オトーサンの写真美術館

第二十四回は、ハイキング。
オトーサンたち、
ユングフラウ見物の帰り、途中下車。
駅名は確かアルピグレン(Alpiglen)。
標高1616m。
ここから、名峰アイガーを仰ぎながら、
グリンデルワルドまで下っていきます。
まったくの初心者コース。
4月下旬というのに初夏の陽気。
天候にも恵まれ、高原で至福のひとときを過ごしました。
下るにつれて美しい風景が次々と目前に。
女性陣は、大はしやぎ。
「アイガー、きれいねぇ」
「タンポポ畑よ」
「あれがグリンデルワルドの町よ」
以下、長い解説は不要。
オトーサンの叫びだけで充分でしょう。
第1声は、 
「おい、道あるんか?ダイジョウブか?」

「おっ、クルマがある!スバルかな?」

「おい、キミたち、牧草地に入っていいのか?」

「さぁ、芸術写真、撮るぞ」

「まさに、北国の春だなぁ」

「これぞ、絵葉書の風景だ!」

「あのおばあさん、足が速いな」

「おー、駅が見えてきた」

「羊だ」

グリンデルワルド駅(Grindelwald Bahnhof)の手前、
グルント駅(Grund)で歩き終えました。
ここは、標高944m。
グリンデルワルドに行くとなると、
標高1034mなのでやや登りになるからです。
わが家系は実に軟弱。
「キミたち、ああいう山男と結婚しろよ」


アルプスの花の数々。 初夏の頃は、もっと数が多いそうです。 有名なエーデルワイスもみられます。

「この写真、デスクトップの背景にしょうかなぁ」
「いや、ほかのほうがずっといいわよ」

撮影機材:Nikon COOLPIX P3