本サッカーミュージアム初代館長に就任。  2005年 日本サッカー殿堂当年第1回受賞者に選ばれる  出典: フリー百科事典「ウィキペディア」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A1%E9%87%8E%E4% BF%8A%E4%B8%80%E9%83%8E 休憩時間中に流れたAflacのコマーシャルが、 これまた、秀逸でした。 「よーく、考えよう。お金は大事だよー」 午後4時、後半スタート。 前半よりも、選手の動きもいいようです。 ゴール・ポストが、黄色一色の応援団の前ですから。 「あ、あ、あっ、あー」 「きゃーっ」 何度か、チャンスもあったのです。 でも、入りそうにみえても、外へ。 大歓声の後は、ためいきと罵声。 「何にも言わない。結果を出せ、この野郎!」 「馬鹿だね、アイツは」 「あっ、やばい」 「きゃーっ」 「何やってんだよー」 「信じられなーい!」 後半、36分、大分のドドがゴール! ワンチャンスをしっかり物にしたのです。 1点差のまま、時は無情に流れていきます。 3分間のロスタイムも、終わりました。 後半のほうが、チャンスは多かったのです。 ♪おーおーおー、かしわ  おーおーおー、かしわ 突撃ラッパが鳴り響き、大声援のなかで、 コーナーキックを、何度も奪ったし、 ゴールポスト前の相手反則にも恵まれたのに、 すべて、得点に結びつけられなかったのです。 「ラストチャンス!」 「あーあ」 「...終りか」 オトーサン、 後ろを振り向きました。 「はやの、やめろ はやの、やめろ、はやの やめろ」 シュプレヒコールが聞こえたのです。 「選手は悪くない、早野のせいだ!」 絶叫しているひとがいました。 「誰だ?  いつまでも早野辞任コールを叫んでいるやつは?」 フツーのひとでした。 「...早野監督、そんなに不人気なのか?」 両軍選手の名前を表示中の 大型ビジョンを仰ぎました。 「やっぱりなー。 明神も、玉田も、出てないもんなー」 格下のチームが相手とはいえ、 飛車角抜きで戦ったのでは、敗戦もムリないかも。 オトーサン、 スタンドから退出し、トイレに駆け込み、 その後、東ゲートに戻ろうとします。 「だめだめ!」 退出ルートが厳格に決められていて、 従わないひとは、テロリスト扱いされるようです。 「すいません。自転車を預けたので、  どうしても、あっちへ行きたいんだけど」 葵の御紋のように、預り証を振りかざしました。 「では、東ゲートまでご案内します」 「すまんねぇ」 VIP待遇です。 若いひとがひとり付き添ってくれます。 「今日はもうダイジョウブだよ、荒れないよ」 「うーん、でも、先月の23日の土曜日です。  名古屋戦で暴動が起きましたから、その教訓を生かして」 「はっ、はっ、はっ。 「2度と起きないように」 「まあ、そうだな。  ....じゃ、もういいかな。 あーあ、案内してもらっちゃった」 てなことで、最後まで案内してもらいました。 先日の事件は、大事(オオゴト)だったようです。 ●4月23日の乱闘事件に係るJリーグの処分決定について  4月23日、日立柏サッカー場で開催いたしました  当クラブ主管試合、2005年Jリーグ・ディビジョン1第7節  「柏レイソル」対「名古屋グランパスエイト」戦試合終了後に  発生いたしましたサポーターによる乱闘事件につきまして、  本日、Jリーグより制裁金1000万円の処分を受けました。 当クラブはこの厳しい処分を厳粛に受け止め、  今後同種の事件を二度と引き起こさないよう再発防止に全力をあげるとともに、  全ての方々が安全かつ安心してご観戦いただける  スタジアム環境の再構築と信頼回復に努めてまいります。 皆様には重ねてお詫び申し上げますとともに、  今後とも柏レイソルにご指導、ご声援を賜りますよう、お願い申し上げます。 平成17年5月13日 株式会社 日立柏レイソル 代表取締役社長 小野寺 重之  出典:http://www.reysol.co.jp/extra/050513.html ●J1柏に過去最高の制裁金   Jリーグは13日、裁定委員会を開き、柏に制裁金1000万円と  始末書提出の譴責処分を科した。  観客席の安全を確保するホームチームの義務を怠ったという理由。  1000万円の制裁金は、97年に鹿島と清水に命じた500万円を上回り、最高額。  (朝日 5月13日) オトーサン、 帰宅する途中、 出会った子供たち3人の黄色いTシャツの 背中には、いずれも背番号7がありました。 「明神選手、子供たちに人気があるんだ。 大明神がいれば、勝ったかもなぁ」 帰宅して、明神選手のサイトを探しました。 ・12世紀の骨のあるヤツ:明神和智  http://www.pia.co.jp/hot_sports/hone/0327.html


38 ちょつとそこまで

オトーサン、 「どうもいかんなー」 やはり、疲れたのでしょうか。 サッカー観戦の後、どうも調子が出ません。 昨日は、昼まで寝ていましたし、 今日も、似たようなもの。 「ちょつとそこらへ散歩に行くか」 電動自転車に乗る気にもなれませんし、 ティーダで、柏沼南公民館まで行くのも億劫です。 「図書の返却は、近隣センターでもいいんだ」 11時半に家を出ました。 近隣センターは、増尾街道を1kmあまり。 「月曜日は、休館日だった!  そうか、返却ポストに入れればいいんだ」 てなことで、気ががりの用件を済ませました。 不思議なもので、やや元気を回復。 オトーサン、 「アンチーブに行ってみるか」 インターネットでおすすめの店と出ていました。 ナビで、柏市藤心389-1-2と入力。 該当するところはありません。 「おかしいな。 藤心って、柏市なんだろうか?」  まあ、いいや、南部老人福祉センターまで行こう。  あそこは、確か藤心だったから」 日立サッカー場から、ニッカの柏工場へ続く道を走りました。 「この辺、緑が多いなぁ」 森をぬけると、新興住宅街。 郵便配達夫に出会って、教えてもらます。 彼、メモの住所をみて、 「"ふじごころ"ですか?」 「えっ、"とうしん"じゃなくて、”ふじごころ”って言うの?」 「そうですよ、昔っから」 思いっきり馬鹿にされました。 オトーサン、 ナビで目的地をみつけて、 路地を行き来して、アンチーブにたどりつきました。 「とびきり、分かりにくい場所だったな。  でも、駐車場もあるし、感じのいい店だなぁ」 お店の中は広々して、 窓からは田植えの終わった水田が見えます。 水田の向うには、林も見えます。 「うん、うまいじゃん!」 懸念した出来でしたが、 麺は細く、茹で加減もよく、上品なお味でした。 スープとサラダもついています。 「コーヒーを頼まなくても、よかったんだ」 食事に追加すると、270円増しでした。 「このお店、いつごろできたんですか?」 「もう10年になります」 「きれいにされていますねぇ」 「ありがとうございます」 「アンチーブというお店の名前は、どういう意味ですか?」 「南仏の町だそうです、ピカソ美術館のある」 「ふーん。  じゃ、また、来ます」 このお店、静かで読書には最適です。 実は、遅ればせながら、こんな本を読みはじめたところ。 ・ダン・ブラウン著、越前敏弥訳  「ダ・ヴィンチ・コード」(上下)角川書店 2004年 この本、ご存知のように、 「週刊文春」2004年ミステリーベスト10の第1位。 娘がべたぼめするので、読むことにしたのです。 ○アンチーブ  住所:柏市藤心389-1-2  電話:04-75-3960  営業時間:10:00〜21:00  定休日:第一火曜、毎週水曜日  ・日替わりランチ(コーヒー付き)  700円  ・スパゲッティ・ナポリタン     580円  ・ハンバーグ            1000円 オトーサン、 昼食を終わって、南部老人福祉センターへ。 数100m先ですから、すぐ到着。 駐車場も広々しています。 「食べたばかりで、お風呂に入るのもなぁ」 てなことで、周辺を散策しました。 「へぇ、藤心陣屋跡がある」 ネギ畑に面した豪農の屋敷をぬけると、石碑と案内板。 「何も残ってないじゃん」 ネギ畑の匂いって、すきやき風です。 ○藤心陣屋跡  江戸時代、  増尾・藤心・逆井などの市内の14か村が  駿河田中藩五万石本多侯の支配地で  代々年貢の減免などによる善政を行っていた。  藤心代官所は元和4年(1618)に建てられ、  250年にわたる領地の差配をしてきたが、  明治2年(1869)に建物が取り払われた。  現在陣屋の表門は、逆井にある観音寺の山門として、  中門は、苦抜門の異称で法林寺の裏門として、  移築保存されている。 オトーサン、 お腹がこなれたところで、 南部老人福祉センターの受付へ。 「ひとがあくせく働いているのに、 真昼間っからフロとは申しわけないなぁ」 この福祉センター、それは立派なもの。 ・南部老人福祉センター  http://www.city.kashiwa.chiba.jp/lifeguide/sisetuguide/hukushi/huk_nan.htm 「このお風呂が、タダとはなぁ」 蛇口5つの洗い場ですが、湯加減上々。 鼻歌のひとつも出ようというもの。 ♪小原庄助さん、なんで身上つぶした?  朝寝朝酒朝湯が大好きで、それで身上つぶした、 あ〜もっともだぁ、もっともだぁ これって、 民謡「会津磐梯山」のなかの囃し言葉ですよね。 江戸時代、 朝から遊んでいるようでは、農家はつぶれたもの。 「ま、病気療養ということで。  それに、オレは楽隠居の身分。  せっせと働いてきたんだから、  晩年は、この程度のプチ贅沢は許されるんじゃないの」 そう思いつつ、浴槽の先客に聞きます。 「この辺、なんで立派なお屋敷がたくさんあるのですか?」 その広さ、数百坪ではきかないでしょう。 立派な瓦葺き、まるで寺院のようです。 「そうさな、土地成金でねえの?」 「そうですか...」 オトーサン、 「といっても、土地を売った形跡もないし」 腑に落ちないので、風呂上りに取材を開始。 とにかく、人が見あたりません。 立派な豪農のお屋敷が点在し、長い門塀に驚きます。 ようやく農家のおばーちゃんを発見。 このおばーちゃん、 身なりは粗末ですが、おウチは豪邸です。 「すみません。  藤心陣屋跡を見にきたのですが、 あのお隣りの渡来さん、すごい豪邸ですが、  御商売は、何をされているのですか?  名主さんですか?」 「ああ、渡来さんねぇ、農家だよ」 「そうですか。  でも、お宅もすごいし、不思議に思って」 「まあ、ご先祖様がえらかったんでねえの」 「はぁ、そうですか。どうもありがとうございました」 急に、謎が解けました。 先程の藤心陣屋跡の案内板に答えがあったのです。 答えは、本多侯の善政です。 「年貢の減免か。つまり減税と無税だ」 われわれだって、善政下にあれば、 この程度の家屋敷は、手に入れられるはずなのです。 定年後、預金残高を気にしないでいいのです。 本来、預金というのは、増えるはずのもの。 オトーサン、 生垣の間の小路を引き返して、 2つの神社仏閣を見学しました。 「善政だから、神仏を敬う余裕があったんだ」 八幡神社と宗寿寺。 宗寿寺には、若き弘法大師の像がありました。 「ああ、弘法大師が生きておられたらなぁ」 役所など公共施設ばかりが立派で、 庶民の家は、猫の額という現状を打破してくれるでしょう。


39 小言幸兵衛

オトーサン、 「今日は映画を見にいくぞ!」 今週は、 アカデミー賞受賞作「ミリオンダラーベイビー」はじめ、 秀作力作ぞろい。 てなことで、8時56分にスタートし、 市川コルトンプラザへ。 ナビの表示では14km、到着予定9時45分。 県道51号市川柏線を走ります。 標識をみて、ぶつぶつ言います。 「な、なんてぇことを言いやがるんだ、この野郎!  市川柏線ってぇのは、おかしくないか?  真人間なら、柏市川線と言うはずだろうが」 中国が、中日というようなもの。 「中日といえば、ドラゴンズに決まってるだろうが。  正しく言えねぇのか、日中と。  君子の国だろうが、礼儀を守れよなー。 ドタキャンなんかしおって」 オトーサン、 松戸市をぬけて、市川市に入ります。 「えー、田中新田。  交差点近くで工事中かよ。  こっちは、スイスイ行かせてくれるのに、  対向車線は1kmほどの大渋滞。  何か悪いような気がしねぇでもないが。  以上」 「今日は、よく三菱車の後ろにつくなぁ。  さっきまではデリカ、いまギャラン。  年代モノじゃねぇか。  ふらふら走るなよ。危ねぇじゃないか。  ティーダに買い替えろ。  それとも、テメエ、金がねぇのか」  以上」 「2車線で歩道もあるのに、  自転車が車道を走っていやがる。  危ねぇ、危ねぇ。  以上」 「本八幡に近づいてきたぜ。  こういう2車線しかないところで、  バスに停車されちゃうと、どうしょうもねぇぞ。  以上」 「横断歩道でもないのに、  ぼんぼんぼんぼん渡って行っちゃうんだから、  くたばり損ないのババァめ。  恐ろしい道だね、ここいらは。  以上」 「おっとっと、路地から飛び出してきやがる。  割り込み平気、天下御免かよー。  市川市、オメエ、そういう了見なのか。  以上」 「本八幡の交差点、大渋滞。  やっぱりというか、当たり前田のクラッカー。  開かずの踏切がありゃ、混むに決まってらぁ。  以上」 「踏み切りの先がすぐ交差点。  馬鹿やってんじゃないよ。  クルマが入れねぇじゃないか。  以上」 オトーサン、 ぶつぶつ言い放しでしたが、 それでも、予定時刻に到着しました。 コルトンプラザの駐車場入口で、 3方向のうち、どちらへ行こうと迷っていたら、 クラクションを鳴らされました。 「どうもこりゃ、戦闘モードだな、この辺のひとは」 それでも、TOHO CINEMASは、快適そのもの。 スターウォーズの広告が出ていました。 「7月9日公開か、楽しみだ」 上映時間まで間があるので、 ショップをのぞきました。 「気どっているだけで、大したグッズないなぁ」 トイレへ。 「壁は、全面、真っ赤。 床は黒、便器が純白とくらぁ」 ロビーへ引き返して、 カフェで昼食用にツナサンド(400円)を買い、 一休み。 「ここ、いいなぁ。キミ、幸せだよ」 女店員をからかったりします。 ここからの眺めは、なかなかのもの。 シアターに続く廊下は、わざと薄暗くしています。 切符嬢が、関西弁だったので、 「おばんです」 すっかり、平和モードになりました。 オトーサン、 「インタープリター」を楽しみました。 駐車料金もタダですんだので、平和モード。 帰路につきます。 交通難所、本八幡交差点に差しかかりました。 「ん? なんだ、その態度は。  ぅんちゃってやがる。  左にと寄れねぇのか。  なんだ、おめぇは?エルグランド」 右折したいのに、馬鹿でかい図体で、進路を塞いでいます。 見るからに、ガラの悪いオニイチャン。 ケイタイに夢中。 「エルグランド乗りは、  どいつもこいつも気に入らんなぁ。  あんなことしてりゃ、事故が起きるだろうが。  気違いに刃物、人面獣心。  こんなヤクザにグルマを売るなよ、ゴーン兄ぃ。  以上」 再び、戦闘モードになってしまいました。 見るもの聞くもの、不愉快です。 「どうも、看板がイヤですな。  これより安全運転をお願いします。  それまでは、安全運転しなくていいと読めるじゃん。  おい、市川市、黙ってないで、松戸市に抗議しろよ。  以上」 「リッチタウン市川 豪邸街?  あーあ、こんな庭もない家がねぇ。   笑っちゃうよ。  ここ市川じゃないよ。松戸だよ、松戸の外れだよ。  こんな安普請が、豪邸かよ。  リッチじゃないぜ、プアーだぜ。  こんなアコギな商売やるヤツぁ、  人間の皮を被ったケダモノだ。  以上」 「このナビ、おかしいとちゃう?  田中新田から、右へ行けっていうけど、  遠回りじゃん。  なんで三角形の2辺を走るのー?  それも、2車線の狭いほうをですよ。  せっかく4車線の日広い道があるというのに。  無視するにしかず。  以上」 「ここも、ナビおかしいとちゃうか。  何で常盤平のごちゃごちゃした方へ右折させるの?  21世紀の森を抜ける快適な道路があるというのに。  おい、ちょっとは頭使えよ。  このアホナビ。  以上」 オトーサン、 行き帰りとも、結局、ぶつぶつ言い放し。 すっかり小言幸兵衛になってしまいました。 ○小言幸兵衛 家主の幸兵衛は、世話好きだが、  のべつ小言ばかり言っているので小言幸兵衛と呼ばれている。  貸し家札を見て借りに来た人間にも、  言葉使いから家族構成に至るまで小言を言い、  気に入らないと追い返してしまうほどであった。  そんな中、非常にていねいな物腰の仕立て屋がやってきて…… 「そういや、志ん朝はよかったなぁ。  ありゃ、特別だったなぁ。  品がよくて、華があって...  ”くたばり損ないのババァめ”って言ったって、  まるで憎めないんだから。 もう、あんな芸人、2度と出ないな。  オレと同い年なのに、先に逝っちまいやがって」 ○古今亭志ん朝(ここんてい しんちょう) 1938-2001  東京都駒込出身 ・昭和32年 五代目古今亭志ん生に入門  ・昭和34年 二ツ目昇進                ・昭和37年 真打昇進 二代目古今亭志ん朝を襲名    ・昭和46年 芸術選奨文部大臣新人賞 ・平成 8年 落語協会副会長に就任        オトーサン、 談合のニュースを聞いて、 「おい、何十年も談合をやってた?  べらぼうめ。 こりゃ、あきれ蛙の頬かぶりだ。  家宅捜査?  いい気味だ。  一流会社のクセして、  人目を忍ぶようなことするなってことよ。  それとも、何か。  盗っ人にも、三分の理。  言い分あるってえのか。  聞いたか、婆さん。  赤信号、みんなで渡ればこわくないだってよ。  マスコミも、ひでぇぜ。  とびきり弱腰だぜ。  名前、全部吐けよ。  K会が17社、A会が30社もあって、  広告収入激減を恐れているんだろう。  こちとら、てめえらの考えてるこたぁ、お見通しだ」 夕方、急に強い雨が降ってきたので、 「何やってんだよ、お天道さま。  毎日、こうじゃ、洗車できないじゃねぇか」 ”雨の降る日は天気が悪い、親父俺より年が上” ぼやいても詮ないというのに、小言。 小言のネタは、 浜の真砂と同様、尽きないようでござんす。 では、お後がよろしいようで。


40 小言幸兵衛、その2

オトーサン、 「今日も映画を見にいくぞ!」 8時58分にスタートし、 妙典のワーナーマイカルズへ。 ナビの表示では17km、到着予定は9時55分。 昨日と同じ道を走ります。 標識をみて、ぶつぶつ言います。 「そうか、県道51号市川・柏線だったのか」 市川と柏の間に"ナカグロ"を入れるようです。 「するてぇつと、なにか。  中日関係ではなく、中・日関係か。  中●日関係、中(腹黒)日関係、言えてるねぇ。  以上」 つまんないことを思いながら、 新松戸のそばの日暮にさししかかりました。 「汚ねぇじゃねぇか。  このダンプ、後ろから盛んに煙出しやがって。  お巡り、何してやがる。  こいつを取り締まらずして、何を取り締まるってぇんだ?  以上」 「汚ねぇ、魚屋だなぁ。  3代目四郎衛門か、  気のきいた名前つけるじゃないか。  べらぼうめ。その日暮らしのくせしやがって。  面白いじゃねぇか、写真撮ってやろうじゃねぇか。  以上」 「あれっ、撮れねぇじゃねぇか。  何?”カードが入っていません”  何やってるんだろうね。オレっていうヤツは。  しょっちゅう物忘れしてるじゃないか。  この耄碌爺め!  以上」 まさに、人を呪わば穴二つです。 オトーサン、 いつまでも戦闘モードでは、しょうがないので、 平和モードに切り替えることに。 交差点や渋滞でとまっている間に吹き込みました。 「えー、昨夜も寝るのが遅くなりました。  例の”ダビンチ・コ−ド”上巻を読み終わって、  下巻の100ページまできました。  いやぁ、面白いですねぇ、この本。  レオナルド・ダ・ヴィンチの有名な絵に、  「最後の晩餐」っていうのがありますわな。  イエスを囲んで左右それぞれ6人、計12人の弟子。  みんな男ですわなぁ。  そうに決まってますわな。昔っから。  ところが、これが、ちがうんだなぁ。  イエスの左隣りは、女性だって言うんだ。  "たわけ!そんなアホな!”  そう思って、Googleのイメージ検索に  「最後の晩餐」と入力し、出てきた絵をじっとみたら、  おりゃ−、その通りじゃないですか。  長い赤い髪、華奢な顔立ち、組んだ手の細いこと、  そして、胸のふくらみ。  以上」  ・レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」 .  http://www.pcs.ne.jp/~yu/ticket/supper/supper.html 注)このNHKのサイト、必見ですよ。 オトーサン、 「いやぁ、これにはブツたまげましたなぁ。  その昔、この絵をみにミラノに行ったのですが、  あいにく、休館日でした。  最近、娘が見てきたのですが、  修復が終わり、キレイになったと言ってました。  でも、予約しないと見られないうえに、  制限時間があって、たったの15分とのこと。  この本が世界的なベストセラーになったので、  見学者が急増したそうです。  以上」 「で、ご同輩、この先があるんです。  この女性がマグダラのマリアだとい言うんですぜ。  マグダラのマリアっていやぁ、娼婦ですよ、娼婦。  そんな女を傍にはべらせている、何ってことだ!  誰だって、そう思いますわな。  以上」 「ところがですよ、  マリアは、イエスの妻だった。  本当にそう書いてあるんだなぁ、これが。   ウソだろう?マジ、そう思いました。  やはり、小説だから、話を面白くしているだけだろうって。  ところが、そうじゃないらしくて...  以上」 「えー、田中新田にさしかかりました。  ここの道は、曲がりくねっているので、  走りにくいのです。  ナビのレスポンスが遅いので、道を間違えそうです。  おっと、いま薄日が差してきました。  以上」 「で、話の続きですが、  このマリアも、イエスも王族の出だというんですなぁ。  あっ、危ねぇじゃねえか、ババア。  飛びだすなよ。バカ。  以上」 「で、危ないので、途中で話を切りあげますが、 このイエスとマリアの間に、子供がいて.... おい、そこのアンチャン、いい気になるなよ。  イージーライダーみたいにかっこつけやがって、  ヘルメットくらいつけろよ。,  オメエなんか、アメリカの砂漠に行っちまえ!  以上」 「どうも市川のひとは、荒っぽくていかんですな。  イエスに子供がいるって、話でしたな。  以上」 オトーサン、 東松戸駅に差しかかりました。 「えー、  京成線、都営線、日本橋最速30分。  ほんとかなぁ?  それにしちゃ、この北総鉄道の駅周辺、  エライさびれているじゃないか。  以上」 「で、話の続きですが....、  元気を出そう、ニッポン?  安部幹事長と手を組んで、頑張ります。  わたなべひろみち、自由民主党。  背の低い薄汚れたヤツだなー。  いつまで、古い看板を出しておくんだ!  以上」 「えー、本八幡の交差点に差しかかりました。  また電車がきました、開かずの踏み切りですなぁ。  へぇ、モトヤハタでなく、モトヤワタって読むのか。  そうか、そうなんだ。ナツトク。  以上」 「えー、いま市川インター。  小型トラックが、ムチャしてます。、  中央レーンから無理やり左車線に入ろうとしたので、  まぁ、ここは、道を譲ってやりましょう。  なんだ、アイツ、何のアイサツもないぞ。  以上」 「えー、江戸川を渡っています。  この産業道路、ダンプが多くて、イヤな道ですね。  妙典なんか来たくなかったけど、  コルトンプラザが昼からしかやってないから、  仕方ありません。  ほかの、マイカルに行くかなぁ。  ユーカリケ丘とか。  以上」 オトーサン、 そんなことで、ぶつぶつ言っている間に、 妙典のワーナーマイカルズに到着しました。 予定時刻より10分遅れでした。 お目当ての映画は、「クローサー」。 ジュリア・ロバーツとジュード・ロウ主演。 水曜日はレデイース・デイ。 女性ばかりでした。 では、お後がよろしいようで。 読者のみなさん、 「で、さっきの話の続きは?」 オトーサン、 「えー、どこまで話しましたっけ?」 読者のみなさん、 「じれってぇな。  イエスの子供の話だよ」 オトーサン、 「でも、これ以上、お話すると、  著作権違反になるので....」 実は、予告編が終わって、 「あーあ、ようやく本編だ。  何だ、こりゃ?」 海賊版撲滅キャンペーンのCFが流れました。 「映画が盗まれていく  感動が薄れていく  ??が汚されていく」 そんなコピーでした。 女の子が黒い涙を流し、 骸骨が浮かび上がってくるのです。 ま、そんなことで、国をあげて、 海賊版撲滅や著作権侵害に敏感になっているので、 本の紹介は、ここまでにしましょう。 興味をもたれた方は、本をお買い求めください。 「...それにしても、中国てぇのは、ひでえ国だなぁ」 スターウォーズの海賊版が北京で出回っているそうです。 お値段は.... な、な、なーんと驚きの90円とか。 ●スターウォーズ完結編の海賊版DVD、中国で出回る   大ヒット上映中の映画スター・ウォーズシリーズ完結編  「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」の海賊版DVDが  中国の北京の路上で販売されている。  同作品は、海賊版が出回るのを避けるため、 全世界でほぼ同時に封切られた。  中国でも19日に初上映されたが、  22日には、海賊版DVDが国内のいたるところで入手可能な状況となった。  北京の路上では、7元(約90円)で海賊版DVDが発売されている。  売り手によると、22日朝、入手したばかりのもので、  劇場で違法に撮影されたものと違い、画像は非常に鮮明だという。  米映画協会(MAPP)の推定では、  中国で販売されているDVDの約95%が海賊版で、  米映画産業は昨年だけでも2億8000万ドルの被害を被っている。  (北京 22日 ロイター) オトーサン、 「えっ、上映は、中国の方が日本より先なのか?  中・日なんだ。ケシカランなぁ」 読者のみなさん、 日本人は、海賊版など腹●いことはしませんよね。 まして、上品さで知られるティーダのオーナーなら。 本を買わないで済ますハズはありませんよね。 では、お後がよろしいようで。


41 若いってすばらしい

オトーサン、 「今日こそ、行くか」 遠距離サイクリングのあと、 風邪だ、映画だ、何やらで、 もう半月ほど手賀沼サイクリングにご無沙汰。 「風邪も治ったし、  長かったなぁ。  花粉症よ、さようなら。  さぁ、走るぞー。  ガソリンも入れに行かなくては」 てなことで、ますは、おなじみのガソリンスタンドへ。 4円引きの111円で給油できました。 走行可能距離は、51km。 「満タンで、40Lだから、35Lは入るだろう。  この際、安いところで、いっぱい入れておかねば」 読者のみなさん、 笑ってやってください。 欲の皮を突つ張ると、ロクなこたぁありませんな。 「ありゃりゃ!」 盛大に漏れてしまいました。 111円どころか、116円くらいになったかも。 それでも、満タンってぇのは、気分いいですなぁ。 あっちの方の満タンは、ムラムラするのにねえ。 若い衆、そうじゃろが。 オトーサン、 今朝、ニッポン放送で耳にした歌を口づさみます。 結婚した頃、流行った歌です。 昭和41年! 昭和も遠くなりにけり。 槇みちるさんが歌っていましたなぁ。 奥方にちょっと似た娘でしたっけ。 そんな思い出もある歌は... 「若いってすばらしい」 ♪あなたに笑いかけたら  そよ風が帰ってくる  だから一人でも寂しくない  若いってすばらしい  (作詞:安井かずみ、作曲・編曲:宮川泰) オトーサン、 雲ひとつない青空の下、 11時ようやく自転車の組み立てが終わって、 サイクリング・ウェアを脱いで、Tシャツ1枚になりました。 青々したヨシ原のなかを気持ちよく走りだします。 「吉原ねぇ...  おっとっと、危ねぇ危ねぇ」 話が下ネタに傾きそうです。 今日は、青春歌謡路線を貫かねば。 「貫くねぇ...  おっとっとっと、危ねぇ危ねぇ」 ヨシ原から、盛んに小鳥の鳴き声。 ♪チ、チ、チ、チ、チチチチチ、  スイッチョ、スイッチョ、  グ、グ、グ、グ  チ、チ、チ、チ、乳、乳....  グ、グ、グ、ぐいぐい 「避妊ねぇ...  おっと、そんな言葉、口走らなかったと否認せねば」 もうおしまい。 紛らわしい表現は避けましょう。 オトーサン、 「誰にでも明日があーる。  気持ちいいですねー」 そよ風がやさしく頬を撫でてくれます。 ♪あなたがいつか言ってた  誰にでも明日がある  だからあの青い空を見るの  若いってすばらしい 手賀大橋たもとの沼南側の道路工事も いつの間にか終わりに近づいていて、 砂利道ですが、通れるようになりました。 「おお、アベックだ!」 オトーサンの若い頃は、 カップルなんていう言葉は、ありませんでした。 紅茶茶碗と間違えるじゃないですか。 親米的な”Couple”など断固拒否して、 フランス語の"Avec"を使っていたのです。 ♪あなたに声をかけたら  歌声が聞こえてくる  だから涙さえすぐに乾く  若いってすばらしい  夢は両手にいっぱい恋をしたいの  やさしい気持ちになるの  ああ 誰かが私を呼んでいる  夢は両手にいっぱい恋をしたいの  やさしい気持ちになるの  ああ 誰かが私を呼んでいる オトーサン、 「おっ、カワウだ!」 手賀大橋を渡ったとき、 冬の間、あんなにいたカモやオオバンが 一羽も、いませんでした。 みんな北の国へと旅立っていったのでしょう。 「さびしいなぁ」 そう思っていたら、カワウがいました。 留鳥なのでしょうか。 羽をいっぱいに広げて、日向ぼつこ。 オトーサン、 ハッピーモードで、ゆったり走りました。 「おお、今度は、カワウの集団お見合いだ!」 「お見合いかよー?」 これも、古い表現ですよねー。 訂正しましょう。 「おお、合コンだ!」 カワウが、五線譜のおたまじゃくしのように並んで、 青い空を眺めています。 カワウも、”一鳥前”に恋をするのでしょうか。 若い鳥は、若鳥なりに、青春を謳歌するのでしょうか。 ♪あなたがいつか言ってた  誰にでも明日がある  だからあの青い空を見るの  若いってすばらしい オトーサン、 ”ひどりはし”の急勾配に差しかかりました。 高校生が自転車に2人乗り。 肥った子が、必死にペダルを漕いでいます。 すれちがうときに、声をかけました。 「頑張れよ!」 2人の見せた笑顔! 思わず、こんな感想を抱いてしまいました。 「若いって、いいなぁ。  すばらしい笑顔だ、邪気のない笑顔だ。  ああ、若いひとたちが、  いつも笑顔で過ごせる国にしたいなぁ...」 ♪だからあの青い空を見るの  若いってすばらしい  若いってすばらしい オトーサン、 我孫子側に出ました。 「あーぁ」 並木道の湖畔側にトラックが何台もとまっています。 昼休みなのでしょう。 気になるのは、アイドリング。 それから、食べたゴミが散乱していること。 これが、日本の若者の現実です。 オトーサン、 松屋で、昼食。 カレー並(290円)にサラダ(100円)をおごって、 「これで、充分だよなー」 年をとると、そんなに食費がかからなくなります。 そのままティーダに戻って、帰宅しようとしましたが、 あまりに、戸外が気持ちいいので、 自転車を押して、手賀沼公園を散歩しました。 「あーあ」 こんどは、上半身裸の若者。 日光浴をしていて、気持ちよさそうに寝ています。 「仕事休みなんだろうか、ニートなんだろうか」 余計な心配をしてしまいました。 時計をみると、12時過ぎ。 「そうだ。あの店に寄ってみるか」 前から、気になっていたお店があるのです。 外観が汚いのと、営業時間が12時からなので、 ずっとご縁がなかったのですが、 立ち寄ることにしました。 「そうか、2人だけでやっているのか」 笑顔に迎えられて、 ブルマン・ブレンド(100g 500円)のほかに、 ティーポッド(4000円)も買ってしまいました。 先客の主婦が何人かいて、 「ここで一度買うと、他では買えないわよ」 熱烈なフアンがいるようです。 ○焙煎職人鈴木正美の店  住所:我孫子市緑2-11-48  電話: 0120-456-501  営業時間:12:00〜17:00  定休日:水曜日  (水木連休の場合や、  焙煎に納得がいかない時は休業)  ホームページ:http://www.suzukimasami.jp/ オトーサン、 焙煎中の鈴木さんに質問しました。 「焙煎のコツってあるのですか?」 素人の質問に困った鈴木さん、 「そうですね、どうお答えしたらいいのか。  そう...チャーハンって、誰でもつくれますよね。  でも、おいしいチャーハンって、そう簡単にはつくれないでしょう。  それと同じようなものです」 「なるほどねぇ」 鈴木さん、 焙煎に命をかけているのでしょう。 髪も白くなりかけていますが、 確かな明日をみつめているひとの若さが感じられます。 風邪が治った直後だそうですが、笑顔がステキでした。 それに輪をかけて、奥さんの笑顔がステキでした。 「今どき珍しい仲のいいご夫婦だなぁ」 こんな詩を思い浮かべました。 ○青春の詩  青春とは人生のある期間ではなく、心の持ち方を言う。  薔薇の面差し、紅の唇、しなやかなな手足ではなく、  たくましい意思、ゆたかな想像力、炎える情熱をさす。  青春とは人生の深い泉の清新さをいう。  青春とは臆病さを退ける勇気、  安きにつく気持ちを振り捨てる冒険心を意味する。  ときには20歳の青年よりも、60歳の人に青春がある。  年を重ねただけで人は老いない。  理想を失うとき初めて老いる。  歳月は皮膚にしわを増すが、情熱を失えば心はしぼむ。  苦悩・恐怖・失望により気力は地に這い精神は芥になる。  60歳であろうと16歳であろうと  人の胸には、驚異に魅かれる心、おさな児のような未知への探求心、  人生への興味の歓喜がある。  君にも吾にも見えざる駅逓が心にある。  人から神から美・希望・よろこび・勇気・力の霊感を受ける限り君は若い。  霊感が絶え、精神が皮肉の雪におおわれ、  悲歎の氷にとざされるとき、20歳であろうと人は老いる。  頭を高く上げ希望の波をとらえる限り、  80歳であろうと人は青春にして己む。  ( サムエル・ウルマン) オトーサン、 今日は、4台のティーダをみかけました。 増えてきたのですねぇ。


42 炎のメモリアル

オトーサン、 「えっ、そんなに評判がいいのか」, Yahoo Moviesをみると、 5月22日付観客動員数で、第3位。 数日前に見た「ザ・インタープリター」や 「クローサー」よりも、ランクが上じゃないですか。 1 交渉人・真下正義 2 キングダム・オブ・ヘブン 3 炎のメモリアル 4 ザ・インタープリター 5 クローサー 最終日が今日。 「こりゃ、見逃してはならん」 「でも、市川方面は、もう飽きたし....、 そうだ、ユーカリが丘へ行ってみよう」 印旛沼に行った帰りに、この前を通過しました。 「ひょっとしたら、市川へ行くより早いかも」 オトーサン、 9時57分スタート、 ナビをみると、24km,到着予定時刻は、10時54分。 「市川へ行くより、時間がかかるのか。  国道16号線の八千代のイトーヨーカ堂あたりが混むのかなぁ。  ま、ものは試し、1回行ってみよう」 家を出てしばらくすると、 海上自衛隊の下総航空基地にきました。 「何で、こんなところに、基地があるんだ?  海上自衛隊が、なんで航空機なんか持っているんだ?  航空基地反対!即刻撤去せよ!  以上」 広大な土地が金網で覆われているのは、沖縄みたいです。 国道16号に出ました。 「比較的すいていますね。  大型トラックが多いので、はさまれると気持ちわるいですね。  以上」 「セルフでなくて、レギュラー113円みつけました。  宇佐美ですね。ジョイフル本田に対抗しているのでしょうか。  以上」 「川を渡っていますが、これ何という川でしょうね。  以上」 「おっ、パトカーが10台近くとまっていますね。  スピード違反の取り締まりでしょうか。  でも、制限時速でしか走れないんだら、  何というムダなことをしているのでしょうか。  以上」 「信号のたびごとに止まりますね。  総合管制システムを導入すべきですね。  以上」 「おーっ、やっぱり、ここが混むんだ。  こんなショッピング・モールを16号線沿いに作るなんてムチャだ。  誰が許可したんだ?  以上」 「えーっ、16号の側道のほうへ行かされました。  290号、成田街道ですね。  この道、かなり賑やかですね。  新車のディーラーあり、中古車屋あり、、  レンタカー屋あり、歯医者あり、ヤマハ音楽教室あり、  各種メシ屋あり、HARD OFF、マツモトキヨシあり  ビバホーム、からおけ屋あり... 以上」 「青信号なのに、前に進めませんね。  この辺、勝田台ですか、すっと渋滞なんですね。  仏壇のはせがわ。  本日の葬儀、金子家。  気持ち悪いですね、電話番号0120 480 4444ですって、  へっへっへっ」. オトーサン、 10時59分、ユーカリが丘に到着。 到着予定時刻は、54分でしたから、5分オーバー。 「あーあ、モールのまわりを一周してしまいましたね。  急いでいるというのに。  以上」 上映開始時刻が、10時10分ですから、 もうあと5分くらいしかありません。 どこがサテイの駐車場か分からず、パチンコ屋の駐車場へ。 階段を走り登り、2番館の場所を聞き、 エレベーターを探し、5Fで降り、 チケットを買って、トイレへ行って、入場。 「すべりこみセーフ!  あーあ、汗かいたな。  以上」 「予告編もコマーシャンも、いらん!  早く、本編みせろ。  以上」 ♪この胸のときめきを   ささやきが   あなたを咲かせているぅ。   "女房酔わせてどうするの?" オトーサン、 ようやく本編がはじまって、 「おお、出だしはいいぞ!」 高層ビルの火災現場に続々と消防車が到着するのです。 ますます盛んになる火の手。 いくら放水しても、役に立ちません。 高層階で助けをもとめる人影。 そこへ、はしご車が到着。 するすると高く伸びる梯子。 目もくらむような高さでの救援活動がはじまります。 「消防士さん、ありがとう」 消防士の献身的活躍に感動しました。 この映画、明らかに あの9.11同時多発テロを思い出させます。 高層階に取り残された多くの人々を救おうとして、 消防士に多数の犠牲者が出たのです。 「消防士さん、ありがとう!」 午後1時30分、外へ出ました。 「ユーカリが丘って、こんなにひらけているのか。  すげえ、高層マンション群だなぁ」 正直、感心しました。 「でも、火事になったら、どうするんだ?」 映画に出ていましたが、 あんな高層階までとどく梯子が日本の消防署にあるのでしょうか。 結局、自衛隊の出動を仰ぐことになるのでは? オトーサン、 「腹へったぁ」 行きに渋滞中にみつけた回転すし屋に行きました。 全品105円。 中トロ、イカ、サバ、赤貝、マグロの赤身、カツオ。 「まあまあだなー」 しめて、630円であげました。 お会計の間に、店内のPRを読みました。 「ふーん、  @一定距離を回ったすしをレーンから自動廃棄  Aコンビニでは常識の単品管理システムを開発(業界初)  B70種類以上のネタを用意 さすが、関西商人は、商売上手だなぁ 以上」 ○スシロー  勝田台店  住所:千葉県佐倉市井野字庚申前1461-17  電話:043-460-2705  http://www.akindo-sushiro.co.jp/ オトーサン、 「このナビ、おかしいとちゃうか。  なんで、16号線を走っているのに、  280号線と出ていますね。  どうしてでしょうね。   以上」 「このナビ、ほんまに、変やで。  遠回りさせて、しかも渋滞のところに案内するとは、  なんちゅうアホなんや、この馬鹿ナビ。  要するに、この辺の地図をつくったヤツがアホなんですな。  以上」 帰途、再び、下総航空基地にさしかかりました。 「そのうち、昔みたいに、  兵隊さん、ありがとうって言うようになるのかなぁ?  以上」 気になったので、帰宅してから、 海上自衛隊について調べてみました。 隊員の数は、4万4375人とか。 ○海上自衛隊はなんのためにあるの? 我が国は四面を海に囲まれた島国です。   これは、我が国に対する脅威が、常に海を経由してくることを意味しています。 また、資源に乏しい我が国は、 国民の生活基盤となる物資のほとんどを海外に依存しており、 その9割以上が世界中に広がる海上輸送により運ばれています。 海上自衛隊は、このような地理的・経済的特性を踏まえ、 海上からの侵略に対し我が国土を防衛するとともに、 我が国周辺海域における海上交通の安全を確保することを主任務としています。 また、平成7年11月に閣議決定された「防衛計画の大綱」では、 新たな役割として、「大規模災害など各種の事態への対応」及び 「より安定した安全保障環境の構築への貢献」が加えられました。  出典:海上自衛隊     ・http://www.jda.go.jp/JMSDF/inquiry/faq/index.html オトーサン、 この下線部分を読んで、言いようのない不安を覚えました。 官僚には、大事なことをぼかすという悪い癖があります。 「これって、既成事実を積みあげて、  世界中どこでも、米軍についていくことだろうが。  さらには、北朝鮮に先制攻撃も辞さずってことじゃないのか?」 脳裏に、紅蓮の炎が東京を焼き尽くすイメージがよぎりました。 「ま、東京大空襲でなく、東京大地震もあるから、  日頃の備えが大事だよなぁ。  ところで、消防隊員は、全国で何人いるのかなぁ?」 ところが、これが分かりません。 どうも都道府県別に運営されているようなのです。 千葉県だけは、何とか分かりました。 「これで、充分なのか、足りないのか?」 ・消防吏員  7592人(柏市:361人) ・消防団員 2万1221人(柏市:229人)  出典:千葉県 平成15年版 消防防災年報     ・http://www.pref.chiba.jp/syozoku/a_bousai      /shiryo/nenpou/15nenpou/index.htm オトーサン、 今日は、ティーダを1台もみかけませんでした。


