第十四回は、酔芙蓉(すいふよう) この樹木、マンション住まいの頃、 鉢植えにしていたのですが、もてあましていました。 柏の家の庭に移植したら、にわかに元気になりました。 枝も葉も精一杯に伸ばして、 今年は、見事な大輪の花が咲きました。
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芸術写真を撮るぞ! 晴れた日の朝、酔芙蓉の写真を撮りました。 ま、そこまで行きませんでしたが、 ようやく青空を背景にシャープな写真が撮れました。 この花、雨の日も、また味があります。 与謝野鉄幹がこんな歌を詠んでいます。 ・白き芙蓉 あかき芙蓉と かさなりて 児のゆく空に 秋の雨ふる2 3
この”酔芙蓉”すいふよう) 花の色が、朝のうちは白いのです。 それが、夕方になるにつれて、だんだん赤くなるのです。 珍しい花ですねえ。 その変化の様子を写真4、5、6で追ってみました。 「芙蓉の顔」美しくしとやかな顔立ちのこと。 昔のひとは、たとえがうまいですねぇ。4 5 6
写真7の状態を昔のひとは、 「二日酔い」といったとか。 酔顔に似ているので、酔芙蓉という名前がついた花。 こんな顔色になるまで酔っぱらったら、 絶対、クルマの運転などしないように!7 8
咲き終わると、ころっと地べたに転がります。 打ち首にあったみたいだなぁ。撮影機材:Panasonic DMC-LX1