43 風立ちぬ

オトーサン、 利根運河へ。 10時51分、柏寿荘の駐車場に到着。 「ここも、久しぶりだなぁ」 ブレーキパッドが車輪に当たらないように入念に組み立てます。 「さぁ、行くぞ!」 この瞬間が好きです。 走り出せば、いつも見慣れた風景でしょう。 でも、いつもそうですが、何かが違っているのです。 新鮮な体験が待っているのです。 「ありゃ?あれって、アオコじゃないのか?」 運河の表面が緑色のペンキを流したように見えます。 水が澱んでいます。 急な土手を滑り降りて、撮影しました。 「これって、アオコなのかなぁ?」 アオコが発生すると、臭いといいますが、臭いません。 「運河事務所長の小島さんに聞いてみるか?」 ○アオコ  都市近くの湖沼や池では富栄養化が進み、  アナベナ属を初めとする藍藻プランクトンの  大量発生がひき起こされるようになりました。  それらが池や湖の表面に浮かび上がり、  水面に緑色の粉を浮かべたような状態になることを「アオコ」と呼びます。  この現象は、湖や池の水がプランクトンの大増殖によって  赤色、褐色、藍色、緑色など、様々に色付く「水の華」のひとつに数えられます。  アオコを作る種類の中には、カビ臭、肝臓毒、神経毒などの  有害な化学物質を作るものがあり、  レクリエーションの場としての水辺の環境を悪くするばかりでなく、  湖水が水道の水源となっている場合には深刻な問題を引き起こします。    出典:アオコとは?  ・http://research.kahaku.go.jp/botany/aoko/aokotoha.html オトーサン、 「さて、走るか」 11時00分、仕切り直しです。 国道16号の橋までゆっくり走りました。 「ウォームアップが肝心だからなぁ。  おっ、あれは何だ?」 対岸を大勢のひとが歩いています。 その数、500名ではきかないでしょう。 「ヒトの大量発生だ!」 これも撮影しました。 「何だろう?あの新興宗教の行事かな?」 行列は、4km先の運河橋まで続いているようです。 途中、キジが道を横切りました。 「残念、撮りそこなった!」 編笠をかぶった係員のおじいさんに出会いました。 サンケイリビング新聞社の旗を背にしています。 質問しました。 「何やっているんですか?」 「運河ウォークだよ」 「何キロくらい歩くのですか?」 「10kmだよ。水堰橋から運河大橋まで往復する」 「だって、それじゃ8kmにしかならないじゃない」 「途中、ちょっと寄り道するからな」 おじいさん、地図をみせてくれました。 「参加費用はいくらなの?」 読者のみなさん、 一体、いくらだったと思います。 おじいさん、 「50円だよ」 「え−っ、たったの50円?」 「国交省からお金が出ているらしい」 「へぇ...  役所は、お金持ちだねぇ、  あるところには、あるもんだ」 「で、終わるのは?」 「午後3時」 「だって あと3時間半もあるでしょう」 「だって、素人のひとが遊んでるんだもの」 今日はめずらしく夏日なので、 炎天下に、何時間も立ちっ放しのおじいさん、 ややゴキゲン斜めとお見受けしました。 ○第6回利根運河ウォーク  毎年ご好評をいただいている利根運河ウォークを   5月28日(土)に開催します。 運河水辺公園をスタートし、 途中、東深井古墳の森や理窓池公園を経由して、 利根運河沿いに歩く約10kmのコースです。   自分のペースでウォーキングしますので、 お子さんやお年寄り、初心者の方でも 気軽に楽しく参加していただけます。 豊かな自然の中を、のんびりウォーキング。 ご家族やお友達を誘って、 さわやかな新緑の水辺での一日を過ごしてみませんか。  ・主催:利根運河ウォーク実行委員会 ・開催日時:平成17年5月28日(土)         10:00 ウォーキングスタート ・集合場所   運河水辺公園(東武野田線運河駅より徒歩3分)  ・参加費   50円(傷害保険)を当日会場受付で支払ってください  出典:江戸川河川事務所 トピックス  ・http://www.ktr.mlit.go.jp/edogawa/topics/event/170511.html オトーサン、 運河大橋を越えてから、スピードアップ。 「おお、涼しくなる」 時速17kmを超えるあたりから、風を感じます。 「風立ちぬ、いざ生きめやも」 そういえば、堀辰雄の小説、しばらく読んでいません。 若いひとなら、 松田聖子さんの「風邪立ちぬ」を思い浮かべるかも。 ♪ 風立ちぬ 今は秋  今日から私は心の旅人 風立ちぬ 今は秋  帰りたい帰れないあなたの胸に 風立ちぬ 今は秋  今日から私は心の旅人 性格は明るいはずよ   すみれ ひまわり フリージア  (作詞:松本隆 作曲:大瀧詠一) 「あれから、聖子、性格が悪くなったなぁ。 男に秋っぽくなった。郷ひろみと別れてから」 つまらんことを考えているうちに、 もう江戸川べりの運河河口公園につきました。 東屋の日陰に入ると、先客がいました。 サイクルスーツの若者が地図に見入っています。 「どこに行くの?」 「どこに行こうか、迷っているんですよ。 「野田なら7kmくらいで行けるよ」 「うーん、サイクリングをはじめたばかりだから」 「で、どこから来たの?」 「松戸から」 「じゃ、10kmも走ってきたんだ。  いいじゃない、運動をはじめたなんて。  30代も後半になれば、親からもらった健康遺産はゼロ。  一から作り直さなければ。  オレもキミくらいの年になってから、運動をはじめた」 「おいくつですか」 「66歳」 「へぇ、お元気ですねぇ。  ボクのまわりのひとなんか、ヨレヨレですよ」 オトーサン、 同い年の徳大寺有恒さんが 入院中なのを思い浮かべました。 「クルマに乗ってばかりいて、  原稿の締め切りに追われていりゃ、  身体を壊すに決まってるわなぁ」 この年齢になれば、お金より健康第一です。 徳さん、早く元気になってね。 読者のみなさん、 運動していますか? 60歳になると、プラスマイナス15歳ですよ。  ・運動しているひと:45歳  ・運動していないひと:75歳 この説を信じて、40歳になってから、 テニス、水泳、ジョギング、サイクリングをはじめたのです。 いまの健康は、そのおかげ。 オトーサン、 健康に感謝しつつ、帰路につきました。 途中、コサギを水田に発見し、 理窓池公園で、見事なハス池を撮影しました。


44 風立ちぬ、その2

オトーサン、 「こうしてみると、大差がつくもんだなぁ」 帰路は、利根運河ウォークの参加者とすれ違うことになりました。 元気にスタスタ歩くひともいれば、息絶え絶えのひともいます。 利根運河が、ひとりひとりの健康度のバロメーターのようです。 もう運河橋に着いたひと、まだ水堰橋にいるひと。 元気そうなおじさんに取材しました。 「利根運河、いかがですか」 「そうね、コンクリートだから疲れるね」 この方、日頃、山歩きをされているようです。 堤防の土手で、お弁当を広げているグループもありました。 「賢いなー」 体調と相談しながら、途中で休憩をとればいいのです。 そのとき、ドリンクや食べ物をもっていれば、最高。 辛いウォーキングが楽しいピクニックに変わります。 オトーサン、 柏寿荘に戻ってきて、 「14kmか、走り足りんなぁ」 先程、若いひとにおだてられたせいでしょう。 水門を利根川のほうへ。 「おお、通行禁止じゃないじゃん」 よく読むと、対象は、自動車だけみたいです。 「じゃ、利根川と鬼怒川の分岐をみるか」 すぐそばのはず。 砂利道ですが、走れそうです。 走り出してまもなく、海から96.5kmの表示。 「やっぱり、CRがあったんだ」 でも、右手に河川敷きのゴルフ場が延々と続いて、 川に出られそうにありません。 行く手に大きなビルが見えました。 「とにかく、あそこまで行ってみるか」 オトーサン、 「えー、チサンホテルに入っちまいましたね。  ハー、ハー(息荒く)  2階が食堂のようで、  大利根チサンCGのメンバーが群れています。  以上」 ホテルの裏手へ回りました。 「ハー、ハー、  えー、これも舗装道路ですね。  今度は、割烹旅館・水明荘の前です。  静かな道です、気持ちいいですね。  以上」 「えー、舗装道路がなくなっちまいました。  30cmぐらいの土の道で、幅は30cmになってしまいました。  その先は、墓地ですね。大利根霊園。  行き止まりになってしまいました。  帰ろうか。  でも、こうなると後へは引けません。  何が何でも、鬼怒川と利根川の分岐を見なければ。  以上」 オトーサン、 やむをえず、一旦、7号線に出ます。 「クルマが多いから、気持ち悪いですね」 30m先で、右折し、路地へ。 「今度は、川に出られるだろう。  おいおい、またまた河川敷きゴルフ場かよー。  以上」 野田市パブリックゴルフ ひばりコースでした。 幸い、ゴルフ場の脇に舗装道路が伸びています。 「打球にお気をつけ下さい、そう言われてもなぁ。  以上」 ようやくゴルフ場が終わって、スポーツ公園。 ここなら庶民も、川のほうへ行けそうです。 泥だらけの細い道をよろよろ走りぬけると、濃厚な川の匂い。 藪のそばに、自転車を置きました。 藪漕ぎをして、道なき道を川原へと 曲がりくねって下りていきます。 「おー、鬼怒川だぁ」 広い砂浜が広がっています。 数百メートル先に人影がみえます。 無人島でフライデーに出会った ロビンソン・クルーソーのような気分。 泣き砂のような河原を人影のほうへゆっくりと。 オトーサン、 ICレコ−ダーの作動をチェックします。 利根川と鬼怒川の分岐に出会う 歴史的瞬間を間違いなく録音しておかなければなりません。 オトーサン、 「すいません。  これ鬼怒川でしょうね」 おじいさん、 「いや、これ利根川です」 「ひぇーっ」 「利根川の本流です」 「利根川なの、これ?」  鬼怒川だと思ってきたのに」 「鬼怒川はね、あの先、左手だよ」 「鬼怒川を見ようと思って、一生懸命ゴルフ場をぬけてきたのに」 「利根川です、残念です」 「はっはっはっ」 「鬼怒川に何の用事があるの?」 「いやいや別に、見たかっただけで。  はっはっは、写真を撮りたいと思って」 「鬼怒川は、もうちょい先を流れている」 「そうか」 別のおじいさん、 「あの鉄塔のほうだよ。 この堤防の上へ一旦上って行かなきゃ、行かれないよ」 「あー、そう。あっちのほうですか」 オトーサン、 ラジコン飛行機に目をとめて、 「きれいですね。  これって、いくらぐらいするものなんですか?」 「われわれのは、安いほうだけど。  年金生活だから...  高いのは、100万もするかな」 「へぇ、そんなにするんですか。  写真撮らせてもらっていいですか」 別のおじさん、 「あぁ、止まっちゃった!」 「止まっちゃった?」 「風があれだから」 川風は涼しくて、いいのですが、 急に吹き立ったり、悪さもするようです。 「ボートがないと取りに行けないのか。  不便だね、はははは。  滑走できないのですか?」 「だって、ペラが止まっちゃったもの」 「あー、そうかそうか、エンジンが止まったってことか。  こっちじゃ、かけられないの?」 「そう」 オトーサン、 今度は、きれいな砂浜に話題を転じます。 「あー、ほんとに、ここ砂浜だね。 鳥取の砂丘みたいだね」 「鬼怒川はね、ダムがないからね、鮭があがる」 「そう、鮭が上がるの?すばらしいな」 「ここはもう行きどまりだから」 「行き止り?」 「ダムがあって」 「ああ、そういう意味ですか」 砂浜につけた足跡と 赤いゴムボートでラジコン飛行機を回収しているシーンを撮影して、 その場を後にしました。 オトーサン、 スポーツ公園に出て前方をみると、 7号線方向に、大きな堤防があって、 女性2人連れの自転車が走っていくのが見えました。 よっこらしょと堤防に自転車を引きづりあげました。 ここは、道を聞かねばなりません。 若い男性をつかまえることにしました。 「すいませーん、走っているところを、気持ちよく。  この標識、海から100kmと出ていますが、  この先は、どうなっているのですか?」 「この先?」 「どこまで舗装されているのですか?」 「めふきばし」 「何も知らないので..、何キロくらい先ですか?」 「そうさね、橋まで大体4.5kmかな」 「その先はもうダメ?舗装、続いてますか?」 「続いてます。永遠というけど、結構、何10キロと続いていますよ」 「そう、ありがとう、ありがとう、はじめて来たもんで」 またまた、挑戦するCRが出現しました。 小貝川CRも走らねばならないし。 江戸川も東京湾まで走ってみたいし...。 オトーサン、 引き返すことにしました。 ゴルフ場にそって、上流まで来すぎたようです。 疲れとあまりの暑さに、休むことにして、ドリンクを摂りました。 「やぁ、この樹は、気持ちいいね。、大きな木陰で。  涼しい、涼しい、最高ですね」 「えー、柏寿荘から常磐道の橋にむかって、  立ち入り禁止の砂利道を歩いています。  こうなりゃ、後に引けません、  何が何でも鬼怒川と利根川の分岐をみます。  はーっ、はーっ。  暑いですね。  以上」 でも、結局、その地点までは接近できませんでした。 道がないのです。 オトーサン、 遠望して、 「あそこかなぁ?  川に張り出した中州の向こうが鬼怒川なのでしょうか?  以上」 その後、 柏寿荘に着きました。 走行距離、27.54km。 利根運河往復のおよそ2倍の距離でした。 ひと風呂あびて帰宅。 この日は、ティーダ2台、ノート1台、 白のポルシェ・カイエンを目撃しました。 「あまり、かっこよくないなー」


45 響きと怒り

オトーサン、 昨日の遠征疲れを押して、 ネットでみつけた店へ行くことにしました。 ○サンライズファーム、佐倉市に八百屋を開店  サンライズファーム(高木邦彦社長)が  産地直送の野菜を扱うショップを佐倉市内に開店した。  八千代市内の店に続き、2店目。  今後も「まちの駅」の名で消費地に展開する。  ハム・ソーセージ製造・販売が本業の同社は  インターネット通信販売で業績を伸ばしており、  食材販売の世界で「クリック&モルタル型のビジネスを追求してみたい」という。  同ファームが開いた「まちの駅志津店」の場所は、  京成志津駅から徒歩圏内の商業・住宅混在地区のビルの1階。  同社の通販部門の事務所わきの空き店舗を借りた。  店内の広さは約30平方メートルと狭いが、  軒先も使って、大網白里町など県内産地で買い付け、  直送した野菜やサンライズファーム製のハム・ソーセージ類を販売する。  (日経5月28日) 「ふーん、面白そうじゃないか。  おいしいハムか、食いてえなぁ。  佐倉市なら、そう遠くないだろう」 ナビに住所を入力しました。 ・千葉県香取郡山田町鳩山744-4 電話:0478-78-5733 「何?55km先?  到着予定は、2時間半後?  こりゃ、あかん」 家へ戻って、八千代店を探します。 ・サンライズファーム  http://www.rakuten.co.jp/sunrisefarm/ 「へぇ、楽天ショップオブザイヤーを4回も受賞しているんだ」 「だけど、肝心の八千代店の場所は?」 電話番号だけは、発見したので、 住所を聞こうと、電話しました。 おばさんが出ました。 「はい、まちの駅です」 「あのー、どこにあるか住所を教えてもらいたいんだけど」 「簡単ですよ、たかつだんちの中です」 「たかつだんち?」 「そうですよ」 「あのねえ、たかつだんちって、そんなもの知らないよ。  きちんと住所と電話番号を教えてよ」 「じゃ、店主に代わります」 てなやりとりがあって、住所が判明いたしました。 ・まちの駅八千代店  住所:八千代市大和田新田15 オトーサン、 9時44分再スタート。 ナビには、距離19km、到着予定時刻10時25分と出ました。 走り出して、5分後、早くも渋滞に出会いました。 「どうでしょ、1信号で2台、いや1台しか行かないですな」 「あ、若いひとが向こうをぞろぞろぞろぞろ歩いていくところをみると、  ひょっとすると、これ、海上自衛隊の下総航空基地で  航空ショーでもやるんじゃないのでしょうか?  以上」 数日前、映画を見に、ユーカリが丘へ行ったおりに、 その前を通過して興味をもち、 調べたばかりなので、ぴんときました。 「しょうがないですなー、この大渋滞は。  以上」 「あ、この交差点、高柳高校入口というところですな。  まったく動きませんな。  以上」 「すごいですね。もう25分経過しました。  もう逃げることにします。  以上」 「鎌ヶ谷のほうへ逃げたら、ようやく渋滞の列が消えました。  以上」 オトーサン、 57号線、297号線と乗りついで、八千代市へ。 あと830kmで、またもや渋滞につかまりました。 「えー、車道を走っているサイクリストに追い越されました。  もうはるか向こうを走っています。  以上」 「考えてみれば、日本中、同じような街並み、 週末になれば、決まって同じように交通渋滞。 こんなんでいいのかなぁ?  以上」 「へぇ、小樽すしか。小樽へ行ってみたいなぁ」 「えー、10時58分、ようやく高津団地につきました。  汚ねぇ団地、汚ねぇ商店街ですなぁ。  もう入居を開始してから、30年以上経っているのでは。  アスベスト対策でしょうか、何棟もビニールで覆われています。  以上」 この団地、数十棟もあるので、 どこに目指すお店があるのか、さっぱり分かりません。 商店街の駐車場にティーダを乗り捨てて、 徒歩で探索を開始しました。 30年も前の団地は、クルマのことなど、 まったく考えていなかったのです。 歩いてみると、広大な団地です。 「京成リブレのそばとか言ってたなぁ」 "まるえい"という地元スーパーの袋をもったおばさんに、 リブレの場所を教えてもらいました。 高津団地ショッピングセンターへ。 案内板を発見。 「どの店だろうなぁ?」 名前が出ていないので、 京成リブレに入って、女店員に聞きました。 「さあ?  アタシ、この辺のひとじゃないから」 「しょうがないなぁ。探検旅行を継続します。  以上」 「おっ、これか?」 空き店舗と無気力な店舗だらけのなかに、 1軒だけにぎやかな店がありました。 元気な女店員のすすめるまま、 新鮮というカブ、トマト、バナナ、みかんを買いました。 「これ、ネットで評判なんですよ」 そういわれて、以下の商品も買いました。 ○まちの駅八千代店   ・にらまんじゅう   525円   ・骨つきモモハム   630円   ・白い雪姫      555円 オトーサン、 買い物が終わって、一安心。 「どこかうまいお店ありませんか?」 「さあねぇ」 さっきまで愛想のよかった女店員、 手の平を返したように、冷たくなりました。 こういう場合、老舗だと親切に店を教えるもの。 サンライズファームは、もっと地元に溶けこまなくては。 荷物も重いので、すぐ目の前の蕎麦屋へ。 「案外うまかったなぁ」 ・そば処 寿美吉  冷やし中華 850円 「それにしても、この辺、さびれてるなぁ」 道路下のトンネンで、 10数人のおじいさんたちが集まって、 屋台将棋をしています。 「まるで、香港みたいだなぁ」 香港のバードガーデンに行ったとき、 鳥かごをもって歩いている老人がいましたっけ。 午前中いっぱい、自分の鳥を自慢し終わると、 旺角の西側へ。 タバコをくゆらしながら、 女の子を拾って午後を過ごすのです。 このライフスタイル、 究極のカネもち、ヒマもちの道楽は香港人の憧れとか。 「いずれ、ニッポンも、そうなるかも。  自転車に乗れなくなったら、おれもマネするか  草分けになれるかも」 オトーサン、 帰りは、ナビの指示を無視しまくって、 40分ほどで、帰宅しました。 さすがに疲れが出て、昼寝。 そばにはべらすおなごがいないのが残念です。 と、そのとき、空をつんざく轟音。 それも、1回だけではないのです。 「さては、自衛隊め!」 起きて、ネットで検索しました。 ○下総航空基地開設記念行事   開催日:平成17年5月29日(日)   一般開放   午前10:00〜午後4:00   各種イベント     ・ 記念式典   ・ 祝賀飛行(P-3C・YS-11T・UH-60J)   ・ 体験搭乗:180名(当選者のみ)         ・ 航空機飛行展示(P-3C・UH-60J)   ・ 航空機地上展示(P-3C・YS-11T・UH-60J)   ・ カラーガード展示   ・ 紙飛行機   ・ ペンシルバルーン   ・ ペットボトルロケット   ・ フライトシミュレーター試乗   ・ 花電車   ・ 模擬店他   「馬鹿野郎、ひとが寝ているのに!」 午後4時まで我慢しなければならないとは。 でも、沖縄の基地などでは、こんなものではないでしょう。 全国各地の基地周辺では、訴訟が続いています。 その地響きに、今日のエッセイの題名を思いつきました。 「響きと怒り」 もうこれしかありません。 学生時代愛読したウィリアム・フォークナーの小説名です。 フォークナーは、シエイクスピアの「マクベズ」から 題名のヒントを得たのです。 その第5幕のせりふをご紹介しましょう。  Life's but a walking shadow, a poor player  That struts and frets his hour upon the stage  And then is heard no more: it is a tale  Told by an idiot, full of sound and fury,  Signifying nothing  人生は歩きまわる影法師、あわれな役者だ、  舞台の上でおおげさにみえをきっても  出場が終われば消えてしまう。  白痴のしゃべる物語だ、  わめき立てる響きと怒りはすさまじいが、  意味は何一つありはしない。 オトーサン、 「そうなんだ。  海上自衛隊よ。  つまらんイベントは即刻中止せよ。  まったくの逆効果。  何の意味もない空騒ぎじゃないか」


46 明日がある

オトーサン、 「おい、いつになったら晴れるんだ」 もうサイクリングの支度は、済みました。 あとは、天気の回復を待つばかり。 朝から、何度目でしょうか、 Yahoo!の天気予報をチェックします。 奥方、 「お昼過ぎになれば、雨が止むわよ」 「それじゃ、もう遅いんだ」 サイクリングをする予定の野田市の天気をチェックしていますが、 午後3時以降にならなければ、曇りにはなりません。 雨雲の動きという画面をクリックしました。 「あーあ、ダメだ」 大きな雨雲が、午後3時になっても、千葉県西北部を覆っています。 サイクリングウェアを脱ぎました。 オトーサン、 「もう見たい映画もないし、困ったなぁ。 花でも買いにいかないか?」 「ダメ、あたし、忙しいの」 にべもなく奥方に断わられました。 「どうしようかなぁ」 で、結局、雨の中、ティーダで植木屋へ。 「うーん、ロクな花がないなぁ」 「そうだ、柏市沼南公民館へ行くか。  でも、図書館カード忘れてきてしまったし」 「うーん、じゃ、"みのた"へ行ってみるか」 手賀沼湖畔のB級グルメと出ていました。 でも、店の前に駐車して、メニューを見て、ゲンナリ。 てんぷら、うなぎ、和定食... 「お腹、減ってないもんなぁ。つい食いすぎた」 今日の朝食メニューを公開しましょう。 ・日本一のパン屋さんの食パン、厚切り2枚に ・ネットで受賞したまちの駅八千代のハムをはさみ、 ・おなじく、そこのトマトを1ケ丸かじりし、 ・手賀沼漁協で買った茹で卵1ケを平げ、 ・焙煎職人のブルマン・ブレンドを2杯飲み干しました。 今日予定した長距離サイクリングのために たらふく詰めこんだのです。 気温もひくいし、 風もないし、 2日間休養したし、 こんなにいい条件の日はそうないのです。 ここで、コースをご紹介しましょう。 この前行った海から100kmの先を走るコースです。 野田市スポーツ公園を出発し、 芽吹大橋を通過し、下総利根橋も通過し、 境橋まで行き、そこから引き返すのです。 「右岸がすべて舗装されている、  時速20kmで走って、往復2時間か。  余裕をみて、3時間。  こりゃ、不可能ではなさそうだ。  ゾクゾクするなぁ」 武豊騎手搭乗のディープ・インパクトも、 レース前は、今日のオトーサン同様、 武者ぶるいしていたにちがいありません。 オトーサン、 イメージ・トレーニング。 「走行距離40km!  過去最高が36kmですから、  これはもうダントツの新記録です。  オトーサン、よくやりました。  エヴェレスト登頂に成功した三浦雄一郎(70)以来の快挙です」 ま、イメージですから、何とでも言えるのですが... 境橋といえば、関宿城。 関宿城博物館の天守閣に登れば、 利根川と江戸川の分岐を遠望できるはず。 「悲願成就も間近。武者ぶるいするなぁ」 ○利根川サイクリングコース 位置 左岸 右岸 100.0 スポーツ公園 101.5 ●  ☆ 102.0 ●  ☆ 102.5 ●  ☆ 103.0 ●  ☆ 103.5 ●  ☆ 104.0 ●  ☆ 104.2 芽吹大橋 104.5 ●  ☆ 105.0 ●  ☆ 105.5 ●  ☆ 106.0 ●  ☆ 106.5 ●  ☆ 107.0 ×  ☆ 107.5 ×  ☆ 108.0 ×  ☆ 108.5 ×  ☆ 109.0 ×  ☆ 109.5 ●  ☆ 110.0 ●  ☆ 110.5 ●  ☆ 111.0 ●  ☆ 111.5 ●  ☆ 112.0 下総利根橋 112.0 ●  ☆ 112.5 ●  ☆ 113.0 ●  ☆ 113.5 ●  ☆ 114.0 ●  ☆ 114.5 ●  ☆ 115.0 ●  ☆ 115.5 ☆  ☆ 116.0 ☆  ☆ 116.5 ☆  ☆ 117.0 ☆  ☆ 117.5 ☆  ☆ 118.0 ☆  ☆ 118.5 ☆  ☆ 119.0 ☆  ☆ 119.5 ☆  ☆ 120.0 ☆  ☆ 120.2 境大橋 ☆ 舗装有り、車進入不可 ● 舗装なし、車進入あり × 土手走れず 出典:利根川サイクリングロード舗装状況2    ・http://www1.plala.or.jp/tone_cr/Main/pavement2.htm 午前11時。 ニッポン放送では、 有楽町では、雨が上ったといっています。 「走りたかったのになぁ」 手のひらに雨粒を感じながら、天を仰ぎます。 お昼は、”みのた”を敬遠し、 手賀大橋を渡ったところにある 喫茶店”倉嶋”のサンドウィッチですませました。 その後は、沼南老人保養センターで入浴。 明日に備え、英気を養うことにしました。 こういう雨続きの日は、 元気になる歌がいいですね。 ボーウスカウトの歌でも歌いましょう。 ♪ 地図を広げてコンパスの  方位合わせて出発だ 北へ行こう 南へ行こう 何処へも行ける僕 明日がある 明日がある 明日があるさ  (明日があるさ〜キャンプバージョン〜    作詞:浅野義夫/町田律子/竹下あゆみ 原作詞:青島幸男 作曲:中村八大)


47 関宿へ、関宿へ

オトーサン、 遠足に行くこどものように早起きして、 Yahooの天気予報、野田市をチェック。 「晴れ、南東の風、風速1mか」 ながら視聴のTVでは、今日の運勢。 いて座は、ラッキー。 金運、健康運とも最高と言っています。 「こいつは、朝から縁起がいいわい」 いそいそ旅支度。 夏日になりそうなので、軽装。 Tシャツの着替え3枚、 この日に備えて買った半ズボンと短いサイクルパンツ。 amino sapriなるドリンク。 菓子パン3ケ。 「そうそう、日射病に注意しなければ」 ということで、濡らしたタオルも用意しました。 あとは、いつものようにカメラとICレコーダー。 オトーサン、 奥方を駅に送り終えました。 ナビの目的地を野田市木野先地に。 「えー、9時02分、  南柏駅スタート、距離13km.。  到着予定時刻は、9時半です。  天気もいいし、気分は上々です。  以上」 でも、”工事”魔多しとも言いますなぁ。 我孫子駅周辺で国道6号線を渡るのに、 30分待ちという大渋滞。 「なんで、こう工事ばっかりやるの?」 つくばエキスプレス、柏田中駅周辺の 開発がはじまった影響でしょうか? 「信号が青だというのに、動きゃしない」 オトーサン、 10時20分、ようやくスポーツ公園に到着しました。 「ひでえもんだ。  たったの13kmに、1時間もかかるなんて」  こんなことでは、自動車交通を全面的に見直さねば。  以上」 このスポーツ公園、 広さ、8hのだたっ広い公園です。 大きな樹木が1本。 小川と園路、東屋に簡易トイレ。 あとは、芝生広場だけ。 河川敷きのゴルフ場みたいです。 隣接する野田市パブリックゴルフコースと まったく同じ業者が受けもったのでしょうか。 駐車スペースは、130台分。 オトーサン、 利根川の堤防に自転車を引きづり上げました。 「ハッ、ハッ、ハーハ、ハッ、ハッ、ハーハ」 最初から、こんな風でダイジョウブなのでしょうか? 「10時28分、走り出しました。  以上」 「えー、右手はヨシ原の向こうに利根川。  左手は、田圃が続いています。  360度の風景の真中にいます。  気持ちいいですね  以上」 しばらくは、ウォームアップでゆっくり走ることにしました。 誰もいない道幅2.5mの道なので、 安心して走りながら、録音できました。 「えー、さっき、公園でおじさんがやってきて、  いい趣味ですねと言ってくれました。  励みになりますねえ。  以上」 「キチ、キチ、キチという鳥の声が聞こえますね。  ホーホケキョ、ウグイスですね、  グイ、グイ、てぇのは、あれは蛙の鳴き声でしょうか。  以上」 「えー、ハーッ、ハーッ、  前方に芽吹大橋がみえてきました。  左手は、すっかり黄金色に色づいた小麦畑です。  コンバインでの麦の刈り取り作業中。  へぇ、こんなに早い時期にやるのでしょうか。 オトーサン、 芽吹大橋を渡り終えました。 トラックの運転手に手をあげてとまってもらいながらでした。 渋滞中だから、よかったものの、危険な横断でした。 「えー、なんで、クルマがCRに入ってくるんだと思ったら、  除草作業の軽自動車でした。  一休みして、ドリンクを飲みます」 昼顔をみつけたので、撮影しました。 次の中間目標は、 約8km先の下総利根橋。 「えー、ほとんど人に会いませんね。  除草作業をしているひと以外は。  以上」 「ハッ、ハッ、ハッ。  走ると、涼しいのですが、  とまると、汗がむあーっと出てきますね。  アスファルトが温まってきました。  以上」 「除草作業って大変ですね。  以上」 コンバインみたいな乗用除草作業車が何台も活躍しています。 それでも、この広さでは、何日かかるか分かりません。 「草の匂いが強烈にしますね。  除草作業車が刈ったばかりだと。  以上」 「えー、いま、ラジコン飛行機を車から下ろしているひとを見かけました。  あの黒いクルマ、ランクルでしょうか」  以上」 「えー、ハーッ、。  ようやく、下総利根橋が見えてきました。  以上」 「えー、ハーッ、ハーッ。遠いですねぇ。  なかなか着きません。  以上」 走り出してから、45分。 500mおきに距離表示が出るのですが、 その500mが遠く感じられるようになってきました。 「えー、ハーッ、ハーッ。  下総利根橋目の前に迫ってきました、  ここ、橋の下を通過できるようですね。  以上」 「11時13分、  幸い、橋の下が日陰になっていました。  ここで、休むことにします。  助かりますね。  以上」 上半身裸になって、アンパンを1個食べました。 リュツクから濡れたタオルで体を拭きました。 涼しい風が橋の下に吹きこんできます。 「いやぁ、気持ちいいですね。  ママチャリに乗ったおじさんに会いました。  この先、関宿城博物館まで日陰はないそうです。  以上」 オトーサン、 暗い気持ちになりました。 「オレは、走り通せるだろうか?」 「この暑さじゃ、ここから引き返したほうが賢明ではないのか」 「でも、それでは、往復24kmにしかならない」 「では、新記録になる37km、  つまり、半分の18.5km地点までは行ってみるか。  もう一頑張りして」 「でも、この炎天下だぞ」 「おめおめ引き返すのか? おまえ、それでも、男か」 「でも、もう年だし...」 112.0 下総利根橋 112.0 ●  ☆ 112.5 ●  ☆ 113.0 ●  ☆ 113.5 ●  ☆ 114.0 ●  ☆ 114.5 ●  ☆ 115.0 ●  ☆ 115.5 ☆  ☆ 116.0 ☆  ☆ 116.5 ☆  ☆ 117.0 ☆  ☆ 117.5 ☆  ☆ 118.0 ☆  ☆ 118.5 ☆  ☆ 119.0 ☆  ☆ 119.5 ☆  ☆ 120.0 ☆  ☆ 120.2 境大橋


48 関宿へ、関宿へ、その2

オトーサン、 休憩して、アンパンを食べたら、元気になりました。 ガソリンを入れれば走るクルマと同じ原理で、作動しているようです。 「えー、いまのところ、20km以上をキープしています。  以上」 「11時35分、抜かれました。  赤のロードレーサーです。  25km以上出していますね。  しばらくついていきましたが、もう止めましょう。  息がきれます、ハーハー  以上」 「ハーハー、ゼイゼイ、口を開けて走っていたら、  虫が飛びこんできました。  以上」 「海から118kmの表示が見えました。  この辺から引き返せば、新記録でしょうが、  あと2kmなので、もう少し行ってみたいと思います。  前方に、ああ、境大橋がかすかに見えます。  以上」 オトーサン、 「感激です。  前方1kmくらい先に関宿城がみえてまいりました。  以上」 「えー、境大橋をくぐりぬけました。  トンネルのなかは、水びたしです。  自転車で走りぬけられるでしょうか。  以上」 12時ちょうど、関宿城のふもとに着きました。 「この前、クルマで来るだけでも、大変だったのに、  こうして自転車で来られたなんて感無量ですなぁ。  以上」 けやき茶屋で昼食をとることにしました。 「天ざる!冷えたの」 そう注文したので、おやじさんに笑われました。 おかみさんが、コップに並々と水を入れてくれましたが、 「お代わり!」 冷たい水はいいですなあ。 amino sapriときたら、すっかり生暖かくなっています。 料理のできるまでの間、トイレで行って、 タオルで体中を、ゴシゴシ。 生き返ったような気がします。 このお店、開業して10年、農業のかたわらやっていて、 店内では、取れたお米も売っていました。 ○けやき茶屋  住所:野田市関宿三軒屋233  電話:04−7196-1360 営業時間:10:00-18:00 定休日:月曜日  ・かけそば 400円  ・ラーメン  580円 ・天ざる   700円    ・うな丼   750円 オトーサン、 天ざるをあっという間に食べ終わって、 店内いたるところにある張り紙をチェック。 「城主・久世重之の子孫が来場か。  へぇ、こんな歌があるんだ」 ○ああ関宿城 ♪利根の流れに 古を問わば   想いはつきぬ 松平   天下をここに 治めたり   つわもの共が 夢のあと    ああ華ひらく 関宿城  (作詞・作曲 千藤幸紀) 「下手な歌詞だなぁ。  この松平って、誰だ?」 読者のみなさん、 帰宅して分かったのですが、 話の順序ですので、お目通し下さい。 ○関宿城  簗田成助が長禄元年(1457年)に築いたとされる。  天正二年北条氏政によって攻められ北条方の手に落ちる。  天正十八年(1590年)の小田原攻めの後、  関東に入った徳川家康は異父弟の松平康元に  二万石を与えて城主とする。  翌年四万石に加増され、  子の忠良が元和二年(1616年)に美濃大垣に移封となるまで  親子二代に渡って在城した。  この後、松平重勝、小笠原政信・貞信親子、北条氏重、牧野信成、  板倉重宗、久世広之、牧野成貞、久世重之らが城主となり明治に至った。 出典:千葉県立関宿城 ・http://www5d.biglobe.ne.jp/~hatabo/meijyou/Chiba/sekiyado.html オトーサン、 店を出たところで、先程のロードレーサーに出会いました。 そう、年齢は40代後半でしょうか。 ホームベースのような顔をしています。 「ここ、はじめてですか?」 「いや」 「私、江戸川と利根川の分岐の写真を撮りたくて来たんですが、  どちらからみえたのですか?」 「ウチはねぇ、亀有なんですけど」 「えーっ、亀有?  亀有から来たの?スゴイね」 「いつも来ているんですよ」 「ほんとう?何キロくらいあります?」 「片道でも、50kmくらいじゃないですか。  帰ると、100km」 「すごいねぇ。大したもんだねぇ、 上には上があるもんだ」 オトーサン、 彼と別れて、お城への坂道を歩きます。 「亀有から100kmか、参った参った」 「暑いですねぇ、天守閣、ツバメの巣になってるんだ」 こぶりな門を入ると、日本庭園へ。 ほんとうは、ゆっくり鑑賞すべきでしょうが、 先を急ぎます。 正面の門をくぐると、 記念撮影用の人形。 顔を入れると、平将門になるというわけ。 入城料200円を払って、4階の天守閣へ直行しました。 「ほんとは、展示をじっくり見るべきなんだろうが」 ○千葉県立関宿城博物館  千葉県の最北端で利根川と江戸川の分流点のスーパー堤防上にあり、  平成7年11月に開館しました。  建物のうち、天守閣部分はかつての関宿城を  古い記録に基づいて忠実に再現したものです。  この博物館のある関宿町は、  近世から近代にかけて利根川水運の中継地として栄え、  高瀬船や通運丸が往来して賑わいました。  また、徳川家康の異父弟松平康元を藩祖とする関宿藩には  幕府の要職にある譜代大名が配置されました。  そこでこの博物館は「河川とそれにかかわる産業」をテーマに  河川改修や水運の歴史を紹介しながら、  流域の人々と川との関わりについての資料を展示しています。  また、関宿城や関宿藩の歴史についても併せて展示・紹介しています。  出典:千葉県立関宿城博物館  ・http://www.chiba-muse.or.jp/SEKIYADO/ オトーサン、 「四方が大きなガラス窓になっていますね。  さぁ、江戸川と利根川の分岐が見えるのは、どちら側でしょうか?」 「ガラスが反射して、もうひとつよく撮れませんなぁ」 それでも、はるか向うに、分岐らしきものが見えました。 右手にかすかに光るのが利根川。 左手の池みたいなのが江戸川でしょう。 物足りないので、 展示してあった航空写真を撮りました。 「こいつも、物足りないなぁ」 オトーサン、 12時45分、見学を終えて、 けやき茶屋に戻ってきました。 「えー、走行距離は、20.93kmですね、  以上」 帰路は最初のうち、軽快でした。 「海から115.5km、いまカッコウの声が聞こえました。  以上」. 「ハーッ、ハーッ、  下総利根橋、遠くに見えているのですが、  なかなか着きません。  もう脚が疲れてきました。  休憩を取ればいいのですが、  何としても、休まずに行こうと思っています。  以上」 「1時18分、ようやく下総利根橋に着きました。  ここまで、22.95kmです」 「脚が疲れて、右足がこむらがえりしました。  ま、治りましたけど、ふ−っ。  ここ橋の下ですが、芽吹大橋とちがって、  あまり、クルマが通らないからいいですね。  ウルサクなくて。  以上」 ここでも、、リュックに頭を乗せて寝そべりました。 5分ほど休んで、 「いつまでも、こうしてはいられない」と再スタート。 オトーサン、 「1時52分、4kmくらい走って、疲れたので、  除草車の陰で一休みします。  いやぁ、影がうれしいですな。  以上」 「えー、1時55分、芽吹大橋がみえてきました。  いま、35.56km。 . あと、1kmくらいで新記録になるでしょう。  以上」 「えー、2時10分です。  芽吹大橋です。  さっきは、橋の上を横断しましたが、  今度は、土手を降りて、橋の下をぬけることにしました。  幸い陰がありす。  あー、休みます。  えー、もう新記録達成です。  以上」 ここでも、寝そべりましたが、 ゆっくり身体を起こして、菓子パンを少し食べました。 「カロリーを補給しておかなくては」 オトーサン、 いよいよスポーツ公園までのラストラン。 「いま、2時28分、ついに40kmを突破しました。  以上」 「えー、2時37分、  えー、ようやく着きました。  ハーッ、ハーッ、  えー、距離はですね、 えー、距離は、41.87km。  ハーッ、  以上」 ここで、42,195kmという数字が頭に浮かびました。 高橋尚子ちゃんが、楽々と走り終えた距離。 自転車でなく、脚を交互に動かして。 「あと、一頑張りするか、  それとも、今後の楽しみにとっておくか」 走り終えた快感から、 リーグ優勝をした選手みたいに、 球場内ならぬ公園内を一周することにしました。 「えー、42.32km走りました。  以上!」 歴史的偉業を達成したというのに、 5万人を超える観客どころか、 公園全体で、5人もいず、 見ているひとが一人もいないのが残念でした。 でも、こうして、悲願を成就したのです。 もう思い残すことはありません。 いつ彼岸に召されもいいほどです。 でも、それもいっとき。 「次は、100kmか...」


49 日本人は勿体ない

オトーサン、 オートバックスへの行き帰りに いつも町民の森を通り過ぎます。 「町民の森か、冴えないなぁ。  となりは神明社か、新興宗教か」 まるっきり馬鹿にしていました。 でも、今日は休養日。 遠方ばかりに目を奪われないで、 たまには、近所の森でもみるか。 雨上りだから、気持ちがいいかも。 そんな風に思って、急な階段を登っていきました。 左手に神明社の拝殿があるようですが、パス。 町民の森を散策しました。 土の地面には、ところどころに水たまり。 「なつかしいなぁ」 森があって、 土の地面があって、 それと調和した建造物があって、 自然の時間が流れていく。 これって、とても大事なことではないでしょうか。 眼下の国道8号線を慌しく走りぬけていく クルマの流れに乗っていると、気づかない風景でした。 オトーサン、 「どんな新興宗教か見ておくか」 神明社の拝殿のほうへ。 「ん、このポスターなんだ?」 目についたのは、ブロンド美人。 次に、コピー。 「日本人って勿体ない」 背景の神域は、伊勢神宮。 世界的にみても優れた文化遺産を 肝心の日本人が軽視しているのは、 実に情けないと言おうとしているようです。 「なんで、ここに伊勢神宮のポスターなんか貼ってあるんだ?」 疑問を残したまま、小さな拝殿に向かいました。 大きな鈴を鳴らすためにでしょうか、 太い綱が3本地面すれすれまで垂れています。 童心に返って、鈴を鳴らそうかとも思いました。 小銭入れをティーダのポケットに置き忘れたので、 お賽銭をあげられません。 「1000円札じゃ、多すぎるしな」 そういう状況下ですから、 綱を引いて遊んだりしたら、失礼でしょう。 「もしかしたら、普通の神社かも」 拝殿の前にいるのに、 礼を欠くと、バチがあたるかもと思って、 一応、2拝2拍をしました。 (注:正しくは、1拝ー2拍ー1拝ですよ) 左手を見ると、樹木が柵で囲まれています。 「この樹木、有難いのか?」 石碑を読むと、千葉県天然記念物「榊」とあります。 指定されたのは、1935年。 生まれる前です。 「高くもないし、幹も太くないのに、 この木が、なんで天然記念物なんだろう?」 ここでも、疑問が残りますが、 「でも、新興宗教じゃなさそうだ。  榊を祭ってあるからには、由緒ある神社だろう」 読者のみなさん、 話の流れですので、 ここで、後日調べたことをご紹介しましょう。 つまり、 榊は、何と樹齢1400年。 神明社は、由緒のある神社だったのです。 ○榊(さかき)   葉は分厚く光沢はあり、 ふちにギザギザがない。   常に緑の葉が繁っていることから  「栄える木」が略されて「さかき」になったといわれる。 漢字の「榊」は、「神」の「木」。 枝葉は神前に玉串として供えられ神事に用いる。 ○神明社  (沼南町塚崎字清水台1560)  塚崎地区の鎮守、 元旦の初詣の人出が多い。  大津川のほとりから河岸段丘を登り、  県道8号線(船橋我孫子線)を横切ると、  参道へ通じる広場へと出る。  表参道から急傾斜の階段をを登ると拝殿。  参道はまっすぐ伊勢神宮の方向を指している。  平安時代後期、伊勢神社へ納められる上納物は  各地の神明社に集められていた。  1591年、徳川家康から社領として神主・守出羽守が社領十石を受け、  1733年に御正殿・八幡社・春日社の三社が再建された。  1902年、拝殿脇に神楽殿が造営され、現在も十二神楽が催されている。  拝殿左手の大榊は、樹齢1400年の天然記念物である。  社域の森は「町民の森」となっている。 オトーサン、 今度は、拝殿の右手の”舞台”に目を向けました。 「ちがうな、神楽殿と書いてある・ ふーん、ここで、お神楽をやるのか」 と言ったものの、きちんと見たこともないし、 何を演じるのか、何のために演じるかも、 まったく知りません。  まして、十二座神楽なんて、チンプンカンプン。 ○十二座神楽  二人による舞い。  イザナギの面をつけた鵜葺草葺不合命が、青大幣と鈴を持ち、  イザナミの面をつけた玉依姫命が、五色幣と鈴をもって舞う。  天照大神が、天から降りる御子に鏡を渡して、  「私を拝むのと同様、この鏡を敬い祭りなさい」  人の善悪はすべて神々に映っているので、  善いことを行えば、神々は願いを聞きとどけてくれる。  農民が一生懸命耕作しても、豊作もあれば凶作の年もある。  だが、穀物の神を祭れば、豊作、間違いなし。  この願いから、この神楽を12座の終りに置いた。  出典:催馬楽神楽の演目   ・http://www.town.washimiya.saitama.jp/kakuka /21_09shiryo/kagura/kagura_enmoku.htm オトーサン、 裏手の階段から帰りかけます。 「ん?立札があるな」 拝殿の前にあった防火用水桶みたいのが、 有難いものらしいのです。 「ふーん、年代物の手洗桶なんだ。  1669年というと、4代将軍徳川家綱の頃じゃん、  武官統治の時代から文民統治に変わった頃じゃん」 江戸文化が花開きはじめた頃でしょう。 そこで、拝殿の前に引き返して、じつくり眺めました。 「うーん、風格がある」 防火用水桶などではないのです。 我ながら、イヤになりました。 御祖先様たちのやっていたことを、 こんなに知らないでいいのでしょうか? 「日本人は勿体ない」 周囲の文化財に興味をもって調べれば、 きっと楽しいことに出会うはずなのに、 なけなしのお金を使って遊ばせてもらっている。 あわただしい日常生活に埋没して、 無料で楽しめる貴重な文化遺産を見逃しているのです。 「お寺めぐりなんて、ジジイのやること」 そう決めつけないで下さいな。 「生活を楽しむ」ためには、 ティーダをちょっととめてみる好奇心があればいいのです。 そして、ネットで調べてみれば、なおいいのです。 若い頃に、「有料の楽チン」ばかりを追求していたら、 年をとってから、楽しい余生を送れないのではないでしょうか? 「以上、現地から、オトーサンがお伝えいたしました。  以上」


50 幻の神津牧場

オトーサン、 「どうしようかなぁ」 八ケ岳の山麓にある山荘に行く手段で、 最後まで迷っていました。 「クルマだと混むし、汽車だと荷物が運べないし」 長距離サイクリングの後なので、 ティーダでのドライブが楽でも、老体にはこたえるでしょう。 奥方にゲタを預けます。 「どっちがいい?」 「疲れているようだから、汽車にしたら」 「そうするか」 前日まで、そう決めていました。 ところが、当日の朝、Yahooの天気予報をみると、 週末は、雨どころか、ずっと晴れと出ていました。 「おい、クルマで行くぞ」 「そんなこと急に言われたって、いろいろと支度があるのよ」 オトーサン、 娘を駅に送ってからスタート。 午前9時でした。 ナビは、国道6号線を走り、 四つ木ICから首都高へ入れと指示しております。 「柏ICへ行こう」 「そんなら、はじめからナビに相談しなきゃいいのよ」 「まー、そうだな」 てなことで、柏ICへ。 思ったほど混んでいないので、上機嫌になりました。 「ややっ」 せっかくの気分に水を差したのが、渋滞情報。 加平で5km、向島で5km、代々木で事故渋滞10km。 「これじゃぁ、いつ着くか分からんなぁ」 いっそ、山荘行きを中止しようかと思いましたが、 丹精こめた花の咲くのを楽しみにしている 奥方をみると、そうもいきません。 「どこへ行くのよ?」 「今日は、関越道から行こう」 「...そう」 前に一度、山荘からこの逆ルートで帰ってきたことがあります。 そのときは、外環が異常に混んでいました。 「このルートは、あかん!」 でも、今日は、一縷の望みを抱いて、走ってみることにしました。 「おお、空いている!」 「空いてるわね」 珍しく意見の一致をみました。 中・日関係と同じです。 オトーサン、 「ちょっと、めまいがするなぁ」 自転車で20km、ティーダで、家のまわりを60km。 中低速の世界に安住していると、 100km超の流れに乗るのは、しんどいものがあります。. 「そうか、ときどき目ばたきすればいいんだ。  肩の力を抜いて。  ハンドルも、そんなに強く握らないで」 44年間運転していても、忘れるものは忘れます。 大型トラックと並走するのは、気が疲れます。 それでも、藤岡ジャンクションから上信越道に入ると、 道は空いてくるし、妙義山の景色が目を楽しませてくれます。 「しばらく軽井沢に行ってないわねぇ」 「ああ、三笠ホテルでメシ食いてぇな」 軽井沢プリンスホテルのコテージに泊まったのは、 いつ頃だったのでしょうか。 まだ、息子も娘たちも、小学生ではなかったでしょうか。 「あの娘が熱を出して寝込んだのよ」 奥方の記憶力は、大したものですなー。. 「変な地名があるぞ。  可楽と書いて、かんらと読むんだって」 「面白いわね、かんらからからと関係があるのかしら?」 「分からんなぁ」 オトーサン、 下仁田ICで降りました。 ここは、はじめて。 降りて1.5km先の”道の駅しもにた”へ。 11時30分、スタートしてから2時間30分です。 「へぇ、しゃれたつくりじゃん」 円形広場を囲むようにお店が並んでいるのです。 中央に樹齢850年のけやきのモニュメント。 幹に空洞があって、 そこに”妙義山中之山嶽大天狗守護”の札。 「ゆっくり走ろう254号」の張り紙も。 浄財箱まで置いてあります。 奥方は、 下仁田名物のこんにゃくや農家直売の野菜などを 籠一杯せっせと買いこんでおります。 重たいお米まで買い込みましたよー。 こういう時、クルマって便利ですなぁ。 オトーサン、 神津牧場の売店をみつけて、 「ミルク、飲んでいくか」 「こんなとこまで進出しているのね。  商売熱心ねぇ、いいわよ」 このシーンでも、中日関係は良好です。 夫婦がうまくやっていくには、 意見の相違点ばかりに目を向けることはないのです。 共通の喜び、つまり、好きなうまいものがあるはず。 「思いだすなぁ」 「そうねぇ」 「いつだったっけ」 「まだ、子供たちが生まれる前よ」 「そうか。旨い!」 「おいしいわねぇ」 ○神津牧場  明治20年日本初の洋式牧場として、 浅間山をバックに望む標高1300mの高原に、 乳牛ジャージー種180頭を中心に、 綿羊・やぎ・うさぎも飼育されており、 ロッジではバタ−作りも体験できる。 長野県境にわたる約387haの広大な面積を有し、 物見山を中心とするハイキングコースも整備されていて 大自然を満喫できる。 乳製品の製造も場内でされており、 ジャージー牛乳・バター・ソフトと ハードのアイスクリーム及び飲むヨーグルトは、 手作り風の味が堪能できる。  住所:群馬県甘楽郡下仁田町大字南野牧250  ・神津牧場オリジナルチズケーキ 1050円  ・ジャ−ジーソフトクリーム   300円  ・カップミルク        150円  出典:(財)神津牧場  ・http://gunma.lin.go.jp/fureai/kodu/kodu.htm オトーサン、 国道254号線をゆっくりドライブ。 いたるところに、こんにゃくの売店や食堂。 「この辺、こんにゃくしかないのかしらねぇ」 「下仁田といえば、ネギだけどな。  ネギ買ったか?」 「ううん、季節じゃないもの」 神津牧場、右折5kmの標識が出ました。 「寄てみる?」 「寄ってみたいけどなぁ」 寄れば、山荘への到着がますます遅れます。 「この道、有料でもいいくらいね」 山水画のような妙義山。 西部劇に登場する岩山のような荒船山。 佐久へ出ると、左折して、国道141号線。 野辺山、清里をへて、韮崎まで続く、 これも有料でもいいような観光ルートです。 八千穂の駅前で昼食。 すっかりオシャレな店に変わっていました。 「松原湖入口ね」 「ああ」 勿論、通り過ぎます。 2時5分過ぎ、びっくり市で、トイレ休憩。 「さっき買ったから、もういいわ」 そういいながらも、 トマト、レタス、グレープフルーツ、 そして、メロンを買いこみました。 露天商ですが、 野菜と果物の種類が豊富で、とびきり安いのです。 読者のみなさん、 レタス1玉、いくらだと思います? 4玉で198円ですよ、1玉50円弱! 市価の半値。 「ま、この辺、レタスの産地だからなぁ」 「タダでも、いいくらいなのよ」 オトーサン、 野辺山からの八ケ岳の眺望は、日本有数と思います。 急ぐので、ふもとの農道に入りませんでしたが、 「おー、北海道してる!」 360度の風景に出会えますよ。 「そこ、右折でしょ」 「はい、はい」 清里駅のかなり手前から八ケ岳高原道路に入ります。 「清泉寮のアイスクリーム食べたいけどなぁ」 「また今度。  あらっ、すごい牛の数!」 「こんなにたくさんいるの、オレ、はじめてみた」 数百頭は下らないのでは。 「神津牧場へ寄らなかったけれど、  こっちのほうが広いのかしら」 奥方、まだ神津牧場に未練があるようです。 よほど、思い出がつまっているのでしょう。 ○八ケ岳牧場   長野県境の八ケ岳山麓にあり、   清里から八ケ岳高原道路を   中央道小淵沢IC方向へ走ると   からまつ林のなかに牧場が見えてくる。   標高1200〜1700m、面積は576ha。  本場(小淵沢町)と天女山分場(大泉村)からなる。  大正15年に馬の放牧地として開設された。  戦前は、軍馬の、戦後は乳牛の放牧が中心となっている。  出典:県営八ケ岳牧場とまきば広場  ・http://fukuoka.cool.ne.jp/baromett/hituzi/text027.htm オトーサン、 「ティーダ、いいクルマだなぁ」 八ケ岳高原道路のカーブを60kmで攻めていくと、 このクルマの真価が発揮されるのが分かります。 小淵沢ICへ下る道を右折、鉢巻道路へ。 わが山荘は、もう間近。 山荘到着、午後3時。 6時間もの長距離ドライブになりました。 「渋滞なしでよかったわね」 「ああ」


51 幻の神津牧場、その2

オトーサン、 山荘に着いて、すぐ昼寝をしました。 早々とひとりで近くの鹿の湯へ行き、汗を流しました。 元気をやや回復し、 奥方が、ヴァイオリンのお稽古をしている間に、 小淵沢駅の駐車場に置いてあった 奥方のMOVEとティーダを取替えます。 山では、MOVEのほうが、何かと使い勝手がいいのです。 汚れ物を積んだり、奥方が運転したり。 名物弁当「元気甲斐」を買い、 銀行でお金をおろし、泉でポリタンク2杯分の水を汲みました。 夕食は、山荘でさっきの弁当。 奥方、風呂から帰ってきて、 「元気甲斐、買ったの?  随分、高いお弁当を買ったのねぇ」 食べているうちに次第に態度が軟化してきました。 「手が込んでいるわ」 「おいしいわね、こんなに美味しかったかしら」 「これなら1300円でも安いかも」 「丸政さん、頑張っているわねぇ。  そういえば、丸政の奥さん、まだキルト習っているのかしら」 詳しくは、下記のサイトをご覧ください。 ・元気甲斐物語  http://www.nns.ne.jp/ent/marumasa/sub04.htm オトーサン、 翌朝は、いつものように5時起き。 「晴れだ!」 今日のニュースをネットでチェック。 ホームページのUPをし、 朝食の支度をして、8時起床の奥方と朝食。 「あーぁ、アケビがはびこっちまって、  オレの座るところがないじゃないか」 2階につくったベランダの手すりまで伸びてきて、 今年は、さらに中央に進出しようという勢い。 「あとで、手入れしなくてななぁ」 奥方、 「ウドも大きくなってしまって、食べられなくなったわ」 読者の皆さんのなかには、”ウドの大木”はいないでしょうね。 身体ばかり大きいが、役に立たぬ人のこと(広辞苑) ウドは茎が長いものの、やわらかくて役に立たぬことから、 こういうたとえが生まれたそうです。 でも、大木になる前に食べてしまえばいいのです。 オトーサン、 食後、庭の花を撮影しました。 みな雑草に見えますが、奥方にいわせると、 貴重な花ばかりだそうです、 「何という名前?」 「ハンショウツルよ」 冬の間、鹿に食べられないように網をかぶせていましたが、 その甲斐あって、見事な白い花々が咲いています。 次に撮ったのは、タイツリソウ。 鯛が釣りあげられているように見えることから、 その名がついたのでしょう。 「今日の釣果は、6匹だった」 「入れ食いでしたな」 そんな会話が想像できるほど小さな赤い鈴が並んでいます。 最後に撮ったのは、ヒメウツギ。 ひとつひとつは、小さな花ですが、 白い花が無数に開花すると、迫力が出てきます。 オトーサン、 映画批評を書き終えて、 「昼メシ、どうする?」 「なかしまのおそばがいい」 即、答えが返ってきました。 長坂の「翁」が味を落としたので、 この近在で、最高においしいのは、ここ。 住所はあえて書きません。 誰も知らないほうが、いいのです。 ○なかしま  電話:0551-36-3658 営業日:土日のみ  営業時間:1130-1500 ざるそばのみ:800円 食後、おやじさんとクルマの話し。 カーキチで、新旧のミニをもっているのです。 そのほか、ミニバンとトラックの3台。 それに、トラクター、耕運機。 「最近、小さいクルマに飽きたなぁ。  この前、日産の高級車に乗ったけど、よくないねぇ」 「フーガ?」 「いや、その前の?」 「じゃ、セドリック?」 「いや。何だったかなぁ」 「インフィニティ?」 「ちがう。  とにかく、ブレーキがダメ」 「ベンツと比べるからでしょう」 「そうね、 最後のクルマは、セルシオがいいなあ」 「年金をもらって、クルマ道楽じゃ、若いひとが怒るよ」 オトーサン、 次に、駐車場でテイーダに乗り換えます。 長距離になると、MOVEは辛いものがあります。 国道20号線沿い韮崎のSSへ給油に。 この辺では、最安値。 ○セルフ韮崎北  住所:韮崎市韮崎町一ツ谷2036 電話:0551-22-2427 ・レギュラー 118円 その後、おいしいケーキを食べに、 明野村のDeux Milleへ。 「うまいなぁ」 「ここのを食べると、ほかのケーキは食べられなくなるわね」 「ところで、オフクロの命日、いつだっけ?」 「忘れたの?」 「ああ」 「20日じゃない。お墓まいりどうする?」 「小平は、遠いしなぁ」 「思い出すわ」 「何を」 「あなたの母さんが喜んでいた姿を」 「どこで?」 「神津牧場よ」 「えっ、オフクロも一緒だったっけ?」 「そう、私の母も一緒」 「そうだっけ?」 「そうよ、菅平に1泊して、松原湖で1泊したのよ」 「松原湖でも泊った?」 「そうよ、だって、2人ともすごく喜んでいたもの。  思い出すわ、あなたのお母さんが  勿体ないって言って、  食べ残したエビフライを包んでいたのを」 「...(合掌)」 神津牧場と松原湖に寄るべきだったかも。 オトーサン、 帰宅し、昼寝。 その後、このエッセイ執筆に3時間。 奥方は、ヴァイオリンのお稽古とお風呂。 夕食は、以下へ。 ○レストラン龍淵  延命の湯 5階  住所:山梨県北巨摩郡小淵沢町2968-1  電話:0551-36-6111  ・ランチ(コーヒー付)平日 840円/日祝 1050円  ・芝海老チリソース 1260円  ・生ビール(中)   580円 午後10時, 布団に入って、ビデオをみながら熟睡。 やり残したことが山ほどあります。 「明日は、草むしりしなくてはなぁ」 「ボーフラだらけ、池の水替えをしなくては。  それとも、また金魚を飼うか」 「バードバスに、水を補給しなくては。  そうだ、ヒマワリの種も買わなくては」 「焼却炉も寿命だ。買い替えるか」 「ベランダの塗装、もう待ったなしだなぁ」 「洗濯も、しなくては」


52 東京特許許可局

オトーサン、 「うまく撮れんなぁ」 昨日、白い大きな花を撮ったのですが、 写真をみると、その大きさが感じられないのです。 「そうか、周囲を切り落とせば、大きく見えるはず」 てなことで、出来上がったのが、次の写真。 「いまいちだけど」 読者のみなさん、想像してくださいな。 奥方、 「あれ撮った?」 「あれってどれを?」 「白い花よ、ひとつだけ咲いている」 「そんなの撮らなかったよ」 「あれ、珍しいのよ、花弁が5つあって」 てなことで、渋々撮ったのが、次の写真です。 「そんなにいいのかなぁ」 オトーサン、 庭の雑草取りに挑戦します。 「除草剤を撒けばいいじゃん」 そんなことを言うひとには、 別荘ライフをおすすめできません。 マキ割り、庭掃除、家の手入れ、 体をこまめに動かさないと、別荘は荒れる一方。 「管理なんか、ひとに頼めばいいだろうが」 そういうひとは、ごく少数の大金持ちでしょう。 でも、雑草取り。 パチンコ同様、無我の境地に入れます。 しかも、無料。 庭がきれいになると、大いなる満足感を得られます。 無心になって雑草を引きぬいていると、 ウグイズの声が耳に入ってきます。 「だいぶ、うまくなったなぁ」 ♪ホー、ホケキョ、ケキョケキョ。 これがワンフレーズで、その繰り返し。 よき伴侶を得るためですから、熱が入っています。 ♪ホーホケキョ あるいは、 ♪ケキョケキョ それだけを繰り返しているヤツもいますが、 明らかに手抜きです。 ♪カッコウ、カッコウ、カッコウ 遠くまでよく通る低音です。 ♪あーあーあーあ これは、カラス。 そういえば、 昨夏は、人なっこいカラスがいましたっけ。 バーベキューのこげた肉をやったら、 それが至上・無上・極上の味だったらしく、 いくら追い払っても、小首をかしげて、 次の肉を待っているのです。 「誰かが飼っていたのかしらね」 ♪トッキョ トキャキョク 「おお、珍しい。ホトトギスだ!」 このホトトギズ、早口言葉がうまく言えないようです。 正しくは、トウキョウトッキョキョカキョクのはず。 「いいねえ」 ・夏山の 木末の茂に 霍公鳥  鳴き響むなる 声の遥けさ オトーサン、 庭の大部分がきれいになったので、お出かけ。 「井筒屋のお菓子、買って帰たいの」 奥方、すでに昨夜予約済み。 その引取り作業という重責を期待されております。 「しょうがないなぁ」 鉢巻道路から八ケ岳エコーラインを下ります。 「そうか、スポーツモードがあったっけ」 エコーラインの長い下り坂で、気づいて試してみました。 なかなかいいものです。 「きれいねぇ」 右手に、広大な畑が広がり、 その向うに、雲かとまごうかのように、 白雪の乗鞍岳、槍ケ岳などの北アルプスが浮かんでいます。 下りきると南諏訪IC。 「ETCが御利用になれます」 「アホだな、こいつ。もうバーを通過しているたのに」 「あなたの速度が速すぎるのじゃないの?」 法定速度で諏訪ICへ。 元気寿司からユニクロ&ミスタードーナツへ。 これが、定番で、飽きずに通っています。 茅野駅前の井筒屋でお菓子を受け取りました。 「これで、お役、ご免か」 ところが、さにあらず。 「八ヶ岳の農業大学に寄ってくれない?」 「ああ」 これが不機嫌な承諾の合図だということは、 奥方も分かっているはず。 読者のみなさん、 不機嫌の「ああ」を覚えておいてください。 この後、何回か出てくるはずです。 オトーサン、 八ゲ岳方向に1本道を登っていきます。 畑が地平線まで広がり、ここも360度の景色。 左手は蓼科山、正面には、八ケ岳連峰。 右手は、甲斐駒ケ岳をはじめとする南アルプス連峰。 「ちょっと停めるよ」 正面の八ヶ岳連峰を撮影しました。 「ほんとに、電柱が邪魔だなぁ」 てなことで、このお写真は、残念ながらカット。 登りで、スポーツモードにしてみました。 「それだと、燃費はどうなの?」 「ものすごく悪くなる」 前に一度瞬間距離計を表示してみました。 信じられない数字が出て、すぐ消した記憶があります。 畑が切れて、白樺とからまつ林に囲まれた台地へ。 ここにあるのが、奥方ご依頼の農業大学。 「何で、そんなとこに寄るんだ?」 「知り合いの奥さんの息子さんが農業やりたいんだって」 「へぇ」 「じゃ、待っててね」 「ああ」 待つこと久し。 その間、主峰赤岳を撮ったり、 白樺林を背景にティーダを撮ったり、 ひまつぶしも大変です。 ・八ヶ岳中央農業実践大学校  http://www.lcv.ne.jp/%7Eyatsunou/ オトーサン、 帰宅して、そく昼寝。 年をとると、疲れが数日後にやってくるのです。 奥方は、ヴァイオリンのお稽古。 妙なる調べと思いたいのですが、 うるさくてしょうがないので、 コンクリートで三方を囲まれた車庫部屋へ。 簡易ベッドに寝袋で熟睡しました。 お稽古が終わると、もう夕方の6時。 「お風呂に行ってくるわ、あなた行かないの?」 「ああ」 戻ってくるまでの間、このエッセイを執筆しました。 その後、夕食へ。 うなぎめしを食べました。 勿論、奥方のおごりです。 この井筒屋、昭和2年建造の風格のある20畳の座敷に 座ると、豪華な気分になります。 「おいしいわねぇ」 「ああ」 「三杯目のお茶漬けが最高ね」 「ああ」 いつも混んでいるので、きちんと予約を。 うなぎが焼けるまでだいぶ時間がかかります。 ○井筒屋  住所:山梨県北巨摩郡小淵沢町1035  電話:0551-36-5990 営業時間:1100〜1400・1700〜2030 定休日 火曜日  交通手段:中央線・小渕沢駅から徒歩5分 ・うな丼並(味噌汁、香の物) 1000円  ・うな重並(きも吸い、香の物)1800円  ・うなぎめし並(小鉢、味噌汁、香の物)1650円  ・エビス生ビール(中) 680円 読者のみなさん、 「いば昇のひつまぶし、食べたことがありますか?」 この井筒屋のうなぎめしと同じもので、 おひつに、うなぎとごはんをまぜたものが入っています。 ここは何といっても元祖。 味もひときわ優れています。 秘伝のたれは、東京特許許可局で特許取得済みとか。 愛知万博に行かれるなら、ぜひ食べてください。 ひまつぶしには、ひつまぶし。 予約したほうがいいでしょう。 ○いば昇  住所:愛知県名古屋市中区錦3-13-22  電話番号:052-951-1166  営業時間:11:00〜14:30、16:00〜20:00  定休日:日曜、第2・3月曜  交通手段:地下鉄栄駅から徒歩5分 ・ひつまぶし(きも吸い、香の物) 2300円


53 金脈道路

オトーサン、 「おー、火事か?」 部屋の天井が赤いので、仰天。 「なーんだ。朝日が差し込んでいるのか」 時計をみたら、もう6時でした。 「寝過ごしたなぁ」 立ち小便をしに山荘の前へ。 「いいだろう、誰もいないから」 鹿だって、熊だって、みんな立ち小便。 海抜1300mの山中、 郷に入っては郷に従わなくては。 「気持ちいいなぁ」 最近は、奥方の強い要請で、 家や山荘のトイレでは、 女性と同じく座位を強制されております。 「汚れるから、座ってしてね」 「だけどなぁ」 読者(男性)のみなさん。 この気持ち分かるでしょ。 一仕事終えて、shizukuを振り切るあの快感! 男に生まれてよかったとしみじみ思う稀有な瞬間。 それが女性上位の風潮の結果、 この特権まで奪われていいのでしょうか? オトーサン、 ベランダで朝食をとりながら打診します。 「今日は、どうするかね」 「さあね。白州へ行きたいわ」 「夕べは、松本に遊びに行きたいって言ってたなぁ」 「でも、明日帰るから、疲れるでしょう」 「ああ」 読者のみなさん、この「ああ」の意味はお分かりですね。 「道の駅・はくしゅうか、また買い物に付き合わされるのか」 朝食後、少し草取りをして、 午前10時、スタート。 小渕沢ICまで、約3kmの下り。 スポーツモードを試してみました。 「ノーブレーキで行けるなぁ」 時速50-60kmで、ゆっくり下っていくので、 甲斐駒の威容を楽しむ余裕ができました。 小渕沢役場前を通過して、 七里が岩を掘削して、国道20号線まで下ります。 途中、ループ状の道路があります。 ここは、スピードを40kmにしないと危険です。 「危ないじゃないか、路肩なのに。  へぇ、甲斐駒を撮ってる」 「お年寄りなのに元気ねぇ、登ってきたのかしら?」 このループ、みるからにお金がかかっています。 オトーサン、 これを「金丸金脈道路」と命名しています。 「ま、彼なりの流儀で  奥さんの出身地の白州町のために  尽力したんだろうが...」 中央道と国道20号線を最短距離で結んだのです。 ○金丸信 (1914-96) 山梨県出身   1936年 東京農業大学卒   1958年 総選挙 初当選   1972年 建設大臣。   国土庁長官、防衛庁長官をへて   1984年 自民党幹事長、副総裁   1986年 副総理   1990年 北朝鮮訪問、金日成と会談   1992年 東京佐川急便事件で副総裁辞任、議員辞職  1993年 脱税容疑で逮捕 オトーサン、 自分なりの流儀で奥方に尽くした結果、 10時30分、無事、道の駅・はくしゅうに到着しました。 「じゃぁな」 奥方は、買い物に専念。 こちらは、南アルプスの水を汲む列の後尾につきます。 タダだから、みんな20L入りのポリ容器をいくつも持ってきています。 その分、待たされるわけ。 奥方、 大きなビニール袋を3つ抱えて出てきます。 「大体、買えたわ、クルマに入れといてね」 自分は、さっさと植木を見に行きます。 また長いこと待たされそうなので、 小倉ソフトクリームを食べました。 コメ粒入りのソフトクリームもあります。 ○道の駅・はくしゅう    住所:山梨県北巨摩郡白州町白須1308  電話: 0551-20-4711  営業時間: 900〜1900  定休日:水曜日、年末年始  交通手段:国道20号線沿い  ・農産物直売所 オトーサン、 「じゃ、悪いけど、つきあってね」 ここ2日ほど、お風呂に入っていないので、 真昼間ですが、シャワー代わりに浴びることにしました。 道の駅はくしゅうから、国道20号線を5kmも走ると、 もう国境、信州へ入るのです。 ○道の駅・信州蔦木宿  住所:長野県諏訪郡富士見町落合字蔦木河原1984番地1  電話:0266−61−8222  営業時間:1000-2200 農産物直売所 定休日:火曜日  ・蔦の湯:500円   ・農産物直売所 オトーサン、 500円払って、蔦の湯に入りました。 10分後に出てきました。 「お待たせ」、 「もう上ったの?」 「ああ」 読者のみなさん、 この「ああ」の意味もお分かりですね。 奥方は、いつも1時間以上待たせるのです。 実は、奥方を待たせたのは、人生で今回がはじめてなのです。 さて、 読者のみなさん、 道の駅、利用されたことありますか? レベルに極端なバラツキがありますが、 はくしゅうと信州蔦木宿は、立派な部類でしょう。 「お金が、うなってる!」 道路予算のあまりの多さにに目が回りそうです。 「もとはといえば、自動車税やガソリン税なのになぁ。  勝手に使いやがって」 国土交通省は、@ABの趣旨だとPRしていますが、 Cをわざと書き忘れたのは、火をみるより明らかでしょう。 ○地域の核としての道の駅  ・http://www.hozen.or.jp/michieki/kaku.html  @道路利用者のための「休憩機能」、  A道路利用者や地域の方々のための「情報発信機能」、  B町と町とが手を結びあう「地域の連携機能」  C省益確保のための「利権確保機能」 オトーサン、 帰宅して、今日走った道を地図で確認しました。 「最近の地図は便利になったなぁ」 愛用しているLiveDoorの地図なんか、 5月31日からはスクロールまでするのです。 先程のループをうまくスクロールできるようになれば、 スクロール地図の活用法をマスターできるだけでなく、 金脈道路を回るめくるめく快感も味わえるはずです。 「税金、返せ」


54 燃費18km

オトーサン、 山荘に4泊して、今日は帰る日。 ベランダで、朝食をとります。 奥方、 「あっ、リスよ!」 「えっ?リス?どこに」 「ほら、あなたの真後ろのカラマツよ」 「どこ、どこ?」 「ああ、消えたわ。上のほうよ、枝が揺れているでしょう」 「おー、あの辺か」 「あっ、飛んだ!」 「おー」 「リスって、飛ぶのね」 かつては、ベランダに餌台を置き、ひまわりを補給していました。 「ネズミが出るから、ダメ!」 撤去してからは、とんと御無沙汰でした。 幹をよじのぼり、枝先まで敏捷に動く姿は見たことがありますが、 ムササビのように飛ぶのを見たのは、はじめて。 リスにとっては、からまつ林は渡り廊下みたいなもののようです。 「うらやましいなぁ、自由に飛べるなんて」 オトーサン、 10時30分に山荘を出発。 ナビの到着予定時間は、2時5分。 走行距離は、195km。 状態表示で、いつものように燃費を計測します。 3kmの長い下り坂をスポーツモードにして、 小淵沢ICへ。 「えーっ、燃費は、25.3kmでした。  以上」 「除草作業のため、50km規制中。  長坂ICから須玉ICまで、ずっと1車線走行です。  工事をやっている気配はありません。  いやがらせでしょうか?  以上」 「須玉ICで、28.6kmを記録しました。  以上」 過去最高は、36.2km。 やはり、流れに乗って飛ばすと、燃費は悪くなります。 「あなた、中央道の制限速度、知ってる?」 「ああ、100kmだろう」 「ふふ」 大型トラックのなかには、80km派と110km派とあるようです。 この110km派にぴったり後ろにつかれたときのコワイこと。 「笹子トンネルの登りで、燃費がおおきくダウンしました。  18.6kmです。  以上」 「トンネルを出ると、クマの警告マークがありました。  長い下り坂10kmとあります。  以上」 「大月ICで、19.8kmに持ちなおしました。  以上」 「談合坂SA、今日は休まずに通過します。19.6kmでした。  以上」 「クラウンが直前に割りこんできました。  パトカーがいましたが、つかまらずにすみました。  あっ、赤いフェラーリが猛スピードで追い抜いていきました。  150kmは出ているのでは?  以上」 奥方、 「パトカーは、ああいうのをつかまえなくてはねぇ」 オトーサン、 せっかく気持ちよく走っていたのに、 またもや暗い気持ちになりました。 「藤野のSAで、三宅坂渋滞6kmの表示が出ました。  あーあ、また渋滞か。  以上」 「八王子ICです。19.6kmでした。  到着予定時間が20分くらい短縮されました。  以上」 「追い越し車線を馬鹿トラックがゆっくり走っているので、  みんながイライラしています。  以上」 奥方が、交通情報をつけました。 ♪東京方面へ向かっている方に、渋滞の情報です。  首都高速4号線、三宅坂を頭に3km、  都心環状線内回りの霞ヶ関を頭に2km、  外回りの三宅坂を頭に1km、  内回りの一の橋を頭に1km それぞれ渋滞しています。  続いて、名古屋方面に... オトーサン、 「うれしそうにしゃべってるなぁ。  ここは、お詫びの一言がほしいところ。 首都高、設計し直さなければ。  混むように出来ているもんなぁ。  以上」 「高井戸から首都高に入りました。  みんな飛ばしてますねー。100kmですよ。  おお、新宿のスカイラインがみえました。  以上」 「あーあ、代々木でついに渋滞につかまりました。  12時11分、燃費は19.5kmでした。  以上」 「外苑出口です。事故車がいます。  渋滞は、追突事故のせいでした。  以上」 オトーサン、 その後、ナビの指示を徹底的に無視しました。 京葉道路へ行けというのを、常磐道へ。 柏でなく、流山ICで降りました。 「この道、自転車で走ったことがあるよ」 「そう」 「この先、本土寺だけど、そばでも食べるか?」 「あじさいの季節だけどねぇ」 「ああ」 もう午後1時をまわって、空きっ腹です。 休もうと言ってくれればなぁ。 「1時26分、国道6号線・根木内交差点です。  18.4kです、これから小金原団地のあのパン屋に寄ります。  以上」 オトーサン、 自宅近くのがってん寿司へ。 1050円のランチを食べました。 「今度来たときは、ハモでも食べるか?」 「そうね」 帰宅は、2時14分。 燃費は18,0km、走行距離は、221.4kmでした。 ここで、これまでの記録をおさらいしておきましょう。 やはり飛ばすと、燃費は悪くなるようでですね。       11月    12月    4月 6月 須玉IC 34.0Km 34.9   36.2 28.6  長い下り坂 甲府昭和IC 30.0 30.9   33.3   25.6  ややアップダウン 八王子IC 23.5 24.0   25.6 19.6  アップダウン   自宅 20.9 22.6   22.5 18.0  平坦路


55 実況・北朝鮮戦

オトーサン、 「まどろっこしいなぁ」 山荘から帰宅した翌朝、録画を早送り。 前半34分の小笠原のゴールシーンだけをみたいのに、 コマーシャルや以前の試合のリプレイが延々と続くのです。 「おい、香取慎吾。いいから、席を外せ」 実は、山荘には奥方の命令でTVを置いていないのです。 ですから、金曜日深夜の放送は見られませんでした。 でも、ネットでみて、結果は知っています。 ○日本時間4日午前1時30分から  バーレーン・ナショナルスタジアムで行われた  サッカーW杯アジア最終予選第4戦に挑み、  バーレーンを1-0で下した。  3勝1敗の勝ち点9でB組2位を堅持。  前哨戦となるキリンカップでは無得点での連敗を喫し、  サポーターは鈴木と小笠原に罵声を浴びせた。  この試合も不安視されていたジーコジャパン。  小野の疲労骨折というアクシデントもあり、  暑さ、湿度、イスラムの雰囲気、審判の判定、それに   3-4-2-1 へのシステム変更は機能するか?など  多くの懸念があったが、杞憂に終わった。 「おお、書き込みの多いこと」 気に入ったのを拾ってみました。  前半34分  小笠原ナイスゴーーール  その前の中田、中村俊輔のワンタッチパスがステキすぎるわ!  パスを受けた小笠原がペナルティエリアの外から  ミドルシュートを決めた。 .  もうちょっと点が取れたらよかったね。  まぁ勝ったんだから良いか。  ジーコちゃんの意地悪!.  次の北朝鮮戦で引き分け以上ならばW杯に  三都主と中田ヒデと中村の3選手は次でれないですね。  まだまだ油断はできない  次も勝って気持ちよくワールドカップ出場を決めて欲しい! オトーサン、 「小笠原、よくやった!」 あんな遠いところからのシュートがよく入ったものです。 キャバクラ遊びで、ジーコ監督の逆鱗に触れ、 長いこと干されていたのが、良かったのかも。 小野の負傷で、チャンスが巡ってきて、 ここ一番というところで、結果を出したのです。 大いに満足して、外出。 駅前のみずほ銀行で振込みを終えると、 そばのお店に主婦たちが群れています。 「おー、安い!」 198円で、袋いっぱいのそらまめをゲット! 「今日は、北朝鮮戦をTV観戦しよう」 今日の予定がきまりました。 もう、サイクリングも映画もとりやめ。 そらまめをつまみに、 そらまめの酵母でできた サッポロのDRAFT ONEを飲みながら、 TV観戦するのです。 「今日は、どこにも行かず、完全休養しようっと」 やはり、山荘行きは、老体には厳しかったのかも。 軽い頭痛が続いていますし、下痢気味です。 オトーサン、 午後7時には、TVの前に陣取っていました。 そらまめは、皮をむいて、縦に切りこみを入れ、茹で上げてあります。 冷やしたDRAFT ONEとビアカップ。 準備万端、祝杯の準備は整っております。 あとは、神頼み。 ・スコールが降らないこと。 ・北朝鮮がせこいことをしないこと。 ・日本のFW陣が機能すること。 「長いなぁ」 試合開始は、7時35分、 セルジオ越後さん、それに香取慎吾も。 相変わらず、コマーシャルが多いのです。 「少しは、露出を控えたらどうなんだ。  キリンか、悪いな。  もうサッポロ買っちまったよ。飲んでるよ」 「へぇ、国立競技場、青一色だ、  あんなに集まっているのか?   2万人だって?バカじゃないの?」 7時30分 アナウンサー(以下、アナ). 「いよいよ、これからワ−ルドカップをかける大一番がはじまります。  ジーコ監督は、ここまでやってきました。  まもなく、この静寂のなか、選手たちが入場ということになります」 北朝鮮の国歌に続いて、君が代。 観客のいないスタジアムが異様です、 (アナ) 「現在の気温は、37度、湿度56%にもなっています」 競技場外から応援の声が聞こえます。 (アナ) 「一声かけて、選手たちが散っていきました」 オトーサン、 「散っていく?何という不吉なことを!  最近のアナは、日本語を知らんなぁ」 7時35分 ようやくキックオフ。 前半は、最初は日本優勢でしたが、中盤から北朝鮮ペース。 縦に突破されて、何度かピンチ。 「小笠原、何やっとる」 無観客試合ですから、宮本や川口の声がよく聞こえます。 ボールを蹴る音、 ボールを身体に当てると、ブシャという音。 競技場外からのニッポン・コールのどよめき。 (アナ) 「時間がありません。  鈴木、鈴木、小笠原  柳沢、柳沢! オトーサン、 「松木さんが何か言ってるようだけど、聞きとれんなぁ」 (アナ) 「ああ、ゴール前の競り合いでファウルを取られました。  柳沢!  ニッポンにとって、このまま、無得点で時間が終わってしまうのか。  異例の第3国バンコクでの無観客試合、  試合は、後半勝負ということになってしまうのか」 オトーサン、 「おい、バンコクは、国じゃないぞ、タイ国の首都だよ」 てな風に、アナに八つ当たりしているうちに、前半終了。 ジーコ監督の不機嫌な顔が印象的でした。 2階の自室へ引きあげました。 奥方は、サッカーに無理解なのです。 「ねぇ、ちょっと音量下げてくれない?」 「ねぇ、大声を出さないで、お隣に迷惑だから」 「ねぇ、あたし、見たい番組があるんだけど」 2階なら、何の遠慮もなく声援できます。 「そらまめ、もうちょっと茹でたほうがよかったかなぁ。  食べきれんなぁ」 「また、コマーシャル続きか」 よぼよぼの爺さんが、鉄棒の大車輪を披露しています。 ♪1年に1回人類はみな平等に年をとります。  長生きしてよかったという風に言いたいですね。  セゾンカードは、永久不滅ポイント。 中村の顔が写ります。 ♪いまでも、日本に帰るとファミマに行くよ。 オトーサン、 「あの爺さん、元気だなぁ。CGだよ、こりゃ」  「中村、かせいでるなぁ」 そう、今日は、中村俊輔は、中田英寿とともに欠場です。 後半がはじまりました。 (アナ) 「おぅ、大黒が入ります。  あの2月9日北朝鮮との試合で、  ロスタイム、ゴールを決めた大黒が入りました」 松木さん、また何か言っています。 「前へ出る選手がほしいと言っているに決まってるわな。  FW陣、とくに鈴木は、動きが悪かったからなぁ」 北朝鮮も、選手を替えています。 この日本戦に負ければ、W杯出場は消えるのですから、 必死です。 「国に帰ったら、死刑かも」 ま、そんなことはないでしょうが、 負けた試合は放送しない国ですから、 監督や選手の身に何が起きるか知れたもんじゃありません。 「もう点など入れなくていいや。  引き分けてやれ」 松木さん、 「まだまだ声少ないですね」 フリーキックで、チャンスも再三あったのに、得点できません。 選手に覇気がないのが、このひと大キライなのです。 (アナ) 「あー、逆に北朝鮮にボールを奪われた」 オトーサン、 「小笠原、何やってるだろうなぁ。  パスなんかで誤魔化さずに打てよ」 中田英寿と同じようなことを言っています。 救いは、さきほど入った大黒の動きのいいこと。 再三、ゴールを狙っています。 (アナ) 「あー。北朝鮮が2枚目のカードを切ってきました。 いや、3枚目のカードを切ってきました」 オトーサン、 すかざず、チェック。 「おい、お前、それでもプロかよ」 (アナ) 「さあ、ワールドカップをかけた大一番...」 オトーサン、 「お前、ボキャブラリーが貧困だなぁ。  さっきも同じこと言ってたぞ」 そんなことを言っているあいだに、 日本は大ピンチ。 ゴール前に北の選手たちが来襲。 川口が飛んで、ボールは辛くもポストの外へ。 「おー、川口、よくやった!」 後半、28分。 「おー!やったぁ」 騒然とするなかで、 (アナ) 「柳沢!  こぼれ球をよくつめました。  その前に松木さん。大黒のガンバリもありましたね」 松木さん、 「....」 大歓声で、またも聞きとれません。 「やーすばらしい」 これは、甲高い声なので、松木さんでしょう。 大歓声。 アナ、松木さんとも聞きとれず。 オトーサン、 「テレ朝の技術スタッフ、問題だぞ、  無観客試合ということで、マイクの音量下げたんじゃないのか?」 ジーコ監督、 「@@?@@?」 何か怒鳴っていますが、ポルトガル語でしょうか? 松木さん、 「ここでもう1点取りに行く姿勢が大事だと思いますよ。  声かけあってねー」 後半、 (アナ) 「柳沢ですね、柳沢に替えて遠藤ということになります」 北朝鮮の選手にイエローカードが出ました。 (アナ) 「いやぁ、もう北朝鮮も必死」 「あー、ここも激しい激しい身体のぶつかりあい。  後半はもう魂の勝負になっています」 オトーサン、 「おお、たまにはいいこと言うじゃん。  さぁ、いよいよラフ・プレイの開始だぞ。  もう後がないからなぁ」 確かに、松木さんのいうように、あと1点ほしいところです。   後半44分 大歓声。 (アナ) 「大黒のシュート!ニッポン、貴重な2点目が入りました」 大歓声。 再び、アナ、松木さんとも聞きとれず。 中田英寿の笑顔が画面に一瞬出ました。 オトーサン、 「やったあ!」 大声を上げ、拍手! 「大黒、冷静だなぁ」 ゴールキーパーと1対1になって、 右へ動くとみせて、左へ。 キーパーが右へ飛んだところで、 左足でゴールへ流しこむ。 「いやぁー、大したもんだ!」 松木さん、 「こりゃ、最高ですね」 (アナ) 「いま、手元の時計で、まもなくロスタイムに入りました。  選手たちの表情は変りません」 オトーサン、 「ここも、表現が不適切だなぁ。  まもなくは不要だろう。  大体、手元の時計、使ってないじゃないか」 (アナ) 「最後の最後、何か北朝鮮の緊張の糸が切れたかのように」 松木さん、 リプレイをみながら、 「脚の裏を蹴って、  その後、  このプレイですよ。  ああーっ」 また、つかみかかったのです。 この北の選手、完全に頭に血が上っています。 その彼を在日の選手が必死にとめています。 レッドカードを出した審判にもつかみかかっています。 (アナ) 「キム・ヨンス、エース退場!」 オトーサン、 「よーし、勝った!」 まだドキドキしていますが、 ひさしぶりに、スッキリしました。 あの弱体FWが2点も取ってくれたのです。 この後、TVでは、 ジーコ監督インタビュー、 選手インタビュー、 サッカー協会川口キャプテンのインタビュー。 国立競技場の歓喜の風景、 バンコクの応援団200人の競技場乱入など、 次々と紹介していました。 でも、もうキリがないので、 この実況では、立役者となった 柳沢と大黒の健闘を称えて終わりにしましょう。

オトーサン、 「1年後、ドイツか」 それまで、元気でいられれば、いいのですが。 では、お後がよろしいようで。


56 あやめまつり

オトーサン、 「明日から梅雨入りか、  今日こそ走っておかなければ」 サイクリング、仕事じゃないのですが、 山荘に行ったりして、しばらく御無沙汰です。 運動をサボルと、オイボレになるのではないか? そういう脅迫観念があります。 10時に家をスタート。 柏市中央公民館で本などを借り、 111円でレギュラー・ガソリンを入れ、 手賀沼漁協でトマトを買ったりしました。 「もう11時か」 その5分後に走りだしました。 手賀沼大橋を渡るとき、白い帆のヨットが2艘みえました。 手賀沼の沼南側を走ります。 ヨシの間から絶え間なく小鳥のさえずりが聞こえます。 曇り空で、蒸し暑いですが、 走れば風が起きて、気分爽快。 「いいお医者さんだなぁ」 白衣のお医者さんが、80歳くらいのおばあちゃんを いたわりながら、湖畔を散歩しています。 そうとう脚が弱っているようです。 その脇を時速20kmで飛んでいくのは、 何かとても悪いような気がします。 オトーサン、 「今日は、何を撮ろうかなぁ」 11時15分、 大津川にかかるヒドリ橋のてっぺんに停車。 手賀沼を撮りました。 「へぇ、欄干にヒドリガモが彫ってある」 冬鳥なので、いまの時期は、姿がみえませんが、 実物に似ているようでもあり、似ていないようでもあり。 オトーサン、 快調に飛ばして、大堀川にかかる北柏橋を渡って、 手賀沼の我孫子側を走りだしました。 「やや向かい風かな」 速度が17kmくらいに落ちました。 いつものように北柏ふるさと公園を抜けていくと、 「おお、あやめだ!」 花の季節は、いそがしいですね。 桜見物が終わったと思うと、つつじ見物、 そして、あやめ見物へと続くのです。 幼稚園児の遠足でしょうか。 にぎやかな声がこだましています。 ママさんたちとボードウォークに腰掛けたり、 あやめを鑑賞したりしています。 オトーサン、 11時43分、手賀沼公園脇の松屋に到着しました。 「冷房がきついなぁ」 文句をいいながら、豚丼(290円)とサラダ(100円)の昼食。 「このくらいでちょうどいいなぁ」 食事後、いつも立ち寄るオランダ屋のケーキはパス。 「さては、昨日、そらまめを食いすぎたか」 サッカーの試合に夢中になって、食べすぎたようです。 「へぇ、あびこあやめまつりか」 公園に、のぼりがはためいていました。 食後なので、住宅街の道をのんびり走って、 スタート地点の漁協前の親水広場へ。 「まだ、10kmか」 どうも走り足りません。 「そうだ、久しぶりに、遊歩道を走るか」 「今日は、人出が多いなぁ」 自転車で走るのが悪いような状態なのです。 「そうか、あやめまつりか」 その理由が分かりました。 水生植物園にあやめが満開なのです。 冬の間、何にもなかった場所なのに驚きです。 オトーサン、 「えい、このまま下池も一周しよう」 五本松広場のそばで、 ハクチョウの親子を発見しました。 親が2羽、子供が4羽もいます。 子供は、まだ羽がそろわず、ふかふかのヌイグルミのよう。 思わず、停車して写真を撮ってしまいました。 「子供って、なんて可愛いのだろう」 ここからは砂利道になりますが、 風が涼しくて、いくらでも走り続けたい気分です。 手賀沼フィッシングセンターそばの曙橋を渡って、 ふたたび沼南側へ。 ここからしばらく行くと、 出来立ての道幅6mものサイクリング専用道路になります。 誰もいません。 「そうだ、手放し走行をやってみよう」 最初は、片手で、 次に、片手をそえる程度に、 そして、完全手放ししへ。 「おー、やれるもんだ」 直線路を700mくらい手放しで走りました。 「新記録だ!」 この年になって、スポーツで新記録とは。 読者のみなさん、 「いい気なもんだな」 そう冷たく言わないで、今度、挑戦してみてくださいな。 オトーサン、 「まだ工事が終わってないんだ。残念!」 今度は、1kmに挑戦しようとしたら、舗装は終わり。 まだ、手賀大橋までの1km強は、未舗装です。 土のひびわれたでこぼこ道を我慢して走ります。 手放しどころか、ハンドルを両手で握り締める始末。 12時50分、漁協前広場に帰着。 20.16kmでした。 「もう一周できそうだな」 二周で、40.32km。 継続とは力なり。 半年前には、夢のような距離が、身近になってきました。 「日本チームも、ドイツ大会で活躍できる力をつけてほしいなぁ」 あと1年もあるから、きっとやってくれるでしょう。 


57 止まない雨

オトーサン、 奥方と娘を駅に送って、ひとりぽっち。 ナビをセット。 「ふーん、間に合いそうだ」 目的地に、市川コルトンプラザを選択。 映画の題名は、「フォーガットン」 これ、ひどい邦題ですな−。 上映開始は10時。 9時31分に到着予定と出ました。 「なんで、6号から行けというんだろうなぁ?」 松戸へ出て、江戸川沿いに松戸街道を市川へ向かうルート。 大回りだし、国道6号線が混むに決まっているのです。 予想通り、6号に出る根木内交差点で信号2回待ち。 馬橋の交差点で、また渋滞。 「あーぁ、やんなっちゃうなぁ。  どうも、このナビはおかしいですなぁ」 上映時間に遅れても、15分ほど予告編がありますから、 どうっていうことはないのかもしれませんが、 途中入場って、気分悪いじゃないですか。 オトーサン、 退屈しのぎにラジオをオン。 聞いたことのある声が聞こえてきました。 ♪一人ぽっちが 好きだよと  言った心の 裏で泣く  好きで添えない 人の世を  泣いて怨んで 夜が更ける 「あー、美空ひばりの”悲しい酒”だ」 よく上司が酒場で歌ったもの。 思い入れが強すぎて、へきえきしたものです。 「あーあ、上司が選べたらいいのに」 人間同士、やはり、相性ってものがありますよね。 オトーサン、 松戸街道に入りました。 渋滞で、すでに10分遅れています。 「おー」 幼稚園の児童たちが、 15人ほど、先生に引率されて横断歩道を渡っていきます。 お揃いの黄色い帽子、黄色い傘を下げて、 そろって、手を挙げて渡って行きます。 「いいね、キチンとして。エライですね」 みんなが、あの初心を忘れず、交通ルールを守ればいいのですが。 「今日は雨が降りそうなので、親たちが傘を持たせたんだ」 親の子供を気遣う気持ち、これもいいですねぇ。 ニッポン放送の今日のゲストは、山下久美子さん。 彼女の「赤道小町」好きでした。 ・http://music.goo.ne.jp/artist/ARTLISD1107163/review.html 今日は、うえやなぎまさひこさんを相手に、 「美空ひばりは人間じゃない説」を披露しています。 ひばりさん、歌のうまさは、言うまでもありませんが、 久美子さんが指摘したのは、 ひばりさん、 同じ歌を何百回と歌っても、決して崩さない。 書体で言うと、いつもキチンと楷書。 決して、草書にならない。 そこのところがスゴイ。 あれは、とても常人じゃマネできない。 オトーサン、 「ふーん」 そこへ行くと、 わが人生、 崩れっ放しで、 楷書なし(甲斐性なし)。 「あーぁ」 こういう心境になったとき、”悲しい酒”は、ぴったりですなぁ。 「そういえば、  あの上司、強気で通していたけれど、  悲しい心境になったこともあるのかも...」 現役時代には、 「許せない、一生許せない」 そう強く思ったものですが、 いまとなれば、馬鹿なことにこだわっていたものです。 オトーサン、 「若貴兄弟も、気の毒だなぁ」 二子山親方ぼ通夜の席で、 憲子夫人が貴乃花について 「あの子は、中学しか出ていないから、  社会勉強が足りないところがあるの」 そういう発言をしたので、 貴乃花親方が怒っていましたっけ。 大勢の弟子を抱え、 いずれは相撲協会のリーダーになる人に向かって、 中卒とはいくら何でも言いすぎでしょう。 でも、母親としての素直な気持ちなのかも。 力士なんかにせずに、 普通のひとのように、高校、大学、就職の道を歩ませたかった。 なまじ、ダンナ(二子山親方・故人)が、 息子を自分が果たせなかった横綱にしたいという欲を出しただけに、 あたしの人生もめちゃめちゃ。 あの子も茨の道を歩むことになった。 宮沢りえちゃんとうまく行かず、 変な女房をもらう羽目になって... 可哀想な子! 「この確執も、いずれは、フォーゴットンになるだろうが」 美空ひばりだって、 何も、小林旭と離婚する必要などなかったのです。 いくら女遊びが激しくても、 いずれは自分のもとへ帰ってくる。 いわば、草書体で構えておればよかったのです。 だが、それができなかった。 ♪ひとり酒場で 飲む酒は  別れ涙の 味がする  飲んで棄てたい 面影が  飲めばグラスに また浮かぶ  ああ別れたあとの心残りよ  未練なのね あの人の面影  淋しさを 忘れるために  飲んでいるのに 酒は今夜も  私を悲しくさせるの 酒よ  どうしてどうして あの人を  あきらめたらいいの  あきらめたらいいの  (作詞:石本美由起 作曲:古賀政男) 山下久美子さん、 「そう、美空ひばりさんが人間でない説は、  もうひとつあるの」 うえちゃん、 「何ですか、そりゃ?」 「あのね、彼女、この歌の  ”あきらめたらいいの”というところで、  左の目から涙をぽろっとこぼすの。  それも、毎度同じところなの」 「へぇ、そうですか。へぇ」 オトーサン、 「ああ、降ってきた」 霧雨が、 ほんとうに細かい雨が ウインドウを濡らしはじめました。 「あーぁ、これで、また混んでくるぞ」 視界が悪くなるので、自然にスピードが落ちますし、 傘を差したひとは、自己中心的になりますから、 横断歩道を強引に渡ろうとします。 その度に、渋滞が起きるのです。 千葉商科大学のそばを通過します。 切り通しになっていて、 森のなかに高層の校舎が見え隠れします。 「ここの学生も、強引に渡るなぁ」 松戸街道から千葉街道へ。 交通難所の本八幡交差点にさしかかりました。 「お−、スムースに渡れる!」 ナビの道路に赤い線が伸びていません。 オトーサン、 「図々しいですねえ」 若いきれいな娘さんなのですが、 横断歩道でないところを、 しかも、斜めにゆっくりと渡っていきます。 「あたし、傘さしてるんだから、クルマは止まってよ!」 そういう邪悪なオーラが、全身から発しております。 「ああいうのを嫁にすると、後で苦労するよ」 ここで、不意に、上司の鬱屈の原因に思い至りました。 「嫁だ、嫁。嫁が原因だ!」 ♪酒よこころが あるならば  胸の悩みを 消してくれ  酔えば悲しく なる酒を  飲んで泣くのも 妻のため 読者のみなさん、 愚痴は、この辺で終わりにしましょう。 これ以上、クダを巻いていると、 お互い、山の神の逆鱗に触れるかも。 オトーサン、 何とか映画に間にあって ”フォーガットン”を見終わって、帰路へ。 「出来の悪い映画だったなぁ。  あんな脚本じゃ、ジュリアン・ムーアが可哀想だ、 母親の息子を思う情を切々と演じていたのに、  突如、宇宙人が出てくるなんて。  何が”フォーガットン”だ。  ひでえ題名をつけやがって、  日本語が可哀想だ」 心中を察してか、雨は勢いを増していました。 本八幡交差点、やはり混んでいました。 市川市を出て、 松戸市に入って、大分走りました。 「ここの写真は、撮っておかねば」 雨のふりしきるなか、ティーダを停めて撮影しました。 ・リッチタウン市川、豪邸街 「なんで松戸市にあるのに、市川なんだ? なんで、これが、リッチなんだ? なんで、これが、豪邸なんだ?」 猫の額ほどの庭もない建売住宅がビッシリ。 「これが同じ日本人のすることか」 これに限らず悪徳商法が横行しています。 年を追うごとにひどくなっているようで、 憂鬱にならざるをえません。 読者のみなさん、 これから梅雨の季節。 こうした憂鬱に梅雨が拍車をかける季節。 積もる憂鬱を忘れるには、どうしたらいいのでしょうね。 そうそう、そう言えば、 先程、山下久美子さんがいいことを言っていました。 「あのね、美空ひばりさん、涙を引きづらないのよ。  その涙ひとつだけなの」 うえちゃん、 「で、人間でないっていうわけ?」 「そうなのよ!」 もう布袋さんとの別れを引きづっていないようです。 天から美空ひばりさんの声が聞こえてきました。 「止まない雨なんか、ないのよ」


58 梅雨の晴れ間

オトーサン、 「梅雨入りか」 熱中しているサイクリングを行うには、 厳しい季節ですよね。 「雨中走行なんて。  水泳に復帰するか、それとも...」 いま読んでいる本には、 高齢者スポーツとして、3つを挙げています。 @ストレッチング....筋肉を伸ばす Aパワーアップ....強い力を発揮する Bエアロビスク....心肺機能を適度に活動させる ・宮下充正/武藤芳照「高齢者とスポーツ」東京大学出版会 1986年 「自転車は、Bか。  すると、@、Aが足りないのか。  じゃ、ジムに入って、筋肉トレーニングでもするか」 昨夜、そう真剣に考えました。 でも、今朝起きたら、 雨なんか降っていないじゃないですか。 「よーし、サイクリングに行くぞ!」 筋トレのことなど、もう頭にありません。 オトーサン、 9時30分にスタートし、柏寿荘へ。 国道16号線に出る桜台交差点で渋滞。 青信号でも進まないというのは、いやなもんです。 でも、国道6号線の台田交差点は、順調に越え、 野田へ向かう7号線も、時速50-60kmで、スイスイ。 「うーん、気持ちいい」 ティーダが、この日常速度域を大事にして設計されたのは、 素晴らしいことです。 「日常生活を大事に!」 あらためて、そのコンセプトに惚れ直しましました。 柏寿荘到着は、7分遅れ。 10時ピッタリに利根川下流に向かって走りだしました。 「あけぼの山へ行くか」 春に行ったときは、風車と一面のチューリップが満開で大賑わい。 「今日は、花菖蒲かな?」 つくばエキスプレスの高架下の日陰で、ブレーキを調整。 スピードが出ないのは、車輪にシューが当たっているためでしょう。 「うーん、快調になったぞ」 時速20kmで、堤防上のCRを飛ばしました。 オトーサン、 「えー、模型飛行機が飛んでいます。赤の複葉機です。  おっと、つばめが鼻先をかすめました。  冬鳥が北へ去って、つばめの季節になったんですな。  以上」 「え−、河原で、おばさん2人が何か摘んでいます。  あれ桜の木かな?すると、サクランボということかなぁ?  以上」 「えー、CRをクルマが走ってきたので注意しました。  手を振って、停車させたら、パジェロのオネーチャンでした。  ま、怖いアンチャンでなくてよかったです。  "ここ、いけないんですか?”  白っぱくれるので、  ”この先、パトカーが待ってるよ”  脅かしてやりました。  ウソも方便。  ああいう女を嫁にしてはいけませんなー。  あとあと苦労することになる。  以上」 そんな事を言っているうちに、 前方に大きな橋と布施弁天の森が見えてきました。 「ありゃ、ありゃ」 あけぼの山農業公園、ブルが赤土を堀返しています。 チューリップも、花菖蒲も、草花も一切なし。 工事現場さながらの風景です。 「柏市、何やっちょる?」 でも、となりのスポーツ広場で、歓声があがっています。 サッカーの試合をやっているようです。 柏レイソルの黄色いシャツ姿の中年男性もいます。 「へぇ、声かけもしているし、まあまあじゃん」 ひとりが、ドリブルで抜けだして、ゴールポストへ走りこみます。 「おお、シュート!下手だなぁ」 やはり、大黒くんとは格がちがいます。 まるで、方向違いのシュートでした。 「なんで、ああ慌てるんだろうな、下手クソ」 そのとき、天罰てきめん。 雨がぱらつきだしました。 「こりゃ、あかん」 帰路につくことにしました。 老夫婦の後について行ったら、 布施弁天に裏道があって、気持ちよく走れました。 雨もすぐ止んだようです。 「すいません、あの橋に行きたいんですが」 リーダー格のおばあさんが、答えます。 「この先、階段があるから、そこを登るといいわよ」 夫唱婦随ならぬ、婦唱夫随。 晩年は、こうした方式のほうが夫婦円満のようですなぁ。 この階段、急傾斜、40段以上ありそうです。 しかも、誰も利用しないので、湿った落ち葉だらけ。 滑りやすいときています。 ハーハー言いながら、自転車をかついで、登り切りました。 「すっかり、筋トレしてしまいました」 ようやく橋に出て、道を横断。 「昭和53年竣工か」 オトーサン、 前方はるかむこうの赤い看板をみて 「じゃ、取手・とうきゅうへ行くか」 そこで、一休みして、取手本陣に行ってみましょうか。 「おお、美人がやってくる!」 MTバイクの若い女性が白い歯の笑顔を見せて、 走りすぎていきました。 「こういう娘を嫁にするといいなぁ」 若い男性読者のために、 撮影しようとしましたが、間に合いませんでした。 代わりに、男性サイクリストを撮りましたが、 若い女性読者のみなさん、ゴメンナサイ。 後ろ姿でした。 その代わりといっては、何ですが、 橋の上から利根川を撮りました。 さすが、大河・利根川、まるで湖のように見えます。 オトーサン、 「あれ?」 どうも勝手がちがうのです。 近づいていくと、赤い看板はケーズデンキのものでした。 左手には、ジャスコのビル。 目の前には、新利根橋の料金所。 普通車200円と出ています。 「そうか、これ、利根大橋じゃないんだ」 取手駅前に続く利根大橋は、3kmほど下流でした。 「まったくもう!」 勘違いしていました。 11時20分。 ジャスコ取手店に入りました。 身障者用トイレに直行。 全身を拭くには、ここが最適なのです。 着替えを忘れてきたことに気づきました。 「しょうがないなあ」 濡れた柏レイソルの黄色いTシャツを着直して、 フードコートへ。 チャーシュー麺を注文しました。 「お味のほどは?  麺も、つゆも、不味いな。  チャーシューは?  多いぞ、食べきれないほどだ。  これで、630円なら、まあまあでしょうか。  以上」 土曜なので、家族連れが目立ちます。 黄色いシャツのせいか、視線を感じます。 小声で吹き込みます。 「そうか、ここは、茨城県なんです。  柏レイソルのTシャツは、不味かったようです。  鹿島アントラーズの赤シャツを用意すべきでした。  以上」 それにしても、柏レイソル、弱すぎ! オトーサン、 新利根橋を渡って、 右岸に戻り、時速25kmで飛ばしました。 走っていると、風が当たって、快適そのもの。 チャーシュー麺の汗が吹き飛んでいきます。 「おお、ハングライダーだ!」 エンジン音が空から降ってきます。 休憩がてら、写真を撮ることにしました。 ところが、相手は、はるか上空を動いているものですから、 なかなか、いいショットが撮れないのです。 運転者の顔も撮りたいのですが、ズームしてもムリでした。 いくつも撮ったなかで、比較的マシなものを 2枚だけご紹介しましょう。 1枚は、上空を舞っているところ、 もう1枚は、草地に無事着地したところ。 こういう遊びには、ミニバンが向いているようです。 12時20分に柏寿荘に帰着。 走行距離は、19.49kmでした。 「20km割ってるな。  まあいいか。  はじめて新利根橋を渡ったし、  茨城県まで遠征したんだから...  天気が良さそうだから、明日に期待しよう」 てなことで、お風呂場に直行しました。 「おや、誰もいないぞ!」 こんなことは、はじめてです。 これ幸いと、風呂場の写真を撮りました。 蛇口6ケ、シャワー1ケの小さい浴室ですが、 ひとりでは、これでも贅沢です。


59 真夏日

オトーサン、 「今年は、空梅雨じゃないのか?」 ひとの心は、頼りないものです。 雨が降れば、サイクリングができないと嘆き、 晴れになれば、気象庁の間違いかと思います。 日曜日は、朝早くから太陽がギラギラ照りつけています。 「早く出かけたほうがいいのかも」 こういう日は、午後になるとグーンと気温が上ってきます。 「8時41分にスタートします。 流山電鉄の平和台へ向かいます。 距離は、8.2km、到着予定は9時04分です。 以上」 国道6号線に出る根木内交差点で、渋滞。 それ以外は、日曜朝ということで、 280号線の流れは、スムースでした。 オトーサン、 「9時10分、ヨーカ堂前をスタートします。  江戸川を下流に向かって走ってみたいと思います。  以上」 「はーっ、はーっ、江戸川の土手に登りました。  若い奥さんが、旦那に”暑いね、日陰ないと”と言っていました。  今日は、ほんとに暑くなりそうです。  以上」 「走りだすと、それでも、涼しいですね。爽やかで。  以上」 「えー、やはり、日曜日ですね。  散歩しているひと、ジョギングしているひと、  河原でゴルフの素振りを繰り返しているひと...、 はっ、はっ、は。  あのブルドッグ、3匹、河原で散歩していますが、  背が低いから夏草に埋もれていますね。  藪漕ぎ状態になっていますね。   以上」 「おー、にぎやかだなぁ。  河川敷、コートがいくつあるんでしょう?  1,2,3....10面以上あるのでは。  子供さんがきて、親御さんがきて、クルマできて、  すごい台数が、河原に駐車していますね。  テントも何張りあるのかな。すごいですね。  これは、撮っておきましょうか。  以上」 「邪魔だなぁ。  40人ほどの遠足のおばちゃん連中が、  少女のようにはしゃいで、通行の妨げになっています。  おー、江戸川でカヌーやっていいのか。  5人の若者がカヌーをかついで、堤防に上ってきました。  以上」 「おお、水上スキーやってる!」 オトーサン、 10時54分、立て続けに橋を3つ渡りました。 葛飾橋、葛飾大橋、298号線と横断歩道があるのです。 信号待ちで、 ジョギング中の若い女性に声をかけました。 「あなたみたいな体つきなら、走る必要ないよ」 「いえ、健康のためですもの」 白いブラウス、白いパンタロン、そして長い髪。 背の高さや美貌からすると、モデルさんかも知れません。 若い読者のみなさん、 写真を撮っておけばよかったですね。 気がきかなくて。 大田裕美さんに似ていましたっけ。 「えー、常磐線、渡れないのかと心配しましたが、  ちゃんとトンネルがありました。  矢切トンネル。  さっきの美人が追いかけてきました。  そんなことないか。  以上」 オトーサン、 矢切の渡しまでは、走ったことがありまが、 このあたりから、初体験、未踏の世界です。 江戸川が大きく蛇行したかと思うと、 急に目の前に、千葉商科大学の高層ビルが出現しました。 思わず、休憩がてら、撮影しました。 見晴らしのいい最上階には、 学長室があるのでしょうか? 「加藤寛さん、気持ちよくやってるんだなぁ」 その昔、講演を聴いただけですが、大物ぶってましたっけ。 「里美公園に入りました。  道幅は細いのですが、水辺の木陰道です。  涼しくて、すばらしく気持ちがいいところです。  以上」 木陰道が終わると、また炎天下の世界。 それも、サイクリングロードを、 海へ、海へと向かっていくのは、心躍るもの。 「おお、あれが京成電鉄の橋か」 「おお、あれが国道14号線、市川橋だ!」 市川のコルトン・プラザの映画館が、間近です。 クルマでしか来られないと思っていた遠方に、 自転車でくることができたと思うと、感無量です。 気持ちよく、市川橋を東京側へ渡りました。 オトーサン、 「10時30分、小岩菖蒲園に到着しました。  15.34kmです。  以上」 菖蒲園、何と河川敷に出来ているのです。 施設は、よしす張りの小屋、 それに、簡易トイレが2つほど。 「日陰が少なすぎますね。  江戸川区は、もっと樹木を植えなくてはいけません。  以上」 まずは、小屋の日陰に入ります。 「おー、写真・俳句・短歌コンクールやってるんだな。  昨年の入選作品か、  ”小岩には浮世の里の花菖蒲”  以上」 お茶をゴクゴク飲んでから、トイレへ。 上半身裸になって、汗をふきとりました。 今日は、着替えを持ってきていました。 菖蒲園を一通り撮影してから、 水呑場をみつけて、 蛇口の下にかがんで、頭から水をかぶりました。 「あー、気持ちいいい」 この後、もうお茶がすくなくなってきたので、 売店で、500ccのお茶(130円)、おにぎり(100円)を買いました。 木陰で、昼食にします。 むしゃむしゃ、オニギリを食べ、 持参のアンパン2ケも平らげました。 また、お茶をごくごく。 いくらでも、飲めそうです。 生きている動物そのもの。 芝生に寝そべりました。 京成電鉄が、轟音をあげて鉄橋を渡っていきます。 「上りが4両編成、下りが8両編成か」 じっと観察を続けました。 どうも、このケースは、例外ではないようです。 「いいのかな。足りなくならないのかなぁ?」 パパと一緒の子供がこっちをみています。 「変だなぁ?  今日は、柏レイソルのシャツじゃないのに。  そうか、ビデオカメラが珍しいんだ」 子供の好奇心って、スゴイですよね。 お互い、齢を重ねても、初心忘れずといきたいもの。 オトーサン、 時計をみました。 「11時15分か、そろそろ帰るか」 でも、もう少し、このまま休んでいたい気分です。 となりの老夫婦に話しかけました。 「きみ、いくつ?」 恥ずかしがって、そっぽをむきます。 おばあさん、 「4つになりました」 「そう、しっかりしてるね。   孫は可愛いねぇ。娘は憎らしいけど」 「は、はっ、どこも同じか」 帰路につくことにしました。 「11時20分、寅さん記念館を前を通過。  快調に飛ばしています。  以上」 「葛飾橋から、千葉県側に渡りました。 「11時50分。  はるか向こうにヨーカ堂の看板がみえました。  大分、疲れてきました。 「えー、はーっ、はーつ、  ちょうど、12時3分過ぎ。  橋のたもとの横断歩道を渡ったところです。  桜の木の木陰に倒れこみました。  流石にバテました。  暑いの何の。  以上」 オトーサン、 あやうく熱中症にかかるところでした。 道端などで休むのは、 男の美学に反しますが、 この際、構っちゃおれません。 濡れタオルで上半身をぬぐい、お茶をごくごく飲みました。 お茶の残りが少なくなりました。 注)熱中症予防8ヶ条  1. 知って防ごう熱中症  2. 暑いとき、無理な運動は事故のもと  3. 急な暑さは要注意  4. 失った水と塩分を取り戻そう  5. 体重で知ろう健康と汗の量  6. 薄着ルックでさわやかに  7. 体調不良は事故のもと  8. あわてるな、されど急ごう救急処置 出典:日本体育協会「熱中症を防ごう」    ・http://www.japan-sports.or.jp/medicine/guidebook1.html オトーサン、 「12時15分、ヨーカ堂の駐車場に戻ってきました。  走行距離は、30.81kmでした。  暑いの暑くないの。  アスファルトの照り返しです。  ティーダも可哀想。  以上」 「ヨーカ堂の身障者のトイレで丸裸になって  身体を洗って、着替えをしました。  それでも、すぐ汗まみれになったので、  2階へ行って、1330円のTシャツを買いました。  ミスタードーナツで、オールドファッションヲ2ケと  冷たいアップルティーを買いました。471円。  以上」 オトーサン、 汗が次第に引き、 一息ついていると、 歌声が耳に入ってきました。 「NHKのど自慢か」 この番組をみるのは、何年ぶりでしょうか。 「まだやってるんだ。大したもんだ」 ♪恋人よ 僕は旅立つ  東へと 向う列車で  はなやいだ街で 君への贈りもの  探す 探すつもりだ  いいえ あなた私は  欲しいものはないのよ  ただ 都会の絵の具に  染まらないで帰って  染まらないで帰って 「ふーん、この娘、上手いじゃん」 「大田裕美さん、元気かなぁ?」 「娘は、父の日に贈り物くれるかなぁ?」 「おお、鐘三つだ!」 ♪恋人よ 君を忘れて  変わってく ぼくを許して  毎日 愉快に過ごす街角  ぼくは ぼくは帰れない  あなた 最後のわがまま  贈りものを ねだるわ  ねえ 涙拭く  木綿のハンカチーフ下さい  ハンカチーフ下さい (木綿のハンカチーフ 作詞:松本隆 作曲:筒美京平) オトーサン、 1時37分、帰宅し、 シャワーを浴び、ベッドに倒れこみました。 脚が重いので、籐枕の上に置いて、 えんえん2時間も昼寝してしてしまいました。 夕方、ちょっと元気になって、 今日の走行マップをチェックしました。 流山から小岩まで。 「おお、5万分の1の地図に入りきれないんだ!」 それを往復したのです。 読者のみなさん、 下記のサイトをクリックすると、 木綿のハンカチーフの歌詞が表示され、 メロディが流れますよ。 太田裕美さんの声が聞けないのは、残念! ・http://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/hog/shouka/momennohankachi.html このサイト、ステキですねぇ。 このほか、多数の曲を聞くことができますよ。 ○二木紘三のMIDI歌声喫茶  http://www5f.biglobe.ne.jp/~futakoz/songs.htm


60 あじさい寺へ

オトーサン、 昨日は、炎天下を30.81kmも走りました。 今日は、完全休養日です。 「....だけどなぁ  せっかく、近くにあじさい寺があるんだから、  一度くらい見なきゃしょうがないだろうが」 11時、スタートして、 電動アシスト自転車で本土寺に向かいました。 今日も晴れて、蒸し暑くなっています。 路地に入ってすぐ、ティーダに出会いました。 「こいつは、朝から縁起がいいわい」 11時13分、小金原の例のパン屋さんに到着。 アシスト自転車の時速は、せいぜい時速15kmくらい。 それでも、そのくらい出すと、風を感じることができます。 「おー、たくさんある!」 数日前、夕方行ったら、全部売り切れ。 やはり、お昼時は、パンの種類も数も豊富のようです。 11時22分、根木内交差点へ。 この前、ティーダできたときは、青信号でも渡れませんでした。 「へ、へ、スイスイ行けるわい」 クルマは、相変わらず青信号でも進めませんが、 自転車のほうは、スイスイ。 「可哀想ですな」 そう気遣う余裕があります。 国道6号線を無事渡ると、交通難所が待っています。 北小金駅そばの常磐線の陸橋です。 ここだけ歩道がなく、車道を走らなくてはならないのです。 「ラッキー!」 ここでも、大渋滞。 渋滞でとまっているクルマなんか、 檻に入っているライオンみたいなもの。 ちっとも、怖くありません。 アシストを利かせて、その脇をスイスイ通過いたしました。 オトーサン、 11時28分、本土寺の参道へ。 ちょうど電車が到着したのでしょうか、 おばさんたちの大集団が湧き出てきました。 「ヒマなんだなぁ」 自分のことを棚に上げて、気の毒に思いました。 わざわざ、遠くからくる場所かよ。 この大群を目あてに、葛餅のお店も臨時に出ています。 参道をスイスイ。 両側の大きな樹木が天然の日傘になっています。 涼しくて気持ちのいいこと。 こういうことを考えた昔のひとは、エライですねぇ。 もっとも、クルマがなくて、 歩きづめご時代で、日陰が必需品であり、 大きな日陰は、一番のゼイタクだったのでしょう。 いまは、クルマに乗って、エアコン。 でも、恒常的な渋滞。 「どっちが幸せなのかしらん?」 オトーサン、 ちょっと早いですが、昼食をとることに。 草木庵、ここは、3回目。 そば粉は信州開田高原、手打ち、つゆもまあまあ。 「へぇ、混んでいることもあるんだ」 やはり、あじさいの季節は、特別なのでしょう。 20分くらい待たされて、 ざる大盛り(880円)を注文しました。 そばが来るまで、またしばし。 相席の上品そうな老夫婦に聞きました。 「どちらから?」 「練馬から」 「そりゃ、ずいぶん遠方から」 「定年になってヒマなもんですから、アチコチ行きますの」 「あなたは?」 「すぐ近所です。パンを買ってきたところ」 「あらっ」 「このパン、おいしいんですよ」 「そう、行ってみたいわ、ねぇ」 「ああ」 定年後のご主人は、相槌係就任か。 住所と電話番号が載っているレシートをあげました。 オトーサン、 11時48分、草木庵を出て、 自転車は、店の前に置きっ放しで、本土寺へ。 両側には、お年寄りの好きそうなお店だらけ。 漬物、新鮮野菜、花屋など。 「へぇ、どこも満車だ」 この点、自転車は、いいですなぁ。 まず、駐輪できないということはありません。 全国どこでも、ほぼ無料。 500円払って、お寺に入りました。 「おお、絵のようだ!」 五重の塔を背景に、見事なあじさいが咲き誇っています。 「へぇ、ここ、花菖蒲も見事なんだ」 次々と写真を撮って回りましたが、 ま、ひとさまに見ていただけるのは、次の2枚。 物足りない方は、以下のサイトをどうぞ。 見事な写真集も掲載されています。 ・長谷山本土寺  http://www.hondoji.com/ 境内の臨時売店で、塩瀬饅頭を買いました。 何でも、饅頭の元祖だとか。 包装紙に載っていた一句に心ひかれたのです。 「紫陽花の末一色となりにけり」 一茶 ・塩瀬総本家  住所:東京都中央区明石町7-14 電話:03-3541-0776 http://www.wagashi.or.jp/tokyo/shop/0340.htm ・饅頭(9ケ入り) 900円 オトーサン、 12時37分、早々に本土寺を後にして、 往きと同じルートで、帰路につきました。 「暑いなぁ」 この2時間弱の間に、アスファルトが暑くなっているのでしょう。 「この並木道は、うれしいねぇ」 葉が密で、しかも、力士の掌ほどの大きさなので、 木陰も、それに伴って、大きく豊かなのです。 「何という樹木なのかなぁ」 1時13分、帰宅。 走行距離は、10.40kmでした。 早速、ネットでサーチしました。 「そうか、セイヨウトチノキというのか。  別名、マロニエ?   そうなのか!」 頭のなかに、パリのマロニエの並木が浮かびました。 「あー、懐かしいなぁ」 パリは、オトーサンの青春時代の憧れでした。 パリへ行きたし、ヒマはなし。 パリで生きたし、カネはなし。 ようやく中年になって、 はじめてパリに行くことができて、 ソルボンヌ大学の前のカフェで休みました。 若い学生たちが行きかっています。 目のキラキラした黒人学生をみて、不意に涙しましたっけ。 そして、幾星霜。 いまは、カネもヒマもあるのに、 もはや、現地で暮らす気力など萎えています。 オトーサン、 「...."マロニエの木蔭"でも聴くか」 読者のみなさん、 この歌が幸いにもネットで聞けます。 聞いてみてください。 察してください、 この切ない気持ち、 熱い涙があふれてくるのです。 ♪空はくれて 丘の涯に   輝くは 星の瞳よ   なつかしの マロニエの木蔭に   風は想い出の 夢をゆすりて   今日も返らぬ 歌を歌うよ  彼方遠く 君は去りて  わが胸に 残る瞳よ  想い出の マロニエの木蔭に  一人たたずめば 尽きぬ想いに  今日もあふるる 熱き涙よ  空はくれて 丘の涯に  またたくは 星の瞳よ   なつかしの マロニエの木蔭に   あわれ若き日の 夢の面影   今日もはかなく 偲ぶ心よ  (マロニエの木蔭   作詞:坂口 淳 作曲:細川潤一) ○二木紘三のMIDI歌声喫茶   http://www5f.biglobe.ne.jp/~futakoz/songs.htm http://www5f.biglobe.ne.jp/~futakoz/versoj/v-folksong/maronienokoge.htm


61 小学校一年生

オトーサン、 「疲れがとれんなぁ」 「年なのよ」 「そうかなぁ?」 せっかく雨が降っていないのに、 どこにも出かける気力もなく、 午前中ぐずぐずしていました。 「やっぱり、一昨日の疲れがドット出てきたのかなぁ」  ●60代以上が年齢を感じる瞬間 @人の名前をすぐ思い出せない時に 50.3%  A街中でふと鏡に映った自分の姿(姿勢など)を見た時に 29.6%  B運動をすると、2〜3日後に遅れて筋肉痛が出た時に 26.4%  C健康が気になり始めた時に 25.2%  D疲れがとれにくくなった時に 23.9%  出典:毎週アンケ−ト ・http://www.asahibeer.co.jp/kyakuken/weekly_q/200501/00068.html オトーサン、 それでも、意を決して、柏の高島屋まで出かけることに。 「紅茶、買ってきて」 娘から厳命されております。 「クルマに乗るのも面倒だし、自転車も面倒だし...」 最寄の増尾駅までぶらぶら歩いて行くことにしました。 歩くと、ちがう写真が撮れます。 自転車なら止まるのが面倒なシーンですが、 可愛い犬の写真を撮りました。 「えー、1kmも歩いていませんが、暑くなってきました。  上着を脱いで、肩にかけてぶらぶら歩いています。  サラリーマン時代を思いだしますなぁ。  以上」 最近では、まずジャケットなど着ません。 いつも、クールビズ。 今日は、例外。 高島屋に行くので、ちょっとお洒落しました。 「えー、いま、若い女の子がすごい勢いで  すり抜けていきました。  自転車も場合によっては、凶器になりますね。  以上」 オトーサン、 15分ほどで増尾駅に着きました。 この駅あまり好きでないのです。 駅前のスーパーとうきゅうが撤退して、 その跡地に葬祭場が出来たのです。 駅裏には、パチンコ屋。 柏駅まで、130円。 電車待ちの間に、自転車置き場を撮影しました。 今日、自転車で来ていたら、ここに預けるところでした。 有料で、100円取られます。 「おいおい、上映時間が出ているじゃないか」 柏のステーション・シアター、意地悪ですねぇ。 Yahoo Movies!にも、自社のHPにも、上映時間を掲載しないのに、 この駅のポスターには、上映時間を出しているとは。 「コーラスは、12時20分からやっているのか」 急遽、予定を変更しました。 「映画をみよう」 高島屋での買い物は、時間の余裕があったらということで。 電車がきました。 「空いてるなぁ」 1両に、15人ほど。 正面の娘さん、居眠りの真っ最中。 茶髪で、ジーンズの膝小僧がすり切れています。 「あんなのが流行なのかなぁ? ♪ボロは着てても、心は錦というわけか。 以上」 オトーサン、 柏駅について、騒音にへきえき。 「なんでマイクでがなりたてるんだ?」 ディズニーランドのチケットの売り込み、 二番街では、ABCマートのおにいちゃんの呼び込み。 音が大きすぎて、何を言っているのか分かりません。 「おい、警察、あんなのは取り締まれよ」 新星堂で、ワンコインムービーを4本買いました。 駅のほうへ引き返して、 野村證券の前を素通りしました。 「素人が株に手を出すもんじゃないな」 日産の株価は、1090円と低迷しています。 「けしからんなぁゴーン。  役員連中だけ、甘い汁吸いやがって」 あのトヨタが3500万円というのに、2億6000万円ですよ。 これは、もうレッキとした犯罪です。 時計をみると、11時50分。 「そこらで、ちょっと昼飯を食っていこう」 目についたラーメン屋で、冷やし中華を注文しました。 女店員が、メニューの写真をみせて、 「これでいいですか?」 「ああ、いいよ」 注文の品がきて、その意味が分かりました。 冷やし中華というより、サラダ。 皿に野菜が盛ってあって、格子状にマヨネース。 焼豚はなくて、丸いスライスハム3切れ。 その下に麺。 いかにも若い女性が好きそうです。 店の造りも、ラーメン屋というよりも、広い喫茶室。 「おー!」 となりの親子3人連れ。 大きなバスケットに玩具が山積み。 子供はそのなかから、ひとつ好きなのを選べるんですなぁ。 2人の子供も夢中ですが、 若いママさんもそのうち、身を乗り出して、 夢中になって、バスケットの奥をかきまわしています。 「ふーん、こういうラーメン屋もあるんだ」 ラーメン屋というと、男臭いイメージ。 この店は、女子供対象で差別化しているのです。 オトーサン、 「ねぇ、坊や、何年生?」 「....」 「恥ずかしいのかな?」 「来年、1年生になります」 若いママさんが答えてくれました。 「兄弟、仲よくていいねぇ」 「ありがとうごいざいます」 茶髪にしては、礼儀正しいひとだなぁと感心しました。 「若貴みたいになっちゃダメだよ」 「....」 この若いママさん、 ひょっとすると、若貴兄弟と言わなければ、 分からなかったのかも。 ♪一年生に なったら  一年生に なったら  友だち100人 できるかな  100人で たべたいな  富士山のうえで おにぎりを  ぱっくん ぱっくん ぱっくんと ○ラーメン フーサワ  住所:柏市柏 2-3-1フーサワビル地下1階  電話:04-7167-4147  ・ラーメン 580円  ・チャーシューメン 780円  ・おすすめランチセット 680円  ・ちびっこラーメン(玩具つき) 580円 オトーサン、 12時7分、 フーサワを出て、大急ぎで映画館へ。 話題の映画「コーラス」、 文部省推薦の少年たちが主人公の映画でした。 「若貴にも見せたいなぁ」  大人になると、どうして、 世界中の大人には、 純な心がなくなってしまうのでしょうねぇ? ♪一年生に なったら  一年生に なったら  友だち100人 できるかな  100人で かけたいな  日本中を ひとまわり  どっしん どっしん どっしんと  一年生に なったら  一年生に なったら  友だち100人 できるかな  100人で わらいたい  世界中を ふるわせて  ワッハハ ワッハハ ワッハッハ  (一年生になったら  作詞:まどみちお 作曲:山本直純) 読者のみなさん、 山本直純さんを存知ですか? 大人になっても、純な心の持ち主でしたね。 彼のこの曲を聴いてあげください。 ○二木紘三のMIDI歌声喫茶   http://www5f.biglobe.ne.jp/~futakoz/versoj/v-douyou/ichinenseininattara.htm


62 心の青空

オトーサン、 「雨かぁ」 サイクリングができません。 8時44分、奥方と娘を駅に送ってから、 映画を見に行くことにしました。 柏周辺でも市川でも、上映時間が合わないので、 ユーカリが丘へ行くことに。 ナビで、目的地をチェック。 「出てこんなぁ。登録してなかったのか」 次に、スーパー>千葉県>八千代市>サティ 「出てこんなぁ、じゃ駅名で探すか」 ・駅>北総鉄道>ユーカリが丘 これも、ダメ。 あるいは、と思って、 「最近の行き先」を検索してみました。 すると、ちゃんと出てくるではありませんか。 「へぇ、このナビ、何でも覚えているんだ」 はじめて使った機能です。 ちょっとトクした気になっていたら、そこへ黄色いティーダ。 「今日は、いい日になるかも」 オトーサン、 「やはり、国道16号は混むなぁ」 ユーカリが丘までの距離は、27km、 到着予定時刻は、9時45分でしたが、 白井市に入ったところで、渋滞につかまりました。 「えー、雨の国道16号線という感じですね。  動きませんねぇ。  しかも、このナビ、280号線と表示しています。  どうなっているのでしょうねぇ。  間に合いそうもありません。  気持ちがどんどん落ちこんでいきます。  以上」. ふっと、口をついて、古い歌が。 ♪ 雨よ降れ降れ 悩みを流すまで  どうせ涙に濡れつつ 夜毎嘆く身は  ああ帰り来ぬ 心の青空  すすり泣く 夜の雨よ 「えー、9時45分になってしまいました。 あと4.5kmですが、この先で、左折して成田街道に入ります。  渋滞しそうなので、ずっと手前で、左折しましょう。  以上」 オトーサン、 ユーカリが丘の高層ビルが見えてきたので、 ほっとしました。 しかも、こちらの方向から行くと、 サティの立体駐車場が目の前でした。 「えー、10時です。思ったよりも、早く着きました。  やはり、ナビに逆らったのが正解でした。  以上」 「えー、いまトイレです。  さっき、駐車場でもみじマークのおじいさんが、  駐車しようとして、柱とクルマの間で、進退きわまっていました。  年とると、イヤですねぇ。判断力まで鈍ってくるのでしょうか。  そんなところに無理やり入れようとしないで、  その先のもっと楽なところがあるでしょう。  そう言ってやりました。  以上」 「えー、この駐車場、タダなんですね。  入れにくくて、駐車場の出来は最低ですね。  以上」 その昔、快適駐車場事業を企画したこともあって、 いろいろな駐車場を見て回りました。 スーパーでは、木場のイトーヨーカ堂の駐車場が最高ですね。 出入りしやすく、停めやすく、無料。 オトーサン、 うなぎの寝床のようなサティの店内を通過し、 ペデストリアンデッキをえんえんと歩かされて、 エレベーターに乗って、ようやく5階のワーナー・マイカルへ。 「ありゃぁ」 平日の朝なのに、行列です。 しかも、階段を下りていって、行列のお尻に並ぶのです。 おばさんたちが、おしゃべりしています。 「若い娘が多いわね」 「電車男を見るみたい」 「へぇ、人気なのね」 「これじゃ、10時20分のに間に合わないわね」 「まあ、コマーシャルの時間が10分くらいあるけど」 「こんなに混むのは、雨だからかしら」 「今日は、レデイースデイなのよ」 「そうなの。明日にすればよかったわ」 係員が、10時15分になって、 ようやく、間に合わないひとを別の窓口へ案内します。 「おい、おれのは、10時30分なんだけど」 「順番ですから、お待ちください」 結局、上映間際に入れました。 おかげで、コーラを急いで買うのが精一杯。 すでに予告編がはじまっていました。 オトーサン、 映画の終わり頃、猛烈な尿意。 映画館が冷えていて、そこでコーラを飲んだためでしょう、 席を立って、出口の壁際で未練がましく見ていました。 「あー、腹減った」 サティ2階の焼肉屋が目についたので、飛び込みました。 ここ、おすすめでした。 ○焼き肉屋 くいどん  住所:千葉県佐倉市ユーカリが丘4-1-1 電話:043-489-1129 ・ランチ:石焼ビビンバセット 800円 「ワカメのスープ、サラダ、漬物、コーヒー付き。  その上、大盛りサービスもします。  座席もゆったりしているし、  接客もいいし、帰りにガムくれたし。  この店いいですねぇ。  以上」  オトーサン、 帰路は、そう急がないので、成田街道へ。 反対車線は2km以上の大渋滞ですが、こちらはスイスイ。 悪いような気がします。 「へへ、VIP待遇だ」 国道16号線もスイスイでした。 あまり早く帰宅しても、しょうがないので、 国道16号線沿いの 道の駅・八千代ふるさとステーションに寄りました。 「へぇ、満員だ」 裏手の臨時駐車場へ回りました。 未舗装で、傾斜面にあり、となりは水田と川。 「大雨のとき水没、すぐ退場して!」 黄色に赤い文字の大看板が出ています。 裏手から野菜の直売所に入りました。 「チョー、混んでるなぁ」 地場の新鮮野菜が評判のようです。 オトーサン、 「川を見てから帰るか」 雨のなか、傘をさして、川を撮影しに行きました。 かなり大きな川です。 「ふーん、増水しそうだなぁ」 そのとき、川岸の舗装道路に気がつきました。 「ひょっとすると、これって、CRじゃないのか?} 前に印旛沼をサイクリングしたとき、 若いステキな女性2人組が、八千代のほうへ向かっていました。 その続きがここだったのかも。 早速、帰宅してチェック。 「おお!」 やはり、印旛沼とつながっていたのです。 しかも...、ここから20kmも走れば、東京湾に出るのです。 急に、心に青空が広がってきました。 海へ海へ、 ひた走るわが姿が浮かんでまいります。 「往復40kmか、  余の辞書に不可能はないぞよ」 オトーサン、 気をよくして、さきほど口づさんだ歌が 例の「MIDI歌声喫茶」に出ているかチェックしました。 「おお、あった!」 ♪ 暗い運命に うらぶれはてし身は   雨の夜道をとぼとぼ 一人さまよえど   ああ帰り来ぬ 心の青空   降りしきる 夜の雨よ  (雨のブルース  作詞:野川香文 作曲:服部良一) ○二木紘三のMIDI歌声喫茶    http://www5f.biglobe.ne.jp/~futakoz/versoj/v-senzenkayou/amenoblues.htm オトーサン、 「...思いだすなぁ」 あれは、まだ独身サラリーマンの頃ですから、 もう40年も以上前のことでしょう。 名古屋駅前のクラブで、 ひょんなことで、全盛期の淡谷のり子ショウを見ました。 そのとき、黒い衣装に黒髪の彼女が舞台に登場し、 この歌を情感豊かに歌いあげていたものです。 「晩年の毒舌も、痛快だったなぁ」 「今の若い歌手のひどいこと。  のど自慢で、かね1つといったようなものが、  恥も外聞もなく盛んに歌っている。  テレビのスイッチを思わず切りたくなるような歌手が多いんで、  嫌になっちゃいますよ」 ○淡谷のり子  1907〜1999 青森県青森市生まれ  戦前・戦中・戦後と激動の昭和を駆け抜けた、  日本を代表するブルースの女王。  1954年「夜の東京」で歌手スタート。  56年の「私此頃憂鬱よ」が好セールスを記録。  そして翌57年、「別れのブルース」で大ブレイク、一躍時の人に。  以来、「嘆きのブルース」「君忘れじのブルース」などヒットを飛ばしていく。  優しさと悲しみとやるせなさを包み込んだヴィブラート・ヴォイスは、  すべての日本国民の心を捉えて離さなかった...  出典:goo音楽  ・http://music.goo.ne.jp/artist/ARTLISD1104516/


63 コソ練?

オトーサン、 「あっ、雨だ!」 昨日から天気予報を何度もみて、 午前中は、何とか天気がもつというので、 サイクリングを計画していました。 風向きまで計算して、コースを選んだというのに、 計画は白紙に戻さねば。 ああ、無情の雨! 9時51分、スタート。 ナビには、到着予定時刻10時54分、31kmと出ました。 前から気になっていた 水海道のパン屋、ニコラに行くことにしたのです。 読者のみなさん、このパン屋さん、ご記憶ですか? 堂々の第6位ですよ。 ○読者が選ぶお気に入りパン屋さんとパン   好きなパン屋さん(BEST20)  出典:All About 2004/12/24 1位 Zopf (松戸)    2位 VIRON (渋谷)    3位 メゾンカイザー (白金高輪)    4位 ameen's oven (西宮)    5位 チクテベーカリー (町田)    6位 NICOLAS (水海道)    7位 ブランジュリ タケウチ (大阪)    7位 ブランジェリー コム・シノワ   (神戸)    7位 PAUL (東京、大阪)    10位 アンデルセン(青山)   オトーサン、 柏中央公民館の図書館に立ち寄りました。 10時31分、再スタート。 雨はやんでいます。 すぐ近くのガソリン・スタンド、レギュラー109円でした。 「入れとくかなぁ?まあ、いいや」 先を急ぎます。 順調に、国道6号線、取手の先から294号線へ。 交通難所の守谷が近づいてきました。 ナビには、工事中のマーク。 「何の工事やってるんだ?」 渋滞のおかげで、工事内容が分かりました。 「交差点の立体化により、渋滞が緩和されます。  平成16年9月28日から、平成20年9月30日まで。  おお、4年がかりの大工事ですな。  以上」 オトーサン、 11時25分、割烹・満月に到着。 実は、最近の行き先にここがあったたのです。 ニコラは、水海道の駅のそば。 もう1kmも走れば、到着するでしょう。 「えー、11時50分、ようやくニコラを探し当てました。  分かるわけないよなぁ。  こんなにちっぽけな店とは思わないもん。  間口は、2間はないのでは?  以上」 「えー、ごちゃごちゃと1070円も買い込みました。  お目当てのデニッシュとかクロワッサンといった  バター系は、夏はつくらないとか。  しょうがないので、スコーン類を買いました。  以上」  ○ニコラ  住所:茨城県水海道市渕頭2988−103  電話:0297-23-0025  営業時間 10:00〜18:00  定休日:月火  http://www11.ocn.ne.jp/~nicolas/index.html オトーサン、 すぐ帰路につきました。 でも、守谷の渋滞は避けたいので、ナビの指示を無視。 どこか分かりませんが、広い道路を東に向かいました。 「ニュータウンなのかなぁ?おっ!」 小奇麗な蕎麦屋をみつけたので、停車。 注文して、待つ間、店のパンフを見ていたら、 「おっ、なーんだ。北柏の玉川の支店じゃん」 店の裏手の駐車場から、傘をささずに店に駆けこみました。 ○地鳥めん棒 玉川   住所:茨城県守谷市薬師台3-1-2  電話:0297-47-8805 地鳥ランチ 1050円   (地鳥丼、小ざるそば、小鉢、お新香、みそ汁、そば豆腐、コーヒー) 「すごい品数で、この値段とは!」 感心しましたが、食べているうちに、やや幻滅。 肝心のおそば、味はいいのですが、茹ですぎ。 つけ汁に腰がありません。 支店を出すと、弟子の教育が追いつかないようです。 オトーサン、 新大利根橋有料道路へ向かいました。 「えー、12時55分、橋のたもとです。  ジャスコが大きく見えてきました。  以上」 料金所で200円払って、橋を渡ります。 この前、自転車で渡ったときは、 利根川をゆっくり心ゆくまでみることができたのに、 クルマでは後ろから追われて、そうはいきません。 「おお、黄色いティーダだ!」 こんな橋の上ですれちがうなんて、 ティーダも増えたものです。 オトーサン、 国道7号線へぶつかりました。 「そうだ、オッテイモに寄っていこう」 夏用のサイクル・ウエアのいい奴が欲しいのです。 「こんにちわ」 酒井店長、ちゃんと顔を覚えてくれています。 先客がいるのに、アイサツしてくれるなんて。 すぐ気をよくして、 値段も聞かずに上下買ってしまいました。 お値段は、2万円出して、お釣り少々。 ○L’ottimo 住所:千葉県柏市根戸高野台469-18   電話: 04-7134-7612   営業時間:11:00〜20:00   定休日:火曜 ・シャツ(castelli)  11130円     ・ショーツ(insport)  8715円   オトーサン、 関宿まで43km走ったことを報告しました。 バテバテだったという重要な事実は伏せております。 酒井くん、 「じゃ、そろそろ朝練に参加してくださいよ」 「だって、40kmも走るんだろう」 「8の字に回るので、途中で帰れば、30kmですよ」 「そう...、でも」 「コソ練はやめましょうよ」 「コソ練?」 「ひとりでこそこそ練習してもつまらないでしょう。  一度、土曜の手賀沼での朝練に参加して下さいよ。  はじめは、コースが分からないから、  私と諏訪の2人で、ご案内しますよ」 「ま、考えておくよ」 「待ってますよ」 酒井店長、とても商売熱心です。


64 海へ、その1

オトーサン、 「決行だ!」 8時50分に家を出て、 9時35分には、道の駅・八千代をスタート。 「えー、今日は、思い切って海へ向かいます。  曇り、無風。  湿度が高いようですが、走り出すと涼しいですね。、  新川沿いに、よし原のなかを走っています。  小鳥の鳴き声も聞こえて、最高!  走りはじめですので、スピードは控え目にしています。  以上。  あっ、オートバイがきやがった。 侵入禁止だろうが。  以上」 「えー、この新しいショーツ、短くて気持ちいいですね。  パットも、そう気にならないし。  以上」 読者のみなさん、 只今の発言、ちょっと補足すべきかも。 映画ならば、 ここは、昨日のL'ottimo店内の回想シーンでしょう。 諏訪くん、 「このショーツ、こういう風にパッドがついています」 オトーサン、 「Mサイズでダイジョウブかなぁ。  胴周り85cmだけど」 「アメリカのMサイズは、大きめですよ。  どうぞ試着してみてください。  パンツを脱いで、じかに穿いてください」 「えっ?」 酒井店長 「パンツ穿くと、スレるでしょう」 オトーサン、 試着して、内心つぶやきました。 「サイズは合うな。  何だか介護用の紙オムツをつけてるみたいだ。  ヤだなぁ。  でも、裸で穿いてしまったし、  いらないとは言い難いなぁ」 それでも、試着室から出ると、 こう爽やかに言う自分に驚きました。 「うーん、ピッタリだ。これ貰うわ!」 ○ 4-WAY PAD   ポリエステル・フィラメントのハイテク製品で、   次の特徴がある   @縦横双方の伸縮性に富む    Aお尻にピッタリ、フィットする   B通気性バツグンで熱がこもらない   C湿気を防ぐ   D長期間、衛生的である   E摂氏40度で洗える オトーサン、 「えー、10時02分、大和橋を渡って、右岸に出ました。  この難所、思ったよりも簡単に通過できました。  以上」 読者のみなさん、 ここも、補足が必要なようです。 実は、昨日、サイトで、このコースをチェックしたのです。 道の駅八千代から検見が浜まで、全長20km。 途中、勝田台周辺と弁天橋周辺が難所のようです。 迂回路を示す詳細な地図をメモってきたのですが、 その必要はありませんでした。 大和田排水機場の脇の細い道を通過したら、 もう成田街道の大和橋でした。 京成電車の鉄橋が目の前です。 ・花見川ー印旛沼ー利根川 サイクリングコース案内  http://www.asahi-net.or.jp/~fz6t-sby/cycling/katsutadai.html オトーサン、 右岸の一般道を走り出しました。 交通量が少ないので、思ったより楽でした。 でも...、 「ハーッ、ハーッ、長い、  ハーッ、ハーッ、カーブの、  ハーッ、登り坂。  ハーッアー、ハーッアー、  左手に赤い橋が見えました。  ハーッアー、  以上」 走り出してから、7km。 橋の周辺を撮影してから、 一休みして、ドリンクを飲みました。 しばらくすると、息切れもおさまりました。 「この橋を渡って、今度は左岸を走るわけです。  以上」 メモを取りだしました。 「おお、この先、秘境のようですなー。  野鳥が多い自然観察区域とあります。  ほんとかなぁ?  そうか、この弁天橋周辺が難所か。  川沿いの道は、未舗装なので、迂回路を行けとある。  以上」 オトーサン、 この後、ヒドイ目に合いました。 工事中で、迂回路を迂回させられたのです。 「えー、行き止まりです。  民家の庭に入って、  ハーッ、  犬にめちゃめちゃに吼えられました。  しょうがないので、ここから引き返すことにします。  以上!」 「えー、この右岸、砂利道です。  スピードは出せませんが、まあ走りやすいですね。  森のなかは、木陰がたくさんあって、気持ちいいですね。  この道は、まさに秘境ですな。  でも、この道、カラスだらけだなぁ。  以上」 ♪ ある日 森のなか  カラスに 出会った  花咲く 森の道  カラスに 出会った  カラスの いうことにゃ  オトーサン お逃げなさい  スタコラ サッササノサ  スタコラ サッササノサ  ところが カラスが  あとから ついてくる  トコトコ トコトコと  トコトコ トコトコと オトーサン、 この替え歌も吹きこもうとして、急停車。 カラスどもが驚いて、飛び立ちました。 「ありゃ、ICレコーダー忘れてきたかな?」 実は、先程、休憩して、 ドリンクを飲んでいたら、 1mほどの樹木をもったおじいさんが通りかかって、 話しかけてきました。 「おお、頑張っとるな!」 そのときは、激励の言葉を頂戴したと思ったのですが、 考えてみれば、悪い奴でした。 あの樹木、盗掘したにちがいありません。 そういえば、シャベルも持っていました。 そのドサクサで、 首からぶらさげていたのを 身体を拭くときに外してリュックに収ったのを すっかり忘れてしまったのです。 「よかった!あって」 ♪ オトーサン お待ちなさい  ちょっと 落とし物  白い ひもつけた  ICの レコーダー  あら カラス ありがとう  お礼に 歌いましょう  ラララ ラララララ  ラララ ラララララ (森のくまさん 作詞:馬場祥一/アメリカ民謡)  ・http://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/hog/shouka/00_songs.html  (この歌が聴けるサイトです) オトーサン、 歌いながら、 「海まで、あと10kmだぞ!」


65 海へ、その2

オトーサン、 「10時36分、ようやく花島橋に出ました。  休憩所の案内板に、海まであと9.8kmと出ています。  以上」 「ようやく、砂利道が終わりました。  スタート地点とおなじように、葦原のなかを走っています。  川のほとりには、釣り人も見え隠れしています。  以上」 「10時56分、京葉道路のガード下をくぐり抜けました。 海が近くなってきました。   以上」 「このあたり、よく整備されていますね。  アジサイの植え込みが続いています。  晴れてきたので、木陰道は助かります。  あれは、浦安の高層マンション群でしょうか?  以上」 (実は、幕張新都心のオフィス群でした)

この後、立て続けにガード下をくぐりぬけました。 (後で調べたら、JR総武線、京成電鉄、国道14号線、  東関東自動車道でした) 「あと3kmです。  海の匂いがします。潮風を感じます。  いよいよ、海が間近です。  おー、あれ、海かなぁ?  鉄橋の向こうの輝きは?  以上」 (JR京葉線でした。  多数の鉄道・道路が東京に向かっているのですねぇ) 「すいません、 海へ出たいんだけど、どうやっていくんですか?」 自転車のおばさん、 「ここが浜に出るサイクリング・コースなんだけど、  工事中で出られなくなって」 「無理やり通過できないかな。  あの柵の間から入れるかも。ダメか?」 「こちらから回っていきましょ」 「じゃ、そうしますか」 灼熱の大通りをまっすぐに2kmほど一緒に走りました。 「じゃ、あたしは、花の美術館に行くから、ここで」 オトーサン、 「えー、11時40分です。  海辺に出ました。  あー、海は広いな、大きいなという感じです。  浦安に、こんなにいい海岸があるなんて、  知らなかったなぁ。すばらしいですねぇ。  ロングビーチを思い出すなぁ。  以上」 検見川浜海浜公園の休憩所で、 ベンチにゴロンと寝転びました。 潮風の涼しいこと。 一息ついてから、 ウインド・サーファーをみながら、 (このひと、チョー下手クソ!すぐ倒れるのです。  きれいな写真を撮るのに、どんなに苦労したことか) お昼ごはんを食べました。 といっても、コンビニのおにぎり2ケ、 そして、あんパン1ケ。 「えー、鳩が寄ってきました。  やらないよ。貴重品なんだから。  ま、ちょっとだけやるか。  以上」 オトーサン、 ようやく、距離計をチェックします。 「ここまで、20.01kmでした。  わりと近いですね。  以上」 念願を達して、すっかり、いい気分になりました。 ゆっくり走ってきたせいか、さほど疲れも感じません。 「海を見るのは、久しぶりだなぁ」 1年前、晴海に住んでいた頃には、 毎日のように海をみていました。 ♪海は広いな 大きいな  月が昇るし 日が沈む                    「海をはじめてみたのは、いつかなぁ?」 戦時中、福井に疎開した頃でしょうか。 「そういえば...」 海を望む小学校の教室での会話を思い出しました。 「あの海の向こう、何があるのかな?」 「アメリカだよ。アメリカに決まってるよ!」 日本海の向こうにアメリカなんてねぇ。 「夏の海水浴、冷たかったなぁ」            ♪ 海は大波 青い波                   揺れてどこまで続くやら                                                    海にお船を 浮かばして  行ってみたいな よその国                                  (うみ  文部省唱歌・一年生   作詞:林 柳波 作曲:井上武士)    ・なつかしい童謡・唱歌・わらべ歌・歌謡・寮歌・民謡   http://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/hog/shouka/00_songs.html (この歌が聴けるサイトです) オトーサン、 白い波頭を撮影しに、水際へ。 「波の音が聞こえる、  ザーッ、ザーツ、いいもんですなぁ。  へぇ、ここ、カニがいるんだ!  おっ、魚が跳んだ!  以上」 12時03分、 20分ほど海辺にいて、 帰路につきました。 12時50分、 花島橋右岸の公園で休憩。 30kmくらいから脚が重たくなってきました。 ここでは、ドリンクを飲むだけ。 あと4km地点。 東葉高速鉄道の先で、 大事にとっておいた”あんドーナツ”を食べました。 「へぇ、ここ国道16号線のヨーカ堂のそばなんだ」 この辺は、新川と平行して走っていたのです。 あと1.5km地点。 「ハーッ、ハーッ、もうあと少しと思うと元気が出てきました。  時速25kmで飛ばしています。舗装もいいし。  いまホタルの里を通過しました。  以上」 「曇ってきて、しかも追い風なので、  気持ちいいですね。  もう、ラストランですね。  向こうに八千代の道の駅の銀色の屋根が光っています。  以上」 オトーサン、 道の駅に到着。 39.50kmでした。 距離をかせぐために、一手間かけました。 国道16号のガード下をくぐって、 道の駅に引き返してきたのです。 「えー、1時50分、ティーダのところに戻りました。  距離は、40.01kmでした。  以上」 この後、身障者用トイレで着替え。 短パンの太腿部分が真っ赤に日焼けしていました。 胸をはだけて走ったので、ネクタイ状の日焼けも。 意気揚々と、道の駅のレストランに乗り込んで、 マンゴー・ジュース(250円)をゴクゴクと。 「うめぇ!」  ほんとうは、ビールで乾杯!といきたかったのですが、 法令順守ということで。 では、お後がよろしいようで。 お後は、筋肉痛かもね。


66 父の日

オトーサン、 「今日は、お墓まいりだ」 前日、ナビでチェックしました。 母が眠る小平霊園までは、 51km、所要時間2時半と出ました。 「そんなに時間かかるハズないだろう」 有料道路利用に切り替えると、 61km、1時間半になりました。 「えっ?外環の大泉ICで出るの?」 てっきり中央道・調布ICから北上するものと思っていました。 晴海に住んでいた頃も、その前の大田区時代も、 そのルートだったからです。 「外環利用とはなぁ。ナビも大したもんだ」 近所を走り回っていると、 いつも「この、アホナビ!」と怒っているのですが 久しぶりに、ナビの有難さを痛感しました。 やはり、大した発明品です。 9時35分スタート。 ナビには、11時08分現地着と出ました。 息子夫婦と落ち合うのが、現地で11時30分ですから、 まあ、間に合うでしょう。 国道16号は、空いていました。 順調に常磐道柏ICのETCゲートへ。 「おい!どうした!」 ゲートが開かないのです。 後ろからきたBMWがクラクションでせきたてます。 「ETCカードもないのに、入りやがって」 そういう気分なのでしょう。 「何でなんだろうね、ひどいね」 奥方、 「そうよね、信号が赤になったわよ」 BMWは、バックして別ゲートヘ。 「何で急に赤になったんだ。ひどいよなぁ」 「もっと前から表示しなくてはね」 「こんなこと、はじめてだ」 係員も出てこないので、指示を無視してバックしました。 「公団のアホめ、右翼のアホ!」 たまたま、街宣車ががなりたてながら通過。 「ETC/一般のほうは、通過できるのになぁ」 オトーサン、 10時12分、三郷から外環へ。 「何かSFの世界みたいだね。防音壁に取り囲まれて」 そのグレーの世界を120kmで疾駆するクルマの群れ。 「ここ、最高速度80kmじゃなかった?」 70km-110kmで、走行を続けました。 「防音壁がなくなって、前方にきれいな橋が見えます」 10時30分、大泉ICを出ました。 家から、ここまで55分で着たことになります。 ETCゲート故障がなかったら、5分短縮できたでしょう。 オトーサン、 知らない街なので、 西へ向かって、ナビの言うとおり走っています。 「ふーん、大泉って、こんなところなんだ」 ひばりが丘に住んでいる知人を思い出しました。 街路樹が大きく育って、風格を感じさせます。 西武池袋線沿いに走っているせいでしょう。 「大渋滞だな。何キロも!」 不動産屋の立看板が目に止まります。 「3LDK、平成3年、1440万円。ペットOKか、へへ」 「4LDK、南向き、駐車場つき。4000万円」 「続々とマンションが出来ていますね」 「この駅雨、不動産屋だらけだな」 「バス停留所に行き先が書いてある。  吉祥寺行き、阿佐ヶ谷行き、荻窪行き、上石神井行き、  大泉学園行き、西武車庫行き... こりゃ、バスだらけだ、道が混むはずだ」 奥方も釣られて、 「西武線沿線って、人気あるのかしら?」 「この辺の道、自転車と混合で危ないなぁ」 「あたしの友達が、西武新宿駅きらいって言ってたわ。 乗換えが大変だって」 歌舞伎町を抜けて、JR新宿駅へ歩かないといけないのです。 新青梅街道に出ました。 「この辺は、走りやすいな」 11時18分、10分遅れで、小平霊園に到着。 まず、石材店によって、花を買います。 奥方、 「手際がいいのよ。  何も言わないのに、はい、これとこれとこれですって」 花、手桶、柄杓、お線香、マッチ、箒。 オトーサン、 「おお、もう来ている」 息子夫婦が、霊園事務所前に駐車して、洗車中。 聞けば、首都高が空いていて、11時には着いたとのこと。 早速、クルマを連らねて母のお墓に向かいます。 この霊園、何しろ広いのです。 ○小平霊園  昭和23年に開設した都営霊園。  総面積は約65万平方メートル、  墓地として利用されているのは半分で、  園路や緑地の多い明るい公園となっている。  野口雨情、壺井栄、小川未明、柳宗悦、  宮本百合子、伊藤整などの著名人が眠る。  ・住所:東京都東村山市萩山町1-16-1  ・電話:042-341-0050(管理事務所)  ・交通手段:西武新宿線「小平駅」下車北口徒歩5分  ・芝生墓地(4平米/平成16年7月現在) 永代使用料/1,528,000円 年間管理料/  3,520円   平成17年度募集 38区画 応募倍率:70倍(平成13年度) オトーサン、 「おい、ここだよ」 息子は、お墓の場所を忘れているようです。 草むしり、そうじ、献花、お線香の火つけ。 一通り、息子にも手順を教えてやってもらいます。 喪主という立場上、最初に手を合わせて祈りました。 「どうぞ安らかに」 奥方、 「あのね、お墓に水をかけるものなのよ」 「だって、お墓の上に、写真置いたから、  水をかけにくくて」 「脇にかければいいでしょ」 続いて、奥方、息子、息子の嫁、 4人だけのさびしいお墓まいりです。 若貴兄弟ではありませんが、 弟は、今日はゴルフに行くそうで、別の日にお参りするとか。 上の娘は、NY。 下の娘は、仕事で遅く帰ってきて、敬遠。 核家族化、価値観の変化、その他もろもろの理由で、 お墓参りも、形骸化してきたようです。 (小泉さんの靖国参拝、本心からかなぁ?) オトーサンのお墓なんか、 誰もお参りに来ないかも。 無縁仏になって整地されて売り出されるかも。 オトーサン、 「ご苦労様。  それじゃ食事して、解散しよう」 息子夫婦とは、正月に顔をあわせて半年ぶり。 せめて、食事くらい一緒にせねば。 「今日は、父の日だしなぁ」 誰も、そう思っていないようです。 ○父の日  ジョン・ブルース・ドット夫人が、  男手ひとつで自分たち 6人兄弟を育ててくれた  父ウィリアム・ジャクソン・スマートに感謝したい。 そう牧師協会に嘆願したのが、1909年。  1934年に父の日委員会が結成され、  6月の第3日曜が父の日に制定された。  ニクソン大統領時代には、祝日になっている。  日本で一般的な行事になったのは、1953年から。 オトーサン、 「昼メシ、適当なところでいいか?」 「ああ、任せるよ。でも、路駐はイヤだよ」 「そうか」 頭にあったうなぎ屋さん、駐車場があったっけ。 てなことで、行きついたのが、肉の万世。 広い駐車場がありました。 「何でも好きなのを食べていいぞ」 父の日は、確か、おごられる日のはずですが、 まあ、ハレの日の一種ですから、 たまには、おごってもいいでしょう。 「うまいね」 「お肉がやわらかいわ」 息子の会社の話、サイクリングの話、 娘たちの近況など... 「万世って、昔、行ったことあるよね。 柏インターのそばのお店」 「ああ。覚えていたか」 「うまかったからね」 「秋葉原の本店も行ったよな」 奥方 「ええ」 息子 「行ったっけ?」 「万世橋のたもとにあるから、そういう名前になったんだ。  昔は、よろずよ橋って読んでいた」 「へぇ」 「昔は、そこが中央線の始発駅だった」 「へぇ」 「その建物は、いまは交通博物館になっている」 「へぇ」 ○肉の万世   創業は昭和24年。元々は電器屋。   10階建て、秋葉原本店は、お肉料理のデパート  ・住所:東京都小平市大沼町2-654-1   ・電話:042-343-2923  ・営業時間:11:30ー21:30 ・定休日 / 年中無休   ・テンダロイン・ステーキ(150g) 4300円   ・サーロイン・ステーキ(200g)  4200円  ・ミニ・ステーキ(130g) 3000円  .・ご飯、スープ、サラダのセット 500円   オトーサン、 奥方と2人になって、帰路へ。 「元気そうね」 「あいつ、肥ったなぁ、運動しなきゃ」 「自転車、盗まれちゃったんですって」 「へぇ、そんなこと言ってたか」 「おい、あの広告、面白いな。  あんなんで、いびきが止まるのかな?」 帰宅してから、調べるために、 早速、ICレコーダーに吹きこみました。 ○いびき防止器「イビカ」   横向き睡眠でイビキを防止する  アイキ産業 03-3922-2112 オトーサン、 帰宅して、いびきと入力。 「実にいろんな製品があるんだなぁ」 @鼻をつまむもの A鼻にかぶせるもの B首に巻くもの(いびきを感知し、バイブレータが作動) C腕に巻くもの(同上) 最後に、完全密閉型。 「は、は、は」 ひとりで高笑いしてしまいました。 「これなら、カンペキだ」 こんな物置きが日本中の旅館にあったら、 その昔、苦労せずにすんだのかも。 ・高いびき 友の相部屋 くじで決め 上司のひとりに、豪傑肌のひとがいて、 このひとの、いびきのすさまじさは有名でした。 部内旅行で、運悪く、同室になってしまいました。 規則的ならまだ我慢できますが、 時々、いびきがパタッと止まり、 10秒もしてから、息を吹き返したようにいびきをかきだすのです。 「いびきとは上気道が狭くなり、こすれて出るまさつ音」 アメリカでは"国民病"のひとつ。 頭では、分かっていても、気が気じゃありません。 結局、眠れぬ夜を過ごしました。 「白河夜舟の高いびきか。  冗談じゃないよ。医者に早く診てもらえよ」 尊敬心が薄らいでしまったことは事実です。 ○白河夜船(しらかわよぶね)   ぐっすり寝込んでいて何が起こったか全く知らないこと。    京都を見物したふりをする人に白河(京都の地名)のことを尋ねたら   川の名前と勘違いして、夜、船で通ったから知らない。   そう答えたことから、この名がついた。


67 海へ、その3

オトーサン、 「あんまり運動しずぎてもなぁ」 このところ、我ながら頑張っています。 1日40kmも走るなんて、運動しすぎかも。 疲れが後を引いて、その後、数日は、ふらふら。 柏しょうなん公民館で、本を借りました。 筆者はスポーツ医学界の重鎮とか。 ・前田如矢「スポ−ツをしても健康にならない理由」PHP研究所 1994年 ●運動のし過ぎで起きる症状  @いつまでも疲れが残る  A食欲が出ない  B充実感・爽快感がない  C寝つきが悪く、熟睡できない 「でも、AとBとCは、該当しないなぁ。  食欲旺盛、白河夜船状態だもん」 こういうとき、多数決で決めていいのでしょうか。 本を読み終えても、疑問が消えませんでした。 「ま、体調と相談しながら、運動せよということだろう」 この本には、興味深いデータが掲載されていました。 運動していれば若返るというのは、事実のようです。   暦年齢   実年齢  その差   25歳 23〜27歳 4歳   35      31 39  8 45 39 51 12 55 48 62 14 65 57 72 15 75 66 84 18 85 75 95 20 「...すると、オレと同じ66歳のひとは、  58〜73歳の範囲でバラツいていることになるのかも。  ま、実年齢は、58歳ということにしておこう!  今日は、走るぞ!」 オトーサン、 「また海を見に行こう!」 先日の検見が浜に感動しました。 今日は、別の海岸。 大観覧車と水族館で有名な葛西臨海公園です。 起点は、小岩菖蒲園の駐車場。 ここは、300台駐車できるとか。 8時35分、早目にスタート。 「えー、国道6号線、根木内交差点の先が混んでいます。  小金原団地のほうへ迂回します。  以上」 「えー、9時15分、松戸の先です。  ナビは江戸川を渡って、右岸を走れと指示しています。  でも、渋滞じゃんか。  橋の手前、左岸の松戸街道をいつものように走りましょう。  以上」 「9時29分、市川広小路を逆進するように右折し、市川橋を渡ります。  以上」 「9時33分、  ナビの指示を2度無視したおかげで、  スムースに小岩菖蒲園に着きました。  しかも、市川橋の下なので、涼しいです、最高です。  うまいところに駐車できました。  以上」 すぐそばの京成電車の下の簡易トイレへ。 電車がひっきりなしに通過し、轟音のすさまじいこと。 蛇口をみつけて、タオルを濡らしました。 これで、準備完了。 オトーサン、 「9時43分、スタートします。  いやぁ、暑いですね、もう夏だなぁ」 「でも、走りだすと、風が涼しいですね。  江戸川の河原は、広々しているし、緑があざやかだし、  気持ちいいですね。  海まで、15kmの表示が出ました。  案外近いですね。  以上」 「海まで12.5km。  おっ、何だ、あのお寺の看板は?」 堤防下のお寺に、有名な松があるようです。 自転車をとめて、撮影しました。 見越しの松が何本もあるので、 散歩中のおばさんがやってきたので、質問しました。 「東の横綱の松って、どの松ですか?」 「ああ、ようごうの松ね。  ここからは、見えないわ。 背が低いけど、枝が張っているのよ。 お堂が焼けたけど、再建されてきれいになったわよ。 見ておくといいわよ」 「じゃぁ、そうしましょうか」 今日の走行距離は大したことないので、 堤防からの自転車の上げ下ろしが面倒ですが、 ちょっとだけ寄っていくことにしました。 「おお、こりゃ、すごいわ!」 枝の広がりは、1枚の写真に収まりきれないほど。 ○影向の松   ・天然記念物。樹齢600年。 枝の広がりと美しさは、全国屈指のもの。    影向(ようごう)とは神仏が一時姿をあらわすことを意味する。    能舞台の背景の松は影向の松を現したもの。   ・所在地:江戸川沿いの善養寺境内。         東京都江戸川区東小岩2丁目24番地。     ・交通手段:総武線小岩駅から徒歩15分、  ・http://www.kyoboku.com/47/tokyo/you.html ・http://www.geocities.jp/y_tadashi_jp/yougouno_matu/yougouno_matu.htm   盛んにあちこちから写真を撮っていると、 おばあさんが、おじさんと連れ立ってやってきて、 影向の松の立て札を読んでいます。 「元気なおばあちゃんだなぁ」 そこで、近寄っていって質問しました。 「お元気ですね」 「いくつに見えますか?」 どうやら、息子らしいおじさんが聞いてきます。 すばやく計算します。 「オフクロは83歳で死んだけど、その5年ほど前は元気だったな。  すると、このおばあちゃんは、78歳かな?」 おじさん、 「95ですよ、95!」 「えっ、95歳、ほんとですか?」 「そうなんですよ。  100歳まで生きると威張ってますよ」 「そりゃ、ダイジョウブだよ、  オレのほうが先に行くかもよ。  100歳どころか、この松くらい長生きしますよ。 だって、そんなにお元気なら」 (注;前掲のデータには95歳がないが、    類推すると、以下のようになる     暦年齢   実年齢  その差   95歳 84〜106 22 おばあちゃん、 「息子たちがよくしてくれて、あたしゃ幸せ者ですよ」 「この方は?」 「私は、4男です」 「子供が9人いて、男が7人で、女が2人」 「ほー」 「ですからね。  私、千葉県の出身なのですけど、 大正7年に、いまの江東区砂町、  昔は、砂村といったけどに出てきて   砂町の学校を卒業して、もう砂町に何十年もおります。  でま、戦争でもって、埼玉県の秩父のほうに行きましてね」 「ほう。疎開したんだ。 「お孫さんもひ孫さんもいるでしょう」 おじさん、 「40人くらいになりますよ」 「じゃ、学校の一クラスだ。  おばあちゃん、何でも食べられるの?」 「あの、もうね。歯はもうないんですけど、  やわらかいものを頂戴しております」 「へぇ、元気だね。声がでかいもん。  息子さんよりもでかいもん、ははは」 おじさん、 「声がでかいとよ、おばあちゃん。 「耳が遠いから、声だけ大きくてね」 「いや、それが身体にいいんだよ。  何か運動しておられるの?」 息子さん、 「よく歩きますね」 「そうね、”二本足は二人の医者”っていうからね」 「それと、ラジオ体操を欠かさずやっております」 「へぇ、ラジオ体操?懐かしいねぇ」 ♪新しい朝が来た 希望の朝だ  喜びに胸を開け 大空あおげ  ラジオの声に 健やかな胸を  この香る風に 開けよ  それ 一 二 三  (ラジオ体操の歌   作詞:藤浦洸 作曲:藤山一郎)   ・http://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/hog/shouka/00_songs.html   (この歌が聴けるサイトです) 長寿の秘訣の取材を続けたいところですが、 先を急ぐので、土手に引き返しました。 「よっこらしょ」 この言葉が頻繁に出るようになったらお終いとか。 オトーサン、 「えー、右側は篠崎街道。かなりクルマが走っています。  でも、この川辺、気持ちいいいですね。  とても大都会の中とは思えませんなぁ。  以上」 ♪新しい朝のもと 輝く緑  さわやかに手足伸ばせ 土踏みしめよ  ラジオとともに 健やかな手足  この広い土に伸ばせよ  それ 一 二 三 「えー、  10時15分、前方に江戸川大橋が見えてまいりました。  以上」 「いま、ポニーランドに差しかかりました。  馬もいなきゃ、ひともいない。  あるのは、白い柵と簡易トイレだけ。  おっ、水上バスの発着所と書いてありますね。  週末しか営業しないのでしょうか?  ここから、江戸川と旧江戸川の分岐が撮れそうです。 「えー。海から9.5km。  時間は10時20分ちょうどです。  もう江戸川の水門が目の前です。  以上」 オトーサン、 「10時27分、右岸の道が消えてしまいました。  通りかかった女性2人に聞きましたが、要領を得ません。  いま、一般道を恐る恐る走ったら、CRが復活しました。  以上」 「えー、この辺、ひどいですね。  洗濯物を干したアパートとか、造船所とか、  王子製紙の工場とか。  あっ、またCRが消えてしまいました。  以上」 「でも、この辺のひと、親切ですね。  ママチャリのおじさんが、わざわざ立ち止まって教えてくれました。  以上」 「10時42分、この辺、船宿だらけですね。  以上」 「今井橋を渡りました。  ここで、中川が注ぎこむのですなぁ。  また消えていたCRが復活しました。  あー、やれやれ。  以上」 「おお、マリーナも見えてきました。  100隻以上ありそうです。  海が、近いのでしょうか?  以上」


68 海へ、その4

オトーサン、 「えー、11時を回りました。5分過ぎ。  豁然と視界が広がりました。  CRの幅、非常に広い、8m幅はあるのでは。  海のように広い江戸川、非常に気持ちいいですねぇ。  前方に大きな橋がみえます。  あれが舞浜大橋なのでしょうか。  以上」 「えー、幼稚園の子供たちでにぎやかですね。  ダンボールを敷いて、土手を滑り降りています。  あの子たちも、ラジオ体操やってるのかなぁ?  以上」 オトーサン、 11時10分、 葛西臨海公園に到着しました。 海が見えないので、公園のなかを探し回ります。 「こんな場所、あったかなぁ?  森のなかのよく整備されたCRを走っています。  砂地ですが、実に走りやすいです。  以上」 「えー、11時15分、  鳥類園ウォツチングセンターというところに  着きました。  えー、ここまでの距離は、15.46kmでした。  以上」 見覚えのある大観覧車が、 広大な森の向こうに見えます。 暑くてたまらないので、木陰に移動しました。 草地に腰を下ろして、水をゴクゴク。 この鳥類園、人影もなく静まりかえっています。 ようやく、係員をみつけて、 「すいません、この辺に、レストランありますか?」 「あの観覧車のほう行ってください」 親切な若者で、地図をくれました。 この鳥類園、随分大きな面積を占めているのです。 大きな池があって、野鳥を観察場もあります。 「池なんかどうでもいいや。  早く海を見たいのに」 森が邪魔して、さっぱり見えません。 勘をたよりに走っていくと、 「おお、海だ!」 東京水辺ラインの船着場につきました。 景色はイマイチ。 人工的ななぎさになっているのです。 先へ進んでも、大したことはなさそうなので、 大観覧車のほうへ向かいました。 「いま、広い広い坂を登ります。  石畳だから、暑いこと、走りにくいこと。  以上」 「えー、11時28分、 ブルーマリーナというレストランに自転車を停めます。 以上」 「カレーライス600円を注文しました。  もうドリンクを飲み尽くしたので、  給水機の氷水を容器にいっぱい入れました。  以上」 広いレストランなのですが、平日とあって、 客は数人。 休憩がてら、それまで撮った写真を整理しました。 画像をチェックして、ひとつひとつ消去しました。 「しまった!」 ポニーランドの写真を消してしまいました。 「ま、いいか」 オトーサン、 食事を終えると、もう帰りが気がかり。 午後にかけて、どんどん暑くなっていきます。 木陰も減っていきます。 「帰るか」 水族館のそばのトイレへ寄ってから、 鳥類園を経由して、江戸川の土手へ。 そのつもりでしたが、出口が分からず、道なりに走り続けました。 「おお!ここ、絶景じゃん」 偶然というか、幸運というか、 日頃の行いがいいせいか、神の恵みのせいか、 葛西臨海公園のなかでのベストビューに出たのでした。 「おお、ディズニーランドだ!」 海の向こうに、シンデレラ城が浮かびあがっています。 「蜃気楼のようだなぁ。  TDL、随分行ってないなぁ」 というか、1回だけ、それもプレミアで招待された時だけ。 「あのとき、アグネス・チャン一家に出会ったっけ」 「...招待されて、フロリダのディズニー・ワールドにも行ったなぁ」 TDLがトヨタにスポンサー企業になってほしくて、 そんなことも、やっていたのです。 オトーサン、 「うーん、こりゃ、絵になる!  リゾートっぽい絵になる」 椰子の木をいれて、海の写真をとりました。 海の向こうに霞んでいるのは、TDLのホテル群でしょう。 TDLには通わなかったけれど、 シェラトンの朝食を家族で食べに行って、 束の間の海外旅行気分を味わったものです。 小さな立札に気づいて、 「なに?   椰子じゃないな。蘇鉄って書いてある。  ふーん、なんて書いてあるのかな?。  ”この木は、死にそうになったときに、  鉄を与えると蘇るので「蘇鉄」という言い伝えがあります。  飢饉のとき、九州や沖縄では、この実や茎を毒抜きして食べました”  ふーん。  以上」 「蘇鉄か、  ♪赤い蘇鉄の 実も熟れる頃  加那も年頃 加那も年頃 大島育ち-  いい歌だなぁ、バタやんが歌っていたっけ。  以上」   読者のみなさん、 2番以下をどうぞ。 ♪黒潮(くるしゅ)黒髪(くるかみ) 女身(うなぐみ)ぬかなしゃ  想い真胸に 想い真胸に  織る島紬  朝は西風 夜は南風  沖ぬ立神 沖ぬ立神  又 片瀬波  夜なべおさおさ 織るおさの音  せめて通わそ せめて通わそ  此の胸添えて  (島育ち   作詞:有川邦彦 作曲:三界稔)   ・歌は世につれ世は歌につれ:ナツメロ五十音索引    http://norimitsu.cool.ne.jp/natumero/50.html    http://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/hog/shouka/00_songs.html   (この歌が聴けるサイトです) オトーサン、 「そういえば、三沢あけみさんの歌もあったなぁ」  昭和36年、入社した頃、島唄ブームがあったのです。 ♪ 奄美なちかしゃ 蘇鉄のかげで   泣けばゆれます サネン花ヨ   ながい黒髪 島むすめ    島むすめヨ  愛人(かな)はいまごろ 起きてか寝てか   淋しがらせる 浜千鳥ヨ   南風(はえ)のふく夜は ねむられぬ    ねむられぬヨ  夏のおどりは 七日と七夜   みんな知りしょる 月の夜ヨ   名瀬の港の 船がでる    船がでるヨ   着せてみせたい 大島つむぎ   わすれられない あのひとにヨ   なさけひとすじ 島むすめ    島むすめヨ   (島のブルース  作詩:吉川静夫 作曲:渡久地政信)   ・歌は世につれ世は歌につれ:ナツメロ五十音索引    http://norimitsu.cool.ne.jp/natumero/50.html   http://norimitsu.cool.ne.jp/natumero/36-40/simanobules.htm   (この歌が聴けるサイトです) オトーサン、 12時16分、帰路に着きました。 途中、長い黒髪の美人に出会いました。 どういうわけか、ニコッと。 サイクリングしていると、 たまには、いいことに出会うもんですなぁ。 ♪ながい黒髪 島むすめ   島むすめヨ ♪着せてみせたい 大島つむぎ  わすれられない あのひとにヨ オトーサン、 美人に出会って、元気になって、 江戸川を上流へ遡る屋形船と競争したりしました。 時速20km出すと、船より早いことを発見しました。 「1時18分、ティーダのところに着きました。  この日の走行距離は、34.22kmでした。  以上」


69 鶏か卵か

オトーサン、 「雨かぁ」 Yahooの天気予報では、 弱い雨とあったのですが、本降り。 これでは、流石にサイクリングはムリ。 あきらめて、映画を見に行くことにしました。 上映時間の関係で、遠いユーカリが丘へ。 いつも1時間かかるので、。 今日は雨ですので、1時間30分みておくべきでしょう。 10時30分スタート。 ナビの到着時間は、11時27分、距離は24kmと出ました。 「えー、前をいく電報配達車がわき道に回るので、s  後をついて行ったら、渋滞のぬけ道でした。  やはり、蛇の道は蛇というか、商売商売ですな。  以上」 「えー、8号線へ出て、船橋方向に右折するのですが、  ここが渋滞しています。  流石の電報配達車も、渋滞中。  この抜け道はなののでしょうなぁ  以上」 「えー、国道16号に出ました。  雨だから渋滞を覚悟していたのですが、すいすい。  これは、驚きです。  以上」 「えー、米本団地前の歩道橋にます。  信号待ちをしていますが、  ビニール傘を差した農家のおばあちゃんが、  しきりに合図をします。  何かと思いましたが、どうやら気が触れているようです。  以上」 「えー、成田街道が混みそうなので、宮内交差点を左折しました。  一面の梨畑です、聖マリアンヌ病院もあります。  この道、がらがらですねぇ。  以上」 「大規模な工場の脇を通過します。東洋製缶の工場か。  以上」 「えー、11時14分、もうサティの駐車場です。  早かったですねぇ。  1時間かかりませんでした。 「えー、11時15分、サテイの駐車場に到着いたしました。 45分で着きました。抜け道の効果バツグンでした。  以上」 オトーサン、 12時30分の上映開始まで、逆に時間が余ってしまったので、 クルマを停めて、ユーカリが丘の雰囲気を示す写真を撮りました。 高層マンションとモノレールを1枚におさめました。 「こんなド田舎に、すごいものを造ったもんだ」 山万というディベロッパーの創造力に感心しきりです。 「でも、あの高層ビル、びっしり人が住んでいるというのは、  何か、薄黄味わるいなぁ」 ○ユーカリが丘:安全安心と福祉の街づくり  ・http://www.yamaman.co.jp/total/index.html  (PLAYボタンを押すと、ビデオが上映されます) オトーサン、 「えー、サテイの駐車場、狭くて駐車しにくいのですが、  今日はとくに困難でした。  バックモニターカメラに雨滴がついて、画面が見えません。  この辺、日産さん、改良の余地があるのでは?  以上」 「えー、サティの売り場を散歩していたら、  イオンの広告がありました。  確か、サティの経営母体のマイカルは、倒産して、  イオンに買収されたのじゃなかったっけ?  すると、  ”ワーナー・マイカル・シネマズ・ユーカリが丘”と言うのも  妙なもんだなぁ」 ●イオンがマイカル支援 民事再生手続き中だったマイカルは   11月22日、イオン(旧ジャスコ)が支援先として決定し、   あわせて新たに会社更生法の適用を東京地裁に申請した。   マイカルは当初、民事再生法適用の手続きを選択したことで、   主力取引銀行の協力を得られず、支援企業の選定が難航していた。 オトーサン、 昼食は、フードコートのさぬき小町うどんで軽く。 「やはり、さぬきうどんは、うまいや」 ・ぶっかけ(小) 290円 ・天ぷら(かぼちゃ) 100円 ・天ぷら(海老かきあげ) 150円 あっという間に昼食も終了。 「あと、30分以上もある」 てなことで、今度は珈琲館へ。 珈琲館ブレンド(400円)を飲み、読書。 「なつかしいなぁ」 晴海に住んでいた頃は、 よく豊洲店へ朝食を取りにいきましたっけ。 その日の食欲次第で、ホットドッグにしたり、トーストにしたり。 「ここのトースト、おいしいわね」 「あの店主、よく働くわねぇ」 「客筋も、まあまあだ」 奥方も同意見です。 「この珈琲館の1号店が専大前にあって、 九段の靖国神社前に会社があったので、 神田の古本屋街に行ったとき、よく立ち寄ったものです。 そんな関係で、全国津々浦々に出店するようになって、 旅先でみつけると、飛び込んでしまいます。 ○珈琲館  ・http://www.kohikan.co.jp/regular/index.html  ・http://www.kohikan.co.jp/info/history.html(会社沿革)  ・http://www.kohikan.co.jp/regular/shop/index.html(店舗案内) オトーサン、 "鶏が先か卵が先か" これは、よく引き合いに出される問題ですが、 「店が客を育てるのか、客が店を育てるのか」 珈琲館の場合で言えば、明らかに店の努力の賜物でしょう。 良い生豆を買いつけ、焙煎技術や抽出技術を向上させてきたから、 いい客がついて、一大チェーンの今日があるのでは。 オトーサン、 大笑いしながら、映画を見終って帰路に。 「えー、2時53分、ティーダのところに戻ってきました。  どうやら雨は上がったようですね。  以上」 「えー、成田街道、まあまあ流れていました。  今日は、ラッキーですね。  以上」 「えー、八千代の日産の中古車展示場前を通過します。  あの赤いティーダがまだ置いてあります。  売れないのでしょうか?」 「えー、国道16号冨塚の交差点から左折します。  海上自衛隊の下総基地方向へ向かいます。  以上」 「3時35分、卵直売の看板が見えました。  ちょっと寄ってみましょう、以上」 「えー、農家の庭に入ったら、ここじゃないといわれました。  入ってしまったので、もいでいる枝豆を買いました。  おじさんが、卵の直売はそこと言うので、  歩いていくことにしたのですが、遠い遠い。  汗をかいてしまいました。  以上」 オトーサン、 ようやく養鶏場に到着。 お店をみつけましたが、カギがかかっています。 「しょうがねぇなぁ、猫でも撮って帰るか」 そこへ、郵便配達のひとが来ました。 「そのインターフォンを押せばいいんですよ」 「やぁ、助かった」 おじさんが、養鶏場から出てきて、 無愛想に「何かね?」 「看板をみて来たんだけど」 「どれがいいかね?」 「かぐや姫?浦島太郎?変わったネーミングだね」 「全国発送もしてるし、ネットでも売ってるよ」 「ここでしか売っていないものない?」 「これどう?黄味が2つある」 「そうね、ウチの奥さんが珍しがるかも。  じゃ、これいただくわ」 ○i-tamago.net   ・徳用2黄卵(12ケ)300円   ・http://www.i-tamago.net/(向台の卵たち) オトーサン、 農家に戻る前に、養鶏場を覗いてみたくなりました。 自分が買った卵がどんな状態で生育されているのか、 知りたいのは、人情じゃありませんか? でも....、 窓もない灰色の長い倉庫が幾棟も並んでいます。 棟毎に巨大サイロ。 自動的に給餌しているのでしょう。 「かわいそうになぁ」 数万羽の鶏を鶏舎内の籠に1羽ずつ仕切って飼っているのです。 エサの自動搬送装置や卵を集めるコンベアもあるのでしょう。 ●ウィンドウレス鶏舎  窓のないことから、このように呼ばれている。  区分としては「ケージ飼い」である。  内部はコンピュータにより管理、制御されており、  温度管理、光量管理、給餌、集卵等が全自動で行われる。  給餌や集卵、フンの処理には  ベルトコンベアが使われ、集中管理できるようになっている。  出典:卵博物館:養鶏学コーナー     ・http://homepage3.nifty.com/takakis2 農家に戻って、 おじさんに聞いてみました。 「あの養鶏場、窓もないよ。  あれじゃ、鶏がかわいそうだよ」 「ああ。  時々、4トントラックが何台もきて、  卵を産まなくなった鶏を引き取っていくよ。  あれを見ると、卵なんか食べたくなくなるなぁ」 「最近は、みんなあんな風なの?」 「分かんねぇな。あそこは平飼いもやってるよ」 「...そう」 ”鶏か卵か”なんて、 気安く言ってる場合じゃありません。 "鶏も卵も”、 あんなところにびっしり詰めこまれてるのは、かわいそうですよー。 でも、高層マンションに住んでいるひとと同じように 鶏も住み心地がよくて、得意になっているのかも。 「薄気味わるいなー、薄黄味わるいなー」


70 夏の新製品

オトーサン、 「もう11時30分かぁ」 奥方を駅へ送っていった後、 柏しょうなん公民館に寄ったりしたので遅れました。 手賀沼の親水広場をスタート。 「えー、今日の服装は、ユニクロできめてみました。  上下、そして帽子もユニクロです。  黄色系統でまとめてみました。  この値段なら安いよなぁ。  以上」  ・ドライメッシュハーフジップT(半袖) 1990円  ・サーフパンツ 1990円  ・メッシュ帽子 1000円 ○ユニクロから、「BODY TECH」新登場  ユニクロは、この夏、初めてスポーツウェア市場に参入します。  慶應義塾大学と共同で、体の運動機能を科学的に検証し、  開発した新しいカテゴリの商品がユニクロに登場しました。  カジュアルからスポーツ、アマチュアからプロまで、  人やシーンを選ばずに着られる。  ”スポーツを科学したウェア”をキーワードに展開する新戦略的商品、  それが「BODY TECH(ボディテック)」です。  ・ http://www.uniqlo.co.jp/news/release/n20050601103012.html オトーサン、 走り出してすぐの手賀大橋の上から、 水の館をいれて手賀沼を撮影しました。 「煙っているから、味があるかも」 橋を下りて、工事中の道を走りました。 行く手を遮っている柵と柵の間が、 ちょうど自転車が通りやすいように開けてあります。 「いいね、こういうことは、みんなマネしてほしいな」 幅が狭過ぎたり、無情にも自転車を持ちあげなければ、 通過できないようになっている場所もあります。 国土交通省、全国点検してくださいな。 オトーサン、 「えー、11時53分、いま自転車のブレーキの調整をしています。  どうも早く走れません。  路面が濡れているせいか、  ブレーキ・シューが、ホイールに当たっているのか。  えー、蒸し暑いですね。  以上」 煙る手賀大橋を撮影しました。 霞んでいるので、きちんと写るでしょうか? 「えー、向かい風なんでしょうか?  ヨシもそう揺れていないのに、とにかく重いですね。  直線平坦路なのに、20km出ませんね。  以上」 「えー、大堀川にかかる北柏橋のところで、  ブレーキ・シューの調整をしました。  どうも、タイヤの空気がちょっと抜けているようですね。  以上」 「えー、水たまりを通過するのは、気持ちいいですね。  以上」 「えー、我孫子側に出ました。  手賀沼ふれあいライン沿いに大型トラックが10台くらい  停車しています。  臭い臭い。  みんなアイドリングやるなよなー。  以上」  この蒸し暑さじゃ、エアコンをかけなければ、  気持ちよく休憩できないかも知れませんが....。 「えー、12時16分、どうにもスピードが出ないので、  もう一回ブレーキ調整をしています。  以上」 「おー、めちゃめちゃ楽に走れるようになりました。  以上」 オトーサン、 12時25分、松屋に着きました。 「ハーッ、暑い暑い、  雨がパラつきだしました。  以上」 大事な自転車は、駐輪スペースではなく軒下に置きました。 汗びっしょり。 ユニクロのTシャツの宣伝にある"速乾"は、ウゾかも。 やはり、この前、L'otiimoで買ったイタリア製のほうが、 着心地がいいようです。 「松屋、混んでるなぁ」 いつもは、お昼前に利用するのですが、 ちょうどお昼時。 トイレで手拭をぬらして戻ってきたら、席がとられていました。 この時期、お店のおすすめは、麦とろ御膳(490円)ですが、 注文したのは、いつもの豚丼(並)290円と野菜サラダ100円。 豚丼の来るの待つ間に、 タオルをTシャツのなかに入れて身体を拭きました。 「うん、XLにしといてよかったな」 「おっ、外人がきた。へぇ、こんなところに来るんだ」 若い頃のトム・クルーズみたいです。 「何を注文するのかな?」 興味深く見守っていると、豚丼(並)でした。 「うん、こいつ分かってる!」 松屋は、手を変え品を変え、高いものを食わそうとしていますが、 その手に乗らないのは、相当の通と見ました。 「あー」 おなじみの肥った女店員が、 お皿を床に落として、耳たぶまで赤くなりました。 「うーん、やっぱり、トム・クルーズ君を意識したのか?」 みていると、トム・クルーズ君、冷静そのもの。 「おー、お箸の使い方うまいなぁ。  ぎっちょだけど」 混んでおかげで、人間観察が出来て愉快でした。 オトーサン、 この暑さで、走る気力を失ったので、 ケーズデンキに寄って涼むことにしました。 わが家で話題になっているのは、 エアコン、冷蔵庫、全自動乾燥洗濯機の3点。 まず、エアコンをみることに。 「おー、安いじゃん。3万5000円。奥方に買ってやろうか」 柏の家には、昨夏の終わりに引越してきました。 エアコンのついているのは、居間、娘の部屋、 そして、オトーサンの部屋。 この5月はじめ、奥方に提案しました。 「買おうか?いまの時期は安いから」 「そんなものいらないわよ。いつ引っ越すかもしれないのに」 「....」 予想通り暑くなってくると、欲しそうです。 でも、意地があって、買ってとは言わないのです。 「暑くて夜よく眠れないのよ」 「買ったらどうだ」 「エアコンだらけじゃ、電気代が勿体ないわよ」 オトーサン、 「これ下さい。だけど条件があるんだけど」 「はい、なんですか」 応対したのは、富田靖子風。 娘がよく似ているといわれる女優さんです。 「あのぅ、5月にエアコンをこのお店で買ったんだけど、 そのときに取り付けにきてくれたひと、感じがよかったんで、 できれば、そのひとにしてほしいんだけれど」 「はい、ちょっとお待ちください」 店内放送がにぎやかです。 ○○のご用命は、係員にお気軽にどうぞ。 ♪ケースデンキ 目玉の三菱は入荷が7月上旬になるというので、 5000円ほど高い東芝の新製品にしました。 Wコンパクトで、室内機、室外機ともちいさめ。 「お取り付けは、明日でよろしいですか?」 「勿論!彼が来てくれるんだろうね?」 「はいそうです」 「そりゃ、有難い」 天気予報では、明日から真夏日になるとか。 気がかりは、奥方のお天気ですが....。 奥方、 「いらないって、言ってたでしょ!」 娘、 「パパ、最近、お金遣いすぎだよ」 そんな反応が返ってこなければいいのですが。 オトーサン、 次に、気になっている冷蔵庫をみに行きました。 三菱電機が大宣伝しています。 ・うまさV(ビタミン)増量 光パワー野菜室! 「なに?  しまっておくと、ビタミンが増える? ...ったく、いろんなことを考えるなぁ。  幅69.5cmか、うちの台所に入るかな?」 幾種類もある三菱製品をにているうちに、 他社製品も、気になってきました。 「おー、こりゃ、スゴイ!  流石、シャープ、目のつけどころがちがうわ」 正直、感動いたしました。 クーラーに暖房機能がついて、エアコンになったように、 冷蔵庫に暖房機能がついて、いわば、”食品庫”になったのです。 ○保温ルーム「愛情ホット庫」  できたての料理のおいしさを損なうことなく  55℃で保存できる保温ルーム「愛情ホット庫(20L)」  業界で初めて開発しました。  熱変換効率の高いガラス管ヒーターとコンベクション方式のファンにより、  すばやく均一に庫内を温めます。  調理前にセットすれば調理中に庫内が温まり、  料理完成と同時に保温が可能です。  帰宅の遅いご主人のおかず、部活・塾へ行くお子様の軽食、  受験勉強のお子様の夜食やおやつの保温など、幅広い用途にお使いいただけます。  しかも、保温終了後は冷蔵温度帯へ自動的に切り替わります。  なお、お皿は上下2段に収納でき、アミ棚を移動することにより、  どんぶりや鍋などもそのまま保温できます。  ホット専用のペットボトル(350mL[高さ:158mm])も立てて収納できます。  ・http://www.sharp.co.jp/corporate/news/050225-a-2.html オトーサン、 1時25分、ケーズデンキを出ました。 ユニクロのTシャツ、完全に乾いています。 「まぁ、店のエアコンで乾いたんだろうけど」 「おー」 また、妙なものを発見しました。 汚いので、見向きもしなかった古本屋の店先に 「ベストカー」のバックナンバーがずらりと並べられているのです。 「そういや、最近号を買ってないな」 「えー、1時32分、ティーダのところに戻ってきました。  蒸し暑いですねぇ。  車内の暑いこと!」  これって、何とかならないの?」 シャープさん、いい知恵出してよ。 この後、ガソリンスタンドに寄り、 老人福祉施設のお風呂で汗を落としました。 湯上りで元気になって、 逆井駅前の本屋で週刊文春を買ってから、 となりの菓子店で、ケーキセット(420円)を食べました。 帰宅したら、もう3時20分を回っていました。 エアコンを買ったことを奥方に話すのは、 昼寝の後にしましょう。 「そうか、夕方まで帰ってこないんだっけ」 お蔭で、白河昼船が楽しめそうです。


71 成田空港Uターン

オトーサン、 今日は、娘が中国の北京に出張するので、 成田空港まで送る仕事が待っています。 朝から待機していましたが、一向に起きる気配がありません。 11発の便に間に合わないのではないか、イライラします。 ようやく10時過ぎに起きてきました。 「11時の便じゃないのか?」 「午後1時の便よ」 「なーんだ」 それが分かっていたら、朝一走りできたのに。 「えー、11時30分スタートします。  到着予定時刻は、1時02分、距離51kmです。  以上」 「えー、国道16号ここまでは、すいすい流れてきましたが、  12時08分、ついに渋滞に出会いました。  成田街道をまたぐ陸橋のところです。  対向車線は、もう何キロも渋滞しています。  以上」 「渋滞の原因が分かりました。 大型トラックが追い越し車線で立ち往生しているせいですね。 運転士が、のんびりと景色をみています。  どういう神経なのかねぇ。  事故責任は、自己責任じゃすまないのに。  みんなに迷惑をかけているのになぁ。  以上」 オトーサン、 この後、東関道の北千葉ICの手前2km地点から、 また渋滞に出会いました。 「一寸刻みになってきましたね。  信号が多すぎるよなぁ、16号線は。  以上」 「このあたり、中古車屋街道ですねぇ。  ミニバン専門店、輸入車専門店、RV専門店、  今度は、エスティマ専門店か、っはは。  以上」 オトーサン、 12時26分、ようやく千葉北ICに入って、 東関道を飛ばします。 「ティーダ、やはり3000回転を超えると、  エンジン音が変わりますね。  以上」 「クラウンのタクシーが、追い越し車線から  直前に入ってきたので頭にきました。  あれで、プロなのかねぇ。  以上」 12時48分、成田空港の第2ターミナルに到着。 予定時刻が1時02分でしたから、14分短縮したことになります。 お昼どきですが、空港の食堂は高くて不味いので、 娘の荷物を下ろすと、すぐにUターンし、帰路につきます。 「今日は、1日無駄に終わったなぁ」 空港道を飛ばします。 「おお、あれホリデイ・インじゃないか。  なんで東武なんかとくっついたんだ?」 あれは1960年代の後半でした。 会社の役員たちに多角化を提案して、 そのご褒美にSくんと2人、ホリデイ・インを訪問しました。 本部が、アメリカのテネシー州メンフィスにあるのです。 「おお!」 フランチャイジーに採用させるホテル用品の展示センターの 広大さには、度肝をぬかれました。 お皿、スプーン、フォークなど食器だけを展示した部屋。 ホテルの部屋に飾る絵画だけを展示した部屋は美術館そのもの。 海賊船をモチーフにしたものなど、 20タイプものホテルの食堂の展示もありました。 (大塚家具の有明ショールームは、このマネかも)。 帰国して、役員に報告しました。 「ホリデイ・インが日本に進出したいそうです。  提携してはいかが?」 トヨタとの提携が実現していたら、いまどうなっていたでしょうね? ホリデインの本部訪問後、 大河・ミシシッピー河をはじめてみて感激しました。 夜は、レストランのジューク・ボックスで、 テネシー・ワルツや ダスティ・スプリングフィールドのヒット曲を聞きました。 You dont have to say you love me" 英語が不得意だったので、 歌詞は聞き取れませんでしたが、 なんだか、ジーンときました。 この愛の歌を後になって エルヴィス・プレスリーが歌ったのですね。 "Elvis Presley:この胸のときめきを」でした。 ♪When I said I needed you  You said you would always stay  It wasn't me who changed but you  And now you've gone away  Don't you see That now you've gone  And I'm left here on my own  That I have to follow you  And beg you to come home  You don't have to say you love me  Just be close at hand  You don't have to stay forever  I will understand  Believe me, believe me  I can't help but love you  But believe me I'll never tie you down  Left alone with just a memory  Life seems dead and so unreal  All that's left is loneliness  There's nothing left to feel  You don't have to say you love me  Just be close at hand  You don't have to stay forever  I will understand  (この曲は、下記サイトで聴くことができます)  ・http://cdzinc.com/16K/rock/M_R/presleyelvis.html オトーサン、 話の流れなので、 この日、帰宅してから調べたことを、 先に、ご紹介しましょう。 「インターコンチに買収されたのか。  ああ、時代は変わったなぁ」 ○ホリデイ・イン買収される  Bass は、1987年に小さなホテルチェーンを買収していた。  だが、最初の目ざましい国際化は、  1988年のホリディ・イン・インターナショナルの買収だった。  1990年には、北米のホテル部門も買収した。  ホリデイ・インは、すでに中規模の世界的ホテル・ブランドだった。 1952年、メンフィスのKemmons Wilsonがアメリカの家族を対象に設立した。 絶え間ない投資努力の結果、国際的になったのだ。 1991年には、大衆向けのHoliday Inn Express が開業し、  1994年には、富裕層を狙ったCrowne Plazaが開業した。   出典:Our Histry     ・http://www.ihgplc.com/aboutus/history.asp オトーサン、 ナビがあまりにやかましいので、 佐倉ICで東関道を下りました。 目的地を「自宅へ」にセットしたら、 やたら一般道を指示し続けるのです。 自転車で行った印旛沼周辺を過ぎて、 成田街道に入り、またユーカリが丘を通過しました。 お目当ては、はなまる。 讃岐うどんを、また食べたくなったのです。 ぶっかけとトッピング2点を注文し、 レジで店員に話しかけました。 「お宅の社長に、大阪の尼崎店開店のときに会ったよ。  腰の低い温厚なひとだった」 「そうですか」 読者のみなさん、 これも話の流れなので、 先に結果をご報告しておきますが、 お値段は、しめて494円でした。 帰宅して、レシートをみて。 「ありゃ、儲けた!」 時そばじゃないですが、 店員さん、話に気をとられたのか、 天ぷら(かぼちゃ)のお値段をつけ忘れていました。 これって、お金、払いに行くべきなのでしょうか? ○はなまる  住所:佐倉市井野字東作1429-17 電話:043-464-8701 ・ぶつかけ(中) 399円   ・野菜かき揚げ 95円 オトーサン、 「おお、スムースに流れている!」 国道16号線、あまりに空いているので、 思わず走りながら写真を撮ってしまいました。 帰宅したら、奥方が出迎えました。 「エアコンどうした?」 「もう、ついたわよ」 ニコニコしていたので、心から安堵しました。 この後、コンビニでベストカーを買いました。 「徳大寺さん、退院したのか、  糖尿病は、後がこわいからなー」  おっ、御当地ナンバ−の記事が載っている! 半年前に編集部に取りあげるように電話したのが、 ようやく実現したのです。 平凡な一日でしたが、案外ドラマがありました。


72 61歳の青春!

オトーサン、 7時50分にスタートしました。 朝からムアーッとする暑さ。 yahoo!の天気予報では、 12時の気温が31度ということなので、早目に出ました。 土曜の朝で空いていて、40分で柏寿荘に到着。 走り出しました。 たちまち時速20km、まるで別の自転車みたいです。 昨日の夕方、なじみの自転車屋さんに行き、 ギアに油を差し、タイヤに空気を入れてもらったのです。 その効果たるや、バツグンでした。 オトーサン、 「いつもの利根運河ですが、  アオコが増えましたね。  土手の草も伸びましたねぇ。  40cmくらいの高さになってしまいました。  以上」 「国道16号の先は、土手の草刈りか終わってますね。  干草の匂いがします。  以上」 「暑いんですね。おじさんが、黒いパンツ一丁でジョギングしていました。  以上」 9時03分、江戸川に着きました。 運河公園の東屋で休憩していると、 中年のサイクリストがやってきました。 頑丈そうな身体つき、いい日焼けしてます。 「どちらから?」 「足利です」 「足利?ここまでどのくらい走ってきたのですか?」 「73kmですね」 「ひぇーっ、73km!  で、何時頃家を出たのですか? 「朝のねぇ、5時半です」 「5時半に出て...いま9時ですよね。  これからどちらまで?」 「葛西臨海公園まで行こうかと思っています。  ほんとうは、新潟のほうへ行くつもりだったけれど、  友達が熱出しちゃったんで」 「で、家まで帰ると、どのくらいの距離になるの? 「220kmくらいですね」 「ひぇーっ、家には、何時頃着くの?」 「夕方の5時半でしょう」 「じゃ、1日走っているんだ。プロですか?」 「いやいや、ほんとのアマチュアで、おじさんサイクリストですよ」 「あなたなら、ツール・ド・フランスに出られますよね」 「あれは、記録制限があるから、落とされますよ」 「はっはっはっ、自由参加はなしか」 ベテラン・サイクリスト、 ドリンクを飲んで、アンパンを取り出しました。 「この暑さじゃ、熱中症になっちゃうよね」 「そうですよねー、熱中症になっちゃいますよね。  だから、こうして飲んだり食べたりしないと」 「そうだよね、甘いものをね。アンパンが一番いいよね。  でも、大したもんだね。  葛西までねぇ。  この前、蘇鉄の樹の下で休みましたよ。  海とディズニーランドをみながら。  公園のなかでは、あそこが一番景色がいいですよ」 「そうですか。  帰りは追い風になるから、楽になるでしょう」 「でも、yahoo!の天気予報見ていたら、無風と出てましたよ」 「そう?向かい風でなければいいですよ」 オトーサン、 どうすれば、 こういうベテラン・サイクリストになれるのか、 取材を開始しました。 「若い頃からやっていたのでしょう?」 「いや、30代になってはじめたんですよ。  それまで、運動していなかったから、フラフラでしたよ。  とにかく何か運動しようかなと思ったんで」 「そりゃ、いいことですよね」 「でも、仕事も忙しくなってやめてしまって、  中年になって、また復活したんですよ。  この前は、出雲崎に行ってきました」 「出雲崎?」 「長岡の先ですよ。軽井沢から妙高を越えて」 「軽井沢までは、クルマで行ったの?」 「いや、家から自転車ですよ」 「ひぇーっ、何キロくらい?」 「1泊2日で、580kmでした」 「ひぇーっ、580km?  クルマでも大変なのに、自転車で。  その10分の1でも、おれ死んじゃうよ」 頭のなかに日本地図を思い浮かべました。 北に日本海、南に東京湾。真中にそびえる山々。 猪苗代湖にも行ったとか。 ベテラン・サイクリスト、 「仲間と行くでしょ。  夜になると、ビールを飲むんですよ。  もう飲みすぎかなというくらい飲んじゃうんですよ。  翌朝、酔いが残っていても、  走っているうちに、アルコ−ル分が飛んでいくんですよ」 「汗になって消えちゃうよね。  ところで、いま、おいくつ?」 「もう49ですよ」 「あぁ、49で、それだけ走れるんだ」 「いや、私の友達に61になるひとがいるんですけどねぇ。  私より早いですよ。  ああいう人をみると、まだまだだと思いますよ」 「へぇ」 「で、聞いてみたらね、  そのひと、年間2万km走るっていうんですよ」 「なに?61歳で、年間2万km?おれ死んじゃうよ」 「1日平均、60何キロ走っている勘定になるんですよ。  でも、雨の日や雪の日もあって、毎日走っているわけでないから、  走る日は、100kmくらい走っているんでしょう」 「すごいね」 「人間、やる気になればできるんですよ」 「そうだね、ほんとうだねぇ」 「ほかのことやらないで、こればっかりやっていれば、  そのひとの域に到達できると思ってやっているんですよ」 「そうだね。楽しいよね、走っているとね」 「そのひとを見ていると、60過ぎてもダイジョウブだという気になれますよねぇ。  いい先輩に会えてよかったですよ。  あなたはおいくつですか?」 「ぼく?ぼく、66歳」 「でも、若そうじゃないですか」 「まだ、はじめて半年も経っていないからねぇ」 「急にはじめたんですか?」 「いやいや、前に少しやってた。  そう、あなたくらいの年の頃に。  でも、サラリーンマンやってると、あなたみたいには出来ないね」 「ひまをつくって走るようにしないとね」 オトーサン、 彼の真っ赤なロードレーサーを見て、 「いい自転車ですね」 「買ったばかりなんですよ。  やっぱ、気分が全然ちがうじゃないですか」 「ン万は、したでしょう」 「40万ですよ」 「下手すれば、クルマよりも高いね」 「クルマのほうが、全然高いですよ」 「いやぁ、いいお話を伺って、ありがとう。  励みになりますよ」 オトーサン、 9時26分、運河駅のパン屋さんへ。 パン1ケとアイスコーヒー。 9時44分、休憩後、再スタートして、 20kmでコンスタントに走って柏寿荘に到着。 「えー、まだまだ元気なので、利根川CRを走ることにしました。 以上」 「えー、つくばエキスプレスの鉄橋の下にきました。  ちょっと休憩します。  ここまでで、16km行っていますね。  以上」 「はーっ、新利根大橋にきました。  ここまでで、19km走りました。  川向こうにジャスコの赤い看板がみえます。  以上」 オトーサン、 10時29分、ジャスコに着きました。 ここまでの走行距離は、21.91kmでした。 冷房のよく効いた店内をトイレに直行し、 身障者用トイレで、頭に水をかぶり、全身をタオルで拭きました。 「やっぱり、このイタリアのシャツ、いいなぁ」 超薄手なので、汗がどんどん飛んでいくようです。 着直しても、不快感がありません。 フードコートで、カルピス(小)120円、 パン屋で買ったパン1ケの昼食。 この後、元気になって、となりのホームセンターをチェック。 「おお、可愛いなぁ。チロそっくりだ」 ポメラニアンの愛犬の子供の頃を思い出しました。 「16歳で死んだなぁ」 最後は、足が弱って歩けなくなり、 抱いて散歩をしましたっけ。 生き物の命って、はかないものですねぇ。 ♪しゃぼん玉とんだ  屋根までとんだ  屋根までとんで  こわれて消えた  しゃぼん玉きえた  飛ばずに消えた  うまれてすぐに  こわれて消えた  風風吹くな  しゃぼん玉とばそ  (しゃぼん玉   作詞:野口雨情 作曲:中山晋平)  ・なつかしい童謡・唱歌・わらべ歌・歌謡・寮歌・民謡   http://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/hog/shouka/shabonda.html (この歌が聴けるサイトです) オトーサン、 11時53分、柏寿荘に到着. 「走行距離、29.79kmか。ちょっと足りないかも。  でも、朝方、デニーズ往復で、2km走ったし、  明日の遠出が控えていることだし。  今日は、これにて打ち止め。  暑いなぁ。  以上」 風呂場に直行しました。 「えー、12時1分、ティーダのところに戻ってきました。  停めたときは、日陰でしたが、日向になってしまって、  車内の暑いこと、暑いこと。  せっかく着替えたのに、汗が噴き出してきて、  玉のように流れます。  クルマの暑さ対策、何とかならないものでしょうか?  以上」


73 シンザカヤを目指して

オトーサン、 「今日こそ、走るぞ!」 朝の6時08分スタート、13km先の柏寿荘へ。 「いやぁ、空いてるなぁ」 6時32分に到着、 36分には利根運河のCRに出ていました。 「えー、曇っていて、肌寒いくらいでね。  以上」 Yahoo!の天気予報では、気温が午前6時22度、 9時25度、12時31度と出ていました。 「なるほどねぇ。夏は、早朝に走るべきなんだ」 昨日出会ったベテラン・サイクリストは、 足利を5時半に出たと言っていました。 「日曜日の早朝、イヌの散歩にいいのでしょう。  綱を放しているから危なくてしょうがない。  以上」 7時05分、利根運河7kmを走り終えて、 江戸川に出ました。 いつもは、ここで休憩しますが、 快調なので、江戸川を北上しました。 時速23km台をキープ。 「えー、キッコーマンの御用蔵も通過、 野田橋を越えました。  どうやって渡るのか心配していましたが、  ちゃんと信号がありました。  この先は、未体験ゾーンです。  以上」 オトーサン、 7時19分、1km先の休憩所で休みました。 およそ13km走り続けたことになります。 お茶をごくごく飲み、アンパン(小)を3ケ食べました。 「えー、さっきまで並んで走ったおじさん、  1年前からはじめたそうです。  今日は、管生沼に行くと言っていました。  どこにあるのか分からないまま、  ”へぇ、スゴイね”と言うと、  この1年の間に、自転車を3台買ったと言っていました。  自転車はいいね。ゴルフほど金かからないし。  ”ガソリンもいらないし、余計な脂肪を燃やして走るんだから”  そう言うと、この話し好きのおじさん、  ”この前なんか、近所のおばさんに、  あんたの自転車、お茶で走るのねって言われたよ。  ははは”」 読者のみなさん、 このダジャレの意味、お分かりですか? 「あんたは、ヒマねぇ、自転車道楽で」 あるいは、 「あんた、ムチャやるねぇ」 そういう意味かも知れません。 ○お茶をひく  花街の言葉。その日一人の客にもつけないこと。  暇な遊女が石臼で客の為のお茶をひいていたことから。 ○無茶苦茶  無茶とはお茶を出さないこと。苦茶とは苦いお茶を出すこと。  つまり、大事な相手にもお茶すら出そうともしない。  また出しても苦くて飲めた物で無い。  現在では、まともでない、常軌を逸している態度を指す。 オトーサン、 散歩中のおじさん2人が休憩所にやってきました。 「どこへ行くのかね?」 聞かれたので、シンザカヤへと答えました。 「シンザカヤ?」 Aさんが初耳といい、Bさんが知ってるよといいます。 Aさん 「酒屋なんだけど、自転車用品も売ってる」 Bさん 「へぇ、そんな店あったっけ?」 オトーサン、 「ネットでは、かなり有名ですよ。  自転車好きで、江戸川のサイクリング地図を載せてるんです。  この地図に感動して、シンザカヤに寄るひと多いみたい、  ”シンザカヤを目指して!”というステキなサイトもある」 Bさん、 「へぇ、あんた、インターネットやってるの?」 「サイクリング・ロードの状態を調べるには、便利ですよ」 Aさん、 「で、地図をプリントするんだ」 「いや、面倒だからしませんけどね」 Bさん、 「そのシンザカヤだけど、  この反対側だから、戻って野田橋を渡るといいよ。  そのほうが楽だから」 「あー、そうか、右岸だったっけ」 やはり地図をプリントすべきでした。 「でも、今日はもうすこし走りたい気分だから、  上流に橋がないですか」 Bさん、 「じゃ、金野井大橋がある。  だけど、渡るのが難しいよ」 Aさんが、口をはさみます。 「あの橋は、ユーレイが出るらしいよ」 Bさん、 「そうそう」 「ほんとですか?」 「ま、夜だけらしいから、安心して行ってらっしゃい。  でも、野田橋を渡ったほうが楽なんだけどなぁ」 ●金野井大橋の女幽霊  所在地:野田市東金野井 千葉県と埼玉県を結んでいる国道16号の金野井大橋。  1975年の夏、夜中に下着姿で現れてはこつ然と消える  若い女の姿が頻繁に目撃された。  ドライバーが柏署に通報、  柏署からの要請を受けた野田署員が捜査する騒ぎとなった。  地元の千葉日報がこれを伝え、話が全国に広まった。  金野井大橋が出来る前は墓地だったと言われ、  橋の下には、二本の卒塔婆があった。 現在では明るく整備され、交通量も多くなっている。  ・http://uwasa.main.jp/spot_chiba.html ・http://jajatom.moo.jp/kyoufu/2004spot/chiba0401-2.html オトーサン、 「えー、7時47分、金野井大橋にきました。  渡れないんで、迂回し、畑の中の道を橋から遠ざかりました。  細い田舎道で危うくミニバンに引っかけられそうになりました。  危ないねぇ。  どうも、ミニバンは好かん」 事故で死んだら、金野井大橋に男幽霊が出るところでした。 橋を渡ると、埼玉県の庄和町。 堤防のたもとで、自治会のおじいさん5人が、 ゴミの分別処理をしていました。 「どっから来たの?」 「柏から」 「あっらぁ」 思わず笑ってしまいました。 オトーサン、 8時04分、2kmほど下流に引き返して、 東武野田線の鉄橋下の日陰で、一休み。 濡れタオルを取り出します。 「えーと、首すじと脇の下と腿のつけ根か」 柏市しょうなん公民館で借りた本に出ていました。 動脈が通っているので、冷やすと効果的とか。 「うーん、霊験あらたかな感じだなぁ」 ・前田寛、石橋健司、岡内優明「自転車と健康」東京電機大学出版局 1999年  「ふーん、この辺は三郷・幸手自転車道っていうんだ」  ○三郷・幸手自転車歩行者専用道路   江戸川(右岸) 約37.7km 自 三郷市高州加地先 至 幸手市大字中島地先 19.7〜57.4km 管理者:埼玉県知事 休日は、いろんなひとに会えるもんです。 まず、リュックを背負って走ってきた男。 40台前半でしょうか。 「この鉄橋渡れるかね?」 「さぁ?」 「向こう岸に行きたいんだ」 「じゃ、2km先に金野井大橋があるから、そこへ行ったら?」 「遠いな、いや、ありがとう。  川、渡っちゃおう」 「??? スゴイひとがいるもんですね」 続いてやってきたのは、中年カップル。 旦那が中型犬3匹、奥方が乳母車に犬1匹。 河原へ降りていこうとしています。 声をかけました。 「それ何という種類のワンちゃんですか?」 「....」 「えっ?」 「分からない。みな拾ったもんだから」 「あー、そう。みんな、それぞれ可愛いじゃない」 「....」 ちょうどそのとき、野田線が鉄橋に、 その轟音で聞き取れません。 「...なんか、変なひとがいるよ。  川渡っている」 3番目は、父と娘。 娘は、小学2年生くらいか。 思わず声をかけました。 「いいねぇ、パパと手をつないで。  顔がそつくりだ」 「そうですか、そりゃよかった」 「??」 8時20分、 「おお、着いた!」 お目当てのシンザカヤがみえました。 堤防の真下にあるのです。 海から43.5kmの標識があります。 「まだ店が開いていませんね。  以上」 この店内で涼もう、 キムラヤのパンでも買おうと思っていたので、 がっかりしました。 店の前には、小さなベンチも置いてあるのですが、 日が照っています。 店の横には水道の蛇口もあるのですが、水は出ず。 仕方がないので、自販機でCCレモン(120円)を買って、 路地に入って、みつけた木陰で一休みしました。 「これ、何という花かな? ユリみたいだし、つつじのようでもある」 帰宅したら、機嫌のいいときの奥方に聞いてみましょう。

オトーサン、 「シンザカヤ、命。往復34kmの遠出だ!」 早起きまでしてやってきただけに、がっくり。 「いいものがあったら、自転車用品も買ったのに」 シンザカヤさん、 もし、このHPをご覧になったら、 地図だけでなく、営業時間も書いておいてくださいな。 ○シンザカヤの江戸川サイクリングロード&お酒 住所:埼玉県北葛飾郡庄和町新宿新田109   電話:048-746-2951   ・http://homepage3.nifty.com/sinzakaya/ ○江戸川サイクリングロード:シンザカヤを目指して!  ・http://www.geocities.jp/burari_saeko/sinzakaya.html


74 ウィニング・ラン

オトーサン、 「走るか」 シンザカヤが開いてなかったので、気落ち。 でも、開いているときに、また来ればいいのです。 「おー」 10人ほどの赤シャツ・ロ−ドレーサー軍団とすれちがいました。 「あの分じゃ、30kmちかく出してるな。  以上  おー、また来た」 また、10人ほどの赤シャツ軍団。 日曜日のクラブ主催の遠出なのでしょうね。 「L’ottimoに入会したら、あんな風になるのか?」 殺意とは言いませんが、ビジネス戦士を感じてしまいます。 オトーサン、 「えー、いま野田橋を左岸へと渡りました。  歩道用のガードレースもないので、こわいですね。  以上」 「えー、9時04分。  江戸川の風景を惜しみつつ、利根運河に入ります。  休憩せずに運河駅まで走りましょう。  以上」 9時18分、運河駅のパン屋さんで、 アイスコーヒーとシュークリーム入りのパンを食べました。 9時38分、再びスタートします。 スピードに乗って、快調に走りました。 「走り足りんなぁ。34kmか」 利根運河の終点・柏寿荘も通過しました。 めざすは、つくばエキスプレスの鉄橋下。 そこまで走れば、これまでの記録42.32kmを超えるかも。 途中、オートバイのおじいさんが、いました。 「CRを走るなよ。違反だろうが。言いつけてやるぞ」 オトーサン、 追走する形で、鉄橋下に着きました。 10時00分、走行距離40.06km。 「おー、ここから引きかえせば、新記録間違いなし。  以上」 「おー」 今日は、驚くことが多い日です。 堤防下に千葉県警のパトカーがやってきました。 青い制服警官が2人、 ほかに、オートバイの警官も。 物々しい雰囲気が漂っております。 驚いたのは、オートバイのおじいさん、 進退際まって、堤防上でとまってしまいました。 まさに、"freeze"とは、このこと。 あとは、処分を待つのみ。 今日こそは、迷惑な違反者をつかまえてもらわなくては。 意を決して、警官に申告しました。 「あのおじいさん、堤防を走ってたよ」 「....」 警官、提言を全く無視。 無言のまま、堤防を下りて足早に河原に向かいます。 「あのね。何があったの?」 警官と同行していた人に聞きました。 「....を見たの」 「人間の足?」 「うーん、足の骨」 「誰が見つけたの?釣りのひと?」 「おれ。あの橋の下で魚釣ってたら 見つけたの」 「おー」 「おらぁ、犬だと思うんだけどなー」 「そう?」 「だけど、太いんだよ」 「犬もデッカイのがいるけどね。でも、人間でしょう」 「分かんねぇけどな。去年の暮れまではなかったの」 「何?じゃ、随分前の話じゃないの」 「ほんで、今日きたら、あったの」 「ああそうか、久しぶりに釣りにきたのか」 「うん」 「あの鉄橋の下へ行くひと、そういないからね。  ご苦労さまでしたね」 「ああ、おれ帰るわ」 何?あなた、もう帰ってしまっていいの? 取調べを受けなくていいの?」 「仲間が行ってるからいいの」 「あっ、そかそか、ハッハツハ」 オトーサン、 この事件?に気分が高揚して、 さらに足を伸ばすことにしました。 新利根大橋を渡って、昨日行ったジャスコ取手店まで。 「何か、気分はウィニング・ランですね。  ゆっくり走りましょう。  以上」 10時24分、取手店に着きました。 距離は、46.16km。 ここまでで、すでに新記録達成です。 例の通り、身障者用トイレで全身を拭き、 濡れたユニクロのシャツを着なおし、 フードコートで、昼食をすませました。 といっても、カルピス1杯と持参のアンパン2ケのみ。 20分ほどで、帰路につきました。 新利根大橋の上から上流方向を撮影しました。 「みんな楽しんでいるなぁ。  事件のことも知らずに」 利根川の広い砂浜にRV車がいっぱい。 キャンプをしたり、 ジェットスキーで白い飛沫を上げたり... 休日のひとときを楽しんでいます。 「河原にどうやって降りたのかなぁ?  ティーダでも行けるのかな?」 オトーサン、 休んだので快調に飛ばしていると、 赤シャツのおじさんが、追いついてきました。 「早いね、追いつくのに苦労したよ。  23.5kmがいちばんいいらしいね」 「そうですか?」. おじさん、菅生沼のほうへ帰るとかで、 利根運河を走り去っていきました。 11時45分、柏寿荘に帰還! 走行距離は、何と53.79kmでした。 地図で、ご確認ください。


75 因幡沼アゲイン、その1

オトーサン、 53.79kmの記録を出した翌日は さすがに休養しました。 でも、次の日になると、 「さて、今日はどこに行こうか」 疲れが残っているものの、気力は充実しています。 「ひさしぶりに印旛沼CRを走るか」 春先、佐倉ふるさと広場にクルマをとめて、 船戸大橋から酒直水門まで往復して、 35.52kmの新記録を出したと喜びました。 「オレも、ウブだったな。  35kmくらいで、大喜びしたなんて」 オトーサン、 先日、八千代CRを海まで走りましたが、 道の駅から上流の阿宗橋まで(4.5km)は、未体験です。 「往復しても、たったの9kmか。  もう少し、先まで足を伸ばそう。  どこまで行こうかな」 八千代CR、その先で印旛沼CRと名称が変わります。 ・起点:阿宗橋(0km) ・船戸大橋まで(3.95km) ・佐倉ふるさと広場・オランダ風車まで(6.55km) ・双子公園・山田橋休憩所まで(13.76km) ・甚兵衛大橋まで(16.6km) ・酒直水門まで(21.84km) 「オランダ風車まで行って、  引き返すと、(4.5+6.55)×2=22.05kmか。  まぁ、暑さも考えて、このくらいにしておくか」 ホームコースの手賀沼一周が20km、 準ホームコースの利根運河往復が14km、 トレーニングする分には、この程度が適当でしょう。 オトーサン、 「えー、6時36分、家を出発いたしました。  到着予定時刻は、7時13分。距離14kmと出ました。  天気は曇り、いや日が照っていますね、  朝から蒸し暑いですね。  エアコンが効いてくるまで待てない感じですね。  以上」 「えー、国道16号線、空いてました。  道の駅に予定時刻に着きました。  でも、ここ閉まっていますね。  店も、臨時駐車場も、9時から営業でした。  開いているのは、トイレだけでした。  お役所仕事ですねぇ。  以上」 実は、朝食用のパンを置き忘れてきたので、 道の駅に期待していたのですが.... 7時20分、 八千代CRに出た途端、新川の対岸に異様な光景。 「おー、ありゃ、死人か?  朝っぱらから昼寝してるのか?」 先日の事件?が尾を引いています。 オトーサン、 今日は、幸先悪いなと思いながらスタート。 「えー、  7時27分、暑いですね。  どうにも走りません。  大きな樹木の木陰をみつけて、  またブレーキ・パッドの調整をしました。  以上」 「えー、左手に新川の満々たる水面を目にしながら、  ヨシ原のなかを駆けぬけています。  気持ちいいいですね。  えー、20km出ています。  このくらいのスピードで風があたってくれると、  暑さもそう気になりません。  以上」 「えー、このCR、橋が多いですね」 道の駅の国道16号線にかかる新川橋をはじめに、 逆水橋、平戸橋、神尾橋、松保橋と続きます。 それも、みんな信号がないので、 気をつけて横断しなければなりません、 「7時35分、松保橋。  ここクルマの通りが激しいですね。  危ない、危ない。  以上」 「7時42分、通行止めです。  何も工事をやっていないので、柵を乗り越えていくことにします。  自転車が軽くて助かります。  以上」 「7時45分、ここ阿宗橋でした。  橋を渡ると、見覚えのある風景です。  この前きたときは、あのベンチで休みましたっけ。  今日は、そのまま飛ばしていきましょう。  以上」 「いま、目の前をコサギが横切っていきました。  こんな間近に飛ぶ姿をみるのは、はじめて。  感激です。  以上」 「7時57分、船戸大橋につきました。  例のうなぎやのある64号線、すごい渋滞ですね、朝から。  おかげで安全に渡れました。  以上」 この時間がちょうど通勤時間帯なのでしょう。 「えー、この辺のCR、気持ちいいですね。  左側にずっとアジサイの植え込みが続いています。  きれいですね、紫満開です。  以上」 「えー、右手の田圃の向こう、  京成電車が走ってきました、長いですね。  左側は、もう西印旛沼。  広々した景色、いいですね、  すっかり、夏景色になっています。  以上」 「8時05分、  オランダ風車に着きました。  チューリップなんか全然ないですね。  青々とした水田になっています。  向こうにポプラが4本。  でっかいどう、北海道っていう感じです。  風車があるから、オランダかな?  以上」 オトーサン、 ここまで、45分、 ほとんど休憩せず、水も飲まずに、 11kmを走ってきました。 「暑い、暑い」 確か、yahoo!の天気予報では、 午前9時の気温は、27度のはずでした。 12時になると、31度とか。 昼前に走り終えようという魂胆です。 沼のそばだから、湿気が多く、 それで暑く感じるのかもしれません。 「喉渇いた、腹減った。  休憩所やってるかなぁ。  まだ、8時過ぎじゃ、ムリだろうなぁ」 トイレに行き、頭に蛇口の冷水をじゃぶじゃぶ。 全身をぬぐいました。 首筋、脇の下、太腿のつけ根を冷やします。 それでも、玉のような汗。 おそるおそる売店に行くと、 何と、やっているではありませんか。 おじいさん、 「9時からだけど、開けているよ。  まあ、お入りなさい」 「ありがとう!」 飛びつくように、 十勝生クリームパン(130円)と 漉しアンパン(130円)を買いました。 でも、なぜか食欲がありません。 ようやく、生クリームパンを食べられただけ。 「熱中症かなぁ?」 ●熱中症の症状  ・(軽度)   口渇感、食欲減退、不快感、眠気、軽いめまい、  ・(中度)   頭痛、めまい、体温心拍数の上昇  ・(重度)   意識不明、精神錯乱


76 因幡沼アゲイン、その2

オトーサン、 食べたら、すこし元気になりました。 「えー、8時35分、再スタートします。  山田休憩所に向かいます。  以上」 名食戸橋を渡ってオランダ風車を左にみながら、 1km弱走り、直角に右折すると、あじさいの道へ。 あちこちに「金メダル・ジョギングロード」の標識が立っています。 「おー、ここで高橋尚子ちゃんが折り返すのか。  でも、オイラは前へ進むぜ。  以上」 ま、走りはじめは、いつも元気です。 オランダ風車から10km地点で、CRは左手に折れます。 前回は、風が強かったので、 この度重なる風向きの変化に一喜一憂したものです。 風車から4.9km地点で、また左折します。 「おお、見えてきた!」 8時55分、双子公園・山田休憩所に到着。 風車から5.8km、これまで16.26km走りました。 芝生広場に盛り土して、展望休憩所にしてあるのです。 オトーサン、 展望休憩所に登りながら、 先客のおじいさん2人に挨拶します。 「暑いですねー」 眼を合わせたら、すぐ声をかけることが大事です。 その一瞬を逃すと、気まずい雰囲気になってしまいます。 おじいさん 「ああ、30度超えりゃ、暑いよねぇ」 「でも、まだ超えていないでしょ。  お昼になれば、確実に30度だ。  ここは、風があるからいいよねぇ」 「ああ」 ドリンクを飲みながら、 おじいさん2人の会話に耳を傾けました。 「お役所が予算がないといって、  堤防の草刈を年2回から1回にするもんだから、  風が通らなくていかん」 「お役所のやることは、チグハグだなぁ。  コメをつくれつくれとやかましく言うから、  この辺の農家のひとはみんな借金して田圃つくったのに、  今度は、減反せよと言う。  農家は、みんな借金返せず、困ってる」 「堤防をあるくと、クモの巣だらけだ」 オトーサン、 ドリンクをぐびぐび飲んでいて、 「ありゃ、もう残り少ないなぁ。  水道水でもいいか、補充しておこう」 展望休憩所から一旦降りて、トイレへ。 「あらら、飲めないのか」 休憩所で水が飲めない、そんなことがあっていいのでしょうか。 また休憩所に戻ってきました。 おじさんが、話しかけてきました。 「この辺は、成田空港の代替地だったんだ」 「えっ?」 「昭和41年に三里塚に空港が決まったんだが、  国が、この酒々井(しすい)地区に移れと言ってきたんだ。 「ここ、佐倉市じゃないんですか?」 「いや、酒々井町だ。  印判沼を水ぬきして、自然乾燥で干拓した土地があったんだ」 「沼地を代りにくれたんだ。ひどい話だな。  そりゃ、誰だって怒るよね」 「そう、荒地だったのを苦労して苦労して田圃にしたんだ」 「へぇ、そんなことがあったんですか」 オトーサン、 成田空港反対で有名な三里塚闘争を知っている世代ですが、 この話は、初耳でした。  出典:三里塚   ・http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E9%87%8C%E5%A1%9A おじさん 「どんどんどんどん、山の樹木切って、  山を堀り崩して、トロッコで土運んできたんだけど、  いくら運んでも運んでも、まわりが膨れ上がっちゃうんだ。  いくら運んでも運んでもね、沈んじゃう」 「ウチのとなりのばあちゃんも、大変だったって言ってたわ」 「いまみたいに機械がないから、そりゃ大変だったんでしょうね」 「それで、240億円の新事業費で、  国からお金もらって道路こしらえたんだよね。  最初は、木の橋をかけたんだが、自動車が通るもんだから。  ガタガタして、危なくてしょうがないから、  今度は、コンクリの橋にしたんだよね。  で、コンクリの橋だから、パイルを打つたけんど、  ヘドロが20mもあるから、そのパイルが沈んじゃうんよ。  それで、千葉県の大きな業者がみんなきていたよ。  面白い現象だったよなぁ、あれは」 「で、その入植地は、どの辺ですか?」 「その田圃から山すそまでだよ。  2代目は、もう田圃なんかやらねぇって言ってる。  元のままにしとけば、よかったんだよ。  魚のいい産卵場所だったんだけどなー」 「へぇ、あそこが」 何の変哲もない農村風景ですが、 そんな秘められた逸話があったのです。 「そんな面白い話があったんだよ」 「あんまり話してると、暑くなって帰れなくなちゃうわ。  ありがとさんでした。じゃ、またね」 オトーサン、 「えー、9時7分、引き返します。暑い、暑い。  以上」 9時30分、オランダ風車の休憩所へ戻りました。 「暑い暑い!」 そう繰りかえしながら、水飲み場の蛇口に頭をつけました。 首筋まで冷水がとどかないので、タオルを首筋にあてました。 「ここはダメだな、トイレへ行こう」 トイレの蛇口のほうが、水の勢いがよく、やや気持ちよくなりました。 例の通り、タオルで全身をぬぐいました。 売店へ入り、大いそぎで、 ハチミツ・レモン1缶を注文して、一気飲み。 生茶(500ml)も買って、ナイキのボトルに補充。 それも3分の1くらい飲んで、ようやく落ち着きました。 「ふーん、この休憩所、佐蘭花っていうんだ」 佐倉市とオランダ(蘭)の友好を記念しての命名とか。 「おっ、Qチャンの写真がある!」 佐倉市民栄誉賞受賞を記念して、 高橋尚子さんと小出義雄監督との2ショット。 色あせています。 「Qちゃん、小出さんと別れたんだよなぁ」 佐倉市から千葉市へ拠点を移したとか。 成田空港にまつわる農民たちの活躍と同様、 Qちゃんの活躍も、歴史の彼方に忘れられていくのでしょうか? オトーサン、 10時10分、オランダ風車を出発。 40分も休憩していたことになります。 実は、暑さぼけで、自転車のキーナンバーを忘れてしまい、 四苦八苦していたのです。 思い出すのに、10分ほどかかったでしょうか。 「えー、10時37分、阿宗橋につきました。  このクソ暑いのに、迂回路を行けとあります。  また、柵を乗り越えていこうかと思ったら、  ブルで大きな樹木を引き倒しています。  しょうがないので、迂回しましょう。  以上」 砂利道をちんたら走ると、風が起きないので、 暑さもひとしおです。 ようやく復帰したあじさいのCRも、いつ終わるのかと思うくらい。 「川の湿気が吹きつけてくるのかなぁ」 「もっと木陰があるといいのに」 「ヨシ原を刈ってほしいなぁ」 「おお、蛇だ」 CRのド真中をゆうに2mはある蛇がふさいでいます。 「蛇も木陰が好きなのかな」 オトーサン、 10時58分、ようやく道の駅に帰りつきました。 「えー、この駐車場の暑いこと暑いこと。  何?11時の気温は、32度だって?  暑いはずだよ。  ハンドルも暑くて触れないもん。  以上」 道の駅、デジタルの温度計もあるのです。 自転車をティーダに収納するのも、もどかしく、 トイレへ飛んでいきました。 例によって、頭から冷水。 短髪なので、洗っている端から乾いていく感じ。 玉のような汗がとまりません。 シャツを着る気にもなれないので、 上半身裸で、エアコンの効いた施設内へ。 おばちゃんたちの視線など気にしている場合じゃあーりません。 11時22分、 レストラン「トミー」に入って、 「生ビール!」と叫びました。 これから車を運転して帰るのに、 ビールはないでしょうが、今日は非常事態。 「はーい」 返事はいいものの、 ウエイトレスの動きの鈍いこと。 なかなか生ビールがやってきません。 「つまみの用意なんか後でいいんだ」 「泡を一旦切らなくてもいいんだ」 「早く早く、走れ走れ」 玉の汗状態で飲んだ生ビール、 美味いなんてものじゃありません。 脳天を快感が突き抜けていきました。 今日の走行距離は、33.05km。 暑さでチェックするのを、忘れるところでした。 帰宅して、6月の最高気温を記録したと知りました。


77 大渋滞を叱る

オトーサン、 「あーぁ、雨か」 これでは、サイクリングはあきらめざるを得ません。 「おー、今日が初日だ!」 普通、新作は、土曜日封切りじゃないですか。 それが、水曜日とは。 流石、スピルバーグ監督、アイディアマンです。 上映時間を調べて、市川コルトンプラザへ行くことに。 娘を南柏駅に送ってからのスタートとなります。 ナビは、国道6号線から松戸街道を指示するに決まっています。 案の上、松戸付近は大渋滞。 「えー、ナビでみると、松戸方面、真っ赤なので、  鎌ヶ谷方面に左折しました。  南部市場あたりですな。  到着予定時間は、12分遅れて、9時42分になっています。  以上」 「あーぁ、このゴミ収集車、ひどいなぁ」 松戸市のゴミ収集車、リアデッキを閉めないで走っています。 ポリ袋がいまにも、落ちそうです。 落ちたらどうなるか、ちょっとは想像しろよ。 最悪のケースでは、事故が起きるでしょうに。 「あーぁ、いつも家から行くときの道に出ました。  結局、遠回りしましたね。  以上」 「あーぁ、ブルを乗せたトラックが30kmでとろとろ走っています。  おー、止まってしまいました。  以上」 2車線のうちの1車線を塞げば、どうなるか分かるでしょうに。 「市川でなく新松戸のリツチタウン豪邸街を通過しました。  この辺から、もう混みはじめています。  以上」 「あーぁ、バスが停留所でとまっています。  こんなことしてりゃ、混むに決まってるわなー。  以上」 オトーサン、 到着予定時間を過ぎても、一寸刻みなので、 思いついて、ナビの登録地の消去を試みました。 去年の11月初めの納車ですから、もう8ケ月分のが溜まっています。 ナビがなくても、行けるところが半分くらいあります。 「えーと、どこ押すのかなぁ?  情報?ちがうな、  設定か。ナビ詳細機能、それから....ナビ登録地を押して、  さらに登録地というのを押して、  ようやく消したいのが出てきて、またいちいち消していく。  面倒臭いですなー。  これって、よほどヒマなひとが設計したにちがいないな。  一括消去できないのかよー。  以上」 9時34分、 あと2.4kmというところで、 例の本八幡の交差点まで、2km渋滞の表示が出ました。 「あーぁ、青信号なのに3台しか進めないんですよ、  3台ですよ、3台。どうしようもないですね、こりゃ。  以上」 「えー、自転車でレインコートを着たおじさんが、  車道を走っています。  歩道がないからしょうがないのでしょうが。  結局、自転車のスピード以下っていうわけです。  以上」 「あーぁ、傘差して歩いているおばあちゃんのほうが、  ずっと早いんだもの。  もう映画には、完全に間に合いませんね。  以上」 「あーぁ、踏み切りでバックして右折してるトラックがいます。  どうなっているんでしょう。  驚きました、驚きました。  以上」 「いま横断歩道を渡っていたオンナ2人、  いや横断歩道でもないよ、中央分離帯をずっと歩いていくんですよ。  それも傘さして。  こいつらの頭のなかを見たいよ。  以上」 オトーサン、 10時15分、ようやく市川コルトンプラザの駐車場へ。 到着予定時刻よりも、45分遅れです。 「えー、横のミニバン、  でかい図体のくせに、  不精して斜めに停めているので、  文句を言ったら、駐車し直す代わりに、  怒ってどこかへ行ってしまいました。  クソ、馬鹿オンナ。  以上」 駐車もロクにできないのに、ミニバンを買う、 どうしようもない連中が多いですね。 警視庁よ、ミニバン免許を設けたら、どうでしょう。 大型2種よりも、取得困難にしてやればいいのです。 読者のみなさん、 「で、映画はどうだった?  題名は?」 「交通戦争ですよ、決まってるでしょ」 読者にまで八当たり。 「トヨタさん、  ...."FUN TO DRIVE"か、よくいうよ。  ...“愛・地球博か、よくやるよ。  ほかにやること、たくさんあるだろうに」. ガソリンも大幅値上げとか。 近年のカーライフ、実に不愉快ですなぁ。 メーカーのみなさん、 自動車という乗り物、あと30年もたないでしょう。 だって、自転車に乗っているほうが、ずっと気分いいんだもの。


78 コウノトリ

オトーサン、 「弱ったなぁ」 こう雨が続くと、サイクリング・ウェアは2着しかないので、 洗濯はいいとして、天日乾燥が追いつきません。 「行ってみるか」 はじめて、近所のコイン・ランドリ−へ。 「へぇ、オシャレになってるんだ」 若いママたちが子連れできて、子供をプレイル−ムで遊ばせています。 見ていると、洗濯機は使わず、乾燥機だけを使うひとが大部分です。 洗濯物をクルマに積んで一走り。 「ふーん、賢いな」 小型だと100円で10分。 「200円でいいだろう」 乾燥している間、ヒマなので、外へ。 「おっ、ペット用もあるんだ!」 新発見でした。 オトーサン、 翌朝、昨夜乾かしたウェアを前に待機。 一向に雨がやみません。 「何、モタモタしてるんだろうなぁ」 部下なら怒鳴りつけたい気分ですが、お天気相手じゃねぇ。 11時11分、 ホームコースの手賀沼、水の館の駐車場へ。 事故があって、やや到着が遅れました。 パトカーと救急車がとまっているので、みると、 クルマが、どうも自転車のおばさんを撥ねたようです。 「さて、こう遅くなってはなぁ。昼めし時だし」 いつもは、手賀大橋を渡って、沼南側から我孫子側へ行き、 松屋で昼食なのですが、いまから行ったのでは、 サラリーマンの昼食時間帯とぶつかるでしょう。 先日、席がなくて、コリゴリしました。 「そうだ、フィッシング・センターで食べてみよう」 てなことで、同じ我孫子側の遊歩道をサイクリングすることに。 「おお、みんな傘もってる。  以上」 雨のなかなのに、傘を差して散歩していたのでしょう。 オトーサン、 沼のほとりの親水広場に出ました。 「おお、遊覧船か、平日なのにめずらしいなぁ」 遠足にきた幼稚園児たちが、船をみて喜んでいます。 「子供はいいな。何をみても珍しいんだから」 オトーサンなんか、 ミシシッピ河を下る外輪船でも見なきゃ、もう感動しません。 あるいは、外国の帆船、それも由緒のある奴。 「おー、波だ!」 いつもは鏡のような水面の波のうねりが岸辺に押し寄せてきます。 岸辺にいたガチョウが、おどろいたのか、ギッ、ギッと鳴きました。 読者のみなさん、 「ガチョウか。鳴き声、聞いてみたいな。久しぶりに」 童心に帰っておられたら、下記のサイトをどうぞ。 ○Geese and Ducks  ・http://www.math.sunysb.edu/~tony/birds/geese.html 「えー、雨上がりの道って、いいですね。  涼しくて、気持ちよくて。気温は22度くらいでしょうか。  問題は、水溜まりですな。泥除けをつけていないから、  水しぶきが跳ねかえってきます。  以上」 「ヨシが随分背が高くなりましたね。  私の背よりも、ずっと高くなりました。  この辺り、沼がみえません。  以上」 「えー、11時45分、フィッシング・センターに着きました。  ここで、昼めしを食うことにします。  オシャレなところではありませんが、昔のまんま。  子供たちが小学生の頃、ここで食事した記憶があります。  子供たちのグループがいますね。  何しにきたんでしょうか?  君たち、中学生?そう1年生か。  そう、課外授業に来たの?  へぇ、これから遊覧船に乗るのか、いいねぇ。  以上」 ○手賀沼漁業協同組合フィッシング・センター・レストラン  住所:千葉県柏市曙橋字若鮎1番地  電話: 04-7185-2424  定休日: 月曜  営業時間: 10:30〜希望により8:00 http://www.teganuma-fish.com/ オトーサン、 レストラン「若鮎」へ。 「しまった!濡れタオル忘れてきた」 でも、数キロしか走っていないので、汗を拭くほどのことではありません。 店内は、エアコンがよく効いています。 うな丼(1000円)を注文。 ヒマなので、食卓に置いてあるパンフを手にとりました。 「へぇ、コウノトリがねぇ」 日本には、昭和5年100羽ほどいたのが、昭和46年に絶滅。 トキと同じように飼育して、平成14年に100羽まで回復。 この我孫子にも、昨年末1羽飛来してきたので大騒ぎになったとあります。 ・あびこ便り(平成17年6月号) ・コウノトリ文化館(兵庫県豊岡市)  http://www2.nkansai.ne.jp/toyooka/kounotori/ このほか、手賀沼浄化の市民運動のパンフもありました。 ・手賀沼通信 2005.3 発行:美しい手賀沼を愛する市民の連合会 「へぇ、ここは、環境教育も盛んにやっているんだ。  それで、さっきの中学生たちが来ていたのか。  いいことだなぁ。  以上」 オトーサン、 ご褒美に、おばさんからアミの佃煮(200円)も買いました。 うな丼のお味は、お世辞にもうまいとは思いませんでした。 「オレが、たまーに、スーパーで買ってきた中国産うなぎでつくる  ひつまぶしのほうが、安くて美味しいかも」 つくりかたは、チョー簡単。 2cm幅に切って、熱いご飯に入れてかき回すだけ。 ネギを細かく刻んだのを多めにかける。 3杯目には、熱いお茶をかけて、うな茶にします。 独身の方、一度お試しあれ。 昼食後、フィッシグセンターの前にある曙橋から、 手賀沼の写真を撮りました。 晴れても、曇っていても、広大な水面は心を癒す効果があります。 オトーサン、 12時26分、再スタート。 今日は、ここまでで、4.6kmしか走っていません。 沼南側は、道幅8m、2車線の自転車道路が完成しつあります。 今日も、手放し運転にトライしましたが、 なぜか、前回のように長く走れません。 「そうか、サドルを上げたんだ。  その分、重心が高い分だけ、不安定になっているんだ」 でも、足をいっぽいに伸ばして、 ペダルを踏むのは、気持ちのいいものです。 「飛ばしました。25kmは出ています。  このくらいのスピードになると、風が起きて、気持ちいいですね・  以上」 欲をいえば、早く、この自転車道路が完成してほしいものです。 工事中の柵ごとに、迂回路の指示があるのですが、 一般道を走れというのは、実に危険な指示です。 業務上過失致死罪や殺人教唆罪を問うてもいいのでは。 自衛上、自転車を持ち上げて柵を越えざるをえません。 小泉首相、 国交省大臣、 警察の責任者、 各都道府県知事どの。 自転車を持ちあげて柵を越えるか、 一般道を自転車で走行してみるかしてみてください。 あるいは、自転車専用道のところどころにある柵をすり抜けてください。 実に簡単に庶民と行政の乖離を体験できるでしょう。 現場が、いかにいい加減なことをやっているかが分かるでしょう。 「なんも、考えてないんだよなー」 サイクリストの気持ちは、 大空を羽ばたくコウノトリとおなじなのです。 誰にも邪魔されず、長く長く飛び続けたいのです。 日本中に、長距離自転車専用道路を! 自転車通勤可能な環境を整備せよ! 交通渋滞も減るし、大気はキレイになるし、 みんなが健康になるから、医療費も減り、 国の赤字も、確実に減りまっせ。 財務省や厚生省の役人たちよ、 霞が関の役人は、みんなサイクリストになれ! 机上の計算がいかに国を間違った方向に導いているかに気づくはず。


79 関宿アゲイン、その1

オトーサン、 4月中旬に、悲願だった関宿行きに成功しました。 感激のあまり、以下のように書きました。 ○オトーサン、  イメージ・トレーニング。  「走行距離40km!  過去最高が36kmですから、  これはもうダントツの新記録です。  オトーサン、よくやりました。  エヴェレスト登頂に成功した三浦雄一郎(70)以来の快挙です」  ま、イメージですから、何とでも言えるのですが...  境橋といえば、関宿城。  関宿城博物館の天守閣に登れば、  利根川と江戸川の分岐を遠望できるはず。  「悲願成就も間近。武者ぶるいするなぁ」 「今日は、江戸川ルートで行ってみよう」 前回が、エヴェレストの東壁ルートとすれば、 今回は、西壁ルート。 その難しさは、東壁ルートの比ではありません。 走行距離は、東の40kmに対して60km超。 「ムリだ、ムリだ、とてもオレなんかには、ムリだ」 そう思ってあきらめていました。 でも、1週間前に、シンザカヤをめざして、 53.79kmを走破して新記録を樹立して以来、 大きく考えが変わりました。 「余の辞書には、不可能という言葉はない。  ....ま、なんだな。  暑くない風のない日を選んで、休み休み行きゃいいんだ」 てなことで、江戸川ルートでの関宿行きが現実味を帯びてきました。 読者のみなさん、 シンザカヤさんの地図をご覧ください。 (ちょっと手を加えて簡略化しておりますが) ・利根運河・柏寿荘:0km ・〜江戸川・運河公園:7km ・〜野田橋:5km ・〜金野井大橋:6km (小計18km) ・〜宝殊花橋:6km ・〜関宿城:9km (小計15km、合計33km) オトーサン、 「まあ、何とかなるだろう。  あまりに苦しかったら、宝殊花橋から引き返そう。  それでも、48km、史上2位の記録だ」 そんな風に、腹を括ったのが、前の晩でした。 さて、当日のYahoo!の天気予報はというと、 「おお、絶好のコンディションだ!」 湿度が高いのが気になりますが..暑くないのは何よりです。 ・ 9時:気温26度、湿度80%、風速:南南東1m ・12時:気温28度、湿度72%、風速:南東1m 「えー、9時19分、柏寿荘に着きました。  以上」 「9時23分、スタートいたします。  曇っていて、そう暑くないですね。   以上」 「あー、スタートした途端、チェーンが外れてしまいました。  変ですね。  以上」 「9時55分、運河公園に着きました。  以上」 「10時15分、野田橋へきました。  以上」 今日は、口数が少ないのをご容赦下さい。 「男は、黙って、サッポロビール」の美学ですな。 「10時32分、東武野田線の鉄橋に来ました。  ここまで、16.51kmでした。.  ここで、はじめての休憩をとりましょう。  いま、ちょうど電車がきました。  以上」  直下ですから、流石に、ものすごい轟音がします。 ここで、チェーンが、また外れて直したりするのに、 10分ぐらいかかりました。 油で、両手が真っ黒。 堤防の草や芝に手をこすりつけて、汚れを取りました。 「使い捨ての手袋をリュックに入れておけばよかったなー」 10時45分、再スタートしました。 「えー、10時55分、チャーンがおかしいので、  また直しました。  以上」 原因が分からないだけに、不安が募ります。 「おかしいな。走れなくなった。  以上」 今度は、ブレーキ・パッドの調整をしました。 「えー、軽く走れるようになりました。  以上」 「おかしいですね。また重くなってきました。  我慢して漕いでいたら、腰が痛くなってきました。  以上」 「11時5分、またブレーキ・パッドの調整をしました。  以上」 オトーサン、 内心の葛藤が続きます。 「こう御難続きでは、今日はあきらめたほうがいいかもなぁ。  やはり宝殊花橋で引き返すか」 「でも、もうちょっと走ってみようや」 「でも、帰りもあることだし」 「弱気を出すな!」 11時12分、 ようやく前方に宝殊花橋らしきものが見えてきました。 土手では、除草作業の真っ最中。 橋の写真を1枚撮ることにしました。 オトーサン、 橋の交差点にいるおばさん2人に声をかけました。 ひとりは、小太りで陽気、 もうひとりは、やせていて、やや陰気。 「すいません。これ何っていう橋?」 「ほうしゅばなばし」 「ほうしゅはな」 「うん、ほうしゅばな。宝によー、珠の花」 「そう。あれ、何の建物?」 対岸の大きな無骨な建物を指さしました。 「あれ? あれ、たこかいかん。おおだこかいかん、うん」 「ほう」 「ここ有名なの。たこあげで」 「凧上げするの?」 「そう、5月5日に」 もうひとりのおばさん、 「5月3日も上げるのよ」 「大凧って、どのくらいの大きさなの?」 「畳み10畳分くらい。そりゃ大きいのよ」 もうひとりのおばさん 「縦15m、横11mよ」 「そう、とっても重いのよ」 もうひとりのおばさん 「800kgあるの」 「なかなか来られないから、見ておいたほうがいいわよ」 「300円だけどね、子供は150円」 「そう半額」 このおばさん2人、文系と理系のようです。 ○大凧会館  住所:埼玉県庄和町西宝珠花637  電話:048-748-1555  営業時間:9時〜4時30分  定休日:第2・4月曜日、年末年始,  入館料:300円 http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Keyaki/1131/oodako.htm オトーサン、 サイクルメーターを見ました。 「ここまで、21.87kmか。  さて、どうしたものか。  先へ進むか、それとも大凧会館をみてから  引き返すか」 ちょうど、雨がポツンと降ってきました。


80 関宿アゲイン、その2

オトーサン、 「だって、あとたったの9kmだぜ!」 走り続けました。 この先、関宿城まで、 まだ、9kmも走らねばならないのかというのが本音でしたが、 結局、引き返す勇気も、元気もなかったのでしょう。 「えー、宝殊花橋から1km先、  土手のすぐ下にローソンがあります。  オートバイ屋もあります。  こりゃ、有難いですね。  以上」 「さっきのオートバイ屋にいたオニイチャン2人が  CRを走ってきて、すごい勢いで追い抜いていきました。  どうしようもない連中ですね。  以上」 その連中、オトーサンを追い越すと、 河原に下りていき、草原を走っています。 「おー、スピードが鈍っているな。  よーし、追い抜いてやろう!」 幸い、自転車も、太腿四頭筋も、いまは軽快です。 競争原理は、何も資本主義経済下だけで働くのでは、なさそうです。 人間の本能、あるいは業なのかもね。 「えー、11時35分、29.08km。  関宿橋にきました。  おー、この土手のすぐ下の車道、見覚えがあります。  その昔、ティーダで下見にきたとき、  江戸川を拝もうとして停めた場所です。  以上」 「えー、左手前方に関宿城が見えてきました。  いいですねぇ、最高ですねぇ。ついに夢を達成しましたねぇ。  以上」 「おー、もう関宿城が目の雨です。  臭いですね。牧場のおかげで、牛のウンコ臭い。  以上」 「えー、11時47分、31.22kmですね。  つきました、けやき茶屋です。  以上」 けやき茶屋、今回で2回目。 昼時で、工事関係者が3人ほどいます。 前回と同じ、天ざる(700円)を注文しました。 それから、天ざるの出来る間に、地元の牛乳(100円)も。 喉が渇いているので、おいしいこと。 そのあと、トイレで体を拭きました。 「そう汗かいてないなぁ」 やはり、気温が低いせいでしょうか。 流石に足が疲れたので、 テーブルの向こうの側の椅子に足を乗せました。 「おばさん、変な目つきしてるけど、まあいいや」 足を上げると、なぜか疲れがとれるような気がします。 オトーサン、 12時10分、食べ終わって、外へ。 「雨です、えらいこっちゃ。  以上」 空がどんよりして、雨滴もパラついていましたが、 まさか、本降りになるとは、予想していませんでした。 雨中走行と分かっていれば、 合羽などを用意してきたはずなのに、 その種のものは皆無。 お店の前の桜の大樹の木陰で、しばし雨宿り。 「通り雨だろうけど」 濡れタオルを入れておいたビニール袋にカメラを収納しました。 タオルのほうは、リュックの外にあるネットに。 「常時、濡れてる!こりゃ好都合だ」 こうなったら、腹をきめて笑うしかありません。 読んでいる本の一節が浮かんできました。 英国人女性(52)が1人で、 ナイル河の源流まで1500kmを 自転車で旅した冒険談を書いたもの。 「まあ、あれよりは、ましだ」  雨は降り続いた。  泥よけがないので、自転車の後輪は絶えず私の背中に泥水をはねあげる。  通り過ぎるトラックが水を弓なりにはね上げるので、  私は泥水を全身に浴びてしまい、上から下までびしょ濡れになった。  道路の表面もひどかった。  道路全体が水びたしなので、大きくて深い穴があちこちに開いているのに  気がつかずに飛びこんでしまう。  (略)  びしょ濡れの足で力一杯ペダルを漕いだ。  結局、私はこれ以上濡れようがないほど濡れてしまった。  こうなったらもう濡れることを気にしても仕方ないので、  私はまわりの景色に興味を移すことにした。     出典:ベッティナ・セルビー著、小林泰子訳      「ナイル自転車大旅行記」新宿書房 1996年 「えー、12時25分、関宿橋を渡ります。  埼玉県側に渡ります。  以上」 「えー、1時5分、金野井大橋ですね。  雨がようやく小降りになってきました。  もうびしょびしょ。  それでも、暑くないので、案外走りやすかったですね。  太腿の筋肉が痛くて痛くて。  以上」 「えー、1時30分、シンザカヤに着きました。  今日は、やっています。  以上」 ご主人と奥さんがいました。 奥でパソコンをにらんでいる奥さんに話しかけました。 「インターネットで拝見しましたよ!」 「そう?あたしや、あんなもの見ないことにしてる。  最近の若いひとは、やたら書きたがる。  プライバシーも、なにもありゃしない」 「でも、好意的に書かれていましたよ。  お宅のネコの写真もありましたし」 「好意的かどうかって... そんなこと、当の本人じゃなきゃ分かるはずないでしょ」 叱られてしまいました。 「そうかもね」 早速、同調して、CCレモン1缶(120円)を買いました。 「お宅の地図のおかげで、ここまで来れたんだ。  ありがとう!」 ご主人のほうは、やや気をよくしてくれたようです。 「地図、手直ししなきゃいけないと思ってるんだけどねぇ」 7年前に掲載したのと違っている工事注意などの箇所を 数ケ所教えていただきました。 「ほんとに、CR、もっと走りやすくしてくれればいいのにねぇ」 「まぁ、お役所のやることだから...」 お礼に、自転車用品を買うつもりでしたが、 めぼしいものが、見当たりません。 「最近は、パンク修理用品しか置いていないんだ」 オトーサン、 「えー、2時5分、玉葉橋に着きました。  シンザカヤさんに教わった通り、千葉県側に渡ることにします。  なるほど、歩道が両側にあって、しかも広いですね。  以上」 橋の上から下流方向を撮りました。 増水した川って、豊かな感じがするものですなぁ。 あんまり増水すると怖いけれど。 「えー、2時10分、利根運河に着きました。  この地点で、56.70kmです。   もう新記録ですね。  あとは、ウィニング・ランです。  休憩しないで走り続けることにします。  以上」 「えー、柏寿荘に着きました。  2時40分、63.76kmです、新記録です。  以上」 読者のみなさん、 偉業をなしとげた時の言葉って、歴史に残りますよね。 1953年5月29日午前11時半、 世界最高峰・エベレストの初登頂に成功した エドモンド・ヒラリーいわく、 「そこに山があるから登った」 これをオトーサンの偉業?に当てはめると、 「そこに道があるから走った」 面白くも何ともありゃしません。 てなことで、現実に発した言葉といえば、 「バテたー、あーバテたー」 平にして凡、 陳にして腐、 俗にして寸たらず。 教養のひとかけらも感じられません。 次の新記録のときまでに、 気の利いた文句のひとつでも考えておかなくては。 「チョー気持ちいー」とか何とか。


81 TANGOにしびれる

オトーサン、 63.76kmの新記録を出した翌日は、完全休養日。 ほとんど家から出ませんでした。 正確に言うと、バテてて出られませんでした。 翌日は、日曜日。 天気は曇り。 絶好のサイクリング日和なのですが、自重しました。 以前、ご紹介した「自転車と健康」の98pに、 こういう図があったからです。      図3-5 体力回復のメカニズム        過負荷   栄養・休養             ↓      ↓  現在の体力ーーーー→疲労ーーーー→超回復     「そうか、激しい運動後は、  疲れたら、十分な栄養と休養をとる、  そうすれば、超回復になるんだ。  チョーいい気持ちになれるんだ!  よく寝て、運動で不足したビタミンCと鉄分を摂ればいいんだ。  よーし、オレンジ・ジュースをガボガボ飲んで、  梅干を食うぞ」 てなことで、今日は、我慢して、映画見物。 つまらない映画だったら、寝ていればいいのです。 日曜朝、9時00分に出て、24km先のユーカリが丘へ。 ナビの到着予定時間は、9時49分。 それが、がらがらで、9時42分には着いてしまいました。 あまりに空いているので、国道16号線を撮影してしまいました。 読者のみなさん、 日曜日の朝は、ドライブのゴールデン・アワーですよ。 「たまの日曜、昼まで寝てよう」 なんて勿体ないことを! 「早く着き過ぎたなぁ」 映画の上映時間は、10時35分。 時間つぶしに、 ユーカリが丘の高層マンション風景を撮影して回りました。 オトーサン、 それでも、時間が余ったので、サティの本屋へ。 自転車の本を探しました。 「ないなー」 ほんとうに1冊もないのです。 自動車の本はたくさんあるというのに。 しょうがないので、雑誌コーナーへ。 目をこらしてみていると、 ロードバイク・インプレッション2005というムックが目につきました。 今中大介が試す世界一わかりやすいインプレッション。 ついに試乗台数77台! オトーサン、 今中大介さんの名声だけは、知っております。 アウトドアをやっていた頃、シマノのひとから聞きました。 先の「自転車と健康」の著者たちは、 大分大学の先生たちなのですが、 今中さんが、大分大学の大学院を出た関係で、 大分大学に招いてインタビューした内容を収録していました。 「ふーん、プロは、こうやってトレーニングしているんだ」 読者のみなさん、 では、今中大介さんをご紹介しましょう。 そうなのです。第一人者なのです。 ○今中大介  シマノレーシングの選手として、ツール・ド・北海道3勝、  国体ロード3連覇など国内タイトルを総ナメにし、  国内最強のアマチュア選手となる。  1994年プロに転向。  イタリアの名門プロチーム、“ポルティ”と契約。  翌年、世界の3大自転車ロードレースの一つ、ジロ・デ・イタリアに出場。  1996年 日本人のプロロードマンとして唯一、ツール・ド・フランスに出場、  日本人で初めてワールドカップポイントを獲得。  1997年のジャパンカップを最後に引退。  翌年、イタリアやフランスからの自転車の輸入を主な業務とする  (株)インターマックスを設立。  テレビやラジオに解説者やコーチ役などで出演。  専門誌のコラムの連載やインプレッションから、  一般情報誌の企画物の出演まで、精力的に活動を行っている。 オトーサン、 「もうここまでくると、長距離を制するカギは、  体力や気力や技術じゃない、マシーンだ!」 そう思いはじめております。 だって、簡単な計算じゃないですか。 いまの自転車なら、1時間に15km。 それが、ロードレーサーなら、25kmは確実。 4時間かかって、60km走るところを、 ロードレーサーなら、100kmも走れるんですよ! こうなりゃ、もう準プロじゃないですか。 「高性能マシーン、来たれ!  カネに糸目はつけんぞ!」 そういう意気込みで、 最新鋭のバイク77台の試乗記を読みはじめました。 「おー、おー」 涙声になりました。 「...すごい世界があるんだ!」 先日、出会った足利から来た方は、 40万円のバイクを買われて、得意絶頂でしたが、 何の何の、世の中、上には上があるもんですなぁ。 読者のみなさん、 このムックに出ていた最高価格は次のどれでしょう? @60万円  A100万円 B140万円 そう正解は、勿論Bで、 DE ROSAのPROTOTYPE1dが、 142万1700円でした。 いま一番話題のバイクは、 おなじDE ROSAのTANGOでした。  採点     PROTOTYPE1d  TANGO     142万円   30万円  ・剛性感         4 5 ・ショック吸収性 4   3 ・直進性 5 5 ・コーナリング 5 4 ・上り性能 4 4 ・下り性能 5 5 オトーサン、 TANGOのスタイルに一目ボレ。 心が騒ぎます。 学生時代に世田谷区民大会で タンゴを踊って3位になったときのようです。 「おお、何という色づかい、官能的な曲線美!  ホイールもすごい。  スポークは、前輪が16本、後輪が21本!  流石、DE ROSAだ、イタリアだ!」 さっきまで、DE ROSAなんていうブランドなんか これっぽっちも知らなかったのですが.... 「買うなら絶対TANGOだな。  これなら部屋に飾っておける。  ...30万円か」 ティーダを売っ払えば、何とかなる金額じゃないですか。 でも、奥方がどういうか? 「あーた、何台自転車があれば気がすむのよ」 考えるだけでも、身震いがします。 オトーサン、 興に乗って、ネットで各種の自転車を探索しました。 「ん?センチュリーライド?」 ○センチュリーライド  おのおのの体力に応じて、「遠乗り」を楽しむイベント。  自分を信じてペダルを踏み、はるか160km先のゴールを目指す  「あなた自身へのチャレンジ」である。 ・http://www.marv.mediatti.net/~daiou/ 「気に入った!  自分へのチャレンジ、いいねぇ。  でも、160km先かー。  遠いなぁ。かなり遠いなぁ。絶望的なまでに遠いなぁ」 「何?高額の自転車は、遠乗りには向かない?  ホントかよー」


82 その調子、その銚子、その1

オトーサン、 ナビの目的地を探索。 「確か、小文間だったよな」 でも、我孫子を過ぎると、その間違いに気づきました。 「これじゃ、取手へ行っちゃうぞ」 運転中にナビの操作はできません。 何度か間違えて、ようやく古利根沼に到着。 「そうだ、取手市小堀地区だった」 読者のみなさん、 「お前、妙なこと言うな。  取手へ行きたくなかったんだろうが」 「スミマセン、まぎらわしくて」 すっと以前に書きましたが、この小堀地区、 我孫子市にありながら、利根川の川向こうの取手市に属しているのです。 いわば、飛び地。 小文間のほうは、正真正銘の取手市。 読者のみなさん、 「ややこしいな。地図で説明しろ」 「はいはい」 下の地図をご覧ください。 左手の赤丸のなかに黄色い丸があるところが、 小堀地区なのです。 三日月状の小さな沼が、古利根沼です。 ここにティーダを駐車しました。 「えー、9時55分です。  ちょっと遅くなりましたが、利根川の右岸を下ってみたいと思います。  何処まで行けるか、分かりませんが。  以上」 実は、下調べをしました。 このサイトの作成者には、ほとほと敬服します。 500m毎に舗装状況を表示しているのです。 「今日走るところは、☆か。  舗装有り、車進入不可とはうれしいね。  でも、1ケ所、迂回がある」 ・利根川サイクリングロード(利根走郎)  http://www1.plala.or.jp/tone_cr/ 位置 右岸 −−−−−− 61.1 長豊橋 62.0   ☆ 63.0   ☆ 64.0   ☆ 65.0   ☆ 66.0   ☆ 67.0   ☆ 68.0   ☆ 69.0   ☆ 70.0   ☆ 71.0   ☆ 72.0   ☆ 73.0   ☆ 74.0   ☆ 75.0   ☆ 76.0   ☆ 76.8 栄橋 77.0   ☆ 78.0   ☆ 迂回 ☆ +1.8 79.0   ☆ 80.0   ☆ 81.0   ☆ 82.0   ☆ 83.0   ☆ 84.0   ☆ 85.0   ☆ 85.5 大利根橋 オトーサン、 「取手の大利根橋が、85.5kmか。  栄橋が、76.8km、 長豊橋が、61.1km。  その差、24.4km、往復で48.8km。 . ま、何とか走れるだろう」 「ふーん、長豊橋まで走れば、  銚子まで、61.1kmなんだ。  往復すると、122.2km。  新しい自転車を買えば、何とか走り切れるかも。  いずれ、1泊2日で行ってみよう」 読者のみなさん、 「おい、自転車やっぱり買うのか?」 「ええ、ロードレーサーを買います。  まだ、どれにするか決めかねているんだけど。  何しろ、77車種もあるものだから」 このところ毎晩、 "ロードバイク・インプレッション2005"を抱いて寝ているのですが、 どの機種がいいのか、決心がつきません。 今中大介さんのイチオシは、LOOK585。 でも、初心者としては、高すぎるので、 世界一の自転車メーカー、 GIANTのTCR COMPOSITES3で、充分のような気もします。  採点     LOOK585  TCR COMPOSITES3      40万円*   24万円  ・剛性感         5 5 ・ショック吸収性 4   5 ・直進性 5 5 ・コーナリング 4 4 ・上り性能 5 4 ・下り性能 5 4  *フレームのみ オトーサン、 「えー、3日ぶりですが、気持ちいいですね。  風を切って走るのは」 頭のなかを、気温や湿度のデータが横切ります。 最近は、下調べも大変です。 ○Yahoo!天気予報  ・9時   曇 気温24度 湿度79% 風速:東北東1m    ・12時   晴  気温29度    69  風速:東南東1m       ・15時   曇  気温28度 65  風速:東北東2m 「えー、利根川は、左手、満々たる流れですね。  雨の後だからでしょう。  以上」 「えー、10時3分過ぎ、走り出して2.61km地点です。  対岸に芸大の校舎がみえます。  あの辺が、さっき間違えた小文間です。 手前の公園、すごい水たまりですね。  以上」 ○東京芸大取手キャンパス  住所:茨城県取手市小文間5000番地  電話:0297-73-9111 「えー、走り出してから、3.7km。  堤防下に馬場が見えます。   これも写真を撮っておきましょう。  娘が興味を示すかも」 ○仲馬乗馬倶楽部  住所:千葉県我孫子市江蔵地1027-6  電話04-7188-2864 オトーサン、 「えー、10時17分、走り出してから5.74km。  前方、かすかに栄橋がみえました。  どうっていうことのない橋ですが、  休憩がてら、1枚撮っておきましょう。  以上」 「この栄橋の手前、365号線、大渋滞です。  500mくらいクルマが滞っています。  利根水郷ラインというすてきな名前がついているのに。  以上」 この栄橋、渡るの3度目ですが、 実に、こわいのです。 CRの舗装が消えて、草原にかすかに細い土の道。 それもぬかるんで、スリップします。 そこで、すぐ脇を平行して走っている365号線を走らねばなりません。 大型トラックに追われて、冷やひやしながら。 でも、幸い信号が青だったので、無事渡り切れました。 「えー、10時25分、6.82km地点です。  利根川がカーブ゙して、広い川幅になりました。  この辺が、その昔の木下河岸(きおろしがし)です。  明治時代には、ここに何百艘もの高瀬舟が浮かんでいたとは。  以上」 「ハーッ、10時48分、13.01km。  前方に橋が見えるところで、工事の標識。  立ち入り禁止です。  前方の橋も修理中なのでしょうか?  でも、こんなところに、橋があるはずないし... おかしいですね。  以上」 利根走郎さんの舗装状況に出ていた唯一の迂回路が ここなのでしょうか? 「えー、10時55分、走り出して、ちょうど1時間です。  距離は、14.14km。 ようやく、大工事の箇所を迂回して、堤防に復帰しました。  以上」 オトーサン、 汗が噴き出してきました。 天候の回復は思ったよりも早く、 太陽が容赦なく照りつけてきます。 延々とCRは続き、日陰なんかまったくないのです、 「まいったなぁ。先日の因幡沼状態になってきたぞ。  長門川あたりで打ち止めにするか?  以上」 幸い、前方に水門が見え、東屋もみえました。 これ幸いと、日陰に逃げこみました。 「いい景色だなぁ、  なんか、外国みたいだ」 てなことで、水筒のお茶をごくごく、 アンパンを2ケ食べました。 「あれが長門川かな?印旛沼に通じているんだ。  道の駅八千代〜印旛沼〜長門川河口と走ってみたいな。  相当な長距離になる。  でも、この辺、CRがないかもなぁ。  以上」 「暑いから、帰るか。でもなぁ...」 てなことで、悩みに悩んでいて、 時計と距離計をチェックするのを忘れてしまいました。


83 その調子、その銚子、その2

オトーサン、 結局、下流へ走り続けることに。 11時30分、20.59km、ついに着きました。  「えー、目の前に長豊橋があります。 赤いアーチがキレイです。  ”ながとよはし”って読むようです。  海から62.0Kmの表示があります。  銚子に随分近づきましたねぇ。   以上」 この調子で銚子まで走り続けたいところですが、 冷静に引き返すことを考えねばなりません。 帰路の20km以上が待っています。 オトーサン、 快調に飛ばしました。 「えー、さっきの工事中で迂回した橋にきました。  作業員のおじさんに聞いたら、この橋、新設中だそうです。  栄第二橋というそうです。  以上」 利根走郎さん、 このエッセイをご覧になっておられたら、 ”利根川サイクリングロード舗装状況”修正してくださいね。 オトーサン、 ようやく木下河岸に戻ってきました。 「えー、12時22分、34.37kmです。 銚子屋というところで、メシを食おうと思います。 銚子にあるお店の支店なのかなぁ? 以上」 旅館なので、気おくれしましたが、 ランチの旗がゆれているので、思い切って裏玄関を開けました。 しばらく誰も出てこないので、引き返そうとすると、 女将でしょうか、おばさんが出てきて、 ユニクロのサイクルスーツ姿にめげず、 「さ、どうぞどうぞ。お手洗いですか?  こちらでございます」 実に愛想のいいこと。 洗面所で、身体を拭いて着替えると、 すっかりいい気分になりました。 エアコンをつけてくれた食堂へ。 うな重とビール(大)を注文。 しめて2310円は、昼食代として大盤振舞いです。 ビールの美味いこと! あっというまに1本飲み干しました。 TVを見たり、新聞を読んだり、すっかりのんびり。 食堂に飾ってある明治時代の写真も撮らせてもらいました。 この銚子屋さん、江戸時代創業の老舗旅館のようです。 ○銚子屋旅館  住所:千葉県印西市木下1392  電話:0476-42-4331  ・うなぎ蒲焼 1050円  ・なまず天ぷら/同さしみ 1260円  ・ビール 735円 ○明治40年以前の銚子屋旅館  木下橋上流より利根川を望む  左側二階家は、銚子屋  利根川を下るは高瀬船 ○明治末の木下の街並み  利根川河川改修前の木下を再現したもの。  一番上は利根川、二番目は手賀沼落し堀。  堤上には旅籠屋の壁無屋、三門屋、銚子屋。  薪炭店があり、ここが蒸気船の発着所。  橋を渡れば木下の中心の吉岡本家。  その対面が分家の二見屋で、玩物、筆紙墨商。  西側に、三門呉服店、トラカシ屋(菓子店)。  武蔵屋は、今も駅北口にある。  なお、中央の点線は成田線で、明治34年開業。    出典:木下の繁栄
 ・http://www1.rurbannet.ne.jp/~hiro-murakoshi/kiorosinohanei.htm オトーサン、 「えー、1時20分、再スタートします。  うなぎ食って、ビール飲んで、1時間も長居してしまいました。  すこし酔っぱらってしまいました」 「えー、1時32分、36.7km。栄橋にきました。  さっきは一般道を走り抜けましたけど、怖かったので、  今度は慎重を期して、橋の下をくぐりぬけることにしました。  以上」 「暑い、暑い!ビールを飲んで、いい気持ちになったので、  橋の下が日陰で涼しいので、しばらく休むことにします。  強い風が吹いています。  堤防の草の動きからみると、この後は追い風のようですね。  あと9km走れば、終わりですが、ラッキー!   以上」 「えー、1時42分。眠いですね。あくびが出ますね。  この橋の下で、一眠りしたい気持ちです。  以上」 オトーサン、 2時6分、大利根橋へ。 「えー、ここまで、44.88kmです。  橋の向こうは、取手駅ですね。  とうきゅうの赤い看板がみえます。  以上」 ティーダをとめた小堀地区まで引き返しました。 今日の走行距離は、47.05km。 これまでで第3位の長距離走行になりました。 「さほど疲れんなぁ」 銚子屋で1時間も休憩したのがよかったようです。


84 その調子、その銚子、その3

オトーサン、 「銚子へ向かって、今日は続きを走ろう」 先日は、長豊橋まで行きました。 海から61.1kmまで迫りました。 早速、”利根川サイクリングロード”をチェック。 ・http://www1.plala.or.jp/tone_cr/ 「右岸はダメだ。未舗装の★印ばかりついている。  左岸も1kmほど★印があるけど、右岸を走ろう」 海〜 左岸 右岸 40.3 水郷大橋 41.0 ☆  ☆ 42.0 ☆  ☆ 43.0 ☆  ☆ 44.0 ☆  ★ 45.0 ☆  ★ 46.0 ☆  ★ 47.0 ☆  ☆ 48.0 ☆  ☆ 49.0 ☆  ☆ 49.3 神崎大橋 50.0 ☆  ☆ 51.0 ☆  ★ 52.0 ☆  ★ 52.5 ★  ★ 53.0 ★  ★ 54.0 ☆  ★ 54.5 ☆  ☆ 54.8 常総大橋 55.0 ☆  ☆ 56.0 ☆  ★ 57.0 ☆  ★ 58.0 ☆  ★ 59.0 ☆  ★ 60.0 ☆  ★ 61.0 ☆  ☆ 61.1 長豊橋 オトーサン、 走行距離を計算しました。 「長豊橋から神崎大橋までが、11.8km、  水郷大橋まで行くと、20.8km。  往復で、41.6kmか。  距離的には大したことないけれど、問題は気温だな」 真夏日は、先日の印旛沼で、こりごりしました。 熱中症になりそうだったら、走る距離を減らさなくては。 続いて、天気予報をチェック。 「Yahoo!ってスゴイなぁ」 千葉県なら、柏市、我孫子市、野田市、 八千代市、佐倉市など、的を絞って調べられるのす。 今日は、成田市のとなりの栄町をチェック。 ○Yahoo!天気予報  ・9時   曇 気温24度 湿度78% 風速:北東1m    ・12時   晴  気温26度    70  風速:南東1m       ・15時   曇  気温27度 70  風速:南南東3m 「おー、案外、気温が低いぞ!  かなり走れそうだ。40kmは楽勝だろう」 読者のみなさん、 山の手線一周は、何キロあると思われますか? @25km A35km B45km 正解は、34.5km。 40kmは楽勝だろうなんて、 われながら、走れるようになったものです。 オトーサン、 9時39分に家をスタートし、 ティーダで長豊橋まで向かいました。 我孫子へ出て、356号線・利根水郷ラインを走るのです。 利根川に近づいたり、離れたり気持ちのいい道です。 「遅いなぁ お、同じ方向のようだ」 銚子通運のトラックの後をずっと走りました。 10時42分、長豊橋のたもとで渋滞1km。 「混むなぁ。なんでこんな田舎の橋が混むんだ。  ウチからなんで1時間もかかるんだ!」 平均時速は、35kmくらいでしょうか。 クルマって、ほんとに遅い乗り物ですなぁ。 「えー、長豊橋を茨城県側に渡ります。  この橋、まったく歩道がないですね。こわいですね。  以上」 「えー、長豊橋を渡ったところで強引に右折することにしました。  もう、この辺の堤防に停めるしかないですね」 立派な駐車場のある役所や公園、スーパーがあればいいのですが、 Livedoorのスクロール地図でチェックしたものの、 この辺には、見当たりませんでした。 オトーサン、 10時55分、ようやく走り出しました。 「おー、この道、結構、よく整備されていますね。  利根川の左岸、この先はじめてですね。  以上」 ホームコースの手賀沼や利根運河もいいですが、 やはり、未知の道を走るのは、格別です。 大袈裟に聞こえるかも知れませんが、 新天地に一歩踏み出したような胸の高鳴りを覚えます。 「さぁ、61km地点、長豊橋からスタートだ!」 「えー、走っていると気持ちいいですね。  出かけるときは、蒸し暑いなと思ったのですが、  そんなことありませんねぇ。  曇っています、これがいいですよね。  照っているのと曇りでは大違いです・  以上」 毎度のことですが、こういう大河を見晴らすCRって、 最高ですね。 いまは、夏ですから、一面の緑。 地平線まで伸びているのCR.、 右手の水面の輝き。 大袈裟でなく、時間がとまったような気分になれます。 この大空間を独り占めする快感。 でも、贅沢を言うようですが、 何度も利根川を走っていると、 似たような景色ばかりで、 飽きてくることもないではありません。, オトーサン、 「おぅ、おー、すばらしい!   こんな景色まで見えちゃうんだ」 早速、写真を撮りまくりました。 利根川の河原が大牧場になっているとは、 思いもよりませんでした。 「ここで飼育されている牛は、幸福だなぁ。  のびのびと、ふんだんに草を食べられるんだもん」 感激のあまり、「以上」を言い忘れました。 「おーっ、  11時10分、ちょうど4km地点。  牛が川に入って涼んでいます!  まるで西部劇のシーンです。  以上」 若い頃、TVで流行っていた西部劇「ローハイド」の 威勢のいいメロディが自然に出てきました。 ♪Keep movin', movin', movin',  Though they're disapprovin',  Keep them dogies movin', rawhide.  Don't try to understand 'em,  Just rope 'em, throw, and brand 'em.  Soon we'll be livin' high and wide.  My heart's calculatin',  My true love will be waitin',  Be waitin' at the end of my ride.  Move 'em on, head 'em up,  Head 'em up, move 'em on,  Move 'em on, head 'em up, rawhide!  Head 'em out, ride 'em in,  Ride 'em in, let 'em out,  Cut 'em out, ride 'em in, rawhide!  ・映画音楽・俳優・監督別アンソロジー  ”Rawhides”:Frankie Laine   http://www2.ttcn.ne.jp/~tvsantora/tvsantorab.htm (試聴できます) 「えー、11時15分、走り出して、ちょうど5km地点。  もう数百メ−トル先が常総大橋ですね、  こんな先まで牛が遊びにきているんですね。  すごいですね、長豊橋から常総大橋の間ずっとですね。  以上」 「この橋、信号があって有難いですね。  しかも、ここまでくると、クルマも空いているし。  以上」 「えー、腹が減ってきました。  橋を渡ってから、堤防下に家並みが続いていますが、  食い物屋は見当たりませんね。  やたら洗濯物が干していますね。  お、昔の煙草屋がありました。  以上」 「変ですね、海から53km.。  このあたりから、1kmほど未舗装を覚悟していたのですが、  まったく問題ないですね。  以上」 「えー、前方、CRにカラスがいると思いましたが、  近づくと、雉でした。 勿論、逃げちまいました。  以上」 「えー、もぐらが死んでいます。  除草作業の音に驚いて飛び出してしまったのでしょうか。  以上」 オトーサン、 順調に走り続けました。 最近は、適度に足の力を抜くことを覚えて、 流すことができるようになりました。 疲れたなと思ったら、ギアを落とせばいのです。 しばらくして、回復してきたら、トップギアに戻せばいいのです。 速度計も、ほとんどみません。 神崎大橋にきました。 アーチの形といい、赤い色といい長豊橋とそっくり。 ここは信号があって、助かります。 「ふーん、"かんざき"と読むのじゃないんだ」 公明党の代表は、”かんざき”ですが、 この橋は、”こうざき”と読むのです。 オトーサン、 日が照ってきたので、先へ進むか迷いましたが、 お茶も飲まずに、走り続けました。 「11時57分、19.82km。  海まで40.5kmの標識が出ました。  水郷大橋がもう目の前です。  いい格好してますね。  ちょっとレインボウ・ブリッジみたいです。  写真を1枚撮ることにしましょう  暑い暑い!  以上」 橋のそばにある国土交通省の案内板を 満足気に眺めやりました。 「だいぶ、銚子まで近づいたなぁ」 先日は、大利根橋から長豊橋まで。 そして、今日は、水郷大橋まで。 残るは、40km。 次の目標は、利根かもめ大橋か」 オトーサン、 水郷大橋の下で、10分ほど休憩しました。 「やー、この日陰は最高ですね。  以上」 お茶をがぶがぶ飲んで、 持参してきたカレーパン1ケを食べました。 橋の下に巣食うホームレスと変わらない状態ですが、 目標を達成したうえに、 それまで飲み食いを我慢してきただけに、 満足度は最高です。 「それにしても、この橋の下、汚ねぇな」 鳥の糞やら、誰かの捨てた容器が散らかっています。


85 その調子、その銚子、その4

オトーサン、 通りががりのおねえさんを呼びとめました。 「すいません。  今日はじめて、ここに来たんだけど、  アピタはどこ?」 「すぐそこです。すぐそこ」 「道はどうしたら行けるの?」 「ここ渡って....そのほうが歩道があるから安心よ」 「どうもありがとう」 田舎のひとって、人情味があっていいですなぁ。 読者のみなさん、 アピタって、ご存知ですよね。 中部圏の大手スーパー、ユニーの別ブランドです。 ○会社沿革  1971年  ほていや、西川屋チェンが合併し、ユニー誕生  1984年  サークルケイ設立  1997年  ユニーグループ連結売上高が1兆円を突破  1998年  サークルケイとサンクスが資本・業務提携 その昔、西川社長にお会いしたことがあります。 こんなに大きくなるとは、思いませんでした。 まさか、茨城県にまで進出しているとは。 こんな田圃のなかに、巨大ショピングセンターをつくるとは。 オトーサン、 12時10分、アピタに入りました。 「涼しいですね。エアコンがよく効いていますね。  スーパーだけでなく、くいものやも。何でもありますね。  ジャスコとまったく同じですね」 例によって、トイレへ急行し、体を拭き、着替えました。 「腹減ったな」 先程、水郷大橋の下で、アンパン1ケ食べただけです。 パン屋に入って、ピザ1切れとアイスコーヒーを注文。 「あのー、あと10円買っていただけると、コーヒーが半額になりますけど」 研修生らしい若い娘さんが、そうアドバイス。 「じゃ、一番安いの、教えて」 「このミニ・クロワッサンです。40円です」 カウンターから出てきて、場所を教えてくれました。 「ありがとう、おかげで儲かった」 ○ベルナール(BERNARD) ・ピザ 190円  ・ミニ・クロワッサン 40円  ・アイスコーヒー 190円 オトーサン、 運動して腹が減っているものですから, あっという間に平げました。 「さて、帰るか」 帰路の20kmが待っています。 「次に海をめざすときに、  ここは、駐車しやすそうだから、  ナビに入力する住所を聞いて帰ろう」 サービスカウンターのおばさんに質問。 わざわざ手書きで住所と電話番号を書いてくれました。 丸文字です。 ○アピタ  ・住所:茨城県稲敷市西坂1480  ・電話:0299-80-5511 「どうも、御親切に。  ところで、肝心の店名を聞くのを忘れてた」 「佐原東店です」 「えっ?佐原っていえば、千葉県でしょう。  それが、なんで?」 「一部、こちら側に佐原市が入っているのです」 「へぇ、小堀地区と同じだ」 「?」 チラシの裏に地図を書いて、 利根川の右岸にあるのに我孫子市でなく、 左岸の取手に属している小堀地区があることを説明しまた。 「そうなんですか。ここだけじゃなかったんですか」 「そう、利根川の川筋が変わったせいだよね」 「そうなんですか。川筋って変わるんですか?」 オトーサン、 アピタを出ました。 「えー、12時55分、 ここまで21.23km。  これから帰ります。  以上」 「帰りは、風が追い風ですね。最高ですね。  おっ、ここか、佐原市が食い込んでいるのは。  証拠写真を1枚撮っておきましょう。  以上」 左岸の茨城県側の道路標識には、 ちゃんと佐原市と書いてあります。 「気持ちいいですね。  今度は、風が真横から吹き付けてきますね。  以上」 「1時12分、雨がぱらついてきました。  以上」 オトーサン、 神崎大橋(こうざきおおはし)に到着。 「平成13年竣工。この橋、歩道が非常に広いですね。  おお、歩道だけが別の橋になっているんですね。  ふーむ、新しいだけのことはある。  以上」 ちょうど、若いロードレーサーがやってきました。 「すいません。  この先、利根川のCR、どこまで続いていますか。  海まで行けますか?」 「銚子の手前、15kmくらいから道がなくなります」 「あーそうなんですか。残念だな」 「どうしても海まで行こうと思ったら、どうすればいい?」 「一般道しかないですね」 「そう...」 オトーサン、 快調に飛ばします。 「えー、1時30分、30.41km。  残る距離は、あと10kmくらいになりました。  えー、風は涼しいし、曇っているし、最高です。  ランニング・ハイっていう奴ですな。  以上」 「えー、日が照ってきましたね。  以上」 「川が湾曲して、風が正面から吹いてくるようになりました。  以上」 「常総大橋の手前、3km地点から、もう牛が河原にいますね。  以上」 「1時50分、常総大橋を渡ります。  ここで、35.69kmになりました。  以上」 オトーサン、 CRの前方を歩く女性を発見。 牧場の関係者かもしれないと思って、質問。 「すいません。  これお宅の牛?」 おばさん、首を津強くふります。 「そう、ちがうの」  すごい、いっぱいるね。  全部、ここのウチの牛なの?」 「ここと、そこのウチと、あともうひとつ向こうのウチ。 「3軒?」 「あと、もうひとつ向こうのウチも」 「あ、そう...  こういうところに放牧していいのかね?」 「ん?  あのね、何だっけ。  えーと、河川のあれで、登録してあるみたい。  だからいいみたいよ。  あたしたちは、いやだけど」 「あーそうか、臭い?」 「歩いていて、いっぱい落っこっているでしょう」 「糞がね」 「臭いし、いっぱい落っこっているし、  これ、風で飛ぶでしょうよ」 「牛のほうは、水浴びして気持ちよさそうだけど...。  ありがとう」 「はい、どーも」 オトーサン、 「えー、2時3分、脚が疲れたので休みます。  36.63km。  水門のところですね。  成田空港へ行くのでしょうか。  ひっきりなしに、上空を航空機が飛んでいきますね。  以上」 「えー、2時18分、長豊橋に着きました。  41.39kmですね。  以上」 オトーサン、 ティーダが無事堤防脇にあったので、 痛く感動いたしました。 帰路について、 途中、直売所の幟をみつけて立ち寄りました。 おねえさんが感じがいいので、 つい、あれこれ買い込んでしまいました。 成田空港代替地の田圃で 苦労してつくったこしひかり、 「買ってあげなくては」 新たに田圃を造成して、 おコメが取れるまでには、5年はかかるとか。 「お百姓さん、ありがとう!」 ○とれたて産直館(JA西印旛農協)   住所:千葉県栄町請方368-1 電話:0467-80-2220   ・西印旛産こしひかり(5kg) 1880円    ・トマト 250円    ・トマト(昨日出荷分は値引きして) 150円   ・鉢植えポーチュラカ 500円 オトーサン、 帰宅して、昼寝。 さすがに疲れました。 Livedoorの地図で、今日走ったところをチェック。 長豊橋〜常総大橋〜神崎大橋〜水郷大橋(往復) 「河口まで、あと40kmに迫った。  あと2回ほどで、何とか銚子まで行けるだろう。  その調子、その銚子!」


86 その調子、その銚子、その5

オトーサン、 「この調子だと、あと2回もあれば、銚子へ着くだろう」 おなじみの”利根川サイクリングロード”をチェック。 ・http://www1.plala.or.jp/tone_cr/ 「明日は、利根川大橋、できればかもめ大橋まで行こう」 利根川大橋まで行けば、海まで、あと18.5km。 かもめ大橋まで行ければ、あと15kmになります。 往復30km。余裕で海が見られるでしょう。 行程表示を簡略化してみました。 「左岸はダメだな、右岸だな。  右岸も15kmで終わりみたいだけど...」 海〜 左岸 右岸 40.3 水郷大橋 ☆ ☆ 33.7 東関道橋    ☆ ☆ 27.2 小見川大橋    ☆ ☆  18.5 利根川大橋    ☆ ☆ 15.0 ×   ☆ 14.0 ×   × 10.0 かもめ大橋 次に、お天気をチェック。 土曜日なので、娘の送りがないので、 早朝スタートをしましょう。 「朝6時だと、気温は、17℃か。肌寒いくらだ」 気温22℃も、とても7月とは思えません。 明日は、梅雨の合間の至福のコンディションのようです。 うれしくなって、なかなか寝つけませんでした。 ○Yahoo!天気予報     天候 気温℃ 湿度%  風向き 風速m  ・6時   曇  17  82 北東   2  ・9時   曇 22  82 東北東  2  ・12時   曇 24   80   東南東 3     オトーサン、 朝5時に起床して、支度を整えます。 「えー、5時45分にスタートしました。  目的地は、アピタ。  到着予定時間は、7時25分、54km先です。  雨がパラついています。  以上」 「順調です。到着予定時間が13分短縮されました。  いま、6時26分、あと26kです。  長門川のふじみ橋を渡ったところ。  サンクスに寄りましょう。  以上」 実は、走りながら、コンビニのおにぎり2ケを食べたら、 トイレに行きたくなったのです。 利根川サイクリングの問題は、このトイレ。 めったにトイレにお目にかかれないのです。 「えー、長豊橋を通過しまた。  この利根水郷ライン、快適な道でしたが、  このあたりは、怖いですね。  制限速度50kmなのに大型トラックが80kmですっ飛ばしてきます。  道幅が狭いので、接触しそうです。  フランスの田舎道を思い出します。  以上」 その昔、はじめて走ったとき、2車線のカーブを 対抗車線を100kmで走ってくるので、度肝をぬかれました。 おまけに、慣れない左ハンドル車。 どうしても、路肩へ寄ります。 「ギャーッ!」 奥方の悲鳴が聞こえるので、 今度は、センターライン寄りへ。 すると、いまにも正面衝突。 冷や汗なんてものじゃありません。 いまにして思えば、スピードを落とせばよかったたのです。 それに、当時のカローラの走行性能も?印でした。 カーブをトレースできなかったのです。 「その点、ティーダは、相当いいなぁ」 オトーサン、 水郷大橋に到着。 「7時2分、早かったですね。すっ飛ばしましたね。  ここまで、77分できました。  23分も短縮しました。  なんだか、銚子が身近に感じられます。  以上」 駐車しようと思っていたアピタは、左岸。 でも、今日走るのは、右岸。 そこで、水郷大橋を渡るのをやめて、 急遽、右岸に駐車場を探しました。 たまたま「寿しめん処・大京」の前の駐車場ががらがら。 「勝手にとめてもダイジョウブだろう。 後で昼飯でも食えば、御の字だろう」 そう嵩をくくって、駐車しました。 初めての場所なので、 堤防の上のCRをみつけるのに手間どりました。 「えー、7時17分、ようやく堤防の上に出ました。  幸い、雨は止んでいます。  海から40.0km。  早速写真を撮りましょう。  以上」 「えー、向かい風ですね。  寒いくらいですね。  以上」 「7時40分、ブレーキパッドの調整をしたら、  ようやく、今度は走り易くなりました。  以上」 毎度のことですが、この調整、いまだに慣れません。 スピードが出なかったのは、向かい風のせいだけではなかったようです。 「えー、7時45分、右側の田圃にコサギがいました。  以上」 その後は快適なサイクリングを続けました。 JR鹿島線とすぐ先の東関道橋で、それぞれ写真休憩。 「えー、東関道を潜りぬけたあたりから、  利根川が湾曲しているので、  風が真横から吹くようになりました。  助かりますね。  以上」 「右手は、遥か向こうまで緑の田圃。  左手は、利根川の広大な河原。  正面は、どこまでも一直線に伸びるCR。  いいですねぇ、いいですねぇ。  以上」 「えー。8時10分、ここまで13.72km。  小見川大橋まできました。  この橋、信号を渡っても行けるし、橋の下を潜ってもいけるし、  橋の上の歩道も広いし、非常によくできていますね。  以上」 オトーサン、 水郷大橋、 そして小見川大橋を過ぎれば、 すこしは、水郷らしい風景にお目にかかれるかと 期待していたのですが、田圃続き。 でも、ようやくちょっとした風景に出会いました。 「右手にも川がありますね。何という川でしょう?  小見川かな?  以上」 水門のそばに軽のライトバンが停まっていました。 「すいません、あの川、何という川なんですか?」 ハンサムなおじさん、 「そうね、あれ、くろべがわ?」 「小見川じゃにないの?」 「ああ」 「くろべがわって、あの黒部ダムと同じ字書くの?」 「ああ」 「あの川、どこに注ぐの?」 「利根川」 「あ、そう」 「あの川向こうの家、何ですか?  お寺にもみえるし、ホテルみたいだし」 「どれ?」 「あのクルーザーが停まっている家」 「ああ、あれか。だから、あれは旅館だよ」 「割烹旅館かな?」 「さぁ?」 「いい場所にあるね。  この辺は、川に挟まれて、いいところだね。  釣りもできるし」 「はっはっはっは。そうかね。  黒部川は、あの旅館のずーっと向こうの山のほうから流れてくるんだ」 「そうなの」 数年前、家族3人でプロヴァンスを旅したとき、 泊まったホテルによく似ています。 河岸に面してオシャレな食堂がありました。 旅行客は、魚や水鳥をみながら、食事を楽しむのです。 あの旅館、もう一工夫すれば有名になるでしょう。 オトーサン、 また走りはじめました。 「確か、小見川大橋と利根川大橋の間は、  10km近くあったよなぁ」 5km毎に橋でもあれば、変化が楽しめるのですが。 10kmとなると、目標が見えません。 それでも、ようやく彼方に水門のある橋が見えてきました。 その手前に、あすまやを発見! 「へぇ、めずらしいなぁ」 早速、休憩をすることにしました。 草原もいいですが、ベンチもいいものです。 しかも、最近出来たばかりのようです。 利根川コジュリン公園とあります。 「これでも、公園かな?」 お茶を飲み、アンパンを1ケ食べました。 今日は、気温が低いので、あまり喉が渇きません。 ちょうど、夫婦連れがやってきました。 旦那さんは、ジョギング、奥さんは、速歩。 同じ速さだから、笑えます。 「すいません。  いいですか?お散歩中。  あのー、はじめて来たんだけどさ」 奥さん、 「はい」 「あの街みたいの何ですか?」 「あの街?」 「あのビルみたいのがたくさんあるところ」 旦那さん 「工業団地」 「工業団地?」 「会社ですよ」 「ああ、それで、一杯ビルがあるのか。  あの真正面の橋は何というのですか?」 「常陸川大橋」 「利根川大橋じゃないの?」 奥さん、 「この辺じゃ、よく、?水門っていうよね」 「せきすいもん?」 「逆水門」 「水が逆?」 「そう」 旦那さん、 「水が上って来ないようになっているのさ」 奥さん、 「水門になっているのです」 「水門が橋になっているのか。そうか、  ありがとうございました」 「はい」 オトーサン、 利根川大橋を渡りました。 ここも信号があります。 でも、この橋、歩道があることはあるのですが、 狭くて、ひと一人渡るのがやっと。 とても、自転車の乗っては渡れそうもありません。 「えー、18.5kmの標識をみつけました。  やはり、利根川大橋の先、下流にもCRが伸びているようです。  幸いです。  以上」 「このCR、メチャメチャいいですね。  凸凹なんかまったくなく、滑るように走れます。、  舗装は最高、Aクラスですね。  以上」 「えー、アオサギをみました。  以上」 後で悔しい思いをしました。 「せっかくビデオカメラをもっていたのに」 めずらしいサギですから、停車して撮るべきだったのです。 「えー、すごくいい道路ですけど、  対岸の煙突の煙りが、降りてきて石油臭いですね  以上」 「えー、また雨がぽつぽつ来ましたね。  ダイジョウブでしょう、この程度なら。  以上」 「えー、9時14分、海から15.0km。  ついに砂利道になってしまいました。  以上」 河川敷工事をしていたおじさんが 堤防に上ってきました。 「すいません。  ここ砂利道になっちゃったけど、  これ回り道ないの?」 「国道があるけど」 「どっちへ行くの?」 「この砂利道を通って、左手に出ればいい」 「でも、怖いからやめよう。  またそのうち、今度は、クルマでこよう、はっは」 「はっはっは」 「ここまでくれば、もう銚子は近いでしょ」 「15km先ですよ」 「あれ、向こうに霞んでいるのは、かもめ大橋でしょう? 「そうです」 「あそこまで行きたかったけど。ムリだな」 「うっふっふ」 「ねぇー、海まであと15kmでしょ。  もうちょっと頑張って造ってください。  工事を受注してください。  へっへっへっへ」 「へっへっへっへ」 公共事業費増額で、意見が一致しました。


87 その調子、その銚子、その6

オトーサン、 9時30分、大利根橋に戻ってきました。 見るからに歩道が狭くて渡る気がしませんが、 帰路は、右岸でなく、左岸を走ってみたいという欲求が勝ちました。 「こわいなー」 大型トラックが地響きと風圧とともに次々と通過していきます。 自転車に乗るどころではないので、押していきます。 クロスハンドルがトラックに当たりそうです。 それでも、頑張って、下流方向を撮影しました。 ここまでくると川幅は広く、まるで海のようです。 オトーサン、 ようやく橋の中程まで渡って、 さきほどの旦那さんの言っている意味が分かりました。 なるほど、利根川大橋と常陸川大橋は続いているのです。 2つの川の合流地点だったのです。 一旦、一般道に出ます。 「やだなぁ」 500m先、ようやくCRが復活しました。 「えー、左岸のほうがはるかに路面状態いいですね。  道幅も広いし、最高ですね。  以上」 左手は、利根川、右手は常陸川です。 平行するように流れているのです。 「えー、10時05分、走り出して35.45km。  常陸川、大きな川ですね。  利根川よりも近いので、広く感じます。  両側に大きな川を見ながら走るなんて、最高ですね。  まるで、中州をずーと走っているみたいです。  以上」 「えー、10時15分、走り出して、ちょうど38.00km。  景色があまりにいいので、ここで休憩しましょう。  さすがに、脚も疲れてきました。  以上」 アンパンを食べて、草原に寝そべります。 天空を仰いでいると、天涯孤独という厳かな気がしてきます。 「えー、右側が常陸川にかかる鳥栖大橋、  左側が利根川にかかる小見川大橋です。  以上」 オトーサン、 小見川大橋を右岸に渡ります。 この先、水郷大橋は歩道がないので、 ここで渡っておかないと、ティーダに戻れません。 幸い、歩道橋のような階段があったので、 小見川大橋の上に出ることができました。 「欄干の文字をみたら、  ”おみがわおおはし”と書いてありました。  ”こみがわ”と思っていました。  以上」 車道は往復2車線、歩道も広く、よくできています。 「えー、キジをみました。  以上」 「えー、オートバイが追い抜いていきます。  どうしようもないバーサンだなぁ。  以上」 「また、ゴイサギが飛んでいるのを見ました。  以上」 もう走る距離が残り少なくなってきたので、 1kmほど、全力で走ってみました。 「えー、やはり、ハアハアいいますね。  以上」 「11時6分、水郷大橋に着きました。  以上」 「えー、いまスタート地点に戻ってきました。  11時15分、52.97kmです。  まだ余裕があるけど、いいか」  以上」 あとちょっと走れば、 第2位の記録53.79kmmを抜けたのですが... オトーサン、 「やはり、ここで食べるか」 無断駐車したお店へ入りました。 和風ファミレスという感じです。 「銚子漁港直送のいかさしか。  これとビール、いいなぁ」 でも、自重して、お店の名物の海鮮ちらしを注文しました。 お味は、それなり。 でも、盛りつけは見事なものでした。 ○寿しめん処「大京」  住所:千葉県佐原市字大江間ホ 1266 電話:0478-55-0530 ・海鮮ちらし寿司(かに汁つき) 1135円 オトーサン、 食べ終わって、 銚子までティーダで遊びに行こうと、 ナビに銚子市役所を入力しました。 「渋滞表示か、やーめた。  日曜日に観光地など行くもんじゃないな。  蛙がなくから帰ーえろ」 帰路も順調で。午後1時過ぎには帰宅しま した。 めずらしく奥方が出迎えてくれました。 洗濯機に汗まみれの衣服を放りこみ、 シャワーを浴びようと全裸になったところなのに、 近づいてきます。 「あーた」 あなたでないのが気にかかります。 「なんだね?」 「おおやまさんから電話あったわよ」 「おおやまさん? しまった」 予定より自転車が早く入荷したようです。 「あのね、自転車が届いたので取りに来いって」 「あーそう」 努めて冷静を装います。 「あーた。  一体、...何台買えば、気がすむのよ」 読者のみなさん、 「ティーダでティータイム」シリーズ この危機的状況をもって終わりとさせていただきます。 長い間のご愛読ありがとうございました。 さて、次は、サイクリングが主題になります。 新シリーズの題名は、「わが輩は自転車乗り」 近いうちに連載開始の予定、ご期待ください。 (続く)


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